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羊の戸惑い
1
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/05/25(水) 21:44:22 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
始めましての人が多いでしょう、始めまして!
そうじゃない人はこんにちは、生ゴミですすみません、正式名称は槙と申します。凄く読みにくいです。
一応てんと読みます!他にもしんとか読めた気がするのですが、まあお好きにお呼びくださいませ!
今回は二次創作のほうで普段活動させていただいていたのですがそちらで短編を書かせていただいておりまして、その短編がオリジナルが多い…それに二次創作でやる意味あるのかみたいなイミフな作品ばっか…という大惨事なので全て軽めに書き直して此方に移転させていただくことに成りました。
何か日本語オカシイ。でもキニシナイ。
あとあとあと!
見てくださるという方は此方の注意事項を見ていただけると助かります!
▼注意事項
*作品によりますがグロテスク、ヤンデレなどの表現が有る可能性があります。そういったものが苦手と言う方は今すぐユーターンをお勧めいたします!(勿論最初に注意書きますが!)
*上と同じく、作品によりますがファンタジーや甘い恋愛系、また獣耳・擬人化やBL、GL、NLを含む作品が多い可能性が高いのでそういったものが嫌いと言う方も今すぐユーターンを←
*アドバイス、コメントなどは絶賛受付中ですが荒らし目的、中傷などは無視方向です。当たり前ですが。
*頑張って二日に一回は更新したいとは思っていますが出来ない場合もありますのでその際には「ばっかじゃねえ?」とでも心の中で呟いてください。あくまで心の中で。
*このスレッドで書かせていただくものは全てフィクションであり、実際に存在するものとは一切関係有りません
勿論向日葵のほうも勧めていきます!
新しく書かせていただくのもありますが、宜しければ暇つぶしにでも見て言って下さいませ。それでは!
2
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/05/26(木) 21:59:05 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
< 冷めそうなほど >
わかってたの
×
「…わかってた」
「何が?」
「わかってるでしょ」
「あんたが僕に興味がなくなってること」
「なくなること」
「何れなくなるって」
「わかってた」
雨の日は嫌い
傘をさしてもずぶぬれは同じで、でも涙を隠してくれるのは感謝してる
雨の中なら大泣きしても誰にも気づかれない
「ねえ、 」
「わかってたけど」
「愛してほしかったの」
僕はどうせ君のあの人への、彼女への愛情の一部で、あの人の変わりに愛されてるんだ
僕だけ特別とか、ありえないんだ
「わかってた」
遊びなんだと
飽きてしまったんだと
さめてしまったんだと
解っていたと
「ねえ、裕也」
「なぁに、厘祢」
「私は裕也のこと愛してるよ」
「は、じゃないでしょ。僕もだよ」
「嘘つき」
口をふさいだ
窒息死してしまえばいいのに
×
呼吸困難
心拍数上昇
-
(わけ分からん!えー二次創作からの移転物ですいえす。はい。名前に特に意味はない!)
3
:
か
:2011/05/27(金) 08:58:59 HOST:wb92proxy03.ezweb.ne.jp
おこがましいのよ
何様のつもり?
お父さんも自殺したくせに
4
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/05/28(土) 23:29:53 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
< 恋愛Colorful party >
「花巻千佳!!」
「はいい!?」
ああ、また怒られる
あたしの名前を行き成り呼んだのは部活の部長。
花巻なんて苗字、あたししか居ないからすぐ分かる。部長の下へ歩いていくとまた怒られるかと目をつぶるけど、何も怒らない
ゆっくりと目を開くと其処には部長と並んで男の子がたっていた
あたしの面白みのない焦げ茶色の髪と目とはかけ離れた、綺麗な金髪に薄紫の目。こちらを不思議そうに見ていた。うわやだなにこれはずい。
「花巻、この子新人の…なんだっけ」
「鏡れおです」
「そうそうれお君!彼はジャグラー志望なんだって」
声も透き通るように格好いい。背もあたしより大きいし。まああたしがちっちゃいのもあるけどさ!!!
ん、で何であたしは呼ばれたの?ん?
「で部長、ご用件は」
「れお君は中等部一年のときから海外にいってていなかったんだけどこの前戻ってきて、後輩ってこともあるからあんたを世話係に任命する!同じジャグラー希望者なんだし」
「…は?」
*
「…もうまじやだ最悪!!」
思い切り叫んでみるが二人きりの部室に悲しく響き渡るだけで、隣に居るれお君が少し怖がってたくらい。ごめんね怖い子で。小さいくせに。
まあ部長のお願いというか脅迫に断れるわけもなくと言うか選択肢さえもなく、世話係を承りこうやって放課後残って練習しているわけですが。はい。
しかし夕暮れに反射してきらきらと光る鏡君の髪の毛、海外に行ってたとかいってたけど外人…じゃないのかな。
綺麗な金髪だよなあ、うん、自分の髪見て空しくなるくらいに
「えええええーとごめんね、行き成り叫んで」
「あ、いえ…すみません、俺のせいで」
「へ、なんで」
「だって…俺が何も出来ないから先輩に迷惑、掛けてるし」
少ししゅんとして目を伏せるれお君。うわなにこれかわいい。小動物っつうか犬みたいっつうか。
健気だ。頭撫でたくなるよこの子…いや背ちっちゃいから頭届かないけどね!ちっくしょう!
…ん、あれ待て、あれ?先輩?先輩って?
「…れお君って学年は?」
「え、と、中等の三年です」
れお君が中等部の三年生であたしが高等部一年(学園は幼稚舎から高等部まである)
つまり、あたしとれお君は学年一つ違い………ってこと?
「え、れお君ってあたしの後輩なの!?」
「え、あ、はい…」
背は頭一つ分ぐらい違うのに…?
世の中には可笑しいことがあるものだ。確かにあたしはちっちゃいけどね!ちっちゃいけどれお君だって一般よりははるかにでかいでしょ!
「あの」
「へ、あ、何?」
「名前、花巻さんっていうんですよね」
「そう。花巻千佳」
「えと、よろしくお願いします、千佳さん」
にこりと笑うその笑顔がまぶしすぎて、思わず赤くなってしまった顔を隠そうと彼から背を向けた
嫌われるかもしれないと思って、口を開いた
「こっちこそ、よろし、く」
少しだけ声が震えたけど、はいと優しい彼の声が聞こえて更に顔が赤くなった
これが恋と言う奴か。違うのか。
それは春も過ぎて夏になりかけの中途半端な季節
心地よい風も少しだけうっとうしく感じる、そんな日の出来事
(とりあえずおどおどな少年とちょっと壊れた女の子が書きたかった。設定的にはマジシャン育成学校、千佳は小等部から入ってれおは幼稚舎から。続くよ!)
5
:
ねここ
◆WuiwlRRul.
:2011/05/29(日) 09:09:53 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp
朝からやってきました、ねここですノノ
槙様の作品はとっても面白くて大好きです^^
更新される度うざいくらい見に行くのでぜひスルーしてやってくださいね←
応援しています! 頑張ってください^^
6
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/05/29(日) 09:44:57 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
>ねここ様
おおおっ、お早う御座います!←
有難う御座います、目は腐りませんでしたか?痛くなったらレッツ眼科ですよ?
スルー出来ませんよ!自分もねここ様の作品更新されてなくても毎日見に行ってry
有難う御座います、勿体無いお言葉にによによしながら頑張らせていただきます←
7
:
和美
:2011/05/29(日) 10:08:24 HOST:wb92proxy12.ezweb.ne.jp
喫茶店貸切にしたったらいいのに苦笑
8
:
ねここ
◆WuiwlRRul.
:2011/05/29(日) 21:37:26 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp
目が腐るどころかぐんぐん良くなってしまいました。
良くなりすぎて視界が全てきんぴかりんに見えます←
わ、私なんか毎日一分おきに見に行きまs((
こんなゴミクズな言葉でよろしければしょっちゅう書き込んでしまうかもしれませんが、その時は本当にスルーしても構いません!
それでは!またあしtげふんげふん←
9
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/05/30(月) 14:44:29 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
< kiss >
髪に触れるだけの
「片思いにしてごめん」
額に突然の
「ずっとずっと仲良くしてね」
瞼に背伸びして
「届かなかったけど」
耳にそっと
「気づいてよ!」
鼻に擦り寄るように
「大切にします、お姫様」
頬に抱きついて
「しんあいなるあなたへ」
唇に直接
「証明させて」
喉元に縋るように
「居させて、存在させて(理由を頂戴?)」
首筋に甘く
「話せなくても離せない」
背中にひやりと
「何処にも、」
胸元にささやくように
「ぼくのもの」
腕に分からないくらいに
「こんな恋なら、」
手首に隠して、隠れて
「こんな醜い愛なのに、」
手の甲に健気な愛を
「貴方のようになってみせる」
手の平に丁寧に
「すこしくらい、気づいてくれますように」
指先にめでるよう
「最高の褒め言葉を」
お腹に飛びついて
「辛かったね。寂しかったね。」
腰に呆れたように
「こんなにも弱いの」
太腿に赤い跡を
「逆らうんだ」
足に望むままに
「わんと泣いて差し上げましょう」
足の甲に震えながら
「あなたのもの」
爪先に跪いて
「すべてをあなたに」
-
(ピクシブのキスの格言を見て書きたくなったので書いてみた。訳分からん゜ω゜上から思慕、友情、憧憬、誘惑、愛玩、親愛、愛情、欲求、執着、確認、所有、恋慕、欲望、敬愛、懇願、賞賛、回帰、束縛、支配、服従、隷属、崇拝。後ろに行くにつれて似たようなのに…。
10
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/05/30(月) 16:37:05 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
>ねここ様
それはきっとお隣の神小説様を見たからですね。目潤いますよね。
きんぴかりんなものを見ると目が痛くなります←
取り合えず目薬大量に送りますね!←
では書き込むときは書き込み欄のみ見ていただければ目が腐る心配もないので安全ですね!←
それではまた明日!(ぶんぶんぶんぶんぶんぶんぶんぶry
11
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/05/31(火) 21:21:42 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
< 髪に触れるだけの >
「ごめんね」
綺麗な白い髪に優しくキスをして、
いつもの君なら恥ずかしそうに顔を赤らめて、その後凄く嬉しそうに笑ってくれる
もう、届かない
幾ら愛してるといっても
幾ら抱きしめても
幾らキスをして、名前を呼んでも、
笑っても、怒っても、泣いても
届かない
白い髪に再びキスをして、床につくまで伸びた真っ黒な髪を鋭い刃で挟む
ジャギリと音がしてばさばさと髪が床に落ちていく
何度も何度も白い髪にキスをして、
分かっているんだ。心では分かっているんだけど。
心の中では、どこかではもしかしたらまた笑ってくれるんじゃないかと思って、またキスをする
今更だけど君にいいたいことがある
今更届くわけなんてないけれど
今更過ぎて、手遅れだけど、
「愛してる」
幾ら愛してると叫んでも
幾ら強く抱きしめても
幾ら優しいキスをして、名前を喚いても、
哂っても、怒っても、鳴いても、
君と同じ髪にするために伸ばした髪を切り落としても
もう、届かない
「気づかなくてごめんね、」
(キスのあれを御題っぽく書いてみようと頭の仲で考え付いた。しょうもない。イメージとちがくなった気がするので書き直すかもしれない!甘いバージョンも書きたい。多分書く順番はばらばら)
12
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/06/01(水) 21:35:33 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
< 無言無音 >
「――――」
口をぱくぱくと動かしても声なんて出ない
わかってる、わかってる、わかってるの
『わ』『か』『って』『る』
それさえ口に出来なくて、証明できない気がして
紙に文字を書けば会話だって出来る、手話とか言うのも覚えられないわけじゃない。
だけど
辛い。
やっぱり辛くて、
「―――ッ」
どれだけ声を張り上げようとしても出てこない声
君の名前をいえないこと
いいたいことをいえないこと
君に声を聞かせられないこと
思うように動かない喉へのイラつき
君のことを褒められないこと
君に、愛の言葉をいえないこと
愛してるって言いたいよ
大好きって叫びたいよ
辛いよ
音がないことが
喋れないことが、こんなにも辛いなんて
痛いよ
「―――――」
『あ』『い』『た』――――
13
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/06/02(木) 17:13:15 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
< こんな恋なら、 >
好きに成らないほうが、良かったのかな
×
あの子と君が笑っているのを見るのが凄く嫌で、でも、其処に割り込めるほど私は強くないし、大好きな二人だから意地悪なんて出来ない。
これが優しさなのか弱さなのか、ただの自己満足の自己嫌悪なのか。
わからない
「あ、―――」
振り向くたびに優しい黒色の髪が揺れる
優しい声色で私の名前を呼んでくれる。でもそれじゃ駄目なの。それだけじゃあ、だめ。
「リノの髪は綺麗だな、本当リンとそっくりだ」
リノ、それが私の名前。
リン、それがあの子の名前。
同じ白い髪、同じ青い目、同じ肌色、同じ髪の長さ
同じ、名前
リノン
私はリノと呼ばれて、あの子はリンと呼ばれて
「そう…かな、リンのほうが素敵だと思う」
「そんなこと無いわ、リノだって綺麗よ?」
リンが優しく笑いかけてくれた
君の隣に並んで笑うリン。こんなに優しい友達がいるのに―――――――私は醜い
だって、だってね?
リンがいなくなればいいって思ったことがあるのよ?
君がわたしだけのものになればいいって思ったことがあるんだよ?
醜いよ
「あ、でも僕はリンの髪も好きだよ」
「えへへ、ありがと」
いや、やだ。やだよ。
いたい
いたいいたいいたいいたいいたい。いたい。
いや、やだ、やだ、いやいやいやいやいや、いやだ、やだやだやだ!
やだ!
「だい、きら、い」
「…え?」
一緒に笑う二人
幸せなはずなのに。なんで?
呟いた言葉は偶然にも君の耳に入った
私はそれさえも気づかずに教室を飛び出した。すぐに君はいつもの声色とは違う声で私の名前を呼んでくれた、リノン、って。
違う!!
屋上のフェンスを越えた数センチ、其処に私は立っていた
――――――すうっと大きく息を吸い込むと、力を振り絞って、叫んだ。
「リノンなんて、大嫌い!!!」
その”リノン”が私なのか、それともあの子なのか
わかんない
ただ、呼んで欲しいの
あの子とは違う名前で呼んで、私が私である理由が欲しい。私だけの名前が欲しい。
わたしをあいしてるって、いって?
『好きだよ、リノン』
-
(kissから腕に分からないくらいに。後半があります!続くか分からないけど!← 相変わらずわけわっからん!←)
14
:
ねここ
◆WuiwlRRul.
:2011/06/02(木) 18:49:41 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp
相変わらず神作品がそろったスレで目を潤そうと思い来ましt((
わくわく!続きが気になるなんてプレッシャーをかけてみr←
これからも頑張ってください!
私に見せるためn((
じゃなくて皆さんのために←
15
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/06/03(金) 14:10:59 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
< 青 >
貴方の今立っている場所からは青い空が見えますか?
それなら私は、幸せにいけそうです
×
貴方の好きな青色がある場所
其処で私は少しだけ眠ることにします
少しだけ、すぐ会えます
だけど、急いではいけません
貴方はまだやることがあるはずだから、それを全て遣り終えたらまた会いましょう
大丈夫です
なぜなら貴方の好きな青色は何時でも貴方のそばにあるのだから。
ずっと貴方を見守っている空も
ずっと貴方が見守っていた空も
同じ青色なんだから
貴方の好きな青色がある場所
其処で私は少しだけ眠ることにします
少しだけ、疲れてしまったみたいです
少しだけ、眠ることにします
大丈夫
絶対に会えるから、それまで少しだけ頑張ってください
貴方の今立っている場所には青い空が見えますか?
それなら私は、幸せにいけそうです
なぜなら私は、貴方の大好きな青色になれたのだから
ずっと貴方を見守っている空になったのだから
ずっと貴方が見守ってくれる、青になれたのだから
すぐ会えます
だから少し眠ります、貴方が少しだけ頑張る間、少しだけ眠りに付くことに。
少しだけ、疲れたから
貴方の好きな空に成ることにします
-
(…この中で一番、というか今まで書いてきたので一番まともというか気に入っているというか。アニメとか見てるとやっぱ別れのシーンとかじわっと…久し振りにハガレンみたらグリートオオオオオオオオryってなりましったあああry(;ω;)
16
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/06/04(土) 21:12:04 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
>ねここ様
相変わらず駄作品ばかりなんで配布してます、どうぞつ目薬
プレッシャーに押しつぶされつつもにやにやしてたり←
有難う御座います!がんばります!
じゃあ大量に目薬購入ですね!←
17
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/06/04(土) 21:12:35 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
恋愛Colorful partyの続きです!
< 馬鹿 >
「よっ、れお君はどう?」
陽気に話しかけてくる部長を殴りたくなるほど、あたしの気持ちは複雑で憂鬱だった。
少し目つき悪めに睨んだ後、とある方向を指差した
其処には嬉しそうに笑顔を浮かべるれお君の姿がある
「…ん?」
「…れお君、何でも出来ちゃうんですよ。ええ。あたしなんかが教えなくてもね!!」
そう、彼はいわゆる天才肌という奴だった
一応ジャグリング以外にも基礎的なコインやカードなども教えてみたのだが…何ていうか、あたしより上手いよねって言うか、もうプロじゃね?っていうか。
だから何ていうのかな。
あたし用無しじゃねっ!?
「ど、どんまい」
「ううー…」
そりゃああたしだってまだまだ見習いだけどそれでも小等部から居るのに…さあ…
ていうかそういう何ていうの。まだあって間もないけどなんていうか。あたし必要ないんじゃね。見たいな。
れお君の、力にも成れない
「えと、花巻さん」
「ふえあっ!?」
少し空しくなって俯くと行き成り上から聞き覚えのある声がして。
行き成りって言うのもあったけどその声が誰のか分かったせいも有って、思わず大声を上げてしまう
恐る恐る顔を上げると其処には予想通り、れお君が驚いたような顔でこちらを見ていた
「ご、ごめん。何かな」
「あ、えと、最近元気ないような気がして」
「そんなこと…ないよ」
不自然すぎる言葉で否定するも、まだ心配そうな表情を浮かべているれお君
ああもう、優しい子だなあ
「だいじょぶだって、ほら、練習しなくていいの?」
無理やり笑顔を作ってそう肩をたたくと、れお君はハッとしたような顔で友達のほうへ振り返った
大声ですぐ行く、と伝えると再びこっちに体を向けた
え、なに、あたしになにかようですか先輩虐めですか!?
とか頭でわけの分からないことを考えていると行き成り手をつかまれ何かを握らされる
ゆっくりと手を開くと其処には小さなリングが一つ、可愛らしいピンクのブレスネット
「れお、君?」
「え、と、あの、日ごろのお礼と言うか、練習とか遅くまで付き合ってもらったし、えと」
ぽかんとしているあたしにおろおろしつつも精一杯説明しようとしてくれている
なのにあたしは反応不可能、なぜって
嬉しすぎるからですよ
「でもあたし、何も教えられてないし」
「え、いや、でも―――感謝してるんです、先輩に」
そういって照れくさそうに笑う姿
また、顔が赤くなる
「じゃあ、有り難く貰う。ありがと」
「は、はい!じゃあ、俺戻ります」
照れくさかったのかそのまま早足で友達のほうまで走っていった
れお君の姿が見えなくなったところであたしの足は力を失い、ずるずると床に座り込んだ
だって、なにそれ、
「…一目ぼれ、か」
「!!?」
いやいやいやいやいやいやいやいやいやないですよ!
もうないですって一目ぼれとか痛すぎますって。もう部長ってばジョーダンキッツ「千佳」
キッツイ、わ
「…キッツイです」
「あははっは、いいじゃない、彼イケメンだし」
「恋は顔じゃ有りませんよーだ」
恋とか、もう、ね
”千佳、愛してるよ”
しないって決め付けてたけどやっぱり無理っぽい。でも思い出すと、やっぱキツイ。
優しく笑うれお君の顔が頭から離れないんだが。如何しよう。
すき、なんだな
「…いえたらいいますよ」
「お、前向きだね!」
「まあ」
逃げたくない
スキだもん
ただ、
昔のことも関係なく、ただ彼を純粋に好きなだけの気持ちで、あたしはちゃんと彼に思い告げることが出来るだろうか
うざいうざいと思い続けていた、恋に心躍らせる少女の気持ちとはこういうことか!違うか!
右腕できらりと光るブレスネット
あたしは今、馬鹿です
(さあ、訳が分からない!最初…ギャグ路線突っ走ろうと思って他の何処のどいつ(^ω^ )三( ^ω^)次にれおと千佳とそのほかのプロフ書きます!)
18
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/06/04(土) 21:37:19 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
「部長マジうぜえええ!」
名前:花巻千佳(はなまきちか)
性別:女
性格:とりあえず平凡に生きたいなあと思ってる。現実主義者でどちらかと言えばマイナス思考、夢見がちな女の子とかまじないわあ。とか思ってる。恋とかに関して色々あったとかないとか←
容姿:染めている焦げ茶に近いチョコレートブラウンの髪を肩に届く辺りまで伸ばしていて、前髪の右半分を赤いヘアピンであげている。瞳は丸みのある茶色でアクセサリーなどは基本的につけないがれおからブレスネットだけつけている
備考:一人称はあたし、二人称は年上は苗字にさん付け、年下、同い年だと名前にちゃん付け君付け、親しいと年齢構わず呼びすて。極々一般的な家庭の子。ジャグラー志望だが実際はイリュージョニストに憧れて学校に入学した。部長のことは愚痴をこぼしたりして入るものの憧れている節々も有り、慕っている様子
「あ、えと、すみません」
名前:鏡れお(かがみ−)
性別:男
性格:控えめで大人しく発言も少ないほうだが、自分の意思や言いたい事はなるべく言おうと努力している。少し天然。天才肌だが一つのものに執着できないのを気にしていている。千佳曰く「落ち込むとわんこ化」
容姿:地毛の薄い金髪を首筋辺りまで伸ばしていて、前髪は右分け。瞳は垂れ目で切れ長、色は紫で首から数個指輪のネックレスをつけている。耳にピアスがあるが友人に無理やりつけられたとか。
備考:一人称は俺、二人称は年上はさん付け、年下、同い年だと苗字に呼び捨て(友達だと名前)母が日本人で父が英国人のハーフだが、顔つきは日本人寄り。ジャグラー志望だが大半のことはそつなくこなす。えととかあのが口癖
「ま、私は千佳を応援してるけどね」
名前:白花宵乃(しらはなよいの)
性別:女
性格:大雑把で明るく、少しだらしなさすぎるところもあるが誰からも慕われやすく、本人も誰からもすかれるように努力している。千佳を妹のように慕っているがゆえに厳しくすることが多い
容姿:腰辺りまで伸ばした紅梅色の髪をだらりと下ろしていて、瞳は臙脂色で釣り目な方。アクセサリーなどは運動する際に邪魔なので普段はつけないが、休日や出かけるときには多少はつける
備考:一人称は私、二人称は呼び捨てが多いが年下には君付けちゃん付け。イリュージョニスト志望。高等部三年、千佳の事は幼稚舎の頃から知っている。
「千佳ちゃん、頑張ってね!」
名前:広付恭子(ひろつききょうこ)
性別:女
性格:大人しく抜けている部分もあるが物腰柔らかな口調で、如何にも女の子らしい少女
容姿:太腿辺りまで伸ばしたシアンカラーの髪を黒色のリボンでポニーテールにしていて、前髪を千佳とは反対の左半分を黄色のヘアピンで上げている。
備考:一人称はうち、二人称はさん付けが基本的だが千佳など友達にはちゃん付け、君付け。カーディシャン志望の高等部一年生、後輩がずっと欲しいと思っていたがれおの前だと後輩みたいになっている(れお本人には意思なし)
宵乃部長と恭子ちゃんはサブっこです!
19
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/06/04(土) 21:49:52 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
ミス発見したので修正です!!
< 馬鹿 >
「よっ、れお君はどう?」
陽気に話しかけてくる部長を殴りたくなるほど、あたしの気持ちは複雑で憂鬱だった。
少し目つき悪めに睨んだ後、とある方向を指差した
其処には嬉しそうに笑顔を浮かべるれお君の姿がある
「…ん?」
「…れお君、何でも出来ちゃうんですよ。ええ。あたしなんかが教えなくてもね!!」
そう、彼はいわゆる天才肌という奴だった
一応ジャグリング以外にも基礎的なコインやカードなども教えてみたのだが…何ていうか、あたしより上手いよねって言うか、もうプロじゃね?っていうか。
だから何ていうのかな。
あたし用無しじゃねっ!?
「ど、どんまい」
「ううー…」
そりゃああたしだってまだまだ見習いだけどそれでも小等部から居るのに…さあ…
ていうかそういう何ていうの。まだあって間もないけどなんていうか。あたし必要ないんじゃね。見たいな。
れお君の、力にも成れない
「えと、花巻さん」
「ふえあっ!?」
少し空しくなって俯くと行き成り上から聞き覚えのある声がして。
行き成りって言うのもあったけどその声が誰のか分かったせいも有って、思わず大声を上げてしまう
恐る恐る顔を上げると其処には予想通り、れお君が驚いたような顔でこちらを見ていた
「ご、ごめん。何かな」
「あ、えと、最近元気ないような気がして」
「そんなこと…ないよ」
不自然すぎる言葉で否定するも、まだ心配そうな表情を浮かべているれお君
ああもう、優しい子だなあ
「だいじょぶだって、ほら、練習しなくていいの?」
無理やり笑顔を作ってそう肩をたたくと、れお君はハッとしたような顔で友達のほうへ振り返った
大声ですぐ行く、と伝えると再びこっちに体を向けた
え、なに、あたしになにかようですか先輩虐めですか!?
とか頭でわけの分からないことを考えていると行き成り手をつかまれ何かを握らされる
ゆっくりと手を開くと其処には可愛らしいピンクのブレスネット
「れお、君?」
「え、と、あの、日ごろのお礼と言うか、練習とか遅くまで付き合ってもらったし、えと」
ぽかんとしているあたしにおろおろしつつも精一杯説明しようとしてくれている
なのにあたしは反応不可能、なぜって
嬉しすぎるからですよ
「でもあたし、何も教えられてないし」
「え、いや、でも―――感謝してるんです、先輩に」
そういって照れくさそうに笑う姿
また、顔が赤くなる
「じゃあ、有り難く貰う。ありがと」
「は、はい!じゃあ、俺戻ります」
照れくさかったのかそのまま早足で友達のほうまで走っていった
れお君の姿が見えなくなったところであたしの足は力を失い、ずるずると床に座り込んだ
だって、なにそれ、
「…一目ぼれ、か」
「!!?」
いやいやいやいやいやいやいやいやいやないですよ!
もうないですって一目ぼれとか痛すぎますって。もう部長ってばジョーダンキッツ「千佳」
キッツイ、わ
「…キッツイです」
「あははっは、いいじゃない、彼イケメンだし」
「恋は顔じゃ有りませんよーだ」
恋とか、もう、ね
”千佳、愛してるよ”
しないって決め付けてたけどやっぱり無理っぽい。でも思い出すと、やっぱキツイ。
優しく笑うれお君の顔が頭から離れないんだが。如何しよう。
すき、なんだな
「…いえたらいいますよ」
「お、前向きだね!」
「まあ」
逃げたくない
スキだもん
ただ、
昔のことも関係なく、ただ彼を純粋に好きなだけの気持ちで、あたしはちゃんと彼に思い告げることが出来るだろうか
うざいうざいと思い続けていた、恋に心躍らせる少女の気持ちとはこういうことか!違うか!
右腕できらりと光るブレスネット
あたしは今、馬鹿です
20
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/06/05(日) 22:02:05 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
< 鼻に擦り寄るように >
庭の木陰ですやすやと眠る姿
栗色のふわふわした髪に気持ちよさそうな寝顔に顔が緩む
少女の隣に腰を下ろすと綺麗なまつげの乗った瞼が上がり、エメラルドの瞳がこちらを捉えた
「遥、おはよう」
寝惚けつつもゆっくりと体を起こした遥と呼ばれた少女
「んぅ…おは、よ」
優しく頬をなでるとくすぐったそうに声を漏らしたが、すぐにふにゃりと笑って頬を手に擦り付けてきてまるで猫のようだ。可愛い。
「裕也は今来たの?」
「うん、待たせちゃってごめんね」
「全然!裕也とお出かけできるだけでも嬉しいんだからいーの!」
にこっと嬉しそうな笑顔、本当に子供みたいで思わずぎゅうっと抱きしめた
抱きしめた、あとはっとして手を離そうとしたけどそれは簡単に、かなり弱い力で阻止された。きゅ、と僕の服の袖をつかむ遥。これは多分、離さないでって合図
「―――っ」
「ゆーや?」
そのまま顔が見えないようにぎゅっと強く抱きしめる、強く強く
こんな真っ赤な顔なんて見せられないっつの!!
「ねえ、ねえ、ゆーや」
可愛らしい声で名前を呼ばれ、顔が見えるように腕を緩めるとすぐに緑色の目が数センチ前まで来ていた
「キスして、いっぱいいっぱい」
「…は!?」
行き成りのことに思わず間の抜けた声を出してしまう
だが、きらきらとした目で見つめられれば断ることなんて不可能で、
頬に、額に、鼻先に、優しくキスを落としていく。そのたびに白い頬が薄紅色に染まっていって、それさえも愛らしく思えてしまう
「裕也、鼻先のキスってどういう意味があると思う?」
「キスに意味なんてあるのか?」
「うん、頬は親愛で額は友情、えーっと鼻先はぁ」
うーんと頭を抱えながら悩んでいる遥
聞いてきたくせに自分でも分からないとか…可愛すぎるだろう。
そういえば聞いたことがあるな
確か―――――――
「…分かった」
「ホント!?ゆーや凄い!!」
「鼻先は愛玩」
「大切にしますよ、お姫様」
また一つ、優しく口づけをして
何で分かったって?そりゃあ、俺が大切にしたいって思ったからじゃないの?
-
(うわくせえええwwwww^ω^腕のほう進めなきゃなあ。多分書き直す!)
21
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/06/07(火) 12:10:48 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
< 恋話と親友と後輩と >
ちゃら、と小さく音を立てて揺れるピンク色のブレスネット
あの日から照れくさくて練習のときもまともに話せずに居る、あたしとれお君
まあ、別に練習なんてしなくても上手いんだけどね
「千佳ちゃん、お昼食べよー」
ぼーっと机の上で右手首を見ていると後ろからぽふ、と抱きつかれる
その相手が誰かは分かっていて、顔も見ずにいーよと返事を返すと嬉しそうにえへへと声を漏らしながらあたしの前の開いていた席に座った、青色の髪の少女
「恭子は購買?先に行かなくて平気?」
「御姉ちゃんがお弁当作ってくれたから平気、ありがとー」
そういってにこりと微笑む姿は女のあたしから見ても可愛らしいものだ
本当に女の子らしくて憧れてしまう。
因みになんで購買で買うことを心配するかって言うと、必ずお昼の時間帯は戦争のように生徒達が食物を奪い合い求め合い争いあう。大げさじゃない、事実だ。
まあ恭子はふらーっと入っていってふらーっと戻ってくると必ずお目当てのものを取ってくるんだけど
「ねえ千佳ちゃん」
「ん?」
「鏡君のこと、好きって本当?」
「!?」
屋上へ続く階段の途中でいきなりの問いかけに持っていた鞄を落としかける。
幸い恭子が落下する途中にキャッチしてくれたので中にあるお弁当が悲惨なことになる事は防がれたのだが…
「何で知ってるの…?」
「えっとね、部長。でもでもうちが聞いたことなの、最近千佳ちゃんボーっとしてるって言うか、鏡君ばっかり見てる気がするの」
「…よく見てらっしゃる」
「うん、でね、千佳ちゃんに好きな人が出来たならうち全力でお手伝いしたいの。千佳ちゃんの辛い顔、見たくないな」
ずきりと胸が痛むのと同時に目が熱くなった
ああ、いい子すぎるんですけど!!ねえ!!
「ホントそんな良い子過ぎると騙されるよ」
「えー、そんなことないよー」
「…頑張ります」
気がつくとすでに屋上のドアは目の前まで来ていて、ドアノブに力を入れて回す
屋上は涼しい風と丁度いい温かい日差しが差し込んでいて、お昼を食べるのには絶頂の場所。いつもは教室で食べることが多いのだが、今日は屋上を選んで正解だった
適当にフェンスの傍に腰を下ろしお弁当を開く
「お、千佳ちゃん卵焼き上手に出来てる!」
「今日のは上出来だよっ、恭子のお姉さんもすっごい」
「たまごとハムのサンドイッチだって」
「一口ちょーだい」
「いーよ、じゃあ卵焼きください」
こうやってただ楽しく友達と喋りながらおいしいものを食べる、どんなアイドルみたいにカッコイイ人と付き合えることになってもどんな豪邸に住めることになっても、此処までの幸せは無いんじゃないかと思う
それほど恭子にはお世話になっているし、大親友だから。
…あああああああもうなにこれやだ恥ずかしい!!あたし超はずいじゃん!!
「恭子はさ、先輩とは如何なのよ」
「へっ、え、と…うん、楽しいよ、先輩優しいし」
「そっかそっか、それなら良し」
恭子には二つ年上のカレシさんが居る、凄く真面目で如何にも…なんというか…学級委員長とか風紀委員とかが似合いそうな人
まあ実際遣ってるんだけど。黒髪黒眼、黒縁の眼鏡に制服は何時もきっちり。本当疲れないのかと思う
「な、なんで?」
「あたしも恭子の辛い顔は見たくないから。ていうか気遣って先輩呼びしなくていいよ?」
「う、うん」
恥ずかしいのか恭子は顔を赤くしたままその後言葉が続く事は無かった
そのまま、気まずい沈黙の中もくもくと食事を続ける。
先輩のこと聞いたの、不味かったのかな。そうだよね、恭子は優しいからあたしに心配掛けないようにって嘘ついてるのかもしれないし、そういう子だもん。優しいから。
それともあたしに気を使ってる、とか。それなら…なんかやだな…。あの時の事は今のことには関係ないわけだし、今あたしがすきなのはあの人じゃない――――――――――――――――――れお君だ
あの人のことで恭子やれお君を悲しませたりするのなんて嫌だ
「うん、やだな」
「ふえっ!?」
「やだなーうん、いやだ」
「(え、え、千佳ちゃんうちと一緒にご飯食べるのやだったのかな、それとも卵焼き食べちゃったのが駄目だった!?それとも…やっぱりれお君の話聞いちゃ駄目だった!?)」
持つべきものは優しき親友!
-
(砂どっbbbbbbbbbっばー← 三話目ですが…ジャグラーってよーく考えるとマジシャンじゃなくてサーカスだよねって言う^^^^^^p^^^^^^)
22
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/06/08(水) 21:45:14 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
< チョコレート・ホリック >
かり、と綺麗な音を立てて折れるチョコレートの板
幸せそうな笑顔で頬張るその姿はそこらの女子よりは可愛いだろう。いやそうじゃなくて。
「…はあ」
「ん?ヒナ、どしたん?」
「うっさい黙れ甘党男子」
「な!甘いもん好きで何が悪いん!?」
その後もぎゃーぎゃーと私が返答を返さずとも騒ぐ男に一発の蹴り
だって生意気なの。
私よりそんなに甘いものがすき?
特にチョコレート、私が嫌いなの知ってるわけ?同じ髪色、同じ目の色、なのに彼は見てくれない。だから嫌いなの、チョコレートなんて。
「馬鹿じゃないの、男の癖に甘い物好きなんてカッコ悪い!」
「ヒナはわかっとらん!甘味の魅力が!」
「分からなくて良いわよ!太るし!」
ああ、気分が悪い。
甘い香りも、彼の笑顔も、食べ物なんかにイラつく私も、好きな人の好きなものをけなす私も、嫉妬深い私も、
皆きらい。だいきらい!
きらいよ
「チョコレートなんて」
さっさと気付きなさいよ
甘いものなんかに目眩ましてると蹴り上げるわよ?
「ヒナヒナ」
「何よ、んぐっ!?」
わざと不機嫌そうな声で振り向けば口を優しくふさがれる、口の中に広がる甘い甘いチョコレートの味
「甘いモンもええやろ?」
「〜〜〜っ、ばかあっ」
「最初っから分かってるに決まってるやん?」
-
(ノーコメント(΄◉◞౪◟◉‵))
23
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/06/08(水) 22:01:02 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
< 腕に分からないくらいに >
そっとそっと、跡を残して
×
突然、リノンが体調を崩した
リノンっていうのはリンじゃなくて、私。体調を崩したって言うのは風邪とかじゃなくて――正確に言うと、体調ではない
足を骨折した
二階の教室で窓を拭いていたらバランスを崩して其処から落ちた
幸い、木がクッションとなり引っかき傷と骨折程度で済んだが暫くは学校には行けそうに無いらしい。自分でも分かる。
凄く痛いんだもん、腫れているし
そんなことをぼんやりと考えていると病室のドアが数回ノック
そして次の瞬間私の耳に入った声
「入ってもいい、かな」
聞きなれた、君の声
いいよとドアの向こうにも聞こえるよう、大きめな声で言うと小さな音を立ててドアをあけた君
心配そうな顔でベッドの横の椅子に座ると、手に持っていた花束を渡してくれた
ふわり、と優しいマーガレットの香りが舞う
「わ、素敵…くれるの?」
「うん、お見舞い」
素直に嬉しい。すぐ傍にいた看護婦さんが花瓶に挿してくれて寂しい白だけの病室が華やかになった。
凄くうれしくて頬を緩める、でも私には言わなきゃいけないことがあった。絶対にいうって決めたこと。
「ねえ」
「何?」
「…リンと―――って付き合ってるんだよね?」
私の率直な答えに君は驚いたように目を見開いた。だけど直ぐに小さめに頷いた。
よかった、隠さず答えてくれて
「リンも隅に置けないな」
「…リノ」
「いいの、少し寂しいけど二人が幸せなら私は仲間はずれでも構わないの」
少し、とげがあったような言い方。そしてその中に隠された醜い嘘。
構わないなんて、少しなんて嘘。二人とずっと一緒に居たいよ、少しじゃない、すごく寂しいよ。
―――と一緒にいたい、リンの場所を――――――がしゃんっ
突然マーガレットが飾ってあった花瓶が棚から落ちて大きな音を立てて、割れた
「っ…」
「だ、大丈夫?」
「うん、私は平気」
その瞬間、なんとなく、なんとなく解ったの
私はリンの場所を奪う事は出来ない、って。私は弱いから、私は、リンと君が大好きだから出来ない。
私は、この醜い嘘を、醜い感情を君にさらすことなんて出来ないから
私は、この醜い嘘を、醜い感情を赦してしまう私を許せないから
「ね、一つお願い事していい?」
そう首を傾げていうと君は勿論といった。
その優しさが痛くて、どれだけ苦しんだことか――――
「腕出して」
差し出された細く白い腕を自分の目の前まで持ってくるとそっと、触れるだけのキスをした
勿論君は驚いてその後顔を真っ赤にした
腕へのキス
それは恋慕
「お幸せに」
-
(続く…のだろうか。取り合えず終了!こんな恋なら、の続き。)
24
:
槙
◆uXwG1DBdXY
:2011/06/09(木) 15:07:08 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
< 首筋に甘く >
ぎゅうっと後ろから抱きつかれる
首筋に髪が擦れ合ってくすぐったい
「っ」
出そうで出てこない言葉を待っている。退屈だけど、それでも飽きはしなかった。
優しく髪に手を重ねれば、君は少し驚いて、泣いた
弱くて、雨が苦手で、喋れくて、弱いことを認めた強さを持っていて、弱い兎
茶色いやわらかい髪
それが好きで、また撫でた
肩に落ちる涙が暖かくて、じわ、と染み込んだ
まるで
君の、悲しみみたいに、じわりと
「ゆっくりでいいよ」
「、」
泣き声さえも聞こえない、数センチの距離なのに
ただ、無音
出てきそうで出てきそうにない、言葉を待っている。飽きはしなかった。
手に手を重ねて
首筋に掛かっていた髪がどけられ、ひたりと感じる―――冷たい体温
「私もだよ」
-
(喋れないけど愛してるよ。執着ってなんかヤンデレとか裏とかばっか浮かぶんですが…なんか、こういうしっとりも良いんじゃないかなーとか。)
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