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聖典引用 板
2165
:
NANCY
:2013/04/01(月) 19:58:56 ID:BEUD3XFA
「トキ様」 へ 「観覧者の皆様」 へ
こんばんは…… ロ−マ字(大文字)の【NANCY】です。
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>>2134
>>2135
の投稿の続きです。
===【谷口 清超 先生 著】==============================
■恐怖心を取り去れ その1
人はいくら病気を恐れても、それによって病気に罹らなくなる訳ではな
い。それどころか「いつもカゼを引きやすい」と思って恐れおののいてい
る「厚着人間」は、かえってカゼを引いたり腹くだしをしたりして、青白
く痩せ細るのだ。ところが病気のことなど何も考えず、冬でも薄着で寒風
の中をいさましく働いたりスポーツをしたりしている人々は、かえって元
気一杯の人生を送る。
これは「恐怖心」が人間の力を委縮させるからである。動物を見ても、
弱い動物は、ライオンのような強い動物にねらわれると、腰を抜かしたよ
うになって逃げられなくなる。勿論、人間も「腰を抜かす」。昔の人々はこ
んな臆病者を「腰抜け武士」といって嘲ったものだ。
原則は全て同じであるから、「敵」と見なされる相手が人間でも、ウィル
スでも、細菌でも、気温でも、ほこりでも花粉でも、同じことである。人
によると「戦争」を恐怖させると、戦争が起らなくなると考え、その恐ろ
しさばかりを強調して「軍備などは持たないのがよい」と主張する。しか
しこの考えは間違っていて、戦争をおそれると、戦争にならないのではな
く、「強敵には戦わずして侵略される」という結果が起り、丁度ライオンの
前で小動物が腰を抜かすような恰好になるのだ。
即ちこれ一種の「腰抜け主義」であって、昔の武士の最も軽蔑した心情
だ。が今はそのような人々が「平和主義者」だと言われる。しかしながら
本当の平和は、国民が他国から支配され、自由にされるような腰抜けの姿
ではなく、自らが自らの主人公であり、自由自在であるところの「独立の
平和」である。そのためには「戦争を恐怖させる」方法をとるのはまずい
方策で、逆に「人間は神の子であるから死なない」ことを教え、一切の恐
怖心をとりはらうに越したことはない。
つづく
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