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自公保観察スレ

1とはずがたり:2003/10/25(土) 00:05
自民党
http://www.jimin.jp/
公明党
http://www.komei.or.jp/
保守新党
http://www.hoshushintoh.com/

1402とはずがたり:2005/07/23(土) 05:23:12
小林興起は兎も角,地方選出の議員は全特の支援だけじゃなくて小泉改革で痛めつけられた土建屋勢力などの全面支援も受けられると踏んで強気なんかねぇ?また「民主党につく選択肢は私の意識にない」という表明の元では選挙協力することもないしもういつでも選挙に突入しちゃっていいねぇ。

綿貫氏「理不尽な解散受けて立つ」
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/seiji/20050723/m20050723005.html?C=S
2005年 7月23日 (土) 02:49

平沼氏「参院反対は26人の見通し」

 郵政民営化法案の衆院採決で反対した自民党の綿貫民輔前衆院議長や亀井静香元政調会長らが二十二日、都内で会合を開き、参院で法案が否決されて解散・総選挙になれば、造反した衆院議員五十一人で結束して対処することを確認した。

 会合終了後、綿貫氏は記者団に「理不尽な解散があれば、受けて立てばいい」と述べた。ただ「参院は堂々とそれぞれの主張に従って審議してもらえばいい」とも述べ、参院への積極介入は控える考えを示した。

 会合には堀内光雄前総務会長、平沼赳夫元経済産業相らも出席。これに関連、平沼氏は同日夕の民放テレビ番組の収録で、綿貫氏らとの会合では参院採決で反対票を投じる議員が二十六人にのぼる見通しを確認したと指摘。解散で自民党の分裂選挙となった場合の対応について「(その後の首相指名で)民主党につく選択肢は私の意識にない」と語った。

1403あかかもめ:2005/07/23(土) 10:39:58
>>1398
6人賛成に回ったと言う記述が気になりますがそれでも反対派は否決ラインを越えたのですからわからなくなってきましたねぇ。
俺も最終的には可決になるんだろうなぁと思ってただけにチト、驚きました。
>>1402
地方選出の議員は全特の支援だけじゃなくて小泉改革で痛めつけられた土建屋勢力などの全面支援も受けられると踏んで強気なんかねぇ?また「民主党につく選択肢は私の意識にない」という表明の元では選挙協力することもないしもういつでも選挙に突入しちゃっていいねぇ。
同感。はーやくーこいこい総選挙♪ 実際、地方では造反議員に支持が集まるでしょうね。彼らの代弁者なんですし、対立候補(自民党)に入れても民主に漁夫の利をさらわれるだけなんですからメリットありませんしw
ところで26人は棄権含めてなんすかね?つーか、ブラフなのかな?

1404名無しさん:2005/07/23(土) 10:50:15
郵政法案、反対13人未定27人 否決ライン18へ小差

 朝日新聞社は、郵政民営化法案に反対姿勢と見られる43人を中心に自民党参院議員に聞き取り調査を実施した。参院本会議採決に「反対」と明言したか現段階で反対の意向を固めたとみられるのは13人で、「棄権」と答えたのは1人だった。自民党から18人が反対に回れば法案は否決されるなかで、態度未定や回答拒否も27人にのぼり、否決が衆院解散・総選挙につながりかねないことを不安視する声も強い。法案の成否は、小差のせめぎ合いとなる情勢だ。

 43人はこれまでに郵政事業懇話会など反対派の会合に出席したり、党内で反対の意思を表明したりした議員。質問に対して「反対する」と回答した人は7人で、このうち荒井広幸、魚住汎英、亀井郁夫、中川義雄、長谷川憲正各氏は実名で答えた。派閥幹部らへの取材も加味すると、現時点で反対する意向と見られる議員が他に6人いる。

 この計13人の議員は、首相が拒否している継続審議や法案の大幅修正を求めており、現時点では堅い反対派と言える。

 一方、「賛成する」と回答したのは1人。賛成する意向を固めたと見られる議員も他に1人いる。

 15人は「特別委員会の議論を見て決める」として態度を明らかにしなかった。回答を拒否した議員も12人を数えた。

 参院執行部は今後、10人台半ばとみる強硬な反対派の切り崩しに全力をあげ、態度未定者に対する説得を続ける構え。反対派も否決ラインまであと一歩とみて、未定者への働きかけを強めており、多数派工作は激化しそうだ。

 調査では、法案が否決された場合の解散・総選挙の是非についても聞いた。43人のうち「首相が決めればやむを得ない」と容認した議員が5人だったのに対し、15人が「おかしいと思う」と反発、6人は「そうした事態は避けるべきだ」と否定的な見解だった。「わからない」とするか、答えなかったのは17人だった。

 さらに、態度未定・回答拒否の27人では、「おかしい」と反発する人は5人にとどまった。「避けるべきだ」と否定的な人も「やむを得ない」と同数の5人で、「反対して衆院解散になれば、党に迷惑をかける」といった解散への危機感がにじんでいる。

http://www.asahi.com/politics/update/0723/003.html

1405とはずがたり:2005/07/23(土) 18:00:55
>>1403
解散は未だないと思ってるんですがね。多分,否決が確実な情勢になったら,再修正や継続審議で一旦冷却期間を置くでしょう。
まぁそれは改革の本丸と云ってた小泉内閣への不信任に他ならないですが,否決されたわけではないから解散も出来ず,取り敢えずは小泉のレームダック化が進みながら秋以降に先送り,では?
で,妥協がなって改革骨抜きで成立と見ます。これではつまんない見通しですけど。

平沼の煽りとか結構どぎついしこのままもつれ合って解散とか面白いんだけどねぇ。。
郵政事業はこれまで散々甘い汁と吸ってきた全特を叩きつぶすために是が非でも民営化したい所なんだが,公社化のまま彼らのうまい汁を全部削ぐ形になればそれでよいんですけど。

1406とはずがたり:2005/07/23(土) 21:56:48
継続審議が浮上しちゃったら成立はそれでおしまいだよな。継続審議狙いで中間派が次々と反対に回る筈だ。

<片山参院幹事長>党内反対派に自制要求 郵政法案に絡み
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050723-00000077-mai-bus_all

 自民党の片山虎之助参院幹事長は23日、札幌市で講演し、郵政民営化関連法案が参院で否決された場合について「(衆院を)解散すれば自民党は完全に分裂選挙になり、党が崩壊して日本の政治はめちゃくちゃになる」と述べ、党内の反対派に自制を求めた。
 また、片山氏は「(反対派は)お前は小泉純一郎首相のどう喝に屈するのかと言われるが、それで国民に責任を取れるのか」とした上で、「賛成派も反対派も郵政事業と自民党を愛しているが、その両方が危機になっている。私は反対派が悪いとは思っていない」と語った。[松尾良]
(毎日新聞) - 7月23日19時56分更新

郵政法案、自民党内で継続審議浮上 解散回避で苦渋の策
http://www.asahi.com/politics/update/0723/002.html
2005年07月23日06時52分

 郵政民営化法案の参院採決での可決が見通せない状況を受け、自民党内で、法案を次の国会へ継続審議とする考えが浮上してきた。反対派の説得が難航する場合、衆院解散につながりかねない採決に踏み切るのは得策でないとして、採決回避の道を探る案だ。小泉首相は22日も継続審議にする考えのないことを強調したが、今後の展開次第では事態収拾策として検討される可能性は残る。

 継続審議の可能性は、18日夜の首相と自民党の青木幹雄参院議員会長、森前首相、中川秀直国会対策委員長らとの会談でも話し合われ、党側から「腹を決めての採決もあり得るし、継続審議の選択肢もある」との意見が出たという。

 また、自民党三役経験者は22日までに首相に対し「継続審議にして法案成立の芽を残す選択肢を考えておくべきだ」と打診した。党幹部の一人も22日、「否決が確実な情勢になれば、首相は継続審議に持ち込むのではないか」と語った。

 だが、首相は22日、首相官邸で記者団に「(継続審議は)ありません。成立か廃案しかないじゃないですか。なぜ、継続しなければならないのか」と強調。法案の再修正についても「衆院、参院一体で修正したので、ありません」と否定した。

 継続審議にして、成立か解散か、といったぎりぎりの選択を避けたとしても、次の国会で成立する見通しはなかなか立たない。また、継続審議にする案が早い段階で流布されると、執行部の反対派への切り崩しも鈍りかねない。

 片山虎之助参院幹事長は22日の記者会見で「継続審議は先送りだから、ないと言っている。首相ものまないと思う」と述べ、別の参院幹部も「勝負するときは勝ち負けを考えない」と語った。

1407とはずがたり:2005/07/24(日) 02:11:18
■J_Coffeeの徒然草(9巻)■
http://members.at.infoseek.co.jp/J_Coffee/tsure9.html
---目次---
特定郵便局長を斬る(前編)
特定郵便局長を斬る(後編)
ニュージーランド行政改革の光と影(前編)
ニュージーランド行政改革の光と影(中編)
ニュージーランド行政改革の光と影(後編)

1408とはずがたり:2005/07/25(月) 00:20:09
揺れる(高知)県内自民党/郵政民営化法案巡り
http://mytown.asahi.com/kochi/news02.asp?kiji=4712

 わずか5票差で衆院を通過した郵政民営化法案の採決では県選出の自民党議員のうちでも中谷元氏(高知2区)と山本有二氏(同3区)が賛成、福井照氏(同1区)が退席と対応が割れた。8月上旬と見られる参院での採決に向けては、一定勢力を保ちながら同法案に強く反対する特定郵便局関係者らの党県大樹支部による“反撃”の動きが顕在化しており、同党の参院議員の田村公平氏(高知選挙区)の動向が注目される。

 「来年はここの会に来られないかもしれない。8月に党から首を切られるかもしれないから」。田村氏は16日、党梼原支部の大会で法案に否定的な考えを表明。賛否の明言は避けたが、「衆院で廃案にしてくれたらよかった。迷惑ですよ」とも述べた。

 同支部長の中越計清・梼原町議は、田村氏に対して「2年先が選挙。採決では身を賭してもらいたい。地方議会の大半が反対の意見書を出した。その声を無にしないで」とクギをさした。一方、同席の山本氏には「選挙になったら支部でまとまって山本先生を推すことができるのか」と冷ややかだった。

 山本氏は「離島や中山間地域の特定郵便局の運営を2兆円の基金で賄う修正案が出た。不安もあるが、賛成する立場もある」と理解を求めようと努めた。大会後、取材に対して「自分の思いを地元に伝えたかった。それにしても批判ばかりだ」と話した。
    ◆
 梼原町役場から県境へ約10キロ。地域の特定郵便局長を40年近く務めた党県大樹支部長の吉田康男さん(69)は個人的な見解だと断りながらも、口を開いた。「先生方にお願いした際の対応から、採決で反対してくれると思っていた。聞き入れられず裏切られた思いだ」「先生方とは信義でつながっていた。それがなくなれば関係はなくなると以前から伝えてある。もう従来の支援関係は成り立たない」
 一方、退席した福井氏については「立場上、ぎりぎりの考え方だ。ほかの(衆院の)お二人とは違う」と理解を示した。
    ◆
 県内には200以上の特定郵便局があり、多くは過疎地にある。ある局長は「多くが赤字体質で、民営化されると撤退する局が出る。赤字地域を切り捨てた国鉄などと同じ道をたどる」と危機感を抱く。

 04年参院選で、県内では大樹が支援した自民党比例区候補が同党比例区候補のうち最多の3732票を集めた。同支部は今月末の会合で、組織対応について一定の姿勢を打ち出す見通しだ。

(7/24)

1410とはずがたり:2005/07/25(月) 21:58:20
造反51議員に弁明書要求 自民・政倫審が決定
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/seiji/20050725/20050725a1490.html
2005年 7月25日 (月) 19:30

 自民党の政治倫理審査会(笹川尭会長)は25日、郵政民営化関連法案の衆院本会議採決で造反した郵政事業懇話会の綿貫民輔会長(前衆院議長)ら同党所属衆院議員51人に対して、8月13日までに弁明書を提出するよう求めることを決めた。

対象は反対票を投じた37人と欠席・棄権した14人。綿貫氏らは、武部勤幹事長が政倫審に審査を要請したことに反発し、20日の懇話会拡大役員会で(1)政倫審には一致結束して対応(2)具体的な対応は綿貫氏に一任−−することを確認しており、個々の弁明書提出には応じない構えだ。

これに対し、執行部側は弁明書を「事情聴取に代わるもの」と位置付けており、連名での提出は認めない方針。

笹川氏は終了後の記者会見で、弁明書が提出されない場合も含め、今後の対応は参院本会議の採決後に開く次回会合で協議する考えを示し「政治的判断は執行部がする」と述べた。

1411あかかもめ:2005/07/26(火) 01:42:46
>>1405
会期末まで間がありすぎるのが痛いですね。これが今現在ならまず否決されるのは不可避なのでしょうがいかんせん間がありすぎる。
ただ、否決されれば解散するような気がします。このまま、居座ったとしてもレームダックは免れないでしょうから。

1412とはずがたり:2005/07/26(火) 21:13:40
正面突破を青木は決断?可決の見通しがついたのかそれとも反対派への揺さぶりの一環か?

継続、再修正なしを確認 郵政法案で自民党執行部
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050726-00000064-kyodo-pol

 自民党執行部は26日午前、国会内で開いた役員連絡会後の懇談会で、郵政民営化関連法案を継続審議にすることや再修正を行うことはせず、あくまでも現在の法案の成立を目指す方針を確認した。
 懇談の中で、青木幹雄参院議員会長は継続審議や再修正を検討する声が執行部内からも浮上していることに対し「成立に向け全力を挙げている時に誠に遺憾だ」と不快感を表明。「(法案に)賛成している人もそちらに逃げ込んでしまう。今後はそのような雑音が起こらないようにしてほしい」と強く要請した。これを受け、再修正に言及した与謝野馨政調会長は「申し訳ない」と陳謝した。
(共同通信) - 7月26日11時49分更新

[郵政 参院決戦] 不気味な静けさ 政府、相次ぐ答弁修正
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050726-00000004-san-pol
反対派“肩透かし”/野党、中身二の次
 参院郵政民営化特別委員会は二十五日、小泉純一郎首相出席の総括質疑と五日間続いた一般質疑を終えた。国会質疑で自民党反対派の説得材料を引き出したい党執行部の思惑を受け、政府側からは事実上の答弁修正に踏み込む発言が相次いだ。野党側も、自民党反対派の動向をにらみながら淡々と審議に応じており、参院での法案審議は八月四日にも行われる委員会採決に向け、不気味な静けさが漂っている。
 「衆院での法案修正は見直し範囲の問題ではなく、深さかと思っていた。竹中氏の答弁を聞いて、私どもも大変一歩前進と受け止めた」
 自民党の柳沢伯夫政調会長代理は二十日の委員会で竹中平蔵郵政民営化担当相の答弁を聞き、驚きを隠さなかった。
 竹中氏はこの日、民営化委員会による三年ごとの見直しの対象に経営形態が含まれるとした十三日の参院本会議での首相答弁について「法案修正により見直し対象が広がった。首相は修正の趣旨を含め、そのことを例示的に述べた」と説明した。
 答弁通りなら、状況次第では将来の四分社化が覆り、反対派が求める三事業の一体的経営が可能になる。柳沢氏が驚いたのはこのためだ。竹中氏は郵便局の統廃合などについても、衆院より踏み込んだ答弁を続ける。
 こうした政府側の答弁は、自民党参院執行部の意向に沿ったものだ。執行部は八月十三日までの会期内成立に向け、「衆院への回付を伴う参院での再修正は時間的に難しい」(幹部)と判断。法案修正に匹敵する政府側答弁を引き出し、二十−三十人とみられる反対派の説得を進める考えで、政府側に再三配慮を求めてきた。
 野党も、こうした波乱のない審議を後押しする。竹中氏への個人攻撃を展開した衆院とは異なり、「関心は法案の中身より参院での法案成立の可否」(民主党幹部)として、自民党内の反対派を刺激しないよう日程協議にも柔軟に対応している。ただ、「法案可決の見通しとなれば、八月以降、徹底抗戦する」(別の参院幹部)としており、「静か過ぎる」(政府筋)審議の裏側では、与野党の神経戦が始まっている。
(産経新聞) - 7月26日2時59分更新

1414とはずがたり:2005/07/27(水) 18:07:08
連立の忠実なる番犬だった冬柴犬に此処迄云われちゃうとなかなか解散できないんちゃう??

民主党と連立も−冬柴氏 解散後の枠組みに言及
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050727-00000159-kyodo-pol

 公明党の冬柴鉄三幹事長は27日午後、日本記者クラブで講演し、郵政民営化関連法案が成立せず小泉純一郎首相が衆院解散・総選挙に踏み切った場合、選挙結果次第で民主党と連立政権をつくる可能性もあるとの認識を明らかにした。
 冬柴氏は「(民主党と)組みたくはないが、日本の国家・国民のため、政治の安定にはそれしかないという選択肢であれば、ちゅうちょすべきではない」と強調した。
 自民党が野党に転落するシナリオに言及することで、法案成立阻止を目指す自民党内反対派をけん制すると同時に、首相に慎重な対応を促す狙いもあるとみられる。
 首相が解散を決断した場合は「選挙が半月や1カ月延びても関係ない」とし、公明党が解散時期をずらすよう求める考えはないとした。
(共同通信) - 7月27日17時29分更新

1415とはずがたり:2005/07/27(水) 18:12:51

国家・国民の為に早くこんなクソみたいな政治家辞めさせちまおうぜ。

<日歯連事件>山崎拓氏は起訴相当 検察審査会が議決
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050727-00000039-mai-soci

 日本歯科医師連盟(日歯連)が自民党の政治資金団体・国民政治協会(国政協)を通して01年に計5000万円を山崎拓前副総裁ら3人に迂回(うかい)献金したとされる問題で、東京第2検察審査会は27日、東京地検による政治資金規正法違反容疑での不起訴処分に対し、山崎前副総裁を起訴相当、自見庄三郎元郵政相と木村義雄元副厚生労働相らを不起訴不当と議決したことを明らかにした。議決は19日付。政治家の疑惑を巡り、起訴相当が議決されるのは極めて異例。
 11人の審査員のうち6人以上が再捜査を意見すれば不起訴不当、8人以上なら起訴相当となり、いずれも法的拘束力はないが、検察は再捜査する。昨年5月の検察審査会法改正で起訴相当の議決が2回続けば法的拘束力を持つが、まだ施行されてない。
 議決書によると、日歯連は01年11月30日、山崎前副総裁に3000万円、自見元郵政相と木村元副厚労相に各1000万円寄付したにもかかわらず、日歯連の政治資金収支報告書に国政協宛ての寄付とうそを記載。山崎前副総裁らは自らが代表の自民党支部か資金管理団体への寄付だったにもかかわらず、収支報告書に記載しなかった。
 同審査会は「日歯連の現金出納簿の記載から3人への献金は明らかだが検察の取り調べは事実の詳細に深く迫るにはあまりに少ない」と批判。山崎前副総裁について「党への献金として紙袋入りの5000万円を日歯連会長から受け、幹事長室のロッカーに1カ月弱置いたままにしたと述べているが、常識では考えにくい。幹事長(当時)の立場で迂回献金の手法を用い、重大な違法があると言わざるをえない」と起訴相当とした。他の2議員と日歯連、国政協の会計責任者も「山崎副総裁と口裏合わせしていると考えられる」などと不起訴不当とした。
 この問題は昨年10月に民主党の指摘などで明らかになり、大阪の市民団体が告発。東京地検は今年1月に不起訴処分とし、同団体が3月に審査を申し立てていた。
 ▽山崎前副総裁の話 今のところ議決の詳しい内容が分からないのでコメントのしようがない。
 ▽伊藤鉄男・東京地検次席検事の話 所要の捜査を遂げた上、適切に処分する。
(毎日新聞) - 7月27日14時16分更新

1416とはずがたり:2005/07/28(木) 10:49:33
なんで小泉が靖国に参拝したぐらいで支持率が80%もいかにゃならんのだ?
郵政のことを国民にとっては「こんな問題」どうでもええと思ってると解ってる癖に,「あんな神社」に参拝するだけで国民を騙せるとでも思ってるのか?アホか,鴻池組つぶしてまうど〜。

撃つ・郵政政局:鴻池祥肇・参院決算委員長(自民)
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050726ddm005070150000c.html

 ◇今から継続審議に進む

 私は郵政法案に反対です。民営化すれば国民にどれだけ利益が出るか、しなければいかに大変な目に遭うのかが分からない。この分からない問題で暑い時、もっといろいろなことをやらなきゃいかん時に、国民の思いとかい離したドタバタ劇はやめた方がいい。

 参院で採決したら間違いなく否決です。今からは採決しない方向、継続審議に進みますよ。否決されたら青木(幹雄自民党参院議員会長)さんや片山(虎之助同幹事長)さんのメンツがないじゃない。でも、小泉(純一郎首相)さんは「継続は内閣不信任とみなす」と言うとるの? 勝手にみなせよ。国会のルールで継続は次の国会でまたやることになっている。そのことも分からんなら総理大臣を辞めればいい。「参院は解散がないから、そんなこと言えるんだ」という見方もあるけど、腹のくくり具合は衆院も参院も一緒です。

 この間、片山さんと会った時に「選挙に負けるのが怖いから、政権の座から滑り落ちるから、この法案が気にくわなくても賛成してくれ」という調子で説得されたが、筋が通らない。政治は国民のもんなんです。片山さんから「小泉さんに義理があるだろう」とも言われたが、閣僚(防災・特区担当相)にしていただいた一宿一飯の義理は、特区問題で大反対に遭いながら英語学校を作ったりして、果たしている。

 (衆院側の)党執行部の思い上がったやり方には反発しますね。武部(勤)幹事長なんて、自分は「加藤の乱」で欠席しとったじゃないか。あの時、総理を罷免しようとする側に立っていた者が、このちっぽけな問題で本会議場から出たやつでも処罰するなんて、生意気なこと言うな。国民不在ですよ。

 ただ、私が小泉さんなら、否決されたら8月15日に靖国神社をお参りし、すぐ解散します。びっくりするぐらい勝ちますよ。民主党はあの体たらくだ。否決されたって、可決されたって、国民にはこんな問題、どっちでもええやない。支持率80%を超しますよ。[構成・徳増信哉]
毎日新聞 2005年7月26日 東京朝刊

1417とはずがたり:2005/07/28(木) 10:52:49
>>1416-1417
なんだ「鴻池財閥の家系と直接のつながりはない」のか。。
そして元々暴言派なんだな,面白い。

近聞遠見:鴻池が挑む「決算革命」=岩見隆夫
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/iwami/kinbun/news/20050618ddm003070005000c.html

 胸がすく、は少々大げさかもしれないが、モヤモヤ郵政国会のさなか、そんな感じで聞いた。
 7日、参院決算委員会の締めくくり総括質疑、小泉純一郎首相ら全閣僚を前にした鴻池祥肇(こうのいけよしただ)委員長の冒頭発言である。まず、JR西日本の大事故に触れ、
 「私は尼崎市の生まれで、50年近く住んでいる。いろんな報道があったが、特に印象に残ったのは、中年の男性が叫ぶように、『社会が緩みすぎているから、こんな事故が起きたんじゃ』という言葉でした。
 まさに、いろんなところで、この日本社会、緩みがでておるんだ。政治家がネクタイ緩めたり、外したり、スーツを取ったり、これはちょっと間が抜けて見えるだけで……」
 と一喝、町村信孝外相ら数人の閣僚に次々質問を浴びせ叱咤(しった)したあと、こう結んだ。
 「どんな会社でも決算大事、日本政府も決算大事ですよ。その決算を予算に反映させようというのが、われわれのもう必死の思いなんです」
 約15分間まくしたてたが、キーワードは<緩み>。予算が緩んでるから締めるぞ、というドスの利いた決意表明だった。

 <予算の衆院、決算の参院>
と言われてきたが、これまではおきゅうをすえて留飲を下げる程度で、決算委自体も緩んでいた。だが、委員長に就いて約2年、鴻池の陣頭指揮でようやく<決算のメス>が振るわれようとしている。
 同日の決算委では、03年度決算を是認する一方、各省庁に36項目の審査措置を、会計検査院には初めて9項目の検査を要求、結果を報告させる決議をした。
 来年早々、06年度予算案の審議入り前に、この報告が予算に反映されているか、説明を求める強気の構えだ。
 もともと参院改革と決算重視に意欲的な青木幹雄参院議員会長が、鴻池の突進力を見込んで、
 「乱暴やってもいいから」
と2期連続の委員長を頼んだ。鴻池の腕っぷしは、構造改革特区・防災担当相のときにも定評がある。決算委の与野党理事には、
「好き放題やれ。参院の意地をみせろ。責任はおれが取る」
とハッパをかけた。自民から共産まで9人の理事が集中的に作業した結果、ITシステムの見直し、捜査費の不正流用からODA(政府開発援助)の不正事案まで、かつてない詳細な審査措置要求案をまとめ上げたのだ。民主党の松井孝治筆頭理事は、
 「われわれ鴻池組です。鉄火肌で、突っ込んでいくときの凄(すご)み、そして野党よりも野党的。仕上げではみんなで4時間も議論した」
と言う。
 鴻池財閥の家系と直接のつながりはない。家業の港湾運送業を継いで苦労し、JC(日本青年会議所)会頭を経て政界入りした。兵庫から衆・参院議員それぞれ2期、64歳、剣道五段。
 2年前、長崎の幼児誘拐殺害事件をめぐって<市中引き回し打ち首>の突出発言が批判され一躍名を売った。侠気(きょうき)のある党人派、とだれもが言う。
 「衆参とも決算をないがしろにしてきた。時々野党がほえて与党がなだめる。これじゃあだめだ。すれ違い平行棒にしておけない。予算に反映させる。不正は許さない」
と鴻池は決算革命の決意を語った。
 長年言われ続けた<衆院のカーボンコピー>の蔑称(べっしょう)を返上しかけている。今回の荒業で、参院自民党首脳部には、
 「よくやった」
 と
 「ここまでやるのか」
 の両様の反応があるというが、臆(おく)すことなく風穴をあけてほしい。(敬称略)=毎週土曜日に掲載<え・西村晃一><題字は新川晴風>

………………………………………………………………………………………………………

 岩見隆夫のホームページはhttp://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/iwami/kinbun/

毎日新聞 2005年6月18日 東京朝刊

1418とはずがたり:2005/07/28(木) 21:07:32
>>1414
折角公明党抜きの民主党勢力だけで政権交代できそうな所迄来てるのに,押し掛けられたかないし,公明党も言いなりになる自民党とは別れたくないわな。

<公明党>冬柴幹事長、民主党との連立の可能性に言及
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050727-00000130-mai-pol

 公明党の冬柴幹事長は、衆院解散・総選挙で自民党が敗北した場合の対応について「民主党と組みたくないが、政治の安定のため選択肢がそれしかないならちゅうちょすべきでない。民主主義は数だ」と述べ、民主党との連立の可能性に言及した。自民党の野党転落の可能性を示唆することで、法案反対派をけん制する狙いか。
(毎日新聞) - 7月27日23時55分更新

冬柴幹事長 自民造反組とも協力 郵政否決、総選挙後 安定連立を主張
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050728-00000005-san-pol

 公明党の冬柴鉄三幹事長は二十七日、日本記者クラブで会見し、郵政民営化関連法案が参院で否決された場合の対応について、法案否決なら解散・総選挙は避けられないとの見通しを示すとともに、総選挙後は自民党内の造反組とも協力し、安定した連立政権を発足させるべきだと主張した。選挙結果によっては民主党と連立する可能性にも言及した。自民党の分裂選挙突入など政局流動化への強い懸念から、連立政権の枠組み見直しにも触れたものとみられるが、与党内に波紋を広げた。
 冬柴氏は会見で、法案の衆院採決で反対票を投じた平沼赳夫元経済産業相らが自民党を除名された場合に新党で総選挙に臨む可能性に言及していることに関連し、「自民党と(造反者による)第二自民党の二つが(連立を)やりたいと言うなら拒まない。政治が安定するかどうかだ」と指摘し、造反者グループとの連携も視野に入れていることを明らかにした。
 さらに民主党との連立について「組みたくはないが、国家国民、政治の安定のためにそれしかないなら躊躇(ちゆうちよ)すべきではない」と、その可能性を否定しなかった。
 小泉純一郎首相は法案が参院で否決されれば解散に踏み切ることを強く示唆している。公明党は解散に反対する方針だが、冬柴氏は「最後に決めるのは首相だ」と語り解散は回避できないとの見方を示した。小泉内閣には公明党から北側一雄国土交通相が入閣しているが、解散に反対して辞任することや首相から罷免されるような選択はとらない考えも強調した。
     ◇
 《冬柴氏の発言要旨》
 郵政民営化関連法案は修正も継続もないと思う。(解散・総選挙の場合は)党首会談があるので明確に「解散すべきではない」と申し上げるが、最後に決めるのは小泉首相だ。公明党の北側一雄国土交通相にも(解散の)承認が求められるが、辞任は選択しない方がいい。
 総選挙後に自民党と連立を組まないのは無責任だ。政治を安定させ、衆参で過半数を占めるよう目指すべきだ。(造反者が新党を作った場合は)自民党本体と「新党=第二自民党」を含めた連立について、その二つが「やりたい」と言うなら拒まない。政治の安定のため羅針盤を失った船での運航は許されない。民主党は対案を作っておらず連立を組みたくないが、政治の安定のためにそれしかないなら、躊躇(ちゅうちょ)すべきではない。
(産経新聞) - 7月28日2時55分更新

岡田氏、単独政権を強調 冬柴発言に民主反発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050728-00000231-kyodo-pol

 民主党は28日、公明党の冬柴鉄三幹事長が衆院解散・総選挙後の民主党との連立政権の可能性に言及したことに「公明党は与党であるために何でもするということになる」(岡田克也代表)と批判を強め、総選挙で過半数の議席を獲得を目指し「民主党単独政権をつくる」(同)との方針を鮮明にした。
 岡田氏は同日午後、国会内で記者団に冬柴氏の発言について「論評に値しない。有権者からみると、やっちゃいられない」と述べた。連立相手の自民党と協力して次の総選挙に臨む姿勢でいながら、敗北した場合にはパートナーを替えるという冬柴氏の考えは認められないという立場だ。
 民主党内では冬柴氏の発言は、自民党内の郵政民営化反対派への「けん制の意味もある」(岡田氏)との見方が大勢。
(共同通信) - 7月28日20時11分更新

1419あかかもめ:2005/07/28(木) 22:22:48
>>1419
実質上の裏与党として取引するのがベストでしょうね。
それならば無党派層の票も留めることが出来るし、リベラルな路線を強固なものに出来るなど万々歳。
連中とて自民党を完全に敵に回したくないだろうからお互いそれがベストなのかも。

1420とはずがたり:2005/07/28(木) 22:34:57
公明党は敗者には冷たいから民主党と協力はしてくれるでしょうけどね。
個人的には自民党と組んで日本の政治を停滞させた公明党なんぞに民主党はあんまり迎合して欲しくないですな。
リベラル路線はへたれ加藤一派らが民主へ移ってきて強化されるといいんですけどねぇ。

1421あかかもめ:2005/07/28(木) 22:47:21
>>1420
私はマキャべリストなので公明党の協力で民主党の政権運営が安定軌道に乗ってくれればそれで良いと思ってます。
ただでさえ、リベラルの基盤は弱いのですから公明党の協力で強化されるのなら安いものじゃないかな?連立を組むとなると話は違ってくるけどね。
加藤氏が民主に来るのは歓迎ですが実際問題来ますかねぇ?

1422とはずがたり:2005/07/28(木) 23:15:20
まぁ確かにあんま期待できないでしょうね>加藤

個人的には,俺も公明党アレルギーはそれ程ないのですが,自民党を切って野党陣営に馳せ参じてくれた立正佼成会などの支援態勢の足並みが乱されることを怖れますねぇ。。

1423あかかもめ:2005/07/28(木) 23:39:36
連立さえ組まなければ大丈夫だと思いますけどね。
事実、公明党が自民党と連立協議に入る前は地域振興券実現などに代表される蜜月状態にもかかわらず、特にアクションは起こしてなかったですからね。
まあ、一線を越えないという安心感を彼らに与えなければギクシャクするでしょうけど・・・

1424とはずがたり:2005/07/29(金) 20:14:52
政界の夏休みなくなりそう=小泉首相、また衆院解散を示唆
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050729-00000090-jij-pol
 小泉純一郎首相は29日昼、首相官邸で開かれた都道府県議会議長との懇談会であいさつし、「学校は夏休みだが、どうも政界は夏休みはなくなりそうだ。普段よりはかなり暑い夏になっている」と述べた。
 首相が政権の命運を懸ける郵政民営化法案の成否は依然として予断を許さない状況であることから、同法案が参院で否決された場合、即座に衆院を解散することを示唆した発言と受け止められている。 
(時事通信) - 7月29日15時0分更新

首相は解散発言慎め 前正副議長が申し入れ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050729-00000169-kyodo-pol

 綿貫民輔前衆院議長(自民党)と渡部恒三前衆院副議長(無所属)は29日、細田博之官房長官を首相官邸に訪ね、小泉純一郎首相が郵政民営化関連法案不成立の場合に衆院を解散する構えを見せていることに関して「国会審議中に政府側が解散について言うのは好ましくない」と、発言を慎むよう申し入れた。細田氏は「首相に十分伝える」と答えた。
 小泉首相は首相官邸で記者団に「意見として承っておく。参院で成立するよう全力を尽くしている」と述べた。
 綿貫、渡部両氏はこの後、河野洋平、中野寛成衆院正副議長と国会内で会談し、衆院の権威を守る観点から何らかの対応を取るよう要請した。
 綿貫氏は河野氏に対し「理由のない、八つ当たりとも言うべき解散で、万が一にもこのような解散が行われればわが国の憲政史上に重大な点を残す」と指摘。河野氏は「全くその通りだ。立法府で審議をしている最中にそういう発言はおかしい」と応じたという。
(共同通信) - 7月29日14時23分更新

1425とはずがたり:2005/07/30(土) 04:24:32

郵政法案:態度未定は「反対」の3倍 参院採決は不透明に
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050730k0000m010146000c.html

 郵政民営化関連法案の行方を探るために毎日新聞が実施した自民党参院議員への聞き取り調査では、態度を明らかにしない議員が「反対」の3倍にあたる34人に上り、参院本会議採決をめぐる不透明な情勢を改めて浮かび上がらせた。水面下では34人の色分けが進んでいるとみられるものの、賛成、反対両派の激しい駆け引きが続く中、態度を不鮮明にしておいた方が、最終場面で自分を高く売れるという議員心理もうかがえる。

 ■5人は反対濃厚

 参院採決では、自民党から18人が反対に回れば法案は否決される。聞き取り調査では11人が反対と答えており、さらに7人が反対すれば否決ラインに達する計算だ。11人以外に14人が欠席・棄権しても否決になる。

 党執行部や所属派閥などの情報を総合すると、態度未定・無回答の34人のうち賛成に回る可能性が濃厚なのは9人。「法案可決が確実なら反対票を入れるが、そうではないなら考え直す」(旧橋本派中堅)など、この9人は否決に伴う衆院解散・総選挙を回避することを優先させるとみられている。

 一方、同じく34人のうち5人は反対する可能性が高い。反対と明言した11人に上乗せすると16人が反対濃厚となり、法案の成立は微妙だ。

 態度未定・無回答を派閥別に見ると、旧橋本派11人、亀井派10人、堀内派7人など。特に堀内派は「未定・無回答」の割合が多く、執行部にとってはやっかいな存在になりかねない。堀内派の古賀誠元幹事長は28日夜、同派参院議員を集め「一致した行動」を確認するなど、7人が一体となって動くことでキャスチングボートを握る動きを見せ始めた。

 ■人間関係など影響

 「7月5日の衆院採決以来、仲間と郵政の話題になると、さりげなく話を変えることが多くなった」(旧橋本派若手)。調査結果からは、郵政法案が多くの議員を憂うつにさせている様子も見て取れる。反対派の一人は「一致結束してきた参院自民党が敵と味方に分かれるのは、できれば避けたい」と語った。

 人間関係も絡んでくる。反対派の急先ぽう、亀井静香元政調会長の兄、亀井郁夫氏(亀井派)は「3事業一体でなければ認められない」と反対を表明。野田聖子元郵政相ら3人の衆院議員が造反した岐阜県選出の大野つやこ氏(同)は「未定」と回答し、苦しい胸の内をのぞかせた。衆院で造反した衆院議員の妻に同調するか、執行部や派閥に従うかで揺れる夫の参院議員もいる。

 さらに、自らの選挙も無視できない。反対と答えた11人のうち、01年当選組は2人、04年当選組は9人だった。5年先まで選挙のない04年当選組に比べ、01年組は造反しにくい心理が働いているとみられる。

 ◇「ステルス」対「レーダー」の戦い

 聞き取り調査で、態度未定や無回答の議員が34人と、調査対象(52人)の6割を超えたのは、反対派議員が執行部の切り崩しをかわそうと、態度をあえて鮮明にしない「ステルス作戦」に出たためとみられる。攻撃機を敵のレーダーから感知されにくくする「ステルス技術」から取った名前だが、自民党執行部は独自にレーダーを発して、反対派の存在確認に懸命になっている。

 「もう決めているが、表には出さない」。7月上旬の調査で「反対」と答えた議員の1人は今回、賛否を明言しようとしなかった。前回は16人が法案に「反対」と答えたが、今回はこの中から旧橋本派2人、亀井派3人、無派閥1人の計6人が態度未定・無回答に転じた。

 反対派の拠点になっている党郵政事業懇話会の20日の会合に出席した参院議員は1人だけ。「ひそかに集会はやっている」(反対派中堅議員)というが、表で「数の力」を見せつけるような行動は控えているようだ。

 ステルス作戦について小泉純一郎首相は「他に反対いないとは限んないし。どれほど『レーダー』が優れてるか、ちょっとわかんない」と語っている。派閥領袖の一人も「ステルスという『隠れ造反派』が怖い」と不安げだ。参院でステルス作戦が効果的なのは、衆院に比べ派閥の結束が緩いためだ。片山虎之助参院幹事長は「個々人がよく考え、ばらばらに反対している」と語る。

 だが、こうした「参院の独自性」は逆に、執行部による切り崩し工作も反対派に見えにくいことにつながる。執行部は「向こうがステルスなら、こっちもステルスだ」(参院副幹事長)と、個々の反対派に「波状説得」(同)をかける。「潜行しているうちに、個別で(説得に)あたられて不安になる」。公明党幹部はこう語り、反対派の翻意に期待を寄せている。

毎日新聞 2005年7月30日 0時30分 (最終更新時間 7月30日 0時32分)

1426とはずがたり:2005/07/30(土) 04:24:56
>>1425
参院が反対の意志を示すなら小泉が解散しても意味無いやんってゆーぐらいの圧倒的な差で否決しないと解散されちゃうよ。僅差なら兎も角3
0人も反対したら衆院選で自民が勝とうが負けようが法案は通らない。

1427とはずがたり:2005/07/30(土) 21:39:16
フェデックスみたいなことを強化するんやな

郵便事業黒字化方策、「国際物流を柱に」 郵政公社総裁
http://www.asahi.com/politics/update/0725/001.html
2005年07月25日12時07分

 日本郵政公社の生田正治総裁は25日午前の参院郵政民営化特別委員会で、将来的に郵便事業を黒字に転換させる方策について「国際物流を事業の柱にしたい。成長分野であるアジアの物流に入り、日本の郵政事業にふさわしい活動をして、存在感を出したい」と述べ、アジア市場を中心に国際物流の強化をはかる考えを強調した。

 生田氏は、郵政民営化法案が成立すれば07年4月の民営化前でも国際物流に参入できることから「法的に国際物流への進出が可能になれば、準備期の来年4月以降、進出に取りかかりたい」と語った。

 国際物流を強化する理由について、生田氏は「国内の通常郵便の引受数が毎年5、6%減る状況では先行きが厳しい。通常郵便と、ゆうパックやダイレクトメール、国際便などの売上比率は9対1だが、7対3かそれ以上の比率にして初めて黒字構造になる」と説明した。

 藤野公孝氏(自民)の質問に答えた。

1428とはずがたり:2005/07/31(日) 00:17:37

平沼に続いて亀井も新党に言及。まぁ地方の土建屋や郵便局関係者から結構得票できそうな感じもするんだけど。

郵政法案、賛成も反対も「解散回避」は共通 自民
http://www.asahi.com/politics/update/0730/005.html
2005年07月30日22時55分

 郵政民営化法案は、与党がめざす5日の参院本会議採決まで1週間を切り、自民党内の攻防も最終盤に入った。30日は片山虎之助参院幹事長が可否の見通しがないままでも採決に踏み切る可能性を示唆する一方、反対派の亀井静香元政調会長は「当然否決される」と語った。ただ、総選挙だけは避けたいという思いは両派に共通している。

 反対派の説得にあたる片山氏はTBSの番組で、採決直前まで賛否を明かさない議員が残る可能性を指摘したうえで、仮に可決の見通しが立たないままでも「採決せざるを得ない。突入することもある」と語った。

 さらに、「衆院で反対した人も含めて『とにかく解散は回避してくれ』という声がかなり来る。(反対派の本音は)表面で言っていることと、だいぶ違う」とも話した。

 安倍晋三幹事長代理は採決の見通しについて、フジテレビの番組で「可決できると自信を持って言える状況ではない。一人でも多く賛成していただけるよう、努力している」と述べた。

 一方、亀井氏は広島県庄原市の会合で「首相が解散するなら、交代してもらう」としながらも、「小泉さんの首をはねる前に解散されたらどうしようもない。そこはせめぎあいだ」と語った。総選挙では「政党公認がないと存分に活動できない。ハンディをなくすには新党がある」と、新党結成をにおわせた。

1429名無しさん:2005/07/31(日) 19:14:43
亀井平沼聖子新党って、保守党と同じにおいがするんだけどw

1430とはずがたり:2005/07/31(日) 23:35:50
亀井、平沼両氏が新党の可能性に言及 テレビ番組で
http://www.asahi.com/politics/update/0731/006.html
2005年07月31日20時57分

 郵政民営化法案に反対する自民党の亀井静香・元政調会長と平沼赳夫・前経済産業相は31日、それぞれテレビ番組に出演して、小泉首相が衆院解散に踏み切った場合の対応について「新党は選択肢にある」と述べ、新党結成の可能性に言及した。一方、片山虎之助参院幹事長は「分裂選挙だと自民党が政権から転落する可能性も高い」と、解散を回避すべきだとの考えを強調した。

 亀井氏はNHKの番組で「公認されなかった者は、無所属では(選挙運動が不利で)手足を縛られる。新党の選択肢が出てくるのは当然だ」と話した。ただし、「自民党の小泉さん以外は解散に賛成していない人たちで、いわば被害者だから、選挙の後はまた大きくまとまっていく」と述べ、選挙後は再び自民党と連携する考えを示唆した。

 同じ亀井派の平沼氏はテレビ朝日の番組で「総選挙は政党を作った方が有利だ。憲法改正や安全保障などをマニフェストに入れて国民の信を問うのは当然だ」と述べた。

 一方、片山氏はNHKなどの番組で党内情勢について「強硬な反対派は2けただ」と語り、現段階では10人以上の参院議員が反対に回るとの見通しを示した。

 また、全国特定郵便局長会(全特)と郵政関係労組は31日、全国各地で民営化反対を訴える署名活動や街頭キャンペーンを行った。東京・新宿では八代英太・元郵政相が特定郵便局長らとともに「長い歴史があり、地域ネットワークである郵政事業がばらばらにされてはならない」と訴えた。

1431とはずがたり:2005/08/01(月) 02:08:26
平沼も今動かないと総理のメは永久に来ないの解ってるからねぇ〜。

首相が解散決断すれば両院議員総会で総裁解任手続き=自民元政調会長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050731-00000407-reu-bus_all

 [東京 31日 ロイター] 自民党の亀井元政調会長は、NHKの番組に出演し、郵政民営化関連法案が参議院で否決され、小泉首相が解散に踏み切る場合、両院議員総会を開き、総裁解任の手続きをとる意向を示した。また、総選挙になった場合は、新党結成もひとつの選択肢とした。
 小泉首相が解散を決断した場合、自民党は従うのかとの質問に対し亀井元政調会長は、「党則に2分の1条項がある。両院議員総会を開き、半分以上の賛成があれば総裁をリコールできる」とし、解散になれば総裁解任の手続きをとる考えを示した。
 総選挙になった場合、反対票を投じた議員は自民党から公認されない可能性が高いが、亀井元政調会長は、「今の選挙は無所属は手足を縛られる。どうやって勝ち抜くかの知恵を出していかなければならない。新党という選択肢が出てくる」と語った。ただ、「小泉首相と2、3の人以外は賛成していない解散をするのだから、(他の人は)被害者のようなもの。後は、また、大きくまとまっていくということになると思う」との見通しを示した。
 亀井派ですでに新党の可能性に触れている平沼元経済産業相は、フジテレビの番組で、「政策の優先順位が低い問題で7条解散をしてはいけない。どうしてもやるならば、新党も選択肢になる」との考えをあらためて示した。その場合、亀井元政調会長としっかり話し合い、お互いに協力していくとした。
(ロイター) - 7月31日13時32分更新

1432とはずがたり:2005/08/01(月) 02:47:59
>>1429
造反組全員なら人数もずっと多いですし,何よりも郵政民営化反対という大義名分というか党の中心軸がありますので,ただ自民党へ合流したいと云うだけの保守新党よりは国民の支持が得られるのでは?

1433ホントは…支持@南の国から:2005/08/01(月) 13:05:50
!!!!

<自殺>自民党の永岡洋治衆院議員、東京の自宅で首つり
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050801-00000030-mai-soci
 自民党の永岡洋治衆院議員(54)=茨城7区=が1日午前、東京都世田谷区上祖師谷2の自宅で首つり自殺を図り、搬送先の三鷹市内の病院で死亡した。議員事務所は、「昨日は地元を回っていたが、事情が分からない」としている。
 永岡氏は東大法学部卒業後の75年、農林水産省に入省。03年の衆院補選で初当選を果たし、現在2期目。
 ◇郵政法案に賛成票、亀井派内の一部から批判が…
 永岡氏は自民党亀井派で、7月5日に行われた郵政民営化関連法案の衆院本会議採決で賛成票を投じ、反対派が多い同派内の一部から賛成議員に批判が出ていたという。同氏は4月27日付の自身のホームページで「私は現在の(郵政)政府案に反対の立場である。完全民営化について工夫を凝らせば歩み寄る余地はある」と書いている。
 亀井派事務所によると、亀井静香元政調会長は1日昼前、永岡氏が治療を受けている病院に向かった。
 国会内の衆院第1議員会館7階にある永岡議員の事務所では、政策秘書が「家族から何も聞かされていない」と困惑気味に語った。この秘書によると、永岡氏は先月29日夜、会館を出る時に「じゃあ、また」と言って別れた。週末は茨城県の地元に帰り、この日上京する予定だったという。
 ◇選挙区に衝撃走る 茨城・古河
 茨城7区選出の永岡洋治衆院議員の自殺は、地元にも衝撃を走らせた。古河市にある永岡氏の事務所では1日午前、留守番の職員が電話で「まだ状況が分からない。同行していた秘書が午後、地元に戻れば分かると思う」と話した。
 また、自民党茨城県連の大高松男事務局長は「テレビのニュースで初めて知った。ただただ驚いており、信じられない。岡田広参院議員が先週土曜日の会合で一緒になった時は元気そうだったらしいが……」と語り、ショックを隠しきれない様子だった。
 ◇小泉首相「残念です」
 小泉純一郎首相は1日昼、自民党の永岡洋治衆院議員が自殺したことについて「びっくりしていますけども、残念ですね。どういう理由か分かりませんけども、残念です」と語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。
(毎日新聞) - 8月1日12時57分更新

1434名無しさん:2005/08/01(月) 14:02:11
人権擁護法案とか反対でしたし、自民党の中ではまともな人でした。
惜しい人を亡くしました。ご冥福をお祈りします

1435とはずがたり:2005/08/01(月) 17:24:01
ええっ!?なんでまた。
秋の補選は五十嵐vsキシロー?
郵政民営化反対派には打撃でしょうかね?

1437とはずがたり:2005/08/01(月) 18:42:51
「相当悩み苦しんだ」 永岡議員自殺で亀井氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050801-00000123-kyodo-pol
 自民党の亀井静香元政調会長(亀井派会長)は1日午後、同派の永岡洋治衆院議員の自殺について「(郵政民営化関連法案への対応で)相当悩み苦しんだのが事実なんだろう。自殺をすべきようなことがほかに起きていたとは思えない」との見方を示した。
 その上で「今も参院で(各議員に)強烈なプレッシャーがかかっているみたいだが、政治家は自分の政治信念で行動すべきだ。執行部といえども行き過ぎたことをしてはいけない」と強調した。
 同派の平沼赳夫前経産相も「執行部からプレッシャーがかかって、政治信条を強引にねじ曲げられたことを相当悩んでいたと思う。今の強権的なやり方の犠牲者だったんだと思う。後に残るわれわれが無念の気持ちを果たすため一致団結して頑張りたい」と述べた。
(共同通信) - 8月1日14時35分更新

「理由は全く分からない」 武部氏、永岡氏の自殺で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050801-00000117-kyodo-pol

 自民党の武部勤幹事長は1日昼、同党所属の永岡洋治衆院議員の死去について「非常に有望、有能で、彼は農水省出身でわたしも農相経験者として目をかけていた政治家だ。痛恨の極みで、心からお悔やみを申し上げたい」と述べた。自殺の理由については「全く分からない」と述べるにとどまった。
 片山虎之助参院幹事長は「よく事情が分からないし、本当のことが分からないので軽々なことは言えない。個人的にはお悔やみを申し上げたい」と言葉少なだった。
 これに先立ち国会内で開かれた政府、自民党協議では永岡氏死去の報告を受け「それはそれとして、郵政民営化関連法案の参院審議は粛々と進める」ことを確認した。
(共同通信) - 8月1日13時30分更新

1438名無しさん:2005/08/01(月) 21:13:06
小泉暴走、反対派をスキャンダル恫喝 切り崩しに金銭や女性問題を指摘
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_07/t2005072903.html

 郵政民営化法案をめぐる参院攻防で、小泉純一郎首相(63)率いる自民党執行部の恫喝(どうかつ)手口が漏れ伝わってきた。参院のドン・青木幹雄参院議員会長(71)らはソフト路線を演出しているが、その陰で他の幹部や周辺議員らが反対・中間派議員らに対し、金銭や女性に関するスキャンダルをチラつかせ、法案への賛成を強要しているというのだ。

 「どこが良識の府なのか!」。反対派の参院議員はこう吐き捨てる。

 来月5日の参院本会議採決が見込まれる民営化法案。党執行部では「確信的反対派は10数人。欠席・棄権も入れると否決の可能性はある」と見ており、最後の切り崩しに全力を挙げている。

 青木氏ら幹部は、所属議員を毎晩食事に誘ったり、会合に出席してお酌をしながら「党を崩壊させていいのか」「一致結束していこう」とソフトに呼びかけているが、周辺議員の隠密工作は度を超えている。

 夕刊フジでは、大臣ポストや現ナマといった「アメ」については既報したが、今度はスキャンダルをチラつかせる「ムチ」についても衝撃情報を入手した。前出の反対派議員はいう。

 「個人名は言えないが、金銭問題や女性問題について指摘された議員がいる。また、政界に幅広い人脈を誇った道路公団副総裁の逮捕も気になる。考え過ぎかもしれないが、『小泉内閣が政治危機に直面すると必ず逮捕者が出る。見せしめではないか?』という人もいる」

 そもそも、法案の中身を論じるのではなく、党執行部が「造反したら非主流見派と見なされるぞ」「参院で法案否決なら衆院解散となり、自民党は下野する」などと語ること自体、良識の府の権威は地に落ちている。

 さすがに首相も焦ってきたのか、自ら若手議員を官邸に呼んで異例の説得工作を行っているとの報道もある。

 こうした中、熱くなった党執行部の頭を冷やす冷静な発言をしたのが、「首相の後見人」とされる森喜朗前首相(68)。28日の森派総会で「解散に踏み切っても、郵政民営化法案は成立しない」と語ったのだ。

 つまり、首相は解散恫喝で反対派を牽制(けんせい)しているが、実際の解散総選挙となれば自民党は下野する可能性が高く、首相の悲願である法案成立など不可能というわけだ。

 法案に自信があるなら、卑劣な恫喝などやめて国民の前で堂々と議論すればいいはずなのだが…。

ZAKZAK 2005/07/29

1439片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/01(月) 21:36:23
高度な推測ですが、地元支援者の一部の中村派への流出を肌で感じたとか?
郵政絡みで複数のプレッシャーがあったと考えるのですが。
まぁこういったものは、明確な原因を探れないものであるので、このへんにしますが。

1440あかかもめ:2005/08/01(月) 22:02:13
驚きましたねぇ。明日から入る現場が彼の選挙区なのですが言葉もない。
心よりご冥福をお祈りします。これが法案の可否を左右するようなターニングポイントになるんですかね?

1441とはずがたり:2005/08/01(月) 23:19:50
>ただ「簡易」だと現金自動出入機(ATM)はない。
だから特定郵便局にしろと云う論理にはならないであろう。世襲の特定郵便局長が利権化しつつ存在している現状では特定郵便局の廃止と引き替えに簡易郵便局を設置する場合,ATMぐらい設置できるようにしても良い。

「過疎地、郵便局は福祉」 <福島県>
http://mytown.asahi.com/fukushima/news02.asp?kiji=7405

 郵政民営化法案の行方が大詰めを迎える中、参議院での審議の行方を、昭和村の人たちが、かたずをのんで見守っている。地元の特定郵便局が昨年、火事で焼け、国の民営化論議が本格化する1年前に「郵便局の廃止問題」を突きつけられた。約1700人の村人の49.5%は、65歳以上。奥会津の山に囲まれ、コンビニも銀行もない過疎の村で、「郵便局」の果たす役割は想像以上に大きい。
(斎藤智子)

 7月30日午後、降りしきる雨のなか、昭和村の集会所に30人以上の村人が集まった。民営化反対を唱える荒井広幸参院議員の話を聞くためだ。

 畳にざぶとんを敷き詰め、うちわや扇子を手にしたお年寄りやエプロン姿の主婦たちがぎっしりと座った。1人の男性が口火を切った。「せんせ、参議院は(郵政民営化法案が)通りそうべ? 心配でよぉ」

 昨年1月、村の一番中心にあった特定郵便局「昭和郵便局」が火事で焼け、残業していた局長が焼死した。近くの空き家に臨時の窓口ができたが、同年8月に入り、日本郵政公社東北支社長名で、村に通知が来た。「10月31日付で昭和郵便局を廃止する」とあった。

 昭和村には当時、特定郵便局が3局あった。うち、手紙の配達などまで行う集配局は「昭和」を除く2局だったが、現在は、喰丸郵便局のみ。局員10人を抱える同局の山内久義局長が、事情を推察する。

 「局舎の建物も設備もすべて焼けたから推定7千万円くらいの損害。700戸足らずの村だし、郵政公社としては、再建費用をかけるより、他の2局でカバーできるという判断だったのでしょう」

 「ただ、700戸といっても広い土地に点在している。村の一番端の家まで配達に行くと車で40分かかる。都会の人が頭で考えるのと、過疎地の現実は違うんですが」

 突然の廃止通告に、村をあげて反対運動が起きた。小林悦郎村長らが、署名を抱えて郵政公社へ直訴。荒井議員の事務所も、その時に訪ねた。その結果、04年秋、局舎や局員を民間人に請け負ってもらう「簡易郵便局」として再開が認められた。

 ただ「簡易」だと現金自動出入機(ATM)はない。できない業務もある。もちろん集配はしない。「お金をおろすのに、数キロ離れた他局に車で行かなくてはならなくなった。それだけでも結構、不便です」と、村役場の職員たち。

 昭和村では、郵便局の仕事は、貯金・保険や手紙類の「配達」にとどまらない。車の運転もままならないお年寄り世帯を配慮し、お年寄りが小包などを出す時は、電話一本で、局員が家まで受け取りに行く。

 冬場は2メートル近い雪で家々は孤立する。その中で一番頻繁に高齢者世帯に出入りするのが、郵便局員だ。だから、村では、家を訪ねた時にお年寄りに直接、声をかけてもらうよう局員に頼んでいるという。「どこそこの家の近くのガードレールが壊れていた」などという道路情報も、局員から、役場に寄せられる。

 「郵便局は、過疎地では、福祉なんです」と小林村長は言う。そして「郵政公社ですら、過疎地は切り捨てようとした。なのに、民営化されて採算優先の私企業になったら、昭和村はどうなるんでしょう」と不安を募らせている。

(8/1)

1442とはずがたり:2005/08/02(火) 02:38:50
一番不愉快な展開になってきたね。。
現在にも生きてる腹切りすると許される日本の伝統はどうかと思うけど,議員板でも親小泉と反小泉が永岡自殺をどっちのせいだとやり合ってるのを見ると非常に不快である。
鳥インフルエンザの陳情も茨城県選出農水族国会議員として気に病んでたのかな?

永岡議員自殺:郵政政局、賛否両派が中傷合戦始める 
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050802k0000m010119000c.html

 1日、郵政政局の最後のヤマ場に差し掛かった国会を、永岡洋治衆院議員(54)=自民党亀井派=の自殺という激震が見舞った。「執行部の締め付けのせいだ」「派閥内でいびられていたそうだ」。自民党内ではさっそく原因をなすりつけ合う中傷合戦が始まった。

 永岡氏は多数決で郵政民営化法案の党議拘束を決めた6月28日の党総務会で最後まで反対を唱えた。しかし、7月5日の衆院本会議では賛成に回ったため、議員会館には「今度はお前に青票(反対票)を投じてやる」などといった嫌がらせの電話やファクスが1日10件以上届いていたという。

 秘書には「僕は自民党の社員だから仕方がない」と語っていた永岡氏だが、亀井派の同僚議員が7月29日の自民党代議士会で「お互い(選挙が)つらいね」と声をかけたところ、「つらいです」とため息をついた。

 最近は茨城県で発生した鳥インフルエンザについて地元の養鶏業者から「早くワクチンを出してほしい」と陳情を受け、永岡氏が「それは農水省が決めることだ」と答えたところ、「じゃあ他の党に頼む」と言われ、気に病んでいたという。

 郵政法案に賛成したのに、法案の衆院可決後、一層解散・総選挙含みの政局になったことが、永岡氏をじわじわと追い込んでいたようだ。

 永岡氏の地元(茨城7区)では、ゼネコン汚職で失職した中村喜四郎元建設相が刑期を終えて、次期衆院選に出馬するとの観測が強まっている。堅い支持層を持つ元建設相は大きな脅威だ。警視庁の調べでは、永岡氏は不眠に悩んでいた。

 31日深夜、妻の桂子さん(51)に「明日は国会がないので、朝はゆっくりしたい」と告げて休んだ永岡氏。翌朝には自宅1階と2階の間にある階段の手すりにネクタイを結び、命を絶った。

毎日新聞 2005年8月2日 0時18分 (最終更新時間 8月2日 1時28分)

1443とはずがたり:2005/08/02(火) 13:14:57
おお,結婚して妊娠中ですか。子供が出来ると実刑が猶予されるってのは少子化対策には良さそうですが,罪を反省するならこれから沢山産めよ。

坂井元議員秘書の実刑判決破棄、猶予刑に 東京高裁
http://www.asahi.com/national/update/0802/TKY200508020175.html
2005年08月02日11時30分

 坂井隆憲・元衆院議員(57)=一審の懲役2年8カ月の実刑判決が確定、自民党を除名=の共犯として詐欺と政治資金規正法違反の罪に問われた坂井元議員の元政策秘書、塩野谷(現姓・太田)晶(あき)被告(40)に対する控訴審判決が2日、東京高裁であった。安広文夫裁判長は、懲役1年8カ月の実刑とした一審・東京地裁判決を破棄。懲役1年8カ月執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。

 一審・東京地裁は検察側の求刑懲役3年に対し、懲役1年8カ月を言い渡した。塩野谷被告側は量刑不当として控訴していた。

 判決理由で安広裁判長は(1)一審での全面否認を改め、犯行をすべて認めたこと(2)今年6月に結婚し、現在妊娠中であること――などを指摘。「一審判決の量刑は、現時点では重すぎる」とした。

 判決によると、塩野谷被告は坂井元衆院議員と共謀して97〜01年、職業訓練会社「日本マンパワー」などから受け取った計約1億6800万円の政治献金を坂井元議員の資金管理団体の収支報告書に記載しなかった。また、男性を政策秘書として衆院事務局に登録したが、実際には勤務実態がなく、96〜99年、国から支払われた給与計2400万円余をだまし取った。

1445名無しさん:2005/08/02(火) 14:44:47
>1444

取り込まれて共同責任を負わせられるのがおち

1446とはずがたり:2005/08/02(火) 15:56:55
桝添は改革派だし,ぺーぺーだから本音で解答したかとおもったが,声を荒らげてということは桝添は民営化に反対でないにせよ,批判的なのか?参院自民党比例の表と裏で似たような位置づけなのに竹中は大臣だけど桝添はヒラだしね〜。

首相「この程度の改革できずに…」郵政特別委一時紛糾
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/seiji/20050802/20050802i105-yol.html
2005年 8月 2日 (火) 13:09

 参院郵政民営化特別委員会は2日午前、小泉首相が出席して郵政民営化関連法案に関する質疑を行った。

 5日の本会議採決を目指す自民党参院執行部は、民営化反対派や態度未定の議員らを説得する材料を首相答弁から引き出すことを狙った。ところが、首相は「この程度の改革が出来ないで、大改革をやろうというのはおこがましい」などと持論を展開。野党が反発して委員会室が騒然となり、一時審議が止まる場面もあった。

 質問に立った自民党の片山参院幹事長は「きょうの(質疑も)国民注視で、国民の理解が参院の賛否に大変な影響を与える」と述べて質問を始め、民営化後の郵便局ネットワークや金融サービスの維持などについて質問した。

 首相は「多くの懸念を払しょくするために、郵便局ネットワークをしっかり維持し、国民資産を十分活用するよう配慮している」「過疎地における貯金・保険サービスの提供状況に何らかの問題が起きていると判断される場合には、郵政民営化委員会の意見を受け、本部長である首相を中心に責任ある対応をする」と語り、片山氏の質問に丁寧に応じた。

 ところが、片山氏の退席後、次に質問に立った自民党の舛添要一氏との質疑では、首相は「なぜ郵政民営化にみんな反対するのか、この程度のことに反対してなぜ行政改革、財政再建が出来るのか。なぜ郵政民営化だけがダメか、ある面では経済理論を超えて政治問題になっている」などと強気の答弁を繰り返した。

小泉首相「郵便局網は国民資産」 参院特別委 片山幹事長が質問
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/seiji/20050802/e20050802003.html?C=S
2005年 8月 2日 (火) 15:03

 参院郵政民営化特別委員会は二日午前、小泉純一郎首相と関係閣僚が出席し、郵政民営化関連法案に関する中間的な総括質疑を行った。自民党は反対派説得の答弁を引き出すため、陣頭指揮にあたる片山虎之助参院幹事長が「(民営化の意味を)国民が理解するかどうかが、参院の賛否に大きな影響を与える」と述べた上で、首相に丁寧な答弁を求めた。

 これに対し、小泉首相は「与党との協議を踏まえ、国民の不安を払拭(ふっしょく)するために幾重にもわたる手厚い手当てを講じている。政府としてネットワークを国民の資産として守り、万が一にも国民の利便に支障が生じないようにしていきたい」と答弁。さらに過疎地における郵便局の貯金、保険サービスについて、反対派に考慮し、「民営化後も過疎地などの郵便局でサービスがしっかり提供されるよう努力を続けていきたい」とときには文書を読みながら答弁した。

 郵政法案成立後に設置される民営化委員会の協議事項についても、首相は「民営化委員会による見直し対象は経営形態のあり方を含め郵政民営化に関するすべての事項が対象だ」と述べ、法案成立後でも、反対派の主張を取り入れる場面があることをにじませた。

 だが続いて質問した同党の舛添要一氏が、郵政民営化だけでは、財政再建は難しいと指摘したのに対し、首相は「この程度の改革ができなくて、行財政改革ができるのか」と声を荒らげて反論する場面もあった。

 質問にたった、片山幹事長は国会内で記者団に「(郵政法案に批判的な議員に)かなり理解していただけたのでは」と首相の答弁を評価したが、首相の答弁は反対派説得にどれだけ効果があったかは不透明だ。

1447片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/02(火) 23:33:51
>>1446
チラッと見てましたが、舛添は反対派ではないけれど、郵政民営化だけでは行財政改革が打ち出の小槌のようにできるわけではない。それを首相や政府が郵政民営化をどういうふうに位置付けているのか、といったことを問いただしてました。
それに対して、そういう説明をする代わりに、小泉は「なぜ郵政民営化にみんな反対するのか、この程度のことに反対してなぜ行政改革、財政再建が出来るのか。なぜ郵政民営化だけがダメか、ある面では経済理論を超えて政治問題になっている」みたいなことを言ったというわけで。それで、ちょっと騒然となり、竹中が尻拭いしてました。
今まで舛添氏はそんなに好きではなかったけど今日のはけっこういい質問だな、と思いました。暇があったら参議院の中継ライブラリで見てみてください。

1448とはずがたり:2005/08/02(火) 23:57:35
>>1447
なるほど。
予算制約を考えれば、郵政民営化だけでは行財政改革が打ち出の小槌のようにできるわけが無いのは当たり前ですね。
ちょうど共産党が軍備費削れば共産党の主張する福祉拡充が全部実現するかのような事云うのと同じレトリックですな。
それにしても,与党議員の反対というより冷静な質問に逆切れしてしかもいつもの野党へするようなはぐらかし答弁では小泉のイライラも相当なものって感じでしょうか。
また暇が有れば捜してみてみます。

1449とはずがたり:2005/08/03(水) 03:21:41

否決=解散の流れがつよ〜くなってきたのかな?わっくわっく。

森氏が派閥会長辞意
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050803-00000006-san-pol

 自民党の森派会長の森喜朗元首相は二日、産経新聞に、郵政民営化関連法案が否決された場合に小泉純一郎首相が衆院解散・総選挙に踏み切る構えをみせていることに関連し、派閥会長を辞任する意向を明らかにした。
 森氏は「会長を辞める。(首相の政治手法に)辟易(へきえき)した。改革は大事だからやればいい。しかし、解散してまでやるというのはどうか。首相は耳を傾けないし、これ以上守る気持ちはない」と述べ、首相が法案が否決された場合に解散するとの姿勢を変えなければ、辞任する考えを示した。首相にはまだ辞意を伝えていないという。
 森氏は同派出身の小泉首相を支えているが、「もう十分役割は終わった。党のためにと思って首相を支えてきたが、党がどうでもいいのなら私の役割はない」と語った。
 青木幹雄参院議員会長とともに首相を支えてきた森氏が会長を辞任すれば、首相の政権運営にも影響が及ぶとみられる。このため首相サイドや森派内から慰留の動きが出ることは確実で、郵政法案の参院採決を控え、首相がどう動くかが注目される。
(産経新聞) - 8月3日2時37分

<森前首相>小泉首相の姿勢に不満、派閥会長の辞意漏らす
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000138-mai-pol

 自民党森派会長の森喜朗前首相が、郵政民営化関連法案に対する小泉純一郎首相の姿勢に不満を募らせ、会長辞任を河野洋平衆院議長に漏らしていたことが2日、分かった。3日に同派代表幹事の福田康夫前官房長官らに辞意を伝える方針だが、福田氏らは慰留するとみられる。
 森氏は1日、河野氏と会談した席で「郵政法案を成立させる道を探ってきたが、小泉さんはそれを無視して『党をつぶす』とか『継続審議になれば廃案だ』などと言っている。そんなことを言うのなら私の役目はない」などと首相への不満を語った。
 森氏の発言は、首相の出身派閥である森派の会長辞任を示唆することで、今国会で法案が成立しなければ衆院解散・総選挙に踏み切る構えを見せる首相をけん制する狙いもあるとみられる。[中西拓司]
(毎日新聞) - 8月3日1時14分

森氏、派閥会長の辞意漏らす=「郵政」混乱理由に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050803-00000010-jij-pol

 自民党森派会長の森喜朗前首相が、郵政民営化法案をめぐる同党内の混乱を理由に今国会終了後にも派閥会長を辞任する意向を、河野洋平衆院議長に漏らしていたことが分かった。関係者が3日未明明らかにした。
 森、河野両氏は1日に都内で会談。席上、森氏は「政局を混乱させた責任を感じている。法案が成立して国会が閉会すれば、派閥会長を辞任しようかと考えている」と述べ、小泉純一郎首相の出身派閥会長としての責任を取って辞任を検討する考えを示した。
 河野、森両氏は同党が野党だった当時の総裁・幹事長の間柄。会談では「当時のようにはなりたくない」との認識でも一致したという。 
(時事通信) - 8月3日3時0分更新

1450とはずがたり:2005/08/03(水) 14:55:29
野田は不参加言明か。
寧ろ総裁解任など党内抗争で引っかき回すだけ引っかき回して公認を結局みんな貰う形に落ち着くのか?

>改革路線を支持する若手グループも「新党を作っても自爆するだけ」と冷ややかだ。
まぁ自民党が大敗して民主党政権になったとき,新党作ってすり寄ってきたりすんなよ。

郵政法案:自民党反対派の亀井氏らの「新党」構想浸透せず
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20050803k0000m010092000c.html

 郵政民営化関連法案の否決で衆院解散・総選挙した場合を想定し、自民党反対派の亀井静香元政調会長らが構想する「新党」が、広がりを欠いている。「党公認が得られなければ」という受け身に終始している上、ポスト小泉をにらんだ亀井氏と他の反対派議員の思惑が必ずしも一致しないからだ。新党結成には、多額の資金を含むエネルギーが必要だが、現時点で同調者は亀井派と旧橋本派の一部にとどまり、現実味を帯びていない。

 新党に最も積極的に言及しているのは、ポスト小泉の一人と目される亀井派の平沼赳夫前経済産業相。「新生自民党を立ち上げて、審判してもらいたい」と繰り返し、亀井氏も7月31日のテレビ出演で「新党は当然の選択肢」と語った。

 亀井氏らが新党を視野に入れるのは、政党に所属しなければテレビでの政見放送やポスター掲示などが認められないため。比例代表候補も擁立できず、小選挙区と比例との重複立候補も不可能となる。反対派の一人は「新党を作れば(比例で)1議席はとれるんじゃないか」という。

 だが90年代以降の政界再編の中で、新党のほとんどが挫折している。最近では02年12月、与党・保守党と野党・民主党の一部が合流してできた保守新党も約1年後には解党し、自民党に合流した。保守新党結成にかかわった自民党議員は「党本部を作るのも数千万円かかる。人手が少なく、地方組織もない中では選挙は戦えない」と指摘。政治アナリストの伊藤淳生氏も「急ごしらえで作った場合、支援団体もついてこない。非常に厳しい」と見通しを語った。

 新党を作った場合、誰を党首に据えるかも不透明だ。反対派の中には「党首は綿貫(民輔前衆院議長)さんでも、野田(聖子元郵政相)さんでもいい」との声もあるが、野田氏は反対派の思惑の違いを指摘し、参加しないことを明言している。小泉純一郎首相の改革路線を支持する若手グループも「新党を作っても自爆するだけ」と冷ややかだ。[中澤雄大、西田進一郎]
毎日新聞 2005年8月2日 21時20分

1451とはずがたり:2005/08/04(木) 00:57:06

<郵政民営化法案>参院本会議での採決先送り 8日の公算に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050803-00000130-mai-pol

 自民党は3日、郵政民営化関連法案の採決日程について、5日に参院本会議での採決に持ち込むことを断念し、来週に先送りする方針を固めた。同党が提案した「4日委員会採決」を民主党が受け入れず、採決を強行すれば民営化反対論の根強い自民党内も混乱し、法案否決の可能性が高まると判断した。否決を目指す民主党は「週末に地元で特定郵便局長会などの突き上げを受けて自民党の反対票が増える」(幹部)と期待しており、同法案は5日に委員会、8日に本会議で採決される公算が大きくなった。
 自民党は3日、民主党との参院国対委員長会談で、4日に締めくくり総括質疑と採決を行うよう求めたが、民主党は応じなかった。このため、参院郵政特別委員会の理事懇談会で4日に郵便事業に関する集中審議を行うことで合意し、5日以降の日程協議を先送りした。採決日程について自民党の参院幹部は「本会議採決は来週になる可能性が強い。内閣不信任案提出などカードは野党が持っており、強引な国会運営は難しい」と語った。
 一方、自民党内では3日、法案の否決に伴う衆院解散・総選挙の回避を小泉純一郎首相に求める各派閥の動きが活発化した。森喜朗前首相が解散になった場合には首相に協力できないとして森派会長を辞任する意向を表明したほか、小里派の小里貞利元総務会長が小泉首相と会談し、「党内外がパニックに陥ることがないように」と解散回避を求めた。法案成立が一層厳しくなっているためとみられる。
 「8日採決」へ向け今後、党執行部による反対派への切り崩し工作と、首相に対する解散回避の働きかけがさらに強まる見通し。5日に委員会で可決した後、同日中に参院本会議に緊急上程する選択肢も残されているが、「無理をすれば反対派に否決の口実を与える」との判断も自民党執行部に働いた。
(毎日新聞) - 8月3日23時29分更新

1452とはずがたり:2005/08/04(木) 22:03:02
執行部が8日にしたのはコレか!?

中曽根氏5日態度表明へ 郵政法案の可否に影響
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050804-00000241-kyodo-pol
 自民党参院亀井派の中曽根弘文会長(元文相)は4日、郵政民営化関連法案の賛否について5日昼にも態度表明する意向を固めた。
 中曽根氏はこれまで「今のままの法案では賛成できない」と、次の国会への継続を含めた慎重審議を求めており、派内では「反対姿勢を固めている」との見方も出ている。
 参院亀井派で態度を明らかにしていない「中間派」の数人が同じ投票行動をとる見通しで、中曽根氏の態度表明は「1、2票差での攻防」(与党幹部)となっている法案の成否に大きな影響を与えそうだ。
(共同通信) - 8月4日21時46分更新

1453とはずがたり:2005/08/04(木) 23:06:31
丹羽会長代行,派閥の会合で採決と云うべき所を否決と口を滑らす。ワラ
(ソース:ニュース23)

1454とはずがたり:2005/08/04(木) 23:18:13
中曽根氏反対の意向を固めた模様とのこと
(ソース:きょうの出来事)

さてどうなりますやら

1456とはずがたり:2005/08/05(金) 00:19:36
参院が一旦下野してでも自民党の支持基盤の全特を保護すべしとなったらもう法案は通らない。民主党になっても民営化には手が出ないだろうしね。

郵政法案、自民参議院の強硬な反対派は2ケタ=自民参院幹事長
http://news.goo.ne.jp/news/reuters/keizai/20050731/JAPAN-183408.html?C=S
2005年 7月31日 (日) 13:07

 [東京 31日 ロイター] 自民党の片山参院幹事長は、フジテレビの番組に出演し、郵政民営化法案に強硬に反対する自民党参議院議員は2ケタだと述べた。その上で、郵政民営化法案成立の可能性は5分5分の状況だと語った。

 また、NHKの番組では、可決の確信がなくても採決に踏み切る可能性があるとしたほか、継続審議の可能性をあらためて否定した。

 片山幹事長は、郵政民営化法案の採決に際し、参議院の自民党議員のなかで、「強硬な反対派は2ケタだ」と述べた。ただ、2ケタの前半か後半かなどは明らかにしなかった。参議院では、18人の自民党議員が反対すれば郵政民営化法案が否決される。 

 また、可決の可能性については、「5分5分」とし、26日に日本記者クラブで示した見通しから変化がないことを明らかにした。

 与党は、4日の郵政民営化特別委員会で締めくくり総括質疑と採決、5日参院本会議で採決したい考え。NHKの番組では、可決の確信がなくても、採決に踏み切るのかとの質問に対し、片山幹事長は、「出来るだけ確信は持ちたいが、持てるかどうか分からない。ずるずる引き延ばしても仕方ない。ある時点になれば、踏み切らざるを得ない」と語った。さらには、「継続審議は結論の先送り。総合的な判断として、今国会で決着を付けたほうが良い」と述べ、継続審議の考えがないことをあらためて示した。今国会は、13日に会期末を迎える。

 仮に、否決された場合は、小泉首相は解散に踏み切るだろうとの見通しを示したうえで、「(自民党が)勝つか負けるかは分からない。分裂選挙、分裂的選挙になると、なかなか国民の信頼を得られいないのではないか。そうなると自民党が負けて、政権から転落する可能性も高い。そういう危険は避けたほうが良い」とした。

1457片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/08/05(金) 12:44:00
>>988から5か月、議会制民主主義が郵便局守護、小泉憎しとあいまって錦の御旗(三種の神器?)になりましたね。。。感慨深い。

>>1455
自民党が中から壊せないなら外から壊せばいい、というのもわからんこともないですよね。
ただ、親小泉の側も、政策理念に共鳴しきっていてそれゆえに離党をしてもいい、と思っている人、多いかどうか。
しかし仮にそういった展開になれば、民主党は分裂含みかもしれませんね。

1458とはずがたり:2005/08/05(金) 12:53:25

>>1452 >>1454
親爺さんも青年将校とか呼ばれて女性に人気があったが息子も女性議員二人を首っ丈にして反対表明のようで。

中曽根元文相、郵政「反対」を表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050805-00000004-yom-pol

 自民党参院亀井派会長の中曽根弘文・元文相は5日午前の参院亀井派の会合で、8日に参院本会議で採決される郵政民営化関連法案に反対する意向を表明した。

 これまで態度を未定としていた中曽根氏に対し、参院執行部は賛成するよう働きかけていたが、不調に終わった。中曽根氏の法案反対を受けて、態度未定だった同派の狩野安、大野つや子の両参院議員も同日、反対する意向を記者団に表明した。

 また、同派の柏村武昭防衛政務官は5日午前、国会内で、記者団に対し、「法案に反対せざるを得ない。(小泉首相が)衆院解散と言えば何でも通るのか」と述べた。柏村氏は、政務官の辞表を大野防衛長官に提出しようとしたが、大野氏は受理しなかった。
(読売新聞) - 8月5日12時45分更新

1459とはずがたり:2005/08/05(金) 13:08:59

郵政法案:自民党の中曽根元文相、反対投票の意向伝える
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050805k0000e010043000c.html

 自民党参院亀井派の中曽根弘文会長(元文相)が5日午前、郵政民営化関連法案の参院本会議採決で反対票を投じる意向を同党参院幹部に伝えた。中曽根氏の反対表明を受け参院亀井派18人のうち13人程度が反対に回る見通しとなったほか、旧橋本派など他派閥の議員も8人程度が反対する意向を示している。法案は同日午後の参院郵政特別委員会で与党の賛成多数で可決され、8日午後の参院本会議で採決される予定だが、同法案の可決・成立は一層厳しい情勢となった。

 中曽根氏は5日午前、同党の青木幹雄参院議員会長に「今回は反対させていただきます」と電話で伝えたうえで参院亀井派の会合を国会内で開き、反対を表明した。これを受け、同派の狩野安、大野つや子氏らが「中曽根会長に従う」と反対を明言。同派の柏村武昭参院議員も同日午前、本会議で反対する考えを記者団に表明、防衛政務官の辞表を防衛庁に提出したが受理されなかった。このほか、賛否を明確にしていない議員の多い堀内派などから反対に回る議員が増える可能性もある。

 こうした情勢を受け、自民党は同日の役員連絡会で、衆院解散・総選挙の可能性が高まったとみて早急に選挙準備に入ることを確認。公明党も同日の議員団会議で、冬柴鉄三幹事長が所属議員に選挙準備を指示した。

 参院郵政特別委員会は5日午前の理事会で、郵政法案の採決を同日午後に行うことを正式に決めた。与党側は民営化反対・慎重派の理解を得るため、「郵便局ネットワークの維持」などを政府に求める付帯決議案を提示。決議案は法案とともに同日午後の委員会で与党の賛成多数で可決される見通し。法案の本会議採決は8日午後1時から記名投票方式で行われることが5日午前の参院議院運営委員会で決まった。

 ◇小泉首相、閣僚懇談会で改めて協力求める

 一方、小泉純一郎首相は5日午前の閣僚懇談会で、「いよいよ本日の参院郵政特別委員会で採決が行われ、来週の月曜日に本会議という段取りになった。よろしくお願いしたい」と述べ、郵政民営化関連法案の可決・成立に向け各閣僚に改めて協力を求めた。

 これに関連して、細田博之官房長官は同日の記者会見で「地方の郵便局が本当に残るのかという心配が中心だが、全く心配ないという答弁をより明確にしている。その点の理解、割り切りができるかどうかだ」と述べ、政府として法案の説明は尽くしたとの考えを示した。

毎日新聞 2005年8月5日 11時24分 (最終更新時間 8月5日 12時57分)

1460とはずがたり:2005/08/05(金) 13:19:44

否決8割と云った感じでしょうかねぇ?
>成立を目指す党執行部は極めて厳しい状況に追い込まれた
解散を思いとどまらせるためには圧倒的な票差で否決をとなるんでは無いかい?

参院亀井派会長も反対、党執行部厳しい情勢に 郵政法案
http://www.asahi.com/politics/update/0805/007.html
2005年08月05日12時16分

 郵政民営化法案の自民党内攻防は5日、焦点の参院亀井派の中曽根弘文会長が法案に反対する考えを参院幹部らに伝え、成立を目指す党執行部は極めて厳しい状況に追い込まれた。法案は5日夕の参院郵政民営化特別委員会で可決、8日午後1時からの参院本会議で記名投票で採決されるが、執行部が8日までに反対派の説得で情勢を好転させられるか、衆院解散・総選挙の可能性もはらんでぎりぎりの駆け引きが続きそうだ。

 中曽根氏は5日午前、賛成派の同派幹部らと協議した。

 自民党から18人が反対に回れば否決となるなかで、参院執行部は、18人の参院亀井派の切り崩しに全力を挙げてきた。

 中曽根氏の反対表明で同派で10人以上が反対に回る情勢となり、参院堀内派を中心に他の態度未定者に影響を与える可能性もある。青木幹雄参院議員会長ら執行部は戦略の練り直しを迫られそうだ。

 参院特別委員会は5日午後、小泉首相ら関係閣僚が出席して締めくくり総括質疑を行った後、法案を採決し、与党の賛成多数で可決される見通しだ。与党は同委で郵便局網の維持や3事業の一体性確保などに配慮を求める付帯決議も採択する。

1461とはずがたり:2005/08/05(金) 13:28:59
>>1457
>>988の指摘は俺もずっと頭に残ってましたよ。
もし離党にまで至るなら郵政民営化だけでは弱いですけど民主主義を守れとか独裁だというのは大義名分になり得ますしね。

森さんが会長辞めるって話しは,また森さん小泉のお守りに飽きたのかもしれないがまたずれたことしちゃってるなぁと思ったんですが,森派と山崎派を中心に改革派を引き連れて離党して小泉新党で圧勝という小泉の意向にぶち切れて森派をそんな形でとりまとめる気のないことを示したっていうなら解るような気がするんですがどうでしょうかねぇ?

1462とはずがたり:2005/08/05(金) 18:54:00
こうなると否決の流れなんちゃうかなぁ。。

参院自民「反対16・欠席2」…8日の郵政成立微妙に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050805-00000005-yom-pol&kz=pol
郵政民営化関連法案が8日の参院本会議で成立することが微妙な情勢となった。

 読売新聞社が5日までに実施した自民党参院議員に対する動向調査で、16人が法案に「反対」、2人が「欠席・棄権」を明言した。現時点では法案が否決される可能性が出ている。自民党執行部は、法案否決となれば衆院解散・総選挙となるのは確実だとして、採決ぎりぎりまで反対派に対する説得工作に全力を挙げる。

 野党全員が反対することを前提とすれば、自民党から18人が反対票を投じれば、法案は否決される。

 動向調査によると、反対や欠席・棄権を明言した議員以外に、「法案に反対する可能性がある」と回答した議員は4人。このほか、態度未定と回答した議員は20人に上っている。欠席2人で反対1人と同等の効果を持つため、未定議員から欠席者が相次げば、「否決ライン」を突破することになる。

 7月末の前回調査では、14人が反対、2人が欠席・棄権を明言していた。反対派の勢いは増している状態にある。

 一方、5日には、これまで態度未定としていた議員から法案反対を明言する議員が相次いだ。

 参院亀井派会長の中曽根弘文・元文相は5日昼、法案に反対する意向を記者団に明らかにした。中曽根氏は「解散をちらつかせ、真の議論を封殺することは、参院の審議権や独自性を侵害する」と述べ、小泉首相の政治手法を法案反対の理由に挙げた。これを受けて、同派の狩野安、大野つや子の両参院議員も同日、法案に反対する意向を記者団に表明した。

 また、同派の柏村武昭防衛政務官は5日午前、国会内で、「法案に反対せざるを得ない。(小泉首相が)衆院解散と言えば何でも通るのか」と述べ、防衛政務官を辞任する考えを明らかにした。柏村氏はその後、大野防衛長官に辞表を提出しようとしたが、大野長官は受理しなかった。
(読売新聞) - 8月5日14時51分更新

1463あかかもめ:2005/08/05(金) 23:06:16
>>1462
かなり悲観的だったので正直、驚いてます。勝負あったかな・・・

1464とはずがたり:2005/08/06(土) 01:15:58
>>1463
ここからどうなるんでしょうかねぇ。。
まだ否決が決まった訳では無いでしょうけど。。
これからどんな知恵が自民党の方から出てくるのか注目です。

1465とはずがたり:2005/08/06(土) 01:54:37
参院亀井派、中曽根会長が談話「議会制民主主義の危機」
http://www.asahi.com/politics/update/0805/008.html
2005年08月05日12時46分

 参院亀井派の中曽根弘文会長が5日に出した談話の要旨は次の通り。

       ◇

 私は現下の参議院の状況を見て、我が国の議会制民主主義は危機に直面していると考える。

 解散・総選挙をちらつかせ、真の議論を封殺することは、「再考の府」とも言われる参議院の自由な審議権や独自性を無視し、侵害するものであり、二院制を形骸化(けいがいか)させ、議会制民主主義を崩壊に導くものである。郵政法案の中身の良し悪しから離れた理由をもって結論を出させられるようでは、立法府は行政府の単なる追認機関となってしまう。

 こうした議会制民主主義の危機的状況に臨んで、今こそ参議院議員一人ひとりが良識と自らの信念に従って判断し行動すべきであると考える。

1466とはずがたり:2005/08/06(土) 03:52:05
亀井氏と同一視、「かなわない」 石原知事、距離置く
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050806-00000006-san-pol
 東京都の石原慎太郎知事は五日の記者会見で、郵政民営化について「非常に浅薄でコップの中の嵐。肝心の郵便貯金、簡易保険のお金がどうなるのかが国会審議で全然出てこない。お粗末だね」と批判した。
 また「私は基本的に郵政民営化に賛成」と述べるとともに、反対派の亀井静香元政調会長らとの連携については「亀井君とか平沼(赳夫)君がよく来るけど『赤信号みんなで渡れば怖くない』でね、おれもその一人にされたらかなわない」と距離を置く姿勢を示した。
(産経新聞) - 8月6日3時5分更新

1467とはずがたり:2005/08/06(土) 03:53:00
郵政法案否決なら即日解散なんて首相はとっくに決断している。郵政法案否決だし即日解散だろ?

郵政法案否決なら即日解散…首相決断
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050806-00000001-yom-pol

 小泉首相は5日、郵政民営化関連法案が8日の参院本会議で否決された場合、同日中に衆院解散を断行する意向を固め、政府・自民党幹部に伝えた。

 同党執行部や賛成派の派閥幹部らは説得工作を続けているが、反対派は勢いを増しつつある。与党執行部内では「法案の成立は厳しくなった」との危機感が強まっている。

 首相は5日夕、首相官邸で自民党の武部幹事長と会談し、法案成立に向けて反対派の説得に全力を挙げるよう指示した。武部氏との会談後、首相は記者団に「成立、否決の可能性、五分五分だと言っている。最後まで頑張らないといけない」と語った。さらに、首相は同日夕、首相官邸で麻生総務相と会談し、麻生氏が「解散すれば法案も廃案になる。成立させる方法を探るべきだ」と進言したのに対し、「可決されれば解散はない。否決されれば解散する」と強調した。

 首相は、法案不成立は小泉内閣の不信任と同じだとの考えを重ねて示しており、法案否決直後に解散することで、郵政民営化を衆院選の争点として明確にしたいとの思惑があるものとみられる。

 また、同法案が参院で否決された場合、〈1〉衆参の両院協議会で成案の取りまとめを目指す〈2〉衆院本会議で3分の2以上の多数による再議決を目指す――の選択肢もあるが、首相は、自民党内の反対派や野党の協力が得られる見込みがないと判断している。

 これに関連し、衆院議院運営委員会は5日、川崎二郎委員長(自民)の職権で8日午後の衆院本会議を設定した。首相が解散を決めた場合、この衆院本会議で河野衆院議長が解散詔書を読み上げ、解散する段取りを想定したものだ。政府・自民党内では、8日解散の場合、衆院選日程を「23日公示、9月4日投票」「30日公示、9月11日投票」とする案が検討されている。

 こうした党内情勢について、自民党の森前首相ら森派幹部は5日、派閥事務所で協議し、「参院亀井派会長の中曽根弘文・元文相が法案反対を表明したことで、否決の方向が明確になった」との認識で一致した。公明党の東順治国会対策委員長は記者団に対し、「解散が現実のものとして大きく目前に広がってきた」と述べた。

 ただ、森氏と、山崎拓前副総裁、高村正彦・元外相、小里貞利・元総務庁長官は5日、都内のホテルで会談し、解散回避に向けて努力していくことで一致した。森氏は党本部で、武部幹事長と会談し、〈1〉法案可決に向け、執行部が反対派説得に全力を挙げる〈2〉法案否決の場合でも、解散しないよう首相に働きかける――ことなどを求めた。
(読売新聞) - 8月6日3時11分更新

1468とはずがたり:2005/08/06(土) 04:18:54
反対派は解散阻止のために大差で否決をと説得するだろうなぁ。

<郵政法案>参院採決、自民の「反対」可能性21人程度に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050805-00000057-mai-pol

 郵政民営化関連法案の参院本会議採決で反対する可能性が高いと見込まれる自民党議員の数は、5日までの毎日新聞の取材で21人程度。派閥別では亀井派13人前後▽旧橋本派4人前後▽堀内派1人▽山崎派1人▽無派閥2人――が反対する意向を明言するか、関係者に伝えている。このほか、反対や棄権を検討していたり、賛否を明確にしていない議員が20人近くいる。
 参院本会議では、野党に加え自民党から18人が反対に回ると法案は否決される。同党執行部は8日の参院本会議まで反対派切り崩しに全力を挙げる構えだが、失敗すれば、反対票が否決ラインを超えることになる。
(毎日新聞) - 8月5日13時30分更新

1469とはずがたり:2005/08/06(土) 10:35:08
古賀氏も活躍しているようだが衆院は反対ではなく欠席。反対と欠席には随分な差を付けると云うことだが,古賀氏の処分は軽いのものになるのかな?非公認が決定したら新党作って自民党内の綿貫・亀井別働隊として分派活動するという感じになろうか?

>自民党執行部にとって、最終的には賛成に回る可能性があると期待していた中曽根氏の造反宣言は大きな誤算だった。

>小里派の小里貞利会長は各派領袖クラスに事態収拾を呼びかけたが,綿貫民輔前衆院議長、亀井、古賀両氏らはこの会合を欠席した。

>古賀誠元幹事長は四日夜、参院議員約十人との会合で、採決は自主投票で臨むべきだとする考えを示したが、五日になって「実際には自主投票ではなく欠席を古賀氏は求めた」との情報が流れ,執行部は混乱した

「郵政」否決に傾く 中曽根弘文氏、反対表明 中間派に同調の動き
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/seiji/20050806/m20050806000.html
2005年 8月 6日 (土) 03:06

 郵政民営化関連六法案は五日夕の参院郵政民営化特別委員会で可決され、その成否は八日午後の参院本会議での最終決戦にかかる。しかし、五日午前には自民党の参院亀井派会長で採決時の対応に注目が集まっていた中曽根弘文元文相が反対を表明し、態度を明確にしていない「中間派」に同調の動きが出るなど、法案は否決の情勢に傾きつつある。「郵政解散」が現実味を帯びる中、本会議決戦に向けて堀内派の動向に焦点が移っているほか、党内では首相の解散阻止に向けた論議も活発化した。

 自民党執行部にとって、最終的には賛成に回る可能性があると期待していた中曽根氏の造反宣言は大きな誤算だった。公明党の東順治国対委員長は「衝撃が走った。法案賛否に厳しいムードが出てきた」と指摘。実際、態度が不明確だった同派の狩野安、大野つや子両氏が直ちに同調姿勢を表明。参院亀井派幹部は「派内で五人は影響を受ける」とみる。自民党の反対者は二十人を超えるとの見方もある。

 中曽根氏は自身の動きが同派の動向を決定付けるとみて、これまで態度を鮮明にしてこなかった。だが三日夜、都内のホテルで同派の倉田寛之前参院議長や亀井静香元政調会長、かつて参院の実力者だった村上正邦元労相と会談して「参院執行部が金にものをいわせて、飲ませ食わせをして『賛成しろ』とやっているのがいいと思うか」と迫られると、最終的に反対を決断したという。

 この日は中曽根氏のほか、反対派とみられた柏村武昭防衛政務官(参院亀井派)も採決で反対し、政務官を辞任する意向を表明。北岡秀二参院議員(旧橋本派・徳島選挙区・07改選)も党総務部会の専任部会長の辞表を提出した。

 今後の焦点は態度の不鮮明な議員が多い堀内派の動向だ。同派の古賀誠元幹事長は四日夜、参院議員約十人との会合で、採決は個々の議員の判断に任せる自主投票で臨むべきだとする考えを示したが、五日になって「実際には自主投票ではなく欠席を古賀氏は求めた」との情報が流れ、執行部は混乱した。片山虎之助参院幹事長が急遽(きゅうきょ)、大仁田厚氏ら同派議員を呼んで賛成を促したほか、古賀氏と会談するなど慌ただしい動きを見せた。

 小泉首相による解散の阻止を模索する動きも表面化した。森派が同日開いた幹部間協議では「両院議員総会での党総裁解任」や「法案を大差で否決」「多数閣僚が解散に反対表明」などの具体策について、有効かどうかを議論した。

 また、小里派の小里貞利会長は各派領袖クラスに事態収拾を呼びかけ、五日夕に森喜朗元首相、山崎拓前副総裁、高村正彦元外相と会談。ここでも総裁罷免などが話し合われたほか、反対派説得に冷却期間を置くため採決日をずらす案も検討されたが、結論には至らなかった。綿貫民輔前衆院議長、亀井、古賀両氏らはこの会合を欠席した。

 党内の多数の議員が解散に反対していることを示し、首相に解散断念を迫る目的だが「総裁解任」は首相解任には直結せず、仮に「大差の否決」や「閣僚の反対」の事態が生じても解散は法的に可能。「やってみる価値はある。首相は解散を断念し、総辞職を選ぶ」(森派議員)との声もあるが、さらなる混乱を招いて解散に突入することにもなりかねない。

1473とはずがたり:2005/08/06(土) 16:24:20
選挙後,小泉が現有から37人少ない状態で分裂選挙を戦った上で自公で過半数を取らない限り小泉続投はない。公明党も全面的協力と云うより全方位外交で議席を獲得しようとするだろうし続投のハードルは高くなったのでは?国民が選挙戦での小泉の絶叫に騙されなければいいけど・・。

衆院選後は自民合流も=郵政法案「圧倒的な否決」−亀井自民元政調会長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050805-00000165-jij-pol

 自民党の亀井静香元政調会長は5日午後、TBS番組に出演し、郵政民営化法案が否決され小泉純一郎首相が衆院解散に踏み切った場合の対応について「(衆院選を)無所属でやるとなると手足を縛られる」と新党結成の可能性に言及。その上で「小泉さんなんか外して、またみんなで一緒になればいい話だ」と述べ、選挙後の自民党への合流を示唆した。
 亀井氏は、参院本会議での採決見通しについて「圧倒的な否決になるのではないか」と指摘。反対の意向を表明した中曽根弘文元文相が会長を務める参院亀井派の動向に関しては「ほとんど反対するんじゃないか」と語った。 
(時事通信) - 8月6日1時1分更新

1474とはずがたり:2005/08/06(土) 18:51:24
野田氏に岐阜1区で破れて参院暮らしの松田は岐阜1区奪還の好機。(もし居るならですが)系列の岐阜市選出の県議やら市議やらから総選挙での自民党岐阜1区公認候補をもうみつくろってる筈だ。反対があるとするなら野田の支持基盤の一つを股裂きにしようとする目的だろうが,執行部と良好な関係が必要であろうし多分賛成だろうな。

郵政法案、大野氏が反対表明
松田氏は態度不明 民主両氏「解散を」
http://www.chunichi.co.jp/00/gif/20050806/lcl_____gif_____004.shtml

 郵政民営化関連法案は五日、参院郵政民営化特別委員会で賛成多数で可決され、大詰めを迎えた。週明け八日の本会議採決が焦点だが、県選出の参院議員四氏のうち、自民党の大野つや子氏は反対の意向を表明、松田岩夫氏は態度を明確にしていない。対する民主党の山下八洲夫、平田健二両氏は反対を鮮明にし、早期解散を求める。解散総選挙となれば、県内政局にも重大な影響を及ぼすだけに緊迫度を増している。(石川 浩)

 大野氏は五日、所属する参院亀井派の会合に出席後、本会議採決でも同法案に反対する意向を明らかにした。この日、反対姿勢を鮮明にした同派会長の中曽根弘文元文相の判断を「尊重したい」とし、党の参院執行部にも自身の考えを伝えたという。

 松田氏は、参院本会議などに出席した後は、議員会館内の事務所で執務をこなすなどした。県内の特定郵便局長会らからの反対要請も相次ぐが、事務所関係者は「本人の考えはこちらも分からない」と話す。

 同法案反対の姿勢を見せる自民党県連。「賛成ならば、今後のお付き合いはしないと申し上げている」と猫田孝幹事長(県議)。国会の動きについては「郵政民営化より年金や医療、少子化など大事な問題がある。同法案が参院で否決されたら衆院解散というのは筋が通らない」と、解散総選挙にも反対する。

 これに対し、民主党は自民党との対決色を強める。同特別委の理事を務める山下氏は「本会議採決を週明けに先送りさせたのはこちらの方針通り。決戦場となる本会議採決は、予想以上の差で否決される」と強気の構え。平田氏も「自民党は国民不在の政局に終始している。国民に信を問うべきだ」と意気込んだ。

1475とはずがたり:2005/08/06(土) 22:10:48
<民主党>自民党から多数派工作の電話 岡田代表が批判
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050806-00000083-mai-pol

 民主党の岡田克也代表は6日、兵庫県加古川市内で講演し、郵政民営化法案の参院本会議での採決について「わが党の参院議員にも自民党執行部から電話がかかった人が大分いる。恥も外聞もなくやっている」と指摘し、自民党執行部の多数派工作を批判。そのうえで岡田氏は同党から造反議員は出ないとの見通しを示した。
(毎日新聞) - 8月6日21時23分更新

1476とはずがたり:2005/08/06(土) 22:11:13

将来的に法改正して骨抜きにしようなんて法案小泉が飲んだら自分が詐欺勢力だって認めるようなもんだしねぇ。

<郵政法案>小泉・森会談が決裂 首相、解散見送り拒否 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050806-00000085-mai-pol

 小泉純一郎首相が政権の最重要課題と位置付ける郵政民営化関連法案は、8日午後の参院本会議で採決される。法案の成立が依然厳しく、衆院解散が不可避との見方が広まる中、自民党の森喜朗前首相は6日夜、首相公邸に小泉首相を訪ね、解散回避に向け大詰めの説得を試みた。しかし、首相は法案が否決された場合の解散見送りを拒否し、会談は決裂した。森氏による説得が不調に終わったことで、同党執行部は7日に役員会を開き、本会議採決への最終的な対応を協議する見通しだ。
 首相と森氏の会談は約1時間半に及んだ。森氏によると、同氏は同党の青木幹雄参院議員会長や片山虎之助参院幹事長らの名を挙げ、「多くの人が解散を避けるために努力している。その人たちを苦しめて何の意味があるんだ」と、首相に翻意を求めた。しかし、首相は「(郵政民営化は)おれの信念だ。殺されてもいいんだ。解散を好んでいるわけではない」と答え、郵政法案が否決されたら解散で信を問う姿勢を変えなかった。
 会談後、森氏は記者団に「さじを投げた」と語り、首相に対する説得を断念したことを明らかにした。森氏はこの後、森派の事務所で福田康夫前官房長官と善後策を協議した。
 青木氏ら参院自民党幹部も6日夕、国会近くのホテルに集まり、賛否を明確にしていない議員への働きかけを強めることを確認した。また片山氏は、岡山県真庭市での式典のあいさつで「あと1日半ある。全力を挙げて解散にならない道を考えていかないといけない。賛成派も反対派も虚心に胸を開いて議論し、国民のためにどうあるべきかを話していく必要がある」と述べ、説得工作を続ける意向を示した。
 さらに同党の与謝野馨政調会長は6日、民放の報道番組で「可決に持ちこむためにいくらでも工夫する。今すぐには修正できなくても、公明党と自民党の間で『将来修正しよう』と決めておいてもいい」と述べ、政府・与党の覚書によって事実上、法案を再修正し、反対派の理解を得ることも検討対象になるとの考えを明らかにした。
 自民党幹部は法案成立が困難との前提で「衆院では委員会可決後に議長の発議で継続審議にした例がある。参院でも政治判断でできる」と語り、8日の採決は避けて継続審議にする方策を探る考えを示した。公明党は党本部で臨時の幹部会を開き、法案をめぐる厳しい情勢を踏まえて、小選挙区の第1次公認候補11人を衆院解散の直後に発表することを決めた。
 参院自民党では、亀井派の13人前後を中心に21人前後が郵政法案に反対に回る可能性があり、成立が困難な情勢が続いている。
(毎日新聞) - 8月6日21時55分更新

首相、森氏の要請拒否 否決なら解散は「信念」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050806-00000169-kyodo-pol

 郵政民営化関連法案は8日午後の参院本会議で採決される。小泉純一郎首相は6日夜、森喜朗前首相が否決された場合の衆院解散回避を求めたのに対し「おれの信念だ。殺されてもいい。それくらいの気構えでやっている」と拒否した。
 6日現在、自民党から欠席・棄権を含め「否決ライン」の18票を超える造反が出る可能性が強い情勢は変わっておらず、与党執行部は反対派の説得に全力を挙げるとともに、本会議での法案修正などを模索する解散回避を目指す動きも活発化した。
 これに対し、反対派は大差での否決を目指して多数派工作を展開、幹部は「反対票だけで18を超えた」と否決に自信を示した。
 自民党の与謝野馨政調会長はテレビ番組で「(反対派からの)要求があれば、いくらでも工夫する。今すぐ修正できなくても、自民党と公明党でこの部分を将来修正しようと決めてもいい」と述べ、説得材料として、将来の法改正を確約することも検討する考えを明らかにした。
(共同通信) - 8月6日21時43分更新

1477とはずがたり:2005/08/06(土) 22:21:58

研究室に引きこもってる場合じゃないなぁ。。ましてや8日バイト行ってる場合じゃないなぁ・・

郵政法案:週末の攻防 緊迫のドキュメント
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20050807k0000m010079000c.html

 60回目の「原爆の日」を迎えた広島市の平和記念公園。6日午前8時から始まった平和記念式典を終えた小泉純一郎首相は記者団の前に立った。

 午前9時10分すぎ、郵政解散による政治空白を作るべきでないとの声をどう思うか、との質問に、首相は沈痛な面持ちで答えた。

 「いずれにしても8日に決着がつきますから、その結果を見て総合的に政治判断していきたい」

 これまでの首相なら、「だから賛成してほしいと言っている」と即座に反論していた。厳粛な式典に出て、心境に変化があったのか−−。首相は解散見送りか、花道退陣を考えているかもしれない、という憶測が広島発で駆け巡った。

 その約1時間半後。首相が広島県福山市の美術館を視察している最中に、首相の振り付け役と言われる飯島勲秘書官から同行の岡田秀一秘書官に電話が入った。記者団への発言内容を修正するよう首相に伝えてほしい、という連絡だった。

 首相が解散をためらっている、と受け止められれば、反対票が雪崩を打って増えかねない。再び記者団の前に立った首相は「総合的に判断して、郵政法案の否決、廃案は小泉内閣に対する不信任案である」と従来の路線に戻った。

 週末であっても、郵政政局のキーマンたちは慌ただしく動き回った。

 自民党の片山虎之助参院幹事長は午前10時、地元・岡山で「連日連夜むしゃくしゃするようなことばかり東京でやっていて」と、切り崩し工作の困難さを訴えた。武部勤幹事長は午後1時過ぎ、北海道稚内市で開かれた党のセミナーでこうあいさつした。「こんな時に解散はしたくない。11月に自民党立党50年になるのに、解党元年なんてことになったら、ジョークにもならない」

 午後1時半。民放テレビ番組で浅野勝人参院議員(河野グループ)が初めて「棄権」を明言すると、同じ番組に出ていた山崎拓前副総裁は「賛成してくれると信じていた。棄権となると本当にぎりぎりの勝負だ。解散を避ける道はただ一つ、可決しかない」と語気を強めた。

 そして最大のキーマン、森喜朗前首相。午後6時過ぎ、首相公邸を訪ね、小泉首相に対する最後の説得を試みた。

 森氏「衆院選をやって一体どういう意味があるんだ、というのがみんなの声じゃないか」

 首相「可決するよう努力してほしい」

 森氏「努力してくれている人を路頭に迷わせたらいけない」

 首相「解散を好んで言っているわけでない。おれの信念だ。殺されてもいい。それぐらいの気構えでやっている」

 森氏「あなたは変人以上だ」

 首相「それでいい」

 約1時間半の会談は決裂だった。森氏は怒りをあらわにして記者団の前に姿を現した。「もうオレはさじを投げた」。両手には、握りつぶした外国産缶ビールとウーロン茶の空き缶を持っていた。

 継続審議を模索する動き、法案再修正で危機を切り抜けようとする動き、そして森氏。首相への説得不調によって、解散回避は万策尽きようとしているのか。

毎日新聞 2005年8月6日 21時29分 (最終更新時間 8月6日 22時09分)

1478とはずがたり:2005/08/06(土) 23:17:29
最終兵器登場?

郵政法案の本会議採決前に「再修正」論=解散回避狙い自民内で浮上
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050806-00000109-jij-pol

 郵政民営化法案の成立が厳しい情勢となる中、自民党内で6日、否決による衆院解散を回避するため、8日の参院本会議での採決前に法案を再修正する案が浮上した。
 同法案は既に参院特別委員会での採決を終えており、再修正するためには本会議での採決直前に緊急動議を提出しなければならない。また、参院で可決後、法案を衆院へ回付する必要が生じるが、「衆院特別委での審議を省略して、本会議に直接上程すれば会期末に間に合う」(自民党幹部)という。 
(時事通信) - 8月6日23時1分更新

1479とはずがたり(1/2):2005/08/07(日) 02:49:44
郵政法案:反対派は最後まで抵抗できるか 各派閥剣が峰
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050806k0000m010173000c.html

 郵政民営化関連法案をめぐる自民党内の攻防は5日、参院亀井派の大半が反対する方向となり、衆院解散の現実味が一気に高まった。自民党の反対派は最終盤で攻勢を強めているが、実際に衆院選になれば自民党は分裂選挙になり、野党に転落する可能性もある。「解散がいやなら賛成を」という小泉純一郎首相の論法に、反対派は最後まで抗することができるのか。各派閥の事情を探った。【中澤雄大、上野央絵、犬飼直幸】

 ◇旧橋本派、揺らぐ結束

 参院自民党で最大勢力の35人を擁する旧橋本派は、青木幹雄参院議員会長や片山虎之助参院幹事長らが要職を占め、影響力を発揮してきた。しかし、特定郵便局長会などとの関係が深い同派は、法案に不満を持つ議員も多い。現時点で長谷川憲正、吉村剛太郎、岩永浩美、河合常則の4氏が反対に回り、北岡秀二氏らが棄権するとみられ、青木氏の力の源泉となってきた同派の結束は乱れている。

 「このままでは参院平成研(旧橋本派)はバラバラになる」。今月初め、旧橋本派の反対派議員は青木氏から悲痛な電話を受けた。2年前の党総裁選で青木氏は「郵政民営化問題は別」と訴え、参院の旧橋本派を小泉首相の再選支持でほぼまとめた。しかし、今回は事情が異なる。

 派内の参院議員は「総裁選のとき、我々は条件付きで首相を支持したが、結局、首相は郵政民営化の方針を変えなかった。青木さんも今さら、我々に強くは言えないはずだ」と漏らす。説得工作の中心である青木氏の足元の旧橋本派がぐらつき、「他派閥に示しがつかない」(中堅議員)状況だ。

 ◇堀内派、影響力持てず

 参院堀内派(15人)は郵政法案について態度未定の議員を多く抱え、当初は本会議採決でのキャスチングボートを握るとみられていた。しかし、参院亀井派からの相次ぐ反対表明により、堀内派が影響力を行使できる場面を失いつつある。

 同派では、首相の政治手法を批判し、衆院本会議採決で欠席に回った古賀誠元幹事長が影響力を持つ一方、丹羽雄哉会長代行が「解散回避」のため賛成を働きかけてきたため、10人前後の若手議員の動向が注目されてきた。

 「我々が賛成しても否決になるかもしれない。自分の意思で決断してほしい」。4日夜、東京都内のホテルで古賀氏と若手議員8人が今後の対応を協議し、事実上の自主投票を確認した。古賀氏は、ギリギリまで態度表明を避けて「勝ち馬に乗る」(亀井派中堅)算段とみられていたが、同派が動く前に法案成立への悲観論が党内に広がり、「派の対応をまとめない方が得策」(参院堀内派若手)との結論に至った。

1480とはずがたり(2/2):2005/08/07(日) 02:50:06
>>1479-1480

 ◇亀井派、中曽根氏反対で雪崩

 参院亀井派の反対議員は、4日までは8人程度とみられていたが、参院会長の中曽根弘文元文相が5日に反対表明したのを機に雪崩を打つ形になり、反対は13人前後に増える見通しになった。

 亀井派は99年、旧中曽根派系と旧三塚派から分裂した「亀井グループ」が合併して発足した寄り合い所帯。衆院本会議で反対・棄権した造反組は、亀井静香、平沼赳夫両氏ら亀井グループが中心だったため、中曽根康弘元首相の長男である弘文氏が参院亀井派内のすう勢を決めるキーマンとみられていた。

 賛否をギリギリまで迷っていた中曽根氏の背中を押したのは、志帥会(現亀井派)初代会長の村上正邦元労相だった。自民党の青木幹雄参院議員会長に対する反感の強い村上氏は3日夜、中曽根氏を東京都内のホテルに倉田寛之前参院議長や亀井、平沼両氏とともに呼んで反対するよう説得した。

 ただし、同派の中堅議員は「このまま解散になったら亀井派の危機だ」と頭を抱える。ベテラン議員の一人は今回の中曽根氏の動きについて「03年衆院選で小泉首相に父親が引退を迫られたことへの仕返しだ」との見方を示した。

 ◇民主党、「賛成・造反」情報を警戒

 参院本会議での採決で、欠席者がゼロの場合、自民党から18人が反対に回れば郵政法案は否決される見通しだが、民主党など野党や無所属議員から「造反」が出て、賛成票を投じる議員がいれば、否決するのに自民党から18人以上の反対票が必要になる。

 このため、自民党内では賛成、反対両派が野党サイドの動きにも注目している。自民党サイドからは「郵政民営化論者」を自任する民主党議員や、元自民党県議の無所属議員らの名前を挙げて「野党・無所属から何人かが賛成に回るか欠席する」との情報が流され、民主党幹部が本人に直接、確認に走る場面もあった。

 会派を離脱した正副議長を除く参院の無所属議員は松下氏ら5人で、全員が反対を明言している。民主党の岡田克也代表は、同党議員を含む「造反」のうわさに「与党側がいろんな思惑で流している。真に受けるほどばかげたことはない」と全面的に否定している。民主党は8日の参院本会議が始まる1時間前に全議員の出席を確認する方針だ。

 ◇否決なら戦後では2例目

 郵政民営化関連法案が8日の参院本会議で否決されれば、参院の委員会で可決された政府提出法案が本会議で否決されたケースとして、細川護煕政権時代の94年の政治改革関連法以来、戦後2例目になる。

 衆院への小選挙区比例代表並立制導入を柱とした政治改革関連法は同年1月20日に参院特別委で可決されたものの、翌日の本会議で、与党・社会党などから大量の反対者が出て否決された。このため、両院協議会での協議を経て修正のうえ成立した。議員立法では、51年のモーターボート競走法が参院の委員会で可決されたものの、本会議で否決されている。衆院での委員会可決、本会議否決の例はない。[坂口佳代]
毎日新聞 2005年8月6日 2時38分

1481とはずがたり:2005/08/07(日) 03:47:38
政府高官って誰でつか?官房副長官とか?

じゃあ後は総裁の解任が出来るのか?非公認は貫くのか?新党は出来るのか?辺りが今後のテーマ?

郵政法案、否決強まる 首相、即日解散断行の構え
http://www.asahi.com/politics/update/0807/001.html
2005年08月07日03時00分

 小泉首相が政治生命をかける郵政民営化法案は、8日午後の参院本会議で採決される。自民党内では、6日に新たに1人が反対、2人が棄権を表明。反対が確実な議員は計16人になり、法案成立は一層、難しい情勢となった。森前首相は6日夕に首相公邸で小泉首相と会談し、法案が否決されても衆院を解散しないよう求めたが、首相は解散の決意に揺るぎないことを伝えた。政府高官は同夜、「解散の流れは決まりだろう。もう票読みの段階ではない」と語った。首相は否決なら、8日午後に臨時閣議を開き、衆院解散を決める。

 森氏は首相と約1時間半会談し、「こういう時期に選挙をやってどういう意味があるのか、というのがみんなの声だ」と解散回避を求めた。首相は「(郵政民営化は)おれの信念だ。殺されてもいいという気構えでやっている」と強調。「可決させてくれ。好んで解散するわけではない」と、逆に協力を求めた。森氏は会談後、記者団に「さじを投げた」と語った。

 一方、自民党の田浦直参院議員(堀内派)は6日、長崎市内で会見し、「修正も継続審議(の可能性)も消えたので、決断させてもらう」と反対を表明した。浅野勝人参院議員(河野グループ)もテレビ東京の番組で棄権を明言。北岡秀二参院議員(旧橋本派)も朝日新聞の取材に、採決時に「退席する」と語った。

 これで反対を表明したり意向を固めたのは、朝日新聞社の調べでは計16人、棄権が2人。野党議員が全員反対すれば、さらに1人の反対か2人の棄権・欠席で法案は否決される。

 「造反」を公に表明したのは反対が11人、欠席・棄権が2人いる。

 参院自民党の青木幹雄議員会長らは6日午後、都内のホテルで会合。公明党も神崎代表や冬柴鉄三幹事長らが党本部でそれぞれ票読みをしたが、いずれも情勢は厳しいとの見方で一致。公明党は新顔も含め11人の小選挙区候補を内定した。

 自民党の片山虎之助参院幹事長は同日夕、岡山市での講演で「ギリギリの知恵が出ないかと思っている」と首相の補充答弁などを検討していることを示唆。与謝野馨政調会長もテレビ東京の番組で「公明党と自民党で将来修正しようと決めておいてもいい」と語った。だが、首相は6日、広島市で「可決か否決かどっちかしかない。中間の道はない」と妥協策を受け入れない考えを示した。

 8日の本会議は午後1時開会。記名投票で採決され、午後2時前には結果が判明する見通し。法案否決なら、首相は公明党の神崎代表との党首会談などを経て臨時閣議で解散を決める。解散なら投票日は9月11日が有力になっている。

 ■「造反」を明言した自民党参院議員■

◇反対を表明=<亀井派>荒井広幸、魚住汎英、大野つや子、柏村武昭、狩野安、亀井郁夫、中川義雄、中曽根弘文 <旧橋本派>長谷川憲正 <堀内派>田浦直(長崎・07) <無派閥>鴻池祥肇(兵庫・07)

◇欠席・棄権を表明<旧橋本派>北岡秀二(徳島・07) <河野グループ>浅野勝人(愛知・10)

(敬称略)

1482とはずがたり:2005/08/07(日) 13:15:37

田中直紀氏が反対表明 郵政民営化法案
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050807-00000042-kyodo-pol

 自民党の田中直紀参院議員は7日、新潟市で記者会見し、郵政民営化法案に「反対することに決めた」と述べた。
 田中議員は反対する理由を(1)郵便貯金法、簡易保険法が廃止され、庶民のセーフティーネットが破壊される(2)民営化プロセスに国会関与が少なすぎる(3)新潟県中越地震の際、郵便局員は献身的に職務を果たした。すべての郵便事業は民間では無理―と説明。「審議を見守ってきたが、自分の判断で決めた。後援会にはこれから報告する」と話した。
(共同通信) - 8月7日12時52分更新

1483小説吉田学校読者:2005/08/07(日) 13:31:59
>>1481
分かりやすいオフレコ解読
政府高官・・・副総理、官房長官
政府首脳・・・官房長官
政府筋・・・官房副長官
首相筋、首相側近・・・首相秘書官
政府関係者・・・内閣官房副長官補、内閣府審議官
○○省首脳・・・○○大臣、○○事務次官
○○省幹部・・・○○事務次官、副大臣、政務官、担当局長

1484とはずがたり:2005/08/07(日) 15:04:39
>>1483
有り難うございますm(__)m
非式に喋ったと云うだけで誰が喋ったかは殆ど解るようにはなってるんですなぁ。。

1486小説吉田学校読者:2005/08/07(日) 18:28:51
>>1484
あのコメントの政府高官は、今は副総理として入閣している閣僚がなく、
票読みをしているところから、山拓と思われます。
(実際、政府高官だし)

1487とはずがたり:2005/08/08(月) 01:04:13
解散するなら自民党内や閣内がまとまってスムーズにやらないとゴタゴタしてるイメージを増幅させてしまうんではないか?

否決の流れ一段と加速 8日郵政法案採決
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050808-00000000-kyodo-pol

 郵政民営化関連法案は8日午後の参院本会議で採決される。自民党執行部は7日、反対派の説得を続行し、本会議での特別決議採択など反対派に配慮した局面打開の方策も模索したが、調整は難航。欠席・棄権を含め自民党から否決ラインの18票を超える造反議員が出る可能性が一段と強まった。小泉純一郎首相は法案が否決されれば8日午後、臨時閣議を開き解散を決定する準備に入った。
 ただ党内には解散回避に向け、法案を次の国会に継続審議にすることや、臨時閣議で解散に反対するよう閣僚に働き掛ける動きが続いている。反対派幹部の一人は、一部の閣僚が解散に反対し署名を拒否する意向を固めた、と語った。
(共同通信) - 8月8日0時23分更新

1488とはずがたり:2005/08/08(月) 10:41:26
今回は政府筋>>1483の発言だそうです。この場合は参院側の官房副長官かな?

解散の本会議「8日午後5時」=首相記者会見も予定−政府
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050808-00000007-jij-pol

 郵政民営化法案が8日の参院本会議で否決され、小泉純一郎首相が衆院解散に踏み切る場合、河野洋平議長が解散詔書を朗読する衆院本会議は同日午後5時に開会することが固まった。政府筋が7日夜、明らかにした。
 8日の参院本会議は午後1時に開会し、採決の結果は同2時前に判明する見通しだ。同筋によると法案否決を受けて午後3時に臨時閣議を開いて解散を決定。同5時からの衆院本会議に続き、同6時に再度、臨時閣議を開いて衆院選の日程を決める。首相はその後、同6時半から首相官邸で記者会見に臨む段取りだ。 
(時事通信) - 8月8日1時1分更新

1489とはずがたり:2005/08/08(月) 11:03:57
こいつは国政をプロレスと同じ程度に考えてるからなぁ。。寝返り,分裂,八百長なんでもありだ。早く落とせ。公認した自民党の罪は重い。

大仁田議員「解散なら離党じゃ〜」
8日採決前に小泉首相に直談判
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/news/aug/o20050807_20.htm

 大仁田厚参院議員(47)は解散した場合、自民党を離党することをぶち上げた。

 香川県の自民党香川町支部で行われた講演の直後だった。「会見する。いくぞ!!」大仁田議員は自ら切り出した。「仮に解散したとしたら、自由民主党を…」言葉が途切れる。15秒の沈黙。そしてやっと声を絞り出した。「離党します。すでに飯島(勲・首相)秘書官にも伝えてあります。そのくらいの決意ができている」

 郵政法案の可否についてはいまだ態度を明らかにしていない中間派。その行方が注目され、この日は報道陣約30人ほどが香川まで同行した。だが賛否は明言せず「最後まであきらめない」との言葉を繰り返した。「基本的には郵政民営化は賛成。ただ、どうして解散しなければいけないのか、それが引っかかっている。1日冷静に考えて決断してみたい」と話し、採決直前まで結論を出さないとの意思を改めて示した。

 座して考えているだけではない。8日の採決直前に郵政に対する自分の考えを書いた「意見書」を官邸に持参、小泉純一郎首相と直談判するという。「受け入れられれば、もちろん『賛成』。受け入れられない場合はわからない」講演では「このままでは参院の本来の姿がなくなってしまう。衆院が解散するのはおかしい」と訴えた大仁田議員。意見書には「解散回避の訴え」や「参院軽視の改善」が盛り込まれると見られている。

 郵政法案の可否の“キーマン”参院亀井派の中曽根弘文会長が法案に反対する考えを示した5日、大仁田議員のもとに小泉首相から連絡が入っている。「あなたはテレビに出ていて影響力があるので、なんとか(賛成票を)お願いしたい」。自らを「小泉チルドレン」と称し、絶大な信頼を置く総理からの電話にも、可否の明言は避けてきた。

 「私は長崎県の出身で、離島も抱えている。総理の声で『(郵政民営化になっても)離島や過疎の地域を守る』と明言してもらいたい。最後まであきらめずに直訴してもいいんじゃないか」自らを追いつめるかのような“離党宣言”。帰路の空港で大仁田議員はひと言つぶやいた。「これぐらいリスクを負わないと駄目なんだ」(中村 智弘)

1490とはずがたり:2005/08/08(月) 15:59:14
来ましたねぇ。。

衆院解散、総選挙へ…9月11日投票
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050808-00000004-yom-pol

 小泉内閣が最重要課題としていた郵政民営化関連法案は8日午後の参院本会議で、民主、共産、社民の野党各党の反対に加え、自民党からも反対や欠席・棄権が相次ぎ、法案は賛成少数で否決された。

 自民党からの造反は30人に上った。否決を受け、小泉首相は党臨時役員会で、衆院解散を断行する考えを表明した。その後、首相は公明党の神崎代表との与党党首会談に臨み、衆院を解散する考えを伝えた。

 選挙日程は8月30日公示、9月11日投票となる。自民党執行部は法案反対者は公認しない方針で、同党は事実上の分裂選挙に突入する。これにより、今回の衆院選は、小泉改革への評価を争点に、政権交代の是非を問う「政権選択選挙」となる。

 参院本会議は、6法案を一括して記名採決した。賛成108、反対125だった。自民党では、倉田寛之、中曽根弘文の両氏ら22人が反対票を投じた。山内俊夫氏ら8人が欠席・棄権した。

 小泉首相は参院本会議後の自民党臨時役員会で、衆院解散の意向を示した上で、「反対派は公認しない。全選挙区に候補を立てる」と明言した。衆院選では、郵政民営化の是非などについて、国民に信を問う考えだ。

 政府は8日午後の臨時閣議で解散を決定。その後、衆院本会議で解散詔書が朗読される運びだ。「8月30日公示、9月11日投票」の日程で選挙準備作業を急ぐ。衆院解散は、2003年10月以来、1年10か月ぶり。
(読売新聞) - 8月8日15時15分更新

1491とはずがたり:2005/08/08(月) 16:26:47

小泉・青木体制に限界 反対勢力へ抑え利かず
http://www.asahi.com/politics/update/0808/006.html
2005年08月08日16時10分

 小泉首相が政治生命をかけた郵政民営化法案が予想以上の大差で否決され、政権の掌握力の衰えが明確になった。過去4年3カ月、世論の支持を背景に反対勢力をねじ伏せてきた首相の手法の限界がはっきりし、公明党が加わっての「解散回避」の圧力もかなわなかった。何より、政権基盤の「金属疲労」を物語るのは、党総裁選などで首相を支えてきた青木幹雄参院議員会長が最大の武器とした「参院の団結」がほころびたことだ。

 「青木さんの神通力も今回は通じなかったようだ」。8日朝、賛成派の自民党参院幹部は、予想以上の反対派の広がりにこうつぶやいた。別の参院幹部も「説得が進まない。反対側に雪崩を打っている」と弱気を隠さなかった。

 公明党は8日午前、株式の持ち合い容認など、反対派の要求を受け入れた4項目の再修正を自民党に提示、ギリギリまで解散回避のための法案成立を模索した。しかし、自民党側は「この内容では野党の合意が得られない。時間的にも厳しい」と拒否、勝算のないまま、午後1時からの参院本会議に臨まざるを得なかった。

 青木氏は本会議前の参院議員総会で、「郵政関係者との長い間のいきさつがあり、人間関係で皆が苦しみ悩み続けた。二度とこんなことがあってはいけない」と語り、「皆さんの腹は固まっていると思うので、粛々と参院らしい投票をしてほしい」と呼びかけた。

 採決前に本会議場を退席した水落敏栄参院議員(堀内派)は記者団に「野党と同じようにはしたくない」と述べ、反対ではなく欠席を選んだ理由を語った。

 同じく退席した荒井正吾参院議員(堀内派)は「進める手法が民主主義的じゃない。賛成しないなら解散というのは、民主主義的じゃあない」と、首相の政治手法への批判を口にした。

 解散風が吹き荒れても、造反の動きが止まらなかった根底には、首相だけでなく、青木氏ら政権を支えた党内実力者への覆いがたい反発があった。

 「青木さんは03年の総裁選の時、『先々、郵政民営化に反対するのは自由だから、ここは小泉再選でまとまってくれ』と言った。今になって、『解散回避のため、法案に賛成してくれ』と言うのは筋が通りません」

 7月末、青木氏の足元の旧橋本派議員はそう不満を語った。

 法案修正や付帯決議、あるいは「丁寧な」首相の答弁といった融和策で反対派を切り崩せると考えた青木氏ら執行部の見通しは甘かった。

 国民の関心が低く、賛否も割れた郵政民営化は、首相側にとっても反対派をたたく「旗印」になりにくかった。公明党が選挙支援打ち切りをにおわせて、反対派を牽制(けんせい)しても形勢を逆転するには至らなかった。

 「郵政民営化は一番最初からの政権の最大矛盾だった。首相と党のバトルの決着を先送りしたツケが一番大事な時に爆発してしまった」。閣僚の1人は嘆いた。

 賛否両陣営ともに動きを束ねる存在が失われ、個々の議員の「自主判断」が結果を左右する「溶解状態」に自民党が陥ったという実情もある。

 「派閥政治」を無視する小泉政権の下で所属議員に対する派閥の掌握力は低下した。首相は大派閥をバックにした実力者を並べる「強い」執行部を選ばなかった。

1492とはずがたり:2005/08/08(月) 16:27:46

反対125、賛成108 反小泉感情、解散回避上回る
http://www.asahi.com/politics/update/0808/004.html
2005年08月08日15時01分

参院本会議で郵政民営化法案が否決され拍手する議員たち=8日午後1時44分、国会内で

 郵政法案の採決は8日の参院本会議で記名投票で行われ、賛成108票、反対125票で否決された。自民党から、「反小泉」勢力の多い亀井、旧橋本両派を中心に「否決ライン」の18人に達する造反が出た結果、民主、共産、社民の野党などと合わせ反対が賛成を上回った。

 小泉首相は、採決終了後、午後3時から解散を決めるための臨時閣議を開くことを決定。制度上は衆院回付などの道が残されていたが、首相が衆院解散を決断したため法案は廃案となる。午後2時過ぎの自民党役員会では「反対した者は公認しない。全選挙区に候補者を立てる」と表明した。

 一方、民主党は郵政法案否決を受けて同日午後、衆院に内閣不信任決議案を提出した。

 衆院での5票差の可決を受け、参院では賛否両派が激しく争ってきたが、カギを握ると見られた参院亀井派の中曽根弘文会長が5日になって反対を表明。同派から同調者が相次ぎ、否決への流れが一気に強まった。

 旧橋本派では反対派の急先鋒(きゅうせんぽう)だった綿貫民輔・党郵政事業懇話会長(前衆院議長)が首相批判を続け、衆院採決で主要幹部の対応が割れた堀内派は賛成で一本化できなかった。

 首相が法案否決―衆院解散の構えを崩さない中、青木幹雄参院議員会長や片山虎之助参院幹事長ら自民党執行部は、反対派を最大40人台と見て「解散回避には法案成立しかない」と、個別の説得作業を続けてきた。

 小泉首相の姿勢は最後まで変わらず、8日午前、首相官邸を訪ねた自民党議員に「否決されたら即解散だ」と明言。細田官房長官は記者会見で、否決の場合に首相が解散でなく内閣総辞職を選択する可能性について「全然ありません。(首相は)全く一点の曇りもない。迷いのない状況だ」と述べた。

 また、公明党は8日午前、解散回避策として、法案の再修正案を自民党側に提示したが、片山参院幹事長は「本会議修正は事実上難しい」と受け入れず、公明党の神崎代表は再修正について「だめだ。もう突撃あるのみ」と語った。

 自民党内には賛否両派を問わず、解散回避を望む声が強く、執行部もその点に賭けて説得を続けてきたが、首相の政治手法や、それを容認してきた青木氏ら参院執行部への反感は強く、反対派を切り崩すことはできなかった。

1493とはずがたり:2005/08/08(月) 16:55:30

分裂選挙の自民、政権維持は微妙 民主は政権交代めざす
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20050808/K2005080800930.html?C=S
2005年 8月 8日 (月) 15:57

 小泉首相は郵政法案が否決となった場合は、即日解散の決意を固めていた。首相は党内の衆院反対派の大量処分・非公認に踏み切る構えで、反対派が新党結成に進む場合も、自民党本体と公明党で過半数を制することで政権維持を図る。一方、民主党は「自民党の内紛による選挙は、政権獲得へ願ってもない局面」(幹部)と受け止めており、年金やアジア外交を軸にマニフェスト(政権公約)づくりを急ぎ、政権交代実現を目指す。

 衆院解散は03年10月以来で、小泉政権下では2回目。現憲法下では過去19回の衆院解散があるが、参院で政権の重要法案が否決されたことを理由に首相が解散に踏み切るのは初めてだ。

 郵政民営化は、01年4月の政権発足以来の首相の「政権公約」で、今国会でも首相は再三、「法案が否決されれば内閣不信任とみなす」と明言してきた。自民党内の解散回避を求める声にも応じず、森派幹部らが継続審議とするよう打診しても拒否。6日には森前首相が直談判に及んだが、否決なら断固解散するとの意思を変えなかった。

 首相は総選挙でも郵政民営化を「小泉改革の象徴」と位置づけ、法案反対に回った民主党との「政権選択選挙」の最大争点の一つにしようとするのは間違いない。衆院採決で反対票を投じた造反者の処分・非公認に踏み切るのも、いわば構造改革路線の「純化」を明示したいからだ。

 だが、森前首相や青木幹雄参院議員会長ら党幹部、さらに冬柴鉄三幹事長ら公明党幹部も「郵政解散では自民党の政権維持は困難」との認識を示してきた。郵政民営化に対する国民の関心は低く、アジア外交や日本の国連安保理常任理事国入りなど外交面でも行き詰まりが目立つなか、「お家騒動」(自民党幹部)による総選挙で民意をつなぎとめられるかという不安だ。

 亀井静香元政調会長や平沼赳夫前経産相ら衆院の反対派は、個々の無所属立候補は得策でないと見て新党結成を検討しており、その場合は特定郵便局長会OBなど自民党の支援団体も含めた分裂選挙となる。また、現段階では連立政権維持が基本姿勢の公明党も、選挙戦中に自民党が不利との観測が強まれば、選挙協力にブレーキがかかることも予想される。

 これに対し、岡田代表率いる民主党は、93年の細川非自民政権誕生以来の好機と見て攻勢を強める。03、04年の衆参選挙で定着したマニフェスト選挙を展開し、年金・消費税、アジア・国連外交など内政外交全般で「対案」をまとめて、政権担当能力の争いを前面に掲げる。党内には、共産党が全小選挙区で候補を擁立できないような場合、結果的に民主党に票が流れる事実上の「民・共協力」を望む声もある。

 総選挙では、首相の靖国神社参拝や年金制度改革など日本の「過去」や「将来」にかかわる課題が問われ、結果次第で政権の枠組みの変化にもつながる可能性がある。

1494じゃみ:2005/08/08(月) 17:45:29
解散!自民党ついに下野か?

1495とはずがたり:2005/08/08(月) 17:47:57
楽しみですねぇ〜。
自民党が改革政党っちゅって国民の支持を集めちゃったら鬱ですが。。

1496じゃみ:2005/08/08(月) 17:55:19
>>1495 自民党は改革政党を掲げるでしょ。
    でも、郵政にそこまで関心が集まるかどうか疑問です。
    公明の冬柴が民主との連立もありうると釘をさしたし、
    自民の選挙が実質公明頼みであることを考えると、
    公明次第では、自民党の下野の公算が大きいのではなかでしょうか。

1497とはずがたり:2005/08/08(月) 18:04:05
でしょうねぇ。
小泉はそれで勝てると信じてるみたいですし,民主党も風を起こせないときついですかね。。

公明党はそれでも自民党に着いて行くしかないでしょうし一蓮托生で行くんじゃないですか?益々学会依存が進むと其れへの批判も高まることを期待。。
それでもバカの一つ覚えみたいに自民党にひっついて行くのか?神社本庁よ。

1498じゃみ:2005/08/08(月) 18:15:36
「郵政解散」「乱心解散」「分裂解散」「解党解散」「落城解散」「ぶっこわし解散」
「簡単解散」「郵便解散」「不届解散」・・・どないです。

1499とはずがたり:2005/08/08(月) 20:38:05
どれにしましょ?笑>>1498

今小泉会見してるがホントに郵政の事しか云わんなぁ・・。

民主は郵政は軽くいなして年金とか他の行財政改革に力を入れた方が良さそうで。

1500杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2005/08/08(月) 21:43:46
「八つ当たり解散」で如何?

[My HP] http://politics.mtcedar.com/
      http://mtcedar.txt-nifty.com/

1501とはずがたり:2005/08/08(月) 22:53:21

名前色々出てます

首相「郵政解散」…「自爆解散」「八つ当たり解散」も (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/jimin.html?d=08yomiuri20050808i212&cat=35

 小泉首相は8日夜の記者会見で、「今回の解散は『郵政解散』だ。(郵政民営化に)賛成してくれるのか反対するのか、はっきり国民に問いたい」と述べた。

 一方、法案に反対した自民党の自見庄三郎・元郵政相は「解散にはまったく合理性がない。殿乱心、『自爆解散』だ」と批判した。

 解散回避を首相に申し入れて拒否された森前首相は「ぱーっと上がって選挙があって、案外何も変わらないというようなことになれば、花火みたいなもので『花火解散』」と名付けた。

 一方、野党側は、民主党の岡田代表が政権交代の好機として「日本刷新解散」と命名。社民党の福島党首は「八つ当たり解散、わがまま解散」と断じた。


[ 2005年8月8日20時37分 ]


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