筆者紹介─石井裕
米マサチューセッツ工科大学メディア・ラボ教授。人とデジタル情報、物理環境のシームレスなインターフェースを探求する「Tangible Media Group」を設立・指導するとともに、学内最大のコンソーシアム「Things That Think」の共同ディレクターを務める。'01年には日本人として初めてメディア・ラボの「テニュア」を取得。'06年「CHI Academy」選出。「人生の9割が詰まった」というPowerBook G4を片手に、世界中をエネルギッシュに飛び回る。
9日の報道によると、3月にもシェアを伸ばしたIntelは、4月14日に予定している決算発表が予想を上回る可能性があるという。「第1四半期の結果はIntel内部の見通しとアナリスト予測を超えるとわれわれは考えており、第2四半期の業績予想は多少の成長を反映するものと見ている」と、Wall Street JournalはWedbush MorganのアナリストPatrick Wang氏の発言を引用して報じている。
Sony Electronics は6日、『2010 International Consumer Electronics Show (CES)』において『SD/SDHC』および『microSD/microSDHC』規格のメモリカードを発売すると発表した。相対的に見ればそれほど驚くことでもないが、自社規格にこだわる同社の歩みを考えれば、これは大きなニュースだ。
Sony は数十年にわたって、ひたすら我が道を進んできた。『Blu-ray Disc』のような成功例もあるが、大失敗に終わったことも少なくない。たとえば家庭用ビデオテープ規格では、技術的に優れた『Betamax』方式を推進していたが、ライセンス ポリシーが敬遠され、家電メーカー各社は性能の劣る『VHS』になだれこんだ。