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ヤムチャ「プーアル! プロレス団体でリベンジ戦だぞ!」

1名無しさん:2016/07/03(日) 22:02:08 ID:sn7cD0UQ
あれから一週間ーー


ヤムチャ「おはようございま〜す」

プーアル「皆さん、おはようございます!」

リュウ「お〜う」

ケン「お〜う、ヤムチャか。おはようさん」

リュウ「昨日、どうだった?」

ヤムチャ「あっ、昨日ですか? 昨日は結構、上手く出来たとは思います。楽しい一日でしたよ!?」

リュウ「そりゃよかった」

ケン「それじゃあ、その調子で今日もしっかりやってくれよ。今日は俺とお前でだ」

ヤムチャ「そうですね。この前の事もありますし……」

プーアル「そこをヴァイパーさんのPVで大々的に宣伝されていますからね。ヤムチャ様、頑張りましょう」

ヤムチャ「おう」

2名無しさん:2016/07/03(日) 22:07:52 ID:sn7cD0UQ
タイトル
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体から俺にオファーが来たぞ!」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1410868068/l50

ヤムチャ「プーアル!俺はプロレス団体に就職して頑張るぞ!」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1414760702/l50

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体に就職したのは失敗だったぞ!」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1419080190/l50

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体でやっていくのは難しいぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1422805719/

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で少し上手くやれてきたぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1425992607/
ヤムチャ『プーアル! プロレス団体で少し上手くやれてきたぞ!』
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1428498199/

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で人間関係も良くしていくぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1429707801/
ヤムチャ『プーアル! プロレス団体で人間関係も良くしていくぞ!』
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1432731679/
ヤムチャ[プーアル! プロレス団体で人間関係も良くしていくぞ!]
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1435928755/

3名無しさん:2016/07/03(日) 22:09:27 ID:sn7cD0UQ
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体がピンチだぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1436878976/
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体がピンチだぞ!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1438952532/
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体がピンチだぞ!!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1441198930/

大会PV
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1441631671/

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で悪者と戦うぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1442149544/
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で悪者と戦うぞ!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1445173341/

プーアル「ヤムチャ様! 一週間を振り返ってみましょうか!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1448197406/

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体を盛り上げていくぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1448456471/
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体を盛り上げていくぞ!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1452517316/

プーアル「ヤムチャ様! 一週間を振り返ってみましょうか!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1455627762/

大会PV
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1455454847/

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で女子選手がメインだぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1455714113/
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で女子選手がメインだぞ!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1458651800/
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で女子選手がメインだぞ!!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1462280550/

今大会PV
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1462712384/

ヤムチャ「プーアル! メトロシティのお祭りでプロレスをするぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1462798949/
ヤムチャ「プーアル! メトロシティのお祭りでプロレスをするぞ!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1466427653/

4名無しさん:2016/07/03(日) 22:14:34 ID:sn7cD0UQ
リュウ「だけど、いいのかねっと……」

ケン「何が?」

リュウ「いや〜、なんて言うか俺がゆっくりしててよ……」

ケン「そこは仕方ねぇじゃねぇか。お前だってたまには身体休める事も必要だろ?」

リュウ「そうだけどさ」

ケン「サガットも以前そういう事言ってなかったか? 休める時には休む……今日は俺とヤムチャに任せて、お前はゆっくりしておけ。また明日から必要になってくるんだから。なっ?」

ヤムチャ「俺もそう思います」

リュウ「……ゆっくりか」


ベガ「いや、お前にゆっくりなどはさせない。リュウ……今日はお前にも出てもらうぞ」

バイソン「うい〜っすっ! おはようさ〜んっ!」

5名無しさん:2016/07/03(日) 22:22:30 ID:sn7cD0UQ
ケン「おっ、ベガさんにバイソン……」

ヤムチャ「おはようございます!」

プーアル「ベガさん、バイソンさんおはようございますっ! サガットさん達は?」

バイソン「あ〜、アイツらはガイルとナッシュの所に行ってるよ。今日はそっちとだからな」

リュウ「……出番があるってのは?」

ベガ「リュウ、お前には今日はマイクだけでもいいから出てもらいたい」

リュウ「……マイク?」

ベガ「まぁ、王者戦に関してだな。今日の私とバイソンの試合の後……乱入してこい。暴れろとは言わんがな」

6名無しさん:2016/07/03(日) 22:33:17 ID:sn7cD0UQ
ベガ「私の防衛戦もシャドルーを一巡した。その間、お前達空手軍団は私の横暴を指を加えて眺めているだけ……そこは、そろそろ動いていかないとな」

リュウ「……ほう」

ベガ「今日はガンガン来てもらいたい。その為に今日は第五試合にタイトルマッチをセッティングしたというワケだ」

ケン「でもよぉ……?」

ベガ「……どうした?」

ケン「第五試合でいけるの……? 前のバルログ戦は、早い時間にしたからだけど……今日は、なぁ……?」

ベガ「私を舐めて貰っては困る。今日もそれなりのプラン用意してきている」

バイソン「俺もいるんだぜっ! 俺も俺もっ!」

ケン「……ふ〜ん」

ベガ「女子部も元気になってきた事だし……男の私達が負けてるワケにはいかん。まっ、とにかく内容を説明しようか」

7名無しさん:2016/07/03(日) 22:38:03 ID:PCSsfU1I
1乙です
あんまり無理するなよ

8名無しさん:2016/07/03(日) 22:39:01 ID:sn7cD0UQ
ーーー


春麗「……うんうん」

さくら「それで……そんな感じで今日の春麗さんは……」

春麗「うんうん。了解了解」


ローズ「……」ジーッ

キャミィ「……」ジーッ

かりん「……」ジーッ


さくら「んっ……? なぁ〜んか、視線感じるぞ……?」チラッ

春麗「……ちょっと、何見てるのよ。あんた達」チラッ

9名無しさん:2016/07/03(日) 22:46:17 ID:sn7cD0UQ
ローズ「私達も一緒になって話を聞いてるだけよ。そんな言い方されたら、お姉さん達悲しいわ」

かりん(う〜ん、怪しい気配……私には、わかりませんわね……)

キャミィ「タオル……タオル……タオル何処いっちゃったんでしょう……」キョロキョロ

さくら「……なぁ〜んか、怪しいなぁ」

ローズ「う〜ん……ねぇ、さくらちゃん。ミカさんとララさんは?」

さくら「あ〜、まだ来てないっすね。多分、もうすぐ来るとは思います」

ローズ「あら、そう」

10名無しさん:2016/07/03(日) 22:49:08 ID:/wVXQd5E
キャミィw 下手くそかw

11名無しさん:2016/07/03(日) 22:51:12 ID:PCSsfU1I
キョロキョロが実にかわいい

12名無しさん:2016/07/03(日) 22:52:54 ID:sn7cD0UQ
さくら「ミカさんと、ララさんは……」


ゴンゴンゴンゴン ! ゴンゴンゴンゴン !


さくら「うわっ……! なんだっ……!?」ビクッ

ローズ「わっ、びっくりした〜。ちょっとちょっと何よ……?」ビクッ

春麗「ノックかしら……? これはノックでいいのかしら……?」


ゴンゴンゴンゴン ! ゴンゴンゴンゴン !


さくら「まぁまぁまぁまぁ、ノックでしょうねぇ。相手は想像つきますが……ちょっと、ごめんなさ〜い。行ってきま〜す」ガチャ

13名無しさん:2016/07/03(日) 22:56:52 ID:sn7cD0UQ
ユン「あ〜っ、お〜お〜お〜お〜っ! よかったよかった、プロデューサーだっ!」

ヤン「おはようございます」

さくら「やぁ〜っぱり、ユンさんだったか……どうしたんすか?」

ユン「いや〜、プロデューサーに緊急の用事があって来たんだよ」

さくら「あ〜、そう。緊急なのはなんとなくニュアンスで伝わったけど、ノックはもうちょっと……ねぇ……? 春麗さんも、ローズさんも皆びっくりしてたよ……?」

ユン「あ〜、そうなの……? 春麗さんに、ローズさん……メンゴメンゴっ!」

春麗「……」

ローズ「……」

ヤン「……」ペコッ

14名無しさん:2016/07/03(日) 23:04:06 ID:sn7cD0UQ
さくら「も〜う……それで、緊急の用事って何なの……?」

ユン「俺、凄ぇいいプランを思いついたの! それで、その話をプロデューサーにね!?」

さくら「……あははは、また何か考えたんだ?」

ユン「今回のは、絶対にプロデューサーも納得するんじゃねぇかなぁと、俺は思うっ!」

さくら「それで、押し掛けてきたんだ?」

ユン「押し掛けて来たって言い方は酷くね……? だって、レインボー・ミカとララはまだ来てないんでしょ? あの二人が到着したら、プロデューサーはそこと……ねっ……?」

さくら「あ〜、そうっすね……」

ユン「本当は俺だって、昨日のウチに話したかったよっ! だけどプロデューサー、昨日出掛けてたじゃんっ……! いなかったじゃんっ……!」

さくら「あ〜、はいはいはい……申し訳ないっす」

ユン「今日、プロデューサーと話すんだったら、この時間しかないでしょ!?」

15名無しさん:2016/07/03(日) 23:12:11 ID:sn7cD0UQ
春麗「さくら、ユンと話してらっしゃい……」

さくら「……えっ?」

春麗「言ってる事は一理あるんじゃない? アタシ達の方は、到着してからでも大丈夫よ。だから、ユンと行ってらっしゃい……」

ユン「ほらほら、プロデューサー。春麗さんもああ言ってる事なんだしさ。なっ、話を聞こうよっ! 俺の話を聞こうよっ!」グイグイ

さくら「あ〜あ〜、引っ張らない、引っ張らない……」

ユン「もう俺だって、プロデューサーに迷惑はかけたくないんだよっ! だから、ちゃ〜んとプロデューサー話を聞いて貰ってから、これがいけるのかいけないのかを、判断してもらいたいんだよっ! 今日はわざわざ家から持ってきたから!」

さくら「持ってきた……? 何か、持ってきたんすか……?」

ユン「うん、だから見てくれ。なっ、なっ……? とりあえず、行こう行こう」グイグイ

さくら「あ〜っ、わかったから、引っ張るのはやめましょうよ。ユンさん……あ〜っ、ちょっと……ちょっと席外しますねっ……!?」

ヤン「……お騒がせしました。すいません」バタン

16名無しさん:2016/07/03(日) 23:16:57 ID:sn7cD0UQ
春麗「はぁ、うるさい奴ね。まっ、静かになったからこれでいっか」


ローズ「かりんちゃん……かりんちゃん……」クイクイ

かりん「……はい」コソッ


春麗「本当、ユンは……んっ……?」


ローズ「ないよね……? ないよね……?」ヒソヒソ

かりん「う〜ん、ないとは思いますけど……キャミィはどう思います?」ヒソヒソ

キャミィ「う、う〜ん……」

17名無しさん:2016/07/03(日) 23:21:10 ID:sn7cD0UQ
春麗「ねぇ……あんた達、さっきからコソコソコソコソ何話してるの……?」

ローズ「あっ、春麗……あのねぇ……? 最近のさくらちゃんなんだけどさぁ……?」

春麗「うん」

ローズ「……ちょっと、男の気配感じない?」

春麗「あっ……! やっぱりアンタもそう思うっ!?」

ローズ「うん。そういう風に睨んでるのよ」

春麗「実は、アタシもそう思ってたのよ。そういうの出てるわよねぇ? 出てる出てるっ……!」

18名無しさん:2016/07/03(日) 23:27:05 ID:sn7cD0UQ
かりん「ローズさんだけじゃなくて、春麗さんもですわ。これは本格的に確定になってきたのかもしれませんわ。ねぇ、キャミィ?」

キャミィ「そうですね」

かりん「年の功でも言えばいいのですかね? これ、私達も隠し事は出来ませんわね」

キャミィ「そうかもしれませんね」


春麗「ちょっと、ソコっ……! 聞こえてるわよっ!」

ローズ「何が年の功よ〜」


かりん「失礼しましたわ」


ローズ「だから、その相手が誰なのか……ちょ〜っと、気になっちゃってね……」

春麗「あっ、わかったっ! だからあんた達、さっきさくらの事じっと見てたんだ!?」

ローズ「そ〜うそうそうそうっ!」

19名無しさん:2016/07/03(日) 23:27:43 ID:sn7cD0UQ
今日はここまで

20名無しさん:2016/07/03(日) 23:33:39 ID:PCSsfU1I
お疲れでした
ホント休んでください

21名無しさん:2016/07/03(日) 23:35:46 ID:/wVXQd5E


女子部仲良いな、さくらの嫌な思い出が嘘みたい
あと、個人的に楽しみなサガットの試合が空気になりそうw

22名無しさん:2016/07/03(日) 23:55:58 ID:uZywovrE
乙です。

俺は休んでくださいとは言わない。毎日の楽しみだからな。でも、無理はしないでください。

23名無しさん:2016/07/04(月) 00:57:56 ID:PqXZJpvo
おつおつー

ユンの提案、絶対くだらないやつだと思うわ
家から持ってきたのもスケボーとかじゃねーかな?
コーディもガイも成長してってるのに、ユンは大丈夫なのか??
ヤンもそろそろ愛想つかしてもいいと思うんだ

24名無しさん:2016/07/04(月) 01:08:22 ID:xwDDqDWk
おつおつ
ベガ様の策、なんだろね。楽しみだ。
それにしても女子部、ガールズトーク始めるのが姐さん方ってのがね…w

25名無しさん:2016/07/04(月) 01:10:04 ID:V9rZfti2
乙。ユンの提案がいい方向に転んだらそれはそれで面白そうだが、さて?

26名無しさん:2016/07/04(月) 01:33:16 ID:6d8eAbCs
乙!
全方面楽しみすぎる

27名無しさん:2016/07/04(月) 04:30:58 ID:3LZSoumY
どうせヤムチャの試合に乱入とかなんだろうなぁ

28名無しさん:2016/07/04(月) 05:35:19 ID:nr31PThE
乙っした
三人寄ればかしましい言うが…むしろ恐ろしい
かりん嬢が若手でよかったよかった
ユン何を持って来た…状況的にチャリとか大物?

29名無しさん:2016/07/04(月) 22:00:39 ID:qw84k.rE
ローズ「最近、随分とユン君ヤン君と一緒にいる所多いから疑ってた部分はあったんだけど……」

春麗「ないでしょ? だって、今の見たでしょ。な〜いないないない」

ローズ「う〜ん、ユン君は除外してもいいかもね」

春麗「だって、アイツらと一緒にいるにのは……そういう風に言われてるからでしょ?」

ローズ「ベガ君も手がつけられなくなっちゃったのかな〜? でも、だからと言ってさくらに押し付けるのってのは……」

春麗「そうよねぇ〜、それは違うわよね〜。大体さくらの担当はこっちなんだから……」

ローズ「ユン君なんかより、こっちの事……ねぇ、かりんちゃん……?」

かりん「……んっ?」

30名無しさん:2016/07/04(月) 22:09:05 ID:qw84k.rE
春麗「アタシが言うのもなんだけど、アンタはさくらの都合のいいように使われてる部分がちょっとあるからね」

ローズ「本当、あなたが言うって話よねぇ!? アタシだって、あんたの都合のいいように使われてるんだからっ!」

春麗「ローズは……まぁ、仕方ないじゃない」

ローズ「……んもう」

春麗「時にはね……さくら相手だろうが、ガツンと言ってみるってのもありなんじゃない……?」

ローズ「……かりんちゃんは、まだ若いんだから」

かりん「大丈夫ですわよ。さくらはしっかり私の事も考えてくれてますわ」

春麗「そうやってねぇ、若い時から落ち着いてるとすぐローズみたいに……」

ローズ「……コラっ!」

かりん「ふふ、只でさえこっちにも、うるさい二人がいると言いますのに……今、私が我儘言ってさくらの負担を大きくするわけにはいきませんわ」

春麗「……うるさい二人って、どういう事〜!?」

ローズ「それは、春麗とキャミィの事だよねぇ〜!?」

かりん「ふふ、どうでしょう」クスクス

31名無しさん:2016/07/04(月) 22:17:31 ID:qw84k.rE
そしてーー


ディージェイ「イヤッホオオォォゥ!」ガスッ

本田「……ぐっ!」

ディージェイ「まだまだ、いくよ〜! ワンモアっ!」ガスッ

本田「……おぐっ!」


実況「さぁ、ディージェイのローリングソバットっ! あっ、いやっ! ここは連発できましたね!」

フェイロン「得意のダブルローリングソバットですね」


ディージェイ「ヘイヘ〜イっ! ファンキーなビートを刻んでいくよぉ〜! ワンモアっ!」ガスッ

本田「ぐっ……!」ヨロッ


実況「おぉ〜っと、ここは更に続けていきましたっ! ディージェイの身体が人間ゴマと化し、もう一撃ィ!」

フェイロン「トリプルでしょうか……? フォースでしょうか……?」

32名無しさん:2016/07/04(月) 22:22:01 ID:qw84k.rE
ディージェイ「ヘイヘイ、ワンモアっ……!」クルッ


実況「どうやら、フォースのようだっ! ダブルのダブルっ! ディージェイは再び仕掛けますっ!」

フェイロン「はい」


ディージェイ「ヘーイっ! ダブルローリングソバ……」

本田「……このド阿呆がああぁぁっ!」バッチーン

ディージェイ「オ、オウ……ノー……」クラッ


オー ! オーオー !

実況「あっ、いやっ! ここはカウンターですっ! 本田のカウンタァ!」

フェイロン「おおっ」

実況「ディージェイの動きに合わせて、本田が鋭い張り手をディージェイの顔面へとお見舞いィ! ディージェイの動きが止まりますっ!」

33名無しさん:2016/07/04(月) 22:29:17 ID:qw84k.rE
本田「このたわけ者がぁぁっ……!」バッチーン

ディージェイ「……おぐっ」ヨロッ

本田「ド阿呆がああぁぁっ……!」バッチーン

ディージェイ「……お、おう」ヨロッ


オー、オーオー

実況「今度は本田がいきますっ! さぁ、得意の張り手攻撃ですっ! ディージェイへと打ち込んでいきます!」

フェイロン「得意の相撲スタイルに持ち込めましたね」

実況「さぁさぁ、突っ張り突っ張りっ! のこったのこったっ! 本田ディージェイの身体をコーナー付近へと押し込んでいきますっ!」


本田「……どぉぉすこいっ!」バッチーン

ディージェイ「……オウっ!」ドスッ


実況「さぁ、ディージェイの身体がコーナーマットへと押し付けられましたっ!」

34名無しさん:2016/07/04(月) 22:36:25 ID:qw84k.rE
本田「……ったくっ!」ノッシノッシ


実況「さぁ、そして本田はディージェイから距離を取るように、対角線コーナーの方へと移動していきます」

フェイロン「そうですね」

実況「さぁ、ディージェイに狙いを定めつつ……」


本田「よおおぉぉっしゃっ! いくでええぇぇっ……!」ガシッ


実況「おぉ〜っと、腕をクロスさせて……そして顔の前へと持っていくっ! これはこれは……!?」

フェイロン「スーパー頭突きではないでしょうか?」

35名無しさん:2016/07/04(月) 22:42:12 ID:qw84k.rE
本田「……だあああぁぁっ!」ダダッ


実況「さぁ、本田が勢いよく突っ込んだっ! 狙うは串刺しのスーパー頭突きっ!」

フェイロン「いきました」


ディージェイ「ヘーイっ! そんな攻撃食らっちゃたら、ミーはペチャンコになっちゃうよっ! そんなのゴメンだねっ!」ササッ

本田「……んあぁっ!?」


実況「あ〜っと、いやいやいやっ……! ここはディージェイがっ……!?」

フェイロン「あっ」

36名無しさん:2016/07/04(月) 22:48:51 ID:qw84k.rE
ディージェイ「ヘイヘイ、加速をつけてあげるよぉ〜! ミーはなんて優しい男だっ! そぉ〜れっ!」パシッ


実況「ヒラリと身を翻し、マタドールっ! そしてディージェイは更に本田の背中を押すように触れるっ!」

フェイロン「おぉ〜っと」


本田「うっ……ごああぁっ……!」ドスッ


オー、オーオー

実況「おぉ〜っと、そして勢い余って、本田は肩からマットへとぶつかってしまうっ!」

フェイロン「あ〜、避けられましたね」

実況「おっとおっと、本田の上半身がトップロープとセカンドロープの間から、エプロンサイドへと身を乗り出すような体勢になっていますっ! ここは、本田っ! 自爆となってしまったっ!」

37名無しさん:2016/07/04(月) 22:58:40 ID:6B2olkow
美味しんぼの山岡みたいになんか気に食わないことがあるとすぐ
周りの同僚に言いつけて小姑みたいに飛んでくる…という絵が見えた

38名無しさん:2016/07/04(月) 22:59:01 ID:qw84k.rE
ディージェイ「さぁさぁ、ファンキータイムの始まりだよっ……! イヤッホゥ!」ダダッ


実況「おぉ〜っと、そしてここで間髪入れずに、ディージェイが突っ込んだっ!」

フェイロン「……あ〜」


ディージェイ「……イヤッホオオゥ!」シュタッ


実況「さぁ、そしてディージェイはフワリ飛び上がって……」

フェイロン「……んっ?」


ディージェイ「……ったああぁぁっ!」ドスッ

本田「……うぐっ!」


実況「トップロープを両手で掴んでバランスを取りつつ、本田の背中の上へとフットスタンプのような形で飛び乗っていきますっ! いやっ、背中なのでこれはバックスタンプでしょうかね?」

フェイロン「……バックスタンプって名前、格好いいですね?」

実況「格好いいですよね!? 私も今言ってて、思いましたよっ! いや〜、フェイロンさん。気が合いますねぇ!?」

39名無しさん:2016/07/04(月) 23:06:39 ID:qw84k.rE
ディージェイ「Mr.本田……今日はスラッシュメタルのビートだ……準備はいいかな……?」

本田「……んああっ、何を言うとるかわからん」

ディージェイ「だったら、ミーが教えてあげるよっ……! Mr.本田は今からバスドラムだっ……!」ムクッ


実況「んっ……? おっと、ディージェイは何やら狙っているのか? そのまま本田の背中の上で立ち上がっていきますねぇ?」

フェイロン「あっ、そうですね」


ディージェイ「いくよぉ〜っ! ズダダンっ! ダダダンっ! ダダダンっ! ダダダンっ!」ドゴドゴ

本田「お、おぐっ……! おぐっ……! ぐおっ……!」


オー ! オーオー !

実況「お〜っと、立ち上がったディージェイはロープで身体を固定しながら、そのまま小刻みなストンピングの連打連打連打連打っ!」

フェイロン「おぉ〜っと、いってますね」


ディージェイ「ズダダンっ! ダダダンっ! ダダダンっ! ダダダンっ! ダダダ〜ン、ダンっ! ドーンっ!」ドスッ

本田「……ぐあっ!」


オー ! オーオー !

実況「さぁさぁ、しこたま踏みつけていった後……止めの一撃と言わんばかりに本田の背の上で飛び跳ね、そして両足で踏みつけていきますっ!」

フェイロン「数、打っていきましたねぇ」

実況「さぁ、ディージェイはロープから手を離し、本田の背の上から降りていきますっ! あ〜っと、そして本田がガックリと崩れたっ!」

40名無しさん:2016/07/04(月) 23:12:31 ID:qw84k.rE
パチパチ……パチパチ……

ディージェイ「拍手じゃないでしょ……? メタルと言えばヘッドバンギングでしょ……? こうだよ、こうこう……」ブンブン


実況「おぉ〜っと、そしてここでディージェイは……?」

フェイロン「……んっ?」


ディージェイ「バーン、ババーン、バンバンババーンっ! ズダダン、ダダン、ダーンっ! ジャジャジャーンっ……!」ブンブン


オー ? オーオー ?

実況「何やら、激しく地団駄を踏み込みつつ大きく大きく頭を振っています! これは何でしょう?」

フェイロン「何でしょうかねぇ……? これは……わかりませんねぇ……」

実況「何か狙っているんでしょうかねぇ? まぁ、しかしそこはディージェイですからねぇ?」

フェイロン「そ、そうですね」

41名無しさん:2016/07/04(月) 23:16:25 ID:F2g7goAA
やっぱりここの実況さん好きだ

42名無しさん:2016/07/04(月) 23:17:02 ID:qw84k.rE
ダン「おいおい、ディージェイ……何やってんだよ、おい……」ササッ

ディージェイ「……んっ?」


実況「あっと、そしてここでレフェリーがディージェイに近づき、何やら言っております」

フェイロン「と言う事は……意味のない事だったのでしょうか?」


ダン「さっきの攻撃……アレ、反則だぞ……?」

ディージェイ「ホワーイっ!? 何故っ!?」

ダン「だって、ロープ掴みながら攻撃してただろ……? それに本田の身体もロープに触れてた……反則だ、反則」


実況「しかし、それだからこそ……どう動いてくるのか、わからないと言った脅威になる部分もあるんですよねぇ?」

フェイロン「そうですねぇ、読めないタイプですよ」

43名無しさん:2016/07/04(月) 23:22:50 ID:qw84k.rE
本田「う、ううっ……あ〜、くそっ……!」ムクッ


実況「あっと、ここで本田が動きましたかね?」

フェイロン「あっ、動きましたね」


ダン「ディージェイ君、反則攻撃はよくないよ〜。なぁ、ディージェイ君……」

ディージェイ「ミーは知らなかったんだよ〜、悪意があったわけじゃな〜い」


本田「ああっ……たらふく踏みつけてやがって……くっ、くっ……」ヨロヨロ


実況「さぁ、本田はそのままディージェイへと向かっていくっ! おっと、そしてディージェイの注意はレフェリーへといっているかっ!?」

フェイロン「あっと、これはチャンスかもしれませんね」

44名無しさん:2016/07/04(月) 23:29:47 ID:qw84k.rE
本田「そこ危ないから退いとってぇや……」ドンッ

ダン「……うおっ」ヨロッ


実況「さぁ、本田は邪魔だと言わんばかりに軽くレフェリーを押します!」


本田「……そぉ〜らっ! 掴まえたでっ!」ガシッ

ディージェイ「オ、オウっ……! いつの間にっ……!?」


実況「さぁ、そして正面からディージェイの腰回りを掴み……捉えましたっ!」

フェイロン「おっ」


本田「よぉぉっこいしょおぉっ! いくでえぇぇっ……!」ブンッ

ディージェイ「オ、オウ……ノオオォォっ!」ビターン


実況「さぁ、身体を捻りつつ、ディージェイの身体をスイングさせて後方へと叩きつけていきました」

フェイロン「はい」

実況「やはり、本田も負けてはいないっ! ここはスロイダーですっ!」

45名無しさん:2016/07/04(月) 23:34:45 ID:qw84k.rE
本田「……ったく」ムクッ


実況「さぁ、ディージェイを叩きつけた本田は上体を起こし……」

フェイロン「そうですね」


ディージェイ「ヘイヘイ、オーライっ!」シュルッ

本田「んっ……? ああっ……!?」


オー ? オーオー ?

実況「あっ、待って下さい……? これ、ディージェイが捉えましたかね?」

フェイロン「あっ!」


本田「う、うおっ……! く、くそっ……!」モガモガ

ディージェイ「ヘイヘイヘイヘイっ……! これは反則じゃないだろっ!? ねぇ、Mr.ダンっ……!?」

ダン「お、おうっ……! それは反則じゃねぇぞっ!」


オー ! オーオー !

実況「ここはディージェイが上手く下から本田の腕を取り、そして首筋に足を回して捉えましたっ! 三角絞めですっ! 下からの三角絞めですっ!」

46名無しさん:2016/07/04(月) 23:38:43 ID:qw84k.rE
ディージェイ「ヘイヘイヘイヘイっ! それそれそれっ……!」ギリギリ

本田「ぐっ、ぐっ……」モガモガ

ダン「ギブアップかっ……!? ギブアップするのかっ……!?」


オー ! オーオー !

実況「ディージェイも負けてはいませんっ! ここは一瞬の隙を突いてきますっ! さぁさぁ、本田はもがくもがくっ! どうだどうだどうだっ!?」


本田「くそったれっ……! くそっ、くそっ……ギブアップじゃっ……!」

ダン「おぉ〜いっ! ゴング鳴らせ、ゴングをよぉっ! ギブアップだっ!」


カンカンカーン

実況「あ〜っと、どうやらここで本田の口から言葉が漏れたようですっ! ギブアップですっ! どうやらギブアップのようですっ!試合は決着です!」

フェイロン「あ〜っと、ギブアップですか……」

47名無しさん:2016/07/04(月) 23:39:28 ID:qw84k.rE
今日はここまで

48名無しさん:2016/07/04(月) 23:47:11 ID:nntXNWdY


おお、ディージェイ勝った
終盤で無駄な動きはあったけどw

49名無しさん:2016/07/04(月) 23:52:26 ID:6B2olkow
フェイロンのコメントがいちいち心に響く

50名無しさん:2016/07/04(月) 23:55:35 ID:0sBkXPDk
いや、でも技のバリエーションは確実に増えてるぞ
一つは反則だがw

51名無しさん:2016/07/05(火) 00:55:28 ID:dtLaiWFE

いい感じにスタイルが固まりつつあるな
反則も打ち合わせ済みと見た

52名無しさん:2016/07/05(火) 01:21:54 ID:wtFg2VXY
乙!
前までのDJ-本田戦とは感じが違う

53名無しさん:2016/07/05(火) 01:37:36 ID:Ekxxv4Yo
どこまでが打合せやろか
気になるねぇ〜

54名無しさん:2016/07/05(火) 02:32:55 ID:kN7UNCaM
おつおつ
DJの勝ちって事は、上の人達に成長が認めみられたってことなのかな?

55名無しさん:2016/07/05(火) 03:04:03 ID:2N4webTM
乙乙
ロープの位置取りは気を付けるとしてDJは今後ヒール路線でいくのだろうか

56名無しさん:2016/07/05(火) 03:24:00 ID:itMQelGk
乙っした
下からの三角って普通に難しいだろ
支える本田あってこそだが仕掛ける方もバランス必要だし
身体能力はストプロ内でも上位なのかもなDJ

57名無しさん:2016/07/05(火) 08:52:03 ID:tgox8TSc
>>55
ヒールってか、やんちゃ路線じゃないかな
マイルドなブランカさんみたいな

58名無しさん:2016/07/05(火) 10:58:16 ID:DBguARzs
ギブ負けって珍しいもの見れた気がするw

59名無しさん:2016/07/05(火) 17:52:02 ID:1XxHiEYo
ある意味ディージェイとの試合はみんな最初からギブアップだろうw

60名無しさん:2016/07/05(火) 18:40:58 ID:vmfgKgGs
ソバットフェスティバル(仮)

61名無しさん:2016/07/05(火) 22:00:46 ID:UiRK2fj.
ーーー


かりん「あら、今日の試合は荒れなかったようですわね。よかったですわ」

さくら「あぁ、かりん……試合、次っすよね。遅くなってごめんっ!」

かりん「相変わらず、ドタバタしてますわね」

さくら「いや〜、あはは……申し訳ないっす」

かりん「構いませんわよ。仕方がない事ですもの。ミカさんとララさんは、来てますの……?」

さくら「あっ、大丈夫っす! もう到着して解説席に向かってます」

かりん「うん」

さくら「そっちの案内とかしてたら、結局こんなギリギリになっちゃいましたよ。一番後になって……ごめんね、かりん」

かりん「構いませんわ」

62名無しさん:2016/07/05(火) 22:06:56 ID:UiRK2fj.
かりん「結局、ユンさんとヤンさんの話って何だったのですの……?」

さくら「あ〜、またいつものヤツっすよ。大した話ではなかったっす」

かりん「ふ〜ん」

さくら「毎回毎回、思いつきの提案こっちに吹っ掛けてくるもんっすから……も〜う、本当に困ったもんっすよっ!」クスクス

かりん「うん」

さくら「あのさ、かりん……ごめんね……?」

かりん「……ごめんって?」

さくら「いや〜、その……最近、ユンさんとヤンさんの事も任されましたから……その……あまりかりんの話を聞いてあげれてないような気がしてね……?」

63名無しさん:2016/07/05(火) 22:13:58 ID:UiRK2fj.
かりん「大丈夫ですわよ。大丈夫。あなたの考えは口に出さずとも、ちゃ〜んと理解してますわ」

さくら「……ありがとう」

かりん「ローズさんは、少し文句を言ってたみたいですわ」

さくら「……あ〜、やっぱり」クスクス

かりん「でも、もう大丈夫ですわ」

さくら「……案外、かりんが何か言ってくれたりしてた?」

かりん「さぁ〜? 別に……」

さくら「ふ〜ん……まっ、そっか」ニヤニヤ

かりん「ふふ」

さくら「試合、頑張ってね! 今日はガーンと暴れちゃってもいいからっ!」

かりん「わかりましたわ」

64名無しさん:2016/07/05(火) 22:23:00 ID:UiRK2fj.
ーーー


実況「さぁ、フェイロンさん。今、両者の退場が終わりましたが、いかがでしたか、この試合……?」

フェイロン「う〜む……やはり、本田選手が本調子を取り戻していないと言いますか……」

実況「……はいはいはい」

フェイロン「……きっかけはアレでしょうね」

実況「アレとは……? 具体的には……?」

フェイロン「う〜ん。まぁ、言っちゃうとロレント選手の裏切りですよ」

実況「ロレントの裏切りと言うと、ヤムチャ選手とタッグを組んだ時の試合ですね?」

フェイロン「そうですねぇ。あの後から本田選手の調子がガクっと落ちてきているような気します」

実況「やはり、ショックは隠せないと言った所ですかねぇ? 本田らしからぬ……と言った感じです」

フェイロン「いや〜、でも自分だって……まぁ、ホークはそういう風にはなりませんけど……ホークとああいう形になってしまえば、心のバランスみたいなのは崩れてしまうと思いますよ?」

実況「なるほど〜!」

65名無しさん:2016/07/05(火) 22:32:47 ID:UiRK2fj.
フェイロン「今日ね……そのリベンジと言う形で、ヤムチャ選手とロレント選手の試合が組まれているじゃないですか?」

実況「はいはいはいはいっ! そして、今日の試合はな〜んとタイトルマッチですっ! ヤムチャ選手はベルトを要求し……そして、ロレントもそれに乗ってきましたっ!」

フェイロン「勿論、期待出来るカードだと思うんですよ……期待が出来るね……」

実況「はいはい」

フェイロン「けど、その……今日のヤムチャ選手のパートナーってケン選手じゃないですか……?」

実況「そうですねぇ! ヤムチャはパートナーにケンを選びましたっ……!」

フェイロン「そりゃ、そうなるとは思うんですけど……そうなるとは思いますよ……でも、そうなってくると……う〜ん……」

実況「……んっ?」

フェイロン「やっぱりねぇ……本田選手の立場ってのがなくないですか?」

実況「あ〜、なるほど〜。確かに、そうかもしれません」

66名無しさん:2016/07/05(火) 22:37:48 ID:UiRK2fj.
フェイロン「自分はねぇ、本田選手にも……やっぱり期待したい部分はあるんですよ」

実況「気持ちはわかります! 非常〜に、わかりますっ!」

フェイロン「ただねぇ、今現状でこうやって調子を落としているのを見てると……う〜ん、う〜ん……」

実況「なんとか、もう一度本田には立ち上がって頂きたい所ですよねぇ!?」

フェイロン「そうですそうです。本田選手はこんな物ではないです。自分は知っていますっ!」

実況「裏切られた心の傷は癒える事が出来るのかっ……!? そして再び、そこから歩みを進める事が出来るのかっ……! 本田ァァっ!」

フェイロン「立ってもらいたい所ですね。ちょっと暗い話になってしまいましたかもしれませんね」

実況「そうですね。では話題を変えていきましょう」

フェイロン「はい」

67名無しさん:2016/07/05(火) 22:47:11 ID:UiRK2fj.
実況「今、我々のストリートプロレスには多くの女子選手がいます」

フェイロン「はい」

実況「さぁ、ズバリ聞きましょう。フェイロンさん、あなたのタイプは誰だっ!? さぁ、どうぞっ!」

フェイロン「……んえっ!?」

実況「私のタイプと言えば、やはり帰って来たチャンピオン、春麗選手ですよっ! 非常〜に、美しい選手でございますっ! あ〜、でもキャミィ選手も捨てがたいですねぇ〜!?」

フェイロン「はぁ……はぁ……」

実況「いやしかし、かりん選手なんかもいいですね〜、あ〜っ、ローズ選手もタイプですっ! ローズ選手はこの解説に来た時には私に、非常にいい感じでお話してくれるんですよ〜っ!」

フェイロン「はぁ……はぁ……」

実況「いや〜、モテる男と言うのは困っちゃいますねぇ〜! ワーッハッハッハ!」

68名無しさん:2016/07/05(火) 22:54:06 ID:UiRK2fj.
フェイロン「え〜、ちょっと話題変わりすぎじゃないですかね……?」

実況「ハッハッハーっ! 変わるのにも、理由って物がありますっ! というのも、次の第三試合は……これ、女子選手の試合ですよねぇ!?」

フェイロン「そうですね。かりん選手とローズ選手ですね」

実況「それだけじゃないですよ。なんとなんとなんと、そして本日のその試合……なぁ〜んとなんと、特別ゲストがこの解説席にやってくるんですよっ!?」

フェイロン「へぇ〜」

実況「さぁ、その特別ゲスト……もう、発表しましょうかっ!? そうですっ! なぁ〜んと、鰯ヶ浜女子プロレスのレインボー・ミカ選手とララ選手ですっ!」

フェイロン「へぇ〜」

実況「二人も来るんですよっ!? 二人もっ! いや〜、これは両手に花なんてもんではないっ! 私ね……本日、ちょ〜っといい香水をつけてきましたっ!」

フェイロン「……はははは」

69名無しさん:2016/07/05(火) 23:01:29 ID:UiRK2fj.
実況「ミカ選手はマスクで隠れている部分はございますが……まぁ、それでもやはりねっ!? そして、ララ選手も美人ですよ〜!」

フェイロン「……はぁ」

実況「どうしようかな〜、この実況席で仲良くなっちゃったら〜。あ〜、私、鰯ヶ浜女子プロレスのファンの皆様に怒られちゃうかもしれませんねぇ!?」

フェイロン「そこは、鰯ヶ浜女子プロレスのファンの皆様だけではなく、うちの団体のファンにも怒られちゃいますよ……?」

実況「……むむっ!?」

フェイロン「自分達の味方でいて下さいよ」

実況「あ〜、勿論勿論っ……! そこは勿論、私もこのストリートプロレスの戦士の一員として、実況に命をかけておりますっ! まぁ、でもとにかく次の試合は……リングの上は勿論の事。この放送席も華やかになる事は間違いなしっ……!」

フェイロン「はい」

70名無しさん:2016/07/05(火) 23:06:52 ID:UiRK2fj.
実況「まぁ、結局私が何が言いたいのかと言いますと……まぁ、こういった華やかで楽しい試合も、このストリートプロレスにはあるよと言った所です!」

フェイロン「はい」

実況「本田選手の試合は、少し後味の悪い物となってしましたが……まぁ、皆様気分を切り替えて、私と同じように次の試合を楽しんでいきましょう」

フェイロン「あまり、はしゃぎすぎないようにして下さいね?」

実況「……検討致しますっ!」

フェイロン「……ははは」

実況「それでは、本日のゲスト解説を最後にもう一度ご紹介いたしましょう。本日のゲスト解説は……」

フェイロン「ホワチャア! フェイロンだ、ありがとうっ!」

実況「さぁ、CMの後は第三試合、かりん対ローズですっ! そして特別ゲストはレインボー・ミカ選手とララ選手っ!」

71名無しさん:2016/07/05(火) 23:12:26 ID:UiRK2fj.
ーーー


ディージェイ「ふ〜ん、ふふ〜ん、ふ〜ん、ふふ〜ん……ダバダバディッディッディ〜」

ブランカ「ディージェイ君、お疲れ様です」

ディージェイ「イエーイ、Mr.ブランカ。今日のミーの試合……どうだったかな〜?」

ブランカ「う〜ん、そうですね……」

ディージェイ「ミーはMr.本田に勝てたと思う〜?」

ブランカ「……自分では、どう思います?」

ディージェイ「ソコがわかんないから聞いてるんじゃないかっ!? Mr.ブランカはバカチンだね!」

ブランカ「……誰が、バカチンですか」

ディージェイ「う〜ん……でも、勝ててはないんじゃない……?」

72名無しさん:2016/07/05(火) 23:16:54 ID:UiRK2fj.
ブランカ「……ほう」

ディージェイ「だって、ミーのフィニッシュホールドあまり盛り上がってなかったじゃないかっ!? あれだったら、絶対にピープルズ・エルボーの方がよかったよっ! これはMr.ブランカのミスだっ!」

ブランカ「もうちょっと、試合序盤から相手の腕を狙ってたら、ああいうのは効果的に決まるんですよ」

ディージェイ「ふんふん」

ブランカ「ダルシムさんとか、よくするでしょ? 君の肘を肩にぶつけるヤツとか……」

ディージェイ「はいはい。アームブリーカーだね!? アームブリーカーでしょ!?」

ブランカ「そうです。そういうのを混ぜつつ、やっていくんですよ。今日のは少し仕掛けが急だったかもしれませんね」

ディージェイ「ヘイっ! Mr.ブランカっ……! じゃあ、次はアームブリーカーだっ! ミーにアームブリーカーを教えるんだっ! ハーリーアーップっ!」

ブランカ「アームブリーカー……覚えます……?」

ディージェイ「当〜然だよっ! 当然当然当然っ! このままじゃミーの三角絞めは腐っちゃうっ!」

ブランカ「まぁ、覚えておいて損はない技ですからね。わかりました」

ディージェイ「それで……他には……!? 他にはどうすればいいのっ……!? まだ、何かあるっ……!?」

ブランカ「う〜ん……そうですねぇ……」

73名無しさん:2016/07/05(火) 23:18:29 ID:UiRK2fj.
今日はここまで

74名無しさん:2016/07/05(火) 23:41:40 ID:1tMTsLpE


勉強熱心だが、ディージェイはディージェイだなw
さくらかりんの信頼関係も良いな

75名無しさん:2016/07/06(水) 00:25:20 ID:.Us8eD3U
乙!

76名無しさん:2016/07/06(水) 00:35:18 ID:ZMPYT6PM
乙です。
なんだかんだでこういう貪欲なヤツが上に行くもんだよねどこの世界でも
たまーに貪欲のベクトルを間違えちゃゆん人もいるけども…

77名無しさん:2016/07/06(水) 00:43:14 ID:nIwQ2f8A
乙!
解説の人好き

78名無しさん:2016/07/06(水) 01:02:26 ID:io/1y2wA
おつおつー

DJの考え方が変わったね
魅せ方を気にするようになってきたのはすごい進歩だ
ジミーさんも何気に嬉しそうなのが、こっちも嬉しくなってくる

あとさくらとかりんこんなにわかりあってたんだな
これからもっと二人の絡みを増やしてほしいっす

79名無しさん:2016/07/06(水) 05:08:25 ID:emRagpxI
乙っした
空気読むDJ
コーガィもだが若手が第一第二を卒業に向けて突っ走ってるぞ!
これだと底上げだが…第一第二に転落しそうな奴もいるのが…ユン…

80名無しさん:2016/07/06(水) 07:02:52 ID:XutTxl12
俺はユンもきっかけがあれば良くなると思うよ、多分

81名無しさん:2016/07/06(水) 12:35:19 ID:k29FoK6g
乙です!

>>76さり気なく名指しw

82名無しさん:2016/07/06(水) 14:39:06 ID:cUqK1yFU
ユンは中途半端に人気があるって時点で
DJとはちがうからなぁ。
一度女性ファンからも見捨てられた方が本人のためだろw

83名無しさん:2016/07/06(水) 18:30:50 ID:IIejITCU
なんだかユンがイレギュラーハンターXの
VAVAのように思えてきた

84名無しさん:2016/07/06(水) 19:04:08 ID:GWH8u.us
おつ
折角勝ってもちゃんと試合組み立ててないと、「DJが強くなった」ではなく「本田が本調子じゃない」って見られちゃうわけか
難しいね

85名無しさん:2016/07/06(水) 20:17:50 ID:Tr.p141E
vavaじゃなくてただのバカや

86名無しさん:2016/07/06(水) 21:12:40 ID:IjEnBcno
本田さんがくすぶるのはもったいないなぁ・・・
シャドルー壊滅後にヒールとかないかね

87名無しさん:2016/07/06(水) 22:00:55 ID:UK5uo2vs
ーーー


ダン「続きましては、第三試合ですっ! さぁ、皆様どんどん盛り上がっていきましょうっ!」


パチパチ……パチパチ……

実況「さぁ、それではいよいよ第三試合でございますっ! そして、この第三試合のゲスト解説にはスペシャルなお方が起こし下さいましたっ! それでは御紹介致しましょうっ! 本日のスペシャルゲスト解説はこちらっ……!」

ミカ「……」

ララ「……」

実況「……んっ?」

ミカ「……」

ララ「……」

実況「え〜、あの〜……本日のスペシャルゲスト解説はこちらのお二人ですっ!」

ミカ「ンゴオオォォ……ンゴオオォォ……」

ララ「スピー……スピー……」

実況「……んああっ!?」

88名無しさん:2016/07/06(水) 22:07:34 ID:UK5uo2vs
実況「え〜っと……あのぉ〜、ちょっとちょっとちょっとっ……!」

ミカ「やかましいよ、疲れてんだ……寝かせろ寝かせろ……ンゴオオォォ……」

ララ「スピー……スピー……」

実況「はいはいはいはいっ! 寝ない寝ないっ……! 起きろ起きろっ……!」

ミカ「うるせぇうるせぇうるせぇ……後、五分……後、五分だよ……」

ララ「スピー……スピー……」

実況「ちょっとちょっとっ……! かりんの入場は、もう始まってますよっ! ほら、起きたああぁぁっ!」

ミカ「だあああぁぁっ! 耳元でうるせぇなぁ……! なんだよ、ちくしょうっ……!」

ララ「う〜ん……もう、うるさいわねぇ……最悪……」

89名無しさん:2016/07/06(水) 22:15:55 ID:UK5uo2vs
実況「あ〜っとっ、失礼しましたっ! それでは、気を取り直して本日のゲスト解説のお二人を御紹介しましょうっ! 本日のゲスト解説のお二人はこちらですっ!」

ミカ「あぁっ……ったく、チッ……レインボー・ミカ……」

ララ「……ラ〜ラ」

実況「ミカさん、舌打ちは……そのぉ〜、やめませんかね……?」

ミカ「うるせぇよ。てめぇが隣で大声出すからだろ……うるせぇんだよ、バカっ!」

実況「まぁまぁまぁ……本日は、ミカさんがゲスト解説なのですから……こう言った場で、お休みになられるというのは、まぁ本末転倒と言いますか……」

ミカ「うるせぇっ! 眠くもなるだろうが、こんなクソ団体の試合を見てたらよぉ……!?」

実況「……おぉ〜っとっとっと」

90名無しさん:2016/07/06(水) 22:22:41 ID:UK5uo2vs
ミカ「今、何試合目だよ、コレ……? 三試合目……?」

実況「あ〜、三試合目ですね。あっと、そして続いてローズの入場です」

ミカ「クソ試合みてぇな、タルい試合ばかりしやがってよぉ……? そりゃ、眠くもなるっつー話だよ、馬鹿野郎っ!」

実況「え〜、今画面の方にはローズの入場シーンが撮されているとは思います」

ミカ「ローズ……? ローズ……? なんだなんだ……? アイツ、ローズってんのか!?」

実況「はい、ローズ選手です。彼女も女子選手で……」

ミカ「知らねぇよ、聞いた事もねぇよっ! 誰だよ、アイツ!」

実況「あ〜、いやいやいやいや……」

ララ「……春麗ってブスは今日出ないの?」

91名無しさん:2016/07/06(水) 22:29:12 ID:UK5uo2vs
ミカ「そ〜うだよ。今日アタシ達は春麗ってブスがどの程度のモンか見てやろうと、ワザワザここに足を運んでやったんだよっ!」

実況「ミカさん、ララさん……我々の団体のチャンピオンに、そう言った乱暴なお言葉使いと言うのは、申し訳ありませんが……」

ミカ「知るかぁ! チャンピオンっつったって、猿山の大将だろうがっ! そ〜んなヤツは何言われても仕方ねぇんだよっ!」

実況「いやいやいやいや……」

ミカ「その春麗が出ねぇんだったら、アタシ達は何しに来たんだっつー話だよ、オイっ!」

ララ「……帰る?」

ミカ「そ〜うだな……帰るか……!?」

実況「いやいや……ミカさん、ララさん、落ち着いて下さいっ……! 折角、こうやって足を運んで頂けたんだから……試合は見ていきましょうよ……ねっ……!?」

92名無しさん:2016/07/06(水) 22:35:02 ID:UK5uo2vs
実況「ほらほらっ……!? もう、試合が始まりますよっ!? ほら、かりんとローズが、今リング中央で視線を合わせましたっ!」

ミカ「……なんだよ、アイツら。チャラチャラしてんなぁ」

実況「まぁまぁまぁまぁ……こうやって試合を見る事によって、我々の団体のレベルと言った物が……」

ミカ「とっくに低レベルって事はわかってるけどな! はははは!」

実況「……う、う〜ん」


ダン「よぉ〜しっ! それじゃあ、試合開始だっ! ゴングを鳴らせ、ゴングをよぉ!」


カーン

実況「あ〜っと、そうこう言ってるうちに、今闘いの鐘の音が打ち鳴らされましたっ! それでは第三試合……かりん対ローズ。試合開始ですっ! 引き続き、実況は私っ! そしてゲスト解説はレインボー・ミカさんとララさんですっ!」

ミカ「ブー! ブー!」

ララ「ブー! ブー! ブース! ブー! ブー! ブース!」

実況「う、う〜ん……私、頑張って実況させて頂きますよぉ〜っ!」

93名無しさん:2016/07/06(水) 22:41:53 ID:UK5uo2vs
かりん「いきますわっ! はあぁぁっ!」ガシッ

ローズ「……きなさいっ!」ガシッ


実況「さぁ、先ずはリング中央で両者が組み合いましたっ! ロックアップですっ!」

ミカ「ヘーイ! ヘーイっ!」


かりん「……たああぁぁっ!」ギリギリ

ローズ「……んんんんんっ!」ギリギリ


実況「さぁ、そして力比べと言った所ですかねぇ? 両者が渾身の力を込めていきますっ!」

ミカ「チンタラしてんじゃねぇよ。オラ、とっとと投げちまえよ
、ドブスがっ!」

実況「まぁまぁ、ミカさん……試合はまだ始まったばかりなのですから……それとね……? 『ドブス』とかそう言ったお言葉は放送的にもよくないかもしれません」

ミカ「はいはい、すんましぇ〜ん」

94名無しさん:2016/07/06(水) 22:45:46 ID:UK5uo2vs
かりん「……はあぁっ!」グイッ

ローズ「……くっ!」ヨロッ


実況「さぁ、ここはかりんの力が勝ったかっ! ローズは一歩後退っ!」

ミカ「……むむっ!?」


かりん「はああぁっ……! たあぁっ……!」グイグイ

ローズ「くっ……くっ……!」ヨロヨロ


実況「おぉ〜っと、ここでローズは二歩、三歩と後退していくっ! かりんが押していますっ!」

ミカ「むむっ……! むむっ……!」


かりん「たああぁぁっ……!」ググッ

ローズ「……くっ!」グイッ

ダン「……ロープブレイクだっ!」


実況「お〜っと、ここでローズの身体がロープまで押し込まれました! その背がロープへと触れましたっ! さぁ、ミカさん……何かお気づきになられましたか!?」

ミカ「あぁ、うん……」

95名無しさん:2016/07/06(水) 22:50:02 ID:UK5uo2vs
ローズ「ロープブレイクよ……離して頂戴……」パッ

ダン「ロープブレイクだっ! 一度、離れろっ!」


ミカ「あのローズって奴だけどよぉ……?」

実況「はい、ローズですね!? さぁ、ローズは両手を上げて、ここはロープブレイクアピールしております」

ミカ「アイツ……アレか……? 顔、弄ってんのか……?」

ララ「あ〜っ! それっぽ〜いっ!」

実況「ローズの顔が……んああぁっ……!?」

ミカ「よぉ〜し、直球で聞いてやるよ……整形してるのかっ!? アイツ、整形してるのかっ!?」

ララ「勿論、してるに決まってるわよねぇ〜。だぁ〜って、なんだか嘘臭い顔だも〜んっ!」

96名無しさん:2016/07/06(水) 22:56:14 ID:UK5uo2vs
かりん「ロープブレイクなら仕方ありませんね……離れますわ……」パッ

ローズ「……ふう」

ダン「よしっ! 両者、リング中央に戻れっ!」


パチパチ……パチパチ……

実況「……ミカさん、あなたは何を言ってるのですかっ!?」

ミカ「だからよぉ……? 今、アイツの顔を見てたら、顔のパーツが不自然だと言うか……違和感を感じたんだよ! 整形してるんだろ、アイツっ!?」

実況「していませんっ! し〜て〜い〜ま〜せ〜んっ!」

ミカ「……ど〜だかなぁ!」ニヤニヤ

ララ「だって、してる人って自分でしてるって言わないもんね」

実況「あらぬ疑いをかけられては困りますっ! ここは声を大にして言いましょうっ! ローズ選手は整形などはしておりませんっ! 我が団体の選手は全員ナチュラルでございますっ!」

ミカ「……ど〜だかなぁ!」

ララ「貴方、騙されてるんじゃない?」ニヤニヤ

実況「試合を見ましょうよっ……!? ミカさんっ……! ララさんっ……!」

97名無しさん:2016/07/06(水) 23:01:40 ID:UK5uo2vs
ダン「試合再開だっ! ファイっ!」


ミカ「どういう風に見ようがは、こっちの勝手だろうが、オイっ!」

実況「いやいやいやっ……!」

ミカ「試合がクソつまんねぇんだから、そ〜ういう所に楽しみを見出だしていくしかねぇじゃねぇだろうがっ……! なんだ……!? おめぇの団体はそ〜いう所までイチャモンをつけてくるのかっ!?」

実況「う、う〜んっ……! ま、まだ試合は始まったばかりですっ!」

ミカ「……知るかぁ!」


かりん「……はあぁぁっ!」ガシッ

ローズ「……たああぁぁっ!」ガシッ


実況「え〜、試合は再開しているようですねっ……!? さぁ、リング中央で両者が組み合いますっ!」

ミカ「チンタラしてんじゃねぇよ、ボケ! カス!」

98名無しさん:2016/07/06(水) 23:07:39 ID:UK5uo2vs
ローズ「それっ!」グルンッ

かりん「くっ……あいたたた……」


実況「おっと、今度はローズ選手が仕掛けましたかね?」

ミカ「整形美人がな」

実況「……ミカさんっ!?」

ミカ「は〜いはい」

実況「さぁ、ローズ選手がかりん選手の腕を持ち上げ……ここは背後からのアームロックの形で捉えましたっ!」


ローズ「……それそれ」ギリギリ

かりん「くっ……くっ……」モガモガ


実況「さぁ、背後から腕を絞り上げていきますっ! かりんもなんとか振りほどこうとしているかっ!?」

ミカ「へーへへ、ヘーイっ!」

99名無しさん:2016/07/06(水) 23:11:53 ID:UK5uo2vs
かりん「くっ……ロープブレイク狙いますわ……」ヨロッ


実況「さぁ、かりんはロープブレイクを狙うかっ!? 大きく腕を伸ばしつつ、ロープ方向へと歩みを進めていきますっ!」

ミカ「ヘイヘイ、ヘーイっ!」


ローズ「……いかせないわっ!」グイッ

かりん「あっ……くっ……!」ヨロッ


オー ? オーオー ?

実況「あ〜っと、しかしここはローズが背後から……おぉ〜っとかりんの身体をリング中央へと戻していくっ! ロープブレイクを阻止していきますっ!」

ミカ「ちんたらやってんじゃねぇよ。つまんねぇな、おいおいおい……」

実況「まぁまぁ、ミカさんミカさん……」

ミカ「こんな試合でさぁ……? 盛り上がるの……?」

ララ「……盛り上がるワケないわよねぇ」

100名無しさん:2016/07/06(水) 23:17:27 ID:UK5uo2vs
ミカ「自ら足をこんな所に足を運んだって自己責任もあるんだけどな……」スタッ

実況「……あっと、ミカさん。突然、立ち上がってどうされましたか?」

ミカ「これじゃあ、会場の連中があまりにも不憫すぎるよ……ちょっと、アタシが一肌脱いでやるよ……」

実況「え〜っと……一肌脱ぐと言うのは……?」

ミカ「よぉ〜しっ! それじゃあ、レインボー・ミカっ! ここで一曲歌わせて頂きますっ!」

ララ「イエーイっ! 頑張れ〜!」

実況「えっ……!? んあっ……!? 歌、歌……!? 歌っ……!?」

101名無しさん:2016/07/06(水) 23:20:09 ID:WJ.d27nc
こいつらww
しかし実況も流石だな

102名無しさん:2016/07/06(水) 23:23:36 ID:UK5uo2vs
ミカ「なァァァァぎさの、ハイカラ人魚ォォォォ〜!」

実況「ちょっとちょっとちょっとちょっと……ミカさん、ミカさんっ……!?」

ミカ「キュゥゥゥゥトな、ヒップに」

ララ「ズッキン☆ドッキン」

実況「ミカさん、ミカさん……座りましょうっ……!」

ミカ「ワンモアっ! なァァァァぎさの、ハイカラ人魚ォォォォ〜、キュゥゥゥゥトなヒップに」フリフリ

ララ「ズッキン☆ドッキン」

実況「いやいやいや……ちょっとちょっと……振り付けですかね……? わざわざお尻は振らなくても大丈夫ですっ!」

103名無しさん:2016/07/06(水) 23:28:18 ID:UK5uo2vs
ミカ「なァァァァぎさの、ハイカラ人魚ォォォォ〜、キュゥゥゥゥトなヒップに」フリフリ

ララ「ZUKKIN☆DOKKIN」

実況「あ〜、ミカさんっ……! そのフレーズばかり……いやっ、そういう問題ではないっ……! あ〜、机の上に立たないっ! 立たないっ!」

ミカ「ヘーイ、エビバディ、セーイっ! なァァァァぎさの、ハイカラ人魚ォォォォ〜、キュゥゥゥゥトなヒップに」フリフリ

ララ「ZUKKIN☆DOKKIN」

実況「え〜……あの〜、今回この実況席にレインボー・ミカさんとララさんをお呼びしたのは、皆様にどのような方なのかを、より深く知ってもらう為のつもりだったのですが……う〜ん……」

ミカ「ズッキンドッキンの所はお前らも言うんだぞ〜!? なァァァァぎさの、ハイカラ人魚ォォォォ〜、キュゥゥゥゥトなヒップに」フリフリ

ララ「ZUKKIN☆DOKKIN」

実況「え〜、そうですね! あまりお歌の方はお上手ではないと言った所でしょうかっ!? いわゆる、リアルジャイアンでございます!」

104名無しさん:2016/07/06(水) 23:29:04 ID:UK5uo2vs
今日はここまで

105名無しさん:2016/07/06(水) 23:39:07 ID:oPQ1cRtA


リアルジャイアンw わざとなのかガチなのかw
この状況を裏から見てる人たちの様子が知りたいな

106名無しさん:2016/07/07(木) 00:35:12 ID:PjrkIVXI
乙!
こういう演出なのだというのは分かっちゃいるけど、これはかなり根性ないと出来ないわ

107名無しさん:2016/07/07(木) 05:03:17 ID:8Txml5tQ
乙っした
リアルジャイアンw
行動はともかく音痴はガチだろw

108名無しさん:2016/07/07(木) 08:37:52 ID:ttX5fVGU
まことが来てたらやっぱ小鹿のように震えてるんだろうなぁ

109名無しさん:2016/07/07(木) 08:53:53 ID:bjyAeqcQ
演出と分かっていても、女性だとしても全力でブーイングしてしまいそうだ…。
許せん…

110名無しさん:2016/07/07(木) 14:18:56 ID:dSbXVR8s
おつ
このミカ、マスク脱いだらおっさんが出てきそうだなw

111名無しさん:2016/07/07(木) 19:20:57 ID:mAScnROI
ちんぽでもしゃぶってろとか言うようなやばい女だからな!

112名無しさん:2016/07/07(木) 21:33:35 ID:SmOTpDjA
これは素晴らしいヘイトを稼ぐヒール役……ミカよ流石期待の星だな……

113名無しさん:2016/07/07(木) 22:03:25 ID:BwjvdqDU
実況「とにかくっ……! とにかく、試合を見ましょうよ。ミカさんにララさんっ……! ほら、リング上ではかりんとローズが……んっ……?」


ザワ……ザワ……

かりん「……」ジーッ

ローズ「……」ジーッ


ザワ……ザワ……

実況「おっと、リング上ではかりん選手がロープエスケープしたようですかね? んっ、あっとしかし……!? 何やら動きが止まっておりますっ! それはかりんだけではなく、ローズもですっ!」


ザワ……ザワ……

ダン「おい、何やってんだ!? ロープブレイクだ。とりあえず、両者リング中央に戻れっ!」

かりん「アレ……」ヒソヒソ

ローズ「……うん」ヒソヒソ

114名無しさん:2016/07/07(木) 22:13:28 ID:BwjvdqDU
かりん「歌って、踊ってますわね……」ヒソヒソ

ローズ「……うん、そうだね」ヒソヒソ

ダン「おいおい、何やってんだよっ……!? 試合中だぞ、オイっ!」


ザワ……ザワ……

実況「んっ……? 何やら、かりんとローズは我々放送席の方を指差し、何やら話し込んでいますっ! あっ、ほら……ミカさん、ちょっとリングの二人もこちらを見てますよ!?」

ミカ「うるせぇ! なァァァァぎさの、ハイカラ人魚ォォォォ、キュゥゥゥゥトなヒップに」フリフリ

ララ「ZUKKIN☆DOKKIN」


ザワ……ザワ……

かりん「……アレ、うざったいですわよね」ヒソヒソ

ローズ「……試合にならないじゃない」ヒソヒソ

ダン「あ〜っ! いいから、放っておけっ! 試合を止めるんじゃねぇ、試合をっ……! ほら、とっとと再開しろっ!」

115名無しさん:2016/07/07(木) 22:17:54 ID:BwjvdqDU
実況「ほら、ミカさんっ……! リング上の二人が……あ〜っ、もうっ……! 試合が中断してますよっ!? ねぇっ!?」

ミカ「なァァァァぎさの、ハイカラ人魚ォォォォ、キュゥゥゥゥトなヒップに」フリフリ

ララ「はい、実況さんも……どうぞっ!」

実況「はい、ズッキン☆ドッキン……あ〜っ、そうではないっ! ズッキン☆ドッキンしている場合ではないっ!」


かりん「……やっちゃいます?」

ローズ「うん。ちょっとこれはやり過ぎてる……いくらなんでも、限度越えてるわ……やっちゃいましょう。行こ行こ……」ササッ

かりん「……行きましょう」ササッ

ダン「おい、待てっ……!? かりん、ローズっ……! お前ら、何処に行くっ……!? 何処行くつもりなんだ、オイっ……!」


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っ! ちょっと待って下さいっ! ちょっと待って下さいっ!? かりんとローズが今ロープを潜り……こっちに来ますよっ!? こっちに来ますよっ!?」

116名無しさん:2016/07/07(木) 22:24:00 ID:BwjvdqDU
ダン「おいっ、何やってんだ、馬鹿野郎っ……! かりん、ローズっ……! リングに戻って来いっ!」


オー !? オーオー !?

実況「なぁ〜んだなんだなんだっ……! かりんとローズが我々放送席の元へと向かってきますっ! ミカさんっ……!? ミ〜カ〜さんっ!?」


ミカ「ははははっ! アタシの歌のおかげで会場も盛り上がって来たんじゃないかっ!? よ〜し、まだまだいこうっ! ヘイ、なァァァァぎさの、ハイカラ……んっ……?」

かりん「……やかましいですわよ」ガシッ

ミカ「んっ……? なぁ〜んだ、てめぇ……足掴むんじゃねぇよ……」


ララ「ちょっと、ミカに何する……んっ……?」

ローズ「……あなたもうるさいの」ガシッ

ララ「な、何よ。あなた……」

117名無しさん:2016/07/07(木) 22:29:26 ID:BwjvdqDU
ダン「おめぇら、何やってんだよ、オイっ!」


かりん「そこから下りなさいっ……!」グイッ

ミカ「お、おいっ……! 危ねぇってのっ……! 引っ張るんじゃねぇっ!」


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っとぉ! 今、私の目の前でかりんは鉄柵の向こう側から、放送席にいるミカさんの足を掴み……おぉ〜っとっ! かりん選手も落ち着きましょうっ! リングに戻りましょうっ!」


ローズ「ムカつく女ねぇ……ちょっとこっちに来なさい……」グイグイ

ララ「痛い……痛い……引っ張らないでよ……」ズルズル


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っ! ローズはララさんの髪を掴み……あ〜っと、そしてその身体を引き摺っているっ!」

118名無しさん:2016/07/07(木) 22:33:22 ID:BwjvdqDU
ローズ「……二度と歌えないようにしてあげるわっ! はああぁぁっ!」ブンッ

ララ「くっ、あっ……きゃあああぁぁっ……!」ガッシャーンッ


ワー ! ワーワー !

実況「あ〜っとっ! その掴んだ頭部を、勢いよく鉄柵目掛けて降り下ろしていき……おぉ〜っとっ! ララさんがっ! ララさんが、今私の目の前で鉄柵へと叩きつけられましたっ!」


ミカ「おい、コラァァっ! そこのドブスっ! 何やってんだ、オラっ!」ストン

かりん「当然の報いですわ……ようやく机から降りましたわね……」


ローズ「こんな物で終わりじゃないわよ。お姉さんの怒りは止まらない……ちょっと、こっち来なさい……マイクは返しておきなさいね……」グイッ

ララ「ああっ……くっ、何するの……ああっ……」ボトッ


イイゾー ! ローズ !

実況「ちょっと、ローズさん、ローズさんっ……!? あ〜っと、今ララさんの身体が……鉄柵の向こう側へと引き摺り出されましたぁ!」

119名無しさん:2016/07/07(木) 22:37:30 ID:BwjvdqDU
ミカ「こりゃもう、解説どころじゃねぇなっ! くそっ、こんなマイクいるかっ!」パッ

かりん「……はああぁぁっ!」バッチーンッ

ミカ「んっ……? うげええぇぇっ!」


イイゾー ! カリンモ、イイゾー!

実況「あ〜っとっ! そしてかりんもミカさんの顔面を張っていきますっ! マイクは大丈夫かっ!? 壊れてないかっ!?」


ローズ「……起きなさいよ。ねぇ」グイッ

ララ「う、ううっ……」ムクッ

ローズ「こっちよ……こっちこっち……」ズルズル


ワー ! ワーワー !

実況「ローズはララさんの身体を引き起こし……おぉ〜っと、何処へ連れていく気だっ!? リング方向へとその身体を引き摺っていきますっ!」

120名無しさん:2016/07/07(木) 22:37:37 ID:e4qtzrCA
これは!面白くなってきたw

121名無しさん:2016/07/07(木) 22:44:29 ID:BwjvdqDU
ダン「なぁ〜にやってんだ、馬鹿野郎っ……! 戻って来やがれっ!」


ローズ「礼儀がなってないと、将来恥かく事になるわよっ……! こ〜いう風にねっ!」ブンッ

ララ「……きゃあっ!」ビターンッ


ワー ! ワーワー !

実況「リングではないっ……! エプロンサイドだぁぁっ! あ〜っと、ララさんの身体がエプロンサイドへと叩きつけられたぁ!」


ローズ「せぇ〜のっ……! それっ!」ブンッ

ララ「……きゃあっ!」ビターンッ

ローズ「まだまだっ……! それっ……!」ブンッ

ララ「……きゃあっ!」ビターンッ


ワー ! ワーワー !

実況「あ〜っとっ! 一度ではなく、二度三度とララさんの身体を硬いエプロンサイドへと打ち付けていきますっ!」

122名無しさん:2016/07/07(木) 22:48:50 ID:BwjvdqDU
ミカ「てめぇら、うちの所のララに……」

かりん「……あなたも来なさいっ!」グイッ

ミカ「う、うおっとっ……!」ズルッ


ワー ! ワーワー !

実況「あ〜っとぉ! そしてここでミカさんも……ミカさんも、鉄柵の向こう側へと引き摺り出されましたぁ! 放送席はもうパニックだぁ! 今更と言う感じも致しますが……とにかくとにかくパニックですっ!」


ローズ「ほら、次はこっちよ……こっちこっち……」ズルズル

ララ「……ううっ、ううっ」ヨロヨロ


ワー ! ワーワー !

実況「ローズはララさんの身体を引き摺り……今度は何処へ連れていくっ!? 何処へ連れていくんだっ!?」

123名無しさん:2016/07/07(木) 22:53:07 ID:BwjvdqDU
ミカ「ううっ、このっ……! てめぇら、いい加減に……」ムクッ

かりん「……たああぁぁっ!」バシッ

ミカ「……ぐえっ」ヨロッ

かりん「……はああぁぁっ!」バシッ

ミカ「……ぐおっ」ヨロッ


イイゾー ! カリンー !

実況「さぁ、今放送席……私の目の前で、かりんがミカさんに得意の掌底を打ち込んでいますっ! 顔面目掛けて打ち込んでいますっ!」


ローズ「今度は鉄柱よ。そぉ〜れっ!」ブンッ

ララ「あっ、ああっ……!」ズガアァッ


ワー ! ワーワー !

実況「あ〜っとっ! そしてローズが連れていったのは鉄柱付近っ! そしてララさんの顔面を鉄柱へとぶつけていったぁ! こ〜れはイケナイっ! ララさんの顔面が整形されてしまいますっ!」

124名無しさん:2016/07/07(木) 22:59:05 ID:BwjvdqDU
ララ「う、ううっ……」ガクッ

ローズ「まぁ、貴女はこんな物かしら……」サッ


ワー ! ワーワー !

実況「ガーックリ、エプロンへと崩れていくララさんっ! そして、ローズは……今度はこっちに戻ってきたか!?」


かりん「……はああぁぁっ!」バシッ

ミカ「……くっ」ヨロッ

ローズ「かりんちゃん、かりんちゃんっ……! そいつにダブルでいくわよっ!」

かりん「……了解ですわっ!」ササッ


ワー ! ワーワー !

実況「さぁ、少し離れた場所から何やらかりんに声をかけますっ! おぉ〜っとすると……ここはかりんも、少しばかり距離をとりますっ!」

125名無しさん:2016/07/07(木) 23:04:14 ID:BwjvdqDU
ローズ「いくわよっ……! はああぁぁっ……!」ダダッ

かりん「……たああぁぁっ!」ダダッ


ワー ! ワーワー !

実況「先ずはローズが突っ込むっ! ワンテンポ遅れて、タイミング合わせるようにかりんも突っ込むっ!」


ローズ「……サンドイッチっ!」

かりん「ラリアットですわっ……! たああぁぁっ……!」

ズガアァッ

ミカ「……うぐあああぁぁっ!」


ワー ! ワーワー !

実況「そして前後から挟み込む形での……サンドイッチラリアットっ! サーンドイッチラリアットォォ! 逃げ場のない衝撃がミカさんを襲っていきますっ!」

126名無しさん:2016/07/07(木) 23:13:27 ID:BwjvdqDU
ワー ! ワーワー !

ミカ「ううっ……こいつら……ちくしょうっ……」ガクッ

ララ「う、ううっ……とりあえず、横になりたいわ……ううっ……」ゴロン


ワー ! ワーワー !

実況「さぁ、これにはミカさんも両膝からガックリ崩れていきますっ! あ〜っと、そしてここでララさんは……リングの中へと入っていったか!?」


ダン「おぉぉいっ! 無効試合にするぞ、この野郎っ!」

ローズ「……かりんちゃん、戻ろうか?」ササッ

かりん「……そうですわね」ササッ


実況「あ〜っと、そしてかりんとローズもようやくリング内へと戻りますっ! 今、両者が同時にサードロープ下を潜りましたっ!」

127名無しさん:2016/07/07(木) 23:18:24 ID:BwjvdqDU
ワー ! ワーワー !

ダン「てめぇら、何やってんだこの野郎っ! ええっ……!? ああっ……!?」

かりん「……」ムクッ

ローズ「……」ムクッ


ワー ! ワーワー !

実況「いや〜、とんだ展開になってしまいました。レフェリーも非常に怒っていますっ! さぁ、かりんとローズが立ち上がるっ!」


ローズ「誰が主役なのかわかったでしょっ……!? ねぇっ……!? ねぇっ……!?」パンパン

かりん「下手な歌を聞きたかったのではありませんよねぇ!? こういうのが見たかったんですわよねぇ……!?」パンパン

ダン「……んあっ!?」


ワー ! ワーワー !

実況「おぉ〜っと、そしてここで……立ち上がったかりんとローズはリング四方を見渡しながら、大きく大きく手を打ち鳴らしていきますっ!」

128名無しさん:2016/07/07(木) 23:23:56 ID:BwjvdqDU
かりん「さぁ、気を取り直していきましょうっ!」パンパン


カリン ! カリン ! カリン ! カリン !

実況「さぁ、これは……う〜ん、まぁ主役は自分達だと言う事を会場にアピールしているんでしょうか?」


ローズ「ここからは、私だけを見てればいいからね!」パンパン


ローズ ! ローズ ! ローズ ! ローズ !

実況「まぁコレ、私決してストリートプロレスの肩を持つ訳ではないのですがね。やはり、我々実況者・解説者というものはリング上で行われいる事を、より鮮明に視聴者の方々にお伝えする為に、この場にいるとは思うんですよ」


ダン「……ったく!」


カリン ! ローズ ! カリン ! ローズ !

実況「あくまで選手が主役なのですっ! 主役は選手でないといけないのですっ! そういった意味では、このかりんとローズの行動も……どうでしょう……? 少しばかりミカさんに、いきすぎた部分があったのかと思うんですよね?」

129名無しさん:2016/07/07(木) 23:28:03 ID:BwjvdqDU
ミカ「……う、ううっ」ムクッ

実況「あ〜っと、そんなミカさんが今、立ち上がりましたかね……? まぁ、コレを期にね……もう少し解説のあり方言うものを……まぁ、この点に関しては私もですけどね!?」

ミカ「くそっ……! おい、ちくしょうっ……! オイ、マイク寄越せっ……!」ガシッ

実況「あ〜っとっ! なんだなんだなんだっ……!? 今度はなんだっ!?」

ミカ「……よおおぉぉくもやりやがったな、この野郎っ! っざけてんじゃねぇぞおおぉぉっ!」


ザワ……ザワ……

かりん「……んっ?」チラッ

ローズ「……はぁ、なんなのよ」チラッ


ザワ……ザワ……

実況「ちょっとちょっとちょっとぉ!? ミカさん、試合中ですよっ!? なぁ〜にやってるんですかっ!?」

130名無しさん:2016/07/07(木) 23:32:14 ID:BwjvdqDU
ミカ「うるせぇっ! こちとらやられたままで、あっさり引き下がれる程、人間出来ちゃいねぇんだっ……! オイ、中止だっ! この試合、中止しろォォ!」


アー !? アーアー !?

実況「ちょっとちょっとっ……! ミカさん、何を言い出すんですかっ!?」


ミカ「おめぇらだって、こ〜んなカス共の試合見ててもつまんねぇだろっ……!? だったら、こうしようぜっ……!」


アー ? アーアー ?

実況「ミカさんっ……! ミカさんっ……!」


ミカ「緊急特別カード変更っ……! レインボー・ミカ&ララ組対かりん&ローズのカスカス組ィィ! 今からおっ始めようぜぇ、オイっ!」


オー !? オーオー !?

実況「ええっ……!? ああっ……!? ミカさんっ……!? ちょっとちょっと、ミカさんっ……!?」

131名無しさん:2016/07/07(木) 23:34:47 ID:BwjvdqDU
今日はここまで

132名無しさん:2016/07/07(木) 23:42:10 ID:8Txml5tQ
乙っした
なんか重い

133名無しさん:2016/07/07(木) 23:46:31 ID:e4qtzrCA


盛り上がって参りました
実現するか、ダンさんや春麗あたりが何とかするか…
どう転んでも面白そう

134名無しさん:2016/07/08(金) 00:22:10 ID:Q5ZVO8bM

実況さん最高wwwwww

135名無しさん:2016/07/08(金) 00:27:22 ID:qTi9oLqs

盛り上がってきて何より
ミカのパフォーマンス凄いけど、リアルでも女子プロって極悪同盟とか今見たら相当ヤバイパフォーマンスしてたよねw

136名無しさん:2016/07/08(金) 01:14:38 ID:QpvilgAI
乙!
第三試合から大変だ

137名無しさん:2016/07/08(金) 12:21:05 ID:IXgDV6NA
これ第三試合だよね。。。
次の試合大変だな

138名無しさん:2016/07/08(金) 14:17:30 ID:XSVIQWRI
おつ
ぼくもローズ姐さんとかりんちゃんに挟まれたいです

139名無しさん:2016/07/08(金) 16:24:58 ID:wL6HyWbc
乙乙
あーもう滅茶苦茶だよ

140名無しさん:2016/07/08(金) 17:05:55 ID:KBh1VITk
おっ○いじめようぜ!に見えたww

141名無しさん:2016/07/08(金) 22:01:30 ID:qziBvRFc
ダン「おいおい、馬鹿野郎っ……! 何勝手な事言ってやがる……」アセアセ

ローズ「カスカス組か……言ってくれるじゃない……」チラッ

かりん「いいですわっ……! 上がってきなさいっ……!」クイクイ


オー !? オーオー !?

実況「え〜、本日ミカさんにお越し頂けたのはありがたい話なのですが、この展開は……あ〜っとっ! この発言を受けて……リング上のかりんは手招きをしているっ! お〜っとおっと、これはこれは……受けて立つといった所かっ!?」


ダン「馬鹿野郎っ……! かりんっ……! おめぇも勝手な事を……」

ミカ「ヘッヘッヘ、そうこなくっちゃ……そ〜うこなくっちゃよぉ……よ〜し、行くぜっ……!」ポイッ


オー ! オーオー !

実況「ニヤリと笑ったミカさんっ……! あ〜っと、そして……あ〜っ、マイクを投げ捨てリングへと向かったぁ!」

142名無しさん:2016/07/08(金) 22:07:56 ID:qziBvRFc
ミカ「いっくぜぇっ、オイっ……!」シュタッ

ローズ「……フンっ!」ダダッ

ダン「あっ……! おい、ローズっ……! おめぇまで……」


オー !? オーオー !?

実況「さぁ、ミカさんがエプロンサイドへと飛び乗るっ! あっとあっとぉ!? しかしここでローズが向かっていくっ! ローズが向かっていくっ!」


ミカ「さぁさぁ、試合開始だっ……! ド派手に……んっ……?」

ローズ「……この糞アマっ!」ズガァ

ミカ「……うげえぇっ!」


ワー ! ワーワー !

実況「エプロンサイドに飛び乗ったミカさんに対し……ローズがすかさず突っ込んで行き、そしてフライングニールキーックっ! おぉ〜っとっ! 即座に繰り出してきたぁ!」

143名無しさん:2016/07/08(金) 22:12:48 ID:qziBvRFc
ミカ「ぐ、ぐえっ……! くそっ……!」ボトッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っとっ! リングインを試みたミカさんですが……ここは場外マットへと落ちましたっ! これは何でしょうっ……!? かりんは乗り気ではあるが……ローズは乗り気ではない……そういった感じなのでしょうかっ!?」


ローズ「アハハっ! バカみたいっ! バカ丸出しじゃないの、貴女!」ムクッ


オー ? オーオー ?

実況「さぁ、ローズは立ち上がり……あっとぉ、そして場外に落ちたミカさんの姿を見ますっ!」


ローズ「リングインしようとしたのに、呆気なくボトッって……アハハ! これ、笑う所よねぇ!? マヌケな貴女を笑う所よねぇ……!?」

ミカ「うっ、ぐっ……ぐっ……ふざけやがって……」


実況「おぉ〜っと、ローズはサードロープに足を掛け、そしてロープから身を乗り出すようにしながら、ミカさんに何やら言っていますっ! う〜ん……何やら黒い笑顔だっ!」

144名無しさん:2016/07/08(金) 22:18:24 ID:qziBvRFc
ダン「かりんっ……! かりんっ……! そっちじゃねぇだろがっ……!」

かりん「さぁ、お立ちになりなさい……」ググッ

ララ「……ううっ」


実況「あ〜っと、しかしかりんはどうなのでしょうかっ!? コーナー付近で横たわっていたララさんへと近づき……あ〜っと、そしてその身体を引き起こしていきますっ!」


かりん「……あちらですわよっ! はああぁぁっ!」ブンッ

ララ「……きゃっ!」ダダッ


オー !? オーオー !?

実況「そして、ララさんの身体を対角線コーナー目掛けて振り投げていきますっ! かりんはやる気だっ! かりんはやる気ですっ!」


ララ「……ぐっ!」ドスッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、そしてララさんの身体がコーナーマットへと突き刺さっていったぁ!」

145名無しさん:2016/07/08(金) 22:25:11 ID:qziBvRFc
ローズ「あんたみたいな下品でどうしようもない女はねぇっ……! そこで指加えて見てればいいのよっ……! このドブスっ!」

かりん「お姉様、こっちですわよっ!」

ローズ「はいは〜いっ! わかってるわよ、かりんちゃ〜んっ!」クルッ


オー ? オーオー ?

実況「あ〜っと、そしてここでかりんがローズを呼び寄せるっ! ローズも、ミカさんに背を向け……かりんの元へと歩みを進めるっ!」


かりん「……それじゃあ、いきますわよっ!」ガシッ

ローズ「了解っ……!」


実況「あ〜っと、そしてかりんはローズの腕を掴み……!?」


かりん「……はああぁぁっ!」ブンッ

ローズ「……ったああぁぁっ!」ダダッ


オー、オーオー

実況「おぉ〜っとっ! ローズの身体を……ララさんのいる対角線コーナーの方へと振り投げていくっ!」

146名無しさん:2016/07/08(金) 22:37:17 ID:qziBvRFc
ローズ「はああぁぁっ……! たあっ!」ドスッ

ララ「……あぐっ!」


オー ! オーオー !

実況「かりんに加速をつけられたローズは、ララさんの目の前でクルッとターンを見せつつの……おぉ〜っと、串刺しのバックハンドエルボーっ! 肘を打ち込んでいきますっ!」


ローズ「はいはいはいはいっ……! 次はかりんちゃんの番よっ……! 皆、ストリートプロレスを応援してねっ!?」パンパン

かりん「……はああぁぁっ!」ダダッ


ワー ! ワーワー !

実況「頭上で大きく大きく手を打ち鳴らしながら、コーナー付近から移動するローズっ! おぉ〜っと、そして今度はかりんが突っ込んできますっ!」

147名無しさん:2016/07/08(金) 22:44:02 ID:qziBvRFc
かりん「はああぁぁっ……! 紅蓮崩掌っ……!」ドスッ

ララ「……あぐっ!」


ワー ! ワーワー !

実況「大きく大きく踏み込みつつの掌底を腹部へと見舞っていきますっ! ここは紅蓮崩掌ですっ! 串刺しの紅蓮崩掌を見舞っていきますっ!」


ララ「あっ……ああっ……」ヨロヨロ


イイゾー ! ローズ! カリンー !

実況「さぁ、加速をつけた攻撃を連続で打ち込まれたララさんは……おぉ〜っと、フラつきながら少しばかり前進っ!」


ローズ「いくわよ、かりんちゃんっ……!」ガシッ

かりん「わかってますわっ……!」ガシッ

ララ「……うあっ」


オー ? オーオー ?

実況「おっとっ! しかし逃さないっ! かりんとローズは左右から挟み込むように、ララさんの頭部を抱えるっ! 二人がかりで捉えたっ!」

148名無しさん:2016/07/08(金) 22:50:20 ID:qziBvRFc
ローズ「せぇ〜のっ……! 」ググッ

かりん「……はああぁぁっ!」ググッ

ララ「あっ……あっ……」


オー ! オーオー !

実況「そして、かりんとローズが二人がかりでララさんの身体をまっ逆さまへと抱え上げていったぁっ!」


ローズ「落とすわよっ……! せぇ〜のっ……!」

かりん「強烈な一撃を差し上げますわっ……! はあぁっ!」

ララ「あっ……! くあっ……!」ズドーンッ


ワー ! ワーワー !

実況「そのまま後方へと落としていきますっ! あっとぉ、ララさんが背中から叩きつけられましたぁ! ここはダブルブレーンバスターですっ! ダブルブレーンバスターですっ!」

149名無しさん:2016/07/08(金) 22:55:12 ID:qziBvRFc
ローズ「……よしっ!」ムクッ

かりん「……やりましたわねっ!」ムクッ

ミカ「う、ううっ……くそっ……!」ムクッ


イイゾーイイゾー ! ローズ ! カリンー!

実況「これはこれは……これは、ローズもやる気なのでしょうかっ!? ローズもやる気なのでしょうかねぇっ!? さぁ、かりんとローズが立ち上がっていくっ! あっと、場外のミカさんも立ち上がったか……!?」


かりん「さぁ、レフェリーっ……! カウントをお願いしますわっ!」ガバッ

ダン「……ああっ?」


オー ? オーオー ?

実況「あっと、そしてここでかりんがララさんの身体の上へと覆い被さったっ! これはフォールかっ……!? はい、フォールでしょうねぇっ!?」

150名無しさん:2016/07/08(金) 22:58:06 ID:qziBvRFc
ダン「おい、待てよ。カウントって言ったってよぉ……? お前ら……オイっ、わかってんのかっ……!?」

かりん「……何してますのっ!?」チラッ


アー ? アーアー ?

実況「あ〜っと、しかし……いや、やはりと言うべきでしょうかっ!? レフェリーにカウントに来ないっ! カウントは数えませんっ!」


ダン「お前ら、一回頭を冷やせよっ! そいつらは部外者だろうがっ……!」

ローズ「状況が変わったのっ……! 融通の効かない男は、レディに好かれないわよ。ほら、早く……早く、カウントを取りなさいっ……!」

ダン「ああっ……!? んああっ……!?」


実況「まぁ、レフェリーからすればこれも当然の行為と言った所なのかっ!? あ〜っと、しかしそんなレフェリーにローズが突っ掛かっていきますっ! かりんとララさんを指差し、カウントを取りなさいと急かしていますっ!」

151名無しさん:2016/07/08(金) 23:05:46 ID:qziBvRFc
ローズ「何してるのっ……! 早くっ……!」

ダン「ちょっと待てちょっと待てっ……! ローズ、ローズっ……! 待て待て待てっ……!」


レフェリー ! カウントトレヨ、コノヤロウー ! オーイ ! オーイ !

実況「あ〜っと、ローズが険しい表情でレフェリーに突っ掛かっていますっ! これにはレフェリーも困りましたっ!」


カー・ウント! カー・ウント !

ダン「んああっ……!? ああっ……!?」キョロキョロ

ローズ「ほら、貴方がカウントを取るのを皆待ってるのっ!」


実況「あ〜っとあっとあっと……そしてここで場内からはレフェリーにカウントを求める事が上がってきますっ!」


カー・ウント! カー・ウント!

ダン「なんで……なんで俺が空気読めねぇ奴みたいになってるんだよ、オイ……」キョロキョロ

ローズ「仕方ないじゃない。状況が変わったのよ。空気読んでカウント取ってくれたら、後でサービスしてあげるから……」

ダン「くそっ……! くそっ……! わかったよっ! カウント取ればいいんだろうがっ!」

152名無しさん:2016/07/08(金) 23:10:39 ID:qziBvRFc
オー ! オーオー !

実況「あ〜っと、ここでレフェリーがリングへと伏せましたっ……! これはこれはっ……!? レフェリーも腹を括ったのかっ……!?」


ダン「ワンっ……!」


ワー ! ワーワー !

実況「カウントですっ! レフェリーが今、カウントを取り始めましたぁぁ!」


ダン「ツーっ……!」

ミカ「……こんの野郎ォォォ!」


ワー ! ワーワー !

実況「あ〜っと、あっとあっとあっとっ! しかし、ここでミカさんがリング内へと侵入してきましたっ! 侵入してきましたっ!」

153名無しさん:2016/07/08(金) 23:16:38 ID:qziBvRFc
ダン「……スリ」

ララ「……くっ!」ガバッ

ミカ「うちのララに触れてんじゃねぇよっ! てめぇのブス菌が移っちまうだろがっ! 離れろっ!」ドスッ

かりん「……ぐっ!」

ダン「カウントはツーだっ! カウントツーっ! 決まっちゃいねぇぞっ!」


アー 、アーアー

実況「ここはミカさんがカットしていきますっ! いやっ、ララさんの肩も上がりましたかね!? ツーカウントで返してましたっ! あっとあっと、レフェリーも……これは試合を容認すると言う事なのでしょうかね!? しかし、いいのでしょうか!? これでいいのでしょうか!?」

元「うん、いいんじゃないの」

春麗「……やらせてあげなさいよ」

実況「んっ……!? あっ、あっ、あっ……! 今、私の放送席の元にですね……元さんと、そして春麗選手がやってきましたよっ!?」

元「とりあえず、君は実況続けておきなよ」

154名無しさん:2016/07/08(金) 23:17:34 ID:qziBvRFc
今日はここまで

155名無しさん:2016/07/08(金) 23:24:32 ID:yONDrWQ.


レフェリーがモタモタしてる間に回復しちゃった(棒)
さて、ミカのお手並み拝見…シングルはともかく、タッグはどうか
ローズかりんにとってもホームで株を上げるチャンス…楽しみだ

156名無しさん:2016/07/08(金) 23:33:23 ID:WNpZpTCg
乙っした
真打ちの元さん登場ッー!
狙ってたのか?狙ってたよね?狙ってたに決まってるッ!

157名無しさん:2016/07/09(土) 00:34:35 ID:0cyCAFIw
乙!
ローズかりん組を応援する

158名無しさん:2016/07/09(土) 19:02:56 ID:gw8xRcEA
女子プロのヒール抗争って面白いからこのままジュリも出ないかなw

159名無しさん:2016/07/09(土) 22:00:51 ID:AuiuulG.
ローズ「あらら、リングに入ってきちゃったみたいね……」

ミカ「オラァァっ、次はてめぇだっ! くたばってろ、この整形野郎がっ……!」ドスッ

ローズ「くっ……!」ヨロッ


実況「続いてミカさんは、ローズへといきますっ! ローズへといきますっ! おぉ〜っと、ここは膝蹴りですっ! ローズの腹部へと打ち込んでいきましたっ!」

元「はい、皆様どうもこんにちは。元でございます。え〜、それとね……」

春麗「春麗です」


ミカ「オラオラ、こっちだこっちだっ! ボサボサしてんじゃねぇよっ!」グイッ

ローズ「う、ううっ……」ヨロッ


実況「さぁ、ミカさんはローズの首筋を後ろから抱え……おぉ〜っと、そしてロープ際へと身体を押しやっていきますっ! あ〜っと、こちらでも元さんと春麗さんが、今マイクを装着したようですっ! 皆さん、声は届いているでしょうか!?」

元「ちょっと裏で見てたんだけどね、今解説の方がこうなっちゃってるので、まぁ臨時と言う形ですね。ここからは僕が解説をする事にしますよ。僕はしっかりやらせて頂きます」

160名無しさん:2016/07/09(土) 22:08:44 ID:AuiuulG.
ミカ「オラオラ、この野郎っ……! 場外に引っ込んでろっ……!」グイッ

ローズ「くっ……あ、ああっ……!」ボトッ


オー、オーオー

実況「おぉ〜っと、そのままミカさんはローズの身体をロープ間へと押し込み……あぁ〜っとっ! そして場外へと落としていくっ!」

元「そしたら……どうやら、春麗君もこっちに来てたみたいでね……? 折角だから、春麗君とも一緒に解説をさせて頂きましょうかなと。春麗君もそういった理由でこっちにに来たんでしょ?」

春麗「……いや、私は元さん程考えてはいませんでしたね」

元「……おや?」


ローズ「う、ううっ……」ムクッ

ミカ「これで終わり思うなよっ……!? おぉ〜っしゃっ! いくぞおおぉぉっ!」グイッ


オー ? オーオー ?

実況「あ〜っと、少しお待ち下さいっ! 少しお待ち下さいっ……! ここで、ミカさんは場外のローズに向かって……何やら、狙っていますよっ!?」

元「……んっ!?」

春麗「……あっ」

161名無しさん:2016/07/09(土) 22:17:59 ID:AuiuulG.
ミカ「くたばれ、糞アマっ……! うるああぁぁっ!」シュタッ


オー、オーオー

実況「トップロープを両腕で掴み身体を沈み込ませ、そしてロープの反動を利用しつつ……おぉ〜っと、ここでミカさんが場外へとロープを飛び越え、場外へとダイブしていったぁ!」

元「プランチャ・スイシーダだね」


ミカ「……うるああぁぁっ!」グルグル

ローズ「えっ……!? あっ、あっ……きゃああぁぁっ……!」ズガアァ


オー ! オーオー !

元「あっ……いや、違うかっ!?」

実況「おぉ〜っとおっとおっとっ! ここは横回転を加えながら……場外のローズへと飛び込んでいきますっ!」

春麗「トルニージョでしたね」

実況「ミカさんの身体がきりもみ回転しながら、ローズへとぶつかったぁ! ここはトルニージョですっ! トルニージョですっ! あ〜っと、ミカさんとローズの身体が両者揃ってそのまま場外で崩れ落ちたぁ!」

162名無しさん:2016/07/09(土) 22:21:48 ID:AuiuulG.
ローズ「う、ううっ……」

ミカ「あ〜、痛てて……ちっと回転多すぎたかもな……」


元「いや〜、やるじゃない……ねぇ……?」

春麗「う〜ん……そうですね……」


かりん「……立ってもらいますわよ」グイッ

ララ「……う、ううっ」ググッ


実況「ミカさんとローズは場外へといきましたっ! あっと、リング上ではかりんがララさんの身体を引き起こしていきますっ!」

元「あっ、じゃあ話を続けようか……春麗君はどう言った理由でこっちに来たの……?」

春麗「私の場合は単純に、レインボー・ミカがどの程度の実力なのかをこの目で見たかったんです」

元「あ〜あ〜、はいはい」

163名無しさん:2016/07/09(土) 22:28:53 ID:AuiuulG.
かりん「はァァッ……! はァッ、はァッ!」ビシバシ

ララ「くっ……くっ、くっ……」フラフラ


オー、オーオー

実況「さぁ、リング上ではかりんが張っていくっ! 特異の掌底でララさんの顔面を張っていくっ! しかしですね……元さん、春麗さん……? そもそもですよっ……!? そもそもっ……!」

元「んっ、どうしたの……?」

実況「今現在、突然参加のような形で始まっておりますが……これは、いいのですかねぇ!? これでいいのですかねぇ!?」

元「う〜ん。まぁ、そこなんだけどさぁ……」


かりん「……たああぁぁっ!」クルッ

ララ「う、ううっ……」

かりん「はァァァッ……!」ズガアァッ

ララ「あっ……! くあぁっ……!」ヨロッ


オー ! イイゾー ! カリンー!

元「そこはね……ミカ君達は勿論の事、かりん君とローズ君も……それに、場内までこういう風になっちゃってるじゃない……? もう、今更って感じもするんだよねぇ」

実況「おぉ〜っとっ! そしてここでかりんがその場でクルっと一回転しての……アッパー掌底ィ! これは顎へとヒットしたかっ!?」

元「まぁ、今日はさぁ……? ミカ君とララ君がどういった人なのかを知ってもらう為に、ここに呼んだんでしょ……? 知ってもらうって意味だったらね……う〜ん、ある意味こうやって戦って貰うってのが一番なんじゃないかな?」

164名無しさん:2016/07/09(土) 22:37:48 ID:AuiuulG.
かりん「さぁ、いきますわよっ……! たああぁぁっ……!」ダダッ


実況「さぁ、かりんはララさんにクルリと背を向け……そしてロープ目掛けて走り込んだっ! それでは、春麗選手はどうでしょうかっ!?」

春麗「……かりんっ! ミカが来てるわよっ!」

実況「……んんっ!?」


ミカ「よぉ〜しよし……次はアイツだっ……!」シュタッ


実況「あ〜っと、かりん向かったロープの先に……先程、場外へと飛び込んだミカさんがいますっ! そしてミカさんはエプロンサイドへと飛び乗ったっ!」

元「あっとぉ」

1661:2016/07/09(土) 22:55:46 ID:AuiuulG.
>>165は数個飛ばしのレスをしてしまったので削除します
申し訳ありませぬ

167名無しさん:2016/07/09(土) 22:56:42 ID:AuiuulG.
かりん「邪魔してもらいたくないものですわ……ったあぁっ!」ドスッ

ミカ「ぐえっ……! しくじったっ……!」ボトッ


オー ! オーオー !

実況「あ〜っと、しかしここはかりんも見ているっ! 身体を反転させてロープの反動をつけると同時にエプロンサイドにいるミカさんへと肘を打ち込んでいきますっ!」

春麗「いいじゃない。かりんっ……!」

実況「ここはバックハンドエルボーで迎撃していきますっ! そしてエプロンサイドのミカさんは、再び場外へと落ちたぁ!」


かりん「……たああぁぁっ!」ダダッ


オー、オーオー

春麗「私からすれば、こうやってレインボー・ミカとララが手の内を晒してくれるって言うのはいい話ですね」

実況「あ〜っと、なる程……さぁ、ロープの反動をつけたかりんがララさんへと向かっていくっ!」

168名無しさん:2016/07/09(土) 23:01:19 ID:AuiuulG.
かりん「……たああぁぁっ!」ググッ


実況「さぁ、かりんが大きく左腕を振り被るっ! ここは紅蓮崩掌かっ!?」

元「……かなっ!?」


ララ「……させないわよっ!」ガシッ

かりん「……えっ!?」


アー ? アーアー ?

実況「あ〜、いやいやいやっ! ここは身体を半身にして、かりんの横に逸れるようにしながら……そのかりんの左腕を掴んだっ!」

春麗「……んっ!?」


ララ「……こんのおぉっ! たああぁぁっ!」グルンッ

かりん「うあっ……あっ……ああっ……」ヨロヨロ


実況「ロープの反動をつけてきたその勢いを殺さずに……おぉ〜っと、そのまま自身の身体を軸にして、かりんの身体を回転させるっ! 回転させていくっ!」

169名無しさん:2016/07/09(土) 23:05:50 ID:2Zg9fQEs
まあ気にせずどおぞ

170名無しさん:2016/07/09(土) 23:07:14 ID:AuiuulG.
ララ「……崩れなさいっ! てやあぁっ!」グイッ

かりん「くっ……! くあああぁぁっ!」ビターンッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、かりんの身体を高速で一回転させてバランスを崩しつつ、肩の上から体重を乗せてかりんの身体をうつ伏せにマットへと押し付けていきましたっ!」

春麗「……ロープの反動、そのまま利用されたわねぇ」


ララ「……ギブアップして貰うわよ。それそれっ!」ギリギリ

かりん「あっ……かっ……!」


実況「ララさんはかりんの腰に乗りながら……腕を取っている……腕を取っているかっ!?」

春麗「……取ってるわねぇ」

元「え〜っと、これはねぇ……プルバックホールドですよ。ララ君の得意技だ」

171名無しさん:2016/07/09(土) 23:10:04 ID:AuiuulG.
ララ「……てやああぁっ!」ギリギリ

ダン「かりんっ……! ギブかっ……!? ギブアップかっ……!?」

かりん「……ノーですわっ!」モガモガ


カリンー ! カリンー !

実況「うつ伏せの相手の腕を取り、腰の上に身体を下ろしつつ、足方向を向いていますっ! え〜、向きが逆の脇固め……と言った所でしょうかね」

元「そうだね。腕に負担を掛けてくる技だね。プルバックホールド」

実況「ここはララさんがカウンターで決めてきました。プルバックホールドっ! レフェリーはかりんに確認を取っていますっ!」

春麗「かりん……かりんっ……! しっかりっ……!」


ララ「……てやああぁっ!」ギリギリ

ダン「かりんっ……! ギブアップかっ……!?」

かりん「ノーですわっ!」


実況「レフェリーのこの様子……これは、完全にもうこの四名の試合になっていると言う事ですね!?」

元「そうでしょうね」

実況「私、実を言うと少しばかり受け入れらない部分がありまして……ミカ『さん』……ララ『さん』とお呼びしていたのですが……う〜ん、そういう事ならっ……!」

172名無しさん:2016/07/09(土) 23:14:15 ID:AuiuulG.
ミカ「いいぞいいぞ、ララっ! そいつの腕をへし折っちまえっ!」ムクッ


実況「あ〜っとっ! そしてここで場外のミカが立ち上がりましたよっ!」

春麗「わざわざ『さん』つける必要なんてないのよ、こんな奴らに……」

実況「はいっ……! 試合が成立しているの言うのであれば……もうこれからは普通に呼ばせて頂きますっ!」


ミカ「よっしゃよっしゃっ……! となれば……よぉ〜しよしっ……!」ダダッ


実況「おぉ〜っと、場外のミカは素早い動きで場外をグル〜っと周り……これは、何処へ向かっているんだっ! あっと、今我々の放送席の前を通りましたよっ!?」

元「んっ……? これは、なんだろうね……?」

173名無しさん:2016/07/09(土) 23:21:56 ID:AuiuulG.
ミカ「……よっしゃっ!」シュタッ


実況「おっと、ミカが向かったのは赤コーナー付近っ! そして、そのエプロンサイドへと飛び乗りますっ!」

元「コーナーポストから何か、仕掛けてくるのかな?」


ミカ「ヘイっ、ララっ……! 一回変わっておこうぜっ……! ちょ〜っと、ダメージ受けてるだろ……? ここはアタシに任せなっ!」グイッ

ララ「……んっ?」チラッ


実況「あっ、いや違いますよ? ミカはロープから、身を乗り出すようにしながら、リング内のララに向けて手を伸ばしておりますっ! これはこれは……!?」

元「おっと、交替要求か」

174名無しさん:2016/07/09(土) 23:27:51 ID:AuiuulG.
ララ「そうね……じゃあ、ここはミカに任せるとしようかな……」パッ

ミカ「よぉ〜しっ! アタシに任せておけっ! ヘイ、カモンっ!」


実況「さぁ、そしてここでララは技を自ら解き……そして、そんなミカの方へと向かっていくかっ!?」

元「そうだね。ミカ君とララ君……現状ではミカ君の方が元気なんじゃないかな?」


ローズ「あ〜っ……くそっ……」グイッ


実況「あ〜っと、そしてここでローズも……おぉ〜っと、こちらは青コーナーですね。青コーナー付近のエプロンサイドに上がってきましたっ!」

元「あっと、そうですね」

実況「さぁ、混乱の中始まってしまいましたが……いつの間にやら、互いの陣営に分かれ……どうでしょうか? 試合らしくなって来たのではないでしょうか!?」

元「やっぱりこの辺は、皆そういう物を持ってるからね」

175名無しさん:2016/07/09(土) 23:33:06 ID:AuiuulG.
ララ「それじゃあ、ミカ……任せるわよっ……!」パシッ

ミカ「おおぉっしゃっ! いっくぞおおぉぉっ!」パシッ


オー !? オーオー !?

実況「さぁ、そしてここでララとミカの手が触れ合ったっ! タッチが成立ですっ!」

春麗「さぁ、真打ち登場ね」

実況「試合権がここで移ったと見ていいでしょうっ! さぁ、ララは赤コーナーエプロンサイドへと戻り、そしてエプロンサイドからレインボー・ミカがロープを潜りリングインしてきますっ!」

春麗「どの程度のものなのか見せてもらうわよ……レインボー・ミカっ……!」

元「かりん君とローズ君にも頑張ってもらいたいね!」

実況「さぁさぁ、いよいよミカの登場ですっ! 鰯ヶ浜女子プロレスの看板レスラーっ……! レインボー・ミカァァっ!」

176名無しさん:2016/07/09(土) 23:34:56 ID:AuiuulG.
今日はここまで

177名無しさん:2016/07/09(土) 23:39:35 ID:/bBk6kdM
>>157

178名無しさん:2016/07/09(土) 23:44:48 ID:EUjT4AZk


ミカの立場だと負けられない、ということは…
嗚呼、ローズかりんが当て馬になってしまう…
結果はともかく、見せ場が来ると良いな

179名無しさん:2016/07/10(日) 00:42:48 ID:t/VlkOJg
おつ
ここでミカ負けたら対抗戦盛り下がっちゃうもんね
さくらから暴れてこいってGoサインでてるし、負けるにしてもインパクト残してほしいね

180名無しさん:2016/07/10(日) 00:50:59 ID:HB9U.uIU
乙!
それでもローズかりん組を応援してる

181名無しさん:2016/07/10(日) 02:35:58 ID:.Sag0UCQ
乙っした
>>174
ローズ姐さん…「くそ」とかお下品ですわよ

182名無しさん:2016/07/10(日) 08:59:16 ID:Hxp6awfs
時間はどのくらいだ?
第三試合だから時間はそんなに取れないはずだが、ゲストとやるから多目に取るのか?

1831:2016/07/10(日) 21:58:26 ID:xg0E66SY
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

184名無しさん:2016/07/10(日) 23:59:55 ID:fyYYfHnI
いつもありがとうございます

185名無しさん:2016/07/11(月) 12:41:15 ID:s9yXEUaw
>>123
>「ララさんの顔面が整形されてしまいますっ!」

ここで意趣返しとはw実況すげえ

乙!

186名無しさん:2016/07/11(月) 22:01:01 ID:eWraaSXY
ローズ「かりんちゃん、しっかり……! ほら、立ってっ……!」パンパン

かりん「ううっ……くっ、わかってますわっ……!」ムクッ

ミカ「ヘッ、すぐにまた寝かせてやるってのっ……!」ズガズガ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、ここはかりんも立ち上がってきますっ! しかし、試合権の移ったミカは意気揚々とそんなかりんへと向かっていくっ!」


かりん「……ああっ!」クルッ

ミカ「うるあぁっ! いくぜぇぇっ……!」ガシッ


実況「立ち上がってミカの方を振り返るかりんっ! おっと、しかしミカそんなかりんへと組かかっていったぁ!」

187名無しさん:2016/07/11(月) 22:08:24 ID:eWraaSXY
ミカ「……うるああぁぁっ!」グイッ

かりん「……くっ!」


オー ? オーオー ?

実況「さぁっ! ここはかりんの頭部を脇へと抱え込みつつ、ヘッドロックの体勢に捉えたぁ!」

元「うん」


ミカ「オ〜ラオラ、オラァっ……! どうだっ……!」ギリギリ

かりん「くっ、舐めないでもらいたいですわっ……! はぁっ……!」バシッ

ミカ「……いでっ!」


オー、オーオー

実況「さぁ、ミカは渾身の力でかりんの頭部を締め上げていきますっ! あっと、しかしここはかりんが……!?」

春麗「……いいわよ、かりん」

実況「これは、腹部に掌底ですねぇっ! さぁ、捉えられながらもミカの頭部を打っていきますっ!」

188名無しさん:2016/07/11(月) 22:12:20 ID:eWraaSXY
かりん「はぁっ……! はぁっ……!」バシバシ

ミカ「いでっ……いでっ……! だあぁっ、ウザってぇなぁ、オイっ……!」


カリンー ! マケルナー !

実況「さぁ、かりんは続けて二発三発と打ち込んでいきますっ! ここはかりんも黙ってやられてはいないっ!」


ミカ「名前もわかんねぇ雑魚が一人前に抵抗してるんじゃねぇよっ! オラっ!」ガシッ

かりん「くっ……いたたたた……」


オー ? オーオー ?

実況「あっと、しかしここはミカ……かりんの頭部を掴みつつ、クルっと身体を回転させ一度技を解いていきますっ!」

元「あっと、ちょっと体勢不十分だったかな?」

春麗「ちょっとぉっ……! 髪、掴んでるんじゃないのっ……!?」

191名無しさん:2016/07/11(月) 22:31:26 ID:zEtJql.o
同じレス削除よろ

193:2016/07/11(月) 22:38:45 ID:eWraaSXY
>>191
早いうちに指摘ありがとう
ちょっと記憶探ってきます

>>189 >>190 >>192は一回削除します

194名無しさん:2016/07/11(月) 22:47:00 ID:eWraaSXY
ミカ「てめぇはただただ黙ってやられてればいいんだよっ……! 一人前に抵抗してんじゃねぇよっ、うるあぁ!」ゴスッ

かりん「……うぐっ!」


オー、オーオー

実況「そして一度上体を大きく大きく後方へと反らし……ここはヘッドバットですっ! かりんの頭部へとヘッドバットを打ち込んでいきますっ!」

元「ああ、痛い」


かりん「う、ううっ……」

ミカ「ボケがっ……! カスがっ……!」ガシッ


実況「おっと、そしてすかさずミカは再びかりんの頭部を両腕で抱え込んでいくっ! さぁ、もう一度ヘッドロックへと入ったっ!」

元「あ〜、こっちは体勢十分での攻撃だったねぇ」

195名無しさん:2016/07/11(月) 22:48:04 ID:eWraaSXY
ミカ「……どおおぉだっ!?」ギリギリ

かりん「くっ、くっ……」

ミカ「だけど、こぉ〜んなモンじゃ終わらねぇぞっ……! いっくぜぇ、オイっ……! だっ……! だっ……! だっ……! だっ……!」ユサユサ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、かりんの頭部を再び……おぉ〜っと、ここでミカは頭部を捉えつつ、身体を大きく大きく揺らしながら、より一層力を込めているっ! かりんの頭部を強く強く締め上げていくっ!」

春麗「……かりんっ!」


カリンー ! マケルナー !

かりん「うっ、ううっ……」

ミカ「アタシとコイツじゃ格が違いすぎるんだよっ……! うっしゃっ、いっくぜえぇっ!」ビシッ


実況「おっと、ここでっ……!? ミカはかりんの頭部を左腕で抱え込んだまま……右手は外し、そして大きく大きく天を指差したっ!」

元「……んっ!?」

196名無しさん:2016/07/11(月) 22:50:18 ID:eWraaSXY
ミカ「……いっくぜぇっ!」ガシッ

かりん「……くっ!」

ミカ「うるああぁぁっ……! よいしょおおぉっ!」フワッ


オー !? オーオー !?

実況「そしてミカは頭部を両腕で掴み直し……おぉ〜っとっ! そして、そのまま前方へと飛び込んでいくっ!」


ミカ「てめぇの顔面台無しにしてやるよっ……! ドオォォンっ……!」

かりん「うっ、うっ……くあああぁぁっ……!」ズドーンッ


オー ! オーオー !

実況「ここはミカァァっ! ヘッドロックの体勢から、マットへと飛び込んでいき……そのままかりんの顔面をマットへと打ち付けていきましたぁっ!」

元「え〜、デイドリームヘッドロックですね。ミカ君の得意技です」

実況「デイドリームヘッドロックっ……! ここはデイドリームヘッドロックっ!」

197名無しさん:2016/07/11(月) 22:53:25 ID:eWraaSXY
ローズ「かりんちゃん、しっかり……! 一回交代してもいいのよっ……!?」パンパン

かりん「うっ、ううっ……」

ミカ「……よおおぉぉっしゃっ!」ムクッ


実況「かりんはマットへ突っ伏しているっ! あっと、そしてここはミカっ……! ミカは直ぐ様立ち上がってきますっ!」

春麗「……くっ」


ミカ「見たかっ!? ボンバアアアァァァッ!」ビシッ

ララ「イエーイっ!」


実況「おぉ〜っとっ! そしてここで大きく大きく右腕を広げながら……お〜っと、叫んでいきますっ! ミカは叫んでいきますっ!」

元「あ〜、ミカ君の決め台詞みたいなヤツですね」

実況「場内に木霊する、ボンバーという叫び声っ!」

198名無しさん:2016/07/11(月) 22:59:54 ID:eWraaSXY
ブー ! ブーブー !

ミカ「へぇ〜、へぇ〜……そういう反応するんだ……」キョロキョロ

ララ「……あら、何よ。違うんじゃないの?」キョロキョロ


実況「あ〜っと、しかしこれに対して……場内からは……? 場内からは……!?」

春麗「ブーイング喰らってますわよ〜」


ブー ! ブーブー !

ミカ「選手連中と同じで、脳ミソにウジの沸いたクソ客が随分といるもんだなぁ、オイっ……! 嬉しい話ッスよっ!」ニヤニヤ


実況「……春麗さんはハッキリと言いますねぇ?」

春麗「事実よ」

実況「まぁ、確かに……あ〜、それでは私も事実をお伝えしましょうっ! これに対して場内からはブーイングですっ! ブーイングの嵐が返ってきますっ!」

元「まぁ、フォローするわけじゃないけどね。これはその、ホームとアウェイの空気の違いみたいな感じじゃないかな? ミカ君の表情見てると全然気にしてない感じはするんだけどね」

実況「笑っていますっ……! ブーイングを受け、ミカはミカは笑っておりますっ……!」

春麗「図太い女ね」

199名無しさん:2016/07/11(月) 23:05:39 ID:eWraaSXY
かりん「うっ、ううっ……」ムクッ


実況「あ〜っと、しかし……ここでかりんが、立ち上がろうとしているかっ!?」

元「あっ……コレ、ミカ君見えてないんじゃないい……?」

春麗「おっ……いけっ! いけっ!」


かりん「……このぉぉっ!」ブンッ

ミカ「んっ、んっ……? う、うおおぉっ……でえぇぇっ……!」ビターンッ


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っと、ここでかりんが上体を起こしつつ、背を向けているミカの膝裏辺りを、ラリアットのような形で掬い上げていくっ!」

春麗「よぉしっ!」

実況「いつもとは違うであろう状況が少しばかりミカの注意力を散漫にしてしまったかっ!? さぁ、ミカは足を掬われ仰向けへとダーウンっ!」

200名無しさん:2016/07/11(月) 23:11:11 ID:eWraaSXY
ミカ「あぐっ……! チィッ……このメス豚、まだ動けやがったのか……」

かりん「……いきますわよっ!」ズシッ

ミカ「……んあっ?」


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っと、そしてここでかりんは仰向けへと倒れたミカの腹部の上へと腰を下ろし……」

春麗「いいわよ、かりんっ……!」

実況「ここでかりんがマウントを取ったぁっ! マウントを取りましたっ!」

元「おお、いいじゃない」

201名無しさん:2016/07/11(月) 23:18:29 ID:eWraaSXY
かりん「さぁ、いきますわよ……下品なお方……」

ミカ「……下品なのはてめぇじゃねぇか、ボケっ!」

かりん「……はぁ?」

ミカ「いつもこうやって男の上に乗っかって腰振ってるんだろ……? 試合の最中なのに我慢出来なくなっちまったのかっ!? ハハハっ! とぉ〜んだ阿婆擦れだなぁ、おめぇはよぉっ!」ニヤニヤ

かりん「……こ、このおおぉぉっ!」ビシッ

ミカ「……うおっとっ!」


オー ! オーオー !

実況「さぁ、そしてかりんがいったぁ! かりんがいったぁ! マウントポジションの状況から、下にいるミカへと向かって打ち込んでいきますっ!」

元「掌底……で、いってるねっ! うんっ!」

春麗「やっちゃいなさいっ!」

202名無しさん:2016/07/11(月) 23:25:40 ID:eWraaSXY
ダン「かりん、拳は……あっいや、掌底か。オッケーだっ!」

かりん「このっ……! このっ……! こいつ……1!」バシバシ

ミカ「くっ……くっ……! おおぉっ……!」


カリンー ! カリンー ! イケー !

実況「さぁ、かりんが打ち込んでいきますっ! ひたすらミカの上から掌底の嵐・嵐・嵐っ!」

春麗「いけいけいけいけ!」

元「あ〜、いやっ……! ガードはされてるよっ……!?」


かりん「このっ……! このっ……!」

ミカ「こういうのはベッドの上でやってりゃいいんだっ……! 付き合ってられねぇよ。おおぉぉっ……!」ゴロンッ

かりん「くっ……! ああっ……!」


実況「あ〜っと、しかしっ……! ここは下にいるミカが、うまく体勢を反転させ……あ〜っと、横から抜けたかっ!? 抜けていったかっ!?」

春麗「ああっ……!」

実況「あ〜っと、少しばかりかりんの体勢が前へと崩れますっ!」

203名無しさん:2016/07/11(月) 23:27:17 ID:zEtJql.o
おいwww変態がマットの上にいるぞwww

204名無しさん:2016/07/11(月) 23:34:10 ID:eWraaSXY
ミカ「よっしゃよっしゃっ……!」ムクッ

ダン「おい待ておい待て、おいおいおいっ……!」


オー !? オーオー !?

実況「さぁ、ミカは即座に立ち上がってきますっ!」

春麗「いけいけいけいけ」


ミカ「くたばってろっ……! うるあぁっ……!」ドスッ

かりん「……くあっ!」バターンッ


実況「そしてかりんへと前蹴りっ! 前蹴りでかりんの身体を押し倒していきますっ!」

元「うん」


ミカ「ったく、この阿婆擦れが……んっ……?」チラッ

ローズ「……さて、いくわよ」


実況「さぁ、しかしここでコーナーポストの上にローズが昇っているっ! 昇っていますっ!」

春麗「ローズっ……! いきなさいっ……!」

205名無しさん:2016/07/11(月) 23:41:00 ID:eWraaSXY
イケー ! ローズ ! ローズ !

ミカ「おいおい待てよ待てよ……そりゃ、ルール違反だろ……? おいおいっ……!」

ローズ「いくわよっ……! はああぁぁっ!」シュタッ


実況「さぁ、そしてローズが飛んだあぁっ! コーナーポスト上から、リング中央にいるミカへと向かって飛び込んでいったぁ!」


ローズ「はああぁぁっ……! たああぁぁっ!」ズガアァッ

ミカ「……どげええぇぇっ!」バターンッ


ワー ! ワーワー !

実況「そしてコーナーポストからのミサイルキーックっ! ミサイルキックをミカへと突き刺していきますっ!」

春麗「いい動きしてるわよ、ローズっ!」

実況「こいつを喰らい、ミカはダーウンっ! 大きく大きくダーウンっ!」

206名無しさん:2016/07/11(月) 23:45:07 ID:eWraaSXY
ララ「ちょっとレフェリーさんっ……! 今のはどうなのっ……!? おかしいんじゃないのかな!?」

ダン「わかってるってのっ! わかってるってのっ! 皆まで言うなっ!」


実況「あ〜っと、しかしこれにはエプロンサイドのララも抗議をしているか!?」

元「まぁ、ローズ君は試合権がないからね」

春麗「いいじゃないの。そもそも試合権がないのに我が物顔で試合をしてる人に比べればマシよ」

元「まぁまぁ、言っちゃそうなるんだけどね」


ローズ「……さて」ムクッ


実況「さぁさぁ、ローズが立ち上がってきますっ!」

元「まぁ、とりあえずあまりやりすぎるって言うのも……」


ローズ「次は貴女よっ……!」ダダッ

ララ「……んっ?」


オー !? オーオー !?

実況「あっと、立ち上がったローズは…今度はララへと向かっていきますっ! ララの待機しているコーナーの方へと突っ込んでいきますっ!」

春麗「よしっ……!」

元「あ〜ららら」

207名無しさん:2016/07/11(月) 23:47:43 ID:eWraaSXY
ローズ「……たああぁぁっ!」ゴスッ

ララ「……き、きゃあっ!」ボトッ


ワー ! ワーワー !

実況「そしてローズはエプロンサイドのララへとエルボーバットォ! これによりララの身体が場外へと落ちたぁ! ローズは止まりませんっ!」

春麗「い〜え。これは分断作戦と言う立派な作戦です。何も問題はありません。ねぇ、元さん……?」

元「まぁ、そうなんだけどね。うん」


ダン「おいおい、ローズっ! おい、ローズっ!」

ローズ「……かりんちゃん、大丈夫?」

かりん「……えぇ、大丈夫ですわ」ムクッ


実況「まぁ、レフェリーはローズに何やら言っていますが……ローズはレフェリーを無視するがの如く、かりんへと近づいていきますっ! そしてかりんも立ち上がってきたっ!」

208名無しさん:2016/07/11(月) 23:51:00 ID:eWraaSXY
ローズ「かりんちゃん、そいつを起こすわよっ!」グイッ

かりん「ええっ!」グイッ

ミカ「……う、ううっ」ググッ

ダンサ「おいっ……! おいっ……!」


ワー ! ワーワー !

実況「さぁ、そしてかりんとローズ……二人掛かりでリングにダウンしているミカの身体を引き起こしていきますっ!」

春麗「連携攻撃……合体攻撃……問題は何もありませんよね?」

元「う〜ん、まぁそうだね」


ローズ「それじゃあ、かりんちゃんいくわよっ……! せぇ〜のっ!」ブンッ

かりん「はいっ……!」ブンッ

ミカ「……く、くそっ!」ダダッ


ワー ! ワーワー !

実況「さぁ、そして両者が揃って引き起こしたミカの身体をロープへと振っていったぁっ! ここは連携攻撃でしょうかっ!?」

209名無しさん:2016/07/11(月) 23:53:47 ID:eWraaSXY
ミカ「……くそっ!」ダダッ


イケー ! イケー !

実況「さぁ、ロープに振られたミカに身体がその反動によって返ってきたぁっ! そしてリング中央でかりんとローズは並んで狙いを定めているっ!」


ローズ「いくわよ、かりんちゃんっ……! せぇ〜のっ!」

かりん「……はいっ!」

ミカ「うおおおぉぉっ! 舐めんじゃねぇっ! 二人纏めて返り討ちだ、喰らええぇぇっ! ブウウンッ!」ズガアァッ

ローズ「えっ……? あっ、くああぁぁっ……!」バターンッ

かりん「んっ……? あっ、かっ……!」バターンッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っと、いやいやいやっ! ここはミカがっ……! ミカがっ!?」

春麗「……えっ!?」

実況「両腕を使い、かりんとローズに同時にラリアットですっ! ここはミカが返してきたっ! ミカが返してきたっ!」

210名無しさん:2016/07/11(月) 23:55:19 ID:eWraaSXY
今日はここまで

211名無しさん:2016/07/11(月) 23:56:47 ID:zEtJql.o
乙です

212名無しさん:2016/07/12(火) 00:07:23 ID:jUlhC1C6


清々しいくらいホームだなw 
春麗の解説も空気に乗っかってるね

213名無しさん:2016/07/12(火) 01:34:52 ID:TwJAB3Wg
乙!
ローズさんかっこええ!!

214名無しさん:2016/07/12(火) 07:52:01 ID:cwNMYdrw
乙っした
ミカさんヒールってよりおっさんみたい
ホームで悪役出来ないから慣れて無いのかも
一方春麗さんは素で悪役どころか悪魔役すら出来そう…

215名無しさん:2016/07/12(火) 08:35:02 ID:AouNj7OA

>>214
その昔、アニメ版ストリートファイターでシャドルーに洗脳された春麗とかいう美味しい設定があってだな……
春麗さんのときは悪役は一回限定で洗脳キャミィかジュリでも来てくれるでしょ多分(適当)

216名無しさん:2016/07/12(火) 10:21:47 ID:.J58fOg2
つか場所によっては今日ストリートファイターの映画やるなw

217名無しさん:2016/07/12(火) 14:58:42 ID:9h7URwSU
どこでやるかしらんがあのザンギエフだけクオリティが高いあの映画やるのか…。

218名無しさん:2016/07/12(火) 22:01:30 ID:nynnQi7w
ミカ「どおぉぉだっ!? ざまあみやがれってんだっ!」

ローズ「くっ……くあぁっ……」ゴロゴロ


アー ! アーアー !

実況「ここはミカが纏めてなぎ倒してきますっ! あ〜っと、そしてここでローズは一度場外へとエスケープしていくかっ!?」

春麗「……くっそぉ」


ミカ「ヘイっ、ララっ……! そっち行ったから頼むぞっ!」ビシッ

ララ「ううっ……はいはい、了解……」ムクッ


実況「あ〜、そしてここでミカは場外の……ララですね!? 何やら指示をしています!」

元「二人掛かりでいったんだけどね……う〜ん……」

実況「さぁ、場外でララがその声に応えるように立ち上がってきましたっ!」

219名無しさん:2016/07/12(火) 22:09:20 ID:nynnQi7w
ミカ「アタシはこっちだっ……!」ググッ

かりん「うっ……あっ……」グイッ


実況「さぁ、そしてリング上のミカはかりんの身体を引き起こしていきますっ!」

春麗「ん〜っ……! かりんっ……!」


ララ「私はあっちね……」ササッ


実況「場外で立ち上がったララはそのまま移動して……これは、ローズの方ですかね!?」

元「そうだろうね。ローズ君の方に向かってるね」

実況「さぁさぁさぁ、仕掛けていったかりんとローズでありましたが……おっとぉ、ここは実らなかったかっ!?」

220名無しさん:2016/07/12(火) 22:17:29 ID:nynnQi7w
ミカ「イキがってんじゃねぇぞぉっ! そおぉりゃっ!」ガスッ

かりん「……くっ!」ガクッ


カリンー ! カリンー !

実況「そしてミカはかりんの脛……辺りですかねっ!? 踏みつけるように蹴っていくっ! スタンディングでのストンピングと言った所かっ!?」


ミカ「まだまだァァ! おおぉぉらっ!」バッチーンッ

かりん「……くあっ!」ヨロッ


カリンー ! カリンー !

実況「そして動きの止まったかりんへと、逆水平チョーップっ! 胸元へと打ち付けていくっ!」

春麗「……んん〜っ!」


ミカ「ほらほら、いっくぞおおぉっ! うっしゃあぁっ!」ガシッ

かりん「……うあっ」


実況「そしてここでミカが、かりんへと組かかっていくっ! かりんの頭部を脇下へと抱え込んでいくっ!」

221名無しさん:2016/07/12(火) 22:22:10 ID:nynnQi7w
ミカ「っらああぁぁっ!」フワッ

かりん「……うあっ!」グラッ


実況「おぉ〜っと、組み掛かるとほぼ同時にミカは前方へと飛び込んで……!?」


ミカ「らああぁぁっ……! ドオオォォンっ!」

かりん「……くあああぁぁっ!」ズドーンッ


アー ! アーアー !

実況「かりんの身体を前のめりに倒し、頭部からマットへと勢いよく突き刺していくっ!」

春麗「……んあっ!」

元「ジャンピングDDTですね」


かりん「ううっ……ああっ……くあっ……」バターン


実況「勢いよくマットへ突き刺さったかりんの身体が……おぉ〜っと、バウンドするように跳ね上がり、一回して背中からマットへと倒れ込みますっ!」

元「うおぉ〜っと、跳ねたねぇ!?」

222名無しさん:2016/07/12(火) 22:27:40 ID:nynnQi7w
ララ「……こぉ〜のぉっ!」ブンッ

ローズ「……んあっ!」ビターンッ


実況「さぁ、強烈な一撃だっ! あ〜っと、そしてローズもまた場外でララに掴まっているかっ!?」

元「う〜ん、掴まってる……」

春麗「……もうっ!」

実況「ローズはその身体をエプロンへと叩きつけられていますっ!」


ミカ「……まだまだいくぞおおぉっ! オイっ!」ムクッ


実況「リング上のミカは大きく叫びながら、立ち上がってきますっ!」

元「う〜んっ……!」

春麗「……ん〜っ!」

223名無しさん:2016/07/12(火) 22:34:03 ID:nynnQi7w
ミカ「……うっしゃっ!」ダダッ

かりん「……ううっ」


実況「ミカはかりんの方を振り返り……おぉ〜っと、そして勢いよく突っ込んでいくっ!」


ミカ「……せぇ〜のっ!」フワッ

かりん「くっ、くっ……」

ミカ「……ドオオォォンっ!」ドスッ

かりん「……く、くあぁぁっ!」


アー ! アーアー !

実況「そのままフワリと飛び込みつつ……あ〜っと、かりんの腹部へ肘を落としていきますっ! エルボードロップっ!」


かりん「あ、ああっ……」

ミカ「まだまだまだまだァァァっ!」ムクッ


実況「さぁ、そしてすぐに立ち上がってくるミカっ!」

224名無しさん:2016/07/12(火) 22:42:09 ID:nynnQi7w
ミカ「……うっしゃっ!」ガシッ


実況「さぁ、再びかりんの方を見たミカは、今度はかりんの足を捉えるっ! 脇下へと抱え込んでいくっ!」

元「おぉ〜っと」


ミカ「見せてやるッスっ!」ビシッ


実況「おっとぉ、そしてミカは左脇下にかりんの右足を抱え込みつつ……さぁ、右手で場内を何やら指差していくっ!」

元「……んんっ!?」


ミカ「よぉ〜っしゃっ! いっくぞおおぉっ!」ガシッ


実況「さぁ、そしてここでもう片方の足も捉えるっ! ミカはダウンしているかりんの両足を脇下へと抱え込んだっ!」

225名無しさん:2016/07/12(火) 22:49:20 ID:nynnQi7w
ミカ「……レインボォォォォっ!」グルンッ

かりん「うっ……あっ……!」


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っとぉっ!? そのままミカは自身の身体を軸にしながら……回転っ! 自身の身体毎、捉えたかりんの身体を回転させますっ!」

元「……レインボータイフーンだっ!」


ミカ「……うるああぁぁっ!」グルグルッ

かりん「うっ……ああっ……」


オー !? オーオー !?

実況「ここはレインボータイフーンですっ! レインボータイフーンっ! さぁさぁ、ミカがかりんの身体を振り回していきますっ!」

春麗「……くっ!」

226名無しさん:2016/07/12(火) 22:50:54 ID:/v2RSsEo
ジャイアントスイング!

227名無しさん:2016/07/12(火) 22:54:03 ID:nynnQi7w
ミカ「うるあぁっ! 吹き飛べええぇっ!」ポイッ

かりん「くっ……ああぁぁっ……!」ビターンッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、かりんの身体を遠心力で振り回し……そしてここは一回転半した所で捉えて両足から手を離し、ホイップさせて投げていったぁ!」

元「女子選手で……ジャイアントスイングみたいなパワー技使う人って、なかなかいないよねぇ!?」


かりん「くっ……あっ……う、ううっ……」ゴロゴロ

ミカ「……いよ〜しっ! 派手に振っとんだなっ! イエーイっ!」ググッ


実況「さぁ、マットへ打ち付けられたかりんの勢いはまだ止まらないっ! おぉ〜っと、転がるようにそのまま一回転っ……! 二回転っ……!」

元「おおぉっ」

実況「さぁ、吹き飛ばしたミカは尻餅をつきながらも、大きく大きく両腕を上げ……おぉ〜っと、これは自身のパワーアピールしているんでしょうかねぇっ!?」

元「まぁ、アピールするにはいい技だよねぇ」

228名無しさん:2016/07/12(火) 23:04:18 ID:nynnQi7w
ララ「はっ……! たあぁっ……!」ガスガス

ローズ「うっ……くっ……」


春麗「も〜う、ローズも何してるのよっ……!? 助けに行けばいいじゃないっ!」

実況「春麗さんっ……! ローズは場外でララに掴まっておりますっ!」

春麗「……もうっ!」


ミカ「いよぉ〜し、いよぉ〜し……いい感じに距離は離れたな……って事は……」ムクッ

かりん「う、ううっ……」


実況「さぁ、リング上のかりんの勢いがようやく止まったかっ!? あ〜っと、しかしそんなかりんに視線を定めつつ、ミカは立ち上がってきますっ!」

229名無しさん:2016/07/12(火) 23:10:38 ID:nynnQi7w
ミカ「うっふ〜ん。狙っちゃうわよ〜! なぁ〜んてなっ!」プリンッ


オー ? オーオー ?

実況「おっと、立ち上がったミカは……? 少しばかり腰を突き出し、お尻を突き出すような、少々セクシーなポーズっ!」

春麗「……下品な女」

元「まぁまぁ、春麗君、そう言わず……これはねぇ、多分狙ってるよ……?」


ミカ「ヘイヘイヘイっ……! いくぞいくぞ、オイっ……! 早い所、立ち上がってこいよっ……!」ペシペシ


オー、オーオー

実況「こいつは私も知っておりますっ! さぁ、ミカはかりんへ視線を定めつつ、その突き出した尻餅を叩いていますっ! これはミカは狙っているっ!」

春麗「この場面だけ、突然お花畑の映像になっちゃうかもね?」

実況「ただお尻を叩いているだけですよ、春麗さんっ! それにこれはそういったセクシーアピールではありませんっ! お花畑の映像なんてやめて下さいっ! 規制はやめて下さいよぉ!?」

230名無しさん:2016/07/12(火) 23:11:21 ID:9h7URwSU
いいぞーもっとやれー

231名無しさん:2016/07/12(火) 23:15:03 ID:nynnQi7w
かりん「う、ううっ……」ムクッ

ミカ「立ち上がったな……!? よぉ〜し、それじゃあ行っくぞおぉぉっ! ったああぁぁっ!」ダダッ


カリンー ! カリンー !

元「……脱線してるよ〜」

実況「失礼しましたっ……! あ〜っと、そしてここでかりんが立ち上がるっ……! さぁ、そんなかりん目掛けてミカが突っ込んでいったぁ!」


ミカ「喰らって眠ってろおぉぉっ! うるあぁ、シューティング……」ダダッ

かりん「……はぁっ!」バッチーンッ

ミカ「……うおっ!」ヨロッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、かりんへと突っ込んだミカは必殺の尻……あ〜っ! いやっ! いやっ……!」

春麗「よぉ〜しっ! いいわよ、かりんっ!」

元「おっ、カウンターっ!」

実況「ここはかりんっ……! ミカの動きに合わせて、その顔面を張っていくっ! 張っていったぁ! ここはよく見ていたっ! カウンターでその動きを止めたっ!」

232名無しさん:2016/07/12(火) 23:20:16 ID:nynnQi7w
ミカ「くっそぉ、てめぇっ……! アタシの尻を皆見たがってるってのに……」ヨロッ

かりん「はぁっ……はぁっ……」


イイゾー ! カリンー !

春麗「ちょっと、何してるのよかりんっ……! いきなさいっ……! いきなさいよっ……!」

元「あ〜っ……ちょっと、スタミナが……あ〜っ!」

実況「あ〜っと、カウンターを喰らわせていったかりんですが……ここは手が出ないっ! 足が出ないっ! スタミナを消費しているのかっ!?」


ミカ「……舐めてんじゃねぇぞ、オォイっ!」ガスッ

かりん「……くあっ」ヨロッ


実況「あ〜っと、そんなかりんに対してミカはナックルパートですっっ! ナックルパートっ! 顔面を拳で打ち付けていきますっ!」

春麗「ああっ……! もうっ……!」

元「……単発だったかなぁ!?」

233名無しさん:2016/07/12(火) 23:25:36 ID:nynnQi7w
ブー、ブーブー

ダン「おい、コラっ! 拳は反則だっ!」

ミカ「……そぉらっ!」ガシッ

かりん「……くっ」


実況「さぁ、場内からは少しばかりブーイングが飛んでいるぞぉ?」

元「今、ミカ君が拳でいったからね」

実況「しかしミカはそんな事など気にする素振りも見せずに、おっとここは組かかっていったっ! 自身の頭部をかりんの脇下に入れ、そして胴回りを両腕で抱え込んだっ!」


ミカ「そぉ〜ら、いっくぞおおぉっ! だああっ!」グイッ

かりん「くっ……ああぁっ……!」ズドーンッ


実況「ミカはそのままかりんの身体を抱え上げ……おぉ〜っとっ! ここは美しいブリッヂを見せつつ、後方へと背中から叩きつけていったぁ!」

元「ノーザンライト・スープレックスですっ!」

234名無しさん:2016/07/12(火) 23:31:04 ID:nynnQi7w
ダン「聞いてんのかっ!? 拳はいけないんだぞぉっ!?」

ミカ「話は後で聞いてやるッスっ! とりあえず、カウントォォ! フォールしてるだろがっ!」

ダン「ああっ……! わかったよっ……!」


実況「さぁ、そしてミカはブリッヂしたままかりんの身体を押さえ込み、ここはフォール入っていますっ!」

元「うん」


ローズ「くっ、かりんちゃんっ……! かりんちゃんっ……!」モガモガ

ララ「……ダ〜メ。リングには入れないわよ」ガシッ


実況「あ〜っと、場外のこれにローズも気づいたかっ!? リングインを狙っていますが……その身体にララがしがみついて妨害していますっっ!」

春麗「ちょっとちょっとちょっとぉ……!」

実況「さぁ、そしてここでレフェリーがカウントを数え始めましたぁ!」

235名無しさん:2016/07/12(火) 23:31:58 ID:nynnQi7w
今日はここまで

236名無しさん:2016/07/12(火) 23:39:07 ID:/v2RSsEo


今さらだけど、解説春麗、わりと好き勝手に素で喋ってる感じだなw
かりん、耐えろー

237名無しさん:2016/07/12(火) 23:42:27 ID:9h7URwSU
ミカって面白いなw
こりゃ人気出るわ

238名無しさん:2016/07/12(火) 23:57:49 ID:3MthFJ1I
今さらだが、なんで拳は反則扱いになってるんだ?

239名無しさん:2016/07/13(水) 01:25:28 ID:DnKl7i36
>>238
危ないから(ぇ

240名無しさん:2016/07/13(水) 02:41:19 ID:BMvvWarc
乙!
決まっちゃうのか?

241名無しさん:2016/07/13(水) 07:41:27 ID:n7../2Rk
乙っした
ジャイアントスイングと言えば馳浩
回り過ぎてふらふらになるまでがジャイアントスイングです
てか赤いセーラーのかりんさんにジャイアントスイング…ブルマ履いてるから大丈夫っ

242名無しさん:2016/07/13(水) 07:46:46 ID:E6XnkJx.
うーん、ミカ強い(確信)
なんて表現力の豊かさ。しなやかでしたたかで力強く、子供っぽい無邪気さとセクシーさを使いながらいやらしさも無い。
反則もヒールにしては弱いものだけど、シャドルーと違って観客の煽りになる位置で出してるのも巧い。
レスラーとしての完成度が高過ぎる。
こりゃ春麗でも勝てる見込み低いぞ…

243名無しさん:2016/07/13(水) 08:15:17 ID:N0J97//M
>>237
スト5やったらわかるけど女子キャラに珍しいプロレスのパワー技多いから使うとかなり面白いよwナデシコとのタッグ技も見てて楽しい。

244名無しさん:2016/07/13(水) 09:31:26 ID:.6l5EJjQ
いやージャン・クロード・ヴァンダムはやっぱり強かったね(白目)

245名無しさん:2016/07/13(水) 22:01:14 ID:HsC3Rnvg
ダン「ワンっ……!」

カリンー ! カリンー !

ダン「ツーっ……!」

カリンー ! カリンー !

ダン「……スリ」

かりん「……くああっ!」ガバッ

ミカ「チィッ、仕留めれなかったかっ……!?」

ダン「カウントはツーだっ! カウントツーっ! まだ決まっちゃいねぇぞ!」


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っとぉ! しかしここは、かりんの肩が上がりますっ! 上がっていきますっ!」

春麗「よしっ……!」

元「おっとぉ、ヒヤっとしたね」

実況「カウントは2.6と言った所でしょうかっ!? ここはかりんも肩を上げてきましたっ!」

246名無しさん:2016/07/13(水) 22:06:40 ID:HsC3Rnvg
ミカ「まぁ、もう一押しって所だな。よしっ……!」ムクッ


ララ「あら〜、返してくるのね……」

ローズ「ああっ……! もう、邪魔よっ……!」ガスッ

ララ「……きゃっ」ヨロッ

ローズ「……好きにはさせないわよっ!」ダダッ


オー ? オーオー ?

実況「しかしここで返してくるのはミカもある程度は想定内と言った所かっ!? さぁ、そんなミカはすぐ様立ち上がってきますっ! あ〜っと、あっとあっとっ!」

春麗「いいわよ、ローズっ……! いきなさいっ……!」

実況「おぉ〜っと、しかしここでローズが場外のララを振り切ったかっ!? サードローズ下を潜り抜け、今リングインしてきますっ!」

247名無しさん:2016/07/13(水) 22:11:50 ID:HsC3Rnvg
ミカ「オラっ、立てっ……! 立ちやがれっ……! 終わりしてやるよっ!」グイッ

かりん「う、ううっ……」

ローズ「……させないわっ!」ガシッ

ミカ「うおっ、なんだっ……!? あ〜ででででっ……!」


オー ? オーオー ?

実況「かりんを引き起こそうとしていくミカっ……! だがしかし、そんなミカの背後から素早くローズが近づいて、そして髪を掴んだぁっ!」


ローズ「かりんちゃんから離れなさいっ……!」グイグイ

ミカ「い〜でででででっ……! おい、レフェリーっ! これはどうなんだっ!? 反則じゃねぇのか、オイっ!?」ズルズル

ダン「あっ、オイっ……! 髪は反則だぞっ! それに試合権持ってねぇだろが、おめぇはよぉっ!」


実況「さぁ、ローズは髪を掴んだまま、かりんの身体から引き離すように後方へと引きずっていきますっ!」

元「少々、ダーティですねぇ」

春麗「構う事はないのよっ!」

248名無しさん:2016/07/13(水) 22:20:08 ID:HsC3Rnvg
ローズ「髪は反則……そんな事は知ってるわよ。こっちはわかっててやってるのっ……!」ガシッ

ミカ「あ〜でででっ……! この糞アマっ……!」


実況「おぉ〜っと、そしてここでローズは左腕も使い、今度は両手でミカの髪を背後から掴んだっ!」

元「んんっ?」


ローズ「礼には礼を、無礼には無礼を……いくわよっ……! はああぁぁっ!」グイッ

ミカ「う、うおっ……! っだああぁぁっ……!」ズドーンッ


オー ! オーオー !

実況「ここでローズは勢い良く、その掴んだ髪を引き落としつつ、更に自身は開脚ジャンプしてマットへと落ちるっ! その勢いでミカの身体を後頭部からマットへと打ち付けていくっ!」

元「おぉ〜っと、リバースのXファクターだっ!」

実況「ここはリバースXファクターっ! リバースXファクターっ! ローズが決めてきたぁ!」

249名無しさん:2016/07/13(水) 22:25:22 ID:HsC3Rnvg
ミカ「だああぁぁっ、痛ぇ……! 痛ぇな……ちくしょうっ……!」モガモガ

ローズ「……よぉしっ!」ムクッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、強烈な一撃が決まったぁっ! ミカは後頭部を押さえて悶えているっ! そしてローズは立ち上がるっ!」

元「これは見た目以上に強烈な攻撃だよ。髪の毛掴んでたからね」

春麗「これくらいやった方がいいんじゃないですか!?」


ローズ「かりんちゃんっ……! かりんちゃん大丈夫っ……!? ほら、しっかりっ……!」

かりん「う、ううっ……」


元「いや〜、そうは言ってもねぇ……僕はフェアなファイトが好みですよ」

実況「さぁ、ここでローズはダウンしているかりんに近づき……おぉ〜っと、何やら声をかけていますっ!」

250名無しさん:2016/07/13(水) 22:30:38 ID:HsC3Rnvg
ミカ「くっそおぉっ……! この整形ブスがっ……! いい根性してるじゃねぇか、おめぇはよぉっ……!」ムクッ

ローズ「……んっ?」チラッ


実況「あ〜っとっ! しかしここでミカが大きく叫びながら立ち上がってくるっ! これは先程の攻撃……ミカの逆鱗へと触れたかっ!?」

元「まぁ、触れてもおかしくはない攻撃だね」


ミカ「くたばってろ、糞アマァァっ……! ブゥゥンっ!」ブンッ

ローズ「……おぉ〜っとっ!」グイッ

ミカ「……くっ!」スカッ


オー、オーオー

実況「ミカはローズに近づき、右腕を振っていくっ! ここはショートレンジのラリアットっ! あ〜、お〜っと、しかしここはローズも頭を屈めてその腕を避わしていくかっ!?」

春麗「いいわよ、よく見えてるっ!」

251名無しさん:2016/07/13(水) 22:35:50 ID:lVLvNpWI
なんか見えてはいけないものも見えてそう

252名無しさん:2016/07/13(水) 22:38:42 ID:HsC3Rnvg
ローズ「……バックを取ったわよっ!」クルッ

ミカ「……チィっ!」


オー、オーオー

実況「さぁ、ローズはそのまま脇下を潜り抜け背後へと回り込んだっ!」


ローズ「……もう一度叩きつけてあげるわっ!」ガシッ

ミカ「……くぅぅっ!」


実況「バックからミカの胴回りを掴み、そして自身の頭部をミカの脇下へと差し込んでいくっ!」

春麗「よぉ〜し、いきなさいっ!」


ローズ「バックドロップよっ……! ったああぁぁっ!」

ミカ「舐めんじゃねぇっ……! うるあぁっ!」ドスッ

ローズ「……くあっ!」


オー ? オーオー ?

実況「あっ、いや……おっとしかし、ここはミカがそんなローズの頭部へと肘を落としていくっ! エルボースタンプですっ!」

春麗「……あっ」

253名無しさん:2016/07/13(水) 22:45:27 ID:HsC3Rnvg
ミカ「いつまでもしがみついてんじゃねぇっ! とっとと離れろっ! うるぁ、うるぁっ……!」ガスガス

ローズ「くあっ……うあっ……!」


ローズ ! ローズ !

実況「さぁ、ミカはここでテンポを上げて二発三発と連続で打ち込んでいきますっ!」

元「まぁ、この辺が一筋縄でいかない相手だと言う所でしょうかね?」

実況「おぉ〜っと、これにはローズも耐えるので精一杯と言った所かっ!?」


ララ「……も〜う、どっちが下品な女なのかしら。試合権がないのに、そういう風にしてる方が下品よ」シュタ


実況「あ〜っと、そしてここで場外のララも……動いてきたかっ!?」

元「あっとぉ、動いてきたねっ!?」

実況「さぁ、ここでララがエプロンサイドへと昇ってきますっ!」

254名無しさん:2016/07/13(水) 22:52:51 ID:HsC3Rnvg
かりん「う、ううっ……」ムクッ

ララ「ミカを助けにちょっとだけ……んっ……?」チラッ

かりん「……たあああぁぁっ!」ダダッ


オー ? オーオー ?

実況「あ〜っと、しかしここでかりんが立ち上がってきたっ! いいタイミングで立ち上がって来たのではないかっ!?」

春麗「いいタイミングよっ! 止めなさいっ!」

実況「さぁ、立ち上がったかりんは、ここはエプロンサイドのララへと向かっていくっ!」


かりん「邪魔ですわよっ……! たああぁっ……!」ドンッ

ララ「ちょっとちょっと、なんなのよ……きゃあっ……!」ボトッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、かりんはエプロンサイドのララを両腕で突き飛ばして……おぉ〜っと、ここは再び場外へと落としていったぁ!」

春麗「よしっ!」

255名無しさん:2016/07/13(水) 22:56:39 ID:HsC3Rnvg
ミカ「ララっ……! くそっ、あの野郎っ……!」チラッ

かりん「はぁっ……はぁっ……」ヨロヨロ


カリンー ! カリンー !

実況「さぁ、ララを突き飛ばしていったかりんは……続いてミカへと向かっていくっ! ミカへと向かっていくかっ!?」

元「お〜っと、そうですねぇ」


かりん「……んああっ!」ガシッ

ローズ「……んっ?」


オー ? オーオー ?

実況「おぉ〜っと、ここでかりんは……ミカではなく、ローズの身体を……? おぉ〜っと、背後から掴んだっ! 胴回りを捉えて、脇下に自身の頭部を差し込んでいくっ!」

元「……おおっ!?」

256名無しさん:2016/07/13(水) 23:03:10 ID:HsC3Rnvg
かりん「いきますわよ、お姉様っ……! んんんっ……!」ググッ

ローズ「オーケーっ、そういう事ねっ……! せぇ〜のっ……!」ググッ

ミカ「おっ、おおっ……! うおおぉぉっ……!」


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っと、そしてここで……かりんはローズの身体毎ミカの身体を抱え上げていきますっ!」

元「合体攻撃だっ!」

実況「かりんがローズを抱え上げっ……! 更にローズはミカの身体を抱え上げっ……! そしてミカの身体を後方にっ……! 後方へとっ……!」


かりん「……んあああぁぁっ!」

ローズ「……たあああぁぁっ!」

ミカ「うっ、ぐえええぇぇっ……!」ズドーンッ


ワー ! ワーワー !

実況「叩きつけていったぁ! 二人掛かりで仕掛けていくバックドロップですっ!」

春麗「いいわよっ!」

元「二階建て式バックドロップだねぇ。二人掛かりでいった分だけ、高い位置から落ちるからね。角度も急だった」

実況「ここは合体攻撃っ! 二階建て式のバックドロップっ! さぁっ、二階から落ちた衝撃がミカを襲っていくゥゥ!」

257名無しさん:2016/07/13(水) 23:08:24 ID:HsC3Rnvg
ワー ! ワーワー !

ローズ「よしよし……」ムクッ

ダン「おい、ローズっ……! おめぇは試合権がねぇんだっ! もういいだろっ!?」

ローズ「わかってるわよっ……! はああぁっ……!」ダダッ


オー ? オーオー ?

実況「さぁ、そしてここでローズが立ち上がって来たぁ! おぉ〜っと、立ち上がってきたローズはそのまま自軍コーナーの方へと走り込んでいくっ!」


ローズ「さぁさぁ、狙うわよっ……!」ガシッ

かりん「はぁっ……はぁっ……ああっ、なんとかやってやりましたわ……」ムクッ


オー、オーオー

実況「さぁ、自軍コーナーの方へと向かったローズはロープを潜り抜けエプロンサイドへと移動しますっ! おっと、そして……!? コーナーポストへと昇っていくかっ!?」

元「おっと、狙ってるねぇ」

実況「さぁ、そしてここでかりんも上体を起こしたっ!」

258名無しさん:2016/07/13(水) 23:15:58 ID:HsC3Rnvg
ローズ「かりんちゃんっ……! こっちよ、こっちこっちっ……! 一回、交代しましょうっ!」

かりん「ううっ、はい……そうさせて頂くとありがたいですわ……」フラフラ


実況「さぁ、ローズもコーナーポスト上へと昇りきったっ! おぉ〜っと、ローズはそこから大きく大きく手を伸ばしかりんを呼び寄せるっ! そしてその声に応えるように、かりんも立ち上がりそちらの方へと向かっていきますっ!」

元「まぁ、そうだね。かりん君の様子をみる限り、随分スタミナは消費しているみたいだし、ここは交代した方がいいね」


かりん「ううっ、はぁっ……任せますわ……」パシッ

ローズ「うんっ……! 任せておいてねっ……!」パシッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、そして今かりんがコーナーポスト上のローズへとターッチっ! ここで試合権は移りましたっ! 試合権はローズですっ! コーナーポスト上のローズへと移りましたっ!」

元「かりん君も頑張ったんじゃないかな!?」

春麗「ローズも頑張りなさいよ〜!」

259名無しさん:2016/07/13(水) 23:18:23 ID:HsC3Rnvg
今日はここまで

260名無しさん:2016/07/13(水) 23:29:14 ID:jjV0dmBM


ホームって何よりのアドバンテージなんだなw
かりんの意地も見られたし、ローズさんがんばれー

261名無しさん:2016/07/14(木) 00:01:42 ID:l7AYzRVc
乙!
何だろう、ローズ姐はコーナーポストの上が似合う気がする

262名無しさん:2016/07/14(木) 01:11:40 ID:mXWxe3WI
乙!
よっしゃ!きたきた!!

263名無しさん:2016/07/14(木) 03:23:45 ID:PJzoLtLA
サードローズが気になって眠れません(笑)

264名無しさん:2016/07/14(木) 06:29:03 ID:Gok1n82E
乙っした
ダンさん試合まえにボディチェックしたんだろうなぁ
いいなぁ
そい言えば女性レフェリーって見ないな

265名無しさん:2016/07/14(木) 07:16:54 ID:haqlw6Ic
>>264 李日韓さんてのがいるな
大日で活躍してる

266名無しさん:2016/07/14(木) 17:28:43 ID:Gok1n82E
>>261
なぜかコーナーポストの上でベガ様立ちするローズ姐さんが見えた

267名無しさん:2016/07/14(木) 20:37:40 ID:ZoI5k4Vg
ボディチェックって言ったってプロレスやから
空港みたいに体中触るわけじゃないぞ

2681:2016/07/14(木) 21:57:20 ID:0XwG55Hw
本日の更新はお休みです
申しわけありませぬ

269名無しさん:2016/07/14(木) 22:07:24 ID:ZoI5k4Vg
お疲れ様
ゆっくり休んでください。
1は仕事をしすぎる

270名無しさん:2016/07/15(金) 22:01:15 ID:Ph9.GMWs
ミカ「うあぁっ……くそっ、やりやがったなっ……!」ブルブル

ローズ「さぁっ、いくわよっ……! ったああぁぁっ!」シュタッ


ワー ! ワーワー !

実況「さぁ、ここでミカが立ち上がってくるが……やはり、先程の二階建て式のバックドロップが効いているかっ!? 両手で頭部を押さえているっ!」

元「そうだね。効いてるみたいだねぇ!」

実況「そぉ〜んなミカに対してっ……! ここで試合権の移ったローズがコーナーポスト上から飛び込んでいったぁ!」


ローズ「ミサイルキックよっ……! たあああぁぁっ……!」ズガアァ

ミカ「んっ……? どぐがああぁぁっ……!」バターンッ


ワー ! ワーワー !

実況「そして突き刺していくっ! ミサイルキーックっ! ここは背を向けているミカの後頭部へと打ち込んでいきましたっ!」

春麗「よ〜し、いいわよっ!」

元「おおっ、見えない位置からの厳しい攻撃だ!」

実況「これを喰らいミカは大きく大きく前のめりへと倒れ込みましたぁ!」

271名無しさん:2016/07/15(金) 22:09:07 ID:Ph9.GMWs
ミカ「う、うぁっ……! く、くっそぉ……」バタバタ

ローズ「……よしっ!」ムクッ


オー ! イイゾー ! ローズ !

実況「さぁ、これにはミカも後頭部を押さえながら足をバタつかせ、悶え苦しんでいますっ! さぁ、そしてローズはすぐに立ち上がってきますっ!」


ローズ「さぁさぁ、手際よくいきましょうね。それっ……!」シュタッ


実況「ローズは軽やかなステップでおぉ〜っと、ミカの身体を跨ぐようにと移動するっ! ここは腰の上辺りに陣取ったっ!」

元「うん」


ローズ「……さぁて」ガシッ

ミカ「……んあっ?」


実況「そして腰を落とし腕を降ろし、さぁ足下で悶えて苦しんでいるミカの顔を掴み持ち上げるっ! ここはキャメルクラッチかっ!?」

272名無しさん:2016/07/15(金) 22:16:41 ID:Ph9.GMWs
ローズ「……それそれっ!」グイッ

ミカ「……んあっ!?」


オー ? オーオー ?

実況「あっ、いやっ……! ここはローズっ! その持ち上げたミカの顔……上体を折り畳むように上から押し込み、ミカの頭部をミカの腹ペ下まで押し込んでいくっ!」

元「おっ、これは……!?」


ローズ「……そ〜れっ!」ビタッ


オー、オーオー

実況「ローズの足下で亀状態になったミカっ! 更にローズはミカの両腕を自身の足に巻き付けたっ! ローズはそのまま前方に体重移動しながらマットへと今、張り付いたっ!」


ローズ「……レフェリーっ! カウントっ!」

ダン「おうっ……! わかったぜっ!」


オー ! オーオー !

実況「前のめりの体制のミカの身体が前方に90度程回転し、足が浮き上がり、そして両肩がマットへとついているっ! ローズは腕立て伏せの状態でrミカの両腕を上から押さえ込んでいるっ!」

春麗「ローズクラッチねっ!」

元「これ、とっさに返すの難しいよっ!?」

実況「さぁ、ここはローズが丸め込んだっ! クイック気味に丸め込んだっ! ローズクラッチですっ! さぁ、どうだっ!? 今、レフェリーがカウントを数えますっ!」

273名無しさん:2016/07/15(金) 22:23:32 ID:Ph9.GMWs
ダン「ワンっ……!」

オー ! オーオー !

ダン「ツーっ……!」

オー ! オーオー !

ダン「……スリ」

ララ「おぉ〜っとっ……! させないわっ……!」ドスッ

ローズ「……ぐっ!」

ダン「カット成立だっ! カット成立っ! まだ決まっちゃいねぇぞっ!?」


アー、アーアー

実況「あ〜っとっ!しかしここは場外のララが生きていましたかねぇ!?」

春麗「……んん〜っ」

元「あ〜、ララ君がいなかったらわからなかったかもしれないねぇ」

実況「寸前の所で素早くサードロープ下から滑るようにリングに雪崩れ込み、ローズの背中へとスレッジハンマーですっ! カウントは2.7と言った所でしょうか!?」

274名無しさん:2016/07/15(金) 22:29:32 ID:Ph9.GMWs
元「ローズクラッチは一試合に二度三度と出す技ではないからねぇ?」

実況「こ〜う、相手の不意を突くような技ですからねぇ?」

春麗「かりんが抑えておければよかったんだけど……」

元「う〜ん、かりん君も待機したばかりだからねぇ……」


かりん「はぁっ、はぁっ……あっ……お姉様、申し訳ないですわ……」

ローズ「いいのいいの、かりんちゃんは何も気にしなくていいの……」ムクッ

ダン「カットが終わったなら下がれ、オイっ……!」

ララ「……はぁ〜い」


実況「まぁ、ここは気を取り直していきましょうっ! ローズも切り替えて立ち上がってきますっ!」

275名無しさん:2016/07/15(金) 22:40:27 ID:Ph9.GMWs
ララ「ここは大人しく下がって交代した方が吉ね……」ササッ

ローズ「……ったああぁぁっ!」ダダッ


オー ? オーオー ?

実況「あ〜っと、待って下さいっ!? ここで立ち上がったローズは……自軍コーナーへと引き下がろうとしていくララへと向かっていくっ! 向かっていくっ!」

元「……おっ?」


ローズ「……ったあぁっ!」ゴスッ

ララ「……あいたっ!」ヨロッ


オー ! オーオー !

実況「そしてローズはララの後頭部へとエルボーバーットっ! 肘を打ち込んでいきますっ!」

春麗「いいわよ、ローズっ……! 今はかりんの分まで、頑張りなさいっ!」

276名無しさん:2016/07/15(金) 22:51:32 ID:Ph9.GMWs
ローズ「たあぁっ……! たあぁっ……!」ガスガス

ララ「くあっ……くあっ……」ヨロヨロ

ダン「おい、ローズっ……! 相手が違うぞっ……! そいつは試合権持ってねぇぞっ!?」


オー ! オーオー !

実況「さぁ、ローズは二発三発と続けて打ち込んでいきますっ! ここは一度ターゲットをララへと切り替えていっていますよねぇ!?」

元「う〜んっ……! まぁ、ミカ君には現時点で結構ダメージ与えてるしねぇ。ここはララ君に交代されてしまう事が一番嫌な事なんじゃないかな? ローズ君はその辺りの状況判断は結構優れてるタイプだからねぇ」


ローズ「試合権持ってないうちに……戦闘不能にさせておかないといけないのよっ……! 知っててやってるのよっ……!」

ララ「ああっ……! 何よ、このアマっ……!」クルッ


実況「確かに、ここでミカにこれまで与えてきたダメージを回復させる時間を与えて困りますっ! とすれば、ここで狙うべきはララかっ!? おぉ〜っと、ララも何とか体勢を入れ替え、ローズの方を振り向いたっ!」

277名無しさん:2016/07/15(金) 23:00:29 ID:oETOsmcg
ローズ「たぁっ……! たぁっ……!」ガスガス

ララ「くっ……! くっ……!」ヨロヨロ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、しかしローズは休む事なく打ち込んでいくっ! さぁさぁ、ララの顔面へと左のエルボーっ! 打ち込むっ!」


ローズ「……たああぁっ!」ブンッ

ララ「エルボーばかり、バーカみたい……そう何発も喰らわないわよ……」ガシッ

ローズ「……んっ!?」


アー、アーアー

実況「あ〜っと、待って下さいっ……! ここでララが打ち込んできたそのローズの左腕を掴んだかっ!?」

元「……あっ!?」

春麗「……ちょっとぉっ!?」

278名無しさん:2016/07/15(金) 23:08:14 ID:oETOsmcg
ララ「……そぉれっ!」ブウゥン

ローズ「ん、んああっ……!?」


オー !? オーオー !?

実況「おぉ〜っと、ローズの腕を取ったララはそのままローズに向かって飛び付いていくっ!」

春麗「ああっ!」

実況「おおっ、おおっ……! ローズの腕を支点とし……飛び付いたララの身体は振り子のように大きく大きく振られ……おぉ〜っと、そのままローズの肩の上までいったぁ! ララの身体が270度スイングされたぁっ!」


ララ「……アタシを雑魚扱いするのは、困っちゃうな。アタシもアンタ達より遥かに優れたレスラーなの」ガスッ

ローズ「……くっ!」


実況「さぁ、そして肩の上まで身体を持っていったララは更にそこ位置で両足を使い、ローズの腕を挟み込み……!?」

春麗「……くううっ!」


ララ「……ええぇぇいっ!」

ローズ「……きゃああぁぁっ!」ズドーンッ


オー !? オーオー !?

実況「その勢いのままローズの身体を薙ぎ倒していくっ! そしてララは腕を捉えているっ! 腕ひしぎ逆十字固めの形ィ!」

元「んああっ、これロデオブレイクですね。こういうのがララ君の得意技なんですよ」

279名無しさん:2016/07/15(金) 23:18:09 ID:oETOsmcg
ララ「ど〜う……? 腕を痛め付けられるの、気持ちいい……?」ギリギリ

ローズ「くっ……くっ……ロープっ……!」ガシッ


実況「さぁ、ララのロデオブレイクっ! ロデオブレイクっ! スタンディングの状況から一気にグラウンドでのサブミッションへと持っていきましたっ!」

元「ララ君はこういうのだけじゃなくて、他にも色々持ってるからねぇ。油断したらすぐこうなっちゃうんだよ」

実況「さぁ、捉えられてしまったローズですが、一つ幸運だったのはロープ近くで仕掛けられたと言った点だっ! さぁ、すぐさまローズの足がロープに触れたっ! ロープブレイクだっ!」


ダン「おい、ララっ……! 離せっ……! 離せってっ……!」

ララ「……ヤダっ!」ギリギリ

ダン「いいから離せっ……!」

ララ「ヤダっ……! ヤダっ……!」ギリギリ

ローズ「レフェリー、ロープブレイクよっ……! 反則カウント取ってよっ……!」


実況「さぁ、レフェリーもララに警告をしていますが……んっ……? ララは離さないっ……! 離しませんっ……!」

春麗「何してるのよっ……!? とっとと反則カウント取りなさいよっ!」

280名無しさん:2016/07/15(金) 23:28:38 ID:oETOsmcg
ダン「ララっ……! おいっ……!」

ララ「ヤダっ……! ヤダヤダっ……!」

ローズ「ちょっとちょっと……あ、ああっ……レフェリーっ……!」


ロープブレイクダゾー ! ロープブレイク !

実況「どうした事でしょうっ……!? ロープブレイクしているというのに、レフェリーが反則カウントを取りませんよっ!?」

春麗「……ちょっと、レフェリー何してるのよっ!?」

元「これね、厳密に言うとロープブレイクはないんだよ。だって、今ララ君は試合権持ってないからね……?」

実況「あ〜っと、なるほど!」

元「ただ、ロープブレイクを取られない代わりに、ギブアップを取る事も出来ないんだよ。試合権持ってないからね。レフェリーがロープブレイク取らないのはそこじゃないかな?」

春麗「じゃあ、ロープブレイクはいいわ……試合権がない人間がリングでああやってる事でしょっぴきなさいよ」

実況「確かにっ……! 春麗さんの言う通りですっ! 試合権がないのならレフェリーの権限によってコーナーに引き下がらせる事も可能なはずですっ!」

元「……印象だよねぇ」

実況「……印象?」

281名無しさん:2016/07/15(金) 23:43:46 ID:oETOsmcg
元「自軍コーナーに引き下がろうとしているララ君を掴まえて、仕掛けに行ったのはローズ君でしょ? これ、ローズ君が仕掛けなければララ君は大人しくコーナーに引き下がってたよね?」

実況「はいはいはいはい」

元「それで、それに対する反撃の結果……こういう状況になっちゃったって事でしょ? ある意味、ララ君の正当防衛みたいな所もあるんだよね?」

実況「う、う〜ん……まぁ……」

元「勿論、ララ君には引き下がって貰わないといけないんですが……これねぇ、今レフェリーは強くは言えないんですよ……そこまで強くは言えないんですよ。ララ君から仕掛けたワケじゃなくて、ローズ君から、ララ君掴まえに行った分だけにね……?」

春麗「元さん、私はその状況を理解した上での……この技のチョイスだとは思いますけどね……?」

元「……可能性は否めない」


ダン「ララっ……! おい、ララっ……!」

ララ「……また下がる時に攻撃されちゃ厄介でしょ!?」ギリギリ

ローズ「くっ……くああっ……」


実況「あ〜っと、いずれにしろローズへの攻撃は続いておりますっ!」

元「まぁ、そのうちレフェリーも強行手段に出るとは思いますけどね」

282名無しさん:2016/07/15(金) 23:44:18 ID:oETOsmcg
今日はここまで

283名無しさん:2016/07/15(金) 23:48:32 ID:aVT1UeJs


ローズかりんには辛い時間だな…がんばれー
お客さんも、もっとブーイングしようw

284名無しさん:2016/07/15(金) 23:52:08 ID:Q535YtcU
乙っした
なぜだろう
かりんとローズがスーパーで稲妻なキック打つ絵が浮かんだ

285名無しさん:2016/07/16(土) 00:32:11 ID:cJO.JT9k
乙!
ララにも見せ場作ってきたね

286名無しさん:2016/07/16(土) 10:10:15 ID:A2PZEzfY


今更だけど春麗いなかった時代の女子部は四人でよく頑張ってきたなと思うよ
今回の試合のある意味贅沢な展開を見ると特に。

287名無しさん:2016/07/16(土) 22:00:56 ID:3sHlJEfs
ミカ「ううっ、どうやらララが抑えていてくれてるようだな……」ムクッ


実況「あ〜っとっ……!? そしてこのタイミングでミカが立ち上がってきますっ! 立ち上がってきますよっ!」

元「あぁ〜っと」


ミカ「だけど……試合権はアタシだっ……! いっくぞぉぉ、オラっ……!」ダダッ


オー ? オーオー ?

実況「おぉ〜っとっ! そしてミカは突っ込んでいく、突っ込んでいくっ! ララに腕を取られているローズへ向かって突っ込んでいくっ!」


ミカ「いっくぞぉっ……! ドォォンッ!」フワッ

ローズ「……うぐっ!」ドスッ


オー、オーオー

実況「そしてそのローズの空いている腹部っ……! 飛び込みつつ、肘を落としていきますっ! エルボードロップですっ! エルボードロップっ!」

元「……んああっ」

288名無しさん:2016/07/16(土) 22:09:12 ID:3sHlJEfs
かりん「くっ、二人掛かりでくるのなら……私だって……!」グイッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っとっ! しかしここでエプロンサイドもかりんも動いてくるかっ!? さぁロープを潜り、今リングインっ!」

春麗「そうよ、かりんっ……! 行きなさいっ!」


ミカ「ララっ……! こいつはもういいっ……! それより……あっちから来てるぞっ……!?」ムクッ

ララ「ええっ……! そうみたいねっ……!」ムクッ


実況「あっとぉ! しかしここで素早くララも技を解き……あ〜っと、ララが立ち上がるっ! ミカも立ち上がってくるっ!」

289名無しさん:2016/07/16(土) 22:14:55 ID:3sHlJEfs
かりん「……たああぁぁっ!」ダダッ

ララ「邪魔はさせないんだからっ……!」ダダッ


カリンー ! カリンー !

実況「ローズの救出に走るかりんっ……! あ〜っと、しかしそんなかりんにララが向かっていくっ!」


ミカ「オラオラっ……! 立てっ……! 立つんだよぉっ!」グイッ

ローズ「う、ううっ……」ググッ


実況「かりんの事はララへと任せ……おっと、そしてミカはローズの身体を引き落としていきますっ! バックを取りつつ、引き起こしていきますっ!」

春麗「……かりんっ!」


ララ「……それっ!」ズガァッ

かりん「……くあっ!」ヨロッ


アー、アーアー

実況「あ〜っと、そしてここで突っ込んでいったララは体勢を低くしながら……おぉ〜っと、踏み込みつつのエルボーっ! かりんに喰らわせていきますっ!」

元「あ〜、ステップエルボーだね」

春麗「……ああっ!」

290名無しさん:2016/07/16(土) 22:23:40 ID:3sHlJEfs
ミカ「てめぇはこっちだっ……! オラオラ、リング中央だっ……!」スグイグイ

ローズ「う、ううっ……!」ズルズル


実況「かりんは捉えられてしまったっ! かりんは捉えられてしまったぁ! あ〜っと、そしてローズの背後を取りつつ引き起こしていったミカは……!? お〜っと、後頭部を両手で持ち、ここはリング中央付近へとその身体を移動させていくっ!」

春麗「……ん〜っ!」


ミカ「へ〜っへっへっ……! この糞アマをぶっ殺してやるよっ!」ガバッ


アー !? アーアー !?

実況「ミカはリング中央、ローズの背後で大きく大きく腕を広げるっ……! あ〜っと、その広げた両腕には……あ〜っと、中指を突き立てているぞっ!? 中指を突き立てているっ!」

春麗「……くううっ!」

元「あ〜っ! そういうのはよくないっ……!」

291名無しさん:2016/07/16(土) 22:26:36 ID:3sHlJEfs
一個飛ばしちゃいました
>>290は無視して下せぇ

292名無しさん:2016/07/16(土) 22:27:06 ID:3sHlJEfs
ララ「……掴まえたっ!」ガシッ

かりん「……ああっ」


実況「あ〜っと、そしてっ……!? フラついたかりんの足を、ここでララは掴んだかっ!?」


ララ「……そぉ〜れっ!」ブウゥン

かりん「ん、んああっ……!」


オー !? オーオー !?

実況「そして先程と同じように、今度はかりんに向かって飛び付いていくっ! おぉ〜っと、かりんの左足を支点に再びララの身体をが270度スイングされるっっ……!」


ララ「……たあああぁぁっ!」

かりん「……くああぁぁっ!」ビターンッ


オー !? オーオー !?

実況「かりんの左足を自身の両足で挟み込み……勢いそのまま薙ぎ倒すっ! テイクダウンに持ち込みましたっ! 再び先程のローズへと同じように、テイクダウンのサブミッションに持ち込みましたっ! 今度は足ですっ!」

元「んあ〜っ、スプリットリバーだっ!」

春麗「……ああっ!」

293名無しさん:2016/07/16(土) 22:28:05 ID:3sHlJEfs
ミカ「てめぇはこっちだっ……! オラオラ、リング中央だっ……!」グイグイ

ローズ「う、ううっ……!」ズルズル


実況「かりんは捉えられてしまったっ! かりんは捉えられてしまったぁ! あ〜っと、そしてローズの背後を取りつつ引き起こしていったミカは……!? お〜っと、後頭部を両手で持ち、ここはリング中央付近へとその身体を移動させていくっ!」

春麗「……ん〜っ!」


ミカ「へ〜っへっへっ……! この糞アマをぶっ殺してやるよっ!」ガバッ


アー !? アーアー !?

実況「ミカはリング中央、ローズの背後で大きく大きく腕を広げるっ……! あ〜っと、その広げた両腕には……あ〜っと、中指を突き立てているぞっ!? 中指を突き立てているっ!」

春麗「……くううっ!」

元「あ〜っ! そういうのはよくないっ……!」

294名無しさん:2016/07/16(土) 22:36:26 ID:3sHlJEfs
ミカ「ファッキンスリーパーホールドってかっ!? いくぞオラァっ!」ガシッ

ローズ「……ガッ!」


ブー、ブーブー

実況「そしてローズの背後からその首筋に腕を回していきますっ!」

元「んあ〜っ、スリーパーホールドっ!」

実況「左腕をローズの首筋に巻き付けるようにしながら頸動脈を圧迫し……あ〜っと、そして左腕を固定している右腕は……やはり中指を立てているっ! 中指を立てているっ!」


ミカ「うるああぁぁっ……! くたばっちまいなっ! この糞アマがあぁっ! てめぇら、やられてるコイツの表情、その目に焼き付けておけぇっ……!」ググッ

ローズ「ガッ……ガッ……」


ブー ! ブーブー !

実況「そしてミカのあの表情ですっ! あの表情ですっ! ギロリと目を剥き……舌を出し……あ〜っと、あ〜っとっ! 更には中指を突き立てているっ!」

春麗「……なんて嫌な女なのっ!」

元「う〜ん……ちょっと挑発はされてるねぇ……」

実況「これには場内からもブーイングが飛び交いますっ! 飛び交ってきますっ!」

295名無しさん:2016/07/16(土) 22:40:42 ID:3sHlJEfs
ブー ! ブーブー !

ララ「……それそれっ!」ギリギリ

かりん「くううっ……! ああぁっ……!」


ローズ「ガッ……ガッ……」ヨロッ

ミカ「おぉ〜っとっ……! 逃げられるとでも思ってんのかっ……!? てめぇらのやられ顔、今度はあっちにも見せてやる事だなっ!?」


ブー ! ブーブー !

実況「リング上ではミカの中指を突き立てながらのスリーパーホールドとララのスプリットリバーっ! あ〜っと、ローズとかりんが揃って捉えられたぁ!」

元「……んああっ!」


ダン「ローズっ! どうするっ!? ギブアップかっ!?」

ローズ「ガッ……ガッ……」ヨロッ

ミカ「うらうらうらうらァっ……! 無駄だって言ってる事がわかんねぇのかっ!? 今度はあっちに、見せてやれぇっ!」


ブー ! ブーブー !

実況「ローズも何とか背後のミカを振りほどこうとしているがっ……!? あ〜っと、ミカはガッシリと捉えているっ! ローズの動きに合わせて……上手く向きを変えつつ、捉え続けるっ! そして絞め続けるっ!」

元「んあ〜、レフェリーは……ギブアップの確認してるのかっ!? このままじゃ、かりん君も危険な状態になっちゃうよっ!」

春麗「……ちょっとちょっとちょっとぉ!」

296名無しさん:2016/07/16(土) 22:47:02 ID:3sHlJEfs
ローズ ! マケルナー ! ローズ ! シッカリシロー !

実況「ローズとかりんにとって、苦しい展開となったかっ!? おぉ〜っと、しかしここでっ!?」

元「うんっ……! 場内からも応援されてるよっ!」


ローズ ! ローズ ! ローズ ! ローズ !

ミカ「どぉぉんなに応援しても無駄の無駄無駄ァァ! コイツら、雑魚だからなぁっ!? もう、おしまいだってのっ!」

ローズ「言いたい放題、やりたい放題……んああっ……! 負けないんだからっ……!」グイッ

ミカ「……うおっ?」ヨロッ


オー ? オーオー ?

実況「ここで場内からローズを後押しするような声援が飛び交うっ! あ〜っと、そしてそれに応えるように……ローズが動いたかっ!? 動いたかっ!?」

春麗「ローズっ! 頑張ってっ!」

297名無しさん:2016/07/16(土) 22:56:22 ID:3sHlJEfs
ローズ「ううっ……ああっ……!」ドタドタ

ミカ「うおっ……おおっ……」ヨロヨロ


オー ! オーオー !

実況「ローズはミカの身体を押し込むようにバックっ! バックっ! 後退、後退っ! さぁ、リング中央から移動していくっ!」

春麗「いいわよっ!」


ローズ「……いい加減に離してよっ!」ヨロッ

ミカ「うおっ……! おぐっ……!」ドスッ


オー ! オーオー !

実況「そのままコーナー方向まで移動して……おぉ〜っとっ! 背後のミカをコーナーマットへと打ち付けたっ!」

元「……上手いっ!」

実況「さぁ、これによりミカの腕が首筋から離れた離れたっ! ここはローズ、何とか逃れていったかっ!?」


ララ「くっ、あのブス……こっちはもういいわね……」パッ

かりん「ううっ……あっ……」

298名無しさん:2016/07/16(土) 23:03:21 ID:3sHlJEfs
ローズ「あ、ああっ……! ケホッ……」ヨロッ


実況「さぁ、しかしローズは呼吸を止められ、少しばかり苦しそうな状況かっ!? 首筋を押さえていますっ!」

元「なんとか頑張っていきたい所ではあるけどね」


ミカ「もう虫の息の癖に、よくもまぁ粘るこったなっ……! ご苦労さんっとっ! うるあぁっ!」ガシッ

ローズ「……くあっ!」


アー、アーアー

実況「あ〜っと、しかしそんなローズを後ろから、ミカが掴んでいきますっ! 掴んでいきますっ!」

元「……あらぁ!」


ミカ「てめぇが、ぶつかってろってのっ……! うるあっ!」クルッ

ローズ「……ぐっ!」ドスッ


ローズ ! ローズ !

実況「ミカはそのままクルッと半回転して、ローズと場所を入れ替え……おっと、今度はローズをコーナーへと押しやっていくっ! ローズも何とか体勢を入れ替えるが……あ〜っと、背中からコーナーマットへと打ち付けられたぁ!」

299名無しさん:2016/07/16(土) 23:12:47 ID:3sHlJEfs
ララ「あら……? ミカは全然大丈夫そうじゃない。それじゃあ、貴女ね……ほ〜ら、場外に落ちなさい……」グイグイ

かりん「う、ううっ……」ゴロゴロ


ミカ「そぉ〜れ、いくぞおおぉっ……! どっせぇ〜いっ!」バッチーンッ

ローズ「……うぐっ!」


ローズ ! ローズ !

実況「さぁ、そしてここミカはコーナーで逃げ場のないローズに対して……おぉ〜っと、逆水平チョップっ! 打ち込んでいくっ!」

元「あ〜っと、かりん君も……ああっ……」

実況「おっと、そしてララも屈み込みかりんの身体を転がして、これは場外へと運んでいますねぇっ!? あ〜、今かりんの身体がサードロープ下から場外へと落ちたぁ!」


ミカ「今度はあっちだっ……! そぉ〜ら、行ってこいっ……!」ブンッ

ローズ「あ、ああっ……」ダダッ


ローズ ! ローズ !

実況「さぁ、そしてミカはここでローズの腕を掴み……今度は対角線コーナーの方へとその身体を振り投げていったぁ!」

300名無しさん:2016/07/16(土) 23:16:35 ID:3sHlJEfs
ララ「さてさて……」ササッ

ミカ「……よし、いくぞおおぉっ! うるあぁっ!」ダダッ


実況「さぁさぁ、そしてララがミカの方へやってきたかっ!? あ〜、いやっ! ミカは即座にローズへと向かっていくっ!」

春麗「ああっ……! もうっ……!」


ローズ「……ぐっ!」ドスッ


実況「そしてローズの身体がコーナーマットへと突き刺さったっ! そしてそこに、ミカが突っ込んで来ているっ! 突っ込んで来ているぞっ!?」

春麗「避けてっ!」


ミカ「うおおぉぉっ……! ボォォンっ!」ズガァ

ローズ「……くああっ」


実況「あ〜っと、避けられないっ! これは避けられないっ! 間髪入れずにミカが来たぁ! ここは串刺しのラリアットですっ! その衝撃でローズの足が少しばかり浮き上がったっ!」

301名無しさん:2016/07/16(土) 23:21:39 ID:3sHlJEfs
ミカ「まだまだぁっ! ボォォンっ!」ズガァ

ローズ「……くああっ」


オー ? オーオー ?

実況「おぉ〜っと、なんだなんだなんだっ! ミカは続けていくぞっ! 連続でいくっ! 再びラリアットだっ! 串刺しのラリアットからショートレンジラリアットだっ!」


ミカ「……でやああぁっ!」ドスッ

ローズ「……うぐあぁっ!」


オー ? オーオー ?

実況「さぁ、そしてフワリと飛び上がり、更に続いてドロップキックですっ! コーナーのローズに対して打ち込んでいくっ! 打ち込んでいくっ!」

元「この時間帯にこれだけ動けるってのは凄いねぇ」

春麗「……誉めてる場合じゃないですっ!」

元「ああ……ごめんごめん……」


ララ「さぁさぁ、次はアタシが行くわよっ……! たああぁっ……!」ダダッ


実況「あ〜っとっ……! そして今度はララが突っ込んできたっ! 続いてララが対角線コーナーの方から突っ込んできましたよっ!?」

302名無しさん:2016/07/16(土) 23:25:34 ID:3sHlJEfs
ミカ「よぉ〜しっ! いけ、ララっ……! ここじゃあ、邪魔になるな……よっと……」コロン


ララ「いくわよっ……! はああぁっ……!」ズガァ

ローズ「あっ……! くあっ……!」ベタッ


ローズ ! ローズ !

実況「さぁ、ローズ突っ込んでいったララは……おぉ〜っと、そのまま前方に飛び込むような形で回転して……浴びせ蹴りだっ!」

元「ああっ! こりゃ、ボルティラインですよ」

実況「これは強烈っ! 踵が側頭部に入ったかっ!? ララのボルティラインですっ! あ〜っと、ローズの身体が崩れ……コーナーへと座り込んだっ!」


ダン「いい加減にしろぉっ! いつまでも試合権のない奴が暴れてんじゃねぇっ!」ビシッ

ララ「は〜い。それじゃあ戻りま〜す」

ミカ「よしよしよしよしっ……! まだまだ、まだまだっ!」ムクッ


実況「さぁ、そしてミカが立ち上がってきますっ! あ〜、ララは自軍コーナーの方へと戻っていきますかね?」

元「うん、戻ってるけど……悪い状況は続いているねぇ……」

303名無しさん:2016/07/16(土) 23:35:04 ID:3sHlJEfs
ミカ「鰯ヶ浜女子プロレス最っっっ強ゥゥゥ! ストリートプロレス最っっっ弱ゥゥゥ! バーカっ! バーカっ!」


ブー ! ブーブー !

実況「さぁ、立ち上がったミカは……あ〜っと、またですっ! またも両手で中指を突き立てていますっ!」

元「だから、よくないっての」

春麗「ああっ……! もうっ……!」

実況「さぁ、ミカは喚き散らしながら……おぉ〜っと、再び対角線コーナーの方に歩みを進めるっ! 歩みを進めていきますっ! さぁ、そして再びローズの方を向いたぁっ!」


ミカ「さぁ、今度はしっかりと決めてやるぜっ……! うっふ〜ん……なぁ〜んてなっ!」ペチン


ブー ! ブーブー !

実況「お〜っと、そしてミカは……あ〜っと、腰を少し突き刺し、そして尻を叩くっ! これはこれは……何やら狙っているのかっ!?」

元「……狙ってるだろうねぇ」


ミカ「さぁ、いっくぞぉぉっ……! うるああぁぁっ!」ダダッ


実況「さぁ、そしてここでミカ再びローズへと突っ込んでいったぁ!」

304名無しさん:2016/07/16(土) 23:42:45 ID:3sHlJEfs
ミカ「くたばってろっ……! うるあぁっ!」フワッ

ローズ「はぁっ、はぁっ……! んっ……?」


ブー ! ブーブー !

実況「勢いよく突っ込んだミカはフワリと飛び込みつつ……おぉ〜っと、セカンロープとサードロープの間に足を入れるっ! コーナーポストをまたの間に挟み込むような形で足をエプロンサイドへと出すっ! そして両腕にでトップロープを掴み、身体を固定っ!」

元「ヒップアタックじゃなくて、スティンクフェイスかっ!?」

実況「コーナーでヘタりこんでいるローズの顔面へと、ロープ間に飛び込み自身の尻を押し付けていくっ!」


ミカ「キス・マイ・アァァァスっ……! オラァ、オラオラっ! アタシのケツ穴、舐めて掃除しろこの野郎っ……!」フリフリ

ローズ「くっ、くっ……くっ……臭っ……」

ミカ「オラ、舐めろよっ……! ケツ穴舐めろよっ……! お前、いつも男にこういう事やってんだろがっ……! おらおらおらおらっ……!」フリフリ


オー ! オーオー !

実況「尻とコーナーマットでローズの顔面を挟み込み、呼吸を止めていきますっ! 辛うじて呼吸をしたとしてもっ……! おぉ〜っと、これはキツい技ではないでしょうかっ!?」

元「……屈辱もあるよねぇ!?」

実況「あ〜っと、ミカは腰を左右に振り、グリグリとその尻でローズの顔面を圧迫していきますっ! 確かにこれは屈辱的っ……! 屈辱的だっ!」

春麗(……あっ、今日は下ネタに持っていかないんだ)

305名無しさん:2016/07/16(土) 23:44:17 ID:3sHlJEfs
今日はここまで

306名無しさん:2016/07/16(土) 23:51:14 ID:FH35ExJ2

アカンw地上波で放送できへんww

307名無しさん:2016/07/16(土) 23:55:10 ID:ekc8JyfQ


ヒップアタックじゃないんかいw
それで綺麗に終わると思ったら…決着はまだ先ってことかな

308名無しさん:2016/07/16(土) 23:55:59 ID:Rz.s7YE2
地上波でやるほどストプロに金があるわけが無い!
ネット配信か地方のケーブルテレビとかで流してそうだ
だからこんだけやっても、大丈夫?

309名無しさん:2016/07/17(日) 00:01:38 ID:0m219XCY
乙!
ローズ君…ちょっと代わってみようか…

310名無しさん:2016/07/17(日) 00:25:17 ID:6dZllyc2
ローズ!交代だ!俺と!



311名無しさん:2016/07/17(日) 00:25:41 ID:TbIbC4HU
乙です
男視点だとご褒美だよなw

312名無しさん:2016/07/17(日) 08:21:07 ID:jx3FYe3U
乙っした
元「……んああっ」

ちょっとドキッとしちまった…

313名無しさん:2016/07/17(日) 08:31:40 ID:jx3FYe3U
>>309-311
え?
ローズ姐さんがオマエラに交代するなら
当然ミカも本田さんに交代しちゃうぞ?

314名無しさん:2016/07/17(日) 10:00:04 ID:c2fvktCE
>>313
やったぜ。

315名無しさん:2016/07/17(日) 12:51:21 ID:7WcxQXFI
>>313
やったぜ。

316名無しさん:2016/07/17(日) 13:12:40 ID:u3ldByfE
レッドリボン軍、ピッコロ大魔王、サイヤ人、人造人間達と戦い
世界を悟空と一緒に救ってきたヤムチャさんは…
今こんなに素晴らしい仕事をしているぞーーーッ!!

317名無しさん:2016/07/17(日) 22:00:42 ID:KjLlkVaU
ローズ「くっ、くっ……! う、うあっ……!」ズルッ

ミカ「ケッ、この好き者が……いい様じゃねぇか、おいっ……!」


オー ! オーオー !

実況「非常に屈辱的アーンド苦しい攻撃っ! あ〜っと、これにはヘタりこんでいたローズの身体も更に、崩れ落ち……おっと、マットにダウンする事になりましたっ!」

元「まぁ、さっきスリーパーホールドも貰っているからねぇ」


ミカ「さぁさぁさぁさぁっ……! それじゃあ、そろそろ止めといきましょうかっ……!」グイッ


実況「さぁ、そしてここでミカはトップロープを掴んで上半身を固定したまま……エプロンサイドへと出した足をリングへと戻していくっ!」

春麗「……ローズっ!」


ミカ「次はこっちだっ……! おらよっとっ……!」ズルッ


オー ? オーオー ?

実況「あっ、いやっ……! 引き抜いたのは左足……左腕だけですねぇっ!? そしてミカは向かって右側のロープ間にその左足滑り込ませ……おぉ〜っと、ここはエプロンサイドへと移動しますっ!」

318名無しさん:2016/07/17(日) 22:05:57 ID:KjLlkVaU
ミカ「終わりだ終わりだっ! よおぉっしゃっ! 決めてやるぜっ!」ガシッ

ララ「美しいミカが糞女を仕留めるわよ〜っ!」パンパン


ローズ ! ローズ、ローズ !

実況「さぁ、ミカはそのままコーナーポストへと昇っていきますっ! ここはダイビング攻撃を狙うのでしょうかっ!?」

元「……ミサイル技かもしれないっ!」

実況「うああ〜っ! とにかくとにかく、ミカが狙っておりますっ!」


かりん「はぁっ……はぁっ……くっ、ああぁっ……!」ダダッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っと、お待ち下さいっ!? ここで場外のかりんがっ……!? 先程ララによって場外へと落とされたかりんがっ……!?」

春麗「かりんっ……! いけっ……!」

実況「場外からミカの方向へと向かっていっておりますっ! だがしかし、少し足を引きずってるかっ……!? どうだどうだ、間に合うかっ!?」

319名無しさん:2016/07/17(日) 22:11:53 ID:KjLlkVaU
かりん「……させませんっ!」ガシッ

ミカ「んっ……? ああっ……!?」


オー ! オーオー !

実況「ここは間に合ったっ! ここは間に合ったっ! かりんは場外からコーナーポストに昇ろうとしているミカの足を掴んだっ!」

元「お〜お〜、足の痛みもあるってのに、よく頑張ったっ!」


かりん「落ちなさいっ……! このっ……!」グイッ

ミカ「うおっ、うおっ……危ねぇってのっ……! お、おおおぉぉっ……!」ボトーンッ

ララ「……ミカっ!?」チラッ


オー ! オーオー !

実況「かりんはそこからミカの足を引っ張り……お〜っとっ! 落としていく、落としていくっ! コーナーポストに昇ろうとしていたミカの身体が場外へと落ちたぁ!」

春麗「いいわよ、かりんっ……!」

320名無しさん:2016/07/17(日) 22:19:56 ID:KjLlkVaU
ミカ「う、うげええぇっ……! ち、ちくしょうっ……!」ブルブル

かりん「はぁっ、はぁっ……このっ……! このこのっ……!」ガスガス

ミカ「ぐげっ……うげっ……!」


オー ! オーオー !

実況「さぁさぁ、かりんは場外へと落ちたミカに対してストンピング、ストンピングっ! 踏みつけていくっ! 連打連打っ!」

春麗「そのまま20カウント踏み続けなさいっ!」

元「うん。まぁ、リングアウト勝ちみたいな事もあるからね」


ララ「なによなによ、空気の読めない女ねぇ……ちょ〜っと、お仕置きしてやらなくちゃいけないわね……」サッ


実況「あっと、しかしここはララも動いてくるっ! 動いてきますっ! エプロンサイドから、場外へと降り……あ〜っと、そしてかりんへと向かって行くっ!」

春麗「……くっ」

元「まぁ、でもそうだよね。当然、あっちも動いてくるわね」

321名無しさん:2016/07/17(日) 22:25:10 ID:KjLlkVaU
かりん「はぁっ……! はぁっ……!」ガスガス

ミカ「ぐっ……うぐっ……!」

ララ「いつまでやってるのよっ……! たああぁっ!」ズガァ

かりん「んっ……? あっ、くあっ……」ヨロッ


アー、アーアー

実況「あ〜っと、ララはかりんへと近づいて行って……あ〜っと、突き上げるような形でのエルボーっ! 顎へと打ち込んでいくっ!」


ララ「たあっ……! たああっ……!」ガスガス

かりん「くっ……くっ……」ヨロヨロ

ミカ「あ〜、痛でででで……よしよし、ララ……ナーイスフォローだぜっ……! くそ、よくもやりやがったな、このアマっ……!」ムクッ

ダン「場外で暴れてんじゃねぇぞ、オイッ……! 聞いてんのか、オイッ!」


実況「おぉ〜っと、ララはまだいくっ! まだまだかりんへと打ち込むっ! お〜っと、おっとおっとっ! そしてミカ立ち上がってくるっ……! あ〜っと、嫌なタイミングだっ!」

元「う〜んっ……そうだねぇ」

実況「レフェリーもロープも乗り出すようにしながら場外の選手達へと警告しているが……あ〜っと、ララは止める素振りを見せないかっ!?」

322名無しさん:2016/07/17(日) 22:30:02 ID:KjLlkVaU
ララ「たあぁっ……! たあぁっ……!」ガスガス

かりん「くっ……くっ……」ヨロヨロ

ミカ「こぉぉぉんの、糞アマァァァっ……! よくもやってくれたなっ! コイツは仕返しだ、オラァっ……!」ズガァ

かりん「……くあっ!」ヨロッ


アー ! アーアー !

実況「あ〜っと、それどころか場外の戦いはよりヒートアップしていきますっ! 立ち上がったミカもそこに加わっていくっ! あ〜っと、ナックルだ、ナックルっ! かりんの額へ打ち込んだっ!」

元「あららららっ」


ミカ「実力不足の名前もわかんねぇ雑魚が粋がってんじゃねぇぞ、オラァっ! てめぇは黙って、サンドバッグやってりゃいいんだよ、オラァっ……!」ズガァ

ララ「他の向いてる仕事、探した方がいいわよ。たああっ……!」スガァ

かりん「くっ……くっ……」ヨロヨロ


カリンー ! カリンー !

実力「さぁ、ミカとララが二人掛かりで場外のかりんを痛めつけていますっ! 打ち込んでいくっ……! かりんに打ち込んでいくっ!」

春麗「かりんっ……! かりんっ……!」

323名無しさん:2016/07/17(日) 22:38:15 ID:KjLlkVaU
ダン「くっそ……オォイっ! 場外カウント取るぞぉっ!?」

ローズ「ケホッ、ケホッっ……! くっ、くっ……負けないっ……! 負けないんだからっ……!」ムクッ


オー ! オーオー !

実況「んっ……? あっ、おぉ〜っとっ!? ここでリング上のローズが立ち上がりましたかっ!? 立ち上がりましたかねぇっ!?」

元「おっ、立ったねぇっ!?」


ローズ「奴らは固まっている……とすれば……」チラッ


実況「さぁ、立ち上がったローズは横目でチラリと場外を確認っ!」

春麗「ローズっ……! あんたもしっかりしなさいっ!」


ローズ「……ここは狙うわよっ! たああぁっ!」ダダッ


オー !? オーオー !?

実況「ローズは向かっていくっ! ここは目の前にあるコーナー目掛けて、勢いよく突っ込んでいくっ!」

春麗「よぉしっ!」

324名無しさん:2016/07/17(日) 22:46:27 ID:KjLlkVaU
ローズ「……たああぁっ!」シュタッ

ダン「……んあっ!?」チラッ


オー !? オーオー !?

実況「ローズは身体を捻りつつ、コーナーポストの上へと飛び乗っていくっ! 場外のミカ達の方を向いたぁ!」

元「いよぉ〜しっ!」


ローズ「かりんちゃんっ……! そこから離れなさいっ……! 早く、早くっ……!」

ミカ「……んっ?」チラッ

ララ「……んっ?」チラッ


イケー ! イケー !

実況「あっと、しかしここでミカとララがローズの動きに気づいたかっ!? あ〜っと、ローズの方を振り向くっ!」


かりん「私に構う事はありませんわっ……! そのまま来て下さいっ……!」

ローズ「んんんっ……! うん、わかったわっ……! たああぁっ!」


オー ! オーオー !

実況「さぁ、そしてローズが場外のミカ達に向かって……コーナーポスト上から飛び込んだぁ! おぉ〜っと、ここで場外ダーイブっ!」

325名無しさん:2016/07/17(日) 22:52:54 ID:KjLlkVaU
ローズ「……たああぁっ!」クルッ

ミカ「お、おいっ……! 何か振って来たぞっ!?」

ララ「ど、ど、ど、どうしよう……? 受け止める……?」

ミカ「受け止めようっ……! 受け止めようっ……!」


ワー、ワーワー

実況「コーナーポスト上からローズの身体がっ……! 前方回転しながらミカ達へと向かっていくゥゥゥ!」

元「いったぁぁっ!」

春麗「よぉぉしっ!」


ローズ「……たあああぁぁっ!」ズガアァッ

ミカ「キャッチっ……! は、無理だコレっ……! ぐええぇぇっ……!」バターンッ

ララ「……きゃああぁぁっ!」バターンッ

かりん「……くあああぁぁっ!」バターンッ


ワー ! ワーワー !

実況「そして場外のミカ達に目掛けて背中からぶつかっていきますっ!」

元「トペ・アトミコですねぇっ!」

実況「ローズのトペ・アトミコですっ! トペ・アトミコォォっ! さぁ、コレを喰らいミカはダーウンっ! ララもダーウンっ! あ〜っと、かりんも巻き込まれたかっ!? かりんもダーウンっ!」

326名無しさん:2016/07/17(日) 23:03:52 ID:KjLlkVaU
ミカ「く、くっそぉ……」

ララ「……あ、ああっ」

かりん「ううっ、ナイスですわよ……」

ローズ「はぁっ、はぁっ……どうよっ……!?」バタッ


ワー ! ワーワー !

実況「そ〜して、ローズも背中からマットへと落ちますっ! さぁ、ローズも背中からマットへと落ちましたっ!」

元「……捨て身の攻撃だったねぇ!?」

実況「ローズの捨て身のトペ・アトミコっ……! かりんも巻き込まれる形にはなってしまいましたがっ……! ミカとララを蹴散らしたぁっ! しかし、場外では四選手が大の字になって倒れる事となっておりますっ!」


ダン「ま〜た一人場外に行きやがったっ……! もういいっ……! 場外カウントだっ! 1……2……!」


オー ? オーオー ?

実況「あ〜、そしてここで場外カウントですっ! 場外カウントっ! 今、レフェリーによって場外カウントが取られますっ!」

327名無しさん:2016/07/17(日) 23:08:57 ID:KjLlkVaU
ダン「3……4……5……6……」


ローズ ! ローズ !

実況「さぁ、カウントが進んでいきますが……あ〜っと、選手が立ち上がってきませんねぇ!? まだ全員倒れ込んでいますっ!」

元「まぁ、結構強烈な攻撃だったからねぇ」

春麗「ローズっ……! 立ちなさいっ……!」


ダン「7……8……」

かりん「くっ……ううっ……」ムクッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っと、そしてここで一人立ち上がってきましたっ! 真っ先に立ち上がったのは、かりんっ……! かりんですねぇっ!?」

元「おぉ、かりん君が立ち上がってきたか。でもねぇ、試合権はローズ君なんだよ」

実況「そうですっ! ローズが立ち上がらないとここはリングアウトの可能性も出てくるのですっ! さぁ、カウントはエイトォ!」

328名無しさん:2016/07/17(日) 23:13:50 ID:KjLlkVaU
ダン「9……10……」


かりん「……立ちなさいっ!」グイッ

ミカ「う、ううっ……」ググッ


実況「あっと、ここでかりんはミカの身体を引き起こしていきますねぇ!?」

元「あっ、そうだねぇ」

実況「さぁ、カウントは折り返し地点っ!」


ダン「11……12……」


かりん「ったああぁぁっ……!」ブンッ

ミカ「……ぐえっ!」ビターン

ローズ「う、ううっ……はぁっ、はぁっ……」ムクッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、かりんはミカの身体をエプロンサイドへと叩きつけていきますっ! あ〜っと、そしてここで、ここでっ……! ローズが立ち上がりましたよっ!? ローズが立ち上がってきましたっ!」

元「お〜う、よかったねぇ」

329名無しさん:2016/07/17(日) 23:21:10 ID:KjLlkVaU
ダン「13……14……」

ローズ「……とりあえず、戻らなきゃっ!」シュルッ


実況「さぁ、そしてローズが今、サードロープ下を潜りリングへと戻りますっ! リングアウトからは逃れましたっ!」


かりん「……あなたもリングへと戻るのですよっ!」グイッ

ミカ「……う、ううっ」ゴロンッ

ダン「おっ、両選手戻ってきたみたいだな!?」


実況「あっと、そしてここでかりんも……あ〜っと、サードロープ下からミカの身体をリングへと捩じ込んでいきますっ!」

元「うん、ミカ君も戻ったね」

330名無しさん:2016/07/17(日) 23:25:44 ID:KjLlkVaU
実況「リング上にローズとミカが戻ったワケですが……コレ、元さん……!?」

元「んっ、どうしたの?」

実況「今のは、ミカをリングアウトに追いやる事も出来たのではないでしょうかね?」

元「う〜ん……まぁ、そうかもしれないけど……」

春麗「……馬鹿じゃないのっ!? そぉ〜んな勝ち方して、満足出来ると思ってるの!?」

実況「あ〜、あ〜、いやいやいや……私はただ、一つの作戦と致しましてね……?」

春麗「こっちはね……ただ単に勝った負けたの試合をしてるんじゃないのっ……! 意地の張り合いをしてるのよっ!?」

元「まぁ、春麗君の言う通りだろうね。そういう勝ち方もあるって言えばあるんだけど……やっぱりスカっとしないよね? やっぱり、気持ちのいい勝利が見たいからね」

実況「申し訳ありませんっ! こいつは失言でしたっ! やはり決着はリングの上での……スリーカウントと言った所ですね!?」

春麗「そうっ!」

元「もしくはギブアップだね」

331名無しさん:2016/07/17(日) 23:27:19 ID:KjLlkVaU
今日はここまで

332名無しさん:2016/07/18(月) 01:52:45 ID:Qo86SXhk
乙!
俺もリングアウト狙えよって思ったが実況さんが代わりに怒られてくれた

333名無しさん:2016/07/18(月) 02:49:15 ID:19nPbtQA
乙!
俺もリングアウト勝ちいけるな!って思ってた

334名無しさん:2016/07/18(月) 05:10:31 ID:rfEDxUbc
乙っした
春麗「馬鹿じゃないの!?」
実況…わざと言ったろw

335名無しさん:2016/07/18(月) 10:34:57 ID:lpu5W2Ec
春麗さん、かりんちゃんに20カウント踏み続けろ言ってたじゃないですかぁ

336名無しさん:2016/07/18(月) 11:11:17 ID:4aJV4o5c


そういえば、ノーコンテストは1回もないね
見せ方次第で、盛り下がるの確定というわけではないと思うけど、どうなんだろう?

337名無しさん:2016/07/18(月) 13:42:09 ID:t1IsfCNM
乙乙

338名無しさん:2016/07/18(月) 22:01:08 ID:Th6RA.C.
ローズ「はぁっ、はぁっ……勝つのよっ……! 立ちなさいっ……!」グイッ

ミカ「うあぁっ……くううぅ……」ググッ

かりん「お姉様っ……! 勝ちましょうっ……!」ズザーッ


オー !? オーオー !?

実況「さぁ、リング上ではローズがミカの身体を引き起こしていくっ! やはりここはスカっとする勝利を狙っていきたいっ! あっ……! そしてかりんも来たぞっ……! 今、サードロープ下をリングインしてきますっ!」

元「おっと、かりん君も来たか」


ローズ「よし、それじゃあ、かりんちゃんっ……! そっちから持ってっ……!」ガシッ

かりん「……了解ですわっ! たあっ!」ガシッ

ミカ「……うおっ!」


オー !? オーオー !?

実況「さぁ、そして引き起こしたミカの身体を前のめりの体勢にしつつ、その正面っ……! ローズとミカは左右から挟み込むように覆い被さりミカの腰回りを掴んだっ!」

339名無しさん:2016/07/18(月) 22:05:50 ID:Th6RA.C.
ローズ「持ち上げるわよっ……! せぇ〜のっ……!」ググッ

かりん「はいっ……! たああぁぁっ……!」ググッ

ミカ「お、おおおっ……! うおっ……!」


オー ! オーオー !

実況「お〜っとっ! そして抱え上げていくっ! 二人掛かりでミカの身体を抱え上げていきますっ!」

元「おっと、ここでツープラトンっ!」

実況「ローズとかりんが横並びになりつつ、ミカの身体を肩の上へと抱え上げますっ! 右にはローズっ! ミカの左足を捉えているっ! しして左にはかりんっ! こちらは右足を捉えているっ! 二人掛かりでミカの身体を抱え上げたぁ!」


ローズ「足並み揃えて……いくわよっ……!」グイッ

かりん「……はいっ!」グイッ


オー ! オーオー !

実況「ローズとかりんは背後のロープに寄りかかり……おぉ〜っと、ここはロープの反動も利用してくるかっ!?」

春麗「いけぇっ!」

340名無しさん:2016/07/18(月) 22:13:12 ID:Th6RA.C.
ローズ「……はああぁぁっ!」ダダッ

かりん「……たああぁぁっ!」ダダッ

ミカ「うおっ……! うおおぉぉっ……!」


ワー、ワーワー

実況「そしてここでローズとかりんは足並み揃えっ……! リング中央へと走り込んでいくっ! ミカの身体を担ぎ上げたまま加速をつけて、リング中央へと向かっていくっ!」


ローズ「叩きつけるわよっ……! せぇ〜のっ……!」ググッ

かりん「ええっ……! いきますっ……!」ググッ


ワー ! ワーワー !

実況「そしてローズとかりんは揃ってリング中央に向かって、倒れ込んでいくっ!」

春麗「いったぁっ!」


ズドーンッ

341名無しさん:2016/07/18(月) 22:19:25 ID:Th6RA.C.
ミカ「……うぐわあああぁぁっ!」


ワー ! ワーワー !

実況「叩きつけていったぁ! 二人掛かりで抱え上げていったミカの身体をリングに大きく大きく大きく叩きつけていきましたぁぁっ!」

元「ビッグ・ハイヤー・デモリッションだっ!」

実況「ここで決めていったぁっ! 合体攻撃っ……! ビッグ・ハイヤー・デモリッションっ! ビィィグ・ハイヤー・デモリッショォォォンっ! ミカは後頭部からマットへと叩きつけられたぁ! さぁ、ミカは大の字だっ!」


かりん「……やりましたわっ!」ググッ

ミカ「う、ううっ……」

ローズ「よぉしっ……! よしよしっ……! さぁレフェリー、フォールよっ……! カウントをお願いっ……!」ガバッ

ダン「オーケーっ! 任せておきなっ!」


オー !? オーオー !?

実況「おぉ〜っと、そしてここでローズがミカの覆い被さりますっ! フォールに入ったっ! フォールに入ったっ!」

春麗「これで完全勝利よっ!」

実況「かりんは上体を起こし、勝利を確信したかのような握り拳を作っていますっ! さぁ、そして今レフェリーがカウントを取りますっ! どうだどうだどうだっ!?」

342名無しさん:2016/07/18(月) 22:26:30 ID:Th6RA.C.
ダン「ワンっ……!」

ワー ! ワーワー !

ダン「ツーっ……!」

ワー ! ワーワー !

ダン「……スリ」

ミカ「……舐めんなああぁっ!」ガバッ

ローズ「……えっ!?」


オー !? オーオー !?

実況「……肩が上がったかっ!? ミカの肩が上がったかっ!?」

元「……んあっ!?」


ダン「カウントはツーだっ! カウントツーっ! まだ決まっちゃいねぇぞっ!」


オー !? オーオー !?

実況「なんとなんとなんとぉっ! ここはミカっ……! 返してきますっ! 返してきますっ! カウント2.9で返してきたぁ!」

元「くああっ……! 一筋縄ではいかないねぇ」

春麗「……追い込んでる事に変わりはないわっ!」

343名無しさん:2016/07/18(月) 22:32:07 ID:Th6RA.C.
ローズ「はぁっ、はぁっ……決まったと思ったのにな……」

かりん「気を落とさずいきましょうっ! もう一息なんですからっ……!」

ローズ「はぁっ、はぁっ……そうね……」

かりん「……ほら、立ちなさいっ!」グイッ

ミカ「……う、うあぁっ」ググッ

ダン「おい、かりんっ……! おめぇはもう下がれっ!」


オー !? オーオー !?

実況「確かにっ……! 春麗さんの言う通り、ミカを追い込んでいますっ! ローズとかりんはミカを追い込んでいますっ! さぁ、ここでかりんは立ち上がりミカの身体を今度は背後を取りつつ引き起こしていきますっ! そして続いてローズを腰を上げるっ!」

春麗「倒しなさいっ……!」


ララ「あ〜あっ……! ブスが調子に乗っちゃって……イライラしちゃうなっ……!」シュタッ


実況「あっ……! しかしここで場外のララも復活してきましたかね? お〜っと、今エプロンサイド上がりましたっ!」

元「あっと、ちょっと嫌なタイミングでの復活だっ!」

344名無しさん:2016/07/18(月) 22:37:38 ID:Th6RA.C.
かりん「お姉様、あっちっ……!」

ローズ「んっ……? あっ、来てるわね……とりあえず、止めてくるわっ……!」ダダッ

かりん「……はいっ!」


オー ! オーオー !

実況「いやっ……! しかし、ここはローズがその動きに気づいたかっ!?」

元「……おっ!?」

実況「さぁ、ここでローズはエプロンサイドのララへと向かっていくっ!」


ローズ「邪魔はさせないんだからっ……! たあぁっ!」ズガァ

ララ「きゃっ……ああっ……!」ボトッ


オー ! オーオー !

実況「ローズは低空で飛び込みつつ、セカンドロープとサードロープの間からエプロンサイドにいるララへと低空ドロップキィーックっ! ここは落ち着いてララを場外へと落としていくっ!」

元「いいねいいね。見えてる見えてるっ!」

実況「お〜っと、ローズはそのままセカンドロープとサードロープの間から、エプロンサイドへと移動しますっ!」

345名無しさん:2016/07/18(月) 22:44:06 ID:Th6RA.C.
ダン「かりんっ……! おめぇは試合権がねぇだろがっ……! 聞いてんのか、オイッ!」

かりん「……はぁっ!」ガシッ

ミカ「んあっ……!? くっ、くっ……!」モガモガ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、リング内では……おぉ〜っと、かりんが背後からミカの腕をクロスさせて背後から掴むっ! ミカの左手首を右腕で掴み、右手首は左腕で掴んでいくっ!」

元「おおっ! おおっ!」


かりん「……それじゃあ、いきますわよっ!」ググッ

ミカ「んああっ……んあっ……! くそっ……!」モガモガ


オー ! オーオー !

実況「そして腕を捉えたまま、体勢を前屈みにして……おぉ〜っと、ミカの股下に頭部を入れていくっ!」

元「お〜お〜、狙ってるねぇ!?」

346名無しさん:2016/07/18(月) 22:48:52 ID:Th6RA.C.
かりん「……てやあああぁぁっ!」ググッ

ミカ「う、うおっ……! くそっ……! くそっ……!」


ワー ! ワーワー !

実況「そしてそのままミカを肩車の体勢で持ち上げたぁっ! さぁ、腕をクロスさせて動きを封じつつ、肩上へと抱え上げているっ! こいつは、ジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックスの体勢だっ!」

春麗「よしよしっ……! 決めなさいっ……!」

元「ただ、フォールにはいけないんだよっ……! 試合権はかりん君じゃなくてローズ君だからね!?」


ローズ「……はあああぁぁっ!」ダダッ

ララ「……う、ううっ」ムクッ

ローズ「おやすみっ……! ったああぁっ!」ズガァ

ララ「んっ……くああぁぁっ……!」バターンッ


ワー ! ワーワー !

実況「ローズは……? ローズはエプロンサイドを走り込みながら、そこから場外のララを蹴り上げていくっ! おぉ〜っと、顎にヒットしたかっ!?」

347名無しさん:2016/07/18(月) 22:53:55 ID:Th6RA.C.
かりん「お姉様っ……! 決めましょうっ……!」

ローズ「……よしっ!」チラッ


ワー ! ワーワー !

実況「さぁ、リング中央ではかりんがミカを担ぎ上げ……そしてローズを待っているっ! さぁさぁ、そしてララを蹴散らしたローズもエプロンサイドからそちらを向いたぁ!」

元「いいよいいよっ! 二人の動きがいいっ!」


ローズ「さぁ、止めよっ……レインボー・ミカっ……!」ガシッ

ミカ「くそっ、くそっ……! 離せよっ……! 離せよ、ブースっ!」モガモガ

かりん「……離しませんわっ!」


ワー ! ワーワー !

実況「さぁ、ローズがエプロンサイドからトップロープを掴み、ミカに狙いを定めるっ! そして、ローズは身体を沈み込ませて、ロープの反動をつけたぁ!」

348名無しさん:2016/07/18(月) 22:58:30 ID:Th6RA.C.
ローズ「終わりよっ……! はあああぁぁっ……!」シュタッ


ワー ! ワーワー !

実況「さぁ、ローズはトップロープの上へと飛び乗ったぁ! そしてロープの反動をつけて更に飛ぶゥゥ! ここはスワンダイブ式ィィ!」


ローズ「……たああぁぁっ!」ズガアァッ

ミカ「……ぐがっ!」


ワー ! ワーワー !

実況「高く大きく飛び込んできたローズがミカの首筋へとラリアットを打ち込んでいくっ! スワンダイブ式のラリアットォォ!」


かりん「……たあああぁぁっ!」

ミカ「……ぐわあああぁぁっ!」ズドーンッ


ワー ! ワーワー !

実況「その勢いを受けて、そしてかりんがブリッヂで後方に倒れ込むっ! そしてミカの身体をマットへと打ち付けていくっ!」

元「いったぁっ!」

春麗「いったでしょっ!?」

実況「ダブル・インパクト式のジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックスゥゥ! さぁ、再びローズとかりんの合体攻撃ィィ!」

349名無しさん:2016/07/18(月) 23:03:23 ID:Th6RA.C.
ミカ「う、あ……うああ……」ガクッ

かりん「よしっ……! よしっ……!」ゴロッ


ワー ! ワーワー !

実況「さぁ、かりんはロックを外し、そして横に転がるっ……! ローズは大の字のミカへと近づいていくっ!」

春麗「フォールよっ!」


ローズ「……レフェリー、カウントをお願いっ!」ガバッ

ダン「オーケー、任せておきなっ!」


ワー ! ワーワー !

実況「そしてローズがミカの身体へと覆い被さっていきますっ! さぁ、フォールにいったぁっ! 再びフォールにいったぁ! 今度はどうだどうだどうだどうだっ……!?」

元「いったんじゃないっ!?」

実況「さぁ、レフェリーが今カウントを取り始めますっ!」

350名無しさん:2016/07/18(月) 23:10:01 ID:Th6RA.C.
ダン「ワンっ……!」

ワー ! ワーワー !

ダン「ツーっ……!」

ワー ! ワーワー !

ダン「……スリイィィっ!」

ワー ! ワーワー ! ワー ! ワーワー !

ローズ「……よしっ!」

かりん「……やりましたわっ!」

ダン「スリーカウントだっ! スリーカウントォ! ゴングを鳴らせ、ゴングをよぉっ!」


カンカンカーン


ワー ! ワーワー !

実況「決まったァァっ! ここで決まったァァっ! 試合決着ですっ! rレインボー・ミカから勝利を奪い取りましたっ! ローズとかりんっ……! レインボー・ミカから勝利を奪いましたっ!」

351名無しさん:2016/07/18(月) 23:10:44 ID:Th6RA.C.
今日はここまで

352名無しさん:2016/07/18(月) 23:16:51 ID:.GdGvjQ6


おおおおお!勝った!!!流石女子部最強タッグ(仮)
ミカがどういう言い訳をするか、どういうストーリーが展開されるのか、楽しみ

353名無しさん:2016/07/18(月) 23:43:31 ID:nTtUqghI
乙!
姐さん飛びまくりでかっけえええ!
自宅にマイポストとか持ってそうだ

354名無しさん:2016/07/19(火) 00:32:29 ID:Rsf8RkQQ
おつおつ!
マジか!おおお!勝った!勝った!勝った!

355名無しさん:2016/07/19(火) 02:00:12 ID:uK55gsQg
勝ったかー。てっきり負け試合かと思ってたから意表を突かれたな

356名無しさん:2016/07/19(火) 05:20:12 ID:90CzpfBk
乙っした
次はベガ様か
さすがに女子部に食われる事は無いだろうが
次のヤムチャ達を食いかねないのは心配

357名無しさん:2016/07/19(火) 06:31:58 ID:/1FjEsGM
ミカ負けちゃったのか、どうすんだ
チュンリー出るまでもないってなっちゃうぞ

358名無しさん:2016/07/19(火) 10:06:07 ID:41d4AE.2
>>356
一応、次はサガットバルログーガイルナッシュ
ダイジェストになりそうな予感はするがw

359名無しさん:2016/07/19(火) 11:14:31 ID:x.n0QcH.
>>352
言い訳予想
①元々試合しに来てねーんだボケェ
②レフェリーが贔屓し過ぎだボケェ
③ララが足引っ張ったんだボケェ

360名無しさん:2016/07/19(火) 11:27:34 ID:x.n0QcH.
>>271>>272
ローズクラッチがちとわからなかった
想像力不足は認める

361名無しさん:2016/07/19(火) 12:49:29 ID:VdF/4AvA
抗争もまだまだあるだろうから春麗の前にまた乱入ありそうだね
前回は少しやられたイメージあったから今回はこっちの勝ちだったのかも

362名無しさん:2016/07/19(火) 22:00:33 ID:yA1qvUp.
ワー ! ワーワー !

実況「これは完全なる勝利っ……! 完全なる勝利と見てもいいでしょうっ! 突然始まってしまったこの試合っ……! それを決めたのはローズっ!」

元「かりん君もよく頑張ったよね。厳しい攻撃多かった印象だけど、上手くチームプレイで勝てたんじゃないかな?」

実況「え〜、フィニッシュはダブルインパクト式のジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックスからの体固めでしたっ! 二人は合体攻撃からミカを仕留めましたっ!」


ローズ「私達の勝ちよっ……!」ググッ

かりん「これがストリートプロレスの実力ですわっ……!」

ミカ「う、ううっ……く、くそっ……」ゴロゴロ


ワー ! ワーワー !

実況「さぁ、ローズにかりんっ! 二人はリング上で大きく大きく腕を掲げているっ! そしてミカはダメージが大きそうだっ! あっと、今リング上から……場外の方へと転がって移動しているか!?」

春麗「随分とこの席で好き勝手してたみたいだからね。いい気味よ」

元「う〜ん……まぁ、一理あるかもしれないね。試合内容はよかったんだと思うんだけど……ああいう解説をやられちゃあ、困るんだよね」

実況「私もこの席で歌い始めた時はどうすればいいのかと、少しばかり慌てた部分もありましたよ、ハイっ!」

363名無しさん:2016/07/19(火) 22:06:23 ID:yA1qvUp.
ローズ「相手じゃないのよ、あんな奴っ……!」ググッ

かりん「私達こそが最強ですわっ……!」ググッ


ワー ! ワーワー !

実況「しかし終わってしまえば、大団円っ! さぁ、予想外の第三試合……ローズ&かりん組対レインボー・ミカ&ララ組っ! ローズ・かりん組の勝利ですっ! 勝利ですっ!」

元「どうなる事かと思ったけど……うん、よかったよっ!」

実況「そしてこの結果は……どうでしょうっ!? ストリートプロレス対鰯ヶ浜女子プロレス……ストリートプロレスに軍配が上がったと言った事ではないでしょうかっ!?」

春麗「その通りよっ!」


ララ「ミカっ……! ミカ、大丈夫っ……!?」

ミカ「う、ううっ……」

ララ「ほら、肩貸して上げるから……立って……」


実況「場外ではララがミカの介抱をしていますかねぇ? あ〜っと、ミカはララ肩を借り……なんとか立ち上がったか!?」

364名無しさん:2016/07/19(火) 22:11:51 ID:yA1qvUp.
ララ「……悔しいけど、今日の所は引き上げましょう」

ミカ「う、ううっ……くそっ……!」ヨロヨロ


実況「あ〜っ! そしてそしてっ……!? ここでミカとララは引き上げていきますっ! 引き上げていきますっ!」

春麗「あはは、いい様じゃない。無様ねぇ」

元「……そういう言い方は、よくないんじゃないかな?」


ララ「くそっ……くそっ……」

ミカ「名前もわかんねぇような、ポンコツレスラー二人にこのアタシが……くそっ……くそっ……」ヨロヨロ


春麗「事実じゃないですか。散々暴れて、調子に乗って、リングにまで上がって……そして返り討ち……これ以上情けない話はありませんよ」

元「まぁまぁまぁまぁ……そうは言っても、言い方ってもんがあるじゃないい……?」

実況「結局、ミカさんとララさんには解説をして頂く事は出来ませんでしたが……まぁしかし、状況が状況ですっ! 試合内容の方でどういった方なのかが皆様に伝われば、幸いな事でございますっ!」

365名無しさん:2016/07/19(火) 22:20:51 ID:yA1qvUp.
ミカ「くそおぉっ……! ちょっとマイク寄越せっ……!」ガシッ

ララ「……ミカっ!?」


実況「さぁ、今我々の放送席の前を通って……あっ、待って下さいっ!? ミカさんがねぇ……今、我々放送席にあるマイクを掴みましたよっ!?」

春麗「……あっ!?」


ララ「ちょっとちょっと、ミカ……帰るのよ……!?」

ミカ「わかってるよ……けど、あの糞アマ達に言っておかなきゃいけない事があるだろうがっ……!」ヨロヨロ


実況「さぁさぁ、ミカはマイクを奪い……あ〜っと、そして我々の
放送席から離れるっ! 離れていくっ! 何か言うのかっ!? 何か言うのかっ!?」

元「う〜ん……まぁ、言いたい事があるだろうから、マイク手にしたんだろうけどねぇ」

春麗「……どんな捨て台詞が飛び出してくるのかしら」

366名無しさん:2016/07/19(火) 22:29:17 ID:yA1qvUp.
ミカ「はぁっ、はぁっ……おおぉぉいっ!」

ローズ「……んっ?」チラッ

かりん「……んっ?」チラッ


オー ? オーオー ?

実況「さぁ、そしてここでミカが叫びますっ! マイクに向かって叫びますっ! リング上のローズとかりんは、そちらを見るっ! 賑わっていた、場内も静まりますっ!」


ミカ「はぁっ、はぁっ……やってくれたな……やってくれたな、おいっ……!」

ローズ「あらあら、盛り上がってる所を鎮めて……空気の読めない子ねね……」

かりん「……負け犬の遠吠えですわね」


実況「さぁ、ミカは続けますっ!」

367名無しさん:2016/07/19(火) 22:36:22 ID:yA1qvUp.
ミカ「……名前もわかんねぇようなドブス二人が揃って、よくもまぁやってくれたなぁ、この野郎っ!」

ララ「……ムカつく奴ら」

ミカ「ローズ……だったな……? かりん……だったな……? おめぇらの名前覚えたぞ。この野郎……?」ギロリ


オー ? オーオー ?

実況「おぉ〜っと、そしてここでミカはトーンを低くしてドスの効いた声でリング上の二人に向かって言っていきますっ!」


ミカ「アタシがここに来たのは、春麗……キャミィ……さくら……その三人をぶっ潰す為なんだ……その為に、やって来たんだ……」

ララ「貴女達は蚊帳の外なのよ」

ミカ「けどよぉ……!? こおぉぉぉんな風にされちゃあ、もう勘弁ならねぇなっ! てめぇらもリスト入りだ、この野郎っ……!」


オー ? オーオー ?

実況「おぉ〜っと、そしてここでミカは再び声を荒げますっ!」

368名無しさん:2016/07/19(火) 22:41:23 ID:yA1qvUp.
ミカ「てめぇらも対抗戦出て来いっ! この野郎ォォォ!」


オー !? オーオー !?

実況「おぉ〜っと、おっとおっとっ!? なんだなんだなんだっ!?」

元「……んんっ!?」


ミカ「てめぇらも対抗戦に混ぜてやるよっ……! ここまでされちゃ、こっちも黙ってられねぇなっ……! 春麗っ……! キャミィっ……! さくらっ……! そして、おめぇらだっ……! ローズに、かりんっ……! 五人で来やがれっ! 五人でよォォ!」


オー !? オーオー !?

実況「ここでミカは……!? ここでミカはっ……!? おぉ〜っと、おっとおっとっ!」

元「おぉ〜っとっと……」

369名無しさん:2016/07/19(火) 22:49:19 ID:yA1qvUp.
ミカ「おめぇらどうしようもねぇムカつく連中が五人っ……! そしてアタシ達っ……! 今日は、まことは来てねぇが、こっちは三人だ……三人だっ……!」


実況「そうですそうです。五人で来いと要求するミカではありますがが……鰯ヶ浜女子プロレスの方は……これ、人数が足りてませんよっ!?」

元「うん。ねぇ?」


ミカ「数が足りてねぇなぁ、オイっ……!? だから、こっちも後二人連れてきてやるよっ……! おめぇらぶっ潰す為に、後二人っ……! うちの鰯ヶ浜女子プロレスから連れてきてやるよっ!」


オー !? オーオー !?

実況「お〜、お〜、お〜っ! なんとなんとなんとっ……!? ミカが連れてくるらしいですよっ!? 鰯ヶ浜女子プロレス内から……後二人っ……! 追加召集ですっ!」

元「まぁ、確かに鰯ヶ浜女子プロレスには選手はいるからねぇ!?」


ミカ「てめぇらも蚊帳の外で指加えて眺めてるだけじゃつまんねぇよなっ……!? いいぜいいぜ、てめぇらも混ぜてやるよっ……! そっちも五人で、こっちも五人っ……! 出てこいやっ! そこで、てめぇら二人も纏めてぶっ潰してやろうじゃねぇかよぉ! 上等だ、オラァっ!」


ワー ! ワーワー !

実況「さぁ、本日の試合で敗北してしまったミカではありますがっ……! ミカの心は折れるどころか……より一層闘志を燃やしていくっ!」

元「ハートが強いねぇ」

370名無しさん:2016/07/19(火) 22:55:38 ID:yA1qvUp.
ミカ「てめぇらへの借りはそこで返してやるよっ……! 今日みてぇなもんじゃねぇぞ、オイッ! 二度とこの世界で生きていけねぇような屈辱的な敗北を味わせてやるからよぉ……!?」

ララ「……借りは必ず返すわよ」

ミカ「今日の所はくれておいてやるよ……けど、これで終わりじゃねぇぞ……!? おめぇら二人も含め……纏めて全員ぶっ潰してやるからなっ……!? くそったれがっ……! 精々、つかの間の余韻にでも浸っておけぇえっ!」ガスッ


ワー 、ワーワー

実況「さぁ、そしてミカがマイクを投げ捨てましたっ! マイクを投げ捨てましたっ!」


ララ「帰って、追加召集の二人決めないとね。大丈夫、ミカ……歩ける……?」

ミカ「ローズ……かりん……ケッ……! ムカつく奴らだ……アイツらも必ずぶっ潰してやる……」ヨロヨロ


実況「さぁ、そしてミカはララの肩を借り……退場していきますっ! さぁ、今ミカとララが今花道を退場していきますっ!」

371名無しさん:2016/07/19(火) 22:58:15 ID:z9B2nidA
なるほど、こういうストーリーに繋がるのか
しかし、5連戦は枠取りすぎだよな…5日間に分けるのかな?

372名無しさん:2016/07/19(火) 23:00:54 ID:yA1qvUp.
ローズ「対抗戦……」ジーッ

かりん「……五体五ですわね」ニヤッ


実況「ローズとかりんはリング上から、そんなミカ達を見つめているのですが……おぉ〜っと、その表情は……!? 笑みが溢れているのでしょうかっ!?」

元「う〜ん、そうだね。自信ありげ……って所じゃないかな!?」

実況「対抗戦への参加を要求されたローズとかりんの二人ですが、その表情は非常に頼もしい物でありますっ!」


ミカ「ララ……最後に決めていこうっ……!」クルッ

ララ「……そうね」クルッ


実況「おっと、そしてミカはララの肩から腕を離し、退場口の前で振り替えるっ! リング上のローズとかりんを見るっ! おぉ〜っと、ララもだっ!」


ミカ「最終的に勝つのは、アタシ達鰯ヶ浜女子プロレスなんだよおぉぉっ!」ビシッ

ローズ「あ〜あ〜、うるさいうるさい……」ニヤニヤ

かりん「……全くですわ」ニヤニヤ


実況「さぁ、そしてリング上の二人へと指を指し、ミカは叫ぶっ! 叫んでいくっ!」

373名無しさん:2016/07/19(火) 23:06:55 ID:yA1qvUp.
ミカ「ボンバアアァァッ!」ビシッ

ララ「ボンバアアァァッ!」ビシッ


実況「さぁ、そしてその指で今度は天を指し、そして叫ぶっ! ボンバアアァァッ! さぁ、ミカ達の決めポーズだっ!」

春麗「本当、最後の最後までやかましい奴らだったわね」

実況「そしてミカ達は退場口へと消えていきましたっ! まぁ、とにかく試合中もでしたが……試合以外の場面でも、ミカさんは元気がいいと言いますかね……!?」

元「試合後色々言ってたのもだし、解説でも元気だったね。なかなか君が人に困らせられるって事はないからねぇ……? どっちかと言うと君は人を困らせるタイプだもんねぇ」

実況「……元さん、それはどういう事でしょうかっ!?」

元「どういう事だろうね。まぁ今日の実況・解説……珍しい物が見れたんじゃないかな?」

実況「それより元さんっ……!? 先程のミカの話ですよっ!? 先程のミカの話っ!」

元「ああ、そうね。そっちの話しようか」

実況「対抗戦が五対五になるのですかっ……!? ミカの話を聞く限り……我々ストリートプロレスとそしてミカ達鰯ヶ浜女子プロレスの対抗戦は、五対五となるのでしょうかっ!?」

374名無しさん:2016/07/19(火) 23:11:46 ID:yA1qvUp.
元「まぁ、そこはミカ君の一方的な要求……って部分もあるよね?」

実況「そうですよねぇ!? ミカは本日のこの試合の借り対抗戦で返すと言ってはおりますが、そもそもこの一戦……よくよく考えてみれば、無理矢理始まったような試合なんですよ!?」

元「そうそう」

実況「しかしながら、ミカは五対五での対抗戦をやる気満々と言いますか……自身の団体鰯ヶ浜女子プロレスから選手二人呼んでくると言っておりますっ!」

元「う〜ん、ローズ君とかりん君は、この事に対してどうなんだろ……?」


ローズ「……」ヒソヒソ

かりん「……」ヒソヒソ


実況「え〜、ローズとかりんっ……! リング上で何やら話し込んでいますねぇ!?」

春麗「好き勝手やってくれたおかげで、少し大事になってきましたかね……? 私、ちょっとリングに行ってきます」ガタッ

実況「えっ……? あっ、春麗さんっ……!? 春麗さんっ……!? あ〜っと、今春麗さんが席を立ち上がり、リングへと向かって行きましたよっ!?」

元「まぁまぁまぁ、どっちしろ誰かが纏めないといけないよ。本当、今日は突然の展開が続いてるからね。場内も少し混乱してるんじゃないかな?」

375名無しさん:2016/07/19(火) 23:12:22 ID:yA1qvUp.
今日はここまで

376名無しさん:2016/07/19(火) 23:22:28 ID:/v1zxGxA
おつおつー

まさかの5対5か
柔道や剣道のような団体戦なのか、はたまたバトルロイヤル的なかんじになるのか楽しみな1戦になりそうだ

377名無しさん:2016/07/19(火) 23:28:40 ID:90CzpfBk
乙っした
たしかに姐さんとお嬢様を蚊帳の外は勿体ないな
野郎共は大丈夫か?
食われてるぞ?

378名無しさん:2016/07/20(水) 00:06:08 ID:Dl.kDvJQ
勝ち名乗り受けてるところに、凶器で襲いかかるのかと思ってた

379名無しさん:2016/07/20(水) 00:29:38 ID:4WK3lTo6
おつおつ
実力認めて殺伐とした対抗戦から和やかな対抗戦にシフトチェンジするかと思ってたがそんなことは全然なかった
それにしてもローズかりん組をまた見れて嬉しかったよ
対抗戦ではシングルになるのかな?

380名無しさん:2016/07/20(水) 00:32:15 ID:Qo3PEXT.
乙!
やったぜローズ姐さんかりんちゃん!!
対抗戦、いいねえ!

381名無しさん:2016/07/20(水) 06:03:51 ID:3W0KTGI.
あと二人か......
女キャラもいっぱいいるしなあ、誰が出るんやろか

3821:2016/07/20(水) 21:57:09 ID:REuf7cAI
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

383名無しさん:2016/07/20(水) 23:58:14 ID:nat6TpgA
了解です
ゆっくり休んでください

384名無しさん:2016/07/21(木) 04:51:30 ID:6Sq6mj2E
>>381
ばいそんちゃん「はいはいはーい」
ばるろぐちゃん「え?」
さがっとちゃん「…ふん」

385名無しさん:2016/07/21(木) 09:18:48 ID:P07tDL42
>>381
いぶきとジュリ辺りかなと予想中

386名無しさん:2016/07/21(木) 22:02:19 ID:MBSoDUFY
ザワ……ザワ……

実況「そうですねぇ。場内もまだ、このざわめきでございますっ! ここは一つ、春麗さんにねっ……!? 女子王者としてこの場を収めてもらう事に期待しましょうっ!」

元「そうそう」


春麗「んっ、よいしょっと……ねぇ、レフェリー……マイクある? 貸してよ」グイッ

ローズ「……あら、春麗」チラッ

かりん「……あら」チラッ


オー ? オーオー ?

実況「さぁ、今春麗さんがリングに上がりましたっ! そしてレフェリーにマイクを要求しているようですねぇっ!?」

元「うん」


ダン「なんだなんだ、おめぇまで来たのか。まぁ、纏めてくれる奴が来てくれるのは有り難い事だけどね。ほれ、マイクだ……」

春麗「んっ、ありがと」パシッ


オー ? オーオー ?

実況「さぁ、春麗さんの手に今マイクが手渡されましたっ! さぁ、春麗選手の話を聞こうではありませんか」

元「そうですね」

387名無しさん:2016/07/21(木) 22:07:58 ID:MBSoDUFY
春麗「……ホ〜ント、ポンカラポンカラ好き放題」


オー ? オーオー ?

実況「さぁっ! 春麗選手が今、話を始めますっ!」

元「……話し始めたんだから静かにしなさいっての」


春麗「世界は自分を中心に回ってるとでも思ってるのかしらね? 対抗戦を五体五に変更したいんですって……」

オー ? オーオー ?

春麗「あんた達も呼ばれてるみたいだけど……どうするの……?」

ローズ「……」

かりん「……」


ザワ……ザワ……

実況「さぁ、春麗はミカの要求に対して、どうするつもりなのかを……おぉ〜っと、ここで改めてローズとかりんに二人に聞いていきますっ!」

元「まぁ、そうだね。先ずはここのローズ君とかりん君……二人の意思を尊重するべきだからね」

388名無しさん:2016/07/21(木) 22:19:51 ID:MBSoDUFY
春麗「……」ジーッ

ローズ「……ねぇ、レフェリー? 私にもマイクをくれないかな? 予備のマイクとかあるでしょ。取ってきて頂戴」

ダン「なんだよ、おめぇもマイクかよ……んあ〜、ちょっと待ってろっ……!」


ザワ……ザワ……

実況「さぁ、春麗は二人を見つめているっ……! あっと、そしてここでローズが……レフェリーにマイクを要求しましたかね?」

元「あっと、そうだね」

実況「さぁ、今レフェリーがマイクを取りに行きますっ!」


ダン「ったくっ……! ほれ、ローズ。マイクだ」

ローズ「んっ、ありがと」パシッ


オー、オーオー

実況「さぁ、そしてローズの手にもマイクが渡りました」

389名無しさん:2016/07/21(木) 22:26:29 ID:MBSoDUFY
ザワ……ザワ……

春麗「……」ジーッ

ローズ「……」ジーッ

かりん「……」ジーッ


ザワ……ザワ……

実況「さぁ、ローズ……んんっ……? お〜っと、んん〜っと……どういった返答してくるのか?」

元「ハハハ、焦らすねぇ」


ローズ「対抗戦、どうするか……よね……?」


オー ? オーオー ?

実況「さぁ、そしてここでジックリ間を取ってローズが話し始めるっ!?」


ローズ「……」

春麗「……」


オー ? オーオー ?

実況「いやっ……! いやっ……! ローズはまた溜めますっ……! 焦らしますっ……! 焦らしていきますっ!」

元「ハハハハ」

390名無しさん:2016/07/21(木) 22:37:27 ID:MBSoDUFY
ローズ「参加するに決まってるじゃな〜い。そぉ〜んな当たり前の事、聞かないで欲しいわねぇ!?」


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っと、そしてここで……ここでローズがっ……!?」

元「おっとぉ!」


ローズ「互いの威厳を賭けた団体戦……それを貴女達だけには任せてられないわよっ……! 特に貴女はまだ病み上がりなんだからね?」ビシッ

春麗「ちょっとぉ!? アタシはもうとっくに完全復帰を……」

ローズ「あっと、いいのいいのっ……! 強がらなくてもいいのよっ!? 私とかりんちゃんに全て任せておけばいいんだから〜」ニヤニヤ


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っと、ローズはどうやら団体戦っ……! 参加する気は満々のようだっ! あっと、春麗も何やら言おうとするが……お〜っと、遮るようにローズは続けるゥ!」

391名無しさん:2016/07/21(木) 22:43:23 ID:MBSoDUFY
ローズ「ねぇ〜、かりんちゃん……?」ニコッ

かりん「……マイク借りてもいいですか?」

ローズ「どうぞどうぞ〜」パッ


オー !? オーオー !?

実況「さぁ、そして隣にいるかりんにかりんに語りかけるっ! あっと、そして今度はかりんがマイクを受け取ったっ!」


かりん「本日の一戦っ……! 結果は見ての通り、私達ストリートプロレスの快勝でしたわっ!」

オー ! オーオー !

かりん「ですが、鰯ヶ浜女子プロレスとの決着っ……! これで終わったとは思えませんっ……!」

オー !? オーオー !?

かりん「先程、捨て台詞を吐いて帰っていったあの方達は、ま〜だ自分達の方が優れていると勘違いされているようですね!?」


オー ! オーオー !

実況「さぁさぁ、かりんが語るっ! かりんが語るっ! おうおう、マイクを受け取ったかりんは、捲し立てるように語っていくっ!」

392名無しさん:2016/07/21(木) 22:48:27 ID:MBSoDUFY
かりん「でしたら……もっともっと、骨の髄まで味わわせてやらないといけませんわねっ……! このストリートプロレスの強さをっ……!」


オー ! オーオー !

実況「確かにっ……! 本日、試合には勝利したものの……ミカ達は、相も変わらずと言った様子でしたっ!」

元「うんっ!」


かりん「後二人連れてくるそうですわね……? 三対三の対抗戦が、五体五になる……? いいじゃないですか。勿論、私だってこの対抗戦に出せさせて頂きますわっ……!」

オー ! オーオー !

かりん「ストリートプロレスの顔は現チャンピオンの春麗選手っ……!」ビシッ

春麗「……」

かりん「キャミィ、さくら……だけじゃありませんのよっ!? 私達二人も忘れないで頂きたいものですわっ!?」


ワー ! ワーワー !

実況「おぉ〜っと、ここでかりんは春麗へと指を指し……おぉ〜っと、そして声高々に言うっ!」

元「どうやら、ローズ君もかりん君も二人ともやる気充分なようだね。う〜ん……まぁでも、いいんじゃないかな?」

実況「元さん、いいんじゃない……と、言いますと?」

393名無しさん:2016/07/21(木) 22:56:49 ID:MBSoDUFY
ローズ「対抗戦も今日のような勝利を見せるわよっ……!」


ローズ ! ローズ ! ローズ ! ローズ !

元「この前、ミカ君達が乱入して来た時だよ。あの時は、春麗君とキャミィ君の試合で……さくら君もその場にいたんだよね?」

実況「さくらは特別レフェリーでしたねぇ?」

元「そこに乱入してきたからその流れのまま、春麗君とキャミィ君とさくら君……その三人って決まっちゃけども……」

実況「はいはい」


かりん「勝ちますわよっ……!」


カリン ! カリン ! カリン ! カリン !

元「まぁ、たまたまその場にいなかったローズ君とかりん君。この二人が除外ってはないけど……蔑ろにされてちゃ、二人にとっては面白くないよね?」

実況「まぁ、確かにその通りですね!? 自分達を忘れるなっ……! そうった気持ちが二人にはあったはずですっ!」

元「だからね……そこが今日の試合に出たんじゃないかと僕は思うんだよ?」

実況「……と、言いますと?」

394名無しさん:2016/07/21(木) 23:02:14 ID:MBSoDUFY
元「まぁ、ミカ君の解説……裏で聞いてたけど、本当二人の事は眼中にないって感じだったじゃん……?」

実況「まぁ、試合そっちのけの部分もありましたからねぇ」

元「やっぱりね……そうなってくるとカチンと来るよ。自分達を忘れてんじゃないよ。自分達の事、見せてやるよ……うん、そういう気持ちにはなる」

実況「はいはいはいはい」

元「まぁ、こういった形になるのは僕も臨時で飛び出す事になっちゃったしね……? ある意味、どうかと思うけど……」

実況「いや〜、元さんっ……! 本当、申し訳ございませんっ……!」

元「いやいや、構わないよ構わないよ。ローズ君とかりん君にだって思う事はあるんだから。僕よりそっちを優先しよう」

実況「いやぁ〜、ありがとうございますっ!」

元「いい感じで、自己主張出来たんじゃないかな? そういう気持ちがミカ君からの勝利を奪えたんでしょう」

395名無しさん:2016/07/21(木) 23:07:45 ID:MBSoDUFY
ローズ「私達も戦うわよっ……!」ググッ

かりん「鰯ヶ浜女子プロレスっ……! かかってきなさいっ……!」ググッ


ローズ ! カリン ! ローズ ! カリン !

実況「さぁ、リング上ではローズとかりんが両腕を掲げているっ! さぁ、そして場内からは二人に対しての激が飛ぶゥ!」

元「二人にも戦ってもらいましょうっ!」


春麗「……はぁっ、どうやらやる気充分みたいね。こうなって来るともう止めようがないわ」


オー ? オーオー ?

実況「おっと、そしてここで……? 再び春麗が言葉を発しますっ!」

396名無しさん:2016/07/21(木) 23:12:50 ID:MBSoDUFY
春麗「ローズ……かりん……あんた達も一緒よ……」

オー ? オーオー ?

春麗「アタシ達、五人で戦いましょうっ!」


ワー ! ワーワー !

実況「おぉ〜っと、春麗もそんな二人の気持ちを汲み取ったのかっ!? おぉ〜っと、ここで決定かっ! ローズとかりんっ……! この二人も対抗戦出場決定かっ!?」

元「決定でしょう!」


春麗「相手も、後二人追加してくるみたいだしね……でも大丈夫……? どぉ〜んな相手が来るか、わからないわよ……?」


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っと、そうですねぇ。ミカは鰯ヶ浜女子プロレスから後二人を連れてくると言っておりますけど……元さんっ!? 心当たりなんかはありますかっ!?」

元「う〜ん、鰯ヶ浜女子プロレスの選手……僕もそこまで詳しいわけじゃないからねぇ……」

397名無しさん:2016/07/21(木) 23:16:34 ID:MBSoDUFY
ローズ「……かりんちゃん、マイク貸して」

かりん「どうぞ」パッ


オー !? オーオー !?

実況「あっと、そしてここで再びローズがマイクを握ったっ!」


ローズ「何、言ってるのよっ!? どんな相手が来ても大丈夫よ。だぁ〜って、今日アタシ達は鰯ヶ浜女子プロレスのトップ……レインボー・ミカから勝利を奪ったのよ!?」


ワー ! ワーワー !

実況「おぉ〜っと、しかしローズは臆する事なく……力強い言葉っ……! 力強い言葉を発していきますっ!」

元「まぁ、そうだよねぇ。なんだかんだ言ったって、チャンピオンから勝利を奪ったんだから」


ローズ「どんな相手が来ようが問題じゃないのよ。そして春麗……これは貴女にも言える事なんだからね……?」クイッ

春麗「……はぁ、頼もしい女」


オー ! オーオー !

実況「さぁ、ローズは春麗に指を指し……おぉ〜っと、腰回りにベルトを匂わすジェスチャーを見せていきますっ! 見せていきますっ!」

元「ハハハ、そうだね。対抗戦もあるけどね……うん、ベルト争奪戦もあるからね」

実況「共に鰯ヶ浜女子プロレスと戦う仲間でもあり、ベルトを奪い合う敵でもあるっ! おぉ〜っと、春麗はやってられないといった感じでマイクを握ったまま両腕を広げますっ!」

398名無しさん:2016/07/21(木) 23:20:42 ID:MBSoDUFY
ローズ「さぁ、今日は気持ちのいい勝利を皆に見せれたと思うし、対抗戦も同じように、気持ちのいい勝利を皆にみせるからねっ!?」

キタイシテルゾー ! ローズ ! カリンー !

かりん「ええっ、やりますわっ……!」

ローズ「……」チラッ


実況「さぁ、ここでローズが対抗戦での勝利を場内へと約束するっ! そしてかりんもっ……! ロープ越しに場内へと腕を揚げてアピールしていくっ!」


ローズ「あっ、それとね……今日の試合は、突然カード変更になっちゃったけど……予定されてた私とかりんちゃんのカード……これ、まだ決着はついてないわよね……?」

かりん「……んっ?」

ローズ「だから、決着つけるわねっ!」ポイッ


オー !? オーオー !?

実況「あっと、なんだなんだっ!? ここでローズが急に早口で捲し立て……そしてマイクを投げ捨てたっ!」

399名無しさん:2016/07/21(木) 23:24:39 ID:MBSoDUFY
ローズ「……それっ!」シュルッ

かりん「……えっ?」


オー ? オーオー ?

実況「おぉ〜っと、ローズはロープ越しに場内へとアピールしているかりんの背後から近づいて……おぉ〜っと、股下に腕を差し伸ばすっ!」


かりん「えっ、えっ……? ちょっとちょっと……」ゴロン

春麗「おっと、危ない……」ヒョイッ

ローズ「さぁ、スクールガールよっ! レフェリー、カウントをお願いっ……! 試合の決着ついてないんだからっ……!」

ダン「えっ、あっ、んっ……!? あっ、それもそうだなっ!? よし、カウント取るぞっ!」


オー ? オーオー ?

実況「お〜っと、そしてここでかりんの身体を後方へと丸め込み……あ〜っと、スクールガールだっ! スクールガールだっ!」

元「そういや、予定ではローズ君とかりん君の試合だったもんね」

実況「さぁ、慌ててレフェリーがカウントを取りますっ!」

400名無しさん:2016/07/21(木) 23:28:37 ID:MBSoDUFY
ダン「ワンっ……!」

オー !? オーオー !?

ダン「ツーっ……!」

オー !? オーオー !?

ダン「……スリイィィィっ!」

かりん「……くっ!」ガバッ

ローズ「どうっ……!? スリーカウントいけたんじゃないのっ……!?」

ダン「スリーカウントだっ! スリーカウントォ! ゴングを鳴らせ、ゴングをよぉ!?」


カンカンカーン


オー !? オーオー !?

実況「かりんはキックアウトっ! キックアウトっ! あ〜っと、しかし一歩遅かったかっ!? カウントはスリーですっ! カウントスリーっ!」

元「ははは、不意討ちだね」

実況「あ〜っと、そしてそして……レフェリーも再びゴングを要求しますっ! あ〜っと、そしてゴングが鳴らされますっ!これは試合決着……という事でよろしいのでしょうかっ!?」

401名無しさん:2016/07/21(木) 23:32:36 ID:MBSoDUFY
ローズ「本日の第三試合……かりんちゃん対ローズ……ローズ選手の勝利ですっ! イエーイっ!」ググッ

春麗「……呆れた」


オー !? オーオー !?

実況「ローズは満足気に立ち上がり……あ〜っと、そして両腕を揚げているっ! スリーカウントが決まり、ゴングが鳴らされたという事は、これはローゥ勝利したという事でよろしいのでしょうかっ!?」

元「ちゃっかりしてるねぇ。まぁ、そうなるんじゃないの? 第三試合のかりん君対ローズ君は、ローズ君の勝利だ」

実況「あ〜っと、あっとあっと……いいのでしょうか、いいのでしょうかっ!? 本日、ローズは二勝目っ! いや、先程の試合は……そもそも予定されてた物ではなかったのですから、どう言えばいいのか……」


かりん「ズ、ズルいですわよ、お姉様っ……!」ムクッ

ローズ「イエーイっ! イエイ、イエーイっ!」


オー、オーオー

実況「あ〜っと、立ち上がってたかりんは怒っているっ……! 怒っていますっ!」

元「まぁ、そりゃね。そうなるよね」

402名無しさん:2016/07/21(木) 23:32:48 ID:OctvHAUQ
ちょww

403名無しさん:2016/07/21(木) 23:37:08 ID:MBSoDUFY
かりん「ズルいですわっ……! こんなのズルいですわよっ……!」

春麗「はいはい、ストップストップ……アイツはああいう女なの……」ガシッ

かりん「ちょっとっ……ちょっと、止めないで下さいっ……!」モガモガ


クスクス……クスクス……

実況「さぁ、かりんは怒ってローズに……あっ、いやっ! ここは春麗が制止しますね? かりんを抑えます」

元「まぁまぁまぁ……これはもうね、いいんじゃないの? これでいいんじゃないの?」


ローズ、ヒキョウダゾー !

ローズ「卑怯じゃないのよ。利口なのよ。クレバーなのよ……勝つ為には予想外の一手っ……! 大事だよねぇ〜?」トントン


クスクス……クスクス……

実況「ローズは頭を指で指し……あ〜っと、これは頭脳プレーだとアピールしてますねぇ。実に紙一重だっ!」

元「まぁ、こういう上手い……う〜ん……上手いでいいのかな? こういうのを対抗戦出してくれる事期待してますよ。それでかりん君はこういう油断……う〜ん、油断なのかな……? 見せないようにね」

404名無しさん:2016/07/21(木) 23:37:19 ID:C.XqhM0c
こうやって平和にプロレス出来てるのも未来からトランクスが
悟空に心臓病治す薬持ってきてくれたおかげなんだよな
ありがとうとふと思ったぞ

405名無しさん:2016/07/21(木) 23:42:10 ID:MBSoDUFY
ダン「第三試合……かりん選手対ローズ選手は、ローズ選手の勝利となりま〜すっ!」


クスクス……パチパチ……

実況「さぁ、レフェリーがマイクを広い、ここで勝ち名乗りが挙げられますっ! 拍手はまばらだっ! まばらでありますっ!」

元「さっきの試合のインパクトが強かったからね」


かりん「ズルいですわよっ……! ズルいですわよっ……!」

ローズ「ごめんごめんっ……! 冗談よ、冗談冗談っ……! ねっ、対抗戦頑張りましょ?」ダキッ

春麗「まぁ、とにかくっ……! 対抗戦は五人全員で戦っていくから……よろしくねっ!」


ワー、ワーワー

実況「あ〜っと、ローズ自身が……かりんを宥めていますっ! さぁこの試合、かりんにとっては納得いかない結果となってしまったか?」

元「まぁ、本命は対抗戦でしょう」

実況「ええ、そうでしょうね。ローズとかりんにも期待したい所ですっ! さぁ、そしてここで春麗が叫び、そして選手達が今退場していきますっ! かりんはまだローズに何やら言っているっ!」

406名無しさん:2016/07/21(木) 23:43:02 ID:MBSoDUFY
今日はここまで

407名無しさん:2016/07/21(木) 23:54:49 ID:OctvHAUQ


しかし、ダンさんも元さんも冷静すぎるなw
さ、次はサガット戦…の次のベルト戦かな?

408名無しさん:2016/07/22(金) 00:44:18 ID:4svEVzkY
乙!
ローズ姐さんちゃっかりしてるわw

409名無しさん:2016/07/22(金) 06:23:55 ID:oV5L1VyE
乙っした
五人全員…
下っ端は別として出てないだけであと何人かいるかも思ってたが
やっぱ五人なのね…春麗姉さん抜けの大ピンチよくしのげたな…今更だが

410名無しさん:2016/07/22(金) 09:00:38 ID:pgtKpA/U


>>409
さくらちゃん苦労してたもんな
今も苦労しているけど、かつて酔いつぶれるぐらい悩んでいたと思う

411名無しさん:2016/07/22(金) 22:00:52 ID:7f742Jgw
二週間前ーー


さくら「では、お仕置き試合の内容を発表します」

春麗「……も〜う」

さくら「春麗さんへのお仕置きは、試合終了後にリング上で集団リンチに合うですっ! 綺麗な復帰戦はさせるつもりないっすよ〜」

春麗「集団リンチ……えっ……? 何、それ……? 貴女達がアタシをリンチするって事?」

ローズ「あ〜あ、さくらちゃんも意地の悪い事考えるわねぇ」

春麗「ちょっと待ちなさいよっ……!? 女子部初のメインイベントなのよっ!? メインイベントって事は最後の試合……それをリンチで終わるだなんて滅茶苦茶よ。そんな事、絶対ベガさんが黙ってないわよっ!? 興行が滅茶苦茶になっちゃうじゃないのっ!?」

かりん「そうよ、さくら。仮にもメインイベントなのですわ。そういう事がしたいのでしたら、別の場所でいいのではありませんか?」

さくら「……まっ、というのにも理由がありまして」

412名無しさん:2016/07/22(金) 22:08:50 ID:7f742Jgw
さくら「今回の女子部のメインイベント……ようやくたどり着いたメインイベント……自分はこれを単発の花火で終わらせる気はありません」

ローズ「……んっ?」

さくら「話題性十分なメインイベント……この位置で仕掛けていきますっ!」

春麗「仕掛けるって何……? アタシをリンチして、ヒールターンにでもさせるつもり……? フフ、それじゃあシャドウレディね」

さくら「春麗さんをリンチするのは……鰯ヶ浜女子プロレスの皆さんにしてもらおうと思います」

春麗「えっ……? 鰯ヶ浜女子プロレスって……」

ローズ「ハルマゲドン陽子さんの……レインボー・ミカがいる所……!?」

さくら「そうっす。その鰯ヶ浜女子プロレスっす。オファー頼んでねね……受けて貰えましたよっ!」

春麗「へぇ〜! へぇ〜!」

かりん「と言う事は、女子部で対抗戦を始めるのですわね」

さくら「そうっす。対抗戦を始めましょう。キャミィさんが作ってくれたこの火が消えないうちに……次の展開に持っていきましょうっ!」

413名無しさん:2016/07/22(金) 22:12:22 ID:7f742Jgw
さくら「キャミィさん……本当の本当の本当に、ごめんなさいっ……!」ペコッ

キャミィ「……んっ?」

さくら「ベルト……春麗選手に返して貰ってもいいですか……?」

キャミィ「……私が負けるんですね」

さくら「……ごめんなさい」

キャミィ「さくらさんが決めた事なら、私は従います……」

さくら「……春麗さん?」

春麗「……んっ?」

さくら「今回のベルトはねぇ……重いっすよ? キャミィさん中心になって、自分達が価値を高めてきました……この対抗戦がどうなるかは、最前列に立たなきゃいけないチャンピオンの腕にかかっています」

春麗「……そうね」

さくら「重い仕事とは思いますけどね。今まで休んでた分だけね……取り返して貰う事が貴女にとっての責任となります」

春麗「わかったわ。対抗戦……あんた達がここまで作ってくれた勢いのまま、アタシが最前列に立ってみせるわよ」

414名無しさん:2016/07/22(金) 22:19:17 ID:7f742Jgw
ローズ「何よ〜、さくらちゃんは甘いんだから〜。口ではキツく言ってても、結局は春麗を王者に戻して対抗戦の中心人物に持っていくんでしょ〜。甘〜い。甘いな〜」

さくら「ローズさん……そういう言い方はやめて下さい。春麗さんに責任を感じて貰う為に、口を酸っぱくして言ってるんっすから」

春麗「わかってるわよ、責任は感じてる……ねぇ、キャミィ……?」

キャミィ「はい」

春麗「ベルトはアタシに戻ってくるけどさ……? それでも、貴女のチャンピオンらしい試合を見せてよ……ねっ……? まだチャンピオンはキャミィなんだよ?」

キャミィ「最後の晴れ舞台にしたいです」

春麗「寂しい事言わないでよ……対抗戦の間だけ、ちょこっと借りておくだけよ。さくらはね、そういうカードを組む奴なの。あんたの今日のマイク、凄っく良かったっ! ああいう感じでやってれば、キャミィももっともっと良くなるっ!」

キャミィ「ありがとうございます」クスクス

春麗「それで……ねぇ、さくら……? アタシをリンチするのは、誰? 鰯ヶ浜女子プロレスで言えば……レインボー・ミカかな?」

415名無しさん:2016/07/22(金) 22:24:24 ID:7f742Jgw
さくら「そうっすね。レインボー・ミカさんっす。それと他に……ララさんとまことさんも来ます」

春麗「あらあら、三人も来るのね」

さくら「それで、リング上入り乱れて乱闘して……自分も特別レフェリーでその場にはいますからね? こう三対三の因縁を作っていこうかと……」

ローズ「ちょっと待ってよ。三対三……?」

さくら「……んっ?」

ローズ「三対三ってどういう事? ねぇ、三対三ってどういう事……? それじゃあ、私は……? ねぇ、私は……?」

さくら「あっ、ローズさんはね……」

ローズ「さくらちゃんね……いくらなんでも、春麗に甘すぎよ。復帰に合わせてメインイベントセッティングして……ベルト返して……それで、対抗戦……春麗の事ばかりじゃないっ! 三対三って事は……アタシとかりんちゃんはどうなるの?」

416名無しさん:2016/07/22(金) 22:33:27 ID:7f742Jgw
さくら「いやいやいやっ……! ローズさんとかりんの事も考えてますって……」アセアセ

ローズ「何よ〜、私対抗戦外されちゃうの〜? それは、おばさんだから……? でも、春麗だって同じおばさんだよ?」

春麗「……誰がおばさんよ」

かりん「まぁまぁ」

さくら「え〜っとね……ローズさんとかりんに関しては、途中合流という形を考えてるんっすよ」

ローズ「……途中合流って何?」

さくら「え〜っ、対抗戦は最終的には五体五にするつもりっすっ……! 長期的なスパンでやっていく為には、途中で話題作っていかないといけませんよねぇ……? だから、ローズさんとかりんは……最初は控えっ!」

ローズ「……なぁ〜んか、春麗と扱いの差を感じちゃうなぁ〜。ねぇ、かりんちゃん?」

かりん「……そうですか?」

さくら「自分は皆、平等にやってるつもりっすよっ! それに途中合流するならするで、ローズさんみたいな巧さが必要になってくるんすよ」

ローズ「そういう事を言ってるんじゃないわよ。私は春麗にだけ甘くない? って言ってるのよ」

さくら「甘くない甘くないっ……! 皆平等っ! 皆平等っ!」

417名無しさん:2016/07/22(金) 22:41:07 ID:7f742Jgw
ローズ「春麗だけじゃなくて、もうちょっと他の事も……かりんちゃんだって凄く頑張ってるんだよ?」

さくら「わかってます、わかってます! かりんの事も考えてますってっ!」

ローズ「本当かな……? 同期だからって、ちょ〜っとかりんちゃんの事蔑ろにしてるような気がするなぁ〜」

さくら「……そ〜んな事はないっ!」

ローズ「……ねぇ、かりんちゃん? さくらちゃんは、春麗に甘いわよねぇ?」

かりん「あまり私達がヤイヤイ言いますと、さくらもやり辛くなりますからね。私はそういう事に口出しはなるべくしたくありませんわ」

ローズ「かりんちゃんが、そういう感じだからね……さくらちゃんはいいように使ってくるのよ〜?」

さくら「う〜ん、まぁ確かに……ローズさんとかりんは便利屋みたいな使い方してる所はありますけど……でも、二人も必ず納得して貰えるような使い方はしていきますよっ!」

ローズ「……この春麗の扱い以上の?」

かりん「あまり言い過ぎますと、さくらの頭がパーンってなっちゃいますわ」クスクス

さくら「本当本当っ……! 皆して自分に投げ掛けすぎなんっすよっ! このままじゃ本当に、頭パーンってなっちゃいますっ!」

418名無しさん:2016/07/22(金) 22:48:50 ID:7f742Jgw
ーーー


春麗「お疲れ様」

かりん「お疲れ様ですわ」

ローズ「お疲れ様〜。さぁ〜、これで途中合流完了って所だね」

キャミィ「お疲れ様です」

さくら「お疲れ様でした。まぁ、今日は第三試合という事で……ギャグで始まり、ガチに変化し、ギャグで終わる……そういう試合が出来るのは、ローズさんしかいませんからね……」

ローズ「私がやったのは最後だけだけどね……あのレインボー・ミカは強敵ねぇ……」

かりん「……なんでもできますわね」

さくら「とにかく、これで全員合流っすね。次の試合からは、おふざけ成分どんどん減らしていって……試合も第四試合、第五試合辺りで出来るようにと、ベガさんと話し合っていきます」

春麗「……次は、向こうの追加召集のメンバーが来るのよね? うん、それならもっといい位置で出来るわ」

419名無しさん:2016/07/22(金) 22:55:03 ID:7f742Jgw
ローズ「……なんだかんだで終わってみれば、おいしい役割だったわね。盛り上がってたもんね。ねぇ、かりんちゃん?」

かりん「そうですわね」

春麗「あんた、対抗戦外された〜、外された〜って、さくらに文句言い倒してたでしょうっ!?」

ローズ「そぉ〜んな事、言ってないわよ〜」

春麗「言ったわよ〜。自分とかりんの扱いが悪いって……ず〜っと言ってたじゃない」

ローズ「言ってないわよ〜」

さくら「自分はちゃんと二人の事も考えてるんっすよ。とりあえず、次はローズさん……!」

ローズ「あっ、は〜い」

420名無しさん:2016/07/22(金) 23:05:11 ID:7f742Jgw
さくら「次、春麗さんと、自分と、ローズさんとで、試合してもらいます」

ローズ「……相手は?」

さくら「ミカさんと……え〜、次はまことさんが来ます……それと、向こう側の追加召集が一人……」

ローズ「はいはい。了解了解」

キャミィ「……まことさんなんですか? 追加召集二人、纏めて来ないんですか?」

さくら「ある程度は小出しにしていかないと、続かないっすからね。だから、かりんに関しては……もう少し待って下さい」

かりん「わかりましたわ」

さくら「……」

春麗「この後、PVのインタビュー控えてるわよ。ローズ、かりん……行きましょ」

ローズ「は〜い」

かりん「わかりましたわ」

421名無しさん:2016/07/22(金) 23:13:22 ID:7f742Jgw
さくら「……ねぇ、かりん。ちょっと待って」

かりん「あら、どうしました?」

さくら「……ローズさんの言ってた通りかもしれない」

かりん「……何が?」

さくら「いやぁ、その……ねっ……?」

かりん「うん」

さくら「……いつもいつも、最後に回してゴメンね?」

かりん「……」

さくら「甘えてる部分はあるのかもしれない……」

かりん「……」

さくら「でもっ……! かりんの事はちゃんと考えてるよっ!?」

422名無しさん:2016/07/22(金) 23:27:36 ID:7f742Jgw
かりん「……知ってます」

さくら「……んっ?」

かりん「現に今日こうやってアピール出来ましたわ」

さくら「うん。試合よかったよ」

かりん「次もまた、やりますわ」

さくら「うん。ちょっと間は空くけど……また今日みたいにアピールしていってねっ!?」

かりん「そう出来ると、さくらも私の事もっと使いやすくなりますもんね」クスクス

さくら「自分自身の為に!」クスクス

423名無しさん:2016/07/22(金) 23:28:34 ID:7f742Jgw
今日はここまで

424名無しさん:2016/07/22(金) 23:41:44 ID:Far57tvg


さくらお疲れ様…こりゃ大変だな
春麗ローズで覇権争いしてた頃よりはマシなんだろうけど…

425名無しさん:2016/07/22(金) 23:53:09 ID:pdSItTTg
さくらのセリフで蒼き正常なる世界のために!を思い出した

426名無しさん:2016/07/23(土) 00:30:43 ID:pJbDA25A
おつおつー

かりんいい子やー
さくらとの友情もいいかんじに描かれてるな
このあと試合前に話題になったさくらの男の影の話はどう処理していくのかなぁ

427名無しさん:2016/07/23(土) 00:32:52 ID:TcqdbVuI
乙!
さくらちゃんなかなかの策士じゃのう

428名無しさん:2016/07/23(土) 02:17:18 ID:rKWL296U
乙っした
仲いいね
野郎共は人数多いから仕方ないか
何だかんだヤムチャ中心に結束してる感じだが…もう少しかな?

429名無しさん:2016/07/23(土) 11:06:14 ID:QvQSizX6
乙!

>>428
まだヤムチャ中心にはみえない

というか、男性陣で中心になっていける人物がいないイメージだけどどうだろう?
興業としてのメインはリュウだけど、組織としては・・・・・・ベガさんは中間管理職が板についてるしw

4301:2016/07/23(土) 21:47:56 ID:hkXbVfc.
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

431名無しさん:2016/07/23(土) 21:59:34 ID:VeVJlE1k
女同士は人数が少数ならうまく行くけど
人数が増えてくるとグループ分けされたりギスギスしてくるし
和を乱すやつはつまはじきにされるかた大変よ

432名無しさん:2016/07/24(日) 20:17:52 ID:XWDdMEbI
これはさすがに一試合長すぎないか
大した展開もないのに二転三転してる風に見えるこのダラダラ加減はさすがに

面白いとかつまらない以前の描写の取捨選択がお座なりすぎて、
本来飛ばされて然るべきシーンしか見てない感じがすごい

番外編とかならまだしも、女子部で本編これやっちゃうんじゃきつい

433名無しさん:2016/07/24(日) 20:27:20 ID:e/k.L/hg
たしかに長い

434名無しさん:2016/07/24(日) 21:27:22 ID:XC6uHd1w
まぁ確かに初期の頃よりテンポは悪いかもな
でも各キャラの掘り下げが進んでくるとこうなるのも仕方ない気もするし
悪い例としてはワンピみたいになってるって感じ

435名無しさん:2016/07/24(日) 21:29:22 ID:nhBwRpH.
ブリーチにならないだけマシってことか

4361:2016/07/24(日) 21:54:06 ID:TgR8wRd6
>>432-435
いやー、申し訳ないっす
前回の部分、もうちょっと丁寧に書けたとは思うし
長くダラダラダラダラなってるのも、その通りだと思います
シーンの取捨選択で、捨てずに書こうとして、結果思ってる事が書けてないってのは一番酷いとは思います

ちょっと色々頑張って、バッサリ切る勇気も持ちたいと思います


実は昨日のお休みはここのシーンが上手く書けてない事で、続けるのか次にいくべきなのかって、筆が進まない状況だったんだけど、こうやってガツンと言って貰える事でね、勇気を貰えました
皆のレスはどんな形であれ励みになってます。本当にありがとう

437名無しさん:2016/07/24(日) 22:01:18 ID:TgR8wRd6
数十分後--


実況「さぁ、ここまでの本日のストリートプロレスの試合ですよ、元さんっ!」

元「はい」

実況「かりん対ローズの一戦は、かりん&ローズ組対レインボー・ミカの試合に突然変更されてしまいましたねぇ!?」

元「ええ、そうですね」

実況「しかしながら、勝利したのはかりん&ローズ組ィ! つまり、ストリートプロレス対鰯ヶ浜女子プロレスの一戦……これはストリートに軍配が上がった事になりますっ!」

元「はい、そうですね」

実況「そして先程のガイル・ナッシュ組対サガット・バルログ組ィ! これは……ナッシュがバルログを下しましたっ! バルログを下していきましたねぇっ!?」

元「いやぁ、見事なドラゴン・スープレックスだったね。後、コンビネーションもよかった」

実況「つまり、これは我々ストリートプロレス正義軍が……悪の組織シャドルーを下した事になりますっ!」

元「うん、そうだね」

実況「どうでしょう、元さん……? 今の所、このストリートプロレスにいい風が吹いてるとは思えませんかっ!?」

元「うん、そうだね。流れとしちゃ悪くないね」

438名無しさん:2016/07/24(日) 22:07:47 ID:TgR8wRd6
ダン「さぁ、それではいよいよ第五試合でございますっ! 第五試合はタイトルマッチですっ!」


ブー 、ブーブー

実況「さぁ、しかし、そんな流れを台無しにしてしまうような……この一戦ですっ! さぁ、第五試合はタイトルマッチっ!」

元「あっと、もうブーイング飛んでるじゃないの」

実況「そりゃ、ブーイングだって飛び交いますよっ!? 第五試合……タイトルマッチは王者ベガ対挑戦者バイソンの一戦ですっ!」


ダン「先ずは挑戦者……狂える猛牛、バイソン選手がの入場ですっ!」


ブー 、ブーブー

実況「シャドルー対シャドルーの一戦っ……! どちらが勝利しても、ベルトはシャドルーが保持したままですっ! 流石にベガのメインイベントでこの試合を行わせろという要求は通らなかったが……さぁ、本日は第五試合っ! この位置での王者戦ですっ!」

元「それにベガ君には二度の前科があるからねぇ」

439名無しさん:2016/07/24(日) 22:17:36 ID:TgR8wRd6
バイソン「なんだなんだ、随分やかましいゴミ共だなぁ、おいおいおい……」サッ


ブー、ブーブー

実況「さぁ、バイソンが今姿を表しましたっ!」

元「今日の試合に限って……みたいな淡い期待をね……?」


バイソン「あっ、そうかそうか、なるほどねっ! コイツら無敵のチャンピオンベガ様が見たいから……ブーイングしてるんだな、こりゃっ! 大丈夫だって、大丈夫だってのっ! すぐに無敵のチャンピオンのベガ様が出てくるからよ、ギャハハハっ!」ニヤニヤ


ブー、ブーブー

実況「さぁ、入場の時点の時点でもうこのブーイングなのですが……バイソンは気にする素振りも見せないっ! おぉ〜っと、それどころかニヤついた笑みを浮かべながらリングへと向かっていくっ!」

元「彼はね……普通にやったらいいもの持ってるんだと思うんだけどなぁ、僕は」

実況「普通に出来ないからこそのシャドルーなのですっ! さぁ、今挑戦者のバイソンがリングインだぁ〜っ!」

440名無しさん:2016/07/24(日) 22:18:46 ID:NqZ5PqrY
そういやここのプロレスラー達はみんなかつぜつ良いから助かるな
あと、ダラダラ書いてるってよりヤムチャが初期に比べるとだいぶ
印象薄いのが残念かな
漫画でもそうだけど、主人公とその仲間じゃなくて周りの他のキャラの
掘り下げた話しが長くなるとそう感じるようになるかもね

441名無しさん:2016/07/24(日) 22:27:02 ID:BexW/rdE
読み飛ばせばいいんだよ
実際のプロレスだって一挙手一投足をキッチリ見れるわけでは無いんだし
頭の2、3行だけ見て気になったら下まで見ればいい

442名無しさん:2016/07/24(日) 22:28:51 ID:TgR8wRd6
ダン「続きましては、チャンピオン……ベガ選手の入場ですっ!」


ブー ! ブーブー !

実況「さぁ、続きましてチャンピオンの入場ですっ! おぉ〜っと、ここでブーイングが一段と酷くなったかっ!?」

元「あ〜、本当だ」

実況「民に望まれないチャンピオンっ……! 民衆の指示を得ていないチャンピオンっ……!」


ベガ「……チッ」ムスッ


ブー ! ブーブー !

実況「ベガが今その姿を……んっ……? おぉ〜っと、おぉ〜っと、なんだなんだ、あの表情は……?」

元「……んっ?」


ベガ「崇高なる王者戦……私はメインイベントでやらせろと要求したはずだ……なのに、どうしてこの位置なのだ……話が伝わってないではないか……」ムスッ


ブー ! ブーブー !

実況「ベガはリングへと向かって行きますが……あ〜っと、どうしたのでしょうっ!? このブーイングが気に食わないのかっ!? 非常に不満そうな表情をしていますっ!」

元「いや〜、不満そう……って言ったって……ねぇ……!?」

実況「あ〜っと、因みに本日のベガ……凶器は持参しておりませんっ!」

443名無しさん:2016/07/24(日) 22:29:33 ID:NqZ5PqrY
まあ、あくまでも意見だから
1の物語作りを邪魔したくはない
参考ぐらいにしてくれ

444名無しさん:2016/07/24(日) 22:36:34 ID:TgR8wRd6
ベガ「……フンッ、これではやる気など出ないな」グイッ


ブー ! ブーブー !

実況「さぁ、そして今ベガがリングインしましたぁっ!」


ダン「王者に挑戦者……揃ったな……」

バイソン「うお〜っ! うおおぉ〜っ! 無敵の王者が目の前で見れるなんて感激だなぁっ! しかもしかも、戦って頂けるんだろオイッ……! いや〜、負けちゃうとは思うけど……うんっ! 頑張ろ〜っとっ!」

ベガ「もういい、もういい。バイソン、もういい……最近ダラダラしすぎだ……テンポアップしていかねばならん……無駄口叩かず、さっさと終わらせぞ……」ムスッ


ブー ! ブーブー !

実況「さぁさぁ、リング上で挑戦者のバイソンと王者のベガが相対しますっ! しかしながら、このブーイングですっ!」


ベガ「……レフェリー、お前もテンポアップだ。さっさとボディチェックを済ませろ。そして試合だ」ガバッ

ダン「お、おう……」ササッ


ブー ! ブーブー !

実況「さぁ、そしてベガはレフェリーに向かって軽く手を上げ……これはとっととボディチェックを済ませろと言った所でしょうか? まぁ、本日はバルログ戦とは違い凶器は持参していませんからね!」

445名無しさん:2016/07/24(日) 22:42:17 ID:TgR8wRd6
ダン「オーケー、オーケー……ベガもオーケー……バイソンもオーケー……」

ベガ「……ゴングだ。ゴングを鳴らせ、ゴング。テンポアーップ」ムスッ


ブー、ブーブー

実況「さぁ、ベガもチェックも済んだっ! 同じくバイソンのチェックも済んだっ! さぁ、そしてここでベガはゴングを鳴らせと要求しているっ! もう何と言えばいいのやら……手短に終わらせたいと言ったような気持ちがが……これ、もう態度に表れてませんかねぇ、元さんっ!?」

元「……出てるかもしれないねぇ」


ダン「よぉ〜し、それじゃあ、ゴングを鳴らせゴングをよぉ! 試合スタートだっ!」


カーン !


チャントヤレヨー ! チャンヤレヨー !

実況「さぁ、何はともあれ……今、戦いの鐘の根が場内へと響き渡ったぁっ! それでは第五試合、タイトルマッチっ! 挑戦者バイソン対王者ベガっ……! 今、試合開始ですっ! 本日の試合、どうなるのでしょうっ!」

446名無しさん:2016/07/24(日) 22:48:42 ID:TgR8wRd6
バイソン「よろしくお願いしますっ……! それじゃあ、いきましょうっ……!」ググッ


オー ? オーオー ?

実況「さぁ、先に動いたのはバイソンっ……! と言っても、バイソンは中腰へとなり、そして左腕を上げ……ゆ〜っくりとベガに向けてその腕を動かしていきますっ!」

元「……力比べかね? 珍しい」

実況「先ずはバイソンが力比べを誘っていくという形へとなりましたっ! なかなかバイソンらしからぬ、フェアなスタイルっ! これは、やはり相手がベガという事が影響してるのでしょうかっ!?」


ベガ「力比べか……よし……」ググッ


オー、オーオー

実況「おぉ〜っと、そしてここで同じようにベガも中腰へとなり……さぁ、右腕を上げていくっ! さぁ、そしてゆ〜っくりとバイソンの右腕へと近づけていきますっ!」

447名無しさん:2016/07/24(日) 22:53:43 ID:TgR8wRd6
ベガ「……なぁ〜んちゃってなっ! バカめっ!」ゴスッ

バイソン「……ぐえっ、痛ぇっ!」ヨロッ


オー ? オーオー ?

実況「そして今両者の手が……あっ! いやっ……! 違うっ……! 違うっ……! ここはベガがその上げた右腕で、バイソンの額へとナックルパートだっ! 拳を打ち込んでいくっ!」

元「……おっと、不意打ち」


ベガ「王者の私が下等な挑戦者の誘いなんぞに、乗るワケがないだろうっ……! バカめっ……!」ゴスッ

バイソン「……ぐっ!」ヨロッ

ベガ「とっととやられろぉっ! フンっ……! フンっ……!」ガスガス

バイソン「ぐっ、すいませんっ……! ううっ、すいませんっ……!」ヨロヨロ


オー、オーオー

実況「おぉ〜っと、そして連続してバイソンへと打ち込んでいくっ! やはりここはベガだっ! あっさり誘いに乗るような男ではなかったぁ!」

元「というより、こういうのはバイソン君がよく使う戦法なんだよ」

448名無しさん:2016/07/24(日) 22:58:50 ID:TgR8wRd6
バイソン「く、くあっ……くそっ……」ヨロヨロ

ベガ「これだけ打てば、動きも止まるな……よし……」クルッ


実況「おぉ〜っと、バイソンは額を抑えて動きが止まったっ! おっと、そしてベガはそんなバイソンの目の前でクルリと背を向けるっ!」


ベガ「……そこで待ってろ」スタスタ

バイソン「ううっ……あい、了解っす……」


実況「さぁ、そしてベガはゆっくりとロープへと向かっていくっ! おぉ〜っと、そしてロープ間際で背を向け、もたれ掛かるようにしながら、ここは反動つけていくっ!」

449名無しさん:2016/07/24(日) 23:09:28 ID:TgR8wRd6
ベガ「よぉ〜し、よしよし……」


バイソンー ! ウゴケー !

実況「さぁ、ロープの反動をつけたベガが再びバイソンへと向かっていくっ!」

元「動きが遅いし、カウンター狙えるよ!」

実況「走ると言うよりウォーキングと言ったような形だぁっ!」


ベガ「……そぉ〜れっ」ズガァ

バイソン「……ぐおっ」ヨロッ


ブー、ブーブー

実況「あ〜っと、しかしここはカウンターならずっ……! ベガの高く振り上げた足がバイソンの顔面へと命中ゥ! ここはロープの反動をつけたビッグブーツだっ!」

450名無しさん:2016/07/24(日) 23:15:25 ID:TgR8wRd6
バイソン「これがチャンピオンのパワーか……くそっ、手も足も出ねぇっ……!」ヨロヨロ

ベガ「……よし、終わらせよう。フンっ」ガシッ


ブー、ブーブー

実況「おっと、そしてここでベガはバイソンの股下へと自身の腕を差伸ばしていくっ! そして抱え上げるっ!」

元「ボディスラムだ」


ベガ「よっ……よっ……」ガシッ


オー ? オーオー ?

実況「あ〜っ、いやっ……! ここはベガっ……! ボディスラムの形でバイソンの身体を頭上まで抱え上げ……そして腕を胴回りを抱く形へと持ち替えていきますっ!」

元「……おいおいおいおい」

実況「これはツームストーン・パイルドライバーの体勢ですっ! ツームスト-ン・パイルドライバーっ! バイソンが真っ逆さまにベガに抱え上げられていますっ!」

元「おいおいおいおい。いきなりそんな大技いっちゃうの!?」

451名無しさん:2016/07/24(日) 23:23:58 ID:TgR8wRd6
バイソン「ううっ、ダメだ……もう抵抗する力も残ってねぇや……」

ベガ「……さて、それではこれで」


ザワ……ザワ……

実況「試合開始から三分も経たないうちに、ベガの大技っ! ツームストーン・パイルドライバーっ!」

元「いやいや、まだ抵抗出来るでしょ!?」

実況「やはりこれは……やはりこれはっ……!? 三度繰り返される暴挙かっ!?」


ベガ「終わりだっ……! フンっ……! 死ねええぇぇっ……!」

バイソン「……うぐあああぁぁっ!」ズドーンッ


ザワ……ザワ……

実況「あぁ〜っとっ! そしてベガが叩きつけたあぁっ! バイソンを脳天からマットへと叩きつけていったぁ! ツームストーン・パイルドライバーですっ! ツームストーン・パイルドライバーですっ!」


バイソン「あ、ああっ……」バターンッ

ベガ「さぁて、試合終了だな。次回こそはメインイベントだ……レフェリー、フォールだ……カウントを取れ……」ガバッ


ザワ……ザワ……

実況「さぁ、脳天からマットへと叩きつけられ……そしてバイソンは背中かからマットへと倒れますっ! あ〜っと、そしここでベガがその体に覆い被さるっ! フォールに入った、フォールに入ったぁ!」

元「いい加減にしろよ、おいっ!」

452名無しさん:2016/07/24(日) 23:29:23 ID:TgR8wRd6
ベガ「……」

バイソン「……」

ザワ……ザワ……

ベガ「……おい?」

バイソン「……」

アー ? アーアー ?

ベガ「おいっ……!」

バイソン「……」

オー ? オーオー ?

ベガ「フォールしてるんだ……おい……カウントを取れ……」

バイソン「……」


実況「さぁ、今回の試合は……んっ……? んっ……?」

元「……んっ?」


ベガ「おぉいっ! お前に言ってるんだっ! 聞こえてるのかっ!? 私はカウントを取れと言っているのだっ!」

ダン「……」

453名無しさん:2016/07/24(日) 23:37:36 ID:TgR8wRd6
今日はここまで

本当、皆のキツい意見はね。「批判」じゃなくて「お前のココ、ガードが空いてるぞー(ウリウリ)」って感じで捉えてるから大丈夫だよ
だからそこに関してのフォローとかは大丈夫だから。気にしなくても大丈夫

前回の部分は本当に自分でももっと丁寧に出来たはずとは思ってるし
そういう所ちゃんと書けてない本スレが試合オンリーになっちゃいそうだから、それでも挑戦したかったんですよ

取捨選択間違えずに頑張っていきたいと思います

454名無しさん:2016/07/24(日) 23:40:30 ID:NqZ5PqrY
乙です
1が番外編とかで書きたいならどんどん書いてもらって良いし
それに対して意見や感想は言うけど、別に1がやりたいようにやればよいから
やめろとは言わんよ

455名無しさん:2016/07/24(日) 23:41:27 ID:1IFreXok
乙です

456名無しさん:2016/07/25(月) 00:04:30 ID:qTT5Q.wM
乙です
自分は試合描写こそが醍醐味だと思ってるけどなぁ。人それぞれなんだね
第3試合はミカララの新鮮さもあって没入して読めた

457名無しさん:2016/07/25(月) 00:47:04 ID:SYRJMCbQ
俺はヤムチャの成長とそれを取り巻く人間模様がそもそものメインテーマだと思ってるから試合は全体の4割ぐらいで十分だと思う。

458名無しさん:2016/07/25(月) 01:22:49 ID:MyHjH/ac
今までなんの不満も無く見てたのにヤムチャとさくらのイチャイチャ見てたらそっちが待ち遠しくて仕方なくなった。
1が俺を変えてしまった…

459名無しさん:2016/07/25(月) 01:25:29 ID:XfFfjC2w
乙!
ベガ様の試合好きだわ

460名無しさん:2016/07/25(月) 04:53:28 ID:ISHP.KoY
乙っした
過去二回は一応盛り上がりを見せていたが
今回はどう持って来るか

461名無しさん:2016/07/25(月) 10:40:04 ID:yzf5pWzo
これだけ試合が書かれて、常に目新しい展開があるのは素晴らしいことだと思うよ
この第五試合も、ダンさんが敢えてカウント取らないのは初めてだし、面白い
リュウの乱入?も含めて楽しみだ

462名無しさん:2016/07/25(月) 13:25:36 ID:wVJUfKmQ
ダンの挑発伝説くるかな?

463名無しさん:2016/07/25(月) 14:34:51 ID:Fl41SBAI
完全体に完全体になりさえすれば

アニメのドラゴンボールかドラゴンボール改か
のようなものかね
媒体の違いで表現も変わるし
盛りだくさんの当時のアニメは好きだけどね
再放送はほぼ毎日だったし
終わるまで約十年はかかったけど

464名無しさん:2016/07/25(月) 15:21:23 ID:1.uX4TJo
ここまで各キャラを魅力的に掘り下げれる>>1の手腕はホント素晴らしい。
であるからこそ、オフパートへの期待が高まってきて試合パートがより冗長に感じてしまってるのかもな。
まぁ、実際最初の頃より試合パートが長く(と言うか、盛り沢山に)なってきてるのも事実だけど。
俺は読みたい試合は腰を据えて読んで、それ以外の試合は流し読みってスタンスで読んでる。

465名無しさん:2016/07/25(月) 20:42:19 ID:iQGovr9M
小説とかの試合や戦闘パートとかって、実際の映像には勝てないからなぁ
長々とプロレスをやってるよりも話の展開とかを優先して、見せ場の部分を抽出して書いてくれた方が俺は好きだな
プロレスを見たければ、実際のプロレスを見た方が迫力とかあるだろうしさ

466名無しさん:2016/07/25(月) 21:41:40 ID:Rys2tmJY
実際のプロレスは痛々しくて見てられないっていうのと、ストーリーを追えるほどがっつり見られないってのもある
文字には文字の良さもあるし、作者の描写は上手いから私は飽きないけどね

まあ、書くペースもそうだけど、作者の好きに書いてくれるのが一番
たまに拾ってくれるのは嬉しいけどね、技名とか服の色とかフィニッシュの方法とか

467名無しさん:2016/07/25(月) 22:01:02 ID:TPRBwxug
オー ? オーオー ?

実況「これはこれは……どういった事でしょう? どういった事でしょうっ!? ベガはフォールの体勢に入っているっ! だがしかし、レフェリーはカウントを取りませんっ! その場で仁王立ちだっ!」

元「なんだぁ?」


ベガ「おいっ……! 何をしているっ……!? 早くカウントをして、試合を終わらせろと言っておるのだっ……! 聞こえているのかっ!?」

ダン「……」


オー ? オーオー ?

実況「ベガはレフェリーに向かって、これはカウントを要請していますが………動かないっ……! レフェリーは一切、動く素振りを見せませんっ!」

元「おうおうおう、なんだなんだなんだっ……!」


ベガ「ええぃっ……! どうやら人の話を聞いてはいないようだなっ……! この大馬鹿者がっ……!」ムクッ

ダン「……」


実況「さぁ、一向に取られないカウントっ……! あ〜っと、そしてここはベガっ……! フォールを解除し、立ち上がりますっ!」

元「まぁ、そうだね。レフェリーが取ってくれないんだったら……ねぇ……?」

468名無しさん:2016/07/25(月) 22:07:58 ID:TPRBwxug
ベガ「なぁにをしているっ……! 貴様どういうつもりだっ……!?」ドンッ

ダン「……うおっ」ヨロッ


オー ? オーオー ?

実況「さぁ、立ち上がったベガは……おっと、レフェリーに詰め寄りその肩を押していくっ! フォールを取らないレフェリーに対してここは抗議といった形でしょうかっ!?」

元「う〜ん、まぁそうだろうね」


ベガ「なんのつもりだ、あぁっ……!? 貴様、自分の仕事という物を理解しておらんのか、あぁっ……!?」ドンッ

ダン「……うおっ」ヨロッ

ベガ「なんだなんだ、おいっ……! なんとか言ってみろ、おぉいっ……!」

ダン「……うおっ」ヨロッ


オー ? オーオー ?

実況「さぁ、ベガは何度もレフェリーの肩を突き飛ばしながら、これは乱暴な抗議……と言った感じですねぇ?」

元「うん、そうだね」

実況「行ってはおりますが……しかし、レフェリーは反応を見せないっ! なんの反応も見せませんっ! これは、レフェリーのダン氏……いったい何を考えているのでしょうっ!?」

469名無しさん:2016/07/25(月) 22:14:11 ID:TPRBwxug
バイソン「んあっ……? なんだなんだおい……何がどうなってるんだよ……?」ムクッ


実況「さぁリング上、そして場内っ……! 少しばかり混乱してきましたっ……! あ〜っと、そして……!? ここでバイソンもこの騒動に気づいたかっ!? 今上体を起こし、そしてベガとレフェリーの方を見ますっ!」

元「なんだよ、ホラっ! やぁ〜っぱり、平気じゃないかっ!?」

実況「あっ……! そう言えばそうですねっ!?」


ベガ「黙っていてはわからんぞっ……! おい、貴様なんのつもりだっ!?」

ダン「……ベガ」ビシッ

ベガ「……むっ?」


オー ? オーオー ?

実況「あ〜っと、ここでようやくレフェリーが動きましたよ!? レフェリーは何やらベガに指を指しますっ!」

元「んっ?」


バイソン「なんだなんだ……何がどうなってやがるんだ、おい……」

ダン「……バイソン」

バイソン「……んっ?」


オー ? オーオー ?

実況「さぁ、そしてレフェリーは上体を起こしたバイソンにも……逆の手で指を指していくっ!」

元「んんっ……!?」

470名無しさん:2016/07/25(月) 22:20:14 ID:TPRBwxug
ダン「戦えええぇぇぇっ!」ビシッ

ベガ「……ああっ!?」


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っと、そしてここでレフェリーは互いに指を指した腕をクロスさせ、相手に向けるっ! ベガに指した指はバイソンにっ! そして、バイソンに指した指はベガに向けますっ!」

元「おぉっ!?」

実況「これはなんでしょうっ……!? 試合続行と言った所ですかねぇっ!?」


ダン「こぉ〜んな試合っ……! レフェリーとしちゃあ、認めるワケにはいかねぇなぁ、おいっ! ほれバイソン、スタンダーップ、スタンダーップっ! 立ち上がってもらおうか、おめぇまだまだ出来るよなぁ!?」クイクイ

バイソン「コイツ……なぁ〜に、言ってやがるっ……!」ムクッ


オー ! オーオー !

実況「あ〜っと、これはこれは……どうやら、試合続行ですっ! 試合続行のようですっ! レフェリーは腕を仰ぎ、バイソンに向かって立ち上がれてと指示していますっ! バイソンも不承な表情をしながらも立ち上がってきますっ! 試合続行だ、試合続行だっ……! レフェリーの手によって試合は続けられますっ……!」

元「いや、でもさ……!? でもさぁ……!?」

471名無しさん:2016/07/25(月) 22:24:30 ID:TPRBwxug
ワー ! ワーワー !

ベガ「戦えだと……? ふざけるな。貴様、崇高な王者に向かって指図するなど……寝ぼけるのも大概にするんだな……」


実況「試合続行、試合を続行っ……! レフェリーはこんな試合っ……! 繰り返されるインチキ試合など認めませんっ! さぁ、レフェリーの手によって試合は続行されていくっ! シャドルーに反旗を翻す者はここにもいたぁ! 繰り返される暴挙にレフェリーが反旗を翻したぁ!」

元「いやいや、待ってよ待ってよっ……! いくらレフェリーがこういう風に言ったって、ベガ君とバイソン君はさぁ……? 従うのかね、コレっ!?」


ダン「試合をしたくねぇってか……!? だったら試合放棄って事でいいなっ!? 試合放棄はお前の負けだっ……! ベルトはバイソンに移動って事になるなっ……!?」

ベガ「……あぁっ!?」

ダン「ほれ、攻めろ攻めろっ……! 戦え戦えっ……! 従わねぇなら試合放棄とみなすっ!」


ワー ! ワーワー !

実況「あ〜っと、確かにっ……! 確かにいくらレフェリーが試合を続行させようとしても、リング上にいるベガとバイソンは……サガット、バルログ戦と続いたインチキ試合を行おうとしていますもんねっ!?」

元「そうそうそうそうっ!」

472名無しさん:2016/07/25(月) 22:30:14 ID:TPRBwxug
ダン「反則カウントと同じ5カウントだっ! やらなきゃ戦闘の意志なしとみなして、おめぇの試合放棄とするっ! ほれ、いけっ……! 1……2……」

ベガ「試合放棄だとっ……!? 王者転落だとっ……!?」

ダン「3……4……!」

ベガ「おいっ、待てっ……! 待て貴様っ……! 勝手に話を進めるなっ……!」


オー ? オーオー ?

実況「あっと、そしてここでレフェリーが、リング上のベガに向かって何やらカウントを取っているっ! これは反則カウントでしょうかっ!?」

元「んっ……? なんだなんだっ!?」


ベガ「くっ、くそっ……! それだけは避けねばならんっ……! ええいっ……!」ガスッ

バイソン「うげっ……! 痛ぇっ……!」ヨロッ

ダン「……おぉ〜っと、ギリギリセーフって所だなっ!?」


オー ! オーオー !

実況「あ〜っとっ! ここでベガが手を出しましたよっ!? バイソンの額へと向かってナックルパートっ! 拳を打ち込んでいきますっ!」

元「おぉ〜っと、本当だっ!?」

473名無しさん:2016/07/25(月) 22:34:27 ID:TPRBwxug
オー ! オーオー !

ダン「ボケっとしてんじゃねぇよっ! なぁ〜に、やってんだオイっ! 続けろ続けろォ!」

ベガ「貴様、あまり図に乗ると痛い目に……」ギロリ

ダン「おっ、なんだっ!? 戦闘の意志無しかっ……!? 1……2……3……」

ベガ「んああっ……! おい待てっ……! そうではないっ……! そうではないっ……!」


実況「おぉ〜っと、そしてここで再びレフェリーがベガに向かってカウントを取るっ!」


ベガ「くそおおぉぉっ……! これで満足かっ!? ええいっ!」ズガァ

バイソン「……うげえぇっ!」ヨロッ


オー ! オーオー !

実況「おっと、そしてベガが再び打ち込んでいきますっ! これはこれは……!? レフェリーのダン氏が、ベガに試合続行を強要しているように見えますっ!」

元「あ〜っ、レフェリーがこう言ってるんだったら、従うしかないもんねっ!? 最悪、試合放棄とかとみなされちゃうっ!」

474名無しさん:2016/07/25(月) 22:39:51 ID:TPRBwxug
ダン「満足するわけねぇだろがっ……! オラ、いけっ……! いけっ……! いかなきゃ反則負けだっ……! ゴーゴーゴーゴーっ!」ブンブンッ


オー ! イイゾー ! レフェリー !

実況「さぁさぁ、レフェリーは大きく大きく腕を仰ぎ、ベガに試合を強要していますっ!」

元「おうおうっ! いいよいいよ」


ベガ「くそっ、くそっ……! フンッ……! フンッ……!」ガスガス

バイソン「ぐっ、ぐっ……ベガ様……ちょっと待って下さいよっ……!」ヨロヨロ

ダン「なぁに、やってんだバイソンっ……! てめぇもいいようにやられてんじゃねぇよっ! オラ、攻めろっ……! 戦え戦えっ……!」ブンブンッ


ワー ! ワーワー !

実況「さぁさぁ、レフェリーに逆らえば試合放棄と見なされ、それは敗北っ……! つまりベルトの返上になってしまう可能性もあり得るこの状況っ……! コレには流石のベガも従わざるを得ませんっ! ベガはバイソンに向かって打ち込んでいくっ!」

元「防衛記録がここで終わっちゃうってのはベガ君にとってはマズい事でしょう。記録伸ばす為に、対戦相手をサガット君、バルログ君、そして今回のバイソン君とシャドルー内から選出してきたんだから」

実況「おぉ〜っと、そしてここでレフェリーのダン氏っ……! 今度はバイソンへと攻めろと腕を仰いでいくっ!」

475名無しさん:2016/07/25(月) 22:45:14 ID:TPRBwxug
バイソン「ぐっ……! ふざけんじゃねぇ、オイっ……! ベガ様相手にそんな真似出来るワケねぇだろっ……!」

ダン「戦わねぇなら反則負けだっ……! 1……2……」

バイソン「んああっ……!? そんなルール聞いた事ねぇぞっ……!?」

ダン「3……4……」

バイソン「待て待て待て待てっ……! 反則負けは困るっ……! 反則負けは困るってのっ……! くっそぉ、でやぁっ……!」ガスッ

ベガ「……うぐっ!」ヨロッ


ワー ! ワーワー !

実況「そしてこれにはバイソンも従わざるを得ないっ……! さぁ、ここでバイソンもいったぁ! ベガの顔面へとフックのような形で拳を打ち込んでいったかっ!?」

元「お〜、ベガ君相手にバイソン君がいったぁ!」

実況「おぉ〜っと、いいのが決まったかっ……!? ベガの動きが止まったぁ!」

476名無しさん:2016/07/25(月) 22:51:46 ID:.F2Mx4Ow
ベガ「……バイソン、貴様っ!」ギロリ

バイソン「あっ、いやっ……! 違うっ……! 違うんすよ、ベガ様っ……! あの、これは……」アセアセ


オー ! バイソン、イイゾー !

実況「あっ……!? おぉ〜っと、ここでベガがっ……!? 顔を上げ、鋭い視線でバイソンを睨んでいく、睨んでいくっ! そして、バイソンはそんなベガの様子に少しばかり慌てているかっ!?」

元「慌てる必要はないんだよ。だってこれは試合なんだからっ!」

実況「そうですっ! これは試合なのですっ! 同じシャドルーだと言えども……バイソンがベガに攻撃を加えるのは当然の事ォ!」


バイソン、モットイケー ! ヤレヤレー !

バイソン「う、うるせぇっ……! てめぇらこの俺に指図してるんじゃねぇよっ! あのベガ様……なんて言えばいいか……これは……」

ベガ「……この大馬鹿者がああぁぁっ!」バッチーンッ

バイソン「……ぐえっ!」ヨロッ


オー、オーオー

実況「そしてベガがバイソンに攻撃を加えるのも当然の事っ! おぉ〜っと、ここでベガは強烈な張り手をバイソンの頬に加えていきますっ!」

元「……カチンときたかな?」

実況「少しは試合らしくなってきたのではないでしょうかっ!? バイソンよ、遠慮する事はないんだっ! やってしまえっ!」

477名無しさん:2016/07/25(月) 22:55:30 ID:.F2Mx4Ow
ベガ「この私に手を出すだなんて……ああっ……!?」ガシッ

バイソン「うおっ……! 違うんすよ、ベガ様っ……! だって、手を出さなきゃ反則負けだってアイツが言うからっ……!」


オー ! オーオー !

実況「ここでベガはバイソンの頭部を掴み、脇下に抱えるようにして組んでいくっ!」


ベガ「お前は反則負けで構わないだろうがっ……! ああっ……!?」ドスッ

バイソン「ゴ、ゴフっ……! あっ、そうか……」

ベガ「……何を乗せられているっ!? 馬鹿者ォォ!」ドスッ

バイソン「ゴ、ゴフっ……! す、すいませんっ……! つい、癖っつーか……」


オー ! オーオー !

実況「そしてベガは腹部に膝ァっ! 膝蹴りを連続して打ち込んでいきますっ!」


ベガ「流石に私もカチンと来たぞっ……!? 少しばかり、お仕置きしてやらんといかんなぁ……!? うるぁっ!」ゴスッ

バイソン「ぐ、ぐえっ……!」

ダン「おいおい、どうしたどうしたバイソンっ……! 攻めろ攻めろっ……!」


オー ! オーオー !

実況「更には上からエルボースタンプっ! 首筋に肘を落としていきますっ! さぁ、これは……? バイソンの一撃によってベガもやる気になってきたと言った所かっ!?」

元「う〜ん、そうだね。いい感じに決まったからねぇ。これでベガ君がやる気になってきたら、それはそれでありがたい話なんだけど……」

478名無しさん:2016/07/25(月) 22:59:37 ID:.F2Mx4Ow
バイソン「ベガ様っ……! ベガ様っ……! 悪かったです、勘弁して下さいっ……!」

ベガ「フンッ。どうせあの馬鹿なレフェリーを納得させねば、この王者戦は終わらんっ……! だったら、少しばかりお前を痛めつけてさせて貰うぞっ!?」ガシッ


オー、オーオー

実況「さぁ、そしてベガは身体をクルっと反転させつつ……ここはバイソンの首筋に腕を回し、後ろから捉えていきますっ!」


ベガ「……ほぉ〜ら、こっちだっ! バイソン、モタモタするなっ!」ズガスガ

バイソン「ううっ、ううっ……すいませんっ……! マジ、すいませんっ……!」


オー ? オーオー ?

実況「そしてベガはバイソンの身体を押しやり……おぉ〜っと、コーナー付近へとその身体を運んでいきますっ!」

元「バイソン君ももっといこうよっ! ねぇっ!?」

479名無しさん:2016/07/25(月) 23:04:17 ID:.F2Mx4Ow
ベガ「こぉのぉぉっ……!」ブンッ

バイソン「お、おおっ……うげぇっ……!」ズガァ


オー、オーオー

実況「そしてベガは、バイソンの顔面をコーナーマットへと打ち付けていくっ! 打ち付けていくっ!」


ベガ「……フンッ!」ブンッ

バイソン「ぐ、ぐえっ……! ベガ様、本気……じゃありませんよねっ……!?」ズガァ

ベガ「……知るかぁ、馬鹿者ォォ!」ブンッ

バイソン「ぐ、ぐええぇぇっ……!」ズガァ


オー、オーオー

実況「おぉ〜っと、ここは一度では終わらないっ……! ここは二度、三度とバイソンの顔面をコーナーマットへと打ち付けていきますっ! さぁ、ベガがいくっ! ベガが攻めていくっ!」

元「コレ、さっきのバイソンの一撃……ベガ君、本気で怒っちゃったんじゃないの?」

実況「そうですねぇ、可能性はありますよね!? なぁ、なにはともあれ……コレ、試合らしくなってきたのではないでしょうかっ!?」

480名無しさん:2016/07/25(月) 23:06:47 ID:JNnlHygw
これくらいのテンポだと気持ちがいいね
今までのベガ戦の描写もあってスカッとする

481名無しさん:2016/07/25(月) 23:10:06 ID:.F2Mx4Ow
バイソン「ベガ様っ……! ベガ様、すいませんっ……! 勘弁して下さいっ……!」

ベガ「二度と私にふざけた真似するな。次はこんなものでは済まんぞ……まぁ、これくらいでいいだろう……フンッ!」ガシッ


オー、オーオー

実況「あっと、そしてここで……ベガは今度は腰回りを掴み、そしてバイソンの脇下に自身の頭部を押し込んでいくっ!」

元「おっと、これは……」


ベガ「それでは、バイソン……いくぞっ! うおおぉぉっ……!」ググッ

バイソン「うおっ……おおっ……!」


オー、オーオー

実況「そして背後からバイソンの身体を抱え上げていくっ! ベガが抱え上げていくっ!」

元「バックドロップですね」

482名無しさん:2016/07/25(月) 23:14:24 ID:.F2Mx4Ow
ベガ「さぁ、これで終わりだっ……! 眠るがいい、バイソンっ……!」

バイソン「う、うげええぇっ……!」ズドーンッ


オー、オーオー

実況「ここはバックドロップですっ! さぁ、ベガがバイソンの身体を後方へと叩きつけていくっ! バックドロップですっ!」


ベガ「少しやりすぎたかもしらんが……バイソンは馬鹿だからな……これくらいで丁度いい……」

バイソン「う、ううっ……すいません……」

ベガ「まっ、これでレフェリーも満足しただろ……おい、フォールだっ! これでいいだろ!? カウントを取れっ!」


オー ? オーオー ?

実況「あっと、そしてここで……!? ベガがバイソンの身体の上に覆い被さりましたっ!」

元「あ〜っと、フォールにいったかっ!?」

483名無しさん:2016/07/25(月) 23:19:12 ID:.F2Mx4Ow
ベガ「……」

バイソン「……」

オー ! オーオー !

ベガ「……おい」

ダン「……」


ワー、ワーワー

実況「あ〜っと、しかしっ……!? レフェリーは動かないっ! レフェリーは動きませんよ、元さんっ!?」

元「うんうんっ! 僕はバイソン君もまだまだ動けると思うからねっ!? わざわざカウント取る必要もないんじゃないかなぁ!?」


イイゾー ! レフェリー !

ベガ「フォールをしているんだ……カウントを取れ……」

ダン「……嫌だね」

ベガ「……貴様」ギロリ


ワー ! ワーワー !

実況「こぉ〜んなもので試合が終わられては困りますっ! さぁ、レフェリーが動かない……と言う事はベガも勝利する事は出来ないっ! 恨めしそうにレフェリーを睨むベガっ! しかし、いくら睨んでもレフェリーは微動だにしませんっ!」

484名無しさん:2016/07/25(月) 23:19:59 ID:.F2Mx4Ow
今日はここまで

485名無しさん:2016/07/25(月) 23:23:04 ID:o5HUkpvE
乙です
防衛記録更新は大変だなー(棒

486名無しさん:2016/07/25(月) 23:23:59 ID:NiubpbX.
おつー
いやーベガ様大変ですなぁw

487名無しさん:2016/07/25(月) 23:50:56 ID:cY5qGT6.

あのミカの後だからベガさんが小物に見えてきたわ

488名無しさん:2016/07/26(火) 00:17:54 ID:wmhtWpp.
乙っした
バイソンさんのラッキーパンチがベガ様の顎先にクリーンヒット!
とか無いかねぇ
まさかの王座交代劇

489名無しさん:2016/07/26(火) 04:33:40 ID:KKYYcRZ.
乙!
バイソンさんかわいそw

490名無しさん:2016/07/26(火) 05:57:21 ID:PWgR653o
これはしかし、プロレスならではだなあ
ダンさん自分の身もちゃんと守ってくれよ

491名無しさん:2016/07/26(火) 07:08:31 ID:uHxUC4T.


ダンさん、頑張れー
第四試合とあわせて消耗したシャドルーはメインに乱入出来ない、となると…
今からヤムチャがベルトを巻くのを期待してしまうw

492名無しさん:2016/07/26(火) 22:02:14 ID:2Uzqs7OU
ベガ「何故だっ!? 何故、こいつはカウントを取らんっ!」バンッ


ワー ! ワーワー !

実況「さぁっ! どんどんとベガの怒りのボルテージが上がっていくかっ!? ここでベガは両手で強くマットを叩きつけるっ! 怒りを露にしているっ!」

元「ベルト防衛ってのはねぇ、簡単な事じゃないんだよっ!」


ベガ「くそっ……! くそっ、くそっ……!」ムクッ

ダン「おらおら、トロトロしてんじゃねぇっ! もっと攻めろもっと攻めろっ……! 今日のインチキ試合なんてさせねぇぞっ! この俺様の権限にかけてなっ!」ブンブンッ


イイゾー ! レフェリー !

実況「さぁ、レフェリーがカウントを取らないのならば、フォールをしていても無意味ですっ! ベガは立ち上がり、レフェリーを恨めしそうに見るっ……! しかし、レフェリーは腕を仰ぎベガに試合を続けろと言い続けているゥ!」

元「流石に三度目はないよ、三度目はっ……! 三度目は許されないよっ! そりゃ、こうなるよっ!」

493名無しさん:2016/07/26(火) 22:09:41 ID:2Uzqs7OU
バイソン「うあぁっ……! こりゃ、どうすればいいんすかねぇ、ベガ様……? マジで俺達、試合をするしかないんじゃ……」ムクッ


実況「さぁ、ここでバイソンが上体を起こし、不安気な表情でベガを見つめますっ! これはシャドルーの目論見っ……! 外れたと言ってもいいんではないでしょうか、元さんっ!?」

元「もう、観念して試合をしようよ。ベガ君対バイソン君……これは正々堂々試合しても、十二分にベルト防衛の可能性はありますよっ!」

実況「まだまだ、こんなにあっさり立ち上がれるのでは……と〜てもじゃないが試合とは呼べないっ! さぁ、試合続行だっ!」


ベガ「いや、待て……バイソン……たった今、名案を思い付いた……」クルッ

バイソン「……んあっ?」

ベガ「よし、いいだろう。ではもう少しだけサービスで崇高なる王者の試合を見せてやるとしよう……バイソン、付き合ってもらうぞ。立て……」ググッ

ダン「よぉ〜し、それでいいっ……! 試合をしろ、試合をしろっ! 戦え戦えっ!」


実況「ベガっ……! やるならとことんやってもらおうではないかっ……!?」

元「バイソン君もね!」

実況「さぁ、ここでベガは視線をレフェリーからバイソンへと移し、そして近づきっ……! おぉ〜っと、その身体を引き起こしていきますっ!」

494名無しさん:2016/07/26(火) 22:15:20 ID:2Uzqs7OU
ベガ「ほらほら、こっちだこっち……リング中央だ……来いっ……!」ズガズガ

バイソン「う、うおおっ……! あのっ……俺はどうすればいいんですかねぇ……?」ヨロヨロ


実況「さぁ、ベガはバイソンの首筋に腕を回し……おぉ〜っと、再びリング中央へと押しやっていきますっ! さぁ、コーナー付近から再びリング中央に戻ったっ!」


ベガ「どうすればいい……? 簡単だよ、お前はただ黙って私の攻撃受けてればいいんだよ。フンッ……!」バッチーンッ

バイソン「……うぐえぇっ!」ヨロッ


オー ! オーオー !

実況「そしてベガは身体を捻りつつ……おぉ〜っと、バイソンの胸元へと逆水平チョーップっ! 打ち込んでいったぁ!」

元「いけいけぇっ!」


ベガ「そぉ〜らっ……! もう一発っ……! フンッ……!」バッチーンッ

バイソン「ぐええぇっ……! ちょっとは加減して下さいよっ……!」ヨロッ


バイソンモイケー ! ヤレー !

実況「おぉ〜っと、ベガは連続していくっ! ここで続けてもう一撃打ち込んでいくっ! 逆水平チョーップっ!」

元「う〜ん……バイソン君にもいってもらいたい所だけどねぇ!?」

495名無しさん:2016/07/26(火) 22:21:29 ID:2Uzqs7OU
ベガ「加減を知らんのはお互い様だろうっ……! フンッ……!」バッチーンッ

バイソン「ぐえっ……! ちくしょうっ……!」ヨロッ


バイソンー ! バイソンー !

実況「さぁ、ベガの逆水平チョップの連打連打でバイソンはロープ際まで押し込まれたっ! バイソンにも、もう少し見せて貰いたいっ……!」

元「そうですよっ!」


ベガ「さぁ、次はロープだっ……! 行ってこい、フンッ……!」ブンッ

バイソン「う、うおっ……!」ダダッ


オー ? オーオー ?

実況「しかしながら、とりあえずは試合が成立しているこの状況っ……! これはこれで良いのかっ!? さぁ、ベガはバイソンの腕を掴み、ロープに押し付け、その反動を利用して逆側へと降り投げていったぁ!」

元「おおっ」


ベガ「……さぁさぁ、私も即座に行かせてもらうぞっ!」ダダッ


オー、オーオー

実況「おっと、そしてここでベガは間を開けずに行くっ! バイソンの身体をロープへと降り投げ、自らも向かっていくっ!」

496名無しさん:2016/07/26(火) 22:27:32 ID:dcCGEmJI
>>492
プンプンにみえた

497名無しさん:2016/07/26(火) 22:28:41 ID:2Uzqs7OU
バイソン「……う、うおっ」ググッ

ベガ「……それではいかせてもらうぞ、バイソンっ!」ダダッ


実況「さぁ、今バイソンがロープの反動を受けますっ! しかしそこにベガが突っ込んできているっ! もう既に突っ込で来ているっ!」


ベガ「……そぉ〜ら、みぞおちだっ!」ドスッ

バイソン「……ガッ」グルンッ


実況「身体を反転させロープの反動を受けた直後ォ! ベガはバイソンの腹部っ……! みぞおち目掛けて膝を突き刺していくっ!」

元「キチンシンクだね」


バイソン「く、くそっ……! こんなの聞いてねぇよっ……! 今日はあっさり終わるんじゃなかったのかよ……!」ビターンッ


オー ! オーオー !

実況「キチンシンクですっ! キチンシンクゥ! おぉ〜っと、これはカウンター気味の強烈な一撃が決まったかっ!? おぉ〜っと、バイソンの身体はそのまま前方一回転して……お〜っ! 尻餅つくように倒れたぁ!」

元「おぉ〜っと、強烈なのがいったね」

498名無しさん:2016/07/26(火) 22:34:58 ID:2Uzqs7OU
バイソン「ガッ……ゴ、ゴホッ……」

ベガ「……そぉ〜らっ!」ササッ


オー ? オーオー ?

実況「おぉ〜っと、ベガは続けていくっ! 続けていくっ! 尻餅つきながら腹部を押さえているバイソンの背後から素早く腰を屈めながら忍び寄っていくっ!」

元「だからねぇ。普通に試合をすれば、ベガ君は出来る人なんだよ」


ベガ「そらっ……! そらっ……!」ガシッ

バイソン「んっ……? あ〜っ! 痛でででででっ……!」


オー ? オーオー ?

実況「おっと、そしてベガは自身の右腕をL字に曲げつつ、その腕の間にバイソンの左腕を通し……左手でその手首を固定して、おぉ〜っと、腕をとったっ!」

元「おっと、ダブルリストロックだね」


ベガ「そぉ〜ら、マットに……這いずってろっ……!」ググッ

バイソン「あだだだだっ……! あだだだだっ……!」ベタッ


オー、オーオー

実況「さぁ、ここはベガっ……! バイソンの腕を極めていきますっ! おぉ〜っと、更にはベガはバイソンの身体を持ち上げれるように少し、起こし……前へと体重をかけてバイソンの身体をマットへと押し倒していくっ! 更にグラウンドへと持ち込んだっ!」

元「うん、グラウンドに持ち込んだね」

実況「あれ……? ちょ〜っと、待って下さいよ元さんっ!?」

元「んっ、どうしました?」

499名無しさん:2016/07/26(火) 22:45:06 ID:2Uzqs7OU
バイソン「あだだだだっ……! 痛い痛い痛いっ……!」モガモガ

ベガ「フンッ、痛いんだったらギブアップしても構わんぞ……? 貴様はよく頑張った……」ギリギリ


実況「これ、バイソン……ギブアップしてしまうんではないでしょうかっ!?」

元「……あっ、そっかっ!?」


バイソン「あっ、そうだっ……! よしよしよしっ……! ギブアップだ、ギブアップっ……! レフェリー、俺の負けだっ……! 俺の負けぇっ!」バンバン

ベガ「……スリーカウントに拘らなくてもいいんだよ。これで終わりだ。フフフ」ギリギリ


アー、アーアー

実況「ベガがフォールにいってもレフェリーはカウントを取りませんでしたっ! しかしフォールではなく、サブミッションであればどうでしょうっ!? あ〜、ほらほらっ……! バイソンがマットを叩いていますっ!」

元「あ〜っ、くっそぉ。やっぱりしてやられちゃった……」

500名無しさん:2016/07/26(火) 22:45:49 ID:e/rLJ2zM
ワロタww

501名無しさん:2016/07/26(火) 22:53:19 ID:2Uzqs7OU
ダン「……サイキョー流キーックっ! アチョーっ!」ゲシッ

ベガ「んっ……? うがっ……!」ゴロンッ


オー !? オーオー !?

実況「あぁ〜っとっ! いや、待って下さい待って下さい待って下さいっ! なんとここでレフェリーが蹴り飛ばしますっ! ベガの側頭部へと前蹴りを打ち込んでいきますっ!」

元「……おおっ!?」

実況「さぁ、これによってベガの身体が横へと転がったぁっ! おぉ〜っと、そして極めていた腕へのロックも外れますっ! 外れますっ!」


ダン「安心してくれっ! 試合は続行だっ!」


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っと、そしてここでレフェリーが頭上で腕をクロスさせ……おぉ〜っと、これは依然試合続行といったサインでしょうねぇっ!?」

元「サインでしょうねぇっ! 多分、今のベガ君のダブルリストロックは反則技だったんだろうね」

実況「バイソンがマットを叩いていたように見えたのも恐らく気のせいでしょうっ! 試合は続行ですっ! 試合は続行っ! レフェリーの手によってなんとか続けられていきますっ!」

502名無しさん:2016/07/26(火) 22:55:52 ID:jkpruE2w
なんだこの試合w すごく面白いwww

503名無しさん:2016/07/26(火) 22:56:32 ID:blYrEfDE
これはwwwwwwww

504名無しさん:2016/07/26(火) 22:58:50 ID:e/rLJ2zM
おいwwwwwwwwwww

505名無しさん:2016/07/26(火) 22:59:09 ID:2Uzqs7OU
ベガ「……いい加減にしろおおぉぉっ!」バンッ


オー ? オーオー ?

実況「あ〜っと、しかしっ……!? ここでベガが怒りを露にした様子で……あ〜っとあっと、強くマットを両手で叩くっ!」

元「あ、あらっ……!?」


ベガ「おいっ、お前っ……! 今、私に蹴りを入れてくれたなっ……!」ムクッ

ダン「……」

ベガ「レフェリーが邪魔をする……どういう了見だっ……!? フォールも取らない……蹴りはくれる……貴様、何を考えているっ……!」ビシッ


ザワ ……ザワ……

実況「あ〜っと、そしてベガはレフェリーへと怒りを露にしながら突っかかっていきますっ!」

元「ちょっと、蹴りってのはやりすぎたかもしれないけど……でも、こうでもしないと試合にならないからねぇ、う〜ん……」


ベガ「黙っていてはわからんぞっ……!? 貴様、殴られないとわからんようだなっ!?」ググッ


ザワ……ザワ……

実況「あ〜っと、あっとあっとっ! そしてここでベガはレフェリーに向かって拳を振り上げるっ!」

元「あ〜っ、ちょっとちょっとっ……!?」

506名無しさん:2016/07/26(火) 23:04:08 ID:2Uzqs7OU
ダン「……いいぜ、殴りなよ。カモン」スッ

ベガ「……むっ?」


オー ? オーオー ?

実況「あっと、しかしここでレフェリーは……? おぉ〜っと、なんだっ!? 自らベガに向けてその頬を差し出していくといった感じでしょうかっ!?」


ダン「レフェリーへの暴行……マットへと一発で反則負けだな。つまり、おめぇは王者転落だっ……!」

ベガ「……何ィ!?」ピタッ

ダン「オラオラ、来いよ来いよっ……! しっかりドギツい一撃かまして来いよっ……! ここだよ、ここォっ……! 俺は逃げねぇから、しっかりこの頬目掛けて打ってこいやぁ!」ペシペシ


オー !? オーオー !?

実況「レフェリーは逃げるどころか……頬を差し出し、そして打ってこいと言わんばかりのジェスチャーを見せていきますっ! しかし、ベガは……ベガは打たないっ! 打たないぞっ!? ベガの動きが止まったぞっ!?」

元「打たないんじゃなくて、打てないんだよっ! だって、レフェリーの暴行は反則負けの可能性……あるよっ!?」

実況「あ〜っと、なるほどっ! 反則負けという事は、ベガのベルトが失われてしまいますっ!」

507名無しさん:2016/07/26(火) 23:10:45 ID:2Uzqs7OU
ダン「どおおぉした、打ってこいっ! 頭にきたら打てばいいだろうがっ! カモンカモンっ!」

ベガ「ぐっ……ぐっ……!」プルプル


イイゾー ! レフェリー !

実況「今日のレフェリーは一味も二味も違ァァうっ……! シャドルーに臆するどころか……立ち向かっていく、立ち向かっていくゥゥ! あのベガにベガに対して……あのベガに対してこの挑発的な好意だっ!」

元「ベガ君、どうするんだコレっ!?」


ナ・グ・レ ! ナ・グ・レ !

ダン「おらおら、場内も皆言ってやがるぞっ!? おめぇが殴る所みてぇってよぉ! ただし反則負けだけどなっ! それでもいいなら来ぉいっ!」

ベガ「ぐっ……! ぐっ……!」プルプル


ナ・グ・レ ! ナ・グ・レ !

実況「さぁ、場内もレフェリーの狙いに気づいたかっ!? ここでベガに殴れと煽り立てていくっ! さぁ、ベガっ……! どうするっ!? レフェリーを殴れば反則負けだっ! 王者転落だっ!」

元「怒りを堪えてるねぇっ……!」

実況「このレフェリーの勇気ある行動っ……! 我々は忘れませんよっ!? 勇気あるレフェリーダン氏の挑発伝説として未来永劫語り継ぐ事を誓いましょうっ! だから、ベガっ……! いけっ……! いけっ……!」

508名無しさん:2016/07/26(火) 23:15:12 ID:2Uzqs7OU
ベガ「……くそおおおぉぉっ!」クルッ


アー ? アーアー ?

実況「あっ、いやっ……! ここはベガっ……! 振り上げた拳を下ろし、レフェリーに背を向けますっ!」

元「……あらっ!?」


ベガ「くそっ……くそっ……くそっ……!」ズガズガ


ブー ! ブーブー !

実況「あ〜っと、そしてベガはコーナーの方へと怒りを露にしながら歩いていきましたねぇ……!?」

元「う〜ん、堪えたかぁ」


ベガ「……くそぉっ!」ズガァッ

ダン「苛ついてんのは、こっちだって同じなんだよぉ!? てめぇらの好き勝手っ……! 今日は思うようにさせねぇからなっ!?」


ブー ! ブーブー !

実況「苛立った様子でベガはコーナーマット強く殴りつけていきますっ……! レフェリーを殴れば反則負けっ……! しかしコーナーマットならば、まぁ問題はないでしょうっ!」

元「物に当たるのはよくないけどね」

509名無しさん:2016/07/26(火) 23:20:05 ID:2Uzqs7OU
バイソン「糞馬鹿のレフェリーが調子に乗りやがって……あぁ、ちくしょう……」ムクッ

ベガ「……んっ?」

バイソン「……最初から、こうすればよかったんじゃねぇのかな? よ〜しよし」ズガスガ


オー ? オーオー ?

実況「あ〜っと、ここでバイソンが立ち上がり……んっ、どうした……? バイソンは、あ〜っとロープを潜り、場外へと下りましたよ? リングアウトですねぇ!?」

元「あ〜、これまた別の手できたかなぁ……?」


ベガ「なるほど。バイソンも考えたではないか……おい、レフェリー……アイツ、場外にいるぞ……? 場外カウントを取れ……」ビシッ

ダン「……んあっ?」

バイソン「ヘーイ、そういう事だっ! 場外カウント取ってもらおうじゃねぇかっ!? とっとと20カウント数えなっ!」ガバッ


アー、アーアー

実況「ベガはコーナーマットにもたれ掛かりながら場外に出たバイソンに指差し……あ〜っと、そしてバイソンは場外で何をするワケでもなく、大きく大きく腕を広げて、ただただ立っていますっ!」

元「う〜んっ……! これはリングアウト負け……狙ってるんじゃないかなっ!?」

510名無しさん:2016/07/26(火) 23:21:09 ID:2Uzqs7OU
今日はここまで

511名無しさん:2016/07/26(火) 23:23:17 ID:e/rLJ2zM
もうめちゃくちゃな試合だなww

512名無しさん:2016/07/26(火) 23:26:51 ID:jkpruE2w


レフェリーの足つかんで場外に引きずったり、盾に使ったりするのは良いの?www
こういうのもプロレスならではかもしれないね、面白いなあ
…バイソンがダンさんボコボコにし出したらやばいね

513名無しさん:2016/07/27(水) 00:21:52 ID:Upam3HY2
いやバイソンがダンをボコれば解決じゃん

514名無しさん:2016/07/27(水) 01:21:34 ID:CDCDxSXo
バイソンさんがダンさんを殴っても、今日のダンさんなら耐えて試合続行させる

反則負けでもベルトが移動するルールなのね

515名無しさん:2016/07/27(水) 05:25:31 ID:CWqd0gD.
バイソンさんが仕掛けてもベガ様の指示とみなす事は可能だから不可能やね。
リングアウトも認めないと言えばそれまで。
勝敗はあくまでレフェリーと観客が決めると言っても過言じゃないからこそプロレスだけど、このレフェリングはダンさんじゃなきゃ不可能じゃないかな?
ダンさんすげぇ!

516名無しさん:2016/07/27(水) 06:30:16 ID:AsOWa5UQ
乙っした
最近陰薄いダンさんにも見せ場か
人気レフェリーとか下手したら選手より声援貰えるからな
第一第二用にもう一人くらい欲しいところ

517名無しさん:2016/07/27(水) 09:50:20 ID:FXY6ckvc
もうベガ様は開き直って連続防衛は諦めてシャドルー内部でベルトの持ち回りにしたらいいんじゃそれなら誰が反則しようが仲間内での移動になる

518名無しさん:2016/07/27(水) 13:05:14 ID:L8XgWyAM
ダンの真骨頂

519名無しさん:2016/07/27(水) 18:34:22 ID:bHM6ky/w
まさか第四試合がお笑いマッチになるとは思わなんだわw
タイトルマッチでこれだけはっちゃけられるのもメインイベントじゃないからか
ここから試合がどう動くか楽しみだ

520名無しさん:2016/07/27(水) 18:44:39 ID:bHM6ky/w
失敬、第五だったね

521:2016/07/27(水) 21:39:29 ID:quMy1grE
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

522名無しさん:2016/07/28(木) 00:47:37 ID:W.AcroG6
>>1
ゆっくり構想練っていいからねー

523名無しさん:2016/07/28(木) 17:52:07 ID:PbcevW8k
この試合のダンさんの表情を想像しながら読むとなお面白い

524名無しさん:2016/07/28(木) 21:39:53 ID:nxZ2Bji2
ttps://d30yt6r5lzp6w0.cloudfront.net/thumbnails/07413-street_fighter.png
こんな感じだろうか

525名無しさん:2016/07/28(木) 22:00:41 ID:OIhX/5cg
バイソン「反則負けを盾にしてベガ様に楯突こうなんて、頭悪いなりによく考えたなぁ!? 確かにベガ様が反則負けを喰らったら、ちと困る事になるが……俺なら関係ねぇっ!」

ダン「あ、あの野郎っ……!」

バイソン「オラオラ、どうしたどうしたぁっ!? 俺ぁ、反則負けで構わねぇぜっ!? 場外リングアウト負けで構わねぇんだよっ! オラ、とっととカウント取れやっ!」


バイソン、モドレー ! バイソン、シアイシロー !

実況「本日レフェリーっ……! レフェリーの権限を目一杯使い、なんとかベガに行わせようとしておりますが、ここでバイソンっ……!」

元「ベガ君はレフェリーに逆らって反則負けになってしまったら王者転落になるけど……バイソン君なら反則負けになってしまっても、それはベガ君の勝利……」

実況「つまりそれはまたもベガの目論見通り、王者防衛となってしまいますっ! おぉ〜っと、ここは負けても構わない……いやっ、敗北する事を望んでいるバイソンが動いてきたっ!」


モドレー ! リングニモドレー !

ベガ「……どうしたどうした? 奴はリングアウトしているぞ。場外カウントだろうが、レフェリー」

ダン「くっ、くそっ……!」

ベガ「んんっ、どうしたぁ……? 何故カウントを数えん……?」ニヤニヤ


ブー、ブーブー

実況「さぁ、この場面っ……! レフェリーのダン氏に残された手段と言えばっ……! う〜んっ……! 今の所、ダン氏は場外カウントを取らないっ! カウントを数える気配を見せませんっ!」

元「リングアウト負けを狙っている人間に場外カウントを取るというのは、正に思うつぼだからねぇ。そうです、ここは取らないのは正解でしょう」

526名無しさん:2016/07/28(木) 22:07:07 ID:OIhX/5cg
バイソン「固まりやがって、地蔵かてめぇはっ!? 場外カウント取らなくても構わねぇぜっ! 俺はこのまま棄権させてもらうからよぉっ!?」ズガズガ


アー ? アーアー ?

実況「さぁさぁ、これは困った……んんっ……!? おっと、何だっ!? ここでバイソンはレフェリーに何やら叫びながら、花道を後退りしていきますっ! リングからどんどんどんどん離れていくバイソンっ!」

元「……おぉ〜っと、なんだっ!?」


ダン「オイっ、待てっ……! 待て、バイソンっ……!」

バイソン「嫌だねっ……! 今日はおめぇが動かねぇからなっ!? 俺ぁ、人をサンドバッグにする趣味はあるが、される趣味はねぇんだっ……! 棄権だ棄権っ……! アバヨっ……!」ズガズガ


バイソン、モドレー ! バイソンー !

実況「これは……試合放棄……!? 今度はバイソンっ! 試合放棄を狙っているんでしょうかねぇ!?」

元「レフェリーが場外カウント取らないもんだから……コレ、試合放棄して、チャンピオンの勝利を狙うって感じに切り替えてきたかなっ!?」

実況「これは困ったっ! これは困ったっ! 今、レフェリーに出来る事と言えば、リングの上からバイソンに戻ってくるよう呼び掛ける事ぐらいだっ! あ〜っと、しかしバイソンが従うはずもないっ……! おぉ〜っと、レフェリーと口論するようにバイソンはどんどんと花道を引き下がっていくっ!」

527名無しさん:2016/07/28(木) 22:12:55 ID:nxZ2Bji2
酷い試合だww

528名無しさん:2016/07/28(木) 22:13:49 ID:OIhX/5cg
ヤン「やりすぎてまた迷惑かけるんじゃねぇぞぉっ!? わかってんなっ!?」ダダッ

ユン「さぁさぁ、派手にいくぜ、派手にいくぜっ」ダダッ


アー ? アーアー ?

実況「どうやらレフェリーのシャドルーに対する抵抗もここまで……あ〜っ!? いや待て待て待てっ!? なんだなんだなんだっ!?」

元「んあっ……!?」

実況「バイソンが引き下がろうとしているその奥っ……! 退場口からヤンとユンが来ましたっ!? ヤンとユンが来ましたよっ!?」


オー ? オーオー ?

ヤン「うおおぉぉっ……! たぁっ!」ピタッ


実況「ヤンとユンの乱入ですっ! ここでヤンとユンの乱入っ……! さぁ、ヤンを先頭に二人が走って……あっ、いやっ……! ここでヤンが急停止っ! ピタリと動きを止めますっ!」

529名無しさん:2016/07/28(木) 22:22:43 ID:OIhX/5cg
ユン「ド派手にぶちかましましょうっ……! んやあぁっ……!」シュタ

ヤン「……ぐっ!」


オー ? オーオー ?

実況「おぉ〜っとっ! 前屈みの体勢で急停止したヤンっ! そして後方を走っていたユンがその背中へと飛び乗るっ!」

元「おうおう」


ユン「……ったああぁぁ!」シュタッ


オー ! オーオー !

実況「ユンはその背中を踏み台にして、更に飛んだああぁっ! おぉ〜っと、そしてバイソンに向かっていき……」

元「おうおうおうおう」


バイソン「んっ、何の騒ぎ……んああっ……!?」クルッ

ユン「雷撃蹴だっ……! くたばってなっ……!」ズガァッ


オー ! オーオー !

実況「空中から急降下しながら、バイソン目掛けて蹴りを打ち込んでいったぁ! おぉ〜っと、これは振り返ったバイソンの胸元へと突き刺さっていくっ!」

530名無しさん:2016/07/28(木) 22:32:17 ID:OIhX/5cg
バイソン「うげええぇぇっ……! なんだなんだっ……!?」バターンッ

ユン「……あげっ!」ビターン


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っと、なんだなんだっ!? 突然のユンとヤンの乱入っ! しかしながら、これによりバイソンはダーウンっ! 場外でダーウンっ!」

元「おおっ、なんだなんだっ……!? シャドルー以上に無茶してくるねぇ!?」


ユン「あがっ……あがっ……! 痛っええっ……!」モガモガ

ヤン「……そのまま休んでろ」ズガズガ


実況「あ〜っと、ユンも悶え苦しんでおりますねっ!? まぁ今の雷撃蹴っ……! マットではない場外で背中から落ちる形にはなりましたからねぇ!?」

元「ちょっと悶えてますねぇ」

実況「さぁ、そしてヤンがそんなユンの……あっ、いや、違うっ! ヤンは悶えているユンの隣を、素通りっ……! 素通りしていきますっ!」

531名無しさん:2016/07/28(木) 22:42:57 ID:OIhX/5cg
ヤン「……立ちやがれっ!」グイッ

バイソン「くああっ、なんなんだよ。おめぇらっ……!」ググッ


実況「さぁ、ここでユンの隣を素通りしたヤンは……おぉ〜っと、バイソンの身体を引き起こすっ! 引き起こしていきますっ!」


ヤン「おいおい、途中棄権なんて許されるワケないだろ……? 試合はしてもらうぞっ……! 戻れっ……!」ズガズガ

バイソン「ううっ、ううっ……おおっ……」ヨロヨロ


オー !? オーオー !?

実況「あぁ〜っとっ! そしてここでヤンは、引き起こしたバイソンの首筋に腕を回し……そしてバイソンをリング方向へと連れていっておりますっ!」

元「おおっ!?」

実況「バイソンを退場させないっ! バイソンを退場させませんっ! ここはユンとヤンが乱入してきて、試合放棄を狙ったバイソンを食い止めていきますっ!」

532名無しさん:2016/07/28(木) 22:51:09 ID:OIhX/5cg
ベガ「なん……だと……?」ギロリ

ダン「おおっ、いいぞ……! ヤンっ……! ユンっ……! そいつをこっちに連れ戻してきてくれっ!」


実況「これにはリング上のベガも憮然顔っ……! いいタイミングでヤンとユンが来たっ! いいタイミングでヤンとユンがきてくれたっ! さぁ、バイソンをリングへと引き戻せっ!」

元「レフェリーも手をこまねいてた状態だったからねぇ! ここは助けに来てくれたんでしょうっ!」


イイゾー ! ヤーン ! ヤーン !

ユン「うげげげっ……! 俺はっ……! おい、俺はっ……!? 俺が最初にぶち込んだんだぞっ……!?」

ヤン「レフェリーがあそこまでやってんだっ……! レフェリーだけに任せて選手の俺達が何もしないワケにはいかないだろっ……!? こいつには試合を行ってもらうっ……! さぁ、来いっ……!」ズガズガ

バイソン「おおっ、うおぉっ……調子に乗ってんじゃねぇ……俺の邪魔をするなっ……! うるあぁっ!」ドスッ

ヤン「……おぐっ!」ヨロッ


実況「さぁ、今ヤンが……あ〜っ、いやっ! ここはバイソンっ……! リングに連れ戻しそうとしているヤンの腹部へと肘っ……! 肘を打ち込んでいったかっ!?」

元「あららら、抵抗してくるかね?」

実況「あ〜っと、これによりヤンの腕が外れてしまいましたっ!」

533名無しさん:2016/07/28(木) 23:01:28 ID:OIhX/5cg
バイソン「よくわかんねぇけどよぉ……? てめぇをぶちのめせば問題はねぇって事なんだろ……? オラッ、くたばってろっ……!」ゴスッ

ヤン「……ぐっ!」ヨロッ


ヤーン ! ヤーン !

実況「あ〜っと、そしてここでバイソンはヤンの顔面へと拳っ……! 拳を打ち込んでいきますっ! フックのような形で振り抜くっ!」

元「おいおいおい……相手が違うでしょ!? それはベガ君相手にやればいいんじゃないのっ!?」


ヤン「くっ……! くっそおおぉぉっ……!」バチーンッ

バイソン「……ぐえっ!」ヨロッ


オー ! オーオー !

実況「おっとしかし、ここはヤンもグッと踏みとどまり、そして反撃逆水平チョップっ! 逆水平チョップをバイソンへと打ち込んでいくっ! 負けてはいませんっ!」

元「ユン君もっ……! ユン君も手伝いなさいっ……! ちょっと、いい加減立ちなさいっ!」


ユン「あげげ……あげげげっ……!」モガモガ


実況「ユンは雷撃蹴で落ちた衝撃により何処か痛めたかっ!? まだ、ダウンして悶えているっ! ここはヤンが頑張るっ!」

元「しっかりしろ〜いっ!」

534名無しさん:2016/07/28(木) 23:13:15 ID:OIhX/5cg
バイソン「うざってぇんだよっ……! くたばってろっ……!」ガスッ

ヤン「ぐっ……! シャドルーの好きにはさせないっ……! たああぁぁっ……!」バッチーン


ヤーン ! ヤーン !

実況「さぁ、本日の一戦はベガ対バイソンなのですがっ……! 今現在やりあっているのは、ヤンとバイソンですっ! 二人は場外でやりあっているっ! バイソンが打ち込むっ! 負けじとヤンも打ち込むっ!」

元「ベガ君とバイソン君の一戦を成立させる為に……こういう風になってるんだよっ!」


ベガ「余計な邪魔が入ったせいでバイソンが試合放棄する事が出来んではないか……フン、面倒だが始末するか……」ササッ


アー ? アーアー ?

実況「んっ……? あっと、ここでリング上のベガっ……! コーナーマットへともたれ掛かりながら様子を見ていたベガが動きますっ! 動いてきますよっ!?」

元「……うわっ!」

実況「あっと、ベガは……場外でやり合っているヤンとバイソンの方へと歩みを進めていきますっ!」

535名無しさん:2016/07/28(木) 23:21:18 ID:OIhX/5cg
ベガ「バイソンの試合放棄が無事出来るように私も加わるか……二体一なら時間もかかるまい……」ググッ


ザワ……ザワ……

実況「さぁ、ここでベガはロープを潜りそして場外のヤンとバイソンの元へと向かいますっ!」

元「う〜んっ……! とりあえずヤン君を始末しようって事かなっ!?」


ダン「よ〜し、場外カウントスタートっ! 1・2・3・4・5っ!」

ベガ「……な、何ィィ!?」ピタッ


オー !? オーオー !?

実況「おぉ〜っと、おぉ〜っとっ! 待て待て待てっ! ここでレフェリーがっ……! レフェリーがっ……!?」

元「おおっ!? いいよいいよっ!」

実況「ベガが身体半分ロープを潜った所で、場外カウントを数え始めますっ! そのカウントが超高速っ! 超・高・速ですっ! ここはロープを潜ろうとしていたベガっ……! 慌ててリングへと戻りますっ!」

536名無しさん:2016/07/28(木) 23:24:55 ID:Ox6acpiM
これはワロタ

537名無しさん:2016/07/28(木) 23:27:20 ID:OIhX/5cg
ベガ「……おい、なんだその場外カウントは?」

ダン「今、場外に行くのはリングアウトの可能性が非常に高いぞ? 両者リングアウトなら防衛数は増えねぇ。それならまだマシだ……なんかの表紙にバイソンがリングインしちまったら……王者転落の可能性もある……」


オー ! レフェリー、イイゾー !

元「あの高速場外カウントだったら、もうすぐリングアウトになっちゃうから、ベガ君場外にいけないねぇ」

実況「再びレフェリーが機転を利かせてきますっ! バイソンの助太刀へと行こうとしたベガを超高速場外カウントで牽制するっ! あっという間の5カウントでしたっ! あれではリングアウトの危険性が非常に高いので、ベルトを保持しているベガは場外に行く事を躊躇うっ!」


ダン「……チャンピオンはどっしりリングで構えておけ。直ぐにチャレンジャーが戻ってくるからよぉ?」

ベガ「……チャレンジャーのバイソンはまだ場外にいるぞ? カウントを続けたらどうだ?」

ダン「……シィィィィィィィィィィィィィッッッッッッッッッックスゥゥゥゥゥゥゥ」

ベガ「……貴様ァァ」ワナワナ


オー ! オーオー !

実況「さぁさぁ、これによりベガはリング上に釘付けっ! 釘付けですっ! 動く事が出来ないっ!」

元「レフェリーもバイソン君一人の状況なら、カウントはストップしてるねぇ!?」

実況「さぁ、レフェリーは出来る限りの事はしているぞっ……!? とすればヤンっ……! こっちもだっ……! この試合をなんとかしてもらいたい所だっ!」

538名無しさん:2016/07/28(木) 23:29:27 ID:OIhX/5cg
今日はここまで

539名無しさん:2016/07/28(木) 23:33:04 ID:.3h/EeJo
おつー
ダン、くそ受ける

540名無しさん:2016/07/28(木) 23:41:32 ID:PbcevW8k
おつおつ
これは第5に相応しい面白さだわ
逆にメイン大変だなこれ

541名無しさん:2016/07/28(木) 23:48:15 ID:nxZ2Bji2
レフリーは常に平等なのだ 棒

542名無しさん:2016/07/28(木) 23:55:12 ID:1imCOZT.


お、ユンヤンなかなかの出番じゃないか
そしてダンさんw めちゃ女プロレス思い出したw
これ19までいったら寝るか電話すれば良いなw

543名無しさん:2016/07/29(金) 00:20:14 ID:DpNOWROw
「……シィィィィィィィィィィィィィッッッッッッッッッックスゥゥゥゥゥゥゥ」吹いたわw

544名無しさん:2016/07/29(金) 00:34:50 ID:O96WbyII
おつおつー

ダンさん面白すぎるわwww
空手軍団を出さなくても良い試合って作れるんだな
さてユンヤンがどこまで仕事できるか見ものだね

545名無しさん:2016/07/29(金) 01:04:17 ID:ngS0.jw2
乙!
ちょっとユンがかわいそうになってきた

546名無しさん:2016/07/29(金) 01:23:56 ID:sbW8FiYo
千両役者!
>>1の描くダンさん好きだわ

547名無しさん:2016/07/29(金) 02:15:33 ID:0t6zt7T.
おつおつ
今までシャドルーと絡んでなかったユンヤンと因縁作らせて今後に繋げるのかな
こういう絡み方なら男女問わずユンヤンを応援するし、これがさくらちゃんの考えたプロデュースなのかな?

548名無しさん:2016/07/29(金) 05:11:23 ID:PBwi.nSk
乙っした
残る手はバイソンさんをガチでボコるだけか
さすがに気絶させちまったらカウント取るしかあるまい
もしくはバイソンさんがベガ様をボコるか…キラーン

549名無しさん:2016/07/29(金) 17:23:54 ID:vT1NOqmQ
よくよく考えてみたらこの状況、第三者による加勢でいつでもベガを反則負けにできるんじゃね?

550名無しさん:2016/07/29(金) 19:31:38 ID:Cty45c6Q
別にダンはベガを負けにしたいわけじゃないから...

551名無しさん:2016/07/29(金) 22:00:46 ID:CZTSnjYw
バイソン「この糞餓鬼がああぁぁっ……! そういう気だったら、こっちも容赦はしねぇぞぉぉっ! くたばってろ、うるああぁっ!」ズガァァ

ヤン「あっ……う、うぐああぁっ……!」ヨロッ


ヤーン ! ヤーン !

実況「あ〜っと、しかし……!? ここでバイソンがヤンの頭部へと、おぉ〜っとっ! ヘッドバッドだ、ヘッドバッドっ! 硬い硬い石頭を上から打ち付けていくっ!」

元「レフェリーがベガ君を抑えているんだっ……! ここはヤン君がなんとかっ……!」


ヤン「くっ、くあっ……くそっ、くそっ……」フラフラ

バイソン「……てめぇなんざ、俺様の相手じゃねぇんだよ。馬鹿野郎っ!」クルッ


ヤーン ! ヤーン !

実況「あっと、ここでヤンの動きが止まってしまったかっ!? おぉ〜っとっ! そして、そんなヤンの目の前でバイソンは上体を大きく捻るっ!」

元「おいおいおいっ!」


バイソン「いい夢見ろよっ……! うるああぁっ! 眠ってろおぉぉっ!」ズガァッ

ヤン「……くあっ!」クラッ


アー、アーアー

実況「そして捻った上体を戻す反動で大きく大きく腕に遠心力をつけてっ……! あ〜っとっ、ここはバイソンのターンパンチがヤンの顔面へと炸裂するゥ!」

元「……あらららら」

552名無しさん:2016/07/29(金) 22:06:20 ID:CZTSnjYw
ベガ「おっと、なんだ。バイソン一人でも余裕ではないか。フハハハ」

ダン「ヤン……おめぇがやられたら、俺がここで止めてる意味がねぇじゃねぇかよ……」


ヤン「うああっ……くあっ……」クルン

バイソン「はぁっ、はぁっ……ケッ……!」

ヤン「く、くそっ……」ガクッ


アー、アーアー

実況「あ〜っ、ヤンの身体がクルリと半回転して……あ〜っと、そのままガックリと場外にへたり込みますっ! ヤンがやられたかっ!? ヤンがやれたかっ!? バイソンを止める事は出来なかったのかっ!?」

元「あ〜っ、いやっ……! まだ、ユン君がいるっ! やっと立ち上がってきたよっ!?」


ユン「なぁ〜にやってんだよ。情けねぇ奴だなぁっ……! まぁ、ここは俺がカッチョ良〜く決めてやるとしますかねぇっ!?」ダダッ


オー !? オーオー !?

実況「おっ!? ここで捨て身に近い雷撃蹴で場外に倒れ込んでいたユンも、ようやく動けるようになったかっ!?」

元「いけいけっ!」

実況「さぁ、ユンは立ち上がり、そしてバイソンへと突っ込んでいくっ!」

553名無しさん:2016/07/29(金) 22:13:08 ID:CZTSnjYw
ユン「……もう一度踏み台にさせてもらうぜっ! てりゃっ!」ガシッ

ヤン「ううっ……うおっ……!」

ユン「……いっくぜえええぇぇっ!」シュタッ


オー、オーオー

実況「おぉ〜っと、バイソン目掛けて突っ込んでいったユンは……四つん這いでへたり込んでいるヤンの背中へと飛び乗るっ! おぉ〜っと、そして更にそこからジャーンプっ! ここは再びヤンを踏み台にしてきたぁ!」

元「おうおうおうおうっ!」


ユン「今日は俺がスーパーヒーローだっ! バイソン、あんたも悪ぃが踏み台になってもらうぜっ……!」クルッ

バイソン「んっ、ああっ……!? また来やがったかっ……!?」


オー、オーオー

実況「高く飛び上がったユンは空中で身体を捻りながらっ……! おぉ〜っと、背中からバイソンへと向かっていくっ! 向かっていくっ!」

元「……いけいけぇっ!」

554名無しさん:2016/07/29(金) 22:17:53 ID:CZTSnjYw
バイソン「二度も喰らうかっ、馬鹿野郎っ……! っととととっ……!」ガシッ

ユン「……あら?」


アー ? アーアー ?

実況「お〜っと、いやっ! ここはバイソンがキャッチしますっ! 高く飛び込み背中から向かって来たユンではありましたが、なんとバイソンがそのまま空中でキャッチっ! ユンを捉えましたっ!」

元「あっとぉ!? まぁ、確かにユン君は軽量級だけれども……」


バイソン「ぴょんぴょんぴょんぴょん……まるでバッタだな、てめぇはっ……! うおおぉぉっ……!」ググッ

ユン「おいおい、なんだよなんだよっ……!? ちょっと待てちょっと待てっ……! 空気を読め、空気をっ……!」


実況「さぁ、バイソンはキャッチしたユンの身体を……おぉ〜っと、ここは更に抱え上げてっ……!?」

元「おいおいおいおいっ……!」


バイソン「てめぇもそこそこムカつく面してやがるからなっ……!? そういう奴は、ケツに喰らってろっ……!」

ユン「……あんぎゃああぁぁっ!」ズガアァ


実況「右足を付き出しながら、抱え上げたユンの身体っ……! 尾てい骨をそこへと打ち付けていきますっ!」

元「あ〜っと、アトミックドロップっ!」

実況「ここは再び狙っていったユンではありましたが……あ〜っと、逆に捉えられアトミックドロップですっ! アトミックドロップっ!」

555名無しさん:2016/07/29(金) 22:23:17 ID:CZTSnjYw
ユン「ケツ……ああっ、ケツ……くうぅ、俺はこんな姿を見せる為に来たんじゃ……」フラフラ

バイソン「よぉしっ! そこの最前列のお前っ……! てめぇ、シャドルー構成員だなっ!?」

男「お〜っ! お〜、お〜っ!?」

バイソン「椅子貸してくれやっ! ヘイ、スタンダーップっ!」

男「やっぱり、見に来て良かったよっ! ハハハハっ! 使え使えっ!」ガタッ


実況「これは痛い技ですっ! ユンは尻を押さえて苦しんでいますっ! あ〜っと、あ〜っと、そしてここでっ……!? バイソンが客席を物色っ! 客席を物色しておりますよっ!?」

元「おいおい。ちょっとちょっとちょっとっ……!」

実況「あ〜、今バイソンが客席から……パイプ椅子を手にしましたっ! パイプを手にしましたっ! 渡ってはいけない男の手に、渡ってはいけない物が渡ってしまったぁ!」


バイソン「うざってぇ餓鬼には何しても構わねぇよなぁ!? ベガ様も試合にしゃしゃり出て来てなぁんのつもりだ、てめぇはっ……! うるああぁっ!」バッチーンッ

ユン「……あんぎゃああぁぁっ!」


ブー、ブーブー

実況「そしてバイソンはそのパイプ椅子を……あ〜っと、ユンの背中に叩きつけていったぁ!」

元「……ああっ!」

556名無しさん:2016/07/29(金) 22:33:36 ID:CZTSnjYw
ベガ「おい、レフェリー。アイツ、凶器使ってるぞ。あれは反則負けじゃないのか……? んんっ……?」

ダン「……」

ベガ「おうおう、ノーコメントか。しかし、アレを私が使えば反則負けになるんだろ……? なぁ……? フハハハ」ニヤニヤ


実況「リング上ではベガ相手に無抵抗で戦う素振りを一切見せないのに、場外のユンとヤンにはコレですっ! 得意の拳を使ったファイトっ……! パワーを見せつける投げっ……! そして今行っている凶器攻撃っ……! なんだ、こいつはっ! なんだコイツはっ!?」

元「いや本当、僕達がそういう言葉を使うのは、よかない事だと思うけど……なんだコイツっ!?」


ブー、ブーブー

バイソン「俺様は認めねぇが、てめぇは世間で言う所のイケメンって奴なんだろ……? ケッ、そういう奴には特別使用だ……覚悟しな……?」スッ

ユン「う、ううっ……」


アー ? アーアー ?

実況「おっと、バイソンは……? 両手で掴んでいたパイプ椅子を持ち替え、ここは左手だけで握りますっ! そして、右腕はユンの首筋へと回し……そして左手で縦にしたパイプ椅子をユンの喉元へと突きつけていくっ!」

元「……おいおいおいおいっ!」

557名無しさん:2016/07/29(金) 22:50:58 ID:CZTSnjYw
バイソン「せぇ〜のっ……! うらああぁぁっ!」ブンッ

ユン「……カ、カハっ」


ブー ! ブーブー !

実況「そして勢い良くユンの身体を前方へと押しやり……あ〜っと、
添えたパイプ椅子へと食い込ませていくっ! ユンの喉がパイプ椅子に突き刺さりますっ!」

元「……えげつない攻撃するもんだ」

実況「パイプ椅子で喉っ……! ピンポイントへとダメージを与えていきますっ! これは酷い攻撃っ……! あ〜っと、ユンは喉元を押さえながら、ダーウンっ!」


ヤン「くっ、くっ、くそっ……!」ブルブル

バイソン「……立つんじゃねぇよ、ボケがああぁっ!」バッチーン

ヤン「……ぐああぁぁっ!」ベタッ


ブー ! ブーブー !

実況「続けてバイソンはヤンにも一撃、ヤンにも一撃ィ! ヤンの背中へと打ち込んでいくっ! あ〜っと、あ〜っとっ! なんだなんだなんだっ!? 本日の一戦っ……! レフェリーだけではなく、ユンとヤンも加わりなんとか成立させようとしているのですがっ……!」

元「う〜んっ……!」


ベガ「フハハハ。我々は誰にも止められんのだよ。フハハ……むっ……?」

558名無しさん:2016/07/29(金) 23:00:42 ID:CZTSnjYw
ナッシュ「……纏め役は僕がするから、とりあえず今日は自分の事だけ考えなよ。うん、君、丸い」ダダッ

ガイル「……う〜い」ダダッ


オー !? オーオー !?

実況「いやいや、待て待て待て待てっ……! ここで花道の奥から、また二人やってきましたよっ!? また二人やってきましたっ! 見て下さい、元さんっ!?」

元「んっ……? おおっ……!?」

実況「花道の奥からやってきたのは……ガイルとナッシュですっ! ガイルとナッシュっ! 先程の試合で、サガット・バルログを下したガイルとナッシュっ! ここでその両者がやってまいりましたっ!」


バイソン「ケッ、二人抜きって所だなっ……! んっ、ああっ……!? なんだなんだっ……!? また増えやがったぞ、どうなってるんだっ!?」


実況「レフェリーに続き……ユンとヤンっ……! 更にはそれに続き、ガイルとナッシュですっ! ガイルとナッシュが加わって参りましたっ!」

元「おうおう、なんだなんだなんだっ!?」

実況「これはシャドルーへ屈しないと言ったストリートプロレスの意思表示っ……! 意思表示と見てもいいのかっ……!? さぁ、ガイルとナッシュっ……! リングへと向かっていくっ! いや、バイソンかっ……!?」

559名無しさん:2016/07/29(金) 23:09:57 ID:CZTSnjYw
バイソン「だああぁっ……! ちくしょうっ……! こうなりゃ、二人も四人も一緒だっ……! なりふり構わず四人抜きしてやるよ、うおおぉっ!」ググッ

ナッシュ「……ったああっ!」シュタッ


オー !? オーオー !?

実況「どうやら、狙いはバイソンのようですねっ! バイソンのようですっ! さぁ、ガイルとナッシュバイソンに向かっていくっ!」

元「そうだねっ! とりあえず、バイソン君をリングに戻さないといけないからねっ!」

実況「しかし、バイソンも当然の如く抵抗を見せるっ! あ〜っと、ここで椅子を振りかぶるっ! んんっ!? しかし臆する事なく……おぉ〜っと、先ずはナッシュがそんなバイソン目掛けて飛び込んでいくっ!」


ナッシュ「……その椅子、邪魔だよっ! たああぁぁっ!」バッチーン

バイソン「う、うおっ……! しまったっ……!」ボトッ


オー !? オーオー !?

実況「ナッシュは飛び込みながらの、ジャンピング・ハイキックっ! 狙いは椅子かっ……!? それとも腕かっ!?」

元「椅子だったっぽいねぇ!」

実況「さぁ、ナッシュ打点の高い蹴りをバイソンの振りかざした椅子目掛けて打ち込んでいくっ! そしてこれにより、バイソンは椅子を落としたぁ!」

560名無しさん:2016/07/29(金) 23:20:07 ID:CZTSnjYw
ナッシュ「ガイルっ……! 頼むよっ……!」コロンッ

ガイル「……ヘイヘイ。了解、了解。いきますよ、うらああぁぁっ!」ドスッ

バイソン「んっ……? うおおっ……!?」


オー !? オーオー !?

実況「バイソンが凶器を落としたっ! バイソンの手から凶器が手放されましたっ! さぁ、飛び込みつつ蹴りを打ち込んでいったナッシュはは……おっと、そのまま前方へと回転して距離を取っていくっ!」

元「次はガイル君がいったよっ!?」

実況「さぁ、そしてガイルは体勢を低くして、バイソンへの腹部へと突っ込んでいったぁ!」


ガイル「うるああぁっ……! 薙ぎ倒してやるよっ! くたばってろっ!」ズドーンッ

バイソン「……うぐえええぇぇっ!」


オー ! ガイルー ! イイゾイイゾー !

実況「そしてタックルのように、バイソンの身体を場外で薙ぎ倒していきますっ!」

元「スピアーだっ!」

実況「さぁ、ここはガイルのスピアーだっ! ガイルのスピアーっ! 場外で暴れているバイソンをなんとか取り押さえたっ! おぉ〜っと、バイソンは後頭部を打ったかっ!?」

561名無しさん:2016/07/29(金) 23:27:08 ID:CZTSnjYw
ガイル「……さてさて」ガシッ


ベガ「チィッ、流石にこれは私も助けに行きたい所だが……」グイッ

ダン「7・8・9・10っ!」

ベガ「わかっている、わかっている。そうなるだろうと思っていた……」


オー ! イイゾー! レフェリー !

実況「そしてここでベガも場外へとバイソンを助けに行こうと目論みますが……おぉ〜っと、ここはレフェリーの超高速場外カウントォ!」

元「そうそう。ベガ君はリング上に釘付けにしておかないとね」

実況「これではベガは動けないっ! リングに張り付け状態っ!」


ナッシュ「シャドルーにまともな試合なんて出来るワケないじゃないか……コイツらに何を要求したって無理な話だ。だからここは逆っ……!」ガシッ

ダン「おめぇはリングに残ってなきゃ……んっ……?」


アー ? アーアー ?

実況「あれっ……? ちょっと待って下さいっ……? ここで場外のナッシュがレフェリーに近づき……おっと、サードロープ下から足を掴みましたね?」

元「……んんっ?」

562名無しさん:2016/07/29(金) 23:34:51 ID:CZTSnjYw
ナッシュ「……とことん、荒らしてやるっ!」グイッ

ダン「う、うげっ……!」ビターンッ


オーイ ! オーイ !

実況「おぉ〜と、そしてナッシュはその掴んだ足を勢い良く引っ張り……あ〜っとっ! レフェリーが倒れたっ! 倒れたっ!」

元「……何してるのっ!?」


ナッシュ「……こっちだっ! ちょっとこっちに来てよ、レフェリーっ!」ズルズル

ダン「おいっ……! 何するんだっ……! 何するんだ、てめっ……! う、うおおっ……!」ボトッ

ベガ「フハハハ。どうやらソイツはお前の味方ではなかったようだな。フハハハ」


実況「そしてナッシュはレフェリーをリング外へと引きずりだしていくっ! 引きづりだしていくっ! 何を考えているんだ、ナッシュっ!?」

元「……あっ!?」

563名無しさん:2016/07/29(金) 23:39:37 ID:CZTSnjYw
ガイル「……よしっ、気づかれてねぇなっ!」ズザーッ


オー !? オーオー !?

実況「ナッシュがレフェリーを場外に引き摺り出すと同時に……グルっと回り込んでいたガイルがサードロープ下からリング上に滑り込んできますっ!」

元「……おいおいおいおいっ!」

実況「そしてその手にはっ……! パイプ椅子っ……! パイプ椅子を手にしていますよっ!? これは先程、バイソンが手にしていたパイプ椅子でしょうかっ! ガイルが奪い去り、そのまま場外から回り込んでいだようですっ!」


ダン「ぐええぇぇっ……! 頭、打ったぞっ……! ナッシュ、てめぇ何するんだっ!?」

ベガ「フハハハ、いい様だ」


オー !? オーオー !?

実況「ベガは場外に落ちたレフェリーを見ているっ……! コレ、ガイルには気づいていませんっ! 気づいていませんよ、元さんっ!?」

元「……気づいてないねぇ!?」

実況「……ガイルが気配を消して、ベガに忍び寄るっ! おぉ〜っと、パイプ椅子を手に、ベガに忍び寄るっ!」

564名無しさん:2016/07/29(金) 23:50:39 ID:CZTSnjYw
ナッシュ「手際よくいかなきゃねっ……! それっ……!」シュタッ

ベガ「……んっ?」


オー ? オーオー ?

実況「ガイルは気配を消しているっ! おぉ〜っと、そしてここで動いたのはナッシュっ! ベガの正面っ……! エプロンサイドへと飛び乗っったっ!」

元「……おっ!?」


ナッシュ「アンタにもダメージ与えておかなくちゃいけないからねっ……!」ガシッ

ベガ「くっ……うおっ……!」


オー、オーオー

実況「ナッシュはベガの頭部を両腕で掴み……そして顎をトップロープへと押し付けていくっ!」

元「おおっ!」


ナッシュ「さぁ、ロープの衝撃で……吹き飛べっ……!」シュタッ

ベガ「……う、うおおっ!」クルンッ


オー ! オーオー !

実況「そのままエプロンサイドから場外へと飛び下りっ……! おぉ〜っと、ロープの衝撃によってベガの身体をはね飛ばしていくっ! おぉ〜っと、ベガの身体がクルリと半回転しながら吹き飛ぶっ!」

元「おいおいおいおいっ……!」

565名無しさん:2016/07/29(金) 23:55:58 ID:CZTSnjYw
ベガ「くああっ、ちょこざいな……んっ……?」フラフラ

ガイル「……正面向いたな? よし、いくぜっ!」ググッ

ベガ「……何ィィィ!?」


ワー、ワーワー

実況「そしてガイル椅子を振りかぶりますっ! ナッシュにはね飛ばされ……正面を向いたベガに対して大きく大きく椅子を振りかぶるっ!」

元「うおおぉぉっ!」


ガイル「おらあああぁぁっ! くたばりやがれ、ベガァァァッ!」バッチーン

ベガ「……おぐあああぁぁっ!」バターンッ


ワー ! ワーワー !

実況「いったああぁっ! ガイルがいったあぁぁっ! ベガの顔面へと、パイプ椅子のフルスイングだああぁぁっ! ベガの顔面が撃ち抜かれたああぁっ! ベガはダウン、ダウン、ダアアウウンっ!」

元「おおおぉっ!」

566名無しさん:2016/07/30(土) 00:01:16 ID:m6/at.NA
ベガ「あっ、ああっ……あっ……」ピクピク


ワー ! ワーワー ! ワー ! ワーワー !

実況「場内はこの盛り上がりですがっ……! しかし、元さんっ……! これはいいのでしょうかっ!? いいのでしょうかっ!?」

元「うん、まぁレフェリーの見てない所でやったからね。その辺は上手く考えてやってるね」

実況「いや、そういう事ではなくて……その〜、ガイルが試合に乱入するような形で……ましてや、凶器まで使いましたよ!?」

元「う〜ん、だからね……バイソン君は何だかんだでダメージは受けてるけど……ベガ君は、一切受けてないワケじゃない……?」

実況「はいはいはいはいっ!」

元「うん。だから、その辺のバランスを取りに行った……感じなのかな……? ガイル君をフォローするなら、そういう感じになるね」

実況「なるほどなるほど……あっ、ちょっと待って下さいっ……!?」


ナッシュ「ガイルっ……! 今度はコイツだよっ……!」グイッ

バイソン「……ううっ」ゴロン

ガイル「オーケー、オーケー……よぉし、コイツはもういらねぇな……」ズザーッ


オー ? オーオー ?

実況「ここでナッシュがリング外にいたバイソンをサードロープ下からリングの中へと捩じ込んでいくっ! さぁ、ここでバイソンがリングインしたっ! そしてガイルも先程使ったパイプ椅子……リング上を滑らせ場外へと捨てていくっ!」

567名無しさん:2016/07/30(土) 00:05:00 ID:m6/at.NA
ガイル「……立ちやがれっ!」グイッ

バイソン「……ううっ」ググッ


オー ? オーオー ?

実況「さぁ、ガイルがバイソンの身体を引き起こすっ……! 本日の試合……これはベガ対バイソンの試合なのだが、今現在リング上で暴れているのはガイルっ!」


ガイル「……てめぇにも、ダメージ与えておかねぇと厄介だからなっ! いくぜ、うおおぉぉっ!」ググッ

バイソン「……う、うおっ!」


オー ? オーオー ?

実況「さぁ、ガイルはバイソンの頭部を自信の股下に押し込み……おぉ〜っと、そのまま抱え上げたっ! 自信の頭上までその身体を抱え上げていくっ!」

元「お〜っと、パワーボムっ!」


ガイル「くたばってろ、糞野郎がっ……!」ポイッ

バイソン「お、おおっ……! うぐあああぁぁっ……!」ズドーンッ


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っと、そしてここは投げっぱなしできたっ! 投げっぱなしできたっ! そのままバイソンの身体をマット目掛けて放り投げていくっ! さぁ、バイソンの身体が背中っ……! いや、後頭部かっ……!? マットへと打ち付けられたっ! バイソンの身体はベガの隣辺りに落下したっ!」

568名無しさん:2016/07/30(土) 00:09:54 ID:m6/at.NA
ガイル「ぜぇっ、ぜぇっ……! 二試合連続ってのは、しんどいなっ……! よっこらせっとっ……!」ググッ

バイソン「……う、ううっ」ゴロン

ガイル「……さぁ、とっとと退散するかっ!」ズザーッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っ!? なんとガイルは、マットに倒れたバイソンの身体を……おぉ〜っと、そのまま転がして反転させ……」

元「うおっ! フォールじゃんっ!?」

実況「なんとベガの上へと覆い被さらせますっ! 覆い被されますっ! 今、現在なんとバイソンがベガをフォールしておりますっ! そしてガイルは素早くサードロープ下から場外へと出ますっ!」


ナッシュ「よし、レフェリーっ……! 貴方もリングへと戻るんだっ……!」グイッ

ダン「う、ううっ……引き摺り出したのは、てめぇだろうが……」ゴロン


オー !? オーオー !?

実況「そしてここでナッシュっ……! 場外から今度はレフェリーをリング内へと捩じ込んでいくっ! 捩じ込んでいくっ!」

元「おおぉっ!? フォール取らせに行ったよっ!?」

実況「リング上では大の字のベガをバイソンがフォールしている状況っ! レフェリーも戻ってきましたっ! なんだコレはっ!? なんだコレはっ!?」

569名無しさん:2016/07/30(土) 00:10:53 ID:m6/at.NA
今日はここまで

570名無しさん:2016/07/30(土) 00:16:22 ID:JG2lhYXY
乙乙。
結局ユンの扱いが微妙だな。絶対試合後にさくらに文句垂れてきそう

571名無しさん:2016/07/30(土) 00:16:39 ID:z4tueOqU


ユンヤン、ダメだw 二人がかりで戻すことすら出来ずでは厳しい
そして、まさかの王者交代か?高速カウントくるか?w

572名無しさん:2016/07/30(土) 00:33:40 ID:9vvWQ3gQ
おつー

面白い試合だけど亜流だよなー
この後の王道試合と区別する意味でも大盛り上がりだな

573名無しさん:2016/07/30(土) 00:36:54 ID:RE/aMJ8Q
ダンさんとしてはあくまで「タイトルマッチをさせる」のが目的だから、バイソンさんにベルトを巻かせる必要は無いんだよね。
ここで終わると八百長をさせないために他選手と結託して空手軍団優位になるチャンピオンにさせた贔屓レフェリーになる。

ファンの試合が見たいって事を代弁をしているダンさんが、どう裁定するか。この裁定は見逃せない!

574名無しさん:2016/07/30(土) 00:37:40 ID:CFNxguSo
乙!
なんでもありで盛り上がたら、それはそれで後々大変になってくるんじゃないか…?

575名無しさん:2016/07/30(土) 01:44:34 ID:xlaOqOuU
だがダンは審判としては失格だな審判としての仕事を自分の判断でルールを変えてる

576名無しさん:2016/07/30(土) 06:29:12 ID:O.ewrajw
乙っした
>>555「ベガ様も試合にしゃしゃり出て来てなぁんのつもりだ」
下剋上キター!
バイソン総帥クルー!アレ?イワカンナイ?フシギッ!

577名無しさん:2016/07/30(土) 06:32:23 ID:O.ewrajw
>>575
おめえプロレスは初めてか?
阿部四郎とかの動画見て楽しむよろし

578名無しさん:2016/07/30(土) 07:23:06 ID:2vylVVeo
>>576
海外版で考えれば日本のバイソンの顔でナルシストしてるバルログは確かにキモいな

579名無しさん:2016/07/30(土) 07:46:17 ID:xlaOqOuU
>>577
阿部は審判失格でしょだから悪役レフリーなんだから…
ダンがそういう系統の審判ならいいんだけどさ

580名無しさん:2016/07/30(土) 22:01:11 ID:WFbU4MrQ
ナッシュ「さぁ、レフェリーっ! カウントを取るんだっ……!」バンバン

ダン「カウント……? ううっ、何言って……えっ……!?」ムクッ


実況「さぁ、ナッシュがエプロンを叩き、レフェリーを急かすっ! そしてレフェリーも今、顔を上げるっ!」


バイソン「ううっ……」ガバッ

ベガ「……うあっ」バタッ

ダン「バイソンがベガをフォール……? な、なんだこりゃ……何がどうなってこうなった……!?」

ガイル「何ボサっとしてやがるっ……! フォールしてんだろが、フォールっ……! カウントを取りやがれっ!」ビシッ


オー !? オーオー !?

実況「そしてレフェリーが、ベガに覆い被さっているバイソンを目にしましたっ! 今、目にしましたっ!」

元「状況だけ見れば、完全にバイソン君はベガ君をフォールしているからねぇ!?」

実況「さぁっ、ガイルも場外からカウントを取れとレフェリーを急かすっ! 大声で叫ぶっ!」

581名無しさん:2016/07/30(土) 22:10:08 ID:WFbU4MrQ
ヤン「う、ううっ……んっ……? 何がどうなってるんだ……?」ムクッ

ユン「ゲ、ゲホっ、酷ぇ目に合ったぜ……んっ……?」ムクッ


実況「場外でヤンも立ち上がってきたかっ……!? ユンも立ち上がってきたかっ……!?」


ダン「バイソンがフォール……? 何でこうなってるんだっ……!?」

ガイル「細けぇ事はいいんだよっ! カウントを取れえぇっ! とっととカウント取りやがれえぇぇっ!」ビシッ

ナッシュ「早くしなきゃ、回復しちゃうでしょっ……! ベガも……バイソンもっ……!」バンバン


オー !? オーオー !?

実況「しかし、リング上のベガっ……! あ〜っと、そしてそのベガに覆い被さっているバイソンも立ち上がりませんっ! 立ち上がりませんっ! ガイルとナッシュがレフェリーを急かすっ……!」


レフェリー ! フォール、シテルゾー ! カウントダー !

ダン「な、なんだかよくわかんねぇが……これはカウントを取るべきなのかっ……!? くそっ、肝心な所は見えてねぇが……仕方ねぇ、カウント取るぞぉ〜!」


ワー ! ワーワー !

実況「あぁ〜っとっ! そしてここで、レフェリーが今カウントを取り始めましたよっ!? カウントを取り始めましたぁっ!」

元「おいおいおいおいっ……! どうなるんだっ……!? これで決まっちゃうのかっ……!?」

582名無しさん:2016/07/30(土) 22:23:14 ID:WFbU4MrQ
ダン「ワンっ……!」

ワー ! ワーワー !

ダン「ツーっ……!」

ワー ! ワーワー !

ダン「……スリ」

ベガ「く、くおっ……! 何をしている、バイソンっ……! 離れんかっ……!」ガバッ

バイソン「……くあっ」

ダン「カウントはツーだっ! カウントツーっ! まだ決まっちゃいねぇぞっ!?」


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っ! いやいやいやっ……! ここはベガの肩が上がりますっ! 寸前の所で肩が上がったぁ!」

元「おぉ〜っとっ! 危なかったねぇっ!?」

実況「カウントは2.8ですっ! 2.8っ……! ここはベガっ……! 王者の意地とでも言えばいいのかっっ……!? それともベルトへの執着心かっ!?」

583名無しさん:2016/07/30(土) 22:29:52 ID:WFbU4MrQ
ガイル「ちっくしょうっ……! 上手くいったと思ったのにっ……! だああぁっ、くそっ……!」

ナッシュ「ああっ、くそっ……! 僕が少し遅かったせいで……回復の時間を与える事になってしまったっ……!」バンッ


アー ! アーアー !

実況「ガイルは両手で頭を抱えているっ! ナッシュは悔しそうにエプロンを叩くっ!」

元「ちょっと、二人の思うようにはいかなかったねぇ?」

実況「バイソンにフォールを『取らせた』……二人ではありましたが、ベガは返していくっ! カウントはツーカウントですっ! ツーカウントですっ!」

元「椅子でいった直後にカウントにいければ……いや、いかせれば……かな? そういう意味では、少し計画にもたつきがあったかもしれないね」

実況「……レフェリーも先程の場外カウントと同じように、超高速のカウントを取ればよかったではありませんかっ!?」

元「あ〜、いや……それはねぇ……ないんじゃないかなぁ……?」

実況「どうしてでしょう、元さん?」

584名無しさん:2016/07/30(土) 22:38:11 ID:WFbU4MrQ
ベガ「このっ……! このっ……! 貴様、何をしている大馬鹿者がっ……!」ガスガス

バイソン「ぐっ……ぐっ……」


元「レフェリーの目的って言えばいいのかな? 彼はベガ君を敗北させようとしているワケじゃないんだよ。まぁ、高速場外カウントとかはあったけどね……表現としちゃ、バイソン君を敗北させない為に動いてる……そういうのが近いかもしれない」

実況「おっと、ここでベガは立ち上がり……怒り狂ったように、バイソンの身体を踏みつけていくっ! ストンピングの連打連打っ! 元さん、続けてどうぞっ!」

元「この試合……言っちゃえば、バイソン君はベガ君の王者防衛数を伸ばす為にわざと敗北しようとしているからね? インチキ試合ですよ。そのインチキ試合をさせないよう、なんとか試合を成立させたい……多分、それがレフェリーの考えだと思う」


ヤン「ユン……お前は、あっちに回り込め……バイソンが逃げねぇように、四方を囲むんだ……」

ユン「オッケー、オッケー。あっちには、ガイルさんとナッシュさんがいるからな……四人もいれば逃げ出す事は出来ねぇだろ……」


実況「おっと、そしてユンですね……!? ここでユンは場外をグルっと回り込んで……んんっ!? 何やら、狙っているのかっ!?」

元「う〜ん、狙っているのかもしれないし……そうでもないのかも、しれない……」

実況「……と、言いますのは?」

元「ユン君とヤン君……彼らが見せた動きってのは、今の所試合放棄しようとしたバイソン君をリング上に連れ戻そうとしただけでしょ?」

実況「はいはいはいっ!」

元「だから、レフェリーと同じように、試合を成立させようとしているだけなのかもしれないし……ひょっとしたらそれ以上の事を考えているかもしれないんだ。ここに関しては情報が少ないかもね」

585名無しさん:2016/07/30(土) 22:49:37 ID:WFbU4MrQ
ナッシュ「ガイル、隙あれば狙うよっ……!」

ガイル「おうよ……インチキ王者には、転落してもらわねぇとなっ……!」


元「そしてガイル君とナッシュ君……彼らは恐らく、完全にベガ君を敗北させる為に動いているでしょう」

実況「……先程、バイソンにフォールをさせましたからねぇ!?」

元「試合を成立させたいレフェリーとは別の考えですよ。ある意味、バイソン君への肩入れと受け取ってもいいんじゃないか?」

実況「……シャドルーのバイソンに肩入れですか?」

元「どっちが勝ってもベルトはシャドルーの手の中にあるって状況だよ。だったら、バイソン君の手に渡っちゃった方が、ベガ君の連続防衛も止まるし、次にベルト狙いに行く時、何かと都合がいい……」

実況「確かに、ベガとバイソン……自分達がベルトを狙いに行くのであれば、これはバイソンの手にあった方がまだいい気はしますっ!」

元「勿論、そういう考えに至ったのはこれまでのベガ君の防衛ロード……そういう経緯があったからだろうけどね。まぁ、過激派と言うか……強硬派みたいな感じなんじゃないかなぁ?」

586名無しさん:2016/07/30(土) 23:00:45 ID:WFbU4MrQ
ベガ「この、このっ……! んっ……?」ピタッ


実況「あっとそして……あ〜、ここでリング上をご覧下さいっ! あ〜っと、あっとあっと……ベガも異変に気づいたかっ!?」

元「……うん」


オー ? オーオー ?

ベガ「なんだ……? なんだなんだ……?」キョロキョロ

ガイル「……」ジーッ

ナッシュ「……」ジーッ

ユン「……」ジーッ

ヤン「……」ジーッ

ベガ「ガイル……ナッシュ……ユン……ヤン……んんっ……?」キョロキョロ


オー ? オーオー ?

実況「場外、四方からリングを取り囲むように、ガイル・ナッシュ・ユン・ヤンの四人が鋭い目付きでリング上を睨んでいるっ! 睨みつけていますっ!」

元「ちょっと今日の試合も……これまでの経緯も含め、敵を作りすぎちゃったみたいだね。皆、ベガ君の王者に関しては……何かしら思う所はあるだろうしね。だから集まってきたんでしょう」

実況「おぉ〜っと、これはまるで……シャドルー包囲網ですっ! シャドルー包囲網だっ! ベガは取り囲まれているっ!」

587名無しさん:2016/07/30(土) 23:01:51 ID:WFbU4MrQ
今日は短いけどここまで

588名無しさん:2016/07/30(土) 23:12:38 ID:lkx7VfXI
まさかのランバージャック戦?

589名無しさん:2016/07/30(土) 23:28:37 ID:PSeYt.ZE
乙です
楽しいよ

590名無しさん:2016/07/31(日) 00:09:51 ID:uCu7ImTU


終わりが見えないw どうすんだ、これw

591名無しさん:2016/07/31(日) 00:26:00 ID:/IE4JYNU
おつおつー

すげえことになってんなwww
収拾つかせるのが難しそうだw

592名無しさん:2016/07/31(日) 00:30:47 ID:Yn753Jl6
乙!
たぶんベガ様が勝つんだろうけど、どうやるんだろ

593名無しさん:2016/07/31(日) 04:35:57 ID:BGOIkSfQ
おつおつ
ユンヤンに見せ場はまた来るのかな
ガイルナッシュとの対シャドルーでの温度差がどう作用するのか…気になるねぇ
個人的にはベガ様に無双して欲しいけどw

594名無しさん:2016/07/31(日) 05:13:50 ID:MYC4N49o
いくらベガの試合がさひどい内容だからってさ乱入はいかんやろ一応王者戦なんやろ無効試合だろこんなの

しかもダンは自分なりにどうにか試合成立させようとしてるのにナッシュがカウント取れって言ったら内容わからなくても数えるし

わざとバイソンが寝てベガがフォール奪っても数えないんだろどうせそれなのに自分用で試合内容確認できてないのに他人から指摘されたら数えるってそらないわ

595名無しさん:2016/07/31(日) 07:15:41 ID:D8G4YyBY
面白い。

マンネリ脱却のため、よく考えられてる

596名無しさん:2016/07/31(日) 10:51:37 ID:qSfTySHo
まぁプロレスのど定番なムーヴだろこれくらいはw
wweなら代わりのレフェリー連れて来てカウント取らせてるぞw

597名無しさん:2016/07/31(日) 19:37:09 ID:UTaTWf/6
面白いことになってるね

598名無しさん:2016/07/31(日) 22:01:37 ID:xBL9HpwA
ベガ「……ふ〜ん、なるほどな」キョロキョロ

ダン「おい、バイソン起きろっ……! とにかく、試合してもらうぞっ……!」


実況「さぁ、ベガは腰に手を当て、辺りを見渡しますっ!」

元「これはベガ君にとって、やり辛い試合になってきたんじゃないかなぁ?」

実況「先程の事もありましたし……これだけの人数がいたら、何が起きるかわかりませんもんねぇ!?」


ベガ「とりあえず、そうだな……おい、レフェリーそこを退け……邪魔だ……」ササッ

ダン「う、うおっ……!? てめぇ、何しやが……」

ベガ「何をするだと……? バイソンと試合をするに決まってるではないかっ……! さぁ、バイソン立て。立つんだ。お前を倒して私の王者防衛数は3となる……」ググッ

バイソン「……う、ううっ」グイッ


オー ? オーオー ?

実況「あっ、いやっ……! ここはベガ……場外で包囲している四人には構わずに……あ〜っと、レフェリーを手で払いのけ、そしてバイソンへいくっ! バイソンへいくっ!」

元「おっと、バイソン君……あぁ、まぁ対戦相手はバイソン君だからねぇ」

実況「さぁ、そしてここでベガはバイソンの身体を引き起こしていきますっ!」

599名無しさん:2016/07/31(日) 22:07:57 ID:xBL9HpwA
ベガ「……フンっ!」ググッ

バイソン「う、うおっ……」


実況「ベガは股下に手を差し伸ばし、そしてその身体を抱え上げていきますっ!」


ベガ「……そらっ! ボディスラムだっ!」

バイソン「……ぐえっ!」


実況「そしてベガはそのままバイソンの身体をマットへと叩きつけていくっ! ここはボディスラムだっ! これは、場外の四人を気にせずに……バイソンと試合を行うと言った事でしょうかねぇ!?」

元「とは言っても……う〜ん、これだけいればねぇ……? やっぱり、誰かが何かをしてくるとは思うんだよ」


ベガ「……ふむ」キョロキョロ


オー ? オーオー ?

実況「そしてバイソンをマットへと叩きつけたベガは、再び辺りを見渡しますっ!」

600名無しさん:2016/07/31(日) 22:13:51 ID:xBL9HpwA
ベガ「よし、フォールだ……カウントを取ってもらうぞ、レフェリー……」ガバッ


オー ? オーオー ?

実況「あ〜っと、あっとあっとっ!? そしてベガがバイソンの身体の上に覆い被さりましたよっ!? これは、ベガっ……! 場外の四人を全くもって気にしてはいませんっ!」

元「この攻撃は軽めのボティスラムだけどねぇ……バイソン君はガイル君のパワーボムも喰らってるし……ユン君のやつも貰ってるんだよねぇ……」

実況「う〜ん、しかし……これはレフェリーが動かない事には……」


ベガ「さぁ、レフェリー。カウントを取ってもらうぞ……」

ダン「おめぇのインチキ試合には……」

ベガ「安心しろ。ここで、必ずバイソンは返してくる……我々は試合をする気になったのだ……心配ならば、超低速のカウントでも構わん……だから、カウントを取れ……それが貴様の仕事だ……」

ダン「ぐっ、でもっ……!」

ベガ「『でも』ではないっ……! 貴様は我々に正当な試合をしろと要求するが、貴様は正当なレフェリングをしているのかァァ!? カウントを取らないレフェリーがいるのでは、いつまで立っても正当な試合など出来んわァァ! 私は超低速のカウントでもいいから取れと言っているのだァァ! 早くしろォォ! ハラワタを引き摺り出すぞォォ!? 殺すぞォォ!?」

ダン「く、くそっ……! 好き放題言いやがって……だったらカウントを取ってやるよっ……! ただし、超低速だっ……!」


アー !? アーアー !?

実況「おぉ〜っと、おぉ〜っと……ベガはレフェリーに向かってカウントを取れと叫んでいるっ! 叫びまくっていますっ……! んっ……!? あっ、そしてレフェリーが屈する形となってしまったかっ!? カウントを取り始めますねぇ!?」

元「おぉ〜っとっ!」

601名無しさん:2016/07/31(日) 22:28:29 ID:xBL9HpwA
ガイル「……何、カウント取ろうとしてやがるんだ。あのバカレフェリーっ!」シュタッ


オー !? オーオー !?

実況「おぉ〜っと、しかしここは強硬派のガイルっ……! レフェリーがマットに伏せるとほぼ同時に、エプロンサイドへと飛び乗るっ!」

元「やっぱり、邪魔しにくるわねぇ!?」


ベガ「フハハハっ……! やはりなっ……!? やはり、そうくるだろうなぁ……!? お前達はその為に集まってきたんだからなぁ……!?」ムクッ

ダン「ワ……んあっ……!? おい、おめぇ人にカウントを要求しておいて、それはどういうつもりだっ……!?」


オー ? オーオー ?

実況「おっとしかし、ここはベガ……カウントがワンにもいかないうちに、自ら上体を起こしフォールを取り止めますっ!」

元「ガイル君の動きを見てやめたんでしょうね。それだけ、ガイル君の動きが早かったと言えるね」

実況「まぁ、確かにあのまま続けていれば、ガイルのカットが行われていた可能性がありますっ!」

元「カットだけで済めばいいんだけどね。う〜ん……そうだな。だから、今のベガ君の行動……これは場外の選手達の様子を確認しておこうといった感じなんじゃないかな?」

実況「なるほどなるほどっ……! そして今のベガの動きを見る限りでは……これは想定内だった……と言った感じでしょうかっ!?」

602名無しさん:2016/07/31(日) 22:37:35 ID:xBL9HpwA
ベガ「我々の試合を妨害しようとしている奴がいるぞ。乱入者だ……レフェリー、アイツを止めろ……」ビシッ

ダン「アイツ……? あっ、ガイルっ……!?」

ベガ「貴様の望みは我々に試合させたいのであろう……? しかし、奴は違うぞっ……!? 奴は試合を潰そうとしているっ……! テロリストだっ! レフェリー、奴を止めろォォ! あのような輩が存在すれば、試合は絶対に成立しないぞォォ!?」ビシッ


実況「おっとおっと、そしてここで……ベガはエプロンサイドからリングインしようとしているガイルを指差し、何やら叫びますっ!」

元「これは……ガイル君を止めるよう要求してるのかな……!?」


ダン「あ、あの野郎っ……! おいおい、ちょっと待てちょっと待て、ガイルっ……! 乱入は駄目だろうが、乱入はっ……! 仮にも王者戦なんだぞっ……!?」ダダッ


アー !? アーアー !?

実況「あっと、そしてここでレフェリーが走りますっ! レフェリーがリングインしているガイルに向かって走って行きますよっ!?」

元「あ〜、なるほどね。先ずはレフェリーを手駒にしてきたってワケか」

603名無しさん:2016/07/31(日) 22:47:07 ID:xBL9HpwA
ダン「……おい、ガイルっ! 乱入は認めねぇぞっ!?」ピタッ

ガイル「おい、てめぇっ……!? なんで、俺を止めるんだよっ!?」


オーイ !? レフェリー !?

実況「おっと、そしてここで、レフェリーがロープ前でコレ……リングインしようとしているガイルを制していますっ! 制していますよっ!?」

元「そりゃ、王者戦……タイトルマッチに乱入者……そういうのはよくないんじゃないかなぁ?」

実況「しかし、その乱入者が出現する事になってしまった経緯……これは全て、ベガっ……! シャドルーにあるんですよっ!?」

元「そりゃ、勿論そうだけど……う〜ん、だからさっきも言ったけど……レフェリーの目的と、ガイル君の目的は違うからっ……!?」


ガイル「退けっ……! 退けっ……! そこを退きやがれ、レフェリーっ……!」モガモガ

ダン「……てめぇらはやり過ぎなんだよっ!」


レフェリー ! レフェリー !

実況「大きな観点から見れば同じ物を持っているではありませんかっ!? あ〜っと、リングインしようとするガイルっ……! しかし、それをさせないレフェリーっ!」

元「いや、そりゃ大きな観点で言えばね……!? でも、微妙に違うんだよっ!? これ、そこをついてこられちゃったかなぁ?」

実況「やめろ、やめろ〜っ! 仲間同士で争っている場合ではないぞっ!?」

604名無しさん:2016/07/31(日) 22:57:20 ID:xBL9HpwA
ベガ「フハハハっ……! 貴様らは所詮、烏合の衆なのだっ……! 一枚岩のシャドルーとは違ぁぁうっ!」ニヤニヤ


実況「おぉ〜っと、ここでベガは……争っているレフェリーとガイルをニヤついた顔で見ながら、交代して距離を取っていくっ! ここは我関せずと言った所でしょうか!?」

元「とりあえずね……下手したら、コレ……ガイル君、退場になる可能性だってある……ここは引き下がった方がいいと思う……」

実況「……退場っ!? そいつはいけませんっ!」



ナッシュ「……それっ!」ガシッ

ベガ「……むっ?」


オー !? オーオー !?

実況「あっと、しかしっ……!? ベガが下がっていったロープ方向っ……! ガイルとは逆側ですねっ!? こちらにはナッシュがいますっ! あ〜っと、そしてナッシュっ! サードロープ下からベガの足を掴んだっ!」

元「おっ……!? これ、レフェリー今ガイル君を見てるよっ!?」

実況「そうですそうですっ! 場外には四人もいるのですっ! シャドルー包囲網は続いておりますっ!」

605名無しさん:2016/07/31(日) 23:04:07 ID:xBL9HpwA
ナッシュ「……場外に引き摺り出してやるっ!」グイグイ

ベガ「おぉ〜っと、そうだそうだ……こちらにもいたんだったなぁ……王者戦に乱入は良くないぞぉ……? 離せ離せ……」モガモガ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、ベガは足を取られている、足を取られているっ! なんとか振りほどこうとしているが……ナッシュはその手を離しませんっ!」


バイソン「ううっ、ああっ……何がどうなってるんだか……とにかく、俺が試合放棄すれば、終わる事だ……場外リングアウト負けでもいい……」ゴロゴロ


元「……あっと、バイソン君が?」

実況「あっと、ここでバイソンっ……! この隙にリング上を転がって移動して……これ、再び場外へ行こうとしていますかねぇっ!?」


バイソン「よぉし……リングアウト……」ゴロン

ユン「……戻れっ!」グイッ

バイソン「んっ、ああっ……?」ゴロン

ユン「……だから、戻れってっ!」グイッ


実況「隙を見て逃げ出そうとしたバイソンですが……おっと、こちらの方角にはユンがいますっ……! さぁ、ロープ下を潜り抜けようとしているバイソンの身体を……リングへと押し戻していくっ!」

606名無しさん:2016/07/31(日) 23:13:32 ID:XFXniXwQ
ランバージャックデスマッチってやつか!

607名無しさん:2016/07/31(日) 23:18:04 ID:xBL9HpwA
ベガ「……いい加減、離してもらおうか。フンっ!」ブンッ

ナッシュ「……くそっ!」パッ


実況「シャドルー包囲網は続いている状況ですっ! あ〜、いやっ……! ここでベガが掴まれていた足を振りほどきましたかね? しかし、これ……ロープ際に近づくと、何が起きるかわかりませんよっ!?」

元「そうだねぇ。まぁ、近づかない方がいいかもしれないね」


ベガ「フフハハハっ……! これでは試合が出来ん……試合が出来んよ……フンっ……!」ガスッ

ナッシュ「んっ……? うげっ……!」ヨロッ


実況「あっ、いやっ……!? ここでベガは場外にいるナッシュを蹴りつけていきますっ!」

元「……おっとぉ!?」

実況「上手くサードロープ下に足を入れ……お〜っと、爪先蹴りをナッシュに当てていくっ!」

608名無しさん:2016/07/31(日) 23:24:54 ID:xBL9HpwA
ベガ「フフフフっ……! フハハハっ……! ハーッハッハッハッハァァァ!」ダダッ


アー !? アーアー !?

実況「あっと、そしてここでナッシュを振り切ったベガはっ……!? お〜っと、なんだっ!? リング上を大きく走り込んでいくっ!」

元「んんっ……!? なんだなんだなんだっ……!?」


ベガ「レフェリーよぉぉっ! 邪魔者を排除するのを、こぉぉぉの王者自らが手伝ってやろうではないかぁぁぁっ! ハーッハッハッハッハっ! 貴様は場外に落ちてろぉぉぉっ!」ドスッ

ガイル「だから、レフェリ……んっ……? ぐえっ……!」ボトッ

ダン「……ベガっ!?」


アー !? アーアー !?

実況「ベガが向かった先にはガイルがいるっ! ガイルがいるっ! あ〜っと、ベガはロープ前でクルっと身体を反転させながら、ガイルに肘を打ち込んでいくっ! バックハンドエルボーっ!」

元「……おいおいおいおいっ!」


ベガ「先ぁぁぁず、一人ィィィィ……! ハーッハッハッハッハっ! そして次ィィィィっ!」ダダッ


アー !? アーアー !?

実況「ガイルの身体が場外へと落ちたぁ! そしてベガはそのままロープを受けて……あ〜っと、今度は逆方向っ……! ナッシュですっ! ナッシュの方へと向かっていきますっ!」

609名無しさん:2016/07/31(日) 23:28:18 ID:MQUFW5x6
今日のテーマはベルトの権威
タッグ組が王座に物申す事で悪者はベガ様に絞られるか
でもベガ様の権威はまだ下がったまま
ベルトに相応しく無いなんて事に…

610名無しさん:2016/07/31(日) 23:31:13 ID:xBL9HpwA
ベガ「ハーッハッハッハッハっ! 死ねええぇぇっ! サイコクラッシャーっ!」ゴオオォォ

ナッシュ「えっ……!? あっ……ぐわあああぁぁっ……!」


オー ! オーオー !

実況「そのままベガ、リング内から場外へとっ……! トップロープとセカンドロープの間を潜り抜けるサイコクラッシャーアタックですっ! 場外にいるナッシュにいったぁっ!」

元「おおぉっ! サイコ・スイシーダっ!」

実況「おぉ〜っと、ベガのサイコ・スイシーダっ! サイコ・スイシーダっ! ここでベガが場外ダイブっ!」


ナッシュ「……う、ううっ」ガクッ

ベガ「ハーッハッハッハッハっ! こぉぉぉれで二人目だぁぁっ!」ムクッ


実況「これにはナッシュも大きく大きく倒れ込むっ! あっと、そしてここでベガは直ぐ様立ち上がってきますっ! おぉ〜っと、ベガは高笑いしておりますっ!」

611名無しさん:2016/07/31(日) 23:37:29 ID:xBL9HpwA
ベガ「ハーッハッハッハッハっ! この私にパイプ椅子攻撃を加えた輩がいるぅぅぅ! 誰かはわからんっ……! 覚えてはおらんっ……!」


アー、アーアー

実況「ここでベガが場外に出ましたっ! 場外に出ましたっ! あれだけの包囲網を……おぉ〜っと、ベガはあっという間に突破っ!」

元「……無理から突破していったねぇ」


ベガ「ならば崇高なる王者戦に乗り込んで来た輩ァァァ……! テロリスト共ォォォ……! ハーッハッハッハッハっ! 皆殺しだァァァ!」スーッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っと、そしてここで……!? ベガは場外で素早く首を掻っきるポーズを取りますっ!」

元「ちょっと待って、誰に対してっ……!? 誰の首を掻っ切るのっ!? バイソン君じゃないよねぇ!?」


ヤン「あっ、ナッシュさんっ……! くそっ……奴をリングに戻さねぇとっ……!」ササッ

ベガ「ハーッハッハッハッハっ……! 三人目は……お前かァァ……!?」ズガズガ


実況「わかりませんっ……! わかりませんっ……! でも、バイソンではないとは思いますっ……! あ〜っと、そしてここでヤンがっ……!? ヤンが場外をグルっと回って、包囲網突破したベガの元へと向かっていきますよっ!?」

612名無しさん:2016/07/31(日) 23:39:02 ID:xBL9HpwA
今日はここまで

613名無しさん:2016/07/31(日) 23:52:04 ID:9vHWPq8E


ベガ、4人まとめて蹴散らすつもりかな?
こういう形で王者の強さを見せる展開か

614名無しさん:2016/08/01(月) 01:21:23 ID:PUoaPYks
乙!
レフェリー、ウシロウシロ!

615名無しさん:2016/08/01(月) 01:22:46 ID:BYWlJg36
おつおつ
よおおしベガ様無双きたぜイヤッホオ!

616名無しさん:2016/08/01(月) 04:13:54 ID:l6n9kssU
さすがベガ様‼︎役者が違うぜ!
てかユン、ヤン南無…

617名無しさん:2016/08/01(月) 06:05:38 ID:Z6QNwJm.
乙っした
4人抜きしても5人目きっちり始末しなきゃダンさんが許さんだろうな
バイソンさんをどうするかが肝か

618名無しさん:2016/08/01(月) 22:01:02 ID:gdyBnAO6
ダン「おいっ……!? おい、ベガっ……! 何してやがるアイツっ……!」ダダッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っ、そしてここはレフェリーも慌ててベガの飛び出しだ方向っ……! ロープ際まで慌てて走っていきますっ!」

元「そ、そうだねっ……! とりあえず、場外に行ったんだから……場外カウントっ……!」


バイソン「ううっ、なんだよ……なんで場外に出られねぇ……んっ……? ああ、コイツか。なるほどね……」ムクッ


オー !? オーオー !?

実況「んっ、あっ……!? そしてここでリング上のバイソンも、立ち上がってきましたっ!立ち上がってきましたっ! こちらはレフェリーの向かったのとは別方向のロープ際で立ち上がってきますっ!」


ユン「てめぇだけでもリングアウトはさせねぇぞ、オラァっ……!」シュタ


オー !? オーオー !?

実況「おぉ〜っと、そしてそんなバイソンの様子を見るや否やっ……! ユンがエプロンサイドへと飛び乗りましたっ!」

元「ちょっとちょっとっ……! あっちだけでも忙しいってのに……あ〜、こっちでも何か始まっちゃったよっ!?」

619名無しさん:2016/08/01(月) 22:06:23 ID:gdyBnAO6
ヤン「くそぉっ……! ベガっ……! リングに戻って試合を……」ダダッ

ベガ「ハーッハッハッハッハっ! 自ら向かってくるとはいい度胸だっ……! だが、死ねええぇぇっ!」ゴスッ

ヤン「……グガッ!」ヨロッ


アー !? アーアー !?

実況「え〜っ……あ〜っ……!? 場外でベガに向かっていったヤンっ……! しかしここもベガがいきましたかねっ!?」

元「あっと、ナックルパートだっ!」


ベガ「フハハハっ……! ハハハハっ……! ハーッハッハッハッハっ……!」ガシッ

ヤン「……うげっ!」ベタッ


実況「あ〜っと、ベガは正面からヤンの髪を掴み、そのまま顔面をエプロンへと叩きつけるっ! 押し付けていくっ!」

元「……あぁ〜っとっ!?」


ベガ「貴様の顔面を削り取ってやろうっ……! フハハハっ……! 死ねぇぇっ……! 死ぬがいいっ……!」ズルズル

ヤン「うげっ……ガッ……ガガッ……!」


ヤーン ! ヤーン !

実況「おぉ〜っと、そのままはベガはっ……!? ヤンの顔面をエプロンサイドに押し付けてながらっ……! 顔面を擦り付けつつ、場外を移動していくっ!」

元「……あ〜っと、ラフな攻撃だっ!?」

620名無しさん:2016/08/01(月) 22:22:05 ID:gdyBnAO6
バイソン「なるほどな。さっきからずっとずっとてめぇがちょっかい出してたってワケかっ……!? さっき椅子でやってやったってのに、まだやられ足りねぇってのかっ!? よぉ〜し、いいだろうっ!」ガシッ

ユン「……んあっ!?」


実況「おっと、バイソンもっ……!? あ〜、何やらロープ越しにエプロンサイドにいるユンの身体を掴んでいますよっ!? 頭部を脇下に抱え込むように掴んでいますっ!」

元「あ〜っ、もうっ……! 何がどうなってるんだかっ……!」


ダン「く、くそっ……! 何がどうなってるんだよっ!? ベガっ……! リングに戻れっ……! 場外カウント取るからなっ……!? 1……2……3……」


実況「リング上っ……! いやっ、リング上だけではないっ……! 場外も含め、場内全体がパニックに陥っていますっ! あっとそんな中、レフェリーは……!? これは場外カウントですかねっ!? 数え始めましたよっ!?」

元「そうだね。一つずつでも片付けていかないとっ……! 先ずは、ベガ君をリングに戻しましょうっ!」

621名無しさん:2016/08/01(月) 22:31:27 ID:gdyBnAO6
ベガ「……貴様の墓標はリングの上にしてやろうっ! フハハハっ! フンっ!」グイッ

ヤン「……ううっ」ゴロン


アー !? アーアー !?

実況「ちょっと待って下さい、元さんっ!? ここでベガはヤンをサードロープ下からリングの中へと押し込みましたよっ!?」

元「なんでっ……!? ヤン君関係ないじゃんっ!?」


バイソン「だったら、とことんやってやるよっ……! うるあぁっ、こっちへ来やがれ、ボケがっ!」ググッ

ユン「お、おおっ……うぐええぇぇっ……!」バターンッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、そしてここでバイソンもっ……!? エプロンサイドにいるユンに対して……ブレーンバスターですっ! ブレーンバスターを仕掛けていきますっ! ユンの身体を真っ逆さまへと抱え上げ、そして後方へと叩きつけていきますっ!」

元「おいおいおいっ……! こっちもかぁ!?」


ベガ「シャドルーに歯向かう輩にはァァ……容赦はせんぞォォ、ハーッハッハッハッハっ!」グイッ


オー !? オーオー !?

実況「ヤンがリングの中へと引き込まれましたっ! ユンもリングの中へと引き込まれてましたっ! そしてそして、ここで場外からベガがリングへと戻ってきましたっ!」

元「これはヤン君とユン君の意志ではないからねっ!? 多分っ……!」

622名無しさん:2016/08/01(月) 22:37:35 ID:gdyBnAO6
ダン「お、おいっ……! 待て、てめぇらっ……! 余計なもんリングに連れ込んでるんじゃねぇよっ……!?」

ベガ「さぁ、立つのだ……安らかな眠りにつく為にな……ハーッハッハっ!」グイッ

ヤン「う、ううっ……」ググッ

バイソン「おめぇはとことん苛めてやらなきゃ気が済まねぇ……よっこいっしょっと……」ズシンッ

ユン「……うぐっ」


アー !? アーアー !?

実況「ベガはヤンの身体を引き起こしていきますっ! バイソンは……リング上で倒れているユンへと回り込みながら……おぉ〜っとっ! 腹部の上へと陣取っていくっ! マウントポジションっ!」

元「二人とも相手が違うよっ!?」


ベガ「……フンッッッ!」グイッ

ヤン「……うおっ」

バイソン「うるあぁっ……! うるあぁっ……! この糞餓鬼っ……!舐めてんじゃねぇ、タコにしてやるよっ! うるあぁっ、うるあぁっ……!」ガスガス

ユン「ぐっ……あぐっ……!」


ヤーン ! ユーン !

実況「ベガはヤンの股下に手を差伸ばし、その身体を抱え上げていくっ! あ〜っと、そしてバイソンは馬乗りになってそのまま殴っていく、殴っていくっ! ユンに拳を打ち込んでいきますっ!」

元「その二人はどうでもいいでしょうがっ!?」

623名無しさん:2016/08/01(月) 22:46:32 ID:gdyBnAO6
ダン「なんだよなんだよ、おいっ……! どんどんどんどん悪化していくじゃねぇかよっ……!? くそっ、とりあえずはバイソンだっ……! バイソン、やめねぇかっ!?」ガシッ

バイソン「んああっ……!? なんだ、てめぇっ……!? なんで、俺様を止めやがるっ!?」


オー !? オーオー !?

実況「ここはレフェリーは少し迷ったあげく……バイソンだっ! バイソンに身体にしがみつくように制止しにいきますっ!」

元「まぁ、バイソン君の方が危険な行為はしてるからねぇ!?」


ベガ「フハハハ、そらそらっ……! いくぞいくぞォォ……!?」ガシッ

ヤン「うっ……くっ……」


アー !? アーアー !?

実況「いや、待って下さいっ……!? ヤンを抱え上げていったベガはそのままヤンの身体を真っ逆さまにして……そして胴回りに腕を回すように抱え直していくっ!」

元「おいおいっ……! ツームストーン・パイルドライバーの体勢じゃないのっ!?」

実況「バイソンだけではありませんっ! こちらもデンジャラスですよっ!? デンジャラスな技ですっ!」

624名無しさん:2016/08/01(月) 22:57:20 ID:gdyBnAO6
ベガ「ハーッハッハッハッハァァァ!」シュタッ


アー !? アーアー !?

実況「ちょっと待って下さいっ! 更に更にベガはヤンの身体を抱え上げたまま、ジャーンプっ! 飛び込んでいきましたよっ!?」

元「……おいおいおいおぉいっ!?」


ベガ「……死ねええぇぇっ!」ズドーンッ

ヤン「うぐああああぁぁっ……! あっ、ああっ……」バターン


ヤーン ! ヤーン !

実況「ベガはジャンプして更に高さと勢いをつけながら、ヤンの脳天をマットに打ち付けていきますっ! ジャンピング・ツームストーン・パイルドライバーだっ! ジャンピング・ツームストーン・パイルドライバーっ!」

元「バイソンにかけたヤツより……完全に本気のヤツじゃないかっ!?」

実況「手加減無用のジャンピング・パイル・ドライバーっ! やはりベガっ……! シャドルー以外には容赦はありませんっ! あ〜っと、脳天からマットへと打ち付けてられたヤンの身体は……そのままガックリ背中からマットへと崩れ落ちるっ!」


ベガ「こぉぉぉれで三人目……仕留めたぞォォォ……!」スーッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、ベガは顔を上げ……そして再びここで首を掻っ切るポーズを見せていきますっ! 無気力試合……試合を行わないと予想されていたベガですが……これは試合を行っているのかっ!? 気力に道溢れているのかっ!? ただしただし、相手が違うっ……!」

625名無しさん:2016/08/01(月) 23:03:16 ID:gdyBnAO6
ベガ「さぁ、そしてアイツで四人目っ……! 最後の一人だ、フハハハっ……!」ズガズガ


アー !? アーアー !?

実況「さぁ、そしてベガは立ち上がり……おっと、バイソンの方……いや、これはユンでしょうねぇ!?」

元「恐らくユン君でしょうねぇ」

実況「ユンの方へと向かっていきますっ! これはなんだなんだっ!? 邪魔者を始末してから……ゆっくりとバイソンとのインチキ試合を行おうと言った魂胆かっ!?」


ダン「ああっ、くそっ……! とりあえず、離れろってのバイソンっ……!」

バイソン「うるせぇよっ! 最初に仕掛けてきたのはコイツだろうがっ!? やられた分、やり返して何が……」

ベガ「……バイソン、邪魔だぞぉぉぉ!」ゲシッ

バイソン「……うおっ」ヨロッ


オー ? オーオー ?

実況「おぉ〜っと、待って下さいっ!? ここでベガはユンの上へと馬乗りになっているバイソンの背中へと前蹴りを打ち込んでいきますっ! おっと、これによりユンの上に乗っていたバイソンは前へとよろけて倒れたぁ!」

元「このまま、バイソン君と試合に戻ってくれるって事は……」

626名無しさん:2016/08/01(月) 23:08:59 ID:gdyBnAO6
ベガ「最後にやられる大トリは貴様だァァ……! 無様に死にゆく姿を観衆に見せつけるがいいっ……! フハハハっ……!」グイッ

ユン「……くそぉっ!」ググッ


ユーン ! ユーン !

実況「なんですねぇ……!? ありませんねぇっ……!? やはりここはユンですっ! ベガはユンの身体を引き起こしていきますっ! やはり狙いはユンだぁっ!」


ベガ「バイソン、モタモタするなっ……! コイツを背後から押さえつけろっ!」

バイソン「へへへ、はいなはいなっ……! 了解ですっ!」ガシッ

ユン「うおっ……! お、おい、離せよっ……!?」モガモガ


ユーン ! ユーン !

実況「あっと、そしてここでベガはバイソンに何やら指示して……あ〜、おっと、ここでバイソンが立ち上がり背後からユンの身体を羽交い締めにしていきますっ! 動きを封じていきますっ!」

元「おいおいおいおいっ……!」


ベガ「……それでは、止めだああぁぁっ! 華やかに死ぬがいいっ!」ダダッ


ユーン ! ユーン !

実況「ベガはユンに背を向け……おぉ〜っと、ロープ方向へと走り込んでいったぁ! これはこれは、狙ってくるかっ……!?」

元「多分……来るでしょうっ……!」

627名無しさん:2016/08/01(月) 23:19:06 ID:gdyBnAO6
ベガ「フハハハァァ……! フハハハァァ……!」ダダッ


ユーン ! ユーン !

実況「さぁ、ベガがロープの反動を受けて返ってきたぁ! ユンはもがくっ! しかし背後のバイソンにガッシリ掴まれ、動けないっ! 動けないっ……!」

元「なんとかっ……! なんとかっ……!」


ベガ「フハハハァァァ……! 死ねええぇぇっ! サイコクラッシャーァァァ!」ゴオオォォ

ユン「……うぐああああぁぁっ!」バターン


オー ! オーオー !

実況「あ〜っと、あっとあっとっ! 無情にもここでベガが打ち込んでいくゥ! 動きの取れないベガに対してサイコクラッシャーアタックっ! サイコクラッシャーアタックだあぁぁっ!」

元「……うわあぁ」

628名無しさん:2016/08/01(月) 23:27:21 ID:gdyBnAO6
ベガ「これで四人っ……! めでたく全滅と言ったワケだっ……!」スーッ


アー !? アーアー !?

実況「ここで素早く首を掻っ切るポーズを見せていきますっ!」


ベガ「見たかっ……! この崇高なる王者の力っ……! そしてっ……!」ググッ

バイソン「シャドルーの力をよぉっ!」ググッ


オー !? オーオー !?

実況「お〜っと、そしてここでなんだっ……!? ベガは両腕を大きく挙げましたっ! バイソンも同じように両腕を大きく上げましたっ! これはこれは……ベガとバイソンが場内に向けてアピールをしているのでしょうかっ!?」

元「手際よく……って言えばいいのかねぇ……? 集まってきた四人をやっつけたからねぇ……? こういう事をバイソン君とやればいいんだよ」


ベガ「五分もかからず、四人は全滅だっ……!」

バイソン「そんなゴミみてぇな奴らがベガ様っ……! そして俺達シャドルーの試合にイチャモンつけてんじゃねぇよっ! てめぇらはただただ指くわえて見てりゃいいんだ、ボケがぁっ!」


ブー ! ブーブー !

実況「その通りでございますっ! 全くもってその通りでございますっ! あ〜っと、場内からブーイングが飛び交ってくるかっ!?」

元「一緒になって、腕挙げてる場合じゃないでしょ! 戦うのはアンタ達なんだから!」

実況「……しかしながら、これは悔しい結果になってしまいましたねぇ!?」

629名無しさん:2016/08/01(月) 23:33:22 ID:gdyBnAO6
ガイル「何が全滅だゴラァっ……! 俺はまだ、ピンピンしてるぞっ……!」グイッ

ナッシュ「くそっ、やられたまま……言われたままってのは気に喰わないねぇ……!?」グイッ

ダン「ベガ……バイソン……もう、わかったから試合を……んあっ……!?」


オー !? オーオー !?

実況「あっ、いやっ! しかし、ここはガイルとナッシュが立ち上がり……あ〜っ、おっとっ! ここで同時にリングに雪崩込んでいきますっ!」

元「おっとっ!?」


ガイル「……てめぇ、ベガっ! この野郎っ!」ガシッ

ベガ「おっと……貴様にはダメージが浅かったのかな……? フフ、懲りない奴だ」

ナッシュ「……たああぁぁっ!」ガシッ

バイソン「おっと、てめぇはベガ様にやられたんじゃねぇのかよ……? ここはシャドルーのリングなんだよ。何しに来やがったっ……!?」


オー !? オーオー !?

実況「やられたままでは終われないっ……! というか、やられてもいないっ! まだまだ、ガイルとナッシュは動けますっ! さぁ、リング上に乗り込んだガイルとナッシュはベガとバイソンに組かかっていくっ!」

630名無しさん:2016/08/01(月) 23:38:03 ID:gdyBnAO6
サガット「いくぞ、バルログっ……!」ダダッ

バルログ「そうですね……王者に集る蝿が随分といるようです……」ダダッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っ! ちょっと待って下さいっ! ここでまたっ……! ここのまた花道の奥から二人の人影が現れましたよっ!?」

元「んっ……? おぉいっ!?」

実況「ここまでシャドルーに不満を持った選手達が続々と集まってまいりましたが……ここで現れたら二人は……」

元「これ、違うでしょうっ!」

実況「花道の奥から現れたのはサガットとバルログっ……! サガットとバルログっ……! シャドルーだっ! おぉ〜っと、両者がリングに向かって花道を走り込んでいくっ!」

631名無しさん:2016/08/01(月) 23:38:45 ID:gdyBnAO6
今日はここまで

632名無しさん:2016/08/01(月) 23:45:15 ID:kD0xAYtg


サガットバルログまで!
ガイルナッシュもだけど、1個前の試合で戦ったばかりなのに、タフだなぁ
リュウもそろそろ出てくるかな?

633名無しさん:2016/08/02(火) 00:11:11 ID:i0OZnXsA
>>627
ベガ様一人芝居しないでくださいw

634名無しさん:2016/08/02(火) 06:25:56 ID:FPhRpQvY
乙っした
ベガソンvsユンヤンになるかと思いきや
シャドルーvsタッグ組になるとは
フェークがいないけど…

635名無しさん:2016/08/02(火) 09:30:51 ID:LqMYhmDo
乙!
もう何が何やら収拾がつかねえw

636名無しさん:2016/08/02(火) 10:03:43 ID:XqT12ZWA
ユンがいい声もらってるな
それをおいしいと思えるかは本人次第だが

637名無しさん:2016/08/02(火) 22:00:46 ID:VtDO/rpY
ガイル「人を見下すのも大概にしておけってんだ、この野郎っ……!」グイグイ

ベガ「おぉ〜っとっと……貴様の方こそ、崇高なる王者に向かってその口の聞き方はないんじゃないか? んんっ……?」


オー !? オーオー !?

実況「ガイルはベガに組みかかり、その身体をコーナーへと押しやっていくっ! 青コーナーへと押しやっていきますっ!」


ナッシュ「どれだけ僕達に意気がった所で、君はベガ相手には何一つする事が出来ないただの腰抜けだっ……! てやああぁっ……!」グイグイ

バイソン「違うねっ……!? 俺はベガ様に手を出す必要性がねぇから出さねぇだけだっ……! てめぇらゴミクズはしっかり潰しておかねぇといけねぇからなっ……!?」


オー !? オーオー !?

実況「そしてナッシュは逆方向っ……! バイソンの身体を赤コーナー方へと押しやっているが……あ〜っと、サガットとバルログが向かって来ているぞっ!? コレ、二人は気づいているのでしょうかねぇっ!?」

元「……見えてないかもしれないっ!」

638名無しさん:2016/08/02(火) 22:07:37 ID:VtDO/rpY
サガット「先程の試合の恨みっ……! 今、ここで返させてもらうぞ。フンっ……!」ガシッ

ガイル「崇高なる王者だと……!? ふざけんじゃねぇっ! てめぇはただの……ん、んあっ……!?」

ベガ「……サガット遅いぞ〜。何をモタモタしていたんだ。こういった蝿を始末するのもお前の役目のはずだ」


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、そしてここでサガットがっ……! 青コーナー付近で縺れ合っているガイルとベガっ……! あ〜っと、ガイルの足を今場外から掴みましたよっ!?」


バルログ「フンっ。先程の試合の借りを……美しく返させてもらいますよっ……!」シュタッ

ダン「ちくしょう、ちくしょう。なんでコイツらまでっ……! あっ、おい、サガットっ……! あ〜っ、おいっ! バルログっ……!」キョロキョロ


アー !? アーアー !?

元「あっ……!? バルログ君がっ!」

実況「バルログっ……!? あ〜っ、おぉ〜っとっ!? バルログはサガットとは別方向っ……! エプロンサイドへと昇り、そこから更にニュートラルコーナーへと昇っていきますっ! 昇っていきますっ!」

元「コレ、何か狙ってるよっ!?」

639名無しさん:2016/08/02(火) 22:13:59 ID:VtDO/rpY
ガイル「てめぇっ……!? 散々痛め付けてやったってのに、まだやられたりねぇってのかっ……!? だったら、てめぇはまた後で相手にしてやるよっ! 今は取り込み中だ。離せこの野郎っ……!」モガモガ

サガット「後……ではなく、今しよう……今っ……!」ガシッ

ベガ「おぉ〜い、サガット……お前はそのまま、そのカスの動きを止めてろ。止めているだけでいいぞ……? この私自らが仕留めてやるからな。フフ……」スッ


実況「ニュートラルコーナーに昇ったバルログは……あ〜っと、青コーナーのガイルではなくっ……! これ、赤コーナーのナッシュを見ていますねっ!? ナッシュに狙いを定めているかと思われますっ!」


ベガ「そぉ〜ら、突き上げてやろうっ……! 急所は誰にも鍛え上げる事は出来んからなっ……! ハーッハッハッハっ!」ズガァァ

ガイル「……う、うぐおおぉぉっ!」


元「あっ……! 今、ベガ君がガイル君に急所攻撃仕掛けたよっ!?」


ダン「バルログっ……! 何してやがる。下りろっ……! 下りろおぉぉっ……!」

バルログ「さぁさぁ、ナッシュ、いきますよっ……! ヒョオオォォっ!」シュタ


アー !? アーアー !?

実況「えっ、急所攻撃……!? おあ〜っと、ここでバルログが飛びましたっ! コーナーポスト上から飛びましたよっ!?」

640名無しさん:2016/08/02(火) 22:20:21 ID:VtDO/rpY
バルログ「……ヒャオォォォッ!」ズガァァ

ナッシュ「……おぐああぁぁっ!」ヨロッ


アー !? アーアー !?

実況「バルログはニュートラルコーナー上から大の字に倒れているユンの身体に上を通り過ぎ……あ〜っと、そして赤コーナーまでっ! コーナー付近で縺れ合っているのナッシュの腰へと背後から打ち込んでいったぁ! コーナー・トゥ・コーナー・ドロップキックだぁぁ!」


バイソン「おいおいおいおい……こっちに倒れ込んでくるなっつ〜のっ……! 邪魔だよ、オラァっ!」ガスッ

ナッシュ「……あぐっ!」ヨロッ


アー !? アーアー !?

実況「背後から打たれナッシュの身体は前へとよろけるっ……! しかし、そこにはバイソンがいるっ……! バイソンは振り払っていくように、顔面へとフックを打ち込んでいったぁ!」

641名無しさん:2016/08/02(火) 22:30:06 ID:VtDO/rpY
ガイル「う、ううっ……く、くそっ……! 何が崇高なる王者だっ……!」ブルブル

サガット「……さぁさぁ、場外に出て貰おうか」ガシッ

ベガ「い〜や、サガット。そいつはリングに止めておけ。私もバルログのように華やかに決めてやろう……」ガシッ


元「……ちょっと待って。ベガ君も何か狙ってるよ!?」

実況「ベガっ……!? あ〜っ、お〜っとっとっ……! お〜っと、ここでベガは前のめりの体勢で……あ〜っ、股関を押さえていますねぇ!?」

元「さっき、屈み込んで急所に打ち込んでいったんだよっ!」

実況「そんなガイルに視線を定めつつ、コーナーに背を向けたまま……あ〜っと、ベガはセカンドロープに足を掛けるっ! あ〜っと、更にトップロープにも足を掛けるっ! ガイルに視線を定めつつ、コーナーへと昇っていきますっ!」


バイソン「うるあぁっ……! 邪魔なんだよっ! てめぇは場外に落ちてろっ……!」グイグイ

ナッシュ「うっ……くあっ……!」ボトッ

642名無しさん:2016/08/02(火) 22:37:06 ID:VtDO/rpY
ベガ「それでは死にぞこないに止めを差してやるとするかぁぁっ! フゥゥンっ!」シュタ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っとっ! そしてベガも飛んだ、ベガも飛んだぁぁっ! コーナー最上段から、前のめりの体勢のガイルに向かって飛んだぁぁっ!」

元「あっ、ナッシュ君が場外に出されたっ!」


ベガ「何匹虫が集まろうとも、所詮は虫は虫なのだぁぁっ! フゥゥンっ!」ズガァァ

ガイル「……ぐえええぇぇっ!」バターン


アー !? アーアー !?

実況「そして前のめりの体勢のガイルの背中っ……! あっ、いやっ、後頭部だっ! ベガは両腕を組みながら踏みつけていきますっ!」

元「おぉ〜っと、こっちも飛んできたかっ!? ダイニング・ヘッドプレスっ!」

実況「ベガのダイニング・ヘッドプレスっ! ダーイビング・ヘッドプレスっ! あ〜っと、後頭部に強烈な一撃を貰い、ガイルは崩れますっ! お〜っと、飛び込んでいったベガも崩れますっ!」

643名無しさん:2016/08/02(火) 22:46:18 ID:VtDO/rpY
ナッシュ「……く、くそっ!」ムクッ

バルログ「おや、浅かったですかねっ……!? しかし、まだまだ美しくいきますよっ……!? ヒョオォォっ……!」シュタ


アー !? アーアー !?

実況「これにはガイルも……あ〜っと、あっとあっとっ! そしてここで再びバルログが飛びましたよっ!?」

元「あっちでこっちで……ああっ、なんだなんだっ……!?」

実況「場外にいるナッシュに向かって、バルログはロープを掴みその反動を使ってトップロープを飛び込え、向かっていったぁ! 場外ダーイブっ!」


バルログ「……ヒャオォォォッ!」ズガァァ

ナッシュ「くっ……ぐわああぁぁっ……!」バターン


アー !? アーアー !?

実況「バルログは大きく大きく腕を広げながら、その身体をナッシュへとぶつけていきますっ! プランチャ・スイシーダだっ! プランチャ・スイシーダっ!」

元「おいおいおいおいっ……!」

実況「ナッシュとバルログの身体が共に場外で崩れますっ!」

644名無しさん:2016/08/02(火) 22:54:32 ID:VtDO/rpY
ベガ「おぉ〜い、サガットもういいぞ……その虫けらを片付けておけ……」ムクッ

サガット「はいっ……! よぉ〜し、場外に来てもらおうかっ!?」ズルズル

ガイル「う、ううっ……う、うおっ……」ボトッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、更に更に……サガットですっ! ここでサガットがダウンしているガイルの身体を掴み、そして場外へと引き摺り出しているっ! あ〜っと、ガイルの身体が今場外へと落ちたぁ!」

元「あ〜っと、こっちも出されたかぁ……」

実況「怒りに身を任せ、リングへと乗り込んでいったガイルとナッシュではありましたがっ……! ここでシャドルー集結っ! シャドルー大集結だっ! ガイルとナッシュは、サガットとバルログの手によって再び場外に引き摺り出されてしまったぁっ!」


ダン「おいっ……! バイソンっ……! おい、バイソンっ……!」

バイソン「うるせぇうるせぇ……てめぇの言いたい事はわかってるよ。リング上にゴミがあったら試合が出来ねぇだろ……今はゴミ掃除してる最中だっ……! うざってぇから、ついてくるなっ……!」ササッ


実況「これはもう、レフェリーも誰を止めればいいのかわかりませんねぇっ!? レフェリーは、とりあえずは近くにいたバイソンに警告をしていますが……あ〜っと、バイソンは耳を傾けないっ! レフェリーを煙たがるように、ロープ際を移動していきますっ!」

元「サガット君とバルログ君もだけど……う〜ん、言うなればガイル君達もある意味、招かれざる客ではあるからねぇ!?」

645名無しさん:2016/08/02(火) 23:00:45 ID:VtDO/rpY
サガット「おらおら、起きろ起きろっ………! こっちだっ……!」グイグイ

ガイル「う、ううっ……」ヨロヨロ


実況「何処へ連れていくのやら……何処へ連れていくのやらっ……!? あ〜っと、サガットはガイルの身体を引き起こし、場外を引き摺り回しておりますっ!」


バルログ「さぁさぁ、こちらですよ……崇高なる王者戦の邪魔はいけません……」グイグイ

ナッシュ「う、ううっ……」ヨロヨロ


実況「そしてまたバルログもっ……! こっちはナッシュの身体を引き起こし場外を引き摺り回しておりますっ! しかしこれは今現在行われている試合とは別に、先程の試合の第二ラウンドが始まったと見てもいいのではないでしょうかっ!?」

元「ちょっと待ってよっ……!? 只でさえゴタゴタしているのに、そんな事が始まったら、どうなるかわかんないよ、もうっ!」

646名無しさん:2016/08/02(火) 23:07:16 ID:VtDO/rpY
ベガ「おぉ〜い、バイソン……その位置でストップだ……その位置いい……そこでストップ……」ササッ


アー !? アーアー !?

実況「さぁ、皮肉な事にもサガット達の乱入によって、ある意味リング上がスッキリしてきましたっ!」

元「その分、場外はパニックだっ!」

実況「おっと、ここでベガは何やらバイソンに声を掛け……んっ……!? なんだなんだ、ロープ際を移動していきますっ!」


ベガ「……フン。ほれ、起きろ」グイッ

ユン「……う、ううっ」ググッ


アー !? アーアー !?

実況「あっ、いやっ! 違うっ……! ベガの狙いはユンですっ……! 今度はユンですっ! ベガはリング上で大の字だったユンの身体を引き起こしていきますよっ!?」

元「ちょっと待ってよ……!? ユン君はもういいでしょ……!? さっき、サイコクラッシャー喰らっているんだよっ!?」

実況「そうですっ! ユンは先程、ベガのサイコクラッシャーアタックを受けていますっ! ベガの必殺技、サイコクラッシャーアタックをっ! やめろやめろ、ユンはもう限界だっ!」

647名無しさん:2016/08/02(火) 23:13:02 ID:VtDO/rpY
ベガ「さぁさぁ、こっちだこっち……来いっ……!」ズルズル

ユン「……う、ううっ」ヨロヨロ

バイソン「あっ、なるほどねっ……! そういう事かっ!」


アー !? アーアー !?

実況「ベガはユンの身体を、おぉ〜っとニュートラルコーナー付近へ連れていくっ!」


ベガ「次はバイソンにやってもらう……フハハ、僅か数分で二度も我らシャドルーの崇高なる技がその身で味わえるのだっ……! フハハ、こ〜んな機会二度もないぞっ……!?」クルッ

ユン「……う、ううっ」クルッ


アー !? アーアー !?

実況「おっと、ここでベガはっ……!? あ〜っと、ユンの身体毎向きを変え、対角線コーナーの方を向いていくっ! 向いていきますっ!」

648名無しさん:2016/08/02(火) 23:17:58 ID:VtDO/rpY
バイソン「コイツには場外でやられた分があるからなっ……! おぉ〜っしゃっ! 百億万倍にして返してやるぜええぇぇっ!」グルグル


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っとっ! そしてその対角線コーナーには、バイソンがいるっ! バイソンが待ち構えておりますっ!」

元「おいおいおいおいっ……! あの構えっ……! 狙ってるよっ……!?」

実況「バイソンは前傾姿勢を取り、そして大きく大きく右腕を回しているっ! 右腕をグルグルグルグル回しているぞっ!?」


ベガ「フハハハァァァ……! 再び無様な死に様を観衆に見せつけて来ォォいっ……! フゥゥゥンっ……!」ブンッ

ユン「う、うおおっ……!」ダダッ


アー !? アーアー !?

実況「そしてここでベガっ……! 対角線コーナーで待ち構えているバイソンの元へと、ユンの身体を降り投げていったぁ!」

元「おいおいおいおいっ……!」

649名無しさん:2016/08/02(火) 23:21:09 ID:VtDO/rpY
バイソン「ぐちゃぐちゃに潰れろォォ! バイソン式アックスボンバーだっ! うるああぁぁっ!」ズガァァ

ユン「……うぎゃあああぁぁっ!」グルンッ


アー !? アーアー !?

実況「ベガに振られて向かってきたユンの顔面にっ……! あ〜っと、バイソンが大きく大きくその右腕っ……!」

元「拳っ……!」

実況「拳を振り抜いていったぁ! 早い話がカウンターの右ストレートォォ! バイソン式アックスボンバーァァ! おぉ〜と、ユンの身体が一回転っ!」


ユン「……ぐえええぇぇっ!」ビターンッ


ブー ! ブーブー !

実況「そしてマットへと落ちますっ! ユンは一回転してマットへと落ちますっ! バイソンの反則技ァァ! 反則技だぁぁ!」


ダン「おい、バイソンっ……! 拳は反則だろうが、拳はっ!」

バイソン「それは正統な対戦相手に対してだろっ!? コイツはただの乱入者だっ! そういう奴には何しても構わねぇんだよっ!?」


ブー ! ブーブー !

実況「あ〜っと、レフェリーがバイソンに何やら激しく言っているが……あ〜っと、バイソンも激しい形相で何やら言い返しているっ!」

650名無しさん:2016/08/02(火) 23:24:40 ID:VtDO/rpY
ユン「う、ううっ……」ゴロゴロ


実況「ユンは立てないのではないかっ……!? もう立てないのではないかっ……!? あ〜っと、ユンは最後の力を振り絞るように転がって……場外にエスケープしますっ!」

元「うん。もう場外の方が安全だよ」


ベガ「バイソン……次はソイツだ……」ビシッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、そしてここでベガが……!? あ〜っと、ダウンしているヤンを指差しましたっ!」

元「おいおい、ヤン君パイルドライバー喰らってるでしょうが」


バイソン「了解了解っ……! コイツも同じようにやっちゃいましょう……」ササッ

ダン「おい、バイソンっ……! おい、バイソンっ……!」

バイソン「しつけぇなぁ、おめぇはっ……! 乱入者のコイツがリングにいたら、試合になんねぇだろうっ……! 廃除するって言ってんだっ! もう、てめぇは引っ込んでろっ!」ドンッ

ダン「……うげっ」ヨロッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、そしてバイソンはヤンへと向かっていく。ヤンへと向かっていくっ! あ〜っと、今レフェリーを突き飛ばしましたっ!」

651名無しさん:2016/08/02(火) 23:29:29 ID:VtDO/rpY
バイソン「それじゃあ……ベガ様、いきますよっ……!?」グイッ

ヤン「……ううっ」ググッ


ヤーン ! ヤーン !

実況「さぁ、バイソンはヤンの身体を引き起こし、そしてニュートラルコーナーの方に引き連れ……おぉ〜っと、ベガの待つ対角線コーナーの方を振り向かせたぁ!」


ベガ「……フフ、来い」スーッ


ヤーン ! ヤーン !

実況「ベガは視線を定めたまま……あ〜っと、ここで再び首を掻っ切るポーズを見せたぁ!」


バイソン「それじゃあ、ベガ様に止めを差してもらいなっ……! うるああぁぁっ……!」ブンッ

ヤン「う、うおぉっ……」ダダッ


ヤーン ! ヤーン !

実況「そしてバイソンが今、ヤンの身体を対角線コーナーで待つベガの元へと振り投げていったぁ!」

652名無しさん:2016/08/02(火) 23:33:59 ID:VtDO/rpY
ヤン「……くっそぉぉっ! やられねぇぞぉっ!」ビタッ

バイソン「……んあっ?」


オー !? オーオー !?

実況「あっ、いやっ……! ここはヤンが踏ん張って堪えたかっ!? 堪えたかっ!?」

元「おおっ……!?」


ヤン「……振られるのはっ!」ググッ

バイソン「うおおっ……おおっ……!」ヨロッ


オー !? オーオー !?

実況「なんとか踏みとどまったヤンは自身の身体を軸にバイソンの身体をスイングさせて……!? スイングさせてっ……!?」


ヤン「アンタだっ……! だああぁぁっ……!」ブンッ

バイソン「う、うおっ……しまったっ……!」ダダッ


オー ! オーオー !

実況「逆に振り返していったああぁっ!」

元「お〜、いいよっ! 返したよっ!」

653名無しさん:2016/08/02(火) 23:37:54 ID:VtDO/rpY
ベガ「……なんでお前が来るんだ。もう止まらんぞ、馬鹿者ォォ!」ズガァァ

バイソン「……うげえええぇぇっ!」バターン


ワー ! ワーワー !

実況「そしてベガが大きく大きく右腕を振り縫いていくがっ……!? 向かっていったのはヤンでないっ! バイソンだ、バイソォォンっ!」

元「いいラリアットが決まったねぇ!?」

実況「首をを掻られたのはヤンではなぁぁいっ! バイソンだっ! バァァイソンっ!」


ヤン「ぜぇっ、ぜぇっ……ざまあみろっ……!」


ワーワー ! ヤーン ! イイゾー !

元「これは、ちょっと間が空いてたのが幸いしたかもね。スタミナ回復の時間も作れたんでしょう」

実況「ここはヤンっ……! 何とかシャドルーに一矢報いましたっ! さぁさぁ、バイソンは大きく大きくダーウンっ!」


バイソン「う、うああっ……」

ベガ「全くバイソンめ……まぁ、いい……おぉ〜い、レフェリー。フォールだ……カウントを取ってくれ……」ガバッ


アー !? アーアー !?

実況「あれ……? ちょっと待って下さい……おっと、ベガはそのままバイソンの身体に覆い被さって……」

元「……あっ!?」

実況「あれっ……!? フォールにいったんですかっ!? フォールにいきましたよ、元さんっ!?」

654名無しさん:2016/08/02(火) 23:39:09 ID:VtDO/rpY
今日はここまで

655名無しさん:2016/08/02(火) 23:54:29 ID:l8PRaVNY


バタバタしたけど、遂に終わるか?
試合後にもいろいろありそうだから、試合時間が全く読めないw

656名無しさん:2016/08/03(水) 00:39:07 ID:WKJej9mM
ダンさんがまたカウント拒否するか、荒れた試合を収めるためにカウント取るか、
はたまたまさかのレフェリーぶちギレ没収試合になるか、次回が楽しみだ

657名無しさん:2016/08/03(水) 03:47:37 ID:Rz2xZdT.
おつおつ
さすがベガ様、我が道を行き過ぎてて展開がよめねぇw

658名無しさん:2016/08/03(水) 05:49:37 ID:f.sMcT5w
乙っした
今回のベガ様散々だな
バイソンさんにディスられたり、自分にサイコクラッシャー撃ったり、股間おさえたり
1試合三回は多いししかもベガ様ばかり…>>1疲れてるのよ…

659名無しさん:2016/08/03(水) 08:52:40 ID:WzCJO/JE
ダンの能力不足が招いた結果だな
あとこここまで乱入で試合荒れるとノーコンテストでゴングなるだろ

660名無しさん:2016/08/03(水) 13:22:49 ID:hbJ6T6.s
乙!
さてどうなりますかな

661名無しさん:2016/08/03(水) 13:36:17 ID:KvecNaoI
ひと通り終わってからノーコンテストのゴングでベガ様憤慨まで読んだ(

662名無しさん:2016/08/03(水) 21:17:50 ID:f.sMcT5w
>>659
プロレス初めてか?
レフェリーだって運営の一人なんだぞ

6631:2016/08/03(水) 21:36:56 ID:6TLUUrLY
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

664名無しさん:2016/08/03(水) 22:18:49 ID:P1RZ1y9s
お疲れ様です

ここ読んでなかったら反則だろちゃんと止めろよって思っちゃってたな
今はここからどう持って行くんだ?というワクワク感の方が強い

665名無しさん:2016/08/03(水) 23:50:17 ID:cI5LROPI
ワクワクかんより試合長すぎてだれてる。
ヤムチャ関係以外はサクサクしてくれよ

666名無しさん:2016/08/04(木) 02:42:49 ID:cyQ9k28U
普通に面白いんだけどな。

だらだらとか思うなら、スクロールして読み飛ばせよ。

667名無しさん:2016/08/04(木) 07:43:48 ID:BjlcjTXE
シャドルーの悪行をちゃんと描写しとかんとヤムチャが勝利した時のカタルシスがなかろう

668名無しさん:2016/08/04(木) 13:16:15 ID:K4T6To0Y
このカオスな試合内容から見たら大分サクサク進んでるとるとおもうがなぁ

669名無しさん:2016/08/04(木) 13:35:51 ID:22QXCFdA
女子の試合は個人的にうーんだったけどこれは楽しんで見れてるな

670名無しさん:2016/08/04(木) 22:00:44 ID:d5Z2mQDQ
ダン「ああっ、フォールっ……!? くそっ、くそっ……! 試合にケリさえつけば、この騒動は収まるのかっ……!?」

ベガ「なぁ〜にをモタモタしている。早くカウントを取るのだぁ……」

ダン「く、くそっ……! わぁ〜ったよっ……!」ダダッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っとっ!? そしてここでレフェリーが走りますよっ!? バイソンに覆い被さっているベガに向かって走っていきますっ!」

元「んっ……!? カウント取るのかなっ!?」


ヤン「お、おいっ……! ここでフォールかよっ……! おいおい、待てよ待てよ、これじゃ俺がまるで……」

サガット「……フンっ!」ガシッ

ヤン「んあっ……!? う、うおっ……!」ビターン

サガット「ベガ様の助太刀に走ってくれるとは有り難い……だが、お前はもう用済みだ。さぁ、場外で大人しくしていてもらうぞっ……!」ズルズル

ヤン「う、うおおぉっ……!」ズルズル


アー !? アーアー !?

実況「お〜っと、ここでサガットっ……! 場外からグルっと回り込み、サードロープ下からヤンの足を掴むっ! そして場外へと引き摺り出していくっ!」

元「おっと、すかさずベガ君のアシスト」

実況「リング上にはベガとバイソンの姿だけっ! そしてここまでカウントを拒否していたレフェリーがっ……! あ〜っと、あ〜っとっ! 今カウントを数え始めましたっ!」

671名無しさん:2016/08/04(木) 22:07:35 ID:d5Z2mQDQ
ダン「ワンっ……!」

アー !? アーアー !?

ダン「ツーっ……!」

アー !? アーアー !?

ダン「……スリ」

ナッシュ「……うおおおぉぉっ! だあぁっ!」グイッ

ダン「……うおぉっ!」ゴロンッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っとっ!? いや、ここはナッシュがサードロープ下から素早くリングへ滑り込んで来ましたっ!」

元「おっとっ!? バルログ君を振りきったのかなっ!?」

実況「そしてナッシュはベガにカット……では、なくっ! リング上に伏せてカウントを取っているレフェリーの身体を力任せに下から持ち上げ、身体を反転させていくっ! カウントを妨害していくっ! ベガではなく、レフェリーに手を出していきましたっ!」

元「ナッシュ君は試合権どころか、試合に参加していないからね。止めるんだったら、こうするしかなかったんじゃないかな? ベガ君に打ち込んでカットした所で、レフェリーはカウントを継続してるかもしれないしねぇ!?」

実況「あ〜っと、あ〜っとっ……! 何はともあれ、カウントはツー……ですよねっ!? まだ三つリングを叩く音は届いておりませんっ!」

672名無しさん:2016/08/04(木) 22:13:37 ID:d5Z2mQDQ
ベガ「なんだなんだ。折角決めにいったというのに、ま〜た邪魔者が現れか……」ムクッ

ナッシュ「防衛なんてさせないっ……! それ以上の事っ……! 王者転落してもらうぞっ!?」ムクッ


オー !? オーオー !?

実況「さぁ、リング上でここはフォールを取り止め、ベガが立ち上がりますっ! しかしナッシュも立ち上がってくるっ!」


ダン「……だああぁぁっ! ちくしょうっ!」ムクッ

ベガ「……むっ?」


実況「そしてここで、レフェリーも立ち上がってきますかね……?」


ダン「てめぇ、この野郎っ……! なにしやがるんだ、この野郎っ……!」ドンッ

ナッシュ「……おっと」ヨロッ


アー !? アーアー !?

実況「あれ、待って下さいっ……!? ここで立ち上がったレフェリーが……なんだっ!? ナッシュの胸を突き飛ばしていきますよっ!?」

元「あたたた、ちょっとさっきのカットは乱暴だったからねぇ」

673名無しさん:2016/08/04(木) 22:20:35 ID:d5Z2mQDQ
ナッシュ「何しやがる……じゃないでしょっ!? 貴方こそ、どうして馬鹿正直にカウントを取っているんだっ!?」

ダン「リングに入ってくるなっ……! 場外に出てろ、ナッシュっ……!」ビシッ


アー !? アーアー !?

実況「あっとっ!? そしてここでレフェリーが、ナッシュに向かって……ナッシュに向かってですよっ!? リングアウトの警告をしているのですかねぇ!? 場外を指差しますっ!」


ナッシュ「僕がリングアウトだと……!? どうしてそんな真似をしなくちゃいけないっ……!」

ダン「てめぇらが関係ねぇ奴らがこうやってリングにいちゃ、いつまでたっても収集つかねぇだろうがっ……! とっとと出やがれっ……!」ビシッ

ナッシュ「僕達がいなくなったら、それこそまたインチキ防衛が繰り返されるでしょうっ……!? それは今日だけじゃないぞっ……!? 次もだ。その次もだっ……! インチキ防衛はコイツが記録を塗り替えるまで続くんだ。だから、今日潰さないといけないんだっ……!」


アー !? アーアー !?

実況「レフェリーはかなりキツい口調でナッシュに警告しているが……あ〜、いやナッシュも引かないっ! おぉ〜っと、ここでレフェリーとナッシュが口論するような形になっているっ!」

元「カウントもそうだけど、こりゃもうレフェリーは試合成立を優先させにいったねぇ。とにかく試合に関係ない人達には出ていってもらおうって事でしょう」

実況「何故この二人が揉める形になってしまうんだっ!? 敵はシャドルーだろっ……!? ベガだろ、バイソンだろっ……!?」

元「……レフェリーはあくまで中立なんだよ」

674名無しさん:2016/08/04(木) 22:26:26 ID:d5Z2mQDQ
ダン「とにかく出ろっ……! てめぇはリングから出るんだよっ……!」グイグイ

ナッシュ「貴方は人の話を聞いているのかっ!?」

ベガ「フハハ、揉めろ揉めろ。烏合の衆め……」ニヤニヤ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、ここでレフェリーは実力行使と言った所かっ!? ナッシュをリングアウトさせようとロープ際へ押しやっていくっ! 確かに、これはレフェリーとして正しい行為だっ……! 正当なる行為ではあるがっっ……!」

元「……うんっ」

実況「これではまるでベガの思う壺ではありませんかっ!? ほら、見て下さいっ! ベガはしめしめといった表情で二人を見ていますよっ!?」


ナッシュ「今、僕がリングから出るワケにはいかないんだっ……! 悪いねっ……!」グイッ

ダン「……んあっ!?」クルッ


アー !? アーアー !?

実況「あっと、待って下さいっ……!? ここでナッシュはレフェリーの両肩を掴み……おぉ〜っと、反転させるっ! レフェリーの身体を180度回転させていくっ!」


ナッシュ「……ったああっ!」ドンッ

ダン「うおっ、コイツっ……! うげっ……!」ドスッ

ベガ「おいっ、こっちに来るな……おぐっ……!」ヨロッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っ! そしてナッシュはレフェリーを背中を力一杯押していくっ……! そして押した先には……ベガがいた、ベガがいたっ! ここでレフェリーとベガが正面衝突ですっ!」

675名無しさん:2016/08/04(木) 22:32:01 ID:d5Z2mQDQ
ダン「……うげっ!」ベタッ

ベガ「おいおいおいおい……何をしている……? 貴様は何をしている……!?」ヨロヨロ

ナッシュ「たあああぁっ……!」ダダッ


オー !? オーオー !?

実況「これにはベガもフラつくっ! あ〜っ、レフェリーはそのままガックリと前のめりに倒れ、四つん這いの体勢っ!」

元「ナッシュ君も引かないねぇっ!?」

実況「あ〜っ!? そしてナッシュは……そのまま向かっていくっ!」


ナッシュ「……てやああぁぁっ!」シュタッ


オー !? オーオー !?

実況「おぉ〜っと、ナッシュはそ〜んなレフェリーを飛び越えるようにジャーンプっ! そして右足を大きく大きく蹴り上げるっ!」


ナッシュ「ムーンサルトスラッシュだっ! てやああぁぁっ……!」ズガァァ

ベガ「……おぐぁっ!」ヨロッ


オー ! オーオー !

実況「そしてレフェリーの向こうにいるベガにっ……! その振り上げた右足を大きく大きく弧を描くように蹴り落としていきますっ!」

元「おぉっ! ムーンサルトスラッシュっ!」

実況「ナッシュも引かない、ナッシュも引かないっ! ここはムーンサルトスラッシュだっ! 側頭部辺りにヒットしたかっ!? そしてナッシュは着地っ!」

676名無しさん:2016/08/04(木) 22:43:03 ID:d5Z2mQDQ
ナッシュ「バイソンは攻撃を仕掛けないっ……! だからこそ、僕達がアンタにダメージを与えなくちゃいけないんだっ!」ガシッ

ベガ「……うあぁ」


オー ! オーオー !

実況「さぁさぁ、そのままナッシュはベガに組みかかっていきますっ!」

元「だからナッシュ君は、今日はとことんやってやろうって腹をくくってるのかなぁ!?」


ダン「あの野郎っ……! くそっ……! くそっ……!」ムクッ

バイソン「おいおい。ベガ様が試合を決めにいったってのに……まぁ〜た邪魔者が現れたってのかっ……! 仕方ねぇなぁ……」ムクッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜、ベガに正面衝突したレフェリーは……大事には至らなかったようですね。今立ち上がろうと……あ〜っと、ちょっと待てっ……! ここでバイソンが立ち上がってきますっ! バイソンもまた立ち上がってきますっ!」

元「おいおいおいおいっ……! さっきやられてたんじゃなかったのかっ!?」

677名無しさん:2016/08/04(木) 22:49:43 ID:d5Z2mQDQ
バイソン「おいコラ、虫けらァっ! てめぇみてぇな奴がベガ様に触れてんじゃねぇよ、うるあぁぁっ!」ゴスッ

ナッシュ「……ガッ」

ダン「……バイソンっ!?」


アー !? アーアー !?

実況「先程、スリーカウント決まるか決まらないのかの瀬戸際だったバイソンは……意気揚々とナッシュの背後から近づき、そして後頭部へとパーンチっ! 元気だったっ……! やはりバイソンは元気だったっ!」

元「って事はやっぱり、さっきのフォールは負けにいったと!?」


バイソン「てめぇがリングにいちゃ、いつまで経っても試合が終わらねぇんだよっ! てめぇにゃ、消えてもらうぜっ……! うるぁ、こっち向けやっ!」グイッ

ナッシュ「……ううっ」グルン


アー !? アーアー !?

実況「そしてバイソンは後頭部を押さえ苦しんでいるナッシュの身体を反転させ……おぉ〜っと、自身の方に向けていくっ! ナッシュの頭部を自身の股下へと押し込んでいくっ!」


バイソン「消えてろ、虫けらがっ……! うおおぉぉっ!」ググッ

ナッシュ「う、うおおっ……!」


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っとっ! そしてナッシュの身体を抱え上げていくっ! そのまま頭上まで抱え上げていくっ! パワーボムだっ! パワーボムの体勢で抱え上げるっ!」

678名無しさん:2016/08/04(木) 22:54:39 ID:d5Z2mQDQ
ダン「おい、バイソンっ……! 俺がソイツを退場させてやるから、そういう事はっ……!」

バイソン「こっちに投げたら、ベガ様にぶつかっちまうな……って事は、こっちの方向だ……そぉ〜れっ!」ブンッ

ナッシュ「……う、うおおっ」

ダン「えっ、あっ……!? うげえぇっ……!」バターン


アー !? アーアー !?

実況「おぉ〜っと、バイソンは捻りを加えつつナッシュの身体を抱え上げていくっ! 持ち上げると同時にスイングさせて、遠心力をつけていきますっ!」

元「あっ、レフェリーにっ……!?」

実況「あ〜っとっ! スイングされているナッシュの足がレフェリーにぶつかったかっ!? 巻き込まれる形となったかっ!?」


バイソン「おぉぉらっ……! 喰らって場外に帰りなっ……! そおぉいっ!」ポイッ

ナッシュ「……ぐわああぁぁっ!」ズドーン


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、そしてバイソンは投げ捨てていきますっ! ナッシュの身体をそのままマットへと放り投げたっ! ここは投げっぱし式のパワーボムだっ! レフェリーも巻き込まれる形となったぞっ!?」

元「あ〜っとっとっと」

679名無しさん:2016/08/04(木) 22:59:38 ID:d5Z2mQDQ
ナッシュ「う、ううっ……」ゴロゴロ

バイソン「ケッ、消えてろ。馬鹿野郎が……」

ガイル「うああっ……! まだ終わらねぇぞ、ちくしょうっ……!」ズザーッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜、これはナッシュも大ダメージだっ! ナッシュは転がり場外へとエスケープ……あ〜っ! いやっ……! 今度はガイルが来たっ! ガイルが来たっ! 場外へとエスケープするナッシュと入れ違いになるように、ガイルがサードロープ下から滑り込み、リングインっ!」

元「おおっ!?」


バイソン「なんだなんだっ!? 一つ片付けたと思ったら、また一つ出てきやがったかっ……!? ああっ!?」クルッ

ガイル「……うるああぁっ!」ガシッ

バイソン「……うおっ!」


オー !? オーオー !?

実況「バイソンも慌ててそんなガイルの方を振り返る……がっ……!? おぉ〜っと、ガイルは体勢を低くしつつ、正面からバイソンへと突っ込むんだっ! 懐に潜り込んだっ! バイソンの脇下に自身の頭部を潜り込ませていくっ!」

680名無しさん:2016/08/04(木) 23:05:32 ID:d5Z2mQDQ
ガイル「……うおおらああぁぁっ!」ググッ

バイソン「おっ、おおっ……! う、うおおっ……!」


オー !? オーオー !?

実況「ガイルはそのまま無理矢理バイソンを抱え上げていくっ! 肩の上へと抱え上げていくっ!」


バルログ「ベガ様っ……! これではキリがありませんっ! これを使って、纏めて始末して下さいっ……! それっ……!」ズザーッ


アー !? アーアー !?

元「あ〜っ! あ〜っ! バルログ君がっ……!」


ベガ「……おっ?」チラッ

ダン「ぐっ、ぐっ……また余計な物を……この野郎っ……!」


アー !? アーアー !?

実況「ファイヤーマンズキャリーの体勢でバイソンを肩の上へとかつぎ……あ〜っとっ! あ〜っとっ! なんだなんだなんだっ!? ここでリング上にパイプ椅子が突然出現したぞっ!?」

元「バルログ君だよ、バルログ君っ……! サードロープ下から滑り込ませてきたっ!」

681名無しさん:2016/08/04(木) 23:11:24 ID:d5Z2mQDQ
ベガ「ナッシュを取り押さえておけなかったのは、お前の失態だ。しかしこのパイプ椅子……よぉしよし、いいだろうバルログ。これでチャラだ……有り難く使わせてもらうぞ……」スッ


アー !? アーアー !?

実況「ガイルはパイプ椅子に気づいているのかっ!? パイプ椅子に気づいているのかっ……!? あ〜っと、ここでベガがそのパイプ椅子に手を伸ばすっ!」


ダン「ううっ、試合を成立させるんだ……試合を……それがレフェリーとしての……レフェリーとしてのっ……! うわあああぁぁっ……!」ガシッ

ベガ「んっ……!? 何ィィ……!?」


オー !? オーオー !?

実況「いや待てっ……! いや待て、ここでレフェリーがっ……! ダウンしていたレフェリーがっ……! ビーチ・フラッグスの旗に飛び付くか如く、ベガが手にしたパイプ椅子に飛びつきますっ! 飛びついていきますっ!」

元「……おおっ!?」


ベガ「貴様っ……! 何をするっ……! 離せっ……!」グイグイ

ダン「凶器はダメだっ……! 凶器はダメだぁぁっ! 乱入者は俺が責任を持って追い出してやるからっ……! 凶器はやめろおおぉぉっ!」ガシッ


オー !? イイゾー ! レフェリー !

実況「レフェリーはダウンしたままですが、そのパイプ椅子を胸に抱き込むようにして、なんとかベガの手に渡らぬようしがみついていくっ!」

元「いいよいいよっ! ベガ君に渡しちゃダメだっ!」

実況「ベガはパイプ椅子を何とか自分の物にしようと、力を込めるっ……! 力を込めていくが、レフェリーは離さないっ! 離しませんっ!」

682名無しさん:2016/08/04(木) 23:15:54 ID:d5Z2mQDQ
ガイル「ベガには勿論っ……! てめぇにも眠っていてもらわにゃ困るんだよ、だああぁぁっ……!」グイッ

バイソン「う、うおおおぉぉっ……!」ブゥン


オー !? オーオー !?

実況「おぉ〜っと、そしてここでガイルっ……! 肩の上にバイソンを担ぎ上げたまま、上体を捻り右方向を振り向くっ!」

元「……おおぉっ!?」

実況「そぉ〜して、勢いよく右を捻った上体を左へと捻りつつ、更にバイソンの足を同方向へと押し出していくっ!」


バイソン「うおおぉっ……うおおぉっ……!」ブゥン


オー !? オーオー !?

実況「頭部を軸にガイルの肩の上でバイソンの身体が大きく大きくスイングされるっ! 270度の回転っ! そしてガイルはそのまま後方に倒れ込んでっ……!?」


ガイル「……くたばってろおぉぉっ!」

バイソン「……おぐあああぁぁっ!」ズドーンッ


ワー ! ワーワー !

実況「バイソンを顔面から、マットへと叩きつけるっ! スイングさせてっ……! マットへと打ち付けていくっ!」

元「F5っ!」

実況「F5っ! エフ・ファイブっ! エフ・ファァァイブっ! 本日、二度目のエフ・ファァァァァイブっ! 先程の試合はこの技でバルログを沈めましたっ! さぁ、その技を今度はバイソンにもいったああぁぁっ!」

683名無しさん:2016/08/04(木) 23:16:56 ID:d5Z2mQDQ
今日はここまで

雑談の方にね、なんやかんや書いておきました
よければ目を通してやって下さい

684名無しさん:2016/08/04(木) 23:33:44 ID:5m/9VGn2


雑談も読みましたよ、個人的にはこの前の第四試合も観たかったので、この展開は嬉しいw
それに、約3年ほど試合してなかったプロレス主人公もいるし、大丈夫w

685名無しさん:2016/08/05(金) 00:33:30 ID:JU0ZGtwI
乙!
この試合の打ち合わせはどんなんだったんだろうか

686名無しさん:2016/08/05(金) 00:39:51 ID:pNwpyxUA
5藤田懐かしーなー

687名無しさん:2016/08/05(金) 06:24:22 ID:0HHBXTgs
乙っした
プロレスの給料ってどうなってるんだろ
ストーリー的にあえて出ない場合もあるだろうし試合していくらは無いか
人気で決まるとすると殺伐としそうだし、団体の貢献度で決めてる感じかな

688名無しさん:2016/08/05(金) 09:04:03 ID:t6g75FC6
プロレスラーって労働者じゃなくて個人事業主だと思うから
年間契約とかじゃないのかな?

689名無しさん:2016/08/05(金) 13:26:29 ID:X9529qCI
王位争奪編かⅡ世か
いっそ無量大数編までいくか

690名無しさん:2016/08/05(金) 22:01:21 ID:SV1WBzZY
ベガ「ええい、離せと言っているんだっ……! 聞こえんのかっ……!?」

ダン「う、うおっ……!」


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っとっ! しかしここでベガがパイプ椅子を手にするっ! 掴んでいたレフェリーから……無理矢理ひったくるっ!」

元「あ〜っ!?」


ダン「ダ、ダメだっ……! 椅子は渡さねぇ……渡さねぇぞっ……!」ガシッ

ベガ「邪魔だぞっ……! 離れろっ……! 離れろォォ!」ガスガス

ダン「ぐがっ……! ぐがっ……!」


アー !? アーアー !?

実況「ベガの手に椅子が渡りました、椅子が渡りましたっ! ダウンしているレフェリーは今度はベガの足掴んでいくが……あ〜っとっ! そんなレフェリーをおぉ〜っと、ベガは振り払うかのように踏みつけていくっ!」

元「あ〜、あ〜」

691名無しさん:2016/08/05(金) 22:06:34 ID:SV1WBzZY
ガイル「よぉし、バイソンはこれで大丈夫だっ……! 後はベガにも喰らわせて、バイソンにフォールさせれば……」ムクッ


実況「リング上のガイルが立ち上がってくるっ! ガイルは気づいていないのかっ!? 気づいていないのかっ!?」

元「気づいてませんねぇ!?」


ベガ「フフフ、覚悟するがいい……」ズガズガ

ダン「ううっ……ああっ……くっ、くっ……」ガクッ


ガイルー ! ウシロダー ! ウシロー !

実況「ガイルはベガに背を向けているっ! あ〜っと、そしてそんなガイルの背後からベガが向かっていくっ! パイプ椅子を手にしたベガが気配を消して向かっていくっ!」

元「来てるよ、来てるよっ……!?」


ガイル「よし、次いくぞ次っ……! んっ……!?」クルッ

ベガ「ハーッハッハッハっ! テロリストは撲滅だああぁぁっ! 死ねえええぇぇっ!」バッチーン

ガイル「えっ……!? うおおぉぉぐっ……!」


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っとっ! 振り返ったガイルに対してっ……! ベガがそのパイプ椅子を振りかざしていくゥゥ! あ〜っと、ガイルの脳天にパイプ椅子を叩きつきていったぁ!」

692名無しさん:2016/08/05(金) 22:20:19 ID:SV1WBzZY
ガイル「てめぇ、この野郎……いつの間にそんな物持ってやがった……あっ、ああっ……」ガクッ


ブー ! ブーブー !

実況「不意打ち気味へと打ち込まれ……あ〜っとっ! ガイルから全身の力が失われていくっ……!」

元「……あ〜っ!」

実況「あ〜っと、ガイルは両膝を着いたっ!」


ベガ「ほ〜う……? てっきりダウンすると思っていたのだが……見上げた根性だなっ……!?」ニヤニヤ


ブー ! ブーブー !

実況「おっと、そしてベガはそんなガイルの顔を……おぉ〜っと、ニヤついた表情で覗き込んでいるっ!」

元「……う〜っ!」


ベガ「まぁ、テロリストに未来などない。どれ、今度はもっと勢いよく叩きつけてやろう……」ジリジリ

ダン「ううっ……ダメだ……ダメだ、ダメだ、ダメだっ……」ブルブル


ブー ! ブーブー !

実況「おぉ〜っと、そしてここでベガはっ……! ガイルに視線を定めたままっ……! パイプ椅子を横に振りかぶりながらっ……! おぉ〜っと、ここでガイルから距離を取っていくっ!」

元「もう一撃、いく気かっ!?」

693名無しさん:2016/08/05(金) 22:29:51 ID:3HHoBl06
シャドルーはいい意味でクソなんだがガイルたちはなにしたいのかよくわからん

694名無しさん:2016/08/05(金) 22:32:03 ID:SV1WBzZY
ベガ「正真正銘、最後の止めだああぁぁっ……! 死ねえええぇぇっ……!」ダダッ

ダン「……ベガァァッ!」


ガイルー ! ガイルー !

実況「距離を取ったベガがっ……! ここでガイルに突っ込んでいくっ! パイプ椅子を振りかぶりながら、突っ込んでいくっ!」


ベガ「うおっ……!? なんだ……おおおっ……! うおおっ……!」ビターンッ


アー !? アーアー !?

実況「んっ……!? おぉ〜っと、おぉ〜っとっ……!? なんだなんだぁっ!? ここで突然、ベガが転んだぞっ!? 転倒したぁ!」

元「おっ……!?」


ベガ「くっ、なんだっ……!? 今、足を掴まれたせいで……く、くそっ……!」モガモガ

ユン「ぜぇっ、ぜぇっ……ざまあみろってんだ、バーカっ……!」


オー !? オーオー !?

実況「これはダウンしているレフェリーが……あっ、違いますねっ!? ユンですねっ!? ユンですねっ!?」

元「うんっ……! ユン君が場外からベガ君の足を引っ張ったっ!」

実況「おぉ〜っと、ここはユンのナイスプレーっ……! ユンが場外からベガの足を掴んで転倒させましたっ……! その結果、なんとかガイルはピンチの間逃れたっ!」

695名無しさん:2016/08/05(金) 22:39:31 ID:SV1WBzZY
ユン「ぜぇっ、ぜぇっ……今日はやられてばかりだからな……最後ぐらいはカッチョよ〜く決めてやるぜっ……!」シュタッ


オー !? オーオー !?

元「……あくまで一時的な物だけどねっ!?」

実況「おぉ〜っと、ここでユンは疲労困憊の身体に鞭を打ち、エプロンサイドへと昇るっ……! そしてそこから更に移動して、ニュートラルナーの方へと向かっていきますっ!」


ユン「ぜぇっ、ぜぇっ……よっ……よっ……」ガシッ


オー !? オーオー !?

実況「ユンはエプロンサイドから直接コーナーポストへと昇っていきますっ! さぁ、今セカンドロープに足を掛けたっ!」

元「……あっ!」


サガット「おぉい、そこのチビスケっ……! なんのつもりだっ……!?」シュタ

ユン「……んああぁっ!?」


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、ユンが昇ろうとしているコーナーポストの逆サイドからっ……! サガットが来ましたっ! サガットが来ましたっ! エプロンサイドに昇り、コーナーポストに昇ろうとしているユンに近づきますっ!」

元「……んあ〜っとっ!」

696名無しさん:2016/08/05(金) 22:48:05 ID:SV1WBzZY
サガット「何か大技を狙おうとしていたのか……? 残念だったな、お前には俺の大技を喰らって貰う事になるっ……! フンっ……!」ガシッ

ユン「ガッ……ゴ、ゴホっ……」


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、長身のサガットはそのまま長い長い腕を伸ばし、コーナーポストへと半分昇っているユンの……?」

元「首ですねっ……! 首絞めていますっ!」

実況「サガットはユンの喉元に腕を伸ばし、締め付けていくっ!」


サガット「バカと煙は高い所が好き……なんて言うからな……? 高い所に昇った分だけ、痛い目を見る事になるぞっ……!?」チラチラ

ユン「お、おいっ……! おいおいっ……! 冗談は寄せってのっ……! そっちは場外……」チラチラ


アー !? アーアー !?

実況「ちょっと待てちょっと待てっ……! サガットは場外方向を見ているぞっ……!? エプロンサイドでコーナーポストを捉えたまま、何やら場外方向に狙いを定めているぞっ……!?」

元「……あそこから、場外に投げるのかね?」

実況「という事はなんですかっ……!? ええっ……!? 雪崩式のっ……!? 断崖式のっ……!? チョークスラムだという事ですかっ!?」

元「た、多分っ……!」

実況「な〜んとデンジャラスなっ……!? な〜んと、デンジャラスな事を狙っているんだサガットっ!」

697名無しさん:2016/08/05(金) 22:53:27 ID:SV1WBzZY
ヤン「……やめろおおぉぉっ!」シュタッ

サガット「それでは……んっ……?」

ヤン「……うるああぁっ!」ガスッ

サガット「……おぐっ!」


オー !? オーオー !?

元「あ〜っ! ヤン君がきた、ヤン君がきたっ!」

実況「あっ……! ここでヤンがピンチに駆けつけてきますっ! ヤンもエプロンサイドへと飛び乗って、ユンの喉元を掴んでいるサガットのその背中に打ち込んでいくっ!」


ヤン「オラァ……! オラオラァっ……!」ガスガス

サガット「くっ、くっ……チィッ、こっちのチビもうざったいなっ……!」パッ

ユン「う、うおっとっととっ……! 急に……離すなっ……!」グラッ


オー ! イイゾー ! ヤーン !

実況「ここはヤンがユンのピンチ走っていきますっ! 流石パートナーっ! さぁ、ヤンはサガットの背中へと打ち込み打ち込み……おぉ〜っと、ここでサガット腕がユンの喉元から離れたっ!」

元「いやっ……! バランスが崩れたっ……!」

698名無しさん:2016/08/05(金) 23:04:04 ID:SV1WBzZY
ユン「うおおぉぉっ……! うげっ……!」ボトーン


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、ユンはバランスを崩し、エプロンサイドへと落下っ!」


ユン「うおおぉぉっ……! おおっ……うげっ……!」ボトッ


アー !? アーアー !?

実況「そして、エプロンサイドで身体がバウンドして……あ〜っと、そしてそこから更に場外へと落ちたっ!」

元「ちょっと危険な落ち方しましたっ!」

実況「雪崩式の断崖式のチョークスラムは逃れたとは言え……これはこれは大ダメージでしょうっ!?」


ヤン「……アンタも場外に落ちてろっ!」グイッ

サガット「お、おおっ……おっ……!」ボトッ


実況「さぁ、ヤンはサガットの背中を蹴り出すように押し出し……お〜っと、サガットをエプロンサイドから場外へ落として……あ〜、いやっ! サガットは上手く着地したかっ!?」

699名無しさん:2016/08/05(金) 23:16:45 ID:SV1WBzZY
サガット「……チィッ、チビスケがっ!」クルッ

ヤン「……いくぞぉぉっ!」ダダッ


オー !? オーオー !?

実況「場外に下りる形となったサガットは直ぐ様ヤンの……あ〜、いやっ! ヤンが突っ込んでいる、ヤンがっ……! 少々後退し、加速をつけてサガットへとエプロンサイドから突っ込んだぁっ!」

元「……おぉっ!?」


ヤン「……喰らってろっ!」グルン

サガット「……うおっ!?」

ヤン「……うるあああぁぁっ!」スガァァ

サガット「……ぐわああぁぁっ!」バターン


オー !? オーオー !?

実況「そしてヤンは前方回転しながら、サガットへと飛び込み、そして背中からぶつかっていくっ!」

元「トペ・コン・ヒーロだっ!」

実況「ここはヤンのトペ・コン・ヒーロだっ! トペ・コン・ヒーロっ! サガットを薙ぎ倒していったぁ〜っ! おぉ〜っと、サガットはダーウンっ! 仕掛けたヤンもそのままダウンだっ!」

700名無しさん:2016/08/05(金) 23:25:12 ID:SV1WBzZY
ベガ「くそっ、ユンの奴め……」ググッ

ガイル「う、ううっ……くそっ……!」ムクッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っと、しかしここでリング上のベガが今、起き上がろうと……あっと、いやっ……!? それより先にガイルが動くかっ!? ガイルが立ち上がるかっ!?」

元「……おっ!?」


バルログ「……美しく決めてやりましょうっ!」シュタッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜、いやいやいやいやっ……! しかしここでバルログがっ……!? 素早い動きでエプロンサイドに飛び乗り、そしてそこからコーナーポストへと昇っていくっ! 今度は赤コーナーの方に動きありだっ!」

元「あ〜っと、サガット君止めても、バルログ君がまだ生き残ってたかっ!?」

実況「コーナーポスト昇りきったバルログは……少々距離はあるが、リング上のガイルを見ているっ! ガイルに狙いを定めているっ!」

701名無しさん:2016/08/05(金) 23:33:55 ID:SV1WBzZY
ベガ「うああっ、椅子だ……パイプ椅子……」ググッ

ダン「う、ううっ……渡さねぇ……」ガシッ

ベガ「なんだ……またっ……!?」


ガイルー ! バルログモキテルゾー !?

バルログ「さぁさぁ、くたばりなさい、ガイルっ……! ヒャオっ!」シュタッ

ガイル「バルログ……? う、うおっ……! あっちかっ……!?」


実況「おぉ〜っと、そしてバルログがガイルに向かってコーナーポスト上から飛び込んでいったぁ!」

元「……来たぁっ!」

実況「バルログはコーナーポスト上から、大きく大きく腕を広げ……ガイルに向かって飛び込んでいくっ! フライング・ボディプレスだああぁっ!」

702名無しさん:2016/08/05(金) 23:42:24 ID:SV1WBzZY
ガイル「……サァァァマソオオォォっ!」クルッ

バルログ「えっ……!? くわああぁぁっ!」スガァァ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っ、いやいやいやっ……! ここでガイルがっ……! ガイルが飛び込んできたバルログに対してカウンターのっ……! カウンターのっ……!」

元「サマーソルトキックっ!」

実況「空中から飛び込んで来たバルログをサマーソルトキックでカウンターっ! 滞空攻撃ィィ! バルログを打ち落としていきますっ!」


バルログ「……くああっ、ああっ」ゴロゴロ

ガイル「……油断ならねぇ野郎だっ!」シュタッ


ワー ! ワーワー !

実況「カウンターで打ち落とされたバルログはそのままリングを転がり、場外へエスケープっ! そしてガイルはクルっと一回転して着地っ!」

元「タイミングバッチリだったよっ! ナイスナイスっ!」

703名無しさん:2016/08/05(金) 23:48:31 ID:SV1WBzZY
ベガ「フンっ、見苦しい悪足掻きだなっ……! 殺してやるっ……!」ムクッ

ダン「ああっ、くそっ……! いかせねぇぞっ……!」ガシッ


実況「あ〜っと、あっとあっとっ! しかしここで椅子を手にしたベガも立ち上がってくるっ! 立ち上がってきますっ!」

元「いや、レフェリーが足にしがみついているからっ……!」


ベガ「ええいっ……! いい加減、貴様はうざったいぞっ……! 乱入者を始末出来んだろうがっ……! 離れろォォ!」バッチーンッ

ダン「……ぐわああぁぁっ!」


アー !? アーアー !?

実況「あ〜、いやいやいやっ……! ここでベガは、そのパイプ椅子をレフェリーへと振りかざしていきますっ! あ〜っと、レフェリーの背中へと打ち込んだぁ!」

元「……あ〜っ!」

実況「これにより、ベガの足を掴んでいたレフェリーの手が離れますっ!」

704名無しさん:2016/08/05(金) 23:55:59 ID:SV1WBzZY
ベガ「ハーッハッハッハっ……! 死んでもらうぞおおぉぉっ!」ダダッ

ダン「ううっ、ダメだ……ダメだ……もう、俺にはどうしようもねぇ……」ヨロヨロ


ガイルー ! ガイルー !

実況「そしてベガは向かっていくっ! パイプ椅子を振りかざしてながらガイルへと向かっていくっ!」


ベガ「ようやく思い出したぞォォォ! 私の顔面を打ち抜いたのは、お前だったなァァァ! ハーッハッハッハァァァ! 死ねえええぇぇっ!」
バッチーン

ガイル「さぁさぁ、次は……えっ……うぐあああぁぁっ!」バターン


アー !? アーアー !?

実況「そして振り抜いたァァ! ガイルの顔面目掛けて、パイプ椅子を振り抜いていったァァ!」


ダン「ノーコンテンストだっ……! ノーコンテンストっ……! もう、どうしようもねぇよっ……! ゴングを鳴らせ、ゴングをよぉ……!?」

705名無しさん:2016/08/06(土) 00:01:56 ID:SPw0moAM
ベガ「ジ・エンドォォォ……! これでもう邪魔者はいない……」ポイッ


実況「ガイルの顔面に振り抜いていったベガは、満足気な表情をしながら、パイプ椅子を投げ捨て、そしてバイソンへと近づいていくっ!」

元「……あ〜っ」


ベガ「そういえば、バイソンはガイルにやられていたんだったなぁ……という事は、もうこれで構わんだろう……」グイッ

バイソン「……ううっ」ゴロンッ


実況「そして、ベガはうつ伏せにダウンしているバイソンの身体を、足で転がすようにして、反転っ! 仰向けへとしていくっ!」

元「……これは」


カンカンカーン


ベガ「さぁ、フォールだ……んっ……?」ガバッ


アー !? アーアー !?

実況「あっとぉ……!? ベガはバイソンの身体に覆い被さってフォールの体勢なのですが……あっと、なんでしょうっ!? フォールにいく直前に……今、ゴングが鳴らされませんでしたかっ!?」

元「ええっ……!? う、うんっ……!」

706名無しさん:2016/08/06(土) 00:02:53 ID:SPw0moAM
今日はここまで

>>693
返答として、反省会とは別の形でそのうち短編書くよ
反省会とは違う形で書いてみたい

707名無しさん:2016/08/06(土) 00:24:43 ID:D./dHXRQ


初のノーコンテスト!…リュウは?w 
まだ一波乱あるのかな?

708名無しさん:2016/08/06(土) 00:42:33 ID:7Vt/YlRI
乙!
いろいろ大技出てきたけどノーコンテストか
ベルトはベガ様のままってことかな?

709名無しさん:2016/08/06(土) 06:29:53 ID:zWAqkgCQ
乙っした
これでバイソンさん勝ってたらタッグ組も王座挑戦できたんだがなぁ
ノーコンだからベルトの移動は無いかな?
さすがに没収はまさかだろうが

710名無しさん:2016/08/06(土) 06:30:20 ID:piCDCRig

これを越えなきゃならんのかヤムケンタッグは
リベンジの因縁だけで足りるのか

711名無しさん:2016/08/06(土) 08:40:09 ID:YYqgw3c2
ダンはカスだな結局ノーコンかよ荒らされるだけ荒らされてさ判断遅すぎそして自分のワケわからん信念押し付けた結果これだよ

712名無しさん:2016/08/06(土) 09:20:26 ID:qENBpEc.
ブックって言葉しらねえの?

713名無しさん:2016/08/06(土) 09:55:32 ID:CVhXtPq6
知ってるよ
本だろ

714名無しさん:2016/08/06(土) 10:43:24 ID:Qie46C8k
おつおつ
まぁ、こんだけ混沌とさせておいて結局ベガ様勝利とかなったらナッシュガイル・ユンヤンの立場無くなるし、シャドルーとの因縁つけようにも負け犬の遠吠え感が強くなってストーリー組み立て難くなる
三組全ての思惑が成立しないようにするにはノーコンテストしか無いんじゃないかな

個人的には乱入者全ての屍の上で高笑いするベガ様を見たかったけどね

715名無しさん:2016/08/06(土) 12:33:02 ID:D./dHXRQ
プロレス特有のこのカリカリした雰囲気いいゾ〜これ

716名無しさん:2016/08/06(土) 14:41:24 ID:LC3AwsRY
本とか言ってるやつはマジなのかそれともヤバイやつなのか
わからんから困る…。

717名無しさん:2016/08/06(土) 14:48:40 ID:DF8TZebc
夏休みなんだろ

718名無しさん:2016/08/06(土) 16:04:11 ID:d3hT7sNE
レフェリーも全体の流れくらいは説明ってされてたりするんかね

719名無しさん:2016/08/06(土) 16:05:41 ID:LC3AwsRY
同一人物だとしたらIDの意味ないから困るな

720名無しさん:2016/08/06(土) 18:39:16 ID:h1uomhOU
一番最初に始まったのは一昨年だろ?
この作品も長く続いているから、途中から入った奴にはプロレスの仕組みの部分とかを理解してない人もいるかもね

721名無しさん:2016/08/06(土) 20:02:37 ID:d3hT7sNE
ただのレス乞食じゃないのか

722名無しさん:2016/08/06(土) 22:01:21 ID:MU24lsXs
ベガ「何故、ゴングが鳴るっ!? 何故、ゴングが鳴るゥゥ……!? まだ貴様はカウントを取っていないだろうっ……! 何故だぁっ!?」

ダン「う、ううっ……」ズルズル


ザワ……ザワ……

実況「場内がざわめきますっ! 場内がざわめきますっ! あ〜っと、バイソンの身体に覆い被さっているベガも驚きの表情を見せますっ! ゴングを要請したレフェリーの、その背中っ……! 驚きの表情で見つめているっ!」


ダン「う、ううっ……あ、ああっ……うおっと……」ボトッ

ベガ「何処へ行く気だ。戻って来いっ……! 私はバイソンをフォールしているぞっ!?」バンバン


ザワ……ザワ……

実況「レフェリーはそのまま這いずってサードロープを潜り、おぉ〜っと、ここで場外に出るっ! あ〜っと、ベガはそんなレフェリーを呼び寄せるように、マットを叩いているっ!」


ダン「ううっ、マイクだ……マイク貸してくれ……」ムクッ


ザワ……ザワ……

実況「あっと、そして場外に出たレフェリーは今、我々放送席の目の前で立ち上がり……お〜っと、マイクを握りましたっ!」

元「おっと」

723名無しさん:2016/08/06(土) 22:07:09 ID:MU24lsXs
ダン「只今の試合っ……! 乱入者多数及びベガ選手の凶器使用によって、ノーコンテンストっ……! ノーコンテンストとさせて頂きますっ!」


アー !? アーアー !?

実況「そしてレフェリーのダン氏が声高らかに叫び……あ〜っと、あっとあっとっ!?」

元「……無効試合かっ!?」

実況「なんとなんと、無効試合ですっ! この混乱しっぱなしのこの試合っ……! 無効試合の裁定が下されましたよっ!?」


ベガ「凶器使用で無効試合だとっ……!? ふざけるなっ……! 私が使用したのは、勝手に乱入してきたテロリスト共達だけにだっ……!? バイソンには一切使っておらんっ……!」ガバッ

ダン「第五試合、ベガ選手対バイソン選手の試合は無効試合とさせて頂きますっ! 無効試合とさせて頂きますっ! そして、その結果っ……!」


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っとっ! リング上のベガも立ち上がり、何やら怒鳴っているっ! 怒鳴りつけているっ! あ〜、しかしレフェリーは続けるっ……!」

724名無しさん:2016/08/06(土) 22:13:42 ID:MU24lsXs
ダン「……ベガ選手の王者防衛数は、増えませんっ!」


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っと、確かにっ……!? この試合が無効試合になると言う事は……当然の如く、勝者も敗者も存在しないと言う事っ!」

元「全てがなかった事になると言う事だもんねっ!?」

実況「ここで途絶えたっ……! 嘘で塗り固めてきた、インチキで塗り固めてきたベガの王者防衛記録が、ここでストォォーップっ!」


ダン「しかしながらベルトの扱いに関しましては、これは無効試合と言う事なので……」

サガット「無効試合だと……? ベガ様の王者防衛数が増えないだと……? ふざけるなぁぁっ! 今すぐその裁定を取り消すんだああぁぁっ!」ダダッ

ダン「引き続き……んっ……!? どぐああぁぁっ!」ボトッ


オー ! オーオー !

実況「これはこれは……混乱を引き起こした乱入者……つまり、ガイル達の力によって、大きな大きな結果を引き起こしたのではないでしょうかっ!?」

元「試合の結末が見れないってのはアレだけど……まぁ、そもそも試合をする気なんてなかったみたいだしねっ!? これ、この結果だけでもねぇっ……!?」

実況「あ〜っとっ! しかしこの結末に、やはりシャドルー陣は納得がいかないようだっ! ここでサガットっ……! 話を続けているレフェリーに襲いかかっていきますっ!」

725名無しさん:2016/08/06(土) 22:20:57 ID:MU24lsXs
ベガ「防衛数が増えない……私の王者防衛数が増えないだとっ……!?」ワナワナ

ガイル「へ、へへ……王者転落を狙っていたんだが……まぁ、この結末はコレはコレでありかもな……へへっ……!」

ベガ「く、くそおおぉぉっ……! 全ては貴様のせいだっ……! 余計な事をしよってっ! フゥゥゥンっ!」ドスッ

ガイル「……おぐっ!」


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っとっ! 納得がいかないのはベガもだっ! ベガはダウンしているガイルの身体をっ……! 怒りに身を任せ、踏みつけていくっ! 踏みつけていくっ!」

元「まぁ、ベガ君にとっては邪魔をされた張本人だからねぇ……!?」


サガット「ふざけるなっ……! おい、ふざけていると痛い目に合うぞっ……!? 今すぐ裁定を取り消すんだっ……!?」ググッ

ダン「ゲ、ゲホっ……! 離せ……離せってのっ……!」


実況「サガットはレフェリーの胸ぐらを掴み、そして抱え上げて、これ脅しているのでしょうかっ!? おぉ〜っと、これはレフェリーのダン氏が危ないっ!」

元「でも、こういう結果にするしかないじゃんっ!?」

726名無しさん:2016/08/06(土) 22:29:19 ID:MU24lsXs
ヤン「ううっ……! そもそもアンタも俺もこの試合には、なんの関係もねぇ人間なんだっ! そういう奴が口挟むのは、よくねぇだろがっ……! レフェリーを離せ、うるあああぁぁっ!」ダダッ

サガット「……ぐおっ!」ヨロッ

ダン「お、おおっ……!」ボトッ


実況「あ〜っとっ! しかしそんなサガットに対して……ここはヤンが後ろからタックルをするように突っ込んでいくっ! おっと、胸ぐらを掴まれてたレフェリーは……おぉ〜っと、逃れたかっ!?」


サガット「俺は今レフェリーと話しているんだっ……! 関係ない、チビスケは引っ込んでろっ……!」ガシッ

ヤン「うるせえっ! アンタにゃ、話す資格はねぇんだっ! 来るなら来やがれっ……!」ガシッ


実況「しかし、サガットも振り返り……あっと、今度はユンに組かかっていくっ! 組かかかっているっ! 今、我々放送席の目の前で二人が揉み合っていますっ!」


ベガ「貴様のせいだっ……! 全ては貴様のせいだっ……! 死ねっ……! 死ねっ……!」ドスドス

ガイル「……ぐっ、ぐっ」


アー !? アーアー !?

実況「ベガはリング上でガイルの身体を踏みつけ続けているっ! 元さん、これ……試合は終わったとは言え……まだ、終わる気配が見えませんよっ!?」

元「まぁ、そりゃシャドルーが揃って『無効試合でしたか。それじゃあ、お疲れ様です』な〜んて言うワケないけどさぁ? う〜ん……」

727名無しさん:2016/08/06(土) 22:37:53 ID:MU24lsXs
ガイル「ぐっ……ガッ……」

ベガ「フンっ……! 踏みつけるより、コイツを使った方が手っ取り早く殺せるなっ……!」ガシッ


アー !? アーアー!?

実況「あ〜っと、ここでベガは動きを止めっ……? おぉ〜っと、パイプ椅子を手にしたっ! 手にしたっ! 再びパイプ椅子を手にしたっ!」

元「ダメだよっ……! それが無効試合になった理由じゃないのっ!」


ダン「試合はもう終わってんだよっ………! 終わってんだよっ! ゴングを鳴らせ、もういっぺんゴングを鳴らせえぇっ! コイツらに教えてやれぇぇっ!」


カンカンカーン、カンカンカーン

実況「あっと、ここでレフェリーが要請したのでしょうかっ!? 試合終了を告げる鐘の音がもう一度打ち鳴らされるっ……! あ〜、一度ではないっ! 打ち続けられていますっ!」


ベガ「私の試合を潰した責任は取ってもらうぞォォ……! 死ねえええぇぇっ……!」バッチーン

ガイル「……ぐわああぁぁっ!」


アー !? アーアー !?

実況「ベガには耳がないのかっ……!? 聞こえていないのかっ……!? あ〜っと、ベガは場内にゴングが鳴り続けているこの状況で……あ〜っと、ガイルに椅子を打ち込んでいったぁ!」

元「怒りで聞こえてないのか……それとも、もうわかってやってるのか……」

728名無しさん:2016/08/06(土) 22:42:28 ID:MU24lsXs
リュウ「おうおう、大騒ぎだな……とにかく、行こうっ……!」スッ


アー !? アーアー !?

実況「リング上でガイルを滅多打ちにするベガっ……! あっ、待って下さいっ!? ここで花道の奥から……」

元「……あっ!?」


リュウ「……はああぁぁっ!」ダダッ


オー !? オーオー !?

実況「おぉ〜っと、リュウが現れたっ! リュウが現れたっ! リュウはリングに向かって走っていきますっ! また一人、この混乱に一人増えましたっ!」

729名無しさん:2016/08/06(土) 22:44:21 ID:C/3WK1YE
リュウ!ついにきた!

730名無しさん:2016/08/06(土) 22:49:22 ID:MU24lsXs
リュウ「……ベガっ!」ズザーッ

ベガ「殺してやるっ……! 殺してやるっ……! むっ……!?」

リュウ「何しているっ……! その椅子、寄越せっ……!」ガシッ


オー !? オーオー !?

実況「リュウは素早くサードロープ下からリングに滑り込みっ……! あ〜っと、ベガがガイル目掛けて大きく大きく振りかぶっているパイプ椅子を掴んだっ! 掴んだっ!」

元「おっ、おっ……! いいよっ!?」


リュウ「これは預からせてもらうぞっ……!? はあぁっ!」ブンッ

ベガ「くああっ……! お前もテロリストの一味かっ……!?」


オー !? オーオー !?

実況「そしてリュウはベガからパイプ椅子を奪い取っていきますっ! 奪い取りましたよぉ!?」

元「おぉ〜し、いいよいいよっ!」


リュウ「何、言ってるんだ……? とにかく離れろっ……!」ドスッ

ベガ「ぐっ……! お〜っとっとっと……」ヨロヨロ


オー ! イイゾー !

実況「更にリュウは椅子を奪い取ったままっ……!? おぉ〜っと、ベガの腹部へと蹴りを打ち込み、少しばかり距離を取っていくっ! ベガは大きくよろけたっ!」

731名無しさん:2016/08/06(土) 22:55:56 ID:MU24lsXs
リュウ「……これはいらないっ!」ガシャン


オー ! オーオー !

実況「さぁ、リュウは椅子を投げ捨てたっ……! そしてベガに……」


リュウ「おいっ、ガイルっ……! 大丈夫かっ!? しっかりしろっ……!」

ガイル「う、ううっ……」


実況「あっ、いや、違いぞっ……!? ここはリュウ、ダウンしているガイルに向かって声をかけているっ! 安否を気遣っているのかっ!?」

元「まぁ、しこたま打ち込まれてたからね」


ベガ「くそっ、リュウめ……リュウめ、リュウめ、リュウめ……」ギロリ

リュウ「……」チラッ


実況「しかし、そんな事……と言えば聞こえは悪いですが、している場合ではないのかもしれませんよっ!? ベガがっ……! ベガがっ……!」

元「いや、一応リュウ君は警戒してます」

732名無しさん:2016/08/06(土) 23:01:26 ID:MU24lsXs
ベガ「フンっ、全くもってウザったい奴だ……ここは、とりあえず引くか……」グイッ

リュウ「……行ったか」


アー !? アーアー !?

実況「あれっ、待って下さい……ここでベガはリュウにはいかず、逆に距離を取り、おぉ〜っと、ロープを潜り場外へと出ていきますっ! 」

元「なんだなんだ?」


バルログ「……ベガ様、いいのですか?」ササッ

ベガ「お〜う、バルログ。大丈夫だったみたいだな……それで、いいのですかとは、何の事だ……?」

バルログ「いや、リュウが来てますよ……? アイツも始末しなくていいのですか……?」ビシッ


実況「あっと、そんなベガにバルログが駆け寄って来ましたねぇ? そして、バルログはリング上のリュウに場外から指を指していますっ!」

733名無しさん:2016/08/06(土) 23:07:37 ID:MU24lsXs
ベガ「焦るでない、バルログ……よくよく考えてもみろ……」バッ

バルログ「……はい」


実況「ここでベガは大きく腕を広げたっ!」


ベガ「我々シャドルーは何人いる……? 観客席に紛れ込んでいる、構成員は含めなくてもよい。今、我々シャドルーは何人だ……?」

バルログ「四人です」

ベガ「そうだな、四人だ……お前は頭がいい……」ビシッ


実況「んっ、何だっ……? ベガはバルログに向かって、指を四本立てますっ!」


ベガ「では、乱入してきたテロリスト共は何人だ? 数えてみようか……?」グルッ

バルログ「そうですね」

ベガ「え〜、そこにナッシュ……リング上にはリュウとガイル……あっちにはユンとヤンいるなぁ……?」チョンチョン


実況「あ〜っと、そして続けてベガは辺りを見回しながら……お〜っと、何かに指を指しているぞっ!?」

元「あ〜、なるほどね」

734名無しさん:2016/08/06(土) 23:20:31 ID:MU24lsXs
バルログ「……五人ですね」

ベガ「そうだ、五人だ。我々に対して一つ不利な状況になった……」バッ


実況「さぁ、そして再びベガが大きく腕を広げますっ! 元さん、なるほどとは、なんでしょう?」

元「リュウ君が加わった事で、五体四の状況になっちゃったんだよね?」

実況「あ〜、なるほどっ……! ベガじゃ自分達は四人で……相手は五人いると……あ〜、確かに確かにっ……! バルログにそう言ってるんでしょうねぇ?」


ベガ「撤収だ……撤収、撤収……今日の所は引き下がるぞ……」

バルログ「しかし、奴らの思う壺のまま終わらせてもいいのでしょうか?」

ベガ「構わん構わん。たまには奴らに華を持たせてやろう……それに、私は負けてはいないィィ。お〜い、サガットっ……! 撤収だ、そいつはもういい。解放してやれっ! バルログはリングのバイソンを回収しろ」


実況「なるほどなるほどっ……! 自分達に取って悪い状況になったから……こう、リュウにはいかず場外に行ったとっ!?」

元「まっ、クレバーなベガ君らしい行動だと言えますね」

実況「あ〜っと、ベガはサガットに声をかけ……おっと、ここでサガットはヤンから離れ、ベガの元へ向かっていくっ! そして、バルログは……場外からバイソンの身体をこれは引き摺り出していますね!? さぁ、リュウはその様子を警戒しつつ見つめているっ!」

735名無しさん:2016/08/06(土) 23:26:11 ID:MU24lsXs
バルログ「バイソン大丈夫ですか……?」

バイソン「う、ううっ……あのイカレ頭の糞野郎っ……!」

サガット「ベガ様、俺達がもう少し早く来ていれば……」

ベガ「もういいもういい……撤収、撤収……帰るぞ、帰るぞ……」


アー !? アーアー !?

実況「さぁ、場外で大終結したシャドルーは……あ〜っと、ここで引き下がっていきますねぇ!?」

元「まぁね、しこたま暴れたからもう満足したでしょう」

実況「さぁ、ゾロゾロと引き下げっていくシャドルー達っ! 今は落ち着いた素振りを見せていますが……実はコレ、内心ハラワタ煮えくり返っているでしょうっ!?」

元「そうかもしれないね」

実況「ベガの王者防衛記録はここでストップしたのですっ! これはこれは、もうストリートプロレスの大勝利と言も過言ではありませんっ!?」

元「……いや、大勝利ではないね」

736名無しさん:2016/08/06(土) 23:30:42 ID:MU24lsXs
リュウ「レフェリー、こんな試合が二度と起きない為にも……マイクを貸してくれ……」

ダン「オーケー、オーケー……ホレ……」


実況「何を言ってるんですか、元さんっ!? ベガの計画は崩れ落ち……」

元「いやぁ……ねっ……?」


リュウ「おいっ……! ベガァァァっ……!」

ベガ「……んっ?」クルッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っと、お待ち下さいっ……! ここでリュウが叫びましたよっ!? マイクを握っていますねぇ? さぁ、帰り行こうとしているベガに向かってマイクを使って叫んでいきますっ! さぁ、ベガがそんなリュウの方を見たっ!」

737名無しさん:2016/08/06(土) 23:35:02 ID:MU24lsXs
リュウ「他人の試合に乱入して暴れ回る……まるで、お前達みたいな事をしてるが、なんでこうなったかは、勿論わかってるよなぁ……!?」


オー ! オーオー !

実況「さぁ、リュウは叫びますっ! リュウ叫んでいきますっ! そうですっ! 元はと言えば、ガイル達はこの試合に乱入したのも、ベガが嘘八百っ……! インチキな試合を行って、王者防衛記録を伸ばしていた事に原因があったのですよっ!?」


リュウ「お前の持ってるそのベルト……挑戦したい相手……挑戦するに相応しい相手が……ここにいるんだよ……ここにもっ……! ここにもっ……! ここにもっ……!」


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っと、リュウは自信は勿論の事っ……! ガイルやナッシュ、ユン達も指差し……んっ……?」


リュウ「こんな事いつまでも、続けられるとでも思うなよ? 次の防衛戦、またシャドルー内から指名すると……また、こうなっちまうかもしれないぞぉぉっ!?」

ベガ「ベルトはまだ私の手の中だ……」


オー !? オーオー !?

実況「んっ、待って下さい……? ベルトに挑戦……んっ、これは元さん……?」

元「この試合がなくなった事によって、ベガ君の防衛数は増えないけど……うん、そうだね。ベルトはまだベガ君の手にある状態だね。ただ単にこの防衛戦が中止……お流れ……そういう扱いですもんね」

実況「あ〜、そうだそうだっ……! ベガの防衛数が増えていないのはコレ、ベルトの移動でそうなったワケではないっ……! 無効試合っ……! ノーコンテンストだからだっ!」

元「そうです」

実況「という事は、今現在ベルトを所持しているのは、この試合が行われる直前っ……! この無効試合が行われる直前に保持していた者……ベガだあぁっ!」

738名無しさん:2016/08/06(土) 23:36:35 ID:MU24lsXs
今日はここまで

739名無しさん:2016/08/06(土) 23:41:49 ID:C/3WK1YE


ようやく収まったな、面白い試合だった
ベガの次の相手によって大きくストーリーが左右されるな…
誰になるのか、楽しみ

740名無しさん:2016/08/06(土) 23:47:51 ID:PAyT2uS2
ベルトが抗争のおもちゃになってるから、王者としての威厳のある試合が見たいところだな

741名無しさん:2016/08/07(日) 00:18:19 ID:4fGnKy76
今回の騒動で格的にシャドルーか空手軍団だけだったベガの相手が、因縁作れたしガイルナッシュユンヤンが増えた感じ?
空手軍団使わずに防衛記録伸びそうだねー

742名無しさん:2016/08/07(日) 00:39:19 ID:QYBfo9C.
乙!
そうか、これでシャドルーと空手軍団以外の対抗戦のようなものが出来るわけか

743名無しさん:2016/08/07(日) 03:40:47 ID:aHj7eCY6
おつおつ
ついでに言えば、ベルトへの挑戦権を賭けてユンヤンナッシュガイルが空手軍団と試合するとかも出来るね

744名無しさん:2016/08/07(日) 06:53:48 ID:Y7ACEzdA
乙っした
シングル4連戦かそれとも4人で争って勝った奴が挑戦か
格下4連戦の方が防衛数増えていいかも
いっそ1回戦組含めた全員とやれーw

7451:2016/08/07(日) 21:53:07 ID:caqje0hw
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

746名無しさん:2016/08/08(月) 00:43:26 ID:8CCfbb4c
ええんやで

747名無しさん:2016/08/08(月) 12:14:06 ID:VYJTd4e.
別にこの団体内で防衛する必要ないからな
他団体の選手とベルトかけて遠征で試合すればリュウやガイルなんかざまぁってできるな

748名無しさん:2016/08/08(月) 12:34:37 ID:rN4cK7T2
おつ
シナリオはベガさんが考えたのかな。ベガさんもマジお疲れっす

749名無しさん:2016/08/08(月) 21:16:26 ID:wUL9zFLY
この世界悟空は死んだままなんだよなー
悪人が悟空狙って来たりするから仕方ないんだろうけど
やっぱり生き返って欲しかったな
全部ドクターゲロが悪いんだが

750名無しさん:2016/08/08(月) 22:00:32 ID:iPSA3Kgc
実況「これでは元さんっ……!? ガイルやナッシュ……加えてユンとヤンっ……! それにレフェリーもいましたっ! ベガに不平不満を溜めていた彼らの行動は……無意味な物だったという事でしょうかっ!?」

元「そんな事はない。防衛数の数が二と三……この差は大きいよ」


リュウ「おい、ベガ。今日は次の防衛戦の相手……指名していかないのかっ……!? いつもは試合後、次のチャレンジャーを王者のお前自らが指名して帰っていってただろ!?」


元「それにベガ君の……え〜、インチキ防衛戦。もう流石にこれ以上は許せないぞと言う事で、強行手段に出た選手達がこれだけいるんだよ。流石にベガ君もこれ以上続ける事は難しいと思うよ? また、こうやって乱入されちゃうからねぇ」

実況「あ〜、なるほど〜。あ〜、そしてここでリュウがベガに……おぉ〜っと、問いかけていくっ!」


リュウ「いつものように、今ここで指名してみろよっ……!? 次のチャレンジャーはどうするんだっ!? お前に相応しい対戦相手はそっちじゃないっ……! ここに大勢揃ってるぞっ!? 誰にするっ……!? 誰がいいっ……!? 今ここで、好きなの選んでみろよっ……!?」


オー !? オーオー !?

実況「さぁ、リュウはベガに次の挑戦者をどうするのかっ……!? おぉ〜っと、ここでベガに問い掛ける、問い掛けるっ……!? さぁ、ベガっ……! どうするっ……!?」

751名無しさん:2016/08/08(月) 22:07:44 ID:iPSA3Kgc
ベガ「フン、猿が盛りよって……おい、帰るぞっ…!?」

バルログ「ベガ様、挑戦者の指名は……?」

ベガ「今ここでサガットと言い出せば、この猿達がまた我々に来るぞ……? 今日の所は引き下がる。ベルトが私の手の中にある事実は変わらん。まだだ……まだ我々の方が優位だ、フンっ……!」クルッ


アー !? アーアー !?

実況「あっと……? しかし、ベガはここでリュウに背を向けてっ……?」


サガット「しかし、ベガ様……次の俺との防衛戦……再び奴らが同じように、試合を潰す為に乱入してくる可能性がっ……!」ゾロゾロ

ベガ「わかっているっ……! そんな事などわかっているわっ……! くそっ、くそっ……!」ゾロゾロ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っとっ! そして退場していきますっ! 退場していきますっ! 次の挑戦者の指名っ……! これは本日行われませんでしたよっ……!?」

元「案外、もう一回サガット君とかバルログ君にするつもりだったんじゃないかな?」


リュウ「帰るのかっ……!? おい、帰るのかっ……!? お前が挑戦者を決めないんだったら、こっちで決めるからなっ!?」

ベガ「……ぐっ!」


オー !? オーオー !?

実況「お〜っと、リュウは退場していくベガ達に向かって叫ぶっ!」

元「……おおっ!?」

752名無しさん:2016/08/08(月) 22:12:48 ID:iPSA3Kgc
実況「さぁ、今ベガ……そして、バイソン含めたシャドルーが花道の奥へと消えていきましたっ! リュウはそんな花道の奥をまだ見つめているっ!」

元「……今の発言は良かったんじゃないかな?」

実況「良かったと言いますと?」

元「これまで続いたサガット君、バルログ君、バイソン君と続いた防衛戦……これはベガ君が先手を打って打って、挑戦者を指名してきたワケだ。まぁ、主導権はずっとベガ君にあった状態……」

実況「はいはい。ここまでの防衛ロード……その対戦相手は全てベガの指名よる物でしたっ!?」

元「だけど、リュウ君の発言で……主導権はこっちに移ったんじゃないのっ……!? だって、ベガ君は挑戦者を指名しなかったんだから……ベガ君が今、何も応えなかったのは、こりゃ誰でもいいですよ。いつ何時誰の挑戦も受けてやるぞと言う風に受け取ってもいいでしょう」

実況「……おぉ〜っとっ!?」

元「そういうのが本当の王者ってもんでしょうっ!? 否定はしてないんだからさ……? こっちで決めよう、こっちで決めようっ……! 四度目……? 無効試合だから三度目になるのっ……!? 次の防衛戦の相手……こっちで決めちゃおうっ!」

実況「確かにベガは今回要求していませんっ……! そういう事なら、一番の強者をぶつけましょうよっ……!? ベガからベルトを奪還する可能性が高いっ……! 一番の強者をっ……!」

元「そうそうそうそうっ!」

753名無しさん:2016/08/08(月) 22:18:57 ID:iPSA3Kgc
実況「さぁ、リュウの発言により主導権はこちらに移ったぁっ! 次のベガへの挑戦者っ……! これは誰になるのかっ!? 順当にいけば、リュウかっ……!? ガイルも……結構、あるんじゃないでしょうかっ!? ユンとヤンっ……! どうだっ……!?」

元「まぁ、誰がいく事になれ……も〜う、こんな嘘八百の防衛戦は行われないよ」

実況「おっと、場外にいたナッシュが起き上がり、リングへと入るっ! あっと、ヤンもだっ……! ユンもだっ……!」


ナッシュ「はぁっ、はぁっ、リュウ……僕にいかせてよ……? 必ずベルトを奪って見せるからさ……?」

ユン「ぜぇっ、ぜぇっ……何言ってんだよ……? 俺だよ、俺、俺……」

ヤン「俺だっていきたいよっ……! 俺だってっ……!」

リュウ「……」


オー ? オーオー ?

実況「ナッシュ達はリュウの元に集まり、何やら話しかけているっ! これは挑戦権を自分にしろとでも言っているのでしょうかっ!?」

元「まぁ、そんな感じはするね」

754名無しさん:2016/08/08(月) 22:25:49 ID:iPSA3Kgc
リュウ「待て待て……皆、待て待て……その話は後でいいだろ……? とりあえず、今は……」ササッ


オー ? オーオー ?

実況「あっと、なんでしょう? しかし、リュウはここは手でナッシュ達を制して……」


リュウ「ガイル、大丈夫か……? しっかりしろ……」ササッ

ガイル「ううっ、ああっ……マイク……俺にもマイクをくれ……」


アー、アーアー

実況「あ〜、リュウはガイルですね!? ガイルの元へと歩みを進めますっ!」

元「あ〜、そうだね。うん、ガイル君はずっとダウンしていたからね」


リュウ「ナッシュ……マイクを持ってきてやってくれよ……」

ナッシュ「わかったわかった……ちょっと、レフェリーっ……! もう一つ、マイク貸してよ……!」ササッ


実況「リュウは倒れているガイルの事を気遣っていきますっ! あっと、そしてリュウがナッシュに指示して……あっと、ナッシュが何やら……ん〜、あ〜っ! これはマイクですね!」

755名無しさん:2016/08/08(月) 22:30:24 ID:iPSA3Kgc
ナッシュ「……ほら、マイクだよ」

ガイル「……お〜う、悪ィな」パシッ


オー ? オーオー ?

実況「さぁ、そして今レフェリー……ナッシュ……そしてダウンしているるガイルと言う順にマイクが受け渡されます。ガイルはマイクを要求していたのか?」

元「そうでしょうねぇ」


ガイル「へ、へへ……やったな。やったじゃねぇか……ベガの防衛記録……止まったじゃねぇか……」

リュウ「……やり過ぎなんじゃないか?」

ダン「そうだそうだ、やり過ぎだっ!」コクコク


オー ! オーオー !

実況「さぁ、ガイルはダウンしたまま言葉を発しますっ! あ〜っと、しかしリュウからはやり過ぎだったという言葉も出ますっ! おっと、その言葉に場外のレフェリーも頷いているっ!」

元「まぁ、やり過ぎって言えばやり過ぎだったけど……そうさせたのはあくまで、ベガ君なんですよ」

756名無しさん:2016/08/08(月) 22:36:30 ID:iPSA3Kgc
ガイル「やり過ぎなんて事ぁねぇよ……う、ううっ……防衛記録を完全にぶっ潰すつもりだったんだが、まぁそう上手くはいかなかったか、ちくしょう……」ムクッ


オー、オーオー

実況「そしてガイルは上体を起こしながら……おぉ〜っと、話を続けますっ!」


ガイル「まぁ、でも……またこういう試合をするつもりだったら、またこうやって潰してやるよっ……! そうすりゃ、アイツの防衛数は増えねぇ……へへへ……」

ダン「おいコラ、てめぇまた乱入するつもりなのかっ……!?」


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っと、おぉ〜っと、そしてガイルは……あ〜っとっ!」

元「おやおやおやおや」


リュウ「大丈夫だ。今回、ベガは挑戦者を指名しなかった……という事は、こちらから挑戦者を選べるって事だ……だから、こんな真似はもう二度と止めておけ。アイツらと同じだぞっ!?」


オー ! オーオー !

実況「あっとっ……! そんなガイルをリュウは……止めていきますねぇ!?」

元「まぁ、確かにいくらシャドルーが好き放題してるからってこういう真似はねぇ……それに、今回の件は牽制となってるでしょ?」

757名無しさん:2016/08/08(月) 22:45:18 ID:iPSA3Kgc
ガイル「ベルトをクソッタレの連中に牛耳られてるってのは、情けねぇ話だからな……まぁ、取り返すチャンスすらなかった状態だったってのが、前に進んだんだ……これはこれで、よしとするか……」

リュウ「……ああっ」


オー ! オーオー !

実況「そうですよ、そうですよっ! チャンスが舞い降りましたよっ! ベルト奪還というチャンスがねぇっ!?」

元「そうです。舞い降りました」


ガイル「シングルのベルトに関しては、とりあえず次だな……それで……え〜、問題はシングルのベルトだけじゃねぇぞ……? もう一つ……タッグベルトの方もだよ……」


オー ? オーオー ?

実況「おぉ〜っと、そしてここでガイルはタッグベルトっ……! たgふベルトの方に触れていきますねぇ!?」

元「あっ、そうですねぇ」


ガイル「こっちもクソッタレの連中が保持してるベルトだ……今日、おめぇん所の連中が挑戦するんだろ、オイっ……!? いけんのか、オイっ……!?」

リュウ「……」


オー !? オーオー !?

実況「そうですそうです。この後、控えておりますよっ……! 本日のメインイベントにタッグ王者選手権がっ……! そして、そこに挑戦者として挑むのは、そうっ……! 空手軍団から、ケンとヤムチャでありますよっ!?」

元「パートナーはケン君じゃなくて、本田君だったけど……数日前、ヤムチャ君が痛い敗北をしてねぇ……うん……」

758名無しさん:2016/08/08(月) 22:51:35 ID:iPSA3Kgc
リュウ「前にロレント達に挑んだ時……あの時は、確かシャドルーの乱入があったよな……? アイツらが余計なちょっかいを出してきたんだ……」

ガイル「……あぁ」


実況「あ〜、確かそうでしたねぇ、元さんっ!?」

元「そうそうそう、サガット君とバイソン君が途中から加わってきたんだよ」


リュウ「今日は、お前達が……ははっ、暴れまわってくれたおかげで……シャドルーの連中も流石に消耗してるだろうからなぁ……」

ガイル「そうっ……! それも俺の計算だったってワケ……へへっ、どうだ……? 結構、考えてんだろ……? バイソンの糞野郎なんて、もう動けねぇぜっ!? 今頃、もう寝てんじゃねぇか……? へへへへ……」


オー !? オーオー !?

実況「お〜っ! ここでリュウとガイルは……少し笑い合いながら語りますっ!」

元「お〜、なるほどっ……! 確かにこれだけ暴れりゃシャドルーも元気はないでしょ?」

759名無しさん:2016/08/08(月) 22:59:40 ID:iPSA3Kgc
リュウ「タッグベルトは今日、二人が取り返すっ!」


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っとっ! そしてここでリュウの口から力強い言葉が出たあぁぁっ!」

元「いいねいいねっ! そうそうそうっ! まぁ、シングルのベルトは次になるけど、タッグベルトは今日取り返せる条件が十分すぎる程整ってるもんねぇ!?」


リュウ「おぉぉいっ! 聞こえてんだろ、お前らああぁっ! 今日、俺達の手の中にっ……! ベルトを取り戻してもらうぞおぉぉっ!」


ワー ! ワーワー !

実況「さぁ、リュウは叫ぶ叫ぶ叫ぶっ! 大声で叫んでいくっ!」


リュウ「ヤムチャァァ! しっかりやれよォォっ! ケェェンっ! お前がそいつのフォローしてやってくれよなぁぁっ!」


ワー ! ワーワー !

実況「さぁさぁ、リュウは檄を飛ばしていくぅぅ! 次のメインイベントに備えて控えているであろう二人に向かって檄を飛ばしていくゥゥ! さぁ、二人の耳にこの声は届いたかっ!?」

元「こりゃ、届いたでしょう。タッグベルトは今日これから奪還してもらいましょうっ!」

760名無しさん:2016/08/08(月) 23:08:02 ID:iPSA3Kgc
---


ヤムチャー ! シッカリヤレヨー ! ケーン ! オマエガ、ソイツノフォローシテヤッテクレヨナー !


ヤムチャ「ナハハ。試練の時だなぁ……」

ケン「……試練の時って、何が?」

ヤムチャ「いやぁ、凄い試合だったじゃないですか? 一対一の試合が一人増え、二人増え……最終的には、十人ですよね?」ニヤニヤ

ケン「ダンさん含めりゃ十人だな」

ヤムチャ「こんなの見た事ないですよ。どんどん増えて、どんどん増えて……尚且つ、その状態のまま継続されるんですからね……?」

ケン「……ベガもとんでもねぇ事考えるよな」

ヤムチャ「それで、俺……この試合、越えるような物見せていかなきゃいけないんでしょ……!? 今からっ……!」

ケン「……そういう風になるわなぁ」ニヤニヤ

ヤムチャ「ナハハ、試練の時っす」

761名無しさん:2016/08/08(月) 23:10:07 ID:XZfaBz6c
ヤムチャ、久しぶり!w
結構余裕あるね、頑張れ!

762名無しさん:2016/08/08(月) 23:20:40 ID:iPSA3Kgc
ケン「……プレッシャー感じてんの?」ニヤニヤ

ヤムチャ「ない……って言っちゃ嘘になりますねぇ……!? そりゃ、こんな事されたら」ニヤニヤ

ケン「大丈夫、大丈夫。お前のフォローは俺に任せておけって。お前は……しっかりやれっ……!」

ヤムチャ「はい」

ケン「それに、こういうドタバタ騒ぎのお祭りが好きって人もいれば、ちゃんとした試合……っていうのは、言い方はおかしいかもしれねぇが、そういう方が好きって人もちゃ〜んといるんだから。俺達がするのは、そっちの試合だろ……?」

ヤムチャ「そうっすね」

ケン「確かに、ドタバタ騒ぎのプロレスじゃないと出来ねぇ事をベガ達はしやがった……けど、それでもこんなのは試合じゃないよって感じる人もいるんだよ。俺も流石に、この一戦がメインイベントですよ……って言われりゃ、おかしな話だと思うぞ? 完全にプロレスなんだけど……やっぱり、おかしいよ」

ヤムチャ「あ〜、なるほど……そう言われれば、確かにそうかもしれませんね」

ケン「俺達が今からするのは、これこそがプロレスであり……これこそが試合であり……そして、これこそがメインイベントです……って、そういう試合だ。これとは別ジャンル」

763名無しさん:2016/08/08(月) 23:32:26 ID:iPSA3Kgc
ヤムチャ「いや〜、本当に色んな試合形式があるんですね〜。お笑いマッチやら、これは……乱闘試合とでも言えばいいんですかねぇ? 幅広いっ……! 面白いっ……!」

ケン「おっ、面白ぇか……?」

ヤムチャ「はい、面白いです。でも面白い事は確かなんですけど……俺も、これだなっ! これこそがプロレスだなっ! って感じではないんですよ。うん、うんっ……!」コクコク

ケン「そうそうそうそうっ……! 臨機応変にやる事も大事だけど、自分の中にそういう物があるってのは……俺はいい事だと思うぞ? 俺は」

ヤムチャ「今日、残りの試合は俺達の試合だけです。だから、ここで……うんっ……!」

ケン「これこそが……ってのを見せてやろう。この一戦ではいくらなんでも終われねぇよ。俺達がビシッと締めてやろう」

ヤムチャ「……ケンさん、今日は一つよろしくお願いしますっ!」ペコッ

ケン「ハハハ、改まってんじゃねぇよ、バーカ……つられちまうじゃねぇか……」ペコッ

プーアル「ケンさん、ヤムチャ様っ……! メインイベントらしい一戦を見せて下さいねっ!」

764名無しさん:2016/08/08(月) 23:33:43 ID:iPSA3Kgc
今日はここまで

765名無しさん:2016/08/08(月) 23:42:17 ID:XZfaBz6c


メイン、すごく楽しみだ!
リュウの激励が負けフラグにならないことを祈るw

766名無しさん:2016/08/08(月) 23:44:02 ID:8pK12Ltg
乙ー

いい締めだ。
このまま「行くぜ」的なこといいながら光ってる戸口に向かうシーンを加えれば、
打ち切りマンガのラストにしてもおかしくない一コマになりそうだ

767名無しさん:2016/08/09(火) 02:26:50 ID:UcJy.73M
乙!
ハードル高くなったよねえ
>>766
それは考えたwけどホントになったら嫌だな

768名無しさん:2016/08/09(火) 05:37:14 ID:xQbONleI
乙っした
プーアルさん久しぶり
さてヤムチャはどうなるか
前回は本田と組んでほぼ勝っていたから力量的にはヤムチャが勝てると思うが…

769名無しさん:2016/08/09(火) 13:14:22 ID:wBe.0Sjk
今回はWWEとかTNAみたいなアメプロ展開だったなぁ。
これメインそうとうキツイと思う!!
空手軍もだが、王者組もプレッシャーヤバそう(汗)
しかも試合後のマイクって勝ち負け関係なくヤムチャっぽいし……
大丈夫か?

770名無しさん:2016/08/09(火) 13:52:50 ID:SDUktjDo
何気にケンさん受けが強いんだよな。試合のランク上げが上手いと言うか複数戦が上手い。
その辺入れた総合力じゃリュウ以上だし、ロレントさんがどう挑発するかやね。
主にロレントさんが難しい試合になるな。
ケンさんをどこまで無効化出来るか。ソドムさんの一撃あるからワンチャンあるし、ロレントさん次第。
負けてヤムチャにマイクパフォーマンスさせるにしても対立の関係をよりわかりやすい内容にして、ただ勝った!と騒げば盛り上がる内容にしなきゃならない

何気に三ヶ月前まで本田さんと組んでたロレントさん、第一試合でござるござるしてたソドムさん。
メインイベントのタイトルでやるんだ。
万感の想いで臨んで欲しいな。

771名無しさん:2016/08/09(火) 20:32:46 ID:1TwzSYK6
この世界のヤムチャって仲間にどう思われてるかしらんが
このプロレスでのヤムチャの本田への態度とか見て
勘違いしてるやつもいるかもな

772名無しさん:2016/08/09(火) 20:56:02 ID:u4Cag94U
相手に対応する戦いができるようになんとかとかタダ見おじさんが言ってたから戦闘力はともかく戦闘技術は上がってるはず

7731:2016/08/09(火) 22:06:01 ID:AnG9BPkI
今日、こっちの更新おやすみして短編書きまーす
もうあっちいったりこっちいったりするぐらいなら、このスレはプロレスオンリーにしちゃいましょう
箸休めも入れていかないといけないけどね、無理矢理入れるのはよくない。うん

ベガ「ダルシム君、私の四度目の防衛戦の件なんだが……」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1470747707/

774名無しさん:2016/08/09(火) 23:40:07 ID:7zeopkdE
つまりこのスレは試合のみで試合以外の会話パートはこれから別スレでいくってことでいいのかな?
それなら非常にありがたい

775:2016/08/13(土) 22:00:02 ID:ToMLG0C.
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

776名無しさん:2016/08/14(日) 22:00:38 ID:mYCgr4x.
ーーー


ダン「それでは、皆様お待たせいたしましたっ! 本日のストリートプロレス、いよいよ最終戦でございますっ! 最終戦っ!」

ワー! ワーワー!

ダン「タッグベルト王者戦っ……! 60分一本勝負の開幕ですっ!」


実況「さぁ、レフェリーのダン氏も……これはいけそうですかねぇ!?」

元「まぁ、残りはこの一戦だけですからね。彼にもなんとか頑張ってもらいましょう」

実況「本日のストリートプロレス……非常にいい風が吹いているんじゃないですかねぇ?」

元「いやぁ、流れはきてると思うよ」


ダン「先ずは挑戦者っ……! ベルトをその手に空手軍団っ……! ヤムチャ選手、ケン選手の入場ですっ!」


ワー ! ワーワー !

実況「ならば、その流れに乗ってベルト奪還といきたい所だっ! さぁ、今挑戦者の名がコールされたぁ!」

777名無しさん:2016/08/14(日) 22:05:01 ID:mYCgr4x.
ウッ、ハッ、ウッ、ハッ ウー、ロウガフウフウケン

実況「そして場内にテーマソングが流れますっ! おぉ〜っと、どうやら本日はヤムチャのテーマソングらしいですね」

元「まぁ、そうだね。このタイトル戦を要求したのはヤムチャ君だからね」


ヤムチャ(……今日の俺は)スッ


ワー ! ワーワー !

実況「さぁさぁ、そんなヤムチャが今っ……! 花道の奥から姿を現したぁ!」


ヤムチャ(前回の敗戦でハラワタ煮えくりかえっているはずだからな……ヘラヘラするワケにはいかないぞ。今日はビシッと決めていくっ!)


ワー ! ワーワー !

実況「さぁ、険しい表情でヤムチャは花道を歩くっ! 進んでいきますっ!」

元「いい表情はしてるんじゃない?」

778名無しさん:2016/08/14(日) 22:11:29 ID:mYCgr4x.
オー ? オーオー ?

実況「んっ……? なんだ、どうした……? ここでヤムチャの入場曲に何やらノイズがっ……!?」

元「んっ……?」

実況「どうした、メインイベントだというのにこんな調子では困るぞっ!? あ〜、いやいやいやっ……!」


〜♪〜♪

ケン「さぁさぁ、熱い戦いを見せてやるぜっ……!」スッ


ワー ! ワーワー !

実況「ここで入場曲が切り替わっていく、切り替わっていくっ! ヤムチャの入場曲が今度はケンの入場曲に切り替わっていったぁ!」

元「おっ!」

実況「それに合わせるように、今度はケンの花道の奥から姿を現してきたぁ!」

779名無しさん:2016/08/14(日) 22:21:31 ID:mYCgr4x.
ケン「長かっただろっ……!? 俺の出番、まだかまだかなんて待ちくたびれてたんだろっ……!? なぁ……!?」ガバッ


ワー ! ワーワー !

元「え〜、前回ヤムチャ君はタッグ戦でロレント君とソドム君に敗北はしてるんだけど……その時のタッグパートナーは本田君だったんだよね」

実況「おぉ〜っと、ケンも今来ていてる流れを感じているのかっ!? 大きく大きく腕を広げながら、場内に大きく大きくアピールをしながらの入場ですっ!」


ケン「ようやくだっ……! ようやく俺の出番だっ……! これから起こる事よく見ておけよっ……! そっちもっ……! こっちもっ……!」ビシッ


ワー ! ワーワー !

元「それでそのリベンジも兼ねてというこの一戦……今度はヤムチャ君はケン君を連れてきたってワケなんだけど……おぉ〜っと、ケン君乗ってるねぇ」

実況「さぁ、ケンは歩きながら場内っ……! 客席になにやら指を指しているっ!」

元「この二人だったら、十二分にタッグベルトを取れる可能性はあると思うよ?」

780名無しさん:2016/08/14(日) 22:30:12 ID:mYCgr4x.
ヤムチャ「……よしっ」スッ


ワー ! ワーワー !

実況「さぁ、先ずは先を歩いていたヤムチャがエプロンサイドへと立った。今、ヤムチャがロープを飛び越えリングイン……あ〜、違う」


ヤムチャ「……ケンさん、どうぞ」グイッ

ケン「……んっ?」


実況「ここはヤムチャっ……! いつものように、トップロープを飛び越えての入場ではなく、セカンドロープに腰掛け、そしてトップロープを持ち上げ、ロープ間を広げて先ずは迎え入れますっ!」

元「まぁ、そうだね。今回はヤムチャ君が……うん、ケン君へ要請したって形だからねぇ」

実況「え〜、前回は本田からの要請がヤムチャへと……しかし、それだけでは戦いは収まりきらず、今度はヤムチャからケンへと白羽の矢が立ちましたっ! さぁ、そんなケン……後方を歩いていたケンが、今エプロンサイドに立ちましたっ!」

781名無しさん:2016/08/14(日) 22:37:46 ID:mYCgr4x.
ヤムチャ「……どうぞ」ググッ

ケン「……あんまりカッカするなよ馬鹿野郎。リラックスしろ。リラックス」ポンポン


ワー ! ワーワー !

実況「さぁ、ここでケンはヤムチャの肩を二度三度軽く叩いたか?」


ケン「なんて言ったってワザワザこの俺が出てきてやったんだ。楽勝だよ。楽勝、楽勝っ……!」グイッ


ワー ! ワーワー !

実況「さぁ、そしてケンが今リングイーンっ! ロープを潜り、今リングインしていきますっ!」

元「うんっ!」


ケン「さぁさぁ、派手にいこうぜっ! 騒いでいこうぜっ! 今日の最終戦だあぁっ! 盛り上げるの手伝ってくれよっ!」パンパン


ワー ! ワーワー !

実況「ケンは大きく大きく手を打ち鳴らしながら……おぉ〜っと、そのままコーナーポストの方へと向かっていきますっ! そして、昇っていきますっ! さぁ、そしてヤムチャもリングインしましたっ!」

782名無しさん:2016/08/14(日) 22:45:44 ID:mYCgr4x.
ヤムチャ(ケンさんは、賑やかし担当……だから、ああいう感じだ……)

ケン「うるあぁっ! 今日は新王者誕生の瞬間、見せてやるからなっ!? その目に焼き付けてろよっ!」グイッ


オー !? オーオー !?

実況「おぉ〜っと、そしてコーナーに昇ったケンは、自信の腰周りにこれはベルトを表すポーズを見せていきますっ!」

元「まぁ、タイトルマッチだからね。この試合でベルトが移動する可能性があるからねぇ!? ケン君にとっても気合いの入る一戦じゃないかな?」

実況「さぁ、ケンはコーナーから降りて……おぉ〜っと、今度はあちらのコーナーへと向かったっ! そしてコーナーを昇っていくっ!」


ケン「ハッピーエンドで終わらせようっ! 俺達の勝利がハッピーエンドなんだっ! 腐った野郎共からベルトを取り戻すっ!」グイッ

ヤムチャ(俺はシリアス担当だってさ……シリアス担当……へへ、らしくねぇな……でも、やらなきゃな……)ジーッ


ワー ! ワーワー !

実況「そして再び場内に向けて、アピールしていきますっ! ベルトの移動をっ……! そして勝利を約束していきますっ!」

元「うんっ!」

実況「さぁ、タイトルマッチという事で気合いの入っているケンっ……! しかし、対称的と言いますか……何やら、ヤムチャは大人しいと言いますか……控えめですねぇ!?」

783名無しさん:2016/08/14(日) 22:51:49 ID:mYCgr4x.
ヤムチャ「……」ジーッ


元「まぁ、ヤムチャ君にとっては前回の借りというか、リベンジ戦みたいな所もあるからね……? 前回の試合はこっぴどくやられたみたいだからね」

実況「さぁ、ヤムチャは花道の奥をじっと見つめていますっ! 対戦相手のロレントっ……! ソドムっ……! その登場を今か今かと待ちわびていますっ!」

元「ヤムチャ君にとっては、そっちの方が重要な事なのかもしれないね?」

実況「やられたままでは終われないのですっ……! やられたままで終わってはいけないのですっ! さぁさぁ、ヤムチャっ……! こちらは静かに闘志を燃やしているという事でしょうかっ!?」


ダン「続きましては、王者組っ……! ロレント選手、ソドム選手の入場となりますっ!」


オー ! オーオー !

実況「さぁ、何はともあれ挑戦者組は出揃いましたっ! そしてここで王者組っ……! ロレントとソドムの名がコールされていきますっ!」

784名無しさん:2016/08/14(日) 23:03:18 ID:mYCgr4x.
ロレント「例えケンが出てこようとも、我輩が全ての上官だという事に代わりはない。さしずめアイツは大尉といった所だな……」スッ

ソドム「Yeeeeeaaaaaaah ! 」スッ

ヤムチャ「……来やがったか」ギロリ


オー ! オーオー !

実況「そして今、王者組が花道の奥から姿を現してきたぁっ! おぉ〜っと、ヤムチャもその姿をその目に捉えたかっ!? 激しく睨み付けていきますねぇ!?」

元「お〜っと」


ヤムチャ「今日、ここで……借りを返すっ……!」ギロリ

ソドム「HAHAHAHA ! HAHAHAHA ! 」ズガズガ

ロレント「この一戦で我々の……んっ……?」ピタッ


オー !? オーオー !?

実況「ベルトを肩から下げ王者組が今リングへと向かっていきますっ! あっ、いや待てっ……! ここで王者組の足止まりますっ! 花道の途中で足が止まりますっ!」

元「……おっ?」

実況「その視線の先には……おぉ〜っと、ヤムチャですっ! ヤムチャですっ! 今、王者組とヤムチャの視線が合いましたっ!」

785名無しさん:2016/08/14(日) 23:19:20 ID:mYCgr4x.
ロレント(睨んでいるのはヤムチャさんだけ……ケンさんは、我関せずだ……きっと敢えて我関せずなんだろうな……)ジーッ

ケン「オラオラオラオラァ! 盛り上がっていこうぜっ!」パンパン


オー !? オーオー !?

実況「さぁ、激しくロレント達を睨み付けるヤムチャっ! その勢いにロレント達は怯んだかっ!?」

元「いやぁ、怯んだ感じはしないねぇ。表情からは余裕が見えます」

実況「しかし、足を止めこちらもまたヤムチャを睨み返していくっ! さぁ、両者は何を思うのかっ!?」


ロレント(まだこちらを向いてはくれないが、ケンさんが前回の試合に加わってきたという形だな……本田さんは今日はこちら……俺の背中にいる……大丈夫さ。出来るさ)ニヤリ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っと、なんだなんだっ!? ここでロレントがニヤリと笑いましたっ! ニヤリと笑いましたねぇ!?」

元「う〜ん、落ち着いてるねぇ」

786名無しさん:2016/08/14(日) 23:27:05 ID:mYCgr4x.
ヤムチャ(これこそがメインイベントって試合を見せてやるっ……! リング上でのこの人は敵なんだっ……! 敵、敵、敵っ……! 俺のプライドっ……! 空手軍団のプライドを潰した敵っ……!)

ロレント(随分と気合いが入っているようだが、気合い負けするワケにはいかんのだっ……! これをあっさり透かせるのが、我輩なのであるっ……! 誰よりも傲慢知己にいくのだっ!)


オー !? オーオー !?

実況「さぁさぁ、ヤムチャとロレント達との睨み合いは続きますっ! 続きますっ!」


ケン「……おいおい、ヤムチャ。あんまり威嚇してやるなよ? そ〜んな事しちゃアイツらビビって入って来れねぇだろが」スッ

ヤムチャ「……んっ?」


実況「あっと、しかし……そんなヤムチャにここはケンが近づいて……?」


ケン「とっとと試合始めようぜ……? ほ〜ら、チャンピオンチーム……とっとと上がって来いや。おめぇらがリングに来なくちゃ始まらねぇからな……?」クイクイ

ロレント「……フン」ニヤリ


オー ! オーオー !

実況「そしてヤムチャを制するように……おぉ〜っと、自軍コーナーの方へと引き下がらせますっ! あ〜っと、そして王者組に対してリングに上がって来いと指を動かしていくっ! ロレントはそんなケンを見て……おぉ〜っと、ニヤリと笑うっ!」

787名無しさん:2016/08/14(日) 23:33:52 ID:mYCgr4x.
ソドム「ALL LAIT WERE JAM EAT ANTS ! GUT KIT DIE SHOW !! (訳:生意気なヤツだ、ギッタンギッタンにしてやる!)」

ロレント「確かに王者相手に取る態度とは到底思えんなぁ……しかし、あの態度が何処まで続くやら……ヒャハハ、いくぞ」グイッ

ソドム「OK ! 」グイッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、そしていよいよ王者組がリングインですっ! 今、ロレントとソドムが揃ってリングインしますっ!」


ロレント「この下級兵の要望通り、我輩達はここにベルトを持ってきたっ! タイトルマッチを受けてやるっ……! しかし勝利するのは我輩達だっ!」ググッ

ソドム「We're a champion ! 」ググッ


オー ! オーオー !

実況「ロレントとソドムはベルトを掲げ、場内へと見せつけていますっ! さぁ、それで王者組も出揃いましたっ!」

788名無しさん:2016/08/14(日) 23:36:29 ID:lRqy9dlE
お、雑談スレの読者ソドム語だ

789名無しさん:2016/08/14(日) 23:42:41 ID:mYCgr4x.
ダン「この一戦はタイトルマッチだ。という事で、ロレント……ソドム……ベルトを一時返還してもらうぞ……?」

ロレント「……一時的にだがな。ホレ」サッ

ソドム「OK.」サッ


実況「さぁ、ここでタイトルマッチという事でベルトの一時変換が行われます。今、ロレントとソドムの手からレフェリーにベルトが返却されました」

元「はい」


ダン「よ〜し、それじゃあ……これ、そっちで預かっておいてくれ……」ササッ


オー、オーオー

実況「さぁ、レフェリーは場内……四方にその返却されたベルトを見せつけ……我々の放送席の元へと預けにきました」


ヤムチャ「おい、ロレントっ……! ソドムっ……!」ズガズガ

ケン「……おい、ヤムチャっ!?」


オー !? オーオー !?

実況「さぁ、これでいよいよ……あっ、待って下さいっ……!? レフェリーがリング上から席を外したその隙とでもいえばいいのですか……? ヤムチャがロレントとソドムに近づいていきますよ!? 近づいていきますよっ!?」

元「あら?」

790名無しさん:2016/08/14(日) 23:53:53 ID:mYCgr4x.
ヤムチャ「はっきり言うよ。俺はお前達が嫌いだ……嫌いだ……」ギロリ

ロレント「……ほ〜う」


ザワ……ザワ……

実況「ヤムチャに近づき……おぉ〜っと、睨みつけていきますっ! 鋭く睨みつけていきますっ! これは相当、前回の事を根に持っているといった感じでしょうかっ!?」

元「まぁ、今日のヤムチャ君はね……ずっと見てて、雰囲気が違うと言うかね……? そういう所があるんだよ」


ヤムチャ「だけどなぁ……? 俺の要求した通りに……渋りもせずに、あのベルトを持ってきた事には感謝しなくちゃいけないな……」

ロレント「……んっ?」

ヤムチャ「そこだけは礼を言っておくよ。ありがとさんっ……!」サッ


オー !? オーオー !?

実況「あっ、待って下さいっ……! ヤムチャはそのままロレントに手を差し伸ばし……」

元「あ〜っと、意外と冷静って言うか……落ち着いているんだね」

実況「ここは握手を要求しますっ! ロレントに対して……ヤムチャは握手を要求しますっ!」

元「まぁ、言ってもね……王者として挑戦に応えてくれた形にはなるからね?」

791名無しさん:2016/08/14(日) 23:54:30 ID:mYCgr4x.
今日はここまで

792名無しさん:2016/08/14(日) 23:57:43 ID:SyUYvn7Q


ソドム語、俺はジャイアン、ガキ大将?w
いよいよ始まるな、楽しみ

793名無しさん:2016/08/15(月) 00:20:59 ID:tUR.VN6U
乙乙
初っぱなから波乱の気配

794名無しさん:2016/08/15(月) 01:43:23 ID:F76fejnM
乙っした
そう言えばプロレスはベルトを放送席に預けるな
ボクシングだと審判席とかコミッショナーに預けてたような
あと何でベルト?王冠とかではダメなんだろうか

795名無しさん:2016/08/15(月) 03:33:09 ID:HZsfpgu2
一番初期辺りは王冠だったんだよ

月桂樹から金属の王冠になったでも事故というか負けた相手が王冠を奪い取り王者の顔めがけて王冠の尖っている部分で突き刺してそれから廃れていった。

796名無しさん:2016/08/15(月) 13:37:43 ID:w3FktbQw
乙!
ヒールに握手を求めると…どうなりますかね

797名無しさん:2016/08/15(月) 22:01:24 ID:expgBbzo
ロレント「ヒャハハ。握手か……握手、握手……ヒャハハ……」

ヤムチャ「……いい試合をしようぜ?」

ロレント「……くだらん」クルッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、しかしここはロレントっ……! 握手を求めてきたヤムチャに対してクルリと背を向け……あ〜っ、案の定とでも言えばいいのか……」

元「……まぁ、こういう事に応える人ではないでしょう」


ソドム「HAHAHAHA ! Wouldn't you like ? 」

ヤムチャ「……」

ソドム「OK,OK. I'll shake hands.」スッ


オー !? オーオー !?

実況「あっ、おっと待って下さいっ……!? しかし、そんなロレントとは対称的にソドムっ……! ここはソドムがっ……!?」

元「……おぉ〜っと」

実況「ソドムはヤムチャに向かって手を差し伸ばしますっ! 差し伸ばしていきますよっ!?」

798名無しさん:2016/08/15(月) 22:13:10 ID:expgBbzo
ソドム「Play the good game ! 」ガシッ

ヤムチャ「……おう」ガシッ


オー !? オーオー !?

実況「そして今、二人の手がガッシリと握り合わさったっ! ロレントには拒否されてしまいましたが、ソドムは応えたっ! 応えてきたっ! これは元さん……ねぇっ!? 好勝負を期待してもいいんじゃないでしょうかっ!?」

元「……いや、待って。様子がおかしいよ」

実況「……んんっ?」


ソドム「ugh...ughh...uggghh...」モガモガ

ヤムチャ「……」ギリギリ


アー !? アーアー !?

実況「あっ、なんだ……!? ソドムの様子が何やらおかしいぞ……!? どうしたどうしたっ!?」

元「あ〜っと、あっとっとぉ〜」

799名無しさん:2016/08/15(月) 22:19:42 ID:expgBbzo
ソドム「Fuck...! Fuck...! 」

ヤムチャ「いい試合ってのは、どういう事かわかってんだろなぁ……? 俺が勝利して、お前達のプライドを打ち崩すっ……! それがいい試合の条件だ。そこの所をわかってるんだろなぁ……!?」ギリギリ

ソドム「uggh...uggh...uggghhh...! 」モガモガ


オー !? オーオー !?

実況「ソドムは何やら悶えていますねぇ!?」

元「これ、ヤムチャ君がソドム君の手を力を込めて握り潰してますねぇ!?」

実況「あ〜っと、なるほどっ……! これはヤムチャがソドムの手を握り潰していると!? 求める握手に……ソドムは応じていったのですが、しかしここはヤムチャが仕掛けるっ……! 仕掛けていきますよ、元さんっ!?」

元「ちょっとヤムチャ君らしからぬ行為かもしれないねぇ?」

800名無しさん:2016/08/15(月) 22:31:13 ID:expgBbzo
ダン「よし、それじゃあ……んっ……?」ササッ


オー !? オーオー !?

実況「それだけヤムチャも前回の事の根に持っているという事でしょうかっ!? あ〜っと、ソドムに応じた事によってこれは好勝負が期待されるかと一瞬は思いましたが……」

元「ヤムチャ君の方も……そうではなかったみたいだねぇ!?」


ヤムチャ「お前ら、そうやって余裕ぶってられるのも今のうちだけだぞ……? 今日の俺は何するかわかんない所まできてるからな……」ギリギリ

ソドム「ugh...ugghh...! Stop him ! 」モガモガ

ダン「おいおい、何やってんだてめぇらっ! まだだっ……! まだ始まってねぇんだからやめておけっ!」


実況「あ〜っと、しかしここはレフェリーがリング上に戻ってきましたかねぇ!? そして今起こっている事に気づきましたっ! レフェリーは慌ててヤムチャとソドムの元へと走りますっ!」

元「そうだね。こういうのは試合が始まってからですよ」

801名無しさん:2016/08/15(月) 22:38:45 ID:expgBbzo
ダン「何やってんだ、オラっ! 握手はもういいだろっ!? 離せ離せっ! んあっ……!? これ、ヤムチャがやってんのかっ……!?」グイグイ

ヤムチャ「……今更ごめんなさいって言った所でもう遅いんだからなぁっ!?」ギリギリ

ソドム「ugghh...! Make them stop early ! 」


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っと、レフェリーは今両者の手を外そうとしていきますが、ヤムチャは離しませんっ……! 離していきませんねぇ!?」

元「試合が始まったら、思う存分出来るんだから……」


ダン「おい、ケンっ……! 黙って見てんじゃねぇよっ……! おめぇも止めろ。あぁっ!?」

ケン「あぁ、ダメダメ……今日のソイツは止まりそうもねぇ。俺だって怪我したくねぇんだ……」


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っと、あっと……まだ試合は始まってもないというのに、この有り様ですっ! 少しばかり波乱の予感もしてきましたっ!」

802名無しさん:2016/08/15(月) 22:45:43 ID:expgBbzo
ロレント「全く……何を粋がっているんだか……」ササッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っと、待って下さいっ……! 待って下さいっ! ここでロレントが来ましたっ! 手を離さないヤムチャと、力一杯その手を握られているソドムっ……! その間にやってきましたよっ!?」

元「……あら」


ロレント「……いい加減に離したらどうだァァァっ! フンっ!」ブンッ

ヤムチャ「うおっ……いってっ……」パッ

ソドム「...Phew」パッ


オー !? オーオー !?

実況「そして握り合っている……いやっ、ヤムチャが一方的に握っているその手を、おぉ〜っと、ロレントは蹴り上げたっ!」

元「あ〜っと、ちょっと乱暴だねぇ」

実況「しかしながら、これによって手は離れましたっ! ヤムチャとソドムの手は離れましたっ!」

803名無しさん:2016/08/15(月) 22:50:59 ID:expgBbzo
ソドム「shit...shit,shit...」ヨロヨロ


実況「随分長らくその手を握られていたソドムっ! 少しばかり痛めてしまったかっ!?」

元「まぁ、試合には影響はないとは思うけど……」

実況「ここは腕を大きく振りながら、手の調子を確認するかのように自軍コーナーの方へと引き下がり、ここは一度距離を取っていきます」


ヤムチャ「痛ぇな……何するんだよ、馬鹿野郎……ああっ……?」ギロリ

ロレント「粋がるな。お前は負けたのだ……下級兵士なのだ……上官の我々を敬え……」

ヤムチャ「シャドルーに手助けされて、くだらない棒きっれ使うような奴らの事を敬え……? 何言ってんだ、お前……? 無理だよ、バーカ」

ダン「おいおい、やめろやめろっ……! だから試合が始まってからでいいだろ、そういう事はっ!」


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っと、あっとあっとっ……! しかし今度は……続いて今度はヤムチャとロレントとの睨み合いっ……! あ〜っと、それが始まっていきますよっ!?」

元「あ〜っとっ!」

804名無しさん:2016/08/15(月) 23:01:22 ID:expgBbzo
ソドム「Yoooouuuuuuu !!!!! 」ビシッ

ヤムチャ「……」チラッ

ロレント「……んっ」チラッ


アー !? アーアー !?

実況「あっと、待って下さいっ!? ここで自軍コーナーへと引き下がったソドムがっ……!? ヤムチャを指差しながら、叫びますっ!」


ソドム「I'll tell you our regulation ! 」

ヤムチャ「……」

ソドム「A regulation of an army, its four !! The man who prepares a handshake of a trap...」


アー !? アーアー !?

実況「ソドムは何やら意味不明な言葉をヤムチャに対し言っておりますっ! 叫びまくっていますっ! 元さん、これは何と言ってるのでしょう」

元「ちょっと待ってね……え〜っと、え〜っと……」

805名無しさん:2016/08/15(月) 23:05:59 ID:expgBbzo
ソドム「SEEEEEEEI-SAAAAAAAI !!!」ギギギッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っ、ちょっと待って下さいっ……!? 今、ソドムは『制裁』と言いましたよねっ!? 『制裁』とっ!」

元「あ〜、言ってる言ってる」

実況「え〜、ソドムは相変わらず何を言っているのかはサッパリではございますが、最後の部分だけはハッキリと聞き取れましたっ! ヤムチャに向かって首を掻っ切るポーズをしながら『制裁』と叫びましたっ!」


ソドム「Boss, go down ! I go to SEI-SAY Yum cha ! 」バンバン

ロレント「よ〜し、わかったわかったソドム……お前が行け……」クルッ


アー !? アーアー !?

実況「おぉ〜っと、そしてソドムは自軍のコーナーマットをバンバンと叩き……これはロレントを呼び寄せているのでしょうかっ!? あっと、ロレントはヤムチャに背を向けそちらへ向かいます」

元「ちょっと言ってる事はよくわからないけど、多分自分が制裁しに行く……みたいな事を言っているんでしょうねぇ?」

実況「あ〜っと、あ〜っと、何やらソドムも興奮気味へとなってきたっ!」

806名無しさん:2016/08/15(月) 23:11:51 ID:expgBbzo
実況「ロレントは……あ〜っと、今ロープを潜りエプロンサイドへと引き下がりましたね? という事は先発はソドムっ……! ソドムとなったようですっ!」


ケン「向こうさんはソドムが来るってよ……? なら、俺が行こうか……?」

ヤムチャ「い〜や、俺がいきます……俺は両方ぶちのめすつもりっすから……」スッ


オー !? オーオー !?

実況「その様子を見てケンも動いてくるが……あ〜っと、ここはやはりと言った所でしょうかっ!? そんなケンをヤムチャは手で制するっ!」

元「まぁ、こっちはこうなるだろうね」


ケン「わ〜った。わ〜った。それじゃあ、最初はおめぇに任せる……頑張れ……」スッ

ヤムチャ「……了解っす」


オー ! オーオー !

実況「そしてこちらはケンっ……! ケンが自軍コーナーの方へと引き下がっていきますっ! さぁ、ロープを潜りエプロンサイドへっ! リング上に残ったのはヤムチャっ! こちらはヤムチャが先発となりますっ!」

元「気合い入ってるみたいだけど……うん、冷静さは失っちゃいけないよ」

807名無しさん:2016/08/15(月) 23:17:13 ID:expgBbzo
ソドム「Fuck...Fuck... ! 」

ダン「ゴングが鳴ってからだぞっ……!? 鳴ってからだぞっ……!?」

ヤムチャ「……早く鳴らして下さいよ」


オー ! オーオー !

実況「さぁ、互いに先発は出揃ったっ! 激しく睨みつけるヤムチャっ……! 興奮気味のソドムっ……!リング中央付近にで両者が対峙するっ!」


ダン「それじゃあ、ゴングを鳴らせっ! ゴングをよぉ! 試合開始だっ!」


カーン


ワー ! ワーワー !

実況「そして今、戦いの鐘の音が場内に響き渡ったぁ! それでは、いよいよメインイベントっ! タッグ王者選手権っ! 挑戦者ヤムチャ・ケン組対王者ロレント・ソドム組ィィ! 先ずはヤムチャ対ソドムからのスタートですっ!」

808名無しさん:2016/08/15(月) 23:18:14 ID:expgBbzo
今日はここまで

809名無しさん:2016/08/15(月) 23:32:34 ID:rt6e44zY
超ヤムチャが見れる可能性が微レ存........?

810名無しさん:2016/08/15(月) 23:37:45 ID:fuAUT4gE
俺は…超ヤムチャだ!

811名無しさん:2016/08/16(火) 00:26:48 ID:FXqY3eRs


ヤムチャw ま、大いに暴れてくださいな
ケンも頼むぞ

812名無しさん:2016/08/16(火) 00:27:34 ID:HYnzrF/c
ソドムよりヤムチャの方が握力強いの?

813名無しさん:2016/08/16(火) 00:43:28 ID:kajDnu4E
>>812
演出とか演技って言葉知ってる?

814名無しさん:2016/08/16(火) 01:02:26 ID:HYnzrF/c
>>813
ヤムチャ全力ならソドムが跡形もなくなるだろ
プロレス設定上の話

815名無しさん:2016/08/16(火) 02:40:44 ID:D/aBbPBM
前回本田と組んで妨害がなければ勝ってたんだし格はヤムチャの方が上なんじゃないの
ヒールは卑怯な手段で勝つのが常套手段だしね

816名無しさん:2016/08/16(火) 02:56:02 ID:eCGthxqI
おつおつー

超ヤムチャありえるな
ツープラトンをどこで入れるのか、狼牙は使うのか、楽しみな一戦だ!

817名無しさん:2016/08/16(火) 06:12:38 ID:KXpM35t2
乙っした
>>809は勝ちそうなのに>>810は負けそうな不思議…
この試合落としどこが見えないな
ベルト移動はまずいだろうが、ケンチャが負けるのも難しいような…

818名無しさん:2016/08/16(火) 06:16:02 ID:KXpM35t2
>>814
全員のリアルと設定上の腕相撲番付とか見てみたいかもな
設定だとザンギ、ホーク、本田辺りがくるのかな?

819名無しさん:2016/08/16(火) 22:00:41 ID:/UYHpDoU
ソドム「I'll teach you a lesson ! 」ガシッ

ヤムチャ「……来いっ!」ガシッ


オー ! オーオー !

実況「さぁさぁ、ゴングと同時に両者が組み合っていったっ! 先ずは、ロックアップっ! ロックアップの体勢に捉え合いましたっ!」


ヤムチャ「……うるぁっ!」バッ

ソドム「...Whoa」パッ


オー !? オーオー !?

実況「両者が力を込め合いっ……! あ〜、いや、違うっ……! ここでヤムチャはソドムの腕の下から自信の両腕を差し込み、そして外側へとソドムの腕を弾いていくっ! 弾いていきますっ!」

元「……おっ?」

実況「ヤムチャはロックアップを拒否っ!」


ヤムチャ「チンタラやるのは得意じゃねぇんだっ……! いきなり、エンジン全開っ……! いっくぜぇ、だああぁぁっ……!」バッチーン

ソドム「...ohh ! 」ヨロッ


オー ! オーオー !

実況「そして胸元へと逆水平チョーップっ! 強い強いチョップをソドムの胸元へと打ち込んでいきますっ!」

820名無しさん:2016/08/16(火) 22:08:28 ID:/UYHpDoU
ヤムチャ「もう一丁っ……! だああぁぁっ……!」バッチーン

ソドム「...ohh」ヨロッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、ヤムチャは続けて打ち込んでいくっ! 再び、逆水平チョーップっ! ソドムの胸元へと打ち込んだぁ!」


ヤムチャ「続けて……顎っ……! だああぁぁっ!」ゴスッ

ソドム「...ugh ! 」ヨロッ


オー ! オーオー !

実況「更には下からカチ上げていくエルボー・スマッシュっ! さぁ、ソドムの顎へと打ち込んでいくっ!」


ヤムチャ「そんでもって……胸っ……! だああぁぁっ!」バッチーン

ソドム「ugh...ugghh...」ヨロヨロ


オー ! オーオー !

実況「まだまだいくっ! まだまだいくっ! 逆水平チョーップっ! さぁ、ゴングとほぼ同時に先ずはヤムチャが連続して打ち込んでいくっ!」

元「そうだね。今日のヤムチャ君は勢いがあるね」

821名無しさん:2016/08/16(火) 22:14:58 ID:/UYHpDoU
ソドム「Damn it ! 」ヨロッ

ヤムチャ「……ガンガン飛ばしていくぜっ! うるあっ!」ガシッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、ソドムの身体がロープ際まで押し込まれたっ! しかし、ヤムチャはまだ止まらないっ! 今度はそんなソドムの腕を掴んでいくっ!」


ヤムチャ「今度は、向こうだっ……! 行ってこい、うるああっ……!」ブンッ

ソドム「Oh...Ohhhhh... ! 」


オー ! オーオー !

実況「ソドムの身体を背後のロープへと押し付けその反動を利用して……そして逆方向のロープへと振り投げていったぁ!」

822名無しさん:2016/08/16(火) 22:21:56 ID:/UYHpDoU
ソドム「That's not gonna happen ! 」ググッ

ヤムチャ「……んあっ!?」


アー ? アーアー ?

実況「あ〜、いやっ……! ここはソドムが足を踏ん張り、踏み止まりますかっ!? 踏み止まりますかっ!?」

元「あっと」


ソドム「It's you to go to a rope ! 」ググッ

ヤムチャ「うおっ……おおっ……」ヨロヨロ


実況「踏み止まったソドムは自信の身体を軸にヤムチャの身体をスイングさせて……スイングさせて……!」


ソドム「GGGGGAAAAA... ! 」ブンッ

ヤムチャ「う、うおっ……!」ダダッ


実況「そしてヤムチャの身体をロープ目掛けて振り投げていきますっ! ここはソドムっ……! 落ち着いて返していったという所でしょうかねぇ!?」

元「そうですね」

823名無しさん:2016/08/16(火) 22:28:35 ID:/UYHpDoU
ヤムチャ「……チィッ」ググッ

ソドム「HAHAHA ! HAHAHA ! 」ズカズガ


実況「さぁ、ヤムチャの身体がロープの反動によって返ってくるっ! そして、ソドムは何事もなかったかのように、前進していくっ!」


ソドム「Hey,Come on ! Come on,boy ! 」

ヤムチャ「まぁ、いいや……このままいってやるよ。うおおぉぉっ……!」ダダッ


実況「さぁ、リング中央でヤムチャを待ち構えるソドムっ! さぁ、ヤムチャの身体がソドム目掛けて突っ込んでいくっ!」


ソドム「Fall down ! 」ズドーンッ

ヤムチャ「関係ないっ……! このままぶっ倒してやる、だああっ!」ズドーン


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っと、そしてここは互いにぶつかってきましたっ! ショルダータックルのぶつかり合いとなりましたっ!」

824名無しさん:2016/08/16(火) 22:34:42 ID:/UYHpDoU
ヤムチャ「おっ、おおっ……! うげええぇっ……!」バターン


アー、アーアー

実況「しかし弾き飛ばされたのは、ヤムチャですっ! ヤムチャが弾き飛ばされましたっ! ヤムチャはそのまま背中から、マットへと倒れますっ! 一方、ソドムは無傷だっ!」

元「まぁ、体格差もあるからねぇ」


ソドム「HAHAHAHAHAHA ! 」ガバッ


アー ? アーアー ?

実況「あ〜っと、なんでしょうなんでしょうっ!? ここでソドムがガバッと両腕を拡げ、何やら大声で叫びますっ!」


ソドム「That you can win against me, did you think ?」

ヤムチャ「……んあぁっ?」ムクッ

ソドム「You...are...weak... ! You're weak !!!」チョンチョン


アー !? アーアー !?

実況「ソドムは目の前でダウンしているヤムチャを指差し、何やら何やら大声で叫んでいますっ! これ、何を言っているのかは我々には理解出来ませんがっ……!?」

元「まぁ、恐らく挑発をしているんでしょうね。『話にならない』みたいな事言ってるんじゃない?」

825名無しさん:2016/08/16(火) 22:42:35 ID:/UYHpDoU
ヤムチャー ! シッカリシロー ! ヤムチャー ! マケテンジャネェー !

ヤムチャ「くそっ、こいつが何言ってんのかはわからないけど……多分、バカにしてるんだろうなぁ……そんな気がする……」ムクッ


実況「さぁソドムのこの態度には……おぉ〜っと、ダウンしているヤムチャもソドムを厳しく睨みつけるっ! そして今、立ち上がってきますっ!」


ソドム「Ready...? Set...」ググッ

ヤムチャ「……んっ?」


アー ! アーアー !

実況「あ〜っと、お待ち下さいっ! しかし、そんなヤムチャの目の前で……ソドム体勢を低くして構えたっ!」


ソドム「...Goooooooo ! 」ドスッ

ヤムチャ「……うげええぇぇっ!」


実況「おぉ〜っと、そして起き上がりに合わせてソドムが突っ込んだっ! ソドムが突っ込んだっ! 体勢を低くしてのアメフト・タックルですっ! 至近距離からヤムチャにその身体をぶつけていきますっ!」

826名無しさん:2016/08/16(火) 22:50:02 ID:/UYHpDoU
ヤムチャ「ぐ、ぐええっ……! くそっ……!」ゴロゴロ

ソドム「HAHAHAHA ! HAHAHAHAHA ! 」ジリジリ


ヤムチャー ! ヤムチャー!

実況「さぁ、これによりヤムチャの身体が一回転っ……! 二回転っ……! 吹き飛ばされて転がりますっ! あ〜っと、そしてここでソドムっ! 大きく腕を拡げながら少しばかり後退をして、ヤムチャから距離を取っていくっ!」


ソドム「Ready...? Set...」ググッ

ヤムチャ「う、ううっ……!」


ヤムチャー ! ヤムチャー !

実況「あ〜、距離を取ったソドムは再び体勢を低くして構えるっ! 視線はヤムチャっ! どうやら、これは起き上がりに合わせて……」

元「……狙ってますねぇ」


ヤムチャ「……くそっ!」ムクッ

ソドム「Gooooooo ! 」ダダッ


実況「そしてヤムチャが立ち上がるっ! しかしソドムはそれに合わせて突っ込んでくるっ! 今度は距離を取って、勢いをつけてきたぁ!」

827名無しさん:2016/08/16(火) 22:59:33 ID:/UYHpDoU
ヤムチャ「……舐めるなっ!」グイッ

ソドム「Take this... ! What's... !? 」ダダッ


オー ? オーオー ?

実況「あ〜っと、待って下さいっ……! ここでヤムチャは体勢を低くして突っ込んできたソドムよりも、 低くっ……! 殆どマットに伏せるような形で突っ込んできたソドムの懐に潜り込んでいくっ!」

元「……おっ!?」


ヤムチャ「二度も三度も喰らうもんかっ……! お前が転けてろっ……!」ブンッ

ソドム「Oh...Ohhhhh...」グラッ


オー、オーオー

実況「そしてヤムチャは足を掬ったぁ! 突っ込んできたそのソドムの足を……腕を大きく振りながら掬い上げていくっ!」

元「いいね」


ソドム「Oh...oh...gag... ! 」


オー ! オーオー !

実況「これによりバランスを崩したソドムは後方に転倒っ! ここはヤムチャが返してくるっ! ヤムチャも負けてはいられないっ!」

828名無しさん:2016/08/16(火) 23:04:35 ID:/UYHpDoU
ヤムチャ「人をちょっと転ばしたぐらいで、勝ち誇ってんじゃねぇっ……! ああっ!?」ムクッ


オー ! オーオー !

実況「そしてソドムを転ばせていったヤムチャは大声を挙げながら立ち上がってきますっ!」

元「よく見てたね」


ヤムチャ「追撃だっ……! いっくぜえぇっ……! たあぁっ!」フワッ


オー、オーオー

実況「そして立ち上がったヤムチャはそのままソドムへと突っ込んでいき……そして飛び込んでいくっ!」


ヤムチャ「エルボー・ドロップだっ……! 喰らっておきなっ……!」ドスッ

ソドム「...gag ! 」


オー ! オーオー !

実況「そしてエルボー・ドロップですっ! ダウンしているソドムの腹部へと飛び込み入つつの一撃を加えていきましたぁ!」

元「うん、いいね。間を開けずにいってるね。いける時にいかないとね」

829名無しさん:2016/08/16(火) 23:12:03 ID:/UYHpDoU
今日はここまで。それと雑談

基本的に対格がいい奴=パワーがあるという設定になっているから
ザンギエフ・サガット・ソドム・ホーク辺りが強キャラになります
彼らはパワーファイターで売ってますからね

スピードタイプのファイトスタイル取ってる人は実力以下の査定をされる傾向になりますかね
バルログ・ロレント・ユン・ヤン辺りが該当者かな?

今回のヤムチャとソドムの一件に関しては、力比べをするとは思っていなかった相手に、一方的に仕掛けたという形です
ここで冷静になって、そっちがそうやって力込めてくるんだったら、俺だって込めちゃうぞとならないのは、七不思議なのかもしれません

830名無しさん:2016/08/16(火) 23:16:59 ID:bkyoI95c
ヤムチャは183cm体重68kgだからな
結構ムキムキなのに体重軽い
身長はリュウより8cmも高いけど

831名無しさん:2016/08/16(火) 23:20:34 ID:FXqY3eRs


前回と同じかと思ったが、また違う立ち上がりで良かった
握手の件も納得、力込めるのはヒールがよくやりそうw

832名無しさん:2016/08/17(水) 00:16:03 ID:ekxuWKE2
乙っした
握手のノリ的に開幕狼牙でも良かったかもな
怒り任せの荒れた感じからの空回りで劣勢に…とか

833名無しさん:2016/08/17(水) 18:40:15 ID:gSjVh4N2
ヤムチャはというか空手軍団はスピードでもパワーでもないから
格付け通りという感じでいいのだろうか

834名無しさん:2016/08/17(水) 22:01:23 ID:0xvEOT6k
ヤムチャ「……まだまだっ!」ムクッ


オー、オーオー

実況「更に直ぐ様ヤムチャは立ち上がっていくっ!」


ヤムチャ「モタモタしてんじゃねぇっ……! ほ〜ら、とっとと起きろっ……!」グイッ

ソドム「ugh...ugghh...」ググッ


オー、オーオー

実況「そしてソドム頭部へと回り込むように移動しつつ、その身体を引き起こしていきますっ! ここはヤムチャっ……! バックを取りつつ引き起こしにかかりますっ!」

元「うんっ!」


ヤムチャ「……いっくぜぇ、そぉぉらっ!」ガシッ

ソドム「...Shit ! 」


オー、オーオー

実況「そして背後から胴回りを掴み脇下へと頭を差し込んでいくっ! ここはヤムチャがバックドロップの体勢へと捉えましたっ!」

元「うんっ!」

835名無しさん:2016/08/17(水) 22:05:35 ID:0xvEOT6k
ヤムチャ「いっくぜえぇぇっ……! うおおぉぉっ……!」ググッ

ソドム「...hum ! 」ガシッ

ヤムチャ「……んあっ?」


アー、アーアー

実況「そしてヤムチャがソドムの身体を抱え上げ……あ〜、いやっ! ここはソドムが堪えていきますかっ!? 踏ん張って堪えていきますっ!」

元「……あ〜っと」


ソドム「I don’t give a fuck... ! fuck... ! fuck,fuck... ! 」ガスガス

ヤムチャ「いでっ……! いでっ、いでっ……!」


アー、アーアー

実況「あ〜っと、そしてソドムはヤムチャの頭部へと肘を落としていきますっ! 二発、三発とエルボースタンプを見舞っていくっ!」

元「あらら」

836名無しさん:2016/08/17(水) 22:11:05 ID:0xvEOT6k
ソドム「...It's now ! 」クルッ

ヤムチャ「……んあっ?」


アー、アーアー

実況「あ〜っと、そしてソドムが身体を捻りつつ、移動して……移動して……」

元「おっと、バックを取り返してきたねぇ」


ソドム「I got you ! 」ガシッ

ヤムチャ「……くっ!」


アー、アーアー

実況「ここはソドムが切り返してくるっ! 背後を取り返してくるっ! ソドムはヤムチャの胴回りに腕を回すっ!」


ソドム「Take that, you bastard ! 」ググッ

ヤムチャ「おっ……おおっ……!」


アー、アーアー

実況「あ〜っとっ! そしてソドムは即座に抱え上げるっ! こちらは軽々とヤムチャの身体をそのまま抱え上げていくっ!」

元「そうだね。ソドム君の方がパワーはあるんでしょうね」

837名無しさん:2016/08/17(水) 22:15:40 ID:0xvEOT6k
ヤムチャ「……させるかっ! だああぁぁっ!」バタバタ

ソドム「...What's !? 」ヨロヨロ


オー ? オーオー ?

実況「あ〜、しかし抱え上げられたヤムチャですが、ここは足をバタつかせ……大きく大きくバタつかせ……」

元「……おっ?」


ソドム「Oh...shit... ! 」ヨロッ

ヤムチャ「着地っ……! それとこの腕、邪魔っ……!」スタッ


オー、オーオー

実況「ここはヤムチャも堪えていきますっ! 空中で足をバタつかせ、堪えていくっ! さぁ、身体半分抱え上げられたヤムチャだが、なんとか着地っ! そしてソドムの腕を振り払っていくっ!」


ヤムチャ「多分、この辺にあるだろっ……! いくぜ、はああぁぁっ……!」シュッ

ソドム「What... ? GYAAAaaaaa... ! 」スパーン


オー !? オーオー !?

実況「おぉ〜っとっ! ここでトラースキックだっ! トラースキックだっ! ヤムチャが打ち込んでいくっ!」

元「おおっ!?」

838名無しさん:2016/08/17(水) 22:22:17 ID:0xvEOT6k
実況「左足をまるで鞭のようにしならせ、背後に立つソドムの側頭部へと打ち込んでいくっ! まるで後ろに目がついているかのように、ピンポイントに決めていったぁ!」

元「今のは上手いねぇ。いいよいいよ」


ヤムチャ「よしよし、上手く当たったみたいだな……」クルッ

ソドム「ugh...ugghh...」フラフラ

ヤムチャ「それじゃあ、もう一発だっ……!」フワッ


オー !? オーオー !?

実況「更にヤムチャはソドムの方を振り返りつつ……勢いがいい半回転のターンを見せつつ飛び上がってっ……!?」


ヤムチャ「今度は右足でだっ……! 同じ所に打ち込んでやるよっ! はあぁぁっ!」スパーンッ

ソドム「...GYAAAaaa ! 」ヨロッ


オー ! オーオー !

実況「そして今度は延髄切りですっ! 飛び込みつつの延髄切りを正面から打ち込んでいくっ! さぁ、再び側頭部へとヒットしたかっ!?」

元「ヒットしましたねぇ」

839名無しさん:2016/08/17(水) 22:32:53 ID:0xvEOT6k
ヤムチャー ! イイゾー !

ヤムチャ「どうだっ……!? あでっ……!」ビターンッ

ソドム「ugh...ugghh...」ヨロヨロ


実況「あ〜っと、しかしこれは浅かったかっ!? 大きく大きくふらついてはいるが……ダウンには至りませんっ! ダウンには至りませんっ!」


ソドム「...Fuck ! 」ガクッ

ヤムチャ「……よしっ!」ムクッ


オー ! オーオー !

実況「あっ、いやっ……! 膝をつきましたっ……! フラリフラリとソドムはよろけてよろけて、ここで膝をつきましたっ!」

元「まぁ、ピンポイントで側頭部に打ち込んでるんだ。そりゃタフなソドム君でもこうなるでしょ」

実況「少しばかり時間差できましたかね!? さぁさぁ、ヤムチャが立ち上がってきますっ!」


ヤムチャ「まだまだいくぜっ……! うおおぉぉっ……!」ダダッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、立ち上がったヤムチャは片膝をついているソドムへと向かって、勢いよく突っ込んでいくっ!」

840名無しさん:2016/08/17(水) 22:42:27 ID:0xvEOT6k
ヤムチャ「いっくぜぇ、オイっ……! てやっ……!」フワッ

ソドム「...What's ?」


オー、オーオー

実況「さぁ、勢いよく突っ込んでいったヤムチャはソドムの前フワリと飛び上がるっ!」


ヤムチャ「喰らってろっ……! だああぁぁっ……!」ドスッ

ソドム「……gggaaaggg ! 」バターン


オー ! オーオー !

実況「そして膝をついているソドムのその胸元っ……! 両足を揃えて打ち込んでいきますっ! 勢いをつけた低空のドロップキックだっ!」

元「いいんじゃない、いいんじゃない。今日のヤムチャ君は勢いがあるよ」


ヤムチャ「……よしっ!」ムクッ


イイゾー ! ヤムチャー !

実況「さぁ、これよりソドムの身体はマットへとダーウンっ! そしてヤムチャも直ぐ様立ち上がってきますっ!」

841名無しさん:2016/08/17(水) 22:49:01 ID:0xvEOT6k
ヤムチャ「次は、あっちだっ……!」ササッ


オー、オーオー

実況「さぁ、立ち上がったヤムチャは……ここはコーナーポストの方へと素早く移動していきますっ!」


ヤムチャ「それじゃあケンさん、よろしくお願いしますっ!」パシッ

ケン「おう、了解っ!」パシッ


オー ? オーオー ?

実況「あ〜っと、そしてここでヤムチャはエプロンサイドにいるケンとタッチしていきますねぇ。どうやら、ここは交代していくようです」

元「あっ、そうだね。まぁ、運動量の多いファイトスタイルで攻めてるから、これはいいんじゃないかな?」


ヤムチャ「……よしっ」グイッ

ケン「よ〜しよし……それじゃあ、いこうか……」ガシッ


オー !? オーオー !?

実況「ここはスタミナ温存と言った所でしょうか? さぁ、ヤムチャはロープを潜りエプロンサイドへと戻りますっ! そして試合権の移ったケン……あ〜っと、ここはロープを潜らずにエプロンサイドからそのままコーナーポスト上へと昇っていますねぇ!?」

元「おっと」

842名無しさん:2016/08/17(水) 22:56:36 ID:0xvEOT6k
ケン「それじゃあ、いくぜっ……! たああぁぁっ……!」シュタッ


オー ! オーオー !

実況「そしてケンが飛び込んでいくっ! コーナーポスト上から飛び込んでいくっ! 狙いはダウンしているソドムっ!」


ケン「喰らってろっ……! はああぁぁっ……!」ズドーンッ

ソドム「……gggaaaggg ! 」


ワー、ワーワー

実況「コーナーポスト上から飛び込つつのダイビング・エルボー・ドロップっ! さぁ、ソドムの腹部へと肘を突き立てていくっ! 強烈な一撃を見舞っていくっ!」


ヤムチャ「ケンさん、俺も俺も……俺もいきますっ……!」ガシッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っと、待て待て待てっ……!? そしてここでヤムチャもまたコーナーポスト上に昇っているっ! 昇っているぞっ!?」

元「……おっと」

843名無しさん:2016/08/17(水) 23:04:16 ID:0xvEOT6k
ケン「……はいはい、わかってますよ〜っと」ゴロンッ


オー !? オーオー !?

実況「そしてケンが立ち上がり……あっと、前方回転して素早くそんなヤムチャに近づいていくっ!」


ケン「……よ〜し、それじゃいってこいっ!」パシッ

ヤムチャ「……了解っす!」パシッ


オー !? オーオー !?

実況「そしてケンはコーナーポスト上のヤムチャとタッチっ! ここで再び選手が切り替わるっ! 試合権は再びヤムチャへと戻ったっ!」

元「お〜、切り返え切り返えやっていくね」


ヤムチャ「それじゃあ、もう一撃っ……! たああぁぁっ……!」シュタッ


オー ! オーオー !

実況「そしてヤムチャもまたダウンしているソドムに向かって飛び込んでいったぁぁっ!」

844名無しさん:2016/08/17(水) 23:09:55 ID:0xvEOT6k
ヤムチャ「喰らってろっ……! だああぁぁっ……!」ズドーンッ

ソドム「...GYAAAaaa !」


ワー、ワーワー

実況「そしてヤムチャも突き刺していくっ! コーナーポスト上から飛び込んでソドムの腹部へと肘を落としていくっ! こちらもダイビング・エルボー・ドロップっ!」

元「間を開けずにガンガンいってるからね。これはソドム君も辛いでしょ」

実況「ケンっ……! ヤムチャと続けてきましたっ! この辺り、挑戦者組の連係は取れてると言ってもいいでしょうかっ!?」

元「うん、取れてるんじゃない?」


ヤムチャ「よぉ〜し、よし……それじゃあ、起きろっ……! 起きろっ……!」グイッ

ソドム「...ugghh」ググッ


オー、オーオー

実況「そしてヤムチャは立ち上がり、ソドムの身体を引き起こしていきますっ! さぁ、挑戦者組……いいリズムを作ってきたかっ!?」

元「いいリズムです」

845名無しさん:2016/08/17(水) 23:16:29 ID:0xvEOT6k
ヤムチャ「今度はしっかり決めるぜっ……! でやっ……!」ガシッ

ソドム「Oh...Ohhhhh...」


オー、オーオー

実況「背後を取りつつ引き起こし……そしてソドムの胴回りへと腕を回していくっ! そして脇下に自身の頭部を差し込んでいくっ!」

元「バックドロップですね」


ヤムチャ「……うおおおぉぉっ!」ググッ

ソドム「Oh...Ohhhhh...」


オー ! オーオー !

実況「そしてソドムの身体を抱え上げていくっ! 今度は抱え上げたっ! しっかりと抱え上げたっ! ソドムの巨体をヤムチャが抱え上げていくっ!」

元「おおっ! いいよっ!」


ヤムチャ「バックドロップだっ……! 喰らってろっ……!」ズドーンッ

ソドム「...gggaaaggg ! 」


オー ! イイゾー ! ヤムチャー !

実況「そしてソドムの身体を後方へと叩きつけていきますっ! さぁ、今度は決まりましたっ! ヤムチャのバックドロップですっ!」

846名無しさん:2016/08/17(水) 23:22:49 ID:0xvEOT6k
ヤムチャ(ふう、随分と飛ばしているように見えるが……でも、まだまだ……まだまだなんだよ……)ムクッ


オー、オーオー

実況「完全にヤムチャがリズムっ……! 流れを掴んだと言ってもいいでしょうっ! さぁ、ヤムチャは立ち上がってくるっ!」



ヤムチャ(メインイベントなんだから……一番凄い試合をしなきゃいけないんだから……それで、一番凄い試合って言うのは……)ガシッ


オー、オーオー

実況「さぁ、ヤムチャはソドムの頭部の方へと回り込み……おっと、ここはソドムの腕を掴んでいきますっ!」


ヤムチャ(さっきの試合もそうだったけど……技とか以外にもあるんだっ……!)グイッ

ソドム「...ugh」ズルッ


オー ? オーオー ?

実況「ヤムチャは掴んだソドムのその腕を、おぉ〜っと、力一杯引っ張って、その身体を引き摺っていきますっ! ダウンしたソドムの身体を移動していますねぇ?」

元「まぁ、フォールとかにいくには位置が悪かったのかな?」

847名無しさん:2016/08/17(水) 23:27:53 ID:0xvEOT6k
ヤムチャ「……よぉぉし、そらっ!」グイッ

ソドム「……ugh」ズルッ


オー ? オーオー ?

実況「いや、待って下さいっ……!? これ、ヤムチャはソドムを相手コーナーの方まで連れていきましたよっ!? ダウンしているソドムを相手陣営の方まで持っていったっ! ヤムチャはそこで腕を離すっ!」


ヤムチャ「次はお前だっ……! お前が出てこいっ……!」ビシッ

ロレント「……」


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っと、そしてヤムチャはここでロレントに向かって指を差し……あ〜っと、何やら言っているっ!」

元「お〜っと、これはロレント君を指名……という形でいいのかねぇ?」


ヤムチャ「こいつはもうKOだっ……! 次はお前をKOする番だっ……! わざわざ運んできてやったんだぞっ!? だからタッチして代われっ! お前が出てこいっ!」ビシッ

ロレント「……」


ワー ! ワーワー !

実況「ここでヤムチャはロレントを指名っ! ロレントを指名していきますっ! タッチして代わって来いと言っていますねぇ!?」

元「まぁ、この王者組のリーダー格はロレント君だからねぇ。ヤムチャからしたら、そっちから勝利を奪いたいって所じゃない?」

848名無しさん:2016/08/17(水) 23:28:48 ID:0xvEOT6k
今日はここまで

849名無しさん:2016/08/17(水) 23:31:32 ID:W1vQz8wo
おつー
これは盛り上がる展開

850名無しさん:2016/08/17(水) 23:41:08 ID:ekxuWKE2
乙っした
デカい奴にバックドロップ → 決まらない からの 次は決まった!
ヤムチャ少々ワンパターンになってるな
まあ様式美だから大丈夫か

851名無しさん:2016/08/17(水) 23:41:13 ID:fyJNQHcc


出だし絶好調だな
このまま押しきっちゃえ(棒)

852名無しさん:2016/08/18(木) 02:13:19 ID:vwHHKNEg
乙乙
決まり手というか御約束は意外と大事な気もする

853名無しさん:2016/08/18(木) 02:40:45 ID:gkR75dPk
乙!
これは文句なしにかっこいい!

854名無しさん:2016/08/18(木) 22:00:59 ID:QOMvQ4i6
ヤムチャ「ほら、とっとと交代しろっ……! 次はお前だっ……!」ビシッ

ロレント「……上官に向かって指図するとは」


ワー ! ワーワー !

実況「という事はヤムチャっ……! ここまで非常にハイペースで攻めたてていたのは……」

元「まぁ、ちゃちゃっとソドム君を片付けて、リーダー格のロレント君を……って事だね」


ロレント「……規律を叩き込まねばならんな」ストン

ヤムチャ「……ああっ!?」


アー !? アーアー !?

実況「あっ……! 待って下さいっ……! しかし、ここはロレントっ……! そんなヤムチャから離れるように……おっと、場外へ下りたっ! エプロンサイドから場外へと下りたっ!」

元「……あらっ!?」

855名無しさん:2016/08/18(木) 22:10:05 ID:QOMvQ4i6
ヤムチャ「おいコラ、何処行ってんだっ……!? そっちじゃねぇぞっ! リングの中に来いっ……!」グイッ

ロレント「何故、我輩が貴様ごときに従わねばならんのだっ……! 下級兵に戯言に貸す耳など持ち合わせておらんわっ!」ガバッ


アー !? アーアー !?

実況「慌てて場外に下りたロレントをロープ越しから覗き込むヤムチャっ! しかし、こちらもまた腕を大きく拡げヤムチャの神経を逆撫でするような態度を取っているっ!」

元「……まずいよ、ありゃ囮だ」

実況「囮……? あっ……!」


ソドム「ugh...ugghh...」ムクッ

ケン「おい、バカっ! 周りをよく見ろ、周りをっ……! 後ろだっ……!」ビシッ


実況「ソドムが動いてますねぇっ!? ソドムが起き上がってきますよ、元さんっ!」

元「ちょ〜っと、ソドム君を仕留め切れてなかったね。ソドム君、タフだから」

実況「慌ててケンもエプロンサイドからヤムチャに警告していきますっ!」

856名無しさん:2016/08/18(木) 22:17:38 ID:QOMvQ4i6
ヤムチャ「ソドムはもう片付け……えっ……?」チラッ

ソドム「A defenseless back ! 」シュルッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、そしてソドムが体勢を低くして突っ込んでいくっ! 背を向けているヤムチャの股下に腕を差し込んでいくっ!」

元「ちょっとロレント君に意識向けすぎてリング上への注意が散漫になってるんじゃないの!?」


ソドム「You are fuckhead ! 」グイッ

ヤムチャ「う、うおっ……おおっ……!」ゴロンッ


アー、アーアー

実況「巨体に似つかわぬテクニカルな技っ……! ここはソドムっ……! ヤムチャの身体を後方へと転がし丸め込んでいくっ! スクールボーイですっ! スクールボーイっ!」

元「パワーだけじゃなくて、こういう技も使える一面を持っているんだ」


ソドム「...Count up ! 」

ダン「おう、わかったぜっ!」

ロレント「ソドムをKOしたと考えるその都合のいい脳みそ……ヒャハハ、救えん奴だな」スタッ


実況「ここはソドムがクイックで丸め込んでいきますっ! それを確認するや否やロレントもエプロンサイドへと戻るっ! あ〜っと、レフェリーが今マットに伏せ、カウントを数えますっ!」

857名無しさん:2016/08/18(木) 22:25:34 ID:QOMvQ4i6
ダン「ワンっ……!」

ヤムチャー ! ヤムチャー !

ダン「……ツー」

ヤムチャ「……うるああぁぁっ!」ガバッ

ソドム「...Wow」

オー ! オーオー !

ダン「カウントはツーだっ! ツーカウントっ!」


オー ! オーオー !

実況「しかしここはヤムチャも直ぐ様、返してきますっ! カウントがツーに届くか届かないかといった所で肩を上げるっ! カウントはツーっ! いや、1.9辺りかっ!?」

元「そうだね。まぁ、ここは返してくるわね」

858名無しさん:2016/08/18(木) 22:32:38 ID:QOMvQ4i6
ヤムチャ「なんだよオイ……まだくたばってなかったのか、ちくしょう……」ムクッ

ソドム「I go,I go,I goooo... ! 」ムクッ


実況「そして立ち上がってくるヤムチャっ……! だが、ソドムもまた立ち上がってくるっ!」

元「とにかく、色々考えてるのはわかるけど、リングの中の事にもうちょっと集中していこう。来るよ〜」


ソドム「...Wooooooow ! 」ダダッ

ヤムチャ「……んっ?」


実況「先に動いたのはソドムっ……! 立ち上がろうとしているヤムチャへと突っ込んでいき……」


ソドム「Take this ! 」ドガッ

ヤムチャ「……ぐえっ!」ドテッ


アー、アーアー

実況「そして前蹴りィ! 立ち上がろうとしているヤムチャの顔面へと打ち込んでいきますっ! 先に打ち込んでいったのはソドムっ……!」

元「そうですねぇ」

859名無しさん:2016/08/18(木) 22:38:45 ID:QOMvQ4i6
ケン「何やってんだっ……! 試合権のねぇヤツに絡んでその様はねぇだろがっ……! 今日はベルト戦なんだぞ、オイっ!」


ヤムチャー ! シッカリシロー !

実況「おぉ〜っと、コーナーのケンも厳しい口調で何やら叫んでいますっ!」

元「う〜ん」


ソドム「Hey...Stand up...」グイッ

ヤムチャ「……ぐっ」ググッ


ヤムチャー ! ヤムチャー !

実況「少し雲行きが怪しくなってきたでしょうかっ!? さぁ、ソドムはヤムチャの身体を引き起こしていきますっ!」

元「まぁまぁ、ちょっと流れは変わった部分はあるけどまだまだだよ」


ソドム「Fuck... ! 」ガシッ

ヤムチャ「……ぐっ」


実況「そしてソドムは自身の脇下にヤムチャの頭部を抱え込んだっ!」

860名無しさん:2016/08/18(木) 22:44:43 ID:QOMvQ4i6
ソドム「Fucking... ! 」ドスッ

ヤムチャ「……おぐっ!」


アー、アーアー

実況「ヤムチャを捉えその無防備な背中に、ソドムは腕を降り下ろしていきますっ! ここはハンマーパンチっ!」

元「うんっ!」


ソドム「Fucking... ! Fucking... ! 」ドスドス

ヤムチャ「ぐっ……ぐっ……」


アー、アーアー

実況「ソドムは続けて二発、三発と打ち込んでいくっ!」


ソドム「...Come here ! 」ズルズル

ヤムチャ「おっ……おおっ……」


アー、アーアー

実況「おぉ〜っと、ソドムは背中に打ち込みつつ……後退をしてヤムチャの身体を引き摺り移動していきますねぇ」

元「そうですねぇ」

861名無しさん:2016/08/18(木) 22:50:16 ID:QOMvQ4i6
ソドム「The next is...」クルッ

ヤムチャ「……んっ?」クルッ


オー ? オーオー ?

実況「あっと、そしてここでソドムは捉えていたヤムチャの頭部を離し……おっと、ここで体を入れ換えていくっ! ソドムとヤムチャの身体が互いにクルっと半回転っ!」


ソドム「...That ! Hey ! 」ドンッ

ヤムチャ「……うおっ」ヨロッ


実況「そしてソドムはヤムチャの身体を突き飛ばすっ……! あ〜っと、あっとあっとっ……!」

元「ああっ……!」


ロレント「……ヒャハハ、捉えたぞ」ガシッ

ヤムチャ「んあっ……!? なんだよ、お前……」


アー ! アーアー !

実況「そんなヤムチャをロレントがキャッチっ! ロレントがキャッチっ! エプロンサイドからヤムチャを捉えていきますっ!」

元「あ〜っと、さっきは逃げたのにここでちょっかいかけてくるか」

862名無しさん:2016/08/18(木) 22:56:50 ID:QOMvQ4i6
ロレント「我輩と戦いたいんだな……? いいだろう、少しだけ相手をしてやるっ……」ガシッ

ヤムチャ「さっきは場外に尻尾巻いて逃げた癖に、今更かよっ……!」チラチラ


アー ! アーアー !

実況「そしてロレントが……腕を掴みましたっ! エプロンサイドからヤムチャの腕を掴んでいきますっ!」

元「う〜ん……嫌なタイミングでちょっかい出してきたねぇ」


ロレント「ほぉ〜らほら……アームロックだっ……!」ガシッ

ヤムチャ「くっ、んああっ……! この野郎、ロレントっ……!」チラチラ


アー ? アーアー ?

実況「あ〜っと、そしてここでロレントはヤムチャの腕を捻り……更にはセカンドロープにその腕を絡めるようにしながらアームロックを仕掛けていきますっ! これは反則行為っ……! ここで王者組のタッグワークを……」

元「いや、そういう事じゃないっ……! こういう事をされると、ヤムチャ君の意識がまたロレント君にいっちゃうって事っ!」

863名無しさん:2016/08/18(木) 23:00:38 ID:QOMvQ4i6
ケン「おい、レフェリーっ……! 試合権のないバカがちょっかい仕掛けて来てるぞっ! 止めろ止めろっ!」ビシッ

ダン「おうおう。わかってらぁ、わかってらぁ!」


ロレント「ヒャハハ……ヒャハハ……」ギリギリ

ヤムチャ「この野郎っ……! リングでやるぞっ……! リングでっ……! こっちに来いっ!」チラチラ


ブー 、ブーブー

実況「あ〜っと、確かにっ……! 元さんの言う通り、ヤムチャはロレントとばかりを気にしているといった印象ですかねぇ!?」

元「今、試合権を持ってる相手は誰なのっ!? そっちも見なさいっ! ほら、来てる!」


ソドム「Ahhhhhhhh ! 」ダダッ


実況「あ〜っと、来ている来ているっ……! ソドムが来ているっ! そんなヤムチャに向かって、突っ込んで来ているっ!」

864名無しさん:2016/08/18(木) 23:05:43 ID:QOMvQ4i6
ロレント「我輩が行くのではない……貴様が来るのだ……」ストン

ヤムチャ「……ああっ!?」


実況「ロレントはその動きに合わせて腕を離し、そして再びエプロンサイドから場外へと下りたっ!」

元「前を見ろっ!」


ソドム「HAHAHAHA ! Take this ! 」ズガアァ

ヤムチャ「んっ……? おっ、うぐおおおぉぉっ……!」グラッ


アー、アーアー

実況「そして突っ込んでソドムが体重を描けながらの……ラリアットっ! ラリアットですっ……! あ〜っと、ロープ際のヤムチャへと打ち込んでいったぁ!」

元「……だああぁぁっ!」


ヤムチャ「うおっ……! なんだなんだ……来てやがったのか、くそっ……うげっ……!」ボトッ


アー、アーアー

実況「あ〜っと、危ないっ……! ヤムチャの身体が一回転して……おぉ〜っと、そのまま場外へと落下したぁ!」

865名無しさん:2016/08/18(木) 23:11:21 ID:QOMvQ4i6
ロレント「ヒャハハハ。少しだけ……少しだけ、下級兵士と遊んでやるか……」グイッ

ヤムチャ「ぐっ、あででで……ち、ちくしょう……」ググッ


実況「そして場外にはロレントがいる。ロレントがいるゥ! ここでロレントは場外に落ちたヤムチャの身体を引き起こしていきますっ!」

元「う〜ん……ちょっと上手くいってないねぇ……」


ロレント「ヒャハハ、こっちに来てもらおうか……」ズルズル

ヤムチャ「……うああっ」ヨロヨロ


実況「ロレントはヤムチャの髪を掴み……そして場外の奥深くへと連れて行こうとしているんでしょうか?」

元「う〜ん」


ケン「ったく……! 何やってんだよ、あの野郎っ……! くそっ……!」スタッ


オー !? オーオー !?

実況「あっと、待って下さいっ! しかしここでケンが動きますよっ!? 今ケンがエプロンサイドから場外へと下りましたねぇ!?」

元「おっ、ケン君が動いてくるか」

866名無しさん:2016/08/18(木) 23:12:19 ID:QOMvQ4i6
今日はここまで

867名無しさん:2016/08/18(木) 23:20:59 ID:qEy.UkjE


ヤムチャのターン終了…ケンも交えて乱闘か
ロレントソドムはここで稼ぎたいところ、果たしてどうなるか

868名無しさん:2016/08/18(木) 23:50:20 ID:G6i22FRY
乙っした
ロレント上手いな
ヤムチャがちょろいのか
今のところパートナー活かしてるのはソレント組だな

869名無しさん:2016/08/19(金) 00:21:50 ID:wf2v.d3k
乙乙
怒りで回り見えて無い感じやなぁ

870名無しさん:2016/08/19(金) 02:12:20 ID:w/sfdugE
格としては
ケンヤムチャ>ロレントソドム
なんだろうけど、怒りに我を忘れたところを付け込まれたって流れで上手く五分にしてるなあ
ここからケンの力を借りて逆転しても、ベルト組が勝っても納得できる

871名無しさん:2016/08/19(金) 06:58:13 ID:5Wy.D.jo
乙!
遺恨のある相手だからこうなるって感じか
ヤムチャも成長したなあ

872名無しさん:2016/08/19(金) 22:01:38 ID:kNk0DWbo
ソドム「Boss ! Ken went there ! 」

ダン「とりあえず、場外カウントだっ! 1……2……!」


実況「さぁ、ケンは場外をぐるっと周りロレント達の方へと向かっていくっ! ソドムはそんなケンの様子を見ているかっ!? そして、ここでレフェリーが場外カウントを数え始めますっ!」


ロレント「そうかそうか、動いてきたか。まぁ、当然か……よし、フゥゥゥンっ……!」ブンッ

ヤムチャ「……うぎゃああぁぁっ!」ガッシャーン


キャー ! キャー !

実況「おぉ〜っと、そしてロレントはヤムチャの髪の毛を後ろから掴んだまま……先ずは鉄柵に向かって打ち付けていくっ! ヤムチャの額が硬い硬い鉄柵へと打ち付けられたぁ!」

873名無しさん:2016/08/19(金) 22:05:47 ID:kNk0DWbo
ダン「3……4……」

ヤムチャ「く、くそっ……!」フラッ

ロレント「……ヒャハハ、次はこっちだっ!」グイッ


実況「額を押さえるヤムチャっ! あっと、しかしロレントは再びそんなヤムチャの後頭部を掴み……おっと、引き連れていくっ!」


ロレント「鉄柵の次はエプロンサイドだっ……!」グイッ

ヤムチャ「……ぐええぇぇっ!」ビターン


ヤムチャー ! ヤムチャー !

実況「おぉ〜っと、そして今度はエプロンサイドですっ! エプロンサイドへとヤムチャの身体を打ち付けていくっ!」


ロレント「ケンも向かって来ているらしいし……まぁ、ここらが潮時って所だな……フン、戻れ……」グイッ

ヤムチャ「……ううっ」ゴロンッ


実況「あ〜っとっ……!? そしてここでロレントは、ヤムチャの身体をサードロープ下からリングに捩じ込んでいくっ!」

元「あっ、戻してきたねぇ」

874名無しさん:2016/08/19(金) 22:16:22 ID:kNk0DWbo
ケン「あぁっ……!? なんだなんだ、リングに戻すのかっ……!?」

ダン「って事は場外カウントはもういいなっ! よし、ファイっ……!」


実況「さぁ、戦場は場外から再びリング内へっ! ここはロレント、あっさり戻してきましたねぇ?」

元「あっさりって言っても鉄柵攻撃とかしてるんだけどね。まぁ、ケン君も動いて来てる事だし、ここらが潮時なんじゃないかな?」


ソドム「I was waiting ! 」ググッ

ヤムチャ「くそっ、あの野郎……」グイッ


実況「さぁ、そしてリング上で待ち構えていたソドムっ……! 戻ってきたヤムチャの身体を掴み、そして引き起こしていきますっ!」


ソドム「Caught ! 」ガシッ

ヤムチャ「……うおっ!」


実況「そしてソドムはヤムチャの片腕を巻き込みつつ……胴回りを抱え込んだっ!」

875名無しさん:2016/08/19(金) 22:25:14 ID:kNk0DWbo
ソドム「Ohhhh... ! Take this ! 」ググッ

ヤムチャ「う、うおおっ……!」


アー、アーアー

実況「おぉ〜っと、そしてソドムはそのまま後方に反り返りつつ……大きく大きくブリッヂの体勢を見せつつ、ヤムチャの身体を後方へとっ……!」


ソドム「...GAAAAAaaa ! 」

ヤムチャ「……ぐええええぇぇぇっ!」ズドーン


アー ! アーアー !

実況「叩きつけていったぁ! ヤムチャの身体が背中から落ちますっ!」

元「フロント・スープレックスだね」

実況「ここはフロント・スープレックスっ! フロント・スープレックスっ! ソドムには高さもありますっ! さぁ、高い位置からヤムチャが打ち付けられたぁ!」

876名無しさん:2016/08/19(金) 22:32:56 ID:kNk0DWbo
ソドム「...Next ! 」ガシッ

ヤムチャ「……うおっ」


オー ? オーオー ?

実況「あ〜っと、更にここからソドムはサイドポジションの体勢に持っていきましたかねぇ!?」

元「あ〜っと、持っていきました」

実況「ソドムは上体を起こしつつ、即座に腕をヤムチャの頭部付近へと回していくっ! フロント・スープレックスからそのままサイドポジションへと持ち込んだっ!」


ロレント「ヒャハハっ……! よ〜し、よしっ……! それでは我輩もいくぞっ……!」ガシッ


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っとっ! そしてここでロレントも動いてくるっ! 場外にいたロレントが素早くエプロンサイドに昇り、そこから更にコーナーポストへと昇っていくっ!」

877名無しさん:2016/08/19(金) 22:42:21 ID:kNk0DWbo
ロレント「さて、いくぞ。ケン大尉ィィィっ……!」

ケン「おっと、飛び込んで来るってか……けど、そうはいかねぇよ……」ササッ


実況「ロレントの狙いは……これはケンですっ! 場外にいるケンに狙いを定めていますっ!」

元「いや、でも……」

実況「あ〜、しかしこの動きをケンはよく見ていましたっ! ロレントの動きを察知っ! 透かさず、距離を取っていきますっ!」


ロレント「おぉぉいっ! ケン大尉ィィィ……! そこにいては我輩は届かないぞォォォ……こちらまで来いっ……! こちらまで……」

ケン「バーカ。誰が行くか……そこからここまで、飛び込んでみろよ……? 案外届くんじゃねぇの……? まぁ、十中八九自爆に終わるだろうがな!」


実況「これは少しばかり距離がありますっ! これでは恐らくロレントは届きませんでしょう」

元「そうですね」

実況「しかしながら、ロレントはコーナーポストの上で騒ぎ立てております」

878名無しさん:2016/08/19(金) 22:50:56 ID:kNk0DWbo
ロレント「ケン大尉ィィィ……! ケン大尉ィィィ……! 貴様も腑抜けなのか、腰抜けなのかァァァ……!」

ダン「おいおい、うるせぇうるせぇ……コーナーポストの上で騒ぎ立ててるんじゃねぇっ! 降りろ降りろっ……!」イソイソ

ソドム「……OK」チラッ


実況「おっと、そんなロレントに今レフェリーが近づいていきますねぇ?」

元「まぁ、あぁやってコーナーポストの上でギャーギャー言われたらねぇ」


ソドム「Fuck...Fuck... ! 」ドスッ

ヤムチャ「……うぐっ」


実況「さぁ、そしてリング上の二人ですっ! ソドムとヤムチャっ……! ここでソドムは腰を上げて……膝ですねっ……! 膝でヤムチャの腹部を踏みつけ押さえつけていきますっ!」

元「ニーオンザベリーって体勢だ」


ソドム「HAHAHAHA ! kiiiiiill yoooou ! 」ガシッ

ヤムチャ「えっ……!? ガッ……!」


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っ! 待って下さいっ……! ここでソドムが両腕で……ヤムチャの首を締め付けましたよっ!? 締め付けていきましたよっ!?」

元「あっ……あ〜っ……!」

879名無しさん:2016/08/19(金) 22:55:42 ID:kNk0DWbo
ソドム「HAHAHAHA... ! Fuck... ! Fuck... ! Fuck... ! 」バンバン

ヤムチャ「ガッ……ウガッ……がガッ……!」バタバタ


ブー ! ブーブー !

実況「ソドムはヤムチャの首を両腕で絞めつつ、上体を持ち上げ……そしてリングに叩きつけっ……! あ〜っと、何度も何度も打ち付けていくっ! これは完全に反則行為っ!」


ダン「降りろってのっ……! 降りろっての馬鹿野郎っ……!」

ロレント「……試合の邪魔はしてはおらんっ!」


レフェリー ! ソッチジャネェー !

元「なるほどねぇ……ロレント君はあそこでレフェリーの注意を引き付けてるって事か……」

実況「元さん、感心している場合ではありませんよっ! あ〜っと、これにはヤムチャも足をバタつかせて苦しんでいるっ!」


ケン「あっ、あの野郎っ……! 随分ギャーギャーと騒いでやがると思ったら……そういう事か、くそっ……!」ダダッ


元「いや、大丈夫だっ! ケン君が見てるっ! 走ったよっ!」

実況「あ〜っとっ! ここで場外にいたケンが慌ててリングへと走りますっ! 今サードロープ下からリングへと滑り込んだっ!」

880名無しさん:2016/08/19(金) 23:03:33 ID:kNk0DWbo
ケン「やる事がこすいんだよ、このタコっ……! うるあぁっ……!」スパーン

ソドム「……GHHHHAAAAAAK ! 」バターン


オー ! ケーン ! イイゾー !

実況「そ〜してここでケンが一撃ィィ! ソドムの顔面へと打ち込んでいったかっ!? ケンの鋭い蹴りィィ! ヤムチャを救出しますっ!」

元「いや〜、危なかったね!」


ロレント「おい、レフェリー……試合権のない者が乱入しているぞ……? 我輩も降りてやる……だから、次はヤツを引き下がらせろ……」

ダン「えっ……? あ〜、くそっ……! ケンも来てやがったか……!」イソイソ


実況「あ〜、しかしここでロレントがケンに指を差し……」

元「う〜ん、レフェリーを使ってきますねぇ」

実況「ここはレフェリーがケンの元へと走りますっ! 今度はケンの元へと走っていきますっ!」

881名無しさん:2016/08/19(金) 23:09:58 ID:kNk0DWbo
ダン「おい、ケンっ……! ダメだダメだっ……! 試合権のない奴がリングにいちゃいけないだろがっ……!」

ケン「わかってますよっ……! すぐ下がりますってのっ……! ああっ、もうっ……!」ササッ


ケーン ! ケーン !

実況「レフェリーはケンに下がるように警告し……あ〜、しかしここははケンも従っていきますね。直ぐ様、自軍コーナーへと引き下がっていきますっ!」

元「まぁ、救出は出来たからよしとしましょう」


ヤムチャ「ううっ……ううっ……」ムクッ


実況「さぁ、そしてここでヤムチャが立ち上がってきますっ! 少しばかり喉元を押さえている様だが……?」

元「まぁ、ああいった攻撃は短時間でも大きなダメージに繋がるからねぇ」


ケン「おい、ヤムチャっ……! 交代だ、交代っ……! 俺に代われっ……!」ググッ


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っと、そして立ち上がったヤムチャを確認するや否や、ここはケンがコーナーから腕を伸ばし、タッチを求めていますっ! 交代を要求しますっ!」

元「おっ、そうだね」

882名無しさん:2016/08/19(金) 23:16:39 ID:kNk0DWbo
ヤムチャ「……」フルフル

ケン「……あぁっ?」


アー !? アーアー !?

実況「んっ……?」

元「ありゃ……?」


ケン「交代しろって言ってんだっ……! 俺に代われ、俺に代われ……おめぇは休んでろ……」

ヤムチャ「いや、大丈夫です。俺、まだいけます……」フルフル


アー !? アーアー !?

実況「あ〜っと、なんだなんだ……? ここはヤムチャが首を振っていきますよっ!?」

元「いや〜、交代して、一回流れ切り替えた方がいいとは思うんだよ」


ケン「交代しろって言ってんだよ、バカっ……!」

ヤムチャ「大丈夫ですっ……! ちょっと油断しただけっすよ。ここからは全部俺のターンだから大丈夫っす」フルフル


アー !? アーアー !?

実況「ケンは交代を要求しますが、ヤムチャは首を横に振るっ! ヤムチャがケンに従いませんっ!」

元「あ〜、ちょっと、ダメな意味で熱くなってんじゃないのぉ〜!?」

883名無しさん:2016/08/19(金) 23:17:14 ID:kNk0DWbo
今日はここまで

884名無しさん:2016/08/19(金) 23:24:03 ID:OO04rffs


ヤムチャのこの無茶な感じ、良いね
冷静になってからが本番か、案外このまま逆襲出来るか…楽しみ

885名無しさん:2016/08/20(土) 04:55:54 ID:B77dqrhc
乙っした
やっぱり勝敗が見えない
どっちが勝ってもおかしくない
でもどっちが勝ってもなんか違うようなモヤモヤ感

886名無しさん:2016/08/20(土) 06:43:32 ID:nbATUqNs
乙!
怒りで冷静さを欠いてはダメだ

887名無しさん:2016/08/20(土) 22:00:42 ID:RzIrfozA
ヤムチャ「さぁさぁ、ここからだ……ここからだ……起きろっ……!」グイッ

ソドム「...ugghh」ググッ


オーイ、ヤムチャー

実況「そしてヤムチャは向かっていきますっ! あ〜っと、ソドムに近づき、その身体を引き起こしていきますっ!」

元「ん〜っ! この判断、吉と出るか凶と出るか」


ケン「あのバカっ……! クソっ……!」バンッ


実況「意気込んでいるヤムチャと裏腹に、ケンは渋い顔をしながらコーナーポストを叩きますっ!」

元「う〜んっ……!」


ヤムチャ「よくも首絞めてくれたな、この野郎っ……! お前ら、そういう事しか出来ねぇのかよっ……!」ググッ

ソドム「...ugghh」


実況「とにかく試合は続いておりますっ! さぁ、ソドムの身体を引き起こしたヤムチャはそのままその頭部をググッと押し下げ、前屈みの体勢にしていくっ!」

888名無しさん:2016/08/20(土) 22:07:52 ID:RzIrfozA
ヤムチャ「……だああぁっ!」ズガァ

ソドム「...gag ! 」ヨロッ


オー、オーオー

実況「そして下から蹴り上げていくっ! 前屈みのソドムの顔面へと膝を打ち込んでいくっ! ここはニーレフトですっ!」

元「うん」


ヤムチャ「おっと、まだまだだっ……!」ガシッ

ソドム「...ugghh」


実況「あ〜っと、ヤムチャは浮き上がったソドムの頭部を両腕で捉えて、更に再び押し下げていくっ!」


ヤムチャ「もう一発っ……!」ズガァ

ソドム「...gag ! 」ヨロッ


オー、オーオー

実況「そして再び蹴り上げていくっ! さぁ、顔面にいった。二発目っ……! 再びニーリフトだっ!」

元「まぁ、ヤムチャ君が交代しないにしても、こうやってリズムを取り戻していけるってのなら、問題はない事なんだよ」

889名無しさん:2016/08/20(土) 22:13:27 ID:RzIrfozA
ソドム「My face...My face...ugghh...」ヨロッ

ヤムチャ「終わらせはしないぞっ……! うらっ……!」ガシッ


オー、オーオー

実況「再びソドムの上体が浮き上がるっ! ソドムは顔面を押さえ、苦しんでいるっ! しかし、そんなソドムをヤムチャは逃さないっ! さぁ、再び両腕でソドムの顔面を掴んだっ!」

元「うん」


ヤムチャ「もう一撃っ……! うおおぉぉっ……!」ググッ

ソドム「No... ! No,No... ! 」ブンブン

ヤムチャ「……んあっ!?」パッ


アー、アーアー

実況「そしてもう一度ソドムを前屈みの体勢に……あ〜っ、いやっ……! ここはソドムが頭部を大きく大きく振ってヤムチャの腕を振り払っていったっ!」

元「単調になるのは、よくないよぉ!」

890名無しさん:2016/08/20(土) 22:20:44 ID:RzIrfozA
ソドム「Fucking Son of a bitch... ! GAAaaa ! 」ブンッ

ヤムチャ「……んっ?」


アー、アーアー

実況「更にソドムは素早く上体を起こし……あ〜っとっ! そしてヤムチャに向かって腕を振っていくっ!」

元「んあっ!」


ソドム「Take this, you bastard !  」ブンッ

ヤムチャ「甘いっての、バカ野郎っ……!」ググッ

ソドム「...Oh !? 」スカッ


オー !? オーオー !?

実況「ショートレンジのラリアットっ……! あ〜っ、いやいやいやっ……! ここはヤムチャが避けますっ! 避わしていきますっ!」

元「おっ!? 見えてるのかっ!?」

実況「頭を下げそのソドムの腕を下を潜り抜けるようにヤムチャが避わしたぁ! そのヤムチャはソドムの背後へと回るっ!」

891名無しさん:2016/08/20(土) 22:28:15 ID:RzIrfozA
ソドム「Damn it ! 」クルッ

ヤムチャ「そこだああぁぁっ……! でえええやっ……!」スパーン

ソドム「GYAAAaaaa ! 」グラッ


オー ! オーオー !

実況「更に振り向いたらソドムに対してヤムチャが即座に打ち込んでいく、打ち込んでいくっ! ここでトラースキックだっ! カウンター気味へと顎先へと打ち込んだかっ!?」

元「おうおう、見えてる見えてる」


ソドム「Oh...Oh...Oh,No...」バターン

ヤムチャ「……手間かけさせるんじゃねぇよ、バーカっ!」ジーッ


オー ! オーオー !

実況「ソドムの身体が大きく大きくぐらつき……そしてここでダーウンっ! ここでダーウンっ! ヤムチャはダウンしたソドムを見つめているっ!」

892名無しさん:2016/08/20(土) 22:37:29 ID:RzIrfozA
ヤムチャ「お前はお呼びじゃないんだよ……さっきみたいに、また立ってこられるのも面倒だし、ここで止めを刺しておいてやるよ……」シュタッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っと、そしてダウンしたソドムの前でヤムチャが構えるっ! おぉ〜っと、あの構えは……あの構えは、狼牙風風拳っ!」


ロレント「おぉ〜っと、あれは確か……マズいな……」ストン


実況「ここでヤムチャが狼牙風風拳を狙うっ! ここはヤムチャが一気に流れを引き戻しにきたっ! ここで狼牙風風拳を狙いますっ!」

元「……決まればの話だけどね」


ヤムチャ「さぁ、立てっ……! 立つんだ、ソドムっ……! 終わらせてやるよっ……!」

ソドム「ugghh...ugghh...」


ワー、ワーワー

実況「ソドムの起き上がりに合わせて、狙いを定めるヤムチャっ! ヤムチャっ! 場内が湧きますっ!」

893名無しさん:2016/08/20(土) 22:45:04 ID:RzIrfozA
ケン「……打つなら打つで一言かけろっての。くそっ」

ヤムチャ「なぁ、レフェリー。あれはどうなんだ……? 反則じゃないのか?」

ダン「お、お、おうっ……! わかったわかった、ちょっと行ってくるよ……」ササッ


実況「あ〜っと、そしてここでヤムチャがレフェリーに何やら言ってもいるっ! そしてそんなレフェリーが……あ〜っと、ロレント達の方へと向かっていきますっ!」

元「う〜ん、反則なんじゃないかな? みたいな事じゃない?」


ダン「おい、ロレントっ……! 試合権のねぇヤツがそういう事をしちゃいけねぇだろがっ!」

ロレント「何故だっ!? あの下級兵士に手を出したワケではない。我輩の部下に行った事なのだ。これは合意の上での行為だ……」ガバッ

ダン「う〜ん……そう言われりゃ、そうだけどさぁ……」


ブー ! ブーブー !

実況「レフェリーがロープ越しに場外のロレントへと警告をしますが……あ〜っと、ロレントは大きく腕を拡げ、しらばっくれてるとでも言えばいいのでしょうか?」

元「う〜ん。そうですね」

実況「……今日のロレントは非常によく動いてきますねぇ」

元「あ〜、そこは僕も思うよ」

894名無しさん:2016/08/20(土) 22:46:05 ID:e5zb6sDc
なんか飛んだ?

895名無しさん:2016/08/20(土) 22:46:58 ID:Sb9ELPyM
何を打った?

896名無しさん:2016/08/20(土) 22:52:59 ID:RzIrfozA
ロレント「そこで立つのは下策だ……この場面、体勢を整えるなら場外がいい……どれ、上官の我輩自らが援護してやろう……」ガシッ

ソドム「...Oh」ズルッ

ヤムチャ「……んっ?」


アー ? アーアー ?

実況「あ〜っと、待って下さいっ……!? しかしここでダウンしているソドムの身体が動くっ! ヤムチャから離れるように移動するっ!」

元「まぁ、こうなるだろうねぇ。ロレント君が動いてくるよ」


ロレント「全くっ……! 重い奴だっ……! しかし、そういった奴だからこそ、我輩に不足しているパワーを持ち合わせていると言う事……手間をかけさせるなっ……!」ググッ

ソドム「Oh...Thank you for Boss...」ボトッ

ヤムチャ「……ちっくしょう。また邪魔しやがったな」


ブー、ブーブー

実況「あ〜っと、ロレントですねぇっ!? ここはロレントが場外からグルっと回り込み、そしてサードロープ下からソドムの身体を掴み、場外へと引き摺り出していきますっ!」

元「まぁ、これは喰らいたくない技ではあるからね。そりゃこういった形で邪魔もしてくるよ」

実況「あ〜っと、そしてソドムの身体がヤムチャから離れ……今、場外へと落ちたぁ!」

897:2016/08/20(土) 22:55:22 ID:RzIrfozA
一個飛びました
>>893を無視でお願いします

898名無しさん:2016/08/20(土) 22:56:08 ID:RzIrfozA
ケン「……打つなら打つで一言かけろっての。くそっ」

ヤムチャ「なぁ、レフェリー。あれはどうなんだ……? 反則じゃないのか?」

ダン「お、お、おうっ……! わかったわかった、ちょっと行ってくるよ……」ササッ


実況「あ〜っと、そしてここでヤムチャがレフェリーに何やら言ってもいるっ! そしてそんなレフェリーが……あ〜っと、ロレント達の方へと向かっていきますっ!」

元「う〜ん、反則なんじゃないかな? みたいな事じゃない?」


ダン「おい、ロレントっ……! 試合権のねぇヤツがそういう事をしちゃいけねぇだろがっ!」

ロレント「何故だっ!? あの下級兵士に手を出したワケではない。我輩の部下に行った事なのだ。これは合意の上での行為だ……」ガバッ

ダン「う〜ん……そう言われりゃ、そうだけどさぁ……」


ブー ! ブーブー !

実況「レフェリーがロープ越しに場外のロレントへと警告をしますが……あ〜っと、ロレントは大きく腕を拡げ、しらばっくれてるとでも言えばいいのでしょうか?」

元「う〜ん。そうですね」

実況「……今日のロレントは非常によく動いてきますねぇ」

元「あ〜、そこは僕も思うよ」

899名無しさん:2016/08/20(土) 23:00:07 ID:RzIrfozA
ソドム「...ugghh」ムクッ

ロレント「おっ、ソドム……そうだ。ここなら立ち上がっても安全だ」


実況「さぁ、そうこう言ってるうちに場外でソドムが立ち上がってきましたかねぇ?」

元「なんだかんだでねぇ、ここまでのタッグワークに関しては王者チームに分があるんじゃないかと思うね。ロレント君が動いて動いて…相手を掻き乱して……みたいな感じでやってるよね」


ロレント「おい、レフェリー……リングインする際に狙われては厄介だ……そいつをもう少し離れさせろ……そうでないと戻れん……」ビシッ

ダン「はいはい、わかりましたわかりました……おい、ヤムチャっ……! おめぇがそこにいたらリングに戻ってこれねぇってよ。少し距離を取ってくれ」ササッ


実況「あ〜っと、ここも何やらロレントが動き、レフェリーに何か言っております。あ〜、どうやらヤムチャを離れさせろと言った所かっ!?」

元「う〜ん、なんだろうねぇ。ちょっと挑戦者チームは……上手くいってないってワケじゃないけど……」


ヤムチャ「なんで向こうの言いなりなんですよ。そういう事なら、場外カウント取って下さい」

ダン「はいはい、わかったわかった。1...2...!」


実況「なんとなく乱されているという印象は受けますよね? あ〜、そしてレフェリーが場外カウントを数え始めますっ!」

元「うん、そうなんですよ」

900名無しさん:2016/08/20(土) 23:05:51 ID:RzIrfozA
ロレント「ソドム、まだいけるか……?」

ソドム「Sorry...No...」

ロレント「……そうか。部下に無理をさせるワケにはいかんな」シュタッ


実況「さぁ、ロレントとソドムは共に場外をグルッと回り……ロレントは自軍コーナーエプロンサイドへと先に戻ります」

元「まぁ、スタミナ回復の時間も作ってね」


ソドム「...Phew」グイッ


実況「そしてソドムもヤムチャから距離を取るように……非常に自軍コーナーに近い位置でリングへと戻ってきますっ!」

元「うん」


ロレント「よし、それじゃあソドム……交代だ……」サッ


オー !? オーオー !?

実況「あっ……! そしてここでロレントがエプロンサイドからソドムに向けて手を伸ばしますね? 手を伸ばしますねっ!? これは交代ですか!?」

元「タイミングとしちゃ悪くないでしょう」

901名無しさん:2016/08/20(土) 23:11:19 ID:RzIrfozA
ソドム「...OK ! 」パシッ

ロレント「さて、腑抜けた軟弱者共に身の程を教えてやるとするか……」グイッ


オー ! オーオー !

実況「そしてソドムがロレントのその掌へとタッチっ! ここで試合権が移りますっ! さぁ、試合権はソドムから、ロレントへと移ったぁ! ソドムはエプロンサイドへと引き下がり……そしてロレントがロープを潜りリングインしてくるっ!」


ヤムチャ「ようやくきたか……遅いんだよ、ったく……」ニヤリ


実況「さぁ、そしてこのロレントは……そうっ! ヤムチャが待ち望んでいた相手でございますっ! さぁさぁ、ヤムチャっ……! ここでようやく己にとっての目当ての相手が出てきたっ!」

元「計算していた……望んでいた形で出せたかと言うと……ちょっと、違うような部分もある気がするんだけどね」

実況「……おっと、と言いますと?」

元「まぁ、野暮な事を言うのは止めておこうか。流れも多少は引き戻ってきたでしょ」

902名無しさん:2016/08/20(土) 23:16:34 ID:RzIrfozA
ヤムチャ「ようやく出てきやがったかっ……! 待ちくたびれたぜ、この野郎っ……!」ビシッ

ロレント「……フン」


オー ! オーオー !

実況「おっとぉ!? ここでヤムチャはロレントに向かって指を差していきますっ! そして何やら叫ぶっ!」

元「うん」


ヤムチャ「さぁさぁ、いくぜいくぜっ……! 前回の借りっ……! ここで返すっ……!」ズガズガ

ロレント(前回の借り……そう、これは突然振って湧いた試合ではなく、一つの流れから続いて生み出された試合……)ズガズガ


オー ! オーオー !

実況「ヤムチャはロレントに向かっていくっ! そしてまたロレントもヤムチャに向かっていくっ!」


ヤムチャ「いくぜっ! うるああぁっ!」ガシッ

ロレント(そしてその借りというものは、我輩にだってあるんだっ! コイツだけではないのだァァァ!)ガシッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、そして今ヤムチャとロレントが組み合ったぁ! ここはロックアップっ! ロックアップの体勢から入ってきましたっ!」

903名無しさん:2016/08/20(土) 23:17:09 ID:RzIrfozA
今日はここまで

904名無しさん:2016/08/20(土) 23:48:07 ID:8dFh3z8A
乙乙
最後までキチンと止め刺さんとアカンフラグやでぇ……

905名無しさん:2016/08/21(日) 00:42:09 ID:9K6CgjZM
乙!
元さんの気がかりが…

906名無しさん:2016/08/21(日) 01:05:29 ID:UUxJx6uc


ちょっと強引だけど、ここまでは良い感じだな、ヤムチャ
ケンへのスイッチをどこでするかがポイントになりそう

907名無しさん:2016/08/21(日) 04:39:15 ID:qH1Jmy3A
乙っした
ケンに交代なしでヤムチャ無双からの体力続かずに負け
これなら納得できるか
前半の入れ込み過ぎもフラグになるし

908名無しさん:2016/08/21(日) 09:20:12 ID:Wd2Smi/k
この試合超ヤムチャの完成系が見れるか?
怒りってお膳立てもあるし、期待やな

909名無しさん:2016/08/21(日) 22:00:53 ID:yYvTZl0w
ロレント「……でぇりゃああぁぁっ!」グイッ

ヤムチャ「……おっ」ヨロッ


イケー ! ヤムチャー !

実況「おっと、ここはロレントが引き込んでいくか? 組みかかったまま、力一杯下がるっ! 少しヤムチャがバランスを崩すっ!」


ヤムチャ「おっと、させるかっ……!」ガシッ

ロレント「……だああぁぁりゃっ!」グイグイ

ヤムチャ「……うおっと」ガクッ


オー ? オーオー ?

実況「ヤムチャも踏ん張り堪えていくがっ……! 構わずロレントっ……! 力任せにヤムチャの身体を引き込み引き込み体勢を崩しにかかりますっ!」

元「おぉ〜っと」

実況「あ〜っと、そしてここでヤムチャの体勢が崩れたかっ!? 片膝をつきますっ!」

910名無しさん:2016/08/21(日) 22:07:56 ID:yYvTZl0w
ロレント「……だあぁりゃっ!」グイッ

ヤムチャ「……くおっ!」


アー、アーアー

実況「その隙を逃さないっ……! さぁ、ロレントは上から体重を浴びせるように、ヤムチャの身体を押し込んでいくっ! だが依然、ヤムチャは片膝をついたままっ……!」


ロレント「ああっ……だああっ……! んだぁっ……!」クルッ

ヤムチャ「……んっ?」


アー、アーアー

実況「あっと、続けてロレントはヤムチャの身体を押し込んだまま、クルっと体勢を変えつつ回り込んで……!?」

元「おっと、バックを取ったねぇ」

911名無しさん:2016/08/21(日) 22:17:14 ID:yYvTZl0w
ロレント(見せるんだっ……! 我輩がここまで積み重ねてきた物っ……! それを今ここで見せるんだっ……!)ガシッ

ヤムチャ「……くおっ!」


オー、オーオー

実況「さぁ、バックを取ったロレントはヤムチャの腰回りに組みかかっていきますかねぇっ!? さぁ、バックからヤムチャの腰を掴んだっ!」


ロレント(我輩はただただ、見せればいいのだっ……! その後の事は誰かが何とかしてくれるっ……!)ググッ

ヤムチャ「くっ……! くっ……!」モガモガ


ヤムチャー ! ヤムチャー !

実況「さぁ、ロレントはそのまま力を込め……あ〜、しかしヤムチャも堪えるっ! さぁさぁ、どうするどうするっ!?」


ロレント「……うおおおぉぉっ!」ググッ

ヤムチャ「くっ、くっ……うおっ……!」ヨロッ


オー ? オーオー ?

実況「おぉ〜っと、そしてここで、ロレントが身体を捻っていきますねぇっ!? 背後から強引にヤムチャの身体を捻っていきますっ!」

912名無しさん:2016/08/21(日) 22:23:05 ID:yYvTZl0w
ロレント「……だああぁぁっ!」ゴロンッ

ヤムチャ「う、うおっ……! おっ……!」ゴロンッ


オー、オーオー

実況「おぉ〜っと、そのまま横方向に一回転っ! 身体を掴んだまま横方向に転がって、自信の身体毎ヤムチャの身体を回転させていきますっ!」

元「おっと」


ロレント「……んああっ!」ガシッ

ヤムチャ「……うおっ」モガモガ


実況「互いの一回転して……再び元の体勢にっ! ここはスタミナを削りにいったという所かっ!? いやっ、先程と違い片膝をついていたヤムチャは尻餅をついている体勢となっているかっ!?」

元「うん」

913名無しさん:2016/08/21(日) 22:29:20 ID:yYvTZl0w
ロレント「……だああぁぁっ!」ゴロンッ

ヤムチャ「う、うおっ……!」ゴロンッ


オー、オーオー

実況「おぉ〜っと、ロレントはまたもいきますっ!背後から身体を掴んだまま横方向に回転っ! そして自信とヤムチャの身体を回転させていくっ! 両者の身体が回転して、再び元の体勢にっ!」

元「おおぉ」


ロレント「……まだまだァァァ!」ゴロンッ

ヤムチャ「ああっ……! なんだなんだ、こいつ……!」ゴロンッ


オー、オーオー

実況「おぉ〜っと、まだいきますっ! ま〜だいきますっ! ロレントがヤムチャの身体を回転させていくっ! おぉ〜っと、これはヤムチャの身体がロレントによってリング上を転がされまわっているっ!」

元「……ほ〜う」

914名無しさん:2016/08/21(日) 22:38:37 ID:yYvTZl0w
ロレント「……ああああァァァ!」ゴロンッ

ヤムチャ「なんだなんだっ……! ずっとゴロゴロゴロゴロ……やる気あるのか、コイツっ……!」ゴロンッ


オー ! オーオー !

実況「更にもう一回転っ! もう一回転っ! 力任せの強引にいったクレイドルと言った所かっ!? ここはロレントがヤムチャの身体を転がし転がし、スタミナを削りにかかりますっ!」

元「ほ〜う」

実況「まぁ、こういうのもなんですが、最近のロレントに似つかわない、らしくないファイトスタイルですよねぇ!?」

元「まぁ、腐っても鯛……王者のプライドというものは持ち合わせているんだね?」


ロレント「……だああぁぁっ!」ゴロンッ

ヤムチャ「ああっ……! なんだなんだっ……!」ゴロンッ


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っと、またも両者の身体が一回転っ! 元さん、王者のプライド……と、言うのは!?」

元「え〜、ヤムチャ君は言ってたじゃない? ロレント君は殴る蹴るのロクでもない戦い方しかしない奴って。実際、最近のロレント君はずっとそういったファイトスタイルだよ」

実況「それで伸し上がってきた部分もロレントにはありますからねぇ!?」

915名無しさん:2016/08/21(日) 22:46:27 ID:yYvTZl0w
ケン「なにやってんだ、オラっ……! いい様にやられっぱなしじゃねぇかっ……! ふざけんなっ……!」

ソドム「HAHAHAHA ! You can't wrestling ! You can't wrestling ! 」


オー ! オーオー !

元「ただロレント君は出来ないワケじゃないんだよ。しないだけで。殴る蹴るだけのロクでもない事も出来るんだよ。しないけど」

実況「まぁ、確かにロレントはこういったファイトスタイルでいっていた時期もありましたっ!」

元「だから、これはそんなヤムチャ君に対するアンチテーゼとでも言えばいいかね? 自分はこういったファイトスタイルも出来るんだぞという事を見せてるんじゃないかねぇ?」


ロレント「まだまだァァ……! んっ……!」グイッ

ヤムチャ「く、くそっ……!」ガシッ


オー !? オーオー !?

実況「という事は……コレ、今日のロレントはいつものファイトスタイルではなく……こういったファイトスタイルを見せてくると考えてもよろしいのでしょうかっ!?」

元「アンチテーゼって言い方はちょっと持ち上げすぎたね。格好よく言いすぎた。う〜ん、ただの天の邪鬼な反骨心なのかもしれないし……そこはわからないけどね」

実況「あ〜、ここでリング上を転がされまわっているヤムチャが付近にあったロープを掴んだかっ!? ロープを掴んだっ! ここはロープに手を伸ばし、身体を固定しますっ!」

916名無しさん:2016/08/21(日) 22:52:25 ID:yYvTZl0w
ヤムチャ「ああっ……! ああっ……! なんだコイツっ……!」ムクッ

ロレント「くっ、くっ……ロープを掴んだか……」ムクッ


オー ! オーオー !

実況「とりあえずこの場は凌いだといった所でしょうか!? さぁ、ヤムチャはロープを両手で掴んでなんとか立ち上がるっ! セカンドロープからトップロープに持ち替え、なんとかロープにしがみつき堪えているっ!」

元「流石にこういう形で来るとはヤムチャ君も予想外でしょう」

実況「さぁ、しかしロレントはまだ腰にしがみついているっ! ヤムチャの動きに合わせて自身も立ち上がってくるっ!」


ヤムチャ「おい、レフェリーっ……! これ、ロープブレイクじゃないのかっ……!? そうだろっ……!?」

ダン「今行こうと思ってたんだよ、わかってらぁ!」


実況「あ〜、ここはロープブレイクの形になりますかね? ロープにしがみつくヤムチャっ……! それにしがみつくロレントっ……! そこにレフェリーが向かっていきますっ!」

元「うん」

917名無しさん:2016/08/21(日) 22:58:41 ID:yYvTZl0w
ロレント「ロープブレイクなどで終わらせてなどたまるかァァァ……! だああァァァ……!」グイグイ

ヤムチャ「んっ……? あっ……!」ズルズル

ダン「んっ……?」


オー !? オーオー !?

実況「あ〜、待って下さいっ!? ここでロレントが強引に後退して……おっと、ヤムチャの腕がロープから離れたっ!」

元「おっと、引き剥がしてきたっ!」

実況「ロレントはそのままヤムチャの身体をロープから遠ざけていくっ! 遠ざけていくっ!」


ロレント「我輩に殴る蹴る以外を求めた下級兵士よォォォ……! ヒャーハハハっ! 貴様は特進物だなっ! うるああァァァ!」グイッ

ヤムチャ「う、うおおっ……!」ググッ


オー !? オーオー !?

実況「そしてロレントが抱え上げていくっ! ロープから引き剥がしっ……! 背後からヤムチャの身体を抱え上げていきますっ!」

元「おぉ〜っと」

918名無しさん:2016/08/21(日) 23:04:43 ID:yYvTZl0w
ロレント「ジャーマン・スープレックスだァァァ! だあありゃァァァ!」

ヤムチャ「うっ、おおっ……ぐがああぁぁっ……!」ズドーン


オー ! オーオー !

実況「そのまま後方へと反り投げていきますっ! ブリッヂの体勢でヤムチャの身体をマットへと叩きつけていきますっ!」

元「おぉ〜っと、ジャーマン・スープレックスっ!」

実況「強引にっ……! 力任せにいったぁ……! この辺りもロレントらしかぬファイトスタイルっ……!」


ダン「おっと、フォールか。って事はカウントっ……!」ササッ

ロレント「こんな物で終わりではない……我輩にとっては最後のチャンスなのかもしらんのだ……まだまだだ」コロン

ダン「ありゃ、フォールいかねぇのか……?」


実況「ロレントはそのままフォールの体勢……あ〜、には、いきませんねぇ。ここはロレントっ……! クラッチを一度解き、そして横へと転がっていきます」

元「まぁまぁ、ケン君も生きてるしね。ここはフォールにいっても、決まらないんじゃないかな」

919名無しさん:2016/08/21(日) 23:10:45 ID:yYvTZl0w
ロレント「さぁ、立て……立て……我輩と同じで貴様もこの程度ではないはずだろう……」ムクッ


オー ! オーオー !

実況「そしてロレントは立ち上がりますっ! さぁ、立ち上がったロレントは大きく息を吐き呼吸を整えつつ、ヤムチャの動きを見ているっ!」


ヤムチャ「あ〜、いててて……ちくしょう……」ムクッ


オー ? オーオー ?

実況「そしてヤムチャも上体を起こしてきますっ! 激しく打ち付けられたかっ!? 頭部を押さえているが……しかし、ここは直ぐ様体勢を立て直してくるっ!」


ロレント「今日は正攻法でいってやる……キャリアの違いを見せつけてやる……さっさと立て、下級兵士が……」クイクイ

ヤムチャ「んあっ……? 野郎、舐めやがって……」ギロリ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っとっ! そしてここでロレントはそんなヤムチャに対して、早く立ち上がって来い言わんばかりに掌を仰ぎ、少しばかり挑発的な態度っ!」

元「この辺はいつものロレント君らしいね。いつもって表現でいいのかはわからないけど」

920名無しさん:2016/08/21(日) 23:12:26 ID:yYvTZl0w
今日はここまで

921名無しさん:2016/08/21(日) 23:17:34 ID:UUxJx6uc


本来のロレントって感じかな
最後かも…というのは恐らく本音だよね
メインで出来るのが最後ということなのか、ベルトを手放すということなのか…

922名無しさん:2016/08/22(月) 00:47:02 ID:VJdVAIwY
乙!
ロレントさんのこの戦い方好きだけど、それじゃインパクトないし目立たず埋まってしまうわねえ

923名無しさん:2016/08/22(月) 04:44:40 ID:8CayON4s
乙っした
ロレントもいろいろあるのね
本田に本音ぶつけてふっ切れたか

924名無しさん:2016/08/22(月) 05:02:23 ID:S4b8wu1g
ダメだ…もう涙腺決壊しそう…。
頑張れロレント!頑張れ…頑張ってくれよ。。。

925名無しさん:2016/08/22(月) 22:00:49 ID:pj8/A3Cg
ヤムチャ「こっちだって、まだまだこれからだっ……! いくぜっ……!」ムクッ


オー ! オーオー !

実況「そんなロレントを見て、さぁヤムチャも立ち上がってくるっ! そして向かっていくっ! ロレントもまた構えるっ!」


ヤムチャ「いくぜ、うるああぁぁっ!」ガシッ

ロレント「我輩はいけ好かない上官にさんざんシゴかれてここまできたのだァァ! 例え正攻法だろうが、貴様ごときには負けんっ! だああァァ!」ガシッ


オー ! オーオー !

実況「そしてここで組み合ったっ! 両者が再び組み合ったっ! ロックアップの体勢ですっ!」


ヤムチャ「……うおおぉぉっ!」ギリギリ

ロレント「……だりゃァァァ!」ギリギリ


オー ! オーオー !

実況「ヤムチャが力を込めていくっ! ロレントも力を込めていくっ! さぁさぁ、両者が渾身の力で組み合っているっ!」

926名無しさん:2016/08/22(月) 22:06:25 ID:pj8/A3Cg
ヤムチャ「……その足もらうぜっ!」スッ

ロレント「……させるかっ!」サッ


オー、オーオー

実況「おっと、ここでヤムチャは足を取りにいったかっ!? いや、すかさずロレントが腰を引き、それを避けていきますっ!」


ヤムチャ「チィ……でも、それなら……うおおぉぉっ……!」グイグイ

ロレント「おっ……おおっ……!」ヨロヨロ


オー ? オーオー ?

実況「おぉ〜っと、しかしここでヤムチャが押し込んでいくっ! 腰を引いたタイミングに合わせて身体を押し込み、ここは体勢崩しにかかりますっ!」

元「おっ」


ロレント「……くっ!」ガシッ

ヤムチャ「踏みとどまらせはしねぇっ……! うおおぉぉっ……!」グイグイ

ロレント「……うおっ!」ヨロッ


オー、オーオー

実況「ロレントも何とか踏ん張り……あっ、いやっ! ヤムチャが押すっ! ヤムチャが押していくっ! ここはヤムチャがロレントの身体を押し込んでいきますっ!」

927名無しさん:2016/08/22(月) 22:16:08 ID:pj8/A3Cg
ロレント「貴様がそうするならこうするだけだ。バカめェェェ!」グイッ

ヤムチャ「……うおっ!」ヨロッ


オー ? オーオー ?

実況「あ〜、いやっ! ここはロレントが、後退させられつつもヤムチャの頭部を押し下げるっ!」

元「おっと、勢いを透かしてきたっ!」

実況「ここはロレントが引き込みますっ! 自ら下がりその勢いを殺していくっ! おっと、これはヤムチャのバランスが崩れたか!?」


ロレント「引き落としてやるっ……! 貴様が崩れろっ……! フンっ……!」グイッ

ヤムチャ「おっ、おおっ……」ヨロッ

ロレント「崩れろっ……! 崩れろっ……! フンっ……!」グイッ

ヤムチャ「おっ……おおっ……くっ……」ガクッ


オー、オーオー

実況「ここはロレントが強引にいくっ! かなり強引にいきますっ! ヤムチャの頭部押し下げつつ、引き込む、引き込むっ! 強引に体勢を崩しにかかりますっ!」

元「うんっ!」

実況「あ〜っと、そしてここでヤムチャの体勢が崩れたかっ!? おぉ〜っと、前のめりに……両膝をついたぁ!」

928名無しさん:2016/08/22(月) 22:21:34 ID:pj8/A3Cg
ロレント「膝をついたなっ……!? よォォォしっ!」ガバッ

ヤムチャ「……くっ」


オー、オーオー

実況「透かさずロレントっ! 自身も膝をつき、そんなヤムチャの背上へと覆い被さっていくっ! 頭部に腕を回していきます!」


ロレント「よぉし……よしよし……」グイグイ

ヤムチャ「くっ……くっ……!」


実況「さぁ、ロレントは自身も膝をつきながら……膝をついているヤムチャの身体を、更に引き込もうとしていますかねぇ?」

元「うん、そうだねぇ」


ロレント「よし……ここは……」スッ

ヤムチャ「……んっ?」


実況「おっ、ここでロレントは頭部から腕を離し、右腕でヤムチャの左腕を掴み、左腕は肩下から胸を通り……そしてここはヤムチャの左足を掴みにいったかっ!?」

929名無しさん:2016/08/22(月) 22:31:09 ID:pj8/A3Cg
ロレント「だりゃァァァ……!」グイッ

ヤムチャ「……うおっ」ゴロン


オー ! オーオー !

実況「おぉ〜っと、そしてロレントは膝を立て一歩前に踏み出すと同時に、おっとヤムチャの身体を転がしていくっ! 反転させていきますっ!」

元「外無双だね。引き込みつつ前に出て、相手の身体を反転させるんだ」


ロレント「……フンっ!」ガシッ

ヤムチャ「……くっ!」


オー ! オーオー !

実況「ヤムチャの身体を反転させつつロレントはポジショニングを移動して……おぉ〜っと、ここはサイドポジションっ! サイドポジションへと回ったっ!」

元「上手くグラウンドに持っていったよ」

実況「ロレントはそのままヤムチャの頭部に腕を回し、グラウンド・ヘッドロックっ! グラウンド・ヘッドロックの体勢に持っていきましたっ!」

930名無しさん:2016/08/22(月) 22:37:44 ID:pj8/A3Cg
ヤムチャ「くそっ、舐めんなっ……!」ググッ


オー ? オーオー ?

実況「あっ……! しかしここはヤムチャも負けてはいないっ! グラウンド・ヘッドロックに捉えられながらも、ここは腰を浮かし両足を高く高く上げていくっ!」

元「おっ」


ヤムチャ「……うるあぁぁっ!」ガシッ

ロレント「……んあっ!?」


オー、オーオー

実況「そしてその両足をロレントの首筋へと巻き付けていくっ! ヤムチャが下からロレントの頭部を両足で挟み込んだっ!」


ヤムチャ「お前が寝てろ、この野郎っ……!」ググッ

ロレント「くっ、くおっ……!」ビターン


オー、オーオー

実況「そしてその両足を勢いよく降り下ろし、ロレントの身体を引き離していくっ! ここはヘッドシザーズで返しますっ!」

元「うんうん」

931名無しさん:2016/08/22(月) 22:57:30 ID:pj8/A3Cg
ヤムチャ「見たか、この野郎っ……! 首四の字固めだっ……!」ガシッ

ロレント「くっ……くっ……!」


オー !? オーオー !?

実況「あっ、いやっ……! ヘッドシザーズではありませんっ! ヘッドシザーズではありませんねぇ!?」

元「おっ、一気に首四の字固めにまで持っていったかっ!?」

実況「ここはヤムチャっ……! 足を組み替えヘッドシザーズではなく、首四の字固めで捉えますっ! ロレントの首筋に自信の足を巻き付けていくっ! そして締め付けるっ!」


ヤムチャ「ここじゃ、位置が悪いからな……コイツの首から外れねぇように……よっ……よっ……」ズルズル

ロレント「ぐっ……ぐっ……」


オー ? オーオー ?

実況「さぁ、ヤムチャは両腕を使い自身の腰を持ち上げ、お〜っと、そのままポジショングを移していきますっ!」

元「そうだね。サイドから仕掛けるよりも、もっと頭の上の方まで回った方がいいからね」

932名無しさん:2016/08/22(月) 23:07:23 ID:pj8/A3Cg
ヤムチャ「よしっ……! これで完全に決まったっ!」ガシッ


オー ! オーオー !

実況「さぁ、そしてここでヤムチャがロレントの頭部の上まで移動しきったっ! 完全なる首四の字固めがここで決まっていったぁ!」

元「うんっ!」


ロレント「舐めるなァァァ………! 我輩を舐めるなァァァ……! うおおぉぉっ……!」ググッ

ヤムチャ「んっ、んっ……? なんだっ……!?」ググッ


オー ? オーオー ?

実況「あ〜、しかしここはロレントも抵抗していきますねぇ!? 捉えられつつもヤムチャの足を掴み、身体を横に捻ろうとしていますっ!」

元「あ〜っと」


ロレント「……だりゃァァァ!」ゴロンッ

ヤムチャ「う、うおっ……!」ゴロンッ


オー ? オーオー ?

実況「あ〜っと、そしてここ反転しますっ! ロレントが捉えられながらも、身体を大きく大きく横に捻り、自身とヤムチャの身体を反転させていったぁ!」

933名無しさん:2016/08/22(月) 23:13:39 ID:pj8/A3Cg
ヤムチャ「首四の字固めは反転してもこっちは痛くないんだ……! コイツ、知らないんだな……バカだっ……!」ググッ

ロレント「ぐっ、ぐっ……」ムクッ


実況「しかし、反転させられた状況でも、ヤムチャは絞め続けていくっ! ロレントを首四の字固めで絞め続けるっ! ロレントは……ここは腰を浮かし、何とか立ち上がろうとしているかっ!?」

元「そうですね」


ロレント「正攻法っ……! 正攻法だっ……! うおォォォ……!」ググッ

ヤムチャ「……んあっ!?」


オー ? オーオー ?

実況「おぉ〜っと、ここでロレントが引き抜いたかっ!? 立ち上がる勢いで、捉えられていた首を引き抜いていったかっ!?」

元「おっ、抜けたっ!」


ロレント「……だりゃァァァ!」ガシッ

ヤムチャ「……あっ!?」


オー、オーオー

実況「さぁ、ロレントは再びサイドへと回り、ヤムチャの下半身の上へと覆い被さるっ! おっと、そして下半身にしがみついていきますっ!」

元「アンクルホールドっ!」

実況「アンクルホールド……え〜っ……」

元「レスリングスタイルの方ねっ!」

934名無しさん:2016/08/22(月) 23:18:57 ID:pj8/A3Cg
ロレント「……だりゃァァァ!」ゴロンッ

ヤムチャ「う、うおおっ……!」ゴロンッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜っと、そしてここでロレントが回転していきますっ! 再び身体を捻り、自身の身体毎ヤムチャの身体を回転させていくっ! 両者の身体が一回転っ!」

元「レスリングスタイルのアンクルホールドはこれだ。足首にダメージを与えるんじゃなくてクロスさせて動きを封じるんだ」


ロレント「……だりゃァァァ!」ゴロンッ

ヤムチャ「うおっ、うおっ……またかっ……!」ゴロンッ


オー ! オーオー !

実況「あ〜っと、確かにこれはレスリングスタイルのアンクル・ホールドっ! ロレントはクロスされたヤムチャの両足を下から纏めて左腕で抱えるっ! 右腕は腰回りを抱き込んでいるかっ!?」


ロレント「……まだまだァァァ!」ゴロンッ

ヤムチャ「う、うおおっ……!」ゴロンッ


オー ! オーオー !

実況「ヤムチャの動きを封じてそしてロレントはリング上を転がるっ! 転がし転がしスタミナを削っていくっ!」

元「おうおうおう」

実況「本日のロレントも転がる、転がる、転がっていくっ! しかし、今日はレスリング・スタイルだっ! これは間違いなくレスリング・スタイルっ! これはなんだっ……!? 王者としてのプライドなのかっ……!? それともただの天の邪鬼なのかっ!?」

935名無しさん:2016/08/22(月) 23:30:11 ID:pj8/A3Cg
今日はここまで。それとちょっと余談


つい最近まで盛り上がってたから、結構知ってる人も多いと思うんだけど

『レスリング』ってのは(フォール勝ちもあるけれど)ポイント制の競技で、相手のバックを取ったり相手の身体を回転(ローリング)させる事でポイントが加算されていきます

『プロレス』には基本的にはポイントはありません。勝つには3カウントかギブアップのみです

だからいくら相手を回転させてレスリング・スタイルでポイントを取ろうが『スタミナを削っている』って扱いなんだけど、そこにはスタミナを削る以上の価値があったりするんだよね
プロレスはプロ・レスリングだから

936名無しさん:2016/08/22(月) 23:51:52 ID:sWFNZXQs
おつおつー

五輪期間ならではの技だなw
でもこの技を含め、今回の試合はロレントのこれまでが平坦な道ではなかったことが見えてくるよ

937名無しさん:2016/08/23(火) 00:08:02 ID:sE10WzNw


ヤムチャはスタミナお化け設定だったはずだし、削るのは大変そう
首四の字は新技だったけど、あっさり破られたなw

938名無しさん:2016/08/23(火) 04:53:00 ID:72g5iRFI
乙っした
寝技の攻防好き
知識があれば返せるとこが燃える
パワー差が圧倒的でもなきゃ外せないのもイイ

939名無しさん:2016/08/23(火) 06:22:12 ID:0zM09u/g
こういう派手さの無いレスリングで見せるのは難しいからなあ
ヤムチャもグラウンド付き合えるとは成長したもんだ

940名無しさん:2016/08/23(火) 14:58:33 ID:wY2lHhq.
乙乙
後場外に押し出しても得点だったかな?>レスリング

941名無しさん:2016/08/23(火) 15:02:32 ID:UJNCPHSY
立技に隙は無し。寝技にまぐれ無し。だっけな?
経験と技術勝負の寝技に持ち込まれちゃヤムチャに勝ち目は完全に0だわ。スタミナお化け設定だろうが2分も転がされたら詰む。
この辺は関節技と寝技の差。ヤムチャは関節技しか無いし、地獄車とかがなんで「地獄」かって話やね。

あと忘れがちだけど、サガットバルログに勝ったガイルナッシュをロレントはボコってきた訳で、ヤムチャ一人で勝てる訳が無いのよ。
立技に隙が無くても寝技にまぐれは無い。
確かにシャドルーとやって、反則や立技に慣れたと言っても、相手は正攻法の大御所とも言える本田さんに師事を受けてペア組んでたロレント。

本田さんは全部受けてくれる、得意な土俵で受けてくれるから勝てても、ロレントは違う。
正攻法で弱点をついてくる鬼軍曹な訳で、正攻法だけにケンも助けれない。
これぞまさにグラウンド。

942名無しさん:2016/08/23(火) 15:50:18 ID:jECc7rYc
まぁ、結局は上が勝たせたい奴が勝つ

943名無しさん:2016/08/23(火) 17:28:04 ID:dIveVhYE
乙!
寝技が巧いと職人みたいでかっこいい!

9441:2016/08/23(火) 22:00:34 ID:GdBPVurU
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

945名無しさん:2016/08/24(水) 22:01:56 ID:tX.h3SsE
ロレント「だりゃァァァ……くっ……!?」ググッ

ヤムチャ「これ以上は……これ以上は流石にっ……! ぐっ……!」ググッ


オー ? オーオー ?

実況「さぁ、ロレントによる回転地獄っ! ローリング地獄っ! ヤムチャの身体がゴロゴロとリング上を転がされ……あ〜っ、いやっ! ここでヤムチャが堪えるっ! 堪えてくるっ!」

元「おっ」

実況「回転させられるとは逆方向に上体を大きく大きく捻り、ここは抵抗していきますっ! なんとか回転は止まったかっ!? 両者はうつ伏せの状態で、少し動きが止まるっ!」


ヤムチャ「とりあえずは足だ……この掴まれている足をなんとかしないと……うおおぉぉっ……!」グイッ

ロレント「……くっ!」


オー ? オーオー ?

実況「あ〜っと抜けたかっ!? ここでヤムチャの足が一本抜けたかっ!?」

元「おっ、抜いたねっ!」

実況「真っ直ぐ伸びている右足を強引に抱えられた腕から引っこ抜き、そして腹部の下へと折り畳むように隠していくっ! ヤムチャは前へと逃げるっ!」

946名無しさん:2016/08/24(水) 22:05:53 ID:tX.h3SsE
ヤムチャ「はぁっ、はぁっ……こ、これで……」

ロレント「……逃ィィィがさんっ!」グイッ


オー、オーオー

実況「あ〜、しかしロレント……! そんなヤムチャを追いかけるように、すかさず踏ん張り……前方へと一歩飛び込むっ!」

元「安心してちゃダメだよっ! もっと這いずって這いずって前へと逃げなきゃ!」


ロレント「はぁっ、はぁっ……捉え直すっ……!」スッ

ヤムチャ「……んっ?」


オー、オーオー

実況「おぉ〜っと、そしてロレントはヤムチャの腰の上に覆い被さるようにっ……! 左腕はまだ左足を抱え込んだままっ! しかし、太腿辺りを抱え込んいた右腕を一度外し……今度は上からっ! ヤムチャの脇から差し込むように腹部の下の足を取っていくっ!」


ロレント「逃がしはしないっ……! 我輩のプライドにかけて逃がしはしないのだァァァ……! だりゃァァ……!」ググッ

ヤムチャ「う、うおっ……!」コロンッ


オー ! オーオー !

実況「そしてロレントっ……! その右足を抱え上げ、ヤムチャを転がす、反転させるっ! うつ伏せだったヤムチャの身体が今度は仰向けっ!」

元「息ついてちゃダメだよっ!」

947名無しさん:2016/08/24(水) 22:11:55 ID:tX.h3SsE
ロレント「……だりゃァァァ!」ベタッ

ヤムチャ「……ぐっ!」


オー ! オーオー !

実況「そしてロレントっ……! 今度はヤムチャを左足を両腕で抱き込みつつ上体を大きく大きく後方へと倒すっ!」

元「おっ」


ロレント(はぁっ、はぁっ、全てはヒールの我輩が……正攻法以外でのファイトスタイルの我輩が、正攻法で攻めているからこそ……意外性でこういった反応になるのだ……)ガシッ


オー ! オーオー !

実況「更にロレントっ……! 腕だけはなく、両足をも使ってヤムチャの左足を抱き込んでいくっ!」

元「おおっ」


ロレント「だが、それでも構わんのだァァァ……! 我輩は我輩自身で、今この場に立っているぞォォォ……! だりゃァァァ……!」ググッ

ヤムチャ「……ぐ、ぐぎゃああぁぁ!」


オー ! オーオー !

実況「ロレントは大きく後方に倒れ込みながら、掴んだその足っ……! 足首を捻っていきますっ!」

元「ヒールホールドですね!」

実況「ここはヒールホールドっ! ヒィィルホールドっ! さぁ、ロレントが今度はヒールホールドに捉え直してきたっ!」

948名無しさん:2016/08/24(水) 22:15:52 ID:tX.h3SsE
ヤムチャ「ぐ、ぐわあぁぁっ……!」モガモガ

ケン「落ち着け、オイっ! ロープブレイクだっ……! ロープブレイク狙えっ!」ビシッ


オー ! オーオー !

実況「ヤムチャがもがく、もがくっ! ロレントに足を取られ、もがき苦しむっ!」

元「そうだね。そんなに距離は離れてないので、ロープブレイク狙った方が吉かもね」


ヤムチャ「ぐっ、ぐっ……くそっ……!」コロンッ

ロレント「くっ……足は離さんぞっ……!」コロンッ


オー ? オーオー ?

実況「ここはヤムチャっ……! ロープブレイクを狙うかっ!? さぁ、身体を横へと捻り反転させ、ロープへと近づくっ! 両者の身体がうつ伏せになったが、ロレントはまだ足へとしがみついているっ!」

949名無しさん:2016/08/24(水) 22:21:11 ID:tX.h3SsE
ヤムチャ「うざってぇよっ……! 離せよっ……! この野郎っ……!」ゲシッ

ロレント「……うぐっ!」


オー ? オーオー ?

実況「あっ、いやっ……! 両者の身体がひっくり返った所で……ここはヤムチャっ! 捉えられていない足……右足でロレントの顔面を蹴りつけていきますかねっ!?」

元「おっ?」


ヤムチャ「離せっ……! 離せって言ってたんだ、オラァっ……!」ゲシゲシ

ロレント「ぐっ……ぐっ……!」


オー、オーオー

実況「さぁ、ヤムチャは二発三発とロレントの顔面の蹴りつけるっ!」

元「ここはロープブレイクではなく、力尽くで外しにかかってきたねぇ!?」


ヤムチャ「ああっ……! だぁっ、くそっ……! 外れろっ……!」ゲシッ

ロレント「……くおっ!」


オー、オーオー

実況「あっと、そしてここで引き離す事に成功したかっ!? ロレントの腕が……ヤムチャの足から外れたぁ!」

元「お〜う、逃れたっ!」

950名無しさん:2016/08/24(水) 22:28:20 ID:tX.h3SsE
ヤムチャ「はぁっ、はぁっ……よ、よし……はぁっ……なんとか、外れたぜ……」ムクッ


オー、オーオー

実況「足からロレントを外し、そしてヤムチャが立ち上がって来るがっ……!? あ〜っと、ここは呼吸が荒いっ!」

元「まぁ、そりゃあれだけゴロゴロゴロゴロされてちゃ、スタミナも消費しちゃうよ」


ロレント「ロープブレイクではなく、自ら外してきたか……しかし、まだまだっ……!」ムクッ

ケン「交代だっ……! いいから、一回交代しろっ……!」


オー ? オーオー ?

実況「しかし、ここはすかさずロレントもまた立ち上がってくるっ! あ〜っと、コーナーのケンが大きく手を伸ばしているっ!」

元「そうだね。一回交代した方がいいんじゃないかなぁ?」


ロレント「ソォォォドムっ……! 少しは回復もしただろうっ……! 入って来ォォォいっ!」チラッ

ソドム「OK ! I go now ! 」グイッ


オー ? オーオー ?

実況「おぉ〜っと、しかしロレントはソドムの方を見て叫ぶっ! あ〜っと、あっと、そしてソドムがロープを潜りリングへ入ってきますっ! 入ってきますよぉ!?」

元「あっと、なんだ呼び寄せてきたぞっ!?」

951名無しさん:2016/08/24(水) 22:35:09 ID:tX.h3SsE
ヤムチャ「くっ……! 今度は二体一かっ……!?」チラッ

ロレント「勘違いをするなァァァ……! 正攻法だァァァ……! だりゃァ……!」ガシッ


オー ? オーオー ?

実況「ヤムチャもソドムの方へと視線を送るっ! だが、しかしそんなヤムチャにロレントがいくっ! またも組かかっていくっ! ロレントは頭部へと組みかかっていったぁ!」


ソドム「GAAAAaaaa ! 」ダダッ

ケン「チィっ……! 狙いは俺かっ……!?」


オー ? オーオー ?

実況「あ〜、いやっ……! ソドムはヤムチャではなく、ケンへと向かっていきますねぇっ!? ここはソドムっ! 一気に対角線コーナーまで突っ込んでいくっ!」

元「あっと、分断作戦かっ!? まぁ、ちょっとケン君が動きを見せていたから、すかさずこっちも動いてきたよっ!」

952名無しさん:2016/08/24(水) 22:39:47 ID:tX.h3SsE
ソドム「Don't move ! 」ピタッ

ケン「カウンターで返り討ちに……んっ……!?」


オー ? オーオー ?

実況「あっ、いやっ……! ここはソドムっ……! コーナー前で急停止っ! 急停止していきますっ! ケンには仕掛けていきませんっ!」

元「あ〜、って事は、とりあえずリングインを封じていこうといった所かっ!?」


ロレント「随分と疲弊してきたようだがっ……! 容赦はせんぞォォォ! だりゃァァァ……!」ギリギリ

ヤムチャ(はぁっ、はぁっ……冗談抜きで疲れてきたぞ、今日のコレっ……! おおぉぉっ……!)


オー、オーオー

実況「ロレントはヤムチャの腕を巻き込みつつ頭部を捉え、その頭部を脇下に押し込むようにして……?」

元「お〜、フロントネックロックですね」

実況「おぉ〜っと、ここはフロントネックロックですっ! フロントネックロックっ! スタンディングの状態でヤムチャの片腕を極めつつ頭部を捉え、そして頸動脈を圧迫していくっ! ここはフロントネックロックだっ!」

953名無しさん:2016/08/24(水) 22:46:05 ID:tX.h3SsE
ロレント「とことんとことん拘るのだっ……! だりゃァァァ……!」グイグイ

ヤムチャ「う、うおおっ……!」ヨロヨロ


オー ? オーオー ?

実況「捉えたままロレントは下がるっ! 後退していくっ! おぉ〜っと、ヤムチャの身体を引き摺るっ!」


ヤムチャ「……くおっ!」ヨロッ

ロレント「……テイクダァァァウンっ!」ビターン


オー、オーオー

実況「そのままヤムチャの身体が前のめりに倒れ込むっ! ロレントの身体毎前のめりに倒れるっ!」

元「これはロレント君が引き込んでるんだ!」


ロレント「……再びグラウンドだァァァっ!」ガシッ

ヤムチャ「ガッ、ガガッ……!」


オー ! オーオー !

実況「ロレントは自信の上へと覆い被さる形になったヤムチャの腰回りへと足を回すっ! 足をフックさせて胴回りを捉えたっ!」

元「グラウンド・フロントネックロックに持ち込んでいったよっ!」

954名無しさん:2016/08/24(水) 22:53:20 ID:tX.h3SsE
ロレント「……だりゃァァァ!」ギリギリ

ダン「おい、ヤムチャっ……! どうするギブアップかっ……!?」

ヤムチャ「はぁっ、はぁっ……ううっ……あぁっ……」ブルブル


オー !? オーオー !?

実況「グラウンドでロレントが締め上げていくっ! あっ……! ヤムチャの動きが鈍いっ……! 鈍いぞっ……!?」

元「散々スタミナ削られてるからねぇ。ちょ〜っと、これは危ないんじゃないっ!?」


ケン「おいっ……! おいっ……! おい、コラっ……!」イソイソ

ソドム「Don't move ! Don't move ! 」


実況「流石にこの状況っ……! ケンも慌ててきたか、慌ててきたかっ!? エプロンサイドから救出にいきたい所だが……そこにはソドムがいるっ!? リングインしようとしているケンへと睨みを効かせているっ!」

元「だからいいタイミングで入ってきたよね」

実況「これではケンは動けないっ! 動けないっ!」

955名無しさん:2016/08/24(水) 22:59:32 ID:tX.h3SsE
ヤムチャー ! ロレントー ! ヤムチャー ! ロレントー !


ロレント「だりゃァァァ……!」ギリギリ

ヤムチャ(負けた……負けたよ……)ガクッ

ダン「ギブアップかっ!? ギブアップか、おいっ……!? そもそも意識あるのかっ……!? もしもぉ〜しっ!?」ポンポン


ワー、ワーワー

実況「ヤムチャは抵抗する動きを見せないっ……! グッタリとしてきたっ! これは落ちたかっ!? 落ちてしまったかっ!?」

元「う〜ん、わかんないっ!」

実況「レフェリーも慌てて意識を確認するっ! ヤムチャの背中を叩くっ! しかし、ヤムチャは動かないっ……! 動かないっ……!」


ヤムチャ(腕を取られ、足を取られ……まるで手品みたいに身体をひっくり返されちまう……)

ロレント(プロレスとレスリングは違う……レスリングが出来なくても、行わなくても、成功していく事は可能なのだ。現在の俺のスタイル……それに、彼も……いい例だ……)

ヤムチャ(これは完全に経験の差なんだろうな……俺の上をいかれてた……完敗……完敗だ……)

ロレント(しかし、それでも……それでも俺はこの舞台でレスリングを魅せたかったっ……! 今までに積み上げてきた事を……! もうこのスタイルを出せるチャンスは来ないのだっ……!)

956名無しさん:2016/08/24(水) 23:06:06 ID:tX.h3SsE
ヤムチャ(完敗はしたけど……だけどっ……! くっそぉっ……! 鼬の最後っ屁ぐらいはしっかり見せねぇとなっ……! ふんがああぁぁっ……!)ググッ

ダン「おっ……! おおっ……! なんだ、急に動きやがったっ……! 危ねぇっ……!」ササッ


オー !? オーオー !?

実況「あ〜、いやっ! ヤムチャが動きましたよっ!? ここで動いてきましたっ!」

元「おっ!?」


ロレント(……魔法が解ける時間がきたか)

ヤムチャ「ちくしょうっ……! ちくしょうっ……! うるああぁぁっ!」グイッ


オー ! オーオー !

実況「ヤムチャは無理矢理ロレントの身体を抱え上げっ……! そして立ち上がりつつ、捻りを加えて捻りを加えて……!」

元「残された力を振り絞ってきたよっ!」


ヤムチャ「……離れろォォォ!」ズドーンッ

ロレント(ぐうぅぅっ……! くあぁっ……! 馴れないレスリングスタイルに付き合ってくれて感謝するぞ。ヤムチャァァ……!)


オー ! オーオー !

実況「そしてロレントの身体を叩きつけていくっ! マットへと打ち付けていくっ! まだ、ヤムチャは死んではいないっ! 強引にロレントの身体を引き離しにかかるっ!」

957名無しさん:2016/08/24(水) 23:07:57 ID:gSOALd2g
君つけないところに本気度感じる

958名無しさん:2016/08/24(水) 23:08:39 ID:4rVrw0.2
ヤムチャだからこそ耐えられたのかも

959名無しさん:2016/08/24(水) 23:11:57 ID:tX.h3SsE
ロレント「ぐああっ……! くっ、くっ……」

ヤムチャ「はぁっ、はぁっ……マジで……冗談抜きで、ヤバい……」ムクッ


オー ! オーオー !

実況「そしてこれにより、ロレントの身体が外れたっ! 下からしがみついていたロレントの身体が外れたぁ! ここもヤムチャっ! 強引に引き離していったぁ!」

元「とりあえずは一安心だ」

実況「しかし、ヤムチャもかなり疲弊しているっ! ロープに手をかけ立ち上がってくるが、か〜なり息があがっているっ!」


ケン「指示は聞かねぇわ、グラウンドではボコボコだわ……お前、何やってんだよ、馬鹿野郎っ……! もういいっ……!」パシッ

ヤムチャ「……んっ?」


オー ? オーオー ?

実況「あ〜、しかしそんなヤムチャにエプロンサイドからケンが近づき、その背中にタッチですっ! エプロンサイドからヤムチャに触れていきますっ!」

元「そうだねっ! ここは一回交代した方がいいよっ!」


ケン「今日のてめぇ……とことんとことんマイナスだぞっ……!? わかってんだろなっ……!?」ギロリ

ヤムチャ(……マイナス)


オー、オーオー

実況「ここで切り替わってきますっ! 試合権が切り替わっていきますっ! さぁ、試合権はヤムチャからケンへと移りましたっ!」

元「ここからはね、ケン君に任せよう」

960名無しさん:2016/08/24(水) 23:16:35 ID:tX.h3SsE
ケン「さぁさぁ、いくぜっ……! 俺が流れを切り替えていかねぇとなっ! 今日のアイツはダメだっ……!」グイッ

ソドム「...Fuck ! 」


オー ! ケーン ! イケー !

実況「そしてケンがリングインっ……! あ〜、いやしかしっ! ここでソドムが向かっていくっ! ケンへと向かっていくっ!」


ケン「てめぇは試合権持ってねぇだろっ……! すっこんでろっ……!」バッチーンッ

ソドム「...ugh ! 」ヨロッ


オー ! オーオー !

実況「しかしケンっ……! そぉ〜んなソドムへと即座に打ち込んでいくっ! 胸元へと熱〜い逆水平面チョップだっ!」

元「ケン君も出番はまだかまだかと待ちかねていた状況が続いていたからね。まぁ、ここはいくよ」


ケン「邪魔なんだよっ……!」ドスッ

ソドム「……ugh ! 」ヨロッ


オー ! オーオー !

実況「更には腹部へと膝蹴りっ! さぁ、ようやく出番の回ってきたケンっ! ここは一気にいきますっ!」

961名無しさん:2016/08/24(水) 23:22:03 ID:tX.h3SsE
ケン「そぉ〜らっ……! 場外に帰りなっ……!」ググッ

ソドム「Oh...gag... ! 」ボトッ


オー ! オーオー !

実況「ケンは背後からソドムの首筋を掴み……おぉ〜っと、そのままソドムの身体をロープ間へと捩じ込んでいく、捩じ込んでいくっ!」

元「うん、いいね」

実況「先ずはこの場面でソドムを処理しにいったぁ! さぁ、そしてソドムの身体が……場外へと落ちましたっ! リングからソドムの姿が消えましたっ!」


ダン「ソドムは場外だな、よし。って事は、ヤムチャっ! お前もエプロンに引っ込め引っ込めっ! 試合権は、今ケンだろっ! お前じゃねぇっ!」

ヤムチャ「はぁっ、わかりましたよ。下がります」

962名無しさん:2016/08/24(水) 23:27:13 ID:tX.h3SsE
ケン「ソドムはオッケー……次はロレントだな……」クルッ

ロレント「……次はケンか」ムクッ


イケー ! ケーン !

実況「さぁ、ソドムを場外っ……! リング下へ追いやったケンは続いてロレント方を見ますっ! そしてロレントもここで立ち上がってくるっ!」

元「うん」

実況「ヤムチャも下がり、リング上にはケンとロレントっ! ケンとロレントっ! そしてケンがロレントに向かっていきますっ!」


ロレント「……来い、ケン」スッ

ケン「……おっ?」


オー ? オーオー ?

実況「そして立ち上がったロレントっ……! おぉ〜っと、ここは少し前屈みの体制になり、右腕を挙げその手をケンに伸ばすっ!」

元「今度は力比べか」

963名無しさん:2016/08/24(水) 23:32:15 ID:tX.h3SsE
ケン「俺はアイツみてぇにあっさりはいかねぇぞ……? 後悔するなよ……?」スッ


オー ! オーオー !

実況「そしてケンも同じような体勢になり、こちらは左手っ! 左手を高く挙げ、ロレントのその腕へと近づけていくっ!」

元「おっと、誘いに乗ってきたね」

実況「今日のロレントはあくまで正攻法っ……! 正攻法へと拘っていきますっ! さぁ、互いの腕が今触れ合いますっ!」


ロレント「隙ありだァァァ……! うるあァァァ……!」ズンッ

ケン「えっ……? うおっ、危ねぇっ……!」スッ


アー !? アーアー !?

実況「いやっ……! 待って下さいっ……!? 待って下さい、今両者の手が触れ合おうとした瞬間、ロレントがっ……! ケンの足を踏みつけにいこうとしましたよっ!?」

元「……ありゃ!?」


ケン「力比べ誘っておいてからの不意打ち……ほ〜う……?」ギロリ

ロレント(昔の我輩はもう終わりだ。魔法は解けたのだ……ヤムチャからケンに変わったこの瞬間。ここからは今の我輩……現在の我輩を魅せる時だ……)ギロリ


エー !? エーエー !?

実況「ケンも慌てて足を引き、なんとか避けてはいったがっ……! あ〜っと、どうしたロレントっ! ここで突然の不意打ちとでも言えばいいでしょうかっ!? ケンはそんなロレントを睨むっ!」

元「う〜んっ……!」

964名無しさん:2016/08/24(水) 23:33:23 ID:tX.h3SsE
今日はここまで

965名無しさん:2016/08/24(水) 23:37:48 ID:9GLgBuIU


ヤムチャ、まずはお疲れ
冷静さを取り戻して、見せ場に備えてちょうだい
流石にメインで狼牙風風拳未遂だけでは終われないしな

966名無しさん:2016/08/24(水) 23:51:59 ID:WQvd42C2
乙!

967名無しさん:2016/08/25(木) 00:41:49 ID:JtIWCtBI
乙!
なんとも…言葉が出ねえ…

968名無しさん:2016/08/25(木) 05:16:51 ID:ehgk2F0U
乙っした
完全にテクニックの差が出たな
完敗とは言え相手の土俵にどっぷりだから落ち込む必要は無いぞ
グラウンドは勉強すればいいわけだしな
ロレントって先生を得たとも言えるし

969名無しさん:2016/08/25(木) 07:45:24 ID:jw0U9uGg
グラウンドは予備知識がないとさっぱりわからんな!

970名無しさん:2016/08/25(木) 12:26:23 ID:Il50KgKY
乙!
本田さんはどんな気持ちで見てるんだろうな

9711:2016/08/25(木) 22:01:30 ID:zHpU.6kQ
次スレのお知らせです

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体でリベンジ戦だぞ!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1472129983/

972名無しさん:2016/08/26(金) 00:26:09 ID:0Eu.iBpQ
ありがとう

973名無しさん:2016/08/26(金) 05:01:41 ID:o3wIAoJQ
>>969さん
コータローまかりとおるの柔道編がオススメ
寝技が分かりやすい

975名無しさん:2017/03/14(火) 18:34:47 ID:9xew9Usg
>>220

976人妻:2017/04/01(土) 21:42:52 ID:dxrzeMG2
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978名無しさん:2018/01/10(水) 14:22:19 ID:RwEfdGUU
今読んでもロレントさん渋いわ


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