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かやわら

1名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/02(日) 07:12:31

 「……いいのかい嬢ちゃん?
俺が一度でも刃を向けちまったら“最後”。」
 「―――死合う『覚悟』あるのかい?」

 「っと、不粋……だったようだな。」

 やれやれ、と。濁った瞳で見据えれば、三叉の槍を天に翳して緩急付けず、演舞の様に槍を振り回し矛先を○に向ける。爪先を数回踏み鳴らせば、身を屈めーーー地を蹴る。

 暫し砂煙が充満し、視界を遮れば刹那“音も無く”消失していた。

 「停滞すれば心の蔵を穿く。退けば頭蓋を射貫く。―――『残るは屍』。」
 「―――“線”では無く“点”で観測しな。」

 突如として顕現する疾風の如く焼き焦げた地の跡と。怒涛の地鳴らしの騒音。○の周囲を『高速』で目にも止まらぬ速さで円を旋回し、砂煙を巻き起こす。

―――嗅覚は硝煙で掻き消し。
 ―――視角は砂煙で掻き乱し。
  ―――聴覚は地響で掻き殺し。
 
 “狙うは、宣言通り『心臓』”…では無く『左脚』。砂煙から覗く、紅き視線が○を捉え、余裕綽々とした笑みで抉る様な投擲で三叉槍を放る。

2名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/08(土) 09:36:19
 「はぁー!?戦う?俺様と?本気でかよ!そりゃ、……お前は燃やされるだけだからいいだろうけど」
 「見逃してやるから帰れって
…やるの?マジで?」



 「マジ…?」

3名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/08(土) 11:15:22

 傘も開かず、水浸しの靴で街を彷徨する。
どんよりした曇り空、雨粒は身体と精神を鎮め癒しを求める。 天気予報は気紛れに人を騙す。

 「……やれやれ、水も滴るいい男。ってのは」

4名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/09(日) 19:56:26

 「 ……ホントクールだねぇ。俺様の苦手なタイプだよ。……ちょっと前まではね」

5名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/10(月) 19:50:00

 「貴女にその美しさに身を焦がれ、酔いしれる憐れな子羊。
どうか、貴女の細長い白い手にキスをする権利を……。」

6名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/10(月) 19:50:53
 「言葉を噛み砕いて、柔らかく説明すると。まぁ、…そうかも……。」

7名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/17(月) 10:30:19
こっちを見ろ。目を閉じろ。武器を構えろ――――俺様に意識を集中させろ。

道中飽きないような小粋なトークを挟んで

8名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/17(月) 10:34:10
―――〝美しいモノ〟が好きだった。
“宝石”や“花”や勿論、女の人も許容範囲だ。ただ、どれも外面ばかりで中身が美しくなかった。
ただ清村季はだけは心が美しっかた。俺はそれに惚れ惹かれた。彼の理想は子供の様で、御伽噺の様で。純粋だった。

9名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/18(火) 00:06:31
───子供の頃から〝美しいモノ〟が好きだった。


 それは宝石や食物、植物。―――勿論“女性”も“男性”も美しければ許容範囲だ。
ただ、どれも外面ばかりで中身が『美しく』なかった。 一度、手にしてしまえば直ぐに壊れて。綻びて。砕けて。歪んで。裂いて。狂って。


───そして〝清村渡季也〟という存在に出会った。


だけ


。彼の理想は子供の様で、御伽噺の様で。純粋だった。俺はそれに惚れ惹かれたは心が美しかった。

10名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/06/20(木) 19:36:51
───子供の頃から〝美しいモノ〟が好きだった。


 それは宝石や食物、感情。―――勿論“女性”も“男性”も美しければ許容範囲だ。ただ、どれも外面(そとづら)ばかりで 中身が『美しく』なかった。 そんなんだから、周りから 白い目で見られ、〝関わっちゃイケナイ子だ〟―――曖昧に線引きされた。

 


───そして〝清村渡季也〟という存在に出会った。
付き合う内に彼の理想は子供の『御伽噺』の様で。純粋だった。俺はそれに惚れ惹かれたは心が美しかった。

11名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/07(日) 04:46:46

昨日は珍しく────夢を、見た。


───“それ”は昔の話だ。〝清村渡季也〟という存在に出会った日の夢だ。
彼の口から語る理想は『御伽噺』の様で純粋だった。
俺はそれに聴き惚れていた。―――正確に言えば、俺を必要としてくれてるのが嬉しかった。最初は〝正しい〟だけの“理想”が眩しくて羨ましかった。 ───だから、渡季也の夢の世界を実現するまで傍に仕えたいと思えた。


 その使命を果たす事が、由緒正しい鏑木家の唯一の“落ち毀れ”である自分が出来る役目。或いは、だと思っていた。


―――初めて人を好きになれそうな気がしたんだ。

―――好きでいたかったんだ。


 切っ掛けは些細な事だった。
『方舟』の話を聞いた時、耳を疑った。聞かなきゃ良かったと思ったと後悔すらしている節もある。―――正直、“着いていけない”と思った。
 
 御伽噺の様な理想は、次第に手を必死に伸ばしても届かない所へ、
 自分は”常に“最善”を考えて渡季也の為に動いているつもりだった。……つもりだったんだけどなぁ…。



 俺は渡季也の期待を裏切らない様に。―――いつから、“横”じゃなくて“背中を追い掛けていたんだろなぁ…。


 彼奴は超人を同士と語るが、もし俺が超人じゃなければあいつは俺のことをどう思うのだろう。




――――――――
―――――
――


───泡沫の夢が、醒めた。

12名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/07(日) 04:47:54

昨日は珍しく────夢を、見た。


───“それ”は昔の話だ。〝清村渡季也〟という存在に出会った日の夢だ。
彼の口から語る理想は『御伽噺』の様で純粋だった。
俺はそれに聴き惚れていた。―――正確に言えば、俺を必要としてくれてるのが嬉しかった。だから、渡季也の夢の世界を実現するまで傍に仕えたいと思えた。


 その使命を果たす事が、由緒正しい鏑木家の唯一の“落ち毀れ”である自分が出来る役目。或いは、だと思っていた。


―――初めて人を好きになれそうな気がしたんだ。

―――好きでいたかったんだ。


 切っ掛けは些細な事だった。
『方舟』の話を聞いた時、耳を疑った。聞かなきゃ良かったと思ったと後悔すらしている節もある。―――正直、“着いていけない”と思った。
 
 御伽噺の様な理想は、次第に手を必死に伸ばしても届かない所へ、
 自分は”常に“最善”を考えて渡季也の為に動いているつもりだった。……つもりだったんだけどなぁ…。



 俺は渡季也の期待を裏切らない様に。―――いつから、“横”じゃなくて“背中を追い掛けていたんだろなぁ…。


 彼奴は超人を同士と語るが、もし俺が超人じゃなければあいつは俺のことをどう思うのだろう。




――――――――
―――――
――


───泡沫の夢が、醒めた。

13名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/07(日) 05:20:16

昨日は珍しく────夢を、見た。


───“それ”は昔の話だ。〝清村渡季也〟という存在に出会った日の夢だ。
由緒正しい鏑木家の中でも“秀才”と呼ばれた存在である自分とは正反対の、彼の口から語る理想は『御伽噺』の様で純粋だった。
俺はそれに聴き惚れていた。


最初は〝正しい〟だけの“理想”が眩しくて羨ましかった。 ───今思えば


 その使命を果たす事が、。或いは、だと思っていた。


―――初めて人を好きになれそうな気がしたんだ。

―――好きでいたかったんだ。


 切っ掛けは些細な事だった。
『方舟』の話を聞いた時、耳を疑った。聞かなきゃ良かったと思ったと後悔すらしている節もある。―――正直、“着いていけない”と思った。
 
 御伽噺の様な理想は、次第に手を必死に伸ばしても届かない所へ、
 自分は”常に“最善”を考えて渡季也の為に動いているつもりだった。……つもりだったんだけどなぁ…。



 俺は渡季也の期待を裏切らない様に。―――いつから、“横”じゃなくて“背中を追い掛けていたんだろなぁ…。


 彼奴は超人を同士と語るが、もし俺が超人じゃなければあいつは俺のことをどう思うのだろう。




――――――――
―――――
――


───泡沫の夢が、醒めた。

14名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/07(日) 07:26:51

昨日は珍しく────夢を、見た。


───“それ”は昔の話だ。〝清村渡季也〟という存在に出会った日の夢だ。

 自分とは鏡写しの様な正反対な性格の 彼の口から語る理想は『御伽噺』の様で純粋で滑稽だった。ホントは、“刺激”が欲しかっただけなのかも知れない。―――ただ、それでも良かった。

 気付けば、俺は渡季也に惚れ。その“陽だまり”に手を掴んだ。 ───最初は〝正しい〟だけの“理想”が眩しくて羨ましかった。俺も渡季也の傍に入れば、何か『変われる』気がした。


 『正義』の英雄(ヒーロー)の真似事で“大切な人”を喪った俺に、渡季也は別の『正義』の在り方を提示してくれた―――あの日を境に俺の世界は反転し、燻っていた心(ハート)が鼓動し音を刻んだ。



―――初めて人を好きになれそうな気がしたんだ。


―――好きでいたかったんだ。



 切っ掛けは些細な“ズレ”だった。
正確には一方的に俺が「理想」とする〝清村渡季也〟が神聖視して傾倒し過ぎて「現実」の〝団長〟が掛け離れていく。―――違う。俺は……ただ。
 俺は”常に“最善”を考えて、渡季也の期待を裏切らない様に動いているつもりだった。……つもりだったんだけどなぁ…。


 あの日紡いだ手は、意図も容易く簡単に滑り落ちて―――いつから、俺は渡季也の“横”じゃなくてを追い掛けていたんだろなぁ…。


 彼奴は超人を同士と語るが、もし俺が超人じゃなければあいつは俺のことをどう思うのだろう。




――――――――
―――――
――


───泡沫の泡が、弾けた。

15名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/07(日) 08:14:23

昨日は珍しく────夢を、見た。


───“それ”は昔の話だ。〝清村渡季也〟という存在に出会った日の夢だ。

 自分とは鏡写しの様な正反対な性格の 彼の口から語る理想は『御伽噺』の様で純粋で滑稽だった。ホントは、“刺激”が欲しかっただけなのかも知れない。―――ただ、それでも良かった。

 気付けば、俺は渡季也に惚れ。その“陽だまり”に手を掴んだ。 ───最初は〝正しい〟だけの“理想”が眩しくて羨ましかった。俺も渡季也の傍に入れば、何か『変われる』気がした。


 『正義』の英雄(ヒーロー)の真似事で“大切な人”を喪った俺に、渡季也は別の『正義』の在り方を提示してくれた―――あの日を境に俺の世界は反転し、燻っていた心(ハート)が鼓動し音を刻んだ。



―――初めて人を好きになれそうな気がしたんだ。


―――好きでいたかったんだ。



 切っ掛けは些細な“ズレ”だった。
正確には一方的に俺が「理想」とする〝清村渡季也〟が神聖視して傾倒し啓蒙し過ぎて「現実」の〝団長〟が掛け離れていく。―――今は、〝間違え〟だけの〝現実〟が鈍く嫉ましかった……。

 あの日、紡いだ手は意図も容易く簡単に滑り落ちて―――いつから、俺は渡季也の“横”では無く“逆方向”を向いてたんだろうな…。


――――――――
―――――
――


───泡沫の泡が、弾けた。

16名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/07(日) 14:41:47

 黒煙が硝煙の匂いが包まれる。狂気の嗤い声が響く。



 「……ったく、束になっても俺様に勝てないのかよ〜っ?
 だとしたら、オマエら全員不合格だなっ!!」


 「面倒な事考えず『選別』なんて、こうすりゃいいのさ。」

17名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/07(日) 21:53:09

 鏑木の肢体目掛けて衝突する数多の容赦のない 止まない攻撃の群れ達。軈て黒煙が舞い、辺りに硝煙の匂いが包まれる。
 静寂に包まれた黒煙の中で薄く人影が浮かびその中で狂気の嗤い声が響く。 それは徐々に遠くからも見える程に、くっきりと人型に形成されていく。


 「……何、今の本気? ……余りガッカリさせてくれるなよ。
 泣きたくなるぜ、ホント……。 」
 「やれやれ、団長の頼みじゃあなきゃ『選別』なんて面倒な事しないってのによ。―――オマエら、全員不合格だ。死ねよ。」

 黒煙が晴れ、破れ裂け摧破した 服を鬱陶しく破り捨てれば―――〝掠り傷一無い〟鍛え上げられた上半身の肉体が顕となった鏑木が濁った瞳で“超人達”を見据える。
 然し、怒濤の攻撃にも関わらず“傷一つ”無い身体に対する妙な 違和感は直ぐに証明される。

 ―――〝成長のルーン〟
 

  よく、目を凝らせば身体の節々に文字が刻まれていて、緑色に蛍光し始める。―――細胞を無理やり成長させ、『活性化』させたのである。すると体内の細胞達は異常な速度で“増殖”と“死滅”を繰り返し常軌を超えた“新陳代謝促進”させ怪我すら一瞬で完治する程の『自己治癒力』を得たのである。
 だが、無理矢理に成長させた代償は余りにも大き過ぎるモノであると。
 悟られぬ様に。気取られぬ様に。口元を拭えば、掌に残る“血痕”を握る。


 「」


 「―――星屑、束ねしの巨砲�� スターダスト・ブラスター��」

18名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/07(日) 23:08:51

 「―――来たか。
 ……下らねェ正義の味方気取り共。」

 〝来るとは思っていた〟───が。正直ここ迄、阿呆が蔓延っているとは思わなかった。
 そんな間抜け共を横目に偶像(アイドル)の肌に触れれば、恐怖の顔で引き攣り喋る事も無ければ肩を震わせる姿に、無表情で喉笛を小刀で横に引けば、呆気なく崩れる。

 滴る血溜まりに、これまた興味を示さず。喚く子供に刃物を向ければ〝正義の味方〟の方に顔だけを向く。



 「これが〝解放師団〟の本来の在り方だ。―――これは不必要な無能を間引く『選別』って訳よ。」
 「この女は〝舟〟に乗る必要な、乗車券を持ってなかった。ただそれだけの話だ。」

 「……オマエらに資格が在るか否か直々に測ってやるよ。―――冥土の土産だ、脳に刻みな。
 俺の名は解放師団第四旅団長鏑木宗介。」


 言い終わると測った様に、“防火シャッター”と“スプリンクラー”が同時に作動し始める。それは『逃がしはしない』と言う鏑木の意志の様に。
 次いで、泣き喚く子供の頭部を掴めば、引き摺る様にして少し移動し、下の階に目掛けて振り落とす。―――刹那の間だが、〇に視線を向けていた。


 「さて、やるか……。」

19名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/08(月) 06:51:45

 普段ならば女の人の前で、吸う事の無い煙草を咥えれば、高級そうなジッポーで火を点ける。不健康なモノが肺に溜まって行く感覚が、脳裏を刺激する感覚は中毒性のある麻薬。
 口から有害物質の煙が漏れ出し、

     ケン
 「―――〝k〟…。」



「『咎裁焔はすでに灯された
さあ、燃やし尽くして灰にしよう
この世全ての罪を、灰にしよう』

  
 『炎槍の

20名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/08(月) 06:53:21

 「―――来たか。
 ……下らねェ正義の味方気取り共。」

 〝来るとは思っていた〟───が。正直ここ迄、阿呆が蔓延っているとは思わなかった。
 そんな間抜け共を横目に偶像(アイドル)の肌に触れれば、恐怖の顔で引き攣り喋る事も無ければ肩を震わせる姿に、無表情で喉笛を小刀で横に引けば、呆気なく崩れる。

 滴る血溜まりに、これまた興味を示さず。喚く子供に刃物を向ければ〝正義の味方〟の方に顔だけを向く。



 「これが〝解放師団〟の本来の在り方だ。―――不必要な無能を間引く『選別』って訳よ。」
 「この女は〝舟〟に乗る必要な、乗車券を持ってなかった。ただそれだけの話だ。」

 「……オマエらに資格が在るか否か直々に測ってやるよ。―――冥土の土産だ、脳に刻みな。
 俺の名は解放師団第四旅団長鏑木宗介。」


 言い終わると測った様に、“防火シャッター”と“スプリンクラー”が同時に作動し始める。それは『逃がしはしない』と言う鏑木の意志の様に。
 次いで、泣き喚く子供の頭部を掴めば、髪を引き摺る様にして移動し、下の階に目掛けて振り落とす。―――刹那の間だが、〇に視線を向けていた。


 「さて、やるか……。」

21名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/09(火) 07:10:48

 「―――来たか。
 ……下らねェ正義の味方気取り共。」

 〝来るとは思っていた〟───が。正直ここ迄、阿呆が蔓延っているとは思わなかった。
 そんな間抜け共を横目に偶像(アイドル)の肌に触れれば、恐怖の顔で引き攣り喋る事も無ければ肩を震わせる姿に、無表情で喉笛を小刀で横に引けば、呆気なく崩れる。

 滴る血溜まりに、これまた興味を示さず。喚く子供に刃物を向ければ〝正義の味方〟の方に顔だけを向く。



 「これが〝解放師団〟の本来の在り方だ。―――不必要な無能を間引く『選別』って訳よ。」
 「この女は〝舟〟に乗る必要な、『チケット』を持ってなかった。ただそれだけの話だ。」

 「……オマエらに資格が在るか否か直々に測ってやるよ。―――冥土の土産だ、脳に刻みな。
 俺の名は解放師団第四旅団長鏑木宗介。」


 言い終わると測った様に、“防火シャッター”と“スプリンクラー”が同時に作動し始める。それは『逃がしはしない』と言う鏑木の意志の様に。
 次いで、泣き喚く子供の頭部を掴めば、髪を引き摺る様にして移動し、下の階に目掛けて振り落とす。―――刹那の間だが、〇に視線を向けていた。


 「さて、やるか……。」

22名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/09(火) 10:09:09

 「―――来たか。
 ……下らねェ正義の味方気取り共。」

 〝来るとは思っていた〟───が。正直ここ迄、阿呆が蔓延っているとは思わなかった。
 そんな間抜け共を横目に偶像(アイドル)の肌に触れれば、恐怖の顔で引き攣り喋る事も無ければ肩を震わせる姿に、無表情で喉笛を小刀で横に引けば、呆気なく崩れる。
 滴る血溜まりに、これまた興味を示さず。喚く子供に刃物を向ければ〝正義の味方〟の方に顔だけを向く。



 「これが〝解放師団〟の本来の在り方だ。―――不必要な無能を間引く『選別』って訳よ。」
 「この女は〝舟〟に乗る必要な、『チケット』を持ってなかった。ただそれだけの話だ。」

 「……時間も惜しい。
 来いよ……! オマエらに資格が在るか否か直々に測ってやっからよ!」
 「―――名は解放師団第四旅団長鏑木宗介。……脳に刻んだか?」


 言い終わると測った様に、“防火シャッター”と“スプリンクラー”が同時に作動し始める。それは『逃がしはしない』と言う鏑木の意志の様に。
 次いで、泣き喚く少年の頭部を掴めば、髪を引き摺る様にして移動し、下の階に目掛けて躊躇無く振り落とす。―――鏑木が軽やかに指鳴らせば刹那。少年の肢体が光輝き、突如として血飛沫が飛び散る。

    ダスト・ブラスター
 「―――人屑、束ねしの光砲……。」


 少年の

23名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/09(火) 11:57:38

 「―――来たか。
 ……下らねェ正義の味方気取り共。」

 〝来るとは思っていた〟───が。正直ここ迄、阿呆が蔓延っているとは思わなかった。
 そんな間抜け共を横目に偶像(アイドル)の肌に触れれば、恐怖の顔で引き攣り喋る事も無ければ肩を震わせる姿に、無表情で喉笛を小刀で横に引けば、呆気なく崩れる。
 滴る血溜まりに、これまた興味を示さず。喚く子供に刃物を向ければ〝正義の味方〟の方に顔だけを向く。



 「これが〝解放師団〟の本来の在り方だ。―――不必要な無能を間引く『選別』って訳よ。」
 「この女は〝舟〟に乗る必要な、『チケット』を持ってなかった。ただそれだけの話だ。」

 「……さて、オマエらどうだろうな?
 来いよ……! 貴様等に資格が在るか否か直々に測ってやっからよ。」
 「―――名は解放師団第四旅団長鏑木宗介。……脳に刻んだか?」


 言い終わると測った様に、“防火シャッター”と“スプリンクラー”が同時に作動し始める。それは『逃がしはしない』と言う鏑木の意志の様に。
 次いで、泣き喚く少年の頭部を掴めば、髪を引き摺る様にして移動し、下の階に目掛けて躊躇無く振り落とす。―――その間に鏑木が軽やかに指鳴らせば刹那。突如として少年の肢体が所々と光輝き、血飛沫が飛び散る。

       ダスト・ブレイカー
 「―――人屑、束ねしの光砲……。」


 少年の御体を媒体に、光のエネルギーが濃縮し“小さな光球”に形を変え―――反撥し、弾ける。
 強烈な眩い光で辺りを包み込み、数秒後、熱量を持った貫通性のある光線が東西南北と無差別に放たれれば。更に周囲に被害を与える。

 もしも、落ち行く少年を助けに行こうと目論んだ者が存在するならば、その行動はまさに鏑木が言う「正義の味方気取り」と嘲笑うだろ。

24名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/09(火) 13:12:55

 鏑木の肢体目掛けて衝突する数多の容赦のない 止まない攻撃の群れ達。軈て黒煙が舞い、辺りに硝煙の匂いが包まれる。
 静寂に包まれた黒煙の中で薄く人影が浮かびその中で狂気の嗤い声が響く。 それは徐々に遠くからも見える程に、くっきりと人型に形成されていく。


 「……何、今の本気? ……余りガッカリさせてくれるなよ。
 泣きたくなるぜ、ホント……。 」
 「やれやれ、団長の頼みじゃあなきゃ『選別』なんて面倒な事しないってのによ。―――オマエら、全員不合格だ。死ねよ。」

 黒煙が晴れ、破れ裂け摧破した 服を鬱陶しく破り捨てれば―――〝掠り傷一無い〟鍛え上げられた上半身の肉体が顕となった鏑木が濁った瞳で“超人達”を見据える。
 然し、怒濤の攻撃にも関わらず“傷一つ”無い身体に対する妙な 違和感は直ぐに証明される。

 ―――〝成長のルーン〟
 

  よく、目を凝らせば身体の節々に文字が刻まれていて、緑色に蛍光し始める。―――細胞を無理やり成長させ、『活性化』させたのである。すると体内の細胞達は異常な速度で“増殖”と“死滅”を繰り返し常軌を超えた“新陳代謝促進”させ怪我すら一瞬で完治する程の『自己治癒力』を得たのである。
 だが、無理矢理に成長させた代償は余りにも大き過ぎるモノであると。
 悟られぬ様に。気取られぬ様に。口元を拭えば、掌に残る“血痕”を握る。


 「―――」

25名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/09(火) 14:26:32

 小刀を“ふわり”と上空に放れば、素早く掴み斜めに構え、

26名前なんか必要ねぇんだよ!:2019/07/09(火) 16:44:08

 「ご覧の通りさ。
 俺の“力”は、物体に『付与』する事も出来る―――例えば、それが〝人間〟だとしてもな。」
 「いやはや、……“これ”は人間では無く」
 
 小刀を“ふわり”と上空に放れば、素早く両手を前に突き出し、前方を切り拓く様に両手を横に広げれば―――鏑木の前方に、白銀の文字列が浮かび上がる。
 軈てそれは、鏑木を全身を包み込む膜の様に覆われて『防壁』の様に攻撃を弾き防ぐ。

 浮いた小刀を掴めば、斜めに構え


 「―――更に、こんな事も出来る。」


『たった今、入ったニュースです!…… 国会議事堂に原因不明の火災がビーーー。』

 「さぁて、次は〝上矢学園〟だったかなぁ?
 どうした、止めてみろよ……! 俺が居る限り『解放師団』は止まらねぇぞ? 」


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