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石炭・亜炭・炭砿スレ

1とはずがたり:2012/12/17(月) 23:11:36
日本では既に斜陽産業からほぼ過去の産業へとなった石炭関係のスレ。
新技術の可能性や廃炭砿の懐古迄。

2とはずがたり:2012/12/17(月) 23:12:14
315 名前:とはずがたり[] 投稿日:2012/12/04(火) 10:15:27
資源大国日本が持論の俺であるが,羽幌炭坑は未だ3000万㌧以上埋蔵量が残っているそうな。
あと60年は操業出来る筈だし羽幌線と羽幌炭坑鉄道を復活させよう!ヽ(゚∀゚)ノ

産業遺産を未来に生かす:/8 羽幌炭鉱(留萌管内羽幌町) /北海道
http://ameblo.jp/town-watch/theme47-10006985960.html
1月9日12時1分配信 毎日新聞

 ◇フォトDVDに人気−−施設群が語る繁栄の時代

 留萌管内羽幌町の中心部から東に約15キロ付近の山中に選炭工場やホッパー(貯炭所)、集合住宅、煙突などの施設群が朽ち果てた状態で点在する。国内有数の優良炭鉱とされながら、38年前に突如閉山した羽幌炭鉱。最盛期に人口約1万3000人を数えた街の面影は消えつつあるが、施設跡には往年の記憶が刻み込まれている。
 同炭鉱は苫前炭田(南北35キロ、東西15キロ)の築別炭鉱、羽幌坑、上羽幌坑の3鉱区で構成された。1940年に開業し、羽幌炭礦鉄道が経営。61年に年間出炭量100万トンを超え、ピークの67年には同114万トンを採掘した。旧国鉄や北海道電力などに出荷された。

 純度の高い良質な石炭は灰や煙の排出が少なく、家庭用暖房燃料としても重宝された。

 69年、転機は突然訪れた。全体の約6割の出炭量を占めた築別炭鉱の坑道が断層にぶつかり、経営が悪化。石油へのエネルギー転換や鉄鋼、造船業への労働力流出が重なり、翌年11月閉山に追い込まれた。30年間の総出炭量は1458万トン。3000万トン以上の埋蔵量を残し、鉱山の灯はあっけなく消えた。

 閉山から12年がたった82年、町は約3億2000万円を費やし、築別炭鉱跡の小学校に宿泊研修施設「緑の村」を開いた。体験農園や野営場、観光牧場を備えたほか、採炭用ドリルなど炭鉱を紹介する資料を展示。当初は年間約3万人が利用したが、客足は年々減り、96年に休村した。

 町商工観光課は「炭鉱の歴史的価値は理解しているが、観光施設として運用するには経費がかさみ、町単独では管理が難しい。積極的な運用は今のところ考えていない」と説明する。

 旧炭鉱施設を活用する動きはささやかだが始まっている。同町のタクシー会社「沿岸ハイヤー」は04年以降、炭鉱跡を約2時間かけて巡るツアーを企画している。幼いころを炭鉱で暮らした同社の運転手、工藤俊也さん(48)の発案で、昨年は15組が参加した。

 一方で、工藤さんは社内研修用に炭鉱の過去と現在の写真約900枚を収録したフォトDVD(45分)を作製した。町内の小中学校や資料館など公的施設に配布したところ、商品化の依頼が相次ぎ、昨年10月から1カ月で約100枚が売れた。

 工藤さんは「山中に近代的な施設があったという意外性が魅力。何より施設が残っているからこそ、当時のことを語り継ぐことができるのです」と語る。
 長く地域を潤してきたものの、閉山後は人々の記憶から消されたままだった繁栄の跡。深い雪に埋もれ、再び脚光を浴びる時を静かに待つ。【和田浩幸】=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◇羽幌炭礦鉄道
 鉄道は1941年、日本海沿岸の旧国鉄羽幌線築別駅から築別炭鉱までの16・6キロで開通。62年には、工事中だった旧国鉄名羽線の曙―三毛別間(3・8キロ)を借り上げて運行した。会社としてスポーツに力を入れ、スキージャンプでは札幌五輪金メダリストの笠谷幸生さんの兄昌生さんらが活躍。野球部は社会人野球の都市対抗大会に2回出場している。

1月9日朝刊

最終更新:1月12日10時53分

4とはずがたり:2013/01/01(火) 20:30:56

天然ガスが自噴しているとわ。。
豊富町
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%8A%E5%AF%8C%E7%94%BA
鉱業
かつては良質の石炭や石油、天然ガスを産出するなど、鉱業が盛んであった。しかし、現在ではコストの面で採算が合わないことから炭鉱は閉山している。石油の埋蔵量は多くなく事業化にはいたっていない。天然ガスが自噴しており、かつては豊富町、稚内市で消費する電力の発電に用いられていたが、機材の老朽化と採算性の問題から1975年に閉鎖された。現在でも豊富温泉では、天然ガスを利用してお湯を沸かしている。


忘れられた町8 日曹炭鉱
http://jm-hokkaido.sakura.ne.jp/nissotanko.html

日曹炭鉱天塩砿業所専用鉄道
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9B%B9%E7%82%AD%E9%89%B1%E5%A4%A9%E5%A1%A9%E7%A0%BF%E6%A5%AD%E6%89%80%E5%B0%82%E7%94%A8%E9%89%84%E9%81%93

1940年(昭和15年)2月13日 : 豊富 - 一坑間16.7km専用鉄道開通
1945年(昭和20年) : 一坑 - 三坑間3.3km延長
1972年(昭和47年)7月29日 : 同炭鉱の閉山に伴い全線廃止

豊富(0.0)─(社)豊富─温泉─駅逓─本町─一坑(16.7)─三坑(18.1)

◆日曹
http://www.aikis.or.jp/~kage-kan/01-1.Dohoku/Toyotomi_Nisso.html
 「角川」によると、日曹天塩炭礦は明治40年頃、幌延の本願寺農場管理人が鉱区を得て試掘、同44年には京都東本願寺の大谷氏が鉱区を所有。昭和11年日曹鉱業が鉱区の譲渡を受け、翌年第1坑を開坑。昭和22年日本曹達に合併。同24年石炭部門を継承し日曹炭鉱が設立され天塩鉱業所となった。同47年閉山。閉山時937人。当地に敷設されていた日曹専用鉄道は、日曹鉱業が経営し、石炭を主に貨客の輸送を行った。昭和15年開業、同47年日曹炭鉱の閉山に伴い廃止。

日曹炭鉱
2002.07.17
http://yaeijin.fc2web.com/page150.html

日曹炭鉱は昭和11年5月に始まり白煙炭と呼ばれ黒煙が出ない良炭として
人気があったが。時代とともにエネルギー源が石油に取って代わり
需要が減っていき、ついに昭和47年に閉山しました。

日曹専用鉄道
http://homepage2.nifty.com/61degc/rail/hokkai/nisso/index.html

5とはずがたり:2013/01/02(水) 21:22:02
『北越製紙百年史』より

戦時下で必要な原材料の確保が次第に難しくなった。

石炭について見ると日中戦争開戦の翌年1938(昭和13)年に配給統制,消費規制が実施され続いて切符制が採用された。
戦争の進展で消費統制は急激に厳しくなりS19年の工場の操業率は50〜30%に低下した。

北越製紙は石炭自給を目指して樺太に関連会社小田洲炭砿を開設するも輸送難から入手困難に。代わりに赤谷鉱業所を開設。しかしこの炭砿も配給統制機関に売り渡しそれを買い戻す等複雑な手続きが必要であった。そこで当時統制外の亜炭を入手するために大横山,山都鉱業所を開設し,石炭・亜炭の混合燃焼への切り替え,各工場相互間での石炭の融通などで操業を維持した。

北蒲原郡赤谷村の赤谷炭砿を買収,昭和17年3月に当社赤谷鉱業所を開設した。同炭砿は炭化が進んでいて選炭の必要がなく,切込炭として平均8,500kcal以上の良質炭を産出した。詳しくはこちらttp://butsuryu.web.fc2.com/hokuetsu.html#3_coal-oil参照。
 当初は石炭を簡易索道によって中間貯炭場へ送り、更にそこから馬によって駅(赤谷線東赤谷駅か?)まで搬出したので、1日当たりの最大搬出能力は40トン未満であった。从って,石炭を増産しても輸送面で制約されるため1943(昭和18)年2月に架空索道の建設許可を受け、また鉄道側線の増設許可も得て戦争末期の1945(昭和20)年2月に完成、同炭鉱からの出炭に役立てた。その後、炭層が枯渇したため、1951(昭和 26)年5月20日に閉鎖した。同炭鉱での操業中の9年間に採掘した石炭の総量は13万9,000トンに達した。(p130)

6とはずがたり:2013/01/03(木) 00:00:17
>>5-6
同炭砿は戦後も操業したが採掘すべき炭層が枯渇したため26年5月20日に閉鎖した。
同炭砿の操業中の9年間に採掘した石炭の総量は13万9,000tに達した。

またS18年末,石炭事情の深刻化に伴い北越製紙は当時は統制外にあった亜炭に注目し,山形県北村山郡大横山村地内の亜炭砿を買収し,次いで隣接の鉱区を買い増し,翌年1月に北越製紙大横山鉱業所を開設,事務所を大石田町に置いた。
 同炭砿は良質な亜炭を埋蔵し,ここで採掘した亜炭は新潟,パルプ両工場へ供給した。
 坑道には断層があって採掘は困難を極め,漸次採炭量も減少,25年7月を以て閉鎖した。この鉱業所での出炭量は2万3,000tで石炭不足時代の補助燃料として北越製紙の各工場の操業を支えた。

 北越製紙の亜炭に関しては,S20.3に福島県耶麻郡山都村地内にある亜炭砿を買収し,山都鉱業所を開設。同炭砿は品質が悪い上,貯水池に妨げられて可採面積に制約があるなど非常に条件が悪かった。結局S23.5に閉鎖した。同鉱業所の出炭総量は4,000tであった。

 同社技術陣はS22.10に亜炭乾留によるコーライトの製造に成功し,当時不足していた家庭用燃料に供した。

10荷主研究者:2013/01/20(日) 13:01:11
>>9 続き

 国内炭は燃焼時のエネルギーが輸入炭より低いなど課題がある。輸送コストなどを割り引いても豪州炭のほうがまだ割安だ。だが、世界5位の石炭輸出国だった中国が資源確保のために段階的に輸出量を削減、09年には純輸入国に転じる見通しとなっている。

 中国の需要拡大は安価で品質の高い豪州炭の石炭市場にも波及。8月には中国企業が豪州の石炭採掘会社を約2650億円で買収すると発表。出光興産も豪州での石炭生産量を13年度に現在の3倍に引き上げることを決めた。石炭争奪戦が激しくなる中、将来も安定調達できるとは限らないとの懸念は共通する。

 事実、悪条件が重なった昨年8月には輸入炭の平均価格が1トン当たり1万5820円と前年の3倍近くに上昇。「瞬間風速だが海外炭を国内炭の価格が下回った」(三菱マテの崎山善平・原燃料資源統括部長)。

 リーマンショック後に輸入炭価格は急落したが、足元で再び上昇に転じるなど神経質な値動きを続けており、現在は現地の本船渡し価格で6500円前後、運賃・保険料込みで8100円程度の水準となっている。

 国内炭は1トン1万トン程度の水準で取引されているとみられるだけに、国内炭にとって内外価格差は縮まりつつある。

 こうした状況を受けて三菱マテ以外の炭鉱会社も動き始めた。日本コークス工業(旧三井鉱山)は子会社の三美炭鉱(北海道美唄市)を通じて11月下旬に新たな鉱区で採掘を始める。間もなく採掘が終了する鉱区の近接地で、今後も火力発電所向けに国内炭の需要が底堅いと判断した。建設会社なども新たな鉱区の採掘に意欲を示すなど、国内炭見直しのさざ波は徐々に広がっている。

「自前」を武器に

 三菱マテにとっても自前の炭鉱を持つことでセメント原料の調達先を広げておけば、輸入炭の価格交渉力を高めることができる。同社は1871年に旧紀州新宮藩の炭鉱を借りて石炭事業に進出した、岩崎弥太郎創立の旧九十九商会の流れを汲む。石炭事業は創業時からの事業だけに、国内炭復権の思いは強い。セメント原料としての利用に加えて、火力発電の燃料用としての需要開拓も視野に入っている。

 ただ、想定通りに輸入炭価格が上昇しなければ、今後の炭鉱開発も絵に描いた餅に終わる可能性もある。埋もれた資源を掘り起こし、原燃料としての用途開発につなげられるかどうかが、今後の炭鉱戦略の行方を左右しそうだ。

(後藤健)

11とはずがたり:2013/01/22(火) 10:20:18
>>9-10
おお,古い記事だけえがその後も大丈夫だらねぇ。
留萌から筑別炭坑鉄道復活させて筑別炭坑を再開発しよう♪

> 事実、悪条件が重なった昨年8月には輸入炭の平均価格が1トン当たり1万5820円と前年の3倍近くに上昇。「瞬間風速だが海外炭を国内炭の価格が下回った」(三菱マテの崎山善平・原燃料資源統括部長)。
>(09年10月?)現在は現地の本船渡し価格で6500円前後、運賃・保険料込みで8100円程度の水準となっている。
>国内炭は1トン1万トン程度の水準で取引されているとみられるだけに、国内炭にとって内外価格差は縮まりつつある。

国内炭が当時1万円/トンで,輸入炭が8100円/トンなら円安の今ならもっと接近しているのでわ?!ただ通常時は6000円/トン程度なんかな?この差だと為替ではなかなか埋まらないかなぁ。

12荷主研究者:2013/03/17(日) 11:59:39

http://kumanichi.com/news/local/main/20130213004.shtml
2013年02月13日 熊本日日新聞
大牟田市、三川坑跡を保存へ 旧三井三池炭鉱

昨年11月、閉山後初めて一般公開された三川坑跡。斜坑人車のレールや第二斜坑の入口(右奥)などが残っている=大牟田市(小野宏明)

 大牟田市は13日、1960年の三池争議の舞台となり、63年には死者458人を出す炭じん爆発事故が起きた同市の旧三井三池炭鉱・三川坑跡を取得し、保存すると発表した。近く所有する日本コークス工業(旧三井鉱山)と「無償譲渡を基本に協議に入る」としている。

 古賀道雄市長は定例記者会見で「三池炭鉱の歴史を語る上で、欠くことのできない施設。昨年11月の一般公開時のアンケートや市民、経済団体などからも、保存を求める声が多く寄せられた」と説明。「三川坑跡を次世代に継承し、まちづくりに活用したい」と話した。

 三川坑は40年開坑。有明海海底に通じる2050メートルの大斜坑二つを有する同炭鉱の主力坑として、戦後復興に貢献した。現存する跡地は約3万5千平方メートルで、封鎖された坑口や、坑員に仕事を割り振った「繰り込み場」などが残っている。

 施設が老朽化しているため、市は早急に取得交渉を進める意向で、「土地取得後、協議会を立ち上げて保存活用の方法を考えたい」としている。(小野由起子)

17荷主研究者:2013/11/17(日) 14:06:48

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/503092.html
2013年11/09 10:15 北海道新聞
北海道・夕張のズリ山「宝の山」 採取権を有償で民間へ、収入6千万円見込む

夕張市高松のズリ山。旧産炭地の「ごみの山」が、市の歳入につながりそうだ

 【夕張】夕張市は、市が所有する市内2カ所のズリ山のズリの採取権を有償で民間に与える取り組みに乗り出した。ズリに含まれている石炭が比較的多く、火力発電で熱量が高い輸入炭の燃焼温度を適切に下げる調整材として利用価値が見込めるため。旧産炭地の「ごみの山」にすぎなかったズリ山を有効活用し、全国唯一の財政再生団体である市の歳入にも寄与することになる。15〜20年の期間で計6千万円の収入を見込む。

 ズリ山は、炭鉱採掘時に原炭と一緒に掘り出された利用価値のない土砂や石(ズリ)が堆積している場所。道内や九州の産炭地に残され、夕張市内には小さいものも含め66カ所ある。階段や遊歩道を整備して観光に活用している例もあるが、石炭が混ざっているため、自然発火したり、土砂崩れが起きやすいズリ山もあり、多くは処理法や有効利用が見つからず放置されている。

 ただ、古い炭鉱ほど石炭と不純物を手作業で選別していたため、ズリに本来は活用できたはずの石炭が含まれる割合が高い。採取権を与えるのは明治〜大正期にできた社光ズリ山(ズリ量80万立方メートル)と、昭和20〜50年代にできた高松ズリ山(2200万立方メートル)で、それぞれ、含まれる石炭の割合が10%前後、数%と推測される。市の所有が確認されているズリ山は、ほかに6カ所あるが形成時期が新しく、石炭の含有率が低い。

 採取権を得た民間業者がズリを採取して商社などに売却し、採取量に応じて市が業者から「利用料」を得る仕組み。夕張の石炭は熱量が低い。このため東京電力福島第1原発事故で石炭火力が見直される中で、輸入炭の燃焼温度を下げて燃焼炉が傷むのを防止するなどの目的で、夕張炭に再び活用の場が与えられることになった。<北海道新聞11月9日朝刊掲載>

18荷主研究者:2014/01/05(日) 15:17:49

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/511050.html
2013年12/19 13:40 北海道新聞
石炭で石油作る「人造石油」工場、写真で振り返る 滝川で企画展

企画展「滝川人造石油物語〜滝川の空にかかった蜃気楼〜」の会場

 【滝川】市所有の「北海道人造石油滝川工場」関連資料の化学遺産認定と市指定文化財指定を記念した企画展「滝川人造石油物語〜滝川の空にかかった蜃気楼(しんきろう)〜」(市教委主催)が、市内の市美術自然史館で行われている。

 人造石油は石炭が原料で、現在の陸上自衛隊滝川駐屯地などがある117ヘクタールの土地に国策企業として同工場が建設され、1938年(昭和13年)に製造が始まった。一時は「東洋一の化学工場」と呼ばれたが、敗戦とともに軍需用の役目を終えた。戦後、民間企業の滝川化学工業として再出発したものの、52年に倒産した。

 今回は、過去最多の100点を超える写真を展示。元工員のインタビューや、工場や工員住宅の場所を分かりやすく示した地図も初めて展示する。市教委の河野敏昭学芸員は「石炭から石油を作り出す最先端の技術に取り組んだ人たちの思いを感じてもらえたら」と話す。

 21日午後2時からは、化学史学会長で日大教授の古川安氏が「石炭から石油をつくる〜北海道人造石油滝川工場の軌跡〜」と題して講演する。

 無料。来年1月26日まで。午前10時〜午後5時。月曜、12月31日〜1月5日休館。月曜が祝日の場合は開館し翌日休館。問い合わせは同館(電)0125・23・0502へ。(高田かすみ)

19とはずがたり:2014/02/16(日) 20:28:14

神華能源と発電数社、第1四半期の石炭供給価格568.8元で合意―中国
新華経済 2014年2月16日 17時56分 (2014年2月16日 19時27分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20140216/Xinhua_73506.html

エネルギーコンサルティング会社の汾渭能源諮詢はこのほど、石炭生産大手の中国神華能源と大手発電所数社が協議を行った結果、第1四半期の石炭供給価格を1トン当たり568.8元(約9,600円)とすることで合意したと明らかにした。神華は当初、1トン当たり590元という価格を提示していたが、50日間にわたる一進一退の話し合いの末、ほぼ発電所側の希望価格だった570元に近い価格で妥協した。毎日経済新聞網が伝えた。
石炭価格は昨年10月末から急激に反発。価格指標となる環渤海動力炭価格指数(BSPI)は、10月9日につけた昨年の最低価格である1トン当たり530元から、わずか2カ月で631元に跳ね上がった。これに伴い、神華も提供価格を9月26日から12月末までの間、13週連続で引き上げ、最終的に1キログラム当たり発熱量5,500キロカロリーの石炭価格は1トン当たり657元としていた。
汾渭能源諮詢によると、568元という価格は最終決定ではなく、公式発表日の価格に従って供給されることになり、さらに発電所の需要量などに合わせて異なる優遇措置などが取られる見込み。中煤能源集団なども神華に追随するとみられる。
国内の石炭市場では、昨年12月から今年1月にかけて大量の輸入石炭が流入しており、神華にとって今回の価格協議は、損失に損失を重ねる結果となった。
(編集翻訳 小石)

21とはずがたり:2014/05/13(火) 13:38:55
色々見てゆく内にどうも発電には石炭の有効活用をせざる得ないという結論に達しつつあるとは総研であるが,石炭発電に反対するサイト。

国内で石炭火力発電所建設ラッシュの恐れが鮮明に 〜電力各社、電力供給計画を発表
2014/05/07
http://sekitan.jp/info/article20140507/

2014年3月末に、各電力会社から2014年度の「供給計画の概要」が発表されました。そこから、東電に続き、入札を通じた新たな火力発電建設として、石炭火力発電建設が国内で加速する恐れが鮮明になっています。
東京電力が火力電源入札の仕組みを通じて最初に行った260万kWの入札については、
2013年7月には中部電力と東京電力、J-POWERと新日鐵住金の2グループが各1基の石炭火力発電所の建設を落札し、2020年からの計68万kW分の売電に向けて既に新会社が動き出しています(関連記事参照)。
この東電による入札の動きが引き金になったかのように、ここにきて他の電力会社が堰を切ったように、火力電源入札に乗り出しています。
まず関西電力。1970年代までは大阪府や兵庫県の沿岸にあった石炭火力発電所を廃止してからは、長らく火力発電は石油とガスのみでしたが、2004年に舞鶴1号機(90万kW)を、2010年度に2号機(90万kW)を稼動させ、近年、同社の電力供給量における石炭火力の占める割合は近年高まっています。そこに加え今回、3月末に、2021〜23年度から原則15年間需給する電力150万kW相当の入札募集を行うと発表しました。
募集要綱案では購入電力の価格は明示されず、燃料種は「受給期間を通じて安定して調達できることが条件」という表現にとどまりますが、東電の場合と同様に石炭になる可能性が高いと考えられます。一部の報道では、関西電力がJ-POWERと共同して兵庫県高砂市の発電所跡地に、大型火力発電所を建設するとされています。既に事前説明会が開催され、要綱案の確定を経て7月から10月にかけて入札を行い、2015年2月頃には落札者を決める予定です。
それだけではありません。中部電力、東北電力、九州電力もそれぞれ、100万kW、計120万kW、100万kWの火力発電所の火力電源入札を発表しました。さらに、東京電力も、2014年4月11日には、前回の不足分約200万kWと今後のリプレース分を合わせて新たに600万kW相当分の入札をすると発表しました。
これらの火力建設ラッシュに関心を示す企業は少なくなく、東京電力の事前説明会には78社、関西電力には41社、東北電力と九州電力にはそれぞれ30社以上(東北電力と九州電力は自社応札を含む)が参加したと伝えられます。これらの計画が、価格面から石炭火力発電として進められれば、日本はおそるべき石炭ラッシュを2020年以降迎えることになります。
まるで、今こそ石炭建設を!と言わんばかりの、異様な前のめりです。これらが現実化すれば、将来にわたる膨大なCO2排出を決定づけ、さらに、化石燃料に依存した旧来型エネルギーシステムを固定化させてしまいます。リスク認識を持たずに官民挙げて突き進む現状は、時代錯誤的であり、何より、取り返しのつかない過ちではないでしょうか?

22とはずがたり:2014/05/14(水) 12:29:35
なにが含まれているんだろ?原子燃料としては使えないレベルなんだろうけど。。

中国殺人大気の正体は「年間1・8億トン放射性石炭」だった!
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1053827266/752-754n
2014-04-16 [週刊大衆04月21日号]

ご存じのように黄砂は、中国内陸部の砂漠地帯から季節風に乗って日本にも飛来する。

近年、その黄砂の中に発がん性物質を含む粒子状物質PM2・5が含まれていることが広く知られるようになり、日本でも社会問題となっている。

ところが、この黄砂に、PM2・5をはるかに凌ぐ恐ろしい毒が含まれていたというのだ。
「…黄砂の"放射能汚染"が指摘され始めたんです」(環境ジャーナリスト)
報じたのは、中国内部情報に詳しい新聞・ネットメディアの『大紀元』。
同紙(2月27日付)は、〈中国大気汚染の元凶は「ウラン混合石炭」だった〉と衝撃の記事を掲載。

〈「ウラン混合石炭」とは、数年前に内モンゴルなど北方地域で、火力発電所の周辺で異常に高い放射線が検出されたことに始まる。線量は規制値の数百倍にもあたり、専門家が石炭から放射線が出ていることを突き止めた。(中略)ここで生産された"石炭"は全土に流通しているから、使用地域から「放射線被害」が出てもおかしくない…〉と、警告する。

黄砂に放射性物質が含まれていることは、かねてより指摘されていた。
しかしそれは、黄砂が生まれるのが、新疆(しんきょう)ウイグル自治区など、かつて中国政府が核実験を行っていた地域だからだと解釈されてきた。

「核実験は1964年から96年まで50回程度行われましたが、後半期は地表から地下実験に移行しています。ですから、地表部分への汚染は限定的なはずです。しかしながら、黄砂に放射性物質が付着しているのは、工業地帯や都市部を通過する際に、燃焼した石炭の粉塵をまとうから。やはり、石炭自体が放射能汚染されているのではないでしょうか」(中国事情に詳しい評論家の宮崎正弘氏)

ちなみに、放射性石炭の産地とされる内モンゴルからは、昨年1年間で約1・8億トンの石炭が産出された(中国全土では約37億トン=一般財団法人「石炭エネルギーセンター」調べ)。

「一部調査では、内モンゴル産放射性石炭のウランの含有量は、最大で1%程度。これまでに50万トン以上が石炭と一緒に消費され、大気中にバラまかれた計算です」(前出・ジャーナリスト)

中国では火力発電所、各種工場に加え、一般家庭でも暖を取るために石炭を使用する。
この"放射性石炭"が、中国国内で使用され始めたのは2005年頃から。

「中国では現在、年間120万人が大気汚染が原因で死亡していると予測されており、(中国の)環境問題識者たちは、水面下で"内モンゴルの石炭使用を止めるべき"と政府に警告しているようです」(前同)

先日、WHO(世界保健機関)が発表した『世界がん報告』によれば、「12年中に世界中で新たに肺がんに罹患した患者のうち、36%が中国人」という結果が出ている。

「恐ろしいのは、その元凶である可能性が高い放射性石炭が、この時期、季節風に乗って日本を"越境汚染"していることです。毎年、黄砂の季節には福岡県など、中国に近い地域で放射線量が大きく上昇するのは、そのせいですよ」(同)(以下略)

23とはずがたり:2014/05/14(水) 22:30:42
生存者救出は絶望的=坑内になお数百人か―トルコ炭鉱事故
時事通信社 2014年5月14日 21時54分 (2014年5月14日 22時03分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20140514/Jiji_20140514X401.html

 【エルサレム時事】トルコ西部マニサ県ソマで起きた炭鉱事故で、爆発から一夜明けた14日、現場では内部に残されたとみられる数百人の救出作業が続けられた。ユルドゥズ・エネルギー天然資源相は「新たな生存者救出への望みは失われつつある」と述べ、トルコ史上最悪の鉱山事故となる恐れがあるとの見方を示した。
 エルドアン首相は14日、予定していたアルバニア行きを中止して事故現場入り。地元テレビに対し、死者が232人に増えたと明らかにした。ユルドゥズ氏によると、13日の事故発生当時に787人が坑内にいたとみられ、なお数百人が取り残されている可能性がある。

24とはずがたり:2014/06/03(火) 14:46:59
ギリシャは産炭地だったのか。

2013年04月15日 13時00分 更新
電力供給サービス:石炭に生きるギリシャ、高性能発電システムを日立が供給
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1304/15/news019.html

国の電力政策を見直し、改善していくには再生可能エネルギーや原子力だけに着目していてはだめだ。伝統的な火力発電の改善も進めなければならない。
[畑陽一郎,スマートジャパン]

 ギリシャは金融危機の文脈で語られることが多い。一方、同国のエネルギー危機が話題になることは少ない。なぜか。石炭大国だからだ。

 2010年時点のギリシャの石炭産出量は6489万トン。これは世界最大の石炭輸入国日本の輸入量の2分の1近い。ギリシャの発電量は2009年時点で614億kWhであり、このうち86.6%を火力が占めている。火力のほとんどが石炭だ。

 このように発電用の燃料を自給できるギリシャにも悩みがある。産出する石炭の品位が低いことだ。水分が多く、燃焼時の発熱量が比較的少ない亜炭と褐炭が生産量の大半を占めている。つまり、火力発電の効率が低くなりがちなうえ、CO2排出量が多くなってしまう。

 ギリシャはEU加盟国だ。従って、EUの「20-20-20」政策、つまり、2020年に温室効果ガスの排出量を1990年比で20%減とし、再生可能エネルギーの割合を20%に高め、エネルギー効率向上によりエネルギー消費量を20%削減する取り組みに協力しなければならない。幸い、ギリシャは風力発電と太陽光発電の潜在能力が共に高い。2020年時点の風力発電能力は7500MW、太陽光は2200MWだと予想されている。

 しかし、現在発電の9割近くを担っている石炭火力発電の改善も必要だ。実際に、新型石炭火力発電所の導入が進み始めている。

 同国の消費電力の70%以上を発電するPublic Powerは、褐炭生産から発電、送電までを手掛ける国営電力会社だ。発電設備の総容量は13000MWに達する。2013年4月、日立製作所と日立パワー・ヨーロッパは、Ptolemis(プトレマイス)*1)火力発電所に新設する5号機向けの石炭火力発電設備一式を、Public Powerの主契約者であるギリシャTERNAから受注した。

*1) Ptolemisは、ギリシャの首都アテネから北西に500km程度離れた石炭採掘と石炭産業を中心とした小都市。紀元前6000年の考古学遺物が出土する都市でもある。

 5号機の出力は660MW。ギリシャで最大規模かつ最新鋭の火力発電設備になるという。石炭火力発電設備のうち、蒸気タービン発電機と周辺装置を日立製作所が納入する。ボイラー設備と周辺機器、環境装置は日立パワー・ヨーロッパが担当する。

 ボイラーでは、褐炭焚超臨界圧石炭火力技術を採用。亜臨界圧技術と比較して5%程度CO2排出量を削減できる。

 5号機は2015年に着工、2019年に運転開始の予定だ。20-20-20政策のタイムリミットには間に合う。

25とはずがたり:2014/06/05(木) 17:05:31
まあ要するに中米印を何とかしないとダメってことだ。
南アメリカは南アフリカの間違いか?

石炭依存から脱却なるか、米の新構想
http://news.goo.ne.jp/article/nationalgeographic/world/ecoscience/20140605001-ng.html
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト2014年6月5日(木)16:52

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/kankyo/m20140605001-ng_80370_990x742-cb1401739376_600x450.jpg
2011 石炭消費上位10ヶ国

 近代から現代にかけてエネルギー革命をもたらした石炭は、今も世界の明かりを灯し続けている。しかし、この力強い古代の燃料との蜜月関係も転機を迎えているようだ。

 中国とアメリカを筆頭に、世界はかつてないほど石炭を消費し、発電における依存度は大きくなる一方だ。しかし石炭は、石油や天然ガス以上に環境を汚染する。気候変動の影響緩和には石炭消費の抑制が不可欠という点で、専門家の意見はまとまっている。

 アメリカのオバマ政権は、自国の石炭消費を減らそうと動き出した。問題は、中国やインドをはじめとする新興国が電力需要の急増に合わせて石炭消費を拡大させている現在、二酸化炭素(CO2)の排出削減を目指す自国の取り組みがどれだけ環境に好影響を与えられるかだ。

◆燃える黒い岩

 石炭は世界の発電量の40%を担い、その総消費量は2000〜2011年の間に54%増加している。

 米国エネルギー省エネルギー情報局(EIA)によれば、世界一の石炭埋蔵量を誇るアメリカは毎年、世界の生産量の約11%を消費し、37%の電力を石炭で賄っているという。一方、埋蔵量がアメリカの半分に満たない中国は、1国で49%も消費している。

 世界全体を見ると、少なくとも石炭からほかのエネルギー源に切り替える国が増えない限り、石炭消費の拡大傾向は数十年間変わらないと予測されている。

◆“われわれの生活”がリスクにさらされる

 化石燃料の消費によって放出されるCO2のうち、約39%が石炭の燃焼による。専門家は数十年前から、気候の不安定化を食い止めるには、CO2排出の削減がカギを握ると指摘してきた。

 シカゴ大学の地球物理学者デイビッド・アーチャー(David Archer)氏は著書『Long Thaw(長い雪解け)』の中で、「地球にはまだ大量の石炭が眠っている。未来の気候は、石炭をどう扱うかによって決まるだろう」と予言している。

 化石燃料の消費が焦点になる中、アメリカ政府は2日、2030年までの目標として、国内の発電所が排出するCO2を2005年の水準から30%削減すると発表。アメリカ環境保護庁(EPA)の長官ジーナ・マッカーシー(Gina McCarthy)氏はプレス発表において、「CO2排出によって気候変動が進行すれば、われわれの健康や経済、生活が多大なリスクにさらされる」と述べた。

◆記念すべき瞬間に?

 あらゆる条件を勘案すると、オバマ政権の構想は総排出量にごくわずかなインパクトをもたらすだろう。30%削減という目標をアメリカが達成すれば、世界の排出量は3%あまり減少する。

 問題は、中国やインドなどの新興国が同調するかどうかだ。オバマ政権の取り組みは数字だけを見ると取るに足りないものだが、アメリカは少しずつCO2排出の多い燃料から離れ、風力や太陽エネルギー、原子力といった代替エネルギー源による発電へと向かっている。

 近年、アメリカのCO2排出は減少を続けていたが、再び増加に転じている。しかも、総排出量は増え続けているため、中国やインドが石炭からの脱却に動かない限り、発電所の排出を削減するというアメリカの努力は水の泡になるだろう。 しかし、ちりも積もれば山となる。

 もしオバマ政権に他国が追随し、世界の排出量が有意に減少すれば、石炭に代わる方法で地球の電力を賄い始めた瞬間として記憶されるだろう。評価を下すのは、海抜の低い沿岸都市に暮らす人々や、作物を食料にするわれわれ全員、そして未来の子どもたちだ。

Dennis Dimick, National Geographic News

26荷主研究者:2014/06/29(日) 19:40:21

http://www.city.kushiro.lg.jp/sangyou/b_shien/sangyou/tankou/page00006.html
旧太平洋炭礦 炭鉱展示館(公式webサイトは無い模様)

たまたま釧路コールマインの周辺を走っている時にカーナビで「炭鉱展示館」という文字を発見!
助手席の婚約者も行きたいっ!て即答し、突入。

広大な駐車場にクルマは0で、解体中の建物が残る茫漠とした丘陵にポツンと建つ展示館。
その佇まいだけで、心を鷲掴みされてしまったわけだが、中に入ってみると案の定、見学者の姿は無い。それどころか展示館の職員も居なくて全くの無人。

受付らしき場所に賽銭箱のようなものが置かれ、入館料300円とある。静かな感動を覚えつつ、小銭を入れてみる。
説明希望の方は内線電話を的なことが書かれていたが、とりあえず彼女と二人で太平洋炭鉱のジオラマをじっくり眺めていると、間もなく職員らしきおじさん登場!

どうやら隣の体育館に常駐していて、我々が中に入るのを見て解説のため来てくれたようだ。
まずは釧路コールマインをテーマにしたNHKの爆問のビデオを30分程視聴。炭鉱展示館の重厚な展示とはかけ離れた軽薄なビデオだが、釧路コールマインの採掘の現状を知るには手頃な内容であった。
その辺はNHKの番組だけに手堅い。

ビデオ視聴後におじさんの解説が始まる。旧太平洋炭礦は海底炭田は半径8㎞の範囲に拡がっており、出炭量は年間200万トン以上。釧路コールマインとなった現在は半径3kmに狭め、年間50万トンレベル。それ以上の坑道はコンクリートで塞がれているとのこと。
現在、釧路コールマインは中国やベトナム、インドネシアからの研修生を積極的に受け入れており、その補助金により経営が成り立っているとのこと。しかし中国とベトナムの国際問題もあり、かなり気を使っているとのこと。両者の交流は全く無いと言っていた(笑)。

太平洋炭礦時代は坑道の延長が長く、入坑してから先端の採掘現場まで行くのに片道2時間かかったとのこと。そのため1日の労働時間9時間のうち移動だけで往復4時間、休憩時間が1時間で実働は5時間だった。
しかし給料は入坑してからの移動時間から発生し、コスト的には相当割高になっていたとのこと。

地下には模擬坑道があり、本物の機械が置いてある。一部の機械は実際に動くし、迫力満点。ヒンヤリした空気と薄暗い感じが本物の坑道を彷彿とさせる。おじさんは機械も詳しく解説してくれたが、そっち方面はあまり興味が無いのが申し訳なかった。
坑道内で使われた電気機関車は東芝製で、最盛期には14台ほど稼働していたとのことだが、ベルトコンベア方式に切り替わり廃止。現在、残っているのは展示館の1台のみとのこと。

全体として展示内容は充実しているし、展示物もきちんと手入れされており綺麗だ。資料類もたくさん置かれている。

彼女も炭鉱展示館はとっても面白かったと大満足していた。炭鉱展示館を一緒に楽しめるなんて、何て素敵な婚約者なんだろうと改めて深く実感。
そして、おじさん懇切丁寧な説明ありがとう!
釧路観光の際は、フィッシャーマンズワーフMOOとか行く暇があったら是非「炭鉱展示館」へ!!

27荷主研究者:2014/06/29(日) 19:48:25
>>26
館内で配布していた資料として「石炭統計資料」がある。

一般財団法人石炭エネルギーセンター(JCOAL)発行で、右上に[内部資料]って書いてあるのが萌える(笑)。一般向けの配布資料では無いのだろう!そういう資料を普通に提供しちゃう「炭鉱展示館」、凄い!

薄い統計資料集だが、内容はなかなか充実。日本の主な石炭火力発電所や主要コールセンター所在地が載っていたりして、面白い。単位換算表や略語集なんかは普通に実用的だ。

ありがとう炭鉱展示館!

28とはずがたり:2014/06/30(月) 20:46:38
おつ♪
次の北海道は羽幌線と築別炭砿跡のレポたのむわ(゚∀゚)b

29とはずがたり:2014/06/30(月) 20:54:25
>>2
羽幌坑と築別坑と上羽幌坑で羽幌炭砿か。
で,羽幌炭砿鉄道と名羽線か。
http://blogs.yahoo.co.jp/ruinsrider/40339327.html
http://www.ab.auone-net.jp/~haikyo/haisen/tikubetsu/tikubesu.html
http://jm-hokkaido.sakura.ne.jp/is-haborokou.html

閉山の噂で最高産出量後僅か2年で閉山してしまったとある。

断層の向こう側から掘り直すとか無理だったんかな??
あと3000万t残ってる様だから本当のエネルギー危機になったら日本の円高・エネ革で見捨てられた炭砿の出番やね〜♪

30とはずがたり:2014/07/10(木) 17:41:40


>通常の石炭火力発電では、質の低い亜瀝青炭(あれきせいたん)を用いると、灰がボイラー表面に吸着してしまい発電効率が落ち込んでしまう。
>ところが、IGCCはむしろ、溶融温度の低い亜瀝青炭の方がガス化が容易で適している。亜瀝青炭は、質の高い瀝青炭より1割ほど安い。かつ採掘可能な石炭埋蔵量の3割を占め、大量採掘が見込める。つまりよいことずくめなのだ。

素晴らしい♪

「黒いダイヤ」輝き再び 石炭火力、環境にも優しく
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140330/trd14033023290006-n1.htm
2014.3.30 23:20

 横浜の高級住宅街・山手の丘から東京湾を臨むと、200メートルの白亜の煙突とパステルカラーの巨大な建屋群。電源開発(Jパワー)の石炭火力発電所「磯子火力発電所」だ。2基で計120万キロワットの出力を誇るが、煙突の先からは何も出ていないように見える。

 Jパワーは、旧型石炭火力発電所(計53万キロワット)を取り壊し、平成14年と21年に新型2基を順次導入した。年間発電量は81億キロワット時で横浜市(人口370万人)の消費電力量の3分の1をまかなっている。

 この発電所には国内外の要人が絶えず視察・見学に訪れる。24年度の見学者数は5千人を超えた。昨年4月3日には茂木敏充経済産業相も視察に訪れ、「日本の技術は本当にすごい。エネルギーコストを低減し、安定供給を保つためにも高効率の石炭火力は極めて有望だ」と舌を巻いた。

 見学者が引きも切らないのは、この発電所に、従来の石炭火力の「有害物質をまき散らす」というイメージを覆す最先端技術が導入されているからだ。

 発電用の蒸気タービンは、蒸気が高温・高圧であればあるほど発電効率も上がる。そこで磯子では、ボイラーには蒸気圧力25メガパスカル、温度600度という超々臨界(USC)型を採用した。このボイラーで石炭を粉末にして燃やすことにより、発電効率は42%と飛躍的に向上した。

 石炭の3大消費国とされる中国、米国の発電効率の平均値は36%、インドは27%にすぎない。磯子レベルの発電効率を3カ国の石炭火力発電所に適用すると年14・6億トンのCO2が削減され、世界のCO2の年間排出量の5%を削減できるという。これは日本の年間排出量に匹敵する。

 磯子では、有害物質対策も徹底している。まず煤塵(ばいじん)の99%以上を電気集塵装置で除去する。酸性雨や健康被害の原因となる硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)は、乾式脱硫・脱硝システムで吸着・分解し、1キロワット時あたりの排出量はSOxで0・01グラム、NOxも0・05グラムにすぎない。環境保護に熱心なフランスの火力発電所でさえ1・6グラムもあることを考えると、まさに世界最高レベルの環境対策だといえる。

   × × ×

 石炭火力の「日の丸技術」はさらなる進化を続けている。その中で次世代技術として、もっとも注目されているのが石炭ガス化複合発電(IGCC)だ。

 石炭を1500度以上の炉内で蒸し焼きにしてガス化し、まずガスタービンを回す。さらにその排熱を利用してボイラーで蒸気を発生させ、蒸気タービンも回す。この2段階の発電により発電効率は46〜48%まで引き上げられるという。

 IGCCには、適用炭種を拡大できるというメリットもある。

 通常の石炭火力発電では、質の低い亜瀝青炭(あれきせいたん)を用いると、灰がボイラー表面に吸着してしまい発電効率が落ち込んでしまう。

 ところが、IGCCはむしろ、溶融温度の低い亜瀝青炭の方がガス化が容易で適している。亜瀝青炭は、質の高い瀝青炭より1割ほど安い。かつ採掘可能な石炭埋蔵量の3割を占め、大量採掘が見込める。つまりよいことずくめなのだ。

 欧米は1990年代からIGCCの開発に取り組んできた。日本はやや出遅れていたが、平成14年にJパワー若松研究所(北九州市若松区)が、ガス化実証実験「EAGLEプロジェクト」に乗り出した。

 EAGLEでは、ガス化の過程で、空気中から分離した酸素をボイラーに吹き込み、石炭を熱分解して一酸化炭素や水素ガスを発生させる。この水素ガスを酸素と反応させ、電流を発生させる燃料電池を組み込めば、トリプルコンバインド発電(IGFC)も可能となる。これならば発電効率は55%を超えるという。

 また、石炭の発熱量が生成ガスの発熱量に転換した割合を冷ガス効率というが、EAGLEの冷ガス効率は、欧米勢の70%台後半を上回る82%を達した。

31とはずがたり:2014/07/10(木) 17:42:00
>>30-31
 EAGLEは26年度初めに実験を終え、29年3月から広島県大崎上島町で中国電力と共同で行う「大崎クールジェンプロジェクト」(出力16・6万キロワット)の実証試験に移る。EAGLEで培ったガス化のノウハウを元に蒸気タービンも併設し、32年のIGCC実用化を視野に入れる。

 同時にCO2の分離回収、貯蔵技術の実証研究も進んでいる。Jパワー技術開発部長の大塚哲夫はこう胸を張った。

 「石炭は大きな可能性を秘めているんです。将来的には環境への負荷がまったくないゼロ・エミッションを目指します」

   × × ×

 日本で石炭は過去の遺物と思われてきたが、世界ではなおエネルギーの主流の地位を占めている。

 国際エネルギー機関(IEA)によると、石炭火力は世界総発電量の41%(2013年)を占め、中国は79%を、インドも68%を石炭火力に依存している。米国も43%、環境先進国という印象があるドイツさえも実は45%も占める。

 理由は、石炭は価格が低位で安定している上、産出地が石油や天然ガスほど偏在せず、世界中に広く分布しているからだ。BP社の統計(2013年)によると、石炭の可採年数は109年とされ、石油(52・9年)の2倍、天然ガス(55・7年)の1・9倍もある。

 このような背景から、IEAでは、新興国の需要拡大を見込んだ上で、2030年も総発電量に占める石炭火力の割合は現在と同じ41%と予測している。

   × × ×

 とはいえ、石炭火力には欠点もある。

 石炭は炭素の含有量が多いため、地球温暖化の原因とされるCO2排出量が多いのだ。一般的な石炭火力のCO2排出量は、石油火力に比べて3割増、天然ガス火力の6割増とされる。

 現在、石炭火力のCO2排出量が世界全体の3割を占めていることもあり、石炭火力は環境保護団体から“天敵扱い”されてきた。

 米国では昨年9月、環境保護局(EPA)が石炭火力発電所を新設する際、CO2排出量の4割削減を求める規制案を発表した。これによりCO2を回収・貯留する施設を併設しなければ新設はできなくなった。

 中国では、石炭火力がPM2・5(微小粒子状物質)の元凶となっている。大気汚染や健康被害も深刻化しており、さすがの中国政府も今後、規制強化に乗り出す公算が大きい。その代わりに原発建設を急ピッチで進めているが、日本の規制基準よりずっと甘い中国製原発が乱立することも好ましくない。

   × × ×

 平成23年の福島第1原発事故を受け、すべての原発が停止し、なお再稼働の見通しがつかない日本では、新型石炭火力は一筋の光明となりつつある。

 石炭火力は、最先端技術により環境負荷が小さくなっただけでなく、発電コストも大きな強みとなる。

 政府のコスト等検証委員会の資料によると、22年の石炭火力の発電量1キロワット時当たりの燃料費は4・3〜4・5円。液化天然ガス(LNG)火力の8・2〜8・6円、石油火力の16・6〜18・2円と比べると圧倒的に安い。CO2対策費などを加味した全体コストも石炭火力は9・5〜9・7円で、LNG火力の10・7〜11・1円よりも安く、石油火力の22・1〜23・7円とは比較にならない。

 ただ、石炭火力の新増設には、9年に施行された環境影響評価法により法制化された環境アセスメントが大きな壁となってきた。

 とはいえ、原発停止により日本の電力事情は逼迫している上、原油価格高騰で旧来の石油火力はコストがまるで合わなくなった。太陽光や風力などの再生エネルギーも不安定かつ高コストで原発の代替電源とはなりえない。

 そこで環境省は昨年4月、新規の石炭火力発電所の新設基準を緩めると発表した。磯子レベルの先端技術を有し、CO2排出規制計画を策定するなどの条件を満たす事業計画については基本的にゴーサインを出す方針だという。

 これを受け、九州電力は27日、石炭火力の松浦発電所(長崎県松浦市)の2号機にUSC型新鋭機(100万キロワット)を建設すると発表した。瓜生道明社長は「石炭は高効率なベースロード電源。安定した国から調達できることも魅力だ」と語った。東京電力や関西電力なども石炭火力の新増設を検討している。

 半世紀前のエネルギー革命で過去の遺物となった「黒いダイヤ」は再び輝きを取り戻しつつある−。(敬称略)

32荷主研究者:2014/10/05(日) 18:55:56

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/559175.html
2014年08/27 07:15 北海道新聞
釧路コールマインの炭鉱技術研修継続へ 経産省が最終調整

 釧路コールマイン(KCM、釧路)の炭鉱技術を海外に伝える国の研修事業を、経済産業省が2015年度も継続する方向で最終調整に入ったことが26日、分かった。15年度概算要求に盛り込む見通し。研修事業は同社の収益源にもなっているが、本年度で期限切れとなるため、存廃が注目されていた。

 「産炭国石炭採掘・保安技術高度化事業」で、同社はベトナム、中国から研修生を年間約150人受け入れているほか、現地で指導に当たる技術者を派遣。国から石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)を通じて、約16億5千万円で受託している。

 研修事業は02年度に「炭鉱技術海外移転事業」としてスタート。その後、経産省は14年度限りで終了する意向を示していた。<どうしん電子版に全文掲載>

33荷主研究者:2014/11/16(日) 18:00:10

「埼玉県立川の博物館」で特別展として、「荒川流域の鉱山と産業 〜地下資源の利用と人々のくらし〜」が開催されている。(11/24まで)
http://www.river-museum.jp/exhibition/plan/post-44.html

同館は東武東上線・鉢形駅下車徒歩20分というかなり辺鄙な場所にあるのだが、なかなかグッとくる企画だったのでクルマで訪問した。

特別展の会場はかなりこじんまりとしていて、今年訪れた物流博物館での渡辺一策氏の展示よりも狭いくらいだが、結構見学者は多かった。
まぁ、秩父鉄道の石灰石搬出のビデオ映像に人だかりができていたという感じなのだが…(笑)

内容的には石灰石以外にも鉄、マンガン、ニッケル、クロム、銅、金、滑石、粘土、石材と幅広く興味深かったのだが、特に亜炭の存在が面白い。
何と現在でも亜炭鉱山が現役で、飯能市に日豊鉱業?武蔵野鉱山が稼働中なのである。「現在国内でほぼ唯一稼行している亜炭鉱山」ということで驚いた。

日豊鉱業?webサイト
http://www.nippou-kogyo.com/

現在は亜炭を燃料用ではなくて、農業用有機肥料として出荷しているとのこと。

展示解説書は500円と安かったので購入したが、コンパクトに纏められていて良い。鉄道による石灰石輸送の記述も充実している。

35とはずがたり:2014/11/22(土) 12:48:49
インドネシア 2014/07/25(金曜日)
石炭輸出を規制、9月から登録義務化[資源]
http://news.nna.jp/free/news/20140725idr003A.html

政府は石炭の輸出管理を強化する。9月から新たな規制を発効。石炭生産会社に輸出業者としての登録と、輸出量の定期報告を義務付ける。

新たな規制は、貿易省が24日に発表した。石炭の生産と輸出通則に関する同相令『2014年第39号』を15日付で発布し、9月1日から施行する。

同省は声明で、石炭資源に限りがある現状で、過剰な生産を抑制し、国内需要に向けた安定供給を図ることが狙いと説明。石炭事業の監督と石炭のトレーサビリティー(追跡可能性)を容易にし、ロイヤルティーの支払い義務を徹底する方針も付け加えた。

規制の対象になるのは、石炭、亜炭、泥炭、コークス、石炭ガス、鉱物性タールなど、HS番号に基づいて24種を指定。石炭の輸出を手掛ける事業者に対し、貿易省国際貿易局から石炭輸出業者としての認証取得を義務付けた。

輸出する際に、当局が指定した検査会社による確認を受け、ロイヤルティーの納付済み証書を添付することも義務付けた。輸出実績の有無を問わず、毎月15日までに輸出量を報告することも定めた。

インドネシアの石炭輸出量は、2009年に2億2,000万トンだったが、13年には4億1,300万トンへと2倍近くに拡大した。

石炭輸出業者として認められるのは、石炭鉱業契約(PKP2B)や、鉱業許可証(IUP)の保有企業で、認証手続きにはエネルギー・鉱物省の推薦状が必要だ。

インドネシア、新たな石炭生産・輸出規制を検討=政府筋
2014年 06月 7日 03:50 JST
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKBN0EH26520140606

[ジャカルタ 6日 ロイター] - 世界最大の一般炭輸出国インドネシアが生産抑制と輸出管理強化に向けた新たな規制を検討していることが6日、政府関係者の話で分かった。来月初旬までに導入される可能性があるという。

インドネシアは現在、生産量の約70%を中国やインドなどに輸出している。だが政府は、国内の一般炭需要が今年、来年ともに13%増える見通しで、生産量を制限する必要があるとの考えを示している。

3月にロイターが実施した調査によると、インドネシアの石炭生産大手はいずれも、長引く低価格の影響を増産で補うことを目指すと回答した。

ブミ・リソーシズ(BUMI.JK: 株価, 企業情報, レポート)などインドネシア石炭大手の経営者は政治家との関係が強く、7月の大統領選挙が迫る中で、新規制の導入は難航する可能性がある。

また政府は輸出についても新規則を導入する意向で、石炭生産会社に輸出業者としての登録を義務付け、指定港湾からの輸出のみを認めることを検討している。

36とはずがたり:2014/12/28(日) 20:48:37

さる大学生のグループ研究に石炭は豪州からの供給に偏っている地政学的リスクがあると云う指摘があって,どっかで誰かが書いていたのを引用したのかも知れないけど,准同盟国の日豪関係はクジラとかあっても政治的にはそれ程リスクとは思えないのでやや衝撃であったけど,けど天候などは確かに豪州単独依存のリスクか。。

関電
石炭を絶やさないための入念な準備と柔軟な対応
http://www.kepco.co.jp/corporate/energy/supply/sp_antei/nenryo_05.html

「決して発電所の石炭を絶やすわけにはいかない」
そんな想いで、現場の作業員や燃料調達担当者は懸命に使命を遂行しています。
舞鶴発電所は、24時間連続で運転するベース電源の石炭火力であるため、月に平均4回から5回のペースで、絶えず石炭が運ばれてきます。
オーストラリアやインドネシア、中国などから、長い航海(※一般的に約2〜3週間)を経て運ばれてくるため、予期せぬ事象が起こる場合が多々あります。
例えば過去に、石炭の7〜8割を輸入するオーストラリアが大雨に見舞われ、石炭供給が大幅に遅れるという事象が発生しました。燃料調達の遅れは安定供給に大きな影響を与えかねないため、調達担当者は「絶対に石炭を絶やしてはいけない」との想いで、インドネシアや他の国の石炭を探し、急遽調達先を変更して事なきを得ました。このように緊急時に備えて、常に海外の情報を把握し、きちんと石炭を運び届けるための入念な準備と柔軟な対応が求められるのです。

石炭船と発電所をつなぐ現場作業員の汗
長い航海を経て、無事発電所に入港した石炭船(8万トンクラス)は、大勢の現場作業員に迎え入れられます。
船が着桟すると早速発電所への石炭の受入れ作業が始まります。
高さ44mにもなる巨大な揚炭機で、石炭船にあるハッチ(船内にある石炭を貯めている保管場所)から発電所に繋がるベルトコンベアを通じて石炭サイロへ陸揚げされていきます。陸揚げ作業は、朝の8時から夕方の18時まで約3日間をかけて、作業員がハッチに入り作業を続けていきます。真夏などは、炎天下で作業員の額は石炭の炭と汗で真っ黒になります。
このように発電所の石炭を安定的に調達するために、各持ち場で使命感を持って懸命に作業にあたっています。

38荷主研究者:2015/02/01(日) 14:25:17
>>37
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/588490.html
2015年01/27 06:25 北海道新聞
北海道内37年ぶり採炭参入 栗山で札幌の企業、原発停止で需要増

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/energy/150127hokkaido01.JPG

 燃料販売の札幌第一興産(札幌)は26日、4月にも空知管内栗山町に露天掘り炭鉱を開いて石炭採掘事業に参入することを明らかにした。原発停止を受け、発電燃料として全国的に石炭の需要が高まっていることに着目した。採掘した石炭は北海道電力や製紙会社など向けに出荷する。道内で新規に採炭が始まるのは、記録が残っている現存炭鉱に限れば37年ぶり。

 札幌第一興産が開くのは「阿野呂(あのろ)第一炭鉱」。北海道経済産業局に事業計画を申請し、14日に認可を受けた。鉱区は夕張市に近い民有地16ヘクタールで、石炭の埋蔵量は3万8100トンを見込む。年に1万〜2万トン程度を掘り、3、4年ですべてを掘り出す計画。同炭鉱を足がかりとして空知管内を中心に第2、第3の炭鉱を開発し、採炭事業を軌道に乗せたい考えだ。

 実際の採炭は札幌第一興産の全額出資子会社が行う。将来はこの子会社の本社機能を栗山町内へ移し、地元から従業員を採用することも検討している。

 道内には現在、本格的に採炭できる坑内掘り炭鉱が1カ所、比較的簡易な設備で石炭を掘れる露天掘り炭鉱が7カ所ある。<どうしん電子版に全文掲載>

39荷主研究者:2015/03/08(日) 12:39:58

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820150227caah.html
2015年02月27日 日刊工業新聞
出光興産、貯炭場で石炭の最適な置き方算出する貯炭管理システム開発

 出光興産は石炭火力発電所向けに貯炭場で石炭の最適な置き方を自動的に算出する貯炭管理システムを開発した。輸送船の入着日時と炭種ごとの消費・在庫計画、発電所の稼働計画などのデータを基に、貯炭場でどの石炭をどの場所に置くのが最も効率的になるかを自動計算する。

 石炭火力発電所構内には石炭を一時的に貯蔵しておく貯炭場があり、そこからアンローダーなどでボイラに移送する。貯炭場に荷揚げする石炭は産地や炭種が複数あるため、その組み合わせや消費形態に合わせ、一定の順番で並べる必要がある。

 しかし、トラブルなどで消費計画が狂うと「石炭の置き場所をすべて変えなくてはいけなくなる。場合によっては、1カ月から3カ月先の計画まで作り替える」(山下亨石炭・環境研究所副所長)ため、その配置換えの作業に非常に手間がかかっている。

 現在は配置の仕方も熟練者の経験に頼る側面が大きく、顧客である電力会社から「これを棚卸しして、ノウハウを洗い出したいとう要望があった」(同)ため、顧客と共同でシステム化することにした。貯炭場の配置図の指示のほか、在庫推移なども出力される。

 将来的には、石炭の性状とボイラの運転条件などから最適な石炭使用量を算出する自社の「石炭評価システム」と連動させることも構想中。

40とはずがたり:2015/04/06(月) 10:52:14
156 名前:片言丸 ◆MACDJ2.EXE[] 投稿日:2006/09/03(日) 06:40:45
新日鉄・新日石が豪州探鉱の新鉱区を開発へ、年産1000万トンを維持
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060831-00000735-reu-bus_all

 [東京 31日 ロイター] 新日本製鉄<5401.T>と新日本石油<5001.T>は31日、資源大手のスイス・エクストラータ<XTA.L>と共同で権益を保有しているオーストラリアのバルガ炭鉱で、新鉱区の開発を行うと発表した。現行の年間1000万トン規模の生産量を維持するのがねらい。
 バルガ炭鉱は、新日鉄、新日石、エクストラータのほか2社の出資による共同事業体で運営されている。新鉱区の開発は、共同事業体としての意思決定で、開発投資総額は約300億円。2007年に開発工事を開始し、2009年の生産開始を予定している。
現在、同炭鉱では年間1000万トンの石炭を産出しているが、この生産の約50%を占めるベルタナ鉱区が2009年末に採掘を終えるため、その後継として新鉱区であるブレイクフィールド鉱区の開発を進める。これによって、2010年以降も現在の規模の生産を維持することができる。 
 新日石によると、バルガ炭鉱は、日本の電力会社や鉄鋼会社に向けて発電・製鉄用の石炭を供給しており、国内の全電力会社に納入実績がある。
(ロイター) - 8月31日19時1分更新

42とはずがたり:2015/04/15(水) 16:22:19
>>41-42
 このガスからSNG、メタノール、アンモニアなどを化学合成し、実証炉では地元に供給、商業炉ではSNGを液化してLNGや、水素、メタノールなどの形で日本に船で運び、発電燃料や化学原料として使う構想だ。

 地元に石炭ガス化複合発電(IGCC)プラントをつくり発電することも可能だ。エコプロは合成ガスの製造効率が従来の石炭ガス化炉より5%程度高いことなどから、CO2排出量を約10%抑制できる。CO2は豪州で分離・回収し、現地のCO2貯留プロジェクトに回す。日本に石炭を輸入して発電するのではなく、LNGや水素の燃料電池に変えるので、日本でのCO2の発生を大幅に減らせる。


 発熱量の小さい褐炭と亜歴青炭は低品位炭と呼ばれる。これらが世界の石炭埋蔵量の約半分を占めている。中でも褐炭は石炭化度が低く発熱量が1キログラムあたり2500〜4000キロカロリーと小さい。水分が30〜60%と高いため輸送に適さず、乾燥すると自然発火しやすいので扱いが厄介だ。

 このため褐炭の用途は、ドイツやオーストラリア、インドネシアなどの炭鉱近くの発電用にほぼ限定されてきた。世界市場ではほとんど流通せず、未利用資源とされる。

 しかし、原子力発電が使えず、LNGの利用を日本が増やせば、発電コストが高くなるだけでなく、LNG価格の高騰につながる。一方、輸入に頼る石炭は可採年数が石油や天然ガスより長いメリットはあるが、中国などが輸入量を急増している。輸入国の日本は権益確保に失敗すれば、大きなエネルギー源を失う。

 褐炭は欠点が多いが、長所もある。発電に使われる歴青炭などより揮発分が多くガス化に向くのだ。特に生成ガスにメタンを多く含み、SNG製造に適しているという。水野部長は「褐炭からSNG、そして液化して日本に持ってくれば、天然ガスの輸入ソースを拡大できる。そのためにも褐炭の権益を押さえることが大事」という。

 利用が進んでいない褐炭の新たな活用技術を産炭地に提供し、現地でガス化して合成。石炭の直接的な輸入から、一歩進んだ形でエネルギー源を確保する。

 石炭エネルギーセンターの技術開発委員長を務める持田勲九州大特任教授は、「技術や設備を売ったり、発電計画に参加したりすることも重要だが、今後は日本主導で褐炭などの資源を加工して日本に持ってくる形がより重要になる」と指摘する。仮に褐炭の価格が上がっても、ガス化して化学合成する形なら、利益を地元と分け合う体制を取りやすい。

 褐炭の利用・研究はIHIや神戸製鋼所、三菱重工業なども、アジアやオーストラリアで様々なアプローチで取り組んでいる。褐炭資源国のドイツでも利用の歴史は古い。

 東京電力福島第1原子力発電所の事故に端を発した、世界的な脱原発の流れで、LNGに続き、石炭、さらに褐炭資源の争奪戦が今後起こる可能性は高い。「すでにインドネシアの褐炭確保に動き出した国がある」との声もある。

 どの企業、どの国が未利用資源・褐炭をより効率的に利用するビジネスモデルをいち早くつくり上げるか。あと数年で結果が出るだろう。その結果次第で世界の原料市場も大きく変わってくる。

(産業部 三浦義和)


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