したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

500字くらいでプレレンすうヌレ^p^

100とらたん×薄幸みっき:2010/11/21(日) 20:09:47
「ユリコ、僕はどうすれば幸せになれるんだろう」
みっきはお気に入りの木陰に腰を下ろし、傍らのユリコに問いかけた。
ユリコの砲身は今日も一点の曇りもなく磨きあげられており、そこに映るみっきの姿もまた、我ながらほれぼれするほど美しい。
みっきはその容貌が示す通り、恋多きおのこだった。
しかし、これまで誰一人としてその手中には残らなかった。
たっき、もんもん、しょっせさん…
「どうしてみんな、僕だけのものになってくれないんだ?」
眉目秀麗で成績優秀な自分に、たった一つ足りないのは真実の愛だ。
そしてそれはみっきの心にぽっかりと大きな穴を開け、常々お前は不完全だと耳元で囁かれているような心持ちにさせるのだ。
ぽとり、ぽとり、ユリコの上に、真珠のような涙の粒が落ちた。
どれほどそうして一人悲しみにくれていただろうか。
ふいに、一本の指が伸びて、ユリコに映ったみっきの像の涙をすくった。
まだ小さな子供の指。
その行く先を追ってほんの少しだけ視線を動かすと、みっきとは逆さま向きに映ったとらたんの顔が見えた。
「なんだ、笑いに来たのか」
「違います」
憮然としたみっきの問いを、とらたんはまじめくさった顔で否定した。
頭巾をとって、ユリコを濡らしたみっきの涙を丁寧に拭い、それから。
「てんぱい…。僕じゃ、いけませんか?」
ふいに、とらたんはそう言った。
緊張しているのか、丸い頬の描く線がわずかに震えていた。
「僕は、もんもんてんぱいやたっきてんぱいやしょっせさんみたいに強くもかっこよくもないですけど…。でも僕、もうみっきてんぱいがおちんこでるところを見るのは嫌なんです。てんぱい、僕は絶対みっきてんぱいを悲しませたりしませんから。だから…」
少ない語彙から懸命にみっきに気持ちを伝えるための言葉を拾い上げる。
そのつぶらな両目もいつしか真っ赤に上気した頬も、ひたすら真摯にみっきを想っていた。
「とらたん…」
「てんぱい、あと五年時間をくれませんか。僕、きっとてんぱいを幸せに出来る男になってみせますから」
くしゃり、とみっきの顔が泣き笑いに歪む。
何度も何度も手に入れかけては失って、求め続けていたいたもの。
本当はこんなに近くにあったのに、どうして今まで気づかなかったのだろう。
「…ああ、期待しないで待ってる」
ありがとう。
ユリコの艶めいた砲身に映った二人の少年の顔が、一瞬一つに重なって。
学園の鐘が、遠くで福音のように響いていた。

101とらみっき死ネタ:2010/11/21(日) 20:50:09
負け戦、の字が浮かんだ。不敗の佐武鉄砲隊がこんな窮地に陥るなんて、みっきは夢にも思わなかった。
降り注ぐ弾丸が陽光に輝いて、きれいだと場違いにも思った。
ああ、これで最期だ。とらたんは、佐武鉄砲隊を撤退させている。殿を申し出たのは自分で、それを信頼してとらたんは受け入れた。とらたんさえ生き延びれば、みっきの愛した佐武鉄砲隊は再び不敗となる。
弾丸を胸に浴びるのを覚悟した。しかし、それより先に感じたのは土と汗の匂いが混じったぬくもりだった。
陣頭を指揮していたはずのとらたんが、みっきに覆い被さっていた。ごぷ、と口から血が吹き出るのを、みっきはどこか遠くのことのように感じた。
「馬鹿!どうして戻って来た!隊は…いや…お前…は…」
「あはは…まるで…学園にいた頃に戻った…みたいだ…」
みっきを抱いて弾丸を浴びたとらたんは、泣き笑いのような顔をした。
「佐武はもうだめだ、でんそん殿。いや…でんそん先輩」
昔の懐かしい呼び方で、とらたんは笑った。
「違う!そんなの…許さない…」
「最期はあなたと一緒がいいって、決めていたんです」
とらたんの体からは力が抜けていく。みっきはとらたんの体を抱き返した。
「馬鹿だよ…お前…」
「幸せなんですよ、これでも」
最後の一発が、土煙の中の二人を貫く。ゆっくり倒れ込んだ土の上で、二人は睦み合うように抱き合った。最期の瞬間を迎えるまで。
そこに苦悶の跡はない。ただ学園にいた頃のように、穏やかな表情だけを残して逝った。

102安価こっぺ×ちんちん:2010/11/22(月) 00:22:59

医務室から出てきたちんごを、こっぺは心配そうな顔で見つめていた。ちんごはむっつりと口をへの字に曲げて、目にはうっすら涙を浮かべている。
「ちんご……大丈夫か?」
「………………………。」
ちんごは答えなかった。すっかりへそを曲げてしまったようで、こういう時なんと声をかけたらいいか、いつもいけいけどんどんで過ごしてきたこっぺにはわからなかった。
「……あの……ごめんな、ちんご。首、何回もひねっちゃって。」
「…………。」
こっぺはちんごの手を握り、じっと目を合わせて言葉を続ける。ちんごは気恥ずかしくなって目を逸らしたかったが、どうしてかそれをすることができなかった。
「私はちんごの顔を一杯見たいんだ。後ろを向いていたら、すぐにこっちを、私の方を見てほしいくらいなんだ。」
ちんごの顔が赤く染まる。こっぺは目の前の一年生の心が少しだけ解れたのを感じ取り、さらに話を続けた。
「ちんご、これからは急に振り向かせたりなんかしない。だから、お願いだからだんまりしないでくれ。私はお前の声が聞こえないと、寂しいんだ。」
こっぺの言葉を聴いてちんごは顔をうつむける。覗き込んでみると、口がかすかに動いていた。
「ちんご……?」
「!! し、失礼します!」
こっぺが覗き込んでいることに気づいたちんごは手を振りほどくとすぐに一年長屋へ走って行ってしまった。
小さな後姿を眺めているこっぺの顔は、先ほどと違ってとても優しかった。
ちんごが何を言っていたか、それを知っているのはこっぺだけである。

103芋マイSM:2010/11/22(月) 23:19:20
「脚を舐めてくださる?あなた」
ミスマイは鈴を転がすような声で、とてもきれいな笑顔で里芋さんを呼んだ。
彼女は里芋さんにとっては女神に等しい。かわいい女房が望むなら、床に這いつくばって細い足首を包み込むのも決して嫌ではなかった。
むしろ、体の中が熱くなる。
ちろりちろりときれいな足の爪先に舌を這わせる。土がついていたって喜んで口付けしただろうが、ミスマイのそこはきれいに清められていた。
「あなたは本当に犬みたいねえ」
やさしい指先で里芋さんの頭を撫でながら、いたぶる言葉をミスマイは楽しんでいる。そして、ゆっくりじっくり舐めさせた脚を、里芋さんの目の前でぷらぷらさせた。
「この脚がほしいですか、あなた」
「…ほしい」
素直に高ぶった気持ちをぶつけると、ミスマイは菩薩のような笑顔で里芋さんの股間に脚を伸ばす。
「…は…っ」
ぐにぐにと力を込めて踏まれると、そこはしっかりと芯をもった。それを尚もミスマイは責める。
「もっと鳴いて見せてくださいませ。犬みたいに」
かわいい妻の望みなら、犬畜生にも成り下がろう。里芋さんは理性を投げ捨てた。

104たっきうんきは:2010/11/23(火) 17:08:54
ここに、一つのマッチ箱がある。
一見何の変哲もないそれが、まさかきはたんにとって金銀財宝にも勝る価値を持つとは誰も思わないだろう。
四年間学んできた忍の術の全てを尽くして、きはたんはそれを保健室から盗み出した。
この中にたっきのうんこが入っている。
たっきの生活の全てが凝縮された塊が。
それは、宇宙に等しい神秘だ。
小さなマッチ箱の中に広がる果てない光景を想像すると、きはたんの胸はときめいた。
とてつもなく大きな落し穴を掘り終えた後のように、息が乱れ頬が熱くなる。
きはたんは手の平に乗せたマッチ箱を高く掲げ、たっきのうんこ…と誰も聞いたことのないような甘い声で囁いた。
すると、きはたんにだけ聞こえる声が呼び返してくる。
きはたん、なんていけない子だ。
そんなにわたしが欲しいのか。
それは鼓膜を介してきはたんの欲求に火をつけ、体の一番中心にある本能を揺さ振る。
「あぁ…。欲しい、欲しいよっ、僕をめちゃくちゃにしてくれ、たっきのうんこ!うんこおぉ!」
きはたんは高らかに叫ぶと、その場で着物を脱ぎ捨てた。

105安価消滅にんこ×かえる:2010/11/25(木) 00:10:39
深夜。ろうそくの灯りの下、かえるは書物の細かい文字を追っていた。
かえるは勉強が好きだ。どんな遊びよりも勉強が好きだ。
「かえる、遊ぼうよお!にんこと勉強ろっちが好きなんらお!?」
ふとにんこの声がかえるの耳にこだました。
にんこ―…不愉快だけど楽しい、幼馴染のあいつ。
やめよう、今はあんな奴のことを考えている暇じゃない。
かえるは軽く頭をふって、書物にふたたび目を落とした。
そのとき、ろうそくの灯りが不自然に揺らぎ、かえるはハッと顔をあげた。
障子越しに影が見える。
「誰だ!?」
障子を開けると、そこには懐かしいにんこがいた。
「にんこ…どうしてお前…」
こんなところにいるんだ、という前に、にんこの唇がかえるの唇をかすめた。
「なっ、何するんだ!バカ!」
かえるがギャーギャー騒いでいる間に、にんこの姿は消えていた。
数日後、かえるのふるさとから便りが届いた。
「あなたの幼馴染のにんこちゃんが馬に蹴られて亡くなりました」
母親の手紙を読んで、かえるは納得した。
にんこ、お前…お別れに来てくれたんだな。不愉快だけど律儀な奴。

106安価にんこ×戦利品ケンカップル:2010/11/25(木) 19:51:24
戦利品はツンデレだ。
高い交通費とパンフレット代、そして何時間もの待ち時間をかけてようやく手に入れたにんこの戦利品。それはツンと澄ました高嶺の花だ。イべべ会場でしか出会えない、にんこの恋人たち。
にんこは震える手を押さえながら戦利品に手を伸ばす。当日戦利品でパンパンになったカバンを持ち歩いていたから未だに筋肉痛が抜けない。
まずは待ちに待った自ケプ神の新刊からか、それとも最近ハマった神の再録本か、はたまた豪華なアンヌロか。獲物を狙う目でにんこは表紙を眺める。
「まずはお前ら!^p^」
にんこは表紙買いしたエロロン本に手を伸ばす。一期一会の出会いこそイべべの醍醐味だと思う。
さあ、お前はもうもれのもの。もれの手の中でがばっとあられもなく広げられ、隅々まで視姦されるがいい。
欲望に狂うにんこをしかしエロロン本は拒んだ。オフセットの本は、慌てて開こうとしたらスーッと指を傷つける。
声にならない声を上げ、にんこはそれでもエロロン本を手放さなかった。拒まれれば拒まれるほど燃える。にんこは再びツンデレなエロロン本に襲いかかった。

107安価五いおちんちんびろーん:2010/11/28(日) 01:42:04
「たうふ、たうふ」

たうふを呼ぶはまかんの声はなんだか泣き出しそうだった。たうふは筆を文机に置いて振り返る。
今日は眠いからさっさと寝る、とばさばさと布団を敷いてその中に潜り込んでいたはまかんが、泣き出しそうな目をして見ていた。

「俺のちんこ、なんか変なんだ」
「ちんこ?」

何か汚れた手で触りでもしたか、とたうふははまかんの布団に近づいて覗き込んだ。びろんと引き伸ばして見せるはまかんの逸物は、腫れている、というよりはどう見ても勃起している。はまかんってたぬきっぽいから玉袋もでかいのかな、なんて思いながら、たうふはそれに手を伸ばした。

「俺ビョーキ?ちんこのビョーキで死んじゃう?」

不安定に揺らぐ声を上げて寝間着の裾を握り締めているはまかんの頭を撫でてやりながら、たうふは言った。

「そう。ビョーキだ。今すぐ膿を出さないと、ちんこ破裂するぞ」

それを聞いたときのはまかんの血の引きようと言ったらなかった。真っ青になったはまかんの頭を撫でて、たうふは穏やかに笑って見せる。

「俺が治してあげるよ、大丈夫」
「本当か?」

尻の向こうに揺れるたぬきの尻尾が見えた気がした。

108安価ユキトモ 雪遊び^p^:2010/11/28(日) 02:16:24
積もるかな、とユキはかじかんで赤くなる手に息を吐いて言う。隣で足をぶらぶらさせていたトモミはちらりと庭を見た。昨夜降った雪は水っぽく、土の肌が見えている。積もる種類の雪とは言いにくいし、ここら辺りはまだ暖かい。
ユキのあんまりそわそわするのを見てトモミは思う。彼女はそんなに雪が好きだったかしら、ああ、同じ名前だからかもしれない。
トモミがそんなことを考えていると、ユキがごろりと仰向けになってトモミに上目使いをよこした。

「ねえ、積もると思う?」
「さあ。もしかしたら今日にはもう溶けちゃうかも」
「ええ、私早くトモミちゃんと雪遊びがしたいのに」

ユキが甘えるように言ってトモミの膝に頭を置くと、パッとトモミの雪肌に朱がさした。

109安価いさらい夫婦^p^:2010/12/03(金) 00:18:16
新婚らいらいの新居には、友人たちが結婚祝いに駆けつけていた。
小さな屋敷で客人にお茶をいれるらいらいは、いかにも新妻といった風情だ。
「らいらいが幸せになってくれてはっちは嬉しい」
「ダンナの面倒は最後までみろよ!」
「これ…もれからの結婚祝い!たうふ製作キットなのだぁ☆」
「ヒューヒュー!あついあつい!タヌキ汁のようにあついね!」
友人たちからの祝福の言葉に、らいらいは思わず涙ぐんだ。
「みんな…ありがとう!らいらいは幸せになります…」
熱いお茶とおいしいお菓子、このうえなく幸せな語らいのひととき…。
と、玄関の扉がガタガタと開く音がした。
ほどなくして、らいらいの夫―いささが、顔面蒼白で居間に転がりこんだ。
「あなた…いささせんぱい…どうしたの」
らいらいがたずねると、いささは言いにくそうに口を開いた。
「オランダに…医学留学することになった…三年間…」
「えっ!おめでとう!らいらいもついていきます!」
いささは悲しげに首をふった。
「渡航費用は一人分しか出せないって…留学断ればクビだって…」
「えっ…」
らいらいは涙をこらえてうつむく。室内にはやるせない空気が充満していた。
そうだった、らいらいの夫は不運の星の下に生まれたいささだった…。
友人たちは、今さらながらそのことを思い出し、いささのゆがみのない不運に驚嘆した。

110いさらい:2010/12/03(金) 00:42:33
「また乾燥した指で紙を捲っただろう」
らいらいの指先は乾燥した紙で小さな傷が幾つもついていた。冬場の図書委員の仕事は意外なところで辛い。
いささは眉を寄せてらいらいの手を広げさせた。
「どうしてすぐに医務室に来ないの」
「すみません。このくらい舐めておけば治ると思って」
決まり悪そうにへにゃりと笑うらいらいは、悪気は全くないようだった。いささは溜め息をついて、薬棚から軟膏を取る。
そしてらいらいの手を取ると、傷だらけのかさつく指先に丹念に塗り込んで行った。
「これっぽっちの傷でもね、らいらいが怪我したら僕が嫌なんだ。だから、僕に会いに医務室に来てよ」
丁寧に優しく塗り込んでいくいささの指が暖かくて、らいらいは自分の頬も熱くなっていくのを感じる。
「お返事は?」
「…はい。今度からちゃんと来ます」
肩を竦めて答えると、いささは笑ってらいらいの頭を撫でた。
「本当は怪我しないのが一番なんだけどね」
「気をつけます」
そうして二人で顔を見合わせて笑った。

111安価いさらい二人でランチ:2010/12/03(金) 01:06:51
「あれ、らいらいが一人でお昼って珍しいね」
声をかけながら、いささは当たり前のようにらいらいの向かいに座った。らいらいもそれを受け入れて苦笑する。
「ちょっと前の授業の提出物が遅れて…他のみんなは先に食べててもらったんです」
「僕も似たようなもんだよ。もんもんとけままの手当ての後片付けが長引いてさあ」
そんな他愛もない談笑をしながら向かい合ってランチをつついていると、不意にらいらいが箸を止めた。
「先輩、ご飯粒ついてます」
「えっ!どこ?」
慌てたいささは関係ない場所をさすって眉を寄せる。らいらいは笑って米粒に手を伸ばした。
「取れました」
そう言って、迷うことなくいささの口元から取った米粒を自分の口に運び、ぱくりと食べてしまった。
目を丸くするいささをよそに、らいらいは当たり前のように食事を再開する。
「…らいらいって天然?」
「?なにがですか?」
首を傾げて味噌汁をすする様子がとてもかわいいと思ってしまった。
「なんでもない!」
熱くなる頬を隠すようにいささはご飯をかきこむ。
「そんなに急いだらまたご飯粒つきますよ」
あくまでのほほんとらいらいは言うのだった。

112体液が媚薬ないさよし:2010/12/03(金) 01:45:11
重ねた唇からくちゅ、と音がして、互いの唾液が流れ込む。保健委員の経験の差の分、体液中の媚薬の濃度はいささの方が圧倒的に高い。そしてよしおの媚薬耐性はまだ充分とは言い難かった。
「ん…ふぁ」
唇を吸い合うだけで、よしおの目はトロンととろける。じわじわと滲み出る汗の香りさえ媚薬となって、頭の芯までジンと痺れた。
そんなよしおを宥めるように額の汗を拭ってやると、いささはよしおの帯を解く。既に褌までしっとりと湿っていて、そこに滲む汁の香りによしお自身が酔った。
「せんぱ…い」
甘えるような声は本意ではないのに。いささに縋るように、袖を握らずにはいられない。
いささ自身は耐性があって全く効かないから、余裕を持ってよしおの褌を取り上げた。
「…ぁ…」
まだ幼い皮を被ったモノがピンと勃起している。もじもじと恥ずかしそうに身を捩るけれど、勃ちあがったそれは隠せない。
「まだまだだね。もっと耐性をつけないといけないよ」
優しくよしおの髪を撫でたいささは、よしおの勃起に手をかけた。

113安価にんたろう×びらこ新婚:2010/12/06(月) 21:31:37
にんたろうは頬に触れる温もりで目を覚ました。びらこがキスをしている。にんたろうが目覚めたのに気がつくと、はにかむように頬を染めた。
「もはようございます、あなた」
朝のびらこは慎み深い。昨夜はあんなに…と思い出しかけると、朝の男の性が疼くのを感じて、にんたろうは慌てて頭を振った。
「もはよう、びらこ」
びらこの頬にもお返しのキスをして、にんたろうは布団から起き上がった。結婚式を挙げてからまだひと月と経っていない。こんな甘い朝がいつまで続くのか、と思いつつ、こうせずにはいられない。
夜は娼婦のように濡れた痴態を晒すびらこも、結婚して「若奥さん」の座につくと、献身的ににんたろうの世話をした。朝食を終えると、びらこが選んだネクタイをびらこがその手で締めてくれる。その距離の近さから、びらこの唇がにんたろうを誘っているように見えて、こらえるのに苦労した。
全ては帰ってきてからだ。にんたろうは職場へ向かう。その後ろ姿を、びらこは切なげに見守っていた。

114安価かんちょう真っ昼間から人前れ:2010/12/07(火) 23:54:52
「てふじ先輩はこっちもガッチリしてるんですね」
図書室の貸し出し机のてふじの後ろに座り、はまかんはごそごそとてふじの股座を弄った。てふじの耳元に唇で触れて、決して他の図書室利用者には聞こえないようにする。
「…っ、く…」
はまかんの手が股間を弄るたび、てふじは羞恥に耐えた。真っ昼間の図書室には、利用者がちらほらと見える。それでも日頃から委員長自ら「図書室では静かに」を徹底していたから、図書室は水を打ったように静かだった。てふじの濡れた吐息が響いてしまいそうなくらい。
「何やってんの、はまかん」
らいらいが声をかけると、はまかんはにっこり笑った。
「てふじ先輩のマッサージ。疲れてたみたいだから」
「本当?大丈夫ですか?」
らいらいはてふじの身に起こっていることに気付かず、眉を寄せて尋ねた。
今口を開けば、あられもない声が出てしまう。それでもはまかんが促すように股間を責めるので、震える唇を開いた。
「…大丈夫…だ…」
「無理しないでくださいね」
心配しながらもらいらいは気づかず、また蔵書整理に戻る。はまかんはてふじの耳元で笑った。
「我慢強いですね、先輩」
自分と似た声でいたぶられ、てふじの熱は一層高ぶった。

115安価おおのさんのおじぽ時代らっきょプレイ:2010/12/22(水) 22:21:20
「いやだ、またのすき」
ふるりと首を振って逃れようとしてもまたのすきはのむむを離さなかった。
「だって、お前が悪いんじゃ。らっきょは美味いぞ」
「美味しくないもん。嫌いだもん」
いやいやと首を振るのむむにまたのすきはむぅ、と唇を尖らせた。そして、不意ににやりと笑って見せる。
知っている。またのすきがこんな顔をするときは、良くないことを考えている。
後ずさりするのむむをまたのすきはあっという間に転ばせて、拙い手で力任せに袴と褌を剥いだ。
「何す…っ、やめろ!」
まだ変声期も迎えていない高い声で咎めても、またのすきは聞きもしない。痩せっぽちのむむを簡単にひっくり返し、尻に手をかける。
「らっきょが好きって言わしちゃる」
唇を舐めるまたのすきは新しい悪戯を思いついた子どもみたいだった。
「いやだっ」
べちべちと頭を叩いて逆らっても、またのすきの方がずっと体も大きくて力も強い。
漬け立てで濡れたらっきょが、のむむの尻に押し当てられる。
「ひゃあっ」
甲高い声をまたのすきは鼻歌混じりに聞き流し、ひょいひょいとのむむの後ろの口にらっきょ漬けを押し込めていく。
「お前、精通は済んだか」
「な…っ」
ついでのように聞かれて、のむむは顔を真っ赤にした。転ばされたときにズレた眼鏡の中で、またのすきが悪戯っぽく笑う。
「ついでに大人にしちゃろーか」
「…やめ…っ」
ぷっ、と唾で濡らした手で、またのすきはのむむの幼い性器に触れる。ごりごりとこすられて、精通を知らないモノがだんだん固くなる。
身を捩った拍子、尻の中にたくさん詰め込まれたらっきょがごりっと動いた。
「…いやだぁ…っ」
半泣きののむむをまたのすきは離さなかった。ますますのむむはらっきょが嫌いになった。

116安価美少年よしお:2010/12/28(火) 00:01:37
騒がしい3年の忍たま長屋の一角。藤内は文机に向かって忍たまの友を開いていた。もちろん、明日の予習のためである。
一枚、二枚、と順調に紙をめくっていたが、ある瞬間、その手が止まった。
キュ、キュ、と廊下がか細く鳴る音がする。合戦場と間違えるほどうるさかった長屋全体が、今静まり返っているのだ。
藤内は頬を赤く染め、唾を音を立てて飲み込んで耳を欹てる。ほどなくして、入り口の板戸が軽い音を立てて開いた。
「まいったよ。また褌がなくなってしまった。」
同室のよしおが鈴の音のような声を響かせて藤内の横に座る。かすかに鼻をくすぐる金木犀に似た香気に藤内はびくりと体を震わせる。
「またか。」
どう答えたらいいかわからず、短い返事しかすることができなかった。
いつもこうだ。本当はもっと彼を心配する言葉を言いたいのに、どんな言葉も、彼の前では曇ってしまうようで何も言えなくなるのだ。
「こまったな、もう褌、一枚しかないんだよ。」
後ろにある行李を開ける音がする。今なら見ることができるかもしれない、と藤内は意を決してよしおを見ようとしたが、できなかった。

よしおは美しかった。小野小町や楊貴妃、物語に伝えられるかぐや姫よりも。
日の照り返しに輝く波より、淡雪を乗せて咲く牡丹より、満天に広がる星よりも。
だが、その美しさの気魄のせいでよしおの姿を見ることは誰にもできなかった。
見ようとするとあっという間に黄金色の幕がよしおを隠してしまうのだ。
視線をよしおから忍たまの友に移し、藤内は思う。
よしおに自分の褌を貸してやろうかと。
しかしよしおの気魄が移って、褌が見えなくなるのは困るな、と思い、藤内は褌を貸すことを諦めたのであった。

117いさよし起承転結:2011/01/24(月) 22:02:10
いささはたくさんの便所紙を抱えて歩いていました。
積み重ねた便所紙でいささの視界は良くありません。
しかしいささは「今日は不運がないなあ!」とスキップをしていました。
するとなんということでしょう。
足が空中で絡まって袴をずり落としながらいささは宙を舞いました。
あれれ?いつもなら転んでいたい思いをするはずなのに
なんだかふかふかしたものが僕を守ってくれた!
いささはきっと幸運の女神様がついに僕に微笑んでくれたんだと嬉しくなり
視界を遮る便所紙をどけ始めました。
どんどん視界が開けてくるとなんということでしょう。
いささのたくましい肉棒が誰かのお尻の割れ目に吸い込まれているではありませんか。
いささはぎょっとしてお尻の持ち主に声をかけました。
「なんということだ…ひどい裂傷だよ!」
お尻の持ち主は泣きながらいささに詰め寄ってきます。
しかしいささはこのお尻の持ち主が誰だか分からないのでした。
「こんなことになってしまってはしかたありません。先輩、責任取ってくれますよね?」と
ふわふわした紫色の髪を持ったお尻の持ち主は涙目でいささを睨みつけます。
僕、初めてだったんですよ…という言葉を付け加えて。
こんな始まりですけれどよろしくお願いします、と彼はいささを熱く見つめます。
いささもまんざらではなくなってきて「よろしく」と言おうとしましたが
次の瞬間再び転んでしまい、気づいた時にはいささの肉棒は紫の君のお尻に
再びこんにちはしていたのです。
二度も許可なくお尻に入れられたのは初めてだ!と彼はまた泣きますが
いささにはそんなことはどうでもいいことでした。
にっこり笑っていささは手を差し出します。
「順番が逆になっちゃったけどこれからよろしくね」
彼の目にたまった涙をもう片方の手でぬぐっていささは彼と手を繋ぎました。
そして二人は歩き出しました。
これから長屋で三回目のセックルをするために。

118いさよし唱歌と起承転結。:2011/01/28(金) 06:34:01
あれはきっと事故だったんです。私たちは、やり方を間違えて
――間違いという名前の事故を起こしてしまったんだと。そう、思うんです。
いささ先輩。ごめんなさい。
先輩が困るの、わかってるのに。

――ぼく、先輩が好きです。

好き、なんです。ごめんなさい。こんなこと。言いたくない。先輩困る。
いやだ。ごめんなさい。僕。ごめんな、さい。
でも、僕……わた、私、は、いささ先輩となら二度だって三度だってしたい。です。
事故でもいい。事故で、いい。――先輩。



好きです。と、呟くよしおの顔をどうして見ることが出来ただろう。
事故とはいえあんな無体を三つも下の後輩に強いて於きながら。一体、
どうして今更触れることが許される。

(――でも、よしおが泣いている。)
抱き締める資格は、ない。
抱き留める資格も。ない。
運もなければ、名前を覚えてやる甲斐性だってすら。

(――だけど。よしおが僕を好きだと。好きです、と。)

赦される資格なんてない。だってのに。

――僕は、とんだ幸せものだ。

めいっぱい、ありったけの勇気をふるわせ重ねた掌に、涙の落ちる音がする。
目線を下げ、こくこくと頷くよしおの頭を撫でようと姿勢を崩せば、
不運なことに、互いの額がコツンと当たり、二人のでこを星が駆け抜け流れて消えた。

*

流れ星のひかる頃。二人はきっと、夢を見た。
マッチ箱のかぬうに乗る、夢。
そこでは二人、夜毎すてきな旅に出た。
星空で逢瀬を重ねる二人を、三日月のすべり台と満月の落とし穴が優しく照らす。
天の川で転ぶこともあるだろう。
然して。びしょぬれながら笑う二人に閑と寄り添うマッチ箱のかぬうからは。
きっと、嗅ぎなれた●のにおいがしていたに違いないのだ。

-----

いさよしていっ;p;
いさよし、ていっ;p;

119安価たけやんいささ/腹パン:2011/02/08(火) 05:29:56
急所と加減を熟知せず。えぐりこむ様に打つでなし。しかして瞬間。たけやんの当て身は達人の腕前となっていささの腹に落とされる。
常なら苦しく悶絶しようもの。流石いささ先輩である。
勢い嘔吐する様すら堂に入って美しく。膝を折り、地に伏せるまでが不運だと謂わんばかりの見事さかくや。
――先輩、大丈夫ですか!?
見とれているバヤイか、はっと駆け寄るたけやんの目の前、いささがふっと意識を飛ばす。
気絶の前一瞬すらも不運の様式美であるか。
先輩。先輩。流石です、先輩。
果たして、たけやんは気付いてしまう。いささの不運はまるで生物の生き死にをひとつまとめたようである、と。
思えば、飼育籠から逃げ出す彼の蟲たちといささ先輩は好く、似ていた。
可能と不可能。
可避と不可避の隙間を縫って。僅かな光を。生の灯を。
信じる命の貴さがたけやんの胸をふるわせる。
――いささ先輩。俺。先輩の生き方、すきです。
今日の合同演習は失敗しちゃいましたけど、俺、また先輩と組みたい。です。次は俺、ちゃんと注意します。
ちゃんと先輩を見ています。
――だから、先輩。明日の不運を俺に下さい。
それで、絶対、勝ちましょう。
不運に倒れたいささを抱え、たけやんが笑う。

明日の演習もまた。波乱波乱となりそうだ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板