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椿姫彩菜とセメンヤで考える、性について

785名無しさん:2017/07/03(月) 16:57:28
ニュースからコラムまで、これまでにないLGBTメディア
Letibee Life

ホームギモン自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会の真実を直撃。 その1「なぜ自民党が特命委員会を立ち上げたのか?」
2017.01.05 ギモン
自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会の真実を直撃。 その1「なぜ自民党が特命委員会を立ち上げたのか?」
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日本のLGBT人権問題の現状
日本では、2017年の現在でもセクシュアル・マイノリティの人権に関しての法整備が全くなされていません。いくら大企業がLGBTフレンドリーを謳い始めても、肝心の法律が定められていないのでは国民的課題として人権意識を高めていくことは難しいでしょう。

※法務省人権擁護局の啓発活動「年間強調事項」17項目の中には、
(14) 性的指向を理由とする偏見や差別をなくそう
(15) 性同一性障害を理由とする偏見や差別をなくそう
上記の2項目が取り上げられています。
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00005.html

この現状を変えていこうということで、現在、セクシュアル・マイノリティの人権に関する法律を作ろうという動きがあります。

最初は、LGBT法連合会が「差別禁止法」を実現させようと超党派のLGBT議連に働きかけました。

■参考記事
無職中年ゲイが聞く、「LGBT差別禁止法」ってなに? 本当にいるの?
(Letibee LIFE)

ところがLGBT議連での法制化に向けての動きが遅く、そこで民主党前政務調査会長(当時)の細野豪志氏が、「差別解消法」を民主党案として提案して、2016年5月に野党4党により衆院に共同提出されました。

■参考記事
LGBT差別解消へ法案、野党4党提出、公明は慎重姿勢(朝日新聞DIGITAL)

※差別禁止法と差別解消法とは?
差別禁止法は、多くの場合は、個人に対しても罰則が伴います。
今回の野党の差別解消法案は、国、地方自治体、企業に対しての規定が定められます。差別が確認されると勧告をして改善されない場合はそれが公表されます。


そしてもう1つは自民党が取り組んでいる性的指向・性自認に関する特命委員会です。2016年2月に当時の稲田朋美政調会長の肝入りで発足し、5月24日に「性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すためのわが党の基本的な考え方」という政策が発表されました。

■参考資料
性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すためのわが党の基本的な考え方(自民党)

■参考記事
自民党性的指向・性自認に関する特命委員会「議論のとりまとめ」等について(BLOGOS)

LGBT法連合会に関しては上記の記事を始め、Letibee LIFEでは複数回ご紹介してまいりましたが、自民党の特命委員会に関わっている方にはお話を聞けていませんでした。
しかし、私たちLGBT当事者にとっても重要な政治の動きに関しては、広くアンテナを張り、ご紹介していくことが必須であると考えています。

上記BLOGOSの自民党橋本岳衆議院議員の記事に記載されているように、2012年のレインボープライド愛媛が行った政策アンケートに、「(セクシュアル・マイノリティの)人権問題として取り組まなくてよい」と答えたり、地方議員の差別的な発言が続いた中での今回の自民党の取り組みに対しては、「選挙のためのパフォーマンスだろう」と言う声に代表される懐疑的な見方が当事者の中にも多いのも事実です。

2016年11月20日の朝日新聞「(360°)LGBT、自民足踏み」と言う記事で、

「家族の絆を守る特命委員会」では昨年(※注:2015年)3月、複数の議員から同性愛について「考えるだけでぞっとする」などの発言があり、笑いが起きた。

と報じられ、ますます懐疑的な見方が強まる傾向があります。

では、自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会は、実際はどのような考えで進められているのか、この特命委員会のアドバイザーであるNGO「BASE KOBE」代表の繁内幸治さんを直撃することにしました。
私の疑問に関して、非常に率直にお答えいただいたインタビューは予想以上の長時間に及びましたので、ここでは二回に分けてご紹介致します。

786名無しさん:2017/07/03(月) 17:00:52
第一回は、
「なぜ自民党が、性的指向・性自認に関する特命委員会を立ち上げたのか?」
と言うテーマで、繁内さんがアドバイザーとして関わるようになったきっかけから紐解いて参ります。

きっかけは宝塚市議の不適切発言
いたる(以後”I”):ここ最近の政治の動きを見ていると、イデオロギーに関してはひとまず横に置いておいて、今の政権与党に働きかけない限り、LGBTの人権問題は動かないのではないかと考えているんです。

繁内(以後”S”):まさにおっしゃる通りですよ。

I:リベラルな立場の方の中には繁内さんは、保守の方だとお考えの方も少なくないようですが。

S:私は若い頃は国家公務員で、労働組合の役員もやっていていた人間なんですよ。そういう経験をしたから分かるんですが、何でもかんでも野党と組んで政権政党に批判ばかりしていると、やってる本人は充実しているかもしれませんけど、溝ばっかり深めてしまい(LGBT当事者にとって)なんの利益にもならなかったって結果になる可能性があります。LGBTの人権課題がそういう結末を迎えてしまうことは避けるべきだと思っています。
LGBTのコミュニティの中で与党ともうまく渡り合えるアクティビストがいればいいのですが、残念ながら色々探ってはみましたが一人も見当たらなかったですね。
自民党の特命委員会のアドバイザーを引き受けることで、リベラル色の強い当事者皆さんからご批判は重々分かっていましたが、他にいないのであれば、「私が引き受けなければならない」というのが、今回の特命委員会のアドバイザーに関してのそもそもの始まりだったんです。

I:僕自身、自民党の特命委員会に関してよく分かっていないので教えていただきたいのですが、繁内さん以外で、この特命委員会のアドバイザーとして関わっている当事者の方はいらっしゃるのでしょうか?

S:一人もいません。自民党政務調査会事務局に確認しましたが、そもそも、自民党に20以上ある特命委員会でアドバイザー職がいるのは1割程度と極めて少ないそうです。特命委員会というのは、有識者にお越し頂いて意見を述べてもらうことはあっても、委員会内に(民間の)アドバイザーを置くというのは珍しいことのようです。

I:そうなんですね、では、なぜ繁内さんにアドバイザーのお話が来たのでしょうか?

S:私はHIVに関わる活動を神戸で約15年間やってきたんです。NGOの名称も、活動の拠点が神戸だから「BASE KOBE」と名付けました。地元のニーズが分かっているのは、やはり地元の人間だという自負がありましたので、「神戸の草の根レベルでやれるべきことをしっかりやり、それ以外のことはしない」ということで活動してきたんです。東京は東京で勝手にやってくれと、その代わり東京でやったことでも(地元に合わないことは)カーボンコピーしないということに徹してきたんです。
そんな中、去年(2015年)の4月に宝塚市議会議員の大河内茂太さんが、議会で不適切な発言をしたことを覚えてらっしゃいますか?

■参考資料
「宝塚がHIV感染の中心に」自民議員発言、議事一時中断(神戸新聞NEXT)

実はその前の年(2014年)にも、自民党の兵庫県議会議員がひどい発言をしたことがあったんです。

■参考資料
「同性愛者のHIV指導必要ない」委員会で井上県議(神戸新聞NEXT)

787名無しさん:2017/07/03(月) 17:04:22
その時、私はたまたま神戸を留守にしていました。その間に、当該県議に対して当事者始めいろいろな方からの非難が集中してしまい、県議本人が心を閉ざしてしまうという最悪の事態になってしまいました。私が神戸に戻ってから県議ご本人に電話をかけても、
「そんなこと言っても、どうせあんたも他の人と一緒やろ、もうええわ!」
と切られてしまったんです。
これは自民党に行かないとどうしようもないと思って、初めて自民党兵庫県連の幹事長にお会いして、
「できるだけソフトランディングさせたいんで、幹事長からご本人に説明して欲しい」
とお願いしたんです。そしたら幹事長も「わかった」ということで電話してくれたにも関わらず、ご本人は、「もういい」と言って幹事長の話すら聞こうとしなかったんですね。
攻撃した人たちは、思いが強すぎて結局、県議ご本人を追いやってしまったわけです。
議員は次の選挙で落選してしまいました。おそらくご本人の中では憎しみが残っているだろうと思われます。
私は、地元に根ざしたNGOは、地域に対して責任があると考えているので、この件は今でも宿題だと捉えています。憎しみの連鎖や固定化が起きないようにしたいのです。彼もLGBTのことでは対応が極めてまずかったけれども、他の部分ではいいところもあるようにも思っています。
で、先の大河内さんの発言があった後、当日の夕方、大阪の旧知の弁護士から連絡をもらったんです。
「今日、宝塚の市議会で自民党の議員が問題発言をしている。明日の神戸新聞の朝刊に載るようだ。去年の県議のようにならないよう早く動いて欲しい」と。
神戸新聞朝刊の主要な記事は、日付の変わる0時にインターネットで先行して流れますので、「それを確認したら大河内さんに連絡します」と、知人の弁護士には伝えました。
で、0時にニュースがアップされたのを確認してから、面識のない大河内議員にfacebook経由で連絡させてもらったら、すぐにご返信頂いたので、私の考えを丁寧に説明したんです。
「私は神戸のNGOの代表です。今後あなたに対する当事者団体等から様々な非難が起こるでしょうが、私は決してあなただけを一方的に非難しない。今回の発言の真意を聞かせていただき、これからどういう風に解決していけるのか一緒に考えたい」
とお伝えしました。すると2日後には、BASE KOBEの事務所に大河内議員がいらしてくれたんです。
お会いしたら分かりますよ、大河内さんが差別主義者じゃないことは。
初対面で約3時間お話しして分かったのは、大河内さんの発言は誤った一方的な情報を基にした不適切なものであって、根底に差別意識はないだろう、ということでした。
それならば、彼を差別主義者として当事者団体等が追い込んでしまうのは誤りであって、地元の当事者団体の代表でもある私がこの人と向き合って、彼が抱えているモヤモヤとしたものをきちんと勉強してもらうことで整理してもらい、願わくば理解者になってほしいと考えたのです。
それから彼に対してはずーっとレクチャーし続けたんです。面談や電話を合わせて1000時間くらいでしょうか。交わしたメールも膨大な数です。お忙しい中で、本当によくお付き合いいただけたと思いますよ。

788名無しさん:2017/07/03(月) 17:06:14
I:大河内議員の考えは変わりましたか?

S:ご本人は早い段階から理解してくれたようで
「これは私だけの問題ではない。自民党の地方議員の大半は、LGBTについては、理解ができていない。今後、私の発言と同じようなことが起きないように動きたい」
とおっしゃったんです。
大河内さんも40歳過ぎの方ですが、セクシャル・マイノリティに関して学校で教育受けたわけでもなく、市民啓発がなされているわけでもないのです。もともと理解ができる土壌がない上に、保守の人たちには(LGBTに関する)一部の団体から、否定的な情報が伝わっています。だから、そんな保守の人たちの琴線に触れるような発言が議会でなされたんですね。
ご存知のように、大河内さんの発言がなされるちょっと前に、渋谷区の長谷部区長が、渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例(同性間のパートナー証明を含む)を発表されました。宝塚市長は、元社民党国会議員で、「宝塚市でも(同性パートナーシップ条例を)やるねん」という動きがあり、それに対して自民党が「何言うとるねん」と反発してゴタゴタした中で、ああいう発言がなされるという、背景としては非常にまずいものがあったんですね。
私自身お付き合いをさせていただいてよく分かりましたが、大河内さんは非常に勉強熱心な方なんです。講演会に参加をし、新宿2丁目や堂山町を訪ね、自主的に多くの本も読み、映画を見て学びを深めていかれました。市民も大河内さんのお人柄が分かっているのか、リベラルが強い宝塚市という土地柄ながら、保守系議員として選挙でも圧倒的な得票数でトップ当選されているんです。
私も解決に向けて色々と頑張ってみましたが、左派議員や支持者の皆さん、複数の市民団体等から、執拗な追求や事実に反すような不条理な攻撃が続き、非常に憂慮し悩まされました。
しかし、大河内さんの理解も進み、自ら自民党を動かそうというところまで考えが至り、自民党のつながりを手繰って手繰って、当時の党の政策責任者である政務調査会長だった稲田朋美さんに私の信書を託すことができました。
大河内さんがLGBTに関しての学びを深めると同時に、私も大河内さんや保守の皆さんとの出会いを通じて溝を埋めていけたように思います。当初は保守の皆さんとは、対立することも多かったのですが、大河内さんが変わるとともに、私も今につながる大きな学びを得たと言っていいでしょう。私も変わったということですね。

稲田政調会長(当時)に話したこと
S:稲田さんに託した信書にこのように書きました。
「LGBTと言っても様々な人がいます。当事者にも、当事者の親御さんにも保守の方はたくさんいらっしゃいます。そして、保守の親を持つLGBTの当事者が一番大変な思いをしています。他人事にしないでください。このままイデオロギーの対立の中で、この問題が立ちいかなくなるのは困る。LGBTの様々な課題の解消を目指すことを、オリンピックを見据えて自民党の喫緊の課題にしてください」
ということで私案としての『理解促進法』(これは後日、衆議院法制局の指摘を受けて『理解増進法』と変更)という法律を作って欲しいとお願いをしました。
その直後に稲田さんがアメリカでの講演で、
「保守政治家と位置付けられる私ですが、LGBT(性的少数者)への偏見をなくす政策をとるべきと考えています」
と、私にとっても思いもよらぬ発言をされたんですよね。信書を託して本当によかったと思いました。

789名無しさん:2017/07/03(月) 17:10:39
■参考記事
自民・稲田政調会長「真のチャンピオンは倒れても立ち上がる人」米シンクタンクで講演(産経ニュース)

これを聞いてみんなびっくりしましたよね。急に出てきた稲田さんの言葉でしたから、自民党内もそうですが、LGBT当事者もびっくりしましたよね。「ほんまかいな?」って。大河内さんも私も。信書を託した直後でしたから、信書を読んでいただけたのだと確信しました。しかし、当事者のリベラルの活動家の方が、「選挙のためのパフォーマンスだろう」とか色々おっしゃったじゃないですか。

I:私も、そうだと思ってました。で、稲田さんのアメリカでの発言の後、どのような動きになったのでしょうか?

S:アメリカでのスピーチの後、再び稲田さんに信書を託しましたところ、稲田さんが会うとおっしゃって下さいました。
2016年1月19日に、大河内さんとともに自民党政務調査会長室を訪ねました。
その時、稲田さんは私に
「必ず対応します。少し時間を下さい」
と言われました。
その後、連絡があり、
「特命委員会を作りLGBTの課題を考えることになりました。すでに役員人事も決まっています。初回の委員会の前に役員に挨拶をしてもらえませんか」
と言われました。
そこで2月10日に大河内さんとともに上京して、委員長の古屋圭司さんと前事務局長の橋本岳さん(現在の事務局長は、宮川典子さん)の議員会館事務所を訪ねご挨拶させて頂きました。
第一回の自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会は2月23日に開催されました。
古屋委員長から、政務調査会事務局を通じて、「特命委員会に来て話をしてほしい」と依頼を受けた私は、自己紹介と今日までの流れ、そして私案として温めてきた『LGBT理解促進法』に関しての説明をしました。
後日分かったことですが、この会議には、自由同和会の平河事務局長が出席されていらっしゃったそうで、私の自民党に対する提言をそっくりそのまま、自由同和会の年間活動方針に加えていただいていました。

790名無しさん:2017/07/03(月) 17:14:23
■参考資料
自由同和会平成28年度活動方針の最後の部分

私の話を聞いて頂いた後に、古屋委員長から、「アドバイザーになって欲しい」という提案があり、それを受けて全会一致でアドバイザーが決定したのです。自民党特命委員会で、アドバイザーを置くのは、先ほども言いましたように珍しいことなんです。
だから、この特命委員会に至るまでの流れは、元をたどれば、大河内さんという一人の自民党の地方議員の不注意な発言から始まり、ご本人が学びを深めながら、ご自身のLGBTに対する理解増進に真摯に結びつけていかれたんです。

I:大河内さんの発言にまつわることだけを取り上げれば非常にネガティブなニュースになってしまうのですが、そこから起きたことを考えると全く印象が変わりますね。

S:そうなんです。大自民党を動かしたわけですからね。ただしね、新聞というのは極めていい加減なものでね、叩くときはいくらでも叩きます。でも、例えば大河内さんが自費でLGBTのための市民向けの勉強会を主催し、講師を招いたりしているんですけど、地元紙でも主催者として大河内さんの名前は一切報じないですからね。批判は書くんですけど、それをきっかけに学んだり、自分の政策に活かしたりしていることは書かないんですからね。
日本のメディアというのは読む側にメディア・リテラシーがないと本当の情報は入手できないと、今回の件を通じて痛感しました。

自民党の中にも様々な人がいる
I:リベラルな立場の人の発言や報道から受ける印象だと、稲田さんがLGBTの人権に対してきちんと向き合う方だとは感じられませんでした。でも、繁内さんのお話を伺っている内に、例えば安保法案や憲法改正、歴史に関することなどと、LGBTに関することは分けて考えるべきなのだな、と考えるようになりました。それをごっちゃにしてしまうと、導き出される答えは「選挙目当てのパフォーマンス」になってしまうんですよ。

791名無しさん:2017/07/03(月) 17:16:37
S:保守と言われる人たちの中にも色々な考え方があるんですよ。「保守の皆さんは、LGBTには無理解」と決めつけてしまっては、読み間違えてしまいまうと思います。
私は、今の自民党の皆さんには、LGBTに対して概ね2つの人たちがいると考えています。
1つは、政権党の議員として、国民の様々な課題に向き合おうとする皆さん。今回で言えば、稲田さんや古屋さんですね。古屋さんは、「真の保守とは、多様性を認めるものだ」と、私に話してくれます。この言葉は、私が自民党のアドバイザーを務めさせて頂く上での重要なキーワードになっています。
もう1つは、LGBTに関しては無関心。または、知識の少ない中で誤解が生じている皆さん。このような皆さんの中で、過去に「過激な性教育」ということでバッシングされた東京の「七生養護学校事件」ありましたよね。

■参考資料
七生養護学校事件(Wikipedia)

あれは、知的障害のある子たちに対して、より具体的に分かりやすく教えるために先生方が一生懸命考えて、リアルな人形を使って具体的に教えないと理解できないから、という教育上の極めて重要な側面をすっ飛ばして、過激な性教育だとレッテルが貼られてしまい、全国的に性教育ができなくなった、あるいはエイズ予防教育ができなくなった、という苦い経験があります。このような理解が少ない皆さんに、よりよく理解してもらうにはどうしたらいいか、というのがそもそもの始まりなんですね。

I:つまり、稲田さんや古屋さんは、前者の方なんですね。

S:そういうことなんですよ。だから、それを全否定するのはおかしいし、またもったいないと思います。

I:なるほど、これは僕を含めて理解していない人が多いでしょうねえ。

S:全く理解されてないんですよ。あまりにも政治とLGBTの関わりに興味がない当事者の皆さんが多いのではないでしょうか。特に私を含めた中高年。もちろん、ご結婚されていらっしゃる方も多いのではないかと思いますが。また、LGBTの活動家の多くは、何かしようとしても自民党から冷たくされていたので、野党に頼るしかなかった時代が長く続いて来ましたから、自民党についてはわからなくて当然ですよ。正直なところ、「自民党の特命委員会が、LGBT議連潰しだ」という人がいることに驚いたんですよ。情報が少ない中で、「自民党は敵」と、決めつけてしまっていますからね。

I:つまり、自民党の特命委員会の皆さんは、LGBTに関することには耳を傾け、共に考えてくれる可能性が決して低くないということなんですね。

S:そうなんですよ。例えば中国、韓国に対しては強硬であっても、実は稲田さんは弁護士でもあって当然のことながら人権意識は持っていらっしゃるので、LGBTの問題に関しては大いに一緒にやっていける方なんですよ。
稲田さんの息子さんの大学時代のご親友にトランスジェンダーの方がいらっしゃるし、その方にお会いして生きにくい話を聞いてらっしゃったので、以前からLGBTの人権に関心があったんですよ。
2016年の東京レインボーフェスタの会場に稲田さんをお連れした際も、その方と再会されているんです。とてもフレンドリーに話してらっしゃる様子をそばで見ていて、稲田さんがLGBTに対して偏見を持っている人ではないと改めて確信しましたし、お二人が実に自然で微笑ましく思いましたよ。
私は、稲田さんは、以前からLGBTの人権課題に関心はお持ちだったけれど、取り組まれる機会がなかっただけで、今回をよい機会にして頂けたんだなと思っています。
(その2につづく)

こういう経緯で、自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会のアドバイザーに就任された繁内さん。
次回は、
・特命委員会がどのように進んできたのか?
・野党4党が提出した「LGBT差別解消法案」に比べると骨抜きだと批判される罰則規定がないLGBT理解増進法案を考えた真意とは?
・旗振り役の稲田議員が大臣となり特命委員会を離れた今の状況と今後の見通し
に関して、さらに深くお話を伺って参ります。

続きはこちら

■繁内幸治氏が世話人となっている「LGBT理解増進ネット」のサイト

792名無しさん:2017/07/03(月) 17:18:21
その1

http://life.letibee.com/interview-lgbt-jiminto/

793名無しさん:2017/07/03(月) 17:22:28
2017.01.06 ギモン
自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会の真実を直撃。 その2「理解増進法を目指す真意と、現在の状況と今後の見通し」
title_02
■前回の記事
自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会の真実を直撃。
その1「なぜ自民党が、性的指向・性自認に関する特命委員会を立ち上げたのか?」

「選挙目当てのパフォーマンス」に違いないと、懐疑的な目で見る当事者のアクティビストが多い自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会。
Letibee LIFEは、アドバイザーとして特命委員会に関わられている繁内幸治さん(「BASE KOBE」代表)のインタビューを通じて、自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会の真実に迫ってまいります。

インタビューの前編では、特命委員会が発足するまでの流れを伺いました。
宝塚市議の不適切な発言がきっかけとなって生まれたという流れを考えると、巷間で取りざたされている
「LGBT議連を潰すために特命委員会が発足された」
という説の信ぴょう性を疑わざるをえないと印象が残りました。

LGBT法連合会が提案している「LGBT差別禁止法」。
野党4党が法案を提出した「LGBT差別解消法」。
※詳細はインタビュー前編を参照。

上記の2つに含まれている『罰則規定』がないという理由で、自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会が考える「理解増進法」は骨抜きであると批判する声も非常に多いです。
後編では、その2「罰則規定のない理解増進法を目指す真意と、現在の状況と今後の見通し」
というテーマで、繁内さんが稲田さんへの信書で提案した「理解促進法」(後に増進法に改名)の目指すところとその意義、そして稲田さんが大臣に就任され特命委員会を離れたことでトーンダウンしたのではないかと思われている特命委員会の現状と今後の展望を直撃します。

■前回の記事
自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会の真実を直撃。
その1「なぜ自民党が、性的指向・性自認に関する特命委員会を立ち上げたのか?」

794名無しさん:2017/07/03(月) 17:24:12
罰則規定のない理解増進法は骨抜きなのか?
いたる(以後”I”):繁内さんがアドバイザーとして参加されている自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会は2016年の2月に始まり、5月に「性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すためのわが党の基本的な考え方」を発表されたわけですが、この間の3ヶ月間大変だったのではないですか?

繁内(以後”S”):本当に大変でしたよ。日々の仕事とNGOの活動をしながら、特にNGOは、図らずも貧困に陥ってしまった方のシェルターを運営していますから、週に2回も神戸から出席したこともありましたし。会議の招集は、2〜3日前ってことも多いのです。午前8時からだったり。神戸空港で出発直前に中止なんてこともありましたね。あと5分連絡が遅かったら飛行機に乗ってしまっていました。勤務変更ができず仕事のやりくりが難しい時は、往復夜行バスを利用したり。つまり車中で2泊ですね。55才の私には、非常に厳しかったですよ。

I:そんな想いをされてまとめた「性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すためのわが党の基本的な考え方」に対して、LGBT法連合の提案する「LGBT差別禁止法」や野党4党が法案を提出した「LGBT差別解消法」と比べて、罰則規定のない努力目標のようなもので、選挙目当てに作った骨抜きなものだという批判が非常に多いですよね。僕は個人的には、あの保守の自民党がLGBTの人権問題に目を向けてくれて差別禁止法・解消法に比べればハードルが低くなったものでも取り組んでくれることを評価するべきではないかと考えているのですが。

S:それは根本的に考え方が違うと思いますよ。
リベラルの皆さんから見ると、「罰則規定がないものは骨抜きや」と言うんですね。でも、それはあくまでもリベラルというフィルターを通して見るからそう見えるんであって、そのフィルターを退けた時にどう見えるのかが重要です。
つまり、欧米諸国は本当にLGBTが生きやすいか、否か、ということなんですよ。
確かに、パートナシップ法、シビルユニオン法、同性婚などを実現させた面では欧米諸国が一歩進んでいる、これは間違いないです。
では、「差別禁止法に関してはどうか?」。
私は欧米諸国が進んでいるとは思っていません。つまり、欧米諸国は宗教など様々な歴史的経緯から考えて差別があまりにも厳しいので、法律で禁止せなあかんような国なんですよ、そもそも。
「人権」というものは、本来的には、差別を禁止すれば済むってもんじゃないんです。
歴史上、差別禁止法を作って差別がなくなったことが一回でもありますか?
より潜在化して、より厳しくなっているじゃないですか。それを真似てどうするのでしょうか?
私は、日本でその轍を踏ませたくないから,「理解増進法(促進法)」を自民党に提案しました。罰則規定のある差別禁止法とは、全く別次元のものなので、並べて比べること自体がおかしいのです。
欧米、特に米国ではセクシュアル・マイノリティに対するヘイトクライム(憎悪犯罪)などが頻発していて、差別禁止法を作らないと当事者の生活の平静さえ保てないような国なわけです。セクシュアリティを疑われただけでいきなり暴力が起こる、日本は、このような状況は、ほとんどありません。

795名無しさん:2017/07/03(月) 17:28:24
I:新木場で起きた殺人事件などはヘイトクライムに該当しませんか?

S:あれは「ゲイなら襲っても警察に届け出ないだろうと思った」という動機ですから、本来のヘイトクライムとは違うと思いますよ。

I:それは確かにそうですね。

S:文明開化で制度だけ入って来ればよかったのに、そこにキリスト教的な性への考えが入ってきてしまったから今の状況になったわけです。
日本は、明治以前は、性に関してもかなりおおらかだったんです。
明治以降なんて、たった100年そこいらでしょ。日本は非常に長い歴史がありますが、欧米からのキリスト教によってこうなっているのに、遅れているとか欧米諸国から思われるのもどうなんでしょうかね。
特に同性婚を求める日本人の当事者や支援者の皆さんには、「遅れている」というような言い方をしないような注意が必要ですね。
保守層の皆さんにLGBTの人権に目を向けてもらうには、「欧米から入ってきた考えに囚われるのではなく、原点回帰をして、わが国らしい考え方に戻りましょう」というアプローチをするべきだと思ったんです。
そこで罰則規定を設けない、理解増進法(促進法)を提案したのです。

I:なるほど、そのお考えはよく分かります。でも、オリンピック開催までに差別禁止法や同性婚を実現させなくてはならないのではないでしょうか? 理解増進法では適合しないのではないですか?

S:そう思っている方は非常に多いでしょうね。
でも、オリンピック憲章に差別禁止法を作れ、同性婚を実現しろとは書いてないんですよ。そこを人権団体等が一方的に解釈して、オリンピックまでに差別禁止法が必要と主張していますが、それは違うと思います。

オリンピズムの根本原則より
6.このオリンピック憲章の定める権利及び自由は人種、肌の色、性的指向、言語、宗教、政治的またはその他の意見、国あるいは社会のルーツ、財産、出自やその他の身分などの理由による、いかなる種類の差別も受けることなく、確実に享受されなければならない。

同性婚を認めなさいとも、差別禁止法をやりなさいとも書いてないんですね。つまり、差別禁止や同性婚という具体的なものではなく、開催国として、当事者の選手が競技に専念できる差別のない環境を求めている訳です。
「差別がない社会=差別禁止法」ではないんですね。
日本のLGBTを巡る状況は、欧米とは随分違うというのが、この話の大前提なんです。
私は、差別が禁止してなくなるならば、いくらでも禁止法を作ればいいと思います。しかし、人類史上、差別禁止法を作って差別がなくなった国なんて一つもないですよ。
それを現在の自民党特命委員会事務局長の宮川典子さんともよく話をします。
ヘイトクライムのように命を奪われるような厳しい状況にあるわけではなく、主に無理解から起こる「いじめやからかい」のある日本は、理解増進法を作って国民のLGBTに対する考え方をボトムアップしていけば解決することだと私は考えているんです。

796名無しさん:2017/07/03(月) 17:30:05
I:なるほど、オリンピック憲章のことも誤解したままでいましたがよく分かりました。罰則規定と設ける差別禁止法と、国民の理解を深めボトムアップを目的とする理解増進法は、全く方向性が違うものなのですね。

S:一見して、差別禁止法と比べると罰則規定がないから甘っちょろいとか批判されますが、そもそも背景にある理念が全く違うんですよ。
差別禁止法が定められることが目的ではなく、「いかなる差別もない社会」を構築することがゴールですよね。
登山に例えると、差別禁止法では山頂までは登れません。なぜなら、差別禁止を声高に叫ぶと、いいか悪いかは別にして、新たな摩擦が生じるからです。力で押せば力で返されるのが常ですからね。
私は、理解増進法によって、今からの日本は、「人類史上初めて差別禁止法なくして課題を解消した国」になれる可能性が高いと考えているんです。これは、日本が誇りにしていいアプローチではないかと思います。
11月10日には、外務省の西村篤子女性・人権人道特命大使にも、LGBTの人権課題の克服に向けた理解増進法のアプローチについて同様の説明をさせて頂きました。
また、一橋大学でのアウティング事件を考えると、将来の活躍が大いに期待された優秀な学生さんの尊い命を失ったことは本当に悲しいですが、過剰に反応することがあってはならないとも思います。きちんと真相を究明し、再発防止に向けては、大局に立った対策を講じるべきだと考えます。そのことこそが彼の命に報いる唯一の道だとも考えます。
差別禁止法があっても、防げないものは防げないのですから、理解増進法によって、LGBTの当事者が、自らの生き方を恥じなければならないような社会のあり方そのものを根本的に変える必要があります。それには、差別を禁止するのではなく、まさに一人ひとりが立場の違いを越えて相互に理解を増進することが必要不可欠だと思いますがいかがでしょう?

理解増進法が実現するとどんなことができるのか?
I:具体的に理解増進法が実現すると、どのようなことができるのですか?

S:理解増進法ができれば、予算がつきます。
その予算を使って、今まで学校で教えることができていなかったことを教えることができるようになります。
「全国津々浦々あまねく公平に」というのがキーワードですから。

I:ということは学校教育だけじゃなく、自治体が市民に向けての啓発活動もできやすくなるのでしょうか?

797名無しさん:2017/07/03(月) 17:35:16
S:当然そうです。
法律で定められれば、「しない」という選択肢はなくなります。自民党の理解増進法案では、地方自治体には責務規定が設けられるのですから。

I:なるほど、罰則規定はなくても、自治体に対しての責務規定が設けられるのですね。

S:これが実現すれば、後世評価されるものになると思いますよ。
セクシュアル・マイノリティに関して知らないがゆえに誤解が生じて、いろんなことを言ってる人が圧倒的に多いんですから、日本の場合は。
そういう皆さんに対して、法律を作ってきちんと啓発活動をしていくと。例えば政府公報として公益財団法人ACジャパンを使うことだってできるでしょうし、各自治体だっていろんなことできる。学校でもやっていくわけだし、数年続けたらLGBTに対する日本人全体の考えは確実に変わりますよ。特にイメージが大きく変わるように思います。
国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、同性婚も既に5割は受け入れていますよ。別の調査では、LGBTの人権ということに関しては更に多くの皆さんが認めています。
ならば、法律が通って啓発活動を続けたら知らないがゆえに否定的な考えを持っている人たちはどんどん少なくなっていくように思います。
私の大学での講座を受けてくれている学生さんは、LGBTの人権について、ほぼ全員が肯定感を持っています。
きちんと国を挙げて啓発すれば、将来はきっと現在の欧米以上の成果が出せますよ。楽観的だといわれるかもしれませんが、私はそう思います。
ただ現状は遅れているのは事実だから、そこは真摯に受け止めて反省すべきですけど。だから反省をした上で、理解増進ですね。
既に自民党は、「法の下の平等」を定めた憲法14条に照らし、性的少数者への差別が禁止されているとする見解を示していますから、これに基づいてやれることをやるということでしょう。
これはどういうことかというと、最初から同性婚ありきにしてしまうと、保守の皆さんの中で受け付けない人の割合が高くなり、理解増進法案でさえ実現できなくなる可能性が高まるでしょう。だから、理解増進法を作って一年、二年、三年と地道に啓発を続けて理解出来る人を増やしていくことが何より大事です。
先ほども言いましたが、罰則規定を設けずに国民の理解を深めていこうとする理解増進法は、課題の解消に向けた人類史上初めての歴史的なアプローチなんです。私は、他の人権課題は残念ながら、差別・反差別が対立するような形での権利闘争の様相を呈してきた経緯がありますが、幸いLGBTに関しては、日本はそのような形ではなく、国民の理解増進で課題を解消できると考えた訳です。

798名無しさん:2017/07/03(月) 17:37:22
I:なるほど。現行法でやれることの進捗状況は今後もお話を伺って記事にしていこうと思うのですが、理解増進法を法案として実現させていく道のりとしてどれくらいのスパンで考えていらっしゃいますか?

S:ちょっとなんとも言い難いところなのです。
確かに稲田さんが党の政務調査会を離れたことでのトーンダウンは否めませんが、これは見方を変えれば、時間をいただけたということだと考えているんです。
古屋委員長は、
「この特命委員会が自民党の中でマイノリティであってはいけないんだ」
と、おっしゃいます。
だからこそ党内での理解増進、つまりLGBTについての知識と理解を涵養するための貴重な時間をいただけたと、私自身は前向きに捉えています。
今後、党内で理解を深めていくプロセスこそが、まさに、『理解増進法』の理念そのものだと思っています。
理解増進法が成立する過程こそ、多くの皆さんのご理解の上に成り立たなければならないものですから。
そもそも理解増進法を成立させるためには、更に環境を整えた上で、全会一致または、圧倒的多数の国会議員の皆さんの賛成がなければならないと考えています。
それを目標にして、今年は、地方を含めた自民党の中での理解を深めていくことに力を注ぎたいとも思っています。

I:これもまたイデオロギーのフィルターをかけて外から見ていると見えてこないものなのですが、稲田さんも自民党の中で闘われていらっしゃるんですね。

S:確かに自民党の中にはいろいろな考えを持つ人がいますから、稲田さんのリーダーシップ抜きには今までのことは語れないですよ。まさに稲田さんしかできなかったことです。

I:では、今、ちょっとトーンダウンしたように見える中で、自民党内で最もLGBTに対する理解が深いであろう橋本事務局長の代わりになる方はいらっしゃるのですか?

S:はい。新事務局長になられたのは宮川典子さん。
山梨県で教員経験のある方です。非常に聡明ですし、教育の現場もよく知っていらっしゃる。
もちろん、LGBTの児童・生徒のいじめについてもなくすべきだと考えていらっしゃる。とても明るい女性が事務局長になられたことで、特命委員会の雰囲気もバランスもよくなったと思います。

I:ちょっとトーンダウンしたように見える今は、自民党の中で理解を深めていく時間。保守層の皆さんにも理解していただきやすい法案を提案したわけですから、党内で理解者をじわじわ増やしていき、次のタイミングが訪れた時に実現させようと、いうことでよろしいでしょうか。

S:まさにおっしゃる通りです。
私は今55歳、60歳になったら定年させていただく予定なんです。そんなに長く続けていくつもりもないです。だから政権与党である自民党のアドバイザーとして、刻々と新しい情報が入ってくる私をLGBTのために役立ててほしいんです。
私には、自分たちの世代がLGBTに対して何もできなかったという思いが強いんです。だからこそ、強引だと嫌われるかもしれないけども、将来に向けて、当事者が政権与党と向き合える基盤だけは作りたいし、そして何よりも大事な基本法(理解増進法)だけは作っておきたい。
それが実現できないと死んでも死に切れん。
そんな思いなんですよ。
いま、自民党のアドバイザーとしては、LGBTの生活上の安心・安全の構築は、国民相互の理解以外に道はないと思います。しかし残念ながら、LGBTの多くの当事者団体が、日本では、自民党が反対し成立する見込みの少ない差別禁止法を目指していいます。これでは結果として、本来日本ではセクシュアリティとは関係の少ないはずの政治的な左右の対立を煽り、解決を遅らせるどころか、差別・偏見を潜在化させ固定化してしまうことにつながりかねないとも思います。
ぜひ、このことを多くの当事者の仲間に知って欲しいですね。
今回の切っ掛けとなった宝塚市議会議員の大河内さんは、保守の議員として、ご自身の経験を活かして草の根でLGBTに取り組んでいこうとされています。
また、私は、永年の同志であるレインボープライド愛媛代表のエディさん、ともに拓くLGBTIQの会くまもとの今坂先生とともに、「全国LGBT理解増進ネットワーク会議」を立ち上げました。
LGBTに対する正確なメッセージが未だ伝わっていない保守層の皆さんに向けても、今までにない、より現実的な協働を始めたいと考えています。

799名無しさん:2017/07/03(月) 17:38:43
■繁内幸治氏が世話人となっている「LGBT理解増進ネット」のサイト
全国LGBT理解増進ネットワーク会議

以上、前後編の2回に分けて、自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会アドバイザーの繁内幸治さんのインタビューをご紹介しました。
LGBTの人権問題に向き合う法案を成立させることは、セクシュアル・マイノリティ当事者にとって本当に大切なことです。だからこそ、イデオロギーのフィルターをかけた視点で一方的に決めつけて批判するのではなく、フラットな状態で様々な人の話を聞き、自分の頭で考えることが必要だと思わざるをえないインタビューでした。

800名無しさん:2017/07/03(月) 17:40:19
その2
http://life.letibee.com/interview-lgbt-jiminto_02/

801名無しさん:2017/07/05(水) 20:40:13
6月7日 0時57分
LGBT=性的マイノリティーのうち、その存在をあまり知られていない「Xジェンダー」と呼ばれる人たちがいます。自分を男でも女でもないと感じる人たちのことで、悩みを語り合うとともに、存在を広く知ってもらおうと、都内で交流会を始めました。
交流会を開いたのは、丸山真由子さんで、先月は、8人のXジェンダーが参加しました。

Xジェンダーは、自分を男でも女でもないと感じる人たちのことで、男性だと感じる時や女性だと感じるときが日によって違ったり、性別がないと感じる人がいたりします。

交流会では、参加した人が「LGBTの人たちの中でもXジェンダーはあまり知られていない。自分のことを話しても『そんなのあるわけない』と否定される」とか「『あなたは女性だからこうだよね』など、性別による行動を押しつけられるのが苦しい」など、生活の中でのつらさを語っていました。

体の性は女性でXジェンダーだという人は「初めて同じ思いの人たちと話をしたと感じた。女性を演じずに本当の自分でいられた」と話していました。また、体の性は女性という別の参加者は「自分を理解されず人と関わらないで生きようと思っていた。参加して共感し合う楽しさを知り人と関わろうと思うようになった」と話していました。

丸山さんは「当事者どうしが安心して話せるだけでなく、Xジェンダーのことを社会に発信していく方法を参加者と一緒に考えていきたい」と話しています。

ソース先に動画あり
外部リンク[html]:www3.nhk.or.jp

802名無しさん:2017/07/06(木) 20:06:40
時事ドットコム


地方議員が「LGBT議連」=全国の自治体で連携へ
2017年07月06日17時04分


「LGBT議連」を発足させた上川あや世田谷区議(中央)ら=6日午後、東京都庁
 性的少数者(LGBT)の地方議員5人が6日、東京都庁で記者会見し、LGBTの人権擁護のための条例制定などを目指す議員連盟を発足させたと発表した。現時点で83人が参加しており、今後も全国の自治体の地方議員に連携を呼びかけるという。
 世話人で、性同一性障害者である上川あや世田谷区議は「主要7カ国で、同性カップルを国レベルで承認していないのは日本だけになった。地方から柔軟に変えるべきものは変えて、国レベルの動きに育てていければ」と会見で語った。議連は27、28日に都内で研修会を開き、本格的な活動をスタートさせる。

803チバQ:2017/07/06(木) 20:38:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170706-00010003-bfj-soci
「私はゲイです」文京区議がカミングアウト 死別したパートナーへの思い
7/6(木) 16:08配信 BuzzFeed Japan
「私はゲイです」文京区議がカミングアウト 死別したパートナーへの思い
左から石川大我さん(豊島区議43歳)。細田智也さん(入間市議25歳)。上川あやさん(世田谷区議49歳)。前田邦博さん(文京区議51歳)。石坂わたるさん(中野区議40歳)。石川さん、前田さん、石坂さんはゲイ。細田さんはトランス男性。上川さんはトランス女性。
性的指向と性自認に関連する人権擁護を目的とする「LGBT自治体議員連盟」が7月6日に発足した。世話人の当事者5人が都庁で記者会見した。文京区議の前田邦博さん(51歳)は初めて、公の場で「私はゲイです」とカミングアウトした。【BuzzFeed Japan / 渡辺一樹】

議連は、具体的には、同性パートナー制度や、LGBT当事者の自己肯定感を上げる施策、いじめ・自殺・貧困・感染症・依存症の予防などについて勉強会を開き、情報交換するという。

議連は、具体的には、同性パートナー制度や、LGBT当事者の自己肯定感を上げる施策、いじめ・自殺・貧困・感染症・依存症の予防などについて勉強会を開き、情報交換するという。

トランス女性の世田谷区議・上川あやさんは、国レベルでのLGBT関連立法が停滞している中、同性カップルのパートナーシップを公に認める制度が、渋谷区・世田谷区を皮切りに各地で始まった点に言及。「そうした実績を地方議員に共有し、社会を変えていくベースとしたい。地方から柔軟に変えられるものは変え、それを国レベルに育てていきたい」と話した。

LGBT自治体議連には、当事者でなくても、趣旨に賛同する議員であれば参加できる。現職の議員は「正会員」、前・元職や候補予定者は「賛助会員」になる。ゲイの豊島区議・石川大我さんによると、北海道〜沖縄まで全国によびかけたところ、すでに78議員(元職2人含む)が賛同し、参加を表明した。より多くの参加を呼びかけている。議連は、第一回の勉強会を7月27日〜28日、東京都豊島区で開く予定だ。

「私はゲイです」文京区議がカミングアウト 死別したパートナーへの思い
前田邦博さん
初めて公にカミングアウトした前田さん。なぜ、このタイミングだったのか。
前田さんは15年前、男性のパートナーと死別したときの体験から、語り始めた。

「(パートナーが)救急車で病院に運ばれたとき、集中治療室の前で、生死もしさられずに待たされました。私は幸い、相手の両親と仲が良く、両親が『家族です』と言ってくれたので、面会謝絶にはなりませんでした。しかし、『単なる同居人』では面会できず、看取ることもできなかった」

「また、葬儀でも、配偶者なら喪主になれるが、喪主になれませんでした。高齢の親戚が理解できないということで、私は親族席にもいられませんでした。遺品も好意で引き渡してもらえましたが、そうでなければ何も手にできなかった。賃貸住宅も、相手方の名義なら、追い出される可能性もありました」

「私は個人的に、2人の関係性が認められるよう努力をしていました。しかし、いざという時に、普段の生活で関わっていない人たちからの横槍があれば、抵抗できません。それは、制度がないから。そして、社会からの認知がないからです」

当然の権利とされているものが、LGBTには保障されていないーー。それは強烈な体験だった。

なぜ、いままで隠していたのか?
前田さんは「いままで公表できなかったのは、恐かったからです」と率直に語った。実は議員になった後にも、議会事務局に嫌がらせの連絡があったり、信頼して話した人に、ゲイだと言いふらされたりした経験があるという。

議員という周りから支えられなければならない立場。そこからのカミングアウトは、下手をすると議員の立場を失う危険性がある。

しかし、いよいよ5期目50代となり、いま社会を変えなければという「焦り」を感じた。この立場の人間が社会に発信することが、社会の変化に繋がる、と前田さんは考えた。

「私がカミングアウトすることで、LGBTも、それ以外のマイノリティも『悩んでます』『助けて』と声を出しやすい場や雰囲気を作っていきたい」

目指すのは、雰囲気を変えるだけではない。

「仕組みや制度をつくることで、違いを容認し、多様性が認められ、相互扶助ができる社会にしたい。大切な人と、共に暮らしていける社会にしたい」

前田さんは自分自身について、「ゲイが結婚せず、ゲイとして自覚を持って生きるようになった、日本で最初の世代だ」と語る。

前田さんは「LGBTは若い世代だけのことではなく、どの世代にも同じだけ存在しています。私と同世代の人たちも続いてほしい」と語っていた。

804チバQ:2017/08/16(水) 20:29:38
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/342357/
男性の性犯罪被害を考える<上>たらい回しにされたSOS 「壁」を取り払った改正刑法
2017年07月11日15時55分 (更新 07月11日 16時20分)
改正された刑法の条文。被害者の表記が「女子」から「人」に改められた
改正された刑法の条文。被害者の表記が「女子」から「人」に改められた
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 改正刑法が13日に施行され、男性もやっと女性と同等に、性犯罪の被害者として法的に認められる。明治時代の制定以来、約110年ぶりの大幅改正。女性に限られてきた「強姦(ごうかん)罪」が「強制性交等罪」になり、被害の内容が広く捉えられるためだ。しかし男性被害者は「見えない存在」とされてきただけに、課題は多い。どんな制度や支援が必要なのか。2回に分けて考える。

 2015年夏。関西にある大学のカウンセリングルームで、4年生の小田雅人さん(22)=仮名=は精神科医に切り出した。「実は、親友に犯されて…」

 加害者の男性は、12年来の親友だった。被害の約1年前、同性愛者だと打ち明けられた。男性は、小田さんが女性と旅行したことをとがめたり、体を触ったりするようになる。小田さんが抗議すると、馬乗りで顔を殴られ、口を使った性行為を強要された。「嫌だ」と言うたびにペナルティーのように殴られた。

 しばらくして男性の謝罪を受け入れると「誕生日のお祝いをさせて」と食事に誘われた。その日、肛門性交による被害に遭う。殴られた痛みと恐怖がよみがえり、抵抗できなかった。

 翌朝、泣きながら帰宅し、熱を出した。その夜、遺書を書いた。

    ◇    ◇

 九州に住む家族には相談できない。消えてしまいたいという絶望の中、小田さんはツイッターで心情を吐露した。気付いた知人が、性被害者に医療や法的な情報を提供する「ワンストップ支援センター」があることを教えてくれた。

 匿名で相談のメールを送った。返信に書かれた電話番号にかけると、初めは優しかった女性相談員の声が、小田さんの低い声を聞いた瞬間、冷たくなった。「ご用件は何ですか」

 経緯を話すと「うちではどうにもできません」と警察署への相談を促された。警察署に電話すると、被害状況を確認するため「診断書を取って」と総合病院の電話番号を伝えられた。

 病院に電話し「性被害に遭ったので診断書がいる」と伝えると、男性なのに産婦人科につながれ、断られた。たらい回しにされるSOS。もうやめよう、と思った。

 友人の強い勧めで大学のカウンセリングを受けたのは、被害から5日後のことだった。

    ◇    ◇

 性被害者の“駆け込み寺”であるべき「ワンストップ支援センター」。政府は全都道府県への整備を目指し、内閣府によると6月1日現在で39カ所ある。

 ただ、内閣府作成の「開設の手引き」では、センターの支援対象は「急性期(被害後1〜2週間程度)の女性被害者」とするにとどまっている。支援に関わる病院は産婦人科がある病院とし、男性被害者には「情報提供など、できるかぎりの対応を」と短く記しているだけだ。センターには男性からのいたずら電話もあり、男性相談者への対応は差があるのが現実という。

 これまで男性は、より刑の軽い「強制わいせつ罪」などの被害者にとどまっていたが、今回の刑法改正で「加害者は男性、被害者は女性」という壁が取り払われた。「僕のように泣き寝入りしている男性はたくさんいると思う。助けを求めて傷つく人間が出るのは、法改正を境になくなってほしい」。小田さんは期待を込める。

    ×      ×

 【ワードBOX】性犯罪に関する改正刑法

 性犯罪の厳罰化が狙い。起訴するのに被害者の告訴が必要となる「親告罪」の規定がなくなり、親など「監護者」による性的暴行を罰する規定が新設される。「強姦(ごうかん)罪」が変更になった「強制性交等罪」は、法定刑の下限が懲役3年から5年に引き上げられる。膣(ちつ)性交だけでなく肛門や口を使った性交なども処罰対象とし、被害者の性別を問わない。


 2017/07/11付 西日本新聞朝刊

805チバQ:2017/08/16(水) 20:29:59
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/342652/
男性の性犯罪被害を考える<下>はびこる偏見「誰か信じて」 相談・支援する態勢充実を
2017年07月12日 15時27分
「性暴力被害者支援センター・ふくおか」の面談室。浦尚子センター長は「相談者がリラックスできるようにぬいぐるみを飾っている」と語る
「性暴力被害者支援センター・ふくおか」の面談室。浦尚子センター長は「相談者がリラックスできるようにぬいぐるみを飾っている」と語る
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 被害者を女性に限っていた「強姦(ごうかん)罪」を廃止し、男性も対象とする「強制性交等罪」を新設した改正刑法が13日に施行される。新たに男性も女性と同等に性被害者として認められるようになった。しかし現段階では、(上)で書いたように、男性の被害者に対して支援態勢はほとんど整っていない。「男性が性被害に遭うはずがない」など社会の偏見も根強く、課題は山積している。

 親友の男性から性的暴行を受けた大学生、小田雅人さん(22)=仮名=の精神科医によるカウンセリングは、2時間半に及んだ。医師は「大変でしたね」といたわりの言葉を掛け、カウンセリングを勧めた友人のことを褒め、「あなたは一人じゃない」と告げた。胃液を吐き続けていた小田さんは、その夜、被害後初めて食事を取れた。

 友人や相談先の人たちは、支えてくれる人と傷つける人にはっきり分かれた。その境界線は、被害を信じたかどうか、だった。

 小田さんは人との接触に恐怖を感じたり、性器などを連想させる食べ物が口にできなくなったりした。友人たちに打ち明けて理解を求めると、半数は「話を盛ってるだろ」と信じない。「そのまま男を好きになれば」とも言われた。無理解から放たれた言葉は、心に深く突き刺さった。

    ◇    ◇

 男性の性被害者の自助グループ「RANKA」主宰の玄野(くろの)武人さんは、「男性は性被害に遭わない」「性被害に遭っても傷つかない」「傷ついても支援などいらない」という三つの強固な偏見が、男性被害がなかなか信じてもらえない根底にあるとみる。

 自身も女性3人から性被害を受け、回復に16年かかった。年に1度、男性被害者の集いを開く。2011年には「男性の性被害者から相談を受ける電話相談員のための指針」を作成した。受診すべき診療科など実務で役立つ情報のほか、社会に広がっている「加害者は同性愛の男性(ばかり)」「勃起や射精は合意の印」などのイメージは偏見だと、丁寧に説明している。

 被害者の中には「性被害は男の恥だ」と思い込んで打ち明けられない人も多いという。玄野さんは「支援で大切なのは、被害を理解してくれる家族や友人の存在。それを得て初めて、回復への決意ができる」と語る。理解を広げるためにも、性被害者の窓口である「ワンストップ支援センター」の啓発活動に期待する。

    ◇    ◇

 支援センターの一つ、福岡県の「性暴力被害者支援センター・ふくおか」では、玄野さんの指針を参考に職員研修をしている。昨年末にはウェブサイトに男性被害者専用のページを設けた。こうした男性向けの取り組みに力を入れているセンターは、全国的にも珍しいという。

 しかし昨年度の新規の電話相談362件のうち、男性は44件で、面談やカウンセリングなどに至った例はない。浦尚子センター長は「話を聞いてほしいのに、被害に遭ったと言いづらいという葛藤があるのではないか。支援につなげられるよう研修し、啓発にも力を入れたい」と語る。

 センターは財政面での厳しさも抱える。福岡県からの委託費は、電話相談業務など限定的。相談員の研修などは民間団体からの助成金などでまかない、相談員の人件費を抑制して持ちこたえているのが現状だ。

 全国のセンターも資金繰りに苦慮しており、政府は本年度、交付金を新設した。福岡県も活用予定だ。浦センター長は「法改正を機にニーズが高まる。態勢を充実させるには財政的な下支えも必要だ」と語る。


 2017/07/12付 西日本新聞朝刊

806チバQ:2017/08/16(水) 20:31:00
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-wst1708140006.html
【ビジネスの裏側】「LGBTフレンドリー住宅」表示を追加 情報サイトSUUMO、住まい探しの負担軽減へ
08月14日 09:04産経新聞

【ビジネスの裏側】「LGBTフレンドリー住宅」表示を追加 情報サイトSUUMO、住まい探しの負担軽減へ
(産経新聞)
 住宅・不動産情報サイトの「SUUMO(スーモ)」が、性的少数者(LGBT)の受け入れに積極的な賃貸住宅を簡単に探せるサービスを9月から始める。良い物件が見つかってもLGBTだと告げると入居を断られるといった問題を減らすためだ。ただ偏見は残っており、サイトを運営するリクルート住まいカンパニー(東京都中央区)は物件のオーナー向け勉強会なども合わせて行う。(阿部佐知子)

LGBTというだけで…

 スーモでは、エリアや家賃、専有面積、角部屋、ペット相談可といった項目をチェックすることで物件を絞り込むことができる。今回この検索項目に新たに「LGBTフレンドリー」を追加する。

 「LGBTであることを理由として、入居の相談や入居自体をお断りすることはない」という賃貸住宅をデータベース化。社内でのダイバーシティ(多様性)についての研修などを通じて、LGBTについて学んだ社員が発案した。

 同社は今年4月、インターネットを通じてLGBT191人を対象に、住まい探しに関するアンケートを実施。それによると、同性カップルの41・9%が「単身契約した部屋に内緒で2人で入居した」と答え、「兄弟姉妹などと関係性をごまかして入居した」人も37・9%いた。「同性同士であることを理由に入居を断られた」のは7・1%で、「書類上の性別と外見とのギャップを理由に入居を断られた」人も15%いた。

 また「抵抗があるのも分かるので、あらかじめ入居の可不可を明記してほしい」という回答もあり、サイトの改良につながった。

 一方で、同性カップルは親族と同等だと認める動きは相次いでいる。東京都渋谷区、兵庫県宝塚市、那覇市などでは、同性のカップルに婚姻関係の代わりとなるパートナーとしての証明書を交付。那覇市などでは、同性カップルの公営住宅への入居を認めている。

 証明書に法的な効力はないが、取得したカップルには家族向けサービスを提供する事業者も増えている。例えば、みずほ銀行は、渋谷区が発行する証明書を取得したカップルには住宅ローンでの「家族ペア返済」や「収入合算」を適用。ほかの分野でも、家族割引サービスの利用や病院での面会といったことが可能になってきた。

 ただ、先のアンケートでは「『男性同士の入居は難しい』と、何件もの不動産会社で言われた」との体験談も寄せられた。賃貸住宅のオーナーには高齢者も多いためか、LGBTへの理解はあまり進んでいないようだ。このため、リクルート住まいカンパニーは、社員が講師となり物件オーナーなどを対象にした勉強会を開いている。スーモ副編集長の田辺貴久さんは「LGBTへの理解を広めることで、登録件数を増やしていきたい」と話す。

807チバQ:2017/09/13(水) 07:08:19
1089 :チバQ :2017/09/13(水) 07:07:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170912-00010000-doshin-hok
性同一性障害公表の弁護士・保坂さん、根室市議に初当選 「市民の期待に応えたい」
9/12(火) 7:01配信 北海道新聞
性同一性障害公表の弁護士・保坂さん、根室市議に初当選 「市民の期待に応えたい」
初当選を決めた翌日の11日、支持者の家族から花束を受け取り、笑顔を見せる保坂いづみさん
「市長提案受け入れるだけ」の議会に疑問
 10日投開票の北海道根室市の市議選(定数18)で、心と体の性が一致しない性同一性障害を公表している弁護士の新人保坂いづみさん(48)が初当選した。戸籍上は男性だが、女性として立候補して一人で選挙を戦い、上位当選を果たした。

 神戸市出身。幼いころから自分の性別に違和感を抱き苦しんできた。神戸大教育学部を卒業後に通信教育で法律を学び、6回目の挑戦で2010年に司法試験に合格。性同一性障害を明らかにし、女性弁護士として活動を始めた。大学時代に自転車で訪れ「人が温かく食べ物もおいしい」と感じた根室で昨年2月、法律事務所を開業した。

 転機は昨年9月。市の印鑑登録証明書の性別欄の削除を求める請願を市議会に提出し、全会一致で採択された。議会を傍聴し議員と接する中で「市長提案を受け入れるだけの議会の姿に疑問を抱いた」という。「議員の一番の仕事は市民の要望を反映した条例案を議員提案することではないか」

 結果は836票で5位当選。「何かしてくれるとの期待から投票してくれたと思う。応えたい」と力を込める。

808チバQ:2017/09/19(火) 22:29:51
http://www.sankei.com/world/news/170917/wor1709170008-n1.html
2017.9.17 01:06

同性愛活動で20人逮捕 タンザニア、締め付け強化

反応 プッシュ通知

反応



 タンザニアの島しょ部、ザンジバルで、非政府組織(NGO)主催の同性愛に関するワークショップに参加していた男女20人が地元警察に逮捕された。AP通信などが16日に伝えた。

 タンザニアでは同性愛行為は法律で禁じられ、男性同士の性行為は有罪の場合、最長で終身刑となる。同国内相が6月、同性愛者の人権を擁護する人の逮捕を警告するなど、締め付けを強化している。

 地元警察トップは「(同性愛を擁護する)団体への警戒を強める」と述べた。

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、アフリカ54カ国のうち、タンザニアなど38カ国が同性愛行為を法律で禁じている。欧米諸国は人権侵害だと非難しているが、アフリカ各国は反発し両者の溝が深まっている。(共同)

809チバQ:2017/09/21(木) 18:38:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170921-00000055-mai-soci
<LGBT>家探し支援、福岡の会社 理解不足で契約難しく
9/21(木) 15:20配信 毎日新聞
<LGBT>家探し支援、福岡の会社 理解不足で契約難しく
三好不動産のフェイスブック。LGBTの部屋探しに関する「よくある質問」を掲載している
 性的少数者(LGBTなど)の不動産物件の賃貸を巡り、入居しやすい環境づくりに向けた新たな動きが出ている。福岡市の不動産会社「三好不動産」は昨年11月からの10カ月間で、部屋探しに苦労する同性カップル14件の入居契約を成立させ、業界などで注目されている。ただ理解不足から契約に至らないケースなどもあり、専門家は行政の積極的な対応の必要性を指摘している。

 三好不動産でLGBTの入居を担当する原麻衣さん(36)は同性カップルの支えとなっている。契約が成立した人たちから「自分たちの関係を隠さずに部屋探しをできてよかった」と感謝のメッセージが寄せられている。

 原さんは昨年5月に会社が開いたLGBTの研修会に参加し、同性カップルが置かれている厳しい現実を知った。同性カップルが賃貸物件に入居しようとすると、不動産会社や家賃保証会社、大家の偏見などから「紹介できる物件がない」などと難色を示され、「1人で入居する」と偽って契約するケースがあることを教えられた。

 本当は2人入居なのに1人として契約すれば、火災でけがをした場合、契約上、氏名がない“住人”のほうは保険金が出ないなどのリスクがある。見過ごせない問題で「誰かが取り組まなくては」と思い、自ら希望して担当になった。

 勤務する博多駅前店に性の多様性のシンボルであるレインボーステッカーを貼り、LGBTの部屋探しを支援していることをツイッターやフェイスブックで発信。自社グループの家賃保証会社に同性カップルの入居をきちんと説明したうえで契約を成立させてきた。

 しかし一方で自社管理の物件以外では、入居希望の同性の2人の関係などを聞かれ、手続きがなかなか進まず、契約にいたらないケースもある。

 三好不動産の取り組みは業界では知られており、11月に全国の不動産業者が集まって東京で開かれるフォーラムで同社はこれまでの活動実績などを報告する予定だ。

 棚村政行・早稲田大教授(家族法)は「LGBTの部屋探しを支援する民間の取り組みが始まったことは評価できる。しかし住まいの確保は生活の基本であり、行政が積極的に支援すべきだ。相談窓口の設置や偏見をなくすための啓発、差別を禁止する条例の制定などが必要だ」と話している。【遠山和宏】

 ◇検索サービスも

 同性カップルの賃貸入居については、全国で官民ともにさまざまな取り組みが始まっている。

 東京都渋谷区は2015年11月に同性カップルを公的に認めて証明書を交付する「パートナーシップ制度」を条例に基づいて始め、他の自治体も続いた。法的な拘束力はないが、不動産などの事業者にLGBTであることを理由とした差別を禁じている。

 世田谷区が16年にLGBTを対象に実施して965人から回答を得た調査によると、「自治体に望むこと」(複数回答可)で、約6割の560人が「民間賃貸住宅への円滑な入居」と答えた。

 不動産情報サイト「SUUMO」は今年8月から、LGBTを理由に入居を断らないことを表明している管理会社の賃貸物件を検索できるサービスなどを実施している。【遠山和宏】

810チバQ:2017/10/10(火) 19:46:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170929-00000109-spnannex-ent
フジ社長 「保毛尾田保毛男」批判に陳謝「大変遺憾 謝罪をしないといけない」
9/29(金) 15:55配信 スポニチアネックス
フジ社長 「保毛尾田保毛男」批判に陳謝「大変遺憾 謝罪をしないといけない」
フジテレビ
 フジテレビの宮内正喜新社長(73)が29日、東京・台場の同局で定例会見を行い、フジテレビ系「とんねるずのみなさんのおかげでした」(木曜後9・00)の30周年記念スペシャルで、石橋貴明(55)が扮したキャラクター「保毛尾田保毛男」について批判の声が出ていることについて陳謝した。

 番組は、タモリ(72)、ビートたけし(70)ら大御所芸能人と、大ブレーク中の「ANZEN漫才」みやぞん(32)ら人気芸人を迎えて豪華3本立ての特番を展開。「保毛尾田保毛男」はたけし扮する「鬼瓦権造」、木梨憲武(55)扮する「ノリ子」とともに登場し、銀座でたけし流の30周年祝賀会を行った。

 男性同性愛者を揶揄していると思われるかつてのキャラクターの28年ぶりの登場に、話題となっていた。宮内社長は「これは30週年スペシャルで、30年間で作り出してきた色々なキャラクターで展開をしたわけですが、もしその時代が違っていて、不快な面をお持ちになった方がいたことは大変遺憾なこと。謝罪をしないといけない」と陳謝した。

 放送後、電話などで賛否両方の意見が寄せられたという。2時間半の長時間特番だったが、平均視聴率は10・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録していた。

811チバQ:2017/10/20(金) 20:02:07
維新:記述なし
こころ:記述なし
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2017/zen/CK2017102002100042.html
LGBT法整備 今度こそ 6党が公約に政策明記
2017年10月20日
候補者と政党に送ったアンケートを手に話すLGBT法連合会共同代表の池田宏さん=16日、東京都新宿区で(木口慎子撮影)
写真
 性的少数者(LGBT)政策も忘れないで-。LGBT当事者団体が、衆院選候補者らに差別禁止法制定への考えなどを聞くアンケートをし、ホームページで順次公開している。世界では七十超の国でLGBT差別を禁じた法律が成立しているが、日本ではまだだ。衆院選では六党が公約にLGBT政策を明記し=表、当事者らは「今度こそ法整備を」との思いが強い。 (奥野斐)
 当事者団体の全国組織「LGBT法連合会」は、衆院選公示翌日の十一日以降、主要政党と、住所などが把握できた全国の候補者約七百人にアンケートを送付した。設問は、候補者個人の公約にLGBT支援・権利確保政策が含まれているかや、教育現場や職場などでの課題に法制度や行政がどう対応すべきかなど。これまでに各党と約二百人分の回答を公開している。
 「自由記述欄いっぱいに回答を埋めた候補者もいて、課題として認識されつつある印象」と、同会事務局長代理でレズビアンの増原裕子さん(39)は手応えを話す。
写真
 LGBTを巡る政治の動きは、二〇一四年十二月の前回衆院選以降に前進があった。一昨年三月、超党派国会議員がLGBT議連を結成。法整備が議論されたが、与野党が一本化できず、昨年、民進など四野党が提出した法案は、衆院解散で廃案に。自民は「伝統的な家族観」を主張する勢力などとの党内調整が付かず法案提出に至らなかった。
 「性的少数者を差別してはいけないという禁止原則を明記し、学校や企業の対応を義務づけ、苦しんでいる人が救われる法律を作ってほしい」。LGBT法連合会共同代表でゲイの池田宏さん(58)は言う。
 小学生のころからしぐさや話し方が「女の子っぽい」とからかわれ、職場では疎外感を味わった。同会が公表している、当事者が社会で直面する差別などを例示した「困難リスト」には、不登校や解雇、精神疾患や自殺に追い込まれた事例など二百六十以上が載る。
 次の衆院議員の任期中には東京五輪があり、五輪憲章には性的指向による差別禁止が明記されている。増原さんは「LGBTの人権保障は世界的な流れ。五輪をきっかけに、差別のない皆が安心して暮らせる社会にしてほしい」と話している。
<LGBT> 同性愛者のレズビアンとゲイ、両性愛者のバイセクシュアル、性同一性障害など身体と心の性に違和感があるトランスジェンダーの頭文字をとった総称。人口に占める割合は、国内の20〜59歳を対象にした電通調査(2015年)では7・6%、同博報堂DYグループのLGBT総研調査(16年)では約8・0%と推計されている。

812チバQ:2017/10/21(土) 10:20:10
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20171020000131
LGBTの声、届いてる? 衆院選公約に「権利擁護」多数印刷用画面を開く
LGBTの尊厳と社会運動を象徴するレインボーフラッグを掲げた店内で、各党の公約への期待を語る福冨さん(京都市中京区・美容室「アオソラ」)
LGBTの尊厳と社会運動を象徴するレインボーフラッグを掲げた店内で、各党の公約への期待を語る福冨さん(京都市中京区・美容室「アオソラ」)
 今回の衆院選で大半の政党が、公約に性的少数者(LGBT)の権利を擁護する項目を盛り込んでいる。多様な性を受け入れる社会の実現に向けて期待が高まる中、関係者は「職場や学校、医療現場などあらゆる場面で当事者が直面する困難が解消されるよう、国会で議論を深めてほしい」と選挙後の動きを見据えている。

 民間調査研究機関が2年前に約7万人に実施した調査では、国内の約13人に1人がLGBTとされる。先進国では性差や民族、宗教などさまざま立場の人々が共生できるダイバーシティー(多様性)社会に向けた取り組みが進むが、日本ではまだLGBTへの理解が深まっておらず、権利擁護のための対策の遅れなどが指摘されている。

 2020年の東京五輪・パラリンピックを控え、五輪憲章が性的指向による差別を禁止していることも後押しとなり、衆院選ではほとんどの政党が公約で言及。差別解消の法整備を中心に性別適合手術の保険適用化、安心して使えるトイレの普及、同性婚の実現などを盛り込む党もある。

 こうした動きに、関係者からは一定の評価と、今後の議論に対する注文の声が聞こえる。

 京都市中京区の美容室「アオソラ」は、経営者の福冨雄介さん(43)が約20年前からファッションとしてスカートを愛用しているつながりで、LGBTの客が多い。当事者にとっては、性別に基づく世間一般の髪型への固定観念が障壁となり、自分がイメージする形に仕上げてもらえない悩みが多いという。福冨さんは「名古屋や大阪から来るお客さんもいる。それだけ理解してもらえる店が少ないということ」と打ち明ける。

 その上で、「カミングアウトできる環境が広まってくると、こういう問題も解消されていくはず。政治課題として取り上げられ、今後どういう形になっていくか楽しみ」と語る。

 近年、東京都渋谷区などが同性婚の証明書を発行するようになったが、自治体によって取り組みにばらつきがある。LGBTのカップルも含めて差別なく仏前での結婚式を受け入れている妙心寺塔頭・春光院(京都市右京区)の川上全龍副住職(39)は「国と地方の双方の努力が求められる」と強調する。国会での議論の深まりに期待しつつ、差別や偏見を解消するための施策をまとめる過程で、「本当の痛みが分かる当事者の意見をどんどん聞いて、施策に反映していってほしい」と注文を付ける。

【 2017年10月20日 21時00分 】

813チバQ:2017/10/27(金) 19:45:16

5286 :チバQ :2017/10/27(金) 19:44:35
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1710270021.html
【衆院選】希望の党・松浦大悟氏「LGBTカミングアウト阻止された」「LGBT左派から横やり」とツイート
17:14産経新聞

【衆院選】希望の党・松浦大悟氏「LGBTカミングアウト阻止された」「LGBT左派から横やり」とツイート
昨年の参院選を前に取材に応じる松浦大悟氏=平成28年6月17日、秋田市山王中島町の選挙事務所(渡辺浩撮影)
(産経新聞)
 先の衆院選の秋田1区から希望の党公認で出馬し、落選した元参院議員、松浦大悟氏(48)がツイッターで、自らが性的少数者(LGBT)であることをカミングアウトして選挙戦を戦おうとしたが阻止された-と明らかにした。

 松浦氏は26日夜、「今回の選挙で私はカミングアウトをしようと思い、LGBT運動をしている友人に頼んでメディアに声をかけたのだが全て断られた。理由は選挙前に特定の候補者をピックアップできないとの事だった。だが全政党の当事者を紹介するなどの工夫は出来たのではないか。(希望の党の候補者には2人いた)」とツイート。

 「小池百合子さん率いる保守政党の候補者がカミングアウトする事を阻止しようとするLGBT左派からの横槍(よこやり)も入った」「小池百合子氏、細野豪志氏にはカミングアウトして選挙を戦う事の了解を取っていた」「しかしそれは叶わなかった」などとした。

 松浦氏は秋田放送アナウンサーを経て平成19年の参院選で秋田選挙区から無所属で立候補し初当選。その後、旧民主党に入り、1期務めた。25年に民主党から、昨年は民進党から参院選に出馬したが落選。民進党秋田県連代表も務めた。今月22日投開票の衆院選では秋田1区で希望の党から出馬し、落選した。

 参院議員時代にLGBT問題に取り組み、22年10月18日の参院決算委員会で、国勢調査の項目に同性カップルも含めるべきだと質問。片山善博総務相から「今後検討していきたい」との答弁を引き出していた。

 希望の党は衆院選の公約で「LGBTの差別禁止法の制定」を掲げていた。

814とはずがたり:2017/10/27(金) 23:08:39
なんで左派が保守党の松浦がカミングアウトに横槍入れなきゃなんないんだ?

希望の党・松浦大悟氏「LGBTカミングアウト阻止された」「LGBT左派から横やり」とツイート
http://www.sankei.com/politics/amp/171027/plt1710270021-a.html
衆院選 2017.10.27 17:11

 先の衆院選の秋田1区から希望の党公認で出馬し、落選した元参院議員、松浦大悟氏(48)がツイッターで、自らが性的少数者(LGBT)であることをカミングアウトして選挙戦を戦おうとしたが阻止された-と明らかにした。

 松浦氏は26日夜、「今回の選挙で私はカミングアウトをしようと思い、LGBT運動をしている友人に頼んでメディアに声をかけたのだが全て断られた。理由は選挙前に特定の候補者をピックアップできないとの事だった。だが全政党の当事者を紹介するなどの工夫は出来たのではないか。(希望の党の候補者には2人いた)」とツイート。

 「小池百合子さん率いる保守政党の候補者がカミングアウトする事を阻止しようとするLGBT左派からの横槍(よこやり)も入った」「小池百合子氏、細野豪志氏にはカミングアウトして選挙を戦う事の了解を取っていた」「しかしそれは叶わなかった」などとした。

 松浦氏は秋田放送アナウンサーを経て平成19年の参院選で秋田選挙区から無所属で立候補し初当選。その後、旧民主党に入り、1期務めた。25年に民主党から、昨年は民進党から参院選に出馬したが落選。民進党秋田県連代表も務めた。今月22日投開票の衆院選では秋田1区で希望の党から出馬し、落選した。

 参院議員時代にLGBT問題に取り組み、22年10月18日の参院決算委員会で、国勢調査の項目に同性カップルも含めるべきだと質問。片山善博総務相から「今後検討していきたい」との答弁を引き出していた。

 希望の党は衆院選の公約で「LGBTの差別禁止法の制定」を掲げていた。

815チバQ:2017/10/27(金) 23:46:24
LGBTの団体は、社民党的な市民団体と親和性が高いんだとは思います。
横やりが入ったからカミングアウトを断念したってのは謎ですし、
小選挙区じゃなくて、比例で出れば良かったんじゃん?ってのもあるし、よくわからん動きですね。

816名無しさん:2017/10/28(土) 00:15:52
>今回の選挙で私はカミングアウトをしようと思い、LGBT運動をしている友人に頼んでメディアに声をかけたのだが全て断られた。

むしろ、ツイッターなりウェブサイトなりで自主的にカミングアウトすれば、
メディア含め各方面から注目されたと思うのですけどね…。
メディアが取り上げてくれないからカミングアウトしない、ってのは何とも。

817チバQ:2017/10/28(土) 16:57:17
ですね
レベルの低い言い訳に過ぎない感じがします。
希望の党は、防戦一方だったのでタイミング的に難しかったのはわかりますが。
でも、終わってからツイッターでこのような投稿するなら、もっと他の手はあっただろ?と言わざるを得ない。

818チバQ:2017/10/29(日) 15:08:24
http://www.sankei.com/world/news/171028/wor1710280027-n1.html
2017.10.28 19:10

台湾でLGBTパレード 同性婚合法解釈後初めて
 【台北=田中靖人】台北市内で28日、アジア最大級の性的少数者(LGBT)とその支持者らによるパレードが行われ、主催者によると、20カ国から約11万人が参加した。

 パレードは今年で15回目で、5月に同性婚を2年以内に合法化するよう命じる憲法解釈が出て以降は初。参加者は「直ちに婚姻の権利を認めよ」などと叫びながら市内を行進した。参加した郭怡萱さん(20)は「政府は民法改正か特別法制定かも決めておらず不満だ」と話した。

 台湾社会には同性婚に反対の意見も根強く、蔡英文総統は28日、フェイスブックに「憲法解釈の精神と社会の団結を維持する双方の努力を続ける」と記した。

819名無しさん:2017/10/31(火) 13:28:36
性別変更後「元に戻したい」 同一性障害、こんな悩みも
朝日新聞:2017年10月29日21時01分
http://www.asahi.com/articles/ASKBY5GNNKBYUTIL013.html

http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20171029002328_comm.jpg
性同一性障害特例法で性別の変更が認められた人の数


 自分は性同一性障害だと考えて戸籍上の性別を変えたが、やはり適合できず元に戻したくなった――。
性別変更をする人が増えるにつれ、こんな悩みを抱える人が出てきた。
再変更は現在の法律では想定されておらず、ハードルは高い。専門家からは「何らかの救済策が必要」との声も出ている。

 神奈川県茅ケ崎市の40代元男性は2006年、戸籍上の性別を女性に変えた。それをいま、強く後悔している。
家裁に再変更の申し立てを繰り返すが、「訴えを認める理由がない」と退けられ続けている。

 幼い頃から吃音(きつおん)に悩んでいた。疎外感を抱いていた00年ごろ、性同一性障害の人たちと交流する機会があった。
「自分たちの存在を認めないのはおかしい」と訴える姿がとてもポジティブに映った。
「自分も同じ(性同一性障害)だ」と考えるようになり、03年にタイで男性器切除の手術を受けた。

 04年に一定の条件を満たせば性別変更が認められる特例法が施行されたため、心療内科を受診。
十数回の診察を経て、複数の医師から性同一性障害の診断を受けた。
横浜家裁に性別変更を申し立て、06年7月に変更が認められた。

 だが、すぐに後悔に襲われた。
男性だった時には簡単に見つかった仕事が、女性になってからは断られ続け、性別を変えたためだと感じるようになった。
弁護士に再度の性別変更を相談したが、「今の制度では難しい」と言われたという。

820チバQ:2017/11/03(金) 08:46:57
>>761
>>762


1095 チバQ sage 2017/11/03(金) 08:42:12
舘内孝夫市議
この方みたいですね


たてうち孝夫 (@TateuchiTakao) | Twitter

Twitter アプリ���� - ����インストール済み

現在、北海道滝川市議会議員(日本共産党)趣味はゴスペル。LGBT(性的マイノリティ)理解と支援の活動もしています。. 北海道滝川市

821チバQ:2017/11/03(金) 08:47:49
>>803
前田文京区議

822チバQ:2017/11/06(月) 19:16:48
http://www.sankei.com/politics/news/171106/plt1711060021-n1.html
2017.11.6 14:33

「家族関係の説明に活用」東京・渋谷区、同性カップルのパートナー制度2年で調査結果公表

 東京都渋谷区は、全国で初めて同性カップルを結婚に相当する「パートナーシップ」と認める証明書を交付してから2年となる5日、取得者らを対象とした調査の結果を公表した。実際に証明書を「家族関係」にあることの説明に使った人がおり、他の自治体や国にも対応を望む声が寄せられた。

 渋谷区はこれまでに同性カップル24組に証明書を交付。調査は取得者や取得を検討している計16人のほか、社内の人事、福利厚生制度を同性カップルにも適用するなどしている企業の担当者も対象にした。

 渋谷区によると、パートナーが手術を受ける際、証明書を病院に提示した人や、生命保険の受取人を変更できた人がいた。また勤務先への説明のために取得を考えている人もいるという。

 一方、証明書は区民であることが条件のため、引っ越した場合は返納しなければならず、他の自治体にも同様の対応が広がることを期待する声や、死亡時の相続ができるよう法改正を求める声も上がった。

823チバQ:2017/11/14(火) 04:52:48
>>761-762改定 LGBT(を公表している)政治家
石坂わたる 中野区議
石川大我 豊島区議 2013年に社民党党首選に出馬落選
  http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/study/2246/1215411124/308
尾辻かな子 立憲民主党代議士
上川あや 世田谷区議
細田智也 入間市議 
舘内孝夫 北海道滝川市議(共産党)
前田邦博 文京区議


安間優希 名古屋市議選落選
松浦大悟 衆院選落選>>814

824とはずがたり:2017/11/14(火) 11:00:41
>>747
可成り沢山の人が居るんですねえ。。
最大1.7%もの人を無視したら間違いなく法律の法が違憲やろ。0.05%なら無視するかと云われたらそれも難しいけど。
>インターセックスの人々は、染色体や性器などの身体的特徴から男性か女性かの判別が明確につかない。… しかし破棄院は、フランスの法律の下では中性という性別は認められないと判断。もし男女以外の性別を司法が認めれば、おびただしい数の法律を改正する必要が生じ、「フランスの法の支配に深刻な影響」が及ぶと述べた。… 国連(UN)によると、世界人口の0.05〜1.7%はインターセックスだという。

825名無しさん:2017/11/17(金) 18:00:50
2017年11月17日 6時50分
16日放送の「衝撃のアノ人に会ってみた!2017秋」(日本テレビ系)で、元女子バレーボール選手の滝沢ななえが、年下の女性と交際中であることを明かした。

番組では「徳井が会いたい3人」と題したコーナーで、チュートリアル・徳井義実が「衝撃の美女バレー選手」として滝沢について紹介した。徳井は「僕は、この方を何年も前から見てまして」「日本のスポーツ史上、最高の美女と呼ばれた方」と滝沢を大絶賛。

そんな滝沢は、現在、引き締まったお尻が作れるという都内の女性限定トレーニングジムで、美尻専門トレーナーを務めているのだという。

VTRで出演した滝沢に、番組スタッフが交際をしている相手がいるかを尋ねた。滝沢は「今、付き合ってる方はいます」と笑顔で答えた後「公にするのは初めてなんですけれども」「実は、女性の方と付き合ってるんです」とカミングアウトしたのだ。

スタジオでは驚きの声があがり、徳井も「そうなん!?」と驚愕。年下の女性と付き合っているという滝沢は「家族にも言えなかったし」「変にとられるんじゃないかって、怖かった部分はすごくありましたね」と、葛藤していた時期があったことを告白。

さらに滝沢は「本当に堂々と『私はこうです』っていうふうに、明るく生きていきたいと思う」と前向きに語っていた。

なお、滝沢はTwitterで、番組内でのカミングアウトを報告している。
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/13902410/

http://mynews14.info/wp-content/uploads/2013/08/3f14f471.jpg
http://newsmansai.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_d47/newsmansai/E6BB9DE6B2A2E381AAE381AAE38188.jpg
https://c1.staticflickr.com/9/8007/7572552454_a86d9da01d_b.jpg

826チバQ:2017/11/17(金) 23:05:30
1467 :チバQ :2017/11/17(金) 23:05:14
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/171115/mcb1711151735024-n1.htm
オーストラリア同性婚合法化、賛成多数 郵便投票の結果発表
2017.11.15 17:35
 オーストラリア統計局は15日、同性婚合法化の是非を問う郵便投票の結果、賛成多数だったと発表した。結果に法的拘束力はないが、ターンブル政権は賛成多数なら同性婚の合法化に向けた法改正案を年末までに議会に提出するとしており、合法化実現の公算が大きい。

 統計局によると、18歳以上の約1600万人が対象で、9月12日から投票を受け付けていた。投票率は79・5%。61・6%が賛成、38・4%が反対だった。

 ターンブル首相は結果公表後の記者会見で「われわれは国民の声を尊重しなければならない」と述べ、改めて合法化に意欲を示した。

 政権は当初、民意を測った上で合法化しようと、投票義務を課す国民投票の実施法案を議会に提出したが、最大野党労働党は「議会が合法化を判断すべきで国民投票は不要」と反対。政権は次善の策として任意参加の郵便投票を実施した。(共同)

827チバQ:2017/11/17(金) 23:06:25
こんな「祝い金」なんてやめたら?
http://www.sankei.com/west/news/171117/wst1711170073-n1.html
2017.11.17 18:16

同性カップルに祝い金、兵庫・宝塚が市職員に導入

 兵庫県宝塚市は17日、市職員が同性カップルとして婚姻関係になった場合、男女間の結婚と同様に、職員互助会から結婚祝い金5万円を給付する制度を今月から始めたと発表した。性的少数者(LGBT)が暮らしやすい環境づくりの一環。同市は昨年6月には、同性カップルへの公的証明書の交付を始めている。

 市によると、祝い金の受け取りには公的証明書などを互助会に提出することが条件。証明書がない場合は、パートナーであることの誓約書と、婚姻関係の2人がともに配偶者がいないことを示す書類を出す。

 市の担当者は「LGBTであっても2人の幸せを願い、お祝いする気持ちに変わりはない。今後も支援を充実させていく」と話している。

 受け付けは1日から始めたが、これまでに申請はないという。

828チバQ:2017/11/23(木) 23:57:31
相手の国の文化を思いやることができないのか?

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/article/375413/
同性パートナー出席に反対 宮中晩さん会で自民竹下氏
2017年11月23日20時18分 (更新 11月23日 21時25分)

 自民党の竹下亘総務会長は23日、国賓を迎えて天皇、皇后両陛下が開催する宮中晩さん会に関し「(国賓の)パートナーが同性だった場合、どう対応するのか。私は(出席に)反対だ。日本国の伝統には合わないと思う」と述べた。岐阜市内で開かれた党会合の講演で語った。

 竹下氏は講演で、フランスのオランド前大統領が2013年6月に当時の事実婚の女性を伴って来日したことに言及。「女性は奥さまではない。天皇、皇后両陛下と並んで座るのでどう対応しようかと、宮内庁は悩んだ」と明かした。

829チバQ:2017/11/24(金) 18:40:09
https://www.jiji.com/jc/d4?p=fvt517-jpp14673482&d=d4_beauty

仏ファーストレディーは事実婚パートナー 写真特集

来日中、宮中晩餐会に出席したオランド仏大統領の事実婚パートナー、バレリー・トリルベレールさん=東京 バレリーさんはオラ…


 来日中、宮中晩餐会に出席したオランド仏大統領の事実婚パートナー、バレリー・トリルベレールさん=東京

 バレリーさんはオランド大統領の事実婚パートナーでジャーナリスト。正式な婚姻関係にないパートナーがファーストレディーになるのは、フランスでは初めてという。バレリーさんがパートナーになったのは2006年ごろ。1988年に雑誌記者となり、翌年パリマッチ誌へ移籍。主に政治記者としてキャリアを積み、テレビの政治番組の司会も務めた。オランド氏が大統領の有力候補に浮上後、バレリーさんは取材される側に回り、所属するパリマッチ誌の表紙を飾ったこともある。離婚歴があり3人の子供がいる(2013年06月07日) 【AFP=時事】


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171124-00000025-asahi-soci

野田聖子氏、竹下氏発言に異論 同性パートナー巡る発言

11/24(金) 11:42配信

朝日新聞デジタル

 野田聖子総務相は24日の閣議後記者会見で、自民党の竹下亘総務会長が宮中晩餐会(ばんさんかい)への同性パートナーの出席に反対だと発言したことについて、「多様性を重んじている人間としては、どんな人も伸びやかに生きられる日本でありたいと。そのために何をすればいいかを常に模索している」と述べた。竹下氏にやんわり異論を唱えた格好だ。

 竹下氏は23日、野田氏も出席していた岐阜市内での党支部パーティーで講演。野田氏との違いとして、天皇、皇后両陛下が開く宮中晩餐会をめぐり、「(国賓の)パートナーが同性だった場合、私は(晩餐会への出席には)反対だ」などと述べた。

 野田氏は会見で、「総務会長のお話の趣旨は、自民は開かれた多様な意見をぶつけ合える政党だと(いうこと)」とも述べた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171123-00000041-asahi-soci

「宮中晩餐会の同性パートナー出席、反対」自民・竹下氏


11/23(木) 16:24配信

朝日新聞デジタル

 自民党の竹下亘総務会長は23日、天皇、皇后両陛下が国賓を迎えて開く宮中晩餐(ばんさん)会をめぐり、「(国賓の)パートナーが同性だった場合、私は(晩餐会への出席には)反対だ。日本国の伝統には合わないと思う」と述べた。岐阜市内で開かれた党支部パーティーの講演で語った。

 竹下氏は講演で、まず異性間の事実婚に言及。オランド前仏大統領が来日した際、事実婚相手の女性を宮中晩餐会に伴ったことについて、「奥さんではないパートナーだという女性が天皇、皇后両陛下と並んで座るわけだから、どう対応しようかと宮内庁は悩んだ」と指摘した。

 そのうえで同性同士のケースに触れ、「そのパートナーが同性だった場合、どう対応するか。日本国として必ず近い将来、突きつけられる課題ではないか」と述べた。
.
朝日新聞社

830名無しさん:2017/11/24(金) 20:01:34
こんな人に限ってとかは世界あるあるネタですね

Anti-LGBTI politician caught having sex with a man in his office

A US politician known for being extremely vocal about his anti-LGBTI stance and conservative
Christian views has resigned after being busted having sex with another man in his office.

Wes Goodman, the Republican politician from Ohio, resigned last week after it was revealed
that he had been caught engaging in “inappropriate behaviour” of a sexual nature with another man.

The man Mr Goodman was caught having sex with was reportedly not one of his employees.

The right-wing politician, 33, is married to a woman who is the assistant director of an annual
anti-abortion rally known as March for Life and he frequently states that “natural marriage”
— or heterosexual marriage — is the only true marital option, according to The Independent.

http://www.news.com.au/world/north-america/antilgbti-politician-caught-having-sex-with-a-man-in-his-office/news-story/4d685a7a23d6fdfd16a85ea210513d23

要約

反LGBTと保守的なキリスト教史観を強く主張していることで有名なアメリカの政治家が、
職場で男性と性行為していたのが発覚したために辞職しました。

辞職したのはオハイオ州の共和党議員であるウェス・グッドマン氏(33)。
伝えられるところによれば、グッドマン氏と性行為をした男性はその職場の従業員では無かったという。

グッドマン氏は反中絶集会のアシスタントディレクターを務める女性と結婚しており、
しばしば「自然な結婚、つまり異性同士の結婚が唯一正しい結婚なのであります」と発言していたという。


https://i.kinja-img.com/gawker-media/image/upload/q3gxkqfqcnvahhq3inox.jpg

831名無しさん:2017/11/24(金) 21:38:51
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171124/k10011234221000.html

自民 竹下氏 同性パートナー反対発言「反省している」
11月24日 19時22分

自民党の竹下総務会長は、24日、松江市内で記者団に対し、宮中晩さん会への国賓の同性パートナーの出席に反対だとみずからが発言したことについて、「言わなければよかったと思っており、反省している」と述べました。
自民党の竹下総務会長は23日、岐阜市で開かれた党の会合で、海外からの国賓を迎えて開かれる宮中晩さん会に関連し、「国賓のパートナーが同性の場合、出席に反対だ。日本の伝統には合わない」と述べ、野党側からは「差別発言だ」などと批判が出ています。

これについて、竹下氏は24日に松江市で記者団に対し、「私のまわりにも同性のパートナーを持っている人はおり、普通におつきあいしているが、皇室に関係する場合に日本人のメンタリティーとしてどうかという思いがあって、あのような発言となった」と釈明しました。そのうえで竹下氏は「いずれ議論しないといけない時期はくるだろうが、まだ先ではないか。言わなければよかったと思っており、反省している」と述べました。
官房長官「政治家個人の発言」
菅官房長官は午後の記者会見で、「どのような発言をしたか詳細は承知しておらず、政治家個人としての見解を述べたものなので、政府の立場でコメントは控えたい」と述べました。そのうえで、菅官房長官は記者団が「国賓のパートナーが同性だった場合、政府としてどのような対応をとるのか」と質問したのに対し「仮定の話なのでコメントは控えたい。そのようなことがあった場合にはしかるべき対応をすることになるだろう」と述べました。
公明 山口代表「反対は言い過ぎ」
公明党の山口代表は、訪問先のソウルで記者団に対し、「国賓で迎えるからには、わが国の制度や慣習と違うところがあっても、基本的には尊重すべきで、晩さん会への出席に反対だというのは、言い過ぎではないか。立場のある人は自分の言動がどう影響するか、よく考えて発言する心構えが大切だ」と述べました。

832チバQ:2017/11/25(土) 01:14:19
>>831
公明山口がまっとうなコメントですね

833チバQ:2017/11/25(土) 10:43:35
これは・・・雨降って地固まる
になると良いが
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171125-00000007-asahi-soci
大使の同性パートナー、これまでも参加不可 宮中行事
11/25(土) 5:05配信 朝日新聞デジタル
 同性パートナーが、天皇、皇后両陛下主催の宮中晩餐(ばんさん)会に出席するのは反対――という、自民党の竹下亘総務会長の発言に24日、反発が相次ぎ、竹下氏は反省を表明した。だが、これまでも駐日外国大使の同性パートナーは「配偶者」と認められず、宮中行事などに参加できなかった。


 宮中行事などに参加できなかったのは、デンマークの前駐日大使のパートナーだ。2011〜15年に赴任したアナス・カーステン・ダムスゴー前大使は同性婚をしていた。大使館関係者によると、異性の配偶者なら出席できる行事に、パートナーを同伴することはかなわなかったという。

 外務省によると、大使などの同性パートナーは03年から、外交関係に関するウィーン条約の定める「外交官の家族」として対応している。ただ、日本は同性婚や同性パートナーシップといった制度がないため、「配偶者」とは認めず、「23歳未満の子ども」と同じ扱いにしている。このため、夫妻で招かれる天皇誕生日の祝賀レセプションなど、外務省主催行事で招待状を送っていない。

朝日新聞社

834とはずがたり:2017/11/26(日) 12:21:00
名演説だ。それは英語解らなくても判る。字幕のお陰もそうだけど声が大事やね。

https://twitter.com/Bulldog_noh8/status/934357403851558912
ブルドッグ?
@Bulldog_noh8
フォローする @Bulldog_noh8をフォローします
その他
2013年にニュージーランドで同性婚を認める法案が出来たとき、賛成票を投じた1人のおじさん議員が議会で語った内容。
当時も世界中で賞賛されたスピーチ。知らない若い人に向けて。

835名無しさん:2017/11/28(火) 18:36:00
安倍首相、同性婚パートナー招待=自身主催夕食会、河野外相も対応指示

 安倍晋三首相は28日午前の衆院予算委員会で、同性婚をしている外国首脳への対応に関し、「パートナーとして来日された場合は首相主催の夕食会はお越しいただければと考えている」と述べた。

また、河野太郎外相は12月の天皇誕生日のレセプションや外務省の賓客への対応について「法律婚、事実婚、あるいは同性、異性にかかわらず配偶者、またはパートナーとして接遇するように(事務方に)指示した」と明らかにした。
 自民党の竹下亘総務会長が、外国賓客が同性パートナーを伴って宮中晩さん会に出席するのは「日本の伝統に合わない」と発言したのを受け、希望の党の井出庸生氏が見解をただしたのに答えた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017112800590

836名無しさん:2017/11/28(火) 18:38:47
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171128/k10011238031000.html

首相主催の夕食会には国賓の同性パートナーも招待へ
11月28日 16時35分
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安倍総理大臣は衆議院予算委員会で、自民党の竹下総務会長が宮中晩さん会への国賓の同性パートナーの出席に反対だと発言したことに関連し、海外からの賓客をもてなす総理大臣主催の夕食会には同性のパートナーも招待する考えを示しました。
自民党の竹下総務会長は、先に、海外からの国賓を迎えて開かれる宮中晩さん会に関連し、「国賓のパートナーが同性の場合出席に反対だ」と発言し、その後、「言わなければよかった。反省している」と述べました。

これに関連して、安倍総理大臣は28日の衆議院予算委員会で、「政治家個人の見解であり、政府の立場でのコメントは控えたい」と述べました。

そのうえで、安倍総理大臣は「外国の首脳には、すでにカミングアウトし、同性婚をしている人もおり、そういう方のパートナーが来日した場合には、総理大臣主催の夕食会にはお越しを頂きたい」と述べ、総理大臣主催の夕食会には同性のパートナーも招待する考えを示しました。

また、河野外務大臣は「来月の天皇誕生日のレセプションには、事実婚か法律婚か、同性か異性かにかかわらず、配偶者やパートナーを招待するよう指示した」と述べました。

菅官房長官は午後の記者会見で、「天皇陛下が主催されるので、政府としても個別具体的な事実関係を踏まえる中で、しかるべき対応をしていくことになるだろう」と述べました。

837チバQ:2017/11/28(火) 19:11:56
http://www.sankei.com/premium/news/170808/prm1708080005-n1.html
2017.8.8 12:00
【河崎真澄のチャイナウオッチ】
中国5000万人LGBT社会の苦悩 「秩序乱す」ここにも中国の人権抑圧
 同性愛など性の多様性をもつ「LGBT」は、中国で5000万人前後にのぼるとされる。その中国で、「出櫃(チューグイ)」=カミングアウトは、常に大きなリスクをともなってきた。社会での理解が進んでいないうえ、政権は「秩序を乱す」として抑圧する構えをみせているためだ。テレビ番組や映画に加え、ネット上でもLGBTを肯定する表現が禁じられ、人権抑圧の動きが強まっている。一方で、台湾では今年5月、「憲法裁判所」が同性婚を認めない現行法を違憲と判断。中国のLGBT社会からは、台湾をうらやむ声も漏れる。

家族総出で押さえつけ

 「自分が同性愛者と気づいてから何年も悩み、すがる思いで打ち明けた母親は激しく取り乱し、家族総出で僕を押さえつけて精神疾患の病院に連れて行ったんだ」

 上海市内で7月に開かれた「同性愛親友会」の集いで、29歳の中国人男性は、こう打ち明けた。「一人っ子の自分が子孫を残さなければ、一家の破滅だとののしられた」という。


 中国で「出櫃」は大きなリスクをともなう。過去には、表面化しやすかった同性愛者の場合、1997年まで「流氓罪」という“ならず者”と同じ犯罪者と扱われ、2001年まで「精神疾患」として強制治療の対象にされた差別社会。いまも同性婚は認められず、LGBTへの理解も進んでいない。

 中国では同性愛者やLGBTを「同志」とよぶ。かつて中国共産党の党員らが互いを呼び合う敬称として使った「同志」だが、台湾などで俗語として使われるうち、いつしか中国でも広がった。

 台湾では5月、憲法裁判所に当たる司法院大法官会議が、同性婚を認めない現行民法は「違憲」に当たるとの判断を示し、2年以内の法改正か関連法制定を求めた。今後、アジアで初めて同性婚の合法化が台湾で実現する見通し。

台湾がより優れている

 台湾の動きとは逆に、中国ではLGBTへの締め付けが進行中だ。中国政府は昨年3月、テレビ番組でのLGBT描写を禁じ、「同志」への検閲を強め始めている。映画にも検閲が広がり、さらに今年6月にはネット視聴のソフトでも同性愛などの自由な表現を禁じる「ネット視聴コンテンツ審査規則」が通過した。

 最高指導部のトップ人事が決まる5年に1度の共産党大会を今秋に控え、社会混乱のタネを減らしたい習近平指導部は、「LGBTは社会秩序を乱す」などと曲解して圧力を強めるもよう。偏見に満ちた人権軽視は、今秋に共産党大会を控え一段と厳しさを増している。

838チバQ:2017/11/28(火) 19:13:13
「出会いの場」強制撤去

 「私は初めて、台湾が中国より優れているのだと実感した」

 「ここでは、こんなにスモッグがかかっている。どうやって『虹』(LGBTの象徴)がみえるっていうのかい?」

 5月の台湾での司法判断後、中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」では、台湾に羨望の視線を向ける中国LGBT社会からのツイートがあふれた。そんな声を伝えたUSニュース・アンド・ワールド・リポート誌(7月5日、電子版)によると、司法判断から数日後、中国本土でLGBT関連のサイトが突然、閉鎖されたという。

 上海市中心部の人民公園で5月、露天商の無許可営業や違法駐車などを取り締まる「城管」と呼ばれる治安要員の怒号が響いた。同性愛者を息子や娘にもつ数十人の母親らが、レインボーカラーに塗り分けられた傘を地面に置き、子供の経歴書や写真を見せ合って「お見合い相手」を探していたときのことだ。

 人民公園は一人っ子の結婚相手を探す両親や祖父母が集まる“メッカ”。週末ともなれば早朝から数千人が、子供の対象になりそうな相手の学歴や職業、容姿などの釣書(縁談向けの身上書)を見比べ、その家族とお見合いの交渉まで行う。悪名高い「一人っ子政策」は昨年、ようやく廃止されたが、20〜30代の結婚適齢期にある男女は都市部ではほぼ例外なく「一人っ子」。子孫繁栄と老後を頼るためにも、祖父母や両親は「結婚しない」現代っ子に焦りを感じている。

 その人民公園の「お見合いコーナー」と少し離れた場所で、子を思う気持ちに変わりのない両親らが試みた同性愛者のための出会いの集いを、異性の結婚相手を求める元祖「お見合いコーナー」の親たちが「違法行為だ」などと警察に通報し、警察は配下の治安要員に排除を命じたという。

 城管に強制撤去させられた同性愛者の息子をもつ母親の朴春梅さんは、「人民公園から追い出されたことは事件としてニュースで流れ、その後、ネット上で蔑視に満ちた批判にさらされました」と話した。城管を非難するコメントは当局者が相次ぎ削除し、厳しい批判のみが残ったようだ。

 朴春梅さんは、北京市や河北、広東、福建などの各省にも組織が広がる「同性愛親友会」の上海代表。7月の集いのほか、6月には上海から長崎県佐世保に向かうクルーズ船を企画。9組の同性愛カップルの結婚式を挙げるツアーを成功させた。両親や友人ら約800人が乗船して祝った。法的にはまだ認められない同性婚であっても、人生の節目としての「結婚式」を大切にしたかったという。

変化の兆しも

 一方で、かすかな変化の兆しもある。中国ネットメディアによると、河南省の裁判所が7月、同性愛の38歳の中国人男性が、精神疾患と疑われて強制入院された上、19日間にわたって本人の同意を得ないまま投薬されたと訴えた裁判で、病院側の非を認め、原告の男性に対し5000元(約8万2500円)を賠償するとともに、公開謝罪するよう命じる判決を下した。

 中国が今後、LGBTに寛容な社会に変わっていくのかどうか先は見えてこないが、朴春梅さんたちの活動は、今後も一歩ずつ前に進む。
(上海支局長)

LGBT

 多様で個性的な性のあり方の総称。愛情を抱く相手として、女性が対象である女性のレズビアン、男性が対象である男性のゲイ、男女の両性とも対象のバイセクシュアル、生まれ持った身体の性別に違和感があり、別の性で生きたいと望むトランスジェンダーの頭文字を取った。さらに性の自認で模索を続けるクエスチョニング、無性愛のアンセクシャルに、その他を「+」として「LGBTQA+」などと呼ぶこともある。日本でも約13人に1人がLGBTに該当するとの調査結果がある。

839とはずがたり:2017/11/28(火) 19:23:18
河野外相、賓客の同性パートナーの接遇を指示
http://www.asahi.com/articles/ASKCX3WJDKCXUTFK00G.html?ref=goonews
山岸一生2017年11月28日13時23分

 河野太郎外相は28日午前の衆院予算委員会で、12月の天皇誕生日の祝賀レセプションの招待者や外務省が招く賓客について、「法律婚・事実婚あるいは同性、異性にかかわらず、配偶者またはパートナーとして接遇するよう指示した」と明らかにした。希望の党の井出庸生氏の質問に答えた。

【速報】森友や北朝鮮なども論戦 予算委
「宮中晩餐会の同性パートナー出席、反対」自民・竹下氏
 自民党の竹下亘総務会長が23日、党会合で宮中晩餐(ばんさん)会への同性パートナー出席に反対すると発言。日本政府として、性的少数者の外国首脳らがパートナーを伴う場合にどう対応するか焦点になっている。

 井出氏は竹下氏の発言について「LGBT(性的少数者)問題の認知を広げてきた流れの中で、大変残念だ」と批判し、対応をただした。安倍晋三首相も「そういう方(首脳の同性婚相手)がパートナーとして来日された場合は、総理主催の夕食会にはお越しいただければと考えている」と述べた。ただ、国賓として宮中晩餐会に出席できるかどうかは明言しなかった。(山岸一生)

840名無しさん:2017/11/28(火) 22:11:24
安倍首相「性的少数者に対する偏見などはあってはならない」

http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3224402.htm

28日 13時23分

 自民党の竹下総務会長が宮中晩さん会への国賓の同性パートナーの出席に反対したことなどをめぐり、安倍総理は「政府としてのコメントは控える」としたうえで、「性的少数者に対する偏見などはあってはならない」と強調しました。
 衆議院予算委員会で「希望の党」の井出議員は竹下氏の発言のほか山本前地方創生大臣がアフリカ支援をめぐり、「何であんな黒いのが好きなんだ」などと述べた問題や山東元参院副議長が「子どもを4人以上産んだ女性を厚生労働省で表彰することを検討してはどうか」と発言した件を取りあげて、安倍総理の見解をただしました。
 「自民党の中からこうした発言が出ていることについて、どのように考えられているのか、まず、うかがいたい」(希望の党 井出庸生 衆院議員)
 「ご指摘の発言については、政治家個人としての見解を述べたものであって、政府の立場でコメントすることは控えたいと思います。いずれにせよ、政府としてはLGBTと言われる性的少数者に対する偏見、人種差別、女性に対する偏見等はあってはならないと」(安倍首相)
 安倍総理はこのように述べたうえで、「一人一人の人権が尊重される豊かで安心できる成熟した社会を実現するため、教育や啓発の充実、個別事案に対する適切な対応に努めてまいりたい」と強調しました。

841とはずがたり:2017/12/01(金) 22:21:15
全世界に日本の恥をさらした自民党総務会長
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171130-00051712-jbpressz-pol&pos=3
11/30(木) 6:00配信 JBpress

 11月23日、自由民主党の総務会長が以下のような凄まじい失言をしているのを目にしました。

 「天皇皇后両陛下が国賓を迎えて開く宮中晩餐会で国賓のパートナーが同性だった場合、自分は晩餐会への(同性パートナーの)出席には反対」

 さらにその背景として「日本国の伝統に合わない」云々という、言うも恥ずかしい教養の欠如振りを見せている。あまりにも突っ込みどころ満載な、このお粗末な報道から、いくつか問題を考えてみたいと思います。

■ 婚姻制度は文化によって違う

 あえて名前などは記しませんが、くだんの政治家さんは、フランスのフランソワ・オランド前大統領が国賓として来日した際に、宮中晩餐会に事実婚のパートナー女性を伴って参加したことを取り上げたそうです。

 そのうえで「奥さんではないパートナー女性が天皇皇后両陛下と並んで座るのに、宮内庁がどう対処すべきか悩んだ」そうです。

 しかし、まず「悩む」方がおかしいし、さらにそこで「日本国の伝統」を持ち出すのは相当変なことです。

 例えばアラブの首長が来日したとしましょう。イスラムでは妻を4人まで持つことが可能です。

 仮に、アラブの王様と「第1夫人」「第2夫人」「第3夫人」「第4夫人」と、ずらーっと並んだ奥さんたちがやって来たとししましょう。

 そこで日本側が「日本国の国情に合わないから」とか「伝統が・・・」とか言って、第2夫人以下を締め出すというようなことがあるとすれば、いったいどれほど外交的にマイナスか・・・。

 と言うより、自国の風習を他の文化に押しつけるくらい、やってはいけないことはないわけです。そんな外交音痴は亡国の挙と言わざるを得ない。

 そもそも「宮中晩餐会」に日本の伝統を持ち出すのがおかしい。

 たかだか明治以降、もっと言えば現行のものは戦後のここ数十年の話であって、日本国の伝統ではなく、今日の国際情勢を見ながら、適切に国賓を非礼のないようにお迎えするのが、外交であり「お・も・て・な・し」というものでしょう。

 そもそも、イスラムであれば妻は4人までと節度ある上限が示されていますが「日本国の伝統」はどうでしょう? 

 近代に限っても、例えば、宮中晩餐会に関わりがある例で考えるなら、明治天皇には、明らかに分かっているだけで「側室」が4人は存在しています。

 大正天皇は明治天皇の息子ですが、お母さんは明治天皇の皇后ではありません。柳原愛子典侍、通称「二位の局」が天皇の生母で、明治天皇は后である昭憲皇太后こと、病弱であったとされる一条美子との間には子供がありません。

 ここ20年ほど、皇位継承をめぐって女帝問題など様々な議論があります。これらについては別論としますが、少なくとも封建時代以前、領主とか君主といわれる人たちの1つの仕事は、血統を絶やさないことです。

 近代以降の明治天皇ですら正妻と側室4で5人の妻、妻でない女性の数などは正確に把握できない状態が「日本の伝統」の1つの切り口にほかなりません。

 ちなみに、どの程度正確な数字か分かりませんが平安時代初期の帝である嵯峨天皇には皇子が23、皇女が27、合計50人の子があったそうで、当然ながら皇后(橘嘉智子)以外にも記録に残らない人まで含め、多くの「妻」がありました。

 あまりにも皇子が多いので、これらを皇族として税で養うのには限界があり、そこから「皇室に起源を持つ臣下」に臣籍降下して「源氏」という姓ができるわけです。

 どこかの政治家の日本の歴史や文化の認識では、源氏物語も源平の戦いも鎌倉幕府も「日本国の伝統」と無関係になるようで、これはまた面白い独自研究もあったものだと思います。

 観光絵葉書以前の印象で「伝統」のような言葉を振り回す政治屋業種も問題なら、それで右往左往するなら、有権者の教養水準が低下していると言わねばなりません。そんなことでは日本の伝統が泣くでしょう。

 言うまでもありませんが、現行の日本国憲法と真っ向から矛盾する、こうした多重婚を「日本の伝統」云々で是認するという話ではありません。

 「誤読以前」はご勘弁いただきたい。文化の多様性に対して外交は謙虚であるべきで、特に宮中晩餐会といった場所について、思いつきの陣笠アドリブは、相当危なっかしいというのが第1点です。

842とはずがたり:2017/12/01(金) 22:21:37
>>841
■ 同性婚の国賓パートナーを排除すべきか? 

 さらに、どこかで言及されていた「同性婚」の国賓、これは具体例を挙げる方がいいでしょう。

 ルクセンブルク大公国の首相 グザヴィエ・ベッテル(1973-) はフランスやギリシャで学んだ弁護士で、21世紀初頭にはテレビ番組の司会もしていた多才な人です。

 ルクセンブルク市長を経て2013年、アンリ大公から組閣の大命を受けて34年ぶりの政権交代で首相になります。

 ときに40歳の若さでしたが、自らルクセンブルク内での同性婚を合法化し、2015年、ベルギー人の男性建築家ゴティエ・デストネ氏と結婚します。

 2013年、ベッテル首相とゴーティエ氏はローマ教皇フランシスコから招待を受け、バチカンで祝福を受けています。

 これに先立ち、フランシスコ教皇は、ローマ教会が長年にわたって性的マイノリティに対して迫害を加え続けてきたことに「謝罪すべき」と繰り返し声明を発してもいる。

 これと対照的でみっともなかったのがドナルド・トランプ政権のお粗末な対応でした。

 NATO(北大西洋条約機構)首脳会議に集まった各国トップ「配偶者の会」で、メラニー夫人などと並んで唯一男性として参加したゴーティエ氏の名を、ホワイトハウスの公式フェイスブックでは削除して発表したのです。

 当然ながら轟々たる非難を浴び、修正するという失態を演じています。

 欧州では、アイスランドの女性首相ヨハンナ・シグルザルドッティル(1942-)が首相在任中の2010年に長年の生活パートナー、脚本家のヨニナ・レオスドッティルと「同性婚」入籍して、先進的な例として世界の注目を集めました。

 ただ、これは少し冷静に見る必要があるケースで、シグルザルドッティル元首相はかつて男性と結婚、2児を育てたのちに離婚。

 政治家として活躍し首相まで務める日常生活を、あれこれうるさいことのない生活のベストパートナーと言うべきレオスドッティル女史と送ってきたもので、入籍時点で68歳。

 残りの人生をどのように生きるか、という生活の選択でもあって、単に「性的マイノリティのリべレーション」といった風潮だけで見ると、大切な一面を見失うことになるように思います。

 ほかにも、男性の生活パートナーを持つ政治家は欧州に多く、ベルギーのエリオ・ディ・ルポ元首相(1951-)、フランスの元パリ市長ベルトラン・ドラノエ氏などの例が知られています。

 ドラノエ・パリ市長は初期の例として暴漢に襲われて重症を負ったりしていますが、ルクセンブルクのベッテル首相が「すでにルクセンブルク国民は、そんなこどどうでもよいと思っているようだ」と述べているように、ことさらに取り沙汰されていない。

 むしろそこに注目したいと思います。

 ある政治家が、例えばポニーテールが好きだろうと、ミニスカートが好きだろうと、それでセクハラなどに及ぶなど悪影響のない限り、政治家として大事なのは政策実行能力であって、それ以外の要素があれこれ取り沙汰されるのは、そもそも本質的ではありません。

 むしろここでは、さらに進んだ点を記しておきましょう。ベルギーのディ・ルポ元首相は、エリオ、という名や苗字にディが入ることから分かるかもしれませんが、露骨なイタリア系です。

 さらに、ルクセンブルクのベッテル首相の伴侶はベルギー人の男性建築家、性別のみならず国籍も国境も自由自在になっている。

 マーストリヒト体制・ユーロ導入から10年を経た2010年以降の欧州では、様々なボーダーが現実問題として壊されており、島国日本の「独自の価値観」とは、かなりかけ離れたものになっている。

 日本で首相のパートナーが同性かつ隣国人なんてことがあるか、考えてみるといいでしょう。

 私たち音楽の世界もそうですが、仕事をきちんとしていればプロとして一流であって、その人がどういうプライバシーであるか、など問うこと自体が、全く的外れという冷静な分別にこそ、注目すべきと思います。

 では「同性婚」を奨励すべきか? 

 と問われるなら、日本での制度導入に私は非常に慎重でもあるのですが、長くなりましたので、そうした話題は稿を分けてお話したいと思います。

伊東 乾

843とはずがたり:2017/12/01(金) 22:28:37
>>841-842
日本人はこの星の中で相当な田舎もんである。
たまたま巧く行ってカネはなんかあるので田舎の下衆な成金風情の民族なのである。

しかも竹下なんて日本の中でも相当文化程度の低い田舎の島根の下衆野郎且つ物を知らないバカ野郎なのである。

許してやって欲しい。何も知らないのだ。
都会の洗練された欧州その中でも先進的なルクセンブルクなんかと比べないで欲しい。
俺だってコスモポリタンのリベラリストを気取っているが,欧州人のリベラルでコスモポリタン振りには全く叶わないと思う。俺のは単なる理念として理解してるだけだが,向こうはリアルである。

844チバQ:2017/12/07(木) 23:23:07


1512 :チバQ :2017/12/07(木) 23:22:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171207-00000035-jij_afp-int
同性婚合法化法案、下院でも可決 オーストラリア
12/7(木) 17:31配信 AFP=時事
同性婚合法化法案、下院でも可決 オーストラリア
オーストラリアの首都キャンベラにある下院議会で、同性婚合法化法案の可決を受けて抱き合うマルコム・ターンブル首相(前列左)とジュリー・ビショップ外相(前列右、2017年12月7日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(写真追加)オーストラリア下院は7日、同性婚合法化法案を可決した。同国では先月、同性婚合法化の賛否を問う国民投票で賛成票が多数を占め、さらに今回、下院で法案が可決されたことで、長い間続いた政治的論争に終止符が打たれることになる。

 法案の採決では反対は4票のみで、議場では大きな歓声が上がり、拍手が鳴り響き、抱き合う人々の姿もみられた。法案は先週、上院でも賛成43、反対12で可決された。

 同性婚合法化への最後のプロセスとして、今後数日以内に、同国の元首であるエリザベス英女王(Queen Elizabeth II)の代理としてピーター・コスグローブ(Peter Cosgrove)豪総督が法案を承認する見通しとなっている。【翻訳編集】 AFPBB News

845チバQ:2017/12/07(木) 23:23:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171126-00010000-binsider-int
オーストラリアも合法化へ! 同性婚を認めている世界全25カ国
11/26(日) 8:10配信 BUSINESS INSIDER JAPAN
オーストラリアも合法化へ! 同性婚を認めている世界全25カ国
同性婚と子育ての権利を求めるデモ(2012年12月16日、パリにて)。
2017年は、LGBTQI(性的マイノリティ)の権利が大きく動いた1年だった。

マルタとドイツが同性婚を合法化し、先週はオーストラリアで大きな前進があった。

【写真付き全文はこちら】オーストラリアも合法化へ! 同性婚を認めている世界全25カ国

郵便による国民投票の結果、オーストラリアでは61.6%が同性婚を支持し、政府は年内の法案成立を目指すとしている。

LGBTQIの権利を求める声は、世界各地で高まっている。しかし、同性婚を認めている国はわずか25カ国だ。

その全てがこちら。

※写真付き詳細は記事上部のリンクよりご覧になれます。

同性婚が合法化されたのは2011年、オランダが初めてだった。

2003年にはベルギーが続き、同性婚カップルにも同じ権利が認められた。

2005年には、カナダ議会が同性婚を認める法案を可決させた。

同じ年、スペイン議会でも僅差で可決。

南アフリカでは、最高裁が出した、国の婚姻法は憲法が保障する平等の権利に抵触するとの判断を受け、議会が2006年に同性婚を合法化した。

1993年には、同性カップルにシビルユニオン(法律婚と同様あるいは類似する法的権利)を認めていたノルウェーだが、同性婚の法案が可決したのは2008年だった。

スウェーデンでは2009年、圧倒的多数の賛成により、同性婚の法案が可決した。

アイスランドでは2010年、全会一致で可決。

ポルトガルでは2010年から同性婚が認められている。

アルゼンチンは2010年、同性婚を認めるラテンアメリカで最初の国となった。

デンマークでは2012年、女王マルグレーテ2世が法案を裁可した後に合法化された。

ウルグアイが同性婚を認める法案を可決したのは、2013年のことだった

2013年には、ニュージーランドがアジア・太平洋州の国として初めて同性婚を認めた。

フランスでは2013年、フランソワ・オランド大統領が結婚の同性婚を認める法案に署名。

ブラジルでは、国家司法審議会が2013年に同性婚は拒否されるべきでないとの決定を下した後、全国で同性婚が認められ始めた

イングランドおよびウェールズは2014年、イギリス国内で最初に同性婚を認める地域(カントリー)となった。

スコットランドでは2014年、同性婚が圧倒的多数の支持を得て成立。

ルクセンブルクでは、ゲイとレズビアンのカップルが結婚することや、子どもを養子にすることが圧倒的多数の支持により認められ、2015年に発効した。

フィンランドでは2014年に同性婚を認める法案が可決したが、発効したのは今年に入ってからのことだ。

アイルランドでは、2015年に同性婚が認められた。国民投票によって合法化されたのは、同国が世界初。

世界最大の島国グリーンランドで、同性婚を認める法案が可決されたのは2015年のことだ。

アメリカでは、最高裁が2015年に同性婚を認めた。

コロンビアは2016年、ラテンアメリカの国としては4番目に同性婚を認めた。

2017年、ドイツはヨーロッパで同性婚を認めた、15番目の国となった。

そして、マルタの議会も同性婚を認める法案を可決させた。

[原文:The 25 countries around the world where same-sex marriage is legal]
(翻訳/編集:山口佳美)

846とはずがたり:2017/12/08(金) 16:55:53
なんで同性婚がこんなにもてはやされるのに重婚を認める動きが拡がらないんだろ!?

男と女が最早必須条件でなくなったらなら愛し合う2人が愛し合う3人でもいいやんと思わなくも無い。

勿論,俺にはそんな甲斐性もセックスアピールも残念ながらないんだけど。。

847名無しさん:2017/12/13(水) 18:18:39
◆兄が多いほどゲイになる理由が科学的に判明! 四男は100%同性愛者、原因は母親、CNN報道の衝撃研究

遂に男性をゲイ化させる生物学的要因が最新の科学研究で明らかになった。
なんと、兄の多い弟はゲイになりやすいというのだ! 
米「CNN」(12日付)によると、研究結果は、科学ジャーナル「PNAS」に掲載され、もし今回の発見が追試で確証されれば、男性がゲイになる少なくとも1つの生物学理由が確定するという。

■兄の多い末っ子はゲイ傾向にあることが判明!

多くの要素が人の性的指向を決定することはもちろんだが、今回の研究で明らかになったのは、特に母親の胎内で起こる生化学的反応が、男性の同性愛の大きな要因になっており、男性の脳の発達において重要な役割を持つY染色体に関係するプロテインが関わっているということだ。
研究チームを率いたカナダ・ブロック大学のアンソニー・ボガート博士によると、18歳〜80歳の142人の女性と12人の男性を調べたところ、NLGN4Yという抗体が女性の血中に顕著に多いことが分かったという。

さらに、ゲイの子どもを持つ女性であるほど、その濃度は高かったそうだ。
このことが何を意味するか? 
詳しく見てみよう。

女性が初めて男児を妊娠すると、Y染色体に関わるプロテイン量が血中で増加、母体はそのプロテインを異分子として認知し、免疫系が反応することで、抗体であるNLGN4Yが生成されるが、この抗体が母体で十分に増加した状態で次の男児を妊娠すると、抗体が胎児の脳に流入し、男児の脳機能、特に性的指向に関わる部分を変えてしまうというわけだ。
実は先行研究でも、兄が多ければ多いほど、弟はゲイになる傾向が強いことが分かっており、2006年の研究では、兄が1人増えるごとにその弟は33%もゲイになる確率が高くなることまで判明していたという。
しかし、その生物学的な理由は今日まで分かっていなかったそうだ。

ボガート博士らも研究当初から、年長の男兄弟が多い家庭の男児が文化を問わずゲイになる傾向があることに気付いており、兄から離れて育った男児でも、ゲイになる傾向が強く、生物学的な要因があると考えていたそうだ。
ボガード博士の研究とは独立に、ノースウェスタン大学のマイケル・ベイリー教授も今月発表した論文において、DNAのひとつがゲイ男性において頻繁に変形していることを突き止めており、今後、生物学的な性的指向の決定が盛んに研究されていくものと見られている。

もちろん、ゲイ男性が必ずしも年長の男兄弟が多い家庭に生まれるというわけではないが、強い傾向があることは間違いないのだろう。
すると、性的指向においては文化や環境の他に生来の生物学的要因が深く結びついていることになる。

まだ世界中ではゲイに対する強い嫌悪感を示す文化や地域が多いが、もし男兄弟の有無が性的指向を決定しているならば、当人たちにとってこれほど酷なことはないだろう。
今後、生物学的にも性の多様性は容認されざるを得ないのではないだろうか。

TOCANA 2017.12.12
http://tocana.jp/2017/12/post_15370_entry.html
http://tocana.jp/2017/12/post_15370_entry_2.html

848名無しさん:2017/12/13(水) 19:43:13
https://www.cnn.co.jp/m/fringe/35111856-2.html
(CNN) 個人の性的指向がどのように決まるのかを探る研究で、兄を持つ男性が同性愛者である確率は、兄のいない男性より高いという傾向が指摘されてきた。この傾向について調べているカナダ人研究者らのチームは最近、母親の免疫反応が関係しているという新たな説を発表した。

カナダ・ブロック大学の心理学者、アンソニー・ボガート教授が論文をまとめ、米科学アカデミー紀要(PNAS)に発表した。

ボガート教授らの説によると、この傾向にかかわっているのは、男性だけが持つ「Y染色体」に関係した「NLGN4Y」というたんぱく質。NLGN4Yは胎児の脳の発達に重要な役割を果たすと考えられる。

母親が一人目の男児を妊娠している間、血液中にNLGN4Yが入り込む。母親の体はこれを異物と認識して抗体を作る。その抗体が体内に蓄積したところで二人目の男児を妊娠すると、抗体が胎盤を通して胎児の脳まで到達し、性的指向を変化させる可能性があるという。

これまでの研究でも、兄が多い男性は同性を恋愛の対象とする確率がそれだけ高くなると指摘されてきた。2006年には、兄が一人増えるごとに同性愛の確率は約1.3倍になるとの研究結果も出たが、その理由は明らかになっていない。

ボガート教授は18〜80歳の女性142人、男性12人を対象に、NLGN4Yに対する抗体の血中濃度を調べた。その結果、濃度が最も高いのは複数の息子を持ち、下の息子が同性愛者である女性のグループと判明した。息子のいない女性や、異性愛者の息子だけを持つ女性は低い数値にとどまった。


同教授らは20年以上前に同性愛者と兄弟構成の関係を指摘していた。それ以来、国が変わっても同じ傾向がみられるとの研究や、兄と別々に育てられた場合でも同性愛の確率は上がるという研究が発表されている。一方、養子縁組によって兄弟ができたケースで同様のパターンは確認されなかった。兄がいるという家庭環境が要因ではないことがうかがえる。

同性愛者の遺伝子を調べている別の研究者も、ボガード教授らの説を「非常に重要な研究」だと評価した。

ただし、この説では両性愛者、一人っ子や長男の同性愛者、女性の同性愛者について説明することはできない。性的指向をめぐるなぞは依然として深そうだ。

849チバQ:2017/12/14(木) 15:17:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171214-00000016-asahi-soci
性同一性障害「他の訓練生に知られた」 男子寮に入れず
12/14(木) 9:01配信 朝日新聞デジタル
性同一性障害「他の訓練生に知られた」 男子寮に入れず
愛知障害者職業能力開発校=愛知県豊川市一宮町
 愛知県が運営する「愛知障害者職業能力開発校」(同県豊川市)で、戸籍上は女性だが男性として生活している訓練生(23)に対し、希望する男子寮ではなく女子寮への入寮を条件に入校を認めていたことがわかった。訓練生は「女子寮に入ることで、性同一性障害について他の訓練生に知られることになった」と話している。

 訓練生は、高校時代に性同一性障害との医師の診断を受け、裁判所へ改名を申請し認められた。卒業後に勤めた病院では男性として働いていた。昨年、筋ジストロフィーの症状が進行したため、病院を退職。1年制の職業訓練施設である同校に今年4月の入校を希望し、願書には既往症として性同一性障害を記入して、診断書も添えて出した。

 同校には通校が難しい人向けに女子寮と男子寮がある。この訓練生は杖や車椅子を使って生活しており、通校が困難なため、男子寮への入寮を希望。入校許可の際、通校生として扱われていたため、問い合わせたところ、性同一性障害を理由に入寮を断られたという。

 通校は難しいことを訴えた結果、戸籍上は女性となっていることから、女子寮なら受け入れられると学校側から提案され、いったん受け入れた。しかし、トイレで女性の訓練生と顔を合わせる気まずさなどから、入寮後も男子寮への移動を訴えたが、認められていない。

朝日新聞社

850チバQ:2017/12/25(月) 10:37:22
https://news.goo.ne.jp/article/kyoto_np/region/kyoto_np-20171224000097.html
「奇異の目なくすのが行政」 京都・長岡京市議がLGBT告白
06:00京都新聞

「奇異の目なくすのが行政」 京都・長岡京市議がLGBT告白

「奇異の目なくすのが行政」 京都・長岡京市議がLGBT告白

(京都新聞)

 京都府長岡京市議の小原明大さん(40)が、このほど閉会した12月定例会本会議の一般質問で、LGBT(性的少数者)であるとカミングアウトした。LGBTへの差別解消に向けた対策の遅れが指摘される中、地方議員の当事者が公にする例は極めてまれだ。「いろいろな人がいて当たり前。当事者のしんどさを伝え、理解を広める、一つのきっかけになれば」と話す。

 「日常のあらゆる場面で当事者は存在しています。私もその一人です」

 12日、LGBTを巡る課題への対応について問う中で言及した。「当事者の困難の根本は、自分の存在が社会に想定されていないこと」と述べ、性的指向と性自認の多様性を説明。学校での教育の在り方や、同性カップルに自治体が証明書を発行する「同性パートナーシップ制度」の導入に関し、市側の見解を尋ねた。

 小原さんは取材に、中学生時代に男性同性愛者(ゲイ)だと認識したと説明した。これまで自身の性的指向を公の場で表明することはなく、「自分の人生から性的な側面は抜け落ちている状態だった」という。

 初当選から10年たった2015年の6月定例市議会の一般質問で、LGBTについて初めて触れた。委員会でも話題に上れば発言した。だが「どう見られるのかいつも不安だった。一方で、他人ごとのようにこの問題を取り上げることはしんどかった」と振り返る。

 今年7月、当事者の地方議員らで結成した「LGBT自治体議員連盟」の研修会に参加。各地の先駆的な取り組みに刺激を受けた。知り合った議員のカミングアウトに「続くことが大事」と思うようになった。

 12月定例会の質問に、市側は「(同性パートナーシップ)制度を使った人へ奇異の目を集めてしまわないか、というリスクを考えなければならない」と答弁した。小原さんは「制度をつくった上で奇異の目をなくしていくことが行政の役割。見て見ぬふりはしないでほしい」と望む。

 当事者であることを受容する中で、街中を歩くカップルや家族に「いいなあ」と思うようになったという。「横に置いてきた人間らしい感情。これで自然にいられるかな」

■住民の理解向上を期待

 「LGBT自治体議員連盟」の世話人を務める前田邦博・東京都文京区議の話 カミングアウトしている地方議員はごく少数。社会の偏見が根強い中、当事者にとっては現実の問題として、選挙でのマイナス要因になりかねず、立候補そのもののハードルも高い。ただ、カミングアウトで主張に具体性と切実さが伴う。行政職員や住民の理解の向上につながっていくことを期待したい。

851名無しさん:2017/12/26(火) 23:40:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171226-00000334-oric-ent

“元宝塚”東小雪&増原裕子さんが同性パートナー解消 渋谷区に証明書を返還
12/26(火) 16:24配信

オリコン
“元宝塚”東小雪&増原裕子さんが同性パートナー解消 渋谷区に証明書を返還
同性パートナーを解消した(左から)東小雪、増原裕子さん (C)ORICON NewS inc.
 元タカラジェンヌでLGBT(L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシャル、T=トランスジェンダー)アクティビストの東小雪と会社経営者の増原裕子さんが26日、公式サイトを通じて、約6年半の関係にピリオドを打ち、パートナーを解消したことを報告した。

【全身ショット】ひざ上ワンピでスタイル抜群の東小雪

 2人は連名で「増原裕子と東小雪はこの度、約6年半の関係にピリオドを打ち、離婚するという選択をいたしました。昨日12月25日、東京・渋谷区にパートナーシップ証明書を返還いたしました」と報告。「この間、約5年前のディズニーでの結婚式、2年前の渋谷区パートナーシップ証明書をいただくという大きなライフイベントの際にも、たくさんの方々に応援していただきました。本当にたくさんの方々に愛して支えていただいた6年半でした」と感謝の思いをつづった。

 「ふたりだけでは成し遂げられなかった素晴らしい経験ができたことを、周囲の大切な方々の顔を一人ひとり思い浮かべながら、ただただ感謝しております」としつつも「それにもかかわらずこのような結果となってしまい、皆さまのご期待を裏切る形になってしまったこと、応援してくださっていた皆さまに対して大変申し訳なく、自責の念でいっぱいです。本当にお詫びの言葉もございません」と伝えた。

 今回の決断について「現在日本のLGBTをとりまく環境が、日に日に改善している中で、私たち個人が出したこの結論が、その流れに水を差すことになってしまわないか、その懸念についても、慎重に話し合ってきました」と明かし「非常に重い責任を感じております。その上で、ふたりでじっくり話し合い、今回の決断をいたしました」とつづった。

 今後の活動や仕事は「これまでと変わらず、支え合い、協力していきたいね、と話しています。これからも良き相談相手として、自由と平等、多様性社会の実現を求める仲間として、お互いの人生に関わっていこうと思っています」とした2人。最後は「LGBTをとりまく課題、SOGI(性的指向・性自認)にまつわる課題、女性や子どもの人権についての活動やお仕事には、ひき続き力を合わせて歩んで参ります。今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます」と呼びかけた。

 2人は、2012年にLGBTコミュニティと社会との架け橋を築き、多様性あふれる社会の実現に寄与したとして『Tokyo SuperStar Awards』コミュニティ賞を受賞。13年3月、東京ディズニーシーで初の同性結婚式を挙げ国内外で話題に。15年に東京・渋谷区パートナーシップ証明書交付第1号。

852チバQ:2018/01/04(木) 18:27:01
https://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/874088/
「保毛尾田保毛男」問題で注目されたLGBTの本音2018年01月02日 17時00分

大久保暁氏(右)と妻・希望(のそ��み)さん

 性的マイノリティーを意味するLGBTがにわかに注目を集めている。2017年9月28日に放送されたバラエティー番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)で、石橋貴明(56)扮するキャラクター「保毛尾田保毛男」が28年ぶりに登場すると「男性同性愛者をやゆしている」とネットで炎上。放送した同局は謝罪に追い込まれた。だが、そもそもLGBTとは何なのかはあまり知られていない。そこで性的マイノリティーの啓発活動「暁project」を主宰し、自身もトランスジェンダーの大久保暁氏(36)に話を聞いた。

「ゲイ」と「おかま」と「ホモ」はどう違うのか。しっかりと説明できる人は意外に少ないかもしれない。いずれも男性同性愛者を意味するが、ニュアンスは異なる。

「おかま」と「ホモ」は、歴史的に差別の意味を伴って使用されてきたため侮辱に当たる。その場合「ゲイ」と称した方が正しい。「レズビアン」も「レズ」と略すとやはり差別的になるので「レズビアン」。ややこしいかもしれないが、複雑にしているのはこれまで差別されてきた背景があるからだ。

 2016年からLGBTを広く世間に知ってもらおうと講演や情報発信などを行う大久保氏がこう話す。

「確かにだいぶ世間の雰囲気は変わってきましたが、いまだに就職に不利になったり、奇異な目で見られることは少なくありません。理想を言えばLGBTという言葉がない方がいいんです。でも、すぐにそういうわけにもいきません。その存在を知ってもらうことからしていきたい」

 大久保氏自身、女性の体で生まれ男性の心を持つ、トランスジェンダーだが、最初から自分がLGBTだと認識していたわけではない。知らなかったため長年苦しんできた。

「小6で女の子に初めて恋をしたところ『レズなんじゃないの?』という噂がクラスに広がり、心を閉ざすようになりました。自分の頭はおかしいから、気持ちにふたをしようと。この時は自分が何なのかよくわかりませんでしたね。中高は女子校に通いましたが、スカートがイヤでイヤで…。でもバレたくない。友達との恋愛トークもウソで固めていましたね」

 初めて女性と交際したのは大学1年のとき。相手は同級生だったが長続きはしなかったという。

「どう付き合っていいかわからないんですよ。2〜3か月ですぐ別れてしまいました」

 転機になったのは20代後半になってからだった。女性と交際を重ね体の違和感としっかり向き合った結果「男性として生きていこう」と決意。11年にホルモン治療を始め、乳腺、子宮の摘出手術を受けた。13年には戸籍を変更し、現在は知人の紹介で知り合ったLGBTではない一般女性と結ばれ、幸せな結婚生活を送っている。

 そんな大久保氏はLGBTの生きづらさをこう語る。

「例えば、私のようにホルモン注射を打っている人は、生命保険に入りにくいんです。なぜなら投薬に当たると言われた。また、病院に行くのもためらってしまう人が少なくありません。自分の名前をフルネームで呼ばれるじゃないですか。女の名前なのに、ヒゲ面の男が立ち上がったら変な目で見られかねません。そしてトイレも問題。女子トイレに入ると男性に間違われてしまう。かといって男子トイレに入るのもためらってしまう。なので、ぼうこう炎になるトランスジェンダーの方は多いんですよ」

 最後に、騒動になった「保毛尾田保毛男」に関しても、こう声を大にした。

「もう今の時代には合っていないと思います。イヤな思いをした方もいらっしゃったことでしょう。学校でイジメに遭う可能性だってある。表現の自由といっても限度があるんじゃないかと。こんなこと言うと『クレームばかり言う』と思われるかもしれませんが、私たちは権利ばっかり主張しているわけではありません。そもそもそのことでつらい思いをしている人がいることを知ってもらいたい」

【LGBTとは】L=レズビアン(女性同性愛者)、G=ゲイ(男性同性愛者)、B=バイセクシャル(性的指向が男女共にある者)、T=トランスジェンダー(体と心の違和感・不一致感を持つ者)の略。ほかにもさまざまな性的指向はあるが、国際機関などで性的マイノリティーの総称として用いられることが多い。

853チバQ:2018/01/04(木) 18:29:10
http://www.sankei.com/smp/west/news/171217/wst1712170001-s1.html
「同性婚」合法化は新たな人権指標に…豪が承認、近く台湾も 世界ミニナビ2017.12.17 15:00

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 オーストラリアが12月8日に同性婚を合法化した。ロイター通信によると世界の国・地域で26番目。アジアにはないが、台湾の裁判所が5月、同性婚を認めない現行法を違憲とし2年以内の合法化を命じた。同性婚合法化は男女や人種と並び、平等な人権の達成度を示す指標ともなりそうだ。
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始まりは2001年

 豪連邦議会下院は12月7日、圧倒的多数で同性婚を可能とする法案を可決した。

 「われわれは今日、平等と愛への賛成票を投じた」

 ターンブル首相はこう語り、与野党議員が抱き合って喜びを表した。長年にわたる国内論争に決着を付け、英国や米国、ニュージーランドなどと同じ同性婚合法国の仲間入りをした。

 同国は9月から11月にかけ、同性婚の是非について国民の意見を問う郵送による投票を実施。61・6%が賛成したことを受け与党議員が法案を提出していた。

 オーストラリア公共放送ABCなどによると、世界で初めて同性婚を合法化したのは2001年のオランダだ。その後、英国やフランス、スペイン、ドイツなど西欧諸国が続き、欧州連合(EU)加盟28カ国の半数以上が合法化している。

イスラム教文化圏では…

 合法化の波は大西洋を渡り、合法州と違法州が入り乱れていた米国も2015年、連邦最高裁が憲法上の権利と判断した。南米ブラジルやアルゼンチン、中米メキシコも合法化し、プロテスタントやカトリック問わずキリスト教徒が多い国々に急速に拡大した。

 しかし、中東や北アフリカを中心としたイスラム教文化圏では全く状況が異なる。国際レスビアン・ゲイ協会によると70カ国以上が同性愛行為を犯罪とし、サウジアラビアやイラン、スーダンでは死刑に値する罪だ。アフリカでは唯一、南アフリカが同性婚を合法化している。

 キリスト教文化圏ながら、ロシアは同性愛者に厳しい。旧ソ連時代の同性愛行為を取り締まる法律の規定は撤廃されたが、同性愛について知らしめることを禁じる法律があり、社会的な偏見も強い。またポーランドなど旧ソ連圏で同性愛者の立場はなお厳しい。

無関心だったアジアで

 一方、アジアではイスラム教徒が多いマレーシアやインドネシアで同性愛行為は犯罪だ。その他の多くの国々で同性愛行為は違法ではないものの、同時に同性婚合法化の動きも鈍い。中国や日本、ベトナム、タイなど仏教文化圏の国々が、法的地位に無関心ともいえるカテゴリーに入る。

 ところが今年5月、台湾で大きな変化があった。憲法裁判所に相当する司法院大法官会議が、同性婚を認めていない民法の規定は違憲だとする憲法解釈を公表した。2年以内の法改正を命じ、法改正が終わらない場合は証人がいれば婚姻の登記ができるとしている。

 台湾司法の判断は、西欧とアジアや、キリスト教文化と仏教文化という線引きを超えるものだ。現行の民法について「婚姻の自由と人民の平等を定めた憲法に違反する」とし、普遍的な人権として同性婚を認めた。

854チバQ:2018/01/04(木) 18:29:38
 台湾では蔡英文総統が2015年、自身のフェイスブックで同性婚の支持を表明するなど、同性婚は政治が扱う主要な問題となっていた。

 一方、日本では芸能界などで性的少数者(LGBT)の存在感があるにもかかわらず、政治との関係は希薄だ。自民党の竹下亘総務会長が11月、宮中晩餐会に国賓が同性パートナーを伴って出席することに反対だとの発言をしたが、大きな論争にはならなかった。
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日本は中国と同じ行動

 国際社会では今後、近代国家が乗り越えようとしてきた人種や男女に続く基本的な人権の問題として、同性愛や同性婚がクローズアップされる可能性は高い。達成の度合いは男女同権における女性参政権のような、指標ともなりうる。

 国連人権理事会は今年9月、同性愛行為や背教に対する死刑を非難する決議を採択した。決議案はベルギーなどが提案して賛成多数で採択されたが、日本は米国や中国、サウジアラビアなどとともに反対した。

 米国や日本は死刑制度も批判する趣旨であったため反対したが、深刻な人権問題を抱える国々と同じ行動を批判的に報じたメディアも多い。米CNNは「人権推進のリーダーだった米国の反対はLGBT活動家らにショックを与えた」などとし、トランプ政権における人権問題への取り組みの後退に焦点を当てた。

855とはずがたり:2018/01/15(月) 20:05:24
新広辞苑、「LGBT」の説明に誤り 岩波、修正を検討
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASL1H5HZFL1HUTFK00P.html
17:53朝日新聞

新広辞苑、「LGBT」の説明に誤り 岩波、修正を検討

広辞苑第7版で新たに盛り込まれた「LGBT」の記述

(朝日新聞)

 10年ぶりの改訂で今月12日に発売された広辞苑の第7版で、性的少数者を意味する「LGBT」の説明に誤りがあることが分かった。発行元の岩波書店は、インターネット上の指摘を受けて修正も検討している。

 LGBTは、性的少数者のうち、女性同性愛者のレズビアン、男性同性愛者のゲイ、両性愛者のバイセクシュアル、生まれた時の体の性別とは異なる生き方をするトランスジェンダーの頭文字をとった言葉。広辞苑には今回新たに盛り込まれ、「多数派とは異なる性的指向をもつ人々」と記された。

 「LGB」は好きになる性を表す「性的指向」の概念だが、「T」は自分は男か女かといった自己認識を表す「性自認」の概念。このため、「多数派とは異なる性的指向をもつ人々」という記述では「LGB」の説明にしかなっていない、とネット上で指摘された。

 岩波書店辞典編集部の担当者は朝日新聞の取材に対し、記述の不正確さを認めたうえで「ご指摘を受け止め、修正を含め対応を検討している」としている。

856チバQ:2018/01/22(月) 13:18:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180122-00010007-nishinpc-soci
「同性間は性暴力ではない」警察の理解不足、根強く 男性やLGBT、知識に欠ける対応で二次被害も
1/22(月) 11:31配信 西日本新聞
「同性間は性暴力ではない」警察の理解不足、根強く 男性やLGBT、知識に欠ける対応で二次被害も
熊本市で開いた相談員の養成講座で、性的少数者の性暴力被害の実態を報告するレイプクライシス・ネットワーク代表の岡田実穂さん(中央)=昨年11月
 2017年7月施行の改正刑法で強制性交等罪が新設され、女性に限っていた性暴力被害者の対象が広がり、性別を問わず適用されるようになった。参院の付帯決議は「被害の相談、捜査、公判のあらゆる過程で男性や性的少数者に対し偏見に基づく不当な扱いをしないことを関係機関に徹底させること」と盛り込んだが、警察や相談窓口の理解不足は根強く、啓発は緒に就いたばかりだ。性的少数者(LGBT)や男性の被害者を支援する団体が相談員向け講座を開くなど、九州でも取り組みが始まった。

⇒【画像】男子生徒の被害、相談されたら?「なぜ逃げなかった」は言ってはダメ

 昨秋、熊本市で開かれた講習会。「警察に相談しても同性間で起きたことは性暴力ではないとして、真剣に受け止めてもらえないなどの相談が目立つ」。青森市のNGO「レイプクライシス・ネットワーク」の岡田実穂代表が、性的少数者や男性の被害者の声を代弁した。

 電話相談員に「女同士なら仲直りできる」と言われたり、自助グループの会合に「同性愛者は来ないで」と参加を拒まれたりする事例もあり、岡田代表は「LGBTに関する知識に欠ける対応で二次被害に遭う当事者は多い」と指摘した。

「性暴力被害者は女性、加害者は男性」認識根強く
 同ネットワークは2008年から、被害者の電話相談や警察署への同行支援などに取り組んでいる。相談者の8割超が自治体のドメスティックバイオレンス(DV)の相談窓口など他機関に相談したことがあり、支援を断られたり、差別的な扱いを受けたりしたと訴えるという。

 刑法が改正されても「性暴力被害者は女性、加害者は男性」との認識は根強い。相談員を15年以上務める女性(62)は「自分の中の思い込みを問い直さないと、排除につながってしまう。現場の体制が整っていない危機感がある」と述べた。

 警察庁によると、昨年1〜11月の強制性交等罪(7月の改正前は強姦(ごうかん)罪)事件の認知件数は1032件で、うち男性被害者は15人(7月以降)。LGBT当事者の被害に関する統計はないという。一方、宝塚大の日高庸晴教授(社会疫学)がLGBT当事者約1万5千人を対象にしたアンケートでは、8・3%が性暴力被害の経験があると回答。バイセクシュアル(両性愛者)女性が23・7%、レズビアン(女性同性愛者)が15・3%、ゲイ(男性同性愛者)6・6%などだった。

 郷田真樹弁護士(福岡県)は「捜査機関や弁護士、相談員への研修やシェルターの確保、相談機関と医療機関の連携も必要だ」と提言する。

「被害は潜在化している 実態調査急げ」 レイプクライシス・ネットワーク 岡田実穂代表の話
 両性愛や同性愛、生まれたときに割り当てられた性別とは異なる性別で生きようとするトランスジェンダー、他者に対し性的欲求を抱かない無性愛などのLGBT当事者は、性暴力被害のリスクが高い。少数者であることから弱者と認識され、暴力をぶつけてもよい対象と取られがちだ。

 加害者の中にはLGBT当事者への嫌悪感を抱いていて、「矯正」させようと暴力を振るうケースもある。セクシュアリティー(性の在り方)を社会に隠している人は、加害者による暴露を恐れ、弱みを握られる形で被害を受けることも少なくない。

 相談の中で、自身が受けた行為について「これは性暴力というのでしょうか」と、被害を被害と認識できない男性やLGBT当事者もいる。「被害者は女性」とされ続けたことが大きな理由だ。国が被害の実態調査をして、性別にかかわらずさまざまな事案があり得ることを示さなければ、潜在的な被害者の支援につながらない。 (談)

西日本新聞社

857名無しさん:2018/01/28(日) 23:33:31
◆科学者ら「ゲイの遺伝子」をついに特定! 男性が同性愛になるのはやっぱり遺伝なのか!!

米ノースショア大学の研究者らが、同性愛を引き起こす可能性があると言われる「ゲイ遺伝子」を特定。
2,000人以上の男性を対象にDNA分析をしたところ、第13染色体と第14染色体において、性的指向に影響を及ぼす領域が認められたようだ。
この結果は科学誌『Scientific Reports』にて掲載されている。

ゲノムワイド関連解析(GWAS)による男性の性的指向の研究」
https://www.nature.com/articles/s41598-017-15736-4
http://livedoor.blogimg.jp/yurukuyaru/imgs/0/5/05003e28.jpg

・研究では同性愛者1,077人と異性愛者1,231人(ともに白人男性)のDNAを分析

・ゲノム全体を比較したところ、第13染色体と第14染色体において、一塩基多型(個人間の遺伝情報のわずかな違い、SNPとも呼ばれる)が含まれる領域が認められた

・1つ目は第13染色体の「SLITRK6」だ。
 この遺伝子は神経細胞の発達に重要であり、男あるいは女に発育していく性分化の過程で活発になることが知られている。
 視床下部に位置しており、ゲイか否かでサイズが変わるという報告も過去に出ていた

・2つ目は第14染色体の「TSHR」だ。
 ここは甲状腺刺激ホルモン受容体であり、甲状腺ホルモンの異常によって起こるバセドウ病はゲイの人に多くみられる傾向がある

・よってこれら2つの領域は、男性の性的指向を決める上で潜在的な関連があると考えられる

筆頭研究者のアラン・サンダース氏によると、これら「ゲイ遺伝子」を持つからといって必ずしも男性が同性愛者になるとは限らないようだ。

「他にも複数の遺伝子がーそれぞれ少しずつー関与しているのだと思います。
これらの遺伝子はゲイになる可能性を高めるのであって、必ずそうなるとは限りませんからね」

この発見は、同性愛が先天的なものであるという説を強固にするものだろう。
なお性的指向は様々な要因によって左右されるものであり、程度の違いにより両性愛(バイセクシュアル)といった人も出てきているのだとサンダース氏は指摘している。

ユルクヤル、外国人から見た世界 2018年01月11日
http://yurukuyaru.com/archives/74467525.html

858名無しさん:2018/02/01(木) 20:01:41
https://gigazine.net/news/20180131-gender-not-just-social-construct/

GIGAZINE 2018年01月31日 09時00分00秒

社会的な性の概念「ジェンダー」が子どもの中で形成される段階には生物学的な要因も影響していることが浮き彫りに

By melissa.meister

社会的・心理的に男女を区別するジェンダーは生物学的な性「セックス」とは区別されるもので、「男らしさ・女らしさ」という言葉で表現される性別の概念です。複数の研究結果をもとに調査が行われた結果からは、ジェンダーの違いはこれまで広く認識されている「社会が作りだしている」という要因とは別に、生物学的なものを根源とする要素があることが浮き彫りになっています。

Sex differences in children's toy preferences: A systematic review, meta-regression, and meta-analysis - Todd - 2017 - Infant and Child Development - Wiley Online Library
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/icd.2064/abstract

Gender is not just a social construct, according to scientific research — Quartz
https://qz.com/1190996/scientific-research-shows-gender-is-not-just-a-social-construct/

この研究結果は、シティー大学ロンドンの心理学シニア講師であるブレンダ・トッド氏らの研究チームによって発表されたもの。チームでは、過去に発表された16件の研究結果のデータを集めてメタ分析することで、子どもの段階で生じるジェンダーの違いには社会的な背景だけではなく、生物学的な背景も影響を及ぼしている実態を明らかにしました。

集められたデータは、「世界各地の子どもが示すおもちゃへの関心の実態」をまとめたものとなっています。サンプル数は合計で1600人分にのぼり、「男の子用のおもちゃ」と「女の子用のおもちゃ」が用意されているときに、男の子と女の子はそれぞれどちらを選ぶのかが調査されています。分析の結果、世界各地のデータからは「男の子は男の子のおもちゃを選び、女の子は女の子用のおもちゃを選ぶ」という傾向を一様に示されていることが明らかになったとのこと。これを統計学の「効果量」で示すと、男の子の場合は「1.03」、女の子の場合は「0.9」という数値となっています。効果量は「0.8」を超えると効果が大きいと判断できるとのことで、男女いずれもその傾向が強いことが示されています。

By David Zellaby

そして最も興味深いのが、この傾向が国や地域によってあまり違わなかった点にあるとのこと。トッド氏は結果について、「男性型と女性型のおもちゃの子どもの好みにおける性差の大きさは、男女の平等性の高い国だからといって小さくなるという傾向は見られなかった」と述べています。事実、スウェーデンのように「ジェンダー不平等指数」が非常に低い国における結果と、ハンガリーやアメリカなど「ジェンダー不平等」が大きいとされる国における結果は非常に似通っていたとのこと。つまり、社会の文化が異なっていたとしても、男の子は男の子のおもちゃを、女の子は女の子用のおもちゃを自然に選択する傾向が世界各地で見られた、ということを示しています。

859名無しさん:2018/02/01(木) 20:02:30
>>858

ここから明らかになってくるのが、子どもの頃に現れる「男の子らしさ」や「女の子らしさ」は、「社会的な期待によって全面的に決まる」という考え方に反しているという事実です。「ジェンダーは社会的な期待によって全面的に決まる」という考え方に立つと、たとえば、ジェンダーの平等性が高いスウェーデンの場合だと、男の子用のおもちゃが選ばれる割合が男女同じになるはずだと考えられます。しかし実際には前述のように男の子と女の子ではおもちゃの選択に偏りが生じています。

By Laura Hamilton

つまり、子どもにおけるジェンダーの形成には社会的な期待という要素以外のもの、すなわち「生物学的な要素が関わっている」ということが浮き彫りになってきているというわけです。「学界における視点の多様性を向上させること」を目的としたHeterodox Academyの社会心理学者・研究ディレクターであるショーン・スティーヴンス氏は、「ジェンダーの形成を『生まれか育ちか』に二分する方法は間違っています。私の知る限り、そのどちらかだけを唱えている人間行動学者は一人もいません」と述べています。

しかし実際には、このような考え方に対しては社会から批判的な視線、さらには政治的な力が向けられることが多いとのこと。トッド氏は「多くの人に取って、ジェンダーが純粋に社会的に形成されるものではないという考え方は、心地よくないもののようです」と述べています。トッド氏はこの考え方を示す人たちについて、「『ジェンダーは社会的要素を反映するもので、完全に可鍛性のもの(=状況に応じて変化するもの)である』と考える、いわゆる『左派』と呼ばれる勢力に多くみられる」と考えているとのこと。

しかし、ジェンダーの背景に生物学的な要素があるとはいえ、それは決して男と女を完全に二分する「ジェンダーバイナリー」を意味するものではなく、トランスジェンダーや「第三の性別」とも呼ばれるノンバイナリーなどのセクシャル・マイノリティ(性的少数者)の存在を否定するものではないとのこと。多くの生物学に基づく性差は、子宮内のホルモン環境に起因するものであり、男子と女子では大きく異なる仕組みを持っています。しかし、それぞれの領域の中でもさらに大きな振れ幅があり、ノースウェスタン大学の心理学教授であるアリス・イーグリー氏は「男の子には男の子の範囲があり、女の子には女の子の範囲があります。生物学的ではあると言っても、それが完全にバイナリに二分できるものであるとは限りません」と述べています。

By tengrrl

イーグリー氏はまた、「政策が科学に影響すべきではない」とも主張しています。「科学は、あなたが好きかどうかにかかわらず、有効な調査結果、調査結果の真実を求めています。私たちは人間に対する生物学がどのように機能するかを見つける努力を行っています。『政治的に間違っているかもしれないから』という理由で、私たちは科学者としての自分たちの心を閉ざしますか?」とイーグリー氏は語り、科学が真実を追究する必要性を説いています。

「ジェンダーは完全に社会的に形成されるものではないかもしれません。しかし、生物学的な影響によって、ジェンダーの規範が伝統的なものに押し込められなければならないということでもありません。科学の中には、男女平等の価値に反するものはありません」と、この内容を報じたQuartzの記事は締めくくられています。

860名無しさん:2018/02/11(日) 14:31:43
http://yomiuri.co.jp/photo/20180211/20180211-OYT1I50001-1.jpg

http://yomiuri.co.jp/national/20180211-OYT1T50002.html

 LGBTなど性的少数者への理解を深めてもらおうと、大分県が啓発の漫画を作成した。

 中学校を舞台に、主人公の女子生徒が同性の友人からの告白をきっかけに、多様な性のあり方について考えるというストーリー。計3万部を発行し、県内の小・中学校や高校に配布する予定だ。

 タイトルは「りんごの色〜LGBTを知っていますか?〜」(A5判、54ページ)。主人公が友人の告白に戸惑いながらも、「リンゴの中にもいろんな色が入っている。みんな違う色でいいんだ」と考え、LGBTへの理解を徐々に深めていく姿を描いている。

 作成にあたり、県内で暮らす性的少数者3人の協力を得て、意見を取り入れた。作画は別府市在住の漫画家、平田京子さんが担当した。巻末にLGBTや性同一性障害などの用語解説を掲載しているほか、県内外の支援団体の活動内容なども紹介している。

 漫画は、県のホームページ内にある「こころちゃんの部屋」(http://www.pref.oita.jp/site/kokoro/)からも閲覧できる。

 県人権・同和対策課の清水りえ主査は「多くの人に手にとってもらい、性的少数者について正しく知るきっかけにしてほしい」と話している。(谷口京子)

861名無しさん:2018/02/11(日) 20:07:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180211-00000009-kobenext-l28

「完全な女の子になりたい」全校生徒の前でカミングアウトした高校生
2/11(日) 11:39配信
神戸新聞NEXT

「完全な女の子になりたい」全校生徒の前でカミングアウトした高校生
女子の制服を着て学校へ行けるのがうれしい
 スカートに靴はローファー。長い髪は一つに束ねられていた。三田の知り合いから紹介された関西の高校に通うヒカルさん=仮名=は男の子の体に生まれたが、心は女の子。勇気を出し、家族や学校にカミングアウトした。

         ◇

 5人兄弟の長男として生まれました。小さいころから女の子と遊ぶのが大好きで、小学生になる時、赤いランドセルが欲しかったけど、何となく男の子として生きなきゃ駄目なのかな…と感じていました。

 一番嫌だったのは水泳の授業。胸を出すのが恥ずかしくて手で隠すと、周りが「おかまかよ」とからかうんです。いじられるのはよくあったので慣れました。「俺」や「僕」と言いたくなかったので、子どものころから一人称は使いませんでしたね。

 中学は最悪。ひげが生えて毛も濃くなって、自分がすごく気持ち悪かった。本当に嫌で血が出てもひたすら抜きました。声が低くならないように高い声を出す練習もしました。

好きになったのは同じ部活の先輩。男の人です。友達に相談すると「ヒカルはゲイや」といううわさが広まって、先輩に「お前、ゲイなんか?」と聞かれた時はショックでした。

 どうすれば女の子になれるのか、時間があれば性転換の方法を調べました。悩んだ末、中学2年の時にホルモン剤の錠剤を買いました。「死んだらごめん」と家族に遺書を書いて飲んでました。薬を買うお金もないので、インターネットで携帯電話の修理を受け付けて稼ぎました。

 高校になると、毛が薄くなって胸もかなり膨らみました。本当にうれしくて…。女性の下着を着けられるのも幸せでした。

 高校1年の夏休み、祖父母の家に泊まりに行った時、洗濯物をたたんでいたおじいちゃんに下着が見つかったんです。「何で女性の下着なの?」と何度も聞かれ、親にも連絡されました。

 次の日、母と2人で向き合いましたが、1時間くらい無言が続いて、携帯に文字を打ち込んで見せました。「昔から女の子に生まれたかった。ごめんなさい…」。母は何も言わず泣いてました。

 女子の制服を着たかったので、全校生徒の前でカミングアウトしました。不安でしたが、「大変やったね」「水泳の時にからかってごめん」と気遣ってくれる友達もいました。説明すれば分かってもらえる。ホッとしましたね。

 今、見た目は女の子ですけど、病院で保険証を見せると、疑うような顔をする人もいます。子どもを産める体ではないですし。将来? やっぱり完全な女の子になりたいです。(山脇未菜美)

■カミングアウトして良かったことは?

・周りの友達に「ゲイ」「おかま」などと悪口を言われなくなった

・自分の好きな洋服を着られる

・家族や友達にうそをつかなくて気が楽になった

862名無しさん:2018/02/19(月) 19:51:41
https://www.oricon.co.jp/special/50762/
2018-02-15

女装男子にボーイズラブ…急増するLGBT作品、その背景は?
2018-02-15 シェアする
『海月姫』出演の役作りでツルツルの腕をみせてアピールした瀬戸康史
『海月姫』出演の役作りでツルツルの腕をみせてアピールした瀬戸康史
 近年、LGBT要素を含んだドラマや映画が急増している傾向にある。現在“月9”で放送中の『海月姫』(フジテレビ系)に出演する瀬戸康史の女装姿にSNSなどで絶賛の声が寄せられている。また昨年、志尊淳が“ヒロイン”役で出演した『女子的生活』では、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの心情を丁寧に演じ大きな反響を呼んだ。さらに2月24日(土)、『動物戦隊ジュウオウジャー』出演の渡邉剣と『仮面ライダー剣』出演俳優の天野浩成主演でボーイズラブ(BL)を描いた実写映画『花は咲くか』が公開。果たして、この急増の背景には何があるのか。
テレビやイベントに登場した“女装男子”


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LGBT作品が急増、女装した俳優の美しさや立ち居振る舞いも話題に

 LGBTとはそもそも、女性同性愛者(レズビアン、Lesbian)、男性同性愛者(ゲイ、Gay)、両性愛者(バイセクシュアル、Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の各単語の頭文字を組み合わせた略語だ。“性的マイノリティ”とも言われ、日本でも三島由紀夫『仮面の告白』などの文学作品をはじめ、日本初のゲイフィルムと呼ばれる『惜春鳥』(1959年/木下恵介監督)や、リヴァー・フェニックス、キアヌ・リーブス主演の『マイ・プライベート・アイダホ』(1991年)などの映画、漫画やアニメなどのコンテンツでも度々テーマとされてきた。

 前出の『海月姫』では、女装した瀬戸康史の美しさだけではなく、女性的な立ち居振る舞いはもちろん、役作りでボディクリームなどのケアを欠かさないことも報じられ、その女子力の高さがSNSで賞賛を浴びた。また志尊淳は『トドメの接吻』(日本テレビ系)でも、主人公・エイト(山崎賢人)に歪んだ愛を見せる和馬を演じており、4月放送スタートの朝ドラ『半分、青い』(NHK総合)でも、少女漫画家・秋風羽織(豊川悦司)のアシスタントでゲイ役の藤堂誠で出演。

 NHK大河ドラマ『西郷どん』でも、その記者会見で、脚本家の中園ミホが、人間関係にBL(ボーイズラブ)要素があることを告白したほか、先述の2月公開映画『花は咲くか』、また昨年、生田斗真の女装姿とキスシーンが反響を呼んだ映画『彼らが本気で編むときは、』など、LGBT要素のある映像作品が昨今、目白押しで世に送られ続けている。

背景にオネエ系タレントの“市民権”獲得が視聴者の免疫に

 「こうした現在のLGBTの認知拡大には、オネエタレントの台頭が大きく関係していると思われる」と話すのは、90年代にサブカルチャー誌でLGBTに関する数々の記事を寄稿したこともあるメディア研究家の衣輪晋一氏。

863名無しさん:2018/02/19(月) 19:52:21
>>862


 今、テレビでその活躍が確認できるオネエ系のタレントといえば、マツコ・デラックスやはるな愛、IKKO、ミッツ・マングローブ、GENKINGなどが筆頭格。少し前ではKABA.ちゃんや楽しんご。古くは美輪明宏、美川憲一、おすぎとピーコ、ピーターなどなど。いまだに少数派ではあるがもはや珍しい存在ではなく、お茶の間でも非常に身近な存在となっている。もちろん彼ら(彼女ら)を“オネエ”と一括りにするにはLGBTの範囲は広く、さらなる理解が必要だ。昭和の時代には、バラエティー・お笑い番組内ではある意味“笑い”の対象であり、悲哀と共にある存在だった。現代では、彼ら(彼女ら)“オネエタレント”の活躍は、世間のLGBTへの抵抗力増強に一役を買い、また真剣に悩む人たちを勇気づける役割も担ってきたように思える。

過去は骨太、現在はライト化の傾向 より物語に“自然に溶け込む”ことが重要に

 性的マイノリティーへの免疫がつく一方で、映像作品はどうか。過去のLGBT作品と言えば、少数派ゆえに理解されない葛藤などが描かれ、やや“骨太”のイメージがあった。文学作品では、前出『仮面の告白』をはじめ、谷崎潤一郎『卍』、両刀の男娼を描いた中上健次の『讃歌』。テレビドラマでは、放送時間帯に新宿二丁目が閑散としたと言われる『同窓会』(1993年)や、上戸彩が性同一性障害の難役に挑み、出世作となった『3年B組金八先生』第6シリーズ(2001年)など。洋画でも前述『マイ・プライベート〜』のほか、『とても素敵なこと 初恋のフェアリーテール』(1996年)、『ブエノスアイレス』(1997年)、『ボーイズ・ドント・クライ』1999年、『めぐりあう時間たち』(2002年)などがあった。

 だが時代が進み『イノセント・ラブ』(2008年)、『ラスト・フレンズ』(同年)、『IS〜男でも女でもない性〜』(2011年)、『オトメン〜乙男〜』(2009年)など、青春ドラマの延長線上で描かれる傾向に。また2015年頃からは映画や舞台で、『5→9〜私に恋したお坊さん〜』の高田彪我など“女装趣味のある男性”、舞台『クラウドナイン』の三浦貴大、舞台『ヴェローナの真摯』溝端淳平など“女性役を男性俳優が演じる”パターンも増加。またアニメ作品やライトノベルなどでも、その葛藤や背景はあれど、必要以上に掘り下げずライトに描く風潮が見られる。

 「アメリカの非政府組織GLAAD(中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟)が提示したLGBT作品の質の指標には、『LGBTの登場人物が登場し、彼ら(彼女ら)なしには成立しない物語でなければならない。また飾りの要素だったり、笑いを誘うためのネタで扱われてはならない』などとある。つまり、LGBTが登場する場合、物語に“溶け込む”ことが必要で、そこから外れると、先ごろ謝罪騒動に発展した『とんねるずのみなさんのおかげでした』の保毛田保毛男(石橋貴明)のように批判にさらされることになる。すんなりとそこに存在させるには、日本でも今、過度な掘り下げはリスクが大きすぎるのです」(衣輪氏)

ドラマは “時代の写し鏡” “第三の存在”が物語のアクセントに

 「ただし、」と同氏は続け、持論を展開する。「歴史学者の氏家幹人氏の著作などによれば、日本はそもそも、性には寛容だった。『万葉集』には大伴家持の男性に宛てたとされる和歌があったり、江戸時代では、歌舞伎の若手美少年役者らが男女問わず客をもてなす“陰間茶屋”が流行。井原西鶴の『好色一代男』にも、主人公が一生のうちに交わった人数を『たはふれし女三千七百四十二人。小人(少年)のもてあそび七百二十五人』などと記されているほか、江戸後期でも葛飾北斎らが浮世絵の一種である春画に同性愛を描いています」

 「これがタブーとされたのは明治以降。欧米列強に時代遅れとされぬよう、キリスト教文化の性的に潔癖であることを良しとする文化が輸入されていき、現在に至ります。前出の歴史学者・氏家氏は当時の日本の性モラルについて『タブーはないが、モラルはある』としており、それは逆に、今欧米が求めているLGBT差別のない理想郷に近いようにも思うのです」(衣輪氏)

 そもそも日本人の遺伝子はLGBTに寛容であり、さらに文化でも、オネエタレントらが活躍し、お茶の間に免疫がついてきた現状がある。地上波ドラマは常に“時代の写し鏡”だ。“今”を切り取った作品が増える現状は自然の流れであり、さらには元々、日本文化との親和性も高かった。純粋に“個性”としてのLGBTキャラが“第3の存在”としてストーリー展開を広げる可能性も高いので、この風潮はエンタメ作品にさらなる多様性も生みそうだ。

(文/中野ナガ)

864とはずがたり:2018/02/20(火) 10:11:38
>>846-848
今この記事に気付いたけど,そんなメカニズムがあるのか!

865名無しさん:2018/03/01(木) 22:33:36
http://www.sankei.com/west/news/180301/wst1803010083-n1.html

大阪市が同性の「パートナーシップ宣誓制度」導入検討へ LGBT支援で
2018.3.1 18:56

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 大阪市の吉村洋文市長は1日、性的少数者(LGBT)への偏見や差別解消に向けた支援の一環として、同性カップルを公的に認定し、公的書類を交付する「パートナーシップ宣誓制度」導入に向けた検討を進める意向を明らかにした。市議会本会議の代表質問で述べた。


 同様の制度は東京都渋谷、世田谷両区が平成27年に初めて導入。その後、兵庫県宝塚市など複数の自治体で導入されている。政令市では3例目。

 吉村市長は制度導入に関し「社会全体での支援、民間事業者の取り組みを促す契機にもなる」と指摘。前向きに検討を始めるとした。

 また大阪市教育委員会の山本晋次教育長が、LGBTの児童生徒への配慮として、学校の制服を男女とも選択可能にする制度などの検討を進める方針を明らかにした。

 市教委によると、昨年10月に市立小中高校を対象に実施した調査で「LGBTを自認する児童生徒が在籍する」と回答した学校は440校のうち50校に上る。一方で、制服を選択制にするなどの配慮をしているのは6校にとどまっているという。

866チバQ:2018/03/06(火) 11:38:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180303-00000091-jij-asia
性的少数者パレードに1万人超=同性婚解禁で祝福ムード―豪
3/3(土) 19:59配信 時事通信
性的少数者パレードに1万人超=同性婚解禁で祝福ムード―豪
オーストラリア最大都市シドニーの中心部で3日、性的少数者(LGBT)の差別解消を訴える恒例のパレードが行われ、約1万2000人が参加した。
 【シドニー時事】オーストラリア最大都市シドニーの中心部で3日、性的少数者(LGBT)の差別解消を訴える恒例のパレードが行われ、約1万2000人が参加した。

 今年は40周年の節目で、昨年末に同国で同性婚が解禁されたこともあり、沿道には約30万人が詰め掛け、例年以上の祝福ムードに包まれた。

 シドニーのパレードは、同性愛者の権利を求める世界的な運動への連帯を示そうとしたのが始まり。法律で同性愛が禁止されていた1978年当時には、50人以上の逮捕者を出した。今では国民の理解も深まり、この種のパレードとしては世界有数の規模となった。

 同年にも参加した同性愛者のウィル・サージェントさん(67)は、「(国民の)4割は(同性婚に)反対している。まだ戦いは続く」と語った。

867チバQ:2018/03/07(水) 00:08:34
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13388859.html?rm=150
(ネット点描)ゲイの若者の出会い アプリになっても…
2018年3月6日05時00分
 「最近の若者は、2丁目に行かない」。性的少数者に会うと、異口同音にこう言われる。「2丁目」とは、東京・新宿2丁目のこと。ゲイ男性を中心に、性的少数者が集まる日本で一番有名な街だ。

 その理由はインターネットの普及。ネット以前、自分と同じゲイの男性に会おうとしたら、ゲイ専門雑誌の文通欄を通じて知り合ログイン前の続きうか、2丁目に来るぐらいしか方法がなかった。私は取材でゲイ男性に会う機会が多いが、2丁目の華やかすぎる雰囲気が苦手という人、「ゲイだからこそ、あの街に行くのは怖い」と言う人も珍しくない。

 いまゲイの男性同士の出会いは、スマートフォンのアプリが主流だ。種類もたくさんある。異性が出会うアプリと同じように、スマートフォンの位置情報と連動し、近くのユーザーが表示される。ネット登場以前はゲイ男性同士が会うだけでも大変だったが、今は、相手を選ぶこともできる。

 ただし、これは都会の話。

 以前、あるゲイ男性に、試しに現在地を北海道に設定してアプリを開いてもらったら、地図上にあらわれた「最も近くにいる人」は60キロ離れた街に1人だけ。大人のように自由に遠くに行けない10代なら会うのは難しい距離。しかも、そのたったひとりが、自分と気の合う人とも限らない。

 性的マジョリティーは「ゲイ」とひとくくりにしがちだが、「男性が好きな男性」というだけで、性格や生活環境は人それぞれ。アプリは性的な目的でメッセージが届くことも多く、運良く相手が近くに表示されても、「会うのが怖い」という人も。

 「悩みを語り合いたいだけなのに、相手が見つからない。東京ならたくさん人がいるから、僕のようなタイプのゲイもいますか?」。岩手県のゲイ男性(20)は話す。

 ネットが進化を遂げても、若者の「会えない」悩みは、消えない。(原田朱美)

868チバQ:2018/04/04(水) 21:29:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180404-00000004-jij_afp-int
ゲイ向け人気アプリ「Grindr」にボイコットの声 HIV情報を外部共有
4/4(水) 8:05配信 AFP=時事
ゲイ向け人気アプリ「Grindr」にボイコットの声 HIV情報を外部共有
LGBTの象徴、虹色の旗(2012年7月19日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】世界最大の同性愛者向け出会い系アプリをうたう「Grindr(グラインダー)」は、利用者に向けて定期的なエイズウイルス(HIV)検査とその結果の公開を促す取り組みで、専門家らの称賛を集めてきた。だが今週、その情報を外部の業者と共有していた事実が発覚したことで非難が殺到し、同アプリのボイコットを呼び掛ける声も出ている。

【関連写真】グラインダーのジョエル・シムカイCEO

 米カリフォルニア州ウエストハリウッド(West Hollywood)に本社を置き、1日の世界アクティブユーザー数を360万人と発表しているGrindrは2日、HIV検査結果を含むユーザーの個人情報を、第三者のソフトウエア企業に提供していることを認めた。

 この問題は、交流サイト(SNS)最大手フェイスブック(Facebook)のずさんな個人情報保護をめぐるスキャンダルとも重なる。フェイスブックは、2016年米大統領選でドナルド・トランプ(Donald Trump)陣営の選挙活動の一環として英企業ケンブリッジ・アナリティカ(Cambridge Analytica)が何千万人にも上るユーザーの個人情報を入手していたことが明るみに出て以降、極めて厳しい目が向けられている。

 Grindrのスコット・チェン(Scott Chen)最高技術責任者(CTO)は、フェイスブックのスキャンダルから距離を置こうと、自社による情報提供は「業界の慣行」でしかないと説明。データを使用したアプティマイズ(Apptimize)とローカリティクス(Localytics)の2社は単にソフトウエアの最適化業務を請け負っていただけであり、「最高レベルの機密性、データセキュリティー、ユーザープライバシーを要する厳しい契約条件」に基づいて業務を遂行していたと釈明した。

 これに対し市民活動団体やユーザーらは、今回発覚した事実は深刻な信用の裏切りであり、プライバシー侵害に当たると訴えている。また、この問題が報じられたことで、HIV感染予防のために定期検査と性的パートナーへの検査結果共有を促す活動に悪影響を及ぼしかねないと懸念する声も上がっている。

 エイズ医療財団(AHF)は、Grindrによる情報共有を「プライバシー関連法の甚だしい違反」と断じ、「この無責任な慣行の即時中止と廃止」を要求。フランスの啓発団体「AIDES」は、同アプリのボイコットを呼び掛けた。

 ただAIDESは一方で、新しい出会いの前に出会い系アプリで検査結果を公開しておくことは、「HIV陽性の人々が口頭で感染の事実を告げた時点で相手に拒絶されることを避けられる」と強調し、「HIV感染者の受け止められ方やイメージの面での正常化」の一助になるとしている。

 電子プライバシー情報センター(Electronic Privacy Information Center)のナターシャ・ババザデ(Natasha Babazadeh)法務研究員はAFPの取材に対し、Grindrがデータの利用法について透明性を確保できなければ、利用者の信頼を失う恐れがあると指摘。「ケンブリッジ・アナリティカ問題の後、フェイスブックユーザーらがアカウント削除に動いたように、出会い系アプリのユーザーらも同様にアカウントを削除するか、類似アプリの利用を厳密に制限することになるだろう」との見解を示した。【翻訳編集】 AFPBB News

869チバQ:2018/04/05(木) 13:58:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180403-00000003-withnews-soci&p
「理解されることは、あきらめている」 あるゲイ男性の静かな絶望 LGBTブームの陰で
4/5(木) 7:00配信 withnews
「理解されることは、あきらめている」 あるゲイ男性の静かな絶望 LGBTブームの陰で
Aさん
 この数年、ニュースでよく「LGBT」という言葉を聞きます。セクシュアルマイノリティを「差別してはいけない」というメッセージがあちこちで流れるなか、「理解されることは、あきらめている」と話すゲイの男性に出会いました。メディアで見る「LGBTブーム」とは一線を画す、「冷めた当事者」の思いを聞きました。(朝日新聞デジタル編集部記者・原田朱美)

【イラスト解説】テレビでよく見る「おネエ」、「LGBT」のどこに入るの? 「Gにも色々な人がいます」

喫茶店にて
 都内で派遣社員として働くAさん(33)。
 仕事が終わった平日の夜に、喫茶店で会いました。

 「理解とか差別解消とか、あきらめている部分が強いんですよね」

 Aさんは、ゆっくり考えながら、口を開きます。
 物静かなたたずまいで、視線を落としながら、淡々と。

 「なんでしょうね。小学生、中学生の頃からの偏見や攻撃の積み重ねです。『ホモ』『オカマ』みたいな。子どもって残酷じゃないですか。そういう体験を原動力にして世の中を変えようとする人は、NPO活動とかになるんでしょうけど、もう、疲れているから」

 Aさんは、ふっと笑いました。

 冷笑、シニカル、自虐、厭世(えんせい)。
 どの言葉とも違う気がしました。

 動かない水面のように、静かな静かな、絶望。


 「取材を受けるにあたって、周り(のゲイの人たち)にも聞いてみたんですけど、『普通の人間として扱ってほしい』とも『結婚できない不都合を解消したい』とも、思っていないんですよね。ありていに言うと、『放っておいてほしい』でした」

 私は今まで、何度かセクシュアルマイノリティの取材をしたことがあります。ゲイ男性に会う度に「メディアに出て活動するのは、ごく一部。多くのゲイは、冷めた目で見ている」と、釘を刺されます。

 そういう人たちは、同性パートナーシップ証明も、レインボーパレードも、喜んでいない、と。差別的だと批判を浴びたフジテレビの「保毛尾田保毛男」騒動さえ、「注目を集めること自体が、迷惑」。

 「取材を受けることも、『やめなよ』って言われました。『お前もそっち側にいくのか』って」

 「そっち」とは、あきらめず、「理解促進を」と言う人たち。
 メディアに出るのは、たしかに「そっち」の人が多いです。

 「当事者のなかで、『じゃあ闘ってやろう』という人は、少ないと思いますよ。僕は周囲には比較的オープンにしている方ですけど、穏やかな差別をしてくる人はずっといるし」

 穏やかな差別とは、たとえば、仲良くもないのにセックスのことをあれこれ聞かれたり、男性から「俺のことを好きになるなよ」と言われたりすること。どちらも、異性を愛する人には、うかつに言わない言葉です。言うと相手に怒られます。なのに、同性愛者には、言ってしまう。

 「そういう偏見って、小さな自己否定を重ねられているのと同じなので。積み重なっていくと、そこに屈してしまうじゃないけど、もうあきらめてしまう」

言葉の限界
 ある友人の例を話してくれました。
 Aさんがゲイであることを知っていて、いろんな話をする仲の良い男性の友人です。

 先日、その友人の家に泊まりに行くことになり、こう言われました。

 「泊まる部屋は一緒だけど……。俺は、ゴメンね。それはナシで」

 Aさんは、最初からずっと「友人」のつもりでした。セックスがしたくて、遊びにいくわけではないし、仲良くしていたわけではない。そもそも男なら誰でも良いわけではない。自分がゲイだというだけで、「狙っている」と勘違いされたこと、それも「いろんな話を聞いてくれた人」だったことが、ショックだったそうです。

 「うーん……。全部を理解してもらうのって、無理なんだなって。育ってきた環境が違いすぎて、もうどこまでいっても、言葉で理解してもらうのは限界があるなあって思っちゃって」

870チバQ:2018/04/05(木) 13:59:18
 夜の喫茶店。
 テーブルをはさみ、私の1メートル先で話すAさんの顔には、怒りも悲しみもありません。ただ淡々と、話してくれます。

 「とはいえ、僕も揺れてはいるんです。わかってほしいという気持ちと、あきらめている気持ちと」

 そうでしょう。
 でなければ、取材を受けてくれなかったはず。

 Aさんは、決して「人生すべてが投げやりになっている人」ではありません。

 「僕のアイデンティティのすべてを『ゲイであること』が覆ってしまうのは嫌です。自分を構成する要素はもっとたくさんあるのに」

 神奈川県出身とか、文章を書くのが好きとか、「Aさん」という人は、いろんな要素でできています。でも、声をあげ、活動をはじめたとたん、周囲は「ゲイのAさん」としか扱わなくなるでしょう。

 「フラットな存在でありたいんです。そう思いすぎることがまた、とらわれているということなのかもしれませんが」

 そもそもAさんは、「声をあげる」ことについて、どう思っているのでしょう。
 苦しさを訴えることは、とても大事なことです。私たちメディアも、その声を報じてきました。一方で、声をあげることが「正しい」という圧力を感じるでしょうか。

 「自分の場合は、『声をあげるべきだ』という価値観の人がまわりにいなかったので、特に……。ちょっと違うかもしれませんが、セクハラでも『どうせ言っても無理』とあきらめている女性っていますよね。言っても無駄だし、余計面倒なことになってしまうから、結局黙っているのが一番良い、という。損得勘定ですよね」

絶望の正体
 Aさんは、最近話題になったテレビドラマの話もしてくれました。
 「結婚」をめぐり、悩んだりぶつかったりするゲイのカップルが、出てきます。
 過剰にデフォルメした「おネエ」ではなく、ごく普通の青年として描かれています。

 「でも、当事者の思いをすくいとっているようで、ちょっと違うというか。僕らは抱えている闇が深すぎて。同性婚とか表面的なものでは解決しなくて……。例えば同性婚が認められたとして、『男女の結婚』と『同性婚』は別物なんだろうな、と思うんです。『カニ』と『カニかま』みたいな。LGBT団体は『カニかまでも進歩。もらいたい』と言うだろうけど、僕は『カニかまじゃん! 結局普通じゃないじゃん!』と思っちゃう」

 当事者の間でも、いろんな意見があります。

 私はたくさんのゲイの人たちに会ってきましたが、それぞれ意見が違います。
 マジョリティは「めんどうくさいなあ」と言うかもしれませんが、もともと「男性のことが好きな男性」が共通点というだけで、性格も生活環境も、すべてバラバラな人たちです。

 「僕はまだ、これくらいで止まっていますけど、絶望が進化した人は、ゲイを嫌いはじめるんですよ。自分がゲイであることを棚に上げて、2丁目に出入りする人とかを、まるで自分が一般人であるようなスタンスで『嫌いだ』と。本当は同性愛者だから、ゲイコミュニティに行きたいのに、心をつぶされすぎて、ゲイに冷たい視線を送る。そういうアンビバレントなものを抱えるゲイに何人も会ったことがあります」

 そういう人たちは、なかなかメディアには、出ません。

 「もしかしたら、『あきらめている』と言いながら、何周も何周も何周もまわって、深層では、『男女』『普通』にあこがれて、渇望しているのかもしれません。でも絶対にひっくり返せない。そこに絶望している」

 抱える絶望は、ふたつ。

 分かってもらえない世間に。
 「普通」に生まれなかった自分に。

 「うん、それはもう、一生、死ぬまで続くと思います」

871名無しさん:2018/04/05(木) 16:34:18
https://withnews.jp/article/f0180402005qq000000000000000W03j10101qq000017108A

2018年04月02日
LGBTが嫌いなセクマイ 「勝手に代表しないで」活動家嫌いの本音
原田朱美

「LGBT活動家が嫌い」というセクマイは少なくない
出典: PIXTA


1.勝手に代表されたくない
2.オープンにしているかどうか、スタンスが違う
3.非寛容すぎる

 セクシュアルマイノリティ(性的少数者)の話を聞いていると、「活動家ばかりを取材しないでほしい」「活動家が嫌い」と言われることが、よくあります。「活動家」とは、セクシュアルマイノリティに関する支援や、理解を広げる活動をしている人たちのこと。自分たちを支援してくれるはずの人が「嫌い」とは、どういうことでしょう?(朝日新聞デジタル編集部記者・原田朱美)

連載「LGBTのテンプレ考」
1.世間のイメージ
2.(1)ゲイの二つのテンプレ
  (2)【イラスト解説】「おネエ」は「LGBT」のどこに入るの?
3.LGBTのLBTってどんな人?
4.LGBT=めんどくさい人たち?
5.LGBTが嫌いなセクマイ(今回)
6.バイセクシュアルの孤独
7.LGBTではないセクシュアルマイノリティ
8.「理解されることは、あきらめている」

LGBTは私のことではない

「LGBTの活動家たちが社会に伝えているLGBTと、当事者が考えているLGBTの間に大きな乖離がある」

これは、先日私がネット上で募集した「LGBTのイメージに関するアンケート」に寄せられた回答のひとつです。東京在住・30代・ゲイの方の意見です。

4タイプのセクシュアルマイノリティ(セクマイ)の頭文字をとった「LGBT」という言葉は、ここ数年で広く知られるようになりました。人々が「LGBT」にどんなイメージをもっているのかを知りたくて、アンケートを実施しました。


出典:朝日新聞
800件の回答が寄せられ、うち400件がセクマイの当事者でした。当事者の回答のなかに、「LGBT」を掲げて支援、啓発に取り組む人たちへの嫌悪が、ちらほら出てきたのです。
  
例えば、

「私は当事者だが、自分を『LGBT』だと呼ぶことには違和感がある。イメージアップ(おしゃれさ)のために作られた言葉、という印象」(20代、東海在住、レズビアン)

「(LGBTとは)自分のことではない。性的指向や性自認を売りに商売や政治活動をしている人たちの総称」(30代、東京、ゲイ)

「LGBT」という言葉が嫌いな、セクマイ。
そして「LGBTを掲げる活動家」が嫌いな、セクマイ。
これは驚きでした。


出典:PIXTA
「活動家」は、ネット上で揶揄(やゆ)としてよく使われている言葉ですが、セクマイの中でも「活動家と呼ばれる人」と「活動家を嫌う人たち」がいます。

当事者の中には、「LGBT=活動家」というイメージをもつ人も少なくありませんでした。
なぜ、彼らはそんなに「LGBT」や「活動家」が嫌いなのでしょう。
「味方」では、ないのでしょうか。

理由を聞いてみると、大きく三つに分けられました。

1.勝手に代表されたくない

東京に住む40代のゲイ男性は、
「活動家が何かを語る時に、あくまでも、その人の意見でしかないのに、当事者全体の意見として語ってしまう印象がある時に、『嫌だ!』と感じる」
と、話します。

「LGBTは、住んでいる場所も年齢も職業も様々なので、共通の価値観はないと思います。個人の持論を『LGBTの多くの共通意見』として語ってしまっていることが、反発へと繋がっているのではないのでしょうか」

「勝手に自分を代表しないでほしい」という気持ちが反発を生んでいる、という指摘です。


出典:PIXTA
アンケートには、「他のセクマイとひとくくりにされたくない」という反発もありました。

「レズビアン(L)・ゲイ(G)・バイセクシュアル(B)・トランスジェンダー(T)それぞれは、決して相互融和的とは限らず、抱えている問題も各々違う。『LGBT』と括られイメージ付けられることに反発あるいは嫌悪する当事者が現実には多い」(50代、東京在住、ゲイ)

ゲイにはゲイの、トランスジェンダーにはトランスジェンダーの悩みがあり、「LGBTの悩み」とまとめてしまうことで誤解されてしまう、という意見です。

4タイプのセクマイの頭文字をとった「LGBT」を掲げることは、「いろんなセクマイが協力して頑張る」という意味でもあります。この連帯に賛成する当事者は、たくさんいます。

一方で、その「まとめ方」が不快だという人もいて、今回の回答を見る限りでは、年代が上の当事者に多い印象でした。

872名無しさん:2018/04/05(木) 16:35:27
>>871

出典:PIXTA
2.オープンにしているかどうか、スタンスが違う

「活動家」は、カミングアウトしている人たちの意見しか代表していない、というスタンスの差もありました。

「(LGBTは)オープンにできている人たちが集まっているコミュニティ。オープンにできる人がイメージをつくっているので、今の世間的なイメージはまだまだ(セクマイの)一部でしかない」(30代、東海在住、トランスジェンダー)

自分がセクマイであることを、周囲にオープンにしている人は、まだそんなに多くありません。メディアに当事者として登場する人は、当然オープンにしている人ですが、「カミングアウトしている人」と「していない人」では、悩みや困り事が違うこともあります。

例えば2015年に渋谷区が導入して以来話題の「同性パートナーシップ証明」は、「証明書を受け取りに行く=周囲にバレる」と敬遠する当事者がいます。

自治体が、オープンにしている人の意見だけを聞くことで、オープンにしていない人たちがイヤだと感じる施策が「LGBT支援」として打ち出され、反発を生む、というケースもあります(もちろん「活動家」も自治体も、善意でやっていることですが)。


出典:PIXTA
3.非寛容すぎる

主張の攻撃性が強すぎるのではないか、異なる意見に耳を傾けていないのではないか、といった指摘です。

「(LGBT活動家は)他者差別的な人達」(40代、近畿在住、ゲイ)

「LGBTを認めないのは差別と声高に叫ぶLGBTもまた逆差別だと思っている(LGBTを受け入れられない人に対する)」(30代、南関東在住、バイセクシュアル)


出典:PIXTA
筑波大学に通うゲイの男性(22)は、
「たしかに、自分たちの活動を正しいと思っていて、自分たちに肯定的な意見しか聞かない人たちは、いる気がします」
と、話します。
もちろん、この男性の体験談で、一般論ではありません。

「海外と比べて、日本のLGBT団体や『アクティビスト』と呼ばれる人たちは、活動の視点が偏っていると感じます。LGBTのことしか考えていない。自分だって、他の分野で同じような偏見をもっているかもしれないのに。本当に多様性を実現したいなら、障害者とか、他のフィールドの視点も入れて考えるべきです」

男性は、こうした視点の偏りはおかしいのではないか、という立場のLGBT団体に所属していたこともあるそうです。


出典:PIXTA
「活動家」を「警察官みたい」と評する人もいました。
東京に住む派遣社員のゲイ男性(33)です。

「(活動家は)いないと困る存在です。秩序を守るためには必要な存在なんだけど、時々『摘発』をやりすぎるというか、疎ましさを感じちゃう。みんな、すいている道で常に時速30キロを守って走るわけじゃないですよね。その構図と似ている気がします」

「正しい」ではなく、人それぞれ

こうした「活動家」への反発を憂慮する人もいます。

「LGBTとしての権利を過度に主張する人たちはうっとおしい、ダサい、といった流れを当事者たちまでも持つことに、危険を感じます」

こうアンケートに書いたのは、北関東在住の20代の女性。同性のパートナーと暮らしているそうです。

「(同性カップルが)どれほど経済的に損をしている、貰えるはずのお金を貰えていないか、(活動家を嫌悪する人たちは)考えた事がないのでしょうか。女性2人で暮らすには日本は厳しいです」

「税理士など、お金に詳しい人を介して、同性婚が認められた場合と今のままでどれだけ差があるか、明確な金額で年収ごとに算出できるサイト等あったら、皆さん意識が変わるのではないでしょうか」


出典:PIXTA
誰の意見が正しい、というわけではありません。

ひとつだけ確かなのは、セクマイ当事者が、マジョリティ側の偏見にどう向き合うか、いま何に苦しんでいるのかは、多様だということ。
マジョリティ側が、乱暴に決めつけてしまっては、いけないものなのでしょう。

873名無しさん:2018/04/05(木) 16:40:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180404-00000008-mai-soci

<LGBT>望まぬ暴露はハラスメント 筑波大が指針改定
4/4(水) 9:09配信

毎日新聞

筑波大が改定したLGBTなど性的少数者への対応に関する指針=水戸市で
 筑波大は、LGBTなど性的少数者への対応に関する指針を改定し、当事者が望まない情報暴露を「ハラスメント(嫌がらせ)」として明記した。差別につながる悪質な情報暴露を防ぎ、LGBT当事者が安心して学べる環境を整備するのが狙いだ。【大場あい、加藤栄】

 同大は昨年3月、名簿の性別欄をなくすなど制度面を中心にLGBT当事者への配慮を明記した指針を策定。

 今年度はさらに、2015年に一橋大法科大学院の男子学生が同性愛者であることを個別にカミングアウトした同級生に暴露され、自殺とみられる転落死をした問題を踏まえ、見直した。

 「性自認や性的指向に関わる情報の開示は当事者の意思でコントロールされるもの」として、当事者の意思に反する暴露や、周囲への情報開示を強制しないよう求め、故意・悪意による場合はハラスメントと評価する方針を示した。

 一方、当事者から個別にカミングアウトを受けた場合の精神的な負担にも配慮し、守秘義務を負った担当者が対応する大学内の相談窓口を活用するよう明記した。

 教育現場のジェンダーや人権の問題に詳しい片岡洋子・千葉大教授(教育学)は「周囲が当事者に情報開示を強制してはいけないことや、カミングアウトを受けて戸惑った場合の対応まで丁寧に説明されており、当事者の望まない情報暴露を予防する効果が期待できる」と話す。

 改定指針は、筑波大のホームページ(https://diversity.tsukuba.ac.jp/?page_id=9492)で公表している。

874名無しさん:2018/04/06(金) 17:20:52
https://withnews.jp/article/f0180406003qq000000000000000W03j10101qq000017134A

2018年04月06日
LGBTが気持ち悪い人の本音 「ポリコレ棒で葬られるの怖い」
原田朱美

出典: PIXTA


「理解不能。気持ち悪い」
「頭では理解していても、心がついていけない」
「僕の方が社会的に葬られる」

 セクシュアルマイノリティの当事者が、メディアに出て苦悩を語ることが増えました。でも、逆はあまり聞きません。つまり「LGBTが理解できない」という人の心の中です。「ただの差別主義者」なのでしょうか。ある男性に話を聞いてみました。(朝日新聞デジタル編集部記者・原田朱美)

連載「LGBTのテンプレ考」
1.世間のイメージ
2.(1)ゲイの二つのテンプレ
  (2)【イラスト解説】「おネエ」は「LGBT」のどこに入るの?
3.LGBTのLBTってどんな人?
4.LGBT=めんどくさい人たち?
5.LGBTが嫌いなセクシュアルマイノリティ
6.バイセクシュアルの孤独
7.LGBTではないセクシュアルマイノリティ
8.「理解されることは、あきらめている」
9.LGBTが気持ち悪い人の本音(今回)

「理解不能。気持ち悪い」

 先日、私は「LGBTのイメージに関するアンケート」をネット上でやりました。ニュースでよく聞くようになった「LGBT」という言葉について、人々がどんなイメージをもっているのかを知りたかったからです。

 寄せられた回答は800件。
 SNSで募集したネットアンケートなので、このテーマにそもそも理解のある人が回答することが多いと予想しましたが、「理解できない」と書いた人も少数いました。

 そのひとりに、会いました。


出典:朝日新聞
 Bさん。43歳。
 東京都内の会社に勤める男性です。

 Bさんのアンケート回答は、こう書いてありました。

 <理解不能。気持ち悪い。>
 <この手の議論に関わるLGBTの人は非寛容で被害者意識が強いように思う。多様性を主張する割には、マジョリティを啓蒙してやるという選民思想感が鼻持ちならないと感じる。このアンケートにも忖度(そんたく)して書けば良かったのだろうが、本音を書くとこういう結果です。差別主義者と、みなされるかもしれないけども。>

 これを読んで、あなたなら、どんな人を想像しますか。

 しかめっ面をした、怖そうな人?
 人の話を聞かず、持論を一方的に話し続ける人?
 斜に構えた、皮肉屋?


出典:PIXTA
 私もいろいろ想像しては、少し緊張して、待ち合わせ場所の喫茶店に向かいました。

 「いやいやいや、お待たせしてすみません」

 スーツ姿のBさんは、人なつっこい笑顔で現れました。
 平日の夜、思いのほか混雑した店内で、いまどんな仕事をしているのか、笑顔のまま話してくれました。営業の仕事をしているそうですが、明るくて話のテンポがよくて、盛り上げるのがうまい人だなあ、と、拍子抜けというか、ほっとした自分がいました。

「頭では理解していても、心がついていけない」

 さて。本題です。

 Bさんは、「理解不能」とアンケートに書いていましたが、どういうふうに思っているのか、もう少し詳しく教えてください。

 「例えばゲイの方について。僕は女性しか好きになったことがないので、男を好きになるというのがどうしても想像できなくて。『だって自分と同じ体をしているんだよ? それで興奮するの?』と」

 「いや、頭ではわかっているんです。『同性を好きになる人がいるんだ』と頭では理解していても、心がついていけないんです。そういう衝動って、本能的なものじゃないですか。だから本能的に拒否してしまうんですよね」

 変わらず明るい話しぶりなのですが、後半は、悩んでいるようでもあります。
 「理解しなければと分かっているのに」と。


出典:PIXTA
 Bさんは今まで、セクシュアルマイノリティに会ったことは、ありますか?

 「あります、去年。男性の同性愛者だから、ゲイ、ですかね。仕事のクライアントだったんです。LGBTの支援活動をしている人だったので、『ゲイです』ということを明かして来られまして」

 会って、どう思いましたか?

 「正直に言うと、騒動になったフジテレビの『保毛尾田保毛男』のような人が来ると思っていたんです。僕は、あれのストライクな世代ですし。でもまったくもって普通の人でした。何も知らずに同僚として働いていたら、(ゲイだとは)気付かないでしょうね。いや、ステレオタイプの刷り込みって、あるんですね」

875名無しさん:2018/04/06(金) 17:22:54
>>874

おネエタレントや、テレビ番組の影響は大きい
出典:朝日新聞
 「普通」って難しい言葉ですけど、どういう意味で「普通」だと思ったんですか?
 
 「もっとナヨナヨしていると思っていたんです。(性行為で)女性的な立場の方は、女性っぽいのかな、とか。ゲイだと明かしている人に会ったのは初めてで、興味があって。初めて外国人を見る子どものようなものです。でも、仕事中にそんなことを考えるのは相手に失礼だと思って、やめました」

 Bさんは、苦笑します。
 とても正直に、見栄をはらずに話してくれていることが、伝わってきます。

 ちなみに、すぐに「性的な興味」をもたれてしまうのは、セクシュアルマイノリティの人たちがウンザリすることのひとつだそうです。「普通、他人にそんなこと聞かないでしょう?」と。

 Bさんの名誉のために言うと、言葉にして聞いたわけではないそうです。

ゲイ=おネエと勘違いしている人は多い。実際は多様です
出典:朝日新聞
 「僕、保険の代理店をしていたこともあるんですけど、同性パートナーだと保険金の受取人になれないんですよ! 3年前に知って驚きました。そんな不都合は、すぐ解消してあげたらいいと思うんです。ただ、自分自身が同性愛者をどう思うかと聞かれると、『うっ』となる、という……」

 「保険金が受け取れないなんて、信じられない」といった表情です。
 どうやら、同性愛者を積極的に嫌っているとか、権利を認めたくないといったことでは、なさそうです。

「先に感情がこじれてしまうと…」

 では、どうしてああいう回答になったのでしょう。

 「例えば先ほどの『保毛尾田保毛男』がはやったころ、僕は中学生でした。あの時傷ついていた人がいたなんて、当時想像もしていなかった。毎週木曜日の夜9時にあの番組を見て、大笑いして寝て、翌朝同級生と『見た?』と話して」

 「当時の僕らは、女子が夏服になったら下着が透けて見えたとか、ほんとしょうもないことで盛り上がるような、純朴なバカでした。そういう思い出って、心の原風景みたいなものなんです」

 「後になって『あの時傷ついた人に気付けなかったあなたは罪人です』と言われると、『うち実家の花畑はキレイだなあ』と思っていたら、いきなり戦闘ヘリが飛んできて機銃掃射で荒らされる、みたいな気持ちになるんですよ」


出典:PIXTA
 実際に、時代をさかのぼってまで批判している人がいるかは、わかりません。Bさんには、そう思えている、ということのようです。

876名無しさん:2018/04/06(金) 17:23:27
>>875

 「当事者にとっては、今までずっと言えなかったことがようやく言える時代になって、フタが開いた状態というか。だからキツい表現をする人がいるんでしょう。でもこの年まで異性愛が当たり前だと思っていたのに、急に『お前は差別主義者だ!自覚せよ!』と糾弾されて、社会的に罪を背負わされたような表現をされると、こちらとしても、つい『何を!?』となってしまうんです」

 「LGBTだけではないですが、先に感情がこじれてしまうと、相手の話を聞く気がなくなりますよね。『どうせ責めたてに来たんだろう』と」

「僕の方が社会的に葬られる」

 Bさんの話し方は、「許せない!」と怒っている様子ではありません。笑いをまじえ、あれこれ工夫しながら、「伝わります?」と確認しながら話しているという感じ。変わらず明るい表情で。

 ただ、それに反して、「罪」というのは、とても強い言葉です。当事者の多くは、「苦しいから、やめて」と訴えているつもりなのだと思いますが、なぜ、そこまで強い反発になるのでしょう。
 
 「強迫観念として、ポリティカルコレクトネスに反してしまったら、僕の方が社会的に葬られるというのがあるんですよ」


出典:PIXTA
 ポリティカルコレクトネス。
 直訳は「政治的な正しさ」です。
 正しさを理由に他人を批判する時、言い方や相手によっては、ある種の暴力と受け取られることがあります。それを皮肉って、「ポリコレ棒」という言葉もあります。

 「差別意識で、いじめてやろうと思って発言したら、たたかれるのは当然。でも、異性愛が普通だと教わって育ってしまったから、全く悪意のない、うっかり吐いた言葉が『差別だ』と炎上することがある」

 「じゃあもう怖いから、何も関わらない方がいいとなってしまう。でもそれじゃあ、苦しんでいる当事者に対する偏見は消えなくて、ますます当事者は苦しみますよね?」

 はい。それはたしかに、そうです。

 「今の時代、ポリコレ棒で殴られることって、ほぼほぼ死刑宣告じゃないですか。自分の暮らしが破壊される恐怖がある。怖いから、殴る相手に憎悪を向ける。すると相手もまた怒る。負の連鎖ですよね」


出典:PIXTA
 Bさんが、アンケートに「鼻持ちならない」と書いたのは、LGBTに対してというより、「ポリコレ棒」に対して、だったのでしょうか。

 「僕らより上の世代は『気持ち悪い。人間じゃない』と切り捨ててしまう。僕らより下の世代は、多様な人がいると教えられて育っているから、理解がある。僕は気持ち悪いと思ってしまうけど、それを言うと下の世代からたたかれることも、わかる。僕自身、どう接していいのか、常に自問自答しています」

 うーん、と腕を組むBさんを前に、私も「LGBTを理解できない」という意見をどう取り上げるのか、悩みながら話を聞きました。

 「アンケートに書いたとおり、忖度(そんたく)して『差別はよくない。みんなで明るい未来をつくろう』と回答すれば、良かったのかもしれない。でも、それじゃあ本当の解決にならないですよね?」

 どうすればいいのか、簡単にこたえは出ません。
 ただ、「Bさんと会って、話して、よかったな」と思ったのは、たしかです。

【イラスト解説】テレビでよく見る「おネエ」はLGBTのどれなの?

877とはずがたり:2018/04/14(土) 22:27:16
ジェンダー系の話しも此処へ投下

【炎上】この女性モデルの「足」について論争勃発!犯罪予告まで発生する事態に、、一体なぜ?
https://edmm.jp/40250/?twpg=40250

878チバQ:2018/04/19(木) 11:49:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180417-35117884-cnn-int
新浪微博が検閲撤回、LGBTの抗議運動が勝利 中国
4/17(火) 12:00配信 CNN.co.jp
新浪微博が検閲撤回、LGBTの抗議運動が勝利 中国
フロリダ州で起きたゲイナイトクラブの犠牲者を悼む中国の同性愛者=16年、北京
北京(CNN) 中国のSNS大手「新浪微博(ウェイボー)」は16日、同性愛に関するコンテンツを取り締まるとした当初の方針を撤回すると表明した。同国で高まりつつあるLGBT運動が、希少な勝利を収めた形だ。

新浪微博は中国のツイッターとも呼ばれるSNSで、ユーザーは約4億人。13日に中国の法規制に従って、ポルノや暴力を扱ったコンテンツに加え、同性愛をテーマにした漫画や動画を全て削除すると発表した。

これに対して中国のLGBT活動家などから非難が集中。「新浪微博の当初の決定は意味をなさない。なぜ同性愛を他の違法行為と結びつけるのか」などと不満をぶつけた。

中国政府は習近平(シーチンピン)国家主席が掲げる「清浄なサイバー空間」の実現に向け、SNSに対する取り締まりを強化している。これまでにもフェミニストの主張やヒップホップ音楽、品のない冗談などが検閲の対象にされてきた。

同性愛者の権利を掲げて23万人を超すフォロワーを集めていた新浪微博の人気ページは、新浪微博の発表を受けて14日、「不可抗力」のため更新を中止すると表明した。

この投稿が何千回も共有されて、一般からの支持表明が殺到。同ページが7年前に開設される発端となった「私は同性愛者」のハッシュタグを付けた投稿が急増した。

同ページの開設者はCNNの取材に対し、「7年前に声を上げてくれる人はこれほど多くなかった」「今はストレートであれゲイであれ、有名人であれ一般人であれ、誰もがこのハッシュタグを使って加わってくれている」と感慨を口にする。

検閲が解除された16日午後には支持者に感謝のメッセージを掲載し、「声を上げることでしか、変化をもたらすことはできない」と強調した。

879名無しさん:2018/04/20(金) 20:15:41
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201804/CK2018042002000138.html
「レインボー消費」6兆円 LGBT関連市場狙い商品開発・接客に多様性

2018年4月20日 朝刊


LGBT向けのスーツイベントで採寸するトランスジェンダーの男性=2月、東京都千代田区で

写真
 「レインボー消費」と呼ばれる性的少数者(LGBT)の関連消費に企業が注目している。国内の市場規模は約6兆円に膨らみ、LGBTに配慮した商品開発や接客に各社が力を入れ始めた。

 電通ダイバーシティ・ラボが2015年に実施した調査によると、推定で13人に1人がLGBTとされる。「レインボー消費」は、本人のほか、支援者や支持者の活動による消費を指す。

 東京・有楽町にあるマルイの店舗は、LGBTの学生や社会人向けのスーツイベントを2月に開催した。社員とLGBTの支援に取り組むNPO法人「ReBit(リビット)」のスタッフが一緒に接客。身長145〜196センチまでの幅広いサイズを展開し、デザインもメンズとレディースから選んだり組み合わせたりできるようにした。気になる腰回りのサイズを調整してもらったトランスジェンダーの男性(26)は「店でスーツを買うのが嫌だったが、今日は楽しく選べた」と話した。

 丸井グループではすべての客が買い物を楽しめるようにと、数年前からダイバーシティー(多様性)の取り組みを推進している。広報担当者は「継続するためにも事業として成り立たせたい」と説明する。

 キリンホールディングスは、初めて社員向けのワークショップを昨年開いた。ビールは中高年の男性が飲むものといった無意識のうちに持っている偏見について議論した。今後、商品開発や販売戦略に生かしていくという。

 資生堂では15年からLGBTのイベントでメーキャップやスキンケアのアドバイスを実施している。広報担当者によると、「体が男だとどうしても化粧品を買いに店にいきにくいが、ニーズは必ずある」と指摘した。

880名無しさん:2018/04/20(金) 20:16:18
https://jisin.jp/serial/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%A1/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%A1/34060
浜崎あゆみ LGBTイベント初参加で「二丁目ママへの恩返し」
投稿日: 2018年04月20日 11:00 JST
4月28日から5月6日まで東京・代々木公園ほかにて開催される、日本最大級のLGBT関連イベント「東京レインボープライド2018」。このイベントの目玉企画として歌手の浜崎あゆみ(39)が最終日の5月6日にスペシャルライブを行うと発表され、話題を呼んでいる。

 

さっそくツイッター上では、イベント参加者から歓喜の声が――。

 

《キター!この日を夢見ていました!》

《今年の東京のレインボープライドすごいな…》

《大トリに浜崎あゆみが出演するなんて。夢のようやなあ》

 

新宿二丁目のゲイバーに勤務する20代の男性は、浜崎のイベント参加についてこう語る。

 

「もともと二丁目好きで知られる浜崎さんですが、これまでLGBT系のイベントに出ることはありませんでした。この豪華すぎる初の試みには、二丁目界隈も大盛り上がり。ゲイには彼女のファンも多いですしね。今夜はお店のカラオケで『浜崎あゆみメドレー』を熱唱したいと思います」

 

昨年5月17日、浜崎は自身のインスタグラムにこんな“二丁目愛”を綴っていた。

 

《デビューしたばかりの頃から新宿2丁目が大好きだ。私の青春時代は2丁目で過ごした想い出で埋め尽くされている。狂ったように忙しかったあの頃、仕事が終わってごはんを食べるのも、飲みに行くのも、ボロボロになって泣きに行くのも、嬉しいことがあってお祝いをするのも、いつだって2丁目だった》

 

「彼女が通っていることで有名な新宿二丁目のお店を知っています。そこのママは、デビュー間もない頃から現在までずっと浜崎さんのことを支えてきたといいます。今回のイベント参加は、そんなママへの恩返しだったのでは」(前出の男性)

 

《日本はどうしてこんなにもマイノリティへの理解がなかなか進まないのだろうという事。(中略)だったら私はマイノリティーの一部として発信し続けようじゃないの。少数派である事イコール弱者ではないと。多数派イコール強者ではないと。楽しんだモン勝ちよ!笑って笑っていきましょう!》と宣言していた浜崎。デビュー20周年、ついに叶った恩返しだった――。

881とはずがたり:2018/04/26(木) 23:03:36
未だ理解少ないんだしちゃんと遺書を書面で残しとけよなあ。

45年間同性パートナー、火葬参加拒否され提訴
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180426-OYT1T50114.html
2018年04月26日 22時34分

 同性カップルで、約45年間連れ添ったパートナーの男性(当時75歳)と死別した大阪府内の自営業男性(69)が26日、火葬への立ち会いを拒否されるなど不当な扱いを受けたうえに、財産の贈与が認められなかったとして、パートナーから相続した親族に、慰謝料や財産の引き渡しなどを求めて大阪地裁に提訴した。


 訴状によると、2人は1970年に交際を開始。翌年頃から府内で同居し、原告男性の収入を生活費に充てていた。パートナーの男性は2016年3月に急死。遺言書はなく、親族が不動産や預貯金を相続した。

 原告男性は、葬儀の際、親族席に座ることや、火葬場への同行も拒否されたとして、親族に慰謝料700万円を請求。財産贈与についても、「死別の際、残った1人が全財産を受け取る約束を口頭でしていた」と主張している。

2018年04月26日 22時34分

882とはずがたり:2018/04/26(木) 23:09:37
それは女の子にそんな短いスカートはくほうが悪いって云うようなもんか。。

でも子どもにクルマにひかれないように気を付けろと云うのと同じ気分である。

883チバQ:2018/05/07(月) 00:20:00
自民党の稲田朋美・元政調会長や公明党の谷合正明・農水副大臣、立憲民主党の枝野幸男代表、希望の党の細野豪志・元環境相、共産党の小池晃書記局長、社民党の福島瑞穂副党首ら、与野党の顔ぶれがそろった。
https://www.asahi.com/articles/ASL565DL4L56UTFK002.html
LGBT理解へパレード 議員ら参加も法整備へは温度差
二階堂友紀2018年5月6日21時00分
 性的少数者への差別や偏見のない社会をめざすイベント「東京レインボープライド」のパレードが6日、東京都渋谷区であった。参加者は、多様性を象徴する虹色の旗やプラカードを手にして行進。与野党の国会議員も多く参加したが、理解増進や差別解消に向けた法整備の動きは鈍い。

 パレードでは、自民党の稲田朋美・元政調会長や公明党の谷合正明・農水副大臣、立憲民主党の枝野幸男代表、希望の党の細野豪志・元環境相、共産党の小池晃書記局長、社民党の福島瑞穂副党首ら、与野党の顔ぶれがそろった。

 ログイン前の続きパレード後のフェスタでは、性的少数者の課題を考える超党派の国会議員連盟で会長を務める自民の馳浩・元文部科学相が「国民の課題の一つとして法律を作りたいと、関係団体や政党の皆さんと協力中だ」とあいさつ。議連事務局長の谷合氏も「超党派で合意形成をして、しっかりとLGBTに関する法律を作っていく」と力を込めた。

 両氏とも具体的な法案名には触れなかったが、枝野氏は「いま差別解消法を準備している。同性パートナーシップを認める法律の研究も進めている」と強調。法整備をめぐる与野党の温度差も垣間見えた。

 法整備をめぐっては、与党が「理解増進法案」、野党が「差別解消法案」と、別々の法案を検討。民進、共産、社民、生活(当時)の野党4党は2016年5月に差別解消法案を国会に提出したが、廃案となった経緯がある。

 野党の差別解消法案に対し、自民党は「理解が進んでいない現状で差別禁止のみが先行すれば、当事者がより孤立する結果を生む恐れもある」として反対している。党内の保守派には差別解消のアプローチをとれば同性婚の法制化につながるとの反対論も根強い。

 一方、立憲の福山哲郎幹事長は朝日新聞の取材に「(与野党協議によって)何もかも骨抜きにして、形だけやりました、みたいな法律にするつもりは全くない」と話し、「差別解消」にこだわる考え。共産と社民も差別解消法案を支持しており、与野党の合意形成は容易ではない。

 国会で法整備が停滞している状況について、「LGBT自治体議員連盟」の世話人を務める上川あや・東京都世田谷区議は、朝日新聞の取材に対し、「当事者一人ひとりの人生の時間が過ぎていく。政争の具にせず、与野党で合意点を探ってほしい」と語った。(二階堂友紀)

884チバQ:2018/05/07(月) 00:22:22
https://mainichi.jp/articles/20180506/k00/00e/040/167000c
東京レインボープライド
「愛に平等を」 7000人行進
毎日新聞2018年5月6日 14時43分(最終更新 5月6日 14時52分)
「すべての愛に平等を」をテーマに性の多様性を訴えるイベント「東京レインボープライド2018」が4月28日から開かれ、最終日の5月6日、東京都渋谷区の代々木公園周辺でメインイベントのパレードが行われた。国籍や年齢、自分の性や好きになる相手の性などに関係なく、誰でも参加できる。約7000人が、音楽に合わせて2.5キロを行進した。

パレードは、「同性婚法制化」「誰も排除しない社会を」など、それぞれテーマを掲げた37の山車(フロート)が登場。参加者は、自分に合ったテーマのフロートを選び、「ハッピープライド」「自分の性別は自分で決める」と声をあげながら街中を歩いた。盛岡市から初めて参加した加藤麻衣さん(23)は、「沿道から手を振ってくれる人たちの存在が大きかった。9月1日に地元で『いわてレインボーマーチ』を開くので、今日のパレードのように歓迎ムードにできたら」と話していた。

 「東京レインボープライド」は12年に始まり、今回で7回目。「すべての愛に平等を」をテーマに、同性婚を考えるセミナーや悩みを話し合う交流会などが開かれたほか、5日にはトランスジェンダーのアイドルグループ「秘密のオト女」や人気パフォーマンス集団「東京ゲゲゲイ」などのライブもあった。

議員も多数参加
パレードには与野党の国会議員や自治体の議員も多数参加した。国会議員で唯一、同性愛者であることを公表している立憲民主党の尾辻かな子衆院議員は「2000年に初めてパレードに参加した時は撮影禁止ゾーンで歩いたのに、今日はたくさんの仲間と歩けてうれしい。お祭りの盛り上がりに、法整備も追い付かなければ」と話した。【中嶋真希、藤沢美由紀】

https://www.jiji.com/jc/movie?p=j000999
東京レインボープライド2018=LGBTパレード、過去最大37チームが参加
2018年05月06日
 性的少数者(LGBT)が差別や偏見なく暮らせる社会を目指すイベント「東京レインボープライド2018」のハイライト「プライドパレード」が6日、東京都渋谷区で開催された。LGBTをはじめ、支援者や企業、在日大使館など、過去最大の37チーム、約7000人が参加。シンボルカラーである虹色の旗をなびかせながら、渋谷公園通りや表参道を練り歩き、「生と性の多様性」をアピールした。


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