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自公保観察スレ

1491とはずがたり:2005/08/08(月) 16:26:47

小泉・青木体制に限界 反対勢力へ抑え利かず
http://www.asahi.com/politics/update/0808/006.html
2005年08月08日16時10分

 小泉首相が政治生命をかけた郵政民営化法案が予想以上の大差で否決され、政権の掌握力の衰えが明確になった。過去4年3カ月、世論の支持を背景に反対勢力をねじ伏せてきた首相の手法の限界がはっきりし、公明党が加わっての「解散回避」の圧力もかなわなかった。何より、政権基盤の「金属疲労」を物語るのは、党総裁選などで首相を支えてきた青木幹雄参院議員会長が最大の武器とした「参院の団結」がほころびたことだ。

 「青木さんの神通力も今回は通じなかったようだ」。8日朝、賛成派の自民党参院幹部は、予想以上の反対派の広がりにこうつぶやいた。別の参院幹部も「説得が進まない。反対側に雪崩を打っている」と弱気を隠さなかった。

 公明党は8日午前、株式の持ち合い容認など、反対派の要求を受け入れた4項目の再修正を自民党に提示、ギリギリまで解散回避のための法案成立を模索した。しかし、自民党側は「この内容では野党の合意が得られない。時間的にも厳しい」と拒否、勝算のないまま、午後1時からの参院本会議に臨まざるを得なかった。

 青木氏は本会議前の参院議員総会で、「郵政関係者との長い間のいきさつがあり、人間関係で皆が苦しみ悩み続けた。二度とこんなことがあってはいけない」と語り、「皆さんの腹は固まっていると思うので、粛々と参院らしい投票をしてほしい」と呼びかけた。

 採決前に本会議場を退席した水落敏栄参院議員(堀内派)は記者団に「野党と同じようにはしたくない」と述べ、反対ではなく欠席を選んだ理由を語った。

 同じく退席した荒井正吾参院議員(堀内派)は「進める手法が民主主義的じゃない。賛成しないなら解散というのは、民主主義的じゃあない」と、首相の政治手法への批判を口にした。

 解散風が吹き荒れても、造反の動きが止まらなかった根底には、首相だけでなく、青木氏ら政権を支えた党内実力者への覆いがたい反発があった。

 「青木さんは03年の総裁選の時、『先々、郵政民営化に反対するのは自由だから、ここは小泉再選でまとまってくれ』と言った。今になって、『解散回避のため、法案に賛成してくれ』と言うのは筋が通りません」

 7月末、青木氏の足元の旧橋本派議員はそう不満を語った。

 法案修正や付帯決議、あるいは「丁寧な」首相の答弁といった融和策で反対派を切り崩せると考えた青木氏ら執行部の見通しは甘かった。

 国民の関心が低く、賛否も割れた郵政民営化は、首相側にとっても反対派をたたく「旗印」になりにくかった。公明党が選挙支援打ち切りをにおわせて、反対派を牽制(けんせい)しても形勢を逆転するには至らなかった。

 「郵政民営化は一番最初からの政権の最大矛盾だった。首相と党のバトルの決着を先送りしたツケが一番大事な時に爆発してしまった」。閣僚の1人は嘆いた。

 賛否両陣営ともに動きを束ねる存在が失われ、個々の議員の「自主判断」が結果を左右する「溶解状態」に自民党が陥ったという実情もある。

 「派閥政治」を無視する小泉政権の下で所属議員に対する派閥の掌握力は低下した。首相は大派閥をバックにした実力者を並べる「強い」執行部を選ばなかった。


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