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諦めてください王子!

51名無しのごんべへ:2021/12/31(金) 01:25:40 ID:JGzQ.DK20
エトヴィンゆっくりと王子にもたれかかった。
「ねえ、王子、このまま聞いてください」
「なんだい?エディ」

「私はあの時、絶望していました」
「剣を振るう事も出来ない弱い女の姿で蘇ったと知ったときです」
「騎士団長として王子を守ることが出来ないくらいなら、あのまま死んでいた方がよかったと」

「そんな!エディ!」
「しっ、王子、聞いてください」
王子は思わずエトヴィンに向き直るが、エトヴィンは王子を制して話を続けた。

「でも今日、私はあなたの妻となった」
「あなたのお陰で私はお腹の子を愛おしいと思うことが出来る様になりました」
「本当にあなたの子だったら良いけど、分からない…」
「もしこの子を無事に出産出来たら、次は確実にあなたの子を産みます」
「その次も、次も、沢山産みます」
「もう一緒に戦場を駆ける事は出来ませんが、貴方の妻として貴方の隣で、生涯王子をお守りします」
「我が王、我が夫、ゴットフリート=エヴァルトに誓って」

それはエトヴィンからの、心からの愛の言葉だった。

「ああ、エディ…。私はずっと君の事を守っているつもりだったが、守られていたのは私の方だったんだな…」
王子はゆっくりとエトヴィンを抱きしめた。
そんな事でしかエトヴィンの愛に応えられないのが、もどかしかった。

エトヴィンは少し恥じらいながら、自ら薄いシルクの寝巻きを肌けた。
小さいながら張りのある乳房が露わになる。

「今日は初夜です。今夜だけは貴方の好きに抱いてください、ゲッツ」


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