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SS投下・仮投下スレ Part.3
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とりあえず>>2250はいいと思う
アズラエルの生死絡みについては>>2243(及び>>2246)、>>2249、>>2254-2255、>>2261がある感じだけど…生き延びる方でも正直あまり先は長くなさそうかつ、甲乙つけがたいなあとは
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>>2254-2255、>>2261を書いた者です
今回書いたこれらの主目的は「アタランテがディエゴに因縁を付ける」ことであり「アズラエルの生存」については考えていません
>>2254-2255であればディエゴがアズラエルを利用してアタランテから逃げ切り、その後に>>2243のようにアズラエルを切り捨ててメアリーに乗り換える展開にも繋がるだろう、ディエゴの性格的にそうなると思っています
また>>2261は>>2243や>>2249にてディエゴが現場から立ち去りアズラエルを殺害するのに干渉しない内容として書いています
個人的には>>2243や>>2249にてアズラエルが死亡することは問題ないと思っています
それとは別に問題があるのであれば>>2254-2255、>>2261を破棄するのもやぶさかではないです
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アタランテは太歳星君と因縁出来てるからなぁという気持ちがちょっとある
因縁増やしてもいいけど太牙と太歳星君の因縁を考えるに案内役でアタランテは太歳星君戦で必須になるかと
そこでディエゴと戦うのもあり?
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>>2266
太歳星君戦でディエゴと戦うと因縁が渋滞してやり過ぎ感たしかにありますね
子供殺しがアタランテにとって重大なファクターになるからディエゴ因縁を書きましたが、それを必須にしようとまでは考えていません
イリヤの死体を見ることなくディエゴの存在を認知することなく太歳星君のところに行くのもありです
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数日待ちましたが明確なOK・NGの判定が出てこないので、語り進行の阻害にならないようにと思い>>2254-2255と>>2261を破棄します
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>>3507、>>3508、>>3510
伊織組・レン組・美遊兄組の一団から離れた後、シロッコはタクシーを拾って京都の街中を移動する
ちなみにピトフーイと李書文も一緒に同乗している、彼女らも二条城に戻ろうとしていたので特に断る理由もなく一緒に行動している
その最中に太歳星君から「新たな得物が釣れた」という念話が入り、その少し後にシロッコの身体に疲労感が襲いかかった
「くっ、仕方がないとはいえこれは慣れないな」
「なんか具合が悪そうね、どうかしたの?」
「…どうやら、私の盟友が今宵の宴に新たな招待客を招こうとしているようだ」
この時、タクシーの運転手に変に勘ぐられないように言い回しを変えてピトフーイに伝える
「ってことは、私達の知らない所で愉しんでいるってわけ?」
「まぁそういうことだ」
「えーーいいなぁ、私も他の参加者を見つけて早く一戦交えたいーー」
「君達は先程の一団と出会っていただろう?」
「そりゃあパーティーに招待はしたけど、あんな衆目の前で騒ぐわけにもいかないし」
ピトフーイもシロッコの意図を察してか、直接的な言葉を上手く躱しながら言いたいことを言ってみる
ちなみにだが戦闘狂の彼女とて一応の常識や社会性は持ち合わせている、さすがに無関係な人々がいる前でレン達と戦うつもりはなかった
「…ところで話を変えるが、君はその相方と一緒にいて疲労感とか覚えたりはしないのか?」
「ん?いいや、ちょっとは疲れやすいかもしれないけど充分に動けるわね」
「――貴殿の従者とは違い、儂はただの武術家。一種の境地には至れども大それた芸は身につけておらん。ゆえに、無駄に浪費することもないがな」
シロッコの意図を察したのか、李書文が少しだけ口を開いた
つまるところ、強大な術を使う太歳星君とは違って派手さはないが魔力の消費が少ない、といったところか
それが彼女達の利点であるとシロッコは理解しつつ、魔力の消耗による影響をただ耐え抜くしかなかった
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夏油「仕方ない。ここはどうやら君を満足させるしかないようだ。変身」
夏油は仮面ライダー歌舞鬼に変身。鳴刀 音叉剣を構えて抵抗の意志を見せる。そして玉藻も宝具の水天日光天照八野鎮石を発動してサポートし、呪霊を駆使しつつ太歳星君に攻勢を仕掛けるが呆気なく返り討ちにされてしまった
まず玉藻の発動した最大限の呪術が一掃返しにより、数倍返しで玉藻に跳ね返される
そして玉藻は倒れ伏し、残るは夏油だがあろうことか夏油はただの肉弾戦で追い詰められてしまった。
これが仮面ライダー歌舞鬼に変身したカブキならば肉弾戦に限れば多少は善戦出来たかもしれないが、夏油はかなり特殊な状況で歌舞鬼に変身した上に、歌舞鬼としての戦闘経験がまるでない。
そもそも仮面ライダー響鬼世界の〝鬼〟とは鬼として鍛え上げた者だ。
呪術の才能があろうとも、普通に鍛えていようとも〝鬼として鍛えた鬼〟には劣る。
呪術を除いた鬼としての要素では、今の夏油ではマヤにすら劣るだろう。
これはマヤがザンキの宝具を用いて変身しているのもあるだろうが、それ以上に鬼として鍛えてきたのが大きい
夏油は仮面ライダー響鬼世界の〝鬼〟をよく理解していなかったがゆえに、このような状況に陥ってしまった。
太歳星君は倒れて変身解除された夏油から変身音叉を取り上げる。
「これ、お前のじゃないよね」
夏油の不慣れな動きを見ればわかる。夏油は明らかに歌舞鬼として戦い慣れてない。他のマスターから奪ったか、何らかの方法で入手したのか。もし前者なら、本来の持ち主に渡った方が価値があるし、楽しめる。
(悟……。私はここまでなのか?)
「――――」
夏油を葬る時まで呪術師らしくない言葉を吐いた〝最強〟を思い出す
このまま自分は、再び終わってしまうのか……それはあまりにも残念で、悔いが残る。
五条悟のおかげで、彼の心は多少マシになったが猿の殲滅は諦めていない。
しかしそんな願いも叶わぬまま、自分らしからぬ戦い方で敗退する。……これではあまらにも、滑稽だ。
しかし太歳星君はそれ以上、何もしなかった。
「よく足掻いてみせた」
太歳星君は夏油と玉藻を激励すると、今夜に二条城で数騎のサーヴァントが仕掛けに来ることを伝えた
自分は楽しむために、ただそこで待つと。
自分を倒したくば夜に二条城に来いと。どの道、これを機に自分を倒せなければ次々と主従を狩ると。
ちなみに変身音叉は返さない。正しい使い手に渡した方が楽しいからだ。
ちなみに太歳星君が夏油組を認めたのは、玉藻が視肉を使わせたからだ。
宝具を使った上での最大火力。視肉を使わなければ一掃返しでもどうなっていたかわからない。つまり自分に視肉を使わせたから合格としたのだ
それを聞いた夏油組はボロボロになりながらも去っていった
五条『――――――』
五条悟の最期の言葉を思い返す
夏油(悟、私は――)
そして夏油組が去った後、ソリテールは太歳星君に『お話』したいと声を掛けるのだった
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>>3508、>>3510
シロッコ達が立ち去った後、今後の方針について話し合う三組の主従達
キャスターやピトフーイ達が二条城で戦いを待ち望んでいること、街全体に関わる厄災を用意していること、戦いに勝利すれば何かしらの情報を得られること、アサシンのマスターを殺めたこと、等々
嘘や誇張があまり感じられない話しぶりからしてキャスターが本当に危険な存在であると想定し、その凶行を止めるために動く事で概ね方針を定めていた
なお、伊織組やレン組を襲ったであろうアサシンが横槍を入れてくる可能性も考慮して美遊兄組にも伝えているが、キャスターの方が大事ということもあり継続して警戒に留めておくことにした
もう一つ、二条城に向かえばピトフーイがレンを狙ってくるのは明らかであるため、「またピトさんと戦わなくちゃいけないのー……」と若干トラウマ気味なレンは落ち込み気味であった
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>>3520
太牙は自分に残された時間が残り僅かで、丸1日は保たないだろうことも話した
つまり太牙込みで攻め入るために、深夜くらいには見つけ出さなければならないことを話す
そしてアタランテはキャスターと二条城で戦い、彼がそこを陣地しているであろうことを話した
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>>3521
ユウキ「あっ、そうだ!セイバー、蓮子に連絡してみない?」
一護「あぁ、あいつらか。色々調べるとは言っていたが…さっきの今じゃあ碌に情報が集まっていないんじゃねぇか?」
カズマ「ん?その蓮子って一体誰なんだ?」
連絡手段を手に入れて団体行動をとるか別れて情報収集を行うか考えた時、ユウキは蓮子達を思い出してセイバーに尋ねてみた
その後にキリト達に蓮子とアサシンの主従に遭遇したこと、京都を覆う結界を調べていたことや魔物の凶暴化など聖杯戦争に関連していそうな出来事について調べていることを説明した
キリト「俺達とは違う視点から色々と調べているんだな。もしその人達が何かを掴んでいるなら是非とも聞きたいところだが」
アリス「ひとまず連絡をしてみるのはいいかもしれませんね。新しい情報がないとしても、相手方の状況を把握したり協力関係を継続することには繋がります」
ユウキ「そうだね、じゃあ電話してみる」
そしてユウキは蓮子の電話番号へと繋いでみるが、何度コール音が続いても通話する気配が訪れなかった
この時、蓮子達は霊園にて別の陣営やキャスターと遭遇しており電話を取る余裕がなかったのだが、ユウキ達にその事情を知る術はない
ユウキ「おっかしいなぁ、全然出てくれないや」
一護「しょうがねぇ、また後で連絡してみればいいだろう」
ユウキ「そうだね、一応メッセージだけは送っておこうか」
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>>2270、>>2271
いいと思う
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>>2269、>>2273
いいと思う
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>>2272
いいと思う
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太歳星君に敗北した夏油、響鬼世界の鬼である歌舞鬼に変身し、敗けたからまあ当然全裸になり、服を失ったんだよね
そして服を新調するんだけど、五条悟のことを思い出してたこともあって高専時代の制服のような真っ黒な服を選んだ
夏油(悟。私と君が並べばいつでも〝最強〟だった……)
それは過去に捨てた感傷だったかもしれない
だが五条に呪いらしくない言葉を吐かれてほんの少し救われて、笑えて。
そして伏黒甚爾を彷彿させるような圧倒的な力を持つキャスターに出会い。だからこそ、こんな感傷に浸ったのかもしれない
合理的に考えれば、再戦しないほうがいい。
だが――
だが――
夏油(私の思想としては猿に手を貸すつもりはない。だが悟ならこういう時――)
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>>3527
カブキ「俺とキャスターとアサシンはそいつを倒しに行く。マヤみたいな子供がマスターって理由で狙われかねないからなあ。だからマヤ、お前達はここで待ってろ」
マヤ「やだ。私と師匠は鬼だから。私は未熟だけど、鬼だから!戦えない人達を守りないよ!」
ザンキ「マヤ……」
カブキ「……やっぱり子供は汚くねえ。純粋だな。……ついてこい、マヤ。止めてもどうせ来るんだけどなァ」
カブキはマヤの決意を聞いて、あえてそれを汲み取った
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(>>2278少し誤字ってた)
>>3527
カブキ「俺とキャスターとアサシンはそいつを倒しに行く。マヤみたいな子供がマスターって理由で狙われかねないからなあ。だからマヤ、お前達はここで待ってろ」
マヤ「やだ。私と師匠は鬼だから。私は未熟だけど、鬼だから!戦えない人達を守りたいよ!」
ザンキ「マヤ……」
カブキ「……やっぱり子供は汚くねえ。純粋だな。……ついてこい、マヤ。止めてもどうせ来るんだけどなァ」
カブキはマヤの決意を聞いて、あえてそれを汲み取った
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>>2277、>>2279
いいと思う
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>>3530
ザンキ「マヤ。お前は心意気だけなら立派な鬼だ。でもこれは聖杯戦争ということを忘れるな。マスターがサーヴァントに勝てる可能性は、かなり低い」
マヤ「そんな……」
ザンキ「だけどな、マスターを倒せば単独行動スキル持ち以外のサーヴァントはだいたい倒せる。だからお前はカブキと一緒にマスターを探したり、周りに被害が出ないように警戒するのもいいかもしれないな」
カブキ「しょうがねえなァ。マヤの面倒はお前(ザンキ)だけじゃなくて俺も見てやる」
太牙「ああ。あのサーヴァントは正直……俺たち三人で相手をしても倒せるか怪しいし、どう見ても危険人物だ。あいつを倒す最善策はマスターを倒すことだし、周囲に被害を出さないとも限らない」
悔しそうな表情で太牙は語る。
闇のキバで倒しきれなかったというのは、よほど強い。
ザンキ「そうだな。でま相手も無限に復活するわけじゃないはずだ。何か弱点か、生き返れる回数が決まっていると思いたいな」
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>>3523
ソリテールは一応夏油組を警戒しつつも大量の剣を出現させて太歳星君に攻撃していたけど、まぁそれでも太歳星君にあしらわれてたり消滅の凶星の対処に追われてたようで
そうこうしている内に夏油組が太歳星君に仕掛けたけど返り討ちにあい、しかし満足げな様子の太歳星君にトドメを刺されずに彼らが立ち去るのを見送った
一段落ついたと判断したソリテールは太歳星君に『お話』したいと声を掛け、手に入れた式神の形代を返却しつつ幾らかの情報交換に応じてくれた
ソリテール側は京都を覆う結界について分かった事や魔物の凶暴化には何かしらの裏があること、あとは何組かの主従と遭遇したことを語った(なお伊織組やレン組を襲った事については語っていない)
太歳星君は霊脈を調べて何か分かった事を匂わせつつも具体的には語らず、今宵二条城にて大規模な戦いを起こすことを語る
また霊脈を通じて大規模術式を敷設し京都全体を祟ることも告げ、なるべく多くの陣営が集まることを望んでいることも伝えた
そして気が済んだ太歳星君は霊脈を通じてその場から消え去った
さすがにこれ以上の戦闘を行えばシロッコの体調に障ることも理解していたし、喧伝は充分にできた
あとは二条城にて座して待つのみ、様々な英霊が織り成す狂騒を愉しむのみとなった
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(とりあえずイベントをあらかた終わらせて二条城の決戦に進めばと思い>>2282を書いてみました)
(ついでにちょっとしたまとめ)
『二条城にて戦いを求める主従』
シロッコ組、ピトフーイ組
『ほぼ太歳星君の討伐に動きそうな主従』
伊織組、レン組、美遊兄組、カブキ組、マヤ組、登太牙
『どう動くか未確定な組』
蓮子組、ユウキ組、キリト組、カズマ組、夏油組、アズラエル組、メアリー
(なお蓮子→ユウキの情報伝達で彼らも討伐に向かいそうだが、彼ら抜きで2組vs5組+1騎な状況……さらに主従を二条城に向かわせて良いのか悪いのか分からないです)
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>>3526
矢車さん「もしかして殺されたんじゃないのか?」
影山「兄貴、流石にその発言は……」
カズマ「そうだぞ。アサシン兄、お前はちょっと黙ってろ」
キリト「いや……兄のアサシンが言うように、既に殺された可能性は考慮してもいいかもしれない。俺も無害な人が死ぬのは残念だけどこれは聖杯戦争だし、黒幕を探っていたなら消された可能性もある」
一護「マスターの蓮子はともかく、アサシンの方は胡散臭い奴だった。だからまだ生きてるとは思うけど、あまり頼りには出来ねぇな。俺はどうにもあいつがきな臭く感じる」
ユウキ「相変わらずセイバーは蓮子のアサシンに厳しいな〜」
カズマ「……とりあえず信用出来るかどうかは、まだわからない感じってことか」
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夏油は二条城に行くことに決めた。
憎き伏黒甚爾を彷彿させるようなサーヴァントにやられっぱなしでは気に入らないし、こんな有り様を五条に見られたらきっと彼に笑われる。〝最強〟の片割れとしてそれはあんまりだ。
もちろん聖杯戦争には生き残るつもりだが、あのサーヴァントを討伐しなければおそらく勝ち目がない
そのためには癪だが、猿達と共闘も視野に入れなければならない。それほどまでに強かった。
それにこの世界には呪術師もいる。あんな危険なサーヴァントが野放しにされて、魂喰らいのために呪術師達が犠牲になる自体も防ぎたい。それは夏油が呪術師に見せる〝優しさ〟と親友の五条悟に祓われて死亡前ほど野望に燃えていないことが大きいか。
全く呪いらしくない言葉を吐かず、自分を祓った五条悟。やはり彼は憎めないし、どうしようもなく親友なのだ。
強敵を前に逃げ出してそんな彼に笑われたくない。夏油傑は〝最強〟の片割れであるがゆえに
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>>3525
「ところで今そんな状態で深夜の決戦は持つの? マスターの魔力切れで消滅とか萎える奴でしょ?」
「その点については問題ない。確かに陣地の外なら厳しいが、陣地の中であれば魔力は十分賄える」
「そして万全を期すための備えとして各地の霊地を掌握したのだからな」
地脈の流れに精通するキャスターにとって京都という土地は魂喰いよりも効率のいい魔力供給源となる。
決戦の最中に魔力切れによる消滅などキャスターからすれば唾棄すべき結末。
シロッコもまた果たされるべき決着を見ずに終わるつもりはなかった。
そんな両者の考えが一致したことが此度の決戦における備えに繋がったのである。
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>>2288
ステシ見る限り太歳星君の性能がデタラメだからなぁ
ヤマトタケルなら対抗出来たんだろうが
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蓮子とソリテールは帰り道、気絶から復帰したアズラエルと遭遇してソリテールが自らサーヴァントだと明かした上で『お話』して太歳星君から聞いた情報を教えてたっけ
京都全体を祟るのはサーヴァントじゃないアズラエルやメアリーを危険な目に合わせるリスクがある
まあアズラエルについては内心あまりよく思ってないディエゴだが、メアリーの損失は厄介だ
必然的に二条城に向かうしかない
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>>2286
宝具連発されそうだな
そしたら大半の主従がワンパンで沈む
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>>2282
いいと思う
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>>2288
たぶん蓮子達がアズラエルと遭遇する頃にはディエゴも戻ってきているのでは?
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>>3531
京都全体を祟るという情報に蓮子は恐怖に駆られた
そこでスマホからメッセージ音が鳴り、ユウキからメッセージが届いたことを知る
蓮子はユウキに情報を伝え、一護やキリト組とカズマ組もそれを知った
カズマ「マジかよ、これ……」
影山「カズマ、兄貴。……どうする?」
矢車さん「これが本当なら聖杯戦争どころじゃないな……」
一護「もう聖杯戦争なんて関係ねぇ!この京都も、巻き込まれたマスター達も、ユウキも――俺が護る!」
ユウキ「ボクもこんな計画は阻止したいかな」
アリス「私もです。キリトはどうですか?」
キリト「もちろん、俺もだ。これが本当ならほとんどのマスターや京都の住人が殺される可能性がある」
三組の意見は一致していた
そしてそれは蓮子とソリテールとて同じだ。
蓮子はまだ死にたくないし、ソリテールとしても『お話』が愉しめなくなるのは不都合。そもそも蓮子が死ねば、自分も連動して消滅するだろう
ゆえに蓮子組も二条城に攻め入ることになった
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>>2291
(訂正してみた)
蓮子とソリテールは帰り道、気絶から復帰したアズラエル、ディエゴと遭遇。ソリテールがアサシンで気配遮断してたからディエゴは相手がサーヴァントだと気付かなかったがソリテール自らサーヴァントだと明かした上で『お話』して太歳星君から聞いた情報を教えてたっけ
京都全体を祟るのはサーヴァントじゃないアズラエルやメアリーを危険な目に合わせるリスクがある
まあアズラエルについては内心あまりよく思ってないディエゴだが、メアリーの損失は厄介だ
必然的に二条城に向かうしかない
ついでにいつでもマスターの替えが効くようにメアリーも連れて行く。ヤマトタケルの一件で痛い目を見ているので、慢心はしない
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>>2289
あくまで魔力不足による消滅が決戦の中ですぐ起こらない理由付けの意図だったのでそこにも言及したもので修正を出してみます
>>3525
「ところで今そんな状態で深夜の決戦は持つの? マスターの魔力切れで消滅とか萎える奴でしょ?」
「その点については問題ない。確かに陣地の外なら厳しいが、陣地の中であれば魔力は十分賄える」
「そして万全を期すための備えとして各地の霊地を掌握したのだからな」
地脈の流れに精通するキャスターにとって京都という土地は魂喰いよりも効率のいい魔力供給源となる。
決戦の最中に魔力切れによる消滅などキャスターからすれば唾棄すべき結末。
シロッコもまた果たされるべき決着を見ずに終わるつもりはなかった。
そんな両者の考えが一致したことが此度の決戦における備えに繋がったのである。
最も元々破格である太歳星君の現界維持と儀式にて使用する魔力を残す都合上、自身の強化などには当てられずあくまでシロッコの負担を減らす程度の魔力となるだろう。
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>>2285
いいと思う
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>>2294
いいと思う
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レン(ピトさんは絶対に私と戦いたいがるだろうなぁ)
また狂気的で強い相手と戦うことにうんざりと落ち込みつつ、レンは気合を入れる
レン(まあピトさんとそのサーヴァントをなんとか出来そうなのは私くらいなんだ。がんばらなきゃね!)
そしてレンはこの場に居るみんなにピトフーイの説明を始めた
それは性格など大雑把なものでなく、戦闘スタイルやレンに拘ってることなど様々だ
レン「――と、ピトさんについての情報はこんな感じ。名護さんも私と一緒に戦うことになると思うから、がんばろうね!」
名護さん「ああ。そして俺が戦うサーヴァントは李書文か。まあ名高い英雄だが、俺もこれまでファンガイアという化け物と戦ってきた戦士だ。安心して任せなさい。……もっとも、ファンガイアも全員が悪いというわけじゃないがな。たとえば俺の弟子(渡のことを勝手にそう呼んでるだけ)の兄、登太牙は心を入れ替えて人間との共存を目指してる」
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>>2297
(ちょっとミスに気付いたから修正)
レン(ピトさんは絶対に私と戦いたいがるだろうなぁ)
また狂気的で強い相手と戦うことにうんざりと落ち込みつつ、レンは気合を入れる
レン(まあピトさんとそのサーヴァントをなんとか出来そうなのは私くらいなんだ。がんばらなきゃね!)
そしてレンはこの場に居るみんなにピトフーイの説明を始めた
それは性格など大雑把なものでなく、戦闘スタイルやレンに拘ってることなど様々だ
レン「――と、ピトさんについての情報はこんな感じ。アーチャーさんも私と一緒に戦うことになると思うから、がんばろうね!」
名護さん「ああ。そして俺が戦うサーヴァントは李書文か。まあ名高い英雄だが、俺もこれまでファンガイアという化け物と戦ってきた戦士だ。安心して任せなさい。……もっとも、ファンガイアも全員が悪いというわけじゃないがな。たとえば俺の弟子(渡のことを勝手にそう呼んでるだけ)の兄、登太牙は心を入れ替えて人間との共存を目指してる」
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>>2298
ファンガイアや登太牙に近い人物、という情報を聞いてアルトリアやアスナはアーチャーの素性をだいぶ絞り込めることができたんだよな
ただこれまで真名を明かさずに協力関係を築いてきたこと、キャスター討伐という大事が迫っていることから、これ以上詮索することなく共に戦う仲間として考えているようだ
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太歳星君の強さを懸念する声があるのでちょっと>>3531の補完を兼ねて攻略の糸口を作ってみる
>>3531
「さて、そろそろ終いだ。これから盛大な宴があるからな。お前たちは来るも来ないも自由だ。最も――」
――どう選択しようが降りかかる"死"に怯え続けることになるだろうがな
凶悪な笑みを浮かべこの場を去ろうとするキャスターに蓮子は必死に頭を働かせる。この恐るべき神霊を打倒しなければ自分達に未来はないのだ。もう少し何か情報を引き出せないか……
ふとある考えが蓮子に閃いた
普通に考えれば成功するはずがない策とも言えない策。だが、目の前のキャスターは大量殺戮を意に介さない凶悪さと同時にある種の律儀さを有していることがこれまでのやり取りで分かっている
試してみる価値はあるかもしれないと蓮子は思った
「……ねえ神様。最後に一つだけ聞いていいかしら」
「なんだ?何を聞きたい?」
「――貴方の名前よ。ここまで大それた事をするんだもの、さぞかし名のある神様だと思ってね。貴方は一体何者なの?」
「くくく…ははは!随分大胆なことを聞くな小娘。それが何を意味するか分かっているだろうに」
「ええ勿論。でも宴とやらを催すのに客人に対して名乗らないのは失礼でしょう?それとも最後まで『名無しの神様(キャスター)』で通すつもりかしら」
蓮子の考え…それはキャスター本人へ単刀直入に真名を問うこと
我ながら馬鹿な事を聞いていると蓮子は思う。何しろ自分の弱点を自分で口にしろと言っているに等しいのだから
しかし、元々このキャスターは各地の霊地を掌握して大量殺戮を引き起こすことを喧伝して回り多数の主従を敵に回すという甚だ狂った行為をしでかしている
ならば同じくらい滅茶苦茶なことを聞いても案外プライドから答えてくれるのではないかという打算があった
実際蓮子は知らないことだが、かつてキャスターは己に挑戦してきた少女に名を問われた際に堂々と名乗った過去がある
「ふん…術師ですらない分際でよく吠えたものだ。いいだろうお前の愚かさに免じて教えてやる…と言いたい所だが、今は仮にもサーヴァントとして契約を結んでいる身だ。易々と契約者でない者に真名を教えてやる訳にはいかんな」
キャスターの返答にさすがに駄目かと内心で蓮子は溜息をつく。挑発に逆上されなかっただけでも御の字かと考え直すが…
「――だが、条件次第では教えてやらんこともない」
「本当…!?でも条件って…?」
キャスターの思わぬ一言に目を剥く蓮子。そんな彼女の反応を楽しそうに見やりながらキャスターは言葉を続けた
「相応の貢物を寄越せ。人が神に供物を捧げ、対価として神が祈りに応える。古来から続く人と神の関係だ」
キャスターの突きつけた条件はある種古典的な等価交換
ならば蓮子にも考えがある。念の為ソリテールに念話で考えを話し確認をとった。ソリテールからは何とも愉快そうなOKとの返答
意を決してキャスターに蓮子は向き直る
「分かったわ。神様の言う通り"相応の貢物"を出してあげる」
「私の名前は『宇佐見蓮子』。召喚したアサシンの真名は『ソリテール』。名には名で応えるわ!貢物として不足はないでしょう?」
威勢の良い言葉とは裏腹に蓮子は緊張していた。自分の名はともかくソリテールの名は他のサーヴァントの真名と等価とはとても言えないのだから
――『無名の大魔族』。ソリテールの生き様が昇華したこの宝具の効果によって、ソリテールという名を知っても何ら有益な情報を相手は得ることが出来ない。蓮子は宝具の名前もそれに纏わる血に塗れた逸話も未だ知らないが、とにかく真名を知られても問題にならないということだけは把握している
果たして目の前のキャスターはこの事実をどう捉えるか…
「くくっ…よくよく小賢しく頭が回る小娘だが…まあいいだろう、お前たちが自分の名を明かしたことに代わりはない。対価として僕の名を教えてやる。心して聞け」
「――『太歳星君』。お前たちを終わらせる者の名だ。その時が来るまで噛み締めておけ」
そう言い残すとキャスターは――『星神』太歳星君は去っていった
「やれやれ、とんでもない存在を敵に回してしまったみたいだねぇ」
「さすがにビッグネーム過ぎて驚きだけど…どの道立ち向かわなければ祟りで一方的に殺されるんだから今更よ。相手が何だろうと倒すしかないでしょ!」
『星神』『冥府の惑星』『木星の鏡像』『族滅の化身』…無数の異名を持つ凶神が敵の正体。知識があるからこそその恐ろしさを実感する蓮子
しかし相手がどれ程強大だろうが蓮子は自分の無力を嘆くような遠慮がちな人間ではない。必ずやキャスター改め『太歳星君』を打倒し、この京都に封じられた秘密を暴くと誓うのであった
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>>2300
いいと思う
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>>3532
夏油「クックックッ。まさか私にもまだこんな心が残ってたとはな」
自分の決断に、夏油は思わず笑ってしまう。それはまるで五条に殺される前の、あのやり取りの時のような笑い方だった。
夏油は若い術師を理由なく殺さない。殺させるつもりもない。そういう所はやはりなんなかんだ、優しかった頃と同じなのだろう。
高専時代と――
夏油傑は誰がなんと言おうが非術師(さるども)は嫌いだ。だが高専の連中は恨んでいなかった。
色々と世界の過酷さを知って、ただ心の底から笑えなくなっていただけなのだ。
そんな夏油が五条に殺される前、彼の言葉で再び心から笑えた。
思えばその時から夏油傑という人間は、少し心変わりしていたのかもしれない
夏油「私は非術師がいない世界を作る。その願いは変わらない。でも術師を虐殺しかねない相手は、放置出来ない」
――マヤや真衣が通っていた高校に訪れた時を思い出す。
真衣はあまりわからなかったが、マヤのあの昔の自分にも似た信念はよく覚えてる。
他にも、色々な若い術師が居た。彼女達を守りたいという気持ちは紛れもなく夏油の〝本心〟だ
夏油(私がこんな決断を下したのは――悟。君があの時、私を心の底から笑わせてくれたかもしれないな)
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>>2302
(マヤ達が通ってるの中学だと思い出したからちょっと修正)
>>3532
夏油「クックックッ。まさか私にもまだこんな心が残ってたとはな」
自分の決断に、夏油は思わず笑ってしまう。それはまるで五条に殺される前の、あのやり取りの時のような笑い方だった。
夏油は若い術師を理由なく殺さない。殺させるつもりもない。そういう所はやはりなんなかんだ、優しかった頃と同じなのだろう。
高専時代と――
夏油傑は誰がなんと言おうが非術師(さるども)は嫌いだ。だが高専の連中は恨んでいなかった。
色々と世界の過酷さを知って、ただ心の底から笑えなくなっていただけなのだ。
そんな夏油が五条に殺される前、彼の言葉で再び心から笑えた。
思えばその時から夏油傑という人間は、少し心変わりしていたのかもしれない
夏油「私は非術師がいない世界を作る。その願いは変わらない。でも術師を虐殺しかねない相手は、放置出来ない」
――マヤや真衣が通っていた中学に訪れた時を思い出す。
真衣はあまりわからなかったが、マヤのあの昔の自分にも似た信念はよく覚えてる。
他にも、色々な若い術師が居た。彼女達を守りたいという気持ちは紛れもなく夏油の〝本心〟だ
夏油(私がこんな決断を下したのは――悟。君があの時、私を心の底から笑わせてくれたかもしれないな)
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今回の聖杯戦争、聖杯が汚染されると疑ってる組もいるけど実は汚染されてないんだよね
これが知れ渡ったらスタンスが変わる組も居そうだ
まあまずは太歳星君をどうにかしなきゃマスター達の全滅は免れないが
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>>2298、>>2299、>>2303
いいと思う
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>>2284、>>2293、>>2304
オッケー
>>2292
>>2284が投下された後ならオッケー
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そういえばインターラプターの魂食い騒動やヤマトタケルの絶技・八岐怒濤など街中で被害が出た割には大きな報道はなく、流れたとしてもガス爆発が原因として小さく報じられるのみだったね
それに現場にいた人達も記憶が混濁しているようだし
なんだろう、メン・イン・ブラックのように記憶の改竄でも行われたのかな?これは聖杯による力なのか、黒幕の仕業なのか…?
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>>2307
黒幕に関することだから黒幕決定するまで保留にしておいた方が良さそうだと思うけど他の人の意見も聞きたい
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同じく黒幕関係は保留の方がいいかも
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(二条城の戦端を開かせてみる、まだやりたい展開とかあればストップしとくね)
夜になって最初に二条城に入ったのは伊織組・レン組・美遊兄組の三組だったね
二条城前駅を降りて数分の東大手門から元離宮に入り、まずは二の丸御殿を索敵したがシロッコやピトフーイの姿はなく
続けて本丸御殿に向かうべく本丸櫓門の橋を渡る直前に、ピトフーイが弾幕を張って牽制
銃撃がすぐ止んでピトフーイが本丸の奥へ引いたところでレンと名護さんが先行して橋を駆け抜け、伊織組と美遊兄組もその後に続いたが
その途中で橋が爆破され分断、さらに伊織組・美遊兄組の背後から太歳星君が声を掛けて戦闘態勢に入る
このような状況になったため、レン組はピトフーイ達を追って本丸に向かい、残りの二組は二の丸付近で太歳星君と戦う事になった
【念のため情報を付記】
・元離宮二条城には外堀と内堀があり、敷地内に入るには駅から近い東大手門の橋を渡るか、北大手門の橋を渡る必要があります
・敷地の東側には二の丸があり、西側には内堀に囲まれた本丸があります。本丸に向かうには東西にある橋を渡る必要がありますが、東側の本丸櫓門は破壊されたので出入りするに残された西門のみとなります
・なお外堀と内堀はサーヴァントでも跳躍して渡ることはできないものとする(キャスターの陣地化による影響、ということにしときましょう)
・ちなみにこれらの情報は軽く調べたものです、自分でも知らない情報があるかもしれません
・これらの情報に関しては修正要望も受け付けます
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こちらも太歳星君戦前のあれこれを書いてみる
あれから蓮子達はスマホでやり取りしつつユウキ達と合流した。そこで簡単な自己紹介の後、真名など蓮子達が得た太歳星君の情報を共有し、作戦を練ることにした
・太歳星君は各地の霊地を掌握して力を増している。そのまま全員で向かっても魔力の差で押し切られる可能性が高い
・よって直接二条城に乗り込んで戦闘する組と各地の太歳星君が掌握した霊地を奪還する組に分かれることにする(太歳星君は霊脈の流れによって転移できるので即霊地を奪い返されないように本拠地で太歳星君を足止めする必要がある)
・霊地攻略組は事が済んだら二条城に駆けつけ足止め組と合流。弱体化した太歳星君を撃破する
以上が大まかな作戦の流れである
真名から情報を得た蓮子達はかつて太歳星君を破った寶月夜宵という少女達がとった作戦を参考にしたのだ
最も各地の霊地を攻撃する側と守る側が今回は逆ではあるが
(さすがにほぼ全組集結は語るの大変そうなのである程度自然に分断できるようにしてみた)
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二条城の決戦の前にシロッコと太歳星君もまた色々と準備していた
霊地争奪戦や各地への喧伝によって多くの主従に自分達の存在を知らしめ押し寄せてくることを予想し、今までに経験したことのない死力の闘いになることを愉しむ太歳星君
しかし懸念点として強者たる自分を無視して契約者であるシロッコを狙う輩が現われる事も予想していた
そこで太歳星君は自身の下僕たる十二神将をシロッコに授けることにし、彼とは別行動を取ることにした
この時、太歳星君は霊脈を解析して術式を仕込んだため各霊地に送り込んだ式神たちをすでに呼び戻していた
なにせサーヴァント相手に力不足な式神を置いていても仕方がない、ならばマスターの護衛として勢揃いさせておけば英霊相手でもある程度は対抗できるだろうと思っての采配であった
ちなみにだが太歳星君としては確保した霊地を他の主従に奪われることを問題視しておらず、別に自身を強化するために霊地を確保したわけではなく主目的も達成したのでさほど重要視していなかった
たとえ霊地を奪われ弱体化したとしても、本気になって自分を潰そうとする英傑どもを圧倒的な力でねじ伏せることを愉しみにするような凶神なのだから、全く気にしていなかった
(ひとまずここまで、もう一つシロッコに対抗策を授けようと考えていますが今は時間がないので後程別に書いておきます)
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(昼の休み時間に書いた>>2312を修正・加筆)
二条城の決戦の前にシロッコと太歳星君もまた色々と準備していた
喧伝によって多くの主従に自分達の存在を知りそれらが押し寄せてくるだろう、そこから生じる経験したことのない死力の闘いになることを期待する太歳星君であったが
しかし懸念点として強者たる自分を無視して契約者であるシロッコを狙う輩が現われる事も予想、そうなればせっかく用意した狂乱の宴も不本意な幕引きで終わるという萎える展開も考えられた
そこで太歳星君は自身の下僕たる十二神将をシロッコに授けることにし、自身が戦っている間は彼には別の場所にいてもらい式神達に護衛してもらうことにした
ちなみにだが、太歳星君は霊脈を解析して術式を仕込んだため各霊地に送り込んだ式神たちをすでに呼び戻しており、ソリテールから返却された形代から式神(>>3531参照)を蘇らせているので全員が揃っている状態である
なにせサーヴァント相手に力不足な式神に霊地の防衛を任せても仕方がない、12体の総力ならば英霊相手でもある程度は対抗できるだろうと思い王将を守る駒として活用することにした
それと、太歳星君は霊地を他の主従に奪われることを問題視していなかった
霊地争奪戦は「自身の存在を認知させること」と「霊脈を調査して儀式や黒幕の情報を得つつ揺さぶりをかけること」が主目的であり、自身の霊力を強化することは二の次であった
たとえ霊地を奪われ弱体化したとしても、本気になって自分を潰そうとする英傑どもを圧倒的な力でねじ伏せることを愉しみにするような凶神なのだから、全く気にしていなかった
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>>2311と>>2313が両方通ると霊地を奪還する組が全然イベント発生しないまま奪還出来ちゃうな
まあ式神を霊地に置いててもサーヴァント相手だと何も出来そうにないからいいのか?
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(>>2313の続きをもう一つ、この部分は流石にやりすぎ感も感じているのでNG出たらやめておきます)
そして太歳星君はシロッコに一つの簡易術式を授ける
それはダークギャザリングの神主の霊(安倍晴明)が使用した陰陽術・請雨教法『五龍祭』を模したものであり、彼と浅はかならぬ縁があり陰陽術の源流を扱う太歳星君が機能を簡略化させたものであった
木火土金水の5属性の十二神将を生贄に捧げて龍を呼び出し標的を締め上げて圧殺する、悪霊・酒呑童子すらも容易く倒すほどの強力な秘術であり、そのまま再現できればサーヴァントとて容易く葬ることができる可能性はあっただろう
しかしシロッコは陰陽師でもないので彼でも扱える様に太歳星君が改変して“コードキャスト”のように使える陰陽術を用意していたのだ
これによりシロッコでも一回のみの大技を扱うことができるようになったが、さすがに簡素化と非術師の影響でその威力は減衰している
それでもサーヴァントに大ダメージを与えられる代物として仕上がっているので、万が一の切り札としてシロッコに備えさせておいた
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夏油が二条城に向かう途中、マヤやカブキと遭遇する
そしてザンキ、アタランテ、太牙などサーヴァントがいることからマヤもマスターである可能性が高いと察した
夏油「や、マヤちゃん。君もマスターだったのか」
カブキ「夏油、てめえ!」
マヤ「夏油先生……カブキが言ってた通り、本当にマスターだったんだ。……私達を倒しに来たの?」
こちらを警戒する二人とサーヴァント達に夏油は「まあそう思われても仕方ないか」と口にして
夏油「私は呪術師は襲わないし、今はちょっと急ぎの用事があるんだ」
マヤ「急ぎの用事……?」
夏油「私は一度、やたら強いキャスターに倒されたんだけど、彼女はかなりの危険人物でね。魂喰いで呪術師を殺されたくないし、旧友と過ごしてた時を思い出したから――そのキャスターにリベンジしたいと思ってる」
マヤ「えっ!?夏油先生も噂のサーヴァントを倒そうとしてたの!?」
カブキ「まさかこんな奴と同じ目的だとはなァ」
夏油「そうか。君達もキャスターを……」
マヤ「じゃあ一緒に協力しようよ!仲間は多い方がいいでしょ?」
夏油「いいよ。非術師にはあまり協力したくないけど、君達は呪術師の卵と鬼だからな」
カブキ「……複雑な心境だけどよ、たしかに仲間は多い方はいいよなァ、マヤ。でも1つ条件があるぜ。俺の音叉、返せよ」
夏油「残念だけどそれはキャスターに奪われた。まあ彼女の性格上、君に返しそうだけど」
カブキ「ちっ、そうかよ」
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>>2315
流石に強すぎでは…?
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>>2317
了解、>>2315はやめておきます
ちなみに質問、マスターのシロッコを直接叩こうと考えている陣営っていますか?
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>>2316
太歳星君は白髪の少年なので彼女→彼かと
それ以外は問題ないと思います
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>>2318
サーヴァントとマスターどっちもって意味なら性格的にアズラエル組はやりそう
あとは聖杯獲得のためならマスター狙い上等な矢車さん。ただし影山はやらなさそう
どっちも時止めやクロックアップを使って確実に仕留めようとするイメージ
マスター達は戦力になるマスターなら個々の性格次第だけどシロッコを叩きに行ってもおかしくないかと
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>>2314
まあダークギャザリング原作的にも酒呑童子乱入とかいうトラブルはあったけど式神たちはほぼ全員瞬殺されて特に問題なく太歳星君の弱体化には成功してたしいい気がする
霊地は五箇所もあるから全箇所制圧するまでそれなりに時間かかるだろうし、そっちに人手取られるだけで対太歳星君チームには結構な痛手だと思う
太歳星君側にも令呪が2画残ってるし原作的に弱体化の上でクソ強いのが太歳星君だしで戦力的には問題ないと思う
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>>2321
それならまあ大丈夫かな
>>2311、>>2313
個人的にはいいと思う
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>>2321
あれ、たぶんシロッコの令呪は3画残っているような…
太牙脱落√なら令呪一画を使っていたけど、舞衣脱落の際に使用していたっけ?
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たしか使ってない
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ごめんシロッコの令呪について勘違いしてたかも
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太牙なんだけど、本人に聖杯獲得する気はないし連携しやすくするように自分の真名やスキルや宝具をマヤやカブキに明かしてるんだよね。その後、合流して共闘が決まった夏油にも明かしてる
ザンキ「自分から性能を明かすサーヴァントなんて珍しいな」
太牙「俺の願いはマスターの舞衣を無事に帰すことだったが、彼女はもう殺された。だから俺の望みは、あの危険なキャスターを倒すことだけだ」
マヤ「太牙も師匠やカブキ――要するに鬼みたいに正義感が強いんだね!」
太牙「そんなことはない。……ただこのまま何も成し遂げられずに消滅したら舞衣や俺の弟に顔向け出来ないだけだ」
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>>2310です、これはまだ保留にしときますか?
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サーヴァントを失って自身に戦う力もないメアリーはディエゴどころかアズラエルにすら逆らえないの可哀想…
ただなんとかしてディエゴとアズラエルに復讐したいと怨みを募らせてたね
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>>3546
太歳星君の知識があり、ある程度は戦法がわかる蓮子組は二条城に乗り込む組に真っ先に決定した
他の三組をどう割り振るか決めるわけだけど…カズマと地獄兄弟に視線が集まる
矢車さん「……今、誰か俺を笑ったか?」
カズマ「いや、この視線はそういう意味じゃないと思うぞ」
一護「なぁ、カズマは2体のサーヴァントを召喚したんだよな」
カズマ「うん」
キリト「それなら霊地を奪還する組はとりあえずカズマ達に任せたいんだけど……」
カズマ「あ、やっぱり?」
ユウキ「二人もサーヴァントがいるなら手分けして霊地を奪還出来そうだよね」
カズマ「しょうがねぇなあ。まあいきなりラスボスみたいな奴に挑むよりマシだし、俺達は霊地奪還組になってやるよ」
影山「俺達の特性が役立つ時だな、カズマ!兄貴!」
アリス「四組いるからもう一組くらいわけませんか?」
一護「じゃあ俺とユウキも霊地奪還組になるか?生身のキリトよりアバターのステータスも反映されてるユウキの方がきっと速いだろうし」
ユウキ「たしかにキリトは生身だもんね」
キリト「わかった、じゃあ俺とライダーは蓮子達と一緒にボス戦だな。霊地奪還は任せたぜ。カズマ、アサシン兄弟、ユウキ、セイバー」
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>>2310
いいと思う
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>>2326、>>2338、>>2329
いいですよー
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太歳星君を脅威に思い討伐に参加するアズラエルとディエゴだが、他の主従とは違いしばらくは様子見に徹するようだね
太歳星君と他の討伐隊がぶつかって両方の消耗を狙い、その時の状況次第で対応を変えつつ聖杯戦争の勝ち残りを考えて行動するつもりだ
またアズラエルの私兵を二条城周辺に招集・展開し、二条城の戦いが終わった後に攻撃することも狙っているようだ
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アズラエルの私兵にマスターが殺されて脱落とかいう展開に繋がりそうでモブに殺されるのはちょっとなぁ
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正直始まってからもうかなり長期間経ってる企画だから太歳星君戦の後にディエゴ戦を挟まず黒幕戦に直行したい気持ちがある
ディエゴはメアリーもいるからなかなか落ちないだろうし普通に突っ込ませていいのでは?
架空異世界開催がどんどん長引いてしまう
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二条城の周辺が人払いの結界張られてるから私兵展開できないんじゃない?
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ロールの強みを活かさないのも変な感じするんだけどなー、受け入れられないようなので一旦>>2332はなしにします
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そして私兵の件をなくして再投下、これもだめだったらピシッとNG出しお願いします
太歳星君を脅威に思い討伐に参加するアズラエルとディエゴだが、他の主従とは違いしばらくは様子見に徹するようだね
太歳星君と他の討伐隊がぶつかって両方の消耗を狙い、その時の状況次第で対応を変えつつ聖杯戦争の勝ち残りを考えて行動するつもりだ
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>>2337
太歳星君戦で一気に進めたい感あるしその後にディエゴ戦をするのはグダりそうな気がする
あとメアリーを更に持て余すことになる
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>>2338
そんじゃ>>2337もなしにします
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>>3547
太歳星君を相手に四人は総掛かりで戦う
サーヴァントであるアルトリアやアスナは無論、対英霊やそれに近いものに心得のある宮本伊織・美遊兄も攻撃に加わっていた
太歳星君「くくっ、面白い。契約者自らも僕に挑みかかってくるなんて、これは想定外だ」
対して太歳星君は彼らの奮闘を前菜程度に捉えつつ、今までとは違い相手を殺す気で応戦する
さすがにマスターを殺すと本懐である英霊との死闘が損なわれてしまうので幾らか手心を加えているが、せっかくの宴なのだから状況次第ではマスターを殺めるだろう
よって太歳星君は常人にとって即死級となる攻撃を躊躇わずに行うが、それらを伊織と美遊兄は紙一重で躱し・防ぎつつ、さらには危険をものともせ果敢に攻め入っていた
そして彼らの従者も彼らをサポートしつつ彼らよりも前に出て太歳星君に猛攻を仕掛ける
しかし、4人に襲われても縦横無尽に動き回り、厄介な消滅の凶星による攻撃もあって太歳星君に大きな一撃を与えるには至らず、逆に彼ら彼女らの方が徐々に消耗し始めていた
アスナ(強さの次元が違いすぎる!このまま戦い続けるのもキツい!早く、なんとかしなくちゃ!)
戦闘に集中しながらも中、アスナは焦燥に駆られる
圧倒的な強さ、重圧、神威は今までに経験したどれよりも凄まじく、足が竦む感覚に襲われそうになる
なにせ彼女の本質はごく普通の高校生なのだ、VRMMOにて数々の事件に巻き込まれつつも戦ってきた数々の強敵とは何もかも違う、架空の存在ではなく現実に目の前にいる神を相手にしているのだから
――何故自分がサーヴァントとして召喚されたのか、この聖杯戦争中に何度も考えたことがある
英霊や偉人として讃えられた過去の人物が仮初めの肉体を得て召喚者に応じて現界するというが、アスナ自身はそれに足り得る存在という風に考えたことはなかった
仮にUWの世界に入る際に使用したアバター・創世神ステイシアを基にした霊基であれば、UWの騎士たちや人民からの信仰心もあり英雄として相応しかったかもしれない
しかし此度の聖杯戦争では英雄たる逸話など殆どないALO時におけるウンディーネ姿で召喚されてしまった。しかもクラスがバーサーカーというのも微妙に納得しがたい
それでいて人を傷付けてまで何かを為すことを考えない性格な彼女が分不相応にも闘争と欲望の殺し合いに参加させられているという齟齬もあり、この不可思議な状況に馴染めないアスナは常に悩み苛まされていた
それでも
キャスターという脅威を野放しにしては京都に厄災が降り注ぐ
それだけは阻止しなければという想いを胸に己を奮い立たせて剣を握り締めていた
アスナ(今の私にできること……それを、全力でやってみせる!)
アスナ「たあぁぁ!! 『継承せし十字架(マザーズ・ロザリオ)』!」
他の三人が築いてくれ僅かな隙を狙って、アスナは大切な人から授かった絶剣を解き放った
十字を描くように神速の十連続突きを放ち、フィニッシュとして十字の交差点に一番強烈な十一撃目の突きを放つ
タイミングも良かったのだろう、猛威を奮う太歳星君も回避する余裕はなく11連撃全てを全身で受け止めてしまい、明らかな致命傷を受けて倒れ伏してしまった
アスナ「はぁ、はぁ…やった、のよね」
美遊兄「ッ!?危ない、避けろ!!」
アスナ「えっ」
辛くも勝利したと思ったアスナと他三人であったが、直後に背後から飛翔してきた消滅の凶星によってアスナの身体は貫かれてしまった
風穴が開き致命傷を受けてしまったアスナはその場で倒れてしまう
太歳星君「中々の剣技であった、褒美に死をくれてやろう」
アスナ「がはっ…!どう、して…!?」
身体に力が入らず、もはや消滅の運命に抗えない状況で、先程倒したはずのキャスターが肉塊に包まれつつも復活する様を目撃してしまう
この時ばかりはアスナも絶望を覚えるしかなかった
【アスナ@ソードアート・オンライン 消滅】
※この表記はアスナの脱落を確定させるものですが、実際には消滅までに少しだけ猶予がありますので、もう少しだけイベントを起こせるでしょう
※太歳星君の視肉は残り4回、という風にしときます
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>>3550
蓮子「オッケー、話がまとまったわね。それじゃあ霊地攻略班はこの場所に向かって待機してほしいの。私達が戦闘に入ったらスマホで合図を出すから霊地の奪還をお願いするわ」
役割分担が済んだことを確認した蓮子は、ユウキとカズマに二条城を中心に五芒星が描かれた地図を手渡した
秘封倶楽部の活動で京都の主要な霊地を知っていた蓮子(蓮子の時代においても霊地の場所は大して変わらなかった)は魔力探知で霊脈の流れを読めるソリテールと協力して太歳星君が支配下においているであろう霊地の大まかな位置を割り出しておいたのだ
ユウキ「ありがとう蓮子!」
カズマ「サンキュー!…今更なんだけどこんな回りくどいことをせず、皆でその太歳星君とかいう奴を袋叩きにするんじゃだめなのか?神話には詳しくないけどこんなにサーヴァントがいるし、小学生の女の子に負けた奴なんだろ?」
ユウキ「ボクも今一ピンとこないけどそんなにヤバい神様なの?ボク達以外の参加者も敵に回してるみたいだし全員で戦えば何とかならないかな」
神話に疎いカズマやユウキから今回の作戦について疑問が上がる。いかに神霊相手とはいえ、戦力分散のリスクを犯してまで弱体化を狙う必要がある程の強さなのだろうか?
蓮子「はっきり言って滅茶苦茶ヤバいわ。古くから信仰されてて道教や陰陽道における祟り神だったり守護神だったり色んな面があるけど、『太歳頭上動土』……みだりに関わることが身の程知らずを意味するくらいには危険な神格よ」
ソリテール「逸話からその太歳星君を負かした少女とやらも万全の準備に加えて強力な霊を複数使役した上でも紙一重の勝利だったみたいね。いやあ、ぜひ直接会ってお話したかった所だけど残念残念」
ユウキ「へぇ〜、オカルトサークルやってるだけあって詳しいね」
カズマ「アクアより厄介な神っているんだな…」
蓮子達から太歳星君の脅威を教えられ、改めて気を引き締めるユウキとカズマ
さらに今の状況についてソリテールが軽く補足する
ソリテール「付け加えて言うなら集まった主従が全員味方とは限らないわよ?私達があった狐耳のキャスターのマスターは好戦的だったし、途中で遭遇したライダー達も実に貪欲な素晴らしい眼をしてたわ。ふふっ、彼らも集まるなら後ろから刺されないように注意しないとね」
一護「一番怪しいお前が言うなっての。…まあ他の連中を当てにするのは止めたほうがいいと思うぜ。共通の敵がいなくなればこっちが狙われてもおかしくねえ」
蓮子「強力な陰陽術も使えるみたいだし、弱体化させてもアサシンとライダーだけで撃破するのは難しいと思うの。こっちも頑張るけど出来るだけ早く戻ってきてね」
ユウキ「勿論!」
カズマ「任せとけって!」
キリト「なあ、ちょっといいか?」
作戦の流れと現状について納得したユウキとカズマ
二人を見たキリトは、今度は自身の疑問を口にした
キリト「思ったんだが、仮に俺達が太歳星君に勝てそうでも奴が自棄を起こして祟りを発動したら為す術がないんじゃないのか?」
蓮子「あー、その心配はないと思うわ。あの神様と話したのはちょっとの間だけどそんなことするような感じじゃなかったし」
アリス「真名から得た情報ですが、太歳星君――厳密には分霊ですが、どうやら敗北寸前の状態でも最後まで真っ向勝負に臨んでいたようです。仮に呪いを発動させるとすれば目に見えて立ち向かう者がいなくなった時かと」
キリト「成る程な…」
最後の懸念点――太歳星君が形振り構わなくなるという可能性がほぼないことを確認できたキリトはメンバーを一通り見回し、話をまとめた
キリト「よし、少しの間休息して全員体調を万全に整えたら各自作戦の場所に出発しよう!」
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>>2340、個人的にはいいと思うけど城に向かったキリトがアスナの死を目撃する展開にしたい
SAO勢がアスナのこと大事なメンバー中心なだけにアスナの死はキリトかユウキが目撃しないのはもったいないかなって
※この表記はアスナの脱落を確定させるものですが、実際には消滅までに少しだけ猶予がありますので、もう少しだけイベントを起こせるでしょう
ってあるからキリト来るまでは保たせていい?
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>>2342
いいですよ、自分でもそれは考えていましたが時間の都合で書けなかったので是非
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>>2343
ありがとう、それなら異議はないかな
>>2341
いいと思う
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>>3553
美遊兄「バーサーカー……!大丈夫……じゃないよな」
美遊兄はアスナが致命傷を受けた瞬間を目撃して、彼女の先が長くないことを悟った
アスナは自分と同じく、大切な相手を幸せにするために聖杯戦争を勝ち抜くと決意した仲間だ。
根が善良な美遊兄は、この時ばかりはサーヴァントを失うという事実より似たような願いを持ち、共に戦い抜いてきた仲間が死ぬことが辛かった
それはまるで桜を殺された時のように――
アスナ「ごめんね……士郎くん……。ユウキ……」
アスナの頬を涙が伝う。
絶望感と同時に去来したのは悔しさだった。
ユウキの病気を治してあげたかったから。
ユウキを長生きさせたかったから。
ユウキを幸せにしたかったから。
だというのに、自分が脱落することで願いは叶わなくなる。
大切なユウキを、救えなくなる。
それが悔しくて、辛くて、アスナは涙を流しながら歯噛みした
美遊兄「謝らなくていい!それよりお前とユウキが……!」
同じ願いを持つからこそ美遊兄には辛さがよくわかる、アスナの悔し涙。
しかしマスターである彼でも、もはやアスナはどうしようも出来る
美遊兄「令呪をもって命じる!バーサーカーを治療してくれ!」
そんなこと無意味だとわかってるのに、令呪を消費して。
しかしそのおかげでアスナの寿命はほんの僅かに延びた
アスナにとって大切な男が。
黒の剣士が辿り着くまで、アスナを存命させた。
-
>>2345
キリト組と蓮子組が太歳星君と、彼と戦う他の主従。そして死にかけのサーヴァントを発見
瞬間――キリトは駆け出した
キリト「アスナ!?」
アスナ「あ……キリトくん。キリトくんも、参加してたんだね……」
キリト「アスナ、その傷はどうしたんだ!?」
美遊兄「アスナは……あいつの致命傷を受けた。この傷は、令呪でも治らない!」
美遊兄が悔しそうな表情でキリトに告げる。
キリト「そんな……アスナが……」
アスナ「士郎くんの言う通りだよ。私はサーヴァントとして召喚されて士郎くんやユウキのために戦ったけど……力不足だった……」
美遊兄「アスナは、ユウキっていう女の子を守るために聖杯を手に入れようとしてたんだ。たった一人の女の子を救うために……!」
キリト「!」
その言葉を聞いた瞬間、キリトに考えが過ぎる。
アスナはもう消滅を逃れられない。それはキリトにとってすごく辛くて、悔しくて、悲しくて、今すぐにでも嘆きたくなって――でも、そんなことより伝えなきゃならないことがある。
キリト「ユウキは生き返ったよ、アスナ。そしてこの聖杯戦争にマスターとして呼ばれてる」
アスナ「え!?ユウキが……!?」
目を見開き、驚くアスナ。
キリトが嘘を吐くとは思えず――瞳から悔し涙とは別の雫が零れ落ちた
アスナ「良かった……。ユウキは、私が願いを叶えなくても生きてるんだね……」
それは嬉し涙。
アスナの願いはある意味、今この瞬間に叶った
アスナ「ねえ、キリトくん――」
キリト「……なんだ?アスナ」
アスナ「ユウキを託しても、いいかな――?」
キリト「ああ。当たり前だ!」
キリトの力強い言葉にアスナは安堵して。
美遊兄「アスナ。俺も出来る限り、ユウキを守ってみせるよ」
この聖杯戦争は孤独じゃなかった。
いつも常にアスナが居た。共に戦う仲間が居た。
だからいつの間にか――美遊兄はアスナを大切な仲間だと思っていた。
ゆえに美遊兄は。衛宮士郎は、アスナの願いを引き継いでユウキを守ると決意する
アスナ「士郎くんまで……。ありがとう……」
アスナの身体が光に包まれてゆく。
衛宮士郎と桐ヶ谷和人はただそれを見守るしか出来なかったが――
アスナ「私……幸せだなぁ……」
アスナを消える瞬間を、二人は看取った。
キリト「アスナ……。アスナぁぁぁああ!!」
アスナのために今まで我慢していた涙が、キリトから溢れ出す
美遊兄は太歳星君に対して怒りがわくが抑え込み――
美遊兄「なぁ。お前、たぶんアスナの友達なんだろ?それなら今するべきことは――」
キリト「ああ、わかってる――」
キリト「――太歳星君!お前を倒す!」
嘆いた時間はもう要らない
限界の壁を今すぐ壊して――
ちなみにアスナが消滅し、キリトと美遊兄が対話してる間、アルトリアと伊織、ソリテール、アリスが太歳星君の相手を引き受けていた
-
ディエゴとアズラエル、太歳星君がかなり驚異的な存在だと蓮子君から聞いてるけどそのマスターを狙えば良いと考えている
いつ祟りとやらが起こされるかわからないし早急に安全に始末したいとこの時ばかりは意見が一致
ディエゴが太歳星君と戦いつつそのマスターを見つけ出し、時を止めて確実に殺すことに決める
アズラエルはまだ疲労困憊気味だしディエゴの宝具はかなり魔力を消耗するから気が進まないが祟り殺されるよりマシだという考え
なおディエゴはアズラエルのこの様子だとあと一度宝具を使えば使い物にならないと判断し、もしまた気絶でもしたらアズラエルを殺してメアリーにマスターを替えることを画策している
-
何気なくメアリーを引き連れてるディエゴだけどアズラエルからしたらサーヴァントを失い戦力として期待出来るような技能もないメアリーはもう無価値なんだよね
だからなんでこんなのをいつまでも引き連れてるのか不審に思ってる
アズラエルはディエゴを信用してない。スキルの内容的にも明らかにヤバいサーヴァントだからだ。念のためにメアリーを処分するべきか?と思考する
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>>2345、>>2346
オッケー
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>>3547
レン「ピトさん、こんな争いやめようよ!これはGGOじゃなくてリアルなんだよ!?」
ピトフーイ「何言ってるの?レンちゃん。レンちゃんなら私がこんなお祭りやめないこと知ってるでしょ!?」
レン「あー、もう!やっぱり前のピトさんだ!」
ピトフーイ「私を止めたいなら殺すしかないよ?殺さなきゃ暴れるのやめてあげないからね!」
レン「やっぱり前のピトさんはめんどくさいなぁ、もう!」
レン(でもピトさん相手に手を抜いたら絶対殺されるし、本気でいくしかないよね!)
聖杯戦争だというのにサーヴァント挟まずマスター同士でガチンコ勝負を始める二人
まあこの二人だもんなぁ
一方、名護さんと李書文も対峙する
『レ・ジ・ィ』
名護さん「変身!」
『フィ・ス・ト・オ・ン』
即座にイクサ バーストモードに変身する名護さん
名護さん「李書文!何故あんな危険なキャスターと手を組んでるのかはわからないが――その命、神に返しなさい!」
名護さんのスキル、イクサ、爆現が李書文に畏怖や警戒心を呼ぶ起こされるが――だからこそ李書文は名護さんを強者だと感じ取って笑った
そして名護さんと李書文がぶつかり合う
レン(名護さんやみんなもがんばってるんだ!私も負けられない!)
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(僅か先に仮投下が来るとは!まぁ同じ様な内容だしこちらは没として供養させてください)
>>3547
本丸の方へ姿を眩ましたピトフーイを追ってレンと名護さんが進むと、本丸の中心地にてピトフーイと李書文が待ち構えていた
「やっほー、レンちゃん。ちゃんと来てくれて一安心だよ。もしこのパーティに不参加を決め込んだり変なところで脱落でもされていたら、私の気がどうにかなっちゃってたかもね」
「ピトさん、デスゲームに恋い焦がれるのはもうやめようよ。私とピトさんで命を奪い合うのはおかしい。一緒にあのキャスターと戦おうよ!」
「いいやそれは無理。だって今ここが私にとっての最高の晴れ舞台なんだから!…今は夜だけどね」
「それに私はレンちゃんと正面からマジの撃ち合いをしてみたい。あなたとなら、生死の狭間にて脈動する緊迫や高揚、そして最上の気分を味わえるはずだから!」
(やっぱり、ピトさんは止まらない!こうなったら、力尽くで無力化して終わらせるしかない!)
「ま、というわけでマスターはマスターと、サーヴァントはサーヴァントとで勝負をしましょ!」
合図と共に李書文が一足飛びで名護さんの目前まで踏み込む
変身していた名護さんはイクサカリバーで受け止めつつ、戦闘の余波でレンを巻き込まないように庭園の方へと移動する
その間にピトフーイがレンを狙って攻撃し、御殿の中へと消えていく
レンは物陰に隠れながら攻撃を防ぎ、ピトフーイを追って御殿の中へと入っていった
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>>3355と>>3357の最中の話
アルトリア「バーサーカー!シロウ!!」
アスナが致命傷を受け、彼女に駆け寄る美遊兄――衛宮士郎。
それを見たアルトリアは、たとえ自分の知る衛宮士郎でなくとも彼の根底はやはり〝衛宮士郎〟なのだと理解すると同時に、心配して叫び声をあげる
しかしその隙を逃す太歳星君ではなく、容赦ない攻撃がアルトリアを襲い、アルトリアが吹っ飛ぶ
アルトリア「ぐっ……!なんという威力だ……!」
ただの一撃。
しかしそれはとても重い一撃だった
しかしアルトリアは。
セイバーは即座に体勢を立て直し、剣を構えた
チラリと士郎の方を見ると、なにやら会話しているようだ。
過去に冬木の聖杯戦争に参加したことがあり、サーヴァントであるにも関わらず人間のように士郎から扱われたセイバーは、戦場で会話する彼を叱咤はしない。
その優しさが衛宮士郎の長所だと知っているからだ。
アルトリア(今、シロウを狙われたら危険だ。ここは私が注意を引き付けるしかない!それに蘇生も無限に出来るわけじゃないはず――)
ゆえにセイバーは、太歳星君に目掛けて宝具を使う
アルトリア「約束された勝利の剣(エクスカリバー)!!」
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一護「行くぜ、ユウキ!」
ユウキ「え?なんで急に抱えるの!?」
一護はいきなりユウキを抱える
一護「この方が――速いからだよ!」
他の主従と居る時は少しでも技術を秘匿するために〝ユウキがアバターだから〟と口にした一護だが実はもっと別の理由がある
ユウキ「わわ!?」
急に凄まじい速度で移動する一護。
――瞬歩。死神ならば基本中の基本な技術だ。
一護「振り落とされないようにしっかり捕まってろよ、ユウキ!」
ユウキ「うん!やっぱりセイバーってすごいや!」
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地獄兄弟は手分けして霊地を奪取することになった
矢車さん「どっちがカズマに同行する?相棒」
影山「そこはマスターのカズマに任せないか?兄貴」
矢車さん「たしかにそれでいいな」
ということでカズマは矢車さんか影山、どっちに同行するか決めることになった
カズマ「影山で」
即決だった
影山「随分と速い回答だな、カズマ。兄貴じゃなくて俺を選んだ理由でもあるのか?」
カズマ「いやだって兄の方はネガティブだし俺に悪影響だろ。逆に弟は意外と正義感とかあるし頼りになる」
矢車さん「……そうか」
影山「大丈夫だよ、兄貴!兄貴の良さは俺がよく知ってるからさ!」
ちょっとガッカリする矢車さんとそれをフォローする影山であった
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>>2354
(ミスに気づいたからちょっと修正)
地獄兄弟は手分けして霊地を奪取することになった
矢車さん「どっちがカズマに同行する?相棒」
影山「そこはマスターのカズマに任せないか?兄貴」
矢車さん「たしかにそれでいいな」
ということでカズマは矢車さんか影山、どっちに同行するか決めることになった
カズマ「弟で」
即決だった
影山「随分と速い回答だな、カズマ。兄貴じゃなくて俺を選んだ理由でもあるのか?」
カズマ「いやだって兄の方はネガティブだし俺に悪影響だろ。逆に弟は意外と正義感とかあるし頼りになる」
矢車さん「……そうか」
影山「大丈夫だよ、兄貴!兄貴の良さは俺がよく知ってるからさ!」
ちょっとガッカリする矢車さんとそれをフォローする影山であった
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ちなみに手分けして霊地奪取することになった地獄兄弟だけど、適当なタイミングで合流するらしい
二人揃ってこそ真価を発揮するスキルもあるから二条城に向かう際はちゃんとカズマと地獄兄弟の三人で向かうことにしたのだ
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>>2347
やっぱりシロッコが対抗出来ないかもしれないと思ったからやめとく
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>>2350に続ける形で
幾つもの熱線が交差する、様々な物体が弾け飛ぶ
相手の命を削る弾丸が身体を掠める度にレンはヒヤヒヤしながら己を奮い立たせ、ピトフーイはゾクゾクしながら高揚する
銃撃戦を繰り広げる二人は物陰に隠れつつ相手を狙おうとするが、互いに熟練のGGOプレイヤーであるためそう易々と仕留められなかった
レン「ピトさん攻撃えげつなさ過ぎ!どんだけ火力持ってんの!?」
ピトフーイ「それはこっちの台詞!それも回避して突然奇襲してくる狂人に言われたくないわね!」
とにかく撃ち合い、撃ち合い、撃ち合い……どれだけの時間が経っただろうか
激しい銃撃戦の末に弾を撃ち尽くした上に不意に接近してしまった二人は、ナイフを手に取り近接戦で相手を仕留めようとする
何度も刃で切り結ぶ最中、双方が一旦距離を開けた後にレンが最大スピードかつフェイントを交えてピトフーイに急接近し、相手の懐に入ってナイフを突き刺そうする
だが、レンが間合いに入る前にピトフーイが自分の得物をレンに向けて放り投げてきた、それも投擲ではなく放物線を描くように緩やかな動作で
意表を突かれたレンは一瞬だけ逡巡し、投げられたナイフを軽く切り払い
ピトフーイ「こうだ!」
レン「がっ!!?」
その直後、レンは強い衝撃を受けて後ろに吹っ飛んでしまった
この時、ピトフーイは八極拳による強烈な一撃をレンの小さな身体に放っていたのだ
数日前から李書文の教えを少し受けつつ鍛錬し続けたピトフーイは、まだ拙さが残るものの八極拳の基礎を習得しこの実戦にて活用してみたのだった
これによりレンは呼吸困難に陥り、身体へのダメージもあってすぐに動く事ができなかった
ただしピトフーイも無事ではなかった、あの一瞬の交差にてレンはピトフーイの身体にナイフを突き刺していたのだった
VRMMOでは感じることがない激痛にピトフーイは顔を顰めつつ、刺さったナイフを抜き取ってゆっくりとレンに近付く
ピトフーイ「やっぱりレンちゃんは侮れないね……だから、これで終わりにしてあげる」
レン「ピト、さ」
そしてピトフーイは手に持ったナイフを振り下ろし、身動きできずに口を開いたレンの中へ刃を突き立てたのであった
――余談だが、雌雄を決したのは双方の意識の差にあったのかもしれない
レンはほぼリアルに近いこの京都において殺人を忌避し、ピトフーイを無力化するために傷つけることはしても命を奪うつもりはなかった
加えて環境の違いもあり戦闘中において発露する攻撃性も薄らいでいたのだろう
対してピトフーイは聖杯戦争というデスゲームを肯定し、戦いの末に聖杯戦争の参加者を殺すことも厭わなかった
人を殺める覚悟の違いがあるがゆえに、GGOとは違った結末を迎えるのであった
【レン@ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン(アニメ版) 死亡】
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>>2348、>>2350、>>2358
いいと思う
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>>2352、>>2353、>>2355、>>2356
OK
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>>2358
名護さん「レンくん!!」
レンの死に、名護さんが叫び声をあげる
彼女は自分が元の世界に戻そうとしてたマスターだ。
そしてピトフーイと仲が良いとも聞いていた
レン『名護さん。私、絶対にピトさんを止めるよ。こんな殺し合いは絶対に間違ってるから!』
――ピトフーイに挑む前にレンはそう口にしていた。
彼女はピトフーイのことを想っていたし、聖杯戦争に否定的だった。
そんな少女が、命を落とした。
ピトフーイとレンは仲が良いと聞いていたのに――ピトフーイは容赦なくレンを殺した。
そして名護さんは正義感が非常に強い。それゆえに父親を自殺に追い込んだこともある(キバ本編でそういう描写はないが、そういう設定がある)
今の名護さんは音也から遊び心を教わり、そういう危険思想ではなくなったが――ピトフーイがレンを殺したという事実が。
殺人鬼が善良な少女を殺したということが――名護さんの正義感を熱く滾らせる
名護さん「ピトフーイ、李書文!貴様らだけは、許さん!」
――瞬間、名護さんはライジングイクサになった。
いきなり目の前のサーヴァントの姿が変わり、李書文は笑い――ライジングイクサはイクサカリバーで猛攻を仕掛ける。
こういう時の名護さんは、異様に強い。それこそ格上の敵――ビショップを殺したように。
凄まじい覇気で攻撃を仕掛ける名護さんに李書文は押され気味になり――しかし眼前の強者に口角を上げると同時にその勢いに吹っ飛ばされる。
すぐに起き上がる李書文。
――だが次の瞬間、ライジングイクサは急にバックステップした
名護さん「ピトフーイ!」
レンによってナイフが刺さり、出血多量で意識が朦朧とするピトフーイ。
そんな彼女の眼前にライジングイクサがやってきた。
ピトフーイ「レンちゃんが死んだ後はサーヴァントか!そういうのもいいわね!」
――楽しい。
ピトフーイはこの瞬間を全力で楽しみ、銃を乱射する
しかしサーヴァントに現代兵器は通じない
されどもピトフーイは笑う。彼女は狂人であるがゆえに。
ここで死ぬならば、本望だ。
名護さん「魑魅魍魎跋扈するこの地獄変……俺がここにいる。――ピトフーイ!その命、神に返しなさい!」
名護さんがマスター狙いだと理解した李書文が走るが、もう遅い。
――イクサカリバーがピトフーイの身体を斬り裂いた
ピトフーイ「か、は!流石は……レンちゃんのサーヴァントね……」
その言葉を最期にピトフーイは命を落とし、マスターを失い単独行動スキルも持たない李書文も消滅する。
ピトフーイは最期の瞬間まで満足気だったが、李書文は決着をつけられなかったことを惜しむような表情で。
名護さん「……すまない、レンくん。だがピトフーイという殺人鬼を止めるには、これしか手段がなかった」
――この決着は、ピトフーイと名護さんの性格が招いた結果だ。
名護さんは悪人を決して許さない。殺人鬼ならば尚更だ。
レンがピトフーイを止めていたら。ピトフーイが止まっていたら結果はまた違っただろう。
しかしレンが殺害された瞬間、名護さんの正義感と怒りが爆発。
正々堂々とした戦いから、殺人鬼を断罪するための戦に変化した。
――相手が殺人鬼ならば、マスターだろうと容赦なく殺す。
レンが止められなかった分まで。
レンはきっとこの結果を不満に思うだろうが……名護さんはピトフーイを許せなかった。
ゆえにマスター狙いという戦法を行ったのだ
しかしピトフーイに悔いはない。むしろこういう戦いを望んでいたのだから。
……ピトフーイという狂人に召喚された李書文はある意味、運が悪かったのかもしれない。
気の合う相手ではあったが、彼女の性格がこんな結果を招いたのだから。
【ピトフーイ@ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン(アニメ版) 死亡】
【李書文@Fate/Grand Order 消滅】
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>>2361
流石に令呪を使わずに効かない銃を乱射するだけなのは不自然な気がする
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>>2362
(ピトフーイってガチの狂人だしサーヴァント相手にも戦いたがるかな?って気持ちとこの場面なら令呪を使おうとするかな?って気持ちがあって迷ってた
とりあえず修正したものを投下する)
>>2358
名護さん「レンくん!!」
レンの死に、名護さんが叫び声をあげる
彼女は自分が元の世界に戻そうとしてたマスターだ。
そしてピトフーイと仲が良いとも聞いていた
レン『名護さん。私、絶対にピトさんを止めるよ。こんな殺し合いは絶対に間違ってるから!』
――ピトフーイに挑む前にレンはそう口にしていた。
彼女はピトフーイのことを想っていたし、聖杯戦争に否定的だった。
そんな少女が、命を落とした。
ピトフーイとレンは仲が良いと聞いていたのに――ピトフーイは容赦なくレンを殺した。
そして名護さんは正義感が非常に強い。それゆえに父親を自殺に追い込んだこともある(キバ本編でそういう描写はないが、そういう設定がある)
今の名護さんは音也から遊び心を教わり、そういう危険思想ではなくなったが――ピトフーイがレンを殺したという事実が。
殺人鬼が善良な少女を殺したということが――名護さんの正義感を熱く滾らせる
名護さん「ピトフーイ、李書文!貴様らだけは、許さん!」
――瞬間、名護さんはライジングイクサになった。
いきなり目の前のサーヴァントの姿が変わり、李書文は笑い――ライジングイクサはイクサカリバーで猛攻を仕掛ける。
こういう時の名護さんは、異様に強い。それこそ格上の敵――ビショップを殺したように。
凄まじい覇気で攻撃を仕掛ける名護さんに李書文は押され気味になり――しかし眼前の強者に口角を上げると同時にその勢いに吹っ飛ばされる。
すぐに起き上がる李書文。
――だが次の瞬間、ライジングイクサは急にバックステップした
名護さん「ピトフーイ!」
レンによってナイフが刺さり、出血多量で意識が朦朧とするピトフーイ。
そんな彼女の眼前にライジングイクサがやってきた。
ピトフーイ「レンちゃんが死んだ後はサーヴァントか!そういうのもいいわね!本当は私がやり合いたいところだけど――」
――いきなりサーヴァントが自分を狙ってきた。絶体絶命の状況だ。
されどもピトフーイは笑う。彼女は狂人であるがゆえに。
ここで死ぬならば、本望。
しかし残念ながらサーヴァントには現代兵器が通用しない。
眼前の相手と全力でやり合えないことに落胆しつつ、この状況を打開する策は既に思い付く。
名護さん「魑魅魍魎跋扈するこの地獄変……俺がここにいる。――ピトフーイ!その命、神に返しなさい!」
名護さんがマスター狙いだと理解した李書文が走る。おそらく間に合わないが。
しかし令呪を使えば瞬時にワープ出来るだろう。きっとそれをピトフーイも理解してるはずだ。
ピトフーイ「令呪をもって――」
名護さん「――天魔覆滅!」
――イクサカリバーがピトフーイの身体を斬り裂いた。
ピトフーイは令呪で李書文を呼び寄せる算段だったが、至近距離の名護さんが令呪で命令を言い終えるよりも早く行動したのだ
ピトフーイ「か、は!流石は……レンちゃんのサーヴァントね……」
その言葉を最期にピトフーイは命を落とし、マスターを失い単独行動スキルも持たない李書文も消滅する。
ピトフーイは最期の瞬間まで満足気だったが、李書文は決着をつけられなかったことを惜しむような表情で。
名護さん「……すまない、レンくん。だがピトフーイという殺人鬼を止めるには、これしか手段がなかった」
――この決着は、ピトフーイと名護さんの性格が招いた結果だ。
名護さんは悪人を決して許さない。殺人鬼ならば尚更だ。
レンがピトフーイを止めていたら。ピトフーイが止まっていたら結果はまた違っただろう。
しかしレンが殺害された瞬間、名護さんの正義感と怒りが爆発。
正々堂々とした戦いから、殺人鬼を断罪するための戦に変化した。
――相手が殺人鬼ならば、マスターだろうと容赦なく殺す。
レンが止められなかった分まで。
レンはきっとこの結果を不満に思うだろうが……名護さんはピトフーイを許せなかった。
ゆえにマスター狙いという戦法を行ったのだ
しかしピトフーイに悔いはない。むしろこういう戦いを望んでいたのだから。
……ピトフーイという狂人に召喚された李書文はある意味、運が悪かったのかもしれない。
気の合う相手ではあったが、彼女の性格がこんな結果を招いたのだから。
【ピトフーイ@ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン(アニメ版) 死亡】
【李書文@Fate/Grand Order 消滅】
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