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民主党スレッド

1とはずがたり:2003/11/13(木) 11:03
民主党関係全般
http://www.dpj.or.jp/

4141千葉9区:2009/03/13(金) 23:41:41
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090311/crm0903110122005-n1.htm
【献金の底流】上・談合体質 浄化できない「闇の澱」 (1/3ページ)
2009.3.11 01:20

 民主党の小沢一郎代表の地元中心部であるJR東北線水沢駅(岩手県奥州市)から約20キロ。残雪で覆われた焼石連峰の山間に、胆沢(いさわ)ダムの工事現場はある。岩石や土砂を積み上げ建設する「ロックフィルダム」では国内最大級。工事現場に立つと、ダム工事で準大手ゼネコン「西松建設」が請け負う巨大な滑り台のような排水設備が目に飛び込んでくる。受注額は約47億円だった。

 「ダム工事が受注できるようお願いした」

 小沢代表の公設第1秘書、大久保隆規(たかのり)容疑者(47)とともに、政治資金規正法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕された西松前社長、国沢幹雄容疑者(70)は、調べに対してこう供述したとされる。

 政界との関係を西松で一手に仕切っていたという国沢容疑者。平成5年6月、特捜部が仙台市長を摘発したゼネコン汚職事件で、西松の副社長が贈賄容疑で逮捕された際に、当時、常務だった国沢容疑者は報道陣を前に次のように語っていた。

 「十分にチェックできなかった不明朗な現金支出は、徹底してチェックできる体制にしたい」

 しかし、政界への不明朗な献金実態は何も変わっていなかった。西松OBが代表を務めていたダミーの政治団体である「新政治問題研究会」など2団体をトンネルとして献金を続けたり、西松社員や下請け業者を利用して個人献金を偽装した疑いが次々と明らかになっている。2団体からの小沢氏側への献金総額は平成7年から18年までに2億円近くに上る。

 「西松といえば、多くの政治家が献金でお世話になっている企業として知られていた。中でも、小沢さんの所と西松との密接な関係はよく知られ、額も突出していた」。自民党中堅議員のある秘書はこう証言する。

 西松の巨額献金の背景には、「東北地方での公共工事受注拡大の狙いがあった」(ゼネコン元役員)と指摘されている。 

 東北地方に勤務した経験のある中堅ゼネコン元幹部は、「仙台を拠点にしていた大手ゼネコンの幹部などが政治家秘書などとともに、東北地方の公共工事の各社への割り振りのようなことを行っていた」と証言する。

 仙台市長のゼネコン汚職事件摘発から16年。公共工事をめぐる政治と建設業界との不明朗な金による結びつきはそのまま温存されていたのだろうか。

    ◇  ◇

 「小沢さんと正々堂々戦う」

 9日午後、水沢駅近くで小沢氏の元秘書が声を張り上げ街頭演説を行っていた。元秘書は次期衆院選で自民党公認として小沢氏と対決する予定だ。

 元秘書は、公設第1秘書の大久保容疑者に献金の仕組みや建設業界との関係を引き継いだとされる。演説では事件には全く触れていなかった。

 反小沢派で県内の首長経験者はこう代弁する。「秘書時代の澱(おり)のようなものがたまっていて、それを自分で浄化しなければいけないと考えている。小沢さんは独善的で、すべてを把握していないと気が済まない性格。迂回(うかい)献金の仕組みがあるとするならば、小沢氏が考えてやらせたことではないだろうか」

 一方、大久保容疑者の姿は、地元ではなぜか目立っていない。建設業者の1人は以前、東京・永田町の議員会館で大久保容疑者にこう告げられたことを覚えている。「釜石市長選で落選し、一から勉強している」。政治への強い意欲を感じたという。

 小沢氏の後援会関係者は小沢氏や大久保容疑者をかばうように次のように語った。

 「大久保容疑者は建設業界を取り仕切るようなタイプに見えなかった。岩手県、東北地方は公共工事をめぐって談合体質だった。でもひと昔前の話。小沢さんへの献金で公共工事の見返りを期待している業者は、いまだに影響力があると思いこんでいるのでは」

 雪降る中、小沢氏の地元の人々は、今回の事件について一様に口が重かった。ようやく話してくれたことだった。

     ◇

 衆院選の帰趨(きすう)によっては、次期首相とされる小沢氏の公設第1秘書の逮捕から10日で1週間を迎えた。衝撃的事態から始まった西松建設による政界への政治資金規正法違反容疑事件は、自民党議員側への捜査波及も確実視されている。献金の底流を探る。(献金事件取材班)

4142千葉9区:2009/03/13(金) 23:43:59
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090312/crm0903120143002-n1.htm
【献金の底流】中・小沢氏と政治資金 突出する保有資産 (1/3ページ)
2009.3.12 01:40

 「今の法秩序にのっとって処理している。『その法がザル法だからけしからん』とか、『そんな脱法行為的なことをしてけしからん』とか、そういうたぐいの批判だ。今の税法の仕組みで許容されているいろんな特例や、税務署の裁量の余地がたくさんある。そこがけしからんということになったら、それに準じて処理している人は、みなけしからんことになる」

 民主党の小沢一郎代表は新生党代表幹事だった平成6年2月、読売新聞で佐々木毅東大教授(当時)のインタビューに対し、政治献金の「適法処理」についての考え方をこう赤裸々に答えている。

 小沢氏はこれまで、自身の政治資金問題が浮上するたびに適法処理を強調し、その場をしのいできた。だが、それで疑惑が払拭(ふっしょく)されたわけではなく、西松建設のトンネル献金問題でも、報道各社の世論調査で7〜8割の人が「説明に納得できない」と答えている。

 小沢氏の資金管理団体で、公設第1秘書の大久保隆規容疑者(47)=政治資金規正法違反容疑で逮捕=が会計責任者を務める「陸山会」をめぐっても2年前の19年、政界で大きな話題となった。

●不動産次々と


 国民の税金である政党助成金も含む政治資金(事務所費)で、都内の一等地などに計13件、約10億円相当の土地・マンションなどの不動産を次々に購入し、登記簿上の名義はすべて小沢氏となっている問題が報じられたためだ。

 資金管理団体が土地を買っているのは現職の国会議員で小沢氏だけ。仮に小沢氏が死亡した場合は法制上、これらの不動産は小沢氏の親族が相続することになる問題が指摘された。

 「資産として活用する方が、献金してくれた人の意見を大事にし、有効に使う方法だ」

 小沢氏は19年2月の記者会見で、不動産購入目的についてこう語った。だが、これでは何のために10カ所以上の不動産が必要だったかの説明になっていない。

 小沢氏の元秘書の1人は「小沢先生は体が弱く、休憩したいときにいつでもすぐ休める場所が必要だ。ホテルではくつろげないので、それにはマンションがいい」と語るが、国民には理解し難い言い分だ。

 小沢氏は記者会見で不動産について、「私個人としては何の権利も持たない」と主張し、所有者はあくまで「陸山会」だと主張したが、これも後に裁判で実質的に否定された。

 東京高裁は昨年6月、不動産問題について書いた週刊現代の記事に対し、小沢氏が名誉を傷つけられたとして発行元の講談社などに6000万円の損害賠償を求める訴えを起こしていた裁判で、請求を棄却した一審判決を支持して小沢氏の控訴を棄却。判決は「本件各マンションが陸山会のものであると断定することはできない」と認定した。

 また、「陸山会」を含めた小沢氏の政治団体や関係団体の保有資産が、繰越金と不動産だけで計30億円以上に上ることも政界で突出している。これらの政治団体の資金も不透明さを否めない。

 昨年9月公開の19年政治資金収支報告書によると、小沢氏側近の平野貞夫元参院議員がともに会計責任者を務め、「関係団体だが、小沢氏自身の政治団体ではない」(小沢事務所)とされる「改革国民会議」の繰越金は11億1104万円、「改革フォーラム21」の繰越金は6億9036万円に上る。改革国民会議は小沢氏が党首だった自由党の政治団体、改革フォーラム21は小沢氏が代表幹事を務めた新生党の政治団体だ。

●不自然な寄付


 また、小沢氏が党首だった自由党は15年9月26日の解党の2日前、合併相手の民主党(菅直人代表)からなぜか2億9540万円もの寄付を受けた。一方、解党当日には、「改革国民会議」に13億6816万円(うち政党助成金から5億6096万円)を寄付するという不自然さを見せた。

 17年2月の衆院予算委員会で、自民党の松岡利勝元農相(故人)は「政党助成金は、解散時に残高がある場合は国に返還しなければならない。自由党が解散日に政党助成金も合わせて約13億円以上の金を他団体に寄付したのは、返還逃れではないか」と指摘している。

 小沢氏の秘書を約20年間務め、今はたもとを分かった高橋嘉信元衆院議員は昨年9月、産経新聞の取材に対し、こう答えていた。

 「自由党が民主党と合併するときの(改革国民会議に寄付された)金には、国民の税金である政党助成金も含まれているとしか言いようがない。これは国に返すか、民主党の中で使途を検討すべきだ」

   (献金事件取材班)

4143千葉9区:2009/03/13(金) 23:44:26


□小沢一郎氏の政治団体(総務省届け出分)の資産

(1)陸山会          10億8727万円
(2)誠山会           1億3145万円
(3)小沢一郎東京後援会        113万円
(4)小沢一郎政経研究会       2530万円
(5)改革国民会議       11億1104万円
(6)改革フォーラム21     6億9036万円
 総計           30億4655万円
※金額は繰越金(陸山会は不動産資産を含む)。(5)、(6)について小沢事務所は「関係団体だが、小沢氏

自身の政治団体ではない」と説明

4144千葉9区:2009/03/13(金) 23:45:36
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090313/crm0903130114000-n1.htm
【献金の底流】下・旧態依然の癒着 「わいろ」そのもの (1/3ページ)
2009.3.13 01:11

 「国策捜査だ」

 3月3日、小沢一郎民主党代表の公設秘書、大久保隆規容疑者(47)が逮捕されたことを知った民主党執行部から、一斉に東京地検特捜部の捜査を批判する声が上がった。

 政界捜査を担う特捜部は、捜査が政局に利用されるのを嫌い、選挙や予算成立を控えた時期の事件着手は極力避けてきた。

 事実、強制捜査のタイミングは、来年度予算案が衆院を通過し、年度内の成立が確定。定額給付金の財源を確保する今年度第2次補正予算の関連法案が翌4日に通過する見通しがたった日だった。2月末には西松建設をめぐる事件で参考人聴取していた長野県参事が自殺しており、自殺防止も考慮し、事前の任意聴取は行わない電撃逮捕だった。

 「だが、しかし」である。小沢氏側にとって政権交代、総理のポストも視野に入ったこの時期、法務・検察当局が強制捜査に着手した背後には「麻生政権の陰謀」があるのではないか−。

 西松のダミー献金は20人以上の国会議員側に及び、大半が自民党だったことも、民主党側に“狙い撃ち”の印象を与えた。

 「なぜ小沢氏なのか」

 小沢氏自身も“側近”逮捕の翌日、会見で「この種の問題で逮捕の前例はない」「不公正な権力の行使」と言い切り、法務・検察当局への対決色を鮮明にした。一方、自民党側も反発。森英介法相は「政治の圧力などない。検察は法と証拠にのっとって捜査している」と語気を強めた。



少ない立件額

 容疑は、西松から2100万円の献金を受けながら、ダミーの政治団体から受けたとの虚偽の記載を、政治資金収支報告書にするなどしたというものだ。

 立件額は、特捜部がこれまでに摘発してきた規正法違反事件に比べれば、少なさが際立つ。故土屋義彦元埼玉県知事側の事件は約1億1600万円の虚偽記載。坂井隆憲元衆院議員は約1億6800万円の虚偽記載、村岡兼造元官房長官は1億円の不記載だった。

 特捜部幹部は「高額でもないが少額でもない。2100万円は献金の一部に過ぎない」と説明。時効分を含めた献金総額が2億円近くにのぼる点を考慮したとの認識を示した。

 選挙を控えた微妙な時期での着手について、検察幹部は「月末で700万円分の時効が成立するから」と口をそろえる。だが、時効分も含めた総額を考慮したとする説明とは矛盾する。

 ある検察関係者は「自民党が事件に乗じて解散総選挙をしたら、国民は逆に自民党の策略と思う。だから自民党も即解散できないのでは」と指摘し、この時期の着手が政局に影響しないとの認識をにじませた。


構図の実態は…

 陰謀や選挙妨害との反発が避けられないにもかかわらず、あえて逮捕に踏み切ったのはなぜだったのか。

 「献金の性格」

 特捜部幹部は逮捕会見で、この言葉を3回繰り返して強調してみせた。

 小沢氏側は、10年以上にわたり、西松から違法な献金を受け続けてきたとされる。献金額も指示されるなど、西松は小沢氏側の“言いなり”だったという。

 「ダムや空港工事の受注を期待した」「工事が取れたのは献金のおかげ」

 特捜部幹部のいう献金の性質とは、「わいろ」を示唆したものだ。だが、職務権限の壁のため、事実上のわいろを受け取っただけでは収賄罪には問えない。近年は手口も巧妙になり、立件へのハードルは、より高くなっているとされる。

 検察関係者は「東北での影響力を期待した西松から、違法な献金を受け続けた構図の実態は収賄とよく似ている。2100万円を、仮にわいろに見立てたら少ない額とは言えない」と語る。「政治とカネ」の透明性確保のために、規正法はある。別の検察関係者は「わいろ性のある政治献金に規正法を適用するのは当然。いまどきゼネコン側から多額の献金を集めていたこと自体、異常だ」と断じる。

 “田中金脈”“金丸金脈”を断罪してきた特捜検察は、小沢氏側とゼネコンの関係を、旧態依然とした癒着とみているわけだ。

 特捜部幹部は言った。

 「献金の性質をみれば、政治的な配慮で見逃すというわけにはいかない」

4145 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/14(土) 02:29:50
>>4144
産経の記事にツッコミ入れるのも何ですが、

> いまどきゼネコン側から多額の献金を集めていたこと自体、異常だ

個々人の価値観で行動されたんじゃ、罪刑法定主義も何もあったものじゃありません。
政府の戦争解釈を勝手に変えて行動していた田母神と、全く変わりませんよ。
ともに自分が「正義」と思っている点でも同じ。

4146名無しさん:2009/03/14(土) 04:47:09
http://sun.ap.teacup.com/souun/2221.html

4147千葉9区:2009/03/15(日) 01:58:04
出来ない事は言うべきでないし、出来るのであれば
自民党政権〜細川〜羽田〜村山政権時代の閣僚経験者になにかしゃべらせてくれ。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090314-OYT1T00822.htm?from=navr
沖縄返還密約「政権取ったら全部出す」民主・岡田副代表
 民主党の岡田克也副代表は14日、大阪市で講演し、1972年の沖縄返還の際に日米両政府間に存在したとされる密約に関し、「政権が代わったら全部出す」と述べた。

 沖縄返還を巡っては、米国の核兵器再持ち込みを認めたり、返還地の原状回復費400万ドルを日本が負担したりする密約を裏付ける米政府の公文書が公開されている。日本政府は密約を否定しているが、岡田氏は「隠しているものは全部出す。どれだけウソを言ってきたか分かる」とも語った。

(2009年3月14日20時45分 読売新聞)

4148千葉9区:2009/03/15(日) 10:26:26
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009031502000077.html
スコープ 献金規制 民主議論へ 『全面禁止』に小沢氏の壁
2009年3月15日 紙面から

 西松建設の巨額献金事件を受け、民主党は今週、企業献金の規制を強化する政治資金規正法改正の議論をスタートさせる。信頼回復の切り札に浮上しているのが、公共事業を受注している企業からの献金の全面禁止だ。ただ、小沢代表は慎重な姿勢を示しており、その進退が改正論議にも影響を与えることになりそうだ。 (竹内洋一)

 小沢氏の公設秘書が逮捕されて以降、民主党内で最初に公共事業受注企業の献金全面禁止を打ち出したのは、菅直人代表代行。

 「超党派的にきちんと禁止していくことが必要だ」と述べ、与党にも協議を呼び掛けた。

 民主党はこの全面禁止に「自民党は絶対に乗れない」(幹部)とみている。にもかかわらず、菅氏が超党派の法改正を提唱したのは、次期衆院選に向けて自民党との姿勢の違いを鮮明にし、傷ついた民主党のイメージを回復する狙いがある。

 今後の党内議論は、党政治改革推進本部を中心に進められる。本部長の岡田克也副代表は「改正案を作る以上は、実効性のあるものでなければいけない。与党も含めて合意できるようなものを目指して議論したい」と、今国会での法改正に意欲を見せる。

 菅氏が代表だった二〇〇三年衆院選、岡田氏が代表として臨んだ〇五年衆院選では、民主党はいずれも公共事業受注企業の献金全面禁止をマニフェスト(政権公約)に掲げた。だが、小沢氏は政治資金の収支を徹底して透明化すればいいと、〇七年参院選のマニフェストからは削除された経緯がある。

 小沢氏は秘書が逮捕された後も「ほとんどの企業が何らかの形で国や地方公共団体の仕事をしている。企業献金を事実上なくすことにつながってしまう」と、従来の姿勢を崩していない。

 小沢氏が長く代表にとどまった場合、公共事業受注企業の献金禁止の議論は難航する可能性もある。

4149千葉9区:2009/03/15(日) 10:28:57
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200903140308.html
岡田氏に若手の待望論 ハト・カンに拒否感も '09/3/14

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 西松建設の巨額献金事件で、公設秘書が逮捕された小沢一郎代表の辞任もあり得る、と民主党内で「ポスト小沢」の名が飛び交い始めた。岡田克也副代表に中堅、若手の期待が集まる一方、ベテランからは菅直人代表代行ら首脳部の名前が挙がる。

 「小沢氏の進退は捜査の展開次第。続投もある」として各グループは「当面、会合禁止」(菅グループ議員)と動きを控えるが、節目となる月末の秘書の「起訴予定日」に向けシミュレーションが活発化しそうだ。

 「そういうことを言うことが駄目だ。いろんな憶測に基づいてものを言うことが」

 岡田氏は十三日のCS放送で、ポスト小沢に挙げられているとの指摘に強く反発した。否定しなければ黙認と受け取られ小沢氏の進退問題に絡められると警戒しているようだ。

 しかし、自民党が「警戒すべき本命」とするのは岡田氏だ。五十歳代と若く政治資金の透明化に熱心でクリーンな印象が定着している。「刷新」が印象づけられ、民主党が盛り返す、との見方だ。党内でも二〇〇五年の郵政選挙敗北の責任を取って代表を辞任して以降、全国を回り新人や落選候補の応援をこなしたことへの評価も高い。

 ただ本人は以前から周囲に「前回の敗北の責任者が再び代表として衆院選を戦うことはできない」と漏らしており、説得が課題。また「何事にも原理主義的で調整が難航する」(ベテラン議員)との見方もつきまとう。政権獲得後の他党との協力関係上の難点も指摘されている。

 首脳部で有力視されているのは「トロイカ体制」で小沢氏を支える菅氏と鳩山由紀夫幹事長。両氏とも「やる気あり」とみられている上、「衆院選直前の緊急事態なのでいったん、『選挙管理内閣』的な体制とし、選挙後に本格的な代表選をやればいい」(中堅議員)との声が上がる。

 小沢氏の下で固まった党の結束をスムーズに引き継げるのが強みだが、両氏とも秘書逮捕後の小沢氏の続投を全面的に支持したため“禅譲”イメージは強くなる。「小沢色」をぬぐい切れず、党勢回復が期待できないとの見方がある。「小沢氏と連帯責任だ」(中堅議員)と批判されかねない。

 「もはや『鳩菅(ハト・カン)』の時代ではない。鳩山さんや菅さんが無投票で決まったら『小沢院政』とみられる」。こう語る中堅幹部の念頭にあるのは「ハト・カン阻止」だ。

 ハト・カンへの拒否感は中堅、若手に少なくなく岡田氏が固辞した場合の次善策として前原誠司副代表や枝野幸男元政調会長の名前が挙がる。

 巨額献金事件をきっかけに、小沢代表の下で封じ込められてきた世代間闘争が表面化する可能性も出てきた。

4150 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/15(日) 10:33:46
>>4148
>>4134にあるとおり、小沢は企業献金をなくした場合、金持ちしか政治家になれなくなるので、
それが嫌ならば「公的な政治活動への支援」を充実する必要がある、と言ってるわけで、
それよりも政治資金の収支の公開・透明化の方が現実的だ、と言ってます。
民主党にとって一番美味しいのは、企業献金禁止、政党助成金金額アップで間違いないでしょう。
自民党はもちろん、共産党も反対するでしょうが。

>  ――政治資金規正法そのものがザル法だとの認識が広がっている。公共事業受注企業からの献金は
> 受けないというようなことを決める方針は。
>
>  小沢氏 それも一つの考え方だと思います。ただ、公共事業というのは、皆さんは、いわゆる建設業関係
> の公共事業だけを念頭に置かれるんですけど、国の発注の、国のいろいろな、それこそ防衛省でも何でも
> ありますね。それはほとんどの会社が国から発注を受けて、納品したりしてるんじゃないでしょうか。だから、
> そこんとこの兼ね合いで、そういったとにかく公共的な事業をしているところは一切駄目だということにすると、
> まずほとんどの所が何らかの形で国や地方公共団体の仕事をしていますので、これは企業だけじゃなくも
> 及ぶかも知れませんね。だから、そこは非常に難しいところで、その献金をなくすと、事実上なくすということ
> につながっちゃいますね。そうすると、もう少し、じゃあ公的な政治活動への支援を、どういう形かは別として、
> 充実するのかということとの兼ね合いだろうと思います。
>
>  政治活動にお金がかかると、アメリカの大統領選など象徴的なあれですけれども、あれほどじゃなくても、
> 現実にはかかる、一定のお金はかかるわけですから、それを賄うためには何らかの形で政治資金をもらわな
> くちゃやっていけない。そうじゃないと、もう金持ちしか政治家にはなれないということになっちゃいますんで。
> 一つの発想だと思いますけれども、現実的にはどういう手法がいいのか。そこはもう少し検討をしてみたら
> いいかと思います。

4151千葉9区:2009/03/15(日) 10:51:07
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009031402000049.html?ref=rank
スコープ 結束優先キーマン静観 『ポスト小沢』民主動向注目
2009年3月14日 紙面から

 西松建設の巨額献金事件による小沢一郎民主党代表の公設秘書逮捕で党内が揺れる中、二人のキーマンが十三日、外遊から帰国した。小沢氏から距離を置く前原誠司副代表と、「ポスト小沢」の有力候補・岡田克也副代表。小沢氏の辞任論を左右する二人の言動を、党内は注視している。 (西川裕二)

 二人は八日から、そろってベトナムなどを訪問。この間、二人が不在で行われた十日の党常任幹事会では、小沢氏を支えることを確認している。

 前原氏は十三日、国会内で記者団に、常任幹事会の決定について「私も同感。党の結束を守りながら、政権交代を目指す方向で努力すべきだ」と強調。小沢氏の進退については「周りがとやかく言う話ではない。小沢氏自身がいろいろお考えになり、説明責任も果たしてもらえるのではないか」と述べるにとどめた。

 前原氏はこれまで仙谷由人、枝野幸男の両氏らとともに小沢氏の党運営にたびたび批判的な言動をしている。

 この日も前原氏が口火を切れば、表面上平静を保ってきた党内で、小沢氏辞任論が一気に表面化するかもしれなかった。

 しかし前原氏は、静観の姿勢を崩さなかった。小沢氏は、次期衆院選に悪影響を及ぼすと判断すれば代表を辞任する意向をにじませており、党内では「誰もが小沢氏は辞めると感じている」(中堅議員)。あえて波風を立てず、まずは小沢氏が自発的に辞任するかどうかを見極めようとしているとみられる。

 一方、岡田氏は記者団に、ポスト小沢待望論があることについて「そう言うこと自体がだめだ。党の中は、政権交代を目指し、必死で困難を乗り越えようとしている」と、こちらも党内の結束を訴えた。これに先立ち、岡田氏は、親しい議員から「状況を把握するまでは何もしゃべるな」と耳打ちされている。

 岡田氏は、党政治改革推進本部長として、週明けから政治資金規正法改正案づくりの先頭に立つ。「政治とカネ」の問題で国民の信頼回復に努める同党にとっては、極めて重要な役割となる。ある中堅議員は「カネの面もクリーンだし、こういう時にはやっぱりうってつけだ」と岡田氏への期待を口にしている。

4152とはずがたり:2009/03/15(日) 17:50:27
岡田氏、民主政権なら密約公開 沖縄返還めぐり
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009031401000607.html

 民主党の岡田克也副代表は14日、大阪市で講演し、沖縄返還直前に日米両政府高官が交わしたとされる“密約”文書について「政権交代が実現すれば、日本政府が『ありません』と言い続けているものを全部出す。(政府が)どれだけうそを言ってきたかが分かる」と述べ、民主党政権での公開を明言した。

 沖縄返還をめぐっては、軍用地の復元補償費400万ドルを日本側が肩代わりする密約など、複数の秘密文書の存在が米公文書で裏付けられているが、日本政府は一貫して存在を否定している。

 岡田氏は「沖縄返還をめぐり、いろいろな密約があったと言われ、米国の情報公開では(密約の存在が)示されている」と指摘。その上で、民主党が政権を獲得した場合には「国民にきちんと説明責任を果たし、開かれた政治を実現する」と強調した。
2009/03/14 18:02 【共同通信】

4153とはずがたり:2009/03/15(日) 21:56:25

こんな記事も。産経は小沢を辞めさせたがっている?

負ければ小沢氏、剣が峰に?千葉県知事選12日告示
2009.3.12 21:27
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090312/stt0903122129009-n1.htm

 千葉県知事選が12日に告示され、民主党内では、推薦候補が敗れれば、政治資金規正法違反事件で公設秘書が逮捕された小沢一郎代表の辞任に発展するとの見方が強まっている。

 小沢氏は自身の進退について、次期衆院選に悪影響を与えると判断した場合、退く考えを表明しており、同知事選は小沢氏を剣が峰に追い込む可能性がある。

 鳩山由紀夫幹事長は12日午前、JR千葉駅前で行われた推薦候補の第一声に駆けつけ、「今回、小沢代表の秘書が逮捕されるという事態に陥り、多くの皆様方にご心配をおかけしていることを、心からおわびを申し上げる」と陳謝し、事件が選挙戦に影響を及ぼさないよう配慮した。

 民主党は平成17年の衆院選で東京、千葉、神奈川の3都県で2勝54敗と大敗した。このため、千葉県知事選では都市部での党勢拡大を図るため、独自候補の擁立にこだわった経緯がある。だが、「公設秘書の逮捕という『小沢ショック』の影響は大きい。民主党推薦候補の支持率は落ちている」(自民党関係者)との見方もある。

 民主党中堅は「(公設秘書が)起訴されるか、新たな問題が出たら大変だ。小沢氏は知事選の結果を踏まえて進退を判断するのではないか」と話す。

 小沢氏は、選挙対策の陣頭指揮をとり、19年の参院選を勝利に導いた。

 しかし、事件発覚後の10日、党本部で開かれた記者会見で「私の今後の行動基準は、衆院選での勝利に物差しを置いて判断する」と述べており、同知事選の結果、都市部での党勢退潮が浮き彫りになれば進退問題に発展するのは必至だ。民主党は鳩山氏が15日にも県内入りするなど、テコ入れに躍起だ。

4154とはずがたり:2009/03/17(火) 02:41:35

ポスターに演説会…小沢氏選挙に西松社員を大量動員
2009.3.16 01:34
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090316/crm0903160136004-n1.htm

 小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、小沢氏の元秘書が、西松建設の社員を小沢氏の選挙に大量動員していたことが15日、西松関係者の話で分かった。元秘書は自身が当選した平成12年の衆院選で、小沢氏だけでなく、自分が名簿に載っていた比例代表にも西松の社員を動員していたという。捜査関係者によると、東京地検特捜部は、元秘書が西松に、こうした小沢氏への支援の一環として、トンネル献金を始めさせたとみているもようだ。一方、元秘書は「献金の仕組みにかかわったことはない」と否定している。

 西松関係者によると、元秘書は岩手県の旧胆沢町(現奥州市)出身で、陸山会の会計責任者で小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(47)の前任者。小沢氏の秘書を20年以上にわたって務めた。小沢氏の選挙を実質的に取り仕切っていた実力者で、小沢氏の“腹心”とも呼ばれた。ゼネコン幹部が公共工事の受注にあたり、繰り返し元秘書のもとを訪れるなど、東北の建設業界に発言力を持っていたとされる。

 捜査関係者によると、西松が考案したトンネル献金の仕組みも、元秘書が了承し、後任の大久保容疑者らに引き継いだとされる。

 地元関係者によると、元秘書は小沢氏の選挙で、西松に支援者の名簿作りを要請。西松は、下請け業者で作る任意団体「松和会」などを通じて小沢氏への支援を依頼し、献金やパーティー券の購入、後援会への入会や選挙運動の支援を行わせていた。西松も運動員として社員を多数派遣、ポスター張りや演説会に参加させるなどしていた。

 元秘書は旧自由党候補として比例代表東北ブロックから出馬した12年の衆院選で、西松に自由党側の運動員として社員の派遣を求め、選挙運動を展開。自身の当選にもつなげた。

 東北のゼネコン関係者は、「元秘書の信用を得なければ、工事は受注できなかった」と証言。西松は、東北の公共工事に影響力のある小沢氏の選挙支援を重視していたという。これらの選挙運動は、小沢氏側と西松との深いつながりを示すものとみられる。

 元秘書は1期で衆院議員を退き、小沢氏との関係を絶っている。元秘書は、トンネル献金への関与を否定しており、選挙への西松社員の動員などについても「関係ない」と話している。

4156 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/17(火) 12:07:12
「大本営発表」を垂れ流す新聞、テレビ

 では、このような東京地検特捜部の捜査は、果たしてうまくいくのであろうか。

 3月11日の記事でも述べたように、今回、逮捕容疑の政治資金規正法違反事件には、「寄附者」をどう
認定するかという点に関して重大な問題がある。献金の名義とされた西松建設のOBが代表を務める政治
団体の実体が全くないということでなければ、大久保容疑者が西松建設の資金による献金だと認識して
いても収支報告書の虚偽記載罪は成立しない。そして、政治団体には実体が存在するかどうか疑わしい
ものが無数に存在するのであり、新聞では報じられていないが、この政治団体には事務所も存在し、
代表者のOBが常駐し、一応活動の実態もあったという情報もある。団体としての実体が全くなかったこと
の立証は容易ではなさそうだ。

 もちろん、資金の拠出者の企業名を隠して行われる政治献金が、政治資金の透明化という法の趣旨に
反することは明らかだが、そのことと犯罪の成否とは別の問題だ。とりわけ、政治に関する事件の処罰は
厳格な法解釈の制約内で行わなければ、検察の不当な政治介入を招くことになる。

 それに加え、自民党サイドへの捜査も、逮捕事実の悪質性を根拠づけるための捜査も順調に進んでいる
とは到底思えない。特捜部の捜査は、戦略目的も定まらないまま、兵力を逐次投入して、米国軍の十字
砲火の中に白兵銃剣突撃を繰り返して膨大な戦死者を出し、太平洋戦争の戦局悪化への転換点となった
ガダルカナル戦に似た様相を呈している。

 こうした状況の下で、新聞各紙は連日、1面トップで、今回の事件の捜査の展開や見通しを報じている。
従来は、特捜事件に関する報道が「検察リーク」によるものと批判されてきたこともあって、記事は、
「関係者によると」としたうえで、被疑者側の犯罪性や悪性に関する事実が述べられ、そこには「東京地検
特捜部もこの事実を把握しているもよう」とつけ加えられるというのが、一つのお決まりのパターンだった。
捜査機関側ではなく、被疑者側などの関係者への独自取材によって事実を把握し、その事実を捜査当局
が把握していることも関係者側から聞いた、という前提の記事だ。被疑者側が自らに不利なことをベラベラ
しゃべり、また、それを特捜部側が把握していることまで教えてくれるということは考えにくいことだが、
こうすれば一応外形的には「検察リーク」が否定できる。

 ところが、今回の事件の報道はやや雰囲気が異なる。新聞、テレビの特捜捜査報道では、「特捜部は…
の調べを進めるとみられる」「特捜部は…と見ているもようだ」というような表現が目立つ。特捜部の捜査の
意図・目的を推測しているような表現だが、何を根拠に推測しているのかはよく分からない。単なる憶測
では記事にはならないはずであり、記事にするだけの根拠があるとすれば特捜部側に何らかの確認を
取っていると考えるべきであろう。まさに「なりふり構わず」という感じで、検察当局側からの情報が垂れ
流されているようだ。

 このような報道は、ある意味では捜査の動きを国民に伝えることにつながっていることも確かであり、
捜査の動きが全く報じられないよりはましと言えなくもない。しかし、質問・疑問に答えることも、批判・
反論を受けることもないという点では、捜査機関側の会見などの正式な広報対応に基づく報道とは
決定的に異なる。当局にとって都合の良い情報だけが一方的に報じられるという点で、むしろ、戦時中の
「大本営発表」とよく似ていると言うべきであろう。


捜査の現状と見通しを検証することが必要

 太平洋戦争中の日本では、連日、「大本営発表」によって、帝国陸海軍の戦果ばかりが報じられた。
ミッドウェー海戦での海軍の大敗、ガダルカナル戦での陸軍の大敗を機に戦局が急速に悪化していること
は全く報じられなかった。

 そして、大本営発表による華々しい戦果ばかりを聞かされていた日本の国民は、戦況を客観的に認識
することもできず、「帝国陸海軍の不敗神話」を信じ破滅的な敗戦に巻き込まれていった。

 日本は、その敗戦から復興し、奇跡の経済成長を遂げ、世界第2位の経済大国となったが、昨年秋以来
の未曽有の経済危機によって、経済の基盤が根底から揺らぐ深刻な事態に陥っている。そうした中で
行われている今回の特捜捜査は、経済対策を主導すべき政治の世界を大混乱に陥れているだけでなく、
バブル経済崩壊後の最安値を更新した証券市場の下落などの経済問題から国民の目をそらす結果にも
なっている。

4157 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/17(火) 12:07:30
 政治の世界の透明化を目的とする政治資金規正法違反の事件の捜査を、重大な政治的影響を与えつつ
行っているのだから、捜査機関の側にも可能な限り透明化、説明責任を果たすことが求められるのが
当然だ。しかし、残念ながら、現在まで検察はその責任を全く果たしておらず、その代わりに行われている
のが、捜査の成果を一方的に報じる「大本営発表」だ。そうであるのなら、その「大本営発表」を客観的に
分析し、捜査の現状と見通しを可能な限り検証してみることが必要であろう。


二階氏側への捜査には政治資金規正法の「大穴」

 まず、二階氏側に対する容疑事実の1つは、派閥の政治資金パーティー券を西松建設のOBが代表を
務める政治団体の名義で購入していた問題だ。これについては、今回の逮捕容疑の小沢代表側への
寄附と同様の問題がある。政治資金規正法は、資金の拠出者の公開までは求めていないので、西松
建設が政治団体の名義でパーティー券を購入したとしても、ただちに違法となるわけではない。その政治
団体が全く実体のないダミーで、しかもそれを二階氏側が認識していたことが立証できなければ違反には
問えない。

 二階氏側への「裏金供与疑惑」問題も報じられた。3月8日付の毎日新聞は、西松建設が「二階俊博
経済産業相側に直接、現金を提供していた疑いがあることが、関係者への取材で分かった。政治資金
収支報告書には記載されていない『裏献金』の可能性もあるとみられる」と報じている。この事実は最も
悪質な政治資金規正法違反として立件可能と思われるかもしれない。

 しかし、そこには政治資金規正法の「大穴」が立ちはだかる。それは、政治家側に直接渡った裏金に
ついて、政治資金規正法違反の事実をどう構成するかという問題だ。

 政治資金規正法は、政党や政治団体の会計責任者に政治資金収支報告書の作成・提出を義務づけて
いる。国会議員であれば、個人の政治資金管理団体のほかに、代表を務める政党支部があり、そのほか
にも後援会など複数の政治団体があるのが一般的だ。このような政治家が、企業側から直接政治献金を
受け取ったのに、領収書も渡さず、政治資金収支報告書にも全く記載しなかったとすれば、政治資金の
透明化に露骨に反する最も悪質な行為だ。

 しかし、このような「裏献金」の事実について政治資金規正法違反で刑事責任を問うとすれば、どう構成
すれば良いのか。違反事実として考えられるのは、企業等は政党または資金管理団体以外に対して
寄附をしてはならないという規定に違反する寄附を受領した事実か、受領した寄附を収支報告書に記載
しなかったという虚偽記載の事実だ。その「裏献金」が、政治家個人に宛てたものか、資金管理団体、
政党支部などの団体に宛てたものかがはっきりすれば、政治資金規正法のどの規定に違反するのかが
特定できる。しかし、裏金は、最初から寄附を表に出すことを考えていないのだから、政治家個人宛か、
どの団体宛かなどということは考えないでやり取りするのが普通だ。結局、「政治資金の宛先」が特定
できないので、政治資金規正法違反の事実が構成できず刑事責任が問えないのだ。

 自民党長崎県連事件の場合は、「裏献金」が、正規に処理される「表の献金」と同じ形態で授受されて
いたので、個人ではなく県連宛の寄附と認定することが容易だった。しかし、政治家個人が単独で受け
取った場合のように、政治資金の宛先がはっきりしない場合には、違反事実の特定は困難だ。

 同じ政治献金でも、職務権限との関係が立証できないために賄賂にならない「贈収賄崩れ」のような
裏金のやり取りは、政治資金の透明化という法の趣旨から言うと最も悪質な行為であるにもかかわらず、
違反の立件が著しく困難なのだ。

 かねて政治資金規正法は「ザル法」だと言われてきた。しかし、実は、そのザルの真ん中に「大穴」が
空いているのだ。政治資金規正法の罰則は、刑事処罰の一般的な考え方になじまない面がある。悪質な
違反行為の一部に例外的に適用できる武器でしかない。

 このような立件の困難さがようやく認識されたためか、二階氏側への裏金寄附に関する記事は、その後
はほとんど報じられていない。自民党サイドへの捜査の展開は著しく困難な状況になっているものと
考えられる。

4158 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/17(火) 12:07:55
ゼネコン捜査は無謀な「白兵突撃」

 それに代わって、にわかに活発になったのが、東京地検特捜部が東北地方の大手ゼネコンなどの一斉
聴取に乗り出したことを報じる「大本営発表」だ。3月12日には、「東北の業者一斉聴取」(朝日)、「ゼネコン
数社を聴取」(読売)などの見出しの記事が一面トップを飾っている。

 これらの記事によると、代金の水増し支払いなどでゼネコン側が資金を負担して下請け業者に献金を
させる「迂回献金」が小沢氏側に行われており、その背景に公共工事を巡る談合構造が存在したとの
ことだ。これらの捜査の意図はどこにあるのだろうか。

 まず、この「迂回献金」や公共工事を巡る談合などに関する小沢氏側の新たな犯罪事実を立件できる
可能性はほとんどないと言ってよいだろう。

 「迂回献金」は、政治資金の寄附行為者の開示だけが義務づけられ、資金の拠出者の開示を求めて
いない現在の政治資金規正法上は違法ではない。また、2005年の年末、大手ゼネコンの間で「談合
訣別宣言」が行われ、2006年以降は、公共工事を巡る談合構造は一気に解消されていった。現時点
では2006年3月以前の談合の事実はすべて時効が完成しているので、談合罪など談合の事実自体の
立件は考えにくい。また、談合構造を前提にした「口利き」などでのあっせん利得罪の時効期間も同じで
あり、立件は考えられない。

 そうなると、今回の建設業者への捜査は、新たな犯罪の立件のためではなく小沢氏の秘書の逮捕事実
の悪性を根拠づける証拠の収集のための捜査としか考えられない。

 実際に、それ以降の新聞記事には、「特捜部は、西松建設による違法献金の背景にある、東北地方の
談合構造を調べている」(3月14日付読売)、「東京地検特捜部は、ゼネコン各社も同じ趣旨で代表側に
献金を続けていた疑いがあるとしてダム工事をめぐる受注経緯の解明を捜査の焦点の一つとしている
模様だ」(同日付朝日)などと、捜査の目的が談合構造の解明、とりわけダム工事と政治献金との関係の
解明にあることが報じられている。

 中には、「小沢代表はこれまでの記者会見などで、『公共工事について、口利きやあっせんを行った
事実は一切ない』などと話している」(3月14日付読売)と、わざわざ小沢氏の会見での言葉を引用して、
小沢氏の特捜捜査批判の矛盾を強調したり、「ゼネコン関係者は『東北の公共工事で小沢事務所の
影響力は絶大。大久保さんが了承しないと、チャンピオンは最終決定とはならなかった』と証言している」
(14日付産経)などと、既に、特捜部が小沢事務所の談合受注への影響力の解明という「大戦果」を
挙げたように報じている記事もある。

 これらの「大本営発表」によれば、今回の大手ゼネコンなどへの一斉聴取の目的は、東北地方の公共
工事を巡る談合構造の下での受注者の決定に大久保容疑者が強い影響力を持っていたこと、小沢氏側
への政治献金は、談合受注の見返りの趣旨だったことを明らかにすることで、逮捕容疑となった西松建設
側からの政治献金が実質的に贈収賄に近いものだったという事件の悪性を立証することにあるようだ。


単純ではない談合受注の構造

 しかし、前に述べたように、そもそも、この政治献金が違法と言えるかどうかに重大な問題があることに
加えて、仮に違法であったとしても、3月11日の記事でも述べたように、談合受注の構造は決して単純な
ものではない。

 ゼネコン間の談合構造の下での公共工事の受注者決定は、受注希望の有無、技術力、経営規模、
同種工事や近隣工事の受注実績、発注者への協力の程度など様々な要因を考慮し、さらに、自治体の
首長や有力政治家の意向なども考慮して受注予定者を絞り込んでいくという複雑なメカニズムだった。
この中での個別の工事の受注と、個別の政治献金との対価関係は、必ずしも直接的なものではない。

 朝日新聞などでは岩手県内のダム工事の一部を西松建設が受注したことと逮捕容疑の小沢氏側への
政治献金の関係を問題にしているが、国土交通省発注の工事について、発注者側への影響力を有して
いるとは思えない野党側の小沢氏側に、果たして、談合による受注者の決定に影響を及ぼすことが
可能なのであろうか。しかも、このダムは総工費2000億円を超える巨大なダムであり、10年以上も前
からの企画・設計の段階で、ゼネコン側から発注者への協力が行われ、その積み重ねが落札につながる。
入札に近い時期の政治献金が直ちに受注に結びつくような単純な話ではない。

4159 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/17(火) 12:08:07
 談合受注に影響力を与え得るのは、基本的に「客先意向」つまり、発注官庁側から何らかの意向が
示された場合だ。政治家の「口利き」の影響力も発注者側への働きかけを通して及ぼされるのが通常だ。
小沢氏側がその「客先意向」に影響を及ぼし得るとすれば、まず考えられるのは地元の岩手県だが、
当時の県知事の増田寛也氏(前総務大臣)が、地元紙の取材に対し、「2期目(1999年〜2003年)以降は
小沢氏との関係が疎遠になり話もほとんどしていない」といった趣旨のことを述べている(3月16日付岩手
日報)。岩手県での発注者への「口利き」の立証は極めて困難だ。

 小沢氏側が、西松建設だけではなく、他の大手ゼネコンからもかなりの額の政治献金を受けることが
できたのは、岩手県を中心に地域社会での有力者だったことによるものであろう。地域の有力者には、
「あいさつ」をして、つながりを保っておくことで、受注の邪魔をされないようにする必要があり、そのために、
「保険料」的な意味で政治献金を行ったというのが実態であろう。


捜査の早期終結と政治資金の透明化に向けて取り組みを

 このように考えると、東北地方のゼネコン関係者の一斉聴取によって、逮捕容疑の政治資金規正法
違反の悪性の立証につながる証拠の収集に関して具体的な「戦果」が挙がっているとは考えられない。

 しかも重要なことは、ゼネコン間の談合構造は2006年以降解消され、その後は、むしろ、猛烈な
ダンピング競争になっているということだ。「過去の遺物」となった談合構造を、3年以上も経った今になって
あたかも現在も続いているかのように問題にされるのは、経済危機による深刻な経営悪化にに直面する
大手ゼネコンにとって迷惑極まりない話だ。

 今回の特捜捜査は、政治的にも極めて重大な影響を生じさせているだけでなく、経済社会的にも深刻な
影響を与えている。しかも、裁判員制度の施行を控えた時期に、膨大な人員が今回の事件の捜査に投入
されることは、制度の円滑な施行に向けての総仕上げの準備業務にも影響を生じさせることになりかねない。

 私は決して裁判員制度に賛成ではないし、これまで、様々な形で反対の意見を表明してきた(「裁判員
制度が刑事司法を崩壊させる」など参照)。しかし、そのような反対意見にも全く耳を貸さず、ここまで
裁判員制度の導入に向けて突き進んできたのが検察だ。制度の施行まで2カ月、もはや導入がどうしても
回避できないところまできたのであれば、せめて制度導入のために最後まで最善の努力を尽くしてほしい。
今になって「裁判員制度などそっちのけ」で今回の事件に膨大な労力をかけるのは、あまりに無責任では
ないか。

 ガダルカナルの緒戦、わずか2000名の一木支隊は、帝国陸軍の伝統的戦法である「白兵銃剣による
突撃」をもってすれば米軍の撃破は容易だと信じて1万3000人の兵力の米軍基地に突撃し、ほとんど
全滅した。しかし、「帝国陸軍の不敗神話」を信じた日本軍は、兵力を逐次投入し、2度にわたる総攻撃を
行って惨敗を喫し、その後も撤退の決断が遅れたために膨大な数の兵士が島に取り残されて餓死した
(『失敗の本質〜日本軍の組織論的研究』戸部良一ほか)。

 そして、ようやく日本軍が撤退の決断をした際、大本営発表は次のように報じた。

 「ソロモン群島のガダルカナル島に作戦中の部隊は昨年8月以降、激戦敢闘克く敵戦力を撃摧しつつ
ありが、その目的を達成せるにより、2月上旬同島を撤し、他に転進せしめられたり」

 今回の事件の捜査の経過と現状が、これまで述べてきた推測の通りなのであれば、展望のないまま
捜査をこれ以上長期化・泥沼化させることは絶対に避けなければならない。それは、ただでさえ政治、
経済の両面で危機的な状況にある日本を一層深刻な状況に陥れることになりかねない。

 検察は、「特捜不敗神話」へのこだわりを捨てて事件を早期に決着させ、今回の捜査の目的と経過に
ついて国民に説明責任を果たすべきだ。そして、政治の世界では、この事件を機に、与野党ともに政治
資金の現状についての自主的な調査を行うこと、政治資金規正法の「大穴」をふさぐための立法措置を
行うことなど、政治資金の透明化に向けての具体的な方策を講じ、極限に達している政治不信の解消に
努めるべきだ。

4160名無しさん:2009/03/17(火) 19:28:11
個人的な印象でも、また、やたらと記者が食いついていた様子からも、「小沢爆弾炸裂」の感強し。

 また、いわゆる「政治とカネ」の問題について「今回、政治団体から政治団体への寄附を正しく報告し、公開していても問題になった。ほとんどの企業が国や地方公共団体と取引があるので、公共事業の有無によって企業献金を仕分けすることはできない。政治団体も実際の資金の出所は分からない」と指摘したうえ、「禁止するなら、政治団体も含めて、すべての企業・団体献金を禁止するのが一番すっきりする」と述べ、企業献金を禁止する場合は、団体献金も全面禁止して、個人献金に一本化すべきだとの考えを示した。

 さらに、「もうすぐ総選挙がある。民主党が政権を取ったら、国の統治機構、政治のあり方を変えるので、当然政治とカネの問題も取り上げる」と抜本改革に着手することを明らかにした。
http://www.dpj.or.jp/news/?num=15486

また、日本ビデオニュース・神保哲生氏の質問に答える形で沖縄密約文書の公開に前向きな姿勢を示したのも印象的(上記「最新ニュース」では言及なし)。
小沢は萎えていない!

4161千葉9区:2009/03/17(火) 20:47:21
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090317ddm002010039000c.html
消費者庁法案:民主抜き成立も 共産など3党、政府案修正検討
 消費者庁設置関連法案が17日、審議入りする。民主党は対案として「消費者権利院」を設置する法案を提出したが共産、社民、国民新の各党は政府案を修正して成立を図ることも検討している。政府・与党が共産などの求める修正に応じれば、参院で民主党を除く与野党の賛成多数で政府案が成立する可能性も出てきた。【木下訓明】

 政府案と民主党案の最大の違いは「内閣からの独立性」。民主党は、内閣から独立した消費者権利院を設置することで、各府省に強い勧告ができると主張する。一方、政府案でも有識者委員会が消費者被害の拡大防止について首相に意見できる。「委員会には消費者団体の関係者も入る。霞が関(官僚)が抵抗しても首相次第で十分機能する」(内閣府担当者)という。

 共産、社民、国民新の3党は、消費者団体や日弁連の素案が反映された消費者庁の設置自体には賛成の立場だ。早期の法案審議入りを主張してきたこともあり、審議入りに前向きではなかった民主党とは距離がある。社民党の福島瑞穂党首は2月、野田聖子消費者行政担当相との会談で、政府案の修正を申し入れ、野田氏も前向きな姿勢を示した。

 政府・与党と民主党は、それぞれ3野党の取り込みに懸命だ。政府は「こちらに歩み寄っていただけるのであれば歓迎」(野田氏)。民主党も「我々の法案を柔軟に修正するつもりはある」(枝野幸男衆院議員)と語る。

 両案は17日に衆院本会議と衆院消費者問題特別委員会で趣旨説明を行い、18日には麻生太郎首相も出席して同委で質疑が始まる。

4162千葉9区:2009/03/17(火) 22:52:36
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009031700937
「強気」消える民主=国会対応、司令塔不在響く
 小沢一郎民主党代表の公設秘書が西松建設の違法献金事件で逮捕されて以降、同党が国会対応で攻勢を掛けられないでいる。小沢氏が進退問題を抱えた状況では、強気の戦略を描けないという事情があるためだ。「司令塔不在」は党内に混乱ももたらしており、与党ペースの国会運営を許す形となっている。
 象徴的なのは、政府・与党が年度内成立を目指す2009年度予算関連法案への対応だ。小沢氏の秘書が逮捕される以前は、民主党内では麻生太郎首相を春の衆院解散に追い込むため、4月下旬まで審議を引き延ばすことができる予算関連法案を「人質」に取り、麻生政権を揺さぶるシナリオが検討されていた。しかし、民主党の山岡賢次国対委員長は16日、共産、社民両党国対委員長との個別会談で「不景気の時に引き延ばしても意味がない」と述べ、関連法案の年度内成立を容認する考えを伝えた。
 発言は民主党内に波紋を広げ、翌17日の役員会では出席者の1人が「ちょっとおかしい。出口を決めるのは早過ぎる」と山岡氏を批判。結局、参院での採決時期は、共闘関係にある社民党などの意向も踏まえ、執行部で調整することになった。
 民主党は、「衆院選後の課題」と主張していた消費者庁設置関連法案に関する日程協議でも強く抵抗せず、同法案は17日の衆院本会議で審議入りした。首相を追い詰めるカードとして検討している衆院への内閣不信任決議案や参院への首相問責決議案提出についても、党内には「勝負どころではない」(参院幹部)と先送り論が強まっている。
 「ご迷惑をお掛けし、申し訳ない」。小沢氏は同日の役員会で、事件に伴う混乱を重ねて陳謝した。国会の様相が一変し、民主党内に「わが党はすっかりおとなしくなった」と戸惑いの声が広がるのとは対照的に、自民党の大島理森国対委員長は「これが当たり前なんだ」と周辺に漏らしている。(了)
(2009/03/17-21:09)

4163名無しさん:2009/03/18(水) 18:47:47
>>4160
どうやら本気のようだ。

小沢代表が企業・団体献金「全廃」を指示 民主党
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090318/stt0903181730004-n1.htm
 民主党の小沢一郎代表は18日、党本部で鳩山由紀夫幹事長と会談し、西松建設の違法献金事件を受けて表明した企業・団体献金全廃の方針について「岡田克也党政治改革本部長に言って実現してほしい。分かりやすい仕組みにしないといけない」と述べ、党として検討するよう指示した。小沢氏の公設第1秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕されたことを受け、同法の抜本改正に取り組む姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。

 小沢氏は会談後、記者団に対して「どの企業なら(献金を受けて)良いとか悪いとか言うわけにいかないだろう。企業・団体の全面的禁止以外に実効があがらない」と改めて強調した。企業・団体献金の全廃を次期衆院選の政権公約(マニフェスト)に盛り込むかどうかについては「僕が強制する話ではない。(民主党内の)みんながいいと言うならいい」と述べるにとどめた。

 一方、鳩山氏は同日、党の政策決定機関「次の内閣」の会合で「代表がここまでの決意で述べた以上、その思いを受け止めて政策としてまとめ上げてもらいたい」と述べた。

もうひとつ、これも。

世襲制限、衆院選公約に=民主・鳩山氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009031800837
 民主党の鳩山由紀夫幹事長は18日午後、都内で講演し、選挙制度改革に関して「世襲制の禁止は大きなテーマだ。同一選挙区でも例えば(親の引退から)5年、10年たてば影響力は少なくなるから、時間的な制限を入れればいい」と述べ、世襲による立候補の制限を次期衆院選のマニフェスト(政権公約)に盛り込む考えを示した。世襲の範囲などについては言及しなかった。
 鳩山氏は祖父が元首相、父が元外相の政治家一家だが、選挙区(北海道9区)自体は引き継いでいない。同氏は講演で、引退を表明した小泉純一郎元首相が次男を後継指名したことに触れ、「わが党はそういうことはしないということを高らかにうたいたい」と強調した。

民主がいよいよ「手負いの虎」となって牙を剥きはじめた。

4164千葉9区:2009/03/18(水) 23:16:53
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090318-OYT1T00952.htm
「企業献金禁止」小沢氏案に自民動揺…“現状維持派”多数で

 民主党の小沢代表が企業・団体献金を全面禁止すべきだとの考えを示したことで、自民党が対応に苦慮している。

 真っ向から否定すれば政治とカネの問題に消極的と受け止められ、世論の批判の矢面に立たされる可能性があるからだ。

 自民、公明両党の幹事長、国会対策委員長らは18日、都内のホテルで会談し、企業・団体献金の禁止について、当面、民主党の動きを注視していくことを確認した。自民党の大島理森国対委員長は会談後、記者団に「政党活動の自由を担保していく重要な問題だ。私は企業・団体献金は否定するものではない」と語った。

 同党内では「現状を維持したい」というのが大多数の議員の本音だ。2007年の政治資金収支報告書によると、自民党本部と支部を合わせた献金総額(約224億円)のうち、企業・団体献金は41%(約93億円)を占め、個人献金の25%(約56億円)などを大きく上回っている。全面禁止されれば財政的に大きな打撃を受けることは間違いないからだ。

 「小沢氏の疑惑隠しの提案に、こちらが乗るわけにはいかない」(幹部)との反発も強く、自民党の山崎拓・前副総裁は同日、日本記者クラブでの記者会見で「政官業癒着の象徴みたいな方が言ったって始まらない」と皮肉った。

 しかし、衆院選を控え、「民主党が企業献金禁止で党内の意見をまとめるようなら、何もしないわけにもいかない」との危機感もある。自民党内には、ネット献金や税制上の優遇措置など個人献金を増やす方策を検討することで批判をかわす案も浮上している。

(2009年3月18日20時21分 読売新聞)

4165とはずがたり:2009/03/18(水) 23:21:25
小沢の捨て身の反撃っすよね〜。
政界への最後の置き土産と腹を括りましたかねぇ。

4166千葉9区:2009/03/18(水) 23:41:30
>>4163
大同小異でなにもまとまらず・・・となりそうな予感
「世襲」とはなんぞや。
そこをまとめるのは大変でしょうね。
自民・滋賀4の岩永の例はわかりやすいですが。
・県議・市長などとの関係をどうするか(三重5・愛媛4)
・参院の選挙区・比例区、衆院の比例区(単独立候補の場合など)との兼ね合い(兵庫7)
・引退してからいつまでを世襲の制限とする?(福島1の場合)


民主党新人で世襲制限に引っかかる可能性のある候補者
※現職・元職を含まず(まあ非現実的なので)
福島1区:石原洋三郎 父:石原健太郎の地盤(2003年引退)
三重5区:藤田 大助 父:藤田正美が度会郡選出の県議
兵庫7区:石井登志郎 父:石井一が兵庫1区地盤(2005年落選)2007年参院比例区で当選(選挙区は違うものの・・・比例区=全国が地盤とも言える)
愛媛4区:高橋 英行 父:高橋英吾が八幡浜市長

4167とはずがたり:2009/03/18(水) 23:49:54
同一の選挙区でバトンタッチの形を防ぐと云うのが最低限入れるだけでも随分違うと思いますし,実効性もそこそこあるような感じが致します。
親子孫・夫婦位までは兎も角叔父・甥や婿等何処ら辺迄禁止するのか,また弔い選挙を否定するのは心情的にどうか,等は結構難しいでしょうかねぇ。

4168千葉9区:2009/03/19(木) 00:00:22
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090319k0000m010120000c.html
企業献金:小沢氏の禁止発言が波紋…与野党賛否入り乱れ
 民主党の小沢一郎代表が企業・団体献金の全面禁止に言及したことで18日、民主党内だけでなく政府・与党や他の野党にさまざまな反応が広がった。

 ◇民主…ベテラン、中堅困惑
 民主党では18日、全面禁止を訴えてきた議員は歓迎する姿勢をみせたが、労組出身や企業献金を受けているベテラン・中堅議員は困惑を隠さなかった。小沢氏自身は「僕が強制する話じゃない」と党内議論を見守る姿勢を強調した。

 「私の問題で企業献金がよろしくないというなら、全面禁止以外にないんじゃないですかと。質問があったから答えた」。小沢氏は18日、党本部で記者団に、一歩引いた立場での物言いを続けた。次期衆院選マニフェストに盛り込むかどうかをただされても「皆がそれでいいならいいんじゃないですか」と、半ば“人ごと”のように語った。

 民主党は19日からの政治改革推進本部(岡田克也本部長)で規正法見直しの議論を始める。小沢氏と18日に会談した鳩山由紀夫幹事長は東京都内の講演で「代表に『岡田君に言って実現してほしい。できるだけ分かりやすくしなければ駄目だ』と言われた」と指示の内容を披露した。若手からは「信頼回復、名誉挽回(ばんかい)のために代表が一大決心をした」と評価する声があがっている。

 一方で、小沢氏の真意をいぶかる声もあった。参院の比例代表選出議員は「『ここまでしなくちゃ実効性がないができますか』という逆説的な言い方ではないか」と推測した。旧民社党系の議員も「『やろうとしてもできないでしょ』と言っているだけではないか」と指摘した。【野口武則、小山由宇】

 ◇政府・自民…批判、反発相次ぐ
 政府・自民党内には反発が広がった。西松建設による違法献金事件で、公設第1秘書が逮捕された小沢氏の発言だけに河村建夫官房長官は18日の記者会見で「反省の上に立ってのお考えなのかどうか」と皮肉った。

 自民党の山崎拓前副総裁は同日、東京都内の日本記者クラブで講演。小沢氏の発言について「政官業の癒着の象徴みたいな方が言っても始まらない」と痛烈に批判した。次期衆院選についても「小沢氏の政権取りは、そうは問屋が卸さないことになった」と述べ、献金事件が選挙戦に影響を与えるとの見通しを示した。

 ◇公明…「規制すべきところも」
 一方で公明党の北側一雄幹事長は18日、国会内で記者会見し「企業・団体献金は規制すべきところがある」と述べ、政治資金規正法の見直しが必要だとの認識を表明した。具体的には、企業・団体献金の年間上限額を引き下げるほか、政党支部から、政治家個人の資金管理団体への献金の流れを規制すべきだとの考えを示した。【松尾良、犬飼直幸】

 ◇社民…評価
 社民党の福島瑞穂党首は18日、記者会見で「社民党が投げたボールが返ってきた。野党第1党が献金禁止の先頭に立ってもらえるようお願いしていく」と評価した。同党は小沢氏の公設秘書逮捕後の11日、公共事業受注企業からの献金禁止を民主党に提言している。

 ◇国民新…否定
 一方、国民新党の亀井静香代表代行は18日の記者会見で、小沢氏の発言を「企業献金をオープンにしてけしからんとされるならそのものを禁止するしかない、との考えだ」と解説した。

 その上で企業献金禁止には、「大金持ちか、宗教団体、労組出身の政治家しか活動できなくなる」と述べて否定的な見解を示した。【小山由宇】

 ◇首相…必要性強調
 麻生太郎首相は18日、「企業献金が悪という考え方にはくみしない」と述べ、企業・団体献金は必要との認識を示した。首相官邸で記者団に語った。

 さらに首相は「企業献金の正当性に関しては、最高裁判決も出ていると記憶している。民主主義を実行していくコストとして、ずっとやってきた長い歴史の結果、今のものがある」と強調した。【仙石恭】

4169千葉9区:2009/03/19(木) 00:06:17
>>4167
長野の羽田親子、山口の林親子のような例はセーフですか。

4170とはずがたり:2009/03/19(木) 00:19:20
>>4169
制度を導入する為にもやむを得ないんじゃないでしょうかね。
結局は衆院小選挙区や県議会の1人区等で此が出来るだけで相当風通しは良くなると思います。
まぁ実現はかなり難しいかとは思いますけど。

4171千葉9区:2009/03/20(金) 00:07:17
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090319-OYT1T01019.htm?from=top
小沢代表「ここで戦わなければ、国民のためにならない」

 民主党の小沢代表は19日夜、東京・銀座の日本料理店で鳩山幹事長と会い、自らの資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件への対応を協議した。

 鳩山氏によると、小沢氏は自らの進退について、「自分の身分に関して未練があるとか、そういう話ではない。しかし、ここで戦わなければ、国民のためにならない。一番大事なことは、政権交代を実現させなければならないということだ」と語ったという。

 また、「検察のあまりにもひどい対応に対し、戦うことをあきらめてはいけない。政権交代を阻止したいという様々な力と徹底的に戦っていきたい」と述べ、東京地検特捜部の対応を批判した。

(2009年3月19日22時14分 読売新聞)

4172名無しさん:2009/03/20(金) 19:29:41
週刊朝日編集長山口一臣氏のブログエントリ。長文のため冒頭部分のみ。

小沢秘書逮捕と「検察の裏金」
http://www.the-journal.jp/contents/yamaguchi/2009/03/post_55.html
民主党の小沢一郎代表の秘書をめぐる政治資金規正法違反事件のいかがわしさについては、多くの人が指摘してくれるようになってきた。今回の捜査は簡単に言うと、まず「小沢秘書逮捕」がありきで、「別件」で逮捕してしまってから「逮捕」に見合う「罪」を探しているという状況だ。つまり、最初に「罪」があったのではなく、捜査の目的は「小沢排除」にあったと言われても仕方ない。後から「バランスを取るため」に付け加えられそうな二階俊博氏の関係者はいいトバッチリというものだ。

検察のターゲットはあくまで「小沢」であったことは間違いない。だが、このまま政治資金規正法違反だけでは「検査の敗北」(by田原さん)になる。

取材記者からは、検察上層部が捜査現場に「なんとしてもあっせん利得処罰罪までもっていけ。できなければ出世はない」とハッパをかけているとか、すでに「あっせん利得」はあきらめて、「入札妨害罪(談合罪)でも偽計業務妨害でも、とにかく何でもいいから再逮捕しろ」と指令がとんでいるといった情報が上がってくる。いよいよ切羽詰まった状況だ。

4173とはずがたり:2009/03/21(土) 21:21:37

小沢代表:「徹底して戦う」続投を示唆 鳩山幹事長と会談
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090320k0000m010094000c.html?link_id=TT001

 民主党の小沢一郎代表は19日夜、鳩山由紀夫幹事長と東京都内で会談し、自らの資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件に関して「検察がどういう判断をしようと徹底して戦う」と述べ、逮捕された公設第1秘書の処分が決まる24日以降も代表を続投する意向を示唆した。

 鳩山氏によると、小沢氏は「今回のあまりにもひどいやり方に対して戦う」と述べ、規正法違反による強制捜査への疑問を改めて強調。そのうえで「自分の身分に関して未練があるという話じゃない。しかしここで戦わなければ、政権を取っても同じことが続く」と述べた。【白戸圭一】

毎日新聞 2009年3月19日 22時45分

4174名無しさん:2009/03/22(日) 08:35:36
明らかにメディアの論調にも変化が認められる。

西松建設献金事件:総選挙前の立件、検察OBも「なぜ?」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090322ddm041040134000c.html
 西松建設の違法献金事件で小沢一郎・民主党代表の秘書を逮捕した東京地検特捜部の捜査について、今秋までに行われる総選挙に与える影響を考え、「なぜこの時期に」と困惑する声が、多くの検察OBからも出ている。容疑内容についても「立件のハードルを以前より下げているのではないか」との疑問もくすぶっている。【松下英志】
 ◇以前は影響に配慮

 ■時期

 「単純に考えて時期は最悪だ」。ある元検察幹部は漏らす。政治的な動きだと民主党サイドが反発している点についても「10人中9人がそう思うだろう」と捜査に手厳しい。

 特捜部の捜査は、選挙への影響を極力避けてきた歴史がある。典型的なのが00年6月の中尾栄一元建設相の事件。6月25日の衆院選投開票日を待ち、5日後の同月30日に受託収賄容疑で逮捕した。

 一方「3月末で虚偽記載は時効となる。この時期以外にタイミングがなかった。後になるほど衆院議員の任期切れも近づく」と理解を示す元幹部もいる。

 だが、さらに別の元幹部はこう指摘した。「(93年の)ゼネコン汚職事件も総選挙直前に着手したが、今度の総選挙は『民主の逆転なるか』という、とてつもなく意味のある選挙。影響は無視できないものがある。過去の事例からすると、そこら辺(を踏まえてきちんと判断したのか)は『どうかな』という気はする」
 ◇「金額も軽微」指摘

 ■容疑

 「総額が2100万円で、しかもすべて表の寄付。その名義を偽った疑いがあるというだけの今回の事件は、規模、様態とも極めて軽微であることは否定できない」。元特捜部検事の郷原信郎・桐蔭横浜大法科大学院教授はそう指摘する。

 04年に発覚した日本歯科医師連盟を巡る政治資金規正法違反事件で、特捜部は1億円の裏献金を受領した自民党旧橋本派(平成研究会)の会長代理だった村岡兼造元官房長官を政治資金規正法違反で在宅起訴した(有罪確定)。しかし、党の政治資金団体・国民政治協会を経由して3000万円を迂回(うかい)献金されながら収支報告書に記載しなかったとして検察審査会で「起訴相当」とされた山崎拓元副総裁は不起訴とした。

 こうしたことから他のOBも、今回の事件で立件するか否かの境目を示す「ハードル」について「下げたと受け止められても仕方がない」と懸念する。

 「時期が最悪」と指摘した元幹部は、こうも語った。「(ロッキード事件の田中)角栄(元首相)に匹敵する相手(小沢氏)を相手にするわけだから、このまま(の容疑で)終わるとまずいよ」。世論の反発を念頭に、危機感を募らせた。

4175とはずがたり:2009/03/22(日) 10:09:50
いよいよ勾留期限が近づいてきましたね。どうなりますやら。

4176千葉9区:2009/03/22(日) 23:17:24
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090321t31008.htm
対決の構図一転「音無し」衆院岩手4区 広がる政治不信

政治不信が広がる衆院岩手4区。有権者は納得のいく説明を求めている=岩手県奥州市胆沢区

 西松建設の巨額献金事件で、公設秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕された小沢一郎民主党代表の地元、衆院岩手4区で政治不信が広がっている。逮捕された秘書の前任者で、次期衆院選では同じ4区から自民党公認で出馬を予定する高橋嘉信氏(55)も事件と関連した報道で名前が挙がり、有権者の多くはやり場のない怒りとともに両陣営に納得のいく説明を求めている。

<「真相知りたい」>
 「地域が不況で苦しんでいる中、地元の国会議員や政治家は何をしているのか」。岩手県奥州市前沢区の主婦(35)は憤る。連日の報道では地元政界関係者のかかわりが取りざたされ、「事件の真相が知りたい」と願う。

 「いつかは総理大臣」と小沢氏を長年支持してきた70代男性は、西松建設からダミー団体を通じて巨額の献金を受けていたとされる報道に「そんな大金をどこに使っているのか」と疑問を呈し「応援する気がなえた」とうつむいた。

<はね返りを警戒>
 盛岡市のホテルで14日にあった自民党県連定期大会。高橋氏はあいさつで、事件について「捜査の過程でいずれ(真実が)明らかになる」と触れただけだった。

 大会後も取り囲んだ報道陣には「献金の仕組みや授受にかかわったことはない」と記した簡単な文書を配布。言葉を発することなく、会場を後にした。

 西松建設がダミー団体を使って献金を始めたとされる1990年代、高橋氏は小沢氏の公設秘書を務めていた。有力支持者の1人は「経歴からして『知らない』だけでは通らない」と不信感を募らせる。

 民主王国・岩手で、小沢氏の秘書逮捕という反転攻勢の好機にもかかわらず、自民党や高橋氏後援会の周囲には静けさが漂う。高橋氏も事件発覚後間もなく、支持者宅へのあいさつ回りをキャンセルするなど活動を控えている。

 小沢氏をつつくと、高橋氏にはね返りかねないという構図が事態を複雑にしている。後援会幹部は「嘉信さんから具体的な説明はない。選挙まで支え切る自信はない」と本音を漏らした。

<秘書団を地元に>
 一方の小沢氏陣営。小沢一郎後援会水沢連合会の小野寺伝会長(76)は、小沢氏の説明が十分に有権者に届いていないとの感触からか、今の情勢を「逆境」と表現する。

 最近5回の選挙は小沢事務所の秘書に頼らず、後援会が仕切ってきた。次は、これまでほかの選挙区へ応援に行っていた秘書団を地元に戻すことも検討している。

 政治家の説明責任について北海道大大学院の山口二郎教授(行政学)は、今回の東京地検特捜部の捜査が極めて政治的で不可解とした上で「談合にかかわっていたといった報道に関しては、きちんと具体的に反論して有権者に実態を明らかにすべきだ」と指摘する。

 岩手4区には小沢、高橋両氏のほか、共産党県委員会書記長の瀬川貞清氏(58)、社民党県連代表の小原宣良氏(64)も出馬を予定している。政治不信を増幅させる事件に、両党の地元幹部は「事件の本質は政党と企業の癒着にある。断ち切れるのはわが党だけだ」とアピールしている。
2009年03月21日土曜日

4177千葉9区:2009/03/22(日) 23:18:10
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090322t31034.htm
遠のいた?東北出身首相 西松献金事件で小沢氏ぐらり
 「総理のいす」にあと一歩まで近づいたとみられている小沢一郎民主党代表(衆院岩手4区)の足元が、西松建設の巨額献金事件でぐらついている。故鈴木善幸氏(旧衆院岩手1区)が首相を退陣してから26年。東北から送り出した「首相候補」は軒並み、最高権力者に上り詰める直前での挫折を繰り返してきた。果たして、小沢氏は不吉なジンクスをぬぐい去ることができるのか―。

 戦後の首相は現在の麻生太郎氏までで30人。このうち東北出身は鈴木氏しかいない。1980年から2年4カ月、首相官邸の主となった。

 共和汚職事件に絡む献金疑惑で衆院予算委員会に参考人招致されたのは、既に政界を引退した後の92年だった。

 鈴木氏の引退直後、総理・自民党総裁の座に挑んだのが故三塚博氏(衆院宮城3区)だった。党内第二派閥「清和会」の後継争いに勝ち抜いて総裁選に立候補したが、故宮沢喜一氏に敗れた。

 その後も党幹事長、蔵相などの要職を歴任。長く首相候補の1人ではあり続けたが、その機会は巡ってこなかった。

 三塚氏には、金銭スキャンダルも付きまとった。元秘書は「期待値の高い政治家だったからこそ企業献金が集まった」と振り返る。

 自民党内から金権体質の打破を訴えたのが「政界のプリンス」と言われた加藤紘一氏(衆院山形3区)だ。山崎拓元幹事長、小泉純一郎元首相とともに「YKKトリオ」を結成。党改革を訴え、3人の中で最も首相に近いと目されていた。

 2000年11月、当時の森喜朗首相に反旗を翻した「加藤の乱」に失敗。02年には、秘書の脱税事件や政治資金流用疑惑の責任を取って一時、議員辞職した。

 47歳で自民党幹事長に就任した小沢氏は、宮沢氏が勝利した総裁選で候補者を“査定”するほどの権勢を振るい「剛腕」のイメージを内外に植え付けた。

 その後、自民党を離党し、06年4月に民主党代表就任。07年参院選で与野党逆転を果たし、政権交代に王手をかけた。各種世論調査では党首支持、政党支持ともに「小沢・民主」が「麻生・自民」を上回る。

 秘書の逮捕は、加藤氏が失脚したケースと酷似しているが、鳩山由紀夫民主党幹事長は「小沢代表の使命は官僚主導から、国民主導の政治をつくり出すことだ。小沢代表を信頼していることに尽きる」と語り「小沢首相」誕生に意欲を見せる。

 秘書や金銭に絡むスキャンダルに足を引っ張られ続ける東北の首相候補たちを自民党の幹事長経験者は「3人とも脇が甘い」と評している。
2009年03月22日日曜日

4178千葉9区:2009/03/23(月) 21:31:53
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090323-OYT1T00533.htm
「小沢代表の下で戦える」民主党幹部に続投の声相次ぐ

 民主党の小沢代表の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件で逮捕された公設第1秘書の拘置期限を24日に控えて、党幹部の間では23日午前、小沢氏の代表続投を容認する声が相次いだ。


 党幹部の一人は23日朝、小沢氏と距離のある枝野幸男・元政調会長が22日のテレビ番組で続投を容認する考えを示したことを取り上げ、「ありがたい発言だった。党内には『小沢代表では衆院選は厳しい』という声もあったが、小沢氏の下で戦えるという雰囲気になってきているのではないか」と期待感を示した。

 別の幹部は「逮捕容疑での起訴だけなら、小沢氏が続投するのは当然の話だ」と強調した。そのうえで、検察当局による秘書の処分が決まった後の対応について、「役員会や常任幹事会で確認する必要などない。小沢氏が記者会見でちゃんと説明すれば、それで十分だ」との考えを示した。

 ただ、若手や、次期衆院選に立候補予定の候補者の間には、自発的辞任を望む声もくすぶっている。ある候補者は「わざわざ事務所に来て『小沢氏を辞めさせろ』と言ってくる人間もいる。都会の有権者は『政治とカネ』の問題に敏感だ。国会議員はどうして小沢氏に辞めろという声を上げないのか」と語った。

(2009年3月23日11時37分 読売新聞)

4179名無しさん:2009/03/24(火) 08:54:59
元東京地検特捜部長宗像紀夫氏が特捜批判。しかも産経で!

【西松献金】政治団体のダミー性焦点 宗像紀夫元東京地検特捜部長
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090324/crm0903240737007-n1.htm
 政権交代の可能性もある次期衆院選を控えた状況下で、民主党の小沢一郎代表絡みの事件に着手することの是非は、事件捜査全体をみなければ判断できない。例えば、今やらなければ次の重大な事件捜査に支障が出るなどの理由があれば理解できる。しかし、秘書の政治資金規正法違反事件だけで終わってしまえば、この時点での着手の正当性を説明することは難しい。

 特捜部は今回、西松建設側がダミー団体を通じて提供した献金の実態が悪質なもの、つまり、公共工事の受注の謝礼であるという形で組み立てようとしているのではないか。

 ただ、今回の事件は微妙だ。特捜部が政治団体をダミーと見立てても、客観的に立証するのは容易ではないだろう。ダミーというのは西松側からの見方であり、小沢氏側は政治団体から合法的に受けたと主張するだろう。政治団体のダミー性と、その認識が立証の上で最大のポイントになる。

 捜査で疑問なのは、西松建設が2つの政治団体を通して小沢氏側の団体に献金しているが、ほかの政治家側にも同じことをやっており、小沢氏側だけの問題ではないこと。ほかの政治家の政治団体の関係者すべてを調べた上でないと結論は出せないはずだ。

 小沢氏については、一般論で言えば、今回の献金の仕組みを知っていて秘書に受けなさいと指示していれば共犯にもなるが、政治家は普通、そこまで把握していないだろう。今後の展開は大久保容疑者の再逮捕の有無が鍵になる。(談)

4180とはずがたり:2009/03/24(火) 10:45:01

小沢氏秘書を午後起訴 西松献金事件で特捜部
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009032401000045.html

 西松建設の巨額献金事件で東京地検特捜部は、違法な企業献金を受領したなどとして政治資金規正法違反の罪で、小沢一郎民主党代表の公設第1秘書大久保隆規容疑者(47)を拘置期限の24日午後、起訴する。

 大久保容疑者は否認しているとみられるが、ほかの関係者の供述などから、特捜部は「違法性を認識した上で多額の献金を受け入れていたとの立証は十分」と判断。小沢代表への事情聴取は当面、見送る方針。

 大久保容疑者の逮捕容疑は、2003−06年の4年間、実際には西松建設からの企業献金だった2100万円を、会計責任者を務めていた小沢代表の資金管理団体「陸山会」で受け取ったのに、政治資金収支報告書には西松のダミー団体とされる新政治問題研究会(新政研)と未来産業研究会(未来研)からの献金と偽って記載するなどした疑い。

 うち06年10月の100万円送金について、西松建設の前社長国沢幹雄容疑者(70)=外為法違反罪で起訴=と、元総務部長岡崎彰文容疑者(67)の2人が、違法に迂回献金をした容疑で大久保容疑者とともに逮捕された。
2009/03/24 07:12 【共同通信】

西松、分散献金でダミー設立か 小沢代表秘書、24日起訴
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009032301000836.html

 準大手ゼネコン西松建設の巨額献金事件で、同社は関連会社が大手に比べて少なく、政治家への献金割り当てを分散しにくかったことが、ダミーとされる政治団体設立の理由の1つになっていたことが23日、同社関係者の話で分かった。

 東京地検特捜部は、こうした事情を知りながら違法な迂回献金を受けていたなどとして、政治資金規正法違反の罪で、小沢一郎民主党代表の公設第1秘書で資金管理団体「陸山会」の会計責任者大久保隆規容疑者(47)を拘置期限の24日、起訴する方針。

 小沢代表は24日に進退を表明する見通しで、党内には事件が拡大しない場合は続投を容認する声が出ている。

 民間信用調査会社などによると、西松建設は昨年8月現在、松栄不動産など子会社12社、関連8社でグループを構成。大手ゼネコンには約50のグループ企業を抱える社もあるという。

 西松建設関係者によると、グループ内で献金やパーティー券購入を依頼できるのは松栄不動産など数社で、担当者は西松建設本体の献金額が他社に比べて突出しないように苦慮。西松の元幹部は「100万円分のパーティー券を買ってほしいと言われても、西松本体の購入分は(社名が表に出ないよう)公開基準の20万円を超えないようにしていた。残りは子会社などに頭を下げて出してもらっていた」と話している。

 こうした状況を踏まえ、前社長国沢幹雄容疑者(70)=政治資金規正法違反容疑で再逮捕=が主導してダミー団体を設立。社名を隠したまま多額の献金ができるような迂回システムをつくり、小沢代表側からも了承を得ていたという。
2009/03/23 19:55 【共同通信】

4181とはずがたり:2009/03/24(火) 11:04:18
まぁ検察の内部の論理からすれば起訴するだけしないと検察組織が持たないのかもしれませんけど,公平性や時期等疑問だらけな気がします。
しかし小沢の説明責任も問われる訳でどの程度の国民が起訴という事態を持って小沢への支持を続けるのかが重要でありましょう。其処に失敗すればそれこそ微罪だろうが何だろうが国民を騒がせたことをお詫びして辞職しないと持たないでしょう。
国民感情に訴えるには,何が悪いのか?と開き直るような印象を与える小沢っぽいぶっきらぼうな会見よりは,如何に政権交代に向けて秘書を雇い派遣し新人を支援してきたかと云うカネの正当な遣い方も,雄弁で力説は彼には無理でも,朴訥と力説する方が納得するのではないか?
私腹を肥やしているのではなく意義有ることに使ってくれるなら,良いカネだろうと悪いカネだろうと構わないと云う国民はそれなりにいると思われます。
そこもちゃんと会見で云ってるけどマスコミが報道してないだけなんですかねぇ?

4182とはずがたり:2009/03/24(火) 11:45:19

小沢氏、午後にも進退判断
2009.3.24 11:10
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090324/stt0903241041002-n1.htm

 民主党の小沢一郎代表は24日午後、西松建設による違法献金事件に絡み、自身の進退に関する見解を表明する。党内では、公設第1秘書の起訴事実が政治資金規正法違反(虚偽記載など)にとどまれば、代表続投方針が強まっている。ただ、代表続投は、次期衆院選に悪影響を与えるとの懸念は強く、小沢氏は厳しい党運営を迫られそうだ。

 小沢氏は東京地検特捜部の起訴後に記者会見を開き、続投の意向を表明する見通し。党執行部はこれを受けて緊急役員会などを開き、小沢体制継続に向けた党内の意見集約を図りたい考えだ。

 小沢氏が続投の意思を固めたのは、秘書の起訴を受けて辞任した場合、起訴事実を認めたと、世論に受け止められる懸念があるためだ。虚偽記載で野党第1党党首側に強制捜査を行った東京地検に対し、世論の批判の矛先が向くとの読みもある。小沢氏はこれまで、進退に関し、東京地検の対応や次期衆院選への影響を見極めて、最終判断する考えを示してきた。秘書逮捕後は、一貫して「検察批判」を展開していることから、起訴後も主張は変えず、公判を通し潔白を主張していくとみられる。
 一方、千葉県知事選など、今後の地方選挙の結果や、報道各社の世論調査の動向によっては、党内で代表辞任を迫る動きが出る可能性もある。
 24日午前の役員会で、鳩山由紀夫幹事長は「重要な一日になる。党として結束して対応したい。状況によっては、また相談するかもれしない」と述べた。

4184 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/24(火) 11:48:36
違反の成否に関して説明すべき点

 違反の成否の問題で説明すべき第1のポイントは、本件の政治資金収支報告書の虚偽記載の事実に
ついて、検察が、どのような法解釈に基づいて「虚偽記載」と判断したのかである。

 私は、「政治資金規正法上、寄附の資金を誰が出したのかを報告書に記載する義務はない。つまり、
小沢氏の秘書が、西松建設が出したおカネだと知っていながら政治団体の寄附と記載したとしても、
小沢氏の秘書が西松建設に請求書を送り、献金額まで指示していたとしても、それだけではただちに
違反とはならない。政治資金規正法違反になるとすれば、寄附者とされる政治団体が実体の全くない
ダミー団体で、しかも、それを小沢氏側が認識していた場合だ」とかねて指摘してきた(3月11日の本コラム
参照)。この点について、検察がどのような考え方に基づいて今回の事件の捜査・処理を行ったのかが
問題になる。

 この点についての解釈が筆者と同様だとすると、第2のポイントは、この場合の「政治団体に実体がない」
というのはどういう意味なのかである。

 新聞報道などでは、検察は「会員名簿の管理や、献金などの事務手続きを行わず、実際には西松社員
が担当していたこと」で政治団体の実体がないと断定した(3月20日付産経)などとされているが、その
程度で「実体がない」ということになると、全国に何千、何万と存在する、単なる政治献金のためのトンネル
としての政治団体や政党支部もすべて「実体がない」ことになり、その名義による政治献金を記載した
収支報告書はすべて虚偽だということになる。この点について、明確な判断基準が示される必要がある。

 仮に、政治団体に実体がないということだったとしても、それを大久保容疑者が認識していなければ
犯罪は成立しない。この点は、違反の成否に関する重要な問題点ではあるが、本件に関する個別具体的
な事項なので、公判での立証において明らかにすべきであろう。


悪質性の評価に関して説明すべき点

 次に、事件の悪質性の評価に関する問題である。

 前に述べたような、政治資金規正法の目的・理念からすると、罰則の対象とされる違反は、収支報告書
の訂正や改善指導などでは目的が達せられない悪質な違反に限られることになる。

 本件の寄附は収支報告書に寄附の事実は記載している「表の寄附」だ。収入の総額に誤りはないし、
その寄附収入に見合う支出の内容も開示しなければならない。収入自体が秘匿され、支出にも全く制限
が働かない「裏の寄附」とは大きな違いがある。

 そのような「表の寄附」について、単に名義を偽ったというだけの違反が、「裏の寄附」と同視できるほど
に政治資金規正法違反として悪質と言えるとすれば、2つのポイントが立証される必要があろう。1つは、
「表の寄附」であっても寄附の名義を偽っていることで実質的に「裏の寄附」と同様だと言えること、もう1つ
は、寄附の見返りとしての便宜供与の事実あるいはその可能性があったということである。

 本件に関しては、西松建設の名義を隠して政治献金を行ったことで、小沢氏側から何らかの便宜供与が
期待できたのかどうか、つまり、本件に贈収賄的な要素があるのかどうかが問題になる。

 そこで、第3のポイントは、「ダミー団体」名義であることが、本当に西松建設からの寄附であることを隠す
ことになっていたかどうかだ。この団体は、小沢氏側だけではなく、自民党の多数の政治家に対して寄附
やパーティー券の購入を行っていたとされており、これらの政治家は皆、この団体が西松のダミーだという
ことを知っていたはずだ。そういう団体の名義で小沢氏側に寄附をしていれば、少なくとも政治の世界や
政治と関係が深い業界関係者にはバレバレで、西松建設の名義を隠匿する効果はあまりなかったのでは
ないか。

 また、政治資金収支報告書の中には、この「ダミー団体」の所在地が、西松建設の本社所在地になって
いたものもあったとのことだ(3月6日付朝日)。その事実は、その団体と西松建設が一体であったことを
示す事実、つまりダミー性を裏づける事実ではあるが、他方で、収支報告書を丹念に見れば、実質的に
西松建設からの寄附だということが他社にも分かってしまうことにもなる。そういう意味では名義を隠すと
いう効果があまりなかったことを示す事実でもある。

 これらの疑問について検察の側の説明がないと、そもそも本件の「表の寄附」が、名義を隠すことによって、
「裏の寄附」と同様に悪質な事案と言えるかどうかについて重大な疑念が生じることになる。

4185 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/24(火) 11:48:46
 第4のポイントは、政治献金の見返りとしての便宜供与の事実あるいは、便宜供与の可能性があったか
否かだ。この点に関して、最近の新聞、テレビなどで、大手ゼネコンなど建設業者の一斉聴取が行われ、
東北地方での公共工事の談合による受注について小沢氏の秘書の大久保容疑者が影響力を及ぼしたり、
談合に関与したりして、西松の公共工事の受注に協力した、というような内容の多数の報道が行われた。

 このような形での便宜供与が、本件の政治資金規正法違反としての悪質性、つまり「贈収賄的な性格」
を根拠づけるように報じられているが、それを便宜供与的な事実ととらえているのか、検察としての基本的
な考え方を説明する必要があろう。

 この点に関して、野党側の小沢氏の秘書の大久保容疑者がなぜ談合による受注者の決定に影響力を
及ぼすことができたのかについては重大な疑問があるが、個別の事実関係の問題なので、公判立証の
中で明らかにすべき事項であろう。


捜査手続き・手法に関して説明すべき点

 上記のような法律解釈上の疑問点について考え方を明らかにし、悪質性の評価に関しても基本的な
考え方を示したうえで、説明すべきもう1つの重要な事項がある。それは、この種の事案の捜査手続き、
捜査手法について、基本的にどのような方針を持っているかである。これが第5のポイントだ。

 刑事事件の捜査においては、逃亡の恐れまたは罪証隠滅の恐れなど身柄拘束の「必要性」があって、
しかも「相当性」がある場合に、被疑者の逮捕、勾留が行われる。その判断は、事案の重大性と身柄
確保の必要性を勘案して行われる。

 本件の大久保容疑者の場合、「必要性」について言えば、逃亡の恐れは考えにくいし、前記の法律解釈
に関して筆者の見解を取るとすれば、本件の最大の争点は「政治団体の実体がなかった」と言えるのか
どうかという客観的な事実なのであるから、これについて罪証隠滅の恐れは考えられない。

 したがって、そもそも逮捕の必要性には疑問がある。これに加えて、「相当性」については、事案の
重大性がその重要な判断要素となるが、果たして本件が悪質・重大な政治資金規正法違反と言えるか
どうかについても、先に述べたような重大な疑念がある。

 これらの点を踏まえて、本件で、総選挙を間近に控えた時期に、野党第一党の代表の秘書をいきなり
逮捕するという捜査手法が相当であり、任意で取り調べて弁解を十分に聴取したうえで、必要に応じて
政治資金収支報告書の訂正を行わせるという方法では政治資金の透明化という法の目的が達せられない
事案であったことを説明することが必要になる。

(後略)

4186 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/24(火) 11:59:09
>>4181
> 私腹を肥やしているのではなく意義有ることに使ってくれるなら,良いカネだろうと悪いカネだろうと
> 構わないと云う国民はそれなりにいると思われます。
> そこもちゃんと会見で云ってるけどマスコミが報道してないだけなんですかねぇ?

そこの部分は「表」の献金なわけですから、収支報告書に載っているわけです。
ま、小沢の場合、事務所費問題や不動産取得・転売疑惑など、「出」の方も怪しいわけですが、
怪しい部分も含めて全て公開してます、それに対する批判は甘んじて受けます、との態度でしょう。
政治資金規正法の立法趣旨を理解しているからこその態度ですが、国民一般との認識の差が大きいのも、
また事実ですね。

>  本件の寄附は収支報告書に寄附の事実は記載している「表の寄附」だ。収入の総額に誤りはないし、
> その寄附収入に見合う支出の内容も開示しなければならない。収入自体が秘匿され、支出にも全く制限
> が働かない「裏の寄附」とは大きな違いがある。

4187とはずがたり:2009/03/24(火) 12:03:21
その収支報告書にちゃんと載ってるわけですから,と云う小沢の主張も丁寧でないと個人的には思うわけです。
そりゃ調べれば判るでしょうけど,如何に真面目に遣ってますよと云うのを肉声で主張するのと論理的には正しくても収支報告書に書いてあるから読め,では印象が違う訳で,そこは正論では推せない部分であるし,小沢のどぶ板指南も本来そういう正論の理ではなく情の部分をちゃんとフォローせよと云うものではなかったのかなぁと思うわけです。

4188 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/25(水) 11:36:47
>>4187
それに関しては全く同意です。

かといって、収支報告書の内訳について詳細に説明しても、その内容が報道されることも、
関心を持たれることもないでしょう。
結局、政治資金規正法違反=汚職という前提で報道され、自民党や公明党、共産党もその論理で
小沢や民主党批判をしています。
「企業献金であれば政党支部で受ければいい。団体献金と認識していたので後援会で処理した」
という政治資金規正法違反の容疑に対する反論は、説明不足とされています。
しかし、「汚職はしていない」と反論しようとも、それは逮捕容疑ではないわけです。

こうなると、結局のところ有効な説明は、浪花節に訴えて泣き落としとなるんですかね。

http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/19f8ad938e7946e60f8f66bc7ea8ed8a
【動画】小沢一郎、主権者の励ましに涙

 2009年3月24日午後9時38分から民主党本部で開かれた小沢一郎さんの記者会見です。

 (略)

 その答えは、質疑応答の7問目、テレ朝の秋山記者の質問に対して、

 「男が不覚な涙で恐縮でありますが、(3月3日からの22日間が)辛かったからというわけではありません。
ただ、ほんとうに私があたかも犯罪を犯したかのような世間の状況の中で、多くの仲間のみなさん、そして
とくに一般のみなさん(主権者)からほんとうに多くの激ましの言葉をいただきました。そのことを申し上げる
時に、胸がつまって不覚の涙ということであります」

 (この部分は上記のビデオには入っていません。民主党ホームページでご覧ください)

 と答えました。

(後略)

4189 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/25(水) 21:51:32
東奥日報の政治面は、しばしば独自取材に基づいた分析記事を書きますが、中央政界にコネを持つ
優秀な記者がいるのでしょうか。
自民党が強い地域の新聞社なのに。

断面2009
小沢氏秘書起訴/検察内部に異論、批判も

 東京地検特捜部が「政権奪取」を目指す民主党の小沢一郎代表側近を逮捕し、永田町を震撼させた
西松建設の巨額献金事件。二十四日の秘書起訴について、検察幹部は「自分たちでつくった政治献金の
ルールを破った」と悪質さを強調した。しかし、政界はもとより、検察内部からも「なぜこの時期に」と批判や
疑問の声が出る異例の展開となっている。

 ▽タイミング

 「虚偽記載で(立件)できないことはないな」。東京・霞が関の検察合同庁舎一室。東京地検幹部がそう
漏らしたのは昨年十月ごろだった。

 西松建設元幹部が海外で捻出した裏金二千万円を特捜部に持ち込んだのをきっかけに、外為法違反
容疑で西松本社が捜索されてから数カ月。特捜部ナンバー2の副部長らはダミー団体を通じた小沢氏側
への献金攻勢に目を付ける。

 これまで、政治資金規正法違反の罪で起訴された国会議員としては坂井隆憲元衆院議員や村岡兼造
元官房長官らがいるが、いずれもヤミ献金で額も一億円以上だった。

 ところが、大久保隆規公設第一秘書の起訴内容となる「虚偽記載」は、政治資金収支報告書に記載
された「表」の献金で、額も三千五百万円。「なぜ(小沢氏側だけの)強制捜査なのか」。特捜部内で異論
がくすぶる。

 複数の特捜OBも、現場の異論を弁護。「かつて手掛けた規正法違反事件の対象は裏献金。今回のような
形の献金は、ほかの政治団体でもやっているはず。昔なら決して手を付けなかった。タイミングも悪すぎる」

 立件の“ハードル”が大幅に下がったことに驚きを隠さない。

 ▽風当たり

 今回の捜査に対する最大の批判点は、解散総選挙の日程をめぐり与野党がぶつかり合う真っ最中に
野党トップだけを狙った形になったことだ。

 検察首脳は「国沢幹雄・西松建設前社長の身柄を取れたのが大きい。取れなかったら、政界捜査に
入れなかっただろう」と話した。

 外為法違反容疑で国沢前社長が初めて逮捕されたのは一月二十日。「小沢さん側をやったのは、西松
の違法献金の証拠がかたく、額も突出していたからだ。証拠が目の前にあるのに捜査しなくてもよかった
のか?」と続けた。

 ところが、検察側は秘書逮捕への政界や世論の風当たりを甘くみていた。政治家や秘書を逮捕する前に
通常行う捜査方針確認の場「検察首脳会議」を開かなかった。

 三月三日の逮捕後、追い打ちをかけるように小沢氏側の証拠が思っていたほど集まらないという状況が
、暗い影を落とした。

 逮捕前は、西松側から献金を受けた自民党側関係者への事情聴取さえ検討していたが、この方針は
「時期尚早」と撤回され、大久保秘書の容疑を固めるための捜査にシフトを余儀なくされた。

 ▽急場しのぎ

 特捜部は下請け会社を通じて小沢氏側に「迂回献金」していたとされる大手ゼネコン関係者らを一斉
聴取。東北地方の公共工事の談合システムと、小沢氏側の集金システム解明が目的とされているが、
聴取されたゼネコン関係者には「的を絞れていない」と“急場しのぎ”に映った。

 「あの地域では、いまだに旧態依然のシステムが残っていた。それを明らかにしたのが今回の捜査だ」
と検察幹部は起訴の意義を強調する。だが、判然としない政界捜査の行方…。別の幹部は「捜査は
ゴールデンウイークまでに終わらせる。それ以上長期化したら、今以上に政治的混乱を招く」とだけ語った。

http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2009/0324.html

4190 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/26(木) 11:11:53
田中良紹氏の最新エントリー。
利潤追求=悪と見ることの異常性を述べる後半部分も面白いですが、ここでは前半部分を転載。

改革クラブ発足の時、「麻生氏は新党結成の動きが表面化した28日、周囲に「1年くらいたってから『あのとき
歴史は動いた』となるんじゃないか」と語り、ニヤリと笑った」との記事もありました(産経)。
また、自民党は次の総選挙、勝った方が地獄だという点でも、同意です。

http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2009/03/post_178.html
これじゃオバマは生まれない

 2年前の参院選直後に、「権力にとって小沢民主党代表はスキャンダル攻撃の最大ターゲットになった」
と傍観者の私が思ったぐらいだから、当の本人はもっと分かっていた筈である。現実の問題として攻撃に
備え、対策を考えていたに違いない。そうでなければとても政治家など務まらない。すると小沢代表は
福田政権に大連立を仕掛けた。

 自民党は次の衆議院選挙でどのような結果が出ようとも今より良くなる事はない。三分の二以上の議席
を獲得することは100%ありえない。それなのに過半数を獲得すると自民党は地獄の苦しみを味わう事に
なる。政権をとって総理大臣を出しても再議決が出来ないから法案はすべて廃案になる。結局、野党の
言うなりの総理大臣にしかなれない。

 「直近の民意は衆議院選挙結果だ」と叫んでみても野党がそれに応じなければならない理屈はない。
参議院で過半数を失った自民党は参議院の民主党を分断するか、大連立をやる以外に政権運営を行う
方法はない。それが分かっているから福田総理は大連立の道を選んだ。小沢代表は大連立の条件として
公明党との連立解消を求めた。

 公明党はこれに驚愕した。与党から転落するだけでなく、下手をすると党の消滅につながりかねない。
大連立に理解を示す福田総理には辞めて貰うしかない。民主党分断工作を担当していた麻生太郎氏と
手を組んだ。麻生氏は道路建設を餌に民主党の道路族に離反を働きかけた。14人が離反すれば参議院
の過半数を与党が握ることになり自民党の勝利である。しかし蓋を開けると離反はわずかに2人。大連立
もうまくいかず、民主党分断も失敗する中で自民党総裁は福田氏から麻生氏に代わった。

 公明党と組んだ麻生政権に大連立の道はない。参議院の民主党を分断することだけが目的の政権で
ある。そのためには衆議院選挙で過半数を得て、その勢いで参議院民主党を分断するしかない。しかし、
もし分断できなければ前に述べた地獄の日々が待っている。

 大連立に理解を示す福田政権の下では小沢代表のスキャンダル攻撃が炸裂する可能性はなかった。
しかし民主党分断を目的とする麻生政権では必ずある。そう思っていると西松建設の外為法違反容疑が
明るみに出た。しかし数カ月以内に衆議院選挙が行われる時期である。これまでの検察なら決して
やらなかった時期に、それに反して検察は前代未聞の捜査を行った。それならば前代未聞の大事件の
筈である。どれほどの事案かと思ったら、何のことはない「形式犯」であった。

 世界中の民主主義国が禁じていない企業献金を我が国は禁止している。ところが企業は駄目だが
政治団体なら良いという「まやかし」としか思えない仕組みの中で、事実上企業献金は認められてきた。
それが今回の事案では「企業と認識しながら政治団体と書いたのが犯罪だ」という話である。その事が
この国の国益にどれほど反する犯罪なのか、いくら頭をひねっても分からない。ところがそれで日本列島
は連日大騒ぎとなった。

 「悪い」と言っている人たちの理屈を聞くと、さらに頭がおかしくなる。検察は「国民の巨額の税金を使う
公共事業を歪めた」のが「悪い」という理屈である。公共事業の発注元は国か地方自治体である。業者と
政治家だけで公共工事は出来ない。それなら国と地方自治体が野党党首の言うことを聞いて入札に便宜
を図った話なのかと思ったら、その事実が起訴状にはない。第一に国土交通省や自治体関係者の名前が
全く出てきていない。それで何故「公共事業」と言えるのか、全く私の理解を越える。

(後略)

投稿者: 田中良紹 日時: 2009年03月25日 23:30

4191とはずがたり:2009/03/26(木) 16:31:37
>>4188
>かといって、収支報告書の内訳について詳細に説明しても、その内容が報道されることも、関心を持たれることもないでしょう。
詳細に説明しても駄目でしょうね。判りやすい一例をあげるとかして印象に訴えかけないと。
どういう素材がテレビ的に使って貰えるかは知りませんけど,マスコミが全部権力の側に立ってこっちの主張に耳を貸さないという風に言い放って其処を手を抜いてはいけないと思われます。

>>4189
> 「あの地域では、いまだに旧態依然のシステムが残っていた。それを明らかにしたのが今回の捜査だ」
>と検察幹部は起訴の意義を強調する
西松の政治団体は解散してたし数年前からは談合も解消されてたんじゃないでしょうかね?

そもそも考案したのは現自民党支部長の高橋くさいし,検察のミスと云って良いんじゃないでしょうかね。
これを機会に自民党議員の微罪もガンガン締め上げるならめちゃめちゃ評価しますけど,権力に弱く在野に強硬姿勢では民主主義国家ではないわ。

4192 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/26(木) 22:49:58
>>4191
> マスコミが全部権力の側に立ってこっちの主張に耳を貸さないという風に言い放って
> 其処を手を抜いてはいけないと思われます。

そうですね。
小生は今回の事件の異常性と不正義について、いろいろと記事を貼ってきましたが、
それらは小沢支持者、民主党支持者の記事であって、小沢自身の説明は少ない。

そして、それ以上に、党内への説明、求心力維持に手を抜いてはいけないでしょう。
こちらはマスコミと違って身内なのだから、主張をすれば耳を貸さないと言うことはない。
参院選勝利や野党共闘を成功させた立役者なのだから、少しぐらい目をつむれ、というのは、
大連立騒動の時には説得力を持っても、今回の件には通用しないでしょうね。

4193千葉9区:2009/03/26(木) 23:13:49
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090307/stt0903070104001-n1.htm
【民主党解剖】第1部 政権のかたち(5)「小沢後」をひそかに模索 (1/3ページ)
2009.3.7 01:03
 黙っていては「外堀」を埋められかねない焦りか。前日は都内の個人事務所や自宅に蟄居(ちつきよ)していた民主党代表、小沢一郎は6日、表舞台に出た。

 「私が被疑者のような報道がされているが、そういう事実はまったくない」

 2日ぶりの党本部で自らマイクの前に立った小沢は、辞任する考えはないことを改めて強調した。

 秘書が政治資金規正法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕されて3日。取材嫌いで知られる小沢が進んで記者団に語るのは異例だった。波状的に流される疑惑報道に小沢が反撃に出た。

 側近は「報道には小沢だけでなく、弁護士出身の議員などを集めてチームを結成し、打ち返していくことを考えている」と語る。

 しかし執行部からは「小沢を援護射撃しようにも情報がないから動けない」という、いらだちの声も出始めている。

 「物言えど、くちびる寒しだからな」。小沢に近い国対委員長、山岡賢次は8日のテレビ朝日の報道番組出演をキャンセルした。代表代行の菅直人も同日予定の番組出演を断った。執行部は、視界不良の捜査の行方に地団駄(じだんだ)を踏むだけだ。

 「絶対に勝たなきゃいけない」。小沢は6日、名古屋市長選挙(4月26日投開票)に転戦する衆院議員、河村たかしを党本部に迎え、こうハッパをかけた。

 自民党との事実上の一騎打ちとなる「民主党王国」愛知での県都決戦。「検察と断固戦う」と意気込む小沢にとって、その勝敗は重い意味をもつ。とりこぼせば、自らをとりまく疑惑の後遺症を認めざるを得ないうえ、次期衆院選の「党の顔」は小沢しかないという神話が崩壊するからだ。

 小沢は「心配かけるているな」と河村の肩をポンとたたいて送り出した。

 小沢はこの日、自民党旧田中派時代からの盟友である副代表、石井一に党本部で約30分話し込んだ。

 「党内でいろいろ言う奴(やつ)はいるが、全部じゃない。気にすることはない」。石井の助言に、小沢は「わかった」とうなずいた。「小沢降ろし」のときをじっと待つ党内の非小沢勢力と、西松建設事件での小沢サイドの立件に意欲を示す検察−。自らの思いを直接、間接問わず発信し始めた小沢の動きは、眼前で対峙(たいじ)する二つの敵に向け「小沢は動じない」と宣言する“情報戦”とも受けとれる。

 しかし、小沢の思いとは裏腹に党内では、「小沢で結束」の空気にも微妙な変化が生じつつある。

 小沢擁護派の中堅幹部は6日、「週末に議員たちのマグマがたまり、週が明けると風向きが変わるかもしれない」と語った。週末に地元に戻る議員たちが「小沢ショック」の影響を目の当たりにすれば、「静」を決め込むわけにはいかない。マスコミ各社も、小沢の秘書の逮捕後初めての世論調査を予定している。

4194千葉9区:2009/03/26(木) 23:14:22
 菅サイドもひそかに、「小沢辞任」を想定した新体制の検討に入った。

 「代表空席のまま、現執行部の菅と幹事長の鳩山由紀夫に、党内で最も待望論が強い副代表、岡田克也を加えた『新トロイカ体制』をつくる案を練っている。衆院選前に代表選をやっている時間的余裕はないという大義がある」

 菅が主宰するグループの中堅議員はこう打ち明ける。岡田を抱き込むことで、現執行部総退陣を回避したい菅の思惑も透けてみえてくる。

 党内では、24日に予想される小沢の秘書の起訴を待たずに「小沢降ろし」が“解禁”され、同党の年中行事だった内紛が勃発(ぼつぱつ)する様相を呈している。

 「冷静に捜査の進展をみつめていくしかない。あれこれいうには現段階では情報が少なすぎる」

 民主党最大の支持組織、日本労働組合総連合会(連合)会長、高木剛は5日の記者会見で言葉を選んでこう語った。だが、次期衆院選が迫る中、連合にとって「小沢なき民主党」はない。組織は揺れ動いている。

 小沢は平成18年4月に党代表就任後、前代表の前原誠司の時代に冷え込んだ連合との関係修復に真っ先に取り組んだ。19年からは小沢と高木と“二人三脚”の全国行脚を始め、地元の連合幹部との宴席も重ねた。小沢は二次会のカラオケで八代亜紀の「舟唄」を披露したこともあった。連合前会長の笹森清に「連合を本気にさせた初めての民主党のトップだ」と言わしめた。それだけに「小沢が辞任したら心理的影響は大きい」(連合山形)という。

 「1人でも票をいただける組織を大事にするのは政治家として当然のことだ」

 小沢は連合との関係強化の意義をこう語ってきた。その戦略は19年の参院選での圧勝をもたらし、イメージ重視の空中戦に頼っていた党に組織的に地上戦も対応する土台をつくった。

 小沢は独自作成の「参院選の結果調べ」というデータブックを常に携え、選挙戦略を構築してきた。「小沢の選挙手法が党を政権交代の手前まで成長させたが、小沢が辞めれば党内の体制は緩み、すべてがまぼろしになる」。側近議員はそんな危(き)惧(ぐ)を抱く。

 岡田と前原は8〜13日まで、党内の喧噪(けんそう)を避けるかのように東南アジア諸国を訪問する。小沢と距離を置く中堅は「動きが出れば岡田、前原に緊急帰国してもらう。当然、彼らもわかっている」と語る。

 「小沢ありき」だった民主党の政権構想は崩れようとしている。(敬称略)=第一部おわり

4195千葉9区:2009/03/26(木) 23:16:04
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090326/stt0903262229010-n1.htm
【民主党解剖】第2部小沢ショック(4)あらわになる党内亀裂 (1/4ページ)
2009.3.26 22:27

 ■批判者は追い出せ

 26日午前、国会にほど近いマンションの一室。民主党代表、小沢一郎に近い若手議員らで構成し、事実上の小沢派といえる「一新会」の定例会合は、いつもに増して白熱していた。

 「前原と小宮山はけしからん。党から追い出せ」

 誰もが小沢の続投に疑問を示した副代表の前原誠司や、辞任を求めた「次の内閣」文部科学相の小宮山洋子を非難した。この2人と、やはり小沢に自発的辞任を促した元政調会長、仙谷由人もみな前原グループ「凌雲会」に属している。

 「一新会」会合で激しい言葉が飛び交った背景には当然、親分の小沢を批判されたことへの反発がある。ただ、それだけではなく、「党がバラバラだとみられることへの恐れがあった」(出席者)のだという。

 民主党は、内部に保守系から旧社会党系まで抱えた寄り合い所帯だ。党内には、約10のグループが存在する。メンバーは一部で重なり合い、どのグループにも属さない議員もいる。

 小沢は3年前に代表に就いて以来、政治思想も方向性も雑多なごった煮状態の党を、一つに押さえ込む“重し”役を果たしてきた。

 だが、党内にはそれを快く思わない向きも少なくなかった。小沢の公設第1秘書の起訴と続投表明は、党内の路線対立を顕在化させつつある。

 26日午前、都内の個人事務所で「一新会」代表幹事、鈴木克昌と面会した小沢は、党内から自身への批判が出ていることについてこうつぶやいた。

 「民主党はいつもこうだから、しようがない」

 ■様子見の議員たち

 鳩山グループも26日午後、都内の鳩山の個人事務所で会合を開き、当面は「(小沢を支えている)鳩山さんの気持ちを体し、党内結束のため頑張っていこう」という方向となった。

 とはいえ、特に意見集約をしたわけではない。事務総長の小沢鋭仁によると、会合全体の雰囲気は割と中立的なものだったという。

 「(小沢の)早期辞任論は決して党にとって好ましくない。かといって、代表死守という話でもない」

 一方、代表代行の菅直人グループは3日の秘書逮捕以降、誤解を避けるためとして会合を開いていない。菅は26日の記者会見で、改めて小沢続投を支持した上でこんな警告を発した。

 「今、党内で(小沢辞任論など)いろいろな議論が出ているが、気をつけないと、あるところを超えると党に亀裂が入る。かつて、新進党が平成9年に解党したのもみている」

 ただ、それでは菅グループ全体が小沢を支える態勢か、というと違う。若手メンバーの一人は「今や『政権交代のためには代表交代』という状況になりつつある」と小沢を突き放す。

 26日の衆院消費者問題特別委員会。消費者庁設置関連法案をめぐり参考人質疑が行われた会場では、民主党議員らが、小沢続投に厳しい数字が示された共同通信の世論調査結果を回し読みする姿が目立った。

4196千葉9区:2009/03/26(木) 23:16:34
 ■代表戦も視野

 党内の各グループが互いに牽制(けんせい)し、腹の内を探り合う中で、局面を転換させるキーマンとみられているのが最高顧問の渡部恒三だ。

 渡部は、小沢とともに自民党を飛び出す一方、平成9年には雑誌のインタビューで「新進党は小沢一郎の私党ではない」と苦言を呈したこともある。周囲には「代表はだれでもいい。オレだっていいんだ」と漏らすが、意中の人はどのグループにも属さず、「クリーン」なイメージのある副代表の岡田克也だとされる。

 その岡田は現在、小沢の秘書逮捕を受けて党政治改革推進本部長として、企業・団体献金の規制強化に取り組んでいる。26日の会合では、パーティー券収入の規制も検討すると決めた。

 また、岡田は17日、党所属議員全員に世襲に関するアンケートを配布した。世襲制限と、資金管理団体を利用した事実上の政治資金相続の廃止について、党内の意見を聴取し、まとめていきたい考えだ。

 「世襲というと、小沢代表も2世だから現議員には適用しない。仮に代表が岡田に交代した際に、こういう点をバッと打ち出せば、民主党は変わったという印象がつくれる」

 岡田に近い議員はこう狙いを解説する。また、別の議員によると岡田は最近、周囲に「もし小沢さんが辞めたら無投票で次の代表選出となる事態は避け、代表選を行わないといけない」と話しているという。明確に小沢辞任を視野に入れていることがうかがえる。

 ただ、アンケートは10日後の今も3割程度しか回収されていない。浮き足立った議員らは、真面目に答える余裕をなくしているのかもしれない。(敬称略)

4197名無しさん:2009/03/28(土) 10:18:32
また、仙谷一味ですか・・・悪気はないんでしょうが
無能な味方は、有能な敵より怖い

4198名無しさん:2009/03/28(土) 10:20:32
>>4187
何を言っても無駄という状態でしょう。
会見自体、開く必要がなかったような気がしますね。

4199千葉9区:2009/03/29(日) 00:05:11
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090329k0000m010083000c.html
小沢代表:行脚解禁、千葉入り 知事選結果で進退再燃も

 民主党の小沢一郎代表は28日、千葉県知事選(29日投開票)応援のため初めて千葉入りし、推薦候補の事務所を訪れてスタッフらを激励した。政治資金規正法違反罪による秘書の起訴を受け、小沢氏は「大変心配をかけたが、私も元気で今後とも頑張る」とあいさつし、改めて続投の意向を強調。事件以来、報道陣に姿を見せる形で選挙応援に出向くことは避けてきたが、前日の同党代議士会などで続投への了承を取り付け、地方行脚を解禁した。しかし、選挙結果次第ではこれが裏目となり、改めて進退問題が浮上する可能性もある。

 午後2時過ぎ、千葉市中央区の候補者事務所に小沢氏が現れると、投票依頼の電話作戦に取り組んでいた100人以上のスタッフや支持者から歓声が上がった。候補者は不在だったが、小沢氏は一人一人に声をかけ、握手して激励。10分弱の滞在の間、スタッフと電話を代わり「小沢一郎です。ご心配をかけました」と健在ぶりをアピールしてみせた。

 小沢氏が選挙行脚を再開した理由について、28日、山口市内で記者会見した民主党の鳩山由紀夫幹事長は「(27日の)代議士会、参院議員総会で(続投に)了解をいただき、一つの段階を通過した。代表が健在であることを示す必要がある」と述べた。ただ、小沢氏が地元入りしたにもかかわらず、好結果が得られない場合は事件の影響を指摘され、再び進退問題に発展しかねない危険性もはらんでいる。

 これに関し、鳩山氏は「候補者擁立が極めて遅れたとかさまざまなことがある。直接的に責任問題が生じることはない」と語り、選挙結果と進退の関連付けを否定。岡田克也副代表も28日、大分市内での講演で「(小沢氏は)困難の中で自らが先頭に立って政権を目指すという決意を明らかにした。最大限尊重されるべきだ」と評価した。

 それでも民主党内には依然、小沢氏の事件に関する説明内容などへの不満がくすぶる。前原誠司副代表は28日、京都市内の会合で「小沢さんは説明責任を果たすべきだ。政権交代まで引っ張るというなら、国民のもやもやを払しょくする努力が必要だ」と指摘した。【渡辺創、佐藤丈一】

4200私はこう考えます。:2009/03/29(日) 09:38:58
民主党内外で、政治資金規正法違反容疑での小沢氏秘書逮捕・起訴について、小沢氏に説明責任があるとの論調が支配的になっています。

しかし、そうでしょうか。

刑事事件においては、潔白の証明は不可能です。被告人には無罪推定が働き、有罪の立証は起訴した検察官にあります。小沢氏は、被告人ですらありません。

もちろん政治家の場合、政治責任の問題は残ります。しかし今回の場合、検察が起訴事実と関係のないことを含めて際限のないリークを繰り返している状況下で、説明責任の範囲が限定されにくい面があります。

むしろ、検察の捜査ミスの側面が強調されなければなりません。

まず、法解釈を誤ったのではないかとの疑念があります。

検察は当初、小沢一郎氏をターゲットにしていたものと思われます。しかし、その方向は失敗しました。政治資金規正法では、政治団体の会計責任者が処罰された場合に、代表者について「選任および監督」の過失がある場合には罰金刑が科されます。

この「選任および監督」の過失について、検察が解釈を誤った可能性があるということを、元検察官・現桐蔭横浜大学法科大学院教授・郷原信郎氏(最近よくテレビで見かけます)が述べています。

「選任および監督」の過失であって、「選任または監督」の過失ではありません。要するに、会計責任者とされている人物がダミーであったり、全く会計が分からない人物だったりする場合に、代表者の過失が認められるのです。

専門家でも、あり得るミスです。

このことを含めて、何故

①総選挙の少なくとも半年前に、

②(総選挙後、首相になりうる現実的可能性がある)野党第一党党首にまつわり、形式犯である政治資金規正法違反容疑で、従来行われなかった秘書の逮捕という強制処分が突然行われたのか、

③逮捕事実に関係のない状況証拠的な「事実」が際限なくリークされた(国家公務員法違反)のか・・(この点は、絶対に事実を認めないでしょうが、検察以外のルートがあり得ないものが多数あります)

ということの説明がなされなければなりません。政治判断抜きに行われたとは思えないことが次々に起こっていることで、司法に対する国民の信頼が大きく損なわれ、国民の自由脅かされる、国家権力の恣意的行使があったという疑惑が発生しているのですから。

現在、国民の目が小沢氏の政治資金問題に向いています。しかし、落ち着いて考えられるようになれば、検察の「挙動不審」にも目が向いてくるはずです。

検察には説明責任があります。小沢氏には、政権交代に向けての政治判断として説明責任がありますが、通常の意味での説明責任はありません。

4201千葉9区:2009/03/30(月) 22:40:53
http://www.zakzak.co.jp/top/200903/t2009033042_all.html
民主、下克上!“剛腕”小沢vs“原理主義者”岡田
代表求心力低下の中、際立つ存在感


 民主党の小沢一郎代表ががけっぷちに立たされ、ポスト小沢の最右翼に岡田克也副代表の名前が躍りでている。マスコミ各社の世論調査等で小沢氏に辞任を求める声が拡大しているためだ。公設秘書の起訴でダークなイメージが染みついた小沢氏に対し、「原理主義者」と揶揄されるほど愚直な岡田氏。岡田氏はポスト小沢を意識してか、クリーンなイメージのアピールに躍起になっている。

 岡田氏は小沢氏の進退について自身のブログで「私たちももちろんですが、特に、執行部において国民に対する説明責任を果たしてもらいたい」と述べるに止め、とりあえず小沢氏を支えていく姿勢をみせている。

 ただ、小沢氏の求心力低下で、「ポスト小沢」として岡田氏の存在感が際立ち始めているのも事実。

 読売新聞が25、26両日に実施した電話世論調査の「ふさわしい民主党代表」の問いでは、クリーンなイメージが強い岡田氏が19%でトップとなった。一方、小沢氏は9%で、菅直人代表代行(17%)、前原誠司副代表(16%)、鳩山由紀夫幹事長(13%)を下回る5番手に落ちた。

 こうした世論を意識してか、「岡田氏の中では西松事件で汚れたイメージの小沢氏とは一線を画したい思いは強くなっているようだ」(民主党中堅)との声も出る。


 実際、岡田氏は24日、同氏の兄・元也氏が社長を務めるイオンと西松建設に関する記事を掲載した「週刊朝日」4月3日号の広告について、「名誉を傷つけた」として、朝日新聞社に謝罪や広告の撤去などを求める抗議文を提出した。

 岡田氏が怒ったのは「岡田克也と西松建設が怪しい」と記載した朝日新聞24日付朝刊の広告。「記事自体、私と西松建設との関係について記述がない」と怒りを爆発させたのだ。結果、週刊朝日から「ご指摘のように、広告の見出しに誤解を与える表現がありました。岡田氏本人と関係者におわびします」との謝罪コメントを引き出した。

 今年2月にはイオンに便宜を図ったかのように本で書かれたとして、岡田氏が自民党職員を相手に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決があり、東京高裁は請求棄却の一審判決を覆し、110万円の支払いを命じた。

 「岡田氏はクリーンなイメージを維持するため、徹底的にマスコミや自民党と戦っている」(民主党関係者)という見立てもある。

 岡田待望論について、永田町事情通はこう分析する。

 「もちろん欲があるからクリーンなイメージをアピールするのでしょう。岡田氏は旧竹下派時代に、小沢氏とともに自民党を離党。自身の著作で小沢氏について『政治の世界の父』と記しているんです。積極的に地方行脚する姿勢は、小沢氏とダブリます。ただ、クリーンなのはいいのですが、原理原則を前面に出して融通が利かず、党内分裂を引き起こす可能性もあります」

 一方、代表の地位を守る小沢氏も岡田氏に対してクセ球を投げている。西松事件で窮地に立たされた小沢氏は「企業・団体献金の全面禁止」という高いハードルを掲げ、政治資金規正法改正を視野に次期衆院選マニフェストに盛り込む考えを示したのだ。

 民主党関係者はこう解説する。

 「そもそも、規正法見直しの焦点は、小沢代表就任後にマニフェストから消えた『公共事業受注企業からの献金全面禁止』復活の是非だったんです。ところが小沢氏は突如として『企業・団体献金の全面禁止』を主張。ハードルを上げて岡田氏を責任者に任命したんです。さすがにカネヅルを断たれるため党内からは批判も出ており、岡田氏は微妙な立場に立たされているんです」

 小沢氏のクセ球を岡田氏はどう受けるか。ポスト小沢氏をめぐる冷戦は始まっている。

4202 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/31(火) 15:30:50
一度反論しておいてアレですが、改めて読んで、おま天さんの>>4110>>4113は慧眼だと思いました。

今回の西松事件、法学部出身の自分の知識と照らし合わせ、政治資金規正法違反だけでの逮捕は
無理筋だと考え、その点を説明する郷原氏の記事を多く貼り付けてきました。
また、企業献金=悪、政治資金=悪と結びつけることの愚かさについて、田中氏の記事を紹介しました。
どちらも、十分に説得力のある意見だと、今でも思っています。

ですが、両名は在野の人物に過ぎず、民主党とは関係のない話です。
翻って民主党、その代表である小沢氏は当初は検察批判、そして官僚専制の打破には政権交代が
必要だとする論点ずらしを行い、最後は涙で感情に訴える手腕も使いましたが、世論調査を見ると、
逮捕直後よりも小沢氏関係の数字は悪化しました。
これは大量のリークの影響があるでしょうが、その一つ一つに反論できなかたことを意味します。

リーク報道は素人から見ても、何が問題なのかさっぱり分からないものも多かったのも事実です。
ですが、今の政治リーダーに求められるのは、国民の8割が納得できる分りやすい説明です。
リークは別の角度から見れば、それに反論することで自らの潔癖を証明するまたとない機会なのですが、
週1回程度の記者会見しか行わず、その機会をみすみす逃してしまいました。

今回の件を経て、私は小沢氏は政治資金の透明化に関して、意外と誠実に取り組んでおり、
民主党の改革に抵抗するであろう官僚組織もよく弁えているのだと思いました。
だが同時に、大衆の上に立つ首相としては、分かってくれない相手に根気強く、簡単な説明をクドいほど
繰り返す粘着力、それが決定的に欠けていると思います。
麻生氏が叩かれたように、首相になれば毎日2回、ぶらさがり取材に応じる必要があるわけですが、
小沢氏が首相として、正直レベルの低い記者の質問に真面目に答えるか、憂慮します。
今回の件でも、小沢氏は「分かってくれないならいい」と、突き放した態度が見え隠れします。

日本の一般世論、有権者は、政治的関心が低く、知識もありません。
首相になれば小沢氏は、選挙の集票組織や支持者、改革に抵抗する官僚のような「玄人」ではなく、
国民という「素人」を相手にしなくてはいけません。
小沢氏の説明は、一部の民主党支持者には強く響いたのと同時に、政治的関心が低い層にまで
伝わるほどの一途さがなかったと言えそうです。

4203名無しさん:2009/04/03(金) 10:54:09
3月27日付け日刊スポーツ『政界地獄耳』

 ★88年発覚したリクルート事件で東京地検特捜部に追い込まれていった元官房長官・藤波孝生をご記憶だろうか。大平内閣の労相、中曽根内閣の官房長官などを歴任した首相候補の1人だった。元首相・中曽根康弘(90)の側近中の側近と言われたが、翌89年受託収賄罪で在宅起訴された。1審は無罪。2審では懲役3年・執行猶予4年の有罪、99年上告が棄却され有罪が確定した。93年には落選、96年に返り咲くも有罪が確定し、03年政界引退07年に死去した。
 ★俳人としても「孝堂」の俳号を持ち、多くの句を残したがさぴしい晩年だった。歴代首相、党幹部、将来の首相候補が軒並み名を連ね、野党幹部にまでこのリクルート事件は広がったものの、立件されたのは藤波と野党議員1人だけ。
 ★その藤波をマスコミから体を張って守り、支えたのが現在民主党代表・小沢一郎(66)の側近の1人といわれる若手、松木謙公(50)だ。松木は藤波の秘喪として最後まで行動を共にし、事件のころは特捜部の事情聴取も受けたという。また藤波の裁判はすべて傍聴した。
 ★ある時、裁判所の休憩用の長いすでたぱこをふかしていると衛視が毎回顔を見せる松木に話しかける。「昔も、毎回傍聴してここで休憩して、をくり返していた人物がいた。熱心に裁判を見続けていた若き青年を思い出ず」。松木はそれがロツキード裁判で元首相・田中角栄ルートの傍聴を続けた若き小沢だったと知らされる。歴史は繰り返されるのか、それとも進歩なく堂々巡りなのか。

4204名無しさん:2009/04/03(金) 10:57:47
>>4203
誤 松木は藤波の秘喪として
正 松木は藤波の秘書として

4205名無しさん:2009/04/06(月) 01:38:22
民主党のばら撒きと増税はひどいです。
所得税を増税して子供手当てとか、全額税方式の年金にしてニートやフリーターにただ乗りさせる
とか、まじめに働いている勤労者を馬鹿にしているとしか思えません。

子供を大学までいかせるのに保護者の負担が生じるといって八つ当たりしている人もいますが、
子供を育てるのは親です。親が負担するのは当たり前です。貧困層にはもともと学費免除や
奨学金があるわけで、問題ではありません。子育て費用の全額を政府から支給しよう
(子育てにかかる平均費用を計算して子供手当の額を算出した)
という民主党の発想はおかしいんじゃないでしょうか?

民主党政権になったら子育ても税金、年金も税金、で税金ばかり重くなり働いても報われず、
逆に働かなくても他人の税金から不労所得を得られる国になってしまいます。

ちなみに、スウェーデンでは税金ばかり重くて生活は苦しく、
介護施設もひどい状況で、公教育も信用されておらず、しかも
全額税方式の年金は景気が後退すると簡単に給付が切り捨てられているようです
(払い込みの対価としての受給権がないため)。
左派政権にしたら国中が悲惨なことになるだけです。

正直者が馬鹿を見る民主党政権。
自民党が嫌いだからって民主党というのは安易に過ぎませんか?

4206とはずがたり:2009/04/06(月) 03:03:15
自民党が此迄やってきたばらまき増税の方が酷いでしょうね。

俺が民主のばらまき政策には可成り批判的ではありますけど国を土建屋漬けにして衰退に追いやった自民党の政策よりも未だましなんではないでしょうか。
日本の将来に必要なのは土建屋ではなく優秀な子供でしょうが格差の固定化は教育を受ける機会も失いますから或る程度の(土建支出以上の)支出は必要悪かと。

利権に与れぬ正直者がバカを見てきた自民党政権。
民主党が嫌いだからと云って自民党というのは余りに安易でしょう。

4207千葉9区:2009/04/06(月) 21:17:52
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090406-OYT1T00891.htm
鳩・菅・亀が音羽の山で花見…国民新との関係修復狙う?


桜の下で、乾杯する民主党の鳩山幹事長(右から2人目)、国民新党の亀井静香代表代行(中央)ら両党幹部(6日午後7時13分、東京・音羽の鳩山会館で)=白石洋一撮影 民主党の鳩山幹事長と菅代表代行、国民新党の亀井静香代表代行ら両党幹部は6日夜、東京・音羽の鳩山会館で桜を観賞した。

 国会運営や次期衆院選の選挙協力を巡って亀裂が生じつつある両党の関係を修復するため、鳩山氏が招いた。

 亀井氏が「政権奪取の前祝いだ」とワイングラスを掲げると、出席者が一斉に「政権交代を目指して乾杯」と応じるなど、和気あいあいの雰囲気だった。両党は7日、社民党を加えた3党の幹事長会談を開き、協力関係を再確認する予定だ。

(2009年4月6日20時37分 読売新聞)

4208千葉9区:2009/04/08(水) 21:49:38
>>4039
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090409k0000m010005000c.html
民主党:スポーツ調査会の初会合 JOC関係者と意見交換
 民主党は8日、党スポーツ調査会の初会合を開き、日本オリンピック委員会(JOC)関係者と意見交換した。次期衆院選をにらみ、自民党と関係が深い団体と接触を図るのが狙い。JOC傘下の団体では、日本バスケットボール協会が麻生太郎首相、日本ラグビー協会は森喜朗元首相が会長を務めている。

毎日新聞 2009年4月8日 17時12分

4209千葉9区:2009/04/13(月) 22:49:36
夕刊フジでは名古屋市長選が切り札的なこと言ってるのに・・・
本紙の産経では切り札無しかい・・・

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090413/stt0904131950006-n1.htm
秋田知事選敗退で小沢氏苦境に 見つからぬ続投の切り札 (1/2ページ)
2009.4.13 19:46
 秋田県知事選で民主党支援候補が敗れたことで、同党内では、小沢一郎代表の進退問題が再びくすぶり始めた。

 野党の分裂選挙で選挙戦当初から劣勢が指摘されていたとはいえ、西松建設による違法献金事件以降も代表を続投した小沢氏の姿勢が、次期衆院選に悪影響を与えないか懸念する向きが少なくないためだ。

 小沢氏周辺は世論の動向を見極めつつ、政治とカネの問題で説明責任を果たすことで乗り切りたい考えだが、続投の「切り札」は見つからない。

 鳩山由紀夫幹事長は13日、都内で記者団に対し秋田県知事選について「民主党の支持者が2つに分かれた。小沢氏の責任はない」と述べ、事件の影響はなかったとの認識を示した。

 知事選で民主党は、県連が一部の自民党県議とともに無所属の新人候補を支援した。しかし、国政レベルで「共闘関係」にある社民党県連と連合秋田は、自民党県連とともに、当選した無所属新人を推した。このため、「事件がなくても厳しい選挙」(幹部)との見方は強かった。

 しかし、3月の千葉県知事選に続き、秋田県知事選で敗れたことは、「党のマイナスイメージを増幅させた」(中堅)との懸念が反小沢勢力には根強く、次期衆院選を控え、小沢氏が代表にとどまることへの不満が渦巻いている。

 小沢氏は地方選挙と自身の進退を絡めない考えを表明しており、続投が役員会で了承されたことで党運営への自信を深めている。報道各社の世論調査で約6割が代表辞任を求めているものの、政党支持率は自民党を上回っているケースもあり、「衆院選への影響は最小限で収まる」(周辺)との期待感もある。

 鳩山氏は13日、「タウンミーティングで国民と対話し、厳しい話に応えていく姿を真摯(しんし)にみせることが必要だ」と指摘。事件を検証するために設置した「政治資金問題をめぐる政治・検察・報道のあり方に関する第三者委員会」(座長・飯尾潤政策研究大学院大教授)では小沢氏から説明を受けることも検討している。

 一方、自民党の細田博之幹事長は13日、「流れが少し変わったのかなという気がする」と知事選の勝利を歓迎。古賀誠選対委員長は「明るくはなる」とし、公明党の太田昭宏代表も「勝利したのは大きい。民主党にかげりが見えている」と指摘した。(原川貴郎)

4210とはずがたり:2009/04/14(火) 07:48:41

支援者の競合団体を国会で批判 郵便不正で民主・牧議員
http://www.asahi.com/national/update/0414/TKY200904130293.html
2009年4月14日3時0分

 民主党の牧義夫・衆院議員(51)=愛知4区=が、障害者団体向けの郵便割引制度が悪用された事件で捜索を受けた「福祉事業支援組織・白山会」(東京都文京区)のライバル団体を批判する質問を国会でしていたことが分かった。白山会の会長は牧議員の長年の支援者で、会長側は議員側に政治献金もしていた。

 批判された団体は、郵便事業会社(JP日本郵便)の調査を受けて、ダイレクトメール(DM)広告に悪用していた刊行物を廃刊。一方で白山会側は業務を継続。関係者によると、DM広告の「顧客」を増やしていたという。

 国会質問があったのは、08年5月23日の衆院経済産業委員会。牧議員は、兵庫県尼崎市内などの三つの障害者団体が制度利用の承認を受けて発行していた定期刊行物を掲げながら、精力剤やアダルトグッズの広告が載っていることなどを指摘。「悪徳商法の温床になっている」などと批判し、日本郵便の対応を求めた。

 批判された団体は、尼崎市内の広告会社と提携する形で、制度を悪用したDM広告を取り扱っていたが、広告の受注をめぐって、白山会や白山会と提携していた大阪市西区の「新生企業」=大阪地検特捜部が郵便法違反容疑で社長らを逮捕・起訴=と、激しい価格競争をしていたという。

 白山会は昨年末、制度を悪用していたとして日本郵便から利用の承認を取り消され、免れた数億円の郵便料金を請求されているほか、今年2月には特捜部から、新生企業の容疑の関係先として捜索されている。

 一方、複数の関係者によると、白山会の会長は牧議員の長年の支援者で、97年から02年にかけて複数の会社の役員として共に名を連ねていたほか、白山会の運営に関係している男性が牧議員の秘書を名乗っていた時期もあったという。

 また、白山会の会長は自ら社長をしている興信所名で、牧議員が代表を務める「民主党愛知県第4区総支部」に07年2月に12万円を寄付している。

 牧議員は、国会議員の秘書などを経て00年に衆院議員に当選。現在3期目。昨年10月には、マルチ商法業界の政治団体から資金提供を受けていた問題が発覚している。

     ◇

 牧議員の事務所は取材に対し、「白山会の会長とは議員に当選する以前からの付き合いであることは事実です。しかし、白山会との関係は現在も過去もありません」などと回答。白山会の会長は、牧議員について「牧さんは長年の知り合いで、応援のために献金した。違法なことは何もない」と言っている。

4211とはずがたり:2009/04/14(火) 08:12:09
名古屋市長選で逆風かも知れませんな。。

4212千葉9区:2009/04/14(火) 22:33:03
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090415k0000m010106000c.html
参院厚労委:自民遅刻に民主立腹 9人退席し流会に
 参院厚生労働委員会(定数25)で14日、自民党の委員が遅刻したのに腹を立てた民主党が審議をボイコットし、委員会が流会になる騒ぎがあった。

 午後の委員会再開時に自民3委員が席にいなかったのが発端。同党の衛藤晟一筆頭理事は「定足数は満たしている」と釈明したが、民主党側は「足りていればいいというものではない」と反発、委員長を除く11人の委員のうち9人が退席した。遅刻の3委員は席に戻ったが、民主党は再開の条件として自民党の質問時間を削るよう求めさらに紛糾した。

 結局、午後の質疑は行われず、民主党内からも「ばかばかし過ぎる。審議するのが仕事なのに」(若手)と自己批判の声も聞かれた。【山田夢留】

毎日新聞 2009年4月14日 21時23分

4213千葉9区:2009/04/14(火) 22:33:51
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090414-OYT1T00793.htm
郵便法違反事件の団体会長、民主・牧議員に24万円献金
 障害者団体に適用される郵便料金の割引制度が悪用された郵便法違反事件に絡み、今年2月に大阪地検特捜部の捜索を受けた東京都内の障害者団体会長(69)が、別に経営する信用調査会社名義で、民主党の牧義夫・衆院議員(51)(愛知4区)側に、2007年と08年に計24万円を献金していたことがわかった。


 牧議員は08年5月の国会で、制度を悪用したダイレクトメール(DM)に関する質問をしたが、「会長から依頼を受けたことはない」としている。

 読売新聞の取材に対する会長の説明などによると、この障害者団体は、特捜部が郵便法違反罪などで社長らを逮捕、起訴した広告会社「新生企業」(現・伸正)と提携、割引制度の適用を受けた定期刊行物を発行していたが、昨秋以降、郵便事業会社の特別調査を受けて廃刊した。

 会長は、牧議員が設立した会社の後を継いで社長に就任するなどの関係があった。07年2月と08年2月、この会社名義で、牧議員が代表を務める「民主党愛知県第4区総支部」に12万円ずつを寄付した。牧議員側も14日、この事実を認めている。

 一方、牧議員は08年5月、衆院経済産業委員会で質問に立って、この障害者団体とは別のDMを見せながら、「利用している障害者団体が本当にきちっとした活動の一環として広報をするための媒体(定期刊行物)なのかどうか調べてもらいたい」などと述べていた。

 牧議員は「会長と面識はあるが、国会質問の内容とは一切関係ない」とコメントしている。

(2009年4月14日20時23分 読売新聞)

4214千葉9区:2009/04/18(土) 13:07:40
>>4163>>4196
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/233762
増える「世襲議員」 民主も例外にあらず

2009/03/20 21:03更新
 政治家がダメなのは「世襲議員」が増えたから−。そう批判してみても実際、世襲は増えるばかり。政権交代目前といわれる民主党も例外ではない。「世襲とはいっても世襲ではありません」という、複雑な言い訳をするのも、自民党議員と同じだ。

 月曜日の朝、兵庫県姫路市のJR姫路駅前に、民主党の松本剛明(兵庫11区)と県議の竹内英明が立っていた。

 竹内が言う。「街頭演説に参加して7年になるが、松本さんが父の十郎さんに触れたことは一度もない。会合や集会でも聞いたことがない。きっと、こだわりがあるからだと思う」

 松本は「父」を封印している。

 父の十郎は昭和44年初当選で、民主党代表の小沢一郎と同期だった自民党衆院議員。防衛庁長官も務めた。保守王国といわれた旧兵庫4区(定数4)で、元特命相の河本敏夫、元厚生相の戸井田三郎と競い、後援会を大きく育てた。

 後援会は息子にどう引き継がれたのか。

 2月15日、姫路市のホテルで開かれた松本後援会の「春の集い」に十郎は姿を見せた。だが、一度もマイクを握らず、約800人の支援者を前に、壇上にすら登らなかった。

 「古くから十郎さんを知る方々は、元気な様子をみて安心されるようですね」と女性スタッフは言う。

 「『世襲議員』と呼ばれるのは、厳然たる事実だから仕方ないが…」

 世襲と問われて松本が困惑した表情を浮かべるのは、父から子へ、すんなりと引き継がれたわけではなかった「過去」とも関連する。

 中選挙区制最後の平成5年に落選した十郎は、小選挙区制が導入された8年は、兵庫11区(姫路市)で公認争いに敗れ引退。代わって松本が公示直前に無所属で立候補を表明した。結果は4位。惨敗だった。

 その後、12年に松本は民主党に転じる。そしてトップ当選。以来、3期連続で議席を獲得してきた。もちろん反動もあった。「自民党でないなら応援できない」と離れていく支援者も相次いだ。

 「世襲は世襲。だが地盤(後援会)、看板(知名度)、カバン(政治資金)を受け継いだ楽な当選ではなかった」。厳しい選挙戦をしのいだ自負が、松本に父を封印させる。

 その松本に世襲の利点を聞いた。「無所属で4位になったときに頂いたのが2万7371票。これは父の名前のおかげだった」。今、松本は毎回、10万票以上を獲得する。

 世襲に触れられたくないのは旧社会党系も同じだ。

 東京22区(三鷹市、調布市など)で、よく聞かれる決まり文句があるという。

 「うちは昔から山花後援会ですから、今は民主党支持です」

 ある関係者が言う。「戸別訪問すると、こう言われることはしょっちゅうなんです。息子は社会党の支援組織を継いだのではなく、山花個人後援会を継いだんですね」

 立候補予定の元職、山花郁夫は、社会党副委員長だった秀雄、委員長だった貞夫から続く「山花家3代目」だ。郵政解散の前回は落選したが、自民党の伊藤達也と激戦を演じている。

 伊藤は自身のホームページにさりげなく書く。「私は2世議員でもなく、役人出身でもありません」

 山花の秘書は世襲を聞かれると、途端に歯切れが悪くなる。

 「確かにおじいさんのころからの支援者の方々もいます…。世襲は事実としてありますが…。プラスかマイナスかといわれれば、プラスが多い…。知名度は高い方がいいですからね…。後援会の名簿もそれなりにあります…」

 民主党の元国会議員が解説する。

 「とにかく名前。名前が知られるまでに時間と金がかかる。私も初めて都議選に出たとき、名前を売るのに1億円かかるぞ、といわれたが、実際やってみて、これはビックリする額ではなかった。それほど名前を知ってもらうのは難しい」

 山花陣営の秘書は、なおも口が重い。

 「お父さんにはお世話になりましたといわれることはありますよ。でも、今は民主党が政権を取ったときに何をするか、という政策を訴えたいので…」

=敬称略

 (小林宏之、安岡一成)

4215千葉9区:2009/04/19(日) 23:37:09
>>4213印象悪いなあ
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090416-OYO1T00633.htm?from=top
郵便割引悪用DM、牧衆院議員秘書が発送に関与
 障害者団体に適用される郵便料金の割引制度が悪用された郵便法違反事件で、民主党の牧義夫・衆院議員(51)(愛知4区)の秘書が、障害者団体「白山会」(東京都文京区)会長(69)から、大口郵便の発送について陳情を受けていたことがわかった。会長は、東証1部上場の大手家電量販店「ベスト電器」(福岡市)の制度を悪用したダイレクトメール(DM)発送を郵便局に断られていたが、秘書が日本郵政公社(現・郵便事業会社=JP日本郵便=)側に問い合わせた頃に、新東京郵便局(東京都江東区、現・郵便事業会社新東京支店)から最終的に発送できたという。

 牧議員は「秘書が相談を受け、郵政側に問い合わせたが、割引制度に絡む発送とは認識していなかった。自分は取材を受けるまで全く知らなかった」と話している。

 関係者によると、ベスト電器から2007年2月の販売会に向けたDM業務を受注した広告会社「新生企業」(大阪市西区、現・伸正)は、白山会発行の定期刊行物を同封したDMを発送するため、埼玉県内の二つの郵便局に持ち込んだ。だが、両郵便局は、DMの名義は白山会になっているのに、あて先が不明だった場合などに返送する先がベスト電器になっていたため、不審に思って発送を断った。

 新生企業から経緯を聞いた白山会会長は牧議員の事務所に相談。秘書が会長に同行し、日本郵政公社支社に問い合わせをした。その頃、新生企業が新東京郵便局にDMを持ち込んだところ、発送できたという。

 牧議員によると、秘書は、郵便物の大量発送に関する代行業務で郵便局から発送できないことがあったとして相談を受けたという。

 白山会会長は自ら経営する信用調査会社名義で、牧議員側に24万円を献金していたことが発覚している。

ベスト電器など捜索
 一方、大阪地検特捜部は16日、東証2部上場の印刷・通販会社「ウイルコ」(石川県白山市)若林和芳会長(57)、ベスト電器元販売促進部長(51)ら10人について、同法違反容疑で取り調べを始め、ウイルコ東京営業部やベスト電器本社、JP日本郵便新東京支店などを捜索した。容疑が固まり次第、逮捕する。

 ほかに取り調べを受けているのは、大手広告会社「博報堂」の子会社「博報堂エルグ」(福岡市)の執行役員(47)や白山会会長、障害者団体「健康フォーラム」(東京都)の代表(61)ら。新生企業社長・宇田敏代(53)、元取締役・阿部徹(55)両被告も再逮捕する。

 捜査関係者によると、若林会長らは共謀し、07年2月、障害者団体の定期刊行物を格安で郵送できる「心身障害者用低料第3種郵便物制度」を悪用。白山会と健康フォーラムが発行する刊行物を同封し、ベスト電器のカード会員向けにDM約200万通を郵送。正規料金との差額計約2億4000万円を不正に免れた疑いが持たれている。

(2009年4月16日 読売新聞)

4216千葉9区:2009/04/20(月) 00:08:00
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090416ddm002010093000c.html
海賊対処法案:民主板挟み 社民・国民新、独自修正案に異論
 民主党は15日、海賊対処法案への対応を巡り、社民、国民新両党と国会内で国対委員長会談を開き、与党との修正協議を視野に入れた意見調整を行った。民主側は党独自の修正案を説明して共同提案を求めたが、社民党が自衛隊派遣に異論を唱え、国民新党も態度を保留し、結論を17日に持ち越した。小沢一郎代表は野党共闘を重視しているが、特に社民党が共同提案に乗る可能性は低く、与党との修正で法案に賛成するか、野党共闘を優先し反対するかで難しい判断を迫られる。

 「民主案は与党案よりもずっと中身がいい。しかし、自衛隊が出ることには(党内に)伝統的な(反対)意見もある」。会談で、社民党の日森文尋国対委員長が指摘した。国民新党の糸川正晃国対委員長も「一時的に海上自衛隊を出す間に、海上保安庁で海賊対策の専用船を建造しないといけない。時限立法にすべきだ」と注文を付けた。

 民主党の修正案は、海自隊員を海賊対処本部所属の隊員として扱うことで「自衛隊派遣」のイメージを和らげ社民、国民新両党に配慮した。だが、社民党の福島瑞穂党首は15日の記者会見で「政府案には大反対。それを修正してどうなるか」とバッサリ。国民新党の亀井久興幹事長も「恒久法である必要はまったくない」と慎重な立場を示した。民主党の山岡賢次国対委員長は会見で「できれば3党で足並みをそろえていきたい」と強調したが、民主案がそのまま受け入れられるのは難しい状況だ。

 小沢氏は「社民、国民新とは足並みをそろえてほしい」と周囲に漏らしており、次期衆院選後の連立政権もにらんだ野党共闘重視の姿勢だ。これに対し、党内では「さまざまな意見を集約した修正案をこれ以上直しにくい。社民党などと違う対応でもやむを得ない」との声が強まっている。北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射に対する非難決議に続き、再び外交・安全保障政策を巡る野党共闘の足並みの乱れが露呈した。【野口武則、小山由宇】

4217千葉9区:2009/04/20(月) 21:18:34
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090417ddm041040124000c.html
障害者郵便割引不正:白山会会長、民主・牧議員と20年来の仲
 ◇飲食店経営会社の後任社長に就任
 障害者団体向け割引制度を悪用したとして、16日に新たに8人が逮捕され、2人が再逮捕された郵便法違反事件。郵便事業会社(日本郵便)を所管する鳩山邦夫総務相はこの日、「絶対許してはならない事件で本当に情けない」と話したが、東京都文京区の障害者団体「白山会」会長、守田義国容疑者(69)と、同容疑者側からの献金問題が浮上している民主党の牧義夫衆院議員(51)=愛知4区=は約20年前、牧議員が鳩山総務相の秘書時代に知り合った仲だった−−。【林田七恵、久保聡】

 「守田さんは昔からの知人で、東京の支援者。今でも2、3カ月に1回は会う仲」。牧議員は以前、毎日新聞の取材にこう話していた。牧議員は87年8月〜98年12月、鳩山総務相の秘書で、守田容疑者は当時、鳩山総務相の地元・東京都文京区で会社経営などをしており、選挙時などに鳩山総務相を支援していたという。

 守田容疑者は秘書として区内を回っていた牧議員と知り合い、意気投合。牧議員が97年に設立し、社長に就任した飲食店経営会社「日枝商事」では、守田容疑者が取締役を務め、翌年には牧議員に代わって、自分が社長に就任した。守田容疑者は逮捕前、毎日新聞の取材に「うちも文京区。秘書時代からこの辺をぐるぐる回ってれば、知っているということ」と牧議員との関係を話していた。

 一方、違法ダイレクトメールを巡っては、日本郵便が昨年10月以降、制度の悪用が確認された障害者団体19団体に正規料金との差額(計約49億円)を請求したほか、民間会社4社にも約30億円を請求。「一番やりやすいところ(障害者団体)だけやって、上(広告主)はみんな、ふたされて、これじゃたまらんでしょ」。守田容疑者はこうも話し日本郵便が広告主側ではなく、障害者団体に正規料金との差額を請求したことを批判。「日本郵便が承認したから発行したのに、なんで請求されるのか。鳩山さんにしっかり指導してもらいたいよ」と語る場面もあった。

 牧議員は昨年5月、国会で広告会社「新生企業」のライバル会社を批判する質問をした。守田容疑者が経営する会社から07〜08年に計24万円の献金を受け取っていたことが分かっている。

4218千葉9区:2009/04/23(木) 21:30:38
>党幹部は23日夜、「適用になる衆院選候補者はいないと思われるので、次期衆院選から適用すべきだ」と語った。
居ないからできるんだわなー
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090423-OYT1T00822.htm
民主、同一選挙区から3親等内「世襲」を制限…政権公約に
 民主党は23日、政治改革推進本部(本部長・岡田克也副代表)の総会を党本部で開き、親族の地盤や看板、資金力を受け継ぐ「世襲」候補の立候補を制限する方針を正式に決めた。


 次期衆院選の政権公約(マニフェスト)に盛り込む。

 国会議員の子や配偶者など一定の親族が同じ選挙区から連続して立候補することを制限する内容で、党の内規で定める。親族の範囲は3親等以内とする方向だ。資金管理団体などの政治団体を親族に引き継がせないようにする政治資金規正法改正案を今国会中に提出する方針も確認した。

 立候補制限の適用について、党幹部は23日夜、「適用になる衆院選候補者はいないと思われるので、次期衆院選から適用すべきだ」と語った。

 また、企業・団体献金の全面禁止については、将来の全面禁止方針は了承したが、実施時期の決定は先送りした。党所属の全国会議員のアンケート調査で回答の多かった1年後(31%)、3年後(26%)、5年後(19%)の3案を軸に調整し、来週中に総会を開いて最終決定する。

 一方、自民党は今期限りで引退を表明した小泉元首相が次男を後継候補とする意向示すなど世襲候補の立候補制限に否定的な意見が多い。23日の各派閥総会でも古賀派の太田誠一前農相が「法律で(制限が)できるはずがない、憲法に違反する」と主張。津島派の津島雄二税制調査会長も「世襲の問題は憲法論まで行くので、簡単な話ではない。慎重に議論すべきだ」と訴えた。

(2009年4月23日20時02分 読売新聞)

4219千葉9区:2009/04/23(木) 21:35:51
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090422/stt0904222206008-n1.htm
岡田氏なお静観の構え 民主党内には「待望論」と「警戒感」 (1/2ページ)
2009.4.22 22:05

 西松建設の違法献金事件を受け、小沢一郎代表の進退問題がくずぶり続ける民主党で、「ポスト小沢」の待望論が根強い岡田克也副代表が、静観の構えを決め込んでいる。党内には、小沢氏の政治資金にまつわる「負のイメージ」を払拭(ふっしょく)するには、「クリーンな印象の岡田氏が党代表に最適」との声もある。一方で、「原理主義者」と評される政治姿勢への警戒感もあり、岡田氏も表立って「小沢降ろし」に出る時期ではないと判断しているようだ。(原川貴郎)

 岡田氏は22日、都内のホテルで講演し、西松事件を踏まえ、「国民の6、7割が『(小沢氏の)説明はよく分からない』と思っている中で、政権交代などあり得ない」と、小沢氏に一層の説明責任を果たすよう注文をつけた。党内情勢に関しては「民主党が問われている。右往左往せずに対応すべきだ」と述べ、事件の影響を結束して乗り切るべきだとの考えを示した。

 岡田氏待望論の背景には、各種世論調査で小沢氏の代表辞任を求める声がおさまらない上、民主党の支持率も低下傾向にあるためだ。代表が交代しないと政権交代が遠のくとの危機感がある。実際、ある中堅議員は「衆院の若手はみんな岡田氏の代表就任を望んでいる。旧社会党系も岡田氏だ」との見方を示す。

 それでも、岡田氏が「ポスト小沢」の動きを活発化させないのは、党内でグループを率い、「数の力」で党運営に影響力を行使していないため、代表選になった場合、菅直人代表代行や鳩山由紀夫幹事長の出方次第で不利な立場になるとみているためだ。

 もっとも、「岡田代表」には警戒感も強い。

 岡田氏が代表当時、年金財源として消費税増税に言及したことがあるため、政権公約(マニフェスト)の策定作業で、持論を盛り込むことにこだわり、紛糾することを懸念しているためだ。小沢氏に近い幹部は「岡田氏は『原理原則主義者』だ。代表になれば、マニフェストに消費税率の引き上げをいれるだろう。そうなったら次期衆院選は戦えない」と話す。

 党政治改革推進本部長として、企業・団体献金の全面禁止などの議論を主導する一方、週末には若手議員や新人候補の応援で全国を飛び回っている岡田氏。水面下のラブコールに応える日はやってくるのか−。

4220 ◆ESPAyRnbN2:2009/04/24(金) 22:28:25
> 外交・安全保障問題もそこそこに「民主党は政権交代できるのか」などと質問

「外交の達人」、政局の人ですねえ。前原氏とも会ってたみたいです。
http://www.maehara21.com/blog/photo.php?blogid=8&archive=2009-4-23
http://www.maehara21.com/blog/media/2/20090423-090423%20kissinja(3).jpg

キッシンジャー氏「小沢氏の次の代表は」 戸惑う鳩山氏
2009年4月23日22時23分

 来日中のキッシンジャー元米国務長官(85)が23日、東京都内で民主党の鳩山由紀夫幹事長と会った。
出席者によると、キッシンジャー氏は北朝鮮のミサイル発射など外交・安全保障問題もそこそこに「民主党
は政権交代できるのか」などと質問。30分ほどの面会のうち、半分は日本の政局の話題に費やされた。

 「小沢代表はどうなのか」「次の代表は誰なのか」と、たたみかけるようにポスト小沢問題を聞く
キッシンジャー氏に、鳩山氏は総選挙に向けて当面は小沢体制で臨む考え方を説明。ただ、違法献金事件
をめぐる小沢氏の進退について対応に苦慮している最中だけに、米外交の重鎮からの思わぬ質問攻めに
戸惑い気味だったという。

http://www.asahi.com/politics/update/0423/TKY200904230273.html

4221とはずがたり:2009/04/26(日) 15:11:53
草なぎ容疑者の逮捕「捜査に違和感」 民主・鳩山幹事長
http://www.asahi.com/politics/update/0424/TKY200904240278.html
2009年4月24日20時29分

 警視庁がSMAPの草なぎ(なぎは弓へんに剪)剛容疑者(34)を公然わいせつ容疑で逮捕したことに関連して、民主党の鳩山由紀夫幹事長は24日の記者会見で、「(草なぎ容疑者の)自宅がすぐに捜索される。本来そこまでやる話なのか」と述べ、警察の捜査手法に疑問を呈した。

 鳩山氏は、小沢代表の公設秘書が起訴された違法献金事件での検察の説明責任を求める話の流れで、「草なぎ君が逮捕された」と自ら切り出し、「最近の警察、検察の捜査に若干の違和感も禁じ得ない」と述べた。さらに「最近の内閣の……」と言いかけ、「国策捜査批判」を展開するかと思われた一幕もあった。

4222千葉9区:2009/04/26(日) 22:56:40
http://www.asahi.com/politics/update/0424/TKY200904240247.html
民主、「法案の嵐作戦」再び 参院で3法案通過
2009年4月24日19時33分

 捜査段階の取り調べの全面可視化法案など、民主党が参院に提出した3法案が24日、参院本会議で野党多数で可決された。07年参院選の勝利後、野党多数の参院をテコに「マニフェストを実現する」と力を入れたものの、しばらく鳴りを潜めていた「法案の嵐作戦」が、違法献金事件からの反転攻勢を狙って再登場した。

 そのほか可決したのは、高校生の保護者に支援金を渡す高校教育無償化法案、特定業界向けの減税措置が多い租税特別措置を検証する租特透明化法案。3法案とも再提出で、捜査可視化法案(社民党と提出)と租特透明化法案は昨年の通常国会で参院を通過したが衆院で廃案になった。

 今国会も衆院可決の見通しは立たない。民主党は「捜査可視化は5月開始の裁判員制度の前提」「租特透明化は無駄遣い削減に不可欠」などとして、「衆院の議論で与党の対応を突き詰める」(簗瀬進参院国会対策委員長)。

 3法案は党の総選挙マニフェスト案を反映している。与党が衆院で否決したり、解散などで廃案にしたりすれば、対立軸としてアピールを強める構えだ。(北澤卓也)

4223とはずがたり:2009/04/27(月) 23:59:59
3親等以内の連続出馬禁止 民主、党規で世襲制限へ (04/27 12:31、04/27 13:32 更新)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/161677.html

 民主党は27日、政治改革推進本部(本部長・岡田克也副代表)の総会を開き、次期衆院選から適用する世襲制限について、同一選挙区での連続立候補を認めない親族の範囲を「3親等以内」とすることを決めた。近く党規に盛り込む。

 企業・団体献金やパーティー券購入を全面的に禁止するまでの移行期間については意見を集約できず、同推進本部の役員会であらためて検討することにした。5月の大型連休明けにも小沢一郎代表ら党執行部と協議し、正式に決める。

 小沢代表が提案した企業・団体献金の禁止をめぐっては、企業・団体によるパーティー券購入の禁止とともに、一定の期間が経過した後に実施することで一致している。民主党の全議員を対象にしたアンケートでも、5年以内の禁止を求める声が大勢を占めていた。しかし27日の総会では即時禁止を求める意見が強く出たため、結論は出さなかった。

4224名無しさん:2009/04/28(火) 21:55:24
新進党の悪夢再び
もう悲しくてやり切れないぜ…

小沢氏辞任求め「連判状」=民主有志が検討

民主党の有志議員が小沢一郎代表の辞任を求める署名集めを検討していることが28日、分かった。5月の
連休明け以降に本格的に行動するとしている。党内では、小沢氏の秘書が起訴された違法献金事件が次期衆
院選に与える影響を懸念する声が強い。「連判状」に加わる顔触れや人数によっては、小沢氏が進退問題で
厳しい判断を迫られる可能性もある。
関係者によると、署名を検討しているのはベテランや中堅の非小沢氏系議員が中心。「若手を矢面に立たせ
るべきではない」との判断から、署名を募る対象は衆院当選5−7回とする。28日の時点で10人程度が
趣旨に賛同しているという。
集めた署名は小沢氏ではなく、鳩山由紀夫幹事長や菅直人代表代行ら幹部に提出する考え。「鳩山氏らが促
さなければ小沢代表は動かない」と見ているためで、署名の文面も各幹部に小沢氏に辞任を促すよう求める
内容とする方向だ。
小沢氏の進退をめぐり、渡部恒三最高顧問は28日、記者団に「総選挙は今の態勢では戦えない」と語り、
自発的な辞任を求めた。一方、小沢氏は同日の記者会見で「いろんな意見は風の便りに聞いている」としつ
つも、「現時点で、わたしは総選挙で国民の支持を得られると思っている」と述べ、続投への意欲を重ねて
示した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009042801210

4225千葉9区:2009/04/28(火) 22:37:36
民主党で5-7回当選って何人も居ないような
5回当選:連続当選でも1993年初当選組ですよ。

4226とはずがたり:2009/04/29(水) 08:56:42
民主・鳩山氏、胃潰瘍の身にこたえる小沢氏辞任論
http://www.asahi.com/politics/update/0428/TKY200904280304.html
2009年4月29日7時41分

 民主党の鳩山由紀夫幹事長が28日の衆院本会議で、進退問題を抱える小沢代表に代わって代表質問に立った。党内からも代表辞任論が噴き出す中で、攻勢に転じる機にするはずだった。しかし、辞任派と続投派の「板挟み」による苦悩がにじむ登壇となった。

 「次の政権を担う野党のリーダーとして、小沢代表、民主党は当然、全国を回りながら国民の皆さんと対話する中で説明責任を果たしていく」

 鳩山氏は質問で小沢氏の公設秘書逮捕について説明責任を強調した。だが、そもそも小沢氏は代表質問を鳩山氏に託し、地方行脚でも事件の具体的説明はしていない。議場にいた小沢氏は鳩山氏が「今回の捜査には大きな疑問が提起されている」としたくだりで2度うなずくだけだった。

 3月になって、鳩山氏に胃潰瘍(かいよう)が見つかっている。周囲には「ほとんど治ったから大丈夫」と語るが、心労は募っている。

 代表辞任の道筋をつけるよう求める声が次々と寄せられてくる。中堅・若手だけではなく、先週は藤井裕久最高顧問から辞任勧告を促され、27日には渡部恒三最高顧問から「説明責任を果たすといっても国民が納得しないということを分からないのか、君は」としかられた。あるベテラン有力議員は「そろそろ鳩山が小沢に言わないといけない」と指摘し、鳩山氏がカギを握るとみる。

 だが、石井一副代表や新党日本の田中代表ら続投支持派にとっても、鳩山氏は「最後のとりで」だ。小沢擁護論が寄せられている。

 こんな状況で、鳩山氏は「幹事長だから代表を支える」と繰り返す一方、政権交代できない情勢になれば「刺し違える」とも語る。

 「板挟み」から抜け出せるのか。仮に小沢氏が辞任するにしても、納得ずくでなければ政権交代にマイナスになる――。そう思い詰める鳩山氏は27日、周辺に漏らした。「小沢代表にはベストを尽くしてもらいたい」(村松真次)

4227とはずがたり:2009/04/29(水) 08:57:45
小沢氏、辞任論に「風の便に聞く」 情勢調査当面せず
http://www.asahi.com/politics/update/0428/TKY200904280275.html?ref=goo
2009年4月28日20時15分

 民主党の小沢代表は28日の記者会見で、4月中に実施予定だった党独自の衆院選情勢調査を当面見合わせる考えを表明した。調査予定日が事前報道されたことに触れ「公正な数字が得られなくなる。憶測のない時にやる」と実施時期を伏せる考えを示し、結果についても「公開するつもりは全くない」と強調した。

 小沢氏は違法献金事件を受け、進退について「政権交代できるかを最優先に判断する」と発言している。その判断材料として党幹部からは調査結果の開示を求める声が出ていた。調査先送りには、早期辞任論が公然化し始めた党内情勢の沈静化を図る狙いもありそうだ。

 また、小沢氏は、渡部恒三最高顧問が自発的な辞任を促していることについては、「いろんな意見があることは風の便りに聞いている。拳拳服膺(けんけんふくよう)(銘記)していきたい」と述べる一方、「渡部氏からは碁をやろうという誘いしか受けていない」と語った。

4228 ◆ESPAyRnbN2:2009/04/29(水) 12:22:16
党独自の世論調査について結果はもちろん、実施時期についても公表しないのは当たり前なんですが、
代表辞任の是非を「政権交代の可能性」で判断する、と言ったことが、問題を引きずらせてるんですよね。

ここ2ヶ月、世間の民主党への関心は、小沢の代表辞任の1点に絞られてしまって、いくら麻生内閣が
無駄遣いをしようと、それを追及する民主党議員の国会論戦は、全く報道されなくなってしまった。

代表辞任問題を、明確な結果や数字を用いて(とりわけ続投の場合)、決断を下さないといけないのですが。

4229 ◆ESPAyRnbN2:2009/04/29(水) 18:26:32
もう古い記事で恐縮ですが、あまり知られていない民主党議員の得意分野が分かりやすい記事ですので。
一番左の列は論外ですがw
古川、大塚あたりの卓見は聞いたことありますが、峰崎も面白そうですね。

これが「日本最強内閣」か?
 10日発売の『文芸春秋』4月号が「これが日本最強内閣だ」という特集を組んでいる。堺屋太一(作家)、
御厨貴(東京大学教授)、後藤謙次(キャスター)の3人が座談会で選んだ閣僚名簿の他に、政治記者
84人と識者33人へのアンケート結果も載せている。識者アンケートへの答えは、(所詮はお遊び企画
だから当然だが)おふざけや偏りも少なくなく、一番「まとも」と言うか、よく人物を見ているなあと感じられる
のは田原総一朗(ジャーナリスト)、水野和夫(三菱UFJ証券チーフエコノミスト)、与良正男(毎日新聞論説
委員)の3人だろう。そこで、座談会の結論、政治記者アンケートの上位1位(と接戦の場合2位も)、識者
のうち上記3人の組閣案を一覧表にして掲げる。読者の皆さんも自分で考えて、これよりもっと強力な内閣
の布陣を提案して貰いたい。

●私の採点簿

 総理大臣には岡田の呼び声が高い。小沢(が現在の苦境を乗り切ったとして)で政権を獲りに行って、
彼の体調問題もあるので、いずれ岡田に代わるというのが順当な見方だが、大穴というか一種のサプライズ
で仙谷というのは大いにあり得る。その場合、仙谷とコンビの枝野が官房長官で支えるのは当然で、そこを
見ているのは水野の見識である。ただしこれは小沢の影響力があるうちは実現しない。他方、菅義偉が
自民党ではあるが官房長官にうってつけというのは衆目の一致するところである。仙谷と枝野の名前が
法務大臣でも挙がるのは、2人とも優秀な弁護士だからである。

 外務相としては、岡本行夫は確かに有能だが、古巣の外務省に君臨して官僚的惰性と戦うことが出来る
のか、対米コンプレックスに基づく「日米同盟重視」という名の屈従路線を鮮やかに転換することが出来るのか、
疑問が残る。対米自主とアジア重視の新外交をグローバルな視野を持って展開できるという意味では寺島
が最適任だろう。鳩山由紀夫も寺島の補佐を受ければ面白い外相になる。

 防衛相が前原で期せずして満場一致というのは、私は納得が行かない。本誌が繰り返し指摘してきた
ように、「中国の軍拡は現実的脅威」などと発言して、潜在的脅威と現実的脅威の区別もつかない本質的
に防衛の素人であることを露呈したことで、私の彼への評価は急落した。彼は確かに“防衛通”ではあるが、
裏返せば防衛省官僚からのレクチャーを受けすぎて脳が痺れていて、その主張は自民党リベラル派とほとんど
変わりがなく、防衛政策の根本的な見直しが出来るのかどうか疑問がある。前原は公共事業見直しにも
詳しく、むしろ相応しいのは国土交通相だろう。では防衛相に誰がいいかとなると……うーん、難しい。

 厚労相は長妻、行革相は渡辺というのは誰も文句がないだろう。堺屋らの案で長妻と丹羽が並んでいる
のは、厚生相は長妻、労働相は丹羽と分けているからである。総務相は片山がベストだろう。文科相は橋下は
確かに面白いが、単に学力テスト結果の公表の是非を巡って文科省を「馬鹿ですねえ」と罵倒したことが受けて
いるだけで、教育政策全般への見識の深さと政策立案の能力・実績では鈴木寛とは比較にならない。

 経済・金融関係では、榊原、茂木、中川秀直が有用な人材。峰崎や古川は一般には誰?という感じかも
知れないがプロ筋の評価は非常に高い。江田と大塚の才覚も使い方次第である。与謝野は能力的には
優れているが余りに旧自民党的で、もういいだろうという感じである。

 農水相は石破が現に頑張っているが、筒井は構想力抜群で農政の怠惰を叩き直すには最適任だろう。
環境相は岡崎トミ子が一番真面目に仕事をするだろう。

投稿者: ニュース・スパイラル 日時: 2009年03月12日 09:15 | パーマリンク

http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2009/03/post_229.html
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/090312.png

4230名無しさん:2009/05/01(金) 12:54:31
本日付け北日本新聞短信
共同配信だと思いますが、この見出しは…

■前原氏が噦決起器示唆
民主党の前原誠司副代表は三十日夜のBSフジ番組で、小沢一郎代表の進退問題に関し、本人の判
断を待つ従来の姿勢を改め、五月の大型連休明けにも、小沢氏に辞任を促すなど何らかの行動に打
って出る可能性を示唆した。「(早期の)衆院解散もあり得る。タイムリミットを考え、今後の展
開をどうするか、他人任せにせず、主体的に考えないといけない」と表明。「政権交代のためには
何か最善の道なのか、仲間と相談しながら考える」と述べた。

なお、産経ではこの発言、以下のように伝えられています。

一方、前原誠司副代表は30日夜のBSフジの番組にで西松事件について「ボディーブローのよう
に(民主党に)効いてきている」と指摘。その上で、「小沢氏はしっかりと自ら説明責任を果たし
ていただきたい」と述べた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090430/stt0904302256007-n1.htm

4231とは:2009/05/01(金) 17:12:02
>>4230
ここで引き摺り下ろすことに成功すれば前原の評価もあがるでしょうからね。
無傷で引き摺り下ろせることはないでしょうから評価は上がらないでしょうが。。。

4232市川市民@千葉五区:2009/05/02(土) 19:11:47
さきがけ系若手議員の代表格だった前原には頑張ってほしいですが、近年はこの人が「政局」に絡むとろくなことにならない印象です。
選挙で民主が単独過半数近くを望むなら、もう小沢では厳しいだろうと思いますが、首に鈴を付けに行くのは是非とも前原や枝野らではない人間に動いてもらいたいです。

4233千葉9区:2009/05/05(火) 09:59:28
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090505k0000e010010000c.html
民主党:小沢氏動けず赤松氏が代理行脚
 秘書が政治資金規正法違反に問われ、地方行脚も思うに任せない民主党の小沢一郎代表を側面から支援しようと、赤松広隆選対委員長が、裏方役だった姿勢を一変させ、選挙態勢の再構築に向け全国行脚を続けている。4月20日から大型連休入りまでに既に大分、沖縄など7県を回った。社民、国民新両党との選挙協力を強く意識した行脚だ。

 「小沢さんも民主党も、もっと前に出てやってもらわんと」。4月25日午前、大分市の社民党県連を表敬訪問した赤松氏に、地元の重野安正・社民党幹事長が注文した。赤松氏は「事件は、企業・団体献金禁止や世襲制限を行えるきっかけとなった」と応じた。その上で「小沢一郎が好きで民主党を支持する人はそういない。僕らは(小沢氏の)自民党政権をぶっつぶすパワーを評価した。それと野党共闘だ」と続けた。

 27日午後、赤松氏は那覇市にある国民新党の下地幹郎衆院議員の事務所で、郵政政策研究会の幹部ら160人を前に「民主党だけでなく、自公政権に反対する野党全体が勝利しなければ安定政権はできない」とあいさつ。下地氏は「民主党と一緒にやっていると県民に示せる」と強調した。

 民主党は、次期衆院選候補予定者のうち社民12、国民新9、新党日本1、無所属3の計25人を推薦。逆に多くの民主党候補予定者が社民、国民新から推薦を受けている。小沢氏は、野党共闘を重視する姿勢を示しており、それを旧社会党系である赤松氏がベテランの強みを生かしつつ体現する形だ。赤松氏の行脚は連休明けも東北、南九州、山陰、北陸と続く。【渡辺創】

4234千葉9区:2009/05/05(火) 20:41:25
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090505-OYT1T00091.htm
企業に「買ってと言いにくい」…資金パーティーで民主悩む
 民主党が恒例の政治資金パーティー開催で苦慮している。


 例年は5〜7月に開くが、今年は衆院選の時期が絞れない上、小沢代表の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件を受け、企業・団体によるパーティー券購入を禁止する方針を打ち出したためだ。

 民主党には、自民党が派閥単位で政治資金パーティーを開くような「集金機能」がなく、企業・団体献金の総額も少ないため、党主催パーティーは「政党交付金以外の財源を確保する重要な機会」(幹部)だ。2007年のパーティー収入は約2億5580万円。

 今年も衆院選の時期を見極めた上で開く方針だったが、小沢氏の問題で状況は一変。党政治改革推進本部(本部長・岡田克也副代表)が4月、企業・団体献金の禁止に加え、企業・団体によるパーティー券購入も将来的に禁止する方針を決めたため、「企業・団体に買ってくれとは言いにくい」との声が出ている。党幹部は「パーティー収入は党全体の収入から見れば一部。今年は開かなくてもやむを得ない」と、開催見送りの可能性を示唆する。

 2006年の党の文書では、1枚2万円の券を「衆院1期は10枚、2期は20枚、3期は30枚、4期以上は50枚」と、当選回数ごとにノルマを課し、代表・代表経験者は50枚、役員会メンバーは30枚などと割り増しを求めていた。「達成できない場合は、不足分の代金を各議員の責任において入金」とも付記。党幹部によると、その後もほぼ同様の基準が示されているという。

 ただ、基準以上売れば、党からその議員の資金管理団体に超過分が寄付される仕組みで、自らパーティーを開かない議員には利点があり、党のパーティー見送りを懸念する見方がある。開催しても、企業・団体への販売を自粛する動きが広がることには、「昨年は50枚くらい売り、ほとんどが企業・団体で、個人は1割程度だった」(衆院当選2回の議員)と困惑する声があがっている。

(2009年5月5日10時53分 読売新聞)

4235とはずがたり:2009/05/05(火) 23:41:04

小沢氏擁護のはずが…進退論続出 有識者会議“炎上” 鳩山氏ら大慌て
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/m20090504028.html
2009年5月4日(月)08:05

 西松建設の違法献金事件を受け、民主党自らが立ち上げた「有識者会議」(座長・飯尾潤政策研究大学院大教授)の論議が、事件の法解釈上の問題点などを検討するという鳩山由紀夫幹事長らの思惑を外れ「小沢氏の進退論」に集中、党幹部を慌てさせている。説明責任のための会議が小沢氏に「引導」を渡すことにもなりかねない。

 会議は、小沢氏の事件への説明が不十分との批判があることを踏まえ、鳩山氏主導で設置した。「議論を公開して批判をかわす」(周辺)狙いだった。

 検討テーマは、事件の法解釈上の問題点のほか、(1)小沢氏の政治資金収支や他の国会議員との比較(2)民主党や小沢氏の説明責任−などで、4月11日に初会合が開かれ、5月中旬にも報告書を取りまとめる方針だ。

 だが、これまでの会議では、議論は小沢氏の進退問題ばかりで、4月24日の会合ではジェラルド・カーティス米コロンビア大教授が「国民とのコミュニケーション能力に欠ける人は首相になる資格がない」とバッサリ切り捨てた。

 座長の飯尾氏も難しいかじ取りを迫られている。委員の発言に対して「『自由にものを言うなぁ』とうらやましく思ったり『困ったなぁ』と思ったり、というのが正直なところ」と苦しい胸の内を語っている。

 民主党内からも「小沢氏を擁護するための会議なのに、辞任を迫るような流れになっている」(幹部)と不安視する声も出始めた。

 大型連休明けの7日にも小沢氏が会議で説明する起死回生策があるが、出欠自体が流動的で、出席しても会議の雰囲気を変えられるかどうかは微妙。小沢氏と距離を置く中堅議員は「会議など設置せず、最初から自分で説明すれば済んだこと」と冷淡な見方をしている。(今村義丈)

4236千葉9区:2009/05/06(水) 13:31:03
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20090505.html
2009年5月5日(火)

小沢代表の進退問題/連休明けに一波乱か

 西松建設巨額献金事件で小沢一郎民主党代表の公設秘書が逮捕されて二カ月余り。鳩山由紀夫幹事長や参院幹部は代表続投支持の姿勢だが、衆院の中堅・若手を中心に不満のマグマはたまっている。「みな地元に帰り、いろんな声を受けてくる。大型連休明けに一つの動きが出てくるかもしれない」(蓮舫参院議員)というように、近く民主党内で一波乱起きる可能性もある。

 ▽参院は一枚岩

 小沢氏を支える最大勢力は、衆院側(百十一人)と遜色(そんしょく)ない議員数(百八人)を誇る参院民主党。もともと、党内グループが分立する衆院に比べ結束力が強い上に、事件の選挙への影響についても当事者の衆院議員ほど危機感は強くない。

 旧社会党出身の輿石東参院議員会長をはじめ、小沢氏に近い自民党出身の石井一副代表や西岡武夫参院議院運営委員長らベテラン議員がにらみを利かせ、若手にも小沢氏が陣頭指揮し大勝した二〇〇七年初当選組を中心にシンパが多い。

 続投を公然と批判する議員はなく、前原誠司副代表、野田佳彦広報委員長ら衆院の“反小沢勢力”から「参院が一枚岩でまとまっているのが悩み所だ」との声が漏れる。

 民主党のスポークスマンである鳩山氏も一貫して記者会見や街頭演説で小沢氏を擁護し続けている。「小沢氏が辞任すれば自分も辞める」と一蓮托生(いちれんたくしょう)の姿勢を強調。四月三十日には鳩山グループの幹部を集め「政権交代後の大改革には小沢代表が必要。衆院選は小沢代表でいく」と確認した。

 ▽長老議員動く

 鳩山氏と並ぶ最高幹部の菅直人代表代行は小沢氏の秘書が起訴された三月二十四日、小沢氏に「時間をかけて判断したほうがいい」と進言したが、小沢氏支持グループから猛反発を受け、以後は小沢氏の進退問題で表だった発言を控えている。

 そんな中、局面打開に動いたのは党長老の渡部恒三、藤井裕久両最高顧問だ。

 小沢氏と当選同期の渡部氏は一日の民放番組収録で「辞任した方が総選挙で勝つ可能性が高くなるか、小沢氏自身が判断する」と自発的辞任に期待感をにじませ、小沢氏の「側近中の側近」と知られる藤井氏も四月の民放番組で「多くの民主党議員が黙っているのは、自発的な辞任を信じているからだ」と厳しい表情で語った。両氏はそれぞれ鳩山氏にも自分の考えを伝えている。

 ▽鍵握る岡田氏

 小沢氏が最も警戒しているのは、ポスト小沢の筆頭格と目される岡田克也副代表が「反小沢」の旗印になる展開だ。

 だが、岡田氏にその気配はない。「国民の六、七割が説明がよく分からないと思っている中で、政権交代などあり得ない」と説明責任を果たすよう求める一方で、バランスを取るように当面の続投支持も表明、中立的な立場を崩していない。

 “反小沢勢力”の動きが鈍い理由の一つには「『辞めろ、辞めろ』という声が強まるほど、小沢氏は辞めない」(中堅)との見方がある。ただ党支持者の一部からは「民主党議員には小沢氏を辞めさせる根性はないのか」との突き上げも出始めており、「このタイミングを逃すと次の節目はない」(ベテラン議員)と「反小沢」側にとっても正念場が迫っている。

4237千葉9区:2009/05/06(水) 13:32:39
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2009050602000078.html
民主に小沢カード、自民は?
2009年5月6日

 小泉純一郎元首相が先々週、小沢一郎民主党代表の進退に言及して、こう述べたそうだ。「衆院の解散直後に代表を辞任する」

 何も根拠を示していないから、小泉流の政局観というか、単なるカンなのかもしれないが、劇場型の郵政選挙で大向こうをうならせた策士の読み筋だ。

 民主のベテラン議員たちも実はそう踏んでいるのではないかと推察する。たとえ根拠の乏しい希望的観測であったとしても、それなりの状況はある。

 各種世論調査では西松違法献金事件で、民主と自民の政党支持率が拮抗(きっこう)、もしくは自民が民主をわずかに逆転。その一方、いくつかの地方選結果には民主の健闘がなお垣間見える。

 政権交代への期待がついえぬ以上、小沢氏が「政治とカネ」を背負って辞めれば、イメージ一新で民主が一気に優位に転じる可能性は少なからずありそうだ。

 メーデー中央大会で小沢氏は「身の果てるまであらゆる障害を乗り越えて使命を達成する」と力説した。自分の進退が民主の最強カードと心得てのことなら、なかなかの高等戦術だ。

 だから麻生太郎首相はうかつに動けない。解散する首相を代えられない自民は手持ちカードがない。かくて相手の出方を待つ息詰まるにらみ合いが続くのだ。

 もっとも小沢氏が総選挙後も代表、と本気で考えていたら…小泉氏の読みは、あっけなく崩壊してしまうのだけれど。 (谷政幸)

4238千葉9区:2009/05/06(水) 21:42:42
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090503ddm001010064000c.html
読む政治:揺れる小沢氏(その1) 「進退、厳しい声」 連休中によく考えてみる
 小沢一郎民主党代表の公設秘書逮捕という衝撃の日から、3日でまる2カ月を迎える。次期衆院選は刻々と近づいているのに、小沢氏の続投が「当面」の2文字付きなのかどうか、だれもが見極められずにいる。

 大型連休が明けたら、進退の行方がもう少し明確になるのではないか。党内にそんな空気が流れる中で小沢氏が微妙な言葉を発した。

 4月28日午前11時過ぎ、民主党本部8階の代表室で副代表の一人、石井一参院議員と面会した時だ。

 「党内には進退について厳しい声があるようだなあ。連休中によく考えてみる」

 今や続投支持派の代表的存在である石井氏はどきりとした。1週間前の21日に会った時、小沢氏は「二階(俊博経済産業相)の線は事件にならない方がいい。いかに不公平な捜査かが国民に分かって、連休明けから空気が変わる」と自信を見せていたからだ。

 小沢氏が弱気になっていると感じた石井氏は28日午後、鳩山由紀夫幹事長や岡田克也副代表らに相次いで接触し、意見交換を重ねた。

 特に「ポスト小沢最有力」と目される岡田氏に対しては、議員会館の自室に呼び込んでじっくりと話し込んだ。

 「ここで小沢を降ろしたら今までの民主党と同じだ。君は政権交代を実現する自信があるのか」。石井氏にそう詰め寄られた岡田氏は、ポスト小沢に名乗り出るつもりのないことを説明したうえで「私は事件に対する国民の疑問について、代表自らきちんと説明してほしいと言っているだけです」と語った。

 石井氏は、岡田氏の話を聞いて少し安心した。岡田氏が積極的にポスト小沢政局に割って入らないと、党内の小沢降ろしは広がらないと考えたからだ。

 ただし、小沢氏に説明責任を求める声は、選挙を控えた衆院議員を中心に高まっている。厳しい党内世論を背景に鳩山氏は4月26日の記者会見で「(代表には)地域で車座集会などをどんどんこなしてもらいたい。一切やらなければ代表として選挙を戦えないことになる」と注文をつけた。

 地方行脚を再開し、記者会見でも「現時点で政権交代は可能だ」と強気を貫く小沢氏。一方で親しい人物には「党内は落ち着きがない。場合によっては鳩山がワンクッションになるのかなあ。ただ、おれが辞めたらあいつも辞めると言うだろう」と語っている。

 確信を持って次の一歩を踏み出せない小沢氏の揺れる心境が伝わってくる。

4239千葉9区:2009/05/06(水) 21:43:57
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090503ddm002010097000c.html
読む政治:揺れる小沢氏(その2止) 「辞任」「続投」たまるマグマ

 民主党の小沢一郎代表に批判的な勢力による「説明責任を果たせ」という要求とは裏腹に、党内には小沢氏の続投を積極的に支持する勢力も存在する。その一つが「一新会」(約40人)だ。

 4月2日、東京・赤坂にある小沢氏の個人事務所。小沢氏は「一新会」代表幹事の鈴木克昌衆院議員が持ち込んだ資料を見て「おれは71番目なんだな。自分でも知らなかったよ」と言って相好を崩した。資料には、07年度の政治資金収支報告で小沢氏の収入総額が全国会議員中71位、企業団体献金のランクでも同27位であることが示されていた。

 鈴木氏は「代表への企業献金は本当にそんなに多いんだろうか」と疑問に思って資料を作成した。順位を見る限り、小沢氏が突出して政治資金を集めているわけではないと反論できる。

 「大変良い表を作ってくれてありがとう。やっぱり上位は自民党ばかりだなあ」。小沢氏の喜びように鈴木氏は満足し、事務所を後にした。

 「同じことをやっていて、自民党にはなぜ捜査が及ばないのか」。小沢氏は事件発覚以来、自民党との比較で検察への不満を口にしてきた。4月23日夜には大阪府藤井寺市で開かれた新人候補の会合に出席し、「私の秘書がやられて、同じことをやっている自民党の方は官房副長官が『捜査が及ばない』と言った」と語っている。

 ◇献金使途「自ら説明を」
 ただし、巨額の政治献金を一体何に使ったのかという疑問に対しては多くを語らないままだ。前原誠司副代表は4月30日、BS放送の報道番組で「多くの国民の関心は政治資金規正法に違反しているかではなく、西松建設1社から合計3億円以上もらっていた事実だ」と指摘。使途や西松側の献金意図などについて「小沢さんには自ら説明責任を果たしていただきたい」と強調した。

 前原氏を中心とする党内グループ「凌雲会」(約30人)には、小宮山洋子「次の内閣」文部科学担当が3月27日の代議士会で早期辞任を要求するなど、小沢氏に批判的なメンバーが多い。

 参院の民主党議員も、小沢氏の続投支持派が多数を占める。「続投」「辞任」両派のはざまで党内調整に頭を悩ませる鳩山由紀夫幹事長を中心とする党内グループ(「政権交代を実現する会」、約40人)の主要メンバーはこう語る。「参院の空気はだいぶ衆院と違う。参院では『辞めろ』という人はいない」

 小沢代表の下で迎えた07年参院選で民主党は大躍進をとげ、参院第1党の座を獲得した。党所属の国会議員は現在、衆院112人、参院109人と参院が半数近くを占める。事件発覚以降、小沢氏のもとをたびたび訪れ、続投支持を訴えてきたのも、ベテラン、若手を問わず参院議員がほとんどだ。国会対策上、民主党の力の源泉である参院で小沢批判が顕在化しないことが、進退問題をめぐる党内情勢を複雑にしている。

 参院を仕切る旧社会党系の輿石東参院議員会長、旧民社党系の平田健二参院幹事長の忠誠ぶりは際立つ。輿石氏は4月27日、BS11デジタルの報道番組で、報道各社の世論調査で「小沢氏は辞任すべきだ」が依然高率であることを「予想できる範囲」と言い切り、「それを承知で党として続投を決めた。前原、岡田克也両副代表も執行部として責任を負っている」と苦言を呈した。

4240千葉9区:2009/05/06(水) 21:44:13
 ◇「清潔さ求めていない」
 4月25日昼、大分県宇佐市の勤労者総合福祉センター会議室。旧社会党系グループ(約25人)のベテラン、赤松広隆選対委員長が出席した党所属衆院議員の会合で、地区後援会長が「小沢代表のままで選挙を戦えるのか。代表が代わって戦えるなら、有権者には理解しやすい」と疑問をぶつけると、赤松氏は真っ向から反論した。

 「小沢一郎が辞めて、夢のように政権交代の実現可能性が広がるか。その反対だ。自民党幹事長をやった人に清潔さや新鮮さは求めていない。自民党の岩盤を打ち砕く破壊力に期待して代表になってもらったのだ」

 小沢氏は旧自由党時代から旧社会党系議員と積極的に交流を図ってきた。積極的改憲論者が少なくない民主党内で、憲法9条改正問題を棚上げできる小沢氏の「国連待機部隊構想」を旧社会党系は評価する。小沢氏も最近、周辺に「社会党の連中が一番理解がある」と語っている。小沢氏に指名された赤松氏の前任選対委員長も、旧社会党系の鉢呂吉雄氏だった。

 事件発覚以来、「小沢氏頼み」の体質を浮き彫りにしてきた民主党だが、時間の経過とともに不安や不満のマグマは着実にたまり続けている。それらは、小沢氏に距離を置く中堅議員らと定期的に会合を持ち、「駆け込み寺」となっている藤井裕久、渡部恒三両最高顧問の口を通じて表面化してきた。

 「最高顧問は全員同じ考えだ。副代表も1人を除いて同じだ」。藤井氏は4月24日、鳩山氏に電話を入れ、進退問題を早期に決着させるよう求めた。渡部氏も毎日新聞のインタビューに「小沢代表のままで選挙は戦えない。判断のタイミングはギリギリだ」と代表交代に言及した。小沢氏辞任を期待し続けてきた中堅議員からは「いっそこのまま総選挙に突っ込んで、敗北の責任を取って辞任してもらった方が小沢氏の影響力を残さずにすむ」とのぼやきすら聞こえる。

     ◇

 白戸圭一、佐藤丈一、野口武則、小山由宇、渡辺創が担当しました。


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