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ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で少し上手くやれてきたぞ!」

1名無しさん:2015/03/10(火) 22:03:27 ID:wYlgYCo2
ベガ「お疲れ様でした。いい試合でしたよ」

ザンギエフ「あぁ、いい試合だった。ヒューゴー、よくやってくれたな。礼を言うよ」

ヒューゴー「いえいえ」

ポイズン「まぁ、ギャラの分はしっかり仕事するよ」

ザンギエフ「ポイズンも、よくやってくれた。どうだ、ウチのファンは暖かかっただろう……?」

ポイズン「……驚いた部分もあったけどね。ブーイングじゃなくて、歓声がもらえるだなんて、驚きだよ」

ザンギエフ「なぁ、ヒューゴー……ポイズン……?」

ヒューゴー「……どうしたんですか?」

ポイズン「……何だい?」

ザンギエフ「お前達は、今、団体に属さないフリーでやっているが……大丈夫なのか? それで、やっていけているのか?」

ポイズン「まぁ、なんとかやれてるよ……こうやって、メインイベントに呼んでくれる団体がまだあるんだからね。フリーでやってる方が、儲かるよ。それに……こっちの方が、あたし達らしいだろう?」

ザンギエフ「……そうか」

ポイズン「あんたらが、人気を上げなきゃいけないのは、リュウ君だろう? こんな、ロートルの貧乏神に構ってたって……いい事はないよ?」

ヒューゴー「……まぁ、機会があれば、またよろしくお願いします」

ポイズン「ベガ、あんたもさぁ……? ちょっとはリュウ君に華を持たせてやっても、よかったんじゃないの? 前半は若い子達にやらせてあげてたのに……なんで、後半になったら自らしゃしゃり出ちゃうかねぇ?」

2名無しさん:2015/03/10(火) 22:09:46 ID:wYlgYCo2
ベガ「いやぁ、なんと言いますかね……抑えてたつもりなんですけどね……」

ヒューゴー「まぁ、前半は抑えてましたね」

ザンギエフ「……後半だな。あれじゃあ、俺がリュウに文句を言われてしまう」

ベガ「まぁ、そのなんというか……やはり、メインで同世代のお二人がやられてるのを見ると……私自身も感じる物がありましてね……」

ザンギエフ「……ふむ」

ベガ「老兵は死なずに、ただ消え去るのみ……なんて、思っていましたが……やはり、そうではないでしょう。力づくで、この老兵を殺してもらわないと……」

ポイズン「あらあら、変な刺激を受けちゃったのかね、この人。ザンギエフ……あたし達には、責任ないからね、コレ」

ザンギエフ「いや、まぁ、リュウにはベガも、そして俺も、越えてもらわにゃ、困る……譲ってやるのではなくてな……」

ベガ「……私も、現場が好きなんでしょうね。もう少し、頑張りたいと思いますよ」

3名無しさん:2015/03/10(火) 22:13:49 ID:wYlgYCo2
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体から俺にオファーが来たぞ!」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1410868068/l50

ヤムチャ「プーアル!俺はプロレス団体に就職して頑張るぞ!」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1414760702/l50

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体に就職したのは失敗だったぞ!」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1419080190/l50

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体でやっていくのは難しいぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1422805719/

4名無しさん:2015/03/10(火) 22:17:10 ID:???
待ってました!

5名無しさん:2015/03/10(火) 22:24:00 ID:wYlgYCo2
居酒屋ーー


サガット「とりあえずだ……まぁ、キャミィちゃんも、飲み会メンバーに加わった事だし、乾杯でもするか……?」

バルログ「そうですね。本日の飲み会は、キャミィさんの歓迎会も兼ねて……と、いう事で……」

バイソン「よ〜し! だったら、乾杯の音頭は、このバイソン様がとってやろうではないか!」ヌギヌギ

さくら「だから、バイソンさん、脱がなくていいっすっ! なんで、わざわざ、脱ぐんすか。今日はレディーが二人もいるんすよ!?」

キャミィ「……いつも、飲み会ってこんな感じなんですかね?」

ダン「バイソンも、キャミィちゃんが加わった事で、テンションが上がってるんだろう……いつもは、もうちっと真面目に反省会やってるよ……」


ヤムチャ(……やべぇな。キャミィさんの試合見てない事を誤魔化す方法、何にも思い浮かんでねぇ。どうすっかなぁ、どうすっかねぇ、コレ)

プーアル「あっ、ほら……ヤムチャ様も、グラス持って下さい。ほら、乾杯ですよ、乾杯!」

ヤムチャ「お、おう……乾杯〜!」

6名無しさん:2015/03/10(火) 22:34:05 ID:wYlgYCo2
サガット「今日は、俺達の試合と、キャミィちゃんの試合の二試合だな……さぁ、どっちからいく……?」

さくら「キャミィさんの試合から、いきましょう!」

キャミィ「私から……ですか……?」

さくら「今日の試合……サガットさんに、聞きたい事があるんすよね? だったら、もう聞いちゃいましょうよ?」

サガット「ん、俺に……?」

キャミィ「サガットさんは、この前私に、試合で小さな変化を作っていこう……と、言ったじゃないですか? 自分にしか、わからないような事でもいいと……」

サガット「……あぁ、言ったな」

キャミィ「私、今日の試合で……その小さな変化を、作ってみました。その変化ってなんだと思います? サガットさん、当ててみて下さい」

サガット「ほ〜う、変化か……意外とグイグイ来るんだな、キャミィちゃんは……」

さくら「サガットさんに、言われた事を実践したんだから……当然、サガットさんは答えれますよね?」ニヤニヤ

サガット「アレだろ、アレ……アレを変えたんだろ……? アレ、アレ……」

さくら「……うわ、サガットさん、適当」

サガット「違うんだよ……名前が出てこないんだよ……アレだよ、アレアレ……手袋じゃなくて、グローブじゃなくて……腕につけるアレだよ、アレアレ……」

キャミィ「気づいていただけて、よかったです」

さくら「ほら、キャミィさん! お洒落に無頓着なサガットさんが気づくぐらいなんだから、皆〜、気づいてますって! 大丈夫っすよ!」

7名無しさん:2015/03/10(火) 22:43:29 ID:wYlgYCo2
バルログ「あの、ガントレットは、どうしてデザイン変えたんですか?」

サガット「そうだ、ガントレットだ! ようやく、名前が出てきたぞ!」

キャミィ「あれ、使ってCQCかけたら、説得力増すんじゃないかと、思いまして」

バイソン「前のヤツより、ちょっと硬そうだもんな。フェイスロックの時に、顔面にめり込ませようってか。キャミィちゃんも、なかなかの悪党だな!」

キャミィ「結局、やってませんけどね。今日の試合、15分じゃなくて、10分でしたから、打撃戦になってしまいました」

バルログ「そうですよねぇ……いつもより、短いんだったら、関節技、やってる暇なんて、ありませんよねぇ」

バイソン「ラストもCQCじゃなくて、ジャイロドライブスマッシャーだったしな」

キャミィ「そういう意味では……デザイン変えたのに、何も出来ず終いでした……無理矢理にでも打つべきでしたかねぇ……?」

サガット「いやぁ、あそこまでの打撃戦になってたんだったら、ジャイロドライブスマッシャーで終わらせた方がよかったんじゃないかな? ローズも、珍しく打撃戦してたんだし」


プーアル「ヤムチャ様、大丈夫ですか? お話ついていけてます?」

ヤムチャ「まぁ、あっちでキャミィさんの試合の話が進んでるからさ……? 助かったと言えば、助かったけど……なんて、言うかね……ちと、寂しいね……」

プーアル「……ビール注ぎましょうか?」

ヤムチャ「悪いね、プーアル。頼むよ」

8名無しさん:2015/03/10(火) 22:52:31 ID:wYlgYCo2
サガット「まぁ、やろうと思ってた事が、時間の都合上出来なかった……ってのは、よくある事だからな。次だ、次……次の試合に繋げる事が出来れば、それでいい」

キャミィ「今日の試合は、やりたい事はあったんですけど……出すタイミングがありませんでした……そこは反省です」

サガット「試合は明日もあるんだ……明後日はオフだがな……明々後日はある……」

キャミィ「そうですね。では、明日の試合……また、頑張りたいと思います」

サガット「まぁまぁ、そうやって、何か工夫しているうちは大丈夫だ。じゃあ、まぁ明日は頑張ってCQC出してくれ」

キャミィ「はい、わかりました」

サガット「じゃあ、まぁキャミィちゃんの試合はこんな物かな……?」


ヤムチャ(おっ、何だ何だ……結構あっさり終わったなぁ……まぁ、見てない事バレなくて助かったから、よかったけどね……)

サガット「じゃあ、次は俺達の試合だな……」

ヤムチャ「あ〜、そうだそうだ、サガットさん……ケンさんから、伝言あるんですけどね……忘れないうちに伝えておきますよ……」

サガット「おっ、伝言……何て、言ってたんだケンは……?」

ヤムチャ「あまり、リュウさんを怒らせるような真似はしないでくれ。サガットさん達がやりたい放題した後、全部被るのは俺なんだから……だ、そうです」

サガット「……そんな事、言われてもなぁ」

9名無しさん:2015/03/10(火) 22:59:22 ID:wYlgYCo2
バイソン「……実際、試合後のリュウとか、どうだったの? やっぱり、結構怒ったりしてた?」

ヤムチャ「う〜ん……まぁ、ベガさんに対して、文句言ってるような感じでしたけど……」

サガット「俺達だって、ベガ様がやれって言ったら、やるしかないんだぞ? 俺達の行動は、殆どベガさんの意思だ」

ヤムチャ「そうですよねぇ……だって、ベガさんの手下なんですもんねぇ……」

サガット「大方、怒ってるのは……俺が最後にスリーカウント取った事だろう……? だけど、あれはベガさんに指示さてたから……俺はやるしかないんだよ。それを、しないでくれ……なんてのは、ちょっと無理だよ」

ヤムチャ「……そうですよねぇ。サガットさんには、サガットさんの都合があるんですもんねぇ」

サガット「結局の所、リュウがベガさんを越えるしかないんだよ」


キャミィ「……こういうの派閥争いって言うんですかね? リュウさんと、ベガさんが対立していて」

サガット「おいおいおい……なんで、そうなるんだよ……そうじゃないよ……」

10名無しさん:2015/03/10(火) 23:08:28 ID:wYlgYCo2
サガット「そういうのを無くしていこうって事で……こういう席を作ってるんじゃないか。シャドルーの中に……空手軍団のヤムチャ君がいて……空手軍団の意見を取り入れようとしているんだ……俺達だけで話し合ってたら、本当に派閥だよ」

ヤムチャ「いやぁ、まぁ、いつもお世話になってます」

サガット「男子部の中に、女子部のさくらちゃんがいて……もっと壁を取り除く為に……こうやって、今日、キャミィちゃんにも来てもらったんじゃないか……」

ダン「この席はよぉ……? 派閥とかじゃなくて、仲良く酒飲んでるだけだから……あまり、深く考えるんじゃねぇ、キャミィ……」

サガット「俺だって、ベガ様とリュウ・ケンの二人に板挟みなんだよ。俺だって苦労してるよ」

バイソン「……サガットは、そのストレスで、こうやってツルツルテンにハゲちまったワケだな。可哀想に」

サガット「……バイソン、これは剃ってるだけだ。ハゲてはいない」

ダン「う〜ん……サガットも結構、頑張ってるんだけどね……やっぱり、昔から、こういう壁みたいなもんはあるよ……」

サガット「皆で飲めばいいんだ、皆で。リュウもケンも、春麗もローズもかりんも、皆集めて、皆で飲めばいいんだよ、皆で」

ダン「そこまで全員集合するのも、ちょっと気持ち悪い気するけどね……まぁ、現状よりかは、なんぼかマシだろ」

11名無しさん:2015/03/10(火) 23:32:44 ID:eDnjiEFY
待ってました!
長い1週間だった…

12名無しさん:2015/03/10(火) 23:44:43 ID:wYlgYCo2
キャミィ「……失礼しました。サガットさんも苦労されてるんですね」

サガット「まぁ、ヤムチャ君が来てくれた事で、楽にはなったよ。最近、ケンが打ち合わせに来てくれるようになったんだからな……」

ヤムチャ「あ〜、そういや、サガットさん……俺、思ったんですけどね……」

サガット「……どうした?」

ヤムチャ「……なんかね、最近ね。ケンさんが、優しい気がするんですよ、俺に」

サガット「まぁ、あいつは口は悪いが、根はいいヤツだからな」

ヤムチャ「ケンさんと、多少なりとも、仲良くなれたからこそ……こう、合体技とか出来たんじゃないか……って、思うんですよね」

サガット「おぉ、そうだな。練習より、本番の方が格好よく決まったんじゃないか?」

ヤムチャ「あれって、自分で言うのも変ですけど、俺にとってもケンさんにとっても、いい流れが来てたじゃないですか?」

サガット「……変な事ではないぞ? ヤムチャ君にとっても、ケンにとっても、いい流れだったと思う」

ヤムチャ「……だからねぇ、俺、次はリュウさんとだと思うんですよね」

サガット「……ほ〜う」

13名無しさん:2015/03/10(火) 23:46:11 ID:wYlgYCo2
短いけど今日はここまで

14名無しさん:2015/03/10(火) 23:46:32 ID:???


15名無しさん:2015/03/10(火) 23:47:13 ID:???
おつかれー。
いいところで切るなぁ

16名無しさん:2015/03/10(火) 23:50:52 ID:i0ETCDvI


今日からまた毎晩楽しみだ
顔面トラースキックの話をするのかな

17名無しさん:2015/03/11(水) 01:08:07 ID:Sla6s3LU
乙っした
待ってたほい

18名無しさん:2015/03/11(水) 01:22:18 ID:Yt2AYrS.
おつおつ!
やっと始まったな!これがないと夜が物足りなくて困るよww

19名無しさん:2015/03/11(水) 03:58:59 ID:???
おお!来てたのか!!おつ!

20名無しさん:2015/03/11(水) 04:11:20 ID:us0S7NHo
待ってました!

ちょっと思ったんだけど、そろそろ付き合いも長くなり始めているし、
サガット、バルログ、バイソンなんかはヤムチャを君付けしなくてもいいんじゃないかな?

なんか壁があるように感じるんだが

21名無しさん:2015/03/11(水) 04:23:35 ID:70CQWATA
乙です!
仕事終わりに毎日楽しみにしています

22名無しさん:2015/03/11(水) 05:59:30 ID:???
付き合いが長い・・・?
冗談かな?

23名無しさん:2015/03/11(水) 08:23:21 ID:???
俺達の付き合いは5スレ目と長いが、ヤムチャ達は二週間たっていないぐらいか?

24名無しさん:2015/03/11(水) 09:00:30 ID:???
>>23
まるでアニメ版ドラゴンボールみたいなことになってるな

25名無しさん:2015/03/11(水) 09:36:55 ID:3K/eY1GY
>>24
吹いたw

26名無しさん:2015/03/11(水) 10:49:41 ID:36Mj/3gI
来てた!乙です!
キャミィも少しずつ変わろうとしてるんだね

27名無しさん:2015/03/11(水) 20:50:24 ID:???
俺はそれよりベガ「様」なのかベガ「さん」なのかが気になるwww
まぁ、多分変換ミスなんだろうけどf(^_^;

28>>1:2015/03/11(水) 21:39:44 ID:HbhA3WUQ
本日の更新は ちょいとお休みです
再開したばかりなのに 申し訳ありませぬ

29名無しさん:2015/03/11(水) 23:25:48 ID:???
>>27
俺は
シャドルーのボスとしてのベガ=ベガ様
試合以外のプライベートなベガ=ベガさん
って使い分けてるのかなーとか思ってたけど、その可能性もあるのか
とにかく乙です。

30名無しさん:2015/03/12(木) 00:07:39 ID:???
>>28
気にしないで

31名無しさん:2015/03/12(木) 04:21:35 ID:Qv2I8N7c
今日は休みか
まあそんな時もあるさね
乙っした

32名無しさん:2015/03/12(木) 21:34:51 ID:???
新スレ乙っす。

33名無しさん:2015/03/12(木) 22:00:41 ID:rtNojIyI
ヤムチャ「ケンさんも、リュウさんが合体攻撃誘ってきたら、ド派手に決めろ……なんて、言ってくれたんですけど……ちょっとねぇ、まだリュウさんとは距離があるような気もするんですよねぇ……」

バイソン「……実際、距離はあると思うぜ?」

バルログ「リュウ君は、打ち合わせにも来てませんしね」

ヤムチャ「……ですよねぇ。ここを何とか出来れば、何か違う結果が出ると思うんですよ。俺にとっても、リュウさんにとっても、何かいい結果が」

サガット「……実際、それは試合中に感じたかな?」

ヤムチャ「……それは、いつですか?」

サガット「いつ、って言うか……ほら、ケンがヤムチャ君に、アピールしてから、バイソンにトラースキックをしただろ……?」

ヤムチャ「あぁ、はい。アドリブで……」

サガット「それで、ヤムチャ君もアドリブで、それに乗っただろ? ケンにアピールしてから、俺にトラースキックを仕掛けた……」

ヤムチャ「あれは、間違ってなかったですよね?」

サガット「間違ってなんかいないさ。寧ろ、よくやったと思うよ。あぁいう事は冷静に周りが見えてないと出来ないからな。遊び心も時には必要だ」

ヤムチャ「おぉ、よかったよかった……」

サガット「ただ、二人がそうやって、アドリブで作った流れに……俺は、リュウも乗っても良かったと思う。リュウも同じように、ヤムチャ君とケンにアピールしてから、トラースキック……そんな場面があってもよかったように思う」

34名無しさん:2015/03/12(木) 22:11:00 ID:IEdhr0V2
ヤムチャ「あぁ、言われてみれば、そうかもしれませんね……空手軍団の中でリュウさんだけ、やってませんもんね……」

サガット「ちょっと、リュウは周りが見えてないのかな……? 余裕がないように、思えるなぁ……」

ダン「……この場に、いねぇヤツの悪口は程々にしておけよ、サガット」

サガット「おっと、失礼……悪口のつもりではないんですが……まぁ、そういう風に聞こえてしまいますね」

ヤムチャ「その辺りって……俺が何とか出来る問題なんですかねぇ……?」

サガット「……ん?」

ヤムチャ「俺の活躍によって……リュウさんに、そういう余裕が生まれる……みたいな事って出来るもんなんですかね……?」

サガット「その辺りは、わからないな……なんせ、リュウの感情の話なんだから……」

ヤムチャ「……そうですよねぇ」

サガット「ただ、だ……結局の所、チームプレイなんだ。信頼している人間と、信頼していない人間……やっぱり、何処かでその辺りは影響してくるんじゃないかな?」

ヤムチャ「って事は、やっぱり……」

サガット「あぁ、ヤムチャ君の……次はリュウと仲良くなる……その考えは、俺はあながち間違ってないと思うぞ?」

ヤムチャ「……そうなってくると、結果ですよね。もっと、俺が結果を出せれば、リュウさんも認めてくれる様な気がします。ケンさんはなんだかんだで、認めてくれた……のかな? 最近は、優しいですし」

サガット「明日だな。明日……どうだ? ヤムチャ君の方から、リュウを合体攻撃に誘ってみるってのはどうだ?」

ヤムチャ「う〜ん……いけるんですかねぇ、ソレ……俺から誘うなんて、ちょっと生意気じゃないですかねぇ……?」

サガット「だったら、間にケンを入れればいい。ケンにも少しは働いてもらわんとな」

ヤムチャ「……なんだかんだでねぇ、ケンさんって、細かい間取り持ってくれてると思うんですよ、俺」

35名無しさん:2015/03/12(木) 22:18:35 ID:IEdhr0V2
ーーー


ベガ「……明日のメインは、どうなされるんですか?」

ザンギエフ「う〜ん、今日のお前の試合……リュウとの因縁が出来たような気もするんだが……やはり、人員が足りん。リュウをメインに持ってくるしか、ないのかな……?」

ベガ「まぁ、決着は持ち越しですかね」

ザンギエフ「まぁ、メインでまた因縁を作れればいいさ。お前への怒りを、俺にぶつけてもらおう」

ベガ「……最近、無茶しすぎじゃないですか? 身体には、気をつけて下さい」

ザンギエフ「わかってるよ。それにだ……」

ベガ「……それに?」

ザンギエフ「リュウをモノにしたいのは、山々なんだが……同時に他の奴らも育てていかなければ、ならんだろう?」

ベガ「……確かに」

ザンギエフ「女子部のコンテンツだって、もっと大きくなってもいい……まぁ、キャミィだな……それに、タッグのベルトもだ。ナッシュ・ガイル組とユン・ヤン組だけでは困る……」

ベガ「ホークとフェイロンに……まぁ、結果を出して貰いませんとね……」

36名無しさん:2015/03/12(木) 22:25:45 ID:IEdhr0V2
ザンギエフ「ヤムチャは、結果を出してくれているんだけどなぁ……全員が、アイツぐらいのスピードで育ってくれると助かるんだが……」

ベガ「……流石に、それは無茶だと思います」

ザンギエフ「空手軍団にとって、いい刺激になってきたんじゃないかな? これでリュウも何か変わってくれればいいんだがな……」

ベガ「結構、ケンは上手く利用しているように感じましたが……リュウは少し、ですねぇ……」

ザンギエフ「……一人相撲は、よくないぞ。全く」

ベガ「そんな事、言ってる割に、明日はメインでリュウとシングルなんでしょう?」

ザンギエフ「……仕方がないだろう。人員が足りないんだから、人員が」

ベガ「まぁ、今のリュウにとっては、力をつけれる場所は……ベルト戦より、空手軍団とシャドルーの抗争でしょうね。きっと……」

ザンギエフ「本人が、そこに気付けるかどうかだな……まぁ、明日の試合……俺も、格の違いを見せつけて……リュウに感じてもらおうか……」

ベガ「……あまり、リュウの不満を溜めないようにして下さいね。そのうち、爆発しますよ?」

ザンギエフ「……お前が言うな、お前が。今日の試合はどうなんだ、えぇ?」

ベガ「アレは……旧世代の意地ってヤツですよ……まぁ、確かに熱くなりすぎた部分があったかもしれません。申し訳ありません」

ザンギエフ「それでいいんだよ。ファンは旧世代の意地がみたいんだ。だから、俺はリュウに旧世代の意地を見せる……ただ、それだけだ」

37名無しさん:2015/03/12(木) 22:32:30 ID:IEdhr0V2
翌日ーー


ヤムチャ「さぁさぁ、今日も頑張っていこうっ! 元気にストレッチからだ!」グイグイ

バイソン「おう、今日も元気だな、ヤムチャ君! やる気があるのはいい事だ!」

ヤムチャ「二試合で、何か結果を残せだなんて、言われてましたけど……結果は出したでしょ、多分。昨日の飲み会で、皆さんに怒られなかったし」

バルログ「そうですね。あの内容だったら……今日も第五試合で出来るんじゃ、ないですかねぇ?」

ヤムチャ「怒られない……ってのは、地味にいい事です。俺は褒められて伸びるタイプですから……自分もちょっとはプロレスラーらしくなってきたんじゃないかって、自覚が出てきたような気がしますね」

サガット「それは、いい事だ」

ヤムチャ「今日の課題は、試合中の行動で……リュウさんとの信頼関係を築く……! そんな所ですかね……?」

サガット「そうだな。何か一つでもいい……自分に課題を与え、それをクリアしていく……ヤムチャ君に芽生えた自覚は本物だったようだな……」


プーアル「皆さ〜ん! ザンギエフさんから、今日の予定試合表、貰ってきましたよ〜!」

サガット「うむ、プーアル君、いつもありがとう。では、早速見てみるか」

ヤムチャ「昨日の試合で合体技を使えば、サガットさんをぶっ飛ばしてもいいって、学べたからな……! 今日の試合は、出来る事なら、リュウさんと合体技で、サガットさんかバルログさんか、ベガさんをぶっ飛ばす……って、所だな!」

38名無しさん:2015/03/12(木) 22:38:00 ID:IEdhr0V2
本日の予定試合


第一試合(10分決着)
◯コーディ ー ガイ×

第二試合(10分決着)
◯E.本田 ー ディージェイ×

第三試合(15分決着)
×ダルシム ー T.ホーク◯
ブランカ フェイロン

第四試合(15分決着)
ローズ ー かりん
×さくら キャミィ◯

第五試合(25分決着)
◯ケン ー バルログ×

第六試合(30分決着)
×リュウ ー ザンギエフ◯

39名無しさん:2015/03/12(木) 22:43:40 ID:IEdhr0V2
ヤムチャ「……あり?」

バルログ「あら、今日は私がケン君とシングルですか……まぁ、私は昨日の一戦に絡んでませんからね……」

ヤムチャ「あれ、俺の出番がねぇぞ……? 第五試合にもないし……第二試合にもねぇ……」

バイソン「タッグベルトは第三試合か……まぁ、ダルシムさんとジミーさんが挑戦者だし、そうなっちまうのかな……?」

サガット「代わりに女子部が第四試合だな。今日は春麗を除いた全メンバーか……ここで、何か結果を残してもらいたいものだな……」

ヤムチャ「あれ……何で、俺の試合がねぇの!? 俺、昨日、結果残したよなぁ? 結果残したのに、何で試合がねぇの!?」

バイソン「まぁ、ヤムチャ君は、入団してからずっと出ずっぱりだったろ? 休みなんだったら、ありがたく身体休めておきなよ」

サガット「そうだそうだ。今日は俺達だって、試合はない。休める時に、休んでおかないと」

バルログ「……皆さん、休みなのに、私だけ試合って、何か孤立感」

ヤムチャ「もしかして……俺、結果出せてなかったのか……!? 自分では出来てたつもりだけど……出来てなかったのか!?」

プーアル「……ヤムチャ様、その事でお話が」

ヤムチャ「おう、プーアル……どうした……!?」

プーアル「ザンギエフさんと、ベガさんが、ヤムチャ様の事を呼んでいます。すぐに行って下さい」

ヤムチャ「えっ……呼び出し……? やっぱり、何かやらかしてたのかな……? あっ……!」

40名無しさん:2015/03/12(木) 22:48:45 ID:.yg3JVI.
ヤムチャ、セコンドかな?

41名無しさん:2015/03/12(木) 22:53:03 ID:IEdhr0V2
ヤムチャ(あっ、そういや昨日、俺……試合中、ベガさんに言われたや……『少々、頑張りすぎではないか?』って……やべぇ、やりすぎたんだ……絶対、俺やりすぎちゃったんだ……)

サガット「……現場監督からの呼び出しか。早く、行った方がいいぞ、ヤムチャ君」

バイソン「あの人達、待たせると、ロクな事にならねぇからな。早く行ってこい!」

ヤムチャ(それで、呼び出し喰らったんだ……やべぇな……怒られる予感がプンプンするぞ、オイ……)

プーアル「という事で、ヤムチャ様……早く、ザンギエフさん達の所に行きましょう。待ってますよ」

ヤムチャ「いやいやいや……! ちょっと待って……ちょっと待って、プーアルっ!」

プーアル「……何、言ってるんですか? 上司に逆らうと、ロクな事になりませんよ。ホラ、ヤムチャ様、早く」

ヤムチャ「俺は……頑張ってるぞ、プーアルっ! 怒られるような事は何もしていないっ! 結果だって出したハズだ、多分……多分っ……!」

プーアル「……はいはい。じゃあ、ヤムチャ様、行きましょう」

ヤムチャ「も〜う……何で、こうなっちまうのかねぇ……! 一生懸命やる事の何が悪いっ!」


サガット「……まぁ、おそらく用件は」

バイソン「う〜ん、多分、そうだろうね……今日のヤムチャ君……また厳しい戦いになりそうだな……」

42名無しさん:2015/03/12(木) 22:59:00 ID:IEdhr0V2
ーーー


プーアル「失礼します! ザンギエフさん、ベガさん、さくらさん。ヤムチャ様の事、連れて来ましたよ!」

ヤムチャ「あっ、うっす……! 失礼します……」


ザンギエフ「……おう」

ベガ「……」

さくら「……」


ヤムチャ(うおおぉ……濃い面子だな……さくらちゃんが、いる事が唯一の救いだけど……)

ザンギエフ「まぁ、掛けてくれ……さくら……ヤムチャ君に、茶でも出してやってくれ……」

さくら「わかりました」

ザンギエフ「後、俺とベガの分も頼むよ……少々、長話になりそうだからな……」

ヤムチャ(おいおいおい……さくらちゃん、仕事する女の顔だよ、おい……いつもみたいに、話しかけづらいな……長話って、何言われるんだ、おい……)

43名無しさん:2015/03/12(木) 23:06:59 ID:IEdhr0V2
ザンギエフ「おい、ヤムチャ?」

ヤムチャ「あっ、はい……!」

ザンギエフ「どうだ、最近、順調か……?」

ヤムチャ「あっ、はいっ……! 最近は順調です! 昨日はちょっと、やりすぎちゃったかと、思う部分はありましたけど……これから、改善していきます!」

ザンギエフ「……おい、ベガ? 昨日の試合、やりすぎてたか? お前、昨日戦っただろ?」

ベガ「いえ、昨日の試合……よかったですよ…… ヤムチャ君、その調子で頑張ってくれよ?」

ヤムチャ(……あり、怒られねぇぞ?)

ザンギエフ「まぁ、あの位置でやるなら……あれくらいは当然だ。我が団体所属のレスラーなら、もっとだ……もっと頑張ってもらわにゃ、困る」

ヤムチャ「あっ、ありがとうございます……でも、俺、今日は試合ないですよねぇ……?」

ベガ「まぁ、ヤムチャ君は、入団からずっと試合に出続けて貰っていましたからね。今日ぐらいは、休みですよ」


さくら「お茶です。ザンギエフさん、ベガさん、ヤムチャさん、プーアルさん……どうぞ」

ヤムチャ「あっ、さくらちゃん、ありがとう……」


ザンギエフ「まぁ、ただ休むだけじゃ勿体ないだろう……だから、だ……」

ヤムチャ「……んっ?」

ザンギエフ「お前は今日、解説だ。 お前には、今日解説をしてもらう。その事で……まぁ、来てもらったというワケだな……」

44名無しさん:2015/03/12(木) 23:10:29 ID:.yg3JVI.
解説か!
…技名とかよく知らないのに出来るのか??w

45名無しさん:2015/03/12(木) 23:12:15 ID:IEdhr0V2
ヤムチャ「俺、今日、解説ですか……?」

ベガ「担当は第二試合……本田君と、ディージェイ君の試合の解説です」

ヤムチャ「解説って……俺、そんなに知識ないですけど、大丈夫なんですかねぇ?」

ザンギエフ「まぁ、そういう事も必要だからなぁ……ホラ、お前もらしくなってきたんだから……マイクアピールなんかも、必要だろ……? そういう事の練習だ」

ヤムチャ「……あぁ、はい」

ベガ「まぁ、あまり下手な事は言わないように。最悪、後撮りになってしまいますよ、ヤムチャ君?」

ヤムチャ「後撮り……って、何ですか……?」

ベガ「試合の、実況と解説は……生で見ながら、喋っていますが……それを、後から映像だけ見ながら……そこに声を乗せていく……と、言うのが後撮りですね」

ザンギエフ「まぁ、簡単に言うとだ……お前が、今日の解説で余計な事を喋ってしまったら、お前の存在は消えてしまう。解説に来ていたお前の存在はなくなってしまい……」

ヤムチャ「……えっ!?」

ザンギエフ「後から、TV中継用に、実況を撮り直すという事になるな。お前、抜きでな……?」

ヤムチャ「俺の存在が、消えてしまう……」

ザンギエフ「迂闊な発言をすると、今日一日が無駄になってしまうぞ? まぁ、その辺を踏まえて……試合を解説しながら、自己アピールをしてくれ」

46名無しさん:2015/03/12(木) 23:21:15 ID:IEdhr0V2
ヤムチャ(おいおい……何か、嫌な予感がプンプンするぞ、おい……)

ザンギエフ「まぁ、実際、後撮りになった奴……なんてのは、ウチの団体にはいながな……お前が意図的にふざけない限りは問題はない。第一号にならないよう、頑張ってくれ」

ベガ「仮にも、TV中継ですからね。『うんこ』『ちんこ』……そういった言葉は御法度ですよ?」

ヤムチャ「いや、流石にそれはわかります……! 大丈夫です、言いません……!」

ベガ「後は、まぁ、プロレスの仕組み……そういったモノを言ってしまう事もダメです」

ヤムチャ「あくまで、普通の戦いを見てるような感覚で……解説しろという事ですよね……?」

ザンギエフ「まぁ、わからんならわからんで、『凄い』とか『強い』とかだけ言ってればいいぞ。とにかく、迂闊な事さえ、言わなければいい。実況のアナウンサーの話に、とりあえず、乗っかっておけ」

ベガ「実況の方も、ヤムチャ君に、色々話題を振ってくれると、思いますから。聞かれた事に答えて……自己アピールという形ですね」

ヤムチャ「ま、まぁ……知識がないなら、知識がないなりに……頑張ってみます!」

ザンギエフ「まぁ、上手く解説で試合を盛り上げてくれ。よし、さくら……まぁ、細かい部分の説明は任せるよ」

さくら「わかりました。じゃあ、ヤムチャさん、実況席の方へ行きましょうか?」

ヤムチャ「えっ、もう行くの……!? あっ……って、そろそろ時間だもんね……」

ザンギエフ「結果を残せよ〜、ヤムチャ〜! お前が、マイクアピール出来るようになれば……こっちは大助かりだからなぁ!」

47名無しさん:2015/03/12(木) 23:25:28 ID:IEdhr0V2
ーーー


ヤムチャ「ふう、何だよ、解説かよ……怒られるんじゃねぇかって、ヒヤヒヤしたじゃねぇかよ……」

さくら「アハハ、ヤムチャさん、随分と緊張してたみたいっすね?」

ヤムチャ「だってさぁ、ザンギエフさんとベガさんの二人だよ? それに、さくらちゃんだって、な〜んか、真面目な顔しちゃってさぁ……?」

さくら「流石に、あの部屋でね……このノリでは話せないっすよ。申し訳ないっす」

ヤムチャ「俺が、解説かぁ……ちょっと、不安だなぁ……」

さくら「……まぁ、初めてっすもんね? 皆、最初はそんな感じっすよ」

ヤムチャ「俺は、頭使うより、身体を使いたい……わかるかな、この気持ち……?」

さくら「いやぁ〜、わかるっすよ! 自分も、そっちのタイプっす!」

ヤムチャ「今日第五試合でやりたい事があったんだけどねぇ……まぁ、第二試合に戻るよりかは、この結果はマシかな……? とにかく、なんとかして、解説で空手軍団のアピールをしないとね」

さくら「試合そっちのけで、アピールはダメっすよ? メインは本田さんとディージェイさんっす。あの二人だって、頑張ってるんすから。その二人の試合を盛り上げるのが、最優先事項っす!」

ヤムチャ「……ディージェイかぁ」

48名無しさん:2015/03/12(木) 23:33:43 ID:IEdhr0V2
ヤムチャ「まっ、今まで基本的にぶっつけ本番で何とかやってきたんだ! 今回だってね、成功するかどうかはわかんないけど……いや、多分100点満点の成功は間違いなく、無理だろうね……だけど……」

さくら「……だけど?」

ヤムチャ「次に繋がる何か……爪痕みたいなのを、残せればいいな……とは、思うよ」

さくら「そうっすね! ヤムチャさん、頑張って下さい!」

ヤムチャ「さくらちゃん、案内してくれて、ありがとうね。実況席ってこっちだよね? いつも、リング上から見てるから、何となくわかるよ」

さくら「じゃあ、ヤムチャさん頑張って下さい。ただし……迂闊な発言だけは……NGっすよ?」ニヤニヤ

ヤムチャ「大丈夫だって、その辺は俺、いつもプーアルに怒られてるんだから!」

プーアル「……まぁ、馬の耳に念仏ですけどね」

ヤムチャ「あっ、プーアル酷いっ!」

さくら「アハハ、もうプーアルさんも連れて行けばいいんじゃないっすか? その二人のやり取り、実況向きな気がしますよ」

ヤムチャ「……プーアル、どうする?」

プーアル「まぁ、僕は遠慮しておきますよ。僕はヤムチャ様のマネージャーですから」

ヤムチャ「……だってさ。あっ、そうそう、さくらちゃん?」

さくら「どうしたんすか?」

ヤムチャ「今日、女子部の試合、第四試合だったね。よかったじゃん、そっちも頑張ってね」

さくら「勿論、頑張るっす! ヤムチャさんも、頑張って下さいね!」

ヤムチャ「うん、じゃあ行ってくるよ。よしっ、じゃあ頑張って頭働かせてくるか!」

49名無しさん:2015/03/12(木) 23:37:40 ID:J/Ic1RCY
まさかの解説ヤムチャ!!
まぁ第2試合だったらお笑い系なのである程度何言ってもOKな所はあるからなぁ(笑)
っていうか今日シングル多いなぁ!

50名無しさん:2015/03/12(木) 23:39:15 ID:IEdhr0V2
ーーー


ダン「さて、皆様……お楽しみいただいてるでしょうか!? ストリートプロレス!」

ダン「それでは、続いては……第二試合をお届けしますっ!」

ダン「熱血力士参上っ……! E.本田選手の入場ですっ!」


パチパチ……パチパチ……


本田「どーすこーいっ!」ドシーンッ


パチパチ……パチパチ……


実況「さぁ、大きく四股を踏み鳴らし……今、E.本田の入場ですっ! スモウレスラー、E.本田っ! そのパワーを本日は発揮出来るかっ!?」

本田「プロレスもいいけど……相撲も素晴らしいでゴワスっ! 本日は、その両方の素晴らしさを、ワシが皆の者に伝えてやるでゴワスっ!」

実況「さぁさぁ、このE.本田はプロレスに相撲のスタイルを取り入れたファイトスタイルが持ち味なのですが……私は一つ、問いかけたいっ! その顔のド派手なペインティングは何だっ! 相撲に、そんなペインティングをしている人間は存在するのかと!?」

ヤムチャ(……う〜ん、いきなり、この人飛ばしてるね。まぁ、まだ黙っておこう)

実況「本人曰く、歌舞伎のペイントだという事らしいが……はたして、どうなんでしょうっ!? さぁ、今、E.本田がリングイーンっ!」

51名無しさん:2015/03/12(木) 23:45:33 ID:IEdhr0V2
ダン「続きましては……」

ダン「陽気なマラカスファイターっ……! ディージェイ選手の入場ですっ!」


パチパチ……パチパチ……


ディージェイ「イエーイ! 今日もファンキーな試合をしようぜぇ〜!」ルンダルンダ


パチパチ……パチパチ……


実況「さぁ、お次は陽気な男、ディージェイの入場だぁ! ダンスをしながらの登場ですっ! いやぁ、陽気だっ! 実に陽気な男だっ!」

ヤムチャ(……まぁ〜た、踊ってやがるのか、アイツ)


ディージェイ「とびきり、ファンキーで……エキゾチックなナイトをオーディエンスにお届けしてみせるよ……さぁ、行こうっ! ミーの出番だっ!」


実況「さぁさぁ、リズムに乗って警戒なステップを踏みながら……今、ディージェイがリングに向かっていますっ! 戦いを楽しみに行くかのような、その振る舞い……まさに陽気の一言だっ!」

ヤムチャ(どうなんだろうね。入場も一つの技と考えれば、ああいう風に派手に入場するのも、いいのかな? でも、ここは第二試合だからなぁ……程々にしておけよ、ディージェイ……)

実況「さぁ、そして今……ディージェイがリングイーンっ!」

52名無しさん:2015/03/12(木) 23:53:27 ID:IEdhr0V2
実況「さぁ、それでは本日のゲスト解説をご紹介しましょうっ! なんと、初登場ですっ! 本日のゲスト解説はこちらの方だっ!」

ヤムチャ「あっ、よろしくお願いします」

実況「……あっ、名前を言っていただいてもよろしいですかね?」

ヤムチャ(えっ……? あっ、ここは自分で名前を言うのか……! やべぇ、いきなりだ……いきなり、やらかしちまった……!)

実況「初解説という事で、緊張でもされているんですかね?」

ヤムチャ「あっ、すいません……ヤムチャです……! 空手軍団の三番弟子、ヤムチャっす!」

実況「そうです! なんと本日は空手軍団の三番弟子……ヤムチャさんにお越し頂きましたっ!」

ヤムチャ「よ、よろしくお願いします……!」

実況「空手軍団といえばね……只今、シャドルーとの抗争、真っ只中なんですが……こうして、わざわざゲストに来ていただいて、本当にありがとうございますっ!」

ヤムチャ「あ〜、いえいえ……わざわざだ、なんて……とんでもありません……!」

実況「やはり、ヤムチャさんは、こういった試合を見る事で……シャドルーに勝つ為の何かヒントを得ようとしているんでしょうかねぇ?」

ヤムチャ(どうなんだろうねぇ……ヒントとか、あるのかね……?)

実況「……ヤムチャさん? まだ、緊張されているんですかね?」

ヤムチャ「あっ、はいっ……! そうっす! その通りっす!」

実況「なる程〜! では、今日の試合……何か、ヒントが見つかればいいですね!」

ヤムチャ(おいおい……グイグイくるぞ、この人……こりゃ、じっくり考えてる暇なんてねぇ……適当でもいいから、間髪入れずに、無難な答えを言っていかねぇと……)

53名無しさん:2015/03/12(木) 23:57:10 ID:IEdhr0V2
実況「ヤムチャさんは、本日の両者……どういった印象をお持ちですか?」

ヤムチャ「え〜っと……両者って、言うと……本田さんと、ディージェイですよね……?」

実況「そうです、その二人です!」

ヤムチャ(印象って、言ってもなぁ……見た目で言っていくしかねぇんじゃねぇの、コレ……本田って、人はデカいから……じゃあ、なんて言おう……とにかく、下手な事は言えねぇぞ……)

実況「ちょっと、言葉に詰まり気味ですかね? まぁ、対戦経験がないので、致し方ないっ! しかし、ディージェイ選手とは、一度タッグマッチでしたが、試合経験はおありですよね?」

ヤムチャ(コレ、助け船のつもりなのか……? でも、そっちで来るのかよ……今は、本田さんの印象を考えてたのにっ……!)

実況「ディージェイ選手にはどのような印象をお持ちですか!? 因みに私は陽気な男っ! その一言ですっ!」

ヤムチャ「あ〜、え〜っとね……ディージェイとは一度戦いましたが……その時はですねぇ……」

実況「おっとおっと、少々お待ち下さいっ! その陽気な男が、動きましたっ! どうやら、E.本田にゆっくりと近づいて……何をしでかすんだ!?」

ヤムチャ(今、言おうとしてたじゃん、ディージェイの印象をよぉ……! なんで、このタイミングで動くんだよ! 俺、何も言えねぇじゃねぇかよっ!)

54名無しさん:2015/03/12(木) 23:59:04 ID:IEdhr0V2
今日はここまで

55名無しさん:2015/03/13(金) 00:11:07 ID:x9ZjCKWg


キャミィよりは話せるだろうけど…まあ、ダメもとだよね

ちなみに、設定上の師匠ってヤムチャは知らない気が…
そこ突っ込まれたらヤバい、下手すると破門じゃ…w

56名無しさん:2015/03/13(金) 00:27:42 ID:???
乙!
俺すっごいニヤニヤしてるわw

57名無しさん:2015/03/13(金) 01:29:06 ID:???


つい先日、相撲で幕下くらいの解説だと思ったんだけど
アナウンサーに「引退後に見えてきたもの、気づいた事はありますか」と聞かれて、
「はい、沢山ありますね」と答えたのに、「具体例は?」という問いに、
一切答えれなかった人がいたわ。2分くらい時間止まってた
アナウンサーの人、後から同じ質問してトドメ刺してた

58名無しさん:2015/03/13(金) 01:35:20 ID:bopXjtpE
おつおつ!
んー、しっかしヤムチャの呼び捨てはどうにかならんもんかねぇ
普段の会話ならまだしも公共の場くらいは〜選手ってつけるのが礼儀って気がするなぁ
ましてや空手軍団なんだから礼儀作法とかしっかりしてほしいところだわ

59名無しさん:2015/03/13(金) 05:30:19 ID:iF36DyI6
乙っした
プーアルさん何気に食い込んでるよなぁ
さくらちゃんがさらっとお茶出すし
試合表取り行くたんびにザンギエフさん達と仲良くしてたりして

60名無しさん:2015/03/13(金) 08:08:43 ID:MyKrSG1w
乙!
楽しみ

61名無しさん:2015/03/13(金) 10:21:20 ID:???
まぁただ頭の回転が悪いバカって事だなヤムチャは…

脳みそまで筋肉かといえばそうでもないし中途半端なんだよなぁ能力値の振り方で言えばだから色々問題起きてワクワクするんたわけど

62名無しさん:2015/03/13(金) 10:40:51 ID:???
能力値の振り分けって言ったらヤムチャなんて限界突破して肉体に振り分けてるようなもんだ
頭脳なんてブルマ担当だったろうし

まぁ、素人に急に喋ろったって難しいもんだ
長い目で見てやらなきゃ

63名無しさん:2015/03/13(金) 13:22:54 ID:???
ダルシムのことオッサン呼びしたし、ディージェイも呼び捨ての方が違和感無いな
これからやらかすか楽しみです

64名無しさん:2015/03/13(金) 13:56:48 ID:6wCvGEVI
「新人とはいえ飲みに行ったりするレスラーさんとかいるんですか?」
飲茶「サガットさんとかですかね」

65名無しさん:2015/03/13(金) 17:35:54 ID:YQ3GU2H2
ヤムチャめっちゃテンパってんなw
いまのところ問題ないがこっからどうなるか。
せめて反省会ですむことを祈るぜ

66名無しさん:2015/03/13(金) 17:54:45 ID:???
本田とは戦ってないから格付け出来てないし、先輩だからとりあえず「さん」付け
ダルシムとディージェイ(とブランカ)とは戦って、なおかつヤムチャが勝った事で格上になったから「呼び捨てorおっさん」呼び
こう考えれば納得できない事もない

67名無しさん:2015/03/13(金) 19:14:29 ID:YQ3GU2H2
>>66
そう取っても良いが、どちらかというとプロレスのストーリーによるんじゃないか?
いくら格下でもヤムチャがベガにさんづけはまずいわけだし。
客の前では、な

空手VSシャドルー以外明確な区分けはなさそうだが、戦った相手なら尊敬しても敵意出しても良いんじゃないか?
そこにストーリーができてくんだろ。

68名無しさん:2015/03/13(金) 20:47:39 ID:BRVLIGgc
実際ドラゴンゲートの解説とかでもミレニアルズの選手が解説の時とか普通に呼び捨てしているので問題は無いでしょ!
ただテンパり過ぎてボロを>>64みたいなボロを出さなきゃたいがい許されると思う!
あと>>46でザンギが言っているスゲーしか言わない解説って新日本のライガーさんの事か(笑)
俺はあの解説は大好きだけど(笑)

69名無しさん:2015/03/13(金) 22:00:51 ID:d8Oh00es
ディージェイ「Oh! アンタ、楽しそうだな!」

本田「なんじゃ、お前は……ニヤニヤしやがって、気持ち悪い奴でゴワス」

ディージェイ「喋り方は、ちょっと変わったリズムだ」

本田「コレがワシの喋り方でゴワス」

ディージェイ「ワーオッ、 凄い腹! 声とは別のリズムを刻んでる」ポンポン

本田「な、なんじゃ、お前は……! 人の腹を触るでないっ……! コレは太鼓などではないわっ!」


クスクス……クスクス

実況「おぉ〜っと! ディージェイは、本田のあんこ体型に興味津々と言った所か!? 本田のお腹をポンポンと叩いておりますっ!」

ヤムチャ(……なぁ〜に、やってんだ、アイツは)

実況「しかし、コレはある意味失礼な行為だっ! ディージェイっ! 相手を間違えると、酷い目に合うぞ!?」


ディージェイ「う〜ん……ファンタスティックっ!」

本田「……じゃかぁ〜しいわっ! この、ド阿呆がっ!」バチーンッ

ディージェイ「……プゲっ!」


実況「おぉ〜っと、やはり、そうなったっ! 本田も怒ったっ! 怒りの張り手をディージェイにお見舞いだぁ!」

ヤムチャ(……何やってんだか)

実況「まだ、ゴングは鳴らされてもいないというのに……こいつは、いけませんねぇ、ヤムチャさん?」

ヤムチャ「えっ……? あ、あぁ……はい……そうですねっ……!」

70名無しさん:2015/03/13(金) 22:08:59 ID:d8Oh00es
クスクス……クスクス……


ディージェイ「うおおっ、Mr.本田……酷いよ……」クラクラ

本田「レフェリー、ゴングじゃ! ゴングを鳴らせぃ! さぁ、試合の始まりじゃあ!」

ダン「オーケー、よしっ、それじゃあ、ゴングを鳴らせっ! ゴングをよぉ!」


カーンッ


実況「さぁ、そして、今戦いの鐘の根が響き渡りましたぁ!」

ヤムチャ(やべぇぞ、やべぇぞ……これ、話に入っていくタイミングがねぇ……! こんな調子じゃ、何にも言えねぇよ……とにかく、何か言わないと……何でもいいから言わないと……!)

実況「E.本田対ディージェイ……試合開始ですっ!」

ヤムチャ「え〜っと……本田さんが……責めたらいいんじゃないですかねぇ……?」


本田「さぁ、何処からでもかかって来いっ! 小僧っ!」

ディージェイ「……う、うおっ」


実況「いやっ、本田は受けますっ! 両手を大きく広げ……何処からでもかかって来いと言わんばかりのポーズだぁ!」

ヤムチャ(言ったら言ったで、外れるのかよ、ちくしょうっ……!)

71名無しさん:2015/03/13(金) 22:20:33 ID:d8Oh00es
ディージェイ「Mr.本田……ゴングが鳴らされてもないっていうのに、酷いよ……」

本田「ガーッハッハっ! どうした、怖気付いたかぁ! ホレ、かかってこんかぁ!」

ディージェイ「よ〜し、それじゃあ、ミーのファンキーなビートを見せてあげるよ……はぁっ!」シュッ

本田「……うおっと」

ディージェイ「シュッ……! さぁさぁ、ファンキーに行くよ〜!」シュッ

本田「……いい蹴りじゃな!」


実況「さぁ、ディージェイが仕掛けます! 前方に踏み出しつつのソバット! そしてクルリと回転しながら、もう一発っ! 得意の蹴り攻撃……ダブルローリングソバットだっ!」

ヤムチャ(アイツ、アレばかりだよなぁ……って、言いたいけど……コレは、言っちゃダメな言葉……ちくしょう……何、言えばいいのかねぇ……)


ディージェイ「ヘイヘイ〜! ファンキーにいこう〜! はぁっ、はぁっ!」シュッシュッ

本田「おっと、おっと……なかなか、やる相手でゴワスな……」


実況「ディージェイがリズム良く打ち込んでいくっ! 連続でのダブルローリングソバットだぁ! ディージェイの身体がクルクルと回転しますっ!」

ヤムチャ(打撃戦を仕掛けようとしている……って事を言えばいいんだよな……? だから、え〜っと……どういう風に言えばいいんだ……?)

実況「あぁいう連続での攻撃って、自身の目が回ったりしないんですかねぇ、ヤムチャさん!?」

ヤムチャ「えっ……!? そ、そんな事、知りませんよ……!」

実況「あら、そうですか! さぁさぁ、ディージェイの攻撃はまだまだ続くっ!」

ヤムチャ(な、なんだよ……変なタイミングで、話しかけて来やがって……アレ……? 俺、何言おうとしてたんだっけ……?)

72名無しさん:2015/03/13(金) 22:23:51 ID:d8Oh00es
ディージェイ「ヘイヘイ、ファンキーいこうっ!」

本田「甘いわ、小童がぁっ! ホレ、いくぞっ……!」

ディージェイ「……んっ?」

本田「……ドースコイっ!」バチーンッ

ディージェイ「……ブゲッ」


実況「おっと、しかしここは本田がよく見ていたか!? カウンターの掌底をディージェイにお見舞いだぁ!」

ヤムチャ「……おぉ」

実況「……というより、本田は相撲スタイルなのですから、掌底というより、張り手の方が正しいのかもしれませんねぇ、ヤムチャさん?」

ヤムチャ「えぇっ……!? あっ、はい……」


ディージェイ「うおおっ……Mr.本田……ミーの攻撃は、まだ終わってないよ……」フラッ

本田「先〜ずは、相撲の素晴らしさを、世界にアピールじゃっ! ホレ、もう一発いくぞ! ドースコイっ!」バチーンッ

ディージェイ「……フガっ!」


実況「さぁさぁ、本田はゆったりとした構えから……張り手をもう一発だぁ!」

ヤムチャ(凄い張り手の音ですね! いや、何か違うな……そういう事じゃない……解説って、そういう事じゃないだろ……!)

実況「激しい張り手の音が響き渡るっ! いやぁ、聞いているだけでも痛いっ! やはり、あの体格から繰り出される張り手には威力があります!」

ヤムチャ(言ってもいいのかよ、ちくしょうっ ……!)

73名無しさん:2015/03/13(金) 22:31:28 ID:d8Oh00es
本田「ホ〜レ、連続でいくぞ〜! ドースコイっ!」バチーンッ

ディージェイ「……ウゲ」

本田「ホ〜レ、ドースコイっ!」バチーンッ

ディージェイ「……フガ!」


実況「さぁ、本田が体勢を低くして、連続でゆったりとした張り手をディージェイに浴びせていくっ!」


本田「ドースコイっ! ドースコイっ! ドースコイっ!」バチーンッ

ディージェイ「うっ、ぐっ……がっ……!」


実況「すり足で前進しながら、胸や顔に張り手を打ち込んでいくっ! ディージェイの身体を突っ張り突っ張り、コーナーの方へと押しやっていくっ!」

ヤムチャ(……大丈夫かな? あんなに連続で攻撃して、ディージェイ、キレたりしないかな?)


ディージェイ「Mr.本田……そんなスローなリズムじゃ、ファンタスティックな試合は……」ドスッ

本田「ガーッハッハ! コーナーに追い詰めたぞ!」

ディージェイ「……んっ?」

本田「こ〜れで、止めじゃっ……! うおおおぉぉっ!」ググッ

74名無しさん:2015/03/13(金) 22:37:06 ID:d8Oh00es
実況「さぁ、ディージェイがコーナーに追い詰められたっ! そして本田が大きく振りかぶって……!」


本田「ドースコイっ!」バチーンッ

ディージェイ「……グガッ!」ガクッ


実況「ディージェイ顔面に強烈な張り手をお見舞いだぁ! ディージェイの身体がガクっとコーナーマットへともたれかかります!」


本田「コレが、相撲の決まり手『突き出し』じゃあ! 皆の者、よく覚えておけいっ!」


パチパチ……パチパチ……

実況「さぁ、そして本田は両手を広げて大アピールだ! 本田は声がデカいですね! よく通ります! どうやら、今のは『突き出し』という、相撲の決まり手だそうです」

ヤムチャ(ディージェイは反撃にいくのかな……? それとも、本田さんがまだ続けるのかな……? どうすっかねぇ……何て言えばいいのかねぇ……?)

実況「いやぁ〜、一つ勉強になりましたね、ヤムチャさん!」

ヤムチャ「えっ……!? あっ、はい……!」

75名無しさん:2015/03/13(金) 22:45:58 ID:d8Oh00es
ヤムチャ(やべぇぞ……何も、言えてねぇ……! というか、この人がわざわざ話題振ってくれてるのに、それにすらマトモに答えれてねぇ……一回、落ち着こう……深呼吸だ、深呼吸……)


ディージェイ「くそっ……! 自分ばかり、いい格好して……ミーだって、負けないよっ……! はぁっ!」シュッ

本田「……ぬっ?」


実況「おぉ〜っと! しかし、ディージェイもすぐ様体勢を立て直し、本田に仕掛けるっ! 踏み込みつつのソバットだっ!」

ヤムチャ(あぁ、ちくしょうっ……! 考えが纏まってねぇってのに、動くんじゃねぇよ、馬鹿野郎っ……!)


ディージェイ「ヘイヘイ〜! ファンキーにいこうか! ダブルローリングソバットだっ!」シュッ

本田「おっと……また、それかぁ……」


実況「再び、ダブルローリングソバットを本田に仕掛けるっ! コーナーに追い詰められて、狭い空間だというのに、クルリと綺麗な回転を見せますっ! この辺りはある意味見事だ!」

ヤムチャ(さっきそれで、反撃喰らっただろ……違う責め方しろよ、ディージェイ……! それで、これは言っちゃいけない台詞だしよぉ……! ちくしょう、俺何言えばいいんだよ)

76名無しさん:2015/03/13(金) 22:53:09 ID:d8Oh00es
ディージェイ「ヘイヘイ〜!」シュッ

本田「……うおっと!」

ディージェイ「まだまだぁ〜! ファンキーにいこうっ!」シュッ

本田「うおっと……うおっと……!」


実況「おっと、ディージェイの反撃は効いているのか!? コーナーに追い詰められた状態から、ダブルローリングソバットの連打連打で、本田を対角線コーナーまで押し返していきます!」

ヤムチャ(本田さんは……多分、喰らってくれてんだろなぁ……)

実況「さぁさぁ、ここで押し返したいディージェイっ! 上手く蹴りを当てていきます!」

ヤムチャ(あっ、だから……これを最もらしい理由で言えば、いいんじゃん……本田さんが喰らう理由……何か、ねぇか……? 最もらしい理由……何か、ねぇか……?)


ディージェイ「ンッン〜! ファンキーなビートが刻まれてきたねぇ……」シュッシュッ

本田「お、おっと……! しまった……コーナーに追い詰められてしまったか……!?」ドスッ


実況「さぁ、本田の重い張り手を顔面に喰らい……ディージェイの闘争心にも火がついたか!? さぁ、そして本田を対角線コーナーまで押し返したぞ!」

ヤムチャ(そういう事だよ、そういう事……ちくしょう、言われちゃったよ……)

実況「ダブルローリングソバットの連打連打ぁ! 本日だけで、何度この技を見たか、数え切れませんっ!」

77名無しさん:2015/03/13(金) 23:01:33 ID:d8Oh00es
ディージェイ「ヘイヘイ、フィニッシュだっ……! フンっ!」ピョンッ

本田「……ぬっ?」


実況「おっと、そしてディージェイは、トップロープを掴みつつ……そのまま、サードロープへと飛び乗ったっ!」

ヤムチャ(……おっ、何かするのか?)


ディージェイ「よっと……! はああぁ……!」ピョンッ

本田「……何っ!?」

ディージェイ「はああぁぁっ! たあっ!」ガスッ

本田「うぐっ……!」


実況「ディージェイはサードロープの反動を利用し……そのまま高くジャンプっ! そして、その流れのまま、本田の顔面に蹴りを浴びせますっ!」

ヤムチャ(おいおい、顔面蹴りって……ちゃんと加減してるんだろうなぁ? というか、アイツ、あんな技持ってたんだね……)


ディージェイ「ヘイヘイ、ミーのファンキーな攻撃を見たかい……? Mr.本田……?」

本田「あたたた……くそっ……」


実況「体格を利用した力で責める本田に対して……素早い動きの技で責めるディージェイと言った所でしょうか!? この辺りは、お互いのファイトスタイルの違いというものなんでしょうかねぇ、ヤムチャさん?」

ヤムチャ「えぇ……? あっ、はい……」

78名無しさん:2015/03/13(金) 23:07:16 ID:d8Oh00es
ディージェイ「ヘイヘイ〜! 皆〜、よ〜く聞いてくれよ〜!」ルンダルンダ


実況「おぉ〜っと、本田の顔面に一撃与えたディージェイは……満足気に踊り始めました! この辺りが陽気です! 陽気な男です!」

ヤムチャ(……もう、踊るのは仕方ないよね。うん)


ディージェイ「今のが、ミーの必殺技……ダブルローリングソバットだっ! 皆、覚えてくれたか〜い?」


ダン(……えっ、そっち?)

本田(……顔面蹴りじゃねぇのか!?)

ヤムチャ(お前は、何処までダブルローリングソバットに自信持ってるんだよ! そっちじゃねだろ、そっちじゃよぉ!)

実況「そして叫んだっ! 先程の本田と同じように自らの必殺技をアピールしていくっ! 目には目を……歯には歯を……挑発行為には挑発行為と言った所かぁ!?」


ディージェイ「ヘイヘイ、どうしたんだい〜? ミーの時には拍手がないのか〜い?」


実況「しかし、ダブルローリングソバットに関しては……もう、覚えた! 大丈夫だ、皆、知っている! 何故なら、貴方は沢山打ったのだもの!」

79名無しさん:2015/03/13(金) 23:11:32 ID:LZ1cDm7g
ディージェイw相変わらずだなw

80名無しさん:2015/03/13(金) 23:12:26 ID:???
キャミイの気持ちがわかった。
ケンさんのアドバイス思い出せー

81名無しさん:2015/03/13(金) 23:16:56 ID:d8Oh00es
本田「こりゃ、なかなかの強敵みたいだな……! ワシもウカウカしてられんっ……! フンっ……!」ガシッ

ディージェイ「ヘイヘイ、待てよ、Mr.本田……! ミーのアピールはまだ終わって……」

本田「黙らっしゃいっ……! うおおおぉぉっ!」ググッ

ディージェイ「おっ、うおっ……!」


実況「本田も、すぐに体勢を立て直し……そして、踊っているディージェイを掴みにかかるっ! そして持ち上げたぁ!」


本田「ボディスラムでゴワスっ! ドースコイっ!」ドシーンッ

ディージェイ「……ぐっ!」


実況「そして、ディージェイの身体をマットに叩きつけるっ!」

ヤムチャ(おぉ、本田さんのボディスラムは、何か力強い感じがするな……)

実況「力強いボディスラムっ! やはりこの辺りは、体格差が生きているんでしょうかねぇ、ヤムチャさん?」

ヤムチャ「えっ……? あっ、はい……そうですね……!」

実況「さぁさぁ、技で返されたら、今度は力で責めるっ……! この辺りは、違ったタイプの人間戦いである醍醐味だぁ!」

ヤムチャ(ちくしょう……今のは、言っていい事だった……! ダメだ、黙ってたら、結果は残せねぇ……全部取られちまう……思った事はすぐに言っていかねぇと……!)

82名無しさん:2015/03/13(金) 23:26:13 ID:d8Oh00es
本田「さぁ、いくぞっ……! うおおおぉぉっ!」ピョンッ

ディージェイ「……うぐぐ」


実況「さぁ、ボディスラムでディージェイダウンさせて本田は……その場で高くジャンプっ! 体格からは想像出来ないような、高い高いジャンプだ!」

ヤムチャ「おぉ、凄ぇ……あの体格で飛べるんだ……」


本田「そ〜れ! 百貫落としィ〜!」ズドーンッ

ディージェイ「……ぐああああぁぁっ!」


実況「そして、そのまま自身の巨体のディージェイの上に落としていくっ! 変則的なセントーン! 尻から落ちるセントーン! 百貫落としだ! 本田の百貫落としっ!」

ヤムチャ「うわぁ、あれが、振ってきたら……ねぇ……?」

実況「……何せ、百貫ですからね? ディージェイも苦しそうです!」

ヤムチャ「……百貫?」


パチパチ……パチパチ……

本田「コレがワシの百貫落としじゃ! どうだ、見たか!?」

ディージェイ「うぐぐ……うぐぐ……」

83名無しさん:2015/03/13(金) 23:37:44 ID:d8Oh00es
実況「ヤムチャさん、『貫』というのはですね、重さの単位で……大体、一貫が約3.75キログラムなわけなのですよ?」

ヤムチャ(えっ、何……? 何……? いきなり何の話してるの……この人……?)

実況「つまり『百貫落とし』というのは……3.75キロの100倍! 375キロの体重がディージェイにのしかかるという技なんですね!」

ヤムチャ「あっ、そうなんですか……375キロの体重……それは、凄いですね……」

実況「本田の体重は137キロ! しかし、あれだけの跳躍をして……ディージェイにのしかかったら、約三倍……百貫である375キロ分の体重も瞬間的には、かかってしまうんでは、ないですかねぇ?」

ヤムチャ「137キロもあるんですか……でも、高く飛んでたし……それくらいかかってしまうかもしれませんねぇ……?」

実況「あれは、そういった、自らの体格を生かした……恐ろしい技なのですよ!」

ヤムチャ「そうですよねぇ……ディージェイも百貫落とされて……苦しんでいますねぇ……」


本田「ガーッハッハ!」

ディージェイ「ううっ……ううっ……」


実況「ヤムチャさんも、ひょっとしたら本田と戦う機会が来るかもしれませんっ! その時は、あの技には気をつけて下さいよ!? マトモに喰らえば、病院送りは間逃れませんよ!?」

ヤムチャ「う〜ん、怖い技ですね……本田さんって人は……あんなに動ける人だなんて、ちょっと想像してなかったです……」

実況「では、試合の実況に戻りましょうか! ヤムチャさん!」

ヤムチャ(あれ……これって、もしかして……あまり喋ってない俺に対して、話題振ってくれた……?

実況「さぁさぁ、本田……! ここからどう攻めるっ……!?」

ヤムチャ(しまった……! そういう事だったら、答えは違うんじゃねぇか……!? 『空手軍団は百貫落とされて、やられるようなヤワな集団じゃありませんよ』が正解だったんじゃねぇか……? 俺、何て答えた……何て答えたっけ……!?)

84名無しさん:2015/03/13(金) 23:40:00 ID:d8Oh00es
今日はここまで

85名無しさん:2015/03/13(金) 23:46:45 ID:???
乙乙!
本田はレスラー歴長いのかな?ディージェイに対応出来てるし。

86名無しさん:2015/03/14(土) 00:25:07 ID:odTiuSNM
ヤムチャ達に感情移入してたからむかついたけど、
こう見るとディージェイ面白いな
クビにするのは惜しいって気持ちもわかる

87名無しさん:2015/03/14(土) 00:53:47 ID:???
敵にまわすと腹が立つが、傍目に見る分にはディージェイ戦面白いなww
そして実況の人は臨機応変というか、やっぱり凄いね

88名無しさん:2015/03/14(土) 05:05:24 ID:qxXTTRn2
乙っした
対戦経験のあるDJの動きに対して自分ならどうするかどうしたかを語るしか無いわなぁ
せめて前日に言ってくれれば予備知識くらい仕入れられるのに
まあ、ぶっつけで解説できるくらいになればアドリブも上手く利かせられるようになるかな

89名無しさん:2015/03/14(土) 06:05:44 ID:DoO3mECk
この機転の利かなさがブルマに愛想を尽かされた一因だったりしてw

90名無しさん:2015/03/14(土) 07:23:47 ID:a1vPJVFA
実況の人が最初に勉強に来てるのかって聞いてくれたおかげ、ヤムチャが選手のプロフィールや技を聞いても良い空気ができてる気がする。

91名無しさん:2015/03/14(土) 12:55:29 ID:NeQv7zt6
スーパーヤムチャのこともしゃべれー(/。\)

92名無しさん:2015/03/14(土) 17:56:33 ID:ovbPMLn.
>>91
スーパーヤムチャはまだ試合では使ってないようなもんだし、実況で言うことじゃないでしょ。
まぁ、まだ使ってない必殺技(スーパーヤムチャ)のことを実況でしゃべっちゃって怒られるっていう展開はあるかもしれないけど。

93名無しさん:2015/03/14(土) 21:31:50 ID:???
スーパーヤムチャか
まだセル編直後ならスーパーサイヤ人2や3の概念も無いだろう
だが、ブウ編後までヤムチャがプロレス続けられるなら、スーパーヤムチャ2やスーパーヤムチャ3まで出してしまいそうだ
伝説のスーパーヤムチャやスーパーヤムチャゴッドまで出たりしてな

94名無しさん:2015/03/14(土) 21:57:16 ID:sRm7ucq.
ディージェイ「ううっ……そんな醜い、ブクブクした体型でのしかかるなんて……Mr.本田……酷いよ……!」ムクッ

本田「こいつは、あんこ体型という、力士の理想像じゃあぁ! 何も知らん癖に、ゴチャゴチャ抜かすではないっ!」

ディージェイ「アスリートってのは、余計な脂肪をつけてはいけないんだよ……理想の体型ってのは、ミーみたいな絞られた筋肉と……」

本田「じゃあかぁしいわいっ! ホレ、とっととかかってこんかぁ!」


実況「さぁさぁ、百貫落としを喰らったディージェイは、なんとか立ち上がる! だがしかし、少々苦しそうだっ!」

ヤムチャ(くそっ、何か言おうっ……! 話題を振ってもらってから答える……じゃなくて、俺から何か言おうっ!)

実況「一方、本田は、そのディージェイの動きを悠々と眺めている……と、いった所でしょうか? 少々、本田のペースになってきたか!?」

ヤムチャ「あの〜、本田さんの……落ち着いてる感じって、いいですね……?」

実況「ほう、落ち着いてる感じとは……!? ヤムチャさん!?」

ヤムチャ(えっ……!? おい、そこ食いついてくるのかよ……! やべぇ、やべぇ……何か答えないと……)

95名無しさん:2015/03/14(土) 22:04:22 ID:sRm7ucq.
ヤムチャ「え〜っと、何て言えばいいんですかねぇ……? 慌ててる素振りがないって言うか……」

実況「……冷静に、自分のペースに持っていって戦ってると?」

ヤムチャ「あっ、そうそう! そういう事です!」


ディージェイ「くそっ……! ミーだって、負けてられないよ……! はぁっ!」シュッ

本田「おぉ〜っと、来たかぁ……!」


実況「さぁ、ここでディージェイが仕掛けた! 軽くジャンプしながらの右足でのキックっ! 本田の肩口辺りに打ち込みます!」

ヤムチャ(あっ、ディージェイが仕掛けてくれた……おぉ、よかったよかった……やべぇやべぇ……ゴールが見えてねぇのに、話を切り出すのも、考えもんだな、コレ……)

実況「しかし、本田は余裕綽々の表情でその蹴りを受けるっ! この辺り、肝っ玉が据わってるというか……やはり、自分のペースで戦っているような感じが見受けられますねぇ、ヤムチャさん?」

ヤムチャ(えっ、嘘っ……!? この話、まだ続けるの……!?)

96名無しさん:2015/03/14(土) 22:09:54 ID:sRm7ucq.
ディージェイ「もう一発、いくよっ! はぁっ!」シュッ

本田「なかなか元気のある小僧じゃの……! だが、ワシにはそんな、ヘナチョコ攻撃なんぞ、効かんぞ……?」


ヤムチャ(何で、話題振ってくるんだよ……もう、ねぇよ……! 思いつきで言っただけだよ……と、とにかく、何か答えねぇと……!)

実況「さぁ、ディージェイがもう一発、打ち込むっ! ジャンプしつつのキックだっ! 今度は、左足でだ!」

ヤムチャ「え〜っと……ホラ……? 今も落ち着いている感じがするっていうか……本田さんのペースなんじゃないんですかねぇ……?」

実況「本田も結構、キャリアは長いですからね! やはり、この辺りは『若僧なんかには、負けないぞ!』なんて、本田の意地なのかもしれませんね!?」

ヤムチャ「……あっ、そうなんですか」


ディージェイ「くそっ……醜い脂肪のせいで、攻撃が効いているのか効いていないか、わからないよ……くそっ、こうなったら……!」

本田「じゃかぁしいわいっ! お前、結構失礼な奴だな!? 相撲を侮辱すると、許さんぜよっ!」

ディージェイ「ファンキーにいくよっ! ダブルローリングソバットだっ!」シュッ


実況「しかし、ディージェイにも、若さという勢いがあるっ! ここで、再び得意技のダブルローリングソバットを本田に仕掛けるっ!」

ヤムチャ(また、それかよ、おいっ……! ディージェイ、違う技打ってくれ……違う技をよぉ……! 俺、何て言えばいいかわかんねぇよ、もう!)

97名無しさん:2015/03/14(土) 22:13:33 ID:sRm7ucq.
ディージェイ「……はあっ!」シュッ

本田「……一撃目」

ディージェイ「そして、ターンして……もう一発っ……!」クルッ

本田「二撃目っ……ここじゃあ! うおおおぉぉっ!」ガシッ

ディージェイ「……あれっ?」


実況「しかし、本田はよく見ていたっ! ディージェイがターンするタイミングに上手く合わせて、その背後を掴んだぁ!」

ヤムチャ「……おっ、上手い」


本田「そ〜れ、持ち上げるぞ……! よぉ〜っこいっしょ〜!」ググッ

ディージェイ「ヘイヘイ、Mr.本田っ……! 今はミーの攻撃の……」

本田「ホーレ、ドスコーイっ! バックドロップじゃあぁ!」ドシーンッ

ディージェイ「……うぐううっ!」ズドーンッ


ヤムチャ(あっ、そうだっ……! 言わねぇと……!)

実況「そして、そのままディージェイの身体を、マットへと叩きつけるっ!」

98名無しさん:2015/03/14(土) 22:18:30 ID:sRm7ucq.
ヤムチャ「力強いバックドロップですねっ!」

実況「本田の力強いバックドロップが炸裂っ! これは、ディージェイもダメージがあったか!?」

ヤムチャ(や、やったぞっ……! 言えたぞ……! 自分から言えたっ……!)

実況「……どうですかねぇ!? 今のは、ディージェイにも効いているんでしょうか、ヤムチャさん?」

ヤムチャ「えっ……? あっ、はいっ……! 効いてると思いますよ……!?」

実況「ディージェイのダブルローリングソバットを、そのまま掴んで投げ飛ばしたぁ! この辺りが本田の上手さでしょうか!?」

ヤムチャ(な、なんだよ……休んでいる暇がねぇ……!)


パチパチ……パチパチ……

本田「ガーッハッハ! 何度も何度も同じ技を、見せられると……こっちだって、それなりの対応は出来るでゴワスっ!」

ディージェイ「……くそっ、Mr.本田は自分勝手なことばかりっ!」


実況「さぁ、上手くカウンターで投げ飛ばした本田っ! 場内からは暖かい拍手だぁ!」

ヤムチャ(軽い気持ちで言っただけなのに……話が膨らんじまうっ……! でも、何か言わなきゃ、結果は残せねぇ……! くそっ、やっぱり、プーアル連れてくるべきだったんじゃねぇか、コレ……!)

99名無しさん:2015/03/14(土) 22:31:11 ID:sRm7ucq.
本田「さぁさぁ、皆の者〜! もう一発行くぞ〜! 百貫落としじゃ〜!」


実況「さぁさぁ、本田が拳を突き上げ、場内を見渡しながら、大アピールっ! どうやら、百貫落としを狙っている模様だぁ!」

ヤムチャ(う〜ん……今の所、ディージェイにいい所ねぇな……だけど、これは言っちゃいけない台詞だ……)


本田「さぁさぁ、こいつで終わらせてやろう……高く飛ぶ為には、先ずは準備運動からじゃ……よいしょ〜っ!」ドシーンッ

ディージェイ「……ううっ」


実況「さぁ、本田は、ダウンしているディージェイの隣で大きく大きく四股を踏み鳴らしますっ! マットが揺れるっ! リングの上は、只今震度2弱か!?」

ヤムチャ(ディージェイ……ちょっとぐらいは頑張ろうぜ……? お前、今いい所ねぇぞ……? これは、避けてもいいんじゃねぇか、おい……?)


本田「さぁ、いくぞおっ! ソ〜レ、百貫落としじゃあ〜!」ピョンッ


実況「そして、本田が高く高く高く跳んだぁっ! ディージェイの身体目掛けて落ちてくるっ! 百貫落としィ!」

100名無しさん:2015/03/14(土) 22:40:08 ID:sRm7ucq.
ディージェイ「……させないよっ!」コロッ

本田「……ぬっ?」


実況「おっと! だがしかし、ディージェイは、横にコロリと転がって移動したぞっ!?」

ヤムチャ「……おっ?」


本田「……し、しまったっ! 逃げられたかっ!」

ディージェイ「ハハハ、Mr.本田! 同じ技を、何度も何度も繰り返すのは、よくないよ!」


実況「本田の身体が、天高くから落ちて来たが……! その下には誰もいないっ! ディージェイがタイミングを合わせて、上手く逃げたぁ!」


本田「うおおおぉぉっ……あ痛あぁぁっ……!」ドシーンッ


実況「そして、本田が大きく大きく尻餅ィっ! 百貫落としは不発に終わったぁ!」

ヤムチャ(よし、今のは、いいんじゃねぇか、ディージェイ。 ここから、お前が、いい所作れ!」)

実況「いやぁ〜、今のは、ディージェイはよく見てましたねぇ、ヤムチャさん?」

ヤムチャ「えっ……? あっ、はい……よく見てたと思います!」

101名無しさん:2015/03/14(土) 22:47:11 ID:sRm7ucq.
本田「あぁっ……ケツが……ケツが、真っ二つに、割れた……!」


クスクス……クスクス……

実況「さぁ、本田は、前屈みの体勢になって……両手で、お尻を抑えて苦しんでいますっ! 激しく尻をマットに打ち付けて、本田もさぞ痛い事でしょう!」

ヤムチャ(……あっ、本田さんって人も、ブランカさんみたいな事するのね)


ディージェイ「ヘイヘイ〜! 今のが、ミーの必殺技……『死んだふり作戦』だよ〜? どうだい、凄いだろう?」ルンダルンダ


クスクス……クスクス……

実況「そして、尻を抑えて苦しむ本田の背後でディージェイが陽気に踊る踊るっ! 何だこの光景は! もう一度言うっ! 何だこの光景はっ!」

ヤムチャ(お前は、踊らなくていいよ! あの人が、ケツ抑えて苦しんでるだけで、面白ぇんだから……も〜う、バカっ!)


本田「ううっ、くそっ……しかし、ワシは負けんぞ……!」

ディージェイ「ヘイヘイ、Mr.本田……早く立ちなよ……そんな体勢じゃあ、ミーはファンキーなビートは刻めないよぉ〜?」ルンダルンダ


実況「さぁさぁ、ディージェイは陽気に踊りつつも……本田が立ち上がるのを待っているんでしょうか? 何かを狙っている気配がしますっ!」

ヤムチャ(アレ、コレ……本田さんが立ち上がるの待ってるの……? じゃあ、俺の間違いだ……それでいいよ……ディージェイ、バカって言って、ゴメンね……)

102名無しさん:2015/03/14(土) 22:53:46 ID:sRm7ucq.
本田「くそっ、ケツは痛いが……負けないでゴワスよ……」ムクッ

ディージェイ「ヘイヘイ、Mr.本田……! ファンキーにいくよ〜!」ダダッ


実況「さぁ、本田も尻の痛みから解放されたか!? 今、ゆっくりと立ち上がるっ! しかし、その背後からディージェイが突っ込んで来ているぞ!」


ディージェイ「ソーレっ! ニーショットだっ! たぁっ!」ガシッ

本田「……オゴっ!」

ディージェイ「……よっと!」シュタッ


実況「さぁ、そして前屈みになっている本田の後頭部に、ニーアタックっ! ジャンプして膝をぶつけていきますっ! ディージェイはそのまま、本田の身体を飛び越えて、正面に背を向けて着地っ!」


ディージェイ「さぁ、そして……ここからターンしつつ……はぁっ!」ガスッ

本田「……うおっ!」


実況「そして、そのままターンしつつのソバットを本田に仕掛けるっ! 上手く、土手っ腹にヒットしたか!?」

ヤムチャ(お、おい……ディージェイ、お前……まさか……)

103名無しさん:2015/03/14(土) 23:01:10 ID:sRm7ucq.
ディージェイ「ヘイヘイ、ファンキーにいくよ〜! ダブルローリングソバットだっ!」シュッシュッ

本田「おいおいおいっ……! 勘弁してくれよ……!」


実況「そして、正面から仕掛けたっ! ダブルローリングソバットっ! 再び、ディージェイの身体が回転ゴマと化するっ!」

ヤムチャ「あぁ、もう……! ディージェイっ……!」

実況「……おぉ〜っと、ヤムチャさん、深い溜息ですねぇ!」

ヤムチャ(あっ、やべぇ……思わず、声が出ちまったっ……! マ、マズいっ……!)

実況「どうなされましたか? ヤムチャさん!?」

ヤムチャ(しかも、話題を振ってきやがった……やべぇ、コレは……何か答えないと……何か答えないとマズいっ! 落ち着けっ……落ち着け、俺っ……!)


ディージェイ「ヘイヘイ、リズムを刻んでいこうっ! 飛び切り、ファンキーにねっ!」シュッシュッ

104名無しさん:2015/03/14(土) 23:04:28 ID:sRm7ucq.
ヤムチャ(今日の試合……ディージェイは、あの技ばかり繰り返してる……同じ技ばかり続けると、ブーイングを喰らっちまう事になる……これは、言っちゃいけない事……)

ダン(……おいおい、ディージェイの野郎、違う事をしろよ)

ヤムチャ(でも、俺が感じてるって事は……やっぱり、ダンさんも、本田さんも……そして、この実況の人達も感じてる事だと、思う……さっき、やんわり『しつこい』みたいな事、言ってたしな……)

本田(おいおい……他に技、ないのかよ……? ここは、ワシが止めなきゃいけない場面じゃなぁ……)

ヤムチャ(黙ってりゃいいハズの実況の人が、やんわりと警告するって事は……やっぱり、お客さんも、薄っすらと感じてるからこそ、だよなぁ……? だから……言ってはいけない……って事では、ないんだよ……)

実況「さぁさぁ、ディージェイが仕掛ける仕掛けるっ! 連続でのダブルローリングソバットっ! こいつはディージェイの得意技でしょう! これでリズム作って、自分のペースに持っていこうとしているんですかね?」

ヤムチャ(言葉を選んで……言ってはいけない場所に、踏み込まないようにしながら、言えば……きっと大丈夫なハズだ……! もう、溜息はついちまったんだ……上手い事、フォローしてやらねぇと……ディージェイをバカにしただけで終わっちまう……)

105名無しさん:2015/03/14(土) 23:14:44 ID:sRm7ucq.
ヤムチャ「あっ、ちょっと、いいですか……?」

実況「あっ、どうぞどうぞ、ヤムチャさん!」

ヤムチャ「え〜っとね……さっきの溜息の理由なんですけど……ちょっと、ディージェイ……選手の、攻撃がですね……?」

実況「はい! ディージェイ選手攻撃が!?」

ヤムチャ「え〜っと……ちょっと、一辺倒と言いますか……ひ、一つの技に固執しすぎと言いますかね……?」

実況「確かにっ! 本日のディージェイはダブルローリングソバットを多用しながらの、ファイトスタイルですね!」

ヤムチャ「もう、少し、なんていうか……その、なんというかね……?」

実況「……臨機応変に攻めろと?」

ヤムチャ「そ、そうです……! そんな感じですっ!」


ディージェイ「ヘイヘイ〜! ファンキーなビートが刻まれてきたよ〜!」シュッシュッ

本田(くそっ、反撃するしかないのか……? ワシの攻撃ばかりになってるじゃないか……!)


実況「さぁさぁ、ディージェイのダブルローリングソバットは続く続くっ! 陽気な男の回転ゴマァ!」

ヤムチャ(ダ、ダメだ……! 何だか、悪意のある言葉になっちまってる……! フォローだ! 何とか、フォローしておかないと!)

106名無しさん:2015/03/14(土) 23:22:27 ID:99yt64JU
ヤムチャ「いや、でもねぇ……アレも型にはまるって言うか……上手くいけば、強いと思うんですよ……あの、実際自分も、ディージェイ選手と戦った事あるんですが……あぁいうのに、苦しめられましたしね……?」

実況「ほ〜う! 型にハマれば、強いと!」

ヤムチャ「はいっ……! でもねぇ、本田さ……選手にあってるのか……って、言われたら……」


ディージェイ「ヘイヘイ〜! まだまだ、いくよ〜!」シュッシュッ

本田(くそっ……もう少しだけ、打たせてやろう……早く違う技を打ってくれ……!)


実況「確かに! 技を受けている本田は……まだ、何処か余裕のある表情と言うか……ジッっと反撃のチャンスを待っているという感じにも見えますね? やはり、この辺りは体格なんですかね?」

ヤムチャ「そうでしょうね。体格です。やっぱり、大きい人ですからね」

実況「……相手によって、向き不向きの戦い方があると?」

ヤムチャ「そうです、色々戦い方ってあるじゃないですか……? 投げてみたりだとか……ロープの反動利用してみたり……だとか……?」

実況「確かにっ……! ヤムチャさんも『空手軍団』という、空手スタイルで戦っていますが『狼牙風風拳』の他にも『ウルフバスター』なんて、打撃以外での、必殺技を持っておられますもんね?」

ヤムチャ「自分の時は……アレに苦戦しました……やっぱり、いい蹴りでしたからね……ただ、本田さん相手には、どうかな……なんて、思いましてね……? そ、そういう意味での、溜息でした……」

実況「なる程っ! ヤムチャさん、ありがとうございます!」

ヤムチャ(おぉ、話が終わったか……大丈夫か……? 俺、ちゃんとディージェイのフォロー出来てたか……!?)

107名無しさん:2015/03/14(土) 23:30:01 ID:sRm7ucq.
ディージェイ「さぁさぁ、まだまだいくよ〜!」

本田「……いい加減にせんかぁ! この小童がっ! フンっ……!」」グイッ

ディージェイ「ヘイヘイ……Mr.本田……?」


実況「おぉ〜っと! ここで本田が、タイミングを合わせて、正面からディージェイを掴みにかかるっ! ディージェイの腰回りに手を回して……そのまま抱えあげたっ!」


本田「そ〜れっ! 鯖折りじゃ〜いっ! どっこいしょ〜っ!」ググッ

ディージェイ「アガガ……うぐっ……うぐぐ……」


実況「そして、そのまま締め付けて、ディージェイの腰にダメージを与えていくっ! 本田のベアハッグだっ! やはり、本田は落ち着いてカウンターを狙っていたぁ! この辺りはヤムチャさんの読み通り!」

ヤムチャ「……えぇっ?」


本田「ほ〜れ、ディージェイ……! お前、ちっと同じ技、打ちすぎじゃないのか……? このままワシの話を聞いてもらおうか……!」ググッ

ディージェイ「あだだっ……! 痛いっ……痛いよ、Mr.本田っ……! 離してくれよっ……!」モガモガ

本田「こ、こらっ……! 暴れるんじゃないっ……!」


実況「さぁ、ディージェイは身体を横に振り、足をバタつかせ、かなりもがき苦しんでいるっ! しかし、本田は逃してはくれませんっ!」

108名無しさん:2015/03/14(土) 23:32:38 ID:YOGOD/eQ
…えぇっ?←www
そこは大人しくのっかっとけよw

109名無しさん:2015/03/14(土) 23:35:21 ID:???
みんな手を焼いてるなDJに

110名無しさん:2015/03/14(土) 23:35:57 ID:sRm7ucq.
実況「さぁさぁ、ヤムチャさんが警告した通りの展開となってしまいましたが……やはり、ディージェイの攻撃は少々、一辺倒すぎたか!?」

ヤムチャ「いやいや……! 警告って……そういう事では、ないですよ……」

実況「ちなみにねぇ、先程のヤムチャさんの説明……画面上では見えないかもしれませんが……身振り手振りをつけて……非常に熱心に、ご説明して下さいました!」

ヤムチャ「や、やめて下さいよ……!」

実況「その説明している姿を、お見せ出来ないのが、残念ですね! しかし、断言しましょう! ヤムチャさんは真面目な方です! それは、この私が保証致しますっ!」

ヤムチャ「あっ、はい……ども……」


ダン「オイ、ディージェイ! ギブアップか? ギブアップするのか!?」

ディージェイ「ギブアップなんて、しないよ! Mr.本田が離してくれないんだよっ……!」

本田「落ち着け……! ワシの話を聞かんかっ……!」


実況「さぁ、レフェリーが今、ディージェイに駆け寄ってきましたが……ディージェイを首を振って、まだまだ、大丈夫だと、アピールしています!」

111名無しさん:2015/03/14(土) 23:39:43 ID:???
三つ子の魂百までか……

112名無しさん:2015/03/14(土) 23:40:56 ID:sRm7ucq.
実況「それでは、今の間に……本日のゲスト解説……ヤムチャさんに、お話を伺っていきましょうか!?」

ヤムチャ「……えっ?」

実況「どうですか? 初解説という事でね……最初は随分と緊張なされてたみたいですが……もう、慣れて来たんではないでしょうか?」

ヤムチャ「え〜、いやぁ〜……まぁ、まだ緊張してますかね……?」

実況「結構、リングの上でのヤムチャさんと解説のヤムチャさんでは、印象が違いますね!? もっと、リング上ではバッチバチに戦っているイメージですよ!」

ヤムチャ「あっ、そうですか……?」

実況「最近はねぇ……『ギャップ萌え』な〜んて、言葉もあるんですよ? もしかして、ヤムチャさんは、そこを狙っているんですか!? いやらしいお方だ!」

ヤムチャ「……ギャップ萌えって、何ですか?」

実況「まぁ、女性にモテる為の秘訣みたいな物ですね! 因みに私は犬好きです! どうですか、皆さん! こんな私にギャップ萌え感じませんかね!?」

ヤムチャ「そういう秘訣があるなら……聞いてみたいですけど……コレ、試合中にする話ではないですよねぇ……? ねぇ……?」

実況「どうやら、ヤムチャさんはかなりの天然で真面目なお方のようだ! ヤムチャ選手とは、こんな人です! 皆さん、どうですか、参考なったでしょうか!?」

ヤムチャ「……えっ、天然なんだ、俺?」

実況「さぁさぁ、試合とヤムチャさんの初解説はまだまだ続くっ! それでは試合に戻っていきましょう!」

113名無しさん:2015/03/14(土) 23:46:58 ID:sRm7ucq.
本田「……わかったな? もう、ダブルローリングソバットは禁止だ! いいなっ!?」

ディージェイ「どうして、Mr.本田にそんな事を決められなきゃいけないんだよ……」

本田「じゃかぁ〜しいっ! 若手の分際でワシに文句を言ってるんじゃねぇ……! ホレ、早くワシを蹴って、逃げ出せっ……!」

ディージェイ「皆、皆どうして、ミーのやりたいようにやらせてくれないんだ……くそっ、フンっ……!」ガスッ

本田「……うおおぉっ」バタッ


実況「おぉ〜っと、ここで無理矢理、ディージェイが抜け出したか!? 持ち上げられつつも、足でググッと本田の腹を押して、蹴飛ばしたぁ! 両者の身体が離れますっ!」


ディージェイ「ミーは、リズム良く、ビートを作っていくファンキーな試合したいんだっ!」

本田「なぁ〜にを、言っておる、馬鹿者がぁ! 出来もせん事を、大口抜かすではないっ!」


実況「さぁ、そして両者がほぼ同時に起き上がる! 今日の試合……完全に本田のペースと言った所かぁ!?」

ヤムチャ(本田さんも、ベテランなのかな……? でも、俺がアレだけ苦戦した相手が、あっさりやられてんの見るのって嫌だなぁ……ディージェイ、一つでいいから、何か凄い事、やってくれよ……踊りはもう、いいからさぁ……?)

114名無しさん:2015/03/14(土) 23:48:30 ID:sRm7ucq.
今日はここまで

115名無しさん:2015/03/14(土) 23:53:53 ID:???
乙!
ディージェイはディージェイなりにプロレス頑張ってるつもりなんだろうがなあw

116名無しさん:2015/03/14(土) 23:58:11 ID:???
ディージェイはなんか色々と駄目だなw
ダメと言うか非常に困ったやつと言うか

117名無しさん:2015/03/14(土) 23:59:47 ID:YOGOD/eQ


ヤムチャ、ここまでは上出来じゃない?
実況も第二試合だし、面白くしようとしてる気がする

118名無しさん:2015/03/15(日) 00:12:48 ID:???
はじめはぽかやらかすかと思いきや中々実況出来てきてるな

119名無しさん:2015/03/15(日) 00:20:13 ID:???
お疲れ様です!
他の技覚えてない……訳では無いよな。
身体能力高そうなのにもったない。

120名無しさん:2015/03/15(日) 00:21:43 ID:???
乙です!

今回の解説でヤムチャの天然いじられキャラがファンにも知られたかな?w
しかしディージェイ戦はハラハラするわ

121名無しさん:2015/03/15(日) 00:32:43 ID:???
本田さんも思ってたけど、ディージェイは他に技が無いのかってくらいダブルローリングソバットしかしないな
「見栄えがいい必殺技」だけを連発してりゃ盛り上がるって思ってるのかな

成長速度が異常なヤムチャはともかく、才能あっても考え方がこれじゃ伸び代なさそう

122名無しさん:2015/03/15(日) 00:50:15 ID:???
ディージェイに必要なのは人の話を聞くことだな

123名無しさん:2015/03/15(日) 01:00:15 ID:???
ブランカに説教されてこれだもんなぁ・・・

124名無しさん:2015/03/15(日) 01:05:49 ID:???
ここまで来たらボコられ要員としてやった方が大成しそうな感じだなー
ヤムチャの時もそうだったけど、「ボコボコにやられるディージェイの姿」をお客に望ませる
そういう才能はめちゃくちゃありそう。踊りで煽ったりとかさ

125名無しさん:2015/03/15(日) 01:17:53 ID:???
本人にその気は全くなさそうなのがね…

126名無しさん:2015/03/15(日) 01:29:41 ID:???
ソニックブームしまくって近づいてきたらサマソを打つ。
それに近いものをお客さんや本田さんは感じてるのかねぇ。

127名無しさん:2015/03/15(日) 01:37:12 ID:???
逆に考えると気付けば凄いんだろな。ダルシムさんも言ってたけど。
現状ダメダメだけどその分伸びシロがメチャクチャ残ってる、と。

128名無しさん:2015/03/15(日) 01:41:30 ID:???
>>126
むしろサマソしか打ってないっていうか…

129名無しさん:2015/03/15(日) 02:11:53 ID:57hjoINM
乙っした
ダブロー使いやすいからなぁ
当て所を変えて行けば連打もありだと思うが
橋本バリに蹴りまくり的な

130名無しさん:2015/03/15(日) 08:21:04 ID:???
まあ原作でも飛び道具なしならソバットくらいしか振れないしな...

131名無しさん:2015/03/15(日) 11:25:32 ID:.8k3BIxw
多分ディージェイの経歴もあるんだろうな。
音楽なら曲の流れ決まってるし、キックボクシングでどの技見せようとか基本考えないだろうし。
行動の指針がプロレス向けになってないんだろうな。

132名無しさん:2015/03/15(日) 15:20:24 ID:lKon4kfs
このDJがマシンガンアッパーやったらシュートまがいの技になりそうだな…

133名無しさん:2015/03/15(日) 22:01:26 ID:d2V9YH0o
本田「さぁ、かかって来ぉいっ! ディージェイっ! ワシには、そのキックは通用せんぞっ! どうする、一発投げてみるかっ!?」

ディージェイ(Mr.本田は自分勝手な事ばかりっ……! なんだよ、くそっ……!)


実況「さぁ、本田はまだまだ、余裕綽々といった感じか!? 両手をガバッと広げ、何処からでもかかって来いと言わんばかりの態度だっ!」

ヤムチャ(ここだぞ、ここ……ディージェイ……わかってんな……?)


本田「ワシのような、力強いボディスラムを見せてみぃっ! チンケな蹴りじゃなくてなっ!」

ディージェイ「ダブルローリングソバットの事を、バカにすると……!」

本田「じゃかぁ〜しいっ! ホレ、早よ来んかぁ!」

ディージェイ「……くそっ!」ガシッ


実況「さぁ、そんな本田に対して、ディージェイは正面から掴みにかかったっ!」

ヤムチャ「……よしっ!」

実況「おっと、ヤムチャさん……? 『よしっ』なんて声が出ましたね?」

ヤムチャ(あっ、ヤベっ……また、声出ちまった……)

134名無しさん:2015/03/15(日) 22:09:43 ID:d2V9YH0o
ヤムチャ「あっ、いや……え〜っと……ディージェイが責め方変えてきたなぁ……なんて、思いましてね……?」

実況「そうですねぇ! この辺りはディージェイも切り替えてきましたっ! 蹴りでダメなら、投げならどうだっ!? そういった感情が伺えます!」

ヤムチャ(はぁ……多分、本田って人が……さっき、ディージェイの身体を掴んでる時に、何か言ったんだろうな……もしくは、ダンさんか……とにかく、ディージェイ……頑張れ……)


ディージェイ「……ふんんっ!」ググッ

本田「ガハハ! どうした、どうした!? ひ弱な小僧じゃな……!」

ディージェイ「なんだよ……Mr.本田……踏ん張ってるんじゃないよ……!」


実況「おぉ〜っと、しかし、ディージェイは本田の身体を持ち上げる事が出来ないっ! やはり、137キロの体重っ! 少々、厳しいかっ!?」

ヤムチャ(本田さん、意地悪してんじゃねぇよ……! 投げさせてやれよっ……!)


ディージェイ「Mr.本田っ……! なんで、邪魔をするんだっ……!」ググッ

本田(……流石に、137キロのワシが、こんな小さな小僧に、あっさり投げられるワケには、いかんじゃろ)

135名無しさん:2015/03/15(日) 22:15:32 ID:39pCZGmU
ディージェイ「くそっ、くそっ……そこまでして、自分のいい所を見せたいのか……!? ミーに、こんな事をさせてまで……」ググッ

本田「ガハハ、どうしたどうしたぁ! 元気がないなぁ、飯食ってきたのか!? ちゃんこを食え、ちゃんこを!」


実況「さぁさぁ、ディージェイは本田の巨体に手こずっている模様! 本田は、そんなディージェイを悠々と眺めています!」

ヤムチャ(あぁ……もうっ……!)

実況「ちょっと、本日の試合……ディージェイはペースを掴めていませんねぇ、ヤムチャさん……?」

ヤムチャ「えぇ……? あっ、そうですねぇ……」


ディージェイ(なんだよ、このMr.本田って人は……! プロレスがわかってないよ……! 相撲に帰れっ……!)

本田(なんかしてみぃ! お前も、半年間やってるんじゃろっ! ホレ、ホレっ……!)


ヤムチャ(あぁ、もうっ……! 何やってんだよ、ディージェイ、ちくしょうっ……! お前が掴んでるだけの試合は、つまんねぇぞ、わかってんのか……!?)

実況「おぉ〜っと、ヤムチャさんが、か〜なり渋い表情でディージェイの事を見つめてますねぇ……?」

ヤムチャ(えっ……俺、何も言ってねぇのに、話題振ってくるの……!? 表情すらいけねぇのかよ……! と、とにかく、答えねぇと……!)

136名無しさん:2015/03/15(日) 22:22:07 ID:???
噛み合ってないねえw

137名無しさん:2015/03/15(日) 22:22:57 ID:39pCZGmU
ヤムチャ「え〜っと……だからね……? これ、切り替えた方がいいんじゃないかって、思いましてね……?」

実況「確かに! 137キロの巨体を持ち上げるのは、少々ディージェイには、荷が重いか!?」

ヤムチャ「ねぇ、そうでしょ……? 137キロもあるんだったら……やっぱり、投げるのは、ねぇ……?」

実況「……ディージェイは、どういけばいいですかねぇ? これは難しいですねぇ」

ヤムチャ「え〜、それは……」

実況「やはり、この辺りは……キャリアの差か!? 本田の方が、一枚も二枚も、ディージェイより上手な気がします!」

ヤムチャ「……ダ、ダブルローリングソバットとか?」

実況「おっと、再び、ここでダブルローリングソバットを本田に仕掛けるというんでしょうか? 結構、アレも通用してなかったような気がしますよ?」

ヤムチャ「だって、それしか……ないでしょ……? このまま続けてても……ねぇ……?」

実況「まぁ、そう言われれば、そうなりますかも知れませんね!?」

ヤムチャ「本田さんだって、ねぇ……? いつまでも……あんな、余裕綽々に待っててはくれませんよ……」

138名無しさん:2015/03/15(日) 22:28:17 ID:39pCZGmU
本田(機転の利かない奴じゃのぉ、コイツは……もうダメじゃ……)

ディージェイ「くそっ、くそっ……重いんだよっ……! この肉ダルマっ……!」

本田「残念〜っ! 時間切れじゃ〜っ! よいしょぉ〜!」

ディージェイ「……んっ?」

本田「ホ〜レ、ドースコイっ!」バチーンッ

ディージェイ「……ヒギっ!」


実況「おぉ〜っと、掴みにかかっているディージェイの背中に本田が熱い〜張り手をお見舞いしましたっ! この辺りは、ヤムチャさんの警告通りっ!」

ヤムチャ「いや、だから……警告とかじゃないですって……」


本田「……誰が、肉ダルマじゃ、馬鹿たれが」

ディージェイ「あぁ、くそっ……くそっ……本気で打ち込みやがったな……この野郎っ……!」ゴロゴロ


クスクス……クスクス……

実況「ディージェイの背中に、赤い赤い大きな紅葉が浮かび上がったか!? ディージェイは倒れこみ、もがき苦しんでいます!」

ヤムチャ(ディージェイ、しっかりしろっ……! 笑われてんぞ、お前っ……!)

139名無しさん:2015/03/15(日) 22:36:27 ID:39pCZGmU
本田(こんなに辛い10分は、久々じゃ……コーディやガイだって、もう少し出来るわ……くそっ……!)ガスッ

ディージェイ「……くっ!」

本田「……この、馬鹿たれがっ!」ガスッ

ディージェイ「……アガッ!」


実況「さぁ、本田はダウンしているディージェイに対してストンピングっ! 踏みつけていきますっ!」


本田(……なんとか、時間を稼がんとなぁ。全く)ガスッ

ディージェイ(こんな、試合ファンキーじゃないっ……! ファンキーじゃないよ……! 本気で打ち込んだんだよ、この人は……!)

本田「馬鹿たれがっ! 馬鹿たれがっ! この、馬鹿たれがっ!」ガスガス

ディージェイ「うっ……ぐっ……うぐっ……!」


実況「さぁさぁ、本田のストンピング、ストンピング、ストンピングっ! 連続でディージェイの身体を踏みつけるっ!」

ヤムチャ(もういいだろ、本田さんっ……! あんたが強いのは、わかったからさぁ……!? ディージェイにも、何かやらせてやってくれよ……!)

140名無しさん:2015/03/15(日) 22:43:44 ID:39pCZGmU
本田(くそっ……コイツは何も出来んし、間が持たん……仕方がない……)

ディージェイ「なんだよ、この人……こんな自己中心的な人、見たことないよっ……! くそっ……!」

本田「ホレ、起きろっ! この若僧がっ!」ググッ

ディージェイ「……ううっ」


実況「さぁ、そして本田がディージェイを引き起こすっ! ここから何を仕掛けるか!?」

ヤムチャ(ディージェイ……わかってんな……ココ、チャンスだぞ……!?)


本田「……よっと、フンっ!」ググッ

ディージェイ「……まぁ〜た、その技か、ちくしょうっ!」


実況「本田は素早く、ディージェイの腰回りに手の伸ばし、抱えて掴み上げるっ! そして、締め付けるっ!」

ヤムチャ(あぁ、くそっ……)

実況「本日二度目のベアハッグっ! ディージェイの腰にさらにダメージを与えていこうという魂胆かぁ!?」

ヤムチャ(……関節技は、時間かかっちまうぞ、ちくしょう)

141名無しさん:2015/03/15(日) 22:51:00 ID:???
ヤムチャもしょっぱなでこの試合の実況とか酷いよなw
難易度高すぎだろ

142名無しさん:2015/03/15(日) 22:52:17 ID:39pCZGmU
ディージェイ「くそっ、離せっ……! 離せっ……! このデブっ……!」ジタバタ

本田「……誰がデブじゃ! 慌てんでも、離してやるわ。そ〜れ、いくぞ?」

ディージェイ「……ん?」

本田「……そ〜れっ!」ブンッ

ディージェイ「うおおぉぉ……うおおぉぉ……」

本田「……ドースコイッ!」ドシーンッ

ディージェイ「うわあぁぁっ! うぐっ!」


実況「いや、ベアハッグではないっ! 本田はディージェイの身体を抱え上げたまま……身体を横に捻り、ディージェイをスイングさせて、後方へと投げ飛ばしていきます!」

ヤムチャ「……おっ、投げたのか」

実況「本田のスロイダー! スロイダーだっ! やはり、本田に比べて、ディージェイは軽いっ! 先程と違い、あっさり投げ飛ばされてしまいます!」


本田「……技ってのは、こういう風に使うんじゃ! わかったか!?」

ディージェイ「ううっ……うるさいっ……!」

143名無しさん:2015/03/15(日) 23:01:38 ID:39pCZGmU
本田「さぁ〜、皆の者〜! そろそろフィニッシュじゃ〜! いくぞ〜!」


パチパチ……パチパチ……

実況「さぁ、そして本田が拳を突き上げ、フィニッシュ宣言! フィニッシュ宣言だ!」

ヤムチャ(いや、大丈夫……まだ、3分ぐらいは残ってる……)


本田「さぁさぁ、いくぞ〜! 先程は失敗してしもうたからぁ……今度はしっかりと狙いをつけて……派手にいくぞ〜!」ドスドス


実況「さぁ、そして本田がロープへと走ったぁ! ドスドスを音を立てながら、ロープへ向かうっ! マットが揺れる揺れるっ! なんだか、本田の姿はカバみたいだ!」

ヤムチャ「……カバって」


本田「それそれ〜! 皆の者〜! いくぞぉ〜!」ピョンッ

ディージェイ「……ううっ」


実況「さぁ、ロープの反動で勢いをつけた本田がディージェイの元へと戻って来たぁ! そして狙いを定め……高く跳んだぁ!」

144名無しさん:2015/03/15(日) 23:06:43 ID:39pCZGmU
本田「今度は外さんっ! そ〜れっ、百貫落としィ〜!」ズドーンッ

ディージェイ「……うぐうううぅぅぅっ!」


実況「さぁさぁ、本田の身体がディージェイにのし掛かるっ! 百貫落としィ! いや、ロープの反動をつけた事によって、さらに威力は上がったか!? コイツは百二十貫落としか!?」

ヤムチャ(……よく、ポンカラポンカラ出てくるね、この人)


本田「さぁさぁ、これで終わりじゃ! フォールに入るぞ! レフェリー、カウントを取ってくれい!」

ダン「オーケー! 本田、任せときな!」


実況「さぁ、そして本田がフォールに入ったっ! そして、今レフェリーがカウントを数えるっ!」

ヤムチャ(ディージェイ……お前、俺を苦戦させたんだろ……? だから、意地見せろ……! 本田さんにも同じぐらい、苦戦させろよ……! お前、今日の試合、やられっぱなしだぞっ……!)

145名無しさん:2015/03/15(日) 23:11:06 ID:39pCZGmU
ダン「ワンっ……!」

ヤムチャ(時間はまだある……! 3分ぐらい……3分で一つ見せ場を作って、最後にやられる……そこまで、難しい話じゃねぇだろっ……!)

ダン「ツーっ……!」

ディージェイ(まだ、時間はあるっ……! だからここは、ミーが返さないと……フンっ……! あ、あれっ……?)

本田(もう、お終いじゃあ! これ以上、試合を引っ張っても……何も残らんっ……! お前は、何も出来んからなっ……! ロックは外してやらんぞ……!)

ダン「……スリーっ!」


実況「そして、ここで3カウントっ! 試合は決着っ! 本田の百貫落としによって試合は決着だぁ〜!」


ヤムチャ(……えっ!?)

ディージェイ(まだ、時間は残ってるだろう!? 5分は残ってるハズだ……! なんで、ここで決まっちゃうんだよ!)


実況「本田が、力の差を見せつけたかっ!? 圧勝だっ! 本日の試合……本田の圧勝という結果に終わりましたぁ!」

146名無しさん:2015/03/15(日) 23:12:44 ID:Ip0J4cxk
え?

147名無しさん:2015/03/15(日) 23:18:48 ID:???
あちゃあ…

148名無しさん:2015/03/15(日) 23:19:38 ID:D6LZA3Ps
やらかし過ぎて試合時間カットパターンか……
現実ではなかなかっていうか絶対無いパターンやな!
これバックステージでDJがめちゃめちゃ怒られるんやろなぁ(汗)
もう少し早く決着してたらドラゲーとか大阪プロレスみたいに延長再試合みたいなパターンもあるけどこれは女子部が時間伸ばしするんだろうな!

149名無しさん:2015/03/15(日) 23:21:15 ID:39pCZGmU
本田「ガーッハッハ! ワシの勝ちじゃあ〜!」


実況「さぁ、本田は両手を大きく広げて、ガッツポーズ! 表情もにこやかです!」

ヤムチャ(まだ、時間はあるだろ……ダンさんのミス……? ダンさんが、時間を勘違いしてた……?)


ディージェイ「ヘイヘイ、Mr.ダン……! ちょっと待ってくれよ! まだまだ時間は……!」

ダン「……もう、やめておけ、ディージェイ。お前にゃ、本田の相手は無理だ」

ディージェイ「まだ、5分ぐらいしか戦ってないだろう……!? ミーはまだまだ、戦えるよ……!」

ダン「……こりゃ、止めて正解だったかもな。本田、いい判断したぜ」


実況「一方、ディージェイは……やはり、納得いってない様子だ! レフェリーに自分はまだまだ大丈夫だとアピールしているが……」

ヤムチャ(そうだよ、ディージェイ合ってるよ……だって、まだ10分経ってねぇんだから……でも、これどうなるんだ……? 決着は、もう着いちまったよなぁ……?)

実況「時既に遅しっ! しっかりと3カウントは取られてしまったぁ! 本日の試合の勝者は、E.本田っ! E.本田でありますっ!」

ヤムチャ(ダメなの……? 遅いの……? コレ、もうお終いなの……? ディージェイに、一つもいい所なかったのに……?)

150名無しさん:2015/03/15(日) 23:30:28 ID:39pCZGmU
ダン「……ディージェイ、もう終わりだ。もう終わり。大人しく、退場しよう」

ディージェイ「なんでだよっ……! こんな試合……ミーは納得出来ないよっ……!」ワナワナ

ダン「その悔しさを、次に繋げよう……なっ……?」

ディージェイ「次じゃないよっ……! 今だっ……! 試合はまだ、終わりじゃないよ! うおおおぉぉっ……!」

ダン「何してやがる! ディージェイっ!?」


実況「おぉ〜っと! ディージェイの怒りは止まらないっ! 自分はまだまだ、やれると……本田に突っかかっていったぁ!」

ヤムチャ(お、おぉ……! これ、どうなるんだ……どうなるんだ、これ……!?)


本田「黙らっしゃい! この野郎〜!」バチーンッ

ディージェイ「……プゲっ!」バターンッ


実況「おぉ〜っと、だがしかし、本田は一蹴っ! 張り手をディージェイの顔に浴びせ……ディージェイをあっさり、ダウンさせたぁ!」

ヤムチャ(お、おい……なんかマズいぞ……なんかマズいぞ……!? よくわかんねぇけど……今のディージェイって……何をやっても裏目裏目に出ちまう気がする……!)

実況「これは、少々ディージェイが惨めすぎるのではないか!? しかし、これもまた、格の違いっ! 本田と戦うにはまだまだ早かったか!?」

ヤムチャ(俺も、そういう事ってよくあるから、わかる……! 俺だからこそ、わかるっ……! だから、ディージェイ……もうやめよう……! 多分、これ以上やっても、何も残らねぇと思うっ……!)

151名無しさん:2015/03/15(日) 23:33:30 ID:???
さすがにここまでダメダメな状態じゃ時間までやらしてくれんわな……
レスラーサイドは時間知ってるけど、お客は試合時間がどの位か分からないし
ダンさんも言ってるが、今回に限っては本田さんの判断は正しいよな

152名無しさん:2015/03/15(日) 23:36:20 ID:39pCZGmU
本田(こんな奴に、『百烈張り手』や、『スーパー頭突き』を使う価値もない……ただの張り手で充分じゃ……)

ディージェイ「ううっ……くそっ……ちくしょうっ……!」


クスクス……クスクス……

実況「さぁ、場内からは、そんなディージェイの姿に笑いが飛び交う! これは少々、気の毒だ! しかし、ある意味……納得の出来る結果だとも言えるんじゃありませんかねぇ?」

ヤムチャ「……いやいや、ちょっと、可哀想じゃないですかねぇ?」


本田「さぁ、ワシの圧勝で試合は決着じゃ〜! ワシもこんな相手じゃ、物足りんっ!」

パチパチ……パチパチ……

本田「皆の者〜! 次はワシも、強い相手と戦うからの〜! ワシの試合を楽しみにしておいてくれ〜!」

パチパチ……パチパチ……

本田「そ〜れでは、さらばじゃ〜!」


実況「さぁ、そんなディージェイを尻目に……本田は退場します! 次は、もっと強いの相手と戦いたい……なんて、言ってましたね? やはり、ディージェイ相手では物足りなかったか!?」

153名無しさん:2015/03/15(日) 23:40:35 ID:???
やりたようにできないとすぐ腐るのは悪い癖だなぁ
かと言ってやりたいようにやってる時は周りを見ようともしないし

154名無しさん:2015/03/15(日) 23:41:09 ID:39pCZGmU
ダン「おい、ディージェイ……おめぇも退場だ……ホレ、起きろ……」

ディージェイ「……嫌だ。ミーはここから動かないよ」ペタン

ダン「……あぁ?」

ディージェイ「……だって、試合はまだ終わってないんだ。あの人が、勝手に帰っただけなんだ。だから、ミーはここを動かないよ」

ダン「……あのなぁ? お前は、小学生か?」


実況「さぁ、一方……ディージェイはリングの中央にペタンと座り込み……なんだか渋ってる感じですねぇ? 試合結果に納得いってないようだ!」

ヤムチャ「まぁ、ねぇ……そりゃ……」

実況「レフェリーが、必死にそんなディージェイを説得しています!」

ヤムチャ「……ねぇ?」

実況「まぁ、悔しい気持ちは、分からなくもないんですけどね! やはり……今日の試合……本田にいいようにしてやられましたからね!?」

ヤムチャ(なんか、この試合、おかしいよ……だって、負けたアイツに何一ついい所ないんだから……負けながらもさぁ……ドラマを作っていくのがプロレスじゃねぇのかよ……俺は、そういう風に教わったぞ?)

実況「しかし、こういった行為は良くないっ! 小学生じゃないんだから! ディージェイ、お前は小学生か!? なんつってね?」

ヤムチャ(ホラ、すぐそうやって、アイツの事をバカにする……アイツだって、一応、頑張ってたんじゃねぇのかなぁ……? そりゃ、まぁ、試合内容はさぁ……いいもんじゃ、なかったと思うけど……)

155名無しさん:2015/03/15(日) 23:42:13 ID:???
ディージェイは本当にダメダメだな
サガット達の反省会に強制連行して複数人でダメ出しをするレベル

156名無しさん:2015/03/15(日) 23:44:20 ID:39pCZGmU
今日はここまで

>>141
ヤムチャはディージェイ目線での解説をしてたけど
これを本田さん目線での解説にしてたら、ひょっとしたら難易度は変わったかもしれないね?
ストーリー上に組み込めそうで、組み込みにくい話なので、今ここで言っておきます

157名無しさん:2015/03/15(日) 23:50:11 ID:???
乙です。まぁヤムチャの思ってる事はもっともだけど、これで逆に
「何も出来ずにコテンパンにやられた本田さんに修行で強くなったディージェイがリベンジ」
っていうドラマは出来るんだよな
「(本人的にも「設定」的にも)だだっ子になる位悔しかったから、修行でもっと強くなる」っていう理由も出来たし

158名無しさん:2015/03/15(日) 23:52:00 ID:Ip0J4cxk


こういうケースもあるのね、後に影響出るけど仕方なしか…
ヤムチャが最後のコメントでやらかしませんように

159名無しさん:2015/03/15(日) 23:52:09 ID:???
乙!
ディージェイは体内時計の調整をしなけりゃならんね
それはともかくこれどうなる?

160名無しさん:2015/03/15(日) 23:57:40 ID:???
乙、今回の試合内容だと力関係は
本田>ヤムチャ>ディージェイ
ってことになんのかな?ヤムチャはタッグだったから何とも言えんが

161名無しさん:2015/03/16(月) 00:22:31 ID:DEPHu53U
乙乙

>>160
レスラーとしての実力はルーキーのヤムチャがベテランの本田に敵うはずないけど、
実際に試合やったとして、第五試合やっているヤムチャに本田が勝っちゃまずいでしょ。
本田はブランカ・ダルシムと同様に、年季のあるベテランだけど、
体力が落ちてきているから第1〜2でやっているパターンだろうし。

162名無しさん:2015/03/16(月) 00:31:26 ID:???
それにしてもディージェイ、哀れなやつよ…
同じ技繰り返したり臨機応変さがなかったり、もしや誰にも教えられず独学でプロレスしてるんじゃなかろうか。

163名無しさん:2015/03/16(月) 00:49:54 ID:???
暇そうな亀仙人に弟子入りして戦闘力30くらいになれば色々捗る

164名無しさん:2015/03/16(月) 00:53:53 ID:lPBoXBbw
打合せはどこまでしたんだろうね。ダルシムとブランカはこの後に試合あるし、本田とDJが直接やってるはずなんだけどな。
事後談もあるだろうから、そこでいろいろ語られるかな。怒られるより呆れられそうな気がする。

165名無しさん:2015/03/16(月) 00:58:19 ID:cs1dduzo
おつおつ!
ディージェイには入退場の時間も計算に含まれるように指導してもらわないといけないな

>>162
ジミーさんが教えてるんだろうけど、ディージェイの中じゃ自分の方が格闘センスは上だとか思って聞く耳持ってないんじゃないかな

166名無しさん:2015/03/16(月) 01:12:10 ID:???
ディージェイに関しては>>165が言ってるので正しい気がするね
キックボクサーとして一流だったプライドが邪魔してるんだろうけど
ジミーさんが言ったようにプロレスラーとしては三流だってことをまずは自覚して
指導にはちゃんと聞く耳もたないとな

こう考えると人外レベルの強さを持つヤムチャが素直に指導に耳を傾けて
しかもすぐさま指導された事を吸収して急成長してるってのは凄いと思うわ

167名無しさん:2015/03/16(月) 01:13:40 ID:???
>>166
相対的に三流以下だったからなヤムチャ…

168名無しさん:2015/03/16(月) 02:45:35 ID:???
お疲れ様です!
必殺技も無しとは本田はダルバルみたいに甘くないね
レスラーとして若いからか、ディージェイにイライラしたからか

打ち合わせも無しっぽいからなあ

169名無しさん:2015/03/16(月) 06:51:36 ID:23BPgrfI
乙っした
本田さんももう少し粘れればなぁ
スーパー頭突きと百烈は出し惜しみだから無理として
櫓とか投げ技はまだあるわけだし
まあヤムチャもブチ切れてたから実際やるともっと噛み合わないんやろな

170名無しさん:2015/03/16(月) 12:44:04 ID:hhimKNPw
思い通りにいかないとすぐ「相手が自己チュー。ミーは悪くない」って考える思考回路をまず正すべきだよな。

171名無しさん:2015/03/16(月) 15:26:25 ID:CSjBQpeI
>166
ヤムチャは「上には上がいる」のを良く知ってるから、意外と謙遜なのかな

自己流にこだわらずに亀仙人に弟子入りしてるし、修行に関しては素直なイメージ

172名無しさん:2015/03/16(月) 15:31:00 ID:CSjBQpeI
しかし、DJ にはイライラさせられる

まあ、リングでごねて、時間つぶしにはなっているけど、演技じゃないのが痛い

何の仕事でもダメなタイプだと思う

173名無しさん:2015/03/16(月) 15:53:44 ID:???
ヤムチャの「こいつダメダメだけどもうちょっとこいつを立ててやっても…」みたいな気持ちもよく分かる
ホントうまいわ

174名無しさん:2015/03/16(月) 16:37:39 ID:???
ヤムチャは自分が下手だったからこそDJに感情移入しちゃうんだろうなぁ

175名無しさん:2015/03/16(月) 16:52:55 ID:???
今更ながらすっごいどうでもいいことに気付いた

ウーロンどこいった?

176名無しさん:2015/03/16(月) 17:06:29 ID:???
ウーロンは亀ハウスだろ

177名無しさん:2015/03/16(月) 17:08:26 ID:???
http://youtu.be/cq3JBPVMQgk

こんな小さな子ですらちゃんとプロレスできてるのになwww

178名無しさん:2015/03/16(月) 17:10:42 ID:???
>>177
その金髪の人波動拳やファイナルアトミックバスターの使い手だぞ

179名無しさん:2015/03/16(月) 18:04:47 ID:???
>>177
ビデオとか見ながら動き覚えて家で練習とかしてるんだろうか、このくらいの子がプロレス習う場所とか聞いたことないし
しかしスゴイな、こんな体格差あっても怪我させずに試合できるもんなのか……すごい技術だわ

180名無しさん:2015/03/16(月) 18:11:30 ID:???
第一試合のガイ達の方が上手くやれるって話だが、そうなるとガイ達のディージェイやヤムチャに対する反応が気になってくるな

181名無しさん:2015/03/16(月) 20:26:55 ID:???
>>180
ディージェイに対しては「俺達の方が上手く出来るのに」とか思ってそうだけど
ヤムチャに対しては「ポッと出のくせに。でも上手くやれてるし、そこは認めるしかない」って思ってそうだな

にしても、ディージェイはダブローを「必殺技」ってアピールしちゃったのが失敗だったな
お客から見れば「ディージェイが必殺技を連発しても本田には効かない(=打撃系全滅)し、投げる事も出来ない(=投げ系全滅)」
でこの試合では完全に「本田>越えられない壁>ディージェイ」って認識になっちゃったからな

だから本田さんも「もう何も出来ない」ってなって勝負を決めにいったんだろうな
雑魚がペチペチやってるのを延々とお客に見せるわけにもいかないし

182名無しさん:2015/03/16(月) 20:27:48 ID:.siowryo
やれるのか!?

やれるのかオイ!!

やれるのか本当にお前っ!!!


フンフン(猪木さん)!!

ヤテヤル(やってやる)!!

183名無しさん:2015/03/16(月) 21:17:58 ID:bLxhqszU
>>179
大阪プロレスがまだ常設会場あった頃まではプロレス教室(大人の部、子供の部、レスリング部)があって、三原選手とか、DDTの入江選手、竹下選手等が出ているけど、今はやっているところは無いんじゃないかなぁ?
あとアイスリボンとかが一時小学生レスラーいたけど今は知らない!(女子はほとんど見ないので)

184名無しさん:2015/03/16(月) 21:59:55 ID:Wf3oMtCM
ヤムチャ「……あの〜、ちょっと、いいですか?」

実況「おぉ〜っと、どうなされましたか、ヤムチャさん!?」

ヤムチャ「今ね……ディージェイが負けて……あんな感じで、悔しがっていますけどね……?」

実況「そうですねぇ! かな〜り、悔しがっています! なかなか、退場しません!」

ヤムチャ「なんて言うか……その、あのね……? 俺も悔しい所が、あったりするんですよ……」

実況「あら、ヤムチャさんが!? これまた、どうして?」

ヤムチャ「え〜っと……あの〜、俺は以前ディージェイと戦った事があるんですけどね……?」

実況「はいはい、ヤムチャさんは以前、ディージェイと戦いましたねぇ!?」

ヤムチャ「……その時は、もっと強かったですよ、アイツ」

実況「……ほ〜う!」

185名無しさん:2015/03/16(月) 22:06:32 ID:Wf3oMtCM
ヤムチャ「何て言うかなぁ……? 何をするか、わからないって所は、確かにありましたけど……こう、何て言うか……気がつけば、アイツのペースになっちゃってるって言うか……」

実況「……今日の試合のディージェイは、そういった自分のペースを作れなかったんじゃ、ないかと?」

ヤムチャ「そうです、そうです。そんな感じです……」

実況「なる程!」

ヤムチャ「本当はねぇ……もっと強いし、もっと出来ると思うんですよ……ただ、ちょっとねぇ……」

実況「ディージェイは、それを生かしきれてないっ! それを生かすだけのオツムが足りていないと!?」

ヤムチャ「いやいやいや……そういうワケではないですけど……」

実況「まぁ、確かに……本日の試合のディージェイは、少しばかり、ダブルローリングソバットにこだわりすぎましたかねぇ? もう少し、臨機応変に責めろ……なぁ〜んって、ヤムチャさんも苦言を呈していましたしね?」

ヤムチャ「苦言ではないですけど……う〜ん……でも、まぁ、俺の時はアレに苦しめられました……はい」

実況「まぁ、確かに……空手スタイルと、相撲スタイル! 相性の良し悪し、みたいな物があるかもしれませんね!?」

ヤムチャ「そうですよ、そうです。相性ですよ、相性……多分……」

186名無しさん:2015/03/16(月) 22:12:59 ID:Wf3oMtCM
ヤムチャ「だからねぇ……こう、何て言うか……その、あのねぇ……?」

実況「はいっ!」

ヤムチャ「え〜っと……何て、言えばいいのかねぇ……?」

実況「俺を苦しめたお前が……そんなスモウレスラーごときに、何も出来ずにやられてるんじゃねぇよ、馬鹿野郎っ! なんて事ですかね!?」

ヤムチャ「そこまでは、俺、言ってませんよ……!? でも、まぁ、そういう感じです……はい」

実況「まぁ、確かに……! 空手軍団のヤムチャのヤムチャさんを苦しめた相手なんですからねぇ……? ヤムチャさんだって、ディージェイ戦で新技ウルフバスターを披露された事なんですしねぇ……?」

ヤムチャ「そうですよ……俺の時はもっと、その……ねぇ……? だから、出したんですよ……」

実況「お前が、そんな醜いブ男にあっさり負けていたら、イケメン揃いの空手軍団の立場はどうなっちまうんだ! 馬鹿野郎、この野郎っ! ……なんつってね?」

ヤムチャ「やめて下さいよ……! そんな事、言うと、本田さんまで敵になってしまいます……!」

実況「おぉ〜っと、失礼っ! 空手軍団は只今、シャドルーとの抗争の真っ只中だというのに……私の迂闊な発言のせいで、余計な敵を作るワケにはいけませんよね? 失礼しましたっ!」

ヤムチャ「そうですよ……その通りですよ……全く……」

187名無しさん:2015/03/16(月) 22:18:42 ID:8YfZz3wY
実況「では、そちらのお話も伺ってみましょうか。どうですか、ヤムチャさん? 最近のシャドルーの抗争……みたいな物は……?」

ヤムチャ「……えっ、どうって?」

実況「自分自身で……兄弟子のリュウ・ケンの役に立ててる……なぁ〜んて、感じたりはしますかねぇ!?」

ヤムチャ「う〜ん……いやぁ、まだまだです……俺も、もっと頑張らないと……もっともっとね……」

実況「おぉ〜っと、意外と野心家なお方だ……! 天然で、真面目で、野心家……ヤムチャさんも、なかなか濃いお方ですねぇ!?」

ヤムチャ「……野心家じゃないですよ。 俺、凄い事になってません? なんか」

実況「アハハ! まぁ、そうですよね! シャドルーを壊滅させるには……ヤムチャさんの力も、必ず必要になってきますからね! そういった、貪欲な気持ち……向上心のような物は必要でしょう!」

ヤムチャ「俺も、何も出来ずにやられる……みたいな事は、よくありますからね……もっともっと頑張って……空手軍団の力になっていかないと……」

実況「そういった、ご自分のお姿を……今日のディージェイに重ね合わせてしまったんでしょうかねぇ?」

ヤムチャ「う〜ん……まぁ、そうかもしれないです……」

実況「いやぁ〜、実に慈悲深いお方だ! 皆さん、ヤムチャさんというお方は、天然で真面目で野心家で、そして慈悲深い……」

ヤムチャ「もう、やめませんかねぇ、この話。俺、凄い事になってません……? なんだか」

188名無しさん:2015/03/16(月) 22:26:55 ID:Wf3oMtCM
ダン「なっ……? ディージェイ……ホレ、退場だ……もう、本田は帰って来ねぇよ……」

ディージェイ「……くそっ!」


実況「さぁ、ここで、ディージェイがようやく立ち上がりますっ! 少しは落ち着いてきたか……? そして、今、退場していきます」

ヤムチャ(くそっ、なんかディージェイの事、いたたまれなくなって……思いつくまま、ベラベラベラベラ言っちまったけど……)

実況「まぁね……今日の試合は、残念な結果に終わってしまいましたが……次があります、次が! 是非とも、ディージェイの本田へのリベンジ戦……期待しましょう!」

ヤムチャ(大丈夫かねぇ……? 余計な事、言ってねぇかなぁ、俺……やらかしてないかなぁ……?)

実況「なんせ、空手軍団からのお墨付きを貰ったんですから……ねっ、ヤムチャさん?」

ヤムチャ「えっ……? あっ、はい……!」

実況「さぁ、ディージェイがゆっくりと退場していきます! 本日の第二試合、E.本田対ディージェイ! その勝者はE.本田! その風格を見せつけるような……圧勝でしたぁ!」

ヤムチャ(ほら、空手軍団の問題になっちまったよ……リュウさんとケンさんは、関係ねぇのに……これ、やっぱり、怒られるんじゃねぇかな……?)

189名無しさん:2015/03/16(月) 22:37:11 ID:Wf3oMtCM
実況「さぁ、それでは本日の試合の感想はね……? もう頂きましたので……そうですねぇ……ヤムチャさんの初解説の感想でも、伺っていきましょうか?」

ヤムチャ「あっ、はい……」

実況「どうでしたか……? 初解説というものは?」

ヤムチャ「え〜っと、ですねぇ……」

実況「始めは随分と緊張されていたみたいですけど……後半になってくるにつれて、徐々に慣れてきたんじゃないですかねぇ?」

ヤムチャ「……いやぁ〜、そんな事ないです。まだまだ、緊張してますよ」

実況「基本的にねぇ……ヤムチャさんの解説って、身振り手振りをつけて一生懸命説明して下さるんですよ? 本当に、この姿を皆さんにお見せ出来ないのが残念!」

ヤムチャ「……そんなもの見たって、仕方ないでしょ!」

実況「いやぁ〜、隣にいる私は、楽しかったですよ? まぁね……是非とも、またこちらに遊びに来て下さい! 待ってますよ、ヤムチャさんっ!」

ヤムチャ「あ〜、はい。わかりました……」

実況「それでは、ここらで第二試合の中継を終了したいと思います〜! 本日のゲスト解説は……」

ヤムチャ(おっ、これで終わりか……ふ〜う……疲れたぁ……)

実況「……ヤムチャさん! お名前を言って下さいっ!

ヤムチャ「えっ……あっ、はいっ……! ヤムチャです! ありがとうございました!」

実況「CMの後はタッグベルト選手権っ! 新王者の……あ〜っ! 尺が足りないっ……! 尺が足りないぃぃっ!」


ヤムチャ(……最後の締めでやらかしちまった。笑えねぇ)

190名無しさん:2015/03/16(月) 22:44:50 ID:Wf3oMtCM
実況「いやぁ、ヨシっ! 上手く締まったかな? 流石、私だ!」

ヤムチャ「あ〜、なんかごめんなさい……最後の最後で……」

実況「えっ、あっ……違いますよ。こういった形の方が面白くなると思ってね……しただけですよ。別に、普通に言えましたよ」

ヤムチャ「……えぇっ?」

実況「あっ、それじゃあ、ヤムチャさん……本日はありがとうございました!」

ヤムチャ「あ〜、いえいえ……こちらこそ、ありがとうございました……」

実況「是非ともね、ディージェイ選手のリベンジ戦……その時には、また来て下さいよ。私の方からもね、要請しておきますので」

ヤムチャ「その時はね……俺も、もっと勉強してきますよ。また、お願いします」

実況「いいんですよ、勉強なんて! その身振り手振りをつけた、初心者感が面白いんですから! ヤムチャさんの勉強は……もっともっと、強くなる事ですよ。先程、ご自分で言ってたじゃありませんか!?」

ヤムチャ「まぁ、そうですけど……でも、大丈夫でしたか? 今日の俺の解説……」

実況「大丈夫ですよ、大丈夫! 問題なしっ! 本当、本日はありがとうございましたっ! お疲れ様ですっ!」

ヤムチャ「あ〜、お疲れ様でした。ありがとうございます……」

実況「じゃあ、出口はあちらの方になりますので……そちらから退場して下さい……」

ヤムチャ「あっ、はい。わかりました、ありがとうございます……」


実況「え〜っと、次のゲスト解説は……ユン選手とヤン選手の二人か……困ったなぁ……この二人は放っておくと、二人で漫才始めちゃうからなぁ……私も上手くボケて食い込んでいけるかどうな……こりゃ、難敵だ……」

ヤムチャ(あんたなら、大丈夫だよ……ボケまくりじゃねぇかよ、この野郎……)

191名無しさん:2015/03/16(月) 22:52:40 ID:Wf3oMtCM
ーーー


ヤムチャ「はぁ、疲れた……今日は、しんどかったぜ……」

プーアル「ヤムチャ様、お疲れ様ですっ! 何か、飲みますか?」

ヤムチャ「あ〜、じゃあプーアル……悪いんだけどさぁ……」

プーアル「もう、用意してますよ? ホラ、コーヒーの……微糖です!」

ヤムチャ「……わかってるねぇ、プーアル。そうだよ、今は糖分を取りたいね。糖分を」

プーアル「慣れない頭を使いましたからね」

ヤムチャ「俺は、こういうタイプじゃねぇの! 頭より、身体を使うタイプなんだ。それでバリバリやっていくタイプなんだよ!」

プーアル「……何、言ってるんだか。身体使っても、結果出せてないじゃないですか」

ヤムチャ「最近は……結果、出せてないかな……? 最近だよ……ここ最近の話だよ……プーアル……?」

プーアル「まぁ、最近はね……出せてるんじゃないですかねぇ〜?」

ヤムチャ「ホラ、俺、結果出してるじゃん。最近、俺頑張ってるじゃん、身体使って」

プーアル「すぐ、そうやって調子に乗るのが、ヤムチャ様の悪い癖です。ヤムチャ様……? 日々、精進ですよ……?」

ヤムチャ「アハハ、わかってるよ、プーアル。で、どうだった……? 俺の解説……?」

プーアル「……聞いてませんよ。そんな物」

ヤムチャ「……うわっ! 今日のプーアル、一段と酷ぇ!」

192名無しさん:2015/03/16(月) 22:59:13 ID:Wf3oMtCM
プーアル「違いますよ、ヤムチャ様! だって、ここと実況席、どれだけ距離があると思ってるんですか……? ヤムチャ様の声なんて、聞こえませんよ……」

ヤムチャ「あぁ、なるほど……そういう事ね……」

プーアル「今日の僕、一段と不安だったんですよ……ヤムチャ様が、何してるかわからなかったから……何か、変な事、言ってませんよねぇ……?」

ヤムチャ「う〜ん……言ったような……言ってないような……」

プーアル「……はぁ」

ヤムチャ「プーアル、溜息はやめて……俺も不安になってくるから……」

プーアル「ヤムチャ様、何言ったんですよ……? 本田さんって人に『デブ』って言っちゃったとかですか……?」

ヤムチャ「……何気にプーアルも酷いね。でも、流石にそれは言ってないよ。俺だって、そのくらいはわかってるよ」

プーアル「……はぁ、よかったよかった」

ヤムチャ「だから……溜息はやめてくれって、プーアル……あっ、でもねぇ、実況の人は言ってたねぇ……醜男だとか……」

プーアル「……酷い実況の人ですね」

ヤムチャ「あっ! それで……俺のせいにされたんだよ! ひょっとしたら、俺が言った事になってるかもしれない……!」

プーアル「……どういう事ですか?」

ヤムチャ「え〜っと、何だったっけなぁ……? イケメン揃いの空手軍団は……あなたのようなおデブちゃんとは違うんですっ……! みたいな事を、ヤムチャさんは思ってらっしゃるんでしょ……? みたいな感じで、言ってた」

193名無しさん:2015/03/16(月) 23:08:03 ID:Wf3oMtCM
プーアル「……謝りにいきましょう。ヤムチャ様」

ヤムチャ「言ったのは俺じゃない……! 実況の人だ……実況の人…。」

プーアル「……でも、そういう感じで言われたんでしょ? だったら、謝りにいきましょう。顔を出しておくのと、出しておかないのでは、後々響いたりするんですよ?」

ヤムチャ「信じてくれよ、プーアル……! 俺が言ったわけじゃないんだよ……!」

プーアル「だから、それを言いにいくんですよ……実況で、変な風になっちゃいましたけど……悪気はなかったんです、誤解ですよ……なんて言いに行くだけですよ……僕も、本気で頭を下げろだなんて言ってるワケじゃないですよ」

ヤムチャ「あ〜、そういう事ね……でもさぁ、プーアル……本当に俺が言ったワケじゃないんだぞ……?」

プーアル「……わかってますよ、ヤムチャ様。ただ、ヤムチャ様は誤解を受けやすいタイプなんだから、僕は心配しているんです」

ヤムチャ「……俺、誤解受けやすいタイプか? プーアル?」

プーアル「ホラ、だって……ブルマさんとダメになっちゃった時だって……小さな誤解から……」


ヤムチャ「……プーアル、止めよう。その話は、止めよう」

プーアル「あっ……ごめんなさい……」

194名無しさん:2015/03/16(月) 23:16:05 ID:Wf3oMtCM
ヤムチャ「俺は過去に、縛られて生きる男ではない……未来の可能性へ向かって……突き進んでいく、男じゃないか……! なっ、そうだろ、プーアル……?」

プーアル「その通りですっ! ヤムチャ様は未来の可能性に向かって、突き進んでいます!」

ヤムチャ「過去の失敗……そんな物、どうでもいいさ……何故なら、俺には未来がある……! 新しい、恋の季節がもう、とっくにやってきているんだ……!」

プーアル「そうですそうです! ヤムチャ様には、恋の季節がやって来ましたっ!ヨッ、 春一番っ!」

ヤムチャ「子供を作った……? 相手はベジータだ……? そんなモン、関係ねぇよ! 何故なら、俺には新しい恋の季節が……ううっ……ううっ……」シクシク

プーアル「あぁ、もう……! ごめんなさい……本当に、ごめんなさい、ヤムチャ様……! 僕が口を滑らせました……! 本当にごめんなさい……!」

ヤムチャ「いやぁ、プーアル……お前が謝る事はないっ……! 確かに、誤解はよくない……本田さんに、謝りに行こうっ……!」

プーアル「そうですそうです……誤解はよくありません……! そして、ヤムチャ様に新しい春はすぐに来ますっ……! 大丈夫です!」

ヤムチャ「……もう、やめてくれよ、プーアル。プーアルに慰められると、本当、ヘコんじまうよ」

プーアル「……そういうつもりじゃ、なかったんですよ。本当、ヤムチャ様、ごめんなさいね?」

ヤムチャ「あっちはあっちでさ……? もう幸せな家庭を築いているんだから……俺が、今結婚したいってのと……ブルマと別れたってのは、もう別問題だよ……ブルマと付き合ってる最中に、そういう事を意識したから、繋がっちまっただけで……」

プーアル「そうですね。はい」

ヤムチャ「俺もね……そろそろ吹っ切って違う道を探していかねぇといけねぇとは、思ってるけどさ……? やっぱり、今その話を持ってくるとさ……? どうしても、繋がっちまう事になるから……今は、封印して置こう……パンドラの箱だ!」

プーアル「……なんですか、パンドラの箱って」

ヤムチャ「あの実況の人、こういう言い回しよく使うんだよ……ちょっと、勉強したよ。まぁ、とりあえず、本田さんの所、行こうぜ! 誤解は解いて置こう!」

プーアル「はい!」

195名無しさん:2015/03/16(月) 23:23:14 ID:Wf3oMtCM
ーーー


コンコン

本田「……お〜う、開いとるぞ〜! どうぞ〜!」

ヤムチャ「あっ、失礼しま〜す……」

プーアル「失礼しま〜す。本田さん、お疲れ様でした」

本田「お〜う、君は空手軍団三番弟子の、ヤムチャ君……どうした、なんの用じゃ? ワシの素顔でも、見にきたのか?」

ヤムチャ「……ペイント落とすと、そんな感じなんですね」

プーアル「……違うでしょ、ヤムチャ様」ボソッ

ヤムチャ「あ〜、そうだったそうだった……え〜っと……解説の件です……」

本田「おう、そういや、今日のゲスト解説はヤムチャ君じゃったなぁ? どうじゃ、ワシの試合……格好よ〜く、実況してくれたか……?」

ヤムチャ「あ〜、いや……え〜っと、ですねぇ……」

本田「なんじゃ、その顔は……? 悪口でも、言うたのか……? もしも、悪口だったら……許さんぜよぉ!」ニヤニヤ

ヤムチャ「俺が言ったんじゃないんです……俺が言ったワケじゃ……」

196名無しさん:2015/03/16(月) 23:24:49 ID:???
本田もいい人そうだなww

197名無しさん:2015/03/16(月) 23:27:30 ID:???
エドモンド大好きだわ

198名無しさん:2015/03/16(月) 23:29:07 ID:Wf3oMtCM
本田「……なんて言ったんじゃ? デブか? ブタか?」

ヤムチャ「俺が言ったワケじゃないんですけどね……でもまぁ、そういう感じの事が……こう実況の中に入ってしまう形になってしまいました……」

本田「ワシが、一番気にしとる事を……こりゃ、もう許せんなぁ……」

ヤムチャ「……違うんです。実況の人が勝手に言ってただけです。本当に申し訳ありません」

本田「ダーメじゃ。許さん……こりゃ、もうザンギエフに頼んで、ヤムチャ君との特別試合を組んでもらうしかない……」

ヤムチャ「……と、特別試合って」

本田「解説でヤムチャ君に悪口を言われて、腹を立てたこのE.本田が……試合で合法的に復讐……いいじゃないか! 面白そうじゃな! これならワシも、第五試合で出来るんじゃないかな!?」

ヤムチャ「……えっ?」

本田「ヤムチャ君、いい仕事してくれたな! 感謝するよ! ちゃんこ奢ってやろうか? ちゃんこを? これなら、ワシもまた第四試合に戻れるかもしれん」

ヤムチャ「俺、いい仕事したんですか……?」

本田「あぁ、そうじゃ! まだ、ヤムチャ君の解説は聞いておらんが……きっといい仕事に違いない!」

199名無しさん:2015/03/16(月) 23:40:33 ID:Wf3oMtCM
ヤムチャ「え〜っと……いい仕事ってよくわからないんで、ちょっと説明してもらっていいですかね……?」

本田「簡単に言うとじゃな……? 解説とは、他のレスラーに対して、喧嘩を売りに行く場所じゃ」

ヤムチャ「喧嘩を……売る……?」

本田「あぁ、ヤムチャ君が、実況席で……ワシの試合を見ながら、ワシの事をデブだの豚だの、罵る!」

ヤムチャ「……俺が言ったワケじゃないんですよ。本当に」

本田「当然、ワシは腹を立てるっ……! ヤムチャ君が、悪口を言って、ワシの事を罵ってきたんじゃからな……喧嘩を売って来たワケじゃな……!」

ヤムチャ「……喧嘩を売ったつもりはないんですよ。本当に」

本田「だったら、ワシはその怒り……試合で直接、ヤムチャ君にぶつけようではないかっ……! その喧嘩……買うたぁ!」

ヤムチャ(俺の知らない所で……勝手に話が進んでいるぞ……)

本田「……とまぁ、こうして試合は作られていくのじゃ。まぁ、恐らく、実況のアナウンサーに煽られたんじゃろうな? そうじゃろ、ヤムチャ君?」

ヤムチャ「そうですそうです。あの人に煽られたんですよ」

本田「しかし、ヤムチャ君に、喧嘩を売った意識はなくとも……ワシは、その喧嘩、買わせてもらうぞ!? 三番弟子とは言えども、空手軍団と試合が出来るんじゃからな……! ガーッハッハ! 後はザンギエフが試合を組むのを待つだけじゃ!」

ヤムチャ「……あの実況の人が言った通りだ。余計な敵が出来ちまった」

200名無しさん:2015/03/16(月) 23:46:08 ID:???
でもこれで色んなタイプのレスラーと勝負出来て強くなったってなれるな、よかったなヤムチャ!(他人事

201名無しさん:2015/03/16(月) 23:51:13 ID:rVtGgXK.
このパターン、暗黒期の新日本が、吉江豊選手と大阪プロレスのくいしんぼう&えべっさんのハンディーキャップマッチした時に似ているなぁ!
あれはくくいしんぼうがしゃべれないから成り立ったけど、ヤムチャが天然で巻き込まれ事故のパターン(笑)

202名無しさん:2015/03/16(月) 23:53:23 ID:Wf3oMtCM
本田「まぁ、ヤムチャ君は、あのディージェイと違って、歯ごたえがありそうじゃからな! いい試合をしよう!」

ヤムチャ「あぁ、そうだそうだ……本田さん、ディージェイの事で……というか、今日の試合で聞きたい事があるんですが……」

本田「……ん? どうした、なんじゃい?」

ヤムチャ「今日の試合……ディージェイの奴、一つもいい所なかったじゃないですか……?」

本田「……本当に、あいつは何も出来んのぉ。仕方のない奴じゃ」

ヤムチャ「あの、それでね……試合時間って10分の予定だったじゃないですか……? なぁ、そうだろ? プーアル?」

プーアル「……はい、10分ですね」

ヤムチャ「俺、今日の最後の攻撃……ディージェイが返して……いい所見せて終わると思ってたんですけど……そうならずに、あのまま終わって、試合時間も7分ぐらいだったじゃないですか……?」

本田「……あぁ、そうじゃな」

ヤムチャ「あれって、どういう事だったんですか……? ダンさんのミスなんですか……?」

本田「それは、ワシにもわからん……まぁ、結果的に試合は7分で終わってしまったな。ダン君のミスなのか……ディージェイのミスなのか……それともワシ自身のミスなのかはな……」

ヤムチャ「そう、ですか……」

本田「……しかし、ワシは思うんじゃ。あの10分予定の試合が7分で終わってしまった。アレはアレで良かったんじゃないのか、と」

ヤムチャ「……どういう事ですか?」

203名無しさん:2015/03/16(月) 23:55:48 ID:Wf3oMtCM
今日はここまで

204名無しさん:2015/03/16(月) 23:58:23 ID:???
おつ

気になる切り方するなぁ

205名無しさん:2015/03/17(火) 00:00:52 ID:???
おつんこ

206名無しさん:2015/03/17(火) 00:12:11 ID:6r7sgmLQ
乙!
また良いとこで切るわ。

ヤムチャも最後は良かったんじゃないかな。ディージェイのフォローというよりちゃんと言いたいこと言えたって意味で。


後、たぶん誤字だと思うけど、>>186の「空手軍団のヤムチャのヤムチャさん」でめちゃ吹いたw

207名無しさん:2015/03/17(火) 00:19:27 ID:KiUxKgcA

ヤムチャの解説は無事終わって良かった
本田さん、どこまで本気かわからないなw
その程度の因縁では試合組まれないのは知ってるだろうし
そもそも、デブとか気にしてないだろw

208名無しさん:2015/03/17(火) 00:20:10 ID:???
乙!
解説篇めちゃ面白いわww

209名無しさん:2015/03/17(火) 00:32:19 ID:???
本田さんいい人だなぁ。
しかし、何でもそうだけど、上達したいなら経験者と積極的に絡むのが大事だなぁ。
ディージェイは才能はあるのに自分だけで創りあげようとしているのが駄目なんだな。

210名無しさん:2015/03/17(火) 01:06:28 ID:???
>>207
本田さんとしてはまだまだ上でやりたい気持ちがあるみたいだし
「無理だろうけど、組んでくれたらいいなー」程度には思ってるだろうね
ヤムチャは前回の試合で体格差のせいでウルフバスター不発だったし、今後サガットさんにウルフバスターを決められるように
体格がいい本田さんをぶつけて練習台にするっていうストーリーもありかもとは思う

211名無しさん:2015/03/17(火) 01:45:47 ID:???
実況の人一番活き活きしてるな
すっごい楽しそう

212名無しさん:2015/03/17(火) 05:34:24 ID:sLDH/QwM
乙っした
本田もいいけどDJとシングルやらんかなぁ
てか着実に人脈広げてるな
プーアルさんマジ有能

213名無しさん:2015/03/17(火) 08:27:37 ID:???
シャドルーとだけしかやらないってのも客としてはつまらんだろ
他に組める相手がいるならマンネリ解消のために組むべきだよ
ホークもヤムチャとやることがあったら食ってやるとか言ってたし、そう言うことをファンが聞けば二人が試合してるところを見たくなるんじゃない?

214名無しさん:2015/03/17(火) 11:32:15 ID:En/7y/Mk
おっ、次はVS本田さんか?
そろそろ他のキャラとの試合も見てみたいと思ってたんだ♪

215名無しさん:2015/03/17(火) 12:11:45 ID:6iMXt5sQ
乙乙!

216名無しさん:2015/03/17(火) 12:22:55 ID:???
本田さんもいい人だった…
ディージェイにこそプーアルが必要だなあ

217名無しさん:2015/03/17(火) 12:38:02 ID:???
仮にプアール居ても話聞かなそう

218名無しさん:2015/03/17(火) 14:26:11 ID:???
DJが第二試合なのは、キックボクサーやミュージシャンとして一流だったって話だし、何だかんだでネームバリューがある的な感じなんかね

219名無しさん:2015/03/17(火) 16:27:22 ID:Sz.BxUkM
実況さんいいキャラしてんな

220名無しさん:2015/03/17(火) 17:40:24 ID:Cn3V4JQg
人気は空手軍団・シャドルーが他のメンツより高いようだし、第五試合は抗争をやり続けるんじゃないかな。
今までのヤムチャがいる第五試合は全部面白かったし、私は他キャラとの試合より抗争を見たいと思う。
いくつかのフラグを回収するなら、第四試合、武道繋がりでヤムチャ・本田でホーク組に挑戦とか?

221名無しさん:2015/03/17(火) 20:36:40 ID:???
>>216
ヤムチャがヘマして怒り心頭だったリュウに「プーアル君に免じて、今回は許してやる」
なんて言わせる位だし、案外うまくやるかもしれないぞ

プーアルマジ有能。その内ポイズンさんみたいに空手軍団のセコンドとか
ピンで解説役として出そうな予感すらする

222名無しさん:2015/03/17(火) 20:40:10 ID:???
ディージェイが心配だな
ずっと人の話を聞かないで、やりたいことができない状態が続いている
キレて退団するだけならマシだが、試合中にヤムチャとやった時みたいなマジな攻撃をして相手に怪我させそうだ

223名無しさん:2015/03/17(火) 22:02:19 ID:.UkUitHA
本田「あれ以上、続けたってな……あの子はきっと、何も出来んかったじゃろう……ワシは、そう思う……」

ヤムチャ「でも、今日の試合アイツ、いい所なかったじゃないですか。俺は最後のワンチャンス……ちょっと、期待してたりもしてたんですよ……」

本田「……ヤムチャ君、その期待はきっと裏切られるだけじゃ」

ヤムチャ「いやぁ……でもねぇ……」

本田「ヤムチャ君……ワシはなぁ、自分から攻めないタイプじゃ……『さぁ、何処からでもかかって来いっ!』なんて言って……先ず、相手の攻撃を誘い……そして、反撃していくタイプじゃ……」

ヤムチャ「そうですね。今日の試合……そんな感じでした。」

本田「今日も、何度か攻撃を誘った……あの子に好きなようにやらせてあげた……その結果、あの子は何をした……? ワシに何をした……?」

ヤムチャ「そ、それは……」

本田「あの、クルクル回る、キックばかりじゃっただろう……?」

ヤムチャ「そうですねぇ……結構、しつこかったですよねぇ……」

本田「試合は7分で終わったしまったが……3分、時間が短くなってしまったが……残り3分あった所で、あの子に何が出来た? どんな攻め方が出来たと思う……?」

ヤムチャ「う〜ん……それは……」

本田「……ワシは、な〜んも出来んかったんじゃあないかと思う。きっと同じようにクルクル回るキックを繰り返すだけじゃったんじゃないかな?」

ヤムチャ「そうかも、しれませんけど……」

本田「誰かのミスで試合は7分で終わってしまったんじゃが……ワシはきっと、それは仏さんが『あの子には、もう何も出来ないから、これ以上恥を晒す前に、もう終えておきましょう』なんて言ってくれたんじゃないかなと、ワシは思う……」

224名無しさん:2015/03/17(火) 22:09:56 ID:.UkUitHA
ヤムチャ「……ちょっと、残念な結果でしたね」

本田「若い子は、活躍せねば、上には行けん……そういう意味では、残念じゃった……しかしじゃ、ヤムチャ君……?」

ヤムチャ「あっ、はい……何ですか……?」

本田「戦う相手は、ロボットじゃない……人間じゃ。そこには、感情があり、意思がある。例え、ワシのような、ロートルだとしても、だ……」

ヤムチャ「はい」

本田「こんな話を、ヤムチャ君にするのは恥ずかしいんじゃが……やはり、ワシは第二試合なんかではなく……第四試合や、第五試合でやりたい……今、ヤムチャ君が、試合をしている位置でな……?」

ヤムチャ「俺は、ちょっと行ったり来たりの部分があったりしますけどね……?」

本田「……リュウ君とも、タッグ組んでやってみたい」

ヤムチャ「えっ……リュウさんと……?」

本田「あぁ、リュウ君が入団した時からずっと思ってるよ。『日本男児軍団』……なんてな? どうじゃ、中々格好いいネーミングじゃないかな、ガハハハハ!」

ヤムチャ「日本男児軍団……ですか……」

本田「……ずっとずっと、思っとる事じゃが、未だに『日本男児軍団』は結成されん」

ヤムチャ「……そうなんですか」

本田「だから、ヤムチャ君が、入団して空手軍団に入った時は……正直、ワシは凄く、腹を立てた……」

ヤムチャ「えっ、あっ……なんか、すいません……そうですよね……」

本田「ヤムチャ君だけじゃない……ザンギエフやベガにも、腹を立てたよ……」

225名無しさん:2015/03/17(火) 22:15:36 ID:.UkUitHA
本田「何で、何年もこの団体の為にやってきたワシを差し置いて……こんな新米の小僧にリュウ君を取られないといかんっ……! そりゃ、確かに若い子には、身体能力では勝てんかもしらんが……ワシには技術がある! 何年も、やってきた技術では、遥かに格上じゃと!」

ヤムチャ「それは、今日の本田さんの試合を見ていて、感じました。ごもっともです」

本田「……しかしじゃ、ヤムチャ君? ワシは君の試合を、毎日見ているが」

ヤムチャ「あっ、見てて下さってるんですね……ありがとうございます……」

本田「本当に君は、毎日毎日、一生懸命頑張っとる。昨日出来なかった事を、今日もして……今日出来なかった事を、明日して……毎日毎日、一生懸命頑張って、技術を身につけていっている……」

ヤムチャ「……ありがとうございますっ!」

本田「そうなってくると、ワシの考えも変わってくるよ……ワシが持っていて、ヤムチャ君が持っていない技術を身につけていっている……そして、ワシが持っていない、身体能力を持っている……それに、何より、君は男前じゃ?」

ヤムチャ「いやいや……そ、そんな事ないですよ……」

本田「あぁ、この子に、リュウ君を取られたのは……当然の事じゃったんじゃな……ロートルのワシが、上でやるより……若い、君みたいな子に、上でやって貰った方が、団体の未来がある……そう思うよ」

ヤムチャ「……これからも、俺、頑張ります」

本田「ワシはな……? 頑固で堅物な男だと、自分でも思うが……一生懸命頑張ってる子には……必ず、応えてやる……」

ヤムチャ「……はい」

本田「ヤムチャ君、この言葉……忘れないでくれよ? ワシは、一生懸命頑張ってる子には、必ず応えてやる男じゃ……」

ヤムチャ「わかりました。覚えておきます」

226名無しさん:2015/03/17(火) 22:23:40 ID:.UkUitHA
本田「第一試合でやっている、コーディやガイも頑張っておる。この前の試合では、ワシはガイに負けたわ……若手のガイに負けるなんて……本田もそろそろ終わりかな……? そういった声もあった……」

ヤムチャ(……あぁ、そんな試合、あったかも)

本田「しかし、それも当然の事じゃ。なんせ、コーディやガイも頑張っとる……ワシがそういった事を言われようとも……本田を倒せるなんて……ガイも強くなってきたな……なんて思われれば、いいんじゃ。それがロートルの役目じゃ」

ヤムチャ「……あぁ、はい」

本田「しかしじゃ……ディージェイ君はどうじゃ……? あの子は頑張っとるか……? 半年間もやっとるのに……何一つ変わっていないではないか……!」

ヤムチャ「俺は、数週間ぐらいしか、知らないんですけど……やっぱり、ずっとあんな感じなんですか……?」

本田「あぁ、そうじゃ……ずっと、あんな感じじゃ……何一つ変わっておらん……努力の欠片も見受けられん……」

ヤムチャ「……いやぁ〜、フォローするワケではないですけど、アイツもアイツなりに頑張ってるんですよ?」

本田「その結果が見受けられんから……こういう結果なんじゃ……ガイでも勝つ事が出来る、このワシに……あの子は勝つ事は出来ん……それは、試合表でも、示されている事だし……」

ヤムチャ「……」

本田「試合内容でもじゃ……今日の試合で、あの子がワシに、勝つ姿……ヤムチャ君は、想像出来たかな……?」

ヤムチャ「いやぁ……ちょっと、それは無理でしたねぇ……」

227名無しさん:2015/03/17(火) 22:29:20 ID:.UkUitHA
本田「今日の試合で、言われたよ……よかった、本田はまだ終わっていなかった。若手に圧勝するだけの力はまだ残っていたと……」

ヤムチャ「……そうなんですか」

本田「ワシは、若手のコーディやガイ……そしてヤムチャ君……君達に負けて、君達の上に上げてやる事が役割じゃが……そこにディージェイ君は入っておらん……」

ヤムチャ「……えっ?」

本田「ディージェイ君は……そんなワシに、負け……ワシを上に上げる……それが彼の役割じゃ」

ヤムチャ(……ディージェイ)

本田「実力不足の上に、努力もしない……当然の役割じゃろう……若いあの子が上でやるより……ロートルのワシが上でやった方が、団体の未来の為になる……ワシは、そう思うよ」

ヤムチャ(……本田さんは、ディージェイに対して辛口だなぁ)

本田「……ワシだってな、人間じゃ。感情がある。再び、ロレント君組んで、タッグベルト選手権でやりたいという気持ちぐらいある」

ヤムチャ「本田さんは、ロレントさんと組んでたんですか……?」

本田「あぁ、ソドム君が、上がってきてな……ロレント君を取られてしもうた……ワシがソドム君の代わりにこっちに来たというワケじゃ……ワシだって、返り咲きたいよ」

ヤムチャ(あぁ、なるほど……そういう事か……!)

本田「だからこそ、ワシは……今日の試合は、これでよかったんじゃないかな、と思う……きっと、ワシのそういった気持ちを、仏さんが汲み取ってくれたんじゃろうな……そう、思うよ……」

228名無しさん:2015/03/17(火) 22:36:42 ID:.UkUitHA
本田「ヤムチャ君が、どういった形でワシに喧嘩を売ってくれたかは、まだ聞いていないから、わからんが……もし、ワシとヤムチャ君の試合が組まれるのなら……それは、本当に喜ばしい話じゃ……」

ヤムチャ「……はい」

本田「ワシは、手加減などしない……ベテランの維持を見せて、全力でヤムチャ君を痛めつける……ワシは、ダルシム君やブランカ君程、甘くはないぞ……?」

ヤムチャ「……それは、今日の試合見ていて、わかりましたよ。本田さんは、強いです」

本田「だから、なっ……? ヤムチャ君も全力でワシを潰しに来いっ! そして、シャドルーと戦うだけの力を身につけるのじゃ!」

ヤムチャ「そうですね。俺もまだまだですから」

本田「技術では、まだまだワシの方が上じゃ……だから、若手の勢いというものを使っていかないといかんぞ……?」

ヤムチャ「あぁ、くそっ……難しそうですねぇ……どうやって、戦えばいいんだろ……」

本田「……ガイでも出来た事じゃ。ヤムチャ君ならきっと出来る。してもらわにゃ、困る。上でやってる者の責任じゃあ、それは」

ヤムチャ「また、課題が出来ましたよ。でも、考えておきますよ! 俺も、いい所なしじゃ困りますからね! リュウさんやケンさんに、怒られてしまいます!」

本田「……リュウ君とケン君とは、仲良く出来てるのか? 同じ空手軍団なんだから、仲良くしていかなきゃいかんぞ?」

229名無しさん:2015/03/17(火) 22:44:27 ID:.UkUitHA
ヤムチャ「う〜ん……そこも課題です……ケンさんとは、最近上手くいってきてる気がするんですけどねぇ……」

本田「……なぁ〜にをやっとるんじゃ。ちゃんこ喰いに行け! ちゃんこ! 皆で同じ鍋つつくのは、仲良くなれるぞ?」

ヤムチャ「……鍋かぁ。いいかもしれませんねぇ」

本田「ガハハ! ヤムチャ君、わざわざ挨拶に来てもろうて、悪いな……長話になってしもうたな。悪いな!」

ヤムチャ「あ〜、いえいえ……こちらこそ……本当、ありがとうございます!」

本田「ワシはちょっと、ジミー君とダルシム君と、話があるからの……」

ヤムチャ「その二人って事は……やっぱりディージェイの事……」

本田「……まぁ、そういう事じゃの。あまり、したくはないんだがの」

ヤムチャ「あ〜、それじゃあ……本当、ディージェイの事よろしくお願いします……」

本田「アイツの教育係りはワシじゃない……まぁ、とにかく、ヤムチャ君、ありがとう! 試合、楽しみにしてるぞ!」

ヤムチャ「いえいえ、こちらこそ……それじゃあ、本田さん、失礼しましたっ!」

プーアル「本田さん、貴重なお話、ありがとうございました!」

本田「おうっ! 精進しろよ!」

230名無しさん:2015/03/17(火) 22:51:58 ID:.UkUitHA
ヤムチャ「敵が出来たよ、プーアル……新しい敵が出来てしまった……」

プーアル「そうですねぇ。今回の敵は……結構、強敵な予感がしますよ?」

ヤムチャ「強敵だよねぇ……? だって、ディージェイが何も出来なかった相手だぜ?」

プーアル「……でも、本田さんは、ヤムチャさんの事、結構評価してましたよ? あっ、調子に乗っちゃ、ダメですよ?」

ヤムチャ「わかってるよ、プーアル……まぁ、強敵だけどさぁ……なんて言うかな……」

プーアル「……なんて言うか?」

ヤムチャ「……悪い敵じゃないね。そんな気がするよ」

プーアル「そうですね。本田さんを倒して……ヤムチャ様も、もう一つステップアップしましょう! ベテラン選手のお話聞けて、よかったですね?」

ヤムチャ「そうだね、来て正解だったよ。でも、時間結構経っちまったな……もう、そろそろ第四試合……さくらちゃん達の試合、始まっちゃうんじゃねぇか……?」

プーアル「……今回は、反省会に参加する為に、しっかり見ましょうね。昨日の反省会では、ヤムチャさん空気でしたから」

ヤムチャ「わかってるよ、プーアル……まぁ、出来る事なら、サガットさんとバイソンさんと、一緒に見たいんだけど……何処にいるのかねぇ……?」

プーアル「今日、結構、僕達ウロチョロしてますからね。まぁ、いつもの場所にでもいるんじゃないですかね……?」

ヤムチャ「そうだね、とりあえず、探してみっか……早くしないと、試合始まっちゃうからさ、プーアル、急ごう!」

プーアル「はいっ!」

231名無しさん:2015/03/17(火) 22:58:53 ID:.UkUitHA
ーーー


バイソン「……なっ、サガット? 放送室来て、正解だっただろ?」

サガット「まぁ、ヤムチャ君も、頑張ってたんじゃないかな」

バイソン「あの素人感丸出しの解説……! ガハハ、こりゃ、永久保存版だな! 後で、焼き増ししてもらおう、焼き増し!」

サガット「最初は皆、あんな物だろう……お前は、本当に性格が悪いなぁ。あんな物、保存してどうするんだよ……?」

バイソン「ヤムチャ君がな……天狗になってきたら、引っ張り出して、こうジタバタさせてやるワケですよ!」

サガット「……お前だって、デビュー戦の映像引っ張り出されたら、いい気持ちはしないだろう?」

バイソン「そんなモン、引っ張り出す奴がいたら……ガチのストレートでぶっ飛ばしてやるぜ!」

サガット「……勝手な男だなぁ、全く」


ヤムチャ「おっ、いたいたいたいた……! サガットさん、バイソンさん、お疲れ様っす! こんな所で、何してたんですか?」

サガット「放送室に行ってたんだ。放送室に」

ヤムチャ「……放送室?」

バイソン「おう! ヤムチャ君の解説……し〜っかりと、聞いてやってたからよぉ! 感謝しろよ!」ニヤニヤ

ヤムチャ「あ〜、聞いててくれたんですか! ありがとうございます!」

232名無しさん:2015/03/17(火) 23:04:43 ID:.UkUitHA
プーアル「ヤムチャ様の解説、どうでしたか……?」

バイソン「もう、素人感丸出し! サガットちゃん、大爆笑!」

サガット「……人のせいにするなよ、人のせいに」

バイソン「『あの〜』……『え〜っと』……『ん〜っと』……大半がそんな言葉! どうした、ヤムチャ君!? なんか、そういうウイルスにでも感染してるのか!?」

ヤムチャ「……素人感丸出しって、そこかぁ〜! ちくしょう、言ってたかもしれない!」

プーアル「……も〜う、ヤムチャ様ったら」

サガット「いや〜、まぁまぁ……俺は、アレでよかったんじゃないかな、と思うよ?」

バイソン「……あらあら、サガットちゃん、いい子ぶっちゃって。俺程とはいかなくても、結構、笑ってたくせに」

ヤムチャ「何で、笑われちまうかねぇ、ちくしょう……!」

サガット「いやいや、違う違う……いや、俺は、ポロっと余計な事を言っちゃうのが、心配だったからな……ホラ、技は俺達から教わってるだとか……空手軍団とシャドルーがそういう関係だったら、マズいだろ……?」

ヤムチャ「……その辺は、伏せておこうと、自分でも思いましたよ」

サガット「だから、そうならないように、慎重に言葉を選んでるなぁ、と思ってな……? そこで、笑ってしまったんだよ」

ヤムチャ「……結局、笑ってるんじゃないですか、サガットさん」

サガット「まぁ、でも最後の部分……ヤムチャ君が自分から語り出した場面は、ちょっと怖かったかもな……何、言い出すのか……なんて、ヒヤヒヤしたよ」

ヤムチャ「いや、なんかねぇ……こう、黙ってられなくなって……」

バイソン「……サガット、凄ぇ、厳しい顔してたぞ? こっちも怖かったよ」

233名無しさん:2015/03/17(火) 23:11:31 ID:.UkUitHA
ヤムチャ「本当の試合時間は10分です……なんて、言うワケにはいきませんからね……心配する気持ちもわかります……すいませんでした……」

サガット「……いやいや、まぁまぁ、仕方のない事だ」

バイソン「本田さんもなぁ……途中で終わらす事はねぇんじゃねぇかな……? 後、三分だったんだぜ……? もうちょっとぐらい、出来たんじゃねぇかな……?」

ヤムチャ「……えっ?」

サガット「仕方のない事だと言えば仕方のない事かもしれないな……ヤムチャ君の時のように、また本気で仕掛けられても困る……」

バイソン「気持ちはわかるけどね……まぁ、でもさぁ……? アレは一種の職務放棄じゃねぇのかな……? もうちょっと、やらせてやってもよかったんじゃねぇかと、バイソンちゃんは思うよ」

ヤムチャ「……アレ、途中で終わらせたのは、本田さんの判断なんですか?」

サガット「まぁ、恐らく……そうだろうな……」

ヤムチャ「……なんでだ、なんで嘘ついたんだよ、本田さん」

サガット「……ん、どうしたヤムチャ君?」

ヤムチャ「本田さん……さっき話した時は、自分は関係ないって言ってましたよ……?」

サガット「ん……? ヤムチャ君は、本田さんの所に行ってたのか……?」

ヤムチャ「行ってましたよ! 本田さんの所で、その話、聞きましたよ俺も! 本田さん、自分のせいじゃない……アレは仏さんの仕業だって、言ってましたよ!?」

サガット(……ヤムチャ君は、そういう風に聞いてたのか。しまったなぁ、これは言うべき話ではなかったなぁ)

234名無しさん:2015/03/17(火) 23:16:49 ID:.UkUitHA
ヤムチャ「……プーアル、行くぞっ! ついて来いっ!」

プーアル「……えっ?」

サガット「……待て、何処へ行く」

ヤムチャ「本田さんの所っす!」

サガット「……行ってどうする?」

ヤムチャ「何で、俺に嘘ついたか問い詰めるんすよ!」

サガット「……そして、どうなる?」

ヤムチャ「……えぇ?」

サガット「本田さんは、言う……そうです、実は自分のせいでした……自分の判断で止めました……そう、ヤムチャ君に言う……」

ヤムチャ「……」

サガット「……その後、どうなる?」

ヤムチャ「……それは」

235名無しさん:2015/03/17(火) 23:27:23 ID:.UkUitHA
サガット「何も生まれないだろう……そこには、何も生まれない……それとも、何か……? その事をディージェイにでも伝えに行くか……? 試合後、ディージェイの事を、気にかけていた君なら、やりかねん……」

ヤムチャ「そうですよ、ディージェイに言いに行きますよ……アイツも、もっとしっかりしなきゃ……本田さん、ディージェイの事、かなり厳しく言ってましたし……」

サガット「……君は、ディージェイに何と言うつもりだ? 俺をディージェイだと思って、言ってみろ?」

ヤムチャ「……えっ?」

サガット「ディージェイに言葉をかけるのなら……先ず、俺に、何て言うつもりか言ってみろ……ホラ……」

ヤムチャ「お前が……しっかりしないせいで……本田さんが、途中で試合終わらせたぞ……もっと、頑張れよ……」

サガット「……その言葉に、ディージェイは何と応えると思う? 予想しよう」

ヤムチャ「……えっ?」

サガット「……君の言葉を聞き入れて、明日から考えを改めるような、奴か? 俺は、そうはならないと思うぞ?」

ヤムチャ「……」

サガット「逆上して……君と喧嘩になる……本田さんの所に乗り込んで行く……そういった可能性の方が高いとは、思わないかな……?」

ヤムチャ「そうかも……しれませんけど……」

サガット「……褒められた話ではないが、こういう日もある。何せ、相手はディージェイ君だ。本田さんにも、本田さんなりの考えがあるんだろう」

236名無しさん:2015/03/17(火) 23:33:42 ID:.UkUitHA
サガット「俺は、本田さんの考えを聞いてはいない……話したのは、ヤムチャ君だ……本田さんは君に何と言っていた……?」

ヤムチャ「……アレは、仏さんの仕業だって」

サガット「……それだけか?」

ヤムチャ「え〜っと……あっ……」

サガット「……何だ?」

ヤムチャ「自分は、一所懸命頑張ってる奴には必ず応える……そう、言ってました……」

サガット「……そこだな。ディージェイ君は、本田さんに頑張ってると認められなかったんだろう。だから、本田さんも応えてくれなかったんだ」

ヤムチャ「……じゃあ、もっと頑張れって、言ってきますよ、ディージェイに。俺だって、ケンさんに発破かけられて、頑張ろうって思った部分もありますし」

サガット「……それを、言うのは君ではない。ジミーさんだ」

ヤムチャ「……」

サガット「相手はディージェイ君だ……言葉を間違えると、不貞腐れてしまうぞ? 喧嘩が始まってしまうかもしれない……最悪、退団だって事もあり得る……」

ヤムチャ「……」

サガット「今日のつっかえつっかえの解説の君に……ディージェイ君の心に響くような、最も適した言葉……出せるか……?」

237名無しさん:2015/03/17(火) 23:43:43 ID:.UkUitHA
ヤムチャ「黙ってろ……トラブルの火種を起こすな……そういう事ですね……?」

サガット「……俺も、同じだヤムチャ君」

ヤムチャ「……えっ?」

サガット「俺だけじゃない……バイソンだって、バルログだって……本田さんだって……皆、ディージェイには言いたい事がある……だが、言葉が届かないんだ……ねじ曲がって受け止められてしまう……」

ヤムチャ「……」

サガット「そういう事はジミーさんが、一番上手い。あの人は相手を刺激せず……一番相手の心に響く言葉を、選んで相手に伝えてくれる……今日の一件だって、ヤムチャ君や、俺が伝えなくても、ジミーさんが、最も適した言葉で伝えてくれるだろう……」

ヤムチャ「……そうかもしれませんけど」

サガット「ヤムチャ君は、数えれる程のレスラーしか知らないから、そう思うんだ……ディージェイ君より、いいレスラーなど……お互いがお互いにいい関係を作っていけるレスラーなど、山程いる……」

ヤムチャ「……そうかも、しれませんけど」

サガット「彼は特別なんだ。彼に絡むな……」

238名無しさん:2015/03/17(火) 23:57:11 ID:.UkUitHA
サガット「解説とは、他人のドラマに割り込んで入っていく場所だ……今日のヤムチャ君の解説……ディージェイ君に偏った解説をしていたよな……? 俺が一番心配していたのは、そこだ……」

ヤムチャ「……えっ?」

サガット「ディージェイ君と、また戦うのか……? また、あんなしっちゃかめっちゃかの試合をしたいのか……?」

ヤムチャ「……いや、それは」

サガット「それより、本田さんと戦った方が……ヤムチャ君にとってプラスになるんじゃないのかな……? あの人は、大柄だ。同じ大柄の俺と戦う時の参考になるだろう……?」

ヤムチャ「……そうかも、しれませんけど」

サガット「本田さんと……ディージェイ君……どちらの人間と戦う方が、プラスになるのか……それは、もう目に見えて、わかるだろう……?」

ヤムチャ「……」

サガット「……彼とは、一戦しただけなんだ。しかも、タッグマッチでだ。後は、ジミーさんや、ダルシムさんと、やってもらってればいいんだ。空手軍団の君がわざわざ、そこに足を踏み入れる必要はない」

ヤムチャ「……」

サガット「泥舟に乗り込む必要はない……もう、放っておけばいいんだ……下手に彼と絡むと、トラブルが起きたり……自分の地位を危うくするだけだぞ……?」

ヤムチャ「……う〜ん」

サガット「これは、ヤムチャ君が首を突っ込む問題ではない……それに、ヤムチャ君の力では、何も出来ない……君だって、ディージェイ君と同じように、まだ手探りの状況なんだ……」

239名無しさん:2015/03/17(火) 23:57:25 ID:???
まぁ、半年もあんなんだったらこうなるわな

240名無しさん:2015/03/18(水) 00:01:30 ID:???
ヤムチャは自分の立ち位置が見えてない感じだな
実力はあるし、急速についてきてるけど経歴的にはまだ「新人」なんだから
他の人の事情に突っ込むべきじゃないよな

新人が人間関係をひっかきまわしてなんてなったら組織が危うくなるし

241名無しさん:2015/03/18(水) 00:02:56 ID:???
普通に考えて火薬庫の中に入ろうとは思えん。
関わるだけひどい目に会うのが目に見える。

242名無しさん:2015/03/18(水) 00:06:09 ID:???
それでもやっぱり思うところがあるんだろうな。
損得じゃないのよ人間関係って

243名無しさん:2015/03/18(水) 00:08:19 ID:co9T7w1Y
バイソン「口を滑らした俺が悪かった……申し訳ねぇな……サガット、ヤムチャ君……」

サガット「……すまんな、ヤムチャ君」

ヤムチャ「……いえ」

バイソン「ほら、試合見ようぜ、試合……さくらちゃんや、キャミィちゃんも頑張ってんだから……なっ……?」

ヤムチャ「……はい」

バイソン「ほら、ヤムチャ君……どうせだったらさ? 解説の練習もしながら見てみたらどうだ? ほら、俺が実況のあの人の真似するからよぉ?」

ヤムチャ「……練習っすか」

バイソン「ほら、さくらの、おっぱいボディプレース! とか、キャミィのお尻ドロップキーック! とか……わけわかんねぇ事、言うから……ヤムチャ君は、上手く突っ込んでくれよ? ヤムチャ君は、ツッコミが下手だよ、ツッコミが……」

プーアル「ヤムチャ様は天然ボケの、間が悪い男ですからね!」

ヤムチャ「……プーアルまで、天然って。実況の人にも、言われたよ、俺」

バイソン「違ぇよ、ヤムチャ君! プーアル君は、ボケてくれてるんだから……! もっと、バシっとツッコンでやらねぇと! なぁ?」

プーアル「……バイソンさん、そういう事言われるのって、結構恥ずかしいです」

バイソン「ガハハ! 悪いなプーアル君! まっ、とりあえず、試合見ながらさ……? 練習しようぜ? ヤムチャ君も、もっと上手にお喋り出来ねぇと困るよ!」

ヤムチャ「……あ〜、はい。わかりました」


サガット(う〜ん……半年先輩だといえども、殆ど同期みたいなもんだからなぁ……同じ鳴り物入りだし……気持ちはわかる部分はあるが……う〜ん……)

244名無しさん:2015/03/18(水) 00:10:44 ID:co9T7w1Y
今日はここまで

245名無しさん:2015/03/18(水) 00:22:37 ID:???

鳴り物入りか…そういやそんなのに頼らないといけない位には弱小団体なんだっけか
すっかり忘れてたが

246名無しさん:2015/03/18(水) 00:24:11 ID:???

なんとなくベジータと似てるなぁ、キャラは全然違うけど
エリートだったのに後半パッとしないし自分のわがままでトラブル起こすし

247名無しさん:2015/03/18(水) 00:27:10 ID:5WLN5e06


この一筋縄ではいかない感じが良いね
次の試合はせっかくなので長丁場を希望

248名無しさん:2015/03/18(水) 00:31:03 ID:???
乙です
鳴り物入りに頼らないといけない状態とはいえ、半年経ってもこれじゃぁなって気はする
ヤムチャみたいに上手く出来てれば、ある程度振りまわされても仕方ないで済ませられるだろうけど
人の話は聞かない成長はしないのに振りまわされるってなったら、周りはどう思うか…

下手したら不満が爆発して退団者続出で組織分解なんて事も無きにしも非ず
まぁこの団体に限ってはそれはなさそうだけど

249名無しさん:2015/03/18(水) 00:33:35 ID:???
乙!
なんか良い話っていうか、いいな
上手いわ

250名無しさん:2015/03/18(水) 00:34:21 ID:GnZ3VS8M
サガットは結構止めるんだな。
ディージェイがある種爆弾になってるのは分かるが

そしてやっぱりディージェイとヤムチャに関してはほぼ同期位の感覚みたいだな

251名無しさん:2015/03/18(水) 00:39:03 ID:???
お疲れ様です。

ヤムチャも弱いけど、きちんとそのことを自覚してたしね。
ディージェイはVTR見直したりしないんだろうか?

252名無しさん:2015/03/18(水) 01:13:34 ID:???
ディージェイは自分の試合を観直してお客さんがノッてないのを見ても
「相手が勝手なことをしているせいだ」と認識しているんじゃないのかな

253名無しさん:2015/03/18(水) 02:04:50 ID:???
なんかもう格闘家としてのプライドをかけらも残さない程、粉々に粉砕した方がいい気がするな
休日に練習と称してシュートの試合をヤムチャとやってさ。全力の攻撃を無傷→後ろから首トンで一瞬で終了な感じになりそうだけど
で「お前なんか足元にも及ばない強さの俺でも、1流のレスラーになる為にサガットさん達から色々教えてもらってるんだ」とか何とか

ついでにシャドルーの面々に「超ヤムチャ状態」を実演で理解してもらうのもいいな

254名無しさん:2015/03/18(水) 02:54:56 ID:???
周りが諦めてるってのがキツイな
ディージェイの味方が1人もいないから居場所もない
たぶんそれがリング上にも出てるんだろうな、ディージェイは相手を敵としか捉えてないっぽいし

255名無しさん:2015/03/18(水) 03:50:13 ID:???
なんつーか「良い試合作ろうぜ」じゃなくて「良い試合作るぜ」って感じだよな
本田の言った、相手はロボットじゃない、感情がある、ってのを理解せずに戦ってる

256名無しさん:2015/03/18(水) 05:45:24 ID:JUmvtRyQ
乙っした
DJも伸び代あると思うんだがなあ
だからこそジミーさん付けるわけだし
まずはプライド粉々にして1からやるしかないか
ダブローだってかなり身体能力必要なわけだし能無しなわけじゃないからな

257名無しさん:2015/03/18(水) 05:47:19 ID:???
よし、こんな時こそ神龍の出番だ
ディージェイがプロレスを上手くなるように作り替えてしまえ!

258名無しさん:2015/03/18(水) 05:48:28 ID:???
神龍「ダメだ。私の力を越えている」

259名無しさん:2015/03/18(水) 06:33:49 ID:zuoFP1M2
こう言う時に便利なのは、試練の○番勝負企画をするのが手っ取り早いと思う。
かなり格上の相手ともやれるし、最終的に絶対為になる……
と思ったけど今のDJだとそれが出来るレベルにすらたどり着いてないのか(汗)
最近まで忘れてたけど、この団体って弱小団体だったんだな(笑)
まぁ中継が毎回入っているし、フリーの選手がたまに参戦しているから今の某方舟団体クラスか道頓堀から梅田に行く前の某大阪の団体で想像すれば良いのか?

260名無しさん:2015/03/18(水) 07:46:27 ID:???
ディージェイ:ブランカさん(とダルシムさん)の第二試合要員
ヤムチャ:サガットバルログバイソンケン(ダンさくら)の第五試合要員

ちゃんと聞くからだけど、ヤムチャはホント恵まれてるなあ

261名無しさん:2015/03/18(水) 09:35:36 ID:???
DJとヤムチャがいいコンビになるフラグなんだろうか…

262名無しさん:2015/03/18(水) 10:24:34 ID:???
腐っても世界のベスト8だったってわけだからな
パンプットみたいな他の世界大会で優勝をする奴でも初戦で秒殺される大会で、三回もベスト8に残っている
言わば、曙みたいな大物をプロレス界に引き込んだようなもんだろ

263名無しさん:2015/03/18(水) 12:30:41 ID:PYSrFrrs
ジミーさんの役割だから首を突っ込むなとか、サガットさんはディージェイを特別扱いしすぎだと思う
同じ団体の仲間なんだからもっとみんなで腹割って話し合うべきだろう
それこそ本田さんがいうちゃんこ食ったりとかさ
あの子はだめだなんて半年も一緒にいたはずなのにディージェイのこと知らなすぎだな

タッグ戦で垣間見えたけど、ディージェイは褒めて伸びるタイプじゃないかな?
今行けば目立てるってヤムチャが言ったときは素直に聞いてたし
正直ジミーさんには褒めて伸ばすやり方は合ってない気がする

264名無しさん:2015/03/18(水) 15:18:44 ID:???
レスラーも人の子だからなあ。
初めは皆注意したけどサガットが言ったみたいに曲解して、聞く耳持たなかったのはディージェイだからしゃーない。

年上てか年配の部下問題みたいなもんだね。

265名無しさん:2015/03/18(水) 17:23:39 ID:???
ジミーさんに何か考えがあるのなら口出しは邪魔にしかならないし、何をするにしても直接の教育係であるジミーさんを通すのが筋だな。

あと出来る事といったら、若手だけで飲みに行って近い目線で議論を交わしたり、先輩に対する愚痴をぶち撒けたりって事だろうな。

266名無しさん:2015/03/18(水) 17:43:51 ID:???
若手で思ったんだが、本物の若手が出てこないな
ヤムチャやディージェイは経験者だし、第一試合組とのやりとりも見てみたいな

267名無しさん:2015/03/18(水) 17:48:32 ID:???
規模の小さな団体でもこれだけ内部に問題を抱えてるってことだから、
大規模団体とかはどーなってるんでしょうね。

268名無しさん:2015/03/18(水) 18:41:12 ID:SaXltZAY
このシリーズどこが終着点になるのかな
面白いからずっと続けて欲しいけど、風呂敷がドンドン膨らんでいってるから完結するかが不安w

269名無しさん:2015/03/18(水) 19:12:51 ID:???
ヤムチャのコネでサタン様呼んでDJの指導してもらえば一発よ

270名無しさん:2015/03/18(水) 19:34:31 ID:???
>>269
確かこれはセルゲーム後の話だったから、サタンとはコネも何もなかったはず
Z戦士とサタンが本格的に交わったのはブウ編からだったし

271名無しさん:2015/03/18(水) 19:58:22 ID:???
つまり七年後なら団体のエースになったヤムチャとミスターサタンの対決もありってことだな

272名無しさん:2015/03/18(水) 20:24:42 ID:???
>>267
逆転の発想で「何だかんだ上手くいってたけど、内部に問題(主に世代交代大失敗とか)がたくさん出てきたから弱小に落ちぶれた」とか?
で今は返り咲きを図ろうと頑張ってる最中とか
野球チームで言えば南海みたいな感じ?

ロートルとはいえ、結構な格らしいゴウキさんやヒューゴさん&ポイズンさんを呼べる位だし
ゴウキさんとザンギエフさんは全盛期に名勝負を何度も繰り広げてたっていう話だし、可能性としてはゼロじゃないかなと

273名無しさん:2015/03/18(水) 21:24:55 ID:x5j8TVSY
ヤムチャも青いなぁ
DJ に肩入れしちゃってるし

DJはもうレスラー無理な感じさえする
もはや、社会不適合者では?

274名無しさん:2015/03/18(水) 21:59:27 ID:0Kg5DBuA
そしてーー


サガット「明日はオフだからな……今日は飲もう。たらふく飲もう」

バルログ「今日は私の試合も、女子部の試合もいい試合でしたからね。美味しいお酒が飲めそうです。ワインいっちゃおうかな……?」

ダン「……赤か? 白か? どっちだ?」

バルログ「情熱の……赤ですっ……!」

バイソン「気取ってんじゃねぇぞ、馬鹿野郎っ!」

バルログ「……あ〜、バイソン酷い」

キャミィ「今日は、シャドルーのサガットさんとバイソンさんは、試合ありませんでしたよね。ベガさんは、ザンギエフさんと、リュウさんの試合……リングサイドから見て牽制……みたいな事してましたけど」

サガット「……次に、ベガ様とリュウの試合でも組まれるのかな? まぁ、それはそれでいい事だがな」

キャミィ「ヤムチャさんは、解説していたんですよね……? どうでしたか……?」

ヤムチャ「……えっ? あ〜、それはね」

さくら「ポロっと、変な事、言っちゃたりしてないですか? ヤムチャさん?」

ヤムチャ「いやぁ、その辺は大丈夫……大丈夫だと思う……ただ、その結果『いや〜』とか『え〜っと』とか……素人感丸出しになっちゃったみたいだけどね……?」

キャミィ「大丈夫です。私も苦手です」クスクス

275名無しさん:2015/03/18(水) 22:07:14 ID:0Kg5DBuA
キャミィ「……私は本当に、解説が苦手なんです。上手く出来る方法って、何かありませんかねぇ?」

サガット「……う〜ん、そうだなぁ」

プーアル「ヤムチャ様も、一緒に勉強しましょうよ。やっぱり、僕もねぇ……今のヤムチャ様って、凄く不安なんですよ……」

ヤムチャ「……うん。まぁ、その通りですよ。言い返せねぇ」

バイソン「解説を上手くやる方法……? よ〜し、バイソン様が、教えてやろうではないか……!?」

キャミィ「あっ、教えて下さい。バイソンさん」

バイソン「解説を上手くする為のテクニック……それと、女を口説く時のテクニック……そいつは、全く同じ物だ……」

ヤムチャ「……女を口説く時のテクニック?」

キャミィ「……私、そういう趣味って、ありませんよ?」

バルログ「……ふむ。興味深い話ですねぇ。聞きたいです」

ダン「あ〜、俺も俺も。聞いてみてぇよ、その話」

276名無しさん:2015/03/18(水) 22:15:19 ID:0Kg5DBuA
バイソン「女を口説く時……なんてのは、なんとか相手に自分の事に興味を持ってもらおうと……相手の好みそうな話題を……振っていくだろ……? そういうもんだろ……?」

ヤムチャ「……相手の好みそうな、話題ですか」

バイソン「とにかく、自分に興味を持ってもらわなきゃ、いけねぇ……! 女を口説く時……自分がどういう風に口説いているかを、考えてみましょう!」

ヤムチャ「俺、そんなにねぇ……? 口説きまくってるワケじゃないですよ……?」

キャミィ「……私だって、そうですよ。女性を口説い経験なんて、一度もありません」

バルログ「ねぇ、バイソン……? 貴方、そこまで女性にモテるタイプでしたっけ……?」

バイソン「うんにゃ、バイソンちゃんは、モテないです。寂し〜い、日々を過ごしております……」

ヤムチャ「じゃあ、その理論、全く役に立ってないじゃないですか!?」

バイソン「ガハハ! そうかもしれねぇなぁ、オイっ!」

キャミィ「……サガットさん、何かコツとか、知りませんか?」

バイソン「お〜い! キャミィちゃん、酷いっ! ちょっと酷いんじゃないかなぁ、それは!」

キャミィ「冗談ですよ」クスクス

277名無しさん:2015/03/18(水) 22:16:52 ID:???
キャミィの クスクス が可愛い

278名無しさん:2015/03/18(水) 22:22:54 ID:0Kg5DBuA
バイソン「でも、まぁまぁまぁ、聞いて……? バイソンちゃんは……モテないけど……話を聞いて……?」

ヤムチャ「……この話、何か、続きあるんですか?」

バイソン「長々と話したけどさぁ……? 二人が今、バイソンちゃんの話に一瞬でも興味を持ってくれたのは、事実だろ……?」

ヤムチャ「まぁねぇ……? でも結局……ねぇ……?」

キャミィ「……えぇ」

バイソン「バイソンちゃんは、お顔が残念だからさぁ……? やっぱり、こうやってさ……面白可笑しい事を言って、話題を作っていって……興味を持ってもらうしかねぇんだよ……」

さくら「バイソンさん、男は顔じゃないっすよ! ハートっす! ハートっす!」

バイソン「おう、さくらちゃん、ありがとうっ! ホラ、バルログとかだったらさぁ……? こう、月が綺麗ですね……赤ワイン、美味しいですね……なんて、キザな事、言ってりゃ、女は興味持ってくれるだろ? 顔がいいから……この糞ボケがっ!」

バルログ「……なぁ〜んで、私の事、攻撃するんですよ。関係ないですよ」

サガット「バルログ、お前、そういう風に……口説いてるのか……?」

バルログ「……してませんよっ! 私は紳士です、紳士」

バイソン「バイソンちゃんが、そういう事言ってもね……? なんか、違うんだよ……? なぁ、キャミィちゃん……?」

キャミィ「……ん?」

バイソン「……二人で、月を見ながら、赤ワインを飲まないかい?」キリッ

キャミィ「」クスクス

バイソン「なっ、違うだろ……!? こうなっちまうんだよ! 話が始まらねぇんだよっ!」

279名無しさん:2015/03/18(水) 22:27:35 ID:0Kg5DBuA
バイソン「だから、 バイソンちゃんはこうやって……面白可笑しい事を言って……興味を持ってもらうしか、ないワケだな……そうしていかないと、バイソンちゃんには、いつまで経っても春は来ねぇ」

ダン「……おめぇも、そういう願望はあったりするんだね」

バイソン「だから……解説も同じ事だと思うんだよ。バルログが女を口説く時みたいに……自分を格好良く、見せる為に……試合の技術的な事を解説していくも、よし……」

バルログ「……私は、そんな事してませんよ? ねぇねぇ、バイソン?」

バイソン「逆に……俺が、自分に興味を持ってもらおうとする為に……面白可笑しい事を言って……試合を盛り上げようとするのも、よし……その辺りは、あの実況の人、見てたらなんとなく、わかんねぇかな……? がっつり、お利口に解説する必要性はねぇだろ……? あの人自身がふざけてるんだから……」

ヤムチャ「……あ〜、確かに。あの人、ふざけた事、結構言ってましたしねぇ」

キャミィ「……私、あの人、凄く苦手なんですよ。こっちが、考え纏まってないのに、ドンドン質問投げかけてくるんですよ」

ヤムチャ「あ〜、わかるっ……! それ、凄ぇ、わかるっ……!」

キャミィ「……でしょ?」

バイソン「そういう時は、うるせぇ、試合の実況をしろ、馬鹿野郎っ! なんて言ってやればいいんだよ。あの人も、そういう事、言ってくれるのを待ってると思うよ」

280名無しさん:2015/03/18(水) 22:42:05 ID:0Kg5DBuA
ダン「……最後まで、聞いたら意外とまともな理論だったんじゃねぇか? でも、バイソン? いきなり変化球教えるのは、どうなんだ?」

バイソン「だって、俺達はレスラーなんだから! アナウンサーじゃないんですから! それに、マイクアピールも、堅苦しいセリフばかりじゃ、通用しませんよ!」

サガット「……まぁ、俺達がヒールって所もあるけどな、そこは」

バイソン「解説席でもね……自分の事に興味を持ってもらわないと、お話は始まりませんよ」

ヤムチャ「……う〜ん、そうですね」

バイソン「解説なんて、堅苦しい事は考えずに……普段のお喋りの延長線と考えてみたらどうだ……? ヤムチャ君だって、キャミィちゃんだって……普段のお喋りでは、あそこまでガチガチじゃねぇだろ?」

キャミィ「そうですねぇ……はい……」

バイソン「女を口説く時のテクニックですよ……口説く時のテクニック……基本的なテクニックは、そういう事です……」

バルログ「……でも、バイソンって上手くいってないんでしょ?」

バイソン「うるせぇ、この野郎っ……! イケメンは楽でいいよな、イケメンは! なぁ、サガット?」

サガット「……俺を巻き込むんじゃない」

281名無しさん:2015/03/18(水) 22:51:12 ID:0Kg5DBuA
プーアル「う〜ん……ヤムチャ様には、そういうテクニックって、ありませんからねぇ……間が悪いと言いますか……」

ヤムチャ「……うるせぇ、プーアル。自覚してるよ、そこは」

プーアル「……だって、今ここで、さくらさんかキャミィさん、口説けって言われたら無理でしょ?」

ヤムチャ「……出来るわけねぇじゃねぇか、そんな事!」

プーアル「そういう所ですよ、そういう所……僕、バルログさんだったら、出来ると思いますよ?」

バルログ「私、リング上では、ナルシストですけど……普段はそこまで、いってませんよ……!?」

バイソン「……いや、お前は気づいてないかもしれねぇが、結構普段から、その毛がある」

サガット「……実際どうなんだ? 出来るのか、お前は」

バルログ「……出来ませんって!」

さくら「まぁ、リングの名残りかもしれませんけど……そういうイメージはバルログさんには、ありますねぇ……?」

キャミィ「……ありますあります」

バルログ「……だ〜か〜ら」


ヤムチャ(おいおい、プーアル……俺はいいけどさぁ……? バルログさん、弄るのはやめておけよ……バルログさんをさぁ……?)

282名無しさん:2015/03/18(水) 22:59:46 ID:0Kg5DBuA
ダン「……実際、お前はどういう風に口説くんだよ? ちょっと、見せてくれよ? 俺も参考にするよ」

バルログ「流石に私も、いきなりは誘いませんよ……? ホラ、前に『サガットにお洒落を教える会』ってあったでしょ?」

サガット「……あぁ、あったなぁ。アレ、本当にするのか?」

バルログ「だから、先ずは……そういう事を口実にするんですよ……そういう事を……そういった会の中で、気を伺って……そして、その時に……アレ、私、出来てるんじゃないですか……コレ……?」

さくら「うわぁ〜、巧妙な手口……」ニヤニヤ

キャミィ「あの会って、そういう魂胆もあったんですね」クスクス

バイソン「……おめぇは、詐欺師だ! 詐欺師の方が向いてるぞ!?」

バルログ「ハハハ! 違います、バイソン君っ! コレは、大人のテクニックですっ! 君のような……お子ちゃまには、わからないのですよ……ハハハハ!」

バイソン「……なんだと、この野郎〜! ふざけやがって!」

ヤムチャ(おいおいおい……バルログさんが、バイソンに攻撃を仕掛けて……)

バイソン「だったら、ヤムチャ君にも、見せてもらおうじゃねぇか! ヤムチャ君なら、そんな詐欺師みてねぇな、手段は使わねぇぞ! なっ、ヤムチャ君?」

ヤムチャ(あれっ……? 俺に来た……バイソンさんが、俺に攻撃をしてきた……)

プーアル「ホラ、バルログさんは出来るじゃないですか……? ヤムチャ様は、絶対、そういう所足りてませんよ……」

ヤムチャ(……プーアルっ!)

283名無しさん:2015/03/18(水) 23:04:38 ID:0Kg5DBuA
ヤムチャ(俺が、『プーアル、お前のせいで色んな人が巻き込まれてるじゃねぇか!』なんて、言って、プーアルを攻撃すれば……この話は終わる……一連の流れは終わる……だが……!)

プーアル(……やっぱり、バルログさんは上手いですねぇ。色んな意味で)

ヤムチャ(コレ、俺が行っても、いい場面じゃねぇか……? みっともない結果に終わるって可能性は高いけど……)

プーアル(今日はね、僕の迂闊な発言で、ヤムチャ様を傷つけてしまいましたから……せめてもの罪滅ぼしです……)

ヤムチャ(……コレ、ワンチャンスあるんじゃねぇか!? おいっ!)

プーアル(ヤムチャ様……ここ、ワンチャンスですよ……! ダメ元ですが……奇跡のホームラン、いきましょうっ……!)

ヤムチャ(プーアルが意味もなく、他人を傷つけるなんて、おっかしいと思ってたんだよ……! そうかそうか、そういう事だったんだな……! 俺にチャンスをくれたんだなぁ、おいっ……!)

プーアル(失敗した時の愚痴なら、後でいくらでも聞きます………チャレンジ精神……チャレンジ精神ですよ、ヤムチャ様っ!)

ヤムチャ(本音を隠して、建前で責めるっ……! プーアル……俺はお前に教わったぜ、よしっ……! 明日はオフだ……明日のデート目指して……んっ、待てよ……?)

284名無しさん:2015/03/18(水) 23:09:38 ID:v4jI/zrw
バイソン「さぁ、ヤムチャ君、見せてくれ! 俺も学んでみたい!」

ヤムチャ(とりあえずだ……なんとか、成功させねぇとな……どう攻めるか……どういくか……)

プーアル(……ヤムチャ様〜、グループデートでも構いませんよ! 一歩一歩が大事ですからね!)

ヤムチャ「よ〜し……じゃあ、やってみましょう……! 俺も解説上手くなりたいですからね!」

サガット「……バイソンに感化されるのは、よくないぞ、ヤムチャ君」

ヤムチャ「じゃあ、先ずは……キャミィさん!」

キャミィ「……あら、私からですか?」

ヤムチャ「明日……俺と……」

キャミィ「……えぇ」

ヤムチャ「……二人で月を見ながら、赤ワインを飲まないかな? 夜景も見よう。綺麗な夜景も」

キャミィ「……」

ヤムチャ「……」

キャミィ「フフ、お断りします」クスクス

285名無しさん:2015/03/18(水) 23:19:40 ID:v4jI/zrw
ヤムチャ「えぇ、ダメなの!? なんで!?」

キャミィ「なんでって……ねぇ……?」

バイソン「……オリジナリティーがないね。25点だ」

ヤムチャ「オリジナリティーは、夜景の部分ですよ! 夜景の部分っ!」

ダン「……一人前の解説者への道は、まだまだ遠いなぁ、ヤムチャよぉ?」

ヤムチャ「何がいけねぇんだろうなぁ……ダメだ、自信がなくなってきましたよ……」

バルログ「……えっ、本気なんですか、ソレ? ボケじゃなくて?」

サガット「……まだだ。まださくらちゃんがいる。チャンスは残っている」

さくら「さぁ、かかってこいっ! ヤムチャさんっ! 返り討ちにしてやりますよ!」ニヤニヤ

ヤムチャ(さぁ、ここからだ……ここから、流れを作って……ここは、なんとしてでも成功させなきゃいけねぇぞ……!)

プーアル「ヤムチャ様、しっかりして下さいよ! 見ていて、情けないったら、ありゃしませんっ!」

286名無しさん:2015/03/18(水) 23:26:10 ID:v4jI/zrw
ヤムチャ「ダメだよ、プーアル……もう、無理だ……俺には、出来る気がしねぇよ……!」

ダン「あ〜らら、ヤムチャがイジけちゃったよ……バイソン、おめぇが変な事教えるからだぞ〜?」

バイソン「……俺はねぇ、イケメンが上手くいかない姿を見ると、皆そうなんだなって、安心する部分もあるんですよ。ヤムチャ君、俺も同じだ! 気にするな!」

バルログ「……バイソンは、本当に酷い」

ヤムチャ「もう、出来る気がしねぇよ……ギブアップだ、ギブアップっ!」

プーアル「なぁ〜に、言ってんですか、ヤムチャ様……ここで、諦めたら、逆にさくらさんに失礼じゃないですか……?」

キャミィ「そうですよ、ヤムチャさん……? それはそれで失礼じゃないですかね……?」

さくら「……いいじゃないんすか、別に? 今ので充分、笑いにはなりましたよ」

ヤムチャ(ここで押しても、絶対にいい結果は出ない……だから一度引く……コレは、ベガさん作戦だ……ベガさんの試合の途中放棄……俺が、試合を途中で放棄をすれば……)

プーアル「ほらほら、ヤムチャ様……玉砕覚悟でいくのも、男ってもんですよ……」

ヤムチャ(そう、プーアル……君は、サガットさん……試合放棄する俺を止めようとしてくれる……流石、俺の相棒だ……わかってるじゃないか……)

287名無しさん:2015/03/18(水) 23:35:42 ID:v4jI/zrw
ヤムチャ「だってさぁ……? もう、いいイメージが湧かないもん……何言っていいかわからないもん……じゃあさ? じゃあ、こうしよう……!」

プーアル「……どうするんです?」

ヤムチャ「土下座だ……土下座しよう……土下座するから、明日一日、俺に付き合って下さい……さくらちゃん……」

さくら「……うわぁ、プライド捨ててきましたねぇ。でも、それ、口説き文句としては最低っすよ?」

ヤムチャ「仕方ないじゃん……何も、思い浮かばないんだからさぁ……? お願いっ、さくらちゃん……! 明日一日、俺に突き立ってくれっ……!」ベタッ

さくら「……ちょっと、ヤムチャさん! 土下座なんてやめて下さいよ! それじゃあ、自分が悪者みたいじゃないっすか!」

ヤムチャ(リュウさんだって、ベガさんや、サガットさんに股間を攻撃されて……自分から、格好悪い真似してるんだ……それに、俺はブランカさんとの試合で……頭にきて、あの人に文句を言っちまった……)

プーアル(必死なのはわかりますが、ヤムチャ様……それは下策です。仮に成功してとしても、次には繋がりませんよ……?)

ヤムチャ(俺だって、きっと急所に攻撃される事だってあるはずだ……コレは恥を捨てる練習……ただ、それだけだ……知らない人の前ならともかく、サガットさん達の前でなら……まぁ、なっ? 大丈夫だろ……)

さくら「ヤムチャさん、それ口説きの練習になってませんよ……? だって、行動ですもん。行動でやってるんですから」

ヤムチャ「……お願いお願い。俺も、バイソンさんと一緒なの。寂しい日々を過ごしてるの。だから、明日一日付き合って下さい。お願いします」

288名無しさん:2015/03/18(水) 23:40:13 ID:???
ちょっと可愛いじゃないか…w

289名無しさん:2015/03/18(水) 23:42:24 ID:v4jI/zrw
さくら「いいから、頭あげて下さい……! ヤムチャさんのそんな姿……自分は見たくないっす」

バイソン「いいぞ、 効いてるぞ! ヤムチャ君、押せ押せ!」

ヤムチャ「さくらちゃんが、オーケー出してくれるまで……俺は動かない……絶対に動かない」

ダン「……おめぇは、小学生か」

バルログ「そもそも、それでオッケーもらえて、ヤムチャ君は嬉しいんですか……?」

キャミィ「……ねぇ?」

ヤムチャ「なんとでも言って下さい……自分は動きませんよ……さくらちゃんが、オッケー出してくれるまで、この体勢のままっす……」

さくら「……酷い男だ、ヤムチャさんは! これじゃあ、完全に自分が悪者じゃないっすか!」

ヤムチャ「……なんとでも言ってくれ。これが俺の口説き方だ」

さくら「最低の口説き方っす! 最低の! そこまでされたら、オッケー出さなきゃ、この話終わらないじゃないっすか!?」

ヤムチャ「おっ……! おっ、言ったね……? オッケー出したね? プーアル、お前も聞いたな?」

プーアル「……いや、出ましたけど、ヤムチャ様はそれで満足なんですか?」

ヤムチャ「満足だよ、大満足だよ! なんとでも言うがいいさ、プーアル!」

290名無しさん:2015/03/18(水) 23:51:24 ID:v4jI/zrw
バイソン「いやぁ〜、実に泥臭い、いい試合を見た! こいつはバルログには出来ねぇなぁ? なぁ?」

バルログ「……ナルシストな私は、絶対に出来ませんね。こんな作戦は」


サガット(俺は、恋愛に疎いが……なんとなく、バイソンとバルログがヤムチャ君の背中を押しているように感じていた……だが……)


キャミィ「……コレ、本当に明日は行くんですか?」

ヤムチャ「来てもらいますよ〜。こっちは土下座までしたんだ。付き合ってもらわなきゃ、ワリに合わねぇ」

さくら「……最低っす。この人、最低」

ダン「……さくら。勝手に喋って勝手に動くATMができたと思いなさい。ATMが」


サガット(土下座までするかなぁ……? 普通は……ヤムチャ君には、別の目的があるように、思える……)

プーアル(この恋は終わったかも、しれない……目の前の一手の為だけに……全てを崩してしまったかもしれない……)

サガット(……別の目的があるとすれば、それは)


バイソン「キャミィちゃんっ! 明日、俺とデートして下さいっ! この通りです! 土下座もします!」ベタッ

キャミィ「フフ、お断りします」クスクス

さくら「……変な口説き方を流行らせないで下さい。ホラホラ、反省会始めるっすよ、反省会っ! いつまでやってるんっすか」

ダン「いやぁ、実に面白いやりとりを見た! 反省会の前のウォームアップにゃ、最適だったな! あっ、姉ちゃ〜ん! 焼酎のおかわりくれや!」

291名無しさん:2015/03/18(水) 23:58:23 ID:v4jI/zrw
今日はここまで
今パートなかなか試合をしないね 申し訳ない

>>259
多分それくらいの規模がベストなんだと思うけど やっぱりここまで書いてるとちょっとでも大きい規模にしてあげたいなぁ……なんて思う気持ちもあるワケで
天下一武道会での、6割ぐらいの集客がメインイベントには集まる……ぐらいでもいいんじゃないかなぁとは思ってる

まぁ、その辺は好きに想像して下さい

292名無しさん:2015/03/19(木) 00:05:59 ID:???
おつ

293名無しさん:2015/03/19(木) 00:09:08 ID:???
乙!
ヤムチャはサガットさんにも仕掛けるつもりか……

今は弱小でもリュウケンヤムチャの人気でガンガン伸びるってのも魅力的やん?

294名無しさん:2015/03/19(木) 00:11:06 ID:lrq4RZzg


反省会では第二試合の時間についてダンさんの意見を聞きたいな
あと、オフのデートはカットでも良いかな、進展なさそうだしw

295名無しさん:2015/03/19(木) 00:33:20 ID:???
乙です
ヤムチャの「恥を捨てる練習」ってのが本当なら、デートの時にちゃんと打ち明けると思う
練習という建前と本気半々(嘘じゃなくて事実)とか言って。で、付き合ってくれた礼と詫びを兼ねて食事をおごるとか
そんな程度になるんじゃないかなと予想

296名無しさん:2015/03/19(木) 00:38:13 ID:???
乙!
明日?が楽しみです

297名無しさん:2015/03/19(木) 01:36:45 ID:H22BO80s
乙です
ヤムチャのやり取りは声を出して笑わせて貰いました
上手くいって欲しいと思う半面、ヤムチャらしく玉砕する姿もみたいかもw

298名無しさん:2015/03/19(木) 01:58:32 ID:9ogbU03c
飲み会では誘うの諦めて二人きりになった時にもう一度効果ありそうな展開だったな

道程だけど

299名無しさん:2015/03/19(木) 02:26:42 ID:???
やっぱキャミィかわいいわww

300名無しさん:2015/03/19(木) 04:56:35 ID:r4pgK1uQ
乙っした
サガットさん同様ヤムチャの意図が読めない
プーアルさんの言った通り目先の一手のために全てをぶち壊したのだろうか…
ヤムチャならかりんさんの尻に敷かれる方がお似合いな気はする

301名無しさん:2015/03/19(木) 06:58:14 ID:9ogbU03c
キャミィにCQCされたい

302名無しさん:2015/03/19(木) 17:10:34 ID:???
1スレから読み返してみたけど伏線すごいな
DJもホークも本田も全部ブックとか会話で触れてる

>>1さんの過去作あるならすげえ読みたい

303名無しさん:2015/03/19(木) 21:13:37 ID:???
このシリーズキャミィにも焦点当たってるからディカープリ出るかどうかすごく気になる

304名無しさん:2015/03/19(木) 22:03:28 ID:L5sNuUGk
そしてーー


ヤムチャ「よ〜し……何とか、さくらちゃんとの約束は取り付けたぜ……プーアル、後押しありがとな! やっぱり、お前は最高の相棒だぜ!」

プーアル「……はぁ」

ヤムチャ「明日は、スーツとか着て行くわけには、いかないからなぁ……またさくらちゃんに恥かかせちまう……ん〜っと、どれにしようかなぁ〜っと……プーアル、お前はどれがいいと思う……?」

プーアル「……どうでもいいですよ、そんな事」

ヤムチャ「おいおい、ちょっと冷たくないかな……? プーアルよぉ……?」

プーアル「今更、お洒落して格好つけてる場合ですか! お洒落して! ヤムチャ様、土下座までしたんですよ!? なんですか、あの誘い方は!」

ヤムチャ「いやいや、まぁまぁ……あれは、何としてでもさくらちゃん、誘わないといけなかったから……なっ、なっ……? 上手くいったんだから、いいじゃねぇか……?」

プーアル「さくらさんも言ってましたけど、最低です。最低の口説き方です。結果的に誘う事は出来ましたが……あれで、その後、上手くいくと思っているんですか!? ヤムチャ様は!」

ヤムチャ「あ〜、いや……まぁ、ちょっとね……なりふり構わなすぎた所も、あるよねぇ……」

プーアル「……ちょっとじゃないです。ちょっとじゃ」

ヤムチャ「う〜ん……違うんだよ……プーアル、ちょっと聞いてくれよ……?」

プーアル「……何ですか、ヤムチャ様」

305名無しさん:2015/03/19(木) 22:12:16 ID:L5sNuUGk
ヤムチャ「俺さぁ? 自分自身で、自分の嫌いな所あるんだけど……プーアル、それって、何処かわかる……?」

プーアル「……だから、バカな所でしょ?」

ヤムチャ「……違う」

プーアル「……じゃあ、弱い所ですね。間違いありません」

ヤムチャ「だから、俺は……普通の人達の中では……まだ強い方! 強い方! 悟空達だけが、ずば抜けてるだけなの」

プーアル「他にも、ヤムチャ様のダメな点は沢山沢山ありますけど……大部分はその二つじゃないんですかねぇ……? 僕は、その二つだと思いますよ?」

ヤムチャ「沢山沢山って……プーアル、ちょっと酷くないかい……?」

プーアル「……冗談に決まってるじゃないですか。ダメな所を含めてのヤムチャ様です。僕は、バカで弱いヤムチャ様の事、大好きですよ」

ヤムチャ「弱いは認めよう……弱いは……でも、俺、そんなにバカではないと思うぞ!?」

プーアル「……いや、結構バカです」

ヤムチャ「俺は、バカだったのか……なんか、ショックだ……」

プーアル「それで……? 御自分で嫌いな所って、何処なんですか……?」

ヤムチャ「……優柔不断で、決断力がない所だ」

306名無しさん:2015/03/19(木) 22:17:22 ID:???
プーアルさんはヤムチャに厳しいなw

307名無しさん:2015/03/19(木) 22:19:21 ID:L5sNuUGk
プーアル「だから、決断力を身につける為に、あんなみっともない誘い方を……?」

ヤムチャ「違うの。違うの、プーアル……そこじゃない……」

プーアル「……そこじゃない」

ヤムチャ「俺が、気になってるのは……ディージェイの事だよ……」

プーアル「……ディージェイさんの事?」

ヤムチャ「サガットさん、今日かなり冷たく言ってだだろ……ホラ、もうアイツに構うなだとか……泥舟に乗り込むな……な〜んて、言ってたよな……?」

プーアル「まぁねぇ……でも、やっぱりディージェイさんはねぇ……」

ヤムチャ「あれさぁ……? 例えば、悟空だったらね……? サガットさんに、何て言ってたと思う……?」

プーアル「……えっ? 悟空さんですか?」

ヤムチャ「『ディージェイだって、オラ達の仲間だろ! どうしてそんな冷たい言い方しちまうんだよ!』なんて、言ってたと思わない……?」

プーアル「……う〜ん、まぁ言いそうな台詞ではありますが」

ヤムチャ「そうだろ、言いそうだろ……? でも、俺はそうじゃねぇんだよ」

308名無しさん:2015/03/19(木) 22:23:19 ID:???
強い方どころか地球人一桁位でその他全員と戦っても傷ひとつつかない化け物なのに

309名無しさん:2015/03/19(木) 22:25:20 ID:???
ヤムチャは悟空達にディージェイみたいに言われる側だもんな
地球人だから

310名無しさん:2015/03/19(木) 22:27:06 ID:L5sNuUGk
ヤムチャ「サガットさんの言ってる事は、正しいんだな……長く続けてる、サガットさんが、そう言うんだから……正しいんだな……そう、思っちまう……」

プーアル「……まぁ、ねぇ」

ヤムチャ「下手にアイツと絡んでね……また、騒動起こしちまったら、第五試合に戻れなくなって……最近優しくなってきた、ケンさんがまた冷たくなるかも、知れない……そうなっちまうと思う……」

プーアル「そうですよ、そうです。最近のケンさんは、ヤムチャ様にアドバイスもくれるし……合体技だって、考えてくれるじゃないですか」

ヤムチャ「サガットさんの言ってる事は、冷たい様に思えるけど……正しい事……そう思う。ただ、だ……ただ、その一方で、俺はこう思うんだ……」

プーアル「……ん?」

ヤムチャ「ピッコロや、ベジータだって……最初は、あんな感じだったとは思わねぇか……?」

プーアル「ピッコロさんや……ベジータさんですか……」

ヤムチャ「いやっ、ひょっとしたらアイツらは、ディージェイより、酷かったかも知れない……! だって、『地球ブッ壊す』とか、言ってだろ!? アイツらは、絶対、もっともっと酷かったよ!」

プーアル「う〜ん……まぁ、ディージェイさんとタイプは違いますが……まぁねぇ……?」

311名無しさん:2015/03/19(木) 22:29:57 ID:???
それ言ったらヤムチャだって元盗賊だし天津飯と餃子は元殺し屋だしクリリンは元狡賢いクソガキだけどな

312名無しさん:2015/03/19(木) 22:36:54 ID:L5sNuUGk
ヤムチャ「ピッコロやベジータ見てみろっ!? 今、アイツら何してる!? ピッコロは神様だ! ベジータは暖かい家庭を築いてやがるよ、ちくしょう!」

プーアル「……ヤムチャ様、嘆かない」

ヤムチャ「アイツらだって、ちゃんとした奴らになったんだぞ。まぁ、俺が言うのも変な話だけどね……だったら、ディージェイだってさぁ……? いけるとは思わねぇか、プーアル……?」

プーアル「それは難しい話ですねぇ……なんせ、タイプが違いますから……」

ヤムチャ「あれはねぇ……やっぱり、悟空の懐の広さだと思うんだよ、俺は……悟空が受け入れてやったからこそ……やっぱり、そういう結果になったんだと思うんだよ……」

プーアル「……う〜ん、そうかも、しれません」

ヤムチャ「ホラ、俺達だってさぁ……? 昔はチンケな盗賊やってただろ? でも、やっぱり悟空と出会った事で……人生変わった部分も、あるんじゃないかな……?」

プーアル「……楽して、稼ごう。なんて二人で言ってましたよねぇ。恥ずかしい話です」

ヤムチャ「……プーアルにだから、こういう事は言えるけどさぁ?」

プーアル「……ん?」

ヤムチャ「……サガットさんの、目の前で俺はこの事を言う勇気はねぇ。反論せずに、飲み込んじまうんだ」

313名無しさん:2015/03/19(木) 22:49:13 ID:L5sNuUGk
ヤムチャ「ずっと、一緒にやってきた、悟空と俺の違い……そこかもしれねぇなぁ……」

プーアル「いや、悟空さんと比べても、仕方ないんじゃないですかねぇ? だって、サイヤ人ですよ?」

ヤムチャ「いや、でも悟空と比べるとやっぱり俺はねぇ……決断力ないって言うか……優柔不断って言うかさぁ……?」

プーアル「決断力がないってわけじゃないですよ、それは……慎重派……とも言い換えれます……」

ヤムチャ「……案外さぁ? ベジータとかも、言うんじゃねぇか? 『だったら、このベジータ様が直々に鍛えてやる!』なんて言ってさぁ?」

プーアル「それは、ないでしょ……? だから、ヤムチャ様は判断能力が高いんですよ。決断力がないとか……優柔不断……なんて、話ではないと僕は思います」

ヤムチャ「う〜ん……でも、やっぱり俺自身も気になってる所はあるんだよな……ディージェイに対して……」

プーアル「……気持ちはわかりますけどね。ディージェイさんとの試合、ひょっとしたら、ヤムチャ様の試合の中で、一番盛り上がってたんじゃないですか?」

ヤムチャ「……ヤムチャコールは、ひょっとしたら、一番デカかったかもしれない。絶対、アイツも、俺と同じただの間が悪い奴だけなんだと思うんだよ」

314名無しさん:2015/03/19(木) 22:57:33 ID:L5sNuUGk
ヤムチャ「それで、ディージェイの一件……多分、サガットさん達の協力は得られそうにねぇだろ……?」

プーアル「まぁ、否定的と言えば……結構、否定的でしたからね……」

ヤムチャ「俺一人で何とかする能力もない……下手に動くと、トラブルが起きちまうだけだからな……」

プーアル「……まぁねぇ」

ヤムチャ「……でも、やっぱり俺は気になってるんだ」

プーアル「……はい」

ヤムチャ「だからね……? こう、さくらちゃんに、ひっそり二人で相談してみようかな……? なんて、思ってね……?」

プーアル「……そういう事だったんですか、ヤムチャ様」

ヤムチャ「流石に、デートする為だけに、土下座なんてしねぇよ……明日はその相談がメインだよ……」

プーアル「……なるほどねぇ」

ヤムチャ「悟空と違って……俺には、こういうやり方しか思い浮かばねぇワケだな……やっぱり、俺もさぁ……? こう悟空みたいになんて言うの……? 時には、サガットさんにガツンと噛み付いていかないと、いけないのかね……?」

プーアル「悟空さんはねぇ、やっぱり強いから、そういう事やっても、なんだかんだで上手くいくんですよ。僕は、ヤムチャ様には、こういったやり方の方が、らしいと思います」

ヤムチャ「そうだな……俺には、こういうやり方の方が、似合ってると思うよ……あ〜、後、アレだな……? 悟空は、俺と違って、運を持ってるよ、運を! 」

プーアル「……ヤムチャ様は、間が悪い男ですからね。確実に運は持ってませんね」

315名無しさん:2015/03/19(木) 23:02:36 ID:???
かめはめ波を取得するも、テンシンハンに跳ね返され足を折られる
神様の所で修行してサイバイマンを圧倒するも、自爆されて死ぬ
テンシンハンと協力してセルjrに一撃入れるも、腕を折られる

確かに間が悪いな・・・

316名無しさん:2015/03/19(木) 23:05:25 ID:L5sNuUGk
ヤムチャ「でも、ちょっとはマシになって来たんじゃねぇかな……? ホラ、さくらちゃんも、上手く誘う事が出来たんだし……」

プーアル「……あっ」

ヤムチャ「上手くいけばさぁ……? さくらちゃんとも、恋が発展して……ディージェイを改心させる事の出来る術も見つかる……! 最高の一日になるんじゃねぇか、おいっ!」

プーアル「ねぇ、ヤムチャ様……? 僕、一つ気づいたんですけど……言ってもいいですか……?」

ヤムチャ「……どうした、プーアル?」

プーアル「さくらさんってね……確か、女子部の試合表を作ってる方ですよねぇ……? それで、女子部では……二番人気の方ですよね?」

ヤムチャ「……でも、最近は、キャミィさんの人気上げようとしてるんじゃねぇか?」

プーアル「それでも、三番人気でしょ……? それで、サガットさんは……五番目ぐらいでしたっけ……?」

ヤムチャ「え〜っと……ザンギエフさん……ベガさん……リュウさん……ケンさん……うん、五番目だな。サガットさんは五番目だな」

プーアル「男子部と女子部の違いはありますが……女子部の試合表を作っている、二番人気か、三番人気の人……男子部で五番人気の人……」

ヤムチャ「……うん」

プーアル「……これってね? どっちの方が、役職が上になるんですかね?」

317名無しさん:2015/03/19(木) 23:12:07 ID:L5sNuUGk
ヤムチャ「そういう事は考えた事はなかったなぁ……あ〜、でも今日さぁ……? ザンギエフさんと、ベガさんと……さくらちゃんと、三人であそこの部屋にいたよなぁ……?」

プーアル「……ですよねぇ?」

ヤムチャ「って事は……意外と、さくらちゃんの方が立場が上だったり、するのかねぇ……?」

プーアル「あのね、これは、僕のイメージなんですけどね……ヤムチャ様……?」

ヤムチャ「……うん」

プーアル「やっぱり、役職が上の人間になる程……下の者の意見って、汲み取ってくれないと思うんですよ……それだけ、見なきゃいけない下の人間が増えますから……」

ヤムチャ「……うん、そうだよね。うん」

プーアル「それに……トップの人間に近い位置に、います。それって、直接話する機会が多いから……色々と報告する義務があったりだの、するんじゃないですかねぇ……?」

ヤムチャ「……あるかも、知れないねぇ、うん」

プーアル「冷たい言い方になりますけどね……? 新入りのヤムチャ様が……余計な事に首を突っ込んでいる……こういった事を……ザンギエフさんに、直接報告されてしまうのが、一番マズいんじゃないですかねぇ……?」

ヤムチャ「いや、間違ってねぇよ、プーアルは……だから、サガットさんは、そうならない様に、俺に警告してくれたんだよ、うん」

プーアル「……これ、相談相手は、さくらさんで良かったんですか? ヤムチャ様?」

ヤムチャ「……」

プーアル「……ねぇ?」

ヤムチャ「……間違えたかもしれないね。うん」

318名無しさん:2015/03/19(木) 23:21:06 ID:L5sNuUGk
プーアル「……出たよ出たよ。いつものヤムチャ様が! も〜う!」

ヤムチャ「あれぇ〜!? おっかしいなぁ……! どうしてこうなった……! どうしてこうなったんだ、俺っ……!」

プーアル「僕ねぇ、ヤムチャ様が、自分の事だけじゃなくて……他人の事を気にかけてあげれるように、なるだなんて……嬉しかったですよ! これぞ、本当の、ヤムチャ様の器の広さだ……なんて、思いましたよ! 涙が出そうになりました!」

ヤムチャ「う〜ん、これは、失敗してしまったかもしれない……相談相手を間違えてしまったかも、しれない……」

プーアル「なぁ〜んで、そういう一番大事な所が、ポンと抜けちゃうんですよ!? ヤムチャ様はいつも、そうですよ!?」

ヤムチャ「恋は盲目って、おっかねぇよなぁ!? なぁ、プーアルっ!?」

プーアル「僕ねぇ、ヤムチャ様の、そういう所が……大っっっ嫌いですよ!」

ヤムチャ「うるせぇ、俺だって嫌いだよ、自分のこんな所はよぉ! これ、そうっすかねぇ……? ちょっと困ったぞ……?」

プーアル「……一歩間違えたら、騒動が大きくなりますよ。ヤムチャ様?」

ヤムチャ「これさぁ……? 今なら、案外、普通のデート……って事で、何とかならねぇかな……?」

プーアル「……土下座までして、何を言うか」

ヤムチャ「そうだよな、ダメよな……あ〜、くそっ……これ、もう突っ切るしかねぇのかな……?」

プーアル「……僕も、明日はついて行きましょうか?」

ヤムチャ「う〜ん、どうすっかねぇ……? 本当はね……? デートも出来て、ディージェイの事も、相談出来る、一石二鳥なハッピーデーになる予定だったんだけどね……?」

プーアル「……な〜にを、言ってるんだ、この人は。今から、明日の予習でもしましょうか。僕も付き合いますよ」

ヤムチャ「……プーアル、いつもありがとうね。感謝するよ」

319名無しさん:2015/03/19(木) 23:24:40 ID:???
プーアルがドラえもん化してるwww

320名無しさん:2015/03/19(木) 23:28:09 ID:L5sNuUGk
翌日ーー


さくら「……おはようございま〜す」

ヤムチャ「お〜うっ! さくらちゃん、おはよう! 今日はいい天気だ! デート日和のいい天気である!」

さくら「……あっ、ATMが喋った」

ヤムチャ「えっ……!? ATMって……!」

さくら「……あっ、ATMが動いた」

ヤムチャ「ちょ〜っと、その言い方、酷くないかな、さくらちゃん? このATMには、感情があるんだぞ!?」

さくら「アハハ、冗談っすよ、冗談。なかなか、上手い返しするじゃないっすか、ヤムチャさん?」

ヤムチャ(この辺は、プーアルとの……予習の成果である……プーアルよ、ありがとう……感謝するぜ……)

さくら「今日は、プーアルさんはどうしたんっすか?」

ヤムチャ「プーアルはお留守番っすよ。お留守番。今日はさくらちゃんと、俺との二人きりだ」

さくら「……マ〜ジで、二人っきりなんっすか!?」

ヤムチャ「……二人っきりでも、いいじゃない。だって、こいつはデートなんだから」

321名無しさん:2015/03/19(木) 23:34:56 ID:L5sNuUGk
さくら「デートね……デート……じゃあ、今日は、何処に自分を連れて行って、もてなしてくれるんすか……?」

ヤムチャ(この辺はねぇ、先ず、相手の出方を探るのがいいの……さくらちゃんの行きたい所に連れて行ってあげればいいの……)

さくら「自分を誘ってくれたのは、ヤムチャさんなんっすから……? 勿論、考えててくれてるんすよね?」

ヤムチャ「いや〜、特に俺には何も考えてないよ。さくらちゃんは、何処か行きたい所、あったりしないの?」

さくら「……えっ?」

ヤムチャ(見よ、この大人の対応……これが、大人のテクニック……って、アレ……?)

さくら「何にも、考えてくれてないんすか? 本当に、ただ勢いで誘っただけなんすか、コレ!?」

ヤムチャ(アレ……? おかしいぞ……? 何かがおかしい……ブルマはいつも、自分から、何処へ行きたいだとか、言い出してくれてたと言うのに……何故、さくらちゃんは言い出してくれない……人任せなんだ……?)

さくら「酷い男だ! 酷い男だぁ、ヤムチャさんは!」

ヤムチャ(おいおいおい……人任せは良くないぞ……!? 人任せは良くないぞ、さくらちゃん……!)

322名無しさん:2015/03/19(木) 23:36:39 ID:???
ヤムチャがそれ言うかwww

323名無しさん:2015/03/19(木) 23:40:09 ID:L5sNuUGk
さくら「こう、自分は、ヤムチャさんが、珍しく場所になんか連れてってくれる……ビックリドッキリな一日になるんじゃないかと、期待してたり、したんすよ?」

ヤムチャ「……いやいやいや、俺にそこまでを、求めちゃいけないよ」

さくら「なぁ〜に、言ってんすか。誘ってくれたのは、ヤムチャさんの方っすよ……?」

ヤムチャ(う〜ん……まぁ、そうだけど……本題は別にあったり、するからね……それで、本題を言うのは……まだ早い……)

さくら「普段は、どういう所に行ってんっすか……? ヤムチャさんは。何か馴染みの店とか……ないんすか……?」

ヤムチャ「あっ、え〜っとねぇ……それはねぇ……」

さくら「趣味とか……好きな事とか……よくよく、考えたら、ヤムチャさんとそういう話、あまりしてないっすよね?」

ヤムチャ「俺の趣味か……う〜ん……そうだな……」

さくら「……何で、趣味がパッと出て来ないんすか。自分の事でしょう」

324名無しさん:2015/03/19(木) 23:47:05 ID:L5sNuUGk
ヤムチャ「う〜ん……どうなんだろ……? ひょっとしたら、趣味とか……俺にはないかもしれない……」

さくら「なぁ〜んで、趣味の一つもないんすか……? 情熱のない男っすねぇ……」

ヤムチャ「……違うんだよ。さくらちゃん、ちょっと聞いてくれ」

さくら「……ん?」

ヤムチャ「俺、ここ来る前は……まぁ、武道家やってたからさぁ……? 天下一武道会とかで活躍する為にさぁ……? まぁ、ずっと修業続きの生活だったんだよ……」

さくら「そうっすよね。天下一武道会で結構、結果残してたみたいっすもんね、ヤムチャさんは」

ヤムチャ「ずっと、山籠りとかして、修業して……それで、そういう大会がある時には、フラッと街に来て……それで大会に出て……ちょこっと、街で飯を食って……それで、また山に籠りに行く……そんな生活だったんだよ……」

さくら「はぁ、そんな仙人みたいな生活してたんっすね。じゃあ、修業が趣味みたいな、モンなんすか?」

ヤムチャ「自分では、そのつもりだった……武道の道に人生を捧げてたつもりだった……だけどね……?」

さくら「はい」

325名無しさん:2015/03/19(木) 23:54:18 ID:L5sNuUGk
ヤムチャ「やっぱり、なんて言うのかな……? 自分より、強い奴が、沢山沢山出てきたんだよ……まぁ、セルゲームにも参加した……なんて皆は言ってくれるけどね……? アレは行っただけだよ……何もしてないんだよ……」

さくら「……だって、アレは人間じゃないっすもん。あんなモン、どうしようもないっすよ」

ヤムチャ「やっぱりでもねぇ……そこで、心折れずにやる奴って、いるもんなんだよ……だけど、俺は、心が折れてしまったんだ……」

さくら「……」

ヤムチャ「自分は武道の道に生きる男では、なかったんだな……俺はここまでなんだな……なんて、思ってね……違う道を進もうと思ったんだよ」

さくら「セルゲームから、ウチの団体に来る間……とかは、何してたんっすか?」

ヤムチャ「俺は修業しるぐらいしか、脳がなかったからね……まぁ、修業はしてたつもりだけど……やっぱり、身についてない修業だったと思うよ……何処か、うわの空だった」

さくら「……そうなんすか」

ヤムチャ「改めて思うとプーアルも言ってたよ。『もっと真面目にやって下さい!』なんてね……? でも、モチベーションをそこに見出せなかったんだ……」

さくら「自分達はプロレスっすけど……そうっすよねぇ。やっぱり格闘家とか、武道家の人が、そこにぶつかった時って、辛いっすよねぇ……そっちはガチなんっすから……」

ヤムチャ「……強いて言うなら、山籠りが趣味なんじゃないかな? どうする、さくらちゃん? 今日、登山しようか? 修業に、いい山知ってるよ俺」

さくら「アハハ! 流石に、この格好で登山は嫌っすよ! ヤムチャさんだって、その格好で登山、嫌でしょう?」

ヤムチャ「今日は、前と違ってね……ちゃ〜んとした服を着てきたよ」

326名無しさん:2015/03/20(金) 00:01:33 ID:K1gRo3qE
さくら「じゃあ、まぁ、今日はとりあえず……ブラブラしましょうか?」

ヤムチャ「ゴメンね。なんか、俺が誘ったのに……ノープランで」

さくら「そういう事なら、構わないっすよ。ヤムチャさんをプロレスに誘ったのは、こっちなんっすし……プロレスを趣味にして下さい」

ヤムチャ「そうだね。俺、結構、一つの事に夢中になるタイプだから……それがいいと思うよ」

さくら「それで、今日は……二人で街をブラブラしながら……」

ヤムチャ「……うん」

さくら「ヤムチャさんの、新しい趣味……見つけて行きましょうよ?」ニコッ

ヤムチャ「……付き合ってくれて、ありがとうね。さくらちゃん」

さくら「じゃあ、とりあえず行きましょうか? なぁ〜んか、気になる店とかあったら……言って下さいね? 飛び込みで、色々と探していきましょう」

ヤムチャ「今日は、いい休日になりそうですよ。感謝しますよ、さくらちゃん」

さくら「いえいえ、こちらこそ。楽しい休日にしましょう」

327名無しさん:2015/03/20(金) 00:03:18 ID:K1gRo3qE
きょここまで

328名無しさん:2015/03/20(金) 00:06:03 ID:RETsVinQ
乙っした〜

329名無しさん:2015/03/20(金) 00:06:25 ID:???
乙!
さくらちゃんええ娘や
実際のところストリートプロレスの中での地位ってどうなんだろうね

330名無しさん:2015/03/20(金) 00:06:53 ID:???
おつおつ
かめはめ波とか見たらさくらちゃんたちはどんな反応するんだろうか

331名無しさん:2015/03/20(金) 00:13:16 ID:???
相談相手としてさくらは適当だと思うな
まとめ役とは言っても男子と直接絡むことはないし、立場が上だから下っ端が勝手に行動することにもならないし
必要ならザンギエフやベガとの橋渡しにもなるしな

332名無しさん:2015/03/20(金) 00:17:36 ID:???
乙でした
さくらちゃんは上の2人共話してるし、内部の格的には3番手なのかもしれないね
何だかんだで女子部をまとめる役目を担ってるし、選手兼役員みたいな感じで上の2人と他レスラーの間を取り持ってそうだし
プーアルは相談する相手を間違えたんじゃ?って言ってるけど、リスクは高いが間違っちゃいないと思う
ディージェイの件はもう下っ端だけで動いた所で色んな意味でどうにもならない所まで来てるしね

333名無しさん:2015/03/20(金) 00:18:01 ID:UvhKLrAA


ヤムチャにとっては女性=ブルマなんだなw
変なトラブルは起きませんように

334名無しさん:2015/03/20(金) 00:20:56 ID:???
おつ
サガットたちは悟空とかどう思ってんだろうなあ
得体が知れなさ過ぎてやっぱりサタンがNO.1なんだろうか

335名無しさん:2015/03/20(金) 00:40:58 ID:???
そういや、セルゲームってTV中継されてたよね?
かめはめ波とかZ戦士たちが到着した時の舞空術とかもばっちり映ってた気がする
サタンが「光の珠を使ったトリック(だっけ?)」「トリックが流行っているようだな」とか言ってたけど

336名無しさん:2015/03/20(金) 00:43:28 ID:m7UufFaU
おつおつ

さくらちゃんはほんと良い娘やなぁ
こんな修行してたとか話して武空術教えてやればいいのに
試合の幅が広がりそうじゃね?

337名無しさん:2015/03/20(金) 02:50:37 ID:???
おつおつ

これまでディージェイの事、かつての成功体験が邪魔して頭切り替えられないのか、アスペ的な性格なのかなぁとか思ってたけど、ひょっとしてパンチドランカーで取り返しがつかない状態なんじゃないかと思えてもきた。

338名無しさん:2015/03/20(金) 02:55:02 ID:???
武空術だの気だのを使い出すとプロレスじゃなくてキン肉マンになるんでまじでやめてください。

339名無しさん:2015/03/20(金) 03:39:19 ID:???
>>337
ドランカーならダブルローリングソバット連発できないだろ平衡感覚鈍ってて

340名無しさん:2015/03/20(金) 04:34:15 ID:.p9Zgu3I
キャミィはチュンリーにあっさり勝ってしまって強さの言えばチュンリーより全然格上っていうポジションになってしまったのかな?
チュンリー帰ってきても簡単には手放せなくなってるのかね?

341名無しさん:2015/03/20(金) 04:41:17 ID:LyOJbGRM
乙っした
そう言えば最初にリュウがこんなのよりサタン呼べ的な事言ってたな
世間的には サタン > ヤムチャ達 なんだろうな
天一でもサタンはチャンピオンなわけだし

342名無しさん:2015/03/20(金) 07:46:18 ID:???
サタンは総合格闘技の分野じゃね?
立ち振る舞いはプロレスっぽいけども…。まぁパラレルワールドとしてならありか…。

343名無しさん:2015/03/20(金) 14:54:59 ID:???
サタンは呼べないけどピッコロ大魔王なら呼べるかもしれんぞ
そしたら観客も盛り上がるだろ

344名無しさん:2015/03/20(金) 14:55:33 ID:rp1PYCjQ
あの手この手で理由づけしてひたすらダメージのない技にリアリティを肉付けしていくのにそのまま舞空術を取り入れるわけにもいかんだろうなあ 高く跳んだから重い、ロープの反動を利用したから勢いのあるとかそういう積み重ねが崩れる 受け身とかそういう細かいところには生かせそうだけど

345名無しさん:2015/03/20(金) 17:44:33 ID:???
もう、考察とか雑談スレでやればいいのに・・・

346名無しさん:2015/03/20(金) 17:46:40 ID:???
乙!
悟悟空の人間性の部分を掘り下げてストーリーに深みを持たせるってのは上手いなぁと思った。
読んでてニヤニヤしてしまったわwww

347名無しさん:2015/03/20(金) 17:50:52 ID:???
1言感想とおつくらいならいいと思うけど考察とかはいらないよなって

348名無しさん:2015/03/20(金) 18:15:28 ID:???
神と融合してないピッコロさんがプロレスしてくれると思うか?

349名無しさん:2015/03/20(金) 18:16:38 ID:???
SSってある程度にぎわってるスレだとこういう自治レス絶対湧くよな

350名無しさん:2015/03/20(金) 18:25:45 ID:???
>>348
セル編後だから融合してる
が、突っ込むところはピッコロさんが出てきたら、観客の盛り上がりは悲鳴じゃないかってところだと思う

351名無しさん:2015/03/20(金) 18:41:22 ID:???
>>350
そうだった…すまンゴ
プロレスどころじゃない騒ぎになるのは納得
ビーデルも小〜中学生だろうから難しいか…

352名無しさん:2015/03/20(金) 19:01:34 ID:???
第二試合限定で「ピッコロ大魔王の息子」という『設定』のギミックレスラーならウケるかもね
それなら舞空術とかエネルギー弾を使っても「演出」として機能するし

353名無しさん:2015/03/20(金) 19:12:51 ID:???
あの世界の人間なら巨大化しても演出で納得しそうだしな

354名無しさん:2015/03/20(金) 19:30:44 ID:.p9Zgu3I
そうか、ホイぽいカプセルが日常的にある世界なのか
興行するにはリングとかの設置楽そうだなww

355名無しさん:2015/03/20(金) 20:01:54 ID:???
まぁ妄想は楽しいけども、少なくともこのSS、というかプロレス描写のなかでは超次元プロレスしてほしくはないなぁ

356名無しさん:2015/03/20(金) 21:26:35 ID:???
本当はスト側もDB側も超人だらけだけどなw

357名無しさん:2015/03/20(金) 21:58:30 ID:QV.Sc34s
ーーー


ヤムチャ「う〜ん……」キョロキョロ

さくら「何か、気になるお店、見つけました? ヤムチャさん?」

ヤムチャ「う〜ん……今の所ねぇなぁ……」

さくら「まぁ、時間はあるっすよ。じっくり焦らず……ねっ?」

ヤムチャ「俺は結構ね、人に言ってもらう方が性に合ってるかも知らないね……この店、お勧めだよ! みたいな所、何かないの……?」

さくら「趣味って、人に教えられて、身につけるもんなんっすかねぇ?」

ヤムチャ「う〜ん……そうだよねぇ……」

さくら「まぁまぁ、焦らず焦らず……」

ヤムチャ「何かいい店……何かいい店……んっ……? あっ……!」

さくら「……何か、気になるお店、見つけましたか?」

ヤムチャ「うんっ! 俺、この店行きたい! この店、行こうよ、さくらちゃん!」

さくら「CDショップっすか」

358名無しさん:2015/03/20(金) 22:05:31 ID:qUGrhAr.
さくら「音楽が趣味……いいじゃないっすか、ヤムチャさん……」

ヤムチャ「……でしょ? 俺にしては、なかなかいいチョイスだと思わない?」

さくら「普段は、どんなの聴いたりするんすか? ヤムチャさんは?」

ヤムチャ「……あまり、聴かないけどね。でも、たまぁ〜に、友達に連れて行かれたりしてた。俺は聴いてるだけだけどね」

さくら「折角行ったんだったら……歌わなきゃ、勿体無いっすよ〜」

ヤムチャ「歌える曲がねぇんだよ……友達の良く歌う曲は、覚えたけどね。お好み焼きを作る歌……あれなら、歌えるんじゃないかな?」

さくら「……なんすか、ソレ?」

ヤムチャ「アレ、知らない……? ツルツルツルツル〜、ネバネバネバネバ〜って、ヤツ……」

さくら「な、なんすかソレ……!? そんなの聴いた事、ないっすよ!」

ヤムチャ「……アレ? 有名じゃないのかな?」

さくら「ダンさんもねぇ、結構わけわかんない曲を、拳を効かせて歌いますけど……流石に、それは聴いた事ないっす……! えっ……? ツルツルツルツル……ネバネバネバネバ……?」

ヤムチャ「ツルツルツルツル〜、ネバネバネバネバ〜 だよ」

さくら「ソレ、聞きたいっす。今度、皆でカラオケ行きましょうよ。それで……それ、歌って下さい」

ヤムチャ「……嫌だ。流石に、アレをフルで歌うのは、恥ずかしい」

さくら「土下座までした人が、何言ってんすか?」

ヤムチャ「土下座は忘れてよ……土下座は……まぁ、とりあえずさ……? ここ、行こうよ。この店にさ……?」

さくら「そうっすね!」

359名無しさん:2015/03/20(金) 22:14:00 ID:QV.Sc34s
ーーー


ヤムチャ「え〜っと、え〜っと……うわぁ、凄ぇなぁ……いっぱいあるんだなぁ……」

さくら「ポップス……ロック……意外性を突いて、ジャズっ……! クラシックなんかも、いいっすね……さぁさぁ、ヤムチャさん、何を選ぶ?」

ヤムチャ「……さくらちゃんが、何を言ってるのかが、俺にはわからない」

さくら「メタル……パンク……フュージョン……ユーロビート……! ダンさんなんかは、演歌が好みっすね!」

ヤムチャ「もう、やめてくれ! その可笑しな呪文を唱えるのは! 君は何を言ってるんだ!?」

さくら「こんなの、まだまだ一握りっすよ? バルログさんはラテン系の曲が好みですし……サガットさんは、民族音楽みたいなのを好んで聞いてますね……バイソンさんは結構、幅広いっす。え〜っとね……」

ヤムチャ「もういいもういい……わかったわかった……とにかく、探そう……自分にあったCDを何か探してみよう……」

さくら「アハハ、なかなか弄りがいのある人っすね! ヤムチャさんは」

ヤムチャ「え〜っと、え〜っと……た……ち……つ……て……」

さくら「そういや、ツルツルツルツル、ネバネバネバネバって、曲……なんて曲なんですか? それ、自分も聴いてみたいっすよ」

ヤムチャ「あ〜、アレなんて曲だったかな……? 曲名までは、覚えてねぇや……え〜っと……て……て……て……おっ!? あったぞ、あったぞ! コレだ! コレコレ!」

さくら「……迷ってたわりには、あっさり決めましたね?」

360名無しさん:2015/03/20(金) 22:20:46 ID:QV.Sc34s
ヤムチャ「コレだ。コレ買おう。コレコレ……」

さくら「……あっ、それ、ディージェイさんのCDだ」

ヤムチャ「俺はさぁ……? そんな沢山の種類の中から、一つ選べ……なんて、事は無理だから……こういう所から、入っていこう。こういう所から」

さくら「なるほどねぇ」

ヤムチャ「これはさぁ……? なんていう、音楽のジャンルなの……?」

さくら「う〜ん……そういやディージェイさんのCDって、自分も聴いた事なかったような……」

ヤムチャ「聴いてあげなよ〜? アイツも、音楽では一流だったんでしょ? ダルシムさん、言ってたよ?」

さくら「う〜ん……でも、多分……ファンクっぽいですねぇ……」

ヤムチャ「あっ、なるほど! だからアイツ、狂ったように、ファンキーファンキーって言ってるんだ!?」

さくら「……困ったもんっすけどね」

ヤムチャ「とりあえずさぁ? これ買って……聴いてみようよ? そしたら、ディージェイの事も、よくわかるんじゃない? 俺も、アイツの事、まだまだわかんないし……」

さくら「う〜ん……ソレ、経費で落ちるんすかねぇ……? 微妙なラインだ……」

ヤムチャ「いいよいいよ。これは俺が買うよ。何処かで、コレ、聞ける場所ないかな? 何か、そういう場所、知らない? さくらちゃん?」

さくら「馴染みの喫茶店が近場にあるんで……そこなら、いけるんじゃないっすかねぇ……?」

ヤムチャ「じゃあ、これ買って……そこに行きましょう。その喫茶店に……それじゃあ、ちょっとレジに行ってくるよ!」

さくら「あっ、は〜い」

361名無しさん:2015/03/20(金) 22:23:13 ID:???
あぁ……
もうバレてそう

362名無しさん:2015/03/20(金) 22:27:52 ID:QV.Sc34s
喫茶店ーー


さくら「ど〜も、こんにちは〜っす!」

ヤムチャ「……何か、飯でも食う? 誘ったのは俺なんだし、出すよ?」

さくら「う〜ん……どうしますかねぇ……?」

ヤムチャ「サンドイッチ美味しそうだったよ? 女の子って、サンドイッチ好きでしょ?」

さくら「……残念。自分はパンより、白ご飯派っす」

ヤムチャ「白ご飯派ね……じゃあ、まぁ、覚えておくよ。次に生かします。今度は美味しい白ご飯が食べれるお店にお誘いしますよ」

さくら「馴染みの喫茶店で、そんな事言うの、やめて下さいよ! まるで、ここの白ご飯が美味しくないみたいじゃないっすか」クスクス

ヤムチャ「うん、細かい所で、やらかしちゃうねぇ、俺……」

さくら「ここの、白ご飯も美味しいっすよ? とりあえずねぇ……今日は、ミルクティーでお願いします」

ヤムチャ「じゃあ、俺は……コーヒーでお願いしま〜す」

さくら「あっ、後ねぇ……ちょっと、このCDかけてもらっていいっすかね……?」

ヤムチャ「……お手数かけます。申し訳ありませんね」

363名無しさん:2015/03/20(金) 22:32:57 ID:QV.Sc34s
〜♪ 〜♪


ヤムチャ「おっ……? コレがアイツの曲か……」

さくら「ミルクティーと、コーヒーも来ましたよ。ヤムチャさん」

ヤムチャ「ふ〜ん……アイツ、こんな音楽やってるんだね……」

さくら「……うわ、酷っ! 何、そのリアクション!?」

ヤムチャ「アレ……? 俺、何か間違ったかな……?」

さくら「『ふ〜ん』て! リアクションが『ふ〜ん』だけって!」

ヤムチャ「……えっ、じゃあ、どういうリアクションすればいいの?」

さくら「凄い格好いい曲じゃないっすか!? ディージェイさん、こんな音楽やってたんっすねぇ……ちょっと見直した……と、いうか尊敬しますよ」

ヤムチャ「……あっ、コレ、やっぱり凄いんだ?」

さくら「何故、何も感じないんだ、ヤムチャさんは! この曲を聴いて!」

ヤムチャ「……だから、多分、普段音楽聴かないからだろうね」

364名無しさん:2015/03/20(金) 22:42:22 ID:QV.Sc34s
さくら「ちょっと、歌詞カードいいっすか……? うわっ、コレ、凄いっ!」

ヤムチャ「……何が?」

さくら「ヴォーカル……ギター……ベース……ドラム……キーボード……サックス……パーカッション……全部、あの人が一人でやってますよ!」

ヤムチャ「……それって、凄い事なの?」

さくら「ヤムチャさんにはねぇ……人として大事な物が欠けてる気がします……なんで、これ聴いて何も感じないんすか?」

ヤムチャ「こういうリアクションを……ディージェイの前でしちゃったら、怒られるかな……?」

さくら「怒られるって言うか……呆れられるような気がしますねぇ……」

ヤムチャ(俺はわかんねぇけど……さくらちゃんは、ディージェイの事、ベタ褒めしてるなぁ……この辺は、使えそうかな……?)

さくら「結構ねぇ……自分も呆れてたりしますよ、ヤムチャさんに……いくら、普段、音楽聴いてないって言ったって……こりゃ、あんまりだ、あんまりすぎます」

ヤムチャ(うん、でも、これは良くない流れだ……本題の方は進んでいる気がするが……副題の方に影響が出てる気がする……)

365名無しさん:2015/03/20(金) 22:55:01 ID:QV.Sc34s
ヤムチャ「俺が、詳しくない……ってのも、あるけど……多分、さくらちゃんが詳しすぎるんでしょ……?」

さくら「いやいや、そんな事はないっす」

ヤムチャ「だって、さっきのCDショップでも、呪文みたいに色々言ってさぁ……? 絶対、詳しすぎるよ」

さくら「……まぁ、自分は学生時代に、ちょこっとしてましたからね」

ヤムチャ「あっ、そうなんだ。さくらちゃんも、音楽やってたんだ? 凄いじゃん」

さくら「……ちょこっと、ギターやりながら、歌ってただけっすよ」

ヤムチャ「へ〜、さくらちゃん、ギター出来るんだ。凄いじゃん」

さくら「ディージェイさんは、ベースにドラム……全部、出来ますよ!」

ヤムチャ「俺は何も、出来ないよ? 一つ出来るだけでも、凄い事じゃん。こういう曲をさくらちゃんもしてたの?」

さくら「こ〜んな凄い技術……持ってるわけないじゃないっすか! コピーっすよ。他の人の、作った曲を、歌って、弾いて……そんなレベルっす」

ヤムチャ「ふ〜ん、そうなんだ」

さくら「まぁ、オリジナルは一曲だけ、作りましたけど……まぁ、学生時代のいい思い出っすよ」

366名無しさん:2015/03/20(金) 23:03:29 ID:QV.Sc34s
ヤムチャ「自分で作った、オリジナルの曲が一曲あるんだ? 凄いじゃん! 凄い凄い!」

さくら「なぁ〜に、言ってんすか。ディージェイさんの、このCD……14曲もありますよ、14曲も! しかも、自分より遥かに高いレベルで」

ヤムチャ「14曲でも、1曲でも、自分自身で、零から生み出してるんでしょ……? 凄い事には、変わりないんじゃないかなぁ?」

さくら「いや〜、流石にディージェイさんの曲を聞きながだったら……ねぇ……?」

ヤムチャ「俺なんて、何も作れないよ! 唯一、歌える曲が、ツルツルツルツル〜、ネバネバネバネバ〜、なんだから」

さくら「……しかも、曲名すら、覚えてませんもんね。ヤムチャさんは」クスクス

ヤムチャ「あれ、なんて曲名だったかなぁ……? お料理……地獄……なんか、そんな感じそんな感じ」

さくら「はぁ、世の中には、変わった曲もあるんすねぇ……」

ヤムチャ(褒められて、悪い気になる相手はいない……確かに、その通りだ、プーアル。立て直してこれたんじゃないかな……? そして、次に繋げる一手……それも忘れちゃいかん……俺は忘れないよ、プーアルっ……!)

367名無しさん:2015/03/20(金) 23:11:36 ID:QV.Sc34s
ヤムチャ「じゃあさぁ……? 今度は、そのさくらちゃんの、オリジナルの曲を聴かせてよ?」

さくら「あ〜、嫌っす! 絶対に……嫌っす!」

ヤムチャ「えっ……!? なんで……!?」

さくら「だって、ディージェイさんの曲、聞いての反応が……『ふ〜ん』とか……そんな感じだったじゃないっすか! そんな人に聴かせても……ねぇ……?」

ヤムチャ「大丈夫だって、大丈夫! さくらちゃんのは、ちゃんと感想いうから!」

さくら「……ど〜だか」ニヤニヤ

ヤムチャ「今度聴かせてよ、今度! 約束ね、約束!」

さくら「ど〜しよっかなぁ〜?」

ヤムチャ(多少、強引ではあるが……次の一手を俺は打ったぞ、プーアルっ! さぁ、そろそろ……本題へと、戻りましょうか……)

368名無しさん:2015/03/20(金) 23:18:31 ID:???
ヤムチャガンバレー

369名無しさん:2015/03/20(金) 23:19:39 ID:QV.Sc34s
ヤムチャ「まぁ、ディージェイ相手にね……『ふ〜ん』なんてね、言っちゃったらまたアイツ、不貞腐れるかもしれないから……その辺は気をつけないと、いけないね」

さくら「そうっすよ。これだけ、凄い曲をしてるのに……」

ヤムチャ「……やっぱり、一流?」

さくら「そりゃ、一流っすよ」

ヤムチャ「……プロレスでは?」

さくら「三流……って、言わせないで下さいよ……!」

ヤムチャ「やっぱり三流なんだ……でも、これだけ出来るんだったらねぇ……プロレスにも、生かしてもらいたいもんだよねぇ……」

さくら「なんでかんだでねぇ……ディージェイさんは、一人でやってるんっすよ。ホラ、この音楽に関したって……全部の楽器を一人でやってるじゃないっすか?」

ヤムチャ「じゃあ、皆が皆……ディージェイになったら、上手くいくのかな……?」

さくら「案外、上手くいくかもしれませんけど……それやるなら、ディージェイにさんが、皆になるべきっすよね?」

ヤムチャ「……その辺を、上手く本人に伝える方法って、ないかなぁ?」

さくら「……う〜ん」

ヤムチャ「いや、俺も気になってる部分も、あるしね……?」

さくら「……まっ、繋がってきましたね」

ヤムチャ「おっ、何か、繋がった? いい案出た? 俺も協力するよ?」

370名無しさん:2015/03/20(金) 23:26:50 ID:QV.Sc34s
さくら「おかしいとは、思ってたんっすよ……? ヤムチャさんが、土下座までして、自分を誘って……自分は、そこまで魅力的な女性じゃないっすよ……」

ヤムチャ「えっ、何、言ってるんだよ、さくらちゃん……」

さくら「なんかね……? 違う目的があるんじゃないかな……とは、予想してたんすよ……いや、いやらしい意味じゃなくてね……?」

ヤムチャ(あらら……やらかした……って、レベルじゃねぇ……)

さくら「で、まぁそうなってくると……解説の一件しかないじゃないっすか……? トラブルも、ありましたね……?」

ヤムチャ(……最初からだ、最初からバレてやがった)

さくら「それで、まぁ……こうやって……ディージェイさんの事を気にかけてるしね……ねっ……?」

ヤムチャ(騙してたのは俺じゃねぇ……俺は騙されていたっ……!)

さくら「……あのね、ヤムチャさん?」

ヤムチャ「……」

さくら「本当に……申し訳ないっすっ……!」ペコッ

371名無しさん:2015/03/20(金) 23:35:15 ID:QV.Sc34s
さくら「ヤムチャさんが、こうやって動くって事は……不満だったり、溜まってるもんが、あると思うんすよ……?」

ヤムチャ「いやいやいや……! 不満などない……不満などないっ……! 俺は、日々満足している!」

さくら「もう、いいじゃないっすか? 腹割って、話しましょう……話が前に、進みません……」

ヤムチャ「……あ、あぁ」

さくら「こうやって、自分を呼び出すって事は……やっぱり、それなりの不満があったと思うんすよ……? それで……それは、リュウさんやケンさんに対する事ではなくて……」

ヤムチャ「……」

さくら「……やっぱり、ディージェイさん。今日の会話の流れからするに、そうっすよねぇ?」

ヤムチャ「……いやぁ、あの」

さくら「ディージェイさんにもっと、上手くなってほしい……そういう事っすよね……?」

ヤムチャ「……不満とか、文句とかじゃ、ないんだよ。さくらちゃん」

さくら「……それを、聞くのが自分やベガさんの仕事っす。大丈夫っす。話は聞きます。やっぱり、教育の指示与えてるのは、ザンギエフさんや、ベガさんなんっすからね」

ヤムチャ「……はい」

さくら「そっちの、考えを聞いて……上に報告して……より、よくしていく……そういった事は、絶対に必要っすもんね?」

ヤムチャ(上に報告、か……)

372名無しさん:2015/03/20(金) 23:41:50 ID:QV.Sc34s
さくら「やっぱりねぇ……? そうなってくると……なかなか、本音を言いにくい……って部分はあると思うんすよ……? ねっ……?」

ヤムチャ「……いやいや、まぁまぁまぁ」

さくら「だからね……? こっちから、質問させてもらってもいいっすかね……? 自分も、気になってる点があるんすよ……」

ヤムチャ(なんだ、なんだ……何、言われるんだ、俺……?)

さくら「今日、誘ったの……なぁ〜んで、自分だったのかなぁ、って思ってね……?」

ヤムチャ「えっ……? どういう事……?」

さくら「いや、なんかイメージ的にね……ヤムチャさんが、そういう事、言うのって、サガットさんな気がするんですよ……自分より先に、サガットさんに相談……みたいな感じが……」

ヤムチャ「あぁ……そうなんだ……俺、そういうイメージなんだ……」

さくら「それをせずに、自分を呼び出してまで相談……サガットさんに聞かれたくない話……自分の想像ですけどね、これは」

ヤムチャ(……まぁ、サガットさんの協力は今回、得られそうにないからね)

さくら「……何か、サガットさんともあったんですか? 揉めたり、意見が食い違ったり」

ヤムチャ(……くそ、なんだよ。サガットさんにも、迷惑かけちまう事に、なっちまったじゃねぇかよ!)

373名無しさん:2015/03/20(金) 23:45:31 ID:???
これはさくらちゃんが言った通り、腹割って包み隠さず思った事話すしかないね

374名無しさん:2015/03/20(金) 23:47:48 ID:QV.Sc34s
さくら「断片的な情報を出せれても……やっぱり、根本的な解決にはなりません。だから……そういう所から、話してほしいっす」

ヤムチャ(……どうするか)

さくら「ザンギエフさんや、ベガさんには……伝えるべき事だけ、伝えます……余計な情報は、自分の所で止まります」

ヤムチャ(信じていいのか、この言葉……誘い文句じゃねぇのかな……?)

さくら「自分はね……ヤムチャさんとは、腹割って……本音で話し合う仲……そういった関係でいたいっす」

ヤムチャ「……いや、俺もそうだよ」

さくら「今日の、ブラブラ街を歩くのだって……お互い、何処か探り探り状態で会話してたんじゃないっすか……? そういった事がなかったら、もっと楽しめたんじゃないっすか?」

ヤムチャ「俺は……本音で、会話してたよ……アレは、全部本当の話。全部、本当話だよ」

さくら「……じゃあ、ここでも、本音でお願いします」

ヤムチャ(……プーアル連れてくるべきだったなぁ。予想以上の強敵だったかもしれない)

375名無しさん:2015/03/20(金) 23:56:06 ID:QV.Sc34s
今日はここまで

要望とか、自治レスとか、まぁ言い方変えたらそうなっちゃうかもしれないけどね……
俺は、やっぱりそういった意見を見て、『この展開面白そうだから、やってみようかな?』とか『こういった流れには否定的な意見が多いから敬遠するか』とか思う部分があって、それで展開変わっていく事もあるし、見てて凄く楽しいよ
俺が一人で作るお話じゃなくて、皆で作ってる感じがして凄く楽しい。俺は今の感じが好きです

それと雑談スレに登場人物や、試合表張ってくれた人。本当にありがとう。あれ、見てるだけでも楽しい
ただ、俺はね、自分が好きだから、長々とここまで話を続けて……その結果何処まで長くなるかわからないモノを、それでも楽しいからいいやってやってるけど
毎回毎回、その結果を張ってくれるってなると、業務感や、義務感も出てくるかもしれないから、そういう感情では、あまりやってほしくないかな?
別に毎回張らなくてもいいから。途中で投げるのもアリだと思うし、自分がやってて楽しい範囲でやって下さい。煽って続けろ続けろてって言うワケじゃないけど、今回、あれを張ってくれたのを見て、俺は凄く楽しめました。ありがとう

今回、長文になってしまいましたね。申し訳ない

376名無しさん:2015/03/20(金) 23:59:22 ID:???
おつ!

377名無しさん:2015/03/20(金) 23:59:54 ID:???
お疲れ様です!
毎度良いとこで切るなあw

展開と言えばヤムチャは当初より飲み込み良くなってるけど、初期の失敗ネタとかディージェイに振り分けられたりしてる?

378名無しさん:2015/03/21(土) 00:00:11 ID:???
おつんこ!

379名無しさん:2015/03/21(土) 00:09:37 ID:???
自虐的なさくらさんも不器用なヤムチャもみんな惚れてまうわー

380名無しさん:2015/03/21(土) 00:26:13 ID:FWwcdz4E


トルスパの者だけど、まとめてて楽しかったですよ
改めてブックを見るといろんなドラマが見えてきますね
これからも応援します

381名無しさん:2015/03/21(土) 00:26:54 ID:???
乙!
ディージェイって凄かったんだな
んで、やっぱりさくらちゃんは地位的に上のほうだったのか
続き楽しみだ

382名無しさん:2015/03/21(土) 02:04:05 ID:???
そういえば、ヤムチャって新狼牙風風拳って技もあったよな。
今後出るかな。

383名無しさん:2015/03/21(土) 03:39:52 ID:???
乙です。ディージェイの凄さは分かったけど、今となってはそれが強力な足かせになってるのが何とも言えないね

ところで、ヤムチャってこんなストイックなキャラだったっけ?
原作ではブルマのおかげで女恐怖症が直ったらナンパとかしてたみたいだし
アニメだと野球選手やってたり、劇場版ではローン組んで新車買って(その後即破壊され)たりしてたし
流行には疎いかもしれないけど、ここまで壊滅的じゃなかったイメージ
このSSオリジナル設定かな?

384名無しさん:2015/03/21(土) 04:21:12 ID:???
そんなイメージなんて個人で感じ方変わるんだし二次創作である以上作者のイメージがより濃く出るのは当然でしょ

385名無しさん:2015/03/21(土) 04:52:49 ID:MwACBMpQ
乙っした
不満とは違うもやもや
なかなか伝えるの難しいよなあ
単純にDJなんとかしろ!とは違ってDJの良さ(?)を皆に知って欲しいってのはなかなかなぁ…

386名無しさん:2015/03/21(土) 07:01:07 ID:???
でも今ヤムチャが通ってるルートって、きっと皆も通ったんだろうな
それでどうにもならんからジミー専任なんだろうけど

387名無しさん:2015/03/21(土) 11:37:57 ID:???
そういえばヤムチャは野球選手のバイトで3打席連発。
乱闘でも相手をボッコボコだったな。

388名無しさん:2015/03/21(土) 12:48:29 ID:???
DJってジャマイカだしなんとなくボブマーリーみたいなレゲエのイメージだったけど、このSSだと楽器何でも出来るしプリンスの方が近いのかな

389名無しさん:2015/03/21(土) 19:18:27 ID:???
おつ!
毎日楽しみにしてます

しかしヤムチャひどいw w
店決めまで女子まかせとかww
こんなキャラだっけ?

390名無しさん:2015/03/21(土) 19:28:32 ID:???
ディージェイに協調性を持たせるのは、ギニュー隊長にふざけたポーズを止めさせる以上の難度だと思う

391名無しさん:2015/03/21(土) 20:10:45 ID:???
DJが全部ソロプレイするなら透明男とのシングルマッチとかww
止めてくれない相手むかって延々ソバット打つ姿しか想像出来ないけれど

392名無しさん:2015/03/21(土) 21:22:27 ID:???
セルゲーム後のヤムチャだと戦闘力は初期べジータ以上か?無敵やん…

393名無しさん:2015/03/21(土) 21:23:32 ID:???
界王のところで修行してたし、そこそこ強いんじゃね

394名無しさん:2015/03/21(土) 21:56:47 ID:???
アニメ版だと界王星でリクーム倒してたな

395名無しさん:2015/03/21(土) 21:57:34 ID:???
アニメだとリクーム以上だからな
人造人間が悟空と間違えるレベルの強さだ

396名無しさん:2015/03/21(土) 21:57:36 ID:hfiL5g0M
ヤムチャ「……最初に言っておくよ?」

さくら「はい」

ヤムチャ「不満なんて、ない……サガットさんとの、トラブルだって、ない……ただ、ちょっと意見が食い違っただけ」

さくら「はい」

ヤムチャ「サガットさんの方が正しい事を、言ってる……と、思う……それでも、俺は気になってる……」

さくら(……やっぱり、何かあったんすね)

ヤムチャ「それで、君に……ちょっと話してみようかな……? って、思っただけ……ただ、それだけの話」

さくら「はい」

ヤムチャ「俺が、君とデートしたかったのは、事実だし……今日の、会話だって……嘘偽りのない、事実……その上で、話を持ち出したら……こういった感じになっちゃったんだよ……」

さくら「そうっすね……ちょっとこっちが急激に踏み込みすぎましたね。いつもみたいに、さくらちゃんでいいっすよ? その程度の話なんだったら……気楽にお喋りしましょうよ」

ヤムチャ(俺には、ポロリがあるからなぁ……一歩間違えれば、俺だけじゃなくて、サガットさんにまで、迷惑かけちまう……)

さくら「……ねっ?」ニコッ

ヤムチャ「そうだね……変な空気になっちゃったもんね……こんな空気はよくないよ。さくらちゃん」

さくら「土下座までして……こんな空気にまでして……まぁ、自分にも責任はあるっすけどね? デートとしちゃ、最悪っすよ?」クルクル

ヤムチャ(……腹割って、話してみるか。さくらちゃんを信じてみよう)

397名無しさん:2015/03/21(土) 22:05:10 ID:hfiL5g0M
ヤムチャ「う〜ん……やっぱりね、話したかったのは、ディージェイの話だよ」

さくら「……ディージェイさんの話」

ヤムチャ「そのまぁ……なんて言うかねぇ……この前のディージェイの試合……いい所なかったし、ちょっと残念な結果だな……なんて、思う部分が、俺にはあったワケなんだよ」

さくら「まぁ、残念って言っちゃ、残念でした」

ヤムチャ「それでね……? 俺は解説だったから、アイツがもうちょっと、いい動きをしてくれたら……もっと上手にお喋り出来たかな……? なんて、思う部分もあったんだよ?」

さくら「まぁ、確かにねぇ……キツい部分はあったと思いますよ」

ヤムチャ「初解説だったし……俺は、プーアルにもよく言われるけど……ポロっと余計な事を言っちゃう所もあるからね……何回ダブルローリングソバットするんだよ? なんて、思った部分があったんだよ……なんとか、堪えたけどね?」

さくら「あぁ、それはもう、ヤムチャさん、よく頑張ってくれました。ありがとうございます」

ヤムチャ「それでまぁ……ディージェイにね、その事を言いに行きませんか? なんて言ったら……それは、俺の仕事じゃなくてね……ブランカさんの仕事だ……下手に俺が言っちゃうと、不貞腐れる結果に終わっちゃうだけだよ。なんて、言われたのね」

さくら「……うん、うん」

ヤムチャ「それはね、本当に、その通りだと思うのよ。ブランカさんには、俺も教わってるけど、やっぱりあの人は、わかりやすく話を伝えてくれる……俺は、そこまで人に物事を伝えるのは、上手じゃないと思う……」

さくら「まぁ……えぇ……うん……はいはい……」

ヤムチャ「でもね、俺は、思うんだよ……? 何か、出来ねぇか? 俺にだって、何か出来る事ぐらいあるんじゃねぇか、って」

398名無しさん:2015/03/21(土) 22:14:53 ID:???
なんかさくらちゃんが冷たい…。

399名無しさん:2015/03/21(土) 22:15:48 ID:hfiL5g0M
ヤムチャ「その事をサガットさんに言っちゃうのは……余計なお節介だ……とか、言われそうな気がしちゃったんだよ……なんとなく、だけどね……?」

さくら「う〜ん……まぁ、サガットさんはドライって言うか……理論的って言えばいいのかな……? そういう所、ありますからね……?」

ヤムチャ「だからね……? さくらちゃんに、こう話してみようかな……なんて、思ったんだけど……やっぱり、今日も重い空気になっちゃったじゃない……?」

さくら「……まぁまぁ、そこは気にせず、気にせず」

ヤムチャ「いや、でもコレ、ディージェイ相手だったら、もっと大惨事になってたと思うよ……? だからね、本当に難しい事なんだな……なんて、改めて思うんだよ……」

さくら「そこは、本当に難しいっすよねぇ……自分だって、上手くいかない事ばかりですし……ジミーさんだって、苦労してるんすから……」

ヤムチャ「不満とかじゃないんだよ……こうなんて言えばいいのかぁ……?」

さくら「わかります、わかります。その気持ち、非常によくわかります」

ヤムチャ「なんか、ないかな……? 俺にだって、出来る事ぐらい……なんか、あるんじゃないかなぁ……? そう思ったり、するんだよ……」

400名無しさん:2015/03/21(土) 22:27:18 ID:hfiL5g0M
さくら「う〜ん、まぁ、その……ヤムチャさん、ホラ、キャミィさんとの、一件見てたじゃないですか……? 丁度、アレはヤムチャさんがディージェイさんと試合した時……の話っすね?」

ヤムチャ「……はいはい」

さくら「あの時もねぇ……やっぱり、皆でガーって、言っちゃったから、こそ……ああいう結果になってしまったんじゃないかな……? と、思うんすよ……」

ヤムチャ「……あぁ、そうか。そうだよねぇ」

さくら「自分個人の意見っすよ? コレは、黙っておいて下さいね?」

ヤムチャ「……ん?」

さくら「やっぱりねぇ……自分も、ローズさんや、かりんに……なんで、そんな言い方しちゃうのかなぁ……? なんて、思う部分も多かったんすよ、本当に……」

ヤムチャ「……う〜ん」

さくら「その結果ね……? 自分も怒鳴る事になってしまったし……話も纏まらずに、あの場は終わっちゃったじゃないっすか……?」

ヤムチャ「そうだった、そうだった……うん……」

さくら「それで、サガット達が……自分のフォローに来てくれる形になりましたよね……? ヤムチャさんも、手伝ってくれましたよね?」

ヤムチャ「俺は、何もしてないんじゃないかなぁ……?」

さくら「いやいや、あの場にいるだけで、空気がよくなりましたよ? ヤムチャさんはムードメーカーっす」

ヤムチャ「……そうなのかねぇ?」

さくら「サガットさん達って、割り切ったような考えに見えますけど……そういうタイプなんっすよ。何かあった時には真っ先に動いて、なんとかしてくれる……要は、他人のSOSを待ってるワケなんすよ」

401名無しさん:2015/03/21(土) 22:32:36 ID:hfiL5g0M
さくら「ジミーさんはねぇ……まだ、出してないと思うんすよ。そのSOSを」

ヤムチャ「……うんうん」

さくら「この辺りは、多分、付き合いの長い、自分達だからこそ、わかる事っすね」

ヤムチャ「まぁ、俺はね……ブランカさんとは、長くないし……試合だって、二試合ぐらいしただけだもんね……」

さくら「時間はかかってるけど……必ず、彼をモノにしてみせる……悪いが、もう少し長い目で見てくれ……なんて、思っていると思います……」

ヤムチャ「……やっぱり、そうか」

さくら「自分は……言ってあげる事も優しさだと、思いますが……黙っててあげる事も……優しさなんじゃないかな……とは、思うっす」

ヤムチャ「結局、俺に出来る事は、黙ってる……って事しか、ないのかな……?」

さくら「いや、今日の一日……ヤムチャさんは、大仕事っすよ。大仕事! これ以上にない働きをしました」

ヤムチャ「……いやいや、俺は何もしてないじゃん?」

さくら「このCDっすよ、このCD……やっぱり、こんな凄い音楽やってるんだったら……自分だって、ディージェイさんの事、一つ見る目は変わりますよ」

ヤムチャ「……さくらちゃんは、ベタ褒めだったもんね」

さくら「だって、これ凄いっすよ? ヤムチャさんが、何か人として大事なモノが欠けてるだけですって」クスクス

ヤムチャ「いやいや、絶対プーアルだって、こんな感じだって! こんな感じ! じゃあ、帰ったら聞かせてみるよ!」

402名無しさん:2015/03/21(土) 22:40:46 ID:hfiL5g0M
ヤムチャ「じゃあ、まぁ……ディージェイには黙って……もうちょっと、長い目で見る事にするよ……俺が、言える立場じゃないのかも、しれないしね……?」

さくら「ディージェイさんの事……気遣ってくれたのは、本当に感謝します。本当に感謝っす」

ヤムチャ「まぁ、結局……首突っ込んだだけ……って、感じだけどね……?」

さくら「何、言ってるんすか!? 自分は、熱いハートを感じたっすよ!」

ヤムチャ「……そう?」

さくら「クールな眼差し、ホットなハート……あんたは、ナイスガイだ! ヤムチャさんっ!」

ヤムチャ「俺、そんなにクールじゃない気がするけどね……でも、まぁまぁまぁ……言われて悪い気はしないね。そういう事……」

さくら「いや、いい人、団体に呼んだもんだ。ザンギエフさんの見る目は間違ってなかったと思うっすよ!」

ヤムチャ「……これ、どうよ? 今日のデート、さくらちゃんの評価も、うなぎのぼりなんじゃないの?」

さくら「……そういう事、自分で言っちゃうんすか?」

ヤムチャ「こういう所だよ、こういう所……俺の、こういう所がダメなワケだ……」

さくら「まぁ、今の所は、中の下……って、感じっすかね?」ニヤニヤ

ヤムチャ「……中の下!? ちょっと、酷くないかな、さくらちゃん?」

403名無しさん:2015/03/21(土) 22:43:32 ID:???
いやいやいや十分甘口採点ですよヤムチャ様!!

404名無しさん:2015/03/21(土) 22:44:30 ID:???
ウルフハリケーンwwww

405名無しさん:2015/03/21(土) 22:46:21 ID:AZTSrURg
元々最低だったから、確かに上がったなw

406名無しさん:2015/03/21(土) 22:47:36 ID:hfiL5g0M
さくら「だぁ〜って……誘い方も、アレでしたし……行きたい所も、人任せだったですし……こりゃ、完全に中の下ですよ!」

ヤムチャ「……巻き返そう。ここから、巻き返そうではないか」

さくら「……ほ〜う」

ヤムチャ「次に行きたい所は、もう決めている……今日、一日はあくまでさくらちゃんとのデートが目的だ……ここから、上の上のまで、巻き返そうじゃないか」

さくら「期待してますよ〜? で、次は何処に連れて行ってくれるんすか……?」

ヤムチャ「電気屋。電気屋行こう、電気屋……」

さくら「……なんで、電気屋?」

ヤムチャ「ホラ、帰ってプーアルにも、このCD聞かせなきゃいけないからさぁ……? ウチ、CD聞く機材ないんだよ……だから、悪いけど、付き合ってよ?

さくら「……CD聞く機材がないのに、CD買ったんっすね?」

ヤムチャ「一応ね……自家用の飛行機は持ってたんだけど……その中では聞けたと思う。ただ、色々あって、それぶっ壊れちまったんだよ。このCD、勢いで買った部分もあるけど……その事をすっかり忘れてしまってた」

さくら「……そんな事、忘れようがないじゃないっすか? ヤムチャさんって、ド天然?」

ヤムチャ「まぁまぁまぁ……移動手段は他にもありますから……」

さくら「電気屋っすか……なんかねぇ……今日のデート……下の上って感じになりましたね……」

ヤムチャ「……嘘だぁ、そんなバカな」

さくら「……いやいや、ホントにホントに」

407名無しさん:2015/03/21(土) 22:47:55 ID:???
まぁゼロから始めて1か月も経ってない事を考えると評価上がりまくりだよね。

408名無しさん:2015/03/21(土) 22:48:13 ID:???
このさくらちゃんに繰気弾とか、気功波見せたら楽しそう

409名無しさん:2015/03/21(土) 22:49:59 ID:???
ジョーシ○、ヤマ○、ビッ○カメラ、○ジマ

410名無しさん:2015/03/21(土) 22:50:41 ID:???
ゲーセンでパンチングマシーンぶっ壊せばいいのに

411名無しさん:2015/03/21(土) 22:51:56 ID:???
ブルマは喜んでたんだろうな

412名無しさん:2015/03/21(土) 22:58:25 ID:hfiL5g0M
そしてーー


ヤムチャ「お〜う、プーアル、ただいま〜! いや〜、今日はいい一日でした!」

プーアル「おかえりなさい、ヤムチャ様! 帰って来て、早々聞くのも失礼な話ですけど……ヘマしませんでしたか?」

ヤムチャ「ヘマって言うかねぇ……? どうやら、さくらちゃんには最初からバレてたみたい」

プーアル「……えっ? 大丈夫だったんですか!?」

ヤムチャ「うん、その事を含めて……ちゃんと、前向きに話して来た。デートと両立させて……俺も、上手くやれたんじゃないかなぁ〜?」

プーアル「……デートは何処に行って来たんですか? コレは、野暮な質問ですかね?」

ヤムチャ「え〜っとね……街をブラブラして……それで、喫茶店行って……電気屋行って……で、飯食って帰ってきた……」

プーアル「……なんで、電気屋?」

ヤムチャ「電気屋は、失敗だったかもしれないね……ブルマがまた、変な商品開発してたよ……なんか、クッキングロボとか、クリーニングロボとか……やっぱり、カプセルコーポレーションは大手だな……封印したパンドラの箱を開けちまう奴が、そこら中にいるよ」

プーアル「忙しい主婦の為への商品ですね……多分、実体験からきてるんでしょう……転んでもただでは起きないって言うか……まぁ、そこがブルマさんの凄さ……って、そうじゃなくて、そうじゃなくて!」

ヤムチャ「……ん?」

プーアル「なんで、女性を電気屋に誘うんですよ!? なんで、そのチョイスなんですよ!?」

ヤムチャ「いやいや、結構、楽しんでたみたいだぜ……? ノリノリで買い物にも付き合ってくれたし……」

プーアル「社交辞令って言葉、ご存知ですか、ヤムチャ様……? で、その荷物は何ですか……? それ……?」

ヤムチャ「あ〜、これはなぁ……CDコンポだ。買ってきた。さくらちゃんのお勧めだからな……いいヤツらしいぞ?」

プーアル「ま〜た、無駄遣いしちゃって〜!」

413名無しさん:2015/03/21(土) 23:11:09 ID:hfiL5g0M
ヤムチャ「これは、簡単にぶっ壊れたりはしないよ……え〜っと、早速組み立てよう……赤いコードが……え〜、こっちにつければいいんだな……? で、黒がこっちか……」

プーアル「CDコンポを買ったって、ウチにはCDなんて、ないでしょうが! そんなモノ、無駄になるだけじゃないですか! 返品してきましょう! 空飛んでパパーって! ホラ、早く」

ヤムチャ「よ〜し、 こんなもんか! 大丈夫だよ、プーアル……CDも買ってきたから……」

プーアル「……えっ?」

ヤムチャ「CDを買ってきたから……CDコンポを買ったワケだよ……なっ? CDコンポがないと、CDは聞けないだろ? 俺、何か間違った事、言ってるか、プーアル?」

プーアル「発想ですね、発想……発想が間違ってます……」

ヤムチャ「まぁまぁ、とりあえずなぁ……早速、CDかけてみようぜ……? ブルマん所で、世話になってた時は、機械に囲まれてた生活だったけど……やっぱり、改めてみると、この家は殺風景だよ……ちょっとな……」

プーアル「……自ら、好んで殺風景にしてた癖に何を言うか。修行の邪魔だとか、言って」

ヤムチャ「まぁまぁ……じゃあ、とりあえずCDかけるぞ〜! よ〜し、それじゃあ……スイッチオーン!」

414名無しさん:2015/03/21(土) 23:16:28 ID:hfiL5g0M
〜♪ 〜♪


プーアル「……あら、格好いい曲ですねぇ」

ヤムチャ「……んっ?」

プーアル「これも、さくらさんのお勧めのCDなんですか……? ヤムチャ様が、こんなセンスあるCD選ぶだなんて……意外ですよ」

ヤムチャ「……センスあるのか? コレ、やっぱり」

プーアル「えぇ、格好いい曲だと思いますよ。ただねぇ……コレを聞く為だけに……CDコンポを買ったってなると……僕はちょっとねぇ……」

ヤムチャ「プーアル……人として、大事なモノが欠けてる事に気づいてしまった……何だかショックだ……」

プーアル「……何、言ってるんですか?」

ヤムチャ「実はだなぁ……コレ、ディージェイのCDなんだ……ディージェイの曲……さくらちゃんは、褒めてたみたいだけど……まぁ、俺はわかんないからさ……?」

プーアル「……えぇ!? コレ、ディージェイさんのCDなんですか!? あの人、こんな格好いい曲作ってたんですね!」

ヤムチャ「プーアルに感想聞いてみようと、思ったんだけど……」

プーアル「人は見かけによりませんねぇ……あ〜、でも、確か音楽では一流って言ってましたもんねぇ……こっち一本に絞れば……あぁ、でもそれは、僕が口出しする事じゃないか……」

ヤムチャ「……そういう反応するんだね」

415名無しさん:2015/03/21(土) 23:23:10 ID:hfiL5g0M
プーアル「無駄遣いだなと、思う部分はありますけど……まぁ、そういう事なら、僕も納得します! やっぱり、最終的には人間関係ですからね!」

ヤムチャ「……ん?」

プーアル「ここまで、上手く出来るんだったら……きっと、プロレスだって上手に上手く出来るはず……後はコレを、上手くヨイショして、言ってあげるだけですね……ヤムチャ様、ディージェイさんに、何て言うつもりなんですか?」

ヤムチャ「……いや、何も言わないつもりだよ?」

プーアル「……さくらさんとは、どういうお話になったんですか?」

ヤムチャ「さくらちゃんには……黙って見守れと、そういう話で終わったかな?」

プーアル「あぁ、そうなったか……う〜ん……どうしようかなぁ……」

ヤムチャ「……ん、どうしたんだ、プーアル? 考え込んじまって」

プーアル「う〜ん……ヤムチャ様は……それで、納得出来ているんですか……?」

ヤムチャ「納得出来てない部分はあるけど……やっぱり、サガットさんだけじゃなくて、さくらちゃんにも言われたんだぜ……?」

プーアル「僕の考え言ってみても、いいですか……? ヤムチャ様……?」

ヤムチャ「おっ、どうしたんだよ、プーアル……?」

416名無しさん:2015/03/21(土) 23:29:43 ID:hfiL5g0M
プーアル「ヤムチャ様には、サガットさんがいます……」

ヤムチャ「……うん」

プーアル「キャミィさんには、さくらさん……リュウさんには、ケンさん……」

ヤムチャ「……うんうん」

プーアル「そして、僕には、ヤムチャ様……やっぱり、心の支えになってくれる人が、何処かにいるとは思うんですよね?」

ヤムチャ「俺はサガットさんだけじゃないぞ……? プーアル、勿論、俺の心の支えだ」

プーアル「……ディージェイさんには、誰かそういう人、いるんですかねぇ?」

ヤムチャ「……ブランカさんだろ?」

プーアル「僕のイメージでは、ブランカさんは仕事の一環として、やっています……損得勘定抜きの……そういった感情では、動いてないんじゃ、ないですかねぇ……? ディージェイさんが、よくなるのは……団体が盛り上がると考えての行動でしょ?」

ヤムチャ「……まぁ、そうかもしれないね」

プーアル「ディージェイさんってね……結構、孤立してると思うんですよ……言い方は悪いですけど……サガットさんや、さくらさんにまで見放されて……相手にしてくれるのは、仕事でやってる、ブランカさんだけ……」

ヤムチャ「……プーアルは、結構、冷静に分析するんだな」

プーアル「僕はヤムチャ様みたいに強くありませんからね……頭を使わないと……」

417名無しさん:2015/03/21(土) 23:30:07 ID:???
そういやプーアルって見た目かわらないけど、ヤムチャと同じぐらい
年齢いってるよな。長生きだな。

418名無しさん:2015/03/21(土) 23:31:14 ID:???
>>417
プーアルって可愛いよな

419名無しさん:2015/03/21(土) 23:32:01 ID:???
人間関係構築の為にはお互い歩み寄りをしないといけないのに、拒否してるのはディージェイの方なんだよなぁ……

420名無しさん:2015/03/21(土) 23:38:54 ID:hfiL5g0M
プーアル「ヤムチャ様が、ディージェイさんのそういう人になってあげれるんじゃ、ないかと……ちょっと、期待していた部分はありましたけど……そうですか……止められましたか……」

ヤムチャ「……プーアルはさぁ? じゃあ、何か言った方がいいと思う? お前が俺と同じ意見なら、 意見は二対二だよ?」

プーアル「僕が意見を言うと……今度は、バルログさんや、バイソンさんも出てきて……どんどん話が大きくなっていくでしょ? だから、僕はそこに踏み込んでは行きませんよ……」

ヤムチャ「……プーアルも、冷たいねぇ」

プーアル「冷たいってワケじゃないんですよ……やっぱり、ディージェイさんの所に行くのは、サガットさんや、さくらさんの言う通り、地雷源です……そんな危険な所に踏み込んで行く、ヤムチャ様の姿を僕は見たくありません……」

ヤムチャ「……うん」

プーアル「ただ、その一方ね……? そんな危険な所に踏み込んで行く、ヤムチャ様の背中を……僕は見ていたい……そう、思う気持ちもあるんですよ……」

ヤムチャ「……」

プーアル「今までだって、ずっとそうだったじゃないですか? 自分より遥かに強い相手なのに……後先考えずに立ち向かって……僕はずっと、ヤムチャ様の、その背中を見てきたんですから……」

ヤムチャ「……ありがとう」

プーアル「僕が一番一番、大好きなヤムチャ様の姿は、そこですよ」

421名無しさん:2015/03/21(土) 23:45:32 ID:???
プーアルいいやつだなあ
このSSだとS入ってるが。

422名無しさん:2015/03/21(土) 23:52:10 ID:hfiL5g0M
ヤムチャ「……もし、さぁ?」

プーアル「……はい」

ヤムチャ「もし、俺がその地雷原に飛び込んで……危険な目にあって……色んなトラブルが巻き起こったとして……」

プーアル「……はい」

ヤムチャ「色んな敵が出来る……団体に迷惑をかける結果になった……そういった結果になった時……」

プーアル「……えぇ」

ヤムチャ「……お前は、最後まで俺の味方でいてくれる? プーアル?」

プーアル「そうならないように、サポートするのが、僕の役目です。僕だって、ヤムチャ様の右腕です。頭脳になります」

ヤムチャ「……うん」

プーアル「……最後まで味方に決まってるじゃないですか。当たり前ですよ、ヤムチャ様」

ヤムチャ「……行こう! 後先考えずに、行こう! 地雷原に飛び込むぞ」

プーアル「……はい」

ヤムチャ「相手が、サガットさんだろうが、さくらちゃんだろうが……今回ばかりは、納得出来ねぇ。同じ人間なんだよ、絶対にアイツだって、変わるキッカケみたいなのが、あるはずだ!」

プーアル「……後処理は、僕に任せて下さい! ヤムチャ様!」

ヤムチャ「あぁ、だけど、好きに行動しても、ロクな結果にならないような気がしてたまらねぇ! だから、プーアル、作戦を立てよう! 作戦はお前一人で考えてくれ。俺が、好きに行動したら、きっとダメになる」


プーアル「……う〜ん、その辺、ヤムチャ様らしいですね。いや、今回は自覚してるだけ、まだマシなのかな?」

ヤムチャ「俺だってね、続けたいんだよ、あそこで。やっぱり、ディージェイ一人の為だけに、あそこのな……? 人間関係、滅茶苦茶にするのは、問題だろ……?」

423名無しさん:2015/03/21(土) 23:52:18 ID:???
SSだけに?

424名無しさん:2015/03/21(土) 23:53:51 ID:???
ww

425名無しさん:2015/03/21(土) 23:56:27 ID:???
お、プーアルルート突入か?(白目)

426名無しさん:2015/03/22(日) 00:00:17 ID:0YIANc0E
今日はここまで

>>383
意外とそこまでストイックではないよ
山籠もりしてったって言ってるワリに、女性の行動パターン予想出来るぐらいに、デート繰り返してたり、曲を覚えてしまう程、カラオケにも足を運んでる。他にも、色々遊んだりしてるでしょう
「嘘をついてる」ってワケじゃないけど「自分に都合の悪い情報は発信してない」って感じかな?
今回、そこをチクチクつついてくれる、プーアルがお留守番だったから、こんな感じになってる


>>388
レゲエってより「南のアメリカン」ってイメージで書いてるね
俺のイメージは、スティーヴィーワンダーだったから、プリンスで合ってると思う。そういう天才肌のイメージだね

427名無しさん:2015/03/22(日) 00:00:31 ID:???
http://img.yaplog.jp/img/01/pc/1/0/1/101060/2/2321.jpg
こんな可愛いのに頭いいとか。たまんねえな

428名無しさん:2015/03/22(日) 00:01:59 ID:???
>>427
オスなんだよな…

429名無しさん:2015/03/22(日) 00:14:35 ID:XSkkVmUo
乙っした
プーアルさん変身出来るんだよなぁ
なのに女が苦手だったヤムチャ
一線は越えなかったんだな

430名無しさん:2015/03/22(日) 00:18:38 ID:JTzOkErU
>>428
関係ないさ!

431名無しさん:2015/03/22(日) 00:28:24 ID:???
乙!
どう作戦をたてるか楽しみ
ワクワクする

432名無しさん:2015/03/22(日) 00:29:42 ID:dSjOZk72


まずプーアルが話を聞いてやれば良いさ
ヤムチャはとりあえず目の前の試合に集中すべき
せっかく形になってきたのに、ヘマしたらもったいない

433名無しさん:2015/03/22(日) 01:11:29 ID:???
プーアルも最初は嫌なやつだったのにいつのまにかかわいくなったなあ

434名無しさん:2015/03/22(日) 01:30:00 ID:bnHdrnBI
十日足らずでもう400レス以上か…。
スゲーなー。

435名無しさん:2015/03/22(日) 01:38:21 ID:???
150くらい雑談とかで消費してるけどな

436名無しさん:2015/03/22(日) 06:37:21 ID:???
ヤムチャとともにプーアルの魅力も語るスレになっとるw

437名無しさん:2015/03/22(日) 09:21:17 ID:???
プーアルだって最初はヤムチャを凄く慕ってたのになぁ
毒を吐くようになったのはヤムチャがへたれてからじゃないのか?

438名無しさん:2015/03/22(日) 10:22:51 ID:???
これDJに入場曲作らせたらいいんじゃね?

439名無しさん:2015/03/22(日) 15:44:00 ID:XSkkVmUo
そら一日10数の投下に同じくらい乙が付くんだし
半分くらいは雑談になるってもんよ

440名無しさん:2015/03/22(日) 17:51:18 ID:???
>>438
!!いいな!

441名無しさん:2015/03/22(日) 19:26:11 ID:c6ifVmlc
DJも新しい技を覚えるフラグかな?

ヤ「DJ向きに俺でもできるマラカスの動きと狼牙風風拳を組み合わせた必殺技、狼牙マシンガン拳だ!!」
D(だ、ダサイヨ名前が。マシンガンアッパーにしとこ)

442名無しさん:2015/03/22(日) 20:51:55 ID:JblTdjk6
ヤムチャ「スピニングウルフソバットとかどうだ?」

443名無しさん:2015/03/22(日) 21:07:59 ID:???
http://dbz-dokkan.com/wp-content/uploads/2015/01/CAR105.png
プーアルこんな顔してそう

444名無しさん:2015/03/22(日) 21:15:48 ID:???
打撃技より投げ技や関節技のバリエーション増やした方がいいんじゃね?

445名無しさん:2015/03/22(日) 22:00:37 ID:0YIANc0E
翌日ーー


ヤムチャ「さぁさぁ、今日も元気にストレッチからだ!」グイグイ

バイソン「おい、ヤムチャ君、昨日、どうだったんだ? 上手くいったのか?」

バルログ「は〜い、じゃあ背中押しますよ〜?」

ヤムチャ「あだだだだ……! 痛い……痛いっす……バルログさん……」

バイソン「……後、10秒我慢しましょう。で、どうなんだよ? 昨日は上手くいったのか?」

バルログ「ほらほら……柔軟な身体を作らないと、いつか大怪我しますからね……? もう、少し頑張りましょう……」

ヤムチャ「違うんっすよ……お腹が痛いんですよ……アレ? おっかしいなぁ……? 昨日、変なモン食ったかなぁ……?」

バイソン「昨日、何処行ったんだよ……? 聞かせてくれよ」

バルログ「えっ……? 体調不良ですか……? どうしましょう、薬貰って来ましょうかねぇ……?」

ヤムチャ「いや……そこまででは、ないと思います……! ちょ、ちょっと……うんこ行って来てもいいですか!? うんこうんこ!」

446名無しさん:2015/03/22(日) 22:09:02 ID:0YIANc0E
バイソン「……汚っねぇなぁ。早く行ってこい!」

バルログ「そういう時は、御手洗い……で、いいんです。アイドルとイケメンはうんこしちゃいけないんですよ」

バイソン「出たよ、ナルシスト野郎っ! じゃあ、バイソン様はうんこしていいのか!? うんこしても構わないってのか!?」

ヤムチャ「まぁまぁ、二人共……じゃあ、とりあえず、御手洗い行ってきます……! 10分ぐらいかかっちゃうかもしれないかなぁ〜? と、とりあえず、行ってきますね?」

バイソン「おう、とっとと行って、早く戻って来い!」

バルログ「あまり、時間かけすぎると、ケン君先に来ちゃいますよ?」

ヤムチャ「そこまでは……時間かからないと思います……じゃあ、とりあえず、行ってきますね……?」

バイソン「おう! とっとと、済ませて来い!」

バルログ「ちゃんと、手も洗うんですよ」

バイソン「それと……流せよ……!?」

447名無しさん:2015/03/22(日) 22:10:07 ID:b7ClGsvE
バイソンにワロタ

448名無しさん:2015/03/22(日) 22:19:43 ID:0YIANc0E
バルログ「……うんこですって、バイソン」

バイソン「……なぁ?」

サガット「おい、バルログ……バイソン……」

バルログ「あっ、どうしたんですか、サガット?」

バイソン「どうしたどうした?」

サガット「……俺も、腹が痛い。昨日、変なものを食べたのかもしれない」

バルログ「……あらら、サガットまで」

バイソン「……そうか」

サガット「うんこだ……俺も、うんこに行ってくるよ……少し、時間がかかるかもしれないが……」

バルログ「……貴方は、我慢したらいいんじゃないですかね?」

バイソン「……時間かけずに、とっとと済ませてこいや」

サガット「そうだな……時間をかけずに、済ませてこよう……まぁ、ケンが来たら、悪いが伝えておいてくれ……」

バルログ「は〜い」

バイソン「仲良く、連れションって伝えといてやるよ。まぁ、早く戻って来いよ」

449名無しさん:2015/03/22(日) 22:22:46 ID:Pgfk/ZxY
サガットさんが大目に見てくれますように…

450名無しさん:2015/03/22(日) 22:27:35 ID:0YIANc0E
ーーー


ブランカ「いいですか、ディージェイ君、だから今日は……」

ディージェイ「Mr.ブランカは、朝からずっとこの調子だ……ねぇ、Mr.ダルシム……?」

ダルシム「……人の話は、ちゃんと聞かんとイカンぞ? ディージェイ君? まぁ、朝から愚痴愚痴言うのも、私の好みではないけどな」

ブランカ「……だから、そうやって甘やかさないで下さい、ダルシムさん」


コンコン


ディージェイ「Mr.ブランカ……? ヘイヘイ、誰か来たみたいだよ?」

ブランカ「……ダルシムさん、対応して下さい」

ダルシム「そうだな。私が対応しよう……ついでに試合表も、頂いてくるよ……え〜っと、どなたかな、っと……?」


ヤムチャ「あ〜、う〜っす。おはようございます」

ダルシム「おう、ヤムチャ君じゃないか? どうした、今日はこっちなのか?」

ブランカ「あら、ヤムチャ君……何か御用ですか……?」

ディージェイ「そうだ! Mr.ブランカ、聞いてくれよ! この人もだ……この人も、Mr.本田と同じで……」

ブランカ「……はいはい、わかりましたわかりました」

451名無しさん:2015/03/22(日) 22:35:59 ID:pFfYtmEY
ダルシム「……あぁ、また話がこんがらがってしまった」

ヤムチャ「あら……ちょっと、変なタイミングで来ちゃいましたかねぇ……」

ダルシム「いやいや、構わんよ……打ち合わせだろ?」

ヤムチャ「いやぁ、試合表はまだ見てないから、そこの所はまだわからないかも、しれないんですけど……ちょっと、今日は……ディージェイに用があるんですよ……」

ダルシム「……ディージェイ君に」

ブランカ「……何の用ですか?」

ディージェイ「ヘイヘイ、Mr.ヤムチャ! ミーも君に言いたい事があるよ! 以前の試合の時に……」

ヤムチャ「アレは、俺が悪かった。本当に悪かったよ、ディージェイ……今日は、その話じゃねぇんだ……その話は、ブランカさんと、ダルシムさんに任せよう……」

ブランカ「そうですそうです……そこは……ヤムチャ君とでね、二人で話さずに……私と、ダルシムを通して、する話です……」

ヤムチャ(ブランカさんと、ダルシムさんが同席だが……まぁ、どっちにしろ、あまり関係ねぇか……よし、じゃあプーアル……地雷原に飛び込むぜ……!)

452名無しさん:2015/03/22(日) 22:41:15 ID:0YIANc0E
ダルシム「……それで、今日は何の用なんだ?」

ヤムチャ「いや、まぁ……遊びに来たって、言っちゃおかしな話なんですけどね……? え〜っと……コレ……」

ダルシム「ん、それは……」

ディージェイ「ヘイヘイ、Mr.ヤムチャ! それは、ミーのCDじゃないか!」

ヤムチャ「昨日、プーアルが買ってきてくれたんだよ。それで、昨日聞いてみたワケなんだな……ブランカさんと、ダルシムさんは聞きました……?」

ブランカ「いや、私は……ダルシムさんは……?」

ダルシム「……いや、私も聞いてはいないな」

ディージェイ「この人達は、そういったセンスの欠片もないんだ! ミーのミュージックを聞かないなんて、頭がどうかしてるよ!」

ヤムチャ「落ち着けよ、ディージェイ……俺は聞いたんだからさ……? で、悪いんだけどさ……? サインとかくれねぇかな……? このCDに……?」

ディージェイ「サインかい……? 全く、ワガママなファンには、困っちゃうなぁ〜?」ニヤニヤ

ヤムチャ「いいじゃねぇかよ……こうやって、同じ団体でやってる仲なんだから……サインの一つや二つぐらい……減るもんじゃないだろう?」

ダルシム「ハハハ! 本当に遊びに来ただけなのか、ヤムチャ君は」

453名無しさん:2015/03/22(日) 22:50:24 ID:0YIANc0E
ディージェイ「まぁ、ファンの期待に応えてあげるのが……一流のミュージシャンだっ! OK、サインだね! お安い御用だよ!」

ブランカ「そこを理解してるなら、プロレスでも、同じ事をしたらいいんですよ……君はね……」

ダルシム「今はいい……今はいいから、ブランカ君……!」

ヤムチャ「いや、悪いね……ディージェイ……コレで自慢も出来るしね……本当、ありがとね……」

ディージェイ「このアルバムはミーも、思い入れが強いからね…Mr.ヤムチャ……君は、どの曲が一番お気に入りだい……?」スラスラ

ヤムチャ「え〜っとね……俺は三曲目……これが、一番好きかな……?」

ディージェイ「オーウ、ファンタスティックっ! なかなか、いいセンスをしているじゃ、ないか!」

ヤムチャ「プーアルは……七曲目って、言ってたかな? 人によって、好みって違うもんなんだね」

ディージェイ「オーウ、そっちもファンタスティック! 二人共、センスがあるねぇ……でも、まだまだだよ……」

ヤムチャ「……ん、何が?」

ディージェイ「ミーの曲は……全てが全てが素晴らしいんだ! だから、どの曲が一番だなんてないよ。全部の曲が素晴らしいって答えなくちゃ……センスがあるとは、言えないね……?」ニヤニヤ

ヤムチャ「お前が、どの曲が一番好きって聞いてきたから、俺は一曲選んで、答えたんじゃねぇかよ! それは、質問と答えが違ってんじゃねぇのか!? ディージェイよ!」

ブランカ「ごもっともです……ヤムチャ君が、言う事はごもっともです。そういう所が君はね……?」

ダルシム「まぁまぁ……まぁまぁ、ブランカ君……」

454名無しさん:2015/03/22(日) 22:59:51 ID:0YIANc0E
ディージェイ「もう少し……センスを磨いた方がいいんじゃないかい……? Mr.ヤムチャ君……?」ニヤニヤ

ヤムチャ「あのなぁ……?」

ダルシム「まぁまぁ、ヤムチャ君……もう、サインも貰えたんだし……いいだろう……? 用件とは、それだけなんだろ……?」

ヤムチャ「あっ、はい……用件ってのは……それだけです……」

ダルシム「まぁな、こういった事はよくないのかもしれんが……まぁ、少し違った形だが……そして、同業者ではあるが……ディージェイ君に、一人ファンが出来た」

ディージェイ「Mr.ヤムチャには悪いけど……もう、ミーはミュージシャンじゃない。ミュージックファイターなんだ!」

ダルシム「大丈夫だよ。ファンならきっと……君が最強のミュージックファイターになる事を応援してくれるさ……そうだろ、ヤムチャ君?」

ヤムチャ「そうだよ。お前は、最強のミュージックファイターになるんだろ……?」

ダルシム「ファンの期待に応えるのが……一流の人間……ディージェイはさっき、自分で言ってたじゃないか……? これを期に……もっと頑張っていかないとな?」

ディージェイ「ミーは、もう一流なんだよ! それをMr.ブランカやMr.本田が……」

ブランカ「……だから、ディージェイ君?」

ダルシム「そうだな。ディージェイ君は一流だ。だったら、こうしよう……超一流を目指そう。超一流を」

455名無しさん:2015/03/22(日) 23:11:04 ID:spJhHUpA
ダルシム「ヤムチャ君もな……? ホラ、超一流のディージェイ君の姿……一人のファンとして、見てみたいだろ……?」

ヤムチャ「あ〜、そりゃもう、見てみたいっすよ……超一流なんて、いい響きですからね……」

ディージェイ「ンッン〜、超一流……いい響きじゃないか……ファンのヤムチャ君の期待には、応えないといけないかね……まぁ、これも一流の宿命か……」

ダルシム「超一流という人間は、どんな人間なのだろうな……? やっぱり、他人の意見は聞かないもんなのかなぁ、ブランカ君?」

ブランカ「いやぁ、そんな事ないでしょう。寧ろ、そういう事をしていく人間こそが……超一流なんじゃないですかねぇ……?」

ダルシム「……という事は、ディージェイ君も、もっと人の意見を取り入れていかないと、いけんよなぁ?」

ディージェイ「だけど、Mr.ブランカは超一流じゃなくて……」

ダルシム「そういった意見を聞いての超一流だ……いいのか? このまま超一流にならずに仕舞いで……話を聞いていた、ヤムチャ君が失望してしまう……」

ヤムチャ「そうだよそうだよ。ファンを失望させるな」

ディージェイ「オ〜ウ! この辺が一流の悩みだね……! ミーのハードルは高そうだ!」

456名無しさん:2015/03/22(日) 23:21:33 ID:spJhHUpA
ダルシム「じゃあ、まぁ後は……こっちでやるか? ブランカ君よ……?」

ブランカ「そうですね」

ダルシム「ディージェイ君を超一流にせんと、いかんからな……これは、大仕事だ……」

ブランカ「ヤムチャ君のお陰で、新しい目標が出来ましたよ……ありがとうございます」

ヤムチャ「あ〜、いえいえ……俺は、遊びに来ただけっすよ……」

ディージェイ「Mr.ヤムチャ……ミーは嬉しいよ……」ガシッ

ヤムチャ「おっ、なんだなんだ……いきなり、手を掴み屋がって、どうした?」

ディージェイ「ここには、センスの悪い人間しかいない……ミーはそう思っていたけど……なんとか君がいた……! ミー程のセンスには及ばないが、ギリギリだ……! ギリギリ合格ラインのセンスを持っている君がいた!」

ヤムチャ「俺の他にプーアルもいるから、大丈夫だよ……」

ディージェイ「ミーは頑張って超一流になるよ……それがファンの期待に応えるという事だ……だから、Mr.ヤムチャ……君も、頑張るんだ……そして……」

ヤムチャ(……自分と戦いましょう。って事か)

ディージェイ「……なんとか、二流半ぐらいまでの、ミュージックファイターになるんだ。Mr.ヤムチャは、多分、そこまでが限界だと思う」

ヤムチャ「……ん?」

457名無しさん:2015/03/22(日) 23:23:07 ID:???
http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-76-04/kouichi80620/folder/1023388/31/23035231/img_14?1259973271
プーアル不安そうな顔してそう

458名無しさん:2015/03/22(日) 23:26:07 ID:???
Mr.サタン並だなwwwww

459名無しさん:2015/03/22(日) 23:27:57 ID:spJhHUpA
ヤムチャ「二流半……っすか……?」

ディージェイ「あぁ! Mr.ヤムチャには、センスが足りないっ! だから、君は二流半止まりだ!」

ヤムチャ「あぁ、そうかそうか。俺……そこで、打ち止めなのか……なんか、ショックだ……」

ディージェイ「ヘイヘイ〜! だぁ〜って、Mr.ヤムチャは、こんなファンキーなビートで踊れないだろう……?」ルンダルンダ

ヤムチャ「あ、あはは……そうかも、しれないねぇ……?」

ディージェイ「オーディエンスを満足させるには、ファンキーなダンスも必要だよ〜! ヘイヘイ〜!」ルンダルンダ

ヤムチャ(……もう、こいつ、いいや)

ブランカ「今日は、ダルシムさんが、中心となって打ち合わせをしましょうよ……いつも、私ばかりじゃないですか……?」

ダルシム「まぁ、たまにはいいかもな……じゃあ、今日はそうするよ……あ〜、ヤムチャ君も、わざわざありがとな?」

ヤムチャ「いやいや、俺は何もしてませんって……」

ダルシム「そんな事はない……ちゃんと目的は果たせただろう……? ホラ、ディージェイ君にサイン貰えたじゃないか……?」

ヤムチャ(プーアルは、先ず友人関係になれれば、一歩進めるって言ってたけど……これじゃあ、ただのファンだからねぇ……? でも、まぁ……半歩ぐらいは全前進したんじゃねぇかな……?)


ディージェイ「ヘイヘイ! 額縁に入れて、大事に飾るんだよ〜、Mr.ヤムチャ〜! そのCDはプレミア物だよ〜!」ルンダルンダ

ヤムチャ「わかったわかった……額縁に入れて、大事に飾っておくよ。あっ、それじゃあ、ダルシムさんと、ブランカさんも……あの、失礼しました……」

460名無しさん:2015/03/22(日) 23:28:39 ID:???
その画像、ヤムチャが爆死してるじゃねーかwwww

461名無しさん:2015/03/22(日) 23:30:54 ID:???
ミュージックファイターで三流でもレスラーで一流になればいい
ヤムチャ頑張れ

462名無しさん:2015/03/22(日) 23:36:03 ID:???
http://www.capcom.co.jp/sf4/images/l_dj07.jpg
こんな顔でヤムチャに二流とかいってそう

463名無しさん:2015/03/22(日) 23:38:26 ID:spJhHUpA
バタン


ヤムチャ「いやぁ、今日はねぇ……ポロリがなかっただけ、よかった……ポロリがなかっただけ……」

サガット「……」ズシンッ

ヤムチャ「……って、オワっ! ビックリした! サガットさん、なんでこんな所にいるんですか?」

サガット「……」

ヤムチャ「こ、こんな……大男が、無言で立ってたら、おっかねぇっすよ……? な、何してるんすかねぇ……?」

サガット「……トイレに来たんだ。俺と、ヤムチャ君と同じで、今日は腹の調子が良くないからな」

ヤムチャ「……あ、あらら」

サガット「……中に、入ろうとしたら、どうやら使用中だったらみたいでな。もう、使えるのか? 大丈夫か?」

ヤムチャ「い、いやぁ……まだ、三人ぐらい、いるんじゃないですかねぇ……?」

サガット「……そうか」

ヤムチャ(なんだよ、バレてるよ……完全にバレてるじゃねぇかよ、ちくしょう……)

464名無しさん:2015/03/22(日) 23:38:55 ID:???
>>462
これはベテランの風格があるや

465名無しさん:2015/03/22(日) 23:41:08 ID:???
http://e.share.photo.xuite.net/yagami1017/1ed96c7/2901176/150672655_m.jpg
こんな大男が立ってたらそりゃビビるわ

466名無しさん:2015/03/22(日) 23:43:22 ID:pFfYtmEY
サガット「俺は、関わるな……そう言ったはずだよなぁ……?」

ヤムチャ「……はい」

サガット「ヤムチャ君も……『はい』、『わかりました』……そういった言葉は出さなかったが……納得した、素振りを見せて……あの場は終わった……そうだろ……?」

ヤムチャ「……はい、そうです」

サガット「……じゃあ、なんで勝手に動いた?」

ヤムチャ「いや、でもね……? 結果としては……よかったんじゃないか……って、思うんですよ……?」

サガット「どうだろうな……? 話は聞いていたが……あの場にダルシムさんが、いない状況で……君は、話を上手く纏める自信はあったのか?」

ヤムチャ「そ、それは……」

サガット「……君、一人の力では、どうにもならないと、言っただろう? 今日の成功だって、ダルシムさんのフォローがあったからじゃないのか?」

ヤムチャ「はい……そうかもしれません……」

サガット「そして、今、しているのは結果ではない……過程の話だ……」

ヤムチャ「……はい」

サガット「俺は、動くなと言った……ヤムチャ君は、納得した……そして、今日、動いた……俺が知ってるのは、これだけだ……」

ヤムチャ「……そうです」

サガット「間に、何かが足りないなぁ……? 何が、あった……? 先ずは、そこを話そう」

467名無しさん:2015/03/22(日) 23:47:49 ID:spJhHUpA
ヤムチャ(……上手く行かないもんだねぇ)

サガット「……俺の、質問に答えてくれ」

ヤムチャ(……どうっすかねぇ?)

サガット「昨日のさくらちゃんとの一件……そういう話だったのか……? さくらちゃんが、納得しての行動だったら、話は繋がるぞ……?」

ヤムチャ「いや……そうでは、ありませんでした……」

サガット「じゃあ、どうして勝手に動いた……理由を聞かせてくれ……」

ヤムチャ「え〜っと、それは……」

サガット「考え込む、必要などない。動いたのは、ヤムチャ君なんだから……自分がどういった感情で動いたか……それを言えばいいだけだろ……?」

ヤムチャ(くそっ、グイグイ追い詰めてきやがる……これ、本当にサガットさんまで……敵になっちまったんじゃねぇのか……?)

サガット「……答えよう、ヤムチャ君」

ヤムチャ(こりゃ、もうどうしようもねぇな……プーアル、信じてるぞ……! 後の事はお前に任せるからよぉ……!)

468名無しさん:2015/03/22(日) 23:52:56 ID:spJhHUpA
ヤムチャ「サガットさんの話に納得した、振りはしましたが……」

サガット「……納得出来ずに、さくらちゃんに相談した」

ヤムチャ「はい、そうです……だけど、そこでも、動くなと言われました」

サガット「……それでも、納得出来ない部分があったんだな?」

ヤムチャ「はい。それで、今日こういった形で動きました」

サガット「何を思った……? どんな風に思った……? 俺が聞きたいのは、そこだ……」

ヤムチャ「ディージェイだって、頑張れば、本田さんに認められるぐらいには、なれるでしょ。確かに、無茶苦茶な試合をする奴ですが……俺は、あの試合きっかけで、第五試合に戻れました……してはいけない、試合でしたがね……?」

サガット「……そうだな、うん」

ヤムチャ「アレをやっていい試合に出来れば……いいんですよ。本田さんとの、ディージェイが何も出来ていないだけの試合……それより、可能性は秘めてるでしょ?」

サガット「……うん、まぁ、聞こう」

ヤムチャ「可能性は秘めてる奴なんですよ。可能性は……アイツ……少なくても、俺は、そう思います」

469名無しさん:2015/03/22(日) 23:53:02 ID:???
ヤムチャ頑張れ!
修羅場の数ならお前を越える地球人なんていないんだからな

470名無しさん:2015/03/22(日) 23:53:47 ID:???
これにはプーアルもがっかり
http://scontent-b.cdninstagram.com/hphotos-xaf1/t51.2885-15/s306x306/e15/10844082_405284709621697_1618039731_n.jpg

471名無しさん:2015/03/22(日) 23:57:14 ID:spJhHUpA
ヤムチャ「サガットさんが、本田さんとディージェイのどっちの取るのか……そういった、質問をしてきたのも、俺は納得いってません……」

サガット「……それは、どうして?」

ヤムチャ「単純に両方取る……って選択肢は、ないんですか? 試合は殆ど毎日してるんですから……今日は本田さんで、明日はディージェイ……そして、空手軍団に合流……そういう事も出来るんじゃないですか?」

サガット「……そうだな。出来るな」

ヤムチャ「そりゃ、本田さんとの試合の方が、どういった試合になるのかは……想像つきますよ……ディージェイとの試合は……どうなるか、ちょっと想像つかない所はありますけど……」

サガット「……うん」

ヤムチャ「何か、想像もつかないド派手な試合……そういった物になるんじゃないかな、とは思ってますよ。今度はやってもいい試合でね」

サガット「……うんうん」

ヤムチャ「武道家ってのは、敵やライバルが多ければ多い程、燃えて……強くなれる……そういうもんだと、俺は思ってますよ、サガットさん」

サガット「……これは、武道ではない。プロレスだ」

ヤムチャ「似たようなモンでしょ? 戦いがあって……敵がいて……ライバルがいる……違いなんて、何もないじゃないですか?」

サガット「……なるほど」

472名無しさん:2015/03/22(日) 23:59:46 ID:???
このSSのおかげでバイソンとか、サガットとか好きになったわ。

473名無しさん:2015/03/23(月) 00:01:09 ID:dfAdlDW6
今日はここまで

474名無しさん:2015/03/23(月) 00:01:31 ID:???
確かにガチの勝負か作られてるけど魅せてる勝負か違いはあるけど、根本は変わらないよな

475名無しさん:2015/03/23(月) 00:03:48 ID:???
後のことはお前にまかせるぞでなんか笑ったw
やっぱヤムチャだな

476名無しさん:2015/03/23(月) 00:04:06 ID:l1UqZleo
おつ

477名無しさん:2015/03/23(月) 00:11:45 ID:???
うん、素直に思っていることを伝えればいいんじゃないかな。
ディージェイと自分が重なって見える事、対等に話せる友人が必要なんじゃないかと思っている事。
少なくともサガットには無い視点だろうし、良くしようと思っての行動なら皆協力してくれると思うんだよなぁ。

478名無しさん:2015/03/23(月) 00:13:56 ID:Si7OzKN.


ヤムチャの熱い思い、サガットに届け
しかし、ディージェイは普段も話を聞かないのね
あれでは指導する方も困るなぁ…

479名無しさん:2015/03/23(月) 00:54:16 ID:DZAsf8gU
>>462
これはムカつくなww

480名無しさん:2015/03/23(月) 01:37:19 ID:Ojx02sKs
おつおつ

ディージェイの指導も大変そうだけど、飴と鞭作戦で上手く扱えたらいいね
ジミーさんにはしかってもらって、ダルシムさんには褒めるというか良い方向に乗せられれば
ヤムチャは潤滑油としてこの調子で頑張ってほしい!

481名無しさん:2015/03/23(月) 05:23:28 ID:???
ここまで酷くないかもしれんが一歩間違えばディージェイとヤムチャは
同じ立場だったかもしれんと思った。
バイソンとかもヤムチャに腹を立てていたかもしれんし。

482名無しさん:2015/03/23(月) 05:32:41 ID:xDWnSBbI
乙っした
ダルンカさんいなかったらもう少し交流深められたかもな
まずは友達ってのはいいと思う
試合に口出しはしばらくしないのが吉か

483名無しさん:2015/03/23(月) 05:45:31 ID:8F6uDCCc
ヤムチャぁ、奴とのやり取り録画しとこうぜ。
いつか奴が自分は三流だって気付いた時に上映会開こうぜw

484名無しさん:2015/03/23(月) 06:55:24 ID:SYQRdSiA
乙!
ディージェイは上手くおだててのせられたら良いものになるかもしれんね

485名無しさん:2015/03/23(月) 10:10:13 ID:???
実際音楽のセンス無いのは事実だからなぁ…何も言えない

486名無しさん:2015/03/23(月) 12:43:16 ID:???
ヤムチャって漫画見る限りはそこそこかっこいいキャラなんだがいつのまにか
ヘタレ、ダメ人間が定着してたな。このSSでイメージかわってきた。

487名無しさん:2015/03/23(月) 13:20:36 ID:???
ディージェイの名前はDJ(ディスクジョッキー)ではなく、レゲエのボーカルを意味するDeeJayから取られてるから、音楽としてはレゲエと解釈するのが妥当だと思うんだが…まぁ、細かい事言っても仕方ないかwww

488名無しさん:2015/03/23(月) 16:04:55 ID:SYQRdSiA
またひとつ要らない知識が増えてしまったw

489名無しさん:2015/03/23(月) 19:37:12 ID:???
おつおつ
ディージェイとの関係改善の方に話が回ってきたし、今回は人間関係をクローズアップして欲しいなという要望
もちろん試合は見たいけど、試合が始まるとどうしても長くなるからあっちこっち行ったり来たりな感じでちょっと把握しづらくなりそうだし
まぁちゃんとスレを追っていけばいいんだけどね

490名無しさん:2015/03/23(月) 19:59:45 ID:???
個人的な内容で申し訳ないが原作では〜イメージが〜っていうレスはあんまり見てて気持ちよくない
作者さんによる2次創作なんだし原作云々は粋じゃないというかなあ

491名無しさん:2015/03/23(月) 20:03:07 ID:xDWnSBbI
ギャップ萌えってもんがあるんよ
すまんが我慢しちくり

492名無しさん:2015/03/23(月) 22:05:20 ID:dfAdlDW6
ヤムチャ「そういった事を思って……我慢出来なくなって……」

サガット「今日、動く……今日の行動に繋がったというわけか……なるほど、わかったよ……」

ヤムチャ「勝手に動いたのは、申し訳ありません。でも、結果としては……なんとかなったんじゃないかな、とは思ってますよ?」

サガット「まぁ、確かに結果は良くなった……ダルシムさんも、動いてくれた……ただ、だ……ただ……」

ヤムチャ「……はい」

サガット「君がディージェイ君の事を考え……そして、行動を起こしたその、労力……」

ヤムチャ「……いやいや、労力って」

サガット「まぁまぁ、ヤムチャ君……それは……リュウやケンの為に使うものではないのか?」

ヤムチャ「……えぇ?」

サガット「自分自信で言っていただろう……? リュウと信頼関係を築く、と……相手を間違っていないか? 今、君が気にかけてやるのは、ディージェイではなく……リュウではないのかな……?」

ヤムチャ「忘れてるってワケじゃないですよ……? そこもやっていきますよ……勿論……」

サガット「空手軍団の結束が高まれば……君にとっても、リュウにとっても……そして俺にとっても……この団体の為にとっても……ディージェイ君一人と友情を築くより……遥かにいい流れが来るんじゃないかなぁ? ヤムチャ君?」

493名無しさん:2015/03/23(月) 22:16:17 ID:dfAdlDW6
サガット「とまぁ、ここまでが……上司とまでは、いかないが……君の先輩、サガットの意見だ……」

ヤムチャ「上の者の、発言には従え……そういう事っすね……」

サガット「……違う。話はまだ、ある。ここからは、君の友人、サガットの意見だ」

ヤムチャ「……友人?」

サガット「なぁ〜んで、そう思ってた事を言ってくれないんだ……? 寂しいじゃないか、ヤムチャ君?」

ヤムチャ「……えっ」

サガット「君が、そこまで考えてるのなら、俺だって動くよ……バルログだって、バイソンだって……皆、動くよ……」

ヤムチャ「えぇっ……? あぁ、なんか……す、すいません……」

サガット「ヤムチャ君は、なかなか、本音を言わない所があるぞ? 俺にだって、遠慮がちな部分があるし……リュウやケンの目の前になると、もっとだよ? 相手の気持ちを、先ず優先させている」

ヤムチャ「いやぁ……結構、自分では言ってるつもりなんですけどねぇ……」

サガット「……プーアル君ぐらいだろう? ヤムチャ君が本音で話しているのは。プーアル君と同じ感じで、俺達と話しているか?」

ヤムチャ「う〜ん……やっぱり、プーアルはずっと一緒にいますから……」

サガット「だからと言って……自分から引き下がって……納得しないまま、終わるのは良くないだろ? だから、こうなるんだ……俺が寂しかったのは、そこだよ」

ヤムチャ「あ〜、う〜ん……す、すいません……」

サガット「俺だって、完璧な人間ではない。間違ってる事だってある。反論があるならあるで言ってくれ……そういう事をして……話を前に進めていこう、なっ?」

ヤムチャ「……すいませんでした」

494名無しさん:2015/03/23(月) 22:18:35 ID:aEgWpmjM
あれ?目から水が…
ほっとした、良かった〜

495名無しさん:2015/03/23(月) 22:18:35 ID:sIWETzgg
サガット△

496名無しさん:2015/03/23(月) 22:26:34 ID:dfAdlDW6
サガット「俺だって、バイソンとはよく言い争いをしたよ……リュウやケンとも言い争いをしたよ……その結果、喧嘩になってしまった事もある……」

ヤムチャ「あぁ、そうなんですか……?」

サガット「試合中、お前がミスをしたんだろ……? いやいや、お前が先にミスをしたからだろ……? 完全に泥試合だ……泥試合の喧嘩だ……」

ヤムチャ「……なんか、サガットさんって、そういうイメージありませんけどねぇ?」

サガット「若かったからな。そこで……じゃあ、次はそうならないようにしよう……なんて、思って試合内容も、考え方も、変わっていったんだよ。まぁ、大抵はベガ様が間に入って話を纏めてくれたけどな?」

ヤムチャ「……あぁ、ベガさんが」

サガット「今のヤムチャ君にとっての、俺と同じだ……なんで、言わせてくれないんだよ……なんて、思った部分もあった……そして、納得出来ずに、黙って動いた時もあった……君と同じだ……」

ヤムチャ「いやぁ……よかった……なんか、友達のサガットさん出てきてくれてよかったです……」

サガット「ただ、俺の経験上……そういう時って、あまり上手くいかない」ゲラゲラ

ヤムチャ「でも、今日は、なんとかなったんじゃないですかねぇ……?」

サガット「結果はよかったけど……俺が心配する気持ちもわかるだろう……?」

ヤムチャ「……あぁ、はい」

サガット「……まぁ、改めてヤムチャ君を聞いて、考えてみると、俺にも間違ってた部分はあるんだと思うよ」

497名無しさん:2015/03/23(月) 22:34:08 ID:dfAdlDW6
サガット「俺はやっぱりな……? 団体の都合で考えすぎてたよ……ヤムチャ君には、空手軍団と俺達シャドルーの抗争を盛り上げてもらいたかったし……そっちの方が団体は盛り上がる……そういう風に考えてた……」

ヤムチャ「……まぁ、その通りだと思います」

サガット「そこに、ヤムチャ君のな……? 人間としての感情を、無視してしまったワケだ……そりゃ、納得いかない部分もあるよ……わかるよ……」

ヤムチャ「……いやぁ、サガットさんが、敵にならないでよかったよかった」

サガット「お互いの歯車が噛み合わず……ちょっとずつ、ズレ始めていたな? まぁ、こうやってな……? お互い腹割って話す事で、それも修正出来たんじゃないかな……?」

ヤムチャ「いやぁ、本当よかったですよ……」

サガット「ディージェイ君に関しては……やっぱり、ここまで放置していた俺達にも、問題があったんだろう……まぁ、俺も動いていかないといけないなぁ……」

ヤムチャ「いや、でもサガットさんが動くと……大事になっちゃったり、するんじゃないですかねぇ……?」

サガット「俺は、基本的に危険な橋は渡らないタイプだ。ディージェイ君に行く前に、ジミーさんやさくらちゃん……そういった相手にネマワシしてからだ。ちゃんと、許可をとってから行動する」

ヤムチャ「……今日は、許可取らずに行動して、すいませんね」

サガット「嫌味で言ってるワケではないんだよ。情熱が足りないんだな、情熱が。俺に足りないのはそういう所だ」

498名無しさん:2015/03/23(月) 22:41:18 ID:dfAdlDW6
サガット「先ずは、やはり友人関係から……だろうな……? ディージェイ君にも、正面から向き合ってやらんと……」

ヤムチャ(おぉ、プーアル作戦……やったじゃねぇか……!)

サガット「まぁ、飲み会にでも、誘えばいいんだろうが……う〜ん……」

ヤムチャ「アイツ、話通じないから、なんか滅茶苦茶になりそうですもんねぇ……?」

サガット「いや〜、俺が気にしてるのは、そこじゃないんだよ……そこじゃ……」

ヤムチャ「……じゃあ、何、気にしてるんですか?」

サガット「コレ、本当に派閥みたいになってないかなぁ……? ホラ、俺が皆を集めて……自分の考えをどんどん浸透させていって……キャミィちゃんも、ちょっと言ってただろ?」

ヤムチャ「でも、サガットさん達との反省会は勉強になりますよ?」

サガット「リュウには、リュウ……ジミーさんには、ジミーさん……そして、俺には俺……それぞれ異なった考えがあるんだよ……? 俺の意見だけが、全てじゃないぞ? それは今日の一件でわかった事だろう?」

ヤムチャ「じゃあ、リュウさんと……ブランカさんも呼びましょう! 後、ケンさんと、ダルシムさんも!」

サガット「……簡単に言ってくれるなぁ。じゃあ、まぁ、ヤムチャ君にも協力してもらうぞ?」

ヤムチャ「俺に出来る事なら、何でもしますよ! で……具体的には、何をすれば……?」

サガット「試合で、リュウとの信頼関係を築いて貰おうではないか。腹割って話せる関係……ぐらいには、なってもらいたい……」

499名無しさん:2015/03/23(月) 22:47:46 ID:dfAdlDW6
ヤムチャ「……マジっすか?」

サガット「マジだよ、大マジ……マジ、マジ……」

ヤムチャ「難易度高くないっすかねぇ……ソレ……?」

サガット「さっき自分で言っただろう……? 両方取るって選択肢もあるって……ディージェイ君と信頼関係を築くのなら、リュウとも信頼関係を築いてもいい……いや、築いていくべき事だな、うん……」

ヤムチャ「う〜ん……まぁ、そうですけど……そうですけど……」

サガット「それに、この前での反省会での課題だ……自分で言ってたじゃないか? 口にした言葉は飲み込まないと、いかんぞ?」

ヤムチャ「俺、いつもそういう所で失敗してる気がするんすよね……? なんか、いい方法ないっすかねぇ……?」

サガット「う〜ん……打ち合わせにうんこに行ってて、遅れた……ってのは、やっぱり、ダメなんじゃないかな……?」

ヤムチャ「……えっ!?」

サガット「ホラ、今日もひょっとしたら、打ち合わせに来てるかもしれない……そんな中、ヤムチャ君と俺が遅刻して登場したら、どうだ? やっぱり、怒るんじゃないかなぁ?」

ヤムチャ「なんだろうねぇ!? この、あちらを立てればこちらが立たずって、感じ!」

サガット「そういうモンだ……そこを要領よく、やっていかないといけないんだな……難しいもんだ……」

ヤムチャ「俺は、そういう事の要領は、凄ぇ悪いんですよ……本当に……」

サガット「まぁまぁ、ヤムチャ君の希望のディージェイに関しては……俺も動くから……今度は、俺の希望のリュウを手伝ってくれ……」

ヤムチャ「こっちこそが、本当にプーアルの助けが必要なんじゃねぇのかなぁ!? うん!」

500名無しさん:2015/03/23(月) 23:02:43 ID:dfAdlDW6
ーーー


ケン「遅ぇよ、糞馬鹿! いつまで糞してやがる! 今日は、お前らがサボるんじゃねぇかと思っちまったよ」

サガット「いやぁ、悪かった悪かった……紙がなかったんだよ、紙が……慌ててヤムチャ君に、買ってきてもらっていたんだ……」

ヤムチャ「……ケンさん、リュウさんは?」

ケン「……新技、開発中です」

サガット「新技作ってるのか……その辺のストイックさは、俺も見習っていきたい所だが……」

ケン「言うな言うな……わかってるよ、もうっ! 二三日で、なんとかするから、待っておけ、バカっ!」

サガット「……余計なお節介だったな。すまん」

ケン「元々はベガとお前らのせいなんだぞ、ちくしょう」

サガット「あぁ、ヤムチャ君から、聞いたよ。悪かったな。だが、こっちもベガ様の命令だからな……」

ケン「とりあえず、試合表に早く目を通せ……プーアル君、持って来てくれてるから……」


プーアル「ヤムチャ様、サガットさん、はい、試合表ですっ! どうでしたか……?」

ヤムチャ「うん、予定とは違ったけど……よかったよ……じゃあ、まぁ、早速確認するか……」

サガット「プーアル君、いつもありがとうな。確認してないのは、俺とヤムチャ君だけか……とっとと済ませよう……」

501名無しさん:2015/03/23(月) 23:13:49 ID:dfAdlDW6
本日の予定試合


第一試合(10分決着)
× コーディ ー ガイ ◯

第二試合(10分決着)
◯ ダルシム ー ブランカ ×

第三試合(15分決着)
× さくら ー かりん ◯

第四試合(15分決着)
× ソドム ー T.ホーク ◯
ロレント フェイロン

第五試合(25分決着)
ヤムチャ バイソン ×
ケン ー バルログ
◯リュウ ベガ

第六試合(30分決着)
× サガット ー ザンギエフ ◯

502名無しさん:2015/03/23(月) 23:17:39 ID:dfAdlDW6
ヤムチャ「とりあえず、第五試合でよかった……ただ、今日、ディージェイの試合のはねぇのか……」

サガット「まぁ、前の試合の内容が内容だったからな……残念と言えば残念だが……俺がメインか……これも消去法だろうな……」

ケン「まっ、何にも変わってねぇな……前座で始まり、スランプのさくら……ホークのサクセスストーリーに……俺達の試合……ザンギエフが勝って締めだ……」

バイソン「……ザーッくり、纏めたなぁ、オイっ!」

ケン「簡潔の間違いじゃねぇのか? なぁ、バルログ……?」

バルログ「いや、簡潔でしたけど……何か、身も蓋もない言い方って言いますか……」

ケン「だから、そこを何とかする為の打ち合わせじゃねぇか! じゃあ、どう言えばいいんだよ?」

バルログ「さくらちゃん、頑張ってますねぇ、とか……ホーク君、何処まで記録伸ばせるんでしょうかねぇ、とか……?」

ケン「目の前にいたら、そう言ってやるよ。この場にはいねぇじゃねぇかよ」

バルログ「まぁまぁ、そうですけど……我々はいつも、そういうお喋りから入ってるんですよ……未来予想なんかも、含めながら……」

ケン「あぁ、そういう事ね……そういう事だったら、俺もあるよ……?」

バルログ「ほ〜ら、あるじゃないですか?」

503名無しさん:2015/03/23(月) 23:18:58 ID:hqQvW8Ig
ディージェイお休みかよっ
サガット純粋メインイベントきた

504名無しさん:2015/03/23(月) 23:27:19 ID:dfAdlDW6
ケン「やっぱり、ガイだね……ガイ……本田さんに勝ったガイと、勝てなかったコーディ……こいつらの関係性がどうなっていくか……その辺かな……?」

バルログ「……う〜ん、ガイ君の方が、ちょっとだけ評価されてますよね?」

ケン「やっぱり、コーディよりガイの方がいいんじゃねぇか? アイツだったら、ケン・マスターズ流格闘術の門下生もアリだとは思うぜ?」

バルログ「……あらら」

ケン「やっぱり、コーディはダメだね……もうちょっと、頑張らねぇとな……ガイに負けちまう」

バイソン「でもよぉ……? お前とリュウの関係もそんな感じだったんじゃねぇか? リュウの方が先にさ……評価され始めただろ……?」

ケン「うん、そうだな……そうなってくると、コーディの方に感情移入しちまうなぁ……って、事は、門下生はコーディか……コーディ鍛えてやるべきだな……」

バイソン「……おめぇは、ポンカラポンカラ考えが変わるなぁ? いい加減な奴だ」

ケン「冗談に決まってんだろうが! ただでさえ、手のかかる門下生抱えてるってのに!」

バイソン「ガハハ! そりゃそうだ」

ケン「オイ、コラ、門下生早く来い、馬鹿野郎っ! いつまで、試合表とにらめっこしてんだ!」ニヤニヤ

ヤムチャ「あ〜、すいませんすいません……今、行きます……これから、手がかからないように、頑張ります……」

ケン「じゃあ、そろそろ始めようか……? まぁ、サガットちゃんはね……一人で、端っこの方で、ブツブツ言いながら、シミュレーションしておきなさい……」

サガット「……冷たいなぁ。折角のメインイベントなのに、どうしてそんな言い方されるんだ」

ケン「……煽ってやってんだよ。これが俺流だ! わかってんだろ?」

サガット「……わかってるよ、勿論」

505名無しさん:2015/03/23(月) 23:30:56 ID:SzWK76bU
ザンギさんがベルト取ってから自団体の選手2周目突入って言うのが地味にマンネリ化がキツイなぁ(汗)
ケンとかバルログ辺りまで挑戦させて、ベガ、リュウでベルト移動が望ましいけど、ケン&バルログはまだベルト挑戦できる格ではないのかなぁ?

506名無しさん:2015/03/23(月) 23:33:56 ID:dfAdlDW6
ヤムチャ「う〜ん……今日の試合、どうすっかなぁ……難しい……」

ケン「お前の希望を、言っていけばいいんだよ。ああいう事やりたい……こういう事やりたい……そんな感じで……」

ヤムチャ「……希望ですか」

ケン「そしたら、俺達が、それはいいですよ……それはダメですよ……なんて、判断してやるからよぉ……?」

ヤムチャ「俺の希望としてはね……やっぱり、リュウさんにね……? ベガさんに勝つ……そういった場面を作るのが希望ですよ……」

ケン「……あぁ、それはオッケーなヤツですね」

ヤムチャ「それで、そこに……こう、なんて言いますかね……俺のちょっとした力があったから……その場面が出来た……! みたいな感じで……」

ケン「……もう、勘弁してくれよ、コイツ! 手に負えねぇ!」

ヤムチャ「ありゃ……ダメですか……?」

ケン「何で、そんなに難易度高いもん持ってくるんだよ……お前、言ったんだったら、やれよ……? ちゃ〜んと、やれよ? 相手はベガなんだぞ?」

ヤムチャ「言った言葉は、飲み込みますよ」

ケン「何、そのベテランレスラーの風格……サガット、お前、コイツに何か言ったの……?」

サガット「……い〜や、俺は別に何も言っていない。ヤムチャ君に空手軍団としての自覚が芽生えてきたんだろう。お前がガイとコーディの話を出して、煽ったのが原因じゃないかな?」

507名無しさん:2015/03/23(月) 23:40:03 ID:???
何だかんだ言いつつも、ダメだとは言わないケンマジいい人

508名無しさん:2015/03/23(月) 23:43:59 ID:dfAdlDW6
バルログ「まぁ、どっちにしろ、そういう事をしていかないといけませんから……」

バイソン「そうだよそうだよ、考えてやってもいいじゃねぇか、ケン!」

ヤムチャ「……お願いします」

ケン「なんで、俺任せなんだよ! 皆で考えるんだよ! それが、打ち合わせだろ?」

バイソン「おめぇが仕切ってるからだな、それは!」

ケン「あっ、汚ぇなぁ、てめぇ……お前らが、誰が中心になって話を進めるかって時になったら、スッっと身を引くから、俺はだなぁ……?」

バイソン「バイソンちゃんはねぇ……こういう打ち合わせの時は、基本的に横から茶々を入れるタイプなんだな! 中心ってタイプじゃねぇ!」

ケン「……お前、試合中、覚えておけよ?」

バイソン「ガハハ! かかって来いっ! ケンっ!」

バルログ「はいはいはい……話が脱線しすぎですよ。ホラ、打ち合わせでしょ、打ち合わせ……」


サガット(ディージェイの打ち合わせ相手は、ジミーさんだからな……もっと淡々とした打ち合わせだろ……そりゃ、楽しくもないよなぁ……そうだな、そうだよきっと……)


ケン「バイソンはなぁ……俺がボコボコにしてやるよ……この俺が……そこは確定だ……」

バイソン「ガハハハ! それでいいのかなぁ……? リュウの方がいいんじゃねぇか? どうだどうだ? 今日の負け役は俺だぞ?」ニヤニヤ

ケン「……こいつはねぇ、リングの外でもズル賢いね。ホントにホントに」


サガット(ただ、一つ気になるのは……ベガ様にリュウをぶつける所……リュウは、俺を越えたのか……? そこはどうなんだ……? まぁ、今日の試合には、俺は不参加だ……盛り上がってる所に水を差すのも、ヤボなだけだろう……)

509名無しさん:2015/03/23(月) 23:51:26 ID:dfAdlDW6
そしてーー


プーアル「おっ、ホークさんの投げで3カウントです! あの人が投げると、リングがブルンブルンって揺れるんですよねぇ、アレ、格好いいですよね」

ヤムチャ「……じゃあ、俺もブルンブルンって揺らしていかねぇとな?」

ケン「……思うのは勝手だけど、相手に怪我させんじゃねぇぞ?」

ヤムチャ「あ〜、そうか……そこも気をつけないと、いけないですもんね……」

ケン「……ザンギエフってなぁ、ああいったデカい奴が好みなんだよ」

ヤムチャ「……デカい奴?」

ケン「ほら、この前のヒューゴーさん……は、まぁ別格か……まぁ、サガットだったりホークだったり……」

ヤムチャ「……サガットさんも、デカいですもんねぇ」

ケン「……その辺が、まぁ評価されやすいんだわ」

ヤムチャ「……そうですか」

プーアル「僕に比べれば、ケンさんもヤムチャ様も大巨人ですよ!」

ケン「ハハハ! まぁ、プーアル君に比べればな! そりゃそうだよ!」


リュウ「……遅くなったな」

ケン「お〜う、リュウ。来たか」

510名無しさん:2015/03/23(月) 23:55:30 ID:???
伝説のスーパーサイヤ人のブロリーを見たらザンギエフ喜びそうだな

511名無しさん:2015/03/23(月) 23:56:04 ID:Sq5ldMog
ケン「……で、新技は出来たの?」

リュウ「……ノーコメント」

ケン「あっ、そう……じゃあ、まぁ、そこは触れないでおいてやるよ……」

リュウ「まぁ、継続してやっていくよ……で、今日の試合内容は……?」

ケン「まぁ、ベガとやり合いたいだろ? 前の試合で、何か見てたみたいだし……」

リュウ「……見てたな見てたな。誘ってた」

ケン「まっ、誘いに乗ってやろうと思ってな……結構乱戦だよ。返り討ちにしちまえ」

リュウ「新技……作っておくべきだったかなぁ……?」

ケン「そこは、まぁいいじゃねぇか……それで、だ……?」

リュウ「……どうした?」

ケン「お前が一番手……今日は先発で行けや……上手く流れを作って、ベガを引きずり出せや……」

リュウ「……ケンとヤムチャは?」

ケン「俺達は合間にちょくちょくやっておくよ……まぁ、ベガに逃げられた時の保険もかけとかないとな……? バルログとバイソンの二人を一人で倒せば、御の字だろ……」

リュウ「ベガ野郎は、逃げるのが上手いからな……」

ケン「ただ、あまり一人相撲はしてほしくねぇ……ってのが、本音だ」

リュウ「……大丈夫。無茶はしないよ」

512名無しさん:2015/03/24(火) 00:00:25 ID:UF5gT/Ww
リュウ「よし、じゃあ、行こうか……ケン……」

ケン「おう」

リュウ「それに……ヤムチャ……」

ヤムチャ「はいっ!」

リュウ「今日はこそは、なんとしても、ベガに勝たねぇとな……バイソンに勝った所で……なんになるってんだ……」

ケン「じゃあ、まぁ……気合入れて……行きましょうか!」

ヤムチャ「はいっ!」

リュウ「舐めんじゃねぇぞ、シャドルー……さぁ、行こうっ!」


プーアル「リュウさん、ケンさん、ヤムチャ様! 頑張って下さい! 僕も応援してますよ!」

513名無しさん:2015/03/24(火) 00:09:32 ID:UF5gT/Ww
今日はここまで

>>487
それは知らなかったよ 勉強になった
だからディージェイは「レゲエにファンク要素をミックスした音楽」を作っていたんだけど
それをさくらちゃんは「ファンクにレゲエ要素をミックスした音楽」って思っちゃったんじゃないかな? ほら、音楽って幅広いじゃん?

どうでしょうか、辻褄は合ってるでしょうか? ディージェイ本人の目の前で言っちゃったら、「ファンクじゃなくてレゲエだよ!」なんて言うかもしれないね

>>505
ザンギエフもその事は考えてるね
ゲスト頻繁に呼ぶのも、そろそろ危ないからね。今の所エル・フォルテしか候補はいないっぽい。その辺は、書いてないけど設定としてはある

514名無しさん:2015/03/24(火) 00:11:48 ID:k7Uv35Y6
乙です!
いや〜わくわくするね!

515名無しさん:2015/03/24(火) 00:13:56 ID:JoWYe.tI
リュウ、丸くなったな

516名無しさん:2015/03/24(火) 00:16:01 ID:???

リュウはベガにリベンジ出来るかな

517名無しさん:2015/03/24(火) 00:18:44 ID:oAK.04FM


空手軍団勢揃いでリュウが先発ってヤムチャ初戦以来かな
その時とは何もかも違うし、どんな展開になるか楽しみ

518名無しさん:2015/03/24(火) 00:21:52 ID:ZZsVyb2M
ヤムチャ「リュウさ〜ん、俺リュウさんのために必殺技考えてきたっす」
ケン「俺も見てないけど、まぁ見てやってくれ」
ヤムチャ「(いくぜ、天龍!!)必殺・・・豹牙旋風脚!!!」クルクル〜
リュウ・ケン「・・・・オイ!」

519名無しさん:2015/03/24(火) 00:30:42 ID:d9odJQf6
乙!
サガットさんに惚れてしまいそう

520名無しさん:2015/03/24(火) 00:51:58 ID:???
ヤムチャも昇龍拳を使わせてもらえないのか?
空手軍団なんだからトリプル昇龍拳ってのもありだと思うんだが

521名無しさん:2015/03/24(火) 01:02:41 ID:???
狼牙風風拳で相手を押し込んで、その先でリュウケンがダブル昇龍拳を決める
「狼牙双龍拳」とかどうだろうか?

522名無しさん:2015/03/24(火) 01:13:32 ID:XAF9ND.w
おつおつ
この試合でリュウさんとどこまで距離を縮められるかが鍵だな
できればコンビ技まで持っていけたら御の字だ

523名無しさん:2015/03/24(火) 01:19:08 ID:???
ネーミング大会になっとるやないか!
みんな採用されたいんだなwww
まあ普通に考えて弟子なんだから狼よりは龍を使うのが妥当な線だけどな

524名無しさん:2015/03/24(火) 01:23:41 ID:???
採用されたいってのもあるが、作者のネタ出しの何かのきっかけにでもなればって感じだと思う
ポンポンネタ出てテンポよく書かれてるように見えてるけど、大変だろうしね

にしてもサガットさんはほんと苦労してるんだね。でもだからこそ、色んな人の助けが出来るんだろうけど

525名無しさん:2015/03/24(火) 01:29:17 ID:2w9jIXDg
おつ

サガットさん好きやわ

526名無しさん:2015/03/24(火) 02:15:28 ID:VCQh.GFc
いつも乙です。
戦う市長ハガーとかも見てみたいぜ。

527名無しさん:2015/03/24(火) 02:34:01 ID:???
ヤムチャって無駄に頑丈だから技をかけられる側のほうがホントは向いてるよな。
ベビーフェイスよりヒールのが向いていたかもしれない。
普通の選手と違ってヤムチャ相手なら手加減なしで何試合でも出来るし。
逆にヤムチャは普段から一般人には手加減しまくりだから手加減はなれてるだろうし。

528名無しさん:2015/03/24(火) 03:10:58 ID:c7OGql3I
乙っした
ザンギさんはデカイのが好きっとメモメモ
他は本田さんくらいだがデカさの質が違うなサガットさんもちょっと違うし
やっぱホークさんか

529名無しさん:2015/03/24(火) 07:41:15 ID:???
サガットはヤムチャに注意したのに自分の言葉を飲み込んじゃったな〜似た者同士なんかね

530名無しさん:2015/03/24(火) 07:45:47 ID:???
ハガーで思い出したけど、マッスルボマーなんてCAPCOMのプロレスゲームもあったよね。
原哲夫がキャラクターデザインしたやつ。

531名無しさん:2015/03/24(火) 08:13:50 ID:???
他団体って意味で他の格ゲーから引っ張ってきてもいいんじゃない?
バーチャのウルフ、鉄拳のキング、餓狼のライデンやグリフォンマスクらへんはメインイベンタークラスとして扱えそう

532名無しさん:2015/03/24(火) 08:28:45 ID:???
ここでも忘れ去られる元主人公のアレックスさん…

533名無しさん:2015/03/24(火) 08:31:18 ID:0xRZA5UA
プロレス詳しくないんだけど、会場は借りてやってるんだろうか?
それとも自前の建物が有るのかな?

534名無しさん:2015/03/24(火) 14:53:15 ID:???
ホイポイカプセルあるわけだし建物だけかりてるんだろ
中小団体で自前とかありえんし

535名無しさん:2015/03/24(火) 15:19:20 ID:???
>>532
CAPCOM FIGHTING Jamでザンギエフと対戦してザンギエフが勝つと
「お前は将来、良いプロレスラーになれるぞ!」と言うのにな。

536名無しさん:2015/03/24(火) 15:49:02 ID:???
乙!
さぁ、お待ちかねの試合パートだな!

ふと思ったんだけど、リュウとケンって初期ストⅡの頃は性能にそこまで差のない、いわばマリオとルイージみたいな扱いだったけど、シリーズが進むにつれてリュウは堅実でストイックな武道家、ケンは気さくで豪快なトリックスターとキャラが固定されてきたよな。
このSSも当初はただの意地悪コンビだったのが、いつのまにかそれぞれの個性が確立されていって、あたかもゲームの変遷をなぞってるように感じるんだが、もしかして>>1はそこまで計算して書いてるんだろうか?

537名無しさん:2015/03/24(火) 16:04:27 ID:???
コンパチブルって便利な言葉があるだよ

538名無しさん:2015/03/24(火) 19:28:14 ID:???
http://blog-imgs-52.fc2.com/s/i/k/sikensyougi/e6b05d33_20130105220403.jpg
腕折られるなよ?

539名無しさん:2015/03/24(火) 21:56:59 ID:29gWQDdU
今のブッカーってザンギエフ(女子のみさくら)だけど将来的にケンがブッカーになりそう。
今の第5試合もある程度ケンが流れ考えているし……

540名無しさん:2015/03/24(火) 22:02:02 ID:aez4jzPc
ーーー


ダン「さぁ、試合はいよいよ第五試合……空手軍団対シャドルー軍団……因縁のスペシャルマッチでございますっ!」


ワー、ワーワー


ダン「女性の皆さん、お待たせしましたっ! 我らがヒーロー空手軍団っ……!」


キャー、キャーキャー


ダン「リュウ選手! ケン選手! ヤムチャ選手の入場ですっ!」


キャー、キャーキャー


リュウ「さぁ、行こうっ! ケンっ! ヤムチャっ!」

ケン「オーケー、オーケー、任せておきな! ベガも、バルログも……そして、シャドルーも……纏めてぶっ潰してやるぜっ!」

ヤムチャ「よ〜しっ! やってやりましょうっ!」


ワー、ワーワー

541名無しさん:2015/03/24(火) 22:02:48 ID:???
女子の、みさくらにみえた辛い

542名無しさん:2015/03/24(火) 22:14:58 ID:aez4jzPc
実況「危険な誘いに乗って来たぁ! 空手軍団が乗って来たぁ! 空手軍団の姿が、今勢揃いだぁ!」

リュウ「今日こそは、必ずベガを倒すっ……!」

実況「先ずは一番弟子のリュウ! 空手軍団の司令塔! 本日も打倒シャドルーに燃えていますっ!」

ケン「あのナルシスト野郎の事は、俺に任せておけ! 今日もとっちめてやるよ!」

実況「次に二番弟子のケンっ! クールな色男だ、こんちくしょう! だが、その胸の奥には熱い熱いハートを秘めているっ! さぁ、今日も熱いファイトを見せてくれっ!」

ヤムチャ「……って事は、俺はバイソンですね? よ〜し、やってやりましょう!」

実況「そして、最後に三番弟子のヤムチャっ! ちょっぴり、天然で真面目な、空手軍団のムードメーカーっ!」

ヤムチャ(リュウさんをベガさんに勝たせてあげる……じゃ、ない……!)

実況「だが、最近はメキメキと実力をつけているっ! その力は、やはり三番弟子と言えども、本物だぁ! さぁ、今日も見せてくれ、その力っ!」

ヤムチャ「俺達三人で勝ちましょうっ!」

実況「さぁさぁ、空手軍団が勢揃いだっ! 三人揃って……今、リングイ〜ンっ!」


ワー、ワーワー

543名無しさん:2015/03/24(火) 22:25:28 ID:aez4jzPc
ダン「続きましては……プロレス界から、世界制服を狙う……シャドルー軍団……」

ダン「ベガ選手! バルログ選手! バイソン選手の入場ですっ!」


ベガ「リュウよ……私の誘いに乗ってくれて……礼を言うぞ……」

バルログ「さぁさぁ、美しいショーの幕開けですよ! 空手軍団が血祭りになる姿……是非とも、その目に焼き付けて下さいね!」

バイソン「ガーッハッハっ! シャドルーこそが、ナンバーワーンッ!」


ブー、ブーブー


実況「今日のブーイングは一段と大きい気がするぞっ!? だがしかし、それも当然の事っ! 極悪非道のシャドルー軍団……そして、そのボス、ベガの姿があるんですから! さぁ、ベガにバルログ、バイソン……! 極悪非道の悪人共が、今揃って登場だぁ!」

544名無しさん:2015/03/24(火) 22:28:06 ID:???
いまさらだけど、シャドールじゃなくてシャドルーなんだなw

545名無しさん:2015/03/24(火) 22:32:05 ID:???
>>544
デュエル脳か

546名無しさん:2015/03/24(火) 22:35:29 ID:???
まったく意味違うな

547名無しさん:2015/03/24(火) 22:41:02 ID:aez4jzPc
ベガ「おい、バルログ……? また、アイツだ……! また、空手軍団の刺客がいるぞ……?」

バルログ「……彼は、アレしか仕事がないのです。寛容な心で、目を瞑ってやろうではないですか?」

ベガ「まぁ、そうだな……どうせ、我々の勝利に変わりはない……空手軍団も無駄な足掻きをするのが、好きだなぁ……」

バイソン「空手軍団なんてよぉ? チャラチャラナヨナヨした連中の集まりなんだよ! ビビるとでも思ってんのか!? バーカ、バーカ! アホアホアホっ!」

ベガ「……ハハハ、いいぞ、バイソン。もっと言ってやれ」

バルログ「ハハハ! 美しい私は、そのようなお下劣な言葉は言いたくないですからね……そういうのは、バイソン、貴方の役割です……さぁさぁ、言ってやりなさい」

バイソン「お前の母ちゃん、デーベーソー! 赤チン塗っても、治らない〜!」

ベガ「……バイソン、それ、違う歌が混ざってるなぁ」


実況「さぁさぁ、また暴言でも吐いているのですかねぇ? バイソンが空手軍団軍団に向かって何やら、吠えています! そしてその様子を、ベガとバルログは笑いながら、眺めている! この辺りは、大将のいるベガの安心感とでも言えばいいのか!?」

ブー、ブーブー

実況「さぁ、シャドルーが揃って……今、リングイ〜ンっ!」

548名無しさん:2015/03/24(火) 22:48:01 ID:???
http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-4d-e7/hitikiriizoh/folder/1486173/59/64632859/img_0
バイソン気合い入ってそう

549名無しさん:2015/03/24(火) 22:50:56 ID:aez4jzPc
ベガ「ここでは、我々がルールだっ! 行くぞっ!」

バルログ「いきましょう、ベガ様……ヒョオオオォォッっ!」

バイソン「先手必勝っ……! 行きましょうっ……!」


リュウ「……ん?」

ケン「……アレ?」

ヤムチャ「うおっ!」


実況「では解説の……おぉ〜っと! いや、いきなりシャドルーが仕掛けた! シャドルーが仕掛けたぞ!? リングインと同時に揃って空手軍団に突っ込んでいったぁ!」


ベガ「……フンっ!」ガスッ

リュウ「……ぐっ!」

バルログ「……ヒョオオオォォッ!」ドスッ

ケン「……うぐっ!」

バイソン「バイソン、いっきまぁ〜すっ!」ガスッ

ヤムチャ「……ぐわっ!」

550名無しさん:2015/03/24(火) 22:55:47 ID:aez4jzPc
実況「あぁ、もう……! いきなりだ、いきなりだ、ちくしょうっ……!」

元「……僕に構わず、どうぞどうぞ」

実況「リングインと同時にシャドルーの奇襲だっ! ベガはリュウにエルボー……バルログはケンにドロップキックっ! そしてバイソンはヤムチャに……え〜、ラリアットですかね……? とにかく、三人、いきなり突っ込んでいって、攻撃を仕掛けましたぁ!」


バルログ「フフフ、いい姿ですよ……ケン君……」

ケン「くそっ……いきなりかよ……一回立て直そう……」ゴロゴロ

バイソン「オラオラ、ヤムチャっ……! お前は、俺とタイマンだっ……! 勿論、場外でな……!?」グイグイ

ヤムチャ「くそっ……やめろよ……まだ、試合始まってねぇだろが……!」

バイソン「俺達の中では、始まってんだよっ! オラっ、落ちろっ! 俺とタイマンだ!」ドスッ

ヤムチャ「う、うおっ……!」


実況「ドロップキックを喰らってダウンしたケンは、場外へとエスケープ! そして、バイソンはヤムチャにそのまま突っかかっていきます! おぉ〜っと、場外に落とした! こいつは場外戦か!? バイソンもそのヤムチャを追いかけていったぁ!」

551名無しさん:2015/03/24(火) 22:59:18 ID:???
俺達の中では、始まってんだよっ!←イイネw

552名無しさん:2015/03/24(火) 23:07:35 ID:aez4jzPc
ベガ「さぁ、リュウ……コレで、思う存分、やりあえるだろう……フンっ!」ドスッ

リュウ「……ぐっ!」


実況「ベガは、リュウを捉えている! 前屈みの体勢のリュウの背中にスレッジハンマーっ! 両腕を振り下ろしたぁ!」


リュウ「くそっ……まぁ、いい……一対一だ……ベガっ……! 借りを返すぜ……!」

ベガ「……いや、私はそういう事は、好きではない。使える物は、最大限に使っていかないとな?」

リュウ「……何っ!?」

ベガ「おい、バルログ……お前は、手が空いてそうだなぁ……?」

バルログ「……えぇ、勿論、空いてますよ? ケンは思った以上に呆気なかったですからね」

ベガ「だったら、手伝ってもらおうか……いくぞ、合体技だっ……!」ダダッ

バルログ「ええ、行きましょう……! ヒョオオオォォッ……!」ダダッ


実況「おっと、ここでベガとバルログが、足を揃えて、同時にロープへと走るっ! リュウに何か狙っているのか、コレは!?」

553名無しさん:2015/03/24(火) 23:15:53 ID:aez4jzPc
バルログ「……ヒョオオオォォッ!」ダダッ

ベガ「私は下……そして、お前は上だっ……!」ダダッ


実況「さぁ、リュウの正面から、ベガとバルログがロープの反動をつけて、向かってきたぁ!」


バルログ「ヒャオっ!」ガスッ

ベガ「……フンっ!」ガスッ

リュウ「……ぐわあああぁぁぁっ!」


実況「おぉ〜っと、そして、ベガはスライディングしながらのアリキックか!? バルログは、フワリと飛んでのフライングニールキックっ! 顔面と足に同時に仕掛けたぁ!」


リュウ「くそっ……好き放題やりやがって……一度引こう……!」ゴロゴロ

ベガ「……逃すとでも、思っているのか、リュウ!」


実況「この攻撃には、リュウもダーウンっ! そして、場外へとエスケープっ! おっと、ベガはそのリュウを追いかけていったぁ! まだ、ゴングも鳴らされていないのに、もう大暴れです! 大変です!」

554名無しさん:2015/03/24(火) 23:24:35 ID:aez4jzPc
ダン「……お前ら、好き放題にやってんじゃねぇよ!」

バルログ「ゴングを鳴らすのが、遅いのではないですか……? 我々、シャドルー……いや、空手軍団を同じでしょうね……私達の中ではもう、試合はとっくに始まっているのですよ……コレは、そちらのミスですね……」

ダン「……あのなぁ?」


実況「さぁさぁ、リング上に残ったのは、バルログっ! レフェリーが警告していますが……聞く耳持たず……と、いう感じですねぇ? 解説の元さん?」

元「はい、解説の元です。 そうだね……試合も始まっていないというのに……これはねぇ……バイソン君も、暴れてるねぇ?」


バイソン「オラオラ、バイソンパンチだっ! イケメンは、皆、死んじまえばいいんだよっ!」ガスガス

ヤムチャ「くっ……ぐっ……くそっ……」


バルログ「私達、シャドルーは寛容な心を持っています……そちらの不手際は目を瞑りますから、もうゴングを鳴らしなさい! もう、試合は始まっているんですよ!?」

ダン「好き勝手言いやがってこの野郎……わかったよ! ゴングを鳴らせ、ゴングよぉ!? コレ、いつ落ち着くか、わかんねぇよ!」


カーン


実況「さぁ、そしてここでゴングが鳴らされます! 波乱の試合の幕開けです! と言いたい所ですが……これ、試合権利は……誰が持っているんでしょうかね……?」

元「え〜っと……うん、そこはわからないね……どうなるんだろ……?」

555名無しさん:2015/03/24(火) 23:31:13 ID:aez4jzPc
リュウ「……くそっ!」

ケン「……リュウ、大丈夫か!?」

リュウ「大丈夫だ……あんな攻撃ではやられないっ……」

ベガ「……ふむ、そうだろうな。あの程度でやられてもらっていては、こちらも、満足出来んからな」

ケン「ベガ……追ってきたか……」

リュウ「場外戦か……」

ベガ「おいおい……二対一だぞ……? それに、リング上には、バルログしかいないではないか……そんな状況で……激しい場外戦など、私の好みではない……」

リュウ「……この野郎」

ベガ「もう少しだけ、付き合ってもらうぞ……? なぁ〜に、悪いようにはしないさ……フンっ……!」ガスッ

リュウ「……ぐっ!」

ベガ「お前もだ……ケンっ……! フンっ……!」ガスッ

ケン「……くっ!」


実況「さぁ、ベガは場外にいるリュウとケンの腹部に蹴りを打ち込みますっ! リュウとケンの動きを止めるっ!」

556名無しさん:2015/03/24(火) 23:38:09 ID:aez4jzPc
バイソン「バイソンパーンチっ!」ガスッ

ヤムチャ「……ぐっ!」

バイソン「……よっと、頭を掴んでっと」ガシッ

ヤムチャ「……うおっ!」

バイソン「……ヘッドバットだっ! 俺の石頭を喰らいなっ!」ゴスッ

ヤムチャ「うおっ……くそっ……ボクシングで頭突きは反則なんじゃねぇのかよ……」

バイソン「……裏ルールって言えばいいのかなぁ? そういうのでは、アリなんだよ。まぁ、いいじゃん。よっと」ググッ

ヤムチャ「う、うおっ……! 持ち上げんじゃねぇよ……! こんな場所で……」

バイソン「こんな場所だからこそ、持ち上げてるんだよっ! オラ、ボディスラムだっ! 地面に叩きつけてやるっ!」ドシーンッ

ヤムチャ「……ぐわあああぁぁっ!」

バイソン「よし、こんなもんでいいだろ……そのまま苦しんでろや……俺はバルログん所のフォロー行ってくるからよ……あ〜、忙しい忙しい……」

557名無しさん:2015/03/24(火) 23:42:01 ID:aez4jzPc
バルログ「なんて美しい、リング上だ……野蛮な空手軍団など、存在せず……美しい私の姿しかありません……」


ブー、ブーブー


バルログ「きっと、このブーイングは……邪魔なレフェリーがいるからでしょうね……わかります、わかりますよ……皆さんの、その気持ち……」

ダン「……あのなぁ?」


実況「さぁ、バルログはリング上で両手を大きく広げ……クルクルと回り、格好つけて決めているが……だがしかし、その姿には、歓声ではなく、ブーイングが飛び交う!」


バイソン「おぉ〜い、バルログ〜! 準備出来たぜ〜!」ガシッ

ケン「……くそっ、バイソン。離しやがれ!」

ベガ「さぁさぁ、リュウ……お前もだ……」ガシッ

リュウ「……後で、10倍にして返してやるからな、ベガ」

ベガ「ふ〜む……期待してるぞ……?」


実況「おぉ〜っと、場外では、ベガとバイソンがリュウとケンを羽交い締めにしているっ! 背後から、ガシっと掴み、その動きを封じているっ!」


バルログ「私に、もっと美しい姿を見せろという事ですね……? よろしいでしょう……では、私の美しい姿……とくとご覧になって下さいっ……! ヒョオオオォォッ!」ダダッ


実況「リング上のバルログがロープへと走ったぁ! 狙いは、リュウとケンかぁ!?」

558名無しさん:2015/03/24(火) 23:46:30 ID:aez4jzPc
バルログ「……ヒョオオオォォッ!」ダダッ


実況「ロープの反動をつけたバルログが、リング上から、場外で捉えられているリュウとケンの元へと向かって行くっ!」


バルログ「……ヒャオッ!」シュタッ


実況「そして、バルログはそのまま、リングの中央付近で側転っ! 悔しいが、綺麗な側転だ! 反動を殺さない、流れるような、綺麗なフォームっ!」


バルログ「……フフフ」ググッ


実況「側転によって、体位を入れ替えたバルログは、ロープに背を向けて、立つ! その勢いのままっ……!」


バルログ「……ヒャオオオオォォォッ!」シュタッ


実況「そのまま跳んだぁっ! 後方宙返りで、トップロープごと飛び越え……場外にいるリュウとケンに仕掛けたぁ!」


オー! オーオー!

ヤムチャ(うおっ、なんだアレ……! 凄ぇ……! あの人も武空術使えるのか……!?)

559名無しさん:2015/03/24(火) 23:50:09 ID:aez4jzPc
バイソン「バルログ! そのまま、落ちて来いっ!」


バルログ「……ヒョオオオォォッ! ヒャオッ!」ズドーンッ

リュウ「……ぐわあああぁぁっ!」

ケン「……うおおぉぉぉぉっ!」


実況「上半身から、真っ逆さまに落ちる独特のフォームで、バルログが場外にいる、リュウとケンの元へと落ちていくっ! ロープの反動つけたフライングバルセロナアタックっ! フライングバルセロナアタックだぁ!」

元「……うおぉ、凄いよねぇ。あぁいうのって」


バイソン「うおっと……!」ドテッ

ベガ「……バルログ、よくやった!」ドテッ


実況「あまりの衝撃に、羽交い締めにしていた、ベガとバイソンまで、なぎ倒されるっ! バルログ得意のルチャ殺法だっ!」


ベガ「……バルログ、大丈夫だよな?」ボソッ

バルログ「……えぇ、ありがとうございます」ボソッ

ベガ「……よしっ!」

560名無しさん:2015/03/24(火) 23:53:41 ID:aez4jzPc
ベガ「よ〜し、後はリングで3カウントを取るだけだ……リュウ、起きろ……」グイッ

リュウ「……ううっ」

ベガ「お前はやはり、リングにいる姿の方が似合っている……ほ〜ら、リングに戻れ……」ググッ

リュウ「……協力したんだから、お前にも協力してもらうぞ?」ボソッ

ベガ「勿論だ……私だって、それくらいわかっている……借り一つだな……覚えておくよ……」ボソッ


実況「さぁ、ベガは……場外にいる、リュウを引き起こし、リングの中へと押し込みます!」


ベガ「しかし、返すのは今ではない……まだ先だ……バルログ、お前が戻って、しばらく遊んで来い……今は、お前が主役だ……」

バルログ「わかりました、ベガ様……では、リングで決着をつけてきます……」


実況「さぁ、そしてバルログも素早くリングインして、リュウを追いかける!」

元「……やっと、リングの中で、戦う人が出てきたね」

561名無しさん:2015/03/24(火) 23:53:54 ID:???
事故が怖い技だな

562名無しさん:2015/03/24(火) 23:55:30 ID:???
一歩間違えば大惨事だな

563名無しさん:2015/03/24(火) 23:58:35 ID:aez4jzPc
ベガ「さぁ、バイソン……私達は、二人でこのケンを、倒そう……シャドルーのボス……私がいれば、ケンを倒す事など簡単な事だ……」

バイソン「えぇ! ベガ様がいれば、楽勝じゃないですかねぇ、こんな奴!」

ケン(ベガの野郎……今日は、珍しくやる気あるじゃねぇか……)

ベガ「……と、言いたい所だが」

バイソン「……ん?」

ベガ「私は、もう一匹の鼠にも興味がある……少し、遊びに行ってくるよ……ケンの事は、お前一人に任せよう……」

バイソン「えっ……? 俺、一人っすか?」

ベガ「まぁ、フライングバルセロナアタックを喰らったんだし……そこそこのダメージは受けているだろう……お前の出来る範囲で構わんよ……」

バイソン「まぁ、そういう事なら……やってやりますよ……!」

ベガ「ケン……私は、お前の弟弟子を血祭りにあげてくる……彼は、一番弱い……楽をして勝てる……私が大好きな事だ……」

ケン(……こいつ、やる気あるのか、ねぇのかわかんねぇなぁ)


実況「場外ではケンがベガとバイソンの二人に掴まって……いや、おっと! ベガは、ヤムチャの方に行っていますね!? ベガの狙いはヤムチャでしょうか!?」

元「リング上を含めてだけど……なんか、変わった組み合わせだね……?」

564名無しさん:2015/03/25(水) 00:02:40 ID:j3./1KA6
ヤムチャ「ううっ……くそっ、バイソンめ……」ムクッ

ベガ「やぁ、空手軍団の三番弟子……ヤムチャ君……」

ヤムチャ(うおっ、ベガさん……! なんで、ここに……!)

ベガ「……先日の試合では、どうも。と言っても、私が君に、一方的な殺戮をしただけだがな」

ヤムチャ(何、するの……? 何するの、ベガさん……? これって、打ち合わせだよね……?)

ベガ「改めて、自己紹介をしよう……私はシャドルー軍団のボス……ベガだ……君達が、いつも戦っている、シャドルー軍団の……ボスだ……」

ヤムチャ(……ボスって事を強調してるね、うん)

ベガ「君と私では、圧倒的な力の差がある……圧倒的な、だ……」

ヤムチャ(……読めてきたぞ。何もせずにやられろって事だな)

ベガ「だが、それでも私は、君の力がどの程度か……興味がある……一つ戦ってもらえないかね……?」

ヤムチャ(逃げ道塞いだ後に、そういう事言うのってずるくない……? ねぇねぇ……?)

ベガ「自信がないのかね? 空手軍団の力とは……そんなものなのかね……?」

ヤムチャ「……上等だ、面白れぇ! あんたがシャドルーのボスだろうが、俺の力を見せてやるよ! 空手軍団舐めんなよ!」


オー、ヤムチャー、イイゾー

565名無しさん:2015/03/25(水) 00:04:42 ID:j3./1KA6
今日はここまで

566名無しさん:2015/03/25(水) 00:05:23 ID:???
切り方がうまい

567名無しさん:2015/03/25(水) 00:09:19 ID:???
http://nori510.com/wp-content/uploads/IMG_7274-2.jpg
これしか思い浮かばねえ…。

568名無しさん:2015/03/25(水) 00:12:42 ID:???
しかし、改めて思い返すに、最初プロレスが全く分っていなかったヤムチャがバイソンに狼牙風風拳を仕掛けて仕留められなかったんだよなぁ。
手加減もあったんだろうが、この世界でのヤムチャの本気ってどの程度のもんなんだろうか?

569名無しさん:2015/03/25(水) 00:13:12 ID:md3SFiMA


しかし、無茶苦茶だな(誉め言葉)
長めの25分、どんな展開になるか楽しみ

570名無しさん:2015/03/25(水) 00:14:10 ID:???
>>567
そこまで持ち込むとやりすぎ
亀仙人に爽やかな風を受けるレベルのやられ方ぐらいだろ

571名無しさん:2015/03/25(水) 00:17:15 ID:???
おつおつ
最後のセリフ回し的にベガさんは
「圧倒的な強さのベガに蹂躙されるが、それでも抗争の状況を打開出来る可能性を見せるヤムチャ」
っていう演出をヤムチャに求めてるのかな

ベガ「(こいつ、今は弱いが力をつけてきたら我々シャドルーにとっては非常に厄介だ!)」
お客さん「(今はまだ弱いけど、ヤムチャが強くなってきたら空手軍団がシャドルーを壊滅出来そうだな!)」
みたいな感じで

572名無しさん:2015/03/25(水) 00:18:47 ID:???
ナメック星でクリリンと御飯が雑魚に雑魚扱いされてたし気を抑えてればそんなもんかもしれない

573名無しさん:2015/03/25(水) 00:25:32 ID:???
http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-6f-af/ronelywolf/folder/645460/69/11065369/img_0
一回でいいからかっこいいこんなヤムチャ出ないかな

574名無しさん:2015/03/25(水) 00:25:55 ID:6eYjg/TM
乙!
ベガ様の打合せしながらプロレスおもしろいなww

575名無しさん:2015/03/25(水) 00:34:25 ID:VIwwfffU
フライングバルセロナアタックはムーンサルト式のトペコンってこと?
バルログさんの身体能力も大概人外だな

576名無しさん:2015/03/25(水) 01:38:08 ID:2rK89QjQ
こんだけやられてる画像あるけどヤムチャ本気だしたらこの6人まとめて瞬殺出来るんだよなぁ

577名無しさん:2015/03/25(水) 01:49:35 ID:???
セルゲームの話は出てくるけどピッコロ大魔王やサイヤ人襲来の話はどういう風に伝わってるんだろ

578名無しさん:2015/03/25(水) 01:50:32 ID:???
>>576
ヤムチャは本気を出してプロレスしてるよ
それにヤムチャが強いのはサガット達も知ってるし、何より一般人相手に強いと自慢しても、同じ土俵のベジータとかには勝てないんだから、逆に情けないだけ

579名無しさん:2015/03/25(水) 05:13:40 ID:rlxtkzEk
乙っした
いつも思うが、プロレス界から世界征服ってどうやるんだろな
それを阻む空手軍団!
ザンギさんはなんだろ最終防衛ライン的な?

580名無しさん:2015/03/25(水) 10:00:21 ID:AzibbYV6
気を使うのと使わないのとで戦闘力はダンチなんだと思う
使わなければバイソン式アックスボンバー程度でガチダウンするし
使っていればDJのストレートを頭に食らっても微動だにしないとか

スーパーヤムチャもそういうことだと思う
目には見えないオーラとか気迫として一般人にも感じられるのかも

581名無しさん:2015/03/25(水) 11:04:24 ID:???
悟空だって油断してる時だとベジータのチョップ一発で気絶するしね

582名無しさん:2015/03/25(水) 11:52:12 ID:???
>>579
玩具やカードゲームで世界征服よりはまだマシだとは思うwww

星砕くレベルのパワーが常時発揮されてるとか日常生活できないし、やっぱ気を滾らせるか否かで大幅に違うんだろうね
オーラがシュインシュインいうまで上げなくとも、戦闘時とそれ以外じゃ体内に巡らせてる気の量も変わるんだと思う

583名無しさん:2015/03/25(水) 18:54:30 ID:8zbfV3Mo
スカロマニア好きだけど流石にまだジャス学のの連中のが絡ませやすいよなぁ

584名無しさん:2015/03/25(水) 19:04:38 ID:???
スカトロマニアに見えてなにごとかと

585名無しさん:2015/03/25(水) 19:15:14 ID:???
この人たちも数年後にブゥに殺されるんだよなって考えたら鬱になってきた……

586名無しさん:2015/03/25(水) 19:23:45 ID:???
しかもピッコロ大魔王の時に死んでいた人がいたら生き返れないんだよな

587名無しさん:2015/03/25(水) 19:35:14 ID:???
ナメック星のなら制限ないぞ

588名無しさん:2015/03/25(水) 19:54:32 ID:???
まぁ、ブウ編直後の団体での会話が楽しみでもあるな

589名無しさん:2015/03/25(水) 20:11:26 ID:rlxtkzEk
波動拳とか使えるんだろうか
使えるけどプロレスだから封印してるとか
かめはめ波ある世界やし波動拳も有り得そうではある
てかギランとかみたいな人外レスラーもどっかにいるんだろうなあ

590名無しさん:2015/03/25(水) 22:00:55 ID:j3./1KA6
ヤムチャ「……いくぜっ、ベガっ!」

ベガ「かかって来い……カモンカモン……」クイクイ

ヤムチャ(これ、一発ぐらいなら、打たせてくれるのかなぁ……? でも、リュウさんがベガさんに勝つ為には、ベガさんもダメージを喰らっていた方がいいし……)

ベガ(……加減はしてくれよ? 私が直々に相手をしているんだからな、ヤムチャ君)

ヤムチャ「……オラァっ! 容赦はしねぇぜ、ベガっ!」ガスッ

ベガ「ぐっ……うおっ……」ヨロッ


イイゾー、ヤムチャー


ヤムチャ「……どうだっ!?」

ベガ「ふむ……いいエルボーだ……だが、そんなものか……? お前の力は、そんなものか……?」ニヤニヤ

ヤムチャ「……加減してやったんだよ、この野郎っ!」

ベガ「なるほど……では、次はこちらの番だ……! フンっ!」ガスッ

ヤムチャ「……うぐっ!」ヨロッ


ヤムチャー、マケルナー

591名無しさん:2015/03/25(水) 22:04:23 ID:MR01rsLw
もうマッスルボマーみたいになってくるじゃん

592名無しさん:2015/03/25(水) 22:08:53 ID:j3./1KA6
バルログ「さぁさぁ、リュウ……起きなさい……今日は私一人のショータイムです……美しい姿を見られるのは、私だけでいいのです……」ググッ

リュウ「……ううっ」

バルログ「さぁ、美しくいきましょう……! ヒャオッ!」シュッ


実況「リング上のバルログは、リュウを引き起こし……リュウ頭部を脇に抱え……おっと、そのままセカンドロープへと飛び乗ったっ! そして反動をつけてジャーンプっ!」


バルログ「ヒョオオオォォッ……ヒャオッっ!」ズドーンッ

リュウ「……うぐっ!」


実況「バルログの身体が大きく大きく旋回するぅ! そして、その勢いのまま、リュウの頭部をマットへと叩きつけたぁ!」

元「スイングDDTですね」

実況「得意のルチャ殺法っ! バルログのスイングDDT! スイングDDTだぁ!」

元「これ、試合権利は……今、リング場で戦ってる、リュウ君とバルログ君って事でいいのかな……?」

実況「そうですねぇ……う〜ん……」

593名無しさん:2015/03/25(水) 22:15:21 ID:j3./1KA6
バイソン「オラオラ、ケンっ! 踏みつけてやるよ!」ガスガス

ケン(リュウは大丈夫だろうけど……ヤムチャとベガ、大丈夫かね……?)


ヤムチャ「……オラァっ!」ガスッ

ベガ「フハハハ、青臭いなぁ……だが、そこがいい……フンっ……!」ガスッ

ヤムチャ「……ぐっ!」


実況「場外では、ケンはバイソンに掴まっており……ヤムチャとベガはエルボーの応酬をしております」

元「うん、最初の奇襲のせいでね……結構ゴチャゴチャしてたからね……」

実況「まぁ、今、リング上で戦っている……リュウとバルログに、試合権利はあると言っていいんじゃないですかね?」

元「まぁ、そうなるよね……最初のリングで戦ってるのは、あの二人なんだし……」


バルログ「さぁさぁ、リュウ君……まだまだ、私の攻撃は続きますよ……起きなさい……」ググッ

リュウ「……ううっ」


実況「おっとおっと……スイングDDTを仕掛けたバルログは……そのまま、ロック解かずに、リュウを引き起こします! これは、再び何か仕掛けようというのか!?」

元「……そうでしょうね、うん」

594名無しさん:2015/03/25(水) 22:17:25 ID:???
カラテグンダン ガンバレー!

595名無しさん:2015/03/25(水) 22:23:39 ID:j3./1KA6
バルログ「さぁ、こっちです……こっちに来なさい……」

リュウ「ううっ……」


実況「さぁ、バルログはリュウ頭部を抱えたまま、一歩二歩と後退! コーナー付近まで、移動したぞ!」


バルログ「ヒャオッ!」シュタッ


実況「そして、リュウの頭部を脇に抱えたまま……セカンドロープに足をかけ……そして、トップロープにまで昇ったぁ!」

元「うん、あそこからまたスイングDDTだね」

実況「おぉ〜っと、先程はロープの反動をつけて……でしたが、今度はコーナー高さを利用して……という所か!? バルログにとっては、リング上にある物全てが、己の武器だ!」


バルログ「ハハハ、 これで、終わりです! 美しくいきますよ!」


実況「バルログはナルシストっ! 勿論アピールも忘れはしませんっ! もう片方腕を大きく突き上げ、大アピールだ!」

596名無しさん:2015/03/25(水) 22:30:58 ID:NhAaob2Y
ベガ「なかなか、いいんじゃないかな……まぁ、楽しめたよ……」

ヤムチャ(おぉ……交互のエルボーの打ち合いだったけど……結構、好きにやらせてくれたんじゃないか、ベガさん……)

ベガ「ところで、だ……ヤムチャ君……?」

ヤムチャ「……ん?」

ベガ「君達の大将が……バルログに掴まっているぞ……? これは、助けに行った方が、いいんじゃないかな……?」ニヤニヤ


バルログ「さぁ、私の美しい姿……とくと御覧になって下さい……!」

リュウ「……ううっ」


ベガ「ここは、引かせてやる……ホラ、助けに行けよ……」

ヤムチャ(俺が助けに行けって事か……! わかったよ、ベガさん、今行くよ……!)

ベガ「行け……私は、もういい……ホラ、早く……」

ヤムチャ「よしっ、リュウさん……今、助けに行きますよ……!」

597名無しさん:2015/03/25(水) 22:37:28 ID:3.K3d0/6
ベガ様エルボー効いてんじゃねーか?w

598名無しさん:2015/03/25(水) 22:37:39 ID:j3./1KA6
ベガ「ハーッハッハ! 嘘だよ、バーカっ!」ガシッ

ヤムチャ「……ん?」

ベガ「……見逃してやるとでも思ったか、馬鹿めっ! ホラ、エプロンサイドに叩きつけてやるっ! フンっ!」ビターンッ

ヤムチャ「……ぐえっ」

ベガ「ほーら、もう一発だっ! お前は、大将がやられる姿をここで、眺めてろっ! フンっ!」ビターンッ

ヤムチャ「……うげっ」

ベガ「ハハハ、ほーら、バルログ! もう決めちまえ! 5分足らずでの試合決着にしてしまえ!」

ヤムチャ(なんだよ、嘘かよ……ちくしょう、騙された……まぁまぁ、試合時間はまだまだあるんだし……ここはリュウさんが一人でなんとかするでしょ……)


実況「場外にいる、ケンとヤムチャは、バイソンとベガに掴まっております! これはなかなか厳しい場面か!?」

元「上手く乱戦に持ち込んだ……って言えば、聞こえはいいけどね……ただの奇襲だからね。ただの奇襲」

599名無しさん:2015/03/25(水) 22:49:17 ID:j3./1KA6
バルログ「では、行きますよ……ヒャオッ!」ガシッ

リュウ「……くっ!」


実況「さぁ、そしてコーナー最上段から、バルログがリュウにスイングDDTを……いやっ、違うっ! バルログは、リュウの腰回りに両腕を回して……」


バルログ「美しく決めましょう……! ヒャオッ!」クルンッ

リュウ「……何っ!? う、うおっ」


実況「そのまま、リュウの身体を飛び越えるようにして……自身の身体をリュウ身体ごと、回転させていったぁ!」

元「おっ、クイックで丸め込みにいきましたね」

実況「トップロープからの、ローリングクラッチホールド! 回転エビ固めっ! ここは、バルログがクイックで丸め込みにいったぁ!」


バルログ「さぁさぁ、レフェリー……フォールですよ……カウントを取りなさい……」

ダン「オーケー、任せておきな!」


実況「さぁ、これはどうなる!? レフェリーが、今カウントを取りに向かいます!」

600名無しさん:2015/03/25(水) 22:54:41 ID:j3./1KA6
ダン「ワンっ……!」

リュウ「……フンっ!」ググッ

バルログ「……あらっ?」

ダン「ツー……は数えるまでもねぇや……カウントはワンだ! 決まっちゃいねぇ!」


実況「おぉ〜っと、一瞬ヒヤリとしましたが、カウントはワン! すぐ様、リュウが返していきます! まだまだ余裕と言った所でしょう!」


リュウ「……好き放題、やりやがって、この野郎」ムクッ

バルログ「……ん?」

リュウ「……はああぁぁっ!」スパーンッ

バルログ「……ぐわああぁぁっ!」


実況「リュウの体力はまだまだ残っています! バルログよりも先に立ち上がり、バルログの胸板に熱〜い、蹴りをお見舞いしたぁ!」

601名無しさん:2015/03/25(水) 22:59:19 ID:j3./1KA6
イイゾー! リュウー!


リュウ「くそっ、好き放題やりやがって……」


実況「おっと、しかし……リュウも少々、頭を抑えていますね? やはり、ダメージはあったのでしょうか?」

元「流石にノーダメージって、ワケではないでしょうね……でも、まぁ問題ないでしょう」

実況「さぁ、ここからが……真のリュウの力……と、いった所でしょうかね……?」

元「……というか、奇襲みたいなもんだったしね」


バイソン「あら……? 決まらなかったか……? 作戦失敗って所かな?」

ケン「……おいこら、何処見てやがる?」ムクッ

バイソン「ありゃりゃ……ケン君、お早い起き上がりで……?」

ケン「俺相手に、よそ見してんじゃねぇよ……散々好き放題しやがって……オラっ……!」ガシッ

バイソン「……ケン君、暴力はよくない。暴力は」

ケン「好き放題やってた、てめぇが何言ってんだ……! うらぁっ! 鉄柵に行って来いっ……!」ブンッ

バイソン「う、うわああぁぁっ……!」ガッシャーンッ

ケン「……奇襲しろとは、言ったけど、ここまでしろとは言ってなかっただろが。ベガが原因だろうな。あの野郎」

602名無しさん:2015/03/25(水) 23:04:59 ID:j3./1KA6
ベガ「決まらんかったのは、残念だ……だから、こいつで腹いせをしよう……フンっ!」ビターンッ

ヤムチャ「……ぐえぇ」

ベガ「そ〜れ、もう一丁っ! フンっ!」ビターンッ

ヤムチャ(ねぇねぇ……いつまで、続けるのコレ……? ちょっと、今日の俺の活躍、マイナスになりすぎてないかな……? ベガさん……)

リュウ(あ〜、邪魔だ……コレじゃあ、試合出来ねぇじゃねぇかよ……仕方ねぇ……)


実況「おっと、ここでリュウは……バルログには行かずに、場外にいるベガの元へと近づいていきます」

元「うん、ヤムチャ君はまだ掴まってるからね」


リュウ「……おい、ベガっ! ヤムチャを離せっ!」

ベガ「……嫌だと言ったら?」

リュウ「……力づくで、止めさせてもらう」

ベガ「構わんよ。私はお前達と違い、リングの中での戦いより、場外戦の方が得意だ……場外戦でも、構わんよ……? 来いよ……」


実況「さぁ、リュウが何やらベガに言っているようですが……ベガは動じていませんっ!」

603名無しさん:2015/03/25(水) 23:07:16 ID:???
ヤムチャお荷物に…。

604名無しさん:2015/03/25(水) 23:10:15 ID:j3./1KA6
ケン「おい、ベガ、いい加減にしろよ!? だったら、俺が相手だ!」

ベガ「お〜う、ケンも来たか……空手軍団勢揃いだな……」


実況「おっとおっと、そんなベガの元にケンも近づいて来ました!」

元「あれ? バイソン君は何処行ったの?」

実況「バイソンは……あ〜、いました! 鉄柵に倒れこんでいます。恐らく、ケンに振り投げられたんでしょうね」


ケン「……ヤムチャの次は、俺だ。ホラ、ベガ、かかって来いよ?」ググッ

ベガ「……ふむ」


オー! ケーン! イイゾー!

実況「おっと、そしてケンはベガの目の前で構えますっ! ヤムチャの次は自分だ……という事でしょうかねぇ?」

元「え〜っとねぇ……うん……」

実況「おっと、元さんどうされましたか……?」

元「ケン君の意気込みは好きだけど……リングの外で戦いが進んで行くのは、僕は好きじゃない……」

実況「ほ〜う、戦うのなら、リングの中でと?」

元「そうそう、色々あったけど、試合権利を今、持ってるのは、リュウ君とバルログ君です。ケン君も、ベガ君も……今はいいでしょ……?」

605名無しさん:2015/03/25(水) 23:15:58 ID:Ehvq2C/g
ベガ「おぉ〜っと、怖い怖い……仕方がない……ここは引き下がるとするか……」

ケン「……怖じ気づいたのか?」

ベガ「怖じ気づいたのではない……三体一では、楽をして勝てんだけだ……」

リュウ(やっとだよ……やっとコレで試合が始まる……)

ベガ「……まぁ、一人一人順番に始末してやるよ。楽しみにしておくんだな」


実況「元さんの願いが通じたのか!? ここで、ベガはヤムチャを離し……自軍コーナーの方へと戻っていきます!」

元「そうそう。試合をするのは、リングの上で……シャドルーの人達は、いつもこうなんだから……」


ベガ(さぁ、リュウ……ケン……ヤムチャ……試合の序盤から、私が大暴れだ……お前達に大きな大きな貸しを作ったぞ……悔しい思いもしただろう……だったら、試合中に返してくれ……)

リュウ(ベガが無茶苦茶にしやがったからな……ここから立て直していかねぇと……)

ケン(……ヤムチャとは、やり合うってのに、俺とはやり合わねぇのかよ)

ヤムチャ(トータルでちょっとプラスにしておきたいんだが……今の所は、ちょっとマイナスかもしれねぇな……)

ベガ(いつでも、仕返しに来い……ただ、試合時間も、私の体力もそこまで多くはないからな……出来れば、三人纏めて返してくれる方が、ありがたいかな……)

606名無しさん:2015/03/25(水) 23:22:39 ID:j3./1KA6
今日は短いけどここまで

>>575
バルログさん、どうしても背面宙返りのイメージでいきたかったから
ランニングしてからの、ケブラーダ……平たく言えば、サスケスペシャル一号です
バルログさん、たまーに、人間離れした動き見せるけど、一応やってる人間がいる範疇の動きにしてる
ただ、そういう人達の事故とか、身体への負担って本当に心配だから、スイングDDTを多めに使ってもらってる。フライングバルセロナアタックも、多用させたくない技だね
改めて思い返せば、もっと好捕技はあったかもしれない。ここまでの無茶は、もうさせない。これは間違いなく反省会の題材だね。バルログさんにも、新技開発してもらいます

607名無しさん:2015/03/25(水) 23:26:40 ID:3.K3d0/6
乙!
ベガ様のシャドルーが暴れたのが貸し?
暴れて(盛り上げて)返せということなのかな?

608名無しさん:2015/03/25(水) 23:27:49 ID:???


>>606
ヨシヒコの六次元殺法でイメージしてたわ

609名無しさん:2015/03/25(水) 23:32:48 ID:/5uQanQI


ようやく一段落、空手軍団のターンだ
三人の合体攻撃をベガに決める流れになれば良いけど…
即興では難しいかな

610名無しさん:2015/03/25(水) 23:46:12 ID:???
>>607
ベガさんが非合法な方法で大暴れしたから、「ベガに対してなら何やってもいい(それこそ3対1でフルボッコとか)」
そういう雰囲気を作ったって事で「貸し」なんじゃないかなーと思ってる
「貸し」の返し方は「最高に盛り上がる形で私を倒せ(で、最後は余力が残ってるバイソンにチェンジで〆)」って事じゃないかな?

611名無しさん:2015/03/25(水) 23:51:40 ID:???
このSSのおかげでプロレス大好きになったわ。
ヤムチャにプロレスってホントにむいてる気がしてきた。

612名無しさん:2015/03/25(水) 23:53:17 ID:3.K3d0/6
>>610
なるほどねえ、そんな気がするわ
ありがと!

613名無しさん:2015/03/25(水) 23:57:06 ID:dHeCHffo
乙です。

>>606
実在の技なんですね、知識不足で失礼しました

614名無しさん:2015/03/26(木) 00:01:51 ID:EaOjpzAM
乙っした
3人攻撃のフラグ立てたか
合体か連続か
ケン→ヤムチャ+リュウの合体への連続だとヤムチャの課題消化だな

615名無しさん:2015/03/26(木) 00:51:07 ID:HOJccsWY
プロレスに恐いイメージしかなかったけど、このSS見てからはyoutubeで試合動画を見るようになった。
ドラゴンキッドって人の技が綺麗でが好きだ。
良かったら皆の好きなプロレスラーを教えてほしい。

616名無しさん:2015/03/26(木) 02:05:50 ID:frpG/sSs
>>615
某ギャグ漫画では主人公だったな
実物見たら飛ぶわ回るわで凄かった

617名無しさん:2015/03/26(木) 02:11:23 ID:???
プロレスなんてキン肉マンくらいしか知らねえやw
でも楽しんでみてる

プロレスが怖いのは本当だぞ
ヤクザにやられた力道山の話やら、バルログみたいな技で事故を起こして首の骨を折った人がいたり
前にリング上でバックドロップで死んでしまった人もいる

618名無しさん:2015/03/26(木) 08:44:44 ID:???
プロレスもドラゴンボールもストリートファイターもあんまり知らないで見てるけど面白いぞss

619名無しさん:2015/03/26(木) 11:56:13 ID:c6qMWDqE
バルログのアクロバット技と言えばスカイハイクローもあるよな。
スーパーマンみたいなポーズで相手に特攻するヤツ。
あれをこう、ロープの反動を利用してリング内で行う技として登場させれば見栄えも良くて安全なんじゃない?
あ、これは決して要望ではなく、>>1の構想の足しにでもしてもらえればと思って言っただけだからf(^_^;

620名無しさん:2015/03/26(木) 13:32:14 ID:???
>>616昔ボンボンでやってたやつか
キッドがよくウンコとかする

621名無しさん:2015/03/26(木) 21:59:53 ID:CVqyqOTs
>>618
え、三つとも知らなくても楽しめるんだ?
名作の証だね

622名無しさん:2015/03/26(木) 22:05:29 ID:ZwViyc7Y
バルログ「ベガ様に……気をとられてる……この隙に……」ググッ


実況「さぁ、そうこうしているうちにバルログも起き上がるっ! 背を向けているリュウの背後で起き上がるっ! リュウは気づいていない……気づいていないぞっ!」

元「あらら……ちょっとマズいかもね……?」


バルログ「さぁ、死になさいリュウっ……! ヒョオオォォッ……!」ダダッ


実況「そしてバルログが突っ込んだぁ! 背を向けているリュウに対して、猛ダッシュ!」


ケン「お、おい……! リュウ、後ろ……来てるぞっ……!」

バルログ「ヒョオオォォッ!」

リュウ「大丈夫だ、ケンっ……! わかっているっ……! フンっ!」シュタッ


実況「おっと!? しかし、リュウは気づいているのか!? 背後に目があるのか……それとも、バルログの叫び声が大きすぎたのか!?」

元「……それは、後者だね。きっと」

実況「とにかくとにかく……素早く屈み込んだぁ!」

623名無しさん:2015/03/26(木) 22:05:33 ID:???
>>618
その三つを全く知らないのってある意味希少だよなw

624名無しさん:2015/03/26(木) 22:12:10 ID:ZwViyc7Y
リュウ「……はあっ!」ガシッ

バルログ「……何っ!?」


実況「リュウは、自ら倒れこむような姿勢で、バルログの両膝を両足で挟んでロックっ! 突っ込んで来たバルログの勢いを殺すっ!」


リュウ「……そのまま、倒れろっ! フンっ!」ググッ

バルログ「う、うおっ……!」グラッ


実況「カニ挟みだぁ! バルログの攻撃を上手く受け流したぁ! バルログはそのまま前のめりに倒れダウン……お〜っと、いや、そこにはロープがあったか!? ロープに、前のめりに倒れ込みます!」


バルログ「くそっ……してやられたか……」

リュウ「よ〜しっ! ケン、手伝ってくれっ!」ムクッ

ケン「オーケー! 任せておきなっ!」


実況「リュウは素早く立ち上がり……ロープへと走るっ!」

625名無しさん:2015/03/26(木) 22:19:24 ID:???
>>623
キャラの名前くらいはわかるしヤムチャリュウケンベガの見た目もわかるけどほかはわからないけど楽しんでるよ

626名無しさん:2015/03/26(木) 22:22:25 ID:ZwViyc7Y
ケン「……よっと! へへ、バルログ、残念だったな?」ピョンッ

バルログ「……くそっ、ケン」

ケン「今度は俺達の番だ! 行くぜっ!」ガシッ

バルログ「……ぐっ!」


実況「おっと、ここで場外のケンが素早くエプロンサイドに飛び乗り、そこから、ロープに倒れ込んでいるバルログの頭部をガッシリ掴むっ!」


ケン「ロープの反動で……吹き飛べやっ! オラァっ!」ググッ

バルログ「……う、うおお」


実況「ケンはそのまま、バルログの顎を、トップロープに押し付けながら……」


ケン「……そ〜ら、よっと!」

バルログ「うおお……うおおおっ……!」ブンッ


実況「エプロンサイドから、場外へと飛び降りるっ! バルログの顎にロープの反動が一気にかかるっ! エプロンサイドからの、ロープを利用したチンクラシャーっ!」

627名無しさん:2015/03/26(木) 22:31:44 ID:ZwViyc7Y
バルログ「ぐおおっ……くそっ、味な真似を……」バターンッ

ケン「……まぁ、こういう技は、お前の専売特許じゃねぇって事だな」


実況「バルログの身体が、ロープの反動によって弾き飛ばされるっ! バルログは、そのまま仰向けにダーウンっ!」


リュウ「いいぞ、ケン……! 次は俺だ……はああぁぁっ!」ダダッ


実況「さぁ、そして、ダウンしたバルログに……ロープの反動をつけたリュウが向かって来ているっ! 走り込んで、勢いをつけてきての……」


リュウ「……はあぁっ! エルボードロップだぁ!」ドスッ

バルログ「……うぐううぅぅっ!」


実況「エルボードロップだぁ! バルログの胸元に肘を落としていくっ!」

元「うん、いい連携攻撃。よく見てました」

628名無しさん:2015/03/26(木) 22:35:43 ID:ZwViyc7Y
リュウ「どうだっ! 見たかっ!」


イイゾー! リュウー! ケーン!

実況「さぁ、リュウは素早く起き上がり、右手を突き上げガッツポーズ! ようやく、試合が落ち着いてきたという所でしょうか?」

元「そうだね、うん。シャドルーの奇襲で結構ゴチャゴチャしてたからね……ここから、自分達のリズムに持っていきたいね」

実況「さぁさぁ、リュウ! ここからリズムを作れるかぁ!?」


ケン「……思ってた以上にゴチャゴチャしちまったな? まぁ、とにかくコーナーで待機してようぜ、ヤムチャ?」ボソッ

ヤムチャ「そうっすね……結構、予想外……みたいな所もありました……」ボソッ


バイソン「あ〜、くそっ……ケンの野郎……鉄柵にぶつけるだなんて酷い事しやがって……覚えておけよ……」

ベガ「バイソン、すまんすまん……ちょっと、暴れすぎたよ……私は、もう大人しくしておくよ……」


実況「さぁ、場外にいる選手達も、今互いの陣営にゾロゾロと戻っております!」

629名無しさん:2015/03/26(木) 22:42:46 ID:ZwViyc7Y
リュウ「よしっ、ここからだ! バルログ、起きろっ!」ググッ

バルログ「……ううっ」


実況「さぁさぁ、リュウの勢いはまだまだ止まらないっ! ダウンしているバルログを引き起こし……バルログの頭部を脇に抱えます!」


リュウ「バルログ……さっきのは、痛かったからな……これは、お返しだっ!」

バルログ「ううっ……ううっ……」

リュウ「……さぁ、いくぞっ! はぁっ!」ドシーンッ

バルログ「……うぐおおぉぉっ!」


実況「そして、そのままジャンピングして後方に倒れ込み、バルログの頭部をマットに打ち付ける!」

元「ジャンピングDDTですね」

実況「リュウのジャンピングDDT! バルログの頭部がマットにめり込んだぁ!」

630名無しさん:2015/03/26(木) 22:48:34 ID:ZwViyc7Y
リュウ(……まぁ、序盤から暴れてくれたおかげで、派手めの試合になった事は有り難いな。バンバン責めていこう)

バルログ「あぁ、うぐぐ……くそっ……」

リュウ「頭を抑えて苦しんでいる場合ではないぞ……! オラっ!」ドスッ

バルログ「……うぐっ!」


実況「リュウはダウンしているバルログに近づいて……ストンピングっ! 背中を踏みつけていく!」


リュウ「バルログ、起きろっ! まだまだ終わらないぞ」ググッ

バルログ「……ううっ、くそっ」

リュウ「モタモタするんじゃないっ! オラっ!」ドスッ

バルログ「……ぐあっ!」


実況「さぁ、そして再びバルログを引き起こします! そして、膝蹴りを腹部へと打ち込みます!」

元「ジャンジャン責めていきましょう」

631名無しさん:2015/03/26(木) 22:56:28 ID:ZwViyc7Y
リュウ「次は、コーナーだっ! フンっ……行ってこいっ……!」ブンッ

バルログ「……くっ、うおおっ!」


実況「そして、コーナー目掛けてバルログの身体を振り投げたぁ!」


バルログ「……うぐっ!」ドスッ

リュウ「さぁ、皆! 空手軍団の力、見せてやる!」


イイゾー、リュウー!

実況「バルログの身体がコーナマットへと突き刺さるっ! そして、そんなバルログに狙いを定めたリュウが拳を突き上げアピールだ! さぁ、ここから何を狙う!?」


リュウ「……うおおおっ! バルログ、行くぞっ!」ダダッ

バルログ「ううっ……ううっ……」


実況「さぁ、リュウがバルログ目掛けて突っ込んだぁ!」

632名無しさん:2015/03/26(木) 23:03:42 ID:ZwViyc7Y
リュウ「……たああぁぁっ!」ガスッ

バルログ「……ぐわっ!」


実況「ロープを片手で持ち、支えにしつつ、飛び上がりながら、身体を逸らし、バルログに足を打ち込んでいくっ! 顔面へと打ち込んだぁ! リュウのレッグラリアットっ!」


バルログ「あぐっ……くそっ……」

リュウ「……フンっ!」ピョンッ


実況「おぉ〜っと、リュウはレッグラリアットを打ち込みつつ……ロープを飛び越え、エプロンサイドへと着地っ!」

元「……おぉ、いい動きしてるねぇ」


リュウ「さぁさぁ、まだまだ終わらないぞ……バルログ!」ガシッ

バルログ「……くっ!」


実況「おっと、そしてリュウは、エプロンサイドからバルログの頭部を掴んで……そのまま、コーナポストへと登っていくっ!」

633名無しさん:2015/03/26(木) 23:08:24 ID:???
空手レッグラリアートが当たっただと……!

634名無しさん:2015/03/26(木) 23:10:05 ID:ZwViyc7Y
リュウ「さぁさぁ、行くぞっ!」


イイゾー! リュウー! イケー!

実況「コーナーポストに昇ったリュウは、右手を突き上げアピールだぁ! 場内から、声援が湧くっ!」


リュウ「オラッ! バルログ、行くぜっ!」ガシッ

バルログ「……ぐっ!」


実況「さぁ、そしてコーナーポストの最上段から、背を向けているバルログの頭部を両手でガッチリ掴んで……」


リュウ「うおおおぉぉっ! その顔を叩きつけてやるっ!」ズドーンッ

バルログ「……ぐわあああぁぁっ!」


実況「バルログの後頭部に膝を押し付け、コーナーポストの最上段から、自身の体重をかけて、バルログ顔面をマットへと叩きつけていったぁ!」

元「カーフ・ブランディングですね」

実況「リュウのカーフ・ブランディングっ! バルログの焼印押しが完成したぁ! 自身の顔に自信を持っているバルログには……屈辱的な技かぁ!?」

635名無しさん:2015/03/26(木) 23:19:05 ID:ZwViyc7Y
バルログ「ぐわあああぁぁっ……くそっ、くそっ……私の美しい顔を……!」ゴロゴロ


実況「さぁ、これにはバルログも、顔面を抑えて苦しんでいるっ! おっと、そして、リュウはうつ伏せのバルログを跨いで、腰の上あたりに陣取り、バルログの足に手をかけたぁ!」


リュウ「よっと……よっと……」ガシッ


実況「バルログの左足を、自身の脇の下に抱え込み……右足を左足の太腿裏に押し付け、支えにする! 後は、バルログの股下から手を潜らせれば……」


リュウ「これで完成だっ……! バルログっ!」

バルログ「うぐっ、くそっ……!」


実況「力強いロックが完成だぁ! コイツは、テキサスクローバーホールドだっ! バルログの足をロックしつつの、逆エビ固めっ!」

元「これはね……腰だけじゃなくて、足首へのダメージもあるからね」

実況「リュウの関節技ぁ! さぁさぁ、後はバルログの身体を逸らしていくだけだっ!」

636名無しさん:2015/03/26(木) 23:20:39 ID:???
テリーマンキター!

637名無しさん:2015/03/26(木) 23:25:04 ID:ZwViyc7Y
リュウ「いくぞ、バルログっ……! うおおおぉぉっ!」ググッ

バルログ「ガッ……ぐっ……うぐぐっ……!」


実況「さぁ、リュウが力を込めて、バルログの身体をエビ反り状に逸らしていくっ! リュウのテキサスクローバーホールド! テキサスクローバーホールドっ!」

元「ロープに近い位置での仕掛けだけど……これ、バルログ君にとっては、後ろにあるからね? 案外、逃げにくいかもしれないよ?」


ケン「よしよしっ! いいぞ、リュウ! そのまま決めちまえっ!」パチパチ

ヤムチャ「ナイスっす! リュウさん!」


イイゾー! リュウー! イケー!

実況「さぁさぁ、コーナーにいるケンとヤムチャも声をあげ、手を叩き……リュウを煽っていくっ! これは、かなり空手軍団のペースになってきたのでは、ないですかねぇ、元さん?」

元「そうだね。やっぱりリュウ君はこういう力も強いよね。積極的に自分達の流れに持っていく……みたいな力が」


ダン「おい、バルログ! どうすんだ!? ギブアップか!?」

バルログ「ギブアップだなんて……醜い真似をするわけないでしょう……この私が……」

リュウ「だったら、力づくでギブアップさせてやる……うおおおぉぉっ……!」ググッ

バルログ「あっ……ガッ……ぐっ……!」


実況「さぁさぁ、ここでリュウがより一層、力を込める! これには、バルログも苦しむ苦しむ!」

638名無しさん:2015/03/26(木) 23:33:06 ID:ZwViyc7Y
ケン「よ〜し、リュウっ! そのまま決めちまえ!」

ヤムチャ「リュウさん、やっちゃって下さいっ!」

リュウ「あぁ、任せておけっ……! うおおおぉぉっ……!」

バルログ「あっ……ガッ……くそっ、リュウめ……」


イイゾー! リュウー! イケー!

バイソン「……俺はこの、声援が気に食わねぇな。ちょっと顔がいいだけでチヤホヤされるのは、ムカつくもんがあるぜ」

ベガ「……助けに行ってやれ。バイソン」

バイソン「……ったく、好き放題やられてんじゃねぇよ、バルログ」


実況「さぁ、リュウがバルログの身体を締め上げる締め上げる! バルログは、なかなか、逃げる事が出来ません! おっと、ここで、見かねたバイソンが、リングインして……ゆっくりとリュウに近づいていきます!」

639名無しさん:2015/03/26(木) 23:37:12 ID:ZwViyc7Y
バルログ「うぐぐ……バイソン、助けて下さい……」

バイソン「わぁ〜ってるよ……ったく……オラッ……」ドスッ

リュウ「……うおっと」ドテッ


実況「おっと、ここでバイソンがリュウの背中に前蹴りを一発!」

元「前蹴りと言うよりかは、足で押し倒す……みたいな感じじゃない?」

実況「まぁ、どちらにしても乱暴なカット! いや、普段のカットに比べれば、まだマシな方か? リュウは前のめりに倒れてしまいます。ロックも外れてしまったか!?」


リュウ(ベガは来なかったな……誘ってた部分もあったんだがな……)

バルログ「うぐぐ……バイソン……感謝しますよ……」

バイソン「しっかりしろよ、この野郎! シャドルーのイケメン担当は、お前なんだからよぉ!」


実況「さぁ、そしてバイソンは、何事もなかったかのように、自軍コーナーへと戻っていきます」

元「そうだね。今日は、暴れないね」

実況「まぁ、本日の試合はど頭から大暴れでしたからね? 好き放題暴れて、バイソンも満足したのでしょうか!?」

640名無しさん:2015/03/26(木) 23:41:46 ID:ZwViyc7Y
リュウ「まぁ、邪魔はされたが……まだまだ、大丈夫だ……」ムクッ


実況「さぁ、バイソンのカットによってロックは外れてしまいましたが……先に立ち上がったのは、リュウ! やはり、バルログはダメージが大きいか?」

元「そうだね。結構、バンバン受けてたみたいだしね」


リュウ「さぁさぁ、バルログ……まだまだ、終わらないぞ……ほら起きろ!」ググッ

バルログ「ううっ……」


実況「さぁ、そしてリュウは、バルログの頭部付近へと回り込み……そのままばるの身体引き起こします!」


リュウ「……これで、終わりにしてやる! オラッ!」ガシッ

バルログ「……うぐっ!」


実況「さぁ、そしてバルログを前屈みの体勢にして……その頭部を自身の股下へと押し込んでいったぁ! コイツは、パワーボムの体勢だ!」


リュウ「ここで、決めてやるっ! いくぞっ!」ガシッ


イイゾー! リュウー! イケー!

実況「さぁ、そしてバルログの腰回りに自身の手を回し……リュウが声を張り上げたぁ!」

641名無しさん:2015/03/26(木) 23:46:29 ID:ZwViyc7Y
リュウ「……うおおおぉぉっ!」ググッ


実況「さぁさぁ、リュウがバルログの身体を、自身の頭上まで、高く持ち上げるっ!」


バルログ「やはり……狙ってましたね……? しかし、それは私も同じです!」ガシッ

リュウ「……何っ!?」


実況「そしてバルログの身体をマットへと叩きつけ……いや、違うっ! バルログは返したっ!」


バルログ「ヒョオオオォォッ……!」ブンッ

リュウ「……う、うおっ!」


実況「頭部まで、持ち上げれらた状態で、そのまま自身の両太腿で、リュウの頭部をロック! 落とさられる勢いに……おっとおっと、さらに自身の身体を振子のように、スイングさせて、さらに勢いをつけていくっ!」


バルログ「ヒョオオオォォッ……! ヒャオっ!」ブンッ

リュウ「う、うおおおぉぉっ……!」


実況「その勢いのまま、リュウの身体をホイップさせて投げていくっ!」

元「ハリケーン・ラナですね。バルログ君、一瞬の隙をつきました!」

実況「バルログのハリケーン・ラナ! ハリケーン・ラナ! 一瞬の隙をつき……得意のルチャ殺法で返していったぁ! リュウの身体が大きく吹っ飛ばされる!」

642名無しさん:2015/03/26(木) 23:50:44 ID:ZwViyc7Y
オー、オーオー

バルログ「……そうです、私が求めているのは、この美しい声援です」

リュウ「う、うおっ……くそっ……」ドスッ

バルログ「さぁ、立ち上がりなさい、リュウ……あの程度の攻撃……まだまだ効いてはいないでしょう……?」

リュウ「ううっ、くそっ、バルログ……まだ、そんな力が残っていたか……」ムクッ


実況「ハリケーン・ラナで吹き飛ばされたリュウ! いや、しかしすぐに立ち上がる! リュウはこの程度ではやられはしないっ!」

元「……いや、そこはバルログ君も、想定内だったみたいですね」


バルログ「さぁさぁ、美しくいきましょう……! ヒョオオオォォッ……!」ダダッ


実況「おっとおっと、バルログは既にもうロープ目掛けて走っている! リュウの起き上がりに合わせて……ロープの反動をつけた攻撃を狙っているのか!?」


バルログ「さぁ、リュウ……行きますよ……?」ググッ

リュウ「……ううっ、くそっ」


実況「ロープの反動をつけたバルログがやってきたぁ! リュウは少々、無防備な体勢だ!」

643名無しさん:2015/03/26(木) 23:52:51 ID:ZwViyc7Y
今日はここまで

644名無しさん:2015/03/26(木) 23:58:15 ID:???
乙よかったよ

645名無しさん:2015/03/27(金) 00:06:35 ID:GaTLgb4Y


リュウはもちろん、バルログもカッコいいな
まだ半分も終わってないのにこの派手な応酬
後の展開が楽しみ

646名無しさん:2015/03/27(金) 00:21:52 ID:???
乙!技の応酬いいね!

647名無しさん:2015/03/27(金) 03:50:40 ID:LlihdWcE
乙っした
まさかのテリーマン
スピニングまで行っちゃうかと思ったわ
にしても脳内バルログがいちいち南斗水鳥拳使いそうで困る

648名無しさん:2015/03/27(金) 03:58:07 ID:QAEdXlLk
ルチャかっけーな

649名無しさん:2015/03/27(金) 05:57:28 ID:???
キン肉マンの技がちょくちょく出てくるとうれしいわ。
やっぱプロレス漫画の代表作品の一つだと思うから。
パロスペシャルとかマネしまくったわ

650名無しさん:2015/03/27(金) 20:41:48 ID:sTW21ABc
無知ですまんがカットって何?
味方が技かけられてるときに助けていいってルールあるの?
一撃だけ?

前々から疑問だった、、

651名無しさん:2015/03/27(金) 20:48:29 ID:???
>>650
プロレス カット
でググればすぐにでも分かるものを何で聞いてすまそうとしちゃうの?ずっと前から気になってたんだけど

652名無しさん:2015/03/27(金) 20:48:32 ID:???
タッグで味方がフォールされてるときなら止めていいんじゃねえの。
止めるタイミングやルールは団体ごとに違ったりしてたはず。

653名無しさん:2015/03/27(金) 20:49:07 ID:???
>>650
プロレスでは、タッグマッチにおいて味方がフォールをされるを防ぐことをカットと表記する。

wikiより

654名無しさん:2015/03/27(金) 21:45:24 ID:wNOpMQY2
650じゃないけど勉強になったわ、ありがとう。
このスレ詳しい人多いからつい聞いてしまう。気にさわったらゴメン。

655名無しさん:2015/03/27(金) 21:49:18 ID:???
お節介だけど、誤字指摘。
×責める ○攻める
ね。
細かい事だからと今まで黙ってたんだけど、
これまでずっと間違えてるし、
今後も用いる言葉だろうから、
今のうちに指摘しておく。

656名無しさん:2015/03/27(金) 21:51:00 ID:???
vistaのバカ変換思い出す

657名無しさん:2015/03/27(金) 22:04:01 ID:m5O8vt1o
バルログ「ヒャオッ!」シュタッ


実況「そして、バルログはクルリと回転っ! 綺麗な側転を見せつつ、体位を入れ替えて、リュウに背を向けるっ!」


バルログ「ヒョオオオォォッ……ヒャオッ……!」シュタッ

リュウ「……う、うおっ!」


実況「そして跳んだぁ! その状態から、身体を捻りつつリュウに向かって大きく跳ぶっ! 旋回してのボディアタックをリュウにしかけるっ!」


バルログ「……ヒャオッ!」ドスッ

リュウ「……うぐっ!」バターンッ


実況「得意のルチャ殺法! 得意のルチャ殺法っ! ここで、バルログがフライングボディアタックをリュウに仕掛けたぁ! そのままリュウの身体をなぎ倒していくっ!」

658名無しさん:2015/03/27(金) 22:12:25 ID:???
毎回突然くるから驚くわw

659名無しさん:2015/03/27(金) 22:14:33 ID:m5O8vt1o
リュウ「あぁっ……くそっ……」

バルログ「さぁ、そして……フンっ……」クルッ


実況「フライングボディアタックでリュウをなぎ倒したバルログは……おぉ〜っと、そのまま前転して、自軍コーナーの方へと移動する!」


バルログ「……さぁ、バイソン。後は任せますよ」パシッ

バイソン「オーケー! 任せておきな」パシッ


実況「そして、そのままバイソンへとタッチっ! バルログは引き下がります!」

元「うん、まぁいいタイミングで変わったんじゃないかな?」


バイソン「よしよし……じゃあ、俺様も……美しくいこうかな……?」ノッソノッソ

バルログ「……えぇ、バイソン。美しくいきましょう」


実況「タッチを受けたバイソンは……そのままコーナーポストへと、のっそのっそと昇るっ! さぁ、そして今トップロープに足を掛けたぁ!」

660名無しさん:2015/03/27(金) 22:22:05 ID:m5O8vt1o
バイソン「そ〜れっ、 派手にいきましょう! よっこいしょ〜!」シュバッ


実況「そして、バイソンがそこから、跳んだぁ!」


バイソン「オラッ、俺様の石頭を喰らいなっ……!」ズドーンッ

リュウ「……ぐわああぁぁっ!」


実況「トップロープから、リュウ目掛けて、大きく跳んで……自身の硬い硬い石頭をダウンしているリュウにぶつけていくっ! バイソンのダイビングヘッドバット! ダイビングヘッドバットだぁ!」

元「交代すると同時の、連携攻撃だね」

実況「やはり、リュウ相手には、二人三人で、仕掛ける事をシャドルーも心がけているんでしょうかね? さぁさぁ、試合権はバイソン! バイソンへと移りました!」


バイソン「さぁさぁ、ここからはずっとバイソン様のターンだぜ! いくぜ、リュウ!」

リュウ「ううっ……くそっ……」

661名無しさん:2015/03/27(金) 22:28:52 ID:m5O8vt1o
バイソン「ほ〜らよ……? リュウ、いくぜ……?」ズンッ

リュウ「……くっ!」


実況「おっと、ここでバイソンは、仰向けのリュウの上に跨り……馬乗りの体勢っ! こいつはマウントポジションの体勢だ!」


バイソン「へへへ、リュウ君、覚悟はいいかな……? 今から、てめぇをボーッコボコにしてやるからよぉ……?」

リュウ「……くっ、くそっ」

バイソン「おっと、ガードポジションなんかとっても無駄だぜ……? その上から、ぶん殴ってやるよ! フンっ!」ガスッ

リュウ「……うぐっ!」


実況「さぁそして、そのままリュウの顔面目掛けて拳を振りかざしていくっ! バイソン得意のラフ殺法っ! ラフ殺法で攻めていきます!」


バイソン「ハーッハッハっ! やっぱり、イケメンをボコボコにするのは、気持ちいいな!? なぁ!?」ガスガス

リュウ「うっ……くっ……」


ブー、ブーブー

実況「上から拳を振りかざすバイソンっ! リュウもなんとか、ガードして耐え凌いでいるが……少々厳しい状況か、コレは!?」

662650:2015/03/27(金) 22:30:05 ID:woiM.a.g
>>652
>>653
サンクスです!!!
団体ごとに色々ルールありそうで興味深い
他の人も書いてたけど、このss のお陰でプロレスに興味がでてきた

663名無しさん:2015/03/27(金) 22:37:15 ID:m5O8vt1o
バイソン「オラオラっ! とっととくたばりやがれ、リュウ……!」ガスガス

リュウ「……くっ、くそっ」


ブー、ブーブー

ケン「おい、レフェリー、何やってんだ! ありゃ、反則だ! 止めろ!」

ダン「おう、そうだそうだ……拳は反則だ、俺が止めないとな……」


バイソン「レフェリーに、チクるだなんて、チンケな真似しやがって……金玉ついてやがるのか、こいつらは……」

リュウ「レフェリーは必要ないさ……自力で返してみせる……はああぁぁっ……!」ググッ

バイソン「……ん?」

リュウ「うおおぉぉ……だああぁぁっ!」ゴチーンッ

バイソン「……あいだぁ!」


実況「おぉ〜っと、しかしここでリュウが返したっ! 腹筋を使い、状態を起こし、その勢いのまま、バイソンの顔面に自身の頭部をぶつけたぁ! 下から突き上げるヘッドバット!」

元「うん、不利な体勢だったけどね、リュウ君、よく見てるね」


ダン「……おっ、なんだ。自力で返しやがったか」

バイソン「あだだだ……うおっ……いってぇ……」クラッ


実況「下からのヘッドバットが正面衝突! これにはバイソンの動きも止まるっ!」

664名無しさん:2015/03/27(金) 22:50:48 ID:m5O8vt1o
イイゾー! リュウー!

リュウ「……よしっ、ここからだ!」スッ


実況「さぁ、そしてリュウはバイソンの下から、スッっと下半身を引っこ抜き、素早く体勢を立て直すっ!」


バイソン「あぁ、くそっ……ボクシングじゃ、頭突きは反則なんだって、この野郎……」

リュウ「……うおおぉぉっ!」ダダッ


実況「そして、苦しんでいるバイソンを尻目に……リュウは素早く起き上がり、ロープへと走るっ!」

元「うん、チャンスはモノにしませんとね」


イイゾー! リュウー! イケー!

リュウ「……うおおぉぉ! いくぜ、バイソンっ!」ダダッ

バイソン「あだだ……アレ……? 何……? 何が、起きてるの、コレ……?」


実況「ロープの反動をつけたリュウが、尻餅をついているバイソンへと向かっていくっ! 完全に狙いを定めているっ!」

665名無しさん:2015/03/27(金) 22:57:51 ID:m5O8vt1o
リュウ「行くぞ、バイソンっ……!」ズザーッ

バイソン「……ん?」

リュウ「うおおおぉぉっ! だああぁぁっ!」ガスッ

バイソン「……ぐわああぁぁっ!」バターン


実況「そして、仕掛けたぁ! スライディングしながらのエルボーバットォ! バイソンの顎に打ち込んだぁ!」

元「よ〜し、いいですよ」

実況「これには、バイソンも大きくダーウンっ!」


イイゾー! リュウー!

リュウ「……よしっ!」


ケン「お〜い、リュウ! そろそろ、こっちにも出番くれや〜!」

リュウ「……ん?」

ケン「こっちで待機してるのも……結構、暇なんだよ……出番くれよ、出番を……」

ヤムチャ(あっ、そういう事、直接言ってもいいんだね……)

666名無しさん:2015/03/27(金) 23:02:53 ID:m5O8vt1o
リュウ(まぁ、そろそろ交代しておいた方がいいかもな……)

ベガ(ケンが声を描けたな……まぁ、いいタイミングだろ……)

リュウ(……まぁ、交代しておくか。バルログやバイソン相手より、本題はベガだ)


実況「さぁ、ここでコーナーからケンがリュウに声をかけます! リュウも、自軍コーナーの方へと近づいていきます!」

元「まぁ、リュウ君が頑張って流れを作ってくれたね。いいんじゃない?」


リュウ「……結構、派手めになっちまったな?」

ケン「まぁまぁ、大丈夫大丈夫。想定内」

リュウ「……どっちが行く? ケンか、ヤムチャか?」

ケン「ここはヤムチャに、行かせましょう。後にとっておくと怖いからね、こいつは……」

リュウ「まぁ、そうだな……よし、ヤムチャ交代だ……」パシッ

ヤムチャ「うっす……! 行ってきます!」パシッ

ケン「派手に行ってこい。細かい部分はどうでもいいから……ポイントポイントをド派手やればいいんだ……」


実況「さぁ、ここでリュウはヤムチャに交代しますっ! 試合権はヤムチャ! ヤムチャへと移りました! リュウは体力を温存していきます!」


バルログ「……」

ベガ「自分は、連携攻撃で攻撃したのに、奴らは普通に交代……そんな顔をしているな……?」

バルログ「……まぁ」

ベガ「表情に出さんでもいいだろう……何故なら、シャドルーにとってそれは、都合のいい事だからだ……」

667名無しさん:2015/03/27(金) 23:10:14 ID:m5O8vt1o
ヤムチャ「さぁさぁ、行くぜ……バイソンっ……! 俺だって、やってやる……!」パチパチ

バイソン「あぁ、交代されちまったか……でも、いいや、相手は雑魚だから……」ムクッ


実況「さぁさぁ、そしてヤムチャが今リングインっ! 二度三度手を大きく叩き、場内を煽っていきます! リュウの作った流れに、乗っていきたい場面だ!」


ヤムチャ「さぁ、いくぜっ! バイソン、うおおおぉぉっ!」ダダッ

バイソン「……来やがれ、雑魚野郎っ!」


イケー! ヤムチャー!

実況「そしてヤムチャが勢いよく、バイソンに突っ込んでいくっ!」


ヤムチャ「……うおおおぉぉっ! だああぁぁっ!」ドスッ

バイソン「……うおっと」ヨロッ


実況「そして、ショルダータックルっ! 勢いよく、肩からぶつかっていくっ! これにはバイソンもフラついたか!?」

668名無しさん:2015/03/27(金) 23:12:36 ID:Ljsk9D36
イイゾー、ヤムチャ、ヤッチマエー

669名無しさん:2015/03/27(金) 23:17:17 ID:m5O8vt1o
バイソン「……くそっ、舐めてんじゃねぇぞ、このタコがっ!」

ヤムチャ「最初から、全力でいくぜっ! バイソンっ!」

バイソン「……あぁ?」


実況「そして、ヤムチャは叫んだ! 吠えたっ! 雄叫びを上げたぁ!」


ヤムチャ「オラッっ! いくぜっ! だあぁっ!」ガスッ

バイソン「……うぐっ!」

ヤムチャ「次はこっちだっ……! でえやぁっ……!」ガスッ

バイソン「……うがっ!」


実況「右のミドルキックっ! バイソンの脇腹に突き刺す! そして、お次は左のミドルキックキックだっ!」


ヤムチャ「……うおおおっ!」ググッ

バイソン「……ちくしょう、調子に乗りやがって」


実況「得意の打撃のラッシュか!? おっと、そしてここでヤムチャは右手をググッと大きく振りかぶったぁ!」

670名無しさん:2015/03/27(金) 23:22:01 ID:m5O8vt1o
ヤムチャ「うおおおぉぉっ……! だああぁぁっ!」ガスッ

バイソン「ウゴッ……ぐわっ……」クルッ


実況「そして、下からカチ上げ式のエルボーバットをバイソンの顎に打ち込んでいくっ! バイソンの身体がクルリと半回転っ!」


ヤムチャ「よしっ……そこだっ、バイソンっ……!」ガシッ

バイソン「……くっ!」


実況「ヤムチャは背を向けたバイソンの背中を、ガッシリ掴むっ! 背後を捉えた! 背後を捉えたぞ!」


ヤムチャ「いくぜ、バイソンっ! うおおおぉぉっ!」ググッ

バイソン「うおおおっ……うおっ……!」

ヤムチャ「でええぇぇやっ! だああぁぁっ!」ドシーンッ

バイソン「……うぐうっ!」


実況「そして、そのまま仕掛けるっ! バーックドロップっ! バイソンの脳天をマットに叩きつけるぅ!」

元「うん、得意の打撃からね……投げに……いいですね」

671名無しさん:2015/03/27(金) 23:27:49 ID:m5O8vt1o
リュウ「……あぁいうの、あるんだな、アイツ」

ケン「……まぁ、その辺は、ケン・マスターズ流格闘術の成果ですよ」


ヤムチャ(休んじゃダメだ……間を空けず、バンバンいかねぇと……)ムクッ


実況「さぁ、そしてヤムチャは素早く立ち上がるっ!」

元「積極的に流れを作りにいこうとしてますね。いいですよ」


バイソン「あぁ、ちくしょう……雑魚の癖に、調子に乗りやがって……」

ヤムチャ「そのまま寝てろっ……うおおおぉぉっ、行くぜっ……!」ダダッ


実況「さぁさぁ、そしてヤムチャがロープへと走るっ! ここから何を仕掛けるか!?」


ヤムチャ「……うおおおぉぉっ! いくぜっ!」


イケー! ヤムチャー!

実況「さぁ、ヤムチャのロープの反動でさらに勢いをつけるっ! そしてそして、バイソンに向かっていくっ!」

672名無しさん:2015/03/27(金) 23:34:49 ID:m5O8vt1o
ヤムチャ「……うるああぁぁっ!」ズザーッ

バイソン「……くそっ」

ヤムチャ「その脇腹に……喰らいなっ……!」ドスッ

バイソン「……うぐううぅぅっ!」


実況「さぁ、そしてスライディングしてのキックをバイソンの脇腹へとお見舞いだ! これには、バイソンも苦しんでいるっ!」

元「スピーディに攻めてるよね。いいよ、うん」


ヤムチャ「どうだっ!? 脇腹に突き刺せば……効くだろ!?」

バイソン「あだだだ……痛い痛い痛い……ちくしょう……」ゴロゴロ

ヤムチャ「……効いてるみたいだな! だったら、もっと痛めつけてやる! コブラツイストだ!」

バイソン「脇腹とか……スネとか……顔とか……そういう所はダメなの……」

ヤムチャ「……お前が言うんじゃねぇよ! ホラ、とっとと起きやがれ!」ググッ

バイソン「あぁ、くそっ……この野郎……調子に乗りやがって……」

ヤムチャ(さぁ、ここからだ……ここから……気合を入れろ……気合を入れるんだ、俺っ……!)


実況「さぁさぁ、そしてヤムチャがバイソンを引き起こします! コレは、完全にヤムチャの……空手軍団のリズムへとなってきたか!?」

673名無しさん:2015/03/27(金) 23:37:32 ID:m5O8vt1o
バイソン「いつまでも調子に乗ってんじゃねぇよ、この野郎っ……! うおおおぉぉっ、バイソンパンチだっ!」スッ

ヤムチャ「……ん?」


実況「おっと……! バイソンが不審な動き! ヤムチャの股下に手を差し込み……」


バイソン「狙いは勿論、ここですよ! そ〜れ、よいしょ〜っ!」チーンッ

ヤムチャ「……う、うわあああぁぁっ!」


実況「そして、そのままその腕を突き上げる! おぉ〜っと、いけませんっ! コレは急所攻撃だ! 急所攻撃だぁ!」

元「……あぁいう事はよくないよ、本当」


ヤムチャ「あ、あぁっ……くそっ……この野郎……」ブルブル

バイソン「雑魚が調子に乗ると……おちんちんを殴られる……コレは、今後の教訓ですな? ヤムチャ君よぉ?」ニヤニヤ


実況「股間を抑えて苦しむヤムチャ! そして、その姿を見て、ニヤニヤと笑うバイソン! なんて奴だコイツは! どういった教育を受けているんでしょうか!?」

元「まぁ、教育の話は置いておいてね……う〜ん、いい流れが出来てたのに、ちょっと今ので、失っちゃった感じかな?」

674名無しさん:2015/03/27(金) 23:41:24 ID:m5O8vt1o
ヤムチャ(コレは、リュウさんだって、やってる事なんだよ……だから、俺だって、やっていかなきゃいけねぇ……)


ブー、ブーブー

実況「場内からは、バイソンに対して大ブーイングっ! そりゃ、当然だ! 股間は殴るものではない!」

元「……よくないよ。普通に戦いましょうよ」


ヤムチャ(それに……見てみろよ、オイ……)


リュウ「オイ、今の反則だろ! 何やってんだ、バイソン! 卑怯な真似をするな!」

ケン「てめぇ、この野郎……ふざけてんじゃねぇぞ!」


ダン「バイソン、 股間は、反則だ! 股間は! ちょっと考えたらわかる事だろ!?」

バイソン「本能での攻撃だったワケっすね。こりゃ、仕方ない。仕方ない事ですよ、うん……」


ヤムチャ(リュウさんも……ケンさんも……ダンさんも、お客さんも……俺が格好悪くならねぇように、必死にフォローしてくれてるじゃねぇか……コレはそこまで格好悪い事ではないんだよ……!)

675名無しさん:2015/03/27(金) 23:44:25 ID:m5O8vt1o
バイソン「まぁ、いいじゃないっすか……? 試合止めんのはよくないっすよ! じゃあ、バイソン、いっきまぁ〜す!」ダダッ

ダン「おい、バイソンっ……!」


実況「レフェリーがバイソンに警告していますが、バイソンはそんな事はお構いなしっ! 動きの止まっているヤムチャを尻目に、ロープへと走ったぁ!」


ダン「お、おい……! ヤムチャ、大丈夫か……!?」

ヤムチャ「ううっ……くそっ……まだ、大丈夫っす……大丈夫……」


実況「そして、ロープの反動をつけたバイソンがヤムチャの元へと向かって来たぁ!」


バイソン「ヘイヘイ、レフェリー! そんな所にいると、危ないぜ〜! 巻き込まれちまうよ〜!」ダダッ

ダン「う、うおっと……! 危ね……!」ヒョイッ

ヤムチャ「……く、くそっ!」

バイソン「いい的だな、オイっ! 行くぜっ! バイソン式アックスボンバーっ!」

676名無しさん:2015/03/27(金) 23:47:51 ID:m5O8vt1o
バイソン「……うるああぁぁっ!」ズガアアァァッ

ヤムチャ「……ぐわああぁぁっ!」バターンッ


実況「そして、バイソン式アックスボンバーがヤムチャにヒットっ! 平たく言うと、拳でぶん殴っているだけの技だ! これには、ヤムチャも大きくダーウン! ダーウンです!」

元「……反則ですね。反則」

ブー、ブーブー

実況「当然のように、場内からは大ブーイング! 大ブーイングであります!」


ヤムチャ(でも、ね……俺だって人間だから……やっぱり、腹が立つ部分はあるよ……こりゃ、思ってたより怒りパワー溜まったね……40%ぐらいじゃねぇか……?)

ダン「お前なぁ? 反則ばかりしてるだろ、この野郎!?」

バイソン「何言ってんっすか!? アックスボンバーですよ、アックスボンバー! ちゃ〜んと、肘ぶつけてますよ!」

ヤムチャ(やられたままじゃ、終わらねぇぞ……!? この怒り……試合中に合法的に返してやる……! ド派手な大技、ガツンと……ぶちかましてやるぜ……!)

677名無しさん:2015/03/27(金) 23:49:29 ID:m5O8vt1o
今日はここまで

678名無しさん:2015/03/27(金) 23:50:35 ID:QAEdXlLk
怒りメーターキタ━(゚∀゚)━!

679名無しさん:2015/03/27(金) 23:52:21 ID:???
乙。怒りヤムチャ来たか

680名無しさん:2015/03/28(土) 00:02:04 ID:VpfLYtag


ヤムチャの成長がはっきり見えるね
バイソンからフォール取るまでは行きたいところ

681名無しさん:2015/03/28(土) 00:03:36 ID:???
乙です
まぁイケイケのヤムチャを止めるとしたら、急所攻撃しかないよね・・・うん。反則だけど
しかし、ジミーさんの時とは違って周りの行動を見て「そこまでカッコ悪い事じゃない」って理解していってるのがいいね

後はどんな感じに超ヤムチャに繋げてくか期待

682名無しさん:2015/03/28(土) 00:30:26 ID:???
乙!
バイソンさんの戦い好きだわw

683名無しさん:2015/03/28(土) 00:46:56 ID:???
第2試合と第5試合じゃ急所攻撃の意味も違ってくるからな

684名無しさん:2015/03/28(土) 00:57:03 ID:F0JR93Es
永田の白目みたいに分かりやすくはないからどうするか楽しみ

685名無しさん:2015/03/28(土) 01:27:26 ID:MuNUNSNU
おつおつ!

観客にまで怒りが溜まったところがわかるようになるといいな!
超ヤムチャ楽しみだ!!

686名無しさん:2015/03/28(土) 07:08:53 ID:Q9M2WMyM
乙っした
超化した力関係はどんなんだろ
ケン=バルログ>=ヤムチャ>バイソン
こんな感じか

687名無しさん:2015/03/28(土) 11:21:41 ID:UDlwIgi6
超化は長く持たない+消耗が激しい代わりに
サガットさんでもちょっと厳しいぐらいがいいと思う。
そして通常はバイソンさんにギリ勝てないぐらいで。
個人的には超化にハイリスクがあるのが好きなんで
超化に弱点も付けてくれると萌える。

688名無しさん:2015/03/28(土) 12:32:03 ID:???
バルログってナルシストキャラだから普段でも苦労してると思う。
ナルシストとか不潔って日常でもそうなんじゃないか?って思われがち。

689名無しさん:2015/03/28(土) 12:42:18 ID:???
超化しても何かしら視覚効果が欲しいよな
端から見ればキレてブック破りし始めたと周りに思われるのが怖い

690名無しさん:2015/03/28(土) 16:00:38 ID:???
>>689
気を放出してシュインシュイン言わそう

691名無しさん:2015/03/28(土) 19:09:35 ID:???
ヤムチャがもし切れてブック破りしだしたら止められる奴いないよなたぶん

692名無しさん:2015/03/28(土) 19:22:36 ID:???
前にリュウに殴られたりしてるシーンあったけど、あれ、リュウとかのほうが怪我しそう
前に、ゴハンを強盗が殴って殴った強盗のほうが骨折してたし。
ヤムチャが本気で怒ったら誰も止められんだろ。

693名無しさん:2015/03/28(土) 19:26:12 ID:???
本気で怒ったらピッコロさんが天界から魔貫光殺法撃って止めてくれるよ

694名無しさん:2015/03/28(土) 19:34:45 ID:???
やっぱZ戦士はZ戦士じゃないと止められないか。
あとは、ブルマとかが出てくるのもありだな。
てか、プロレス放送あるならブルマとか見てるのかな。
サタンほどじゃないけど、ちょっとしたスターなってそう。

695名無しさん:2015/03/28(土) 19:48:58 ID:???
トランクスとブルマに連れられてベジータとかもいそう

696名無しさん:2015/03/28(土) 19:54:00 ID:???
トランクスはまだ赤ん坊じゃないか?

697名無しさん:2015/03/28(土) 20:01:03 ID:???
このSSは確かセル編後じゃなかったか。

698名無しさん:2015/03/28(土) 21:59:44 ID:l0NWL2fU
バイソン「へへ、まだまだいくぜ……オイ、コラタコ、起きろっ……!」ググッ

ヤムチャ「ううっ……くそっ……」


実況「そして、バイソンは乱暴にヤムチャの髪を掴み、引き起こしていく! 少々、流れが変わってしまいましたかねぇ、元さん?」

元「うん、ちょっと嫌な流れになってきたかな?」


バイソン「よっしゃっ! 一発派手にいきましょう! せーのっ!」ググッ

ヤムチャ「……うおっ!」


実況「そして、バイソンは前屈みの体勢のヤムチャを、そのまま持ち上げたっ! ヤムチャの身体が、逆さまの状態で持ち上げられるっ!」


バイソン「下手に暴れると、大事故になっちまうからな……大人しくしておけよ……この糞ボケが!」ニヤニヤ

ヤムチャ「あぁ、くそっ……ちくしょう……」

バイソン「それじゃあ、落としていくぜ……! せーのっ……! オラッ!」ズドーンッ

ヤムチャ「……ぐわあああぁぁっ!」


実況「そのまま自身の両膝を曲げて、前へと落としていったぁ! ヤムチャの頭部がマットに打ち付けられるっ! バイソンのツームストンパイルドライバー! ツームストンパイルドライバーだっ!」

699名無しさん:2015/03/28(土) 22:07:13 ID:l0NWL2fU
ヤムチャ「あああぁ……ぐわあああぁぁ……」ジタバタ

バイソン「どうだっ! やっぱり、バイソン様が、ナンバーワーンっ!」


実況「これには、ヤムチャも頭を抑えてもがき、苦しむっ! そして、そんな姿を尻目にバイソンは大アピールだっ!」

ヤムチャー、ガンバレー

実況「だがしかし、残念っ! バイソンコールは起きないっ! 何故なら、貴方のお顔は残念だから!」

元「……そういう事、言うのやめておきなよ? 後で君、絡まれちゃうよ?」


バイソン「……やっぱり、顔か。世の中、顔か」

ヤムチャ「あがが……ち、ちくしょう……」

バイソン「だったら、こいつの顔も……ボーッコボッコのイケメンフェイスに整形してやろうじゃねぇか……! オラッ、お前もバイソン二号になるんだっ! 俺の整形手術は……ちょいと、手荒だぞ!?」ズンッ


実況「そして、バイソンはヤムチャの身体を跨いで……おぉ〜っと、こいつはマウントポジションを狙っているのか!?」

元「狙ってますね」

700名無しさん:2015/03/28(土) 22:14:40 ID:l0NWL2fU
ヤムチャ「……くそっ、させるかっ!」ゴロッ

バイソン「……ん?」


実況「おっと、しかしここはヤムチャが逃げるっ! ダウンしつつも身体を回転させて、上手くその場から移動するっ!」

元「結構、いい動きしてたね。バイソン君に上取られると危ないからね」


ヤムチャ「……簡単には、やらせねぇぞ、ちくしょう」グッ

バイソン「……フン」


実況「ロープ付近まで移動したヤムチャは……セカンドロープを掴み、ゆっくりと立ち上がる!」

元「まぁ、上手くは逃げたけど……結構ダメージ喰らってるみたいだね……?」


ヤムチャ「まだまだだ……まだまだ、負けねぇぞ、バイソン……!」

バイソン「死に損ないが、生意気な口利いてんじゃねぇぞ、この野郎っ! うおおおぉぉっ……!」ダダッ


実況「だが、しかし間髪入れずにバイソンが突っ込んだっ! ロープ間際のヤムチャに向かって、猛スピードで突進だっ!」

701名無しさん:2015/03/28(土) 22:19:40 ID:l0NWL2fU
バイソン「うるああぁぁっ! 死ね、このタコっ!」ガスッ

ヤムチャ「……うぐっ!」ヨロッ


実況「そして、そのまま勢いよく仕掛けたぁ! バイソンのアックスボンバー!」

元「……おっと、危ない」


ヤムチャ「うおお……おおぉ……危ね……」

バイソン「……チィっ! 場外へ落とすつもりだったのに、耐えやがったか」


実況「そのまま場外へ突き落とさんと言わんばかりの勢いだぁ! 両者の身体が縺れ合いますが……おっと、危ない! ここはなんとか耐え凌ぎました!」


バイソン「ちくしょう、まぁいい……! だったら、次はこうだ、オラッ!」ガシッ

ヤムチャ「……うぐっ!」


実況「お〜っと! その状態から、バイソンは両手でガシッと、ヤムチャの首を掴んだっ!」

元「……あぁ、首締めてますねぇ。反則ですよ」

実況「バイソンの首締め攻撃っ! 要は反則攻撃だっ! バイソンのラフ殺法は止まらないっ!」

702名無しさん:2015/03/28(土) 22:25:20 ID:l0NWL2fU
バイソン「オラオラ死ねっ……! 死にやがれっ……!」ググッ

ヤムチャ「うぐっ……ゴ、ゴホっ……ゲホっ……」

ダン「おい、バイソン! 何やってんだ! 反則だって!」


ブー、ブーブー

実況「さぁ、この攻撃には場内からも大ブーイングっ! 今、慌ててレフェリーが制止に来ました!」


ダン「何、やってんだ、てめぇこの野郎……とにかく、離しやがれ!」

バイソン「……てめぇが、なんで邪魔するんだよ、この野郎っ!」

ダン「首を締めんのは反則だからだっ! いいから、離せ、オラっ!」

バイソン「なんだよ、コイツ……全然、公平なレフェリングしねぇじゃねぇかよ……」

ヤムチャ「ゴ、ゴホっ……くそっ……やっと、離しやがった……ちくしょう……」


実況「さぁ、レフェリーの制止によって、なんとか逃れられたヤムチャだが……やはり、苦しそうだ! バイソンのラフ殺法に少々、苦戦しております!」

元「頑張ってもらいたいねぇ。うん」

703名無しさん:2015/03/28(土) 22:33:10 ID:l0NWL2fU
ダン「おい、バイソン……警告だ、警告……イエローカードだぞ、イエローカード……」

バイソン「……知るか、ボケ。それに、プロレスにゃ、そんなシステムはありません」

ダン「……お前、やっぱりルール知ってんじゃねぇかよ」

バイソン「さぁ、気を取り直していきましょう! こいつでお終いですっ! 止めは勿論、この技です!」

ダン「……あっ、話、逸らしやがったコイツ」


実況「さぁ、ここでバイソンが右手を突き上げ、アピールだ!」

元「バイソン式アックスボンバー……狙ってるね? また、反則技だ」


バイソン「さぁさぁ、ここで決めちまうぜ……覚悟しろよ、オイっ!」ガシッ

ヤムチャ「ゲ、ゲホっ……んっ……?」

バイソン「そ〜れっ、ロープに行ってこいやっ! この糞雑魚野郎……!」ブンッ

ヤムチャ「くっ……! うおっ……!」


実況「さぁ、そしてバイソンがヤムチャの身体を掴み……そしてロープへと振り投げたぁ!」

704名無しさん:2015/03/28(土) 22:44:53 ID:l0NWL2fU
ヤムチャ「……させるかっ!」グッ

バイソン「……ん?」


実況「いやっ、ここはヤムチャが耐えたっ! ロープ振られかけた所を、グッと堪えて、ピタっと止まったぁ!」


ヤムチャ「ロープに行くのは……お前だっ……! うおおぉぉ!」ブンッ

バイソン「……うおおっ、おおっ」


実況「そして、そのまま振り子の要領で自信を軸として、バイソンの身体を逆にロープへと振っていくっ! ここはヤムチャが返しましたっ!」


バイソン「ちくしょう、調子に乗りやがって……!」

ヤムチャ「よしっ……! 行くぜ、バイソンっ!」ググッ


実況「ロープへと走るバイソンっ! そしてヤムチャも、自身の後方のロープの反動を利用し……勢いをつけたぁ!」

705名無しさん:2015/03/28(土) 22:52:16 ID:l0NWL2fU
バイソン「まぁ、いい……振る立場が、振られる立場になっただけだ……! 狙いは変わらねぇよ……!」

ヤムチャ「……うおおぉぉっ! 行くぜ、バイソンっ!」ダダッ


実況「さぁ、バイソンの身体がロープの反動で戻ってきたぁ! ヤムチャも突っ込んでいる! 二人の身体が、正面衝突寸前っ!」


イケー! ヤムチャー!

バイソン「死ねえぇっ! バイソン式アックス……」

ヤムチャ「うおおおぉぉっ……うらあぁっ!」ガシッ

バイソン「……何っ!?」


実況「そして、ヤムチャが体勢を低くして、バイソンの懐に潜り込むっ! 両太腿を抱えて、そのまま持ち上げて……」


ヤムチャ「うおおおぉぉっ! スパインバスターだっ!」ドシーンッ

バイソン「……うぐううぅぅっ!」


実況「そのままバイソンの身体をなぎ倒していくっ! スパインバスターだ! スパインバスター! ここはヤムチャが返していったぁ!」

元「うん、よく返しましたね」

706名無しさん:2015/03/28(土) 22:58:04 ID:l0NWL2fU
ワー! ワーワー!

リュウ「よしっ! ヤムチャ、よく返した!」

ケン「ヤムチャ、仕掛けろ! アッチだ、アッチに行け」

ヤムチャ(よ〜し、ここからだ……怒りパワーも、もう十分溜まっただろ……)


実況「さぁ、ここから流れを引き戻していきたいヤムチャ! そして、空手軍団! おぉ〜っと、そしてここでケンが何やら指示しています。コーナーポストの方を指差していますねぇ」


ヤムチャ「わかりました、ケンさんっ……! 行ってきますっ……!」ダダッ

ケン「派手に決めろっ!」


実況「ヤムチャもそれに応えるように、コーナーへと一直線! これは、ダイビング攻撃か……それとも、ミサイル技か……?」


ヤムチャ(よ〜し……ここだ、ここが見せ場だ……超ヤムチャ……見せてやる……!)


ワー、ワーワー

実況「さぁ、そしてヤムチャが素早くコーナーポストへと昇っていく! バイソンに狙いを定めているっ!」


バルログ(なぁ〜んか、違いますね……やっぱり超ヤムチャは、間を空けてする事じゃ、ありませんね。間髪入れずに、バンバンといくべきですかね?)

707名無しさん:2015/03/28(土) 23:06:12 ID:l0NWL2fU
バイソン「あぁ、ちくしょう……あのクソ野郎め……」ムクッ

ヤムチャ「……よ〜し、いくぜ、バイソン!」


実況「さぁさぁ、今バイソンがゆっくりと起き上がり……そして、コーナーポストの上で狙いをつけているヤムチャが……」


イケー! ヤムチャー!

バイソン「この歓声の量……ただのイケメンに対する歓声じゃねぇ……イケメンが何かをする事に期待している歓声だ……ま、まさかっ……!?」クルッ

ヤムチャ「うおおおぉぉっ! いくぜ、バイソンっ!」フワッ


実況「そして、バイソン目掛けて跳んだぁ! おぉ〜っと、高いっ! こいつが高さがあるっ!」


ヤムチャ「……でやあああっ! ミサイルキックだぁ!」ズガアアァァッ

バイソン「……ぐわあああぁぁっ!」バターンッ


実況「そして、正面から打ち込んでいく! 滞空時間の長いミサイルキックっ! ヤムチャがバイソンにぶち当てたぁ!」

元「綺麗なフォームです。いいですよ」

708名無しさん:2015/03/28(土) 23:16:11 ID:l0NWL2fU
ワー! ワーワー!

ヤムチャ(まだ、時間はあるし……今日はハンドスプリングは無しにしておくか……)

バイソン「あぁ、くそっ、この野郎……ちくしょう……」ゴロゴロ

ヤムチャ「……ん?」


実況「ヤムチャのミサイルキックを喰らったバイソンは、大きく吹っ飛び……あっ、いや……自ら、転がって逃げてますねぇ?」


バイソン「ここは一時撤退ってヤツだ……アバヨっ……!」

ヤムチャ「あっ、あの野郎、逃げやがったっ!」


実況「そして場外へとエスケープしていきます! バイソンが、逃げます!」

元「間を取りに行ったんだね」


ヤムチャ「待て、バイソン、この野郎……! 逃がさねぇぞ!」

バイソン「おっ、何だ何だ、追いかけてくるのか……!? バイソン様にも、とうとうストーカーが出来たか!?」


実況「しかし、ヤムチャは間を取らせはしません! すぐ様、場外に逃げたバイソンを追いかけにいくっ! おっとおっと、ここからは場外戦かぁ!?」

709名無しさん:2015/03/28(土) 23:20:46 ID:l0NWL2fU
バイソン「……場外戦は、俺のフィールドだぜ? ここで、やり合おうってこかい?」

ヤムチャ「あぁ、場外戦だろうが、やってやるよ!」

バルログ「……いい意気込みですね」

ヤムチャ「……んっ?」

ベガ「では、場外戦を始めようか? ヤムチャ君?」

ヤムチャ「……あれ? これってひょっとして」


ケン「……あのバカ」

リュウ(ベガを引きずり出してくれたか……いい仕事してくれたよ、ヤムチャ……)


実況「おっと、場外へとバイソンを追いかけにいったヤムチャですが……ここで、ベガとバルログも動くっ!」

元「……だから、誘われてたわけだね。ちょっと見えてなかったね、ヤムチャ君」

実況「ヤムチャはすぐ様、ベガとバルログによって、取り囲まれます! おっとおっと、こいつはこいつは……少々ピンチな状況か!?」

710名無しさん:2015/03/28(土) 23:24:33 ID:l0NWL2fU
ヤムチャ「や、やべぇ……三対一だ、コレ……」

ベガ「三対一の状況だろうが、乗り込んでくる、その勇気……流石としか、言えんなぁ……フンっ!」ガスッ

ヤムチャ「……ガッ!」

バルログ「ベガ様、こいつはわかってないのです。そんな勇気など、持っていませんよ。ヒャオッ!」ガスッ

ヤムチャ「……うげっ!」


実況「ここは少々ヤムチャも焦ってしまったか!? 早速シャドルーに取り囲まれてしまいます!」

元「うん、まぁ焦りもあったのかな?」

実況「ベガのスレッジハンマー! バルログのエルボー! お〜っと、ヤムチャは場外でダウンしてしまったぁ!」


ベガ「ハハハ! よ〜し、バルログ、踏みつけろ! フンっ!」ドスッ

バルログ「場外は、我々のフィールドですよ、ヤムチャ君……ヒャオッ!」ドスッ

ヤムチャ「ぐえっ……ぐえっ……! 失敗した……失敗したっ……!」


実況「さらにさらに、ストンピングの連打連打っ! 二人がかりでヤムチャの身体を踏みつけていきます!」

711名無しさん:2015/03/28(土) 23:28:12 ID:l0NWL2fU
バイソン「あっ、今からね……皆で彼を、明るく楽しくボコボコにするんでね……悪いけど、椅子お借りしてもよろしいですかね……?」

観客「……えっ?」

バイソン「椅子を貸してくれって頼んでんだよ! 下手に出りゃ、これだよ……ホレ、暫く立ち見しておいてくれや! これもいい思い出だ!」

観客「あっ、はい……わかりました……」

バイソン「ホレ、ホレ……早く、早く……椅子寄こせ、椅子……」


実況「おぉ〜っと、バイソンは観客席から……どうやら、パイプ椅子を探しているようですね。おっと、ここでバイソンがパイプ椅子を手にしました!」

元「も〜う、バイソン君に、あんなの渡しちゃダメだよ〜」

実況「場外でパイプ椅子を手にして、不敵に笑うバイソン! いやぁ、憎たらしい! 実に憎たらしい顔だ!」


バイソン「ヘッヘッヘ……鬼に金棒……虎に翼……そして、バイソン様にパイプ椅子だ!」

ベガ「フハハ、いいぞバイソン! 打ち込んでやれっ!」ガスガス

バルログ「ヒャオッ! ヒャオッ!」ガスガス

ヤムチャ「た、たす……けて……リュウさん、ケンさん……たす……けて……」

712名無しさん:2015/03/28(土) 23:30:02 ID:l0NWL2fU
今日はここまで

713名無しさん:2015/03/28(土) 23:36:13 ID:???
乙。ヤムチャはやっぱりやられやくが似合うw

714名無しさん:2015/03/28(土) 23:38:02 ID:???

ヤムチャはベガを引きずり出したな
ここで空手軍団のチャンスか

715名無しさん:2015/03/28(土) 23:41:15 ID:Q9M2WMyM
乙っした
超化はまだまだか
怒りゲージは見えないからわかりにくいしな
そして乱戦!

716名無しさん:2015/03/28(土) 23:53:48 ID:UDlwIgi6
超化したら胴着破り捨てるとかはどうだろう?
出来ればパンツは黒ブーメラン希望

717名無しさん:2015/03/28(土) 23:59:32 ID:???
べジータいたらイライラして気弾撃ち込んできそう

718名無しさん:2015/03/29(日) 00:21:42 ID:???
>>716
??「誰がそのシャツ(胴着)を縫うんだい?」
冗談はともかく、毎度毎度破り捨ててたらコスパ悪いと思うよ

DBらしく腰かがめて「はぁぁぁぁぁっ!」とかの方が分かりやすくて「スーパーヤムチャノジカンダー」ってなりそう

719名無しさん:2015/03/29(日) 00:41:43 ID:???
乙!
シャドルー側の場外に出たらそうなるわな

720名無しさん:2015/03/29(日) 00:44:42 ID:1TyrEbis
おつおつ

1発リングをものすごく揺れるくらい踏みつけて、何が起こるんだ?ってみんなの注意を引けたらいいよね
その後は無言でゆったりと動いていくかんじかな

721名無しさん:2015/03/29(日) 00:46:28 ID:1TyrEbis
↑そうすると普段と違うって思わせられると思う
超ヤムチャの完成だ!

722名無しさん:2015/03/29(日) 00:54:40 ID:???
ヤムチャなら会場ごと揺らせそうだから困る

723名無しさん:2015/03/29(日) 01:42:26 ID:LvAPfa8I


ヤムチャ、良い動きしてるね
弟弟子を助けに行く兄弟子の構図が出来た
超化は1の思い描いてる形を待ってます

724名無しさん:2015/03/29(日) 02:20:05 ID:???
ヤムチャにホーガンのハルクアップを見せてあげたいw

725名無しさん:2015/03/29(日) 04:59:51 ID:GxEUijkQ
超ヤムチャと殺意の波動の違いなんかはあるんかね?
殺意の波動なんか理性がなくなってるイメージはあるけど

726名無しさん:2015/03/29(日) 06:04:31 ID:???
>>725
殺意の波動は原作なら波動そのものが意思を持っているような感じではなかったか?

727名無しさん:2015/03/29(日) 08:47:32 ID:???
対戦表がさ凄いマンネリしてない?
なんか毎回同じ人と戦ってる…

空手とシャドルーなんて人間が一人増えるか減るかだけで毎回同じ他にもっとストーリー膨らませたりないのかな?

別の団体なりのヒールチームなんかが乗り込んで来たり一時的にシャドルーや空手軍団と共闘したりする所がでたりないのかな…

面白いだけに対戦表が凄い残念。

728名無しさん:2015/03/29(日) 09:11:07 ID:???
>>727
それは作中でも言われてることだな
だからこそヤムチャを加入させるなどのテコ入れをしているんだろう
今は新入りのヤムチャを育成してるようなもんだから、他団体のレスラーと戦わせらんないだろ
ヤムチャの課題がある程度こなれてきたら、次の展開に入るだろう

729名無しさん:2015/03/29(日) 09:28:20 ID:???
人数カツカツだしなぁ…

730名無しさん:2015/03/29(日) 10:18:37 ID:???
>>727
人数カツカツ、下が伸びずにマンネリ試合、そんな弱小団体にプロレス素人のヤムチャがスカウトされる話だから
ドラえもん見て、主人公が成長しないからつまらんとか言うようなもん

731名無しさん:2015/03/29(日) 13:13:54 ID:???
そのうちZ戦士の誰かが新しく入って来たらいいんじゃねーの?
新作映画だとクリリン警察官になってたけど、クリリンとか連れてきたら?
ヤムチャより空気読むのうまそうだし。

732名無しさん:2015/03/29(日) 17:22:10 ID:???
クリリン警官とかどうしてそうなった

733名無しさん:2015/03/29(日) 19:22:57 ID:???
天津飯とかなら天下一武道会優勝という大きな実績もあるし、金も職も無さそうだからちょうどいい
他は悟飯はまだ子供だし、クリリンとチャオズはちびだからプロレス受けはしなさそう
ピッコロさんは出たら大騒ぎになるし、ベジータは下手すりゃ死人が出るから無理だな

734名無しさん:2015/03/29(日) 19:53:23 ID:???
天津飯がオファー受けるとは思えないけど、面白そう

735名無しさん:2015/03/29(日) 21:29:56 ID:???
ヤムチャ霞んじゃうじゃん・・・

736名無しさん:2015/03/29(日) 21:38:26 ID:???
Z戦士はお客とか、テレビ観戦してるシーンだけでいいと思う。
あくまでもヤムチャが主役のSSだし。
ヤムチャより弱いやつなら出してもいいかもしれないが。

737名無しさん:2015/03/29(日) 21:52:54 ID:irjDH8OY
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

738名無しさん:2015/03/29(日) 22:30:53 ID:Z6RMdhUE
>>733
日本では人権団体等からクレームが来るため現在は無いが、小人プロレスって言うのが昔あったらしい。(メキシコとアメリカの一部地域ではOKらしい)
この作品の世界観では他団体だが、ミクスドマッチとかでもクレーム来た(ヒューゴの過去話) って事もあるから微妙だけど、ドラゴンボールの世界観ならボージャックが出た映画で天下一武道会のバトルロイヤル戦みたいなのにクリリンも出ているからOKだとは思う。(ちょうどセル編後でヤムチャも出場してたはず)

739名無しさん:2015/03/29(日) 22:37:41 ID:???
>>737
了解

740名無しさん:2015/03/29(日) 22:43:07 ID:???
ミゼットプロレスか?
動画いろいろあるから見てみろ。結構面白いゾ

741名無しさん:2015/03/29(日) 23:20:15 ID:???
>>736
前にもちらっと出てきたが、チチさんなんてどうだ?
・ヤムチャより弱い
・人数手薄な女子部の人員補強が可能
いくらかは知らないがお給料ももらえるはずだから、チチさんにとっても悪い話じゃないとは思う
後はまさかのプーアルとか(ポイズンさんみたいにセコンド限定だけど)

742名無しさん:2015/03/29(日) 23:36:12 ID:???
俺はドラゴンボールのキャラはチョイ役としては出てきてほしいけどレスラーにはなってほしくない
俺が見たいのはヤムチャの物語だからヤムチャ以外のイレギュラー増やしてヤムチャの話が置き去りになったら嫌だ

743名無しさん:2015/03/29(日) 23:38:03 ID:???
プーアルをレスラーにするのは無理かな?
お笑い部門でなんか使えないか?

744名無しさん:2015/03/29(日) 23:48:46 ID:???
>>741
チチは無理だろ
今は悟天がお腹の中にいるか赤ん坊だろ

745名無しさん:2015/03/29(日) 23:57:23 ID:xBWMUFwM
個人的にはDBの世界にも、SFの世界にも
忠実である必要はないと思う。

例えば大体セル編辺りのDBの世界って書いてたけど
悟天がいたりチチが子供でもいいと思うんだ。
強さもヤムチャが本気で戦っても熊には勝てなかったり、
カメハメハや武空術使えなくてもいいと思うんだ。

746名無しさん:2015/03/30(月) 00:18:58 ID:???
プーアルが悟空やミスターサタンに変化すればいいんじゃね

747名無しさん:2015/03/30(月) 00:20:55 ID:???
そうか。プーアルの変化は使えるな。

748名無しさん:2015/03/30(月) 00:26:43 ID:???
>>745
ある程度は脱却しても良いと思うけど、キャラの背景はなるべく守るべき
度が過ぎれば名前を借りただけのオリキャラだって言われるのがオチ
ハリウッド版の悟空を悟空として認めない男の感想だがな

749名無しさん:2015/03/30(月) 00:35:08 ID:5FSj7L/E
コンビネーションミサイルキックの練習の時、ヤムチャもプーアルも大丈夫っていってなかったっけ?
武空術あるから大丈夫ってことだよな?
バルログさんのフライングバルセロナの時もこの人も武空術使えるのか?って言ってたから、武空術が使えないわけではないんだよな

750名無しさん:2015/03/30(月) 00:43:40 ID:???
文章で「舞空術」とか「セルゲーム参戦者」とか「DJのシュートで無傷」とか
描写されてるのにそれを引っ繰り返すのは流石に無しじゃないか?
個人的な意見だけど

751名無しさん:2015/03/30(月) 01:02:32 ID:???
主はここのコメントは参考程度で好きにかいてくれ。

752名無しさん:2015/03/30(月) 04:06:12 ID:G4Pd7CpI
今日はお休だったのね、残念だが仕方ない。主のペースで進めておくれ。

753名無しさん:2015/03/30(月) 05:33:36 ID:???
みんなこの物語大好きなんだと再認識したw

754名無しさん:2015/03/30(月) 06:28:16 ID:klpK8KDg
今日は休みか
花見でも行ったかな?

755名無しさん:2015/03/30(月) 07:01:59 ID:???
今後の構想練ってるじゃないの?

756名無しさん:2015/03/30(月) 11:30:48 ID:5y/AVdTQ
そういえばレインボーミカ出てないよね
元々女子プロレスラーでザンギエフ様命なのに
作者ZEROシリーズは詳しくないのかね
それとも女子メンバー少ない描写とかあったしミカはケガで休場中とかなんだろうか

757名無しさん:2015/03/30(月) 12:31:29 ID:???
ミカはさくらとしゃべり方が被ってしまっているからな

758名無しさん:2015/03/30(月) 14:30:40 ID:???
>>756
他団体にしたりして.........

759名無しさん:2015/03/30(月) 17:31:54 ID:???
あいつエロいよな。

760名無しさん:2015/03/30(月) 17:53:55 ID:???
スポポビッチとかならスポット参戦しても違和感なさそうな気がする

761名無しさん:2015/03/30(月) 18:13:44 ID:???
そういえば天下一武道会でやられた雑魚キャラいっぱいいるな。
個人的にクリリンにぶった押されたプータン好きだった。

762名無しさん:2015/03/30(月) 19:49:50 ID:???
チャパ王とかはさすがに弱小団体では無理だろうな

763名無しさん:2015/03/30(月) 20:03:14 ID:???
パンプットさんはどうか?

764名無しさん:2015/03/30(月) 20:32:47 ID:???
なんか大会で優勝しまくってるとか出てたし、無理じゃない?
そもそも、天下一武道会で優勝したようなやつは無理そう。

765名無しさん:2015/03/30(月) 21:54:14 ID:???
天下一武道会ベスト8のヤムチャを呼べてる位だから、チャパ王もパンプットさんもいけない事はないと思う
とはいえ、二人が武道の道からプロレスの道に行くってのは考えにくいな
ナムさんも村の人にとって求心力みたいなもんだから無理かな…。少年時代辺りのDBキャラが1人位出て欲しいとは思うけど

766名無しさん:2015/03/30(月) 22:01:27 ID:???
バクテリアンとか?

767名無しさん:2015/03/30(月) 22:02:41 ID:XwHvp5jM
ケン「……ったく、見ちゃいられねぇな。リュウ助けに行こう!」

リュウ「あぁ、ケンっ! わかっている!」


ワー、ワーワー

実況「おぉ〜っと、ここでリュウとケンの二人が動いたっ! 素早くリングインして、そのままリング内を突っ切ってシャドルーサイドの場外の方へと向かっていくっ!」

元「まぁ、助けに行った方がいいね」


リュウ「俺はこっちだっ! ケンはそっちにっ!」

ケン「おう! 任せておきなっ!」


実況「おっと、リュウとケンは、すぐには場外のへと向かわず……コーナーポストへと素早く昇るっ! リュウはシャドルーサイドの赤コーナーへと、そしてケンはニュートラルコーナーへと同時に昇ったぁ!」


リュウ「タイミングを合わせていくぞ、ケンっ!」

ケン「おうっ! 任せておきなっ!」


イイゾー! リュウー! ケーン!

実況「そしてその位置から、場外へいるシャドルーへと狙いを定める両者っ! さぁ、後は飛ぶだけだ! ヤムチャも、そうそう持たないぞ!」

768名無しさん:2015/03/30(月) 22:12:03 ID:XwHvp5jM
バイソン「そ〜らよっ! いくぜっ!」バッチーンッ

ヤムチャ「……ぐわああぁぁっ!」

ベガ「フハハハ! いいぞ、バイソン!」

バルログ「もっとやってやりなさい、バイソンっ!」


リュウ「何をしている、お前らっ!」

ベガ「……んっ?」

ケン「調子に乗ってんじゃねぇぞ!」

バルログ「……ケン!?」


実況「おっと、ベガとバルログは、コーナー上のリュウとケンの存在に気づいたようだっ! だが既に時遅しっ!」


リュウ「うおおおぉぉっ! いくぜ、ケンっ……!」

ケン「あぁ、タイミングを合わせて……やってやるぜっ……!」


実況「リュウとケンが同時に跳んだぁ! 場外のシャドルー目掛けて、ダイビング攻撃を仕掛けたぁ! ヤムチャの救出に向かったぁ!」

769名無しさん:2015/03/30(月) 22:19:42 ID:XwHvp5jM
リュウ「……はああぁぁっ!」ズガアアァァッ

ベガ「……ぐわああぁぁっ!」

ケン「……オラアアァァっ!」ズガアアァァッ

バルログ「……く、くわああぁぁっ!」


ワー! ワーワー!

実況「コーナーポスト最上段からのドロップキックを場外にいる、ベガとバルログにぶち当てるっ! ライダーキックだ! ライダーキィーックっ! 二人同時に仕掛けたぁ!」


ベガ「……う、うおっ、くそっ!」バターンッ

バルログ「……くっ、ケンめ」バターンッ


実況「これを喰らい、ベガとバルログは、大きく大きくダーウン! 場外で派手にダウンしたぁ!」

元「場外での乱戦になってきたねぇ……」

770名無しさん:2015/03/30(月) 22:25:18 ID:XwHvp5jM
バイソン「ちくしょう……なんだなんだ、何がどうなってやがる……!?」

ヤムチャ「へへ、リュウさんとケンさんが来てくれたんだ……もう好きにはさせねぇよ……」

リュウ「オラっ、ベガっ! まだまだ、終わりじゃないぞ、起きろっ!」ググッ

ベガ「……くっ」

ケン「好き放題暴れてる悪い子には……お仕置きしなきゃいけねぇな、バルログ!?」ググッ

バルログ「……ううっ」

バイソン「こんだけゴチャゴチャしてたら、パイプ椅子なんて振り回せねぇよ……! あぁ、これはもういいや……」ポイッ

ヤムチャ「……よし、ここからだ」

バイソン「お前も、いつまで寝てんだ、ボケっ! ほら、早く起きろっ……!」ググッ


実況「さぁ、場外で両軍入り乱れての大乱戦っ! 大乱戦でございます!」

771名無しさん:2015/03/30(月) 22:31:56 ID:XwHvp5jM
ケン「あまり、固まりすぎてるのもよくないからな……オラっ、バルログ……」

バルログ「……くっ」

リュウ「さぁ、ベガっ……いくぞっ……!」

ベガ「……ううっ」


ケン「……鉄柵に」ブンッ

リュウ「振り投げてやるっ……!」ブンッ


バルログ「……く、くっ!」ガシャーンッ

ベガ「……うぐっ!」ガシャーンッ


実況「さぁ、リュウとケンは、それぞれ違った方向へとベガとバルログを振り投げたぁ! そして両者の身体が、鉄柵へとぶつかるっ! 凄まじい音が響きわたる!」

元「うん、そうだね。あの辺ゴチャゴチャしてるし、お掃除していきましょう」

772名無しさん:2015/03/30(月) 22:38:57 ID:XwHvp5jM
バイソン「場外は……もう、いいや……! とりあえず、お前はリングに戻れや、ホラ早くっ……!」グイグイ

ヤムチャ「う、うおっ……!」

バイソン「今度はリング内だ……リング内で戦おう……やっぱり場外戦はよくないな……うんうん……」


実況「おぉ〜っと、だがしかし、その隙に……バイソンはヤムチャの身体を素早く、リング内へと押し込み……自身も素早くリングイーン!」


ケン「あっ! あの野郎、ヤムチャ連れて逃げやがったぞ!?」

リュウ「ヤムチャに頑張ってもらおう! 俺はベガに行く! ケンはバルログに!」

ケン「バイソン放っておいて大丈夫なのかよ……?」

リュウ「ヤムチャだって、簡単にやられるようなタマじゃないさ! 勿論、何かあったらフォローに行くっ!」


実況「場外での乱戦が始まるかと思いきや……リング内へと戻った両者です!」

元「まぁ、三対一の状況じゃなくなったから、良かったんじゃない? あっ、リュウ君と、ケン君……ベガ君とバルログ君に仕掛けにいったねぇ?」

773名無しさん:2015/03/30(月) 22:45:48 ID:XwHvp5jM
リュウ「うおおおぉぉっ……! だああぁぁっ!」ドスッ

ベガ「……うぐっ!」


実況「リュウは、鉄柵に倒れ込んでいるベガに突っ込んでいき……打点の高い蹴りを打ち込んでいったぁ! ビッグブーツっ!」


ケン「……バルログ、行くぜっ! うおおおぉぉっ!」ダダッ

バルログ「……甘いです、ヒャオッ!」シュッ

ケン「……ぐわっ!」


実況「ケンも、バルログに突っ込んで行き……おっと、こちらはバルログが返したぁ! カウンターでの蹴りをケンへ打ち込んだぁ!」

元「……あら、返されちゃったねぇ?」


バルログ「動きが単調なんですよ……これだから、醜い男は……ヒャオッ!」ドスッ

ケン「……うぐっ、くそっ!」バターンッ


実況「そして、そのままバルログはケンに対してドロップキックを打ち込んだぁ! おぉ〜っと、これは高い跳躍力! 状況でケンが大きく吹っ飛んだっ!」

元「……あ〜、リング内も大変な事になってるよ?」

774名無しさん:2015/03/30(月) 22:49:56 ID:XwHvp5jM
バイソン「さぁさぁ、こいつで止めにしましょう、皆々様っ!」

ヤムチャ「……ううっ」


実況「リング内では、バイソンがヤムチャを引き起こし……前屈みの体勢にして、ヤムチャの頭を自身の股下に押し込み……パワーボムっ! パワーボムの体勢だっ!」

元「……う〜ん、なんとか返して欲しいねぇ」


バイソン「そ〜れっ! 行くぜっ……! 糞ヤムチャっ!」ググッ

ヤムチャ「う、うおっ……!」


実況「そして、バイソンがヤムチャの身体を持ち上げたぁ! 自身の頭上まで高く持ち上げるっ!」


バイソン「乱暴にいくぜっ……! せ〜のっ……! オラっ!」ポイッ

ヤムチャ「……ぐわああぁぁっ!」ズドーンッ


実況「そして、そのままヤムチャの身体を乱暴に放り投げるっ! 投げっぱなしだ! 投げっぱなしパワーボムっ!」

元「痛いのもらっちゃったねぇ……危ないねぇ……」

775名無しさん:2015/03/30(月) 22:53:38 ID:XwHvp5jM
ヤムチャ「ガッ……ぐっ……ち、ちくしょう……」

バイソン「オイ、レフェリー……フォールに行くから、カウントしっかり取れよ。仕事、ちゃんとしろよ!」

ダン「……誰に口利いてるんだてめぇは。仕事はちゃんとするよ」

バイソン「よ〜し、じゃあ、仕事しろ! ホラっ、フォールだっ!」


実況「そして、バイソンがヤムチャの身体に覆い被さり……フォールの体勢だ! フォールに入ったぁ!」


リュウ「……くっ、マズいっ! 助けに行かないと!」

ベガ「おぉ〜っと、そうはさせん……私とやり合いたいんだろう……? だったら、やり合おうではないか……」

リュウ「くっ、ベガっ……! 離せっ……!」ガシッ


実況「慌ててリュウも、助けにリングへと向かおうとしますが……おぉ〜っと、ここはベガが掴みかかったぁ! リュウの動きを封じますっ!」

元「ケン君は、どうだろ……? あぁ、無理か……まだ、ダウンしてるねぇ……」

実況「そして、ここで今レフェリーがカウントを取り始めますっ! ヤムチャっ! ここは意地を見せたい場面だっ!」

776名無しさん:2015/03/30(月) 22:55:30 ID:???
ヤムチャですらダメ元でオファーしたような気がするんだよな〜。
いや、ディージェイとかもいるからわからんが。

777名無しさん:2015/03/30(月) 22:57:42 ID:XwHvp5jM
ダン「ワンっ……!」

ヤムチャー! ガンバレー!

ダン「ツーっ……!」

イジミセロー! ヤムチャー!

ダン「……スリ」

ヤムチャ「うおおおぉぉっ! 負けるかああぁぁ!」ググッ

バイソン「……何っ!?」

ダン「カウントはツー! ツーカウントだっ! まだ終わっちゃいねぇぞ!」


ワー! ワーワー!

実況「耐えた耐えた耐えたっ! ヤムチャの肩が上がったぁ! カウントは2.7と言った所か!?」

元「よ〜し、根性見せました」


バイソン「おいおいおい……今のカウントも遅くなかったか? おい……?」

ダン「……普通です。イチャモンつけんじゃねぇよ」

バイソン「絶対遅かったぞ、絶対! 5ゼニー賭けてもいいね」


実況「バイソンは、レフェリーに突っかかっているんでしょうか!? まぁ、いつもの事です!」

元「うん、いつもの事だね。カウントは普通でした。間違いありません」

778名無しさん:2015/03/30(月) 23:01:07 ID:???
そういやこの世界の通貨ってゼニーだった

779名無しさん:2015/03/30(月) 23:02:25 ID:XwHvp5jM
バルログ「……バイソン、そんな者に構っていても仕方ありません! もう過ぎ去った事です!」

ダン「……んっ?」

バイソン「おっ、バルログちゃん……? 手伝いに来てくれたの? ケンは、どうした?」


実況「おっとおっと、ここでバルログが素早くリングインっ!」

元「まぁ〜た、リングに人が増えちゃった」


バルログ「ケンの始末は終わりましたっ! だから、後はこいつの始末だけです! 合体攻撃で止めにしましょう!」

バイソン「へへ、合体攻撃か……いい響きだね……悪くはない……」

バルログ「主役は、貴方です、バイソン……! さぁ、醜き者……貴方はそんな主役の引き立て役です……起きなさい……」ググッ

ヤムチャ「……ううっ」


実況「そして、バルログがヤムチャの身体を引き起こします! なんとか耐え凌いだヤムチャだが……今度は二体一だっ! 以前、ピンチは続くっ!」

780名無しさん:2015/03/30(月) 23:06:58 ID:XwHvp5jM
バルログ「……そ〜れっ!」ガシッ

ヤムチャ「……うぐっ」


実況「さぁ、バルログはヤムチャの背後に回り込み……ガッツリとヤムチャの身体を羽交い締め! 動きを封じるっ!」


ヤムチャ「くそっ、くそっ……離しやがれ……」モガモガ

バルログ「……い〜え、離しません。何故なら、貴方はここで終わるからです。さぁ、バイソン止めにしましょう」

バイソン「オーケー、任せておきなっ! 止めは、勿論この技だっ!」ググッ


実況「なんとか、逃れようと身体を振りもがくヤムチャだが……脱出、出来ないっ! おっと、そしてここでバイソンが右手を高く突き上げたぁ!」

元「……あ〜、バイソン式アックスボンバー狙っているねぇ」


バイソン「さぁ、終わりだ、ヤムチャっ……! その顔面に打ち込んでやるぜっ……!」ダダッ

ヤムチャ「くそっ……くそっ……逃げねぇと……なんとか逃げねぇと……!」モガモガ

バルログ「……ダメです。逃がしません」


実況「そして、バイソンがロープへと走ったぁ! 羽交い締めにされているヤムチャに対して……バイソン式アックスボンバーを狙うっ!」

781名無しさん:2015/03/30(月) 23:11:01 ID:XwHvp5jM
バイソン「よっしゃ、行くぜっ……! うおおおぉぉっ!」ダダッ


ニゲロー! ヤムチャー!

実況「ロープの反動をつけたバイソンが突っ込んでくるっ! 狂った猛牛が、突っ込んでくるっ!」

元「ヤムチャ君も、結構ダメージ受けてるからね……ここは、なんとか……」


バイソン「うおおおぉぉっ! 死ねえええぇぇぇっ!」ググッ

ヤムチャ「……うおおおぉぉっ!」スルッ

バルログ「……えっ?」


実況「おぉ〜っと、ここでヤムチャが動いたっ! 掴んでいるバルログ手を振りほどき……逃げ出したぁ!」

元「よしっ!」


バイソン「バイソン式アックスボンバーだっ! ヒャッハーっ!」ズガアアァァッ

バルログ「……ぐわああぁぁっ!」バターンッ


実況「狂った猛牛の勢いは止まらないっ! バイソン式アックスボンバーが炸裂だぁ! クリーンヒットォっ! ただし、相手はヤムチャではなく……その背後にいたバルログだぁ!」

782名無しさん:2015/03/30(月) 23:17:25 ID:XwHvp5jM
イイゾー! ヤムチャー!

実況「同士討ちです! 同士討ちィ! ここはヤムチャがよく見ていたぁ! バイソン式アックスボンバーを同士討ちへと誘ったぁ!」

元「いい動きをしていました。いいですよ」

実況「バイソンの拳がバルログの顔面にクリーンヒットォ! 自業自得の結末っ! クリーンなファイトを行わない輩には、天罰が下されるっ! 神様は見ているっ!」


ヤムチャ「……よし、やったぜっ!」

バイソン「う、うおおっ……やっちまったよ……! バルログに当てちまったぜ、おい……」

バルログ「あ、あがが……」

バイソン「おいおい、バルログ……大丈夫か!? しっかりしろっ!?」

バルログ「あがが……あがが……」

ヤムチャ「へへへ……隙だらけだぞ、バイソンっ……!」ググッ


実況「そして、そのままヤムチャは、深く腰を突き落とすっ! ピンチの後にチャンスありっ! 行けぇ、行くんだ、ヤムチャっ!」

元「一発、ガツンといきましょう!」

783名無しさん:2015/03/30(月) 23:22:52 ID:XwHvp5jM
ヤムチャ「……他人の心配をしてる暇はねぇぞ、バイソンっ!」

バイソン「……何っ!?」クルッ


イケー! ヤムチャー! ブチカマセー!

実況「ヤムチャが叫んだぁ! 吠えたぁ!」


ヤムチャ「……うるあぁぁっ! いくぜっ!」ドスッ

バイソン「……うぐっ!」


実況「そして、仕掛けたぁ! 深く腰を突き落とし……零距離から、バイソンの懐に突っ込んでいくっ!」


ヤムチャ「うおおおぉぉっ……! だああぁぁっ……!」ググッ

バイソン「……う、うおおっ!」


ワー! ワーワー!

実況「バイソンの両太腿を抱え……そのまま、ハイアングル気味へと持ち上げるっ! そしてそしてそしてっ!」


ヤムチャ「うおおおぉぉっ! ウルフバスターだっ! 喰らええぇぇっ!」ブンッ

バイソン「……ぐわああぁぁっ!」ズドーンッ


ワー! ワーワー!

実況「そのまま、自身の身体ごと、バイソンの身体を旋回させてマットへと叩きつけるっ! ウルフバスターだ! ウルフバスター! ヤムチャがここで決めたぁ!」

元「よ〜し! よくやりました!」

実況「そのまま、バイソンの身体に覆い被さり、フォールの体勢っ! フォールの体勢入っているぞっ!」

784名無しさん:2015/03/30(月) 23:25:11 ID:/8tos2vw
ウルフバスターキター!!

785名無しさん:2015/03/30(月) 23:27:43 ID:XwHvp5jM
ベガ「くそっ、何をしている……相手は雑魚だぞ……! 仕方ない……私が助けに行くか……!」

リュウ「おっと、そうはさせないぜ、ベガっ……!」ガシッ

ベガ「……くっ、リュウ!」

リュウ「ここで、やり合うんじゃなかったのか……? 誘ったのは、お前だろ……? なぁ?」

ベガ「……邪魔者めが」


実況「これには、慌ててベガも助けに行こうとするが……今度はリュウが、そんなベガを捉えるっ! リングインさせませんっ!」

元「いい動きです」


ヤムチャ「レフェリー、フォールだっ! カウントを!」

ダン「オーケー、任せておきなっ!」


実況「さぁ、そして今、レフェリーがカウントを数えます! どうだどうだどうだ!? こいつは決まったかぁ!?」

786名無しさん:2015/03/30(月) 23:35:17 ID:XwHvp5jM
ダン「ワンっ……!」

イイゾー! ヤムチャー!

ダン「ツーっ……!」

ワー! ワーワー!

ダン「……スリ」

バイソン「……くそおおぉっ! 舐めんじゃねぇよっ!」ググッ

ヤムチャ「……何っ!?」

ダン「カウントはツーだ! カウントツー! まだ決まっちゃいねぇぞ!」


実況「あ〜っと、惜しいっ! バイソンの肩が上がったぁ! ここはバイソンも粘りを見せます!」

元「うん、バイソン君も、結構根性あるからね」

実況「カウントは2.8と言った所でしょうか? ヤムチャ、仕留めきれずっ……!」


ヤムチャ「……マジっすか? 今の3カウントいってませんでした?」

ダン「なんだなんだ……? おめぇも文句あるのか、この野郎……」

ヤムチャ「いや、文句はないっす……あぁ、くそ……ツーカウントか……」


実況「仕留めきれなかった事に、ヤムチャは少々ショックを受けているんでしょうかね? しかし、ここは気持ちを切り替えて、攻めていきたい! 有利な状況は変わらないっ!」

元「いや、ヤムチャ君もね……結構体力消費してるんじゃないかな? そこまで、有利……って状況ではないと思う」

787名無しさん:2015/03/30(月) 23:36:04 ID:Fp711znc
イイゾー!ヤムチャー!!

788名無しさん:2015/03/30(月) 23:40:55 ID:XwHvp5jM
今日はここまで
それと今日『ニュートラルコーナー』って新しい単語を出したから、ちょっと補足

◻︎ケ◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎ ケ=ケン
ヤ青ロロロロロN◻︎ ヤ=ヤムチャ
◻︎ロ戦戦戦戦戦ロ◻︎ ル=バルログ
◻︎ロ戦戦戦戦戦ロ◻︎ イ=バイソン
◻︎ロ戦戦戦戦戦ロ◻︎ ロ=ロープ
◻︎ロ戦戦戦戦戦ロ◻︎ 戦=リング内(戦う場所)
◻︎ロ戦戦戦戦戦ロ◻︎ 赤=赤コーナー
◻︎Nロロロロロ赤ル 青=青コーナー
◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎イ◻︎ N=ニュートラルコーナー


リングの位置関係は、こんな感じかな? 今まで、この説明を文章でするのが難しかったから、『青コーナー』『赤コーナー』って単語をなるべく出さないようにやってきたけど、そろそろ限界
青コーナーで戦うのは『挑戦者』『弱い人』って感じで
赤コーナーで戦うのは『チャンピオン』『強い人』って感じかな?
その待機場所付近にあるのが、◯コーナーってなって、誰も待機してない場所にあるのが『ニュートラルコーナー』今日の最初の場外戦……リュウとケンは図の右側に跳びました。こういう説明はなるべく避けたいね。でも、無理でした

789名無しさん:2015/03/30(月) 23:46:06 ID:???


790名無しさん:2015/03/30(月) 23:50:14 ID:/8tos2vw


プロレス詳しくないけど、788のは想像できたよ
ウルフバスターという名前が付いてから初の成功かな
そろそろ交代だろうけど、十分な働きだったと思う

791名無しさん:2015/03/30(月) 23:50:28 ID:fa9JHsgE
お疲れ様です!

図解ありがとうございますー
解りやすい

空手軍団はベガが居ないときも青コーナーなのだろうか

792名無しさん:2015/03/31(火) 00:00:58 ID:???
なんかこのSS読んでからベガとかすげー気の良いおっちゃんにしか
見えなくなった。
あんまり好きなキャラじゃなかったけど、好きになったよ

793名無しさん:2015/03/31(火) 00:02:22 ID:???
ジジ臭いイメージ持ったわベガとザンギエフ

794名無しさん:2015/03/31(火) 00:08:19 ID:hprfUEfU
コーナーは地方巡業とかだと赤青が逆になったりするからたまにややこしくなる!
(青コーナー、正規軍やベテラン、エース級/赤コーナールード軍[ヒール]、若手等)
まぁこの作品ではベルト戦仕様のコーナー配置と考えなんだな!

795名無しさん:2015/03/31(火) 00:19:57 ID:???
乙!
バルログさん顔面に入れられて大丈夫かよw

796名無しさん:2015/03/31(火) 01:55:56 ID:g3d3bmjM
あ〜今日もおもしろかった!この世界にもライダーはいるんだな
コーナーの話は実況アナにさりげなく言ってもらおうw

797名無しさん:2015/03/31(火) 02:38:14 ID:JZ7/jgyg
バイソンにフォール仕掛けたのって初めてか?
これが成長というかストーリーって事なのか
プロレスおもしれえーな

798名無しさん:2015/03/31(火) 05:12:11 ID:t2eYq1UQ
乙っした
バルログの反応が素っぽかったな
「……え?(まじ?)」的な
あの瞬間バイソン式アックスボンバーを顔面に貰うの確定だしな
キモイ(褒め言葉)バルログは顔が命だし
あの後仲間割れするのもヒール軍団のお約束だったりするしありかも
ベガさんが仲裁して怒りをケンあたりにぶつければ…

799名無しさん:2015/03/31(火) 08:46:35 ID:???
ザンギエフとかベガって何歳だっけ

800名無しさん:2015/03/31(火) 22:01:50 ID:fRyrlYC6
ケン「よ〜し、ヤムチャっ! よくやったぞ! そろそろ交代しておくか!」ピョンッ

ヤムチャ「……おっ、ケンさん」


実況「おぉ〜っと、ここでケンが自軍コーナー付近のエプロンサイドへと戻って来たぁ! ピョンと飛び乗り、そこから手を伸ばし、ヤムチャに交代を要求しているっ!」

元「うん、そうだね。いいタイミングじゃない? ヤムチャ君も温存しておかないと」


ヤムチャ「わかりましたっ……! 交代っすね、後は任せます……!」

ケン「おうおう、俺に任せておけっ! ド派手に決めてやるからよ!」


ケーン! イケー!

実況「ヤムチャは自軍コーナーの方へと戻っていきます! 一時はどうなる事かと思いましたが、これはこれは、いい働きをしたんじゃないですかねぇ、元さん?」

元「うん、いい働きしたと思うよ。大仕事だよ大仕事」

801名無しさん:2015/03/31(火) 22:06:59 ID:fRyrlYC6
ベガ「……チィっ、交代か」

リュウ「おっと、何処を見ている、ベガっ……!?」ガシッ

ベガ「……んっ?」

リュウ「……うおおおぉぉっ! 巴投げだ、いくぞっ!」ググッ

ベガ「……チィっ」

リュウ「……だあぁっ!」ドスッ

ベガ「……ぐっ!」


実況「バイソンとバルログは、リング上で大の字……そして場外ベガは、リュウに掴まっている! ヤムチャとケンの交代を邪魔する者はいなさそうだ! おっとおっと……!?」

元「……おっ、リュウ君もいった」

実況「リュウが場外でベガにモンキーフリップっ! 柔道技の巴投げ要領で、後方へと投げ捨てていくっ! ベガの身体が固いマットへと、投げ飛ばされるっ!」


ベガ「……チィっ、だが、その程度の技では、私はやられんぞ!?」ムクッ

リュウ「……今、ここで借りを返すぜ、ベガっ!」ダダッ


実況「いや、しかしベガはすぐ様、起き上がるっ! まだまだ、場外戦をお望みかっ!? 投げ飛ばされたが……すぐ様、体勢を立て直し、起き上がろうとするっ!」

元「……いやっ、リュウ君が、突っ込んだ」

802名無しさん:2015/03/31(火) 22:16:15 ID:fRyrlYC6
リュウ「うおおおぉぉっ! はあぁっ!」ググッ

ベガ「……何っ!?」


実況「リュウは、立ち上がろうと片膝立ちのベガに突っ込んでいき……そして、そのままベガの膝の上に飛び乗ったぁっ!」


リュウ「側頭部に……喰らえぇぇっ……!」ガスッ

ベガ「……うぐがああぁぁっ!」バターンッ


実況「そして、その状態からベガの側頭部に膝を打ち込むっ! シャイニング・ウィザードだっ! シャイニング・ウィザードっ! リュウが一瞬の隙を突いて繰り出したぁ!」

元「これでベガ君も、暫くは大人しくしておいてくれるんじゃないかな?」

実況「場外でのシャイニング・ウィザードっ! こいつは、完全に空手軍団のペースか!? シャドルー軍団は、全員大の字っ! そして、今試合権は権に移ろうとしているっ!」

元「ケン君も、結構万全の状態だもんね」


イイゾー! リュウー!

リュウ「借りは返したぜ、ベガっ……!」

ベガ(ふ〜む、私は構わんがなぁ……しかし、この程度でいいのか……? 本当に、これでチャラにしていいのか、リュウ……? 損得勘定は、間違っていないかな……?)

803名無しさん:2015/03/31(火) 22:25:16 ID:fRyrlYC6
リュウ「さぁ、ケンの出番だっ! ケン、行って来いっ!」


ワー! ワーワー!

実況「そして、リュウは自軍コーナーの方を見ながら……どうやら、ケンに声を掛けているんでしょうか!?」


ケン「……リュウの、ああいう所、見習え。お前も」

ヤムチャ「……ああいう所?」

ケン「あぁ、交代間際の開いたスペースなんかに、素早くスッって大技繰り出す所だよ……あれ、長々とやられちゃ、こっちも交代できねぇだろ……?」

ヤムチャ「……なる程」

ケン「まぁ、とにかく俺の出番だ……よし、ヤムチャ、交代だっ!」パシッ

ヤムチャ「うっす」パシッ


実況「そして、ヤムチャとケンは何やら、一言二言かわしてタッチです! ここで試合権はケンへと移りましたぁ!」

元「いい場面ですね。ケン君、美味しい場面です」

実況「これは、空手軍団の連携が取れてきていると言ってもいいんでしょうかねぇ、元さん?」

元「あ〜、結構取れてきてるんじゃない? いい感じいい感じ」

実況「さぁ、そして今ケンがリングイ〜ンっ! 再び空手軍団に流れが来たかっ! ここで押したい場面だ!」

804名無しさん:2015/03/31(火) 22:34:27 ID:fRyrlYC6
ケン「さぁさぁ、俺の出番だぜっ! ここで仕留めてやるとするかっ!」


ケーン! イケー!

実況「さぁ、ケンが意気揚々と、ダウンているバイソンへと向かっていくっ! ケンはバイソンの上半身の方へと回り込んだぁ!」


ケン「俺達は、打撃だけじゃねぇんだ! こういう技だって使えるんだ、よっと……!」スルッ

バイソン「……うおっ」


実況「そしてケンは、バイソンの頭部を自身の両足で巻きつけるようにしてロックっ! おぉ〜っと、同時に右腕も捉えているぞ!?」


ケン「オラオラ、三角締めだっ! 喰らいなっ……!」ググッ

バイソン「うがが……あがが……あがが……!」


実況「ここは、グラウンドでのサブミッションに持っていったぁ!」

元「三角締めですね。後三角締めとか、縦三角締めとも言います」

実況「ここで決めに来たか、ケン!? 三角締めで、バイソンを締め付けていきます。さぁさぁ、どうだどうだっ!?」

805名無しさん:2015/03/31(火) 22:42:22 ID:fRyrlYC6
ケン「オラオラ、くたばりやがれ、バイソンっ……!」ググッ

バイソン「あがっ……ぐっ……! くそっ……!」ジタバタ


実況「さぁ、ケンが締め付けるっ! バイソンはなんとか逃れようと、もがく! 暴れるっ! これ、ロックの方はいかがですかねぇ、元さん?」

元「いい感じに決まってると思います。いいですよ」


ヤムチャ(素早くスッって打つ必殺技かぁ……まぁ、ウルフバスターは結構、当てはまってるけどなぁ……でも、他に技があってもいいと思う……それに、あんな関節技があってもいいんじゃねぇか……? 俺は、立っての攻防ばかりだからなぁ……)

リュウ「……まぁ、ケンがいい感じに攻めてるな」

ヤムチャ(あ〜、色々課題が出てくるなぁ……ミサイルキックも覚えたばかりなのに……一つ覚えりゃ、二つぐらい技がまた、欲しくなるね……)

リュウ「……おい、何やってんだ? 声だせ、声。ケンを応援しろや」

ヤムチャ「えっ……? あっ、リュウさんお疲れ様っす……」

リュウ「だから、声……! よ〜し、いいぞ〜、ケンっ! そのまま決めちまえっ! ホレ」

ヤムチャ「あっ、はい……! ケンさん、いいっすよ〜! 決めちまって下さいっ!」


実況「さぁ、リュウも自軍コーナーへと戻ってきましたっ! さぁ、そしてそこからヤムチャと共に、ケンにエールを送っています! ケン……これも、力にしたいっ!」

806名無しさん:2015/03/31(火) 22:48:54 ID:fRyrlYC6
ケン「オラオラ、決めちまうぜっ……!グイグイ

バイソン「ちくしょう……くそっ、離せよ、この野郎……」ジタバタ


イイゾー! ケーン!

実況「さぁ、ケンが締め付ける締め付けるっ! バイソンも必死にロープブレイクを狙うが……その距離は遠いっ!」


リュウ「ケンっ! ここで決めろっ!」

ヤムチャ「ギブアップさせちまって下さいっ!」


ケ・ン ! ケ・ン!

ケン「あぁ、任せておけっ……! こいつはここで、お終いだっ……!」グイグイ

バイソン「あがが、うぐぐ……くそっ、この野郎……」

ダン「どうする、バイソン!? ギブアップか? ギブアップすんのか!?」

バイソン「……しねぇよ、馬鹿野郎っ! こういう時だけ、仕事するんじゃねぇよ!」


実況「場内から、ケンコールが巻き起こるっ! さぁさぁ、ケンっ! これも力にしたいっ!」

807名無しさん:2015/03/31(火) 23:00:39 ID:fRyrlYC6
リュウ「……よし、もういいぞ。ヤムチャ」

ヤムチャ「……うっす」

リュウ「……あのさぁ?」

ヤムチャ「……何すか、リュウさん?」

リュウ「……お前、結構出来るようになってきたじゃねぇか、なぁ?」

ヤムチャ「マジっすか!? やったぜっ……!」

リュウ「……ニヤついてるんじゃねぇよ。お前は褒めたらダメになるタイプだな」

ヤムチャ「……し、しまった」

リュウ「まぁまぁ、とにかくその調子でやってくれれば、問題はねぇからよ……足は引っ張らないでくれ……なっ……?」

ヤムチャ「うっす、わかりましたっ……!」


実況「さぁさぁ、ケンが締め付ける締め付けるっ! ここで決めてしまいたい場面っ!」

元「バイソン君も粘るねぇ……」


ヤムチャ(おいおい、褒められたぞ……褒められたぞ、おい……しかも試合中に……これ、信頼関係も築いちゃったんじゃないんですかねぇ……?)

808名無しさん:2015/03/31(火) 23:07:43 ID:fRyrlYC6
ケ・ン ! ケ・ン !

ケン「オラオラ、早くギブアップして楽になっちまえよ、バイソンっ……!」グイグイ

ダン「バイソン、どうすんだ!? ギブアップかっ!?」

バイソン「だから、しねぇっての……! ピーピーギャーギャー五月蝿ぇよっ……! 集中出来ねぇだろうがっ!」

バルログ「ううっ……くっ……私の美しい顔が……」ムクッ


実況「さぁさぁ、ケンが締め付けるっ! しかし、バイソンも粘るっ! おっと、ここでダウンしていたバルログが立ち上がったぞ!?」

元「あ〜、バイソン君の、粘り勝ち……って、所かな……?」


バイソン「誤爆に、ケンに好き放題やられてるこの状況……何をやってるんです、バイソンっ……! とりあえず、なんとかしないと……ヒャオっ!」ズガズガ

ケン「……うぐっ!」


実況「そして、バルログはケンに対して、ストンピングっ! 踏みつけていきますっ! これにはケンもロックしていた手と足を離してしまうっ!」


バイソン「お、おう……助かったぜ、バルログちゃん……ありがとね……」

バルログ「『ありがとね』じゃ、ありませんよっ! この状況は、貴方の失敗は招いた結果でしょうが! 私の美しい顔に攻撃して……もっと、しっかりして下さいよ!」

バイソン「おいおい、待てよ……あれは事故だよ……それに、逃げられたお前にも責任はあるんじゃねぇか……?」


実況「さぁ、バルログは強い口調でバイソンに何やら言っております! こいつは、喝を入れているんでしょうか?」

元「う〜ん、どうなんだろ……? 誤爆の件もあったからね……こういう時だからこそ、チームワークは大切だと思うよ?」

809名無しさん:2015/03/31(火) 23:13:22 ID:fRyrlYC6
ダン「な〜に、揉めてるんだよ、馬鹿野郎……とりあえず、お前は試合権持ってねぇだろ……下がれ、バルログ……」

バルログ「わかってますよ、そんな事っ……!」


実況「さぁ、レフェリーがバルログに、自軍コーナーへと戻るようへと、警告しています! そして、バルログも引き下がっていきます!」


バルログ「貴方のせいで、ベガ様まで、やられているではないですか……! 私は、ベガ様の安否を確認してきます……」

バイソン「お、おう……任せるぜ……」

バルログ「……全く、もっとしっかりしなさいよ、バカっ!」

バイソン「バカって……ちょっと、酷くないかな、バルログちゃん……?」


実況「そして、バルログは自軍コーナーに……あっ、いや、ベガの元へと行きましたね?」

元「うん、ベガ君も、まだダウンしてるからね……チームワークは、出来ているのかな……?」

810名無しさん:2015/03/31(火) 23:18:17 ID:fRyrlYC6
ケン「まっ、バルログの野郎に邪魔されちまったが……まだまだ、大丈夫だ……流れは俺達にあるっ……!」ムクッ

バイソン「へっ、舐めてんじゃねぇぞ……! バイソン様の底力を、思い知らせてやるぜ、ケンっ……!」ムクッ


実況「さぁさぁ、リング内ではケンとバイソン……両者が、ほぼ同時に起き上がるっ!」


ケン「ヤムチャにやられたお前が、俺に挑むだなんて……ちっとは、身の程わきまえた方がいいんじゃねぇかっ!? オラっ、先に仕掛けるぜっ!」シュッ

バイソン「……うぐっ!」


実況「先に仕掛けたのは、ケンっ! 右足でのローキックを、バイソンへと打ち込むっ!」


ケン「次は……こっちだ、オラっ……!」シュッ

バイソン「うぐっ……!」


実況「そして、続いて左足でのミドルキックっ! バイソンの脇腹に突き刺していくっ! いい所に入ったか!? バイソンの、身体前のめりにして苦しんでいるっ!」


ケン「さぁさぁ、まだまだいくぜっ! フンっ!」ググッ

バイソン「う、うぐぐっ……」


実況「さぁ、そしてケンが、右足を自身の頭上まで、大きく振り上げたぁ! いやぁ〜、身体が柔らかいっ!」


ケン「踵落としだっ! その頭部に、ブチ落としてやるっ! オラっ!」ゴスッ

バイソン「……うぐああぁぁっ!」バターンッ


イイゾー! ケーン!

実況「そして、その足をバイソンの頭部へと振り下ろすっ! 踵落としだぁ! これを喰らい、バイソンはうつ伏せにダーウンっ!」

元「積極的に、リズムを作ってますね。いいですよ」

811名無しさん:2015/03/31(火) 23:26:13 ID:fRyrlYC6
バルログ「ベガ様、大丈夫ですか……?」

ベガ「あぁ、うう……問題はない……だが……」

バルログ「……だが?」

ベガ「……バイソンが、少々苦戦しているようだな」

バルログ「……全く、何をしているんでしょう。バイソンは」

ベガ「そう言うな……手負いのバイソンでは、ケンの相手も辛かろう……」

バルログ「……まぁ」

ベガ「……とにかく、コーナーへと、戻ろう。いつでも交代出来るように、準備をしとかんとな」

バルログ「……もう少し、頑張ってもらいたいですがね、私としては」

ベガ「……そう言うな。ホラ、戻るぞ」


実況「さぁさぁ、場外のベガとバルログも、自軍コーナーの方へと今、戻っております。だが、以前ケンの攻撃は止まらないっ!」


ケン「さぁさぁ、バイソン……いくぜっ……!」ググッ

バイソン「……うっ、くそっ」


実況「ケンは、うつ伏せのバイソンの身体を跨ぎ……その腰回りを掴んだぁ!」

元「さぁ、何を狙うか……」

812名無しさん:2015/03/31(火) 23:31:18 ID:fRyrlYC6
ケン「うおおおぉぉっ……! フンっ……!」ググッ

バイソン「おおっ……おおっ……」


実況「おぉ〜っと、ケンはそのままバイソンの身体を強引に持ち上げていくっ! うつ伏せのバイソンの背後をとって……強引にぶっこ抜いていくっ!」

元「おっ、ジャーマンスープレックス狙っているんだね……?」

実況「ケンのぶっこ抜きジャーマンスープレックスっ! 後は、そのままブリッジの体勢で後方にバイソンを叩きつけるだけだぁ!」


イイゾー! ケーン!

ケン「……ド派手にいくぜっ! バイソンっ!」ググッ

バイソン「うおおぉ……くそっ、させるか……させるか、この野郎っ……!」


実況「あぁ〜っと、しかしここはバイソンも踏ん張って堪えるっ! 持ち上げられる寸前の所で……なんとか体勢を立て直したか!? マットに足をしっかりとつけ、堪えますっ!」

元「あぁ〜、ちょっと勢いが足りなかったか……」


ケン「……ちくしょう、堪えやがったか。だけど、まだまだだ!」ググッ

バイソン「させねぇ……させねぇよ、ケンっ……!」


実況「しかし、まだケンの有利な状況は変わらないっ! バイソンの背後をガッシリと掴んでいるっ! ケンはまだまだ狙っているっ!」

元「ケン君も頑張ったけどね……ぶっこ抜きするには、ちょっとパワーが足りなかったかもしれないね……?」

813名無しさん:2015/03/31(火) 23:35:07 ID:???
ヤムチャやらかしそう…。

814名無しさん:2015/03/31(火) 23:37:35 ID:fRyrlYC6
バイソン「……背後霊みてぇに張り付いてんじゃねぇよっ! 気持ち悪いんだよ、てめぇは!」ガスッ

ケン「……うぐっ!」


実況「おぉ〜っと、バイソンがケンに捉えられたままの状態で……エルボースタンプっ! 背後取っている、ケンの頭部に肘を落としていきますっ!」


バイソン「……塩がねぇから、肘で除霊しなきゃいけねぇな! オラオラ、早く成仏しやがれっ!」ガスガス

ケン「ぐっ……ぐっ……うおっ……!」ガクッ


実況「二発、三発と連続でケンの頭部に肘を落としていくっ! あぁ〜っと、これにはケンも堪えきれないっ……! そのまま、ガクッと膝をついてしまうっ!」

元「……強引にいきすぎちゃった部分もあるかもねぇ?」


バイソン「やっと、離れがったか、くそっ……ったく、よしよし……じゃあ、そろそろ俺も交代させてもらおうかな……?」

ケン「……あぁ、くそっ、ちくしょう」

バイソン「だけど、ただじゃ終わらねぇぜ……最後っ屁ぐらい、キッチリかましてやるぜっ……! 今度は、しっかりぜ、決めるぜおいっ!」ググッ


実況「さぁ、そしてバイソンが右腕をググッと挙げたぁ!」

元「……バイソン式アックスボンバーかな? 反則だけど」


バイソン「うおおおぉぉっ……! やってやりますよ! ケンの顔面に……素晴らしい一撃をお見舞いしてやりますよっ……!」ダダッ


実況「さぁさぁ、そしてバイソンが、叫びながらロープへと走ったぁ! 狙いはバイソン式アックスボンバーだっ!」

815名無しさん:2015/03/31(火) 23:40:16 ID:fRyrlYC6
今日はここまで

816名無しさん:2015/03/31(火) 23:42:40 ID:sd/yToIs
バルログ、女の子だな(笑)

817名無しさん:2015/03/31(火) 23:45:15 ID:ZjO7vKj6


ヤムチャ、リュウに認められて良かったなぁ
あとは調子乗って変なことしなければ大丈夫だな

818名無しさん:2015/04/01(水) 00:09:04 ID:???

ヤムチャが失敗しそうで怖い

819名無しさん:2015/04/01(水) 00:20:50 ID:???
乙!
バルログさん素で怒ってるなw

820名無しさん:2015/04/01(水) 00:25:29 ID:???
とりあえず自分の成長は見てもらえてるってのは大きいね
みんなヤムチャがやらかしそうって心配してるけど、リュウに一応足引っ張るなって言われてるし大丈夫じゃないかな?
まぁ、過去に誤解されてトラースじゃなくて狼牙風風拳を打たざるを得なかったみたいな
そういう成り行きでやっちまった失敗とかはありそう。それもリュウ対ベガの場面で

821名無しさん:2015/04/01(水) 00:34:45 ID:???
なんとか失敗してもそれが逆に良い結果になりますように。

822名無しさん:2015/04/01(水) 05:26:12 ID:MLOzaMY.
乙っした
褒めたらだめー
リュウ意外と的確に見てるなw
ベカ様の疑問も気になるな借りの量か…

823名無しさん:2015/04/01(水) 21:20:05 ID:Nq4Jnivs
初期に比べてリュウ達がいい人になってきていて何より。 空手軍団3人の合体技とかに期待

824名無しさん:2015/04/01(水) 22:02:16 ID:???
初期のころの3人

リュウ「あれだけ、勝手な事はするなって言っただろがっ!」ガスガス

ヤムチャ「ぐっ……ぐっ……!」

ケン「おめぇ、自分の役割わかってんのかっ! このカスが!」ガスガス

プーアル「ちょ、ちょっと……! ヤムチャ様が死んでしまいます!」

リュウ「おめぇが、一番目立ってどうすんだよ! おめぇはおまけって言っただろが!」ガスガス

ヤムチャ「……ぐっ、ぐっ!」

ケン「お前、次あの技やったら、殺すからな!? 覚えておけよ!」ガスガス

825名無しさん:2015/04/01(水) 22:08:05 ID:5aoPtlX6
>>824のレスの後に、投下するとややこしくなるかもしれないので、今日はこのレス挟みます
それじゃあ、投下していきます

826名無しさん:2015/04/01(水) 22:09:26 ID:5aoPtlX6
バイソン「うおおおぉぉっ……! くたばりやがれ、ケンっ……!」ダダッ

ケン「……ううっ」


実況「さぁ、バイソンがロープの反動をつけて勢いよく突っ込んできたっ! 狂える猛牛が突っ込んでくるっ!」


バイソン「死になあぁぁっ! バイソン式アックス……」

ケン「……甘いんだよぉ!」

バイソン「……んっ?」

ケン「……でえぇぇやっ!」スパーンッ

バイソン「……ブゲっ!」バターンッ


実況「おっとおっとっ! いや、ここはケンが返したっ! カウンターでのトラースキックだっ! トラースキックバイソンの顔面にぶち当てたぁ!」

元「いいですね。ケン君、よく見てましたよ」

実況「これを喰らい、バイソンは大きくダーウンっ!」


イイゾー! ケーン!

ケン「ヘッ、甘ぇよ! 相手にならねぇんだよっ!」

バイソン「……うぐぐ、ちくしょう。ダメだ、こりゃ撤退だ」ゴロゴロ


実況「バイソンは、顔面を抑えて苦しみつつも……そのまま身体を二転三転っ! 転がりながら、自軍コーナーの方へと、転がっていきます!」

元「……ありゃ、逃げちゃうかな?」

827名無しさん:2015/04/01(水) 22:12:48 ID:???


828名無しさん:2015/04/01(水) 22:18:10 ID:5aoPtlX6
バイソン「……ううっ、もうダメ。俺じゃ限界。交代しよう交代」

バルログ「……全く、何やってるんですよ。もっと、頑張りなさいよバイソン」

バイソン「……相手が悪かったんだな、こりゃ。ヤムチャ相手なら、なんとかなるけど、ケンの相手は、やっぱりキツイよ」

バルログ「ヤムチャ相手にも、まともに出来てませんけどね……あの誤爆の件……私は忘れていませんよ……?」

バイソン「それはさぁ……謝ったじゃん……? もう済んだ話だろ……?」

バルログ「……『ごめんなさい』って言葉、言いましたっけ? 私は聞いてないような気がするんですが」

バイソン「バルログはさぁ、そういう所がしつこいし、女々しいんだよっ! いいから、交代しろよ! もう、こっちは限界なんだよ、オラ早くっ!」

バルログ「……フン」


実況「おや、バイソンは自軍コーナー付近で、バルログに交代を要求しているようですが……バルログ、コレに応じません! どういった事でしょうか!?」

元「……あ〜、やっぱり誤爆の件かもしれないね? バルログ君、怒ってるのかもしれない」


ザワ……ザワ……

ケン「……なぁ〜に、やってんだ、バルログ。出るなら早く出て来いよ」


バイソン「……いいから、早く交代しろよ、ボケっ! こっちは、ケンにやられて、もう限界なんだよ!」

バルログ「こっちだって、限界ですよ……誰にやられたかは……敢えては言いませんけどね……?」

バイソン「……しつけぇな、この野郎っ!」

829名無しさん:2015/04/01(水) 22:32:26 ID:5aoPtlX6
ザワ……ザワ……

実況「交代を要求するバイソンっ! だがしかし、それを拒否するバルログっ! シャドルーに少々、不穏な空気が流れています!」

元「そうだね、うん」

実況「……しかし、逆を言えば、これは空手軍団にとってはチャンスという事になるのではないでしょうかねぇ、元さん?」

元「うんうん、チャンスチャンス。これ、なんとか利用したいね」


ベガ「……もういい。私が行く。ホラ、バイソン交代だ」パシッ

バイソン「……あっ、ベガ様」パシッ


実況「あ〜っと、しかし、ここがベガがタッチします! 試合権はベガに移りました!」

元「……うん、まぁ懸命な判断じゃない?」


バルログ「……ベガ様がワザワザ出る必要ありませんよ、こんな奴の為に」

バイソン「こんな奴……!? おい、こんな奴って言ったのか、バルログっ!?」

ベガ「……喧嘩する程、仲がいい。私は別に咎めんよ。お前達は、そこで話し合っておけ。さぁ、行くか」


実況「さぁ、そしてベガが今、リングイーンっ! ケン対ベガだ! ここからは、ケン対ベガだっ!」

830名無しさん:2015/04/01(水) 22:39:44 ID:5aoPtlX6
ケン「……大将が出てきてくれたか」

ベガ「……どうする? お前達も、大将を出すか? いや、お前はまだ出番が来たばかりだなぁ、ここでは得策ではないな?」ニヤニヤ


実況「さぁ、リング上でシャドルーの大将、ベガと戦うのは、ケンですっ! ケンが戦いますっ! しかし、流れは完全に空手軍団にあるのではないか!?」

元「あの〜、バイソン君は、やっぱりベガ君はリュウ君にぶつけたかったと思うんだよ。大将戦……みたいな感じでね……?」

実況「はいはい、なる程なる程」

元「ここで、ベガ君が出てきてくれたのは、想定外……の事態かも、しれない……シャドルーにとってね?」

実況「ここで、どれだけベガにダメージを与えれるか……が、ポイントになってくるんでしょうかね?」

元「そうだね。ベガ君の体力を削れば削れる程……後ろに控えてるリュウ君も楽になるからね?」

実況「なる程!」

元「で、結構、ケン君も万全の状態でしょ……? だからね……ここ、チャンスですよ?」

実況「……本来、ベガが出るタイミングは、ここではなかったと!?」

元「そうだね、バルログ君とバイソン君が、仲間割れみたいになってるけどね……そのおかげで、ベガ君が引きずり出される事になった……と、僕は睨んでいます」

実況「なる程! しかし、考えてみれば、その発端を作ったのは、ある意味ヤムチャと言ってもいいのではないでしょうか!? という事は、ヤムチャがバトンを繋げましたっ!」

元「そうだね。後はケン君がリュウ君にバトンを繋げる……ってのが、二番目にいい展開だね」

実況「二番目……? では、一番は何でしょうか?」

元「そりゃ、一番はケン君自身が、ベガ君を仕留めちゃう事でしょう」

実況「なる程!」

831名無しさん:2015/04/01(水) 22:44:54 ID:5aoPtlX6
ベガ「さぁ、いくぞ……ケンっ……!」ダダッ

ケン「……流れは完全にこっちのもんだっ! 来やがれ、ベガっ!」


ワー! ワーワー!

実況「さぁ、いきなりベガが突っ込んだっ! そして、それを迎え撃つようにケンも構えるっ!」


ベガ「……いくぞ、ダブルニープレスだっ! フンっ!」ガスッ

ケン「……うぐっ!」ガクッ


実況「おっとおっと、ダブルニープレスだっ! ベガが勢いよくケンに突っ込んでいき、そのままクルリと不思議な動きで一回転っ! ケンに膝を浴びせていくっ!」

元「……おっと、いきなり出してきたねぇ」

実況「コレには、ケンも片膝をついてしまうっ!」


ベガ「片膝ではない……私は、ダウンが望みだ……ホラっ、倒れろっ……!」スパーンッ

ケン「……ぐわああぁぁっ!」バターンッ


実況「そしてそして、ケンの胸元に熱〜い蹴りを見舞っていくっ! これを喰らい、ケンはそのままダウンしたぁ!」

832名無しさん:2015/04/01(水) 22:50:32 ID:5aoPtlX6
ベガ「……フンっ!」ガシッ

ケン「……くっ!」


実況「そして、ベガはダウンしたケンの左足を捉えて……」


ベガ「この足を痛めつけるっ……! フンっ……!」クルッ

ケン「……う、うぐううぅぅっ!」


実況「足を持ちつつ、横にクルリと跳び、ケンの左足に体重を掛け負担をかけていくっ! レッグブリーカーだっ!」


ケン「ぐわあぁっ……くそっ……」

ベガ「……あまり、暴れるんじゃない、見苦しいぞケン」ピョンッ

ケン「……くっ」

ベガ「ハーッハッハっ! 死ねええぇぇっ!」ドスッ

ケン「……うぐううぅぅっ!」


実況「さらに、ベガはその場で高くジャンプして……ケンの土手っ腹の上に、両腕を組みながら、着地っ! 踏みつけていくっ! フットスタンプだ!」

元「……いきなり、ガンガン仕掛けてくるねぇ? ちょっと珍しいベガ君かな?」

833名無しさん:2015/04/01(水) 22:56:16 ID:5aoPtlX6
ケーン! ガンバレー!

ケン「……う、ううっ」

ベガ「誰に影響されたか……やる気に満ち溢れるというのは、いいものだな……ホラ、ケン……起きろっ……!」ググッ

ケン「……うっ、くそっ」


実況「ベガの猛攻のラッシュはまだ続くっ! ダウンしているケンを素早く、引き起こしますっ!」

元「力づくで、流れを引き戻しに来てる……って、感じがするね……」


ベガ「……少々、本気を出してやるぞ? 光栄に思え、ケンっ!」ガシッ

ケン「……くっ」


実況「そして、ベガはケンの頭部を自身の脇の下に押し込んでいき……」


ベガ「……フンっ! うおおおぉぉっ!」ググッ

ケン「うおおぉ……おおっ……」


実況「そのまま、ケンの身体を高々と真っ逆さまに持ち上げていくっ! ブレーンバスターを仕掛けていったぁ!」

834名無しさん:2015/04/01(水) 23:04:59 ID:5aoPtlX6
ベガ「さぁ、落とすぞっ……ケンっ……! うおおおぉぉっ!」

ケン「……くっ、くそっ!」

ベガ「ただ、落とすだけではない……そして、ここからっ……!」クルッ


実況「おっと、ベガは身体をクルッと反転させ……ケンの上半身に、覆い被さるようにしながら、ケンの身体を落としていくっ!」


ベガ「……死ねええぇぇっ! ケンっ!」ズドーンッ

ケン「……ぐわああぁぁっ!」


実況「ケンの身体がベガの体重も上乗せされて、マットへと叩きつけられるっ! ジャック・ハマーだっ! ジャック・ハマーっ! マットが大きく揺れるっ!」


ケン「あぁっ……ううっ……ちくしょう……」

ベガ「……省エネスタイルもいいが、やはり、こういうのも悪くはないな」ムクッ


実況「さぁ、そして……ケンの身体をマットに打ち付けたベガは、すぐ様立ち上がるっ! これ、結構流れはシャドルーサイドに引き戻されたのではないかと心配になってきますねぇ、元さん?」

元「まぁ、ベガ君も力づくで引き戻そうとしているけどね……? ただ、やっぱりスタミナは消費してるんじゃないかな? あれだけ、バンバン動いてたらさ?」

835名無しさん:2015/04/01(水) 23:09:16 ID:5aoPtlX6
ケーン! ガンバレー!

ケン「……あぁ、ううっ、わかってるよ」

ベガ「……減らず口は、もういい」コツン

ケン「……ぐっ!」


実況「お〜っと、そしてベガはケンの頭部……こめかみ辺りを、つま先で蹴って小突いていきます。トゥーキックだっ!」

元「……あれ、地味だけど痛いんだよ。汚いねぇ」

実況「そしてそして……ダウンしている、ケンの下半身の方へと回り込んでいきますっ!」


ベガ「……フンっ、さぁさぁ、いくぞ」ガシッ

ケン「……ぐっ」


実況「さぁ、そしてベガはケンの左足を捉えて……」


ベガ「……もう一発だっ! フンっ!」クルッ

ケン「……ああぁっ! ぐわああぁぁっ!」


実況「横にクルリと跳び、ケンの足に負担をかけていくっ! 再び、レッグブリーカーを仕掛けたぁ!」

元「足狙い……なのかな……?」

836名無しさん:2015/04/01(水) 23:14:09 ID:5aoPtlX6
ベガ「……フン、止めにしてやるか。足四の字固めで決めてやる」

ケン「……くっ、うおぉ、うおぉ」

ベガ「おっと、その前に、リュウとヤムチャに邪魔をされないように、バルログと、バイソンに指示をしておくか……んっ……?」


実況「おっと、ここでベガの動きが止まったぁ! 何か、狙っているのか……!?」


バイソン「ワザとやったワケじゃねぇのは、わかってるんだろ!? だったら、どうしてそこまで言われなきゃいけねぇんだよっ!」

バルログ「それでも、謝罪の言葉ぐらい必要じゃないですかね……? 私は、そう思いますよ……?」

バイソン「だから、謝ってるじゃねぇかよ! ゴメンゴメンっ! ホラ、これで終わりだよ、しつけぇんだよ!」

バルログ「……何、その謝り方? 感情が全く篭ってないじゃないですか? バイソン、貴方悪い事した自覚ないでしょ?」

バイソン「悪いとは思ってるよ!? だけど、事故だったんだって! まずは、そこを理解してくれよ!」

バルログ「最初にする事は、貴方の謝罪でしょう……何、言ってるんですよ……?」


実況「おぉ〜っと、ベガ自軍コーナーの方を見ているようですが……?」

元「ありゃりゃ、なんかバルログ君とバイソン君が、エキサイトしてるねぇ……?」


ベガ「……なぁ〜にをやってるんだ、アイツらは。話し合いをさせたのは失敗だったな。仕方ない」


実況「おぉ〜っと、そしてベガは、自軍コーナーの方へと、引き下がっていきます!」

元「流石にねぇ……ここまできたら、ベガ君も止めるのかな? この後に、影響出ちゃいそうだしね」

837名無しさん:2015/04/01(水) 23:21:03 ID:5aoPtlX6
ベガ「……なぁ〜にを、やっているんだ、お前達」

バルログ「ベガ様、聞いて下さいよっ! バイソンが謝らないんですよっ!」

バイソン「違いますよ! バルログの奴がしつこいんっすよ! 女々しい奴なんすよ、コイツは!」

ベガ「もういいもういい……いっぺんに言われても、私はわからん……それに、試合中だ……落ち着け……」

バルログ「……まぁ、ベガ様がそう言うなら」

バイソン「……す、すいません」

ベガ「とりあえず、先にバイソンの言い分を聞く……だから、バルログ、お前はリングで戦え……ホラ、交代だ……」

バルログ「……えっ?」

ベガ「……大丈夫だ。ケンは私が痛めつけておいた。だから、ホラ、行ってこい」

バルログ「ま、まぁ……ベガ様が、そう言うなら……行ってきます……」パシッ

ベガ「バイソンには態度で見せてやれ……お前が、頑張れば私も休憩が出来る……シャドルーにいい流れがくる……」パシッ


実況「おぉ〜っと、そしてここでベガはバルログへとタッチ! 交代します! 試合権はバルログへと移りました!」

元「……あらら、引き下がっちゃたか」

実況「ベガを温存……といった意図は恐らく、ないのでしょうが……結果的に、そういう形になってしまいましたねぇ、元さん?」

元「そうだね……う〜ん……ちょっと、これは嫌な流れになったきたかもしれないね……流れが変わっちゃったかもしれない……」

838名無しさん:2015/04/01(水) 23:24:35 ID:???
バイソンいいな

839名無しさん:2015/04/01(水) 23:25:32 ID:5aoPtlX6
ケン(やりたい放題やって……自分はノーダメージで退場か……まぁ、ベガらしいと言えば、ベガらしいけどね……)

バルログ「さぁさぁ、美しい私の出番ですよ……ヒャオッ!」


実況「さぁさぁ、バルログは今、トップロープを飛び越え、リングインっ!」


ケン(まぁ、構わねぇけどな……ベガをやるのは、俺じゃなくて、リュウだ……)

バルログ「さぁさぁ、ケン……いきますよ……?」

ケン(この溜まった鬱憤……コイツで晴らさせてもらうか……! 来いよ、バルログ……最初は打たせてやるよ……)


実況「そして、バルログはダウンしているケンへと、向かっていくっ!」


ベガ「……ふぅ」

バイソン「ベガ様、スタミナは大丈夫っすか?」

ベガ「……いや、そんなに動いてないから。大丈夫。リュウとはまだ残ってるからな、休憩しておかないとな」

バイソン「そうっすね!」

ベガ(う〜ん、最後のリュウとの攻防……どうなるかなぁ……? ケンとヤムチャは、私にやられたまま、終わってるぞ……? リュウ、攻めるならソコだぞ……)

840名無しさん:2015/04/01(水) 23:29:33 ID:5aoPtlX6
バルログ「さぁさぁ、いきますよ、ケンっ……!」

ケン「……ううっ」


実況「さぁさぁ、バルログはダウンしているケンに近づいていき……そのまま、クルッと背を向けて立ったっ!」


バルログ「さぁ、美しくいきましょうっ! ヒョオオォォッ!」シュッ

ケン「……何っ!?」

バルログ「……ヒャオッ!」ドスッ

ケン「……うぐっ!」


実況「そして、ここで身体能力を見せるっ! その場でクルッと後方宙返りして、ケンにのしかかっていくっ!」

元「おぉ、凄いねぇ」

実況「その場跳びのムーンサルトプレスだ! ムーンサルトプレスっ! バルログの身体能力が光りますっ!」


バルログ「さぁさぁ、レフェリー……カウントを取るのですよ……?」

ダン「おう、カウントだな……よしっ……!」


実況「そのままフォールの体勢っ! さぁ、今レフェリーがカウントを数えにやって来ましたぁ!」

841名無しさん:2015/04/01(水) 23:33:31 ID:5aoPtlX6
ダン「ワンっ……!」

ケーン! ガンバレー!

ダン「ツーっ……!」

ケーン! マケルナー!

ダン「……スリ」

ケン「負けるかよ、この野郎っ……!」ググッ

バルログ「……おっと」

ダン「カウントはツーだ! カウントツー! まだ終わっちゃいねぇぞ!」


イイゾー! ケーン!

実況「いや、しかし、ここはケンが返していきますっ! カウントは2。2カウントです。まだ余裕はあるといった感じか?」

元「まぁ、交代の時にね……コーナーでゴチャゴチャやってたみたいだし……ここは、まぁまぁまぁ」


バルログ「死に損ないが、粘りますねぇ……だが、そうでなくては、こちらも面白くはありません……」

ケン「……でけぇ口、叩けるのは、今のうちだけだぜ、バルログ?」

842名無しさん:2015/04/01(水) 23:36:32 ID:5aoPtlX6
今日はここまで

843名無しさん:2015/04/01(水) 23:38:24 ID:???
乙。

844名無しさん:2015/04/02(木) 00:27:33 ID:???
乙!
ベガ様は流石ヒールの親玉ってとこか

845名無しさん:2015/04/02(木) 00:37:14 ID:idnU46wM


目まぐるしく選手がかわっていくね
いろんな組み合わせが見られて面白い

846名無しさん:2015/04/02(木) 05:38:33 ID:6h4d/eKc
乙っした
ベガ様ちっとリュウに厳しいない?そんだけ期待してるんやろな
てかダブニーからの強キックいや〜!何回食らったことか…
ヘッドプレスからのサイコクラッシャーからのデッドリースルーは反則です><

847名無しさん:2015/04/02(木) 13:53:22 ID:IHqU/s5E
なるほど、これバルログとバイソンの仲違いを次の第五試合でやらせたりしたら空手軍団でメインできたりするもんなー。
バルログとバイソンの勝敗はつけてもいいけど、ベガ様乱入でノーコンテストにしてそのままメインに行ってシャドルーの結束高めたりしてもいいもんなー

848名無しさん:2015/04/02(木) 18:33:50 ID:???
もう800超えてるのか

849名無しさん:2015/04/02(木) 21:21:09 ID:???
リュウケンの技で波動拳って今まで出てたっけ?
腰溜めの構えからの両手の掌底ってだけで弾出なくても
空手軍団の現実的なプロレスの打撃技として見た目も悪くないんじゃね

プロレスっぽくロープに振ってカウンターで当てたり
ゲームコンボ準拠で下段蹴りから連続技で波動拳とか
溜めの構えを長く極端にして真空波動拳とか応用も効きそうw

850名無しさん:2015/04/02(木) 22:00:33 ID:9uD4PjSg
バルログ「フン、その言葉……そっくりそのまま、貴方にお返ししますよ……さぁ、起きなさいっ……!」ググッ

ケン「……うおっ」


実況「さぁ、すぐ様バルログはケンの身体を引き起こすっ! ここから何をねらうっ!?」


バルログ「……美しくいきましょう! ヒャオッ!」ブンッ

ケン「……う、うおっ」


実況「バルログはそのまま、ケンの身体を……コーナー目掛けて振り投げたぁ!」


ケン「……うぐっ!」ドスッ

バルログ「さぁさぁ……では、ケン、いきますよ……? ヒョオォォッっ……!」ダダッ


実況「ケンの身体が、コーナーマットへと激しくぶつかるっ! そしてバルログは、そんなケンに狙いを定め……突っ込んでいったぁ!」

851名無しさん:2015/04/02(木) 22:02:12 ID:???
波動拳は実際に使い手がいるんだよなぁ。
ケニー・オメガ。

852名無しさん:2015/04/02(木) 22:06:40 ID:9uD4PjSg
ケン「……くっ、突っ込んで来やがったかっ!」

バルログ「……狙いはここですっ! ヒャオッ!」ピョンッ


実況「そして、バルログはコーナー付近のセカンドロープへと、飛び乗ったっ! ロープの反動を利用して……」


バルログ「……ヒャオッ!」ドスッ

ケン「……うぐっ!」


実況「その状態から、ケンの胸に蹴りを加えて後方へ跳ぶっ! ケンの身体を壁蹴りの一部として、そのまま宙返りっ! クルリとバク宙を見せたぁ!」

元「サルトモルタルだね」


バルログ「……フフッ、美しい」シュタッ

ケン「……くっ、舐めやがって」

バルログ「しかし、まだまだいきますよ……? ヒョオォォッ!」


実況「空中でクルリと回転をしたバルログは、そのままケンの目の前に着地っ! サルトモルタルっ! 身体能力と、得意のロープワークを使った技を見せていきますっ!」


バルログ「……ヒャオッ!」ドスッ

ケン「……うぐがっ!」


実況「そして、間髪いれずに仕掛ける、打点の高いドロップキックっ! 着地してすぐ様仕掛けていったぁ!」

元「……う〜ん、トリッキーに攻めていくねぇ」

853名無しさん:2015/04/02(木) 22:18:09 ID:9uD4PjSg
オー、オーオー

バルログ「フッ、美しく歓声……これですよ、コレコレ……」

ケン「……う、うぐぐっ」ガクッ


実況「さぁ、ドロップキック受けてしまったケンは、そのままガックリと崩れ落ちる! そして、コーナー付近でそのまま尻餅をついてしまうっ!」


ケーン! マケルナー! ガンバレー!

バルログ「……おやおや。まだ、こんな醜い輩を応援しているのですか? 全く、仕方のない人達ですねぇ」

ケン「……ケッ、舐めてんじゃねぇぞ」

バルログ「ならば、もっと美しい技を見せて、私の虜にしてあげましょう……フフフ、いきますよ、ケン……」ダダッ


実況「そして、バルログはクルリとケンに背を向け……そのまま対角線コーナーの方へ向かっていきますっ!」


バルログ「フフフ、では、いきますよ……? ケンっ……!」ググッ

ケン「……あぁ、ちくしょう」


実況「そして、バルログは一度エプロンサイドへと出て……トップロープをググッと掴み、その位置からケンを見ているっ! おっとおっと、あの位置から狙うのかっ!?」

元「対角線上で、一番距離がある所だけど……まぁ、バルログ君ならやりかねませんね」

854名無しさん:2015/04/02(木) 22:25:48 ID:9uD4PjSg
バルログ「さぁ、いきますよっ! ヒャオッ……!」ピョンッ


実況「バルログはロープの上へと飛び乗るっ! そして、ロープ反動をつけて……」


バルログ「死になさい、ケン……! ヒョオオオォォッ……!」ブンッ

ケン「う、うおっ……!」


実況「そして、そのままケンに向かって、大きく跳んだぁ! リング上で一番距離のある場所だが……いやっ! バルログは高いっ! それに勢いもあるっ!」


バルログ「ヒョオオオォォッ……! ヒャオッっ!」ズガアアァァッ

ケン「……ぐわああぁぁっ!」


実況「なんと、あの位置からミサイルキックをケンに打ち込んだっ! ケンの顔面に打ち込んでいくっ!」

元「……凄まじい身体能力ですね」

実況「スワンタイブ式のコーナー・トゥ・コーナー・ドロップキックっ! バルログが凄まじい身体能力を見せますっ!」


ヤムチャ(……あの人、絶対武空術使ってるだろ。絶対、あの人使えるよ。絶対)

リュウ「くっ……ケン、頑張れっ……!」

855名無しさん:2015/04/02(木) 22:31:28 ID:9uD4PjSg
ケーン! ガンバレー!

ケン「ううっ……く、くそっ……」

バルログ「フフフ、いい様ですね……その醜い姿……私の引き立て役にピッタリですよ……」

ケン「……舐めてんじゃねぇぞ」

バルログ「本当に、口だけは達者ですね……まぁ、そろそろ止めにしてあげましょうか……さぁ、ケン、立ち上がりなさい……」ググッ

ケン「……ううっ」


実況「さぁ、そしてバルログはケンの身体を、そのまま引き起こしますっ! やはり、ここはシャドルーの流れと言った所か!? 少々、苦しい展開ですねぇ、元さん?」

元「う〜ん、そうだね……苦しいね……でも、なんとか頑張って欲しい……」


バルログ「さぁさぁ、ケン……コーナーの上に昇りなさい……バカには高い所がお似合いですからね……」ググッ

ケン「……ちくしょう」


実況「バルログはケンの身体を持ち上げ……そのまま、コーナーポストの上へと、乗せていきますっ! 雪崩式攻撃か!? 雪崩式攻撃を狙っているのかぁ!?」

856名無しさん:2015/04/02(木) 22:33:52 ID:???
バルログさんのルチャ凄いな

857名無しさん:2015/04/02(木) 22:38:27 ID:9uD4PjSg
バルログ「さぁさぁ、ケン……いきましょうか……」


実況「そして、バルログもセカンドロープに足を掛けて……コーナー上へと向かっていくっ!」


ケン「……くそっ! 舐めてんじゃねぇぞっ!」ガシッ

バルログ「……んっ?」


実況「いやっ、しかし、ケンも負けてはいないっ! コーナーに昇ろうとしているバルログの頭部を両腕でガシッと、掴むっ!」


ケン「この野郎っ……! 舐めてんじゃねぇぞ、うおおおぉぉっ……!」ゴスッ

バルログ「……ぐっ!」


実況「そして、そのままバルログへとヘッドバーットっ! ケンもなんとか堪えようとするっ!」


バルログ「あぁ、クソ……醜い攻撃を……」クラッ

ケン「……なんとでも言いやがれっ! オラッ、もう一発いくぜ、オイっ!」ググッ


実況「これには、大きくバルログもフラつくっ! そしてケンは身体を大きくエビ反り状に反らし……」


ケン「この野郎っ……! 舐めてんじゃねぇっ、うおおおぉぉっ……!」ゴスッ

バルログ「……ぐわああぁぁっ!」ヨロッ


実況「もう一発、打ち込んでいったぁ! ヘッドバーットっ! バルログの身体が、大きく大きくフラついたぁ! コーナー上に昇ろうとしていたバルログだが……これには、一歩後退をしてしまうっ!」

元「うん、ケン君、なんとか返しましたね」

858名無しさん:2015/04/02(木) 22:46:30 ID:9uD4PjSg
イイゾー! ケーン!

バルログ「あぁ……ううっ、くそっ……」

ケン「ケッ、好き放題やりやがって……ここからは、全部俺が持っていってやるっ!」ストンッ


実況「さぁ、そしてケンはコーナーポスト上から、素早く降りてバルログの目の前に着地っ!」


ケン「うおおおっ! 疾風迅雷脚っ!」ズガァッ

バルログ 「う、うおっ……! 何だと……!?」


実況「おっとおっと、ここでいったぁ! 回し蹴りを、バルログの脳天にぶち当てるっ!」

元「おっと、あの位置からは、疾風迅雷脚だね」


ケン「オラオラオラッ……! 好き放題やりやがって……覚悟は出来てるんだろうなぁ!?」ズガズガ

バルログ「ガッ……グッ……うぐっ……!」


ワー! ワーワー!

実況「さぁ、ケンの疾風迅雷脚っ! 回し蹴りの連打連打で、バルログを押し込んでいくっ! バルログはもうリングの中央まで、押し込まれたぁ!」


バルログ「うぐぐっ……あっ……くっ……」ヨロヨロ

ケン「まだまだぁ! 向こうのコーナーまで、運んでやるっ! オラオラオラっ!」


ケ・ン ! ケ・ン !

実況「さぁ、ケンの疾風迅雷脚は止まらない止まらないっ! バルログの身体を……対角線コーナーまで、押しやっていくのかぁ!? そして場内からは、溢れんばかりのケンコールだぁ!」

859名無しさん:2015/04/02(木) 22:56:53 ID:9uD4PjSg
ケン「オラオラオラっ!」

バルログ「ガッ……グッ……くそっ……」ドンッ


実況「さぁ、ついにバルログがコーナーまで追い詰められたぁ!」


バルログ「く、くそっ……しまったっ……!」

ケン「うおおおぉぉっ……! フィニッシュっ……!」

バルログ「くっ……! 逃げ場がないっ……!」

ケン「うるああぁぁっ!」ズガァッ

バルログ「……ぐわああぁぁっ!」


ワー! ワーワー!

実況「そして、ここでフィニッシュっ! 竜巻旋風脚がバルログに突き刺さったぁ!」

元「連打連打で運んでね、竜巻旋風脚でフィニッシュ……いいですよ。これ、流れも変わってきたんじゃないでしょうかねぇ?」

実況「ケンにも、意地とプライドがあるっ! 流れが悪いのなら、力づくで変えてみせるっ! そういった想いが込められた疾風迅雷脚かぁ!?」

860名無しさん:2015/04/02(木) 23:05:41 ID:9uD4PjSg
バルログ「あぁっ……ううっ……くそっ……」ガクッ


実況「こいつは、バルログにも大ダメージかぁ!? バルログはグッタリコーナーマットに倒れ込み……そして、ゆっくりと崩れ落ちていきます!」


ケン「……おぉ〜っと、こんな物で終わりだと思うなよ! オラッ!」ガシッ

バルログ「……うおっ」


実況「いや、ケンはまだまだ攻め続けるっ! そのまま距離を詰め、バルログの身体を掴みに掛かるっ!」


ケン「やりたい放題やられた鬱憤が……こっちには溜まってんだ……まだまだ終わらねぇよ、よっと……!」グイッ

バルログ「……うあっ」


実況「そして、バルログの身体を持ち上げ……そのままコーナーポスト上へと乗せていきますっ! 雪崩式攻撃か!? 今度はケンが雪崩式攻撃を狙うっ!」

861名無しさん:2015/04/02(木) 23:13:14 ID:9uD4PjSg
イイゾー! ケーン! イケー!

ケン「さぁさぁ、バルログ……いくぜっ……!」

バルログ「ううっ……うあぁ……」


実況「そして、ケンがセカンドロープに足を掛け……お〜っと、トップロープまで昇ったぁ!」

元「さぁ、いきましょう。ここで流れを完全にモノにしちゃいましょう」


ケン「オラッ、いくぜっ! バルログっ!」ガシッ

バルログ「……くっ!」


実況「そしてバルログの頭部に飛び乗るように、バルログの頭部を両足でロックっ! そのままそのまま、自身の身体を、後方へ回転させて、バルログの身体を……」


ケン「雪崩式フランケンシュタイナーだっ! くたばりやがれっ!」ズドーンッ

バルログ「……ぐわああぁぁっ!」


ワー! ワーワー!

実況「トップロープから、マットに叩きつけるっ! バルログ脳天がマットへと突き刺さったぁ! 雪崩式フランケンシュタイナーだっ! トップロープからの雪崩式フランケンシュタイナーっ!」

862名無しさん:2015/04/02(木) 23:20:26 ID:9uD4PjSg
バルログ「……く、くそっ」ガクッ

ケン「……へっ、ダメ押しといっておきましょうか」


実況「さぁ、これにはバルログも、大きくダーウンっ! ガクッと力が抜けてしまうっ! そしてケンはさらに、コーナーへと昇っていくっ!」

元「いいねいいね。ガンガンいってるね」

実況「さぁさぁ、何を狙う!? ダイビング攻撃か? それともミサイル攻撃か!?」


バイソン「……チッ、見ちゃいられねぇよ、バルログよぉ。アイツも何、やってんだよ」

ベガ「……そう言うな」

バイソン「ベガ様、俺助けに行ってきますよ! アレ、喰らっちゃバルログもマズいでしょう!」


実況「さぁさぁ、コーナーポストへと昇るケンっ! あ〜っと、しかしここで、バイソンに動きありっ! リングインして、バルログの救出へと向かいます!」

863名無しさん:2015/04/02(木) 23:30:26 ID:9uD4PjSg
ケン「オイっ、何か来てるぞっ! ヤムチャ、お前が止めろっ! リュウは切り札なんだ、簡単に動かすなっ!」

ヤムチャ「わかってます……! バイソンの相手は、俺っす!」


実況「あ〜っと、しかしヤムチャもリングインだっ! 一直線にバイソンへと向かっていくっ!」


ヤムチャ「邪魔させるかよっ……うおおおぉぉっ……!」ガシッ

バイソン「……あぁ!? 何だ、てめぇ、この野郎っ! 離しやがれっ!」


実況「ヤムチャはバイソンに突っ込んでいき……そのまま組みついていくっ! バイソンの動きを封じるっ! 互いの身体が縺れあうっ!」

元「うん、ナイスタイミングだね」


バイソン「この雑魚がっ……! お前じゃ、俺は止められねぇぞ……!?」

ヤムチャ「自爆覚悟で場外にお前を連れて落ちるぐらいなら、出来るかもしれねぇぞ……? オラ、試してみようぜ……? こっちだ、こっち……」

バイソン「あぁっ……てめぇ、この野郎……」

ヤムチャ「場外戦は、お前のフィールド……なんだよな……? だったら、そっちでやろうぜ……? お前も、そっちの方が好みなんだろ……? うおおおぉぉっ……!」ググッ

バイソン「てめぇ、この野郎……押すな……押すんじゃねぇよ……う、うおおぉっ!」


実況「そして、ヤムチャとバイソンは……縺れあったまま、場外へと落下ぁ!」

元「おぉ〜っと、強引にいったねぇ……まぁ、ともかく、バイソン君の妨害はなくなった」

864名無しさん:2015/04/02(木) 23:39:45 ID:9uD4PjSg
バイソン「……あいででで、くそっ」

ヤムチャ「コイツは、俺に任せて下さいっ! ケンさん、決めちまって下さいっ!」

ケン「ヘマすんじゃねぇぞ? まぁ、助かったぜ、ありがとよ」


ヤムチャー! ナーイスファーイト!

実況「さぁ、ケンがコーナーポストの上へと昇りきったぁ! バルログはまだ、ダウンしているっ! ここから何を狙うか!?」


ケン「よ〜しっ! それじゃあ、いくぜっ! うおおおぉぉっ!」


ワー! ワーワー!

実況「さぁ、そして、ケンはダウンしているバルログに狙いを定めて……跳んだぁ!」


ケン「そぉ〜らっ、バルログ……! 喰らいなっ……!」ズドーンッ

バルログ「……うぐううぅぅっ!」


実況「トップロープの上から、高く跳んで、バルログの身体に肘落としていくっ! ケンのダーイビングエルボードロップだぁっ!」

元「いいですよ。バルログ君も、そろそろ危ないんじゃないですか?」

実況「バイソンは場外でヤムチャに掴まっているっ! ベガはまだ控えていますが……こちらにもリュウが控えているっ! さぁさぁ、ここはチャンスの場面じゃないでしょうか?」

元「うん、チャンスだね。ヤムチャ君は頑張ってバイソン君を止めて……リュウ君はベガ君の動き出すタイミングを見極めて……そして、ケン君が決めましょう」

865名無しさん:2015/04/02(木) 23:46:16 ID:9uD4PjSg
バイソン「……おめぇは、本当にムカつく野郎だな? 全部のお前のせいなんだよ?」

ヤムチャ「……何が?」

バイソン「おめぇがよぉ……? あの時、大人しく喰らってなかったせいで……バルログちゃん、今俺に怒ってんだよ……」

ヤムチャ「……へぇ」

バイソン「だから、俺はバルログちゃんを上手く助けて信頼関係を回復させねぇといけねぇんだが……そしたら、これだよ……」

ヤムチャ「……」

バイソン「お前、また俺の邪魔しやがったな……? なんだ、お前……? 本当にムカつく野郎だな……? 邪魔すんじゃねぇよ、カス……」ギロリ

ヤムチャ「……自分の事、棚にあげやがって」

バイソン「俺は、バルログちゃん助けに行かなきゃいけねぇんだよ……もう、これ以上、俺を怒らせるな……これは、警告だ……邪魔するな……」

ヤムチャ「……そうは、いかない」

バイソン「……ふ〜ん」

ヤムチャ「……」

バイソン「……それじゃあ、死んでもらうしかねぇなぁ!? おめぇをここで、ぶっ倒せば、問題はねぇ! ここは俺のフィールドだ! そこは、わかってんだろなぁ!?」

ヤムチャ「わかった上で来たんだよっ! 上等だ、来いっ!」

866名無しさん:2015/04/02(木) 23:49:17 ID:9uD4PjSg
今日はここまで

867名無しさん:2015/04/02(木) 23:55:34 ID:oXJnzbHs
おっつっつ

868名無しさん:2015/04/03(金) 00:04:47 ID:I6PnNrO6


ヤムチャ、良い働きだな
この派手な攻防は見応えあるね

869名無しさん:2015/04/03(金) 00:35:33 ID:???
乙です

>ヤムチャ(……あの人、絶対武空術使ってるだろ。絶対、あの人使えるよ。絶対)
亀仙人に教わってないナムさんだって、天空X字拳で凄い高さのジャンプしてるし、多少はね?
流浪の修行の旅をしていた天さん餃子と偶然出会って、2人に舞空術を教わったとかそういう展開もありかも
さすがに鶴仙人桃白白は無理が過ぎるけど

しかし、バイソンやサガットも天下一武道会に出場してるし、ストⅡ勢もゴクウ少年時代のDBキャラ並の身体能力はあるみたいだね

870名無しさん:2015/04/03(金) 01:33:13 ID:???
さっき、テレビで天津飯がヤムチャの足の骨へし折った

871名無しさん:2015/04/03(金) 05:43:57 ID:3SJfZjv6
乙っした
自分だって舞空術無しでできるだろw
三角飛び系は無いと無理か
あとロレントさんも使え無いと無理だな

872名無しさん:2015/04/03(金) 12:38:06 ID:OCdxwmks
ロレントさんはワイヤーアクションじゃね?
プロレスで使っていいかは知らんけど

873名無しさん:2015/04/03(金) 17:08:46 ID:O9DQP7Og
ベガやダルシムは宙に浮けるから、舞空術使える

三角飛び系は、無意識の内に部分的に舞空術を併用してるとも考えられる

874名無しさん:2015/04/03(金) 20:53:51 ID:???
ヤムチャってなんだかんだドラゴンボールのキャラで付き合い長いんだよな
サブキャラなのにサブって感じしない。

875名無しさん:2015/04/03(金) 22:06:37 ID:u3Kq0qOw
バイソン「てめぇの顔も……態度も……全てだっ……! 全てが気に食わねぇんだよぉ……! うおおおぉぉっ!」

ヤムチャ「……来いっ!」

バイソン「うるああぁぁっ! 大人しく寝てろっ!」ガスッ

ヤムチャ「……ぐっ! くそっ、だがまだまだだっ!」

バイソン「……ケッ、一撃じゃ落ちなかったか。そういう所も気に食わねぇ」

ヤムチャ「うおおおぉぉっ……! 次はコッチの番だ、うるぁっ!」シュッ

バイソン「くっ……くそっ、舐めやがって……」


実況「ヤムチャは場外で必死にバイソンを戦い、その動きを封じているっ!」

元「ここは、頑張って抑えておかないとね」


ケン「さぁさぁ、そろそろフィニッシュだっ! 派手に決めるぜっ!」ググッ

バルログ「……ううっ」


ワー! ワーワー!

実況「そして、リング上ではケンが拳を突き上げ、フィニッシュ宣言っ! フィニッシュ宣言ですっ!」

876名無しさん:2015/04/03(金) 22:15:08 ID:u3Kq0qOw
ケン「オラッ、バルログ、起きろっ!」ググッ

バルログ「……ううっ」


実況「さぁ、ここでケンはバルログの背後を取りつつ引き起こしますっ!」


ケン「……オラァっ!」ガシッ

バルログ「……くっ!」


実況「そして、脇の下から自身の両腕を差し込み、バルログの後頭部卑近でロックっ! バルログの動きを封じるっ!」


ケン「さぁさぁ、ド派手に決めようぜ……? バルログよぉ……?」

バルログ「ううっ……ううっ……くそっ……」


イケー! ケーン!

実況「ドラゴンスープレックスの体勢っ! ドラゴンスープレックスの体勢だぁ! ここでケンも決めに来たかぁ!?」

元「さぁ、いきましょうっ!」

877名無しさん:2015/04/03(金) 22:20:44 ID:u3Kq0qOw
ケン「……うおおおぉぉっ!」ググッ

バルログ「……うおっ、うおおぉ」


実況「さぁ、ケンがバルログの身体をググっと持ち上げたぁ!」


ケン「これで……仕舞いだっ……! うらああぁぁっ!」ズドーンッ

バルログ「……うぐううぅぅっ!」


ワー! ワーワー!

実況「そして、そのままブリッジの要領でバルログの身体を後方に反り投げ……マットに叩きつけたぁ!」

元「よ〜し!」

実況「ケンのドラゴンスープレックスっ! ドラゴンスープレックスが炸裂だぁ! そのまま固めてフォールの体勢っ!」


ダン「よしっ、カウントだな!? いくぜっ……!」

ベガ「させんよ……」

リュウ「やはり来たか……読んでたぜ、ベガ……!」


実況「さぁ、今レフェリーがカウントを取るっ! そして、このタイミングでリュウとベガもリングインっ! さぁさぁ、どうなってしまうのかぁ!?」

878名無しさん:2015/04/03(金) 22:28:43 ID:???
ベガ様来たか

879名無しさん:2015/04/03(金) 22:29:03 ID:u3Kq0qOw
ダン「ワンっ……!」

ワー! ワーワー!

ダン「ツーっ……!」

ワー! ワーワー!

ダン「……スリ」

ベガ「……フンっ!」ガスッ

ケン「……うぐっ!」

ダン「カット成立だっ! カット成立っ! まだ、決まっちゃいねぇぞ!」


実況「あっと、ここはベガが一歩早かったっ! ブリッジ体勢で固めているケンの土手っ腹を踏みつけてカットしていきますっ! カウントは惜しくもツーっ!」

元「いやでも、まだまだチャンスです。リュウ君も来てますし、ね……?」


リュウ「うおおおぉぉっ……! ベガ、いくぜっ……!」ダダッ

ベガ「……フン、リュウか。一手遅かったようだな」

リュウ「構うもんかっ! うおおおぉぉっ……喰らいなっ……!」ガスッ

ベガ「……うおっと」ヨロッ


実況「おっと、リュウはそのままベガに突っ込んでいき、ラリアットっ! ベガのカットには間に合わなかったが……ベガは大きくフラついたぁ! まだまだチャンスは続いているっ!」

880名無しさん:2015/04/03(金) 22:29:55 ID:???
リュウ…即ちドラゴン!

ドラゴンリングイン!

881名無しさん:2015/04/03(金) 22:37:40 ID:u3Kq0qOw
リュウ「ケン、俺はベガを抑えておくっ! だから、決めちまえっ!」

ケン「あぁ、任せておきなっ!」

リュウ「さぁ、ベガ……俺達は試合権を持っていないんだ……場外で大人しくしておこう……」グイグイ

ベガ「……くっ、少々危うい展開だな」


実況「リュウはそのまま、ベガに掴みかかり……そしてロープ際まで、その身体をどんどん押し出していくっ!」


リュウ「さぁ、ベガっ! お前の大好きな場外だっ……! 落ちろっ……!」

ベガ「うおっ……!」ボロッ


実況「さぁ、そしてセカンドロープとトップロープの間に、ベガの身体をねじ込むように押し出し……場外へと落としたぁ! これで、邪魔者は消えたぁ!」


リュウ「……ケン、後は任せるぞっ!」

ケン「あぁ、お前もな! しっかりやってこいっ!」

882名無しさん:2015/04/03(金) 22:46:41 ID:u3Kq0qOw
ベガ「あたたた……あ〜、痛い痛い……」ムクッ

リュウ「やはり、あっさり立ち上がったか、ベガ……だがしかしっ……!」ググッ


実況「おっと、リュウはトップロープをググッと掴み……腰を低くして屈み、ロープを下方向へと引っ張っていくっ!」


リュウ「さぁ、ベガっ……! いくぞっ……! うおおおぉぉっ!」ブンッ

ベガ「……何っ!?」


実況「そして、ロープの反動を利用して……そのまま、場外へとダーイブっ! トップロープを飛び越え、ベガに向かっていったぁ!」


ワー! ワーワー!

ベガ「……くっ! 降って来たかっ!?」

リュウ「はああぁぁっ! ベガ、喰らえっ……!」ドスッ

ベガ「……うぐぅっ!」ドテッ


実況「リュウのプランチャ・スイシーダがベガに直撃っ! これを喰らい、ベガは崩れ落ちるっ! 場外でダーウンっ!」

883名無しさん:2015/04/03(金) 22:52:11 ID:u3Kq0qOw
ケン「これで、もう誰も俺達を止めるヤツはいねぇな……さぁ、止めだっ! ホレ、バルログ、起きろ……」ググッ

バルログ「……ううっ、くそっ!」


実況「リング内は、ケンとバルログの二人っ! 綺麗に掃除されたぁ! これで、もう邪魔者はいないっ! 後は決めるだけだっ!」


ケン「さぁ、これで仕舞いだ……いくぜ、バルログっ……!」

バルログ「……させませんっ! ヒャオッ!」ガシッ

ケン「……んっ?」


実況「おっと……? ここは、バルログが……素早くケンの頭部を自身の脇に抱え……」


バルログ「……ヒョオオオォォッ!」ゴロンッ

ケン「おぉぉ……何だ、何だ……?」


実況「そのまま、ケンの股下に自身の足を差し込み……ケンの右足を両足でロックっ! 左足は右手で抱え込むようにして抑え、転がるようにしながら、丸め込みにいったぁ! 」

元「……あら、クイックで来たか」

実況「バルログが、ここでクイックの丸め込みを見せたぁ! スモール・パッケージ・ホールドっ! スモール・パッケージ・ホールドだぁ!」


バルログ「……レフェリーっ! 固めてますよ! カウントを取りなさいっ!」

ダン「おうよっ!」

ケン「おいおい……なんだよなんだよ……ちょっと待てよ……」


ザワ……ザワ……

実況「一瞬の隙を突かれたか!? バルログも必死だっ! おぉ〜っと、レフェリーが今、カウントを取りに来ましたぁ!」

元「……お〜っと、ちょっと危ないぞ、これは」

884名無しさん:2015/04/03(金) 23:00:28 ID:u3Kq0qOw
ヤムチャ「あれ……? ケンさんが、やられてる……? やべぇ、助けに行かねぇと……」

バイソン「……何処見てんだ? お前の相手は俺だよ」

ヤムチャ「……んっ?」

バイソン「……オラァっ!」ガスッ

ヤムチャ「……うぐっ!」


実況「ちょっと、まずい展開かもしれません……ここはヤムチャが救出するのも……あぁ、ダメだっ! やられてるっ!」

元「……リュウ君はどうだろ?」


リュウ「くそっ、クイックで来やがったか……マズい、リングに戻らないと……」

ベガ「……おぉ〜っと、そうはさせん」ガシッ

リュウ「くそっ、ベガっ……! 離しやがれっ……!」モガモガ

ベガ「……離せと言われて離す阿呆が何処にいる?」


実況「ダメだっ! リュウはリングインしようとしていますが……ベガがその身体にしがみついて妨害していますっ! こちらも時間がかかりそうだ!」

元「……場外に、抑えに行ったのは、失敗だったかもしれないねぇ?」

実況「いやっ! ここでケン自身が返せば問題はないっ! さぁ、今レフェリーがカウントを数えますっ! ケン、頼むっ! 返してくれっ!」

885名無しさん:2015/04/03(金) 23:08:16 ID:u3Kq0qOw
ダン「ワンっ……!」

ケーン! カエセー!

ダン「ツーっ……!」

ケーン! ガンバレー!

ダン「……スリ」

ケン「させるかよっ……! この野郎っ……!」ググッ

バルログ「くっ……くそっ……」

ダン「カウントはツーだっ! カウントツー! まだ決まっちゃいねぇぞ!」


ワー! ワーワー!

実況「危ない危ないっ! 実に危ない展開だったっ! だがしかし、ケンは返したっ! ホッと、一息!」

元「うん、ちょっと危なかったね」

実況「カウントは2.8といった所か!? クイック技でギリギリの所まで、追い込まれてしまったのも、事実だか……返した事もまた事実っ! 実に危ない展開だったっ!」


ケン「危なかった……下手したら、負ける所だった……」

バルログ「チィっ……だが、流れは変わりました……私には感じられますよ……!」ムクッ


実況「さぁさぁ、先に立ち上がったのは、バルログっ!」

886名無しさん:2015/04/03(金) 23:13:29 ID:u3Kq0qOw
バルログ「今、ここでコイツを……殺しますっ!」スーッ

ケン「……んっ?」


実況「さぁ、バルログも勝負を賭けて来たか!? 素早く首を掻っ切ったっ!」


バルログ「……とっておきの、大技を見せてあげますよっ! ケンっ!」ダダッ

ケン「やべぇやべぇ……何か狙ってやがるな、アイツ……」ムクッ


実況「さぁ、そしてバルログはロープへと走るっ! 慌ててケンも起き上がるっ! バルログは何を狙うのか!?」

元「……バルログ君はねぇ、ちょっと技が読みにくい所がある。そういう所が怖い」


バルログ「ヒョオオオォォッっ……! いきますよ、ケンっ……!」ダダッ

ケン「素早くトリッキーな野郎だが……冷静に動きを見れば、対処出来ねぇ事はねぇ……冷静にだ……冷静に動きを見るんだ……」


実況「さぁさぁ、ロープの反動をつけたバルログが、ケンへと向かって来たっ! 何を繰り出すのかっ!?」

887名無しさん:2015/04/03(金) 23:17:46 ID:u3Kq0qOw
ケン「……そこだっ!」

バルログ「ヒョオオオォォッっ……!」

ケン「……喰らえっ!」ガスッ

バルログ「何っ……!? う、うがっ……!」


実況「いやっ! ここはケンもよく見ていたっ! カウンターで、ショートレンジの昇龍拳を打ち込むっ! バルログの身体がクルリと一回転したぁ!」

元「……おっ、ひょっとするとこれは」


ワー! ワーワー!

ケン「オラオラオラオラっ!」

バルログ「ガッ……グッ……くっ……くそおおおぉぉぉっ……!」フラフラ


ケ・ン ! ケ・ン !

実況「ここでケンも繰り出したぁ! 勝負を賭けてきたぁ! 右足一本での連続での蹴りを、バルログに打ち込む打ち込む打ち込むっ! バルログダウンすらさせてもらえないっ! 滅多打ちっ! 滅多打ちだぁっ!」


ケン「とどめだっ! 神龍拳っ……!」ズガアアァァッ

バルログ「……ぐわああぁぁっ!」バターンッ


実況「そしてフィニッシュっ! 顎元に打ち込む昇龍拳でバルログを仕留めたぁ! ここは、ケンがよく見ていたぁ! カウンターで繰り出した神龍拳っ! 神龍拳だああっ!」

元「これは、決まったでしょう!」

888名無しさん:2015/04/03(金) 23:21:45 ID:u3Kq0qOw
イイゾー! ケーン!

ケン「完全に決まったぜ……コイツは、もう終わりだ……」

バルログ「くっ……うああっ……」

ケン「さぁ、後はあんたがスリーカウントを取るだけだっ! しっかり、取ってくれっ!」

ダン「おうっ! 任せておきなっ!」


実況「さぁ、そしてケンはバルログの身体に覆いかぶさり、フォールの体勢っ! 後は邪魔者来ない事を祈るだけだ!」

元「え〜っと、ベガ君は……っと……」


ベガ「くっ、バルログめ……助けに行かねば……くそっ、リュウっ……! 離せっ!」モガモガ

リュウ「……離せと言われて離す阿呆はいないんじゃなかったのか、ベガ?」


実況「大丈夫だっ! リュウがベガにしがみついて、リングインを妨害しているっ! 大丈夫そうだっ!」

元「じゃあ、バイソン君は……っと……」

889名無しさん:2015/04/03(金) 23:22:23 ID:???
おおっ!ケンすげえな!!

890名無しさん:2015/04/03(金) 23:25:55 ID:u3Kq0qOw
バイソン「オラオラ、邪魔なんだよ、このボケっ!」ガスガス

ヤムチャ「うっ……ぐっ……」


実況「あれっ!? ヤムチャがやられてる!?」

元「……ありゃりゃ」


バイソン「俺は、バルログを助けに行かねぇといけねぇんだよっ……! そこを……退けえええぇぇっ!」ズガアァッ

ヤムチャ「……ぐわああぁぁっ!」バターンッ


実況「マズいマズい……バイソンの顎元を振り抜くフックによって……ヤムチャは場外でダウンだっ! こいつは、バイソンは自由に動けるぞ!?」

元「いやいや、まぁまぁ、先にスリーカウント取れさえすれば……」


バイソン「バルログちゃん、今助けに行きますよ〜! 待ってろよ、うおおおぉぉっ!」


実況「さぁ、バイソンは急いでリングへと戻ろうとしていますっ! さぁ、どうなるっ!? スリーカウント先か? それともバイソンが先かっ!?」

891名無しさん:2015/04/03(金) 23:29:24 ID:u3Kq0qOw
ダン「ワンっ……!」

ワー! ワーワー!

ダン「ツーっ……!」

ワー! ワーワー!

ダン「……スリ」

バイソン「……うおおおぉぉっ!」ドスッ

ケン「……うぐっ!」

ダン「カット成立だっ! カット成立! まだ決まっちゃいねぇぞ!」


実況「あ〜っと、ここはバイソンが、ギリギリ間に合ったぁ! 寸前の所でケンに肘を落としてカットっ! スリーカウントとは、いきませんでした!」

元「あ〜、間に合っちゃったか……惜しかった……」


バイソン「バルログっ! しっかりしろっ! 助けに来たぞっ!」

バルログ「うっ……ううっ……」

ダン「……オイ、バイソン? カットが終わったんだったら、下がれ」

バイソン「うるせぇ、ボケっ! 黙ってろっ!」

892名無しさん:2015/04/03(金) 23:35:11 ID:u3Kq0qOw
バイソン「オラ、ケン……この糞がっ……! 起きろっ!」ググッ

ケン「う、うおっと……」

ダン「おい、バイソン……おめぇは試合権利持ってねぇから……」

バイソン「だから、五月蝿ぇよ! 邪魔だ、退いてろっ!」ドンッ

ダン「……うげっ!」


実況「おぉ〜っと、バイソンは少々暴走気味か!? レフェリー突き飛ばしました! これはいけませんっ!」


バイソン「おい、バルログちゃん……今度はしっかり、ブチ込むからよぉ? このピンチ俺がなんとかしてやるからよぉ……?」

バルログ「ううっ……ううっ……」

ケン「……あ〜、くそっ、余計な茶々入れてんじゃねぇよ、バイソン」

バイソン「……うるせぇ、ボケっ!」ガスッ

ケン「……うぐっ!」フラッ


実況「そして、バイソンはケンの顎元にフックを見舞っていくっ! ケンがフラついたぁ!」


バイソン「俺様の勇姿を……その目に焼き付けておいてくれよっ……! うおおおぉぉっ!」ダダッ

バルログ「……バイソン」


実況「そして、バイソンはロープへと走るっ! これは良からぬ展開っ! 良からぬ展開が起こるような気がするぞ!」

893名無しさん:2015/04/03(金) 23:40:06 ID:u3Kq0qOw
バイソン「うおおおぉぉっ……! いくぜええぇぇっ! ケンっ……!」ダダッ

ケン「くっ……ううっ……」


実況「凄まじい形相で、ロープの反動をつけたバイソンが、ケンへと向かっていくっ! そしてそして……!」


バイソン「今度はブチ当てるぜぇ! 喰らええぇぇっ……! バイソン式アックスボンバーだああぁぁっ!」ズガアアァァッ

ケン「……ぐわああぁぁっ!」バターンッ


実況「そして、打ち込んだ、得意の反則技っ! バイソン式アックスボンバーっ! ケンの顔面に右ストレートをお見舞いだぁ!」

元「反則技だけど……反動技だけど……」

実況「えぇ、しかもバイソンは試合権利すら持っていませんからねぇ!? コイツは酷いっ!」

元「そうです、酷いんです。だけど……」

実況「……だけど?」

元「……今ので、形勢は引き戻されてしまったかも、しれないね」

894名無しさん:2015/04/03(金) 23:43:31 ID:u3Kq0qOw
今日はここまで

895名無しさん:2015/04/03(金) 23:43:55 ID:???
おつ!

896名無しさん:2015/04/03(金) 23:47:41 ID:???
逆転に次ぐ逆転だな

897名無しさん:2015/04/03(金) 23:53:01 ID:3SJfZjv6
乙っした
あっぶねー
ケン素で3カウント取られそうだったろ
バイソン…なぜか笑いの予感が…明日に期待!

898名無しさん:2015/04/03(金) 23:58:05 ID:???
乙!
バイソンさんは面白いなあ

899名無しさん:2015/04/04(土) 00:08:58 ID:???
盛り上がってきました

900名無しさん:2015/04/04(土) 00:18:27 ID:FXA2en5Q


たくさん技が出てきて得した気分
このスレに収まらないくらい続いて欲しいけど、そろそろ終盤かな
ヤムチャもラストに何か出番がありそうだし、楽しみ

901名無しさん:2015/04/04(土) 22:01:35 ID:CNpTgcVo
ブー、ブーブー

バイソン「よし、今度は完璧にブチ込めたぜ……おい、バルログ……見てたかkっ!?」

バルログ「ううっ……はい、見てましたよ……感謝します……」

バイソン「バルログ、もう交代しろっ! お前はもう限界だっ!」

バルログ「そうですね……悔しいですが、ここは退いた方がいいでしょう……」

バイソン「何言ってんだっ! まぁ、最後にチョコっとやられたが、お前の格好いい姿連発だったじゃねぇか! 誇りを持て、誇りを! 情けねぇバルログちゃんは、美しくねぇぞ!?」

バルログ「おっと、美しくないバルログ……そいつはいけませんね……」

バイソン「そうだそうだ、その意気だっ! ホラ、コーナーまで行けば……後は俺がやってやるっ! 頑張れっ!」

バルログ「えぇ、後は任せます……」ズルズル


実況「さぁ、大暴れのバイソンは……ここで、バルログへと声をかけますっ! そしてバルログも自軍コーナーの方へ這いずりながら移動っ! こいつは、交代ですかね、元さん?」

元「そうだね。バイソン君の救出……って言うには、ちょっと乱暴すぎたけど……まぁ、とにかくそのお陰で助かったけど、やっぱりもうバルログ君も限界でしょ? ここは退くべきです」

実況「確かにここでバルログに交代されてしまうと、形勢は引き戻されてしまうかもしれませんね!?」

元「そうだね」

902名無しさん:2015/04/04(土) 22:06:48 ID:CNpTgcVo
リュウ「くそっ、バイソンの奴め……」

ベガ「フフ、もういいだろう……自軍コーナーへと戻ったらどうだ……?」

リュウ「……」

ベガ「ボーンやナイトの戦いはもう終わった……ここからは、キング自らが攻め込んでいかねば、戦局は動かん……」

リュウ「……フン」

ベガ「大将戦だ……待っているぞ……次はリングの上でだな……?」ニヤリ


実況「さぁさぁ、バルログは自軍コーナーの方へとジリジリと這いずって近づいていくっ!」


バイソン「後、少しだ、バルログっ……!」

バルログ「そろそろエプロンサイドに移動して下さい……! 交代する相手がいませんよ……!」ズルズル

バイソン「あぁ、そうだな、そろそろ戻るか……それと、さっきの誤爆は……なんて言うか……悪かったな!」

バルログ「……何を今更。もう、気にしてませんよ」

ケン「くそっ、バイソンの野郎……ここは俺も退き下がるか……」ズルズル

903名無しさん:2015/04/04(土) 22:10:57 ID:CNpTgcVo
バルログ「よし、バイソン……交代です……」

ベガ「……いや、私が出よう、バルログ」ピョンッ

バルログ「……ベガ様」


実況「おぉ〜っと、ここでベガも合流っ! 自軍コーナー付近のエプロンサイドにピョンと飛び乗り……」


ベガ「……さぁ交代だ、バルログっ!」パシッ

バルログ「ベガ様……お気をつけて……!」パシッ


実況「そして自らがバルログに手を伸ばしてターッチっ! 交代しますっ! ここはベガが出ますっ! ベガが再び出ますっ!」


ベガ「さぁて、リュウ……早く戻って来い……這いずっているだけのケンを見ているのも、ただただつまらん……」

ケン「チィっ……また、ベガか……」ズルズル


実況「さぁ、ベガが今ゆっくりとリングインし……両腕を組んで、ケンの姿をジッと見ていますっ!」

元「いや、これはね……見てるのはリュウ君もだと思うよ。多分……」

904名無しさん:2015/04/04(土) 22:22:45 ID:CNpTgcVo
リュウ「よし、ケンっ! こっちも交代だっ!」ピョンッ

ケン「あぁ……わかってるぜ、リュウ……」ズルズル


実況「おっと、そのリュウも合流っ! 自軍エプロンサイドにピョンと飛び乗り、そしてケンに手を伸ばしますっ! ここは空手軍団も交代かぁ!?」

元「まぁ、それが懸命な判断でしょうね。ベガ君も、それをお望み……みたいだしね……?」


ベガ「……さぁさぁ、出てこい、リュウ」

ケン「……まぁ、後は好きにやってくれや? ド派手に頼むぜ?」

リュウ「あぁ、大技連発……感謝するよ……」


実況「そしてケンも、リュウに手を伸ばすっ!」


ケン「リュウっ……! お前の出番だっ! 行って来いっ!」パシッ

リュウ「あぁっ! 任せておけっ!」パシッ


実況「そして、リュウにターッチっ! 交代ですっ! 試合権はリュウっ! リュウへと移りましたぁ!」


ヤムチャ(……そろそろ、俺もあっちに戻ろうかな?)

905名無しさん:2015/04/04(土) 22:31:07 ID:CNpTgcVo
リュウー! リュウー!

リュウ「……ベガっ!」

ベガ「フッ、待ってたぞ、リュウ……」


実況「さぁ、リュウの登場に、場内は熱気に包まれますっ! そしてここでベガも構えていた腕を解き構えるっ! 戦闘体勢だぁ!」


リュウ「いきなり全力だっ……いくぞっ、うおおおぉぉっ……!」ダダッ

ベガ「……フン、ならばこっちもだっ! おおおぉぉぉっ!」ダダッ


実況「さぁ、リュウがロープへと走るっ! ベガも走るっ! 互いが同じようにロープの反動を利用して……」


リュウ「ベガっ! いくぞっ……!」

ベガ「返り討ちにしてやるわ、リュウっ……!」


ワー! ワーワー!

実況「そして、両者が全力で互いに突っ込んでいくっ! さぁさぁ、どうなるっ!? 互いの身体が今、正面衝突寸前だぁ!」

906名無しさん:2015/04/04(土) 22:38:33 ID:CNpTgcVo
リュウ「ブチかましてやるっ……! うおおおぉぉっ! 昇龍拳っ!」ズガアァッ

ベガ「死ねぃっ! サイコクラッシャーっ!」ゴオオォォッ


実況「うおっと、いきなりだっ! いきなり昇龍拳とサイコクラッシャーアタックのぶつかり合いっ! 両者、いきなり大技を繰り出してきたっ!」

元「どうなるっ!?」


リュウ「……ぐわああぁぁっ」バターンッ

ベガ「……ぐおおぉぉっ」バターンッ


実況「ここは相打ちっ! ここは相打ちだっ! 両者が大きく吹っ飛び……そして、ダウンしますっ!」


リュウ「くっ、まだまだだっ……!」ムクッ

ベガ「フッ、こっちもだ……」ムクッ


ワー! ワーワー!

実況「しかし、ここは両者、すぐ様起き上がるっ! 殆ど同時だっ! 同時に立ち上がるっ!」

元「やっぱり、ここで先に仕掛けれた方が、流れを掴めるからね」

907名無しさん:2015/04/04(土) 22:45:43 ID:CNpTgcVo
リュウ「うおおぉぉっ! いくぞ、ベガっ」ググッ

ベガ「こっちもだっ、リュウっ!」ググッ


実況「そして、ここですぐ様、両者が距離を詰め、互いの身体を組みにかかるっ! ロックアップだっ!」


バルログ「ベガ様、やって下さいっ!」

バイソン「ボッコボコのケッチョンケッチョンにしてやって下さいっ!」


ヤムチャ「……よっと、只今戻りました」

ケン「おう、後はリュウの応援だけだな……お前も、ホラ……リュウ〜! やっちまえ〜!」


リュウー! イケー!

リュウ「あぁっ、任せろっ……! うおおっ!」クルッ

ベガ「……くっ!」


実況「先手を取ったのはリュウかっ!? ここでクルリと身体を反転させ、ベガの背後に回り込みますっ! リュウが背後を取ったぁ!」

908名無しさん:2015/04/04(土) 23:00:53 ID:CNpTgcVo
ベガ「……フンっ、させんよっ!」クルッ

リュウ「……くっ!」


実況「いやっ、しかしベガも負けてはいないっ! 同じように身体をクルリと反転させ、リュウの背後を取り返すっ! 今度はベガが背後を取ったぁ!」


ベガ「フンっ、先手はいただくぞっ……うおおおぉぉっ!」ググッ

リュウ「くっ……!」


実況「そして、そのまま背後から、リュウの身体を持ち上げるっ! ベガがリュウを投げにいったぁ!」


ベガ「さぁ、死ねっ……! バックドロップだっ! うおおおぉぉっ!」

リュウ「……させるかぁっ!」クルッ

ベガ「……何っ!?」


実況「いやっ、ここはリュウが、タイミング合わせて、自ら後方へと宙返りっ! バク宙でかわしていくっ! ここはリュウもよく見ているっ!」

元「うん、いいですね」

909名無しさん:2015/04/04(土) 23:08:50 ID:CNpTgcVo
イイゾー! リュウー!

リュウ「……よしっ!」シュタッ

ベガ「くっ……! 逃れたかっ……!」


実況「さぁ、リュウはベガの背後へと上手く着地っ! ベガは、体勢が崩れておりますっ!」


リュウ「チャンスはここだっ……! うおおおぉぉっ……!」ダダッ

ベガ「くっ……やはり、素早いな……」


実況「そして、リュウは後方のロープへと走るっ!」


リュウ「焦ったな、ベガっ……! いくぞ、うおおおぉぉっ……!」ダダッ

ベガ「……フン、私は焦ってなどいない」


実況「さぁ、ロープの反動をつけたリュウが、起き上がろうとして体勢の崩れているベガへと向かうっ! さぁ、ここからどうするっ!?」

910名無しさん:2015/04/04(土) 23:13:37 ID:CNpTgcVo
ベガ「……フンっ!」シュタッ

リュウ「……う、うおっと!」ピョンッ


実況「おっと、ここはベガがすぐ様、リングに伏せるっ! リュウの狙いは外されてしまったか!? リュウはそのまま、ベガの身体を飛び越え、逆側のロープへと向かうっ!」


ベガ「……フン、焦っているのはどっちだろうな?」ムクッ

リュウ「くそっ……ベガめっ……!」


実況「そして、すぐ様起き上がるベガっ! リュウの狙いは外されてしまったぁ!」

元「ここで、ベガ君は、カウンター攻撃を狙っているね……」


リュウ「くっ……」

ベガ「カウンターで当ててやるっ! うおおおっ! ドロップキックだっ!」


実況「ロープの反動で再び戻ってくるリュウにタイミングを合わせて……ベガが仕掛けるっ! コイツは、ドロップキックっ!」

911名無しさん:2015/04/04(土) 23:21:35 ID:CNpTgcVo
リュウ「……させるかっ!」ガシッ

ベガ「……何っ!?」スカッ


実況「いやっ、ここはリュウがロープを脇に掴んで、その勢いを殺すっ! 背中でロープを抱えストップっ! タイミングをずらしていきますっ!」


リュウ「……焦ってなんていないさ、ベガっ!」

ベガ「くそっ……スカされたか……ウグッ……!」ドシーンッ


実況「いるはずのリュウがそこにはいないっ! ベガのドロップキックは空を切り、ベガは背中からマットへと落下ぁっ!」

元「リュウ君もよく見てるよ」

実況「万有引力の法則っ! ベガの身体が、マットに叩きつけられるっ! 一人バーックドロップっ! ここはリュウがかわしたぁっ!」


ワー! ワーワー!

ベガ「チッ、まぁいい……然程のダメージではない……」ムクッ

リュウ「……さぁ、そこだっ! うおおおぉぉっ!」


実況「しかし、ベガの勢いも死んではいないっ! すぐ様、起き上がろうと、片膝をつくっ!」

元「いやっ、遅い……リュウ君が、もう突っ込んだ」

912名無しさん:2015/04/04(土) 23:26:05 ID:CNpTgcVo
リュウ「うおおおぉぉっ……! だあぁっ!」ピョンッ

ベガ「……くっ!」


実況「さぁさぁ、そしてリュウは、片膝立ちのベガに対して……その片膝に飛び乗り、ジャーンプっ!」


リュウ「うおおおぉぉっ……! 側頭部に……喰らえっ! ベガっ!」ガスッ

ベガ「……うぐああぁぁっ!」バターンッ


実況「そしてそのまま側頭部へと膝を当てていくっ! シャイニングウィザードっ! シャイニングウィザードを当てたぁ!」

元「どっちが先手取るのかって見てたけど、ここはリュウ君が取りましたね」

実況「これには、ベガもダーウンっ! ダーウンですっ!」


ワー! ワーワー!

ベガ「ううっ……うああっ……もうダメだ……」

リュウ「フン、そんなに簡単にくたばるようなタマじゃないだろう……見え透いた演技はやめるんだな……」

ベガ「……あらら、バレてたか。残念だ」

913名無しさん:2015/04/04(土) 23:31:27 ID:CNpTgcVo
リュウ「まだまだ、いくぜっ! うおおおぉぉっ!


ワー! ワーワー!

実況「そして、ここで力強く吠えるっ!


ケン「よっしゃっ! リュウいっちまえっ!」

ヤムチャ「リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ ! はい、ご一緒に! リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !」

ケン「お、お前……なんだよその煽り方……? もう、ちょっとなんとかならねぇのか?」

ヤムチャ「……あれ? なんか違いますか?」


リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !


ケン「いやいや、まぁコールが起きたからいいけどさぁ……? 次は、もうちょっと格好良くしよう……なっ……?」

ヤムチャ「う、うっす……勉強します……」


実況「さぁさぁ、場内からリュウコールが巻き起こるっ! そしてコーナーのケンとヤムチャも盛り上がっているっ! 先手を取ったのは、リュウっ! リュウだっ!」

元「後は、ここから何処まで攻め込めるかだね……? 相手はベガ君……油断は禁物だよ?」

914名無しさん:2015/04/04(土) 23:33:13 ID:???
ヤムチャw

915名無しさん:2015/04/04(土) 23:33:57 ID:CNpTgcVo
今日はここまで

916名無しさん:2015/04/04(土) 23:35:38 ID:???
乙。ヤムチャww

917名無しさん:2015/04/04(土) 23:38:20 ID:???
ヤムチャぇ…

918名無しさん:2015/04/04(土) 23:49:15 ID:u65d7azw


ヤムチャ、この程度の失敗なら大丈夫だw
ベガを合体攻撃で蹴散らして、代わったバイソンを倒す感じが良いかな?
リュウは独りでベガとバイソンを倒したいだろうけど

919名無しさん:2015/04/05(日) 00:20:19 ID:???
乙!
バイソンさんとバルログさんの関係がなんか良かった!

920名無しさん:2015/04/05(日) 00:29:14 ID:???
乙です
ヤムチャはまぁ必死に盛り上げようとした結果だし、結果オーライだ
ケンは次は頑張りましょう的な感じで済ませてるけど
アピール力(って言うのか知らないけど)が足りないなりに盛り上げようとしてるのは分かってるからだろうね
何だかんだでこっちもいい関係になってきてる気がする

921名無しさん:2015/04/05(日) 09:12:53 ID:3f8NH30k
乙っした
ヤムチャがすごくらしいw

922名無しさん:2015/04/05(日) 22:05:01 ID:wW5zAG56
リュウ「さぁ、起きろっ! ベガっ!」ググッ

ベガ「……くっ」


実況「さぁ、リュウは力強くベガを引き起こすっ!」


リュウ「さぁ、いくぞっ! ベガっ!」ガシッ

ベガ「……うおっと」


リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !

実況「そしてリュウはやや側面から、ベガに組みかかっていくっ! 首と、腰にその手を回して……」


リュウ「はああぁぁっ……! うおおおぉぉっ……!」ドシーンッ

ベガ「……うぐううぅぅっ!」


実況「そして、そのまま身体を捻りつつ、後方へとベガを投げていったぁ!」

元「裏投げですね。いいですよ」

実況「ベガの身体が肩口辺りから、マットへと突き刺さるっ! リュウの裏投げっ! リュウの裏投げだぁ!」

923名無しさん:2015/04/05(日) 22:11:19 ID:wW5zAG56
リュウ「さぁ、どんどん責めていくぞっ!」ムクッ

ベガ「くっ……今のは、効いたなぁ……」


リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !

実況「さぁさぁ、ベガはダーウンっ! そして、リュウは素早く立ち上がるっ! ここは一気に攻めたい場面っ!」


リュウ「うおおおぉぉっ……! はぁっ!」クルッ

ベガ「……むっ?」

リュウ「……はああぁぁっ!」ドスッ

ベガ「……うぐっ!」


実況「そして、その場でジャンプっ! 前方宙返りで、ベガに背中を落としていきますっ! サンセットフリップだっ!」


ケン「いいぞいいぞ、リュウっ! ガンガンいけっ!」

ヤムチャ「リュウさん、やっちまって下さいっ!」

924名無しさん:2015/04/05(日) 22:19:03 ID:wW5zAG56
リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !

リュウ「あぁっ! ここで一気に攻めるっ! ホラ、ベガ起きろっ!」ググッ

ベガ「……くっ、リズムが掴めん」


実況「さぁさぁ、リュウの猛攻はまだまだ続くっ! 再び、ベガの身体を引き起こしますっ!」


リュウ「……うおおおぉぉっ!」ガシッ

ベガ「……くっ!」


実況「さぁ、そしてリュウは正面から、ベガの腕を捻って掴み……もう片方の手をベガの首筋にググッと回していくっ!」


リュウ「……はああぁぁっ! このまま、なぎ倒すっ!」ズシーンッ

ベガ「……うぐううぅぅっ!」


ワー! ワーワー!

実況「そのまま、体重を浴びせながらベガの身体を押し倒し、激しくマットへと叩きつけるっ!」

元「大外刈りですね。いいですよ」

実況「リュウの大外刈りっ! リュウの大外刈りィ! ベガの身体が頭から、マットへと叩きつけられたぁ!」

925名無しさん:2015/04/05(日) 22:24:35 ID:wW5zAG56
ベガ「うっ……あぁ……くっ……」


実況「頭部から、激しくマットに叩きつけられ、これにはベガも頭を抑えて苦しんでいますっ! これは、ダメージも大きいでしょうかねぇ、元さん?」

元「確実に効いています。はい」


リュウ「このまま、仕留めるっ! フィニッシュだっ!」ググッ


ワー! ワーワー!

実況「さぁさぁ、そしてここでリュウがググッと右腕を突き上げたぁっ! これはフィニッシュ宣言かぁ!?」


リュウ「……コイツで仕留めるっ! 起きろ、ベガっ!」ググッ

ベガ「……ううっ」


実況「さぁ、そしてここでより一層力強く、リュウはベガを引き起こしますっ! これは、完全にリュウが流れを掴んだんじゃありませんかねぇ、元さんっ!?」

元「そうですね。いい流れです」

926名無しさん:2015/04/05(日) 22:33:00 ID:wW5zAG56
リュウ「……さぁ、これで止めだっ! ベガっ!」ググッ

ベガ「……くっ!」


ワー! ワーワー!

実況「さぁ、ベガを引き起こしたりリュウは、その場で大きく身体を捻って構えたっ!」

元「……おっ? あの構えは、ひょっとして」


リュウ「真空竜巻旋風脚っ……! はああぁぁっ……!」ズガァッ

ベガ「……うぐっ!」


イイゾー! リュウー! キメロー!

実況「おぉ〜っと、これは真空竜巻旋風脚だぁっ! リュウがその場で連続回転っ! 蹴りの連打連打だぁ!」

元「おぉっ、勝負賭けてきたのかな!?」


リュウ「うおおおっ……! そのスタミナが尽きるまで……打ち続けるっ……!」ズガガガッ

ベガ「ガッ……グッ……うおっ……!」


リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !

実況「回っております回っております! いつもより多めに回っておりますっ! リュウの身体をが高速回転っ! そしてベガに蹴りの嵐、嵐、嵐ィ!」

元「いいよいいよ。いい攻めだよ〜」

927名無しさん:2015/04/05(日) 22:43:49 ID:wW5zAG56
リュウ「うおおおぉぉっ……これで、フィニッシュだぁ……!」ズガーッ

ベガ「……うぐあああぁぁっ!」バターンッ


実況「そして、フィニッシュっ! ベガの身体を吹っ飛ばすっ!

ワー! ワーワー!

実況「ベガは大きく大きく大きく……ダーウンッ!」


リュウ「ケン、ヤムチャっ! これで終わりだっ! 俺はフォールにいく! 後は任せるぞっ!」ビシッ

ケン「オーケー、オーケーっ……! 任せておきなっ……!」

ヤムチャ「……俺はバイソンに行きますっ!」


実況「そしてリュウは自軍コーナーサイドにいる、ケンとヤムチャに、指を指して指示っ!」

元「うん、いいよいいよ」

実況「それに応えるように即座にケンとヤムチャがリングの中に雪崩れ込み……シャドルーサイドのコーナーへと一直線っ!」

928名無しさん:2015/04/05(日) 22:49:13 ID:???
いつもより多めに回ってますにフイタwww

929名無しさん:2015/04/05(日) 22:53:47 ID:wW5zAG56
ケン「……うおおおぉぉっ! だあっ!」ガスッ

バルログ「……うぐっ」

ヤムチャ「……うおおおぉぉっ! オラッ!」ガスッ

バイソン「……うげっ」


実況「分担作戦成功っ! ケンとヤムチャがバルログとバイソンに攻撃を仕掛け、場外へと突き落としたぁ!」


リュウ「邪魔者は、もうこれでいないっ! さぁ、フォールだっ! カウントを頼むっ!」

ダン「おうっ! 任せておきなっ!」


実況「そして、リュウはベガの身体に覆いかぶさりフォールの体勢だっ! 今、レフェリーがやってきますっ!」


ケン「油断するなよ、ヤムチャっ! しっかり、ここで見張っておけっ!」

ヤムチャ「はいっ! わかってますっ……!」


実況「バルログとバイソンは場外でダウンしているっ! さらにリング内からケンとヤムチャも睨みを効かせ、盤石の体制っ! さぁさぁ、こいつは決まったぁ!? そして、今レフェリーがカウントを取り始めますっ!」

930名無しさん:2015/04/05(日) 23:01:30 ID:wW5zAG56
ダン「ワンっ……!」

ワー! ワーワー!

ダン「ツーっ……!」

ワー! ワーワー!

ダン「……スリ」

ベガ「……くそっ」ググッ

リュウ「……くっ!」

ダン「カウントはツーっ! カウントツーだっ! まだ決まっちゃいねぇぞ!」


実況「おぉ〜っと、ベガも粘りますっ! ベガの肩が上がりますっ! カウントは、2.8っ! 2.8だっ! ベガにも意地があるっ! シャドルーの総帥としての意地があるっ!」


リュウ「まぁ、予想はしてた……だから、こうだっ……!」シュルッ

ベガ「……ぬっ?」


実況「おっと、ここはリュウが切り替えていったか!? 素早くベガの腕を掴み……」


リュウ「腕ひしぎ逆十字固めだっ……! はあぁっ!」ググッ

ベガ「ガッ……グッ……うおっ……!」


実況「そのまま自身の身体を横に回転させ、グラウンドの関節技へと持っていったぁ! 腕ひしぎ逆十字固めっ! 腕ひしぎ逆十字固めだっ!」

元「お〜、いい切り替えしだね」

931名無しさん:2015/04/05(日) 23:07:50 ID:wW5zAG56
リュウ「スリーカウントが駄目なら、ギブアップ狙いだっ……! どうだ、ベガっ……!」グイグイ

ベガ「うああっ……ガッ……グッ……」


イイゾー! リュウー! キメチマエー!

実況「さぁさぁ、リュウがベガの腕を決めていくっ! これ、決まり具合はいかがですかねぇ、元さん?」

元「いい感じに決まってますよ。うん」


リュウ「早くギブアップしちまいな……! ベガっ……!」グイグイ

ベガ「あぁ……くっ……何をしている、バルログ……バイソン……私を助けろっ……!」

リュウ「残念だったな……バルログとバイソンは、場外で寝ているよ……お前に残された道は、ギブアップだけだっ……!」

ベガ「……バカを言うな。ロープブレイクという手段がまだ残っておる」

リュウ「……出来るのかな?」

ベガ「……やってみせるよ」ズルズル


リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !

実況「さぁベガは、もがき苦しみ、必死にロープを狙いますがっ……!」

元「うん、リュウ君、上手く重心安定させてるね」

実況「リュウの身体は、動かないっ! ロープブレイクが遠い遠いっ! こいつは……決まってしまうのかぁ!?」

932名無しさん:2015/04/05(日) 23:20:58 ID:wW5zAG56
バルログ「……ううっ」ムクッ

バイソン「うおぉ……うおっ、何だよオイっ……! ベガ様がピンチじゃねぇかっ……!」ムクッ


実況「さぁ、ここで場外のバルログとバイソンも起き上がります、が……」


バルログ「リングインして、助けに来ましょう、バイソンっ!」

バイソン「あぁっ! わかってるよ!」

ケン「おっと、ここは通行止めだ……バルログ……」

ヤムチャ「……行かせねぇぞ、バイソンっ!」


実況「リングインしようという両者に、ケンとヤムチャがリング内から、睨みを利かせていますっ!」


バルログ「くそっ……ならば、あちらから……」ササッ

ケン「……おっとおっと、そっちも通行止めだ。ダメだよ」ササッ


実況「バルログが右に動けば、ケンも同じように右に動き……左に動けば、同じように左に動くっ! これは、完全にケンが抑えていると言ってもいいんじゃないですかねぇ、元さん?」

元「そうだねぇ。でも、油断は禁物……だよ……?」

933名無しさん:2015/04/05(日) 23:25:06 ID:wW5zAG56
バイソン「邪魔だよ……退けよ、カス……」

ヤムチャ「……行かせない」

バイソン「チッ……どうっすかなぁ……じゃあ、こっちの方から入ってみるか……」

ヤムチャ「おっと、そっちからも、行かせないぞ……」

バイソン「……何だよ、こいつ。本当にムカつく野郎だな。どうすっかねぇ? 困ったなぁ?」

ヤムチャ「お前達は、ここで終わりだ……!」

バイソン「……舐めてんじゃねぇよ。ベガ様はあんな、すけこまし野郎に簡単に負けるタマじゃねぇよ。俺達は、ただ楽にベガ様を勝たせようとしているだけだ」

ヤムチャ「……減らず口を」

バイソン「減らず口じゃねぇよ、バーカ! しっかし、困ったなぁ……こうもリングイン出来ねぇと、後で怒られるんじゃねぇかなぁ、コレ……」


実況「さぁ、ヤムチャもバイソンがリングインするのを抑えているっ!」

元「うん、いいですよ、ヤムチャ君も」

実況「バイソンは、慎重にヤムチャの隙を伺う……バルログは、素早く動いて、ケンの隙を伺う……という感じですかね?」

元「うん、そうだね」


バルログ「くそっ……ならば、こちらからですっ……!」ササッ

ケン「へへ、場外で走り回っている姿……結構、間抜けだぜ、バルログちゃん……そっちも行かせねぇよっ!」ササッ


実況「しかし、ケンもヤムチャも両者、上手く対応してますっ! バルログとバイソンをリングインさせませんっ!」

934名無しさん:2015/04/05(日) 23:29:42 ID:wW5zAG56
リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !

ダン「おいっ、ベガ、どうすんだ!? ギブアップかっ!?」

ベガ「うぐぐっ……するワケないだろう……こんな奴相手に……」

リュウ「……減らず口を、うおおおぉぉっ!」ググッ

ベガ「ぐわああぁぁっ……! 何をやっているんだ、バルログバイソンは……! 何故、私を助けに来ないっ……!」


実況「さぁ、リング上ではリュウがベガにガッチリと腕ひしぎ逆十字固めっ! ギブアップにまで追い込めるか!?」

元「結構、ベガ君も長時間喰らってるんじゃない?」


ベガ「あぁ、くそっ……! もういいっ……! 本当に、ロープブレイクしかないのか……くそったれっ……!」バタバタ

リュウ「……う、うおっと」


実況「おっと、ここでベガが激しく暴れるっ! まるで陸に打ち上げられた魚かのように、身体を大きく大きくバタつかせますっ!」

元「やっぱり、効いてるんだね」

実況「しかし、その反動を利用して、少しずつ……少しずつだが、ロープへと近づいていっているっ! ここはベガが自力でロープブレイクを狙うっ!」


ベガ「あぁ、くそっ……私にこんな真似をさせよって……バルログにバイソン……これは後でお仕置きだな……」バタバタ

リュウ「う、うおっ……くそっ……暴れるんじゃねぇっ……!」

935名無しさん:2015/04/05(日) 23:33:12 ID:wW5zAG56
ベガ「うおおおぉぉっ……! フンっ……!」バタバタ

リュウ「くそっ……! 無駄な足掻きをしやがって……!」


実況「さぁ、ベガ大きく大きく暴れ、そしてようやくロープ間際まで辿り着いたっ!」


ベガ「ようやく辿り着いたぞっ……! フンっ……!」ガシッ

リュウ「……くっ!」


実況「そして、その足をサードロープへと伸ばすっ! ここでロープブレイクっ! ここは、なんとかベガが凌ぎきったぁっ!」


ベガ「はぁ、疲れた……オイっ、レフェリーっ! ロープブレイクだぞっ! 早くこの馬鹿を止めろっ!」

ダン「……何でそんな、命令口調なんだよ。まぁ、リュウ、そういう事だ。ロープブレイクだ。その手を離せ」

リュウ「あぁ、わかってるよ」

ベガ「……ふう、疲れた」


実況「リュウは仕留めきれずっ……! ここはベガがなんとか、ロープブレイクへと持ち込みました」

元「いや、チャンスはまだまだあると思うよ。長時間のね、腕へのダメージで……ベガ君も、やっぱり辛いだろうからね」

936名無しさん:2015/04/05(日) 23:36:47 ID:wW5zAG56
リュウー! オシテルゾー! イケー!

リュウ「あぁ、わかってるっ! まだまだ、いくぜっ! オラッ、ベガ、起きろっ!」

ベガ「……フフフ、少し焦ったかな?」スーッ

リュウ「……しまったっ!」


実況「そうですっ! ロープブレイクはされてしまいましたが、リュウの優位はまだ変わっていないっ! リュウはベガを引き起こそうと……あっ、いやっ! ここでベガがリュウの股下にスッっと手を差し伸ばしたっ!」

元「……あっ」


ベガ「……そ〜らっ! その股間に喰らえっ!」ガスッ

リュウ「ガッ……ううっ……こ、この野郎……」ブルブル


ブー、ブーブー

実況「そのまま、その腕を振り上げ、リュウの股間へと打ち込んでいくっ! ここで出したかっ! 急所攻撃っ! 急所攻撃だぁ!」

元「……ベガ君、ピンチになると、すぐあぁいう事するからね。いけません」


リュウ「く、くそっ……卑怯な真似を……」ブルブル

ベガ「卑怯でも何でもいいんだよ! 勝てばいいのだ、勝てばなっ! ハーッハッハっ!」

937名無しさん:2015/04/05(日) 23:41:39 ID:wW5zAG56
バイソン「おい、ヤムチャ……? 後ろ見てみろよ……? リュウがやられてるぜ?」

ヤムチャ「……えっ?」クルッ

バイソン「……素敵な大チャンス、到来ですよ! 俺に背を向けましたぜ! バカですよ、コイツ!」


リュウ「……く、くそっ」ブルブル

ベガ「ハーッハッハ!」

ヤムチャ「あっ、てめぇ、何してやがるっ!?」

ベガ「……何をしていると聞かれたら、急所攻撃と答えるしかないなぁ。まぁ、正確には『何をした』が正解だ。今は急所攻撃を喰らって苦しんでいるリュウの姿を見て、笑ってたよ」

ヤムチャ「な、なんだコイツ……」


バイソン「おい、そこの兄ちゃんっ! 椅子貸せ、椅子っ!」

男「……えっ?」

バイソン「いいからいいから! 時間がねぇんだよ、ホラ、早くっ! ちょっと、借りるぜ、コレ……」


実況「おっとおっと! ここでバイソンが観客席から、椅子を取り出しましたっ! パイプ椅子をその手に持ちましたっ!」

938名無しさん:2015/04/05(日) 23:41:44 ID:???
さすがベガ様やで!

939名無しさん:2015/04/05(日) 23:45:13 ID:wW5zAG56
バイソン「ベガ様っ! 新しい椅子ですよ〜! そ〜れっ!」ズザーッ


実況「そして、バイソンはリング内へと手に椅子を滑り込ませますっ! まるでカーリングのストーンかのように、パイプ椅子がリング内へと滑り込んでいくっ!」


ヤムチャ「うおっ……! なんだなんだ……!? パイプ椅子が、急に現れやがったぞっ!?」

ベガ「ふむ。ナイスパスだ……これで、元気百倍だな……」ガシッ


実況「そして、ベガは滑り込んできたパイプ椅子を足で踏んずけて止めますっ! リング内へとパイプ椅子が一つ雪崩込んだぁ!」


ダン「何だよ、何処からこんな物が雪崩込んできやがったっ! おいおい、これは……」

ベガ「これを手にするのは私だぁ! お前ではない、そこを退けぇっ!」ドスッ

ダン「……うおっ!」ドスッ


実況「慌てて、パイプ椅子を回収に来たレフェリーですが……ベガはレフェリーを蹴飛ばしますっ! そして、パイプ椅子を手にしましたぁ!」

元「あらら……乱暴だねぇ……というか、マズいねぇ、これ……」


ベガ「問題だ……急所攻撃を喰らい、悶えてるリュウと……私に背を向けているケン……そして、私と対峙している君……私が一番最初に攻撃を仕掛けるのは、誰だと思う……?」

ヤムチャ「……俺?」

ベガ「その通りっ! 正解だ、おめでとうっ……! これは景品だ、受け取ってくれっ!」バッチーンッ

ヤムチャ「……ぐげええぇぇっ!」


実況「そして、ベガは手にしたパイプ椅子でヤムチャの脳天を一撃っ! おぉ〜っと、コイツはいけませんっ!」

940名無しさん:2015/04/05(日) 23:47:16 ID:wW5zAG56
今日はここまで

941名無しさん:2015/04/05(日) 23:47:27 ID:zsVe4Qe2
アンパンマンかよw

942名無しさん:2015/04/05(日) 23:50:51 ID:???
ベガ様面白いわwww

943名無しさん:2015/04/06(月) 00:06:45 ID:FrODMT2Y


かっこいいリュウのターン終了のお知らせ
ベガの面白くも厳しい攻撃にどう対応するか

944名無しさん:2015/04/06(月) 00:31:24 ID:???
元気百倍は反則やwwwwww

945名無しさん:2015/04/06(月) 01:09:53 ID:Q90sRYLA
くさってもZ戦士のヤムチャ相手にパイプ椅子が耐えられるといいけど...

946名無しさん:2015/04/06(月) 01:25:50 ID:???
>>945
パイプ椅子がひしゃげてるのが見えてわらう

947名無しさん:2015/04/06(月) 05:20:38 ID:/g/2p8ms
乙っした
元気100倍w
アドリブだよな?いや普段から練習してる?
ベガ様なにもんだよw

948名無しさん:2015/04/06(月) 20:42:57 ID:???
乙でした。
「元気百倍」やら「正解だ、おめでとうっ……!(ry」やらノリノリだね、ベガ様
威圧感たっぷりで、だけどお茶目な組織の総帥とかついてきたくなるわw

949名無しさん:2015/04/06(月) 21:51:04 ID:???
この流れだと決着は次スレに持ち込みかな?

950名無しさん:2015/04/06(月) 22:05:30 ID:uHyWRZUo
ヤムチャ「ああぁ……脳天直撃だ、こりゃ……」バターンッ

バイソン「ベガ様、ナイスですっ! よっしゃ、お前は場外で寝てなっ……! オラオラっ!」ズルズル


ブー、ブーブー

実況「さぁ、パイプ椅子攻撃でヤムチャは大きくダーウンっ! そしてダウンしたヤムチャの身体を、リング外からバイソンが掴んで引きずり出していますっ!」


ベガ「先ず、一人……さぁさぁ、お次は……」

ケン「ブーイング……? って、おおっ! なんだこりゃ!?」クルッ

ベガ「……次は、お前だな。そ〜らっ、いくぞっ!」ブッンッ


実況「パイプ椅子を手にしたベガは止まらないっ! 悠々とケンに近づいていき……」


ベガ「そ〜らっ! フルスイングだっ! ハーッハッハっ!」バッチーンッ

ケン「……ぐわああぁぁっ!」


実況「そして、ケンの腹へとパイプ椅子を振りかぶって打ったぁ! ベガはケンへも凶器攻撃だぁ!」

元「あぁ、もう大暴れだね」

951名無しさん:2015/04/06(月) 22:11:54 ID:uHyWRZUo
ベガ「そ〜れ、もう一発だっ! フンっ……!」バッチーンッ

ケン「……ぐげええぇぇっ!」バターンッ


ブー、ブーブー

実況「そして、もう一撃っ! 今度は振りかぶって脳天にお見舞いだぁ! これにはケンもダーウンっ!」


ベガ「二人目だっ……! オイ、バルログ、そこの邪魔な男を片付けておけっ!」

バルログ「わかりました、ベガ様っ! さぁ、ケン……場外へ帰るのですっ……!」ズルズル

ケン「ううっ……あぁ……くそっ……」


実況「そしてダウンしたケンの身体を、場外からバルログが掴み、引きずり出していくっ! もう、ベガはやりたい放題だっ!」


ベガ「さぁさぁ、三人目は……お前だ……覚悟はいいな、リュウ……?」

リュウ「……く、くそっ! 卑怯な真似ばかりしやがって!」


実況「ベガの暴走は止まらない止まらないっ! 今度はリュウの背後から、ゆっくりと近づいていくっ!」

952名無しさん:2015/04/06(月) 22:12:59 ID:???
やっぱりベガ様すげえ

953名無しさん:2015/04/06(月) 22:17:26 ID:uHyWRZUo
ベガ「楽をして勝つ事の何が悪いっ……! そ〜ら、いくぞっ! フンっ……!」バッチーンッ

リュウ「……ぐわああぁぁっ!」


実況「そしてベガは、リュウの背中へとパイプ椅子を打ち込んだぁっ! おっとおっと……まだいくのか……? ベガはリュウの正面へと周りこんで……」


ベガ「次はこっちからだっ……! ほ〜らっ、フルスイングだっ……!」バッチーンッ

リュウ「……うぐああぁぁっ!」


実況「そして、今度は正面からっ! リュウの腹へとパイプ椅子を打ち込みますっ! やりたい放題っ! ベガはもうやりたい放題だっ!」

元「……大暴れだね、本当に」


ベガ「……フフフ、これで形成逆転だな?」

リュウ「うぐっ……パイプ椅子を振り回すだなんて、猿でも出来るぜ……? まぁ、猿山の大将にお似合いの攻撃だな……こんな攻撃、効いてないぜっ……!」

ベガ「……ほ〜う、言ってくれるねぇ」


ブー、ブーブー

実況「ここはレフェリーに、なんとかしてもらいたい場面では、ありますがっ……!」

元「うん、ベガ君に蹴飛ばされて、倒れ込んでるねぇ……うん……」

954名無しさん:2015/04/06(月) 22:24:22 ID:uHyWRZUo
ベガ「……ならば、次はこうだっ!」シュルッ

リュウ「……んっ?」


実況「おっと! ベガはリュウの目の前でクルリとパイプ椅子を回転させながら、真上へと放り投げて……」


ベガ「よっと……フンっ……ソレっ……!」ガシッ


実況「そのまま空中でキャッチしつつ、パイプ椅子の足を広げ、リングへとセッティングっ! クルクルと空中で回転したパイプ椅子が、リュウの目の前に足を広げてセッティングされます!」

元「サーカスとかのアレみたいだね。え〜っと、何だったっけ……?」

実況「パイプ椅子ジャグリングっ! ベガのパイプ椅子ジャグリングっ! パイプ椅子を一つセッティングするのにも、摩訶不思議な動きを見せますっ! この辺りは、やはり凶器を使い慣れてると言ってもいいんでしょうかねぇ、元さん?」

元「あ〜、そうだ、ジャグリングだ……うん、でも凶器は使い慣れてるでしょうね……」


リュウ「……何をする気だ?」

ベガ「見てればわかる……大人しくしてるんだな……」ジリジリ


実況「そして、ベガは二三歩、ジリジリと後退するっ!」

955名無しさん:2015/04/06(月) 22:31:08 ID:uHyWRZUo
ベガ「そ〜らっ、いくぞ……フンっ……」ピョンッ


実況「さぁ、そしてベガが少し距離をとった位置から……パイプ椅子へと飛び乗ったぁ! そして、そこからさらにジャーンプっ!」


ベガ「閃光妖術……と言った所かな……? そ〜れっ……!」ズガァッ

リュウ「……ぐわああぁぁっ!」バターンッ


実況「そして、そのままリュウの顔付近まで飛び上がり……側頭部に膝蹴りをお見舞いしていくっ! シャイニングウィザードだっ! ベガのシャイニングウィザードっ!」

元「おお、膝じゃなくて、椅子を踏み台にしたワケだね……」

実況「これを喰らい……リュウもダーウンっ!」


ベガ「フッ、どうだ……モンキーらしい攻撃だろう……何せ、彼らは俊敏だからな……」

リュウ「ぐっ……ち、ちくしょう……」

ベガ「しかし、まだまだだっ……! まだ、終わらんよっ……!」ムクッ


実況「そして、ベガはすぐ様、起き上がるっ! この辺りは、一気にベガの流れになってきているような気がしますが、どうでしょう、元さん?」

元「うん、あ〜、いや……なってると思うよ……?」

956名無しさん:2015/04/06(月) 22:32:25 ID:???
ゴクリ

957名無しさん:2015/04/06(月) 22:36:52 ID:uHyWRZUo
ベガ「さぁ……次の対戦相手は君だ……」ガシッ


実況「再びベガが凶器を手にするっ! 先程、踏み台にしたパイプ椅子を、再び手に持ったぁっ!」


ベガ「ワンハンド・スラムだな……ソレっ……!」ガッシャーンッ


実況「おっと、そして片手でパイプ椅子を掴み、乱暴にマットの中央へと叩きつけるっ! 広がっていた足は閉じ、リング中央にパイプ椅子がセッティングされます! これはまだまだ、凶器攻撃を狙っているんでしょうかねぇ?」

元「まぁ、あの位置に置いたって事はねぇ……狙っているでしょ……?」


ベガ「対戦相手がコロコロ変わるぞ……忙しい忙しい……さぁ、リュウ、起きろっ……!」ググッ

リュウ「……ううっ」


実況「パイプ椅子をセッティングしたベガは……再び、リュウに近づき、引き起こしますっ! さぁさぁ、コイツはコイツは……嫌な予感がするぞっ!?」

元「……うん。そうだね」

958名無しさん:2015/04/06(月) 22:42:45 ID:uHyWRZUo
ベガ「さぁ、リュウっ……! 持ち上げるぞ、ソレっ……!」ググッ

リュウ「……ううっ」


実況「さぁ、そしてベガはリュウの股下に手を差し込み、そのまま抱えあげたぁ!」


ベガ「そ〜れっ! パイプ椅子の上に……叩きつけてやるっ……! うおおっ!」ドスーンッ

リュウ「……うぐううぅぅっ!」


実況「そして、クルッと振り返りつつ、リュウの身体をパイプ椅子の上へと、叩きつけていくっ! ボディスラム……もしくは、パワースラムかっ!?」

元「……とにかく、アレは痛い」


ブー、ブーブー

リュウ「あぁっ……ぐああっ……ぐああっ……」

ベガ「さぁ、このタイミングだっ……! バルログっ! バイソンっ! こっちへ来いっ!」


実況「リュウは、かなり悶え苦しんでいますっ! おっと、そしてここでベガが場外にいるバルログとバイソンの方を見ながら、何やら叫んでいます!」

元「……呼び寄せてるのかな?」

959名無しさん:2015/04/06(月) 22:48:56 ID:uHyWRZUo
バルログ「フッ、ケン君、悪いですね……貴方を踏みつけているのも、楽しかったですが……ベガ様に呼ばれています……」

ケン「ううっ……くっ……待て……」

バルログ「……死に損ないに興味はありませんっ! それではさようなら。ヒャオっ!」シュッ


実況「それに応えるようにバルログがすぐ様、リングインっ!」


バイソン「呼び出しだ……まぁ、おめぇを痛めつけるのも、ここまでだな……」

ヤムチャ「ううっ……ま、待ちやがれ……」

バイソン「まぁまぁ、また今度、遊んでやるからよぉ! とりあえず、今日の所は……アバヨっ!」シュッ


実況「そして、バイソンもリングインっ! お〜っと、コイツはマズい状況ではないか!? リング上にシャドルーが大集結っ! 大集結だぁ!」

元「うん、マズいね」

960名無しさん:2015/04/06(月) 22:52:40 ID:uHyWRZUo
ベガ「よ〜しっ、ナイスタイミングだっ! 順序よくいこう……バルログ、バイソンの順で行けっ……!」

バルログ「わかりましたっ……! では、ベガ様、行って来ますっ……!」ダダッ

バイソン「よ〜しっ! それじゃあ、俺も行って来ますっ!」ダダッ


実況「さぁ、そして……リング上に集結したシャドルーは……おっと、ここでバルログがロープへと走るっ!」

元「……ワンテンポ遅れてバイソン君もいったねぇ」


バルログ「ヒョオオオォォッ……! それじゃあ、リュウ……いきますよ……!」ダダッ

ベガ「よしっ、バルログ来いっ! コイツに仕掛けろっ!」


実況「ロープの反動をつけたバルログがリュウの元へとやってきたぁ!」

961名無しさん:2015/04/06(月) 22:57:50 ID:uHyWRZUo
バルログ「……ヒョオオォォっ!」クルッ

ベガ「よしっ、バルログいいぞっ! 私はお前の身体を……」ガシッ


実況「さぁ、バルログはリュウの目の前で、クルッと一回転っ! 前方宙返りをしながら……!」


ベガ「上から、更に勢いをつけてやるっ……!」ググッ

バルログ「……ヒャオっ!」ドスッ

リュウ「……うぐっ!」


実況「背中から、リュウの身体にのし掛かっていくっ! サンセットフリップっ! ロープの反動をつけた、サンセットフリップっ!」

元「それで、ベガ君も、上からバルログ君の身体を押して、勢いをさらにつけてるねぇ?」


ベガ「後ろが支えているぞ、バルログっ! モタモタするなっ!」

バルログ「ハイっ……! 申し訳ありませんっ……!」シュタッ


実況「そしてバルログは、その勢いのまま、素早く起き上がり……さらにさらに前方のロープへと走ったぁ!」

元「……あっ、今度はバイソン君が」

962名無しさん:2015/04/06(月) 23:05:02 ID:uHyWRZUo
バイソン「ベガ様、頼んますっ! よいしょ〜っ!」クルッ

ベガ「よ〜しっ、バイソンっ! いいタイミングだっ……任せろっ……!」ガシッ


実況「さぁ、お次はバイソンがやってきたっ! バイソンもリュウの目の前で、一回転っ! 同じように前方宙返りをしながら……」


ベガ「そ〜れっ! バイソン、お前もいってこいっ!」グイッ

バイソン「よいしょ〜っ!」ドスッ

リュウ「……ぐわあっ!」


実況「同じように背中からリュウにのし掛かっていくっ! サンセットフリップ仕掛けるっ! ベガも上から更にバイソンの身体を押して、勢いをつけるっ!」

元「それで、リュウ君の下にはパイプ椅子が置かれてるんだよね……? 酷い攻撃だ、こりゃ……」


ベガ「モタモタするなっ! 今度はバルログが前から来るぞっ! ぶつからんように気をつけろっ!」

バイソン「了解しやしたぁっ! よっとぉっ!」シュタッ


実況「バイソンもその勢いのまま、素早く起き上がり……そして、前方のロープへと走るっ!」

元「……あっ、またバルログ君が戻ってきたっ!」

963名無しさん:2015/04/06(月) 23:11:21 ID:uHyWRZUo
ベガ「よ〜しっ、バルログっ! もう一発っ! フンっ……!」ググッ

バルログ「……ヒョオォォッ! ヒャオっ!」ドスッ

リュウ「……う、うぐううっ!」

バルログ「……さぁさぁ、まだまだいきましょうっ!」シュタッ


実況「再びバルログが、サンセットフリップっ! 一回転して、リュウにのし掛かるっ! そしてバルログは三度、ロープへと向かうっ! 間髪入れずにバイソンも戻ってきたぁ!」


ベガ「バイソン、お前も行けぇっ! どんどん仕掛けろっ……! フンっ……!」ググッ

バイソン「よろしくお願いしますっ! よいしょ〜っ!」ドスッ

リュウ「……ぐ、ぐわああっ!」

バイソン「サンセットフリップのギネス新記録でも狙ってやりましょうっ……! オラオラ、まだまだ行くぜっ……!」シュタッ


実況「そして、バイソンも三度ロープへと走るっ! それと交代するかのように、またバルログがやってきたっ! また来たぞっ! バルログがまた来たぞっ!」

元「う〜ん……これは厳しい……」

964名無しさん:2015/04/06(月) 23:18:10 ID:uHyWRZUo
バルログ「……ヒャオっ!」ドスッ

リュウ「……ぐっ、うぐううっ!」

バイソン「よいしょ〜っ!」ドスッ

ベガ「もう一往復っ!」

バルログ「……ヒャオオォォ!」ドスッ

リュウ「あが……ぐわああっ……」

バイソン「そ〜れ、どっこいしょ〜!」ドスッ


リュウー! ガンバレー! マケルナー!

実況「あぁ〜っと、これはこれは、リング上でシャドルーがやりたい放題っ! やりたい放題でありますっ!」

元「う〜ん……苦しいねぇ……」

実況「サンセットフリップの雨嵐っ! おっと、まだ来るか! まだ来るか!?」

元「これだけ、間髪入れずにバンバンと来られると……いくらリュウ君でもねぇ……」

965名無しさん:2015/04/06(月) 23:25:38 ID:???
なにこれおもしろい

966名無しさん:2015/04/06(月) 23:27:02 ID:uHyWRZUo
ベガ「これで、ラストだっ……! バルログ……お疲れ様っ……!」ググッ

バルログ「……ヒャオっ!」ドスッ

リュウ「……うぐううぅぅっ!」

バルログ「バイソンが、締めですか……美しく締めれますかね……? まぁ、拝見させていただきましょう……」シュタッ


リュウー! ガンバレー!


ベガ「バイソン、これでラストだっ! お疲れ様っ……!」ググッ

バイソン「……そ〜らっ! よいしょ〜!」ドスッ

リュウ「……ぐわああぁぁっ!」

バイソン「いやぁ、結構走り回って、疲れたな……まぁ、いい連係だったんじゃねぇか? なっ、バルログ?」

バルログ「……う〜ん、締めには、少し美しくないフォームかもしれませんね?」

バイソン「……ん、何の話だ?」

967名無しさん:2015/04/06(月) 23:31:21 ID:???
これはリュウもさすがにヤバいな

968名無しさん:2015/04/06(月) 23:33:36 ID:uHyWRZUo
ベガ「何を言っている……締めは私が頂く……美味しい所は全て私の物だ、フンっ……!」ピョンッ


実況「さぁさぁ、ようやく……シャドルーの動きが止まったか……? あっ、いやっ、ここでベガが高くジャンプっ!」


ベガ「……これで、止めだっ! フンっ!」ドスッ

リュウ「ガッ……グッ……」


実況「そして、両腕を組みながら、リュウの腹部にジャンプして落ちていくっ! ベガのフットスタンプっ!」


ベガ「……なっ、どうだ? これで綺麗に締まっただろう?」

バルログ「ベガ様に美味しい所を持っていかれましたね……」

バイソン「……まっ、ベガ様だったら、仕方ねぇなっ!」

ベガ「何を言ってる……お前達がやってくれたおかげだよ……私は殆ど何もしていない……」

969名無しさん:2015/04/06(月) 23:40:54 ID:uHyWRZUo
ベガ「さぁ、勝利のハイタッチだっ! バルログ……バイソン……ホレっ……!」ガシッ

バルログ「えぇっ!」ガシッ

バイソン「よっしゃっ!」ガシッ


実況「さぁさぁ、シャドルーの三人は、手を高く掲げ、ハイタッチっ! と、同時にその手を組みあったっ! シャドルートライアングルっ!」


ベガ「ハハハ、これがシャドルーの力だっ! どうだ、見たかっ!」

バルログ「讃えなさい……ベガ様を讃えるのです……」

バイソン「オラオラ、どうしたどうしたっ!? 声援が足りねぇんじゃねぇか!?」


実況「今度は、ベガを中心に横並びっ! シャドルー全員が両腕を掲げ、場内へと大アピールっ! まるで、もう試合に勝ったと言わんばかりの勢いだぁ!」

ブー、ブーブー

実況「しかし、場内からはブーイングっ! 大ブーイングでございますっ!」

元「そりゃねぇ……連係攻撃自体は良かったんじゃないかと思うけど……あの人達、リュウ君の背中にある、パイプ椅子の事、絶対忘れるよ……」

970名無しさん:2015/04/06(月) 23:45:04 ID:uHyWRZUo
今日はここまで
1000以内に終われるんじゃねぇかって、淡い期待も持ってたけどね、コレもう無理です
このスレに関しては2スレ跨いで延長戦になります

971名無しさん:2015/04/06(月) 23:48:17 ID:???
乙!
シャドルー軍団はチームワークがいいな

972名無しさん:2015/04/06(月) 23:51:26 ID:wa/F7zX6


変に巻きでやるより、しっかり続けてくれた方が良い
3人の合体攻撃、シャドルーに先にやられてしまったな
空手軍団の逆襲が楽しみ

973名無しさん:2015/04/06(月) 23:54:28 ID:???

次スレに移行の時はやっぱり1週間程度休むのかな?

974名無しさん:2015/04/06(月) 23:59:03 ID:???
ベガ様は周りの使い方が上手いなぁ、リュウに足りないのはこういった部分かね
現状リュウは一人でやるか、ケン、ヤムチャが作ってくれた流れに乗ってるだけだからなぁ

975名無しさん:2015/04/07(火) 00:48:57 ID:Zjz10sNo
乙っした
ベガ様は初期の細目の方かな
後期のマッチョでアンパンマンやるのは面白すぎる

976名無しさん:2015/04/07(火) 11:10:47 ID:coaOpVug
ヤムチャ「プーアル!プロレス団体で少し上手くやれてきたぞ」part2
↑こんな感じで、この試合以外に、もう一試合入れちゃおう(案)
このスレも残り20程度だし、今晩から次スレ移動かな?

977名無しさん:2015/04/07(火) 19:27:11 ID:???
>>976のように今日で次スレ移動か
>>973のように(いつものように)1週間休みとなって新スレつくるか

とにかく乙です!

978名無しさん:2015/04/07(火) 22:25:14 ID:UzF6czxA
本日に更新はお休みです 申し訳ありませぬ
とりあえず区切りのいい所まではぶっ通しでやるよ 区切りがついたら、またお休み頂きます
更新休みの日にこんな事言うなんて変な話だけどね

979名無しさん:2015/04/07(火) 22:34:34 ID:JoIkKnqQ
この試合の反省会まではノンストップで見たいです!
まずは明日を楽しみに待ってます

980名無しさん:2015/04/07(火) 22:42:58 ID:???
980まで来た

981名無しさん:2015/04/08(水) 00:10:25 ID:???
>>978
どうかお気にせずに
無料でこんな面白い話読ませてもらえて幸せです

982名無しさん:2015/04/08(水) 22:07:21 ID:QknQF7Nw
次はスレのお知らせです

ヤムチャ『プーアル! プロレス団体で少し上手くやれてきたぞ!』
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1428498199/

とりあえず、新スレ建ててまたやります
それと、我慢出来なくなってやりたくなった小ネタもあるので、今日短編スレ一つ建てます
昨日のお休みの振り替え分と捉えて下さい

983名無しさん:2015/04/08(水) 22:14:26 ID:???

ここはうめるか

984名無しさん:2015/04/08(水) 22:14:58 ID:???
埋め

985名無しさん:2015/04/08(水) 22:15:31 ID:???


986名無しさん:2015/04/08(水) 22:16:04 ID:???
埋め

987名無しさん:2015/04/08(水) 22:16:35 ID:???
埋め埋め

988名無しさん:2015/04/08(水) 22:17:07 ID:???
埋め埋め埋め

989名無しさん:2015/04/08(水) 22:17:39 ID:???
埋め埋め埋め埋め

990名無しさん:2015/04/08(水) 22:18:13 ID:???


991名無しさん:2015/04/08(水) 22:18:46 ID:???
うめ

992名無しさん:2015/04/08(水) 22:19:18 ID:???
埋め埋め

993名無しさん:2015/04/08(水) 22:19:51 ID:???
うーめ

994名無しさん:2015/04/08(水) 22:23:58 ID:???
ume

995名無しさん:2015/04/08(水) 22:24:10 ID:???
埋めてる埋めてる

996名無しさん:2015/04/08(水) 22:24:43 ID:???
うめうめ

997名無しさん:2015/04/08(水) 22:25:13 ID:???
埋め埋め埋め

998名無しさん:2015/04/08(水) 22:25:43 ID:???
umeumeume

999名無しさん:2015/04/08(水) 22:26:13 ID:???
unnme

1000名無しさん:2015/04/08(水) 22:26:44 ID:???
1000ならロト7七〇〇〇〇〇〇〇〇




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