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継続:科学と疑似科学を判別する

1Ken:2024/07/06(土) 16:52:48
「1対1」のスレッドに関する、基本的なことを、最初に述べます。

旧スレッドで言ったように、第三者が、この『掲示板』で発言することには、干渉しません。ただ、この『スレッド』では、第三者の発言は認めません。発言は、掲示板の別スレッドでしてください。

私が議論する相手が、別スレッドで、だれと意見を交換するのも自由だし、そこから得た結論を、自分の投稿として、このスレッドに書き込まれてもかまいません。

それなら、このスレッドに第三者が書き込めないことで、何の問題も生じないはず。それとも生じますか?

一方、このスレッドに、私が読まない投稿をされることの害は明らかです。それらの投稿の中から、読むべき投稿を見つけねばなりません。しかも、その投稿は画面から消えていることもあり、探しにゆかねばなりません。その不便さは元の掲示板の経験で明らかでしょう。

こう説明すれば、第三者がこのスレッドに書き込む理由はないはずです。少なくとも、ネット掲示板のまともな使い方をする人なら。

それでも書き込むのは、明らかに妨害の意図をもつ人だけです。当然、排除されます。

489Ken:2025/07/13(日) 22:15:56 HOST:softbank126026080234.bbtec.net
あらためてChatGPTと突っ込んだ議論をやってみました。

drive.google.com/file/d/17Qcskrv4yZhqxEM8PC7A2KjEAYpPbVYb/view
(私の発言を水色で表示しています)

AIの論点をまとめると、

1.光波動説は18世紀の物理法則つまりニュートン力学と矛盾していた
2.しかし波動説論者は、ニュートン力学を修正できるとは考えなかった
3.それでも、波動説をあきらめられなかった。
4.彼らを動かしたのは、論理というより心理だった。

ということになります。彼らは、ニュートン力学との矛盾を承知の上で、波動説を支持しました。それなら、ニュートン力学が修正を要すると言うべきなのに、それもできなかった。

結局、光波動説論者の「逸脱」の本質はここにあるのでしょうね。彼らは、自分たちの主張がニュートン力学と両立できないことを承知しながら、ニュートン力学を修正できるとも考えなかった。当時の物理法則と矛盾したのみならず、自己矛盾を抱えていたのです。

スレッドより一足先に、粒子説との比較もAIと議論しました。両者の違いは光波動説がニュートン力学の修正を要求することです。光粒子説を検証する時に語りましょう。

最後は教育の話もしました。18世紀には教育内容を統制する公的組織など存在せず、論理的な矛盾を含むことでも、教えるのは自由だった。それが後の世に、物理学を大きく前進させる結果を生んだという合意ができました。

私が、このスレッドで語る内容の多くは、このAIとのログに含まれています。これをベースにして、スレッドを続けてゆきます。

490とりあえず:2025/07/13(日) 22:57:16 HOST:pb6a85a12.hyognt01.ap.so-net.ne.jp
>>488
>どういう質問文を投じたのか、1字1句記載してください。私が紹介した文章をそのまま投じたのですか?

>>481と同じことさせるつもりか?
だから、ふざけなさんなよ。何様ですか?

貴方、AIは同じ質問なら同じ返答しかないとか勘違いしてませんか?
AIを盲信し過ぎです。


AIは一度自分で初期の回答を生成してしまうと、その後の会話で新しい情報をユーザーから提示されても最初に自分が立てた仮説や出した回答に強く影響され、
それを修正したり、間違っていたことにすることが非常に苦手です。

何度も指摘してるように頑なに空気の話になってるでしょう?
最初に音波で回答出したためですよ。おそらく。

だからこっちが正しいとかじゃありません。私の方も同じように最初の方の回答でAI自身にバイアスが掛かってるでしょうから。

このやりとりに意味が無いと言っています。

どうせならもっと根本的なことを尋ねては如何ですか?
「波の反射はボールが壁にぶつかって跳ね返るのと一緒の原理ですか?〜」とか


>はい。文献の記述は「c=√E/ρ」です。「慣性÷弾性」ではありません。
>ρがあるから不可量物質ではありません。

誰も密度が弾性そのものとは言ってませんし、言うつもりもありません。
本当にそう言う表現苦手ですね。もうちょっと考えてくれませんか?


>どういう形の「一石」ですか? 18世紀に「c=√E/ρ」以外の形の波動が想定されたのなら、具体例を出してください。

こう言う質問が来る時点で本当に考えていないと思います。
c=√E/ρは波動ではなく速度の式です。

投じられた一石は「ニュートンの運動法則が万物に適用できるとは限らないのでは?」と言うものです。


>その言い方では、多様な解釈ができるから曖昧、と言っているのですが。

多様も何もそのもの以外の言い方が私には分りませんね。


>1.波の媒質となる流体は構造体をエネルギー損失なく透過する
>2.同じ構造体が、波動の方は、入射角=反射角で完全に鏡面反射させ、透過はない
>波が弾性波だとして、この2つが同時に成り立ちますか?

成り立つと考えられた。それだけです。
その様に仮定すると色々説明がつき、それを元に色々検証をした、と言う普通の科学の営みです。


>>489
>彼らは、ニュートン力学との矛盾を承知の上で、波動説を支持しました。それなら、ニュートン力学が修正を要すると言うべきなのに、それもできなかった。

何度も言うように現状矛盾があるから非科学とはなりません。
出来なかったのも知見の不足や技術問題です。普通のことです。


>18世紀には教育内容を統制する公的組織など存在せず、論理的な矛盾を含むことでも、教えるのは自由だった。
>それが後の世に、物理学を大きく前進させる結果を生んだという合意ができました。

だから自分のところのコミュニティでやるなら好きにすりゃ良いと言っています。
それは今も変わりませんよ。
IDの問題はそこに無い。そこを理解しなさい。


>私が、このスレッドで語る内容の多くは、このAIとのログに含まれています。これをベースにして、スレッドを続けてゆきます。

もうAIとの結果だけでイイんじゃないの?




18世紀の波動説が逸脱とは微塵も思いませんし、そんなこと言ってるのは貴方だけなのでどうでもいい。
仮に逸脱だったとしてIDとは別問題だしどうでもいい。

私が興味あるのはIDを如何に科学の土俵に上げるかです。
科学的に逸脱したまま、非科学のまま科学として扱うのを否定してるだけです。

波動説は当時科学でした。IDは現状、科学の体を成していない。問題はそこです。
如何に“今”波動説の非科学性を訴えようと当時そのように思われてなかったんだから無意味でしょう?
IDは将来科学として認められるかも知れません。でも現状相手にされてない。だから科学として扱いようがないんです。

やるべきは18世紀の波動説がどうとかで歴史をねじ曲げるのではなく、
今現在のID論とかをどのようにするか?どのような科学的態度で臨むべきか?そこを考えねばならないと思います。

491Ken:2025/07/13(日) 23:32:36 HOST:softbank126026080234.bbtec.net
>AIは一度自分で初期の回答を生成してしまうと、その後の会話で新しい情報をユーザーから提示されても最初に自分が立てた仮説や出した回答に強く影響され、それを修正したり、間違っていたことにすることが非常に苦手です。

私がやったのと同じ形で、AIとの対話を全部記載してください。

1.波の媒質となる流体は構造体をエネルギー損失なく透過する
2.同じ構造体が、波動の方は、入射角=反射角で完全に鏡面反射させ、透過はない
波が弾性波だとして、この2つが同時に成り立ちますか?

この質問をしても、なお、1と2が両立するという回答を本当にAIが出してきたのですか?
それなら、その論証過程を見せてください。

>c=√E/ρは波動ではなく速度の式です。

波動の速度の式です。波の挙動を表す数式に密度が含まれるのがポイント。不可量物質が波の媒質になりうるという考えが存在したのなら、ρを含まない速度の式があったはず。それを提示してください。

492Ken:2025/07/14(月) 22:57:56 HOST:softbank126026080234.bbtec.net
今のAIは学習機能があるから、対話する相手に合わせて、説明の仕方を工夫する程度のことはやるでしょう。あるいはまた「モーツァルトとベートーベンのどちらが偉大な作曲家であったか」などという、主観の要素が大きい問題には、相手の趣向に合わせた回答をするかもしれません。

しかしながら、
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
1.波の媒質となる流体は構造体をエネルギー損失なく透過する
2.同じ構造体が、波動の方は、入射角=反射角で完全に鏡面反射させ、透過はない
波が弾性波だとして、この2つが同時に成り立ちますか?
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------

このような、定義を明確にした物理の問題を問われて、

「両立します」
「両立しません」

などと、正反対の回答を使い分けたら、そのAIの信頼は地に落ち、現在のように世を席巻することも、開発企業が莫大な利益を上げることも不可能になる。

よって、あまりにも異なる2つの回答が出された時、少なくともどちらか一方は、問い方自体が非常に特殊なものであった結果と見なすべきです。それを明らかにするには、対話のログを丸ごと紹介するしかありません。

もしも、あなたが「両立します」という回答を得たのなら、そこに至るすべての会話を紹介してください。私は、自分の分をすでに紹介しました。
drive.google.com/file/d/1mr-aNEvXij_RF6lUP9XP6CCDwKbXcdKv/view

すべて、新規のチャットとして始め、上記の質問以外に何も言っておりません。そして、3つのAIから「両立しません」という回答を得ています。

さらに条件を厳密にすることも可能です。もし光波動説の主張通りなら、媒質の無抵抗透過と波動の完全鏡面反射は、

・メタマテリアルのような特別な構造物だけでなく、あらゆる物体で起こる
・特定の方向だけでなく、360度どの方向から媒質が来ても無抵抗で透過する
・特定の方向だけでなく、360度どの方向から波動が来ても鏡面反射する
・特定の波長だけでなく、すべての波が鏡面反射する

はずです。そういうことがはたして可能か、と尋ねてみればよいでしょう。

493とりあえず:2025/07/17(木) 00:03:26 HOST:p76ed987c.hyognt01.ap.so-net.ne.jp
>>491
>私がやったのと同じ形で、AIとの対話を全部記載してください。

他人の話、聞いてた?意味が無いと言っている。

この手のAIチャットBOTは今やってるような専門性の高い分野やニッチな分野にはまともに使えない、使わないモノですよ?
貴方、単なる高性能な検索ツールと勘違いしてやいませんか?

簡単な計算や問い、文章の校正とかには便利ですが、こう言う調べ物に絶対の信頼を置くべきではありません。
良くてWikipediaレベルと思っています。

だから私は普通にネットでググるか、書籍から基本的に引っ張ってくるんです。


>波動の速度の式です。波の挙動を表す数式に密度が含まれるのがポイント。
>不可量物質が波の媒質になりうるという考えが存在したのなら、ρを含まない速度の式があったはず。それを提示してください。

∂²u/∂t² = v² ∂²u/∂x²でしょ?

でv部分が色々表されるってだけ。
√E/ρは質量弾性系に限定されたものってだけ。これだいぶ前に言いましたよ?

そもそも√E/ρがどう言う意味合いか考えたことありますか?
前にも言ったように、慣性と復元力を表したモノです。弾性率は変形しがたさ、つまり如何に速くエネルギーを伝えるかの指標の一つです。
それを鋼などに例えてるわけですが、同様に変形を殆どすることなく伝えるならそれが鋼だろうが別の物質と抵抗がなかろうがどうでも良いのです。
密度も単相互作用する物体のに密度が薄いと言うことは、それらの空間が広がることを指し、同じ相互作用でも遠くに届く、即ち早いことを示す。それだけです。

不可量物質も√E/ρと同様の概念で語れるよね、と言うだけ。
でもあくまで不可量物質同士の密度であり、弾性率のお話です。ここで質量密度がどうとかヌかす時点でおかしいのです。

494とりあえず:2025/07/17(木) 00:04:16 HOST:p76ed987c.hyognt01.ap.so-net.ne.jp
>>492
一応、ウチの子にぶち込んだ回答も載せますが、コレを持って正しいだなんだ言うつもりはありません。
所詮はAIですから


--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
Q.1.波の媒質となる流体は構造体をエネルギー損失なく透過する
 2.同じ構造体が、波動の方は、入射角=反射角で完全に鏡面反射させ、透過はない
 波が弾性波だとして、この2つが同時に成り立ちますか?

A.このご質問は非常に本質的で、波動と媒質運動の違いを見抜く上で極めて重要です。

結論から言うと:

✅ はい、成り立ちます。

弾性波(たとえば音波)が、媒質そのものはエネルギー損失なく構造体を透過できるにもかかわらず、波は完全に反射(入射角=反射角の鏡面反射)されて、透過しないという状況は
理論的にも実際にもあり得ます。

🔍 理由の詳細解説

1. 媒質の「透過」と波の「透過」は別の現象
「媒質が透過する」とは、構造体にある孔や繊維の隙間などを、分子単位で通り抜けることです(拡散・流れ)。

一方、「波の透過/反射」とは、媒質中の粒子が協調して生む変位や圧力変化という構造が、構造体を貫通できるか否かという問題です。

→ 波としての「構造の整合性(波面・波長・位相など)」が維持できなければ、媒質が通れるとしても、波は反射されます。

2. 反射が完全で透過ゼロでも、媒質は抜けられる例
例:空気中の音波と多孔質壁
空気(媒質)は繊維壁やフォームなどの微細な隙間を自由に通り抜けられます。

しかし、その隙間が波長と同程度かそれより小さければ、音波(弾性波)は透過できず、完全に反射される可能性があります。

特に整った構造であれば、「音響メタマテリアル」のように鏡面反射のような入射角=反射角の反射も可能です。

3. 弾性波と境界条件
弾性波(縦波、横波ともに)は以下の境界条件を満たす必要があります:

変位の連続性

応力(力)の連続性

反射は、これらの条件を満たすために、波動方程式の解として必然的に現れる現象です。
媒質の粒子がどれほど自由に通り抜けようが、それは波の構造(波面や定在波)とは別の次元の話です。

🎯 まとめ:成り立つか? → 成り立つ!
項目 成り立つ理由
1. 媒質が構造体を透過する 粒子が隙間や孔を抜けられるため
2. 波が反射されて透過しない 境界条件により波の整合性が壊れ、透過波が許されず、反射波のみが可能になるため

もしご希望でしたら、模式図(媒質は通過・波は反射)や、音響メタマテリアルでの類例、あるいは波動方程式+境界条件の数学的導出などもお示しできます。お気軽にどうぞ!


--------------------------------------------------------------------------------------------------------------

そもそもこの質問に於ける媒質が完全流体なのかどうか?不可量物質なのかどうか?とかもなく曖昧ですからね。

もう一度言います。
AIは一度自分で初期の回答を生成してしまうと、その後の会話で新しい情報をユーザーから提示されても最初に自分が立てた仮説や出した回答に強く影響され、
それを修正したり、間違っていたことにすることが非常に苦手です。
同じ質問を別のチャットを開いて、まず“完全流体に於ける”とか書いてやってごらん。たぶん変わるから。

AIは検索ツールじゃないと言うのをまずしっかり理解して下さい。そしてAIではなく本を読んで下さい。









そして重要なことなので再度書きます。



18世紀の波動説が逸脱とは微塵も思いませんし、そんなこと言ってるのは貴方だけなのでどうでもいい。
仮に逸脱だったとしてIDとは別問題だしどうでもいい。

私が興味あるのはIDを如何に科学の土俵に上げるかです。
科学的に逸脱したまま、非科学のまま科学として扱うのを否定してるだけです。

波動説は当時科学でした。IDは現状、科学の体を成していない。問題はそこです。
如何に“今”波動説の非科学性を訴えようと当時そのように思われてなかったんだから無意味でしょう?
IDは将来科学として認められるかも知れません。でも現状相手にされてない。だから科学として扱いようがないんです。

やるべきは18世紀の波動説がどうとかで歴史をねじ曲げるのではなく、
今現在のID論とかをどのようにするか?どのような科学的態度で臨むべきか?そこを考えねばならないと思います。
ただ無理矢理ねじ込むのではない真っ当な術を考えるべきです。何かないんですか?

496Ken:2025/07/17(木) 08:11:40 HOST:softbank126026080234.bbtec.net
>∂²u/∂t² = v² ∂²u/∂x²でしょ?
>でv部分が色々表されるってだけ。

ですから、vが「√E/ρ」以外の、ρを含まない形で、18世紀に表された事例を出してください。

>✅ はい、成り立ちます。
>例:空気中の音波と多孔質壁

私が述べた条件を入れてみましたか? 媒質の無抵抗透過と波動の完全反射は、

・メタマテリアルのような特別な構造物だけでなく、あらゆる物体で起こる(石でも木でも流体でも)
・特定の方向だけでなく、360度どの方向から媒質が来ても無抵抗で透過する
・特定の方向だけでなく、360度どの方向から波動が来ても鏡面反射する
・特定の波長だけでなく、すべての波が鏡面反射する

エーテル理論が正しいなら、こうなるはずです。でもそんなことが可能か、AIに尋ねてください。

>空気(媒質)は繊維壁やフォームなどの微細な隙間を自由に通り抜けられます。

ここで言われているのは「穴が空いた壁」ですね。そのような壁には穴の部分と、穴の周囲の部分があります。穴の部分に入った空気(媒質)は透過するでしょう。

でも穴の周囲の部分に当たった空気(媒質)は、跳ね返されるのではありませんか? 壁全体で見たときに、媒質が無抵抗で透過できますか?

AIに尋ねてみてください。

497とりあえず:2025/07/20(日) 00:16:49 HOST:p9d935164.hyognt01.ap.so-net.ne.jp
>>496
>ですから、vが「√E/ρ」以外の、ρを含まない形で、18世紀に表された事例を出してください。

18世紀に限定されるなら√ghくらいしか見たことないですね。あとは弦の√T/μ位でしょうか。
gは重力加速度ですが当時は質量と関係ない単なる係数と言う認識です。

当時はそこまでツッコんで検証されていないのでvがどうとかの話題は殆ど無いと思います。
むしろ「波動のvは「√E/ρ」以外絶対あり得ないんだ」、みたいな主張が当時有ったならそれを示して下さい。


と言うか、不可量物質なので質量を前提とした式を使うのは不適当だと、当たり前の事をこちらは“何度も何度も”言っているのですが
貴方はなぜ質量弾性系の「√E/ρ」に拘るのですか?
なぜ不可量物質が質量弾性系で行けると確信しているのですか?私にはそこが理解出来ません。

貴方の中でどう言う思考論理で、「『不可量物質』を『質量を伴う数式』で表現出来る」と判断したのか、そこをまず説明して欲しいです。



>私が述べた条件を入れてみましたか?

まずその条件がイカれています。

1.メタマテリアルのような特別な構造物だけでなく、あらゆる物体で起こる(石でも木でも流体でも)

光が透過する物体も普通にあります。

繰り返しますがエーテルが物質を透過できることと、その中を伝わる波動が物体表面で反射することは、異なる物理的現象です。
まずここは理解出来てますか?

2.特定の方向だけでなく、360度どの方向から波動が来ても鏡面反射する

「すべての方向・すべての物体で完全反射が起こる」というのは、確かに物理的にありえない理想化です。
ですがエーテル理論においても要求されていません。
どっから出てきたの?

3.特定の波長だけでなく、すべての波が鏡面反射する

エーテル理論でそんな主張見たことありません。

>エーテル理論が正しいなら、こうなるはずです。でもそんなことが可能か、AIに尋ねてください。
もなにも、“こうなるはず”の前提がおかしいので可能云々以前の問題です。



>ここで言われているのは「穴が空いた壁」ですね。そのような壁には穴の部分と、穴の周囲の部分があります。穴の部分に入った空気(媒質)は透過するでしょう。
>でも穴の周囲の部分に当たった空気(媒質)は、跳ね返されるのではありませんか? 壁全体で見たときに、媒質が無抵抗で透過できますか?

完全流体とはどう言うモノか理解しましょう。




で、繰り返しますが今のやり取りは、今までのやり取りを上回る勢いで無意味です。
「AIの回答は必ずしも正しいとは限りません。」とAI自身が言ってることですよ?
ウチのAIを洗脳したところで根本の正しさが担保されるわけでも否定されるわけでもありません。
AI以外も色々使って調べてくれませんか?楽な方向に逃げすぎです。結局遠回りなだけですよ。

重要なのは当時、波動説が科学理論として認められていたか否かでしょう?
今の判断はどうでもいいんです。




そして重要なことなので再再度書きます。



18世紀の波動説が逸脱とは微塵も思いませんし、そんなこと言ってるのは貴方だけなのでクソどうでもいい。
仮に逸脱だったとしてIDとは別問題だしどうでもいい。

私が興味あるのはIDを如何に科学の土俵に上げるかです。
科学的に逸脱したまま、非科学のまま科学として扱うのを否定してるだけです。

波動説は当時科学でした。IDは現状、科学の体を成していない。問題はそこです。
如何に“今”波動説の非科学性を訴えようと当時そのように思われてなかったんだから無意味でしょう?
IDは将来科学として認められるかも知れません。でも現状相手にされてない。だから科学として扱いようがないんです。

やるべきは18世紀の波動説がどうとかで歴史をねじ曲げるのではなく、
今現在のID論とかをどのようにするか?どのような科学的態度で臨むべきか?そこを考えねばならないと思います。
ただ無理矢理ねじ込むのではない真っ当な術を考えるべきです。当時の偉人達をこき下ろす以外に何かないんですか?

499Ken:2025/07/20(日) 01:18:29 HOST:softbank126026080234.bbtec.net
>18世紀に限定されるなら√ghくらいしか見たことないですね。あとは弦の√T/μ位でしょうか。

光波動説なのですから、3次元空間を放射状に広がる波動の話をしています。水面波でも弦でもありません。なお「μ」は線密度だから質量を前提にしています。

>と言うか、不可量物質なので質量を前提とした式を使うのは不適当だと、当たり前の事をこちらは“何度も何度も”言っているのですが

ですから「√E/ρ」が不適当と考えた人が「√E/ρ」以外の、どんな理論式を提示したのか、実例を挙げてください。

>まずその条件がイカれています。

簡単なことですよ。

どんな形状でも結構ですから、立体を考えてください。サイコロのような6面体にしましょうか。サイコロの内部は、どんな物質が詰まっていても、どんな構造になっていても、かまいません。そして、この立方体の表面を鏡にします。簡単に作れますよね。

エーテルはこの物体を透過しますが、光は表面で反射されます。そして、このことは、立方体の内部が、石だろうが木だろうが、それどころか液体が詰まっていようが、起こります。ゆえに、エーテル理論のとおりなら、第1の条件が成立するはずです。媒質の無抵抗透過と波動の完全鏡面反射は、

1.メタマテリアルのような特別な構造物だけでなく、あらゆる物体で起こる(石でも木でも流体でも)

次に、立方体を前後左右上下、どの方向に動かしても、エーテルは透過します。ゆえに、

2.特定の方向だけでなく、360度どの方向から媒質が来ても無抵抗で透過する

同じく、全表面が鏡面なのだから、

3.特定の方向だけでなく、360度どの方向から波動が来ても鏡面反射する

最後に、光波動説は、光の色の違いを、波長の違いと考えていました。そして、鏡は、特定の色だけでなく、すべての光を反射します。ゆえに、

4.特定の波長だけでなく、すべての波が鏡面反射する

上のような立方体では1〜4がすべて観測されるのだから、光が波であるなら、媒質の無抵抗透過と波動の完全鏡面反射は、1〜4のすべての条件のもとで、成立せねばなりません。はたしてそのような両立が可能であるのか、AIに尋ねてください。

>完全流体とはどう言うモノか理解しましょう。

完全流体で結構です。その流体が、壁の、穴以外の部分に衝突した時、無抵抗でいられるかを、AIに尋ねてください。

500Ken:2025/07/20(日) 08:35:03 HOST:softbank126026080234.bbtec.net
どうか順序だてて考えてください。

問題になっているのは、波の媒質は障害物を、エネルギー損失なく、完全無抵抗で透過するのに、波動自体は、入射角と反射角が等しい形で、完全に反射されることが、物理理論として可能であるか、です。

なぜそれが問題になるかといえば、エーテル理論によれば、鏡はエーテルを無抵抗で透過させるのに、光を完全な形で鏡面反射させるからです。それも、媒質の流れも、波動の伝播も、特定の方向に限定されず、360度どの方向からきても、そうなります。ゆえにエーテル理論はこの事象を説明できねばなりません。

これに対して>>494では、音響メタマテリアルのような、非常に特殊な事例が出されました。これでは説明になりません。メタマテリアルと鏡では構造が異なりますし、メタマテリアルで媒質の透過と波動の反射が両立するのは、特定方向から媒質が流れてきて、特定方向から波動が伝わってくる場合に限定されるからです。しかも、波動自体も特定の波長でなければなりません。

さらに、この話は、穴の開いた壁の、穴の部分のみが対象です。しかし、エーテルが障害物を無抵抗で透過するとは、穴以外の部分に衝突しても、無抵抗でなければなりません。

ですから、メタマテリアルにまつわる制限を外して、

1.特別な構造物だけでなく、どんな物体でも(石でも木でも流体でも)
2.特定の方向だけでなく、360度どの方向から媒質が来ても
3.特定の方向だけでなく、360度どの方向から波動が来ても
4.特定の波長だけでなく、どんな波でも
5.穴の開いた部分以外に、媒質が衝突しても

媒質の完全無抵抗透過と、波動の完全鏡面反射は、両立せねばなりません。

はたしてそういうことが物理理論として可能であるかを、あなたのAIに尋ねてください。

503とりあえず:2025/07/20(日) 23:00:41 HOST:p76ed9a67.hyognt01.ap.so-net.ne.jp
>>499
>光波動説なのですから、3次元空間を放射状に広がる波動の話をしています。

はい。で、「3次元空間の波動のvは「√E/ρ」以外絶対あり得ないんだ」、みたいな主張が当時有ったならそれを示して下さい。


>ですから「√E/ρ」が不適当と考えた人が「√E/ρ」以外の、どんな理論式を提示したのか、実例を挙げてください。

特に提示してません。
当時必要性がなかったから。


もう一度問います。不可量物質なので質量を前提とした式を使うのは不適当だと、当たり前の事をこちらは“何度も何度も”言っているのですが
貴方はなぜ質量弾性系の「√E/ρ」に拘るのですか?
なぜ不可量物質が質量弾性系で行けると確信しているのですか?私にはそこが理解出来ません。

貴方の中でどう言う思考論理で、「『不可量物質』を『質量を伴う数式』で表現出来る」と判断したのか、そこをまず説明して欲しいです。
これから逃げないで下さい。



>エーテルはこの物体を透過しますが、光は表面で反射されます。

誰もエーテル理論では何でもかんでも反射するとは言ってません。
それ、どこから出てきたの?



>特定の方向だけでなく、360度どの方向から媒質が来ても無抵抗で透過する

これは別にイイですが、
>特定の方向だけでなく、360度どの方向から波動が来ても鏡面反射する
の意味が分りません。
反射は境界条件で決まると何度も書いています。媒質が通過云々は関係なく境界面の状態で決まるんです。
鏡のように磨き上げられた鉄球のようなモノなら360度どの方向から波動が来ても鏡面反射するでしょうが、単なるいびつな黒い球なら反射しません。
そこにエーテルの透過は無関係です。


>最後に、光波動説は、光の色の違いを、波長の違いと考えていました。そして、鏡は、特定の色だけでなく、すべての光を反射します。

色がちゃんと波長の違いと考えられたのは19世紀になってからです。
繰り返します。現在の知識を勝手に持ち込むな。


>鏡は、特定の色だけでなく、すべての光を反射します。ゆえに、
>
>4.特定の波長だけでなく、すべての波が鏡面反射する

これも飛躍した結論です。仮に18世紀当時色が波長の差と認められていたにしても、それ以外の波長の存在を否定できません。
反射しない波長は観測されないんですから。
もう一度問いますが、当時そのような考えがありましたか?
貴方のオリジナル解釈をさも当時も有ったように騙らないでください。


よって繰り返します。
まずその条件がイカれています。



>完全流体で結構です。その流体が、壁の、穴以外の部分に衝突した時、無抵抗でいられるかを、AIに尋ねてください。

尋ねるまでもない。

つーか、お前さんがまず聞いて見ろ。
無抵抗だから“完全流体”って言うんだよ。
圧力勾配は生じうるため、「流れが曲がる」などの力学的な変化はありますが抵抗はない。それが完全流体です。

完全流体とはどう言うモノか理解しましょう。マヂで。

504とりあえず:2025/07/20(日) 23:01:23 HOST:p76ed9a67.hyognt01.ap.so-net.ne.jp
続き

>>500
>どうか順序だてて考えてください。

貴方が、です。

>問題になっているのは、波の媒質は障害物を、エネルギー損失なく、完全無抵抗で透過するのに、波動自体は、入射角と反射角が等しい形で、完全に反射されることが、物理理論として可能であるか、です。

媒質の透過と波動の反射は全く別の現象なので可能だと申し続けています。
ちゃんと調べろ、としかこちらは言えません。

>エーテル理論によれば、鏡はエーテルを無抵抗で透過させるのに、光を完全な形で鏡面反射させるからです。
>それも、媒質の流れも、波動の伝播も、特定の方向に限定されず、360度どの方向からきても、そうなります。
>ゆえにエーテル理論はこの事象を説明できねばなりません。

エーテル理論でそんなこと言ってません。鏡面反射は境界条件で決まるモノで媒質の透過は関係ありません。
単なる出来の悪い藁人形です。


>これに対して>>494では、音響メタマテリアルのような、非常に特殊な事例が出されました。これでは説明になりません。

音響メタマテリアルとかは「媒質の透過と反射の両立はあり得ない」と言う調べもせず断定している貴方に反例として示しただけです。
エーテルも全く同じとは一言も言っていません。


>媒質の完全無抵抗透過と、波動の完全鏡面反射は、両立せねばなりません。
>
>はたしてそういうことが物理理論として可能であるかを、あなたのAIに尋ねてください。

上記の通りです。両立します。おわり。

あれだけ言ってるのにまだAIがどうとか言い続ける気が知れません。
そんなに自分のAIしか信用置けないなら、ずっとそいつとやってれば良いんじゃないかな?
私を巻き込まないでくれ。




もう一度言いますよ。

重要なのは当時、波動説が科学理論として認められていたか否かでしょう?
今の判断はどうでもいいんです。
当時も波動説が非科学とされていたと言うのは構いません。
ただ、その証拠を示せと言っているのです。後知恵でない当時の証言です。ないのでしょう?
そりゃそうです。だって貴方個人の妄言に過ぎないのですから。
だから無意味だと言い続けています。




そして重要なことなので再再再度書きます。



18世紀の波動説が逸脱とは微塵も思いませんし、そんなこと言ってるのは貴方だけなのでクソどうでもいい。
仮に逸脱だったとしてIDとは別問題だしどうでもいい。

私が興味あるのはIDを如何に科学の土俵に上げるかです。
科学的に逸脱したまま、非科学のまま科学として扱うのを否定してるだけです。

波動説は当時科学でした。IDは現状、科学の体を成していない。問題はそこです。
如何に“今”波動説の非科学性を訴えようと当時そのように思われてなかったんだから無意味でしょう?
IDは将来科学として認められるかも知れません。でも現状相手にされてない。だから科学として扱いようがないんです。

やるべきは18世紀の波動説がどうとかで歴史をねじ曲げるのではなく、
今現在のID論とかをどのようにするか?どのような科学的態度で臨むべきか?そこを考えねばならないと思います。
ただ無理矢理ねじ込むのではない真っ当な術を考えるべきです。当時の偉人達をこき下ろす以外に何かないんですか?

無いのならもう結構です。もう本当に意味が無い。

505Ken:2025/07/21(月) 14:12:18 HOST:softbank126026080234.bbtec.net
>どう言う思考論理で、「『不可量物質』を『質量を伴う数式』で表現出来る」と判断したのか、

不可量物質は質量を伴う数式では表現できません。

そして、あなたが推奨された文献も含め、どの資料でも、電磁波理論以前には、3次元波動の速度は、質量を伴う数式しか出てきません。ゆえに、不可量物質は、波の媒質になりえないという結論が導かれます。

この考えが誤りと言われるのなら、質量を伴わない理論式が、18世紀に提示された例を、出されるしかありません。やってください。

>鏡のように磨き上げられた鉄球のようなモノなら360度どの方向から波動が来ても鏡面反射するでしょうが、

>>499から鏡の話をしております。一番分かりやすいですから。
エーテルは360度どの方向からでも無抵抗で透過し、波動は360度どの方向からでも完全に反射する。
間違いありませんか?

>尋ねるまでもない。
>つーか、お前さんがまず聞いて見ろ。

完全流体には粘性抵抗がないだけで、壁に突っ込めば、弾性抵抗を受けます。念のためChatGPTにも確認済みです。
間違いとおっしゃるのなら、ご自身がAIに尋ねてください。

506とりあえず:2025/07/25(金) 13:17:17 HOST:sp1-73-15-124.nnk01.spmode.ne.jp
はい。
真っ当な方法は無い、と言うことで了解いたしました。
終了ですね。

長々とありがとうございました。

507Ken:2025/07/26(土) 23:25:18 HOST:softbank126026080234.bbtec.net
>真っ当な方法は無い、と言うことで了解いたしました。

真っ当でないとは、

>18世紀の波動説がどうとかで歴史をねじ曲げる

のことですね。

そう言われても、18世紀の光波動説論者は、自説に筋が通らぬことを自覚しながら、なお主張し、そこには論理よりも心理的理由があった、という結論をAIとの議論で得ているのです。

drive.google.com/file/d/17Qcskrv4yZhqxEM8PC7A2KjEAYpPbVYb/view
35頁に記述があります。

撤退をされるなら、私1人でスレッドを続けることになります。まずは現在進行中の検証の完成から。エーテル理論の問題点を1つ1つ明らかにします。あなたが絶対に認めないと抵抗されてきたことばかりです。

1.光の速度の実現に必要な弾性と密度が観測されない
2.光と音はどちらも波動なのに、同じ空間を異なる速度で伝わる
3.質量のない不可量物質では波の媒質になりえない
4.ヘリウムよりも軽いエーテルは大気中に留まれない

IDの話はいずれやりますが、比較対象である光波動説の実態を、明らかにしてからでなければ、意味がありません。

508とりあえず:2025/07/27(日) 08:33:35 HOST:sp1-73-13-82.nnk01.spmode.ne.jp
はい。
AIとお一人で頑張って下さい。

応援しときます。

509Ken:2025/08/06(水) 22:37:46 HOST:52.66.62.130.static.user.transix.jp
ここからは1人でスレッドを続けます。どなたがコメントをされるのも自由ですが、本スレッドへの書き込みだけは無用に願います。これまでに設定したブロックも一旦解除しますが、本スレッドに書き込んだアカウントは、今後もブロックします。

510Ken:2025/08/06(水) 22:39:12 HOST:52.66.62.130.static.user.transix.jp
まず、基本的なポイントを明らかにします。

1.科学とは、現実事象の観測から始まる

ある事象が「起こるはず」と決めてかかるのではなく、実際に起こることを観測せねばなりません。ところが、この常識がなかなか通用しません。

通用しなかった例が、本スレッドでもありました。科学教育から一切の拘束を外して自由にするのと、拘束をかけるのと、どちらが科学の進歩に有利かが問題になりました。つまり、

仮説A:完全自由な教育が進歩に有利
仮説B:拘束された教育が進歩に有利

という対立仮説を検証することで、それには科学史の事象を観測せねばなりません。仮説Aを支持する私は、実例として、16世紀の地動説と18世紀の光波動説という、その時代の知識体系の中では合理性のなかった仮説が教えられたことが、科学の進歩に一大貢献をした例を挙げました。

地動説と光波動説に、どれだけの合理性があったのかは、検証すればよい。実際に、スレッドの大半は光波動説の検証に費やされたのですから。問題は、仮説Bの実例が1つも示されなかったことです。ルイセンコ理論の歴史などは実例になりません。旧ソ連の遺伝学が停滞したのは、ルイセンコ理論が教えられたからではなく、ルイセンコ以外の理論が弾圧されたからです。

2.事象の観測と、理論的説明は、独立した検証課題である

観測事象と理論的説明が整合するのが理想ですが、一方だけが成立することが、しばしば起こります。1801年の2重スリット実験は光波動説の強力な証拠でしたが、媒質問題の矛盾はそのままです。理論的矛盾の解消は、1864年の電磁波理論の登場まで、数十年を要しました。

反対に、理論は完璧だが、観測事象の裏付けがない仮説もあります。1915年に発表された一般相対性理論がその例で、理論が予測する事象が日蝕の観測で裏付けられたのは4年後の1919年です。

科学理論の合理性は、観測事象と理論的説明の両方で、総合評価をせねばなりません。18世紀の光粒子説と光波動説も、現在の自然選択説とID論も、これで優劣を比較します。そこから、18世紀に光波動説を支持することと、今、ID論を支持することと、相対的に合理性があるのはどちらであるかを検証します。

511Ken:2025/08/10(日) 14:27:14 HOST:KD059132255056.au-net.ne.jp
18世紀の光波動説と現在のID論を検証し、相対的な合理性を比較してゆきましょう。もしも「まともな理論」のみが、教育の場に持ち込むことを許されるのなら、その資格を有するのはどちらであるかも判定できるでしょう。具体的な検証項目は、それぞれの理論の

1.根拠となる観測事実はなにか
2.問題点はなにか
3.既存の知識体系と整合または矛盾するか

です。既存の知識体系は、それまでに蓄積された観測事実から構築されたもので、これと矛盾をする理論は、蓄積された観測事実の再解釈を要求します。そういう新理論があり得ないわけではないが、本当にそういう理論が必要なのか、既存の体系と矛盾を生じない代案はないのか、という検討は必ずやらねばなりません。では1から始めましょう。

1.根拠となる観測事実はなにか

18世紀の光波動説の根拠とされたのは、水面波や音が示す事象と似ている事象を光が示すことでした。

1-(1) 光同士が交差する
1-(2) グリマルディが観測した同心円
1-(3) ニュートン環
1-(4) 光速度が一定
1-(5) 複屈折

これらが本当に波動説の根拠たりえるかは、個別に検証します。とにかく光波動説は、光の観測事象と水面波や音の観測事象に類似点があることを、根拠としました。

それでは、現在のID論が根拠とする観測事象はなんでしょうか。これは言うまでもありません。

2-(1) 過去の地球で生物が進化した

時間経過とともに生物種が変化したことは明らかですから、今の私たちが観測できる事象の中から、同様の結果を生じるものを探せばよい。種が変化してゆく様子を実観測させてくれるものは何でしょうか? 最も容易に観測できるのは、人類が実行する品種改良です。現在の品種改良が、生物種の進化という結果を生じることから、過去の進化もまた品種改良であった、と考えるのがID論にほかなりません。

光が示す同じ事象を、音や水面波が示すことに基づくのが光波動説
品種改良が示す同じ事象を、過去の生物が示すことに基づくのがID

ただし、18世紀の光波動説にも、現在のID論にも、代案となりうる仮説が存在しました。それが18世紀の光粒子説と現在のダーウィニズムです。上に挙げた波動説の根拠となる事象は、実は粒子説でも説明がつくかもしれません。同様に、品種改良を思わせる過去の進化は、自然選択でも説明可能かもしれません。それぞれの場合に、対立説の優劣を検証することで、18世紀に光波動説を唱えることと、現在ID論をを唱えることでは、より合理性があるのはどちらの行為かを、最終的に判定します。

512Ken:2025/08/13(水) 21:02:02 HOST:52.66.62.130.static.user.transix.jp
光波動説は、光同士の交差や、光が作る同心円のような事象を観測し、同様の事象を水の波が作ることを、自説の根拠にしました。連想が働いたのです。
ID論は、過去の地球で生物種が変化したことを示す事象を観測し、同様の事象を起こす原因として、人類が実行してきた品種改良を思いつきました。ここでも連想が働いたのです。

一方で、両説とも同じ種類の問題に直面しました。

過去の地球で生物種の変化を導いた存在があったのなら、その正体は何者でしょうか? 具体的にどういう方法で、進化に干渉したのでしょうか? この疑問への回答は、現時点では何もありません。回答が見つかるかどうかも分かりません。この不明さがID論の弱点といえます。

そして、IDとの比較考察対象として、18世紀の光波動説を選んだ理由の1つがこれです。

もし光が波であるなら、その波を伝える媒質は何でしょうか? この疑問への回答が皆無でした。波動説論者がやったのは、光が波という前提から出発して、波なら媒質があるはずと考え、その媒質を「エーテル」と名づけただけです。エーテルの正体は不明で、エーテルを観測することもできませんでした。

正体不明で観測もできない媒質を想定するのと、正体不明で観測もできない品種改良者を想定するのと、問題の本質は同じです。

光波動説は、正体不明で、観測もできない媒質が、存在すると主張しました。
ID論は、正体不明で、観測もできない品種改良者が、存在したと主張します。

ここまでは、2つの仮説には差がありません。かたや媒質、かたや品種改良者という、それぞれの理論の根幹をなす存在を観測できないのです。これは、両説とも、積極的に肯定する証拠がないことを意味します。

ただし、2つの説はここからが違います。波動説には積極的に肯定する証拠がないだけではなく、むしろ積極的に否定する証拠があったのです。

IDにはありません。たとえば鳥が恐竜から進化した1億年前に、計画的に進化を導く干渉者がいたと考えても、矛盾する物理学、化学、生物学の法則は、今の知識体系に存在しません。

18世紀の光波動説は違います。当時確立していた物理法則はニュートン力学でした。波動理論を構築したホイヘンスも、ダランベールも、オイラーも、ニュートン力学の基礎の上に理論を建てました。ところが、光を伝えるエーテルの特性を突き詰めると、その存在はニュートン力学と矛盾するのです。矛盾の具体内容は何度も挙げました。

(1)空間の弾性と密度の観測値が、光速から求める理論値と異なる
(2)同じ空間を伝わる光と音の伝播速度が異なる
(3)質量がない不可量物質では波の媒質になりえない
(4)そもそもエーテルは大気中には留まれない

光の媒質とされるエーテルは、積極的に肯定する証拠がないばかりか、積極的に否定する証拠があるのです。

513Ken:2025/08/17(日) 21:39:33 HOST:52.66.62.130.static.user.transix.jp
光波動説は物理法則と矛盾しましたが、それだけで評価が決まるわけではありません。光の波動性を示す強い証拠があれば、矛盾を残したままでも支持されます。何度も述べてきたように、2重スリット実験が示したのは、そういう証拠でした。この時点では媒質問題の矛盾は解消されてないのに、波動説の優位を樹立したのです。18世紀までの観測事象とは異なり、粒子説では説明不能な、回折と干渉が作る縞模様が観測されたからです。

縞模様だけなら18世紀までも観測されていました。しかし2重スリット実験を波動説で解釈すると、実験条件を変えた結果の予測ができるのです。干渉縞のメカニズムはファインマンが解説しています。
www.feynmanlectures.caltech.edu/I_29.html#Ch29-F7

たとえば2つのスリットの間隔や造影スクリーンまでの距離を変えると、観測される縞模様が変り、変わり方は波動理論で予測できるものでした。

一方、18世紀までに波動説の根拠とされた事象は、前述しました。これだけなら、光粒子説でも説明可能であり、物理矛盾を含むエーテルを必要としませんでした。

(1) 光同士が交差する
(2) グリマルディが観測した同心円
(3) ニュートン環
(4) 光速度が一定
(5) 複屈折

光粒子説が、これらの事象をどう説明したのか。光波動説の説明と比べてどういう優位性があったのか。それを語りましょう。

514Ken:2025/08/17(日) 23:34:10 HOST:52.66.62.130.static.user.transix.jp
18世紀の観測事象を光粒子説で説明するためにニュートンが提唱したのは「Fits」でした。「発作」と訳されることが多いようですが、はたして正しい訳か。

簡単にいえば、電気に+と-があり、磁気にNとSがあるように、光粒子も2種類あるというものです。たとえば複屈折が起こるのは、特定の物質内で2種類の光粒子が異なる反応をするためという主張です。

光がガラスに入る時、反射と透過の両方が起こるのも、2種類の粒子があるからで、ガラスの表面で反射する粒子と、最初のガラスは透過して2つ目で反射する粒子が、交互に入れ替わることからニュートン環が生じる、というのがニュートンの説明でした。

Fitsの概念は光粒子説のためだけに考え出されたもので、Fitsの存在を示す何の観測事象もありませんでした。この点で、光波動説のためだけに考え出され、何の観測にも裏付けられないエーテルと同種の、きわめて恣意的な想像の産物でした。

光粒子説は、観測に裏付けられないFitsを持ち込みました。
光波動説は、観測に裏付けられないエーテルを持ち込みました。

ここまでは粒子説も波動説も同列というべきでしょう、しかしここからが違います。光粒子の特徴を観測できないのは観測技術が不十分だから、という説明は論旨が通りますが、エーテルの特徴を観測できないのを、観測技術の不足で説明するのは筋が通りません。波動説側からみれば不公平に思えるでしょうが、粒子と波動の本質的な違いから、これは仕方のないことなのです。

粒子とは離散的な存在です。1つ1つの光粒子が持つ特性に依存して、光の特性が決まるというのが、光粒子説です。個別の光粒子を観測できないのだから、Fitsという属性があるかどうかも、観測で決めることはできません。要するにFitsを肯定する根拠も否定する根拠もありません。

ところが波動は連続的な存在です。媒質は連続的に力を伝える必要があり、どこかで力の伝達に切れ目があれば、波はその先には伝わりません。それなら、エーテル粒子(そういうものがあるとして)を観測はできなくても、波が伝わる空間の弾性と密度は観測されるはずなのです。気体の粒子は観測できませんが、大気の弾性と密度は容易に観測できますよね。それと同じです。

そして光波動説の弱点は、エーテルを観測できないことではなく、光が伝わる空間に、光の速度と矛盾する弾性と密度が観測されることでした。積極的に否定する理由とはこのことです。

515Ken:2025/08/20(水) 22:10:51 HOST:52.66.62.130.static.user.transix.jp
光粒子説のFitsと光波動説のエーテルは、どちらも観測事例がない、架空の存在でした。両者の違いは、エーテルにのみ積極的な否定の理由があることでした。

このような条件下において、最も合理的な仮説はどうあるべきでしょうか? よく似た例を考えてみましょう。ダークマター(暗黒物質)の話をします。

宇宙に存在する銀河を観測すると、それぞれの銀河の質量から想定される重力と、銀河の回転から想定される遠心力が釣り合いません。正確に言うと、銀河の中心部分も周縁部分も、同様の角速度で回転していますが、これでは遠心力が重力に優って、銀河はバラバラに分解するはずなのです。我々自身の銀河系(天の川銀河)も例外ではありません。

このような観測事象を解釈する仮説は2つ考えられます。

1.重力の法則が破れている
2.観測される物質(星やガス)以外に、重力を作る質量がある

2の仮説に沿って考案されたのがダークマター。ダークマターの質量が作る重力が加わるから、遠心力との釣り合いがとれ、銀河は分解しない、という仮説です。ただし、これまでのところはダークマターの実体は、天の川銀河においてすら、観測されていません。観測されない理由として、ダークマターはニュートリノと同じく、電磁波との相互作用がない物質である、と説明されています。

ただし、光速に近い速度で運動するニュートリノは、局所的に存在するダークマターではありえません。いわば、質量のある(それも遠心力に打ち勝つほどの質量がある)ニュートリノ的存在が想定されているわけです。でも、そんな物質の存在は、実験室でも観測例がありません。

それでもダークマターが信じられる理由は、これを想定しないと重力の法則が破れているというしかなくなるからです。それよりは、ダークマターの方が、より現実的と考えられるわけです。

こう言えば、現在のダークマターは、かつてのFitsと同じ立場に置かれていることが分るでしょう。ダークマターもFitsも観測事例はない。しかしそれがあることにしないと、より基本的な物理法則が破れていると言わねばならない。

基本的な物理法則の破れがありえないとは断言できません。現実に、2重スリット実験でニュートン力学と矛盾する波動の存在が確認されたのですから。しかし、基本法則と矛盾しない代案がある場合には、代案を優先するのが、合理的なのです。たとえ、その代案が、Fitsやダークマターのように、観測事例がなくてもです。

18世紀に光波動説を光粒子説よりも支持した人は、現在、ダークマターがあるというよりも、重力の法則が破れていると主張する人と、同じレベルの合理性をもっていたことになります。

516Ken:2025/08/24(日) 11:31:35 HOST:KD059132255132.au-net.ne.jp
問題は、エーテルが力学的にありえないにも関わらず、なお光波動説を支持する理由があったのか、です。2重スリット実験が、その強い理由になったことは分かっている。生成される縞模様の形を波動理論に従って予測できるとなると、光粒子説では説明不可能なのですから。でも18世紀までの観測事象はどうでしょうか? 光波動説が根拠とした事象は列挙しました。光粒子説で、これらを説明できたでしょうか?

(1) 光同士が交差する
(2) グリマルディが観測した同心円
(3) ニュートン環
(4) 光速度が一定
(5) 複屈折

2種類の光粒子を想定するFitsで説明されるのは、(2)(3)(5)ですね。(2)と(3)は、波の回折と干渉が観測されていたのだと、後世になって理解されましたが、18世紀の人はそれに「うっかりと」気づかなかったのではありません。光が障害物の背後に回り込まないことと、2つの光源の光を重ねても縞模様が現れないことから、回折も干渉も光では起こらないと考えられました。それなら(2)と(3)は波動説とは異なる解釈が必要で、そのために光粒子のFitsが考えられたのです。

(1)については旧掲示板で語りました。光粒子の密度が小さければ、衝突は非常に稀であること。また、仮に衝突が起こっても、結果的に生じる映像の乱れが、人間の識別能力より小さいなら、衝突したことは分かりません。類似例として、戦場を飛び交う弾丸同士の衝突が、非常に起こりにくく、起こっても観測できないことも、述べました。

(4)については、粒子が大きさにも質量にも依存せず同じ速度で動くことは実例があります。紀元前以来、質量の異なる物体は異なる速度で落ちると信じられてきたのが誤りで、みな同じ速度をもつと示したのはガリレオでした。加速の原理が同じだからで、もし光粒子も同様の原理で加速されるなら、同じ速度になるでしょう。むろん、加速原理が同じという証明はありませんが、同じではないことを示す観測事象もありません。

結局、Fitsや加速原理のように、それを観測する技術が無く、肯定・否定どちらの結論も出せない仮説と、空間の弾性と密度のように観測が可能で、観測によって否定される仮説が存在する時、後者を採用するロジックを構築することができないことが問題の本質なのです。この問題があるから、光波動説は論理ではなく心理的に支持されたと、AIは述べたのです。

支持したくなる心理は理解できます。光の縞模様が波の縞模様を連想させるのだから、光は波と思いたくなるに違いありません。しかし、より重要な点を考えれば、その仮説は否定されねばなりません。これも類似例を出しましょう。

水中を泳ぐイルカを見れば、誰もが魚を連想します。空を飛ぶコウモリを見れば、誰もが鳥を連想します。そこから、イルカは魚類でコウモリは鳥類という仮説を立てられます。実際に昔の人はそう考えたことでしょう。

しかし、よく観察すると、イルカもコウモリも卵ではなく子供を出産します。ゆえに、どちらも哺乳類で、系統的には魚や鳥よりも人間に近い動物だと結論されるのです。泳ぐ・飛ぶという特性よりも、胎生という特性の方が、より根源的な分類基準だからです。

では波動の特性は何でしょうか。縞模様を作ることも特性ですが、より根源的な特性は、媒質を伝わる振動という点にあります。18世紀には、これが波動の定義といえるでしょう。

哺乳類の定義は胎生で得た子供を母乳で育てることです。波動の定義は媒質を伝わる振動です。その媒質問題で否定される光波動説を、縞模様や光の交差を根拠に支持するのは、イルカを魚と考えた人が、胎生生物である証拠を見せられてなお、海を泳ぐから魚だと言い張るようなものです。

517Ken:2025/08/29(金) 22:33:22 HOST:p934042-ipxg03101akita.akita.ocn.ne.jp
新しい理論が立てられ、旧来の理論が否定されることはあります。ですが、18世紀のエーテル理論は、そのような新理論としての条件を満たしません。旧来の理論を覆した例に挙げられる相対性理論と比較してみましょう。

相対性理論が登場してニュートン力学の「誤り」が明らかになったのは周知のことですが、従来の理論に代わる理論は、従来の理論の根拠となった観測事象も説明せねばなりません。

よく知られるように相対論は「√(1-v²/c²)」という補正係数を導入しました。cは真空中の光速ですが、ある物体の長さをLとすると、この物体が速度vで動く時の長さはL√(1-v²/c²)になるわけです。ニュートン力学ならLはLのままですが。

ニュートン力学:L = L
特殊相対論:L = L√(1-v²/c²)

しかしながら物体の速度vが光の速度cよりずっと小さい場合、補正係数の影響は無視できるのです。たとえば地球の公転速度は30km/s程度で、今の最高の宇宙船よりもはるかに速いのですが、それでも光速の1万分の1で、√(1-v²/c²)の値は0.99999999。ニュートン力学に従って1と見なしても問題はありません。つまり新しい相対論は、ニュートン力学で説明されていた、従来の観測事象も説明できます。ニュートン力学が相対論に置き換わったからとて、それまで説明されていた事象が、説明できなくなる矛盾は生じません。

ところがエーテルを持ち込むのは事情が異なります。物体を無抵抗で透過したり、質量をもたない物質が、波の媒質になるということになると、ニュートン力学で説明されていた事象が説明できなくなる。ニュートン力学は相対論とは両立できますが、エーテル理論とは両立できません。もしエーテル理論が正しいなら、ニュートン力学は根幹から崩れ、ニュートン力学に基づいて構築されたホイヘンス、ダランベール、オイラー等の波動理論も崩れます。

エーテルは光波動の媒質だから、通常の波動の媒質とは異なる力学に従う、などという弁明は通用しません。推奨された文献を読めば分かるように、エーテルとても弾性波を伝える媒質とされたのだから、ニュートンとフックの法則に従わねばならず、もし従わないのなら物理的矛盾になるのです。

光波動説を主張するには、弾性波以外の波動を想定せねばなりません。それは粒子説が想定したFitsのような、また現在のダークマターのような、観測されない存在でもよいのですが、その特性は具体的に語らねばなりません。「弾性波ではないなにか」なんて抽象表現をしてもだめです。

そのような問題があることを承知の上で、光波動説は主張されました。これでは、科学の本分というべき合理性を真摯に追及したとはいえません。

518GB:2025/08/30(土) 22:00:35 HOST:133-32-226-254.east.xps.vectant.ne.jp
>光波動説を主張するには、弾性波以外の波動を想定せねばなりません。それは粒子説が想定したFitsのような、また現在のダークマターのような、観測されない存在でもよいのですが、その特性は具体的に語らねばなりません。「弾性波ではないなにか」なんて抽象表現をしてもだめです。

光は確かに波動性を持つ。だから、「弾性波ではないなにか」を追い求めたが成功せず、
…結局、電磁波だった。これは多大な労力と時間がかかりましたが、事実に基づく科学的探究の結果です。

>ID論は、過去の地球で生物種が変化したことを示す事象を観測し、同様の事象を起こす原因として、人類が実行してきた品種改良を思いつきました。ここでも連想が働いたのです。

繰り返しますが、そんなことを言っているデザイナー論者はいません。そういう形で科学の土俵に乗せようとしてはいない。デザイナー論者は、科学的説明の「不完全さ・不備」を突くことで、煎じ詰めれば「デザイナーの意思なしに世界やその変化は存在しない」と言っているだけです。

デザイナー論を科学の教科書に載せるという提案は、科学の方法論を否定することに等しい。だから、認められないんです。
「品種改良者」は、科学的手法に基づいて立証する必要があること、理解できますか? 抽象的なコトバではなく、事実によって。
繰り返しになりますが、それができたら科学のパラダイムを覆えす大事業。できると考えますか?

自分だけの思考に捉われてませんか? ふつう、妄想と呼ばれる内容ですよ。

519Ken:2025/08/31(日) 11:25:33 HOST:KD124209070215.au-net.ne.jp
>>518
発言したいことがあるなら別スレッドにしてください、と言ったはず。
ミスかもしれないので、今回は投稿削除で済ませますが、繰り返すのであればブロックします。

520GB:2025/09/01(月) 23:01:35 HOST:133-32-226-254.east.xps.vectant.ne.jp
別スレッドを読んでいるとは思えなかったので、直接書き込みました。
気に食わないでしょうから、削除、ブロック、ご自由です。

521Ken:2025/09/02(火) 00:23:59 HOST:KD106155063077.au-net.ne.jp
私たちの間では議論が成立しないことは以前に合意があったはず。あなたも同意されました。
あなたの投稿を読まないのは、その合意に基づくものです。
それなのに、執拗に投稿を私に読ませようとするのは異常。

スレッドを分けて書き込まれるのは自由。第三者と意見を交わすのも好きにされたらよいでしょう。

それでも本スレッドに投稿を続けるのならブロックします。

522GB:2025/09/03(水) 22:06:32 HOST:133-32-226-254.east.xps.vectant.ne.jp
>抽象論しか言えない人とのスレッドは、時間と労力の浪費でした。あらためてスレッドを立て、ID論を語ります。科学議論として当然ですが、具体論しか語りません。

インテリジェントデザイナー論が科学理論であり、その証拠として中生代に品種改良が行われたと主張するなら、まず中生代に品種改良を行った主体を具体的に示してください。

523Ken:2025/09/03(水) 22:34:31 HOST:KD124209069055.au-net.ne.jp
・・・
だから私はあなたのことをとっくに見放しているのだって。あなたを相手に時間と労力を浪費するつもりはありません。
そういう私を批判されるのは自由です。それをやるのにこの掲示板に別スレッドを立てても構いません。一切干渉はしませんから。
このスレッドに書き込んで、私の妨害をすることだけはやめていただきたい。

これが最後の警告です。もう1度書き込んだらブロックします。

524GB:2025/09/03(水) 23:02:20 HOST:133-32-226-254.east.xps.vectant.ne.jp
「恐竜から鳥類への変化は力学的にありえず、品種改良者の介在が要請される」という主張について、撤回の用意はありますか?
ない、というなら、それは現代科学についての重大な挑戦であることを理解されてます?

ブロックはどうぞご自由に。他スレで自由に書き込めますから、痛くもかゆくもありません。

525Ken:2025/09/06(土) 22:46:52 HOST:52.66.62.130.static.user.transix.jp
エーテル仮説がなぜ物理法則と対立するのか、もう1度整理しておきましょう。これは純粋にテクニカルな物理の問題ですから、答えははっきりしていると考えて始めましたが、まったく理解を得らないままに、一方的に議論を打ち切られました。私としては、アジモフ等の文章を参考にしながら、できるだけ分かり易い説明に努めましたが。でもここを曖昧にしては先へ進めません。

エーテル仮説が物理法則で否定される理由は4つ挙げました。

(1)光速の観測値と矛盾する弾性と密度が観測される
(2)同じ空間を音と光が異なる速度で伝わる
(3)質量のない不可量物質では波動の媒質になりえない
(4)そもそもエーテルは大気中に留まれない

最初に最も基本的なことを述べます。エーテルが物理法則と矛盾するかは、光の波動性が観測されるかとは別の問題ということ。2重スリット実験で光の波動性を疑う余地がなくなった後でも、エーテルの矛盾は残ったのですから。光が波のように振舞うのは、イルカが魚のように泳ぎ、コウモリが鳥のように飛ぶのと同種の、挙動が似ているという根拠です。対して媒質問題は、イルカやコウモリに哺乳類の特徴が見られるのと同種の、より深い分析に基づく根拠です。両者は独立して論じられねばなりません。

それと、矛盾があったことは「後知恵」ではありません。当時、弾性波の力学は確立しており、弦の振動や音が理論通りの観測事象を示すことは分かっていました。エーテルについても同じ検証を行い、矛盾があれば矛盾として認めねば、正しい姿勢で問題に取り組んだとはいえません。

526Ken:2025/09/06(土) 22:49:07 HOST:52.66.62.130.static.user.transix.jp
では1点目から。

(1)光速の観測値と矛盾する弾性と密度が観測される

この問題の根幹は、光が伝わる空間の弾性と密度を観測できるのか、という点にあります。エーテルも流体なのだから、空気や水のような通常の流体と同じ方法で観測できる、というのが私の主張でした。たとえば注射器のような、可動部分を持つ密閉空間に入れ、押したり引いたりして、抵抗力の大きさを測るのです。

これに対して、エーテルは障害物を無抵抗で透過する物質だから、上の方法では測定できないという反論がなされました。光波動説がエーテルの透過性を主張したことは知っています。しかし、その主張は18世紀に確立していた物理的知識体系と明確に矛盾すると、私は述べました。

なぜ、エーテルが透過物質ではあり得ないのか? 光が鏡で反射されるからです。

波が反射(だけでなく屈折、生成、吸収も)するのは媒質の動きが変わることを意味し、物質の動きが変わるには、その物質に力が作用せねばなりません。ニュートン力学の基本です。そして力が作用して物質の動きが変わるのなら、そこでは抵抗が働いており、無抵抗ではなくなります。運動する流体が障害物からなんの抵抗も受けないのなら、流体にとって障害物は存在しないのと同じであり、流体の動きが変わることもありません。ChatGPTは以下のように説明しました。

* Reflection, refraction, emission, and absorption all require strong coupling between light waves and matter:
* If the aether interacted strongly enough for these phenomena, it would necessarily exert detectable mechanical forces on moving matter — for instance, causing drag on bodies traveling through it, or resistance to Earth’s motion.

ただし、特別の場合には媒質の透過と波の反射が両立すると、AIが回答することがあります。特別の場合でもそれがエーテル仮説に該当するならよいのですが、そうはゆきません。たとえば、

媒質は無抵抗で透過するが波は完全反射されることがありうるか

のように質問をすれば、AIはありうると答えるでしょう。でもそれはメタマテリアルを利用した音響反射板のような場合を意味するもので、エーテル仮説には適用できません。なぜなら、エーテル仮説が正しいなら、媒質の透過と波動の反射は、媒質と波動が360度どの方向からきても起こるはずだからです。特定方向の流れを扱うメタマテリアルはそんなことを想定していません。そもそもメタマテリアルは障害物の穴が空いた位置に来た物質は抵抗を受けないというだけで、障害物全体では、当然抵抗を受けます。

1.媒質と波動がどの方向からきても
2.媒質が障害物のどこに衝突しても

と正確な条件を示して、媒質の透過と波動の反射が両立するかと尋ねれば、どんなAIでも両立しないと回答します。

媒質の透過と波の反射は両立しません。そして光が鏡で反射されるのは観測事象です。そこから導かれる結論は、エーテルは障害物を透過などしないということ。18世紀の波動説論者が普通に物理学を理解していたら(むろん理解していた)、エーテルの透過がありえないことが、当時の知見で分かったはず。分かっていながら透過すると無理押ししたのが光波動説です。

つまりエーテルは水や空気と同じく透過しない流体であって、密閉空間に入れる注射器型の装置があれば、弾性と密度を測定可能です。そして光の速度と矛盾する値しか観測されない。これが(1)の矛盾にほかなりません。

18世紀の光波動説が論理性を無視したことを説明するには力学の話は欠かせないので、どうにかして物理の基本を理解してもらおうとしたら「マウントを取ろうとしてる」なんて感情的反発がきた。最後の手段として、公平な判定者としてAIを持ち出したら「AIがポンコツ」という回答がきた・・・・

527Ken:2025/09/13(土) 09:39:39 HOST:52.66.62.130.static.user.transix.jp
(前回の復習)
鏡といえどもエーテルは無抵抗で透過するはず。しかしその鏡は光を完全反射する。媒質の透過と波の反射の両立は力学的にありえない。ゆえにエーテルは透過する物質などではなく、空気や水と同じく普通の流体にすぎず、その弾性と密度は18世紀の技術で測定可能。注射器の内面を鏡面にすれば確実にエーテルを封入できる。(1)の矛盾はこれで明らかにできます。

では次の問題を検証しましょう。

(2)同じ空間を音と光が異なる速度で伝わる

問題の基礎となる物理は、波動速度が異なる2種類の流体が混在する空間では、異なる速度の2つの波が伝わるのではなく、両者の混合で決まる1種類の媒質の特性に依存する1種類の波が伝わるという点にあります。

たとえば1気圧の条件で、窒素を伝わる波は354m/s、酸素を伝わる波は330m/s。しかし両者の混合である大気では、354m/sと330m/sの2種類の波ではなく、343m/sの1種類の波が伝わります。そうなる理由は、窒素と酸素の粒子が衝突し影響を与え合うことで、混合気体としての弾性と密度が決まり、それが音速を決めるからです。

ここにエーテルが加わっても原理は変わりません。エーテルも窒素や酸素と影響しあい、全部を含めた混合気体の弾性と密度が決まり、それがただ1種類の波の速度を決めるはずです。

ただし、エーテルとその他の気体の間で力が作用しないのなら、エーテルの波(光)とその他の波(音)が別個に、異なる速度で伝わるかもしれません。しかしエーテルと通常気体の間では力が作用します。そのことはエーテルも通常気体も同じ障害物に力を作用させることで分かります。エーテルが障害物から力を受けることは(1)で述べました。通常気体はむろん力を受ける。ゆえに、同じ力はエーテルと通常気体の間でも働くということです。

なお、これは(4)で論じることですが、粒子の質量が非常に小さいエーテルは大気圏には留まれません。この指摘への反論として、大気中の乱流のせいでエーテルは地上近くに運ばれるというものがありました。しかし通常気体がエーテルを運ぶには、エーテルとの間で力が作用せねばなりません。もしエーテルが通常気体を無抵抗で素通りするなら、ひとたまりもなく地球大気を脱出することでしょう。

さらには、光が物体を加熱することも、エーテルと通常物質の間で力が作用することの証拠になる。熱の正体が物質の運動ならもちろんですが、その正体がカロリックなる物質だとしても、エーテルの波がカロリックを運んでくるわけだし(そんなことが物理的に可能だとして、ですが)、そのカロリックが水の沸騰のような質量運動を起こすのなら、そこにはニュートン力学的な力が作用しています。要するに、エーテルから物体にじかに力が作用するか、間にカロリックを挟むかの違いにすぎません。

エーテルと通常物質は力を及ぼしあいます。ゆえに窒素と酸素の混合と同じ原理で、エーテルを含む空間を伝わる波の速度も1種類です。100万倍も速度が異なる2種類の波(光と音)が同じ空間を伝わるのは、物理矛盾なのです。

528Ken:2025/09/20(土) 09:43:40 HOST:52.66.62.130.static.user.transix.jp
3点目です。

(3)質量のない不可量物質では波動の媒質になりえない

この説明には、振動とはどういうものか、から語らねばなりません。高校生に戻ったつもりで読んでください。

最も単純な場合で考えましょう。天井から1本のバネで重りが吊り下げられています。重力に引っ張られバネが少し伸びた位置で停止することでしょう。その位置ではバネの力が重力と釣り合っています。

重りの質量をm、重力加速度をgとすると、重りを下に引っ張る重力の強さはmgです。

一方、引っ張られない時のバネの自然な長さがあり、引っ張られることで、その自然な長さからxだけ伸びているとします。引っ張る力は同じmgでも、強いバネなら伸びる距離xは小さく、ゆるいバネならxが大きくなりますよね。そこでバネに働く力とバネの伸縮距離の比を「バネ定数」と呼び一般的にはkで表します。言い換えれば、バネ定数kのバネを距離xだけ延ばしたり縮めるための力がkxになります。

バネで吊り下げた重りが静止する位置では重力とバネの力が釣り合うから、mg = kxが成立します。なお、xの値は座標系の取り方で変わりますから、釣り合い位置の値をx = 0としましょう。xが0ならmg = kx = 0ですから、その座標系では力は働いていないことになり、ゆえに重りもその位置で静止していると見なすわけです。

この重りをさらに引っ張って、釣り合い位置から距離x(≠0)だけ動かすと、あらためてkxの力でバネが重りを引っ張ります。ただし、釣り合い位置ではないので、今回のkxはmgよりも大きく、重りを離すと、重りはバネの力で上方向の運動を始めます。そして釣り合い位置に戻るまでは力は働き続けるので、上昇速度は一定ではなく加速が続くことになります。

釣り合い位置に戻った時、上昇速度は最大値をとっています。ここで何が起きるでしょうか?

バネの力はゼロだから、もう加速は起こりません。しかし、それまで加速を続けてきた重りには勢いがついているから、その位置では停止せず上昇を続けるのです。その「勢い」ですが、速度が大きいほど勢いは強く、また速度が同じでも重りの質量が大きいほど勢いは強いのです。運動する物体があるとき、運動が速いほど、また物体の質量が大きいほど、物体の勢いを止めるのに大きな力が必要でしょう。そこで質量mと速度vをかけたmvが勢いになり、物理ではモメンタムと称します。

このモメンタムがあるから、重りは動き続け、今度は反対方向にxがゼロより大きくなり、再びバネの力が働きます。その力のせいで運動は減速しやがて止まる。そこからは釣り合い位置に向けて動き、釣り合い位置に達した時には速度を得ているから、止まらずに動き続けます。この繰り返しが振動にほかなりません。振動には質量と速度の積であるモメンタムが必要で、質量がゼロならモメンタムが得られないから、振動は起こり得ようがないのです。

天井から吊り下げたバネは単振動を続けるだけですが、バネが連続的に繋がっていれば、振動も伝わってゆく。これが波動です。質量が無ければ波動も成立しないのです。

18世紀に光波動説を唱えた人は、媒質エーテルが物体を透過するのみか、エーテルには質量が無いと言いました。無抵抗で透過する物質も質量のない物質も、あり得ないと証明することはできないから、仮定することはよいでしょう。その点では光粒子説のfitsや現代宇宙論のダーク・マターと同じです。違いは、完全透過物質であれ不可量物質であれ、いかなる波動の媒質にもなり得ない、という点にある。fitsの難点は積極的に肯定する根拠がないことだが、エーテルの難点は積極的に否定する根拠があることなのです。

エーテル理論はニュートン力学と矛盾していました。それでいて波動説を唱えた人は、ニュートン力学を修正できるとも考えなかった。エーテルが光波動の媒質になりえないことは、自分でも分かっていたのです。分かっていながら無理押ししたのが光波動説です。

529Ken:2025/09/27(土) 21:49:01 HOST:52.66.62.130.static.user.transix.jp
4点目。

(4)そもそもエーテルは大気中に留まれない

この話は、最も軽い元素の水素やヘリウムよりも、エーテルはずっと軽いという主張に対してなされたものです。まずは大気中で水素やヘリウムの粒子に何が起こるかを語り、そこからエーテルの動きを考察します。

地球のみならず、あらゆる天体は宇宙の星間物質が集まってできたもの。その星間物質で最も多いのが水素とヘリウムで、他の元素はずっと少量です。もしそのままの構成比率で天体が作られたなら、天体も水素とヘリウムが大半となることでしょう。実際に木星のような巨大惑星の大気はそうなっています。

一方で月には大気がありません。木星と月の違いを生むのは天体の重力で、宇宙から取り込んだ元素を保持できるのが重力の強い木星、できないのが重力の弱い月、になります。

では、木星より弱いが月よりは強い地球の重力ではどうなるのか? 窒素や酸素のような質量の大きな粒子は大気中に留まるが、水素やヘリウムは大気中を上昇し、やがては宇宙に出てゆきます。その力学を説明しましょう。理解の鍵は、気体の粒子はただ「浮かんでいる」のではなく、高速運動をしている点にあります。

質量の大きい重い粒子と質量の小さい軽い粒子が、空間を飛び回って衝突を繰り返すと、どうなるでしょうか?

軽い粒子はより大きな速度を得、逆に重い粒子は速度を失ってゆきます。

これは感覚的にも納得できるはず。例えば、重い粒子が飛んできて軽い粒子に衝突したら、軽い粒子は高速で弾き飛ばされ、重い粒子はわずかに速度を失うことでしょう。逆に軽い粒子の方が重い粒子に突っ込んだら、重い粒子はわずかに速度を得、軽い粒子は弾かれて運動方向が変わるが、スピードはあまり減じません。前者の場合は軽い粒子が大きな速度を加えられ、後者の場合は粒子速度はあまり変わらない。これの繰り返しによって、軽い粒子だけが大きな速度を得てゆくことになります。

ニュートン力学で説明すると、完全弾性衝突で運動量と運動エネルギーの保存が両方成立するには、そうならざるをえないうことです。

この現象は、大気中の各粒子の運動エネルギーが等しくなるまで続きます。現実には速度はばらつきますが平均値ではそうなる。たとえば水素分子の質量は酸素分子の16分の1だから、運動エネルギー(mv²/2)が等しくなるには速度が4倍にならねばならない。実測値としても、酸素分子の速度は500m/s程度、水素分子は1800m/s程度になります。

重力が働く環境ではこれが影響します。高速で動く粒子ほど、運動方向が上向きの成分を持つときには、重力に逆らってより高い位置に達するからです。ファインマンの説明と図を確認してください。

www.feynmanlectures.caltech.edu/I_40.html#Ch40-F4

水素やヘリウムの軽い粒子は大気の最上層に達し、一部が地球の脱出速度を越えて宇宙に出てゆきます。地球誕生からの長大な年月でも、大気中の水素やヘリウムがなくならないのは、化学反応や核反応で生成され続けるからにほかなりません。

さて、エーテル。(3)で論じたように、質量がゼロでは波動の媒質になりえませんが、ゼロではなくても、たとえば水素分子の100分の1の質量しかなければ?

上記の力学によりエーテル粒子は水素以上の高速で飛び回るはず。質量が水素の1/100なら速度は10倍だから18km/s。地球の脱出速度(11km)を越えてしまいます。もし質量が1/10000なら速度は180km/s。地球どころか木星の重力でもエーテルを保持できません。

なお、以上は熱力学的考察ですが、波動理論から考えると、エーテル粒子の運動速度はさらに巨大になる。340m/sで音を伝える窒素や酸素が500m/s程度で運動していることで分かるように、流体の粒子の運動速度は、その流体を伝わる波動速度よりも大きくなければなりません。ファインマンは最も単純なモデルをおいて、波速は粒子速度の半分程度と、章末で述べました。

www.feynmanlectures.caltech.edu/I_47.html

ということは、エーテル粒子は光速以上の速度をもつことになる。地球の重力などあってなきがごとく、宇宙に飛び去ることでしょう。

宇宙全体では最も大量にある水素とヘリウムが、地球の大気ではかくも少ない事実から、類推をしてください。

530Ken:2025/09/27(土) 22:20:57 HOST:52.66.62.130.static.user.transix.jp
もっとも(4)はエーテル理論の弱点ではあるが(1)〜(3)のように致命的ではありません。エーテルが宇宙に出てゆくことと地球の大気からなくなることは、同義ではないからです。水素やヘリウムも宇宙に出てゆくが、地球からなくならないのは、新たに生成されるから。エーテルも出てゆくそばから生成されると想定しても、ニュートン力学を覆すわけではない。それだけなら、積極的に否定する根拠にはなりません。

テニスボール(窒素)の上にピンポン玉(ヘリウム)は乗るが米粒(エーテル)は落ちるなんて、頓珍漢な主張に拘泥しなければ、スレッドを停滞させる問題でもなかったのに。

531Ken:2025/10/04(土) 10:06:00 HOST:KD059132141229.au-net.ne.jp
特定の理論が科学の正当な手順を踏んでいるか、それとも踏み外した「疑似科学」であるかは、どこまでを正当の範囲に含めるかに依り、その範囲は評価する個人によって変わります。しかし、ある理論Aと別の理論Bの相対比較なら、より客観的な評価ができる。ID論をID論だけで評価するのではなく、光波動説のような歴史の中で登場した理論と比較することで、科学理論としての正当性を評価するのが目的です。

私は、教育には一切の拘束をかけず完全自由にするのが科学の進歩に貢献すると思いますが、スレッドで明らかになったように、それとは異なる思想もある。そこで16世紀の地動説と18世紀の光波動説は格好の考察対象になります。この両説は科学史の中で巨大な位置を占めるからです。もし両説が「疑似科学」という理由で教育の場から排除されていたら、その後の進歩は重大な障害を受けたことでしょう。教え伝えられたからこそ、続く時代の飛躍に繋がりました。

ただし、私が主張するのはあくまでも「自由」です。16世紀の地動説も、18世紀の光波動説も、現在のID論も(他にも超光速ニュートリノ、血液型性格診断、ダークマター、天地創造論)、教えたい人と教わりたい人がいるなら、つまり需要と供給の関係が成立するなら、教えればよい。成立しないのなら、教える必要はない。そういうことです。間違っても、上記の諸説を「教えるべき」とは言いません。「教えるべき」も「教えてはいけない」も、自由とは反対の拘束です。ID論を教育の場から排除せよというドーキンスの主張も拘束を目指すものです。

www.theguardian.com/science/2005/sep/01/schools.research

これも間違えられては困りますが、これは個人が教わりたいことを教わる「権利」の話をしているのではありません。私自身はこういう権利を最大限尊重するべきという思想を持ちますが、今はそれを論じてはいません。

論じているのは、完全自由な教育が科学の進歩に最も貢献するのだ、という事実関係の話です。自由を拘束すれば進歩は阻害されます。旧ソ連の遺伝学が停滞したのは、ルイセンコ説を教える自由があったからではなく、ルイセンコ以外の説を教えられない拘束があったからです。

532Ken:2025/10/04(土) 14:54:02 HOST:KD059132153028.au-net.ne.jp
それでも、もし教育にはある種の拘束が必要で、教育に持ち込んでもよい理論と、持ち込むべきではない理論があるという立場に立つのなら。

18世紀の光波動説と、現在のID論と。

教育に持ち込んでもよい、正当な科学の手順を踏んでいるのはどちらでしょうか?
排除されるべき「疑似科学」はどちらでしょうか?

これを検証してゆきましょう。

533Ken:2025/10/04(土) 23:00:10 HOST:softbank126026080234.bbtec.net
考察を始める前に、地動説と光波動説について語っておきましょう。

地動説と光波動説を持ち出した理由は、この2つには、その当時の物理法則と矛盾し、観測事象と整合しないという問題があったことがありますが、一方で、この2つが科学史の中で果たした、あまりにも重要な役割があります。

近代科学は地動説から始まる、という歴史的評価があります。16世紀にコペルニクスが唱えた地動説を、いろいろな人が追及しました。決定的な役割を果たしたのがケプラーで、地動説にもとづくケプラーの法則を1609年に発表し、天体位置の予測精度を革新的に向上させたのです。

コペルニクスのモデルとは異なり、ケプラーの法則は、周回天体が楕円軌道を動くことと、中心天体からの距離で速度が変わることを示したのです。例えば、地球を周回する月の軌道も楕円で、その半径は10%も変動します。これは、地球から見た月の大きさと、天空を横切る速さが10%変動することを意味し、これを含めた計算をするのとしないのでは、たとえば日蝕の予測精度に明らかな差を生じるのです。旧スレッドで紹介したように、地動説を弾圧したローマ教会の宣教師が、自分たちが危機に陥ったときは、地動説に頼るしかありませんでした。
(jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/5329/1707555287/25)
火星や木星のような惑星の位置の予測精度では、さらに決定的な差がつきます。

ケプラーの法則が登場した時点では、慣性の法則は知られておらず、恒常的な風が吹かない矛盾は解消されてませんが、予測を的中させるという決定的な証拠が出たら、地動説を認めるしかありませんでした。その矛盾はガリレオが解決し、結局、コペルニクス→ケプラー→ガリレオと続いた展開を集大成したのがニュートン力学です。地動説なくしてニュートン力学はありませんした。

地動説を人々に確信させたのがケプラーの発見なら、光波動説で同じ役割を果たしたのが、1801年の2重スリット実験です。縞模様の観測というだけなら、18世紀以前にもニュートン環の観測例がありましたが、2重スリット実験が革命的だったのは、両方の穴からの光が合わさると、片方だけの光より弱くなることでした。なにより、観測事象から波の波長が算出され、スリット間隔や投影面までの距離を変えると、縞模様がどう変化するかの予測ができるようになり、もう光は波と認めるしかありませんでした。

そして、このことは、波動というものに対する根元的な再考を要求しました。波を伝える媒質は質量と弾性をもつ「ばね」という前提にたつ限り、光の速度と整合する弾性と密度が空間を充たさねばならないからです。もはや、物質的な媒質をもたない波を探すしかありません。そんなものはありえないと言っても、2重スリット実験の縞模様を粒子が作ることは、もっとありえません。この時、光粒子説という代案が消滅したのです。

歴史を読む限り、電磁誘導の発見は、偶然の要素が強く、媒質のない波とは関係なく行われたと思われます。しかし、電磁波を理論化したマクスウェルの業績は違います。電場と磁場の相互作用こそ、波動方程式に必要と考えられた質量と弾性に該当し、媒質のある波の速度が質量と弾性で決まるように、電場と磁場が空間を伝わる効率(誘電率と透磁率)で電磁波の速度が決まることを明らかにしました。算出された電磁波の速度の理論値が、17世紀以来観測されてきた光の速度と一致することも示しました。そこには、2重スリット実験が突き付けた媒質のない波を解き明かす意思があります。光波動説が2重スリット実験につながり、2重スリット実験が電磁波理論につながりました。

工学系の大学生(私もそうでした)が相対性理論を履修しないことはありえても、ニュートン力学とマクスウェル電磁気学と量子力学を教えられないなど、今の大学教育でありえません。量子力学も、ニュートン力学とマクスウェル電磁気学の基礎の上に、新たな発見が重なって生まれました。結局、あらゆる自然科学の根幹をなす物理学は、地動説と光波動説が歴史の中で果たした役割に、多くを負っております。

それほど巨大な貢献をした理論が、理論が唱えられた時代には、どれほどの「疑似科学」であったかを、光波動説を例に見てゆきましょう。

534Ken:2025/10/11(土) 22:57:36 HOST:softbank126026080234.bbtec.net
では、ここから18世紀の光波動説と現在のID論を比較します。もしも「正当な科学の手順」に沿った理論のみ教育の場に持ち込むというスタンスをとるのなら、相対的にその条件により適うのはどちらであるのか。18世紀の光波動説か、それとも現在のID論か。

ただし、両者の比較は理論の内容のみで行い、18世紀の光波動説と現在のID論のどちらが支持者を集めたかという、社会的評価では行いません。何度も述べたように、地動説の根拠となるのは、フーコーの振り子や台風の渦であって、地動説を支持する人の多寡ではありません。

では第1の切り口です。そもそも2つの理論はいかなる観測事象に基づいて唱えられたのでしょうか?

波動説の根拠とされたのは、グリマルディが観測した同心円で、それが水面の波紋に似ているというものでした。何度も引用した文献の「4.光は波(光の波動説)」に記述があります。
www.jstage.jst.go.jp/article/pesj/43/4/43_KJ00005896682/_pdf

「ホイヘンス(C.Huygens: 1629〜95)やフック(R.Hooke: 1635〜1703)は,光の 同心円と水面に生じる波紋の類似性に着目して光の波動説(以下波動説という)を唱えた」

要するに、同心円が観測されたことで、同心円を作る事象が他にないかと考えた結果、水面の波紋に思い当たったわけです。

ただし、この同心円は、当時は光の回折・干渉の結果と考えられたのではなく、ただ、水面の波紋に形状が似ているというもので、18世紀には光の回折も干渉も起こらないと考えられたと、上の文献にあります。それなら、光は波紋を作るから波だという主張は、イルカは海を泳ぐから魚であり、コウモリは空を飛ぶから鳥であると結論するのと同じと指摘しました。

では、ID論の根拠とされる観測事象はなんでしょうか? むろん地球史の中で進化が起こった事実です。進化が起こったことは化石資料から分かります。そして、生物の進化を起こす事象として知られているものがあるかと考えた時、思いつくのが人類が実行してきた品種改良です。意図をもつ何者かが、生物の進化を望む方向に導く行為にほかなりません。それで進化が起こることは大量の観測例があるのですから。

ID論の説明に用いられる時計作りのアナロジーはこれを語っています。実物の時計が見つかれば、その時計を作った人間がいると考えることでしょう。人の行為で時計が生じる事象が観測されるからです。

ここから明らかなように、IDには神の奇跡も、宇宙人の超文明も、それどころか今の人類程度の文明も必要ではありません。人類が農耕・牧畜を始めた1万年ほど前から意図的な品種改良は行われてきたのです。石器時代の人類がやったことが奇跡であるはずがありません。

535Ken:2025/10/18(土) 20:46:07 HOST:softbank126026080234.bbtec.net
前回は18世紀の光波動説と現在のID論が、どういう観測事象を根拠としたかを述べました。今回は2つの説が追及すべき課題を考察します。

過去の地球で起こった進化の中には知的な干渉が含まれるとするID論が、明らかにするべき課題は何でしょうか? それは具体的な干渉の方法と、干渉者の正体であるはずです。何者がいかにして特定の進化を導いたのか、です。

時計作りのアナロジーが示すように、人間の行為を元にIDが発想されたのなら、干渉の方法は人間の方法がまず想像されるべきでしょう。特定の形質をもつ個体群を優先的に繁殖させるやり方です。もし恐竜から鳥への進化が知的干渉の結果なら、より強い翼を持ったり、より体重の小さい個体を意図的に繁殖させたことになる。以前に述べたように、走行生物と飛行生物では、優位性を生む条件が反対になります。

走行に有利 = 太くて長い脚、小さい翼、低い重心 = 飛行に不利
飛行に有利 = 短く軽い脚、大きな翼、高い重心 = 走行に不利

それゆえ干渉者は、恐竜が飛行生物として野生環境で自立できるほどに変化するまでは、対象の個体群を保護せねばなりません。人類が行ってきた品種改良はそういうものです。

では、そのような干渉を実行したのは何者でしょうか? これについては、まったく手がかりがありません。それが今のID論の弱点になります。

次は光波動説です。ID論における干渉者に相当する、光波動説が明らかにするべき点は何でしょうか?

いうまでもなく波を伝える媒質です。知的干渉者なくしてIDが成立しないように、媒質なくして波動は成立しないからです。そして18世紀までの光波動説は、これをまったく解明できませんでした。波動説がやったのは、とにかく光を伝える媒質はあるはずという前提から出発して、媒質を「エーテル」と名付けただけです。それではID論が正体不明の干渉者を「エーテル人」と名付けて済ませるのと変わるところがありません。

ここまでは光波動説とID論は同じ問題を抱えています。しかし、両者はここからが違います。

知的干渉者の正体を提示できないのは、ID論には「積極的に肯定する根拠がない」ことを意味します。肯定する根拠はないが「そんなものはありえない」とする根拠もありません。人類と同程度の知性をもつ生物が、鳥が発生した1億年前にいたと考えても、それと矛盾する物理法則も化学法則もありません。

エーテルは違います。光の速度を実現するほどの弾性と密度をもつ物質が空間を充たすという想定は、当時確立していたニュートン力学と両立できないのです。この矛盾に直面した人々は、エーテルは無抵抗で物体を透過するとか、エーテルには質量がないなどと言いましたが、それ自体に矛盾があることを(1)〜(4)で説明しました。波動説を唱えた人々はニュートン力学との矛盾を承知しながら、ニュートン力学を修正できるとも思いませんでした。ホイヘンスもダランベールもオイラーも、波動理論を発展させた人は、ニュートン力学をベースにしています。

繰り返します。ID論の難点は知的干渉者の存在を積極的に肯定する観測事象がないことです。これは光粒子説のFitsや現代宇宙論のダークマターにも言えることです。一方、エーテルの難点は積極的に否定する観測事象があることです。その解決案をなにも思いつかないのに、しかも2重スリット実験以前の観測事象は粒子説で説明できたのに、それでも光波動説を光粒子説の優位に置く人がいました。

なにもID論が絶対に正しいとか、光波動説が荒唐無稽であるとか、そういう判定をしているのではありません。やっているのは相対比較なのです。もしも科学的に正当な手順を踏んだ理論のみ教育してもよいという立場に立つのなら、相対的にそれに適うのは18世紀の光波動説と現在のID論のどちらでしょうか?

536Ken:2025/10/25(土) 21:09:24 HOST:softbank126026080234.bbtec.net
IDの根幹をなす知的干渉と光波動説の根幹をなす媒質は、その存在を積極的に肯定する観測事象がない点は同じだが、エーテルには積極的に否定する観測事象があることを述べました。

否定の根拠はひとまずおいて、積極的に肯定する根拠がないのなら、それを探し求めるのが、あるべき姿でしょう。ここで問題になるのは、知的干渉とエーテルは、それぞれ本質的に探求可能なものであるのか、です。そもそも探求が不可能なら、科学の対象たりうるものかが問題になるでしょうから。

まず知的干渉です。人類と同様の手法で、過去の地球で品種改良が行われたことを示す証拠は見つかりうるのでしょうか。IDの探求者はどういう事物を探せばよいのか。

これについては、旧掲示板にて3つ提案しました。

(1)品種改良の記録
(2)近親交配を示すDNA
(3)去勢・不妊処置の痕跡

(1)
品種改良を記録した文章が見つかり解読に成功すれば、最も明確な証拠になります。たとえ未知の言語を解読できなくても、図が描かれていれば何を表すのか分かるかもしれません。日本の弥生時代に制作された銅鐸には、当時の人の生活が描かれていました。もし鳥の発生がIDなら、1億年前の同様の事物が見つかればよいのです。むろん銅鐸のような青銅では1億年どころか10万年でも腐食して判別不能になるでしょうが、材料が金なら半永久的に保存される可能性があります。

(2)
古生物のDNAが特定され、野生環境ではありえないような近親交配の痕跡が見つかれば、人為的な干渉があったことを示唆します。DNAを調べるといっても、ジュラシックパークのように恐竜をまるごと復元するほどの解明は必要ありません。近親交配を示す程度の塩基配列の断片を見つければよいのです。

(3)
たとえば去勢された恐竜の化石がまとまって見つかれば、品種改良を目的とした干渉があったと推測可能です。むろん、骨の化石と異なり、肉の部分が化石になるのは難しいでしょう。しかし始祖鳥の羽毛の形が分かる化石があるのだから、不可能とはいえません。

ID論は、積極的に否定する根拠がないだけではなく、積極的に肯定するのに何を探求するべきかも、具体案を出せる仮説なのです。では、18世紀の光波動説はどうだったでしょうか? エーテルを見つけるには、何を観測するのでしょうか?

エーテルは光波動の媒質です。つまり光の速度と整合する弾性と密度をもつ物質のことです。しかし、これまで述べてきたように、そのような物質が光が伝わる空間に充ちているなら、18世紀の技術で十分に観測可能でした。しかしエーテルは見つからない。ではどうすればよいのでしょうか? 光波動説が探すべき事物を、具体的に挙げられますか?

ちょっと考えてみれば、なにも挙げられないことが分かるはずです。探求すべき具体的対象がここにはありません。

光波動説が探求すべきもう1つの証拠は、媒質とは関係なく、光の波動性を明確に示す事象です。ヤングの2重スリット実験がやったのがそれで、波動の特徴である回折と干渉を光が示すことを明らかにしました。しかし、これまた18世紀には何をどう探せばよいのか分かりようがありません。回折も干渉も、18世紀の技術では観測できないのではなく、そもそも起こらないと考えられたからです。光は障害物の背後に回り込まないし、2つの光を重ねても縞模様を生じないという、観測事象に基づいて否定されました。

ヤングがやったように、1つの光を2つに分けてから重ねれば、縞模様は観測されたことでしょう。18世紀にはこの実験をやる技術がなかったのではなく、そんな実験をやってみようと思いいたるための、論理の筋道がありませんでした。もし思いいたれば、実験自体は18世紀の技術で十分に可能でした。ここでも、光の波動性を観測するために、何をどう探せばよいのか、分からなかったのです。

つまり18世紀の光波動説は、何を探せばよいのかを言えない理論であり、実際に言えませんでした。探求技術がないのではありません。探求するべき対象がないのです。

だからただちに波動説はサイエンスでないとまで断言しないにせよ、具体的な探求対象を挙げられるIDと相対比較して、サイエンスのあるべき姿に近いのはどちらだと思いますか?

537Ken:2025/11/02(日) 16:31:15 HOST:softbank126026080234.bbtec.net
まとめると、

(1)積極的に肯定する根拠
IDにおける知的干渉者 → ない
光粒子説におけるFits → ない
光波動説におけるエーテル → ない

(2)積極的に否定する根拠
IDにおける知的干渉者 → ない
光粒子説におけるFits → ない
光波動説におけるエーテル → ある(ニュートン力学との矛盾)

(3)探求すべき具体事象
IDにおける知的干渉者 → 品種改良の記録、近親交配の痕跡、去勢を示す化石
たとえば走行生物が飛行生物へ変化する過程と軌を一にしてこれらの事象が観測されるのなら、意図的な干渉による品種改良の強い証拠と見なせることでしょう。

光粒子説におけるFits → 光粒子の直接観測
観測技術が18世紀の段階から飛躍的に進歩すれば、光粒子に2種類があることが分かる可能性がある

光波動説におけるエーテル → ない
観測するべきはエーテル粒子ではなく、光が伝わる空間の弾性と密度で、18世紀の技術で観測可能だが、その観測によって否定される。そうなると、光波動説は、何を具体的に探せばよいのか、アイデアを出しようがない。

探求対象を、抽象的に「媒質のない波」と表現することは可能かもしれませんが、それは「空気のない風」や「水のない雨」のように、実イメージにできない言葉遊びのようなもので、探求対象の具体化が不可能なのです。

要するに、18世紀の光波動説は、物理矛盾により積極的に否定されるのみならず、そもそも仮説を検証することも不可能。当時の技術で不可能なのではなく、その本質において検証のやりようがありません。これでサイエンスの対象たりえるでしょうか。

IDを教育から排除せよと主張するドーキンスは、科学的対象としてのIDには教えるべき内容がないという理由を挙げています。
www.theguardian.com/science/2005/sep/01/schools.research

しかし、IDには上記のような探求対象があります。それらはまだ見つかっていませんが、未来永劫見つからないということもできません。教えるべき対象がないのは18世紀の光波動説のほうです。同心円を根拠に波動説を唱えるのは、進化を根拠にIDを唱えるより、ずっと大きな無理があるのです。

もし、正当な科学以外は教育の場から排除されるべきならば

18世紀に光波動説を教えてもよいのなら、現在の学校でIDを教えていけない理由は何もない。
現在の学校でIDを教えるべきでないのなら、18世紀の光波動説も排除されるべきだった。それによって19世紀以降の物理学の進歩は一大障害を受けたことでしょうが、しかたがない。

という結論になってしまいます。

538Ken:2025/11/03(月) 13:28:05 HOST:softbank126026080234.bbtec.net
念のため、前に言ったことを繰り返しておきましょう。

同心円やニュートン輪の観測を根拠として、つまり光が波のような振る舞いも示すことを理由に、媒質に関わる力学的矛盾があっても、また回折や干渉が起きないという粒子的特徴があるのに、なお光は波だと主張する光波動説には、どれだけの合理性があるのか?

それはイルカが海を泳ぐことを根拠として、つまりイルカが魚のような振る舞いを示すことを理由に、哺乳類と考えねば説明のつかない事実があっても、なおイルカは魚だと主張するのと同レベルの合理性がある、ということです。コウモリが空を飛ぶからという理由で、コウモリは鳥だと主張するのも、同様です。

光波動説がどういう存在であったかがよく分かるはずです。


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