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2004年米国大統領選スレ

1デモクラット:2003/12/18(木) 21:19
おりーぶの木さんとの個人メールで話題に上ったので、立てることにしました。
年が明ければ予備選が始まりますし、前近代的な暴力政治を繰り返す頭の悪い現職大統領に天罰が下るかもしれませんし。
大統領選の記事やコメントをご記入くださいませ
(「ご記入くださいませなんて、オーナーを差し置いて申し訳ありません」)。

2897チバQ:2015/12/16(水) 21:58:35
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1512160045.html
【米大統領選】共和党主流派、好調トランプ氏降ろしを画策 「暴言は決戦で命取り」 党候補から離脱リスクのジレンマも

18:09産経新聞

 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の共和党候補である不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)の躍進で指名獲得が現実味を帯び、米議会の同党幹部ら主流派は危機感を強めている。イスラム教徒を入国禁止にするとの発言は民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)との対決が想定される決選で命取りになりかねない。指名候補を最終決定する来年7月の党全国大会でトランプ氏を引きずり降ろすシナリオもささやかれている。

 共和党のマコネル上院院内総務、プリーバス全国委員長ら20人を超える党関係者は7日集まり、「トランプ降ろし」の可能性を協議した。主流派の受けがいいマルコ・ルビオ上院議員(44)、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)に近い人物も同席したという。ワシントン・ポスト紙が報じた。

 2月からの各州の予備選・党員集会では全国大会で候補に投票する代議員を選ぶ。代議員は基本的に各州での結果に基づき候補に投票するが、第1回の投票で過半数を得る候補がない場合に実施される再投票では拘束されないという。マコネル、プリーバス両氏らが協議したのは、再投票に先立つ話し合いでトランプ氏以外を勝たせる筋書きだ。

 プリーバス氏が率いる党全国委員会は過去2回の大統領選でマイノリティー(少数派)から支持を受ける民主党のオバマ大統領に敗れた経験から、ヒスパニック(中南米系)などに支持基盤を広げる必要があるとする報告書を発表し、テコ入れを進めてきた。

 トランプ氏の暴言は、約275万人とされる米国内のイスラム教徒だけでなく、5千万人を超える最大のマイノリティーであるヒスパニックにも向かっており、民主党の政権維持に道を開きかねない。報告書作成に携わったヘンリー・バーバー氏はAP通信に「トランプ氏の発言はホワイトハウス入りを目指す誰のためにもならない。彼が指名を獲得すれば共和党にとって災難だ」と嘆いた。

 だが、トランプ氏の「入国禁止発言」後に実施された米モンマス大学の世論調査(14日発表)でトランプ氏の支持率は10月の前回から13ポイント伸び、41%となった。乱戦が続いた同党での4割超えは初めてだ。

 主流派は早期にトランプ氏が淘汰(とうた)されることを期待。州レベルの共和党組織からもトランプ氏に選挙戦からの撤退を求める声が上がっているが、各州の予備選・党員集会が始まる2月以降も勢いを維持する可能性が高まっている。

 対するトランプ氏は主流派による「トランプ降ろし」を意識して、このところ第3党からの出馬をちらつかせてきた。15日の討論会では「共和党に全てをささげる」と否定したが、主流派の不安は拭えない。

 トランプ氏の暴言は党にとりマイナスだが、同氏が全国委員会との誓約書をほごにして第3党で出馬されれば保守票が食われ、民主党を利することになりかねない。主流派はそんなジレンマを抱えている。

2898チバQ:2015/12/16(水) 23:19:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151216-00000141-mai-n_ame
<米大統領選>共和党 主役はトランプ氏 人気、不動
毎日新聞 12月16日(水)22時0分配信

<米大統領選>共和党 主役はトランプ氏 人気、不動
ドナルド・トランプ氏=AP
 【ラスベガス(米西部ネバダ州)西田進一郎】来年の米大統領選に向けた共和党の候補者指名争いで、ドナルド・トランプ氏(69)が依然として主役だ。不動産王で有名人だが、政治経験はなく、放言や暴言を繰り返す。米メディアや専門家が「そのうち失速する」と予測したのを覆し、支持率は直近の調査で過去最高を記録した。

 15日に開かれたテレビ討論会でも、首位者としてステージ中央に立った。「私は42(%の支持)だが、あなたは3だ」。トランプ氏は、支持率が低迷するジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)が「無礼な振る舞いでは大統領には決してなれない」と攻撃を仕掛けると、支持率を持ち出して反撃した。トランプ氏の最大の武器がこの支持率だ。

 ラスベガスのホテルで14日夜に開かれたトランプ氏の集会。数千人の参加者の多くは、白人の中高年層。「米国を再び偉大な国に」というトランプ氏のスローガン入りの赤い帽子をつけた人も。

 ノーマン・ティトコムさん(72)は「政治家はみな同じようなことを言うが、トランプ氏の考えは新鮮だ。人の好き嫌いに関わらず、議論すべき問題を表に出しているんだ」と力説した。不法移民問題やテロ対策などがその例だという。

 「バカだ」「最低だ」「頭が良い」「信じられないほど素晴らしい」--。平易な短い言葉を多用する。「相手(敵)」と「自分たち」を対立させ、「正しくて頭が良い自分たち」が、「敵」のせいで苦しんでいると語りかける。延長線上に、メキシコ移民やイスラム教徒などに対する差別的、侮蔑発言が出る。

 発言を批判する世論が高まる一方で、支持率は逆に伸びてきた。支持者はトランプ氏を「正直だ」と表する。演説を最前列で聞いていたシェルリ・ディジアコモさん(62)も「彼は思ったことを言っているだけよ」と言う。数々の暴言も「一言一言には注意を払わない。衝撃的に伝えて問題に焦点をあてようとしているのだから」と気にしない。

 ◇テロの不安が追い風

 パリ同時多発テロ事件とカリフォルニア銃乱射テロ事件でテロへの不安が広がっている。米ギャラップ社の14日発表の世論調査で、最重要課題にテロを挙げた人が、11月の3%から16%に急増し、過去10年で最多になった。不安の高まりが、モスク(イスラム教礼拝所)の監視やイスラム教徒の一時入国禁止など強硬策を訴えるトランプ氏への期待につながり、パリの事件後、支持率は再び上昇に転じた。

 「とにかく米国を再び安全な国にしてほしい」と話す主婦のシャロン・クラックさん(43)。トランプ氏に投票するため生まれて初めて有権者登録をしたという。

 ただ、極端な姿勢と言動には賛否が分かれる。14日の集会でも、演説中に熱狂的な「トランプコール」がわき上がる一方で、「黙れ」と書いた紙を掲げたり、大声を上げて妨害し、会場から追い出される者もいた。

 バージニア大政治センターのラリー・サバト所長は「民主党支持者や無党派に加え、共和党支持者でも6割がトランプ氏は大統領にふさわしくないと考えている。最終的に大統領になる可能性は非常に低い」と冷めた見方を示す。

 ◇「不動産王」と呼ばれ メキシコ移民への差別発言も

 トランプ氏は1946年、ニューヨークで不動産業を営む裕福な家庭に生まれた。父の経営する会社に入社し、80年代初めの好景気に乗って複合ビルの開発やホテル、カジノ経営で成功を収めて「不動産王」と呼ばれた。

 2004年からは一般人が参加するリアリティー番組の司会を務め、同氏が番組で放つ決め言葉「お前はクビだ」が有名になった。自伝など著作も多く、知名度は高い。

 多くの物件に自身の名前を冠し、ニューヨークにある超高層ビル「トランプ・ワールド・タワー」には、芸能人やスポーツ選手、実業家など多くの世界的な著名人が居を構えている。個人資産は100億ドル(1兆2000億円)超と自称しているが、米経済メディアは「過大申告」だと指摘している。

 また米メディア大手NBCユニバーサルと「ミス・ユニバース大会」を運営する団体に共同出資していたが、メキシコ移民に対する差別発言を引き金にNBCなどとの関係が悪化。今年9月に団体の所有権を売却した。

2899チバQ:2015/12/17(木) 22:04:48
http://www.newsweekjapan.jp/tsuchiya/2015/12/post-10.php
テロを恐れつつ、アメリカにも距離を取る多民族国家カナダ
2015年12月17日(木)16時00分
 カナダといえば、オーストラリアと並ぶ「ミドル・パワー」の典型的な国である。カナダは南の国境で米国に面し、北の北極海をはさんでロシアと向かい合う。西は太平洋に面した長い海岸線を持っているが、しかし、歴史的に見るとカナダはずっと東向きの「大西洋国家」であった。かつては大英帝国の植民地であり、いまでも英連邦の一員であり、すべての硬貨と20カナダドル紙幣には英国の女王エリザベス二世の肖像が描かれている。

 そうはいっても、国内には英語を話す人々だけでなく、「ファースト・ネーション」と呼ばれる先住民、ケベック州にはフランス語を話すかつてのフランス植民地の人たち、そして多くの移民たちがいる。西部には日本、中国、香港、ベトナムといったアジアからの移民とその子孫たちも多い。2015年10月の総選挙によって保守党から自由党へ政権交代が行われたが、ジャスティン・トルドー新首相は、シリアからの難民も受け入れようとしている。

テロを恐れるカナダ
 2015年11月、新政権発足間もない首都オタワで13回目となる日加平和安保協力シンポジウムが開かれ、両国から政府関係者と研究者が参加した。いわゆる「トラック1.5」の対話で、政府間協議の「トラック1」、学術協議の「トラック2」の良いところを合わせて議論するという枠組みである。

 いくつかパネル討論が設定されたが、カウンター・テロリズムもその一つであった。カナダというと平和な国というイメージがあるかもしれないが、カウンター・テロリズムのセッションに参加した防衛大学校の宮坂直史教授によれば、カナダはそれなりに多くのテロに巻き込まれている。1985年のエア・インディアの爆破テロでは、亡くなった乗客・乗員329人のうち280人がカナダ人であり、カナダ人には忘れられない事件である。2014年10月には、イスラム教に改宗した男がオタワの国会議事堂近くで衛兵1人を射殺した後、議事堂内に乱入し、そこで射殺されるという事件が起きた。

 トルドー首相は、暴力によって問題は解決されないとして、イスラム国空爆の有志連合からの撤退を公約として当選し、公約実現のための対応を進めている。

 同じくカウンター・テロリズムのセッションには、カナダ政府の内閣で国家安全保障・インテリジェンスを担当していた元次官補が登壇した。彼女は、プライバシーなどの人権と安全のバランスをどうやってとるかは、非常に難しい判断を求められる、と苦しい胸の内を示した。

 例えば、80人のカナダ人がイスラム国のトレーニングを受けて帰国したことが分かっているという。彼らはまだ何も犯罪行為を犯していない。しかし、現下の情勢では、何らかの形で彼らを監視しないわけにはいかないだろう。彼らがフランスのパリのようなテロ行為を計画し、首都オタワ、商業都市のトロントやモントリオールでテロを実行したら大失態になる。

 カナダには通信安全保障局(CSE)というSIGINT機関が存在する。カナダは、米国、英国、オーストラリア、ニュージーランドとともにいわゆる「ファイブ・アイズ」を形成する国である。ファイブ・アイズは冷戦中のBRUSA協定、それを引き継いだUKUSA協定に基づくSIGINT活動のための協力枠組みである。

 CSEは、カナダに対するテロを防ぐために通信の監視を行っており、2013年のエドワード・スノーデンによる米国の機密暴露では、米国の国家安全保障局(NSA)や英国の政府通信本部(GCHQ)のようなスキャンダルに見舞われることはなかった。しかし、オーストラリアの通信電子局(ASD)、ニュージーランドの政府通信保安局(GCSB)とともに、カナダのCSEも同様のインテリジェンス活動を行っていると見られている。

 移民による多民族国家であるカナダでは、一方では、混迷するヨーロッパ諸国と同じ状況になることを恐れ、インテリジェンス活動の強化を求める声がある。他方では、多様性の中の一体性を追求してきた国是を忘れるべきではないという声も根強い。

2900チバQ:2015/12/17(木) 22:05:10
カナダのサイバーセキュリティ
 日加平和安保協力シンポジウムでは、サイバーセキュリティのパネルも設定された。パネルの冒頭、司会者が「サイバーセキュリティが重要な課題だと思う人は手を挙げてください」と聴衆に問いかけると、聴衆の全員が手を挙げた。サイバー攻撃による直接的な死者はおそらくまだ世界で一人も出ていない。それにもかかわらず、潜在的な脅威としてサイバー攻撃はカナダでも広く認知されているということである。カナダ企業も中国からと見られるサイバー産業スパイの犠牲になっている。

 サイバーセキュリティのパネルのカナダ側の登壇者は、トロント大学のシチズン・ラボの研究者であった。シチズン・ラボは、ダライ・ラマに絡む中国の大規模なサイバー・エスピオナージ(スパイ)活動とされている「ゴーストネット」を暴いたことで知られている。シチズン・ラボは、その後も各種のサイバー・オペレーションの実態や、各国政府によるインターネットのコントロールに関するレポートを出している。

ハッカー倫理の是非
 ここでもイスラム過激派が論点の一つになった。イスラム国はリクルート活動や広報活動のためにツイッターなどのインターネット・メディアを活用している。それに対してハクティブズム集団のアノニマスが大規模な攻勢をかけ、数千のアカウントを潰したと主張している。聴衆の中には、これまでのアノニマスの活動に反発を抱いている人もおり、アノニマスにとっての正義をどう捉えるか議論が行われた。アノニマスがやっていることはイスラム国の活動を潰すという点では良いかもしれないが、関係のないアカウントが巻き添えで狙われてしまうということも起きており、それは表現の自由の侵害なのではないかという声もあった。おそらく、インテリジェンス機関が追いかけていたアカウントまで潰されてしまい、追えなくなってしまうという事情もあるのだろう。

 同じく議論が分かれたのが、エドワード・スノーデンにとっての正義である。スノーデンは、おそらくハッカー倫理に沿った考え方をしている。「ハッカー」はすっかり悪事を働く者の代名詞になっているが、もともとは米国ボストンのマサチューセッツ工科大学の鉄道クラブに起源を持つ。本来のハッカーは、想定外の技術の使い方をすることによって世の中を良くしようと考える人たちのことである。しかし、彼らの技能は、門外漢にとっては魔法のように見え、魔女狩りのような扱いを受けるようになっている。

 本来のハッカー倫理の影響を受けた人たちは、自分たちの技能を使って世界をより良い方向に変えたいと願っている。ウィキリークス、アノニマス、スノーデンらは、いずれもそうした彼らなりの正義を追求しようとしている。しかし、それが既存の法律とぶつかるとき、新たな軋轢が生まれる。

日加協力の深化
 カナダ政府の北東アジア担当者は、日本が大国となりつつある中国との距離の置き方に悩んでいるのは興味深いという。なぜなら、カナダもまた隣の大国である米国との距離の置き方に悩んできたからだという。おそらく、カナダと米国の間には、表にはあまり出ないものの、アプローチの差があるということなのだろう。

 カナダは、東向きで大英帝国だけを見ていれば良かった時代を過去のものにしつつある。南にはちょっと付き合いにくい大国の米国、北には協調的な政策を捨て去りつつあるロシア、そして、騒ぎが大きくなりつつある西のアジアも見なくてはいけなくなっている。米国のバラック・オバマ大統領はアジアへのリバランスを強調しているが、カナダのトルドー首相も、アジアや中東への関与を念頭に置き、外務省の名前を「グローバル・アフェアーズ・カナダ」という名前に思い切って変更した。

 日本とカナダとの間では、2010年に「政治・平和及び安全保障協力に関する日加共同宣言」が出ているが、それから5年が経ち、カナダでは新政権が誕生した。米国とは少し違ったアプローチで平和と安全保障を考えるカナダとの提携を深めても良い時期だろう。

2901チバQ:2015/12/18(金) 07:50:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151218-00000003-reut-eurp
英国でEU離脱論に勢い、47%が支持に傾く=世論調査
ロイター 12月18日(金)2時23分配信

英国でEU離脱論に勢い、47%が支持に傾く=世論調査
12月17日、英世論調査で英国民の47%がEUからの離脱に傾いていることが分かった。写真は11月10日、ロンドンで(2015年 ロイター/Toby Melville)
[ロンドン 17日 ロイター] - 17日に公表された英世論調査によると、英国民の47%が欧州連合(EU)からの離脱に傾いていることが分かった。

離脱の是非を問うために2017年末までに実施を予定している国民投票でどのような立場を取るか、0から100の数値(「絶対に残留」が0、「絶対に離脱」が100)で点数をつけてもらったところ、「51━100」が47%、「0━49」が38%となった。

調査は保守党副党首だったマイケル・アシュクロフト氏が資金支援し、2万人以上を対象に11月20日から12月2日の期間に実施した。

アシュクロフト氏によると、14%は「50」と答え、立場を決めていない。約4分の1は強い見解がなく、簡単に気が変わる可能性があるとした。

35%は、キャメロン英首相がEU改革の交渉でより良い条件を確保できた場合は残留に投票する可能性が高いとした。

2902チバQ:2015/12/20(日) 11:32:49
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20151219-567-OYT1T50125.html
サンダース氏陣営、不正閲覧判明…民主指名争い

09:21読売新聞

 【ワシントン=今井隆】2016年米大統領選の民主党指名候補争いを巡り、バーニー・サンダース上院議員(74)の選挙スタッフがヒラリー・クリントン前国務長官(68)の支持者らのデータを不正に閲覧していたことが18日、判明した。

 サンダース氏のクリーンなイメージを大きく傷つけかねず、クリントン氏優位で推移する選挙戦の流れを加速させる可能性もある。

 米メディアによると、民主党全国委員会が管理している各候補の支持者らの名前や年齢層、連絡先、献金額などのデータが、ソフトウェアの不具合によって一時的に他候補の陣営からも閲覧できる状態になり、この間にサンダース氏陣営のスタッフがクリントン氏側のデータをダウンロードした。

2903チバQ:2015/12/20(日) 11:52:34
http://www.afpbb.com/articles/-/3070693
プーチン大統領、トランプ氏を「才能ある傑出した人物」と評価
2015年12月18日 08:42 発信地:モスクワ/ロシア
【12月18日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は17日、来年行われる米大統領選の共和党候補の一人であるドナルド・トランプ(Donald Trump)氏について、「才能ある」「傑出した」人物だと評するとともに、トランプ氏の対露姿勢を歓迎した。

 プーチン大統領は首都モスクワ(Moscow)で開かれた年次記者会見後に記者団に対し、トランプ氏は「非常に傑出した人物で、才能があることは疑いようがない」「彼の人徳を評価するのはわれわれではなく米国の有権者だが、彼こそが大統領選の絶対的な立役者だ」と語った。

 トランプ氏は9月に行われた討論会で、ロシアの対シリア軍事介入をやめさせるためにどんなことをするつもりかと尋ねられ、「私は彼(プーチン氏)と対話していく。うまくやって行くつもりだ」と、まずプーチン氏から一目置かれたいという考えを示し、「私はプーチン氏とうまくやって行けると思っている、他の人々ともうまくやって行く。そうすればずっと安定した世界を築けるだろう」と話していた。

 トランプ氏のこのような発言に、プーチン氏は好感を抱いたとみられる。「トランプ氏は(米露の二国間)関係をこれまでとは異なるレベルに引き上げ、ロシアとより緊密で深い関係を目指すと言っている。それをわれわれが歓迎しないはずがあろうか?もちろん歓迎する」と語った。(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3070854
今度はトランプ氏がプーチン大統領を称賛
2015年12月19日 13:04 発信地:ワシントンD.C./米国
【12月19日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が、2016年米大統領選、共和党指名争いの候補の一人、ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏を「才能ある」「傑出した」人物だと称賛した翌日の18日、今度はトランプ氏がプーチン大統領を「力強く、人気がある」と称賛した。

 トランプ氏は米ニュース専門局MSNBCの番組で「彼は力強い指導者であり、パワフルな指導者だと思う。彼は彼の国を象徴している」とプーチン大統領を評した。

 トランプ氏は「世間から優秀だと言われることはいつだっていいことだ。それがロシアを率いる人物であればなおさらだ」と述べた。

 番組司会者の一人が、プーチン氏は「ジャーナリストや政敵を殺害し、他国に侵攻している」とコメントすると、トランプ氏はこれをはねつけ、「彼は国を動かしており、この国で私たちが擁している人物とは違い、少なくとも彼は指導者だ。わが国でも人はたくさん殺していると思う。世界でも今、愚行は横行している。多くの殺害が行われている」と述べた。

 トランプ氏は、ジャーナリストや政敵の殺害について非難するかどうかは、3度質問されてようやく、「ああ、もちろん(非難はする)」と主張を改めた。(c)AFP

2904とはずがたり:2015/12/20(日) 22:02:12
中国人生徒、米の学校で急増 5年前の4倍
「親は米国の教育を最も価値があるものと考えている」
http://jp.wsj.com/articles/SB12245266549339404205904581425011894745114?mod=WSJJP_hpp_RIGHTTopStoriesFirst
EGIATE SCHOOL
By MIRIAM JORDAN
2015 年 12 月 19 日 13:35 JST

 米国の私立や公立の小中高校に通う中国人の生徒数が急増し、過去最高水準に達していることが、米国土安全保障省の統計から分かった。米国での大学進学を念頭に置いたケースが大半だ。

 国土安全保障省の1部門で、学生ビザで入国した外国人を追跡する「学生・交換留学渡航者プログラム」(SEVP)が収集した統計によると、今年11月の時点で米国の小中高校に在籍する中国人生徒は3万4578人で、5年前の8857人の3.9倍に上った。

 米国で中高校(中等教育学校)に通う外国人生徒は6万815人、小学校(初等教育学校)では6074人で、これらの半数を中国人が占めていることになる。

 もちろん、米国全体の生徒数から見れば中国人生徒はごくわずかにすぎない。教育省傘下の全国教育統計センターによると、2013-14年度には4970万人が公立の小中高校に在籍していた。

 若い中国人生徒――なかにはたった10歳の子どももいる――が増えると同時に、高等教育を求めて中国から米国に渡る学生の波も続いている。SEVPによると、米国の大学に在籍する中国人学生は現在36万91人で、昨年11月の33万209人から増加した。米国の大学生のうち、およそ5%が外国人だ。

左グラフ:米国における教育課程別の外国人の数(上から小学校、中高校、学士課程、修士課程、博士課程)、右グラフ:小中高校に在籍する外国人の推移(青:全体、赤:中国人、単位:千人) ENLARGE
左グラフ:米国における教育課程別の外国人の数(上から小学校、中高校、学士課程、修士課程、博士課程)、右グラフ:小中高校に在籍する外国人の推移(青:全体、赤:中国人、単位:千人)
 教育専門家などによると、中国経済が減速しても、この傾向は弱まりそうもない。

 南カリフォルニア大学・米中研究所のクレイトン・デュベ所長は「中国人の親は米国の教育を最も価値があるものと考えており、それを手に入れるためなら喜んで犠牲を払う。この傾向は続く」と話す。

 留学ブームのおかげで、学校のために生徒を集めたり、生徒を受け入れるホストファミリーを探したりする産業が生まれた。景気後退期に学生が減った私立の学校も救われた。

 一部には、中国人が私立学校に応募するため、米国人が入学できないという批判もある。一方で、高い学費を払う中国人の生徒は、学資援助を受けて学校に通う低所得の米国人生徒を実質的に支援しているとの指摘もある。

2905とはずがたり:2015/12/21(月) 23:26:03
自民党を徹底的に憎んで罵詈雑言投げつけておきながら説得力無いけど,世界市民(コスモポリタン)主義者の俺としては,アメリカに限らず日本を含め世界中の政治的な非寛容さは非常に深刻な大問題であると感じている。

右と左が憎み合う狂気の合衆国
The United States of Hate
銃乱射事件で責任のなすりあい。真相そっちのけで戦いに明け暮れる保守とリベラルの病理
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/12/to.php
2015年12月21日(月)17時30分
カート・アイケンワルド(本誌シニアライター)

 先週カリフォルニア州南部サンバーナディーノの障害者支援施設で銃乱射事件が起きると、瞬く間にソーシャルメディアを埋め尽くした問いがあった。悪いのは、民主党か、共和党かという問いだ。

 事件で14人の命を奪ったのは、イスラム教徒の夫婦だった。保守派は、これがイスラム過激派のテロということになれば、オバマ政権と民主党がイスラム過激派との戦いに弱腰だったせいだと非難しようと、早くも手ぐすね引いていた。一方、リベラル派は、職場トラブルが原因だったとなれば、銃規制強化を阻んできた共和党を非難するつもりで満々だった。

 あまりに病んでいる。アメリカは、視野狭窄状態の2つの勢力に分裂し、それぞれが自らの政治的勝利だけを目指すようになった。痛ましい事件が起きたり、景気が落ち込んだりしても、対立勢力を非難するチャンスとしか考えない。社会に憎悪が蔓延し、国民の半分がもう半分のことを「異なる政治的思想を持つ人たち」とは考えず、「国を破壊しようともくろむ邪悪で精神を病んだファシストたち」と見なしている。

 銃乱射事件そのものと同じくらい恐ろしいことだ。アメリカが自国の抱える問題を一向に解決できないのは、意見の対立があるからではない。中東で争い続けるイスラム教のシーア派とスンニ派のように、互いに非合理な嫌悪を抱く2つの陣営に分裂しているからだ。

 ここには、丁寧な議論の余地はない。サンバーナディーノの事件では、被害者の氏名が特定され、証拠が示される前から、どちらの陣営の責任かが最大の論点になった。

 事件について現時点で分かっていることを見ておこう。まず、一般にテロリストは見知らぬ人を大量に殺害するものだが(不特定多数を狙ってこそ、社会に恐怖を植え付けられる)、サイード・ファルークは職場の同僚たちを殺した。典型的な職場トラブルの事件に見える。また、動機や背景が何であれ、夫婦で銃乱射事件を起こすのは極めて珍しい。ましてや夫婦には幼い子供がいた。

冷静な議論は生まれない
 テロは、政治的なメッセージを発するために実行される。報道によれば、夫婦がイスラム過激思想に影響されていたことは明らかだが、政治的なメッセージを発しようとした形跡はない。銃を乱射する前にアラーの名を叫んだり、自爆を試みたりすることはなく、現場に政治的な目的や動機を示唆する文書のたぐいも残していないという。

2906とはずがたり:2015/12/21(月) 23:26:27
>>2905-2906

 ということは、イスラム過激派だったと思われる夫婦が、夫の職場トラブルにより銃を乱射したという、前代未聞の事件だったようにも見える(FBIは事件の2日後、テロと断定して捜査していると発表した)。

 もっとも、動機を論じることにどの程度意味があるのか。

「国際テロだと言うなら話は違ってくるが、そうでなければ、銃乱射犯がISIS(自称イスラム国、別名ISIL)のイデオロギーに心酔していようと、人種差別主義のイデオロギーに染まっていようと関係ない」と、CIAのテロ対策センター出身で、現在は戦略安全保障情報コンサルティング会社ソウファン・グループの幹部を務めるパトリック・スキナーは言う。

「ネットの情報に影響されてISISに共鳴したか、ネオナチ思想を抱くようになったか、あるいは単にむしゃくしゃしていたのかという違いは、大きな問題ではない。人々の安全に対する脅威という点は同じだ」

 言い換えれば、問題は動機ではなく、銃弾だということだ。テロリストだろうがネオナチだろうが、上司を逆恨みする従業員だろうが、私たちの中に紛れている人間時限爆弾とも言うべき不満分子が銃弾を放てば、罪のない人々が死ぬ。

 アメリカは団結してこうした危険を減らす方策を探るべきだが、保守派・リベラル派双方が怒号を浴びせ合い、点稼ぎに躍起になっているありさまだ。

 銃撃犯が共和党か民主党か、どちらに登録していたかを問題にする人たちもいる。ある保守派ブロガーは「リベラル派は生命を尊重しない」という理由で、無差別殺人はすべて左派の仕業だと決め付けた。リベラル派のブロガーも「この国の政治的動機による国内発のテロはすべて右派の犯行だ」とやり返す。

 政治家やコメンテーターも憎悪の炎に油を注ぐばかり。今やどんなテーマでも冷静な議論ができなくなっている。例えば気候変動。地球温暖化に警鐘を鳴らす気候学者はアメリカ経済の地盤沈下をたくらむリベラル派の回し者と見なされ、温暖化を否定する論客は漏れなくエネルギー業界の御用学者呼ばわりされる。問題の根底にある事実には誰も目を向けない。

 共和党の大統領候補指名を目指すカーリー・フィオリーナは中絶反対派の支持をつかもうと、脳を取り出すために胎児を生かしている中絶クリニックをビデオで見たと嘘をついた。あきれたのは保守派がこの荒唐無稽な話をすんなり信じたことだ。

良識的な訴えもむなしく
 やはり共和党候補のテッド・クルーズ上院議員は大半の犯罪は民主党員の仕業だと断定、先月末にコロラド州の中絶クリニックで起きた銃乱射は「性転換した左派活動家」の犯行だと根拠なく主張している。

 一方、バラク・オバマ大統領は難民問題で、保守派が「夫を亡くした女性や孤児を恐れている」と批判。ヒラリー・クリントン前国務長官は共和党を敵に回すのを誇りに思うと宣言した。

2907とはずがたり:2015/12/21(月) 23:27:15
>>2905-2907
 こうしたなかで、良識ある議論を呼び掛ける政治家もいる。共和党候補のベン・カーソンはコロラド州の事件が起きた翌日、報道番組に出演。中絶問題などで互いを尊重して理性的な議論をしようと呼び掛けた。「憎悪に満ちたレトリックが状況を悪化させることは疑う余地がない。見解の相違について、知性を働かせ良識ある議論をするよう最大限の努力をすべきだ」

 この呼び掛けに異議を唱える人がいるだろうか。ところが、この狂気の時代には、カーソンは邪悪な反対陣営に擦り寄ったと、かつての支持者が断じるありさまだ。「大統領候補としてのカーソンは終わった」。番組放映後、中絶反対の活動家トロイ・ニューマンはそう宣言した。

 残念ながら、亀裂は埋まりそうにない。この10年ほど、アメリカは「事実」の洪水に見舞われてきた。インターネット、ケーブルテレビ、ラジオのトークショー。情報はあふれているが、まともな知識は入手しにくい。

 複雑な話(現実はいつだって複雑だ)はネットやテレビでは受けないし、有権者の支持もつかめない。聴衆をつかみ、寄付を集めるには、衝撃的で扇情的なフレーズが一番だ。

「現実的な脅威があるのに、それに対処することには誰も関心を持っていない。人々の関心事は脅威を政治的に利用すること、選挙資金を集めること、リツイート率を高めることだけだ」と、スキナーは嘆く。「まるで狂った人間を相手にしているようだ。この国は狂人たちの国になってしまった」

[2015年12月15日号掲載]

2908チバQ:2015/12/23(水) 01:36:39
http://www.sankei.com/world/news/151222/wor1512220010-n1.html
2015.12.22 09:07
【米大統領選】
オバマ氏我慢の限界!?トランプ氏を名指しで批判「不安食い物」






オバマ大統領(UPI=共同)
 オバマ米大統領は21日放送の米公共ラジオ(NPR)とのインタビューで、来年の大統領選の共和党指名争いで先頭を走る実業家トランプ氏について、経済的苦境にある労働者層が抱く怒りや不満、不安に付け入り「選挙運動の食い物にしている」と名指しで批判した。移民やイスラム教徒への排外主義をあおり続けるトランプ氏に我慢できなくなったようだ。

 白人の肉体労働者らを念頭に「ブルーカラーの男性」の賃金が金融危機や技術革新、グローバル化の影響で上がらずにいると指摘。トランプ氏がこれを中南米系の増加など米社会の人口構成の変化に結びつけて怒りをたきつけていると分析した。過激派組織「イスラム国」(IS)をめぐっては、国民のテロへの不安は理解できるとしながら「米国を破壊できるような組織ではない」と強調、掃討作戦での勝利を確信していると語った。メディア報道の過熱により脅威が誇張されている側面があるとも指摘した。(共同)

2909チバQ:2015/12/23(水) 01:40:13
>>2435
http://www.asahi.com/articles/ASHDQ23PCHDQUHBI001.html
共和・グラハム氏が撤退 米大統領選
ワシントン=佐藤武嗣2015年12月22日09時54分

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 来年の米大統領選で共和党から立候補していたリンジー・グラハム上院議員は21日、選挙戦から撤退すると発表した。共和党のベテラン議員で、同党の重鎮マケイン上院軍事委員長も支持を表明したが、世論調査の支持率が低迷していた。これで共和党からの候補者は計13人となった。

 グラハム氏は、ビデオで「選挙戦から撤退する。米国民の力により(米国の)安全を確保することに取り組んでいく」と述べ、安全保障問題で発信を続けていく考えを強調した。(ワシントン=佐藤武嗣)

2910チバQ:2015/12/23(水) 02:13:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151222-00000056-reut-n_ame
トランプ氏、共和党で勝利してもクリントン氏に勝てず=世論調査
ロイター 12月22日(火)14時25分配信
[ワシントン 21日 ロイター] - ロイター/イプソスが21日実施した米大統領選共和党候補指名争いをめぐる世論調査によると、指名争いをリードする不動産王ドナルド・トランプ氏は、仮にきょう投票が行われた場合、有力ライバルのテッド・クルーズ氏とマルコ・ルビオ氏のいずれとの一騎打ちでも勝利することができる。ただ、民主党の最有力候補であるヒラリー・クリントン前国務長官を打ち破ることはできない、という結果になった。

トランプ氏とテキサス州選出のクルーズ上院議員が共和党予備選で対決したという想定では、トランプ氏が41%の支持を獲得。クルーズ氏は31%だった。残る28%はこの顔ぶれならば棄権すると答えた。

フロリダ州選出のルビオ上院議員と対決した場合、トランプ氏の40%に対し、ルビオ氏は34%の支持率だった。約27%は棄権すると答えた。

共和党候補の中で首位を守ってきたトランプ氏だが、民主党のクリントン氏ときょう大統領選で1対1で対決したという想定では、クリントン氏の支持率が40%となり、トランプ氏は29%だった。

回答者の8%がどちらを支持するかわからないと答え、14%がいずれにも投票しない、9%が棄権すると答えた。

調査は各政党の投票者と見込まれる1627人を対象に12月16─21日に実施。誤差は2.8─3.7%ポイント。

2911名無しさん:2015/12/23(水) 09:31:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015122300073
日米同盟、かつてなく強い=国務長官

 【ワシントン時事】ケリー米国務長官は22日、日本の天皇誕生日を祝う声明を発表した。長官はこの中で、4月の安倍晋三首相の公式訪米と日米防衛協力の指針(ガイドライン)再改定、10月の環太平洋連携協定(TPP)大筋合意などの動きに触れながら、「われわれの同盟は過去1年間でかつてないほど強くなった」と指摘した。 (2015/12/23-06:58)

2912チバQ:2015/12/23(水) 16:14:36
http://www.afpbb.com/articles/-/3071204
トランプ氏がクリントン氏に暴言、性差別と非難集中
2015年12月23日 08:38 発信地:ワシントンD.C./米国
【12月23日 AFP】来年の米大統領選で共和党の指名獲得争いで首位に立っているドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が、民主党のライバル、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏に対し、自身が造り出した下品な言葉を投げかけ、またも女性を差別する発言をしたとして非難の矢面に立たされている。

 問題の発言は、21日夜に開いたミシガン(Michigan)州の選挙集会でのもの。トランプ氏のクリントン氏に対するあざけりは今回、性的に露骨で個人攻撃の色合いを帯びたものになった。

 クリントン氏が2008年の大統領選での民主党指名争いでバラク・オバマ(Barack Obama)現大統領に敗れた当時を振り返ったトランプ氏は、ユダヤ人の言語であるイディッシュ語で「男性器」を意味する「シュロング」を使い、「彼女(クリントン氏)は勝つと思われていたのに、シュロングされた。つまり負けたってことだ」と述べた。本来は名詞の「シュロング」を、「負かす」という意味の動詞に使ったとみられる。

 歓声を上げる支持者らを前にトランプ氏はさらに、19日に行われたテレビ討論会で、トイレ休憩後のクリントン氏が遅れて戻ったことに言及。「彼女がどこに行ったかは分かっている。ああ気持ち悪い。口にしたくもない」「いや、気持ち悪すぎる。言わないでくれ、へどが出る」とまくし立てた。

 3度の結婚歴があるトランプ氏が女性の体の機能について悪趣味な発言をするのはこれが初めてではない。8月には、米FOXニュース(Fox News)のメーギン・ケリー(Megyn Kelly)氏が自身に対し厳しい質問をぶつけたのは生理中だったからかもしれないと示唆し、非難を浴びた。

 また、女性に対する個人攻撃は同じ共和党の候補にも及び、カーリー・フィオリーナ(Carly Fiorina)氏に対し「あの顔を見てみろ!誰があんなのに投票するかね?」と言い放っていた。

 今回のトランプ氏の発言に対しても性差別的だとの批判の声が上がっているが、同氏はこれまでの放言に対して向けられた怒りをかわしてきており、世論調査では共和党候補の中で引き続き一番人気を誇っている。(c)AFP

2913チバQ:2015/12/23(水) 16:18:47
http://www.sankei.com/world/news/151223/wor1512230002-n1.html
2015.12.23 14:00
【米大統領選】
寿命2.7年削る国家首脳の座 「最高齢」トランプ氏は超健康体アピール

驚異的な健康体であることが示されたドナルド・トランプ氏。米国史上最も健康な大統領になる可能性を秘めている?=2日、米マナサス(AP)
 来年11月の米大統領選に向けた共和党指名争いで首位を走る不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)の“暴言”がメディアをにぎわせているが、米大統領や首相のような一国のかじ取りを担う指導者は、落選した候補者より寿命が約3年も短いという興味深い研究結果が14日、英医学誌に掲載され、話題を呼んでいる。(SANKEI EXPRESS)

主要17カ国で追跡調査

 理由は明確ではないが、激務によるストレスと考えられ、特に米大統領は世界の命運を左右する決断を迫られるだけに、そのプレッシャーが健康をむしばんでも不思議ではない。それだけに大統領“候補者”の健康面が気になるが、ことトランプ氏に関しては「史上最も健康な大統領になりうる」と医師が太鼓判を推す超健康体。体力面でも他をリードしているとの見方も出ている。

 14日付の米CNNテレビ(電子版)やAP通信などによると、この研究結果は英医師会雑誌(BMJ)のオンライン版で14日、発表された。

 研究チームは、1722〜2015年に米国、英国、ドイツ、フランスなど主要17カ国で大統領や首相の経験者279人と、選挙で彼らに敗れた計261人のその後を調査。首脳経験者は、落選した候補者に比べて寿命が2・7年短く、早死にする確率も20%高かったことが判明した。

 研究チームを率いた米ハーバード・メディカル・スクールのアヌパム・ジェナ准教授は、一国の運命を任されるという重圧から来るストレスと、健康的な生活が送れないという2つの要素が考えられると指摘。

 さらに「首脳は正しい食生活や運動より国家に関わる問題を優先する」としたうえで、「ビル・クリントン元米大統領(69)はストレスでジャンクフードを食べ過ぎて、退任後、心臓のバイパス手術を受ける羽目になった」と語り、職責の重圧が寿命を縮めているとの考えを示した。

「目に見えて老け込む」

 また、大したことがないように感じる2・7年という数字も「医学的には有意義(な結論)」と明言。正確な理由は不明としながらも、補強材料として、首脳経験者は「在任中、目に見えて老け込んでいる」などと主張した。

 過去の調査では一般人と比較して、特に違いはないと結論付けていたが、「一般人はジミー・カーター元米大統領(91)が受けたようながん治療や、クリントン氏のような心臓バイパス手術は受けられない」ため、比較の対象としてふさわしくないと判断。今回、首脳経験者と落選候補者を比較すれば正確に調べられると考えた。

 ところが、米イリノイ大学のS・ジェイ・オルシャンスキー教授は、首脳になれば各国の上位1%の富裕層に入り、最高の医療環境に恵まれると指摘。「彼らはストレスで白髪やしわが増えるが、早死にの証拠にはならない」と反論する。

酒もたばこもやらず…

 気になる次期米大統領だが、仮にトランプ氏が選出されれば、70歳での就任となり、これまでの史上最高齢であるロナルド・レーガン氏(1911年〜2004年)の69歳を更新する。14日付米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)などによると、トランプ氏のプライベート・ドクターを務めるレノックス・ヒル病院(ニューヨーク)のハロルド・ボーンスタイン医師は、トランプ氏は酒もたばこもやらず「血圧は最高が110、最低が65と驚異的に良好」「体力とスタミナもずぬけている」などと驚嘆。「(当選したら)史上最も健康な大統領なると明言できる」と太鼓判を押した。

 当人もこの健康診断結果を公表した後、フェイスブックに「偉大な遺伝子に恵まれていることに感謝している」と語った。今回の研究結果がトランプ氏に当てはまるのか、大統領選の興味は尽きない。

2914チバQ:2015/12/23(水) 22:20:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151223-00000059-mai-n_ame
<米国>イスラム教徒標的…ヘイトクライム急増 
毎日新聞 12月23日(水)20時22分配信

 【ワシントン和田浩明】米国でイスラム教徒を標的にした憎悪犯罪(ヘイトクライム)が急増している。パリ同時多発テロが発生した11月13日以降の1カ月では例年の3倍近くに達していることが、米連邦捜査局(FBI)のデータを分析した研究者の調査で分かった。

 米カリフォルニア州立大学「憎悪・過激主義研究センター」のブライアン・レビン所長がFBIのデータを調べたところ、11月13日〜12月13日の間に米国で37件のイスラム教徒に対する憎悪犯罪が起きていた。2010〜14年の月平均発生件数である12・6件の約3倍だ。具体的には、ヘジャブ(スカーフ)をつけた女性に対する暴力行為やモスク(イスラム礼拝所)への放火、発砲などが発生した。

 レビン氏は背景として、米大統領選挙の候補者らによる反イスラム発言に言及。「憎悪犯罪の急増は、イスラム教徒の社会参加に対する敵意拡大の症状かもしれない」と指摘している。

 複数のイスラム系団体で作る米イスラム組織評議会の関係者らは21日、ワシントンで記者会見して対応策を発表した。

 評議会は、来年11月の大統領選に向けて100万人の有権者を登録して反イスラム的な動きに対抗するとともに、一般の米国人とイスラム教徒の相互理解を深める取り組みを進める意向を表明した。評議会のウサマ・ジャマル事務局長は「イスラム恐怖症にも、過激派組織「イスラム国」(IS)のようなイスラムでない過激主義にも、我々の将来を決めさせない」と述べた。

 米国では今月2日に西部カリフォルニア州で14人が死亡する銃乱射テロが発生し、容疑者の1人がIS指導者への忠誠を誓っていたことが判明。130人が死亡したパリのテロでもISが犯行声明を出した。こうした事態を受け、野党共和党の大統領選有力候補のトランプ氏が「イスラム教徒の入国禁止」を提案して一定の支持を集めるなど、反イスラム感情の高まりが指摘されている。

2915チバQ:2015/12/24(木) 22:20:35
http://news.goo.ne.jp/article/newsweek/world/newsweek-E161768.html
「トランプ旋風」は多様化社会に抵抗する保守層の悪あがき - 冷泉彰彦 プリンストン発 日本/アメリカ 新時代

16:45ニューズウィーク日本版

 2015年もそろそろ幕を閉じ、大統領選の年2016年を迎えようとしているアメリカですが、依然として「トランプ旋風」が吹き荒れています。そのトランプ候補は、年の瀬にかかる中で、今度はライバルのヒラリー・クリントン候補をターゲットにして「暴言パフォーマンス」を続けています。

 今回の暴言は、女性であるヒラリー候補に対して卑猥な言葉を使うなど、これまで以上に「目を覆いたくなる」性質のものですが、とにかく「観客が飽きないよう」に暴言を少しずつエスカレートさせていくパターンを今後も続けるつもりなのでしょう。

 そんな「トランプ旋風」を見ていると、まるでアメリカが「赤狩り」や「ブッシュの戦争」の時代のように、危険な右傾化をしているように見えます。ですが、「トランプ旋風」というのは現象としては強烈であっても、実際にアメリカ人全体を代表するものではないのです。

 例えば今週の22日に発表された、クイニピアック大学(コネティカット州)の世論調査では、対象者全員の50%が「ドナルド・トランプを合衆国大統領とするのは恥ずべきこと(embarassed)」だとしています。同じ「恥ずべき」という言葉でも ashaming とすると「正しいことの反対としての恥ずべきこと」という価値判断が入りますが、embarassed となるともっと直感的で「当惑」とか「困った」というニュアンスもあります。要するに「ノー」ということです。

 この「50%がノー」というのはどういうことを意味しているのでしょう? 「トランプ現象」だけを見ていると、まるで「マッチョで反知性的な白人男性」が評価されているように見えますが、実は、現在のアメリカのマジョリティーの価値観というのは、その正反対だということが言えるのです。

 いい例が史上空前のヒット映画となっている『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(原題は "Star Wars: The Force Awakens")でしょう。シリーズの第7作、そして完結編3部作の第1作として満を持して封切られた本作は、封切り直後の週末(オープニング・ウィークエンド)の北米での興行収入が2億4800万ドル(約300億円)と空前の新記録を打ち立てました。

 私は近所のシネコンで木曜深夜2時スタートの「IMAX3D特別公開」に行く機会がありましたが、開場数時間前から行列を作っていたファンで場内は熱気にあふれていました。「懐かしいキャラクター」が登場するたびに大きな拍手が湧いた一方で、結末近くに最も重要な人物が登場した瞬間には、一切拍手は起きずに静まり返るなど、シリーズへの愛着に満ちた人々との「エピソード7体験」となりました。

 この「エピソード7」では、完結編3部作におけるドラマの中心を担っていく新世代の人物が登場するのですが、それを演じる俳優陣はデイジー・リドリー(イギリスの白人女性)、ジョン・ボイエガ(イギリスのナイジェリア系男性)、オスカー・アイザック(アメリカのグアテマラ系男性)、アダム・ドライバー(アメリカの白人男性)と多様性(ダイバーシティ)を体現した顔ぶれになっています。

 特に中核となるリドリーとボイエガという、白人女性とアフリカ系男性という若手2人のコンビに関しては、シリーズのファンからも極めて好意的に受け入れられ、すでに現象になっているように思います。アメリカの世相として、そのことにはまったく違和感がないばかりか、むしろ自然に思える、それが2015年末の現在なのです。

 多様性ということでは、同性婚について最高裁判決で全国での権利が確定したのが遠い昔のように、すでに社会では当たり前となり反対論はどこかへ消えてしまいましたし、IT業界では女性のCEO(最高経営責任者)やCOO(最高執行責任者)が大勢活躍したり、男性の育休が拡大したりしています。FRB(連邦準備制度)のトップも女性のイエレン議長になって、その権威も今回の利上げの判断で確立しています。時代はどんどん先へと進んでいるのです。

2916チバQ:2015/12/24(木) 22:21:39
 海外の文化ということでは、「クールジャパン」と言われる日本文化も相変わらずアメリカでの人気は衰えていません。例えば、アマゾンの「書籍の年間ベストセラー」(12月23日現在)を見てみると、紙版の2位(1位は幼児向け絵本なので、成人向け書籍の事実上トップ)に日本の近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』が入っています。(キンドルでは18位)

 ヒットの要因ですが、ニューヨークなど住環境の悪い環境で働きながら暮らす若い女性には「片づけ」を工夫したいというニーズがあったこともありますが、何よりも異文化としての日本的な「スピリット」が共感を呼んだことにあります。

 例えば、整理術の中で「モノにトキメキを感じたら残す、感じなかったら捨てる」とか、「モノを捨てる時には心の中で感謝しながら捨てる」という部分が、アメリカの読者の琴線に触れたようです。

 日本人からすると多少違和感があるのですが、そのような近藤氏の思想は「禅のスピリット」だということが真面目に語られていること、そして何よりも英語タイトルには「日本式の片づけ法」ということが書いてあること、ハードカバーの表紙には日の丸を思わせるデザインが施されていることなどを総合すると、200万を超えるという読者たちは、明らかに「これは日本の文化」だと思って自分の生活に取り入れているということは間違いなさそうです。

 これが、2015年末のアメリカの現実です。

「トランプ旋風」というのは、その裏返し、つまり最新のトレンドに乗り遅れた保守層の「ささやかな抵抗」に過ぎないと言えます。そのようなマイノリティに過ぎない「トランプ・マニア」が「現象」となっているのは、CNNをはじめとするメディアが演出しているということもありますが、「保守でなければ予備選に勝てない、保守に過ぎると本選では勝てない」という共和党の「持病」が最悪の形で出ていると見ることができます。

 そんな中、年が明ければ選挙戦の1年がスタートします。まずは、2月1日のアイオワ州党員集会と、9日のニューハンプシャー州予備選が注目されます。共和党がトランプ旋風の「悪酔い」から覚醒して本格候補を担ぐことができるのか、それともトランプ「降ろし」に失敗してヒラリーに惨敗するコースをたどるのか、ここに注目しなければなりません。

2917チバQ:2015/12/24(木) 22:45:39
http://www.afpbb.com/articles/-/3071320
米大統領選で「風刺画戦争」勃発、共和党候補の娘をサルに例える
2015年12月24日 13:09 発信地:ワシントンD.C./米国

【12月24日 AFP】2016年米大統領選をめぐる「風刺画戦争」が始まった。米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)が、共和党の指名候補を目指すテッド・クルーズ(Ted Cruz)上院議員の5歳と7歳の娘2人をサルにたとえた風刺画を掲載したのが発端だ。

 ワシントン・ポストが掲載したのは、手回しオルガンを弾くクルーズ氏と、それに合わせて2匹のサルが踊る風刺画。「テッド・クルーズは自分の子どもたちを政治の道具にしている」との見出しが付けられていた。この風刺画は既に同紙ウェブサイトから削除されている。

 クルーズ氏は、マイクロブログのツイッター(Twitter)で「上等だ。ワシントン・ポストは私の娘たちを笑いものにし、執拗(しつよう)に私を攻撃していいる。キャロラインとキャサリン(同氏の娘たち)はあんたたちとは格が違う」と怒りを表明。さらに23日夜、民主党の指名争いトップを走るヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官が犬2匹を散歩させている風刺画をツイッターに投稿した。

 風刺画の犬には、それぞれ「ワシントン・ポスト」「ニューヨーク・タイムズ(New York Times)」と書かれており、「こっちのほうが風刺画として上出来だろう。ヒラリーと彼女の言いなりのペット犬たちだ」とクルーズ氏。米メディア、特に「ワシントン・ポスト」と「ニューヨーク・タイムズ」が民主党寄りだとみる共和党内の不満をほのめかした。

 クルーズ氏はテキサス(Texas)州選出の上院議員で、世論調査で共和党指名候補争い2位。来年2月に幕を開ける大統領候補予備選の初戦アイオワ(Iowa)州では、トップの支持率を獲得している。(c)AFP

2918チバQ:2015/12/26(土) 15:36:27
http://www.sankei.com/world/news/151230/wor1512300003-n1.html
2015.12.25 10:00
【米大統領選】
怪物・トランプ氏を創造した共和党はフランケンシュタイン博士なのか?黄禍論に転じる危険性も…

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(1/4ページ)

アイオワ州デモインで行われた政治集会で演説するドナルド・トランプ氏。相次ぐ過激な問題発言にもかかわらず、共和党の大統領候補指名争いで首位をキープしている=11日(ロイター)
 カリフォルニア州サンバーナディーノでの乱射事件を受けて共和党の大統領候補指名争いで首位の不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)がイスラム教徒の入国を禁止すべきだと主張した。メディアや識者は一斉にこの発言を「越えてはならない一線を越えた」などと批判したが、それでもトランプ氏は保守層の支持を固め、共和党にとっての「怪物」になりつつある。

自身こそが生みの親

 「トランプは怪物なのかもしれない。だが、共和党主流派こそが彼を生み出したフランケンシュタイン博士だ」

 ヒラリー・クリントン前国務長官(68)を支持する特別政治活動委員会(スーパーPAC)、プライオリティーズUSAアクションの戦略家、ポール・ベガラ氏(54)はワシントン・ポスト紙でこう評した。共和党のポール・ライアン下院議長(45)や他候補が、トランプ氏が指名を獲得した暁には支持すると表明していることを揶揄(やゆ)したものだ。

 共和党はバラク・オバマ大統領(54)がイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の同調者を「暴力的過激主義者」と呼び、イスラム教徒と峻(しゅん)別(べつ)していることを批判。また、不法移民の市民権取得に道を開く移民制度改革にも強く反対してきた。

 「イスラム教徒が米国に入国することを全面的かつ完全に禁止する」「メキシコから不法移民が来ないよう、国境沿いに万里の長城を築く」といったトランプ氏の主張が支持者に受け入れられる素地を作ったのは、確かに共和党かもしれない。

 科学者、フランケンシュタインは墓地の死体をつなぎ合わせて創造した怪物に、妻や友人を殺される。物語と違い、共和党の「怪物」は姿を消しそうにない。大統領選と同じ11月に連邦議会選を迎える議員たちは、トランプ氏の指名獲得でマイノリティー(少数派)の支持を失し、民主党に議席を奪われる事態を本気で懸念している。

イスラム恐怖症を利用

 トランプ氏の支持に陰りが見えないのは、米社会にあるイスラモフォビア(イスラム恐怖症)によって入国禁止という分かりやすい解決策が受け入れられやすくなっているからだ。

 オバマ氏は欧州での難民危機を受けて1年間で少なくとも1万人のシリア難民を受け入れる方針を表明し、暴力的過激主義者と一般のイスラム教徒を峻別する考えを強調している。オバマ氏と同じ民主党のクリントン氏の考えも同様だ。

 理性で考えれば、イスラム教徒の排斥は信教の自由をうたう米憲法修正第1条に反し、移民で成り立つ多民族国家として「米国が支持するものではない」(ライアン下院議長)はずだ。

2919チバQ:2015/12/26(土) 15:37:22
 だが、パリ同時多発テロやサンバーナディーノ乱射事件の後では、オバマ氏がイスラム教徒に差別や偏見を持たないよう訴えれば訴えるほど強硬保守派は勢いづき、トランプ氏を支持するという悪循環に陥っている。

黄禍論に転じる危険性

 「人種的偏見、戦時ヒステリー、政治指導の過ちによりこれらの行動は動機付けられた」

 これはトランプ氏の行動を指したものではない。第二次大戦中のフランクリン・ルーズベルト政権による日系人強制収容に関し、米政府が1988年に公式謝罪した際の声明だ。

 トランプ氏は強制収容そのものは否定しつつも、ルーズベルト政権が日系人など「敵性外国人」に対してとった政策と自らの政策に「何ら変わりはない」と主張した。

 イスラム教徒への逆風を自らへの順風として利用しようとするトランプ氏の行動は、2001年9月11日の米中枢同時テロの1週間ほど後に当時のジョージ・W・ブッシュ大統領(69)が出した次の声明とは対照的だ。

 「米国の敵は多くのイスラム教徒の友人たちではない。私たちの敵はテロリストの過激なネットワークと、それを支援するすべての政府だ」

 イスラム教徒全体を「敵」にまわすことで利益を得るのはISであることは間違いない。イスラム社会と西洋社会の「文明の衝突」というフィクションを宣伝することで外国人戦闘員を募集し、自爆テロを実行してきたのがISだからだ。

 トランプ氏の危険な言説は、矛先が変われば戦前のようにアジア系への「黄禍論」に転じ得る。その兆しは日韓に対する「安保ただ乗り論」に現れている。日本も「トランプ流ポピュリズム(大衆迎合主義)」への支持動向に警戒を怠るべきではない。(ワシントン支局 加納宏幸)

2920チバQ:2015/12/26(土) 15:38:14
http://www.sankei.com/world/news/151225/wor1512250023-n1.html
2015.12.25 13:31
【米大統領選】
米国は「危険な時」 トランプ現象に警告の社説「政治の場で醜い事態が起きている」

Tweet

演説するトランプ氏(ロイター)
 24日付の米紙ワシントン・ポストは、大統領選の共和党候補指名を目指すトランプ氏の排外的主張が一定の支持を集める現状を念頭に「政治の場で醜い事態が起きている」と指摘、米国は「危険な時」を迎えていると社説で警告した。

 ヒスパニック(中南米系)移民やイスラム教徒の排斥を掲げるトランプ氏の主張は過激さを増す一方、共和党でトランプ氏は支持率首位を維持している。極端な主張が選挙戦の原動力にすらなっている「トランプ現象」に同紙は危機感をあらわにした。

 社説は、トランプ氏について「憎悪をあおり、恐怖につけ込むことで政治的な成功を得ようとしている」と分析。「トランプ氏の選挙戦の本質は、自分たちと異質な人たちを卑しむべき人間以下の存在であるかのように扱い、傷つけても構わないとみなす点にある」と指摘した。(共同)

2921チバQ:2015/12/27(日) 12:43:45
http://www.sankei.com/world/news/151226/wor1512260011-n1.html
2015.12.26 18:00
【日々是世界】
米国内を二分する「少数人種優遇措置」 火付け役は最高裁判事 リベラル派反発も、根強い「白人逆差別論」





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米連邦最高裁前でアファーマティブ・アクションの廃止を訴えるアビゲイル・フィッシャーさん=12月9日、ワシントン(ロイター)
 銃規制問題で揺れる米国で、もう一つの「終わらない議論」が白熱している。大学の入学選考で、黒人ら人種的な少数派を優遇する積極的差別是正措置(アファーマティブ・アクション)の是非だ。今月初め、「多くの黒人学生を受け入れることが良いとは限らない」と否定的な見方を示した連邦最高裁のベテラン判事の発言をめぐって、リベラル系の議員やメディアが「黒人差別だ」などと猛反発。これに対し、保守系のメディアは判事の見解に支持を表明するなど“擁護”に回っている。

火付け役は最高裁判事

 「可能な限り多くの黒人学生を受け入れることが大学にとって良いことだという理屈が成り立つとは思わない」

 今月9日、テキサス大オースティン校の入学選考の合憲性をめぐる連邦最高裁の口頭弁論で、アントニン・スカリア判事(79)=写真=がこう発言し、アファーマティブ・アクションの議論に火を付けた。

 米メディアによると、スカリア判事はさらに、黒人学生が難関大のテキサス大に入って授業についていけなくなるより、良い成績が残せるような大学に進んだ方がよいのではないかと発言。「多くの黒人の科学者は、テキサス大のような大学を出ていない。彼らはもっとレベルの低い大学の出身だ」とも語ったという。

 保守派として知られるスカリア判事は、アファーマティブ・アクションにも否定的とされる。こうした発言に、早速かみついたのはリベラル系の議員だった。民主党のハリー・リード上院議員(76)は「人種差別的な考えだ」と批判。さらに、イスラム教徒の入国禁止を唱えた、大統領選で共和党候補の指名獲得を目指すドナルド・トランプ氏(69)の名前まで出し、「トランプ氏とスカリア判事の違いは、スカリア判事が法服をまとい、生涯を約束される地位があることだけだ」と断じた。引き合いに出されたトランプ氏も「黒人社会にとって、スカリア判事の発言はとてもつらい」と批判。民主党議員からは審理からスカリア判事を外すよう求める声も出始めた。

根強い「白人逆差別」論

 アファーマティブ・アクションは、合法的な人種差別が存在していた1961年、当時のジョン・F・ケネディ大統領(1917〜63年)が提唱。長年にわたる差別の影響を積極的な解消策で断ち切ろうとするもので、米国の多くの大学で人種的優遇措置が採用されてきたが、「白人に対する逆差別だ」などと反対意見も根強い。

 テキサス大オースティン校の入学選考では、定員の約75%は州内の公立高校の成績トップ10%の学生に割り当てられるが、残り約25%の合格者は人種などさまざまな要素を考慮して決められる。2008年の入学選考で不合格となった白人女性のアビゲイル・フィッシャーさん(25)が「憲法が禁じる人種差別にあたる」として、訴えを起こした。
 スカリア判事の発言を受けて米国の主要メディアは一斉に見解を示した。

 保守系のウォールストリート・ジャーナル紙は13日(電子版)、「スカリア判事の人種優遇措置に対する見解は正しい」とする識者の寄稿を載せた。人種優遇措置の議論はその効果ではなく、適法かどうかに集中しすぎていると指摘。双方を論じることが重要であるとして、効果に疑義を呈したスカリア判事を支持した。

 人種優遇措置を採用した結果、黒人の退学者数が増えたり、大学間で黒人学生を取り合う事態に陥っているなどと、“負の側面”を列挙。こうした問題は50年近く前から、たびたび大学教授らによって指摘されてきたとした。

メディアの見解も割れる

 一方、リベラルな論調のニューヨーク・タイムズ紙(NYT)は10日(電子版)、「スカリア判事が“ミスマッチ”議論に足を踏み入れた」とする記事を掲載した。「学力が不相応な大学に入ってしまうと落ちこぼれてしまう」というミスマッチの理論は、「立証しえない、欠点のある仮説に基づいているという批判の声がある」と指摘。「スカリア判事の発言は嘆かわしいし、見当違いだ」と厳しく非難する、全米黒人地位向上協会(NAACP)の司法担当者の話も紹介した。

 テキサス大オースティン校の合憲性をめぐる連邦最高裁の判決は、16年6月末までに出る見通し。NYTは9日(電子版)、「全米の大学でアファーマティブ・アクションが危機にさらされている」と題した記事を掲載し、判決の行方を案じている。(国際アナリスト EX)

2922chibaQ@rossia`:2016/01/03(日) 22:51:02
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O06E5J6VDKHV01.html



パタキ元NY州知事、米大統領選の共和党候補指名争いから撤退
2015/12/31 00:11 JST

    (ブルームバーグ):ニューヨーク州知事を3期務め、2001年9月11日の同時多発テロ事件にも対応したジョージ・パタキ氏は29日、16年米大統領選挙の共和党候補指名争いから撤退した。共和党候補の指名争いでは資産家のドナルド・トランプ氏が高い支持率を維持する一方、パタキ氏はほとんど支持を得られていなかった。
パタキ氏(70)は大統領選からの撤退演説で、「大統領選のキャンペーンを中止し、ホワイトハウスを目指した私の旅は今夜終わりを迎えた。われわれを一つにまとめることのできるふさわしい人物が選ばれると確信している」と述べた。
原題:George Pataki Quits Presidential Race(抜粋)

2923chibaQ@rossia`:2016/01/03(日) 23:49:14
http://mainichi.jp/articles/20160103/k00/00m/030/029000c
銃規制の強化表明、具体策協議へ…年頭所感

毎日新聞2016年1月2日 19時44分(最終更新 1月2日 19時44分)

 【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領は1日、週末恒例のラジオ・インターネット演説で年頭所感を発表し、残る任期約1年で銃規制の強化に取り組む考えを重ねて表明した。ホワイトハウスで4日にリンチ司法長官と協議し、大統領権限でできる規制強化策を検討する見通しだ。

 オバマ氏は演説で、銃暴力の被害者や遺族の苦しみに触れたうえで、「議会は再発防止のために何もしてこなかった」と批判した。そのうえで「私は2、3カ月前、ホワイトハウスのチームに対し、銃犯罪を減らす新たな対策を検討するよう指示した」と説明、リンチ氏とその具体策について協議するとした。

 米国では2012年に東部コネティカット州の小学校で銃乱射事件が発生し、児童ら26人が殺害された。これを受け、オバマ氏は殺傷能力の高い銃器の販売規制などに取り組む姿勢を強調し、議会も13年に包括的な銃規制法案を約20年ぶりに審議した。

 しかし、合衆国憲法修正2条は自衛のための武器保有の権利を定めている。野党・共和党の有力支持団体である全米ライフル協会(NRA)は猛反発してロビー活動を強化した。この結果、当時は与党・民主党が過半数を占めていた上院でも可決できず、頓挫した。

 その後も銃犯罪は続き、昨年12月には西部カリフォルニア州で銃乱射事件が起きた。オバマ氏は演説で、強力なロビー団体と対決する考えを強調し、「全ての子供たちのため、より安全な米国にしよう」と銃規制への支援を呼びかけた。

 ただ、共和党が上下両院の過半数を占める議会が規制強化に積極的に取り組む見通しは立っていない。このため、法整備の必要がない大統領権限で実施できる範囲の規制強化をまず打ち出し、議会にもさらに踏み込んだ法整備を求める構えだ。

2924チバQ:2016/01/04(月) 16:21:40
http://www.sankei.com/world/news/160104/wor1601040005-n1.html
2016.1.4 00:16
【米大統領選】
イスラム過激派、トランプ氏発言を勧誘利用 クリントン氏の指摘正しかった?

共和党のトランプ氏(AP)
 米大統領選の共和党候補指名を目指す実業家トランプ氏の反イスラム発言が、ソマリアを拠点とするイスラム過激派アルシャバーブの戦闘員勧誘ビデオに利用されていることが3日までに分かった。AP通信などが伝えた。

 アルシャバーブはツイッター上で51分間のビデオを公開。トランプ氏がイスラム教徒の入国禁止を訴える映像を使い、米国内の宗教や人種に基づく差別を批判し、イスラム教徒やアフリカ系米国人に組織に加わるよう呼び掛けた。

 民主党の最有力候補のクリントン前国務長官は過激派組織「イスラム国」(IS)がトランプ氏の主張を利用して戦闘員を勧誘していると指摘し、トランプ氏は証拠がないなどとして「彼女はうそつきだ」と非難していた。(共同)

2925チバQ:2016/01/04(月) 16:26:22
http://www.sankei.com/world/news/160101/wor1601010004-n1.html
2016.1.1 15:00
【ウイークリーワールド】
ネットで大人気の「世界で最もセクシーな政治家」 カナダ首相の型破りエピソード
 カナダの政治がいま、ネット上でかつてないほど注目を集めている。11月に第29代首相に就任したジャスティン・トルドー氏(44)の“王子さまぶり”に、世の女性たちが熱中しているのだ。190センチ近い身長に端正な顔立ち、筋骨隆々な肉体…。さらに父親は元首相というサラブレッド。米ファッション誌「ヴォーグ」(1月号)までもが、若き新首相を特集した。外見だけでなく、これまでの政治家とは一線を画す型破りなエピソードの数々も、世界の女性たちの心をわしづかみにしている。

「愛の告白」も大注目

 「セクシーでフェミニスト、手の上に赤ちゃんを乗せて直立させることだってできる」

 ヴォーグは11月22日のウエブ版の記事で「型破りな最もセクシーな10人の男性」を特集。英国出身の俳優、ベネディクト・カンバーバッチら“旬な俳優陣”に混じってトルドー氏は政治家として唯一ランクインし、こう紹介された。

 ヴォーグは1月号でトルドー氏への大型インタビュー記事とともに、ソフィー夫人と抱き合うグラビア写真を掲載。記事の中身は夫人とのなれそめなど私生活にスポットをあてたもので、その扱いはハリウッドスター並みだ。

 ソフィー夫人はトルドー氏の弟と同級生で2人は幼なじみ。2003年のチャリティーイベントで再会して意気投合し、最初のディナーデートで、当時31歳だったトルドー氏は「僕は君に出会うために31年間過ごしてきたんだ」と夫人に告白したという。

 テレビタレントとして活躍していたソフィー夫人も、その美貌から「世界で一番セクシーなファーストレディー」(ニューヨーク・ポスト紙)などと話題に。首相就任直後、税金でベビーシッターを雇っていたことがスキャンダルとして報じられたが、3人の子供と一緒にメディアに登場する機会も多く、夫とともにカリスマ的な人気を誇っている。

ボクシングの試合に勝って…首相に?

 父親は、「カナダで最も偉大な首相」と評されることも多いピエール・トルドー元首相。2000年の父親の葬儀で「Je t’aime papa」(パパ大好き)と感動的な弔辞を読み、国民的に注目されたが、経歴だけを見ると、ごく普通にいる若者と変わりはない。

 大学を卒業後、世界中を旅しスノーボードなどを愛好、最終的に教師に落ち着いた。左肩にはタトゥーが彫られ、俳優として活躍した時期もあった。

 08年に初当選してからも「首相候補」とは言い難かったトルドー氏が頭角を現わしたきっかけも一風変わっている。ニューヨーク・タイムズマガジンは「12年のボクシングの試合から首相への勝利のロードが始まった」と振り返る。

2926チバQ:2016/01/04(月) 16:26:43
 トルドー氏の自由党は、11年の選挙で与党・保守党に大敗を喫した。そこで党再生のために取った手段が、チャリティーのボクシングの試合で肉体派の保守党議員に勝つこと。試合前には、おぼっちゃまのトルドー氏の敗北が濃厚とされたが、大方の予想を裏切り保守党議員に勝利した。

 ニューヨーク・タイムズマガジンのインタビューに、トルドー氏は「試合に備えて徹底的にトレーニングを続けた。あの試合で、一度決断すると、信じられないほど努力する人間だと分かってもらえたと思う」と、ボクシングが転機の一つになったと認めている。試合の翌年、自由党の党首に選ばれたのだ。

公約は大麻合法化

 就任から2カ月が経ち、トルドー新政権は“らしさ”を発揮し、評価は上々のようだ。

 新政権は、首相以外の閣僚30人を男女15人ずつの同数とし、男女平等を最優先とする理由を問われ、「because it’s 2015」(だって2015年じゃないか)ときっぱり。閣僚の人種の多様性にも配慮し、早速、国民の心をとらえた。

 選挙戦の公約であるイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)への空爆中止、シリア難民の受け入れなども着実に進めている。一方、注目されるのは優先課題の一つである大麻の合法化だ。

 カナダでは医療用の大麻は認められているが、嗜好品としては禁止されており、年間数万人が所持などで検挙されているという。

 トルドー氏は嗜好品としての大麻を合法化し、課税対象とする考えを表明。子供への譲渡や大麻使用時の運転などは厳しく規制するという。

 地元メディアによると、トルドー氏自身も過去5、6回大麻を吸ったことを認めている。だが、国内では根強い反発の声がある上、法制化までには時間を要することから、実現までには難航が予想されている。

 未知数とされた外交手腕には期待感が高まる。就任直後、フィリピン・マニラで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議でオバマ米大統領と初会談。45分間にわたる会談は、友好的な雰囲気で行われたと伝えられた。

 ニューヨーク・タイムズマガジンのインタビューに、トルドー氏は「オバマ氏は、選挙に勝利した夜の私の家族の様子をテレビで見て、08年の大統領選を思い出したと言っていた」と語った。

 前出のボクシングの試合で撮影した上半身裸の写真がネット上に出回り、「カナダに移住したい」と書き込む女性まで現われたトルドー旋風。16年は、その真価が問われることになりそうだ。

2927チバQ:2016/01/04(月) 16:28:13
http://www.sankei.com/column/news/160104/clm1601040007-n1.html
2016.1.4 11:10
【米大統領選】
女性を阻む「ガラスの天井」はついに砕かれるか? 客員論説委員・千野境子

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19日、ニューヨークで演説するクリントン前米国務長官(ロイター)
 ズバリ、11月にヒラリー・クリントン第45代米国大統領は誕生するだろうか。

 《今回は(女性の昇進を阻む)最も高く、最もてごわいガラスの天井を打ち破ることはできなかったが、1800万もの割れ目ができた。これが米国における進歩の歴史の常だった》

 2008年の大統領予備選でバラク・オバマとの民主党指名獲得競争に敗れ、そう語ったヒラリー。今回は自称社会主義者のバーニー・サンダース上院議員が対抗馬なので、「予備選に勝利した初の女性候補」の“勲章”は2月のアイオワ州党員集会を待たず、ほぼ手中に収めた。

 とはいえ本選でのヒラリーの懸念材料は、そもそも歴史的に、同じ党が3期連続した例が共和党のレーガン2期と父ブッシュの例以外にないことだ。その上レーガン人気のような現職大統領の後押しもオバマには期待できない。

 加えてヒラリーは10月には69歳になる。前回は61歳。共和党候補が息子のように若いマルコ・ルビオやテッド・クルーズ各上院議員のどちらかになれば、テキはここぞとばかりに若さやフレッシュぶりをアピールするだろう。

 歴史が新しい米国社会では若さにとりわけ価値が置かれる。大統領選で「変革」が常にキーワードとなってきたのも、両者が表裏一体のものでもあるからだ。

 ただしヒラリーには以上の不利に勝るとも劣らぬ強みもある。

 確かに若くはない。しかし経験は共和党候補の誰よりも勝る。中でもアジア・リバランス(再均衡)政策の下、南シナ海問題で当時の楊潔●中国外相をたじたじとさせ、機を捉えミャンマー民主化を加速させるなど09年から13年の国務長官時代は、その後のオバマ外交の低迷やおよび腰と比べると、一段と精彩を放っている。

 中国が核心的利益を固持し、強大化にも歯止めがかからないとすれば、アジア太平洋におけるリバランスの強化と深化は次期米大統領の一番の課題である。

 一方でテロから難民、移民、経済まで世界の課題は複雑化を極め、利害は錯綜(さくそう)、世界の指導者とりわけ米国には経験に裏打ちされた巧緻や熟慮がますます重要だ。

 ヒラリーにとって前回大統領選は、本人はもちろんビルの妻としても初の負け戦だった。大統領夫人に国務長官と世間的には功成り名を遂げたヒラリーがあえて再出馬を決意する。そこには文字通り『困難な選択』(回顧録)があったはずだ。しかし失敗を恐れず再チャレンジする生き方も、米国社会では評価され歓迎される。

 さらに世界の政治的潮流が女性国家元首登壇の垣根を低くしつつあるのも、ヒラリーには追い風だ。今年の嚆矢(こうし)となる16日投票の台湾の総統選挙は、民進党の蔡英文主席の勝利が有力視されている。くしくも彼女も再挑戦組で、2人そろって米国、台湾史上初の女性トップを目指す。

 米大統領選は米国民だけの関心事ではない。歴史を振り返れば、米大統領が変わるとき、世界も変わってきた。中国の台頭やロシアの復活に次期米大統領がどう対処するか。世界は無関係ではありえない。

 その意味でも共和党には一刻も早く無駄な消耗戦を切り上げ、民主党と本当に戦える候補選びに入ってほしいものだ。

 共和党レースはこれまでどこかヘンである。内向き志向や議会、既成政治家への幻滅、イスラム原理主義の脅威など理由はいろいろ指摘できるが、候補者たちが国民の不満の代弁者に終始してよいはずはない。次期米大統領候補者たちは世界のために確かな処方箋や大胆な夢、展望を語ってこそ、真のランナーにふさわしい。(ちの けいこ)

●=簾の广を厂に、兼を虎に

2928とはずがたり:2016/01/04(月) 17:15:10
>>2226-2228>>2344とか
昔だったらCIAに潰されてた様な政権も許容するようになったのはいいこんだ。

南米、陰る左派政権…非現実的な経済政策に国民反発 頼みの鉱物も下落
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E5%8D%97%E7%B1%B3%E3%80%81%E9%99%B0%E3%82%8B%E5%B7%A6%E6%B4%BE%E6%94%BF%E6%A8%A9%E2%80%A6%E9%9D%9E%E7%8F%BE%E5%AE%9F%E7%9A%84%E3%81%AA%E7%B5%8C%E6%B8%88%E6%94%BF%E7%AD%96%E3%81%AB%E5%9B%BD%E6%B0%91%E5%8F%8D%E7%99%BA-%E9%A0%BC%E3%81%BF%E3%81%AE%E9%89%B1%E7%89%A9%E3%82%82%E4%B8%8B%E8%90%BD/ar-BBo1m6J#page=2
産経新聞
5日前

 【ニューヨーク=黒沢潤】南米で左派政権に陰りが出ている。アルゼンチンで11月に行われた大統領選、ベネズエラで12月に行われた国会議員選では中道右派がそれぞれ勝利した。ブラジルでは左派政権が低迷し、来春に大統領選が行われるペルーでは、中道右派のケイコ・フジモリ候補が幅広い支持を得て独走状態にある。左派退潮の背景には、現実にそぐわない経済運営や国際的な鉱物・穀物価格の下落、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の普及といった側面がある。

 ベネズエラの国会議員選で圧勝した野党連合・民主統一会議(MUD)は年明けから、国会で政権与党の約2倍の巨大勢力にのし上がる。強大な権限を持つ反米左派のマドゥロ政権の任期が2019年まで続くものの、一部の経済政策が変更される見通しだ。

 ブラジルでも中道左派のルセフ政権の支持率が急降下している。「大統領は自国の問題で手いっぱいで、友好関係にあるマドゥロ政権の精神的支援すらできない」(駐ベネズエラ外交筋)状況にある。

 ■中道右派のケイコ・フジモリ候補が圧倒

 アルゼンチン大統領選で勝利した中道右派のマクリ氏は今月10日、中道左派のフェルナンデス氏から政権を引き継ぎ、路線変更を本格化させている。4月10日に大統領選を控えるペルーでは、中道右派のケイコ・フジモリ候補が2位候補者の約2倍の支持率(約33%)を獲得。ウマラ現左派政権の支持率は15%前後と、「ブラジルのルセフ政権と“最下位競争”を繰り広げている状態」(駐ペルー外交筋)にまで落ち込んでいる。

 南米では、ベネズエラで反米左翼のチャベス大統領が台頭したのをきっかけに2000年代から左派陣営が勢いを伸ばした。03年にブラジルでルラ政権、07年にはアルゼンチンでフェルナンデス政権が誕生。ボリビアやエクアドルでも、反米左派政権が相次ぎ台頭した。ところが、ベネズエラやアルゼンチンなどは価格統制や為替管理といった「無理のある経済政策」(中南米専門家)を次々と実施。左派政権下の国々では労働者の最低賃金を引き上げ、国家財政が圧迫される事態にもなった。「社会政策をダシに地位を得た左派政権への国民の反発も強まった」(同専門家)という。

 ■中国減速が波及…SNS普及もダメージに

 一方、国際的な鉱物・穀物価格の下落も左派政権を直撃している。ベネズエラにとり外貨収入の96%を依存する原油の価格下落は深刻な問題だ。ペルーでも銅価格の下落が経済に大きな影響を与え、アルゼンチンでは大豆など穀物価格の下落が政権交代の引き金になった。従来、これらを購入していた中国が景気減速のため購買力を弱め、二重のあおりを受けている。

 ある外交筋によれば、1990年代とは異なり、SNSの普及によって、政府に管理された情報ではなく、バイアス(偏り)のない情報を共有できるようになったことも左派退潮の背景にあるという。

 今年7月には、左派政権の精神的支柱でもあったキューバが54年ぶりに米国との国交を回復させた。南米諸国への衝撃は大きく、ボリビアのモラレス政権、エクアドルのコレア政権にも影響を与えている。

2929チバQ:2016/01/04(月) 23:53:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date3&k=2016010200101
クリントン氏、優位固める=勢い止まらぬトランプ氏-2月から予備選・米大統領選



 【ワシントン時事】オバマ大統領の後継を選ぶ米大統領選は11月8日の投開票に向け、民主、共和両党の予備選・党員集会が2月1日からスタートする。民主党指名争いでは初の女性大統領を目指すヒラリー・クリントン前国務長官(68)が優位を固める一方、共和党は不動産王ドナルド・トランプ氏(69)の勢いをどの候補も止められない状況だ。
 全米の先陣を切って開かれるのは2月1日のアイオワ州党員集会。続いて9日にニューハンプシャー州予備選が行われ、サウスカロライナ州予備選、ネバダ州党員集会、10州以上が集中する3月1日の「スーパーチューズデー」などを経て、両党の候補者が徐々に絞り込まれていく。
 パリ同時テロを受けて米国民の関心が安全保障政策に集まる中、国務長官経験者のクリントン氏は独走状態に入った。格差是正を訴え、クリントン氏との支持率の差を一時13ポイント前後まで詰めていた「民主社会主義者」を自任するバーニー・サンダース上院議員(74)は伸び悩んでいる。
 このまま行けばクリントン氏の指名はほぼ確実とみられているが、クリントン氏が私用のメールを公務に使っていた問題について連邦捜査局(FBI)が調査を進めているのが不安材料だ。

 一方、共和党では、いずれ失速するとの識者らの当初の予想に反し、首位のトランプ氏が後続を大きく引き離す。昨年12月上旬にはイスラム教徒の入国禁止を主張し、国内外から批判を浴びたが、対米テロへの不安を強める一部の有権者の間では発言はむしろ追い風になった。
 2位の保守強硬派テッド・クルーズ上院議員(45)はアイオワ州でトップに立ったが、全国規模ではトランプ氏の勢いを鈍らせるには至っていない。党主流派の期待を背負う3位のマルコ・ルビオ上院議員(44)は伸び悩み、元神経外科医ベン・カーソン氏(64)とジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)は苦しくなってきた。
 両党とも7月に党大会を予定し、予備選・党員集会を勝ち抜いた1人を大会で正式に候補者として指名するのが通常の流れだ。しかし、共和党は予備選・党員集会の段階で候補者を1人に絞れず、決着が党大会での決選投票にもつれ込む可能性もささやかれている。(2016/01/02-15:38)

2930名無しさん:2016/01/05(火) 20:33:47
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/160105/mcb1601051154013-n1.htm
米大統領選、クリントン元大統領が「ソロデビュー」 初戦の重要州で動き活発
2016.1.5 11:54
 米大統領選の民主党最有力候補クリントン前国務長官は4日、夫の元大統領を緒戦の重要州に送り込み、支持固めへ攻勢をかけた。共和党の指名獲得を目指す実業家トランプ氏は5日から重要州で初のテレビ広告を放映する計画。2月に始まる両党の指名争いをにらみ、選挙戦は新年から活発化した。

 元大統領は4日、指名争いの幕開けとなる中西部アイオワ州に続く重要な舞台となる東部ニューハンプシャー州で演説。妻について「知識や経験、気質において(大統領候補に)より適任な人物はいない」と支持を呼び掛けた。これまで元大統領は前面に出るのを控えてきた。米メディアは今回選挙での「初のソロデビュー」と報じている。

 トランプ氏は5日から両州でテレビ広告を放映。約30秒の映像では、イスラム教徒の入国を禁じ、不法移民対策でメキシコとの国境に壁を建設すると表明。「米国を再び偉大な国にする」と訴える。(共同)

2931チバQ:2016/01/05(火) 22:32:09
http://www.sankei.com/world/news/160105/wor1601050046-n1.html
2016.1.5 20:40
【米大統領選】
トランプ氏初制作の選挙CM公開 「ISの首切り落とし、石油奪う」 排他主義“凝縮”、ウソの映像貼り付けも

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キャンペーンの会場から、抗議のデモ隊が排除されるのを待つドナルド・トランプ氏=4日、ローウェル(AP)
 米大統領選の共和党候補指名争いで首位の不動産王、ドナルド・トランプ氏が4日、初めて制作した選挙CMを公開した。これまでの排他主義的なメッセージを“凝縮”した内容で、議論を呼んでいる。

 CMでは、カリフォルニア州の銃乱射事件の容疑者夫妻や遺体が入った袋が映し出され、「ドナルド・トランプはそれを過激なイスラムのテロと呼ぶ。それがイスラム教徒の一時的入国禁止を求める理由だ」と主張。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)にふれ、「彼はすぐに首を切り落とし、彼らの石油を奪う」と訴えている。

 さらに、「彼は南部に壁を建設することで、不法移民の流入を防ぐ」と続き、群衆が国境に殺到している映像が映し出される。だがAP通信によると、これはモロッコにあるスペインの飛び地で撮影された映像であることが判明した。

2932チバQ:2016/01/06(水) 20:28:22
http://mainichi.jp/articles/20160106/k00/00e/030/169000c
英国
下院が米トランプ氏の入国禁止審議へ 署名57万人

毎日新聞2016年1月6日 09時56分(最終更新 1月6日 09時56分)


 英下院は5日、米大統領選の共和党指名争いの先頭走者で、イスラム教徒への排外主義をあおる実業家トランプ氏を入国禁止にすべきかどうか、18日に審議することを決めた。英国で約57万人がトランプ氏の入国禁止を求める申し立てに署名したことを受けた措置。実際に禁止措置を取ることは政治的に難しいとみられる。

 申し立てを扱う下院委員会が決定した。ただ、委員会として申し立てを支持しているわけではないと説明。英国では10万人を超える署名を集めた申し立ては、議会審議の対象となる。(共同)

2933チバQ:2016/01/06(水) 20:33:49
http://www.sankei.com/world/news/160106/wor1601060017-n1.html
2016.1.6 07:15

オバマ氏が涙で銃規制強化訴え 「怒りがわく…」 全米ライフル協会は「感情的な説教はいらぬ」と反発

 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領は5日、銃の購入者に対する身元調査を拡大することを柱とする銃規制強化策をホワイトハウスで正式に発表した。オバマ氏は涙ながらに犠牲の拡大を食い止めるよう訴えたが、野党・共和党やロビー団体は武器保有の権利を保障した合衆国憲法を盾に反発している。

 オバマ氏は2012年に米東部コネティカット州の小学校で起きた乱射事件などの被害者家族を伴い演説し、「どの家族も愛する子供が銃弾で命を奪われるとは想像していなかった。子供たちのことを考えると怒りがわく」と、涙を流しながら規制の必要性を訴えた。

 新たな規制は大統領権限の範囲で、インターネットなどで銃を販売する者にも取引免許の取得を義務付け、購入者への身元調査を拡大。共和党の有力支持団体、全米ライフル協会(NRA)はオバマ氏の演説を「感情的で見下すような説教はいらない」と評した。

2934チバQ:2016/01/07(木) 20:59:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2016010700510
出生めぐりライバル攻撃=共和トランプ氏-米大統領選



米大統領選の共和党候補指名争いでトップを走る不動産王ドナルド・トランプ氏=2015年12月28日、ニューハンプシャー州ナシュア(EPA=時事)
 【ワシントン時事】米大統領選の共和党指名争いの首位を走る不動産王ドナルド・トランプ氏(69)は5日、2位のテッド・クルーズ上院議員(45)について、カナダ生まれで、父親がキューバ人だったことから出馬資格を疑う声が出ており、大統領選候補としては「不安定だ」と語った。6日付のワシントン・ポスト紙が報じた。
 トランプ氏はこれまで、自身に矛先を向けないクルーズ氏への批判だけは控えてきた。しかし、全米の先陣を切って2月1日に候補者を選ぶアイオワ州でクルーズ氏にリードを許していることから、攻撃を解禁し始めたようだ。
 米憲法は大統領の条件として「生まれながらの米市民」であることを求めている。ポスト紙によると、クルーズ氏は「母親が生まれながらの米市民だから自分も同じ」と主張。複数の法学者がこれに賛同する見解を示しているが、実際に訴訟で出馬資格を問う動きが出ているという。(2016/01/07-14:26)

2935チバQ:2016/01/08(金) 18:57:00
http://www.asahi.com/articles/ASJ183F4GJ18UHBI00X.html
銃規制「不支持なら選挙支援しない」 オバマ大統領
ワシントン=小林哲2016年1月8日18時23分
 オバマ米大統領は7日、米紙ニューヨーク・タイムズに銃規制について寄稿し、政治家が銃規制を支持しない場合、同じ民主党の候補であっても今後は選挙で支援しない方針を明らかにした。次期大統領選などが念頭にあるとみられる。さらに、オバマ氏は同日夜、バージニア州の大学で開かれたCNN主催のタウンホールミーティングに参加し、銃規制について市民と語り合った。

 オバマ氏は寄稿で、「いまの議会では、常識的な銃規制がなされることはないのは明らかだ」と共和党が多数を占める議会を批判。「常識的な銃規制を支持しない候補者は、たとえ私の党であっても、支援しないし、投票しない」と明言した。

2936チバQ:2016/01/08(金) 19:01:47
http://www.sankei.com/world/news/160107/wor1601070074-n1.html
2016.1.7 21:14
【米大統領選】
来月から予備選 民主党「経済のクリントン強調」 共和党「トランプ現象どこまで」

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演説する米共和党の大統領候補、トランプ氏=4日、マサチューセッツ州ローウェル(ロイター)
 今年11月8日の米大統領選挙に向け、2月1日のアイオワ州を皮切りに全米各州で民主、共和両党の指名候補を絞り込む予備選・党員集会の戦いが熱を帯びる。オバマ大統領の与党・民主党が政権を維持できるのか、あるいは野党の共和党がホワイトハウスを奪還するのか。戦いの行方は世界情勢をも大きく左右する。両党の候補指名争いの現状を追った。(ワシントン支局)



 民主党での候補者指名が有力視されるヒラリー・クリントン前国務長官だが、本選での共和党候補との対決では勝利を楽観できない。無党派層からの支持に弱みがあり、信頼度は暴言で知られる不動産王、ドナルド・トランプ氏よりも低い。このためクリントン氏は無党派層への浸透を狙い、「経済のクリントン」をアピールする戦略も取っている。

 先月22日発表のキニピアック大学の世論調査では、クリントン氏が本選で共和党のトランプ氏と対決すると想定した場合の支持率は47%で、40%のトランプ氏を上回った。しかし共和党の本選候補をテッド・クルーズ、マルコ・ルビオ両上院議員とした場合、支持率は四十数%で横並びとなった。

 背景にはクリントン氏が無党派層からの支持率でクルーズ氏やルビオ氏に約10ポイントの差をつけられていることがある。対トランプ氏でも無党派層からの支持率はほぼ互角。「信頼できる候補者かどうか」という質問では無党派層の72%が「信頼できない」と答え、トランプ氏の60%よりも悪い評価を受けている。

 クリントン氏はこれまでリベラル層の支持固めのため、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)やカナダからの石油パイプライン建設に反対してきた。しかし、状況に応じて主張を変える日和見主義とも批判され、リベラル層以外での苦戦につながっている。

 このためクリントン氏は最近の選挙戦では経済成長にも重きを置く。18日の討論会では「超富裕層を守るための政治圧力は阻止されなければならないが、雇用も生み出したいし、民間企業のパートナーにもなりたい」として大企業への配慮を強調。「大企業が私を支持することはない」と述べた対立候補のバーニー・サンダース上院議員(74)と対照的な立場を取った。

 夫のビル・クリントン元大統領は民主党ながら企業寄りの経済政策で好調な経済成長を維持し、財政黒字化も成し遂げた。クリントン氏は「特に経済面では夫にアドバイスを求める」とも話して、無党派層の期待に応えようとしている。(ワシントン 小雲規生)

2937チバQ:2016/01/08(金) 19:02:16


 共和党は不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)の独走を誰が食い止めることができるかが焦点だ。今のところ若手のテッド・クルーズ(45)、マルコ・ルビオ(44)の両上院議員が追う展開。2月1日のアイオワ州党員集会、9日のニューハンプシャー州予備選の緒戦が選挙戦を左右しそうだ。

 カリフォルニア州サンバーナディーノ乱射事件を受け、トランプ氏はイスラム教徒の入国禁止を打ち出した。その過激な主張にかかわらず、共和党支持層からの人気は高まる傾向にある。

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 ただ、その後の指名争いに影響を与えるアイオワ州に目を向けると、クルーズ氏の伸長が目立つ。最近は複数の世論調査でトランプ氏を抜いている。

 保守的なキリスト教福音派が共和党支持層の半数を占めるとされる同州の保守系団体「ファミリー・リーダー」のボブ・バンダープラーツ代表はクルーズ氏への支持を表明した。福音派を基盤に活動する同代表は過去の党員集会に強い影響を及ぼす「キングメーカー」。保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)や宗教保守層からの後押しを受けるクルーズ氏にとっては力強い援軍だ。

 選挙予測を手がけるバージニア大学のラリー・サバト教授は、アイオワで勢いづいたクルーズ氏が地元・テキサス州など南部諸州で躍進する可能性を指摘する。

 そのため、トランプ氏はクルーズ氏を意識し、「ちょっとマニアックだ」などと攻撃を始めている。

 ただ、2008年と12年の大統領選では、アイオワで首位に立った候補が指名を逃し、第2戦のニューハンプシャー州を制したマケイン上院議員(08年)、ロムニー元マサチューセッツ州知事(12年)が指名された。同州ではトランプ氏がクルーズ、ルビオ両氏を約20ポイントも上回っている。

 選挙戦では、民主党最有力のヒラリー・クリントン前国務長官(68)と本選で当たれば敗れると予測されるトランプ氏が指名を受けられるか、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)の低支持率に失望した主流派が誰に流れるかが注目点だ。(加納宏幸)

2938チバQ:2016/01/08(金) 19:10:28
http://www.sankei.com/world/news/160108/wor1601080012-n1.html
2016.1.8 08:12
【米大統領選】
不出馬を「毎日後悔」 民主のバイデン副大統領






バイデン米副大統領(UPI=共同)
 米民主党のバイデン副大統領(73)は7日までに、11月の大統領選への出馬断念を昨年10月に表明したことについて「毎日後悔している」と述べた上で、家族のためを思えば「正しい判断だった」と複雑な心境を吐露した。

 東部コネティカット州のテレビ局とのインタビューで語った。昨年5月に長男を亡くしたバイデン氏は、不出馬の理由を精神面も含めて態勢づくりが間に合わなかったと説明していた。

 民主党の指名争いは、首位を走るクリントン前国務長官(68)と、リベラル層の支持を集めるサンダース上院議員(74)による事実上の一騎打ちとなっている。

 バイデン氏は「しっかりとした政策論議が交わされている」と評価。「私が参加してもそうなっていただろう」と述べた。(共同)

2939とはずがたり:2016/01/11(月) 18:02:27
生まれながらの米国市民ってなんだ?米国生まれでなくても米国籍を持っていれば?議いという事か。

2016年 01月 6日 16:26 JST
トランプ氏、カナダ出生クルーズ議員の大統領資格問題視=米紙
http://jp.reuters.com/article/trump-idJPKBN0UK0Q520160106?rpc=188

[ワシントン 5日 ロイター] - 米大統領選挙の共和党候補指名争いをリードしている不動産王のドナルド・トランプ氏は、大統領の資格要件を再び問題にしようとしている。米紙ワシントン・ポストに対し、ライバルのテッド・クルーズ上院議員がカナダ生まれであることを指摘し、もし共和党候補に指名されると厄介な問題が生じかねないと語った。5日付同紙にインタビューが掲載された。

トランプ氏は以前も、オバマ大統領の出生地に疑問を唱える「バーサー運動」の先頭に立ち、米国生まれであることを証明せよと要求したことがある。

最近のロイター/イプソス調査によると、トランプ氏は指名争いで首位を独走するが、初戦となる党員集会が来月開かれるアイオワ州ではクルーズ議員のリードを許している。

トランプ氏は同議員への攻撃ではないとしつつも、出生地をめぐって様々な問題が生じるうえに、裁判沙汰になる可能性もあると指摘。「そんなことになったら大問題だ」と同紙に語ったという。

米国憲法によると大統領は「生まれながらの米国市民」でなければならない。クルーズ議員はカナダ・アルバータ州のカルガリー生まれだが、母親が米国市民であり、本人は立候補の要件を満たすとしている。

2940チバQ:2016/01/13(水) 00:33:25
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160112-OYT1T50145.html
共和フィオリーナ氏失速、下位枠に…米大統領選
2016年01月12日 20時00分
 【デモイン(米アイオワ州)=今井隆】米大統領選の共和党指名候補争いを巡り、15日の第6回テレビ討論会を主催するFOXビジネスネットワークは11日、視聴率の高い夜の部に参加する上位7人を発表した。


 一時は世論調査2位に浮上したこともあるヒューレット・パッカード元最高経営責任者(CEO)のカーリー・フィオリーナ氏(61)が上位枠から漏れ、下位候補による別枠の討論会に逆戻りとなった。

2941チバQ:2016/01/13(水) 00:34:16
http://www.cnn.co.jp/usa/35076068.html
共和党のポール議員、討論会を辞退 選出基準に不満
2016.01.12 Tue posted at 13:10 JST
ワシントン(CNN) 米大統領選の共和党候補指名争いに名乗りをあげているランド・ポール上院議員は11日、今週開かれる同党テレビ討論会への参加を辞退すると表明した。
討論会は14日、フォックス・ビジネス・ネットワーク(FBN)の主催で開かれる。FBNは先月、本番の討論は最新の全米世論調査の平均で上位を占めた6人と、予備選・党員集会の開幕戦となるアイオワ、ニューハンプシャー両州での上位5人を参加者とすると発表していた。
ポール氏による辞退表明の直後、FBNは参加条件を満たした候補者7人を発表。この中に含まれなかったポール氏ら4人は、下位グループによる「前座」の討論会に回された。同氏が辞退した結果、前座は多くても3人の討論となる。
CNNが先月開いた前回の討論会には、ポール氏も上位9人の1人として参加していた。
ポール氏は11日、CNNとのインタビューで「我々は上位の選挙戦を展開しているのだから、上位以外の参加には応じられない」と述べた。
さらに「私は最近の世論調査で常に5〜6位を維持してきた。先週は全米規模の調査で4位との差がわずか1ポイントだった。私を討論会から除外するのは間違いだ」と主張した。
これに続いてポール陣営も声明を出し、「指名レースの序列をメディアに決めさせるわけにはいかない」と強調。同氏の支持率はこの数週間、上昇傾向にあるとの見方を示した。
FBNはどの世論調査を基に討論会参加者を決めたのか、具体的には公表していない。

2942チバQ:2016/01/13(水) 00:38:31
http://www.cnn.co.jp/usa/35076022.html
ブルームバーグ前NY市長、大統領選参戦か 事前調査を実施
2016.01.10 Sun posted at 17:48 JST
ワシントン(CNN) 米ニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ前市長が先月、今年の米大統領選に自らが無所属で出馬した場合、民主党のクリントン前国務長官、共和党の実業家トランプ氏の両有力候補と競り合えるかの可能性を探る世論調査の実施を依頼していたことが10日までにわかった。
前市長に近い筋がCNNに明らかにした。世論調査の具体的な結果については触れなかった。
同筋は、世論調査の要請はトランプ氏が過去半年間で有力候補に躍り出たことを意識した措置としている。ブルームバーグ氏はメディア事業で財を成した富豪としても有名。
同氏による世論調査依頼は米紙ニューヨーク・タイムズが最初に報じていた。

ブルームバーグ氏は2008年の大統領選で無所属での出馬を検討したことがある。しかし、予備選の早い段階で立候補を断念していた。12年の大統領選では気候変動問題を理由にオバマ大統領の再選支持を表明していた。
米紙ニューヨーク・ポストは昨年、ニューヨークの民主党関係者がブルームバーグ氏と接触し、大統領選出馬への関心の度合いを探ったとも伝えていた。
同氏は銃規制強化の提唱者でもあり、保守派のいら立ちも誘っている。銃保持の権利を主張する全米ライフル協会(NRA)は昨年夏、ブルームバーグ氏を非難する広告キャンペーンに踏み切り、個人的な資産を使い国民各自の権利と自由をはく奪しようとしているなどとなじっていた。
ブルームバーグ氏は長年、民主党の支持者だったが、01年の市長選に合わせ共和党支持に転じていた。しかし、3期目を狙う市長選には無所属で出ていた。

2943チバQ:2016/01/13(水) 22:52:55
http://www.sankei.com/world/news/160113/wor1601130021-n1.html
2016.1.13 11:45

オバマ氏が最後の一般教書演説 TPPの早期承認求める 銃規制強化・移民制度改革に決意

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一般教書演説を行うオバマ米大統領=12日、ワシントンDC
 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領は12日夜(日本時間13日午前)、2016年の施政方針を示す一般教書演説を上下両院合同会議で行った。08年のリーマン・ショックから景気回復に導いたとして就任後7年間の実績をアピールし、今後、銃規制強化や移民制度改革に取り組む考えを強調。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の脅威から国民を守る決意も示した。

 オバマ氏は任期最後の演説で「10年以上先に焦点を当てる」とし、来年1月の大統領退任後も含めた長期的な課題に言及。「民主主義には市民同士の信頼の絆が必要だ」と述べ、党派対立の解消を主張した。

 就任前から訴えてきた「チェンジ(変革)」に触れ、「政治過程の変革は(次期大統領で)誰が選ばれるかではなくどのように選ばれるかだ。米国人が求めるときにだけ変革は実現する」と述べた。

 また、米軍主体の有志連合によるIS掃討作戦が効果を上げていると強調。先月のカリフォルニア州サンバーナディーノ乱射事件後に大統領選の共和党候補で不動産王のトランプ氏がイスラム教徒の入国禁止を訴えるなど排外主義が広がることに警鐘を鳴らした。

 オバマ氏は同乱射事件を踏まえ、銃の購入者に対する身元調査を拡大するなどの新たな銃規制強化策を残り1年間の任期における重要課題と位置付けている。

 銃犯罪の阻止を訴えるとともに、演説で大統領が訴える政策に関係する人物を来賓として招くための傍聴席の1つを凶弾に倒れた犠牲者のための空席とし、哀悼の意を表している。

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関し、「TPPがあれば中国は地域の規範を設定できない。米国がそれを行う」と述べ、早期承認を訴えた。

2944とはずがたり:2016/01/14(木) 19:01:47
2016年の中南米:ブラジルの凋落
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/45710?utm_source=editor&utm_medium=self&utm_campaign=link&utm_content=recommend
2016.1.7(木) The Economist
(英エコノミスト誌?2016年1月2日号)

中南米最大の経済大国に危機が迫っている。

ブラジル全土で反政権デモ、3月に続き再び
ブラジルでは昨年、ルセフ大統領の退陣を求める大規模な反政府デモが相次いだ〔AFPBB News〕
?2016年の年始を迎えるころ、ブラジルは熱狂的なムードに包まれているはずだった。何しろ8月にはリオデジャネイロで南米初のオリンピック(五輪)が開催され、ブラジル国民が最も得意とする「華々しいパーティーを開く」チャンスが訪れる。しかし実際には、ブラジルは政治と経済の大きな危機に直面している。

?2015年12月16日、格付け会社のフィッチはブラジルの信用格付けを「投機的等級」(ジャンク級)に引き下げた。3大格付け会社のうち、ブラジルの国債を投機的に格下げしたのはこれで2社目だ。

?その数日後には、財政安定化を目指してブラジルのジルマ・ルセフ大統領が任命したジョアキン・レビ財務相が、失意のうちに就任1年を待たずに職を辞した。ブラジル経済は2016年に2.5〜3%ほどのマイナス成長が予想されており、この数字は2015年からさほど改善されていない。石油に依存し経済制裁に苦しんでいるロシアでさえ、ブラジルと比べればまだ持ちこたえているほどだ。

?経済の問題と並行して、ブラジルの連立政権は国営石油会社ペトロブラスを取り巻く大規模な汚職スキャンダルで信用を失っている。さらには財政赤字の規模を隠蔽してきたと糾弾されているルセフ大統領も、議会での弾劾手続きに直面している。

?BRICSのBたるブラジルは、本来なら急成長する新興経済国の先鋒になるべき存在だ。にもかかわらず、政治の機能不全に直面しており、さらには制御不能のインフレに逆戻りしつつあるようだ。厳しい選択をしなければ、ブラジルを正しい軌道に戻すことはできない。だが現在のところ、ルセフ大統領にそうした選択をする意欲があるようには見えない。

大統領の失政

?ブラジルの苦境は、他の新興国と同様に、世界的なコモディティー(商品)価格の下落に起因している部分もある。

?だが、ルセフ大統領とその所属政党である中道左派の労働党(PT)は、もともと悪い状況をさらに悪化させた。2011年から2014年にかけての1期目に、ルセフ大統領は浅はかにも大盤振る舞いを敢行し、年金支給額の引き上げとお気に入りの業界に対する非生産的な税控除に支出した。2010年時点で国内総生産(GDP)比2%だった財政赤字は、2015年には同10%にまで膨らんだ。

…(以下有料記事)

ブラジルでカーニバルが続々中止
深刻な不況が予算を直撃、サンバパレードどころじゃない
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/45768
2016.1.14(木)

2945とはずがたり:2016/01/14(木) 19:05:28
ブラジル経済:壊れたレバー
深刻化するスタグフレーション、財政難が金融政策を阻害
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/45149?utm_source=editor&utm_medium=self&utm_campaign=link&utm_content=recommend
2015.11.4(水) The Economist
(英エコノミスト誌?2015年10月31日号)

ブラジルの中央銀行がインフレ対策で二の足を踏んでいるのは、危機的な財政状況が原因なのだろうか?

?ブラジル経済は、過熱の一歩手前にあるようにはとても見えない。国際通貨基金(IMF)は、同国経済は2015年に3%縮小すると予測し、翌2016年も1%のマイナス成長を見込んでいる(ブラジル経済が2年連続で縮小したことは1930〜31年以降一度もない)。9月までの1年間で丸々120万人の雇用が消失した。失業率は7.6%に達し、1年前の4.9%から急増している。

?まだ職がある人たちも、生活の苦しさを実感している。(インフレ調整後の)実質賃金が前年比で4.3%減少しているからだ。

?経済が軟調であるにもかかわらず、インフレ率は2ケタに近づいている。最近になって、ブラジルの中央銀行は、2016年のインフレ目標として設定した4.5%の達成は難しいと認めた。

?市場では、インフレ率が目標値まで下がるのは2019年以降だと見ている。

ブラジルは「フィスカル・ドミナンス」に陥ったのか?

?物価の急激な上昇が、最近のレアル下落が招いた輸入品の価格上昇による一時的なものにすぎないなら、それほど大きな問題ではない。しかし、一部のエコノミストの唱える説は、より警戒を要する。ブラジルの財政があまりに危機的な状況にあるため、中央銀行のインフレに対処する力が損なわれているというのだ。これはフィスカル・ドミナンス(財政による支配)*1と呼ばれる現象だ。

?ブラジルが現在の苦境に陥った直接の原因は外的なものだ。世界経済が力強さに欠け、特に原油や鉄鉱石に対する中国の需要が低迷したことから、輸出と投資の両方が停滞した。

?しかし、ブラジルの問題の多くは自ら招いたものだ。ブラジルのジルマ・ルセフ大統領は、2011〜14年の最初の任期中に、コモディティー(商品)による望外の好況を利用し、肥大した政府の適正化を図ることもできたはずだ。ブラジルはGDPの36%に相当する額を税金として徴収しておきながら、その見返りとなるまともな公的サービスはほとんど提供していない。…

ブラジル経済:景気後退の鋭い痛み
国中に広まる沈滞ムード、ジャンク級への格下げで一段と暗転
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44836?utm_source=editor&utm_medium=self&utm_campaign=link&utm_content=recommend
2015.9.24(木) The Economist
(英エコノミスト誌 2015年9月19日号)

 職業安定所は、おおよそ陽気な場所ではない。国の生活の大部分を円滑に動かしている個人的なコネがない人々にとって、職業安定所がしばしば最後の砦となるブラジルでは、特に暗澹とすることがある。

 中心街のサンパウロにある職業安定所で列に並ぶ54歳の運転手、フランシスコさんは、2年以上も失業している。

 列がこんなに長かったことはない、とフランシスコさんはため息をつく。「危機のせいだよ」

 ブラジルの成長は何年も停滞している。ジルマ・ルセフ大統領の任期1期目の2011年から2014年にかけては、成長率が平均で2%だった。ブラジルの大豆、鉄鉱石、石油に対する世界的な需要が急拡大していたにもかかわらず、だ。

 民間部門に対する政府の干渉は、過度に緩和的な金融・財政政策と相まって、信頼感を低下させた。投資は干上がり、インフレは高進した。高いコモディティー(商品)価格の支えがなくなった今、国内総生産(GDP)が大きく落ち込み(2015年第2四半期は前期比1.9%減)、それまで底堅かった労働市場を道連れにしている。

跳ね上がる失業率

 今年1月以降、50万人近い雇用が削減された。ビジネススクールのファンダサウン・ゲットゥーリオ・ヴァルガスの研究者たちは、2016年末までにさらに250万人の雇用が削減されると見ている。7月の失業率は7.5%で、1年前の4.9%から跳ね上がり、史上最大の年間上昇率を記録した(図1参照)。

 失業率は来年末には約10%に達し、その後しばらく、その水準にとどまると予想されている。ブラジルの人と話すと、失業手当を受けている友人や家族がいない人を探すのは難しい。

 財政を均衡させる責任を非協力的な議会に負わせるルセフ大統領の的外れな取り組みを受け、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は先日、ブラジルの債券をジャンク債の水準に引き下げた。この決定を契機に、簡易宿泊所から企業の役員室に至るまで、ムードは一段と暗くなった。

2946チバQ:2016/01/14(木) 23:27:59
http://www.sankei.com/world/news/160114/wor1601140002-n1.html
2016.1.14 00:04
【米一般教書演説】
「オバマ政治」継承へ 大統領選で民主候補に“踏み絵”迫る

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12日、ワシントンで一般教書演説を行うオバマ米大統領(ロイター)
 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領は一般教書演説で残り1年間の任期で「“第3期”オバマ政権」に道筋を付ける意図を明確にした。憲法の規定で任期は2期に限られるが、11月の大統領選で与党・民主党候補を当選させることを通じオバマ政治を継承させる意向とみられる。

 大統領選は2月1日のアイオワ州党員集会を皮切りに党指名候補を絞り込む予備選・党員集会に入る。

 「この中の何人かがアイオワに戻りたくてそわそわしているのは分かっている。コツを知りたければこの後に握手しましょう」

 オバマ氏は議場を見渡し、軽口で笑いを誘った。民主党から無所属のサンダース、共和党からクルーズ、ルビオ、ポールの各上院議員が出馬している。

 来年1月以降の次期政権も見越した政策を訴えたオバマ氏。取り組むべきテーマとして、不法移民の市民権取得に道を開く移民制度の抜本改革、銃規制の強化、最低賃金の引き上げなどの難題をたたみかけるように読み上げていった。

 足元の民主党ではクリントン前国務長官をサンダース氏が追い上げている。

 オバマ氏は支持を表明せず、残り任期の重要課題、銃規制強化策に反対する候補は「私の党であっても応援も投票もしない」と断言。演説でも大統領の条件に(1)経済的機会の提供(2)気候変動問題の解決(3)「世界の警察官」とならず米国の安全を確保(4)政治改革への取り組み-を挙げた。

 マクドノー大統領首席補佐官は最近、オバマ氏の支持表明は予備選で大勢が決した後だと述べた。政権発足の原動力となった若者、女性、マイノリティー(少数派)の支持動向に影響を持つオバマ氏は、支持を明言せず候補に“踏み絵”を迫ることで、次期政権を方向付ける考えのようだ。

2947チバQ:2016/01/15(金) 20:18:49
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160115/k10010372891000.html
米大統領選 共和党討論会で支持率1位・2位が舌戦
1月15日 16時37分

アメリカ大統領選挙に向けて、野党・共和党のテレビ討論会が開かれ、候補者選びの初戦アイオワ州で首位を争う不動産王のトランプ氏と、クルーズ上院議員が大統領になる資格などを巡って舌戦を繰り広げました。
11月の大統領選挙に向けて、野党・共和党のことし初めての討論会が14日、南部サウスカロライナ州で、テレビ局「FOXビジネスネットワーク」の主催で開かれました。
この中で支持率トップのトランプ氏は、支持率2位で初戦の中西部アイオワ州ではほぼ互角の人気を集めるクルーズ上院議員について、カナダ生まれであることを指摘し、「民主党は彼の出生を法的に問題視するだろう」と述べ、大統領候補にふさわしくないと批判しました。
これに対して、クルーズ氏は「トランプ氏が急に問題だと言い始めたのは、アイオワ州で支持率が落ちたことにうろたえたのだろう。われわれは誰が最高司令官にふさわしいかという議論に集中すべきだ」と切り返しました。さらに、クルーズ氏は「ニューヨークの人々の価値観はリベラルであり、金とメディアしか関心がない」と述べ、ニューヨーク出身のトランプ氏をやり玉に挙げるなど、双方は激しい非難を繰り広げました。
アメリカのメディアは、トランプ氏とクルーズ氏の舌戦を大きく取り上げていて、およそ2週間後に迫った候補者選びの初戦に向けて選挙戦は激しさを増しています。

2948チバQ:2016/01/15(金) 20:35:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201601/CK2016011502000119.html
「格差是正」サンダース氏急伸 米大統領選・民主指名争い

2016年1月15日 朝刊


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 【ワシントン=斉場保伸】十一月の米大統領選の民主党指名争いで、党内支持率トップのヒラリー・クリントン前国務長官(68)の人気に陰りがみられる。追うバーニー・サンダース上院議員(74)がここに来て急速に支持を集めており、八年前にも本命視されながら現オバマ大統領と激しい指名争いを演じた苦戦の悪夢がよみがえる可能性も出てきた。
 クリントン氏は前国務長官としての政治経験と高い知名度で「初の女性大統領」の誕生を期待され優位を誇ってきた。一方、社会主義者を自称するサンダース氏は格差の是正を訴えるなどリベラルなスタンスを一貫して打ち出してきた。ここに来て、最低賃金の引き上げや公立大学の授業料を無料化するというサンダース氏の主張が若者を中心に浸透度を深めている。
 民主、共和両党が大統領選を戦う候補を選ぶ予備選・党員集会は二月一日にアイオワ州でスタートする。リアル・クリア・ポリティクスが集計した各種世論調査の支持率平均値では十二日現在、アイオワ州でクリントン氏が45・5%、サンダース氏が45・3%。その差はわずか0・2ポイントで拮抗(きっこう)する。
 続く二月九日に予備選があるニューハンプシャー州では、隣接のバーモント州選出のサンダース氏が地の利を生かして48・8%の支持を集め、クリントン氏の42・6%を逆転している。
 クリントン氏は八年前の〇八年一月にはアイオワ州でオバマ氏に敗れ、続くニューハンプシャー州で演説中に「(選挙戦は)楽じゃない」と涙。辛くも一勝一敗に持ち込んだ局面があった。仮に今回クリントン氏がアイオワ、ニューハンプシャー両州を落とせば、世論はクリントン氏の「弱さ」に着目し、その後の選挙戦が極めて厳しいものとなるのは必至だ。
 ワシントン・ポスト紙によると、この状況を受けてクリントン氏は「全然神経質になんかなってないわ。最後までできる限りのことをする」と述べた。だが全米でも両氏の差の縮まる傾向がここ数日顕著で、クリントン氏の圧倒的優位は揺らいでいるのが実情だ。

2949チバQ:2016/01/15(金) 21:16:41
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160116k0000m030107000c.html
<米大統領選>共和党候補、つぶし合い過熱

21:12毎日新聞

 【ワシントン西田進一郎】11月の米大統領選に向けた共和党候補者指名争いで、支持率上位3人によるつぶし合いが過熱している。南部サウスカロライナ州で14日に開かれたテレビ討論会では、首位の不動産王ドナルド・トランプ氏(69)と3位のマルコ・ルビオ上院議員(44)が、急速に支持を伸ばして2位につける保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)を攻撃した。

 「あなたには大きな疑問がある。(立候補にあたって)疑問があってはいけない」

 トランプ氏は、キューバ移民の父と米国人の母の間にカナダで生まれたクルーズ氏に対し、「生まれながらの米国人」という大統領になる資格があるのかどうか、裁判所で確認すべきだと改めて攻撃した。

 クルーズ氏は1期目だが、オバマ大統領批判の急先鋒(せんぽう)として知られる。保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」の強い支持を受け、党指導部とも衝突。立候補表明後は、聖書に忠実で原理主義的なキリスト教福音派の取り込みも図ってきた。

 支持率は1桁だったが、昨年11月に元神経外科医のベン・カーソン氏(64)が外交・安全保障の知識不足が露呈するなどして失速すると支持層を奪って急伸。2月1日に候補者選びの初戦が行われる重要州で、福音派が多い保守的なアイオワ州では一部の世論調査でトランプ氏を抜いた。

 一方、党本流の支持を受けるルビオ氏は、候補の乱立状態が解消されれば主流派の支持を集めて浮上できると計算。先行する2人に対抗する軸となることを目指す。討論会では、クルーズ氏が移民問題で立場を変えたと指摘し、「アイオワで有利になると言われたからだろう。保守主義ではなく、政治的計算だ」と酷評した。

 これに対しクルーズ氏は、ルビオ氏が不法移民に市民権付与の道を開く法案を過去に支持したと反論したが、ルビオ氏の勢いに押し込まれた。

2950チバQ:2016/01/16(土) 12:17:56
http://www.sankei.com/world/news/160116/wor1601160035-n1.html
2016.1.16 11:56
【米大統領】
共和党2位のクルーズ候補に資格なし? 「カナダ生まれだ」と提訴

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15日、サウスカロライナ州でのイベントで話すクルーズ上院議員(ゲッティ=共同)
 米南部テキサス州の弁護士が、大統領選の共和党指名争いで支持率2位のクルーズ上院議員について、カナダ生まれのため米大統領の資格要件を満たしているか疑義があるとの立場から司法による確認を求める訴えを同州の連邦地裁に14日起こした。ロイター通信が15日報じた。

 共和党指名争いでは、支持率首位の実業家トランプ氏がクルーズ氏の大統領資格を疑問視し、攻撃を強めている。弁護士とトランプ氏の間につながりはないという。

 米憲法は大統領の要件として「出生による合衆国市民」と規定。クルーズ氏は母親が米国市民のため自分も米国市民だと主張し、出生地がカナダでも問題はないとしている。(共同)

2951とはずがたり:2016/01/17(日) 13:11:57
ばらまきなんかするから。。

ベネズエラで「経済緊急事態宣言」、原油安の影響
TBS News i 2016年1月17日 00時25分 (2016年1月17日 01時50分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20160117/Tbs_news_50659.html

 原油安の影響を受けて、経済が悪化している南米ベネズエラで15日「経済緊急事態宣言」が出されました。
 ベネズエラ政府が発表した「経済緊急事態宣言」の期間は60日間で、マドゥーロ大統領に企業の経営への介入や、為替取引の制限といった権限が与えられます。

 世界有数の原油埋蔵量を誇るベネズエラは、外貨収入のおよそ96%を原油の輸出に頼っていますが、世界的な原油安により国内の経済状況は悪化。2015年1月〜9月期のインフレ率は年率換算で141.5%まで上昇しています。

 マドゥーロ大統領は15日、議会演説で国民に「経済緊急事態宣言」への理解を求めました。

 ただ、ベネズエラの議会は去年12月に行われた選挙で、中道右派の野党連合が3分の2を超える議席を獲得。大統領に大きな権限を与える緊急事態宣言に反発するのは必至で、マドゥーロ大統領が意図している政策が実行できない可能性もあります。(16日19:35)

2952チバQ:2016/01/18(月) 20:33:46
http://mainichi.jp/articles/20160118/k00/00e/030/171000c
銃規制強化巡り舌戦 民主、アイオワ初戦控え

毎日新聞2016年1月18日 12時42分(最終更新 1月18日 12時42分)
 【ワシントン西田進一郎】11月の米大統領選に向けた民主党候補者による第4回テレビ討論会が17日、南部サウスカロライナ州で開かれた。候補者選びの初戦となる中西部アイオワ州党員集会は2月1日で、集会前の討論会は今回が最後。同州の支持率では、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)とバーニー・サンダース上院議員(74)が競っており、初戦勝利で弾みを付けたい両氏が火花を散らした。

 サンダース氏は、銃規制強化に後ろ向きだと批判するクリントン氏に対し、「クリントン氏は自分の言っていることが非常に不誠実だと知っている」と反論し、銃販売の際の身元調査強化などの必要性を主張。これに対し、クリントン氏はサンダース氏の過去の投票行動を挙げて銃規制強化に後ろ向きだったとし、「サンダース氏が立場を変えたと聞くことができてうれしい」と皮肉った。

 一方、サンダース氏はクリントン氏と金融業界(ウォール街)の結びつきを挙げながら、自分には巨額の資金を集める特別政治活動委員会もないと「違い」を強調し、ウォール街への反発が強いリベラル層に訴えた。

 全米での支持率はクリントン氏がサンダース氏に差を付けている。最新の世論調査の平均値では、クリントン氏が51.0%に対し、サンダース氏は38.3%。ただ、アイオワ州ではクリントン氏のリードはわずか4ポイントにとどまり、両氏の批判合戦が始まっている。

 討論会にはマーティン・オマリー前メリーランド州知事(52)も参加した。

2953チバQ:2016/01/18(月) 20:42:14
http://www.sankei.com/world/news/160118/wor1601180038-n1.html
2016.1.18 20:32
【米大統領選】
8年前の「悪夢」再び? クリントン氏が対立候補を猛攻撃 巨額献金に「それで改革できるの」とかみつき





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 【ワシントン=加納宏幸】11月の米大統領選に向けた民主党候補の第4回討論会が17日、南部サウスカロライナ州チャールストンで開かれた。党指名候補選びの初戦、アイオワ州党員集会(2月1日)前の最後の討論会で、最有力のクリントン前国務長官(68)は、世論調査で追い上げをみせる無所属のサンダース上院議員(74)を医療保険制度改革や銃規制の問題で激しく攻撃した。

 クリントン氏は政権の医療保険制度改革(オバマケア)をたたえる一方、政府が一元的に医療保険を運営する制度の導入を訴えるサンダース氏を「なすべきことは(オバマケアを)改善することであり、引き裂いて一からやり直すことではない」と批判した。また、サンダース氏は銃規制に反対するロビー団体や業界寄りの投票行動をしてきたと指摘した。

 一方、サンダース氏はクリントン氏がウォール街から巨額の献金を受けているとし、「それで(金融規制に関する)ウォール街改革ができるのか」と主張した。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」(RCP)による最近の世論調査の平均では、クリントン氏の支持率51・0%に対しサンダース氏は38・3%。ただ、アイオワ州でクリントン氏は4ポイント差に迫られ、2戦目の予備選が2月9日に開かれるニューハンプシャー州では、サンダース氏に6・2ポイントのリードを許している。

 クリントン氏はオバマ大統領と戦った2008年の大統領選でも、予備選・党員集会の前まで最有力視されながら、アイオワ州をオバマ氏に奪われたことで激しいもつれ合いに持ち込まれ、最後は敗れる「悪夢」を経験している。

 最低賃金の時給15ドルへの引き上げや公立大学の授業料無料化を掲げるサンダース氏は、若年層やリベラル層の支持を集め、クリントン氏にとり侮れない存在だ。ロイター通信によると危機感を抱いたクリントン陣営はアイオワ、ニューハンプシャーなどの序盤州や予備選・党員集会が集中する3月1日の「スーパーチューズデー」の各州に、選挙資金の半分を投入する予定だ。

2954チバQ:2016/01/18(月) 20:42:32
http://www.sankei.com/world/news/160117/wor1601170025-n1.html
2016.1.17 15:52
【米大統領選】
トランプ氏、毒舌を封印しNY愛語る 「9・11」市民対応を称賛、共感呼ぶ






討論会で手を振るトランプ氏=14日、米サウスカロライナ州(AP)
 米大統領選の共和党候補指名獲得を目指す実業家トランプ氏がこのほど地元ニューヨーク市民の偉大さを格調高く称賛、品格の善しあしには無頓着ないつもとは異なる一面をのぞかせた。毒舌が持ち味のトランプ氏が発した毒のない言葉は、党派を超えて共感を呼んだ。

 トランプ氏がニューヨークへの愛を語ったのは、14日の党候補者討論会。「ニューヨークは偉大な都市であり、偉大な市民が住んでいる。(2001年の米中枢同時テロで)世界貿易センタービルが崩壊した際、市民の対応は美しく、優しさにあふれていた」と強調した。

 クルーズ上院議員への反論の一言。支持率でトランプ氏を猛追するクルーズ氏は、ニューヨーク市民の関心は「カネとメディア」にあり、妊娠中絶や同性婚への寛容さは共和党の保守主義とは相いれないと主張。トランプ氏はこうした「ニューヨークの価値観」を体現しているとの見方を示した。(共同)

2955チバQ:2016/01/18(月) 22:16:14
http://mainichi.jp/articles/20160119/k00/00m/030/061000c
米大統領選
民主党 クリントン氏をサンダース氏が猛追

毎日新聞2016年1月18日 19時52分(最終更新 1月18日 21時34分)
 【ワシントン西田進一郎】11月の米大統領選に向けた民主党の候補者指名争いで、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)をバーニー・サンダース上院議員(74)が猛追している。サンダース氏は全米の支持率で差を縮め、2月1日に指名争いの初戦が行われる中西部アイオワ州では、クリントン氏の支持率とほぼ並ぶ勢いだ。

 サンダース氏の支持率は、第2戦が行われる東部ニューハンプシャー州でクリントン氏を上回る。猛追を受ける同氏はこれまで控えていたサンダース氏への攻撃を強めている。

 「サンダース氏は全米ライフル協会や銃擁護団体の意向に沿って何回も投票してきた」。17日に南部サウスカロライナ州で行われたテレビ討論会で、クリントン氏はサンダース氏が銃器製造企業などを守る法案に賛成してきたと攻めた。銃規制を求める世論の高まりに配慮し、同氏の姿勢を批判したものだ。

 「本命候補」のクリントン氏と、「民主社会主義者」を自任するサンダース氏。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が集計する支持率調査の全米平均値によると、昨年12月はクリントン氏が20ポイント以上の差をつけてリードしていたが、最近は12・7ポイント差まで追い上げられている。

 要因の一つは、格差是正を前面に掲げ、公立大学の授業料無料化などを唱えるサンダース氏の訴えが、若者に響いていることだ。米ニューヨーク・タイムズ紙などが今月上旬に行った世論調査によると、45歳以下の有権者に限るとサンダース氏の支持率はクリントン氏の約2倍。金融危機に伴う就職難や重い学生ローンに直面し、経済格差を実感している若年層がサンダース氏の支持層の中心とみられる。

 候補者選びに大きな影響を与えるアイオワ州で、クリントン氏のリードはわずか数%。ニューハンプシャー州では、隣接するバーモント州選出のサンダース氏が「地元」の強みでクリントン氏をリードしている。全国の支持率でトップを維持する同氏だが、序盤戦で連敗すれば潮目が変わる可能性もある。

 クリントン氏には、2008年大統領選の民主党候補者選びで本命視されながら、アイオワ州党員集会でまさかの3位に終わり、トップだったオバマ大統領を勢いづけた苦い経験がある。これを教訓に、クリントン氏は今回の立候補表明後、最初の集会をアイオワ州で開くなど、同州での活動に重点を置いてきた。

 だが、クリントン氏を取り巻く状況は今回も厳しい。地元紙デモイン・レジスターの世論調査によると、党員集会の参加予定者の43%が自らを「社会主義者」と答え、38%の「資本主義者」を上回った。クリントン氏は過去の討論会で自身を「資本主義者だ」と語り、サンダース氏との違いを強調してきた。

 クリントン氏は17日の討論会に先立つテレビ番組で、「私は今の状況に非常に気をよくしている、2月1日まで働きかけ続けるつもりだ」と初戦の勝利に決意を語った。

2956チバQ:2016/01/19(火) 22:09:41
http://www.sankei.com/world/news/160119/wor1601190040-n1.html
2016.1.19 20:43

英国 トランプ氏入国禁止に至らず 下院で議論 「言論の自由に反する」 「攻撃的でクレージー」の意見も  

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トランプ氏(ロイター)
 【ロンドン=岡部伸】英下院は18日、米大統領選の共和党候補指名争いの先頭走者で、イスラム教徒を差別するかのような言動で物議を醸している実業家トランプ氏を入国禁止にするかどうかについて審議を行った。野党の労働党からは、イスラム教徒の米国への入国禁止などを唱える同氏の発言はヘイトクライム(憎悪犯罪)をあおり「有害」とする批判が相次いだが、与党の保守党など多数の議員から「入国禁止措置は言論の自由に反する」との意見が出て採決に至らず、入国禁止とはならなかった。

 トランプ氏は昨年12月、米国で14人が殺害された銃撃事件を受けてイスラム教徒の入国禁止を提案。これに対してメイ内相はトランプ氏の英国入りを拒否できる事案と明言。キャメロン首相も同氏の発言を「対立を招き、愚かで間違っている」と非難していた。

 英国ではヘイトスピーチ(差別的な言動)を行う人物の入国を禁じた例があり、約57万人がトランプ氏の入国禁止を求める署名を行ったのを受け、下院で審議されることになった。

 3時間に及ぶ審議では、保守系など多くの議員が同氏の発言を「攻撃的でクレージー」としながらも「(偏った)考えを変えるならば英国入国を認めるべきだ」「入国を禁止すれば(英下院が)反米的と世界からより注目される」「米国の国内問題に英国は巻き込まれるべきではない」といった意見が相次いだ。

 また北アイルランドの社会民主労働党のロビンソン議員は「英国に来てほしい。イスラム系外国人を嫌悪して欲求不満を抱く彼の真意を知りたい」と語った。

 英北部スコットランドでゴルフ場を経営するトランプ氏は、「入国禁止なら7億ポンド(約1167億円)以上の投資計画を即時停止する」と警告していた。

2957チバQ:2016/01/19(火) 22:11:14
http://www.sankei.com/world/news/160119/wor1601190002-n1.html
2016.1.19 10:00
【アメリカを読む】
なお内向き志向崩さぬオバマ大統領が浮かべた涙…共和党のみならずクリントン氏も微妙な距離





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5日、ホワイトハウスで銃規制の強化について演説中に涙を拭うバラク・オバマ大統領。米大統領たるもの「俳優」でなくては務まらぬが、オバマ氏はなぜ「世界の警察官」を演じようとしないのか=ワシントン(AP)
 第40代米大統領、ロナルド・レーガン(1911〜2004年)は俳優上がりが大統領になれるのかと質問され、「俳優でなくて大統領が務まるのかね?」と切り返したという。銃規制の強化を訴えるバラク・オバマ米大統領(54)が流した涙はこの逸話を思い起こさせた。日常的な銃犯罪は米社会の宿痾であり規制の必要性は否定しないが、オバマ氏が「世界の警察官」という歴代大統領にとっての当たり役をかたくなに演じないことが気になる。

残り任期も内政重視か

 カリフォルニア州サンバーナディーノで昨年12月に起きた乱射事件を受け、オバマ氏は銃規制の強化を残り1年となった大統領任期の重要課題と位置付け、国民に向けて繰り返しその必要性を訴えている。

 「どの家族も愛する子供が銃弾で命を奪われるなどと想像していなかった。子供たちのことを考えると怒りがわく」

 ホワイトハウスで5日、被害者家族を伴ったオバマ氏が行った「涙の演説」は繰り返し報じられた。オバマ氏にとって名場面の一つとなるのだろう。

 オバマ氏は一度、銃規制強化に失敗している。2012年に米東部コネティカット州の小学校で起きた乱射事件を受けて連邦法で銃購入者全員の犯罪歴など身元調査を義務付けようとしたが、上院の壁に突き当たり頓挫してしまったのだ。そのため、今回の規制強化は大統領権限でできる範囲で実施する。

 演説でオバマ氏は、武器保有の権利を保障した合衆国憲法修正第2条を盾に規制強化に反対してきた野党・共和党や有力ロビー団体の全米ライフル協会(NRA)を強く批判した。

 また、米紙ニューヨーク・タイムズへの寄稿では「改革を支持しない候補者は、私の党(民主党)であっても応援も投票もしない」と表明し、11月の大統領選、議会選挙に影響を及ぼそうという意図をあらわにした。

2958チバQ:2016/01/19(火) 22:11:40

クリントン氏も「距離」

 その一方で、北朝鮮が6日に実施した核実験、サウジアラビアによるイランとの断交、中国が南シナ海の人工島で実施した試験飛行など安全保障上の重要課題に関しては、新年を迎えてから1週間余りを経ても表立った形で何も語っていない。

 こうした内向きな姿勢を、大統領選の共和党候補たちはこぞって批判している。外交・安全保障通のマルコ・ルビオ上院議員(44)は北朝鮮をテロ支援国家に再指定するようオバマ政権に迫った。

 オバマ氏は14年11月に起きたソニーの米映画子会社へのサイバー攻撃に際し、ブッシュ前政権が08年に解除したテロ支援国家に再指定する考えを示した。しかし、政権の慎重姿勢によってたなざらしになっていた。

 ルビオ氏は今回の北朝鮮による核実験を受け、「オバマ・クリントン外交の失敗を物語る最新の例であり、世界中の敵がオバマ氏の弱さにつけ込もうとしている」と断じた。

 オバマ氏とともに批判された民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)にしても自らが主導したアジア重視のアジア・リバランス(再均衡)政策の下で「北朝鮮の脅威に立ち向かい、中露とともに最も強い制裁を科すために取り組んだ」と実績を誇った。オバマ氏の「無為無策」と微妙に距離を置こうとする意図は明らかだ。

見当違いの叱責

 オバマ氏は昨年11月半ばのアジア歴訪からの帰路、大統領専用機内でホワイトハウスのスタッフたちを叱責した。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)掃討作戦をめぐる広報戦略が十分なものではないという理由だった。米紙ワシントン・ポストが報じた。

 11月13日のパリ同時多発テロを受け、ISを「封じ込めている」としたオバマ氏の発言が批判の的となっていた。ワシントン・ポストは「(対IS作戦の)戦略そのものが欠如しているとみられているのに、オバマ氏はより良く説明することが必要であると感じている」と指摘した。

 サンバーナディーノ乱射事件を受け、オバマ氏は12月6日に就任以来3回目となるホワイトハウスの執務室からのテレビ演説を行ってIS掃討作戦の効果を強調し、「広報戦略」を自ら実践した。また、米国務省は連日、報道機関にメールを送り、掃討作戦に参加する有志連合の戦果を伝えるようになった。

 だが、ISや中国がなりふり構わず活動できる空白を放置したのは誰か。その責任を感じることなく、自らの「戦略」をメディアが正しく理解していないといらだっているのであれば筋違いというものだ。(加納宏幸 ワシントン支局)

2959チバQ:2016/01/19(火) 22:19:20
http://mainichi.jp/articles/20160120/k00/00m/030/024000c
キューバ
米国へ亡命希望急増 国交回復から半年

毎日新聞2016年1月19日 18時01分(最終更新 1月19日 20時06分)
米国とキューバが国交を回復して20日で半年になるが、ここにきて米国へ亡命を希望するキューバ人が急増している。亡命キューバ人に永住権を与えていた特例法が、国交正常化に伴い廃止されるとの見方がキューバ国内で広まっているためだ。空路エクアドルへ出国し、陸路で米国へと北上しているキューバ人は1万人を超えるとみられ、周辺国を巻き込む問題となっている。【サンパウロ朴鐘珠】

 米国への亡命手段はボートでフロリダ海峡を渡るか、陸路でメキシコから国境を越えるかに大別される。米領に足を踏み入れた時点で亡命は成立するが、到達前に海上で米沿岸警備隊に拘束されれば強制送還される。転覆の恐れもある海峡越えを選ぶ者は少数派だ。

 陸路を選ぶ場合は南米エクアドルが起点になる。昨年11月末までエクアドルはキューバ人にとって数少ない、査証(ビザ)なし渡航を認める国だった。

 だがエクアドルから米国までは直線距離でも約4000キロ。国境線を8回も越えなければならない。米紙マイアミヘラルドによると、亡命にはエクアドルまでの航空券を含めて1人当たり3000〜7000ドル(約35万〜82万円)かかる。密入国あっせん業者や、口止め料を要求する警察官らに繰り返し金銭を搾り取られるからだ。

 昨年9月中旬にエクアドル入りし、今年1月上旬にパナマまでたどり着いたキューバ人女性は毎日新聞の取材にメールで応じ、「警察が足元を見て強盗まがいにカネを奪っていく」と嘆いた。コロンビアとパナマの間では密林が道路を寸断しており、海岸沿いにボートで密入国させる業者に2時間の乗船で400ドル(約4万7000円)を請求された。女性は旅費を稼ぐためエクアドル到着後に中国料理店で1カ月、不法に働いたという。

 中米コスタリカでは8000人近いキューバ人がニカラグアとの国境地帯で足止めされている。キューバ政府と親密なニカラグア政府は昨年11月、従来80ドル(約9400円)前後の手数料と引き換えに認めていたキューバ人の領内通過を禁止した。中米に滞留するキューバ人を狙った身代金目的の誘拐事件も起き、周辺国は対応を迫られた。

 ニカラグアを除く中米7カ国は協議の末、人道的措置としてキューバ人の一部をメキシコまで移送することにした。今月12日、180人のキューバ人がコスタリカからエルサルバドルへ航空機で移動し、その後バスでグアテマラを縦断、13日にメキシコへ入国した。メキシコ政府は20日間有効の一時滞在査証を発行し、期限内に米国境まで移動するよう促した。残りの滞留キューバ人の対処方法について、移送の費用負担割合も含めた協議を関係国は継続する方針だ。

2960チバQ:2016/01/19(火) 22:19:54
「制裁解除」「人権」交渉停滞

 米キューバ両首脳が外交関係正常化の方針を発表したのは約1年前の2014年12月。15年1月から正式交渉を始め、4月には首脳会談、7月には相互に大使館を再開した。しかし、その後の動きは停滞している。特に双方が最優先課題に掲げる、米国の対キューバ経済制裁の全面解除とキューバの人権状況改善で進展が見られず、利害の不一致が際立っている。

 経済制裁については15年10月が転機になるかと思われた。国連総会は「米国の対キューバ禁輸措置解除を求める国連決議案」を191カ国の圧倒的多数で採択した。しかし、米政府は議会の説得が間に合わず再び反対票を投じ、国際社会を失望させた。

 オバマ大統領は任期中の年内にキューバ訪問を実現させたい意向を持つ。だがキューバでは政治犯の逮捕件数が15年も8616件に上り、14年の8899件からほとんど改善されていないことが人権団体の調査で明らかになった。米側が最も憂慮する言論、集会の自由といった人権状況が好転しない現状では、大統領の歴史的訪問に向けた地ならしすら難しい。

 後継者を決める大統領選を11月に控え、オバマ氏がキューバ政策で妥協を見せれば、共和党を利する可能性がある。キューバ側が再三要求するグアンタナモ米海軍基地の返還を米側が「現在は協議対象ではない」と先延ばしするのにも、そうした背景がある。

 【ことば】亡命キューバ人への特例法

 米政府はキューバからの人材流出を促しカストロ政権に打撃を加える目的で1966年に「キューバ人地位調整法」を制定。米国への亡命希望者に対し、米国滞在後わずか1年で永住権を与えている。95年には「ウエットフット・ドライフット(ぬれ足・乾き足)制度」を導入。キューバ人が海上で拘束された場合は強制送還されるが、米領土に上陸もしくは到達した場合は亡命を認める。そのため、メキシコから米国への陸路での入国は不法とはならない。キューバ人の特別扱いは法的根拠を欠くと、米国内からも非難の声が上がっている。

2961チバQ:2016/01/20(水) 22:06:57
http://www.sankei.com/world/news/160120/wor1601200019-n1.html
2016.1.20 18:15
【米大統領選】
トランプ氏をペイリン元アラスカ州知事が支持 「ISの尻蹴り上げる最高指揮官だ」 「彼女の支持欲しかった」と相思相愛

(1/2ページ)

ペイリン元アラスカ州知事(ゲッティ=共同)
 【ワシントン=加納宏幸】11月の米大統領選に向け共和党候補指名争いをリードする不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)は19日、中西部アイオワ州エイムズでの集会で、2008年大統領選で同党初の女性副大統領候補となったサラ・ペイリン元アラスカ州知事(51)の支持を受けたと発表した。ペイリン氏は強硬保守層の人気があるが、選挙戦は保守分裂の様相を呈しており、支持表明がプラスに働くかは予断を許さない。

 トランプ氏とともに登壇したペイリン氏は聴衆に「兵士に仕事をさせ、イスラム教スンニ派過激組織『イスラム国』(IS)の尻を蹴り上げさせられる最高司令官を応援する用意はいい?」と問いかけた。

 一方、トランプ氏は「出馬したときから彼女の支援がほしいかった」と述べた。トランプ氏は以前、ペイリン氏を政権に迎えると表明。ペイリン氏も昨年9月、「トランプ政権」の下でエネルギー長官を務めることに意欲をみせた。

 トランプ氏には、ペイリン氏の支持を発表することで、指名争いの初戦、2月1日のアイオワ州党員集会を優位にする思惑がある。同州でテッド・クルーズ上院議員(45)と激しい首位争いを展開。初戦を失えばクルーズ氏が勢いづくとみられているからだ。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の最近世論調査平均値はトランプ氏の27・8%に対し、2位のクルーズ氏は26・7%。トランプ氏はクルーズ氏がカナダ生まれであることから憲法の規定で大統領就任の資格に疑義があると主張するばかりか、「本当に意地の悪い奴」「完全な偽善者」と悪罵の限りを尽くしている。

 ペイリン氏が影響力を持つ保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)の後押しで当選したクルーズ氏は「ペイリン氏なしでは上院議員になれなかった」と述べたことがある。トランプ氏への支持が報じられても、クルーズ氏は「(ペイリン氏が大統領選で)どう行動するにせよ、彼女の大ファンであることに変わりはない」と強調した。

 ペイリン氏は08年大統領選で共和党候補に指名されたマケイン上院議員の副大統領候補。だが、外交・安全保障に関する知識不足を露呈したのに加え、身内の不祥事も発覚。本選でオバマ米大統領に敗れたマケイン氏の陣営幹部が「深く後悔している」と述べた。

 AP通信によるとペイリン氏の長男が18日、アラスカ州の同氏の自宅で銃を持ち出し、恋人に暴力をふるったとしてドメスティック・バイオレンス(DV)などの容疑で逮捕された。

2962チバQ:2016/01/21(木) 22:08:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160121-00000037-jij_afp-int
「反トランプ」運動、米国で発足 大物俳優や著名人が続々賛同
AFP=時事 1月21日(木)16時34分配信

「反トランプ」運動、米国で発足 大物俳優や著名人が続々賛同
米サウスカロライナ州で行われた保守強硬派「ティーパーティー」の集会で演説するドナルド・トランプ氏(2016年1月16日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】米国の劇作家らが20日、米大統領選挙の共和党指名獲得争いで首位に立つ富豪のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏を糾弾する運動「ストップ・ヘイト・ダンプ・トランプ(#StopHateDumpTrump、ヘイトをやめてトランプを除去しよう)」を立ち上げた。米大物俳優や作家、知識人らが続々と賛同の意を表明している。

「トランプ大統領」の誕生を阻止すべく発足した同運動のオンライン署名には、これまでに歌手・俳優のハリー・ベラフォンテ(Harry Belafonte)さんや、女優のケリー・ワシントン(Kerry Washington)さん、ジェーン・フォンダ(Jane Fonda)さん、映画監督のジョナサン・デミ(Jonathan Demme)氏、言語学者のノーム・チョムスキー(Noam Chomsky)氏らが名を連ねた。

 発起人は劇作家のイブ・エンスラー(Eve Ensler)氏、ドキュメンタリー映画監督で反戦運動「コード・ピンク(Code Pink)」を立ち上げたジョディ・エバンス(Jodie Evans)氏、法学者のキンバリー・クレンショー(Kimberle Crenshaw)教授の3人。「憎悪や分断をあおる演説手法を多用しているにもかかわらず、トランプ氏の選挙キャンペーンは勢いを増している。こうした中で、声を上げ行動する機会を米国の人々に提供したい」とエンスラー氏は説明した。

 また、メディアや政治団体がトランプ氏の過激主義を「一般化」した責任を問うことも、運動の目的の1つだという。エンスラー氏は、メディアも政治団体も「トランプ氏の過激主義を娯楽として扱い、過度な放送時間を割いて不平等に報じ、調査も質問も非難も適切に行ってこなかった」と批判している。

「ダンプ・トランプ」運動のウェブサイトは、トランプ氏について「米国と全米国人の民主主義、自由、人権、平等、幸福に対する深刻な脅威だ」と主張。「歴史は、憎悪に満ちた指導者に立ち向かうことを人々が拒否したとき、何が起こるのかを私たちに教えてくれる。彼(トランプ氏)に代表される憎悪と排他の政治に対抗すべく、あらゆる手段を使って声を上げていく」と言明している。

 ウェブサイトには立ち上げからわずか数時間で1200人近い賛同の署名が集まった。【翻訳編集】 AFPBB News

2963とはずがたり:2016/01/23(土) 22:46:16

予備選直前にペイリンの支持を取り付けたトランプの目算
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2016/01/post-803_1.php
2016年01月21日(木)16時10分

2965チバQ:2016/01/24(日) 15:47:55
http://www.sankei.com/world/news/160124/wor1601240010-n1.html
2016.1.24 08:45

ブルームバーグ前NY市長、米大統領選へ出馬検討、無所属で

 【ニューヨーク=黒沢潤】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は23日、総合情報通信社ブルームバーグの創設者で、前ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏(73)が米大統領選への出馬を本格的に検討していると報じた。無所属での出馬で、3月初めに正式に決断するという。

 共和党内でトランプ氏が攻勢を強め、民主党内でクリントン氏の勢いに陰りが見える中、勝機があるとみているという。関係者によれば、すでに側近に対し、出馬に向けた具体的計画の策定を指示。昨年12月には、独自に世論調査を実施したという。出馬した場合、私財から選挙資金として10億ドル(約1190億円)を投入する方針だ。

 ブルームバーグ氏はもともと民主党員で、2001年にニューヨーク市長選に出馬した際は共和党に籍を置いた。その後、無所属に転じ、13年末に任期を終え退任した。

 経済政策では共和党寄りだが、銃規制を積極的に推し進め、全米各地の首長で構成される銃規制推進団体を創設。地球温暖化防止への取り組みや、移民制度改革に向けた諸活動でも知られる。

2966チバQ:2016/01/24(日) 16:18:48
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1601230037.html
【米大統領選】「金持ち課税強化」で論戦過熱 大富豪トランプ氏は微妙なさじ加減、無党派層獲得の思惑も クリントン氏はサンダース氏と差別化

01月23日 18:54産経新聞

 【ワシントン=小雲規生】米大統領選挙で富裕層向けの課税強化をめぐる論戦が過熱している。オバマ政権は富裕層向けの課税強化を進めてきたが、民主党で候補者指名を狙うバーニー・サンダース上院議員はさらに富裕層への課税を強めるとアピール。一方、共和党側は富裕層を含めた減税を打ち出している。ただし民主党側の候補者選びで先行するヒラリー・クリントン前国務長官や、共和党でトップを走る不動産王、ドナルド・トランプ氏は無党派層獲得を狙った微妙なサジ加減もみせており、思惑が入り乱れている。

 「大統領になった1日目から、最も裕福な人たちは応分の税金を負担することになる」。サンダース氏は17日のサウスカロライナ州での討論会で富裕層との対決姿勢を鮮明にした。

 米内国歳入庁(IRS)は昨年末、2013年に最も収入が多かった400世帯の平均収入が約2億6500万ドル(315億円)だったと発表した。このうち7割はサンダース氏が「不労所得」と批判する資産売却益や利息などだ。

 またこの400世帯が納めた税金は約6100万ドルで実効税率は22・9%。富裕層向け減税が13年から打ち切られて12年の数字より上昇したが、90年代前半の約30%と比べれば「優遇されている」との見方もできる。サンダース氏は所得税の最高税率の引き上げと、税率が低い資産売却益などの税率を富裕層では所得税と同水準とすることなどで負担を求めると訴える。

 一方、共和党の候補者指名争いでトランプ氏を猛追するテッド・クルーズ上院議員は、公平実現のため給与所得や資産売却益の区別や金額の大きさに関わらず全ての税率を10%にすると公約。ライバルのマルコ・ルビオ上院議員は資産売却益などの税率をゼロにするとして対抗心を燃やす。

 ただし民主党の指名争いでトップを走るクリントン氏は資産売却益などへの課税強化を訴える一方、「私が引き上げたいのは国民の収入であって税率ではない」とも発言。11日に明らかにした公約では所得税率は年収500万ドル以上の世帯に対して4%の引き上げにとどめ、「民主社会主義者」を自称するサンダース氏と同一視されることを警戒する。

 また共和党のトランプ氏も所得税率引き下げはアピールするが、資産売却益などの税率は現行通りとし、クルーズ氏やルビオ氏に比べて穏当だ。大統領選の本選に進めば「富裕層よりの大富豪」とのイメージは無党派層獲得の障害になりかねず、国民全体の利益を考える候補者としての印象づくりも狙っているようだ。

2967チバQ:2016/01/24(日) 19:34:48
http://mainichi.jp/articles/20160125/k00/00m/030/035000c
米大統領選
党員集会初戦アイオワの地元紙が支持候補紹介

毎日新聞2016年1月24日 18時43分(最終更新 1月24日 18時43分)

アメリカ
2016米大統領選

 【ワシントン西田進一郎】米大統領選に向けた民主、共和両党の候補者選びで、初戦となる党員集会が2月1日に開かれる中西部アイオワ州の有力地元紙デモイン・レジスターは23日、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(68)、共和党はマルコ・ルビオ上院議員(44)を支持すると発表した。

 両党の主要候補に直接インタビューをしたうえで決めたという。クリントン氏については「(民主党で)知識と経験の深さ、広さにおいて対抗できる候補はいない」と指摘した。

 一方、共和党については、今回の選挙が党の将来を規定するとし、「怒りや悲観、恐れ」か「違った道」の選択だと指摘。ルビオ氏を「共和党と米国の新たな方向性を描く可能性がある」と評価した。ルビオ氏の現在の支持率は、不動産王ドナルド・トランプ氏(69)とテッド・クルーズ上院議員(45)に次ぐ3位。

2968とはずがたり:2016/01/26(火) 00:41:05
病んでるなぁ,アメリカ。。

2016年 01月 12日 11:45 JST
コラム:米国を脅かす「アフルエンザ」、裕福な若者に蔓延
http://jp.reuters.com/article/column-affluenza-us-idJPKCN0UQ07Q20160112?sp=true

[5日 ロイター] - 米テキサス州の裕福な家庭で育ち、4人を死亡させた飲酒事故を起こしたイーサン・カウチ(当時16)が、裁判で「金持ち病(アフルエンザ:富裕を意味するaffluenceとインフルエンザを掛け合わせた言葉)」のせいだと弁護されたことに、世間は冷ややかな反応を示した。

そうした弁護の大半が正当化されたからだ。

だが、恐ろしい悲劇を起こしたティーンエージャーの責任を最小限にするというばかげた努力のせいで、米国社会が内包する重大な危機についての積み重なる証拠を覆い隠すほど愚かなことはないだろう。裕福な家庭に育った子供による無謀な、時に自己破壊的な問題行動は増加の一途をたどっている。

このような「かわいそうな金持ちの子供たち」に同情を寄せる必要はないのかもしれないが、彼らの抱える問題に何も手を打たなければ、これは皆の問題となってしまうだろう。

われわれ筆者の一人は、裕福な家庭の若者が起こす問題が増加していることについて約20年研究を続けてきた。もう一人は、問題の起きる大きな原因について執筆している。

過剰な薬物乱用や見境のない性交渉といった高いリスクを伴う行動は、ホワイトカラーで高学歴の家庭で占められたコミュニティーに育つ若者の間で急速に増えている。彼らは進学校に通い、課外活動でも多くの機会に恵まれている。親の年収は15万ドル(約1800万円)以上で、全国平均の2倍をはるかに上回る。それなのに、思春期になると問題行動を見せ始め、大学生になるにつれ、それは悪化していく。

具体的にはどのような問題なのか。第一に、マリフアナやアルコール中毒が挙げられる。都市部の貧困地区で暮らす10代の子供たちより、裕福な家庭の10代の方が、薬物とアルコールの使用頻度が高いことが研究で明らかになっている。大学生は一般的な人よりも、薬物の乱用や依存を経験する可能性が2.5倍という調査結果も出ている。また大学生の半数が、パーティーなどで飲み過ぎたり、非合法もしくは処方された薬を乱用したと報告している。

第二に、犯罪は貧困家庭で育つ若者の問題だと広く考えられているが、郊外の裕福な学生においても同程度の非行が存在することがデータによって示されている。だが、その内容には違いが見られる。裕福な家庭の子供たちの場合は、親や友人から盗みをはたらくといった非行などだが、貧困地区の子供たちは武器の携帯など自衛に関連する行動となっている。

最後に、精神的な問題が挙げられる。深刻なうつ病を発症する割合は、裕福な家庭の若者は全国平均より2─3倍高く、摂食障害や自傷行為も全国平均をはるかに上回っている。

つまり、薬物乱用、非行、心理的障害が、裕福な若者の「代名詞」だと言える。ではなぜそうしたことが起きるのか。

冒頭のイーサン・カウチの場合は、メディアの報道によると、夫婦間の問題で頭がいっぱいな両親によるネグレクト(無視)が大きな原因だったとみられている。

2969とはずがたり:2016/01/26(火) 00:41:29
>>2968-2969

親が制約を設けなかったことが影響していることは間違いない。上位中流層の一部の親は、ひどい不正行為に対してさえ適切な罰を子供に与えていない。富裕層の若者の5人に1人は、もし学校や司法当局から厳重な処罰を警告されても、親が救い出してくれると考えている。

とはいえ、親の甘やかしだけが原因では決してない。将来有望なコミュニティー内の、薬物使用を良しとする仲間同士の文化も大きな役割を果たしている。特に男子においては、飲酒と薬物使用は仲間内の地位の高さと関連している。アメフトの試合後にビール6缶パックを一気飲みするのは、人気のある子たちだ。

だが親や仲間以上の原因は、自分は他の人とは違う、トップであらねばならないというプレッシャーにあると考えられる。楽しいだけでサッカーをやるな。一流のプロを目指せ。ただピアノを習うな。リサイタルができるくらいになれ。学校の成績が良いだけで満足するな。同じく恵まれたクラスメートを出し抜き、ハーバード大学やスタンフォード大学に入れ、というようなプレッシャーだ。

裕福な親の子どもは学校や課外活動、社会生活で他よりも優れていることを期待する。良い成績を上げ、一流大学に入らなければならないというプレッシャーを多くの10代が抱えているのは事実だが、富裕層ではなおさらだ。

上位中流層の若者は、慣れ親しんだ生活水準を望み、非常に高い目標も容易に達成できる環境にある。テストの点であろうと、テニスのテクニックであろうと、楽器の演奏であろうと、コーチを付けるなどして抜きん出ることを親が熱心に手助けしてくれる。あらゆる種類の高い援助を受け、子供は他よりも抜きん出なくてはならないと感じるようになる。

では、以上のような問題をなくすために何ができるだろうか。

まずは親が適切な制約を設け、断固たる態度で臨むべきだろう。2つ目は、子供にかける期待について細心の注意を払う必要がある。もし子供が成績が良いから愛されるのだと感じるようになれば、成績が落ちて親を失望させることを非常に心配するようになってしまうだろう。

そして3つ目は、親自身が精神的に安定しているよう注意しなければならない。精神的に疲れ切った状態では、親の務めをしっかりと果たすことは不可能だ。富裕層の親は他と比べて、悩みがあることを認めたがらない。

裕福な家庭の子供が抱える問題は現に存在する。彼らの危うさは「無責任な親」だけでなく、複数の原因に由来している。こうした問題の解決には、家族やコミュニティー、学校、大学といったさまざまなレベルでの協力が必要だ。

富裕層の若者の多くが、大人になれば、権力と影響力を手にするのは当然だと考えているだろう。彼らのために、そして彼らが大人になってから影響を及ぼす人たちのためにも、思いやりをもって彼らの苦しみに真剣に耳を傾けなければならならい。

何よりも、彼らをただの「甘やかされた金持ちの悪ガキ」と片付けてはいけないのだ。

*筆者の一人、スニヤ・S・ルーサー氏はアリゾナ州立大学の心理学教授であり、コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジの名誉教授。もう1人の筆者バリー・シュワルツ氏は、スワースモア大学の心理学教授。

2970チバQ:2016/01/26(火) 22:35:52
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201601/CK2016012602000133.html
NY前市長、米大統領選への出馬検討 有力2氏に脅威

2016年1月26日 朝刊


写真
 【ワシントン=斉場保伸】十一月の米大統領選に向け、大富豪のマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長(73)が独立候補として出馬を検討と米メディアが一斉に報じた。決断するのは三月初めという。銃規制問題や経済政策などで知見が深い候補者が登場すれば、第三の選択肢となり、民主・共和両党の候補者に脅威になりそうだ。
 全米で最初に民主・共和両党が候補を選ぶアイオワ州党員集会は二月一日。その直前に明らかにされた出馬検討について、米紙ニューヨーク・タイムズはブルームバーグ氏周辺の話として「共和党と民主党の候補争いの現状に、いらだち当惑している」と報じた。
 「ブルームバーグ氏が出馬を決断するのを楽しみにしている。競争は良いことだからね」。共和党支持率トップの不動産王ドナルド・トランプ氏(69)は二十四日の米テレビNBCのニュースに出演し、こう強気の発言を行った。
 ブルームバーグ氏は女性の権利推進に積極的。銃規制も強力に推し、民主党の主張に近いスタンスを取っている。民主党で支持率をリードするヒラリー・クリントン前国務長官(68)への支持を奪う可能性も取りざたされる。クリントン氏はNBCで「指名を受けられるようベストを尽くす。私が指名されなかったら彼が出るということと思う」と述べ冷静を装った。
 ブルームバーグ氏は証券会社経営などを経て、一九八一年に金融情報会社ブルームバーグ社を設立。民主党員だったが、ニューヨーク市長選に共和党から出馬し、二〇〇二〜一三年に市長を務めた。トランプ氏をはるかにしのぐ世界有数の資産家で、選挙戦では、少なくとも十億ドル(約千百九十億円)の個人資産を使う考えだという。
 民主党でクリントン氏を猛追するバーニー・サンダース上院議員(74)は「米国の民主主義は億万長者によって争われるものなどではない。われわれはそれに打ち勝つ」とABCテレビで不快感を表明した。
 大統領選史上、無党派候補が勝利した例はない。だが、トランプ氏は環太平洋連携協定(TPP)に反対で、移民排斥の発言を繰り返す。クリントン氏もTPPに反対で、リベラル層の支持を受けるサンダース氏の主張に傾きがち。ブルームバーグ氏はこれに不満を抱く有権者の支持を集める可能性がある。

2971チバQ:2016/01/26(火) 23:11:23
http://www.sankei.com/world/news/160126/wor1601260040-n1.html
2016.1.26 17:31
【米大統領選】
伸び悩むクリントン氏ら「主流派」政治経験がアキレス腱? 「人は見たことないものに向く」

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 【ワシントン=加納宏幸】11月の米大統領選に向け、民主党候補3人が25日、中西部アイオワ州デモインで住民との対話集会に臨んだ。候補指名争いの初戦となる同州党員集会は1週間後の2月1日。クリントン前国務長官(68)は外交に携わった実績を強調したが、民主、共和両党ともに「主流派」は政治経験がアキレス腱となり、苦しい戦いを迫られている。

 クリントン氏はアイオワ州で、無所属のサンダース上院議員(74)に肉薄されている。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」による最近の世論調査平均値で全米では10ポイント以上引き離しているが、同州では0・6ポイント差だ。

 対話集会で、クリントン氏はイラン核協議に道筋を付けた外交経験などを語り、オバマ大統領の路線継承を強調。「サンダース氏を尊敬しているが、民主党候補となり、大統領、最高司令官になるのは私の方がふさわしい」と述べた。

 サンダース氏は、クリントン氏が上院議員として2002年の対イラク武力行使容認決議に賛成し、金融規制でウォール街寄りの行動を取ったと指摘し、「経験は重要だが、判断力も重要だ」と当てこすった。

 ワシントンでの経験は主流を行く大統領候補にとり、「既成政治」(サンダース氏)というレッテル貼りの原因になっている。オバマ氏は25日までの政治専門紙ポリティコのインタビューでクリントン氏への好意をにじませながら、「人々の目は見たことのないものに向かう。そこが彼女にとり不利だ」と論じた。

 一方、アイオワ州の有力紙デモイン・レジスターはこのほど民主党でクリントン氏、共和党でルビオ上院議員(44)をそれぞれ支持するとの社説を掲げた。同紙はクリントン氏の外交手腕を評価。ルビオ氏に関しては中間層重視の姿勢が不動産王トランプ氏(69)に体現されるような「怒り、悲観、恐怖」とは違う道に米国や共和党を導く可能性があるとした。

 ルビオ氏は保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)の支持で上院議員になったが政治行動は穏健派に近く、低迷するブッシュ元フロリダ州知事(62)に代わる候補として主流派が期待する。ただ、不法移民の市民権取得に道を開く移民制度改革を支持したことをトランプ氏や強硬保守派の支持を受けるクルーズ上院議員(45)は批判。支持率では両氏に次ぐ3位にとどまっている。

2972チバQ:2016/01/28(木) 20:36:21
http://www.sankei.com/world/news/160127/wor1601270029-n1.html
2016.1.27 13:14
【米大統領選】
トランプ氏、討論会拒否か、FOXニュースと対立

反応

反応


 11月の米大統領選に向けた共和党指名争いで支持率首位の実業家トランプ氏(69)は26日、中西部アイオワ州で記者会見し、同州で28日に開かれる党全国委員会公認の候補者討論会に参加しない意向を示した。主催するFOXニュースが自身を公平に扱っていないとした。

 候補者選びの初戦となる2月1日のアイオワ州党員集会を控え、討論会は誰に投票するか有権者が見極める貴重な機会。実際に欠席すれば、先頭走者不在の異例の討論会となる。

 FOXは昨年8月に第1回討論会を主催。女性司会者がトランプ氏の過去の女性蔑視発言を厳しく追及し、対立してきた経緯がある。FOXは今回も同じ女性司会者を起用する方針。トランプ氏は会見で「FOXが私なしの討論会でいくら稼げるか見てみようじゃないか」などと語った。(共同)

2973チバQ:2016/01/28(木) 20:37:08
http://www.sankei.com/world/news/160127/wor1601270044-n1.html
2016.1.27 17:53
【米大統領選】
トランプ氏また“ご乱心” アイオワ州討論会の欠席示唆 過去に確執の女性司会者に噛みつく 「私なしでテレビ局、いくら稼げる?」
アイオワ大学のレスリングチームに歓迎される米共和党の大統領候補、トランプ氏=26日、アイオワ(ロイター)
アイオワ大学のレスリングチームに歓迎される米共和党の大統領候補、トランプ氏=26日、アイオワ(ロイター)
 【ワシントン=加納宏幸】11月の米大統領選に向けた共和党候補指名争いで首位を走る不動産王、トランプ氏(69)は26日、中西部アイオワ州で28日に開かれる同党候補の討論会(FOXニュース主催)に参加しない可能性があると同州で述べた。女性司会者のメーガン・ケリー氏が自らを「公平に扱わない」恐れがあるためだという。

 ケリー氏は昨年8月の第1回討論会で、トランプ氏の女性蔑視発言を問いただした。その後、トランプ氏はケリー氏が生理中だったため自らに厳しく当たったとするような発言をし、改めて批判を浴びた。

 トランプ氏は自らの欠席に関し、「私なしでFOXがカネをいくら稼げるかは見ものだ」と語った。これに対し、FOXはケリー氏を司会者とする方針に変わりがないと表明。ケリー氏も「トランプ氏がメディアをコントロールすることはできない」と述べた。

2974チバQ:2016/01/29(金) 23:12:50
http://mainichi.jp/articles/20160130/k00/00m/030/052000c
米大統領選
「主役不在」で共和討論会 トランプ氏欠席

毎日新聞2016年1月29日 19時55分(最終更新 1月29日 19時56分) 
【デモイン西田進一郎、長野宏美】11月の米大統領選に向けた共和党候補によるテレビ討論会が28日、候補指名争いの初戦の舞台となる中西部アイオワ州デモインで開かれた。しかし、支持率首位を走る不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が、討論会を主催するFOXニュースと対立してボイコット。初戦4日前の討論会が「主役不在」という異例の展開となった。

 トランプ氏は、FOXの女性司会者を不服として討論会の2日前にボイコットを表明した。女性司会者は昨年8月の討論会で司会を務めた際、トランプ氏が過去に行った女性蔑視発言を厳しく問いただしていた。

 トランプ氏は、討論会に合わせて約3キロ離れた大学講堂で別の集会を主催。わずかの準備期間ながら、講堂は「米国を再び偉大な国に」というトランプ氏のスローガンが入った赤い帽子やシャツを着た人たち約700人で満員になった。トランプ氏は居並ぶメディアのカメラを見回し、FOXの討論会より多いと満足そうに語った。

 一方の討論会では、女性司会者が「象が部屋にいない」と開口一番に水を向けたのに対し、マルコ・ルビオ上院議員(44)が「何のための選挙かはっきりさせよう。トランプを巡る選挙ではない」と述べて政策論争を提唱。「主役不在」のまま移民問題や安全保障を巡る政策論議が淡々と続いた。

 デモイン中心部のホテルでは、同党支持者約150人が討論会を見守った。大学研究員のスティーブ・フォックスさん(58)は「トランプ氏は不要な会話が多い。他の候補者の話を聞く良い機会になった」と歓迎。イベントプランナーのケイティ・ファンクさん(27)は「大統領は誰に対しても向き合う必要がある。討論から逃げるべきではない」とボイコットを批判した。

 一方、トランプ氏の集会に参加した文筆業のブランドン・ホールさん(26)は「討論は何回もやってきた。それよりアイオワの人たちに直接訴えかけようという戦略的な判断だ」と、ボイコットを評価した。

2975チバQ:2016/01/30(土) 08:37:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160130-00000084-san-n_ame
2016米大統領選 民主・クリントン氏の本命動かず
産経新聞 1月30日(土)7時55分配信

 【ワシントン=青木伸行】民主党の最有力候補であるヒラリー・クリントン前国務長官(68)は28日、アイオワ州内の2カ所の中学校で集会を開き、若者の党員に焦点を絞り、党員集会への参加と支持を呼びかけた。

 「アイオワで多くの若者たちが、私を支援し選挙活動に従事してくれていることを、誇りに感じている」

 こうアピールした背景には、アイオワ州で若年層の多くが、対抗馬であるバーニー・サンダース上院議員(74)を支持しているという現状がある。

 クリントン氏は、全米規模の世論調査では支持率で首位だが、アイオワ州ではサンダース氏に追い上げられている。

 アイオワ州は有権者の投票動向が民主、共和両党に揺れ動く「スイング・ステート」として知られる。2004年の大統領選ではブッシュ前大統領(共和党)を約4千票の僅差で勝たせ、08、12年はオバマ現大統領に軍配を上げている。

 民主党の支持層についてみると、白人のリベラル層が多い。こうした伝統的な土壌が若年層の支持とともに、党員集会を間近に控え、「超リベラル」であるサンダース氏の追い上げを助長している。

 2月に予備選・党員集会が実施される序盤4州のうち、支持率でクリントン氏は、ニューハンプシャー州でサンダース氏に首位の座を奪われている。

 だが、バージニア大学のラリー・サバト教授は「仮にクリントン氏がアイオワ、ニューハンプシャー両州を落としても、主流派や非白人層の支持のおかげで候補指名を獲得するだろう」とみる。政治アナリストのチャーリー・クック氏も「候補指名争いはすでに、(クリントン氏の勝利が確実で)終わっているといっていい」と断言する。

 一方、オバマ氏の“クリントン氏支持”も鮮明だ。オバマ氏は最近、度々昼食を共にしているクリントン氏を「極めて経験豊富で非常に賢く、すべての政策を知り尽くしている」と称賛し、米メディアは「暗黙の支持」と報道した。

 これに対し、サンダース氏は27日、ホワイトハウスでオバマ氏と会い、会談後には報道陣に「大統領は公平、公正であろうと努めていると思う」と強調した。しかし、アーネスト大統領報道官も、その後の記者会見でクリントン氏を評価する発言が目立ち、同氏には追い風となっている。

2976チバQ:2016/01/31(日) 16:46:39
http://www.cnn.co.jp/usa/35077113.html
米NYT紙が民主クリントン氏、共和ケーシック氏の支持表明
2016.01.31 Sun posted at 16:20 JST
ワシントン(CNN) 米紙ニューヨーク・タイムズは30日、今年の米大統領選の立候補者では民主党のヒラリー・クリントン前国務長官、共和党ではオハイオ州のジョン・ケーシック知事を支持するとの論説を掲載した。
有力紙とされる同紙の支持表明は、来月1日に民主、共和両党の指名候補争いの初戦となるアイオワ州の党員集会に臨む両氏に追い風となる可能性がある。
タイムズ紙はクリントン氏の経験と政策理念を評価。一方で指名争いのライバルとなっているバーニー・サンダース上院議員については大銀行の解体や医療制度改革案を含む一部の公約の実現性に疑問を呈した。
「ヒラリー・クリントンは米国の未来図を確保する上で民主党にとって適切な選択である」と指摘。「中産階級に繁栄への希望を与え、女性の権利を拡大させ、不法移民の滞在に合法性の機会をもたらし、米国の安全を維持する」などの未来図に同調した。
共和党候補の支持率で首位である人物が示す未来図とは根本的に異なっているとも述べ、同党の指名争いで優勢な戦いを続ける実業家ドナルド・トランプ氏を突き放した。
同紙はケーシック知事について、これまでの共和党指名候補争いで露呈されている極端な主張と経験不足に飽き飽きしている同党支持者にとっては唯一選べる候補であると主張。ただ、避妊の権利の限定や同性愛結婚への不支持などを表明していることから穏健派ではないとも指摘した。
その上で、約20年の下院議員時代に見せた党派内での闘いや超党派的な交渉経験などに言及し、妥協に応じ、生活を向上させる政府の能力を信じている人物であると評価した。

2977チバQ:2016/01/31(日) 16:58:40
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160131X645.html
民主クリントン氏、大接戦=共和トランプ氏は一歩リード―1日アイオワ党員集会

14:59時事通信

 【ワシントン時事】米大統領選の民主、共和両党の候補者指名争いの初戦となるアイオワ州党員集会が1日、州内1700地区で行われる。最終盤の各種世論調査によると、民主党ではヒラリー・クリントン前国務長官(68)がバーニー・サンダース上院議員(74)と大接戦を展開。共和党では不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が一歩リードしている。

 党員集会は1日午後7時から、州内にある教会や民家を会場に一斉に開催。各候補の得票率は州都デモインで即日集計される。予備選・党員集会は6月にかけて全米各地で順に開かれるが、アイオワ州の結果は第2戦となる9日のニューハンプシャー州予備選と合わせ、選挙戦の流れを左右するとみられている。

 民主党では、本命のクリントン氏が年明け以降、複数の世論調査で「民主社会主義者」のサンダース氏に逆転され、予想外の苦戦を強いられている。8年前の大統領選では3位に沈み、「終わりの始まり」となっただけに、クリントン氏にとっては負けられない戦いだ。

 クリントン氏は夫のビル・クリントン元大統領らの応援も得て総力戦を展開。30日には有力紙ニューヨーク・タイムズの支持を獲得した。ただ、国務長官時代に私用アドレスでやりとりしたメール22通に「極秘」の情報が含まれていたことも直前に明らかになり、痛手になる可能性もある。

 一方、共和党では一時首位に躍り出た保守強硬派のテッド・クルーズ氏(45)をトランプ氏が抜き返し、一歩先行している。しかし、トランプ氏は司会者の人選を不服として、党員集会前最後の28日のテレビ討論会をボイコット。この過激な一手が有権者にどう映るかが不安材料だ。

 トランプ氏不在の討論会ではクルーズ氏が批判の集中砲火を浴び、ダメージを負ったとの見方が広がっている。党主流派から期待を集めるマルコ・ルビオ上院議員(44)がクルーズ氏にどこまで迫り、勢いをつけられるかも焦点だ。

 地元紙デモイン・レジスターが30日に発表した最終盤の世論調査によれば、民主党では党支持層の45%がクリントン氏を支持すると回答し、42%のサンダース氏を3ポイントリード。共和党はトランプ氏28%、クルーズ氏23%、ルビオ氏15%だった。

2978チバQ:2016/01/31(日) 17:00:18
http://www.asahi.com/articles/ASJ1Z346GJ1ZUHBI00L.html
クリントン氏の私用メール7通「極秘」 選挙戦に打撃
ワシントン=峯村健司2016年1月30日18時31分
 米大統領選の民主党候補者指名で有力視されるヒラリー・クリントン前国務長官が在任中に公務で私用メールアドレスを使った問題で、国務省は29日、当時送受信した約3万通のメールのうち、7通を最も機密性の高い「極秘」に指定したことを明らかにした。

 これまで約1300通が機密扱いとなっているが、最高機密にあたる「極秘」の指定は初めて。安全性の低いメールを使って機密をやりとりしたことに批判が強まるのは必至だ。

 民主党候補指名争いの初戦となるアイオワ州党員集会を2月1日に控え、野党共和党は「国家の安全を無視して国民の信頼を裏切る候補者」(共和党全国委員会のプリバス委員長)と非難を強めており、選挙戦に打撃になる可能性がある。

 国務省のカービー報道官によると、7通のメールには37ページにわたる22件の書類が添付。送信された当時は「極秘」ではなかった。同省は29日、約1千通をホームページに公開したが、7通については情報機関の要請を受けて公表は避けた。(ワシントン=峯村健司)

2980チバQ:2016/01/31(日) 23:27:07
http://mainichi.jp/articles/20160201/k00/00m/030/077000c
米大統領選
ネット世代、サンダース氏支持 民主アイオワ

毎日新聞2016年1月31日 21時23分(最終更新 1月31日 22時28分)


 【デモイン(米中西部アイオワ州)長野宏美】11月の米大統領選に向けた民主・共和両党の候補指名争いの初戦となる中西部アイオワ州の党員集会が2月1日に迫り、現地では候補たちが最後の攻防を続けている。民主党は、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)を中高年が支持する一方、その子供にあたる大学生や高校生がバーニー・サンダース上院議員(74)を熱狂的に支持し、世代の違いが目立つ。

 「バーニー! バーニー! 政治革命だ」。アイオワ州デモインで1月29日夜、サンダース候補を応援する音楽ライブが開かれた。数百人の高校生や大学生が集まり、陣営の音頭に合わせ、声を上げた。

 ライブに来た高校生のマディソン・ディロンさん(18)は、「私たちはいろいろな情報に接するので、親の世代より価値観が多様でリベラルになっている。同性愛も中絶の権利も尊重する」と語り、「バーニーは平等な考えを持ち、信念を持って未来を良くしようとしている」と期待した。

 サンダース氏を支えるのはインターネットが普及した環境に育った1980年代から2000年代初頭に生まれたミレニアル世代と呼ばれる若者だ。「あなたたちミレニアルはより良い価値観を持っている。月曜夜の党員集会に行ってね」。演奏の合間に女性スタッフが呼びかけた。

 地元紙デモイン・レジスターが30日に発表した世論調査によると、クリントン氏の支持率が45%、サンダース氏は42%。サンダース氏が勝利するためには、党員集会への高い参加率が必須なのだ。

 一方、クリントン氏は夫で元大統領のビル氏とともに現地入りして遊説。州東部シーダーラピッズで30日、「誰が大統領になる準備ができているだろうか?」と経験を強調した。

 コンサルタントのジャニス・ビーチャンさん(63)は「サンダース氏は大好きだが、実際に物事を動かすには経験や知識が必要」とクリントン氏を支持する。20歳の息子がサンダース氏を支持するのは「ヒラリーが対応してきた困難を知らない世代だから」という。

 やはり息子がサンダース氏支持だという元大学職員のダイアン・シェイファーさん(63)は「若い世代はインターネットによって何事も速く進むのに慣れており、変革にも素早さを求める。だから、バーニーの政治革命に熱狂する。だが、現実は甘くない」と語った。

2981チバQ:2016/02/01(月) 21:40:17
http://mainichi.jp/articles/20160202/k00/00m/030/096000c
米大統領選
上位2人激しく競り合う 懸命に支持層固め

毎日新聞2016年2月1日 21時30分(最終更新 2月1日 21時30分)


 【デモイン(米中西部アイオワ州)西田進一郎】米大統領選の候補者指名争いの初戦となるアイオワ州党員集会が1日始まる。同州の世論調査では民主、共和両党とも上位2人が激しく競り合い、情勢は流動的だ。

 地元紙デモイン・レジスターの世論調査(1月26〜29日実施)によると、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(68)が支持率45%でトップ。しかし、42%のバーニー・サンダース上院議員(74)との差はわずかだ。そのうえ、3割が「投票先を変える可能性がある」と答えている。

 クリントン氏にとって初戦のアイオワ州は落とせない戦いだ。2戦目のニューハンプシャー州はサンダース氏が優位。連敗スタートとなれば、潮目が変わる可能性がある。

 国務長官時代に私用メールアドレス・サーバーでやりとりしたメールのうち、22通に「極秘」情報が含まれていたことが直前に判明したクリントン氏に対し、格差是正を訴えるサンダース氏は若者を中心に支持を拡大させ、選挙運動に勢いがある。若者を集会に動員できるかが焦点となる。

 一方、共和党は、不動産王のドナルド・トランプ氏(69)が28%で首位。保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)が23%、マルコ・ルビオ上院議員(44)が15%で追う展開だ。

 クルーズ氏は、共和党の党員集会参加者の過半数を占めるとされる保守的なキリスト教福音派に浸透しており、宗教票を武器にトランプ氏に切り込む。

 トランプ氏の支持基盤は中低所得の白人労働者。過去の党員集会にあまり参加していなかったとされるこの層が、党員集会に参加するかどうかが、勝敗の分かれ目となる可能性がある。

2982チバQ:2016/02/01(月) 22:10:57
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160202k0000m030096000c.html
<米大統領選>上位2人激しく競り合う 懸命に支持層固め

21:30毎日新聞

 【デモイン(米中西部アイオワ州)西田進一郎】米大統領選の候補者指名争いの初戦となるアイオワ州党員集会が1日始まる。同州の世論調査では民主、共和両党とも上位2人が激しく競り合い、情勢は流動的だ。

 地元紙デモイン・レジスターの世論調査(1月26〜29日実施)によると、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(68)が支持率45%でトップ。しかし、42%のバーニー・サンダース上院議員(74)との差はわずかだ。そのうえ、3割が「投票先を変える可能性がある」と答えている。

 クリントン氏にとって初戦のアイオワ州は落とせない戦いだ。2戦目のニューハンプシャー州はサンダース氏が優位。連敗スタートとなれば、潮目が変わる可能性がある。

 国務長官時代に私用メールアドレス・サーバーでやりとりしたメールのうち、22通に「極秘」情報が含まれていたことが直前に判明したクリントン氏に対し、格差是正を訴えるサンダース氏は若者を中心に支持を拡大させ、選挙運動に勢いがある。若者を集会に動員できるかが焦点となる。

 一方、共和党は、不動産王のドナルド・トランプ氏(69)が28%で首位。保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)が23%、マルコ・ルビオ上院議員(44)が15%で追う展開だ。

 クルーズ氏は、共和党の党員集会参加者の過半数を占めるとされる保守的なキリスト教福音派に浸透しており、宗教票を武器にトランプ氏に切り込む。

 トランプ氏の支持基盤は中低所得の白人労働者。過去の党員集会にあまり参加していなかったとされるこの層が、党員集会に参加するかどうかが、勝敗の分かれ目となる可能性がある。

2983チバQ:2016/02/01(月) 22:38:43
http://mainichi.jp/articles/20160201/k00/00e/030/180000c
米大統領選
宗教票、激しい争奪戦…アイオワ・共和

毎日新聞2016年2月1日 11時58分(最終更新 2月1日 11時58分)
 【ダベンポート(米アイオワ州)西田進一郎】11月の米大統領選に向けた共和党候補指名争いで、初戦となる1日の中西部アイオワ州党員集会を前に、参加者の過半数を占めるとみられるキリスト教福音派の動向が焦点になっている。支持率2位のテッド・クルーズ上院議員(45)が浸透してきた福音派に、首位の不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が急接近するなど、宗教票の激しい争奪戦が繰り広げられている。

 「我々は一緒になって、愛する『輝ける丘の上の町』を取り戻すことができる」。州都デモインの東約230キロにあるウィルトン。1月29日、図書館兼コミュニティーセンターでクルーズ氏が新約聖書を起源とする言葉で演説を締めくくると、会場を埋めた約500人の拍手と歓声がしばらく鳴りやまなかった。

 演台を降りたクルーズ氏に駆け寄った若い男性が「聖書の精神で米国を再統合してください」と手を差し出すと、クルーズ氏は「必ずやる」と握り返した。学生のブローフ・プルラムさん(19)は「クルーズ氏は福音派が支持する真の保守だ」と興奮気味に語った。

 アイオワ州には聖書の記述を「神の言葉」と信じる福音派が多い。同州の共和党党員集会の参加者を対象にした出口調査では、2008年大統領選時は60%、12年には57%が自らを福音派と答えた。同州にあるドレイク大のデニス・ゴールドフォード教授(政治学)は「福音派は共和党にとって非常に重要な支持層だ」と語る。

 クルーズ氏は昨年、福音派のテレビ伝道師ジェリー・ファルウェル氏が設立したリバティー大学(バージニア州)で立候補を表明。アイオワ州では全99郡の牧師に支援を求めるなど福音派に焦点をあてて活動してきた。

 デモインにある教会のマイケル・デマスタス牧師(45)はクルーズ氏を支援する。福音派の「三つの核」である人工妊娠中絶反対、同性婚反対、信教の自由の確保に取り組んできた実績が理由だ。逆に、過去に同性婚や人工妊娠中絶容認を表明していたトランプ氏については、相いれない候補と見てきた。

 ところが、リバティー大創設者の息子ジェリー・ファルウェル・ジュニア氏が1月26日、トランプ氏への支持を表明。同氏は南部テキサス州の著名な牧師の支持も取り付けた。デマスタス氏には、何か「交換条件」があったのだろうと思えてならないという。

 トランプ氏は勢いづいている。30日夜にはアイオワ州最東端のダベンポートでジュニア氏との対談集会を開催し、「私は福音派とうまくやってきた」と自信をみなぎらせた。

 地元紙の世論調査では、福音派の33%がクルーズ氏を支持し、トランプ氏への支持は19%。しかし、対談を聞いたルーク・グリブルさん(24)は「最終盤でトランプ氏への風が吹いている」と期待をかける。宗教票が動くかどうかが勝負の分かれ目になりそうだ。

2984チバQ:2016/02/01(月) 22:44:00
http://www.sankei.com/world/news/160201/wor1602010027-n1.html
2016.2.1 19:11
【米大統領選】
最初の党員集会に強烈な自負 アイオワ州など序盤戦がなぜ重要?

 「アイオワには国の進路を正しく定めるという聖なる責任がある」。11月の米大統領選に向けた指名候補選びの初戦、アイオワ州党員集会を翌日に控えた1月31日、州都デモインで開かれた共和党候補の集会で壇上の中年女性が声を張り上げた。こうした州民の強烈な自負がアイオワの政治風土を形作っている。(デモイン 加納宏幸)

 アイオワ州党員集会は1972年から全米で最初に開かれているが、その価値が注目されるようになったのは76年の大統領選だ。ジョージア州知事を務めたがほとんど知名度のなかった民主党のカーター元大統領が「支持なし」に次ぐ2位となり、第2戦のニューハンプシャー州予備選も制して大統領への道を開いた。

 指名候補を選出する党の全国大会に送り込まれる代議員数は多くはないが、民主、共和両党の候補はアイオワ州での勝利が全米での勢いにつながると考え、党員集会を前にたびたび足を運ぶようになった。陣営はテレビやラジオのCMにも大量の資金を投入する。

 地元の政治学者は「大統領候補との近さ、広告への接触の多さが、両党支持層の政治意識を両極化させている」という。

 2008年の大統領選では、クリントン前国務長官に比べリベラル色の強い黒人候補だったオバマ米大統領を選んだ。また、共和党では党員集会参加者の半数以上を占めるキリスト教福音派など「宗教保守」が強く、08年のハッカビー元アーカンソー州知事、12年にはサントラム元上院議員が勝利する原動力となった。

 次に控えるニューハンプシャー州は比較的穏健な地盤で、アイオワ州との両方かいずれかで勝利することが重要だ。1972年以来、双方を落としながら指名獲得、大統領就任につなげたのはクリントン元大統領しかいない。

2986チバQ:2016/02/02(火) 19:38:22
http://www.asahi.com/articles/ASJ217K48J21UHBI043.html
アイオワ州、民主は「事実上の引き分け」 米メディア
デモイン〈米アイオワ州〉=佐藤武嗣2016年2月2日15時16分
 米大統領選の本格的な幕開けとなる、民主、共和各党の候補者選びが1日夜(日本時間2日午前)、アイオワ州党員集会で始まった。民主党はクリントン前国務長官(68)とサンダース上院議員(74)が大激戦で、開票率が95%を超えても横一線となっている。米CNNやワシントン・ポスト紙は「事実上の引き分け」と報じた。8年ぶりの政権奪還を目指す共和党は、クルーズ上院議員(45)がトランプ氏(69)、ルビオ上院議員(44)を破り、接戦を制した。

党員集会は、民主、共和各党が州内計約1700の地区で一斉に実施した。

 民主党によれば、9割以上の地区で集計を終え、クリントン氏とサンダース氏が共に支持者獲得数でほぼ横一線で大激戦を演じた。

 米国初の女性大統領を目指すクリントン氏は、ファーストレディーや国務長官を務め、「ホワイトハウス入りした初日から準備と覚悟ができている」と経験と実績を強調。最近は医療保険制度改革などオバマ政権の路線継承を訴える。

 2008年の大統領選に出馬した際は優位とされながらアイオワ州でオバマ氏に敗れ、その後撤退。今回も「初戦」を落とせば、その後の選挙戦に影響しかねず、同州で集中的に選挙運動を重ねてきた。

 これに対し、左派のサンダース氏は、ウォール街と政治の癒着を指摘し、米社会で広がる貧富の格差是正や公立大授業料無償化、国民皆保険の導入など、既存の制度を大胆に変える「政治革命」を訴えてきた。

 出馬表明時は支持率が1桁台だったが、草の根運動が浸透。「変革」に共鳴した若者を中心に支持が急速に広がり、民主党支持層の間では、45歳未満からの支持率が7割を超える。

 一方、共和党は、保守強硬派のクルーズ氏がトランプ氏やルビオ氏を破った。

 クルーズ氏は保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)から支持され、保守強硬派としてしばしば共和党執行部とも対立。「小さな政府」を目指すべきだとし、医療保険制度の拡充や、オバマ政権を弱腰外交だと批判。「イスラム国」(IS)を「じゅうたん爆撃」で壊滅させると主張してきた。

 これに対し、実業家のトランプ氏は政治経験がなく、既存政治を批判して「偉大な米国の復活」を主張。メキシコからの不法移民を問題視し、メキシコとの国境に「万里の長城」を構築し、数百万人を強制送還すると公約。日本や中国との貿易不均衡是正を掲げ、環太平洋経済連携協定(TPP)にも反対する。

 「アウトサイダー」(非主流派)とされる2人に対し、主流派にも一定の支持のあるルビオ上院議員も善戦した。(デモイン〈米アイオワ州〉=佐藤武嗣)

■主要候補の支持者獲得率

【民主党】(候補者数計3人)

クリントン前国務長官(68)    49.8%

サンダース上院議員(74)     49.6%

(アイオワ州民主党の発表。集計が終わった地区の割合は95%)

【共和党】(候補者数計12人)

クルーズ上院議員(45)      27.7%

トランプ氏(69)         24.3%

ルビオ上院議員(44)       23.1%

カーソン氏(64)          9.3%

ポール上院議員(53)        4.5%

ブッシュ元フロリダ州知事(62)   2.8%

(アイオワ州共和党の発表。開票率は99%)

     ◇

 〈アイオワ州党員集会〉 民主、共和両党は、7月の全国党大会で大統領選候補者を指名するための代議員を州単位で選ぶ。多くの州では党員による投票で決める「予備選」を実施するが、一部の州では、党員が実際に地区ごとに集まり、討議を通じて立候補予定者ごとの代議員の配分を決める「党員集会」を実施する。アイオワ州の党員集会は、全米で最初に行われ、今後の選挙戦を左右するとされ、注目されている。

2987チバQ:2016/02/02(火) 19:40:13
http://www.sankei.com/world/news/160202/wor1602020046-n1.html
2016.2.2 17:34
【米大統領選】
アイオワ州党員集会、日本とは異質の投票風景 民主の集計方法、支持候補ごとに党員をグループ分け 共和は投票用紙に記入
 米中西部アイオワ州で1日に行われた、大統領選の候補指名に向けた共和、民主両党の党員集会の会場は、接戦を反映して熱気に満ち、日本の選挙ではみられない「お祭り騒ぎ」ぶりと、政治に対する有権者の関与の深さを印象づけた。(デモイン 青木伸行、加納宏幸)

 州都デモイン市内の州立歴史博物館。第47、48、55の3地区に所属する両党の党員が、党別にそれぞれ3つ設けられた部屋やフロアに分かれて集まり、午後7時過ぎに集会が始まった。

 1階にある、まるで学校の教室のような一室があてがわれた民主党の第47地区の小さな部屋は、160人以上の党員で埋め尽くされた。

 登録されている党員は約800人。集会が始まる前、責任者は「実際に参加するのは登録された党員の10〜15%でしょう」と予測していたが、蓋を開けてみると2割程度に上り、驚きを隠せない様子だった。

 「クリントン氏支持はこっちに座って。サンダース支持は向こう。オマリー氏の支持者はそっちへ」

 責任者の誘導でたちまち3つのグループができ、頭数がひとりひとり数えられていく。結果はクリントン氏79人、サンダース氏77人、オマリー氏8人。

 だが、これで終わらなかった。規定により、“投票率”が15%に満たなかったオマリー氏の支持者は、クリントン、サンダース氏の支持に回るか、事実上の棄権をしなければならない。

 そこからクリントン、サンダース両グループから猛烈な勧誘が始まった。

 「クリントン氏はまさに変革の人です」

 「本当の変革を求めるのであれば、サンダース氏を支持してほしい」 

 手招きや拍手も交え、オマリー氏の支持者を呼び込もうと懸命だ。同氏の支持者に加え、クリントン、サンダース両氏のどちらを支持するか揺れていた党員の移動もあり、最終結果はサンダース氏が84人に増え、83人のクリントン氏をわずか“1票差”で逆転した。

 共和党の風景は民主党と異なる。まず、各候補の陣営のスタッフがそれぞれ数分間、「トランプ氏は特殊な利益との関係がなく日本、メキシコ、中国に対する手ごわい交渉と駆け引きができる」「クルーズ氏は合衆国憲法の擁護者だ」などと演説した。その後、党員は支持者の名前を用紙に記入し、「ポスト」と書かれた投票箱に投じた。

 両党ともに大接戦となった党員集会。民主党の会場の一室には、「今回初めて参加しました」という市民権を持つ26歳の日本人男性の姿も。この男性は「お祭り騒ぎで、有権者ひとりひとりの政治に対する参加意識と自覚が、日本とはまったく違います」と話していた。

2988チバQ:2016/02/02(火) 19:41:02
http://www.sankei.com/world/news/160202/wor1602020050-n1.html
2016.2.2 18:19
【米大統領選】
トランプ氏、無難戦略が裏目に クリントン氏の優勢動かず 米バージニア大のコンディク氏

反応

反応


1日、米アイオワ州デモインで支持者が集まった会場を離れるトランプ氏と妻(ロイター=共同)
1日、米アイオワ州デモインで支持者が集まった会場を離れるトランプ氏と妻(ロイター=共同)
 ■米バージニア大政治センターのカイル・コンディク氏の話

 トランプ氏には落胆の一夜となった。アイオワ州で好まれる地道な草の根の選挙運動をせず、攻撃対象になるのを恐れて直前の討論会を欠席するなど無難な戦略に走った。常に勝利を語ってきただけに、初戦のつまずきが世論に与える影響は大きい。ニューハンプシャー州で勝たなければ、困難な展開になる。

 クリントン氏にとっても、(民主党支持層の中では)サンダース氏を支えるリベラルな白人有権者が主流な土地で健闘したといえる。今後も民主党は接戦が予想されるが、選挙戦はクリントン氏に有利な州に移っていく。最終的な優勢は動かないだろう。クリントン氏の懸念材料は(私用メール問題などの)スキャンダル。真の敵はサンダース氏ではなく、米連邦捜査局(FBI)だ。(共同)

2989チバQ:2016/02/02(火) 19:43:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160202-00000571-san-n_ame
米大統領選 クルーズ氏勝利の背景に「宗教保守」 トランプ氏の空中戦に対抗
産経新聞 2月2日(火)18時53分配信

 【デモイン(米アイオワ州)ワシントン=加納宏幸】共和党のクルーズ上院議員はアイオワ州党員集会で不動産王、トランプ氏を破った直後、「草の根にとっての勝利であり、全アイオワ、全米の勇気ある保守主義者にとっての勝利だ」と宣言した。キリスト教福音派をはじめとする草の根の「宗教保守」の支持が、トランプ氏の空中戦に対抗する原動力となった。

 クルーズ氏の勝利に道を付けた影の立役者はオバマ大統領、そして政権に妥協的な姿勢を取る共和党の議会指導者らエスタブリッシュメント(主流派)だ。

 「アイオワは今晩、共和党の大統領候補がメディアやワシントンのエスタブリッシュメントに選ばれるものではないと通告した」

 クルーズ氏は1日夜の勝利宣言でこう述べた。ルビオ上院議員、ブッシュ元フロリダ州知事ら「穏健派」を好む主流派を牽制(けんせい)したのは明らかだった。

 2012年、保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」の後押しで議席を得たクルーズ氏の政治経歴は、オバマ氏や共和党主流派との戦いといえる。

 クルーズ氏を一躍有名にしたのは13年9月、医療保険制度改革(オバマケア)に反対する21時間以上のフィリバスター(議事妨害)演説だ。名門プリンストン大学のディベート・チームで全米チャンピオンになったことのあるよどみのない弁論の矛先は、予算をめぐってオバマ氏と妥協するベイナー前下院議長ら共和党の“身内”にも向かった。

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)への絨毯爆撃を主張し、キューバ移民の子としてカナダで生まれながら移民政策の厳格化を唱えるところはトランプ氏に近く、一時は共同歩調を取った。

 トランプ氏との違いは人工妊娠中絶や同性婚など宗教観が絡む問題への反対姿勢だ。党員集会前日、クルーズ氏の集会に出た女性(50)は「トランプ氏は中絶に賛成したが、クルーズ氏はプロライフ(生命尊重)の立場を明確にしている」と支持理由を語った。

 アイオワ州は共和党支持層の過半数が福音派の保守地盤。クルーズ陣営は約1万2千人のボランティアを動員し、一日当たり2千軒を訪問する徹底的な「どぶ板選挙」を展開。候補自身も州内99郡の全てに足を運び、支持を固めた。

 クルーズ氏としてはアイオワ州での勝利を地元テキサス州を始め宗教保守の強い南部諸州での戦いにつなげたい考えだ。

2990とはずがたり:2016/02/02(火) 19:48:44
アイオワ州、民主は「事実上の引き分け」 米メディア
http://www.asahi.com/articles/ASJ217K48J21UHBI043.html
デモイン〈米アイオワ州〉=佐藤武嗣2016年2月2日15時16分

 米大統領選の本格的な幕開けとなる、民主、共和各党の候補者選びが1日夜(日本時間2日午前)、アイオワ州党員集会で始まった。民主党はクリントン前国務長官(68)とサンダース上院議員(74)が大激戦で、開票率が95%を超えても横一線となっている。米CNNやワシントン・ポスト紙は「事実上の引き分け」と報じた。8年ぶりの政権奪還を目指す共和党は、クルーズ上院議員(45)がトランプ氏(69)、ルビオ上院議員(44)を破り、接戦を制した。

 党員集会は、民主、共和各党が州内計約1700の地区で一斉に実施した。

 民主党によれば、9割以上の地区で集計を終え、クリントン氏とサンダース氏が共に支持者獲得数でほぼ横一線で大激戦を演じた。

 米国初の女性大統領を目指すクリントン氏は、ファーストレディーや国務長官を務め、「ホワイトハウス入りした初日から準備と覚悟ができている」と経験と実績を強調。最近は医療保険制度改革などオバマ政権の路線継承を訴える。

 2008年の大統領選に出馬した際は優位とされながらアイオワ州でオバマ氏に敗れ、その後撤退。今回も「初戦」を落とせば、その後の選挙戦に影響しかねず、同州で集中的に選挙運動を重ねてきた。

 これに対し、左派のサンダース氏は、ウォール街と政治の癒着を指摘し、米社会で広がる貧富の格差是正や公立大授業料無償化、国民皆保険の導入など、既存の制度を大胆に変える「政治革命」を訴えてきた。

 出馬表明時は支持率が1桁台だったが、草の根運動が浸透。「変革」に共鳴した若者を中心に支持が急速に広がり、民主党支持層の間では、45歳未満からの支持率が7割を超える。

 一方、共和党は、保守強硬派のクルーズ氏がトランプ氏やルビオ氏を破った。

 クルーズ氏は保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)から支持され、保守強硬派としてしばしば共和党執行部とも対立。「小さな政府」を目指すべきだとし、医療保険制度の拡充や、オバマ政権を弱腰外交だと批判。「イスラム国」(IS)を「じゅうたん爆撃」で壊滅させると主張してきた。

 これに対し、実業家のトランプ氏は政治経験がなく、既存政治を批判して「偉大な米国の復活」を主張。メキシコからの不法移民を問題視し、メキシコとの国境に「万里の長城」を構築し、数百万人を強制送還すると公約。日本や中国との貿易不均衡是正を掲げ、環太平洋経済連携協定(TPP)にも反対する。

 「アウトサイダー」(非主流派)とされる2人に対し、主流派にも一定の支持のあるルビオ上院議員も善戦した。(デモイン〈米アイオワ州〉=佐藤武嗣)

■主要候補の支持者獲得率
【民主党】(候補者数計3人)
クリントン前国務長官(68)    49.8%
サンダース上院議員(74)     49.6%
(アイオワ州民主党の発表。集計が終わった地区の割合は95%)

【共和党】(候補者数計12人)
クルーズ上院議員(45)      27.7%
トランプ氏(69)         24.3%
ルビオ上院議員(44)       23.1%
カーソン氏(64)          9.3%
ポール上院議員(53)        4.5%
ブッシュ元フロリダ州知事(62)   2.8%
(アイオワ州共和党の発表。開票率は99%)
     ◇
 〈アイオワ州党員集会〉 民主、共和両党は、7月の全国党大会で大統領選候補者を指名するための代議員を州単位で選ぶ。多くの州では党員による投票で決める「予備選」を実施するが、一部の州では、党員が実際に地区ごとに集まり、討議を通じて立候補予定者ごとの代議員の配分を決める「党員集会」を実施する。アイオワ州の党員集会は、全米で最初に行われ、今後の選挙戦を左右するとされ、注目されている。

2992チバQ:2016/02/02(火) 19:50:26
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1602020055.html
【米大統領選】波乱の幕開け告げるアイオワ州党員集会 民主、共和両党で非主流派が“本命”を揺るがす

19:34産経新聞

 【デモイン=青木伸行】米アイオワ州で開かれた大統領選の党員集会で、民主党は「本命」のヒラリー・クリントン氏がバーニー・サンダース氏を相手に予想以上に苦戦した。共和党もテッド・クルーズ氏、ドナルド・トランプ氏という「非主流派」が上位を占めるなど混戦模様で、波乱含みの選挙戦を象徴する幕開けとなった。

 「ため息をつき、ホッとし、安心した」

 クリントン氏は1日夜、州都デモイン市内で支持者を前に、「当確」が出るのを待たずに“勝利宣言”とも受け取れる発言をした。

 サンダース氏も「事実上引き分けのようだ」と述べた。公式集計で両者の差はないに等しい。サンダース氏が追い上げた要因は、アイオワ州における民主党の主要な支持基盤であるリベラル層と、若年層の支持にあったとみられている。

 クリントン氏も“左旋回”を見せ、リベラル層の取り込みに躍起となったが、「超リベラル」なサンダース氏をしのぐほどまでリベラル層を引き込むには至らなかったようだ。

 クリントン氏は2008年大統領選でのアイオワ州党員集会では3位に終わっただけに、今回の結果は“善戦”といえなくもない。

 ただ問題なのは、若年層の支持を極端に得られなかったことだ。CNNテレビの出口調査では、17歳から29歳の84%がサンダース氏を支持し、クリントン氏は14%にすぎない。

 デモインの党員集会で、サンダース氏を支持した19歳の男性は「ヒラリーよりも、サンダース氏の方が信頼できる」と話した。

 とりわけ若年層の間にはクリントン氏に代表されるエスタブリッシュメント(主流派)層への不信感が根強い。国務長官在任中の公務に私的な電子メールアカウントを使っていた問題が影響した可能性もある。

 一方、党員集会でクリントン氏を熱烈に支持した40歳代の女性は「サンダース氏はリベラルの代表のように言われるけど、ヒラリーだってリベラルです」と反論。9日に予備選が行われるニューハンプシャー州はよりリベラル色が強く、世論調査ではサンダース氏がリードする。クリントン氏は引き続き「左旋回」姿勢を維持するとみられる。

 だが、バージニア大学のラリー・サバト教授は「クリントン氏はアイオワ、ニューハンプシャー両州で苦戦しても、現在のスタンスを変えないことが勝利への道だ」と指摘する。さらなる左傾化は逆に中間層などの離反を招き、全国レベルでの首位の維持にも影響しかねないというわけだ。

 ニューハンプシャー州に続くサウスカロライナ、ネバダ両州ではクリントン氏が優勢で、山場は10州以上の予備選・党員集会が集中する3月1日の「スーパーチューズデー」となりそうだ。

 一方の共和党は、アイオワで2位に終わったトランプ氏がニューハンプシャー州では高支持率を維持。アイオワで同氏に肉薄する3位と健闘したマルコ・ルビオ氏ら「党主流派」候補も巻き返しを伺っている。

2993チバQ:2016/02/02(火) 19:54:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160202-00000079-reut-n_ame
焦点:米アイオワ州党員集会、ルビオ氏躍進で共和党本流に弾み
ロイター 2月2日(火)19時17分配信

焦点:米アイオワ州党員集会、ルビオ氏躍進で共和党本流に弾み
 2月2日、米大統領選に向けた候補者指名争いの初戦となった1日のアイオワ州党員集会では、共和党で3位につけたマルコ・ルビオ上院議員も、強力な勝者といえる。ルビオ氏と家族、同州デモインで1日撮影(2016年 ロイター/Aaron P. Bernstein)
[デモイン(米アイオワ州) 2日 ロイター] - 米大統領選に向けた候補者指名争いの初戦となった1日のアイオワ州党員集会で、共和党はテッド・クルーズ上院議員が不動産王ドナルド・トランプ氏を破り勝利したが、3位につけた同党の本流(エスタブリッシュメント)候補マルコ・ルビオ上院議員も、強力な勝者といえる。

過去数カ月間、共和党の候補指名争いはクルーズ氏とトランプ氏の焦土戦術が目立ち、より穏健な候補らは苦戦を強いられてきた。

党指導部が勝者を長く待ち望むなか、1日の党員集会でルビオ氏が上位に浮上した。

得票率はクルーズ氏が28%、トランプ氏は24%。ルビオ氏は23%で両氏とわずかな差となった。

ルビオ氏は、最終結果発表後「決して起こらないと言われていたことが今起きている」と述べた。

候補指名争いは間違いなく新たな局面を迎えた。

アイオワ州共和党の元政治ディレクター、クレイグ・ロビンソン氏は「三つどもえのレースになっている」と指摘した。

ロビンソン氏ら同州の政治評論家は、ルビオ氏がトランプ、クルーズ両氏に水をあけられ、おそらく15─18%程度の得票率に終わると予想していたため、ルビオ氏の躍進は衝撃を与えた。

アイオワ州デモインの共和党ストラテジスト、ダグラス・グロース氏は、同州で3位につけたことはルビオ氏が党の本流である「エスタブリッシュメントの総意を得た候補であること」を示すと指摘した。

ルビオ氏はアイオワ州での選挙遊説で、クルーズ氏やトランプ氏同様に、過激派組織「イスラム国」や移民問題、医療保険改革法(オバマケア)などについて非難した。

しかしそれは、より楽観的で開放的なメッセージを通じてだった。

キューバ系移民の息子として生まれ、米国で育った同氏は、選挙に勝利した場合、初のヒスパニック系大統領となる。

ルビオ氏はこの週末、党員集会を控えた最後の選挙運動で、「怒りだけでは不十分だ。怒りは計画でも解決策でもない」と有権者に呼びかけた。

党員集会でルビオ氏を支持した有権者らは、ロイターに対し、同氏のポジティブなメッセージに共鳴したとし、同氏を、民主党の有力候補ヒラリー・クリントン氏に対抗する最も強力な候補とみなしていることを明らかにした。

アイオワ州クライブのKevin Huerkampさんは「私は実際に変化をもたらしてくれる誰かを探していた。マルコ・ルビオ氏がその人物だと思う」と語った。

選挙結果によると、ルビオ氏は都市部のデモイン、アイオワ市、ダベンポートで、クルーズ、トランプ両氏を抑えた。このことはフロリダやオハイオなど人口の多い州で今後、ルビオ氏が成功を収める可能性を示唆している。

(James Oliphant記者 翻訳:佐藤久仁子 編集:加藤京子)

2994チバQ:2016/02/02(火) 20:36:28
http://www.sankei.com/world/news/160202/wor1602020057-n1.html
2016.2.2 19:53
【米大統領選】
アイオワ州党員集会、民主党はクリントン陣営が勝利宣言 共和はクルーズ氏、3位ルビオ氏はトランプ氏に肉薄

 【デモイン(米アイオワ州)=加納宏幸】11月8日の米大統領選に向けた民主、共和両党の候補指名争いの初戦、アイオワ州党員集会が1日夜、州内約1700カ所の会場で実施され、民主党はクリントン前国務長官(68)の陣営が2日未明に勝利宣言した。得票率の差は1ポイント未満の接戦になった。

 共和党はクルーズ上院議員(45)が不動産王、トランプ氏(69)を破って勝利し、ルビオ上院議員(44)もトランプ氏に肉薄して3位に付けた。上位3人はいずれも20%台で4位の神経外科医カーソン氏(64)と差を付けた。今後は三つどもえの展開になる可能性がある。

 民主党の発表によると、2日午前4時(日本時間同日午後7時。集計率99%)時点でクリントン氏と無所属のサンダース上院議員(74)の得票率の差は0・3ポイントだった。AP通信によると1つの会場から結果報告がなく全ての集計が終わっていない。

 女性初の大統領を目指すクリントン氏はオバマ政権の継承を訴え、世論調査で全国の首位。アイオワ州では若年層の支持を集めるサンダース氏に肉薄された。

 共和党は信教の自由を訴えるクルーズ氏が組織選挙を展開。保守的なキリスト教福音派の影響力が強いことが有利に働いたとみられる。トランプ氏は一歩及ばなかったが、強硬保守派の2人が上位を占めた。

 民主党のオマリー前メリーランド州知事、共和党のハッカービー元アーカンソー州知事は1日、アイオワ州での惨敗を受け、選挙戦から撤退した。

 予備選・党員集会の第2戦は2月9日のニューハンプシャー州予備選。今年6月まで順次、各州や自治領などで開催され、7月の党全国大会で候補に投票する「代議員」の獲得を競う。過半数を得た候補が正式に党の指名を受け、11月8日の本選に臨む。

2995チバQ:2016/02/02(火) 20:37:03
http://www.sankei.com/world/news/160202/wor1602020058-n1.html
2016.2.2 20:05
【米大統領選】
民主・サンダース氏、ブレない「民主社会主義者」 “異色”最高齢の候補、支持者は若者

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1日、米アイオワ州デモインで開かれた民主党の党員集会でスピーチするサンダース上院議員(ロイター)
1日、米アイオワ州デモインで開かれた民主党の党員集会でスピーチするサンダース上院議員(ロイター)
 民主党のアイオワ州党員集会で、最有力のクリントン前国務長官(68)相手に大接戦を演じたサンダース上院議員(74)。「無所属」で「民主社会主義者」を標榜(ひょうぼう)する異色候補の躍進に注目が集まった。

 「今夜アイオワで政治革命が始まった」。1日深夜、同州デモインでサンダース氏が支持者を前にこう呼びかけると、会場を埋め尽くした若者から熱狂的な歓声がわき起こった。

 主要候補者の中で最も高齢のサンダース氏だが、主な支持層は若者だ。「政府は一握りの億万長者のものではない」とウォール街を批判。富裕層増税や公立大学の無償化などの訴えに、格差社会の是正を求める若者層が共鳴し、草の根運動で選挙戦を展開している。

 ポーランドからのユダヤ系移民の父を持つ。20〜30代にはベトナム反戦運動など左派政治運動に傾注し、1981年から米東部バーモント州バーリントン市長を8年務めた。

 その後、同州選出の連邦下院議員に8回当選し、2007年に上院議員に転身。10年12月には減税措置の延長をめぐって8時間半にわたる演説を行い、注目を集めた。無所属議員として25年間のキャリアを持ち、時代に左右されない政策判断が売り物だ。

 重要施策に「選挙資金制度の改革」を掲げ、平均27ドル(約3200円)の小口献金に頼る。ただ、黒人や中南米系など白人以外に支持が広がっておらず、今後どこまで浸透できるかは未知数だ。(上塚真由)

2996チバQ:2016/02/03(水) 22:52:52
http://www.sankei.com/world/news/160203/wor1602030037-n1.html
2016.2.3 21:48
【米大統領選】
第2戦もはやヒートアップ 撤退との虚偽情報に謝罪、コイントスでの勝敗には不満

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米大統領選の主な日程
米大統領選の主な日程
 【ワシントン=小雲規生】米大統領選に向けた候補指名争いの初戦となった1日のアイオワ州での党員集会を終えた各候補者は2日、休む間もなく予備選が9日に行われる第2戦のニューハンプシャー州での追い込みに入った。各候補はライバルの牽制やアイオワでの投票結果への疑念などを口にし、選挙戦は一段とヒートアップしている。

 「ニューハンプシャーはアイオワよりも自分に向いている」。アイオワ州での共和党の党員集会で2位に終わった不動産王、ドナルド・トランプ氏は2日の記者会見で、結果を今後にひきずるとの懸念を躍起になって否定。メディアが3位のマルコ・ルビオ上院議員を勝者扱いしていることにも、不満をぶちまけた。

 一方、トランプ氏をおさえて勝利したテッド・クルーズ上院議員はCNNテレビに「この勢いで指名を勝ち取る」と気勢を上げたが、勇み足も。クルーズ氏の陣営が1日、ライバル候補の元神経外科医、ベン・カーソン氏が撤退するとの虚偽の情報を流したことが判明したためだ。クルーズ氏は慌てて謝罪し、ニューハンプシャーの予備選への影響を抑えようと懸命だ。

 一方、ヒラリー・クリントン前国務長官とバーニー・サンダース上院議員が大接戦を演じたアイオワ州の民主党は2日、クリントン氏が勝者だと正式に発表。クリントン氏はCNNに「とても興奮している」と喜びをあらわにした。

 しかしABCテレビによると、各候補への支持が拮抗した場合にコインの裏表で勝敗を決める規則について不満もくすぶっている。アイオワでは複数の会場でクリントン氏側がコイントスで勝利した。サンダース氏は2日、記者団に対して「民主主義を実現するのに最善の方法ではない」と述べ、結果に異議を唱える可能性を否定しなかった。


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