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500字くらいでプレレンすうヌレ^p^

102安価こっぺ×ちんちん:2010/11/22(月) 00:22:59

医務室から出てきたちんごを、こっぺは心配そうな顔で見つめていた。ちんごはむっつりと口をへの字に曲げて、目にはうっすら涙を浮かべている。
「ちんご……大丈夫か?」
「………………………。」
ちんごは答えなかった。すっかりへそを曲げてしまったようで、こういう時なんと声をかけたらいいか、いつもいけいけどんどんで過ごしてきたこっぺにはわからなかった。
「……あの……ごめんな、ちんご。首、何回もひねっちゃって。」
「…………。」
こっぺはちんごの手を握り、じっと目を合わせて言葉を続ける。ちんごは気恥ずかしくなって目を逸らしたかったが、どうしてかそれをすることができなかった。
「私はちんごの顔を一杯見たいんだ。後ろを向いていたら、すぐにこっちを、私の方を見てほしいくらいなんだ。」
ちんごの顔が赤く染まる。こっぺは目の前の一年生の心が少しだけ解れたのを感じ取り、さらに話を続けた。
「ちんご、これからは急に振り向かせたりなんかしない。だから、お願いだからだんまりしないでくれ。私はお前の声が聞こえないと、寂しいんだ。」
こっぺの言葉を聴いてちんごは顔をうつむける。覗き込んでみると、口がかすかに動いていた。
「ちんご……?」
「!! し、失礼します!」
こっぺが覗き込んでいることに気づいたちんごは手を振りほどくとすぐに一年長屋へ走って行ってしまった。
小さな後姿を眺めているこっぺの顔は、先ほどと違ってとても優しかった。
ちんごが何を言っていたか、それを知っているのはこっぺだけである。


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