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上条当麻×御坂美琴 いちゃエロスレ4

1■■■■:2011/12/02(金) 17:33:38 ID:toB0wpZ6
ここは、上条当麻×御坂美琴のエロ有り何でもスレです。
二人の関係が上手くいくよう生暖かい目で見守りつつ、マターリ妄想、雑談、猥談しましょう。

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620■■■■:2014/01/26(日) 02:15:14 ID:KQAW4xTE
乙!
たしかに美琴さんは性長は遅い方が似合う気がしますね。
次回作も楽しみに待っております!

621■■■■:2014/01/26(日) 20:34:14 ID:.lchFMQA
上条さんによってゆっくり性長していくミコっちゃんいいね

622■■■■:2014/01/30(木) 11:10:15 ID:252bLM1c
どこできいていいかわからないからここでききたいんだけど
美琴って生理痛軽いほうだと思います?重いほうだと思います?
教えて上琴スキーなエロイ人達

623■■■■:2014/01/30(木) 11:41:09 ID:ISYpkciw
活発な女子は重くないイメージ

あくまでイメージだが

624■■■■:2014/01/30(木) 12:26:48 ID:5/4B2CGs
生理痛は一種の体調不良
漢方で症状緩和できるような
健康体だと全く痛くない
特有の不快感はあるけど

625■■■■:2014/01/30(木) 19:27:53 ID:252bLM1c
ふむふむ。つまり軽い時もあるし重いときもあるのね
ありがとう!

626■■■■:2014/01/30(木) 21:34:46 ID:Rp8JxMqk
>>625 婦人科のサイトで調べなさい 間違った理解してるから

627■■■■:2014/01/31(金) 00:51:44 ID:IUObBla.
うん
重いとき軽いときがあるんじゃなくて、痛い人は痛い
何でもない人は何でもないんだよ

628■■■■:2014/01/31(金) 01:17:53 ID:eEMvtbJ.
吹寄は毎月重くて常備薬を持ち歩いているイメージ
美琴は出血も痛みも軽くて3日くらいで終わってそうなイメージ
でも実際はその逆でも全然おかしくない
お腹痛くて動けないミコっちゃんを上条さんがおんぶして…とかいろいろ妄想する

629■■■■:2014/01/31(金) 23:48:34 ID:ouD2yQp6
>吹寄重たそう
スゲー分かる

俺のイメージでは
美琴=軽い
イン=初潮まだ

あとはわからん

630■■■■:2014/02/01(土) 01:56:14 ID:9q5xuYTA
インデックスは原作で初潮きてる描写があるっぽい

631■■■■:2014/02/01(土) 02:33:19 ID:5KBQzO9Q
あったっけ?w

原作しか読んでないんだが覚えとらん…

632■■■■:2014/02/01(土) 04:20:53 ID:MKlBNhfQ
イタリアだか外国に行った時、箱だかなんだかを荷物に入れて、それが生理用品じゃないかと噂されてたな(真偽不明

633■■■■:2014/02/01(土) 12:49:31 ID:oezcaPH6
私は下着入れだと思ってました

634■■■■:2014/02/03(月) 22:41:05 ID:VlIpxQps
もうインちゃんの話は必要ない

635■■■■:2014/02/04(火) 11:41:06 ID:macCBZLo
>>626
重い軽いは人それぞれ。比較的軽い人でも体調不良などで重めになったりする時もある。
逆に、もともと重い人でも漢方薬などによって改善を図ることができる、と解釈していたのですが、違いますかね?

それはそうと、狼条さんと縛られ美琴の続きを投下したいと思いますー
次レスから>>617の続きです

636狼条さんと縛られ美琴:2014/02/04(火) 11:41:47 ID:macCBZLo
「ひぎゃあああっ!!!」

突然の甚大な衝撃に、美琴は目を見開いて背中を大きく弓なりに反らせた。
背中を反らせると同時に顔は自然と上に向けられたのだが、甲高く鋭い悲鳴を一声漏らしたまま、後に続く音が無い。
見れば、魚がする様にパクパクと無音で口を開けたり閉じたりしている。

さらに美琴の体は、弓のようにしなったままブルブルと震えている。
ビクン、と大きく体が痙攣するたびに、縛られた両腕に縄が食い込み、いいかげん、彼女の両腕を真っ赤に染め上げてしまっている。
足腰からは完全に力が抜け、そのまま上条の腹にペタリと座り込んでしまう。

そして美琴の秘裂は、己の中の肉棒をかつて無いほど強く締め上げていた。

つまり、美琴は先の衝撃によって絶頂を迎えていたのだ。
上条の強い一撃によって絶頂に導かれたのは間違いないだろう。だが、おそらくそれ以上に、

(なるほどな。一番奥に上条さんを入れないようにしていたのは、耐えられないからだったわけね)

637狼条さんと縛られ美琴:2014/02/04(火) 11:42:09 ID:macCBZLo
もはや行為を始めてから一体どれほどの時間が経過したのか分からない。それほどまでに長い間、二人は性行為に没頭し続けていた。
長い時間をかけて快感に慣らされた美琴の体は、たとえほんの一瞬だけであったとしても、強い一撃に耐えることができない。
その一撃を受けた瞬間、いままでの絶頂の感覚が呼び起こされる。
呼び起こされた過去の絶頂はそのまま美琴の体とシンクロし、今度は現在の彼女の体に同じような絶頂を引き起こす。
その強い絶頂は美琴の記憶と体に刻み付けられ、忘れられぬ快楽として彼女の中に残り続ける。

もしまた同じように強い刺激を受ければ、この直前の絶頂が美琴の中によみがえり、再び過去と現在の絶頂の波に飲み込まれることになるであろう。

「…な…にっ……すんの…!!」

上条からの強烈な刺激が一回だけだったのが唯一の救いにして、彼女が意識を繋ぎ止めることができた理由だろう。
ブルブルと体を震わせ続けながらも美琴は、怒りをあらわにして上条を強く睨み付けた。

快楽と怒りが混ざり合った美琴の顔を綺麗だと思いながら、上条は用意していたセリフを吐く。

「いやー、美琴が動きづらそうにしてたから、手伝おうかなーと」

「ざっ…けんな! アンタは、うごかないって、約束、でしょうが!!」

息も絶え絶えに、美琴は肺の中の全ての空気を搾り出すかのような勢いで叫ぶ。

638狼条さんと縛られ美琴:2014/02/04(火) 11:42:39 ID:macCBZLo
「はいはい。もうしませんから」

上条はそんな美琴の怒りを、両手を上にバンザイ降参のポーズを取りながら受け流す。
そのあんまりにもバカにしきった態度にもう二言ほど怒鳴りつけてやろうとした美琴は、再びの下からの上条の突き上げに文句を飲み込んだ。

「やぁううっ!!」

先程の強烈な一撃に比べれは断然軽い衝撃だった。
しかし、今の美琴にとっては軽く絶頂を迎えてしまうのには十分な刺激で。

快楽に耐えようと体を震わせる美琴を、上条はバンザイしたまま意地悪い笑みを浮かべて見つめる。

「ほらー、美琴たーん。早く動いてくださーい。じゃないと、いつまで経っても終わりませんことよ?」

「…くっ…う、このっ!……」

ニヤニヤと笑う上条を睨みつける。
そもそも上条がちょっかいを出したからこんなことになっているというのに、そのことは棚に上げるのか。

639狼条さんと縛られ美琴:2014/02/04(火) 11:43:16 ID:macCBZLo
だが、このままではいつまで経っても終わらないというのは正論だ。
正直なところ、早く休息を取りたい。上条への文句はたっぷり休んだ後に、電撃と共に力いっぱい食らわせてやればいいのだ。
とにかく一刻も早くこの行為を終わらせるために、数々の怒りと文句を飲み込んで、美琴は再び腰を動かし始めた。

しかし今の美琴にはこの行為を始めた時のような、しっかりとした上下運動を行う力がもう残っていなかった。

美琴は上条の腹の上に座り込んだ体勢から、必死に膝を立てて体を持ち上げようとする。
だが美琴の両膝はただ震えるばかりで、彼女の体重を支えることができない。

「はあっ…あっ、あぅ…はっ…はっ、はあっ……」

膝を大きく稼働させることによって、先程までの上下運動を実現させていたのだ。
膝の動きが止まってしまっている今では、腰をくねらせることによる微弱な動きしかできていない。

そして、このような小さい動きでは上条を絶頂させるなど、夢のまた夢で。当然、

640狼条さんと縛られ美琴:2014/02/04(火) 11:44:04 ID:macCBZLo
「あのー美琴さん? さすがにこれじゃあイけそうにもないんですけど?」

上条からはどこかからかうような、楽しんでいるような調子で抗議の声が挙がる。

「う、はあ…はっ、わかってる……うっさい、わね…」

目じりにたっぷりと滴を光らせたまま上条を睨みつけた美琴は、いったん腰の動きを止めた。
何をするのだろうと眺める上条の眼前で、美琴はもぞもぞと両膝を動かしてポジションを整える。

膝立ちして美琴の体重を支えられるよう肩幅ほどに広げられていた両足は、その隙間を狭められて上条の腹部にぴったりと添えられた。
そしてその添えられた両足から、腹部を挟むように力が加えられた。腹を両脇から圧迫されてはいるが、これといって苦しいほどの力加減ではない。

そうして美琴は上条の腹を両足で挟んで固定すると、その足を支柱に大きく円を描くように腰をグラインドさせ始めた。

641狼条さんと縛られ美琴:2014/02/04(火) 11:44:39 ID:macCBZLo
(あー、なるほど。美琴のやつ考えたな)

そう、男性器を女性器の中に挿入した後の動きは、なにも上下運動(ピストン運動)だけではない。
現在美琴が行っているような円運動も、性的興奮を高める動きなのだ。
女性的には、子宮口のまわりを刺激されることに性的快楽を感じることができる。では男性的には、

(うお、これは、美琴の中がうねうねと絡み付いてきて……ヒダに擦れるのもなかなかに気持ちいいんだな…)

ピストン運動による抜き差しがない分、内部への侵入時間が長い。つまり、女性器に触れる時間が長くなるということだ。
そうすると、普段感じ取れないような内部の動きも、男根を介してダイレクトに本人に伝わることになる。
円運動による刺激はもちろんのこと、女性器の動きによる刺激も快感として感じ取れるわけだ。

「く、は……美琴、そのまま続けて……」

「はあ、ん…ふ、はぁっ…はあっ」

今まで挿入後の円運動は試したことが無く、予想以上の快感に、上条も徐々に絶頂に向けて高まっていく。
美琴は美琴でただひたすら無心で腰をグラインドさせることに没している。

642狼条さんと縛られ美琴:2014/02/04(火) 11:45:07 ID:macCBZLo
部屋の中に二人分の荒い息を吐く音と、ベッドの軋む音が響く。
それ以外にも時折、美琴の秘裂から漏れ出た愛液が、上条の腹と美琴の太ももに擦りあわされて粘質的な音を奏でている。

「はあっ、は、ふっ…ん……くぅ…うぅ、うー」

と、唐突に美琴はうなり声を上げて、腰の動きをぴたりと止めてしまった。

「おい、美琴? お前なんで……?」

美琴の円運動からもたらされる刺激がなかなか良かっただけに、それが止められたことに不満を感じる上条。
さっさと再開してくれと催促するように美琴を見上げると、そこには眉を寄せて、今にも泣き出してしまいそうな顔があった。

「!? み、美琴!?」

さすがにやり過ぎたかと手を伸ばそうとした時、美琴から発せられた言葉は思わぬものだった。

643狼条さんと縛られ美琴:2014/02/04(火) 11:45:31 ID:macCBZLo
「……うごいて」

「へ?」

「おねがい…うごいて、とうま」

言い切った直後、美琴の瞳から大粒の涙がこぼれた。

「はへ? え、あの、美琴?」

こぼれた涙にも驚いたが、動いて、とはどういうことだろう。そのままの意味で捉えてしまって良いのだろうか?

状況が読めずにあたふたしている上条を見て、美琴はさらに言い募る。

「ねえ、うごいてよぉ! これだと…これじゃあ、イイところにあたんないの……だからぁ」

円運動によって快感を得ることが出来ていても、それが絶頂に向かえるほどのものであるとは限らない。
いままでのピストン運動にて得られる快感に慣れていた美琴は、最奥を突き上げられることの無い円運動では、どこか満たされないものがあったのだ。
つまり美琴にとって、この円運動による刺激では頂点に上り詰めることができない。
そして最奥に望む刺激を得ようにも、もはや美琴自身にはそれをする力が残っていない。

644狼条さんと縛られ美琴:2014/02/04(火) 11:46:00 ID:macCBZLo
「いや、でも、俺が動くと胸とか揺れちゃいますけど…?」

だが上条はいきなりの美琴からのおねだりに困惑し、動いていいものかどうか思案する。
そもそもこうして美琴に動いてもらっていたのは、彼女が胸が揺れる動くのを見られたくないが為の妥協案だったのだ。
先程、からかいの意味をこめて断りも入れずに突き上げた時なんてあんなに怒っていたというのに、一体どういうことだろう。

「あっ、う…いいからぁ!、そんなのもういいからぁ! はやく! はやくシてよお!」

単純明快。
この時の美琴の頭の中には、ただ気持ちよくなりたい。
気持ちよくなってこの熱を高ぶらせ、最高の高みで解放したい、という思いに埋め尽くされていた。

自分から行っていたピストン運動(上下運動)、上条からの刺激、そして円運動。
これらの刺激によって少しづつ快感と興奮が高まっており、徐々に思考も理性も侵食されていたのだ。

何故自分から動いていたのかも、上条への仕返しのことも、早く休息を取りたいということも、既に美琴の頭の中からは吹き飛んでいた。

「お前の方から言ったんだからな。後で怒るなよ!」

いまいち飲み込めないものがあったものの、こちらから動いていいというのならば動かない手は無い。
存分に快楽に喘がせてやろうと意気込み、上条は両手でしっかりと美琴の腰を掴んだ。

645■■■■:2014/02/04(火) 11:49:15 ID:macCBZLo
今回はここまでです。おねだりする美琴ちゃんっていいよね・・・
次回は二回戦フィニッシュから最終戦の導入あたりまでになります
ようやく終わりが見えてきましたかね? たぶんあと三回か四回ぐらいの投下になると思います。

しかし、視点が上条視点・美琴視点・第三者視点ところころ変わってまあ読みづらい。許してください。ではまた

646■■■■:2014/02/04(火) 15:34:15 ID:58ZIK01Y
GJGJ!
おねだり美琴ちゃん最高です!
攻め攻め上条さんもこれはこれでww

647■■■■:2014/02/04(火) 20:08:58 ID:cCjZZX5E
乙です
美琴可愛いなぁ

648■■■■:2014/02/05(水) 18:15:40 ID:fjcir7mE
健康体が体調崩したところで生理痛はそう酷くならない
関連する臓器のどこかに悪いところがある人に生理が重いという症状が現れる
それはともかく狼条さん面白い 続きのいちゃラブ楽しみに待ってます

649■■■■:2014/02/06(木) 18:45:10 ID:GCxmdiXc
上条「絶望した!!!」ガターン!!

美琴「はい?」オカシモグモグ

上条「き○この山よりたけ○この里のほうが人気だと!?」キノコノホウガウマイダロ!?
上条「ありえない…き○こがたけ○こに劣っているなんて!!」ワナワナ

美琴「あ〜、そういえば…なんだっけ」
美琴「全国のき○こ・たけ○この購販売総数比べたら、たけ○この里がき○この山の約二倍売れてたんだっけ?」モグモグ

上条「……おい、美琴」

美琴「なに?」モグモグ

上条「お前、まさか、今食べているのは…」

美琴「ああ、うん。たけ○この里ね」モグモグ
美琴「私たけ○こ派だし」アンタキノコハダッタノネ

上条「………」スタスタ

美琴「当麻? どうしてキッチンに行くわけ?」モグ…

上条「いいぜ…」ユラリ
上条「お前がたけ○こ方がうまいなんて言うのなら…」ゴゴゴゴ
上条「まずは、その幻想をぶちころり!!」トクダイキノコバーン!!

美琴「ぎゃーーーー!!!」シモジョウサンコンニチハ
美琴「ア、ア、アンタ一体なに考えてんのよ!!」

上条「今からお前にき○このおいしさを、この”上条さんのき○この山”を使って教えてやる!!」ジリジリ

美琴「ど、どこからそんなたくさんのチョコを…」コッチクンナ!!
美琴「あ!? まさか、バレンタイン用に買って置いたヤツを…!?」トウジツドウスンノ!?

上条「隙あり!! おらー捕まえたぁ!!」

美琴「いやぁぁぁあああ!!! 離せ変態!!!」ジタバタ

上条「美琴、今夜はき○この味を覚えるまで寝られないと思え」

美琴「あ、や、ま、待って……」




ピピピ電波を受信してしまったので、小ネタです。エロくないけどシモネタなのでこっちに
しかし、たけ○この方が売れてるなんて・・・え? 私はたけ○こ派ですが何か?

650■■■■:2014/02/06(木) 22:54:39 ID:Nvh7zPX6
なんだこれw
サトリナも確かたけ〇こ派なんだよなぁ…

651■■■■:2014/02/07(金) 01:55:35 ID:8qaGRboo
こうゆうおバカネタ好きですw

652■■■■:2014/02/07(金) 16:42:51 ID:lBskZA9A
おう俺はキノコ派だよ悪いか

653■■■■:2014/02/11(火) 23:01:03 ID:kTUdcFw6
狼条さんと縛られ美琴の続きを投下したいと思います
今回はちょっと痛たたーな表現がありますん。苦手な人は注意してください
といってもグロってほどではないです。主に美琴ちゃんの両腕についての描写です

>>648さん
関連臓器に悪いところがある、というのは、取り返しの付かなくなるような致命的なものではありませんよね?
あと、関連臓器の悪いところというのは先天的なものでしょうか? 聞いてばっかりすみません

次レスから>>644の続きです

654狼条さんと縛られ美琴:2014/02/11(火) 23:02:33 ID:kTUdcFw6
両手でしっかりと美琴の腰を固定した上条は、そこから間を置かずに美琴の最奥をおもいっきり突き上げた。

「うあっ、ああっ、あああああっっ!」

上条の男根が美琴の子宮を突き上げると同時に、美琴は悲鳴に近い喘ぎを上げながら体を仰け反らせる。
望んでいた最高の高みではないにしろ、絶頂を迎えた美琴はビクビクと体を振るわせ、秘裂から透明な液体を噴出する。

そんな美琴を尻目に上条は、今までの行為の経験を元に美琴の”イイところ”を正確に突き上げていく。
なんせ彼女は”イイところ”にあたらないのが不満であったようなのだから。

「ひぐっ! い……いいっ、あ、イっちゃ…ひ、いあああ!! あ、ああ、いい、いいよぉ…!」

そんな上条の怒涛の攻めに、ただただ美琴は快楽に善がり狂う。
そこにいつもの彼女の面影はもうどこにも無い。顔を赤く染め、快感による涙と涎を垂らしてイき喘ぐ。

「はっ、すげ…めちゃくちゃエロい……」

かつて無いほど善がり狂う美琴の痴態を見て、上条も興奮に理性を飲まれつつあった。
上条と付き合い始めてようやく性的快感を覚え始めた美琴が、今、我を忘れてこんなにも激しく快感に喘いでいる。

655狼条さんと縛られ美琴:2014/02/11(火) 23:03:07 ID:kTUdcFw6
「ほら、思う存分イっていいんだぜ、美琴!」

そう吼えた上条は、美琴を突き上げる腰の動きはそのままに、左手を彼女の腰から離して自身の眼上で揺れていた彼女の胸を鷲掴みにした。

「ああっ! あうっ、あ、おっぱいらめぇ! く、ひんっ! あっ、あっ、ま、またイっちゃうぅ…!」

「こんな硬くビンビンにしててだめなわけねーだろ? ほら、ちゃんと素直に良いって言えたらもっと気持ち良くしてやるぜ?」

上条は手のひら全体をつかって美琴の乳房を揉みあげる。その間、親指と人差し指で胸の頂点を摘んでクリクリと捏ね回す。
捏ね回した瞬間、腰の動きも突き上げるピストン運動から、秘裂内をかき混ぜる円運動に切り替える。

「はっ、あ! あん、あっ……き、きもち…いいの…あっ、きもちいいっ!」

熱と快楽に支配された今の美琴は、ただ前後直下の物事にしか思考力を働かせない。

「良い子だ美琴。もっと気持ち良くなりたいんだよな?」

「なり、たい! ふっ、ん…はっ、あっ! おくぅ…おく、いっぱいついてぇ……」

656狼条さんと縛られ美琴:2014/02/11(火) 23:03:37 ID:kTUdcFw6
美琴が円運動では満足できないのは先程承知済み。
案の定、上条が円運動に切り替えると、美琴は遠くに彷徨わせていた視線を上条に合わせ、今以上の快感を彼に懇願する。

そして今以上の快感を美琴に与えるということは、上条にもその快感が伝染するということで。
快楽を求めて高みへ上り詰めることに、上条も異論は無い。

「じゃあ、たっぷり味わえよ…!」

その言葉を最後に、上条は胸を弄っていた左手を美琴の腰に戻し、再び両手で美琴の腰を掴んで大きく彼女を揺さぶり始めた。
ベッドのスプリングの反発を上手く利用して、美琴の子宮を押しつぶさんばかりに腰を大きく突き上げる。

「いあああ!! はぐっ! ひ、いっ、ああっ!」

再び喘ぎだした美琴の声をBGMに、上条は絶頂へのラストスパートをかける。

657狼条さんと縛られ美琴:2014/02/11(火) 23:04:07 ID:kTUdcFw6
勢い良く突き出された上条の腰は美琴ごと一瞬宙に浮き、戻ってくる際にその重さを受けてベッドに深く沈みこむ。
沈み込んだ腰はベッドの反発を受けて、再び勢い良く宙に押し出される。

おかげで上条家の安いベッドはギシギシッ! とものすごく軋んだ音を奏でる。
上条と美琴二人分の体重に加えて、上条が生み出す運動エネルギーまでもを受け止めているのだから当然だろう。
むしろ、このままでは壊れてしまうのではないかと危惧するほどだ。

しかし当の二人はお互いがお互いに熱中し、興奮していおり、そんなベッドの軋む音など耳に入らない。
それ以前に美琴の悲鳴のような大きな嬌声にかき消されてしまっている。

「あっ! あっ! あっ! ああっ、だめっ! イっちゃ……い、いい、ああっ!!」

もう美琴は上条のことを見ていない。再び与えられた快感を追いかけるだけだ。
そして上条もまた、美琴を見ていなかった。自身の男根を通じて秘裂から伝わる快感に酔い、その最奥を突き上げることしか頭になかった。



ほどなくして、上条は美琴の中に精を放った。

658狼条さんと縛られ美琴:2014/02/11(火) 23:04:42 ID:kTUdcFw6
美琴の中に精を放ってからどれくらい経っただろうか。ポタリ、と上条の腹の上に唐突に水滴が落ちてきた。
雨漏りでもしていたのかと一瞬悩んだが、直後に聞こえてきた鼻をすすり上げる音に、そんな些細な思考は吹き飛んだ。

「うっ、ぐす……もう、やだぁ…ひっく、ぐす……」

「み、みみみ美琴さん!? 何故に泣いておられるのでせうか!?」

美琴が腹の上にいることなど関係ない。上条は全力で腹筋を使って瞬時に起き上がると、美琴を胸に抱き寄せ腕の中に閉じ込めた。
背中をさすり、頭を撫でて、必死に美琴を泣き止ませようとするも、当の彼女は小さくイヤイヤをするように頭を振って、上条から距離を取ろうとする。

「ちょ、美琴。本当にどうしたんだ?」

美琴に抵抗されながらも上条はしっかりと彼女を両腕に抱き、懸命に彼女をあやす。
多少は落ち着いたのか、それとも上条からは逃げられないと悟ったのか、ようやく美琴は暴れるのを止めた。
しかし、依然として彼女の涙は流れ続けるままで、そのまま力無く上条の肩口に額を落とした。
肩が美琴の流した涙に濡れていく感覚を辛く思いながらも、その理由を聞き出すべく上条は問いかける。

「なあ、美琴。いったいどうしたんだ? どうして泣いてんだ?」

美琴は顔を上げずにポツリと口を動かした。

659狼条さんと縛られ美琴:2014/02/11(火) 23:05:27 ID:kTUdcFw6
「だって…ぐす、とうま、ちっともやさしくしてくれない……」

「優しく?」

「て…ほどいてくれないし、ひっく、したからするの、やだっていったのに…うっく、ぐす…やめてくれないし……もうやだぁ………」

「!!」

その瞬間、上条は数十分ほど前の自分の選択を、心の底から後悔した。

何が、たまにはおいしい思いをしたいだ。何が、普段は不幸だからだ。
嫌がっていたのに。止めてと何度も言っていたのに。
自分の欲望を押し付けて、一番大切な人を不幸にしたのは他ならぬ俺自身じゃないか!!!

上条は衝動のままに力いっぱい、しかし、そっと美琴を抱きしめた。
泣き、震える彼女の頭に手を置き、優しく、何度も頭を撫でる。

「ごめん。ごめんな、美琴」

660狼条さんと縛られ美琴:2014/02/11(火) 23:06:24 ID:kTUdcFw6
頭を撫でる腕は止めぬまま反対の腕を美琴の背中に回す。目指す先は彼女の両腕を縛る縄。
現在美琴を縛っている縄は、美琴を部屋の机の上から下ろした際に、改めて上条が縛り直したものである。

縛り直したのは、滅多に出会えぬシチュエーションを少しでも長く楽しもうと、美琴の抵抗を最小限に止めるためだった。
が、今となっては何故そんな考えを持ってしまったのかと悔やむばかりだ。

ともあれ上条自身が縛ったものなのだ。見ずとも解いてやれる。
上条は片腕一本を器用に動かして美琴を縛る長い縄を解き、彼女の両腕を解放してやる。

力無く、ぐったりと全身を上条に凭れかけさせていた美琴は、両腕が解放されても特に目立った反応も見せない。
全身と同じように力無く両腕を地に落とし、上条の腕の中で小さく震えて泣き続けていた。

縄を解いた腕で上条は美琴の腕を取り、己の眼前まで持ち上げた。

「…っ!!」

そうして彼女の腕を視界に入れて、上条はまたも己の選択を後悔した。

661狼条さんと縛られ美琴:2014/02/11(火) 23:07:01 ID:kTUdcFw6
美琴の白く細い腕は、縄によって縦横無尽に赤い痕がつき、見るも無惨な有様になっていた。
縄によってきつく縛り上げられた腕は、縄の這っていた場所そっくりそのままに赤い線が走っており、熱を持って腫れ上がっている。
手首の辺りは何度も力を入れてしまったせいだろうか、強く擦られた様になっていて、ところどころ血が滲んでいる。

そのあまりな様相をただ見ていることなどできず、上条は腕を引き寄せるままにその傷跡から血を拭うようにぺろり、と舐めた。
瞬間、美琴の肩が跳ね、次いでか細くかすれた声が響く。

「…いたい」

その声に、痛々しい姿に、上条は胸を締め上げられる思いになる。それでも、

「ごめんな」

ごめん、ごめんと謝る術しか持たない上条は、謝罪の言葉を幾度も繰り返しながら、美琴の傷跡を癒すかのように舐め続けた。

そんな上条の行動に、美琴は抗議も抵抗もしない。
されるがままに上条の行為を許していた美琴はそっと、上条に取られていない方の腕を彼の首に回した。
ビク、と体を硬直させた上条をそのままに、美琴は弱弱しく上条の首に縋りつくと、小さく息をついて上条の胸に顔をうずめた。

やがて上条は頭を撫でる手と美琴の腕を舐める動きを再開させると、美琴はさらに上条へと擦り寄った。

そうしてしばらく、二人はただ寄り添っていた。

662狼条さんと縛られ美琴:2014/02/11(火) 23:09:10 ID:kTUdcFw6
あれから数分。それが起こったのは偶然だった。

あぐらをかいたその上に美琴を乗せていた上条の体は、血流が滞るのを防ぐために姿勢を矯正、無意識にその身を動かした。
その時、美琴の中に入ったままの上条の男根が美琴の秘裂内壁に擦られ、ビクン! と大きく一跳ねしたのだ。

「ふぁ!」

上条にしがみつき胸に顔をうずめておとなしくしていた美琴は、小さな悲鳴と共に体内の男根一瞬を締め付けてしまう。

「うお!」

この締め付けに今度は上条が反応する。
いくら己が美琴にした仕打ちに対して罪悪感を感じて凹んでいようとも、性に興味津々なお年頃。
気持ちのいい美琴の秘裂内でちょうど良い感じの締め付けを食らってしまえば、上条の愚息はあっという間に元気になってしまうものだ。

「わ、悪ぃ美琴! すぐに抜くから!」

そもそも美琴を早急に慰めなければならなかったとはいえ、この状況で突っ込んだままというのがいけなかったのだ。
上条はなるべく美琴に負担をかけないように、慎重に自身の男根を引き抜こうとした。
だが上条が男根を抜く前に、彼の胸に顔をうずめていたはずの美琴がそっと顔を上げ、じいっと上条を見つめていた。

663狼条さんと縛られ美琴:2014/02/11(火) 23:10:08 ID:JVE.GvvU
「……したいの…?」

いつもは猫のようなツリ目気味になっている美琴の瞳だが、今は大きくまん丸に開かれている。
おまけに、その瞳に溜まった涙の滴がキラキラと光を乱反射して、何よりも美しい宝石のように輝いていた。

上条は思わず、そんな美琴の美しい瞳を見つめ返してしまう。

「とうま?」

自分を見つめたまま返事をしない上条を疑問に思ったのか、美琴は上条の名前を呼びながらコテン、と首を傾げた。

(〜〜〜〜〜〜〜うおああああっっ!!!!)

元気で、勝気で、つき合っているのにもかかわらずツンツンばかりして。いや、最近はかなりデレる機会が増えているが。
そんな美琴がこんなにも可愛らしい仕草と表情をしている。普段見られぬ美琴の姿に、上条の理性はぐらぐらと揺さぶられる。

疲れている美琴を、一刻も早く休ませてやらなければならないのに。
自分のせいで赤く腫れ上がった両腕の手当てをしてあげなければならないのに。

今自分がとらなければならない行動が何か分かっているのに、どうしても、この劣情を抑えられそうになくて。

664狼条さんと縛られ美琴:2014/02/11(火) 23:10:48 ID:kTUdcFw6
「み、こと……」

今すぐこの愛おしい少女を抱きしめようと腕を上げる。
でも、抱きしめたらまた不貞を働いてしまいそうで、抱きしめる一歩手前で腕を停止する。

そんな行き場のない両腕を彷徨わせていた上条の唇にふわりと、一瞬だけ美琴の唇が重なった。
はっ、と目を見張る上条に向かって美琴はへにゃりと満面の笑みを見せた。

「してもいいよ」

上条から解放されたもう片方の腕も彼の首に回して無邪気に笑いながら、美琴はさらに上条へキスをしかける。
ちゅ、ちゅ、と唇同士が軽く触れ合うだけの優しいキスが繰り返される。

「…美琴」

胸いっぱいに湧き上がってくるこの感情が分からず、それを表現する術も分からず、上条はただ美琴の名前を呼んだ。

665狼条さんと縛られ美琴:2014/02/11(火) 23:11:24 ID:kTUdcFw6
その声に美琴はキスを止め、もう一度へにゃりと笑った。

「とうまなら、いいよ」

その返事を聞いた瞬間、上条はおもいっきり美琴を抱きしめ深く口付けた。

「ん、ふう……ちゅ、あふ…んん」

そのまま美琴の口内に自身の舌を沈め、美琴の舌を絡めとり、擦り合わせる。

「ごめんな美琴。いっぱい意地悪して」

息継ぎの為に一度唇を離し、しっかりとその腕に美琴を抱きながら、上条はポツリとつぶやいた。

「じゃあ、こんどはいっぱい、やさしくして?」

美琴もまたポツリと、笑いながらそれに答え、ねだるように上条へ唇を寄せた。

666■■■■:2014/02/11(火) 23:12:41 ID:kTUdcFw6
今回は以上です
もうね、このへんのS条さん攻めネタはネタ切れで描写がひどいですね。てきとーだし、前と同じ表現使ってるし
そして美琴情緒不安定すぎるだろというツッコミは・・・まあ、うん
薬のせいで思考や理性が不安定+快楽攻めされすぎてわけわかんない=考える力が残ってない=素直になっている、とお考え下さい
なんか体が気持ちいい→もっと気持ちよくなりたい、上条さんが意地悪ばっかする→バカ・きらい・うわーん、みたいな・・・言い訳乙
結局、美琴ちゃんを大事にしない上条さんが悪いって訳よ!・・・ホントすみませんでした。鉄壁の理性どこいった

たぶん美琴ちゃんって、気持ちいいからエッチ好きってタイプじゃなくて、上条さんとくっつけるからエッチ好きってタイプだと思うんですよね
そして次回はラブラブ最終戦ですよ! でも過度なラブラブは期待しないでくださいね。ではでは

667■■■■:2014/02/11(火) 23:46:30 ID:/Nf2Jbtw
美琴かあいい
いちゃらぶえっち待ってる

668■■■■:2014/02/11(火) 23:50:14 ID:00cVaOJA
激しい行為からの甘い流れ最高です
縄の跡をぺろぺろする上条さんえろい

669■■■■:2014/02/12(水) 01:19:50 ID:MVN0i6O.
あらかじめタオルを巻いた上から縛れば痕はつかないそうです
あとあまりきつく縛るのはNG、指一本分の隙間は空けないと
いけないそうです
しかし・・・縄の痕がついた美琴ってえろいなあww

670■■■■:2014/02/12(水) 23:51:51 ID:Tw4QiJvQ
上琴の薄い本で抜こうZE☆

671■■■■:2014/02/13(木) 01:22:20 ID:h07qb2ck
たくみなむちさんのれーるがんのおもいかた…
エロじゃないのに悶々する////

672■■■■:2014/02/13(木) 18:19:07 ID:ro/p7hW2
まもりかたの下まだ出ないのかなぁ

673■■■■:2014/02/14(金) 19:06:21 ID:rrX4Bg4E
>>666  いちゃラブ投下をまったり待機  
 >>653 先天性も有るのじゃないか ttp://health.goo.ne.jp/medical/search/10360600.html

674■■■■:2014/02/14(金) 21:51:51 ID:DrTNEKfA

こんばんわ。今回は狼条さんではなく、バレンタイン小話を投下したいと思います。ご容赦ください
地味に>>649のおバカ小ネタと繋がっていますので、そっちも呼んでいただいたほうがいいかな〜なんて・・・

675■■■■:2014/02/14(金) 21:53:24 ID:DrTNEKfA
上条「美琴たん! 今日はバレンタインですよ!」
上条「というわけで、上条さんは美琴たんの愛情たっぷりチョコレートを所望します!」

美琴「いや、無いから」

上条「何故に!?」

美琴「アンタ8日前に自分でやったこと忘れたの?」
美琴「アレのせいで買い置きしといた分なくなっちゃったから、今年のチョコは無いわよ」>>649参照

上条「ちくしょうたけ○この里!」ガッデム!

美琴「だ、だから、その、ね」プシュッ←香水吹き付けた音

美琴「今日は、チョコ……の代わりに、私を食べて…」ドキドキモジモジ

上条「……美琴愛してる」キリッ

美琴「も、もう! その顔にいつまでもほだされると思ったら大間違いなんだk…ふむぅ!」チュウ

676■■■■:2014/02/14(金) 21:54:03 ID:DrTNEKfA
ピーピー鳴く美琴の口を己のモノを使って黙らせる。
ついでに大きく開いていた美琴の口内に己の舌を滑り込ませて、思う存分味わい尽くす。
先程吹き付けた香水はチョコの匂いのするものだったらしく、美琴からはふんわりとチョコレートの香りが漂ってくる。
おかげで、本当にチョコレートを味わっているかのような気分になってくる。

キスもそこそこに、抱き寄せた美琴を抱え上げてベッドの上に優しく下ろす。
仰向けに寝かせた美琴から唇を離して見下ろすと、美琴はキスに酔ったのか、すっかり大人しくなっていた。
頬を赤く染め、とろん、とした目で上条を見上げてくる。

「この香水、チョコの味もするようになるのか?」

上条は、そのまま美琴を組み敷き制服を剥ぎながら尋ねる。

「違、んん! 匂いだけぇ…っていうか、味のつく香水なんてないわよ! ふあ!」

「おっかしいなぁ。じゃあ何故美琴たんはこんなにも甘いのでせう?」

「ば、ばか! なにいって…ああ、やぁ!」

制服は全てを脱がさない。ブレザーの肩は外すが、袖は抜かない。ブラウスの前は開くが、スカートから裾を抜かない。
ブラは上にずらし、短パンと可愛いカエルさんパンツだけを抜き取ったら準備完了。半脱ぎこそ我がジャスティス。

開けた美琴の首筋に、胸元に、お腹に、次々とキスの雨を降らせ、紅い所有印を刻んでゆく。
全体に満遍なく紅を散らした上条は、そのまま美琴の硬く勃ち上がった胸の頂点に吸い付いた。

「ああっ! ん、やっ…なめちゃ……ひあ! あ、あ、すわないでぇ!」

優しく頂点を転がされる感覚に、美琴の性的興奮が高まってゆく。
ざらざらとした上条の舌に頂点を刺激されると、甘い声を抑えられなくなってしまう。
美琴には興奮が高まっていくたびに、お腹の奥底からじんわりと何かが溢れてくるのが分かった。

677■■■■:2014/02/14(金) 21:54:54 ID:DrTNEKfA
そして当然、上条もそれに気付いていた。
胸の頂点からいったん唇を離し、スカートをめくることによって現れた美琴の秘部をするりと撫でる。

「そろそろこっちも触っていいんじゃないか?」

「ひゃああ!! あっ、ひん…あ、はあっ!」

敏感な肉の芽の周囲を親指でくるくると撫ぜ、時々そのまま弾いてやる。
人差し指と中指はぬるぬるになっている秘裂をなぞり、十分に濡れたのを確認してからその身を中に滑り込ませる。
そのまま引っかくように、広げるように、内壁をさすってやる。

「はっ、ああっ……くぅんっ、ああうっ! あふっ…んぁんっ、んんっ!」

外と中からの刺激に、美琴はただ喘ぐしかできない。
上条の指は的確に美琴のイイところを突いてきて、息をつく暇もない。

「美琴、そろそろいいか?」

唐突に秘裂から指を抜き取られ、余韻に体を震わせていた美琴は、カチャカチャというベルトを外す音に視線を上に向ける。
そこには窮屈なズボンがら解放され、大きくいきり立った上条の男根がそびえていた。

その圧倒的な質量に貫かれる快感を思い出して、美琴は背筋がゾクリとなった。
それを拒絶しようなんて微塵も思わない。無意識のうちに両足を開き、上条に向かって腕を伸ばす。

「うん、いいよ…きて…」

己に向かって伸ばされた腕をしっかり背中に巻きつかせてやると、上条は一思いに美琴の秘裂を貫いた。

「ふあああああ!!!」

とろとろに濡れ、上条の指に優しく解された美琴の秘裂は、何の苦もなく上条の男根を飲み込んだ。
秘裂は、まるで己の一部が戻ってきたかのように男根を包み込み、甘くもきつい締め付けによって男根を悦ばせる。

「はあっ、はあっ…大丈夫か美琴?」

受け止める側の美琴は上条よりも負担がかかる。
美琴が落ち着くまで待とう、と上条は気遣いの言葉をかける。

一方、上条にぎゅう、としがみついて挿入の衝撃をやり過ごした美琴。
その余韻までもが完全に抜け切ると、上条に向かってゆっくり微笑んだ。

678■■■■:2014/02/14(金) 21:55:16 ID:DrTNEKfA
「大丈夫。動いていいよ」

その言葉を皮切りに、上条はしっかりと美琴を抱きしめると、ゆっくりと美琴を揺さぶり始めた。

「はっ、はあ、美琴、美琴」

「んんっ、あ、あんっ…とうま…あっ、はう! とうまぁ!」

十分な潤いを持った秘裂の中を、男根はスムーズに出入りする。
大量に分泌された愛液は、男根が入ってきたことにより秘裂内から押し出され、いやらしい水音を奏でる原因になっている。
室内は2人の口から漏れる吐息と、グチャ、グチュ、と粘質的な水音に満たされる。

やがて、パンパン、と肉と肉がぶつかり合う音が響きだす。
興奮が最高潮に達し、抽挿のスピードが上がってきたのだ。

「美琴! 美琴! うあ、もうイく! 出すぞ、中に出すぞ!」

「あっ、あっ、ああっ! いいよぉ! なかにだして…っや、くっ…ふああああ!!!」

先に絶頂に達したのは美琴の方だった。

性的経験の少ない美琴は、どうしても上条よりも先にイってしまうことが多い。
これを美琴は申し訳なく思っているのだが、上条は全く気にしていない。
むしろこの絶頂時の締め付けは最高に気持ち良く、これを味わうためにわざと美琴を先にイかせようとするくらいだ。
こんなこと美琴に言ったら絶対にビリビリされるから言わないが。

「ぐぅ…っキツ……くああああ!!!!」

今回も例に漏れず、美琴の絶頂によってキツキツにしまった秘裂内で上条も絶頂に達し、最奥に精を吐き出した。

ベッドの上、2人して荒い呼吸を整えながら心地よい行為後の余韻を楽しむ。
そんな中、上条はおもむろに美琴を抱き寄せ耳元でささやいた。

「お返し、楽しみに待ってろよ。すげぇの贈るから」

行為疲れによって眠くなってきた美琴は、返事の代わりに上条の胸に甘えるように頬を擦りつけた。
優しく頭を撫でられる感覚に、自分の想いは伝わったと確信した美琴は、そのまま睡魔に身を委ねた。

679■■■■:2014/02/14(金) 21:56:44 ID:DrTNEKfA
美鈴「はあ〜い! こちら美鈴ちゃんの携帯でーす!」

美琴「なにが美鈴ちゃんよ。いい歳こいて」

美鈴「むむっ! そんなこと言う子には来年のバレンタインデーには案を出してあげないわよ?」
美鈴「まあ、それはそうと、結局どうなったの? 私がチョコ作戦上手く行った?」ワタシハツアンシャ

美琴「……うん。そこは感謝してる」モジモジ

美鈴「そうよね〜。初心で恥ずかしがり屋な美琴ちゃんじゃできない……え?」

美琴「と、とりあえず、アイデアと香水ありがと!」アワアワ
美琴「あと、ママとパパの分のチョコも送っておいたから。じゃあね!」ピッ!

美鈴「ちょ、ちょっと待って美琴ちゃん!? ホントにやっちゃったの!? 戴かれちゃったの!?」
美鈴「ってああ! 電話切れてる! ちょっと!? 美琴ちゃーーん!!!」

680■■■■:2014/02/14(金) 21:58:26 ID:DrTNEKfA
以上です
今回は台本形式と地の文ありのハイブリッド形式でお届けしました
半脱ぎが一番好き。次点は裸に首輪と靴下。全裸はそんなに好きじゃないです
調子に乗ってあっちもこっちも投下してすみません。そろそろ自重します
台本形式は書くの楽で便利ですけど、細かい描写ができない分エロ書くのは難しいですね。では

681■■■■:2014/02/14(金) 22:12:17 ID:LCWbCcLM
ホワイトデーのお返しはどんだけすごいんでしょうかねぇ(ゲス顔

682■■■■:2014/02/15(土) 02:16:24 ID:QfRmx1uI
GJ!
私も全裸より半裸の方が好きです!あと首輪も!

683スーパーマンコ:2014/03/02(日) 14:06:57 ID:LTFTDREw
え、エロい!

684■■■■:2014/03/03(月) 22:54:06 ID:THwbX.YM
こんばんは。狼条さんと縛られ美琴の続きを投下したいと思います
本当は昨日投下しようと思っていたのですが、気が付いたらベッドの中で朝を迎えていました

>>681
ホワイトデーはネタが無いから書けません。ご了承くださいw

次レスから>>665の続きです

685狼条さんと縛られ美琴:2014/03/03(月) 22:55:35 ID:THwbX.YM
「ああ、もちろんだ」

伝えられた言葉に、寄せられた唇に、上条は万感の思いを込めて応える。

自身の行った仕打ちへの謝罪、それを許してくれた事への感謝、彼女への、美琴への愛おしい気持ち。

伝われ、伝われと、美琴の口内に自身の、舌を送り込み激しく絡め合わせる。
美琴はうっとりとした顔で上条の舌を受け入れ、舌と共に流し込まれてくる上条の唾液を飲み込む。

「はむ…ん、ちゅう……んく…ふ…はぁ」

上条はいったん美琴の口内から舌を抜き、そのまま首筋にそれを滑らせる。
優しく舐め下がっていき鎖骨までたどり着くと、ちゅう、と強く吸い上げて紅い所有印を残す。
それと同時にゆっくりと下半身を動かし、美琴を優しく突き上げ始めた。

「あっ! やん、ああ……はぅ…んんっ…はぁん!」

優しくも強く最奥を突き上げられる快感に、美琴は抗う事もせず素直に受け止め甘い啼き声を上げる。
突き上げが開始された直後は、その強い快感を耐えるために目をきつく瞑った美琴だったが、すぐに目を開くと上条に縋りつく。

「とうまぁ…ぎゅってして、あたまなでて……いっぱい、ちゅうしてぇ…」

美琴は抱きしめられる事が好きだ。頭を撫でてもらう事が好きだ。キスをする事が好きだ。
おそらくは、直接上条と繋がる事よりも。

普段よりも思考力が低下し、理性もドロドロに溶けきった今、彼女の欲求を妨げる厄介な性格は鳴りを潜めている。
故に、美琴は素直に、思うが侭に、上条を求める。

そして今の上条に美琴を拒む意思は無い。

「いくらでもしてやるよ……」

所有印をつける動作を打ち切り、上条は再び美琴の唇を覆う。

686狼条さんと縛られ美琴:2014/03/03(月) 22:56:18 ID:THwbX.YM
「ふむぅ…んちゅ……はふ…れろ、ちゅ……」

美琴はその唇に即座に吸い付き、上条が送り込むよりも早く、自身の舌を彼の口内に侵入させる。
そうして呼吸も忘れ、夢中になって上条の口内を嘗め尽くす。
歯茎をなぞり、歯列を舐め、舌で掬い上げた上条の唾液を持ち帰ろうと舌を引っ込めようとする。

もちろん自身の口内で好き勝手されたまま、その主を上条が逃すはずも無く、素早く自身の舌を絡めてそれを阻止する。
その間に、美琴の背中に無造作に回されていた両手の内の片方を彼女の頭に持っていく。
頭頂をゆっくり撫で、髪を梳きながら後頭部へ滑り降りる。
そのまま髪をもてあそぶ様に指に絡ませつつも、逃がさないように手のひら全体で退路を塞いでしまう。

「んぅ……うんっ、じゅる…ちゅぶっ、んちゅ、はっ…んくっ!」

美琴の背中に残されたもう片方の腕はその下へ、彼女の腰へとその位置を移す。
手のひらで美琴のわき腹をしっかりと覆い、強く腕で美琴を自身の方へと抱き寄せる。
ぎゅう、と隙間がなくなるほどに両者は密着し、触れ合った肌からじんわりと互いの体温が伝わってゆく。

「あ……んぅ…ちゅ、はっ! あ…これ…ふゃあ! ああ…と、うま……ふにゅ!」

口内から伝わる快感に、秘裂から伝わってくる快感に、意識を飛ばされそうになっていた美琴は、伝わってきた体温にそれを繋ぎ止められる。

「ん、あった…か、い……」

その温かさがキスよりも魅力的なものに思えた美琴は、頭を緩く振って上条から唇を離す。
じゃれ付くように鼻先で上条の首筋を滑り降り、終点の肩口に顔を埋める。
そこは上条の温かさのみならず、汗が混ざり合った影響で普段以上に強い上条の匂いがしていた。

肌で、鼻で感じた上条にすっかり酔わされた美琴は、痛む自身の両腕に力を込め、僅かも逃さないように強く抱きこんだ。

「ふぁ! あっ…んん……ひっ、ん! あ、はぁ」

顔には幸せそうな笑みが浮かび、継続して与えられている下腹部からの快感に、無意識の内にか細い吐息を漏らす。

687狼条さんと縛られ美琴:2014/03/03(月) 22:56:55 ID:THwbX.YM
「(やばい…すげぇ可愛い)」

縋りつかれた上条は美琴の顔を覗くことができないのだが、美琴がそんな表情を浮かべている事が何故か想像できてしまった。
離されてしまった自身の唇に寂しさを覚えるものの、そんな美琴を引き剥がすことなんてできない。

というより自身の口寂しさなんて、子猫のように甘えてくる美琴の愛らしい姿に霞んでしまう。
このままずっと美琴の笑顔を見続けていられるように、目一杯甘やかしてやりたい。

しかし、そろそろ上条が絶頂へたどり着く瞬間が近づいてきていた。

このまま美琴の好きにさせてやりたいが、出来れば早く最上まで上り詰めてしまいたい。
美琴への愛情と自身の性欲に苛まれながらも、上条は優しく、しかし徐々に早く美琴を責め立ててゆく。

「はっ、あっ、ああんっ! あうぅっ……くぅん、んはあっ!」

徐々に強くなってゆく快感に堪らず、美琴は顔を埋めていた上条の肩口に柔く歯を立てる。
幸せに満ちていた表情は、ゆっくりと紅く、快感に染まってゆく。
そして、下腹部からの鋭い刺激に呼応するかのように左右に緩く首を振る。

そんな時、なにやら甘い香りが周囲を取り巻いた。

「(なんだ…? この、香り……)」

甘い香りに気を釣られた上条は、その発信源を探す。
そして直ぐ、ちょうど自身の鼻先にある美琴の髪から発せられているものだと気付く。
一度その香りを意識してしまった上条は、何故だか彼女の髪から目が離せなくなっていた。

美琴と同じように、彼女の髪が放つ甘い匂い酔ってしまったのか。はたまた口寂しさを紛らわせるためだったのか。
引き寄せられるままに上条は美琴の髪にキスを落としてから、絶頂に上り詰めるために腰の動きに再度集中し始めた。

「ふぁ、くぅっ! んちゅ、んあっ……あっ、あああっ! ひぅ…ん、ちゅ」

「美琴…美琴……ん、はっ…れろ……」

688狼条さんと縛られ美琴:2014/03/03(月) 22:57:25 ID:THwbX.YM
再び強くなった秘裂からの刺激に、美琴は無意識の内に自身の腰を上条の動きに合わせて揺すっていた。
その運動によって酸素の消費が多くなった美琴は、上条の肩に噛み付いていられなくなり、口を離して酸素を求める。

上条は腰を動かしつつも、肩口から顔を上げて頭部をふらふらと彷徨わせていた美琴を掴まえ、キスを仕掛ける。
そんな上条のキスを受け入れながら、美琴は温もりが離れていくことを厭い、上条に必死にしがみつく。

「んっ、んじゅっ、んぷっ…ちゅう……ふっ」

「ちゅっ、ちゅ…んんっ! んむっ!……はっ、あふ! ちゅぶ、れろ…あ、ひゃうっ!」

そうしてお互いを求め合っていた時、急に胸にはしったピリッ! という甘い刺激に、思わず上条は声を上げた。

「くあっ!」

「ふにゃん!」

上条が声を上げたのと時を同じく、美琴もまた甘い悲鳴を響かせた。

二人が声を上げた原因は、密着していたが故に彼らの乳首同士が擦れあった事にあった。
快感によって硬く勃ち上がっていた美琴の乳首が、たまたま上条のそれと接触したのだ。

上条によって、胸の隅々までを性感帯として開発されていた美琴が快感に反応するのは当然のこと。
美琴はこの快感をなんの抵抗も無く受け止め、高らかに啼いた。

しかし、自身の胸を性感帯としてみなしていなかった上条にとって、この乳首からの刺激は新鮮かつ強烈なものだった。

「う、ちょっと待てみこ、と! うは! こ、れは…」

今まで感じたことの無い未知の刺激に、上条は驚きと戸惑いを隠せない。
思わずキスをしていた唇を離し、腰の動きも止まりかける。

「やぁ! ん、あ…はなれ、ちゃ…やだ!」

だが美琴は動きを止めず、さらに彼女はより強く上条にしがみついてくる。
美琴が上条に強くしがみつくたびに、乳首はより強く擦れあう。

「はぁっ、はぁっ、あぁん……ああっ、んあっ! あっ、あっ、あっ……」

689狼条さんと縛られ美琴:2014/03/03(月) 22:58:03 ID:THwbX.YM
愛しい男が離れることを嫌がったが故の行動であったが、それに加え美琴の方も絶頂が迫っていた。
上条への恋慕と、快楽を追いかけることしか頭に無く、胸から刺激を得られると知った今、積極的に上条へ胸を、乳首を擦り付ける。

「はあっ、はあ、はっ! ぁ、くっ! み、こと…!」

そんな美琴の姿を見て、上条も余計な事を考えるのを止めた。

おそらく美琴の体力はとうに底をつき、もはや気力だけで意識を保っているはず。
絶頂への時間も、行為を続けられる時間も、どちらももう猶予は無いはずだ。

それでも上条を慕い、上条の欲に応えようとしてくれている美琴に対して余計な考えを持つことは、彼女の思いを踏みにじることと同義ではないか。
快楽を求め、共に絶頂に上り詰めようとしてくれているならば、ただそれだけを追求するべきだろう。

「…っ! 美琴!」

愛する女の名を呼んだ上条は両手で力いっぱい美琴を抱き寄せると、体全体を大きく上下に揺さぶり、美琴の最奥を強く穿った。

「あっ! ああ!、ああああああああああ!!!!!!」

最奥を強く穿たれた瞬間、美琴は目を見開いて絶叫した。
上条の腕の中で無我夢中にもがき、背中をしならせて絶頂の衝撃に体を貫かれる。

一回目の衝撃にあえなく絶頂を迎えた美琴の秘裂はギチギチに締まり、上条の男根を食いちぎらんとするほどだった。
しかし上条はそこで止めず、二回目、三回目と間を置かずに美琴を突く。

「いぎっぃぃ…く、ひ……い、あ、や…あ、ああ、あ…」

最奥に打ち込まれた三回目の衝撃を受け止める頃には、美琴に叫ぶ力は残っておらず、だらしなく口を開いて体を震わせることしか出来なかった。

上条も、目がチカチカするほどの快感にきつく歯を食いしばる。

690狼条さんと縛られ美琴:2014/03/03(月) 22:58:52 ID:THwbX.YM




そして四回目の衝撃。







「………………っっっっっっっ!!!!!!!!」

ついに音は漏れず、音無き声を響かせながら、美琴は最奥から子宮に流れ込んできた熱い奔流をぼんやりとした頭で感じ取っていた。

691狼条さんと縛られ美琴:2014/03/03(月) 22:59:37 ID:THwbX.YM

「…っ…ぅ…ぁぁっ……」

熱い流れが感じられなった頃、美琴は愛しい男の名を呼ぼうとした。
うまく声に音が乗らず、かすれた空気が吐き出されただけで終わってしまった。

そんな美琴の頭をゆっくりと撫でた上条は、そのまま美琴の耳元でそっとささやいた。

「…ありがとな。美琴」

その温かい手のひらの感触と言葉に、ついに美琴の気力の糸は断ち切られ、深い眠りの底へと美琴は落ちていった。

692■■■■:2014/03/03(月) 23:00:19 ID:THwbX.YM
今回は以上です
これ書いている時はここの辺りが私の眠気もピークになっていて、展開が駆け足ぎみになってしまっているかも

これにて狼条さんのエロパートはお終いになります
お話はまだ若干続くんですが、エロ無しの部分もここに投下しちゃっていいんですかね? では

693■■■■:2014/03/04(火) 00:54:17 ID:aUOxx51I
いいと思いますよ。
でないと話が繋がらなくなってしまう気がします。

しかし・・・・なんてエロイんだあ!GJ!!

694■■■■:2014/03/04(火) 02:57:16 ID:XkX8Rvk.
GJ
良いいちゃエロだぜ

695■■■■:2014/03/04(火) 14:01:55 ID:S3jCmif6
愛のあるエロって幸せだわ…もうほんとGJ!!

696■■■■:2014/03/15(土) 18:03:56 ID:TiJZD4rU
すみません。今日狼条さんの続き投下しようと思ってたんですけど
今日の投下分のところを間違ってバーンしました
文章を思い出しつつ復元しているので、もう少々お待ちください><
現在6割ほど復元できています

697■■■■:2014/03/15(土) 19:24:41 ID:9cz4JhEM
待ってる

698■■■■:2014/03/15(土) 20:05:31 ID:IsY4WLjY
楽しみにしてお待ちいたします

699■■■■:2014/03/15(土) 20:42:27 ID:SRuER5XU
復元がんばってください
のんびり待ってるよ〜

700おもちゃパーチー:2014/03/15(土) 21:33:43 ID:TiJZD4rU
今日中に復元するのは無理だと悟ったので、以前書いたおバカ小ネタ2本を置いておきますね
残念上条さんとムッツリみこっちゃん注意報です



上条「今日は珍しく補習が無いんだぜ!」オウチニカエロウ!
上条「これも、美琴センセーのご指導の賜物ですなぁ」アリガタヤアリガタヤ

舞夏「おー、かみじょうー、かみじょうとうまー」トナリノゲンカン
舞夏「ちょっとこっちに来てくれないかー?」コイコイ

上条「まあ、俺が素直に家に帰れるなんて思ってなかったけどな!」フコウダー
上条「ハイハイ、御用はなんですかっと」

舞夏「外でできる話でもないし、現物を見てしまった方が早いだろうしー」
舞夏「とりあえず、中に上がってくれたまえー」

上条「いいのかよ、じゃあ、お邪魔します…って、なんだこりゃあ!?」ツクエノウエニ!

大人のおもちゃ達「やあ」ババーン!

舞夏「いやな、兄貴の部屋を掃除していたら、筋トレ用具が入っていたはずのダンボールから出るわ出るわでなー」
舞夏「とりあえず兄貴には、100円玉の入った弁当箱を渡して旅に出てもらったのだー」

上条「(土御門……南無三)」ナムナム

舞夏「おもちゃ達は全て処分するつもりなのだが、よかったら持って帰らないかー?」

上条「はい!?」

舞夏「ああ、全て未使用だから問題ないぞー」

上条「いやいや! そうじゃなくてな!?」

舞夏「これとか」ピンクローター
舞夏「こいつとか」ツブツブバイブ
舞夏「こんなのとか」アナルビーズ
舞夏「某電撃姫に使ってみたくはないのかー?」

上条「ううっ!! た、確かに使ってはみたいが…」ウググ

舞夏「なら迷うことなんてないぞー。人間、欲望に忠実に生きるべきだぞー」ホレホレ

上条「忠実に生きすぎるのもまずいと、上条さんは思うのですが」

舞夏「むう…かみじょうとうま、お前は見たくないのかー?」
舞夏「快楽に啼き喘ぐみさかの艶容! 攻められ続けた後の疲労感漂う艶姿!」

上条「えんよう……あですがた……」モンモン

舞夏「しかたない、こいつらは私が処b」

上条「待った!」
上条「土御門舞夏様! 是非ともその玩具たちを私めにお譲りください!」

舞夏「うむ、よかろう!」
舞夏「これで電撃姫の声が枯れるまで存分に可愛がってやるがいいー」

上条「ははっー! ありがとうございます!」
上条「よし、待ってろよ美琴! 今夜は眠らせないぜ!」Bボタンダッシュ

舞夏「…………」
舞夏「さて、これで当分ネタには困らないなー」ニヤリ

701鋼のぱんちぃ:2014/03/15(土) 21:34:54 ID:TiJZD4rU
美琴「…土御門、ちょっと、いいかしら?」ゴゴゴゴ

舞夏「おー、みさか。どうしたー?」

美琴「アンタ。当麻にずいぶん素敵な贈り物してくれたみたいじゃない?」ウフフフ

舞夏「おお、あれかー」※おもちゃパーチー参照
舞夏「!」ピコーン!
舞夏「みさかみさかー。ちょっと私の部屋まで着いてきてくれー」トコトコ

美琴「ちょっと、話を逸らすんじゃ…ってこら、待ちなさい土御門!」テテテ
美琴「全く、アンタの部屋にいったい何g…ぎゃあああああ!!!」ナンジャコリャー!

大人のおもちゃ達「また会ったね!」デデーン!

舞夏「兄貴の部屋を片してたら出てきたから、整理してたのだ」

美琴「野ざらしにすんな! 恥じらいもないのか己は!」

舞夏「おいおい、みさかは彼らに体を弄ばれたばかりだろー。照れるな照れるなー」ハッハッハ

美琴「それはアンタの差し金でしょうが!」ソコニナオレ!
美琴「だいたい、こんなもん部屋に大量に持ち込んで、誰かに見られて誤解されたらどうすんの!」クドクド
美琴「すぐさま処分して、今後アンタも所持せず、当麻にも渡すんじゃないわよ」

舞夏「うむ、了解だぞー」ヤレヤレ

美琴「良し……ところで土御門」

舞夏「なんだー?」オセッキョウハオワリダロ?

美琴「この……鉄の、その…パンツ? みたいなのなに?」ナニコレ…

舞夏「それは貞操帯だなー」シラナイカ?
舞夏「年頃の貴族の娘の純潔を守るために開発されたという説があるー」クワシクハググッテネ
舞夏「最近は主にSMプレイなんかに用いられているぞ」

美琴「そんなもんまで…元春さんも何考えてんのよ」

舞夏「ちなみに、男用もあるぞー」ホレ

美琴「男用!?」ピクリ

舞夏「射精をできなくするためだったり、勃起そのものを防ぐ仕様になってたり」
舞夏「M男や駄犬のしつけなんかにもってこいだぞー」ニヤリ

美琴「……………」
美琴「ねえ土御門。それ、全部1人で処分するのも大変よね」オトナノオモチャタチ
美琴「いくつか私も、その、処分手伝ってあげるわよ…?」ソワソワ

舞夏「おー、そうかそうか」ニヤニヤ
舞夏「じゃあ、みさかが処分できそうなものを適当に持っていってくれー」ホイカバン

美琴「う、うん!」カバンウケトリ
美琴「これとこれと、これ…あとこれも」カバンツメツメ
美琴「じゃ、じゃあ私行くから! アンタそれちゃんと処分しとくのよ!」ピュー!

舞夏「おー。まかせろー」バイバーイ

舞夏「…………」
舞夏「さて、今晩は兄貴の部屋にお泊りしに行かなきゃなー」フフフ




メモ帳を複数同時に開いてss書くもんじゃないね。よく分かりました
ss書きの皆さん、私みたいなバカな真似はしないでくださいね。では

702■■■■:2014/03/16(日) 00:22:48 ID:wA912VBE
これ一番ざんねんなのは舞夏じゃね?w
GJ!

703■■■■:2014/03/16(日) 00:45:36 ID:iv6/1qDo
もう上条さんも美琴さんもwww
GJです!

704■■■■:2014/03/22(土) 22:40:04 ID:Q4RHqb3.
こんばんは。狼条さんと縛られ美琴の続きを投下したいと思います
長めですが、エロ無しパートなので一気に最後までいきたいと思います。ご了承ください

次レスから>>691の続きです

705■■■■:2014/03/22(土) 22:41:23 ID:Q4RHqb3.
「――――ん! ――――すみ―――!!」

暖かく柔らかく、大好きな匂いに満たされている。
そんな心地のいい布団の中で、焦ったような調子の声が聞こえた。

美琴は未だに眠気をたっぷり含んだ瞳をゆっくりと開く。

「いえい―、そういう――急性――る――ではない――――、ど―――も今――学校――――――――てですね」

その声は聞き覚えのある声で。というか、とても耳に馴染む声で。
誰の声だったっけ? と未だ覚め止まぬ頭でそれを思い出そうと試みる。
それと同時にその声をもっとよく聞こうと、起き上がるために気だるい体に力を入れる。

「…っ!」

両腕に力を入れた瞬間、腕全体を鋭い痛みが走りぬけた。
腕の表面を奔る、ひりつくような、焼けるような、ジクジクとした痛み。
のろのろと首を回すと白い包帯でぐるぐる巻きにされた自身の両腕が見えた。

眠っている最中は言わずもがな、起きた直後も脳が痛みを認識していなかった為に、今の今まで美琴は痛みを感じていなかった。
だが、一度痛みを認識してしまえばもう痛みを忘れることなどできない。
それどころか両腕に意識を集中してしまい余計に痛みを敏感に感じ取ってしまう。

「(い…たい……)」

あまりの痛みに額をシーツに擦り付けながら意識を逸らそうとするものの、下手に身動ぎするたびに両腕を振動が襲い、痛みを助長させてしまう。
無意識の内にみるみる目が潤んでいく。痛みをかみ殺した吐息が漏れる。
起き上がる意思は瞬く間に消え、少しでも両腕の痛みを和らげようと思考が流れる。

そんなふうにもぞもぞと美琴が動いているのに気が付いたのだろう。
声の主――上条は携帯電話を片手にベッドの方へ歩み寄ると、電話を持つのと反対の手で美琴の頭を優しく撫でる。

そっと頭を撫でられる優しい感触が痛みを和らげ、少し余裕が出た美琴は顔を上げて上条を見つめた。
自身を見つめてくる美琴の瞳が濡れていることに気付いた上条は、

「本当にすみません。週明けにはちゃんと行きますから、では」

と急いで会話を断ち切り、それを最後に上条は電話を切るとそのまま電話を机の上に放って、そのまま美琴に手を伸ばす。
美琴は伸びてきた上条の手に驚いて目を細めたが、上条はそれを意に介した様子は無く、親指の腹で美琴の涙を拭ってゆく。

706■■■■:2014/03/22(土) 22:42:02 ID:Q4RHqb3.
「ちょっとごめんな」

上条は涙を拭いきると、その手を美琴の額へと持ってゆく。
美琴の額を手のひら全体でぴったりと覆うと、もう片方の手で自身の額を覆う。
その様を美琴は抵抗するも無く、頭の片隅で両腕の痛みを感じながらもぼんやりただ見ていた。

「んー、まだちょっと熱が高いかな」

どうやら頭が上手く働かないのは痛みと寝起きのせいだけでなく、若干の発熱の影響もあったらしい。
考えるのが億劫で、その程度の結論を出すのにすら時間がかかってしまった。

そして、その結論を出すために頭を働かせたおかげで、何故上条が目の前にいるのかということにようやく疑問が持てた。
ついでにこの場所も、普段自分が寝起きしている常盤台の自室ではないということに気付く。

「(きのう……どう、したんだっけ…?)」

ぼんやりと考えつつも、視線は上条に向けられたまま逸らされない。
美琴は特に考えも無く上条を見つめていたが、彼女ににじっと見つめられていた上条はやや照れた表情を見せる。

「あー、その、なんだ、まだ疲れてるだろ? 寝てていいぞ」

その照れを隠すかのように視線を宙に彷徨わせると、再び美琴の頭を優しく撫で始めた。

「んっ……」

その暖かい感触は、美琴が尋ねようとしていた疑問をどうでもいいものへと変えていった。

ついでに両腕が痛くて堪らない。
上条に頭を撫でられているおかげで、痛みが緩和されている今のうちに意識を手放せればかなり楽じゃないだろうか。

そう思った美琴は再びせり上がってきた睡魔に身を委ね、あっさりと眠りの中へと戻っていった。

707■■■■:2014/03/22(土) 22:43:06 ID:Q4RHqb3.
昼を大きく過ぎ、気温が一番高くなる時間。その時、美琴は再び目を覚ました。
朝に起きたのとは違い眠気は完全に無く、意識もはっきりしている。
ただ喉がカラカラに渇いているせいで声を出すのが非常に辛い。

「おみず…」

とにかく喉を潤したくて、キッチンに水を汲みに行こうと思い、起き上がることを決意する。
全身がだるいせいで覚悟を決めるのも一苦労だったが、朝の時とは逆に両腕の痛みは鳴りを潜めていた。
腕の痛みを感じないで済むのは一時的なものかもしれないと、なるべく腕に振動を送らぬように上体を起こそうとしたのだが、

「………起きれない」

足に力を入れた瞬間、太ももの辺りがプルプルと情けなく震えたうえに、腰の感覚が全く無い。
仰向けからうつ伏せになってみたり、横に転がったりと姿勢を変えながら試行を繰り返してみるものの、上手くいかない。
肩を立ててベッドから自身の体を押し上げようともしてみたが、足腰が立たないせいであえなく失敗する。
やむを得ず両腕を使って起き上がろうと手のひらをシーツについてみれば、容赦ない痛みが両腕を駆け抜け悶絶するハメになってしまった。

「あの、美琴さんは何をしていらっしゃるんでしょうか?」

「にゃあああ!!!」

涙目になりながらも必死に腕の痛みに耐えていた美琴の耳に、いきなり男の声が響く。
驚いて首だけを瞬時に回してみれば、そこには並々と水を湛えたグラスを持った上条の姿があった。

「ア、アンタいつからそこにいたのよ!」

喉の調子も忘れて美琴は思いっきり叫んだ。
上条は困ったような顔で、グラスを持っていないほうの手でポリポリとこめかみのあたりを掻きながら口を開く。

「美琴さんが生まれたての小鹿ごっこを始めたあたりからです」

「それ最初じゃん! っていうか見てないで早く声掛けなさいよ!」

708■■■■:2014/03/22(土) 22:43:40 ID:Q4RHqb3.
言い切った後に、美琴は激しく咳き込んでしまう。乾いた喉に負荷をかけるような事をしてしまったから当然なのだが。
ゲホゲホと咳を繰り返す美琴を見て上条は、

「ああ、ほら! とりあえず落ち着いてこれ飲めよ」

と美琴の首の下に手を差し入れて少しだけ彼女を起き上がらせると、口元にグラスを近づけてきた。
こんなことになってるのは誰のせいだ! と思いながらも喉の渇きを潤すために、美琴は文句と一緒に水を飲み込む。

飲み込んだ水はほのかに柑橘系の味と香りがするもので、さっぱりとしていて非常に飲みやすい。
おそらくはレモン果汁か何かを混ぜ込んだのだろう。この男はこういう一手間をかけるのが得意というか好きと言うか、そんな人物だし。

あっという間にグラスの水を飲み干して、しかしまだ物足りない。
グラスから口を離して一息ついた後、期待を込めた目で上条を見上げる。

「ん? もう一杯ほしいのか?」

すぐに自身の思いを読み取ってくれたことをうれしく思いながら、美琴はコクリとうなずく。
ちょっと待ってろ、と上条は優しく美琴をベッドに戻すと、足早にキッチンへと向かってゆき、冷蔵庫からミネラルウォーター半分に切られたレモンを取り出した。
ミネラルウォーターをグラスに注ぎ入れ、5mmほどの厚みに切ったレモンを軽く絞る。

「(ああ、やっぱり。ってか本物使ってたんだ)」

ベッドの上で上条を観察しながらも、美琴はレモン果汁ではなく本物のレモンの絞り汁を入れていたことに驚く。
レモン果汁はそれほどでもないが、レモン本体は少々単価が高い。

きっと上条自身はわざわざレモン入りの水なんて普段は飲んでいないはず。
ということは、もしかしなくてもレモン入りの水を用意してくれてるのは自分のためで。

自然と頬が緩んでにやけてくるのを何とか押さえ込もうとするが、無駄な努力というやつで。
せめて頬の赤みを取ろうとシーツに顔をこすり付けていると、グラスの中身を箸で軽くかき混ぜたそれを持って上条がこちらに戻ってきた。

「何してんだ? どっか痛むのか?」

「な、なんでも! なんでもないわよ!」

眉尻を下げて心配そうな顔に変わった上条に、美琴は慌てて弁明する。
上条は納得していないような顔ながらも、先程と同じように美琴にレモン入りの水を飲ませてくれた。

709■■■■:2014/03/22(土) 22:44:26 ID:Q4RHqb3.
「それで、今どういう状況なわけ?」

ようやく喉の渇きが癒され、一心地ついた美琴は予てからの疑問を口にした。
水を飲んでいる間に朝の出来事も思い出したが、結局あの後すぐに眠ってしまったため、今の状況について何も聞けていなかった。

「えーと、その前に。昨日のことについてはどこまで覚えてる?」

そこで上条は美琴にストップをかける。
確かに現状を知ることも大切だが、昨日何があったのかも把握しておかなければならない。
なんせ上条が知っているのは、土御門兄妹がなにやら企み事をしていたことと、あられもない姿の美琴が自室の中央に鎮座していたことだけ。
おそらくは土御門兄妹の企み事に巻き込まれたのだろうが、昨日の行為うんぬんについてどれだけ美琴が覚えているかも知りたいところである。
というか、正直後者の要素のほうが大きい。自分が明日の日の目を拝めるかはそこにかかっているといっても過言ではないからだ。

「ん…昨日は、確か舞夏から当麻の部屋が大変な事になってるみたいな話を聞いて、確かめるために此処に来て…」

昨日の出来事について詳細に思い出していく土御門舞夏に嵌められたことや、そのあとの上条との情事も……

――――ググゥゥゥゥ〜〜

「……………」

「……あうぅ」

その瞬間、盛大に腹の虫が叫び声をあげた。
一泊置いて、その虫の飼い主は顔を真っ赤に染めて、光速の動きで視線を逸らした。

「美琴センセーのお腹の虫が…」

「上条くゥン!! 電撃浴でもしたいのかしらァァアア!?」

「すいませんごめんなさいほんとかんべんしてくださいもうしわけありませんでした!!!!」

こちらも光速の滑らかな動きで見事な土下座を上条が披露した。触らぬ神に祟り無しですよ上条さん。

「まあいったん状況整理は置いといて、とりあえずお昼にしますかね」

710■■■■:2014/03/22(土) 22:45:25 ID:Q4RHqb3.
言うが早く、上条はその場を立って、キッチンで何かの鍋を火にかけ始める。

「ん…でも」

真っ赤な顔のままお腹を抑えていた美琴は、上条の言葉に顔を上げる。

「なんならメシ食ってる間にでもできるし、美琴は朝も食べてないし、昼もちょい過ぎてるし。いいだろ?」

時折鍋をかき混ぜながらも、上条は手際よく食器の準備も並行して行う。
しかし美琴は上条の行為の静止よりも、言葉に首を傾げる。

「お昼過ぎてるって…今何時なの?」

「2時過ぎだな」

上条の答えを聞きながらも美琴は無意識の内に首を動かして、上条の部屋の置時計を見遣っていた。
その時計に表示された時刻と上条の放った時刻は一緒で。その時刻を正確に理解すると同時に美琴は叫んだ。

「学校がああああ!!!」

叫んでから美琴はもう一つの事実にも気付く。

「アンタも学校は!?」

そう。この目の前にいる男も、学校に行っていないからこそここに居れるわけで。
ただでさえ単位が足りていないのにとか、出席日数減らす行為をするんじゃないとか、他にも言いたいことがあるが、沢山ありすぎて逆に口が廻らない。

「落ち着けって! それらも含めてちゃんと説明してやっから!」

ホカホカと湯気の立つ料理を盛り付けた皿を左手に、慌てて駆け寄ってきた上条に頭を抑えられる。
上条の大きな手のひらが頭部に触れた瞬間、おなじみのパキン、という音がする。どうやら無意識に漏電していたらしい。

「ふいー。そろそろこの漏電癖の対処にも慣れてきた自分が悲しい…」

左手一本で皿とスプーンを器用に持ちながら、上条はさめざめと美琴の頭を撫でる。
正直なんで美琴が漏電するのか未だに分からないし、一向に改善する気配も無い。
この不意打ち漏電に対処できなければ、美琴と付き合っていくなんてできないのだ。

711■■■■:2014/03/22(土) 22:46:07 ID:Q4RHqb3.
「しょ、しょうがないじゃない! 漏らしたくて漏らしてるわけじゃないんだから!」

「近くに上条さんがいない時に、漏電しないでくださればそれでいいですよー」

頬どころか耳まで真っ赤になって噛み付いてくる美琴の瞳が、嫌いにならないで、と訴えているような気がして。
上条は顔に熱が集まってくるのを感じながら、上目遣いで見上げてくる美琴から微妙に視線をずらしつつも言葉を紡ぐ。

まあ、美琴に電撃をぶつけられるのは付き合う前からの慣例行事みたいなものだったし、今さらこの程度で嫌うわけはないのだが。
でも自分がいないときに漏電されたら対処できないよな、とは思う。それを思っての発言だったのだが、

「ア、アンタがいるからしちゃうんじゃない!」

「???」

それに伴う美琴のこの返答には首を傾げてしまう。それはどういう意味なのだろう。
とりあえず今考えても答えは出なさそうなので、ひとまず置いておくことにする。

上条はそこで思考を打ち切ると、ゆっくり美琴の頭から右手を離す。
視線を逸らしていたが故に、離した瞬間の美琴の寂しそうな顔が見えなかったのは上条にとって僥倖か否か。

「というわけで、今日のお昼!」

そうして美琴の目の前に、今まで自身が持っていたものを音声付で差し出した。

「リンゴリゾットでーす!」

それが差し出された瞬間、既に美琴の顔は平時のものに戻っていたのだが、それがだんだんと訝しげなものへと変わっていく。

「…これあれでしょ? 少年ジャn」

「ちょっ! それ言っちゃらめえええ!!」

自慢げにそれを差し出した上条の顔色がみるみると変わっていく。漫画大好き美琴センセーに死角は無い。

「はあ、開口一番にそのセリフかよ。ってかやっぱり知ってたのな」

もうちょっと違った反応が見たかったぜ、とうなだれる上条に、美琴はため息をつく。

「あたりまえでしょ。たまに料理を再現して食べる程度にはあの漫画好きなんだから。まあ、ちょっと絵がそこはかとなくやらしいのはアレだけど……」

712■■■■:2014/03/22(土) 22:46:49 ID:Q4RHqb3.
再び顔を染めてモジモジしだした美琴。が、今の上条にそんな美琴に反応する余裕は無い。

「!? 再現…だと…?」

訂正しよう。漫画大好きスーパーお嬢様の美琴センセーに死角は無かった。

「――ま」

それはあれなのか? A5のあれとかビュッフェの卵料理なんかも(作品が違ってしまうのでそろそろ以下略

「―うま」

「おそるべしスーパーお嬢様…」

「ねえ、当麻ってば!」

「うおう!」

空想の中にしか存在しないと思っていた料理達に想いを馳せていた上条は、美琴の呼び声に意識を引き戻される。

「な、なんだ?」

「いや、早くご飯食べたいんだけど」

ジト目を行使して空腹を訴えてくる美琴に苦笑を返した上条は、リゾットを机の上に置くとベッドから美琴を抱き上げた。

「ひゃあ! ちょ、ちょっと何してんのよ!!」

「お、おい暴れるなって! 落ちるって!」

いきなり抱き上げられた美琴は羞恥メーターが一気に振り切れてしまい、上条から離れようともがく。
しかし、暴れられては美琴を落としてしまうかもしてないと上条も慌てる。

「……!!……!!……!!」

何故抱き上げられたのか分からないが、上条の言うことは正論で。
その言葉に美琴は抵抗の術を失ってしまう。美琴は顔を真っ赤に染めながらも大人しくなる。

713■■■■:2014/03/22(土) 22:47:20 ID:Q4RHqb3.
大人しくなった美琴にホッと一息つくと、上条はそのままあぐらをかいて座り込み、その膝の上に美琴を収めて横抱きのまましっかり抱き込んだ。
片手で美琴を抱いたままもう片方の手でリゾットを引き寄せる。
適量をスプーンですくいフー、と息を吹きかけて冷ますと、そのまま美琴に差し出した。

「ほい美琴、あーん」

「…ツッコミどころが多すぎるんだけど」

「あーん」

「自分で食べれるわよ!」

有無を言わさぬ笑顔で開口を迫ってくる上条。
あまりの恥ずかしさに、美琴は顔から火を噴出してしまいそうで。
いや、彼女の場合は電撃だが。そして実際ちろちろと漏電が始まっていたりする。

そんな強情っぱりの美琴に上条はため息をつく。そしてこの娘の、己の現状の省みなさに落胆する。

「その腕でどうやって食べるつもりだ?」

「うっ」

手当てがされているようではあり、何もしなければ痛みを感じることは無い。
だが、先程起き上がろうとした時に経験しているように、動かしたりすれば当然のように痛みが襲ってくる。
この状態で食事をするのはちょっとどころか、かなり難しい。

「スプーン持てるかどうかも怪しいんじゃないか?」

あーんと美琴にご飯を食べさせる行為は上条にとっても恥ずかしいのだが、美琴の為を想って我慢しているというのに。
決して看病にかこつけて美琴をデレさせるいい機会だとか、美琴に甘えてもらうチャンスだとかは思っていない。役得だなんて思ってない。たぶん。

「うう……」

「ほらー、腹へってんだろ? 観念して上条さんに餌付けされてくださーい」

顔を染めて唸っていた美琴はおもむろに顔を上げ、こうなりゃやけよ! と言わんばかりに恥を投げ捨て、口を開けてスプーンに食いついた。

714■■■■:2014/03/22(土) 22:47:57 ID:Q4RHqb3.
ご飯を上条に食べさせてもらいながら、美琴はことのあらましを聞いていた。

今日の朝早くにリアルゲコ太の病院に上条単身で赴いて、美琴の両腕の怪我についての処方をしてもらったこと。
そのリアルゲコ太に口裏を合わせてもらい、美琴は昨日の夜から病院に研究協力で滞在していることになっていること。
研究は昨日から明日までの三日間行い、明日の夕方までに常盤台寮に戻ればよいことになっていること。
ちなみに両腕の怪我は研究協力の際にしてしまったことになっているらしい。

上条が今日学校を休んだのも、美琴の看病をするためだったというのは、彼がそう説明する前になんとなく察していた。
事実上条は病院に薬をもらいに行っただけで、実際に美琴の両腕に処置を施したのはリアルゲコ太ではなく上条であった。
なんとなく、医者が処置したにしては包帯の巻き方が歪だな、と思っていたが、それは上条がやったと聞いてすごく納得した。

昨日の夜に美琴が意識を失った後、微熱を出し続けていたのも今日学校を休もうと思った要素の一つであったらしい。
もっとも、処方された薬と上条の看病のおかげで熱のほうは下がっており、今はなんともない。

しかし上条にしては手回しがいいというか、悪知恵が働くというか。
まあ、現在美琴がここまで疲弊してしまっているのも、昨日の上条が狼条になって暴走してくれた結果であるわけで。
この男のことだ。それに対しては大いに責任を感じているのだろう。

美琴の在住する常盤台外部寮の寮監の恐ろしさは上条も知っている。
それに加えてLv5であり、常盤台中学の顔でもある美琴が理由も分からず行方不明になるという事の重大性も理解しているのだろう。

「(私のためを思っての行動だし。そもそも、悪かったのは当麻だけど)」

美琴としても、首が鋭角に折れ曲がる危険性が無くなったのはありがたい。
素直に礼を告げてから美琴の方も、昨日上条の部屋に訪れてから何があったのかを話した。
しかし上条は元々今回の件について感づいていたことがあったらしく、舞夏のくだりを話してもそこまで驚いてはいなかった。
唯一、いきなり意識を失ったあたりについては神妙な顔で首を傾げていたが。

ともあれ、土御門兄妹の策謀に嵌ったということが良く分かった。
主犯は土御門兄妹と置き、不可抗力(本人談)とはいえその策謀に乗っかる形となった上条は有罪。
今日・明日となんでも美琴の言う事を聞く、甘やかす、という条件で手打ちとなった。

幸いにして明日は日曜日。美琴としては久々にデートなどをしたいところであった。
しかし、彼女の体調や両腕の調子、病院で研究協力中ということを考慮して、上条宅でゆっくりしましょう、ということに落ち着いた。

こうして残り少ない今日半日。
時は金なりとばかりに、美琴は上条に盛大に甘えながら過ごした。

715■■■■:2014/03/22(土) 22:48:38 ID:Q4RHqb3.
―――――ピンポーン

そうして結論が出た後。日も傾き始めた頃、唐突に玄関のチャイムが鳴る。

「誰よ? こんな時間に」

「美琴はベッドでおとなしくしてろよ。俺が出るから」

上条との至福のいちゃいちゃタイムを妨害されたせいだろう。
とろっとろに緩んでいた美琴の頬は、頬袋に物を詰め込んだリスのようにぷっくりと膨らんだ。
可愛い顔をムスリと歪めた美琴の頭を軽く撫でると、上条は彼女を膝からベッドの上にそっと下ろし、玄関へ向かうべく立ち上がった。

「……早く帰ってきてね」

上条の膝から下ろされた美琴はムスリとした顔を一転、寂しげなものに変えると、その寂しさを紛らわせるかのように上条の毛布に包まった。

「おう。姫のおおせのままに」

そんな美琴の姿に上条にも寂しさが伝染するが、だからこそ早く、招かれざる客を捌こうと急ぎ足で玄関へ向かった。

「へーい、どちらさまでー?」

「ご機嫌いかがかにゃー? カミやーん!」

馴染み深いニヤケグラサンの金髪男が目に入った瞬間、上条は光の速さでドアを閉めた。

「ちょーいちょーい! 親友に対してそれはあんまりぜよ」

否、閉まってなかった。ドアが閉められる刹那、その男は素早く足を挟み込んでドアが閉められるのを防いでいたのだ。

「なんの用ですかね、ただの友達(仮)の土御門さん。上条さんは今非常に忙しいんですのことよ」

閉めようとする力、開けようとする力。上条と土御門の力が拮抗する。
だが悲しいかな。普通の男子高校生の上条と、普段から筋トレしまくって鍛えている土御門とでは、筋力差が大きく開いてしまっている。

「どっせーーい!!!」

拮抗状態から数秒。軍配が上がったのは当然のことながら、鍛えている土御門の方だった。

716■■■■:2014/03/22(土) 22:49:20 ID:Q4RHqb3.
「にゃっははは。カミやんごときが力勝負で俺に勝とうなんて100年早いぜい」

「ちくしょう……不幸だ…」

今日はもう晩御飯を作って食べたら風呂に入って眠るだけ。
残りの時間は全て美琴とのいちゃいちゃタイムに使えるはずだったのに。
美琴と二人っきりの時間を邪魔され、家の中にまで侵入を許してしまった。

これから土御門が起こすであろうトラブルに、ひしひしと不幸の予感を感じ取った上条は、よろよろと床に突っ伏して呟く。

一方、玄関で腕を組み、仁王立ちで勝利の高笑いをしていた土御門は、ようやくその笑い声を収めると、ごそごそを己の学生鞄を漁り始めた。
鞄から引き出されたのは十数枚のプリントの束だった。土御門はその紙束を上条に差し出す。

「ほいカミやん。我らが小萌先生からの愛の補習プリントぜよ」

「……あー。今日休んだ分ですね…つうか、お前はこれを届けに?」

「だにゃー。あと、今日の授業分と宿題分も含まれてるぜよ。休み明けに全部解いて提出だそうだにゃー」

「不幸だ……」

上条はその紙束の分厚さにおもわず頬を引きつらせつつも、素直に土御門から紙束を受け取った。
ぺらぺらと流し読みしてみると、どうにも自分一人の頭では休み明けまでに終わるかどうか分からない量と内容であることが分かる。

これは学園都市で三番目に頭のいい美琴センセーに頼った方がよさそうだと一瞬考えた。
しかし上条はその考えを即座に打ち消した。なんせ昨日の夜は美琴をあんな目にあわせてしまったのだ。
今日は今日とて昨日の疲れが未だに残っているし、明日一日甘やかせずに宿題の手伝いをさせるなんてかわいそう過ぎる。

今日は一日美琴を労わってやる。そして、明日は美琴の希望通り一日中彼女を甘やかして、ご機嫌取りに終始しよう。
それに、たまにはえっちいのは無しにして彼女と接さないと、愛想をつかされてしまうかもしれない。

となると、この宿題&補習プリント達は今日美琴が寝静まった後か、明日彼女が自分の寮に帰った後に必死こいて終わらせるしかない。
まあ、昨日美琴を大事にしなかった罰ですかねーと思いながら、上条は用は済んだとばかりに土御門を排除しにかかる。

「じゃ、プリントありがとな。用が済んだんだから隣に帰れ」

先程まで開けっ放しになっていた玄関のドアを閉めて、ちゃっかりと中に入ってきている土御門を、手でシッシと追い払う。
だが、当の土御門はニヤリと人の悪い笑みを浮かべ、人差し指を立てる。

717■■■■:2014/03/22(土) 22:49:49 ID:Q4RHqb3.
「チッチッチ。まだ俺のターン、もとい用事は済んでねーぜよ」

「なんだよ…早く済ませて帰ってくれません?」

早く美琴を構いたいんだから、という続きは胸の内に仕舞いこむ。
まあ、この男は用事を済ませれば速やかに帰ってくれるだろうと思った上条は、一応ポーズだけでも聞く体勢に入った。

「昨日の電撃姫のお味は美味でしたかにゃー?」

「ぶっ!!! はああああああ!!??」

緊急性を欠くものだったら問答無用で叩き出せばいいのだし、とか思っていた上条は、土御門の吐いたセリフに盛大に吹き出した。

「なななんなんだってそれをおおおお!!!!!」

「なんでって俺の部屋はカミやんの隣だぜい? もー全部筒抜け。舞夏と一緒に楽しませてもらったにゃー」

「不幸だああああああ!!!!!」

上条は心の中で泣く。どうして非常時しか頼りにならない男が隣人なのだと。しかし、土御門の攻勢は続く。

「土御門さんのプレゼント企画。大いに楽しんでもらってなによりだにゃー」

そのとおり。学校で告げられた直後は何のことかさっぱりだったが、蓋を開けてみれば至極簡単で。

「そういう企画でしたものね! ということは、やっぱり俺の部屋で美琴を襲ったのはお前か!?」

美琴の話では、気配も無いのにいきなり後ろから意識を落とされてしまったとあった。
土御門兄妹が企んでいた以上、美琴が目撃(正確には会話しただけで見てはいないが)した舞夏だけでなく、この兄貴も関わっているとは思っていたが。

「ピンポーン♪ いや〜。彼氏の家だとあんなに無防備になってしまうものなのですにゃ〜」

「あの時の美琴は結構警戒していたはずなんですがね!?」

718■■■■:2014/03/22(土) 22:50:34 ID:Q4RHqb3.
背後から土御門に襲われた美琴。あの時の彼女は部屋の中に空き巣か何かが居るかもしれないと、警戒状態だったのだ。
それをいとも簡単に気絶させたとなると、やはり相当の手練れでなければ無理だろうと推測していた。
魔術師として戦えなくなった後も、武術を使って裏世界を渡り歩いてきた土御門ならば、気配を消して美琴の意識を一瞬で落すことも可能だろう。

「ちなみに、イヤーンな下拵えをしたのは舞夏ですたい」

「それは美琴から聞いて知ってるわ! というか、テメーが美琴の裸を見てたとかほざいたら、この場で右ストレートかましてるからな!」

「ふっ…貴様の遅い拳が、俺に当たるとでも思っているのか?」

「なぜにいきなりシリアスモード!?」

ツッコミ疲れでゼーハーと肩で息をしている上条を、土御門は楽しそうに眺めていたが、おもむろに上条に近寄り、内緒話のように声を潜めて話し出した。

「してカミやん。実際、ミコっちゃんのお味はどうだったんだにゃー?」

「どう…って…」

そんな土御門に釣られて、上条も声を小さくする。

「ほれほれ、もったいぶってないで教えるぜよ! カミやんの感想を参考に、俺も舞夏をいただく予定なんだからにゃー!」

「おまっ! それは俺達を実験台にしたってことだよな!?」

「かーなーり強めの薬だって書いてあったからにゃー。舞夏に使う前に前例がほしいなーとか思ってねーぜよ?」

「てめえ! あれホントにやばかったんだぞ!? 美琴なんか、気絶した後も一晩中熱が抜けなくて大変だったんだからな!?」

「カミやんだって、おいしい思いをしたんだから言いっこなしだにゃー! しかし評判どおりの効果だぜい。これは、今夜のデザートは期待できそうだにゃー!」

両者の言い争いは白熱し、最初の頃の小さな声量はどこへやら。玄関先で怒鳴りあうかのような大声で言葉を交わしていたその時。

719■■■■:2014/03/22(土) 22:51:49 ID:Q4RHqb3.
「へぇー。ふーん。そうだったんですかー」

「にゃ!?」

「え!? 美琴!?」

感情の込もらぬのっぺりとした、実に平坦な声が響いた。声に驚き振り向くと、そこには上条のベッドに居たはずの美琴が立っていた。
先程と変わらず上条の毛布に全身包まっているとか、毛布の丈が短くてスラリとした美脚が惜しげもなくさらされているとか、そんなことはどうでもいい。

今注目しなければならないのは彼女自身ではなく、彼女が纏っているドス黒い邪悪なオーラである。

顔のほうは笑顔だ。うん、とっても可愛い。昨日の夜の最後のほうに見せてくれた、あの甘い甘い笑顔だ。
しかし、周囲に舞っているのはピンク色のハートやカラフルなお花では断じてない。
いつかの白黒風紀委員が纏わせていた、怒りとか嫉妬とかうらやまけしからんみたいな、あの黒いオーラにそっくりだ。いや、もしかしたらそれ以上かもしれない。


すごいぜ美琴たん。これならフィアンマもオティヌスも片手で捻れるぜ!


上条がこんなくだらない現実逃避を出来る理由は一つ。そのオーラの矛先に自分がいないからだ。
漏れ出た余波にあてられて体が凍り付いて一歩も動くことができないが。

そして、美琴から放たれるオーラの矛先。すなわち今回の騒動の元凶たる土御門といえば。
いつものニヤケ面も済まし顔もどこへやら。顔面蒼白を通り越して、青鬼並に青い顔でがたがた震えていた。

「あ、あーミコっちゃん。その、ちょ、ちょっと落ち着こう…ぜい……?」

土御門は学園都市暗部、ひいては魔術世界で養われた話術と鋼の精神力でなんとか交渉を試みる。しかし美琴といえば、

「落ち着いてますよー? それに、昨日も今日も当麻にいっぱい可愛がってもらって、私かなり機嫌がいいんですよー?」

ニコニコ。この擬態語がぴったりなほど微笑んでいる美琴は一歩一歩、じりじりと無言で土御門との距離を詰めていく。
引き換えに土御門は同じように、じりじりと無言で後ろに下がっていく。だが美琴と違い、彼の後ろには鉄の扉が控えている。
あっという間に後退スペースは失われ、自身で閉めた鉄の扉に背中を貼り付けてしまう。
こうなってしまうと後はもう、彼らの距離は縮まっていくばかり。上条はただ、固唾を呑んで見ているしかできない。

そして、残された距離が1mほどを切った時、再び美琴が口を開いた。

「昨日当麻があんなに私を可愛がってくれるきっかけを作ってくれた元春さんには、とーっても感謝してるんですよ?」

背中を玄関のドアに貼り付けた土御門は、上条に向かって必死にアイコンタクトを試みる。

「(カミやーん! 助けてくれにゃー!! お前さんの彼女だろ!? 俺達親友だろ!?)」

「(諦めろ土御門。お前の犯した罪の報いをおとなしく受けるんだ……俺もとばっちりは嫌だしな)」

「(最後のが本音だろ!? 友達外の無い奴だにゃ……あっ! いや、違うぜよ! お願いだから見捨て無いでくれにゃー!)」

さらば土御門とばかりに両手を合わせて拝み始めた上条を見て、彼からの救援は望めないと悟った土御門。
どうにかこの窮地を乗り越えようと、美琴に視線を戻す。

「ははっ、俺とカミやんは親友だからにゃー……親友とその彼女の幸せを願うのは当然ですたい……」

「ええ。だから私も元春さんに何かお返ししてあげたいんです」

ここで唐突に、美琴から発せられていたドス黒い邪悪なオーラが消えた。
ほっと息をついたのもつかの間、美琴の顔から笑みも消えていた。

「…ちなみに、何をして下さるんでしょうかにゃー………?」

いよいよガクブルと体を震えさせ始めた土御門は、それでも救いを信じて声を絞り出す。
そんな彼に、美琴はとびっきりの笑顔で答えた。




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