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SS投下・仮投下スレ Part.3

2364名無しさん:2025/04/20(日) 01:46:18
>>2363
いいと思います

2365名無しさん:2025/04/20(日) 03:30:24
>>2363
マスターを失った上でライジングイクサに変身し、単独行動スキルで生き存えているとはいえ出力ダウンしているところを気迫と執念で李書文を打ち負かしピトフーイを討ち取った名護さんであったが
配分を考えずに激情に駆られた結果、魔力を消耗し過ぎて消滅の危機に陥っていた
単独行動スキルはマスターが不在になっても「世界からの強制力」による現世からの退去を緩和させる機能を持つが、さりとて宝具など膨大な魔力を使えば自分を削ることになる
魔力供給手段を失ったまま我武者羅に強力な宝具を用いて戦ってしまったので、名護さんの身体も徐々に崩れ始めていた

まだ他の所で戦いは続いているのが、名護さんの戦いは終わってしまった
護るべきはずのマスターを死なせてしまい正義感と復讐心が爆発した後に残ったものは無力感と僅かながらの達成感
後のことは伊織達に託して、アーチャー・名護啓介は姿を消してしまった

2366名無しさん:2025/04/20(日) 03:52:07
>>3560
眩い光が夜の闇を引き裂く
太歳星君に向けて放たれた膨大な魔力は対象物の背後にあった二の丸本殿すら飲み込み、射線上にあった全てを消滅させた
オーバーキルされてしまった太歳星君は視肉を全て消費して更地の中から復活を遂げるが、もうこれで後がなくなった

「…くくく、あはははは!星の内海にて鍛えられた神造兵装!その輝きをこの身で受けようとは!」

「面白い…!もっと僕を楽しませろ、アーサー・ペンドラゴン!それにソリテールや神に挑もうとする英傑達よ!」

「まとめてかかってこい!ここからは一撃も食らわん、技術戦を見せてやろう……!」

※視肉を全て消費しました。ここからは陰陽術を解放し、さらに『族滅の化身』となって戦う可能性があります

2367名無しさん:2025/04/20(日) 04:03:20
表記抜けがありました、>>2365に追記

【名護啓介@仮面ライダーキバ 消滅】

2368名無しさん:2025/04/20(日) 04:15:37
>>2365
うーん…宝具はライジングイクサへの変身くらいしか使ってないからどうだろ
太牙は単独行動Eだけどサガに変身した後も夜中まで生存は確定、燃費の激しいダキバを使えば5分で消滅という語りがあるからそれより明らかに燃費が良くて単独行動もランクが上の名護さんがこれで消滅は何かおかしい気もする

2369名無しさん:2025/04/20(日) 04:17:57
>>2366
いいと思う

2370名無しさん:2025/04/20(日) 04:18:27
>>3558
自己利益と保身のために今の契約者を蔑ろにしてイニシアチブとり続けたディエゴにツケが回ってきた
本来であればマスターと交流し相互理解を深めることで意識の違いから生まれる齟齬を埋めるべきところをこの主従は行わなかったがゆえに、アズラエルの不信感を募らせてしまった
だから二条城を目前にした段階で戦いの気配を感じて様子見し始めたディエゴの背後にいて、アズラエルは片手を掲げて呪言を発した

アズラエル「令呪で命じる、嘘偽りなく僕の質問に答えその真意を教えろ、ライダー」

ディエゴ「なにっ!!」

不意打ちを食らってしまったディエゴは一瞬固まってしまい、すかさずメアリーをここまで連れてきた理由をアズラエルに問われてしまい、令呪の強制力もあり今まで隠してきた本心を語ってしまった

2371名無しさん:2025/04/20(日) 04:20:53
>>2370
いいと思う

2372名無しさん:2025/04/20(日) 04:46:10
>>3567
ちなみにこの時、アズラエルはもう片方の手に銃を構えてたんだよね
ディエゴの回答次第ではメアリーの処分を考慮していたから
そしてディエゴの本心を知ったアズラエルはぶちギレてメアリーへ発砲
メアリーは最後の力を振り絞り、憎悪を爆発させて隠し持っていたパレットナイフでアズラエルを突き刺すが、それが限界でこの世を去った……

しかしアズラエルはまだ生きている。
息絶え絶えだったメアリーが正確に彼の胸や心臓、頭を狙えるはずもなく……パレットナイフによる一撃は彼の左脚に刺さったからだ。
激痛が走り絶叫するアズラエルだが、ただそれだけ。
今後の行動に支障をきたす可能性はあるがディエゴの肩を借りれば歩けるし、そもそもアズラエルは別に彼自身が強いというわけでもない。

……結局、この段階ではメアリーの復讐は失敗に終わったのだ。もしかしたら今後それが原因でアズラエルが痛い目を見るかもしれないが、それは現段階ではわからず。
しかし突き刺した時には既に意識が朦朧としていたメアリーは彼を殺せたと錯覚して多少は復讐心を満たせたのが、ある意味救いである。

そしてアズラエルの行動に苛立つディエゴだが、令呪がまだあり、メアリーという替えのマスターを失った以上、彼を裏切ることは出来ない
そしてディエゴがどれだけ危険なサーヴァントか改めて知ったアズラエルはディエゴ同様、彼に対して苛立ちを募らせるが……サーヴァントを失いたくないので自害はさせず我慢する

そしてディエゴに不審感を募らせたアズラエルは更に令呪を使用して、ディエゴに自分に従うように命令した
これでディエゴはもう何があっても、彼に従う他ない

アズラエルはディエゴに肩を借りながらも、二条城へ入った

【メアリー@Ib 死亡】

※アズラエルが令呪を使用しました。残り1画です

2373名無しさん:2025/04/20(日) 05:08:33
太歳星君はソリテールに呪縛呪を使い、彼女の動きを封じる
数多のメンバーから彼女を選んだことには理由がある。

まず、マスター達は論外だ。彼らが戦うのは面白いが当然サーヴァント達には劣るし、優先順位は落ちる
ゆえに必然的にサーヴァントの中から選ぶことになるが、呪縛呪の対象は対魔力を持たない相手が好ましい
そしてこの中で対魔力を持たないのはアサシンであるソリテールのみ

ソリテールのことは以前会話した時点で興味があったし、彼女を試す意味でも使った

ソリテール「え……?」

いきなり肉体が動かなくなったことに流石のソリテールも動揺する

そして動けなくなったソリテールに消滅の凶星を使い、掌に凶星を配置して掌打と一緒に凶星も叩き込む

いきなり致命傷を受けたソリテールに蓮子は動揺した

2374名無しさん:2025/04/20(日) 05:29:13
(伊織がどういう対応をしたかどうかは他の人に任せます)

>>3565
アルトリア「おそらくキャスターはこれから本気を出してきます!イオリとシロウは後ろに下がってください!」

美遊兄「俺にアスナの仇を討たせるなっていうことか!?セイバー!」

アルトリア「冷静になってください、シロウ!あなたはマスターの中では確かに強いかもしれませんが、キャスターはサーヴァントの中でも特別強い相手だ!それが本気を出したら、もうサーヴァント以外が戦うのは危険です!」

シロウ「だが……!」

アルトリア「先程の話、少し聞こえましたよ。ユウキという存在を守るとあなたは言ったはずです!ならば無謀なことはやめてください!」

美遊兄「くっ……!わかった……!」

美遊兄は悔しそうな声を出しながらも戦闘をやめて、下がった。
そんな美遊兄にキリトが声を掛ける

キリト「お前の悔しさは、俺にもわかる。俺も戦って、アスナの仇を取りたい……!でもあそこはもう、サーヴァント以外が介入出来る戦場じゃないんだ!」

キリトは美遊兄同様、悔しさで拳を握り締める。
SAOの英雄といえども、今は戦いを見ていることしか出来ない。
大切な存在であるアスナを失ったのにアリス達に託すしか出来ない。

2375名無しさん:2025/04/20(日) 09:30:55
>>2372>>2374
いいと思う
>>2373
ソリテールって常に高密度の魔力の防御を纏っているからいきなり致命傷はちょっと違和感あるかも

2376名無しさん:2025/04/20(日) 09:42:05
>>2375
(修正してみた)

太歳星君はソリテールに呪縛呪を使い、彼女の動きを封じる
数多のメンバーから彼女を選んだことには理由がある。

まず、マスター達は論外だ。彼らが戦うのは面白いが当然サーヴァント達には劣るし、優先順位は落ちる
ゆえに必然的にサーヴァントの中から選ぶことになるが、呪縛呪の対象は対魔力を持たない相手が好ましい
そしてこの中で対魔力を持たないのはアサシンであるソリテールのみ

ソリテールのことは以前会話した時点で興味があったし、彼女を試す意味でも使った

ソリテール「え……?」

いきなり肉体が動かなくなったことに流石のソリテールも動揺する

そして動けなくなったソリテールに消滅の凶星を使い、掌に凶星を配置して掌打と一緒に凶星も叩き込む

致命傷という程じゃないが、いきなり大きなダメージを受けたソリテールに蓮子は動揺した

2377名無しさん:2025/04/20(日) 09:46:52
(問題なかったら代理投下お願いします)
>>3569
アズラエルの発砲音を近くにいたカブキ達がきいていたんだよね

2378名無しさん:2025/04/20(日) 10:06:49
>>2376
オッケー

2379名無しさん:2025/04/20(日) 10:35:52
>>2376
「ん? ああそうか、霊地の奪取か。力が少し落ちてしまっていたな」

魔力の防壁により致命傷を避けたソリテールの様子を見て自身の弱体化に気付き、同時に各地の霊地が奪われ始めてるのを感じた太歳星君
おそらく別行動で動いていた主従だろう、自身の真名からあの戦いを参考にしたとでもいったところだろうか。
そんなことを考えながら彼は令呪の存在を思い出した。

(このままでも構わないが、せっかくあるものを使わんのも癪だ。一つ切らせるか)

『シロッコ、令呪一画で凶星の精度を上げろ。ここからさらに縛りを外すぞ』

視界共有で戦いを見ていたシロッコは太歳星君から指示を受ける
興が乗り始めた太歳星君がここからさらにギアを上げ、更に戦いが激しくなることをシロッコは察する

『第3の宝具はまだ使わないのかね?』

『アレは僕の身体が削られてからだ、まだ早い』

『よかろう、令呪を以て命ずる。神の御業、存分に見せるがいい』

令呪により太歳星君の消滅の凶星が先ほどより圧縮速度が増していく。
さらに縛っていた陰陽術を解放し、存思と手印で自身にバフをかける。

「どうやら霊地が取られたらしいな、まあこの程度は織り込み済みだ。気張れよ、ここからはタダでは済まんからな」

2380名無しさん:2025/04/20(日) 11:32:57
>>2379
いいと思う

2381名無しさん:2025/04/20(日) 12:09:45
>>2365については自分も>>2368と同意見かなと
単独行動スキルと燃費の都合太牙よりは間違いなく保つ筈なので
>>2377は大丈夫だと思ったので代理投下した

2382名無しさん:2025/04/20(日) 15:55:57
>>3572

「ふうん、令呪まで使ったのね。もう"これ"で防ぐのは無理かしら」 

自身の身体を――正確には身に纏う魔力の防壁を撫でながら呟くソリテール。衣類はズタズタになり出血しながらも、貼り付けたような笑みは変わらない

「真っ先に狙われるなんて何か恨みを買うようなことでもしたかしら?」

わざとらしく肩を竦めながら苦笑するソリテールに太歳星君も嗤いながら返した

「何、霊地の礼をしてやったまでだ。お前達の入れ知恵だろう?」

「さて何のことやら」

「それにお前も騎士王と同じく楽しめそうだ。この地に集ったサーヴァントの中で最も血の匂いが濃いしな」

「あら、それは見込み違いね。私は人間の研究が好きなだけの『平和主義者』なのに」

「ならもう少し上手く魂に染み付いた血の匂いを隠すことだな。分かる奴にはすぐ分かるぞ!」

言うや否や再びソリテールに襲いかかる太歳星君。周囲には令呪により輝きを強めた消滅の凶星を星座の如く展開している

「『流星群』」

太歳星君の号令とともに無数の凶星が弾幕となり、ソリテールに襲いかかった。ソリテールもまた剣の弾幕で対抗するが、尽く打ち負け砕け散る。高速で飛行し弾幕を回避するが避けきれなかった一発がソリテールの顔面に迫った

「ふふっ、危ない危ない」

衝突音が響くが、ソリテールは手から血を流しながらも無事。彼女の身を護ったのは手に纏わせた超高密度の魔力の盾だ。普段戦闘時に全身に纏っている魔力の防壁と異なりその都度手動で防御する必要があるが、その防御力は折り紙付き。かつて戦ったフリーレン達ですらこの護りの上からソリテールにダメージを与えることが出来なかった
ソリテールとて魔王軍最強の一角と同格の実力者。凶神相手とて易々と斃されるつもりはない

「やるものだなソリテール!だがこれでも己を護りきれるか?」

如何に強力な防護であろうと"手動"による防御。ソリテール自身の身動きが取れなければ発動できない
太歳星君は再び『呪縛呪』をソリテールにかけ動きを封じ、同時に接近。先のように凶星を叩き込まんとする

「させるかッ!」

しかし、間一髪の所でソリテールは呪縛から脱した。アルトリアが跳躍し横合いから太歳星君を切りつけたのである
陰陽術が誇る護身法『六壬神課』による予知で斬撃で回避する太歳星君だが、護身法は一度に使える術は一つのみ。故にソリテールの束縛を解除せざるを得なかった

「我々がいる事を忘れるな!」

アルトリアとアリス。二人の女騎士が並び立つ
何とか消滅の危機を免れたソリテールに小声でアルトリアが耳打ちした

「……アサシン、あの時の狼藉について敢えて今は問うまい。だが、あの凶神を滅ぼしたら覚悟しておけ」

「これまた何のことやらさっぱりだけど、どうぞご自由に。最もお互い生きてたらだけどね」

アルトリアはソリテールの攻撃方法からこの聖杯戦争の序盤に不意打ちで攻撃を仕掛けてきたサーヴァントの正体が彼女であることを看破していた
本音を言えばそんな者と肩を並べて共闘などしたくはないが、今は四の五の言ってられない
太歳星君を前に内輪揉めなどしていたら瞬く間に全滅するからだ

一方でマスター達もまた、己がすべきことを模索する。戦う力を持ったものもいるが既に戦闘は自分達が直接介入できる領域を超えている
――ならば、マスターとしてサーヴァントにしてやれることは一つだけ

お互いの顔を見合わせ、マスター達は頷き合った

「「「令呪を持って命ずる」」」

「勝利しろ、セイバー!!」
「太歳星君を討て、ライダー!!」
「全力で神様を倒して、アサシン!!」

伊織、キリト、蓮子三者の令呪が一斉に輝き、各々のサーヴァントに活力を与える。太歳星君は霊地を失い、互いに令呪を一画使用。これでサーヴァントの条件は五分である
さらに激しさを増す死合いに太歳星君は口が裂けんばかりの笑みを浮かべた

「さあ来い!僕を失望させてくれるなよ!!」

2383名無しさん:2025/04/20(日) 16:20:45
>>2382
いいですぜ

2384名無しさん:2025/04/20(日) 16:45:33
(ちょっとした補完)
>>3520、>3527
ここで太牙の話から舞衣が14歳だった事を知るカブキ
(たしか…明日夢もそれくらいの年頃だったな。……その舞衣ってマスターも…まだ子どもだったじゃねえか……!)
とキャスター・太歳星君へ憤りを抱いてたね
聞かされたアタランテも
「…そうか。あの神を名乗るキャスターは……子供を……!!」
と怒りを隠さず、それもあって討伐へのモチベは高かった
アタランテについては元々神話の時代の英霊だが、聖杯から得た現代知識もあって舞衣がまだ子供と分類出来る年だと判断している

2385名無しさん:2025/04/20(日) 16:46:08
(こちらもちょっとした補完)
>>3544後、>>3548の時に太牙に舞衣について聞いたりもしてるんだよね夏油は
>>3411の時に会い少し話はしたものの、少しだけなのもあり>>3538で触れた通りよくわからなかった、強いて言うなら聡明さを持った少女だというくらい…という認識だったけど、諸々の話を聞いて
「…もし彼女が生きていれば、きっと対立する事になっていただろうね」
的に称しながらも、だとしても術師やそれに類する存在だったと思われる彼女を殺した太歳星君は倒さなければと、そうリベンジの決意を更に固めていた

玉藻(念話)『ご主人様、心なしかあの激ヤバキャスターへのリベンジを志してからの方が…なんと言いますかこう、イケメン度が上がっているように思えるのですが…元からイケメン魂ではありますが』
夏油『そうかな。…合理的に考えればだ、リベンジなどせず視に回った方がいいんだろうけど…失望したかい?キャスター』
玉藻(念話)『いえいえ全く!この良妻玉藻、ご主人さまの選択にとやかく言うつもりはありませんとも』
夏油『だから私は君を妻にした覚えはないんだが…』

2386名無しさん:2025/04/20(日) 17:58:49
>>2384>>2385
いいと思う

2387名無しさん:2025/04/20(日) 18:16:55
>>3573>>3574
ちょうどこの辺りでカズマ組とユウキ組が五箇所の霊地の奪還に成功したんだよね
お互いに連絡をとりあって作戦の成功を確認できたからそれぞれ二条城に向かうことにした
カズマ組は地獄兄弟が合流してから二条城に向かうから先にユウキ組が到着しそうだ

2388名無しさん:2025/04/21(月) 01:38:12
>>2382
アリス(キリト。私はあなたに救われた身です。だからあなたが望むならば――このキャスターを倒してみせます!)

アリス「武装完全支配術(エンハンス・アーマメント)!」

それはアリスの宝具、金木犀の剣を用いて使う必殺技だ。
宝具由来の必殺技ゆえに魔力もかなり消耗する。
だからこれまで使用は控えていたのだが――キリトが令呪を使った今こそがチャンスであり、なによりキリトとアリスは聖杯戦争になる前からの友人ゆえに。そして共に戦い抜き、UWを救ってくれたキリトに恩義があるゆえに。
彼女はこの瞬間、全力を出す

金木犀の剣の刀身が黄金色の幾千もの花びらに変わり、太歳星君へぶつける!

アルトリア(宝具の連発は危険ですが、状況が状況だ。それにこのキャスターを倒すなら、今この瞬間しかない!)

そう決意した彼女に――よく知った声が聞こえていた

美遊兄「がんばれ、セイバー!」

アルトリア「フッ……。やはりシロウはシロウですね」

彼の行動が自分のよく知る衛宮士郎と重なり、僅かに笑う。
伊織と士郎。この二人を守るためにも。そして危険なキャスターを討伐するためにも、宝具を使う
先程使ったばかりゆえ、伊織にはかなりの負担を強いるだろうが――彼は令呪を使ってまで勝利を望んだ。

ならば――遠慮する必要はないだろう

アルトリア「約束された勝利の剣(エクスカリバー)!」

そして攻撃的な宝具を持たないソリテールだが、かなりの魔力を消耗することを理解した上で無数の剣を生み出し、太歳星君へ命中させた!
全力と令呪で命令されたら全力を出さざるを得ないからこそ、必然的に大量の魔力を消耗することを知ってもなお全力を出す。
宝具でブーストされたことにより剣の数も普段より多く、その威力は攻撃的な宝具を持つアリスとアルトリアには劣るが、並の宝具くらいはあるだろう

そしてちょうどこの頃アズラエル組が到着。
凄まじい光景にアズラエルは僅かに動揺するも、勝利を確信した
アズラエルもディエゴも決して善人ではないが、この勝負には勝ってもらわなければ困る。勝たなければ困る。

ゆえに全員が宝具を放ち終えた瞬間――アズラエルは確実に仕留めるために令呪を使う。

アズラエル「令呪を以て命ずる。あのキャスターにトドメを刺せ、ライダー!」

令呪を全て使い果たすことになるが、2つ目の令呪によりディエゴはもうアズラエルに従うしかなくなった。
ゆえに裏切られるリスクも無くなり、死にたくないがゆえにこのチャンスを逃さないアズラエルではない

ディエゴ(より確実な『勝利』を欲するか、アズラエル。だがそれは俺も同じ気持ちだ。まさかお前と気が合う時が来るとはな)

凄まじい猛攻により、煙が発生してキャスターの姿こそ見えないが――そこにキャスターが居るのはわかっている。

ゆえにディエゴは宝具を使って時を止め、キャスターが余計なことをする前に確実にトドメを刺すことを選ぶ!この瞬間ばかりはアズラエルとディエゴ、奇遇にもどちらも同じ考えだった

ディエゴ「無駄無駄無駄無駄無駄ァ!」

時の止まった世界で、大量にスタンドの拳をぶつける。いわゆる無駄無駄ラッシュ。
当然、全て命中したという感覚はあった。ディエゴはこの瞬間、確実な勝利を確信して――時は再び動き出す

2389名無しさん:2025/04/21(月) 02:45:50
>>3571
マヤ「何か銃音みたいなものが聞こえたけど、聞き間違いかな?」

ザンキ「いや、聞き間違いじゃないな。俺にも確かに聞こえた」

カブキ「俺にも聞こえたぜ。何があったんだ……?」

夏油「私にも理由はわからないが、誰かが誰かを襲ったのは確実だろうな」

マヤ「それ、かなりヤバい状況じゃん!みんな、なんでそんなに冷静なの!?」

ザンキ「マヤ。残酷だが聖杯戦争とはそういうものだ」

カブキ「子供のマヤにはわかんねえかもしれねぇが、これは他人が他人を蹴落とす戦いだからなァ。マスターが他のマスターを狙った可能性もあるぜ」

夏油(やれやれ。本当にマヤちゃんは、昔の私と少し重なるな――)

夏油「マヤちゃん。授業でも言った通り、世界は意外と残酷なんだ。まあでも――急いだ方がいいのかな」

マヤ「そうだよ、夏油先生!誰かが襲われてるなら助けなきゃ!それが鬼の使命だよね、師匠!カブキ!」

ザンキ「フッ……。そうだな、マヤ。お前の言う通りだ」

カブキ「そうだなァ。誰かが襲われてるなら――鬼として守らなきゃなァ!」

マヤとザンキは純粋な正義感で。
カブキとアタランテは子供が襲われた可能性を考慮して、守るために。
夏油はもしも術師が襲われているならば、保護して相手を倒すために。玉藻は夏油が好きだから。

そして太牙は――

太牙「マヤ。お前はまだ子供なのに、立派だな」

マヤの言動に、彼女に渡を重ねる。
渡もきっとこの状況なら急ぐはずだ。

それぞれの想いを胸に走り出すが、彼らが見たのは残酷な光景だった。

マヤ「そん、な……」

ザンキ「……間に合わなかったか」

カブキ「くそっ!」

そこにあったのはメアリーの死体。
血溜まりの中に、彼女の死体が放置されていた。

あまりにも残酷な光景にマヤは言葉を失い。
鬼としての使命を果たせず、間に合わなかったザンキは悔しさを滲ませ。
子供が殺されたことにカブキは心の底から怒り、やり場のないその気持ちを地面を殴ることでぶつけ。アタランテも子供の死に怒りがこみ上げる。

太牙「また俺は、守れなかったのか……」

真衣に次いで、またもや守れなかった。
もっとも今回は見知らぬ子供だが――渡の影響を受け、多少は正義感が強くなっている太牙は目の前の死体に何も思わないでもない。

マヤ「で、でもまだ生きてるかもしれないよ!」

動揺しながらもマヤはメアリーの死体を揺さぶる
死体に近寄るために血溜まりの中に入り、嫌な感触がしたが――グッと我慢する。

しかしメアリーの死体は揺らせば揺らすほど、血を流すばかり。
当然だ。彼女は死んでいるのだから。

ザンキ「マヤ、残念だがこいつは死んでる……」

マヤ「じゃあ私達はこの子を守れなかったの……?そんなの、嫌だよ!」

夏油「……私達は最善を尽くしたが、間に合わなかった。この世界は残酷で、聖杯戦争の過酷だ。……だからこれが現実さ、マヤちゃん」

マヤ「みんな……。私、悔しいよ!せっかく鬼として修行したり、呪術師になるために頑張ったのに……この子を守れなかった!それがすごく、悔しいよ!!」

自分の無力さを嘆くマヤ。
その悔しさはザンキにも、カブキにも、アタランテにも、太牙にもよく伝わってきた。

そして――誰よりもその悔しさを理解出来たのは、皮肉にも非術師の殲滅のために行動してきた夏油だった。
彼も元々はマヤのように善良な性格だった。呪術師として、人々を守るために活動していた時期もあった。
ゆえに夏油こそが一番マヤの気持ちがわかる

2390名無しさん:2025/04/21(月) 02:46:24
>>2389
夏油「マヤちゃんの悔しさは、よくわかるよ。私もマヤちゃんのような思想の時期があったからね。だからその悲しさを知る者としてあえて言わせてもらう。
――マヤちゃんは、その苦しみに負けないでくれ」

――マヤが非術師を憎めば、おそらく自分と似たような思想になるだろう。そうしたら仲間が増える。そのメリットを理解しながらも、されども――マヤには自分のようになってほしくない。
それは生前の夏油ならばあまりにも〝らしくない〟考え方だ。
しかし五条が最期に心の底から笑わせてくれたから。
そして紆余曲折の末に、何故だか昔の正義感でも多少は取り戻したというのだろうか?

その理由は定かではない。
しかし夏油は、マヤに昔の自分を重ねて、今の自分のようになってほしくないと思った

夏油(まったく……私も焼きが回ったかな)

マヤ「……うん。夏油先生が言っ手た通り、この世界が残酷なことはよくわかった。でも私は、その苦しみに負けない。負けたくないよ……!」

世界の残酷さを知った。聖杯戦争の過酷さをよく理解した。
それでも負けたくないと。人々を守り続けたいとマヤは改めて決意するが――溢れ出る悔し涙は止まらず。
マヤのことをそっとアタランテは抱き寄せた。

アタランテ「……強いな、マヤ。私にはこれくらいしか出来ないが……無理して気丈に振る舞う必要はないからな……」

マヤ「……ありがとう、アーチャー」

そしてマヤはアタランテの胸で、いっぱい泣いた。
鬼の修行をしたと言えども、まだ中学生の子供だ。それにずっと日常を生き抜いてきたマヤにはこの光景はショッキングだし、鬼として強くなったからこそ守れなかったことが悔しいし、辛い。
そんな色々な感情がごちゃ混ぜになって、それでも気丈に振る舞おうとしたけど、やっぱりキツいのだ。

だからアタランテが抱き寄せてくれたことは、マヤには素直に嬉しかった。その優しい言葉も。
だからマヤはいっぱい泣いた

マヤ「私……絶対にもっと強くなるから。立派な鬼になるから……!でも……助けられなくて、ごめん。ごめん……!」

ザンキ「……マヤ。お前はもう立派な鬼だ。……鬼でも泣くことはある」

カブキ「ああ、そうだなぁ。鬼でも泣く時は泣くもんだ」

夏油「……マヤちゃん。君は君のまま、強くなればいいよ」

2391名無しさん:2025/04/21(月) 04:10:24
>>2388
内容自体は問題ないです、通してもいいとも思うが、細かいことが気になったので質問
ソリテールは剣を生み出魔法の他に高密度の魔力をぶつける名称不明の魔法を扱えます、そちらだとフリーレンの防御魔法を貫通する程のバカ火力であり隠し球としては適切な気がします

>>2389>>2390
いいと思います

2392名無しさん:2025/04/21(月) 04:22:01
>>2391
(ソリテールの使う魔法をそっちに修正してみました)

>>3574
アリス(キリト。私はあなたに救われた身です。だからあなたが望むならば――このキャスターを倒してみせます!)

アリス「武装完全支配術(エンハンス・アーマメント)!」

それはアリスの宝具、金木犀の剣を用いて使う必殺技だ。
宝具由来の必殺技ゆえに魔力もかなり消耗する。
だからこれまで使用は控えていたのだが――キリトが令呪を使った今こそがチャンスであり、なによりキリトとアリスは聖杯戦争になる前からの友人ゆえに。そして共に戦い抜き、UWを救ってくれたキリトに恩義があるゆえに。
彼女はこの瞬間、全力を出す

金木犀の剣の刀身が黄金色の幾千もの花びらに変わり、太歳星君へぶつける!

アルトリア(宝具の連発は危険ですが、状況が状況だ。それにこのキャスターを倒すなら、今この瞬間しかない!)

そう決意した彼女に――よく知った声が聞こえていた

美遊兄「がんばれ、セイバー!」

アルトリア「フッ……。やはりシロウはシロウですね」

彼の行動が自分のよく知る衛宮士郎と重なり、僅かに笑う。
伊織と士郎。この二人を守るためにも。そして危険なキャスターを討伐するためにも、宝具を使う
先程使ったばかりゆえ、伊織にはかなりの負担を強いるだろうが――彼は令呪を使ってまで勝利を望んだ。

ならば――遠慮する必要はないだろう

アルトリア「約束された勝利の剣(エクスカリバー)!」

そして攻撃的な宝具を持たないソリテールだが、隠し球ならある。かなりの魔力を消耗することを理解した上で高密度の魔力を太歳星君へぶつけた!
全力と令呪で命令されたら全力を出さざるを得ないからこそ、必然的に大量の魔力を消耗することを知ってもなお全力を出す。隠し球だって使う。

そしてちょうどこの頃アズラエル組が到着。
凄まじい光景にアズラエルは僅かに動揺するも、勝利を確信した
アズラエルもディエゴも決して善人ではないが、この勝負には勝ってもらわなければ困る。勝たなければ困る。

ゆえに全員が宝具を放ち終えた瞬間――アズラエルは確実に仕留めるために令呪を使う。

アズラエル「令呪を以て命ずる。あのキャスターにトドメを刺せ、ライダー!」

令呪を全て使い果たすことになるが、2つ目の令呪によりディエゴはもうアズラエルに従うしかなくなった。
ゆえに裏切られるリスクも無くなり、死にたくないがゆえにこのチャンスを逃さないアズラエルではない

ディエゴ(より確実な『勝利』を欲するか、アズラエル。だがそれは俺も同じ気持ちだ。まさかお前と気が合う時が来るとはな)

凄まじい猛攻により、煙が発生してキャスターの姿こそ見えないが――そこにキャスターが居るのはわかっている。

ゆえにディエゴは宝具を使って時を止め、キャスターが余計なことをする前に確実にトドメを刺すことを選ぶ!この瞬間ばかりはアズラエルとディエゴ、奇遇にもどちらも同じ考えだった

ディエゴ「無駄無駄無駄無駄無駄ァ!」

時の止まった世界で、大量にスタンドの拳をぶつける。いわゆる無駄無駄ラッシュ。
当然、全て命中したという感触はあった。ディエゴはこの瞬間、確実な勝利を確信して――時は再び動き出す

2393名無しさん:2025/04/21(月) 04:34:41
>>2392
オッケーです

2394名無しさん:2025/04/21(月) 05:01:02
>>2387
いいと思う

2395名無しさん:2025/04/21(月) 06:01:02
(※太歳星君の陰陽術が呪い限定だと技が絞られるので、一部のみ魔術的なものにも機能するようにして書いています。)

>>3579
一斉攻撃の寸前に太歳星君は「六壬神課」を使い、各騎の攻撃を予言視しつつアルトリアの『約束された勝利の剣』を回避する
数々の脅威を薙ぎ払ってきた聖剣の必殺技は先に受けている、視肉なしに受け止めるのはさすがの神霊でもひとたまりもないのでこれだけは確実に躱す
「六壬神課」を使い切ったところで、続いてはソリテールの高密度による魔力の攻撃を「一掃返し」で跳ね返した
本来は敵の呪いを数倍返しで跳ね返す呪い返しの法なのだが、聖杯戦争においては魔術的な攻撃にも適応していた(その代わり倍率は下がっている)
アリスの『金木犀の剣』による花吹雪は「披甲護身」で対処
神聖術という魔術に類するものであるため、霊的エネルギーでその身を守った
ただし呪いとは違うため完全防御とはいかず、多少は被弾して軽傷くらいは負っていた
そして遅れて放たれたディエゴの『THE・WORLD』に対しては「存思」による身体と回復を強化するバフを機能させて、スタンドによる無駄無駄ラッシュをその身で受けていた
先の「六壬神課」にてディエゴが時を止めて連続殴打をしてくるところまでは読んでいた、ゆえに太歳星君は肉体強化で耐えることを選択する
そして時が動き出した後に備えて、ディエゴや他の英霊に追従するように設定した消滅の凶星を既に解き放っていた
そのため、時止めを連続して放つことができず時止め後の隙を突かれたディエゴは複数の凶星によってズタボロにされてしまった

2396名無しさん:2025/04/21(月) 06:27:36
>>2395
個人的にも呪い限定だとアレだと思ってたからいいと思うけど一応他の人の意見も聞きたい

2397名無しさん:2025/04/21(月) 06:55:56
>>3580
カズマ『ユウキ、アサシン兄、何個くらい終わった?』

ユウキ『ボク達は2つだよ!』

矢車さん『俺も2つだ……」

カズマ『俺達は1つだから……これで全部終わったのか?』

ユウキ『そうだね!じゃあボク達もお城を目指さなきゃ!』

カズマ『俺達はアサシン兄と合流するけど、ユウキはどうする?一緒に行った方が安全だと思うんだけど』

ユウキ『うーん。カズマの言いたいことはわかるんだけど、キリトや蓮子だけに無理させるわけには行かないし、ボク達は先に行くよ』

カズマ『お前ならそういうと思った。まあ俺達も出来る限り急いで行くから無理はするなよ?』

ユウキ『うん、わかったよ!』

そんなやり取りをスマホでしたんだよね
そしてカズマ組は念話で会話する

カズマ『影山、矢車。とりあえず俺達もなるべく急いだ方が良さそうだな』

影山『そうだな。他のみんなが心配だ』

矢車さん(他のサーヴァントが脱落したら有利になるが……今は相棒とカズマに合わせるか……)

矢車さん『ああ。俺も出来る限り急ぐとする……』

2398名無しさん:2025/04/21(月) 08:04:18
>>2395
術の違いなら入れてもいい気はするし自分はいいと思う

2399名無しさん:2025/04/21(月) 08:05:59
>>2397はいいと思います

2400名無しさん:2025/04/21(月) 08:07:02
>>2396
自分もいいと思う
>>2397
こっちもOK

2401名無しさん:2025/04/21(月) 09:56:49
>>3581
ディエゴ「グハァアアア!ば、バカなァアアア……!」

複数の凶星をその身に受け、一瞬にして満身創痍になったディエゴ。
あまりにもわけのわからない展開と激痛に絶叫すると同時に、目を見開く。

キャスターはサーヴァント達による一斉攻撃を受けたし、その後に時を止めて安全に、確実に始末したはずだった。
なのに何故か相手は生きてる上に、ディエゴが致命傷を受けた。

あまりにも唐突にやってきた攻撃に対処するのが無理難題という話だし、そもそも時を止めれば相手は何も出来ないと思うのが必然だ。
ディエゴには何の非もない。ただ相手が規格外過ぎた、それだけだ。

しかし運の良いことにディエゴは吹っ飛ばされた場所は扉の付近だった。
『THE・WORLD』が通用しない規格外の存在など、勝ち目がない。
この場で取れる手段は逃走あるのみ。

ディエゴは急いで逃走するためにシルバー・バレットを呼び出し――乗ろうとするが、何故か急に動けなくなった

ディエゴ「これは、どういう――」

ディエゴが言い切る前に猛スピードで迫ってきた太歳星君が掌に凶星を配置して掌打と一緒にディエゴへ凶星を叩き込む。
せっかく楽しい状況なのだ。逃がす気はない。
だから逃走なんてつまらない行為をしようとしたディエゴの動きを呪縛呪で止め、存思で身体能力を上げて猛スピードで迫り、『消滅の凶星』を即座にぶつけた

それがトドメの一撃となり、ディエゴは驚愕しながらも消滅する

他のアリス、アルトリア、ソリテールも消滅の凶星の直撃を受け、ダメージを受けたがゆえに誰も咄嗟に動けなかった間の惨劇である

ディエゴを失ったアズラエルの絶叫が響く……

【ディエゴ・ブランドー(並行世界)@ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン 消滅】

2402名無しさん:2025/04/21(月) 14:19:05
>>2401
いいと思う。自分も便乗して投下

サーヴァントを失ったアズラエルは半ば錯乱しながらその場から逃げ出した
それに太歳星君は追撃をかけずに放って置く。サーヴァントならいざ知らず力無きマスター一人どうでもよいからだ
だがアズラエルは諦めた訳では無い。そもそも逃げた所で京都にいる限り太歳星君による祟りからは逃れられない

彼の狙いはキャスターのマスターの殺害。あわよくばキャスターとの再契約である。マスターさえ殺せれば如何に強力なサーヴァントも長時間の現界は不可能、首尾よく強力なキャスターの力が手に入れば聖杯の獲得も確実だと見込んでの行動だった
皮肉にもアズラエルは先程までディエゴが企んでいたことと同様の策に縋ろうとしていた

2403名無しさん:2025/04/21(月) 18:17:07
>>2402
いいと思う。アズラエルは左脚をメアリーから刺されてるからそこら辺を補完してみる

アズラエル、メアリーから左脚を刺されたこともあって走ることに支障があるんだけど脱走する時は生への執着心と恐怖心がアズラエルの身体を突き動かしたんだよね
だからその道中でコケたりするけどそれでもなんとかその場から逃げ出すことには成功した
ただやっぱり左脚の負傷のせいで動きは普段より鈍いからここにきてメアリーの復讐が効いてきている
アズラエルはメアリーと彼女を早急に処分しなかったディエゴを怨むのだった

2404名無しさん:2025/04/21(月) 18:49:32
>>2403
オッケー

2405名無しさん:2025/04/21(月) 21:04:03
アズラエルを見逃した太歳星君だけど念のために一人マスターが逃げ出したことをシロッコに念話で伝える
そのマスター(アズラエル)が既にサーヴァントを失い大して脅威にならないことも同時に教えた

そして必死にキャスターのサーヴァントを探すアズラエルだが、そんな彼は偶然シロッコは見付ける
なにやら謎の存在(十二神将)を従わせているから何らかのサーヴァントのマスターであることを察し、銃を構えるとシロッコにキャスターのサーヴァントか問い掛ける

するとシロッコは何ら銃に臆することなく、アズラエルのことを彼が太歳星君の話していた相手だと察すると自分こそがキャスターのマスターだと答えた

2406名無しさん:2025/04/21(月) 21:06:59
>>2405
(一部間違えてたので修正)

アズラエルを見逃した太歳星君だけど念のために一人マスターが逃げ出したことをシロッコに念話で伝える
そのマスター(アズラエル)が既にサーヴァントを失い大して脅威にならないことも同時に教えた

そして必死にキャスターのマスターを探すアズラエルだが、そんな彼は偶然シロッコは見付ける
なにやら謎の存在(十二神将)を従わせているから何らかのサーヴァントのマスターであることを察し、銃を構えるとシロッコにキャスターのサーヴァントか問い掛ける

するとシロッコは何ら銃に臆することなく、アズラエルのことを彼が太歳星君の話していた相手だと察すると自分こそがキャスターのマスターだと答えた

2407名無しさん:2025/04/21(月) 21:50:28
>>2406
いいと思う。こちらも投下を

>>3583

「今のは効いたぞ…有言実行を阻止されたのはこれで二度目だな」

サーヴァント四騎もの総攻撃を凌がれたことに驚愕するアルトリア達。だが、太歳星君とて無傷ではない。その身にはディエゴによる無数の拳痕をはじめとした大小様々な傷が刻まれ、陰陽術の構えの動作が目に見えて遅くなっている。決して少なくないダメージを負っているのだ

「褒美に痛みなく消してやろう。誰から逝きたい?」

しかし、アルトリア達の消耗はそれ以上。各々の最大の攻撃による魔力消費に加えて太歳星君の反撃によるダメージ。万全であれば負傷により弱体化した陰陽術の間隙を突くことが出来ただろうが今のアルトリア達の体力ではそれも困難。迫る太歳星君にもはやこれまでかと思われたその時――

「真打ち遅れて参上!有象無象はそこのけそこのけ良妻狐が通る!選手交代の時間ですよ!!」
「やあ、まだまだ元気そうで安心したよキャスター。危うくリベンジの機会がなくなるかと冷や冷やしていた所さ」

「何時ぞやの呪術師と女狐か。それにあの女狩人に鎧のアサシンまで…どうやらまだまだ楽しめそうだな?」

――新たな一団、夏油達をはじめとした主従が戦場に馳せ参じた
太歳星君が気を取られた隙にアルトリア達は僅かでも体力の回復に努めるため一端マスター達の所まで退く
役者を入れ替え凶神との戦いは新たな局面を迎えようとしていた

2408名無しさん:2025/04/21(月) 21:54:04
>>2407
いいと思う

2409名無しさん:2025/04/21(月) 22:16:59
>>3587
夏油「ところでキャスター、以前君に奪われた音叉をそこの彼に返してくれないかな」

夏油はカブキを指さしながら、太歳星君にそう言った。
太歳星君の性格を考慮して、彼なら元の持ち主を知れば返してくれると判断しての行動だ

そして夏油の読み通り、太歳星君はカブキに音叉を返した
本気を出した太歳星君の前ではマスターは戦力外だが、それでも何らかの理由でマスターが死亡してそのサーヴァントまで脱落するのは萎える。それを防ぐためにもマスター達には万全の状態でいてくれねばならない

カブキ「よっしゃ!これで鬼に変身出来るぜ!」
マヤ「良かったね、カブキ!」

ザンキ「だが先にあいつと戦ってた奴らの話では、もうマスターでどうにかなる強さじゃないらしい。……お前達は下がってろ」

マヤ「そんな……やっと私、一人前の鬼になれたのに!」

ザンキ「マヤ。たしかにお前は一人前の鬼になったけどな、これは俺達サーヴァントの戦いだ。――とりあえず俺の戦いを見て〝鬼の戦い方〟を学べ」

カブキ「俺も一流の鬼って自信はあるが……ここは下がるぞ、マヤ。俺達マスターが死ねばサーヴァントも消滅する。死なないことも、マスターとしての立派な仕事だァ」

マヤ「……わかったよ。師匠、カブキ」

そしてカブキとマヤは下がる。

夏油『相手のキャスターは魔法を使うと逆に危ないらしい。さて、どうするかな……』

警告ついでに玉藻に念話を送りながら、夏油は思考する。
自分も戦うべきか否か。当初は自分も戦う予定だったが、相手はあまりにも規格外。玉藻達サーヴァントに一任するという手もあるが、とりあえずキャスターを見付けたら言っておきたいことがあったので先に口に出しておく。

夏油「待たせたね、キャスター。ここからは私達の――リベンジだ」

2410名無しさん:2025/04/21(月) 22:43:14
>>2409
いいね

2411名無しさん:2025/04/22(火) 05:50:06
>>3582
一護「ほんとに良かったのか?ユウキ。カズマ達と一緒に二条城を目指した方が安全だったんじゃねぇか?」

ユウキ「それはそうだね。でもカズマにも言った通り、キリト達が心配だからさ。キリトが死んだらボクにとって大切な存在――アスナが悲しむし、そんなのは嫌だからね!」

一護「なるほどな。まあお前もキリトも、この京都も――俺が護ってやるよ。だからちょっと急ぐぜ、ユウキ。振り落とされんなよ!」

ユウキ「うん!ありがとう、セイバー!」

一護はユウキを抱えながら瞬歩で二条城へ急ぐ

2412名無しさん:2025/04/22(火) 06:04:53
>>3588
ザンキ「俺は特にリベンジとかそういうのはないけどな。鬼の使命は人々を守ることだ。キャスター、お前が京都の人々を祟るというなら、見過ごしておけないな」

そしてザンキは鬼に――斬鬼に変身する

アタランテ「京都を祟られたら、マヤを始めとした愛すべき子供達が大量に命を落とす。それを阻止するためにもキャスター、汝はここで仕留める……!」

太牙「キャスター、お前は真衣の仇だ。それに放っておけば大量の被害が出る。そして俺の弟なら――間違いなくお前を放置しない。だから俺は戦う」

太牙はサガの鎧を纏った

2413名無しさん:2025/04/22(火) 06:20:00
>>3587
一旦身を引いた3騎の内、ソリテールが一番ボロボロな状態であった
様々な魔法を学んだ探求の果てに編み出した魔力をぶつけるだけの単純な魔法、最上位の魔法使いであるフリーレンすら防げない自己最強の魔法を「一掃返し」によって跳ね返されてしまい傷を負ってしまったのだ
その上で消滅の凶星による追撃もあり、幾らかは防いだものの全身至る処が赤く染み出ていた
唯一幸いなことは、その攻撃が呪いではなかったため「一掃返し」が数倍返しではなかったこと。もし本来の効力であったならばソリテールは脱落していたのかもしれない

「ソリテール、大丈夫!?」
「えぇ、これくらいならまだ戦えるわ。以前に魔法使いのエルフと殺し合いをした時にも負傷を気にする暇もないくらいに戦い続けたこともあるし」
「でも、さすがに見ていられない…今、令呪を使って回復してあげるから」

蓮子はさらに令呪一画を消費してソリテールの傷を癒やすように願い、一番深手だったソリテールはある程度回復することができた

「ありがとう、マスター。もう少し様子見してから、彼らと共闘して太歳星君に挑んでみる」
「…ねぇ、ソリテール」

「さっきセイバーが言っていた狼藉、ってなんのこと?」

2414名無しさん:2025/04/22(火) 06:35:00
>>3586
サーヴァントを失ったマスターなど取るに足らない存在だ。ゆえにシロッコは不遜な態度を隠さない
それがアズラエルを苛つかせる。相手は謎の存在を従えているが、ここで殺すしか自分の生きる道がないことも自覚している。
仮に誰かがキャスターを討伐したとしても、サーヴァントを持たないマスターなど聖杯戦争では勝ち目がないからだ。それに幸いにも相手は謎の存在こそ従えているが、アズラエルには武器はない。対してアズラエルには銃がある

妙に決断力のあるアズラエルは迷うことなく銃を発砲する――が皮肉にもここで才能の差が出てくる

アズラエルの行動をニュータイプ能力で先読みしていたシロッコは余裕の態度を崩すことなく、十二神将の一人を用いて銃弾を防ぎ同時に他の十二神将達にはアズラエルを襲わせた

これが戦闘能力のあるマスターならともかく、アズラエルには拳銃しかない。当然だが拳銃なんかで十二神将に対抗出来るはずもなく、アズラエルはシロッコの見下すような視線を感じて苛立ち、憎悪しながらも、ひとまず逃げ出そうとする

しかしここで不幸にもメアリーの一撃で片脚を負傷していることが災いして情けなく転んでしまう
そんなアズラエルを十二神将達は容赦なく襲い、ディエゴとメアリーとシロッコを怨みながら呆気なく命を落とした

何の因果か、コーディネイターを憎悪するアズラエルがニュータイプ能力者のシロッコに殺されるという皮肉的な構図だった

こうして間接的にもメアリーの復讐は果たされたことになる

【ムルタ・アズラエル@機動戦士ガンダムSEED 死亡】

2415名無しさん:2025/04/22(火) 06:40:49
>>2413
いいと思う

2416名無しさん:2025/04/22(火) 06:47:16
>>3589
ソリテールの真名は太歳星君が普通に真名で呼んでたせいでもう周囲にバレてるから蓮子も普通に真名で呼ぶようになったんだよね
更に畳み掛けるように蓮子はソリテールに問い詰める

蓮子「キャスターが言ってた最も血の匂いが濃いっていう言葉も気になる」

2417名無しさん:2025/04/22(火) 07:36:28
(二パターン用意。>>3523で玉藻の前が「一掃返し」を受けていた場合)

キャスター・太歳星君と再び相見えた玉藻の前は自己強化をしての肉弾戦、および小出し程度の呪術を使って戦っていた
以前霊園にて戦った際に最大級の呪術を一掃返しによる数倍返しを喰らってしまったという経験から、迂闊に強力な呪術を放つわけにはいかなかったのだ
そして少しの間他の英霊と共に太歳星君とやりあっていたのだが、ある程度は追いすがることはできるものの太歳星君が強すぎるために接近戦を途中で止めることにする
今ここには前衛を任せられる味方が多い事もあり、玉藻の前はサポートに徹することにした


 ここは我が国、神の国、水は潤い、実り豊かな中津国

 国がうつほに水注ぎ、高天巡り、黄泉巡り、巡り巡りて水天日光

 我が照らす。豊葦原瑞穂国、八尋の輪に輪をかけて、これぞ九重、天照らす……!

 『水天日光天照八野鎮石』


開帳された宝具より常世の理を遮断する結界を展開し、呪力行使コストをなくし、あるいは無限の魔力供給を行う
魂と生命力を活性化させる力でもって、数ターンの間だけ太歳星君に立ち向かう英霊達に効力をもたらした


※今回は『水天日光天照八野鎮石』の効果を「数ターン継続のHP回復&魔力回復(ただし宝具連発を補えるほどの魔力回復はない)」という風にしてみます

※それと『水天日光天照八野鎮石』には「戦闘では飛ばして相手に叩き付ける事で攻撃する」「あらゆる宝具による攻撃や魔術をも軽減する障壁を発生させる事も出来る」という効果もあるそうです。(自分はEXTRA未プレイなのでそれらの効果は未把握です、場合によってはこの部分はなしにします)

※余談ですが、「Fate/EXTRA CCC FoxTail」の玉藻の前はセイバー・鈴鹿御前とガチンコな接近戦を行い、様々な要因によって辛勝しています。
 なので太歳星君相手でもある程度は肉弾戦できるとは思いますが、上述のように相手が強い&味方がいるのでひとまずサポートさせています

2418名無しさん:2025/04/22(火) 07:38:20
(今度は>>3523をベースにしつつ、太歳星君が縛りによって「一掃返し」を使わず、単純に力比べで玉藻の前が押し負けた、という展開を想定してのパターン)

選手交代とばかりにザンキ達が前に出てアルトリア達が後退する最中、ソリテールが玉藻の前に向けて声を掛けてきた

「いいことを教えてあげる。相手は太歳星君、私の魔法を跳ね返す術を使ってきたから、貴方も気を付けることね、獣耳のキャスター」

「…はい?太歳星君、ですって!それはマジヤバな情報なんですけど!」

これを機にキャスターの真名を知らなかったカブキ達にも伝わり、これから挑もうとするザンキ・太牙・アタランテも戦慄する
特に玉藻の前にとっては衝撃的だ。祟りの凶神にして陰陽術の祖、あの暗黒イケモンこと安倍晴明すら小僧扱いできるほどの大物である
英霊化して本来よりは弱体化しているとはいえその身に纏う膨大な霊力は本物であることを示している
ソリテールの情報からして自分との相性は最悪、馬鹿正直に正面から殴り合っても勝ち目がない
だから玉藻の前はサポートに徹することを決める

「ええい、見知らぬ英霊ばかりですが今回ばかりの大出血サービス!貴方達が全力で戦えるように、私の宝具を開帳してやります!だから、死に物狂いで星神に勝ちなさい!」


 ここは我が国、神の国、水は潤い、実り豊かな中津国

 国がうつほに水注ぎ、高天巡り、黄泉巡り、巡り巡りて水天日光

 我が照らす。豊葦原瑞穂国、八尋の輪に輪をかけて、これぞ九重、天照らす……!

 『水天日光天照八野鎮石』


開帳された宝具より常世の理を遮断する結界を展開し、呪力行使コストをなくし、あるいは無限の魔力供給を行う
魂と生命力を活性化させる力でもって、数ターンの間だけ太歳星君に立ち向かう英霊達に効力をもたらした


※今回は『水天日光天照八野鎮石』の効果を「数ターン継続のHP回復&魔力回復(ただし宝具連発を補えるほどの魔力回復はない)」という風にしてみます

※それと『水天日光天照八野鎮石』には「戦闘では飛ばして相手に叩き付ける事で攻撃する」「あらゆる宝具による攻撃や魔術をも軽減する障壁を発生させる事も出来る」という効果もあるそうです。(自分はEXTRA未プレイなのでそれらの効果は未把握です、場合によってはこの部分はなしにします)

2419名無しさん:2025/04/22(火) 07:44:42
複数の物言いが付いてる>>2365はどうする?
無しにするなら太歳星君戦に合流させようかと思ってるけど

2420名無しさん:2025/04/22(火) 07:51:11
>>2365を書いた者です、なしにして合流させてもいいですよ

2421名無しさん:2025/04/22(火) 08:10:10
>>2418
個人的にこっちの方がいいかな
他の人の意見も聞きたいけど

2422名無しさん:2025/04/22(火) 08:16:28
自分も太歳星君の縛りを考えると>>2418の方がいいと思う

2423名無しさん:2025/04/22(火) 10:03:10
>>3566
名護さん(レンくんを殺されたが……この魔力尽きるまで、俺の聖杯戦争は終わらない)

ピトフーイを殺した名護さんは、少しの間、感傷に浸った後――走り出していた。

レンを殺されたことは名護さんにとって悲しいことだ。彼女を殺したピトフーイに対する怒りは今でも消えない。
だがそれ以上に正義感が昂る。今の名護さんを突き動かすのは、レンが残してくれた魔力と己が正義感。
そして――

レン『名護さん。私、絶対にピトさんを止めるよ。こんな殺し合いは絶対に間違ってるから!』

(レンくんはピトフーイを止めることこそ失敗したが、その信念は本物だった。ならば俺がするべきことは、レンくんの死を無駄にしないために――キャスターの野望を止めることだ。そうだろ?レンくん、渡くん――)

脳裏に浮かべるのはこの聖杯戦争で散った少女――レンと共に協力してファンガイアと戦ってきた心優しい男――紅渡だ。
レンは最期まで聖杯戦争に否定的だったし、渡ならば必ずキャスターの野望を止めてみせるだろう。

ゆえに身体中の全細胞を正義が焚き付け、名護啓介は走り出す

2424名無しさん:2025/04/22(火) 10:28:07
霊地を5つ奪えたこと
そして今、ユウキ組が向かっていること。カズマ組は地獄兄弟が合流した後に向かうことをキリトと蓮子はカズマとユウキの連絡で知った

キリト(ユウキ――)

キリトはアスナが消滅した時のことを思い出す。
アスナにとって大切な存在、ユウキ。アスナとユウキはとても仲が良かった。
……だからこそキリトは悩む。

キリト(俺はユウキに、アスナの死をなんて伝えたら良いんだ……!)

ユウキにはアスナがサーヴァントとして参加していたこと、そしてアスナはユウキのために戦っていたこと。
そしてアスナが消滅したことを……伝えねばならない。

だがなんて伝える?
自分が遅れなければ、アスナは死ぬことはなかったかもしれないのに。
それにユウキがアスナとすごく仲良くなったことを知ってるからこそ、キリトはユウキにアスナの死をなんて伝えたら良いのか悩んでいた

2425名無しさん:2025/04/22(火) 11:50:36
>>3590
太歳星君と戦うザンキ、太牙、アタランテだがその中で最も弱いのはマスター不在で負傷も大きな太牙だった

サガのスペック自体は決して低くない。しかし前回の戦闘の負傷が癒えてないので全力を出し切れない

太歳星君「どうした、以前よりも弱くなったか?鎧のアサシン」
太牙「くっ……!」

太歳星君の攻撃を受け、片膝をつくサガ。
宝具ですらないただの一撃がここまで重く感じるのは、やはり太牙が既に重傷というのが大きい

太牙(俺は――このまま何も出来ないというのか!?)

現状が悔しくて、太牙はサガの鎧――マスクの下で歯噛みする
しかしそんな太牙に不思議と力が湧き上がる。
それに重傷だったはずの肉体が、不思議と回復していく

太牙(これは――)

玉藻の宝具による効果だ。
だが太牙は、そこで渡と真衣を思い浮かべる。

太牙(渡……。お前なら、こんな時も諦めないはずだ。弟のお前のおかげで……俺は変われた)

ゆえにサガは立ち上がり、ジャコーダーで太歳星君へ猛攻を仕掛ける
急に動きが良くなった太牙に、太歳星君はまだまだ楽しめそうだと喜ぶのだった

2426名無しさん:2025/04/22(火) 12:07:42
横からだが>>2425にちょっと注釈を入れてみる
ただし、マスターという要石があってこそサーヴァントは十全に戦えるので、単独行動スキルでギリギリ留まっている太牙は舞衣がいた時より本来のスペックを出せずにいる
玉藻の前の宝具が加わって魔力事情が多少緩和されてもやはりマスター不在では厳しい事には代わりない
それでも、仇討ちのために無理やり奮い起たせて己が霊基を燃やし尽くそうとも太歳星君に追い縋ってみせる太牙であった

2427名無しさん:2025/04/22(火) 14:12:11
ザンキなんだけどマヤと絆が生まれた結果、固有スキルである師弟の絆の条件を満たして筋力、耐久、敏捷がワンランクアップしてるんだよね

2428名無しさん:2025/04/22(火) 14:35:04
>>2414>>2416>>2423>>2424
OKです
>>2425
ちょっと思ったんですけど太牙って(名護さんも)サーヴァントを失った美遊兄と再契約を結んだりはしないですかね?
どちらのキャラもそこまで詳しくないので出会ったばかりの相手に再契約は考えないかもしれないですが
どのキャラも詳しくないので

2429名無しさん:2025/04/22(火) 15:15:01
>>3589>>3592
ソリテール「ああ、その件ね。それは彼女達が聖杯を狙ってたみたいだから先手を打ったまでよ。あれ程の実力者と正面から戦いたくはない」
「血の匂いがするというのも、元々同じように自衛のために長い生の中で何人か手に掛けてきたわ。私だって死にたくはないもの」

蓮子「嘘。本当に自衛のためならマスターに報告しないはずがない。そうね直接話したくないのなら、ここからは――」

『――念話であなたの大好きな"お話"をしましょう』

ソリテール『……ええ、そうさせてもらうわ』

念話による対話、即ち蓮子にこの場でソリテールのことを直ぐには晒し上げる意図がないことを悟ったソリテールは意外にも素直に自身や魔族について語りだした
そこに合理的理由があった訳では無い。ただ目の前のマスターに自分の本性を話せばどんな反応をするのか見てみたかっただけである

2430名無しさん:2025/04/22(火) 16:32:16
>>2428
>>2425じゃないけど名護さんが合流して美遊兄と再契約する展開は考えてたから仮投下してみる)

>>3593
そうして太歳星君と他のサーヴァント達が居る場所に名護さんは辿り着いた
しかしレンが同行してないことに美遊兄は疑問を抱いた
……過去に聖杯戦争に参加した経験のあるアルトリアはその意味を察していたが。

アルトリア「レンはどうしたんだ?アーチャー。たしかお前のマスターだろ?」

名護さん「……レンくんは、ピトフーイに殺された。だがレンくんの想いは、正義は――俺が引き継ぐ」

美遊兄「アスナだけじゃなくてレンまで死んだのか……」

美遊兄はレンと関わりこそ薄い。
なんなら聖杯戦争の当初はマスター狙いを検討していたくらいだが、実際に面識ある善良な少女が命を散らしたと知ると表情が曇る。

本来、衛宮士郎とは心優しい男だ。
しかし妹の美遊を幸せにするためだけに自分の世界で聖杯戦争に参加し、様々なサーヴァントと戦ってきた。
悪になってもいいと、心を鬼にして。

だがいきなりルールの違う此度の聖杯戦争に巻き込まれた。
とりあえず此度の聖杯戦争でも心を鬼にして願いを叶えるつもりだった。
だからマスター狙いも視野に入れていたが……いざ元の世界に帰りたがっていて、それでもなお自分の友人を止めようとした勇敢な少女――レンの死には心を痛める。
ピトフーイのことはレンの話でだいたいわかってる。……だからこそ狂人のせいでレンが犠牲になったと思うと流石の美遊兄でもキツい。

美遊兄(もうレンは元の世界に帰ることすら出来ないんだな……。あいつはただ元の世界に帰りたがってただけなのに……それでも勇気を振り絞ってピトフーイに挑んだ。……俺みたいな悪人とは大違いだ)

アスナを失い、レンを殺された。

(アスナもレンも……最期までいい奴だったな)

アスナは最期までマスター狙いには否定的なまま、消滅した。
レンも正義感を胸に戦って命を散らしたことは名護さんの様子を見ればわかる。

(正義、か――)

その言葉は、衛宮士郎にとって特別なもので。
しかし美遊を幸せにするためならと――切り捨てたはずのものだ。

美遊兄「アーチャー、俺にはどうしても叶えたい願いがある。……そのためならマスターを狙うことも厭わないつもりだったけど、考えが少し変わったよ。
レンみたいな善良なマスターは襲わない。だから――身勝手な頼みだと思うけどさ。俺と契約してくれないか?」

名護さん「その言葉から察するに、キミもバーサーカーを失ったのか……」

美遊兄「ああ。バーサーカーは……アスナは、最期まで自分の正義を貫いて死んだ」

名護さん「そうか……。たしかに俺が全力を出すためにもキミと契約してもいいが、キミの願いだけ聞いておきたい。答えはそれ次第だ」

美遊兄「俺の願いは妹を幸せにすることだ。……でも最悪、マスター達を元の世界に帰すだけでもいい」

元の世界に帰り、聖杯戦争に参加することで願いは叶えられる。
だから最悪、マスター達を元の世界に帰すだけでもいい。そこら辺は妥協しなければ契約してもらえない気もした。

名護さん「……わかった。キミと契約しよう、士郎くん」

美遊兄の瞳を見れば、彼の真剣さが伝わりその願いが嘘じゃないこともわかる。そして彼が邪悪な人間じゃないこともなんとなく理解した。

美遊兄「ありがとう、アーチャー。俺もお前がレンの意志を継いで〝正義〟を貫けるように出来る限りサポートするよ」

――そして名護啓介は衛宮士郎と契約を果たした。
一度は正義を捨て去った男が、正義を胸に戦う青空の戦士と共闘することを決意したのだ

2431名無しさん:2025/04/23(水) 08:37:34
>>2427>>2429>>2430
いいと思う

>>2425>>2426については他の人に判断お願いします(後者は自分があげた仮投下なので)

2432名無しさん:2025/04/23(水) 16:37:30
>>2426
いいと思う

2433名無しさん:2025/04/23(水) 17:05:38
太歳星君戦が始まって真っ先に攻撃を繰り出した
太歳星君だがアタランテが追い込みの美学により天穹の弓(タウロポロス)で彼をも上回る速度で攻撃する
耐久の低い太歳星君は存思で身体能力を上げようとするが、先程の戦闘の負傷で動きが鈍っていた影響でアタランテの一撃が先に命中した

もっともあまり引き絞ってない攻撃ゆえにそこまで大したダメージは無かったがその一撃に攻撃を阻まれ、集団戦ではアタランテも十分に厄介だと太歳星君は認識するのだった
なにより自分の攻撃速度を上回ったのが面白い

2434名無しさん:2025/04/24(木) 00:19:33
>>2411
>>2412
>>2425
>>2433
今のところ反応がない仮投下をまとめてみる

2435名無しさん:2025/04/24(木) 01:38:14
>>2411>>2412>>2425>>2433
オッケーです

2436名無しさん:2025/04/24(木) 08:04:22
一護がユウキを抱えて瞬歩で二条城へ向かってる最中、カズマ組も急いで走り、なんとか合流を果たした

矢車さん「待たせたな。相棒、カズマ」

影山「おかえり、兄貴!よし、俺達も急いで二条城へ向かおうぜ!」

カズマ「おーおー、弟は随分とやる気に溢れてるなぁ。どこぞの兄と違って」

矢車さん「……今、俺のことを笑ったか?」

カズマ「はいはい。笑ってない、笑ってない。とりあえず弟の言う通り城に急ごうぜ」

矢車さん「ああ、わかってる……」

カズマ「珍しくやけにものわかりがいいな。何か変なもんでも食ったのか?」

矢車さん「マスターのカズマが死んだら、俺も困るからな……」

こうしてカズマ組も二条城へ向かうのだった

2437名無しさん:2025/04/24(木) 14:03:40
>>2436
いいと思う

2438名無しさん:2025/04/25(金) 18:24:30
名護さんは美遊兄達から太歳星君の性能を知ってる限り教えられた
これは太歳星君に挑む前のザンキ、太牙、アタランテ、玉藻の前も同じだ

太歳星君がそれを妨害せず、許容したのは彼の性格ゆえである

2439名無しさん:2025/04/26(土) 00:42:12
名護さん、サガに変身して戦ってる太牙を目撃して軽く驚いたんだよね

名護さん(アレは、登太牙か?まさか彼も聖杯戦争に召喚されたというのか!)

もっとも名護さんと太牙はお互い最終回後というのもあり、もう敵同士ではない
ゆえに名護さんは太牙の存在が頼もしくすら思えた

2440名無しさん:2025/04/26(土) 04:43:21
>>3602
まあそれもあって、本調子じゃないからやっぱり太牙が一番弱くはあるんだよね
しかし扉が勢いよく開いた音を聞き、チラリとそちらを見れば自分の知る青空の戦士――名護啓介がサーヴァントとして駆け付けてきたことを知った

太牙(名護も参加していたのか。それなら何があってもあいつに託せる。渡の信じる男、名護啓介に――!)

そして太牙はここで更なる覚悟を決める。
魔力の消耗だとか、そんなことを気にしている暇はない。
それに魔力が玉藻の前の宝具で回復する今だからこそ、本気を出すしかない

太牙「キャスター――いや、太歳星君!王の判決を言い渡す。――死だ」

ジャコーダービュートが太歳星君へ迫る。
物理的な技を回避したり、防御する技は太歳星君になく、当然ながら避けようとする

ザンキ「アサシンはもう先が短い。そんなやつが全力で戦ってるんだ。俺も気合いを入れなきゃな」

――ザンキが攻撃を加えた。
更に弓をかなり引き絞っていたアタランテが太歳星君へ追撃。2つの攻撃を受けた太歳星君は存思で身体能力と回復力を強化しようとしたが、先程の戦闘によるダメージで動きが鈍り――ゆえに直後に迫るジャコーダービュートを躱しきれず、胸に突き刺さった。

そしてサガはそのまま太歳星君を吊るし上げる。
上空には紋章が出現、太牙は自身の魔皇力を直接送り込む。

魔皇力とは呪術でも魔力でもない。
ゆえに太歳星君は対策出来ず、サガの必殺技――スネーキングデスブレイクを受けたのだ

しかしそれでもなお、太歳星君は消滅しない。耐久が低いゆえにスネーキングデスブレイクが直撃したことで多大なダメージを受けたが、それだけのこと。

太牙「これでもダメか。それなら――」

太牙が一瞬だけ変身を解除し、その直後に闇のキバに変身する。
出し惜しみして勝てる相手じゃないことを理解しているが、スネーキングデスブレイクまで耐えられるとは思わなかった。

ならばこそ、消滅が早まるリスクがあろうとも最大限の力を発揮出来る闇のキバに変身するのみだ。
運の良いことに玉藻の前の宝具で魔力は回復してゆく。おかげで魔力による消滅という意味では、多少は寿命が延びた。

もっとも今、戦っているメンバーで一番傷を負ってるのは太牙だし闇のキバに変身したことでかなり魔力を消耗したのには変わりないのだが。

2441名無しさん:2025/04/26(土) 09:43:15
>>2438>>2439>>2440
オッケーです
>>3597

ソリテールの告白を蓮子は驚き半分、納得半分で受け入れた。周囲の反応から正統な英雄ではないことを薄々予感していたが、これ程までに危険な存在とは予想外であった。蓮子が召喚したサーヴァントは文字通りの人でなしであったのだ。

『私のお話はこれでお終い』
『……それで、これからどうするつもりかしら。私を令呪で服従させる?それとも――自害でも命じてみる?』

――断頭台のアウラのようにね

念話を飛ばすソリテールの表情は一切変わらないが、心なしか威圧感が増したように思える。
だが、臆してはいけない。ここからが大事だと蓮子は自分に言い聞かせた。

『生憎と私が求めるのはどちらでもないわ。私が求めるのはあなたとの交渉よ』

『ソリテール。幸いこの聖杯戦争であなたはまだ人を手にかけていない。サーヴァントだけを攻撃対象に限定して今後も私達に協力することを約束するなら、私も令呪であなたを切り捨てるつもりはないわ。勿論、約束を違えるなら容赦しない』

2442名無しさん:2025/04/26(土) 18:38:29
>>3608
マヤ(太牙が闇のキバになっちゃった……)

マヤ達は太牙から性能を聞いた際、闇のキバに変身したら消滅が早まることを聞いていた
ゆえに太牙がダークキバに変身した途端、マヤの表情が曇る。
たとえサーヴァントといえども、異能が存在せず平和に暮らしてきたマヤにとっては人間とほとんど変わらない。

そんなマヤの表情の変化に真っ先に気付いたのは子供に優しいカブキだ。

カブキ「マヤ。そんな表情してどうしたんだァ?」

マヤ「どうしたって……このままじゃアサシンが死んじゃうよ!」

カブキ「そうだなァ。でもあいつにはこの戦いで死ぬ覚悟がある。だから俺達に真名を教えたんだ」

マヤ「それは、そうかもしれないけど……!」

カブキ「わかってるなら、応援して、アサシンの覚悟を見届けてやることだなぁ。俺達にはそれくらいしか出来ねぇ」

マヤ「……わかったよ」

自分が戦えないことを悔しく思い、自分の無力さを痛感しながらも――太牙の覚悟を無駄にしないためにマヤは叫ぶ

マヤ「アサシン〜!がんばれ〜!」

2443名無しさん:2025/04/27(日) 00:59:45
>>2441
>>2442
いいと思う

2444名無しさん:2025/04/27(日) 14:10:01
>>3610

蓮子の提案にソリテールは首を傾げた。
一人でも戦力が欠ければ全滅しかねないこの土壇場で自害の命令を出されない公算はあったが、服従の令呪を使われないのは意外だった。

『へえ、今の話を聞いても随分余裕なのね。魔族が怖くないのかしら』

『あなたはとても恐ろしいし、私が見てない所で随分とんでもないことを仕出かしてくれたとも思ってる。……それでも今は可能な限り一人でも多くの戦力が必要なの。あの神様や私達をこの聖杯戦争に招いた仕掛け人を相手にするにはね』

『それでも服従くらいは令呪でさせるべきじゃないかしら。例えばそう、"悪意を持つな"とか』 

『冗談きついわ。最初から無い物に持つなも何もないでしょ……それにやれるならやってるわよ。私覚えているのよ、あなたがした令呪の説明。マスターの能力で令呪の効力は変わるってね』

令呪はサーヴァントへの絶対命令権であるが、その効力はマスターによって上下し、長期間の命令や曖昧な命令では効力が下がる。対魔力などの抵抗を可能にするスキルをサーヴァントが有しているなら尚更である。

ソリテールは対魔力こそ持たないが卓越した術理解明スキルを有している。七崩賢のように絶対性を持つ魔法を有していない彼女を彼らと同格足らしめる最大の要因。短時間で術式を理解し対応、時にはその術式を己のものにしてしまう。

元来魔族は個人主義。束縛を嫌うソリテールが令呪の仕組みを解析していないはずがない。対魔力を持たないが故に短期間なら効果を発揮するだろうが、魔術師ですらない蓮子が絶対服従のような長期にわたる命令をした所でいつかは必ず解除されることを蓮子は理解していた。
令呪を重ねがけすれば話は別だろうが生憎と残り令呪は一画のみ。それを理解しているからこそ先程からソリテールは蓮子に令呪の使用を勧めているのだろう。全ては自身が自由を得るために。

『少しお話し過ぎたかしら。やっぱり面白いね君。でも魔族が強制力を持たない約束を守ると本気で思ってる?
――それにいざという時、自害させる隙を与えるとでも?』

『思ってないわ。でも、あなたは約束を守らざるを得ない。もし先んじて私を殺したらあなたは消えるしか無い。利己的な理由でマスターを殺す奴なんて危険すぎて乗り換えたいと思うマスターはまずいないもの』

『令呪の宿った腕を奪おうとしても同じよ。マスターに牙を向いた危険人物としてこの場に集ったサーヴァントから集中攻撃を受けることになる。ただでさえ色んなサーヴァントから警戒されてるしね』

『少なくとも利害が一致してる間は、そんなリスクを犯してまで裏切るメリットはない。話を聞く限り魔族はすぐに嘘を付くし善悪も存在しない人喰いの怪物だけど自分の欲望に対しては実に素直みたいね。ソリテールだってこの宝の山みたいな世界に一秒でも長く留まりたいでしょ?』

一気に捲し立てる蓮子にソリテールは苦笑する。
個人主義の魔族が他者に協力するケースは原則二つのみ。一つは絶対的な力による恐怖。かつて魔王はその圧倒的な力により魔族を軍として束ね統率した。
もう一つは利害の一致。七崩賢の一人、黄金郷のマハトはとある目的から一都市の領主に長年協力していた。
ソリテールといえども自殺志願者ではない。長く愉しむためにもある程度の妥協は必要だった。

『そうね、蓮子が言う通り私もこの場で他のサーヴァントを敵に回して生き残れると思える程自惚れていないわ。
それに他の世界から集められた人間達を観察できる機会を棒に振りたくはないもの』

『それにしてもこの世界を宝の山と称するなんて素敵ね。やっぱり君の"好奇心"が縁になって私が喚ばれたのは間違いないみたい』

『物凄く遺憾なことだけど…ね』

あまり認めたくないが、ソリテールは自身に充てがわれただけあって共通する点が少なくないことを蓮子は認めていた。
飽くなき探究心とそれを満たす為の行動力。
――そして危険を承知の上で好奇心を満たそうとする性(サガ)。

『私にとってこの聖杯戦争は恐ろしくもあったけど魅力的でもあった。非科学的な幻想の産物として存在を否定された者達と直接触れ合うことができる貴重な機会だったから』

蓮子はユウキ達と異なり純粋な正義感だけで聖杯戦争の秘密を暴こうとしているのではない。
未知という名の花を求め、封じられた秘密を暴き、幻想を真実に、夢を現に変える秘封倶楽部の延長線上の活動といえた。

『ふーん、じゃあ太歳星君の討伐に積極的に志願したのは…』

『そうよ、察しの通りこの眼で見たかったの。幻想に消えた英雄や神様が織り成す神秘を。勿論、戦力的にベストな戦力配分であることが大前提だったけど』

『…ふふ、私も魔族の中では変わり者の自覚があるけど、君も中々どうして…流石は私を召喚したマスターといった所かしら?』

『狙って召喚した訳じゃないし、あなたに褒められてもちっとも嬉しくないけどね』

蓮子の告白にソリテールもまた得心がいった。当初は魔術の心得もない平凡な人間だと思っていたが、考えてみれば自分を召喚できてしまうような人間がまともであるはずがない。
かつて太歳星君に挑んだとある男女が"恐怖愛好家"であったように蓮子もまた重度の"神秘愛好家"とでも言うべき本質を持っていたのだ。
十分お話したことでそろそろ乗り換えを考えていたが、もうしばらくは観察を楽しめそうだとソリテールは思った。

『分かったわ、取り敢えずはあなたに協力してあげる。まさかこの私がマハトの真似事をするなんてね』

『でもサーヴァントだけが攻撃対象ね…"アサシンらしい"運用はしないのかしら。その方が効率的だと思うけど?』

『…何を言われようが、その一線を越えるつもりはないわ』

蓮子は暗に敵マスターの暗殺を勧めるソリテールにきっぱりとNOを突きつけた。
蓮子とて殺人は心の底から忌避している。例え相手のマスターが悪人であったとしても、自分が直接手にかける訳ではなくとも。実際太歳星君討伐の作戦会議中もマスター暗殺の案は決して出そうとしなかったのだから。

倫理観。それが人並み程度にはある蓮子と最初から存在しないソリテールを隔てる最大の一線。或いはこの一線を容易に踏み越えた人間を昔の人は"妖怪"と呼んだのだろうか…。

『頭の回る君がそこまで非効率に拘るなんて興味深いわ。まあ私にとってはどちらでもいいけど。それじゃあ改めてよろしく』

『…ええ、よろしく』

ソリテールから差し出された手を一瞬躊躇いながらも蓮子は握り返した。恐ろしく冷たい手を。
何にせよ利害の一致で協力関係を築くことが出来たが、油断はできない。魔族は本質的に人間と共存不可能な種族。頼れる相棒には決してなり得ないのだから。

『この最後の令呪があなたの命を絶つことに使われないことを祈るわソリテール』
『私も君の死に顔を見届けるのはそれなりに後にしたいと思っているよ蓮子』

2445名無しさん:2025/04/27(日) 15:07:52
>>2444
いいと思うぜ

2446名無しさん:2025/04/27(日) 15:39:34
夏油(私のキャスターでは他のサーヴァントを支援するのが精一杯か)

他のサーヴァント達を支援するという選択をした玉藻の前を見て夏油はそう判断する。
もっとも今回の相手は玉藻の前にとっては天敵のような存在だ。下手に呪術で攻撃したら逆に危ういし、その判断が間違ってるとは思わない

夏油(彼女の判断は正しいが……支援するだけなら私がここにいる必要もないかな)

マスターは状況に応じて令呪でサーヴァントをサポート出来るが、支援に徹するなら特に支援する必要もない
ゆえに夏油は歩き出すが、そこをマヤに呼び止められる。

マヤ「夏油先生、どうしたの?」

夏油「私には私のやるべきことがあるだけさ、マヤちゃん」

マヤ「夏油先生のやるべきこと……?」

夏油「さっきの死体からしてこの城には危険なマスターが潜んでる可能性がある。そいつを倒すだけだよ」

マヤ「それなら、私も……!」

夏油「マヤちゃんには自分のサーヴァントのサポートをしながら、彼が言ったように〝鬼の戦い〟を学んでほしい。私のサーヴァントは支援に徹するはずだから、フリーになった私が動く」

マヤ「でも、夏油先生一人じゃ危ないよ……!」

夏油「私はこれでも元々〝最強〟だったんだ。それでもマヤちゃんは信じられないかな?」

カブキ「……行かせてやれ、マヤ。俺達は俺達に出来ることを、夏油は夏油がやるべきことをするべきだ」

マヤ「……わかったよ。でも絶対に戻ってきてね、夏油先生!」

夏油「大丈夫だよ。私は〝最強〟だからね」

そう言って夏油だけ別行動に出る
その理由をマヤ以外のマスターは察していた。

夏油の目的。
それは太歳星君のマスターを見つけ出し、倒すことだ。
そうすることで太歳星君は消滅するだろうし、リベンジを果たしたことになる。

そしてこういう役割は自分こそ向いてるだろうと理解しているからこそ、夏油は動き出したのだ

2447名無しさん:2025/04/27(日) 15:51:34
>>2446
いいね

2448名無しさん:2025/04/27(日) 17:23:54
>>3608
太歳星君「ははは…いいぞ!これ以上なく追い詰められている…!」
太歳星君「滾らせるじゃないか…!」

スネーキングデスブレイクを受けて大ダメージを受けたはずなのだが未だ余裕を崩さず、むしろ愉しんでいる太歳星君は一旦下げていたギアを再び上げ始める

一方で太牙・ザンキ・アタランテは相手の態度に警戒しつつも攻勢を掛けるべく再度攻撃を仕掛ける
再び複数の矢が目にも留まらぬ速さでその身体を射止めようとし、太牙はさらに強力な必殺技・キングスバーストエンドを放ち、ザンキも音撃技『音撃斬 雷電斬震』を太歳星君に打ち込もうとする

だが太歳星君は再び陰陽術を使用、「六壬神課」でアタランテの攻撃を躱し、自身の姿を霊から知覚できなくさせる「護身隠行法」で太牙の必殺技を不発に終わらせ、「呪縛呪」で烈斬を突き刺そうとしたザンキの動きを止めてしまった

ザンキ「なに…っ!」
太歳星君「悪くはなかった、がまだ足りないな!」

そして太歳星君は多数の消滅の凶星を纏わせて体術を繰り出し、目の前にいたザンキに致命傷を与えた

2449名無しさん:2025/04/27(日) 17:27:43
>>2448
いいと思う

2450名無しさん:2025/04/27(日) 18:13:23
>>3613
多数の消滅の凶星を喰らったザンキは、アスナやディエゴのように間もなく消滅するはずだ
そう確信した太歳星君は他のサーヴァントを狙おうと考える

マヤ「師匠!!」
カブキ「落ち着け、マヤ!」
マヤ「落ち着いてなんていられないよ!だって師匠が、師匠が……!」

今にも走り出そうとするマヤをカブキは力づくで抑える
同じ鬼でありながら、マヤのサーヴァントと共闘出来なかった悔しさに歯噛みしながら。

そしてマヤの声はアタランテにも届いていた。

アタランテ「子供(マヤ)のサーヴァントから狙うなど、許せん!」

怒りに駆られたアタランテはあろうことか弓を引き絞りながら、ザンキを庇うように前線に出る。
そんなアタランテの動きを呪縛呪で止めるが――その時には既にアタランテが『訴状の矢文(ポイボス・カタストロフェ)』を発動していた
太牙やザンキに当たらないようにアタランテ自身の意志で範囲を狭めた光の矢が太歳星君のみに降り注ぎ、命中する

更にダメージが蓄積する太歳星君だが、ソレすらも愉悦
そして弓矢を自在に扱うアタランテの存在を厄介でありながらも愉しく感じた太歳星君は光の矢を食らいながらも、消滅の凶星を複数アタランテに放つ
アタランテはその凄まじい威力に、吹っ飛んでしまう

残るサーヴァントは太牙のみ。
呪縛呪を使い、動きを止める。

太牙「くっ……!」

アルトリア「このままではまずい!イオリ、私も――」

――しかしその瞬間、誰もが驚いた
致命傷を負ったはずのザンキが走り出したからだ。
ザンキは戦闘続行スキルにより、未だに息があった

咄嗟に対応しようとする太歳星君だが、美遊兄達から相手の能力の説明を受け終えた名護さんがイクサに変身して駆け付け、イクサカリバーによる猛攻で太歳星君に隙を与えない
そして斬鬼は烈斬を太歳星君を突き刺し、音撃斬 雷電斬震を発動。今度こそ必殺技が決まったのであった

それでもなお太歳星君は倒せず、再び消滅の凶星をザンキに放つが――勢い良く扉が開かれる音が聞こえ

「月牙天衝!!」

月牙天衝により、消滅の凶星が相殺される

一護「わりぃ、待たせたな」
ユウキ「すごい!いろんなサーヴァントが勢揃いしてる!」

――ユウキ組、参戦

カブキ「良かったな、マヤ!まだお前のサーヴァントは無事だ!とりあえず令呪を使えば少しくらい回復するんじゃねぇか?」
マヤ「わ、わかった!令呪で命ずる!師匠の……オニの傷を回復させて!」

ソリテールの時のように、ザンキもまたマヤの令呪で致命傷から回復する

ザンキ『ありがとうな、マヤ。どんな逆境でも諦めない。――それもまた鬼として大事なことだ』
マヤ『うん!わかったよ、師匠!』

2451名無しさん:2025/04/27(日) 18:28:10
アタランテ「子供(マヤ)のサーヴァントから狙うなど、許せん!」

個人的にですが、たぶんアタランテはこのような発言をしない気がします
仮にマヤを攻撃したら激昂するはずですが、聖杯戦争をやっている以上子供がマスターでもそのサーヴァントを倒す事は別の話として捉えていると思う

2452名無しさん:2025/04/27(日) 18:31:06
あと>>2448はザンキにスキル「返魂の術」を使わせるべく致命傷にしてみましたが、これについては他の人にも判断をいただきたいです

2453名無しさん:2025/04/27(日) 18:34:27
(修正してみた)

>>3613
多数の消滅の凶星を喰らったザンキは、アスナやディエゴのように間もなく消滅するはずだ
そう確信した太歳星君は他のサーヴァントを狙おうと考える

マヤ「師匠!!」
カブキ「落ち着け、マヤ!」
マヤ「落ち着いてなんていられないよ!だって師匠が、師匠が……!」

今にも走り出そうとするマヤをカブキは力づくで抑える
同じ鬼でありながら、マヤのサーヴァントと共闘出来なかった悔しさに歯噛みしながら。

そしてマヤの声はアタランテにも届いていた。

アタランテ「マヤのことは任せたぞ、カブキ!」

サーヴァントが全滅したら京都の子供達やマヤが死ぬ。
ゆえにこの戦をなんとしても勝たなければならないアタランテは、確実に宝具を当てられそうな策を思い付きあろうことか弓を引き絞りながら、前線に出る。
そんなアタランテの動きを呪縛呪で止めるが――その時には既にアタランテが『訴状の矢文(ポイボス・カタストロフェ)』を発動していた
太牙やザンキに当たらないようにアタランテ自身の意志で範囲を狭めた光の矢が太歳星君のみに降り注ぎ、命中する

更にダメージが蓄積する太歳星君だが、ソレすらも愉悦
そして弓矢を自在に扱うアタランテの存在を厄介でありながらも愉しく感じた太歳星君は光の矢を食らいながらも、消滅の凶星を複数アタランテに放つ
アタランテはその凄まじい威力に、吹っ飛んでしまう

残るサーヴァントは太牙のみ。
呪縛呪を使い、動きを止める。

太牙「くっ……!」

アルトリア「このままではまずい!イオリ、私も――」

――しかしその瞬間、誰もが驚いた
致命傷を負ったはずのザンキが走り出したからだ。
ザンキは戦闘続行スキルにより、未だに息があった

咄嗟に対応しようとする太歳星君だが、美遊兄達から相手の能力の説明を受け終えた名護さんがイクサに変身して駆け付け、イクサカリバーによる猛攻で太歳星君に隙を与えない
そして斬鬼は烈斬を太歳星君を突き刺し、音撃斬 雷電斬震を発動。今度こそ必殺技が決まったのであった

それでもなお太歳星君は倒せず、再び消滅の凶星をザンキに放つが――勢い良く扉が開かれる音が聞こえ

「月牙天衝!!」

月牙天衝により、消滅の凶星が相殺される

一護「わりぃ、待たせたな」
ユウキ「すごい!いろんなサーヴァントが勢揃いしてる!」

――ユウキ組、参戦

カブキ「良かったな、マヤ!まだお前のサーヴァントは無事だ!とりあえず令呪を使えば少しくらい回復するんじゃねぇか?」
マヤ「わ、わかった!令呪で命ずる!師匠の……オニの傷を回復させて!」

ソリテールの時のように、ザンキもまたマヤの令呪で致命傷から回復する

ザンキ『ありがとうな、マヤ。どんな逆境でも諦めない。――それもまた鬼として大事なことだ』
マヤ『うん!わかったよ、師匠!』

2454名無しさん:2025/04/27(日) 18:40:06
>>2452
音撃戦士スキルが戦闘続行:Bを内包してるから戦闘中の致命傷ならそれが発動しないのはおかしいと思う

2455名無しさん:2025/04/28(月) 22:06:26
>>2453
いいと思う

2456名無しさん:2025/04/29(火) 07:12:19
>>3614
太歳星君「さすがは名だたる英雄たち、そう簡単に仕留められないか…そろそろ頃合いだな」

太歳星君は闘志尽くさず一護達と戦闘を続けるが、さすがにダメージの蓄積もあり身体の鈍りを感じていた
これでは満足できる死闘も難しいと判断し、シロッコに念じて神言を送る

太歳星君『シロッコ、令呪二画だ。その魔力源を神の霊力として焚べろ、その上で最後の宝具を解放する』

シロッコ『御意、御心のままに』

この時、シロッコもまた身体の辛さを感じ始めていたところであった
二条城という霊地を陣地かしたことで幾らかは魔力供給の負担は減ったものの、ここまでの激戦を続ければ消耗するのは必須であった
だが神の依り代として己が身体の変調を口にすることはしなかった

シロッコ『令呪をもって命ずる。令呪の秘めた力、それをキャスターに捧げよう』

シロッコ『重ねて令呪をもって命ずる。真なる御業を示したまえ』

シロッコは躊躇いなく令呪二画を使用し、契約の証である痣が消えると同時にその身にのし掛かる重荷が軽くなる感覚を得ていた
令呪の効果で太歳星君に膨大な魔力が巡ったためシロッコからの魔力供給も和らいだのだろう
そして太歳星君は『族滅の化身』を解放し、全てを滅する超高密度な光を纏っていた

2457名無しさん:2025/04/29(火) 07:24:44
>>2456
いいと思う

2458名無しさん:2025/04/29(火) 08:29:28
>>3615
アルトリア「キャスターの様子が変わった!?」
アリス「これは……何かありそうですね……」

太歳星君の様子の変化に控えていたアルトリアとアリスすらも危機感を覚えた

アルトリア「イオリ、私はもう十分に回復しました。前線に復帰します!」

アリス(相手は圧倒的に強いですが、このキャスターを倒さなければキリトは殺される。ならば……!)

アリス「キリト、私も戦線に復帰します!今のキャスターは全力で迎え撃った方が良さそうです!」

そしてアルトリアとアリス、二人の女騎士が戦線に戻る
マスターが死ねば困るのはソリテールも同じで、彼女もまた戦線に戻った

2459名無しさん:2025/04/29(火) 09:25:46
>>2456
一護(見た目が変わった……?もしかして卍解みたいなもんか……?)

名護さん(急に様子が変わったな。これは用心すべきか……?)

ザンキ(どうやら、これが太歳星君の本気だと考えて良さそうだな)

一護「みんな。よくわからねぇけど、キャスターが本気を出した可能性が高そうだぜ……!」

名護さん「ああ。明らかに様子が変わった。これは気を付けた方が良さそうだ」

太牙「そうだな。……アーチャー、もし俺に何かあったら後はお前に託す」

名護さん「急に何を言ってるんだ?アサシン」

ザンキ「アサシンはマスターを失っている。……消滅するのは時間の問題だ」

名護さん「何!?それは本当か、アサシン!」

太牙「ああ。だが――」

――マヤ『がんばれ〜!アサシン!」

マヤの声援を思い出し、マスクの下で僅かに微笑む。

太牙「俺には負けられない理由がある。だからこの魔力が尽きるまで戦う、それだけのことだ」

2460名無しさん:2025/04/29(火) 10:04:46
族滅の化身を解放した太歳星君が真っ先に狙ったのは、意外にも玉藻の前だった

太歳星君「お前だけあまり何もしてないな。英霊になったからには強いはずだ。その強さを試してやろう」

そして玉藻の前に凄まじい勢いで接近する太歳星君

しかし一本の弓矢がそれを妨害した
限界まで弓を引き絞っていたアタランテが追い込みの美学により相手を上回る速度で弓矢を放ったのだ
ちなみに彼女が立ち上がり、弓矢を引き絞れたのはカブキが令呪で回復させていたからだ


太歳星君「はははは!面白いな、お前!」

アタランテの強さを認め、愉しい相手だと考えた太歳星君はアタランテに迫り、光のオーラが触れるとアタランテが昏倒して地に伏した
そのままトドメの一撃を受け、アタランテが消滅する

【アタランテ@Fateシリーズ 消滅】

※完全に消滅するまで少しだけ時間が掛かるかもしれません

2461名無しさん:2025/04/29(火) 11:24:25
>>2459
うーん、正直太牙はもう限界でもう戦わせずに消滅させてもいいのでは?
サガ→闇のキバに変身して必殺技を使いつつ全力で戦っているからもう魔力は尽きていている状況、玉藻の前の宝具で誤魔化したとはいえ必殺技の連続には魔力供給は追いつかず、そろそろ宝具効果も切れて魔力切れ退場を考えていた

2462名無しさん:2025/04/29(火) 14:48:51
>>2458
いいと思う
>>2459
太牙はあと一撃分の攻撃を放てば消滅するくらいの消耗ならバランスとれるかも

2463名無しさん:2025/04/29(火) 15:01:00
>>2262
自分もそれを考えていた
わかりづらいかもしれないけど>>2459はそのための事前準備だったり(だから名護さんに後を託すなんて死亡フラグ建ててる)




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