したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

ベガ「リュウ! プロレス団体なのに踊ってもらうぞ!」

1名無しさん:2016/09/10(土) 23:09:00 ID:lG.ebPPU

--それは、ある日の出来事


バゥン…………バゥン…………


バゥン……バゥン……バゥン……バゥン……


バゥン、バゥン、バゥン、バゥン、バゥン、バゥン、バゥン、バゥン……


バゥンバゥンバゥンバゥンバゥンバゥンバゥンバゥンバゥンバゥンバゥンバゥンバゥンバゥンバゥンバゥンバゥンバゥンバゥンバゥンバゥンバゥンバゥンバゥン



餃子「天さん。バイクの音がする」チラッ

天津飯「あぁ、わかってる。だいたいこの時間だな」チラッ

2名無しさん:2016/09/10(土) 23:13:31 ID:lG.ebPPU
ランチ「うおぉ〜いっ! 天津飯〜、天津飯〜!」バゥンバゥン


天津飯「餃子、農作業は少し中断だ」

餃子「はい」


ランチ「天津飯〜! 天津飯ってば〜! うおぉ〜いっ!」バゥンバゥン


天津飯「ところで、餃子……『アレ』は持ってるか……?」

餃子「勿論」

天津飯「……そうか」

3名無しさん:2016/09/10(土) 23:16:03 ID:lG.ebPPU
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体から俺にオファーが来たぞ!」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1410868068/l50

ヤムチャ「プーアル!俺はプロレス団体に就職して頑張るぞ!」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1414760702/l50

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体に就職したのは失敗だったぞ!」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1419080190/l50

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体でやっていくのは難しいぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1422805719/

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で少し上手くやれてきたぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1425992607/
ヤムチャ『プーアル! プロレス団体で少し上手くやれてきたぞ!』
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1428498199/

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で人間関係も良くしていくぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1429707801/
ヤムチャ『プーアル! プロレス団体で人間関係も良くしていくぞ!』
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1432731679/
ヤムチャ[プーアル! プロレス団体で人間関係も良くしていくぞ!]
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1435928755/

4名無しさん:2016/09/10(土) 23:18:12 ID:lG.ebPPU
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体がピンチだぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1436878976/
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体がピンチだぞ!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1438952532/
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体がピンチだぞ!!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1441198930/

大会PV
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1441631671/

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で悪者と戦うぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1442149544/
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で悪者と戦うぞ!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1445173341/

プーアル「ヤムチャ様! 一週間を振り返ってみましょうか!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1448197406/

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体を盛り上げていくぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1448456471/
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体を盛り上げていくぞ!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1452517316/

プーアル「ヤムチャ様! 一週間を振り返ってみましょうか!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1455627762/

大会PV
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1455454847/

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で女子選手がメインだぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1455714113/
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で女子選手がメインだぞ!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1458651800/
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で女子選手がメインだぞ!!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1462280550/

5名無しさん:2016/09/10(土) 23:20:58 ID:lG.ebPPU
大会PV
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1462712384/

ヤムチャ「プーアル! メトロシティのお祭りでプロレスをするぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1462798949/
ヤムチャ「プーアル! メトロシティのお祭りでプロレスをするぞ!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1466427653/

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体でリベンジ戦だぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1467550928/
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体でリベンジ戦だぞ!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1472129983/

今大会PV
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1473508916/

6名無しさん:2016/09/10(土) 23:22:46 ID:T/g9xZrI
来た!
そういえば天津飯達は農業手伝って収入得てるんだよな
評判も良いって聞いた
そしてランチさんwwww
アニメだとZのラストにちょこっと出るだけなんだよな…。
ttp://img.shblog.jp/image/raw/dragon-ball/55b186e867b5a.jpg

7名無しさん:2016/09/10(土) 23:23:58 ID:lG.ebPPU
ランチ「うぉ〜い、天津飯っ! 聞こえてるんだったら返事ぐらいしろよっ! 折角、来てやったのに……!」キキーッ

天津飯「また来たのか」

ランチ「毎日毎日、農作業農作業で……それ、一日ぐらいサボったって大丈夫じゃないのか!?」

天津飯「……そういうワケにはいかん」

ランチ「たまにはさ……街にパーっと繰り出して、一緒に銀行強盗とかしようぜっ!?」

天津飯「……銀行強盗?」ギロリ

ランチ「相変わらず、硬いお方……冗談だよ、冗談冗談……」

天津飯「まだ農作業が残っている。そして午後からは餃子と共に鍛練の予定だ。悪いが、帰ってくれないか……?」

8名無しさん:2016/09/10(土) 23:27:11 ID:lG.ebPPU
ランチ「冷てぇ事言ってんじゃねぇよ。今日はいいもん、持ってきてやったんだからさ……? え〜っと、何処だ何処だ……」ガサゴソ

天津飯(やはりこちらでは話にならんな……よしっ、いけっ……! 餃子っ……!)チラッ

餃子「はいっ!」シュタッ

ランチ「んっ……!? なんだぁ……!? なんだなんだ、チビ助っ……!」

餃子「……とう!」パラパラ

ランチ「ふが……ふが……なんだ、なんだっ……!? コショウか……!? これ、コショウかっ……!? オイ、何すんだっ……!? やめろ、やめ……ふが……ふが……へ、へ、へ……」

天津飯「……」ジーッ

ランチ「……へっくしっ!」ポロッ

天津飯「……よし」

9名無しさん:2016/09/10(土) 23:31:46 ID:lG.ebPPU
ランチ「……あら?」キョロ

天津飯「……」

ランチ「あらあら……?」キョロキョロ

餃子「……」

ランチ「あら〜? 私はいったいどうしてここに……あっ、天津飯さん、餃子さん、どうもごきげんよう」ペコッ

天津飯「……あぁ」ペコッ

餃子「……」ペコッ

ランチ「あらあら、どうやら私また天津飯さん達の所に来ていたみたいですね。あらあらあら」

10名無しさん:2016/09/10(土) 23:35:06 ID:T/g9xZrI
アニメだと黒髪ランチさんも天津飯好きだった気がしたな

11名無しさん:2016/09/10(土) 23:35:33 ID:lG.ebPPU
天津飯「農作業が終わったら、また街へと送り返してやる。それまでは家でくつろいでるといい」

ランチ「いつもいつも、お手数をかけます」ペコッ

天津飯「腹が減ったのなら、俺達が作った野菜がある。適当に食うがいい」

ランチ「あら、お昼……もうこんな時間ですわね。お二人はもうお食事はなされたんですか?」

天津飯「いや、農作業を終えてからにするつもりだ」

ランチ「あっ、それじゃあ私、お二人の分のお食事も作らせて頂きますわ」

天津飯「自分の分だけで構わないぞ。俺達の分は……」

ランチ「いえいえ。いつもいつも街に送り届けてもらっているお礼ですわ。それに、お食事は大勢で食べた方が楽しいですわ」

天津飯「ん〜、ああ、そうか……」

ランチ「それじゃあ、早速皆さんの分も……んっ……? あら、これなんでしょう?」

天津飯「……んっ?」

餃子「さっき、何か落としてた」

12名無しさん:2016/09/10(土) 23:39:32 ID:lG.ebPPU
ランチ「え〜、これは……格闘技大会のチケットでしょうか……? あっ、そうだそうだ。思い出しましたわ。天津飯さん、聞いて下さい」

天津飯「どうした?」

ランチ「この間、私が宅配のアルバイトをして頂いたお給料袋の中に……ある日、突然これが入ってたのです。頂いたお給料も少し減ってたような気もしますし……不思議な事ってあるものなんですね〜」マジマジ

天津飯(……どうやら、もう一人の方が勝手に使ったんだろうな)

ランチ「不思議ですわね〜。アレ……? 天津飯さん……? これ、見て下さい」

天津飯「どうした?」

ランチ「これ、ヤムチャさんの名前が書いてありますわ!」

天津飯「何、ヤムチャだと……? 見せてくれ」

餃子「……ヤムチャ」

13名無しさん:2016/09/10(土) 23:43:20 ID:lG.ebPPU
天津飯「ストリートプロレス、キ○ンビバレッジ特別興行……リュウ・ケン・ヤムチャ VS ガイル・ユン・ホーク……確かにヤムチャだな。ヤムチャの名前が書いてある」

ランチ「……ヤムチャさんって、あのヤムチャさんですわよね?」

天津飯「という事はなんだ……? アイツ、この大会に出るつもりなのか」

ランチ「あっ、わかりましたわ」

天津飯「……んっ?」

ランチ「きっと、このチケットはヤムチャさんが出る事を知った私が、いつもいつも街へと送り届けてもらっている天津飯さん達にお詫びの品として、購入したのでしょう!」ポンッ

天津飯(んっ……? このチケット買ったのはあちらのランチで……銀行強盗などではないが、こちらのランチの宅配のアルバイトの給料を勝手に拝借して、購入した……)

ランチ「ほら、だってチケットは三枚ありますわ」

天津飯(しかし俺達がいつも街へと送り返しているのは、あちらのランチではなくこちらのランチであり、あちらのランチは何故これを……それにこちらのランチも、ヤムチャが出てる事は今知ったような素振りではなかったか……?)

ランチ「きっとそうに違いありませんわ。天津飯さん、餃子さん、受け取って下さい。これは私からのお礼とお詫びの品ですわ」

天津飯(あちらのランチ……こちらのランチ……こちらのランチ……あちらのランチ……あぁ、ダメだ。頭がこんがらがってきた)

14名無しさん:2016/09/10(土) 23:44:05 ID:lG.ebPPU
今日はここまで

15名無しさん:2016/09/10(土) 23:48:11 ID:T/g9xZrI
乙です
面白いw
ランチさんピラフ達と同じで自然消滅したからな

16名無しさん:2016/09/10(土) 23:56:45 ID:t78knRl.


天津飯たちも登場か、どう絡むか楽しみ
カードも面白そう…バイソンーナッシュも見てみたいな
王者戦、女子部、メインがあるから厳しいだろうけど

17名無しさん:2016/09/11(日) 00:35:56 ID:mQtuOO.Y
乙!
何でや!ピラフ一味新作で復活したやろ!

18名無しさん:2016/09/11(日) 00:42:56 ID:WgiuvzDU
乙!
あちらのランチがランチで…えーとこんがらがったw
新スレありがとうございます

19名無しさん:2016/09/11(日) 06:02:06 ID:rWHYIlB2
プロレスを知らない天津飯が会場にいるのって、選手達へのプレッシャーが凄そう

20名無しさん:2016/09/11(日) 13:19:47 ID:zo92OOdo
おつおつー

久しぶりのZ戦士の登場だ!!!
天津飯、ストプロ入ってくれねーかなぁ
排球拳とかプロレスに合ってそうなんだけどな

21名無しさん:2016/09/11(日) 13:35:29 ID:VXRX/wE2
ぃくゎょーはぁーぃ

22名無しさん:2016/09/11(日) 16:16:05 ID:uaQROgmw
排球拳は受ける方が大変なんじゃないかな
人間が浮き上がる打撃をくわえたら間違いなく怪我するから受ける人に跳んで貰わんとならんけど、排球拳が成立するぐらいに高く跳べるのはバルログさんとかバネがある人じゃないと難しいのではなからうか
タッグ技にして、相手を下からかち上げ→浮いた相手をコーナートップから飛んできたパートナーがアタック。ぐらいなら出来そうだが

23名無しさん:2016/09/11(日) 16:40:55 ID:TC096wDQ
天津飯の性格的にプロレスはやらないだろうな
あの人はストイック過ぎるし、プロレスみたいなお遊びには興味ないだろ

24名無しさん:2016/09/11(日) 17:45:21 ID:mDe4cU2M
天津飯も餃子も農作業で働いてて収入あるしプロレスやる必要ないからな

25名無しさん:2016/09/11(日) 22:00:50 ID:9iIAG6S6
餃子「天さん」

天津飯「ああ、わかってる。全く、何をしているかと思いきや、今度はこんな事に手を出したのか、アイツは……」

ランチ「でも凄いじゃありませんか。格闘技大会に出場だなんて」

天津飯「大方、優勝賞金で暫く食い繋ごうと言った所か……相変わらず、そういった不真面目な所は変わってないな」

餃子「……ヤムチャ、変わってない」

ランチ「でも、ヤムチャさんが天津飯さん達のような農業や、私のような宅配業をしてるイメージって……ふふ、あまりイメージ沸きませんわね」

天津飯「一般人相手に戦った所で……相変わらず楽な事ばかりを考える奴と言うか……」

餃子「ヤムチャ、こずるい」

天津飯「……まぁ、少し様子を見に行ってみるのもよさそうだな」

ランチ「折角出場されるんですから、そんな事言わずに皆でヤムチャさんを応援してあげましょうよ。ねっ?」ニコッ

26名無しさん:2016/09/11(日) 22:03:23 ID:mDe4cU2M
ヤムチャのイメージひでえw

27名無しさん:2016/09/11(日) 22:06:58 ID:9iIAG6S6
--その数日前の出来事


さくら「はい、皆さんおはようございます。休日の中、わざわざ申し訳ありません」ペコッ

リュウ「はい、おはようございます」

ケン「おはようございます」

ヤムチャ「おはようございま〜す。あ〜、さくらちゃん、今日はスーツなんだ?」

さくら「言っても今日はKI○INさんとの打ち合わせですからね。自分だけでも失礼のない格好をと思いまして」

ヤムチャ「なるほどなるほど。いいじゃない。そっちも可愛いと思うよ?」

さくら「……あっ、そうっすか?」

ケン「いや、待てっ……! 失礼のない格好をじゃねぇよっ……! そっちは失礼がなくても、こっちこっちっ……! こっちは失礼三人組っ……!」

さくら「……んっ?」

28名無しさん:2016/09/11(日) 22:13:48 ID:9iIAG6S6
リュウ「……俺達もスーツ着用ってのが、マナーと言うか常識ってもんじゃないのか?」

ケン「そうそうそうっ! 俺達は試合着で……おい、これでいいのか? いいのかっ!?」

ヤムチャ「あっ、俺もスーツは持ってるよ?」

さくら「いや〜、皆さんにはその格好……試合着で来てくれってKI○INさんからの申し出なので、そこは大丈夫です。失礼は一切ありません」

ケン「……そういう事は先に伝えておいてくれ。俺、今日スーツ持ってきたんだから。試合着に着替えてくれなんて言われてびっくりしたんだからな」

さくら「あ〜、あ〜、すいませんすいません……昨日の間に伝えておいておくべきでしたね。ちょっと、昨日ごちゃごちゃしちゃって……申し訳ありません」

ケン「……ったくよ」

さくら「とにかく、これからKI○INさんとの打ち合わせですが……これから長〜い関係を築いていきたいのでね……? 決して、失礼のないようによろしくお願いします」

リュウ「ああ」

ケン「わかりました」

ヤムチャ「うん」

29名無しさん:2016/09/11(日) 22:16:51 ID:zo92OOdo
ずっとKI○INでいくのか?
伏せるのもいいけど、例えばKILINとか少し変えるのもありじゃない??

30名無しさん:2016/09/11(日) 22:22:09 ID:9iIAG6S6
ーーー


さくら「どうも。お待たせ致しました」ガチャ

リュウ「んっ……? あっ、結構いるな……」ボソッ

ケン「いち、にー、さん、しー……四人もいるのか……」ボソッ

ヤムチャ「んっ、あの人……」ジーッ


ファイア「おはようございます、お待ちしておりました。私、広報担当のファイアと申します。よろしくお願いします」

さくら「本日はよろしくお願いします」

ファイア「こちら、名刺になります。えー、皆さん、我々キ○ングループの会社概要というものは……ご存知でしょうか?」

31名無しさん:2016/09/11(日) 22:30:09 ID:9iIAG6S6
リュウ「勿論ですよ。総合飲料事業ですよね」

ファイア「そうです。総合飲料事業です。コーヒーなど……いわゆるソフトドリンク」

ケン「自分はよくビールの方でお世話になってます」

ファイア「あっ、ビールは皆さんにとっては身近な存在かもしれませんね」

ラガー「クラシック=ラガーです。よろしくお願いします」ペコッ

ファイア「後……発泡酒なども!」

ラベル「今回CMディレクターを担当させて頂く、グリーン=ラベルです。よろしくお願いします」ペコッ

ヤムチャ「コーヒーに、ビールに発泡酒……改めて考えると、飲み物ってだけでも凄く種類があるんですね。え〜、ファイアさんに……クラシック=ラガーさんに……グリーン=ラベルさん……よろしくお願いします」

32名無しさん:2016/09/11(日) 22:35:34 ID:9iIAG6S6
さくら「え〜っと、ファイアさん……こちらの水着の方は……?」

ファイア「あ〜、こちらはですね……」

エレナ「ハーイ。エレナよ〜。よろしくね〜」ニコニコ

ファイア「今回、皆さんにCMでダンスの方を行っていただくという事で、我々の方でダンス講師の方をご用意させていただきました」

さくら「あっ、ダンスの先生ですか。はいはいはい……」


ヤムチャ「あ〜、だからスーツじゃなくて水着なんだ……いや〜、入った時からちょっと気になってたんだよ……」

ケン「……俺も俺も」

リュウ「……言ってる俺達も人の事言えない格好だけどな」

33名無しさん:2016/09/11(日) 22:46:18 ID:9iIAG6S6
ファイア「それでは、自己紹介も終わった所で早速本題の方なのですが……今回、リュウさん、ケンさん、そしてヤムチャさんの三名にはコラボCMという事でM○T'Sのダンスを踊って頂きたいのですが……」

リュウ「はい」

ラガー「ソレをそちらの団体の方で、公開収録という形で行いたいと言う事ですよね?」

さくら「そうですね。そういった形で行っていただくと、こちらとしてもありがたいですね」

ファイア「……どうです?」チラッ

ラベル「でも、プロレス会場って観客の方も盛り上がる、一種のLIVE会場みたいな感じですよね?」

さくら「そうですね。結構、そんな感じです。はい、はい」

ラベル「だから、そういった中で収録を行っていくというのは、画的には凄くありだと思います」

ファイア「はいはいはい」

34名無しさん:2016/09/11(日) 22:52:22 ID:9iIAG6S6
エレナ「よーし! それじゃあ、早速ダンスレッスンを始めよう!」

リュウ「……えっ?」

ケン「……んっ?」

ヤムチャ「……あれ?」

エレナ「ねぇねぇ、え〜っと、え〜っと……」キョロキョロ

さくら「あっ、さくらです」

エレナ「何かダンスレッスンに使えそうな大きな場所とかない?」

さくら「あっ、それは道場使っていただければ……」

エレナ「道場は何処?」

さくら「え〜、道場は……あっち……あっちです……」

35名無しさん:2016/09/11(日) 22:56:49 ID:9iIAG6S6
エレナ「それじゃあ、早速練習ね! 行こ行こ!」グイグイ

リュウ「えっ、もうっ……!? もう、練習っ……!?」

エレナ「だって公開収録なんだよね? 大勢のお客さんの前で踊るんでしょ? だったら沢山沢山練習しなきゃ!」グイグイ

リュウ「まぁ、そうですけど……そ、そうですけど……」

エレナ「ほら、そっちの二人も早く早くっ……! 沢山沢山、練習しなきゃ、ちゃんと踊れないよ!」

ケン「え〜……あ〜……ん〜……あ〜……は、はい……お、おいっ……! ヤムチャっ……! ヤムチャ……!」

ヤムチャ「あっ、あっ、あっ……は、はい!」

エレナ「それじゃあ、皆に早速ダンスを教えてくるねー!」バタン

36名無しさん:2016/09/11(日) 23:02:16 ID:9iIAG6S6
さくら「あ〜、あららら。行っちゃった……い、いいんですかね、これで……?」

ファイア「まぁ、リュウさん達にはダンスの方を覚えて頂かないといけませんし……」

ラガー「失敗の出来ない公開収録という形ですからね」

ラベル「……時間も限られてますし」

さくら「……」

ファイア「……」

ラガー「……」

ラベル「……」

ファイア「まぁ、残された我々の方だけでね。続けましょうか?」

さくら「あっ……あ〜、あ〜……はい……」

37名無しさん:2016/09/11(日) 23:09:03 ID:9iIAG6S6
--ダンスレッスン初日


エレナ「それじゃあ、早速練習開始だよ!」

リュウ「はい」

ケン「……あ〜、あ〜、はい」

ヤムチャ「よ、よろしくお願いします」

エレナ「それじゃあ、早速BGMに合わせて踊ってみようね! 準備オーケー?」

リュウ「えっ……!?」

ケン「ちょっと待ったちょっと待ったっ……! まだ、俺達何も習ってないっ……!」

ヤムチャ「そ、そうそうそうそうっ……!」

エレナ「大丈夫、大丈夫。これは皆がどれくらいダンス出来るかを見るだけだから、それじゃあ……スタートっ!」ポチッ

38名無しさん:2016/09/11(日) 23:15:58 ID:9iIAG6S6
〜♪ 〜♪


リュウ「……」モジモジ

ケン「え〜……え〜……」モジモジ

ヤムチャ「いやいやいやいや-……」モジモジ

エレナ「ほら、もう始まってるよ? ワン、ツー、ワン、ツー」

リュウ「そんな事言ったって……ケン……ケン、いけっ……!」モジモジ

ケン「俺だってよぉ……? よし、ヤムチャっ……! お前だ、お前だっ……! お前が一番下っぱだ!」モジモジ

ヤムチャ「あ〜っ、ズルいっ……! こういう時に、そういう事言うのってズルいですよっ……! ズルいですよっ……!」モジモジ

ケン「やかましいっ……! お前が一番下っぱだっ……! いけいけいけっ……!」

エレナ「頭じゃなくて心で感じるの! ほら、ワン、ツー、ワン、ツー!」

リュウ「先生も言っているっ……! 頭じゃなくて心で感じるだっ! 見せてやれ、ヤムチャっ!」

ヤムチャ「ズルいなぁ、ズルいなぁ……二人共ズルいなぁ……だぁ〜っ! もう、いきますよっ! 二人も続いて下さいよ〜!?」

39名無しさん:2016/09/11(日) 23:22:11 ID:9iIAG6S6
ヤムチャ「ん〜っ……! チョン、チョン、パッ……!チョン、チョン、パッ……!」クネクネ

エレナ「そうそう! 素敵素敵っ!」

ヤムチャ「え〜……チョン、チョン、パッ……! チョン、チョン、パッ……!」クネクネ

リュウ「……ははははははっ!」

ケン「お前、それ盆踊りじゃねぇかっ……!?」ゲラゲラ

ヤムチャ「笑わないで下さいよっ……! 俺、一生懸命やってるんですからっ……!」ピタッ

エレナ「どうしたのどうしたの? ほらほら続けて。ワン、ツー、ワン、ツー!」

リュウ「ははは、悪い悪い……続けろ続けろ……いけいけいけっ……!」

ヤムチャ「ん〜っ! も〜うっ……! チョン、チョン、パッ……! チョン、チョン、パッ……!」クネクネ

ケン「はははははっ……! 変なお〜じさん、だか〜ら、変なお〜じさんっ……! ははははっ……!」ゲラゲラ

40名無しさん:2016/09/11(日) 23:23:41 ID:9iIAG6S6
今日はここまで

※ガチの大人の打ち合わせ書いたらそれだけで確実に300レスは越えちゃうから、滅茶苦茶ハショってるよー。KI○INさんの仕事ってこんなに適当じゃないよー

41名無しさん:2016/09/11(日) 23:27:02 ID:mDe4cU2M

DBの世界なんだし現実世界と一緒にせんでもいいよw

42名無しさん:2016/09/11(日) 23:35:34 ID:mQtuOO.Y
乙乙
ヤムチャwwwwww

43名無しさん:2016/09/12(月) 00:02:46 ID:OAuMTiYw
天津飯さんも天下一武道会の優勝者だからなぁ。ヤムチャの地位がまた上がるな

44名無しさん:2016/09/12(月) 05:37:56 ID:nBxlCD2o
乙っした
ファイアさんラベルさんラガーさん
レモンさんやメッツさんもいるんだろうなあ
社長がゾウさんだったりして…

45名無しさん:2016/09/12(月) 06:08:44 ID:8Lnutvt.
DJの乱入というか登場はあり得るだろうか?

46名無しさん:2016/09/12(月) 09:20:19 ID:4fuk2d66
乙!

>>40
まさしく大人の配慮だwww

47名無しさん:2016/09/12(月) 16:53:45 ID:dUSPRAhY
天津飯は堅物そうだから、ヤムチャの踊りとかを見てぶち切れそうだな

48名無しさん:2016/09/12(月) 18:59:07 ID:nSIZfQnM
エレナのダンスはやっぱりカポエイラなのかな
三人でチューチュートレインでもするのかと思ったけど

49名無しさん:2016/09/12(月) 19:02:47 ID:TIWLoCAA
天さん、ヤムチャの試合中にブチ切れて「何をしているヤムチャ!こんな茶番さっさと終わらせろ!」とか叫んで会場を凍り付かせそうで怖いわw

50名無しさん:2016/09/12(月) 19:36:14 ID:J11B2dVo
しかも、知る人ぞ知る天下一武道会の優勝者だからな
ガチの格闘家の頂点に立った奴が茶番とか言っちゃうと、ストプロ的にもダメージはでかいんじゃね?

51名無しさん:2016/09/12(月) 19:45:26 ID:J11B2dVo
後、バイソンさんの試合がヤバい可能性もあるな
武道家の誇りを汚すことに天さんはぶち切れるし、パイプ椅子の凶器攻撃で乱入して説教とかしそうだ

52名無しさん:2016/09/12(月) 21:05:42 ID:0t7AHrsg
神と融合したピッコロさんでさえプロレスよく知らんかったからなあ
プロレスメジャーないのかね

53名無しさん:2016/09/12(月) 22:00:48 ID:ONMlbjNI
ヤムチャ「二人共っ……! なんですかっ……! なんなんですか、も〜うっ……! 俺、真剣にやってるのにっ……!」ピタッ

エレナ「あっ、ダメダメ。続けて続けて。怒っちゃダメだよ、もっと楽しくリズムを感じなきゃ!」

ケン「ははは、わかったわかった。そう怒るな怒るな。これ、結構ハードル下がったなぁ。俺はもっとマシだぜ?」

ヤムチャ「じゃあ、ケンさんもやって下さいよっ!」

エレナ「そうそうケン君も、ケン君も! 楽しく楽しく、リズムを感じて! あっ、ヤムチャ君も続けて!」

ヤムチャ「えっ、えっ……? 俺、まだ続けるの……?」

ケン「え〜っと、それじゃあね……ランニングマン見せてやるよ。ランニングマン。俺、見た事あるんだよ、これ」

54名無しさん:2016/09/12(月) 22:07:42 ID:ONMlbjNI
ケン「よっ……よっ……よっ……よっ……」ドタドタ

エレナ「あっ、素敵素敵。今話題のランニングマンだよね。そうそう! ワン、ツー、ワン、ツー!」

ヤムチャ「えっ、ケンさん……ソレ、何やってるんですか……?」

ケン「お前、知らねぇのかっ!? 先生も言ってる今話題のランニングマンだろうがっ! よっ……よっ……よっ……よっ……」ドタドタ

リュウ「いや〜……俺、見た事あるけど、それ何か違うぞ……?」

ケン「テレビで見た時はこんな感じだったよっ! よっ……よっ……よっ……よっ……」ドタドタ

リュウ「お前のはなんか大型犬が自分で出した糞に砂かけてるみたいな……そんな感じだよ」ニヤニヤ

ヤムチャ「あ〜、あ〜っ……! 言われてみれば確かにっ……!」

ケン「なっ……! なっ……! あぁ〜っ!?」ピタッ

エレナ「んーんー、怒っちゃダメダメ。ほらほら、楽しくワン、ツー、ワン、ツー!」

55名無しさん:2016/09/12(月) 22:13:55 ID:ONMlbjNI
ケン「おめぇも人の事ばかり言ってねぇで、踊ってみやがれっ! 恥も外聞も捨てて、踊り狂えよオイっ!」

エレナ「そうそう。リュウ君もリュウ君も。楽しく楽しく、ほらワン、ツー。あっ、ケン君とヤムチャ君は続けててね?」

リュウ「わかったわかった。でも今のケンのヤツを見て、俺にも踊れるのがあったよ。思い出したよ。え〜っと……確か、こんな感じじゃなかったかな……?」クイクイ

ヤムチャ「んっ……? んっ……?」

ケン「おい、おめぇソレ……肘を上げ下げ上げ下げ……何やってんだよ、おい……?」

リュウ「MCハマーって知らねぇか、おめぇら……? アレに確か、こういう感じのがあっただろ……?」クイクイ

エレナ「あっ、MCハマー! いい所ついてくるね! そうそうそう!」スーッ

ケン「お前、MCハマーって言ったら今、先生のやってるあの蟹歩きみたいなヤツだろ……? お前は恥捨ててねぇなぁ……? 当てにきやがったなぁ」

リュウ「……あれは出来ない」

エレナ「ほらほら、とにかく楽しく楽しく! リズムを感じて!」クルッ

ヤムチャ「……おっ、ターン」

56名無しさん:2016/09/12(月) 22:19:10 ID:ONMlbjNI
エレナ「ほらほら、楽しく楽しく! 皆も一緒に!」ルンルン

ケン「お〜、お〜……先生が乗ってきた。乗ってきた」

エレナ「ん〜、ん〜、んん〜」ルンルン

リュウ「あっ、ランニングマン」

ヤムチャ「あっ、ケンさんのヤツと全然違いますね」

ケン「そんな事ねぇだろ……? 一緒だよ一緒……ほれ、見てみろ。ほれほれほれ……」ドタドタ

リュウ「いや〜、全然違う……違う、違う……」

エレナ「ん〜、んん〜、ん〜、んん〜、チョンチョン、パッ」ルンルン

ケン「あれっ……!? 今、一瞬盆踊りみたいなの入れなかったかっ!?」

ヤムチャ「いや〜、アレは俺のと全然違いますよ!? アレは俺でも流石にわかりますっ!」

57名無しさん:2016/09/12(月) 22:28:37 ID:ONMlbjNI
エレナ「んーと……とりあえず、こんな感じかなーっと……」ポチッ

リュウ「……おっ」

エレナ「皆のリズムはとっても魅力的だわ。だけど、もーっともーっと楽しく踊らないとダメかなー?」

ケン「はい」

エレナ「だいたい皆のレベルはわかったわ。んー、殆ど経験のない初心者さんって感じかな?」

ヤムチャ「す、すいません……!」

エレナ「でも、皆運動神経はいいんでしょ?」

リュウ「あっ、そっちは勿論」

ケン「ダンスはアレですけど、そっちの方には自信があります」

ヤムチャ「運動神経なら任せて下さい!」

エレナ「それならすぐに覚えられるわ! んー、それじゃあ先ずは基礎ステップから始めようか?」

58名無しさん:2016/09/12(月) 22:35:43 ID:ONMlbjNI
エレナ「先ず最初に教えるのは『ツイスト』。えーっと、右足を前に出して踵をつけるの。つま先は浮かせてね? 左足は逆だね……? 踵を浮かせて、つま先を地面につけるの」

リュウ「え〜」

ケン「こうか」

ヤムチャ「……よいしょ」

エレナ「そうしたら、その地面につけた足を地面に擦りつけるように……捻って……戻して……捻って……戻して……」クイクイ

リュウ「え〜っ……こ、こうか……」クイクイ

ケン「よっ……よっ……」クイクイ

ヤムチャ「おっ……おっ……」クイクイ

エレナ「ちょっと早くしてみるね。はい、ワン、ツー、ワン、ツー。こうやって下半身を捻っていくの。お腹のシェイプアップにも効果的なんだよー」クイクイ

リュウ「ワン……ツー……ワン……ツー……」

ケン「ほっ……ほっ……ほっ……ほっ……」

ヤムチャ「おっ……おおっ……おっ……」

59名無しさん:2016/09/12(月) 22:44:26 ID:ONMlbjNI
ーー数時間後


コンコン


さくら「あ〜っと、お疲れ様です。こっち順調ですか?」

エレナ「あっ、さくらさんでしたね? はーい、順調です」

ヤムチャ「あっ、さくらちゃん!」


リュウ「ワン……ツー……ワン……ツー……」

ケン「これ、本番はもっと早いんだろ……? あ〜、くそっ……!」


さくら「んっ、これ今どういう状況なんすかね?」

60名無しさん:2016/09/12(月) 22:48:49 ID:ONMlbjNI
リュウ「今、俺達は『キックス』とかいうのの練習中」

ケン「ほら、こういうヤツだよ。見た事ねぇか……?」クイクイ

さくら「あ〜、あ〜、そういうの見た事ありますよ。ちょっと不恰好ですが、そういうの見た事ありますよ」

ケン「うるせっ! 今は練習中なんだから仕方ねぇだろっ!?」


エレナ「上半身を動かしちゃったら、身体全体が捻れちゃうから……肩は動かさずに、下半身だけで……はい、ワン、ツー、ワン、ツー……」

ヤムチャ「はい……! はいっ……! はいっ……! はいっ……!」クイクイ

エレナ「……んー、肩が動いちゃってる」


さくら「あはははは。すいませんすいません。あれ……? ヤムチャさんは違うのやってるみたいっすけど……」チラッ

リュウ「アイツは今、ツイスト中だ」

ケン「こういうヤツ、こういうヤツ……」クイクイ

さくら「あ〜、あ〜、はいはい」

61名無しさん:2016/09/12(月) 22:57:00 ID:ONMlbjNI
エレナ「ほらほら、ヤムチャ君……ケン君が……ほらほら、アレアレ」

ヤムチャ「んん〜っ! んん〜っ! んあっ……!?」チラッ

ケン「こうだよ、こうっ……! あ〜っ、もうイライラするなぁっ……!?」クイクイ

ヤムチャ「んん〜っ……! わかってるんですけど……わかってるんですけどねぇ……んん〜っ……!」クネクネ


さくら「んっ、あれ……? ケンさんは出来るんですか……? そのツイストってヤツは」

リュウ「いや、俺ももう覚えたぞ。ほら……」クイクイ

さくら「……あっ」

リュウ「……ちょっと、ヤムチャのヤツが時間掛かってるみたいだな」

さくら「あ〜……あらららら……」

62名無しさん:2016/09/12(月) 23:02:49 ID:ONMlbjNI
ケン「先生一人占めしてるんじゃねぇぞ、オイっ!」

エレナ「ごめんごめん。五分したらまたそっち見に行くよー。それじゃあヤムチャ君……」

ヤムチャ「う〜……あ〜っ、はい……」クネクネ


リュウ「上半身を固定したまま、下半身だけを捻るんだけど……アイツ、どうしても上半身も一緒に捻っちまうんだよ……」

さくら「あ〜、あ〜、確かにちょっと違いますねぇ」

リュウ「おい、ヤムチャっ! 多分、こっちのキックスってヤツの方が楽だぞ! これは簡単だ、これは簡単っ! お前でもパパっと出来るよ!」

さくら「……あらら」

リュウ「さっきから、ずっと先生とマンツーだけど……う〜ん、ちょっとなぁ……」

さくら「あ〜、そうっすか……とりあえず打ち合わせの方は終わったのでね、自分はここで様子を見させてもらいますよ」

リュウ「おう、わかった。おぉ〜い、ケンっ! お前はこっちだろ。ツイストはもういいだろ。キックスだキックス」

ケン「はいはいはい。ちくしょうっ……! あの野郎、水着美人を一人占めしやがって、ちくしょう……」

さくら「……んっ?」チラッ

63名無しさん:2016/09/12(月) 23:06:54 ID:ONMlbjNI
エレナ「あっ、じゃあ先生がヤムチャ君の肩を押さえて固定しておいてあげようか?」

ヤムチャ「あ〜、それじゃあ、そうしてもらってもいいですかね……?」

さくら「……」ジーッ

エレナ「はい。じゃあ、押さえておいてあげる。それじゃあ、もう一回……はいっ!」ガシッ

ヤムチャ「え〜っと、それじゃあいきますよ……いち、にー、いち、にー……」クネクネ

さくら「……」ジーッ

エレナ「んー、ヤムチャ君は、ずーっと自分の足ばかり見てるのー」

ヤムチャ「だって、それは足を見ないと出来てるかどうか……」

さくら「……」ジーッ

エレナ「ダンスは頭で考えるんじゃなくて……身体で感じないと! だから、顔を上げて……はいっ! 先生の顔を見るっ!」

ヤムチャ「あ〜っ……! はいっ……!」クイッ

さくら「……ん〜」ジーッ

エレナ「は〜い。それじゃあ、そのまま……はい、ワン、ツー……ワン、ツー……こうだよ。こうこう」クイクイ

ヤムチャ「いち……にー……いち……にー……」クネクネ

さくら「……」イラッ

64名無しさん:2016/09/12(月) 23:08:28 ID:ONMlbjNI
今日はここまで

65名無しさん:2016/09/12(月) 23:15:35 ID:VnVjVaXY


ヤムチャの方が器用なイメージだったが、ダンスは勝手が違うのね
しかし、さくら、イラッってw

66名無しさん:2016/09/12(月) 23:22:44 ID:BANCQkp2
おつおつー

おっ、さくらが少し妬いてるのかな?
こういうのに気がつかないのもヤムチャなんだよなぁ
まあそれもヤムチャらしいっちゃらしいけどw

ダンスうんぬんじゃなく、Z戦士の中じゃクリリンが一番器用そうだな

67名無しさん:2016/09/13(火) 00:04:40 ID:SUnML5VU
>>50

天さん因縁からのプロレスデビュー出来るじゃないか

68名無しさん:2016/09/13(火) 01:17:41 ID:4QvXdLDU
乙乙

69名無しさん:2016/09/13(火) 01:18:50 ID:XIOAm3n2
おつです
さくらちゃん怒らんといて
水着美女とのスキンシップはお仕事のためだから
見つめ合ってるのも上達のためだから、ね?

70名無しさん:2016/09/13(火) 01:57:19 ID:rdakD8Ec
乙っした
< ルンルン
DJ(ん?呼ばれた?)ルンダルンダ

71名無しさん:2016/09/13(火) 02:13:13 ID:Ykjxu5CE
天津飯は目3つあるし、腕も4本に増やせるしシャドルーの方が合うかも

72名無しさん:2016/09/13(火) 12:22:44 ID:b2W64.tM
ブルマと別れた時も大体こんな感じだろうな
逆にベジータは女に興味が無いし

73名無しさん:2016/09/13(火) 12:35:32 ID:.ScjEOqs
乙!
天さん達の耳には入ってなかったのね
18号とは別の反応になるのかな

74名無しさん:2016/09/13(火) 15:40:53 ID:FPg2CdXQ
乙!
さくらちゃんかわいいよ

75名無しさん:2016/09/13(火) 20:23:18 ID:rdakD8Ec
(物覚えの悪さの方思ってたわ…)

76名無しさん:2016/09/13(火) 20:25:17 ID:R3VSnOAs
>>73
18号達も、亀仙人に言われて認識改めたくらいだからなぁ……

77名無しさん:2016/09/13(火) 22:01:40 ID:1eDl7xvM
さくら(むぅ〜、なんだかなぁ……)ムスッ


エレナ「はいはい。ワン、ツー、ワンー、ツー」クイクイ

ヤムチャ「ん〜っ……! いち……に〜……いち……に〜……」クネクネ


さくら(先生も先生だよ。あ〜んな格好で来る必要あるのかなぁ? ジャージとかでもいいんじゃないの……? な〜んで、あんな水着みたいな格好でさぁ)


エレナ「ほらほら。ワン、ツー、ワン、ツー……何処見てるの? 先生の顔見なきゃダメだよ〜?」クイクイ

ヤムチャ「あ〜っ、いやいやっ……! べ、別に変な所見てるってワケじゃないですよっ……!?」


さくら(う〜わ。何あれ……う〜わ、う〜わ……)

78名無しさん:2016/09/13(火) 22:07:58 ID:1eDl7xvM
エレナ「んー、なかなか上手く出来ないねー。んー、どうしようかなー?」

ヤムチャ「い、いやぁ……すいません……」

エレナ「えーっと、ちょっとリュウ君達の所に行ってきてもいいかな? ほら、ヤムチャ君の事ばかりレッスンしてたら……ねっ……?」

ヤムチャ「あ〜、はい……はいっ……! すいません、すいません。あっち行ってきて下さい。俺は大丈夫です!」

エレナ「うん、うん。すぐ戻って来るから。じゃあ、ヤムチャ君は……えーっと、ちょっと休憩! でもすぐ再開するからね」

ヤムチャ「……は〜い、お願いします。いや〜、本当すいません」

エレナ「えーっと、それじゃあ……リュウ君、ケン君! あっ、凄い凄いっ! そうそうそうそうっ! 出来てる出来てる! え〜っと、じゃあ一回音楽に合わせてやってみようか?」


さくら(な〜んか、ムカつくなぁ……嫌味の一つでも言ってやろ〜っと……)ササッ

79名無しさん:2016/09/13(火) 22:14:18 ID:1eDl7xvM
さくら「ヤムチャさん」

ヤムチャ「あ〜、ちくしょうっ……! ムカつくなぁ、ムカつくなぁ……くそぉ〜、ムカつくなぁ〜!」イライラ

さくら(……んっ?)

ヤムチャ「なぁ〜んで出来ねぇんだろう……あ〜、ちくしょう。ムカつく……ムカつくなぁ……」

さくら「……」ジーッ

ヤムチャ「さくらちゃん、ヤバいよ……実にマズい事になってる……俺、今回下手したら間に合わないかもしれないっ……! ちょっと、マズいよコレ……」

さくら(う、うわぁ……何考えてたんだろ、自分は……最悪だ、最悪だよ……)

80名無しさん:2016/09/13(火) 22:19:17 ID:yPDNjwPw
こういうとこ真面目なんだよなw

81名無しさん:2016/09/13(火) 22:23:50 ID:M15EqMoo
いろいろワロタ

82名無しさん:2016/09/13(火) 22:25:16 ID:1eDl7xvM
リュウ「音楽に合わせてか……よし、わかりました……!」

ケン「実際に音楽が流れると、ついていくので精一杯になっちまうからな」

エレナ「大丈夫、大丈夫っ! ツイストの時にみたいに、身体でリズムを感じれば大丈夫! 次は音楽に合わせて……ステップアップだよ!」


ヤムチャ「嘘だろ、マジかよ……? も〜う、二人共音楽に合わせてやるの……? 俺、まだこっちでも音楽に合わせる所までいってないのに……」

さくら(一番、ムカついてるのはこの人だよ……出来ない自分に腹立てて……ムカついて……)

ヤムチャ「俺は一人、こっちで身体クネクネ動かして……あ〜、もうっ……! あぁ〜、もうっ……!」

さくら(突然ダンスやれだなんて言われても……文句の一つも言わずにやってくれてるこんな人に、なんで自分が……あ〜、もう最悪……)

ヤムチャ「……やっべぇなぁ」

さくら(嫌味じゃないよ、嫌味じゃ……え、え〜っと……げ、元気にしてあげなきゃ!)

83名無しさん:2016/09/13(火) 22:33:22 ID:1eDl7xvM
〜 ♪ 〜 ♪

エレナ「はい。ワン、ツー、ワン、ツー!」

リュウ「ほっ……ほっ……ほっ……ほっ……」

ケン「よっ……よっ……よっ……よっ……」


さくら「え、え〜っと……なんか、苦戦してるみたいっすね」

ヤムチャ「苦戦中ですよ、苦戦中……さっきから、ず〜っとあの先生が俺の事見てるのよ……」

さくら(ん〜っ……! モヤモヤするけど……う〜ん、悪意はないっ……!それより、もっと何か……何かっ……!)

ヤムチャ「……けど、出来ねぇんだなぁ」

さくら「少し見てましたけど、何か腰を動かすダンスなんですか? こんな感じに……」クイッ

ヤムチャ「……そうそうそう」

さくら「それで……こうやって戻すと……」クイッ

84名無しさん:2016/09/13(火) 22:41:49 ID:1eDl7xvM
ヤムチャ「あ〜、ダメダメダメ。それ出来てない、出来てない……それは俺と同じミスだよ」

さくら「……えっ?」

ヤムチャ「肩を動かしちゃダメなんだってさ。ほら、さくらちゃんも一緒に肩が動いてるよ。捻るのは下半身だけだそうです」

さくら「下半身だけ……下半身だけって事は……え〜、え〜っと……アレ……? アレ……?」クネクネ

ヤムチャ「ナハハ、ほらね……!? ほらねっ……!? 難しいでしょ!?」

さくら「……ん〜、難しいっすね」

ヤムチャ「さくらちゃんの場合は、足が違うんだよ。足をつま先立ちと踵立ちにして……こうだよ、こうこう」

さくら「あ〜」

85名無しさん:2016/09/13(火) 22:46:32 ID:1eDl7xvM
ヤムチャ「それで……こ〜う、クッ……クッ……クッっと……」クネクネ

さくら「いやいやいやっ……! 滅茶苦茶肩、動いてますよソレっ!」

ヤムチャ「じゃあ、持ってて持ってて! 俺の肩、押さえておいて!」

さくら「……えっ?」

ヤムチャ「さっき、先生がやっててたでしょ? 俺の肩をガシッっと押さえておいてよ!」

さくら「あ〜、はい。わかりました……え〜っと、じゃあ失礼しま〜す」ガシッ

ヤムチャ「それで……こ〜う……よっ……よっ……!」クネクネ

さくら「あははははっ!」

ヤムチャ「なんで笑うのっ!? ねぇ、なんで笑うのっ!?」

さくら「あはは、ごめんなさい、ごめんなさい。続けて下さい……」

ヤムチャ「え〜っと……いち、にー、いち、にー……」クネクネ

86名無しさん:2016/09/13(火) 22:53:24 ID:1eDl7xvM
エレナ「え〜っと……リュウ君のステップが気になったんだけど……」

リュウ「はい。どういった点が……」


さくら「……先生、言ってませんでしたっけ? 顔を上げて相手の顔を見なさいって」

ヤムチャ「こんな状況……恥ずかしくて見れるワケないでしょ……? も〜う……」クネクネ

さくら「……あっ、胸とか見てたワケじゃないんすね」

ヤムチャ「見てないから……も〜う、そういう事言うのやめて……」


エレナ「えーっと、でもヤムチャ君の方も……んー、あっ、さくらさんが手伝ってくれてるのかなー?」チラッ

ケン「……アイツはいつまでツイストやる気なんだよ。プレスリーもびっくりだよ」

エレナ「えーっと、それじゃあ、ちょっとこっちのレッスンしたいんで、さくらさんちょっと手伝ってもらってもいいですかー? そうやって肩を押さえておいて頂けるだけでいいですから。ヤムチャ君、わかるよね? 大丈夫だよねー?」

87名無しさん:2016/09/13(火) 23:00:48 ID:1eDl7xvM
さくら「え〜、自分っすか……? あ〜、自分っすか……?」

ヤムチャ「お願い、お願いっ……! さくらちゃんお願い、お願いっ! 俺も先生よりさくらちゃんがいいよ。お願い、お願い……!」

さくら「あはは、はいはい。わかりましたよ。わかりました……」ニコニコ

ヤムチャ「じゃあさ、じゃあさ……? もうちょっと、ググっと肩押さえておいてくれない……? もっと、強く強くっ……! 目一杯っ……!」

さくら「えっ、強くっすか……? え〜っと……はい」ググッ

ヤムチャ「そうそうそう……それじゃあ、それじゃあ……え〜、いち、にー、いち、にー……」クネクネ

さくら「……肩動いてますよ〜」

ヤムチャ「わかってるっ……! わかってるからっ……! ん〜、いち、にー、いち、にー……」クネクネ

さくら「はいはい。元気よく! 元気よく、いち、にー、いち、にー……」

88名無しさん:2016/09/13(火) 23:11:24 ID:1eDl7xvM
ーー更に数時間後


エレナ「はい。それじゃあ本日のダンスレッスンはここまでとします」

さくら「ありがとうございます」

リュウ「お疲れ様です。ありがとうございます」

ケン「また、よろしくお願いします」

ヤムチャ「……ご迷惑おかけしました」

エレナ「でも、本番まで時間がないので、先生はまた明日も来ます。また明日もダンスレッスンがあるから、本番に向けて楽しく楽しく頑張ろうね!」

さくら「よろしくお願いします」

エレナ「三人共、凄く上達が早いので先生助かります。それじゃあ、また明日です。お疲れ様でしたー」ペコッ

さくら「お疲れ様です。また明日もよろしくお願いします」

89名無しさん:2016/09/13(火) 23:19:40 ID:1eDl7xvM
ケン「明日もレッスン……明後日もレッスン……多分、本番までずっとレッスンは続くぞ、これ」

リュウ「まさか、プロレス団体でダンスレッスンを事になるとは思わなかったなぁ……」

さくら「でもね、エレナ先生……あの人のレッスン受けにいくと、結構かかるらしいっすよ? そういう意味ではただでレッスンが受けれるのはお得じゃないですか?」

ケン「そういう問題じゃねぇだろ、オイ」ゲラゲラ

さくら「……CM出演っ!」

ケン「そっちは魅力的かもな!?」

さくら「とにかく、皆さんには本番までに何とか会場で披露出来るだけのダンスを……後、それと本業の事も勿論ありますからね? え〜、そこを平行しつつ、上手い具合に……」

リュウ「はいはい」

ケン「あい。了解です」

90名無しさん:2016/09/13(火) 23:30:41 ID:1eDl7xvM
さくら「まぁ、今日の所はこれで……また明日、よろしくお願いします。それじゃあ、お疲れ様でした」

リュウ「今日、何時間踊ったんだろうな」

ケン「いやいや、まだまだ続くぜ、続くぜ……おい、ヤムチャ。明日はしっかりしてくれよ?」

ヤムチャ「はい、わかってます。わかってます! 明日こそは俺も……」

さくら「……」チョンチョン

ヤムチャ「……ん、何?」

さくら「……」ポンポン

ヤムチャ「んっ、何……? 時計……? 時計……?」

さくら「……」シーッ

ヤムチャ「……あっ、はい」

91名無しさん:2016/09/13(火) 23:39:48 ID:1eDl7xvM
さくら「……」クイクイ

ヤムチャ「んっ、お酒……? あ〜、はいはい……! はいはいっ……!」

さくら「……だ〜から」シーッ

ヤムチャ「ごめんごめんごめんっ……! オッケー、オッケー。大丈夫、大丈夫っ!」ボソッ

さくら「……」コクコク

ヤムチャ「わかったわかった。それじゃあ、また後で……後でね……!?」ボソボソ


ケン「んっ、あっ、オイ……? おい、ヤムチャ。何モタモタ……」

ヤムチャ「あ〜、いやっ……! なんでもないですっ! なんでもないですよ〜、ケンさんっ!」

92名無しさん:2016/09/13(火) 23:49:32 ID:1eDl7xvM
そしてーー


ヤムチャ「いや〜、何だか久しぶりじゃないかな? さくらちゃんと飲むのって」

さくら「そうっすね。最近は女子部の方でなんやかんややってますしね。そっちに参加出来てないっすよね」

ヤムチャ「ダンさんが、いつも寂しそうにしてる。ナハハ」

さくら「あぁ、そうっすか。まぁ、とにかく今日はお疲れ様でした」

ヤムチャ「はい、乾〜杯」

さくら「……どうでした? 今日のダンスレッスン」

ヤムチャ「いや〜、難しい……難しいよ。ちょ〜っと、俺には難しいかもしれない」

さくら「あぁ、そうっすか」

ヤムチャ「途中からさくらちゃんが来てくれたから、よかったけど……ず〜っと先生が俺につきっきりでね……先生、リュウさん達の方に行けないんだよ」

さくら「あはは、それは深刻な悩みっすね。自分としてもその状況だけは、何とかしてもらいたいっすよ」

ヤムチャ「……いや〜、わかってるけどさぁ?」

93名無しさん:2016/09/13(火) 23:55:39 ID:1eDl7xvM
さくら「だって、自分は嫌でしたもん。イラってしましたもん」

ヤムチャ「……えっ、何が?」

さくら「だって、あんな水着の先生と……マンツーマンで……見つめあってレッスンしてましたら……」ニヤニヤ

ヤムチャ「いやいや、待って待って待ってっ……! アレはレッスンだよ。指導だよ。レッスンだよっ!」アセアセ

さくら「あはは」

ヤムチャ「その、何……? えっ……!? 違うよっ! 確かにエレナ先生は……まぁ、セクシーな格好をしてたけど……そういう事は考えていないよ! 考えてない、考えてないっ!」

さくら「いや〜、勿論それはわかってますけど……反射的にこう、イラってしちゃうんすよ、こっちは。ちょっと嫌みの一つでも言ってやろうかな、なんて実は思ってたんすよ」

ヤムチャ「あの人、先生だからっ……! 一番出来ない生徒……俺の事っ……! 集中的に見てるだけだよ! 違う違う」

さくら「だからね、こっちとしましては、先生の指導が必要ないぐらいに、スマートにこなしてほしいっすね」ニヤニヤ

ヤムチャ「参ったなぁ、参ったなぁ……ナハハ、そうかそうか。ナハハ」

さくら(ほ〜ら、笑い話に出来る事なんだから……ねっ……!)

94名無しさん:2016/09/13(火) 23:56:51 ID:1eDl7xvM
今日はここまで

95名無しさん:2016/09/13(火) 23:56:52 ID:Ibwovu8.
ニヤニヤしてしまう

96名無しさん:2016/09/14(水) 00:28:01 ID:ZWdk0LME
おつおつー

ナチュラルにさくらと良い感じになってきたな……




さて、汚ねえ花火でも上げてくるか

97名無しさん:2016/09/14(水) 02:09:04 ID:GJ9tLSAE
乙乙
王子の出番は近い……

98名無しさん:2016/09/14(水) 02:28:12 ID:LAY3xSYM
精神と時の部屋で練習だなってそういえばヤムチャって部屋使ったことないよね?

99名無しさん:2016/09/14(水) 04:14:29 ID:pr42sCrg
乙っした
Z戦士の中では器用な方なんだが
ダンスは難しいのかねぇ

100名無しさん:2016/09/14(水) 06:39:45 ID:7rx7YaRg
精神と時の部屋でなら一年たっぷり修行できるな
いいかも知れん
心はすさみそうだが

101名無しさん:2016/09/14(水) 12:23:55 ID:bF5lw6d2
>>96
俺の分も代行お願いできますか?

102名無しさん:2016/09/14(水) 12:33:26 ID:mPhVgoyg
>>97
た・の・し・い・ビンゴ☆

103名無しさん:2016/09/14(水) 18:59:19 ID:JtwIsMvY
ヤムチャごときがナマイキに…!

104名無しさん:2016/09/14(水) 19:06:17 ID:cXcZvC7E
まぁ、ブウ編とかがあるから、一般人のヤムチャのことは許してやるか

105名無しさん:2016/09/14(水) 20:05:05 ID:GJ9tLSAE
スレ住民からしっと団が沸きそうなこの空気よ

106名無しさん:2016/09/14(水) 20:25:04 ID:utR/A1EQ
ワイはまことちゃんもらうからエエわ

107名無しさん:2016/09/14(水) 22:00:44 ID:PHkH9GxA
ヤムチャ「と、とにかくねっ……!? わかったわかった。先生とそういう感じに、あまりならないように俺も頑張るから……ちょっとだけ長い目で見てくれない? お願い、お願い」

さくら「はいはいはい。わかりました、わかりました」ニコニコ

ヤムチャ「あ〜、でもさぁ……? 今日はさくらちゃんが途中から手伝ってくれたじゃない……? だから、明日も手伝ってくれたら……俺とさくらちゃんで……ねっ……?」

さくら「まぁ、それも悪くないんすけど……あの〜、明日からは自分じゃないんすよ。ダンスレッスンのお目付け役と言いますか……明日から自分じゃなくなります」

ヤムチャ「えっ、明日は来ないの……? えっ、じゃあ誰になるの……?」

さくら「ジミーさんっす」

ヤムチャ「えっ、ジミーさんって……ブランカさん!?」

さくら「そうそうそう。ブランカさん」

108名無しさん:2016/09/14(水) 22:05:39 ID:PHkH9GxA
ヤムチャ「え〜、俺ブランカさん嫌だなぁ……さくらちゃんがいいなぁ……さくらちゃんがいいなぁ……」

さくら「ごめんなさいね。女子部の事の方の事とかもありますから。な〜んで、ジミーさんにそんなに拒絶反応示すんですよ?」

ヤムチャ「だってさぁ……? ブランカさんが俺の肩押さえて……俺が腰振って……嫌だよ、嫌だよ。今日みたいになるんでしょ?」

さくら「あははは」

ヤムチャ「かと言って、先生とやるのも……アレだし……」

さくら「あはは。尻叩くワケじゃないっすけど……それが嫌なら、こ〜う……ねっ……?」

ヤムチャ「いや〜、こりゃいよいよ秘策を使う時が来たのかもしれないなぁ……」

さくら「……んっ、秘策?」

ヤムチャ「あ〜、いやいや……なんでもない、なんでもない。うん、飲もう飲もう。今日は折角二人っきりなんだから」

109名無しさん:2016/09/14(水) 22:10:44 ID:PHkH9GxA
ーーー


ヤムチャ「おぉ〜い、プーアル。ただいま〜」

プーアル「あっ、ヤムチャ様遅かったですねぇ? 打ち合わせってこんなに時間がかかるものなんですね。それなら僕も一緒に行った方がよかったかな……?」

ヤムチャ「今日、ダンスレッスンしてきたから、こんなに遅くなっちゃったんだよ」

プーアル「えっ、ダンスレッスンってもう始まってるんですか?」

ヤムチャ「うん。水着のセクシーな先生が来て……なんか、こうやって腰振るダンス教えてもらってきたよ」クネクネ

プーアル「はぁ〜」

ヤムチャ「え〜っと、それでだなぁ……プーアル君……いや、プーアルちゃん……プーアルさん……?」

プーアル「……んっ?」

ヤムチャ「お話があるんだ」ニコッ

110名無しさん:2016/09/14(水) 22:21:40 ID:PHkH9GxA
プーアル「……まぁ、とりあえず聞きましょうか」

ヤムチャ「今日、俺……ダンスレッスン、あまり上手くいかなったっ!」

プーアル「……はぁ」

ヤムチャ「俺が出来ないという事は、先生が俺に付きっきりで指導する事になり、リュウさんケンさんを放ったらかしにしてしまう事になるっ……!」

プーアル「……あ〜」

ヤムチャ「更にはさくらちゃんも、そんな俺を見て……あ〜、うんっ! こりゃ、大変だ。現在大問題が起こっているんですよ」

プーアル「はぁ、そうですか」

ヤムチャ「そこでプーアル……いや、プーアルさん。ここは一つ、我々が封印してきた最終手段を使う時が来たのではないでしょうか」

プーアル「……」ジーッ

ヤムチャ「なぁ、プーアルさん……? ここだよなぁ……? 多分、使うのはこの場面だよな……? え〜、つまりだ……」

プーアル「……」

ヤムチャ「プーアル……俺に変身して、ダンスレッスン受けてくれない……? お願い、お願い……」

111名無しさん:2016/09/14(水) 22:27:08 ID:PHkH9GxA
プーアル「まぁ、プーアルさんって呼び出した時から予想はついていましたが……バーカっ!」

ヤムチャ「プーアル、これはあくまで最終手段だっ! これっきり、これっきり……一生のお願いっ……! この最終奥義は金輪際使わないから……」ペコペコ

プーアル「あのね、ヤムチャ様……? 最終手段、最終奥義、一生のお願い……使う箇所がショボいんですよっ!」

ヤムチャ「……そ〜んな事、言ったってよぉ」

プーアル「なんだかんだで、苦手なインタビューとかはご自身で頑張られていたというのに……よりにもよってダンスですかっ!? ダンスですかっ!?」

ヤムチャ「だって、さくらちゃんがさぁ……?」

プーアル「大体、僕だってダンスは出来ませんよ! 僕がヤムチャ様に変身した所で、何も変わらないと思いますよ?」

ヤムチャ「あ〜、そうかそうか……やっぱりダメか……」

112名無しさん:2016/09/14(水) 22:34:25 ID:PHkH9GxA
プーアル「まだ時間はあるんですから……そこまで切羽詰まってるワケじゃないでしょ?」

ヤムチャ「あぁ、そうだな。暫くはダンスレッスンはあるらしい」

プーアル「それならヤムチャ様自身の力で頑張りましょうよ」

ヤムチャ「……は〜い」

プーアル「もうヴァイパーさんのPVで宣伝されてるから、後には引けません。だから、ここはもう一踏ん張りです」

ヤムチャ「あっ、もうPV出来てるんだ? 出来てるんだったら見たいけど……おい、今見れるのか……?」

プーアル「見ますか。ヤムチャ様のシーンもありますよ。どうぞ」

ヤムチャ「うん」マジマジ

プーアル「ねっ……? ねっ……?」マジマジ


ヤムチャ「あ〜、本当だ。宣伝されてるな〜。というか、次の対戦相手ガイルさん以外経験ないぞ……? そっちも大丈夫かなぁ?」

プーアル「ユンさんとホークさんですね」

ヤムチャ「そうそう。それとさ……? 俺、インタビューでもっと喋ってたよな? やっぱり短くなってるよな、コレ……?」

プーアル「編集の力です。でもこれは一発オッケーでしたよね? ほら、やっぱり出来るようになってるじゃないですか。自身持って下さい」

113名無しさん:2016/09/14(水) 22:42:17 ID:PHkH9GxA
--ダンスレッスン二日目


リュウ「……再び、よろしくお願いしま〜す」ガチャ

ケン「さぁ、ダンスレッスン午後の部だ……おい、ヤムチャ。しっかり頼むぞ……?」

ヤムチャ「はいっ……! はいっ……! 勿論、わかってます……」


エレナ「あっ、来た来た来たっ!」

ブランカ「おっ、どうやら戻って来たようですね」

エレナ「皆の試合、楽しかったよー! ケン君、格好よかったー。凄かったー!」

ケン「……あっ、試合見て頂けたんですか?」

エレナ「うんっ! ジミーさんが誘ってくれたから、皆の試合見させてもらったよ!」

ブランカ「楽しんで頂けて幸いですね」

114名無しさん:2016/09/14(水) 22:48:12 ID:PHkH9GxA
エレナ「でもちょっと意外だったなー。まさか、リュウ君があんなに怖い人だとは思わなかった」

リュウ「……えっ?」

エレナ「ほら、あのー。ベガさんって人に……あまり乱暴な言葉使いはよくないよ? 皆、優しいリズムを持ってるんだから!」

リュウ「あ〜、いや……アレは違います。今日の対戦相手のベガとサガットとバルログと……それに、もう一人バイソンって奴がいるんですけど……」

エレナ「うんうん」

リュウ「まぁ、とにかくそいつらが……悪い奴なんですよ! だからそういう奴らには、ああやってガツーンと言ってやらなきゃいけないんです」

ブランカ「そうなんですよ、エレナ先生。彼らの戦ったシャドルーは極悪人なんです。世界征服を企んでいる闇の組織なんです」

エレナ「うわー、凄ーい! リュウ君達ってそんな人達と戦ってたんだ」

リュウ「ははは、まぁそうなりますね」

115名無しさん:2016/09/14(水) 22:53:00 ID:PHkH9GxA
エレナ「やっぱり試合中の皆は凄かったわ! 心と身体が一致してる……そんな感じがしたかな? 皆の言葉で言うと、心・技・体ってところね!」

リュウ「あ〜、ありがとうございます」

エレナ「だからダンスも同じように、心で感じて……身体を動かすっ!」

リュウ「それで、ここで技を学ぶと」

ケン「確かにこっちの方は、音楽に合わせるってなると……難しいよな……?」

エレナ「そんな事ない、そんな事ない。凄くよくなってきてるんだから! えーっと、試合が今終わったばかりだから、そうね……? 30分ぐらいしてから練習再開しましょうか?」

リュウ「はい」

ケン「わかりました」

116名無しさん:2016/09/14(水) 23:00:42 ID:PHkH9GxA
エレナ「それじゃあ、リュウ君とケン君は、またBGMに合わせながら。今度はちょっとテンポアップするよー。でも、これが出来ないと本番ではついていけなくなるからね?」

リュウ「はい」

ケン「わかりました」

エレナ「えーっと、それでヤムチャ君は……うん。ジミーさんにちょっと見ててもらってて」

ヤムチャ「え〜、いやいやっ……! 俺ももう大丈夫ですっ……! そっちの練習でも、大丈夫です。もういけますっ……!」アセアセ

エレナ「……うーん」

ヤムチャ「いやっ……! 何ですか、その反応っ……! ねぇ、ねぇっ……!?」

エレナ「……うーん」

ブランカ「ヤムチャ君、焦ってもいい事はありません。君はこっちです……こっちこっち……」グイグイ

ヤムチャ「んあ〜っ……! もう、なんだよっ……! なんなんだよ、も〜うっ……!」

ブランカ「上達はしてますっ……! はい、一回深呼吸深呼吸。スーハースーハー」


リュウ「……」

ケン「……先生、アイツは間に合いますか?」

エレナ「うん! 大丈夫だよ、大丈夫大丈夫! 間に合う間に合う!」

117名無しさん:2016/09/14(水) 23:10:42 ID:PHkH9GxA
ーー数時間後


ヤムチャ「あ〜、ちくしょう……くそっ……! 何がどうなってんだよ、も〜うっ……!」

リュウ「……苛々するんじゃねぇ」

ケン「俺達の昨日のレベルぐらいまでには来てるんじゃねぇか?」


エレナ「えーっと、ヤムチャ君なんですけど……」ヒソヒソ

ブランカ「あぁ、はい……はいはい……はいはい……」ヒソヒソ


ヤムチャ「……昨日のレベルじゃ、間に合ってないじゃないですか!?」イライラ

リュウ「……だから、苛々するんじゃねぇよ」

ケン「上達はしてるって言ってるんだよ、この野郎っ……! 昨日のお前、阿波踊りみたいだったんだぞ……? それが、マシになってるって話だよ」

ヤムチャ「あ〜っ! もうっ……!」

118名無しさん:2016/09/14(水) 23:16:25 ID:PHkH9GxA
エレナ「それじゃあ、本日のダンスレッスンはここまでにしまーす。先生、また明日も来るからねー。また明日も頑張ろうねー」

リュウ「ありがとうございました」

ケン「またよろしくお願いします」

ヤムチャ「あ〜、もうっ……! お疲れ様でした」


ブランカ「はい。では、本日はここまでにしておきたいのですが……う〜ん、私が見るに当たって、やはりヤムチャ君が遅れてるように思えます」

ヤムチャ「……わかってますよ」

ブランカ「ですから、ヤムチャ君……? ちょっと居残り練習していきましょうか?」

ヤムチャ「……えっ?」

ブランカ「うん。それがいいでしょう。私の判断でヤムチャ君にはリュウ君達に追いつくために、居残り練習をしてもらいましょう。私も見るだけなら出来ます」

119名無しさん:2016/09/14(水) 23:17:22 ID:PHkH9GxA
今日はここまで

120名無しさん:2016/09/14(水) 23:20:20 ID:EO59O.Yo
ヤムチャは体を動かす才能が無いのかな?
サイヤ人達やクリリンならダンスくらい軽くマスターしそうだが

121名無しさん:2016/09/14(水) 23:21:37 ID:6ezVD1P2


リュウケンが去ってジミーさんが残る…
ディージェイが来る流れかな?

122名無しさん:2016/09/14(水) 23:24:26 ID:cM7CjjrM
しかしこのSSのヤムチャはとことん不器用だな

123名無しさん:2016/09/15(木) 00:00:17 ID:Jg/hkQvo
おつおつー

なんとなくDJ来そうだな
でもヤムチャの場合、ジミーさんよりDJのほうが素直に教えられてそうな気がする

124名無しさん:2016/09/15(木) 00:23:23 ID:3opSOKXM
おつです
DJ来そうっていうか来てほしいね
今のヤムチャはちょっと頭でっかちになってる感があるからDJとガンガン言い合って頭空っぽ状態で体動かした方が上達する気がする

125名無しさん:2016/09/15(木) 00:36:39 ID:eKVAA48Q
乙!
ブランカさんはダンス上手そうだよなあ

126名無しさん:2016/09/15(木) 04:00:09 ID:Fb7YvxNg
乙!
フォースだ、フォースを感じるのだ(マテ

127名無しさん:2016/09/15(木) 05:03:51 ID:dkFC.Ke6
乙っした
亀仙流はガチだから演武とかなさげ
無駄な動きを身体が拒否ってる感じなんだろうか
DJ先生が必要かもな

128名無しさん:2016/09/15(木) 10:53:55 ID:VfZmsL1Q
ギニュー隊長がまだカエルのままのはずだから、隊長にダンスを教わってこなくちゃな

129名無しさん:2016/09/15(木) 22:00:59 ID:lh/JYtaU
ブランカ「さぁさぁ、それではヤムチャ君……あっ、それではリュウ君、ケン君は、お疲れ様です」

リュウ「……付き合いましょうか?」

ブランカ「いえいえ。明日も試合はあるんですから。二人は順調に進んでいるようなので」

ケン「……あ〜、そうっすか」

ブランカ「それでは、ヤムチャ君。もう少し踊っていきましょう。ねっ?」

ヤムチャ「……は〜い」

リュウ「お、おい。ヤムチャ……頑張れよ……?」

ケン「先にいつもの所行ってるから……パパっと終わらせて、合流しろ」

ヤムチャ「……は〜い」

130名無しさん:2016/09/15(木) 22:04:38 ID:lh/JYtaU
--翌日


ランチ「くっそぉ、天津飯の奴は本当に連れない奴だよなぁ。ちょ〜っと固すぎるんだよ……まぁ、そこがいいって言えばいいんだけどね……へへ……」

ランチ「ん〜、なんとか気を引く為には……う〜ん……やっぱり、格闘技関係か……? ちょっくら調べて見るかな……なぁ〜んかないかな〜?」

ランチ「う〜ん、う〜ん……んっ……? おっ、これはどうかな……?」カタカタ

ランチ「お〜、お〜……なんだこりゃなんだこりゃ……!? 座布団が辺り一面飛び交ってるぞ……!? なんだこりゃ……?」

ランチ「案外、これいいんじゃないか!? う〜ん……でも太っちょだなぁ……? どうだろうなぁ……?」

ランチ「う〜ん……もうちょっと、他のも探してみるか……なぁ〜んかねぇかなぁ……」カタカタ

ランチ「う〜ん……プロレス……プロレス……ちょっと見てみるか……」

131名無しさん:2016/09/15(木) 22:09:39 ID:lh/JYtaU
ランチ「あっ、これは女も出てるんだ」

ランチ「ふ〜ん……ふ〜ん……う〜ん……んっ……!?」

ランチ「あれ……? あれ……? んっ……!? あっ……!」

ランチ「……ヤムチャじゃんっ!?」

ランチ「あいつ……あっ、へぇ〜! へぇ〜、へぇ〜!」

ランチ「なんだよなんだよ……あっ、そうだっ! これ、口実にしたら……いけるんじゃね!?」

ランチ「流石に、ヤムチャの奴が出てるんだったら……天津飯も来るだろ、来るだろ……よ〜し、よしよしっ! これにしよう、これにしようっ!」

ランチ「チケットは二枚……といきたい所だが、やっぱりチビ助も誘わないと天津飯は来てくれねぇだろうからな……三枚、三枚だ……よ〜しっ!」

132名無しさん:2016/09/15(木) 22:17:25 ID:kNyhCaII
相撲w

133名無しさん:2016/09/15(木) 22:26:26 ID:lh/JYtaU
--ダンスレッスン三日目


エレナ「えーっと、それじゃあジミーさん。今日も……」ヒソヒソ

ブランカ「はいはい。わかりました」ヒソヒソ


リュウ「昨日の補習の成果、出てたぞ。多分……」

ケン「うんうんうんっ! よくなってきた、よくなってきた! 多分……」

ヤムチャ「……本当っすかねぇ?」


エレナ「はい、それじゃあ本日のレッスンはここまでになりまーす。また明日も頑張ろうねー。お疲れ様でしたー」

ブランカ「はい。皆さん、お疲れ様です。え〜っと、今日もヤムチャ君は居残り練習をしていきましょうか。私の判断です」

134名無しさん:2016/09/15(木) 22:36:58 ID:lh/JYtaU
ヤムチャ「……ちっくしょう。またかよ〜」

ケン「それはこっちの台詞でもあるっての……お前だけ別練習になってんだからよぉ……」

リュウ「う〜ん……」

ブランカ「え〜、それじゃあリュウ君とケン君は……本日の所は以上という事で。また明日もよろしくお願いします」

リュウ「……はい。お疲れ様です」

ケン「……待ってるからな〜。今日は来いよ?」

ブランカ「さぁさぁ、それではヤムチャ君……練習しましょうか?」

ヤムチャ「……は〜い」

135名無しさん:2016/09/15(木) 22:41:06 ID:lh/JYtaU
ーー数十分後


ヤムチャ「いち、にー、いち、にー……」ヒョコヒョコ

ブランカ「はい。いち、にー、いち、にー……」

ヤムチャ「ねぇ、ブランカさん……? これ、俺出来てますよねぇ……?」

ブランカ「う〜ん、出来てる事は出来てるんですけど……人前でゼニーを貰えるダンスかと考えれば……う〜ん、少し厳しい部分もあるのではないでしょうか?」

ヤムチャ「あ〜あ、ちくしょう……」ヒョコヒョコ

ブランカ「う〜ん……こちらに関しては私もなかなかどうのこうの言う事は出来ませんが……とにかく、付き合いますから、なんとかね。はい、いち、にー、いち、にー……」

ヤムチャ「あ〜、もう……どうせだったら、さくらちゃんと二人がよかったなぁ……」ボソッ

ブランカ「……何か言いました?」

ヤムチャ「あ〜、いえ……何でもないです。はい、いち、にー、いち、にー……」

136名無しさん:2016/09/15(木) 22:50:33 ID:lh/JYtaU
ディージェイ「ヘーイっ! Mr.ブランカっ……!」ガチャ

ダルシム「ディージェイ君、落ち着きなさい。いいからいいから、落ち着きなさい……」


ブランカ「……んっ?」

ヤムチャ「……ああっ?」


ディージェイ「ヘーイ、Mr.ブランカっ! 何してるんだよ、ミーの稽古をするんじゃないのかい!? Mr.ブランカがサボってど〜うするのっ!? Mr.ブランカはミーを超一流にする義務があるんだよっ!」

ダルシム「だから、ジミー君は暫くヤムチャ君のダンスレッスンの方があるって言ってるじゃないか……稽古なら私が付き合うよ……」

ディージェイ「……ダンスレッスンだって?」

ダルシム「あ〜、すまんなすまんな。すぐ連れて帰るから……さぁさぁ、ディージェイ君……戻ろう戻ろう……」

137名無しさん:2016/09/15(木) 22:53:21 ID:sYq2gwsM
おお、きたきた

138名無しさん:2016/09/15(木) 22:58:17 ID:lh/JYtaU
ヤムチャ「……おい、ディージェイ、帰ってくれ」

ブランカ「はい、その通りです。時間がありませんからね。はい、いち、にー、いち、にー……」

ヤムチャ「いち、にー、いち、にー……」ヒョコヒョコ


ディージェイ「オーマイガー……オーマイガー……アレがダンスレッスンだって……? アレがダンスレッスンだって……!?」

ダルシム「……ダンスレッスンだよ」

ディージェイ「あ〜んなの全然ダンスレッスンじゃないよっ! ファンキーさの欠片もないじゃないかっ!?」


ヤムチャ「うるせぇっ……! だから、今練習中なんだよっ……!」ヒョコヒョコ

ブランカ「ダルシムさん……ちょっとディージェイ君、邪魔なので……」


ダルシム「あぁ、すまんすまん。さぁさぁ、ディージェイ君、ディージェイ君……稽古に戻ろう、稽古に戻ろう……」

ディージェイ「そもそもMr.ブランカはレスラーとしては1.5流ぐらいだけど……ミュージックファイターとしては3流……いやっ、5流っ……! そ〜んな人がダンスなんて教えれるワケないじゃないかっ!」ササッ

ダルシム「おい……お〜い、ディージェイ君っ……!」

139名無しさん:2016/09/15(木) 23:09:59 ID:lh/JYtaU
ディージェイ「もうちょっとファンキーに練習しなくちゃね。おっ、ラジカセもあるし……ミュージックかけちゃえ。スイッチオーン!」ポチッ

ダルシム「……コラっ!」


〜 ♪ 〜 ♪

ヤムチャ「ちょっとちょっと、ブランカさん……ディージェイがっ……!」

ブランカ「気にせず、気にせず……時間がありません。はい、いち、にー、いち、、にー……」


ディージェイ「オーウっ! なかなかファンキーなミュージックじゃないかっ! ミーもこれ聴いた事あるよ〜。いいねいいね、ボリューム上げちゃえっ!」ググッ

ダルシム「コラっ……! コラコラっ……!」


〜 ♪ 〜 ♪ 〜 ♪ 〜 ♪

ブランカ「いち、にー、いち……あ〜っ! ちょっと、ダルシムさんっ……! ダルシムさんっ……!」

ヤムチャ「おい、うるせぇぞ、ディージェイっ……! こっちは集中してやってるんだから、その音楽止めろっ!」

140名無しさん:2016/09/15(木) 23:14:51 ID:lh/JYtaU
ディージェイ「ミュージックがやかましいって、どういう事だっ! ファッキン、糞ったれっ!」

ヤムチャ「……あぁっ!?」

ダルシム「コラコラコラっ……! あ〜、とりあえず音楽は止めよう……」ポチッ

ディージェイ「Mr.ヤムチャっ……! 君のミュージックファイターとしての誇りは何処にいっちゃったんだよ。あぁっ!?」

ヤムチャ「俺はミュージックファイターじゃねぇよっ!」

ディージェイ「もっと、ミュージックを心で感じて……身体を動かさないとっ!」

ヤムチャ「……あぁっ?」

ディージェイ「頭でっかちに考えてるから、そ〜んな生まれたての子馬のようなステップなんだよっ! ダメダメダメダメ、ダメダメダ〜メっ!」

ブランカ「あのね、ディージェイ君……君は人に言えるだけの実力が……んっ、待てよ……?」

141名無しさん:2016/09/15(木) 23:18:57 ID:lh/JYtaU
ダルシム「あぁ、そうか。ディージェイ君は……ダンス……出来るなっ!?」

ディージェイ「ヘーイ、ミーは踊れるよ〜! イエーイっ!」ルンダルンダ

ヤムチャ「あっ、そっかっ……! じゃあ、丁度いいじゃんっ……! おい、ディージェイ……俺にダンスを教えてくれよ。ダンスをよぉ」

ディージェイ「……ん〜」

ヤムチャ「おい、ディージェイ……俺の何処がいけないんだ……? 教えてくれよ、なぁなぁ……?」

ディージェイ「ミュージックファイターのしての誇りがない所だよ」

ヤムチャ「いやいや、そういう事じゃなくて……」

ディージェイ「ん〜、だからMr.ヤムチャには先ずミュージックファイターとしての誇りを取り戻して貰わないといけないね。オーケー、オーケー、ちょっと待ってなさい……」

ヤムチャ「お〜い、お〜いっ……! 何処行くんだよ、お前……」

ディージェイ「……ちょっと、ギター取ってくるよ」

ヤムチャ「……あぁっ?」

142名無しさん:2016/09/15(木) 23:19:31 ID:WYFGoIhg
(あ、ガチのやつだ)

143名無しさん:2016/09/15(木) 23:22:23 ID:sYq2gwsM
これめんどくさいやつだ(よかったな、ヤムチャ)

144名無しさん:2016/09/15(木) 23:24:04 ID:lh/JYtaU
ーー数分後


ディージェイ「はい。それじゃあ、そこに並びなよ。横一列」

ダルシム「……うむ」

ブランカ「……こうですかね?」

ヤムチャ「おい、ディージェイ……何する気だ……? 俺はダンスレッスンを……」

ディージェイ「今からミーが、皆の為に特別にギターを弾いてあげるよ!」

ダルシム「……んっ?」

ブランカ「あの、ディージェイ君……?」

ヤムチャ「おい、ディージェイ。違うよ、違うよ……俺はダンスレッスンを……」

ディージェイ「イエーイ。それじゃあ、いくよ〜!」ギュイーン

ヤムチャ「……聞いてねぇ」

145名無しさん:2016/09/15(木) 23:28:37 ID:lh/JYtaU
ディージェイ「イエーイっ……!」テレテレ

ダルシム「うん……あぁ、うん……」

ブランカ「ディージェイ君、ギターは上手いんですよ。ねっ、ヤムチャ君……」

ヤムチャ「いや、それは知ってますけど……俺の入場曲も作って貰ったし……」

ディージェイ「イヤッホオオゥゥ!」ギュイーン

ダルシム「うん、うん……」

ブランカ「……いや〜、凄いですね」

ヤムチャ「凄いですけど……これは、ダンスレッスンとは、関係ないじゃ……」

ディージェイ「ヘーイっ……! 何やってんのっ……! そんな反応じゃ、こっちが白けちゃうよっ!」ピタッ

ヤムチャ「……おっ、終わったか?」

146名無しさん:2016/09/15(木) 23:32:49 ID:lh/JYtaU
ディージェイ「そういう所がダメダメ人間だよ。ダメダメ人間っ……! Mr.ヤムチャも、Mr.ブランカも、Mr.ダルシムもっ……! 皆、ダメダメ人間だっ……!」

ヤムチャ「ディージェイ、あのさ……?」

ディージェイ「君達の僅か30cmの距離で……ミーがギターを弾いてるんだよっ!? これ、どういう事かわかるかいっ……!?」

ヤムチャ「……えっ?」

ディージェイ「スーパースーパーアリーナ席っ……! 超・超・超・超・特等席っ……! なのに、無反応っ……! ハッキリ言って、ノリが悪すぎるんだよ!?」

ヤムチャ「お、おう……」

ディージェイ「ミー達の試合を見に来てる最前列のファンはそんな反応してる……? してないでしょ!? 声がガラガラになるまで叫んで……エキサイティングしてるでしょ!? ミーのLiveでもそうだったよ。皆ヘロヘロになって帰るんだからっ!」

ヤムチャ「あ、ああっ……」

ディージェイ「もっと身体で感じなきゃっ……! 頭で考えるんじゃなくて、身体で感じなきゃっ!」

147名無しさん:2016/09/15(木) 23:33:36 ID:lh/JYtaU
今日はここまで

148名無しさん:2016/09/15(木) 23:39:56 ID:sYq2gwsM


考えるな、感じろ…ってことですねわかります
ディージェイのお陰で上手く行きそうで良かった

149名無しさん:2016/09/15(木) 23:46:48 ID:gF0qiEPs
ディージェイは歌と踊りに関しては最高だからな
Z戦士で例えるならベジットみたいなもんだろ

150名無しさん:2016/09/15(木) 23:48:48 ID:1iBlCRrk
そこは悟空だろ

151名無しさん:2016/09/16(金) 00:01:53 ID:lbENx4FM
DJのターンだ♪
ルンダルンダルンダ

152名無しさん:2016/09/16(金) 00:06:28 ID:yN8j992.
これが口笛だったら、ピッコロさんが死んでしまうところだった……

153名無しさん:2016/09/16(金) 00:27:32 ID:tJIjFEBU
乙!
来ましたよ来ましたよ!待ってました!!

154名無しさん:2016/09/16(金) 00:30:14 ID:KEhs0n1w
乙乙
そう言えばユンヤンと違ってストレスためて無さそうやなDJ

155名無しさん:2016/09/16(金) 01:13:51 ID:RvEGYWao
ユンヤンと違って、基本溜め込まずに口に出すタイプだからなw

156名無しさん:2016/09/16(金) 01:26:35 ID:UpFreABs
おつおつー

DJって直感というかほぼノリで行動してるけど、今回はそれが正解みたいだな
DJ、ヤムチャを頼んだぞー(白目)

ルンダルンダルンダ

157名無しさん:2016/09/16(金) 05:04:06 ID:Brjj5HNg
乙っした
DJ先生のターン来たーッ!
この3人にリュウケン巻き込んでミュージックファイターズ結成だッ!
ストプロは歌って踊って戦える戦闘集団にッ!

158名無しさん:2016/09/16(金) 10:12:32 ID:NwYXuZmU
ミラノ先生とかマグナムTOKYOとか入場で踊ってたっけ…
ドラゲーも入場で踊る奴まだいたっけな

159名無しさん:2016/09/16(金) 18:18:49 ID:iaIiRESo
>>158
今はいない。
BXBハルクが4〜5年前に封印したのが最後……
今踊っているのは、DDTの平田がマグナムのダンスをパクっているのとK-dojoの梶トマト位じゃないかな?

160名無しさん:2016/09/16(金) 22:01:14 ID:uNMnepok
ディージェイ「ワンモアっ! ワンモア、アゲインっ! もっともっと、ミュージックを身体で感じなよ! じゃないと、ミーは止めちゃうよっ!?」

ヤムチャ「わ、わかったわかった……! 確かに今のはこっちのノリが悪かったな。それに先生にもそういう事を言われてた様な気がするよ。でもそれってどういう風に……」

ディージェイ「んん〜っ、も〜うっ……! じゃあ、手拍子でもしてなさいっ!」

ヤムチャ「あっ、手拍子ね……? 手拍子か。いいぞいいぞ、わかったわかった」

ディージェイ「Mr.ブランカとMr.ダルシムもだよ。アーユー、オーケー!?」

ダルシム「確かに我々の入場の時に手拍子をしているファンの姿はよく見かける。そう考えると今の私達はディージェイ君の言う通り、ノリが悪かったな……」

ブランカ「……はいはい、わかりました。手拍子ですね」

ディージェイ「オーケー、それじゃあ気を取り直してもう一回っ……! イエーイっ!」ギュイーン

161名無しさん:2016/09/16(金) 22:07:14 ID:mEybqRxM
明日でこち亀も終わりだな
プロレスの中でもちょっと触れて欲しい

162名無しさん:2016/09/16(金) 22:07:23 ID:uNMnepok
ディージェイ「イエーイっ! 超一流のミュージックファイターの生演奏だよ〜! 盛り上がっていこ〜うっ!」テレテレ

ヤムチャ「はいっ……! はいっ……! はいっ……! はいっ……!」パンパン

ダルシム「ほっ……! ほっ……! ほっ……! ほっ……!」パンパン

ブランカ「んっ……! んっ……! んっ……! んっ……!」パンパン

ディージェイ「オーケー、オーケーっ! さっきよりはよくなってきたよっ……! だけど、まだまだ足りない。まだまだ足りてないっ……! オーケー、スタンダーップっ!」ギュイーン

ヤムチャ「なんだなんだ、立てばいいのか……? わかったわかった、はいはいはい……」

ダルシム「……それじゃあ、私達も」

ブランカ「……そうですね」

163名無しさん:2016/09/16(金) 22:14:51 ID:uNMnepok
ディージェイ「オーケーっ! 次は身体を上下に振ってみよ〜う。ヘーイ、ミーの真似をして〜!」グイグイ

ヤムチャ「あ〜、、上下に……? あ〜、はいはいはいっ……! はいっ……! はいっ……! はいっ……! はいっ……!」グイグイ

ダルシム「ほっ……! ほっ……! ほっ……! ほっ……!」グイグイ

ブランカ「おおっ……おおっ……おおっ……おおっ……」グイグイ

ディージェイ「手拍子止めていいとは言ってないよっ! 手拍子も続けてっ!」

ヤムチャ「わ〜かった、わかったっ……! 怒るなよっ……!」

ダルシム「いや〜、注文が多い……」

ブランカ「ははは。そうですね」

ディージェイ「オーケー、オーケー。乗ってきた乗ってきたっ! そう! ビートは体の中から生まるものさ! ヘイヘイ、楽しくなってきただろ〜う!?」

164名無しさん:2016/09/16(金) 22:23:09 ID:uNMnepok
ディージェイ「オーケー、オーケー。それじゃあ、Mr.ヤムチャっ……! 次はミーの隣だ。カモン、カモン、カモン」

ヤムチャ「んんっ、何……? そっち行けばいいの……?」

ディージェイ「ヘーイっ! 身体を振ってビートを感じてっ! 手拍子も忘れちゃダメっ!」

ヤムチャ「はい、はいっ……! わかったよっ……! はいっ……! はいっ……!」

ディージェイ「……Mr.ブランカとMr.ダルシムの方を向くっ!」

ヤムチャ「……んんっ?」クルッ

ディージェイ「オーケー。それじゃあ、身体も乗ってきた所で……さっきの、へなちょこステップもう一度やってみようか……?」

165名無しさん:2016/09/16(金) 22:30:32 ID:uNMnepok
ディージェイ「ミーのギターがストップしたら、Mr.ヤムチャのターンだ……最前列アリーナ席にいるMr.ブランカとMr.ダルシムに、ファンキーなダンスを見せつけてやれっ!」テレテレ

ヤムチャ「ああっ……? ああっ……!?」

ディージェイ「オーケー、いくよ〜? ヘイ、ワン……トゥー……ワン、トゥー、スリー、フォーっ……!」ピタッ

ヤムチャ「おっ、おおっ……! おっ、え〜っと……いち、にー、いち、にー……」ヒョコヒョコ

ディージェイ「……んん〜っ」ピタッ

ヤムチャ「いち……にー……いち……にー……」ヒョコヒョコ

ディージェイ「……んん〜っ! トゥ、バァーッドっ!」ギュイーン

ヤムチャ「……ああっ!?」

166名無しさん:2016/09/16(金) 22:36:35 ID:uNMnepok
ディージェイ「だから、そういう所がダメなんだよ、Mr.ヤムチャは……ヘイ、手拍子っ! 身体を振ってリズムを刻んでっ!」テレテレ

ヤムチャ「お、お、お、おう……」

ディージェイ「こうやってミーが演奏してる時には、そうやってビートを刻めるのに……ミーが演奏を止めたら、Mr.ヤムチャのビートも止まっちゃうっ! ダメだよ、ビートを感じ続けなきゃ!」

ヤムチャ「あ〜、なるほどなるほど……こうやって身体を振るリズムと同じように……踊っていけと……!? なるほどね!」

ディージェイ「ヘイ、最前列のお客さんっ……! ノーファンキーなダンスを見せてくれたMr.ヤムチャに……物投げても構わないよっ!?」


ダルシム「投げる物は今この場にはないが……とりあえず、ブーイングでもしておくか……?」

ブランカ「そうですね。ディージェイ君に任せる形で……ブー、ブー……」


ヤムチャ「……ナハハハハ」

ディージェイ「ヘイヘーイっ! ミーのギターサウンドでリズムを刻み直してあげるよ〜!」ギュイーン

167名無しさん:2016/09/16(金) 22:40:54 ID:uNMnepok
ディージェイ「オーケー、それじゃあMr.ヤムチャっ……! もう一度チャンスをあげようっ! ミーのリズムが止まったら、ファンキーなステップ! アーユーオーケー……?」

ヤムチャ「わかったわかった。よしよし……次こそは……次はこそは……」

ディージェイ「身体で感じてっ……! ビートを刻んでっ……! ヘイ、ワン……トゥー……ワン、トゥー、スリー、フォーっ……!」ピタッ

ヤムチャ「ほっ……! ほっ……! ほっ……! ほっ……!」


ダルシム「おっ……!? さっきのより、よくなったんじゃないか?」

ブランカ「あ〜、確かに……不格好な事に変わりはありませんが……うん、そうですね」


ヤムチャ「ほっ……! ほっ……! ほっ……! ほっ……!」

ディージェイ「イエーイっ!」ギュイーン

168名無しさん:2016/09/16(金) 22:46:23 ID:uNMnepok
ディージェイ「……トゥ、バァーッドっ!」

ヤムチャ「あぁっ、くそっ……! またダメなのかっ!?」

ディージェイ「まだまだまだまだ頭で考えてるねっ! もっと身体で感じなきゃっ! ミーなんて、ギター弾きながらこうやって喋ったり出来るんだよっ!? ギターと身体が一体化してるっ!」

ヤムチャ「頭で考えずに……身体で……身体で……よしよしよし……」

ディージェイ「更にダンスまで出来ちゃうっ! オーウっ! なんてミーはファンキーなんだっ!」ルンダルンダ

ヤムチャ「お前は踊らなくていいんだよっ! ギター弾いてろっ!」

ディージェイ「オーケー、オーケー。それじゃあ、もう一回いくよ〜? アーユーオーケー!?」

ヤムチャ「よしよしよし、少しコツは掴めてきたのかもしれない……よ〜しよし。来い来い、ディージェイ、来いっ……!」


ダルシム「餅は餅屋って所かな。ブランカ君」

ブランカ「ええ、そうですね。ここは彼に任せましょうか」

169名無しさん:2016/09/16(金) 22:52:18 ID:uNMnepok
ーー数時間後


ヤムチャ「はぁっ、はぁっ……よぉ〜しっ! どうだ、見たかっ! これでちょっとはリュウさん達に追い付いたんじゃないか!?」バタッ

ブランカ「いや〜、よかったですよかったです。今日は効率のいい練習が出来たのではないでしょうか」パチパチ

ダルシム「いや〜、ディージェイ君、感謝するよ。ナマステ」

ディージェイ「あまりに酷すぎて見ちゃいられなかったからねっ! Mr.ヤムチャは本当にミーの曲を聞いてるのっ!? 信じられないよっ!」

ヤムチャ(あっ、そういや一回聞いたっきり聞いてねぇや……)

ディージェイ「もっともっと普段からミュージックを感じなきゃっ! ミーの頭にはいつでもファンキーなミュージックが流れているよっ!」

ブランカ「……それはそれである意味問題ですけどね」

ダルシム「……試合中ぐらいは、ミュージック流すのは止めてもいいんじゃないかな?」

ディージェイ「そ〜んなのあり得ないよっ!」

ヤムチャ(まぁ、正直に言うとディージェイの奴、また怒りそうだからな……ここは黙っておくか……え〜っと、タオルタオルっと……ちょっと汗拭くか。ダンスも疲れるもんなんだな……大変だ、こりゃ……)

170名無しさん:2016/09/16(金) 23:01:41 ID:uNMnepok
ディージェイ「ヘーイ、Mr.ヤムチャっ! その鞄の中に入ってる……それなんだい!?」

ヤムチャ「……んっ?」

ディージェイ「カセットテープかい……? 今時、カセットテープってっ!」

ヤムチャ「あれ、カセットテープ……なんだろ、俺こんなの持ってたっけなぁ……?」

ディージェイ「ヘイヘイ、ミュージックはちゃ〜んと聞いてるみたいだね。普段Mr.ヤムチャはどんなの聞いてるの……? ちょっと貸してよ」ヒョイ

ヤムチャ「あっ、お前っ……! 取るんじゃねぇよっ……!」

ディージェイ「え〜っと、え〜っと……ラジカセにセットして……ミュージックスタートっ!」ポチッ

171名無しさん:2016/09/16(金) 23:06:53 ID:uNMnepok
コンナキモチ、ハジメテイマ、カンジテルー


ディージェイ「ワオ。女性ヴォーカルかい?」

ヤムチャ「あ〜、思い出したっ! これさくらちゃんの後輩から貰ったヤツだ。そうだそうだ、こっちも聞いてなかったなぁ……鞄の中に入れっぱなしだったのか」


ココロノナカ、ズット、トオリスギテター


ブランカ「……ほ〜う」

ダルシム「ヤムチャ君はこういうのが好きなのか?」

ヤムチャ「あ〜、いや。これはメトロシティに俺達行ったじゃないですか。そこでバンド演奏みたいのがあったじゃないですか?」

ダルシム「あぁ、あったな。あったあった」

ヤムチャ「それで、そのバンドの子達に貰ったんですよ」

172名無しさん:2016/09/16(金) 23:07:57 ID:KEhs0n1w
(王子のお料理地獄じゃなくて良かった……)

173名無しさん:2016/09/16(金) 23:13:14 ID:uNMnepok
ディージェイ「Mr.ヤムチャ……! こぉ〜んな曲ばかり聞いてるからファンキーなビートが刻めないんじゃないのかい!?」

ヤムチャ「……あぁっ?」

ディージェイ「ミーの曲を聞きなさいっ! ミーの曲をっ……! こんな曲よりもミーのファンキーな曲を聞きなさいっ!」

ヤムチャ「あのさぁ、ディージェイ……? ダンス教えてくれたお前に、こんな事は言いたくはねぇけどよぉ……? そういうダメな曲みたいな言い方するんじゃねぇよ。この子達も頑張ってやってんだぞ!?」

ディージェイ「ダメな曲って言ってるワケじゃないよ〜。ただ、ダンスミュージックとしてはダメだなって話だよ!」

ヤムチャ「……あぁ?」

ディージェイ「Mr.ヤムチャはクラシックで踊れる……? ウエディングソングで踊れる……? 踊れないでしょ……!? この曲がダメダメソングだなんて言ってるワケじゃないよ〜。ミーはダンスソングとしては不向きだって言ってるのっ!」

174名無しさん:2016/09/16(金) 23:14:22 ID:KEhs0n1w
クラシックで踊るのはバレエやな

175名無しさん:2016/09/16(金) 23:17:43 ID:mEybqRxM
こんな気持ち初めてー今感じてるよー

すごいなw

176名無しさん:2016/09/16(金) 23:18:31 ID:uNMnepok
ディージェイ「そもそもミュージックってのは、形のないものだっ! 正解がないんだっ! それぞれに個性があるんだっ! この曲はミーの曲とは全然全然ジャンルは違うけど……ミーはそこを否定したりはしないっ!」


ブランカ「あ〜っ……! この考えっ……! この考えを、ディージェイ君にはプロレスのファイトスタイルの方にも持って欲しいっ! 個性はそれぞれなんですからっ……!」

ダルシム「いや、最近のディージェイ君……本田くんのファイトスタイルを認め始めてるぞ?」

ブランカ「あっ、そうなんですか?」


ディージェイ「ダンスミュージックとしてはダメだけど、悪いけど曲じゃないよ。悪い曲じゃ。でも、今Mr.ヤムチャに必要なのは、この曲よりミーの曲のはずだっ!」

ヤムチャ「わかったわかった。じゃあ、帰ってお前の曲聞くよ……わかったわかった……」

ディージェイ「あ〜、でもどうだろ? アレンジ次第ではダンスミュージックにもなるかな〜? う〜ん……うん。出来るねっ! 出来る、出来るっ!」

177名無しさん:2016/09/16(金) 23:19:29 ID:uNMnepok
今日はここまで

178名無しさん:2016/09/16(金) 23:24:23 ID:KEhs0n1w
乙乙
ジャス学組ネタまさかの続投!?

179名無しさん:2016/09/16(金) 23:25:24 ID:CyszCUb.
めちゃくちゃ有能で笑う

180名無しさん:2016/09/16(金) 23:30:06 ID:mEybqRxM

ダンスダンスダンス

181名無しさん:2016/09/16(金) 23:41:27 ID:qgwZf6mc


試合後に何時間もお疲れ様、ヤムチャ
もう夜だろうし、このメンツと飲みに行くか?w

182名無しさん:2016/09/17(土) 00:05:30 ID:HnAqhd06
乙っした
DJのやりかたはダンス的にはどうなんだろ
曲に合わせて→曲消えても継続
曲ありきになりそうだが、基礎の基礎ならむしろアリなんだろうか

183名無しさん:2016/09/17(土) 00:41:26 ID:HWCLu2.g
>>182
まずはリズム感を体に刻むとこからだからな

184名無しさん:2016/09/17(土) 00:58:20 ID:YLab0Vw2
乙!
考えてみればダンスって普通は音楽有ってのもんだわね

185名無しさん:2016/09/17(土) 01:30:08 ID:vUvV.rt.
おつおつー

やっぱDJって音楽に関しては超一流だな
ダンスの先生が付きっきりで教えてもなかなか上達しなかったのに、すぐにコツを掴ませるのはすごいの一言に尽きるわ

ジャス学バンドもDJから指南されたらすぐ売れそうだな

186名無しさん:2016/09/17(土) 01:30:18 ID:X0YKwwvg
これはDJさん大活躍の予感www

187名無しさん:2016/09/17(土) 09:19:35 ID:GVk38LJo
当初はプロレスラーとして性格が合って無かっただけで格闘家としても一流やったんやで(小声)

188名無しさん:2016/09/17(土) 10:44:41 ID:IFkwbLpE
なまじ腕あるぶん加減できないのが怖すぎってユンヤンが言ってたような

189名無しさん:2016/09/17(土) 11:38:03 ID:.9ANSMG.
なんかスペースチャンネル5を思い出す

190名無しさん:2016/09/17(土) 15:12:44 ID:HnAqhd06
亀仙流はエアロビ取り入れてたからリズム感はあるはずだよなぁ

191名無しさん:2016/09/17(土) 21:25:25 ID:dBFAh5jM
>>190
本来のヤムチャとこのSSヤムチャは違うからな
このヤムチャはどっちかというと初期ヤムチャに近くて
女の子があんまり得意じゃない、不器用なヤムチャ

192名無しさん:2016/09/17(土) 22:00:46 ID:ziHcdsQk
ヤムチャ「えっ、何……? アレンジって、お前何か出来るの……?」

ディージェイ「元が悪い曲じゃないからね。ミーの腕にかかれば、ちょちょいのちょいでアッと言う間にスーパーファンキーな曲に変身さ!」

ヤムチャ「へぇ〜」

ディージェイ「ん〜、それじゃあこのテープ、一日ミーに貸してくれない?」

ヤムチャ「……えっ?」

ディージェイ「ミーがアレンジして、スーパーファンキーな曲にしてあげるからっ! ヘイヘイヘイ、ミーに任せて任せてっ!」

ヤムチャ「……別に頼んでないんだけどなぁ」

ディージェイ「いいからいいから。また明日も練習してるんだろ? ミーも稽古あるから……ん〜、また明日この時間に持ってくるよ〜」

ヤムチャ「おいおいおい……なんだよ、アイツ……」

193名無しさん:2016/09/17(土) 22:07:42 ID:ziHcdsQk
ーー翌日


ベガ「ダルシム君。空手軍団のダンスレッスンの方はどうだ……? 間に合いそうなのか?」

ダルシム「はい、大丈夫だと思われます」

ベガ「おう、そうかそうか。わかったわかった……ん〜、あ〜、それとな……別件になるんだが、ちょっと来てくれ……」チョイチョイ

ダルシム「……どうされました?」

ベガ「来場者アンケートあるだろ……? それに目を通してたんだが……」

ダルシム「……あ〜、はい」

ベガ「ちょっと、これ見てくれ……」

ダルシム「んっ……? あ〜、あ〜、あ〜……はいはい……」マジマジ

194名無しさん:2016/09/17(土) 22:14:55 ID:ziHcdsQk
ベガ「まぁ、大袈裟に言うと興行に対する不満と言った所だな」

ダルシム「……厳しいですね」

ベガ「いい目を持っているんだ。これは私にも責任はあるが……改善していかなければいけないな。同じ事を繰り返すのはよくない」

ダルシム「そうですね」

ベガ「だから、勉強会を開いてみるというのはどうだろう……?」

ダルシム「……勉強会ですか?」

ベガ「そうだそうだ。プロレス脳というものも鍛えていかねばならんからな……特に、私と防衛戦を行うガイ……対抗戦の最中のキャミィと、
かりん……まぁ、春麗とローズはベテランだから大丈夫だろう」

ダルシム「はいはい」

ベガ「ケンはわかってるだろうから……後はヤムチャだな。こっちも新王者になりたてだからな。この辺にとってはいいテーマだとは思うんだよ」

ダルシム「確かにいいテーマではありますね。では、時間作って軽い勉強会でも行いましょうか?」

ベガ「うむ。頼む」

195名無しさん:2016/09/17(土) 22:26:30 ID:ziHcdsQk
ーーダンスレッスン四日目


ヤムチャ「ほっ……ほっ……ほっ……ほっ……」

エレナ「凄い凄い、ヤムチャ君っ! 見違える程良くなってるー!」パチパチ

リュウ「お〜、お〜」

ケン「居残り練習の成果が出てるじゃねぇか。お〜、お〜、いいぞいいぞ」

ヤムチャ「よしよし……よしっ……! やったっ! やっと追い付いたかな……?」

エレナ「これなら本番もきっと大丈夫だねー! はい、それじゃあ今日はここまでー! いよいよ明日からは本番で踊ってもらうダンスを覚えてもらうよー! また明日も頑張ろうねー!」

ブランカ「はい。それではお疲れ様でした。ありがとうございます」

196名無しさん:2016/09/17(土) 22:34:47 ID:ziHcdsQk
ケン「ジミーさん。今日のコイツの居残り練習は……」

ブランカ「まぁ、今日は居残り練習は必要ないんじゃないですかね?」

ヤムチャ「あ〜、でもケンさんごめんなさい。今日、俺この後別件があるんですよ……」

ケン「あぁ、別件……? なんだ、ソレ……?」

ヤムチャ「いや、でも今日のはすぐに終わると思います。あの〜、終わったらすぐそっちに向かうんで……先行っておいて下さい」

ケン「あぁ、そう。まぁ、わかったけど……お前、今日は顔出せよ〜? バイソンがうるせぇんだぞ!?」

ヤムチャ「わかってますわかってます。ただ、こっちもうるさい奴がいるんですよ。終わったらすぐ向かいますから!」

197名無しさん:2016/09/17(土) 22:44:10 ID:ziHcdsQk
ーーー


ディージェイ「ヘーイ、Mr.ヤムチャっ! 遅くなっちゃったかな!? ソーリー、ソーリー」ガラッ

ヤムチャ「遅いぞこの野郎っ……! お前、昨日ダンスレッスンが終わったら来るって言ってたじゃねぇかっ!」

ダルシム「いや〜、申し訳ない申し訳ない。こっちも稽古が長引いてしまった。私のせいなんだよ」

ディージェイ「ヘイヘイ、Mr.ヤムチャっ! イライラして、ストレス溜め込むのはよくないよっ! もっともっと人生はエンジョイしないとっ!」

ヤムチャ「お前が時間通りに来たら、こっちはイライラしないんだよ、おいっ……!」

ディージェイ「ヘイヘイ、怒っちゃダメダ〜メっ! オーケー、そういう時は楽しく踊ろうじゃないか、イエーイっ!」ルンダルンダ

ヤムチャ「踊るんじゃねぇっ……! 今日のダンスレッスンは終わったよっ……! もういい、もういいっ……!」

ディージェイ「イヤッホオオゥゥ!」ルンダルンダ

ヤムチャ「だから、も〜うっ……! もう、いいからディージェイっ……! その作ってきた曲を聞かせてみろっ!」

198名無しさん:2016/09/17(土) 22:53:27 ID:ziHcdsQk
ディージェイ「ヘイヘイ、オーケーオーケー。それじゃあ、ミーが最高にファンキーにしてきた曲を聞かせてあげるよっ! なんならMr.ヤムチャ、入場曲をこっちに変更してもいいよ〜!」

ブランカ「……入場曲は変更したばかりでしょ、ねぇ?」

ダルシム「あまりコロコロ帰るのは節操がない。ようやくファンの耳に馴染んできたというのに」

ディージェイ「それじゃあ、セットして……オーケー。スイッチオーンっ!」ポチッ


〜 ♪ 〜 ♪


ヤムチャ「……んっ?」

ブランカ「あれ、これ昨日の曲ですか……? 違いますよね、これ……?」

ディージェイ「まだイントロだよ〜! 耳を澄ませてよく聞いてみてよ〜! イエーイっ!」ルンダルンダ

199名無しさん:2016/09/17(土) 23:06:47 ID:ziHcdsQk
〜 ♪ 〜 ♪


ダルシム「あ〜、あ〜、確かに昨日の曲だな。昨日の曲だ」

ブランカ「あれ、ディージェイ君……? でも、昨日のには歌入ってませんでした?」

ディージェイ「ボーカロイド使うって方法もあったけどねっ! 思いきってインストゥルメンタルにしちゃったよっ! ヴァイオリンを使ってるから女性はヴォーカルの雰囲気が出てるだろ!? ヘイヘイ、この辺りはミーのセンスが光る所だねっ!」

ダルシム「君、色々楽器出来ると聞いていたがバイオリンも出来るのか?」

ディージェイ「ヴァイオリンは流石に出来ないっ! これはね、キーボードの音色をヴァイオリンにしたんだ。最近のキーボードってのは、便利でヴァイオリン・ホルン・サックス・トランペット……様々な楽器の音色を出す事が出来るんだよっ!」

ダルシム「……へぇ〜」

ディージェイ「そういった様々な楽器の中から……こ〜う、ベストなチョイスをしていくんだね! ヴァイオリンが果たしてベストなチョイスなのかっ……!? 本当に本当にヴァイオリンがベストなチョイスなのかっ……!? ミーが考えに考え抜いて出した結論だよ、これはっ!」

ブランカ「ディージェイ君、ダブルローリングソバット出す前に、そういう事考えたら絶対によくなりますよ。考えましょう……ねっ、ディージェイ君、考えましょう!」


ヤムチャ「お〜、お〜、お〜……ディージェイ、お前凄いな〜」

200名無しさん:2016/09/17(土) 23:13:19 ID:ziHcdsQk
ディージェイ「ヘイヘイヘイヘーイっ! ファンキーに踊れる曲になっただろうっ!? イエーイっ!」ルンダルンダ

ブランカ「確かに踊るのなら、こっちのディージェイ君のアレンジした曲の方がいいかもしれませんね」

ダルシム「これは入場曲にも使えるんじゃないか?」

ヤムチャ「……あっ!」ガタッ

ディージェイ「ヘーイ、どうしたんだいMr.ヤムチャ。踊りたくなっててきたのか〜いっ!?」

ヤムチャ「いや、踊らないよ、踊らないけど……え〜っと、ブランカさんっ……!? さくらちゃんって、まだ残ってますかね!?」

ブランカ「あ〜、さくらさん……ん〜、まだ残ってると思いますけど……」

ヤムチャ「あ〜、それじゃあ……ちょっとちょっと、俺さくらちゃん呼んできますよっ……! ちょっと、ここで待ってて下さいっ!」

ブランカ「さくらさん……? なんで……?」

ダルシム「あ〜、そうだそうだ。多分コレ、さくら君の後輩の曲だ」

201名無しさん:2016/09/17(土) 23:23:22 ID:ziHcdsQk
ーーー


ベガ「だから明日は……」

さくら「はいはい。そういう事なら自分も参加します」


ドンドン、ドンドン


ベガ「なんだなんだ……? どうぞ〜」

ヤムチャ「さくらちゃ……さん……いますかっ!? あ〜、いたいたっ!」ガラッ

さくら「ちょっとちょっと、ヤムチャさんどうしたんですか……? そんな大原部長が両津勘吉を殺しにくるみたいに血相変えて……どうしたんすか……?」

ベガ「……おいおい、なんだなんだ、騒がしいぞ?」

202名無しさん:2016/09/17(土) 23:27:28 ID:ziHcdsQk
ヤムチャ「ちょっと、さくらちゃんいい……? 今、いい……? 来て来て来て来て……」

さくら「何、何、何……? ヤムチャさん、どうしたの……?」

ベガ「……どうした。ダンスレッスンでトラブルでもあったのか?」

ヤムチャ「あ〜、いえっ……! そうじゃないんですけど……ちょっとの間だけさくらちゃ……さんの事、借りてもいいですか?」

ベガ「まぁいい。丁度こっちも用があったんだ。おい、さくら」

さくら「あっ、はいっ……!」

ベガ「明日の勉強会の事、頼むぞ……?」

さくら「あ〜、はいっ……! はいっ……! わかりました……!」

ヤムチャ「ちょっとちょっと……さくらちゃん、来て来て来て来て……」グイグイ

さくら「わかった、わかったから……引っ張らなくてもいいっす。ねっ……?」


ベガ「……アイツら仲良いなぁ」

203名無しさん:2016/09/17(土) 23:28:24 ID:ziHcdsQk
今日はここまで

204名無しさん:2016/09/17(土) 23:30:13 ID:dBFAh5jM
乙です
こち亀今日で最終回でしたねー
長い連載お疲れ様でした

205名無しさん:2016/09/17(土) 23:32:24 ID:0N11shrU


りょおおつぅw 無理矢理w
さくらの入場曲にするのかな?

206名無しさん:2016/09/17(土) 23:52:37 ID:8KJZfJeI
乙乙
DJが一日でやってくれました

207名無しさん:2016/09/18(日) 00:20:01 ID:q4AxOpDc
おつおつー

目の肥えたファンって誰なんだろう?
亀仙人がお忍びでやってきてて、少しアドバイス書いたとかあったら面白いけど
>>205
さくらの入場曲いいね!ひなたが喜びそうだ!!

208名無しさん:2016/09/18(日) 00:31:06 ID:qhot3IFE
乙!
DJってすごすぎ
これが他のレスラーにも解ってもらえたらいいのになあ(扱い方とか?)

209名無しさん:2016/09/18(日) 03:28:39 ID:nFLJBD9g
ブランカがDJの能力認めて必死になってるのが草
何故ミュージシャンではなくミュージックファイターを目指してしまったのか

210名無しさん:2016/09/18(日) 05:26:57 ID:sCZrEmNY
乙っした
聞き手的には最高でも作曲者的にはどうなんだろ
素人バンドならともかくプロならプライドズタズタになりそう
刺激受けてレベルアップってパターンもあるか

211名無しさん:2016/09/18(日) 06:14:55 ID:ID8EyjFU
>>210
ディージェイの知名度にもよるんじゃない?
超有名とかだったら腰抜かしたりして。

212名無しさん:2016/09/18(日) 09:34:50 ID:qt7dKEtA
おつです
ベガ様ルートで春麗達に二人の事バレちゃうのかな

213名無しさん:2016/09/18(日) 12:30:53 ID:/7GuMAX.
こち亀最終回だったんだな
1ナイス

214名無しさん:2016/09/18(日) 12:46:49 ID:8G7EB9E6
見てないけど今日アニメもしてたねこち亀

215名無しさん:2016/09/18(日) 22:00:55 ID:dnwIU4R2
ーーー


ダルシム「しかし、ディージェイ君。これだけの物を作るだなんて、苦労したんじゃないのか?」

ディージェイ「そ〜んな事ないよっ! ミーの手にかかれば、ちょちょいのちょいちょいさ!」

ダルシム「あぁ、そうか」

ディージェイ「確かにミーはこの曲を1から100の物にしたっ! だけど、1から100を作り出す事と……0から1を生み出す事……これはね、確実に後者の方が難しいし、労力のかかる事なんだよっ!」

ダルシム「あぁ、なるほどなるほど」

ディージェイ「この曲に関しては、その一番難しい0から1を生み出す作業が終わってるんだから……後はちょちょいのちょいちょいちょいさっ! 楽勝だよっ!」

ブランカ「何故、音楽に関してはそこまで視野が広いのに、プロレスになったら君は……あ〜あ〜……」

ダルシム「だから、アレだろ……? ディージェイ君はプロレスの中でも、他人の作り出した物を使うのではなく……こ〜う、0から新しく自分が生み出した物を出していきたいわけなんだな」

ディージェイ「そうそうそうそうっ! Mr.ダルシム、それそれそれっ!」

ブランカ「でも、必ず基礎が必要になってくる時もあるんですよ。ねっ、音楽だってそうでしょ?」

ディージェイ「わかってるよ〜! だから、Mr.ダルシムと今日もちゃんと稽古したよ! Mr.ブランカっ……! Mr.本田っ……! 二人も手伝ってくれなきゃダメだよっ!」

ダルシム「本田君はガイ君の方を見てるからな。少し我慢してくれ」

216名無しさん:2016/09/18(日) 22:09:05 ID:dnwIU4R2
ヤムチャ「さくらちゃん、こっちこっちこっち……」

さくら「も〜う、なんなんすか……」


ダルシム「あっ、連れてきたようだな」チラッ

ブランカ「はい、戻ってきました」

ディージェイ「ヘーイっ! Mr.ヤムチャ、何してたんだっ!?」


さくら「あっ、ジミーさん、ダルシムさん……それにディージェイさん……お疲れ様です。何かトラブルでもあったんですか……?」

ヤムチャ「あ〜っと、さくらちゃん。まぁ、いいやっ! とりあえず、これ聞いてよっ! これこれこれっ!」ポチッ

さくら「……んっ?」

217名無しさん:2016/09/18(日) 22:19:36 ID:dnwIU4R2
〜 ♪ 〜 ♪


ダルシム「いや、ダンスレッスンの方は順調だ。今はディージェイ君が何やら曲を作ってきたようなので、皆で聞き入ってたんだよ」

さくら「あっ、そうなんだ。これ、ディージェイさんが作ってきた曲なんっすね。んっ……?」

ディージェイ「なるほどね、Mr.ヤムチャっ! ミーの曲の素晴らしさをMs.さくらにも教えてあげようという事かっ! ヘイヘイ、少しは気が利くじゃない」

さくら「あれ、これって……ひなたの曲っ!?」

ヤムチャ「そうなんだよ、ディージェイが何かやって……なんか、こんな感じになってるんだよっ! 凄いよね、コレっ……!?」

さくら「うわ〜、凄い凄い……うわ〜、凄〜いっ!」

ヤムチャ「それで、ちょっと入場曲に使えるかもしれないって話になって……俺は、この前作ってもらった曲があるからさぁ……? それじゃあ、さくらちゃんにコレどうかな〜って思ってさ!」

さくら「……あ〜、あ〜っ!」

ヤムチャ「だってこの曲って……さくらちゃんの持ち物でもあるんでしょ!? それなら、さくらちゃんが使えばいいじゃない。俺はもう持ってるし」

218名無しさん:2016/09/18(日) 22:54:08 ID:UNZXLfDk
大丈夫?

219名無しさん:2016/09/18(日) 22:55:41 ID:dnwIU4R2
さくら「確かにこれは今の自分の入場曲よりも格好いいっすね」

ヤムチャ「でしょでしょ!? おい、ディージェイいいよなぁ!? これ、さくらちゃんの入場曲に使ってもいいよなぁ!?」

ディージェイ「ヘーイ、な〜んでMs.さくらにあげなきゃいけないんだよっ! ミーはそんなつもりで作ったんじゃないよ!」

ヤムチャ「そんなケチ臭い事言うんじゃねぇよ……頼むよ、頼むよっ!」ペコッ

ダルシム「……ディージェイ君、こんないい曲を我々だけの物にしておくのは勿体ない。これは是非、ファンにも聞かせるべきだよ」

ディージェイ「わかったわかったっ! そこまで言うなら、Ms.さくらにプレゼント・フォー・ユーだっ! その代わり、大事に使わないとミーは怒っちゃうよ〜!」

さくら「いや〜、勿論っ! ありがとうございますっ! あの〜、ちょっとちょっと、ヤムチャさんいいっすか……?」クイクイ

ヤムチャ「……んっ?」

さくら「ちょっとちょっと……こっちこっち……」クイクイ

ヤムチャ「あれ、あれ……? さくらちゃん、どうしたの……?」

さくら「いいからいいから、こっちこっち……」

ヤムチャ「……はい」

220名無しさん:2016/09/18(日) 23:09:32 ID:dnwIU4R2
ーーー


さくら「……ふう」バタン

ヤムチャ「あれ、さくらちゃんどうしたの……?」

さくら「……コレ、ヤムチャさんが頼んだんすか?」

ヤムチャ「……えっ?」

さくら「だから……ディージェイさんに、入場曲をまた作ってくれって……」

ヤムチャ「いや、違うよ違うよ。ディージェイの奴が勝手……ってワケじゃないけど、自分で作って持ってきたんだけど……」

さくら「あっ、そうっすか。それで、盛り上がって……その流れのまま……みたいな感じで……?」

ヤムチャ「そうそうそう。え〜っと、それがどうかしたの?」

221名無しさん:2016/09/18(日) 23:17:18 ID:dnwIU4R2
さくら「勿論いい曲なんですが、うん。絶対ひなたも喜んでくれるだろうし……自分の入場曲にしたい……そんな曲っす……これはそんな曲っす……」

ヤムチャ「……うん」

さくら「ただ、ディージェイさんってそういう入場曲を作る人として、ウチに雇ったワケじゃなくて……レスラーとして雇ってるんですよ。ねっ……? ディージェイさんも、それを望んでここにやってきたんですよ」

ヤムチャ「あぁ。うん、うん……」

さくら「こういう事をするんだったら、ディージェイさんって絶対に音楽の世界にいたままの方が……幸せだったと思うんですよ。多分、これ作るのも、高いゼニーを払わなきゃ、出来なかったでしょうからね……?」

ヤムチャ「……う、うん」

さくら「それはレスラーとしてのディージェイさんを上手く使えていないこっちにも、多くの責任はあるんすけど……う〜ん……だからと言って、ヤムチャさんの入場曲もだし、これも……こういった形で貢献してもらうって言うのは……」

ヤムチャ「……あぁ」

さくら「いい出来なだけに、ちょっと複雑っすねぇ……多分、ジミーさんも同じ事を思ってるんじゃないでしょうか……?」

222名無しさん:2016/09/18(日) 23:24:50 ID:dnwIU4R2
今日は短いけどここまで

>>218
たまに自分の想像してた流れとキャラの動きが一致しないパターンがあるのよ。それで、そういう時って筆が止まっちゃう
今回、そのパターンでした

223名無しさん:2016/09/19(月) 00:03:21 ID:EztGQUUA
乙!
オリジナルって凄いことなのよね

224名無しさん:2016/09/19(月) 00:20:07 ID:wIUnKAXE


予想通りだけど、上に立つ人はいろいろ気にして大変だなぁ
ディージェイが気にも止めてないのは幸いだけど

225名無しさん:2016/09/19(月) 00:28:53 ID:p40pnDIw
おつおつー

>>1
おれらの意見や要望入れようとしてくれるからかな?
良い意見とかあればどうにか入れたくなっちゃうし、そうなると考えてた筋書きと少しズレちゃったりとかありそうだし

筆が止まって結構、なんなら休んでもいいからね
おれらは>>1が納得したものが読めればそれでいいのです

226名無しさん:2016/09/19(月) 00:32:15 ID:YrsoJODA

俺は書き貯めてると思ってたから、何かトラブルがあったのかと思ったよ

227名無しさん:2016/09/19(月) 00:32:54 ID:SYCEL1.6
ナムカププレイヤーの俺からすると、さくらの入場曲ってずっと↓なのかな、と思ってたけど、違うんかな?
ttps://youtu.be/U88XbyQCzIU

228名無しさん:2016/09/19(月) 02:18:41 ID:KcOlMiR6
乙っした
DJの入場曲はDJ作なんだろうか

2291:2016/09/19(月) 21:44:20 ID:f2WbyLbo
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

230名無しさん:2016/09/20(火) 00:20:44 ID:tjrUQ13s
お疲れさまです

231名無しさん:2016/09/20(火) 01:15:02 ID:ytmGyxCM
把握です、

232名無しさん:2016/09/20(火) 01:57:19 ID:Qq4hXDVs
悟空はプロレス見て楽しんでくれるのだろうか
それとも本気でやれと怒るのだろうか

233名無しさん:2016/09/20(火) 04:46:38 ID:6bdrBAMU
どうだろうな
プロレス自体は悟空には理解出来なさそうな気はするけど、ヤムチャの真剣さは理解してくれるだろうし

234名無しさん:2016/09/20(火) 08:22:53 ID:R32ZUvWI
悟空ははじめは文句言いそうだけど、悟飯やチチと一緒に見てたら二人がフォローして納得してそう

235名無しさん:2016/09/20(火) 09:47:32 ID:Wq73NmEc
天下一武闘会の予選とかサタンとのやりとりとかもあれだし、案外理解ありそうな気もするかも

236名無しさん:2016/09/20(火) 12:32:50 ID:rBuZscm6
悟空は戦闘ごとに関しては滅茶苦茶柔軟だから
ちょろっと説明しただけで馴染みそうではある
…でも終盤のあいつらってチョン押しでパンチングマシーン100㌔超えちゃうバケモンなんだよな

237名無しさん:2016/09/20(火) 20:49:49 ID:S.QfLoXs
悟空はサタンのノリを理解してるZ戦士の一人だしそこらへんは大丈夫だよ
これはショーだってすぐわかる方だろ
それより>>236で気がついたけどクリリンもやばい数値だしてたのにこうやって
プロレスに適応出来てるヤムチャのがすごいな

2381:2016/09/20(火) 22:00:30 ID:V/OkIvG2
ヤムチャ「う〜ん、なんかゴメンね……? 盛り上がってたのは俺だけだったのかな……」

さくら「あ〜、いえいえ。そんな事はないっす。だってコレはそもそも上手く使えてないこっちに原因があるんすから」

ヤムチャ「だったらさ……? 俺、もう一回ディージェイと戦ってもいいよ?」

さくら「……んっ?」

ヤムチャ「なんか、アイツ最近熱心に練習してるんでしょ? 良くなってきたんじゃないの?」

さくら「あ〜、そうっすねぇ。ダルシムさんがよく誉めてます」

ヤムチャ「だから、もう一回俺と試合して、それがキッカケになればば……うん。俺は構わないよ」

239名無しさん:2016/09/20(火) 22:06:33 ID:V/OkIvG2
さくら「う〜ん……でも、今ヤムチャさんってタッグベルト持ってるし、王者じゃないですか?」

ヤムチャ「あっ、うん」

さくら「前回ディージェイさんと戦った時は第二試合の方に修行に行くって設定だったけど……じゃあ、今回はその部分どうするかって話になってくるんすよね」

ヤムチャ「あ〜、そうか」

さくら「まぁまぁ、でもディージェイさんについては、もう一回ベガさんと話しますよ。どうすればいい方向に持っていけるかってね?」

ヤムチャ「うん、わかった。お願いね」

240名無しさん:2016/09/20(火) 22:13:07 ID:V/OkIvG2
さくら「あっ、それと話は変わるんすけど、ヤムチャさん」

ヤムチャ「んっ、どうしたの?」

さくら「明日、勉強会が開かれるんすよ。それに参加してもらいたいんすよ」

ヤムチャ「えっ、勉強会……?」

さくら「ヤムチャさんだけじゃなくてキャミィさんとか、かりんも参加しますよ。30分ぐらいかな?」

ヤムチャ「あっ、よかったよかった。俺だけじゃないんだね」

さくら「だから明日のヤムチャさんは、30分程勉強会に参加してもらってから、ダンスレッスンという事で……」

ヤムチャ「わかったわかった、勉強会ね。了解、了解」

さくら「よろしくお願いします」ペコッ

ヤムチャ「うん。あの〜……ディージェイの事も……よろしくね……?」

さくら「はい。折角こっちの世界に来てくれたんっすから……リングの上でも魅力的な人にしていかないといけないっすよね。ベガさんと話していきます」

241名無しさん:2016/09/20(火) 22:13:28 ID:b6mZuAhI
またディージェイの出番が来る!
やったぜ。

242名無しさん:2016/09/20(火) 22:21:20 ID:V/OkIvG2
ちょっと本スレストップして短編書きます
二三日、続ける事になるかもしれません

ガイ「ヤムチャ殿! 勉強会でござる!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1474377548/

243名無しさん:2016/09/20(火) 22:26:47 ID:xW7Ivf/c
スレタイでもござるw
私生活に影響出そうw

244名無しさん:2016/09/21(水) 00:30:25 ID:I6oy2W7g
乙!
良いもの持ってるだけに惜しいよねDJ

245名無しさん:2016/09/21(水) 03:11:26 ID:sVPx74QA
乙乙

246:2016/09/23(金) 21:53:13 ID:4JlABMn2
こっちに戻ってきましたが
今日の更新はお休みです。申し訳ありませぬ

247名無しさん:2016/09/23(金) 22:19:04 ID:Zl1ZyC7U
残念だ

248名無しさん:2016/09/23(金) 23:59:02 ID:v6Wb627I
お疲れさまです

249名無しさん:2016/09/24(土) 21:24:32 ID:5J5nG5IE
なんか、面白くなってきた
ドラゴンボールとの絡みに期待
やっぱ、クロス要素があるといいな

250名無しさん:2016/09/24(土) 22:00:50 ID:mb/Y1ua2
ーー翌日


天津飯「餃子、勉強会だ。例えばクリリン……クリリンの気円斬は、威力よりも貫通力を重視している。それに放出した後、ある程度ならコントロールする事が出来る。いい技だ」

餃子「うん」

天津飯「ヤムチャの練気弾もそうだな。放出した後のコントロールに重点を置いている。その性能は気円斬以上だが……しかし、威力は気円斬に劣る部分があるな」

餃子「うん」

天津飯「ピッコロの魔貫光殺砲……貫通力は気円斬以上だが、しかしこちらはコントロールが効かない。ただ、直線上に放出されるだけだ」

餃子「うん」

天津飯「……餃子のどどん波はこのタイプになるな」

餃子「うん」

天津飯「クリリンやヤムチャのようなコントロールがない分、確実に相手に当てないといけない。動き回る相手を一撃で仕留める……言わば、狩りのようなものだ」

251名無しさん:2016/09/24(土) 22:06:59 ID:mb/Y1ua2
天津飯「俺の場合なら太陽拳がある。一瞬だが相手の目を眩まし、動きを止める事が出来る。その一瞬のチャンスに気功砲をぶつけると言う事だ」

餃子「うん」

天津飯「餃子の場合ならそれは……」

餃子「金縛りの術」

天津飯「そうだ。餃子は金縛りの術で相手の動きを止める事が出来る。動きを止めた後は、どどん波をぶつけてもいいし……俺やピッコロが代わって、コントロールの効かない気功砲や魔貫光殺砲をぶつける事だって出来る」

餃子「うん」

天津飯「しかし、その金縛りの術が俺にも通用しないとなってくると……もうこれは博打に出るしかないと言う事だ。動き回る戦闘中の相手に……一か八かのどどん波を撃っていく事しか手段は残されていないな」

餃子「……うん」

天津飯「逆を言えば、金縛りの術で相手の動きを止める事が出来れば、俺やピッコロのサポートが出来ると言う事だ。餃子は両手を使っていてもいい。仕留めるのは、俺やピッコロになるんだからな」

餃子「うん」

天津飯「先ずは目の前の俺を、金縛りの術で1秒でもいい。2秒でもいい。動きを止めれるようになるまで力をつけないとな。そうでないと、この先……ついてこれないぞ?」

餃子「わかった」

252名無しさん:2016/09/24(土) 22:12:24 ID:mDUPy21w
繰気弾じゃないのか?

253名無しさん:2016/09/24(土) 22:16:12 ID:mb/Y1ua2
天津飯「よし、それじゃあそろそろ頭の鍛練だけではなく、身体の鍛練の方も始めようか」

餃子「次は置いていかれないように頑張る」

天津飯「餃子っ……! それではいくぞっ……!」シュバッ

餃子「……はいっ!」シュバッ

天津飯「だあああぁぁっ……!」

餃子「はっ……!」

天津飯「甘い甘いっ……! もっと集中だっ……! 集中するんだ、餃子っ……!」

餃子「……くっ!」

天津飯(日々、身体を動かしていないと戦闘勘は薄れ、そしてすぐに力は衰えてしまう……俺も餃子もこうやって、毎日身体を動かしているる……)

餃子「……はっ!」

天津飯(ヤムチャ……お前は身体を動かしているのか……? 一般人相手に楽な事を考えているようでは……餃子にさえ抜かれてしまう事になるぞ……)

254名無しさん:2016/09/24(土) 22:24:54 ID:mb/Y1ua2
--ダンスレッスン五日目


エレナ「今日からは本番用のダンスを覚えてもらうよー。ここまで学んできた事の総集編だね。また難しくなっていくけど、皆なら大丈夫! さぁ、頑張ろうね!」

ヤムチャ「ま〜た、難しくなるのか〜。ナハハ、困ったなぁ」

ケン「……まぁ、世の中には楽出来る事なんてねぇって事だ」

ヤムチャ「そりゃ、ごもっともな意見ですね……ナハハ、よ〜し、頑張るぞ〜!」

エレナ「心配ないよ。心配ないない! だって、皆は毎日身体を動かして、もうリズム感はバッチリだもん! 身体を動かすのって、気持ちがいいでしょ?」

リュウ「こっちには試合もありますからね。身体を動かすのは、ダンスレッスン以外にも強制的にあるんですよ」

ブランカ「だから、これはアレですよ。ダンスレッスンと同時にスタミナ強化週間でもあるんです」

ヤムチャ「あ〜、なるほどなるほど……このダンスレッスンは俺達のスタミナ強化も兼ねてるんですね」

ケン「まぁ、物は言いようだな。オイ、ヤムチャ……お前多分、騙されてるぞ……?」

ヤムチャ「……えっ?」

ブランカ「そんな事ありませんよ。皆さん、スタミナついてますから」

255名無しさん:2016/09/24(土) 22:33:45 ID:mb/Y1ua2
エレナ「はいはーい。それじゃあ、お喋りはそれくらいにしておいて……本番用のダンス覚えていこうねー! それじゃあ、先ずはリュウ君のパートから!」

リュウ「んっ、俺のパートって事はケンのパートとか、ヤムチャのパートとかもあるって事ですか……?」

エレナ「うん。だって、リングで踊るんだから大きく大きくステージを使っていかないと!」

ケン「まぁ、その辺は試合と同じだな」

エレナ「リュウ君を先頭に……少し後ろの上手にケン君、下手にヤムチャ君が並んだ状態で……花道をダンスしながら入場してもらうよー。そこまでは一緒だねー」

ヤムチャ「はいはいはい」

エレナ「それで、リュウ君はリングイン。ケン君とヤムチャ君はそのまま左右に別れてコーナーポストに昇ってもらいまーす。あー、ジミーさん、ホワイトボードの駒動かして貰ってもいいですか?」

ブランカ「あ〜、はいはい。わかりました……だから、リュウ君がこうで……ケン君がこっち……ヤムチャ君はこっち……なんだか、サッカー監督のような気分ですよ」

256名無しさん:2016/09/24(土) 22:39:18 ID:52pFDztc
チャオズが戦力外になった理由はナッパに超能力が通用しなかったから
相手が強すぎるときは特殊能力効かないと判明してから終わった

257名無しさん:2016/09/24(土) 22:46:30 ID:mb/Y1ua2
エレナ「それで、リュウ君はリングの中央でフリータイム。先ずは一人で踊ってもらいまーす。フリータイムのダンスは、先生がまた教えるからね!」

リュウ「はい。わかりました」

エレナ「それで、リュウ君がリングの中央で踊ってる間は、ケン君とヤムチャ君には、コーナーポストの上で踊ってもらいます」

ヤムチャ「コーナーポストの上……はいはい」

エレナ「ほらほら、やっぱりプロレスらしさも見せていかなきゃいけないでしょ? だから先生、皆の試合沢山見てプロレスの動きを勉強したんだよ? えーっと、だからバルログ君だよね? あの人みたいに、コーナーポストで格好よく決めて……ダンスダンス!」

ケン「先生、イメージとしては伝わりやすいんですけど……アイツ、俺達の敵です」

エレナ「あっ、そうかそうか。そうだったよね! ごめんごめん」

258名無しさん:2016/09/24(土) 22:56:17 ID:mb/Y1ua2
エレナ「えー、ケン君とヤムチャ君はそのままリングに入って……今度はケン君がリングの中心に……ヤムチャ君はそのまま反対側のコーナーに向かってもらうよ」

ブランカ「ヤムチャ君は対角線コーナーに動いてもらうと言う事ですね。だから、こういう動きになるわけですね」ススッ

エレナ「リュウ君はケン君と入れ違いになるように、あっちのコーナーに」

ブランカ「ヤムチャ君はそのまま対角線コーナーに移動しますが……ケン君はリュウ君はその動きをリング中央でケン君と入れ替わってと言った所でしょうか? だから、リュウ君はこっちのコーナーです」ススッ

リュウ「あ〜、あ〜」

ケン「うんうん」

ヤムチャ「なるほどなるほど」

エレナ「そしたらケン君はリングの中央でフリータイム! リュウ君とヤムチャ君は、またコーナーポストに昇って踊ってもらうよ」

259名無しさん:2016/09/24(土) 23:09:40 ID:mb/Y1ua2
エレナ「フリータイムが終わったらケン君はリュウ君のいるコーナーの方に移動して……リュウ君はそんなケン君を避けるように、反対側のコーナーの方までダッシュっ!」

ブランカ「え〜、ケン君はこっちに……リュウ君は対角線コーナーまで一気に……だから、こうなりますね?」ススッ

エレナ「それで……出来ればここでリュウ君はコーナーポストをキックして、クルって一回転する大技を決めてもらいたいのが理想なんだけど……そういう事って出来るのかな……? ほら、バルログ君がやってるのあるでしょ?」

リュウ「あぁ、サルト・モルタルを決めろって事ですね。問題ないです。俺も出来ますよ」

ケン「だから先生、バルログが多いって……!」

エレナ「あっ、ごめんごめん。あの人の動きって、どうしてもダンスに使えそうな感じなのが多かったからね」

ブランカ「まぁ、バルログ君はルチャが主体ですからね。エレナ先生、気にする事はありません。続けましょう」

エレナ「はーい。それでリュウ君が大技を決めてるその隙に、ヤムチャ君はリング中央まで移動だよ」

ヤムチャ「うんうん。はいはい」

260名無しさん:2016/09/24(土) 23:18:21 ID:mb/Y1ua2
エレナ「それで今度はヤムチャ君がリング中央でフリータイム! リュウ君とケン君は今度はコーナーに昇らずに、グルっと反時計回りに移動しながら、ダンスダンス!」

ブランカ「え〜っと、だからこういう動きになりますね」ススッ

エレナ「それでこの時、リュウ君とケン君は対称となる位置で踊ってるでしょ? このまま対称の位置を保ちながら踊り続けるんじゃなくて……ケン君はリュウ君より少し遅く……リュウ君はケン君から逃げるように、または追うように移動してほしいの」

ブランカ「え〜、こんな感じですかね……?」ススッ

エレナ「そうそう。そしたらここにヤムチャ君の入れるスペースが出来るよね? ここにフリータイムを終えたヤムチャ君が移動して……この反時計回りに円を描いて回ってるのを、バランス良く三分割!」

リュウ「……あ〜、この部分は難しそうだな」

ケン「綺麗に三分割しなきゃいけねぇんだろ……? ここは練習がいるなぁ……」

ヤムチャ「あっ、俺ラッキー。空いてるスペースに移動するだけでいいじゃん」

261名無しさん:2016/09/24(土) 23:32:20 ID:mb/Y1ua2
エレナ「そのままその大きな円を、徐々に小さくしていって……最後はリング中央に皆が集合。最後はリング中央で皆揃ってダンスだね」

ブランカ「リング中央に集まると。はい、こうですね」ススッ

エレナ「少し複雑な動きかもしれないけど、皆なら……」

リュウ「あ〜、いやいや。大丈夫ですよ。反時計回りに回ってヤムチャのスペースを作る所は練習がいるとは思いますが、それ以外の立ち位置ならもう完璧です」

エレナ「一回しか説明してないよ? もう覚えちゃったの?」

ケン「俺達、こういうのは得意なんですよ。何処に移動しろだの、何処で待機してろだろ……こういう位置取りに関してはコレ、完全に俺達の分野ですね。なぁ……?」

ヤムチャ「ナハハ。これ場外なしのリング内だけですからね。乱闘戦みたいなもんでしょう」

エレナ「乱闘じゃないよー? ダンスだよー?」

リュウ「いやいや、これは完全に乱闘戦ですね」

エレナ「皆、自信があるんだねー。えー、それじゃあ一回皆の動きの確認してみようかな? ダンスはなしで、歩くだけでいいから」

リュウ「了解です。じゃあ、一回で終わらせよう。行こうぜ……?」

ケン「おい、ヤムチャ……お前、失敗したら試合で使わねぇからな……? わかってるよな……?」ニヤニヤ

ヤムチャ「ナハハ、これは流石に……これは流石に失敗しないっすよ。普段はもっとややこしいんですから」

ブランカ「はいはい。一発で終わらせて、フリータイムの練習に移りましょう」

262名無しさん:2016/09/24(土) 23:33:15 ID:mb/Y1ua2
今日はここまで

263名無しさん:2016/09/24(土) 23:38:54 ID:alfBk6js


ヤムチャは素直だなw
コーナーポストの上で踊る…ディージェイ(未遂)があったなぁ

264名無しさん:2016/09/25(日) 00:02:57 ID:6VWbRZhI
乙乙
漫画の話になりますが、界王神様も使えることが判明してましたな>金縛り

265名無しさん:2016/09/25(日) 00:25:11 ID:oYhqaho.
細かいとは思うが、気円斬は貫通じゃなく切断じゃね?

266名無しさん:2016/09/25(日) 00:38:22 ID:MfPfzyY6
乙!
空手軍団は失敗フラグ立てまくりのような

267名無しさん:2016/09/25(日) 01:50:09 ID:K/n6WsZ2
>>256
アニオリだけど、界王星での修行時に格上のピッコロ相手に密着超能力でダメージ通してるけどね
まぁ、インフレの激しい人造人間編以降は戦闘力差も激しいから結局通用しないだろうけど

実は人造人間は素体が生身の人間やロボットだから気での防御ができずにチャオズの超能力が素通しでした、とかだったら面白かったんだけどなぁ
…いや、でも結局あいつらバリア張れるから最終的には効かなそうだな。やっぱりチャオズは置いてくるしかないのか

268名無しさん:2016/09/25(日) 11:31:40 ID:IxNFPUY2
細かいダンスの説明は省略で良かった感じ
本番でも見るんだろうし、何よりホワイトボードありきで説明してるのを、こっちは言葉だけでの理解になるんだからしんどい。

269名無しさん:2016/09/25(日) 18:45:11 ID:XYxAy6MA
乙っした
>>268
打ち合わせしたんだなーいつもの方が動き大変なんだなー
ってのが分かればよいんでね?考えるな!感じろ!的な

270名無しさん:2016/09/25(日) 19:53:58 ID:MIBex682
乙です

根拠ないけど、同じ金縛り系でも、界王神、グルド、餃子のは、それぞれ全く違う技な気がする

そういえば、界王神とグルドのは格上にも通用したな

271名無しさん:2016/09/25(日) 20:32:57 ID:PdJL7S1c
DBは強すぎる相手には特殊能力効かないことがあるからなあ
それに使う前にやられるパターン多い気がするよ

272名無しさん:2016/09/25(日) 21:40:47 ID:fsN6QXsI
DB超の漫画版で言われてるしな
同格や格下ぐらいしか通用しないって

273名無しさん:2016/09/25(日) 22:00:41 ID:VDv540Lk
ーー数時間後


エレナ「はーい。それじゃあ今日のレッスンはここまでーす。凄い凄い。皆、飲み込みが早いねー!」

ブランカ「はい。先生ありがとうございました」

エレナ「それじゃあ、明日は最後の総纏めになるからねー! また明日も頑張ろうねー! お疲れ様でしたー!」

ブランカ「お疲れ様です。明日もよろしくお願いします」

ヤムチャ「お疲れ様です。ありがとうございました!」

ケン「いや〜、疲れた疲れた……」

リュウ「……う〜ん」

ブランカ「それでは、本日のダンスレッスンはここまでにしておきましょうか。皆さんもお疲れ様です」

274名無しさん:2016/09/25(日) 22:06:32 ID:VDv540Lk
ヤムチャ「ブランカさんっ! 今日、俺居残り練習は……」

ブランカ「そうですね。今日は居残り練習は必要ないんじゃないですかね」

ヤムチャ「よぉ〜し、やったぁ! ようやく居残り練習の日々から卒業だっ!」

ケン「や〜っと、お前もこっちに合流出来るな。心配かけやがって、この野郎……」

ヤムチャ「ナハハ。すいませんすいません。でも今日は居残り練習はなしだから、二人と一緒に……」

リュウ「……いや、待て。居残り練習していこう」

ヤムチャ「……えっ!?」

275名無しさん:2016/09/25(日) 22:14:10 ID:VDv540Lk
ヤムチャ「え〜っと、リュウさん……俺、まだ何か出来てなかった所ってありましたかね……?」

ブランカ「今日は出来てたような気がしますけどね」

リュウ「あ〜、いや……ヤムチャ一人が居残り練習ってワケじゃなくて、俺達三人で居残り練習って事です」

ケン「……えっ、俺もかよ!?」

リュウ「ちょっと俺はこのダンス……納得いってないんだよ……」

ブランカ「……納得いってないって、何処がですか?」

リュウ「……プロレス成分が足りていないですね」

ブランカ「はぁ」

276名無しさん:2016/09/25(日) 22:23:12 ID:VDv540Lk
リュウ「それぞれのフリーパートの所でパンチやキックの動きを組み込んではくれてましたけど……それも殆どおまけ程度のものですよね? それと他のプロレスの動きって言ったら、俺のサルト・モルタルぐらいか」

ケン「まぁ、そうだな」

リュウ「それにこのダンスも結構長々と踊る事になりますが、結局の所使われるのって15秒ぐらいですよね? あっちのCMプロデューサーさんが、この長々と踊るダンスを切り貼り切り貼りして……CMにしていくんですよね?」

ブランカ「まぁ、飲料水の宣伝カットもあるでしょうし、実際にCMで使われるのは15秒より短くなるでしょうね。10秒ぐらいになるんでしょうかね?」

リュウ「このダンスをフルで見るのって、この日会場に足を運んだファンじゃないですか? その足を運ぶファンは絶対プロレスファンじゃないですか?」

ブランカ「はいはい」

リュウ「俺達はダンサーじゃないんですよ。レスラーなんですよ。レスラーはレスラーのダンスを見せなきゃいけないんですよ。だから俺、このダンスは納得いってませんよ。やるならもっとレスラーっぽくやった方が、会場に足を運んだファンも楽しめると思います」

277名無しさん:2016/09/25(日) 22:36:30 ID:VDv540Lk
ケン「ふ〜ん……何か、考えがあるのか……?」

リュウ「だから、ベースは先生の考えた動きでいいと思うんだよ」

ヤムチャ「はいはい」

リュウ「それで俺、ケン、ヤムチャの順にリングの中央でフリータイムがあるだろ……? リング中央で踊っていた人間は、次に中央に誰かが向かってきたら、スッと場所を譲りつつ……邪魔にならないように、ハケるって感じだよな?」

ブランカ「はいはい」

リュウ「ここが良くないと思うんだよな。だからこの部分を三人で居残り練習でアレンジしていかないかと提案してるワケだな」

ヤムチャ「でも、アレンジってどういう風にしていけばいいんですかね……?」

リュウ「……だから、テーマは主役の奪い合いって所かな?」

ヤムチャ「……ほうほう」

278名無しさん:2016/09/25(日) 22:49:15 ID:VDv540Lk
リュウ「公開CM撮影という事で、浮かれてる空手軍団……それぞれが、誰よりも目立ちたいと考えている……」

ヤムチャ「はいはい」

リュウ「リング中央というのは、誰よりも目立つポジション……リング中央で踊る事によって、一番目立つ主役になれるという事だ」

ケン「なるほどなるほど……お前の考えが少し読めてきたぞ……」

リュウ「流石にぶっつけ本番でこれをやる勇気は俺にもない。だから、ちょっと三人残って練習して完成させて……明日、一度エレナ先生に見せて、ゴーサインが出るかどうかの確認をしよう」

ケン「オーケー、オーケー。確かにそっちの方が俺好みではあるし……ファンも好むかもしれねぇな……わかったわかった、その案でいこう」

ヤムチャ「え〜っと、え〜っと……つまり……んっ……? つまり……んっ……?」

279名無しさん:2016/09/25(日) 23:14:08 ID:VDv540Lk
ーーー


ユン(リスクを背負うか……それとも、無難に責めるか……)

ホーク「私達のメインイベントは明後日ですね」

ユン(その通り……俺達のメインイベントは明後日……)

ガイル「まぁ、何というか……アドリブ力の試される試合にはなるだろうな」

ユン「空手軍団にとってはどうでもいい試合でも、俺達にとっては大一番じゃんっ! 事細かに打ち合わせしてくれてもいいんじゃねぇかなぁ!?」

ガイル「仕方ねぇだろ……アイツらにはダンスレッスンもあるんだから。それにお前、事細かに決めた所でどうせ守らねぇだろ……?」

ユン「そんな事ないですよっ! メインイベントだったら俺もしっかりやります!」

ガイル「じゃあ、何だ……? やっぱりメインイベント以外はしっかりしてねぇって事なのか……?」

ユン「……えぇっ!?」

ホーク「まぁ、私達の方だけもしっかりしておきましょう」

280名無しさん:2016/09/25(日) 23:25:52 ID:n2CpSa5c
ユン、墓穴掘ったなw 張り切りすぎて空回りしないようにな

281名無しさん:2016/09/25(日) 23:27:05 ID:VDv540Lk
ガイル「あんまりとっかえひっかえする事は出来ない試合になると思うからよぉ……? とにかく、あの三人のうち誰を担当するぐらいはここで決めておくか」

ホーク「はい」

ガイル「わかってると思うが、現状美味しい相手はケンとヤムチャだ。こいつらはタッグ王者だからな。ここと因縁を作れれば、王者戦に繋げる事も出来るだろう」

ホーク「そうですね」

ユン(う〜ん……ケンさんにいくか……ヤムチャにいくか……)

ガイル「残り物のリュウは俺が担当してやるよ。誰かがリュウを担当しなきゃいけねぇんだ……それなら、そこはもう俺でいい」

ホーク「はい」

ガイル「だから、ユンとホーク……お前ら、どっちがケンを担当して……どっちがヤムチャを担当するか……そこ選べよ」

ホーク「う〜ん、そうですね」

ユン(安定した試合が作れるのは、おそらくケンさん……けど、俺のやられるターンが多くなるんだろうなぁ……ヤムチャが相手の場合は、俺のターンを結構作れるだろうが……)

ホーク「ヤムチャさんとは初なんですよね。ガイルさんは、一度経験があるんですよね?」

ガイル「まぁな。でも、あの時は打ち合わせもあったからな」

ユン(そうなんだよなぁ……ヤムチャと打ち合わせなしは、リスクがあるんだよ……俺、一回やっちまってるからなぁ……二度目の失敗は出来ねぇんだよなぁ……)

282名無しさん:2016/09/25(日) 23:27:55 ID:VDv540Lk
今日は短いけどここまでです

283名無しさん:2016/09/25(日) 23:32:59 ID:i/02Ch4k
おつー
ユンは一度どころかかなり痛い目にあってほしいので
大惨事か大失敗してほしいところw

284名無しさん:2016/09/25(日) 23:50:43 ID:n2CpSa5c


やらかした時の対応を見たいから、ケンーユンを是非w
あと、たしかウルフバスターを命名したのがホークだったはず
名付け親に食らわせて、恩返し?して欲しい

285名無しさん:2016/09/25(日) 23:58:10 ID:jbX/8YT2
まあ酷い失敗しなけりゃなんでもいいゾ

286名無しさん:2016/09/26(月) 00:46:00 ID:I6rEqIp.
乙!
そうか、誰相手だと美味しいとかあるよなあ

287名無しさん:2016/09/26(月) 01:13:23 ID:1LdrQAPs
おつおつー

ユンは反省の色がないから、ほんと一回は痛い目見ていいと思うんだー
最初はヤムチャとやって、上手いことユンのターンで進むけど、その内欲が出てリュウを攻めて、やりかしてしまうって流れとかどうでしょう?

288名無しさん:2016/09/26(月) 02:07:44 ID:OuZlbOCQ
乙乙
リュウが残り物というのもどうもアレな感じやな

289名無しさん:2016/09/26(月) 02:30:42 ID:MpcS9cPM
痛い目と言っても良い意味であって欲しいな。
雑念が振り払えて周りが見える方向にと言うか

本人も周りに迷惑かけてるの分かってるけど真摯に出来ない状態。これってガツンと反省させられるよりしんどいんよね。
なんとかキッカケさえ掴めると良いんだが…

期間が伸びてるだけに事故が心配やで

290名無しさん:2016/09/26(月) 06:21:16 ID:0rV/Jg9w
乙っした
リング中央の取り合い…ラストはヤムチャ…いいのか?
アレンジ見て先生が順番変えるかもな
私は狼対鷹が見たいぞ!

291名無しさん:2016/09/26(月) 09:09:44 ID:yBpwOeqM
前門の虎、後門の狼ということでサガットとタッグを........

292名無しさん:2016/09/26(月) 09:29:35 ID:drMVeRvE
ヤムチャ相手だとやらかし率は上がるけど多分その後のダメージは少ない
タフだし激おこまではいかなそう
ケンさん相手だとやらかし率は下がるけどやらかしたらヤバそう
フォローは的確にしてくれるだろうけどケンさんキレたらアカンことになるのは目に見える

293名無しさん:2016/09/26(月) 09:30:04 ID:nUWlctNo

なんだかんだリュウとガイルの対決は初代スト2から楽しんでるおっさんとしては楽しみではある

294名無しさん:2016/09/26(月) 09:59:47 ID:gyTB1Hc2
ヤムチャ相手ならとりあえずヤムチャが怪我するってことだけはないからな

295名無しさん:2016/09/26(月) 10:07:58 ID:7xR47uBY
ストプロとは全くの関係が無い天津飯の心配もしなければいけないのに、ユンはやらかしてくれるなよ
スポンサー付きのストプロで一番大切な試合になるんだからな
ユンがやらかしたり、プロレスを知らない天津飯が空気読めないことをして、スポンサーを怒らせたりしたらと思うと、
物語的には面白いことになりそうだよなぁ

296名無しさん:2016/09/26(月) 10:30:50 ID:yBpwOeqM
まあまて
ユンがやらかす可能性もあるけどそれ以前にヤムチャが無茶する可能性もあるんだぞ()

297名無しさん:2016/09/26(月) 20:11:48 ID:eSJ.kNYs
最近のヤムチャはしっかりしてるし大丈夫やろ()

298名無しさん:2016/09/26(月) 20:57:08 ID:tFq1hTPE
ディージェイがリュウ達のダンスを見て、ミュージックファイターとして飛躍してきそうな予感

299:2016/09/26(月) 22:02:04 ID:P3XNNWjE
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

300名無しさん:2016/09/26(月) 22:13:32 ID:gyTB1Hc2
わかりました
はいきゅーけんみたいです

301名無しさん:2016/09/26(月) 22:15:48 ID:neK887wI
イッチ乙!ゆっくり休んでくれ

302名無しさん:2016/09/26(月) 23:03:07 ID:lWtrqz0k
明日を楽しみに待ってる。

この前の乱入で、試合が詳しく描かれてないのがホークとフェイロン(あとザンギエフ)だけになったし、ホークはたっぷり見たい。折角だしヤムチャとやって欲しいな。
カード見ると次も女子部・王者戦・メインになりそうだな。さくらがジョバーになりそうな臭いがぷんぷんするぜ。

303名無しさん:2016/09/27(火) 17:42:57 ID:cs2m6EEc
ヤムチャのダンス見てみてえ

304名無しさん:2016/09/27(火) 22:00:14 ID:.7hmeOYY
ホーク「私、ヤムチャさんいってもいいでしょうか?」

ガイル「ホークがヤムチャって事はユンはケンって事になるな。どうする……? 逆のパターンもあるぞ」

ユン「えっ……? あ〜、え〜……お前、ヤムチャがいいの……?」

ホーク「私達の中では、一番力足らずの私が空手軍団三番手のヤムチャさんとぶつかるのが自然な流れだと思うんですよね。ハハハハ!」

ユン「う〜ん、う〜ん……まぁ、そうかもしれねぇなぁ……」

ホーク「なので、私が三番手のヤムチャさんで……ユンさんは二番手のケンさん……どうでしょう?」

ユン(う〜ん……まぁ今回はホークにリスクを背負って貰って安全策を取っておくか……俺はもうやらかせねぇからな……)

ガイル「……どうする?」

ユン「わかりました。じゃあ俺ケンさんいきます」

305名無しさん:2016/09/27(火) 22:05:08 ID:51pwoVAM
お、鷹ー狼、実現!楽しみだな

306名無しさん:2016/09/27(火) 22:06:43 ID:.7hmeOYY
ガイル「よしよし、じゃあそれでいくか。ホークがヤムチャを担当。ユンはケンだ。それでコイツらはタッグ王者でもあるからな」

ホーク「はい」

ユン「はい」

ガイル「メインイベントとタッグ王者相手……ダブルで美味しい展開だよ。ここで爪痕を残そうぜ。そうする事はおめぇらだけじゃなくて、ヤンとフェイロンにも繋がるんだから」

ホーク「はい」

ユン「……ヤンもうるせぇからなぁ」

ガイル「それで、残り物のリュウと……お前らのフォローは俺に任せておけ。俺は自分を犠牲にしてお前らに美味しい相手を譲ってやってんだ……」

ホーク「ありがとうございます」

ユン「……ちょっと恩着せがましくないですか?」

ガイル「やかましいっ……! とにかくお前らはケンとヤムチャっ……! 目の前の相手だけに集中しろっ!」

307名無しさん:2016/09/27(火) 22:14:17 ID:.7hmeOYY
ーー翌日


ローズ「かりんちゃん、聞いて聞いて。大ニュースよ。大・大・大ニュース」

かりん「なんです……?」

ローズ「なんとなんと、さくらちゃんだけではなく……春麗にも男の影があり!」

かりん「……えっ、春麗さんに?」

ローズ「相手は誰だと思う……? なんとなんと、ガイ君っ! 春麗がガイ君に何かプレゼントあげたんだって!」

かりん「あぁ、それ聞きましたわ。忍者の小説をプレゼントしたんですわよね? でもアレはキャラチェンジがあるって事で……」

ローズ「そういうのを建前にして……こう気を惹いていくんじゃないのっ!春麗はガイ君の気を惹いてるのよ」

かりん「なんでもすぐそうやって結びつけるんですわね。ないですわ。ないですわ……」

ローズ「でもガイ君って悪くないでしょ……? ほら、うちの団体の中ではイケメンの部類に入るでしょ……?」

かりん「う〜ん……まぁ、顔は整ってますけど……」


バイソン「……」キョロキョロ

308名無しさん:2016/09/27(火) 22:19:34 ID:.7hmeOYY
ローズ「あ〜ら、あらあら……これはこれは、ブサメンで顔の整ってないバイソンちゃんじゃないの」

バイソン「んあぁっ……!? いきなり人を捕まえて、なんだそりゃっ……! 失礼にも程があるってもんだぞ……! そういう事言うんだったら……てめぇだってババアじゃねぇかっ!?」

ローズ「う〜ん、聞こえないなぁ……なぁ〜んか、ババアとか聞こえたけど気のせいだよね。うんうん、きっと気のせい……」ムギュ

バイソン「い〜ででででっ……! 頬をつねるなっ……! 俺がブサメンなら、てめぇはババアだこの野郎っ……!」

ローズ「……聞こえな〜い。聞こえな〜い」

かりん「バイソンさん、こんな所で何してるんですか?」

ローズ「そうよ。バイソンちゃんがその顔でキョロキョロしてたら、完全に変質者じゃないのよ? 何してるの……?」

バイソン「やかましいっ……! 細けぇ事は気にするなっ……! 散れ散れっ……!」

309名無しさん:2016/09/27(火) 22:25:22 ID:.7hmeOYY
かりん「……こっちの奥に何かあるのですか?」チラッ

バイソン「あ〜、ダメだよっ! ダメダメダメっ……! ここから先は立ち入り禁止だってのっ! ダメダメ、ストップストップ……はい、散った散ったっ……!」

ローズ「あら……何、その態度……なぁ〜んか、怪しいわねぇ〜? なぁ〜んか、隠してるでしょ……?」

バイソン「何も怪しくねぇってのっ……! 何も隠してねぇってのっ……! いいから散った散った散ったっ……!」

ローズ「これは確実に何か隠してるわね……そういう事なら……えいっ……!」ガシッ

バイソン「あっ……! うおっ……!」

ローズ「かりんちゃん、今よっ……! お姉さんがバイソンちゃんを押さえておくから行きなさいっ……!」

かりん「はい。わかりましたわ!」

バイソン「あ〜、ダメだってのっ……! そっち行っちゃダメだってのっ……! ここから先は通行禁止なんだからっ……!」

310名無しさん:2016/09/27(火) 22:31:56 ID:.7hmeOYY
かりん「一体、バイソンさんはこの先に何を隠して……んっ……?」チラッ


ベガ「……う〜ん。サガットの長身が羨ましいなぁ」

バルログ「そうですね。こっちは椅子の上に乗って背伸びして……ギリギリ見えるか見えないかですからね……」

サガット「……自分は楽に覗けてますよ。身長のアドバンテージですね」


かりん「え〜っと……これは……」


ベガ「……あ〜あ〜、こんな事になるなら、もう少し低い位置に窓を設置しておけばよかったかな」

バルログ「椅子じゃなくて、テーブルとかラダーとか持ってきた方がよかったかもしれませんね」

サガット「……まぁまぁ、いいじゃないですか。覗きを続けましょう」


かりん「……」ササッ

311名無しさん:2016/09/27(火) 22:37:48 ID:.7hmeOYY
ローズ「かりんちゃん、どうだった? この奥に何があったの……?」

かりん「……シャドルーのとんでもない悪事を見てしまいましたわ」

バイソン「いやっ、君は何も見ていないっ……! 君は何も見なかったっ……! いいねっ……!?」

ローズ「悪事……? 悪事って何してたの……?」

かりん「ベガさんと、バルログさんと、サガットさんが……椅子の上に乗って、窓から中を眺めてたのですわ……覗きをしてたんですわ……」

バイソン「違うっ……! 違うっ……! 確かに覗きだけど……覗きじゃねぇんだよっ……! 覗きじゃねぇんだよっ……!」

ローズ「ちょっとちょっと……覗きってどういう事……!? ちょっとちょっと……何それ何それ……? それお姉さんも、見に行くわ!」

バイソン「あっ、こら待て、ババアっ……! てめぇも行くんじゃねぇよっ!」

312名無しさん:2016/09/27(火) 22:43:49 ID:.7hmeOYY
ローズ「うわっ、本当だ……シャドルーが椅子の上に乗って、窓から部屋の中を覗いてる……これ、覗きだわ……」ササッ

バイソン「だから、これには事情があるんだよっ……! もう、いいからババアは引っ込めっ……! 引っ込め引っ込めっ……!」


バルログ「……んっ?」チラッ

サガット「おい、バイソンっ! 何をしているっ! しっかり見張っておけと言っただろうがっ!」

ベガ「……サガット、大声を出すなっ! 我々がここで覗いてるという事がバレてしまうだろうっ!」


ローズ「ねぇ、皆……何してるの……?」


ベガ「……見ての通り、覗きである」

バイソン「おい、サガットちゃん交代だ。交代っ! そういう風に俺を責めるんだったら、サガットちゃんが見張り番やればいいじゃなねぇかよっ!? 俺にも覗かせろ、交代だ交代っ!」

サガット「わかったわかった。それじゃあ、交代しよう……ローズさん……これはあまり見られたくない絵面なんですよ。自分と一緒に戻りましょう」

313名無しさん:2016/09/27(火) 22:47:52 ID:.7hmeOYY
ローズ「……確かにかりんちゃんの言う通り、シャドルーが揃って覗きをしてたわ」

かりん「……ねっ?」

サガット「我々の名誉の為に多少の訂正はさせて頂きますが、あそこは女子更衣室でもシャワー室でもありません。道場です。我々は道場を覗いてたんですよ?」

ローズ「……なんで、道場をコソコソ覗いてるの? 十分変質者だよ?」

サガット「ほら、今道場で空手軍団の三人がダンスレッスンを行ってるじゃないですか……? 明日が本番です。それでどういう感じになってるかと思って……皆で外から覗いてたんですよ」

かりん「……わざわざ、あんな辺な場所から?」

サガット「ダンさんやさくらちゃんは中に入って見学しているんですがね……俺達はシャドルーなんですよ。空手軍団の敵対組織で……道場の中にはダンスレッスンの講師の方がいるんですよ」

ローズ「あ〜、水着の先生がどうのこうのってさくらちゃんが言ってわね」

サガット「その方の前で見学をさせてくれとは、我々の立場だと……言い出し辛いじゃないですか……?」

かりん「あ〜、そういう事だったのですわね。だからあんな影からコソコソ覗いていたというワケなんですね」

314名無しさん:2016/09/27(火) 22:52:27 ID:.7hmeOYY
サガット「ベガ様はダンスレッスンの出来を確認しておく必要がありますけど……流石にベガ様も、一人であそこから覗くのは恥ずかしいそうです」

ローズ「まぁ、確かに一人でああやって覗いてたら、それこそ完全な変質者よ」

サガット「という事で、俺達もその付き添い……という事で。まぁ、俺達自身もどういった出来になってたか気になる部分も勿論ありましたがね」

かりん「でも、シャドルーが揃って覗いてたのも……異様な光景でした」

サガット「だからその姿を見られないように、ここにバイソンを置いておいたんですが……ははは、結局見られる事になってしまったか」

ローズ「だって仕方ないじゃない。バイソンちゃんがここで挙動不審にキョロキョロしてたんだから。この先に何かあるんじゃないかってて、気になっちゃうわよ」

かりん「ええ」

サガット「ははは。まぁ、異様な光景だったとは思いますがね……我々は決してやましい事をしていたワケではありません」

315名無しさん:2016/09/27(火) 22:58:03 ID:.7hmeOYY
ローズ「まぁ、覗きも程々にね」

サガット「はい。程々にしておきます」

かりん「……ダンスの方の出来はどうでした?」

サガット「う〜ん、そうだな……順調にいってたんじゃないかな……? とは言っても明日が本番なので順調にいってなかったら困る話なんですが」

ローズ「それじゃあ、ちょっと私達も見に行ってみようか。ねっ……?」

かりん「そうですわね」

ローズ「私達はサガット君達と違ってコソコソ覗き回らないでも、正面から堂々と見学しても大丈夫だよね〜。それじゃあ、かりんちゃん見に行ってみようよ」

かりん「はい」

ローズ「サガット君、それじゃあね〜。私達は正面から堂々と見学に行ってくるわ。バイバ〜イ。隠れてコソコソ頑張ってね〜」

サガット「こっちも好き好んでコソコソやってるワケじゃないんですよ……う〜ん、まぁごゆっくり」

316名無しさん:2016/09/27(火) 23:02:10 ID:.7hmeOYY
サガット「よからぬ噂を立てられぬといいが……まぁ、いいか。今度は俺が見張りを……んっ……?」キョロキョロ

春麗「アタシはちょっと先輩らしい所を見せようと思っただけなのよ。それをローズが変な感じで弄ってくるのよ。本当、アイツは困った奴ねぇ……」

キャミィ「キャラチェンジがスムーズにいくようにの餞別ですよね? あっ、サガットさん。お疲れ様です」

サガット「お、おう……お疲れ様……」

春麗「んっ……? ねぇ、アンタ……こんな所で大の男が突っ立って、何してるの……?」

サガット「えっ……あ〜、いや……別に何をしてるってワケではありませんよ……ただ突っ立ってるだけです」

春麗「……なぁ〜んか、怪しいわね。この奥に何かあるの?」

サガット「あ〜、いや、何もないですよ……この先は、通行禁止です」アセアセ

春麗「何か隠してない……? ちょっと怪しいわ……そこ退きなさい。ちょっと見に行くわ。ほら、キャミィも一緒にいくわよ」

キャミィ「はい」

サガット「ダメですよ。今、こっちに行くのはマズいのです。絵面が非常にマズいのです。通行禁止です」アセアセ

春麗「通行禁止なんてないないない……はいはい、退きなさい退きなさい……」

サガット「あ〜、あ〜……ちょっとちょっとちょっとっ……!」アセアセ

317名無しさん:2016/09/27(火) 23:08:54 ID:.7hmeOYY
ーーダンスレッスン最終日


エレナ「わぁー、わぁー。凄い凄ーい!」パチパチ

さくら「……このダンスを先生が考えてくれたんすか?」

ブランカ「あ〜、いや。先生が考えたダンスを彼らがアレンジしていった感じですね。流石に先生はこんなダンスは考えないですよ」

さくら「まぁ、そうっすよね。とにかく皆が上達してくれてよかったっすよ。これなら明日も大丈夫そうかな?」

ブランカ「ところでベガさんは……? 彼はダンスの出来映えを確認しておかないんですか?」

ダルシム「窓だ、窓……窓の外を確認してみなさい……」

ブランカ「窓の外……? あっ、いたっ……! なんであんな所に……」チラッ

ダン「……あの水着の姉ちゃんの前で同席するのはマズいだとよ。アイツ、あぁいう所気にする奴なんだよ」

318名無しさん:2016/09/27(火) 23:13:26 ID:.7hmeOYY
リュウ「先生、ダンスはこういう感じになりました」

ケン「折角考えて頂いた物を勝手にアレンジしてすいませんね。ただこっちの方が俺達らしいかなと思いましてね」

エレナ「うんうん。こっちの方がいいよ。うん、こっちの方が皆らしいダンスだと思うよ! 明日はこのダンスでいこう!」

ヤムチャ「いよぉ〜しっ……! 長かったダンス生活とも、これでようやくおさらばだっ!」

エレナ「ヤムチャ君、まだ本番が残ってるんだよー? それにそんな言い方、先生嫌だなー。ダンスは楽しいでしょ?」

ヤムチャ「あ〜、いやっ……! すいませんすいません。嫌々やってたワケじゃないですよ。これは……え〜っと、何でしょう……? 言葉のアヤと言いますか……」アセアセ

エレナ「もう。それじゃあ、えーっとね……ダンスも完成した事だし、30分ぐらい休憩しようか? 30分後にまた、その完成したダンスを披露してもらうからね!」

さくら「30分後にファイアさんとラガーさんとラベルさんが到着します。それでまたファイアさん達の前で披露して貰う事になります。よろしくお願いします。では一旦休憩です」

ヤムチャ「ふう、一旦休憩か……それで、30分後にまたか……よしよし……」

319名無しさん:2016/09/27(火) 23:18:42 ID:fwPEWEys
当然ベガ様はベガ立ちで覗いておられますね
わかります

320名無しさん:2016/09/27(火) 23:18:52 ID:.7hmeOYY
プーアル「ヤムチャ様、ヤムチャ様……」イソイソ

ヤムチャ「お〜う、プーアル。なぁ、見てただろ……? 結構上手く出来てただろ……? いや〜、初日はどうなる事かと思ったが、なんとかなったな。よかったよかった」

プーアル「それどころじゃありませんよ、ヤムチャ様っ……!」

ヤムチャ「ちょっと待て、プーアル。それどころじゃないって何だよ? 今回は俺の事、褒めてくれてもいいんじゃないの?」

プーアル「後で褒めますからっ……! ダンスは上手く出来るようになりましたけど、明日の試合ですよ! 明日の試合っ!」

ヤムチャ「……えっ?」

プーアル「ほら、ダンスの事ばかりで……明日の試合の事は結構手付かずの状態じゃないですかっ!?」

ヤムチャ「あっ、そういや……」

プーアル「あの〜、リュウさんケンさんっ……! 休憩中の所、申し訳ないんですけど……ガイルさん達が時間作ってくれって言ってるんですよ!?」

321名無しさん:2016/09/27(火) 23:26:26 ID:.7hmeOYY
リュウ「ガイル達って事は明日の試合の事だな。わかったわかった、プーアル君わかったよ」

ケン「今日は忙しいなぁ。それじゃあ、休憩中の間にガイル達の方も済ませちまうか」

プーアル「という事で、ヤムチャ様も向かいましょう! ダンスの方も勿論大切ですが……試合だって大切なんですからっ……!」

ヤムチャ「お〜う、わかったわかった。ダンスの練習に夢中になりすぎて、試合の方が疎かになっちゃいましたってのは、ダメだもんなぁ!?」

プーアル「そういう事になっちゃったら、会場に足を運んでくれた人に怒られちゃいますから!」

ヤムチャ「よしよし、わかったわかった。え〜っと、ガイルさんとは一回経験があるんだよ……ユンさんとホークさんは経験はないけど、試合は見てる。まぁ、なんとかなるだろ!」

リュウ「ジミーさん。休憩中の間に俺達ガイルの所に行ってきますね」

ブランカ「あ〜、はいはい。わかりましたわかりました。試合の事ですね。はい、そちらもよろしくお願いします」

ヤムチャ「そういやプーアル……今日は俺のダンスレッスン見に来てくれたけど、これまでずっと来てなかっただろ……? プーアル、俺のマネージャーなのに何してたんだよ?」

プーアル「僕には僕で色々あったんですよ! とにかくヤムチャ様、ガイルさん達の所に向かいましょう」

322名無しさん:2016/09/27(火) 23:33:02 ID:.7hmeOYY
ダン「え〜、ダンスは完成……それで、アイツは今から打ち合わせだろ……? だから俺のMCから公開収録のCM撮影が始まって、そのままの流れで試合だな」

ダルシム「そういう事になるな。MCのトーク内容はもう出来上がってるかい?」

ダン「勿論、そこは出来てますけど……おい、さくら。スポンサーロゴ仕様のリングは大丈夫なんだろな? 俺のMCはそれ含めた内容になってるぞ。M・○・T・Sってな」

さくら「大丈夫です。スポンサー仕様のリングももう出来上がってます」

ダン「お〜、よしよし。出来てるならいいや。え〜っと、それじゃあ売店……売店の方はどうなってるの?」

さくら「……まぁ、一部の売店にはちょっと嫌な顔されました。でもそこは頭を下げてなんとか納得して貰ったって所っすかねぇ?」

ダン「う〜ん、まぁそうなるわな……でも、今回限りだからな。そこは堪えてもらおうぜ」

さくら「今回、裏方業務はプーアルさんが協力的に動いてくれたんですよ。助かりました」

ダン「あ〜、そうなんだ。プーアル君が手伝ってくれてたのか。そっちの準備も出来てるならよしよし。明日成功させねぇとな、うん」

さくら「ダンさんもMCよろしくお願いしますね」

ダン「俺を何年選手だと思ってんだよ。任せな任せな」

323名無しさん:2016/09/27(火) 23:35:05 ID:.7hmeOYY
今日はここまで

324名無しさん:2016/09/27(火) 23:40:25 ID:EEtRTGkU
乙乙
やらかしそうで怖E

325名無しさん:2016/09/28(水) 00:01:18 ID:toc758iU


ヤムチャとユン・ホークが顔合わせか
ウルフバスター命名のお礼言っとこう…ヤムチャは覚えてないかもしれないけどw

326名無しさん:2016/09/28(水) 00:08:38 ID:4J7U/EWs
このエレナは何歳なんだろ
女子高生?

327名無しさん:2016/09/28(水) 06:09:49 ID:CX9yutRU
乙っした
プーアルさん着実に勢力拡大してますなあ
そろそろヤムチャはさん付けしといた方がいいぞ

328名無しさん:2016/09/28(水) 06:41:54 ID:p9fhfvhQ
プーアルの職業って本当に何なんだ?
ヤムチャのマネージャー扱いだけど、ストプロに就職してるのか?

329名無しさん:2016/09/28(水) 12:26:58 ID:UeuprIv6

ロゴのくだりが伏線に思えてならない

330名無しさん:2016/09/28(水) 18:26:48 ID:zwqxPXFE
乙!
おねいさんが好きです

331名無しさん:2016/09/28(水) 20:03:07 ID:dlJEfZQg
プアールは多分付き人扱いだったのが、しっかりと経営方面に潜り込んでるよなぁ
売店やスタッフさんとかの裏方人からはとっくにメインスタッフ扱いなんではなかろうか
となると出るもん出てるのかちょっと不安になるがどうなんやろ

332名無しさん:2016/09/28(水) 22:00:35 ID:Ys5uFNwM
ーーそして当日


係員「チケットの提示、お願いします」

天津飯「ヤムチャはこの大会に出場するのか」

餃子「結構人がいる」

ランチ「そうですね、随分盛り上がってるみたいですね。あっ、え〜っと……はい、こちらチケットです」

係員「はい。本日、来場者記念してこちらをお配りしてます」

ランチ「あら、来場者記念ですって。天津飯さん」

天津飯「……んっ、何か貰えるのか?」

係員「本日はキ○ンビバレッジ特別興行なので、こちらの引換券をお配りしております」

ランチ「引換券ですか〜」

333名無しさん:2016/09/28(水) 22:05:34 ID:Ys5uFNwM
係員「そちらの引換券は中の売店の方で、ソフトドリンクのM○T'Sと交換する事が出来ます」

ランチ「あらあら、ジュースですか。これはこれは、どうもご丁寧にありがとうございます」

係員「売店でそちらを提示すればいつでも交換する事が出来ますが、そちらのM○T'Sのソフトドリンクはメインイベントで使用するので、メインイベントに合わせたタイミングで交換して頂くとよろしいかと思われます」

ランチ「あっ、は〜い……メインイベントって言うのは、最後の試合の事ですよね……?」

係員「そうです、最後の試合になります。今すぐに交換したいというのなら、それでも結構です」

ランチ「は〜い。最後の試合ですね。わかりました〜」

係員「はい、それではごゆっくりどうぞ」

ランチ「はい。それじゃあ天津飯さん、行きましょうか」

334名無しさん:2016/09/28(水) 22:16:08 ID:Ys5uFNwM
天津飯「何故、わざわざ交換するタイミングを指定されなきゃいけないんだ。別に今、交換してもいいだろう」

餃子「……わからない」

ランチ「でも、そういう風に言われましたし……あっ、わかりました。最後の試合の前に、皆で乾杯するんですよきっと」

天津飯「……乾杯か」

ランチ「ほら、最初に交換しちゃったら、最後の時には温くなっちゃうじゃないですか。だから乾杯のタイミングに会わせて、交換して下さいって言ってるんですよ、きっと」

天津飯「……なんだなんだ、随分手間隙かけるじゃないか」

ランチ「それじゃあ、その時になったら私がお二人の分も揃えて交換にいきますわ。さぁさぁ、それじゃあ席に向かいましょう。ヤムチャさんを応援してあげませんとね!」

天津飯「ヤムチャを応援か……とは言っても、流石のアイツも一般人相手なら……そう苦戦する事はないとは思うがな」

335名無しさん:2016/09/28(水) 22:21:48 ID:Ys5uFNwM
ーーー


ケン「おい、ヤムチャ。ホークとは大丈夫そうか……?」

ヤムチャ「あ〜、ケンさん。まぁ、なんとかなりそうですね。ソドムさんとの経験が生きたかもしれません」

ケン「……なんでソドムさん?」

ヤムチャ「ホークさんに比べればソドムさんは一回り小さい感じですが、それでも俺にとっちゃデカ物なんですよ。デカ物との戦い方……デカ物への攻め方……そこは、ソドムさん。その前にはサガットさんがいたかな? 先生が今までにいたんですよ」

ケン「あ〜、なるほどね。確かに、サガット・ソドム・ホークは同じ括りにはなるな」

ヤムチャ「……でしょ?」

ケン「ただ、ホークはサガット程……ソドムさん程……器用なタイプではないぞ?」

ヤムチャ「う〜ん……まぁ、大丈夫です!」

336名無しさん:2016/09/28(水) 22:22:29 ID:KyhCanag
ああ、天さん、お願いだから黙って……

337名無しさん:2016/09/28(水) 22:27:16 ID:OSap1Tws
なんか怒鳴りそうでこわいな

338名無しさん:2016/09/28(水) 22:34:22 ID:Ys5uFNwM
ケン「お前、聞いたか……? 今日は来場者記念品を配ってるって話」

ヤムチャ「あ〜、聞きましたよ。何かソフトドリンク配ってるらしいですね」

ケン「今日やらかしちまったら、会場全体からそのソフトドリンクが飛んでくるからな。今日は慎重にいけよ!?」

ヤムチャ「な、なんでこのタイミングでそういう事言い出すんですよっ……! やめて下さいよ、俺プレッシャーに弱いんだからっ!」

ケン「いつまでプレッシャーを感じてるんだ、てめぇは! お前、メインイベント何回目だよ、結構やってんだろ。それそろ慣れろっ……!」

ヤムチャ「ナハハ……ナハハ……! ケ、ケンさんの方は大丈夫ですか。ユンさんと」

ケン「う〜ん。まぁ、大丈夫だけど……う〜ん、そうだな……う〜ん……」

ヤムチャ「……あれ、どうかしたんですか?」

ケン「いや〜、ユンはメインイベントなんだけど……ほら、アイツのタッグパートナーのヤンは今日、第一試合じゃん……?」

ヤムチャ「あ〜、はいはい。今、コーディ君とやってますね」

ケン「……アイツらのコンビ格差ってどうなってんだろな?」

339名無しさん:2016/09/28(水) 22:36:24 ID:ZGQSL10s
天さんって空気読めそうだが

340名無しさん:2016/09/28(水) 22:43:02 ID:Ys5uFNwM
---


ヤン「ほれほれほれほれっ……! スリーパーホールドでぇ〜いっ!」ググッ

コーディ「……ぐっ」


実況「さぁ、ここでヤンが背後からのスリーパーホールドです。コーディの首筋に腕を回し、そして頸動脈を締め付けていきます」

キャミィ「……」


コーディ「く、くそっ……! んああっ……!」ググッ

ヤン「んっ……? おろ……?」


オー ? オーオー ?

実況「あっとしかし、ここはコーディ。スリーパーホールドで締め上げられつつも……体勢を前へと屈め、自身の腰の上辺りへとヤンの身体を乗せていったか?」

キャミィ「はい」


コーディ「……させないっ!」グイッ

ヤン「おろろ……おろろっ……! あいてっ……!」ゴロンッ


オー、オーオー

実況「そのままコーディ。ヤンの身体を腰の上に乗せ、脇からヤンの身体を前方へと転がしていきます。ここは力づくで振りほどいていったと言う所でしょうか」

キャミィ「そうですね」

341名無しさん:2016/09/28(水) 22:46:06 ID:d3wZ0JjA
排球拳の使い手でもある訳だし、もしかすると場の空気に合わせてくれるかもな

342名無しさん:2016/09/28(水) 22:48:08 ID:fZ47qrr2
解説キャミィw 今回は「さぁ?」とか言うなよw

343名無しさん:2016/09/28(水) 22:49:38 ID:ZGQSL10s
キャミィは解説うまくなっててもキャラのせいでこれぐらいしかいえんのだろw

344名無しさん:2016/09/28(水) 22:54:11 ID:Ys5uFNwM
コーディ「……よしっ!」ガシッ

ヤン「あててて、いってぇなぁ……んっ……? んっ……?」


実況「そのままコーディは前方に転がしていったヤンの上半身を起こしつつ、背後から胴回りを抱き込んでいきます」

キャミィ「……」

実況「今度はコーディが背後を取る形になりましたねぇ、キャミィさんっ!?」

キャミィ「はい、そうですね」


コーディ「さぁ、立てっ……!」グイッ

ヤン「お、おおっ……」ググッ


実況「そのまま背後を取りつつ、コーディはヤンの身体を引き起こしていきます」

キャミィ「……」

345名無しさん:2016/09/28(水) 23:01:40 ID:Ys5uFNwM
ヤン「バッカやろうっ……! 背後を取られたからって、どうって事ねぇんだよ。それっ……!」ガシッ

コーディ「……んっ?」


実況「おっと、ここでヤンは胴回りを捉えているコーディの左腕を両腕で掴んだか? そしてその手を上へ上へと持ち上げていきます」

キャミィ「……」


ヤン「……そ〜らよっと!」グルン

コーディ「……うおっ」


実況「そしてヤンはコーディの脇下を潜り抜けるようにしながら腕を捻っていきます」

キャミィ「……」


ヤン「……アームロックですよ!」ギリギリ

コーディ「くっ……くっ……」


実況「ここはヤンがアームロックで切り返していきます。さぁ、コーディの腕を捻りつつ捉えていきましたねぇ、キャミィさん!?」

キャミィ「……そうですね」

346名無しさん:2016/09/28(水) 23:10:45 ID:Ys5uFNwM
コーディ「くそっ……それならっ……!」グイグイ

ヤン「おろっ……!? おろろろろっ……!?」ヨロヨロ


オー ? オーオー ?

実況「あっとしかし、それならばと、ここはコーディがヤンの身体をそのままロープ方向へと押し込んでいきます」

キャミィ「……」


コーディ「……強引に引き剥がす!」グイッ

ヤン「おいおいおいおい……」


実況「さぁ、コーディがロープへとヤンの身体を押し込みました」

キャミィ「……」


コーディ「そらっ……! 向こうだっ……!」

ヤン「う、うおっ……!」ダダッ


オー、オーオー

実況「さぁ、ロープの反動を利用して、コーディがそのままヤンの身体を逆方向へと振り投げていきました」

キャミィ「……」

347名無しさん:2016/09/28(水) 23:17:59 ID:Ys5uFNwM
ヤン「ああっ、ちくしょう……」ダダッ


実況「さぁ、ヤンの身体がロープの反動を受け再び戻ってきます。そしてコーディはそれを待ち構えるようにリング中央へと移動していく」

キャミィ「……」


コーディ「いくぜっ……! うおおおぉぉ、だあぁっ!」ドスッ

ヤン「……う、うげええぇぇ!」バターン


オー、オーオー

実況「そして返ってヤンに肩をぶつけていきます。ここはショルダータックルっ! おぉ〜っと、そしてヤンの身体が大きく大きくマットへと倒れ込みました」

キャミィ「はい」


コーディ「よおおぉぉしっ! やったぞおぉぉぉ!」


パチパチ、パチパチ

実況「さぁ、そしてコーディは力強く場内に向かって叫びます」

キャミィ「はい」

348名無しさん:2016/09/28(水) 23:23:56 ID:Ys5uFNwM
ランチ「わぁ〜、わぁ〜、凄いですね〜。凄いですね〜」パチパチ

天津飯「何をやっているんだ。相手は倒れてるんだから……続けていくべきだろう……」

餃子「……うん」

天津飯「何をモタモタモタモタ……コラ、何処を向いているんだ? 戦闘中なのに、相手から目を切るな」

餃子「……基礎が出来ていない」

ランチ「あらあら、やっぱり天津飯さんみたいに実力のある方は、そういった厳しい目で見ちゃうんですねぇ……?」

天津飯「いや、違うんだよ……実力がどうだという問題ではない。何か、それ以前の問題な気がする……」

ランチ「……はぁ」

349名無しさん:2016/09/28(水) 23:24:51 ID:ZGQSL10s
はやく空気に気がついてくれ

350名無しさん:2016/09/28(水) 23:28:30 ID:Ys5uFNwM
ヤン「……あぁ、ちくしょう。まぁ、いいや」ムクッ

コーディ「よし、さぁまだまだいくぞ!」


実況「コーディが場内を見渡し……あっと、ここでヤンが立ち上がってきました。今の所、コーディが試合のリズム・流れを掴んでいるといった印象ですかね、キャミィさん?」

キャミィ「はい。そうです」

実況「試合の流れはコーディにあります。となれば、このままコーディは流れに乗り続けたい」

キャミィ「……でも、案外プレッシャーも感じてると思います」

実況「おっと、キャミィさん……? プレッシャーとは?」

キャミィ「ヤン選手は今の所、それらしいファイトスタイルを見せてないんですよ」

実況「う〜ん、ヤン選手のらしいファイトスタイルと言えば、やはり拳法をベースとした打撃攻撃と言った所でしょうか? あ〜、確かにそう言われてみれば、今の所はそういった場面はありませんね?」

351名無しさん:2016/09/28(水) 23:35:18 ID:Ys5uFNwM
キャミィ「その辺りのプレッシャーは後に今よりももっと大きくなってくると思います」

実況「あ〜、なるほど。いつ、その拳法をベースとした攻撃が飛び出してくるか……まだこないのか……まだこないのか……? やはり気が気じゃない部分も出てくると言いますかね……?」

キャミィ「はい」

実況「そういう意味では最初にドーンとその得意なファイトスタイルを出してくれた方が気は楽ではありますよね?」

キャミィ「……だから、ヤン選手はそういうプレッシャーを与えつつ戦ってるんじゃないかなとは思います」

実況「あ〜、なるほど。さぁ、現在の流れはコーディにあります。しかしヤンもまだ手の内は晒しきってはいない。さぁ、まだまだここからでしょう。おっと、ここでコーディが再びヤンへと組みかかりました」

352名無しさん:2016/09/28(水) 23:36:01 ID:Ys5uFNwM
今日はここまで

353名無しさん:2016/09/28(水) 23:38:01 ID:CX9yutRU
クリリン時は亀s…ジャッキーチュンが説明してたからか18号でも理解は示してたよな
今回は…ヤバくね?
しかもランチさんいるし…

354名無しさん:2016/09/28(水) 23:38:40 ID:.hfpFaLQ


おお、キャミィ頑張ったな…試合より解説が気になるw
ケンヤムチャの続きも気になるところ

355名無しさん:2016/09/28(水) 23:43:06 ID:CX9yutRU
乙っした
ヤンとコーも格が開いてるよなぁ
今日のカードのテーマは格の違いってとこか

356名無しさん:2016/09/28(水) 23:52:58 ID:ZGQSL10s
今のところ嫌な予感しかしないぞw

357名無しさん:2016/09/29(木) 00:38:07 ID:QSu45qZk
乙!
これは期待できそうですなw

358名無しさん:2016/09/29(木) 00:44:48 ID:S6yBPxlw
乙乙
不穏だ

359名無しさん:2016/09/29(木) 03:49:36 ID:i/0bC7rQ
天さんよ、プロレスはただの格闘技ショーでガチじゃないと気付くんだ

360名無しさん:2016/09/29(木) 04:21:30 ID:t/gfc4eo
>>359
ショーと言うものを許さなそう

361名無しさん:2016/09/29(木) 06:46:50 ID:ifqshwss
ジュースどころか気功砲かどどん波が飛んで来かねん

362名無しさん:2016/09/29(木) 12:27:58 ID:mi/j.RWQ
>>361
やめてあげてwww

363名無しさん:2016/09/29(木) 13:59:57 ID:LknRkaRc
天津飯は天下一武道会優勝経験者だから、
レスラーか観客のモブが気づくかも知れないなぁ。

騒ぎにならなきゃ良いんだが

364名無しさん:2016/09/29(木) 14:07:20 ID:h8chSUSI
サタンの時代には、もう悟空達の顔覚えてる人なんてアナウンサーさんくらいだしなぁ……

365名無しさん:2016/09/29(木) 15:11:13 ID:aWm7Zpsk
>>364
あのアナウンサーが悟空達を見て貴方達が居た時の〜みたいに回顧してるの見てたら
何かキャプテン翼辺りを現実のサッカーと混同して語って回顧してる様な何とも言えない不思議な感情が沸き起こる……
無印時代でも悟空とかあの辺りは十分化け物だろうになぁ

366名無しさん:2016/09/29(木) 22:00:55 ID:Tcv8lZRE
ーー数分後


ダン「ワンっ……! ツーっ……!」

オー、オーオー

ダン「……スリ」

ヤン「……ああっ、もうっ!」ガバッ

コーディ「……くそっ!」ムクッ

オー、オーオー

ダン「ツーカウントっ! カウントはツーっ!」


実況「おぉ〜っと、カウントはツーです。ブレーンバスターからのフォールにいったコーディでしたが、惜しくもカウントはツーです」

キャミィ「……決まりませんでしたね」

実況「しかし、試合の流れはコーディにあると見てもいいでしょう。さぁ、コーディは立ち上がる」


コーディ「よおぉぉしっ! 勝つぞおおぉぉっ!」


オー、オーオー

天津飯「……だから相手から目を切るな」

餃子「うん」

ランチ「頑張って下さ〜い」

367名無しさん:2016/09/29(木) 22:06:22 ID:Tcv8lZRE
ヤン「はぁっ、はぁっ……ちくしょう……」ムクッ

コーディ「よし、いくぞっ……!」ズガズガ


実況「ヤンはロープを掴みながら立ち上がってきます。さぁ、そしてコーディ。一度大きく雄叫びを挙げてから、再びヤンへと向かっていきます」


コーディ「……いくぞっ!」ガシッ

ヤン「だああっ……! もうっ……!」


実況「そして背後からヤンの身体を掴んでいきます。ここはバックドロップの体勢です」

キャミィ「はい」


コーディ「……うおおおぉぉっ!」ググッ

ヤン「おおっ……おおっ……」


実況「さぁ、コーディっ! そのまま一気にヤンの身体を抱え上げていきます」

368名無しさん:2016/09/29(木) 22:15:24 ID:Tcv8lZRE
ヤン「ああっ、もうっ……! こんちくしょうっ……!」クルンッ

コーディ「えっ……? おっ、おっ……おおおぉっ……!ズドーンッ


アー ? アーアー ?

実況「いやっ……! あっ、ここは抱え上げられたヤンっ……! 空中で身体を捻り、おっとっ! そのまま上からコーディの身体を押し潰していった」

キャミィ「切り返しました」


ヤン「フォールだ。フォール、フォール。カウント頼むよ」

ダン「オーケー、任せておきな」


実況「バックドロップをそのままボディプレスで返していきました。ヤンはコーディの身体の上へと覆い被さる。そのままフォールの体勢だ。切り返しからそのままフォールへ持ち込んだ。さぁ、レフェリーが今カウントを取ります!」

369名無しさん:2016/09/29(木) 22:22:28 ID:Tcv8lZRE
ダン「ワンっ……! ツーっ……!」

オー ? オーオー ?

ダン「……スリ」

コーディ「……くそっ!」ガバッ

ヤン「……流石に決まらねぇわなぁ」ムクッ

オー、オーオー

ダン「ツーカウントだっ! カウントはツーっ!」


パチパチ、パチパチ

実況「しかし、コーディ! ここは返していきます! さぁ、カウントツーでその肩が上がります」

キャミィ「単発ですからね」


ランチ「あら……? 今のは何がどうなったんでしょう……?」パチパチ

天津飯「……ほう、ああいう事も出来るのか」

370名無しさん:2016/09/29(木) 22:30:49 ID:Tcv8lZRE
ヤン「まぁ、気を落とす事はねぇ……ノーダメージで切り抜けれたんだから、これはこれでよしだな……」イソイソ


実況「さぁ、ヤンは立ち上がりここでコーディから距離を取るように移動していく。コーナー付近へとその歩みを進めていっております」

キャミィ「……」


ヤン「へぇ、へぇ……ちと、休憩……」

コーディ「……くそっ」ムクッ


キャミィ「……休憩してるんですかね?」

実況「あ〜っと、ここはヤン。コーナーマットへと背を預け、スタミナ回復を図っているか? あ〜っと、しかしコーディも立ち上がってくるぞ!?」


コーディ「うおおおぉぉっ……! いくぞおぉぉっ!」ダダッ


オー、オーオー

実況「立ち上がったコーディはそのまま勢いよくヤンへと突っ込んでいくっ!」

371名無しさん:2016/09/29(木) 22:39:03 ID:Tcv8lZRE
ヤン「めんどくせぇ奴だなっ……! 今休憩中なんだよ、くそっ……!」クルッ

コーディ「……んっ?」


実況「あっ、いやしかし、そんなコーディの動きに合わせてヤンも歩みを進めます。歩みを進め、そして身体を沈ませ、コーディの脇を潜るようにおっと、背後へと回ったっ!」


ヤン「……そらっ!」シュルッ

コーディ「んっ……? ああっ……?」 ゴロンッ


アー ? アーアー ?

実況「ヤンはコーディの背後から股下へと手を差し伸ばし、そのまま片足を抱え……おぉ〜っと、コーディの身体を後方へと倒し込んでいった!」

キャミィ「あっ、スクールガールですね」


ヤン「レフェリー、レフェリー……フォールだ、フォール、フォールっ!」

ダン「オーケー、任せておきなっ!」


実況「ヤンがカウンターで丸め込むっ! 再びフォールに入るっ! スクールボーイでコーディを丸め込むっ! 女性が使えばスクールガールといった技名になりますっ!」

372名無しさん:2016/09/29(木) 22:45:57 ID:Tcv8lZRE
ダン「ワンっ……! ツーっ……!」

オー ? オーオー ?

ダン「……スリ」

コーディ「……くそっ!」ガバッ

ヤン「だあぁっ、ちくしょうっ……! 次だ、次っ……!」ムクッ

ダン「カウントはツーだ! ツーカウントっ!」


パチパチ、パチパチ

実況「しかし、コーディは返しますっ! カウンターで不意打ち気味へと仕掛けていったヤンでしたが……ここはコーディが返してくるっ!」


ヤン「……だったら、こうだっ!」ガシッ


実況「あっとしかし、ヤンは直ぐ様立ち上がりコーディの下半身へと回り込みつつ両足を捉えました」

キャミィ「多分、ここで返されるのは想定内だったと思います。そんな感じの動きです」


ヤン「よっ、これならどうだっ……! レフェリー、レフェリー……カウント、カウントっ!」ピョンッ

ダン「あぁっ……!? またフォールにいくのかっ……!? 第一試合からあまり俺を働かせるんじゃねぇよ!」


オー ? オーオー ?

実況「あっとあっと、ここは直ぐ様ヤンっ……! コーディの両足を捉え、そしてそのまま前方のダウンしているコーディの身体を飛び越えてブリッヂの体勢で再び固めるっ!」

キャミィ「ジャックナイフ式エビ固めですね」

実況「今度は両足を固めつつフォールに入ったぁ! さぁ、ジャックナイフ式のエビ固めですっ! レフェリーが再びカウントを取ります!」

373名無しさん:2016/09/29(木) 22:54:33 ID:Tcv8lZRE
ダン「ワンっ……! ツーっ……!」

オー ? オーオー ?

ダン「……スリ」

コーディ「……しつこいっ!」ガバッ

ヤン「……おろっ!」

ダン「カウントツーだっ……! ツーカウントっ!」


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っと、おぉ〜っと、危ない危ないっ……! カウントは2.7といった所でしょうか? 続けて丸め込んでいったヤンではありますが……コーディは返してきますっ!」


ランチ「あらあらあらあら、ちょっと様子がおかしくなってきましたね……」

天津飯「そうだな。形勢逆転とまではいってはいないが……う〜む、そうだな。うむ……」

374名無しさん:2016/09/29(木) 22:55:57 ID:lgH1Y1bc
ノリがわかってきた?

375名無しさん:2016/09/29(木) 23:04:49 ID:Tcv8lZRE
ヤン「ちっくしょう。また決まらなかったか……それならっ……!」ガシッ

コーディ「……うおっ」


実況「ヤンは素早く身体を起こし、そして今度はコーディの頭部方向から……おっと、コーディの上体を引き起こしていきます。そして胴回りに腕を回していきます」


ヤン「そらそら、立て立て……」グイッ

コーディ「……くおっ」ググッ


実況「そのままヤンはコーディの身体を持ち上げるように立ち上がっていきます。さぁ、今ヤンとコーディ……両者の身体が立ち上がりました」


ヤン「……そらよっとっ!」シュルッ

コーディ「……うおっ!」


アー ? アーアー ?

実況「あっと、そしてここはヤンっ……! 背後からコーディの首筋に腕を回しつつ、更には左足をフックしていきます。コブラツイストです。コーディの身体を引き起こし、今度はコブラツイストを仕掛けていきました!」


ヤン「……そらそらそらっ!」ギリギリ

コーディ「くっ……! くっ……!」


実況「さぁさぁ、ヤンが絞り上げていきます。キャミィさん、技の極り具合なんかはいかがでしょうかねぇ?」

キャミィ「……あまり極ってないとは思います。技の選択ミスかな?」

実況「あらっ、そうなのですかっ!? え〜、どういった点が選択ミスという事なんですかね?」

376名無しさん:2016/09/29(木) 23:12:18 ID:Tcv8lZRE
ダン「どうする、ギブアップかオイっ……!?」

コーディ「ノーですよっ……! くそっ、はね飛ばしてやるっ……!」ググッ

ヤン「おろろ……おろろろ……」


キャミィ「えっと……そもそも自分より大きな相手に仕掛けるような技ではないと思うんですよ。コーディ選手は特別大きな選手ではないですけど……う〜ん……」

実況「あ〜、確かにヤンは……あ〜っと、あっとあっと……確かにキャミィさんの言う通り、少しばかり安定していない状況か? おっと、コーディは前方にヤンの身体を投げ飛ばしていこうといった所か?」


コーディ「前に……投げれば問題なしっ……! うおおぉぉっ!」ググッ

ヤン「ああっ……! ああっ、もうっ……! 後ろに……後ろにっ……!」ググッ


実況「さぁさぁ、ヤンの身体を前方に倒していこうとコーディが力を込めるっ! しかし、ヤンも後方へと体重を乗せてなんとか堪えてるといった所かっ!?」


ヤン「後ろにっ……! 後ろにっ……! よいしょおおぉっ……! うげっ……!」ビターンッ

コーディ「んっ、んっ……? お、おおっ……!」ビターン


アー ? アーアー ?

実況「あ〜っと、ここで両者の身体が後方っ……! マットへと倒れ込んだかっ!?」

キャミィ「……バランスが崩れましたね」

377名無しさん:2016/09/29(木) 23:23:37 ID:Tcv8lZRE
ヤン「よぉ〜しっ! 狙い通りだっ……! このままいくぞ、オイっ……!」ゴロン

コーディ「んっ……? うおっ……!」ゴロン


オー ? オーオー ?

実況「あっと、待って下さいっ……! コブラツイストの体勢のまま後方へと倒れ込んだ両者ではありますが……あ〜っと、ここでヤンが回転っ! コブラツイストの体勢を維持したまま、コーディの身体毎自身の身体を回転させていきます」

キャミィ「こっちが狙いだったんでしょうか?」


ヤン「ローリングっ……! そ〜れそれそれ、ローリングゥゥゥ……!」ゴロゴロ

コーディ「おおっ、おおっ……!」ゴロゴロ


オー、オーオー

実況「これはヤンっ……! コブラツイストではなく、ローリングクレイドルを狙っていたのでしょうかっ!?」

キャミィ「……恐らく」


ヤン「そらそらそらそらっ……! ゴロゴロゴロゴロ〜!」ゴロゴロ

コーディ「おおっ……おおっ……!」ゴロゴロ


オー ! オーオー !

実況「おっとおっとおっとっ……! リング上でヤンのコーディの身体が四回転っ……! 五回転っ……! ローリングクレイドルですっ! ローリングクレイドルっ! ヤンはこういった事も出来るのですねぇ!?」

キャミィ「そうですね。普段はあまり見せませんよね」

実況「さぁさぁ、回転はまだまだ続いていきますっ!」

378名無しさん:2016/09/29(木) 23:28:16 ID:Tcv8lZRE
ランチ「あらあら、何だか楽しそうですね」ニコニコ

天津飯「楽しいワケないだろう。あれだけ力任せに身体を回転させられたら、スタミナが尽きてバテてしまう」

ランチ「あら、そうなのですか……? 私には楽しそうな技に見えますけど……」

天津飯「……う〜ん。これは状況が変わってきたんじゃないか?」

ランチ「あらあらあら」

天津飯「この大会はこういった技や、後は投げとかだな。そういうのが多いな」

ランチ「そうですね。天下一武道家会とはまた違いますわね」


ヤン「よぉ〜し、そろそろヘバっただろっ……!? さぁ、レフェリー、フォールだっ! カウント、カウントっ!」ピタッ

ダン「……ったくっ、これで何回目だっ! オーケー、任せろっ!」


オー ! オーオー !

実況「しこたまコーディの身体を転がして、そしてここでヤンがストップっ! コーディの背をマットへと着け体重を浴びせていきますっ! さぁ、再びヤンがフォールに入ったっ! レフェリーがカウントを数えますっ!」

379名無しさん:2016/09/29(木) 23:28:46 ID:Tcv8lZRE
今日はここまで

380名無しさん:2016/09/29(木) 23:43:04 ID:XldZuuqY
天さん、ノリが分かってきたのかな?

381名無しさん:2016/09/29(木) 23:58:23 ID:zXm4nbGM

そういえば、天津飯も天下一武道会の優勝者なんだよな
またバイソンさんあたりが見つけちゃったりするかもしれないのか?

382名無しさん:2016/09/30(金) 00:00:03 ID:uVhceMXA


天津飯、早くも察したか
ヤンは打撃なし縛りなのかね、ヤムチャーダルシム戦みたいな感じで

383名無しさん:2016/09/30(金) 00:04:19 ID:b4L1yQ3E
天さんはプロレスが分かってきたのではなく「この選手はこういう風なのが得意なのか」くらいでしかみてない感じがするからヤムチャの試合見たらキレそうな予感(笑)

384名無しさん:2016/09/30(金) 00:06:25 ID:3J9j5Ldw
乙!
実はヤンもなかなかやる奴だった…?

385名無しさん:2016/09/30(金) 00:21:46 ID:e2nHa5pI
ヤムチャの試合より前にダンスを見てキレないかと、シャドルーみたいなヒールに対してキレないかが心配

386名無しさん:2016/09/30(金) 00:41:07 ID:/56mP90.
大丈夫、俺達にはまだワイルドなランチさんがいる!!

387名無しさん:2016/09/30(金) 02:31:44 ID:5qHTYFMQ
乙乙
地雷が不発弾になった感じたがはてさて

388名無しさん:2016/09/30(金) 06:27:52 ID:Anrmpri6
乙っした
タッグの連携とか合体技見れば参考になるかもな
後のゴテンクスの排球拳でピッコロと連携してたんはプロレスの影響かもな

389名無しさん:2016/09/30(金) 06:47:23 ID:jZ0c2HV.
いや、参考にはならないだろ

390名無しさん:2016/09/30(金) 09:48:54 ID:uMWAFF32
ランチさんホント突然消えたよね

391名無しさん:2016/09/30(金) 11:31:14 ID:GnFqz6yI
天津飯www
ヤムチャの試合では怒り狂うかな?
「トレーニング不足だ」みたいに
楽しみだ

392名無しさん:2016/09/30(金) 11:52:07 ID:nC/H90M2
クシャミをしたランチが「ヤムチャ何ちんたらしてんだクソが!」ってマシンガンぶっぱなしながら叫んでるのが想像できる

393名無しさん:2016/09/30(金) 18:53:40 ID:OV1/6NnI
ヤムチャにならチャオズの超能力も効きそう
周囲に悟られずに

394名無しさん:2016/09/30(金) 19:08:31 ID:uMWAFF32
チャオズってブルマと母さん、プーアル並に一切年取らないよね

395名無しさん:2016/09/30(金) 19:09:19 ID:uMWAFF32
いや、ブルマは年取るか。母親はとらんが
親父もある意味年取ってない

396名無しさん:2016/09/30(金) 22:00:53 ID:NcgwHxFU
ダン「ワンっ……! ツーっ……!」

オー ! オーオー !

ダン「……スリ」

コーディ「……くっそおおぉぉっ!」ガバッ

ヤン「……あらららら」

ダン「カウントはツーだっ! ツーカウントっ! まだ決まっちゃいねぇぞっ!」


オー !? オーオー !?

実況「肩が上がりますっ! この場面もコーディの肩が上がっていきますっ! カウントは2でコーディの肩が上がります!」

キャミィ「耐えました」

397名無しさん:2016/09/30(金) 22:09:49 ID:NcgwHxFU
ヤン「粘ってくるねぇ……!? あ〜、あ〜、忙しい忙しいっ……! よっとっ……!」ググッ

コーディ「……ううっ」


オー ? オーオー ?

実況「あっとしかし、ここで返してくるのもヤンは想定内だったか? 直ぐ様身体を起こし、そしてコーディの上体を起こしていきます。この場面にきてヤンの動きにキレが戻ってきました」

キャミィ「……」


ヤン「……そぉ〜ら、いくぜっ!」ダダッ


オー ? オーオー ?

実況「さぁ、ヤンはここで一度コーディにクルリと背を向け……おぉ〜っと、ロープ目掛けて走っていきますっ!」

キャミィ「はい」

398名無しさん:2016/09/30(金) 22:16:59 ID:NcgwHxFU
ヤン「そぉ〜ら、そらそらっ……!」ググッ


実況「さぁ、ヤンがロープの反動をつけて再びコーディへと向かっていきます」

キャミィ「はい」


ヤン「それじゃあ、いくぜっ……! うるぁっ……!」フワッ

コーディ「……んっ?」

ヤン「雷撃蹴だっ……! 打ち込むっ……!」ズガッ

コーディ「くっ……! くおおっ……!」ビターン


オー、オーオー

実況「そしてヤンがここでっ……! おぉ〜っと、上体を起こしたコーディに向かってフワリと飛び込みつつ、打ち込んでいきますっ!」

キャミィ「あっ、雷撃蹴です」

実況「低空の雷撃蹴といった所でしょうか!? コーディの起こされてボディ辺りに打ち込んでいったっ! さぁ、再びコーディがマットへと倒れ込むっ!」

399名無しさん:2016/09/30(金) 22:21:26 ID:NcgwHxFU
ヤン「よぉ〜しっ! 決めてやるっ……!」シュルッ

コーディ「……んおっ!」


オー、オーオー

実況「更にヤンは身体を沈ませダウンしたコーディの頭部に腕を回すっ! おぉ〜っと、これは……?」

キャミィ「……サイドヘッドロック」


ヤン「ほいほいほいっ……! どおぉぉだっ……!?」ギリギリ

コーディ「ぐっ……ぐっ……!」バタバタ

ダン「ギブアップかっ!? ヘイ、ギブアップかっ!?」


オー、オーオー

実況「さぁ、サイドヘッドロックに捉えていったヤンっ……! コーディの頭部を締め上げていくっ! コーディも足をバタつかせ、苦しんでいますっ! さぁ、どうでしょう!?」

キャミィ「……どうでしょう?」

400名無しさん:2016/09/30(金) 22:27:33 ID:NcgwHxFU
コーディ「くっ……くっ……ギ、ギブアップ……」パンパン

ヤン「……よぉ〜し」

ダン「タップだタップ、タップっ! ギブアップだっ! ゴングを鳴らせ、ゴングをよぉ!」


カンカンカーン


オー、オーオー

実況「あ〜っと、ここでタップですっ! コーディがタップしてしまいましたかっ!?」

キャミィ「はい」

実況「ここで試合は決着です。ヤンがサイドヘッドロックでコーディからギブアップを奪い取りました」


ランチ「あらあら、あちらの方の……大逆転勝ちですね〜」パチパチ

天津飯「そうみたいだな。こういう感じの大会なんだな」

401名無しさん:2016/09/30(金) 22:33:20 ID:NcgwHxFU
ダン「勝者はヤンっ!」ググッ

ヤン(う〜ん、第一試合の対戦相手がコーディ……って事なら、こんな感じかな……?)


パチパチ、パチパチ

実況「さぁ、リング上で今ヤンが勝ち名乗りを受けています。コーディも結構いい勝負をしてたと思いますが……どうでしょう、キャミィさん?」

キャミィ「いい勝負はしていたと思います。ただ、ヤン選手には余力を残していのではないかという部分も感じられます」

実況「う〜ん、そうですねぇ。まだ余力はありそうですねぇ……? あ〜っと、そんなヤンが今退場していきます」


ヤン「なんだろうな……? 大人の余裕を見せつけた試合ってのをしたかったんだよ……? そしたら、想像以上に苦戦しちまって……へへへ、まぁ最終的に勝てたからよしでしょう!」スタスタ


実況「あ〜、ヤンにファンに手を振りながら退場していきます。あの様子を見ると……そうですね。まだヤンには余裕があったという事でしょうか?」

キャミィ「……はい」

402名無しさん:2016/09/30(金) 22:39:07 ID:NcgwHxFU
実況「これ、試合の全体像としましては、ずっと俺のターンっ! ってのは少し言い過ぎですかね……? コーディが流れを掴み、非常に有為に試合を進めていたとは思うのですが……」

キャミィ「はい」

実況「やはり、掴んだ流れを物にし続け、手放さないというのもこれは難しい事なんでしょうか?」

キャミィ「う〜ん……手放してはいないとは思います」

実況「あぁ、はい」

キャミィ「ヤン選手がリズムを掴んでいた場面はなかったと思います……え〜っと……う〜ん……う〜ん……」

実況「はい、はい」

キャミィ「コーディ選手の勝ち筋は見えてたんですよ。本人にも、私達にも。ただ、ヤン選手にもその勝ち筋は見えてたんですね?」

実況「……んっ? お〜っと、はい」

403名無しさん:2016/09/30(金) 22:44:51 ID:NcgwHxFU
キャミィ「ただ、その勝ち筋を進んでいく為の道筋が一本道と言いますか……う〜ん、でもコーディ選手はああいう風にしていくのが一番ベストだったとは思いますけど」

実況「はいはい」

キャミィ「それと比べるとヤン選手の勝ち筋の数は、一本だけではなく、もっと沢山あるとは思います」

実況「はいはいはいはい」

キャミィ「そういう意味では、コーディ選手の動きは読みやすい部分はあったのではないかとは思いますし……逆にヤン選手の動きは読みにくい部分があったのではないかと思います」

実況「確かに本日のヤンの動きは実況している我々にも読めなかった部分がありますねぇ」

キャミィ「ヤン選手はそういった状況の中で、数ある勝ち筋の中から普段見せないような勝ち筋への道のりがベストだと判断して、ああいった攻め方をしていったのではないでしょうか?」

実況「なるほど。キャミィさんならではの観察眼と言いますか…確かに、キャミィさんも相手に読ませないファイトスタイルという部分ではプロフェッショナルっ!」

キャミィ「そんな事はありませんよ」

実況「いやいや、キャミィさんの試合はねぇ……私、想像外の動きで、言葉が詰まってしまう時もあるんですよ!」

キャミィ「……はぁ」

404名無しさん:2016/09/30(金) 22:52:10 ID:NcgwHxFU
ーーー


さくら「ヤンさん、お疲れ様っす」

ヤン「あぁ、お疲れ様です。どうでした?」

さくら「結構、色々実験してましたよね?」

ヤン「まぁ、第一試合ですからね。色々実験もしていきませんと。丸め込みの連打連打は使えるかもしれないかな?」

さくら「ちょっと今日、コンビを分割してユンさんはメインイベントだってのに、ヤンさんは第一試合という形で申し訳ありません」

ヤン「でもコレが俺がメインイベントで、アイツが第一試合の逆パターンだったら、またうるせぇよ……? さくらさん、胃に穴を開ける事になっちまう」

さくら「う〜ん、そうかもしれませんね」

405名無しさん:2016/09/30(金) 23:02:26 ID:NcgwHxFU
ヤン「俺は先見の目があるの。案外この一戦は次に繋がる一戦になるかもしれない」

さくら「……んっ?」

ヤン「だってそうでしょ……? 今日の王者戦がガイって事は、多分次はコーディじゃん。それで、コーディが王者戦って事は、多分アイツもキャラチェンジもある」

さくら「あ〜」

ヤン「多分多分ばかりだけどね、へへへ……そう考えると、この辺りでコーディを一度苛めておくのも、全くもって無意味ってワケじゃないでしょ?」

さくら「はいはい」

ヤン「まぁ、そりゃ今日一番ベストな次に繋げる一手ってのはユンがタッグ組と試合中に魅せて、次に繋げる事だけど……仮にアイツがトチったとしても……」

406名無しさん:2016/09/30(金) 23:02:41 ID:9idbzuh6
ヤンいい子

ランチさんくしゃみしてプロレスについて教えてあげるのかな

407名無しさん:2016/09/30(金) 23:17:35 ID:NcgwHxFU
ヤン(キャラチェンジしたガイやコーディと戦って、再び浮上していく……そういったチャンスもまだある。今はその為の格をキープしておく事も必要だよな……)

さくら「トチるとかおっかない事、言わないで下さいよ」

ヤン(その格をキープし続けれなかった場合……いっその事どん底まで落ちれば、今度は王者戦への道が見えてくる……今、ベガさんは格下としかやらないって感じで進めてるからな……そこでまた浮上の目があるよ)

さくら「ねぇ……?」

ヤン「へへ、ゴメンゴメン。まぁ、今日のこの一戦は保険の一手だな! とにかく、俺はプロデューサーがカードを作りやすい状況をなんとか作ってみるからさぁ……?」

さくら「ああ、はい。よろしくお願いします」

ヤン「後、二戦ぐらいならコーディと試合してもいいよ。こういう位置なら俺も色々実験出来るだろうし」

さくら「あ〜、はい」

ヤン「ディージェイと一戦よりかは、コーディと二戦やりたいって感じだな! これはそこまで無茶な注文じゃないでしょ?」

さくら「あっ、ディージェイさんは嫌っすか……?」

ヤン「いや、ディージェイが嫌ってワケじゃないですよ? コーディと単発で終わるぐらいならって事です。ユンが今日の試合でしっかりやってくれりゃ、こういう心配もしなくていいんだけどなぁ〜」

408名無しさん:2016/09/30(金) 23:18:44 ID:NcgwHxFU
今日はここまで

409名無しさん:2016/09/30(金) 23:22:55 ID:uMWAFF32

テンさん達大人しくてしてろよー

410名無しさん:2016/09/30(金) 23:51:07 ID:jI75QZ5M


ヤンは自分の立場も周りの状況も冷静に分析してるね
その上で抜け目ないな…ユンにもその頭を少しわけて欲しいw

411名無しさん:2016/09/30(金) 23:58:45 ID:uMWAFF32
4人に増える技があったな

412名無しさん:2016/10/01(土) 01:11:33 ID:UCN0LS96
おつおつー

ヤンはよく周りが見えてるな
こういう考えの選手がいればさくらもカード組みやすいだろうな
良い相方じゃねーか、ユン…

あと、キャミィの解説が格段に良くなってる!!!
技名言うだけでも結構しっかりした解説に魅せれるんだな

413名無しさん:2016/10/01(土) 01:48:47 ID:KDfZ6MGk
乙乙
ヤムチャは後の方だっけか。
それまでにプロレス理解してくれることを祈ろう……(ーー;)

414名無しさん:2016/10/01(土) 02:43:36 ID:5UtmuqCs
乙!
何だかんだと考えてるのねえ

415名無しさん:2016/10/01(土) 06:21:23 ID:fj09cjdI
乙っした
ヤン考え過ぎのような気が…
>>412
ヤムチャ次はキャミィさんに弟子入りして技のお勉強だな

416名無しさん:2016/10/01(土) 13:36:05 ID:0XI0SMAA
根がおなじのユンヤン両方違う意味でポジティブなんだなぁ。
ファンに見捨てられるかもって恐怖心が無いのは良い事か悪い事か…
打破しなきゃならない状況は身内の方じゃなく客、主に男性客を堕とさないといけないんだ。
テーマ、課題が見えてないんじゃないか?
ヒーロー見参!って言えるぐらいバカになってくれりゃ愛着もわくんだけどなぁ

417名無しさん:2016/10/01(土) 18:12:17 ID:pxCxVEEw
キャミーが自然に解説してる!!
ヤムチャヤバイなwwww

4181:2016/10/01(土) 22:01:28 ID:owMWWHwI
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

419名無しさん:2016/10/01(土) 22:07:44 ID:so/sl.rM
>>1のIDがめちゃくちゃギザギザな件

420名無しさん:2016/10/01(土) 22:25:03 ID:1/hqezxA
確かにだいぶ草生えてるな

421名無しさん:2016/10/02(日) 00:30:16 ID:ujIry722
別府www

422名無しさん:2016/10/02(日) 22:03:48 ID:SxekEiVE
ーーー


フェイロン「ホワチャオォォ……!」シュッ

ディージェイ「……お、おっとぉ!」ガシッ

オー、オーオー

フェイロン「……ホワチャアァァ!」シュッ

ディージェイ「……う、うわっとっ!」ガシッ

オー、オーオー

フェイロン「アチョオオォォっ!」シュッ

ディージェイ「ちょっとちょっとっ……! 鋭い蹴りだなっ……! コレ、本気で仕掛けてるんじゃないのっ……!?」ヨロッ


オー、オーオー

実況「さぁ、フェイロンが攻める、攻めるっ……! 攻め立てていくっ……! 得意のカンフー技でディージェイを攻め立てていっておりますっ!」

かりん「そうですわね。得意の打撃攻撃主体でいってますわ」

実況「さぁさぁ、これにはディージェイも防戦一方と言った所でしょうか?」

423名無しさん:2016/10/02(日) 22:11:33 ID:SxekEiVE
天津飯「おっ、彼のような選手もいるのか」

ランチ「彼って、どちらの方ですか?」

天津飯「え〜……今、攻めてる方の事だ」

ランチ「攻めてる方と言えば……え〜っと、フェイロンさんですね!」

天津飯「いい型をしているじゃないか。なぁ、餃子……?」

餃子「うん。綺麗な型をしてる」

ランチ「う〜ん、綺麗な型とそうではない型の違いは、私にはさっぱりわかりませんけど、天津飯さんがいうのならきっとそうなんでしょうね」

天津飯「そうかもしれないな。その辺りは実際に武術に振れてみないとわからんかもしらんな」

424名無しさん:2016/10/02(日) 22:19:56 ID:SxekEiVE
フェイロン「……ヒューウゥゥ」ススッ

ディージェイ「だけど、防ぎきれない攻撃ではないっ……! んっ……?」


オー ? オーオー ?

実況「おっとぉ! そしてここでフェイロンが動きをピタリと止めますっ! そして鼻の下辺りの人差し指で擦るような動きを見せていくっ!」


フェイロン「防戦一方じゃ試合の中でカンフーを知る事は出来ないぞ……? もっと熱くなってかかってこい……」クイクイ

ディージェイ「……オ〜ウ」


オー、イイゾー、フェイローン

実況「おぉ〜っと、そしてフェイロンはディージェイに向かって腕を伸ばし、そしてその手を招き……おっと、誘っている。誘っているっ! ディージェイに対して向かって来いと言わんばかりの態度だっ!」

かりん「でも、その通りですわ。ディージェイ選手も防戦一方じゃいけませんわ」


ディージェイ(……ヘーイ。Mr.ブランカ)チラッ

ブランカ「……んっ?」


実況「おっと、そしてここでディージェイは少し戸惑いを見せたのか……? 自軍コーナーエプロンサイドに控えているブランカの姿を横見で見ますっ!」

425名無しさん:2016/10/02(日) 22:28:13 ID:SxekEiVE
ディージェイ(今日はミー、ダンス禁止なんだよねぇ……? 踊っちゃいけないんだよねぇ……?)

ブランカ(あらあら、なぁ〜んか踊りたそうな表情してますねぇ。ダメですよ……? 今日はメインイベントでダンスがあるんですからっ……! 貴方が踊ったらメインイベントでのインパクトが薄れちゃうでしょ!?)ギロリ

ディージェイ(オーマイガー。Mr.ブランカ殺し屋の目をしてるよ……って事はダンスはやっぱり禁止だ……困ったなぁ……ダンスを抜きにしてファンキーな試合をしろだなんて、も〜う……ミーには難易度が高すぎるよ……)

ダン「おい、どうした。両者ボサっとするんじゃねぇっ! ファイっ!」

ディージェイ(じゃあキックボクシングスタイルで……あ〜、ダメだ……それじゃ、異種格闘技戦だ……プロレスじゃない……え〜っと、だからだからダンスを抜きにしてファンキーな試合をする為には……え〜っと、え〜っと、え〜っと……)


実況「さぁさぁ、そしてディージェイもここで視線をブランカから再びフェイロンへと戻していったかっ!?」

かりん「あの鋭い打撃を掻い潜りつつ、攻めていかないといけませんわ」


ディージェイ(まっ、いっかっ……! この人はあれだけのキックが出来る人だし、色々やっちゃっても大丈夫だよね! オーケー、オーケー……そういう事なら!)

426名無しさん:2016/10/02(日) 22:40:00 ID:SxekEiVE
ディージェイ「……イヤッホオオウウウゥゥ!」フワッ

フェイロン「……むっ!?」


オー ? オーオー ?

実況「あっ、いやっ、おっ……! おぉ〜っと、ここはディージェイが一気に飛び込んでいくっ!」

かりん「……あっ!」


ディージェイ「ヘイヘーイっ……! カンフーマンの顔面にお見舞いだっ……!」

フェイロン「……甘いぞっ!」ササッ

ディージェイ「……オ〜ウ」スカッ


オー、オーオー

実況「ここはディージェイが飛び込みつつの膝蹴りっ……! ジャンピングニーを狙っていったのでしょうかっ!? しかしフェイロンは落ち着いているっ!」

かりん「避けましたわね!」


ディージェイ「ヘイヘイヘイヘイ……いい反応っ……! おっとっとっと……」ヨロヨロ


実況「一気に距離を詰めつつ大きな一撃を狙ったディージェイといった所でしょうかっ!? しかし避わされ、おっとおっとディージェイの身体は勢い余ってロープ方向までいきますっ! ディージェイの身体がロープに前のめりに倒れ込む!」

427名無しさん:2016/10/02(日) 22:51:47 ID:SxekEiVE
フェイロン「……素晴らしい跳躍力だなっ!」クルッ


実況「ここはフェイロン。ディージェイから離れますっ! 一度距離をを取っていくっ!」

かりん「……いやっ!」


ディージェイ「ヘイヘイヘイヘイ……上手く避けたみたいだけど……二度目はどうかなぁ〜!?」クルッ


実況「あっ、いやっ……! 待って下さいっ! ここでディージェイも身体を反転させロープに背を向け、身体を預け、ロープに大きく大きく持たれかかりますっ!」

かりん「ロープの反動を利用してますわ」


ディージェイ「オーケー、それじゃあ、ワンモアっ……! 今日のミーはジャンピングスーパースタースタイルっ……!」ダダッ

フェイロン「……また来たかっ!」


オー、オーオー

実況「一度でダメならもう一度といった所かっ!? 今度はディージェイ、ロープの反動をも利用して、再びフェイロンへと向かっていくっ!」

428名無しさん:2016/10/02(日) 23:06:34 ID:SxekEiVE
ディージェイ「イヤッホオオウウウゥゥ!」フワッ

フェイロン「フッ、甘いよ……」ササッ

ディージェイ「……オ〜ウ」スカッ


オー、オーオー

実況「再びディージェイがフェイロンへと向かって飛び込むっ! しかしフェイロンは見ているっ! 見えているっ!」

かりん「これも避けていきましたわ」


ディージェイ「オーマイガー。避けられちゃったよ……だ〜け〜ど……?」クルッ


実況「ジャンピングニーを避けられ、ディージェイはマットに着地……あっ、いやっ、待って下さいっ……! ここでディージェイは即座にフェイロンの方を振り向くっ!」


フェイロン「距離をおいてジックリ動きを観察して……」クルッ

ディージェイ「ここで見せるよっ! Mr.本田スタイルだっ……! 掴まえたっ!」ガシッ

フェイロン「うおっ……! な、何っ……!?」


オー ? オーオー ?

実況「そしてディージェイが即座に距離を詰めるっ……! 懐に潜り込むっ……! フェイロンの身体へとしがみついていったっ!」

かりん「無理矢理掻い潜っていった感じですわね」

429名無しさん:2016/10/02(日) 23:17:46 ID:SxekEiVE
天津飯「うん。だから汚い型と言うのはああいった事だな」

ランチ「はいはい」

天津飯「ほら、本能の赴くままに戦っている……そんな感じに見えるだろ?」

ランチ「ふふ、確かにそんな感じがしますわね」

天津飯「日々鍛練を行っているのであれば、とっさの時であれども自然とそういった型に嵌まった動きになると俺は思うのだがなぁ……」

ランチ「……それじゃあ、あの人は日々の鍛練は行っていないのでしょうか?」

天津飯「いや、俺はそう思うだけだ。べジータもああいったタイプかもしれん。とっさの時には本能の赴くままに……そんな感じだ……」

ランチ「……あ〜、それじゃあ人それぞれって事なんですかねぇ?」

天津飯「まぁ、人それぞれなんだろうな。俺はフェイロンとか言う奴の方が好感が持てるな」

430名無しさん:2016/10/02(日) 23:21:04 ID:ujIry722
よーやくプレロスのノリをわかってきてくれてる?

431名無しさん:2016/10/02(日) 23:28:09 ID:SxekEiVE
フェイロン「飛びまわってくるかと思いきや……くっ、これは予想外だったぞっ……!?」ニヤッ

ディージェイ(え〜っと、え〜っと……しがみついたのはいいけど、ここから先はどうすればいいんだ……? Mr.本田は、え〜っと……ここからどうしてたっけ……?)


実況「ジャンピングニーをフェイクっ! ディージェイの狙いは恐らく、コレっ……! 一気に懐に潜り込む事でしたっ!」

かりん「ここまで距離を詰めてしまえば、打撃攻撃は打てませんからわ」


ディージェイ(え〜っと、え〜っと……Mr.本田は……Mr.本田は……え〜っと……う〜ん……あっ、とりあえずパンチ打っておこう……)ガスガス

フェイロン(んっ……? この状況で……パンチ……?)

ディージェイ(あれっ……? Mr.本田、こんな事してないよねぇ……? コレ、クリンチだよ。クリンチからのボディだよ。ボクシングスタイルだよ。違うよ、違うよ、コレじゃないよっ……!)ガスガス

フェイロン(ひょっとして、この先……ないのかな……?)


実況「ディージェイはフェイロンの身体にしがみつくようにしながら……おっと、ここは脇腹にボディですかね? ボディを打ち込んでいきます」

かりん「この距離でスタミナを削っていこうといった所ですかね?」

432名無しさん:2016/10/02(日) 23:34:55 ID:SxekEiVE
フェイロン「ちょっとこれは流石に受けれないね……よっ……!」グイッ

ディージェイ「……オーウっ!」ズルッ


オー ? オーオー ?

実況「あ〜っと、しかしここはフェイロンも落ち着いてるかっ!? 冷静にディージェイの頭部を下げつつ引き込んでいくっ! おっと、ディージェイのバランスが崩れたっ!」


フェイロン「……ヒューウゥゥ」ピタッ

ディージェイ「……んっ?」


実況「しがみついていたディージェイの腕を振りほどき……おぉ〜っと、フェイロンはディージェイの腹部へと拳をピタリと添えるっ!」


フェイロン「……ホワチャアァァ!」グイッ

ディージェイ「おっ……おっ、おっ、おっ、おっ……!」ヨロヨロ


実況「そして、その拳を一気に押し込んでいくっ!」

かりん「寸勁ですわ」

実況「さぁ、冷静に寸勁を打ち込んでいくフェイロンっ! おぉ〜っと、ディージェイの身体が押し出されたぁ!」

433名無しさん:2016/10/02(日) 23:38:53 ID:SxekEiVE
ディージェイ「おっ、おっ……おおっ……!」ドテッ


実況「後方に飛ばされそのまま尻餅をつくディージェイっ!」

かりん「再び距離が開きましたわ」


フェイロン「悪いね、許してよ。ほら、もう一回攻めてきていいからさ……おいで、おいで……」クイクイ


オー ! オーオー !

実況「あ〜っと、そしてフェイロンっ……! 尻餅をついたディージェイに対して、再び手招きしているっ! もっと来いといっているっ!」

かりん「ディージェイ選手は懐に潜り込む所からやり直しですわね」


本田(なんで距離を詰めたのに、ボディにパンチやねん……そこは投げやろド阿呆。しっかりせぇ!)

ディージェイ(う〜ん、困ったなぁ。またジャンピングスーパースタースタイルで懐に潜り込んでやり直ししたいけど……多分、もうダメなんだろうなぁ〜。また違う方法考えなきゃ)ムクッ


実況「さぁ、ディージェイ……そんなフェイロンを見ながら、今立ち上がってきますっ!」

434名無しさん:2016/10/02(日) 23:39:33 ID:SxekEiVE
今日はここまで

435名無しさん:2016/10/02(日) 23:41:59 ID:tT3SLtvg
乙乙ー
ダンス縛りはアカン

436名無しさん:2016/10/02(日) 23:45:20 ID:Ovx9ZxLg


ディージェイ、フェイロンとやらせて貰ってるじゃん…苦戦中だけど
ダイジェスト風とはいえ、ヤンもフェイロンも見られて嬉しいな
あわよくばナッシューバイソンも…

437名無しさん:2016/10/02(日) 23:51:16 ID:nExZYwns
おつおつー

DJは投げ技あんま得意そうじゃないからなぁ
良い脚さばき持ってるから、足払いからの寝技とかに持っていけたら見栄えいいし、時間の調整とかにも使えそうなんだが

438名無しさん:2016/10/03(月) 00:22:42 ID:/8nJonPk
ランチさんは天津飯のワイルドさに
惚れたんだと思うけどなあ
キレて師匠をボコったり
死ぬかもしれない技を放つところに
生きて帰って来ねえとぶっ殺すぜとか言って

439名無しさん:2016/10/03(月) 00:23:37 ID:hbv6Ekug
DJの場合、型通りの投げよりかは「掴んで倒す」って点だけ守って、アクロバティックな動きさせといた方がいい気がするなw

440名無しさん:2016/10/03(月) 01:36:15 ID:99PKOXk.
乙です
DJはヤムチャのダンス時かメイン後位まで出番無いかと思ってたから試合が見れるとは嬉しい
次回更新ではどんな手段でフェイロンに対応するのか期待

441名無しさん:2016/10/03(月) 01:44:52 ID:FqFVppnE
おつです
投げかぁ
DJが浴びせ倒しとかしても、それはそれでなんか違うような気がする

442名無しさん:2016/10/03(月) 01:53:23 ID:f3pwKyBM
乙!
DJも頑張ってるな

443名無しさん:2016/10/03(月) 06:22:56 ID:ZqxY0K4.
乙っした
本田スタイルからの…ここからどうしてたっけ……?
クソワロタw
慣れない事はしたらいかんね

444名無しさん:2016/10/03(月) 06:49:50 ID:5ffqFYGI
本田なら合掌ひねりかさば折だけどDJならフロントスープレックスかパワーボムかね
そこまで引き出しないのが残念だわな

445名無しさん:2016/10/03(月) 09:01:49 ID:u5uZduXw
投げはなくとも脚でなんか丸め込むような感じの何かがあればいいよね(アバウト)

446名無しさん:2016/10/03(月) 18:07:41 ID:HhSvZdd.
脚で投げ...フランケンシュタイナーかな?

447名無しさん:2016/10/03(月) 19:14:20 ID:FYrYkwfU
フェイロンさんの落ち着いた対応に惚れた

ディージェイは今回の壁を乗り越えられたら、ショーからプロレスになれる気がする

448名無しさん:2016/10/03(月) 22:00:46 ID:WF8IHXxo
--そして


ダン「ワンっ……! ツーっ……! スリイィィっ!」

ブランカ「……ウウッ」

本田「よおぉっしゃっ!」

ダン「スリーカウントだ! スリーカウントっ! ゴングを鳴らせ、ゴングをよぉ!」


カンカンカーン


オー、オーオー

実況「ここでスリーカウントっ! 試合は決着ですっ! 本田の豪快な送り吊り落としからのスリーカウントで試合は決着です」

かりん「決まりましたわね」

449名無しさん:2016/10/03(月) 22:02:32 ID:C4kLTCAI
久々にリアルタイム参加!

450名無しさん:2016/10/03(月) 22:06:17 ID:8z.wCSik
あれ?ディージェイは?

451名無しさん:2016/10/03(月) 22:10:10 ID:WF8IHXxo
天津飯「まぁ、順当な勝利と言った所じゃないか?」

餃子「うん」

ランチ「これはもうおしまいなんですか?」

天津飯「終わりじゃないのか……? ほらほら、終わった感じはするぞ?」

ランチ「あっ、そうなんですね。一人が負けたらもう一人も同じように負けになってしまうんですね。私、ここからディージェイさんって人が一人で続けるんじゃないかなと思ったので、少し驚きましたの」

天津飯「あ〜、なるほどな。いわゆる負け抜け形式みたいなのを想像していたのか?」

ランチ「あっ、だから皆さん邪魔みたいな事をしてたのですね! あ〜、はいはいはい」

天津飯「基本的にどういった大会でもこういうのは一対一が基本だからな。こういった二対二の団体戦みたいなのは珍しいな」

ランチ「そうですわよね、珍しいですよね! でも少しルールがわかりにくかったですわ」

天津飯「んっ……? 最初の敗北者が出た時点で勝負が決着というのなら……ヤムチャの試合は六人ぐらいいるだろ……? アイツが秒殺してしまえば、残りの四人は……んっ……?」

452名無しさん:2016/10/03(月) 22:19:44 ID:E7zsPtRg
天さん、まだよくわかってなかったw

453名無しさん:2016/10/03(月) 22:20:38 ID:WF8IHXxo
実況「さぁ、今本田とフェイロンが揃って退場していっておりますっ! かりんさん、いかがでしたか!?」

かりん「いい試合だったと思いますわ。でもこうやって解説席に呼ばれるのなら、同じ女性選手の試合の方が私もやりがいがありましたかもしれませんわ」

実況「あ〜、申し訳ございません、かりんさんっ……! 本日は諸事情がありまして、ゲスト解説の方はこの試合までという事なんですよ」

かりん「……諸事情というのは?」

実況「まぁ、平たく言えば元さんですよ、元さんですっ! 本日は元さんが少しお早めに会場に足を運んで下さるという事で……う〜ん、もう会場には到着しているんではないでしょうかね?」

かりん「いつもはもう少し遅いですわよね。次の試合から……?」

実況「そうですそうです。次の試合からはいつも通り、私と元さんのコンビでお送りしていきたいと思います! あっと、続いてディージェイとブランカが退場していきますかね?」

かりん「次の試合……王者戦……?」

実況「まぁ、そうなります。本日は王者戦が早い時間に行われるというので、元さんが少し早めに足を運んで下さります! そしてそこから、私と元さんのコいつものコンビでお送りさせて頂きます! 勿論女子選手の試合なんかも、しっかりと!

454名無しさん:2016/10/03(月) 22:28:32 ID:WF8IHXxo
かりん「元さんが女子選手の試合を解説をして下さるのなら、そこは安心ですが……次の試合……わざわざ元さんに足を運んでもらうような試合ですか……?」

実況「う〜ん、う〜ん……まぁ、そこは王者戦ですからねぇ……? あの〜、ほらっ! 腐っても鯛なんつってねっ!?」

かりん「……腐っても?」

実況「あっ、いやっ……! こりゃ、失言だっ……! あ〜、いや……その〜、挑戦者であるガイ選手の大一番を、こう私と元さんの実況パワーでエールを送っていこうという事ですよっ!」

かりん「……」

実況「ハーッハッハッハっ! ベ、ベルトが腐るワケないじゃないすか〜! い、いやだな〜、も〜う……誰だ、そんな事を言ったのは! 全くっ……!」

かりん「いや、言ってる事は合ってると思いますわ。実際、ベルトは腐ってますわ」

実況「えっ、あっ……? おっとおっとおっとっ……! いや、かりんさんっ……!?」

455名無しさん:2016/10/03(月) 22:34:46 ID:sspAP6M2
www

456名無しさん:2016/10/03(月) 22:37:01 ID:C4kLTCAI
嗚呼、実況さんが昨日更新されたキン肉マンでのウォーズマンみたいな目に……

457名無しさん:2016/10/03(月) 22:40:38 ID:WF8IHXxo
かりん「だってそうではありませんか? 次の試合はガイ対ベガの王者戦ですけど、今日はその後ナッシュ対バイソンのシングルマッチが予定されてますわよね……?」

実況「あ〜、え〜っと……あっ、はいっ! そういった試合も予定されてますね!」

かりん「同じシングルマッチといった形式で、ベガの王者戦とナッシュ対バイソンのシングルマッチ……これはナッシュ対バイソンの試合の方が好位置で試合が組まれておりますわ」

実況「う〜んっ……! まぁ、そうなりますねぇ」

かりん「つまりこれは、ファンもそちらの試合の方を期待しているという事じゃないですか? だからこそ、こんな中途半端な時間に王者戦が行われる事になるんですわ」

実況「う〜ん……まぁまぁまぁ……」

かりん「……この辺りシャドルーはどう思っているんでしょうね?」

実況「え〜っと、どうというのは?」

458名無しさん:2016/10/03(月) 23:02:30 ID:WF8IHXxo
かりん「だって面目丸潰れですわ。自分達の総帥のベガがこんな中途半端な時間に試合を行い……しかも同じシャドルーのバイソンの、これ前座ですわよ」

実況「あ〜っと、確かにっ……! そう言われてみれば、この同じシングルマッチというカードの並び……これ、ベガはバイソンの前座だとも言い換える事も出来ます!」

かりん「バイソンがベガより上がっていったワケではありませんわ。ベガが勝手にバイソンの下に、降りていったのですわ」

実況「そうですよねそうですよね!? バイソンが幾多の名勝負を行ってきたかと言えば、そうでもないっ……! ベガが幾多の横暴を繰り返す事によって……こういった形になってしまったっ!」

かりん「そういう意味では腐っているという表現は案外的を得ていたのではないかなとは、思いますわ」

実況「しかし、なんと言いますか……? 団体にとっての象徴であるベルトというのが腐っているというのは……ほら、なんと言いますか!? 先日の試合でもありましたよっ! ガイルやユン達っ……! 不満を溜めている選手も存在しているんですよっ!?」

かりん「そうですわね」

実況「う〜ん……かりんさんなんかは、じゃあベガのこれに対してどう思っているんですか……!?」

459名無しさん:2016/10/03(月) 23:29:16 ID:WF8IHXxo
かりん「……う〜ん、なんと言えばいいのでしょうか」

実況「……んっ?」

かりん「え〜、私達って女なんですわ。同じストリートプロレスの中でも、男子選手と女子選手が存在するじゃないですか? 基本的に男子選手がいい試合位置で試合を行いって……もっと女子選手に注目してもらいたいというのは、日々常々何処かに持っているのですわ」

実況「はいはい」

かりん「私だけではなく、春麗選手やローズ選手も。ほら、男子選手のベルトは王者ベルトですが、女子選手の場合は王者ベルトではなく、わざわざ女子王者ベルトって名前になってるじゃないですか? 同じシングルのベルトですのにね?」

実況「はいはいはい」

かりん「ですので、男子選手の象徴であるこのベルトが勝手に堕落していってる状況……こういうのは女子選手にとってはある意味チャンスなんですよ。こんな王者戦が続くのであれば、男子王者ベルトと、王者ベルトでいいんじゃないかと」

実況「おぉ〜っと、おっとおっと……あ〜、なるほど〜」

かりん「こういった状況は、私達にとっては注目してもらうチャンスなんだとは思う部分もあったりします」

実況「男子王者戦でこういった事が繰り返るのなら……女子王者戦で熱い試合を見ようではないかというファンも出てきそうですからねぇ!?」

かりん「ただ、男子選手も女子選手も纏めて、一つのストリートプロレスですわ。ですから、こういった事をもっと続けろなんて事は……流石に思いませんけどね」

実況「はいはい」

460名無しさん:2016/10/03(月) 23:31:46 ID:WF8IHXxo
今日は短いけどここまで

461名無しさん:2016/10/03(月) 23:37:29 ID:sspAP6M2

テンさんが心配

462名無しさん:2016/10/03(月) 23:40:45 ID:E7zsPtRg


結局ディージェイはどうなったんだろう…少しでも反省会を見たいな
そして、いよいよ忍者ガイ…楽しみでござる

463名無しさん:2016/10/04(火) 00:02:45 ID:nz8OXoCw
乙です!

久々に読んだらDJの成長が順調なようで安心した!
DJの動き的にはスリングブレイドなんかが合いそうだけど…投げ技系はなかなかピンとくる技がないなぁ…
倒立式ノーザンライトとかかな?

464名無しさん:2016/10/04(火) 00:10:13 ID:U6Lli3C2
乙!
ここはひとつ男女統一戦とか

465名無しさん:2016/10/04(火) 01:02:46 ID:8DcKGRyA
乙乙
統一戦は別団体の誰か(主人公格の誰かだったかな?)やらかしたらしくて自粛と言う名の封印中やからな……

466名無しさん:2016/10/04(火) 06:14:20 ID:.ngnAFTE
乙っした
女子的には男子のベルトは興味ないんだろうか?団体の象徴なわけだし
まあミックスとかしたくはないわな
春麗姉さん辺りは男ボコって頂きよ!とか言いそうだが

467名無しさん:2016/10/04(火) 06:35:06 ID:LHOdUuYE
>>466
むしろ自分達が団体の象徴になるぜ! くらいの意気込みだろ

468名無しさん:2016/10/04(火) 06:53:52 ID:WlHmjTU2
DJの投げといえばモンキーフリップ

469名無しさん:2016/10/04(火) 20:52:29 ID:7ddZSDzg
女に暴力をーとか言い始める怪しい団体がこのDBの世界にはいるらしいから
統一戦は無理でしょうね確実に

470名無しさん:2016/10/04(火) 21:17:42 ID:4YOt1J9g
DB世界ならビーデルが超人いない天下一で優勝しそうだけど現実ベースなら女が男に勝つ台本作っても無理すぎて誰も賛同しないでしょ

471名無しさん:2016/10/04(火) 21:30:38 ID:nINf4fzo
レスリングの某女子最強選手クラスならまだわからんでもない気もする>台本

後あんまりプロレス見たことないけどリアルだと男子対女子の試合何処かで見た記憶が……(尚負けた選手のあそこに毒霧がががががが

472名無しさん:2016/10/04(火) 21:55:23 ID:7ddZSDzg
このSSのDBワールドはそこんとこどうなんだろうね?
チチ、ビーデルみたいな普通の男よりずっと強い戦士いるんだろうか

473名無しさん:2016/10/04(火) 22:00:55 ID:S3Yi9P.M
かりん「団体の尊厳が失われている状況ではありますが、この男子王者ベルトだけが団体の尊厳ではありませんわ。女子王者戦ベルトだってありますし、後はタッグ王者ベルトなんかもありますわ」

実況「なるほどなるほど。そちらのベルトが団体の象徴となる形にしていくつもりだと!? そうやってこのストリートプロレスを盛り上げていきたいと!?」

かりん「そうですわね。こんな前座の王者戦などではファンは満足しませんからね」

実況「そういう意味では、今の女子選手達の戦いなんかはねぇ……!? 非常に盛り上がっておりますよっ! 熱〜い試合が日々繰り返されておりますっ!」

かりん「そこも結構複雑な部分があったりするんですわ」

実況「おっとぉ……? 複雑とは……?」

かりん「最近私達の方はありがたい事に話題になっていますわ。でも、それって鰯ヶ浜女子プロレスのレインボー・ミカ選手がやってきて……それが理由で盛り上がってる部分もありますわ」

実況「あ〜、対抗戦という事でね、かりんさんも出場されるという事で」

かりん「私達女子選手が盛り上がるのはいい事ですわ。その点に関してはレインボー・ミカ選手……美味しいカモがやってきたと思ってる部分もありますわ」

実況「いや〜、非常に強気な発言でございますっ!」

かりん「でも、まだまだこの対抗戦に向けての渦の中……その中心にはレインボー・ミカ選手の存在があるのではないでしょうか?」

実況「まぁ、なんと言いますか……存在感が凄いと言いますかねぇ!? はいはいはいっ!」

474名無しさん:2016/10/04(火) 22:07:03 ID:S3Yi9P.M
かりん「対抗戦でストリートプロレスの力を見せる事は当然として、その辺りの存在感……主役は私達ストリートプロレスである事をもっと見せつけていかないといけませんわ」

実況「なるほどっ!」

かりん「それと同時にまぁ、レインボー・ミカ選手を利用するという形で……ストリートプロレスの中での主役……そこをこの堕落した王者戦から、私達女子選手へとなるように」

実況「レインボー・ミカ選手だけではなく、続いてストリートプロレスの中での中心の存在を男子選手ではなく、かりんさん達女子選手にしていくと!?」

かりん「こんな王者戦がストリートプロレスの話題の中心でいては困りますからね。ますますレインボー・ミカ選手に舐められてしまいます」

実況「よぉ〜し、それじゃあかりんさんに代わり……いや、かりんさんだけではないっ! 私が選手達の気持ちをここで代弁しましょうっ!」

かりん「……んっ?」

実況「おぉいっ、ベガっ……! お前は王者なんだっ! だったら、王者らしい試合を見せてみたらどうなんだっ!? いつまでもショボくれた挑戦者を指名してるんじゃないぞっ! それと元さんに迷惑をかけるなっ!」

かりん「ショ、ショボくれた挑戦者って……それはガイ選手に失礼ですわ」

実況「あ〜、いえいえっ! ガイの事ではなく、あの〜、サガット・バルログ・バイソンの事を私は言ってるワケですよっ! ガイの事は勿論、元さんと二人でエールを送りますよ!」

475名無しさん:2016/10/04(火) 22:14:35 ID:S3Yi9P.M
ーーー


ブランカ「今日の試合、ダンスを行わなかって点は助かりましたよ。ありがとうございます」

ディージェイ「ヘーイ、Mr.ブランカっ! ミーにスープレックス技を教えるんだっ! スープレックス技だ、カモンカモンっ!」

ブランカ「あら、なんですか……? スープレックス技ですか」

ディージェイ「ようやく思い出したよ! スロイダーだっ! スロイダーを覚えようっ!」

ブランカ「まぁ今日の試合、君は確かにスープレックス技が少なく感じましたね」

ディージェイ「そうだろ!? だから、スープレックス技をカモンカモンっ!」

ブランカ「そうやって、色んな事を学んでいくのは素晴らしい精神だと思います。うん、素晴らしい精神だ」

ディージェイ「そうだろ……!? ミーは素晴らしいんだよ!」

ブランカ「ただね……? 私は一つ聞きたい……あえて、これは言っちゃいましょう。一つ君に聞きますよ……?」

ディージェイ「んっ、どうしたんだい?」

ブランカ「ディージェイ君、アームブリーカーからの腕責めってどうなったんですかね? ほら、ダルシムさんと熱心に稽古してたじゃないですか?」

ディージェイ「……あぁ、うん」

ブランカ「……今日の試合、使ってませんでしたよねぇ?」

476名無しさん:2016/10/04(火) 22:22:10 ID:S3Yi9P.M
ディージェイ「……忘れてた」

ブランカ「なぁ〜んで忘れるんですか……も〜うっ……! そういう所ですよっ!」

ディージェイ「だって、Mr.フェイロンがさぁ……! パンチやキックの……あれ、カンフー? あぁいう感じに攻めてくるから、ミーだって同じように……」

ブランカ「あのね、言っちゃいますよ……? これ、もうあえて言っちゃいますよ……?」

ディージェイ「……んっ?」

ブランカ「今日の試合はそのアームブリーカーからの腕殺しをフェイロン君に対して見せてほしかったんですよ」

ディージェイ「なんだってっ!?」

ブランカ「君がフェイロン君の腕にダメージを蓄積させる……打撃攻撃主体のフェイロン君は、その蓄積されたダメージで手数が止まるっ……! さぁ、チャンスだ。ピープルズエルボーを打っていこうっ!」

ディージェイ「オーウっ!」

ブランカ「ここ最近、熱心に稽古してましたから……そういう事出来るんじゃないかなと思ってたんですよ。そしたら、ディージェイ君打撃の打ち合いにいっちゃった……アームブリーカーで学んだ事、見せてくれなかったんですよ」

477名無しさん:2016/10/04(火) 22:28:23 ID:S3Yi9P.M
ブランカ「色々覚えるのって、素晴らしい事だと思いますよ? でも覚えて終わりじゃないんですよ。試合の中で学んだ成果を見せないと、何の為に覚えたんだ……あのダルシムさんとの稽古は何だったんだってなるじゃないですか?」

ディージェイ「オーウ、ミーってばうっかりさんだね」

ブランカ「そんなうっかりさんに、新しくスープレックス技を教えても、また今回のアームブリーカーのように覚えて終わりってなりませんかね?」

ディージェイ「そんな事はないよっ! 今度はしっかりやるさっ! だって、ミーは超一流なんだからっ!」

ブランカ「だからスープレックス技に入る前に……アームブリーカーからの腕殺し披露して下さい、お願いします。スープレックス技の練習はその後にしましょう」

ディージェイ「ヘーイっ! Mr.ブランカはミーの指導係だろっ!? 教える気がないのかいっ!?」

ブランカ「教える気はあります。あるからこそ私はハッキリと言葉にして言ったんですよ。 多分君は色々覚えると消化しきれないです……一つずつ消化してからです。腕殺しパターンの次が、君の希望のスープレックスパターンになります。まだ腕殺し終わってないでしょ?」

ディージェイ「……オーマイガー」

ブランカ「私は言葉にしたんですよ……!? ですからここからの二試合、三試合でちゃちゃっとモノにしましょうよ?」

478名無しさん:2016/10/04(火) 22:28:57 ID:vVgZymIU
やった、反省会だ
しかし、「オーウっ!」ってw

479名無しさん:2016/10/04(火) 22:43:12 ID:S3Yi9P.M
ーーー


ダン「さぁ、続いては第三試合……王者戦でございますっ!」


ランチ「あらあら、王者戦ですって。楽しみですわね」パチパチ

天津飯「王者戦……? つまり優勝者か。とすると、この試合でこの大会レベルがわかるな」


ダン「先ずは挑戦者っ……! ガイ選手の入場ですっ!」


ガーイ、ガンバレヨー ! イケイケー !

実況「先程も苦言がありましたけが……やはり、第三試合王者戦というのは、何やら違和感のある言葉ですっ! しかし王者戦は王者戦っ! 早い時間だろうが王者戦っ! さぁ、ガイの名が呼ばれましたっ!」

480名無しさん:2016/10/04(火) 22:51:59 ID:S3Yi9P.M
ガイ(……何処まで支持を掴む事が出来るか)スッ


オー ? オーオー ?

実況「さぁ、今挑戦者のガイが姿を表し……あっ……!?」

元「……おっ?」


ガイ(衣装は変更した……でも、姿・形だけではなく……ファイトスタイルも新しいものを見せていかないといけない……)スタスタ


オー !? オーオー !?

実況「おぉ〜っと、なんでしょうなんでしょうっ!? 赤いですっ……! 本日のガイっ……! 赤いですっ! いつもと違って赤いですっ!」

元「おぉ〜っと、なんだ……? 衣装が変わってるじゃない?」

実況「これはなんでしょうっ……!? 大舞台という事で気合いを入れてきたという事でしょうかっ!? 何やら通常の三倍の速度で動きそうな衣装だっ!」

481名無しさん:2016/10/04(火) 23:00:59 ID:S3Yi9P.M
ガイ「……よしっ!」グイッ


オー、オーオー

実況「さぁ、今っ! 赤い赤いガイがリングイーンっ! この衣装は気合いの表れと見てもいいのかっ!?」

元「うん、そうだね。王者はどう感じてるかはわからないけど……ガイ君にとってはこの王者戦ってのは、千載一遇のチャンスになるからね。勝負服ってワケじゃないけど……こういう形で気合いを見せてきたのかな?」


ガイ(赤で正解だったのかな……? でも見てくれのインパクトだけで、終わっちゃいけないっ……! まだスタートラインに立っただけだっ!)ペコッ


オー ! ガーイ ! ガンバレヨー !

実況「さぁ、赤い赤いガイが今リング上で深々と頭を垂れますっ!」

元「うん。場内もガイ君の事応援してくれてるじゃない。ちょっとこの期待に応えるように……現在の王者政権、なんとかしてもらいたいね」

482名無しさん:2016/10/04(火) 23:09:49 ID:S3Yi9P.M
ダン「続きましては……チャンピオン、ベガ選手の入場ですっ!」


ブー ! ブーブー !

ランチ「この人がチャンピオンですね。あら……?」パチパチ

天津飯「んっ……? なんだ、このブーイングは……」キョロキョロ


ベガ(ふむ。悪くないブーイングだ。結構きてるな)ニヤッ


ブー ! ブーブー !

実況「続いて王者ベガの入場ですっ! さぁ、今ベガが姿を現したっ! 不敵な笑みを浮かべ……ベガが闇から姿を現しますっ!」

元「まぁ、対戦相手のガイ君はベガ君たっての希望だからね。どういった理由で指名したのかは知らないけど……まぁ、今の所は彼の狙い通りに進んでいるね」

483名無しさん:2016/10/04(火) 23:18:50 ID:S3Yi9P.M
ベガ「……よぉし」グイッ


ブー ! ブーブー !

実況「さぁ、そして今ベガがリングイーンっ! これで挑戦者っ……! チャンピオン共に選手が揃いましたっ!」


ガーイ ! イケヨー !? ガーイ !

ガイ(ベガさんの嫌われが俺への声援に変わっている……メトロシティでの試合がなかったら、この声援に圧倒されてたかもな……)


実況「王者ベガに対してはブーイングっ! そして挑戦者のガイには声援っ! その比率は完全に10・0だっ!」

元「うん、まぁこうもなるね」

実況「それでは元さん、ズバリ聞きましょうっ! ガイがベガに勝利する為にはどうすればいいでしょうかっ!?」

484名無しさん:2016/10/04(火) 23:35:35 ID:S3Yi9P.M
元「まぁ、傲慢を打ち崩す事だね」

実況「おっと元さん、それはどういう事ですか……!?」

元「ベガ君に対して僕が予想外だった所は、単身でこのリングにやってきた所だね。いや、そういう風にする事が当然なんだけど」

実況「あ〜、なるほど! サガットやバルログをセコンドにつけていないと!?」

元「まぁ、だからガイ君の事をなめてるんだろうね。とるに足らない相手だと考えているんでしょう」

実況「そこがベガの傲慢という事ですねっ!?」

元「でも、傲慢って事は……うん、心の緩みがありますよ。だからその辺を上手くつければ……流れはきっとガイ君の方へと傾きます」

実況「なるほどっ……! ベガのその緩んだ心へと付け込み、流れを掴み……そしてその勢いのまま制するという形ですね!?」

元「百獣の王のライオンは兎相手にでも全力を出すなんて言うけど、まぁベガ君の表情を見る限り、そういう感じではないかな……? 付け入る隙は十分にあるとは思います」

485名無しさん:2016/10/04(火) 23:36:35 ID:S3Yi9P.M
今日はここまで

486名無しさん:2016/10/04(火) 23:47:24 ID:vVgZymIU


ジミーさん、流石だねぇ…ディージェイもうっかりさんで終わらせず反省しろよw
そしてガイ、緊張してるかと思いきや、随分冷静だね…これは期待できる

487名無しさん:2016/10/05(水) 00:33:24 ID:xljx5QI2
乙!
かりんは上手いねえ

488名無しさん:2016/10/05(水) 01:05:11 ID:Eux0ybpE
乙っした
さてどうやって「忍者」って認識させるのか見物だな
単に跳ね回るだけだと通じないぞ
モーションもアリだけど、やっぱり技そのものが「忍者」っぽくなきゃ道化で終わるぞい

489名無しさん:2016/10/05(水) 01:32:27 ID:mfDoZy.Y
赤色対決やないか目に悪そうな配色だな

490名無しさん:2016/10/05(水) 06:45:23 ID:nlOdyg9M
屍だ

491名無しさん:2016/10/05(水) 08:08:54 ID:D72ADvW6

技は覚えるだけじゃなくて使いどころを見極める判断力も必要なんだね
思い出せばヤムチャも狼牙の出すタイミング間違えて
リュウのフィニッシュをちょっと困らせたこともあったなぁ

492名無しさん:2016/10/05(水) 09:43:05 ID:pZw80NA.
ベルト奪取確定(スゥ

493:2016/10/05(水) 21:51:34 ID:sZs2pn/E
本日の更新はおやすみです
申し訳ありませぬ

494名無しさん:2016/10/05(水) 23:58:28 ID:wspRfqEg
明日を楽しみにしてるゾ

495名無しさん:2016/10/06(木) 01:22:59 ID:LplErBVc
天さん達含めて今後の展開が楽しみでそわそわするな!

496名無しさん:2016/10/06(木) 22:00:44 ID:y0s6Xu5o
ダン「それじゃあ、両者中央に! 準備はいいなっ!?」


ガーイ、ガンバレー

ベガ「さっさと終わらせるとしようか。貴様を沈め、私の防衛数は三となる……」ニヤニヤ

ガイ(二つ、三つは試合用の新しい動きを用意してきた。けどこれは二つ、三つしか武器がないって事だ……問題はいつ、何処でその武器を見せるか……)


実況「さぁ、今リング中央で両者が相対しますっ! 険しい表情のガイと、軽く笑みを浮かべているベガっ……! この辺りの表情は非常に対照的ですっ!」

元「まぁ僕はガンガンいってほしいね」


ダン「よぉ〜し、それじゃあ試合開始だっ! ゴング鳴らせ、ゴングよぉ!」


カーン


ガーイ、ガーイ

実況「そして今、戦いの鐘の音が場内に響き渡りましたっ! さぁ、挑戦者ガイ対王者ベガっ! 第三試合での王者戦が今開幕ですっ! 実況は私と」

元「解説は元です。よろしくお願いします」

497名無しさん:2016/10/06(木) 22:09:05 ID:y0s6Xu5o
レッツゴー、ガーイ

ガイ(先行より……追い込み……)スッ

ベガ「……さぁて、さてさて」スッ


実況「さぁ、試合開始と同時に両者が同時に動き出しますっ! 先ずは出方を伺っていると言った所でしょうか? 互いに距離を取りつつ、リング上を反時計回りに回るかのような動きを両者は見せています!」


レッツゴー、ガーイ

ガイ(……最初からいきすぎると、後半のガス欠は目に見えるからな。先ずはジックリとだ)スッ

ベガ「なんだなんだ。衣装は派手だというのに、随分と消極的ではないか……まぁ、崇高なる王者相手ならばそうもなるか。フハハ」スッ


実況「さぁ、両者は一定の距離を保ちつつ……静かな立ち上がりと言った所でしょうか!?」

元「うん。慎重だね」

498名無しさん:2016/10/06(木) 22:17:35 ID:y0s6Xu5o
ベガ「よしよし。そういう事なら、この王者自らが一つキッカケを与えてやるとするか……ほぉ〜れ」スーッ


オー ? オーオー ?

実況「あっ、いやっ……! ここでベガが歩みを止め……そしてガイに向かって右の腕を伸ばしていきますっ!」

元「おっ」

実況「先に動いてきたのはベガといった所でしょうか?」


ベガ「ほ〜らほら、貴様も動きを見せねば、試合は始まらん……来いよ、来い……」クイクイ

ガイ「……よし」スーッ


実況「さぁ、ベガは誘っていくかの如く、伸ばした右腕の指先動かしていくっ! さぁ、そしてガイも動きを止め……おぉ〜っと、そんなベガの腕へと左腕を伸ばしていくっ!」

元「うん」

実況「さぁ、今両者の腕っ……! 指先が触れ合ったっ!」

499名無しさん:2016/10/06(木) 22:26:23 ID:y0s6Xu5o
ベガ「フハハ。そぉ〜ら、いくぞっ……!」ガシッ

ガイ「……うおっ」


実況「あっ、いやっ……! 互いの両手が触れ合ったその瞬間、ベガが一歩踏み込みつつ左手をも使いガイの腕を捉えるっ! ベガが両腕でガイの左手首掴んだっ!」


ベガ「……そらっ!」ググッ

ガイ「おおっ」

ベガ「……先ずはその腕を貰おうか。そぉ〜れっ!」グルンッ


実況「ベガはガイの両腕を持ち上げ、そしてその脇下を潜り抜けるように腕を捻り、背後へと回り込んでいくっ!」

元「アームロックですね」


ベガ「そぉ〜ら、そらそら……」ギリギリ

ガイ「……くっ!」ヨロヨロ


実況「さぁ、先ずはベガっ……! アームロックを仕掛けてきましたっ! ガイの背後からその腕を絞り上げていきますっ!」

500名無しさん:2016/10/06(木) 22:33:08 ID:y0s6Xu5o
ベガ「そぉぉらっ……! そぉらっ!」ググッ

ガイ「う、うおっ……!」ヨロヨロ


実況「おっと、ベガはガイの背後からその捻った腕を持ち上げるようにしながら腕にダメージを蓄積させていくっ! ガイの身体がフラフラと前進するが、ベガはピッタリとまとわりつくように背後で腕を捉えている!」


ガイ(追い込みだからって……序盤は捨てていいってワケじゃないんだっ……! 序盤も序盤でしっかりやっていかないとなっ……! よっ……!)ゴロンッ

ベガ「……むっ?」


オー、オーオー

実況「さぁ、しかしここはガイも動いてくるっ! 腕を捻られながらも……ここは前転をしていきますっ! 捻られた側とは逆方向に自身の身体を転がしていくっ! そして立ち上がりますっ!」

元「落ち着いてるね」


ガイ「……今度はこっちだっ!」ガシッ

ベガ「……むっ?」

ガイ「……そらっ!」グルンッ


実況「そのままベガの右手を振りほどき、おっと今度はガイがベガの左腕を両腕で掴んだかっ!? そしてその腕を持ち上げ、脇下を潜り抜けるようにベガの背後へと回っていくっ!」

元「うん」

501名無しさん:2016/10/06(木) 22:40:27 ID:y0s6Xu5o
ガイ「……そらっ!」ギリギリ

ベガ「おおっ、おおっ……痛いな……そういう華麗な切り返しを見せてくるのか……なるほど……」ピョンピョン


オー、オーオー

実況「さぁ、今度はガイがアームロックに捉える形となりましたっ! さぁ、ベガの腕を絞り上げるっ! さぁ、ベガは跳ね回るようにしながら腕の痛みを堪えているのかっ!?」


ベガ「……私の返し方は至ってシンプルだ。死ね、フンっ!」ドグッ

ガイ「……ガグっ!」


実況「あ〜っと、しかしベガは腕を捉えられながらも慌てて背後にいるガイの方へと身体を向け……あ〜っと、トーキックっ! 腹部を蹴っていくっ!」

元「あら」

実況「あ〜っと、そしてこれにはガイっ……! 掴んでいたその腕を離してしまいますっ!」


ベガ「さてと……もう一度、やり直しだな……」ガシッ

ガイ「……くっ」

ベガ「……そぉらっ!」グルンッ


実況「あ〜っと、そしてベガっ……! 即座に再びガイの左腕を両腕で掴みにかかるっ! そしてその腕を持ち上げ、脇下を潜り抜ける……あ〜っと、再びベガが背後に回りつつのアームロックだっ!」

元「あ〜っと」

502名無しさん:2016/10/06(木) 22:48:33 ID:y0s6Xu5o
ベガ「そらそら、それでは絞り上げて……んっ……?」

ガイ「……やらせはしないっ!」ゴロンッ


オー、オーオー

実況「あっとしかし、再びガイっ……! 身体を前転させて、捻られた腕を戻してくるっ! そして立ち上がるっ!」


ガイ「……いくぜっ!」ガシッ

ベガ「……ふ〜む」

ガイ「……そらっ!」グルンッ


実況「さぁ、ベガの右腕で振りほどき、そして左腕を掴み、持ち上げ、潜り抜け、捻っていくっ! さぁさぁ、ガイとベガっ……! 腕の取り合いが続きますねぇ!?」

元「そうですねぇ」


ベガ「なるほどな……なるほどな……」ピョンピョン

ガイ「……おっと。さっきみたいにはさせないぞっ!」ササッ


実況「しかし、ここもベガは跳ねるように移動してガイの正面へと……あっ、いやっ! 今度はガイはピタリと張り付いていますねっ!? ベガの動きに合わせるよう、後ろにピッタリとまとわりついていますっ! 正面を向かせません!」

元「うん。バックをキープしてるね」

503名無しさん:2016/10/06(木) 22:59:49 ID:y0s6Xu5o
ベガ「フハハ、まるで背後霊だな。しかし、そうやってまとわりつくならまとわりつくで、手段はある……フンっ……!」ググッ

ガイ「……んっ?」


実況「んっ……? ベガは右腕を背後のガイの頭部に回し、何やら自身の身体に押し付けるような動きを見せているっ! 抵抗しているのか?」


ベガ「多分、蹴られた方が楽だっただろうなぁ……!? そぉ〜らっ!」ガクッ

ガイ「えっ……? お、おぐっ……!」ゴスッ


実況「あ〜っと、いやっ……! ベガは背後にいるガイの顔面っ! 顎を自身の肩へと押し付けつつ……その勢い良く肩膝をつくっ!」

元「あっと、ショルダー・チンクラッシャー」

実況「屈み込む勢いで肩へと押し付けたガイの顎へと衝撃を加えていきますっ! ここはショルダー・チンクラッシャーっ! ベガもまた冷静ですっ!」


ガイ「う、うおぉ……!」

ベガ「アームロックの返し方……10パターン作れればシャドルーの下っぱにしてやる事を考えてもいいぞ。フハハ」ガシッ


実況「その衝撃でガイの腕が外れましたっ! あっと、しかしベガはガイの頭部を掴んだまま……あっと、外れた左腕も使い、今度は両腕で背後をガイの頭部を掴んでいくっ!」

504名無しさん:2016/10/06(木) 23:06:34 ID:y0s6Xu5o
ベガ「……そぉぉぉら」グイッ

ガイ「……くっ、くおっ!」ゴロンッ


アー、アーアー

実況「あ〜っと、そしてそのままガイ身体を前方へと転がしていくっ! ガイ身体が尻餅つくようにマットへと転がったっ!」

元「フライングメイヤーですね」


ベガ「……ジワリジワリといこうか。なぁ!?」シュルッ

ガイ「……グガッ」


実況「あ〜っと、更にベガは前方へと転がしたらガイの首筋へと即座に腕を回していくっ!」

元「スリーパーホールドですね」

実況「今度はベガっ……! スリーパーホールドへと捉えていきました。さぁ、頸動脈を締め付けスタミナを奪っていきますっ!」

505名無しさん:2016/10/06(木) 23:07:31 ID:y0s6Xu5o
今日はここまで

506名無しさん:2016/10/06(木) 23:40:10 ID:NFgGGBIU


忍者ガイ、まだまだこれから
忍者っぽさ…まきびし(画鋲)とか煙幕(粉)とか?…完全ヒールだなw
おそらくそれはないので、どう表現するか楽しみにしてる

507名無しさん:2016/10/06(木) 23:41:44 ID:gOmq.FZs
毒霧とか使うかな(期待)

508名無しさん:2016/10/06(木) 23:50:59 ID:XKIkILNc
スモークボム!!ホアァァー!!

509名無しさん:2016/10/06(木) 23:54:53 ID:idk0FsRk
腕が4本になったり、4人になったり、眩しく光ったり…

510名無しさん:2016/10/06(木) 23:57:39 ID:NMqPonvE
>>508
それはガイの方じゃねえだろw

511名無しさん:2016/10/07(金) 00:33:18 ID:BKN8v53k
乙!
格が違うんだから最初から飛ばして行くべきだと思うな

512名無しさん:2016/10/07(金) 01:34:22 ID:94eHb.co
乙乙!

この立ち上がりは正解だと個人的には思うわ
しっかり格上のベガ様がペースを作りながらガイが自分の長所で切り返そうとして、そこをベガ様が潰して…っていう本来の実力差をしっかり確認出来る攻防

ベルトの格を下げてもベガ様の格を下げる試合にはしないってのは難しいとおもう

513名無しさん:2016/10/07(金) 03:48:22 ID:R7QxBbH6
忍者っぽい戦い方ってことは
サマーソルトとかは使えるって事だよね?
走り回ったり動きがある方が素人的には
忍者っぽいけど、基本は待ちで強い印象があるから
そこをどう折り合いつけるか楽しみ

514名無しさん:2016/10/07(金) 06:19:30 ID:y.DUhZME
乙っした
俺はダメだと思う
デビュー戦なんだから速攻で忍者らしさ見せてかなきゃ
後は格の差を技術で補いつつ後一歩が届かない…的な今の攻防で、大技チラ尽かせての撃沈で次に繋ぐとか

515名無しさん:2016/10/07(金) 19:11:21 ID:xJuq2BMY
アームロックの返し方うんぬんは試合中業務連絡か

516名無しさん:2016/10/07(金) 22:00:54 ID:73mPrxHE
ガイ「くっ……! くっ……!」モガモガ

ベガ「……フン」


実況「さぁ、ガイは身体を大きく横に捻らせ捻らせ、なんとか抵抗していきますが……ベガの腕はガイの首へと依然まとわりついている!」

元「まぁ、ああやって顎を引いて首の間に隙間をなんとか作ってるけどねぇ」


ガイ「くっ、くっ……」ズルッ

ベガ「……おっ?」


実況「おっと、そしてガイっ……! ここはスリーパーホールドに捉えられながらも、なんとか前進していくか!? これは足を大きく伸ばし、どうやら目の前にあるロープを狙いにいくようですかね?」

元「そうですね。ロープブレイク狙ってるね」


ガイ「くっ……くっ……!」ズルズル

ベガ「……おうおう」


オー、オーオー

実況「さぁ、捉えられながらもガイっ……! 捉えられながらも大きく足を伸ばし、ロープへと近づいていきますっ! その距離、残り30cm!」

517名無しさん:2016/10/07(金) 22:07:48 ID:73mPrxHE
ガイ「……ロープブレイクだっ!」ガシッ

ダン「おっしゃ、ロープブレイクだな!」


パチパチ、パチパチ

実況「さぁ、そしてここでガイの右足がサードロープへとかかったぁ! ここはロープブレイクとなりますっ!」

元「……タイトルマッチだよ〜。この程度で拍手してちゃダメだよ」


ダン「おい、ロープブレイクだろ。それ以上続けるのなら、反則カウント取るぞっ! 1……2……」

ベガ「フン、ロープブレイクか……わかったわかった……」パッ

ガイ「……ふ、ふう」


オー、オーオー

実況「さぁ、ここはガイっ! ロープへと逃げましたっ! さぁ、レフェリーがベガに警告をして……おっと、ここはベガも素直に腕を外し、腰を上げていきます」


ベガ「ロープブレイクで逃げられてはしまったが、無防備な背中が目の前にあるんだ……とりあえず、蹴っておくか。ホレ」スパーン

ガイ「……ぐあっ!」


アー ! アーアー !

実況「あ〜っと、待って下さいっ! ここで立ち上がったベガは……ガイの背中を蹴りつけていきましたよっ!? 蹴りつけますっ! 背中に打ち込むサッカーボールキックですっ!」

元「……あったった〜」

518名無しさん:2016/10/07(金) 22:13:56 ID:73mPrxHE
天津飯「むっ……? 今のは仕切り直しとかそういった感じになるんじゃないのか……?」

餃子「……ならなかった」

ランチ「え〜、今のは……う〜ん……」キョロキョロ


ブー、ブーブー

実況「あ〜っと、これはどうでしょう……!? ロープブレイクしても、安心出来ませんっ! ベガは即座にガイの背中を蹴りつけるっ! あ〜っと、この行為に場内からはブーイングですねぇ……?」

元「でもガイ君の油断もあったんじゃないの? ちょっと、ロープブレイクしたからって安心してちゃダメなんだよ」

実況「お〜っと、元さんはベガをフォローするようなお言葉ですか……?」

元「フォローとかそういうワケじゃないよ。こういう事をしてくる相手だってのは、予想が出来る事じゃない」


ランチ「あらあら、回りの皆さんの反応は……ねぇ……?」キョロキョロ

天津飯「……という事は、やはりダメなのか?」

餃子「……ルール違反」

519名無しさん:2016/10/07(金) 22:19:45 ID:73mPrxHE
ブー、ブーブー、ファッキュー、ベーガ、ブー、ブーブー

ダン「おいコラ、ベガっ! ダメだろがっ!」

ベガ「私はロープブレイクでスリーパーホールドを解いた。ロープブレイクというのはそこまでのルールだろう……? よって、この行為には何の問題もなし。フンっ……!」スパーン

ガイ「……ぐっ!」


ブー、ブーブー、ファッキュー、ベーガ、ブー、ブーブー

実況「あ〜っと、そして続けてもう一撃っ! ガイの背中へと打ち込んでいくっ! サッカーボールキックだっ!」

元「とにかく、ゆっくり間をとってる暇なんてないんだよ。蹴られ放題だよ」

実況「あ〜っと、場内からブーイングっ! レフェリーもベガに警告をしているっ! しかし肝心のベガには悪ぶれる素振りは一切なしっ……! あ〜、そして元さんもそんなベガを擁護するような言葉を発しているっ!」

元「……擁護じゃねぇっつうの」

520名無しさん:2016/10/07(金) 22:29:06 ID:73mPrxHE
ブー、ブーブー

ダン「いい加減にしろ、この野郎っ! 反則負けにしちまうぞっ!?」

ベガ「どいつもこいつもやかましい奴らだ。それなら蹴るのは止めて……こうだな……」シュルッ

ガイ「んっ……!? ガッ、ゲホっ……!」


元「今日は善戦したねぇ〜、頑張ったねぇ〜、惜しかったねぇ〜……で、終わるような試合じゃないんだよ。勝てばベルトだ。負ければ何にもなしだ。タイトルマッチなんですよ」

実況「あ〜っと、ベガは今度は腰をおろし……あっと、再びガイの首筋に腕を絡めていくっ! 再びスリーパーホールドかっ!?」

元「今日は結果を出さなきゃいけないんだよ。よく頑張りましたで終われる試合じゃないんだよ。だから僕はこういう言い方になっちゃうの」


ガイ「ゲ、ゲホ……ロープブレイクだろっ……!?」

ベガ「……引き剥がせば問題なし」グイグイ

ガイ「……う、うおっ!」ズルズル


アー ! アーアー !

実況「あ〜っと、ベガはロープ付近にあるガイの身体を……おっと、後方へと引き摺り再びリング中央へと引き戻していきますっ!」

521名無しさん:2016/10/07(金) 22:39:10 ID:73mPrxHE
ベガ「ジックリやろうではないか……フンっ……!」ググッ

ガイ「……ぐっ!」


アー、アーアー

実況「再びリング中央でベガがスリーパーホールドっ! あ〜っと、ガイはロープブレイクで一安心してしまったのでしょうかっ!? そこを即座に引き戻していくっ! ベガはジックリとガイを攻め立てていきますっ!」

元「そもそも、こんなファイトスタイルに付き合っちゃいけないんですよ」

実況「……というのは!?」

元「ジックリ互いのスタミナの削り合いだなんて、個人的には大好きだけど、そんな10年選手みたいなスタイルでさぁ……? もっとガンガン攻め立てていって、突破口開いていかないと!?」

実況「あ〜、はいはい」

元「そこには勿論、リスクはついてくるよ? でも玉砕覚悟で……そうしていかないと。王者戦だから慎重になってベガ君の出方を伺ってみたいな所はあったけど……守るものなんて特にないのに、守りに入ってどうするんだよ?」

実況「逆に王者であるベガはベルトを守りたいが故に、こういった打ち合いにならないような……リスクを避けたファイトスタイルを選んでいると!?」

元「うんうん」

522名無しさん:2016/10/07(金) 22:46:39 ID:73mPrxHE
ガイ「くっ……くそっ……!」ググッ


実況「おっと、ガイはスリーパーホールドに捉えられながらも、なんとか立ち上がってきたかっ!?」

元「派手な衣装にして、まぁ気合いを注入をしてきたガイ君の姿を見て、僕は先手必勝って感じでゴングと同時にガンガンいく姿を想像したんだけどねぇ……う〜ん、なんだろうなぁ……?」


ガイ「ガ、ガガっ……ロープっ……!」フラフラ

ベガ「……おっとおっと」


ガーイ、ガーイ

実況「さぁ、ガイは立ち上がりそのまま前進っ……! 再びロープブレイクを狙いにいくっ!」

元「まぁ、どっちにしろここは一回逃れないといけないんだけど」

523名無しさん:2016/10/07(金) 22:59:16 ID:73mPrxHE
ガイ「……くっ!」ガシッ

ダン「よぉ〜しっ、ロープブレイクだっ! その手を離せ、ベガっ!」


実況「ここでガイがセカンドロープに右足をかけたっ! さぁ、ロープブレイク……いやっ……!」


ガイ「……レフェリー、離れてろっ!」ガシッ

ダン「んっ……? お、おっ……!」ササッ


オー ? オーオー ?

実況「ガイは続けて左足をもセカンドロープにかけて……おぉ〜っと、ベガにスリーパーホールドに捉えられながらも、セカンドロープの上に両足をかけて乗っていくっ!」

元「……んっ?」


ガイ「力ずくで引き剥がすっ……! たああぁっ……!」シュタッ

ベガ「むっ、なんだぁ……? おおっ……」グルンッ


オー、オーオー

実況「あ〜っと、ガイはそのまま両足でセカンドロープを蹴り……おっと、後方へと飛んでいきますっ! おぉ〜っと、ベガの身体が半回転っ!」

524名無しさん:2016/10/07(金) 23:03:46 ID:73mPrxHE
ガイ「……うおおっ!」ググッ

ベガ「……おおっ」グラッ


実況「スリーパーホールドに捉えられながらガイの身体が旋回して持ち上がるっ! そして身体半分浮き上がった所で、両足を勢いよく振り降ろしガイは体重を前へと移動っ……!」

元「おっ!?」


ガイ「……たああぁぁっ!」シュタッ

ベガ「……う、うおっ!」ググッ


オー、オーオー

実況「そのままガイは着地して流れのまま前のめり態勢にっ! そのまま背後で捉えているベガの身体を腰の上へと乗せていくっ!」


ガイ「うおおっ……! 外れろっ……!」グイッ

ベガ「う、うおっ……!」ビターンッ


オー ! オーオー !

実況「腰の上に乗せたベガの身体を前方っ……! 一回転させていくっ! マットへと転がすっ! ロープの反動を利用した背負い投げといった所かっ!?」

元「そうそう、こういうのだよ。こういうのっ! ようやく赤いガイ君らしい所が出てきたんじゃないの!?」

実況「さぁ、これによってベガの腕が外れたぁ! さぁ、ガイっ……! ここはトリッキーな切り返しを見せていきますっ!」

525名無しさん:2016/10/07(金) 23:12:17 ID:73mPrxHE
オー ! イイゾー ! ガーイ !

ガイ「はぁっ、はぁっ……よし……なんとか外れた……」

ベガ「なんだなんだ、忍法か……チィッ……」ムクッ


実況「さぁ、首筋からベガの腕を振り払っていったガイっ! あ〜っと、しかしここは直ぐ様ベガが立ち上がってくるっ! ガイは呼吸を整えているのか?」

元「休むな休むな、ゴーゴー」


ベガ「この糞餓鬼が……」クルッ

ガイ「……だあああぁぁっ!」ダダッ


オー ! オーオー !

実況「立ち上がったベガはガイの方を振り向くっ! あ〜、いやっ……! そこにガイが突っ込んでいきますっ!」

元「よぉ〜しっ!」


ガイ「……だあああぁぁっ!」ドスッ

ベガ「うぐっ……! チィッ……!」バタッ


オー ! オーオー !

実況「そして間髪入れずにショルダータックルっ! 至近距離からのショルダータックルっ! さぁ、ベガに肩をぶつけ再びその身体を倒していくっ!」

元「よぉしよぉし。そうだそうだ。いけいけいけ」

526名無しさん:2016/10/07(金) 23:12:49 ID:73mPrxHE
今日はここまで

527名無しさん:2016/10/07(金) 23:32:01 ID:00dU.By.


トリッキーな動きで、忍法か…ってw
ま、これからどんどん忍者らしくなっていくはず

528名無しさん:2016/10/08(土) 01:19:36 ID:7eM9zXJc
乙っした
さすがベガ様
忍者らしさを強調してやる優しさ
元さんもフォローしてくれてる内にスモークボムいっとけw

529名無しさん:2016/10/08(土) 01:21:41 ID:nYHMUV8I
若手のキャラ付けをベガ自らやってるところに好感もてるわ〜

530名無しさん:2016/10/08(土) 03:20:56 ID:5rbg/a96
乙です!

元さんの言う通りもっと早い展開の方が挑戦者感があっていいけど…ベガ様の試合運びを覆せる程じゃないなぁ
トリッキーな返し方も出せたし、こっから忍者キャラの説得力を出せるかがガイ君の勝負所かな

531名無しさん:2016/10/08(土) 03:23:27 ID:BnP2LpGA
乙乙
さてどこまで行けるかな

532名無しさん:2016/10/08(土) 03:36:54 ID:.9qKJ/9g
乙!
第3試合とはいえ王者戦
やっぱり注目度は高いはずだから、ここで名前と顔を売っとかないとね
だからガンガン行かんとあかん

533名無しさん:2016/10/08(土) 13:04:42 ID:tSFlo1Es
独特の掛け声は、メトロシティからのお客さんが来てくれてるのかな?
ファンが増えているみたいで良かった

534名無しさん:2016/10/08(土) 22:01:07 ID:AwXM8xuY
ベガ「くそっ、図に乗りやがってっ……!」ムクッ

ガイ「タックルじゃさほどダメージを与えれてないようだが……これは想定内っ……!」クルッ


実況「あっと、しかし押し倒されたベガではあるが、ここは直ぐ様立ち上がってくるっ! いやっ、そしてガイはここでベガに背を向けるっ!」

元「よしよし」


ガイ「今度はこっちだっ……! うおおぉぉっ……!」ダダッ


オー、オーオー

実況「そしてガイはそのままロープへと一直線に走り込んでいったぁ!」

元「よしよし、ゴーゴー、ゴーゴー」

535名無しさん:2016/10/08(土) 22:07:15 ID:AwXM8xuY
ガイ「……いくぞっ!」グイッ


オー、オーオー

実況「さぁ、ガイがロープの反動を利用するっ! そぉ〜してそのままベガに向かって行きっ……!」


ガイ「……でえぇぇやっ!」ドスッ

ベガ「うっ……! ぐ、ぐおっ……!」バターン


オー、オーオー

実況「そして飛び込みつつ両足をベガの胸板へと突き刺していくっ! さぁ、今度はロープの反動をつけてきたっ! ここはドロップキックですっ! そして再びベガをマットへとダウンさせていくっ!」

元「いいよいいよっ! ガンガンいこう、ガンガンっ!」


ベガ「あ〜っ、ウザったいっ……! チィッ、少し間を取りにいくか……」ゴロゴロ

ガイ「……むっ?」ムクッ


実況「お〜っと、ベガの身体が大きく大きく転がるっ……! あっと……ベガはそのまま転がりながら……!?」

元「あ〜、これ……自分からエスケープしているね」

実況「あ〜っと、あっとっ! ここはベガっ! サードロープ下を潜り……あっと、場外へとエスケープしましたかねっ!?」

536名無しさん:2016/10/08(土) 22:13:48 ID:AwXM8xuY
ベガ「……チィッ」ムクッ

ダン「場外カウント取るぞっ! 1……2……」


実況「あ〜っと、ここはベガっ……! 場外にエスケープして間を取りますっ! 今、ベガは場外で立ち上がったっ! レフェリーも場外カウントを数え始めますっ!」

元「リズムを掴んでいきたい所だったんだけどねぇ……こうやって、リズムを掴ませないんだよ」


ガイ「ここで逃がすのは下策っ……! 追撃っ……! いくでござるっ……!」パンパン


オー ? オーオー ?

実況「あっ、いやっ! ここでリング上のガイが場外のベガに視線を合わせつつ、何やら大きく大きく手を打ち鳴らしていますよ!?」

元「……おっ!?」

537名無しさん:2016/10/08(土) 22:20:52 ID:AwXM8xuY
アクセル「何かやるんじゃねぇのかっ……!? 何か狙ってるんじゃねぇのかっ……!? よぉ〜し、ここだっ! ここでもう一度コールかまそうっ!」

ダグ「よぉ〜し、やりましょうっ! せぇ〜のっ! レッツゴー、ガーイっ!」

ジェイク「ヘーイっ!」パンパンパパパン

ダグ「レッツゴー、ガーイっ!」

エルガド「よいしょ〜っ!」パンパンパパパン

ダグ「レッツゴー、ガーイっ!」

エディ「おぉ〜い、ツーピー……なぁ〜に、やってんだ。お前もコールしろよ」

ツーピー「いやいやいやっ……! さっきから何度か狙ってますけど、全部不発に終わってませんか? やっぱり、本場とはノリが違うんじゃないっすかねぇ!?」

エディ「口答えしてんじゃねぇよ、バカ野郎。コールしねぇんだったら、もう試合見なくていいよ。だったら売店行って何か買ってこい。ジュースも引き換えてこい」

ツーピー「いやいや、そういう事じゃなくてですねぇ……!?」

アクセル「いけいけ、ガーイっ! 勝てばチャンピオンだっ! これに勝てばチャンピオンだっ! そうなりゃ俺達も鼻が高いぜっ!」

ダグ「俺達、メトロシティ親衛隊がついてるぞぉ〜! そぉ〜ら、レッツゴー、ガーイっ!」

538名無しさん:2016/10/08(土) 22:27:50 ID:AwXM8xuY
レッツゴー、ガーイ (パン、パン、パパパン) レッツゴー、ガーイ (パン、パン、パパパン)

ガイ「んっ……?」チラッ


実況「おっと、何でしょう……? リング上で手を打ち鳴らし場内を煽っていったガイに対して……少しばかり場内から聞きなれない形のコールが返ってきました!」

元「……おっと、何やら珍しい形だね」

実況「コールの出所は……んっ……? あちらの方ですかね? 何やら屈強な男達が、叫び、そして手を打ち鳴らしていますっ!」


レッツゴー、ガーイ (パン、パン、パパパン) レッツゴー、ガーイ (パン、パン、パパパン)

ガイ(このコールって確かあの時の……あっ……! 来てるんだっ……!)

ベガ(……何やら変わったノリのファンがいるみたいだな。なんだアレは)


元「お〜、いいじゃない、いいじゃない。こうやって声援を送って貰えるってのは」

実況「さぁ、この一戦っ……! ガイにとっての大一番っ! ファンもガイの勝利を望んでおりますっ! 叫び、手を打ち鳴らすっ! そしてガイの背中を押すっ!」

539名無しさん:2016/10/08(土) 22:33:32 ID:AwXM8xuY
ガイ(お、おっと……固まってる場合じゃないっ……! 動かなきゃっ!)ダダッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、そしてここでリング上のガイっ……! 先ずは場外にいるベガとは反対方向へと走り込んでいくっ!」

元「おっと、これは追撃にいくって事かな!?」


ガイ「……さぁ、いくぞっ!」グイッ

ベガ「……フン、何やら狙っているようではあるが」イソイソ


アー、アーアー

実況「ガイがロープの反動を受けるっ! そしてベガに……あ〜、いやいやベガは冷静ですかねぇ!? おぉ〜っと、ここは場外を移動してコーナー付近まで逃げていきますかねぇ?」

元「う〜ん……まぁ、逃げるか……!」

540名無しさん:2016/10/08(土) 22:42:47 ID:AwXM8xuY
ガイ「……うおおぉぉっ!」ダダッ


実況「さぁ、ガイがリング上を突っ切りロープ際まで辿り着いたっ! しかし、そこにベガの姿はありませんっ! ここはベガっ……! 冷静動きを見ています」

元「うん、そうだね」


ガイ「……いくぞっ!」ガシッ


実況「さぁ、ガイはトップロープを両腕で掴んでストップっ!」

元「うん」


ガイ「……たああぁぁっ!」シュタッ


オー ? オーオー ?

実況「あっ、いやっ……! 飛びましたっ! 飛びましたよっ!? トップロープを両腕で掴み、そのまま身体を沈ませロープの反動を受け……おぉ〜っと、トップロープを飛び越えていくっ!」

541名無しさん:2016/10/08(土) 22:48:01 ID:AwXM8xuY
ガイ「……ったああぁっ!」シュタッ


オー ? オーオー ?

実況「トップロープを飛び越えたガイはそのまま身体を捻らせ、ここはエプロンサイドへと着地っ! 場外ではなく、エプロンサイドへと移動していくっ!」

元「おっ!」


ガイ「……ここから追いかけるっ!」ダダッ


オー、オーオー

実況「そのままガイはエプロンサイドを走って、冷静に場外を移動していくベガを追いかけるっ! こちらもまた冷静っ!」

元「お〜。よぉ〜し、いいね」


ベガ「場外ダイブ技を狙っていたようだが、これで大丈夫だろう……んっ……?」クルッ

ガイ「でやああぁぁっ……! 喰らえっ……!」スパーン

ベガ「何ィィ……!? う、うぐおおぉっ……!」バターン


オー ! オーオー !

実況「エプロンサイドを走り込み、そしてこちらを向いたベガの胸元へと蹴りィィ! エプロンサイドからガイが蹴りつけていくっ!」

元「よ〜しよし、いいじゃない、いいじゃない」

実況「ガイが少し流れを掴んできたかっ!? さぁ、この蹴りを受けベガは場外でダーウンっ!」

542名無しさん:2016/10/08(土) 22:58:33 ID:AwXM8xuY
天津飯「……場外は負けではないのか?」

餃子「……天下一武道会では負け」

ランチ「そうですね〜。天下一武道会では負けになりますけど、そういったルールはないのでしょうかね?」

天津飯「あっ、おっ……あっちの奴も場外に行ったぞ……? 二人とも場外に行ったぞ……?」

餃子「……二人共負け」

ランチ「ここは場外で戦うのも、あそこで戦うのも自由なんですかね〜?」

天津飯「……ルールブックみたいなのはないのか?」

餃子「……ルールブックが見たい」

543名無しさん:2016/10/08(土) 23:01:04 ID:WNd6f4Yw
そういや天下一はいっぱつで負けだったな

544名無しさん:2016/10/08(土) 23:04:44 ID:AwXM8xuY
YEEEAAAH

ガイ(この反応……やっぱりメトロシティの人達が来ているんだろうな……)シュタッ


実況「さぁ、ここでガイはエプロンサイドから場外へと降りますっ!」

元「おっと、場外戦かな?」


ガイ「立てっ……! 立つんだっ……!」グイッ

ベガ「うぅっ……あ〜ぁ……」ググッ


実況「さぁ、ガイはベガの身体を引き起こしていきますっ!」


ガイ「さぁ、リングに戻るんだ……リングの中で再開だっ……!」ググッ

ベガ「……うおおぉっ」ゴロンッ


オー、オーオー

実況「いやっ、ここは場外戦ではなく、リング上での戦いを希望しているようですね! ガイは引き起こしたベガの身体をサードロープ下からリング内へと戻していきますっ!」

元「そうだね。場外でやり合うよりリング上でやり合う方がいいでしょ」

545名無しさん:2016/10/08(土) 23:15:31 ID:AwXM8xuY
ガーイ、ガーイ、レッツゴー、ガーイ

ガイ(彼らが来たって事は……ひょっとしたら武器がもう一つ増えたかもしれない……!)ゴロンッ

ベガ「ううっ……くそっ、ちょこまかちょこまかと……」ムクッ


実況「さぁ、そしてガイもサードロープ下からリングへと戻ってくるっ! あ〜っと、しかしこの場面、直ぐ様ベガも立ち上がってきますかね?」

元「でも今の所はいいよ!? ベガ君を押しているんじゃないかな?」


ガイ「うおおぉぉっ! いくでござるよっ!」ビシッ

ベガ「ううっ……なんだなんだ……?」


オー !? オーオー !?

実況「確かにベガを押していると言っても過言ではないでしょうっ! おぉ〜っと、そしてここでガイは大きく大きく叫んで、何やら場内を指差したっ!」


ガイ「頼むぞ、メトロシティっ……! でやああぁぁっ……!」バッチーンッ

ベガ「……うおぉぐっ!」フラッ


YEEEAAAH !

実況「おぉ〜っと、そしてここでガイっ! 右腕を大きく大きく振り被り、ベガの胸元へと打ち込んでいくっ! 気合いの入った逆水平チョップですっ!」

元「そうですそうです。間を開けちゃダメなんですよ。こうやって、いける時にガンガンいくのがいいんですよ」

546名無しさん:2016/10/08(土) 23:22:05 ID:AwXM8xuY
ガイ「流石にあの日程、大きな声援ではないが……それでもナイスだ、メトロシティっ……! だああぁぁぁ、もう一発っ……!」バッチーンッ

ベガ「……ぐおっ!」フラッ


YEEEAAAH !

実況「フラついたベガっ……! しかしガイは続けていくっ! 再び逆水平チョーップっ! ベガの胸元へと打ち込むっ!」

元「お〜お〜、何か場内も盛り上がってるね」


ベガ(またいつもと違うノリだ……なんだ、コレは……? ガイは戸惑ってないようだし……知り合いか……?)


実況「ガイがベガに打ち込む度に場内がワッと沸きますっ! この辺り、やはりファンもガイに期待しているのかっ!? それとも、偽りの王者の化けの皮が剥がれる事を期待しているのかっ!?」

元「……う〜ん、でもまだ様子見の部分は勿論あるとは思うよ!?」

実況「答えは両方だっ! さぁさぁ、ガイが勢いに乗ってきたかっ!? リズムを掴んできたかっ!?」

547名無しさん:2016/10/08(土) 23:22:47 ID:AwXM8xuY
今日はここまで

548名無しさん:2016/10/08(土) 23:24:35 ID:f7WHBsNo
組み合う時があったらその時にベガ様に教えてあげたほうが…(笑)

549名無しさん:2016/10/08(土) 23:33:16 ID:G2w1O3uQ


497とかで「レッツゴーガーイ」コールがあったから、メトロシティの誰かはいると思ってた
単なる打撃である程度盛り上げることも出来るが、忍者としては…どうだろう?

550名無しさん:2016/10/08(土) 23:41:46 ID:Y7A2JGQA
忍者としてのアピール
ガイとしてのアピール
両方やらなくっちゃあならないってのがプロレスラーの辛い所だな

551名無しさん:2016/10/09(日) 00:27:03 ID:lCvoFU5I
乙!
メトロシティからの応援に応えて見せ場作らないとね

552名無しさん:2016/10/09(日) 02:16:41 ID:bidg4xHM
乙乙
団体様で来てる!?

553名無しさん:2016/10/09(日) 05:32:01 ID:Nb4mHQpM
乙っした
「忍者」ってコレって定義無いからなぁ
素早い、何か投げる、忍術(コレも漠然としてる)くらいか
トリッキーな動きが万人にある忍者のイメージに近いかもな

554名無しさん:2016/10/09(日) 06:15:48 ID:jQzZjTAU
赤い忍者vs赤い魔人
いいねえ面白いねえ

555名無しさん:2016/10/09(日) 21:50:33 ID:GHAC8v0g
常連組もメトロシティ組のコールに乗ってくれれば嬉しいね

5561:2016/10/09(日) 21:55:13 ID:nSCRU7FU
本日の更新はおやすみです
申し訳ありませぬ

557名無しさん:2016/10/09(日) 22:40:29 ID:ztzx8OiM
ん報

558名無しさん:2016/10/09(日) 22:41:02 ID:ztzx8OiM
ミス
明日を楽しみにしてるで

559名無しさん:2016/10/09(日) 23:20:28 ID:2Uj7nyr6
んほーとは何事かと

ただの逆水平にしてもせっかくだから忍者的ムーヴがほしいとこだな
空手チョップならぬ忍者チョップをお見舞いよ

560名無しさん:2016/10/09(日) 23:23:44 ID:.v5Uv3J2
メトロシティから新規のファンを大量獲得したとなるとこれからガイプッシュはじまるな

561名無しさん:2016/10/09(日) 23:34:42 ID:/KLAxfUw
ん報

じゃなくて、おつおつー
ひさびさに来れたらガイが結構善戦してる!
初期のヤムチャは何もできなかったのに
続き楽しみにしてます

562名無しさん:2016/10/10(月) 01:33:10 ID:lZkIcIBU
印を結んで三角飛びイズナ落とし
カービィのいづなおとしが何か好きだった

563名無しさん:2016/10/10(月) 22:00:48 ID:AIgV9/XU
ガイ「まだまだいくぞっ……! ったああぁっ……!」バッチーンッ

ベガ(これは、なんだ……? ガイは打ち合いを希望しているのか……?)フラッ


YEEEAAAH ! オー !

実況「ガイは三度打ち込んでいくっ! お〜っと、そしてガイがベガの胸元へと打ち込むと同時に沸く場内の声が大きくなってきたかっ!?」

元「おっ、そうだね。声援が後押ししてくれてるよ」

実況「ならば、この声援に乗っていきたいガイっ……!」


ベガ(まぁいい……そういう事なら、付き合ってやるか……そらっ……!)ガスッ

ガイ「……ぐおっ!」ヨロッ


ブー !

実況「あっとぉ! しかしベガはそう簡単には勢いに乗らせてはくれないかっ!? ここで反撃に出ますっ! ガイの額に打ち込んでいくナックルパートっ!」

元「あっと」

564名無しさん:2016/10/10(月) 22:07:25 ID:AIgV9/XU
ダン「おい、ベガっ……! 拳は反則だっ!」

ベガ(おっ、なんだ……? 即座に反応か。早いな……)


実況「しかしこれは反則攻撃ですっ! 拳を打ち込むのは反則っ……! おぉ〜っと、場内からも即座にブーイングが飛びますっ!」


ガイ「くそっ、負けるかっ……! だあああぁぁっ……!」バッチーンッ

ベガ「……おぉぐっ!」フラッ


YEEEAAAH ! オー !

実況「だがガイも負けてはいないっ……! 再びベガの胸元へと逆水平チョーップっ! 打ち込んでいきますっ!」

元「うん」


ベガ(なんだなんだ……? 反応が早いぞ、反応が早いぞ。ガイの狙いはコレか……? やっぱり知り合いなのか……?)

565名無しさん:2016/10/10(月) 22:15:10 ID:AIgV9/XU
ベガ「まぁ、いいだろう……少し付き合ってやるか、フンっ……!」ガスッ

ガイ「……くっ!」ヨロッ

ブー !

ガイ「おおっ、今度はこっちだっ……! だりゃあぁっ……!」バッチーンッ

ベガ「……くおっ」フラッ

YEEEAAAH ! オー !

ベガ「やれやれ……フンっ……!」ガスッ

ガイ「……くっ!」ヨロッ

ブー ! ブー !

ガイ(前のコーディの時は互いに声援だったのに、今日は声援とブーイングに別れてる……凄いぞメトロシティ……これいい感じに盛り上がってきたんじゃないか!? うおおぉぉっ……!)バッチーンッ

ベガ「……ぐっ」フラッ


YEEEAAAH ! オー !

実況「さぁさぁ、ガイとベガの打ち合いは続きますが……ガイが打ち込むと声援っ! 場内が沸きますっ! 逆にベガが打ち込むと……ブーイングゥ! おぉ〜っと、これは両者への反応が全くの正反対ですっ!」

566名無しさん:2016/10/10(月) 22:22:39 ID:AIgV9/XU
実況「これは完全に場内はガイの味方と見てもよろしいでしょうかねぇ!?」

元「そうだね、そう考えてもいいんじゃないかな。こういうのが流れを作るのに一役買ってくれたりするからね」


ベガ「タネはわからんが上手い具合に流れを掴んでいるようだな……よろしい……では、フンっ……!」ガスッ

ガイ「えっ……? あっ、おぐっ……!」ヨロッ


ブー ! ブー !

実況「あっと、ここでベガが切り替えてきたかっ!? ベガは足をあげ、ガイの腹部を蹴りつけていくっ! 今度はトーキックできたっ! ガイが少し前のめりになるっ!」


ベガ「……私も少しだけ本気を出させてもらおうとするかな。そらっ!」ガシッ

ガイ「うおっ……!」


アー、アーアー

実況「蹴りを打ち込み前屈みになったガイの頭部に……おぉ〜っと、即座に腕を回していくっ! ヘッドロックですっ! ヘッドロックの体勢に捉えていきました」

元「おっと、まぁベガ君からしたら打ち合いよりジワジワいきたいって事かな?」

567名無しさん:2016/10/10(月) 22:29:30 ID:AIgV9/XU
ベガ「ジワジワいける展開ではなくなったからな……ほら、こっちだ。来い……」ズルズル

ガイ「うおっ……おおっ……」ヨロヨロ


実況「いやっ、ここはベガっ! 頭部を捉えつつ、そのままガイを引き連れ移動していきますっ! おぉ〜っと、ベガはロープ方向へと移動していくっ!」


ベガ「……そらっ、押し付けるぞっ!」ググッ

ガイ「……お、おおっ!」


アー ? アーアー ?

実況「あ〜っと、いやっ! ここはベガっ……! ガイの身体をロープ付近へと運んで、そして捉えている頭部っ……! 額をトップロープへと押し付けましたっ!」

元「……あっとっ!」


ベガ「ほらほらほらほら……削れろ、削れろ……」ズルズル

ガイ「ぐ、ぐっ……! 熱っ……!」ヨロヨロ


ブー、ブーブー

実況「あ〜っと、そしてベガはガイの額をロープに擦り付けながら、今度はコーナー付近へと移動していくっ! おぉ〜っと、ガイの額に摩擦熱を加えていきますっ!」

元「……あ〜っとっ!」

568名無しさん:2016/10/10(月) 22:36:59 ID:AIgV9/XU
ブー 、ブーブー

ダン「オイ、ベガっ……! そりゃ、反則だぞっ……!」

ベガ「……聞こえん聞こえん、そらっ!」ブンッ

ガイ「……ぐおっ!」ドスッ


実況「この行為にレフェリーも慌てて警告はしますが……おっと、続いてベガっ! コーナーマットへ目掛けてガイの身体を押しやっていくっ! ガイも慌てて体勢を入れ換えるが……あ〜っと、背中からマットへと突き刺さっていったかっ!?」


ベガ「立ってるんじゃない……座れ……」ドスッ

ガイ「……ぐっ!」

ベガ「座れ……座れ……ほらほらっ……!」ドスドス

ガイ「ぐっ……ぐっ……」ベタッ


ガーイ、ガーイ

実況「そしてコーナーで逃げ場のないガイに対して……おぉ〜っと、ベガは腹部にストンピングの連打連打連打っ! あ〜っと、ガイがコーナーマットを背に尻餅をつくっ!」

元「あ〜らららら」

569名無しさん:2016/10/10(月) 22:49:25 ID:AIgV9/XU
ベガ「フン、雑魚がっ……!」ゲシッ

ガイ「……お、ぐっ!」


アー ! アーアー !

実況「あ〜っと、あっとっ……! そしてここでっ……!? あ〜っと、これはいけませんっ! ベガは尻餅をついているガイの顔面を足で踏みつけましたっ!」

元「おっと、これはいけない」


ベガ「ほぉ〜らほらほらっ……! ほぉ〜らほらほらっ……! これが崇高なる王者と挑戦者の格差だっ! よく目に焼きつけるがいいっ……!」グリグリ

ガイ「ぐっ……ぐっ……!」モガモガ


ブー ! ブーブー !

実況「ここはベガっ……! ガイをっ……! いやっ、場内をも挑発するかの如く、コーナーで逃げ場のないガイの顔面を踏みつけていくっ! 足裏でグリグリとガイの顔面を踏みにじっているっ!」

元「場内がガイ君の応援一色になってるから……敢えてこういう事してるんだろうよ、多分」

実況「この辺りが天の邪鬼のベガといった所かっ!? コイツにいくらブーイングした所で、その心には届かないっ! 届きませんっ!」

570名無しさん:2016/10/10(月) 22:55:29 ID:AIgV9/XU
天津飯「……なんだアレは」イライラ

餃子「天さん、落ち着いて」

天津飯「あんなわざわざ痛ぶるような真似をしなくてもいいだろう」イライラ

餃子「天さん、落ち着いて」

天津飯「落ち着いてはいる……俺は落ち着いてはいるが……う〜ん、何かここの連中はおかしいな……」

ランチ「おかしいと言うのは何処がですか?」

天津飯「う〜ん、なんと言えばいいのか……う〜ん……何かおかしいんだ。なぁ、餃子……?」

餃子「……うん、おかしい」

571名無しさん:2016/10/10(月) 22:56:55 ID:AIgV9/XU
今日は短いけどここまで

572名無しさん:2016/10/10(月) 23:20:04 ID:xHQbxFv.
天さんもやっと気付くかな

573名無しさん:2016/10/10(月) 23:23:16 ID:0ecHIsjE


ガイ、変わり身の術で脱出しようw
プロレスで忍者…ということで、ザ・ニンジャの技を輸入できないかな
と思って手元にあるのを見返す…どれもこれも無理だw

574名無しさん:2016/10/11(火) 06:04:13 ID:h6EgJ1Ro
乙っした
そろそろ終わりか
格が違い過ぎるから時間かけられないだろ
何か魅せれば別だが…チラッ

575名無しさん:2016/10/11(火) 09:21:39 ID:9e.onGlA
>>573
ザ・ニンジャはあかん
BHとペンタゴン並みにワケわからんことしとる

576名無しさん:2016/10/11(火) 22:00:41 ID:uFdGuNng
ダン「いい加減にしろってんだよっ……! だぁ〜っ、反則カウントだっ! 1……2……3……」

ベガ「フン、やかましい奴だ。わかったわかった……」サッ


実況「あ〜っと、しかしここは即座にレフェリーが向かうっ! そしてベガに警告っ! おっと、反則カウントを数えてますかねっ!?」

元「あの位置だったらロープブレイクになるし、そもそもベガ君がロープを掴みながら踏みつけているからね」

実況「これにはベガも従わざるを得ないっ! さぁ、ベガはガイの顔面からその足を離していきますっ!」


ダン「仕切り直しだっ! リング中央に戻れ、この野郎っ……!」

ベガ「……フン、わかったわかった」クルッ


実況「さぁ、そしてベガは目の前でダウンしているガイに背を向け……おっと、リング中央付近へと戻っていきます」

元「こういう攻撃貰ったからってめげてちゃダメだよ。ガイ君はガンガンいかないと」

577名無しさん:2016/10/11(火) 22:06:39 ID:uFdGuNng
ダン「よ〜し、それじゃあガイ。とりあえず立って、試合再開だ」

ガイ「ううっ……はい……」


ガーイ ! ガンバレー !

実況「そして、コーナー前で座り込む形となっているガイも、なんとか立ち上がって……」


ベガ「フハハハっ……! バカめバカめバァァカめっ……! お前如きの指図にこの私が従うワケないだろうがっ……!」ダダッ


アー !? アーアー !?

実況「いやっ、待って下さいっ……! ガイに背を向けリング中央へと戻ったベガでしたが、あ〜っと、再びガイの方を振り向きっ……! あ〜っと、そして突っ込んでいきますっ!」

元「おいおい、離れたんじゃないのっ!?」


ベガ「ヘタっている相手に手心加える必要なしっ……! そおぉぉら、フンっ……!」スガァッ

ガイ「……おぐっ!」


ブー ! ブーブー !

実況「まだコーナーでダウンしているガイに対して突っ込んでいったベガはっ……! おぉ〜っと、レフェリーの脇を抜けるようにして、突き出した膝を顔面へと打ち込んでいきますっ! あ〜っと、ここはランニング・ニーだっ! 串刺しで打ち込んでいくっ!」

元「……あ〜、たぁ〜」

578名無しさん:2016/10/11(火) 22:13:39 ID:uFdGuNng
ダン「なんだ、てめぇはっ……!? 仕切り直しでリング中央に戻ったんじゃねぇのかっ!? あぁっ!?」

ベガ「そもそも何故仕切り直す必要があるのだ……!? 私はこのまま続けても一向に構わんっ! フンっ……!」ゲシッ

ガイ「……ガ、ガグっ!」


アー ! アーアー !

実況「そしてベガが再びガイの顔面を踏みつけて……あっ、いやっ! 喉ですっ! 喉ですっ! 今度はベガはガイの喉を踏みつけていますよっ!?」

元「あっとあっと……おいおい、エスカレートしてきたんじゃないのっ!?」


ベガ「フハハ、スリーパーホールドでいくより……こっちの方が楽だな……フハハ、フハハハ……ほらほら、くたばれっ……!」グリグリ

ガイ「ガッ、ガッ……ガガッ……!」

ダン「いい加減にしやがれ、この野郎っ……! うおおぉぉっ!」ガシッ

ベガ「……えぇい、鬱陶しいぞっ!」


ブー ! ブーブー !

実況「喉元を踏みつけ呼吸を奪っていくベガではありますがっ……! 勿論これも反則行為っ! あ〜っと、今度はレフェリー強行手段に出るっ! ベガの身体にしがみつくっ!」

579名無しさん:2016/10/11(火) 22:21:15 ID:uFdGuNng
ダン「離れろって言ってんだろがっ……! 離れろ、離れろっ……! いいから離れろっ……!」グイグイ

ベガ「チィッ……チィッ……!」ズルズル


ガーイ ! ガーイ !

実況「そしてレフェリーは無理矢理ベガの身体をガイから引き離していきますっ! ここはレフェリーが身体を張ってベガの反則行為を制止していくっ!」

元「とりあえず立とうっ! この隙にガイ君立とうっ! その位置でそうやってるのはマズい」


ガイ「う、ううっ……助かったか……」ムクッ

ベガ「あ〜、あ〜、貴様が余計な事をしたせいで……チィッ、離れてろっ……!」ドンッ

ダン「……うおっ」ヨロッ


実況「そうですねぇっ! 逃げ場のないコーナーでああやってヘタり込んでいるのと言うのは不味い状況ですっ! ガイもその事に気づいたかっ!? ここでロープを掴みつつ、その身体を起こしていきますっ!」

元「そうそうそうそう」

実況「あ〜っと、しかしベガっ……! レフェリーを振り払い、立ち上がったガイへと……再び歩みを進めていくっ!」

580名無しさん:2016/10/11(火) 22:28:04 ID:uFdGuNng
ベガ「ナックルパートは……ブーイングだったよなぁ……!? ほぉ〜らっ!」ズガァ

ガイ「……ぐっ!」


ブー !

実況「ベガはコーナーで逃げ場のないガイの額っ……! 額目掛けて拳を打ち込んでいくっ! ここはナックルパートですっ!」


ベガ「フハハ、そうだそうだ、ブーイングだ。では、ボディブローなら……どうだっ!? フンっ……!」ドスッ

ガイ「……ゴっ!」


ブー !

実況「そして続いてボディブローっ! 今度は腹部にですっ! ガイの腹部に拳を打ち込んでいくっ!」


ベガ「なるほどなるほど……いいではないか、いいではないかっ……! それでは次はショルダータックルだっ……!」ドスッ

ガイ「……おぐっ!」


ブー !

実況「更にはベガっ……! 身体を前傾姿勢にして、おぉ〜っと今度はショルダータックルっ! ガイの腹部に自信の肩からぶつかっていくっ! 逃げ場のないコーナーでガイが打たれていますっ! 打たれていますっ!」

581名無しさん:2016/10/11(火) 22:33:47 ID:uFdGuNng
ベガ「打撃ばかりではなく、投げも見せていかんとな……フンっ……!」ガシッ

ガイ「う、うおおっ……」


アー !? アーアー !?

実況「おぉ〜っと、そしてベガっ……! ガイの腹部に肩を押し付けたまま、今度は組みかかっていくっ! ガイの両腕を巻き込むようにしながら、胴回りに腕を回したっ!」

元「あっとっ!」


ベガ「……そぉ〜ら、いくぞっ!」ググッ

ガイ「う、うおおっ……!」


アー、アーアー

実況「ベガはそのままガイの身体を抱え上げていくっ! あ〜っと、そしてブリッヂの姿勢を見せつつ、抱え上げたガイの身体を後方へとっ……!?」


ベガ「そぉぉぉら、くたばってろっ……!」

ガイ「……ぐああぁぁっ!」ズドーンッ


アー、アーアー

実況「叩きつけていったぁ!」

元「ノーザンライト・スープレックスだ」


ベガ「……そぉ〜ら、フォールだぞ。カウントを数えろ」

ダン「お、おうっ……! カ、カウントだっ……!」


実況「ここはノーザンライト・スープレックスっ! あっ、いやっ! ベガはクラッチを解かず、そのままブリッヂでガイの身体を固めておりますっ! ノーザンライト・スープレックス・ホールドですっ!」

元「フォールにいったけど……う〜ん、まぁまぁまぁ……」

実況「ベガがフォールに入った、フォールに入ったっ! さぁ、レフェリーがカウントを数え始めますっ! どうだどうだどうだっ!?」

582名無しさん:2016/10/11(火) 22:39:23 ID:uFdGuNng
ダン「ワンっ……!」

ガーイ ! ガーイ !

ダン「ツーっ……!」

ガーイ ! ガーイ !

ダン「……スリ」

ガイ「う、うおおぉぉっ……! まだまだまだぁっ!」ガバッ

ベガ「……ふむ」


オー ! イイゾー ! ガーイ !

ダン「ツーカウントだっ! まだ決まっちゃいねぇっ!」


オー ! オーオー !

実況「肩が上がりますっ! 肩が上がりますっ! ここはカウント2でガイの肩が上がりますっ! フォールにいったベガでしたが……ガイは返していくっ!」

元「まぁまぁ、この場面では返していかないとね」

583名無しさん:2016/10/11(火) 22:46:18 ID:uFdGuNng
ベガ「流石にこれではブーイングは来ないか……という事は……」ムクッ


実況「まぁ、これは王者戦っ……! タイトルマッチですからねぇ!? やはりここはガイには返して頂かないとっ!」

元「そうそうそう。ベルトを取りに来てるんだ、ガイ君は」

実況「あっと、この場面でのツーカウントというのは、技を仕掛けたベガも想定内だったかっ!? 直ぐ様クラッチを解き、そして立ち上がってきますっ! あ〜っと、ベガの動きが早いっ!」


ベガ「とりあえず、蹴っておくか……生意気な挑戦者は痛めつけておかなくてはいかんからなぁ……」ゴスッ

ガイ「……おがっ!」


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、待って下さいっ!? 立ち上がったベガはつま先で、ガイのこめかみを蹴飛ばしていきますよっ!?」

元「……あ〜ららら」

584名無しさん:2016/10/11(火) 22:53:23 ID:uFdGuNng
ベガ「……この糞餓鬼が」ゴスッ

ガイ「……おぐっ!」


ブー ! ブーブー !

実況「あ〜っと、これには場内もブーイングっ! 挑発するかのように、ガイを見下し攻撃を加えていくベガに対して、場内はブーイングをベガに浴びせていきますっ!」

元「場内はねぇ、完全にガイ君の味方なんだよ……ただ、流れはベガ君に傾いてきてるかもしれないねぇ」


ベガ「フハハハっ……! コイツは崇高な挑戦者だっ! 実に崇高な挑戦者だっ!」ズンッ

ガイ「ううっ……ああっ……」


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、そして続いてベガっ……! 今度はガイの額を踏みつけるっ! 自身の踵をガイの額へと押し付けていくっ!」

元「この辺がベガ君の特徴的な所と言うかね……場内が自分の敵だとしても、関係ないぞって感じと言うか……それこそ、逆に対戦相手だけじゃなくて、場内もの神経を逆撫でしていくって言うか……」


ベガ「フハハハっ! 今回も楽に防衛出来るなっ! フハハハ、フゥゥンっ!」ガスッ

ガイ「……お、おぐっ!」


ブー ! ブーブー !

実況「そしてガイの額を踵で擦り付けるように……おぉ〜っと、踏みつけていきますっ! 元さん、褒めてる場合ではありませんよっ!? その結果がこのベガの王者政権なのですからっ!」

元「あ〜、いや……褒めてないよ。褒めてないってば」

585名無しさん:2016/10/11(火) 22:59:20 ID:uFdGuNng
ダン「おい、ベガっ……! そういう事はやめろっ……!」ズガズガ

ベガ「フハハハ。なんだなんだ、また貴様か」


ブー ! ブーブー !

実況「ベガは高笑いを見せますが……あ〜っと、そこにレフェリーがやってきたっ! ここはこの行為に対して警告をしていますかね!?」

元「あぁ、そうだね」


ガイ「……う、ううっ」ゴロンッ


実況「あっと、そしてここで仰向けだったガイが体勢をうつ伏せにするっ! 場内を味方につけリズムを掴んでいったと思われたガイですが……少しリズムを掴めないかっ!?」

元「う〜ん……ちょっと掴めてないかもしれないねぇ。ただ、場内はガイ君の味方だよ!?」


ベガ「貴様の指図は受けんと言っているのだァァ……! ハッハッハっ! 今度は下からだっ! そぉぉいっ!」ズガァ

ガイ「んっ……!? ぐあっ……!」


ブー ! ブーブー !

実況「あ〜っと、そしてベガっ……! レフェリーを無視するかのように、ガイに近づき……あ〜っと、今度は下からガイの顔面を蹴り上げていきますっ!」

586名無しさん:2016/10/11(火) 23:05:36 ID:uFdGuNng
ダン「やめろやめろっ! そういう行為はやめろって言ってんだっ!」

ベガ「フハハハっ! 貴様のようにしゃしゃり出てくるレフェリーは見た事ないぞっ!?」


ブー ! ブーブー !

実況「レフェリーは身体を張ってベガを制していきますかねぇ!? う〜ん……」

元「ただねぇ……!? こういう挑発的な事ばかりしてるって事は、油断はあるんだよ。付け入る隙はあるんだよ。だから、そこを何とか……う〜ん……」


ガイ(我慢……忍耐……追い込みっ……!)

ベガ(流石に昨日の今日だ……忍者らしく序盤を作れだなんて無理だろう……序盤は私とダン君で作らないとな。こういう地味な事は得意だ……)


実況「少しばかりガイにとっては辛い時間が続きますかねぇ!?」

元「ただ耐えてりゃ絶対にチャンスはきますから」

587名無しさん:2016/10/11(火) 23:07:39 ID:uFdGuNng
今日はここまで

588名無しさん:2016/10/11(火) 23:58:50 ID:oyN7mo6c


なるほど、あまり詳しく打ち合わせ出来てないのね
ガイはひとつふたつ忍者っぽいインパクトを残せれば良い感じなのかな
焦りすぎで申し訳ない

589名無しさん:2016/10/12(水) 00:20:57 ID:J4m9ZFiQ
乙ー

一瞬>>586のガイの独白が
(我慢……忍法……追い込みっ……!)
に見えてどんな忍法やねんとか思ってしまった

590名無しさん:2016/10/12(水) 00:22:45 ID:4BNtG7B.
おつおつー

終盤に魅せ場を持ってくる予定なのか
よかった、このまま終わるんじゃないかと少しヒヤヒヤしてたわ
ではでは、ガイの忍者という答えを楽しみにしておきますか

591名無しさん:2016/10/12(水) 00:31:50 ID:J2myPr2w
乙!
プロレスで忍者らしいってなんだろうな

592名無しさん:2016/10/12(水) 00:47:07 ID:B7JQG3sk
忍者と言えばムラサキ曹長
手裏剣やらまきびしやら小道具を使ったり、隠れ身の術で不意打ちしたり、分身の術で他人を呼び寄せたり
ヒール向きの技がいっぱいあるだろ

593名無しさん:2016/10/12(水) 00:55:30 ID:fvQLbIlM
乙!

漫画やアニメの忍者は物理的に無理な動きも多いよな…
ニンニンジャーとか、特撮の忍者モノの方がムーヴの参考になるかも?

594名無しさん:2016/10/12(水) 01:02:31 ID:2KSzR3l6

カラテだ、カラテあるのみ

595名無しさん:2016/10/12(水) 03:45:11 ID:WxBBftjY
ガイ君はベースを空手にした覆面のオスプレイのイメージでやれば成功すると思うよ!

596名無しさん:2016/10/12(水) 06:28:09 ID:rtpbDf9Q
乙っした
っスモークボム
困った時の煙玉は忍の基本ですね

597名無しさん:2016/10/12(水) 09:12:23 ID:lbxaMeq6
ちゅどっっ!!!

ベルトを…守護りたい…!!

598名無しさん:2016/10/12(水) 09:25:32 ID:duy7dxxs
忍者らしさを簡単に色々考えてみたら、まきびし、煙玉、毒霧、手裏剣、分身、ガマガエルとか…
……思いっきりヒールじゃね?
ベビー路線で試合中何が出来るんだろ忍者。
エディみたいなライ、チート、スティールノリならいける気がするが、このガイの立場じゃ厳しいし。
キャプテンニュージャパンみたいなコミカル路線が確立されるまではマイクやら振る舞いだけでやるんかね。

599名無しさん:2016/10/12(水) 11:31:24 ID:roxONBxY
ゲームの技で実現できそうなのは・・・
イズナ落とし、武神旋風脚、武神獄鎖拳、疾駆けからの3択あたりかな?

600名無しさん:2016/10/12(水) 12:26:29 ID:xmqFY/Yg

忍者に直接関係ないけど合気とか見栄えしそうと思った

601名無しさん:2016/10/12(水) 12:36:25 ID:0m9VpVKU
もうナルトのガイ先生から色々と技を貰おうぜ

602名無しさん:2016/10/12(水) 13:50:20 ID:0oeU7S8Q
背転田楽刺し・・・は危険か

603名無しさん:2016/10/12(水) 13:59:40 ID:tD7bUZTo
いつか千拳唯打掌と狼牙風風拳の真っ向からの打ち合いを見てみたいな

604名無しさん:2016/10/12(水) 18:11:01 ID:6WOsKLyY
ギルティギアのなんちゃって忍者ならあるいは

605名無しさん:2016/10/12(水) 20:21:10 ID:ckDsq8Rc
シャイニングウィザードと毒霧に期待

606名無しさん:2016/10/12(水) 21:33:44 ID:INvmGblU
プロレスっぽい動きもする忍者といえば凄い漢を思いだすが。
あれって忍者だっけ?

607名無しさん:2016/10/12(水) 22:00:33 ID:Cv4oMEAc
ダン「普通にやりゃいいだろがっ! ちっとは王者らしいファイトスタイル見せてみろってんだ、おいっ!」

ベガ「私は王者だっ! 私のやる事全てが王者のファイトスタイルであるのだっ! 貴様は何を寝ぼけておるっ!」


ブー ! ブーブー !

実況「レフェリーも少しばかりヒートアップしてきましたかねぇ!? しかしベガは聞く耳持たずと言った所でしょうかっ!?」


ガイ「くっ……くっ……!」ググッ


実況「あっと、しかしそんな隙にガイが何とか立ち上がって来ますかねぇ?」

元「う〜ん、そうだねぇ。寝ててもボコボコ蹴られるだけだしね。立ち上がっていかないと」


ベガ「おっと、立ち上がってきたか。もう少し蹴飛ばしたかったがな……まぁ、いい。それと貴様は邪魔だ、退け……」ドンッ

ダン「……うおっ」ヨロッ


ガーイ ! ガーイ !

実況「あ〜っと、しかしベガはそんな立ち上がろうとしているガイに視線を移し……あっと、レフェリーの身体を押しやり、そして近づいていくっ!」

608名無しさん:2016/10/12(水) 22:07:47 ID:Cv4oMEAc
ベガ「立ち上がった所で、お前は何も出来やしないのだ、フゥゥンっ!」ドスッ

ガイ「……ぐっ!」


ガーイ ! ガーイ !

実況「そしてベガは上から降り下ろすパンチをガイへと打ち込んでいくっ! ハンマーパンチだっ! 首筋へと打ち込んだっ!」


ガイ「く、くそっ……」フラッ

ベガ「さて、続けるか……そらっ……!」シュルッ


実況「上から打ち込まれ前屈みとなったガイっ……! あ〜っと、しかしベガは続けるっ! 続いてガイの股下へと腕を差し込んでいったっ!」

元「あら」


ベガ「……そぉぉぉらっ!」グイッ

ガイ「……うおっ」


実況「そしてベガはボディスラムの体勢でガイの身体を抱え上げていきますっ!」

609名無しさん:2016/10/12(水) 22:14:21 ID:Cv4oMEAc
ベガ「よっこらしょっと……おっとっと……」ピタッ

ガイ「……んっ?」


アー !? アーアー !?

実況「そしてガイの身体をマットへと叩きつけ……あっ、いやっ! 違いますっ! ベガは肩の上までガイの身体を抱え上げ、おっとそこで一時停止っ!」

元「……あっ」


ベガ「マットに叩きつけるより、もっと効果的に痛めつけてやらないとな……ほっ、ほっ……」ズガズガ

ダン「やめろやめろっ……! 何処持っていくんだ、おいっ……! おいおい、やめろやめろやめろっ……!」


ガーイ ! ガーイ !

実況「ベガはガイの身体を抱え上げたまま……あ〜っと、ロープ方向へと歩みを進めていますっ! ガイの身体を運んでいますっ!」

元「まぁ〜た、良からぬ事を狙ってるねぇ!?」

実況「レフェリーも警告しつつ、そんなベガを追いますが……聞く耳持たずっ! ベガは聞く耳持たずですっ!」

610名無しさん:2016/10/12(水) 22:19:27 ID:Cv4oMEAc
ベガ「そぉぉらっ、くたばってろっ……!」ポイッ

ガイ「おっ、おおっ……! ガガッ……!」


ブー ! ブーブー !

実況「あ〜っと、そしてベガっ! ここでガイの身体を……ロープ目掛けて放り投げていきますっ!」

元「……ギロチン・ホイップだ」

実況「ここはギロチン・ホイップですっ! ロープ目掛けて落とされたガイの喉っ……! トップロープが喉元へと食い込んでいくっ!」


ガイ「う、ううっ……」ガクッ

ダン「だからそういう事はやめろって言ってんだろがっ!」

ベガ「ハーッハッハっ! 知らん知らんっ……! 貴様の指図は受けん、フハハハっ!」ズガズガ


実況「ガイは前のめりでロープに倒れ込んでいるっ! その姿を見て高笑いですっ! レフェリーもベガに警告しているが……あ〜、いやっ……! ベガはそれを無視して更にガイへと近づいていきますっ!」

611名無しさん:2016/10/12(水) 22:29:26 ID:Cv4oMEAc
ベガ「……よっ」ガシッ

ガイ「ガ、ガガッ……んっ……?」


ガーイ ! ガーイ !

実況「おっと、ベガはロープに前のめりのガイの両足を取ったっ! そして抱え上げるっ! お〜っと、ガイの下半身が浮き上がっていくっ!」


ベガ「貴様は地面に突っ伏している姿の方が似合っているぞ……? フハハハ、そぉ〜らっ!」グイッ

ガイ「う、うおっ……! ぐげええぇぇっ……!」ビターンッ


ブー ! ブーブー !

実況「あ〜っと、そしてその下半身を大きく引き……あ〜っと、ロープに乗っていたガイの上半身が、マットへと落ちましたっ! ベガはテーブルクロス引きのようにガイの下半身を引いていくっ!」

元「……とことんコケにしてるよねぇ、うん」

612名無しさん:2016/10/12(水) 22:38:20 ID:Cv4oMEAc
ガイ「くっ、くっ……くそっ……!」ググッ

ダン「だから、そういう事はやめろってって言ってんだろがオラァっ!」

ベガ「本当にやかましい男だ……寄るな、鬱陶しい……」ジリジリ


実況「ガイにとって依然苦しい時間は続きますっ! ベガは痛ぶるかのように、じっくりガイの動きを観察しながら攻めていると言った所でしょうかっ!?」

元「あ〜っ、そうだねぇ」


ガイ「くっ、くそっ……!」ムクッ

ベガ「立〜つな……貴様はマットに突っ伏している方が似合っているのだ……ほぉ〜ら、寝てろっ……!」ダダッ


ガーイ ! ガーイ !

実況「ガイは目の前のロープを掴み、立ち上がって来ますがっ……! あ〜っと、ベガっ……! それも見ているっ! 後退しつつ動きを観察していたベガはその起き上がりに合わせて突っ込んできたっ!」

元「……あ〜っ!」

613名無しさん:2016/10/12(水) 22:45:31 ID:Cv4oMEAc
ベガ「くたばってろっ……! そぉ〜らっ……!」ブンッ


ガーイ ! ガーイ !

実況「突っ込んだベガはガイに向かって右腕を振っていくっ!」


ガイ「……耐える時間はここまでだっ! うおおぉぉっ!」ググッ

ベガ「うあっ……!? お〜っとっとっとっと……!」スカッ


オー !? オーオー !?

実況「あっ、いやっ……! 待って下さいっ! おっと、ここでガイが突っ込んできたベガの動きに合わせて身体を沈み込ませるっ! 両手で掴んだトップロープを大きく引き下げつつ、ベガから逸れるように身体を沈ませるっ!」

元「……おっ!?」

実況「その結果振っていったベガの腕は空を切り、突っ込んでいったベガはそのまま場外に……あ〜、いやっ! 堪えました堪えました堪えましたっ! ベガはロープ前で何とか堪えましたっ!」

614名無しさん:2016/10/12(水) 22:58:39 ID:Cv4oMEAc
ガイ「場外には落ちなかったか……だがっ……!」ムクッ


オー ! オーオー !

実況「しかし、ガイっ……! ここは素早く立ち上がってくるっ!」

元「よぉ〜し、ここだっ! ここだっ!」


ベガ「くそぉ、生意気な奴め……」グラッ

ガイ「ここから反撃だあぁぁっ……! たああぁっ……!」シュタッ


オー ! オーオー !

実況「そしてガイはロープに前のめりになっているベガの後ろから……おぉ〜っと、即座に飛び込んだぁっ!」

元「お〜っ!」


ガイ「……だあぁぁりゃっ!」ドスッ

ベガ「……うおぉぉぐっ!」


オー ! イイゾー ! ガーイ !

実況「そしてベガの首筋っ……! 上から肘を垂直に落としていきますっ! ここでガイが飛び込みつつ打ち込んだぁ!」

元「おしおしおしっ!」

615名無しさん:2016/10/12(水) 23:04:39 ID:Cv4oMEAc
ベガ「……く、くああっ」

ガイ「まだまだっ……!」ガシッ


オー !? オーオー !?

実況「おっと、そして着地したガイは即座にベガの背後から組みかかっていきますっ! 胴回りを捉えたっ!」

元「お〜お〜、いいぞいいぞ。よぉし」


ガイ「……だりゃああぁぁっ! バックドロップだぁぁ!」ググッ

ベガ「う、うおおっ……! だぁぁぐっ……!」ズドーンッ


オー ! オーオー !

実況「そして間を開けずにベガの身体を抱え上げ、後方へと叩きつけていきますっ!」

元「いよぉ〜しっ!」

実況「ここはバックドロップですっ! バックドロップですっ! さぁ、ようやくガイが一矢報いる事が出来たかっ!?」

616名無しさん:2016/10/12(水) 23:12:33 ID:Cv4oMEAc
ガイ「はぁっ、はぁっ……よぉぉし、ここからだっ……! いくぞっ……!」ググッ


オー ! イイゾー ! ガーイ !

実況「ガイは上体を起こし、おぉ〜っとそしてここで場内に握り拳を見せていきますっ!」

元「アピールなんかいらないんだよ。いけいけ、ガンガンいけいけっ!」

実況「おっと、元さんっ……!?」

元「一矢報いるだけじゃダ〜メなんだよっ! 耐えてやっときたチャンスっ……! この場面はガンガン押す所でしょ! アピールは勝利の後でいいよっ!」


ベガ「く、くうっ……チィッ、少し油断したか……」ググッ


実況「あ〜っと、確かにこの試合に勝利する事っ……! このベガの王者政権を崩壊させる事が最大のアピールになるのかもしれませんっ!?」

元「ほら見てみろ見てみろ。立ってくるよ……? 立ってくるよ……? 一撃返しただけで、そこまで優位な場面じゃないんだよ、ここはっ!」

実況「あ〜っと、確かにベガも後頭部辺りを抑えていますが……ここは上体を起こしてくるっ! まだ形勢は逆転してはいないっ……!」

617名無しさん:2016/10/12(水) 23:17:56 ID:Cv4oMEAc
ガイ(さぁ、ここから忍者ファイトだっ……!忍者は俊敏だっ……!)クルッ


ガーイ ! ガーイ ! レッツゴー、ガーイ !

実況「先に完全に立ち上がったのはガイですっ! ガイは立ち上がり、ベガの方を向きますっ!」

元「よしよし、体勢不十分なうちにいこうっ!」


ガイ「……うおおぉっ!」ダダッ

ベガ「チィッ、カスの分際で盛っているな……」


オー ! オーオー !

実況「さぁ、そしてガイは上体だけ起こしているベガの脇を抜けるようにして……ここはロープへと走り込んでいきますっ!」

元「よぉしよしよし」

618名無しさん:2016/10/12(水) 23:25:38 ID:Cv4oMEAc
ベガ「フン、まぁいい。落ち着いてカウンターを狙えば問題ない」ムクッ

ガイ「……うおおぉぉっ!」ピタッ


オー !? オーオー !?

実況「あっと、待って下さいっ……! ロープへ向かったと思ったガイではありましたが……おっと、なんだっ!? リング中央で急停止っ!」

元「……んっ!?」


ガイ「相手の体勢が不十分なうちに……うおおぉぉっ……!」ダダッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っと、リング中央で急停止したガイは……おっと、再び向きを変えベガの方へと向かっていきますっ! ここはロープの反動を受けずに……シャトルランかのように引き返すっ! そしてベガに向かうっ!」


ガイ「……だりゃああぁぁっ!」ズガァ

ベガ「おぉぐぅっ……! 何だ、早いぞっ……!?」ヨロッ


オー ! オーオー !

実況「そしてガイはベガの後頭部っ……! 肘を打ち込んでいきますっ! おぉ〜っと、ここはロープの反動を受けずに……ランニング・エルボーっ!」

元「ロープの反動は受けちゃいないけど、時間差攻撃みたいにはなってるよ。あっちのロープに行って戻ってくるのとでは半分の距離で済んでるからね」

619名無しさん:2016/10/12(水) 23:33:05 ID:Cv4oMEAc
ガイ「まだまだ続ける……うおおぉっ……!」ダダッ


オー !? オーオー !?

実況「いやっ、待って下さいっ! ベガの後頭部に肘を打ち込みつつもガイの速度は落ちないっ! まだ走っているっ!」


ガイ「……ここでロープの反動を受けるっ!」ググッ


オー !? オーオー !?

実況「おぉ〜っと、そのままガイはロープへと向かっていったっ! ここでロープの反動を受けるっ!」

元「お〜っ! こっちのロープが狙いなのかっ!?」

実況「ガイはロープの反動を受け、そして再びベガへと向かっていくっ!」

620名無しさん:2016/10/12(水) 23:38:44 ID:Cv4oMEAc
ガイ「だりゃああぁぁっ……!」ドスッ

ベガ「……うぐっ!」


オー ! オーオー !

実況「ガイは体勢を低くしつつ、リングを滑るように今度は腹部っ! ベガの鳩尾へと肘を打ち込んでいきましたっ!」

元「おしおしおしっ!」


ガイ「無双連華だ、でりゃああぁぁっ……!」ズガァッ

ベガ「うおっ……! だぐがっ……!」バターン


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っと、更には回し蹴りだっ!」

元「おおっ!」

実況「肘を打ち込みつつ再びストップっ! そこから大きく足を振り上げ回し蹴りですっ! 回し蹴りィィ! ベガの顔面へと打ち込んでいったぁ!」

621名無しさん:2016/10/12(水) 23:40:16 ID:Cv4oMEAc
今日はここまで

622名無しさん:2016/10/13(木) 00:04:05 ID:HOxBzz4Q


無双連華!初披露かな?
どんどんいけー

623名無しさん:2016/10/13(木) 00:34:11 ID:cJTH81xs
乙!
スピードは重要ですな

624名無しさん:2016/10/13(木) 02:38:37 ID:LBI2Yoqc
乙乙

625名無しさん:2016/10/13(木) 04:22:27 ID:37peKhyw
乙っした
ストップ&ゴーで予測つきにくいのもありだな
ロープ行ったと思わせて反転は受けには予想外の速さ
残像拳でも出来れば完璧なんだが…さすがに無理かな?

626名無しさん:2016/10/13(木) 09:28:33 ID:gt0FSXTE
忍者らしい技、、、

ゴー!パピィ!!

627名無しさん:2016/10/13(木) 14:13:44 ID:pNhAB77k
天津飯って昔ヒール全開なこと
ヤムチャにしてたよね?
むしろ詳しそうなんだけど
修行のし過ぎですっかり忘れちゃったのかね?

628名無しさん:2016/10/13(木) 14:45:13 ID:ZFjxKW7.
ヒールっていうか殺そうと…

629名無しさん:2016/10/13(木) 16:57:21 ID:ru0VORVo
そもそも鶴仙流は暗殺拳じゃなかったっけ?

630名無しさん:2016/10/13(木) 20:39:52 ID:ofh151N2
殺し屋ではなく武道家になったけど
鶴仙流から離れて恩を仇で返してしまった
その後悔があるのかな

631名無しさん:2016/10/13(木) 22:01:43 ID:5AvuaZTY
ベガ「く、くそっ……! ちょこまかちょこまかと……!」ゴロゴロ


実況「これを喰らいベガは大きく大きくダウンし……あ〜っと、そのまま横に一回転っ……! あ〜、いやもう一回転っ! マットを大きく大きく転がりますっ!」

元「あっ、んっ……!?」


ガイ「ここから一気に攻め立てて……あ、あれっ……!?」

ダン「あっ、おいっ……! ベガ、何処へ行くんだっ……!?」

ベガ「フン、どんな雑魚だろうが勢いづいている瞬間というのは厄介だからな……そいつの頭が冷えるまで距離を取るだけだよ……おおっ……」ボトッ


アー ? アーアー ?

実況「あ〜っと、ここはベガっ……! リング上を大きく大きく転がり、そしてサードロープ下から再び場外へと行くっ!」

元「少しリズムを掴んできたかと思えば……直ぐ様、こうやって間を取りにいくんだよ」

実況「この相手をリズムに乗らせていかないと言うのも、ベガの特徴的な所ですかねぇっ!? あ〜っと、再びベガは場外へとエスケープっ!」

632名無しさん:2016/10/13(木) 22:06:27 ID:5AvuaZTY
ガイ「……く、くそっ!」チラッ

ダン「お〜いっ、おぉ〜いっ! 何やってるっ! 戻ってこい、オラっ!」


実況「これにはガイも苦虫を噛み潰したかのような表情で場外へと行ったベガを横目で見ますっ! あっと、そしてレフェリーはロープ越しにベガに何やら言ってますかね?」


ベガ「お前に言われなくとも戻るさ……ただし、少し間は取らしてもらうぞ……」ムクッ

ダン「やかましいっ! 場外は休憩場所じゃねぇんだっ! とっとと戻って来やがれ、1……2……3……!」


実況「あ〜、そして場外でベガが立ち上がってきますかねぇ……!? そんなベガに対してレフェリーはリング内から場外カウント数えていきますっ! んっ……? 少しカウントが早い気がしますね?」

元「まぁ、二度目だからね」

633名無しさん:2016/10/13(木) 22:14:59 ID:5AvuaZTY
ダン「4……5……!」

ガイ「くそっ……! 折角リズムを掴んできたってのに、ここで逃がしてたまるものかっ……! でやああぁぁっ……!」ダダッ


オー !? オーオー !?

実況「あっ、いやっ……! 待って下さいっ……! ここでリング上のガイが追いかけるかっ!? 場外のベガを追いかけに行くかっ!?」

元「……おっ!?」


ガイ「……だりゃああぁぁっ!」ガシッ

ベガ「何だ、向かって来たのか……? しかし、やり合うタイミングは今ではない。休憩が先だ……」イソイソ


オー ! オーオー !

実況「ガイは一直線にコーナー方まで向かっていき……おっと、そしてセカンドロープに足をかけるっ! コーナーポストに昇っていくっ!」

元「……あ〜、でも動きは見られてる」

実況「お〜っとっ! ベガはそんなガイの行動を読んでいたかっ!? ここは落ち着いて場外を移動していくっ!」

634名無しさん:2016/10/13(木) 22:27:53 ID:5AvuaZTY
ガイ「ここから狙うっ……! んっ……?」ガシッ

ベガ「ふう、ここならゆっくり休憩が出来る……後10カウント近くは休めるかな……?」


アー、アーアー

実況「今、ガイがコーナーポスト上に昇りきったがっ……! ベガはあさっての方向っ! ニュートラルコーナー上から追撃を狙ったガイではありましたが、ベガは青コーナーの方へと逃げていくっ! これは距離があるっ!」

元「う〜ん、でもね……こうやって攻める姿勢をとにかく見せていこうよ」


ダン「6……7……! おいガイ、てめぇも何やってるっ! 降りろっ!」

ガイ「一気に攻め立てるんだっ……! 逃がすかっ……!」

635名無しさん:2016/10/13(木) 22:36:52 ID:5AvuaZTY
ガイ(時に忍者は大道芸人に変装する事もあるらしい……つまり、こういった軽業……曲芸だって可能なんだっ……!)シュタッ


オー ? オーオー ?

実況「あっと、待って下さいっ……! ここでコーナーポスト上のガイっ……! 自身が昇っているニュートラルコーナーと青コーナー間に張られているロープっ……! そのトップロープの上に足を踏み出しますっ!」

元「おっ!?」


ガイ「よっ……よっ……よっ……!」グイグイ


オー ! オーオー !

実況「ガイはトップロープの上を綱渡りよろしく渡るっ! 歩みを進めっ! おぉ〜っと、距離を取ったベガ追いかけていきますっ! 追いかけていきますっ!」

元「お〜お〜、いいじゃない、いいじゃない。攻めの姿勢が出てるんじゃないっ!?」

実況「トップロープ上で慎重にバランスを取り、一歩っ……! また一歩っ……! おぉ〜っと、ベガに近づいていくっ!」

636名無しさん:2016/10/13(木) 22:40:52 ID:5AvuaZTY
ガイ「ここからなら届くっ……!」ピタッ


オー ! イイゾー ! ガーイ !

実況「ロープ間中央付近でガイは歩みを止めたかっ!? ストップしたかっ!?」

元「距離としちゃ十分だっ!」


ガイ「……だりゃああぁぁっ!」

ベガ(……足を踏み外さなさないで、よかったよかった)クルッ


オー ! オーオー !

実況「ガイはロープ中央でベガに狙いを定めっ……! そして飛び込んでいったぁ!」


ベガ「なんだとっ……!? コイツ、あの位置から追いかけて来たと言うのかっ……!?」

ガイ「でりゃああぁぁっ!」ズガァッ

ベガ「ぐ、ぐおおぉぉっ……!」バターン


ワー、ワーワー

実況「そしてベガに自身の身体をぶつけていくっ! ここはプランチャ・スイシーダっ! ロープを渡り距離を詰め、飛び込み身体をぶつけていったぁ! これを喰らいベガはダーウンっ!」

元「あぁやって追いかけてこられるってのは、ちょっと予想外だったんじゃないかなっ!? いいよいいよっ!」

637名無しさん:2016/10/13(木) 22:51:48 ID:5AvuaZTY
ダン「試合はリングの中でやれっ! 一人増えたが場外カウントは続行っ……! 8……9……!」

ガイ「流れは来てる……来てるんだ……さぁ、立てっ……!」グイッ

ベガ「……う、うあぁっ」ググッ


イイゾー ! ガーイ ! イイゾー !

実況「縺れ合うように場外で倒れた二人ですが、おっとガイは直ぐ様立ち上がるっ! ベガの身体も引き起こすっ! この辺りは動きがきれてきたと言ってもいいでしょうかっ!?」

元「そうそうそうそうっ! 間を開けずにガンガン、ガンガンっ!」


ガイ「……リングに戻ってもらうぞっ! うおおぉっ!」グイッ

ベガ「……う、うおおっ」ゴロンッ


ガーイ ! ガーイ !

実況「そしてガイっ……! ここは直ぐ様リングへとベガの身体を戻していくっ! サードロープ下からその身体を捩じ込んでいったぁ!」

元「よしよし、次はリング上でガンガンいこう!」

638名無しさん:2016/10/13(木) 23:00:04 ID:5AvuaZTY
ベガ「ううっ……ううっ……」ゴロゴロ


実況「おぉ〜っと、ベガの身体が転がり転がり、リング中央まで転がるっ! これは今の一撃、結構効いたのでしょうかねぇ!?」

元「まぁ、予想外の一撃だったろうからねぇ」


ガイ「続けていくっ……!」シュタッ


ガーイ ! ガーイ !

実況「そしてガイも場外からエプロンサイドへと昇り……あっ、いや、さらにそこから今度は付近のコーナーっ! 青コーナーの上へと昇っていくっ!」

元「ゴーゴー、ゴーゴー」

639名無しさん:2016/10/13(木) 23:05:45 ID:5AvuaZTY
ガイ「少し距離がある……という事は、もう一度だっ……!」シュタッ


オー !? オーオー !?

実況「おぉ〜っと、そして再びっ……! ガイがロープの上を渡っていくっ! 青コーナーと先程とは別のニュートラルコーナー間に張られてロープの上をガイは渡っていくっ! バランスを取りながら歩みを進めていくっ!」

元「ここで足を踏み外すなよ〜っ!」


ベガ(……踏み外すなよ)

ダン(大舞台でその名の通り綱渡りをチョイスしやがったか……ミスるんじゃねぇぞっ!?)


ガーイ ! ワンモア、ガーイ ! ガーイ ! ワンモア、ガーイ !

ガイ「よし、いくぞっ……!」


実況「足は踏み外しませんっ! 踏み外しませんっ! さぁ、再びガイはロープ間中央付近でストップっ! そしてリング中央にいるベガに狙いを定めるっ!」

元「よぉ〜しっ!」


ガイ「だりゃああぁぁっ!」シュタッ


ワー 、ワーワー

実況「そしてそこから飛び込んでいったぁ!」

640名無しさん:2016/10/13(木) 23:10:46 ID:5AvuaZTY
ガイ「……だああぁぁっ!」ズドーンッ

ベガ「……うぐあっ!」


ワー、ワーワー

実況「さぁ、ガイがベガの上へと落ちたぁ! ロープ間を渡ってのダイビング・ボディプレスですっ!」

元「よぉ〜しっ! いいねぇ!」


ガイ「さぁ、レフェリーっ! フォールだ、カウントをっ!」

ダン「オーケー、任せておきなっ!」


オー !? オーオー !?

実況「おぉ〜っと、そしてそしてそしてっ!? ベガの上へと覆い被さったガイはそのままフォールに入りましたよっ!? フォールに入りましたよっ!?」

元「フォールいったかっ……!? どうだっ!?」

実況「ここで挑戦者がフォールへと入りましたっ! ガイがベガを押さえ込んだっ! ガイがベガを押さえ込んだっ! さぁさぁ、どうだどうだどうだっ!? レフェリーが今カウントを数えますっ!」

641名無しさん:2016/10/13(木) 23:15:21 ID:5AvuaZTY
ダン「ワンっ……!」

ワー、ワーワー

ダン「ツーっ……!」

ワー、ワーワー

ダン「……スリ」

ベガ「……フンっ」ガバッ

ガイ「……くそっ!」


アー ! アーアー !

ダン「ツーカウントだっ! カウントはツーカウントっ!」


実況「あ〜っと、ここはベガの肩が上がりますっ! あ〜、なんという事だっ! ベガの肩が上がりましたっ!」

元「んああぁっ……! ああぁぁっ!」

642名無しさん:2016/10/13(木) 23:20:28 ID:5AvuaZTY
ガイ「くそっ、決まらなかったかっ……! だがっ……!」ムクッ


アー ! アーアー !

実況「お聞き下さいっ! この場内の声をっ! 落胆をっ!」

元「相手が相手だったら、決まったんだろうけどねぇ!? そこは腐っても王者なんだよ〜」

実況「カウント2で肩が上がりましたっ! ベガの肩が上がりましたっ! 王者交代とはならなかったっ! あ〜っと、しかしガイは直ぐ様立ち上がりますよっ!?」


ガイ「続けていくぞっ……! うおぉぉっ、立てっ……!」グイッ

ベガ「……うあぁ」ググッ


オー !? オーオー !?

実況「立ち上がったガイはベガの身体を引き起こしていきますっ! おぉ〜っと、ここは直ぐに動いてきますよっ!?」

元「そうだよそうだよ。落胆してる暇はないんだ。押せ押せ押せっ! こういうのがいいんだ。こういうのがいいんだよっ!」

643名無しさん:2016/10/13(木) 23:25:29 ID:5AvuaZTY
ガイ「……いくぞっ!」ガシッ

ベガ「……ううっ」


オー !? オーオー !?

実況「さぁ、ガイは引き起こしたベガの身体を前のめりの体勢にして……その頭部を自身の股下へと押し込んでいくっ! そして上から覆い被さるようにその胴回りに腕を回したっ!」

元「おっ、パワーボムかっ!?」


ガイ「……だりゃああぁぁっ!」グイッ

ベガ「お、おおっ……」


オー ! オーオー !

実況「そしてその身体を一気に頭上まで抱え上げていきますっ! ガイは落胆してはいませんっ! さぁ、ここは続けてパワーボムを仕掛けていくっ!」

元「いけいけいけいけぇ!」

644名無しさん:2016/10/13(木) 23:30:09 ID:5AvuaZTY
ガイ「パワーボムだっ! だりゃああぁぁっ!」

ベガ「……うぐおおぉっ!」ズドーンッ


オー ! イイゾー ! ガーイ !

実況「そしてベガの身体をマットへと叩きつきていったぁ! ここはパワーボムっ! パワーボムですっ!」


ガイ「念には念を入れて……それっ……!」シュタッ


オー !? オーオー !?

実況「おっと、更にガイはベガの両足を掴んだまま、叩きつけたベガの身体を飛び越えていくっ! そしてブリッジの状態で着地っ!」

元「ジャックナイフ固めだっ!」


ガイ「さぁレフェリー、カウントをっ! 今度こそスリーカウントだっ!」

ダン「オーケー、オーケー、任せておきなっ!」


オー !? オーオー !?

実況「さぁ、今度は足を固定しつつジャックナイフ固めでベガを押さえ込んでいくっ! もう一度フォールに入るっ! さぁ、レフェリーが今カウントを取りますっ! どうだどうだどうだっ!?」

元「う〜んっ……! どうだっ……!?」

645名無しさん:2016/10/13(木) 23:35:22 ID:5AvuaZTY
ダン「ワンっ……!」

ワー、ワーワー

ダン「ツーっ……!」

ワー、ワーワー

ダン「……スリ」

ベガ「……ええい、鬱陶しいっ!」ガバッ

ガイ「……うおっ!」ドテッ


アー ! アーアー !

ダン「ツーカウントだっ! カウントはツーカウントっ!」


実況「あ〜っとっ! ここもツーカウントですっ! ツーカウントですっ! ベガがガイの身体を撥ね飛ばしていくっ! ここもカウントはツーカウントっ!」

元「あ〜っ……! ツーカウントかぁ〜!」

646名無しさん:2016/10/13(木) 23:36:27 ID:5AvuaZTY
今日はここまで

647名無しさん:2016/10/13(木) 23:45:20 ID:g072oXKs
ベガさんの心遣いが素晴らしい。
しっかりとガイを引き上げてる!ファンが一気に増えるな。
ガイもトリッキーで俊敏なレスラーのイメージが強まるしブックの幅も広がるだろうね。

648名無しさん:2016/10/14(金) 00:09:48 ID:Q9FjIP9I


おお、綱渡りとはやるじゃん、ガイ
忍者っぽいし定番ムーブになりそう

649名無しさん:2016/10/14(金) 02:52:34 ID:HwMczbVo
乙乙
綱渡りは不安定というかタッグ戦だと狙われるなこりゃ

650名無しさん:2016/10/14(金) 06:23:53 ID:IeCmGaVM
乙っした
やるなぁ
中央までってかなり距離あるし
あとは渡るスピード上げて行けば完璧だな

651名無しさん:2016/10/14(金) 07:43:14 ID:SjAGF3js
ベガがバイカー時代のテイカーに見えてきた

652名無しさん:2016/10/14(金) 08:15:46 ID:s1Rgb7LQ
ベガ様もだけど元さんの解説も凄いな
噛ませ犬な試合なのにフレッシュな挑戦者としての解説で場内煽ってガイに流れを掴みやすくしてる。
天さん達初見ほどファンが付きやすい試合になってるのが流石過ぎる!

思ってたんだけど、もっとも分かりやすい忍者モデルは自来也なんだよね。
元が歌舞伎、講談の架空忍者だけに派手でウケが良い
隈取で速い!タフ!女に弱いwまんまナルトの自来也だけど、蝦蟇、煙玉、水遁に隠れ蓑なんて忍者ネタは自来也ネタ。
実在レスラーとか隈取覆面=忍者ってぐらいの説得力があるんだ。

ただ作中は本田さんが隈取してるからこの自来也ネタのド定番が使えない。煙玉でドロンが入場に使えるぐらい。
だから1氏オリジナルの忍者レスラーな訳だけど、この難題を越えそうだね!
忍者の代名詞と言えば疾風怒濤、変幻自在、画竜点睛などが挙げれるがどう使っていくか。
難しいテーマな試合ですな。

653名無しさん:2016/10/14(金) 08:35:23 ID:jA9lcqgA
画竜点睛ってなんかの技があるのか?
エピソードとしては忍者関係無いよな?


ゴム忍者のジライヤとかもあったな

654名無しさん:2016/10/14(金) 18:06:22 ID:s1Rgb7LQ
>>653
技では無いですよ
疾風怒濤→速さで一気に
変幻自在→翻弄しまくり
画竜点睛→詰めの甘さが無い
忍者らしい表現に使われやすいかな?と

もっとも透波みたいに諜報活動ばかりなのも忍者だし、分かりやすい忍者って難しいんですよねー
タートルズみたいな路線が分かりやすくて良いんでしょうけどさてはて?

655名無しさん:2016/10/14(金) 18:48:31 ID:wpHiVb02
画竜点睛って「最後の詰め」って意味で、それ自体に用意周到とか詰めが甘いって意味は無いぞ?

656名無しさん:2016/10/14(金) 20:13:34 ID:.l/132Qs
もう許してやれよ
なんかそれっぽい格好いいこと言ってみたかったんだよ
あんまり突っ込み過ぎると空気悪くなるし
本編以外で盛り上がりすぎるのも良くない

657名無しさん:2016/10/14(金) 21:06:41 ID:eta3MWBA
ヨチヨチ渡ってる感じでヒヤヒヤするw
定番になればブレイジングアローみたいにスピードでるかな?

スーパーラナ(ヨシタニック)とか
カナディアンデストロイヤーなんかは
稲綱落としっぽいから、いずれ使われるのを期待

658名無しさん:2016/10/14(金) 21:53:26 ID:zwXJKH/w
ガイ君いいね!

パワーボムをジャックナイフで固めるのが渋い
パワーボムって上げ方、落とし方、固め方の三箇所で個性を出せる技だから便利だよなぁ
個人的には越中の侍パワーボムが好きかな

あとは昔Mentalloってレスラーが倒立式ノーザンライトホールド出しててあれはインパクトあったわ

6591:2016/10/14(金) 21:58:42 ID:YDbb.ApQ
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

660名無しさん:2016/10/15(土) 00:09:03 ID:rrOvlZSo
>>655
あー、それに近い言葉思い付かなくて、ゲームの忍者技から拝借しただけですよ。
別に深い意味で書いた訳でも無いけどそんな突っ込む事かな?通じりゃいいと思ったんだけど、誤用ならすまんです。

661名無しさん:2016/10/15(土) 00:11:24 ID:XKF91K62
まぁ、なんだ。
こまけぇこたぁいーんだよ‼(AAry)

662名無しさん:2016/10/15(土) 09:23:06 ID:SDtoX.KM
>660
そんな突っ込むことかなって…
ゲームの技だから僕悪くないもんって…
それなら最初からそう言えよって話になるし、
折角宥めてくれてる人がいるのに火に油を注ぐような発言は駄目だよ。

663名無しさん:2016/10/15(土) 09:36:53 ID:mae1yJkE
俺的には忍者って言ったら毒霧クナイ手裏剣小道具で完全ヒールな印象なんだがそこをどうするかがみたいなあ

664名無しさん:2016/10/15(土) 11:02:12 ID:xbN.Qk.E
ベガとダンも綱渡り心配してるのに笑ったw

でもそうだよな、重要な場面で足滑らせて金でも打ったら
今までの展開が台無しになるどころか、ポカーンとなっちゃうもんなw

ところで実際にロープの上を走るようなレスラーって居るのかな?

665名無しさん:2016/10/15(土) 12:30:10 ID:5A2hp4VU
画竜点睛は後ろに「欠く」をつけることで詰めが甘い意味になるから、
画竜点睛だけならその逆に最後まできっちり仕上げる意味になる、はず

まぁそれは置いといて、ガイは忍者キャラをいかした
オリジナルの投げ技とかあると1ランク上がれそうだよね
問題は忍者と投げ技って相性がいまいちっぽいことかな

666名無しさん:2016/10/15(土) 13:41:29 ID:K2FKISr2
イズナ落としと称してパイルドライバーしてほしい

667名無しさん:2016/10/15(土) 13:43:49 ID:K2FKISr2
パイルドライバー派生でカナディアンデストロイヤーなる技があることを知った

668名無しさん:2016/10/15(土) 19:12:39 ID:ZNOsFxFI
毒霧は「正義噴霧」って技名にして誤魔化そうぜ

669名無しさん:2016/10/15(土) 19:50:14 ID:P0Wgh1UM
毒霧はダルシムのムーブじゃないの?

670名無しさん:2016/10/15(土) 22:01:12 ID:AXA5Veio
ガイ「……ちくしょうっ!」ムクッ


ガーイ ! イケイケー !

実況「この場面も決まりはしなかった、がっ……! さぁ、悔やんでいる時間などは存在しないっ……! さぁ、ガイっ……! 再び立ち上がってくるぞぉっ!」

元「お〜し、お〜しっ! いけいけいけっ!」


ベガ「くぅぅ……ええい、糞餓鬼めがっ……!」ムクッ

ガイ「……ここが勝負所あぁぁっ!」ダダッ


レッツゴー ! ガーイ ! (パン、パン、パパパン) レッツゴー ! ガーイ ! (パン、パン、パパパン)

実況「ベガも立ち上がってきますがっ……! しかしガイっ……! その脇をすり抜けるかのようにここは走りますっ!」

元「よ〜し、よぉ〜しっ!」


ガイ「……もう一度だっ!」ピタッ


オー ! オーオー !

実況「ベガの少し後方まで進んだ所で、再びガイは急停止っ!」

671名無しさん:2016/10/15(土) 22:08:10 ID:AXA5Veio
ガイ「……だりゃああぁぁっ!」ダダッ

ベガ「……あああっ!」ムクッ


オー ! イケー ! ガーイ !

実況「そして素早く引き返すっ! 再びストップ&ゴーっ! さぁ、立ち上がるベガの背後からガイが向かっていくっ!」

元「そうだそうだっ! 相手の体勢不十分なうちに……いけいけいけっ!」


ガイ「……でりゃああぁっ!」シュタッ

ベガ「……ああぁっ!?」


オー !? オーオー !?

実況「そして、ガイはベガの肩に手を置き……おっと、馬跳びかの要領でそのままベガの肩へと背後から飛び乗ったっ!」

元「おっ!?」


ガイ「このまま……うおおぉぉっ……!」グルンッ

ベガ「おっ、おっ……く、くっ……!」ゴロン


オー ! オーオー !

実況「身体を丸めて前方に降りつつ……さぁ、ベガの股下を潜り抜けていくっ! そしてベガの両足を持ったっ!」

元「クイックできたねっ! 高角度前方回転エビ固めっ!」


ガイ「レフェリーっ……! カウントだっ! カウントをっ!」

ダン「オーケー、オーケー。任せな、任せなっ!」


オー ! オーオー !

実況「さぁ、ガイが丸め込んだぁ! ベガの両足にガッシリしがみついているっ! そしてレフェリーがカウントを数えますっ! どうだどうだどうだっ!? 三度目の正直となるかっ!?」

元「どうだぁっ!?」

6731:2016/10/15(土) 22:26:22 ID:AXA5Veio
一個飛ばしちゃったので一回削除しまーす

674名無しさん:2016/10/15(土) 22:26:59 ID:AXA5Veio
ダン「ワンっ……!」

ワー、ワーワー

ダン「ツーっ……!」

ワー、ワーワー

ダン「……スリ」

ベガ「……調子に乗るなよ、糞餓鬼がああぁっ!」ガバッ

ガイ「はぁっ、はぁっ……!」


アー ! アーアー !

ダン「ツーカウントだっ! カウントはツーカウントっ!」


実況「あ〜っとっ! あっとあっとっ……! 三度目の正直成らずっ……! あ〜っと、ここもベガっ! 足にしがみついているガイを振り払うっ! そしてその肩が上がるっ!」

元「あ〜っ! たぁ〜っ!」

675名無しさん:2016/10/15(土) 22:27:42 ID:AXA5Veio
ガイ「くっ、これだけやっても無理という事はスタミナを削りきれてないという事だろう……それならっ……!」シュタッ

ベガ「……ぬぅぅっ!?」


オー !? オーオー !?

実況「あっと、待って下さいっ! ここで撥ね飛ばされたガイではありますが……おっと、直ぐ様その身体を起こし、前方にまだダウンしているベガの左方向に回り込むようにしながら……腕をとったかっ!?」

元「おおぉっ!?」


ガイ「ピンポイント狙いならどうだあぁぁっ!」ガシッ

ベガ「……な、何ィィィ!?」


オー ! オーオー !

実況「捉えているっ……! 捉えているっ……! 捉えているっ……! ガイはベガの左腕を捉えていますっ! 左足を両足で挟み込むように固定し、おぉ〜っと、ここはっ……!」

元「腕ひしぎ逆十字固めだっ! お〜っ! お〜っ!」

実況「ここはガイっ……! スリーカウントではなく、ギブアップ狙いに切り替えてきましたかねぇっ!?」

元「計算でやってるというか、とにかくここが勝負所だろうからねっ! とにかく出しまくって攻めまくってるんでしょ!」

676名無しさん:2016/10/15(土) 22:40:34 ID:AXA5Veio
ベガ「……そうはさせるかっ!」ガシッ

ガイ「……くっ!」


ガーイ ! ガーイ !

実況「あ〜っと、しかしベガっ! ここは即座に身体の右半分を起こし、捉えられている左腕と自身右腕をフックっ! ガッシリ掴み合わせていきますっ!」

元「挑戦者として元王者から指名された時から彼もそれなりの物を用意してきたろうからねぇ。この勝負所でそれを惜しみ無く使っていってるんでしょう! あっと、フックされちゃったかっ!」


ガイ「くそっ……! くそっ……! うおおぉぉっ……! おおぉっ……!」グイグイ

ベガ「ふぅ、ふぅ……生意気な……生意気な小僧めっ……!」ガシッ


ガーイ ! ガーイ !

実況「ベガは両腕をガッチリと掴み合わせ、間接部分が押し下げられ極められる事を防いでいますっ! とすれば、ガイっ……! ここはそのフックを外していきたい所だがっ……!」

元「そうだねぇっ……! ここはなんとか、極めていきたい所だ」

実況「さぁ、ガイは上体を上げ……下げ……また上げっ……! また下げっ……! 力任せにベガのフックを外そうと力を込めていくっ!」

677名無しさん:2016/10/15(土) 22:50:21 ID:AXA5Veio
ベガ「……馬鹿がっ! 私からすれば、こちらの展開の方が願ったり叶ったりだっ!」ゴロンッ

ガイ「何っ……! う、うおっ……!」ゴロンッ


アー ? アーアー ?

実況「あ〜っと、待って下さいっ! ここでベガが足を大きく上げ、そのまま後転っ! 自身の身体と腕にしがみついているガイの身体が仰向けからうつ伏せへとなるっ!」

元「……あ〜っ!」


ベガ「フン、その体勢では力は入らんだろう……これなら楽に引き抜く事が出来るぞ、そぉぉらっ……!」

ガイ「何っ……!」


アー、アーアー

実況「少し力が込め辛い体勢となってしまったかっ!? しかしガイはまだ腕を……あ〜、いやっ! ベガが振り払ったかっ!? 振り払ったかっ!?」

元「あ〜っ……! あ〜っ……!」


ベガ「……そしてとったぞっ!」ガシッ

ガイ「し、しまったっ……!」


アー ! アーアー !

実況「あ〜、更にベガは前方にあるガイの左足っ……! それを掬い上げるように胸元へと抱え込みっ……!?」

元「……あ〜っ! くそっ!」

実況「ここはアンクル・ロックだっ! アンクル・ロックっ! ベガが切り返してガイの足首を極めていきますっ!」

678名無しさん:2016/10/15(土) 22:59:07 ID:AXA5Veio
ベガ「クソカスの分際で生意気なっ……! うおおぉぉっ……!」ギリギリ

ガイ「ぐ、ぐわああぁぁっ……!」


アー ! アーアー !

実況「あ〜っと、ベガは搾り上げていくっ! ガイの左足を締め付けていきますっ!」

元「まだだっ! まだまだまだっ……! 返して返してっ!」


ベガ「このままジワリジワリと攻めてもいいのだがな……さっきからちょこまかちょこまかされたていたのには、随分と苛立ったからな……」ムクッ

ガイ「……ぐぐっ、うおっ」


ガーイ ! ガーイ !

実況「そしてベガは立ち上がっていくっ! 立ち上がっていくっ! あ〜っと、ここはスタンディングでのアンクル・ロックに切り替えていきますっ! ガイの下半身が浮き上がるっ!」


ベガ「生意気な糞餓鬼めぇぇぇっ! 一度死んで償えぇぇっ!」グイッ

ガイ「う、うおっ……! どぐぅぅっ……!」ビターン


アー ! アーアー !

実況「あ〜っ、いやっ……! ベガは持ち上げたその下半身をマット目掛けて降り下ろし叩きつけていくっ! あ〜っと、ガイの膝がマットへと打ち付けられますっ!」

元「……ああっ!」

679名無しさん:2016/10/15(土) 23:05:39 ID:AXA5Veio
ベガ「貴様はとことん使えん奴だなァァ……! このっ……! このっ……!」ゲシゲシ

ガイ「ぐっ……ぐっ……」


アー ! アーアー !

実況「あ〜っと、そしてベガが踏みつけていきますっ! うつ伏せにマットにダウンしているガイを踏みつけていきますっ! ストンピングっ! ストンピングっ!」


ベガ「なんの為に私がお前のような雑魚を挑戦者として指名してやったかを、よく考えろっ! 貴様のような雑魚がっ……! ゴミが王者になれるワケがないだろうっ……! 何を勘違いしておる、あぁっ!?」ゲシゲシ

ガイ「ぐっ……ぐっ……!」


ガーイ ! ガーイ !

実況「あ〜っと、ベガは踏みつけますっ……! ストンピングっ……! ストンピングっ……!」


ベガ「お前はただの養分としてこの場に呼ばれたのだっ! サガットやバルログを見習えっ……! この崇高な私にただただ黙ってやられる事がお前の役目なのだぁ……! 自分の役割を全うしろ、ゴミクズっ……! 死ねっ……! 死ね死ね死ねっ……!」

ガイ(アレ、ちょっと多くないか……? こ、これ……ベガさん本気で怒ってるのか……?)


ブー、ブーブー

実況「あ〜っと、ベガは執拗に……執拗にガイの身体を踏みつけていきますっ! その光景に場内からもブーイングが飛び始めましたっ!」

元「確かに執拗に踏みつけてるねぇ……ガイ君がガンガンいってたからその辺が彼のプライドを傷つけちゃったのかなぁ!?」

680名無しさん:2016/10/15(土) 23:11:42 ID:AXA5Veio
ベガ(フハハハっ! 踏まれ続けて何を思う……ガイよ……)

ガイ(でも場内の反応は悪くなかったように思う……だったらこの怒りってのはシャドルーのベガさんとしてって事か……?)

ベガ(これからのお前の戦いは、自分を魅せる事以外にストーリー……シナリオというものが加わってくる……)

ガイ(まぁ、どっちにしろ俺とベガさんには格差があるからな……こうやって格差をアピールしておかないといけないんだろうけど……)

ベガ(裏で指示した自分を魅せると言った点は場内の反応はよかった。そしてここからは今口にした通りに従ってもらうぞっ……! 私の養分になる事がお前の役目であるっ……! しかし、何を思うっ……! 踏まれ続けて何を思うっ……!)

ガイ(くそぉ……でも、折角のキャラチェンジの舞台でこういう事は……くそっ、ちょっと悔しいかもしれないな……)

ベガ(そこを考えていく事がお前のこれからの戦いに加わっていくという事だっ……! フハハハ、この長めの侮辱行為は餞別だっ! 二度目のデビュー戦おめでとうっ……! ガイ君っ!)

681名無しさん:2016/10/15(土) 23:12:48 ID:AXA5Veio
今日はここまで

682名無しさん:2016/10/15(土) 23:36:39 ID:O.hza7Is
ガイの格も上がってシナリオに組み込まれるようになったのなら、同期のコーディは次の王者戦までガイの後ろ姿を見ることになるな


683名無しさん:2016/10/15(土) 23:39:01 ID:/1FQpUUw


あの手この手でフォール取りに行って、良い流れだったね
それぞれの思い…ガイが最後にちょっと抵抗できる予感

684名無しさん:2016/10/15(土) 23:59:39 ID:phUwZBnU
乙っ

しかしベガさんいい人やなあ
大家さんではないけど世界征服頑張って〜

685名無しさん:2016/10/16(日) 00:59:48 ID:dOicMBdU
乙!
なんていうか、ベガ様は子の成長を喜ぶ親父さんみたい

686名無しさん:2016/10/16(日) 01:02:17 ID:R80aBv5U
>>664
日本ならエルブレイザー(杉卓也)の
ブレイジングアロー

687名無しさん:2016/10/16(日) 06:09:15 ID:YYJ/CrUQ
乙っした
ガイは寝技のスペシャリストがいいかもな
外しても外しても寝技寝技寝技ーッ!
暗殺っぽいし

688名無しさん:2016/10/16(日) 06:19:31 ID:uK0shyXc
コーディのハードルが上がるなあ
キャラ付けも難しいもんだな

変則キャラ使われたら次は正統派かね
しかしこれでこの団体もますます幅が広がって良いな

689名無しさん:2016/10/16(日) 08:10:43 ID:7uZnPues
ベガさんの思いが良いね。

690名無しさん:2016/10/16(日) 08:44:57 ID:HAK5sTGQ
ガイが変則派に成長して、コーは正統派‥になりきれずに武器を使ったアウトロー路線に進んで行く。
そんなストーリーがあったり?
主のストーリーが壮大すぎて目が離せん。

691名無しさん:2016/10/16(日) 10:05:00 ID:AcZ/HukU
>>664
ロープの上を歩く僧侶ならいたような

692名無しさん:2016/10/16(日) 14:38:59 ID:yNrMWkuc
拝みロープ渡りのことかーっ!

693名無しさん:2016/10/16(日) 17:24:33 ID:gVW.CTAU
忍者らしい投げ技…難しいな

個性的な投げ…というか技的には校長とか初代タイガーとかわりと面白いと思うけどな

個人的にはTAJIRIなんかも好き

使ってくれないかなー(チラッ

694名無しさん:2016/10/16(日) 22:00:49 ID:ef1CIyOs
ダン「おいっ、もういいだろっ……! いつまでやってんだオラっ! いい加減にしろっ!」

ベガ「やかましいぞ、この糞レフェリーがっ……! この調子に乗ったゴミクズに格の違いという物を教えてやっているだけだぁっ!」ゲシゲシ


ブー ! ブーブー !

実況「あ〜っと、ここでレフェリーがやってきましたっ! 執拗にストンピングを続けるベガに対して警告ですっ! 警告をしていきますっ!」

元「そうだねぇ。どう考えてもこれは、王者らしいファイトスタイルってもんじゃないでしょ!? さっきのガイ君の方がよっぽど相応しいファイトスタイルを見せてくれてたよっ!」


ベガ「このクソ生意気な小僧めっ……! 役割を全う出来ないカスなど必要ないっ! 死ねっ……! このリング上で今死ねっ……! 殺してやる、起きろっ!」グイッ

ガイ「くっ、くっ……くそっ……」ググッ


ガーイ ! ガーイ !

実況「あっと、ここでようやくですっ! ようやく踏みつけ続けるのを止め……これはレフェリーの警告が効いたのでしょうかっ!? あ〜っと、しかしベガは引き起こすっ! 続いて引き起こしていきますっ!」

元「いや〜、でもねっ……!? ん〜っ、あ〜っ……!」

実況「ベガはガイの背後を取りつつその身体を引き起こしていきましたっ!」

695名無しさん:2016/10/16(日) 22:06:02 ID:ef1CIyOs
ベガ「貴様を死の忘却へと誘ってやろうっ……! フルコースだぁっ!」ガシッ

ガイ「……くっ!」


ガーイ ! ガーイ !

実況「背後からガイの胴回りを捉えつつ脇下へと頭部を入れていくっ! バックドロップでしょうかっ!?」

元「返せ返せ、切り返していけっ!」


ベガ「……くぬおぉぉぉっ!」ググッ

ガイ「……う、うおっ!」


ガーイ ! ガーイ !

実況「あ〜っとっ! ここは即座にベガが抱え上げていくっ! ガイの身体をそのまま抱え上げましたぁっ!」


ベガ「楽に死ねると思うなよっ……! くぬおぉぉぉっ……!」グルンッ

ガイ「おっ、おおっ……!」


アー ! アーアー !

実況「あ〜っと、抱え上げた所でベガは旋回っ……! 旋回していきますっ! ガイの身体を抱え上げたまま180度ターンっ! 遠心力をつけていくっ!」

元「……ん〜っ!」

696名無しさん:2016/10/16(日) 22:11:08 ID:ef1CIyOs
ベガ「落とすのは後ろではないっ……! 前だっ……! 顔面からマットへと落ちてくたばるがいいっ……!」ヨロッ

ガイ「えっ……!? あっ、うおっ……! ぐわああぁぁっ!」ズドーンッ


アー ! アーアー !

実況「あ〜っと、バックドロップの体勢で旋回しつつ抱え上げたベガではありましたがっ……! ここは前っ……! 後方ではなく、前方へと倒れ込んでいくっ!」

元「あ〜っと、C.T.Bできたかっ!」

実況「ここはC.T.Bですっ! C.T.Bィ! クラッシュ・サンダー・バスターっ! ベガはガイの身体を顔面からマットへと打ち付けていきますっ!」


ガーイ ! ガーイ !

ガイ「あっ、ががっ……! く、くそっ……!」ブルブル

ベガ「フンっ、まだまだ前菜だぞ……!? シャドルーに逆らう者への見せしめにもしてやらんといかんからなぁ!? さぁ、立てっ……!」ググッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、待って下さいっ……! そしてベガはクラッチを外していませんっ! 外していませんよっ!? ガイの腰回りを掴んだまま、また立ち上がってきますっ! ガイの背後を取りつつ引き起こしていくっ!」

元「おっと、なんだっ!? 続けていくのかっ!?」

697名無しさん:2016/10/16(日) 22:17:51 ID:ef1CIyOs
ベガ「そらそら、いくぞいくぞ……死ね死ね死ね死ねっ……!」ガシッ

ガイ「くっ……くっ……!」


ガーイ ! ガーイ !

実況「さぁ、ベガが背後を取りつつまた立ち上がったっ! 今度は脇から頭部を引き抜き、ガイの背後から捉えるっ!」

元「まだまだっ……! まだまだっ……!」


ベガ「今度は素直に頭上から落としてやるっ……! ハーッハッハっ! くたばれぇぇっ……!」ググッ

ガイ「あっ、ああっ……! うぐおぉぉぉっ……!」ズドーン


アー ! アーアー !

実況「ベガはそのまま身体を持ち上げて……あ〜っと、大きく身体を反らし後方へとガイの身体を投げていくっ!」

元「ジャーマン・スープレックスだねぇ」

実況「ここはジャーマン・スープレックスですっ! あ〜っと、ガイの身体が打ち付けてられるっ! 頭部からマットへと打ち付けられていきますっ!」

698名無しさん:2016/10/16(日) 22:25:14 ID:ef1CIyOs
ベガ「……ただし、一撃で終わりではないっ! フフハハハハっ!」ゴロンッ

ガイ「……うあっ」ゴロンッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っと、待って下さいっ……! ここでベガっ! ガイの身体をクラッチしたまま身体を捻るっ! 横に捻っていくっ!」

元「おおっ、おおっ……!」

実況「両者の身体が転がり、再び両者うつ伏せの体勢へっ! あ〜っと、そしてベガが再びを背後を取りながら立ち上がったっ!」


ベガ「フゥゥンっ……! もう一度打ち付けられるがいいっ……! フハハハハっ!」ググッ

ガイ「う、うああっ……ぐおおぉぉっ……!」ズドーンッ


アー !? アーアー !?

実況「そしてもう一度続けてジャーマン・スープレックスですっ! 再びガイの身体をマットへと打ち付けていくっ!」

元「……ロコモーション式できたかぁ」

実況「ここはロコモーション式ィ! 連続式ィ! 連発式のジャーマン・スープレックスですっ! ベガが連続でのジャーマン・スープレックスを繰り出していきますっ!」

699名無しさん:2016/10/16(日) 22:38:16 ID:ef1CIyOs
ベガ「まだまだメインディッシュには程遠いぞガーイっ……! こいつはサラダだっ……! ただのサラダであるっ……!」ゴロンッ

ガイ「ううっ……あっ、ああっ……」ゴロンッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、更に更に更にっ……! 再びベガはクラッチを解かず身体を捻り、自身とガイの身体をうつ伏せ状態へと持っていくっ!」

元「おいおいおいっ……! ここで喰らいまくるのはマズいんじゃないかなぁ……!?」

実況「ロコモーション式ジャーマン・スープレックスの恐ろしさっ……! これは半永久的に仕掛けられると言った点でありますっ! あ〜っと、再びベガはガイの身体を引き起こしたっ! 背後を取っていますっ!」


ベガ「……そぉ〜らっ! 邪魔だっ!」ドンッ

ガイ「……うおっ」ヨロッ


アー !? アーアー !?

実況「あっ、いやっ! 違いますかねっ!? ここでベガはクラッチを解き後ろからガイの背中を両手で突き飛ばしていくっ! 前方へと押したっ!」

元「まぁ、半永久的に続けれるって言っても流石に仕掛けていく方にもスタミナはあるからねっ!? う〜ん、まぁ二発で済んだのは良かったんじゃないかなっ!?」

700名無しさん:2016/10/16(日) 22:45:54 ID:ef1CIyOs
ベガ「フハハハーァ! スープでも飲んでろ、糞餓鬼がぁぁっ!」ズガアァ

ガイ「……ぐわああぁぁっ!」ヨロッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、待って下さいっ……! ここで前方にガイの身体を突き飛ばしたベガっ……! しかしその無防備な背中っ……! 後頭部に大きく振りかぶった右の拳を打ち込んだぁ!」

元「……あ〜、良かったと思ったら、それ以上に酷いのがきた」


ダン「てめぇ、ベガっ……! 拳は反則……」

ガイ「……う、うああっ」クラッ

ベガ「倒れるのはまだ早い……全て平らげてから……フハハハ、死ねっ! 」ガシッ


ブー ! ブーブー !

実況「後頭部に強烈な一撃を喰らいガイはガックリと前のめりにダウン……あっ、いやっ! ダウンさせない、ダウンさせないっ! ベガはダウンさせませんっ! そのガイの頭部を掴みましたっ!」

元「あ〜っ、これはなんだろうな……? エンジンかかってきてるのかなぁ〜!?」

701名無しさん:2016/10/16(日) 22:53:22 ID:ef1CIyOs
ベガ「崩れるのは早い……崩れるのは早いぞぉ……!? フハハ、そこにもたれ掛かっておけぇっ!」ブンッ

ガイ「……ぐおっ」ドガッ


ガーイ ! ガーイ !

実況「おぉ〜っと、ベガは目の前にあったコーナーっ……! ガイの身体をクルリ反転させながらそこに押し込んでいくっ! コーナーにガイの身体を押し込みましたっ!」

元「う〜んっ……!」


ベガ「ハーッハッハっ……! 次はパンだっ……! 残さず平らげろっ……!」ズガァ

ガイ「……おぐふっ!」


アー ! アーアー !

実況「あ〜っと、そして再び拳っ……! またも拳ですっ! 下から顎を振り抜くように打ち込んでいき……あ〜っと、アッパーカット気味に打ち込んでいったぁ!」

元「おいおいおいっ……! ちょっとちょっとちょっとぉ……!」

実況「あ〜っとっ! コーナーポストのガイの身体がその勢いで浮き上がるっ!」

702名無しさん:2016/10/16(日) 23:01:14 ID:ef1CIyOs
ダン「だから拳はっ……! 拳はダメだってのっ! オイ、聞いてんのかっ!?」

ベガ「さぁ、いよいよメインディッシュだ……お楽しみの時間だ……」ガシッ

ガイ「う、ううっ……」


ブー ! ブーブー !

実況「これにはレフェリーも警告をしているが……あ〜っ! ベガは聞く耳持たずっ……! 聞く耳持たずですっ! それどころか、コーナーマットへとた折れ込んでいるガイに組かかっているっ! ガイの頭部を自身の脇下へと押し込むっ!」

元「あの位置で……って事は、これ狙ってるねぇ!?」


ベガ「フハハハ、バカとザコとゴミとクズは高い所がお似合いだっ……! そぉ〜らよっとっ!」ググッ

ガイ「……う、ううっ」


ガーイ ! ガーイ !

実況「あ〜っと、ベガはブレーンバスターの要領でガイの身体を持ち上げ、そしてコーナーポストの上へと置いたぁ! あ〜っと、これはこれはっ……!」

元「……雪崩式攻撃だねぇ!?」

703名無しさん:2016/10/16(日) 23:12:46 ID:ef1CIyOs
ガーイ ! レッツーゴー ! ガーイ ! ガーイ !

ベガ「さぁさぁ、いくぞいくぞいくぞォ……!? 準備はいいなァ……!?」ガスガス

ガイ「あっ……ああっ……」グラッ


ガーイ ! レッツーゴー、ガーイ ! ガーイ !

実況「あっ、いやっ……! 待って下さいっ!? コーナーポスト上にガイ身体を乗せはしたベガではありますが……自身はコーナーポストには昇ってはいきませんっ! ガイの頭部を脇下に抱えたまま一歩後退っ! 二歩後退っ!」

元「……んっ?」

実況「これは何か別の事を狙っているのでしょうかねぇ!? あ〜っと、ベガが後退する事によってコーナーポスト上のガイの身体が前のめりに……前のめりになっていくっ!」


ベガ「ハーッハッハァっ! これこそがメインディッシュだっ……! 落ちろぉぉっ!」グググッ

ガイ「う、うおおっ……あっ、ああっ……!」ズルッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っ、違うっ……! ベガはガイの頭部を脇下に抱え込んだまま、勢い良く後方へと倒れ込むっ……! コーナーポストのガイはその勢いで前のめりにっ……! あ〜っ、そのまま前のめりにっ……!」

元「……うおおぉぉいっ!」


ベガ「虫を殺すのにこれ以上最適な技はないだろうっ……! ハーッハッハっ!」

ガイ「……だ、だぐがああぁぁっ!」ズドーンッ


アー ! アーアー !

実況「落ちたぁぁっ! コーナーポスト上から真っ逆さまにっ……! そして脳天からっ……! ガイがマットへと突き刺さっていくっ!」

元「おいおい、急角度だぞっ……!?」

実況「雪崩式のDDTでしょうかっ!? 雪崩式のDDTでしょうかっ!? 下から傾斜をつけ……角度をつけ……! あ〜っと、ベガは高い位置から急角度で落としていったぁ! 急角度でガイを脳天からマットに突き刺したぁ!」

704名無しさん:2016/10/16(日) 23:19:40 ID:ef1CIyOs
ガイ「ガッ、ガッ……ガガッ、ガッ……アッ、ガッ……!」バタバタ

ダン「バ、バカ野郎っ……! なんて角度で落としやがるっ……! マジで死んじまうぞっ……!?」

ベガ「……デザートだ」ムクッ


ガーイ ! ガーイ !

実況「急角度でマットに突き刺さったガイは……あ〜っと、首でしょうかっ!? 首を押さえて悶えていますっ! あ〜っと、これには急いでレフェリーが駆け寄ってきましたっ!」

元「……おいおいおいおいっ!」

実況「ベガはそんなガイの姿を確認する事もなく……あ〜っと、立ち上がり目の前にあるコーナーポストへと昇っていくっ! セカンドロープまで昇ったっ!」


ベガ「フフフハハハハ……フフフハハハハハっ……! これが崇高なる王者と、カスの挑戦者の格の差というものだぁっ!」スーッ

ダン「ガイっ……! ガイっ……! おい大丈夫か、しっかりしろっ……!」

ガイ「ガ、ガガッ……アッ、ガッ……」


ブー ! ブーブー !

実況「あ〜っ、そしてベガは場内へと向かって仕留めたと言わんばかりに首を掻っ切るポーズを見せていきますっ!」

元「……ちっくしょうっ!」

実況「そしてそのベガの後ろっ……! 後方ではレフェリーがガイの安否を確認しているっ! ベガは優々とアピールを続けているっ!」

705名無しさん:2016/10/16(日) 23:25:02 ID:ef1CIyOs
ダン「ガイっ、もういいっ……! 止めろっ……! 止めるんだ、棄権しろっ……!」

ガイ「ガ、ガガッ……ま、まだスリーカウントもギブアップも取られてないでござるっ……! う、ううっ……」ググッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っ! いや、待って下さいっ……! この状況でガイが動いたっ! 動いた動いたっ! あ〜っと、動きましたよっ!?」

元「お、おおっ!?」

実況「頭部に強烈な強烈な一撃を喰らったガイではありまたがっ……! 立ち上がろうとしていますっ! なんとなんと、ここで立ち上がろうとしていますっ!」


ベガ「そうだそうだ。そうでなくては困る……貴様はフルコースで葬ってやると宣言したからな、フフハハハ……」クルッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っ、待って下さいっ……! 待って下さいっ……! しかしここで、コーナー昇って場内方向を向いていたベガが、その位置で身体の向き変えて……反転させてっ……! リング内を向きますっ! ガイの方を振り向きますっ!」

元「あ〜っ……! お〜いっ……!」


ベガ「デザートはあくまで口直しだ……まだ肉料理が残っているかな……フハハハ……」グイッ


アー ! アーアー !

実況「ベガはそのままセカンドロープからトップロープへ……コーナーポスト最上段まで昇っていきますっ! そしてガイを見ているっ! ガイを見ているっ!」

元「……あの距離はベガ君の距離だっ!」

706名無しさん:2016/10/16(日) 23:30:04 ID:ef1CIyOs
ベガ(最高の芸術である……我ながら最高に下品で、そして醜い芸術だと思う……)


アー ! アーアー !

実況「コーナーポスト上でベガが腕を組んだっ……! 両腕をガッシリ組んだっ! これはやはりっ……!」

元「カウンター……は、無理かっ!? なら、逃げろっ……! 前に逃げろっ……!」


ベガ(忍者らしく……忍者のお前の……怒濤のフルコース……こういったラッシュを期待しているぞ……試合の中で終わりはまだまだだという事を感じとるがいい……)

ガイ(サラダ……? パン……? メインディッシュ……? ううっ……)ムクッ


ガーイ ! ガーイ !

実況「ガイはフラフラと立ち上がってくるが……背後のベガの事は見えてはいないのかっ!? 気づいてはいないのかっ!?」

元「後ろだっ……! 後ろだ、後ろ後ろっ……!」


ベガ「それではこれが完全な止めだっ……! 死ねええぇぇっ!」シュタッ


ガーイ ! ガーイ !

実況「あ〜っと、ここでベガがっ……! 前のめりの体勢のガイに向かってコーナーポスト最上段から飛び込んでいったぁ!」

元「ああぁぁっ!」

707名無しさん:2016/10/16(日) 23:35:05 ID:ef1CIyOs
ベガ「その頭をもう一度だああぁぁっ……! ハーッハッハっ!」ズガアァ

ガイ「ガッ……! がぐあああぁぁっ……!」バターン


アー ! アーアー !

実況「あ〜っと、ここで炸裂ゥゥ! 前のめりの体勢のガイの頭部をっ……! 飛び込んでいったベガが両足で踏みつけていったぁ!」

元「うああっ……ダイビング・ヘッドプレス……」

実況「ここでベガが繰り出してきたぁぁっ! ダイビング・ヘッドプレスですっ! ダイビング・ヘッドプレスですっ! 先程打ち付けていった頭部にまた一撃ィィ! あ〜っと、これによりガイは崩れたぁ! 飛び込んでいったベガも崩れたぁ!」


ベガ「さぁ、終わりだ。おい、そこのお前……カウントをとれ……」ガバッ

ガイ「あっ……ああっ……」ゴロンッ

ダン「く、くそっ……! わかったよっ……!」


アー、アーアー

実況「あ〜っと、そしてうつ伏せにダウンしたガイの身体をベガは反転させて仰向けにして、その上に覆い被さりますっ! フォールに入りましたっ! フォールに入りましたっ! あ〜っと、レフェリーが今やってきてカウントを数え始めますっ……!」

元「くそっ……! 返せ返せ返せっ……! 返せっ……!」

708名無しさん:2016/10/16(日) 23:40:05 ID:ef1CIyOs
ダン「ワンっ……!」

ガーイ ! ガーイ !

ダン「ツーっ……!」

ガーイ ! ガーイ !

ダン「……スリ」

ガイ「……終わらないでござるよっ!」ガバッ

ベガ「……なんだと?」


オー !? オーオー !?

ダン「カウントはツーだっ! ツーカウントっ! まだ決まっちゃいねぇぞっ!」


実況「肩が上がりましたっ……! ガイの肩がっ……! ガイの肩が肩が肩がっ……! ここで上がりましたよっ!?」

元「うおおおぉっ! なんだぁ!? よっしゃあっ!」

実況「決まってしまったかと思われたこの場面っ……! ガイの肩が上がりましたっ! レフェリーの立てている指も二本っ! 間違いなく二本っ……! カーウント2.9だぁっ! カーウント2.99でガイの肩が上がっていったぁ!」

709名無しさん:2016/10/16(日) 23:41:01 ID:ef1CIyOs
今日はここまで

710名無しさん:2016/10/16(日) 23:42:38 ID:OnhTP522
ガイはやっちゃったの?

711名無しさん:2016/10/16(日) 23:43:28 ID:yfS3eXgY
うおーガイ頑張れ頑張れ!!

712名無しさん:2016/10/17(月) 00:04:19 ID:g6KCSxKo


フルコース食らって耐えた…タフだね
最後のあがきを見せてくれ

713名無しさん:2016/10/17(月) 00:52:23 ID:CKckoqoI
時間配分さえ間違ってなければここからの反撃はファンアピールに非常に効果的だよな!
ベガさんの事だからきっと…!

714名無しさん:2016/10/17(月) 01:53:19 ID:5EG/Jn0M
乙っした
立ち往生か…死して屍拾う者無し…
ってどっちも忍者じゃないか

715名無しさん:2016/10/17(月) 07:39:58 ID:cmG970LU
乙!
ここからだ、ここからどうするか

716名無しさん:2016/10/17(月) 12:31:53 ID:BSCE0crM

あそこまでド外道にやっておきながらガイに怪我させないベガさんもすげぇな

717名無しさん:2016/10/17(月) 14:15:12 ID:Z2fEnvIo
乙乙
危険だが魅せるなぁ、食らうのは絶対にごめんだけど

7181:2016/10/17(月) 21:32:58 ID:nSxLpzII
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

719名無しさん:2016/10/17(月) 23:17:52 ID:Fyr6a.yA
おつおつー

ガイがどうツメ跡残すか楽しみにしてます

720名無しさん:2016/10/17(月) 23:22:03 ID:CN.Rszcw
ベガ様の固有技がまだないからなぁ
立往生からのサイコクラッシャーで印象も強く魅せられる?

721名無しさん:2016/10/17(月) 23:42:12 ID:riU84TbE
1はしっかり休んでくれー

唐突な次回予告(BGMは遊戯王のアレで)

拷問のようなフルコースから生還したガイ…!
ここからベガに一矢報いて終わるのか!それとも未遂であえなく処刑されてしまうのか!
ガイ!お前の体は限界だ!無理をするんじゃない!
悲痛なレフェリーの叫びは届くか⁉︎
どうなっちゃうんだ!ガイ!

次回!
『忍者ガイ、死す』
お楽しみに!

722名無しさん:2016/10/18(火) 02:39:21 ID:1WFQsCzE
おうネタバレ予告やめーやwww

723名無しさん:2016/10/18(火) 04:38:52 ID:9VQIjOgw
そこはガイ君ではなく全く関係ない城之内でええんやで?

724名無しさん:2016/10/18(火) 09:08:50 ID:750Mw8xU
むしろ「ヤムチャ死す!おそるべしサイバイマン」でもよかったな

725名無しさん:2016/10/18(火) 09:44:40 ID:3tOECNZk
勝手にコロコロされるヤムチャ可哀想…

726名無しさん:2016/10/18(火) 13:27:35 ID:WW9w2.9A
踊れよべジータ

727名無しさん:2016/10/18(火) 22:00:40 ID:1oT9pivk
ガイ「う、ううっ……まだだっ……! まだ終わりではないっ……!」ブルブル

ベガ「おいおい、冗談だろ……? 何故このカスの肩が上がるんだ。死んだはずだろ……?」ムクッ


ワー、ワーワー

実況「ベガの怒濤の猛攻っ……! 猛攻ではありましたが、肩が上がったっ! 肩が上がったぁっ! ガーイの肩が上がっていくゥゥ!」

元「気力だよ、気力っ……! 気力で返してきたんだよっ!」

実況「まだガイには気力は残っているゥゥ! これはチャンスなんだっ……! 下馬評を覆し、この試合に勝利する事はガイにとっての大きな大きなチャーンスっ! ならば立ち上がるっ……! ならばガイは立ち上がるっ……! その燃えるような赤い衣装は伊達ではなァァいっ!」


ベガ「ただのカスだろっ……!? こいつはただのカスのはずだっ……! 何故返せるのだっ……!? 何故死なんのだっ……!?」ムクッ

ガイ「くっ、くっ……うおぉっ……!」ブルブル


ガーイ ! ガーイ ! レッツゴー ! ガーイ !

実況「ベガも完全に決めにいったのでしょうが……底力を見せられたぁっ! おぉ〜っと、ベガは焦っているのでしょうかっ!? 表情から驚きが見えますよ、元さんっ!?」

元「そうだねぇっ! 完全に決めにいってたからねっ!? でもこれでチャンスはまた来たよっ!?」

728名無しさん:2016/10/18(火) 22:06:08 ID:1oT9pivk
ガイ「はぁっ、はぁっ……あ、ああっ……ううっ……」ムクッ


ガーイ ! ガーイ ! レッツゴー、ガーイ !

実況「そしてガイが立ち上がってきましたっ! 立ち上がってきましたっ! あっとっ……! しかしこれはガイっ……! 立ち上がったのはいいものの……首筋を押さえていますかね!? 首筋を押さえて……やはりダメージ自体は大きそうだっ!」

元「あらっ!?」


ガイ「はぁっ、はぁっ……ううっ……ああっ……」クラッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、そしてフラついたっ! 立ち上がったのはいいものの……ガイはフラついたっ!? 足にも力は入っていないのかっ!?」

元「あ〜、ちょっと首にキツいダメージ貰ってるからねぇ……!?」


ベガ「フン、なんだなんだ。もう虫の息ではないか……カスにも最後の底意地というものがあったのだなっ!? フハハハっ!」ニタァ


実況「そんなガイの様子を見てベガは邪悪な笑みを浮かべるっ!」

元「くっ……くぅぅぅっ……!」

729名無しさん:2016/10/18(火) 22:12:11 ID:1oT9pivk
ベガ「よぉぉし、ここで一つチャンスをお前に与えよう……選択肢は二つだっ……!」

ガイ「う、ううっ……」ヨロッ


ガーイ ! ガンバレー ! ガーイ !

実況「あ〜っと、そしてベガは近づいていきますっ……! 立ち上がる事だけで精一杯のガイへと向かって近づいていくっ!」


ベガ「一つ目の選択肢は、今すぐ自らそこに倒れ私に敗戦する事だ……そうすれば、とりとめた命は失わずに済む……非常にクレバーな選択肢だ……」

ガイ「ううっ、ううっ……」

ベガ「そして二つ目の選択肢。こちらを選んだ場合、貴様は敗戦だけではなく、そのとりとめた命すら失ってしまう事になってしまうが……まぁ、一応聞こう。私の怒りを買ってしまう無駄な足掻きを続け……」

ガイ「……だりゃああぁぁっ!」ドガッ

ベガ「……んっ?」

730名無しさん:2016/10/18(火) 22:20:07 ID:1oT9pivk
アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、ここでガイはベガの胸元へとエルボーを打ち込んでいきますが……あ〜っ! 見るからに力のないっ……! 力のないエルボーと言った所でしょうかっ!?」

元「ああっ……!」


ベガ「……ほぉ〜う」ニタァ

ガイ「はぁっ、はぁっ……だぁっ……! うっ、ああっ……だぁっ……!」ガスガス


ガーイ ! ガーイ !

実況「さぁ、ガイはベガの胸元へと最後の抵抗と言わんばかりにエルボーを打ち込んでいくがっ……! あ〜っと、これは力のないエルボーっ! 見るからに力のないエルボーっ!」

元「最後とか言っちゃ……まだわかんないよっ! ま〜だ、わかんないっ!」


ベガ「フハハっ! どうやら貴様は頭の悪い選択肢を選んだようだなぁ!? よろしいっ……! ならば殺してやろうっ……! フゥゥンっ!」ドスッ

ガイ「……ガッ!」ガクッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っとっ! ここでベガが打ち込んでくるっ……! 大きく上げた拳を降り下ろしガイの首筋でしょうかっ……!? 首筋でしょうかっ!?」

元「あ〜っ、また首だっ!」

実況「上から降り下ろしていくハンマーパンチを再びガイの首へと打ち込んでいったぁ! ガイは大きく前のめりの体制となるっ!」

731名無しさん:2016/10/18(火) 22:28:31 ID:1oT9pivk
ベガ「……ジ・エンドだぁっ! ハーッハッハっ!」ガシッ

ガイ「……グガッ」


アー ! アーアー !

実況「あ〜っと、そしてここでベガっ……! 前のめりになったガイの頭部を脇下へと押し込み、そして頭部っ……! 首筋に腕を回し、締め付けていくっ! 締め付けていくっ!」

元「……って事はギブアップ狙いかっ!? フロントチョークだっ!」

実況「ここでフロントチョークっ! フロントチョークっ! 完全にベガはその首へと狙いを定めたかっ!?」


ベガ「試合の中で痛めつけてやってたからなぁ……!? その首っ……! そして命っ……! 全て終わらせてやろうっ……!」ギリギリ

ガイ「ガッ……ガガッ……!」ガクッ


アー ! ガーイ ! アーアー !

実況「ベガは正面から頸椎っ……! ガイの首を容赦なく絞りあげていくっ……! あ〜っと、ここでガイが肩膝をついたっ! 身体から力が抜け……肩膝をついてしまったかっ!?」

元「……あ〜っ!」

732名無しさん:2016/10/18(火) 22:34:05 ID:1oT9pivk
ダン「おいっ、ガイっ……! どうすんだ、ギブアップかっ……!? ギブアップするのかっ……!?」

ベガ「確認など必要ないぞ、レフェリーよっ……! 何故ならこいつはここで死ぬからだぁっ! 殺すと私は決めたのだぁっ!」ギリギリ


ガーイ ! ガーイ !

実況「さぁ、レフェリーがガイに確認を取りますっ!? 非常に非常にこれはマズい状況ではありませんかねぇ!?」

元「力も抜けてるし……見るからに首に集中して攻撃を受けてたからねぇ……!? これはこれは……う〜んっ……!」


ガイ(与えられた選択肢は二つ……抵抗せずに終わるか……抵抗してそれ以上の反撃を受けて終わるか……その二つ……)ググッ

ベガ「……んっ?」


オー !? オーオー !?

実況「あ〜、ガイの腕がダランと垂れ……あっとっ! 待って下さいっ!? ここでガイっ!? 踏ん張ったか、踏ん張ったかっ!? 肩膝をつきかけていた足を踏ん張って身体に力を入れたかっ!?」

元「……おぉっ!?」

733名無しさん:2016/10/18(火) 22:39:30 ID:1oT9pivk
ガイ(俺の中にはっ……! 少なくても今ここに立っている俺の中にはっ……!)ガシッ

ダン「おいおい、マジで潰す気でやってるんじゃねぇだろうなぁ……!? それならレフェリーストップも……んっ……!?」


オー !? オーオー !?

実況「更にガイは掴んだっ! 正面で捉えているベガの腰回りに腕を回すっ! 掴みかかっていくっ!」

元「よぉ〜しっ! ここで見せてこいっ……!」


ガイ(勝利するという意思っ……! どんなに格上の相手だろうが、本気で勝つ気で向かっていく意思が必要なんだっ……! だから、あそこで終りじゃないんだっ……! ここでも終わりじゃないんだっ……! まだ魅せなきゃいけないんだよぉぉっ!)ググッ

ベガ「……う、うおっ!」


オー ! オーオー !

実況「そしてガイっ……! その正面のベガの身体を抱えあげていきますっ! 抱え上げていきますよっ!?」

元「そうだっ! いけぇっ!」

734名無しさん:2016/10/18(火) 22:49:53 ID:1oT9pivk
ガイ「悪党が戯言をっ……! 拙者は勝利の為にこの場に来たのだっ……! でりゃああぁぁっ……!」

ベガ「う、うおっ……! くっ……!」ズドーン


オー ! オーオー !

実況「そしてそのままベガの身体を後方へと反り投げていったぁ! 再び息を吹き替えしてきたぁ! フロント・スープレックスですっ! フロント・スープレックスで切り返していったぁ!」

元「いよぉ〜しっ!」


ガイ「はぁっ、はぁっ……勝つ……! 勝つ……! 勝つ……! 勝つんだぁっ……! ううっ、くっ……!」ムクッ

ベガ「くぅぅっ……! とことん生意気な奴だなっ……!」ムクッ


ガーイ ! ガーイ !

実況「あ〜っとっ……! しかし切り返していったガイではあるがっ……! やはりダメージは深そうだっ! 首筋を押さえているっ!」

元「おいおいおいおいっ……! しっかりしろっ!」

実況「それどころか、ベガっ……! ベガが立ち上がってくるっ……! ここは仕掛けられたベガより、仕掛けていったガイの方がダメージが深そうな状況っ! やはり先程の猛攻が効いているのかっ!?」

735名無しさん:2016/10/18(火) 22:56:12 ID:1oT9pivk
ガイ「ううっ……はぁっ、はぁっ……まだだっ……! まだだっ……!」フラフラ

ベガ「しかしこういった愚かな人間に絶望を与えてやるからこそ、シャドルーは光り輝くっ……! フン、再び耐えたようだが、無駄なのだっ……! 終わらせてやるぞっ……!」ズガズガ


ガーイ ! ガーイ !

実況「ガイは立ち上がったが首筋を押さえているっ! 押さえているっ! 動けないっ……! あ〜っと、そんなガイにベガが向かっていくっ! ベガが笑みを浮かべ、背後から向かっていくっ!」

元「ダメージが深いのはわかるけど……ん〜っ……! ん〜っ……!」


ガイ「まだ拙者は全てを出しきってはいないっ……! でりゃああぁぁっ……!」グイッ

ベガ「……んっ?」


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っ、いやっ! ここでガイが動いたっ! ガイが動いたっ! ガイは何やら身体を大きく右に捻ったっ!」

元「……おっ!?」


ガイ「……いやあぁぁぁっ!」ズガァ

ベガ「何っ……! ぐ、ぐどっ……!」クラッ


オー ! オーオー !

実況「大きく右に捻った身体を左に戻すと同時に勢いをつけてターンっ! それと同時に伸ばした左の腕っ……! 拳を遠心力をつけてベガにぶつけていくっ!」

元「いよぉ〜しっ! この場面でよくぞ打ち込んだぁ!」

実況「遠心力をつけての裏拳っ! 裏拳をベガの側答部へと打ち込んでいったぁ! 背後にいるベガの気配を感じたっ! 殺気を感じたぁ! おぉ〜っと、これはクリーンヒットしたのかっ!? ベガがフラついたぞっ!?」

736名無しさん:2016/10/18(火) 23:08:21 ID:1oT9pivk
ガイ「はぁっ、はぁっ……ここからだっ……! ここからっ……! でりゃあぁ……!」バシバシ

ベガ「ゴフっ……! ゴフっ……!」


オー ! オーオー !

元「今一瞬ベガ君に気の緩みがあったんじゃないっ……!? そこに不意打ち気味に入ったよぉ!?」

実況「裏拳を打ち込みつつガイはターンっ! 180度ターンしてベガの方を向くっ! おぉ〜っと、そして続けていくっ! 今度は右での裏拳っ! 近距離からスナップを聞かせるように、二発打ち込んでいくっ!」


ガイ「でやぁっ……! でやぁっ……!」ドスドス

ベガ「おぐっ……! おぐっ……!」


オー ! イイゾー ! ガーイ !

実況「更には左の中段突きィ……! 右でのエルボーっ……! ベガに打ち込んでいくっ!」

元「よぉ〜し、よしよしっ……!」


ガイ「だああぁぁっ……! でやああぁぁっ……!」ズガァッ

ベガ「ぐ、ぐおっ……! チィっ、このっ……!」ヨロッ


オー ! イイゾー ! ガーイ !

実況「更には右の足を高く上げ……おぉ〜っと、ここは回し蹴りだっ! 回し蹴りを顔面へと打ち込んでいくっ!」

737名無しさん:2016/10/18(火) 23:16:55 ID:1oT9pivk
ベガ「フハハ、いいぞいいぞ、それでいい……一時の希望を持つがいい……最後に待っているのは絶望だっ……! だからこそ一時の希望に一喜一憂していろ……」ギロリ

ガイ「勝つんだっ……! 勝つんだっ……! 全てを出しきり、そして勝つっ……!」ササッ


ガーイ ! イケー ! ガーイ ! レッツゴー ! ガーイ !

元「いやっ、浅いっ……!」

実況「あ〜っと、この回し蹴りは浅かったかっ!? 浅かったかっ!? ベガは耐えたっ! 堪えるっ……! いや、しかし動きは止まったぞっ!? ガイはそんなベガに視線を定めつつ少し後退っ……!」


ガイ「いやあぁぁぁっ……! だああぁっ!」シュタッ

ベガ「フハハハっ……! 来いっ……! 来いっ……!」


オー ! オーオー !

実況「あ〜っとっ! 少し距離を取ったガイは……そこから飛び込んでいったぁ!」


ガイ「いやあぁぁぁっ……!」ズガァッ

ベガ「……おぐあぁぁぁっ!」バターン


オー ! オーオー !

実況「そして大きく大きく右足を突き出しながらの……飛び蹴りですっ! 飛び蹴りですっ! こぉ〜れをベガに突き刺したぁ!」

元「いいよいいよいいよぉ!」

実況「これによりベガはダーウンっ! ベガはダウン、ダーウンっ! この場面でっ……! この場面でガイがベガからダウンを奪いましたっ!?」

738名無しさん:2016/10/18(火) 23:23:46 ID:1oT9pivk
ガイ「はぁっ、はぁっ……形勢逆転でござる……はぁっ、はぁっ……ううっ……」フラッ


ガーイ ! ガーイ !

実況「しかしダウンさせたのはいいものの……あ〜っと、ガイはまたも首を押さえているかっ!? やはりはダメージは深刻なのかっ!?」

元「あ〜っ! ちくしょうっ……!」

実況「せめて、この場面……フォールだけでもっ……! なんとかフォールだけでもいきたい場面ですよっ!?」


ガイ「……そしてここから勝利へ向かうでござるっ!」ググッ


オー ! イケー ! ガーイ !

実況「いやっ……! ここでガイが動いたっ! ここでガイが動いたっ! いいぞいいぞっ!」

元「そうだそうだっ……! 今は痛いとかっ……! そういう感覚は何処かで麻痺させておかないといけないっ!」


ガイ「……立てっ!」グイッ

ベガ「……うああっ」ググッ


オー ! イケイケ ! ガーイ ! レッツゴー ! ガーイ !

実況「さぁ、残すはフォールだけっ! ここでガイが痛みに耐え、ベガの身体に覆い被さ……あ〜っ、いや違う違う違うっ! ガイはベガの身体を引き起こしていきますよっ!?」

元「落ち着けっ……! フォールにゃ、まだ早いっ……!」

739名無しさん:2016/10/18(火) 23:29:03 ID:1oT9pivk
ガイ(最後に残された武器……それは小説の中に書いてあったっ……! 忍者が使う精神集中……! 厄除けっ……! 更には邪悪を切り裂く意味をも持つっ……!)ググッ


ガーイ ! イケー ! イケイケー !

元「ダウンさせたのはダウンさせたけど……ここでフォールにいっても、多分返してくるよっ! 焦るなっ!」

実況「あ〜っ……! 確かにっ……! ここでツーカウントで返されてくるのは精神的にか〜なり堪えるものがあるでしょうっ! おぉ〜っと、ガイはベガの身体を引き起こし、そしてその頭部を股下に入れていくっ! ここはパワーボムの体勢かっ!?」

元「そうだっ! それでいいっ……! フォールにいくならそういう技を打ち込んでからだっ!」


ガイ「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前っ……!」パパッ


オー !? ナンダー !? オーオー !? ナンダナンダー !?

実況「おぉ〜っと、そしてこれはガイもフィニッシュを狙いにいくと見て間違いなさそうだっ! 前屈みにしたベガの腰の上で……自身の腕っ……! いやっ、指を組み変え組み変えっ……!?」

元「念仏パワーボムだっ! いけぇっ!」


ガイ「相手を呪う、呪術の効果もあるっ……! これが忍者の必殺技っ……! 九字護身法パワーボムだあぁぁっ! でりゃああぁぁっ……!」グイッ

ベガ「お、おおっ……!」


オー ! オーオー ! イケー ! オーオー !

実況「さぁ、念仏は唱え終わったぁっ! さぁ、そしてここでガイっ……! ベガの腰に両腕を回しっ……! いったぁっ! そのまま頭上まで一気に抱え上げていったぁ!」

元「いよぉぉしっ!」

740名無しさん:2016/10/18(火) 23:35:44 ID:1oT9pivk
ベガ「フフハハハっ……! これがお前の必殺技……最大の必殺技であるのであればっ……!」ググッ

ガイ「……えっ!?」

ベガ「私はこれを貰うワケにはいかんなぁっ! ハーッハッハァ! 死ねえぇっ!」グルンッ

ガイ「な、なんだとっ……! く、くそっ……ぐわああっ……!」ビターンッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っ! いやしかし、ここでっ……! この場面で抱え上げられたベガがそのまま後転っ! ガイの頭部を両足で挟み込んだまま……バク宙の勢いでそのまま後転っ……!」

元「……嘘だろ、おい」

実況「ここはベガが切り返してくるっ……! 切り返してくるっ……! パワーボムで切り返してきた所を、瞬時にフランケンシュタイナーで切り返してきたぁ! マットに打ち付けられたのはベガっ……! ではなく、ガイっ……!」


アー !? アーアー !?

ガイ「ぐ、ぐああっ……く、首っ……!」ブルブル

ベガ「自分自身で必殺技という事は、それ相当の威力のある技の可能性もあるっ……! この私を一撃で沈める可能性も……0.1%程はあるかもしらん……フハハハ、そんな恐ろしい技は貰えんな。切り返していかないとな、フフハハハっ!」ムクッ


ガーイ ! ガーイ !

実況「あ〜、そして再びっ……! 再びガイが頭からマットへと突き刺さったかっ……!? あ〜っと、ガイは上体を起こし苦しそうに首を押さえていますっ! 一方ベガは立ち上がるっ!」

元「……パワーボムを一度見せちゃったのが、マズかったのかもしれない。フィニッシュでまた狙ってくる可能性があるって、ベガ君の脳裏にあったのかもしれない」

741名無しさん:2016/10/18(火) 23:40:40 ID:1oT9pivk
ベガ「夢は見れたか……? しかし希望は潰えたぞ……? さぁ、ここからはお前にとっての絶望の時間だ、死ねぇぇっ!」スパーン

ガイ「……ぐわあああぁぁぁっ!」バターン


アー ! アーアー !

実況「あ〜っ! そして立ち上がったベガが振り返りつつ上体を起こしているガイの首っ……! またも首ィィ! 打ち込んでいくっ! 蹴りを振り抜いていくっ!」

元「……徹底して首狙ってるよ」

実況「ガイの身体が軽く浮き上がり……あ〜っと、そして落下っ……! ガイの悶えていますっ! 四つん這いの体勢で首を押さえ悶えていますっ!」


ベガ「まぁ、カス相手だったが……それなりには楽しめた試合だった……褒美に楽に殺してやろう。さぁ、立て……」グイッ

ガイ「うああっ……あぁっ、ああっ……」ググッ


ガーイ ! ガーイ !

実況「あ〜、ベガはそんなガイの背後から悠々と近づき……あ〜っと、身体を反転させながら引き起こしていきますっ! あっと、ガイの身体がズルっと滑り落ちたかっ!? もうガイは殆ど自力では立てないっ!」

元「う〜んっ……! ガイ君もかなり色んな感覚麻痺させてやってたと思うんだよっ……! そこが一気に……いや、でもまだっ……! まだっ……!」

742名無しさん:2016/10/18(火) 23:45:02 ID:1oT9pivk
ベガ「……墓標を作ってやろう」ググッ

ガイ「……ううっ」


ガーイ ! ガーイ !

実況「ベガはそんな身体を無理矢理ボディスラムも体勢で抱え上げ……あ〜っ、いやっ……! 身体を真っ逆さまにした所で持ち変えるっ! 同回りを抱き込むように抱え込んでいくっ!」

元「ちょっと待てよっ……! ここでも首いくのかよっ! もういいでしょ!?」


ベガ「フハハハっ……! それでは……死ねっ……!」ググッ


ガーイ ! ガーイ !

実況「ベガは左腕だけを離し、そして親指を下に向けるっ! 再びガイの胴回りを両腕で抱き込むっ!」


ベガ「……終わりだああぁぁっ!」ズドーンッ

ガイ「……がああぁぁぁっ!」バターン


アー ! アーアー !

実況「そ〜してここでいったぁ! 脳天から再びガイをマットへと突き刺していったぁっ! ツームスト-ン・パイルドライバーですっ! ツームストーン・パイルドライバーですっ!」

元「……ああっ」


ベガ「フフハハハ。おい、そこのお前……終わりにしてやれ。ハハハハっ……!」

ダン「く、くそっ……! わかったよっ……!」


アー ! アーアー !

実況「ガイが脳天から突き刺さり、そして仰向けにマットへと落ちますっ……! あ〜っ、ベガはそんなガイの身体に覆い被さるっ……! そして今、レフェリーがやってきましたっ! ここでフォールにいきますっ! ベガがフォールにいきますっ!」

元「……くそぉっ!」

743名無しさん:2016/10/18(火) 23:50:02 ID:1oT9pivk
ダン「ワンっ……!」

ガーイ ! ガーイ !

ダン「ツーっ……!」

ガーイ ! ガーイ !

ダン「……スリイィィィっ!」

ベガ「フハハハっ……! 当然だっ……! これは当然の結果なのだっ……!」

アー、アーアー

ダン「くっ、スリーカウントだっ……! スリーカウントっ……! ゴングを鳴らせ、ゴングをよぉっ!」


カンカンカーン


アー、アーアー

実況「これはガイも返せないっ……! 返す事が出来ないっ……! ん〜っ……! あ〜っ……! ここで無念のスリーカウントが場内へと響いてしまいましたぁ!」

元「……くっそぉ!」

実況「この大一番の為にガイは準備をしてきましたっ……! 挑戦者として指名された日から、勝利の為にっ……! 勝利の為に模索してきましたっ! 気合いの表れのあの衣装っ……! 忍者のようなスピーディでトリッキーなファイトもあったっ!」

元「……そうだよ。ガイ君はこの大一番に向けて色々持ってきてたよ」

実況「しかし結果は無念っ……! なんという無念っ……! 忍者ガイ、死すっ……!」

744名無しさん:2016/10/18(火) 23:51:04 ID:1oT9pivk
今日はここまで

745名無しさん:2016/10/19(水) 00:13:01 ID:ht4Fw5sc


ガイ最後の必殺技、未遂に終わる…
残念だけどよくやったな、コーディも頑張れ

746名無しさん:2016/10/19(水) 00:17:59 ID:82Y8ZoFY
乙!
念仏パワーボムアレンジよかったw
拝み渡りとか念仏パワーボムとか、人生オマージュ?
みちのく好きには嬉しかった

747名無しさん:2016/10/19(水) 00:27:56 ID:sfSs51aQ
おつおつー

ガイの忍者お披露目はまずは成功といったところかな
九字護身法は僧侶のイメージあったけど、調べたら伊賀忍者が使ってる作品もあるんだな
ただ念仏パワーボムはどうなんだろう?ww
忍者らしく忍法〜の術とかうまく取り入れられればいいんだけど

748名無しさん:2016/10/19(水) 01:00:39 ID:92SmB8QY

これはいずれ念仏パワーボム対仏滅バスターあるなw

749名無しさん:2016/10/19(水) 01:18:28 ID:dHU0bwVg
国士無双も忘れないでね人生より好き
超レアキャラで終わってしまったなぁ

750名無しさん:2016/10/19(水) 02:07:08 ID:bZP6T1Ck
乙!
ガイはよくやった!そして、ベガ様優しいなあ

751名無しさん:2016/10/19(水) 06:27:58 ID:oFCnuFYk
乙っした
初めてベガ様に会った時を思いだす
サイコクラッシャーからの投げとか必殺技連打で何もできなかった…
あと…実況w勝手に殺すなw

752名無しさん:2016/10/19(水) 10:38:19 ID:YyNyzni.
さりげなく武神獄鎖拳を出してくれて俺歓喜!
早九字ボムもナイスアイディアですわ

753名無しさん:2016/10/19(水) 13:49:47 ID:NUu8DHKE
1乙

ガイ君頑張った!
きっと観客たちはガイが第1試合の前座役だなんて覚えてない!というか俺が忘れてた!

新技新ムーブ出し切った末に返されての負けだからベガさんとの格の違いも演出されてるし試合としてはかなりいい試合だったんじゃないかな?
強いていうなら…これまだ第3試合なのよね…後の人たち大丈夫かな…

754名無しさん:2016/10/19(水) 14:08:20 ID:CurjTWPg
乙乙
九字の印は印結ばない簡易版も有るみたいやな

755名無しさん:2016/10/19(水) 18:41:10 ID:3NaiJPvg
ヤムチャvsサガットでもそうだったけど、格上が格下の最大の仕掛けを受けないってのは今後の期待感があるね。
楽しみなキャラになってきた!

756名無しさん:2016/10/19(水) 22:00:38 ID:/jlpxw5o
ベガ「ハーッハッハっ……! 王者防衛だっ! これで王者防衛だ、どうだ見たかっ……!?」ムクッ


ブー、ブーブー

実況「ベガが立ち上がりますっ! 立ち上がっていますっ……! あっとそして大きく両腕を挙げたぁ!」

元「……なぁ〜にを誇らしげに」


ベガ「虫ケラ共、勘違いするなよっ……! お前達は崇高なる王者の強さを目にしたのだっ……! 最高の王者の戦いを目にする事が出来たのだっ……!」ズガズガ


ブー、ブーブー

実況「場内からはそんなベガに対してブーイングが飛び交いますが……おぉ〜っと、ベガは気にする素振りも見せずに、コーナーに向かっていくっ! そしてコーナーを昇っていくっ!」

元「……ちっくしょう」


ベガ「さぁ、称えろっ……! この崇高なる王者を称えろっ……! 最強の王者を称えろっ……!」ググッ


ブー ! ブーブー !

実況「コーナーポストに昇り場内に向かって両腕を挙げていくベガっ……! この瞬間、ベガの防衛記録数が一つ増えましたっ……! 防衛数が3となったぁ!」

元「都合のいい相手を用意して粋がってんじゃないよっ!」

実況「しかし場内から返ってくるのはブーイングっ! ブーイングの嵐でございますっ……! 認めたくないっ……! 認めたくない防衛記録だっ!」

757名無しさん:2016/10/19(水) 22:06:10 ID:/jlpxw5o
ブー ! ブーブー !

ランチ「あ、あらあら……何だか凄い事になってますねぇ……?」キョロキョロ

天津飯「な、なんだなんだ……試合している最中からこういったのはあったが……試合が終われば一段と酷くなったぞ……」

餃子「うん」

ファッキュー、ベーガ ! ファッキュー、ベーガ !

ランチ「あっ、え〜っと……なんて言ってるんでしょうか……? ふぁっきゅー、べーが……?」

天津飯「……まるでここにいる全ての人間があの王者の敗北を望んでいたようではないか」

ファッキュー、ベーガ !(パン、パン、パパパン) ファッキュー、ベーガ ! (パン、パン、パパパン)

ランチ「これは私達は一緒になって言った方がいいのでしょうか……? ふぁっきゅー、べーがって……」

天津飯「い、いやっ……! そ、それはやめておけっ……!」アセアセ

758名無しさん:2016/10/19(水) 22:13:54 ID:/jlpxw5o
ーーー


リュウ「なぁ〜にが、シングルに自信がないだよ。アレならいけるだろ……? なぁ……!?」

ガイル「結構ザンギエフ意識してやってる部分あるんじゃねぇのか、アレ……?」

リュウ「あ〜、ロコモーションとか……後、ツームストーンっ! スープレックスもいけてるじゃん」

ガイル「強いて言うならガイは軽量級って所もあるけどな……おぉ〜いっ! それより、ヤムチャっ!」

ヤムチャ「あっ、はいっ……! ガイルさんどうしましたっ!?」

ガイル「お前、聞いたよな……? メトロシティの連中、多分来てるぞ?」

ヤムチャ「あっ、やっぱりっ……! あれってメトロシティの人達ですよねぇ?」

ガイル「お前、少し気をつけた方がいいかもな。割り食うのはホークになるんだから」

ヤムチャ「あ〜っ、そうですねぇ……はいはいはい……」

759名無しさん:2016/10/19(水) 22:22:24 ID:/jlpxw5o
ケン「メトロシティの連中ってどういう事だよ? メトロシティってのは、お前らが遠征に行った所だよなぁ……?」

ガイル「試合中、ちょっと変わったコールあっただろ……? レッツゴー、ガーイってヤツ」

リュウ「あ〜、あったあった。何かあったなぁ」

ガイル「あのコールってメトロシティで俺達が試合した時に連中がしてたコールなんだよ。メトロシティでのコールってああいう感じだったんだよ。だから多分メトロシティの連中が今日見に来たんだろうな」

ヤムチャ「……ツーピー君とかも見に来てくれてるのかなぁ?」

ケン「結構声援でかかったぜ……? じゃあ、団体さんで来てるのか?」

ガイル「まぁ、多分団体さんで来てるんだろなぁ。あの日、俺とヤムチャとコーディとガイで試合して……その時勝ったのがガイなんだよ」

リュウ「あ〜、じゃあガイのファンみたいなものか」

760名無しさん:2016/10/19(水) 22:29:07 ID:/jlpxw5o
ガイル「あの日試合に勝ったガイのファンになって応援に今日来た……そのままガイのファンで止まってくれれば、こっちには関係のない話だけどよぉ……? あの日、ガイとタッグ組んでたのがヤムチャだよ」

ケン「あぁ、そうか。お前あの時はガイとタッグだったよな」

ヤムチャ「はいはい、そうですそうです。俺はガイ君とタッグでした」

ガイル「だから、ひょっとしたらその流れのままヤムチャにもあのコール……俺達の試合の中でも、あのコールが巻き起こるかもしれねぇって事」

リュウ「レッツゴー、ヤムチャ……レッツゴー、ヤムチャ……なるほどなるほど」

ホーク「それが起こった時って、私はどうすればいいんですかね?」

ヤムチャ「あ〜、そうですよね……ホークさんは、どうしましょうか……?」

ガイル「だから俺はそこを注意しろって言ってんだよ。でも、ホークに関しては気にせずやれとしか言えねぇよ」

ヤムチャ「ガイルさん……俺は……? 俺は、俺は……?」

ケン「おめぇはガンガン煽ってもいいんじゃねぇのか? 折角団体さんで来てるんだから、楽しませてやれよ」

ヤムチャ「え〜、う〜ん……う〜ん……え〜、ホークさん、大丈夫っすか?」アセアセ

ホーク「あ〜、う〜ん……」

761名無しさん:2016/10/19(水) 22:36:05 ID:/jlpxw5o
ユン「でもガイルさんも行ったんでしょ? ならガイルさんにもレッツゴー、ガイルってコールが来るんじゃないんですか?」

ガイル「俺はあの日負けたんだよ……負けたのはコーディなんだけど、まぁ負けた方のタッグチームに属してたんだよ……それで試合が終わったらピエロもやったしなぁ……」

ユン「……んで?」

ガイル「ブーイングが来るような事はしてねぇとは思うんだけどなぁ……ただ……」

ユン「……ただ?」

ガイル(あ〜ぁ、こりゃナッシュにも言われるよ、へへ……メトロシティに遠征に行ったのはいいが、声援貰えるような事何もしてねぇよ……何も結果残してねぇ……)

ユン「ただ、なんですよ?」

ガイル「わかんねぇ……俺に関してはどうなるかわかんねぇ……蓋を空けてみるまではわかんねぇんじゃねぇかな……?」

ユン「……ふ〜ん」ムスッ

ガイル「……なんで不満気なんだよ、お前」

ユン「いや、だってこっちに来なかった場合、逆風じゃないですか」

762名無しさん:2016/10/19(水) 22:46:48 ID:/jlpxw5o
ガイル(確かに逆風だよなぁ……逆風だよなぁ……)

ケン「お前は俺だよ。そこまで影響はねぇだろ?」

ユン「いや、チームとして……トータル力としてですよ!」

ガイル(後輩の為に先輩として……今日はジョバーだから程々に……そういう考え方を続けてきたせいで、一番大事な目の前のファンのハートを掴むって事が出来てねぇ……)

ケン「最初のヤムチャの時にちょっと騒いで終わりなんだろ……? そこまでではねぇよ」

ユン「う〜んっ……! う〜んっ……!」イライラ

ガイル(そこがこういう大一番で響いてくるんだなぁ……ちくしょう、何やってんだ俺はっ……!)

763名無しさん:2016/10/19(水) 22:55:11 ID:/jlpxw5o
---


ローズ「うんうん、ガイ君。いい試合だったよ。二度目のデビュー戦おめでとうっ!」パチパチ

春麗「……」ジーッ

ローズ「でもベガ君も……洗礼とは言え、ちょっとやりすぎなんじゃない……? あそこまでしなくても……んっ……?」

春麗「……」

ローズ「……ねぇ、険しい顔してどうしたの? あなた一番ガイ君の事応援してたんじゃないの? どうしたのよ、なんでそんな険しい顔してるの?」

春麗「ガイの話は後よ。緊急事態発生……アタシ達の試合の話をしましょう……」

ローズ「……緊急事態?」

春麗「さくら……来てるわよね……? メトロシティ……来てるわよね……?」

さくら「……来てますねぇ。間違いなく来てます」

764名無しさん:2016/10/19(水) 23:07:07 ID:/jlpxw5o
ローズ「メトロシティって、貴女がこの前遠征に行った……?」

春麗「うん、そこのファンが応援に来てるのよ。ちょっと変わった感じのコールがあったじゃない?」

ローズ「あぁ、あったわね。あったあった」

春麗「アレはメトロシティで聞いたわ。それでガイにあのコールが来たって事は、アタシにも来るはずだわ。アタシもあの日メトロシティで試合をしたからね」

ローズ「うんうん」

春麗「さくらにも来るわ。あの日の試合で勝ったのはアタシだけど、さくらも結果を残したんだから。メトロシティはさくらにも声援を送るわよ」

ローズ「あぁ、そうか。さくらちゃんも行ったもんね。あっ、じゃあっ……この中で行ってないのって……」

春麗「そう、アンタだけなのよ。アンタだけがメトロシティのハートに触れてないのよ」

765名無しさん:2016/10/19(水) 23:13:23 ID:/jlpxw5o
ローズ「ちょっと待ってぇ〜、今日の主役は追加召集メンバーのアタシのハズでしょ〜?」

春麗「だから緊急事態って言ってるのよ。今から試合展開を大幅に変更するなんてのは……」

さくら「無理っす、無理っす。今日は他団体っす」

ローズ「じゃあ、何……? 入場でインパクトをって事……?」

春麗「そうそう。主役のアンタの名前が呼ばれないってのは……ねっ……?」

ローズ「はいは〜い、わかりました。でも二人共メトロシティのハートを掴めたんだ……? アタシはてっきり春麗だけがいい思いしたんじゃないかなって思ってたわ。春麗が自分さえ良ければそれでいい……みたいな考えをしたんじゃないかってね……?」クスクス

春麗「アタシはそこまで我儘じゃないわよっ……! 今だってこうやってアンタの事、気遣ってるでしょ」

さくら「あの日は春麗さんが、軽くヒールを演じてくれたんすよ。それが一番大きいっすよ」クスクス

ローズ「そんな事ないわよ〜、春麗の力なんて1ミリもないわよ〜。さくらちゃんはファンのハートを掴む術を知ってるわよ〜」

春麗「……誤爆攻撃の準備とかしておこうかしら」

766名無しさん:2016/10/19(水) 23:39:18 ID:/jlpxw5o
---


ダルシム「いや〜、無事に終わりました。ガイ君……やりましたね」

本田「せやな。あの九字護身法の指の動き練習しとったわ。ず〜っとアレやっとった」

コーディ(一歩遅れた事……それがハッキリと形に出たのかもしれない……)

ダルシム「さぁ、コーディ君。次は君だぞ……?」

本田「せやでっ!? お前もガイに負けとったらアカンでぇ!?」

コーディ(もし俺がガイより一歩先を行っていれば、あの日のメトロシティでも試合に勝って……キャラチェンジにはメトロシティの人達が後押ししてくれて……今日みたいにこうなってたんだよ……)

ダルシム「ベガ君は次の防衛戦で君を指名する予定だ」

本田「そこでお前が学んできた事全てをババーンと見せたらんかいっ!」

コーディ(俺の時メトロシティの人達は来てくれるのか……? 俺、今日のガイと同じような王者戦出来るのか……?)

767名無しさん:2016/10/19(水) 23:39:53 ID:/jlpxw5o
今日はここまで

768名無しさん:2016/10/20(木) 00:13:24 ID:2/thSIaQ


ガイみたいにメトロシティの面々を上手く利用出来たら良いね
たしかビューティー春麗、プリティーさくら、だったから…セクシーローズあたり?w

769名無しさん:2016/10/20(木) 00:49:59 ID:fF5wOqrQ
九字で孔雀王連想するオッサンはおらんのか?

770名無しさん:2016/10/20(木) 03:33:35 ID:PF12uUMM
乙!
いろんな意味で風雲急を告げるストリートプロレス!

771名無しさん:2016/10/20(木) 04:06:41 ID:Tb6Di/Sk
乙乙
メトロシティご一行様のために警戒体制になってやがる……

772名無しさん:2016/10/20(木) 04:31:25 ID:BWlcbsNc
>>769
上の僧侶のイメージってのが孔雀かとw
てか九字護身法って言うだね。早九字とか九字切りって言うもんだと思ってた。


もしかしてベガ様、ザンギの怪我が首だけにトラウマを払拭するのがテーマだったのかな?
なんか色んな想いの詰まった一戦な気がした。

773名無しさん:2016/10/20(木) 06:18:38 ID:HuQFCsJk
乙っした
コー…おまえにはジェシカがいるだろ
メトロシティでの決意を忘れたらいかん

774名無しさん:2016/10/20(木) 09:43:01 ID:cQWQwYBE
九字は九種の連続打撃ムーブとかでも行けそう

775名無しさん:2016/10/20(木) 21:55:13 ID:nWM0yMzw
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

776名無しさん:2016/10/20(木) 23:26:59 ID:qVlb/dO.
このままガイ優勢、コーディー劣勢みたいな流れのままいけば、コーディーのエゴが爆発、囚人ヒールキャラで原作通りのキャラになるかも?
んで、マイクでどっかの制御不能集団のトップのスターダストな天才みたいな感じでやればブレイク出来るか?
トリポーさんもカーテンコール事件から不遇の時を過ごして今やって感じだし。

777名無しさん:2016/10/21(金) 06:20:01 ID:G7Jp6Zgk
ガイ君この後も格上とやって超必で倒したら「もしかしてベガに決まってたら…」ってなるな
まずはユン辺りか
バイソンさん辺りには印結んでる時に攻撃されて撃沈とかもアリだな
さすがベガ様いい仕事する

778名無しさん:2016/10/21(金) 22:00:55 ID:j6NvtG36
ーーー


実況「さぁ、そしてベガの姿が消えていきましたっ! 勝ち名乗りを受けたベガは満足気にっ……! 実に満足気に退場していきましたっ! これでいいのかっ!? 王者政権というものはこれでいいのかっ!?」

元「……よくはありませんね」


ダン「おいっ、おいっ……! ガイっ……! ガイっ……! しっかりしろっ……! 大丈夫かっ……!?」

ガイ「……」


実況「ベガの姿が消えた事により、先程までブーイングは消え去りましたが……代わりに訪れたのは静寂っ……! 無慈悲な静寂の時間でございますっ!」

元「そうですね、はい。期待出来る場面なんかもあったからね……まぁ、その反動だ」

実況「ガイは大丈夫なのでしょうか。レフェリーが現在必死に声をかけています」

元「え〜、大丈夫だといいんですが」

779名無しさん:2016/10/21(金) 22:08:06 ID:j6NvtG36
ガイ「う、ううっ……」ムクッ

ダン「あっ……! お〜、よかったよかった。動いた動いたっ……! よかったよかった……」


実況「あっ……! いや、動きましたかねっ……!? ガイの身体が今、動きましたかねっ……!?」

元「あ〜、動いた動いた。よかったよかった」

実況「ガイは上体を起こし、そして立ち上がって……あ〜、いやっ……!」


ガイ「……無念」チョコン

ダン「んっ、あっ……? なんだなんだ、どうした……?」


アー ? アーアー ?

実況「おっと、起き上がったガイはそのままリング中央に座すりました。そしてガックリと肩を落としています。この辺りはやはり無念を感じているという所でしょうかね……?」

元「まぁ、僕は頑張ったとは思うけど……そりゃ、当人からすれば無念の一言でしょう」

780名無しさん:2016/10/21(金) 22:14:32 ID:j6NvtG36
実況「まぁ、確かにこの試合に勝利する事が出来れば、ベガの偽りの王者政権は崩壊し、そしてガイの腰にはベルトが巻かれ王者ですっ……! 王者ガイとして新たな時代を築く事が出来たのかもしれませんっ……!」

元「そうです」

実況「そしてその瞬間には、きっと大歓声に包まれる事となっていいたでしょうっ!」

元「……そうでしょうねぇ」

実況「しかし、これが現実っ……! これが現実ですっ……! ベルトは偽りの王者の腰へと巻かれたままっ……! そして静寂に包まれた場内っ……!」

元「……はい」

実況「勝利こそが栄光であり……勝利する事によって新たな時代の扉は開かれるっ……! 敗者には何も残りませんっ……! ご覧のありさまですっ……!」

元「でもまぁ、こういった悔しさがこれからの成長と言いますか……そうい所に繋がってくるんじゃないのかなっ?」

781名無しさん:2016/10/21(金) 22:18:54 ID:j6NvtG36
ジェイク「……あ〜、ちくしょう」

エルガド「俺達のガイはヒーローになれなかったっ……! くぅぅ〜っ!」

エディ「なぁ〜に言ってんだよ。チャンピオン相手によくやったじゃねぇか? 後一歩だったじゃねぇか……? なぁ、後一歩だったよなぁ……?」

ツーピー「あ〜、そうっすよねぇ……だから最後のアレが決まってりゃ、わかんなかったかもしれないっすよね……?」

エディ「俺は健闘したと思うぞ……? アイツは大健闘だったよっ! なぁ〜んか、落ち込んでるみたいだぞ……? お前ら、こういう時こそ何かやるべきなんじゃねぇの……?」

アクセル「そうだなそうだな。こういう時こそ……だよなっ!? 俺達のガイは健闘したじゃないかっ!? チャンピオン相手によくやったじゃないかっ!?」

ダグ「よしよし、いこういこう……せぇ〜のっ!」

782名無しさん:2016/10/21(金) 22:25:54 ID:j6NvtG36
ナイスファイト、ガーイ (パン、パン、パパパン)ナイスファイト、ガーイ(パン、パン、パパパン)

実況「さぁ、座するガイは今何を思うのか……あっ、しかしお待ち下さい……? ここで何やら場内から声がきましたねぇ……?」

元「んっ……? あっ……」


ナイスファイト、ガーイ (パン、パン、パパパン)ナイスファイト、ガーイ(パン、パン、パパパン)

ガイ(……ははは、またメトロシティか)チラッ


ナイスファイト、ガーイ (パン、パン、パパパン) ナイスファイト、ガーイ (パン、パン、パパパン)

実況「あ〜、どうやら彼らはナイスファイトと……こうリング上で無念を感じているガイに向けて、声をかけているようですね?」

元「そうですね、うん。でも……うん、ナイスファイトだったよ」

783名無しさん:2016/10/21(金) 22:31:44 ID:j6NvtG36
ナイスファイト、ガーイ (パン、パン、パパパン) ナイスファイト、ガーイ(パン、パン、パパパン)

天津飯「……おっと、今度はナイスファイトか」キョロキョロ

ランチ「あ〜、そうですね。あちらの方も、もう少しの所でしたもんね……?」

天津飯「俺には結構、力の差があったように見えたがな……」

ランチ「え〜っ、そうですか……? 後一歩だったじゃないですか……?」

天津飯「後一歩……後一歩……う〜ん……餃子、お前はどう思う……?」

餃子「……天さんと同じ」

ナイスファイト、ガーイ (パン、パン、パパパン) ナイスファイト、ガーイ (パン、パン、パパパン)

ランチ「このナイスファイトというのは、私達もした方がいいんでしょうか……? ほら、周りの皆さんはしてます」キョロキョロ

天津飯「まぁ、これは別に構わないんじゃないか? ふぁっきゅーはあまりよくないがな」

784名無しさん:2016/10/21(金) 22:41:14 ID:j6NvtG36
パチパチ……パチパチ……

実況「あ〜っと、そして手拍子はやがて拍手へと変わり……あ〜っと、そして場内に広がっていきますっ! 今、リング上に残されたガイに向かって、場内が拍手を送っています」

元「うん……うん、うん……」

実況「私、先程、敗者には何も残らないっ……! それは間違いでしたっ! 今、ここで訂正しましょうっ!」


ダン(あそこの客はなんなんだろなぁ〜? ノリがわかってる悪い奴らじゃねぇんだよ。でも、なんだろなぁ、アレ……)

ガイ(ふう、よかった。メトロシティだけじゃなくて……会場全体からの拍手が貰えてよかった……)


パチパチ、パチパチ

実況「ガイは立ち向かっていったっ……! 可能性を信じてっ……! どんなに小さな可能性であろうども、可能性は零ではないっ……! 零ではないと勝利の望みを捨てずに本日の試合に立ち向かっていったのですっ……!」

元「その通りです」

実況「結果は無念なものではありましたがっ……! この場内の反応っ……! ここにいる多くのファンはその立ち向かっていく様っ……! 立ち向かっていく様は目にしたはずだっ……!」

785名無しさん:2016/10/21(金) 22:47:42 ID:j6NvtG36
パチパチ、パチパチ

ガイ「……感謝するでござる」ペコッ


実況「無慈悲な無惨な敗北ではございませんっ! この温かい拍手っ……! 新たな次世代の可能性に期待するような場内の拍手っ……! ガイにはこれが残りましたっ!」

元「そうですね、はい」

実況「おぉ〜っと、おっとここでガイは立ち上がってそんな場内に向けて礼を始めましたかね?」


ガーイ、オシカッタゾー

ガイ「……はい」ペコッ


実況「あっと、場内からは惜しかったという事が聞こえましたかね? ガイはリング四方に向けて礼を続けます」

元「うんうん、惜しかった惜しかった」

786名無しさん:2016/10/21(金) 22:53:37 ID:j6NvtG36
ガーイ、ヨカッタゾー

ガイ「……はい」ペコッ


実況「よかったと言う声が聞こえますっ……! 場内からはよかったと言う声が聞こえますっ!」

元「でも、本当そうだよ。だってこれ以前の王者戦……サガット君やバルログ戦との試合なんかは、とてもじゃないけど『試合』と呼べるものではなかったじゃん?」

実況「はいはいはい、その通りですねぇ!?」

元「でも今日の試合はさぁ……? まぁ、結果はアレだったけど……試合だったよっ! 今までの誰も得しないような試合未満のものじゃなかったよ。試合を見に来てくれた人達の為に……今日は試合と呼べるものを見せる事が出来たんだよっ!」

実況「その通りです。全くもってその通りでございますよ、元さんっ!」

元「この辺はもうガイ君の頑張りなんじゃないかなぁ!?」

787名無しさん:2016/10/21(金) 23:00:04 ID:j6NvtG36
モーーーイッカイ、チョーーセンシローー !!

ガイ「んっ……? フフフフ……はい……」ペコッ


モーーイッカイダーー ! モーーイッカイーーー!

実況「おぉ〜っと、会場からは野太い声が聞こえてくるっ!」

元「ははは、やけに声が通る人がいるじゃない?」

実況「もう一回挑戦しろっ……! もう一回挑戦状との声が響きますっ!」


クスクス……クスクス……

ダン「試合に負けたからって別にペナルティがあるわけじゃねぇ。10回でも、100回でも、1000回でも挑戦する事は可能性だ……こういう声がある限りはな……?」

ガイ「初めての挑戦は見るも無惨な敗戦……くそっ! でも、ここからなんだっ!」ニカッ


クスクス……クスクス……

元「でもね……? 僕はここで終わりではないと思う。もう一度挑戦する所は僕も見たいよ」

実況「さぁ、四方に一礼をしていったガイが顔を上げ……あっと、どうだっ!? これはガイにも少し表情が戻ってきたのではないでしょうかっ!?」

788名無しさん:2016/10/21(金) 23:07:10 ID:j6NvtG36
ダン「本日の第三試合、ガイ選手対ベガ選手の試合勝者はベガ選手ではありますが……惜しくも破れてしまったっ……! 健闘を見せてくれたガイ選手に、皆様もう一度熱い拍手をお送り下さいっ……!」

ガイ「再び精進して、この舞台に戻ってくるでござるっ……! その時は必ずっ……!」


パチパチ、パチパチ

実況「さぁ、レフェリーが再び大きく叫んだっ! ガイもまた深い一礼をしたっ! あ〜っと、そしてガイが退場していきますっ! 退場していきますっ!」

元「まだまだ皆、君の事を応援しているよ」

実況「そうですっ! 拍手に包まれながらガイは退場していきますっ! あっと、声も聞こえるっ! おっと、退場していくガイに付近のファンも何やら言っていますっ!」

元「うん」

実況「退場口でガイは振り返りまた一礼っ……! あっと、そして退場していきましたっ! 」

789名無しさん:2016/10/21(金) 23:13:33 ID:j6NvtG36
実況「……さぁ、元さん。終わってしまいましたねぇ?」

元「そうだねぇ、うん」

実況「まぁ、ベガの王者政権は崩壊する事なく継続……そこは残念な結果となってしまいましたがねぇ。まぁまぁ、その辺りも含めて少し試合を振り返ってみましょうか?」

元「う〜ん、そうだね。でもヨイショするわけじゃないんだけど……やっぱり、ガイ君は予想以上に健闘してたと僕は思う。うんうん」

実況「そうですねぇ!? ガイもこの大一番に向けての秘策みたいな物を持って来て……あのロープを……」

元「あ〜あ〜あ〜、ソコは……いいじゃん……? ソコはもういいじゃん?」

実況「……おっと?」

元「まぁ、その辺に関しては試合中僕達も結構盛り上がってたしさ……? あんまり同じ話を繰り返すのもよくないと思うから、ちょっと違った着眼点から話してみようか?」

実況「……おっと、それは元さん特有の鋭い着眼点という所ですね?」

790名無しさん:2016/10/21(金) 23:19:54 ID:j6NvtG36
元「そこまで鋭いワケでもないんだけどね。でもまぁ、今回の試合って……ベガ君の立場からしたら凄く楽な試合だと思うんだ」

実況「ほうほう」

元「それで実際……それって表情に出てたの。試合が始まる前……だから入場が終わった直後ぐらいかな〜? そのベガ君の表情って、凄く余裕が感じられてたんだよ」

実況「はいはいはいっ!」

元「それで、実際試合が始まってもベガ君はそんな感じだったよ。やっぱり、余裕を持って試合に望んでたと言いますかね……?」

実況「こうなんでしょうかね……? 格の差を見せつける……とでも言えばいいでしょうか?」

元「そうかもね。そんな感じかもしれないね。でもね……試合が進むにつれて、そのベガ君の余裕とでも言えばいいかなぁ……? いつの間にか消えてた」

実況「……おぉ〜っと」

791名無しさん:2016/10/21(金) 23:24:48 ID:j6NvtG36
元「結構、最後の方はガーンガンいってたじゃない?」

実況「あ〜、確かにっ……! そう言われてみれば、そういう感じもしまねぇ……!?」

元「僕はこういった部分が出ないまま敗戦する結果というものも、実は想像してたんだ。一方的になぶられる……なぶり殺しにされるような展開すら、実は想像してた」

実況「……暗殺拳かの如くですねぇ!?」

元「暗殺拳は関係ねぇってのっ……! でも実際、試合展開はそうならなかった。だからこの辺りが僕は予想以上に善戦してるなと思ったワケなんだよ」

実況「はいはい」

元「王者のベガ君は楽に防衛数を増やしていきたいワケなんでしょ……? でも今日の彼のファイト……それは望んでいた楽なファイトであるかって事だよ」

792名無しさん:2016/10/21(金) 23:30:53 ID:j6NvtG36
実況「あ〜、確かに確かにっ……! その辺りを考えてみるとベガの思惑通りに事は進んでいなかったのでしょうか!?」

元「まぁまぁまぁ、結論から言えば、ベルトは防衛したし思惑通りって言えば思惑通りなんだけどね?」

実況「……あ〜、確かに!」

元「だから、まぁガイ君の秘策……みたいな事に驚かされた部分もあったけど、僕はベガ君だね……ベガ君の焦り……う〜ん、焦りなのかなぁ〜?」

実況「はいはいはいっ!」

元「そういう事を思ったからこそ、僕は予想以上に善戦しているなぁと思ったワケだよ。ただ、その結果ベガ君が首にえげつない攻撃をねぇ……」

実況「だから、その辺りも……勝因・敗因に関わってくるのではないでしょうか……? その〜、首にあれだけのダメージを蓄積されると……」

元「あ〜、確かに確かに……それも一つの要因だね。だからあの辺がまた別の形だったらもう一歩ぐらいね……う〜ん……」

793名無しさん:2016/10/21(金) 23:31:56 ID:j6NvtG36
今日はここまで

794名無しさん:2016/10/21(金) 23:40:02 ID:pBV8Q7Og
乙乙
ベガ様体力作ると言っておいてその前に倒れんとええけど……

795名無しさん:2016/10/21(金) 23:57:33 ID:QJpbjk/A


格の違いを見せつつ、期待出来るキャラを披露できたってことかな
何だ、大成功じゃないか…凄いな、ガイ

796名無しさん:2016/10/22(土) 00:31:52 ID:Se4Z/f1o
乙!
やったよガイ!元さんべた褒めだ

797名無しさん:2016/10/22(土) 05:26:11 ID:SXmMtJ5E
試合が長い長すぎるここまで飛ばした来たけどやっとかよ……

798名無しさん:2016/10/22(土) 05:37:25 ID:6fV6UCGY
固定ファンもついて大躍進と言ったところだが、コーディには大きなプレッシャーだな
次週のコーディの王者戦に同じようなファンがいてくれるかどうか

799名無しさん:2016/10/22(土) 05:57:48 ID:Ant6gf0I
乙っした
そんなガイ君に必殺技
右手と左手を組み、発生した衝撃波をぶち当てて動きを封じ、その状態で突っ込み相手の急所をぶち抜き…「光になれぇ!」と高らかに叫びます
簡単ですね

800名無しさん:2016/10/22(土) 06:02:01 ID:9YQkaZM.
ハードルが上がっちゃうねぇ、コーディ
ガイはキャラは変則でもストーリーは王道。
でもコーディは同じことするだけじゃインパクト残せないから多少とも捻らないといかんし。
がんばれコーディ

801名無しさん:2016/10/22(土) 22:00:41 ID:o2PYgibQ
エディ「ゲヘヘヘ。まぁ、ああやってチャンピオン目指して切磋琢磨するっつうのは、いいもんだなっ!? おめぇらも男だったら、夢をこ〜うビッグに持ってなぁ……若いウチだけなんだぞっ!? そういう風に考えれるのはよぉ!?」

ツーピー「……ヘイヘイ」

エディ「夢にときめけ……明日にきらめけ……なんつってなっ!? おいおい、今俺いい台詞言ったんじゃねぇの……!? なぁ、いい台詞だよなぁ!?」

ツーピー「まぁ、いい台詞ではありますが……俺その台詞、漫画で見た事ありますよ? え〜っと、野球のヤツでした」

エディ「なんだよなんだよ。知ってんのかよ、この野郎……まぁいいや。それで試合は誰だったっけ……?」

ツーピー「次は春麗さんとさくらさんの試合じゃないっすか」

エディ「お〜、そうかそうかそうか……じゃあ、次もアレか? 俺達メトロシティのヒーロー達ってワケだな」

ツーピー「まぁ、女の人だからヒーローじゃなくて、ヒロインって感じっすかね?」

802名無しさん:2016/10/22(土) 22:07:48 ID:o2PYgibQ
アクセル「俺と春麗さんは知らない仲じゃないからなっ! まぁ、言わば友達以上恋人未満って所だなっ! まぁ、ここは一つ親衛隊長として張り切って応援していこうかなっ!」

ジェイク「ちょっと待て、ケンシロウっ……! お前、それどういう事だっ……!?」

エルガド「友達以上恋人未満だとっ……!? おいおいおい、それってどういう事だっ……!? どういう事だっ……!?」

アクセル「ハハハ、そいつは詳しく教えられねぇな。ただ、一つだけ言えるのは……春麗さんは俺の想いを全てたいらげてくれたって所かな……? フッ、いい女だったぜ……」

ジェイク「な、な、な、なんだとっ……!?」

エルガド「想いを全てたいらげただと……!?」ワナワナ

ダグ「あのね、違うよ……? こいつの出店の所でラーメン食っていっただけだよ。こいつ滅茶苦茶誇張して言ってるよ?」

アクセル「……なぁ、ダグ。そういう事言うのはやめないかな? そういう風に現実に引き戻すのって、俺良くない事だと思う」

ジェイク「なんだよ、ビビらせんなよ。なぁ〜にが親衛隊長だ。ラーメン食っていっただけなのかよ」

エルガド「店員と客の関係は友達以上恋人未満の関係なのか……? 違ぇよ、バーカっ! 友達未満だよ、友達未満っ……! バーカっ!」

803名無しさん:2016/10/22(土) 22:18:29 ID:o2PYgibQ
アクセル「そこはわかんないって言ってるだろがっ……! 案外覚えててくれるかもしんないぞ……? あの時の美味しいラーメン屋のクールで格好いい店員さん……みたいな感じでさ!?」

ジェイク「ないない、バーカ。ないよないよ、バーカバーカ」

アクセル「試合中、こ〜う目が合ったりなんかしちゃってね……? まぁ、あの時の店員来てくれたの!? な〜んて、思うんだな。だからね、俺はとにかく大きな声を出して春麗さんに気づいてもらおうかな〜って思ってるんだよ」

エルガド「俺達はダルシムさんとスパーリングをさせてもらったんだよ。って事は、ダグだけか……? そういうのがないのって」

ダグ「いいや、そんな事ねぇよ。俺の所は春麗さんは来なかったけど、さくらさんは来たよ」

エルガド「えっ、えっ……? マジでマジで……? さくらさん、いいじゃんっ!? さくらさんいいじゃんっ!」

ダグ「でも一枚型抜きで遊んでいっただけだから、覚えてないよ。絶対俺の事なんて覚えてないよ。だって、ず〜っと型抜きしてたんだぜ……? 下向いてさ」

エルガド「あ〜、そうか〜。型抜きだもんな」

804名無しさん:2016/10/22(土) 22:31:53 ID:o2PYgibQ
ダグ「でも、さくらさんは可能性薄いけど、ヤムチャさんっ……! ヤムチャさんは可能性はあるんだよ」

エルガド「えっ、何々……? 可能性って何……?」

ダグ「ヤムチャさんは、まぁちょっと喋ったよ。ちょっとだけ喋る事が出来たから、ひょっとしたらまだ記憶に残ってるかもしれないっ! だから、覚えててくれたら嬉しいな〜って感じだな!」

エルガド「でもつい先日の話だろ……!? それはまだ、覚えてるんじゃねぇのっ!?」

ダグ「だから、型抜きだからね? やってる方はず〜っと下向いてるから。俺も頭頂部しか見てないような感じだったしさぁ……?」

エルガド「あ〜、そうかそうか……覚えててくれたら、そういうのって嬉しいよなぁ〜?」


エディ「フッフッフッフ、クズ共が自分の事を覚えて貰えているかもだなんて淡い期待を持ちよって……実に浅ましいのう、ツーピー……?」

ツーピー「全くもってその通りっすね!」

805名無しさん:2016/10/22(土) 22:43:37 ID:o2PYgibQ
ダグ「……ん、なんだ?」

エディ「はっきり言ってやろうっ……! アクセル、ダグっ……! いくら、自分の出店で飯を食った、遊んだのしてくれても、所詮お前らはただの店員だっ! お前らの事など、春麗さんもさくらさんもヤムチャさんも覚えててくれないわ、馬鹿者めっ!」

アクセル「それはわかんないじゃないですか!? 案外覚えてくれてる可能性だって……」

エディ「じゃあ、お前出てくるのか……? 数週間前に飯食った店の店員の顔っ……! 鮮明に出てくるのか? 出てこないだろ、そんなもん」

アクセル「それは、う〜ん……それは……」

エディ「お前らの事など記憶の片隅にも覚えていないわ、馬鹿者め。彼らが覚えているのはただ二人……それは、あの日警備員であったこのエディ様とっ……!」ビシッ

ツーピー「あの日、案内役であった……このツーピーっすっ!」ビシッ

806名無しさん:2016/10/22(土) 22:49:44 ID:o2PYgibQ
ダグ「いや、待って下さいよ。まぁ、ツーピーはわかりますよ。ツーピーは案内役でず〜っと付きっきりでしたからね。そりゃ流石に覚えてもらえてますよ。そこは否定しませんよ」

ツーピー「俺、控え室でおしゃべりとかしたからねっ!」

ダグ「でも、エディさんは別に……警備員でしょ……? リングと控え室ずっと見張ってただけじゃないですか。だったら俺達と似たようなみんでしょう。エディさんも殆ど店員みたいなもんですよ」

エディ「……俺、たこ焼き買ってもらっちゃったもんね〜」

ダグ「……えっ?」

エディ「だからお前の言ってる、さくらさんとヤムチャさんだな!? あの二人はお前の場合、ちょっと遊んで帰っていっただけだろ……? だけど俺の場合は違うんだよ。たこ焼きの差し入れくれたんだよ」

ダグ「えっ、マジっすか……?」

エディ「警備、御苦労様で〜す。お疲れ様で〜す。なんて言って、たこ焼き奢ってくれたんだよ。お前ら、自分が飯奢った相手だとか、ゼニー貸した相手の顔っつうのは絶対に忘れねぇだろっ!?」

アクセル「……あぁ、確かにそれは忘れないな」

ジェイク「……確かに。うん、確かに」

エディ「つまり、あの二人は例え警備員であろうども……この俺様の事を完全に覚えてるってワケだっ! ゲヘヘヘ!」

807名無しさん:2016/10/22(土) 22:55:46 ID:o2PYgibQ
エディ「だから、そういう助平な事を考えても、無駄っつう事だなっ! 綺麗なお姉さん達が出てくるからって、必要以上にはしゃぐのは格好悪いぞぉ〜?」

ダグ「別に俺は純粋に応援したいだけで、そういう事は考えてないっすけどね。ケンシロウはどうだかわかりませんけど」

アクセル「嗚呼、嗚呼……そうか……俺はチップを求めればよかったんだ……チップを求めれば、春麗さんは俺の事を忘れなかった……それに、懐も温かくなり一石二鳥っ……!」

エルガド「……それは悪い感じで印象を残す事にもなるんじゃないのかなぁ?」

エディ「おいおい、アクセル、アクセル……そんな調子で春麗さんとさくらさんの応援出来んのか〜?」ニヤニヤ

ツーピー「それとローズさんって人もいますからね。ローズさんって人の応援もしないと」

エディ「えっ、ちょっと待て……ローズって何だ……? ローズって」

ツーピー「だから、次の試合は春麗さん・ローズさん・さくらさん対レインボーミカさん・まことさん・ミスXさんの試合でしょ?」

エディ「うあっ……!? なんだなんだ、そんなにいっぱい出てくるのか……? えっ何、ミスX……? 何だ、ソレ。そいつ変な名前してやがんなぁ……?」

ツーピー「ミスXは名前じゃないですよ! だから鰯ヶ浜女子初
プロレスの……」

エディ「そこは知ってる、そこは知ってる。鰯ヶ浜女子プロレスと対決なんだ」

808名無しさん:2016/10/22(土) 23:07:15 ID:o2PYgibQ
ダン「さぁ、続いて第四試合っ……! 第四試合は女子選手による3対3の6人タッグマッチでございますっ!」


オー ! オーオー !

実況「さぁ、いよいよ第四試合が行われようとしていますっ! 引き続き実況は私、そして解説は……」

元「元です。よろしくお願いします」

実況「この二人でお送りしていきたいと思います。さて、元さん……?」

元「はい」

実況「早速なんですが……この試合、注目するべきポイントは、この対戦カードに書かれている……しかし、書かれていないこの存在……」

元「ミスXの存在ですね」

実況「そうです。鰯ヶ浜女子プロレスが連れてきたまた新たなる刺客……ミスXの存在っ……! ここがやはり今から気になって仕方がありません」

809名無しさん:2016/10/22(土) 23:12:45 ID:o2PYgibQ
今日は短いけどここまでです

試合が長いってのは本当ゴメンね。試合が長いって言うより、雑談書こうとしても直ぐに試合の方に引き戻っちゃうって感じなんだよ
その結果、配分として試合が凄く長くなってる

だから今日の分も、この場面で雑談と言うかバカが出来るの彼らしかいなかったんだ
この場面で他の人達って、さっきの試合の事の感想か自分の試合の事考えてるんだ。このタイミングで彼ら以外にバカ言ってる人見つからなかった

試合の以外の事も頑張って書いていかないとね
そしてこう言ってる癖に、また試合が始まりそうです。本当、ごめんなさい

810名無しさん:2016/10/22(土) 23:38:09 ID:HbgiY2C2
今回は、ベガの攻めは少し描写抑えてもよかったかもね。でも、別にコメするほど長いとか思わなかったけどね。

実際のプロレスみたいに、一つの団体全体のストーリーになってきてるので、ほんとのプロレス見てるみたいに楽しく見てますよ。

811名無しさん:2016/10/23(日) 00:27:03 ID:hd/H3rI.
1乙!

別に試合が長いなんて俺は思わないけどなぁ
1の書きたいように書けばいいと思う
むしろ1の丁寧な試合への表現は読みやすくて好きだぜ

812名無しさん:2016/10/23(日) 00:30:51 ID:ohR/CGzQ
乙乙
試合は確かに長くなってますが、楽しめてるので平気ですぜー
せっかくきたDB組が中々喋らないのは確かにちと寂しいですけどね(まあキャラ的にしゃーないですが

813名無しさん:2016/10/23(日) 00:33:25 ID:tud4o6aU


個人的には試合も好きなので、どんどん書いて欲しい
恐らくカットされるバイソンナッシュ戦も見たいくらい
ハードコアデスマッチ…は、日が悪い(スポンサーあり)から厳しいか…でも見たいw

814名無しさん:2016/10/23(日) 00:40:03 ID:1PJzfw.I
乙!
メトロシティの連中になんか親近感がわく

815名無しさん:2016/10/23(日) 04:26:36 ID:5RdTk69I
一試合のみで1スレ使うとかそれでけはチャレンジしないでね

816名無しさん:2016/10/23(日) 04:51:25 ID:0lb89pgg
>>815
おい、日本、いや世界含めて大人気のワンピースの悪口を言うのは止めろ。

817名無しさん:2016/10/23(日) 05:10:29 ID:v4XMoJUw
乙っした
選手側の雑談は試合のネタバレになりかねんから後回しになるのは仕方ないな
だからって試合削って雑談されても逆にこまる
試合あっての雑談なわけだし

818名無しさん:2016/10/23(日) 05:24:07 ID:9TZ/tvOM
ストーリーあってのssだと思うから、試合ばっかで冗長になっていくと退屈に感じる
メインの試合をガッチリと書いて、残りの試合はダイジェストとかだった初期の方が個人的には好きだな

819名無しさん:2016/10/23(日) 07:37:47 ID:JoRJnqQk
確か本編と日常?でスレ分けるようになったんよな?
飛ばすなら新スレチェックのが楽やない?

820名無しさん:2016/10/23(日) 08:42:36 ID:YmPlLBH6
おつおつー

メトロシティの人達良いキャラしてるわww
どっかで天津飯たちと絡んでくれねーかなぁw

試合に関してはおれは特に長いとは思わなかったな
ベガさんやガイの心の声書いてくれて良かったっす

821名無しさん:2016/10/23(日) 20:45:00 ID:5RdTk69I
>>819
結局あのときだけでss分けられてない。
最初の頃のヤムチャ関連の試合だけであとはダイジェストで結果だけのほうがよかったテンポもよくて

822名無しさん:2016/10/23(日) 21:14:15 ID:FfzybY.g
試合の合間の会話は本編じゃないか

8231:2016/10/23(日) 21:54:41 ID:1ofEqFjs
多分このままなら試合する事になると思うので
ちょっと今日は更新お休みして雑談スレの方に色々書きたいかなと思います

この流れの中なに食わぬ顔をして試合書き始めるってのも、寂しいもんがあるからね

824名無しさん:2016/10/24(月) 22:00:49 ID:oRM3DCfI
ダン「先ずはストリートプロレスからっ……! 春麗選手、ローズ選手、さくら選手の入場ですっ!」


オー ! オーオー !

実況「しかし、相手が誰だろうと問題はなぁいっ! 先ずはストリートプロレス側からの美しさと強さを兼ね備えた女戦士達の名がコールされたっ!」


春麗「さぁ、いくわよっ!」

ローズ「任せておきなさいっ!」

さくら「……よしっ!」


オー ! オーオー !

実況「本日のこの一戦っ……! ストリートプロレス側からはローズっ……! さくらっ……! 更には女子王者春麗っ……! この三人が試合に望みますっ!」

元「はい」

825名無しさん:2016/10/24(月) 22:05:59 ID:oRM3DCfI
チュンリー ! チュンリー ! サクラー ! チュンリー !

ローズ(あらあら、本当に春麗の声が多いわね。こういうのは本気でムカつくわ)


実況「鰯ヶ浜女子プロレスとのこの一戦に、我らが女子王者の春麗自らが出陣ですっ!」

元「まぁこっちの王者らしい、いいファイトを期待したいもんだね!」


ローズ「さぁさぁ、今回は正当な試合として、鰯ヶ浜女子プロレスとやらせてもらうわよっ! 二度目の敗北を教えてあげるわ!」ササッ

さくら(女は三歩下がって男を立てる……なぁ〜んつってね。この人も女っすけど)スッ


実況「春麗だけではありませんっ……! さぁ、先陣を切って歩くのはローズっ! ローズを先頭として、その背後に並んでの春麗とさくらっ! 今、リングに向かっています!」

元「そうです。春麗選手だけじゃありませんよ。おっと、ローズ君は気合いが入ってるねぇ?」

826名無しさん:2016/10/24(月) 22:10:38 ID:oRM3DCfI
実況「まぁ、それもそうでしょうっ! なんと言ってもこのローズっ! つい先日、鰯ヶ浜女子プロレスの王者であるレインボー・ミカから特別試合で勝利をもぎ取っているんですからっ!」

元「かりん君とのタッグの時ですね。アレでね……やっぱり僕はこのストリートプロレスに立ち込まっていた暗雲がパーっと晴れたような気がするね」

実況「あのレインボー・ミカから勝利をもぎ取ると言う事は、それだけ意味のあった事なのでしょうかっ!?」

元「そりゃそうですよ。だって、向こうのナンバーワン……大将なんですから。そこから勝利をもぎ取るという事が、どれだけ価値のある事か。これはストリートプロレスにとって勢いがつく事ですよ」

実況「はいはい、なるほどなるほどっ!」

元「このね、大将から勝利をもぎ取った事実というのが大きい……だって、大将なんだよ? ナンバーワンなんだよ?」

827名無しさん:2016/10/24(月) 22:16:49 ID:oRM3DCfI
ローズ「ミスX……どんな馬の骨が来ようと問題ないわ。レインボー・ミカと同じようにお姉さんが可愛がってあげる!」ササッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、先陣を切って歩いていたローズっ……! 今エプロンサイドへと昇り、リングインですっ! 先ずはローズがリングインっ!」

元「今日、ミスXって選手がここにやってくるんだけれども……それって、よくよく考えたらレインボー・ミカ君より格上の選手がやってくるって事って絶対ないんだよ。だってレインボー・ミカ君は向こうの団体のナンバーワンで、それ以上の存在はいないからね……?」

実況「あ〜、確かにっ……! なるほどなるほどっ……!」


ローズ「今日の主役は春麗でもないわ。レインボー・ミカでも、得体の知れないミスXでもないのっ……!」ズガズガ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、真っ先にリングへと上がっていったローズは、おっと今度はそのままコーナーポストの方へと向かっていきますかね?」

元「だから様子を見るにあたって、ローズ君はその辺をよくわかってるんじゃないかな……? うん、やっぱり自信に満ち溢れてるよ」

828名無しさん:2016/10/24(月) 22:24:09 ID:oRM3DCfI
ビューティ、チュンリー (パン、パン、パパパン)ビューティ、チュンリー (パン、パン、パパパン)

春麗(あっ、聞こえた聞こえた……言ってる言ってる……え〜っと、声の出所は何処かしら……?)チラッ

ローズ「春麗じゃないわよ〜! 主役はローズよ〜っ!」ググッ


オー ! オーオー !

実況「そしてローズはセカンドロープに足をかけコーナーへと昇り、おぉ〜っと、両腕を大きく広げ胸をつきだしていくっ! 豊満なバストが強調されるっ! THE・セェェクシィィ!」

元「早速、君の悪い癖が出てるよ。こ〜んな大一番の時にそういう事を言うのはやめておきなさい」


ビューティ、チュンリー (パン、パン、パパパン) ビューティ、チュンリー (パン、パンパパパン)

春麗(え〜っと、声の出所はあっちかしら……?)チラッ

さくら(……あっちの方にいるんすかね?)チラッ


実況「失礼しましたァ! さぁ、そして遅れて春麗とさくら今リングインっ! さぁさぁ、これでストリートプロレスの美しき女選手達がリングに出揃いましたっ!」

829名無しさん:2016/10/24(月) 22:29:55 ID:oRM3DCfI
ローズ(もう、まだ続けるの……? メトロシティってしつこいわね〜。春麗なんて、おばさんよ……? おばさんなんだからね)ズガズガ


ワー、ワーワー

実況「おっと、ここでローズがコーナーポストから降りますっ! おぉ〜っと、いやっ……! 今度はローズっ! 別方向のコーナーポストへと近づいていくっ! そして、セカンドロープに足をかけ昇っていきますっ!」


ローズ(声はこっちの方から聞こえるわね……!? じゃあ、そっちに向かって……ほら、アタシの名前を呼びなさいっ!)ググッ


オー ! オーオー !

実況「コーナーポストに昇ったローズは再び場内に向けて両腕を大きく広げ、胸を突き出していくっ! 再び、THE・セェェクシィィっ!」

元「……やめなさいっての」

830名無しさん:2016/10/24(月) 22:34:26 ID:oRM3DCfI
プリティ、サクラ (パン、パン、パパパン) プリティ、サクラ (パン、パン、パパパン)

ローズ(ちょっと待ちないよ、冗談じゃないわよっ……! なぁ〜んで、さくらちゃんの名前呼ぶのよっ!? アタシでしょ、ア・タ・シっ!)

さくら(いや〜、ははは……ここまで来ると申し訳ないっす……ただ、言ってるのは、あの一角だけだし……う〜ん……)

春麗(何処よ、何処何処……え〜……いたっ……! いた、アソコねっ……! ツーピー、発見っ……!)

ローズ(言っておくけどねぇ……!? うちの団体で一番美人でセクシーなのはアタシなのよっ……! ア・タ・シっ!)ササッ


実況「さぁ、ローズもコーナーポストから降りたっ! いやっ、今度はローズっ……! そのままリング中央に向かっていくっ!」

元「おっと」


春麗(ツーピー、あんた違うでしょっ! ローズに注目しなさい、ローズにっ……! これだけ動き回ってるんだから、わかるでしょ、もうっ!)クイクイ

831名無しさん:2016/10/24(月) 22:42:21 ID:oRM3DCfI
ジェイク「プリティ、さくらっ!」

エルガド「イエーイっ!」パン、パン、パパパン

ジェイク「プリティ、さくらっ!」

エルガド「よぉぉいしょ〜っ!」パン、パン、パパパン

アクセル「おい、おいっ……! 春麗さんがこっち見てるぞっ……!? 俺達に気づいたんじゃねぇのっ!?」

ダグ「お〜、本当だ本当だ。見てる見てる……んっ、でも指で何かしてるな……?」

エディ「……あのさっきから動き回ってる姉ちゃんの事、指差してるみたいだな? あっちを見ろってか?」

ツーピー「そうっすね。あっ、何だ何だ何だっ……!? おっ、おっ、おっ……!?」

ジェイク「おっ、何だぁ……!? アレ……アレ、見てみろよっ!?」

エルガド「お〜、お〜、何だ何だっ!?」

832名無しさん:2016/10/24(月) 22:48:31 ID:oRM3DCfI
ローズ「はっ……! はっ……! んん〜っ……! たっ、はっ……!」クイクイ

さくら(……よし、自分もダメ押しだっ!)


オー !? オーオー !?

実況「おぉ〜っと、そしてそしてここでローズがリング中央で……妖艶にっ……! 妖艶に舞い始めましたっ!」

元「お〜 、乗ってるねぇ。非常に乗ってます」


春麗「アタシばかり見てるんじゃないわよ。ほらほら、やってるわよ……やってるわよ……!」クイクイ

さくら「今日はレインボー・ミカを打ち破ったローズさんの勢いに乗っていきますよ〜っ! こっちの新対抗戦メンバーは見ての通り、乗りに乗ってますっ!」パンパン


オー ! ローズ ! イケー ! ガンバレヨー !

実況「リング中央で舞うローズっ……! さぁ、そしてさくらも大きく手を打ち鳴らすっ……! 春麗は……おっと、見ているっ……! リング中央で舞うローズを何処か嬉しそうな表情で見ているっ!」

元「まぁ、春麗君にとっても頼もしい存在なんでしょう。こういう仲間が存在するって事は、自分自身も勢いづいてくるからね」

833名無しさん:2016/10/24(月) 22:54:34 ID:oRM3DCfI
セクシー、ローズ (パン、パン、パパパン) セクシー、ローズ (パン、パン、パパパン)

ローズ(も〜う、ようやく来たわ……これ以上はないわよ、も〜う……)ピタッ


ローズ、ローズ、ローズ、ローズ

実況「さぁ、そしてローズが動きを止めたぁ! さぁ、会場からはローズの名が呼ばれていますねぇ!?」

元「まぁ、でもこれを見て、こちら側……ストリートプロレス側の考えと言うか……そういうのがわかってきたね」


ローズ「も〜う、アンタ達、メトロシティで何してきたの……? ストリップとかしてきたんじゃない……? 試合前から、大忙し」パンッ

春麗「……普通にしてきただけよ。とにかく、お疲れ様」パンッ

さくら(あ〜あ、楽しいなぁ……)


実況「さぁ、ローズは春麗へと近づき、そしてハイタッチっ! そして三人揃い、自軍コーナーの方へと向かっていきます」

元「前回、レインボー・ミカ君から勝利を奪ったローズ君……まぁ、ここの勢いを筆頭に乗っていこうという事じゃないかな?」

834名無しさん:2016/10/24(月) 22:59:31 ID:oRM3DCfI
実況「なるほどっ……! 女子王者の春麗中心ではなく、ローズだと!?」

元「そうですね。ミスXの事ばかり注目されていますが、ローズ君だってねぇ……? 新たな対抗戦メンバーなんだから。ここでミスXなんかに話題を取られてちゃ面白くないでしょ?」


さくら(こうやって、春麗さんとローズさん……三人揃って連携ってのはなかなかないっすからねぇ……人数少ない女子部は二人がいい所だもん……)


実況「確かにそうですよねぇ……!? ミスXの事ばかりではなく、ローズにも注目してていただかないと、これ我々ストリートプロレス側としても面白くはありませんっ……!」

元「だからね、こういったアピールと言うのは、ローズ君個人ではなくて、ストリートプロレス側からのアピールかもしれないね?」


さくら(頼りになる春麗さんとローズさんと……うんっ、やっぱり人数が多いって楽しいやっ! 面接も楽しみだなぁ〜!)


実況「なるほどっ……! だからこ〜う、春麗も何処か嬉しそうな表情をしていたと!?」

元「そうですね」

835名無しさん:2016/10/24(月) 23:04:45 ID:oRM3DCfI
さくら「今日は三人でガッツリ連携とって頑張っていきましょうっ! エイ、エイ、オーっ!」ググッ

春麗「……何、そのかけ声?」ケラケラ

ローズ「ちょっと、疲れたわ……今、そういう気分じゃないの……」

さくら「ちょっとちょっとっ……! な、な、なぁ〜!?」


ワー、ワーワー

実況「新対抗戦メンバーローズっ……! そして王者春麗っ……! そしてさくらも忘れてはいけませんっ! さくらも積極的に二人に話しかけていますっ! 盛り立てていきますっ!」

元「そうですね。さくら君もいますからね」


ダン「それでは続きまして、鰯ヶ浜女子プロレスからっ……! レインボー・ミカ選手、まこと選手、ミスXの入場ですっ!」


オー !? オーオー !?

実況「さぁ、そして続いて今度は鰯ヶ浜女子プロレスからっ……! レインボー・ミカっ! まことっ! そしてミスXの名がコールされましたっ!」

元「はい、いよいよですねぇ」

実況「さぁさぁ、ミスXの正体とはっ……!? 会場全体が登場口を凝視するっ! 勿論、ストリートプロレスの春麗、ローズ、さくらっ! 三人もその登場口を見つめるっ!」

836名無しさん:2016/10/24(月) 23:09:13 ID:oRM3DCfI
ミカ「うっしうっし、先日の礼……キッチリカッチリ返させてもらいにきたぜぇ!? まことも気合いいれてけよ、オォイっ!」スッ

まこと「……んだっ!」スッ


ザワ……ザワ……

実況「さぁ、そして登場口から鰯ヶ浜女子プロレスの選手が姿を現しますが……おっと、しかしっ! 出てきたのはレインボー・ミカとまことの二人っ! おっと、ミスXはまだ姿を現さないっ……! まだ現さないっ……!」

元「……焦らしてくるねぇ!?」


ミカ「今日はお前ら糞アバズレ共を纏めてぶっ潰す為に、スペシャルな仲間を連れてきてやったからなぁ!? さぁさぁ、呼ぶぜ呼ぶぜっ……! ミィィス、エェェクスっ!」ググッ

まこと「……来とおせっ!」ググッ


オー !? オーオー !?

実況「さぁ、そしてレインボー・ミカとまことっ……! おぉ〜っと、揃って登場口に向かって大きく腕を上げたぁっ!」

元「さぁさぁ、ど〜んな奴だっ!?」

837名無しさん:2016/10/24(月) 23:16:07 ID:oRM3DCfI
ナデシコ「ミカ……あなたの怒りは、あたしの怒り……あなたの借りは、あたしの借り……さぁさぁ、糞アバズレ達を共にぶっ潰しましょうっ……!」スッ


オー !? オーオー !?

実況「そして登場口から姿を現したミスXっ……! その正体っ……! その正体は、おぉ〜っと白を赤レオタードコスチュームの……」

元「大和・ナデシコ君かぁ……」


ミカ「ヘッ、ナデシコがここに来たって事は、前みたいなまぐれ勝ちの可能性が完全に零になったって事だっ……! てめぇらには地獄を見る事しか残されてねぇっ……! それじゃあ、いくぞぉぉぉっ……! おおおぉぉっ……!」

まこと「ボンバアアァァ!」

ナデシコ「ボンバアアァァ!」

ミカ「ボンバアアァァ!」


オー、オーオー

実況「どうやらミスXの正体は、大和・ナデシコっ……! 大和・ナデシコ選手でしたっ! さぁ、ミカっ……! まことっ……! 更には、大和・ナデシコっ……! 揃って腕を大きく挙げ叫んでいきますっ!」

元「なるほどねぇ、なるほどねぇ……大和・ナデシコ君……うんうん、なるほどなるほど……大和・ナデシコ君……」

838名無しさん:2016/10/24(月) 23:21:44 ID:oRM3DCfI
ミカ「さぁ、いくぞっ……! 勿論、アタシが先頭だっ……! ついてこいっ……!」ズガズガ

ナデシコ「さぁ、いきましょう」ズガズガ

まこと「んん〜っ……! ふぅ……ふぅ……」ズガズガ


ザワ……ザワ……

実況「さぁ、そしてレインボー・ミカを先頭に、ミスX・大和・ナデシコっ! まことと続き、鰯ヶ浜女子プロレスの選手達が今、リングへと向かっていきますっ!」

元「そうかそうか、大和・ナデシコ君……う〜ん、そうかぁ……」

実況「さぁ、元さんっ……!? 先程から少しばかり唸ってらっしゃるようではありますが……どうされましたっ!?」

元「そうか、ミスXの正体は大和・ナデシコ君ですか……これはね……? 鰯ヶ浜女子プロレス、非常に厄介な強敵を引き連れてきました」

実況「何をおっしゃってるんですか、元さん!? そりゃ勿論、対抗戦に出てくる選手なんだったら、それなりの実力を持ってはいるんでしょうが……それでも、レインボー・ミカ以上の実力者はいないはずです。それは我々先程お話したでは……」

元「違うんだよ、違うんだよ……そういう事を言ってるんじゃない……」

実況「……んっ?」

839名無しさん:2016/10/24(月) 23:26:47 ID:oRM3DCfI
元「この大和・ナデシコ君……まぁ、わかりやすく説明すると、リュウ君にとってのケン君……」

実況「……ほう」

元「ガイル君にとってのナッシュ君……そういう選手なんですよ」

実況「え〜っと、それはつまり……」

元「単体でのリュウ君、ガイル君は実力者ではありますが、そこにケン君やナッシュ君が加わりチームとなる事で……」

実況「まぁ、より力が発揮される事になりますねぇ!?」

元「だから大和・ナデシコ君ってのはそういう選手なんだ。え〜、鰯ヶ浜女子プロレスの方でも、レインボー・ミカ君とタッグを組んで結果を残してるって試合が非常に多い」

実況「あ〜っと、はいはいはいっ!」

元「どんな強敵を連れてくるか……って事じゃなかったっ! 先ずは、脇を固めてきたよ。だから、ほらほら……今の彼女達の入場も先頭を切って歩いてるのって、ミカ君でしょ?」

実況「はいはいはいっ!」

元「だからあくまでリーダーはミカ君なんだよ。ミカ君以上の存在を連れてくるって事じゃなかったんだ。ミカ君の力が最大限に発揮される為に必要な選手……そこを持って来たワケだっ!」

840名無しさん:2016/10/24(月) 23:28:01 ID:oRM3DCfI
今日はここまで

841名無しさん:2016/10/24(月) 23:59:37 ID:eJhu15Kw
ナデシコキターーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!

842名無しさん:2016/10/25(火) 00:12:19 ID:Npzngsr6


やっぱりセクシーローズw さくらも楽しそうで何より
ナデシコ、タッグ専みたいな感じなのかな?

843名無しさん:2016/10/25(火) 03:15:13 ID:z4QcnN4E
プレイヤーキャラじゃないとこから持ってきたか!

844名無しさん:2016/10/25(火) 03:19:23 ID:8qmzXjPs
乙!
頑張るローズ姐さん好き!かわいい!!

845名無しさん:2016/10/25(火) 06:26:47 ID:aa1a/8To
乙っした
メトロ組w
春麗姐さん客に指示出しすんなしw
メトロ組さすがに空気読んだ…いや読まされたか

846名無しさん:2016/10/25(火) 07:13:26 ID:0OZbV/PM
すまん、新キャラの元ネタがわからないから教えてくれ

847名無しさん:2016/10/25(火) 13:31:19 ID:pwJ7o29I
>>846
CAPCOMのキャラ図鑑
http://game.capcom.com/cfn/sfv/column-99843.html

848名無しさん:2016/10/25(火) 20:01:53 ID:L284FZuE
乙乙
アカンのがキタ━(゚∀゚)━!?!?!

849名無しさん:2016/10/25(火) 22:00:43 ID:gxdjJ/Mg
ミカ「よぉぉぉしゃっ、いくぜぇっ! 鰯ヶ浜女子プロレスの真の恐ろしさを糞たっれ共の身体に叩き込んでやろうっ……!」ササッ

ナデシコ「ええ、いきましょうっ……!」ササッ

まこと「ん〜っ……! うちもやるがでっ……!」ササッ


オー、オーオー

元「あ〜あ〜、そうかそうか。なる程……なる程なる程、そうかそうか……」

実況「さぁ、レインボー・ミカを先頭に、今鰯ヶ浜女子プロレスの選手達がサードロープ下から滑り込むようにリングインしましたっ! おぉ〜っとおっと、元さんどうされましたっ!?」

元「だからね……え〜、ローズ君とミカ君の試合だねっ! これはローズ君達が勝利をしたんですが……あれ、タッグマッチだったでしょ!? 二体二のタッグマッチだったでしょ!?」

実況「はいはい、ローズ・かりん組対レインボーミカ・ララ組の試合でしたねぇ!?」

元「それであの試合って言うのは、ローズ君一人の力で勝った試合ってよりも、二人のチーム力……ローズ君とかりん君とのコンビネーションがあったからこそ、ああいう試合……我々ストリートプロレス側の勝利。鰯ヶ浜女子プロレスの敗戦となった試合だと思うんだよ」

実況「はいはいはいっ……! ローズとかりん……この二人は非常にいいコンビネーションをしていますよねぇ?」

850名無しさん:2016/10/25(火) 22:07:03 ID:gxdjJ/Mg
元「だからこそ、ナデシコ君なんだよっ! ミカ君にとってのベストパートナーである、ナデシコ君を今日引き連れてきたワケだ」

実況「あぁ、なる程なる程っ! こちら側も同じようにコンビネーション……ん〜っ、チーム力と言いますか、そこを増幅させる事の出来る選手を連れてくれば、ググっと勝率は高くなってくると!?」

元「そうそうそうそう。だからナデシコ君なんだ。だからこの辺はミカ君の状況判断力と言いますか……やっぱり自分達が敗戦した要素……そういうのを的確に掴んで、それを補う事の用意してきましたねぇ……?」

実況「あ〜っと、なる程……あ〜っと、そして今日の試合はかりんは不参加ですっ! それでは前回、ローズとかりんで勝利したのが大きな要因だとするならば……この辺りは……?」

元「う〜ん……そうかそうか。かりん君は不参加だよね。う〜ん、影響はあるのかもしれない……」

851名無しさん:2016/10/25(火) 22:16:39 ID:gxdjJ/Mg
ローズ「えっ、この娘がミスXの正体……? ねぇねぇ、誰よ誰よ。この娘、誰よ……?」ズガズガ


オー ? オーオー ?

実況「え〜、元さんは少し不安を抱えているようではありますが……しかし、リング上の選手達はさほど気にしていないと言いますか……特にローズですね! おっと、ここで鰯ヶ浜女子プロレスの選手達へと近づいていくっ!」

元「まぁまぁまぁ、そりゃリング上の選手達には自信持っててもらわないと困るんだけどね」


ローズ「ど〜んな相手が出てくるかと思いきや……えっ、誰この子っ!? レインボー・ミカは聞いた事あるけれども……この娘は知らな〜いっ! 聞いた事もなぁ〜いっ!」ガバッ

ナデシコ「……フン」


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っと、それどころかローズはやってきたミスXっ……! 大和・ナデシコに向けて腕を大きく大きく広げ、少しばかり挑発していくっ! これは非常に強気な態度でございますっ!」

元「まぁまぁ、そうだね。リングに上がってる選手からすれば、僕みたいにこうやって色々心配しているより、あぁいう強気な態度の方がいいのかもしれない……」

852名無しさん:2016/10/25(火) 22:24:06 ID:gxdjJ/Mg
ランチ「あらあらあら、これは女性選手の試合ですかね?」

天津飯「どうやら、そうみたいだな」

ランチ「あらあらあら、女性なのに凄いですね〜」

天津飯「何を言っている。戦いの世界に入ってしまえば、そこには男も女も、そういう境界線はない」

ランチ「でもね、私今宅配のアルバイトしていますけど、よく言われたりするんですよ? 『お姉ちゃん、女なのに頑張ってて偉いね〜』な〜んて」

天津飯「……そうなのか」

ランチ「それで、夏の暑い時には麦茶なんかもご馳走して下さって……フフ、皆さん優しくして下さいます」ニコニコ

天津飯(あ〜、こっちのランチはこんなに真面目だって言うのに、どうしてくしゃみをすれば……くしゃみ一つでああなってしまうんだっ……!)

餃子「……あっ!」

天津飯「んっ……? 餃子、どうした?」

ランチ「……あら?」

853名無しさん:2016/10/25(火) 22:33:38 ID:gxdjJ/Mg
ナデシコ「大和・ナデシコだっ……! お前達にとって忘れられない名になるだろうっ……!」バッチーンッ

ローズ「くあっ……! 痛っ……!」ヨロッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、しかしそんなローズに対してナデシコはビンタだぁ! ビンタだビンタだぁ! おぉ〜っと、強烈なビンタを頬へと見舞っていくっ!」

元「おいおいおいおいっ……!」


春麗「ちょっとっ……! アイツっ……!」

さくら「あ〜っ、何やって……」

ダン「おいおいおい。そこのお前、そこのお前っ……! そ〜いうのはまだ早いぞっ……!? まだ早いぞっ……!?」

ミカ「……先手必勝だこんにゃろおおぉっ! ま〜こと、いくぞおぉぉっ!」ダダッ

まこと「りょ、了解ぜよっ……!」ダダッ


アー !? アーアー !?

実況「おぉ〜っと、強烈なビンタを貰いローズは少々……あ〜っ、いやっ! そしてミカとまことも続き突っ込んできたぞぉ!?」

854名無しさん:2016/10/25(火) 22:38:52 ID:gxdjJ/Mg
ミカ「それじゃあ、喰らってろおぉぉっ! ボオォォンっ!」ドガァッ

春麗「……うぐっ!」ドテッ


実況「ミカは春麗に突っ込み、右腕を振っていくっ! 首筋に打ち込んでいくラリアットっ!」


まこと「……チェストオオォォォっ!」ドスッ

さくら「……あぐっ!」フラッ


実況「まことはさくらへと突っ込んでいき、正拳突きかっ……? 正拳突きかっ!?」

元「正拳突きですねぇ」


ナデシコ「ミカが世話になったみたいだな……? 今度はこっちがその礼をしてあげるわっ! ったああぁぁっ……!」ガスッ

ローズ「あっ、あっ……きゃあっ……!」バターンッ


実況「そしてナデシコっ……! ナデシコはその場跳びでのドロップキックっ! おぉ〜っと、ドロップキックを打ち込んでいくっ! まだゴングも鳴ってはいないっ……! これは鰯ヶ浜女子プロレス側の奇襲攻撃と言った所かっ!?」

元「う〜んっ……! いきなり仕掛けてきたかっ!?」

855名無しさん:2016/10/25(火) 22:44:42 ID:gxdjJ/Mg
ブー、ブーブー

ダン「あ〜っ……! だから、なんでっ……! くっそっ、鰯ヶ浜女子プロレスの教育ってのはどうなってんだオイっ!」キョロキョロ


ブー、ブーブー

ミカ「おいおい、ボサっと倒れてんじゃねぇぞ、ブスがっ……! とっとと立ちやがれっ! そんでもって場外へと落ちやがれ、うぅるあっ!」ググッ

春麗「……チィっ」ボトッ

ナデシコ「フフ、アタシの大好きな場外戦からスタートだ。そしてお前を完膚なきまで……あっ、これじゃ夜叉撫子か……」ググッ

ローズ「……何言ってるのよ?」ボトッ

まこと(ううっ、早速こじゃんとのブーイングじゃ……ううっ……)ググッ

さくら「く、くそっ……!」ボトッ


ブー、ブーブー

実況「奇襲攻撃を仕掛けていった鰯ヶ浜女子プロレスサイドっ……! あ〜っと、しかしまだ続けていくっ! それぞれダウンさせた相手を引き起こし……あ〜っと、そして今度はロープ際へと押し込んでいくっ! あ〜、更に場外へとその身体を落としていくっ!」

元「おっとおっと、いきなりの場外戦……」

実況「え〜、春麗は西側っ……! さくらは北側っ……! そしてローズは東側へと落とされたっ……! そして更にそれぞれ追いかけていきますっ! あ〜っと、場外へと追いかけていきますっ!」

856名無しさん:2016/10/25(火) 22:49:15 ID:gxdjJ/Mg
ダン「あ〜っ、ちくしょうっ……! とりあえず、ゴングを鳴らせゴングをよぉ!? とりあえず、試合開始だっ!」


カーン


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、そしてここでゴングっ……! これは試合開始の合図でしょうかっ!? ここでゴングが鳴らされましたが、現在全選手が場外にいますっ!」

元「あ〜っと、ちょっと荒れたスタートになりましたかねぇ!?」


ミカ「オラオラ、くたばってろっ……! 春麗さんよぉ……!?」ググッ

春麗「くっ、くああぁっ……!」ガッシャーン


チュンリー ! チュンリー !

実況「あ〜、春麗は……鉄柵にその身体をぶつけられたかっ!? あ〜っと、金属音が鳴り響くっ!」

857名無しさん:2016/10/25(火) 22:53:35 ID:gxdjJ/Mg
ナデシコ「なんで私が場外戦を望んだかわかるっ……!? それは、あなた達がリングに上がるだけの資格がないからなのよっ……!」ゲシゲシ

ローズ「……くっ、くっ!」

ナデシコ「うん、こんな感じだよね。ヒールツーパターンは辛いけど、これも修業よ」ゲシゲシ


ローズ ! ローズ !

実況「ナデシコっ……! ナデシコは場外で踏みつけているっ! ローズにストンピングの連打連打を繰り返しているっ! こちらもやられていますっ!」


さくら「んん〜っ……! ウチの団体はウチの団体のやり方があるんすよっ……! こういう場外戦は好ましくないっすねぇ!?」ガシッ

まこと「……んんっ!?」

さくら「それに他団体に好き放題やられるってのも、好ましくないっすっっ……! という事で……でやっ……!」グイッ

まこと「……んぎゃっ!」ビターンッ


オー !? オーオー !?

実況「さぁ、奇襲攻撃からの場外戦でストリートプロレスサイドは出鼻を挫かれたと言いますか……あ〜っ、待って下さいっ! さくらは優勢ですかっ!? 優勢ですか!?」

元「おっ?」

実況「さくらはまことっ……! まことの身体をエプロンサイドへと叩きつけましたよっ!?」

858名無しさん:2016/10/25(火) 22:57:10 ID:gxdjJ/Mg
天津飯「おいおいおい、何がどうなっている、何がどうなっている……鐘が鳴って試合が始まったようだが、何がどうなっている……」

ランチ「……あらあらあらあら」

天津飯「これは、いいのか……? いいのか、餃子……?」

餃子「……よくないと思う」

ランチ「天津飯さん、天津飯さん、聞いて下さい。私思い出しましたわ……」

天津飯「んっ……? 思い出したと言うのは、何をだ……?」

ランチ「私この前スーパーにお野菜を買いに行ったんですよ。そしたらその時、丁度お野菜のタイムセールが始まったんですよ」

天津飯「おう」

ランチ「……それはこんな感じでした」チラッ

天津飯「お、おう……そ、そうか……」

ランチ「鐘が鳴ったら奥様達が集まってきて、人の渦人の渦で、私ビックリしてしまって、お野菜を買いに行ったのに……」

天津飯「……餃子、試合を見ようか」

餃子「……うん」

859名無しさん:2016/10/25(火) 23:01:38 ID:gxdjJ/Mg
さくら「リングに戻ってっ……!」グイッ

まこと「……ううっ」ゴロン

さくら「さぁ〜て、それじゃあ先輩方が場外で暴れてるウチに……自分達はリングの中でひっそり始めるとしますかっ……!」ササッ


オー !? オーオー !?

実況「そしてさくらっ……! まことの身体をサードロープ下からリング内へと捩じ込んでいきますっ! さぁ、先ずはこの場外戦からさくらが脱出と言った所かっ!? さくらも続いてサードロープ下からリング内へと戻ったっ!」

元「そうですねぇ、ただ春麗君とローズ君はまだ掴まってます」


ダン「おうおう、二人戻って来やがったか。それなら、お前らで試合始めやがれっ……! ファイっ……!」

さくら「へへ、奇襲なんてセコい事しちゃって……自分はフェアにやってやりますよ。さぁ、立ってっ……!」グイッ

まこと「ううっ……」ググッ


実況「まぁ、場外の春麗とローズの気掛かりではありますが……先ずはさくらっ! さくらはリング内へと戻したまことの身体を引き起こしていくっ!」

元「このまま場外でわっちゃわっちゃ続けてても試合にならないからねぇ。さくら君はその辺りの事もよくわかってます」

860名無しさん:2016/10/25(火) 23:05:43 ID:gxdjJ/Mg
さくら「……よいしょっとっ!」ガシッ

まこと「……うっ!」


オー、オーオー

実況「さくらは引き起こしたまことへと組み掛かっていきますっ! まことの頭部へと腕を回していったぁ!」


さくら「場外戦な〜んて野蛮な事はいけませんよっ……! 試合の立ち上がりは、こういう事からがウチの団体のやり方っすねぇ……!?」ギリギリ

まこと「ううっ……!」


実況「さくらはまことの頭部を腕を回し、右の脇下へと抱え込んだっ! そして頭部を絞り上げていきますっ! 先ずはヘッドロックに捉えましたっ!」

元「うんうん、とにかくリング上だけでもね……春麗君とローズ君もきっとそのうち戻ってくるでしょう」

861名無しさん:2016/10/25(火) 23:09:43 ID:gxdjJ/Mg
まこと「ほんなら、こうやっ……! バックドロップっ……!」ググッ

さくら「……おっとっ! させないよっ!」ガシッ

まこと「……あっ!」


オー、オーオー

実況「あ〜、しかしまことはさくらの胴回りへと腕を回し、その身体を抱え上げて……あ〜、いやっ! ここはさくらっ! 即座に腰を落とし、踏ん張っていきますっ! 身体を抱え上げさせはしませんっ!」

元「そうそうそう。いいね」


さくら「捉えてはいますが、背を向けてるってのはちょっと怖いもんがありますね……それなら、よしっ……!」パァン

まこと「……痛っ!」

さくら「……よっと」クルン


オー ? オーオー ?

実況「あっと、ここでさくらっ……! 捉えているまことの頭部から腕を離すっ! そしてまことの背中を一度強く叩き、その場でターンっ! クルっと180度のターンを見せていくっ!」

元「うん」

862名無しさん:2016/10/25(火) 23:14:15 ID:gxdjJ/Mg
さくら「サイド・ヘッドロックじゃなくて、ここはフロント・ヘッドロックの方がいいっすかね。よいしょっとっ!」ガシッ

まこと「……くっ!」


オー、オーオー

実況「さぁ、素早い180度のターンを見せまことの方を向いたさくらは、今度は正面から! 左脇下へとまこと頭部を押し込んでいくっ! そして絞り上げるっ!」

元「フロント・ヘッドロックにしてきましたね」


さくら「奇襲攻撃で出鼻は挫かれましたが、問題なしっ……! リング上はいつもの通り、ストリートプロレスのリズムにあるっすよっ!」ググッ

まこと「……くっ、くっ」


オー、オーオー

実況「さぁ、さくらはここで右腕で握り拳を作り、そしてその腕を上げ、場内へとアピールを見せていきますっ!」

元「まぁ、ちょっと場外はやんややんやしてますが……リングの中だけでも、リズムを作っていかないといけませんよ」

863名無しさん:2016/10/25(火) 23:19:30 ID:gxdjJ/Mg
ミカ「オラオラ、糞ブスがっ……! くたばってろっ……!」ガスガス

春麗「くっ、くっ……」


ナデシコ「鉄柵に行ってなさいっ……! それっ……!」ブンッ

ローズ「……きゃあっ!」ダダッ


実況「少し場外ではミカとナデシコっ……! この二名がまだ暴れてると言った感じでしょうかねぇ!? あ〜っと、ローズは鉄柵へと振られたかっ!?」

元「まぁ、でもそういう事を含めてリングの上だけでもね……さくら君にはリズムを作っていってもらわなければならない」

実況「あくまで決着をつけるのはリングの上でありますからねっ!?」

元「うん、でもこうやってやられすぎてるのも、よくはないけどね」

864名無しさん:2016/10/25(火) 23:23:39 ID:gxdjJ/Mg
さくら「まだまだまだまだっ! いきますよ、それそれそれっ……!」グイグイ

まこと「う、ううっ……」ズルズル

さくら「……準備はいいかなっ!? いくよっ!」パチン


実況「リング上とリング外……少し温度に差があると言った感じかっ!? そしてこれが後にどう影響してくるのかっ!? おっと、さくらは後方へと下がり、まことの身体を引き摺って移動しているかっ? おっと、そしてさくらはまことの背中を叩いたっ!」


さくら「頭から突き刺してやりますよっ! それっ……!」グイッ

まこと「くっ……! ちゃがまっ……!」ズドーン


オー、オーオー

実況「さくらはそのまま後方へと倒れ込み、まことの頭部っ……! 脳天をマットへと強く打ち付けていきますっ!」

元「DDT」

865名無しさん:2016/10/25(火) 23:28:05 ID:gxdjJ/Mg
まこと「はぁっ、はぁっ……ううっ……」ゴロンッ

さくら「へへ、まだまだっ……!」ムクッ


実況「ここはDDTっ! まことは頭部からマットへと突き刺さり、そのまま一回転して尻餅をつくようにマットへと落ちたっ! あ〜っと、そしてさくらっ……! そして素早く身体を起こしてきますっ!」


さくら「……続けてスリーパーホールドだよ〜っ! よいしょっ!」シュルッ

まこと「……ガッ」


オー、オーオー

実況「そのまま上体だけを起こしているまことの首筋っ……! 背後から素早く腕を回していくっ!」

元「今度はスリーパーホールドできました……あ〜っ! たったったっ……!」


ナデシコ「まことっ……!」シュタッ


アー !? アーアー !?

実況「元さん、どうされ……あ〜っとっ! ここでナデシコですっ! ナデシコですねぇっ! ナデシコがエプロンサイドへと現れたっ!」

元「あららら」

866名無しさん:2016/10/25(火) 23:32:25 ID:gxdjJ/Mg
ナデシコ「今助けてあげるわっ……! それっ……!」シュタッ


アー !? アーアー !?

実況「さぁ、ミスXの正体であった大和……あ〜っと、待って下さいっ! そしてナデシコっ! ここで素早くエプロンサイドからトップロープへと飛び乗ってきたっ!」

元「……来るよっ!」


ナデシコ「その手を離しなさいっ……! てやああぁぁっ! たぁっ!」ズドーンッ

さくら「ここからジックリ……んっ……? うえええぇぇっ……!」ビターンッ


アー !? アーアー !?

実況「そして、そこから即座に跳んで来るっ! スワンダイブ式ィ! あ〜っと、後ろからナデシコっ! まことをスリーパーホールドで捉えているさくらの背中へとスワンダイブ式のドロップキックを打ち込んでいくっ!」

元「……はぁ〜、動いてきたかねぇ」


ナデシコ「よしっ、まことっ……! 後は頑張りなさいっ……! 次はミカの方にいってくるわっ……!」ゴロゴロ


実況「おぉ〜っと、カットにしては少し乱暴な部分はありますが……あ〜、しかしさくらの腕は外れ、うつ伏せにダウンっ! おっと、ナデシコはリングを転がり転がり……あ〜っと、場外へと再び行きましたっ!」

元「……う〜ん」

867名無しさん:2016/10/25(火) 23:33:04 ID:gxdjJ/Mg
今日はここまで

868名無しさん:2016/10/25(火) 23:43:00 ID:qopmuXpI


まことが心配だけど、いざと言うときはお姉さま方が何とかしてくれるはず
思う存分暴れて欲しいね

869名無しさん:2016/10/26(水) 00:39:16 ID:WJMNwApI
乙!
この試合はまことにとってもすごく良い経験になるね

870名無しさん:2016/10/26(水) 06:22:44 ID:vCdW/XaE
ナデシコは知る人ぞ知る選手って感じなのか
原作でもプレイアブルキャラではないしな
最新作ではよく上から降ってくるが

871名無しさん:2016/10/26(水) 06:23:34 ID:Q38aMOBQ
乙っした
ナデシコよく見てるな
まこと頑張れ!ヒールは割り切れば美味しいぞ
ブーイング ← 自分への声援、相手への声援 ← 自分に対する評価、自分への声援 ← 当然自分への声援

872名無しさん:2016/10/26(水) 07:41:38 ID:s.cahdtc
そういやこの団体今まで全く流血ないのかな?
豪鬼がリュウにさせてたか

873名無しさん:2016/10/26(水) 07:59:14 ID:frA5kCU6
作中時間どれくらい立ってたっけ2ヶ月くらい?

874名無しさん:2016/10/26(水) 12:29:26 ID:o3cPrsbQ


>>857ヒールツーパターンてなんぞ?

875名無しさん:2016/10/26(水) 17:47:35 ID:5/U5a/yU
>>847のキャラ図鑑にあるようにナデシコは既にヒールキャラ持っているわけだが
今回は夜叉ではなくナデシコとして来ているので、ナデシコとして別パターンの
ヒールを演じなければならない。
と私は解釈しました

876名無しさん:2016/10/26(水) 22:01:24 ID:qQz3FPUU
ナデシコ「さぁ、続いての相手は春麗っ……!」スタッ

ミカ「ヘイヘイ。ナデシコ、カモンカモ〜ンっ……! いつものコンビネーション見せつけてやるっスよっ!」

春麗「はぁっ、はぁっ……くっ、また一人来てるわね……」


実況「電光石火のスワンダイブ式のミサイルキックを打ち込み、即座にリングアウトしていったナデシコっ……! おぉ〜っと、ナデシコはそのまま場外で立ち上がり、今度は春麗っ……! ミカが捉えている春麗の方に向かっていきますかねぇ!?」

元「うん、だからナデシコ君はこういったタイプの選手なんだよ。リングを中心として活躍する選手ってよりかは、こういったサブに徹する部分がある選手なんだ」

実況「自身はサブへと徹して、リング上はミカっ……! もしくはまことに、こ〜う任せていくとっ!?」

元「そうそうそう」

877名無しさん:2016/10/26(水) 22:07:05 ID:qQz3FPUU
さくら「ううっ、後ろから……なんなんすか、も〜うっ……!」ゴロンッ

まこと「今度はうちの番やかっ……!」ガバッ


アー、アーアー

実況「さぁ、現在リング上にいる……そのナデシコにリング上を任されているのはまことですっ!」

元「さっきの一発でちょっと状況が変わりましたからね」

実況「さくらが身体を反転させうつ伏せにから仰向けへとなるが……おぉ〜っと、まことも素早く身体を起こし、そしてそんなさくらへと覆い被さっていったぁ!」


まこと「ほいたら、いきゆうっ……! 袈裟固めぜよっ……!」ガシッ

さくら「……くっ!」


オー、オーオー

実況「まことはダウンしているさくらの頭部に腕を回し、更には身体を飛び越えるようにして、ポジショニングを移すっ! サイドへと回っていくっ! ここはサイド・ヘッドロックっ!」

元「いや、袈裟固めでしょう。腕も捉えて抑え込んでいますね」

実況「おっと、失礼しました。これは袈裟固めですね! え〜、まことは自身の左腕をさくら首筋へと回し、そしてさくらの左腕っ……! こちらは自信の右脇下に挟み込みつつ右腕で押さえていますっ! そして上から覆い被さっているっ! 失礼しました、ここは袈裟固めですっ!」

878名無しさん:2016/10/26(水) 22:12:58 ID:qQz3FPUU
実況「さぁ、場外ではまだ春麗が捉えられているっ! 場外で他の選手を封じつつ、ジックリ攻めていこうといった策略かっ!?」


さくら「序盤はグラウンドから……わかってるじゃないっすかっ……! でもねっ……!」ググッ

まこと「ふうっ……んっ……!」


オー、オーオー

実況「あっとしかし、ここはさくらっ……! 即座に腰を浮かし、身体を丸め、上から抑え込んでいるまことの背中へとピタリと寄り添うようにと、身体をズラしていくっ!」

元「おっ」


さくら「自分は仕掛けられるより、仕掛ける方が好きなんっすよっ……! そういう事だから……よっとっ!」ゴロンッ

まこと「……かぁ〜っ!」ゴロンッ


オー、オーオー

実況「さぁ、そして腰を浮かしブリッヂの要領でまことの身体を下から持ち上げ、そして横へと転がし、体勢を入れ換えてきますっ!」

元「うんうん、いいよいいよ」

実況「両者の身体がひっくり返り、さくらが上っ! ま〜ことが下ァ!」

879名無しさん:2016/10/26(水) 22:19:20 ID:qQz3FPUU
さくら「よっとっ……! 残念でしたってねっ……!」ササッ


オー、オーオー

実況「おっと、しかし上をとったさくらではありますが、ここは少し後退していくっ! まことから離れていくっ!」

元「……んっ?」


さくら「ふ〜うっ……背中に大きいの喰らっちゃったなぁ……」


実況「一度さくらは呼吸を整えにいきましたかねぇ? ここで大きく息を吐いていますっ!」

元「まぁ、そうだね。ナデシコ君にちょっと貰っているからねぇ。だからこの袈裟固めに即座に対応していったってのは……」


まこと「……いくぜよっ!」ムクッ

さくら「……んっ?」


アー ? アーアー ?

実況「あ〜っと、待って下さいっ……! しかしまことも立ち上がってきますっ! この場面即座に立ち上がってきますっ!」

元「あっと」

880名無しさん:2016/10/26(水) 22:26:12 ID:qQz3FPUU
まこと「そぉいっ……!」ガシッ

さくら「んん〜っ……! 呼吸ぐらい整えさせ……もうっ……!」ガシッ


実況「呼吸は整えさせないぞと言わんばかりに立ち上がったまことはさくらへと組かかっていくっ! 慌ててさくらも腕を伸ばすっ!」

元「まぁ、まこと君からしたらこれも当然だ」

実況「さぁ、両者が組み合ったっ! ロックアップの体勢となりましたっ!」


まこと(まだ普通ぜよ……まだ、うちは普通ぜよ……皆に怒られるような事はまだしちゃーせん……)グイグイ

さくら「おっとおっと……何っ……!? おっとっとっ……!」ヨロヨロ


サクラー、チュンリー、ローズ

実況「おぉ〜っと、これはまことが押し込んでいるかっ!? さくらの身体を押し込みつつ前進しているかっ!? あ〜っと、さくらは後退していくっ!」

元「う〜ん、そうだね。ちょっと呼吸が整っていないのかな?」

881名無しさん:2016/10/26(水) 22:33:46 ID:qQz3FPUU
まこと「ほんならいくぜよっ……!」ガシッ

さくら「……んっ?」


実況「あっと、そしてここでまことっ……! さくらの懐まで潜り込み、そして正面からさくらの首へと左腕を回していくっ!」

元「あっ」


まこと「大外刈りぜよっ……! ちゃがまれっ……!」グググッ

さくら「うわっ、うわっ……! っだああぁぁっ……!」ビターン


実況「まことは自身の左足を大きく上げ、そしてさくらの左足っ……! 払っていくっ! 刈っていくっ! あ〜っと、そしてさくらの身体を後頭部からマットへと叩きつけていくっ!」

元「大外刈りですねぇ」

実況「ここは大外刈りですっ! 大外刈りっ! まことはさくらに間を与えていく事を許しませんっ!」

882名無しさん:2016/10/26(水) 22:41:06 ID:qQz3FPUU
まこと「繰り返していきゆうっ……! 袈裟固めぜよっ……!」ガシッ

さくら「うあっ……!? く、くそっ……またかっ……!?」


アー ? アーアー ?

実況「あ〜っと、そしてっ……!? これは再びまことが上からさくらの身体を抑え込んでいるかっ!?」

元「おっと、抑え込んでいます。袈裟固めですねぇ。大外刈りからそのまま持っていきました」

実況「あ〜っと、まことの大外刈りからの、袈裟固めっ……! さくらを叩きつけ、そのまま再びグラウンドへと持ち込んでいきましたっ!」


まこと「んだっ……! んだっ……!」ギリギリ

さくら「くっ、ああっ……! ネチっこくきますねぇっ……!?」バタバタ


サクラー、サクラー

元「まぁ、共に柔道技ですからねぇ。この辺りの連携ってのはしっかりしていますっ!」

実況「さぁ、まことっ……! こういったファイトスタイルでさくらを苦しめていくっ! 大外刈りからの……再び、袈裟固めっ!」

883名無しさん:2016/10/26(水) 22:48:36 ID:qQz3FPUU
さくら「二度も三度も、同じ技ってのは……少しばかり芸がないんじゃないっすかねぇっ……!?」ググッ

まこと「……知ってるぜよっ!」シュタッ

さくら「……んっ?」


実況「しかし、さくらもここは先程と同じように即座に身体を丸め……あっ、待って下さいっ! 今度はまこともポジショニングを移してくるっ!」

元「まぁまぁ、さっき一回逃げられてるからねぇ。ここはあっちも動いてくるでしょ」


まこと(ここからは皆に怒られる……怒られる事やか……前みたいに死ねて言われる事かもしれん……)ガシッ

さくら「あ〜、くそっ……! んっ、えっ……!? ガガッ……!」


アー ? アーアー ?

実況「ここはまことっ……! さくらへ馬乗りになるようにポジショニングを移してくるっ! 腹部の上に乗ったっ! まことはここで腕を離し……んっ、待って下さい?」

元「……あっ?」

実況「……これは上からさくらの首を両手で掴みましたかねぇ!?」

884名無しさん:2016/10/26(水) 22:54:37 ID:qQz3FPUU
まこと(んん〜っ……! やけど……やけど、やるしかぇいんやっ……! だああぁぁっ……!)グググッ

さくら「えっ……? ちょっとちょっとちょっとっ……! ガガガっ……!」


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っとっ! そしてまことはさくらの首を両腕で掴んだまま持ち上げていくっ! 持ち上げていきますっ!」

元「ネック・ハンギング・ツリーですねぇ!?」


まこと(んん〜っ……! んん〜っ……! 怖い……怖い……)

さくら「あっ、ガッ……ガッ、ガッ……グガガっ……」バタバタ


アー !? アーアー !?

実況「ネック・ハンギング・ツリーですっ……! ネック・ハンギング・ツリーっ……! まことがさくらの首を両腕で掴み、そのまま身体を持ち上げていますっ! あ〜っと、さくらの両足が浮き宙吊り状態っ! ここはネック・ハンギング・ツリーだっ!」

885名無しさん:2016/10/26(水) 22:59:42 ID:qQz3FPUU
実況「これは意外な技を使ってくると言いますか……お〜っと、場内からも驚きの声が上がっていますねぇ!?」

元「あ〜、そうですねぇ」

実況「ネック・ハンギング・ツリーっ……! こういった技はパワーファイターっ! いわゆるサガットやホークのような選手が主に使用するようなイメージがありますけれども……」

元「だからそうなんだよ。まこと君もパワーを持ってるなんだ」

実況「どちらかと言えば小柄なタイプではありますまことではありますが……おぉ〜っと、容姿に似つかわぬパワー殺法とでも言えばいいかっ!? ネック・ハンギング・ツリーですっ! ここはネック・ハンギング・ツリーっ!」

元「あ〜、だからねぇ……レインボー・ミカ君とナデシコ君にばかり注目いってるけど、このまこと君も柔術、後空手……それにこういったパワー殺法を繰り出してくる、いい選手なんだよ……」

実況「元さんっ……! 相手を誉めている場合ではありませんよっ!?」

元「あ〜、ごめんごめんっ!」

886名無しさん:2016/10/26(水) 23:05:47 ID:qQz3FPUU
ミカ(ビビってんじゃねぇぞ、まことっ……! 場外乱闘もまだ続いてるんだから、そこまでリングの中だけに注目されてるワケじゃねぇってのっ……!)チラッ


実況「まことのパワーがここで出たかっ!? 小さな身体かと思われたが、その身体には底知れぬパワーが秘められているのかっ!? おぉ〜っと、これはさくらもピンチなんではないでしょうか!?」

元「まぁ、長い事喰らいたくはないねぇ……」


ミカ(そうやってる間……きっと実況・解説でお前がどんなレスラーかってのたぁ〜っぷり伝えててくれてるハズだから……気負いしてんじゃねぇぞぉ!?)チラッ

ナデシコ「ミカ、こっちよっ! リングのまことは大丈夫っ! だから、あたし達はその春麗を始末しましょうっ!」

ミカ「よ〜しっ、そうすっか、ナデシコォォ! それじゃあ、そっちにぶん投げるぞっ!?」


実況「リング上でさくらが掴まっているっ! そして場外でも春麗は掴まっているっ! ミカに掴まっていますっ! あ〜っと、そしてナデシコっ……! 何やらミカに向かって言っていますねぇ!?」

元「そうですねぇ。う〜ん、リングの上も下も……少し危なくなってきたかな?」

887名無しさん:2016/10/26(水) 23:06:47 ID:qQz3FPUU
今日はここまで

888名無しさん:2016/10/26(水) 23:30:31 ID:honWXSq2


やはりタッグ専の設定か、ナデシコ
ネック〜はブーイングくらう技?この後に何かラフファイトを混ぜるてくるのかな?

889名無しさん:2016/10/27(木) 00:11:17 ID:p21NuayI
乙っした
鰯組上手過ぎるだろ
アウェーなのに放送席まて読んでるとか
ストプロ勢もホームだからってうかうかしてられないぞ

890名無しさん:2016/10/27(木) 00:35:21 ID:71LjC6dY
乙!
慣れないヒールでまことのメンタルどうなってしまうか
乗り越えられるといいなあ

891名無しさん:2016/10/27(木) 00:52:06 ID:pnXSrANs
『おぉーー!!』

やべぇ…関節を返されても投げからもう一度同じ関節フェイント別関節って俺の大好きな流れじゃねぇか!
アピール優先だからネックハンギングも仕方なしだけど、首攻めからの首攻めで理にかなってるし、この後延髄・ラリアット・DDTも出そうで楽しみだわ!

休憩時間になったら売店に行ってまことTシャツ買う。

892名無しさん:2016/10/27(木) 12:27:45 ID:Ceq.MPas

(心の声)は鰯組で来たか!まことは鰯版ヤムチャみたいでいいな

893名無しさん:2016/10/27(木) 12:59:49 ID:H/0m7cYk
ネックハンギングツリーってより吊し喉輪・唐草なのかな、まこと的には。
そっと下ろして正中線五段突きに期待!

894名無しさん:2016/10/27(木) 22:00:57 ID:O9qoRdR.
さくら「ガ、ガガッ……ストリートプロレスを甘くみてるんじゃないっすよっ……! んん〜っ……!」バタバタ

まこと(まだ怖い事は言われちゃーせんっ……! 言われちゃーせんっ……!)


サクラー、サクラー

実況「あ〜っ、いやしかし、さくらっ……! ここはリング上のさくらも抵抗していくっ! 大きく大きく足をバタつかせ、なんとか逃れようと抵抗していくっ!」

元「うんうん、そうそうそう」


さくら「んん〜っ……! たああぁぁっ……! ああっ……!」シュタッ


オー 、オーオー

実況「おぉ〜っと、持ち上げられていたさくらの身体が何とか着地していったかっ!? さくらの身体がマットへと降りたっ! マットへと降りたっ!」

元「まぁ、そこまで大柄な相手ではない分、脱出するのがそこまで難しいかって言ったら、そうでもなかったりするんだよね」

895名無しさん:2016/10/27(木) 22:05:40 ID:O9qoRdR.
まこと「ほんなら、ざんじいかにゃあいかんっ……! んでやあぁぁっ……!」ブンッ

さくら「はぁっ、はぁっ……えっ……? がふっ……!」ヨロッ


アー、アーアー

実況「あ〜っとっ! しかしまことは着地したさくらを逃さないと言わんばかりに、首から手を離し左腕を振っていくっ! 大きく大きく鞭のようにしならせ、さくらの首筋っ……! 延髄辺りに正面から打ち込んでいったかっ!?」

元「ただこういったスピードってのは、巨体選手に負けないもんってのがあるよね」

実況「さぁ、ここはしならせたチョーップっ! 延髄から打ち込んだぁ!」

元「手刀じゃないですかね?」


まこと「突進正拳突き・疾風っ……! チェストオオォォっ……!」ドスッ

さくら「……あ、あぐうぅっ!」ヨロッ


アー、アーアー

実況「あ〜っと、更に踏み込みつつの正拳突きですっ! 素早い正拳突きをさくらの腹部へと打ち込んでいくっ!」

元「……おぉ〜っとっ!」

896名無しさん:2016/10/27(木) 22:11:40 ID:O9qoRdR.
まこと「やぁっ……!」ドスッ

さくら「……あぐっ」

まこと「はぁっ……!」ドスッ

さくら「……くあっ」

まこと「……だあぁぁっ!」ドスッ

さくら「くっ、くっ……ああっ……!」

ダン「おいおいおい、そこのてめぇっ……! 拳は反則なんだぞっ!? わかってんのかっ!?」


サクラー、アー、アーアー、サクラー

実況「あ〜っと、そしてここでまことがラッシュをかけてきたかっ!? 突いていくっ!さくらを突いていくっ! 正拳突きをさくらに向けて打ち込む打ち込む打ち込むっ!」

元「……うわ〜、たたたたっ」

実況「突きの連打連打連打でまことが攻め立てていくっ! この辺りはバイソンを彷彿させるようなファイトスタイルだっ!」

元「流石にバイソン君みたいな品のない人と一緒にしちゃいけないよ。空手スタイルで型はしっかりしてるんだから」

897名無しさん:2016/10/27(木) 22:20:09 ID:O9qoRdR.
ミカ「へへへ、完全にアタシ達鰯ヶ浜女子プロレスのペースになってきたなっ……!? それじゃあ、糞王者さんよぉ……!? アンタもぶっ倒れておきなっ……! それっ……!」ブンッ

春麗「く、くっ……!」ダダッ


アー、アーアー

実況「とにかく、リング上ではさくらが押されているっ! さくらが押されているっ……! あ〜っと、そして場外でもっ……! 場外でも春麗っ……! ミカによってその身体を振り投げられていくっ! そしてその方向にはナデシコが待ち構えているっ!」

元「……んっ?」


ナデシコ「ダウンしてる姿の方がお似合いよっ……! ボオオォォンっ!」ズガァッ

春麗「く、くああっ……!」バターン


アー、チュンリー、チュンリー

実況「ミカが振り投げてきた春麗に対してっ……! ナデシコはラリアットっ! ラリアットっ! その首を刈っていくっ! あ〜っと、春麗は場外で大きくダーウンっ!」

元「……あ〜っと、そっちもかっ!?」

898名無しさん:2016/10/27(木) 22:26:41 ID:O9qoRdR.
さくら「くそっ、なんだなんだコイツ……コイツでこのレベル……? それなら、ミカは……嘘でしょ……!?」フラフラ

まこと「……必殺っ!」ズンッ


サクラー、チュンリー

実況「さぁ、リングの上も下もピンチの状況は続くっ! おっと、そしてここでまことがさくらの目の前で深く腰を落とすっ! これは何か狙っているのかっ!?」

元「あ〜……う〜ん、いやっ……!」


ローズ「今日の主役はアタシって言ってるでしょっ……! 何処の馬の骨かわからない連中は大人しくしていればいいのよっ……!」ズザーッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っとっ! いや、ここでローズですっ! ローズがきましたっ! ローズがサードロープ下から滑り込んできたっ! リングにやってきたっ!」

元「ローズ君が来てくれたよっ!」


まこと「正中線っ……! 五段……」ググッ

ローズ「オイタはそこまでよ、子猫ちゃんっ……!」シュルッ

まこと「……あっ、くあっ!」


オー ! オーオー !

実況「そしてローズっ……! 素早く立ち上がり、まことの背後からその首筋に腕を回していきますっ! ここはスリーパーホールドっ! スリーパーホールドに捉えていきましたっ!」

元「まぁ、恐らく何か狙ってきていたでしょうからねぇ!? いいタイミングですよ、これはっ!」

899名無しさん:2016/10/27(木) 22:33:53 ID:O9qoRdR.
ローズ「アタシが主役の舞台を荒らしてくれた事と、可愛いさくらちゃんを苛めてくれた罪は重いわよっ……!? 覚悟しなさいっ……!」グイグイ

まこと(はぁっ、ひさかった……ひさかった……けんど、この人が来てくれたから、もうこれで……)ズルズル


オー、イイゾー、ローズ

実況「おぉ〜っと、背後からスリーパーホールドで捉えたローズはまことの身体を引き摺るっ! 引き摺るっ! おぉ〜っと、さくらから距離取らせていくっ!」

元「うんっ!」


ローズ「……それじゃあっ!」ガシッ

まこと「……あっ!?」


オー !? オーオー !?

実況「お〜っと、そしてローズっ……! まことの首筋から腕を外し、頭部っ……! 頭部を背後から両腕で掴むっ!」

元「……んっ?」

900名無しさん:2016/10/27(木) 22:39:53 ID:O9qoRdR.
ローズ「黙ってやられてればいいのよっ……! はああぁぁっ!」グイッ

まこと「うっ……! くあああぁぁっ……!」ズドーン


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っとっ! そしてローズは勢いよくその掴んだ頭部を引き落としつつ、自信は開脚ジャンプしてマットへと落ちるっ! そしてまことを後頭部からマットへと打ち付けていくっ!」

元「おぉ〜っと、強烈な一撃を仕掛けていったっ!」

実況「ここはリバースXファクターですっ! リバースのXファクターでまことを打ち付けていくっ!」


まこと「うああっ……うああっ……ああっ……」ゴロゴロ

ローズ「今日の主役はこの娘でも、ミスXでも、レインボー・ミカでもないのよっ! アタシよ、アタシっ!」ムクッ


オー ! イイゾー ! ローズ !

実況「まことは後頭部を強打したかっ!? おぉ〜っと、後頭部を押さえて悶えているっ! おぉ〜っと、そしてローズは立ち上がるっ! 立ち上がりながら、何やら叫んでいますっ!」

元「うんうん、いいねいいね」

901名無しさん:2016/10/27(木) 22:42:56 ID:xolmAD6k
イイゾー!オバサーン!

902名無しさん:2016/10/27(木) 22:44:55 ID:O9qoRdR.
ローズ「とりあえず、さくらちゃんっ……! ここはお姉さんに任せなさい。さくらちゃんは、隅っこの方で休んでなさい!」ビシッ

さくら「う、ううっ……結構打たれましたからね……そういう事ならここは……」フラフラ


実況「さぁ、そしてローズはさくらに何やら指示をしましたっ! おっと、それに合わせてコーナーの方へと少しばかり後退していくっ!」

元「ちょっと乱戦模様だからねぇ。うん、元気な人がいった方がいいんじゃないかな?」


ダン「お姉さんに任せろだぁ……? おめぇは試合権持ってねぇだろがっ! やるなら一回タッチしろ、タッチをよぉ!?」

ローズ「さぁさぁ、立つのよ立つのよ、子猫ちゃんっ……! フフ、たぁ〜ぷり苛めてあげるからね……!?」ググッ

まこと「……う、ううっ」


オー、オーオー

実況「少しばかりリングが広くなったっ! そしてローズっ……! ここはダウンさせていったまことの身体を引き起こしていきますっ!」

元「うんっ!」


ローズ「フフ、今日は無事に帰れなくなっちゃうかもねぇ……? ウフフ、さぁさぁそれじゃあ向こうに行ってらっしゃいっ……!」ブンッ

まこと「……うあっ」ダダッ


オー、オーオー

実況「そしてローズはまことの身体を一度付近のロープへと押し付け……そして振り投げていくっ! 逆方向のロープ目掛けてまことの身体を振り投げていったぁ!」

903名無しさん:2016/10/27(木) 22:50:50 ID:O9qoRdR.
まこと「はぁっ、はぁっ……んあっ……!」ググッ


実況「さぁ、まことの身体がロープの反動を受け再び返ってきたぁ! ローズはそのまま歩みを進めリング中央へ!」

元「うんっ!」


ローズ「それじゃあ、いくわよっ……! それっ……!」シュタッ

まこと「……あっ!」


オー !? オーオー !?

実況「おぉ〜っと、そしてローズっ……! 向かってきたまことっ……! そんなまことに対して、ここはタイミングを合わせてその肩へと飛び乗ったっ!」

元「おっ!?」


ローズ「フランケンシュタイナーよっ……! 喰らってなさいっ……!」クルンッ

まこと「……うわああぁぁっ!」ズドーン


オー ! オーオー !

実況「そしてそのまま後方回転っ……! バク宙の勢いでまことの身体を頭部からマットへと打ち付けていきますっ! ここはフランケンシュタイナーだっ! ローズが決めていったぁ!」

元「……あ〜っ!」

904名無しさん:2016/10/27(木) 22:55:33 ID:O9qoRdR.
ナデシコ「再び流れが変わったかっ……!? ミカっ……! リングに戻るぞっ!」ズザーッ

ミカ「おうよ。わかってらぁ、ナデシコっ……! 売女が主役になるほど狂った話はねぇからなっ……!」ズザーッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っ! いやっ……! ここでミカとナデシコだっ! 場外のミカとナデシコがサードロープ下からリング内へと滑り込んできたかっ!?」

元「こっちもまた動いてきたっ!」


ローズ「あくまで主役はアタシであり……ストリートプロレスなのよっ! こ〜んなわけもわからないような連中に……んっ……!?」

ナデシコ「……呼吸を合わせてっ!」シュタッ

ミカ「二人で売女にぶちかますっ……! どりゃああぁっ……!」シュタッ


アー ! アーアー !

実況「ミカとナデシコは二人揃って、ローズに起き上がりに合わせて飛び込んでいくっ!」

元「あ〜っ……! う〜んっ……!」

905名無しさん:2016/10/27(木) 23:01:45 ID:O9qoRdR.
ナデシコ「……だああぁぁっ!」ドスッ

ミカ「……おうらああぁぁっ!」ドスッ

ローズ「……きゃああぁぁっ!」バターン


アー ! アーアー !

実況「そして二人がかりでのドロップキックっ……! おぉ〜っと、これをローズへと打ち込んでいったぁ! あ〜っと、ローズはこれを喰らいダーウンっ!」

元「ちょっと、流れが戻ってきたかと思いきや……また、ナデシコ君っ……! それとミカ君っ……!」


ダン「おいおい、なんだなんだっ……!? ま〜た、二人増えやがったぞっ!? だから試合権のねぇ奴はっ……!」

ナデシコ「私はまたこいつを場外で抑えておくわっ……! だから、ミカっ……! 貴女はまことのフォローを!」ポイッ

ローズ「……くっ、ああっ」ボトッ


アー ! アーアー !

実況「ナデシコは素早く立ち上がるっ……! あっと、そしてローズの身体を引き起こし、再び場外へと放り出していきますかねぇ!? ローズの身体を場外へと放り出したっ! そして自身も場外へと追っていくっ!」

元「……あっとあっとあっと」

906名無しさん:2016/10/27(木) 23:07:17 ID:O9qoRdR.
ランチ「あ〜、私も天津飯さんみたいになれましたらいいんですけどね〜」

天津飯「……ん、どういう事だ?」

ランチ「ほら、この試合はちょっと何処を見ていいのかわからないじゃないですか?」

天津飯「まぁ、確かにあっちでもこっちでもしているな。しかし、さっきの試合ではタッチをしてからでないと、あそこに行ってはいけないような感じには見えたがな」

ランチ「それで、ほら……天津飯さんって、一つ多いじゃないですか?」

天津飯「……んっ?」

ランチ「私にも、もう一つ目があればあっちもこっちも……全部一度に見る事が出来ます」クスクス

天津飯「う〜ん……その〜、なんだろうな……」

ランチ「それに運転しながらテレビを見る事も出来ますよね〜。お料理しながらテレビを見たりも出来ます〜。あ〜、私天津飯さんが凄く羨ましいです〜」ニコニコ

天津飯「……そういった、カメレオン的な使い方は出来んと思うぞ」

餃子「視野を広くして、一部だけじゃなくて、全体を見るべき」

907名無しさん:2016/10/27(木) 23:13:13 ID:O9qoRdR.
ダン「おっ、二人は減ったかっ……!? けど二人増えて、二人減っただけじゃ解決はしてねぇよっ……! 今度はアイツかっ!?」

さくら「はぁっ、はぁっ……ローズさんが助けに来てくれたってのに……くそっ、今度はコイツか……」

ミカ「ヘイヘイヘーイっ! それじゃあ、ぶっ飛ばしていくぞぉ〜っ! ナデシコはあっちで、アタシはこっちっ……! さぁさぁ、いくぜいくぜっ……!」ギロリ


実況「そしてリング上に残ったミカっ……! おぉ〜っと、こちらはさくらを見ますっ! コーナーで呼吸を整えているさくらの方を見ますっ!」

元「素早くローズ君を蹴散らして……あっ、いやっ……!?」


春麗「うちのリングを荒らすなって言ってるのよっ……! このゴミ虫っ……!」ズザーッ

ダン「あぁっ……!? ま〜た、一人増えやがったっ!」


オー !? オーオー !?

実況「い〜やっ! ここで春麗ですっ! 今度は春麗がサードロープ下を潜りリングに入ってきますっ! ここで春麗がリングへとやってきたぁ!」

元「春麗君も負けてはいないっ!」

908名無しさん:2016/10/27(木) 23:14:09 ID:O9qoRdR.
今日はここまで

909名無しさん:2016/10/27(木) 23:19:16 ID:FtuPOgCQ
乙乙
アカン、展開が早くて一回読んだだけじゃ消化しきれんwww

910名無しさん:2016/10/27(木) 23:37:36 ID:mSqA7nNY


目まぐるしい展開の中、ランチさんにほのぼのしたw
まことはビビりすぎだなぁ…

911名無しさん:2016/10/28(金) 00:09:12 ID:zAtJO3HU
乙!
タッチしてないから試合権はさくらとまことにあるんだよね?
乱戦だなあ
あっ!鉄柵の後ろにいた>>901が倒れてる!?

912名無しさん:2016/10/28(金) 01:30:23 ID:c4Tg.YHw
面白いなぁ
なんて言えばいいかわかんないんだけど、相手を固めて数人で南側にオラー!って中指立てたりポーズ取るやつ
女子プロならではのヒールアピールっていうの?
ああいうの期待しちゃうw

913名無しさん:2016/10/28(金) 01:47:44 ID:qWoDEGbs
>>901直後の「ここはお姉さんに任せなさい。」発言がタイミングよすぎて軽くふいたw

914名無しさん:2016/10/28(金) 06:12:10 ID:nGTFWuHQ
>>898

915名無しさん:2016/10/28(金) 06:18:23 ID:YD81nYqA
乙っした
餃子がいい事言った
でもプロレスはリングがあるから自分の席の反対側行かれたら困るよなぁ
モニターあるんだろうけど

916名無しさん:2016/10/28(金) 12:35:17 ID:Unf9LrgE
ついつい、まこりんを応援したくなるな。

917名無しさん:2016/10/28(金) 22:00:38 ID:Vj9it1gk
ダン「だぁ〜っ……! ま〜た一人増えやがったかっ!」

春麗「さくら、コイツはアタシに任せなさいっ……! アンタは自分の相手に集中しなさいっ……!」ガシッ

さくら「ナイスタイミングっすよ、春麗さんっ……!」


オー ! オーオー !

実況「そして春麗っ……! ミカへと掴みかかっていくっ! 素早く立ち上がり、そのままミカの背後からその身体にしがみついたぁ!」

元「いいタイミングで帰って来たっ!」


ミカ「なんだてめぇ……!? 場外で散々苛めてやったってのに、まだ苛められ足りねぇのかっ……!? てめぇもとんだ好き者だなぁ!?」モガモガ

春麗「やかましいメス豚は消えてなさいっ……! はああぁぁっ……!」ググッ

ミカ「お、おおっ……! うおっ……!」


オー ! オーオー !

実況「そ〜して春麗は抱え上げていくっ! ミカの身体を背後から抱え上げていくっ!」

元「バックドロップですかねっ!?」

918名無しさん:2016/10/28(金) 22:06:34 ID:Vj9it1gk
さくら「はぁっ、はぁっ……自分は自分の相手……つまり、まことっ……!」イソイソ

春麗「スイングさせつつ……!」グルンッ

ミカ「おおっ……! お、おおっ……!」グルンッ


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っと、更に春麗はミカの身体を抱え上げたままその場で回転っ! ターン見せてくるっ! 180度のターンっ!」

元「おぉ〜っと、旋回式っ!」


春麗「落とすわよっ……! はああぁぁっ……!」

ミカ「んがっ……! ち、ちっくしょうっ……!」ズドーン


オー ! イイゾー ! チュンリー !

実況「そぉ〜して叩きつけるっ! ミカの身体をマットへと叩きつけていくっ!」

元「旋回式のバックドロップですね。早め早めの対応ってのはいいですよ」


さくら「……さぁ、立つっすよっ!」グイッ

まこと「……う、ううっ」ググッ

919名無しさん:2016/10/28(金) 22:10:53 ID:Vj9it1gk
ナデシコ「くっ、ミカっ……! 今度は春麗かっ……!?」チラッ

ローズ「よそ見してるんじゃないわよっ……! たぁっ……!」ドスッ

ナデシコ「……はうっ!」


さくら「それじゃあ、向こうに走ってもらいますよっ……! てえぇやっ……!」ブンッ

まこと「……くっ!」ダダッ


オー、オーオー

実況「さぁ、そして春麗だけではなく、さくらもっ……! ここはまことの身体を引き起こし、自軍コーナーの方へと向かってその身体を振り投げていったぁ!」


ローズ「貴女も向こうに行ってなさいっ……! 鬱陶しいのよっ……!」ブンッ

ナデシコ「くっ、しまったっ……! お、おおっ……! くああぁぁっ……!」ガッシャーン


元「おっと、ローズ君もまだ負けてないのかな?」

実況「あ〜っと、ローズも場外でナデシコの身体を鉄柵目掛けて振り投げていきましたかねぇ!?」

920名無しさん:2016/10/28(金) 22:16:46 ID:Vj9it1gk
まこと「……おぐっ!」ドスッ

さくら「間髪入れずにっ……! てやああぁぁっ……!」ダダッ


オー、オーオー

実況「まことの身体をコーナーマットへと突き刺さるっ! そしてさくらもそんなまことを追いかけているっ!」


春麗「ここはアンタみたいな礼儀知らずが土足で上がっていい空間じゃないのよっ……! 消えてなさいっ……!」ゲシゲシ

ミカ「うおっ、おおっ……! くそっ……!」ボトッ


さくら「打ち込むっすよっ……! たああぁぁっ……!」ズガァ

まこと「……くああっ、だらしいっ!」


オー、オーオー

実況「そしてさくらの串刺しのラリアットォ! コーナーマットと腕とのサンドイッチィィ! さぁ、まことに打ち込んでいくっ!」

元「春麗君もいい動きしてるよ!?」

実況「お〜っと、春麗はミカの身体を蹴り出し蹴り出し……お〜っと、場外へと落としていくっ! ここでミカがリング内から場内へっ!」

921名無しさん:2016/10/28(金) 22:21:06 ID:Vj9it1gk
ローズ「さくらちゃんは一回下がっておきなさいっ……! ここはスタミナ回復が吉よっ!」シュタッ


実況「あ〜っと、そしてこのタイミングでローズも戻ってきたかっ!? 今、自軍コーナー付近のエプロンサイドへと飛び乗りましたっ!」

元「おっ、戻ってきたね」


さくら「ふぅ、ふぅ。そうっすねぇ……一回交代してもらえるとありがたいっすかね……!?」

ローズ「という事で、交代よっ……! レフェリー、こっちを見なさいっ! ほら、タッチしてるわよっ!」パシッ

ダン「よぉ〜しよしよし、とりあえず一人減ったから、残すは春麗……だぁ〜っ! なんだよ、お前ら交代するのかっ!?」


オー !? オーオー !?

実況「おっと、そしてエプロンサイドに飛び乗ったローズはそのままさくらの肩に振れていきますっ! エプロンサイドからさくらの肩を叩き、これはタッチですねっ!?」

元「あ〜っと、そうだね。交代してきました」

922名無しさん:2016/10/28(金) 22:26:27 ID:Vj9it1gk
ローズ「待たせてごめんね! ようやくようやく主役の出番よっ!」パンパン


オー ! オーオー !

実況「さぁ、ここで試合権が移りましたっ! 試合権はさくらからローズへっ! ローズはロープを潜りリングインして大きく大きく手を打ち鳴らすっ!」


春麗「ようやく邪魔者が一掃された感じねっ! さぁさぁ、ここからよっ! ここからここからっ!」パンパン


オー ! オーオー !

実況「更には春麗っ……! 春麗も大きく大きく手を打ち鳴らすっ!」

元「ちょっと混乱から始まった所はあるけど、とりあえずこれで主導権はストリートプロレス側が取り戻したって所じゃないかなっ!?」

実況「おぉ〜っと、そうですねぇ!? リング上にはローズっ……! 春麗っ……! さくらっ……! ストリートプロレス側の美しき女選手達が揃っておりますっ!」

923名無しさん:2016/10/28(金) 22:32:28 ID:Vj9it1gk
ダン「おいおい、とりあえず試合権のない奴は下がれっ……! 下がれ下がれっ! さくら、おめぇだっ……!」

ローズ「連携攻撃でもっともっと流れを引き寄せましょうっ! いくわよ、それっ……!」ブンッ

さくら「了解っすっ……! たああぁぁっ……!」ブンッ

まこと「……くああぁっ!」ダダッ


オー、オーオー

実況「おぉ〜っと、そしてコーナー付近のローズとさくらっ……! 両者が左右から挟み込むようにまことの腕を掴み……おぉ〜っと、対角線コーナーへとその身体を振り投げていくっ!」

元「……おっ!?」


まこと「……うっ、ぐぅぅっ!」ドスッ

ローズ「先ずはさくらちゃんからよっ……! そぉ〜れっとっ……!」ブンッ

さくら「……了解っすっ!」ダダッ

ダン「おい、さくらそっちじゃねぇっ……!」


オー !? オーオー !?

実況「さぁ、まことの身体が対角線コーナーに振られ突き刺さっていったぁ! お〜、更に更にローズはさくらの腕を掴み……おぉ〜っと、対角線コーナーにいるまこと目掛けてり投げていったぁ!」

元「おぉ〜しっ!」

924名無しさん:2016/10/28(金) 22:39:27 ID:Vj9it1gk
さくら(今日は我儘聞いてもらうんだもんねっ……! いつもは出来ない事……そういう事を存分に楽しむんだっ……! てえややっ……!)ドスッ

まこと「……ぐっ!」


オー、オーオー

実況「まことに突っ込んでいったさくらっ……! そのまままことの正面でクルっと身体を反転し……そして肘を打ち込んでいくっ! バックハンド・エルボーっ! 突き刺していきますっ!」

元「さぁさぁ、まだまだ」


ローズ「主役はアタシなんだから、トリは譲ってもらうわよっ……! 続いて春麗っ……!」ブンッ

春麗「譲ってあげてるだけだからねっ……! そこだけは忘れないでよ、はあぁぁっ……!」ダダッ


オー、オーオー

実況「そして春麗もローズの元へと歩みを寄っていたっ! さぁ、ローズは春麗の腕を掴み……再び続けてまことのいるコーナーへとその振り投げていったぁ!」

元「よぉ〜しっ!」


さくら「今日は二の矢も三の矢も準備してありますよっ! 三人で続けていくっすっ……! 三人でいくっすっ!」パンパン


オー ! オーオー !

実況「さぁさぁ、さくらもコーナーから移動しながら……おぉ〜っと、大きく大きく手を打ち鳴らすっ!」

元「こういう連携攻撃ってのはグッっと流れを引き寄せる事が出来ますからね」

925名無しさん:2016/10/28(金) 22:45:09 ID:Vj9it1gk
春麗「二の矢はアタシっ……! それじゃあいくわよっ……! はあぁぁっ……!」ズガァ

まこと「うあっ……! あっ、ああっ……」ズルッ


オー ! オーオー !

実況「続いて突っ込んで行った春麗っ……! おぉ〜っと、勢いそのままセカンドロープに飛び乗りつつ膝ァ! 膝をまことの側頭部へと打ち込んでいくっ!」

元「シャイニング・ウィザード!」

実況「シャイニング・ウィザードですっ! シャイニング・ウィザードですっ! おぉ〜っと、コイツを喰らいまことの身体がズルっと崩れ落ちたっ! コーナーマットを背に座り込むっ!」


春麗「さぁ、もう一人いるわよっ……! もう一人っ……! もう一人ねっ……!」パンパン

ローズ「さぁさぁ、三の矢はアタシよっ……!」ダダッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、春麗も大きく大きく手を打ち慣らしながらその場を移動するっ……! そしてまだ終わらないっ……! 今度はローズだっ! ローズが突っ込んできたぁ!」

元「うん、そうだっ! よくよく考えりゃコンビネーションもこっちだって負けちゃいないんだっ!」

926名無しさん:2016/10/28(金) 22:52:31 ID:Vj9it1gk
ローズ「……それじゃあ、いくわよっ!」フワッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、ローズはコーナー前でヘタり込んでいるまことへと向かって飛び込んでいくっ!」


ローズ「それじゃあ、喰らってなさいっ……! てええぇぇやっ!」ズガァ

まこと「……あぐううぅぅ」


オー ! オーオー !

実況「そして打ち込んでいくっ! 両足で打ち込んでいくっ! 顔面に打ち込んでいくっ! 低空のドロップキックだぁ!」

元「よぉ〜し、よしよ〜しっ!」

実況「連携攻撃っ……! コンビネーションっ……! チームプレイっ……! それはレインボー・ミカと大和・ナデシコの専売特許ではありませんっ! それを見せつけていくかのような、ストリートプロレスの美しき女戦士の連携攻撃だぁっ!」

927名無しさん:2016/10/28(金) 22:55:41 ID:IZ22DjrY
セクシー、ローズ (パン、パン、パパパン) セクシー、ローズ (パン、パン、パパパン)

928名無しさん:2016/10/28(金) 22:57:31 ID:Vj9it1gk
ダン「とりあえず、終わったんだったら下がれっ……! 試合権のねぇ奴は下がってろっ……!」

さくら「了解っす」ササッ

春麗「わかったわ。この場面はローズに任せましょう。乗ってるみたいだしね……」ササッ

ローズ「ほらほらっ! もっと騒いでもいいのよ……! さぁさぁ、もっともっと声を出しなさいっ……!」ググッ


ワー、ワーワー

実況「ローズは立ち上がり、大きく大きく腕を上げながらリング中央でアピールしていると言った所かねぇ!?」

元「そうで……あ〜っとっとっとっ……!」


ミカ「いけ好かないドブス共が随分とはしゃいでるみたいじゃねぇか……そうはいかねぇっ……! そうはいかねぇんだよ、オイっ……!」シュタッ


実況「おっと、元さんどうされましたか?」

元「ミカ君だっ! ミカ君、ミカ君っ!」

実況「んっ……? あ〜っと、ここでミカが戻って来たかっ!? 場外をグルっと回って戻って来たかっ!? そしてまことがヘタり込んでいる自軍コーナーっ! エプロンサイドへと飛び乗ったっ!」

929名無しさん:2016/10/28(金) 23:02:26 ID:Vj9it1gk
ミカ「よそ見してんじゃねぇ、レフェリーっ……! こっちも交代だ、確認してろっ……!」パシッ

ダン「……んっ?」


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っとミカはそのまま、まことの背に振れ……そしてリングへと入って来るっ! ここは一連の流れが早いっ……! エプロンサイドに飛び乗り、背に振れ、そしてリングへっ……! 更に向かっていくっ!」

元「あ〜、ちょっとまこと君がやられてたからねぇ……!? ここでの交代……いいタイミングだっ!」


ミカ「クズが必死こいて流れを引き寄せたとしても……そいつはスターの一撃でひっくり返るんだよぉぉっ……! まぁぁことぉぉっ! よく見てろっ……!」ダダッ

まこと「う、ううっ……ミカさん……」


アー !? アーアー !?

実況「ミカは向かっていくっ! 向かっていくっ! ローズへと向かっていくっ! そしてローズは背を向けているかっ!?」

元「あ〜、少し流れを引き寄せる事を優先しちゃったかもねっ……!?」

930名無しさん:2016/10/28(金) 23:07:22 ID:Vj9it1gk
春麗「ローズ、後ろよっ……! ミカに代わったわっ! 来てるっ……!」

ローズ「……んっ?」クルッ

ミカ「気づいた時にはもう遅しっ……! いくぜええぇぇ、おぉぉぉいっ!」フワッ


アー !? アーアー !?

実況「あっと、ここでローズが振り返るっ……! ミカの方を見るっ……! あ〜っと、しかしミカもまた身体を反転させながらローズへと向かって飛び込んでいくっ……! おぉ〜っと、そして高ぁ〜いっ!」

元「来るよ来るよ来るよっ……!?」


ミカ「売女はケツ穴舐めてりゃいいんだよっ……! こういうのが好きなんだろっ……!? ボンバアアァァっ!」ズガァッ

ローズ「尻っ……!? えっ……くああぁぁっ……!」バターン


オー ! オーオー !

実況「あ〜っと、そしてここでフライングピーチだっ! 高い高い打点のヒップアタックっ……! ローズの顔面へと打ち込んでいくっ!」

元「打点が高いだけじゃないんだっ! 体重の乗せ方がねぇ……凄く上手いんだよっ……!」

実況「ここでフライングピーチだっ! フライングピーチっ! レインボー・ミカの代名詞っ……! フライングピーチっ! あ〜っと、ローズはダウンっ! そしてミカは着地ィ!」

931名無しさん:2016/10/28(金) 23:13:02 ID:Vj9it1gk
春麗「……くっ!」

さくら「ローズさんっ……!」

ミカ「……ファァァァァックっ!」ググッ

まこと(……あっ!)


アー !? アーアー !?

実況「さぁ、リングに着地したミカは……あ〜っとっ! あっとあっとああとっ! レインボー・ミカっ……! エプロンサイドに引き下がろうとしている春麗とさくらに向けてっ……!?」

元「……あったったったぁ〜」

実況「中指を突き立てておりますっ! 中指を突き立てておりますっ! おぉ〜っと、春麗とさくらに見せつけるかのように、中指を突き立てるっ!」


ミカ「一撃でノシてやったぜ、一撃でっ……! 勿論てめぇらもこうなるんだからなっ!? この試合中てめぇら一人一人全員に、アタシのケツ穴を舐めて綺麗に掃除してもらうからなっ……!? 今の間に綺麗にうがいでもしておきなっ! 虫歯菌移されちゃあ、困るからなっ!?」ブンブン

春麗「……この糞アマっ!」ワナワナ

さくら「くっ……!」ワナワナ


ブー、ブーブー

実況「あ〜っと、そして続いてミカっ……! 今度は親指を立てた握り拳を作るっ……! これは勿論グッドなポーズではなぁいっ! 拳を下に向け、春麗とさくらに見せつけるかのように大きく大きく上下に振っているっ!」

元「う〜ん、闘争心があるというかね……? そういう部分はいいとは思うんだけど……う〜んっ……!」

実況「勿論、この行為にはブーイングですっ! 場内からブーイングが飛び交ってくるっ!」

932名無しさん:2016/10/28(金) 23:13:32 ID:Vj9it1gk
今日はここまで

933名無しさん:2016/10/28(金) 23:33:22 ID:YD81nYqA
乙っした
>>927
残り二人はなんになるんだろ
キャミィ←クール?、カリン←エレガント?

934名無しさん:2016/10/29(土) 00:34:10 ID:7Ob4VaYk
乙!
ミカもヒール頑張ってるな

935名無しさん:2016/10/29(土) 03:32:40 ID:uoWt3DzY
乙!

936名無しさん:2016/10/29(土) 08:26:58 ID:2zJDpXj.
毎回だけどミカひどいw

937名無しさん:2016/10/29(土) 12:29:11 ID:vBkdPsaM
おつおつ
ミカが中指立てたとき味方なのにまことがワタワタしてて笑ったw

9381:2016/10/29(土) 21:56:21 ID:G8rpz.0w
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

939名無しさん:2016/10/30(日) 00:28:55 ID:FsaTloO2
お疲れ様ですいつもありがとうございます

940名無しさん:2016/10/30(日) 00:33:50 ID:FsaTloO2
まことに必要なのは楽しむ気持ちだね
ミカは普段出来ないことを楽しんでやってる感じがする
割りきって開き直れたらもっと成長できるだろう

941名無しさん:2016/10/30(日) 05:36:46 ID:wXayPi3E
まこちゃん新人でなかったか?

942名無しさん:2016/10/30(日) 22:00:53 ID:UWi22cLY
ミカ「売女から産まれた糞売女ァ……! 売女一族のサラブレッドォ……! そんな奴らはリングどころか、この世に存在しちゃいけねぇんだよぉ! てめぇらの存在自体が教育に悪いんだよォ!」ブンブン

まこと(うっ、ああっ……ほがな事をしたら……ほがな事をしてしもうたら……)

ナデシコ(……流石、ミカって所ね。とことんまでヒールを追求しているわ)シュタッ


ブー ! ブーブー !

実況「おっとおっと、更にミカは両腕だっ……! 親指を下に向けて今度は両腕っ……! 春麗とさくらに向かっての挑発行為っ……! いや、侮辱行為でも言えばいいかっ!?」

元「……あ〜んな事しちゃいけないんだけどねぇ!?」


春麗「あぁ〜っ、ムカつく女っ……! こうなったらアタシがっ……!」

ダン「下がれって言ってんだろがぁっ! 下がれ下がれっ……! そうやって試合権がねぇ奴がしゃしゃり出てくるんじゃねぇっ……!」


ブー ! ブーブー !

実況「あ〜っとあ〜っとっ! しかし、この行為には春麗を腹を立てたかっ!? ミカへと向かって……あ〜っ、いやっ……! レフェリーが制止しますっ!」

元「う〜ん、そうだね。折角リングが少し落ち着いてきたってのに、またワーワーなっちゃうのは困るからね?」

実況「あ〜っと、そしてナデシコも戻って来たかっ!? 今、自軍コーナーのエプロンサイドへと戻って来ました」

943名無しさん:2016/10/30(日) 22:07:04 ID:UWi22cLY
ブー ! ブーブー !

天津飯「な、なんて下品な女だ……武道家精神とか、もうそういった問題ではない……」

餃子「人としておかしい」

ランチ「……あらあらあらあら〜」

天津飯「待てよ。おい、餃子……? もしかすると、あの女もランチと同じように、二つの人格があったりするのかもしれないぞ……?」ボソッ

餃子「そうかもしれない」ボソッ

天津飯「髪も同じ金髪だし……う〜ん、そう考えると、どことなくあの女がランチに見えてきたぞ……?」

ランチ「あら、天津飯さん。私はあんな事はしませんわ。それに私の髪は金色なんかじゃありませんよ?」

天津飯「あ〜、いやっ……! そうではなくてなぁ……」アセアセ

944名無しさん:2016/10/30(日) 22:09:24 ID:AeV/iXFY
ある意味正解w

945名無しさん:2016/10/30(日) 22:12:56 ID:UWi22cLY
ナデシコ「オタオタしないで。もう終わったでしょ。ここからこうやってブーイングを作っていかなきゃ……ほら、リングに残ってると邪魔になるわよ」

まこと「ああっ……ん、んだっ……!」ササッ


ブー ! ブーブー !

実況「こ〜れが、鰯ヶ浜女子プロレスの王者なのでしょうかっ!? 王者のあるべき姿なのでしょうかっ!? 私、少しばかり疑問に思いますっ!」

元「まぁね、態度としてはあるまじき行為なのかもしれませんね。でもね、これ一つ言える事は……」

実況「……んっ?」

元「ミカ君が出てきた事によって、空気が変わったよね」

実況「あ〜っと、確かにそう言われてみれば……!」

元「これ、さっきまでは絶対に我々ストリートプロレス側が押せ押せムードだったはずなんだよ。それがミカ君に試合権が移って、出てきた瞬間ね……?」

946名無しさん:2016/10/30(日) 22:20:31 ID:UWi22cLY
ブー ! ブーブー !

実況「あ〜っと、確かに……大ブーイングですっ! 大ブーイングっ! 先程までの押せ押せムードは何処へやらっ!」

元「だからこうやって、場の空気をガラリと変えちゃう存在って事。やっぱりそこは凄まじいよね? その辺が彼女の王者たる所以なんじゃないかな?」


ミカ「オラオラ、レフェリーも言ってんぞっ……! 引っ込んでろっ……! すっこんでろっ……! そこでてめぇら二人で寂しい股ぐら慰め合ってなっ……! そういう事してる方が観客連中もきっと喜んでくれるだろうよぉ!?」

ローズ「あ〜あっ……! 本当に下品で騒がしくて……嫌になっちゃう女っ……! あ〜っ、ムカつくっ……!」ググッ


オー !? オーオー !?

実況「まぁ、確かに存在感で言えば、このレインボー・ミカ、これ以上にない……あっ、待って下さいっ!? ここでローズが立ち上がってきますかねぇ!? 立ち上がってきますよっ!?」

元「うんうん、いいよいいよ。だからこうやって、彼女を自由にさせてちゃダメなんだ」

947名無しさん:2016/10/30(日) 22:26:01 ID:UWi22cLY
ローズ「囀ずるんじゃないわよっ……! この糞アマっ……!」バッチーンッ

ミカ「ヘイヘイ、んっ……? うおっ、だぐっ……!」ヨロッ


オー ! オーオー !

実況「立ち上がったローズはっ……! おぉ〜っと、頬を張ったぁ! 強烈に強烈に頬を張っていったぁ〜! ミカの頬へと強烈なビンタァ!」

元「お〜、いったね!」


ナデシコ「まこと、顔を上げなさい……俯いてないで顔を上げて、今リングで起きている事を見なさい……」ボソッ

まこと「……んっ?」

948名無しさん:2016/10/30(日) 22:32:24 ID:UWi22cLY
春麗「あ〜ら、痛そ〜うっ! でもそういう事されて口の中切った方がいいのかもしれないわね〜!? そしたらアンタのギャーギャー喚く騒音も、フガフガフガフガ何言ってるかわからなくなるもんね〜っ!? バーカっ!」ググッ

さくら「散々喚き散らしてやられてりゃ、笑い話にもならないっすよっ! ざまぁみろっ……!」ググッ

ダン「いいから下がれ下がれ下がれっ! てめぇらも煽ってんじゃねぇよっ!」


オー ! オーオー !

実況「こ〜いつを喰らい、ミカの動きが止まったぁ! あ〜っと、そして自軍コーナーサイド付近にいる春麗とさくらっ……! そぉ〜んなミカに対してお返し言わんばかりに笑みを浮かべつつ、春麗は親指を下に向けっ……! さくらは中指を突き立てているっ!」

元「あらあらあら……も〜う、君達まで……」

実況「う〜んっ……! これはミカの行為が伝染したとでも言えばいいでしょうかねぇ!? まぁ、ストリートプロレス側も、やられたまま……言われたままで終わるようなタイプではありませんっ!」


ナデシコ「オタオタ脅えてるのはアナタだけよ。皆、楽しんでるの……あっちの春麗も……さくらも……そしてファン達も……」ボソッ

まこと「……」

ナデシコ「……この特別な空間をね?」

949名無しさん:2016/10/30(日) 22:39:13 ID:UWi22cLY
ローズ「怒らせちゃいけない相手を怒らせちゃいけないわ。因みにアタシ……お姉さんは、静かに怒りを発散させるタイプなの……」ガシッ

ミカ「くああっ……! 痛ぇなぁ、この整形……うおっ、だ〜だだだっ……!」ググッ


オー ! オーオー !

実況「あ〜っとっ……! 更に続けてローズっ! ここは正面からミカの髪を掴んだかっ!? そして掴んだ髪を引き下ろし、ミカの頭部を引き下げていくっ!」

元「あ〜っとっと」


ローズ「その鼻……きっと潰れた方が愛嬌のなる顔になると思うなぁ〜?」

ミカ「あだだだっ、だだっ……! 髪っ……! 髪、髪っ……!」

ローズ「豚鼻になぁ〜れ。それっ……!」ドガッ

ミカ「……んがっ!」フラッ


オー ! オーオー !

実況「そしてミカの引き下げた頭部っ……! 顔面っ……! おぉ〜っと、ローズは下から膝を打ち込んでいくっ! ニーアタックですっ! 顔面へと打ち込んだぁ!」

元「お〜っ!」

950名無しさん:2016/10/30(日) 22:45:02 ID:UWi22cLY
ミカ「あががっ……! だ〜っ、こんにゃろうっ……!」フラッ

ローズ「ダメよ〜、ダメダメ。まだ終わってないわよ……ほらほら、もっと可愛い顔になりなさない……」ガシッ

ミカ「てめっ……! てめぇ、このっ……! あ〜だだだっ……!」ググッ


オー ! オーオー !

実況「下から打ち上げられミカの上体が大きく上を向くっ! いやっ、ローズは逃さないっ……! 再び髪を掴んで頭部を引き下げていくっ!」

元「……おぉ〜っと」


ローズ「可愛い可愛い豚女ちゃん……ブヒブヒ鳴きなさい。そぉ〜れっ!」ドガッ

ミカ「……ぶひっ!」フラッ


オー ! オーオー !

実況「そぉ〜して、もう一撃っ……! 下からのニーアタックっ! ミカの顔面へと打ち込んだぁ!」


ローズ「……ウフフ、まだまだ逃がさないわよ〜?」ガシッ

ミカ「うぐぐぐっ……! だぁ〜っ……! だぁ〜っ……!」ググッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、ローズは続けていくっ! 続けていくゥ! 再びミカの頭部を引き下げていくゥ!」

951名無しさん:2016/10/30(日) 22:51:29 ID:UWi22cLY
ローズ「そぉ〜れっ……! 喰らってなさいっ……!」ドガッ

ミカ「だぁ〜っ……! ゲシゲシうざってぇなぁっ……!」クルッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、打っていく打っていくっ……! ローズがミカの顔面を容赦なく打っていくっ……! これはキツい攻撃だっ! おぉ〜っと、これにはミカも嫌がるののように、ローズに背を向けるっ!」


ローズ「あ〜ら、後ろを向いちゃったら蹴られないじゃない……でも、まぁいいわ……」ガシッ

ミカ「……んがっ!」


実況「いやっ……! しかしすかさずローズも腕を伸ばすっ! そんなミカの後頭部を掴んだっ!」


ローズ「ついでに、ハゲちゃびんになっちゃいなさ〜いっ! アナタには女の命の髪なんて必要ないわっ……!」ググッ

ミカ「ぐ、ぐえっ……! うおおぉぉっ……!」ビターン


オー ! オーオー !

実況「お〜っとっ! そして今度から後ろからっ……! 後頭部の髪を掴み、大きくその腕を引くっ! あ〜っと、そしてミカの身体が後方にっ……! 仰向けへと倒されたぁ!」

元「お〜、お〜、お〜。攻めてるねぇ、攻めてるねぇ」

952名無しさん:2016/10/30(日) 22:56:39 ID:AeV/iXFY
女の命なら大切にしろw

953名無しさん:2016/10/30(日) 22:57:22 ID:UWi22cLY
ミカ「くああぁぁっ……! ちっくしょうっ……! いってぇなぁっ……!」モガモガ

ローズ「アハハ、いい様ね。いい様ねぇ!? 豚の日向ぼっこかしら!? 可愛いわねぇ〜!」


オー ! イイゾー ! ローズ !

実況「これにはミカも悶えていますっ! 流石のミカも後頭部を押さえて悶え苦しんでいるっ!?」


ナデシコ「笑ってんじゃないよ、ババアっ……! 髪掴んでたでしょっ……!? 今、髪掴んでたでしょっ!?」ビシッ


実況「しかし、エプロンサイドのナデシコっ……! 大きく腕を伸ばし、何やら叫んでいるっ!」

元「ローズ君はちょっと髪を掴んで引っ張ったりしてたからね。まぁ、その事に対する抗議でしょう」


ナデシコ「そういう事は許されるんだね……!? この糞団体はそういう事は許されると考えてもいいんだね……!? それとも選手が糞なら、レフェリーも糞なのかいっ……!? ちゃんと裁定しなさいっ……!」

ダン「わかってるってのっ……! だぁ〜っ、あっちもこっちもうるせぇなっ……!」

ナデシコ「まこともっ……! まことも、ほら抗議っ……!」

まこと「……あっ!」

954名無しさん:2016/10/30(日) 23:02:15 ID:UWi22cLY
まこと「ひ、卑怯もんっ……!」

ナデシコ「自分の所の選手に肩入れするんじゃないわよっ……! それでもレフェリーなのっ……! ストリートプロレスって所は選手だけじゃなく、レフェリーも三流以下なのねぇ!?」


実況「更にはまことも加わって来たっ……! 加わってきましたっ! さぁこれには鰯ヶ浜女子プロレスサイドが抗議をしてきますっ!」

元「まぁ、彼女達は態度とか口は悪い部分はあるけれど、ファイトスタイルに関しては結構正統的な部分がありますからねぇ」


ローズ「ん〜、ナデシコと……え〜、まことだったかな……?」チラッ

ナデシコ「……ああっ!?」

まこと「……んっ?」

ローズ「もう少しおしとやかな方が、可愛いと思うわよ〜。黙ってなさい……し〜っ」ピタッ


オー ! イイゾー ! ローズ !

実況「あ〜っと、しかしローズはそんな抗議をしている二人の方を向き……おぉ〜っと、口の前に指を一本立て、黙ってろと言わんばかりにここは逆に挑発していくっ!」

元「あっとっとぉ〜!」

実況「ローズは気にしていないっ……! 気にも止めないっ……! へのへのカッパだぁっ!」

955名無しさん:2016/10/30(日) 23:06:34 ID:UWi22cLY
ローズ「さぁ、おバカな子達には構わず続けましょうっ……! そぉ〜れっとっ……!」シュタッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、再びミカへと視線を戻し、そぉ〜してローズはその場で飛び上がるっ! あ〜っと、更に空中で両足を折り畳むっ!」

元「まぁ、ミカ君が出てきた事によって少し空気は変わりましたけどね……これ、決してストリートプロレス側の流れが失われた訳ではないので、またこうやって引き寄せていきましょうよ」


ローズ「それじゃあ、その顔……踏みつけてあげるわっ……! それっ……!」

ミカ「……しゃらくせぇっ!」ゴロンッ


アー、アーアー

実況「そしてダウンしているミカへと折り畳んだ膝っ……! その膝を再びミカ顔面へと打ち付け……あ〜っ、いやっ……! ミカが転がったかっ!? ここはミカっ……! 転がって避けたかっ!?」

元「あ〜ったったっ!」


ローズ「あら……? まだ動けたのね……?」ドスッ

ミカ「粋がるんじゃねぇぞ、クソババアっ……! うるぁっ、背後はもらったぜっ……!」ガシッ


アー、アーアー

実況「ここは避けられたっ……! ローズは誰もいない空間へと両膝から落ちるっ……! お〜っと、そしてミカっ……! 素早く立ち上がりつつ、そんなローズの背後を掴むっ……! 腰回りを掴んでいくっ!」

元「あっとあっとぉ〜」

956名無しさん:2016/10/30(日) 23:07:07 ID:UWi22cLY
今日はここまで

957名無しさん:2016/10/30(日) 23:56:32 ID:bGgCKMXw
乙乙
まこと頑張れと言うか大丈夫か之www

958名無しさん:2016/10/31(月) 00:00:30 ID:E5ioT31g
おつおつー

いやー、ミカのヒールっぷりはほんとすごいな
見ていて清々しくなるわww
今回の試合はまことにも良い経験になりそうだ

959名無しさん:2016/10/31(月) 02:39:06 ID:yGHo80gI
乙!
天津飯御一行はやっぱりまだプロレスを理解できてなかったか

960名無しさん:2016/10/31(月) 04:19:53 ID:913gBzwA
乙っした
放送禁止用語は流石に減らしてきたか
でもまこちゃんに言わせて顔真っ赤にさせてみたくもあるな

961名無しさん:2016/10/31(月) 07:32:16 ID:FWdoRuV6
ヤムチャのヒールはまこととおんなじくらいえらいことになりそうw

962名無しさん:2016/10/31(月) 09:08:04 ID:Su0gpqLI


ローズさんは相変わらず上手くダーティな攻撃をはさむね
これでブーイングが出ないのはミカがたっぷり煽ったお陰…どっちも流石だな

9631:2016/10/31(月) 22:03:11 ID:PiFH1TT.
次スレのお知らせです

ベガ「リュウ! プロレス団体なのに踊ってもらうぞ!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1477918892/

966人妻:2017/04/01(土) 21:43:12 ID:dxrzeMG2
人妻出会い系サイト セフレ不倫若妻・熟女中出しSEX体験談
人妻 男性無料出会い系サイト&掲示板
http://aeruyo.2-d.jp/zds06/0001/

地域別|セフレ募集出会い
http://aeruyo.2-d.jp/sefuredeai/0013/

エロ写メ
http://aeruyo.2-d.jp/free/adult/1/

人妻書き込み一覧
http://aeruyo.2-d.jp/sefuredeai/sex/hitozemzdeai/

セフレ募集書き込み一覧
http://galscom.eek.jp/aeruyo/zds05/000/


逆サポート掲示板で逆サポ出会い
http://aeruyo.2-d.jp/zds12/00/

人妻逆援助交際掲示板
http://aeruyo.2-d.jp/zds15/00/

熟女出会い系サイト
http://galscom.eek.jp/aeruyo/zds08/000/

テレクラdeツーショット・テレフォンセックス
http://aeruyo.2-d.jp/adaruto/deai03/2syotto01/005/

人妻から高齢熟女まで出会い掲示板
http://aeruyo.2-d.jp/zds07/0001/

熟女,人妻,主婦,不倫,セフレ専門出会いサイト 人妻専門出会い
‎高齢者・中高年 · ‎厳選の人妻出会い · ‎30代以上 · ‎中年・熟女
人妻出会い系サイト セフレ不倫若妻・熟女中出しSEX体験談
人妻(若妻熟女)と出会い系サイトでセフレになり不倫浮気セックスする方法
出会い系で知り合った20代の人妻と昼間に会ってきた時のガチ体験談
人妻出会い掲示板 人妻出会い系サイト 人妻出会い系サイト セフレ人妻出会い

967名無しさん:2018/11/14(水) 23:57:30 ID:Kou9sk5s
>>387


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板