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獣人総合スレ 避難所

1名無しさん@避難中:2009/03/17(火) 20:14:12 ID:/1EMMOvM0
獣人ものの一次創作からアニメ、ゲーム等の二次創作までなんでもどうぞ。
ケモキャラ主体のSSや絵、造形物ならなんでもありありです。
なんでもかんでもごった煮なスレ!自重せずどんどん自分の創作物を投下していきましょう!
ただし耳尻尾オンリーは禁止の方向で。
エロはエロの聖地エロパロ板で思う存分に。

獣人スレwiki(自由に編集可能)http://www19.atwiki.jp/jujin
あぷろだ http://www6.uploader.jp/home/sousaku/

獣人総合スレ 5もふもふ
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1236878746/

【過去スレ】
1:http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220293834/
2:http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1224335168/
3:http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1227489989/
4:http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1231750837/

364名無しさん@避難中:2010/03/18(木) 09:52:15 ID:33kWMfNUO
桜女学院ってケモ学に近いかしら?
それと他校の人物を出すために、桜女学院使いたいのだけども大丈夫でしょうか……。

365名無しさん@避難中:2010/03/18(木) 14:00:30 ID:KuMEkUZw0
>>363
一番上はもちろん康太ん
http://www19.atwiki.jp/jujin/pages/624.html

ttp://www.youtube.com/watch?v=4u_TZ7f8qG8

366名無しさん@避難中:2010/03/18(木) 14:06:08 ID:zART14UA0
なんとなく隣の県の学校って考えてますけど、そんなに遠くない? 30kmぐらいかしら?
桜女(略称は「おうじょ」かな?だとすると生徒の渾名は「王女様」?)はどしどし使ってください。

ちょっとキャラの背景の確認のために書いてたのが有るのでとりあえず公開しておきますね。

------
中学の制服を受け取りに行くのに一緒に行ってくれるって言って“おばちゃん”が迎えに来る。

「みょうれいのごふじんには『おねぇさん』と呼びかけるのがマナーですよ」と“おばちゃんは”叱
るけど、鼻がひくひくと動くのに私は気付いてる。あれは“おばちゃん”の嬉しいときの仕草。

“おばちゃん”は家に着くと直にママとお茶を始めちゃった。こうなると長いぞ。“おばちゃん”は
あまり喋らないけど、ママの止まらない話に静かにいつまでも相づちを打っている。

しびれが切れそうになったころにようやく“おばちゃん”が腰をあげる。門の外に停めた車の所まで
ママは見送りに来て、私が後ろのシートに潜り込むのを見届けて、満足げに大きくうなづくと私には
行儀良くしてるのよ、“おばちゃん”によろしくねと窓越しに言う。私がリアウインド越しに手を振
ると車はゆっくりと走り出す。

前に、ママが「もうそろそろあの車、買い替えたら?」って訊いたら「アクセル踏めば前へ進んでハ
ンドル切れば曲がりブレーキ踏めばちゃんと止まる。何も不自由は無いのに?」と言ってた。「この
車はあなたとだいたい同い年なのよ」と教えてもらったことがある。「バブルキノデートカーだ」っ
て話してた。バブルキってのが判らないけど、デートカーは判る、デートの車だ。ステキ。

角を曲がりしばらく行ったところで“おばちゃん”はいつものように黙って車を停めると、トランク
から大っきい尻尾用のチャイルドシートを取りだすと助手席にセットしてくれる。もうそんな歳じゃ
あないと言ってみたいところだけれども、私は背が小さいから無いと前が見えないから仕方ない。マ
マが「子供は駄目」って言う助手席にいつもこっそり“おばちゃん”は座らせてくれる。うん、これ
でちゃんとした、ちゃんと揃った。“おばちゃん”と、バブルキノデートカーでデートだ。

駅前の洋服店で制服を受け取ると、今度はもうすぐ通う学校に向かう。名前の通りに門に近づく前か
ら続く桜並木は咲く気満々で蕾が膨らみ始めている。入学式はどんな景色になるんだろう?その桜の
下でママと“おばちゃん”は初めて会ったんだ。私にもそんな友達が出来るだろうか? 窓越しにそ
んなことを考えていたら、“おばちゃん”が「入学おめでとう。そして、ようこそ我が母校に」とに
っこり笑った。 “おばちゃん”の実家はここからすぐだけれど今は隣の県の学校で先生をしてる。
でも、今でもこの学校は“おばちゃん”の学校なんだな。

ゆっくりと県の外れの方まで行き、湖をまわって丘の上に有る公園の横の喫茶店で一休みする。いつ
ものデートコースだ。私はいつものようにココアとアップルパイを、おばさんはコーヒーを飲む。こ
れまたいつものように日々のあれこれをしゃべり続ける。“おばちゃん”は笑いながら相づちを打つ。

帰り道、“おばちゃん”は冗談なのか本気なのか判らない目をして言い出した。「そうね、あなたの
娘があの学校に通うのなら、私も戻ってこようかしら?」

困ったぞ、私の目標は“おばちゃん”みたいな女性になることだ。ひとりでジリツして強く自由に生
きてくことだ。けっこんだってしないゾ、って。 でも“おばちゃん”がこの町に、学校に帰ってく
るんなら、早くけっこんして女の子を生んであげなきゃ!って。 うわー、どうしよう、どうしたら
良いんだろう?

途中で柔道の試合に出ていた弟と応援に駆けつけてたママを拾って(その前にチャイルドシートと制
服をトランクに仕舞って、私は後ろの席におとなしく納まってた)家に送り届け、“おばちゃん”は
帰っていったけれども、私は頭がぐるぐるしてその辺のことはあんまり覚えてない。まぁ明日の朝に
なればそんなのはみんな忘れてるだろう。私はリスだから。

367名無しさん@避難中:2010/03/18(木) 14:10:02 ID:zART14UA0
あ、すみません、上の366は>>364宛です。

368名無しさん@避難中:2010/03/22(月) 23:33:09 ID:m7atASMAO
世界を創るスレの温泉界にリオが飛ばされたw

369名無しさん@避難中:2010/03/29(月) 14:49:00 ID:iD.CNZW.0
>>361の話も気になるけど、>>326はどうなったのかなぁ…なんて。
ひっそり楽しみにしてるんだぜ。

370名無しさん@避難中:2010/03/29(月) 15:43:56 ID:.YDKv./2O
ごめんどっちも俺orz
あぁもうあれもこれもやりたいってどうしようもねえな俺
ランキングのほうは番外編みたいなもので急を要さないんで後回しにしちゃったぜ><
いやいや一段落したら書きます書きますマジで。苦労した集計データもったいないし
待っててとは言いません一旦忘れてください。きっと忘れた頃にやってきますので

371名無しさん@避難中:2010/03/29(月) 17:59:15 ID:iD.CNZW.0
>>370
同一人物だったとはw
こちらこそ急かしたようですまん。ランキングはいままであまり読んだ事
ないから、楽しみにしつつ影から応援してるぜ!

372名無しさん@避難中:2010/03/29(月) 18:14:26 ID:.YDKv./2O
ついでと言えば、>>361やってこのスレに興味引いてから>>326やるって流れが美しいかなーなんて思ったりして…
追い詰められないと動けないタチなんであえて宣言してます。
ああ時間がホスィ

373規制で書き込めないので代理お願いいたします。:2010/04/05(月) 01:33:27 ID:KYKcQfAA0
垂れ耳を検索してここのまとめサイトに行き着き、
獣人の定義 と言うちょっとした解説っぽい絵を書くくらいの雰囲気と知り、
少し質問させてください。

犬とか豚とかの垂れ耳はどんな構造なのでしょうか?

今まで、アスキーアートで言えば U みたいにただ垂れてるだけかと思ったら、
近所の垂れ耳の犬の置物をふと見たら、垂れ耳の後ろの方は、
膨らんだといいましょうか、ぺたっとしておらず、
そう言えば・・・と思い出したタカラ缶チューハイのCMの猪八戒も、
「垂れ耳の後ろの方がぺたっとしてなかったなー・・・」
と気付き、どうして膨らんでいるのか教えて頂けたらと思います。

その置物、小さくて敷地内で遠いし、正面向いてるもので、
よく見れなかったんです。
よろしくお願い致します。

374名無しさん@避難中:2010/04/05(月) 20:36:20 ID:gXa3zzr.0
>>373
正確じゃないし、判り難いかもしれませんが…
ttp://loda.jp/mitemite/?id=1019.jpg

375名無しさん@避難中:2010/04/05(月) 20:44:29 ID:hwhYnr520
ちょっと犬の耳撮って来る

376名無しさん@避難中:2010/04/05(月) 20:47:24 ID:0PxiojFUO
やっぱうめえぇwww
解説図に和んだのって初めてだw

377名無しさん@避難中:2010/04/05(月) 20:50:16 ID:hwhYnr520
と思ったら寝てたぜよ・・・
あそこは>>374みたいに重なってるのが一番的を得てると思う

378名無しさん@避難中:2010/04/05(月) 21:04:31 ID:gXa3zzr.0
ついでにこんな感じかな?ってのを作ってみました。
ttp://loda.jp/mitemite/?id=1020.jpg

379名無しさん@避難中:2010/04/06(火) 03:54:33 ID:/wW9gcz.0
これはわかりやすいなww

380373:2010/04/06(火) 07:41:01 ID:R4th8tWg0
寝る前はみれなかったけど、見れた!すげー!
ありがとう。
それではまた後ほど改めて。

381373:2010/04/07(水) 01:51:42 ID:.lmV4DWw0
工作を見て理解しました。確かにこれだと「後ろが膨らむ」感じになりますね。
短い時間で絵と工作ありがとうございます。こんなに短時間で描けるものなんですね。
ホームページとか作ったり、pixivとかでご活躍してるんでしょうか?
宜しかったらヒントを教えていただけると嬉しいです。
犬とか飼った事なくて「耳って成長しながら伸びるんだ」と感心してしまいました。

あと、この絵を見てどーでもいい疑問が2つわきました。
1つは、工作が一番特徴的かな。唇の輪郭線が自然な曲線になってないのはなぜでしょう?
中程でくいっと曲がってますよね、犬歯とかのせいですか?
あともう1つは、昔から思ってる事なんですが、
動物キャラが眼鏡をかけていると、眼鏡のつるって、いつも省略されますよね。
描けないから省略されるんでしょうか?
つるを上下逆さまにすれば、ちゃんと耳に引っ掛ける事ができると思うのですが・・・。
というか昔のSFドラマの猿の軍団で、猿がそんな眼鏡を掛けてました。
それとも別の理由でもあるんでしょうか?

382名無しさん@避難中:2010/04/07(水) 02:16:10 ID:339vJ6WcO
思えばサン先生犬じゃ誰よりも耳長っげーもんなw
この解説は面白くてわかりやすくて和む

383名無しさん@避難中:2010/04/07(水) 21:35:20 ID:2dxbmYZc0
あくまで私の画に限って言いますと、唇のラインは大ざっぱに言って「私の描く際の癖」、
眼鏡のつるに関しては「バランスよく描く能力が無い」ってということになりましょうか。
ttp://u6.getuploader.com/sousaku/download/204/furry428.jpg

それにしても、8時過ぎるとオルタローダが完全に沈黙しますね。

384名無しさん@避難中:2010/04/08(木) 00:56:49 ID:5XtAWvCcO
眼鏡満ち場www

385名無しさん@避難中:2010/04/10(土) 00:25:04 ID:uaSLCQ4c0
英先生のお見せできない顔にwww

386373:2010/04/12(月) 01:23:24 ID:plByjTyQ0
返事が遅くなりました。
くだらない感想にまたもや絵を描いていただきありがとうございました。
おかげでいい耳ができました。

387名無しさん@避難中:2010/04/12(月) 11:24:22 ID:Wjut4TdYO
気が向いたら絵を投下してみてね!

388わんこ ◆TC02kfS2Q2:2010/04/13(火) 00:10:36 ID:PqUv2agI0
解除が来ない。短いのでも投下するよお……。


『喫茶・フレンドへいらっしゃい』

とある路地裏の喫茶店。
古いたたずまいは個性のうち。時代遅れとは言わないが、ちょっと趣を感じさせる喫茶店。
誰の口とは言わないが、伝え伝わり広がって、ちょっとばかしケモノたちの住む佳望の街の人気を呼んでいた。
店の名は『喫茶・フレンド』と言う。

甘い声を店内に響かせて、二人の客は年代もののテーブルで向かい合わせに仲良く座る女子二人。
すらりと伸びた二人の脚は、よく磨かれたローファーで飾られる。紺のハイソとスカートからはケモノの毛並みが映える。
彼女らは、佳望学園の女子高生。春を迎えたカーディガンの制服姿は、二人をちょっとオトナに見せる。
ランプの明かりが温かく、椅子をぎししと軋ませながら、喫茶店は二人の女子高生を骨董の世界へと導く。
木目の感触をスカート越しに感じて、リオは恐る恐るメニューを眺めるが、向かい正面の子に笑われる。

「ねえ、リオ。何にする?どっちがいいかなあ!」
「えっと……」
メニューを見ながら決めかねているのは、白いウサギの因幡リオ。
ふだんは真面目な風紀委員、だけど放課後だけはみんなといっしょに寄り道でもと、イヌの芹沢モエとここへ立寄ったのだ。
彼女のカバンはきれいかつ質素に、美しくつやを放っている。飾り気は無いが、優等生。細やかかつ、神経質さがちらと見えるではないか。
椅子に立てかけていたリオのカバンがばたりと床に倒れ、頬を赤らめながら立て直すと、モエの尻尾が目に入る。

どう?見て見て?絶好調でしょ?
女の子は甘ーいものがやって来るとなると、もっと女の子になるんです。
御覧なさい、わたしの尻尾。ウソをつくことはイヤだし、隠すつもりはありません。
モエの尻尾が振り切れて、リオの耳がへし折れていた。メガネにメニューを写しながら、リオはモエの顔色を伺った。

「ご注文はお決まりでしょうか」
人間の女性がメモを片手にリオの横に立つと、モエはメニューの上で動かしていた指を止めて、目を輝かせてメニューを指差す。
「じゃあ!わたしは抹茶アイスね!!」
「はい。かしこまりました」
お姉さんは、モエの威勢の良い声にも臆せずニコリと笑ってメモの上に鉛筆を慣れた手つきで滑らす。
少し焦ったリオは、モエの声に圧倒されてまだ決めても無かった注文をお姉さんに伝えた。
後悔は……無いつもり。
「……わたしも同じのを……」
「だって!お願いね!アリサ姉さん!!」
いいよね?いいんだよね?これ以上、あのお姉さんを困らせても、とリオは短い髪を掻きあげる。
長くまとめられたアリサの髪は、二人の少女の目をずっとひきつけていた。女の子は女性に恋するんですよ?
だって、わたしらは女の子。

389わんこ ◆TC02kfS2Q2:2010/04/13(火) 00:11:30 ID:PqUv2agI0
「リオも同じのにしたんだ」
「そうすれば、一緒に来るじゃないの」
なるほど。同じメニューなら、手間も同じ。リオの合理的な考えは正しい。
しかしながら、モエはちょっとばかし不満気のようにも見えた。リオはモエの顔を少し不思議そうに見ながら、お冷を口にする。
「ところで聞いてくれる?リオー!うちの弟ったら、わたしの……」
モエは弟のことになると話が長くなる。イヤでも耳に入るモエの話を長い耳で捕まえながら、リオはお冷を口にする。
黙っていれば、そこそこなのに。黙っていれば、結構もてると思うのに。と、リオは黙って相手するしかなったのだ。

「お待たせいたしました」
アリサが注文の品を持って、二人の席にやって来た。いや、正しく言うと注文の品では無い。
その証拠にリオが目を眼鏡越しに丸くしているでは無いか。抗することなく、リオは目の前に置かれた『バニラアイス』を見つめていた。
そして、モエの目の前には『抹茶アイス』。真面目のまー子のリオが見逃すはずが無い。
「お姉さん……」
「いいのいいの。女の子二人組みだからサービス、サービス」
「え」
ふと、正面の少女の顔を見ると、まるで夜空の瞬きのような瞳をしているではないか。
どんな山奥の純な空よりも清らかに、どんな春の星よりも輝かしく光るモエの周りは、リオが今まで見たことが無いものだった。
「リオー!わたしもバニラが食べたくなったなあ!一口ちょうだい」
「う、うん」
遠慮がちにモエはリオのバニラアイスに匙を伸ばし、ほんの一口ご相伴に預かった。

至福の顔、花をちりばめた笑み。モエは甘いものを口にしただけで、口数を減らす。
「おいしい!リオもわたしの抹茶アイスを食べなよ!一口だけだよ!」
「う、うん。ありがとう」
そうか。ちょっとずつお互いに違うアイスを楽しめるように、わざと違うものを持ってきたのか。
モエがしきりにメニューの上で指を動かしていたのは、抹茶かバニラか迷っていたからだったのか。
自分の幼さに恥ずかしくなったリオが振り向くと、アリサの長いポニーテールが揺れているところが目に入った。

結局のところ、一口どころか二人で交互に食べあったので、早い話、バニラと抹茶、半分こずつアイスを頂いてしまった。
ところが、お会計しようと二人がレジへと向かうと、お代はバニラアイス二つ分だけだった。バニラと抹茶アイスを頼んだときより100円少なめだ。
「あの…・・・。お会計が……」
「いいの、いいの。抹茶はおまけだよ」
「……いいんですか?」
「それに、あなたの白い毛並みがバニラアイスみたいで、見とれちゃってね」
アリサはリオの手を見て、にっと白い歯を見せた。リオはバニラアイスのように飾り気は無いが、シンプルな白さを持つウサギ。
なんとなくだが、自分に似ていると言われバニラアイスのことがちょっと好きになった。
また来る約束として、スタンプカードを作ってもらい二人は『喫茶・フレンド』を後にした。

「リオのお陰でおまけしてくれたね!」
あっけらかんとしたモエの声がリオの背中を叩くと同時に、モエのカバンが背中に当る。
甘いバニラと大人しい抹茶のアイスを頂いたモエは、再び弟の話でリオの口を閉ざす。


おしまい。




早く解除が来ますように……。

390名無しさん@避難中:2010/04/13(火) 00:51:07 ID:Qc44rEUIO
をたうさぎ と ぶらこんいぬ。
この娘らマジカワユス

391名無しさん@避難中:2010/04/13(火) 02:07:20 ID:A8SEGsBsO
アリサお姉さんいいなあ
フレンド行きたいな

392名無しさん@避難中:2010/04/13(火) 02:14:54 ID:5fEJncbM0
代理投下いってきまー

393名無しさん@避難中:2010/04/13(火) 02:16:57 ID:5fEJncbM0
代理おしまい!
女子高生'S萌えるゥ!

394名無しさん@避難中:2010/04/13(火) 08:38:56 ID:5fEJncbM0
しまった…いつもの調子で投下してきたら代理依頼がなかった事に
気づくorz勝手に投下してきちゃってごめんなさい…うわあああああああ。

395わんこ ◆TC02kfS2Q2:2010/04/13(火) 13:20:03 ID:aMUJ3BCAO
おっけーですよ、大丈夫。本スレが賑わえば!
こちらも書き忘れたのだおorz

お願いというか、名前欄・鳥の部分はそのままコピペ出来ないと思うので
例えば「◆TC02kfS2Q2」を「◇TC02kfS2Q2」の白抜きき◆にしていただければ幸いです(と、よそのスレで見かけた技)。
代理投下ありがとうございます。

396名無しさん@避難中:2010/04/13(火) 19:57:23 ID:5fEJncbM0
>鳥の部分
なるほど、了解!

397名無しさん@避難中:2010/04/21(水) 22:19:58 ID:mOCa4tPY0
ミサミサもリオも月子先輩も、なんかスゲー

398わんこ ◆TC02kfS2Q2:2010/04/23(金) 22:00:27 ID:qOcA2BFE0
規制が長すぐる……。
どなた様か、代理投下お願いいたします。

↓ここからです。


『そらのひかり 泊瀬谷のほし』

佳望学園・天文部部室。
屋上へと通じる階段から脇に外れた最上階の一室。六畳ほどの限られたスペースだが、多くは無い部員のためなら申し分ない広さ。
ただ、スチール製の棚に木製のテーブルが面積の半分を占めて、外の風の香りもせず、どこ誰が見ても『文化系』の部室を印象だった。
卒業生たちが残していった財産を積み重ねると、後輩たちへの期待へと変わる。財産は揺るぎの無い彼らの誇り。
ものがあふれかえることに幸せを感じることが出来る者なら、この空間は非常に心地よい。
しかし、この日に限って部室のスペースを占めている『もの』は、ちょっと困ったものだった。

「芹沢くん、お願い」
「……だって」
「わたしもちょっと……」
ヒツジの女子生徒が目を細めて、天文部の扉を開いて覗き込む。
イヌの男子生徒も同じく目を細めて、天文部の扉を開いて覗き込む。
暖かかくなり、制服も春らしい装いで、彼らはこの季節を待ち望む。しかし、彼らが待ち望んでいるのは春だけではない。
「茜ちゃん、起こしてきてよ。女の子だったら、先生もびっくりしないって」
夜が来る時間も大分遅くなった。天文部のお目当ての星たちも、いつの間にか結構ネボスケになってきた。
芹沢タスクは尻尾を丸めて天文部の部室で、ぐっすりと惰眠を貪る一人の教師を見つめるだけだった。
小さな体を丸くして椅子をベッド代わりに並べ、尻尾をぶらぶらと揺らしながら夜空の夢を見る一人のタヌキ。
これでも、ここ佳望学園の教師であるタヌキは、タヌキ寝入りではなく本当によく寝ていた。

「じゃあ、一緒に声かけようよ。茜ちゃん」
「……うん」
「せーの……」
「「……」」
進まない二人三脚。頬を赤らめるヒツジの夏目茜。

「うーん……。かに座はかわいそうだよー」
勇者に踏まれていいところを見せられなった、哀れなかに座を寝言で慰めてタヌキの教師はそのままぐっすりと夕方の昼寝を続けていた。
そろそろ陽は傾く時間。夕暮れの雲を浮かべて透き通る空気が、今宵も夜空だという予感を刺激する。
「そら先生……。早く起きてください」
天文部の芹沢タスクと夏目茜は、顧問である百武そら先生は星が瞬く夜になると元気いっぱいになることを重々承知だ。
この日も春の大曲線を観測しようと部室にやって来たのだった。しかし、顧問の教師が部室で寝ている。
望遠鏡も、星図も、茜が作ってきたサンドウィッチも準備万端。あとは、夜を待つだけだったのだが、如何せん顧問がアレだ。
タスクが部室側の階段から下の階を覗き込むと、段が織り成すらせん状の渦巻きに吸い込まれそうになった。
「他の先輩たち、来れなくて残念だね」
「……うん」
「そら先生、日中はいろいろ忙しそうだったもんね」
「そうね」
自己主張の弱い二人の優しさは、そら先生の睡眠を妨げないことにした。
そら先生の顔は、大好物である甘いものを食べているときと同じだったからだ。

399わんこ ◆TC02kfS2Q2:2010/04/23(金) 22:01:04 ID:qOcA2BFE0
「のど、渇いたね」
「うん」
「ぼく、飲み物買ってくるけど……茜ちゃんは何がいい?」
「……なんでも」
いちばん困る答えワースト1に入る返答にタスクは目を細め、女の子のリクエストは応じてあげないと、と腰を上げる。
財布の中身を確認すると、うんと頷き、イヌの少年は上履きの軽い音を立てながら階段を下って行き、茜はそら先生の邪魔にならぬよう、
部室へとそっと入り部屋の隅で小さくなって天文学の雑誌を眺めていた。発行はおそよ20年前のもの。
星から見れば、瞬きするくらいの時間だが、茜からすれば生まれる前のこと。そのころから変わらず、天体に思いを馳せる人々。
人は変われど、同じ星を見続けていたんだと、きらめく写真は茜のちいさな思いを鮮やかにする。

「何でもいいが、いちばん困るよ。ウチの姉ちゃんじゃあるまいし」
一人ごとで自分を落ち着かせる癖は、誰にだってあるもの。しかし、一人っきりはやるせない。
校内の自販機コーナーへと飲みものを買いに出かけたタスクは、ふと廊下で一人の男子生徒の背中を見つける。
彼もタスクと同じイヌの少年。毛並みは白く眩しく、尻尾も柔らかく大きい。学年はタスクよりも上だ。
今風と言えば今風だが、落ち着いた風貌と尻尾の動きは同世代の男子と違うものを感じさせる。
そう言えば、前に会ったことがあったっけ……。微かな記憶を胸に、白いイヌの少年に声をかけてみる。

「ヒカルくん!」
「……」
ヒカルと呼ばれた少年は、言葉を出さずにこくりと頷いて、タスクを快く迎え入れた。が、表情はそんなに激しくない。
別に嫌な気分になっているのではないのは、彼の尻尾の動きから見れば一目瞭然だった。
「ヒカルくん。もしかして?」
手に財布を持っているところからすると、ヒカルも同じく買い物に出かけているところだろう。
細かいところに気付く男は、モテモテさんになる第一歩と姉から吹き込まれたタスクは、それを見逃さない。
ヒカルの返事は、タスクが考えているものより幾ばくか簡単なものだった。
「先生からお使い頼まれて」
「へえ。何を買いにですか」
「飲み物」
職員室にて、担任であるネコの泊瀬谷先生に捕まった。雑用を手伝いながら放課後の時間を過ごしていたら、
いつの間にやら誰もいなくなり、生憎ポットのお湯も尽きていたので、小休憩で飲み物を買いに出かけていたのだった。
ご主人さまに忠実な二人のイヌは、共に尻尾を揺らして自販機コーナーへと向かう。

校内・ロビーの一角に据えられた自販機コーナーは、放課後ゆえ閑古鳥が鳴いていた。
逆に、お日さまが休む頃に賑わいを求める方が、間違っていると思うべきだろう。
人がいないせいか二人には、ロビーがいつもよりも広く見える。用も無いけど、ついつい上を見上げる二人。
『羽根がある生徒の皆さん、余り高く飛ばないこと!』と、風紀委員からの張り紙が自販機に張られている。
どこかで見たような、いや、見たことあるけどあんまり知らないような、アニメのキャラが、手書きの吹き出しで紀律を正す。

400わんこ ◆TC02kfS2Q2:2010/04/23(金) 22:01:38 ID:qOcA2BFE0
自販機に明かりは灯っていなかった。しかし、これは節電の為。普通に飲み物を購入するには、なんら変わりは無い。
そう言えば、桜が咲く前よりも『あったかーい』のボタンが減ったような気がする。自販機も衣替えか。
タスクが小銭を自販機に入れて、ボタンを押す。一つ目は自分のもの。オトナに背伸びしたいけれど、ちょっと後戻りして
カフェオレを選択する。ブラックにすればよかったかなと思えども、とき既に遅し。そして、二つ目を買うときに手が止まる。

「……」
茜の分を考えているうちに、しびれを切らした自販機はタスクが入れたコインを吐き出した。
ばつが悪くなったタスクは、ヒカルに自販機の前を譲ると冷たいカフェオレの缶をぎゅっと握る。外は温かくなってきているので心地よい。
ヒカルもタスクと同じくカフェオレのボタンを押したのだが、缶を取り出すと先ほどのタスクのように固まってしまった。
「どうしたんですか」
「先生が『なんでもいい』って言うから」
目を細めたタスクは、同じようなコインが戻る音を耳に響かせていた。

「ヒカルくんって、兄弟がいるんですか」
「いないよ」
ヒカルの返答を聞いたタスクは、じっとヒカルが持つカフェオレの缶を見つめている。
羨ましそうにと言えば正しいが、如何せんその表現は直接過ぎる。ただ、タスクが羨望の眼差しで見つめているものは、カフェオレではない。
「姉ちゃんがいないって、平和な毎日が暮らせていいですね」
高等部のヒカルは、同じ学園の高等部のクラスに通う芹沢モエの顔を浮かべた。
モエはタスクの姉である。同じ血を分けた姉弟なのに、どうしてこうも違うのかヒカルは不思議には思わなかった。

「ヒカルくんって、姉ちゃんと同じクラスでしたよね」
「うん」
きょうもモエはやかましかった。男子生徒の尻尾ランキングと称し、同じ女子生徒であるネコのハルカとウサギのリオらが、
お昼休みのうららかな時間に教室の隅っこに集まり、ノート片手に査定をしているときのこと。
大きな洋犬の血を持つアイリッシュウルフハウンドの封土入潮狼(いしろう)に、ボルゾエの堀添路佐(みちざ)が二人して、
『簡単!炊飯器で作るケーキ100種』と書かれたムック本を捲っていた。他のイヌの生徒よりも長い毛並みを持ちつつ、
丁寧に整えられているために清潔感がある。封土の荒くもオトナの風格漂う毛並み、堀添の鋭くも優しさを感じさせる顔立ち故、
学園内の女子生徒から黄色い声を浴びることほぼ毎日。しかし、彼らはいたってマイペースである。

401わんこ ◆TC02kfS2Q2:2010/04/23(金) 22:02:18 ID:qOcA2BFE0
「封土(ほうど)の控え目さ!堀添の綿花のような華やかさ!他の男子と違って上品だよね!」
「リオー。もしかしてヤツラ狙い系?」
「ち、ちがうもん!ホンのちょっと背が高くて、大人しくて……。アイツらなんかよりも、ごにょごにょ……」
机の荷物掛けに掛けた洋服店の紙袋に入れて隠している『若頭』の同人本を気にしながら、椅子に座って頬を赤らめるリオ。その脇に立つハルカが、
ぽんとリオの肩を叩いていた。隣の机に腰掛けるモエは、脚をぶらせつかせながら携帯をいじっていた。
「ああ!タスクからだ。『今夜は天文部の活動で遅くなるから、よろしく』だって!アイツ、夜は冷えるのに大丈夫かな」
もともと体の弱い弟を案じて、温暖と寒冷を繰り返す季節の夜に外を出歩くことを憂うモエは、眉を吊り上げる。

「じゃあ、モエがタスクくんを迎えにいってあげたら?封土くんと、堀添くんをお供に連れてさ」
「あ、アイツら?そんなことしたら付き合ってるって思われるじゃない!」
モエがあまりにも脚をバタつかせるので、机からぶら下がるリオの紙袋に脚が当る。リオは少し気が気でなかった。
言うまでもなく、封土と堀添を狙うライバルが現れたということではない。
モエの携帯が持ち主のようにやかましく叫ぶ。『ロミオとシンデレラ』の着メールの曲に反応したリオは、モエの携帯を覗き込んだ。
「やっぱり、モエはタスクくん萌えだね?」
「タスクくんを独り占めするなら、お料理をがんばらないと!まずはオムレツからかなあ。今度教えたげる」
「ンモー!リオにハルカったら!」

横目でその光景を見ながら、一人で本を捲っていたヒカルは、タスクの話できょうの出来事を思い出していた。
モエの教室での姿しか知らないヒカルは、家での姿しか知らないタスクを気にして飲みもの代を奢ってやった。
ちなみに、ヒカルの尻尾ランキングは未だ不明である。

「ウチの姉ちゃんって、彼氏いるんですか」
「……」
「いや……。ちょっと、気になって」
あまりにもストレートな、そして純粋なタスクの問いかけにヒカルは口を閉ざし、何も答えないのはタスクに余計な心配をかけてしまうから、
わずかな情報でも言っておこうと一言伝える。確かでは無いかもしれないが、他のクラスの子からの話からすると
確かだと思うほんの一言。だけど、タスクにとっては非常に重要な一言が、小さく響く。
「多分、いないよ。芹沢は」
「多分ですか」
「うん。多分」
「多分かぁ」
タスクは自分の携帯を開き、姉から受け取ったメールを見てみる。

『あまりにも遅くなるようなら、わたしに一報を送ること!』

パチリと携帯をたたむ音を鳴らせて、タスクは俯き加減で誰もいないことをいいことに語りに入る。
タスクのことはモエを通じてよく知っているヒカルだが、普段とは少し違うとヒカルでも感じていた。
また、ヒカルのことはモエを通じてよく知っているタスクだが、普段もきっとこんな感じなのだろうとタスクは感じていた。
「ウチの姉ちゃんの彼氏になるヤツってどんなヤツなんだろうって……。でも、ぼくは姉ちゃんと少なくとも彼氏になるヤツよりかは、
姉ちゃんのことを知ってるし、長く付き合っているから姉ちゃんのことについては、誰にも負けない自信はあるんです」
「……」
「姉ちゃんが喜べば悔しいし、姉ちゃんが悲しめば悲しい。こんな感情持てるのは、世界でぼくぐらいですよ」
「……」
打消しもせず、頷きもしないヒカルは、黙ってタスクを受け止めていた。
俄かにヒカルの尻尾に冷気を感じた。ビクン!!ビクン!!反射で尻尾を丸くする。

402わんこ ◆TC02kfS2Q2:2010/04/23(金) 22:02:50 ID:qOcA2BFE0
「こらー!理由の無い居残りはいけないんだぞお!」
「……」
「ヒカルくんは、先生のお手伝いだから理由はあるよね?」
笑顔でヒカルとタスクを叱る若いネコの教員・泊瀬谷が買ったばかりの缶コーヒーをヒカルの尻尾に当てていた。
泊瀬谷は仕事を終えて帰宅する途中、自販機コーナーに寄ると二人を発見したのであった。
春めく召しものが、泊瀬谷を少なくとも子どものように見せるマジック。
「ヒカルくんが余りにも戻ってくるのが遅いから、自分で買っちゃったね。ごめんね」
きんきんに冷えたカフェオレの缶を握り締めて、泊瀬谷先生は仕事の顔を忘れていた。
茜の分の飲み物をすっかり忘れていたタスクは、頭を掻きながら泊瀬谷のカフェオレを見つめる。

「あの、ぼく。天文部の活動で」
「そうなんだ、百武先生ね。そういえば『春の大三角形が天に現れるまで部室で寝てくるよ』って言ってたっけ」
「そうなんですが……」
タスクとヒカル、そして泊瀬谷はそれぞれ飲み物を持って天文部の部室へ足を向けた。
「雑用はいいんですか」とヒカルは泊瀬谷に尋ねるも「ヒカルくんがあんまり遅いから、終えちゃったよ」とちょっと自慢気。
だけども、本当はヒカルを追いかけたいがために、明日できるからと理由をつけて、後回しにしていたことはナイショの話。
「天文部の活動って、星を見ながら『あの星座は何々の神話で』って話すんでしょ?楽しそうだね」
「冬は寒いですけどね」
夜空とケモノはよく似合う。もしかして、夜空の元ならヒカルと何でもいいから話す口実が出来るんじゃないかと、
泊瀬谷は天文部の活動を羨ましく思っているうちに、茜が待つ天文部部室に三人は到着する。

屋上に近い古びた部屋の扉から茜が角を見せて、タスクの帰りを待っていた。
彼女の様子から見ると、そら先生は未だ夢の中と推測される。
「あ!芹沢くん。こんなの見つけたんだけど」
「なにそれ」
サッカーボールほどの球体に、土台が付いた黒色の物体。段ボール箱に投げ入れられた雑誌に埋もれていたものを、夏目茜が発見したのだ。
物体から電気コードが延びている。少しほこりがかぶっているものの、軽く拭いてやれば、元の姿に簡単に戻るだろう。
ふと、思い出したようにタスクが口火を切る。

「これって、室内用のプラネタリウムだよね」
「そう言えば、部長さんが昔そんなのがあるって言っていたけど……。言っていたっけ……?」
自信なさ気な茜を気遣いながら、タスクは言葉を続ける。
「確か、どこかになくしたって言ってたんだよ。よく見つけたね」
タスクに誉められた茜は、まるで悪いことをしたときのように小さくなった。
誉められれば誰だって嬉しいが、こうも大勢から誉められると、ちょっと茜は萎縮する。
「すごいね!」
しいっと、口の前で指を揃えるヒカルで、泊瀬谷は部屋の中のそら先生のことを把握した。
そして、小さく謝った。
「そうだ。もしかして……これでちょっと」
「なに?ヒカルくん」
子供がいたずらを思いついたような目。ヒカルはそんな目をしていた。
うんうんと、ヒカルの話を聞く三人、そしてヒカル。一つになった気持ちがつぼみをつけた。
ヒカルは化学準備室へと向かうと言い残して、尻尾を揺らしながら階段を降りていった。

残された三人は、ヒカルから言われたようにまだまだ起きないそら先生を起さぬように、音を立てずに準備を始めた。

403わんこ ◆TC02kfS2Q2:2010/04/23(金) 22:03:22 ID:qOcA2BFE0
足音を立てないように、そっと三人は部室に入る。
窓が言うには薄暮の時間だと言う。街が遠く見える丘の上。きょうも一日を癒す夜が来る。
「そおっと、そおっと」
開いているダンボールを一枚の板にして、窓ガラスを塞ぐ。カーテンをかけて薄暗くなってきた光の進入を拒む。
「泊瀬谷先生。確か、暗いところで目が慣れるには、少なくとも15分はかかるんだって……」
「そうなの?」
「そうだね。観測会のときも薄暗いところで、しばらく待っているもんね」
茜は冬の観測会で一緒に凍てつく風を堪えながら、シリウスにうっとりしていたことを思い出した。
暗闇で一緒に目を慣らしながら、タスクと甘い(神話の)お話をしていたことを思い出した。

「持ってきたよ。タイマー」
小声でヒカルが科学準備室から戻ってきた。手には、コードが延びた小さな機械。箱一杯のダイヤルが目立つ。
タイマーをプラネタリウムに繋ぎ、電源をプラグに差し込むと、一同はにっと笑う。
本体のスイッチを入れて準備はOK。LEDが赤く灯り、ダイヤルが差す時間は15分後。それでも、そら先生はすやすやと眠る。
15分間、そら先生はすやすやと眠る……。

あと10分。
まだまだ目が慣れない。しばらく暗闇の中お互いの顔を見合って、目を慣らしながらそら先生の寝顔を覗き込む。まだまだ時間はある。
あと5分。
ヒカルと泊瀬谷の姿が白くぼうっとタスクと茜の目に映り始める。薄暗い中のケモノは、不思議と綺麗に映っていた。
あと3分。
ヒカルの尻尾が隣で据わる泊瀬谷の太腿に触れる。恥ずかしくも、ちょっと幸せそうに泊瀬谷はヒカルを注意する。
あと2分。
まだまだ暗いからと、泊瀬谷はヒカルの指を手探りで摘もうとする。摘めないまま諦める。
あと1分。
そら先生が寝返り打つも、椅子から転がり落ちないという神業を見せる。
あと30秒。
瞬き早くなったタスクは、茜のシャンプーの香りに惑わされる。
あと15秒。
茜が角のリボンを直す。
あと10秒。
いきなり『ロミオとシンデレラ』の着メロが響き渡る。

「いけない!マナーモードに!」
慌てたタスクは携帯を取り出すが、幸い暗闇に目が慣れている状態。
しかし、GOOD NEWS あふたー BAD NEWS。
「う、うーん……。ロミオはペルセウス、シンデレラはアンドロメダだよねー」

ぱぁあっ!!

天井は宙。
星屑がお喋りをはじめ、つられてケモノも目を覚ます。
ほんのひとくち口にすれば、砂糖と光りの味が舌一杯に広がるのだろう。
一粒一粒が狭い部室に広がって、手に取れそうな遥かなる恒星たちが地上のケモノの瞳に焼き付ける。
「うわぁ……」
見てごらん。あれが春の大曲線。天を廻る大きなクマの尻尾から、優しく伸びる曲線の先には一粒の赤い星。
きっと南国の果樹のような刺激的な甘さがするのだろう。うしかい座のアルクトュルスはて夜空をほしいままにしようとするクマの番人だ。
その漢をなだめようと側で微笑むのは、白く輝くおとめ座の星。スピカはきっと母性一杯のミルクの味がするのだろうか。
桜の季節の大きな弓は、言葉失うぼくらを惑わす。

404わんこ ◆TC02kfS2Q2:2010/04/23(金) 22:03:55 ID:qOcA2BFE0
「芹沢くん!夏目さん!今夜はとくにきれいだよ!!最高の夜空を楽しもうね!!」
弓の先にはたぬき座の……、いや。そんな星座、聞いたことが無い。乙女の足元で地上を見下ろすからす座も、見たことが無いと悩んでいた。
たぬき座に並んだ一等星は、どこの星図にも載っていない。ただ、どこの星よりも輝きを放っているようにも見えるのだ。
さっきまで眠りこけていたそら先生。人の創りし明かりだけども、天井の夜空を見上げて諸手を挙げていた。

「あの……先生」
「夏目さん!御覧なさい。うれしいね、うれしいね。あれ?はせやんも?犬上くんも?」
星を枕にしていたそら先生は、薄暗い中で天井の星粒に心奪われている生徒と同僚教師を見つけると、不思議がるどころか
「ようこそ!星たちが奏でる音楽会へ!」と小さな体を震わせながら喜びを表し、一方泊瀬谷は、ヒカルの側に座って
赤らめた頬がそら先生やタスクたちにばれていないか、ちょっと胸を熱くしていた。

さて、そのタスクはと言うと、携帯の明かりで星を消さぬように表に飛び出していた。相手は姉の芹沢モエ。
『遅くなるなら一報を送りなさいって言ったでしょ?今夜は冷えるからね!
きょうはわたし特製のオムレツがタスクを待ってるから、寄り道しないで帰ってらっしゃい!』
女の子スキルは彼氏ができるとレベルアップすると言う。姉の女の子スキルがもしかして知らず知らずのうちに上がっているのではないのかと、
そしてオムレツの出来具合を色々な意味で心配しながら、タスクは姉からのメールを閉じた。
タスクは窓から暗くなりつつ街を見つめて、エプロン姿の姉を思い浮かべる。

天文部部室内では……。
「芹沢くんがいない……よ」
茜の心配そうな声と共に、ヒツジの少女は部室から飛び出す。窓からは瞬き始めた春の星座が、彼女を歓迎していた。
今夜はよい星が見れそうだ。今夜はよい神話が語れそうだ。毎晩出ているはずなのに、この晩だけじっくり見るなんて、なんて贅沢な。
でも、たまには贅沢もいいんだよ。と、そら先生と共に彼らは空を見上げ続けるのだった。

天文部の部室に残された泊瀬谷とヒカルは、まだまだ続く室内の天体ショーに引止められて、言葉を失っているところだ。
「ヒカルくん。あの星、何て名前なんだろう」
「……どれですか」

405わんこ ◆TC02kfS2Q2:2010/04/23(金) 22:04:29 ID:qOcA2BFE0
ヒカルが困る顔を見てみたい。
ヒカルが悩む素振りを見てみた。
ヒカルが星を見上げる姿を見てみたい。

結局は、どんな星でもよかった。泊瀬谷は一際目立つ星を指差して、ヒカルの答えを待っていた。
特に星に関して知識があると言うわけでもないが、ヒカルにどうしても聞いてみたかった。
星を見つめるイヌは、何を思って見上げるのだろう。
手にすることなんかできやしないのに、ましてや天井に映るプラネタリウムだ。

夜は森羅万象、数多のものを生み出す時間だという。
太陽の光で育まれた息吹は、月の静かな明かりで癒される。
目に見えるもの、見えないもの。月の明かりと星の輝きで芽を伸ばし、つぼみを開かせ、月下の花のごとく花咲かす。
花は月の冷たい光に狂い、蔦を伸ばすと、知らず知らずのうちに恥じらいだけの一人のネコに絡みつく。
泊瀬谷は昼間見ているヒカルよりも、夜空の元のヒカルの姿を見て、今までよりも心締め付けられる思いをしていた。

ヒカルがそれに気付いているのかどうかは分からないが、ヒカルの一言が泊瀬谷に絡まる蔦を解く。
「……わかんない」
「そっかあ……。ごめんね」
結局は、どんな星でもよかった。泊瀬谷は星に願いを託して、初めて願いが叶った気がした。

「はせやーん。おとめ座が昇ってるよ!!」
部室の外からそら先生の声が届くと、泊瀬谷は立ち上がりヒカルの手を引いた。
ヒカルの手首の毛並みに泊瀬谷の指が埋まる。
二人は星空を映し出すプラネタリウムをそのままにして、そら先生と天文部部員の待つ日の入りの空へと駆け出した。
「それ!!ヒカルくん!寒いからって、部屋に閉じこもってちゃだめだぞ!」
屋上への階段を駆け上る。澄んだ空気が寒く心地よい。夜空とケモノはよく似合う。
もしかして、夜空の元ならヒカルと何でもいいから話す口実が出来るんじゃないかと、薄暗いことを言い訳に、泊瀬谷はヒカルの指を掴む。


おしまい。

406わんこ ◆TC02kfS2Q2:2010/04/23(金) 22:05:38 ID:qOcA2BFE0
お借りした主なキャラ。

封土入潮狼(ほうど・いしろう)&堀添路佐(ほりぞえ・みちざ)。
7スレ目・451
ttp://www19.atwiki.jp/jujin/pages/888.html
夏目茜。
3スレ目・861
ttp://www19.atwiki.jp/jujin/pages/422.html

もっと活躍していいキャラだと思う!!
投下おしまい。

↑ここまでです。よろしくお願いいたします。

407名無しさん@避難中:2010/04/24(土) 00:48:20 ID:R3y44l7EO
やばい、これはやばい
商業でもこれだけキュンキュンくるのはなかなか無いよやばいよ
夜空が!春の夜空が広がってる!

408名無しさん@避難中:2010/04/24(土) 02:38:02 ID:1nEFkU52O
っぐあああぁぁ!死んだ!俺死んだ!
みんなかわいすぎるだろ常考…
やっぱはせやん×ヒカルくんが最強だわ
芹沢姉弟もすげー萌える

409名無しさん@避難中:2010/04/25(日) 02:12:07 ID:8b4rj27YO
これはすごい
どうしてこうみんなかわいらしいんだ
キュンときたよはせやん

410名無しさん@避難中:2010/04/25(日) 06:38:20 ID:jj.f272MO
キュン死に必至のスーパーはせやんタイムごちそうさま

411名無しさん@避難中:2010/04/25(日) 11:27:40 ID:jj.f272MO
ただオロオロしてる茜っちも見逃せぬ

412わんこ ◆TC02kfS2Q2:2010/04/25(日) 16:29:54 ID:raiRMVXs0
本スレに代理投下していただいた方、有難うございます!
しかし、早く規制解除しないのかな……。

413名無しさん@避難中:2010/04/25(日) 16:43:20 ID:8b4rj27YO
たぶんみんなして規制されてるんだよね
本スレに投下したいなら代行スレに依頼したほうが確実かもしれない

414名無しさん@避難中:2010/05/04(火) 23:49:48 ID:V0B8BV6k0
本スレか避難所か悩んだけれども、こちらに。
ラジオの人がガイドブックみたいなものを所望していたので、思いついて相関図風なもの
を描き始めたものの思いの外サイズがでかくなってしまい、更には相互のコメントまで手
が回らず、単に画面上にばらまいただけになってしまいました。
なにか、使えるようでしたら…
ttp://loda.jp/mitemite/?id=1059.jpg
今回初めて描いたひともありますが、描いてないひととかがまだまだいますねぇ。
案外大きい世界だなぁ、けも学って。

415名無しさん@避難中:2010/05/04(火) 23:54:23 ID:mnALV9L20
これはすげぇww!皆可愛いな!
こんなにいっぱいいたのかぁ、多分俺も全員は把握出来てないな…w

416名無しさん@避難中:2010/05/05(水) 00:21:38 ID:99BxUt3QO
すげぇw

417名無しさん@避難中:2010/05/05(水) 22:47:26 ID:99BxUt3QO
チビキャラな獅子宮せんせ可愛い

418名無しさん@避難中:2010/05/05(水) 23:36:16 ID:pisz8lxY0
なんと!みんな、めんこい!めんこい!
「保健委員の妹(弟)」って……。もしや男の娘だったのか?
水島センセwww  せめて作務衣着せてやってくれよwww

419名無しさん@避難中:2010/05/06(木) 01:48:05 ID:EvEe4iFI0
sugeeeeee!!
眺めてると顔がにやけてくる。みんなかわいいなー
こんだけキャラいてもさっぱり被らないってのがまたスゲーな
きっちり描きわける氏の画力もハンパない

420名無しさん@避難中:2010/05/06(木) 20:34:22 ID:uUr4FtvM0
こうやって実際に絵で見ると、ケモ学のキャラって本当に多いんだなって実感できるなー

421名無しさん@避難中:2010/05/06(木) 22:57:22 ID:w/oXKMKM0
楽しんでいただけたようで嬉しいです。 UPしてから見直したらまだ50にん位描いて
ないひとが残ってました。 それこそ今注目の喫茶フレンドのアリサさんとか。
 ところで、フレンドのマスターの種族って…?

あの画を印刷して、鉛筆で囲ったり繋いだり矢印描いたりハートつけてみたりすると、思
いの外楽しくて、時間があっという間です。 そのうち機会が有れば残りも描いてみたい
と思いますです。

#チラ裏
 集英社マーガレットコミックの「デカ☆うさ」(はまさきちい著)はこのスレ住人的に
 は如何でしょうか? 独り暮らし大学生男子の元に、体長2mの人語を解するミニうさ
 ぎがやって来るって話なんですけど(笑)

422名無しさん@避難中:2010/05/07(金) 00:52:03 ID:qYUhY1K60
>体長2mの人語を解するミニうさぎ

ミニとちゃう、それ全然ミニとちゃうw

423名無しさん@避難中:2010/05/07(金) 07:52:22 ID:FT2kH08cO
>体長2mのミニウサギ
「小さな巨人」みたいなものですね。

藤子F不二雄の「ヒョンヒョロ」を思い出した。

424名無しさん@避難中:2010/05/07(金) 11:55:43 ID:/oDM5tjIO
>>414
種族の違いがあるってのはすごい利点だなとつくづく思った
キャラがこれだけいるのに被らない

425名無しさん@避難中:2010/05/08(土) 01:27:11 ID:Q0xWNZ.U0
>>424
おバカキャラ一つ取っても三つ有るもんな

・塚本=下品バカ
・利里=純粋バカ
・甲山=完全バカ

426名無しさん@避難中:2010/05/08(土) 12:32:00 ID:Ua1fPhgUO
バカはバカでも担う役割が違うバカなんだね。
バカだからってバカにできないバカだぜほんと。
つーかこいつらは種族で個性出さなくても個性的w

427わんこ ◆TC02kfS2Q2:2010/05/10(月) 22:05:32 ID:hvdRUvLI0
規制が長い……。
本当は「レス代行スレ」の方がいいのかもしれないが、順番待ちっぽいのでここで投下します。
以下、どなたか代理投下お願いいたします。

>>392
初めてここで「佳望学園」ものを投下したときのイメージぴったりだ。
ちょうど電車を登場させるSSを書き終えたところでした。
烏丸さんをお借りします。

『太陽とケモノ』

びっくりした。
休みの日の昼下がり、図書館帰りの昼下がり。誰も通りかからない、ウチへの近道の細い路地。
たまたますれ違った、見知らぬイヌの男子の二人組み。尻尾がちょっと触れただけなのに、怖い顔して振り向いてきた。
「尻尾ぶつけといて、謝らないわけ?」
「……ごめんなさい」
「はあ?それだけで済むわけ?」
鈍く光る牙、濁った目。小さな子が目を合わせれば、泣き出してしまいそうな面構え。
二人とも目元の傷を隠さず誇りにする姿は、精悍と言えば聞こえがよいが、結局は柄が悪い。
謝れと言うから謝ったのに、言葉は通じても話しが通じないもどかしさ。目を合わせると、余計なことになりそうなのでわざと俯く。
早く帰って借りてきた本を読みたい。出来ることなら面倒なことは避けたいけれど、逃げ出すのは『片耳ジョン』の言葉に背くんだろう。
修羅場を潜り抜け、生きる勇気を諭す彼は、本の中だけでなくとも、ぼくに語り駆けてくる勇敢なオオカミ。
彼が語るには……、

「少年とは、困難が立ちはだかれば立ちはだかるほど喜ぶものさ」

しかし、困った。

「あぁ?突っ立てないで答えないわけ?」
「尻尾痛いわけ?」
彼奴の右手がぼくのカーディガンを掴みかけると、小さな風がぼくの目の前を駆け抜ける。
白く大きな尻尾がピンと上げて、ぼくは後ろに跳んで退く。本能的に右手でぼくの顔を庇う。
面倒なことに巻き込まれそうだと諦めかけたのだが、彼らと目が合うと事態が思わぬ方へと急転する。
「ちょっと待て。やばいぞ」
「あ?……まじ?ウチの高校の?」
「おう。アイツだよな」
「ここでシメてたら、狗尾高マジでやばくなるわけだよな?」
狗尾高。聞いたことはある。でも所詮、聞いたことがあるだけだ。彼らが何を意味して話しているのか分からないが、
とにかくヤツらは、目を見てぼくを『アイツ』だと勘違いしている。すると、尻尾を巻いてどこかへ消えて行った。

あっけに取られたぼくが彼らの背中を見つめていると、聞き覚えのある声がぼくの背中を叩く。
毎日聞いているような、明日も聞くような。若い女性の声だったのは間違いない。
「こ、こらー!!ケンカはいけないんだぞー」
一人のネコが立っていた。ぼくが教壇で見るような姿をしてはいないが、確かにあれは泊瀬谷先生。
ぼくのクラスの担任で、現国の泊瀬谷先生はネコの若い女教師。短い髪が印象的だ。
泊瀬谷先生はトートバッグをブンブン振って、尻尾を膨らませながら路地に向かって叫んでいたが、
縮こまった両肩と、頼りなくアスファルトに踏ん張る足元が先生の勇気を中和していた。
それ故、泊瀬谷先生は、ぼくの方に近づこうとせず、今だにぶらぶらとトートバッグを振っているだけ。
しかし、ぼくの方から先生に近づくと小首を傾げて、泊瀬谷先生が忘れかけていた少女の頃を思い出しているよう。

「ほ、ほら!先生のおかげでヒカルくんも助かったでしょ?」
「……」
「えへへ。怖かったんだ?先生がケーキでも奢ってあげるから、落ち着いて」
本当はヤツらの方から逃げていった。ホントのことを伝えるよりも、そのままにしておく方が幸せなのかもしれない。
大人びた真実は、オトナを傷付けてしまうかもしれないから、ぼくは黙って泊瀬谷先生について行くことにした。

428太陽とケモノ ◆TC02kfS2Q2:2010/05/10(月) 22:06:22 ID:hvdRUvLI0
ぼくよりちょっと年上の泊瀬谷先生が、子どものように見えてくる。
淡い色のスーツを着こなして、胸元にはカメオで留めたリボン。歩道を鳴らすパンプスは、先生自身を背伸びさせている。
短い髪が初夏の風に揺れて、ネコでなくてもまどろみを誘う心地よさ。「こっちだよ」と、先頭を切るぼくのセンセイは、太陽よりも明るかった。

歩き慣れた大通りを歩く。路面電車が街の風を掻き乱す。クロネコの紳士の毛並みがなびく。
街の一場面を一瞬の風景画にして、泊瀬谷先生は大通りから外れた路地に入ると、ニコリ。
「ここだよ」
若いビルとビルの間にひっそりとたたずみ、老人のように街を見てきた一軒の喫茶店。
軒先からぶら下がる、古びた看板のかすれた文字が、店の年輪を刻む。
都心の喧騒を嫌ってか、切り取られた時間がそのあたりには漂っていた。
「喫茶・フレンド……」
「この間、学校の帰りに見つけたんだよ。入ろっ」
扉を泊瀬谷先生が開くと、鐘の音と若い女の人がぼくらを出迎えた。

ランプのともしび温かく、媚びない家具が心地よい。
店の主人と、若い娘。客はぼくらの他はいない。コーヒーの香りがぼくらを嫉妬する。
エプロン姿の若い店員さんは、長い髪を一つにくくってテキパキと仕事をこなしていた。
じっとよく働く彼女を見つめていると、椅子に座った泊瀬谷先生から「こらっ」といたずらっ子ぽく注意された。
にこりと微笑んで店員さんは、くくった髪を揺らしながらぼくらの席へ注文を取りにやってくる。
「いらっしゃいませ」
「……」
「ご注文はお決まりでしょうか」
「バニラアイスを二つね!アリサちゃん」

メニューを見ずに泊瀬谷先生は、お姉さんに注文を告げる姿は、お得意さま。
「かしこまりました」と、小さなクリップボードに注文をさらりと書くと、踵を返して長い髪を揺らしていた。
そうだ、もしかして泊瀬谷先生なら「狗尾高」のことをちょっとでも知っているかもしれない。
ぼくが「狗尾高」について、どうやって話を切り出そうかと考えていると、短い髪を頬にかけて泊瀬谷先生は、
もじもじと目を合わせることがいけないことの様に、テーブルに目線を落としてぼくに静かに話し出した。

「実はね……。おととい、実家から電話があってね、たまにはウチに帰って来いって言われてね」
「……」
「ヒカルくんにこんなこと話すのもなんなんだけど、家に帰ると……親から怒られちゃうんじゃないかなって」
尻尾の動きからすると、先生はウソをついていない。それよりも、ウソがつけない先生のこと。
「こんなことヒカルくんに話してもしょうがないよね。へへ」
「……」
先生の実家は、ぼくらの住む街から電車に揺られることちょっと。都会でもなく、田舎でもない郊外の町だという。
帰ろうと思えば、すぐに帰ることができるのだが、始めの一歩が重過ぎる。さらに重くなった足は、人を愚痴らせる。
自由気ままに生きているようでも、一抹の苦労を背負っていることに、泊瀬谷先生から読み取ることが出来るのだ。

429太陽とケモノ ◆TC02kfS2Q2:2010/05/10(月) 22:07:07 ID:hvdRUvLI0
「どうしよっかなあ。親が待ってるしなあ」
「お待たせいたしました。バニラアイスです」
トレーに乗ったバニラアイスは、温かくなり始めたこの季節がいちばん美味しく感じると泊瀬谷先生は言う。
小さな音を木のテーブルに響かせて、懐かしい半球を器の上で描くバニラアイス。ウエハース突き刺り、泊瀬谷先生は歓喜の声。
アイスはオトナを子どもに引き戻す力があるんだと、他の誰かに言ったらきっと信じてくれるような、くれないような。
「おいしそうだね」
「はい」
スプーンが器に当たる金属音は、いただきますのごあいさつ。
ほんのちょっと、先生のゆううつを忘れさせることが出来るのなら、無邪気な姿をぼくに晒してもかまいませんよ。
しかし、ぼくはバカなことに先生の頬を緩ませる顔に連れられて、聞こうと思っていた「狗尾高」について聞き忘れた。

―――翌日の朝、学園のホールには人だかりが出来ていた。生徒たちは皆、刷りたての学園新聞を手に話しの種にしている。
女子は甘味店の紹介記事に、男子はクラスのヒロインの写真に、教師は委員会だよりにと人それぞれ興味を抱く。
だが、ぼくが目を止めてしまったのは他でもない『野球部・狗尾高との練習試合、ファインプレイ』の記事であったのだ。

昼休み、ぼくはいつも行き慣れた図書館ではなく、新聞部の部室に足を向けた。
ここなら何らかの情報が手に入るかもしれないと、学園新聞を片手に期待を抱き、不安を背中に扉を叩く。
「どうぞ」と部屋からの返事が、ぼくを迎え入れる。ゆっくりと扉を開けるとカメラのレンズの埃を取っている一羽のカラス少女と、
PC画面に向かってコントローラーを両手で握りながら、一喜一憂という言葉に振り回されるネコ少女がいた。

「あの、高等部の犬上といいます……」
「ああ、もしやあんさん、ヒカルはんなぁ?あんさんの噂は、おなか一杯聞いとりますわ。部長の烏丸どす」
カラスの少女は手を止めて、聞きなれない訛りでぼくをのほほんと見つめていた。
あまり話しをしたことが無いのに、彼女はぼくの名前を知っている。やはり新聞部の情報収集能力の賜物か。
烏丸は手を止めると、備え付けの冷蔵庫から「生八つ橋」を取り出して、殆ど初対面であるぼくに勧めてきた。
ひんやりとした生地が熱いお茶と愛称がよさそうだ。けっして目立つ色彩ではないが、見ていると心和むこの国のお菓子。
カラスは後姿をぼくに向けて、手際よくジャーポットから急須にお湯を注いでいた。

「うっひょー!さすが中ボスだよねー」
一方、ネコの少女は、PCのゲームに夢中だった。花火のような砲撃を放ちながら、深い森の上空を駆け抜ける一人の魔法使い。
相手が仕掛けてくる攻撃をまるで楽しむように、少女はコントローラーで魔法使いをひたすら操る。
騒がしい彼女を気にせずに、烏丸は緑茶を注いだ湯飲みをぼくの目の前に置いた。コトンと使い込まれた机が音を立てる。
「ところで、ヒカルはん。何か御用で?おや、早速最新号を読んでくれはったんやな」
「その……。この記事についてなんだけど」
「『野球部・狗尾高との練習試合、ファインプレイ』かいな。それはウチが低空飛行ギリギリで撮った写真どすえ。よう撮れとるやろ。
そうや。この間、狗尾高のチンピラどもにドつかれそうになっとたやろ?ヒカルはん、大丈夫かいな」
「……もう情報が。大丈夫、ケガはなかったです」
「うぎゃあああ!満身創痍!!」
静かにぼくが話し始めると、ネコの少女は寂しい画面にへばり付きながら、うるさくわめき出した。

430太陽とケモノ ◆TC02kfS2Q2:2010/05/10(月) 22:07:49 ID:hvdRUvLI0
私立狗尾高等学校。佳望の街から電車に揺られること一時間ほど離れた海岸に構える男子校。
運動部が盛んで、特に野球部の功績は数え切れないほど。そして、いちばんの特色は。
「狗尾高言うたら、イヌの生徒ばっかりのとこですわな」
烏丸の言葉で、ぴくんとぼくの尻尾がはねる。にっとほくそえむ烏丸の瞳は、鳥類独特の円らなものと、
新聞部としての獲物を追う眼光の鋭さが同居して、彼女独特の色身を帯びていた。

「うちの取材によると、佳望学園・野球部との練習試合ではうちの学校は完敗やったそうでな。
なんでも、スゴ腕のピッチャーがおる言う噂ですわ。そして、そのピッチャー言うのがな……」
「犬上先輩っ。犬上先輩って言うんですね!ご紹介遅れました。わたし新聞部所属・中等部の美作更紗ですっ!
うわああ、真っ白でふわふわの尻尾……イヌ族の尻尾は激萌えです!うらやましいですう!!」
「美作はん、黙っとき!」
ゲームに飽きたのか、さっきまでPC画面に心奪われていたネコの少女は、くるりとぼくの方へと椅子に座ったまま回転した。
短く揃えられた髪、少しぶかぶかのカーディガン、オトナに憧れた紺色のハイソックスとスカートの間が白く光る。
美作と呼ばれたネコ少女は、ぼくの尻尾をにまにまと眺めた後に、妹のように上目遣いでぼくの顔を凝視する。
「これはなかなかなの人材ですぞ!因幡お姉さまにお知らせしなければ!キリッ」
人材?
「白い毛並み!豊かに実るたわわな尻尾!誇り高きイヌ耳!わたくし美作更紗は、犬上先輩に出会えて感激でございますう!」
美作と名乗る少女は、椅子に座ったままキャスターで移動して、本棚から薄っぺらなマンガ本を引っ張り出して
自慢げに見せびらかす。尻尾を立てて目を細める美作は、オトナっぽく決めた紺色のハイソックスを履きこなしても、
ばたばたとさせて落ち着きの無い子どもに逆戻り。烏丸が整理棚を探っているのを背景に、美作はぼくを舐めるように上目遣いで見つめ上げる。
「どんなコスが似合うかなあ。ねえ!い・ぬ・が・み・先輩!」
「コス?なにそれ」
「もっふもふの尻尾を生かして、「ぎんぎつね」の『銀太郎さま』もいいなあ。王道で烏丸部長と組んで『椛・文の……』」

何かの名前を言い切れないまま、烏丸からキャスター椅子を押されて美作はぼくの視界から消えていった。
PCの主導権を烏丸が掌握する。画面は素っ気無いブルーのデスクトップに戻して、棚から取り出したCD-ROMをセットする。
唸り声を上げたPCは、部屋の主人である烏丸には従順であり、抗することなく画像ファイルを開いてくれた。
使い慣れた光学式のマウスを滑らせて、マイ・ピクチャのファイルに並んだ画像の整列には、狗尾高校の野球部員たちが
青い海を背景に球を投げ、バットを振り、自分の毛並みが汚れることを臆することなくホームに滑り込む姿が写っていた。
しかし、烏丸が見せたかったのは、そういうどこにでもある青春のいちページではない。
そんなものなら、オトナたちからの昔話で聞き飽きた。

431太陽とケモノ ◆TC02kfS2Q2:2010/05/10(月) 22:08:48 ID:hvdRUvLI0
「ほら、見てみ」
「……そっくり」
初めてだ。
ぼくにそっくりなヤツを見るのは初めてだ。
烏丸が取材のためにこっそり写した野球部員たちの休憩時間。その中の一枚に写る白いイヌの少年。
確かに、彼は狗尾高のユニフォームを身に包み、野球帽から白い髪をはみ出していた。
地面に付きそうな長くてたわわな尻尾が、ブルペンのマウンドに突き刺さりそうだ。
ぼくと同じく真っ白い毛並みで包まれた彼は、まぎれもなくぼくらの野球部を破った、狗尾高のピッチャーであった。

「どうどすえ?興味湧いた?」
「……」
言葉にせずにぼくは烏丸の言葉を肯定すると、せっせと烏丸は毛繕いをしていた。
「すまんのう。うちら鳥はなあ、毛繕いを怠ると空を飛べんさかいな」
「わたしも犬上先輩の尻尾の毛繕いをしたいですう!」
「美作はん、黙っとき!」
烏丸曰く「休みの日の正午に狗尾高に行くと、犬上はんならわかることがある」らしいが、これ以上、烏丸は口を挟まなかった。
「ありがとう」と一礼をして、美作更紗が少しうるさかった新聞部をあとにする。

教室に戻る途中、一人のウサギの少女が廊下でそわそわとしていた。その名は、我らが風紀委員長・因幡リオ。
ボブショートの髪の毛は清潔感に溢れ、理知的なメタルのメガネは正義感が満ちている……、と思う。
「あ!犬上!あんた、新聞部に行った?見たんだよ!あんたが文化部の部室の方へ歩いていく所!」
「行ったけど、何か?」
「そこにさぁ。ちっちゃくて、短い髪のネコの女の子……居たよね?」
ぼくが「うん」と答えたのがいけなかったのか、彼女はポンと手を額に当てて、真っ白な上靴で廊下を慣らす。

「むあああ!新聞部に『委員会だより』の原稿渡さなきゃいけないのになあ。あのさ……犬上。代わりにね、原稿、持ってってくれない?」
「なんで?」
「なんでもないの!!なんでもないんだから」
因幡が力を込めれば込めるほど、ぼくの背中に感じる氷よりも冷たい風。
一方、ぼくの真向かいで因幡は、じりじりとぼくの方から後ずさりをしている。
殺気は本気に変わり、本気は因幡を危機に陥れる。「時間を取らせてゴメン!」と言うものの、ぼくにはどうでもいいことだ。
「ああ!因幡お姉さまぁーーーあ!わたしはどんなキャラにも対応できるように、髪の毛を切ってきたんですよ!!
そうそう!わたし、おこずかいを溜めてやっと手に入れたんですよ!あの制服!因幡お姉さまには『くろこ』、わたしが『みこと』のコスで……」
先ほど新聞部の部室で大騒ぎをしていた美作更紗がすっ飛んで来た。しかし、因幡が目を泳がせる理由と、美作が言っている意味が良く分からない。

「はいはい!分かったから、徹夜で書いてきた『委員会だより』の原稿、渡してあげるから、とっとと新聞部に行こうね」
「ままま!まって!犬上先輩!これ、烏丸先輩からの……やだー!犬上先輩っ」
頬を赤らめる美作は、ぼくに和紙で包まれた封筒を両手で差し出した。毛筆で達筆な烏丸の名が麗しい。
封書を受け取ると、何故か因幡から足を軽く蹴られた。

432太陽とケモノ ◆TC02kfS2Q2:2010/05/10(月) 22:09:18 ID:hvdRUvLI0
―――休みの日の午前。処は古浜海岸駅のホームにて。
街の中心部からやや離れた古い木造建築の駅舎のターミナル。時代に取り残された電車が、櫛形のホームで体を休める。
中心の駅とは違って、賑やかさは無いが、高校生のぼくにでもどこか懐かしさを感じる。
元々線路が敷かれていた場所なのか、ぽっかりと不自然に空いた敷地から雑草が生える。遠くの目地へと単線の線路が伸びていた。
閑散としているホームも休日を楽しみたいのか、のんびりとした時間が流れていた。駅員は見るからに暇そうだ。
電車も発車のベルを待ちぼうけ。郊外行きの小さな電車は、わずかな乗客と共に青空を仰ぐ。
天井からは夏を告げるデパートの広告と、カバーを被された扇風機が近い出番を待って釣り下がる。
廃材になるはずだったレールを使った柱は、多くを語ることは無いが、少なからず街の歴史を知っている。
ぼくは街のことをこの柱ほど知らない。若い駅員は、念には念を入れて指差し確認を繰り返していた。
そして、ぼくは烏丸から手渡された一通の封筒を読みかけの文庫本に挟んで、繰り返して見つめていた。

「あれ?ヒカルくん」
「……泊瀬谷先生」
この間言っていた。「今度の休みに実家に帰ろうかどうか」と。
迷った挙句、帰省することにした泊瀬谷先生。イヤイヤながらも、ちょっとは楽しみにしている顔は隠せない。
遅れてきた春の日差しのような白いスカートに、乙女心をくすぐるパンプス、そして、いつものトートバッグは外せない。

「ヒカルくんもこの電車?」
「……はい。狗尾高校に行ってみようと思いまして」
「どうして」
「なんとなく」
学園のとき以上の笑顔で泊瀬谷先生は電車に乗り込み、ぼくもあとに続く。
横一列のシートは暇そうにぼくらを迎え入れた。
「こっち側に座ると、海が見えるよ」
尻尾を先生と反対の方向に向けて、ぼくは少女のようなオトナのネコの隣に座った。
ただ、ぼくには泊瀬谷先生との座席の隙間を詰める勇気はなかった。そっと文庫本を仕舞う。

休日だからとは言え、乗客が少なすぎる。心配する筋合いはないが、ぼくらの他にいる客といえば小さな子どもを連れた
ヒツジの母子と他数名。ぼくらを乗せて、ゴトゴトと単線を走りながら揺れる電車は、ひと息付こうと次の駅に止まるも、
乗客には動きがなかった。遠慮がちに閉まる扉を見つめる以外に出来ることは、隣で座っている泊瀬谷先生の横顔を一瞥すること。

「気付いてくれたかな。お休みの日だから、思い切ってシャンプー変えてみたんだよ」
頭を垂れる泊瀬谷先生の髪の毛が、開いた扉から吹き込む風で揺れる。クラスの女子たちよりも、瑞々しくも甘い香り。
電車が発車する為に扉が閉まると、泊瀬谷先生の髪の毛の香りは一旦落ち着くが、ぼくの鼻をくすぐる香りは忘れられない。

床下のモーター音が低く唸り、電車がカーブをゆっくりと通過すると、つり革が揃って揺れる。
座ることを遠慮して立っている若いオオカミの男性の尻尾も同じように揺れる。
あんまり電車が張り切るので、ソイツは座席に座っているぼくらの背中を、背もたれ越しに押してくる。

433太陽とケモノ ◆TC02kfS2Q2:2010/05/10(月) 22:09:48 ID:hvdRUvLI0
いつしか電車の中に居たヒツジの親子は下車し、オオカミの弾性もいない。気が付くと車両はぼくらだけになっていた。
どのくらい電車は走っていったのだろう。どのくらい人々が乗り降りしたのだろう。
そして、どのくらい隣に座る先生はぼくに何かを話しかけたかったと思ったのだろう。
悔やんでも、悔やんでも、いくら尻尾を膨らませても、電車はぼくらを下車する駅へと運び続ける。
「佳望電をご利用いただきまして、有難うございます……。この電車は……」
ときおり入る車内アナウンスに助けられ沈黙から逃れていると、ぼくらの顔が反射していただけの車窓に海が写り込む。
初夏の海は新しい季節を迎えることに必死で、すっかり春の景色を忘れてしまっているのが非常に印象的な海岸線。

こっちの席に座ってよかった。誰もいないのをいいことに、泊瀬谷先生の手の甲がぼくの手の甲に当たる。
「先生も、この海を見ながら毎日学校に行っていたんだよ」
やっと口を開いた泊瀬谷先生は、ぼくと話すことを避ける素振りを見せていた。
だけど、ぼくは授業のときではない先生の声が、好きだ。

出来ることなら、泊瀬谷先生から「先生」を奪い取ってしまいたい。
「先生」という肩書きを失った泊瀬谷先生は、きっと迷いネコになってしまうんだろう。
しかしぼくは、迷いネコを放っておこうと悪しき考えを浮かべたり、独り占めしてしまおうと思ったりはけっしてしない。
なぜなら、ぼくも迷いイヌ。道に迷ったお巡りさん、迷子の子ネコに聞いても困るだけ。泣いてばかりのお巡りさん。
どうしていいのか分からない。何していいのか分からない。誰に尋ねればいいのか、まったく見当がつかない。
それでも側にいてくれて「これからどうしようかな」とまぬけだけれども、一緒に同じ目線で道を探したい。
教えてもらうんじゃなくって、いっしょに「せんせい」と歩いてみたい。
だけど、誰もこんな感情は分かってくれないんだろう。そんなことは心得てるけど。

車窓近くの立木は物凄いスピードですっとんで行き、遠くに湛える湾の波はゆっくりと流れ、遥か彼方の白い雲はのんびりと浮かんでいた。
ふと、泊瀬谷先生を見てみると、トートバッグをぼくの方ではなく、反対側の肩に掛けているのに気付いた。
泊瀬谷先生の横顔は、授業では余り見せることはない。というより、見せる機会はない。
ぼくが横顔に見入っている間に、先生がぼくの方を向いてしまったらと思うと、言葉にならないほど恥ずかしい。
幸いなことに、泊瀬谷先生は俯き加減で小さな声で話し出した。
「もうすぐ、狗尾に着くね……」
電車の速度が緩むことに比例して、先生と同じ席に座ることができなくなるという、間違った思い。
ブレーキ音が軋みつつ電車が止まる準備を始めると、ぼくは隣で頬を赤らめる小さなオトナの肩が触れた。

434太陽とケモノ ◆TC02kfS2Q2:2010/05/10(月) 22:10:17 ID:hvdRUvLI0
電車は間もなく目的地である駅へと到着する兆しをみせる。時間は午前11時半すぎ。
重いモーターの音とはしばしのお別れ。ハンドルを握る運転者が、慌しく運転席の窓を開くと古い設備を操作して扉を開ける。
「狗尾ー、狗尾ー。狗尾高校前ー。電車とホームに隙間がございます。降りる際にはご注意ください」
あっ。
「ぼく、ここで降りますっ」
席を立って扉の前にぼくが立つと、泊瀬谷先生がぼくに隠れるように側に立っていた。
緩いカーブの上に建つホーム。泊瀬谷先生は無邪気に電車とホームの隙間を跳ねる。
そこまでして跳ぶ隙間ではないが、アナウンスに素直な先生の後姿が初々しい。
狗尾駅のホームは、二つに並んだ線路の間に浮かぶ。こせん橋は無く、駅構内の踏切で線路を渡って改札口に向かう古いタイプの駅だった。
駅から伸びる草にまみれた線路は、再び一つにまとまり、知らない遠くの街へと繋がっていた。
ぼくらが乗ってきた電車が駅を出る寸前、構内の踏切が警報音を巻き散らせて、ぼくらの歩みをさえぎる。
「寄り道しちゃった……。いいよね?」
「……はい」
早くここから歩き出したいのに、意図せぬ足止めが泊瀬谷先生を意地悪くくすぐる。

駅から出ると潮風が心地よい、海岸沿いの道に当たる。
見ていて気付いたのだが、泊瀬谷先生は初めてここに来たような感じではない。
すいすいと足取り軽く、目的地である狗尾高へと吸い込まれそうな勢いだった。
パンプスの音がいつもより軽く聞こえる。ぼくは黙って泊瀬谷先生の後を追った。
「先生の住んでいた町もこんな感じだったんだよ」
「そうなんですか」
「うん。懐かしいな……。まだ、あのタバコ屋さんあったんだ」
駅で降りるとき「寄り道しちゃった」と言っていた。暮らしていた町ではないけれど、どこか先生にとっては思い出深い町なのには違いない。
もしかして、これから向かう狗尾高と関係があるのかもしれないが、あまり深い詮索はよろしくない。

休日の昼前。人通りはぼくら以外にいない。
「ヒカルくーん。着いたよ!」
泊瀬谷先生が手を振って居る場所は、狗尾高の正門でも通用門でもない。海岸近くの細い道を歩く。遠くには漁協の建物。
グランドの脇を通る細い路地。確かに狗尾高の側にいるのだが、金網のフェンスがぼくらをさえぎる。
しかし、学園の息吹は予期せぬ来訪者であるぼくらに確かに届いていた。
「本当だ」
「うん。わたしが初めて来たときとちっとも変わってないね」

グラウンドでは、野球部員たちが海風と砂埃にまみれて練習に明け暮れていた。
金網越しに彼らを見ると、本当だ。イヌ、イヌ、イヌ……。
誰も彼もぼくと同じイヌの男子生徒ばかり目に付く。白球追う彼らの姿は、ぼくら「ケモノ」ではなく、野性に返った「獣」のよう。
ただ、尻尾の動きは「ケモノ」のときを忘れていない。純粋に、純粋に、そして純粋に。
本当に愚直とも揶揄できるぐらいに、彼らは一握りのボール目掛けて走っていた。
愚直も過ぎると美しく見える。汚れがない分に本能のまま、競技の魂に導かれる分、混じりけがないスピリッツ。

435太陽とケモノ ◆TC02kfS2Q2:2010/05/10(月) 22:10:47 ID:hvdRUvLI0
「烏丸の言っていた通りだ」
狗尾高の野球部員たちは、丁度紅白練習試合をしているところであった。
ぼくはあまりスポーツが得意ではないのだが、そんなぼくにでも彼らの技術は卓越したものだと断定できる。
腕の良い料理人が包丁を裁くよう、炎を手に取るように扱うように、そして最高の一品を創り上げるように。
ピッチャーがボールを投げる。心地よい音を立ててバットに当たる。天高く走り去る球を彼らが尻尾をなびかせ追い駆けて、
魔法のようにグローブに吸い付けると、間髪いれずにファーストに送球する。気持ちがよいほど無駄のないプレイだった。
スポーツに励むというよりも、芸術を創り上げるといった方が、彼らには相応しいのかもしれない。
「……カッコいいね」
「……」
「そうね……。佳望学園の子も頑張ってるんだよね」
無意識に飛び出した泊瀬谷先生の爪が、金網に引っ掛かる。
きょう、狗尾高のグラウンドにやってきたのは他でもない。自分の目で確かめること、それに尽きる。

「あの子」
急に泊瀬谷先生が叫んだので、周りのみんなが驚かないか、ちょっとばかり気になった。爪を引っ込ませた指が一人の少年を差す。
しかし、子どもに戻った泊瀬谷先生は、大人の会話は通用しないほどまでに、背丈が小さく見える錯覚がする。

白い毛並みは生き写し。
大きな尻尾は生き写し。
「目元がすんごく似ているよ」と、泊瀬谷先生が言うものなので、きっと瞳も生き写し。
ただ、違うことは、彼は狗尾高野球部のピッチャーだったのだ。

噂には聞いていたが、びっくりするぐらいに、ぼくに似ている。
ひと球ひと球に魂を込めて、相棒であるキャッチャーに投げると、重い球の音がずしりと響く。
これで最後かと思わんばかりに、彼は息を切らして尻尾を落ち着かせる。尻尾の動きでバッターに悟られたら、
名ピッチャーを名乗れないのは、何となく分かる。冷静に、そして冷徹に。孤独な戦いは慣れているのだろう。
練習とは言え、試合さながらの投球にぼくらはすっかり彼に飲み込まれてしまった。
「よーし!いいぞ!いいぞ!」
仲間からの声援に頷いて答える彼は、一旦呼吸をして投球。そして、ストライク……。
「わー!よーし!あと一人!あと一人だぞ!!そろそろ押さえこんじまえ!!」
「もうそろそろかもね」
「……あ」
泊瀬谷先生の声に、先日の烏丸の声が重なった。
いつの間にか太陽はぼくらを残して、てっぺんに上り詰めていた。

436太陽とケモノ ◆TC02kfS2Q2:2010/05/10(月) 22:11:19 ID:hvdRUvLI0
遠くに見える校舎の時計は正午を告げる。いきなりのことだった。
針が合わさると同時に、白球を追っていた生徒たちがいきなり試合をやめて、グランドに整列する。
そして、帽子を脱いで美しい一列を保つ。
「……」
「ごらん。ヒカルくん」
ぼくに似た彼も例外なく列を成し、一同が野球部の帽子を脱いだ刹那のこと、海岸の方からサイレンが響き始める。

「うおぉおーーん!!うおぉーーん!」
「うおぉおーーん!!うおぉーーん!」
「うおぉおーーん!!うおぉーーん!」
サイレンに負けじと、野球部員たちは天高らかに声を上げて、野生の血を沸かせる。
まるで使えし君主から剣を授かったように、彼らは勇気と誇りを尻尾に太陽に向かって吠え続ける。
剣を振り上げる代わりに、遠吠えを。
災いもたらすものを斬り裂く代わりに、己の牙を。
そして、大切なものを守るために、優しい毛並みの尻尾を……。

「まだ残ってたんだぁ、コレ。よかった」
「……そうなんですか」
確か、烏丸は「犬上はんなら分かることがある」と、言っていた。なるほど、彼らの遠吠えを聞いているうちに、
ケモノの血を取り戻す気になってくる。同じように、大地を駆け巡りたくなってくる。イヌだけに分かる不思議な感覚だ。
サイレンが鳴り止む頃には、彼らも遠吠えを止めて帽子を再び被ると、練習試合のポジションへと戻っていった。
無論、ぼくに生き写しである彼も、大きな尻尾を揺らしながらマウンドへと登る。
「狗尾高って言えば、この光景が有名なのよね」

グランドに面する金網にしがみ付きながら、狗尾高のエースを見守る大きな影がある。
見覚えのある、厳つい二人組み。耳に残る荒い言葉遣い。不安がよぎる。
「本物が投げているところ見るけど、やっぱカッケーよな」
「おれもだよ。噂に聞いていたけど、マジで真っ白なわけ?」
「ああ、白いわけ。この間のことは、勘弁してやろうってわけ」
佳望の街で遭って、そして泊瀬谷先生に助けられた(と、なっている)ときの荒くれ二人組み。
彼らはどうやら、狗尾高の生徒らしい。この間は、マウンドに登る彼と見紛って退散したのだが、
やはり彼らも狗尾高で学ぶ若人とあって、ぼくに似た彼を大事にしたいらしい。と、思うことにする。
誰だって、自分の学び舎が恋しいし、愛しい。

「先生の家族が待ってますよ」
ソイツらの影を見るや否や、ぼくはそそくさと泊瀬谷先生の手を引っ張ってその場を後にした。
今思えば、なのだが……。ぼくは、どうして先生の手を引っ張っていったんだろう。
ぼくのような青二才が、大人である先生の手を引っ張って先導をきって歩くなんて、若輩者の思い上がりだ。
泊瀬谷先生の顔を見るのは、今はちょっとできない。ただ、泊瀬谷先生は、ぼくをにっこりと見つめているのだろう。
取り戻したばかりの、ぼくの中のケモノはネコの優しさで消えてしまった。

437太陽とケモノ ◆TC02kfS2Q2:2010/05/10(月) 22:12:17 ID:hvdRUvLI0
―――
「先生。怒られに帰ってくるから」
「……」
不思議と泊瀬谷先生の顔は落ち着いていた。

先に泊瀬谷先生が乗る電車が近づき、ホームの踏切が鳴り響く。恐る恐るホームに寄せる電車は、ピタリと扉を泊瀬谷先生の横に合わせた。
ごろごろと扉が開く。ここに来たときのように車両の乗客は皆無。隣の車両には二、三人ほどの静かな時間。
「じゃあ、また学校でね」
ホームの隙間を気にしてぴょんと電車に飛び乗ると同時に、ぼくが乗る佳望ゆきの電車もやって来た。
明日会うんだろ。明日どころか、毎日会うんじゃないか、と当たり前の事実がまかり通らない想い。
発車する電車をお互いに見守りながら、ぼくらはそれぞれの街に帰っていった。
それにしても、おなかがすいた。

電車に揺られ揺られてつり革を眺める。リズムよく揺れるつり革に飽きて、朝読んだっきりの文庫本を開く。
「あ」
開けることのなかった烏丸の手紙が挟まっていた。表には「いざというときに開けなはれ」の一文。その内容を、今初めて知ることになる。
封筒には和紙に筆ペンで書かれた手紙が添えられている。揺れる電車で文字がぶれて見える。
「もしかして、もしかして必要なときには、これを見せなはれ。狼藉を働く不逞な者が近辺に居るらしゅうてな」
大人のような毛筆は、京都訛りの烏丸の言葉が聞こえてきそうであった。
手紙にもう一つ同封されていたのは、小さな紙片。それには印刷された文字が載っていた。一言で言えば名刺だ。
『佳望学園・新聞部部長 烏丸京子』

のほほんとしている割には、抜け目のない烏丸の考えそうなこと。
そりゃ、乱暴を働いて、記事にされちゃ困るだろう。巡り巡って騒ぎになって、狗尾高野球部の迷惑になったらそれこそだ。
それで烏丸はぼくに名刺を持たせたのだった。いや、もしかしてぼくらが狗尾高にいる頃、何処かの木の陰から覗いていたのかもしれない。
そんなに烏丸のことは知らないが、烏丸のやりそうなことだ、と想像できる自分がちょっと照れくさい。

「ウチはこう見えても、佳望学園以外でも顔が通るんでな。狗尾高はんにはお世話になっとります」
「わたくし、新聞部の美作更紗ですっ!野球部のピッチャーさんで、真っ白で尻尾の大きな先輩がいらっしゃるそうで。
もっふもふの尻尾を生かしてどんなコスが見合うかなあ!もっふもふ!!もっふ!」
「美作はん、黙っとき!」
新聞部の二人の会話を思い浮かべながら、街までの電車に揺れられる。午後の太陽を背に浴びながら、ぼくは小さく「わおーん」と呟く。


おしまい。


以上です。よろしくお願いいたします。
早く規制が解けますように。

438名無しさん@避難中:2010/05/11(火) 02:56:44 ID:/8NWh4kwO
遠吠えで気合い入れ!
スゲー燃える!
ほんと、獣人さんが野球やったらそんなんやりそうだなー
ヒカル似のピッチャーかっけぇ

439 ◆/zsiCmwdl.:2010/05/11(火) 19:06:08 ID:yoFGVT720
うむむ!? 市電以外の鉄道が出てきただと!?
烏丸先輩は相変わらず腹黒い、そして更科さん染まりまくってるw
にしても、ヒカルと泊瀬谷先生は相変わらずキュンキュンさせるなぁ……


あ、それとエロスレの方で投下したので、18歳以上の分別をわきまえた方はどうぞ

440名無しさん@避難中:2010/05/11(火) 19:16:10 ID:bZL5TWWUO
ケモスレって単発でしれっと投下しずらいんだけどいいのかな?

441名無しさん@避難中:2010/05/11(火) 19:57:24 ID:BpcS3njg0
>>440
早く投下しろーーーーーー!!!単発でもオリジナルでも版権でも
何でも来おおおおおおおい!!!!

442蛇と平和 ◆wHsYL8cZCc:2010/05/11(火) 20:49:39 ID:bZL5TWWUO
>>441
 鋼鉄の檻が眼前に広がる。冷たい空気と独特の臭いが立ち込めるが、その前に立つ二人には慣れた空気だ。
 突如、檻が轟音を立てる。柵には巨大な手がかけられ、中で唸るそれはもはや知性を感じさせない。
 さながら『動物園』とでも言うべき光景だった。

「……先祖帰りだな」

 檻の前に立つ者の一人が言った。
 もう一人がすぐに返す。

「確認しただけで六人……。本人がこれじゃ事情聴取も出来ない」
「実際はどうだと思う? 久藤」
「本人は単なる生活の一部として犯行に及んだ。最初の事件から日付から考えれば……」
「そうか」

 久藤と呼ばれた人間は檻に近づき、スプレーを吹き掛けた。中に居た熊は叫んで、奥へと待避する。

「止めろ久藤。あとで訴えられたら面倒だ」
「ほっとくわけにもいくまい。この怪力じゃ壊されかねない。お前には出来ないしな。薮田?」
「イヤミのつもりか?」

 薮田と呼ばれた蛇はするすると檻の前まで行き、久藤と並ぶ。

「……こうなってしまえば、どうにもならないか」
「ああ。おそらく精神病棟にブチこまれるだけだ。治療しようにも本人に理解出来るだけの知性が無くなってる」

「悲しい事だな」
「フン。殺された被害者の前では言えないな。熊が相手じゃほとんどの連中じゃ手に負えない
 今回も結局は実弾使って、それでもまだ生きている程だ」

 薮田はチロチロと舌を出しながら、中の『野獣』をじっと見つめる。

「私ならこんなマネはしでかさないがな」
「冗談言え。お前ならもっと狡猾にやるだろう?」
「そうだ。もっと上手く、確実に。自分に被害が及ばないようにやるだろう。だから私はやらない」
「警官にあるまじき発言だぞ」
「警察は甘くないと言ったんだ」
「……蛇め」
「それは侮辱のつもりか?」

 二人は留置所から外へ出る。

443蛇と平和 ◆wHsYL8cZCc:2010/05/11(火) 20:50:04 ID:bZL5TWWUO
 久藤は紙コップのコーヒーを飲みながら、先程の容疑者について思いを馳せる。
 何故か防ぎようがない、『先祖帰り』による殺人。

「知性の代償かもな」

 薮田は言った。

「どういう意味だ?」
「……いくら知性を得たとて、所詮は我々に根差す本能は消えはしないって事だよ。
 だが、知性を得た事によって危機を防ぐ能力は大分衰えた」
「それを進化と言うんじゃないのか」
「さぁな。どちらにせよ、本能は消えない。私もお前もな」
「捻くれてるな」
「そういう種族さ」

 二人は車に乗り込み、街へ出る。
 仕事は無いほうがいい。何事も無く、皮肉屋の蛇の小言と一緒に街を流す。それだけでい。
 久藤はそれを平和と呼んでいた。

444名無しさん@避難中:2010/05/11(火) 20:52:57 ID:bZL5TWWUO
投下終了

445名無しさん@避難中:2010/05/12(水) 21:08:21 ID:qxsZQToI0
わんこさんのを代理投稿してみましたが、さるさんを喰らってしまったよ
うです。あとふたつだったのですが… 10時になれば解除になるんです
よね? それまでじんわり待って続きを投稿したいと思います。

446名無しさん@避難中:2010/05/12(水) 22:16:34 ID:qxsZQToI0
>>427
本スレへの代理の投稿、完了しました。
 初めてなので、色々不手際が有ったけど、何とか出来ました。

447わんこ ◆TC02kfS2Q2:2010/05/12(水) 22:29:29 ID:pGIx9hVk0
ありがとうございます!
投下されたイラストは、イマージどおりでびっくり!
古い電車は大好きです。

448名無しさん@避難中:2010/05/13(木) 06:12:08 ID:/3/oC5H6O
駅の絵いいなー

449名無しさん@避難中:2010/05/13(木) 06:17:34 ID:/3/oC5H6O
>>443
乙。
蛇の獣人さんはスレ史上二人目。
レアキャラ狙いましたね。

450名無しさん@避難中:2010/05/13(木) 23:41:35 ID:JkzlAUow0
>>443
どこかで見たトリと思えば。単発大歓迎!
短くて世界観が出せるのはすごいなあ。

>>414
「相関図的なもの」作者様へ。
以前うpされた相関図を、自分なりにPC上で切り貼りしてみました。キャラ多いなぁ。
佳望学園を初見の方にも少しでも把握できるように、それをうpしても差し支えはないでしょうか?
よろしくお願いいたします。

451 ◆wHsYL8cZCc:2010/05/14(金) 01:23:10 ID:xqVKu1DsO
>>449-450
わんこ様に何度か心臓握り潰されそうになったんで真逆の超ドライなの書きたかったんだが、まだムリですた。

しかし投下が多くてええスレや。

452名無しさん@避難中:2010/05/14(金) 11:06:03 ID:SM/HdQcs0
>>450
相関図の者です。 御存分に御利用くださいませ。
 といいますか、是非とも皆さまの自由な感覚でアレンジしてくださいな。その
 ための素材になれれば幸いだと思いますので。

>>447
古浜海岸駅がそんなに間違ってなくて良かったです。 イメージではあの向こう
側少し行ったところに浜辺が広がってるって感じかなと思ってます。
小さいころにあまり電車と接していなかったせいか、ノスタルジックな電車とい
えば就職してから出会った東急の緑の芋虫電車になってしまい、それを元に描い
てみました。

453名無しさん@避難中:2010/05/14(金) 20:11:57 ID:LvVf8gF60
ttp://loda.jp/mitemite/?id=1076.jpg
>>452さん
ありがとうございます。
「佳望学園・相関図」作ってみました。見やすいでしょうか?間違え・ツッコミあれば何なりと。

454名無しさん@避難中:2010/05/14(金) 21:17:08 ID:UR/f8Go.O
うおおお乙!すっきりしてわかりやすい!
まあ気付いた点もいくつか
まず元絵からの話だけど、正しくは「浅川・シュルヒャー・トランジット」「ルイカ・セトクレアセア」
伊織さんが不思議なことになってる件。あれ?義姉さーん
鈴鹿さんは惣一に片想い(いやいやパラレルではなくちゃんと本編で)
サン先生と英先生…はどう繋げばいいのかよくわからん
こんなとこかね

455名無しさん@避難中:2010/05/14(金) 21:25:05 ID:X8Uf9Xvo0
相関図すげえー。見やすくて良いなあ。
ttp://loda.jp/mitemite/?id=1077.jpg


…ルイカと淺川、こっちも間違えられやすい名前で作ってすまぬううう/(^o^)\

456名無しさん@避難中:2010/05/14(金) 22:09:41 ID:v3Nh1rfY0
>>453
おおすげえ! こいつは見事な相関図!

だが俺も少し気になった所が何箇所か。
先ず一つ、鈴鹿さんは元女子プロレス部で現在は飛行機同好会です。
二つ、上でも書いた通り、女子プロレス同好会ではなく女子プロレス部です。
三つ、血の繋がりは無いですが御堂 卓、御堂 謙太郎、御堂 利枝は一応親子関係にしてください
四つ、卓、朱美、利里の三人は悪ガキトリオで通っていると同時に鉄道研究部に所属しています。
(しかし鉄研部の入部に関しては卓、利里は同意していない)
五つ、佐藤先生、兎宮かなめは射撃部。ただし、かなめは狩猟同好会と掛け持ち。
六つ、上でも書いた通り、かなめの所属する狩猟同好会には美弥家 加奈も所属(絵には描かれていないけど三島 瑠璃も所属)
七つ、飛行機同好会のメカニック担当は跳月先生と真田 勉の二人。松来さんは部品の供給元。

む、ちょっと多いけど……こんな所かな?

457453:2010/05/14(金) 22:56:50 ID:LvVf8gF60
おおお。みなさん、ありがとうございます。
修正してまたうpしますね。

458名無しさん@避難中:2010/05/15(土) 09:00:36 ID:C9TvPImA0
元図の者です。

>>455
ううう、名前を間違えてしまって申し訳ないです。

>>454,456
そーだったそーだった。
忘れている関係とかイベントとか、存外有ることに気付かされましたですよ。

>>453
と言う事で、最低限図に必要そうなキャラを追加したものをこれから描きますので、少々
お待ちいただけますか?
 えーと、ミミ、葉狐、更紗、瑠璃、堅吾、蜂須賀、アリサ、ナガレの両親、木島&緋野
 くらいですかね?(結構残ってたなぁ)。

459名無しさん@避難中:2010/05/15(土) 12:00:40 ID:C9TvPImA0
ただいま、上記11にんの追加と二名の名前修正したものをアップしましたので、存分に
いじって下さいませ。
ttp://loda.jp/mitemite/?id=1080.jpg

460名無しさん@避難中:2010/05/15(土) 17:00:31 ID:yRiOOeM.0
>>459
おお! 今までイラスト化されてなかったキャラが何人も。
特にカブト虫の堅吾はこう言う姿だったのかと感心w

461名無しさん@避難中:2010/05/15(土) 21:45:02 ID:qU7U0zeA0
ttp://loda.jp/mitemite/?id=1081.jpg
相関図ver1.1

修正してみました。

462名無しさん@避難中:2010/05/15(土) 22:01:30 ID:qU7U0zeA0
ttp://loda.jp/mitemite/?id=1082.jpg
相関図ver1.1

ちょっとまた、修正しました。

463名無しさん@避難中:2010/05/15(土) 23:14:14 ID:DhYNHLlA0
獣人スレはパート2くらいまでしか把握できてないぜ
コレッタは確かケモ学の最初期キャラだったはず


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