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かやわら
22
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2019/07/09(火) 10:09:09
「―――来たか。
……下らねェ正義の味方気取り共。」
〝来るとは思っていた〟───が。正直ここ迄、阿呆が蔓延っているとは思わなかった。
そんな間抜け共を横目に偶像(アイドル)の肌に触れれば、恐怖の顔で引き攣り喋る事も無ければ肩を震わせる姿に、無表情で喉笛を小刀で横に引けば、呆気なく崩れる。
滴る血溜まりに、これまた興味を示さず。喚く子供に刃物を向ければ〝正義の味方〟の方に顔だけを向く。
「これが〝解放師団〟の本来の在り方だ。―――不必要な無能を間引く『選別』って訳よ。」
「この女は〝舟〟に乗る必要な、『チケット』を持ってなかった。ただそれだけの話だ。」
「……時間も惜しい。
来いよ……! オマエらに資格が在るか否か直々に測ってやっからよ!」
「―――名は解放師団第四旅団長鏑木宗介。……脳に刻んだか?」
言い終わると測った様に、“防火シャッター”と“スプリンクラー”が同時に作動し始める。それは『逃がしはしない』と言う鏑木の意志の様に。
次いで、泣き喚く少年の頭部を掴めば、髪を引き摺る様にして移動し、下の階に目掛けて躊躇無く振り落とす。―――鏑木が軽やかに指鳴らせば刹那。少年の肢体が光輝き、突如として血飛沫が飛び散る。
ダスト・ブラスター
「―――人屑、束ねしの光砲……。」
少年の
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