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スーフィズムに関するHP

1スーフィズムに関するHP開設:2004/01/19(月) 15:34
はじめまして。

日本に在住のトルコ人です。この度、イスラームとスーフィズム、そしてトルコの紹介に関するHPを開設することになりました。このHPを通じて皆様と交流し、世界平和に少しでも貢献させて頂ければと思います。お時間のあるとき是非訪問して下さい。お待ちしております。
宜しくお願い致します。

http://www.yoyogi-uehara.net

222とはずがたり:2014/06/21(土) 01:54:37

<イラク>国連事務総長「空爆は逆効果」
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20140621k0000m030145000c.html
毎日新聞2014年6月21日(土)01:23

 【ニューヨーク草野和彦】国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は20日、ニューヨーク市内で講演した。イラクのマリキ政権が米国に求めているイスラム教スンニ派過激派組織ISILへの空爆について、あらゆる勢力を含む新政府樹立への動きがなければ「持続的な効果はなく、逆効果となる恐れもある」と警告した。

 事務総長はISILの狙いについて、シーア派主導のマリキ政権、米国、シーア派国家イランがスンニ派への残虐行為で協力していると強調し、スンニ派を扇動することだと指摘。「ISILは、イラク国内の全ての共同体にとっての脅威だ」と訴えた。また、イランと、スンニ派に影響力を持つサウジアラビアに対し、宗派間の融和の橋渡しを求めた。

 講演は内戦下のシリア情勢に関するもので、事務総長は「武器と戦闘員の流入を伴い、シリアの紛争がイラクに拡大した」と内戦終結の必要性を訴えた。

223とはずがたり:2014/06/21(土) 01:54:49

<イラク>マリキ首相退陣論、内外で強まる
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20140620k0000e030251000c.html
毎日新聞2014年6月20日(金)13:02

 【ワシントン和田浩明、カイロ秋山信一】イスラム教スンニ派の過激派組織イラク・レバント・イスラム国(ISIL)の侵攻に関連し、オバマ米大統領は19日、治安悪化の背景にある宗派・民族対立を乗り越えるようシーア派、スンニ派、クルド人の政治勢力に一致団結を求めた。対立をあおるシーア派のマリキ首相に対しては、国内外から退陣論が強まっており、国民融和を名目に「マリキ降ろし」が加速する可能性が出てきた。

 マリキ首相に対しては米議会で「宗派間対立を助長している」として辞任論が強まっている。オバマ氏は「イラク指導者の選択は我々の仕事ではない」と述べ、4月30日の総選挙を受けた新政府樹立を加速するよう呼びかける一方で、宗派間対立が深刻である限り、中央政府が対ISIL作戦を執行することが困難になるとも明言。出身母体のイスラム教シーア派を優遇するとされるマリキ首相の統治手法に不満をにじませた。

 またケリー米国務長官は米NBCテレビとのインタビューで、「米国はイラクのために行動しているのであって、マリキ首相のためではない」と述べ、マリキ政権の存続にこだわらない考えを示した。

 サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)、カタールなどスンニ派王家が支配する湾岸諸国からも、マリキ政権への非難が続出している。サウジのサウド外相は19日、マリキ首相から「(ISILを)財政的に支援した責任がある」と一方的に非難されたことに対して、「ばかげている」と不快感を表した。サウジなどは、マリキ首相のシーア派偏重の政権運営がスンニ派の反発を招き、ISILの侵攻を許す土壌ができたと主張している。

 イラク国内からもマリキ首相への風当たりは厳しくなっている。クルド自治政府のバルザニ議長は英BBCに「マリキ首相は退陣すべきだ」と明言。シーア派のアラウィ元首相も、国連の仲介で国民和解の会議を開くべきだと主張した。

 ただマリキ首相はこれまでの声明で、ISILの侵攻を「何者かの陰謀だ」と主張し、首相の追い落としを図るスンニ派やクルド人への不信感をにじませている。スンニ派の有力者ナジャフィ連邦議会議長らと会談するなど表向きは宗派対立解消に動いているが、他方でシーア派民兵の動員を進めるなど自派に頼って危機を乗り越えようとしている。

 鍵を握るのはマリキ政権を支えるシーア派国家イランの動向だ。イランは、自国との国境近くまでISILが侵攻したことに危機感を強めている。一方で、スンニ派政治家らの影響力が強まることも望んでいない。イランがマリキ首相にスンニ派との融和を働きかければ、宗派対立が緩和され、「対過激派」で各党派が一致する可能性も出てくる。

224とはずがたり:2014/06/21(土) 01:58:35

<イラク>米大統領「軍事顧問を最大300人派遣」
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20140620k0000m030195000c.html
毎日新聞2014年6月20日(金)12:34

 【ワシントン和田浩明】オバマ米大統領は19日、ホワイトハウスで記者会見し、イスラム過激派「イラク・レバント・イスラム国(ISIL)」の侵攻で危機的状況に直面するイラクに、軍事顧問を最大約300人派遣すると発表した。また戦況に応じ「限定的で精密な軍事行動」を実施する準備があるとも述べ、空爆などの計画を用意していることを示唆した。一方で、戦闘への関与は重ねて明確に否定した。

 会見での発表によると、米国はイラクに特殊部隊で構成される米軍顧問を追加派遣し、治安部隊の訓練や支援の方法を評価させる。また、首都バグダッドや北部地域に、イラク軍と「共同作戦センター」を開設し、情報の共有や作戦計画の調整を行う。装備の追加供与も計画している。

 米軍戦闘部隊のイラク再派遣については「戻らない」と明確に否定。一方で、ISILはイラクだけでなく周辺国や米国にとっても脅威だと認定し、内戦の回避やISILが対米欧テロを準備する「聖域」排除のため、軍事支援などの強化が必要だと説明した。

 オバマ氏は今週末にもケリー国務長官を中東と欧州に派遣し、関係国とイラク危機の打開を目指す協議に当たらせると述べた。

<米国>イラク過激派への空爆見送りか 近く対応策決定
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20140619k0000m030013000c.html
毎日新聞2014年6月18日(水)23:52

 【ワシントン西田進一郎】イスラム教スンニ派の過激派組織「イラク・レバント・イスラム国(ISIL)」が侵攻するイラクについてオバマ米大統領は近く、軍事面での対応策を決める。大統領は本格的な軍事介入は避け、選択肢の一つとする空爆にも当面踏み切らないとの見方が強まっている。大統領は18日に議会幹部らと対応策について意見交換する予定だ。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は17日夜、大統領が空爆を当面見送ることを決めたと報じた。ISILはバグダッド近郊に迫っており13日に「数日内に支援策を決める」と発表したオバマ大統領は決断を迫られている。大統領は地上部隊は派遣しないと明言しており、焦点はイラク政府軍を支援するためISILに対する空爆に踏み切るかどうかだ。

 米軍は既に戦闘攻撃機や電子攻撃機などを搭載した原子力空母「ジョージ・H・W・ブッシュ」をイラクに近いペルシャ湾に派遣。巡航ミサイル「トマホーク」を装備したミサイル巡洋艦とミサイル駆逐艦や、垂直離着陸輸送機オスプレイなどを搭載した輸送用揚陸艦も派遣。イラク周辺国の基地に戦闘機や無人攻撃機なども配備している。

 ただ、空爆は容易ではない。移動する武装集団を標的にするのは難しく、人口密度の高い場所では誤爆などで市民を巻き込む危険性が高まる。民間人の犠牲を避け、正確で効率的な空爆をするには偵察機のほか、地上での情報収集が欠かせない。2011年にイラク駐留米軍を完全撤退させて以降、イラクでの情報収集活動を大幅に縮小させており、ISILの侵攻を止めるような効果的な空爆ができるとは判断できていないとみられる。

 米軍はパキスタンでアルカイダ系武装勢力を掃討するため無人攻撃機を使用していたが、民間人が巻き込まれるケースが多発しパキスタン国内で反発が強まり、昨年12月から使用を中断。誤爆で米国が批判の矢面に立つのを避けたい思惑があるとみられる。また、イラク周辺のカタールやクウェートなどの基地に配備している戦闘機や無人攻撃機をイラクに投入するためには、それらの国々の同意を得るという別のハードルもある。スンニ派が主導するこれらの国々から、スンニ派を冷遇してきたイラクのマリキ政権への支援に協力が得られるかどうかも不透明だ。

225チバQ:2014/06/21(土) 11:49:59
http://mainichi.jp/select/news/20140621k0000e010185000c.html

都議会ヤジ:女性蔑視、海外に波紋 五輪イメージダウンも

毎日新聞 2014年06月21日 10時58分


 東京都議会本会議でみんなの党の塩村文夏(あやか)議員(35)に女性蔑視のヤジが浴びせられた問題が海外で広く報じられている。2020年東京五輪・パラリンピックで世界に東京の魅力をアピールする絶好の機会となるはずが、イメージダウンにつながりかねない状況だ。

 米CNN(電子版)は「性差別は日本企業では一般的」と報道。女性の社会進出を経済成長へつなげようとする安倍政権の「ウィメノミクス」政策に言及しながら、「依然として男性が社会的地位の大半を占め、高所得を得ている」と日本社会の現状を批判的に伝えた。

 ロイター通信も「女性議員が独身で子供がいないことにヤジ。批判が噴出」と速報。日本企業の慣例として「女性は結婚・出産後に退職を勧められることも多く、働く女性はお茶くみなど、さまつな仕事をさせられる」と労働環境を批判。「ヤジで20年にオリンピックを開催する東京都にクレームが殺到した」と伝え、五輪開催地としての自覚も疑問視した。

 また、共同通信によると、フランス公共ラジオは「日本は職場への女性の進出が先進国で最も低い国の一つ」と指摘。政府の子育て支援が乏しく、性差別も根強いため、女性が働きにくいとの見方を示した。

 こうした中、東京五輪の準備作業を監督する国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会のメンバーが来日し、25日から3日間の日程で都内の五輪施設の視察などに臨む。「欧州の貴族のサロン」とも評されるIOCの委員の来日に対し、舛添要一知事は「東京の魅力を世界に発信する」と強い意欲を示しており、東京産の食材をふんだんに使った知事主催の昼食会が企画されていた。

 その直前に降って湧いたヤジ問題に、舛添知事は20日の定例記者会見で「一生懸命、東京の食材を使っておいしいものを食べさせたって、『何だ、片一方でこんなことをやってるじゃないか』って言われるのは非常に心外だ」と悔しさをにじませ、「報道の皆さんにもしっかり、そういう監視役を続けていただきたい」と訴えた。【竹内良和、中西啓介】

226チバQ:2014/06/21(土) 11:54:08
http://mainichi.jp/select/news/20140620k0000e030251000c.html

イラク:マリキ首相退陣論、内外で強まる

毎日新聞 2014年06月20日 11時16分(最終更新 06月20日 13時02分)




イラクのマリキ首相=首相官邸で2011年11月、藤井太郎撮影

イラクのマリキ首相=首相官邸で2011年11月、藤井太郎撮影


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 【ワシントン和田浩明、カイロ秋山信一】イスラム教スンニ派の過激派組織イラク・レバント・イスラム国(ISIL)の侵攻に関連し、オバマ米大統領は19日、治安悪化の背景にある宗派・民族対立を乗り越えるようシーア派、スンニ派、クルド人の政治勢力に一致団結を求めた。対立をあおるシーア派のマリキ首相に対しては、国内外から退陣論が強まっており、国民融和を名目に「マリキ降ろし」が加速する可能性が出てきた。

 マリキ首相に対しては米議会で「宗派間対立を助長している」として辞任論が強まっている。オバマ氏は「イラク指導者の選択は我々の仕事ではない」と述べ、4月30日の総選挙を受けた新政府樹立を加速するよう呼びかける一方で、宗派間対立が深刻である限り、中央政府が対ISIL作戦を執行することが困難になるとも明言。出身母体のイスラム教シーア派を優遇するとされるマリキ首相の統治手法に不満をにじませた。

 またケリー米国務長官は米NBCテレビとのインタビューで、「米国はイラクのために行動しているのであって、マリキ首相のためではない」と述べ、マリキ政権の存続にこだわらない考えを示した。

 サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)、カタールなどスンニ派王家が支配する湾岸諸国からも、マリキ政権への非難が続出している。サウジのサウド外相は19日、マリキ首相から「(ISILを)財政的に支援した責任がある」と一方的に非難されたことに対して、「ばかげている」と不快感を表した。サウジなどは、マリキ首相のシーア派偏重の政権運営がスンニ派の反発を招き、ISILの侵攻を許す土壌ができたと主張している。

 イラク国内からもマリキ首相への風当たりは厳しくなっている。クルド自治政府のバルザニ議長は英BBCに「マリキ首相は退陣すべきだ」と明言。シーア派のアラウィ元首相も、国連の仲介で国民和解の会議を開くべきだと主張した。

 ただマリキ首相はこれまでの声明で、ISILの侵攻を「何者かの陰謀だ」と主張し、首相の追い落としを図るスンニ派やクルド人への不信感をにじませている。スンニ派の有力者ナジャフィ連邦議会議長らと会談するなど表向きは宗派対立解消に動いているが、他方でシーア派民兵の動員を進めるなど自派に頼って危機を乗り越えようとしている。

 鍵を握るのはマリキ政権を支えるシーア派国家イランの動向だ。イランは、自国との国境近くまでISILが侵攻したことに危機感を強めている。一方で、スンニ派政治家らの影響力が強まることも望んでいない。イランがマリキ首相にスンニ派との融和を働きかければ、宗派対立が緩和され、「対過激派」で各党派が一致する可能性も出てくる。

227チバQ:2014/06/21(土) 11:54:41
http://mainichi.jp/select/news/20140621k0000m030085000c.html

イラク:政府軍、防戦一方…紛争長期化、避けられず

毎日新聞 2014年06月20日 21時24分(最終更新 06月20日 22時19分)




イスラム教スンニ派の過激派「イラク・レバント・イスラム国(ISIL)」と交戦するイラク軍特殊部隊=イラク中部ラマディで2014年6月19日、ロイター

イスラム教スンニ派の過激派「イラク・レバント・イスラム国(ISIL)」と交戦するイラク軍特殊部隊=イラク中部ラマディで2014年6月19日、ロイター


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 【カイロ秋山信一】イラク政府軍は、ISILの大規模侵攻に対して、防戦一方となっている。ISILが支配する北部は同じ宗派のスンニ派住民が大半を占め、シーア派中心の政府軍に対する不信感が根強い。地元部族や住民の協力がなければ、戦況を好転させるのは難しく、紛争が長期化するのは避けられない見通しだ。

 報道によると、首都バグダッドの北約60キロのバクバ周辺や同国最大の製油所があるバイジ、北部タルアファル郊外の空港などでは20日も戦闘が続いた。バイジの製油所は政府側が押さえているが、ISILは市街地を掌握している。

 米シンクタンク戦略国際問題研究所によると、政府軍の兵力は約27万人で大半は陸軍。武装警察なども含めると政府側は約90万人規模。数千〜1万数千人とされるISILを規模では圧倒している。

 しかし、政府軍は2003年のフセイン政権崩壊時に解体されたため、イラン・イラク戦争(1980〜88年)や湾岸戦争(91年)を経験した軍幹部はほとんど残っておらず、戦闘経験が乏しい。ロイター通信によると、米国は2011年以降だけで150億ドル(約1兆5300億円)規模の軍事支援を約束したが、F16戦闘機や戦闘ヘリコプターなど主要部分はまだ供与されていない。

 さらにマリキ首相は10年以降、国防相や内相を兼任。シーア派民兵を軍や警察に取り込み、上層部や精鋭部隊も同じシーア派で固めた。政府軍はシーア派で占められているため、ISILが侵攻したスンニ派居住地域を防衛する意欲が乏しかったとする指摘もある。

 一方、ISILには、アフガニスタンやイラクで戦ってきた経験豊富な戦闘員が多い。新規のメンバーはシリア内戦で戦闘経験を積んでいる。ISILの侵攻を前に制服や武器を捨てて逃げ出す将兵まで出た政府軍とは大違いだ。政治アナリストのマフムード・モヒ氏は「政府軍は『シーア派のための軍』と見なされており、北部のスンニ派地域では住民の協力を得にくい。米軍の限定的な空爆があっても、ISILの占領地を奪還するのは困難だ」と指摘する。

228チバQ:2014/06/21(土) 11:57:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140620/amr14062021170008-n1.htm
マリキ退陣論強まる オバマ大統領、内戦懸念強調

2014.6.20 21:17 (1/2ページ)


 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領は記者会見で、宗派対立の原因となっているイラクのマリキ首相の退陣が望ましいとの考えをにじませた。米政府は「マリキ後」を視野に入れているとみられるが、根本的な解決策となる保証はない。

 「イラクの指導者を決めるのは、われわれの仕事ではない。イラクの人々が自らの運命と指導者を決める権利を得るため、米国は長年ここで戦ったのだ」。マリキ氏を信頼しているかと問われ、オバマ氏はこう突き放した。

 また、オバマ氏はイラク政府と「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」による「内戦」に発展することへの懸念を何度も口にし、マリキ政権への強い不満をあらわにした。

 ケリー国務長官も19日、「新政府の樹立が速やかになされることが極めて重要だ。イラク人は、首相と政府を選ぶ議会制度を持っている」と記者団に述べた。

 イラクでは、マリキ氏が率いる「法治国家連合」が第1勢力となった今年4月の総選挙を受け、連立政権協議が進められている。

 オバマ氏は記者会見で、マリキ政権の主体、シーア派だけでなく、スンニ派、クルド人の利益も代表する政権ができることへの期待感を表明した。ただ、マリキ氏はシーア派偏重の姿勢を崩さず、他勢力からの反発で融和は困難な状況だ。

 そのため、米政府は水面下で新政権の枠組みに関してイラクの指導者と協議を始めているとされる。

 米紙ウォールストリート・ジャーナルは19日、米政府高官が「マリキ氏抜き」の連立政権を模索し、イラクの政治家や宗教指導者と調整していると報じた。

229チバQ:2014/06/21(土) 21:39:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140621/asi14062120130003-n1.htm
アフガン大統領選の混乱拡大 アブドラ元外相、不正訴えデモ

2014.6.21 20:13

アフガニスタンのアブドラ元外相、ガニ元財務相(ロイター)
アフガニスタンのアブドラ元外相、ガニ元財務相(ロイター)


 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタンの大統領選挙の決選投票で混乱が拡大している。不正が行われたとして開票作業の停止を求めていた候補者のアブドラ元外相が、このままでは選挙結果を受け入れないと表明。アブドラ氏の支持者ら数百人は21日、首都カブールで選挙管理委員会に対する抗議デモを行った。

 「不正を許すな」−アブドラ氏の支持者らはカブール市内で連呼し、ある男性(24)は産経新聞通信員に「私たちはテロの危険にさらされながら投票した。投票の権利は侵されるべきではない」と訴えた。

 決選投票に進んだアブドラ元外相は18日、選挙で不正があったとして、選管に開票作業をただちに停止するよう求めた。その後、何の対応も取られなければ結果を受け入れられないとして、国連による仲介を求めている。新大統領選出に遅れが生じれば、米軍のアフガン撤収計画に影響が出る恐れがある。

 選管によれば、14日の決選投票について、これまで2600件以上の不服申し立てが行われている。初回投票で1位のアブドラ氏(得票率45%)と2位のガニ元財務相(同31・6%)の陣営同士では衝突も発生し、死者も出ている。

 ロイター通信によると、アブドラ氏の陣営が得ている情報では、アブドラ氏はガニ氏に100万票近いリードを許しているという。

 アブドラ氏は5年前の前回選挙に出馬した際も、不正を訴えて決選投票から撤退した経緯がある。

230チバQ:2014/06/21(土) 21:44:06
http://mainichi.jp/select/news/20140622k0000m030028000c.html

イラク:宗教指導者「新政府を」 首相、続投に痛手

毎日新聞 2014年06月21日 20時18分(最終更新 06月21日 20時42分)


 【カイロ秋山信一】イスラム教スンニ派過激派組織「イラク・レバント・イスラム国(ISIL)」による侵攻が続くイラクで、シーア派の最有力指導者シスタニ師は20日、代理人を通じて「幅広い支持を得られる機能的な新政府を早期に樹立する必要がある」との見解を発表した。スンニ派や少数民族クルド人から強い反発を受けるマリキ首相(シーア派)に批判的な内容で、シーア派の支持を基盤に続投を狙う首相にとっては痛手となった。

 シスタニ師は、4月の連邦議会選挙を受けて、今月中に新議会が招集されなければならないとする憲法上の規定を踏まえ、「期限内に議会を開き、議長や大統領、首相を選任することが重要だ」と述べた。選挙で最多議席を獲得したマリキ首相の党派を中心に新政権の連立協議を進めるべきだとしつつも「過去の過ちを避け、全イラク国民のより良い将来につながるような新たな展望を開かなければならない」と指摘した。

 シスタニ師は今月13日、首都バグダッドに迫るISILに対して、「戦うことができる市民は武器を取れ」と呼びかけ、多数のシーア派民兵が政府軍に加わるきっかけを作った。

 連邦議会選(定数328)で、マリキ首相の党派・法治国家連合は90議席以上を獲得したが、政権存続には他党派との連立が必要。しかしISILの侵攻を許したマリキ氏の責任を問う声がシーア派指導者からも強まっており、連立交渉は難航している。

 ただ反マリキ派も一枚岩ではなく、連立協議がまとまる見通しは立っていない。そのため、幅広い党派が参加する暫定政府を作り、当面の危機に対処する案も浮上している。

 一方、マリキ首相は20日、ロシアのプーチン大統領と電話協議し、イラク情勢について説明。プーチン氏はマリキ政権のISIL掃討への支援を約束した。

 AP通信などによると、ISILは21日までにイラク西部カイムやシリア東部ムハサンなど両国国境付近の拠点を制圧。いずれもシリアからバグダッドに至る主要道路沿いにあり、補給路を確保して、西方からもバグダッドへの侵攻を狙うとみられる。バグダッドの北約60キロの中部バクバ近郊などで、政府軍との一進一退の攻防を続けている。

231チバQ:2014/06/22(日) 20:40:48
http://mainichi.jp/select/news/20140623k0000m030039000c.html
サウジ国王:エジプト大統領と会談 際立つ蜜月ぶり
毎日新聞 2014年06月22日 18時58分

 【カイロ秋山信一】サウジアラビアのアブドラ国王は20日、エジプトの首都カイロを訪問し、シシ大統領と会談した。国営中東通信が報じた。90歳近い高齢のアブドラ国王が、国外で首脳会談に臨むのは極めて異例で、両者の蜜月ぶりが際立った。アブドラ国王には、シリアやイラク、リビアなどアラブ諸国の政情が不安定化する中、発足したばかりのシシ政権への支持を明確にし、地域大国エジプトの安定を図りたい思惑があるとみられる。

 AP通信によると、アブドラ国王は療養先のモロッコからの帰路、カイロ空港に立ち寄り、機内でシシ氏と会談した。サウジ政府は、5月の大統領選挙でシシ氏が当選した直後、エジプト支援国会合を開くと発表。今回の会談は、支援国会合に関する協議が主目的だとみられる。

 サウジは、中東各国に根を張るイスラム組織ムスリム同胞団の反王制的な思想を警戒し、同胞団中心のモルシ前政権とは距離を置いていた。シシ氏が昨年7月の軍事クーデターでモルシ氏を追放すると、いち早く支持を表明し、数十億ドル規模の巨額の財政支援も行った。シシ氏も選挙戦中から「当選後、最初に訪れる国はサウジだ」と明言していた。

232チバQ:2014/06/22(日) 20:41:12
http://mainichi.jp/select/news/20140623k0000m030039000c.html
サウジ国王:エジプト大統領と会談 際立つ蜜月ぶり
毎日新聞 2014年06月22日 18時58分

 【カイロ秋山信一】サウジアラビアのアブドラ国王は20日、エジプトの首都カイロを訪問し、シシ大統領と会談した。国営中東通信が報じた。90歳近い高齢のアブドラ国王が、国外で首脳会談に臨むのは極めて異例で、両者の蜜月ぶりが際立った。アブドラ国王には、シリアやイラク、リビアなどアラブ諸国の政情が不安定化する中、発足したばかりのシシ政権への支持を明確にし、地域大国エジプトの安定を図りたい思惑があるとみられる。

 AP通信によると、アブドラ国王は療養先のモロッコからの帰路、カイロ空港に立ち寄り、機内でシシ氏と会談した。サウジ政府は、5月の大統領選挙でシシ氏が当選した直後、エジプト支援国会合を開くと発表。今回の会談は、支援国会合に関する協議が主目的だとみられる。

 サウジは、中東各国に根を張るイスラム組織ムスリム同胞団の反王制的な思想を警戒し、同胞団中心のモルシ前政権とは距離を置いていた。シシ氏が昨年7月の軍事クーデターでモルシ氏を追放すると、いち早く支持を表明し、数十億ドル規模の巨額の財政支援も行った。シシ氏も選挙戦中から「当選後、最初に訪れる国はサウジだ」と明言していた。

233チバQ:2014/06/22(日) 20:49:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140621/mds14062123450010-n1.htm
司法体制を公の場で批判 イラン大統領
2014.6.21 23:45
 イランのロウハニ大統領は21日、テレビ中継された演説で「司法は政治勢力から独立し、法の支配を徹底させなければいけない」と述べ、司法の在り方の改善を訴えた。保守強硬派が支配的な同国の司法体制に公の場で批判が出るのは珍しい。

 保守穏健派のロウハニ師は裁判官らを前に演説。具体例は挙げなかったが「推定無罪の原則が守られないのはなぜなのか」と強い不満を表明した。イランでは、保守強硬派の政治姿勢などを批判した人物が有罪とされるケースが後を絶たない。

 ロウハニ師は政治勢力がさまざまな問題への見解を表明することは自由だとした上で「彼らが判決を決めたり、裁判所に影響力を行使したりしてはいけない」と強調した。(共同)

234とはずがたり:2014/06/23(月) 12:37:31
対日批判に急転換したイラン 中韓接近も
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140623/mds14062311250007-n1.htm
2014.6.23 11:25

 イランの対日観が変化しつつある。6月18日、イラン国営「イランラジオ」が、安倍晋三政権を非難する「東アジアの軍拡に対する懸念」と題する奇妙なホセイニー解説員による論評を報じた。「イランラジオ」は、政府の完全な統制下にあるので、これはイランから日本へのシグナルだ。(SANKEI EXPRESS)

 <韓国が新たに日本の軍拡に懸念を示しました。韓国・ヨンハプ通信が北東アジア歴史財団のソク・トンヨン事務総長の記事として伝えたところによりますと、日本の安倍総理大臣の軍拡とアジアにおける大きな軍事力の創出に向けた動きは、懸念を引き起こすものであるとしています。ソク事務総長はまた、ダブルスタンダード的な措置と軍拡に向けた時間稼ぎに関して、安倍首相を非難しています。

 日本で安倍首相率いる右派が勝利したことで、日本の軍事政策に対する懸念が近隣諸国の間で高まっています。とりわけ安倍首相が当選後すぐに、防衛政策の変更と憲法9条の改正を目指すようになりました。憲法を変更することで、日本は戦争を行う為に国境を越えることも禁止されなくなります>

 韓国からの一方的情報に基づいた日本批判だ。安倍政権を「右派」と位置づけ、安倍政権が力を持っていることが、「日本の軍事政策に対する懸念が近隣諸国の間で高まっている」原因と決めつける。

 さらに日本の憲法改正に対する中国、韓国の立場への共感を隠さない。

 <確かに安倍首相は、改憲しても、日本は戦争放棄を守ると表明しています。しかし、中国や韓国は依然として日本の改憲とそれによる結果について懸念しています。これ以前にも中国は安倍首相の防衛力増強、最新鋭の兵器の製造、西側からのより多くの軍事物資の購入にむけた努力を批判し、「日本はアジアの支配を目的とした軍事勢力に変化しようとしており、地域の平和を危機に陥れる」としています>

 その上で、日本の武器輸出の緩和に対して懸念を表明する。

 <実際、日本の防衛政策変更や武器輸出に関する法律の改正に向けた急速な歩みは、4月から急速に懸念を高めています。ある日本のニュースチャンネルは17日火曜、日本政府は武器の輸出が緩和されてからはじめて、防衛産業の国際見本市ユーロサトリ2014で軍事技術を展示したと報道しました。この報道によりますと、日本企業10社以上が装甲車、ヘリコプター、パラシュートなどの防衛装備品をこの見本市で展示しています。ユーロサトリ2014はフランス・パリで16日月曜から開幕し、20日金曜までの日程で行われます。この世界最大の防衛産業の見本市は、ロシアなど57カ国1500社の企業が参加し、開催されています>

 これまで「ラジオイラン」は、日本に対しては、好意的な報道を基調にしていた。イランの親日感情を強調することで、米国の同盟国である日本に、米国とは一線を画した親イラン政策を取らせるための世論誘導を行うことが「イランラジオ」の役割だったからだ。しかし、イランは、安倍政権に対して、急に批判的になった。それは、5月12日に東京で安倍晋三首相とネタニヤフ・イスラエル首相が「日本・イスラエル間の新たな包括的パートナーシップの構築に関する共同声明」に署名したからだと筆者は見ている。

 この共同声明に基づき、日本は、安全保障面でのイスラエルとの提携を急速に進めている。「敵の敵は味方だ」というマキャベリ流の外交をイランは行う。日本とイスラエルが接近することに対抗して、日本との関係が良くない韓国、中国にイランは擦り寄ろうとしているのである。今後、韓国、中国がイランを巧みに用いた反日策動を強化する危険を過小評価してはならない。(作家、外務省主任分析官 佐藤優)

235チバQ:2014/06/23(月) 21:10:25
http://www.afpbb.com/articles/-/3018434?ctm_campaign=txt_topics
スンニ派武装勢力、イラク西部で攻勢 複数の町を占拠
2014年06月23日 07:24 発信地:バグダッド/イラク

【6月23日 AFP】イラクでは、イスラム教スンニ(Sunni)派武装勢力の戦闘員らがシリアとの国境検問所を制圧した後、西部地域に進攻を続け、22日までに複数の町を制圧した。一方、エジプトのカイロ(Cairo)に到着した米国のジョン・ケリー(John Kerry)国務長官は22日、宗派間抗争を克服するようイラク指導者たちに呼びかけた。

 地元住民らの話によると、スンニ派の武装勢力「イラク・レバントのイスラム国(Islamic State of Iraq and the Levant、ISIL)」率いる武装勢力は、21日にカイム(Al-Qaim)の国境検問所を掌握した後、ラワ(Rawa)とアナ(Ana)の町を制圧した。

 イラク政府は、政府軍が2つの町から「戦術的後退」を行ったとしているが、これら複数の町の支配は、隣国シリアのユーフラテス(Euphrates)川沿いの広大な渓谷地域を支配している武装勢力にとって、戦略的ルートを開くものとなる。

 イラク情勢をめぐっては、4月の総選挙以来ほとんど進んでいない新政府の樹立を急がせるよう、米国がアラブ諸国がイラクの指導者らに圧力をかけている。

 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は20日の米CNNの番組で、「包括的な民主主義を実現する機会をイラクに与えている。宗派間の違いを乗り越え、子どもたちにより良い未来をつくる機会だ」と述べ、「残念なことに、われわれが目にしているのは、信頼の崩壊だ」 と続けた。

 ISILがカイムの国境検問所を掌握したことで、シリアとの公的な国境検問所3か所のうち、連邦政府が掌握する検問所は1か所だけとなった。残り1つはクルド軍の制圧下にある。

 他方、イラク政府軍はスンニ派武装勢力の掌握する都市ティクリート(Tikrit)に空爆を開始、地元住民によると、少なくとも7人が死亡したという。また国防省も北部の都市モスル(Mosul)への空爆を発表している。(c)AFP/Prashant RAO

236チバQ:2014/06/23(月) 21:11:24
http://www.afpbb.com/articles/-/3018561
アルジャジーラ記者に禁錮10年、エジプト裁判所
2014年06月23日 19:21 発信地:カイロ/エジプト

【6月23日 AFP】エジプトの裁判所は23日、暫定政権による弾圧を取材中に拘束された、カタールを拠点とする中東の衛星テレビ局アルジャジーラ(Al-Jazeera)の記者3人に対し、エジプト当局が非合法化したイスラム組織「ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)」を支援したとして禁錮7年〜10年の刑を言い渡した。

 3人のうち、オーストラリア人記者のピーター・グレステ(Peter Greste)被告とカナダ系エジプト人記者のモハメド・ファデル・ファフミ(Mohamed Fadel Fahmy)には、禁錮7年が言い渡された。一方、カイロ(Cairo)支局長のバハ・モハメド(Baher Mohamed)被告は2件の罪で有罪となり、計10年の禁固刑が言い渡された。

 この裁判では、計20人のジャーナリストがムスリム同胞団と関係があるとして起訴され、国際的な批判を招くとともにエジプト当局による報道規制の強化に懸念が広がっている。

 起訴された残りのジャーナリストのうち外国人記者3人を含む9人は不在のまま公判が行われ、それぞれ禁錮10年の判決が下された。また2人は無罪となった。

 2013年7月に軍がムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)前大統領を解任して実権を握って以降、モルシ氏の支持基盤であるムスリム同胞団に対する弾圧をめぐるアルジャジーラの取材はエジプト当局を激怒させてきた。エジプト当局は、アルジャジーラがモルシ氏を支援するカタール政府の主張を代弁していると主張している。(c)AFP

237チバQ:2014/06/23(月) 21:21:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140623/amr14062319140004-n1.htm
ケリー米国務長官、イラク電撃訪問 挙国一致の早期樹立要請か
2014.6.23 19:14
 【カイロ=大内清】ケリー米国務長官は23日、イスラム教スンニ派過激組織「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」の攻勢が続くイラクの首都バグダッドを電撃訪問し、マリキ首相らと会談した。同国の一体性を保つため、現在のシーア派主導の政権運営を見直し、スンニ派や少数民族クルド人を含む挙国一致政権を早期に樹立するよう求めたものとみられる。

 米政府関係者のイラク訪問としては、ISILが今月10日に第2の都市の北部モスルを制圧して以降では最高レベル。

 ISILの勢力伸長の背景には、シーア派を優遇するマリキ政権へのスンニ派の不満や、宗派間の対立感情の高まりが指摘され、米国ではマリキ氏退陣論も強まっている。マリキ氏率いるシーア派会派は4月の総選挙で第1勢力となったものの連立交渉は停滞しており、米国としては、各政治勢力に新政権の早期発足を促すことでイラク安定に道筋をつけたい考えだ。

 一方、AP通信などによると、ISILは22日、西部アンバル県にあるヨルダン国境のトゥライビルと、シリア国境のワリードの両検問所を新たに掌握。すでに支配下に置いたシリアとの別の国境の町カイムに続きヨルダン方面にも勢力を拡大した。

 ISILは北西部の要衝タルアファルでも空港を制圧した。

 また、中部ラマディでは同日、治安当局者の葬儀を狙った自爆攻撃やテロが相次ぎ、参列者ら少なくとも8人が死亡した。

238チバQ:2014/06/23(月) 21:22:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140623/mds14062309000004-n1.htm
北部モスルにISIL支配浸透 厳格戒律と過激思想は警戒
2014.6.23 09:00

「守ってくれるなら誰が支配者でもかまわない」


 イスラム過激派「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」に掌握されたイラク北部モスルの複数の住民が22日までに電話取材に応じ、過激派支配の実態を語った。ソフト路線で住民の間に浸透を図り、厳格な戒律に基づくイスラム国家樹立への布石を着実に打つ戦略が浮かんだ。

 「住民はこれまでの軍や警察の態度にうんざりしていた。私たちを守ってくれるなら、誰が支配者でもかまわないんだ」。会社員のスフークさん(44)はこう明かした。

 ISILは今月10日にモスルを掌握し、政府庁舎にシンボルの黒い旗を掲げた。戦闘員はパトロールや交通整理を担って治安の悪化を警戒する。

 食料は手に入り、水道も使えるが、中央政府からの送電がほぼ止まった。ISILが調達した燃料を使ったディーゼル発電も限界に近づき、停電が続く。

 ただ、住民はいずれもISILによる略奪や残虐行為を否定した。治安の改善を歓迎し、避難民の多くが戻り始めた。心配なのはむしろ、反撃に出たマリキ首相が無差別空爆に踏み切ることだと口をそろえる。

 政府職員は軍や警察を除き、これまで通りの仕事を続けるように指示された。中央銀行が保管していた多額の現金を奪取したISILが、近く給与を払うのではないかとうわさされる。

 しかしスフークさんは「問題は彼らの過激な思想だ」と警戒する。ISILは真のイスラム国家樹立を目指すスンニ派の武装組織だ。隣国シリアの内戦では無差別殺戮(さつりく)を繰り返し、支配地域ではシャリーア(イスラム法)の厳格な実践を住民に強要してきた。

 教師のアブオマルさん(38)は「あと1カ月もすればシャリーアが導入されるだろう」と懸念する。(共同)

239チバQ:2014/06/23(月) 21:24:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140623/mds14062301100001-n1.htm
スンニ派過激組織、ヨルダン国境地域も掌握 イランは「支援しないよう忠告」アラブ諸国を牽制
2014.6.23 01:10
 【カイロ=大内清】AP通信によると、イラク軍当局者は22日、同国で攻勢を続けるイスラム教スンニ派過激組織「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」が同日、西部アンバール県にあるヨルダン国境のトゥライビルと、シリア国境のワリードの両検問所を新たに掌握したと明らかにした。ISILは、既に支配下に置くシリアとの別の国境の町カイムに続き、ヨルダン方面にも勢力を拡大した形だ。

 政府軍は両検問所の防衛を放棄。ISILは22日までに、カイムに近いラワやアナ、ルトバの3つの町も相次いで掌握した。

 一方、イランのロウハ大統領は22日、「石油で得た金でテロリストを支援しないよう忠告する」と述べ、特定の国への名指しは避けつつも、ISILに資金が流れているとされる湾岸アラブ諸国を牽制(けんせい)した。

 また、イランの最高指導者ハメネイ師は同日、国営メディアを通じて、米国やその他の外国によるイラク介入には反対する考えを強調した。

240チバQ:2014/06/23(月) 22:00:27
http://mainichi.jp/select/news/20140624k0000m030058000c.html
アフガニスタン:大統領選「選管幹部の不正指示証拠」公表
毎日新聞 2014年06月23日 20時26分

 【ニューデリー金子淳】アフガニスタン大統領選で、決選投票の不正疑惑に対する抗議が広がっている。不正を主張している候補者、アブドラ・アブドラ元外相(53)は22日、独立選挙委員会(中央選管)の幹部が電話で不正を指示したとする通話記録を公表。首都カブールなどではアブドラ氏の支持者が抗議デモを行った。決選投票はタジク系のアブドラ氏と最大民族パシュトゥン人のアシュラフ・ガニ元財務相(65)が争っており、混乱が長引けば民族対立につながる可能性もある。

 ロイター通信などによると、アブドラ氏の陣営は22日の記者会見で、選管幹部のアマルキール氏が地方の選管関係者らに電話し、「羊にきちんと詰め物をするように」などと指示したとする通話記録を明らかにした。陣営は「羊」が投票箱を意味し、ガニ氏の得票を増やすよう伝えたと主張している。選管スタッフにガニ氏の支持層であるパシュトゥン人とウズベク人を増やすよう求める通話も残されていたという。ただ記録が本物かどうかは不明で、アマルキール氏は米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの取材に「こうした話はしていない」と関与を否定している。

 アブドラ氏はアマルキール氏の罷免を求めており、適切な調査がされない限り選挙結果の受け入れを拒否する方針だ。国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)は「政治的難局の解決に向け支援の用意がある」としており、選管や両陣営の仲裁に乗り出したとみられる。だが、アブドラ氏の支持者らによるデモはカブールのほか西部ヘラートなどにも広がっており、事態の早期収拾に失敗すれば対立が深刻化する恐れがある。

241チバQ:2014/06/23(月) 23:12:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014062300872
選管幹部が辞任=大統領選の不正批判で−アフガン
 【カブールAFP=時事】アフガニスタン独立選挙管理委員会の幹部アマルヒル氏は23日、辞任した。14日の大統領選決選投票で大規模な不正があったとの批判を受け、同氏は「国益のために辞める。圧力を受けて辞めるのではない」と述べた。
 4月の大統領選第1回投票で首位だったアブドラ元外相はカブールで記者団に対し「これで選管と話し合える。開票を進める条件と環境を協議したい」と表明した。アブドラ氏は、選管の不正を激しく批判し、選挙戦からの撤退も辞さないと主張していた。(2014/06/23-22:18)

242チバQ:2014/06/24(火) 21:49:20
http://www.asahi.com/articles/ASG6N263CG6NUHBI004.html
選挙運動? トルコ首相の欧州行脚 地元政府から批判
ウィーン=喜田尚
2014年6月24日21時37分
ウィーンの集会で19日、エルドアン・トルコ首相の登壇を歓呼で迎える在オーストリアのトルコ系住民ら=喜田尚撮影

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 大統領への「転身」が取りざたされるトルコのエルドアン首相の欧州行脚が波紋を呼んでいる。8月の大統領選から在外トルコ人も投票できるようになるが、欧州のトルコ系住民向けに選挙運動と見まがう集会を相次いで開催。訪問国の政府から批判も出ている。

 エルドアン氏は19日、ウィーンを訪問。在欧トルコ系団体の設立10周年の集会に出席した。会場のスケート場はトルコ系住民約7千人でぎっしり。入りきれなかった約1万人は、野外の巨大モニター前で首相の言葉に大歓声を上げた。

 大統領選への立候補の意思を明らかにしていないが、会場では与党公正発展党のテーマ曲が鳴り響き、首相に就任以来の成果を強調。自らが在外者の投票を可能にしたとして、大統領選に投票を呼びかけた。

243チバQ:2014/06/24(火) 22:37:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140624-00000029-jij-m_est
韓国首相候補 また就任辞退写真
韓国、慰安婦白書を発刊へ
スペイン 江沢民氏の訴追断念NEW
中国 国家分裂容疑で学者送致写真NEW
米長官がイラクを電撃訪問写真
イラクで独立機運 クルドとは写真
独ユーロファイター 衝突事故写真
テディベアの中に頭蓋骨 北米NEW 海外トピックス V 海外トピックス V .韓国首相候補 また就任辞退写真 米長官がイラクを電撃訪問写真 韓国、慰安婦白書を発刊へ イラクで独立機運 クルドとは写真 スペイン 江沢民氏の訴追断念NEW 独ユーロファイター 衝突事故写真 中国 国家分裂容疑で学者送致写真NEW テディベアの中に頭蓋骨 北米NEW .もっと見る.
..国際
国際総合中国・台湾韓国・北朝鮮アジア・オセアニア北米中南米ヨーロッパ中東・アフリカ..クルド独立「唯一の選択肢」=国家建設の動き加速―イラク
時事通信 6月24日(火)7時23分配信

 【アルビル(イラク)時事】イラク北部クルド自治政府のハミド・アハメド大統領府広報担当次官は23日、時事通信の単独取材に「イラクの現状を見る限り、クルド人の権利と安全を守るには独立以外の選択肢は残されていない」と述べ、独立国家建設に向けた動きが加速していると明らかにした。
 クルド人はイラク全人口の2割を占め、北部で自治権を獲得している。隣国トルコやシリアにもクルド住民は多く、イラクで独立が現実味を帯びてくれば、地域全体に影響が及ぶのは必至だ。
 アハメド氏は、マリキ政権が多数派のイスラム教シーア派を露骨に優遇したことがスンニ派住民の反発を招き、過激派勢力の浸透を許すことにつながったと分析。その上で「イラクがシーア、スンニ両派とクルド人の三つの勢力に分裂したことは紛れもない事実で、既に後戻りのできない段階に達した」と述べた。
 対立解消には、マリキ首相が退陣し、宗派を超えた支持を受ける新首相が全勢力に平等な権限を与えることが必要だと指摘した。その一方で「3勢力の不信感は極限まで高まっており、和解は極めて難しい」との見方を示した。 
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244チバQ:2014/06/24(火) 22:37:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140624-00000091-mai-int
<イラク>ケリー長官がクルドにも中央政府への協力要請
毎日新聞 6月24日(火)20時15分配信

 ◇イスラム教スンニ派の過激派組織ISIL侵攻に

 【カイロ秋山信一】ケリー米国務長官は24日、イラク北部のクルド自治区アルビルを訪問し、自治政府トップのバルザニ議長と会談した。イスラム教スンニ派の過激派組織イラク・レバント・イスラム国(ISIL)の侵攻に対応するため、中央政府への協力を求めた。ただ、クルド人は混乱に乗じて支配地域を拡大するなど中央政府と一線を画す動きに出ており、ケリー氏の要請に応じるかは不透明だ。

 冒頭、ケリー氏は「イラクは危機的状況にあり、新政府発足が急務だ」と述べ、4月の連邦議会選挙を受けた次期政権の連立交渉に前向きに臨むよう求めた。また、自治政府の治安部隊ペシュメルガがISILの侵攻を食い止めるのに「重要な役割を果たした」と評価した。バルザニ氏は「クルド人も危機への対処法を模索している」と述べた。

 クルド人は全人口(約3376万人)の約20%を占める。連邦議会選でも約2割の議席を確保し、連立交渉の鍵を握るとみられる。バルザニ氏は、シーア派を偏重するマリキ首相の退陣を主張している。

 ただ「イラクの統一維持」を前提とするケリー氏に対して、クルド人側には分離独立を模索する動きもある。ISILの侵攻後、以前から権益を主張していた油田地帯の北部キルクークに治安部隊を進駐させた。バルザニ氏は23日放映の米CNNとのインタビューで「イラクは分裂状態にある。クルド人はこの好機を生かし、自分たちの将来を決めなければならない」と語り、独立への意欲を示した。
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245チバQ:2014/06/25(水) 00:23:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140625/amr14062500000001-n1.htm
米露、イラク情勢めぐり駆け引き 米はマリキ退陣工作を本格化 影響力拡大へ隙をうかがうプーチン
2014.6.25 00:00 (1/2ページ)
 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米政権は23日、イスラム教スンニ派過激組織「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」によるイラクでの攻勢に関し、シーア派主体のマリキ政権には宗派対立を収拾する力がないとみて「退陣工作」を本格化させた。だが、オバマ大統領がイラクで「包括的な民主体制」の確立を追求している隙に、ロシアのプーチン大統領は影響力拡大の機会を虎視眈(たん)々(たん)とうかがっている。

 「イラクには新しい政府を形作る機会がある」。オバマ氏は23日、米MSNBCテレビの番組でマリキ首相の退陣を暗に促した。

 イラクを電撃訪問したケリー国務長官も同日、バグダッドの米国大使館で記者団に「オバマ大統領がISILに対処するための決定を下したとしても、現首相や特定の宗派を支援するためではない」と述べた。

 また、マリキ氏との会談で7月1日までに議会を開く確約を得たとし、「速やかに議長、大統領、首相を選ぶのがイラク指導者の義務だ」と踏み込んだ。

 イラク滞在中、ケリー氏はスンニ派のヌジャイフィ国会議長ら、新政権作りのキーマンたちと会った。24日にはイラク北部アルビルでクルド自治政府のバルザニ議長と会談する。

 しかし、ロシアは一連の米国主導の政権移行プランに横やりを入れた。露大統領府はプーチン氏がオバマ氏との電話協議で「マリキ氏支持」を明言したと発表したが、ホワイトハウスは発表文でも記者会見でもこのことに触れなかった。

 ロシアはシーア派大国のイランと関係が深く、同派「勢力圏」のシリア・アサド政権に強い影響力を持っている。最近は、マリキ政権とも連携を強めており、米国がロシアにイラクへの働きかけを求めても不思議ではない状況にある。

 だが、ケリー氏が一時、米国とイランの軍事協力を「排除しない」と述べながら即座に否定するなど、中東でのロシアの影響力拡大を警戒する米国の戦略は定まっていない。マリキ氏退陣に向けた働きかけは、オバマ氏が大規模な軍事介入を否定する中で編み出した苦肉の策といえる。

 米外交評議会のレスリー・ゲルブ名誉会長は米ニュースサイト「デイリー・ビースト」で、「退陣工作」を「最悪は避けられるが、聖戦主義者を止める戦略にはならない」と論評。イラン、ロシア、シリアと一時的に軍事的・政治的に手を組んででもISILを押さえ込むよう求めた。

246チバQ:2014/06/26(木) 00:01:05
http://mainichi.jp/select/news/20140626k0000m030074000c.html
イスラエル:各地で衝突、市民に犠牲 ユダヤ3少年不明で
毎日新聞 2014年06月25日 21時16分(最終更新 06月25日 21時40分)
 ヨルダン川西岸パレスチナ自治区へブロン近郊でユダヤ人の少年3人が行方不明となってから、26日で2週間になる。イスラエルはイスラム原理主義組織ハマスの犯行だとして大規模な摘発作戦を展開し、これまでに2000カ所近くを捜索したが、3人の安否は不明のままだ。パレスチナ市民は各地で軍と衝突。捜査に協力するパレスチナ当局にも怒りの矛先を向けている。【へブロン(パレスチナ自治区)で大治朋子】

 3人はユダヤ教の宗教学校に通う16〜19歳で、12日夜以降、行方不明に。ハマスは関与を否定している。イスラエル軍は捜索範囲をヨルダン川西岸ナブルスやジェニンにも拡大し、これまでに371人を逮捕した。うち、282人はハマス関係者という。

 一方、イスラエル軍とパレスチナ市民との衝突で、少なくともパレスチナ人の少年ら5人が死亡。ハマスが拠点とするパレスチナ自治区ガザからは事件後、ロケット弾26発が発射され、イスラエルは空爆で対抗している。

 ハマスは今月2日、穏健派ファタハとともに暫定統一政府を樹立したばかり。米欧が統一政府を歓迎したのに対し、ハマスを「テロ組織」とみなすイスラエルは統一政府との和平交渉を拒み、孤立感を深めてきた。このため、パレスチナ・メディアは「イスラエルは事件をハマス弾圧に利用している」と批判している。

 一方、ファタハを率いるアッバス議長が18日に捜査協力を約束すると、パレスチナ市民はこれに反発。各地でイスラエルやパレスチナの治安当局と衝突した。イスラエルは治安の悪化を懸念し、23日にはハマスの摘発作戦を縮小し、3人の捜索に集中する方針を決定した。

 記者は18日、行方不明のエヤル・イフラーさん(19)が通っていたへブロンの宗教学校を訪ねた。寮で同室のオルト・ジャマンさん(19)は「週末に父親が誕生日を迎えるので自宅に帰ると楽しみにしていた。無事を祈るだけ」と言葉少なに語った。

 一方、パレスチナ人の建築業、アクラム・カワスミさん(50)はイスラエル軍の「手荒な捜査」に怒りをあらわにした。15日午後9時過ぎ、イスラエル兵数百人が自宅を包囲し、長男(28)を「理由も告げずに」逮捕。突入時に玄関に仕掛けられた爆弾で、8歳の次男は重傷を負ったという。「私も息子もハマスとは関係がない。次男は血だらけのまま1時間半も放置された」。次男はその後イスラエルの病院に搬送され、腹部を12針も縫い、入院中という。

 22日午前、西岸ラマラの中心部では、市民数百人がパレスチナの警官隊を相手に「(イスラエルの)協力者は去れ」とシュプレヒコールを上げた。同日未明、イスラエル軍はパレスチナ警察が見守るなか、一帯を捜索。これに怒った若者らがパレスチナ警察の交番を襲撃すると、イスラエル軍に1人が射殺された。大学生のマジト・アタミミさん(23)は「パレスチナ警察が市民を守れないことに悲しみといら立ちを覚える」と話した。

247チバQ:2014/06/26(木) 00:27:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140625/amr14062500000001-n1.htm
米露、イラク情勢めぐり駆け引き 米はマリキ退陣工作を本格化 影響力拡大へ隙をうかがうプーチン
2014.6.25 00:00 (1/2ページ)[米国]
 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米政権は23日、イスラム教スンニ派過激組織「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」によるイラクでの攻勢に関し、シーア派主体のマリキ政権には宗派対立を収拾する力がないとみて「退陣工作」を本格化させた。だが、オバマ大統領がイラクで「包括的な民主体制」の確立を追求している隙に、ロシアのプーチン大統領は影響力拡大の機会を虎視眈々(たんたん)とうかがっている。

 「イラクには新しい政府を形作る機会がある」。オバマ氏は23日、米MSNBCテレビの番組でマリキ首相の退陣を暗に促した。

 イラクを電撃訪問したケリー国務長官も同日、バグダッドの米国大使館で記者団に「オバマ大統領がISILに対処するための決定を下したとしても、現首相や特定の宗派を支援するためではない」と述べた。

 また、マリキ氏との会談で7月1日までに議会を開く確約を得たとし、「速やかに議長、大統領、首相を選ぶのがイラク指導者の義務だ」と踏み込んだ。

 イラク滞在中、ケリー氏はスンニ派のヌジャイフィ国会議長ら、新政権作りのキーマンたちと会った。24日にはイラク北部アルビルでクルド自治政府のバルザニ議長と会談する。

 しかし、ロシアは一連の米国主導の政権移行プランに横やりを入れた。露大統領府はプーチン氏がオバマ氏との電話協議で「マリキ氏支持」を明言したと発表したが、ホワイトハウスは発表文でも記者会見でもこのことに触れなかった。

 ロシアはシーア派大国のイランと関係が深く、同派「勢力圏」のシリア・アサド政権に強い影響力を持っている。最近は、マリキ政権とも連携を強めており、米国がロシアにイラクへの働きかけを求めても不思議ではない状況にある。

 だが、ケリー氏が一時、米国とイランの軍事協力を「排除しない」と述べながら即座に否定するなど、中東でのロシアの影響力拡大を警戒する米国の戦略は定まっていない。マリキ氏退陣に向けた働きかけは、オバマ氏が大規模な軍事介入を否定する中で編み出した苦肉の策といえる。

 米外交評議会のレスリー・ゲルブ名誉会長は米ニュースサイト「デイリー・ビースト」で、「退陣工作」を「最悪は避けられるが、聖戦主義者を止める戦略にはならない」と論評。イラン、ロシア、シリアと一時的に軍事的・政治的に手を組んででもISILを押さえ込むよう求めた。

248チバQ:2014/06/26(木) 19:54:57
http://mainichi.jp/select/news/20140626k0000e030222000c.html
リビア暫定議会選:世俗派とイスラム勢力、議席争い焦点
毎日新聞 2014年06月26日 11時44分

 【カイロ秋山信一】リビアで25日、暫定議会選挙(定数200)が行われた。世俗派とイスラム勢力の議席争いが焦点。東部ベンガジを中心に世俗派武装組織とイスラム過激派組織との武力衝突が激化しており、選挙後に発足する暫定政府が治安改善を実現できる見通しはない。

 選挙は新憲法策定を担う制憲議会が世俗派武装組織の圧力を受けて解散したことに伴うもので、新憲法成立までの間、暫定的に国会の役割を果たすとみられる。

 東部では元軍将校のハフタル氏率いる世俗派武装組織と政府軍の一部が、イスラム過激派との衝突を続けており、投票が円滑に行われるかは不透明だ。また西部の少数民族ベルベル人は、民族の権利が保障されていないとして、選挙をボイコットした。

 リビアでは2011年に内戦を経てカダフィ独裁政権が崩壊したが、反カダフィ派の武装解除が進まず、混乱が続いている。

249チバQ:2014/06/26(木) 20:04:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140626/mds14062601210004-n1.htm
イラクのマリキ首相、退陣を拒否 連立交渉長期化も
2014.6.26 01:21 (1/2ページ)

イラクのマリキ首相(ゲッティ=共同)
 【カイロ=大内清、ワシントン=青木伸行】イラクのマリキ首相は25日の演説で、イスラム教スンニ派過激組織「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」の攻勢に対抗するため「全政治勢力の和解」を訴えた。一方で、スンニ派勢力を中心に強まっているマリキ氏退陣論については、自身を排除した政権構想は「憲法へのクーデター」だとして明確に拒否。これにはスンニ派の反発も予想され、米国などが求める挙国一致政府に向けた連立交渉は長期化する恐れもある。

 シーア派のマリキ氏をめぐっては、スンニ派を冷遇していることがISIL伸長の背景になっていると指摘され、同派のみならず、シーア派の一部や米政府内でも退陣論が取り沙汰されていると伝えられる。

 ただ、マリキ氏の会派「法治国家連合」は4月の総選挙で最大勢力となっており、民主主義尊重を原則とする米国は、首相選びに直接は干渉しない姿勢だ。マリキ氏は、選挙での勝利という大義を盾に連立交渉を主導し、政権の維持を狙っているものとみられる。

 一方、米国防総省は24日、イラクの首都バグダッドに同日、イラク政府軍を支援する米軍事顧問団の一部が到着し、政府軍との統合作戦センター設立などに着手したと発表した。

 また、イラクを訪問したケリー米国務長官は24日、北部クルド人自治区アルビルで自治政府のバルザニ議長と会談し、挙国一致体制構築への協力を求めた。バルザニ氏は、ISILの攻勢ですでに「新たな現実と新たなイラク」が生まれていると指摘した。

 クルドは今月、中央政府と支配権を争っていた北部の石油都市キルクークなどを掌握。バルザニ氏の発言の裏には、ISIL撃退後も見据え、自治政府の権益拡大の思惑がありそうだ。

250チバQ:2014/06/26(木) 22:18:05
http://www.asahi.com/articles/ASG6T52W0G6TUHBI01L.html
着陸寸前の旅客機に銃撃、乗客1人死亡 パキスタン
イスラマバード=武石英史郎
2014年6月25日19時38分
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 パキスタン北西部ペシャワルで24日夜、パキスタン航空の旅客機が国際空港に着陸寸前、地上から銃撃を受け、乗客1人が死亡、乗員2人が負傷した。旅客機はそのまま着陸した。同航空会社が明らかにした。

 旅客機はサウジアラビア・リヤド発ペシャワル行きのエアバスA310型機で乗客・乗員178人が乗っていた。地上約90メートルの地点で銃撃を受け、うち1発が死亡した乗客の女性の頭に当たった。銃弾は自動小銃によるものとみられ、エンジン部分を含む機体全体に10発以上が命中した。

 治安当局は銃撃があったとみられる空港近くの農村地帯を捜索したが、犯人は捕まっていない。犯行声明も出ていない。空港は数時間にわたり閉鎖された。

 パキスタン軍は、アフガニスタン国境に近い部族地域で、武装勢力の拠点に対する空爆を続けている。ペシャワル空港は軍民共用で、空爆機の出撃拠点になっている。パキスタンでは今月8日、南部カラチの国際空港に武装勢力が侵入し、空港職員ら26人が死亡。空港の安全管理の不備が問題になっている。(イスラマバード=武石英史郎)

251チバQ:2014/06/26(木) 22:34:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140626/amr14062621250011-n1.htm
【イラク情勢】
共通の敵に対抗 米、シリア、イラン「ねじれ現象」
2014.6.26 21:25 (1/2ページ)
 【ワシントン=加納宏幸】イラクでのISILの攻勢を受け、米国、シリア、イランが共通の敵であるISILに対抗する「ねじれ現象」が生じている。米政府はシリアのアサド政権が化学兵器を使用したと非難。イランの核開発も安全保障上の脅威ととらえてきただけに、両国のイラク介入を強く牽制(けんせい)している。

 ケリー米国務長官は25日、訪問先のブリュッセルで記者会見し、「真空を埋めようとする外部の力なしでイラクを守るには、新政府の樹立が急務だ」と語った。両国の過度のイラク介入にクギを刺すと同時に、同国のマリキ首相に対して暗に退陣を促した形だ。

 イスラム教シーア派主体のマリキ政権に代え、スンニ派やクルド人との挙国一致政府を発足させれば、宗派対立に加担することなく支援を行うことができるというのが米政府の発想だ。

 ただ、マリキ氏はこれに先立つ25日、退陣を明確に拒否。米国が新政権への移行を視野に入れているのに対し、マリキ氏はイランやロシアの支持で意を強くしているとみられる。

 ケリー氏は26日、パリでサウジアラビア、アラブ首長国連邦、ヨルダンの外相と会談。27日にはサウジアラビアを訪れ、アブドラ国王と「共通の脅威であるISILへの対抗策や、シリアの穏健な反体制派への支援を話し合う」(ケリー氏)としている。

 3カ国はいずれもスンニ派が中心で、オバマ氏が掲げる「国際協調主義」に基づき、イラク政府に外交圧力をかける狙いがあるとみられる。

 一方、米議会からは「シリアのISILを空爆して指導者に損害を与えれば、イラク情勢も変わる」(共和党のグラハム上院議員)との強硬論も出てきた。

252チバQ:2014/06/29(日) 15:46:05
http://mainichi.jp/select/news/20140629k0000m030073000c.html

イラク:ISILが戦線拡大 国境検問所や油田を制圧

毎日新聞 2014年06月28日 22時14分


 【カイロ秋山信一】イラクで大規模侵攻を続けるイスラム過激派組織イラク・レバント・イスラム国(ISIL)主導のスンニ派武装勢力は28日までに、北部や西部全域に戦線を拡大した。首都バグダッドをけん制しながら、シリアとの国境検問所や油田を次々と制圧するISILに対し、政府側は主要都市を奪還できず、防戦に追われている。

 イラクからの報道によると、ISILがバグダッドの北約60キロのバクバ近郊まで迫る中、政府側はシーア派民兵の支援を受けて態勢を立て直し、バクバの攻防は足踏み状態となった。バグダッドの住民によると、一時は首都攻防戦も間近との緊迫感が高まったが、現在は落ち着きを取り戻しつつあるという。

 だが、ISIL側はその間も西部カイムのシリア国境検問所や北部アジールの油田などを制圧し、幹線道路や重要インフラを押さえた。政権転覆は後回しにして、イラク北部からシリア東部にかけての支配確立を当面の目標とする戦略がうかがえる。

 政府側は27日もティクリートを空爆するなど抗戦を強め、北部バイジにあるイラク最大規模の製油所も死守している模様だ。だがどの地域でもISIL側を後退させるには至っておらず、大きな戦果は上がっていない。

 イラクでは来月1日、4月の連邦議会選挙を受けた新議会が招集され、次期政権の連立交渉が本格化する。政治指導者らが宗派・民族の枠を超えて、「対ISIL」で結束できるかが反転攻勢の鍵になりそうだ。

253チバQ:2014/06/29(日) 15:46:24
http://mainichi.jp/select/news/20140629k0000m030087000c.html

イラク:政府軍、北部で反撃 ISIL激しく抵抗

毎日新聞 2014年06月28日 23時19分


 【カイロ秋山信一】イラク軍は28日、イスラム過激派組織イラク・レバント・イスラム国(ISIL)主導のスンニ派武装勢力が制圧する北部ティクリートに地上軍を進攻させた。国営テレビなどが報じた。防戦一方だった政府軍が巻き返しに出た格好だが、ISIL側も激しく抵抗している模様だ。

 イラクからの報道によると、ティクリートは11日にISIL側が掌握した。政府軍は空爆で反撃していたが、28日に中部サマラから戦車部隊を含む地上軍を進攻させた。政府側は「武装勢力120人を殺害し、ティクリートを奪還した」と主張しているが、戦闘は続いている模様だ。ISIL側が占拠する北部モスルでも政府側の空爆が続いている。

 一方、バグダッドの北約60キロのバクバ近郊での攻防は、政府軍がシーア派民兵の支援を受けて態勢を立て直し、足踏み状態となっている。バグダッドの住民によると、一時は首都攻防戦も間近との緊迫感が高まったが、現在は落ち着きを取り戻しつつあるという。

 だが、ISIL側はその間も西部カイムのシリア国境検問所や北部アジールの油田など重要インフラを制圧。政権転覆は後回しにしてイラク北部からシリア東部にかけての支配確立を当面の目標とする戦略がうかがえる。

 イラクでは来月1日、4月の連邦議会選挙を受けた新議会が招集されるのを前に、次期政権の連立交渉が本格化。宗派・民族の枠を超えて「対ISIL」で結束できるかが反転攻勢の鍵になりそうだ。

254チバQ:2014/06/29(日) 16:07:20
http://www.cnn.co.jp/world/35050096.html
パキスタンでまた「名誉殺人」、新婦の家族が自首

2014.06.29 Sun posted at 15:32 JST
(CNN) パキスタン北東部パンジャブ州の警察は28日、18歳の娘の結婚に反対する父と複数のおじが娘と新郎(26)をおびき出し、首を切断するなどして殺害する事件が起きたと報告した。2人は今月18日に反対を押し切って結婚したばかりだった。

パキスタン内で多発する、結婚問題などで家族の意向に応じない女性が殺害される「名誉殺人」の新たな事件となっている。

犯行の現場は同州サトラ村で、新婚カップルは縛られて、殺害されていた。犯行の目撃者などはいなかったが、女性の家族が警察に自首し、投獄された。

国連によると、名誉殺人の犠牲者は毎年約5000人に達する。しかし、女性の権利擁護団体などは実際の数字はより多数と見ている。パキスタンでは地方部での発生が多く、昨年の犠牲者数は869人とされる。同国では名誉殺人は家族の内輪の問題と受け止められ、警官を含め干渉しない事例も再三あるという。

パキスタン北部ハフィザバード市では今月初旬、18歳女性が望む結婚に反対する家族が女性を銃撃した上、袋詰めにして運河に投げ捨てる事件が発生。一命を取り留めた女性は、撃ったのは父と兄弟と証言していた。

また、ラホールでは先月、家族の意に添わない男性と結婚、妊娠していた25歳女性が、約20人に襲われ、レンガなどを投げ付けられて殺される事件も起きていた。20人には女性の家族も含まれていた。

255チバQ:2014/06/29(日) 21:04:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014062800274
首都北方奪還で地上戦=首相選出に向け協議始まる−イラク
 【アルビル(イラク)時事】イラクでイスラム教スンニ派の過激派「イラク・シリアのイスラム国」が勢力を拡大する中、政府軍は28日、首都バグダッド北方の要衝ティクリートの奪還に向け大規模な地上戦に突入した。中東の衛星テレビ局アルジャジーラ(電子版)が伝えた。「イスラム国」が拠点化を狙うティクリート大学の周辺などで激しい戦闘が繰り広げられたもようだ。
 フセイン元大統領(スンニ派)の故郷としても知られるティクリートは、「イスラム国」が11日に掌握。政府軍は26日、ヘリコプターで空挺(くうてい)部隊を投入するなどして、巻き返しに出た。軍側は大学を奪還したと発表する一方、過激派側も撃退に成功したと主張している。アルジャジーラによると、軍部隊はティクリート南のサマラから進攻しているという。
 軍事行動に加え、政治解決に向けた話し合いも始まった。イラクのシーア派の最高権威シスタニ師が27日、7月1日の議会招集前に各政治勢力が次期大統領、首相、議長について合意するよう呼び掛け、挙国一致政権の早期発足を促した。
 ロイター通信によると、週末にマリキ首相が率いるシーア派会派「法治国家連合」を含む与党連合でも候補者の協議が行われる予定という。国内外から退陣圧力が強まっているマリキ首相以外の人物を求める声が強いが、シーア派議員の一人は「首相については、デッドヒートが展開されるだろう」と予想。早期の選出は困難を極めるとみられる。(2014/06/28-21:28)

256チバQ:2014/06/29(日) 21:06:17
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014061802000240.html
W杯より信仰? 「イスラム国」ラマダン中は停電
2014年6月18日 夕刊

 【カイロ=中村禎一郎】シリアの反体制派活動家によると、イラクで政府軍と戦闘を続けるイスラム教スンニ派の過激派組織「イラク・レバントのイスラム国」は、二十九日から始まるラマダン(断食月)の期間中、シリアの掌握地ラッカで電気を完全に止めることを決めた。エジプトのアルマスリ・アルヨウム紙が十七日に報じた。

 ラマダンはイスラム教徒が夜明けから日没まで食事と水を取らず、イスラム教への信仰心を深める神聖な期間。ブラジルで開催中のサッカー・ワールドカップ(W杯)は二十九日から決勝トーナメントに入る。W杯とラマダンが重なることも問題となったようだ。

 アルヨウム紙によると、「イスラム国」は「ラマダンは神のことを考え、祈る期間なのに、夜に娯楽番組を楽しむ期間になってしまっており、意義を台無しにしている」とテレビを問題視している。

 「イスラム国」は期間中、自家発電が使われていないかパトロールする。病院とパン店は例外という。「イスラム国」は支配地でイスラム法(シャリア)を厳格に適用し、過激派の中でも最強硬派とされている。

http://www.afpbb.com/articles/-/3019126
アジア各国でラマダン入り、W杯熱への影響は?
2014年06月29日 18:40 発信地:ジャカルタ/インドネシア

【6月29日 AFP】アジアに住む大半のイスラム教徒は29日、ラマダン(断食月)に入った。インドネシアではイスラム強硬派が、アルコール飲料を提供する「罪深い」バーなどを襲撃すると脅したが、サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)を観戦しようとナイトスポットに向かうサッカーファンの足を止めることはできなかった。

 世界中の敬虔(けいけん)なムスリム(イスラム教徒)はラマダンの期間中、夜明けから日没まで飲食を絶ち、信仰心をさらに高めようと努める。アジアでは約2億2500万人の世界最多のムスリム人口を擁するインドネシアや紛争が続くアフガニスタンのほか、マレーシア、スリランカ、フィリピンなどでラマダンが始まった。ラマダンが終わると、断食明けを祝う「イード・アル・フィトル(Eid al-Fitr)」が待っている。

 インドネシアのイスラム強硬派は、イスラム法によってムスリムは飲んではならないとされているアルコール飲料を販売したり、深夜まで営業を続けたりしているバーなどを襲撃すると宣言。当局は夜間営業する飲食店などに対し、ラマダン中は通常より早く閉店するよう指示した。

 しかし、国民の大半が穏健なイスラム教徒で熱狂的なサッカーファンが多いインドネシアでは、多くの人が最新の試合を見ようとナイトスポットに足を運んだ。28日深夜から29日未明まで営業を続けたジャカルタ(Jakarta)のバーは地元の住民や外国人駐在員であふれていた。

 先の読めない展開が続いたブラジル対チリ戦を南米料理のレストランバーで観戦した22歳の学生は、「断食しても、W杯の試合を見ようという僕の情熱は変わらないよ」と話した。(c)AFP/Stefanus Ian

257チバQ:2014/06/29(日) 21:07:21
http://mainichi.jp/sports/news/20140628k0000e050180000c.html
ブラジルW杯:28日から断食月 選手「する」「しない」
毎日新聞 2014年06月28日 11時15分(最終更新 06月28日 12時31分)


 【ベルリン篠田航一】28日から約1カ月間のイスラム教のラマダン(断食月)に際し、サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で決勝トーナメント進出を決めたドイツのMFで、トルコ系のイスラム教徒メスト・エジル選手(25)が「今年は断食しない。私には仕事がある」と宣言した。DPA通信などが伝えた。ドイツはラマダン入りした30日(日本時間7月1日)にアルジェリアと対戦するが、日の出から日没までの飲食を控える断食は体力的ダメージが大きいと判断したとみられる。

 一方、対戦相手のアルジェリアはイスラム教国で、主将マジド・ブゲラ選手(31)は「体調を考慮して決めるが、私はおそらく断食する」と話しており、選手によって対応は分かれる見通しだ。チーム内にイスラム教徒がいるスイスのヒッツフェルト監督は「わがチームは誰も断食しない」と明言している。

 2012年のロンドン五輪の際も、競技期間がラマダンと重なり、断食しながら競技に臨む選手や、五輪後まで断食を「延期」する選手など対応が分かれた。旅行中の人や乳幼児、高齢者、病人、妊婦らは断食を免除されており、W杯は「旅行中」に該当するとの考え方もあるという。国際サッカー連盟(FIFA)のドホーヘ主任医師はDPA通信に「選手の宗教的信念には敬意を表するが、医療的見地からいえば、定期的な栄養補給が望ましい」と述べている。

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258チバQ:2014/06/30(月) 07:40:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140630-00000012-jij-m_est
過激派、イスラム国家樹立を宣言=シリア北部からイラク中部
時事通信 6月30日(月)6時15分配信

 【アルビル(イラク)時事】イラクとシリアの国境をまたいで活動するイスラム教スンニ派の過激派「イラク・シリアのイスラム国」は29日、声明を出し、「カリフ(預言者ムハンマドの後継者)」を頂点とするイスラム国家を樹立すると宣言した。
 声明では、指導者アブバクル・バグダディ容疑者を「カリフ」に指名し、シリア北部のアレッポからイラク中部のディヤラ州までを国家の範囲にすると指摘。今後は正式名称を「イスラム国」にすると述べた。また、世界の全イスラム教徒がバグダディ容疑者に忠誠を誓わねばならないと主張した。

259チバQ:2014/06/30(月) 22:01:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140630/mds14063021110002-n1.htm
ISIL、国家樹立を宣言 「カリフ」を自称、イスラム反発へ
2014.6.30 21:11 (1/2ページ)

6月29日、イラク北部ラッカで、銃とISILの旗を掲げるメンバー(ロイター)
 【カイロ=大内清】イラクで攻勢を続けるイスラム教スンニ派の過激派組織「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」は6月29日、ネット上に声明を出し、指導者のアブバクル・バグダディ容疑者を、イスラム共同体の指導者「カリフ(預言者ムハンマドの後継者)」として奉じるイスラム国家の樹立を宣言した。シリア北部アレッポ周辺からイラク中部ディヤラ県までの一帯を現時点の「領土」と位置づけており、地域情勢の混迷に拍車がかかるのは必至だ。

 声明は、「カリフに忠誠を誓うのはイスラム教徒の義務だ」として、全イスラム教徒にイスラム国家拡大のためのジハード(聖戦)への参加を要求。また、組織名から「イラク・レバント」を外して「イスラム国」と名乗ると発表した。イラク、シリア地方のみならず、最終的にすべてのイスラム世界の支配を目指す野心のあらわれといえる。

 スンニ派世界でカリフの称号は、オスマン帝国解体後の1924年にカリフ制が廃止されて以降、「空位」の状態とされてきた。

 声明が出された29日はイスラム教のラマダン(断食月)初日であることから、イスラム国には、信仰心が高揚するこの時期にカリフ復活を宣言することでイスラム教徒の心に訴えかける狙いがあるとみられる。

 ただ、カリフはイスラム教徒にとり、精神面でも政治・軍事面でも最高の指導者と位置づけられる存在だ。宗教的権威とみなされていないバグダディ容疑者がカリフを自称することに対し、イスラム世界からの反発が予想される。

 また、カリフを名乗ることは、聖戦主義勢力の代表格である国際テロ組織アルカーイダへの挑戦ともいえ、アルカーイダ系組織との抗争が激化する可能性もある。イスラム国は今年2月、アルカーイダ本体から絶縁されている。

 一方、ロイター通信などによると、マリキ政権は30日、イスラム国が掌握する北部の主要都市ティクリートでの軍事作戦を続けており、政府軍がティクリート奪還に失敗すれば、国内外の聖戦主義勢力の間でイスラム国の名声が高まり、さらに多くの戦闘員の徴募が可能となる恐れがある。

 イスラエルのネタニヤフ首相は29日、「イスラム国によって引き起こされた波は、短期間でヨルダンに届く恐れがある」と述べ、国際社会は対ヨルダン支援を強化すべきだと指摘した。

 ネタニヤフ氏はまた、イラク北部の油田地帯キルクークの実効支配を強めるクルド自治政府の「独立」を支援すべきだとも主張した。同氏の主張は、クルドを含む挙国一致体制の構築を目指す米国の立場と対立する可能性がある。

260チバQ:2014/06/30(月) 23:51:43
http://mainichi.jp/select/news/20140701k0000m030129000c.html
「イスラム国」:人権抑圧の懸念 ISILが建国宣言
毎日新聞 2014年06月30日 22時49分(最終更新 06月30日 23時23分)


ISILの活動が活発な地域
拡大写真 【カイロ秋山信一】イラクとシリアで勢力を拡大するイスラム過激派組織イラク・レバント・イスラム国(ISIL)が6月29日、イスラム法(シャリア)に基づく新国家「イスラム国」の建国を一方的に宣言した。国際的に認知される可能性はないが、過激派の共通目標である「イスラム国家樹立」を掲げることで、求心力を高める狙いがあるとみられる。支配地域の住民からは、イスラム法の厳格な適用を理由にした人権抑圧を恐れる声が広がっている。

 「法廷を設置し、知事も任命した。今こそ(最高指導者の)『カリフ』を選び、イスラム共同体の義務を果たす時だ」。29日にインターネット上で発表されたISILの「建国宣言文」は、支配地域で独自の司法や行政が機能していることを根拠に「建国」を正当化した。「カリフ」にはISILの指導者バグダディ容疑者が就任。「すべてのイスラム教徒はカリフに忠誠を誓う義務がある」と主張し、組織名から地名を外した。

 「従わない人間には厳罰で臨む。それが彼らのやり方だ」。昨年春にISILの支配が始まったシリア北部ラッカの大学生、ハサン・ラカウィさん(19)はそう証言する。ハサンさんによると、ISILは当初、女性にニカブ(目以外を覆う黒布)の着用を義務づけ、喫煙を禁止するなどの布告を出した。だがシリア反体制派との戦闘に追われ、刑罰までは科さず、市民の生活にも大きな影響はなかった。

 だが昨年秋までに反体制派をほぼ撃退すると様相が変わった。市内のサッカー場が「イスラム法廷」に改変され、裁判や刑罰の執行だけでなく、結婚や出産の届け出など行政手続きもここで行われるようになった。独自の警察も組織され、飲酒や喫煙はむち打ち刑などの対象となった。敵対勢力のメンバーが公開処刑されることもある。女性は男性親族の付き添いなしで外出するだけで事情聴取される。ISILの支持者は「ラッカは以前より平穏になった」と自賛するが、ハサンさんは「活気がなくなっただけだ」と話す。

 学校や病院も男女別となり、女性の就労先は女子校や女性用病院以外になくなった。個人への課税はないが、商店からは「売上税」が徴収される。ある商店主は「利益よりも徴収額が多いが、従うしかない」と証言する。市郊外の検問所では通行税や関税も課しているという。

. 実はハサンさん自身も「死刑判決」を宣告され、今年4月に家を離れた。ボランティアとして働いていたシリア赤新月社(赤十字社に相当)がISILに非協力的だとの理由だ。今はトルコ国境付近を転々としているハサンさんは「(ISILは)敵対するだけで背教者呼ばわりする。イスラム国などと名乗ってほしくない」と話した。

.

261チバQ:2014/07/01(火) 20:26:56
>>246
http://www.afpbb.com/articles/-/3019288
不明のイスラエル3少年遺体で発見、首相は報復を宣言
2014年07月01日 07:16 発信地:ハルフル/イスラエル

【7月1日 AFP】イスラエルは6月30日、行方不明になっていた10代のイスラエル人3人を遺体で発見したと発表した。その上で、犯行に及んだのはイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)だと断じ、必ず代償を支払わせると宣言した。

 ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は緊急閣議の冒頭で閣僚らに対し、「今夜3遺体を発見した。あらゆる証拠が3人の若い拉致被害者の遺体であることを示していた」と述べ、「責任はハマスにあり、ハマスは代償を支払うことになる」と断言した。これに対しハマス幹部は、イスラエルが報復行為に出れば「地獄の門」が開くことになると警告した。

 17日前から行方が分からなくなっていた3人の遺体は、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のヘブロン(Hebron)近郊で見つかった。ヒッチハイクをしている姿が目撃された場所から10分ほど離れた場所だったという。

 3人についてはこれまで大規模な捜索活動が行われ、その中でパレスチナ人5人が死亡、逮捕者は400人以上に上った。一方、ガザ地区(Gaza Strip)の武装勢力はイスラエル南部へのロケット攻撃を激化させ、イスラエル側もその報復としてほぼ毎晩空爆を行ってきた。

 イスラエル側は3人を拉致したのはハマスだと主張し、ヨルダン川西岸におけるハマスの活動の摘発を強化していた。しかし今までのところ、ガザ地区にあるハマス拠点への攻撃には踏み切っていない。(c)AFP/Hazem Bader

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262チバQ:2014/07/01(火) 20:32:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014070100991
エルドアン首相、大統領選出馬=来月に初の直接選挙−トルコ
トルコ与党、公正発展党(AKP)の会合で笑顔を見せるエルドアン首相=6月3日、アンカラ(AFP=時事) 【エルサレム時事】トルコのイスラム系与党、公正発展党(AKP)は1日、ギュル大統領の任期満了に伴い8月10日に行われる大統領選の候補としてエルドアン首相(60)を擁立すると発表した。初めて国民の直接選挙による大統領選となるが、最新の世論調査の結果によると、首相の優位は揺るがないとみられている。
 エルドアン氏が率いるAKPは党規で、議員の連続4選を認めておらず、3期目の首相は2015年予定の次期総選挙には立候補できない。このため、「権力維持」を目指し、議員と兼務できない大統領へのくら替えは既定路線とされてきた。(2014/07/01-19:38)

263チバQ:2014/07/01(火) 21:26:36
http://mainichi.jp/select/news/20140702k0000m030069000c.html
トルコ大統領選:与党AKP、エルドアン首相を擁立
毎日新聞 2014年07月01日 20時01分(最終更新 07月01日 20時04分)


トルコのエルドアン首相=ロイター
拡大写真 【エルサレム大治朋子】トルコの与党・公正発展党(AKP)は1日、任期満了に伴うトルコ大統領選(8月10日投票)の候補者にエルドアン首相を擁立すると発表した。野党有力2党は既にイスラム協力機構(OIC)の前事務局長、イフサンオウル氏を統一候補に決めている。地元メディアは、早くもエルドアン氏の優勢を伝えている。

 トルコの大統領は前回まで国会(定数550)議員の投票で選出されたが、今回から初めて直接選挙になる。いずれの候補も過半数を獲得しなかった場合、8月24日に決選投票が行われる予定。

 エルドアン氏は2003年に首相に就任し、3期連続の単独政権を達成した。党内規則でこれ以上続投できないため、大統領へくら替えするとみられている。儀礼的な大統領権限の大幅な強化を検討しているとも伝えられている。

 エルドアン氏は「イスラム的価値観と民主主義を両立する中東唯一の政権」とアピールしているが、昨年5月に起きた最大都市イスタンブールでの反政権デモを強権的に鎮圧するなど「民主主義を軽視しイスラム化を強めている」との批判が根強い。

 一方、イフサンオウル氏は、野党第1党の共和人民党(CHP)と第2党の民族主義者行動党(MHP)の統一候補。地元メディアによると、カイロ生まれでエジプトのアイン・シャムス大学理学部卒。学術研究を続け、05年から昨年までOIC事務局長を務めた。

264チバQ:2014/07/02(水) 20:35:44
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2014070200512
「クーデター」正当化=混乱収拾なお不透明−エジプト政変から1年
エジプトのモルシ前大統領=2013年1月、カイロ(AFP=時事) 【カイロ時事】エジプトで事実上の軍事クーデターが発生し、イスラム組織ムスリム同胞団出身のモルシ元大統領が失脚してから3日で1年。政変は、軍トップの国防相として主導したシシ氏が選挙を経て大統領に就任したことで、正当化される形となった。
 しかし、シシ政権は、国内に多数の支持者を抱えたまま排除された同胞団との和解の糸口をつかめない状況が続き、政治混乱を収拾できるかどうかはなお不透明だ。
 シシ大統領は6月26日、アフリカ連合(AU)首脳会議で「アフリカは国境の枠組みを超え、テロの脅威にさらされている」と強調し、各国の連携強化を訴えた。
 実際、エジプトでは6月30日に大統領宮殿を狙った爆弾事件が起き、警官2人が死亡するなど不安定な情勢が続く。主に治安部隊を標的とした攻撃は政変後に急増し、この1年で警官や兵士約500人が殺害された。同胞団排除に反発する勢力が、国際テロ組織アルカイダなどの過激思想の影響を受けて犯行を繰り返しているとみられる。
 このため、エジプトの長期的な安定には同胞団との和解が不可欠だ。しかし、シシ大統領は国民の「反同胞団」感情を高めて求心力を発揮してきただけに、和解の動きに出られないのが現状だ。
 弾圧下にある同胞団側は、政変直後に比べて規模を縮小させながらも抗議行動を継続。政変1年となる3日も街頭デモを呼び掛けている。(2014/07/02-14:23)

265チバQ:2014/07/02(水) 20:37:13
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014070200670
暫定結果の公表延期=不正懸念で数え直し−アフガン大統領選
 【ニューデリー時事】先月実施されたアフガニスタン大統領選挙の決選投票で、選挙管理委員会は2日に予定していた暫定結果の公表を延期すると発表した。大規模な不正が行われた疑いが浮上し、「透明性を確保するために票の数え直しが必要になった」と説明している。
 アフガンでは今年末、国際部隊の任務完了を迎えるが、選挙をめぐる混乱で新大統領選出が遅れるのは必至。米軍の駐留継続を定める安全保障協定の調印も新政権誕生まで宙に浮いた状態で、国際社会から厳しい目が向けられている。(2014/07/02-16:30)

266チバQ:2014/07/02(水) 20:41:46
http://www.afpbb.com/articles/-/3019410
イラク議会初招集、混乱し議長選出に至らず
2014年07月02日 07:07 発信地:バグダッド/イラク

【7月2日 AFP】イスラム教スンニ(Sunni)派武装勢力「イスラム国(Islamic State)」の猛攻が続くイラクで1日、今年4月の議会選挙後初めて議会が招集された。過激派の鎮圧のため新政権の早期樹立を求める声が高まっているにもかかわらず、議員らは審議半ばで議場を後にしたり、脅迫的発言をしたりして、議会初日は混乱のまま幕引きを余儀なくされた。

 審議の緊張を緩和するためいったん休憩時間を設けたところ、スンニ派とクルド人の議員の多くが議場に戻らず、残った議員だけでは定足数に届かなくなった。このため議長選出には至らず、この日の議会は混乱のうちに閉会となった。

 イスラム武装勢力が5州の広い範囲を掌握する中、ヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相が目指す3選は実現するどころか、宗派間対立をあおり権力を独占しているという以前からの批判が膨らむ一方となっている。

 世界各国の首脳陣が警戒を強めるこの危機で、数十万人が家を追われ、シーア(Shiite)派、スンニ派、クルド人に3極化する傾向はますます強まり、その分裂はこの日の議会初日にも表れていた。

 現行の取り決めで、首相にはシーア派アラブ人、議長にはスンニ派アラブ人、大統領にはクルド人がそれぞれ選ばれることになっており、この3職は相前後して選出されるのが通例。暫定議長を務めるマフディー・ハーフェズ(Mahdi Hafez)議員によると、もし各派の指導者らが人選で合意できれば、議会は8日に再招集される見通しだという。(c)AFP/Prashant RAO

267チバQ:2014/07/03(木) 18:57:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140703/mds14070309060002-n1.htm
マリキ降ろし「本命」不在 議会初日は大混乱、国家分裂の危機
2014.7.3 09:06 (1/2ページ)

1日、バグダッドで初招集された国民議会に出席し、議論を交わす議員ら(AP)
 【カイロ=大内清】イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の攻勢にさらされるイラクで、次期政権を担う首相選びが不透明感を増している。北部クルド自治政府のバルザニ議長が1日、自治区の独立の是非を問う住民投票を数カ月以内に行うと表明するなど国家分裂の危機が高まる中、スンニ派や一部シーア派勢力は「マリキ首相降ろし」の動きを強めているが、マリキ氏に代わる“本命”は浮上していない。

 首相などの主要ポストを選ぶ国民議会が初招集された1日、議場にはシーア派、スンニ派、クルド各勢力の怒号が飛び交った。多数の議員が退席し、議長さえ決まらぬまま散会した。

 イラクでは、多数派のシーア派が国政の実権を持つ首相に、クルドが名目的元首の大統領に、スンニ派が国会議長に就くのが慣例。イスラム国の台頭で各勢力の利害関係が複雑化する中、合意形成の難しさが改めて浮き彫りとなった。

 「(政権作りは)憲法に従って行われるべきだ」。マリキ氏は先月25日の演説などでこう強調してきた。4月の総選挙で勝利したシーア派会派「法治国家連合」を率いる自身にこそ、正統性があるとの主張だ。

 これに対し、マリキ氏の過度なシーア派優遇がイスラム国の台頭を招いたとするスンニ派は同氏の退陣を要求。シーア派内でもマリキ氏と対立するサドル師派などは批判を強めている。イラクに軍事顧問団を派遣した米国や、イラクに強い影響力を持つイランでも首相交代論が高まっているとされ、マリキ氏は孤立を深めている状況だ。

 ただ、有力な首相候補はなおも不在だ。イランに近いハキム師の会派に属するアブドルマハディ元副大統領やジャビル元財務相、チャラビ元副首相らの名前が挙がっているが、ハキム師派の議席は法治国家連合の約3分の1にとどまり、政権運営は難航が予想される。

 2003年のイラク戦争後に移行政府首相を務めたジャアファリ氏のほか、マリキ氏の側近とされるナジム氏やファイヤード首相補佐官、マリキ政権の重鎮であるシャハリスタニ副首相らを推す声もある。ただ、マリキ氏に近い人物が政権を握った場合、同氏の影響力が残るとの見方もあり、反マリキ派の異論は強い。

 10年12月に発足した第2次マリキ政権は総選挙から組閣まで9カ月半を要しており、今回の政権協議も長期化する可能性は高い。

268チバQ:2014/07/03(木) 19:29:07
http://mainichi.jp/select/news/20140703k0000e030195000c.html
イラク首相:「スンニ派部族、恩赦も」武装勢力分断狙い
毎日新聞 2014年07月03日 12時06分

 【カイロ秋山信一】イスラム過激派組織「イスラム国」主導のスンニ派武装勢力による侵攻が続くイラクで、シーア派を支持基盤とするマリキ首相は2日、国営テレビを通じて演説し、スンニ派部族に対して「殺害行為に関与していない場合には恩赦を与える」と述べ、武装勢力からの離脱を求めた。武装勢力は「反マリキ政権」では一致しているが、スンニ派部族やフセイン政権の残党はイスラム国家建設には賛同していない。首相の発言は武装勢力側の分断を狙ったものとみられる。

 政府軍とイスラム国側の戦闘は2日も各地で続き、ロイター通信によると、北部シルカトでは政府軍の空爆によって女性や子供を含む11人が死亡した。政府軍が、円筒形の容器に爆薬や金属片を詰めた「たる爆弾」を使用しているとの情報もある。たる爆弾は命中率が低く、無差別に被害を拡大させる恐れが大きい。シリアのアサド政権が反体制派への攻撃で多用し、国際社会から非難を浴びている。

 マリキ首相は2日の演説で「(スンニ派部族は)正気に戻るべきだ。武器を取って(イスラム国に対して)共に立ち上がるなら歓迎する」と呼びかけた。マリキ政権は、2006〜07年に宗派間対立が激化した際も、スンニ派部族を取り込んで、イスラム国の前身組織の弱体化に成功した経緯がある。ただ、その後のシーア派偏重の政権運営が、再びスンニ派の離反を招いただけに、部族側が政権と妥協する見通しは立っていない。

 首相は、混乱に乗じて実効支配を拡大し、独立を目指す少数民族クルド人の動きにも言及し、「断じて容認できない」とけん制した。また反転攻勢に向けて、4月の連邦議会選挙に基づく次期政権の連立交渉を早期に妥結させたい考えも示したが、支持が低下している自身の進退については言及しなかった。

269チバQ:2014/07/04(金) 06:44:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140703-00000089-mai-m_est
<エジプト>クーデターから1年 止まらぬテロ
毎日新聞 7月3日(木)20時53分配信

エジプトのシシ大統領=AP
 【カイロ秋山信一】エジプトでモルシ前大統領が追放された軍事クーデターから3日で1年を迎えた。クーデターを主導したシシ氏が6月に大統領に就任したが、モルシ氏の出身母体・イスラム組織ムスリム同胞団との対立は今も続く。同胞団は3日、首都カイロや第2の都市アレクサンドリアでシシ政権に抗議するデモを展開。政府系メディアによると、治安部隊との衝突で、1人が死亡した。

 同胞団は3日、クーデター後に座り込みの集会を行ったカイロ北東部のモスク周辺などでデモを行った。デモ隊の進路と予想されるタハリール広場や大統領宮殿の周辺には、戦車や装甲車が配備され、治安部隊は無許可デモを禁止するデモ規制法に基づき、デモ隊を強制排除する構えだ。

 カイロでは、同胞団に同情的なイスラム過激派によるとみられるテロも頻発している。6月25日には通勤時間帯の地下鉄駅構内などで5件の爆発があり、市民が標的にされたことに動揺が広がった。30日には大統領宮殿近くで3件の爆発があり、保健省によると、警察官2人が死亡した。「絶対に報復する」。シシ氏は同日夕に緊急の声明を発表し、内務省に治安対策の強化を指示したが、3日もカイロで3件の爆発があった。

 過去1年間で、治安部隊による攻撃などで同胞団支持者ら1000人以上が死亡、1万6000人以上が逮捕された。イスラム過激派に殺害された兵士や警察官も500人を超えた。
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270チバQ:2014/07/05(土) 09:22:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140704/mds14070419130005-n1.htm

【イラク情勢】
シーア派同士が争い 統治揺らぎに拍車
2014.7.4 19:13 (1/2ページ)

3日、イラク中部カルバラで、シーア派聖職者サルヒ師を支持する民兵との衝突後、警戒にあたる治安部隊員ら(ロイター)
3日、イラク中部カルバラで、シーア派聖職者サルヒ師を支持する民兵との衝突後、警戒にあたる治安部隊員ら(ロイター)


 【カイロ=大内清】イスラム教スンニ派過激組織とシーア派主導の政府側との戦闘が続くイラクで、シーア派同士の争いが顕在化し始めている。ロイター通信などによると、1日から2日にかけ、中部のシーア派聖地カルバラで、シーア派聖職者サルヒ師を支持する民兵と、政府の治安部隊が衝突し45人が死亡した。シーア派内の分裂は、イラク統治の揺らぎに拍車をかけている。

 イラクでは、6月にスンニ派過激組織「イスラム国」が国内で攻勢を拡大させて以降、シーア派最高権威のシスタニ師が国民から志願兵を募ったり、スンニ派やクルドを含む各政治勢力に団結を呼びかける声明を相次いで発表。これに対しサルヒ師は最近、ネット上で反対を表明した。

 シスタニ師派との関係が緊張する中、サルヒ師派民兵は1日、カルバラ市内の道路を封鎖、治安部隊がサルヒ師逮捕に乗り出して戦闘となった。同師は戦闘中に自宅から逃れたという。

 サルヒ師は、シーア派の隣国イランでとられている政治体制「ベラーヤテ・ファギーフ(イスラム法学者の統治)」をイラクで実現することを目指しているとされる一方、イランからの政治的影響力の排除を主張。イラン生まれで同国と近い関係にあるシスタニ師には以前から批判的で、過去にも双方の民兵が衝突する事件などが起きていた。

 イラクでは先月、イスラム国が「カリフ制国家」樹立を宣言したほか、北部クルド自治政府も独立に向けた住民投票を実施すると表明し、国の枠組みが大きく揺らいだ状態にある。

 こうした時期にサルヒ師が、多くのシーア派信徒から尊敬を集めるシスタニ師の権威に公然と挑戦する行動に出たのは、混乱の中で自身の影響力を拡大させる狙いがあるためだ。

 一方でシーア派内では、過度な自宗派優先と強権的な政権運営がイスラム国台頭を招いたと批判されるマリキ首相に退陣を迫る動きが広がっている。ただ、後任選びはシーア派勢力同士の主導権争いなどから難航も予想されており、早期に足並みをそろえられるかは不透明だ。

271チバQ:2014/07/05(土) 09:29:56
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014070402000115.html

エジプト軍クーデター1年 道険しい治安回復














2014年7月4日 朝刊






「軍政下では民主的な決定はできない」と話すハドルディーン氏


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 【カイロ=中村禎一郎】エジプト軍による事実上のクーデターから三日で一年が経過した。主導者のシシ前軍最高評議会議長は六月に大統領に就任。治安と経済の回復を最優先課題に掲げるが、道のりは険しそうだ。


 シシ氏は前モルシ政権を支えたイスラム主義組織ムスリム同胞団をテロと結びつけ、抑圧する方針を示す。しかし、同胞団メンバーや支持者は人口八千百万人のうち千五百万〜二千万人に上るとみられている。


 シシ氏が実績を残すには、強固な政権基盤が不可欠だが、同胞団との融和を図らなければその実現は難しい。同胞団側も対抗姿勢を崩しておらず、三日のデモを呼び掛けた。


 軍政の旧ムバラク政権は二〇一一年、若者らが民主化を求めたいわゆる「アラブの春」により退陣。翌年六月、選挙でモルシ政権が誕生した。しかし、イスラム化を強く進める政策に反発が強まり、反政府デモが拡大。モルシ政権は最終的にクーデターで崩壊した。

◆軍政に反発「革命続ける」



「権力を欲して軍がクーデターを起こした」と話すファハガ氏


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 エジプト軍主導による事実上のクーデターから一年が経過するのにあたり、政府の弾圧を逃れてカタールのドーハに滞在するムスリム同胞団の幹部二人が本紙のインタビューに応じた。エジプトの元国会議員アシュラフ・ハドルディーン氏は「われわれはエジプトで本当の革命を続ける」と、シシ政権に反発。同胞団の青年代表アリ・ファハガ氏も「クーデターは軍が権力を欲した結果」と批判した。 (中村禎一郎、写真も)


 ハドルディーン氏は「シシ氏自身が問題なのではない。問題はシシ氏を操る軍だ。軍政が続く中では、決して民主的な決定はできない」と指摘。シシ氏がモルシ政権で防衛相に就いたことには、「エジプトでは軍が多くの工場を持ち、経済さえも牛耳っている。『従業員に給与を払わない』と言われたらどうするのか。そんな中で、軍が指名してきたシシ氏を外すわけにいかなかった」と解説した。


 テロとの関係については、「同胞団は基本的に暴力を否定している」と説明。「テロの不安をあおることによって誰が利益を得るのか考えてほしい」として、テロが同胞団への批判を高めるための道具に使われたとの考えを示した。


 一方、ファハガ氏は「クーデターの時を含め、これまでに五千人以上が殺され、二万五千人以上が投獄された。シシ政権と相いれることはない」と強調。「エジプト国内の若者らと協力し、さらに抗議活動を進める」と述べた。


 ただ、モルシ前大統領時代の政権運営については、意見が分かれた。ハドルディーン氏が「軍がメディアを使って同胞団の印象を悪化させる作戦を取った。運営に間違いがあったわけではない」と説明したのに対し、ファハガ氏は「われわれには経験がなかった。それなのに大統領選に候補を立てた。経験を積むために次の選挙まで待つべきだった」と振り返った。

272チバQ:2014/07/06(日) 07:10:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140705/mds14070521330006-n1.htm
少年殺害「憎悪の連鎖」 イスラエルとパレスチナ、武力の応酬に発展

2014.7.5 21:33 (1/2ページ)

4日、パレスチナ人少年の葬儀でイスラエル治安部隊と衝突し、投石するパレスチナ人=東エルサレム近郊(ロイター=共同)
4日、パレスチナ人少年の葬儀でイスラエル治安部隊と衝突し、投石するパレスチナ人=東エルサレム近郊(ロイター=共同)


 【カイロ=大内清】イスラエルとパレスチナの間で「憎悪の連鎖」が続いている。イスラエル人少年3人がパレスチナ自治区ヨルダン川西岸のヘブロン近郊で殺害されたのに続き、報復とみられる形でパレスチナ人少年が殺害された。これを発端にイスラエル治安部隊とパレスチナ住民の衝突が各地で相次ぎ、イスラム原理主義組織ハマスが支配するガザ地区ではイスラエル軍が空爆で、武装勢力がロケット弾攻撃で応酬する事態となっている。

 パレスチナ人少年の葬儀が行われた東エルサレムでは4日、参列者らが「インティファーダ(対イスラエル抵抗運動)」を叫んでイスラエルの警官隊と衝突、双方に計70人超の負傷者が出た。

 ロイター通信などによると、少年は1日夜から2日にかけてイスラエルの極右勢力に拉致され、火をつけられ殺害されたとみられる。イスラエル政府は捜査を約束、パレスチナ自治政府は暴力回避を呼びかけているが、事態沈静化の見通しは立っていない。

 これに先立ち、1日に行われたイスラエル人少年3人の葬儀にはイスラエル人数万人が参列し、一部が「アラブ人に死を」などと叫ぶ場面もあった。

 ガザではここ1週間、散発的ながら空爆とロケット弾攻撃による衝突が続いている。イスラエルとハマス側の双方とも、大規模戦闘に発展するのは避けたいものとみられ、ガザに隣接しイスラエルとも国交があるエジプトによる仲介を模索しているとされる。

 ただ、発端となった少年3人の殺害をめぐり、イスラエルのネタニヤフ首相がハマスの犯行と断定したのに対し、ハマスは関与を認めていない。双方とも相手の攻撃停止が先だと主張しており、安易に譲歩できない状態だ。

 イスラエルとパレスチナの和平交渉は4月、期限切れを迎えて頓挫。6月には分裂状態にあったパレスチナ主流派ファタハとハマスの双方が認める暫定統一政府が発足し、ネタニヤフ氏は交渉拒否を決定した。一連の事件はこうした中で起きただけに、相互不信を増幅させている。

273チバQ:2014/07/06(日) 07:10:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140705/mds14070519430005-n1.htm

【イラク情勢】
過激派組織「イスラム国」指導者重傷か 軍空爆受けシリア側へ
2014.7.5 23:14

イラク中部ディヤラ州で、過激派「イスラム国」との戦闘のため武器を持つイラク軍兵士ら=3日(ロイター=共同)
イラク中部ディヤラ州で、過激派「イスラム国」との戦闘のため武器を持つイラク軍兵士ら=3日(ロイター=共同)


 イラクの一部メディアは5日、イラク中西部アンバル州カイムのシリア国境近くで同日までにイラク軍による空爆があり、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」指導者のバグダディ容疑者が負傷したと報じた。イスラム国はこの報道を確認しておらず真偽は不明。

 報道では、空爆があったのは4日で、他のイスラム国メンバーにも死傷者が出たという。バグダディ容疑者は重傷を負い、シリア側に逃れたとしている。イスラム国は6月下旬、カイムの国境検問所を制圧した。

 一方、イスラム国は5日、短文投稿サイトのツイッターで、シリア東部デリゾール県の「全ての油田を制圧した」と表明した。

 フランス公共ラジオによると、イスラム教スンニ派の宗教権威カラダウィ師は5日、イスラム国による政教一致国家の樹立宣言を「無効だ」と非難した。(共同)

274チバQ:2014/07/06(日) 07:19:35
http://mainichi.jp/select/news/20140706k0000m030054000c.html

イラク:マリキ首相続投に意欲、連立交渉さらに難航

毎日新聞 2014年07月05日 20時05分


 【カイロ秋山信一】イスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国」の侵攻が続くイラクで、シーア派のマリキ首相が4日、続投に改めて意欲を示した。「シーア派偏重」と首相を批判するスンニ派や少数民族クルド人の反発は必至で、次期政権の連立交渉はさらに難航しそうだ。挙国一致体制の樹立が遠のき、米国が早期に本格的な軍事支援に踏み切る可能性も低下。イラク情勢は混迷の一途をたどっている。

 「退陣はテロリストに弱みを見せるだけだ」。マリキ首相は4日の声明でこう主張し、留任に強い意欲を見せた。国内外で高まる退陣論に対しても「混乱に乗じて権力を握ろうとする勢力の陰謀だ」と反発した。3日には政敵であるスンニ派のナジャフィ連邦議会前議長が、次期議長に立候補しないと表明。引き換えに首相の退陣を促したが、マリキ氏は改めて首相の座に固執する姿勢を示した。

 首相が強気なのは、自身の党派が4月の連邦議会選挙(定数328)で最多の92議席を獲得したからだ。憲法の規定では、首相は原則として最大会派から選ばれる。イラクメディアによると、次期政権の連立協議ではマリキ氏の側近を首相に擁立する妥協案も出ているが、調整は難航している。マリキ氏は強硬姿勢を貫くことで、混乱収拾を急ぎたい反マリキ派を揺さぶり、首相留任につなげたい思惑があるとみられる。

 ただ連立交渉が長引き、マリキ体制が続いた場合、戦況を好転させるのは難しいとみられる。ロイター通信によると、米軍制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長は3日、「イラク軍単独で占領地域を奪還するのは困難」との見通しを示した。「イスラム国」に協力するスンニ派部族などは、マリキ氏に強く反発しており、政府側に取り込むのは困難だ。米国も「挙国一致体制の確立」を強く求めており、マリキ首相が居座るうちは本格的な軍事支援には乗り出さない可能性が高い。

 混乱収拾の見通しがつかない中、マリキ氏の命運の鍵を握りそうなのが、後ろ盾であるシーア派国家イランだ。イランは、シーア派を敵視するイスラム国の勢力拡大を警戒しており、政治指導者間の仲裁に乗り出す可能性がある。またイランが別のシーア派指導者の首相擁立を模索しているとの報道もある。

275チバQ:2014/07/06(日) 07:21:57
http://mainichi.jp/select/news/20140706k0000m030088000c.html

第一次大戦100年:国境線の矛盾噴出

毎日新聞 2014年07月05日 22時48分(最終更新 07月06日 02時45分)




第一次世界大戦後の英仏による中東分割

第一次世界大戦後の英仏による中東分割


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 【カイロ秋山信一】紛争が続くシリアやイラクで、第一次世界大戦後に英仏露が、民族や宗派の分布を無視して人工的に引いた国境線の矛盾が1世紀の時を超えて噴出している。イラクで侵攻を続けるイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」は国境線を無視し、両国をまたいだ形で新国家を建設することを一方的に宣言。少数民族クルド人も独立に向けた動きを強めている。

 第一次世界大戦中に英仏露がオスマン・トルコ帝国の領土の分割方法を決めた「サイクス・ピコ協定」に基づき、現在の国境線の原形が生まれた。「イスラム国」が一方的に建国宣言した6月29日、インターネットの動画投稿サイト・ユーチューブに、約15分間のビデオが公開された。「サイクス・ピコの終えん」と題された映像で、「イスラム国」の戦闘員を名乗る男がシリア・イラク国境線をまたぐように立って「サイクス・ピコを破壊した」と宣言。男は「ヨルダンでもレバノンでも境界を破壊する」と述べ、侵攻拡大を警告した。

 「イスラム国」が、英仏から押しつけられた国境線を否定するのは、自らを「欧米列強支配からの解放者」と位置付け、イスラム教徒の歓心を買う狙いがある。また、イラク北部からシリア東部に至るイスラム国の実効支配地域は、同じスンニ派部族が国境をまたいで生活しており、住民にも一体化することへの抵抗感は少ないとみられる。

 もう一つ、新たな国境をつくろうとしている勢力がクルド人だ。オスマン帝国の支配から解放された後も独自の国家を持てず、英仏の都合で、トルコ、シリア、イラク、イランなどに分断された。どの国でも少数民族として扱われ、政権側による弾圧を何度も経験した。

 だが2012年夏にシリアで内戦が本格化すると、クルド人武装勢力が北東部で実効支配を拡大した。さらに今年6月にはイラクのクルド自治政府が「イスラム国」の大規模侵攻に乗じて、自治区外の油田地帯キルクークなどに進出。「クルド独立」に向けた住民投票を行う計画もある。

 イラクでは南部に多いシーア派と北部に多いスンニ派の宗派間対立も激化。国家が三分裂する可能性も浮上している。

 【ことば】サイクス・ピコ協定

 第一次世界大戦中の1916年5月、英国、フランス、ロシアが、オスマン・トルコ帝国の領土の分割方法を決めた秘密協定。大戦後はフランスが現在のシリアとレバノン、英国がイラクやヨルダン、パレスチナなどを領有し、ほぼ協定通りとなった。名称は協定の原案を作成した英仏の外交官の名前に由来する。

276とはずがたり:2014/07/06(日) 20:00:55
誰がカリフをするの?

武装勢力「イスラム国」、シリアの全主要油田を制圧
2014年07月05日 17:57 発信地:ベイルート/レバノン
http://www.afpbb.com/articles/-/3019766?ctm_campaign=must_read

武装勢力「イスラム国」、シリアの全主要油田を制圧 ×イスラム武装勢力系のal-Itisam Mediaが公開した、イラク・ニナワ(Nineveh)州とシリア・ハサカ(Hasakah)県の間に位置する非公開の場所で会談したグルジア出身の「イスラム国(Islamic State)」のアブ・オマル・シシャニ(Abu Omar al-Shishani)司令官(中央左)と、身の安全のため顔がぼかされたISIL(当時)の幹部アブ・ムハンマド・アドナニ(Abu Mohammed al-Adnani)氏(中央右)とされる人物(撮影日不明、2014年6月29日公開、資料写真)。(c)AFP/HO/Al-Itisam Media 写真写真拡大をみる 写真購入のお問合せはこちら
【7月5日 AFP】イスラム教スンニ派(Sunni)武装勢力「イスラム国(Islamic State、IS)」が、イラクと国境を接するシリア・デリゾール(Deir Ezzor)県で、シリアの主要な油田とガス田を全て制圧した。英国を拠点とする非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が4日、明らかにした。

 ISは3日夜、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の「アルヌスラ戦線(Al-Nusra Front)やその他シリアの反政府武装勢力が撤退したことを受け、同県東部の砂漠地域にあるタナク(Tanak)油田を制圧した。

 ISはこれに先立つ同日、デリゾール県にあるシリア最大のオマル(Al-Omar)油田も同様の形で制圧していた。

 戦闘を放棄したイラク軍部隊が残した重火器を奪って兵力を増したISは、シリアの石油資源の相当部分を占めるデリゾール県で、都市部を除くほぼ全域を支配下に置いたことになる。ISは先月末、シリアとイラクで制圧した地域に、カリフ統治領を樹立すると宣言した。(c)AFP

277チバQ:2014/07/06(日) 20:22:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140706/asi14070611590001-n1.htm
燃料輸送車数百台が炎上 アフガンでタリバンが襲撃、大統領選後も妨害激化
2014.7.6 11:59

炎上する燃料輸送トラック=5日、カブール郊外(ロイター)
 ロイター通信などによると、アフガニスタンの首都カブール近郊で4日夜から5日にかけ、駐車していた燃料輸送トラック数百台が放火され、炎上した。死傷者数などは不明。

 イスラム原理主義勢力タリバンは、北大西洋条約機構(NATO)部隊への燃料を補給するトラックを狙って襲撃したと犯行を認める声明を出した。アフガンでは7日に大統領選の決選投票の暫定結果が発表される予定で、選挙妨害を宣言しているタリバンが攻勢を強めている。

 攻撃にはロケット砲が使われ、200〜400台が被害に遭ったとの報道もある。現地からのテレビ映像には、激しい炎が広がる様子や、黒焦げになったタンクローリーなどが映っていた。AP通信によると、運転手の1人(35)は「武装勢力が発砲し、トラックに火を付けた。車に戻ろうとした運転手が攻撃された」と話した。(共同)

278チバQ:2014/07/07(月) 22:55:31
http://mainichi.jp/select/news/20140708k0000m030061000c.html
イスラム国:バグダディ指導者 謎多き第2のビンラディン
毎日新聞 2014年07月07日 20時46分

 【カイロ秋山信一】イラクとシリアで活動するイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」のアブバクル・バグダディ指導者を巡る情報戦が活発化している。欧米メディアでは「第2のビンラディン」とも評されるが、経歴や容姿は謎。イスラム国側はバグダディ指導者とされる映像や音声を相次いで公開しており、その「カリスマ性」を勢力拡大に利用しようという思惑がうかがえる。

 バグダディ指導者とされる男性の映像は5日にインターネット上で公開された。黒布と黒いターバンを着用し、イスラム礼拝所(モスク)で「神はムジャヒディン(イスラム聖戦士)の戦いと忍耐に勝利を与えた」と語りかけた。勝利とはシリアとイラクにまたがる地域を実効支配し、「イスラム国」の建国を一方的に宣言したことを指すとみられる。

 米政府によると、バグダディ指導者は1971年、イラク中部サマラで生まれた。イスラム過激派サイトによると、首都バグダッドの大学でイスラム学の博士号を取得し、2003年のイラク戦争時はモスクの説教師だった。04年2〜10月に駐留米軍に拘束され、その前後に過激派組織に参加したとされる。

 所属組織の指導者が相次いで米軍に殺害されたのを受け、10年5月にトップに就任。12年夏に本格化したシリア内戦に乗じて戦闘員や武器を確保し、組織を立て直した。これまでにシリア東部からイラク北部に至る広域を実効支配し、イスラム法に基づく統治を実施。6月にはイスラム教の最高指導者「カリフ」を自称し、新国家建設を宣言した。

 ただ、公開されている情報は米国とイラク政府の手配写真ぐらいしかない。米国は1000万ドル(約10億円)の懸賞金をかけてバグダディ指導者の行方を追っている。

 イスラム過激派の動向に詳しいジャーナリストによると、過激派の若者の間でバグダディ指導者の人気はアルカイダの現指導者ザワヒリ容疑者をしのぐほどという。ネットで公開された映像が本物だとすれば、カリスマ性を強調し、戦闘員の勧誘や資金集めに利用する狙いがあるとみられる。イラク政府はバグダディ指導者が軍の攻撃で負傷しており、映像は偽物だと主張している。

http://mainichi.jp/select/news/20140708k0000m030063000c.html
イスラム国:旅券まで製造か ネットに画像出回る
毎日新聞 2014年07月07日 20時52分

 【カイロ秋山信一】イスラム教過激派組織「イスラム国」が支配地向けに製作したとされる旅券の画像がインターネット上に出回っている。真偽は不明で、「建国」を正当化する宣伝工作の一環である可能性がある。中東の衛星テレビ局アルアラビーヤによると、イラク北部モスルの印刷工場で作られた可能性があるという。

 画像によると、旅券の表紙には「カリフ制イスラム国」と印字され、所持者に危害を加えた場合はイスラム国の戦闘部隊が派遣されるとのただし書きがある。イスラム国のバグダディ指導者は、イスラム教の指導者「カリフ」を自称している。

 イスラム国は6月にイラク北部に侵攻し、同国第2の都市であるモスルなどを制圧した。印刷工場は2011年にイラク政府によって建設され、今月から新しい身分証明書の印刷を始める予定だったという。

279チバQ:2014/07/07(月) 22:57:42
http://mainichi.jp/select/news/20140708k0000m030087000c.html
アフガニスタン:大統領選 元外相「元財務相側が不正」
毎日新聞 2014年07月07日 21時51分

 【ニューデリー金子淳】アフガニスタンの独立選挙委員会(中央選管)は7日夕(日本時間夜)、大統領選決選投票の暫定結果を発表する。事前の報道ではアシュラフ・ガニ元財務相(65)の優勢が伝えられているが、対抗馬のアブドラ・アブドラ元外相(53)は「組織的な不正があった」として結果の受け入れ拒否を宣言。選管やガニ陣営との対立を深めており、結果に関わらず混乱が広がる可能性が高まっている。

 選管は当初、2日に暫定結果を発表する予定だったが、約2000カ所の投票所で再集計を行うとして7日に延期。両陣営はぎりぎりまで合意の可能性を探っているとの報道もあり、今回も延期の可能性が残されている。

 4月の1回目投票では、アブドラ氏の得票率45%に対し、ガニ氏は31.6%だった。11.4%で3位だったザルマイ・ラスール前外相が決選投票でアブドラ氏支持を表明したため、決選投票でもアブドラ氏が優勢とみられていた。

 アブドラ氏が指摘するのは、ガニ氏の得票水増し疑惑だ。選管は有権者約1200万人の約6割が投票したとしているが、アブドラ氏はうち約100万票分が「水増し」され、ガニ氏の得票数に上乗せされたと指摘。6月下旬には支持者が首都カブールの大統領宮殿などで抗議デモを行う事態に発展した。

 カルザイ大統領などは、「ガニ政権」の中枢にアブドラ氏が加わることで両者の妥協を図ろうとしたとみられている。だが、ガニ氏は5日、「連立」の可能性を拒否。暫定結果の発表についても「これ以上の延期は受け入れられない」と述べた。

 一連の混乱は、民族対立に飛び火する可能性がある。ガニ氏は最大民族パシュトゥン人やウズベク人の支持を集めているのに対し、アブドラ氏は2番目に多いタジク人が支持基盤のためだ。アフガンでは年内に駐留外国軍の撤退期限を迎えるが、国家が二分されれば再び内戦状態に陥り、「テロリストの聖域」となる可能性も否定できない。

280チバQ:2014/07/07(月) 23:23:37
http://news.livedoor.com/article/detail/9016586/

産経新聞
2014年07月07日13時16分 キルギスの「誘拐結婚」に衝撃 中露が駆け引き、中央アジアの実情
 花嫁の象徴である純白のスカーフを無理やりかぶせられ、唇を曲げて嫌がるディナラさん。

 両手を取られ連行される、ピンクの上着にジーンズ姿のファリーダさん。いずれも20歳代の女性だ。

 6月に発売されたフォトジャーナリスト、林典子さんの写真集「キルギスの誘拐結婚」には、衝撃的な写真が収められていた。

 「誘拐結婚」とは、男性が見初めた女性を自宅などに連れ去り、説得できれば結婚できるというキルギスの風習だ。記者も数年前、同国南部のオシで出会った男性が、「自分もそうやって結婚した」と悪びれることもなく話すのを聞き、驚いた経験がある。

 めったに見られない現場を切り取った写真が評価され、林さんは全米報道写真家協会やフランス世界報道写真祭などで賞を授けられた。「ありえない人権侵害だと思うが、男性側だけの責任ではない。連れ去り後は男性の親類の女性や女友達も説得に加担している。男尊女卑などという単純な構図ではなく、社会の問題だと思う」。2年前から2度、合計で半年間にわたり現地で暮らして誘拐結婚について考え続けた林さんは、こんな結論に達したという。

 キルギスは中央アジアと呼ばれる5カ国の一つだ。いずれもソ連崩壊で独立した国々で、日本で広く知られた地域とはいえないが、国際情勢を考える上で実情を知っておくことは有益だ。

 たとえば、中国と中央アジアをめぐるウイグル人の問題だ。習近平政権下の中国でしばしばテロを起こしているとされるウイグル人は、中国に次いでカザフスタン、ウズベキスタン、キルギスに多く住んでいるとされ、その数は3カ国で計30万〜40万人といわれる。

 「権力の周辺は中国からの賄賂に首まで漬かっている」。カザフの古都アルマトイでかつて、野党幹部からこんな声を聞いた。中国はナザルバエフ大統領(73)を頂点とする政権をたぶらかし、莫大(ばくだい)なエネルギーをカザフから輸入しているというのだ。

 取材で知り合った中国人記者は、中国が中央アジア各国と経済協力を進める目的の一つは「治安の安定だ」と断言した。中国は国内西部とその周辺国のウイグル人の「反中連携」を恐れているとされ、先に指摘された賄賂には“分断工作協力費”の意味合いもあるのかもしれない。

 また、ウズベキスタンではカリモフ大統領(76)の長女が今年に入り自宅で軟禁状態に置かれ、6月下旬には通信も制限されたとの報道が出た。外交官などを務めた長女は大統領の後継候補と目されており、権力闘争が起きている可能性をうかがわせる。

 カザフスタンやウズベキスタンは中央アジアの大国で、ソ連崩壊以降の20年以上もの間、同じ人物が大統領を務める独裁体制が続いていることでも共通している。有力な後継者がいない中で不測の事態が起きれば、民族の対立が起きかねないとの見方も聞いた。

 中露が駆け引きを展開する中央アジアはイランやアフガニスタンとも隣接しており、その動向に欧米の思惑がにじみ出ることもある。地政学上も重要な地域なのだ。(佐藤貴生)

281チバQ:2014/07/07(月) 23:26:20
http://mainichi.jp/select/news/20140707k0000e020047000c.html
カシオ:中東で人気 聖地メッカの方角指し示す腕時計
毎日新聞 2014年07月07日 09時36分(最終更新 07月07日 11時44分)


拡大写真 ◇「祈りの時間」通知機能も
 カシオ計算機が販売しているイスラム教の聖地メッカの方角を指し示す時計が、中東地域で人気を集めている。ボタンを押せば秒針がメッカを示すという仕組みだが、日本の技術なくしてはできなかった製品だ。

 イスラム教徒にとって、1日5回のメッカへ向けたお祈りは欠かせない。中東地域では正しい方角を指し示すポスターがあちこちに掲示され、時間になると街頭のスピーカーが知らせてくれる。だが世界を駆け回るビジネスマンや旅行者は、自分で時間と方角を調べないといけない。

 カシオは1993年、方位計機能付きのアウトドア用腕時計を世界で初めて発売。応用先を模索する中で出てきたアイデアが、この時計だった。

 メッカの方向を指し示す機能をつけたデジタル時計を97年に発売すると好評を博し、2012年には現在のアナログ時計にリニューアルした。価格は日本円で5000〜7000円。お祈りの時間を知らせたり、イスラム暦で日付表示したりする機能もある。同様の機能を持つ時計は、今もカシオ以外からは販売されていない。

 苦労したのはお祈りする時間の算出だ。毎日同じ時間ではなく、太陽の位置によって決まる。「影が自分の身長の2倍になってから日没までの時間」というように、場所や季節で変わってくる。モジュール開発部の三宅毅さんは国内のイスラム寺院を訪れたり、サウジアラビアの販売代理店に問い合わせたりして調べた。「お祈りの時間が間違っていたら大問題。検証には時間をかけた」と話す。計算方法は複数あるため、10通りに対応。世界70都市をプリセットした。

 バンドも高級感のあるメタルなど6パターンを用意した。腕時計は年数万個売れれば「ヒット」とされるが、新モデルは30カ国で40万個も売れた「大ヒット」となっている。【高橋直純】

 ◇65%は海外での売り上げ
 「G−SHOCK」など高機能なデジタル時計で人気を集めているカシオ計算機は、東南アジアなど海外での売り上げが65%を占めている。2012年には、若者向けにDJやスケートボーダーらが登場する「G−SHOCK」関連イベントをアラブ首長国連邦で開催。13年には同国に販売会社「カシオミドルイースト」を開設するなど、中東地域での販促活動にも力を入れている。

282チバQ:2014/07/07(月) 23:28:13
http://www.afpbb.com/articles/-/3019781
「イスラム国」指導者の動画公開、支持と助言を求める
2014年07月06日 08:50 発信地:バグダッド/イラク

【7月6日 AFP】イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派「イスラム国(Islamic State、IS)」が6月に制圧したイラク北部の都市モスル(Mosul)で、自らをカリフ(預言者ムハンマドの後継者)と主張する同勢力のアブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)指導者が初めて公の場に姿を現し、自らに従うようイスラム教徒に求める様子を捉えた動画が5日、公開された。

 イラク北部の5県にまたがる一帯と首都バグダッド(Baghdad)の西を制圧したイスラム国を率いるバグダディ指導者の正体は、これまで謎に包まれていた。

 動画には、黒い長衣とターバンを身に着け、白髪交じりのあご髭を生やしたかっぷくの良い男性が、モスル中心にあるヌール(Al-Nur)モスクでの金曜礼拝で演説を行う様子が写っている。

 バグダディ指導者とされるこの男性は、「私は、あなた方の中で最良の人物ではないが、あなた方を統括する指導者だ。だからもし私が正しいと思うなら私を支えてほしい」と述べた上で、「もし私が間違っていると思うなら、私に助言し、正しい方向に向かわせてほしい。そして私が神に従う限り、私に従ってほしい」と呼びかけた。(c)AFP/Prashant RAO

283チバQ:2014/07/07(月) 23:30:47
http://www.afpbb.com/articles/-/3019766
武装勢力「イスラム国」、シリアの全主要油田を制圧
2014年07月05日 17:57 発信地:ベイルート/レバノン

【7月5日 AFP】イスラム教スンニ派(Sunni)武装勢力「イスラム国(Islamic State、IS)」が、イラクと国境を接するシリア・デリゾール(Deir Ezzor)県で、シリアの主要な油田とガス田を全て制圧した。英国を拠点とする非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が4日、明らかにした。

 ISは3日夜、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系の「アルヌスラ戦線(Al-Nusra Front)やその他シリアの反政府武装勢力が撤退したことを受け、同県東部の砂漠地域にあるタナク(Tanak)油田を制圧した。

 ISはこれに先立つ同日、デリゾール県にあるシリア最大のオマル(Al-Omar)油田も同様の形で制圧していた。

 戦闘を放棄したイラク軍部隊が残した重火器を奪って兵力を増したISは、シリアの石油資源の相当部分を占めるデリゾール県で、都市部を除くほぼ全域を支配下に置いたことになる。ISは先月末、シリアとイラクで制圧した地域に、カリフ統治領を樹立すると宣言した。(c)AFP

284とはずがたり:2014/07/08(火) 14:00:00
>>276

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%95
カリフの条件

スンナ派イスラーム法学者によれば、一般にカリフの資格として求められるのは次のような条件である。
男性であること
自由人であること
成年者であること
心身両面で健全であること
公正であること
法的知識を持つこと
賢明であること
イスラームの領土の防衛に勇敢かつ精力的であること
クライシュ族の男系の子孫であること
ただし現実には、これらの条件のいくつか(成年者であることなど)はしばしば無視された。例えばオスマン帝国はテュルク系の部族によって設立された王朝であるためムハンマドの部族であるクライシュ族の男系であることはありえない。またハワーリジュ派やムータジラ派は「たとえ奴隷や黒人であっても」全てのイスラーム教徒がカリフたりうると主張した。

クライシュ族
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%83%A5%E6%97%8F

クライシュ族は4世紀頃からメッカ近郊を勢力圏として遊牧および交易を行っていたアラブ人の部族であり、イスラム教の創始者である預言者ムハンマドの出身部族として知られている。その一方でクライシュ族はムハンマドの布教活動を迫害し続けたイスラームの敵対者でもあり、クルアーンの中にもクライシュ族はしばしば登場する。その系譜は紀元前よりアラブ世界をカフターン族と二分していたアドナーン族にまで遡ることができ、アドナーン族はアラム人がアラブ化した民族であるとされている[1]。クライシュとはサメを意味するキルシュという語が元であり、他者を捕食するが自身が捕食されることはないサメの圧倒的な強さを指し示している[2]。現代においても、ヨルダン王国[3]やモロッコ王国[4]などではクライシュ族の末裔を国王としている。

285とはずがたり:2014/07/08(火) 14:14:12
>>283
アフガンやパキスタンのタリバンもそうだったけどイスラム過激派って強いよねぇ。。
あちらはアフガン内戦の影響で,今回同様武器出回ってたってことだろうし厳格なイスラム法支配は近代の人権社会に対立するものだけど,近代列強が勝手に引いた国境を無効化する動きは興味深い。。

デリゾール県の地図はこちら。

イスラム国:シリア最大「オマル油田」も制圧
毎日新聞 2014年07月04日 11時18分(最終更新 07月04日 11時41分)
http://mainichi.jp/select/news/20140704k0000e030168000c.html

シリア・デリゾール県の位置
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/int_poli/001.jpg
https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B6%E3%82%A6%E3%83%AB/@35.238331,40.2830549,8z/data=!3m1!4b1!4m2!3m1!1s0x1548153314d3dbad:0x9d5a68804221c27f

 【カイロ秋山信一】在英のシリア反体制派組織シリア人権観測所によると、イスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国」は3日、シリア東部デリゾール県にある同国最大の油田などを制圧した。「イスラム国」はイラクでも油田地帯を攻撃しており、燃料確保や資金源の拡大に向けて、着々と支配地域を拡大している。

 人権観測所によると、「イスラム国」は、国際テロ組織アルカイダ系の「ヌスラ戦線」の支配下にあったオマル油田を新たに制圧した。ロイター通信によると、オマル油田は日量7万5000バレルの生産能力があり、昨年11月からヌスラ戦線が占拠していたという。

 デリゾール県では今春以降、イスラム国とヌスラ戦線の激しい抗争が続いていた。だがヌスラ戦線は3日までに、県都デリゾールに近い拠点マヤディンからも撤退。これで「イスラム国」は、アサド政権の支配下にあるデリゾールを除く県全域をほぼ掌握した。

 反体制派活動家によると、「イスラム国」は既に北部ラッカ県や隣国イラク北部でも油田やパイプラインを制圧し、密輸や業者への横流しによって利益を得ており、オマル油田が新たな有力な資金源になる可能性もある。

286チバQ:2014/07/08(火) 19:02:12
http://mainichi.jp/select/news/20140708k0000m030125000c.html
アフガン大統領選:ガニ元財務相が過半数 暫定結果
毎日新聞 2014年07月08日 00時49分(最終更新 07月08日 01時14分)

 【ニューデリー金子淳】アフガニスタンの独立選挙委員会(中央選管)は7日、大統領選決選投票の暫定結果を発表した。アシュラフ・ガニ元財務相(65)が過半数の56.4%を得票。アブドラ・アブドラ元外相(53)は43.6%だった。選管は不服申し立ての審査を経て結果を確定させる。ガニ氏が当選する可能性が高まったが、アブドラ氏は「組織的な不正」があったとして結果の受け入れを拒否しており、混乱が広がる可能性が高まっている。

 選管によると、有権者約1200万人のうち約820万人が投票。ガニ氏はこのうち約448万票を得票し、アブドラ氏に100万票以上の差を付けた。ただ、選管は「これは最終結果ではない。結果は変わる可能性がある」と強調。両陣営に平静を保つように訴えた。

 選管はまた、一部の治安部隊や投票所スタッフらによる不正を認めた。アブドラ陣営の関係者は暫定結果の発表後、地元テレビで「適正な調査が行われない限り結果を受け入れない」と述べた。

 4月の1回目投票では、アブドラ氏の得票率45%に対し、ガニ氏は31.6%。11.4%で3位だったザルマイ・ラスール前外相が決選投票でアブドラ氏の支持を表明したため、決選投票でも同氏が優勢とみられていた。

 しかし、投票後に報道で「ガニ氏有利」が伝えられると、アブドラ氏は選管幹部らによる「組織的な不正」を糾弾。約100万票が「水増し」され、ガニ氏の得票数に上乗せされたと主張し、6月下旬には支持者が首都カブールの大統領宮殿などで抗議デモを行う事態に発展した。

 一連の混乱は、民族対立に飛び火する可能性もある。ガニ氏が最大民族パシュトゥン人やウズベク人の支持を集めているのに対し、アブドラ氏は2番目に多いタジク人が支持基盤。年内に駐留外国軍の撤退期限を迎えるのを前に国家が二分されれば、アフガンが再び「テロリストの聖域」となる可能性もある。

287チバQ:2014/07/08(火) 19:03:44
http://www.afpbb.com/articles/-/3019918?ctm_campaign=topstory
不正疑惑のアフガン大統領選、暫定勝利はガニ氏
2014年07月08日 07:05 発信地:カブール/アフガニスタン

【7月8日 AFP】アフガニスタン大統領選の決選投票の暫定結果が7日発表され、世界銀行(World Bank)のエコノミストを務めた経験を持つアシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)元財務相の得票数が対立候補を上回った。しかしこの開票結果をめぐり、不正の疑いが論争に発展する恐れがあり、情勢の不安定化を懸念する声が高まっている。

 先月14日に行われた決選投票の得票率は、ガニ氏が56.4%だったのに対し、対抗馬のアブドラ・アブドラ(Abdullah Abdullah)元外相は43.5%だった。ハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領の後任を決めるため、8人が立候補して今年4月に行われた1回目の投票時とは逆転する結果となった。

 選管当局は、1350万人と推定される有権者のうち予想を大きく上回る800万人以上が投票したとしており、この投票率の不自然なまでの高さを根拠に両陣営が相手側の不正行為を激しく非難し合うのは必至とみられる。

 独立選挙委員会(Independent Election Commission、IEC)の委員長は記者団に対し、「選挙過程に不正や違反がなかったとは言い切れない」として、治安部隊の他、知事ら自治体トップを含む政府関係者の関与を否定できないことを明かした。

 同委員長はさらに、この暫定結果の監査と不正があったとする申し立ての裁定を経て今月24日ごろに正式結果が出される見通しだとして、「暫定結果は選挙勝利者を確約するものでは決してない。結果が覆ることもあり得る」としている。

 アフガニスタンの次期大統領は、旧支配勢力タリバン(Taliban)と13年間戦ってきた米軍主導部隊が完全撤退し、国際援助の減少に伴って経済が低迷する難しい時期に同国のかじ取りを担うことになる。(c)AFP/Mushtaq MOJADDIDI

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140708/amr14070809520003-n1.htm
アフガン大統領選に「深刻な不正の疑い」 米政府報道官が表明
2014.7.8 09:52
 【ワシントン=加納宏幸】米国務省のサキ報道官は7日、アフガニスタン大統領選の決選投票で選挙管理委員会が発表した暫定結果について「深刻な不正の疑いが持ち上がっており、まだ適切な調査が行われていない」とする声明を発表した。同国選管のヌーリスタニ委員長も7日の記者会見で不正があったことを明らかにしていた。

 声明は、米政府として特定の候補者を支持していないことを重ねて強調。暫定結果を「最終的で信頼性のある数字ではなく、選管によって変更される可能性がある」と指摘した。

 また、首位となったガニ元財務相とアブドラ元外相の双方の陣営や支持者に対しては、挑発的な言動を行わず、不服申し立て委員会の審査に協力するよう求めた。その上で「米国による支援の継続は、アフガニスタンの団結と選挙結果の信頼性にかかっている」と強調した。

288チバQ:2014/07/08(火) 19:10:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140708/mds14070813050006-n1.htm
イスラム国「カリフ制宣言」 反発浴びつつアラブの春の幻に代わる恐れも
2014.7.8 13:05 (1/3ページ)

5日、インターネット上で公開された「イスラム国」指導者のバグダーディ容疑者とされる人物の映像(AP)
 イラクとシリアにまたがる制圧地域でイスラム国家樹立を宣言した過激派組織「イスラム国」は、カリフ(預言者ムハンマドの後継者)となったアブバクル・バグダーディ容疑者が自らへの忠誠(バイア)を信徒に求めた説教の映像を初めて公表した。スンニ派内から反発はあるものの、カリフ制を宣言した「イスラム国」の伸長は、イラクのみならず「アラブの春」の果実が不確かになりつつある地域全体にも長期的に影響を残しかねない。

 バグダーディ容疑者は映像の中で「(カリフという)重責は私には荷が重い。私が誤った道を進んだら助言したまえ。そして私が神に服従する限り、あなた方は私に従いなさい」と述べ、長年、聖戦を戦ってきた報償として神がカリフ制の再興という目標を達成させてくれた、との考えを示した。

 説教は4日、「イスラム国」が陥落させたイラク北部モスルでの金曜礼拝で行われたとされ、翌5日にネット上で公表された。バグダーディ容疑者は「カリフ・イブラヒム」と呼ばれている。

 過激派である「イスラム国」による唐突な宣言に対しては、予想通り、スンニ派からも拒絶反応が出た。

 エジプトのムバラク政権時代からカタールに事実上の亡命状態にあった有力イスラム法学者、ユーセフ・カラダーウィー師は5日、声明を出し、「カリフ制の再興はわれわれが皆、待ち望んでいることだ」としつつも、「残虐非道な行為と過激な思想で知られるグループによるカリフ任命は厳密なイスラム法の解釈によれば、まったく無効である」と切り捨てた。

 また、スンニ派の最高学府とされるエジプトのアズハル機構の法学者は「カリフ制は暴力で再興できない。国を占領し、住民を殺戮(さつりく)するのは、イスラム国家ではなくテロリストの行為だ」と非難した。シリア内戦で「イスラム国」の前身、「イラク・レバントのイスラム国」と勢力争いを続けてきた過激派組織や、ヨルダンの国際テロ組織アルカーイダ系宗教指導者もそろってカリフ宣言を拒否している。

 一方、英BBC放送などによると、「イスラム国」はイラク北部や西部の主要都市を影響下におさめ、スンニ派住民の支援を受けた補給線を確保しつつあるようだ。シーア派の聖廟(せいびょう)などを次々と破壊しているという。また、シリアでは4日までに東部デリゾール県の油田地帯を制圧したと伝えられた。

 イラク中央政府はシーア派のマリキ首相の続投をめぐり混乱を続け、米政府はスンニ派有力政治家や北部のクルド人勢力も含めた「挙国一致体制」構築を説いているものの、一向に成果はみえてこない。

 現状において「イスラム国」の勢力伸長は続いているようにみえるが、戦闘の行方は予断を許さず、カリフ・イブラヒムをいただく「イスラム国」が中長期的に存続し得るのか不透明ではある。

 しかし、今回の事態が突きつけた課題は、第一次世界大戦後、オスマン帝国領分割のために列強によりアラブ世界に押し付けられた人為的な国境と「領域国家」の打破を唱える運動が、宗派対立を続けるイラクや熾烈(しれつ)な内戦が続くシリアという舞台で、曲がりなりにも、その主張を実現してしまったという点だ。

 「カリフ制の再興なくしてイスラム世界の復興なし」という考え方は、先のカラダーウィー師の声明にもみられるように、方法論はともかく、イスラム世界に通底している。アラブの一般大衆の多くはまだ、そうした意識に目覚めているわけではない。だが、「アラブの春」による民主化への期待が裏切られ続ける現状に民衆が不満を募らせ、本格的なカリフ制再興の夢を次のよりどころとするようになれば、現存のアラブ為政者や現在の国際秩序に立つ米欧に対する未曽有の挑戦となろう。

(村上大介)

289チバQ:2014/07/09(水) 02:11:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140708/mds14070823450008-n1.htm
がれきの家、流血、黒煙…イスラエル軍の空爆に恐怖募らす市民
2014.7.8 23:45

8日、パレスチナ自治区ガザでは、イスラエル軍による空爆で炎と黒煙が上がった(ロイター)
 がれきと化した住宅、血だらけで運ばれる女性。「どうすればいいのか」−。イスラエル軍が8日、イスラム原理主義組織ハマスのロケット弾攻撃への報復としてパレスチナ自治区ガザへの空爆を本格化させた。子どもや女性にもけが人が続出し、ガザに住む市民は恐怖を募らせた。

 中東の衛星テレビは各地でもうもうと立ち上る黒煙を映し出し、空爆の被害がハマスとは無関係の一般市民の住宅や車、農地にまで広がったと報じた。ガザの当局者は「けが人のほとんどは市民だ」とイスラエルを非難した。

 8日未明には暗闇の中、消防車や救急車がサイレンを鳴らして行き交い、血を流し担架に乗せられた人々が次々と運ばれた。空爆で全壊したとみられる民家を後片付けする人の姿も見られた。(共同)

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290チバQ:2014/07/09(水) 02:18:49
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2014070800856
元外相「独自政権」樹立も=大統領選の混乱に拍車−アフガン
8日、アフガニスタンの首都カブールで開かれた集会で演説する大統領選候補のアブドラ元外相(EPA=時事) 【ニューデリー時事】6月に実施されたアフガニスタン大統領選挙の決選投票で、暫定結果で劣勢が伝えられたアブドラ元外相は8日、首都カブールの支援者集会で「われわれが真の勝者だ」と述べ、独自の政権を樹立する可能性を示唆した。
 この発言が選挙をめぐる混乱に拍車をかけるのは必至。国家分裂を恐れる米国などが、対アフガン支援を停止する可能性もある。
 7日公表された決選投票の暫定結果によると、アブドラ氏はガニ元財務相に約100万票の大差をつけられた。これに対しアブドラ氏は、選管幹部らが票の水増しを指示している映像などを公開し、大規模な不正が行われたと主張。徹底的な調査の上で再集計するよう要求し、選挙の正当性を主張するガニ氏との協議は平行線をたどっている。(2014/07/08-20:32)

291とはずがたり:2014/07/09(水) 10:43:24
>>288
西ローマ帝国はEUが東ローマ帝国はロシアが,大清帝国は中国が曲がりなりにも存在しているのにイスラーム帝国はオスマントルコの解体以降再興されてないからなぁ。。
アメリカ帝国は石油覇権もあって許さないだろうけど巨大な帝国があれば域内的には安定するわな。

292チバQ:2014/07/09(水) 22:10:41
http://www.afpbb.com/articles/-/3020114
アフガニスタン大統領選、アブドラ氏の勝利宣言で混乱拡大
2014年07月09日 16:08 発信地:カブール/アフガニスタン

【7月9日 AFP】アフガニスタン大統領選挙の決選投票をめぐり、アブドラ・アブドラ(Abdullah Abdullah)元外相が8日、暫定結果の集計で自分の得票を低くする不正があったとした上で、勝利宣言をした。大統領選の混乱を受けてアフガニスタンでは治安悪化や民族対立の高まりが懸念されている。

 アブドラ氏は8日に首都カブール(Kabul)で行われた集会で、支持者数千人を前に演説。大統領職を勝ち取るために争うことを宣言した上で、「並行政府」の樹立を求める熱心な支持者らに自制を促した。

 演説の前には、舞台上に掲げられたハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領の巨大な写真が破られる一幕があり、対立候補のアシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)元財務相を優勢とした7日発表の暫定結果に対するアブドラ氏支持者らの激しい怒りがあらわになった。

 米軍主導の5万人規模の北大西洋条約機構(NATO)軍が旧支配勢力タリバン(Taliban)との戦いから撤退を進め、国際社会からの援助資金が減少する中、アフガニスタンは権力移行の困難な時期に直面しており、アブドラ、ガニ両氏は国の団結を呼び掛けている。(c)AFP/Usman SHARIFI

293チバQ:2014/07/09(水) 22:40:00
http://mainichi.jp/select/news/20140709k0000e030231000c.html
中東情勢:突然空爆された ガザ地区、市民被害拡大
毎日新聞 2014年07月09日 12時16分(最終更新 07月09日 14時18分)


 パレスチナ自治区ガザ地区を拠点とするイスラム原理主義組織ハマスはイスラエルとの戦闘が本格化した8日未明以降、120発近くのロケット弾を発射した。イスラエル最大の商業都市テルアビブや、イスラム教やユダヤ教の聖地エルサレムにも着弾し、2人が負傷した。これに対しイスラエル軍はガザ地区約200カ所を空爆。「民間人被害の回避」を強調しているが、子供2人を含む23人が死亡、100人近くが負傷し、市民の犠牲拡大が懸念されている。【ジャバリア(パレスチナ自治区ガザ地区北部)で大治朋子】

 8日午前、ガザ北部のカマル・アドワン病院を訪ねると、救急車が次々と負傷者を運び込んでいた。病院周辺ではイスラエル軍の空爆で「ドーン」という爆発音が断続的に響き、そのたびに市民が「今度はどこだ」と黒煙の上がる方向を確かめていた。

 腰や足の手術を受けたばかりのムハンマド・ユーセフ・ガベンさん(16)は母親のイタフさん(41)と叔父のアラ・アデルさん(36)に付き添われ、ベッドの上で痛みに顔をゆがめていた。ガベンさんは最近学校が夏休みに入り、叔父の農作業を手伝っていた。「野菜を収穫していたら突然爆発が起きて、その後はよく覚えていません」。小さな声でそうささやき、あとは痛みで押し黙った。

 イスラエル軍は民間人被害を最小限にするため、空爆の直前には電話やパンフレットで避難を促していると強調している。

 だが叔父のアラ・アデルさんらによると、8日午前11時前ごろ、家族ら12人で収穫中に、突然、畑を空爆された。ガベンさんの近くにいた兄(24)は爆発で吹き飛ばされ、集中治療室で手術中だという。「私はハマスの戦闘員ではないし、ましてやこの子はただの学生です」。アラ・アデルさんはそう言って怒りをあらわにした。

 ガザ地区は2007年にハマスが制圧。イスラエルは以来、物と人の往来を規制する封鎖政策を続けている。このためガザ側は隣国エジプトとをつなぐ密輸トンネルを作り、安価な食品などを搬入してきた。しかし昨年夏のエジプト政変で誕生した軍事政権にトンネルを破壊され、困窮の度を深めている。

 地元の保健省担当者は、「病院では必要な医療品や医薬品の25%が欠如し、救急車はガソリン不足で半数しか稼働できていない状況」と話す。イスラエルはハマスがさらにロケット弾攻撃を続けた場合、地上戦突入の可能性も否定していない。保健省担当者は「地上戦になれば、被害は恐ろしく甚大になる」と強い懸念を示した。

294チバQ:2014/07/09(水) 23:29:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140708-00000132-mai-m_est
<アフガン大統領選>ガニ元財務相が56.4% 暫定結果
毎日新聞 7月8日(火)23時23分配信

 【ニューデリー金子淳】アフガニスタンの独立選挙委員会(中央選管)は7日、アシュラフ・ガニ元財務相(65)が過半数の56.4%を得票したとする大統領選決選投票の暫定結果を発表した。43.6%だったアブドラ・アブドラ元外相(53)は8日、数千人の支持者を前に、選挙の不正を主張。「我々の側が勝利した」と述べ、独自政権の樹立を求める声について「無視することはできない」と話し、数日以内に自身の考えを明らかにする方針を示した。

 一方、米国のケリー国務長官は7日、カブールの米国大使館を通じて出した声明で「重大な懸念」を表明。「違法な手段で権力を掌握しようとすれば国際社会は支援を見直す可能性がある」と独自政権を樹立する動きをけん制した。

 選管によると、有権者約1200万人のうち約820万人が投票。アブドラ氏が「勝利」を宣言したことで、混乱が広がる可能性がある。

 選管は22日に最終結果を確定させる予定だが、ずれ込む可能性もある。

296チバQ:2014/07/10(木) 19:59:33
http://mainichi.jp/select/news/20140711k0000m030066000c.html
イエメン:シーア派武装組織が州都制圧 宗派間抗争激化
毎日新聞 2014年07月10日 19時54分

 【カイロ秋山信一】イエメン北部に拠点を置くイスラム教シーア派武装組織「フシ」が8日、首都サヌアの北西約50キロにあるアムラン州の州都アムランを制圧した。中東の衛星テレビ局アルジャジーラが報じた。政府軍は空爆などで反撃している。イエメンでは5月以降、フシとスンニ派主体の軍や民兵組織との戦闘が激化し、少なくとも300人が死亡。シリアやイラクに続きイエメンでも宗派間抗争が激化している。

 イエメンメディアによると、アムラン州では5月中旬から、フシと政府側との戦闘が激化した。一時は停戦が成立したが、6月下旬に戦闘が再開。政府はアムランからの退去をフシに要求している。フシは「過激派と戦っているだけだ。政府と争うつもりはなく、サヌアも攻撃しない」と主張している。フシには地元部族の一部も加勢しており、背景には部族間の勢力争いも絡んでいる模様だ。

 イエメンでは今年2月、将来的に連邦制を導入することが決まった。フシは北部の山岳地帯を拠点にしているが、連邦化した際の区割りを有利にするため、実効支配地域の拡大を図っているとみられる。イエメン政府は、シーア派国家イランがフシを支援していると非難しているが、イランは関与を否定する。

297チバQ:2014/07/11(金) 21:19:52
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014071102000118.html
「イスラム国」攻勢1カ月 掃討足踏み イラク新政権樹立進まず
2014年7月11日 朝刊


 【カイロ=中村禎一郎】イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」がイラク第二の都市モスルを制圧し、攻勢を本格化させてから十日で一カ月が経過した。スンニ派勢力の多いイラク北西部を掌握する「イスラム国」に対し、政府側は新政権樹立のめども立っておらず、掃討は難しい状況だ。

 「イスラム国」はモスル掌握後、首都バグダッドの北方六十キロ付近まで南進したが、現在は動きが止まっている。バグダッドの評論家ラウィ氏は「イラク軍がロシアから購入したスホイ25攻撃機を投入し、首都の守りも固めている今、首都攻撃が難しいことは『イスラム国』も知っている」と分析し、首都攻撃はしばらくないとの見方を示す。

 「イスラム国」は先月二十九日にアブバクル・バグダディ指導者を「カリフ(預言者ムハンマドの後継者)」とするイスラム教国家の建国を宣言。「イスラム国」の軍事作戦には、シーア派を重用するマリキ政権に反発する旧サダム・フセイン時代の軍人やバース党員、スンニ派の地元部族などが参加しているとされる。

 ラウィ氏は「各勢力がまとまっているただ一つの動機は反マリキだから」と指摘。イスラム教国家の建国を目標としない勢力は多いとみられ、「いずれ『イスラム国』側の勢力同士が互いに戦うことになるのは間違いない」と推測する。

 一方、四月の選挙を受け、連邦議会が一日に開会したが、マリキ政権が目指す新政権樹立も難航している。首相三選を目指すマリキ氏に対し、退陣を求める反マリキ勢力が反発。議会は初日から休会となり、十三日に予定される議会再開も、調整の難航で変更される可能性がある。

298チバQ:2014/07/11(金) 21:23:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140711/mds14071120540008-n1.htm
エジプト、仲介の動き鈍く ガザ衝突 クーデターでハマスとの関係悪化
2014.7.11 20:54 (1/2ページ)

ガザ地区南部で11日、イスラエル軍の空爆で破壊された家屋のがれきを取り除き、生存者を捜す人々(ロイター)
 【カイロ=大内清】8日に始まったイスラエルとイスラム原理主義組織ハマスとの戦闘は、仲介役に期待されるエジプトが目立った動きを見せず、停戦交渉の兆しが見えない状況にある。今年6月に発足したシーシー政権が、ハマスやその源流のムスリム同胞団と敵対関係にあるためだ。

 エジプト外務省のアブデルアティ報道官は9日、同国がイスラエルとハマス双方と接触しているとはしつつも、現時点では「(停戦に向けた)仲介は行っていない」と明らかにした。

 ガザに隣接しイスラエルとも平和条約を結ぶエジプトは、2012年11月の大規模戦闘で停戦を仲介。同胞団を出身母体とする当時のモルシー大統領が、ガザに首相を派遣するなどしてハマス寄りの立場を取り、交渉はハマス有利に進んだ。結局、このときはイスラエルが国際的な圧力により停戦を受け入れた。

 エジプトでは昨年7月、クーデターでモルシー政権が崩壊。その後の暫定政権や現在のシーシー政権は同胞団メンバーらの大量摘発を行った。ハマスに対しても、東部シナイ半島とガザを結ぶ密輸トンネルを破壊することで軍事物資の補給を遮断するなど、経済的な締め付けを強めてきた。

 以前に比べ弱体化が著しいハマスとしては戦闘長期化は避けたいのが本音。一方のイスラエルは、ハマスのロケット弾攻撃停止が停戦の前提と主張している。

 ハマス軍事部門の報道官はこれに対し、(1)ガザへの攻撃停止(2)イスラエルが11年に釈放し最近、再拘束したパレスチナ人の解放(3)ハマスとパレスチナ主流派ファタハが進める和解への妨害禁止−などを要求。ムバラク政権期から緊密な関係にあるエジプト情報機関を通じ、交渉を模索しているともいわれる。

 ただ、クーデター後のエジプトは「情報機関レベルでも対ハマス関係が希薄化している」(外交筋)とされる。シーシー政権は、今回の戦闘でハマスがさらに弱体化するのを望んでいるとの見方もあるだけに、仲介に乗り出した場合でも早期の合意に結びつけられるかは不透明だ。

299チバQ:2014/07/11(金) 21:31:30
http://mainichi.jp/select/news/20140712k0000m030034000c.html
エジプト:大統領、財政改革を連発…不満の声も
毎日新聞 2014年07月11日 19時24分

 【カイロ秋山信一】エジプトのシシ大統領(59)が8日、就任1カ月を迎えた。財政難解消に向けて、懸案だった補助金削減に着手し、富裕層に対する課税も強化した。一方で貧困層支援のために低価格で生活必需品を提供する制度を拡充するなど、矢継ぎ早に改革を打ち出した。ただ事前の周知がないままガソリンや電気が大幅に値上がりし、バス業者などからは不満の声も上がっている。

 「なぜ突然、値上げするのか。対応しきれない」。7日、首都カイロのガソリンスタンドで給油していたバス運転手のサイード・ムバラクさん(53)が嘆いた。燃料補助金の削減は今月4日、予告なしに実施された。軽油は1リットル1.1エジプトポンド(約16円)から1.8ポンド(約26円)と約6割上昇。カイロ−アレクサンドリア間で運行するバスの片道運賃を30ポンドから32ポンドに上げたが、軽油の値上がり分をまかなえないという。「これ以上、運賃を上げれば逆に客が離れる」と途方に暮れる。

 シシ大統領は就任後、財政改革を次々と打ち出した。燃料補助金の削減で、ガソリンは5〜6割値上がり。ガスや電気代も最大8割程度上がる見込みだ。政府補助が適用される低価格のパンの購入にも1人月150枚の上限を設けた。自身の支持基盤の富裕層にも負担を求め、株式売却益やアルコール類、たばこなどに対する課税を強化。また、貧困層対策として、政府が市価の6〜7割で食品などを提供する配給制度を拡充。対象を米、油、砂糖の3品目から、小麦粉、茶、肉類など20品目に広げた。

 不満の声も上がるが、シシ大統領は「人気取りなど考えている余裕はない。補助金削減は国の債務削減のために絶対に必要だ」と強調した。

 エジプトは2011年の革命後、治安の混乱が続き、主要産業の観光業や海外からの投資が低迷。外貨準備高が減少して、燃料を十分に輸入できなくなり、停電や軽油不足が頻発。モルシ前政権の人気が低迷し、軍事クーデターで政権が転覆する一因となった。

 昨年7月の軍事クーデター後、サウジアラビアなどから120億ドル(約1兆2000億円)の援助を受けて急場をしのいできたが、歳出の約25%を占める補助金の削減は必須との見方が強かった。

300チバQ:2014/07/11(金) 21:32:27
http://mainichi.jp/select/news/20140712k0000m030092000c.html
ガザ:「被害、女性と子供ばかり」…ハマス幹部は地下潜伏
毎日新聞 2014年07月11日 21時17分

 【ガザ市(パレスチナ自治区ガザ地区)大治朋子】イスラエルの空爆にさらされるパレスチナ自治区ガザ地区の病院を訪ねた。医師らは「搬送されてくるのは女性や子供ばかりだ」と口をそろえた。

 ◇ガザ空爆、死者100人超
 イスラエルとガザ地区を拠点とするイスラム原理主義組織ハマスの戦闘は11日で4日目を迎えたが、双方とも攻撃の手を緩めていない。ハマスやイスラム過激派の幹部はイスラエルが軍事作戦を開始した8日ごろから一斉に姿をくらまし、それほど多くの犠牲者は出ていない。代わりに今後、女性や子供の犠牲者はさらに増えるとみられる。

 8日以降、ガザから発射されたロケット弾は計約600発、イスラエル軍の空爆は100回に達した。ガザの保健省によると、100人以上が死亡、670人以上が負傷。イスラエル側の死者はなく13人が負傷している。

 ガザを拠点とする武装組織は、規模が最も大きいハマスの軍事部門(約2万人)のほか、イランの支援を受ける「イスラム聖戦」の軍事部門アルクッズ旅団(約1000人)などがある。こうした組織がハマスと共闘してロケット弾を撃ち込み、イスラエルが反撃している。

 アルクッズ旅団のアブ・アナス・アベド幹部(40)が住んでいたガザ市南部のアルゼイトーン地区の自宅は9日、イスラエル軍に空爆された。アベド幹部の父ムハンマドさん(60)ら家族13人は事前予告を受け、脱出して無事だった。

 アベド幹部は、すでに1週間以上前から姿を消しているという。「どこにいるかは言えない。イスラエルからパレスチナを解放するために戦っている」。ムハンマドさんは、20年前に同旅団に入り幹部となった次男について誇らしげに語った。

 イスラエル軍南部総司令官は10日、記者会見し「テロ関連機関を破壊している。戦闘員らが(隠れ家の)トンネルから出て来たら、破壊を目にすることだろう」と指摘。幹部が雲隠れして攻撃し切れずにいる現状を言外に認めた。幹部らは地下壕(ごう)のような施設に隠れ、実働部隊に指示を出しているとされる。

 10日夕、ガザ北部の病院を訪ねると、ナエル・ジョマさん(14)が顔面血だらけで搬送されてきた。ジョマさんは隣家への空爆による衝撃で自宅が大きく揺れて転倒した。顔面や頭を強くを打ち、ショックで涙ぐんでいた。近くのベッドには空爆の衝撃で飛び散ったコンクリート片が当たり左腕を骨折した男児が横たわっていた。

 イスラエル軍は空爆の予告をしているとして民間人への配慮を強調する。しかし、爆弾の威力は着弾地点だけでなく周辺にも大きな衝撃を与え、ガザの簡素な民家は崩れてしまうことが少なくない。病院幹部(47)は「(着弾地点の周辺に住んでいた)女性や子供の被害が圧倒的に多い」と話した。ロイター通信はパレスチナ保健省のデータとして、10日現在の死者は77人としており、うち60人が市民だったと報じた。

302チバQ:2014/07/12(土) 20:57:22
http://www.cnn.co.jp/world/35050762.html
イラク首相、クルド人の外相解任 内政混乱さらに悪化の恐れ

2014.07.12 Sat posted at 16:07 JST
バグダッド(CNN) 複数のイラク政府高官は11日、マリキ首相が少数派クルド人のジバリ外相を同日解任したことを明らかにした。暫定的な後任者には、同首相と同じイスラム教シーア派に属するフセイン・シャハリスタニ副首相(エネルギー問題担当)を任命した。

ジバリ氏は過去10年以上、外相を務めてきた。マリキ首相は現在、スンニ派系の過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の軍事攻勢に直面する他、同国北部のクルド自治政府が独立の構えを強めるなど政権存続の危機にあり、退陣圧力も強まっている。ジバリ氏の解任は、宗派抗争や民族対立をさらに煽る可能性がある。

マリキ首相は10日、クルド自治政府と、ISISや旧フセイン政権時代の与党であるバース党関係者のつながりをほのめかす発言を行い、クルド人勢力の反発を買っていた。政権に参加するクルド人閣僚は閣議をボイコットするなどしていた。首相はこの後、ジバリ氏解任の措置に踏み切っていた。

クルド人勢力は首相の言動について、内政危機の原因をシーア、スンニ両派間の宗派抗争からアラブ人対クルド人の民族対立にすり替えようとしていると批判している。

一方、クルド自治政府は12日までに、北部にある中小規模の油田2カ所を新たに制圧したと発表した。イラク石油省との間で最近締結していた新たなパイプライン敷設計画が意図的に妨害されたことを制圧の原因としている。自治政府とバグダッドの中央政府は北部の一部地域の帰属権の問題で長年争っている。

303チバQ:2014/07/12(土) 21:01:55
http://www.cnn.co.jp/world/35050759.html
厳しいガザの医療現場 イスラエルは攻撃の正当性主張

2014.07.12 Sat posted at 12:18 JST

エルサレム(CNN) イスラエルからの攻撃が続くガザの医療現場が厳しい局面を迎えている。病院では、緊急治療室が満員のため、患者は床の上で治療を受けており、また医薬品も不足している。ガザの保健省によると、ガソリン不足で救急車は半数しか走れず、病院内の照明に電力を供給している発電機もあと数日しか使えないという。

医療関係者によると、これが現在のガザの状況だという。そして、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエル政府は、ともに一歩も引く気配はなく、悲惨な状況はこのまま続くか、さらに悪化する恐れもある。

ガザからイスラエルに向けて発射されるロケット弾は脅威であり、危険だ。イスラエル軍によると、11日にもイスラエル南部ベエルシェバで民家にロケット弾が着弾し、女性1人が負傷したという。また同日、イスラエル国防軍(IDF)が対戦車ミサイルによる攻撃を受け、兵士2人が軽傷を負ったという。

ハマス、イスラエルの対立は、先月末にイスラエル人の少年3人が殺された事件をきっかけに激化した。しかし、両者の犠牲者数にはかなりの差がある。

これまでハマスはイスラエル南部に向け数百発のロケット弾を発射したが、今のところイスラエル人の死亡者はおらず、数人が負傷しただけだ。

一方、ガザの保健省によると、ガザではイスラエルの攻撃により、少なくとも子ども23人、女性24人を含む100人以上が死亡、800人近くが負傷したという。犠牲者の数は12日も増え続けている。ハマスの治安当局筋によると、同日、イスラエルがガザ北部ジャバリヤを攻撃し、ハマスの複数のメンバーが死亡したという。

また負傷者が治療を受けている病院も例外ではなく、少なくともガザの病院1カ所が攻撃を受けたという。ガザの満員の緊急治療室や医薬品不足について伝えた医療関係者は、現在のガザの状況はシリアの内戦中に現地の病院で目撃した混乱と大差ないと語った。

またガザにいるCNNのスタッフによると、現地では頻繁に停電が発生し、さらに空爆でポンプ場が被害を受け、一部の地域が水不足に陥っているという。

一方、イスラエルも攻撃の正当性を主張する。平和は望んでいるが、自分たちの領土を守るために反撃している、というのがイスラエル当局の主張だ。

この点について、イスラエルのネタニヤフ首相も11日に、ガザからの攻撃が止まない限り、停戦は実現しないとの考えを改めて示した。今後、イスラエルがガザに派兵し、攻撃的姿勢をさらに強めるのでは、との懸念が高まっているが、ネタニヤフ首相はあらゆる可能性を排除しないと語った。

304チバQ:2014/07/13(日) 17:35:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140713/asi14071311550001-n1.htm
アフガン大統領選、全投票を再調査 両候補が合意

2014.7.13 11:55

12日、カブールで、アフガニスタン大統領選決選投票の票の数え直しで合意し、握手する候補者のガニ元財務相(左)とアブドラ元外相(ロイター)
12日、カブールで、アフガニスタン大統領選決選投票の票の数え直しで合意し、握手する候補者のガニ元財務相(左)とアブドラ元外相(ロイター)


 アフガニスタンを訪問中のケリー米国務長官は12日、首都カブールでアフガン大統領選候補者のガニ元財務相、アブドラ元外相と共に記者会見し、6月に行われた決選投票の全投票、約800万票を国際社会の監視の下で再調査することで両候補が合意したと明らかにした。

 両候補は再調査の結果を受け入れることを約束。結果確定後、新大統領が挙国一致政権を組織することでも同意した。不正疑惑により選挙プロセスの破綻が危ぶまれていたが、米国の仲裁で決定的な対立は回避された。

 再調査は数週間かかり、8月2日に予定されている新大統領の就任式は延期される見通し。

 ケリー氏は会見で「(合意は)選挙プロセスの正当性の回復を求める両候補の強い願いのあらわれだ」と述べ、両候補の決断をたたえた。(共同)

306チバQ:2014/07/14(月) 21:12:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140713/mds14071322350005-n1.htm
ガザの死者160人超す イスラエル特殊部隊とハマス交戦 地上侵攻の観測も
2014.7.13 22:35

 13日、パレスチナ自治区ガザ南部に着弾したミサイル。イスラエル軍機が発射したとみられる(ロイター)
 【カイロ=大内清、ニューヨーク=黒沢潤】イスラエル軍の空爆が続くパレスチナ自治区ガザ地区北部の海岸線に13日未明、同軍特殊部隊が上陸し、ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスの長距離ロケット弾発射施設を攻撃、ハマス側と交戦した。AP通信によるとこの戦闘で特殊部隊員4人が負傷した。8日の軍事作戦開始以降、ガザでの地上戦は初めて。ガザの死者は160人を超した。

 またイスラエル軍は13日、ガザ北部の住民に退避するよう警告するビラを散布、同日にも地上侵攻に関する決定が下されるとの観測も出ている。

 ただ、同国のネタニヤフ政権内では、地上侵攻を主張するリーベルマン外相ら強硬派とネタニヤフ首相との対立も取り沙汰されており、イスラエル兵の犠牲も予想される本格的な地上戦に踏み切るかは不透明だ。

 同軍はこれまでに1300回以上の空爆を実施、ガザからはロケット弾800発以上が発射された。

 一方、国連安全保障理事会は12日、イスラエルとハマスの双方に2012年11月の停戦合意への復帰を求める報道声明を発表。同国とパレスチナ自治政府の対話再開支援も表明した。

307とはずがたり:2014/07/15(火) 17:05:04

アルカイダはなんでカリフの擁立に動かなかったんだ?やはり周辺部と昔からイスラム帝国の中原の勢力地の違いか?

ISIS、イスラム国家の樹立宣言―アルカイダなどに従属要求
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303844704580000151170593066
By MATT BRADLEY
2014 年 6 月 30 日 13:31 JST

【バグダッド】イラク北部を制圧するイスラム教スンニ派武装組織「イラク・シリアのイスラム国(ISIS)」は29日、「カリフ(予言者ムハンマドの後継者)」を最高指導者とするイスラム国家の樹立を宣言し、アルカイダなど他のイスラム組織に従属を求めた。

 ISISはイスラム教で聖なる月とされるラマダン(断食月)の初日に音声ファイルをソーシャルメディアで流し、一連の宣言を行った。ISISの名称は「イスラム国」に改められ、イスラム国家のカリフはISISの指導者アブバクル・バグダディ容疑者であるとされた。

 カリフを最高指導者とするイスラム国家は、90年前にトルコのアタチュルク初代大統領によって廃止されて以来、広く認められた政治組織としては存在してこなかった。今回の宣言は、こうした政教一致国家の復活を目指したものだ。

 ただ、この宣言がどこまで大きな意味を持つのかはまだ不透明。この宣言の重要性は、国際テロ組織アルカイダの指導者アイマン・ザワヒリ容疑者の反応に大きく左右される。かつては大きな勢力を持っていたアルカイダだが、この1年の間にISISがシリアの武装勢力として台頭するのに伴い影響力が薄れている。

 アルカイダとは異なり、ISISは統一されたイスラム国家を実現する首長になることを目指すという点において、他の武装勢力とは一線を画している。ザワヒリ容疑者はこれまで、ISISが制圧する地元住民に凶悪な攻撃を加えていることを理由にバグダディ容疑者を批判してきた。ザワヒリ容疑者は今年、バグダディ容疑者のISISをアルカイダ系組織から追放した。

 今回の宣言は、アルカイダと他の敵対勢力に対する警告の意味合いが強い。これがイラク政府やそれを支援するイランや西側に対するISISの早々の勝利宣言だからだ。

 米ワシントン近東政策研究所のイスラム集団専門家アーロン・ゼリン氏は「これはイスラム内部の問題だ。西側には影響がない」とし、「これまで以上に内紛が起こる可能性がある。またそれはシリアに限られたことではない」と述べた。

308チバQ:2014/07/15(火) 20:31:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140715/mds14071513110005-n1.htm
リビア首都空港、武装勢力の衝突続く 駐機中の航空機9割損傷
2014.7.15 13:11

国際空港付近から上がる黒煙=13日、トリポリ(ロイター)
 リビアの首都トリポリの国際空港で13日から続く武装勢力同士の激しい衝突をめぐり、同国政府報道官は15日、駐機場の航空機の9割が損傷し、管制塔もロケット弾による攻撃を受けたと述べた。フランス公共ラジオが報じた。

 空港は13日に閉鎖されたが、イスラム系武装勢力と、敵対する民兵勢力との衝突が続いているもようだ。これまでに少なくとも7人が死亡し、報道官は治安回復のため国際社会に軍部隊の派遣要請を検討中だと述べた。

 リビアでは、イスラム勢力放逐を掲げる元軍将官派の民兵とイスラム武装勢力などとの衝突が各地で頻発し、治安が極度に悪化している。(共同)

309チバQ:2014/07/15(火) 20:51:51
http://mainichi.jp/select/news/20140715k0000e030231000c.html
イラク:スンニ派、内紛激化…イスラム国と旧政権残党
毎日新聞 2014年07月15日 13時12分(最終更新 07月15日 15時47分)


駐車した車に仕掛けられた爆弾が爆発した現場=バグダッド市内の商業地域で14日、AP
拡大写真 【カイロ秋山信一】イラクで侵攻を続けるイスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国」と、これまで協力関係にあった同じスンニ派のフセイン政権の残党との間の対立が表面化している。一方、政府軍は空爆などで反撃しているが、失地回復にはつながっていない。シーア派、スンニ派、クルド人の政治対立も収束の見通しが立たない。

 ◇政府側、失地回復遠く
 イスラム国に協力するフセイン政権時代の独裁与党・バース党元幹部によると、イスラム国は6月下旬に新国家建設を一方的に宣言した後、モスルでバース党の元党員や旧政府軍幹部を次々と拉致しているという。元幹部は取材に「狙いが分からない。身代金目的の可能性もある」と話した。ロイター通信によると、25〜60人が拉致された可能性があるという。

 イスラム国とバース党は同じスンニ派だが、国家観が異なる。バース党の残党らは政教分離主義で、イスラム国はイスラム法に基づく統治を目指している。当初は「反マリキ政権」で一致していた両者が、内部対立を始めたとの見方が強まっている。

 政府側にとってイスラム国側の内紛は反転攻勢の好機だが、進撃は鈍い。モスルやフセイン元大統領の出身地ティクリートなどイスラム国側の支配地域に断続的に空爆を行っているが、地上作戦に必要な補給路の確保がままならない。バグダッドへの侵攻は食い止めたが、約50キロ北のバクバ近郊では戦闘が続いている。米国は6月に軍事顧問団を派遣し、ロシアも中古戦闘機を供与したが、戦況を大きく好転させるには至っていない。

 米国が軍事支援強化の条件とする「挙国一致体制の確立」も程遠い。スンニ派やクルド人は、シーア派との協調の条件として首相退陣を要求しているが、マリキ氏は強硬に拒んでいる。

310とはずがたり:2014/07/16(水) 11:15:57
>イラクでは、多数派のシーア派が国政の実権を持つ首相に、クルドが名目的元首の大統領に、スンニ派が国会議長に就くのが慣例。
そんな慣例が出来てたんか。

>10年12月に発足した第2次マリキ政権は総選挙から組閣まで9カ月半を要しており、今回の政権協議も長期化する可能性は高い。
揉めるのは毎度のことなのか・・。

マリキ降ろし「本命」不在 議会初日は大混乱、国家分裂の危機
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140703/mds14070309060002-n1.htm
2014.7.3 09:06

 【カイロ=大内清】イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の攻勢にさらされるイラクで、次期政権を担う首相選びが不透明感を増している。北部クルド自治政府のバルザニ議長が1日、自治区の独立の是非を問う住民投票を数カ月以内に行うと表明するなど国家分裂の危機が高まる中、スンニ派や一部シーア派勢力は「マリキ首相降ろし」の動きを強めているが、マリキ氏に代わる“本命”は浮上していない。

 首相などの主要ポストを選ぶ国民議会が初招集された1日、議場にはシーア派、スンニ派、クルド各勢力の怒号が飛び交った。多数の議員が退席し、議長さえ決まらぬまま散会した。

 イラクでは、多数派のシーア派が国政の実権を持つ首相に、クルドが名目的元首の大統領に、スンニ派が国会議長に就くのが慣例。イスラム国の台頭で各勢力の利害関係が複雑化する中、合意形成の難しさが改めて浮き彫りとなった。

 「(政権作りは)憲法に従って行われるべきだ」。マリキ氏は先月25日の演説などでこう強調してきた。4月の総選挙で勝利したシーア派会派「法治国家連合」を率いる自身にこそ、正統性があるとの主張だ。

 これに対し、マリキ氏の過度なシーア派優遇がイスラム国の台頭を招いたとするスンニ派は同氏の退陣を要求。シーア派内でもマリキ氏と対立するサドル師派などは批判を強めている。イラクに軍事顧問団を派遣した米国や、イラクに強い影響力を持つイランでも首相交代論が高まっているとされ、マリキ氏は孤立を深めている状況だ。

 ただ、有力な首相候補はなおも不在だ。イランに近いハキム師の会派に属するアブドルマハディ元副大統領やジャビル元財務相、チャラビ元副首相らの名前が挙がっているが、ハキム師派の議席は法治国家連合の約3分の1にとどまり、政権運営は難航が予想される。

 2003年のイラク戦争後に移行政府首相を務めたジャアファリ氏のほか、マリキ氏の側近とされるナジム氏やファイヤード首相補佐官、マリキ政権の重鎮であるシャハリスタニ副首相らを推す声もある。ただ、マリキ氏に近い人物が政権を握った場合、同氏の影響力が残るとの見方もあり、反マリキ派の異論は強い。

 10年12月に発足した第2次マリキ政権は総選挙から組閣まで9カ月半を要しており、今回の政権協議も長期化する可能性は高い。

311とはずがたり:2014/07/16(水) 11:21:29

過激派組織「イスラム国」指導者重傷か 軍空爆受けシリア側へ
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140705/mds14070519430005-n1.htm
2014.7.5 23:14

 イラクの一部メディアは5日、イラク中西部アンバル州カイムのシリア国境近くで同日までにイラク軍による空爆があり、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」指導者のバグダディ容疑者が負傷したと報じた。イスラム国はこの報道を確認しておらず真偽は不明。

 報道では、空爆があったのは4日で、他のイスラム国メンバーにも死傷者が出たという。バグダディ容疑者は重傷を負い、シリア側に逃れたとしている。イスラム国は6月下旬、カイムの国境検問所を制圧した。

 一方、イスラム国は5日、短文投稿サイトのツイッターで、シリア東部デリゾール県の「全ての油田を制圧した」と表明した。

 フランス公共ラジオによると、イスラム教スンニ派の宗教権威カラダウィ師は5日、イスラム国による政教一致国家の樹立宣言を「無効だ」と非難した。(共同)


国境にサウジ兵3万 過激派「イスラム国」の勢力拡大を警戒
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140704/mds14070411170004-n1.htm
2014.7.4 11:17

 中東の衛星テレビ、アルアラビーヤは3日、サウジアラビア軍がイラクとの国境地帯に兵士3万人の部隊を配置したと報じた。イスラム過激派「イスラム国」の勢力拡大を警戒した対応とみられる。詳細は不明だが、イラク軍が国境地帯の警備から撤退したとの情報がある。サウジは、イラクと約800キロの国境を砂漠地帯で共有している。国営サウジ通信によると、アブドラ国王は「サウジの治安と安定のために必要なあらゆる手段を講じる」との方針を示していた。

 ロイター通信によると、イラク北部クルド自治政府のバルザニ議長は3日、自治議会に対し、クルド人自治区独立の是非を問う住民投票の管理委員会を組織するよう要請した。中央政府との対立激化は避けられない情勢だ。シリア人権監視団(英国)によると、イスラム国は3日、シリア東部デリゾール県にあるシリア最大のオマル油田を制圧した。油田を制圧していた国際テロ組織アルカイダ系の「ヌスラ戦線」が撤退したという。(共同)

312とはずがたり:2014/07/16(水) 11:21:44
>>309

シーア派同士が争い 統治揺らぎに拍車
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140704/mds14070419130005-n1.htm
2014.7.4 19:13

 【カイロ=大内清】イスラム教スンニ派過激組織とシーア派主導の政府側との戦闘が続くイラクで、シーア派同士の争いが顕在化し始めている。ロイター通信などによると、1日から2日にかけ、中部のシーア派聖地カルバラで、シーア派聖職者サルヒ師を支持する民兵と、政府の治安部隊が衝突し45人が死亡した。シーア派内の分裂は、イラク統治の揺らぎに拍車をかけている。

 イラクでは、6月にスンニ派過激組織「イスラム国」が国内で攻勢を拡大させて以降、シーア派最高権威のシスタニ師が国民から志願兵を募ったり、スンニ派やクルドを含む各政治勢力に団結を呼びかける声明を相次いで発表。これに対しサルヒ師は最近、ネット上で反対を表明した。

 シスタニ師派との関係が緊張する中、サルヒ師派民兵は1日、カルバラ市内の道路を封鎖、治安部隊がサルヒ師逮捕に乗り出して戦闘となった。同師は戦闘中に自宅から逃れたという。

 サルヒ師は、シーア派の隣国イランでとられている政治体制「ベラーヤテ・ファギーフ(イスラム法学者の統治)」をイラクで実現することを目指しているとされる一方、イランからの政治的影響力の排除を主張。イラン生まれで同国と近い関係にあるシスタニ師には以前から批判的で、過去にも双方の民兵が衝突する事件などが起きていた。

 イラクでは先月、イスラム国が「カリフ制国家」樹立を宣言したほか、北部クルド自治政府も独立に向けた住民投票を実施すると表明し、国の枠組みが大きく揺らいだ状態にある。

 こうした時期にサルヒ師が、多くのシーア派信徒から尊敬を集めるシスタニ師の権威に公然と挑戦する行動に出たのは、混乱の中で自身の影響力を拡大させる狙いがあるためだ。

 一方でシーア派内では、過度な自宗派優先と強権的な政権運営がイスラム国台頭を招いたと批判されるマリキ首相に退陣を迫る動きが広がっている。ただ、後任選びはシーア派勢力同士の主導権争いなどから難航も予想されており、早期に足並みをそろえられるかは不透明だ。

313チバQ:2014/07/16(水) 18:55:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140715/mds14071522570008-n1.htm
イラク新議長にジュブリ氏 首相人選は難航か
2014.7.15 22:57
 イラク連邦議会(国会)は15日、4月の総選挙を受けた新議会の議長にイスラム教スンニ派のサリム・ジュブリ議員を選出した。今後45日以内に首相候補が選ばれる規定になっているが、マリキ首相は強まる退陣要求を拒否しており、人選には難航が予想される。

 新議会は今月1日に初招集され、直ちに新議長を選出する予定だったが、人選をめぐる各派の合意に手間取った。憲法によると、議会は議長選出後30日以内に大統領を選出し、大統領は15日以内に首相候補を指名する。

 マリキ氏が率いるシーア派中心の政党連合は総選挙で第1勢力となったが、マリキ氏はシーア派偏重のこれまでの政権運営がスンニ派の過激派「イスラム国」の台頭を招いたと批判され、スンニ派やクルド人勢力のほか一部シーア派政党からも退陣要求が出ている。(共同)

314チバQ:2014/07/17(木) 21:20:11
http://mainichi.jp/select/news/20140717k0000m030045000c.html
イラク:連邦議会、新議長を選出…次期政権樹立へ一歩
毎日新聞 2014年07月16日 19時23分(最終更新 07月16日 22時35分)

 【カイロ秋山信一】イスラム過激派「イスラム国」が主導するスンニ派武装勢力の侵攻が続くイラクで15日、連邦議会が開かれ、スンニ派のサリム・ジュブリ氏を新議長に選出した。

 憲法の規定では、議会は今後30日以内に大統領を選出し、大統領が首相候補に組閣を命じる。4月の連邦議会選挙に基づく次期政権樹立に向けて一歩踏み出した格好だが、首相の座を巡って、続投に意欲を見せるマリキ首相と反マリキ派の政争が続いている。

 15日の本会議には、反マリキ派も含めた大半の議員が出席し、スンニ派の最大会派が推すジュブリ氏が議長選で勝利した。2003年のフセイン政権崩壊後、イラクでは首相をシーア派、大統領をクルド人、議長をスンニ派から選ぶことが慣例化している。

 次の焦点は大統領の選任となる。クルド人はシーア派に対して首相候補を一本化するよう求めている。マリキ首相の党派は最多議席を占めており、続投の道を模索している。だが、シーア派内でも混乱を招いたマリキ氏に反発する声は強い。

 スンニ派武装勢力は北部や西部の広域を支配し、バグダッド近郊でも戦闘が続いている。

315とはずがたり:2014/07/19(土) 19:22:46
イラク軍、ティクリート近郊で進撃阻止される―武装組織の地雷に
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303844704579655323113393910?mod=WSJJP_article_outbrain&obref=obinsite
By MATT BRADLEY AND LAITH AL HAYDAR
2014 年 6 月 30 日 11:18 JST

 【バグダッド】28日午後にイスラム・スンニ派武装組織への反撃を開始したイラク政府軍は29日午前、北部ティクリート近郊で進撃を阻まれている。現地政府軍当局者が同日明らかにした。

 軍の臨時司令部があるバクダッド北方サマラの治安部隊司令部によれば、武装組織はサマラ・ティクリート間の幹線道路に広範囲にわたって地雷を埋設した。一方、イラク国営テレビは政府の声明として、政府軍はティクリートを制圧したとし、数時間以内にサマラを州都とするサラーハッディン州全域の奪還に向け準備に入ると伝えており、現場からの報告と矛盾する。ティクリートの複数の住民によれば、29日午前現在イラク軍はティクリートを制圧できていない。同地は故サダム・フセイン大統領の出身地でスンニ派による占領米軍への抵抗運動の発火点となった。

 政府軍がスンニ派武装組織「イラク・シリアのイスラム国(ISIS)」からティクリートを奪還できれば、政府にとっては心理的に大きな勝利となる。また、4月の議会選を受けて7月1日に招集される新議会でマリキ首相の3期目の続投を阻止する動きが強まっているが、同首相にとっても大きな勝利となる。

サラーハッディン州の検問所のクルド自治政府治安部隊の兵士(28日) Reuters
 イラクは、2003年の米軍進攻以来最大の国家安全保障上の危機から脱却するため、国内外から挙国一致内閣を早急に組織するよう強い圧力を受けている。議会選ではマリキ首相率いる与党会派が勝利したが、与党内から同氏が国家の団結を弱め、軍事的な敗退をもたらしたと批判する声が強まっている。

 政府軍のティクリートに向けた進攻が、派遣された米軍顧問団の支援を受けたものかどうかははっきりしない。オバマ米大統領が先週派遣を発表した300人の軍事顧問団のうち、少なくとも180人がすでにイラク入りしている。

 イラク議会安全保障・国防委員会のメンバーであるアンマー・トーマ氏は、イラク軍の攻勢はタイミングや質の高さからみて、おそらく米軍顧問団が計画に関与していたと推測する。同氏はまた、オバマ大統領はイラク政府からの武装組織への空爆要請を拒否したものの、米軍の「F18ホーネッツ」戦闘機が連日バクダッドの上空を30回以上偵察飛行していると指摘する。

 イラク国防省は28日、ロシア製「スホイ25」戦闘機5機がこのほどバクダッドに到着したと発表した。イラク空軍には装備がほとんどなく戦闘機はこの5機だけだ。しかし、イラク軍パイロットがこのスホイ25の操縦訓練を十分に受けているかどうかははっきりしない。

316チバQ:2014/07/20(日) 18:55:53
http://www.afpbb.com/articles/-/3020849
シリア難民少女、幼すぎる結婚が倍増 ヨルダン

2014年07月17日 17:10 発信地:アンマン/ヨルダン
【7月17日 AFP】ヨルダンへ国外避難しているシリア難民の中で、貧困や性的暴力から身を守るために幼くして結婚する少女たちの数が倍増している。

 子ども支援の国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン(Save the Children)」が発表した「Too Young to Wed(若すぎる結婚)」と題する報告書によると、シリアで2011年に武力衝突が勃発する以前は、子どもの結婚は同国の結婚全体の13%だった。しかし「内戦が始まって以降、ヨルダンにいるシリア難民の少女の間では、幼くして強制され結婚する例が倍増している」という。そうした少女たちの48%は、自分よりも10歳以上年上の男性との結婚を強いられている。

 国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)が16日に発表した統計によると、ヨルダンにいるシリア難民の間で子どもの結婚率は、2012年には18%、13年には25%に上昇し、今年1〜3月の調査では32%に跳ね上がっていた。

 報告書は「18歳以前に結婚する少女たちは、他の少女よりも家庭内暴力を経験する傾向が高く、また性と生殖に関する健康のケアを受ける機会が限られており、妊娠した場合には身体的に若すぎ危険にさらされる可能性が極めて高い」と警告している。

 ヨルダンには60万人を超えるシリア難民が退避している。シリア難民の少女たちは、裁判所の承認があれば18歳未満でも結婚できる。ヨルダン政府の統計によると、シリア難民の少女の結婚が届けられた件数は、11年には42件だったが、13年には735件だった。(c)AFP

317チバQ:2014/07/20(日) 18:56:42
http://www.afpbb.com/articles/-/3021014
ガザ地区の戦闘激化、双方の犠牲者347人に

2014年07月20日 10:15 発信地:ガザ市/パレスチナ自治区
【7月20日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で19日、イスラエルの軍事作戦によってパレスチナ人46人が死亡し、1日の死者数としては本格的な戦闘が始まった今月8日以降で最悪の水準となった。同日はイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)からの攻撃でイスラエル側にも兵士2人と民間人1人の犠牲者が出た。

 イスラエル軍がガザ地区で「プロテクティブ・エッジ作戦(Operation Protective Edge)」を開始してから12日目の同日までにパレスチナ側の死者は342人に達した。複数の人権擁護団体は、子供の犠牲者が増えていると警鐘を鳴らしている。

 一方のイスラエルは、境界線を越える地下トンネルの破壊を目指して地上作戦を強化する用意があると警告した。

 こうした激しい攻撃にもかかわらず、ガザ地区中心部のパレスチナ部隊がトンネルを通ってイスラエル南部への侵入に成功した事例が3件あり、そのうちの1件ではイスラエル兵士2人が死亡した。パレスチナ側は一連の攻撃で4人が死亡した。

 また警察によると同日、イスラエル南部のベドウィン(アラブ系遊牧民)の野営地にロケット弾が着弾し、ベドウィンの男性1人が死亡。幼児2人を含む家族4人が負傷した。

 今回の戦闘が始まった今月8日以降、イスラエル側の死者数は、兵士3人と民間人2人の計5人となり、2009年以降のイスラエルとハマスの戦闘で最も多くなっている。

 イスラエル軍の記録によると、19日はロケット弾と迫撃砲76発がイスラエル国内に着弾し、この他に14発が迎撃された。これにより、この12日間におけるイスラエルへの発射数合計は1321発で、うち356発が迎撃された。(c)AFP/Adel ZAANOUN

318チバQ:2014/07/20(日) 18:57:27
http://www.afpbb.com/articles/-/3021020
キリスト教徒ら大脱出、イラク北部 「イスラム国」改宗など強制

2014年07月20日 11:45 発信地:モスル/イラク

【7月20日 AFP】イラク北部のモスル(Mosul)を支配するイスラム教スンニ派(Sunni)の武装勢力「イスラム国(Islamic State、IS)」が、モスルに住むキリスト教徒にイスラム教への改宗、特別税の納付、モスルからの退去のいずれかを求め、19日正午(日本時間同日午後6時)の期限を前に多くのキリスト教徒がモスルから脱出した。

 数千人のキリスト教徒が住むモスルを約1か月半前に制圧したイスラム国は、キリスト教徒がこの要求に従わない場合、「彼らに残されるのは剣しかない」としていた。

 モスルで取材している AFP記者によると、キリスト教徒らは期限に間に合わせようと、自家用車やタクシーにすし詰めになっていたという。

 家族を車に乗せてモスルから脱出してきたというあるキリスト教徒は、「町を離れる時、武装勢力の検問所でお金や宝石類をすべて取り上げられた家庭もいくつかある」と語った。(c)AFP

319チバQ:2014/07/20(日) 19:23:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140718/mds14071822180008-n1.htm
石打ちで女性を処刑 シリア、イスラム国

2014.7.18 22:18 [中東・アフリカ]


 シリア北部ラッカ県で18日までに、同県の大半を実効支配するイスラム過激派「イスラム国」が、不貞行為に及んだとして、石を投げ付ける「石打ちの刑」により女性を「処刑」、殺害した。フランス公共ラジオが報じた。

 処刑は17日夕、ラッカ県の町の広場で行われた。シリア人権監視団(英国)によると、イスラム国がシリアで、こうした処刑を行ったのは初めてという。

 イスラム国は、イスラム教の戒律を厳格に適用する国家の樹立を目指し、掌握地域のラッカなどで、女性に全身を隠す衣装「ニカブ」の着用を強要するなどしてきた。(共同)

320チバQ:2014/07/20(日) 19:25:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140718/mds14071811170004-n1.htm

【イスラエル・ガザ進攻】
作戦と同時に停電、闇夜に迫る攻撃音 「恐ろしい夜だ」
2014.7.18 11:17

17日、ガザ地区北部に撃ち込まれたイスラエル軍のロケット弾(ロイター)
17日、ガザ地区北部に撃ち込まれたイスラエル軍のロケット弾(ロイター)


 闇夜に突然、激しい空爆と砲撃音が迫ってきた−。イスラエル軍は17日夜、イスラム原理主義組織ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザへの地上作戦に踏み切った。家族で身を寄せ合っているというガザ住民は「恐ろしい夜だ」と声を震わせた。

 この住民によると、作戦と同時にガザのほぼ全域が停電。家族は同じ部屋に集まり、ろうそくに灯をともし、ラジオでニュースに聞き入った。街中に人影はないという。

 現場からの映像によると、照明弾が撃ち込まれるたびに、ガザの住宅街が照らし出され、一部では白煙が上った。

 ロイター通信によると、イスラエル軍はガザとの境界に沿って海と陸から砲撃を加え、ヘリコプターが空爆を展開した。部隊がガザを包囲する形で侵攻を進めている可能性もある。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140718/amr14071812550002-n1.htm
米が「強い支持」 秘密トンネル「差し迫った脅威」とネタニヤフ氏

2014.7.18 12:55 [米国]

17日、ガザ地区近くを走行するイスラエル軍の戦車部隊(ロイター)
17日、ガザ地区近くを走行するイスラエル軍の戦車部隊(ロイター)


 【ワシントン=加納宏幸】米国のケリー国務長官は17日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話で協議し、同国軍によるパレスチナ自治区ガザ地区への地上進攻を自衛権に基づく措置として「強い支持」を表明した。一方で、事態の拡大を回避し、一般市民の犠牲を招かないようイスラエル、イスラム原理主義ハマスの双方に自制を求めた。

 ネタニヤフ氏は協議で、ガザからイスラエルにつながる秘密トンネルが同国民にとり「差し迫った脅威」になっていると主張。ケリー氏は、作戦はトンネルに限定されるべきだとする米政府の考えを伝え、2012年の停戦合意に戻るよう重ねて求めた。

321チバQ:2014/07/20(日) 19:25:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140718/mds14071819170005-n1.htm
停戦調停難しく、戦闘長期化の可能性

2014.7.18 19:17 (1/2ページ)

17日、パレスチナ自治区ガザとの境界付近を進むイスラエル軍戦車(ロイター)
17日、パレスチナ自治区ガザとの境界付近を進むイスラエル軍戦車(ロイター)


 【カイロ=大内清】今回のイスラエルによるガザ地上侵攻に至った展開は、8日間で停戦合意に至った2012年11月の大規模戦闘よりも、3週間の長期作戦となった08〜09年に近い。ハマスは、仲介役であるエジプトに強い不信感を抱いていることからも停戦調停は難航が予想され、戦闘がいたずらに長期化する可能性もある。

 「軍事作戦は、必要な限り継続する」。イスラエル軍報道官は地上侵攻決定後の17日、こう述べ、地上部隊撤退までの期限は設けていないことを強調した。

 イスラエルとハマスの間では、08〜09年と12年に大規模な軍事衝突が発生している。

 このうち12年の場合は、ハマスの源流であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団が主導するエジプトのモルシー政権が早くから仲介に乗り出し、イスラエルが地上侵攻に乗り出す前に停戦合意が成立。ハマスは、ガザ封鎖の緩和や、エジプトがそれを保証することなどの「外交的成果」を挙げた。

 しかし今回、エジプトのシーシー政権が提示した停戦案は、無条件での戦闘停止後に停戦合意の詳細を協議するとするもので、ガザ経済の改善に向けて封鎖解除を強く求めているハマスにとっては不十分な内容だ。同政権がハマスに不利といえる提案をしている背景には、敵対する同胞団と緊密な関係にあるハマスを弱体化させたいという、イスラエルと共通した思惑がある。
 こうした構図は、08〜09年に発生した軍事衝突と似通った点が多い。

 この衝突の際もイスラエルは大規模な空爆作戦後にガザへ地上部隊を派遣。イスラエルと良好な関係にあった当時のエジプトのムバラク政権などが停戦案を提示したがハマスはこれを拒否し、地上作戦はイスラエルが一方的に停戦を宣言するまで2週間にわたって続いた。この衝突によるガザの死者は1400人超に上った。

 今回のハマスとの戦闘についてネタニヤフ政権内では、連立与党の極右「イスラエルわが家」を率いるリーベルマン外相がハマスの完全武装解除に向けてガザを再占領するべきだと主張するなど強硬な意見も出ている。国際社会の関心がウクライナでのマレーシア航空機撃墜事件に集まっていることで停戦圧力が弱まるとの見方もあり、停戦機運が高まるかは不透明だ。


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