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諦めてください王子!

1名無しのごんべへ:2021/10/12(火) 17:24:06 ID:dzASr4Fg0
「いいんですよね?王子?」
「あぁ...頼む。エトヴィン!」

「古代神々し聖女よ、神秘の名において命ず・・・
祈りにも似た儚き叫び、エトヴィン = アルペンハイムに参られ!」
魔術師の叫び声と共に王子に抱かれていたナイフで胸を刺され、
背中にいくつも矢で打たれた傷のある虫の息のエトヴィンの身体が光った。
光がおさまってきてエトヴィンの姿を見ると鍛えられた筋肉の身体の跡形もなく、
細身の女性になっていた。

「王子成功のようです。」
「よかった...エトヴィン...。」
王子はエトヴィンの身体を抱きしめて涙していた。

数刻前
「我々の勝利だ!」
長きに渡った戦が終わりこの国王子、ゴットフリート = エヴァルトが
騎士達に声をかけた。
「王子!」
ぐざっ ぐざっ ザクっ
ひと段落しようとした時、王子に向かってナイフと矢が放たれた。
敵の残隊だ。
王子を庇ってエトヴィンがナイフと矢をモロに受けてしまったのだ。
虫の息になってしまったエトヴィンに対し、王子は最高国家魔術師に
エトヴィンを生き返らせる唯一の方法を取らせたのだ
結果エトヴィンは身体が女性化したものの命をとりとめたのだ。


エトヴィン = アルペンハイム
公爵家の跡取り 騎士団団長だったが王子を庇ったことで瀕死になり
命を取り留めたが、男系で育ち母親と乳母以外の女性が元々苦手だったのだが自分が女性になってしまい1番戸惑っている。
古代聖女の祈りで取り留めたせい?お陰で性欲も無意識に強くなってしまった
黒髪ストレートで綺麗めの女性になり母親似だったこともあり、
社交会では求婚が絶えない。
女になりあともつげないため、王子も毎日求婚に来るため弟に譲り公爵領へ帰ろうか悩み中
聖女の祈りの効果で妊娠しやすい

ゴットフリート = エヴァルト
この国第一王子
戦が終わって気が抜けた瞬間の出来事でエトヴィンに命を救われ感謝している。
エトヴィンのことは家の位、並びに責任取るということもあるが、
綺麗で幼馴染として育って気が抜ける相手のため嫁に迎えたいと思い、毎日求婚に行く。

16名無しのごんべへ:2021/12/22(水) 04:45:06 ID:WPV80YpI0
「エディのお腹の子の父親は本当に私なんだ!
信じてくれ、アルペンハイム公爵!」
「もちろん分かっております、王子。あの夜の出来事の時の子ですね」

口さがない噂話に耐えかね、王子は公爵を呼び出し訴えた。
「それで、エディの様子は…」
エドウィンとは、あの日以来会えていない。
「はい、娘は臥せったままですが、主治医によると、お腹の子は順調に育っているそうです」
「そうか…」
「妊娠の初期に適切な処置を受けていなかったので身体が弱っているのと、
やはり、気持ちが追いついていないのが問題のようで」
それを聞いて王子は目眩を起こしたように額に手を当て、顔を伏せた。
「ああ、エディ…。やはり心を掴むまで肉体を繋げるべきではなかった。
女の身体すら受け入れ切れていないようだったのに、
私の浅はかな行為が彼女をこんなに苦しめることになるなんて…」

「諦めないでください王子」

「えっ」
公爵の言葉に驚いて顔を上げる。
「『父親の分からない子を知らないうちに孕むくらいなら、王子の求婚を受け入れていれば良かった』
と、娘がぽつんと呟いたのを、看病していた妻が聞いたそうです」

17名無しのごんべへ:2021/12/22(水) 05:21:20 ID:8KDaYkpY0
「私と妻は娘の子供の父親は王子であると思っていますが、
当の本人は覚えてないですからね。」

公爵としてもエドウィンにお腹の子は王子であること、
あの日襲われてるところを王子と公爵で助けたことを話せれば楽だが
男たちに襲われかけた記憶を思い出させるのが怖くて言えなかった。

「最悪産まれてしまえば王家の血が入ってる証の髪と目で証明できそうだが、
産まれる前からささえたい…」

王家の子供は皆銀髪に紫の目の色で生まれてくるため産めば
一目でわかるのだ。

18名無しのごんべへ:2021/12/22(水) 18:41:17 ID:XT/YD9cM0
「...いうか迷いましたが...。
このままですと子供は無事に生まれても娘のほうが出産に耐えられないかもしれないと医者に言われています...。
責任感が強い子でしたから、誰の子かわからない子を妊娠したことがショックだったようであれからカーテンも締めた自室から出てこなくなってしまって。
私も娘を失いたくないんです...。
私と妻にとっても息子だろうと娘であろうとエドウィンは大事な子なんです...」

公爵は顔を片手で抑え涙をこらえているようだ。

「エディ...そんな...」

エドウィンは誰かもわからない、貴族でもない相手の子を妊娠したと思っているせいか人一倍責任感が強かったせいで公爵家の顔に泥を塗ったという罪悪感も感じ生きる希望が見いだせていないようだった。

公爵夫人や弟は体調を気づかいつつもエドウィンに部屋から出て庭の散歩やティータイム提案しているが、この身体ででて誰かに見られたらと世間体を気にし、部屋にもカーテンを締め、側近と公爵、夫人、弟しか入れなような状況だ。

19名無しのごんべへ:2021/12/23(木) 04:23:05 ID:NZ49kkhI0
「しかし娘がここまで思い詰めるのは、やはりまだ心が王子に有るからでしょう」
「……そうだと、良いのだが…」
流石の王子も、自信が無さげだ。

「娘の部屋のバルコニーの鍵をこっそり開けておくようにと、妻に申し付けました。
どうか会ってやって下さい。
3日後は満月です。聖女の加護もありましょう」
「そうだな…。私は諦めず、エディの心と向き合うとしよう」

エドウィンが公爵家に戻り王子と最後に顔を合わせてから、1ヶ月が経とうとしていた。

20名無しのごんべへ:2021/12/23(木) 05:04:28 ID:AlpR5qFk0
8ヶ月になったところではあるが、出産まで支えたいと思っている王子にとっては
時間がない。
3日後までにどうしたらエドウィンが納得してくれるか
悩むことにした。

そして3日後の満月の夜、王子は久しぶりにエドウィンの元を訪れた。

暗くなっているためてっきり寝ているのかと思うとそうではなかった。
暗い中、身体を起こしてぼーっとカレンダーを見ているエドウィンがいた。

21名無しのごんべへ:2021/12/23(木) 08:45:13 ID:5YpqegsM0
月明かりに映し出されたエドウィンのお腹は驚くほど大きくなっており、
それと反比例するように身体は痩せ細り薄くなっていた。
しかし王子は、その弱りきった姿を美しいと思ってしまった。

「誰かいるのか!?」
弱ってはいても流石は元騎士団長、侵入者の気配に気づき勢いよく振り向いた。
「あ、エディ、わたし…」
「誰だ!また俺を襲いに来たのか!」
逆光になっているせいで、エドウィンはそれが王子だとは分からなかった。
「よせ、嫌だ、来るな…っ」
すっかりパニックになったエドウィンは逃げようと後ずさったが、
立ち上がる体力もないのか足をもつれさせベッドから落ちそうになった。
それを咄嗟に王子が駆け寄り後ろから抱き止める。
「すまないエディ、私だ、ゴットフリートだ。どうか落ち着いて…」
「あ、あぁ…んっ、いや…だ、…はっ、はぁん…ッ」
王子だと認識出来ていないようだったが、エドウィンからは甘い嬌声が上がった。
まるでお腹の子が父親を認識したかのように、聖女の祈りが発動したのだろうか。
後ろから抱き止めた王子の腕に、お腹の子の胎動が伝わってきた。
エドウィンの身体は発熱したかのように、熱く火照っている。

(だけどこのままじゃ、あの夜の繰り返しになってしまう)
(辛いなら初めての時は忘れたままでも良いから、どうか今の私を受け入れてほしい…)

そう祈りながら、王子はエドウィンに優しく、優しく口付けた。

22名無しのごんべへ:2021/12/23(木) 09:21:43 ID:AlpR5qFk0
「エディ…私だ。ゴットフリートだ。わかるか?」
王子は焦点の合っていないエドウィンの目を見つけて
なんとか自分だと理解してもらうように見つける。
「あぁ…ぉうじ?…あぁん!?」
体の渇きに我慢ができないようだが王子がいることが理解できたようだ。
「そうだ。私だ…
ゴットフリートだよ。」
「いや…きたない、誰かもわからない、おれ…妊娠したのに…あぁん!?」
身体が求めているのが王子だと理解したエドウィンだったが余計に今の
誰に抱かれたかわからない身体の自分が王子に欲情し、王子を誘っているのが
嫌なようだ。
「そのお腹の子も私の子だ。
記憶のないエディと行為してしまって…
それを黙ってた。ほんとに悪いのは私だ。許してくれ。」
ゴットフリートは優しくエドウィンを抱きしめた。
その間にもどんどんエドウィンの身体は疼きを覚えていた。

23名無しのごんべへ:2021/12/23(木) 12:26:42 ID:tval2xvA0
「うぅう、王子…、おれ、は、別荘行ってから、ずっと具合、悪くて…
それ、は、…に、妊娠してたからで…っ、はあ」
「エディ、辛い思いをさせたな…」
「この、腹に、何が、入っているのか…、
何が、誰の子が出てくるのか、わからなくて、怖くて…」
王子はエドウィンを抱きしめたまま、じっと話を聞いている。
「はぁ、うぅん…、いつ、孕んだのか…、もし別れる前に、孕んでたなら…、
実は、お、王子の、子だったら良いのにって、
そんな、夢みたいな願望を、ずっと、考えて、は、あぁんんっ」
「それでカレンダーを見ていたのか」
王子は愛おしそうにエドウィンを見つめる。
「そんな都合の良い願望を持つ醜い俺なんて、王子に相応しくないんです…!」
「そんなこと…!」
そんなことはない、エドウィンのお腹の子は間違いなく王子の子なのだ。
(だけど今は、その事実を納得させるよりも…)
王子は幼い子に言い聞かせるように、ゆっくりとエドウィンに伝えた。
「エディ、君が誰の子を産んだとしても、私は受け入れよう。
どうか君ごと、赤ん坊を愛させておくれ」
「…っ!ほ、本当に…?………王子、嬉しい…、ありがとう…、嬉しいです…」
ボロボロと大粒の涙を流しながら、エドウィンはやっと少しだけ微笑んだ。

24名無しのごんべへ:2021/12/23(木) 12:27:35 ID:tval2xvA0
「さあ、今は身体が辛いだろう。その疼きを私に癒させておくれ」
王子は負担にならないように、ゆっくりとエドウィンの身体をベッドに横たえた。
「うう、王子…、身体が、アソコが熱くて、疼いてたまらないんです…。
こんな、大きなお腹なのに…、なんてみっともない…っ!」
「そんなことはない、欲情している君はとても美しいよ」
「そ、それに、孕ませられたはずなのに、俺は、女の身体で交わるのは初めてで、
……………こわい…」
エドウィンには、王子との初夜であり初体験の記憶がないのだ。
「そうだったね…、良いんだ、思い出さなくても。
処女を扱うように優しく丁寧にするからね、怖くないよ。さあ、私に身も心も委ねて…」
王子はゆっくりと、エドウィンの細い身体を覆うネグリジェを脱がせていった。

25名無しのごんべへ:2021/12/23(木) 13:59:41 ID:kEqnQ/DQ0
「はぁ、すみません..」
「なんで謝るんだい?」
「骨、ばっか、で腹だけ、出てる、気持ち悪い、身体で...んんぅー!?」
エドウィンが申し訳無さそうに言うと王子は優しくエドウィンの唇にキスをする。
「気持ち悪いなんてないよ...
綺麗な愛おしい身体だよ...」
「あぁん!...おうじぃ...!?」

王子はゆっくりと首、鎖骨とキスを上半身から下半身へ落としていく。
「(私とエディの愛おしい子供がここに...)」
もちろん愛おしく感じているお腹にもいくつものキスを落としていく。

26名無しのごんべへ:2021/12/23(木) 19:00:45 ID:MNtjPOKA0
その度に感じるのか、エドウィンの細い腰がビクビクと跳ねた。
「あっ、こんなの、おかし…っ、妊娠、お腹、気持ち良、なんてっ、ひゃぁん」
「おかしくなんかないよ、聖女の加護だ。ほら、ここももうこんなになってる」
エドウィンの立てさせた膝をゆっくり開かせると、
秘裂から溢れ出た愛液が月明かりに照らされキラキラと光っていた。
王子がそこをゆっくりとなぞると、湿った水音がエドウィンの耳にも届いた。
「ひぃん!…ダメです、そこは、あ、赤ちゃんが、出てくるところ…っ」
背中を目一杯仰け反らせながらエドウィンは感じていた。
王子に触れたれただけで達しそうだった。
「ふふ、そうだったね。でも、今は少しだけ私に貸しておくれ。
ほら、私のももうこんなになってるんだ」
王子はエドウィンの手を導き、自分の完全に勃ち上がった男性器を触らせた。
「ひっ、あつい、…大きすぎ、るっ…こんなの、無理ぃ…入れるの…こわい…」
「大丈夫だよ、でも、どうしても無理そうなら、今は止めるけど…?」
王子は暴走しそうになる自分を必死で抑えて、優しくエドウィンに尋ねた。

27名無しのごんべへ:2021/12/23(木) 19:27:50 ID:soKNPkLA0
「あぁん!?ぉうじ...いじわるぅ...ひゃん!?」
腰を揺らして王子の男性器を待っている。
「王子じゃなくて、ゲッツっていってごらん?」
王子は優しくエドウィンいい、王子としてではなく恋人として愛称で呼ぶように言う。
「ひゃん...げっつ、さまぁ...んん、はやくぅ、ください!?」
「よくできました。ただ様もいらないよ。(チュッ)
私の可愛いエディ、怖かったら言うんだよ。」
そういうと濡れた秘部にゆっくり指を入れる。
恐らく聖女の祈りの効果で解さなくても入りそうだが
王子はゆっくりと秘部の中の指を動かしていく。

28名無しのごんべへ:2021/12/24(金) 13:33:12 ID:mXIPH7yo0
思った通り、エドウィンの膣はなんの抵抗もなく王子の指を飲みこんだ。
処女膜もすでに貫通されているので、エドウィンは痛も感じていないようだ。
なんなら、妊娠しているせいか、初めての時よりふっくらと充血しているようでもある。
早く、この暖かな粘膜に包まれたい…。
そう思い、王子の方が我慢が利かなくなってきた。

「エディ、エディ、すぐに私のを入れてあげるからね、大丈夫だからね、怖くないからね」
今すぐ最奥まで突き入れたい衝動を必死におさえる。
妊娠していてお腹が大きいのできっと後ろからの方が楽なのだろうけど、
エドウィンにとっては初体験なので正面から向かい合って挿入したかった。
仰向けの状態ももうすでに辛そうだったので、腰の下に枕を差し入れて角度を調整する。
「愛しい人、目を開けて?誰があなたに愛を与えるのかを、よく見てて」
「んっ…はっぁ、ん、はい…王子…いえ、ゲッツ、………愛してます…っ」
それを合図に王子が腰を進めると、パンパンに張り詰めたペニスの先端を、
濡れそぼって淡く色付いた秘部がゆっくりゆっくり飲み込んでいった。

29名無しのごんべへ:2021/12/24(金) 13:57:15 ID:LLQSlnqM0
「ふあぁん!…げっつの、大きいの、が、あぁん!?」
エドウィンを気遣いつつ奥まで挿入できたみたいだ。
これだけで王子はいってしまいそうになるが我慢をする。
「エディ、私とエディが一つになったよ。わかるかい?」
「あふぅ、ううん、げっつの、大きいのが、僕の、中に、んん…もっと、奥、んぁ…」
エドウィンはもっと奥に欲しく腰をくねくね動かしいている。
私もエドウィンが怖がらないようにゆっくり奥をつくように動かす。

30名無しのごんべへ:2021/12/24(金) 20:32:47 ID:mXIPH7yo0
子宮を突きすぎないように、ゆっくりゆっくり、揺するように腰を動かす。
お腹の子に圧迫された為か以前より膣が短くなっているようで、
猛った王子自身を根元まで全部収められないのがもどかしかった。
「んん…ふぅん、ゲッツの、あつくて…おおきい…の、わたしの中に…
…あ、いや…何か来そう、きそうです…げっつ…っ」
エドウィンは自分を襲う何かが怖いのか、それから逃げようと涙を流し身をよじった。
「良いんだ、エディ…そのまま…身を委ねるんだ…っ」
エドウィンを追い詰めるように、王子は力強く男根をエドウィンの最奥へと押しつけた。
「あっ!来るっ、だめだめっ、きちゃうっ、……んっ、〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!」
エドウィンは声が上がるのが嫌だったのか、咄嗟に自分の手に噛みつき、上り詰めた。
孕んでいるお腹を強調するよう足先まで綺麗に仰け反らせ、
初めての快楽を全身を享受しているようだった。

31名無しのごんべへ:2021/12/24(金) 22:01:21 ID:f.YrXvKA0
「っ!エディ、私も、いきそうだ!」
ゴットフリートも限界が来ている。
「エディ、あいしてるよ...う!」
「あぁん!...ゲッツ、あぁん!
あつぃ!あぁあああああああ!?」
ゴットフリートは抑え切れずエドウィンの中ではてた。
エドウィンは初めての感覚に頭が真っ白になった。

32名無しのごんべへ:2021/12/25(土) 02:03:49 ID:RhiEM.zA0
女神の月光に、汗まみれで絡み合う、美しい男女の姿が照らし出される。
二人の粗い呼吸だけが聞こえていた。

「諦めてください王子」

沈黙を破ったのは、女性の呟きだ。
「…は、何をだい?今、愛を確かめ合ったばかりなのに!?」
横になり天井を見つめたまま、女性は、エドウィンは言葉を続けた。

「はい…、女の身体でこんな愛し合い方を知ってしまったら、きっともう男には戻れないでしょう」
「俺…、いえ、私はもう以前のように騎士団長として王子を守ることは出来ません」

「それでも、私を王子のお側へ置いて頂けませんか?」
「誰の子か分からないお腹の子ごと愛してくださると言うお言葉を、信じたいと思います」
「お願いします、ゲッツ」

女神の加護を受け、ようやく、王子の想いがエドウィンに届いたのだ。

33名無しのごんべへ:2021/12/25(土) 06:28:15 ID:QXqyBnA60
「あぁ。これからは私がエディも産まれてくる子も守るし愛するからね。」

王子はエドウィンにキスを落とした。
エドウィンは久々に身体を動かしたり、精神面でも疲れ果ててたせいか話すとすぐに寝息を立てていた。
これでまた王子がいなければ夢と思われると思い、エドウィンを抱きしめて気づいたら王子も眠っていた。

「あらあら。」
翌朝、いつものようにエドウィンを心配した公爵夫人は王子がエドウィンの横でぐっすり寝ていることに気づいた。

34名無しのごんべへ:2021/12/25(土) 07:40:23 ID:RhiEM.zA0
「諦めてください王子」

「嫌だ!絶対に諦めない!」

あれから、エドウィンは少しずつ生きる気力を取り戻し、屋敷の中だが出歩くようになった。
出産の為に少しでも体力を付ける必要があのだ。
今は、公務の合間を縫って公爵家に訪れた王子と共に、バルコニーで日光浴とティータイムだ。
「この国では出産は女の仕事だというのはご存じでしょう」
「知っている!だが私は、絶対に、エディの出産に立ち会いたいんだ!」
「諦めてください王子」

この国での出産は、身分に関係なく女のみで行われる。
家族や親しい親戚、使用人が立ち会い手助けする。
貴族階級は医師が関わることもあるが、扉の外で待機し何かあった時だけ介入するのだ。
初潮を迎えた頃から出産に参加し、少しずつ経験を積んでいく。
男性は出産から徹底的に遠ざけられているので全く知識がなく、エドウィンも今、急ピッチで勉強を進めているのだ。
何しろ出産は間近で、時間がない。
ちなみに出産は、エドウィンが落ち着く自分の部屋のベッドで行い、公爵夫人と乳母だけが立ち会う事になっている。

「エディ、君の一番近くで支えたいんだよ」
「十分、支えて貰ってますよ、ゲッツ」

35名無しのごんべへ:2021/12/25(土) 10:06:01 ID:QXqyBnA60
「寧ろ出産は女性しか立ち入れないってことがおかしいのだ。
二人で子供は作ったわけだし。
私だってエディと私の子を一緒に迎えたいんだ。」

未だに体全体特に腰も細く、なおかつ未だに体力がかなり落ちてるため、医者には難産になるだろうと言われているため、心配でたまらない王子だった。
本来医者も同席してもいいくらいだと言われているが、エドウィンがそこも頑固だった。

「もうー昼間っから何言ってるんですか!」
エドウィンは昨日もやったのを思い出し顔が真っ赤になる。

36名無しのごんべへ:2021/12/25(土) 14:47:11 ID:waeEsd6c0
そう、昨夜も激しく愛し合った。
だからこそ、立ち会って欲しくないのである。

それは意図的ではあるが、この国の男は出産について知識も免疫もなさ過ぎる。
もちろん、エドウィンだってそうだったのだ。
出産はそれなりに大変そうではあるが、自分は今は少々弱っているとは言え元騎士団長、
その時が来れば、一時間もあれば済ませられるだろうと思っていた。
だが今回初めて学んでみると、その考えがいかに浅はかだったことかと思い知る。
その前兆から分娩終了までの複雑で壮絶なプロセス。
刻々と進行する状況を冷静に受け止め対応しなければ、身体を痛めるどころか命に関わる。
そしてそれが初めてであれば、一日がかりだという。

エドウィンは出産に立ち会ったことはないので、絵師が描いた記録絵図を見せられた。
児頭が女性器から娩出している精巧な絵図はエドウィンの理解の限界を超えており、
エドウィンはその場で卒倒した。
自分は騎士団長として戦もしていたのだから血は見慣れている。
そう思っていたが、多量の出血と共に排出された胎盤の緻密な絵図を見て、
エドウィンはもう一度卒倒した。

とにかく、近い将来、自分の股から人間が出てくるというとんでも無いことがおこるのである。
未知の事に対する不安はあり、一緒に子を迎えたいという希望もある。
でも、痛みに苦しみのたうち回り、さまざまな体液に汚れながら出産はする姿は見てほしくない。
児頭が発露し、あり得ないほど広がった女性器を見て欲しくない。
王子なら、自分の男性器を挿入した膣から出てきた血まみれの赤ん坊でも、勿論愛してくださるだろう。
でも、産湯を使いお包みに包まれた美しい赤ん坊を王子に見て欲しい。

これは、エドウィンの気持ちの問題なのである。

37名無しのごんべへ:2021/12/25(土) 15:12:32 ID:QXqyBnA60
ただ王子としては今までつらい思いをさせてきたエドウィンのそばに居て支えて二人のわが子を迎えたいと考えていた。

ただ頑固なエドウィンに今は何を言ってもと感じ、
王子は出産時部屋に入れてもらえるように公爵夫人に頼み込んでいた。

公爵夫人としてもエドウィンの出産は、長引くだろうと医者にも言われているため、王子に支えられたほうがいいと考えていたため了承してくれていた。

エドウィンの子はエドウィンが痩せ細っていたときにもたくましく成長していたようで同じヶ月の子よりも大きいと言われている。

38名無しのごんべへ:2021/12/25(土) 16:36:44 ID:waeEsd6c0
元々王子もエドウィンも上背があり体格が良いのだ。
その二人の子供なのだから大きく育つのは当然の結果だった。
エドウィンは父親のことは抜きにしても、自分のお腹にいる子供が標準より大き目なのは理解しているようだった。

「体調はどうだい、エディ」
王子がその荷物を持って公爵家に来たのは、エドウィンが9ヶ月になってすぐの頃だった。
「お腹は重いですが、悪くはないですよ、ゲッツ」
エドウィンは自分のお腹を下から両手で支えながら、ゆっくりと立ち上がった。
「本当に2日前より大きくなってるじゃないか!服の上からでもはっきりわかる」
「そうなんです、毎日大きくなって…、もうとっくに足元は見えないし、一人では靴も履けません」
「これは予想外だった…。サイズが合うだろうか」
「え、何です?」
「今日はエディにプレゼントを持ってきたんだ。ぜひ受け取っておくれ」

王子が差し出した大きな箱には真白い布がたっぷり詰め込まれており、
それはエディのスレンダーな長身を際立たせる美しいマーメイドラインのウェディングドレスだった。

「ゲッツ、これは…」
「本格的な式と披露宴は出産後にするとしても、どうしても子供が生まれる前に神様の前で誓いたいんだ」
「私の永遠の妻はエドウィン=エヴァルトだとね」

39名無しのごんべへ:2021/12/25(土) 16:46:10 ID:QXqyBnA60
「...ほんとに僕でいいんですか?」
「あぁ。私には君しかいないんだよ、愛しいエディ。」
王子はエドウィンを優しく抱きしめて言う。
エドウィンもそれに答えるように王子の背中に手を回した。
「明後日、私の両親エディ両親含めて教会で誓うからね。支度は手伝おうか?そのお腹じゃ大変だろ?」

「大丈夫です。
従者に手伝ってもらいます。
完璧になった姿で見てもらいたいので。」
エディは少し恥ずかしそう王子を見つめると王子は我慢ができずエディに熱いキスを落としゆっくりベットに寝かせる。
エディも満更ではなく体が火照ってく感じがわかる。

40名無しのごんべへ:2021/12/26(日) 00:34:33 ID:JSF9k/Yo0
「は…、んん…、あ、ゲッツ、仰向けは、腰が…無理、だから、横で…」
「ああ、そうだった、こんなにお腹が大きかったら苦しいよね…」
二人口付けを続けながらベッドに横たわった。
胸を肌蹴けさせ愛撫する。
そこは片手に収まる、少女のような慎ましい大きさながらも以前より張りを増していた。
エトヴィンは産後授乳をする為に、乳母に教わりながらそこをマッサージして手入れをしているのだ。
「あぁん、ゲッツ、胸は、いや…ッ」
「ふふ、そうは言ってもこんなに感じてい」
「いえ、そこを刺激されるとお腹が張ってきついので…、出来ればやめて…」
割と本気の拒絶だった。
「あっ、ああ、すまない。…ええと、では、ここはどう、かな?」
王子はわずかに戸惑い手を彷徨わせ、様子を伺いながらエトヴィンの股座に手を差し込んだ。
「…ひっ、ひゃぁん!あ、あ、あぁんんッ!」
ほんの少し指を差し込んだだけで、思いがけず大きな反応が上がった。
エトヴィンのそこはさして愛撫もしていないのに、すでにシーツに染みそうなほどびしょ濡れになっていた。
出産が近づき分泌物が増え、少しの刺激にも敏感になっていたのだ。
「あああっ、だめ、ダメ、奥はだめ!…ゲッツ、入り口だけ…挿れて…」
奥の方は本当に駄目そうだった。
「わ、分かった。じ、じゃあ、ちょっとだけ挿れて、気持ちよくなろうな。ちょっとな」
出産に向けて刻一刻と変化していくエトヴィンの身体に、今はむしろ王子の方が戸惑い気味だった。
「ん…ゲッツ…、後で、手伝いますから…手で、ふぅん…」
無事に子供を産む為自分の身体に向き合い始めたエトヴィンは肝が据わり、本来の自分を取り戻しつつあった。

41名無しのごんべへ:2021/12/26(日) 00:50:23 ID:IQsdZaQY0
「ゆっくり挿れるから、無理そうなら言ってね。」
王子はエドウィンの反応を見ながらゆっくり先っぽだけ挿れてみる。
「あぅ、もうちょっと、大丈夫ぅ...。」
「どう?」
「あぁん、いい、気持ちいい...」
王子の半分も挿れれなかったが今のエドウィンには限界のようだった。
「ちょっと動いてみるけど何かあったらすぐに言うんだよ?」
王子は頷くエドウィンを見てゆっくり腰を動かした。

42名無しのごんべへ:2021/12/26(日) 22:12:23 ID:WlHNAz1k0
「あっ、うぅん…良い、気持ちいい…、ゲッツ…そこ…それ、もっとシテ…続けてください…」
「こ、ここだね…、良いよ、エディ、もっと感じて、…フー、フーっ」
王子は細心の注意を払いながら、エトヴィンの良いところを攻め続けた。
自分自身への刺激は中途半端なまま、激しく突っ込みたい衝動を抑え込み腰を使い続けて王子はもう汗だくだった。

「あ、あ、来そうです…来る…、…ん、いきそう…イク…、…ぅん、ん、ん…………ッ」
緩やかに揺さぶられ続け、長い長い時間かけてようやくエトヴィンは絶頂に達した。
切なげに眉を寄せ、甘い快楽の余韻に浸っている。
「…ふーっ、ふーっ、エディ、すまないっ」
一方で王子はもう限界だった。
王子はエディの膣に埋めていた男根を抜くと自分の手で強く扱いた。
それはろくな刺激を与えられず長いことガチガチのまま放置状態だったのだ。

ようやく射精を許され飛び出した精子は、エトヴィンのパンパンに張ったお腹へとたっぷり降り注がれた。

43名無しのごんべへ:2021/12/26(日) 22:40:59 ID:IQsdZaQY0
「はぁはぁ、ゲッツ、満足、できました?
自分だけ、満足して、すみません。」
「大丈夫。私も気持ちよかったよ?」
王子はエドウィンにキスを落とすと乾く前に自分の出したもの拭いていた。
「でも...上手くできるかわかんないですけど...」
そういうとエドウィンは王子のイチモツを優しく握り優しく扱い始めた。
王子は初々しいエドウィンの扱いにまたイチモツが元気になったのを感じた。

44名無しのごんべへ:2021/12/27(月) 01:58:37 ID:LSdZhmbk0
「ふうっ、良いよ、エディ、続けて…」
エトヴィンの指に翻弄され、王子のペニスはあっという間に完全に勃ちあがった。
続けていくうちに、最初は初々しく戸惑いがちだったエドウィンの動きに迷いがなくなって来た。
よく考えれば、女の身体で蘇るまでは立派な男性だったのだ。
エトヴィンは自分のモノをそれなりに弄ったことはあるし、もちろん女性との性交の経験もある。
他人のモノを弄るのは初めてだが、勝手はわかっている。

エトヴィン起き上がり王子の横に寄り添うに座り、左手で王子の肩を抱き、右手でペニスを握りしめた。
「ゲッツのこんなに硬くて大きいのが私の膣に入ってたなんて信じられない…さあ、イッて下さい」
エトヴィンはリズミカルに巧みに、王子のモノを扱き始めた。

45名無しのごんべへ:2021/12/27(月) 02:32:39 ID:ZgJBtscQ0
「ふぅ、あぁ、で、でる。」
王子は我慢することなく、放射線を描く用に射精し、
対面で座っていたエドウィンのお腹に果てた。
「王子どうでした?」
エドウィンはイタズラっ子な目をして王子に話しかけたいる。
「はぁ、はぁ。
よかったよ。ありがとう。」
王子は息を整えながらもエドウィンにキスを落とした。

46名無しのごんべへ:2021/12/27(月) 05:57:31 ID:LSdZhmbk0
そうして裸の身体をゆっくり抱きしめて、王子はふと気がついた。
「エディ、どうしたんだ、お腹がカチカチじゃないか!さっきまでふわふわと弾力があったのに…。
ま、まさか私が精液をぶっ掛けたから!?」
「ふふ、違いますよ。動きすぎたり、その、感じたりするとお腹が張って、こうなるんです」
エトヴィンは精液まみれのお腹をさすりながら答えた。
「これが『お腹が張る』と言う事か…、やっと理解出来たよ。
かわいそうに、こんなにお腹が硬くなっては辛いだろう」
「これくらいなら、少し休めば大丈夫ですよ。それより流石に全身体液まみれでベタベタなので…、身体を洗うのを手伝って下さい」
「もちろんだよ、エディ」
王子はもう一度エトヴィンにキスを落とした。

それから二人で入浴したあとエトヴィンは少し休み、王子と夕食を共にして、その夜はそのままそれで別れた。
次に会うのは、明後日、二人と家族だけの挙式の朝だ。

47名無しのごんべへ:2021/12/27(月) 06:38:27 ID:ZgJBtscQ0
「ほほほ。さすがの王子緊張しておるのですか?」
「あぁ。待ちに待った日だからね。」
王子は教会の十字架の前で司祭と会話をしていた。
ここは王城内にある教会の本土だ。
王子の方は婚儀の礼服に身を包み、花嫁をまだかまだかとそわそわ
して待っていた。

「(ドレスを着たエディを想像しただけでニヤけるな。)」
そして花嫁の準備もできたと報告が上がりいよいよ式が始まるようだ。
王子は一層緊張した表情になり、陛下たちはそれを微笑ましく
見守っていた。

48名無しのごんべへ:2021/12/28(火) 04:58:55 ID:0Z1gbvYs0
勿体ぶるように教会の扉が開かれると、そこには王子が贈ったウエディングドレスに身を包んだエトヴィンがいた。
黒髪を結い上げ、公爵夫人から譲り受けた白いベールを被り、弟が摘んだという可愛らしいブーケを持っている。
身体に沿ったドレスは、細い腰に支えられ見事な曲線を描きながら前へと突き出すように大きくなった腹部の美しいラインを強調していた。
きっと芸術の神でさえ、こんなに美しいものを創り出すことは出来ないだろう。
王子はニヤけるどころではなく、その存在に圧倒されポカンと口を開けて見つめることしか出来ない。

エトヴィンが父である公爵と腕を組み、エスコートされながら王子の元へと歩き出す。
また大きくなったように見えるお腹を支え庇いながら、それまでの人生を噛み締めるように、一歩、一歩、ゆっくりと。
約1年前までは騎士団長だった男が、今は妊娠9ヶ月のお腹を抱えてバージンロードを歩いている。
魔術に頼り世界の摂理を捻じ曲げてでもエトヴィンの命を死神から取り戻したのは、決して間違いではなかった。
王子は自分の身体喜びに打ち震えるのを、止める事が出来なかった。

やがて王子が待つ祭壇の前に、エトヴィンは辿り着いた。
「ゴットフリート王子、息子…、いえ、娘をどうかよろしくお願いします」
「勿論だとも、アルペンハイム公爵、いや、お義父上」

新婦父から花婿へと、美しい花嫁が託された。

49名無しのごんべへ:2021/12/28(火) 09:23:20 ID:ntlRaxYE0
侯爵が席に着くと誓いの儀が始まる。
「ゴットフリート エヴァルト王子、あなたはエドウィン アルペンハイムを妻とし
嬉しいときはともに喜び 悲しいときは寄り添い、
生涯国の発展と共にアルペンハイムを愛すること支えることを誓いますか」
「誓います。」
王子は教会のシンボルに誓うとエドウィンの方を向き微笑んだ。
「エドウィン アルペンハイム、あなたはゴットフリート エヴァルトを夫とし
病めるときも健やかなるときもゴットフリート エヴァルトを支え
愛することを誓いますか」
「誓います。」
エドウィンも教会のシンボルに誓うとウエディングベールからでも
わかる幸せそうな笑みで王子に微笑んだ。
「2人はこれより夫婦と証明される!」
司祭の言葉に2人に拍手が送られる。
そして王子は緊張してるままベールをあげるとエドウィンの
背中手を回し唇に優しいキスを落とした。

そして無事に式は終わった。
基本生活は出産が終わるまではエドウィンが公爵家で過ごすため王子は通うことに
なっているが、初夜は王子の部屋に行くのが王家の習わしのためエドウィンも王子の部屋で
一夜を過ごすことになった。

50名無しのごんべへ:2021/12/30(木) 23:42:04 ID:XZI/A83k0
「エディ、疲れてないかい?」
王子は部屋に戻ってきてエドウィンが無理したり疲れていないか心配そうに聞いた。
「んー大丈夫ですよ。
そういえば騎士団長のときはよく警備で来てましたけどまさかここで眠ることになるとは思ってもいませんでした。」
エドウィンはベットに腰掛けて天幕を見ていた。
「ふふ。子が産まれてエディの体調が戻ればこれから毎日見える景色だよ。」
王子はエドウィンに水を渡して自身も隣の座った。

51名無しのごんべへ:2021/12/31(金) 01:25:40 ID:JGzQ.DK20
エトヴィンゆっくりと王子にもたれかかった。
「ねえ、王子、このまま聞いてください」
「なんだい?エディ」

「私はあの時、絶望していました」
「剣を振るう事も出来ない弱い女の姿で蘇ったと知ったときです」
「騎士団長として王子を守ることが出来ないくらいなら、あのまま死んでいた方がよかったと」

「そんな!エディ!」
「しっ、王子、聞いてください」
王子は思わずエトヴィンに向き直るが、エトヴィンは王子を制して話を続けた。

「でも今日、私はあなたの妻となった」
「あなたのお陰で私はお腹の子を愛おしいと思うことが出来る様になりました」
「本当にあなたの子だったら良いけど、分からない…」
「もしこの子を無事に出産出来たら、次は確実にあなたの子を産みます」
「その次も、次も、沢山産みます」
「もう一緒に戦場を駆ける事は出来ませんが、貴方の妻として貴方の隣で、生涯王子をお守りします」
「我が王、我が夫、ゴットフリート=エヴァルトに誓って」

それはエトヴィンからの、心からの愛の言葉だった。

「ああ、エディ…。私はずっと君の事を守っているつもりだったが、守られていたのは私の方だったんだな…」
王子はゆっくりとエトヴィンを抱きしめた。
そんな事でしかエトヴィンの愛に応えられないのが、もどかしかった。

エトヴィンは少し恥じらいながら、自ら薄いシルクの寝巻きを肌けた。
小さいながら張りのある乳房が露わになる。

「今日は初夜です。今夜だけは貴方の好きに抱いてください、ゲッツ」

52名無しのごんべへ:2021/12/31(金) 01:57:03 ID:jPfqkrMA0
「疲れてるだろう?
休んだほうがいいのではないかい?」
明日は帰る前に王子の母王妃とお茶会もあるため王子は心配そうに聞く。
「今日は調子もいいですし、私も久しぶりにいっぱいゲッツを感じたいんです。」
上目遣いで誘う愛しいエドウィンに王子のイチモツは反応せざるをえなかった。
言い伝えでは聖女の祈りで妊娠した場合パートナーとのセックスでは早産や流産の危険はないと言われている。
「何かあればすぐに言うんだよ。」
王子自身も久しぶりにたっぷりエドウィンが堪能できるとゆっくりエドウィンを味わい始めた。

53名無しのごんべへ:2022/05/29(日) 01:40:49 ID:nHTnsWAU0
「ひゃん!!」
「この胸ももうすぐ我が子に貸さねばならないんだな。」
王子は小ぶりの胸にある乳首を舐め始め、エドウィンは喘ぎ声を上げる。
「ふふっ。私の可愛いエディ。もっと声を聞かせてくれ。
今日はママを私に貸しておくれ。」
王子はエドウィンのお腹にキスをしつつお腹の子に声をかけている。
そんな様子にエドウィンは愛しさを覚えている。

54名無しのごんべへ:2022/07/19(火) 03:01:13 ID:6wmF5jEA0
「痛かったり、怖かったら言うんだよ?」
そう言うと王子はエドウィンの中に指をゆっくりと入れていく。
「あぁん!?」
エドウィンは指が一本入っただけで反応して腰を揺らしている。
そしてエドウィンの様子をみつつ指を2本3本と増やしていく。
「エディ、大丈夫かい?」
「ふぅん、んんぅ、だいじょうぶです」
エドウィンは甘い声で王子を誘う。

55名無しのごんべへ:2023/04/13(木) 02:02:07 ID:JIDK42Hs0
「もっと…、もっと触って…、もっと、愛して下さい…、あ、あぁあんっ」
エディは身をくねらせて、全身で王子の愛撫を感じていた。
「ああ、エディ、今夜の君は一際可愛らしい。…そうだ、こんなのはどうだい?」
そういうと王子はエディの腰を持ち上げると、蜜を垂らす割れ目へ口付け、しゃぶりついた。
「はぁああん!? だ、ダメですそんなところ…、汚な…、ああっ、ひゃぁあん!」
「汚くなんてない、ピンク色でとても美しいよ。 気持ちいいのだろう? こんなにも蜜が溢れてくる」
王子はエディにその音を聞かせるように、激しく蜜を啜り、ヒダを舐めしゃぶった。
「あああーーーっ、ダメっ、恥ずかしっ、…いやっ、気持ちい…っ、もっとぉ…っ」
エディは大きなお腹の向こうにある王子の頭を両手で押さえつけ、快楽を享受し激しく乱れた。
「もっともっと感じておくれ。…ああ、ここを通って私の子が産まれてくるなんて、なんて楽しみなんだ…」
王子は舌を長く伸ばして、膣の奥までも犯した。
そして指先で陰核を刺激した時。
「ああ! ? だめぇ! 来る…っ、来る、来ちゃうぅう、………イクぅう〜〜〜〜〜〜っっ!!」
エディの腰が美しく反り硬直したかと思うと股間から激しく液体が吹き上がり、全て王子に降りかかった。
エディは初めて、潮を吹きながら達したのだった。

56名無しのごんべへ:2023/04/13(木) 03:11:15 ID:MmlI94iA0
「はぁ…はぁ…ゲッツ、すみません…」
エディは王子にかけてしまい、もうしわけなさそうに慌てる。
「エディが気持ち良くなってくれた証拠だから別に気にしないよ」
「あ、汚いですよ!」
かけてしまった液体をぺろっと舐めた王子に慌ててシーツを渡す。
「エディのものなら何でも美味しいよ」
そういうと王子はエディの顎をもち、深いキスを落とした。
「んぅ…あぁむ…んん」
エディもそれを受け入れてて応えている。
「ほんとに可愛い私のエディ…」
王子は欲情して目が潤んでいるエディを愛しそうに見つめた。

57熊猫:2023/10/30(月) 19:53:09 ID:gdutWGvY0
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当掲示板管理者の熊猫です。
直近書き込みである「2023/04/13」から約6ヶ月が経過しておりますが、
その後の投稿がない状態が続いております。
一週間後の11/06 24:00まで待ちます。
それまでに投稿がないようでしたら、「落ちた」ということで、過去スレに移動させていただきます。
(3行以上のストーリー的に何か進展があるような投稿のみとし、それに当たらない投稿はノーカンとします)

各位よろしくお願いします。

 くまねこ
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58名無しのごんべへ:2023/11/04(土) 07:40:48 ID:u7bVpGHc0
その日はいつにも増して熱い熱い夜であった。

それから月日はたち、漸くいつ産まれてもおかしくない日にちとなった。
エディのお腹はさらに成長し、まるで双子であるかのような大きさをしていた。
最近は何もしてなくてもお腹も苦しく、歩くだけですぐに息が上がりお腹が張るようになった。
しかし、医師からはまだ胎児は上の方に留まっているらしく出産までは暫く時間がかかるとのことである。

59名無しのごんべへ:2023/11/04(土) 12:15:27 ID:DHzhB8tQ0
「ふぅー、はぁー、ちょっと休憩」
エディは出産前の体力作りで1日一回は、庭に出るようにしているが、
玄関を出てすぐにあるテラスに行く時でさえも息が上がってしまう。
一旦ここで休憩し、温室まで歩いて行き、本を読むのが日課となっていた。
エディの両親はもちろんゴッドフリートが心配して護衛と専属メイドを必ずつけている。
屋敷の中は安全ではあるが、動けなくなった場合、運ぶためも兼ねているため、
女性の護衛がついていた。
温室にはリクライニング付きのふわふわな椅子が置いてあり、
エディが昼寝をしたり読書できるようないスペースが作られていた。

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61名無しのごんべへ:2024/05/07(火) 10:28:58 ID:V64uo9oY0
そしていつものように温室にたどり着いた。
「今日はここで読書の続きをするか」
エディはお気に入りのソファの上に座り足を伸ばす。
「エディ様、お飲み物です」
メイドはエディが快適になるようにと足元にクッションを置き、
すぐ隣の机に飲み物とお菓子を置く。
エディのいつもの読書スタイルになった。

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64熊猫:2025/02/17(月) 11:49:45 ID:eAgUbYIg0
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当掲示板管理者の熊猫です。
直近書き込みである「2024/05/07」から約9ヶ月が経過しておりますが、
その後の投稿がない状態が続いております。
一週間後の02/24 24:00まで待ちます。
それまでに投稿がないようでしたら、「落ちた」ということで、過去スレに移動させていただきます。
(3行以上のストーリー的に何か進展があるような投稿のみとし、それに当たらない投稿はノーカンとします)

各位よろしくお願いします。

 くまねこ
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65名無しのごんべへ:2025/02/24(月) 19:44:58 ID:SZbMjvO20
早速本を開き、栞を挟んだページから読み始めていく。
ちなみに読んでいるのはこの国の歴史書だ。
戦の記述もあり多少血生臭く胎教には良くなさそうだが、政治の面で王子の手助けになりたいと思い、じっくりと読み進めているのだ。

ところが、今日はどうにも目が滑る。
本を開いてみたものの、最初の3行を行ったり来たりしている。
天気は良く体調も悪くないのに、どうにも気持ちが落ち着かず集中出来ないのだ。
「………ふぅ…」
エトヴィンはとうとう本を閉じて、億劫そう目を閉じた。

「エトヴィンさま、どうされました? どこか体調でも? 痛みがありますか…?」
その様子に気づいたメイドがすかさず駆け寄り声をかける。
「いいえ、大丈夫です。…特に痛みはないれれど、何だか酷くソワソワして落ち着かなくて」
正確に言えばお腹は張り続け腰も痛むが、特にいつもと違う様子はない。
「そうですか…。ですがいよいよ出産が始まる前兆かもしれませんね。お屋敷に戻り、医師に診てもらってはいかがでしょう」
「えっ、出産…。も、もう産まれると言うこと…?」
産月に入りいつ産まれてもおかしくないとは言え、何となく出産はまだ先だと思っていた。
それが、急に現実味を帯びてくる。
「え、え、ど、どうしよう。私は、どうしたら…」
「大丈夫です、落ち着いて。 まずは屋敷に戻りましょう。 足元にお気をつけて」
エトヴィンはメイドの手を取りゆっくり立ち上がった。
そしてその時初めて、自分の腹がずいぶん下がっている事に気が付いた。


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