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ソウルファッカーズ2のようです

1 ◆MxHvQqijkA:2022/06/09(木) 22:48:44 ID:1RVNRCnY0
25年前。

「グオオオオオオ…」

聖母マリアのように胸に両腕をクロスさせた異形が崩れる。
残るは巨大な電子の繭。


「マニトゥ……帰ろう…
アタシ達のいるべき世界へ…」

「そうすれば…
もう、こんなに苦しくないよ……」

銀髪の女が語りかける。

女が振り返る。

「ヒトミちゃんとも……
スプーキーズのみんなとも……
このままずっと一緒にいたかった。」

口ごもる。

「でも駄目なんだよ…
今の人のソウルは、私達には耐えられない……」

https://pbs.twimg.com/media/FUz_rUGaIAAX8RZ.jpg

ネミ;ー;)「今日は、アタシの……
最初の、誕生日かも知れない……
アタシ、忘れないよ……
アンタのこと…」

https://pbs.twimg.com/media/FU0GOoWagAIb0Je.png

「泣くんじゃねーよ!俺達はやる事全部やってきたろ。
最後のシメだ、お前がやりたいと思う事をやりな」


ネミ-ー-)「そうね…起きて、ヒトミちゃん。」

https://pbs.twimg.com/media/FUz_sj-agAYPAHR.jpg

少女が茶髪に戻る。
中から電霊がフワッと華麗に舞う。
繭に抱きつき、消滅していく。


「さよならは言わないぜ。またきっと会えるだろうよ」

127 ◆MxHvQqijkA:2022/08/18(木) 23:47:06 ID:cB9dJbjg0
川д川「ポジトルヲの怪は今の世代とは関係ない。もう100年は経っているんだぞ」

(`・д・´)「俺は選ばれた。格式ばったあいつらは選ばれなかった!
俺はもう落ちこぼれじゃない!」

COMPから氷塊を撃ち出す。

川д川「初速が遅すぎる」
つと

身をかがめて接近し、二、三度殴りつける。

バキッ

腕を極め、折る。
しかし顎男に動じた様子はない。


ドンドンドン


川д川
っy=っy=

暴威弾を心臓に三発。
起き上がり人形のように復帰する。



(`・д・´)「戦友のじゃれあいを越しているんじゃないか!?
もうやめろ!こんな不毛な戦いやめよう!お前は間違っているんだ!」
https://pbs.twimg.com/media/FacwmszaAAAjZ0s.jpg

川д川「…」

(`・д・´)「キョウスケ、これ以上はもう無意味だ。あの御方達は既にここを用無しのモニュメントと判断して去られた。
この世界と規律をお造りになったのは、あの御方達なんだぞ。
この里も、クズノハも、ファントムも、俺も、お前もだ。
目を覚ませよ!もう馬鹿な真似はよせ。
戦友とは戦いたくない…」






川д川「素人めいた言葉は吐き気がする。今すぐここから消えうせろ。
あの御方達とやらに伝えておけ。
狩るのは俺で、狩られるのは貴様らだと。
弓形、お前も次は本気で殺(と)りにこい」

128 ◆MxHvQqijkA:2022/08/18(木) 23:53:32 ID:cB9dJbjg0
今回はここまで。
あのクソゲーの発売までに完走したかったけど遅筆すぎて無理そうです。
申し訳ない。
体験会という名目のステマブログ感想招待状当たりましたけど、あれはソウルハッカーズついててもクソゲーですよ。
3DS版ハッカーズをカツオとネミッサをそこそこ周回しているので頻度が落ちるかも。
こんごともよろしく…

129 ◆MxHvQqijkA:2022/08/18(木) 23:56:55 ID:cB9dJbjg0
×ついてても
〇ついてなくても

ついでにカツオが単体剣を反射された時でも、死亡判定として友愛悪魔は庇ってくれるんですね。
愛を感じるわっ!

130 ◆MxHvQqijkA:2022/08/19(金) 21:54:28 ID:iNaTrLsA0
某所。

(川;∀゚)「あわわ…」

サイゾーは捕らわれていた。

ζ(・┏Д┓@)ζ「お前は溶け込める時間さえくれれば、奴らを一網打尽にすると豪語していたな…」

(川∀゚)「爆発のフィードバックダメージでハゲちまったよ…なんでおまえら平気なの」
https://pbs.twimg.com/media/FahiogNagAA4DeQ.png

ミレ゚⊿゚ィ「バックアップは重要よ。サマナーのくせにそんなことも知らないの」

(■│■)「フィネガンは」

ミレ゚⊿゚ィ「肉体の調整中よ。
まだダメみたい。体がうまく動かなくて」

(■│■)「そうか、裏切者の処置は任せる。私は少し寝る」

鉄仮面は去る。



(川∀゚)「ほ、ほんとはね…あんな奴ら楽勝だったんすよ!
でもあの鉄仮面の野郎の邪魔が入って…」

ζ(#・┏Д┓@)ζ「言い訳は許さん!!
400万もの現物をくれてやったのだぞ!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fahir0FakAAA4p9.png

ランドウがサイゾーの顔を掴む。

ζ(#・┏Д┓@)ζ「いいか、われわれの計画に万が一つのミスも許されぬ!
倒せと言ったら倒せ。
殺せと言ったら、殺せ〜〜〜!!!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/FahiqAuakAI5PCR.png

(川;∀゚)「ひっ!だいたいなんだよ400万って!
俺は5万の価値がある伝説の万馬券10枚もらっただけだ!命をかけてまでやることじゃあ…」

リン・ー・ゴ「万馬券はね、レルムの銀行なら一枚40万で換金できるの。
だから350万の大損しちゃったわけね。あなた」

ランドウの手をのけ、リンゴが優しくサイゾーの顔を撫でる。

リン^ー^ゴ「私はあなたのアホっぷりがかわいい。
大損しちゃった代わりに私はチャンスをあげる。
もう一度やり直すチャンスを。」
https://pbs.twimg.com/media/Fahm__-akAADLif.jpg

131 ◆MxHvQqijkA:2022/08/19(金) 22:29:02 ID:iNaTrLsA0
プチュ

(川Д)「ぎゃあああああああああ!」
https://pbs.twimg.com/media/FahiuPMaMAErQ3A.png

リンゴがサイゾーの両目を潰す。

リン・ー・ゴ「じゃ、あとよろしくね
頑張って、サイゾー君♪」

ζ(;・┏Д┓@)ζ「…え?」

音もなく消えるリンゴに、一瞬呆然とする。

ζ(・┏Д┓@)ζ「こいつをアレに組み込め!
報酬分まできっちり戦ってもらうぞ!!」

(;`・д・´)「…」






( ゚∀゚)「ふうん、クズノハの同僚か」

川д川「奴は旧きヤタガラスの名を引きずっている。
それに同胞を多数殺した。奴は敵だ。殺すべき敵だ」

(´<_`  )「フン。情を捨てきれぬ純人間に、かつての友を切り捨てられるのか」

川д川「元友といえど、人々の、地を侵すものは倒す。
私情を捨てて、無私を貫いて。
かつての葛葉ライドウのように」
https://pbs.twimg.com/media/FahtqITaQAAlDf3.png

レ ´_>`)「よろしい。それでこそクズノハだ。
しかし妙なのは…対峙したそいつが斬っても撃っても血が出なかったという点だ。」

川д川「はい。武器の手入れは怠っておりません。
それに奴は、魔法のつかえぬ無能力者。
再会した時にはブフらしい物を放ってきました」

( ゚∀゚)「COMPからかい?そりゃとんだマジックだ!
COMPは悪魔召喚の為のもんじゃねえかあ!」

(#゚∀゚)「おっ待てィ!
あのクソヴィーガン女もおもいっきりCOMPから火ィ吹いてたな!」

遺品の銃を手入れしながら憤る。

132 ◆MxHvQqijkA:2022/08/19(金) 23:35:50 ID:iNaTrLsA0
(´<_`  )「何か共通点があるようだな」

レ ´_>`)「共助くん、そいつは何か手がかりになるような事を言っていなかったか」


川д川「ちょっと待ってくださいね…頭の中の整理します。


…確か里を襲撃に来たのは奴…アロウだけじゃない。リンゴという者も来ていたと言っていました。
そして仇敵アロウはもうヤタガラスではなく、ai-onの人間だと」

レ ´_>`)「ふむ。ai-onか。そしてリンゴ」

川д川「御存知で?」

レ ´_>`)「いや、だが…まさか、な」

川д川「あとは、マンゲツという名前が…」

レ ´_>`)「葛葉関係者か。
ランドウとの通信で名前を聞いた」

( ゚∀゚)「裏切りモンがもう一人か。お前も大変だね。
一族に裏切られっぱなしで」






川д川「違う!」


いきなりの怒号に一同の動きが止まる。

(;゚∀゚)「お、おう、お前らしくねえな…気に障ったか?」

川д川「僕は知っている…そいつは葛葉四天王なんかじゃない。
葛葉の中でもごく一部に四天王の存在が隠匿されているのをいいことに
勝手に四天王を名乗っている無礼者だッ。」

(´<_`  )「そんなに熱くなるほどのことなのか。
一族というものに疎いおれにはよくわからないが」

川д川「ただ葛葉四天王トップを名乗っているだけのにわかサマナーなら放って置いても問題はない。
首を狙うダークサマナーに狩られるだけだから。
しかしよりにもよってファントム側に全面協力し、クズノハが世界に仇名しているという、捏造工作が許せない。
そして僕は奴を…」

レ ´_>`)「なるほど、君の使命の一つはマンゲツの抹殺か」

133 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 00:32:47 ID:vd4zAT9Q0
川д川「それだけではありません。ファントムの撲滅による世界の平定です。
世界を裏から守護するクズノハにとって、世界征服を宣言するランドウの軍と化したファントムはこのましくない」

( ゚∀゚)「いい子ちゃんの模範解答だねぇ。
それで、おっさん」

レ ´_>`)「…お前と7歳程度しか違わないのだがな」

(ー□-□)「駅であのゼノンとかいう不気味な野郎を見た時、明らかに動揺してたよな。」

レ ;´_>`)「…!」

(ー□-□)「お世辞じゃなくあいつは強い。同行してた仮面ヤローもな。
あんたは明らかに何かを隠してる。知ってるんだ」

レ ;´_>`)

(ー□-□)「知る限りの情報を提供してくれよ。
流石に犬死にはごめんだぜ」

(´<_`  )「わたしが話しましょうか」

レ ;´_>`)「いや、私が話さなければなるまい。
恩田くんは確かに私の目の前で…」
https://pbs.twimg.com/media/FaiGTfgaAAAeYuu.png

(ー□-□)「だからその恩田っていうのが誰なんだよ。
話が見えねーよ。」

レ ´_>`)「恩田是恩。当時19歳にして天才エンジニアになった男だ。
業界では駆け出しだったが、いい奴で人望も厚かった。
欠点といえば、『俺は天才だからね』と口癖のように悪ぶったり、猫アレルギーなことだ」
https://pbs.twimg.com/media/FaiG3HVaMAYsZno.jpg

( ゚∀゚)「猫いいじゃん。ネコマタの締まりは最高だぜ!ソウルファックだァ!
お前の子が欲しい!もっと腰を使え!」

「ンニャァー!
子供はメンドーだけど、やっぱアンタとはうまくやっていけそう!」
https://pbs.twimg.com/media/E_13SJ5VkAQsT6-.jpg

マナコが魔獣ネコマタと盛っている。



(´<_`  )「…撃ち殺しておきましょうか?」

レ ;´_>`)「いや、いい。
コトの始まりは2年前…」
https://pbs.twimg.com/media/FaiG5jSaIAEM2Tq.png

134 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 01:06:37 ID:vd4zAT9Q0
レ ´_>`)「ドイツ生まれの天才科学者、ランドウが世界に向けて北極基地カテドラル城の構想をぶちあげた。
世界各国の大企業、軍から膨大な資金、科学者、軍人、技術者を集め
世界の新たなる一歩を踏み出す為、宇宙進出までもくろんだ。」
https://pbs.twimg.com/media/FaiG7YoagAAuCjb.png

(´<_`  )「オムパロス計画だ。
後に分かったことだが、人口妖樹オムパロスを復元し、月を文字通り落とし人口を一気に減らすものだったらしい。
ランドウの計画の一端にすぎんがな」

( ゚∀゚)「世界征服をたくらんでるのに人口を減らす…?いかれてやがるぜ」



日本も発足よりやや遅れてプロジェクトに参加した。
当時知り合いだった博士を団長とする各大学の科学者グループと、
軍事面の知識が必要という事で博士の知り合いの私も呼ばれた。
https://pbs.twimg.com/media/FaiPUmGakAA3PwJ.png

日本チームは最新鋭のスーパー・コンピューターを使ってバニシング・ポイントを探り当てる作業に充てられた。
うまくいけば北極に穴を開け、まだ見ぬ資源を発見する事ができるかもしれない。
…とのことだった。

(^┏Д┓^)「いかがですかな。ポイントの発掘のほうは。」
https://pbs.twimg.com/media/FaiPXmnaAAAVWfP.png

(@Д@-)「ドクター・ランドウ。なかなか焦点を当てての発見は難しいものですね。
やはり北極には多くの分厚い層がありますから」

(^┏Д┓^)「ほほほ。そう焦らずとも。
成功すれば未知の資源で地球の温暖化諸々の問題が解決するのですから」

(@Д@-)「ところで、その頭の装置は?」

く(^┏Д┓^)「この装置で、潜在的に使われていなかった脳細胞を活性化させ
人類を目覚めさせるという研究を行っております。
まだ実験中ですが」
https://pbs.twimg.com/media/FaiPZmxaIAEQLL0.png

(@Д@-)「ドクター自ら実験とは、スバラシイ。
ぜひ私にも使わせてほしいものです」









─そこには輝ける未来があるはずだった─

135 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 01:28:04 ID:vd4zAT9Q0
ランドウ配下の職員たちはみな一様に、生気がなかった。

ある日の深夜。
子供達を寝かしつけ、私はある場所に向かった。

レ ´_>`)「このフロアのどこかに、あるはずだが…?」


『ガガ こちらから先のブロックは関係者以上立ち入り禁止に…』

レ ´_>`)「関係者なんだよ」
っy=
https://pbs.twimg.com/media/FaiTtoVaIAEpn9Z.png




立ち入り禁止区域に入った私は、身の毛もよだつものを目にする。
各国から集められた科学者達が、なんだかわからない液体とケーブルに繋がれていた。

レ ;´_>`)「脳の…これが人類のめざめだと。ふざけるな」

誰かが入ってくる気配がした。すかさずハッチをこじ開けダクトに逃げた。







レ ´_>`)「…」





「何者かが侵入したもようですが 警護メカが破壊されていました」

(・┏Д┓・)「脳を破壊しない程度に捕らえろ。慎重にやれ
奴らの技術は私にとって必要不可欠。」
https://pbs.twimg.com/media/FaiWd-YagAAfdzJ.png



私は日本チームを急いで起こし、急造の銃をもたせた。

レ ´_>`)「ここは人体実験施設だ。詳しく話している余裕はない。
潜水艦を用意した。大事なもの以外は捨てて行け!!」

https://pbs.twimg.com/media/FaiWf8jaMAA8fp8.png

136 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 01:41:29 ID:vd4zAT9Q0
レ ´_>`)「このブロックの各所に爆弾を仕掛けた。はぐれると吹き飛ばされるぞ!」
っy=

研究員が一人撃たれた。報復に二倍の兵士を撃ち殺した。
https://pbs.twimg.com/media/FaiZa_LaAAAhAL0.png




激しい銃撃戦。脱落した者も多かった。



レ;´_>`)「あらかた片付いたか…
恩田君、後を頼む」

(@Д@-;)「卜部さんは?」

レ ´_>`)「後腐れのないよーにしてくる。
敵討ちだ」

https://pbs.twimg.com/media/FaiaqVsaMAAO-nn.png




跳躍してダクトに潜り込む。









「ランドウ様 動き回られては危ないです」

(;・┏Д┓・)「これ以上私の大事なものが破壊されてたまるか!
皆殺しにしろ!見つけ次第!逃がすな!」
https://pbs.twimg.com/media/FaiZkL-aIAAwSLZ.png




(・┏Д┓・)「!」



パン

137 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 01:59:05 ID:vd4zAT9Q0
レ ´_>`)「ジャックポット(大当たり)」
っy=

(・┏Д┓●)

https://pbs.twimg.com/media/Faib7P5aMAUwXfV.png



(#・┏Д┓と)「うぎゃああああああああ!!!!!!!!
殺せ!
皆殺しにぃしろ=======!!!!!!」





レ ;´_>`)「何をしてる!」

「第四ハッチに繋がる通路がロックされてる。
今、恩田がロック解除を試みてるんだ」

https://pbs.twimg.com/media/Faib9WTacAA00Py.png

レ ´_>`)「大丈夫か」

(@Д@-)「もうすこしです…できた!」
と と

研究員たちが流れ込む。

レ ´_>`)「よくやった!爆発に巻き込まれないうちに急いではしるぞ!」

(@A@-;)「はいっ!」

https://pbs.twimg.com/media/FaidiAraMAASdAH.png
https://pbs.twimg.com/media/FaidkGhaIAAalI-.png

背後に何か感じた。
振り向いた時には遅かった。


(■│■)っy=

『ダブルファイア』

たった一丁の銃で、通路は滅茶苦茶にひずんだ。

https://pbs.twimg.com/media/FaidsUyaIAAGKB6.png
https://pbs.twimg.com/media/Faidwj3aIAITliy.jpg

138 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 02:22:15 ID:vd4zAT9Q0
レ ;´_>`(まずいな…俺は肩程度だが恩田くんは脇腹を…)

迫りくる鉄仮面。
https://pbs.twimg.com/media/FaihGxhakAELJL-.png

(@Д@-;)「卜部さん、置いて行ってくれ。
ここは私が残ってくいとめる」

レ ´_>`)「フッ、バカヤロー。ここで死ぬのはおれの役目だ!」
https://pbs.twimg.com/media/Faig0dOaAAAlBgJ.png

レ ;´_>`)つ〇「あいつが来たらおしまいだ。
合図したらハッチに飛び込め!!」
https://pbs.twimg.com/media/FaihIrHaUAALK-t.png



レ ´_>`)「む!?」

素早く手榴弾を奪い取られる。

(@ω@-)「卜部さん、日本に帰ってください!あんたは必要な人間だ!!」

(@Д@-;)「みんなをよろしくたのみますね!!うおおおおおお!」
つ〇と





(■│■)
っy=

ドッ

(@Д@-;)「うっ…なぁ…鉄仮面……。
最後に一つ…いいか……?
天才からの…サービス,だ……」
https://pbs.twimg.com/media/FaijbeMaIAA8MgR.jpg

走り出す恩田。
容赦なく蜂の巣にされる。




(TДメ)「さあ!いっしょに!「いこう」ぜ!」
つ●と

https://pbs.twimg.com/media/Faijd3naMAAVaf3.png

139 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 02:44:27 ID:vd4zAT9Q0
大爆音。
連鎖して、私の仕掛けた爆薬も次々に…

レ ;´_>`)つ「恩田ァー!」
https://pbs.twimg.com/media/FaijhYQakAEINdD.png



レ ´_>`)

(;゚Д゚)

レ ´_>`)「あれが彼の最後の姿だった。
あのゼノンというものは、死体を造魔もどきに改造されたものだろう」

( ゚∀゚)「造魔…」

レ ´_>`)「サナギ氏も愛用していた人造悪魔だ。
もっとも、産みの親のロシアの科学者はファントムは確保できていないはず。
素体ドリー・カドモンがないから、彼生来の知性を抑え込んで操り人形にしているのだろう」

レ ´_>`)「我々は、彼の遺志を継いで戦う」
https://pbs.twimg.com/media/FainC5cagAEaTzx.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FaijkA2acAEizJA.png

レ ´_>`)「恩田くんをはじめ、ランドウやファントムの為に犠牲になった人々のためにも
奴らの野望は必ず打ち砕く!!」
https://pbs.twimg.com/media/FainSVfakAEi3O4.png







(;゚∀゚)「正直ちょっと突拍子すぎてついていけねーけど…」

  _,
( ゚Д゚)「でもよ、今の話を聞いておれは燃えたぜ!」
https://pbs.twimg.com/media/FainTmRagAAb5CS.png

( ゚∀゚)「正直言って桁外れのファントムの幹部どもと戦ってビビったぜ。
だがその恩田って科学者の話を聞いて許せねえと思ったし!!
あらためて、あいつらふざけたヤローどもをブッ潰さなきゃいけないのがわかったぜ!」

レ ´_>`)「フッ、では成功報酬はいらないな」

( ;∀;)「いやー!それはねーだろーが!!」

3華-CHERRY-BLOSSOM 終

140 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 02:45:22 ID:vd4zAT9Q0
今回はここまで。

141名無しさん:2022/08/20(土) 12:22:03 ID:zxNIeEOI0
otsu

142 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 13:50:37 ID:vd4zAT9Q0
4兆

サイゾー撃退の翌日。
激しい戦いがあったので、各々早めに切り上げて就寝となった。
マナコだけはメアリに会いに業魔殿へ行った。


( ゚∀゚)「おはようっす」 ゴクゴク

川;д川「また牛乳一気のみか。ちゃんと食事を取った方がいいんじゃないか」

( ゚∀゚)「あ?脱走して喰ってるよ。コンビニ飯。
しかしヴィクトルのおっさんもドリー・カドモンの在庫を持ってないとはなぁ」



(■┏┓■) 『昔は葛葉キョウジという男が五体もドリー・カドモンを持っていたものだがな。
製造者が消息不明の今、新品の素体を手に入れるのは容易ではない。
まぁ造魔に対抗するのは造魔でなくても…』

メア ゚ -゚)「…」

( ゚∀゚)「メアリちゃん、すこしだけお尻をさ…触らせて…」

(#■┏┓■) 「帰れ」




(<_ ) ピー

https://pbs.twimg.com/media/Fak9BU2aMAALNkd.png
(*;゚/ー゚)「カムイの心臓停止!」



レ ´_>`)つ「電気ショックを!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fak9CufaQAAEukE.png


(´<_`  )『うう』
https://pbs.twimg.com/media/Fak9DtoacAErt4K.png

バーチャル画面の先で、カムイが目を覚ます。



レ ´_>`)「ん。二人とも元気そうだな。
よく眠れたか」
https://pbs.twimg.com/media/Fak9MFHaUAAKFm-.png

143 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 14:55:26 ID:vd4zAT9Q0
(;゚∀゚)「何やってんだ。カムイ一人だけ朝早くから出撃とか」

レ ´_>`)「寝坊したお前達が悪い。
カムイ、意識は戻ったか」

(´<_` ;)『はい。しかし…
魔法は効きませんし物理もほぼ受け付けません。
我が仲魔最強の同胞、ムールムールですらお手上げなのです
情けないことに、尻尾で吹き飛ばされて気を失いました』
https://pbs.twimg.com/media/E6PgA-2VIAEQvpX.jpg

レ ´_>`)「骨はこいつらが拾ってくれるさ。
意地でも首筋に食らいついて突破口を見つけてみせろ。
例えお前が死んでも、データだけは回収したい。」
https://pbs.twimg.com/media/FalDP3DaQAE1OZS.png

(´<_`  )『はい。
パイモン、召喚」
https://pbs.twimg.com/media/EWkDN6IU4AETZHt.jpg

(パ∀イ)「お呼びかしら。
わかっていますわ。ディアラハン」

(´<_` メ)『ムール・ムール。戦闘続行だ。
奴を逃がすな』

(□十□)「御意」



( ゚∀゚)「待てよ!これはなんなんだ
おれにも分かるように説明しろ!」

(;’/ー`)y-「…」

(;゚/ー゚)「…」

レ ´_>`)「ちょうど日が変わった頃だ。強力な悪魔の気配をソナーが感知した。
だからカムイを殴ってでも起こして行かせた。

( ゚∀゚)「せ…説明になってねえ…」

レ ´_>`)「お前らには死んだら悲しむ家族や、いなくなれば困る一族の者達がいるだろう。
あいつにはそういうものがない。だから死んでも構わない」

( ゚∀゚)「何人目だ。カムイで初めてなのか」

レ ´_>`)「ああ。ネットダイブが整備していない頃には多くの身寄りなしのフリーサマナーが死んだね。
耐えきれず脳がぐちゃぐちゃになって死んだやつもいた」

144 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 15:14:28 ID:vd4zAT9Q0
(;゚∀゚)「そんな方法を許可できる人間なんだ。あんたは」

レ ´_>`)
https://pbs.twimg.com/media/FalDFREaAAAkacC.png

( ゚∀゚)「それを許可するのも命令するのも、あんたなんだ。
昨日の熱弁で正直ちょっと見直したけどよ…」

レ ´_>`)「…」

https://pbs.twimg.com/media/FalDI9SaQAA_9X-.png

( ゚∀゚)「ウラベさん。あんたは人間を使ってロシアンルーレットをやってるつもりなんですか。
いくら犠牲が出ても敵を削れればいいみたいな、回天みたいな」

(’/ー`)y-「待て!マナコくん」

( ゚∀゚)「?」

(’/ー`)y-「彼はね、ネットダイブによる耐性が特に高い。
数時間も断続して潜っていられるのも、彼くらいなんだ」

( ゚∀゚)「答えになってねえよスプーキーさん」

( ゚∀゚)ニア「確かに俺らはファントムやランドウに対して数で劣勢だろうよ。
構成員や悪魔どもを手っ取り早く片付けるには、いい方法かもしれねえ。
だがあんたの命令で死んでいった人間や仲魔達に対してあんたはどう言い訳するつもりだ」

https://pbs.twimg.com/media/FalDTjgakAAy8MM.png


レ ´_>`)「ククッ!」

ウラベが顔を近づけてくる。

( ゚∀゚)「なんだよッ」


レ ´_>`)「心配するな。
奴らへの言い訳は







地 獄 で や る よ 」

https://pbs.twimg.com/media/FalUpabaAAAKxPP.png

145 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 15:46:03 ID:vd4zAT9Q0
(;゚∀゚)「あんた少しくるってるよ」

レ ´_>`)「狂ってて上等。狂人には狂人しかぶつけられない。」

( ゚∀゚)「もういい!俺は出る!スプーキーさん、ユーイチさん。
接続準備をたのむぜ」

(;’/ー`)y-「分かった!
座標は旧パラダイムXの映画館内、アクアドルフィンだ。
そこを経由して海中のネットに行ける」

レ ´_>`)つ「持っていけ。ネットといえど水中だ」

SGE防護マスクを手に入れた。

( ゚∀゚)「フン!鼻をあかさせてやる!
ダイブオン!」




─アクアドルフィン─
https://pbs.twimg.com/media/FalaoxiaIAItJDw.jpg

川゚∀゚)「なんでぇ、キョウ。お前も来たのか」

川д川「行かないとは言っていない。
それに仲間を見殺しにできない…」

川゚∀゚)「…そうか、そうだよな。
んじゃま、行こうぜ」

アルゴンソフト倒産後に放置されていた巨大ネットパラダイムXは、すっかり寂れていた。

川゚∀゚)「この先か…奥に何か見えるような…

くそっ!いつまで経っても辿りつけねーぞ?」

川д川「マッパー。
そこのアーチを剣で破壊してくれ。隠し道がある」

川゚∀゚)「おう」
っ-l--゙

剣を一振りすると、そこだけ脆く崩れ去った。
穴からの水流に吸い込まれる。

川;゚∀゚)「うわ!」

川д川「流れに身をまかせるんだ」

146 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 16:13:34 ID:vd4zAT9Q0
『ドルフィンキック』
https://pbs.twimg.com/media/FalapzqaAAAA51x.jpg

川;゚∀゚)「ご!」

川д川「く」

いきなり尻尾で蹴りを食らって吹き飛ぶ。

<゜)))彡「キュウキュ?なんだよお前達は?
こいつといい、どうやってここに入ったんだ、キュ?」


(´<_ )「ぐ…何故来た…」

川゚∀゚)「そいつは俺の間接的な仇だからな!
おいテメー、そこの翼生やしたうさんくせーイルカ野郎!
てめえは妖獣スナッピーだな!?」

<゜)))彡「キュキュ?なんで僕の事をしっているんだキュ?」

川゚∀゚)「おれの叔母さんを洗脳してファックしようとしたんだろうが!聞いてんだよ!
メガネかけて巨乳なかわいい女の子だよ!(当時)
このレ●プ種族がァ!イルカはやっぱり絶滅させた方がいいな!」


<゜)))彡「キュキュ…トモコちゃん…懐かしいキュ。
惜しかったところに変な奴らがあらわれて…ひたすら細切れにされたッキュ。
それからずっとデータの残骸のまま漂って…」

川゚∀゚)「だったら今度は爆死しやがれ!キョウ!」

川;д川「マハラギオ…!」

派手に吹き飛ぶ。

川゚∀゚)「どうしたキョウ!?焼け焦げて?」

川д川「ぐ…
詠唱し終わった瞬間に反射された…」

川;゚∀゚)「バカな…あいつは魔法吸収だったって親父が言ってたが…」

レ ´_>`)『あいつはランドウにサルベージされ強化されている。
ここのところ、ダイバーや漁師が行方不明になって廃人化して見つかっているのはおそらくこいつの仕業だ。』



<゜)))彡「そう…僕は以前とは違う…
スナッピー改だっキュ!」

147 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 20:20:25 ID:vd4zAT9Q0
川゚∀゚)「改だろうが構いや死ねぇー!」
っ-l--゙

覇剣の一撃が弾かれて反動が腕を痺れさせる。

(´<_`  )「無駄だ…奴は…物理無効…」

川゚∀゚)「魔法反射に物理無効…中学生の考えたような耐性の悪魔だな…
って生きてたんかワレェ!」

(´<_`  )「物理さえ効いていれば、仲魔達の総攻撃でどうにか一体は倒せてる…」

<゜)))彡「抜かせっキュ。この無敵のアー…体に傷をつけられる奴なんていないッキュ。」

川゚∀゚)「それよか、一体ってどういうことだよ!?
まだいるのか!?」


レ ´_>`)『そうだ。そいつが護っている奥のエリアに同型らしき悪魔が数十体確認できた。
ソナーによる影だけだがな。
このまま放っておけばさらに製造増殖され、現実の海の覇権は奴らに取られるだろう』

川゚∀゚)「するってぇと?」

レ ´_>`)『わからないか?海がランドウの思うがまま。
日本の戦艦やらも悪魔に撃沈されるだろうよ。
海からの食糧も期待できなくなる
そして徐々に…』

<゜)))彡「マハ・ブフダイン!」

海そのものを凍結させてしまいそうなものが放たれる。

(□十□)「私にお任せを」

ムールムールが盾になり、氷結を反射する。

川゚∀゚)「ありがとよ。反撃の糸口がつかめねーままだが…」

レ ´_>`)『倒せなさそうか…』








レ ´_>`)『では…地獄のカマの蓋を開ける!!』
https://pbs.twimg.com/media/FalVHY8aIAAIqMc.png

148 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 20:49:15 ID:vd4zAT9Q0
レ ;´_>`)『あと10分でカマを開ける。
特にカムイはギリギリまで敵を引きつけ、離脱しろ』

(´<_` ;)「総司令、あんたは残酷な人だ」

レ ´_>`)『カムイ…悪く思うな。
こうなれば残された道は…これしか…ないんだ』

https://pbs.twimg.com/media/FalVJN5aMAAVvEo.png


川゚∀゚)「いや話が全く見えねーよ!!
地獄のカマなんて初耳だし、どうしてカムイだけ逃げるように言うんだ!」

レ ;´_>`)『カムイは…
悪魔とのハーフだからだ!!』

https://pbs.twimg.com/media/FalVGB8agAAr05a.png

川゚∀゚)「ここで人種差別の話してる場合か!?」

レ ´_>`)『そうじゃない。そこのエリアは二上門遺跡の真上になっている。
この25年の間に、色々と天変地異と地盤沈下が起きてグチャグチャになったのだ。
そしてある人がこの街の災厄を封じる為に…遺跡にある御方を配置した』

川д川「退魔の力ですか」

レ ´_>`)『察しがいいな。基本的には人間の味方だが、守護地を侵す悪魔に対しては容赦がなく滅ぼすだろう。
カムイは半分人間とはいえ、長年封鎖してきたフタのエネルギーは未知数だ。
あの御方が好意的だったとしても、長時間ダイブしてボロボロのカムイに耐えられるかはわからん』

(´<_` ;)「…仲魔達はLEAVEして逃がす。
おれ一人だけでどうにかなるなら…」

川゚∀゚)「おい!カムイ!」

(<_  )「…なんだ」


川゚∀゚)「なんだか話がみえねーが、お前をみすみす殺させやしねえ!!
要は10分でクソイルカどもを殺せばいいんだろう!」

(´<_` ;)「マナコ」
https://pbs.twimg.com/media/FamgXFZVsAEGv98.png

<゜)))彡「兄弟達の中で最も強い僕がやられるわけないッキュ!」


川゚∀゚)「じゃあてめーをやっちまえばあとは雑魚ばっかってことだな!」
っ-l--゙

149 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 21:16:23 ID:vd4zAT9Q0
川゚∀゚)「このヤローを殺るのに一分!
他の雑魚どもをやるのに一分!
残った時間は…コンビニでも寄って
弁当買って昼メシだぁ!!!!!!」

https://pbs.twimg.com/media/FamgaajUcAA8K4r.png

(´<_` #)「行くぞ!
マナコォ!キョウスケェ!」

川д川「応!!」
っ-l--゙

<゜)))彡「無駄無駄無駄ッキュ!!
この無敵の装甲にキズ一つ…あっ」

川;゚∀゚)「うおおおおおおお!」
つ つ

ガシッ

スナッピー改の背中に組み付く。
当然暴れて振り落とそうとする。

川゚∀゚)つ「えやっ!」


とっさに蹴りで離脱する。

川゚∀゚)「はぁ〜…久々だぜ」
っ-l--゙

川゚∀゚)「九龍覇剣!虚空斬破ァ!」
っ-l--゙ 〜〇

https://pbs.twimg.com/media/Fammx2yVEAAi3IT.png

<゜)))「ギャ!ぼ、ぼくの無敵の装甲が…」

川゚∀゚)「ケッ、そんな事だろうと思ったぜ。
弱い奴ほど着飾ってイキるもんだ。
これで無敵のカラクリもとけたな」

<゜)))「本当に…お前はいったい…キュ」

川゚∀゚)「地獄でおぼえてろ。遠野眼…てめぇがたぶらかした蝶野トモコの甥にして…」

川゚∀゚)「これからきさまの命をとる男のひとりだ!」
っ-l--゙

150 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 21:49:28 ID:vd4zAT9Q0
川゚∀゚)「やれ!多分魔法反射装甲はぶっ壊れた!
隙間に魔法を捻じ込んでやれ〜!」

と(´<_`  )「散々やられた報いをうけてもらおうか。
マハ・ジオンガ!」

雷撃が集中して破砕装甲に降り注ぐ。

<゜#)))「ギャアアアアア」

(□十□)「虚空斬波は私の美学ッ!」

最強の堕天使が空を裂いた。

<゜))  )「ぐ…ガ…」

爆散。








レ ´_>`)『撃破確認。次のエリアはそこからひたすら北だ』

川゚∀゚)「拠点の守備はどうなんだ?」

(´<_`  )「ムールムールとパイモン以外の俺の仲魔に守らせている。
いくぞ」

川゚∀゚)「よっしゃ!」
つ(´<_` ;)と

カムイを投げ捨てる。

(´<_` ;)「何をする」

川゚∀゚)「怪我人はイケメンと2ケツしてろ。
俺はネコマタに乗る。
夜以外で乗るのは初めてだぜ」

(=^・^=)「蝶野くんって〜頼れるし〜」

川д川「モー・ショボー。頼む」
つっ

ショ;゚ー゚*ボ「お〜も〜い〜!」

151 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 21:52:17 ID:vd4zAT9Q0
修正。


川゚∀゚)「地獄でおぼえてろ。遠野眼…てめぇがたぶらかした蝶野トモコの甥にして…」

川゚∀゚)「これからきさまの命をとる男のひとりだ!」
っ-l--゙

https://pbs.twimg.com/media/FammzZDUYAAvr5Z.jpg

152 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 22:09:52 ID:vd4zAT9Q0
アクアドルフィン・隠匿エリア。

<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡
<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡
<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡
<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡
<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡
<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡
<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡<゜)))彡


キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ

キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ


川;゚∀゚)「おいおい…数十体だぁ!?
軽く見ても数百体はいるんじゃねーの!
あとでソナー直しといてくれよ」

レ ´_>`)『すまんな。善処しよう。
それと悪い知らせだが…』

川゚∀゚)「あ?」

レ ´_>`)『フタが開く時間が5分短縮されてしまった。
おそらくそこの軍団に反応してしまったのだろう。
つまりあと3分しかない』

川;゚∀゚)「はぁ〜ん!?俺達仲良くクソイルカと爆死かよ!」

(□十□)「落ちついてくださいマナコ殿。
全てを駆逐する必要はありません。
退路を確保し、あとは地獄のカマのフタに殲滅を任せればいい」

キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ

川д川「作戦会議してる暇はない!寄ってくるぞ!」







川゚∀゚)「クイックサモン!魔神ルーグ!」
つ□と

(・三・)「馳せ参じました。ご用命を」
https://pbs.twimg.com/media/FK6WPCMacAAOZqb.jpg

153 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 22:48:59 ID:vd4zAT9Q0
https://pbs.twimg.com/media/EggjkVeU4AIdpM7.jpg
川 ・▽・)「俺も忘れるな!」

川゚∀゚)「クー・フーリン!勝手に出てくるんじゃねー!
まぁいいや!祭りだ!セタンタも師匠も出な!」

セ・□・タ「おう!男は酔狂!
…お前、大人になった俺だよな?」

川 ・▽・)「おうそうよ。クランの猛犬の力、見せてもらおうじゃねえか」

ス▽-▽カ「弟子が二人いるというのも奇妙なものですわね。
あらルーグさん。サナギさんの時以来ですわね。」

(・三・)「お久しぶりです。息子がお世話になっております」 ペコ

https://pbs.twimg.com/media/Dwo4Z9dU0AA80zw.jpg

川;゚∀゚)「挨拶はあとにしてくれぇ!カップラーメンできる間に俺達は死んじまうから!
師匠はラクンダと、適宜メ・ディアラマを!要は好き勝手やってくれ!
親子どもはひたすら物理攻撃だ!
やつらの装甲にキズをつけてくれ!」

ス▽-▽カ「その作戦は私が決めたのよ」


スカアハがラク・ンダをかけ、メカイルカ軍団の防御を下げていく。

(・三・)「行きますよ!我が息子達よ!」

川 ・▽・)「おうよ!デスバウンドォ!」
  つ→

154 ◆MxHvQqijkA:2022/08/20(土) 23:49:48 ID:vd4zAT9Q0
次々と装甲にキズがつき、穴が空いていく。

川゚∀゚)「やっぱりな!さっきの奴が完成品ってことは…
ここのガラクタどもは物理耐性止まりだ!
キズがつくってことは…殺せる!」

川゚∀゚)「でも時間がねぇや!
いくぞ、ルーグ!」

(・三・)「御意!イナズマ突きは美学!」
っ-l--゙

https://pbs.twimg.com/media/Fam1ahXVsAAWyaW.jpg

マナコのブラにブリューナクを突き刺す。

(´<_`  )「!?」

川;゚∀゚)「おめーも電撃をやるんだよ!時間がねえって言ってんだろ!」

と(´<_` ;)「マ・マハ・ジオンガ!」

吸収されていく。
しかし許容量を超え、鼻血が出てくる。顔に血管が浮き出る。

川;゚∀゚)「ウオオオオオオ!
みんな、離れろォ!」


川#゚∀゚)「サンダァァァァァァァ……」
 つと

と川#゚∀゚)つ「ボン・バァァァァァ!」


蓄積された電撃を食らい、周囲を覆っていたメカイルカは一斉に爆散する。

川д川「む!今人の影が向こうに」

レ ´_>`)『あと30秒だ!早く脱出しろ!』

川゚∀゚)つ「拠点まで戻る時間はねえ。
あのワームホールに飛び込むぞ!」


ホテルの一室に出た。


ξ゚⊿゚)ξ「カムイと…誰?」
https://pbs.twimg.com/media/FanJUAoVEAQm8eE.jpg

155 ◆MxHvQqijkA:2022/08/21(日) 00:29:59 ID:t2FySxPQ0
川゚∀゚)「…」

川゚∀゚)(露出の低い巨乳でへそ出し鼠径部ラインくっきり…これはイケる…!)

だが、多少女性慣れしているマナコは何か感じていた。
目の下の尋常ではないクマ。昼間っから酒を飲んでいる。
バナナのような髪。
捨てられた子猫のような、イッてる目。
これはいわゆる「地雷系」女子ではないのかと。
だいたい何故カムイの事を知っているのか。

ξ゚⊿゚)ξつ「…飲む?」

冷蔵庫から瓶ビールを取り出してくる。

川゚∀゚)「あ、はい。いただきます
(無断で入ってきて、勧められたもんを断るのはな…)」

川゚∀゚)「いけるわ。キョウお前どう?」

川д川「すいませんレディ。僕はお酒はダメで…」

ξ゚⊿゚)ξ「そう」


ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ、これが好き?」
っy= っy=
https://pbs.twimg.com/media/FanPIjhUYAESr4t.jpg

川д川「!!」

川゚∀゚)つ「銃じゃねえよな。COMPかよ」 ポイ
律儀にも飲み終わったビンを投げ捨てる。

(´<_`  )「アッシュ…」

ξ゚⊿゚)ξ「カムイ。よくのうのうと顔が出せたね。
何も言わずに出て行って…」

(´<_`  )「…裏切ったのはファントムの方だ。
俺は火の粉を払っただけ…」

ξ゚⊿゚)ξ「別に雑魚どもを返り討ちにしたのを責めたわけじゃない。
父を殺したのだって恨んでない」
https://pbs.twimg.com/media/FZpTaMlacAUEx93.png

川;゚∀゚)「あの…お二人はどんな関係で?話が全く見えないんですが」

(´<_`  )「ファントム時代の相棒で…
元ガールフレンドだ」

156 ◆MxHvQqijkA:2022/08/21(日) 01:03:23 ID:t2FySxPQ0
ξ゚⊿゚)ξ「違う!恋人!」

( ゚∀゚)(まー悔しいが、昔のあの顔じゃモテるわね)
https://pbs.twimg.com/media/FZpVWRgaAAAlWvT.png

声を荒げる。

ξ゚⊿゚)ξ「で、スナッピー改を倒したのはあんた達だね
所詮は25年前の遺物をちょっと改造した程度のものだし、たかが痴れてるけど。
うちのハムスターの方が可愛いし」

( ゚∀゚)「まーね。装甲かぶせた程度で、根本的な弱点は解決してなかったし。
むしろ機械化したことで、電撃に弱くなってた」

ξ゚⊿゚)ξ「いい洞察力。かっこつけのサイゾーのバカとは大違い」

( ゚∀゚)「知ってんの?」

ξ゚⊿゚)ξ「あんまりしつこいから適当に付き合ってただけ。
つまらない男だった。関係どころか指一本触らせてないよ」

(´<_`  )「そうか。よかった」

ξ゚⊿゚)ξ「で、まだ恋人気取りのつもり。
正直スナッピーは、あんたを徹底的にメタる為に出したんだけど…」

ξ#゚⊿゚)ξ「得意の魔法も返され物理も効かない。
徹底的にやられてあんたは確かにあたしの目の前で死んだ!
ふざけんなよ!
なんで…生きてんだよ!」
https://pbs.twimg.com/media/FanJpL9UsAE1SkI.jpg

(´<_` ;)「それは…人類じゃないからだ」
https://pbs.twimg.com/media/FanPKKfUUAIqnZS.png

(;゚∀゚)(うわぁ…これは地雷かつメンヘラだぜ
よくカムイはこんなのと付き合って生きてたな)

( ゚∀゚)「アッシュというかメッシュだね。髪が特に」

ξ゚⊿゚)ξ「なにそれ?口説いてんの?」

( ゚∀゚)「そう!俺おっぱい大好き!
こんな薄情な奴よりさ、俺と」


ξ゚⊿゚)ξ「うるさい。もうまとめて殺す」
っy=

(´<_` ;)「仲魔を戻せ!」

157 ◆MxHvQqijkA:2022/08/21(日) 01:35:17 ID:t2FySxPQ0
ξ゚⊿゚)ξ「灰は灰へ(アッシュ・トゥ・アッシュ)」
っy=
https://pbs.twimg.com/media/FanatH9VsAAA6Dt.jpg

憎しみを込めてトリガーが引かれる。

と(´<_`  )「ダスト・トゥ・ダスト(塵は塵に)」

(=>・<=)「ぎゃん!」

(;゚∀゚)「ああー!俺のネコマタが!」

(´<_` ;)「すまん…相殺までいけなかった。
俺とアッシュは一緒に組んでいただけあって、対になるスキルを持っている。
それで打ち消せるんだが…体が本調子では」





ξ゚⊿゚)ξ「あたしのCOMPはもう一丁あるのを忘れてた?」
っy=

肉薄される。

ξ⊿)ξ「忘れてるよね…さよなら」
っy=

引き金が引かれる。
カムイは絶対的な死を覚悟した。


「ぎいいいああああああああ!」

声は別人のものだった。

  _,
(;゚Д゚)「ぐあああああああ!」
つ ●

マナコの胸には丸々とした穴が開いていた。

(´<_` ;)「マナコ!」

ξ゚⊿゚)ξ「なんで…?庇うメリットがわからない。
それにあたしに割り込んで行動なんて…」

  _,
( ゚Д゚)「カムイィィィィィ!!!」
https://pbs.twimg.com/media/FanQnonUcAAlvwn.jpg

158 ◆MxHvQqijkA:2022/08/21(日) 01:54:04 ID:t2FySxPQ0
  _,
( ゚Д゚)「お前らどっちもまだ未練たらたらじゃねーか!!
そんなんで殺し合って終わりでいいのかよ!!」

川;д川「マナコ!手当てを…」

(´<_` ;)「無理だ。あの技は相手を即死…灰化させる。食らった時点で…」

( ゚∀...:.;::..「ああ…色男台無しだぜ。
なんか体がボロボロ崩れていくのがわかる
幸いに…お前らはなんともないようだし……
あのおっぱいちゃんが動揺してる間に…」

(´<_` ;)「その顔は!?進行が早すぎる!!
アッシュ、キサマ!!殺す!」

  _,
(#゚Д...:.;::..「喧嘩してる場合か!
心配するな!おれは死ぬとは限らん!
てめらだけ早く拠点まで逃げろ!」

  _,
( ゚Д...:.;::..「スタン・グレネード!!」
つ 〇

閃光弾のフラッシュの中から声だけ聞こえる。

川;д;川「マナコ!死ぬなああああ!!」




( ∀「アバヨ ダチ公!
あとはたのんだぜ…」
https://pbs.twimg.com/media/FanQolTVEAU-fvM.jpg



( ゚;::: .:.;: .「おいメンヘラボインちゃん!
俺が生きてたら、この仕返しにおっぱい揉もうが吸おうが挟もうが好きにさせてもらうぜ!!
俺はボインちゃんが大好きでな…!」

::: .:.;: サラサラ..


ξ゚⊿゚)ξ「…」



4(死)兆 終

159 ◆MxHvQqijkA:2022/08/21(日) 01:54:42 ID:t2FySxPQ0
今回はここまで。
アッシュだけはかわいい。

160名無しさん:2022/08/21(日) 02:00:46 ID:EF66z79w0
おつー

161名無しさん:2022/08/24(水) 00:10:55 ID:XqstYuxI0
おつ!

162 ◆MxHvQqijkA:2022/08/24(水) 22:11:30 ID:6hNkoh8Y0
ありがとうございます。
明日は名作ソウルハッカーズの追悼の為、投下は未定です。

163 ◆MxHvQqijkA:2022/08/25(木) 22:49:30 ID:AgP0j4tc0
DLC使って全クリしました。
自分の構想通りで書き終えたいと思いますので、明日からまたこんごともよろしくお願いします。

164 ◆MxHvQqijkA:2022/09/01(木) 23:34:48 ID:v4GQ8MJ60
5算


平手打ちが飛ぶ。

レ ´_>`)つ「なんという失態」

(´<_` (#)「…申し訳ありません」

レ ´_>`)「反省していないな。殴られたいか…いや」


刃物を投げて寄越す。

(´<_`  )「…これは」



レ #´_>`)「『そんなに死にてぇなら、テメエ一人で首でも斬りやがれ。』だったな。
貴様が有言実行しろ!
この悪魔が!」

(´<_`  )「ッ…」

(’/ー`)y-「もうやめろウラベくん。
まさか伏兵がいたとは、誰も思いもしなかっただろう。
そのくらいで許してやれ。」

レ ´_>`)「前線で戦っていないあなた達は、気楽なものだ。
この状況をわかっていて今と同じセリフを言えるのか?
ファントムのソウルハックやランドウの不気味な超力兵団に対抗できたのは、マナコのCOMPハックだけだった。
もはや対抗手段はない。おしまいだ!
おれはフィネガンだけを殺りにいく。あとはもうどうでも、いい!!」

(´<_`  )「用のない者は、生きていてはいけない」
っ-l--゙

(’/ー`)y-「いい加減にしろウラベ!!
メンバーを助けるのは仲間なら当然だ。
これ以上カムイ君を責めるなら、僕にも考えがある」

温厚なスプーキーが声を荒げる。

レ ´_>`)「…何を?」

https://pbs.twimg.com/media/FaxIrS4acAIOqDw.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FaxIsz4aUAAXz9w.jpg

(’/ー`)y-「僕は抜けさせてもらう。
これ以上、ゴタゴタでこじれるのはご免だよ」

165 ◆MxHvQqijkA:2022/09/01(木) 23:35:24 ID:v4GQ8MJ60
レ ´_>`)「…自棄ですか。カドクラコンプレックスでスプーキーズを結成したあなたらしい」

(’/ー`)y-「…昔、君みたいな激情家の子がいてね。
もうチームがこじれてバラバラになるのはいやなんだよ」

レ ´_>`)「…ガキの理屈だ
我々は仲吉グループじゃない」

(*゚/ー゚)「そうやってギスギスしてると、勝てるものも勝てなくなるよ。
…シティ上空に影を多数発見。」

レ ;´_>`)「!?」
















男が巨大ロボに繋がれている。

(〇Д〇)「ああ〜〜!
俺の体を返してくれ〜〜!!」
https://pbs.twimg.com/media/FaxOU5_aMAUE6CR.png


ζ(・┏Д┓@)『「しっかり戦うのだサイゾー!
ここでしくじれば二度とお前の体は戻らなくなるぞ!』

https://pbs.twimg.com/media/FaxOV-kaQAAieNM.png


(;`・д・´)「ランドウ様…あれはなんですか?」

ζ(・┏Д┓@)ζ「かつて天海市に恐慌をもたらした、マニトゥの子ウィンぺを模したものだ。
DNAデータがたまたま、ウィンぺを倒したフィネガンの脳に残っていてな。復元改良ができたのだ
まー、悪くて爆弾、良くてよい掃除機になってくれるだろう」

https://pbs.twimg.com/media/ELH2YxPVUAASzTL.jpg



166 ◆MxHvQqijkA:2022/09/01(木) 23:36:05 ID:v4GQ8MJ60
https://pbs.twimg.com/media/FbfqgNdUIAAer9b.png








『電異界へ…』
  _,
( ;゚Д゚)「うわああああああーーー!!」












  _,
( ;゚Д゚)「!?
なんだ、このベッドはぁ!?」





















(-┏┓-) 「業魔殿へヨーソロ…よく寝ていたな」
https://pbs.twimg.com/media/FbfvzqMUIAACeGB.jpg

167 ◆MxHvQqijkA:2022/09/01(木) 23:36:33 ID:v4GQ8MJ60
  _,
(;゚Д゚)「ヴィクトルのじじいにメアリちゃん!?なんで俺こんなとこにいるの!?」

(-┏┓-) 「はて、お主とは初対面のはずだが…?」

メア ゚ -゚)「…」

  _,
(;゚Д゚)「いや待てよ!俺はおっぱいにやられてピカピカクソ女に引導を…
そうだ!おっぱいはどこだ!おっぱいおっぱい!」

(-┏┓-) 「まだ錯乱しているようだな…
業魔殿の前に行き倒れているのを保護した。全裸でな。
普通の人間ならば警察の保護に任せたのだが、
薄っぺらいがいいCOMPを持っている。仲魔も見せてもらったが上物ばかりだ。
サマナーなのだろう?」

( ゚∀゚)「テメー勝手にスマホ見たんかよ!(/ω\)イヤン
いやでも…おお、仲魔達はほぼ無事だ…ネコマタは…」

(;゚∀゚)「あっそうだ!カムイやキョウは無事か!?
無事逃げきれたかなあのメンヘラ基地外おっぱいから!」

(-┏┓-) 「そんな名の者は知らんが…」

(;゚∀゚)「はぁ!?とぼけとんのか!!
俺達はランドウをぶっ殺す為に一応協力してる体だろうが!!」

(-┏┓-) 「ランドウは吾輩の教え子だ。
いい科学者になっているようだな。
何故、若いお主がランドウの名を知っている?
大学生か何かか?」

( ゚∀゚)「えーと、大学には多額の報酬もらってから入る予定だ!
まずランドウファントムをぶっ潰して…



…なぁジジイ、今って何年ですか」




(-┏┓-) 「1997年11月13日だ。
記憶喪失なのか?」




( ゚∀゚)「はぁ!????????」

168 ◆MxHvQqijkA:2022/09/01(木) 23:36:57 ID:v4GQ8MJ60

(-┏┓-) 「若者なのに携帯も持っていないので訝しんではいたのだが…」

(;゚∀゚)「これがクソつまらん流行りの異世界転生ってやつか…俺はガチで死んでしまったのか…」

(-┏┓-) 「聞いておるか?」

( ゚∀゚)つ□「ボケてんのはそっちだろ!ス・マ・ホ!
これが携帯だろが!」

(-┏┓-) 「それはCOMPであろう。
携帯電話というものは…もっと長細くてボタンが大量についていて…」

( ゚∀゚)「…マジで1997年とやらに落ちてしまったみてーだな。
蝶野サナギって知ってるか?」

(-┏┓-) 「知らんな」

( ゚∀゚)「ネミッサは?銀髪で、多分口悪い女」

(-┏┓-) 「先日来たな。
COMPの修理を行い、対価としてある人形の捜索を頼んだ。
連れの男の名前はわからん」

( ゚∀゚)「ここでどうこうしてもしょうがねえ。
俺は行くぜ。
世話になったな、異世界ジジイ」

(-┏┓-) 「どこへ行くと言うのだ?
お主の話は興味深い。食事でもしながら話でもせぬか?
一流のシェフがいるが」

( ゚∀゚)「悪いがスマホの電子マネーがなくなってやがる。
金は払えねーよ」

(-┏┓-) 「ツケでかまわぬ」

( ゚∀゚)「俺はなぁ、借りは作る主義じゃねーんだ!
のちのち自分を押しつぶしてくるに決まってる」

(-┏┓-) 「服は」

( ^∀゚)「そこらで布でも拾うさ。
メアリちゃん、後でデートでもしてくれよ!」





メア ゚ -゚)「…お答え致しかねます。全裸の変態とは」

169 ◆MxHvQqijkA:2022/09/01(木) 23:37:53 ID:v4GQ8MJ60

「よう、お前ここは初めてか?
じゃ、このオレ様がこの「シーアーク」
についてレクチュアしてやるぜ。
ありがたく…」
https://pbs.twimg.com/media/Fbfo-GrUUAEqI3O.jpg

( ゚∀゚)「あんたもファントムサマナー?」
https://pbs.twimg.com/media/Fbf8RlGaAAI4Szs.png

「そうに決まってるだろ。じゃないとライセンスが発行されないだろう。
あやしいな。COMPを見せな」





( ゚∀゚)「ファントムはおれの敵だ!死ね〜〜〜〜!!」
っ-l--゙

「ぎゃん!!」

男は伸びた。

( ゚∀゚)「スーツ拝借っと…みねうちだから生きてるだろ…多分
流石に見張りの船乗り姿は目立つっていうか…」

( -∀-)「ちょっと仮眠するか。
クー・フーリン。見張りを頼む」

川 ・▽・)「任せろマナコ!親父がいなくてもなんとかしてやらあ!
しかし懐かしいとこに来ちまったな」

https://pbs.twimg.com/media/Fbf_MsZaMAE8VSs.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fbf_QIWaUAA1cSY.jpg

( ゚∀゚)「お前達は親父と一緒に戦った事があるから知ってても当然か。
ここが24区もあるアマミシティの昔なのか」


朝。

「まいったなぁ。作業員の数が足りないんだよ。
急に来なくなっちゃった奴がいてさ。」

( ゚∀゚)「俺でよかったら今日だけ手伝いますよ」

「ありがてえな!子供に危険な仕事はさせられないから、簡単な荷物運びとか頼むわ。
この先の天海フロートなんだけどな」
https://pbs.twimg.com/media/FbfpSANUIAE6_R7.jpg

170 ◆MxHvQqijkA:2022/09/01(木) 23:38:23 ID:v4GQ8MJ60
ス▽-▽カ
つつ□□

「あの…あの人正座して浮きながら荷物運んでるんだが…」

( ゚∀゚)「人です」

川 ・▽・)
つ→□

セ・□・タ
つ→□

「あの人達は鎧着込んで槍で廃棄物投げ入れてるけど?」

( ゚∀゚)「人です」

(・三・)「ブリューナク!」
つ 三〇

「あの人解体作業の手際いいけどなんか変なボール使ってるんだけど!?
あのマスクはなに!?」

( ゚∀゚)「人!!!!!!です!!!!!!!」

「あんちゃんら、変わってるけどいい手際だったよ。
初めてとは思えねぇな。
また気が向いたら頼むよ。今日の日当な。」

( ゚∀゚)つ「ありがとうございます!
あ、あの帽子いらないんなら貰ってもいいすか?」

「いいよ。急にこなくなっちゃった奴の私物なんだ。」


コンビニ。

( ;∀<)「く〜う…
タバコがうまい〜!!
コンビニ飯もこの時代はこんなに安かったんだなー!
お前らも食え食え!」
https://pbs.twimg.com/media/Fbf_yQfaQAAxX9j.png

川 ・▽・)「スモークサーモンで我慢してやるぜ。
まったく、こき使いやがって。」

(・三・)「セタンタ、文句を言わずに食べなさい。
珍味のおつまみはいつもおいしいですね」

セ・□・タ「俺なのかそっちの俺なのかわからんのだが親父…」

171 ◆MxHvQqijkA:2022/09/01(木) 23:39:21 ID:v4GQ8MJ60
ス▽-▽カ「食事はバランスを考えて食べないとダメよ。
今度私が影の国の手料理を振舞ってあげるわ」

(;゚∀゚)「悪魔の手料理…人の口にあうんか?」

川 ・▽・)「俺の修行中はよく食わせてもらってたぜ。
主神の親父の血が入ってるとはいえ、俺も半分人間だったからな。
味は保証すんぜ」

( ゚∀゚)「まぁ一生これから労働なんてするこたねえから、いい経験になったぜ。
みんな、いつもありがとよ」

仲魔を戻し駐車場を出る。
高速道路建設予定地。





十数人の男。

「あのヤローだ!」

「ファントムに喧嘩売るとは馬鹿なヤローだ!
処理しちまえ!」

( ゚∀゚)「ノして裸にしたヤローの仲間か!
組織を盾にしねーとイキれねーゴミの集まりがァ!」

日本刀が一閃する。

「ぐえ〜〜!」

( ゚∀゚)「妙法村正をナメんなよ!もういっ…あら…?らら〜」ガクン
っ-l--゙

(;゚∀゚)「こんな時に副作用かよ…力が…抜ける…」
https://pbs.twimg.com/media/FbkvzCoVUAA2fO0.png

「やっちまえ!!」

男達の銃撃が雨あられと迫る。

( ∀)「ががががgggっがあああああ!
また俺…死ぬの…」



セ;□;タ「マナコォー!
てめぇらー!」

172 ◆MxHvQqijkA:2022/09/01(木) 23:40:11 ID:v4GQ8MJ60
(;゚∀゚)「うわぁ!」
https://pbs.twimg.com/media/FbfqgNdUIAAer9b.png

メア ゚ -゚)「お気づきになりましたか。
ヴィクトル様」

(-┏┓-) 「おお。あのキズからよく意識が戻ったな。
麻酔も施したので一日は寝ているはずだったが」

( ゚∀゚)「あんたらが助けてくれたのか」

(-┏┓-) 「お主の仲魔が必死に運んできては無碍にもできまいて。
忠誠度が成せるものか、感謝するがよい。」

( ゚∀゚)「セタンタ」

セ・□・タ「マナコごめんよ。思わず勝手に出てきちまった。
黒服のクソどもはみんなミンチにしてやったから追手はいねーよ。」

( ゚∀゚)「毎度お前らには助けられっぱなしだな。
よっこらせ…」


( ゚∀゚)「ん?」

  _,





















(;゚Д゚)「うわぁ!?」
つ >
https://pbs.twimg.com/media/FbftM9PUIAMtE0H.png

173 ◆MxHvQqijkA:2022/09/01(木) 23:40:51 ID:v4GQ8MJ60
(;゚∀゚)「なっ、なんじゃ!?」
つ >
https://pbs.twimg.com/media/FbftLXwVUAIxhQQ.png

肘の先が銃と化した腕をまじまじと見る。


セ;・□・タ「どういうことだ!説明しろよ!」

メア ゚ -゚)「マナコ様の左腕だけは、使い物にはならないと判断が下りました。」

次々と仲魔が出てくる。

ス▽-▽カ「だからこんな腕にしちまったのかい!?
本人に断りもなく!!」

(-┏┓-) 「断ろうが、関係ない!
命があるだけでありがたいと思え。」

ス;▽-▽カ「そんな!?」


(-┏┓-) 「サマナーなら、命を張っていきているんだろう!?
手足の一本や二本でガタガタ言うな!」

(;゚∀゚)「きさま…」

(-┏┓-) 「こうするしかなかったのだよ。」



















  _,
( ゚Д゚)「うが!」
つ >

174 ◆MxHvQqijkA:2022/09/01(木) 23:41:26 ID:v4GQ8MJ60
マナコが左腕を向ける。

メア ゚ -゚) チャキ
っy=

メアリが服の下からデリンジャーを出す。

  _,
( ;Д;)「よくも…こんな…!」
https://pbs.twimg.com/media/Fbft0VNVQAI4dVy.png


(;・三・)「私も肉体はかなり機械化していますが、太陽の主神として務めをまっとうする為でした。
この子はまだ19です。
残酷すぎると思いませんか…」



( ゚皿゚)「よくも…」
つ >
https://pbs.twimg.com/media/Fbft1QvUcAAEYsz.png

セ#・□・タ「やっちめえマナコ!
こんな奴、生かしとくことはねえ!」

(-┏┓-) 「様々なサマナーの面倒を見てきたが、サマナーに銃を向けられるのは初めてだな。
やりたければやってみるがいい」



















  _,
( ゚∀゚)「よくもォこんなスバラシイ体にしてくれたのう!
最高じゃあ!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fbft2rNUEAMv0re.png

175 ◆MxHvQqijkA:2022/09/01(木) 23:42:05 ID:v4GQ8MJ60
(・三・)川 ・▽・)セ・□・タ「!?」

( ゚∀゚)「気に入ったぜこの腕、俺の趣味にピッタシじゃあ!」
つ<

(-┏┓-) 「フフ」

ス▽-▽カ「どしたんマナコちゃん!?
頭までおかしなったん!?」


(;゚∀゚)「そりゃ、最初みた時にゃビックリしたぜ〜〜〜!へへへ…」
つ<
https://pbs.twimg.com/media/Fbft4UPVEAE5Xd7.png

できたばかりの左腕を愛おしくさする。

( ゚∀゚)「でもよ、このかってー腕があれば守られるだけじゃなく仲魔を守る事もできるだろ。
日常生活にはちと不便だけどよ。
不謹慎だが、大学受験の時に障害特権もらえるぜ〜!
障害年金ももらってウハウハじゃね!?」

セ・□・タ「マナコ…少し感動したぜ!」

(;・三・)「まずその腕で出禁になると思わないのですか、マナコ君…」

(-┏┓-) 「フフフ、心配するな。
生身同然の義手も用意してある。お主の腕の残骸を素材にな。
仕込み武器として使うがよい。」

( ゚∀゚)「サービスよすぎるな、ジジイ?」

(-┏┓-) 「本当なら先の若者達のようにCOMPインストールソフトでも与えたいところだったが…
お主のCOMPには小ささの割に膨大な数のソフトが既に入っている。
その代わりということよ」

(-┏┓-) 「手術に体力の消耗をして腹が減ったであろう。
こちらは手術の助手をしてくれたシェフ、村正だ」


(^公^)「ウィ。
私、料理も得意ですが、剣に魂入れるのも得意です。
そこの正座したマドモワゼルなら、魔槍ゲイボルグになりますね。
ご用命の時はお気軽に」
https://pbs.twimg.com/media/FbftKXxUYAAglW0.jpg

( ゚∀゚)「とりあえず仲魔込みでフルコースで!金ならあるぜよろしくゥ!」

(-┏┓-) 「ふむ。異世界から来たとかいうお主の話、じっくりと危機ながら食事としよう」

176 ◆MxHvQqijkA:2022/09/01(木) 23:44:36 ID:v4GQ8MJ60
今回はここまで。
スカアハルーグクー・フーリンはプレイヤーの皆さんなら王国屋のわらしべ長者でよくやりますよね。
3DS版では属性無視でバロールかセタンタも編成できる神っぷり。

さて長らくお待たせしておりますが、少しは楽しめていただけているでしょうか?

177名無しさん:2022/09/02(金) 21:25:07 ID:QixIcg960
乙!

178名無しさん:2022/09/03(土) 22:01:20 ID:8rmAIEKo0
おつおつ

179 ◆MxHvQqijkA:2022/09/04(日) 01:48:40 ID:6cKn6FK20
(;`・д・´)「…」

建造中のロボを見て唾をのむアロウ。

「よう」

後ろから男が肩に手をかける。
https://pbs.twimg.com/media/Fbu6JTdaIAAmjYF.png

(`・д・´)「カブラギ…」

カ`ω´ブ「ああなるんだぜ。ファントムに逆らった奴はな。
よくおめおめと戻ってきたもんだ。
ヤタガラスのスパイさんよ」

(;`・д・´)「お前を騙していて…すまないと…」

カ`ω´ブ「言い訳はいい。お前の言い分もわかってるさ。
理解できなくはない」

(`・д・´)「聞いてくれ。確かに俺はお前を裏切ってヤタガラスに一度戻ろうとした。
しかしやはりあの時はファントムのやり方は間違っていると…」

カ`ω´ブ「まぁいいよ。また俺と組もうぜ。
仲間達も大歓迎だ」

カ`ω´ブ「ファントムのやり方がよかったと思ったから、俺のところに戻ってきたんだろ?」

(`・д・´)「違うんだカブラギ。俺はファントムに所属はしているが、幹部リンゴの部下なんだ。
だからお前のチームに戻ることは…」

カ`ω´ブ「ああ、あの派手なねーちゃんか。
確かにお前を殺したハズだが、あの人に助けられて義理立てってわけかい?
お前らしいぜ」

(`・д・´)「すまな…」

カ#`ω´ブ「だがな!おまえはおれたちの今までの苦労を知らないんだ!!」

(`・д・´)「?」

カ`ω´ブ「お前が抜けて残りのチームメンバーが弾圧され、われわれの生き残る道が閉ざされた時!
その時の俺をきさまは知ってるか!?
お前のチームの分までケツモチして、率いて動けなくなった時の
おれを知っているか!?」

バッ

カ`ω´ブつ「この体を見ろ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fbu9TfOaIAAnri5.png

180 ◆MxHvQqijkA:2022/09/04(日) 01:49:03 ID:6cKn6FK20
(`・д・´)「」
https://pbs.twimg.com/media/Fbu9X7qacAAWPsI.jpg

めくりあげられたその胴体は、腕は、どう見ても人間のそれではなかった。

(;`・д・´)「その体は…」

カ`ω´ブニア「リーダーのくせに途中から逃げたきさまにも責任がないとは言わせんぞ!!」

カ`ω´ブ「言っただろうが!ファントムに逆らうとああなると!
あの時点で落とし前をつけて生き残る道はこれしかなかったんだ!!
われわれのファントムでの理想を完成させる力を得るには…」


カ´ω`ブ「これしか…なかったんだ…」
https://pbs.twimg.com/media/Fbu9hieaMAEDzhR.jpg

(´・д・`)「すまない…ただそれしか…」







カ^ω^フ「気にすんなよ。意外とこの身体、気に入ってんだぜ。
体中がCOMPになってるようなもんだから、演算力もあがってるしな」

(`・д・´)「カブラギ…」


カ^ω^フ「俺はファントムソサエティの正しさを信じている。
ファントムが作る世界こそが、ガキの頃から夢見た世界だと思ってる。」
https://pbs.twimg.com/media/FbvC88vagAAbwYF.png

カ`ω´ブ「でも目的がでけえほど、払わなきゃいかん代償はでかい。
選べる手段だってすくなくなってくるわけ。
まぁ生身の体は恋しいけど…
ファントムの世界を作る為に何でもするって、とっくの昔に決めた事だし覚悟はあった。」
https://pbs.twimg.com/media/FbvC-TvaAAIA1EN.png

(`・д・´)「…」

カ^ω^フ「めでたく仲直りってとこでビールでもいきたいとこだが、
そうもいかないよな。
一週間後に例の場所で待ってるぜ。決闘だ!
お前を打ち負かして、ビール奢らせて、チームに引き抜く!」
https://pbs.twimg.com/media/FbvC_rUaUAAvi57.jpg

カブラギは陽気に去っていった。

181 ◆MxHvQqijkA:2022/09/04(日) 01:49:48 ID:6cKn6FK20








リン^ー^ゴ「こんにちは、志半ばで倒れたサマナーさん」

( ゚∀゚)「あんたは?ここは?」

マナコが裸で座らされている。

リン^ー^ゴ「私はai-onのリンゴ。
人智を超えた超究極生命体のすげーやつって思ってくれていいよ」

( ゚∀゚)「ふむ…ちょっと待ってね…
あ」

マナコは顎に手を当てて考えた。


『川д川「…確か里を襲撃に来たのは奴…アロウだけじゃない。リンゴという者も来ていたと言っていました。
そして仇敵アロウはもうヤタガラスではなく、ai-onの人間だと」』



( ゚∀゚)「あ!俺の親友の仲間をブッ殺しまくったって噂のクソ女!
俺に何の用だ?」

リン^ー^ゴ「ヤタガラスの後始末だね?
あれは私の下僕が自分から志願したんだよ?
私もついてったけど、ガラクタしかなかったなぁ」

リン^ー^ゴ「そんなことより…













生き返りたくない?」

182 ◆MxHvQqijkA:2022/09/04(日) 01:50:10 ID:6cKn6FK20
( ゚∀゚)「は?何言ってんの?」

リン^ー^ゴ「あなた色々とまだやり残した事があるんじゃない?
この私達の休憩所、セーフルームにあなたの魂を呼び寄せてるだけだから。
還るべき肉体もないんだっけ。
このままじゃ魂も昇天しちゃうよ」

( ゚∀゚)「なんで俺なわけ?世界で死んでる奴なんて毎秒いるでしょうが。
サマナーなら猶更だ」


リン^ー^ゴ「少しあなたのソウルを見させてもらったんだけど、相当に正義感がすごい人みたいだから。
しかもその為に転校までしちゃうなんてすごいよねえ」












高校時代。
相当なキチガイ校に進学してしまったマナコ。


https://pbs.twimg.com/media/FbvMtQOagAAYJXv.png


一人の生徒が殴り飛ばされてくる。

(ー□-□)「古田!」
 つと



「お前らのお仲間のナードのゴミどもが購買に並んでたから摘まみだしてやったぜ。感謝しろ
学食使いたいなら通行料、持参弁当食うなら月一万払いな。
って前から言ってるよなぁ?」


(ー□-□)「きさまら許せねえ。てめえら体格いいからって勝手なごたくばかりならべやがって。」

「だったらどうした」


ー□□と(#゚A゚)「ぶっ殺す」

183 ◆MxHvQqijkA:2022/09/04(日) 01:51:52 ID:6cKn6FK20
訂正。





高校時代。
相当なキチガイ校に進学してしまったマナコ。


https://pbs.twimg.com/media/FbvMtQOagAAYJXv.png


一人の生徒が殴り飛ばされてくる。

(ー□-□)「古田!」
 つと



「お前らのお仲間のナードのゴミどもが購買に並んでたから摘まみだしてやったぜ。感謝しろ
学食使いたいなら通行料、持参弁当食うなら月一万払いな。
って前から言ってるよなぁ?」


(ー□-□)「きさまら許せねえ。てめえら体格いいからって勝手なごたくばかりならべやがって。」

「だったらどうした」


ー□□と(#゚A゚)「ぶっ殺す」
https://pbs.twimg.com/media/FbvMuU9akAIyJ3D.png

184 ◆MxHvQqijkA:2022/09/04(日) 01:52:28 ID:6cKn6FK20
ミレ゚ー゚ディ「正義」プッ
https://pbs.twimg.com/media/FbvQOXhaIAAIZDR.jpg

(#゚∀゚)「てめぇは!」

ミレ゚ー゚ディ「いかにも水道水飲んでそうな顔してるのね。
リンゴ、本当にこんな山猿にまでソウルハックするつもり?
今の面子で十分だと思うんだけど?」

リン;^ー^ゴ「ミレディ、煽らない煽らない」

( ゚∀゚)「そのクソ女がいるってことは?
お前らまとめてファントムか」

リン・へ・ゴ「私はノーコメント。
ここで正義だの悪だのを云々するつもりはないよ。
必要なのは正義感の強さと、何かを成し遂げられそうな意志の強さだもの」
https://pbs.twimg.com/media/FbvQQIVacAUUgU0.jpg

( ゚∀゚)「質問に答えろアホ!」

リン・ー・ゴ「はいはい。確かにファントム傘下には今入ってるよ。
Aionを顕現させたのもランドウだしね。
でも目的が完全一致しているとは限らない」

( ゚∀゚)「おれの心を見たなら答えはわかるはずだ。
俺はファントムをブッ潰す為に破格で雇われたんだ。
あんたらがそれ以上のカネを出してくれるってんなら話は別だが」

リン^ー^ゴ「金の亡者だねぇ。
蘇生のついでに、Aion式召喚術を提供するから。
それで、どうにかならない?」
https://pbs.twimg.com/media/FbvQRvbaUAELIvm.png

( ゚∀゚)「少し興味があるね。なんだその召喚式は。」



(`・д・´)「素晴らしいものだよ」

男が部屋に入ってくる。

(`・д・´)「不死身の体は手に入るし、脆弱だった人間の頃の心の弱さも捨てられる。
仲魔や元仲間への愛着心もな」

( ゚∀゚)「誰だ?」

リン^ー^ゴ「それにデビルサマナーの力は関係ないもの。
Aionの技術だから。」
https://pbs.twimg.com/media/FbvQTzYaUAA4QpR.png

185 ◆MxHvQqijkA:2022/09/04(日) 01:53:05 ID:6cKn6FK20
(`・д・´)「すまない。自己紹介が先だったね。
俺はアロウ。ヤタガラスに見切りをつけてリンゴに協力しているものだ」

( ゚∀゚)「へえ…あんたが。興味あるねえ。
キョウが泣いてたぜ(カマかけとこ)」

(`・д・´)「彼はまだ、この力の素晴らしさをわかってないんだ。
俺の手で殺してリンゴにソウルハックしてもらえば、きっと同志になってくれる」

( ゚∀゚)「話を逸らされてばっかだけど、その召喚術はつえーのか?
カルト宗教みたいに大事なとこはぐらかされて入信奴隷なんてごめんだぜっ」

リン^ー^ゴ「たまたま発現したようなものだけどね。
下僕たちを私の権限に置いて、サマナーに憑依させるんだよ。
COMPからスキルも出せるし、いざとなればストック内の悪魔を放出して一斉攻撃。一網打尽にもできる。
それはサバトって呼んでるよ」

( ゚∀゚)「普通の悪魔召喚は?」

リン^ー^ゴ「無理かな。
生き返らせたことの代価…
担保ってことでね、諦めて。」
https://pbs.twimg.com/media/FbvYtPiaQAEfCB-.png

( ゚∀゚)「まぁ確かに考えなくてラクだと思うけどよ、
俺はここにくるまでに結構な鍛錬を積んできたわけ。
サマナーの実力に左右されない悪魔運用って魅力を感じないね、悪いけど。
俺は普通の悪魔召喚で戦った方が性に合ってるね。」

  _,
リン・Д・ゴ「それが美学ってヤツ?人間をガンコにさせる
要素の一つだよね?」
https://pbs.twimg.com/media/FbvYuYXagAAGgy0.png

究極を自称したAIが初めて、嫌悪の感情を表に出した。

( ゚∀゚)「そのサバトってのを強制的に使わんといかんのなら、俺は降りるわ。
このままおっぱいの夢を見ながら昇天させてくれ。」


ミレ゚⊿゚ィ「こんなセクハラ魔を引き入れるなんて私は反対よ」
 つと

( ゚∀゚)「てめーのおっぱいには興味ねーわババア!」

リン^ー^ゴ「ラチがあかないな…場所移すね」

( ゚∀゚)「うわ!?」

二人だけが無機質な空間に飛ばされた。

186 ◆MxHvQqijkA:2022/09/04(日) 01:53:25 ID:6cKn6FK20
座っていた席だけが電気椅子を予兆させるようであった。

( ゚∀゚)「なんだ、ここは!?」

リン^ー^ゴ「私が入れるあなたの魂の領域。ソウルマトリクスだよ。
そこらに浮いてる四角いの、これを壊すと…」

剣型COMPで手近なものを貫く。

  _,
( ゚Д゚)「が!?」

リン^ー^ゴ「魂そのものが傷つくことになる。
やりすぎると記憶とかも消し飛んじゃうかもね。
どっちにしても魂だけのあなたは、ソウルハックを受け入れないと消えちゃうんだけど」

COMPから電撃を発射する。
椅子が体を締め付け、全身に電撃をゆきわたらせる。
  _,
(;゚Д゚)「うが!ががががあggggggg」

リン^ー^ゴ「今から徐〜々に威力上げていくからね〜。
魂が壊れるのと、下僕になるのとどっちが先かな?」

(;゚∀゚)「考えてもいい…が…色々…質問…させろ…」

リン^ー^ゴ「いいよ。きみが耐えられるうちにね」

( ゚∀゚)「下僕ってぇのは…誰の事だよ…」

リン^ー^ゴ「あなたも含め、ソウルハックしたサマナーや仲魔って呼ばれてるやつらだねー。
私は悪魔すらも超越しているもの。だからアイオンなの。」

( ゚∀゚)「ソウルハック…に…デメリット…は…?」

リン^ー^ゴ「うーん、あえて言うなら私がちょっと疲れるくらいかな!
過程で対象の魂も少し改変されるけど、生き返れる喜びに比べたら些細だよね!」

( ゚∀゚)(疲れる…?)

( ゚∀゚)「あいつらも…そうなのか…洗脳…したのか…?」

リン^ー^ゴ「ミレディは元々あんな感じだよー。鉄仮面の元恋人だしねー。
アロウはちょっと人殺しに前向きになれるようにしてあげただけ!」

( ゚∀゚)「俺は…どうなる…」


リン^ー^ゴ「うーん、ちょっといじらせてもらうかも。
そのガンコさは目的遂行に邪魔になるかもしれないから」

187 ◆MxHvQqijkA:2022/09/04(日) 01:53:53 ID:6cKn6FK20
( ゚∀゚)「ガンコや拘りがあるから人間なんじゃないの…か
俺は…気に入らない奴はぶっとばして…好きに…生きる…」

電撃が徐々に強まっていく。頭から出血し、鼻血まで出てくる。

リン・ー・ゴ「それは間違ってるよ。
それだと、理不尽の連鎖が続くだけ。
そうなったら世界は今以上に酷いことになるよ。」
https://pbs.twimg.com/media/FbvXjcqakAEBwIV.png
https://pbs.twimg.com/media/FbvXlKeagAAZBqH.png

( ゚∀゚)「てめーらファントムが…世界を…酷く…してるんじゃー…か…
があああああああああああああああああああああああああああ!!」

電撃がダイン級にまで上げられる。

リン・ー・ゴ「心外だなぁ。私はアイオンとして、人間がすべき事の代わりをしてあげてるだけ。
君達人間がきちんとしていれば、介入なんてされなくても済んだんだよ?」

リン;^ー^ゴ「あちゃー…魂の状態で出血してるってことはそろそろダメか…
でも人間如きにしてはよく頑張ったね」

( ゚∀゚)「俺は…俺の意志で…生きたんだ…
てめーに…いじくる…権利なんて…」

  _,
リン・Д・ゴ「はあ。ほんっと頑固。非合理的。
こじらせすぎ。めんどくさい。
馬鹿みたい。
もういいよ、ここのマトリクス一帯破壊してソウルをまっさらにしちゃおうか」
https://pbs.twimg.com/media/FbvXpT5aIAElQtk.png




( ゚∀゚)「人格…消えるのか…?」

リン^ー^ゴ「そうだよ」

( ;∀;)「頼むううううううううううううう!
助けてくれえええええええええ!」

失禁する。

リン^ー^ゴ「じゃあ極力ワガママ言わないで我慢できる?」

( ;∀;)「はい」

電撃が止んだ。

188 ◆MxHvQqijkA:2022/09/04(日) 01:54:33 ID:6cKn6FK20
リン・ー・ゴつ「じゃあソウルハックするね。じっとしててね、痛くないから…」
https://pbs.twimg.com/media/FbvXsbsaAAUgxd-.jpg

リンゴが口から出した唾を鞭状に固めて寄ってくる。


( -∀-)

( ゚∀゚)「俺は…」
 つと
https://pbs.twimg.com/media/Fbu3BQcaAAA6r5y.png



リン・ー・ゴ「え?」

銃のトリガーが引かれる。



ドワォ






  _,
リン;Д;ゴ「あああああああああ!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fbu2_M9agAEf0fZ.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fbu3AQCaUAA6cYI.jpg
















  _,
(#゚Д゚)「俺はハッカーのもうし子だ!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fbu3CZKagAEEWXY.jpg

189 ◆MxHvQqijkA:2022/09/04(日) 01:55:08 ID:6cKn6FK20
激情のままにブワッと髪が伸びてくる。

川゚∀゚)「このおれ様は蝶野の家の最強サマナー、マナコ様だぞっっ
誰がキサマらの様な、人や仲魔をゴミ扱いするような…
下種の”力”なんぞに屈するかよ!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/FbvYvkIaMAAJFWh.jpg

  _,
リン;・Д・ゴ「なんで…銃が…効いて…」


川゚∀゚)「ちょっと疲れるってのが気になってなぁ。
なら物理的攻撃も通るって思ってな。



何がアイオンだ?大儀だ?
ソウルハックだっっ!!?


大いなる存在?ハッ



醜く腐った電子のゲロ袋どもがぁ、貴様ら全てぶっ潰す!
このマナコ様が虚空に送ってやるぜえッ!!!」









  _,
リン#・Д・ゴつ「うるさい!お前なんかいらない!
電異界に突き落としてやる!
せいぜい電子の海に溶けて苦しんで消えろォ!!!!!!」






  _
(#゚Д゚)「本性が出たな!テメーの精神的負けだ…
うわああああーーーー!!なんか落ちるーーーー!!」



190 ◆MxHvQqijkA:2022/09/04(日) 01:55:30 ID:6cKn6FK20
( ゚∀゚)「、というわけよ」

フランス料理に舌鼓を打ち、饒舌に雑談をする。

(-┏┓-) 「興味深い。魂を加工して蘇生させるようなものがファントムに加担しているのか。
電異界とやらに突き落とされた後にこの天海市に落ちたというのは不可解だが。
そしてそれが!未来の電話のスマートフォンというものなのだな!」

興味津々にマナコのスマホをいじる。

( ゚∀゚)「そうそう、俺独自の改造でCOMPにもなるんだぜ!
それはそうと、触りすぎてデータ消すのは勘弁してくれよ。エロ・ドーガやら電子書籍なんかも入ってるんだから」

(^公^)「どうですか、ムッシュ。お味は?」

( ゚∀゚)「サイコー以外言いようがないね!村正さん、あんたも食えよ。
皆で食った方がうめーだろ!?」

(^公^)「ではご相伴に預かり…」

( ゚∀゚)「メアリちゃんは小食なんだな。あ、そうそう。
俺のいた時代で連載されてる漫画で、メアリちゃん並にかわいいエロメイドがヒロインの漫画があるんだけどよ。
声優の声が邪魔で見てねーの。戦い尽くしで最近そもそも見られねーけどな。
せっかく絵柄を原作に寄せててもったいねーよなーって。やっぱり漫画は原作だね!
あっミュートにして見りゃいいのか…いや原作読んでた方がよくね?」

メア ゚ -゚)「…そうなのですね」

( ゚∀゚)「メアリちゃんにもなんかいい漫画紹介してやっからよ。
好きなだけ感じるといいぜ!
メアリちゃんほどできたメイドなんて漫画でもいねーんだけどな!」

( ゚∀゚)「その漫画のエロメイドの名前はリリスつったかな…すげー聞き覚えがあるんだよね…
確か親父がすげービビってた悪魔と同じ名前だったような…」

(-┏┓-) 「リリスとは、太古に人間の始祖アダムの妻だった悪魔だ。
今でいう離婚をし、大物悪魔とたくさんのリリスという子を作り従えたとされる」

( ゚∀゚)「ヒュー!流石は悪魔学のl生き字引!
…んでよヴィクトル先生、相談なんだが…」

(-┏┓-) 「構わんよ。ベッド程度ならいくらでも空いている。
別の地ではホテルを営んでいたからな」

( ゚∀゚)「流石は話がわかる!これから速攻で億万長者になる見通しだから、代金は弾むぜぇ。
元の時代に帰れるかわからんが、とりあえずこの時代のファントム潰しをやっていくっか!」



5算 終

191 ◆MxHvQqijkA:2022/09/04(日) 02:25:41 ID:6cKn6FK20
今回はここまで。
リリスがリリスを産むってなんだよ(自己ツッコミ)
最後の方はたびたび誤字を起こしますがご容赦ください。

192名無しさん:2022/09/04(日) 09:13:29 ID:GkTjkDVs0
オツ

193 ◆MxHvQqijkA:2022/09/08(木) 23:56:42 ID:9uzzETk.0
次元の回廊3。
https://pbs.twimg.com/media/EUCfvX9VAAURUx4.jpg

「リリスのお部屋へようこそ。
呪われたサマナーさん。」
https://pbs.twimg.com/media/FcI_OSRaUAIDT0Q.jpg

サ ゚∀゚)「いい加減答えてもらうぜ。
呪われたサマナーってなんのことだよ」

「自分で考えなさいな。殺してきた人と悪魔の…そう…
少しは使えるみたいだけど……
そんな女を連れてるようじゃまだまだね……」

ネミ#゚ー゚)「何よこの痴女!ぶちのめしてやる!」

「さあいらっしゃい……
アタシが本当の女ってものを教えたげるわ……」

サ ゚∀゚)「赤ちゃんのお部屋にドぎついのをぶちこんでやるぜ〜〜!!」
っy=

「どちらが先に果てるかしらね?フフフ」
https://pbs.twimg.com/media/FcI_Ps3acAQ2mQ1.jpg

蛇すら纏わぬ露出を、前面に立って受け止める。

サ ゚∀゚)「メタちゃん!ママ!ダブル天罰頼む!
アティスはマカカジャ、マダはラクンダだ〜!」

果敢に攻めていく。
メギドラの極大ダメージは、原初の女として対を為す女神、イザナミがメディアラハンで癒す。



ネミ#゚ー゚)「オラオラオラオラァ!!!!」
つ つ つ つ

怒りを上乗せされた戦の魔王がついに夜魔の女王を仕留める。

「フフ……新月でパワーアップしたあたしがヤられるなんてね…
でも…あなたは…アタシを…
忘れられなくってよ……」
https://pbs.twimg.com/media/FcI_RbRaMAAQnIl.jpg

スワチカが落ちる。

サ#゚∀゚)「呪われたサマナーって何のことだ!
この周回は何時まで続くんだ!
答えろォー!!」

194 ◆MxHvQqijkA:2022/09/09(金) 23:03:33 ID:1kFWM4lU0
三面6臂


(´<_`  )「ハァ…ハァ…」

帰還し、メットを外す。

川д川つ「責任を感じて無理をするな。カムイ
マナコが消えたのはお前のせいじゃない」

(´<_`  )「気休めを言うな。
それにお前の友達だったのだろう」

川д川「その…元恋人だったのだろう?あの子。
戦いづらいのもわかるし、お前を庇ったのもマナコ自身だ。
恨んではいないと思うよ」


レ ´_>`)「その甘さが死を招く」

同時出撃していたウラベが口を開く。

レ ´_>`)「いいか、奴はCOMPハックという未知数の技を持っていた。
カムイの悪魔的能力、キョウの葛葉としての特殊召喚能力、どれを欠けてもランドウには勝てんのだ」


(’/ー`)y-「ガン!ガン!ガン!ガン!若い命が 真赤に燃えて〜
ガッツ!ガッツ!サマナーガッツ!三つの心がひとつになれば〜一つの正義は〜」

レ ´_>`)「この戦いに正義などありません。
どちらかが生き残るかの生存戦略なのです」

(;’/ー`)y-「…お堅いなぁ」

(*゚/ー゚)「でもどうするのォ。
このまま数日も悪魔の群れと戦い通しじゃ、三人とも倒れちゃうよォ」












(´<_` ;)「俺達が寝た時…地球は奴らに滅ぼされる」
https://pbs.twimg.com/media/Fb-hx8IagAEy066.png

195 ◆MxHvQqijkA:2022/09/09(金) 23:04:05 ID:1kFWM4lU0
(´<_`  )「ナナを呼ぶのはどうです。
こうも小出しに悪魔を出されても、消耗のジリ貧で負ける。
頭数があった方が…」

川д川「ナナ?」





レ ´_>`)「駄目だ」
つと

腕から血を流しながら拒否するウラベ。

川д川「ナナとは?初めて聞きましたが。
僕達以外にもサマナーが?」

レ ´_>`)「隠していてすまないとは思っている。
最年少のサマナーで、






俺の…娘だ」





(´<_`  )「俺の妹の様なものでもある」

川;д川「最年少?幾つなんです?」

レ ´_>`)「7歳だ。
だが実力は折り紙付きだ」

川д川「では何故出撃を渋るのです?
子供に戦わせるのは嫌ですが今はそんな事を…

ああ、お子さん想いなんですね。
嫌味じゃないですよ。
ウラベさんってファントム以外には本当に優しいんだなって」

レ ´_>`)「違う。温存すべきを得ないのだ。
マナコがいない今、お前達二人の連携は崩れている。
ナナまで敗れれば…あるいはファントムに奪取されたら…
俺達に本当に勝ち目がなくなる。」

196 ◆MxHvQqijkA:2022/09/09(金) 23:04:37 ID:1kFWM4lU0
(´<_`  )「総司令…そのキズ…申し訳なく…」

口で包帯を噛んで縛りながら止血をする。

レ ´_>`)「気にするな。お前を庇ったわけではない。マナコがいなくても俺は出るつもりだった。
ネットバトルはできなくても、現実での戦いはできる」

『ウラベ様、回復を…』

レ ´_>`)「気にするな。君は魔力を温存しておいてくれ。
金はあってもチャクラ系の回復道具は限られているからな。
俺は親父譲りだ。戦いのプロだ。」

拳をぎゅうッと握る。

レ ´_>`)「お前達は仮眠しろ。
お二人も寝てください。
私がモニターで次の襲来を見張ります」



『あんたが一番疲れてんだろうが!おっさん!』



レ ´_>`)「…?」

川д川「どうしました…」


空を仰ぐ。


レ;´_>`)「いや…あいつの声が聞こえたような…」



( ゚∀゚)


(´<_`  )「そう…ですか…」

レ ´_>`)「さ、みんな寝てください。」




それぞれ部屋に行ったあと、一人呟く。

レ ´_>`)「敵影察知。卜部浩二、出ます」

197 ◆MxHvQqijkA:2022/09/09(金) 23:05:34 ID:1kFWM4lU0
レ ゚_>゚)「うおぽおおおおおお!!!!」
っ-l--゙ っy=

純米からじしを飲み、力を増して出陣する。
本来は悪魔用に作られた酒だ。

地上の悪魔を裂き、空中の悪魔は撃ち殺す。

「きゃ!ぎゃ!」
https://pbs.twimg.com/media/D10pAqUU0AEeDeE.jpg

コカクチョウの群れを一掃する。

「私に勝てるとお思いで?」
https://pbs.twimg.com/media/D3qPgTuV4AA4NnN.jpg

背後からの奇襲をとっさに剣で受け止める。
反撃でひたすら物理攻撃をかますが、ほとんど効いていない。

「さあ、私との戦いで戦死する名誉を味わいなさい!」


レ ゚_>゚)「お断りだ。戦いの亡者め」
っyつ

(^Ⅲ^)
https://pbs.twimg.com/media/FKlGpwWaMAMu4LT.jpg

『ABSOLUTELY-ZERO』

全身剣まみれの悪鬼は悲鳴を発することもなく凍り付いて砕けた。

(^Ⅲ^)「私を呼び出すとは、ウラベ殿もよほど追い詰められているようで」

ムドオンで残党を一掃してくれる。

レ ;´_>`)「余計な心配はしなくて構わない。トラエストを頼むよ」

(^Ⅲ^)「御意」






レ _>)(頭が…痛い…
彼らのエミュレートが…間に合ってくれ…)


拠点に戻り、鼻血と吐血を派手に撒き散らして倒れるように床に眠った。

198 ◆MxHvQqijkA:2022/09/09(金) 23:06:03 ID:1kFWM4lU0
https://www.youtube.com/watch?v=yS3WRw73YjE

( ゚∀゚)「おっはよー!」

(-┏┓-) 「うるさい。今何時だと思っておる」

( ゚∀゚)「ジジイは遅起きだな。もう8時だぜ」

メア ゚ -゚)「追い出しますか」

(^公^)「ムッシュ、ドクター・ヴィクトル。朝食の準備ができております」

( ゚∀゚)「あ、どうも」






(-┏┓-) 「随分くつろいでおるな。サマナーといえ、この雰囲気が怖くないのか」

( ゚∀゚)「今の俺にとってはここが家よ!
親父の家しらねーし。
押しかけても変質者扱いされるだけだろ」

(-┏┓-) 「全裸で平然と出かけるような若者ではな」

( ゚∀゚)「全書見せてくれよ。親父の。
…うわ、ショボ。
メギドラオン派生オバリヨンもいねーのか…
ネメッチーピクシーから色々作れるはずなんだがなぁ…」

(-┏┓-) 「お主がどれだけの手練れか知らんが、あの若者はまだまだ駆け出しのようだったからな。
悪魔合体の奥深さに気付くのもこれからだろう。フフフ…」

(;゚∀゚)「少し悪魔登録しといてやるか。モコイが最強とか哀れすぎんだろ…
で、ジジイ。少し話があるんだけど…」












(-┏┓-) 「造魔の全てについて?知らぬわ」

199 ◆MxHvQqijkA:2022/09/09(金) 23:06:28 ID:1kFWM4lU0
( ゚∀゚)「はぁ!?あんた悪魔合体のエキスパートじゃねえのかよ!
このままじゃな、未来で超つえー造魔とクソふざけた仮面ヤローに世界征服されちまうのかもしれねーんだ!」

(-┏┓-) 「吾輩も造魔の研究について着手し始めたのは三年前からなのだ。
当時は一系統にしか進化しなかったが、今では更に発展しているかもしれない。
そこで…」

( ゚∀゚)「お使いか」

(-┏┓-) 「察しがいいな」

( ゚∀゚)「あんたらみたいな研究職は自分じゃ外に出ないからな。」

(-┏┓-) 「私がお前に頼むもの…
それは天海ベイの湾岸倉庫街、冷凍倉庫にある。」

( ゚∀゚)「天海ベイ…俺がボコボコにされた地区かい」

(-┏┓-) 「怖気づいたか?」

( ゚∀゚)「まさか!」

(-┏┓-) 「流石は腕を改造されようが喜ぶような狂人だ。
では、頼んだぞ。
血通わぬ土くれにして命の息吹を秘める、異形の人形…
それを持ってこなくてもいい。」

( ゚∀゚)「へ?」

(-┏┓-) 「既に先の若者達に、GUMPの修理と引き換えに依頼しておる。
だが造魔の素があるということは、研究者か関係者がいるはずだ。
何か造魔の秘密くらいは聞けるやもしれんぞ。
門番くらいはいるかもしれん。気を付けるのだ」

(-┏┓-) 「それにお前の仲魔には、既に強力な造魔がいるので素体は必要ないだろう。
一から造魔を作るなら、悪魔をたらふく喰わせて満腹にせねばいかんからな」

( ゚∀゚)「ジードの事か。
確かにアイツがいりゃ、新しい造魔を作る必要はないわな。
じゃあ行ってくる」









(-┏┓-) 「待つがよい」

200 ◆MxHvQqijkA:2022/09/09(金) 23:06:48 ID:1kFWM4lU0
(*゚ー゚)「待ってよォー!
スプーキーは、二人で調べろって言ったじゃないかー!」

シ ゚ -゚)「うるせぇ!おまえなんかいたら、調査の邪魔なの!」



(*゚ー゚)「わーい!追いついたー!」


( ゚∀゚)「あれが若い頃のユーイチさんと、シックスってトラブルメーカーか…
ホモなのかあの二人?」



ヒト;゚ー゚)ξ「あの二人、ユーイチ君とシックス君よね…」


( ゚∀゚)「あれが若い頃のおふくろもといネミッサおばさん…いい女だぜ。
クソ親父には勿体ねぇな。」

(;゚∀゚)「てか、ハジでもかかれたらやばいな。
先回りして色々やっとくか」

メア ゚ -゚)「ヒトミ様とお知り合いなのですか
ハジとは?」

( ゚∀゚)「あの銀髪のねーちゃんの元と遠野ヒトミと、連れの男…多分蝶野マナコが俺の両親なんだ。
ハジってのは未来のサマナー用語で死ぬって事だ。
二人が死んでしまったら、俺も生まれなくなる。
ファントムの計画も阻止できなくなる」

(;゚∀゚)「てかメアリちゃん連れていけってなんだよあのジジイ…
愛娘を戦地に送るとか、あっちの方がキチガイじゃねーか。
メアリちゃん、俺から離れるなよ」

メア ゚ -゚)「了解致しました」












( ゚∀゚)「行くぜッ!」

201 ◆MxHvQqijkA:2022/09/09(金) 23:07:24 ID:1kFWM4lU0
( ゚∀゚)「二人は行ったな…よしよし」

( ゚∀゚)つ□「めんどくせーパスコードなんざ、こいつでハッキングしてスルーしたる!」

中央倉庫のシャッターを開ける。







( ゚∀゚)「妙法村正ァ!」
っ-l--゙
https://pbs.twimg.com/media/Fb-h1LVaQAAA_Sl.png

メア ゚ -゚)「すごい切れ味ですね」

( ゚∀゚)「リスクもある諸刃の刀だけどな。
だがそこが気に入ってるんだ。
親父からのいつだかの誕生日プレゼントがこれだぜ?
頭イカれてんだろ?」










back attack!!







怪異かみおとこの軍勢が背後から襲い掛かってくる。








( ゚∀゚)「チィ!今は新月かッ!」

202 ◆MxHvQqijkA:2022/09/09(金) 23:07:49 ID:1kFWM4lU0
メア ゚ -゚)
っy=


ズドドドド


メアリが服の中からサブマシンガンを取り出し、悪魔を蜂の巣にする。


メア ゚ -゚)「お役に立ちましたでしょうか」

抑揚のない声で尋ねる。


( ゚∀゚)「おほ!助かったよメアリちゃん!
メイドに銃…いけるやん!」


メア ゚ -゚)「ヴィクトル様が仰っておりました。
レストランとして使うお客様は数あれど、ホテルとして使ってくださったのはマナコ様が初めてだと。
なので、できる限り手助けをするようにと」

( ゚∀゚)「意外と律儀なジジイだぜ。
これからも太客として世話になってやらあ。
でもメアリちゃん、無理はするなよ。」

メア ゚ -゚)「了解しました。マナコ様の援護に徹します」

( ゚∀゚)「俺のうしろにいな。
またバックアタックくらったら後方を頼むぜ」







ネミ゚ー゚)「パスコードは、481106だったよね。
じゃ、入力してあげる。」
https://pbs.twimg.com/media/Fb-h2SWakAUITJm.jpg

ネミ゚ー゚)「あれ…?シャッター開いてるよ?
…」

ネミ#゚ー゚)「ひょっとして、変な人形とやらを横取りしようとするふとい奴がいるのね!
いくわよ!ギッタンギッタンにしてネミッサ様に喧嘩を売ったのを後悔させてあげる!」

ヒト;^ー^)ξ『ま、まぁ…職員さん達もいるだろうし…
きっとロックをかけ忘れただけだよ!』

203 ◆MxHvQqijkA:2022/09/09(金) 23:08:23 ID:1kFWM4lU0
「寒いな…ネミッサ、ヒトミの体は人間だ。
ダサいから嫌だと思うが、防寒具を着てくれ頼む」

ネミ゚ー゚)「はいはい、わかったわよ」
つ と

赤いジャケットの上から軽く防寒着を羽織る。

ネミ゚ー゚)「さって、お目当てのものを探しに行くわよ!」




(;゚∀゚)「ふ…行ったか。
メアリちゃん、寒くない?」

メア ゚ -゚)「私は平気です。何も肌に感じません」

( ゚∀゚)「そうか。氷結に強い体質なんだなぁ。
ちょっと離れてな。このDEVIL HAZARDって扉をブチ破る!
ジャア君!」

(`W´)「ヒーホー!おじさん、何か用?」

( ゚∀゚)つ「そこの凍り付いたクソドアに火砕烈風破ァ!」

(`W´)「ヒーホー!」

激しい火砕流がドアを強襲する。
少し緩んだ。

( ゚∀゚)「よし、ダメ押しのメギドラオ…」





「やめんかい!うちの研究所壊す気かい!」

扉の向こうから声がした。
ズルズルと鈍く扉が開かれる。
https://pbs.twimg.com/media/Fb-h5h1akAEqcFY.png






「誰やねん!?」
https://pbs.twimg.com/media/FcD5H-AakAEA2VT.png

204 ◆MxHvQqijkA:2022/09/09(金) 23:09:11 ID:1kFWM4lU0
今回はここまで。
お前が誰やねん!?
ガルガンチュア8使いたい。

205名無しさん:2022/09/10(土) 14:21:23 ID:SnB7zmx20
おつ

206 ◆MxHvQqijkA:2022/09/11(日) 18:29:53 ID:aL8m69c.0
( ゚∀゚)(営業時間…ワードナかな?)

それ明らかに付け鼻だとか、なんでエセ関西弁やねんとかツッコミは置いておいて、
マナコは一度冷静に考える。

(#`〇U〇´)「なんとか言わんかいボケェ!カスぅ!」
https://pbs.twimg.com/media/FcIfRw3aUAALDTO.jpg

( ゚∀゚)(あ…カツラだ)

(`〇U〇´)「ほんとだれやねん?!
人の大事な研究の邪魔すんのは!!

……って、こんなガキかい!」
https://pbs.twimg.com/media/FcDuuLbaAAEzws0.jpg

(`〇U〇´)「まったく…悪魔の力まで使って研究所に入ろうとするなんて…
非常識にも程があるで。
ん…悪魔を使えるってことは…」

(;゚∀゚)「すいません、もう耐えきれません。
倉庫に勝手に研究所作ってるあなたも非常識だと思うんですが」

意にも介さず喋りまくる。

(;`〇U〇´)「ヒョッとしたらヒョッとするでぇー。
いやぁな感じやでぇー。
それでや、チョット聞きたいんやが…

じぶん、もしかしてサマナー?」
https://pbs.twimg.com/media/FcDu0OnaQAc56Ba.jpg

( ゚∀゚)「まぁ、親がサマナーなんですが…」

(;`〇U〇´)「くぅー!!クソ生意気なガキやで!
よくもまぁイケしゃしゃあと!
このドクター・スリル様の研究室に勝手に入ってくるとは、ええ度胸や!

ええ度胸やで、く そ ガ キ !」
https://pbs.twimg.com/media/FcDu2tRaQAM6UdZ.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FcDu4kKakAUWesv.jpg

(ー□-□)つ「落ちつけって」

ハゲのかつらを被せる。

(`〇U〇´)「わしはまだハゲてないで!ふざけんなや!
わしの造魔でギタンギタンのケッチョンケッチョンに…」
https://pbs.twimg.com/media/FcIfOB1aIAMqTrZ.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FcIfQy2agAExX7J.png

207 ◆MxHvQqijkA:2022/09/11(日) 18:30:40 ID:aL8m69c.0
(;`〇U〇´)「しまったァー!

肝心のゼロは地下室やねんかぁー!」

(ー□-□)「落ちついてくださいね。ドクター・スリル。
俺はあなたに教えを乞いにきたのです。
証拠に、サマナーの証のOMPがないでしょう?」

(`〇U〇´)「…確かに、忌々しいCOMPはないみたいやな。
わしをいてまおうって気じゃないんやな?」

(ー□-□)「もちろんです。敵意などありません。
悪魔を使役できるのも、生まれ持った能力のせいで…」

(`〇U〇´)「くぅー!泣けるでぇ!
わしもな、ソ連がブッ潰れてからお払い箱にされてなぁ…
ん?」

メア ゚ -゚)「…」

(`〇U〇´)「そこの嬢ちゃん、どこでカドモン拾ったか知らんが…
とりあえず話を聞くで。奥のテーブルまで来いや」




ネミ゚ー゚)「この悪魔、タダ者じゃないよ!気を付けて!」

セ・□・タ「俺は敵じゃねえよ。そっちが槍でもなんでも向けてくるなら別だがな。
クランの獰犬、セタンタだ。クー・フーリンと呼んでくれてもいいぜ。
お前ら横の倉庫で取り忘れたろ。ほれ。」

脚部防具、ジャバー・フットを投げてよこす。

セ・□・タ「お前らここの倉庫の変な部屋に入りたいんだろ?
俺のサマナーの頼みで、お前らを目的地までエスコートしてやる」

悪魔出現抑制魔法、エストマが唱えられた。

セ・□・タ「これでお前らの力量に見合わない弱い悪魔は出てこられなくなる。
このクソ寒い冷気の原因は、地下深くの悪魔の仕業らしいぜ、俺も道中は戦ってやるからさっさと行こう」

「他にもここにサマナーが来ているのか?そこまで僕達を助ける義理はなんだ?」

セ・□・タ「お前らの探し物を先取りしようなんて思ってねーよ。
ただ、お前らに死なれちゃ困るらしいし、失敗したら俺が師匠に怒られる」

ヒト゚ー゚)ξ(あのマフラー暖かそう…いいなぁ…)



208 ◆MxHvQqijkA:2022/09/11(日) 18:31:04 ID:aL8m69c.0
(`〇U〇´)「何やて?造魔の弱点を知りたいぃ?」

(ー□-□)「そうです。ファントムソサエティに、とてつもない強さの造魔を従えるサマナーがいましてね。
どうにか止めないと俺もあなたも殺されてしまいますよ」

(`〇U〇´)「ファントム?
ああ、あいつらのことかい。」

(ー□-□)「関係していたのですか?」

(`〇U〇´)「わしは奴らの一味ちゃうで。
まぁ、わしの天才的頭脳を貸してやったことはあったがなぁ。」

(ー□-□)「鉄仮面という男を知っていますか。
文字通り、気味の悪い仮面を被った細身長身の男です」

(#`〇U〇´)「そんな目立つ奴は知らんわ。
そんな奴がワシの研究を我が物顔で使っとるんかい!
ええわ、造魔の真髄をとことん叩き込んだる!」

( ゚∀゚)(鉄仮面はこの時代にはいないのか。
とすると若い奴か、天海市の事件以降に入った奴か)






(`〇U〇´)「ええか。これで全部叩き込んでやったわ!」

(ー□-□)「ありがとうございます。
お礼にというわけではないですが、少しご忠告を…」

(`〇U〇´)「何やねん。この天才ドクタースリル様に」

(ー□-□)「貴方はサマナーにはサマナーで対抗すべしと考えておりますね?」

(`〇U〇´)「なんでそんな事がわかんねん!」

(ー□-□)「そこの女の子に、資料を少し読んでもらいました。
しかし敗北する可能性が濃厚です。
サルに頭脳を搭載させてサマナーをやらせてもね…。
どこか離れた場所で、ガルガンチュアシリーズを造り込んだ方がいい」

(`〇U〇´)「…わかったわ。
でもわしはわしのやりたいようにやるからな!
忠告は受け取っとくわ!
鉄仮面とかいうふざけた奴をぶちのめすようにサマナーに依頼でもしとけや!」

マナコ達は一礼をして出て行く。

209 ◆MxHvQqijkA:2022/09/11(日) 18:31:26 ID:aL8m69c.0
(`〇U〇´)「ちょっとええかな?」

(ー□-□)「なんです?」

(`〇U〇´)「今日研究自慢パーティ行かなあかんねんけど、なんか土産に持ってけそうなブツはないんかな?
造魔講義のおかげさまであんま時間ないねんけどな?」

(ー□-□)「それは失礼。では何か望みのものを」


(`〇U〇´)「うーん、わしチーズケーキ好きなんやけどね。
まぁわしの好みなんやけど」

(ー□-□)つ「持ち合わせがありました。どうぞ」

(`〇U〇´)「おお…美味しそうなチーズケーキやぁん!
もうチーズケーキ大好きやねん…あれ?

チーズケーキっていうか…





























珍味のおつまみやん」
https://pbs.twimg.com/media/FcQbLOEaMAAIc-6.png

210 ◆MxHvQqijkA:2022/09/11(日) 18:31:49 ID:aL8m69c.0
(`〇U〇´)「1、2、3、4!
チーズケーキやん、チーズケーキやん
おっチズケーキやんチズケーキやん♪」





(#`〇U〇´)「珍味のつまみやん!」
https://pbs.twimg.com/media/FcQbMo8akAEMVhb.png




(ー□-□)つ「では雨が降ってもいいようにこれを」


(`〇U〇´)「傘ええやん!長らく研究所にこもってたから傘も冷気でボロボロになってもうてなー…」
https://pbs.twimg.com/media/FcQbJkhaIAETsbm.png






(#`〇U〇´)「フキノトウ型の仕込みカサやないかい!
コロポックルベースに造魔作れってか!
タルンダ連発してもお話にならんがな!!!!!!!!」




(ー□-□)つ「失礼。では本物の土産の木刀を…
10本くらい余ってるので皆さんでわけてください。
あとこれも頭にどうぞ。ではこれで」




(#`〇U〇´)「そこらのガキやら変な木からドロップしたもん適当に渡しただけやろ!!
もうええわ!」





(`〇U〇´)「あれ…机に一万円札置いてあるわ。
わしのやったっけ?
とりあえず久々に外行くかぁ」
https://pbs.twimg.com/media/FcQbOA-aMAE9rxn.jpg

211 ◆MxHvQqijkA:2022/09/11(日) 18:32:23 ID:aL8m69c.0
(;゚∀゚)「はー!慣れない事はするもんじゃないな!
うさんくせーおっさんに敬語でへこへこするとかさ」

メア ゚ -゚)

( ゚∀゚)「お!セタンタがスマホに戻ってきた!
ごくろー!」








「クーホォー、クーホォーって地下から変な音がするんだよ。
フリージング室が壊れたのかなぁ?」

「俺達が直してきます。
ここより下があるんですか?」

「頼むよ。この先にエレベーターがあって、冷気コントロールしてる機械が地下三階にあるんだ」



『クゥー・ホォー…クゥー…ホォー…』

ネミ゚ー゚)「この先の声の主が、この冷気の原因だよ。きっと!」

セ・□・タ「そういうこった。俺はここで失礼するぜ。
これ以上、甘やかす気はない」

ヒト゚ー゚)ξ『い、いえ、ありがとうございました』

セ・□・タ「礼儀のいいお姉ちゃんだな。
俺の忖度のおかげでだいぶレベルもあがっただろ?
COMP合体で氷結に強い悪魔を作っておくんだな。あばよ」

悪魔が振り向く。

セ・□・タ「ああ。そうそう。
冷気が緩んできたら、すぐ直通エレベーターを使わずに、行けなかった場所を巡って帰ってみな。
そういうところにお宝があるもんだぜ」

『RETURN』

悪魔は戻っていった。


ヒト゚ー゚)ξ(あのマフラー欲しかったな…)

212 ◆MxHvQqijkA:2022/09/11(日) 18:33:24 ID:aL8m69c.0
フリージング室には、ピンクのゴスロリ風味の服を着たガイコツ顔の悪魔がいた。
ある種の人間が愛する人を冷凍保存するなら、こうするだろうといった戦慄を感じさせる。

(●Ⅲ●)「クーホォー…クゥー…ホォ…
アナタ達ハ誰?
ココハガルガンゼロ、ノ場所…」
https://pbs.twimg.com/media/FcXSL97aQAA05QV.jpg

ネミ゚ー゚)「ちょっとあんた!この寒さを止めなさいよ!迷惑なのよ!」

(●Ⅲ●)「寒イ場所ハワタクシノ場所…
スリル様ニココヲ守ルヨウニ命令サレテイマス…
邪魔ヲスルナラ…許サナクテヨ…?
フゥゥゥ…」

痺れを切らせたネミッサが、火炎ビンを顔面に投げつける。

(●Ⅲ●)「フゥゥゥゥ…」

しかしガイコツ顔面を覆うガードに阻まれた。

ネミ#゚ー゚)「わからないやつね!
口でわからないなら、魔法でわからせてやろうじゃない!」

戦いのゴングが鳴った。

『アイオンの雨』

フリフリの見た目に反して素早く動いたゼロは、先制で詠唱する。
妖魔アプサラスが跳ね返すが、ゼロの体に浸透してゆく。
https://pbs.twimg.com/media/D4r3XNmUEAIbaR6.jpg

「やはり氷の部屋を根城にしてるだけあって、氷結は御法度みたいだ!
それ以外で攻めるぞ!」

ネミ゚ー゚)ニア「わかってるってば。ジオ!」

稲妻が動きを止める。
双角の魔獣・カンフュールが体当たりをする。
削れた体力をすかさずアプサラスが回復する。

ヒト;゚ー゚)ξ『全然疲れてる感じがしない…機械的だから?』

「周りの冷気を吸収して回復しているのかもしれない。
一気に叩き込まないと意味がないのかも。
カンフュール!一緒に突撃してくれ!」

「ワカッタ!サマナータヨレルオトコ」

男と魔獣が同時に体当たりをかます。

213 ◆MxHvQqijkA:2022/09/11(日) 18:33:59 ID:aL8m69c.0
「もしかして君、冷却装置直してくれた?
あーりがとう、助かったよ。」

「いえいえ。じゃあ俺達はあがりますね」

「お疲れ様。」


ネミ゚十゚)「馬鹿じゃないの?敵の懐で火炎ビンを撃って大爆発を起こすなんて。
しかもそんなもん持って帰ってどうすんのよ」

男は大破したガルガンゼロを背負って歩いていた。

「はは、オンモラキの落とした鉄仮面で顔を隠してなきゃ顔が割れて逮捕だったろうな。
倒して冷気が治まったんだからとりあえず勘弁してもらおう。
セタンタさんがかけてくれた魔法が切れないうちに出よう」

ヒト゚ー゚)ξ『あ、見て!凍ってた扉の先にお香があるよ!』

「ヒトミ、アロマキャンドル持っていたっけ?
ヴィクトルさんに鑑定してもらってから使ってみよう」




スリル研究所。

(;`〇U〇´)「どわー!なんやねん次の客は!
…COMP持っとるな!今度こそサマナーやろ!
ウソついてもわしの目は騙されへんでー!」

「隠してもしょうがないですね。なりたてですけど、サマナーです」

(;`〇U〇´)「あっっ!!
さては、ここを守っとったわしの可愛いゼロも倒してしもうたんやな!
はぁー!ふざけんなや!
だからサマナーって人種はぁー!!」

男が背負っていたガルガンゼロを奪い取る。

(`〇U〇´)「どうやらこの場は立ち去るしかないようやけどなぁー!
いつかおまんにもワシと同じ気持ちを味あわせたるかもしれんからな!」

ゼロを引きずりながら走り去っていく。

ネミ゚ー゚)「なんなのあいつ。わけわからない言葉で喋るだけ喋って逃げてったけど…」

ヒト゚ー゚)ξ『あ、これ…もしかして…』
https://pbs.twimg.com/media/DzcjcUgUwAEgxJX.jpg

214 ◆MxHvQqijkA:2022/09/11(日) 18:34:22 ID:aL8m69c.0
「ヴィクトルさんが探していた人形かもしれないな
…ん!なんだ、これは!?」

男がジャケットのポケットをまさぐる。

『金に困ったらこれ持ってネット銀行に行け!
金持ちになりたいなら忠実な馬鹿悪魔を量産して船にGO!』

ヒト;゚ー゚)ξ『何かの暗号かしら…?』

ネミ゚ー゚)「あのセタンタって奴がいつの間にか捻じ込んだんだわ!
なんでアタシ達が、訳の分からないサマナーに助けてもらわなきゃならないワケ!?
アタシ達そんなにビンボーに見える!?」

「まぁ…お金があって困ることはないな。
キャロルJみたいな奴らと渡り合うなら、越したことはないと思う!」

ネミ゚ー゚)「そうだアンタ!財布スラれてないでしょうね!?
その変な紙がウソで、いい人だなーと思わせてお金取るなんていかにも悪魔のヤリそーなことじゃん!」

「天海市ではほぼ電子マネーが流通しているから、それはないよ。
でも…いや…その…」

男が更にポケットから何か差し出して呆然とする。

「現金も入ってたんだが」









半分サマナー用の施設、芝浜コア。

( ゚∀゚)「ケケケ!ごちそーさま!」

(・〜●)「くれぐれも、お気をつけて。
マグネタイトがなければ、悪魔は生きていけないのですから…」
https://pbs.twimg.com/media/FcXSVrjaUAAIs0T.jpg

( ゚∀゚)「よっけいなお世話だよ〜!」

湾岸倉庫を脱出したマナコは、業魔殿までメアリを送りついでに悪魔合体を行った。
死神ゲーデと龍王ヴィーヴル。
目当ては円の価値を上げる死神ティアーズと、マグネタイトの価値を上げるヴィーヴルの瞳だ。
https://pbs.twimg.com/media/Dv9XVv7V4AAjgjT.jpg
https://pbs.twimg.com/media/EwMvwNqVEAQgNYq.png

215 ◆MxHvQqijkA:2022/09/11(日) 18:38:16 ID:aL8m69c.0
今回はここまで。
ドクタースリルの元ネタがMr. BATERというコントらしいので見てみたのですが、面白いです。
https://www.youtube.com/watch?v=xwVWq5BdpBc

スリルのCVを松ちゃんにしてハッカーズ2に出せ(暴論)

216名無しさん:2022/09/11(日) 22:08:31 ID:yvBWASow0
オツデス

217 ◆MxHvQqijkA:2022/09/13(火) 23:30:30 ID:mErhocXA0
〜マナコのMAG万長者クッキング〜

アプリ・フライデーを使ったスマホ合体でヴィーヴルの忠誠度を最初から最大にし、、魔晶変化で瞳にする。
そして芝浜コア地下の生体エナジー協会で、手持ちのマグネタイトを「ほぼ」ありったけ売る。

( ゚∀゚)ニア「ほぼ、ってのがミソだからな!」

(-┏┓-) 「業魔殿の中で吾輩の合体に頼らずCOMP合体を使われる屈辱…」

そしてゲーデに瞳をプレゼントし、マグ高騰効果をなくす。
全書に自動登録してあるヴィーヴルを、残ったマグネタイトで引き出す。
ゲーデを速攻で魔晶変化でティアーズにする。

今度はエナジー協会でありったけのお金を使いマグネタイトを買い漁る。

( ゚∀゚)「ここは金が空っぽになるまで買っていいからな!」

買い占めが終わったら、ヴィーヴルに死神ティアーズを差し上げよう。
喜んでその魔力を瞳に濃縮して、力になってくれるだろう。



そう、魔晶品によって協会によるマグネタイトレートが大きく変動するのだ。
それは濃縮されし魔力に込められた力で、人も悪魔も虜にしているに過ぎない。
ようは悪魔を使った株価操作である。
そんな事を人間の株式市場でやったらお縄ものだろうが、ここは裏世界。サマナーの世界。
悪魔を使いし正当な「技」なのだから咎められることなどない。


( ゚∀゚)「そしてまたヴィーヴルとゲーデ様ァ…を引き出してお互いの魔晶を貢いで売り買い!
そう…これは…」



マ;゚Д゚)「無限ループ!!!!」
https://pbs.twimg.com/media/FcXzHziagAAZU7l.jpg

( ゚∀゚)「誰だよ、てめーは。
鳥になったアメン・ラーとかサマエルそっくりな魔神オシリス使いそうな顔してんな」
https://pbs.twimg.com/media/CfmEtIMUkAAy8YI.jpg

( ゚∀゚)「ちなみにゲーム中でも使える技だからこれからプレイする人はやってみてくれよな!
あ?ゲームってなんのことだって?
メタ発言なんて気にするな!」




( ゚∀゚)「さて、億は稼いだしウハウハだな。
今日はセタンタも頑張ってくれたし外食だ!」

218 ◆MxHvQqijkA:2022/09/13(火) 23:30:50 ID:mErhocXA0
いつもニコニコした店主がいる、芝浜コア一階のタイ料理屋へ行く。

(;^Å^)「サワッディー・カップ!
あー、遠野さまー。助けてくださいー!」
https://pbs.twimg.com/media/FcXSXy_aMAQehXb.jpg

( ゚∀゚)「どうしたよサワムラさん?
飯も出せないほど困ってるのかい?」

(;^Å^)「お客様が暴れてるんですネ。
お料理に集中できませんネ」


見ると奥の席で固太りの男が思いっきり暴れている。
次々の黒スーツの男達を投げ飛ばしている。

(;゚∀゚)「うひょっ」
つと

マナコの方にも一人飛んでくる。
どうやらたらふく食べた後で暴れたようだ。
皿が山のように積まれている。

(;^Å^)「お客様、困ります。
うちの料理、タダ違います。」

メ ;)Д(;) 「金などもうない!!
ここの店のファントムの奴らを殺し、私も果てるまでだ!!
ムサシ先輩の仇!!」

(;^Å^)「どうしましょ。警察を呼んで…」

( ゚∀゚)「せっかくメシ食いに来たんだ。ちょっと待っててよ店長。
厨房でとびきりのオススメコース作っといて」

ジャケットを脱いで近付いていく。

メ ;)Д(;)「何奴!貴様もファントムのサマナーかぁ!
ぶっ殺してくれるわあああああ!」

ガシッとマナコを掴む。

メ ;)Д(;)「直伝!大雪山…」
つ(;゚∀゚)と

メ ´)Д(`) つ「おろしぃぃぃぃぃ…」


( ゚∀゚)つ「二段返し!」


219 ◆MxHvQqijkA:2022/09/13(火) 23:31:11 ID:mErhocXA0
力王の小手でブーストされた力で、大柄な相手を背負い投げする。

メ ;^)Д(^) 「大雪山おろしを返されるとは…
だめだ!!もっと修行しないとやっぱだめだわ」
https://pbs.twimg.com/media/FcXvFMUagAEMmv7.png

( ゚∀゚)つ「上には上がいるもんだ。頭冷えたか?」

メ ;^)Д(^) 「まいった!おみそれした!
店主、暴れてしまって申し訳な…」

「そいつを引き渡せ」

( ゚∀゚)「ああ〜ん?」

リーダー格であろう髭ヅラの男が近付いてきた。

「そいつはわしらの会食に乗り込んで来て一方的に邪魔してきたのだ。
腕の一本でも切り落とさねば面子が立たん」

( ゚∀゚)「知らねーよ。てめーらの面子なんて。
コイツ一人に手も足も出なかったくせに。
こいつは俺のもんだ。てめえらは帰ってメンチでも食ってろ」

「おとなしく渡してくれんと、わしの技が暴発する」

( ゚∀゚)「そっちが暴発する前に、こっちの方が大暴発しそうだぜ」
っy=
https://pbs.twimg.com/media/FcXvGz4aUAIfRW9.png
https://pbs.twimg.com/media/FcXvH7EacAAxCcq.png

ドドドド

意識のある男達は逃げ帰る。

( ゚∀゚)つ□「ジード!奴らを追って捕まえろ!」

(□□)
https://pbs.twimg.com/media/FcXzKtcaMAM5Wv8.jpg

人型の造魔がすかさず追う。



( ゚∀゚)「さて、あんた悪い奴じゃなさそうだけど、店で暴れるのはよくないよな。
追加も奢ってやるから、あらいざらい話せ」

(;^Å^)「助かりました。いっぱい料理持ってきますネー」

メ ;^)Д(^) 「かたじけない。実は…」

220 ◆MxHvQqijkA:2022/09/13(火) 23:32:07 ID:mErhocXA0


できたばかりの天海空港。
二人のフリーサマナーが戦っている。

ム ´)Д(`) 「大雪山!おろしいいいいぃぃぃ!」
つと

川;◎ω◎)「ぬあああああ!」

メ ^)Д(^) 「凄いです先輩!やっぱり」

ム ´)Д(`) 「パンチも武器も通じねえ相手なら、やっぱ『技』だな。
弁慶、お前も早くマスターしろよ」

メ ^)Д(^)「おっす!
しかし、せっかくできた空港の悪魔を殲滅しろだなんて、
報酬ももらえて修行もできて一石二鳥ですね」

ム ´)Д(`)「ああ。わざわざ田舎から出てきた甲斐はあったな。
俺達はここで夢を掴むんだ」

メ ;^)Д(^)「夢…ってなんでしたっけ?
毎日食い放題になれるような金持ち!」

ム ´)Д(`)「馬鹿野郎。それもあるが、この天海市に大雪山道場を立てるんだよ。
サマナーになれる人間っていうのは少ない。
今はまだいいが、どこもかしこも悪魔がそこそこ出てくる世の中になっちまった。
悪魔を召喚できない人間でも、夜道を襲われても対処できるようにだ」

ごつん、と軽く後輩の頭をどつく。

メ ;^)Д(^) 「へへ、すいません。腹減ったなぁ」

ム ´)Д(`)「よし、本気のゲンコツを食らいたいんだな」

メ ;^)Д(^) 「ひえっ、勘弁」

プルルルル

ム ´)Д(`)「はい、武蔵です」

『こちらフィネガン。殲滅のほどはどうだ』

ム ´)Д(`)「はい。地下1階の悪魔もあらかた片付きました。
この後はどうしましょう?」

『ご苦労。帰っていい…と言いたいところなのだが、
3階の管制室に強力な悪魔が現れた。
私も手傷を負ってしまった。すまないが応援に来てくれるか』

221 ◆MxHvQqijkA:2022/09/13(火) 23:32:55 ID:mErhocXA0
ム ´)Д(`)「よし、行くぞ。
この仕事がカタついたら、しばらくサマナー家業は休む」

メ ;^)Д(^) 「えっ!?」

ム ´)Д(`)「フリーのは、だよ。
とある組織から俺が勧誘されてるのは知ってるだろ。
そこに少し在籍しようかと思っている」

メ ;^)Д(^) 「じゃあ道場は…」

ム ´)Д(`)「アホ。ちゃんとやるよ。
このヤマはまさかの、この街の立役者の西次官からの依頼だ。
今のフィネガンさんの応援まで終わらせて完遂できれば、十分なものを建てられるはずだ。
お前が一人前の大雪山サマナーになったら、道場主をやるんだ」

メ ^)Д(^)「しかし次官なんて地位の人から依頼がくるなんてすごいですね!」

ム ´)Д(`)「…」

メ ;^)Д(^) 「すごいです…ね!
…先輩?
エレベータの前ですよ。」

乗る。

ム ´)Д(`)「すまん。少し考え事をしていた」

メ ;^)Д(^) 「なんのですか?」

ム ´)Д(`)「空港っていうのは大事なインフラだ。
それをサマナーネットでの募集経由とはいえ、市のお偉いさんが俺らみたいな田舎侍に頼むか?
例の組織にお願いした方が手っ取り早いと思うんだが…」

メ ;^)Д(^) 「きっと自分達が有望だと見抜いたか、
その組織に頼んだ方が費用がかさむからですよ!
考えすぎは先輩の悪い癖ですよ」

ム ´)Д(`)「…今のうちに仲魔の召喚しとけ。
フィネガンさんのlいう悪魔に奇襲されても厄介だ」

メ ^)Д(^)「了解。ヤマワロ、チチスイ」
https://pbs.twimg.com/media/FcYII33aQAY9mVc.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FcYIH0XagAA_Sxa.png

ム ´)Д(`)「阿呆が。自分の仲魔の名前くらい覚えろ。
ヤマチチだろが。
しかし山田舎の悪魔ばっかりだな、未だにお前は」

222 ◆MxHvQqijkA:2022/09/13(火) 23:33:28 ID:mErhocXA0
メ ;^)Д(^) 「先輩だって山の鬼とか魔獣とかばっかじゃないですか」

ム ´)Д(`)「俺のパワースタイルには合うんだよ。
弱点を補うんじゃなくて尖らせる」
https://pbs.twimg.com/media/Ep_TdEdVEAMk3lk.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Er0yjaYVkAIC-Kl.jpg

チーン

ム ´)Д(`)「さて、仲魔合わせて6人体制でいくぞ。
分隊ならそれぞれチームで6人で行きたいところだが、お前の方が心配だからな」

メ ^)Д(^)「了解っす!(ショウジョウじゃなくてネコマタにすればいいのに…)」





(■ハ■)「く…お前達か。来てくれて感謝する」

ム ´)Д(`)「フィネガンさん。大丈夫ですか」

(■ハ■)「回復魔法はかけさせてある。
…悪いが先行を頼むぞ。
敵は管制室の中だ」



メ ^)Д(^)「わかりまし…うわっ!」









ユ▽д▽ダ「ヒョオウッ!」
っ-l--゙

ペルシャの曲剣を鬼の棍棒が受け止める。

ム ´)Д(`)「お前がフィネガンさんを狙ったのか」

ユ▽д▽ダ「我が名はユダ…獅子の名を頂し者なり…
いざ尋常に、命もらいうける」

ム ´)Д(`)つ「フ…俺の弟分まで襲ったのは許しがたいな。
ノーギャラだが、受けてやるぜ!」

223 ◆MxHvQqijkA:2022/09/13(火) 23:33:49 ID:mErhocXA0
https://pbs.twimg.com/media/EsPfKj8VcAIg38B.jpg
神樹オシラサマが開幕で魔法禁止令を唱える。

オ`皿´ニ「…(ムサシ!魔法が使えねぇぞ!)」

( ´)Д(`)「慌てるな。そもそも
お前達に継承させたカジャ系なんぞ、使えなくても支障ない。
力で押し切るまでだ」

ユ▽д▽ダ「なめるな。それが命取りになる」

サックスを吹き、次々と悪魔を召喚していく。

https://pbs.twimg.com/media/E1AgbD_VIAIKmbh.jpg
https://pbs.twimg.com/media/FI5758HaAAYj4j1.jpg

ム ´)Д(`)「燃えやすい樹系悪魔にシルキーか。
火炎魔法を撃たれるのを魔封じでカバーしたわけか。
なかなか頭が回るもんだ」

『ラク・ンダ』

妖鬼トケビが守備を緩めてくる。

ム ´)Д(`)「ショウジョウのクロズディも自身の魔封状態では役に立たんか…
構わん、やるぞ!」

トケビがきねを叩きつけてくる。
オニが棍棒で受け止め、密着状態になる。

武蔵の不意打ちタックルが男を襲う。

ム ´)Д(`)「折りたたみ!」
つ   と

「・・・!!
たすけてあげる!」

オシラサマが身代わりになり、男の代わりに押しつぶされる。

ユ;▽д▽ダ「なんという馬鹿力だ。…オシラサマ、すまない。
シルキー!」

シ*゚ー゚ルつ「ユダ様みたいになりたいわ!」

忠誠度最大の忠義の氷結が襲う。
怯まずに武蔵は拳を振るう。


ム ´)Д(`)「今一歩で判断を誤ったな。友愛には回復でカバーをさせるべきだった…」

224 ◆MxHvQqijkA:2022/09/13(火) 23:34:20 ID:mErhocXA0
戦いの果て。





ム ´)Д(`)つ「真空投げ!」





ユ;▽д▽ダ「ぐっ!なんという…タフネス」
  つと

上空に投げられ、天井に背中を打ち付ける。



ユ▽д▽ダ「何故だ!何故本気を出さん貴様!
武器を取れ!」

ム ´)Д(`)「俺の武器はこの筋肉だ。
それにお前さんだって迷って本気が出せないんだろう?」

ユ▽д▽ダ「ッ!何を戯言を…」

ム ´)Д(`)「なんで人殺しのダークサマナーやってんのかは知らん。
でもお前さんは、悪い人じゃない気がするんだ。
迷うくらいだったら足を洗っちまえよ。
そうだ、俺と一緒にある組織に来ないか?」

ユ▽д▽ダ「…」

ム ´)Д(`)「名前は?」

ユ▽д▽ダ「ユダ。ユダ・シングだ…」

ム ´)Д(`)「そうかい。俺は巴武蔵。
ヨロシクな。


ム ´)Д(`)「答えはすぐじゃなくていい。
本気を出してないのはお互い様だろ?
お前さんだって隠し玉を持ってるはずだ。



さて、最後の仕事を片付けなきゃいかん。
フィネガンさんの面倒を見てやっててくれ」

225 ◆MxHvQqijkA:2022/09/13(火) 23:34:40 ID:mErhocXA0
管制室内部。



ム ´)Д(`)「大切断、おろし!」

オニの武器を借り、巨大悪魔ウィンぺのケーブルをいくつか切る。

「グオオオオ!」
https://pbs.twimg.com/media/ELH2YxPVUAASzTL.jpg

おぞましき悪魔の産声が響き渡る。
周囲にダメージが広がる。

ム ´)Д(`)「こいつを地面に堕とせば終わりだ!
弁慶!しっかり回復を頼むぞ!」
https://pbs.twimg.com/media/FcYITJ2aMAAk8gM.jpg

メ ;^)Д(^) 「は、はい!」

仲魔達にメディアを唱えさせ、慎重にことを進める。

ム ´)Д(`)「この空港はこれから多くの人が使うんだ!
恨みはないが、ここから出てってもらうぜ!





うっ!?」




(■ハ■)
っy=

ユ;▽д▽ダ








ム ;´)Д(`)「フィネガンさん…
それに…ユダ!?」

226 ◆MxHvQqijkA:2022/09/13(火) 23:35:19 ID:mErhocXA0
ム ´)Д(`)「フィネガンさん!?何を…」
https://pbs.twimg.com/media/FcYIRxjacAAPyCu.jpg

(■ハ■)「西の指令は悪魔の掃討だけだったはずだ。
私の部下のファントムサマナーまで倒しやがって。」

背中から血が滲み出る。
一瞬の隙で、ウィンぺが体をソーサーのように回して回転切りを行う。
一同は大ダメージを受けた。

(■ハ■)「フフ、貴様のような逸材をおめおめとクズノハに渡らせると思うか?
それにここの悪魔も倒させはしない」

ム ;´)Д(`)「あなたたちはいったい…」


(■ハ■)「田舎者サマナーはファントムソサエティの存在など知らぬかな?
西は意外とケチでな、貴様らは最初から捨て駒だったんだよ。
もっとも、サマナーなら誰でもよかったみたいだがな、運が悪かったな
ユダ。やれ」

ユ;▽д▽ダ「ハッ」


ユ▽д▽ダ「マルト!肉弾!」
https://pbs.twimg.com/media/EhhumZEU4AAefWY.jpg

術者と相手を瀕死にする特攻スキルだ。

ム ´)Д(`)「ごおっ!」

(■ハ■)「虫けらにしてはよくやった方だ。
このウィンぺは、悪魔のマグネタイトや人間の魂を抜き取る力があるらしい。
これによって利用者のソウルを抜き取るとか。
冥途の土産には十分だろう。二人そろって死ぬがいい」

ム ´)Д(`)「一つ聞かせてくれ…
フィネガンさん、あんたもファントムソサエティなのか?」

(■ハ■)「無論だ。ここのユダもな」

メ ;・)Д(・) 「そんな…」

(■ハ■)「しかし、生き延びるチャンスをやろう。
クズノハを蹴り、ファントムサマナーになれ。
虫けらとはいえ、使えん部下どもより優遇してやるぞ」

ム ´)Д(`)「お断りだ。
貴様らのような汚い奴らにつくつもりはない」




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