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ヒビキ「アニキ肌でチャンピオンを目指す」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2017/03/07(火) 21:42:33 ID:QFWIF.VA
ワカバタウン・裏路地
短パン小僧「た…助けて欲しいでやんすぅ…」ガクガクッ
チンピラ1「何だァ?ジョウトのガキは人にぶつかったら謝罪金も払わないんかよ?」
チンピラ2「俺等三代目カントー連合の新たな新天地の門出を穢してくれてよぉ?」
コラッタ「コラァッ!」ポンッ
チンピラ1「何だクソネズミがァッ!」ゲシッ
コラッタ「コラァッ!」ズサァッ!
短パン小僧「コラッタ!」
チンピラ2「何だジョウトはトレーナーだけだでなくポケモンもザコかぁ!」
短パン小僧「ゆ…許さんでやんす、このド外道ー!」ダッ
チンピラ1「舐めんなよ、クソガキ…!」ブンッ…
短パン小僧「くっ…!」
ガシッ
短パン小僧「………へっ?」
?「エエ根性しちょるのォ、坊主」
494
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/15(水) 15:18:23 ID:HEfZWKWU
ヒビキ「まだじゃ!ここで退いたら漢じゃねェ!勝込め、アラシまる!デンまる!」
アラシまる「バクゥゥッ!」バッ!
デンまる「ぱるぅ!」バッ
ヤナギ「無策で突っ込んで来るか…!」
ワタル「否!アレは!」
アラシまる「バァァクバァァクゥゥウゥウッ!!!」ボオォォォッ!ギュオォォッ!
イブキ「かえんぐるま…いや、フレアドライブか!」
ヤナギ「フレアドライブだったらこの二重のふぶきも突破は出来るだろう…だが、デンリュウはどうす…る…!?」
デンまる「ぱるぱるぱるぅっ!」ダダダダッ!
ヤナギ「バクフーンのフレアドライブを壁にしてだと…!?」
ワタル「フレアドライブでのスリップストリーム!だが鈍足のデンリュウは全力で走らなければ、バクフーンの後ろにはピッタリと付いて行く事は出来ない、だからと言ってバクフーンがスピードを落とし過ぎたら、あの猛吹雪に吹き飛ばされる!」
イブキ「二匹の…いや、二匹とヒビキの信頼関係があってこその技…!」
ワタル「愛だな!」バサァッ!
495
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/15(水) 15:26:56 ID:HEfZWKWU
ヒビキ「勝込めェェエッ!フレアドライブ!」
アラシまる「バァァクッフゥゥゥンッ!!!」ドガァァッ!
マンムー「まんもぉす!」グラァ…!
ジュゴン「ジュゴォ…!」グラァ…!
ヒビキ「今じゃ!アラシまるはジュゴンにかみなりパンチィ!デンまるはマンムーにほのおのパンチ!反撃の隙を与えるなァッ!」
アラシまる「バクゥッ!バクバクバクバクバァァッ!!!」バチバチッ!ドガドガドガァッ!!!
デンまる「ぱるぅっ!ぱるぱるぱるぱるぱぁっ!!!」ボォォ!ドガドガドガァッ!!!
ジュゴン「ジュゴゴゴゴゴッ…!」ボコボキャドカバコッ!
マンムー「マムムムム…ッ!」ドカバコボキャグチャッバキッ!
ずしぃぃぃぃんっ…!
ジュゴン「じゅごぉ…」ピクッ…ピクンッ…
マンムー「まむぅ…」ピクッ…ピクンッ…
ヤナギ「…ふっ。成長したな、若いの。私の負けだ」
ヒビキ「っしゃぁっ!」グッ
496
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/15(水) 15:35:50 ID:HEfZWKWU
ヤナギ「これが私に勝った証、アイスバッジだ」スッ
ヒビキ「おぉうっ!アリガトな、じーさん!」
ヤナギ「最初に来た時とは違い、見事なコンビネーションだった。最初と言えば、あの時居た短パンの若いのはどうした?」
ヒビキ「ッ!そいつは…」
パチパチパチ
コトネ「チョウジジム、攻略おめでとう。ヒビキくん」
ヒビキ「コトネ!何でおどれが…」
イブキ「な、何だ!ヒビキ、この女は一体誰だ!」ピキッ
コトネ「別に貴女が気にしてる様な関係では無いってコトね、フスベのジムリーダーさん」
コトネ「まあ、取り敢えず…アンタは無事だったのは良かったよ」
ヒビキ「…どういう事じゃ」
コトネ「どういう事はこっちのセリフ。ま、この子を見ればすぐ理解するでしょ」ポーイッ
ラッタ「ラタァ…」ポンッ
ヒビキ「ッ!ゴロウのラッタ…!」
コトネ「こっちも何があったかは教えるから、アンタも全部言いな」
497
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/16(木) 14:08:09 ID:Po1duZbk
コガネシティ
ミカン「こうやって二人でお出かけも久しぶりですねー」
アカネ「やろー?ウチがコガネのエエとこぎょーさん案内したげるからな!」
ざわ…ざわざわ…
ミカン「………?何だか町の様子がおかしくないですか?」
アカネ「せやな…。妙な胸騒ぎがしてならへんね…」ゾワ…
ドッカァァアァァァァァンッ!!!
ミカン「ッ!?」
アカネ「な、何や一体!?」
498
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/16(木) 14:22:55 ID:Po1duZbk
――――
――
コトネ「………そう、大体の経緯は分かったわ。ゴロウくんはヒビキくんを誘き出す為の人質。だけどロケット団からのコンタクトが無い限り動きようが無いってコトね」
ワタル「だが無闇に待つのだけより、彼を鍛えながら待つ方が良かったのでな。それに此方は此方で諜報活動は怠ってはいない」
イブキ「だがお前、まさかあのロケット団幹部三人とルギアを相手に一人で戦っていたとは本当なのか…?」
ミナキ「それは本当だぞ!この私の汚れなき瞳でちゃんと括目した!」
ヒビキ「誰じゃ、おどれ。まー、コトネじゃったらホンマにやりかねんがのぉ」
コトネ「でも結局暴走したルギアに負けて、ゴロウくんも助けられなかった。情けないってコトね」
ヒビキ「んな事言ったら、俺の方が不甲斐無いわ。アポロには手も足も出ず、ゴロウは俺の所為で連れ去られて…」
コトネ「………全く、いつまでしょげてんのさ!アンタらしくないってコトね」
ヒビキ「分かっとるわ!じゃから今度こそルギアもアポロもブッ飛ばしてゴロウを助け出す!のぉ。ラッタ!」
ラッタ「ラタァッ!」
499
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/16(木) 14:31:38 ID:Po1duZbk
シュバッ!
キョウ「ワタル殿!」
ヒビキ「うおぉっ!ビックリしたわ!」
ワタル「キョウ!収穫があったのか?」
キョウ「うむ。かくかくじかじか…」ヒソヒソ
ワタル「そうか…。皆、聞いてくれ。ロケット団が近々コガネで行動を起こすらしい。恐らく、三年前のヤマブキシティでのテロと同等以上の規模のテロになるだろう」
ヒビキ「コガネか…!」
ワタル「故に各々準備は怠らず、コガネに向かい、テロを未然に防ぎ、ゴロウ君を助け出すぞ!」
コトネ「………それ、ちょっと遅いってコトね」
ワタル「何ッ!?」
コトネ「ラジオ聞きなさいよ」ピッ
500
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/16(木) 15:09:17 ID:Po1duZbk
ザザ…ザザザ…
『あーあーザザ…我々はロケット団! ザザザ…泣く子も黙るロケット団でザザ…ございます』
『組織の立て直しを…ザザ…図って早…三年!…今日この良き日のロケット団の復活をここに宣言する!』
『あーあー…聞いているんダロ…ザザ…あの時のガキ!早く来いよォギャーハッハッハッ!』
ワタル「何と…!もう既にロケット団はテロに動いていたのか!」
キョウ「このキョウ、何たる不覚…!」ガクッ
コトネ「ラジオをジャックしているって事はラジオ塔…やっぱりコガネってコトね…」
ヒビキ「どうやら俺をお呼びのようじゃな…!」チャキッ
ワタル「待て、少年!まずは策を立ててから…!」
ヒビキ「行くぞ、ムドーまる!ラッタも来るんじゃ!ゴロウを取り返す!」シュタッ
ムドーまる「エアァァーッ!」バサァッ!
ラッタ「ラッタ!」ピョンッ
イブキ「待って、ヒビキ!私も…!」
シュバッ!
コトネ「………ふぅ。先を越されたか…」
501
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/16(木) 15:17:10 ID:Po1duZbk
上空
ムドーまる「エアァァァー!」バァサッバァサッ
ヒビキ「もっとじゃ!もっとスピードを上げ…!」
シュンッ!
ヒビキ「うおぉっ!止まれ、ムドーまる!」
ムドーまる「エアァッ!?」キキィ!
ヒビキ「………おいおい。こんな空の上で飛び出しすんなよな、アンタ」
リザードン「グルゥ…」バァッサバァッサ
赤帽子「………」フゥゥ…
ヒビキ「悪いが、今、アンタに用は無いんじゃ。そこを通してもらうぞ」
赤帽子「………僕にはお前に用がある」ギロッ
ヒビキ「そんな眉間に皺寄せよったら、綺麗な顔が台無しじゃぞ」ギロッ
赤帽子「………エンジュであの舞妓から鈴を貰っていたな」
赤帽子「それを僕に寄越せ」
502
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/16(木) 15:31:32 ID:Po1duZbk
ヒビキ「あ゛?この鈴をか…?嫌じゃと言ったら?」チリンッ
赤帽子「力尽くで奪うのみ」シュンッ
ヒビキ「ッ!」
ジャキイィィインンッ!
ムドーまる「エアッ…!」バリィンッ!
リザードン「グルッ…!」ジャキンッ!
ヒビキ「ヤるつもりか…!じゃったら!ムドーまる俺に構うな!ギアを上げるぞ、ドリルくちばし!」
ムドーまる「エアァァッ!」キィィィンッ!ギュルルルゥ!
赤帽子「『くだけるよろい』か…。ドラゴンクローで止めろ」
リザードン「グルゥウアァッ!」ジャキィィン!ガガガガッ!
ムドーまる「エアァ…!」ガガガッ!
ヒビキ「おんどれぇ…!いきなりムドーまるのスピードを見切りやがった…!」
503
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/16(木) 15:40:10 ID:Po1duZbk
ガシッ!
ヒビキ「んなっ…!」ググッ…
赤帽子「………貰い受けるぞ」ググッ…
ヒビキ「こんな細腕でなんてパワーじゃ…!じゃが、漢としてはアンタに本気で手を出す訳にゃいかんな」グググッ…
ドゴォッ!
ヒビキ「ごふっ…!」チリンッ…
赤帽子「甘いな」ヒョイッ
赤帽子「投げ飛ばせ」
リザードン「グゥルッゥアァァァッ!!!」ブオォォンンッ!
ムドーまる「エアァァッ!」
ヒビキ「うおぉおっっ!」
ひゅうぅぅぅぅぅぅ!
504
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/16(木) 15:47:31 ID:Po1duZbk
赤帽子「………行くぞ」
キイィィィィィィンッ!!!
赤帽子「ッ!」
ヒビキ「隙有りィイイッ!」バッ
ムドーまる「エアァァァッ!」ジャキンッ!キィィィンッ!
リザードン「グルゥッ!」チッ
赤帽子「ッ…!」パッ
ちりんっ
ヒビキ「取った!」パシッ
赤帽子「………ライター、だいもんじ」
ライター「グオオォォォォォォッ!!!」ゴオオォォォッ!!!
ドガアアアァァァァァァァァァンンンッ!!!
505
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/16(木) 21:30:16 ID:rIG6GJRA
今日は更新します
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1.初撮り♪現役保育士のかなえ先生!裸エプロンで臨時保育!3号君にエッチなイタズラから中出しまでキメられちゃいました!【個人撮影】※2
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506
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/17(金) 14:40:32 ID:ftD3T5vw
ひゅうぅぅぅぅぅぅーーー
ムドーまる「ム…ムドォ……」シュゥゥ…
ヒビキ「も…戻れ、ムドーまる…」シュボンッ
ちりんっ
ヒビキ「がーはっはっ……。鈴は取り返してやったぞ、ざまぁみろ…」
赤帽子「………自分の心配をしたらどうだ?このまま落ちたら死ぬぞ」フゥゥ…
ヒビキ「やらないかん事があるでのぉ、まだ死ねねぇんじゃよ、俺ぁ」
赤帽子「………行くぞ、ライター」
びゅんっ…
ヒビキ「………俺ぁ、まだ死ぬわけにはいかんのじゃ!頼むぞ、リューまる!」ポーイッ
リューまる「ハクゥー!」ポンッ
ふぉんふぉんふぉんっ……
リューまる「でっていうー!」パッパラー!
バサァァッ!
507
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/17(金) 14:45:12 ID:ftD3T5vw
赤帽子「………やはり甘いな」スッ
ちりんっ
赤帽子「ニセモノと本物をすり替えられたことにも気付かねぇなんてな…」フゥゥ…
ライター「グルゥ…」
赤帽子「ああ…分かってる。行くぞ、鈴の塔に」
びゅんっ
508
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/20(月) 11:58:26 ID:kbtis73Q
ヒビキ 持ち物 メガジッテ ジムバッジ漆個
手持ち陸匹
バクフーン ♂ NN アラシまる エアームド ♂ NN ムドーまる
Lv48 Lv44
フレアドライブ ニトロチャージ はがねのつばさ ドリルくちばし
かみなりパンチ あなをほる スピードスター ガードスワップ
デンリュウ ♂ NN デンまる カイリュー ♂ NN リューまる
Lv49 もちもの デンリュウナイト Lv55
10万ボルト りゅうのはどう りゅうのはどう りゅうせいぐん
ほのおのパンチ わたほうし れいとうパンチ しんそく
ウツボット ♂ NN ツボミまる ギャラドス ♂ NN ギャーまる
Lv50 Lv46
パワーウィップ たたきつける はかいこうせん ハイドロポンプ
リーフブレード つるぎのまい ドラゴンテール かみくだく
509
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/20(木) 22:49:13 ID:SRdeEQgg
コガネシティ近辺
シルバー「………チッ」コソッ
キイィィィィィィンッ!
ヒビキ「おんどりゃあぁぁっ!このまましんそくでコガネにカチこみじゃぁー!」
リューまる「でっていうー!」キイィィィィンッ!
シルバー「ッ!あのバカ…!止めろ、オーダイル!」
オーダイル「オダァッ!」バッシャァァッ!
ヒビキ「ッ!何じゃ!?」
シルバー「このバカが!ちょっと降りて来い!」
ヒビキ「シルバァッ!何じゃ、おんどれぇ!邪魔すなや!」シュタッ
シルバー「アレを見てみろ」クイッ
ポッポ「ぽっぽー」パタパタ
ヒビキ「何じゃ、野生のポッtポ…」
ポッポ「ぽっぽ…………ポッポァキエェェェェェェェイッ!!!」ウガー
ヒビキ「な、何じゃぁっ!?」
510
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/20(木) 23:02:08 ID:SRdeEQgg
シルバー「今、コガネシティの敷地にはチョウジや怒りの湖で使われた怪電波が飛び回っている。しかも、前のより強力な奴がな」
シルバー「コガネの敷地でポケモンを出したら、野生もトレーナーのポケモンもお構いなしにアレだ」
ポッポ「ポッピャポッポウエェェェェェェイッ!」
ヒビキ「マジか…」
ワタル「ようやく追いついたぞ、少年。赤髪の少年も久方ぶりだな」シュタッ
イブキ「ヒビキ!兄上が無策で行くなと言ったばかりに…」
ヒビキ「イブキ…ワタルさん…」
ワタル「やはり、ロケット団め。罠を張っていたか…。だがこれ位の事なら想定内だ」パチーンッ
マサキ「どもー。久しぶりやねぇ。何かコガネを一時離れてた間にエライ事になってもうたなぁ」ヒョコッ
ヒビキ「誰じゃ」
マサキ「誰やって…まあ、エエわ。取り敢えず天才発明家のワイがこのワタルはんにいきなり頼まれて作ってんが、これや」パッパラー
シルバー「何だ、このブレスレットは」
ワタル「あの怪電波の脅威を考慮して、彼に作って貰った防怪電波装置だ。これがトレーナーが装着する事で手持ちのポケモンは怪電波の影響下には入らない優れものだ」
マサキ「まあいくらのワイでも二日じゃ二つしか作れへんかったけんど」
511
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/20(木) 23:41:28 ID:SRdeEQgg
ワタル「まず我々のするべき事はゴロウくんを初めとした人質になった町の住民の救出。そしてロケット団の計画阻止だ」
ワタル「少年が奴らの指示通り、透明な鈴を渡してゴロウ君を解放する手もあるが、奴らの目的を考えたらその鈴を奴らに渡すのは非常にまずい」
ヒビキ「ロケット団の目的が分かったのか?」
ワタル「正確な目的は不明だが、その鈴で出来る事は唯一つ…ジョウトに伝わる伝説のルギアと対をなすポケモン、ホウオウの召喚だ」
シルバー「ルギアと対をなすだと…」ピクッ
イブキ「単純に考えたらルギアに続けてホウオウも捕まえて、ロケット団の完全復活…か」
ワタル「無論、そんな事をさせる訳にはいかない。だがゴロウくん達の身の安全が最優先…ならばバレずに侵入して人質を救出できれば良いのだが…」
ヒビキ「どーしたもんじゃのぉ…」
「あれ、アニキやないですかー!」
ヒビキ「アニキじゃと…?まさか…!」バッ
コガネチンピラ1「お久しぶりです、アニキ!」
コガネチンピラ2「お久しぶりっす!」
ヒビキ「何じゃ、おどれらか…」
コガネチンピラ1「お、何か訳ありな感じですかい?ワイらで良かったら話してつかぁさい!」
512
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/20(木) 23:46:43 ID:SRdeEQgg
――――
――
コガネチンピラ1「まさかゴロウのアニキがそんな目に…ゆるさねぇ!」
コガネチンピラ2「せやけどワルモンにバレずにコガネに入るなら訳無いんとちゃいます?」
シルバー「何?」
コガネチンピラ1「ほらアニキは一度使ったやないですか、あの地下通路!さっき俺等もそこから出て来たんですわ!」
ヒビキ「あの地下通路か…!すっかり忘れちょったわ!」
ワタル「地下通路…人質救出…戦えるのは二人のみ…。ふむ、思いついたぞ」ポンッ
513
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/23(日) 22:21:58 ID:rHr5pKwY
――――
――
ワタル「………作戦は以上だ。目的は人質の安全確保と怪電波の停止だ。事態は一刻を争う。直ぐに取り掛かるぞ」
ヒビキ「おい、おどれら。無理して付き合う人用は無いんじゃぞ」
コガネチンピラ1「野暮な事言わんで下さいや、アニキ!ワイ等にあの時のケジメ付けさせてくれ!」
コガネチンピラ2「それにワイらもゴロウのアニキを助けたいんや!」
ヒビキ「おぉう…!じゃが無理はすんじゃねぇぞ!」
シルバー「………俺は俺の目的の為に動く。この機械は借りるがな」
ワタル「ああ、構わない」
イブキ「………ヒビキ。武運を祈る」
ヒビキ「おぉう…。イブキもな」
ワタル「では健闘を祈る!総員、フルブラストォ!」バサァッ!
514
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/23(日) 22:39:35 ID:rHr5pKwY
ラジオ塔
アポロ「………もう直ぐです。サカキ様」ウットリ
ランス「ポケモンの動きを封じた以上、警察やジムリーダー…ましてや四天王とかが無闇に手を出してくるとは思いませんが、念のためラジオ塔を中心に町全体に団員を配置しています」
アポロ「ええ、そうして下さい。後はあの帽子の少年が来るのを待つだけですが…大人しく指示に従うかどうか…」
だだだだっ
したっぱ「申し上げます!街郊外の方でチンピラの集団が暴れています!」
ランス「状況も理解できない阿呆共ですか…。さっさと始末なさい」
したっぱ「それが思っていた以上に数が多く…。排除に時間が掛かっています!」
ランス「チッ…。仕方ありませんね…。都心部を巡回している班を応援に行かせなさい」
したっぱ「はっ!」
アポロ「………」
515
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/23(日) 23:57:48 ID:rHr5pKwY
ラジオ塔・別室
ゴロウ「くっ…はぁ……ぐぅぅ…///」ビクッ…ビクンッ…
アテナ「ウフフッ…ホラホラ…。私はまだ満足してませんことよっ・///」ジュプッ…ジュプッ…
ガチャッ
女したっぱ「アテナ様!アポロ様から直ちに配置に付くよう指示が!」
アテナ「あら…。もうそんな時間に…。仕方ありませんわね…」
ゴロウ「はぁ…はぁ…」
アテナ「続きは全てが終わってからですわね、ボウヤ♪」ジュルリ…
ガチャッ
ゴロウ「くっ…!ようやく行ったでやんす…か…。でも…あれくらいのシゴキ、アネゴのに比べたら…」ギンギンッ
女したっぱ「………♪」ジュルリ…
ゴロウ「えっ…?」ゾワ…
516
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/24(月) 00:10:43 ID:kkHVnwiY
コガネシティ郊外
ブロロロロンッ!ブロロロロォォンッ!
コガネチンプラ1「オラオラ!おどれら、何ヒトのシマ荒らしてくれてんやぁ!」
コガネチンピラ2「そんな数でワイらを捕まえられると思ってんのか、あ゛ぁ?」
コガネチンピラ『ヒャッハァー!!!』ブロロンッ!
したっぱ「お前等、いい加減にしないと、こっちももう容赦はしないぞ!」チャキッ
ぞろぞろ…
したっぱ「応援に来たぞ。早くこのハエ共を排除しろと言うご命令だ」
コガネチンピラ1「うへっ…!マジか…」
こそっ…
キョウ「………ワタル殿。作戦通り、都心部の団員が応援で此方に回って来たでござる」
ワタル『了解した。そろそろチンピラ君達に助太刀し、『彼ら』の攻撃が届くレンジまで団員を誘導してくれ』
キョウ「承知した。『我等』も行動に移るでござる」シュバッ
517
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/24(月) 00:34:30 ID:kkHVnwiY
ワタル「………よし、ここでキミ達の出番だ。この町の中ではキミ達だけがポケモンで戦う事が出来る」
ワタル「キミ達の最優先任務はゴロウくんを初めとする人質の救出、怪電波の停止だ」
ワタル「それさえ済めば、後は俺がドラゴン軍団を投入できる!」グッ
シルバー「………言っておくが、俺は人質の事なんてどうでも良い。アポロを潰すついでに怪電波は止めてやる」
ヒビキ「おぉう!じゃが俺もゴロウを助けれたら、すぐ行くからのぉ!少しは残しておけよ、シルバァ!」
シルバー「ふん…」
ヒビキ「そう言えば、ワタルさん。コトネはどうしたんじゃ?一緒じゃなかったのか?」
ワタル「彼女は単独行動でゴロウくんを助けると言って、キミが飛び出した後に行ってしまったぞ」
ヒビキ「ほー。ま、アイツならほっといても何とかするじゃろうて。俺等は俺等の仕事をするだけじゃ!」クルクルッパシッ
ワタル「ふっ。その意気だ!」バサァッ
518
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/24(月) 00:42:04 ID:kkHVnwiY
コガネシティ・都心部
どぉんっ!
ヒビキ「おらぁっ!行くぞ、シルバァッ!」
シルバー「煩い!ラジオ塔近くに行くまで騒ぐ………ッ!」ハッ
ゴロゴロゴロォッ!
ヒビキ「何じゃ!?受け止めろ、アラシまる!」ポーイッ
アラシまる「バクゥゥッ!」ポンッ
ドガァァッ!
アラシまる「バクゥッ!?」
ヒビキ「コイツはポケモンのころがる…!岩タイプの技か!」
ミルタンク「ミルゥゥタァァァァイェェェェェイッ!!!」
ヒビキ「ミルタンク…!?」
519
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/24(月) 00:51:14 ID:kkHVnwiY
シルバー「待ち伏せ…!作戦がバレていたのか……ッ!」ハッ
ブオォォォォォンッ!
シルバー「アイアンテール…!ならば…!受け止めろ、ハガネール!」ポーイッ
ハガネール「ハァガネェェ!」ポンッ
ガキイィィインンッ!
シルバー「ハガネールの防御を甘くみる……な………」
ハガネール「ハァァァァガァネウェェェェイェェェェェアァァァッ!」
ヒビキ「おっ。そっちはハガネール同士か!じゃがこっちのミルタンクもハガネールもどっかで見た事あるのぉ」
シルバー「………まさか、いや…間違えない…!このハガネールは…!」ワナワナ…
520
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/24(月) 00:58:25 ID:kkHVnwiY
部隊長「おー!アポロ様の指示でラジオ塔近辺の団員を残してたら、本当に出て来たぞ」
シルバー「貴様!このハガネールを何処で手に入れた!応えろォ!」クワァッ!
ヒビキ「シルバー…どうしたんじゃ…?」
部隊長「さーてなぁ?ま、二匹とも元は俺のポケモンでは無いのは確かだがな」
シルバー「ッ!」
ヒビキ「まさかおどれらぁ…ヒトのポケモンも怪電波で操って…!」
部隊長「ホント凄いよな、この怪電波。どんなに強くてトレーナーに懐いていても、一発でコレだもんなぁ!」ニマニマ
シルバー「………戻れ、ハガネール」シュボンッ
シルバー「………焼き払え、ブーバーン!」ポーイッ
ブーバーン「ブバアァァァンッ!」ポンッ
ゴオオォォォォォォォオッッ!!!
521
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/24(月) 01:09:10 ID:kkHVnwiY
ずしいぃぃぃぃんっ…!
ハガネール「ハ…ガネェ……」シュゥゥ…
ミルタンク「ミルゥゥ…」シュゥゥ…
部隊長「な…何だと…!?」
シルバー「………えろ」
部隊長「えっ?」
シルバー「人質に捉えた人間は何処に連れて行った!応えろォオッ!言わなければ、焼くぞォ!」クワァッ!
部隊長「コ…コガネ百貨店の地下…二階…です」
ヒビキ「おっし!そんなに遠くないのぉ!そこにゴロウも居るかもしれん。俺は行くからシルバーは…」
シルバー「………俺が行く」
ヒビキ「あ゛ぁ?」ピクッ
シルバー「俺が人質の救出に行く…!」
522
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/09/28(金) 13:05:59 ID:0cDBUmVc
見てるよ
期待
523
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/07(日) 23:12:04 ID:M0TccOJQ
ヒビキ「どーいう風の吹き回しじゃ?人質なんてどーでもエエと言っちょったおどれが」
シルバー「事情が変わった。俺が人質の救出に向かう」
ヒビキ「………」チラッ
ハガネール「」シュゥゥ…
シルバー「………」クワッ
ヒビキ「………分かった」
シルバー「ッ!意外だな。お前が素直に折れるとは」
ヒビキ「それ以上に折れそーにも無い眼をしちょるぞ、今のおどれ」
シルバー「………」フッ
ヒビキ「じゃが、そっちにゴロウが居ったらゴロウの事を頼むぞ。意外とゴロウはおどれにも懐いちょる」
シルバー「相分かった」
524
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/07(日) 23:18:53 ID:M0TccOJQ
シルバー「………そう言えば、お前は何故この戦いに参加した?正義とかで名誉とかで動く奴でもないだろう」
ヒビキ「おどれが言うか。ただ気に入らん奴をブッ潰す。それ以上に舎弟を奪われたんじゃ。アニキが動かん訳にもいかんじゃろうて」
ヒビキ「………ま、おどれも似たようなモンじゃろ?」ニヤッ
シルバー「………もう行くぞ」フイッ
ヒビキ「ちょい待ち、シルバー。このごたごたが済んだら俺とバトルしてくれや。今度は誰にも邪魔はさせんきのぉ!」
シルバー「………分かった」シュバッ
525
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/07(日) 23:47:35 ID:M0TccOJQ
局長室
prrrrrrprrrrrr
局長「あーあー吾輩である!」ガチャッ
アポロ『ご機嫌用、ラムダ』
局長「あーあーごほんっ。何を言っているのかね、ちみは。吾輩はラジオ塔の局長であーる」
アポロ『おふざけはそこまでにして下さい」
ラムダ「ちっ。固い奴だナー。んで、何の様よ。別にサボってなんか、いないぜー?」
アポロ『お仕事です。帽子の少年が此方に。シルバー様が地下倉庫の方に向かっています』
ラムダ「おっ、来たか。だったら俺が帽子のガキを…」
アポロ『いえ、貴方にはシルバー様の対処をお願いします。私はこちらで計画を進めていますので』
ラムダ「………ランスやアテナを行かせれば良いダロ」
アポロ『彼等ではシルバー様は始末できない。良いですか?『倒す』『排除』ではなく『始末』ですよ」
ラムダ「………チッ。分かったよ」
アポロ『そうそう…。シルバー様は人質の一人、アサギのジムリーダーと懇意の仲とか』
ラムダ「それを使わない手はないわな」ニヤァ
526
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/08(月) 00:29:06 ID:6eQXnAF6
ラジオ塔
どおぉぉぉんっ!
ヒビキ「おんどりゃあぁぁー!カチこみじゃぁー!」クルクルッパシッ
したっぱ「何だ、このガキは!」
したっぱ「コイツ、アポロ様の言っていた例のガキか!強いとは聞いたが、今はポケモンを使えない筈…!捕えろ!」
バシイィィィィインンッ!
ツボミまる「ウツボット…」
ヒビキ「ポケモンが…何じゃって?オラアァァッ!」クワァッ!
ランス「貴方達は下がりなさい」
女したっぱ「キャーッ!ランスさーん!」
ヒビキ「おぉう!どっかで見た面じゃのぉ!無駄に男前でのぉ!」
ランス「キミが此処に来たという事は大人しく鈴を渡す気になったのですか?」
ヒビキ「残念じゃがコイツは約束で渡せんでのぉ…。じゃが人質もゴロウも奪い返すんで夜露死苦!」チリンッ
ランス「何故この町の中でポケモンを使えるのか、そして人質を助け出せれる自信が何処から来るのか疑問ですが…」チャキッ
ヒビキ「かかって来いやぁぁっ!」
527
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/08(月) 00:37:44 ID:6eQXnAF6
コガネシティ郊外
したっぱ「これだけ集まれなポケモンも使えないチンピラなんて物の数では無い!」
したっぱ「かかれー!」
コガネチンピラ1「後は頼んだでー!四天王の人達ー!」
どろんっ!ドガァッ!バキィッ!メキャッ!
したっぱ「うぎゃあっ!」
キョウ「いざ、共に参ろうぞ!シバ殿!」
シバ「うむ。例えポケモンが使えずとも…我らの体術があれば…!ウーハー!」ドガァッ!
したっぱ「まさか…!コイツ等ポケモンリーグ本部の四天王か!」
したっぱ「ポケモンだ!ポケモンを使えー!」ポーイッ
アーボ「アボー!」ポンッ
ドガース「ドガァー!」ポンッ
ゴルバット「ゴルバッツ!」ポンッ
ひゅぅぅぅうううう…バシャアアァァァァァァァァンッ!!!
528
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/08(月) 00:47:09 ID:6eQXnAF6
したっぱ「ポケモンの水攻撃!?でもこの町ではポケモンは怪電波で我らの支配下になる筈…!」
キョウ「町の中…ではな」ニヤッ
グリーン「真打登場だZE!」ウネウネ
シバ「久方ぶりだな、グリーン」
グリーン「おー、マッチョメン!相変わらずのマッスルだZE!」
キョウ「他の者達は?」
グリーン「ロリ巨乳とコルニは町の反対側でイツキとカリンお姉様と一緒だZE」
したっぱ「まさか…!町の外からの狙撃!?一体どれだけの距離から!?」
グリーン「育て屋辺り…いや、ウバメの森の出口くらいか?もう一発狙い撃ちだZE、マネー!」
ひゅぅぅぅうううう…バッシャァアァァァァァァァンッ!!!
529
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/10(水) 21:18:35 ID:VPZxYykQ
地下倉庫
ガチャァンッ!
町人「だ、誰っ!?」
シルバー「早く出ろ。向こうでピッチリスーツを着た変態マント女が居るからそこに行け」
町人「お、おおきに!この恩は忘れへんで」タッタッ
シルバー「………」キョロキョロ
アカネ「アンタは…確か此間ジムに挑戦に来てた子やんか!助けてくれておおきにな!」
シルバー「おい、ここにミカン…アサギのジムリーダーは居なかったか?」
アカネ「せや、ミカンちゃん!大変やねん、ミカンちゃんがさっき変な紫色の頭したロケット団員に奥に連れて行かれてん!」
シルバー「何ッ!?チィッ、お前はちゃんと自分の街の人間を安全な所に避難させろ!倉庫の出口でピッチリマント女が町の外への隠し通路に案内してくれる!」
アカネ「イブキさんもおるん?分かった!でもアンタはどうすん?」
シルバー「俺はミカンを助けに行く」
アカネ「そっか…。アンタがミカンちゃんの…。しっかり彼女助けに行きよー!」
シルバー「かっ…かの…っ///煩い!」ダッ
530
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/10(水) 21:34:33 ID:VPZxYykQ
――――
――
シルバー「ハァッ…ハァッ…何処に居る…」キョロキョロ
ミカン「……うっ」
シルバー「ッミカン!大丈夫か?大事は…」
ミカン「シルバ……さん…」タユンッ
シルバー「ッ!その胸は…!フンッ…浅はかだな、ラムダ…。まな板の素晴らしさも理解できず、そんな変装を…」バッ
シルバー「………すんっ。いや、待て…。この柑橘のような香りは…。間違いなくミカンの香り…!だがその胸は一体…」
ミカン「シルバ……さん……逃げ……」
ぷしゅぅぅぅぅぅう………!
シルバー「くっ!?胸からガス…!ぐっ…!」ビリッ…
ラムダ「………てっきりあのまま引っ掛からないと思ったら、まさか香りで引っ掛かってくれるとは思わなかったゼ…」コソッ
シルバー「ラムダァ…!」ギリィッ…
ラムダ「安心して下さいよォ、シルバーサマ。そいつはまだタダの神経ガスだゼ」
シルバー「貴様ァ…!胸パッドを入れる為にミカンの服の中に手を突っ込んだのかァァアッ!」クワァッ!
531
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/11/24(土) 17:52:55 ID:Pr2qAnk6
ラジオ塔
ツボミまる「ウツボット…」チャキーンッ…
クロバット「ク…クロォ…」ピクッ…ピクンッ
ランス「ふぅぅ…」
したっぱ「相性の不利なウツボット一体でランス様のポケモンを全て倒すなんて!」
ヒビキ「今の俺等をこんな程度で止められる訳ないじゃろうがよぉ!」クルクルッパシッ
ランス「………所詮私を倒したところでロケット団の怒りを強めただけですよ」
ヒビキ「ど阿呆。おどれらの怒りより俺の怒りの方が断然上じゃ」
ランス「………尋ねますが、もしや今コガネにシルバー様が居らっしゃるのでは?」
ヒビキ「シルバー『様』?まあ、アイツなら地下倉庫に向かったがの」
ランス「地下倉庫…!そう言えば先程ラムダが…。マズい…!」ダッ
ヒビキ「………俺、今マズい事教えてしもうたか…?まあシルバーなら大丈夫じゃろうて」
ヒビキ「今はこの怪電波を止めてゴロウを助け出し、アポロをブッ倒すんじゃ!」ダッ
532
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/11/24(土) 18:10:48 ID:Pr2qAnk6
――――
――
ヒビキ「クソッ!この塔、デカすぎじゃろうが!何処を探せばエエんじゃ!」ドガァッ!
ラッタ「ラタァッ!」ピクピクッ
ヒビキ「おぉう!もしかしてゴロウの場所が分かったのか!」
ラッタ「ラッタッタ!」タッタッ
ヒビキ「おぉう!この部屋じゃな!」ドガァッ!
ドガァンッ!
コトネ「あはぁんっ///どぉー?偶には束縛された状態でヤるのも興奮するでしょぉ?」ズチュッズチュンッ
ゴロウ「アネゴォ…///もうオイラ…ダメでやんす…///」ビクンビクンッ
コトネ「さっきまであの女相手にガマンしてたのに、今じゃこんなに喘いじゃって…♪やっぱりあんなオバサンより私の方がイイってコトね」
ヒビキ「何さらしとんじゃぁ、おどれらぁぁあ!!!」クワァッ!
ゴロウ「ア…アニキィ!」
コトネ「あ、ヒビキくん。遅かったじゃない」
ヒビキ「オイ…。一からちゃんと説明しろや」
533
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/11/24(土) 18:23:44 ID:Pr2qAnk6
ヒビキ「…………俺等と別行動してたコトネがロケット団員の変装をして、あの幹部のねーちゃんの部下になって、ゴロウを助ける機会を窺っちょった訳か?」
ゴロウ「オイラも最初はビックリしたでやんす…」
コトネ「あんな変装も分からないなんて結構オトボケ集団ってコトね、ロケット団も」
ヒビキ「それは分かったが、何でこんな所でこんな状況でヤってんじゃ」
コトネ「そりゃあ間近でゴロウくんが他の女に犯されるの見せられたら溜まっちゃってしょうがないってコトね」
ゴロウ「面目ないでやんす、アニキ…」
ヒビキ「ま、目的の一つのゴロウを助ける事は出来たしエエが…。後は怪電波を止めて…」
コトネ「あー、その怪電波だけどね。キミじゃ止めるの無理だわ」
ヒビキ「あ゛ぁ、何でじゃ?」
コトネ「ヒビキくん、パソコン詳しくないでしょ」
ヒビキ「テレビ電話ぐらいなら使えるぞ」
コトネ「プログラミングとかは?」
ヒビキ「そりゃ、無理じゃな」
コトネ「だから怪電波の方は私がどうにかするから、ヒビキくんはアポロを倒す事に専念しな」
ヒビキ「おぉう、任せた」
534
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/11/24(土) 18:40:09 ID:Pr2qAnk6
ヒビキ「じゃがこの怪電波の中じゃ、お前もポケモンは使えんぞ。大丈夫なのか?」
コトネ「囮役は得意でしょ?」
ヒビキ「そー言う事か…。任せい」ニヤッ
ゴロウ「アネゴ…」
コトネ「そんな顔しないの。さっさと終わらせてまた続きをしよ?」
ヒビキ「………ゴロウ、先ずは俺がお前を外に逃がす。後は地下通路に居るイブキに…」
ゴロウ「アニキ…それなんでやんすが…。オイラ、しばらく人質のふりをしとくでやんす」
ヒビキ「あ゛ぁ!?何言っちょるんじゃ!何故におんしをまた危険な目に合わせないかん!俺はゴロウを助ける為に…!」
ゴロウ「既にアニキ達に迷惑をかけてる事は分かっているでやんす!でももうアニキ達に助けられるばかりじゃ嫌なんでやんす!」
ヒビキ「………他の雑兵共ならともかく、おどれの力であのアポロと真正面でヤるつもりか?」ギロォッ
ゴロウ「アポロ相手に真正面で太刀打ち出来ると思うほど、オイラもバカじゃないでやんす。でも捕えていた人質がいきなり襲ってきたら、アポロだって…」
ヒビキ「どういう事じゃ?」
コトネ「実がヒビキくんがここに現れる前にゴロウくんをアポロの基に連れて行く手筈だったの。確かに有効な手かもしれない…」
ヒビキ「コトネ…おどれまで…!」
535
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/11/24(土) 18:56:01 ID:Pr2qAnk6
コトネ「話したと思うけど、私は一度アポロ達やルギアと戦って圧倒してたの。途中まではね」
ヒビキ「携帯型怪電波装置か…」
コトネ「仮に私が怪電波を止めるのが間に合ってもアイツはそれでポケモンを無理矢理強化させる可能性もあるってコトね」
コトネ「いくらヒビキくんが修行で強くなったとしても、それを使われたら堪らないでしょ?」
ゴロウ「もし使って来ようとしたら、人質のフリをしたオイラが後ろからアポロから装置を奪うでやんす!」
ヒビキ「じゃが…!」
ゴロウ「我儘だって事は分かっるでやんす!捕まったのはオイラの失態…でもオイラだってもう自分のケツは自分で拭くでやんす!」
ヒビキ「ゴロウ…」
ゴロウ「………」クワッ
ヒビキ「………はぁ、一日でその眼を二度も見せられるとはのぉ…。ちぃーとも折れそーにも無い眼をしちょる」
ゴロウ「アニキ…!」
ヒビキ「弟分弟分と言って甘やかしちょったが、その生意気さ、誰に似たんじゃろうのぉ」ニカッ
ゴロウ「誰でやんすかねぇ」ニカッ
536
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/11/24(土) 19:01:52 ID:Pr2qAnk6
コトネ「じゃあ簡単に緩めれるように縛っておくね。でも無茶はしないでよ…?」
ゴロウ「アネゴ…アネゴも気を付けて…」
ヒビキ「ラッタはまだ俺が預かって置く。返したい所じゃが、俺の手持ちに居ないと怪電波でやられちまうきのぉ」
ラッタ「ラタァ…!」ギュゥ…
ゴロウ「ラッタ…。せっかく会えたのにゴメンでやんす。でも絶対戻ってくるでやんす!」
ラッタ「ラタァッ!」
ヒビキ「………ゴロウ、もう行くきのぉ。必ずまた迎えに来る」
ゴロウ「アニキ…!待ってるでやんす…!」
537
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/11/27(火) 18:37:20 ID:qUArBLN.
地下倉庫
シルバー「ぐぅぅ……!フライゴン、ドラゴンクロー!」ビリッ…
フライゴン「フゥリャアァァッ!」ジャキィィンッ!
ザシュッ!
マタドガス「ドガアァッ!」ゴトッ…
ラムダ「チィッ!神経ガスを喰らってもコレかよ!次のマタドガスも行けェッ!」ポーイッ
マタドガス「マタドガァッ!」ポンッ
シルバー「バトルの腕では幹部でも下の貴様に遅れなど…とるものかァ!」
ラムダ「あらそう。だったらこうだ」ポチッ
ごろごろっ
マタドガス『まーたまたドガァースッ!』プシュゥゥ
ラムダ「こいつらは手持ちとは別だが、自動に毒ガスを吐くようになってんだ。アンタがここに来るのは分かってたからな、罠を仕掛けさせてもらったゼ」ニヤァッ
シルバー「ばくおんぱァッ!」
ドバババババババババァアアアアッ!!!
538
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/11/27(火) 18:51:36 ID:qUArBLN.
ラムダ「んなぁっ!?」キーンッ
マタドガス「ド…ドガァ…」
ごとっ…ごとごとごとっ…
シルバー「ハァ…ハァ……どうした…?小細工はもうお終いか…?」ビリッ…ビリビリ…
ラムダ「チィッ…。流石にこれはマズいかもな…」タラリ…
ラムダ(だったら精神的に揺さぶりをかけてやろうか…)チラッ
ラムダ「それにしても、シルバーサマよぉ。俺ァ知ってるんだゼ?アンタがガキの時からアテナに毎晩毎晩抱かれてた事をよぉ」
シルバー「ッ…」
ラムダ「まあ性格はアレだがあんなナイスバディを抱けるなんて羨ましい事だが、皮肉な事にアンタはそれが原因で巨乳嫌いになっちまったんだよナァ」
シルバー「黙れ…!」ギロォッ…
ラムダ「だからそこの貧乳の嬢ちゃんに惹かれたんダロォ?そんな理由で愛されるなんてお嬢ちゃんが哀れでなんねぇや。ギャーハッハッハッ!」
シルバー「否ァァッ!俺はそんな理由でミカンに惹かれた訳ではないッ!」クワァッ!
シルバー「俺はミカンの……かはっ!」ドクンッ
ラムダ「ほーら、そんな感情的になるから俺の第二の罠に気付かねぇんだよ…」ニヤァッ…
シルバー「な…に……?」ガクッ…
539
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/11/27(火) 19:13:50 ID:qUArBLN.
ラムダ「俺が倒れたマタドガスどもをボールに戻さずに居た事に気付いてたか…?」
マタドガス「ド…ドガァ…」モク…モクモク…
シルバー「これは…透明の毒ガスか…!」ゼェ…ゼェ…
フライゴン「ふ…ふりゃぁ……」ガクンッ…
ラムダ「コイツ等には戦闘不能後も毒ガスを出し続ける様になってんだよ。しかも今までの毒ガス…そう三年前にカントーで使った毒ガスとは比べ物にならねぇゼ?」カポッ
ラムダ「この毒ガスはな…即効性は無い遅延性でな…。だが吸えば吸うほど徐々に徐々に身体の体細胞を破壊して最終的には地獄の苦しみを味わいながらご臨終だ!」シュコーシュコー
ミカン「ごほっ…ごほごほっ…」
ラムダ「この地下じゃ毒ガスが直ぐに蔓延するゾー?早くどうにかしなきゃ自分も愛しの彼女も地獄の苦しみを味わう事になるゼェ?」ニマァ
ミカン「ごほっ……シ…ルバー……さん……」ガクッ
シルバー「ッ…!ラムダァァアッ!貴様ァァァアッ!」チャキッ
540
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/12/05(水) 22:20:58 ID:oQsFZQL.
ラジオ塔・展望台
ドオォンッ!
ヒビキ「おんどらぁっ!アポロはどこじゃあぁっ!」
アポロ「………おやおや、ついにここまで来ましたか。中々優秀みたいですね」
ヒビキ「おぉう!チョウジではしてやられたが、今度はそうはいかんぞ!」
アポロ「ふっ。まさかと思いますが、人質の事は忘れていませんよね」パチンッ
ウィィーンッ
ゴロウ「ア…アニキ……」コクンッ…
ヒビキ「ゴロウッ!………おどれら、ゴロウに手ェ出すんじゃねぇぞ!」コクンッ
アポロ「ならば約束通り、透明な鈴を持ってきているのでしょうね」
ヒビキ「これじゃろ?」チリンッ
アポロ「如何にも」ニヤッ
541
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/12/05(水) 22:39:07 ID:oQsFZQL.
ヒビキ「その前に聞かせろや。話には聞いたがコイツはホウオウっちゅー伝説のポケモンを呼び出す為の道具らしいのぉ」
ヒビキ「おどれら、本当にそれだけが目的か?ホウオウが欲しけりゃ、ルギアみたいに無理矢理捕まえればよかろうに」ギロッ
アポロ「………キミはこのラジオ塔に上がって来るまでに我々、ロケット団と言う巨大な悪に立ち向かった。さぞ見上げた正義の心でしょう」
ヒビキ「俺ァ、テメェが正義じゃと思った事は一度もありはせん。寧ろワルじゃと思っとる」
アポロ「キミ自身がそう思っていても、彼のポケモンはどう見るでしょうね」
ヒビキ「どう言う意味じゃ?」
アポロ「元々このラジオ塔は木造の塔でしてね。昔はこの塔もホウオウの拠り所の一つだったそうです」
アポロ「ならば条件させ整えば、この塔にもホウオウが現れると言うもの…。必要なのは透明な鈴を持った正しいトレーナー…そして降臨の儀式…!」パチーンッ
ウイィーンッ
コウメ「ヒビキはん…!」
ヒビキ「ッ!コウメちゃん!他の舞妓の娘らも…!」
アテナ「大人しくしててね、ボウヤ」
アポロ「ホウオウを呼び出す儀式は代々エンジュの舞妓達によって受け継がれてきた…。今は彼女たちが降臨の舞を受け継いでいるのですよ」
アポロ「そして現れたホウオウを捕まえ、虹色の羽を手に入れるのです!」
542
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/12/05(水) 22:57:16 ID:oQsFZQL.
ゴロウ「虹色の羽…?」
ヒビキ「おぉう、まさか珍しい羽をコレクションしたい為にこんなバカげた騒動を起こした訳じゃねぇだろうな」
アポロ「勿論、続きがありますよ。ホウオウの虹色の羽…ルギアの銀色の羽から作られる時を捉えるモンスターボール…それを使いウバメの森の祠に現れる、時渡りポケモンを捕まえるのが真の目的…」
ゴロウ「ウバメの森の祠って…オイラ、見た事あるかも…」
アポロ「その時渡りポケモンを使い、三年前のトキワジムに遡り…我らのボス、サカキ様をお助けする!」
アポロ「そして、捕まえたホウオウ、ルギアをサカキ様に献上し、このラジオ塔の電波からロケット団の真の復活を全世界に宣言するのです!」グッッ!
アポロ「さあ、正しきトレーナーよ!その正しき心で鈴を鳴らし、そしてエンジュの舞妓達よ!その雅な舞でホウオウを呼び出すのです!」
ヒビキ「………ギャーギャーギャーギャー何を言ってんのか、よー分からんぞ、おどれ」
アポロ「キミみたいな子供に理解出来る訳ないでしょうね…。それより早くホウオウを!」
ヒビキ「いや、じゃからどー呼ぶんじゃこれで」チリンッ
コウメ「………違う、ヒビキはん」
ヒビキ「えっ?どした、コウメちゃん」
コウメ「ヒビキはん!それ透明な鈴とちゃう!ただのガラスの鈴どす!」
543
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/12/05(水) 23:05:31 ID:oQsFZQL.
コガネシティ・北部
フシギバナ「バァナァ…」モワワーン
したっぱ「うへぇ…イイ香り…」ウットリ…
カリン「やるじゃないかい、元・チャンプ」
イツキ「あまいかおりでコガネの敷地外に誘導すれば怪電波の影響もないしね」
ブルー「でもこれくらいじゃ、まだコガネの中央に居るロケット団や操られたポケモン達に届いてないですよ」
コルニ「青ちゃん、謙遜しすぎだって…。えっ何!?」ブルブルッポンッ
ブルー「私のボールも…!どうしたの、ライター、ピッキー!」ブルブルッポンポンッ
ライター「グルゥ…」
ピッキー「ルア゛ァァイ…」
アーロン「ばぁう…」
ブルー「この子達…全員レッドくんの…」
コルニ「この感じ…前にも…」
「SHOOOOOOW!!!」
544
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/12/05(水) 23:22:31 ID:oQsFZQL.
――――
――
アポロ「透明な鈴がニセモノ…?まさか騙して…!」ギリィッ
ヒビキ「待てや!俺にも何が何だか……あっ」
赤帽子『貰い受けるぞ…』チリンッ
ヒビキ「あん時か…!」
ゴロウ「でも待つでやんす…!向こうの上空に!」
ぱああぁぁぁぁぁぁぁぁ………
ホウオウ「SHOOOOOW!」バァッサバァッサ
ヒビキ「ホウオウじゃ!」
コウメ「何で…。透明な鈴も無いし儀式もしてないのに…」
アポロ「まあ何はともあれ、ホウオウは出現した…。さあ怪電波の餌食に!」
ヒビキ「マズい!まだコトネが怪電波を止めてないからホウオウもロケット団に操られて…!」
ホウオウ「SHOW!勝!少々!」バァッサバァッサ
ゴロウ「………正気で、やんすよね…?」
アポロ「………流石は伝説のポケモンって所ですか…。ならば力づくでも!」パッチーンッ
545
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/12/05(水) 23:38:51 ID:oQsFZQL.
コガネシティ・中心
ハガネール「ハアァァァァガネェウエェェェェェイッ!!!」
ミルタンク「ミィィルタンクウエェエェェイッ!!!」
イブキ「さっきまで倒れていたポケモン達が…!怪電波の影響か!」
アカネ「待ってや!アレ、ウチのミルタンクやんか!」
ホウオウ「SHOOOW!」
ワタル「むっ…!アレはホウオウ!まさか呼び出されてしまったのか…!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!
ルギア「ギャアァァァァァスッ!!!」ドオォォンッ!
ギャラドス『ギャオォォオッ!!!』
イブキ「ルギア…!それにあのギャラドスはもしかして怒りの湖の…!ロケット団め、ホウオウを捕まえる為に数匹捕えてたのか…!」
ワタル「えぇい…!怪電波がまだ止まっていない状況で…!潜入組よ、早く止めてくれ!」
546
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/12/05(水) 23:48:42 ID:oQsFZQL.
地下倉庫
ドガアァァァァァァンッ!!!
ハガネール「メガッ!ハガネェェェェイル!!!」
シルバー「お前がアァァァァァッ!!!」
ラムダ「うわわわぁぁっ!」ズサァッ!
ラムダ「イテテ…!コイツ、マジギレかよ…!んっ?」ガガガッ…
したっぱ『ラムダ様、現在コガネシティ上空に作戦通りホウオウが現れました!今、アポロ様が対応しております!』
ラムダ「チッ…!アポロのヤロォ…!やっぱりホウオウを横取りされない様に俺様をこっちに寄越しやがったな…!」
ラムダ「折角俺様が怪電波を使ってホウオウとルギアを操り、ロケット団のボスになってやろうと思ったのによぉ!」
ブオォォォォォンッ!!!
ラムダ「どわあぁっ!ってその前にこの王子様をっどうにかっ…しねぇと…!」シュコーシュコー
ラムダ(ま、どーせこの毒ガスの中じゃもう長くはねぇだろうがな…)ニマァ
547
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/12/06(木) 00:00:10 ID:72CAF03s
――――
――
アポロ「さあ、ギャラドス達よ、ハイドロポンプ!」
ギャラドス「ギャアァァォオォォォッ!!!」バッシャアァァァンッ!
ホウオウ「SHOW……」パァァ…
ぱああぁぁぁぁぁぁぁぁ………しゅうぅぅぅぅ………
ヒビキ「にほんばれじゃ…!ハイドロポンプの威力が弱まった…!」
ホウオウ「SHOW!」ビイィィィィィムッ!!!
ギュオオォォォォォォォォオオオッ!!!
ギャラドス「ギャッ…!」
チュドオォォォォォォォォォンッ!!!
ゴロウ「何て威力でやんす…!」
ヒビキ「じゃがアレは…にほんばれでのタメ無しでソーラービームって…」
アポロ「野生のホウオウがそのような戦法を…?」
アテナ「………」
548
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/12/06(木) 00:10:47 ID:72CAF03s
アポロ「いや…それよりも…!ギャラドスが一撃でやられてもルギアさえいれば…!」
アテナ「………ねえアポロ。もし作戦が成功し、セレビィを捕え、サカキ様を救い出す事が出来たなら…『彼』も三年前から救い出してくれるのよね…?」
アポロ「………それは出来ない。奴はサカキ様を殺した漢です…!」ギリィッ
アテナ「………そう。残念だわ」
チャキッ
アポロ「………何のつもりです、アテナ」
ヒビキ「どー言う状況じゃ、コレは…」
ゴロウ「アニキ…!ホウオウの背中に!」
ヒビキ「ッ!アイツは…!」
アポロ「やはり…。トレーナーが付いてましたか…。何者です?」
ヒビキ「………やっぱ、アンタか。あん時はよくもまあやってくれたのぉ。あの一瞬でニセモンの鈴と入れ替えるなんざ」
ヒビキ「おんどれぇ…何が目的じゃ!マサラタウンのレッドォッ!」クワァッ!
赤帽子「………」フゥゥ…
549
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/12/06(木) 08:22:08 ID:dRiutF9g
ホウオウはラッパーだった...?
550
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/12/14(金) 23:07:58 ID:Dpkny7OY
アポロ「レッド…?何を言っているのですか…。それより、どうやって!どうやってホウオウを呼び出したのですか!」
赤帽子「………コイツでな」チリンッ
ヒビキ「やっぱりおんどれ、あん時にすり替えやがったな!綺麗な顔してヤルことが悪いのぉ!え゛ぇ?」クワッ
アポロ「その鈴だけではホウオウは呼び出せない…!儀式は!降臨の舞はどうやって!?」
赤帽子「見て覚えたさ。エンジュの歌舞練場でな」
アテナ「あら、割と遅かったじゃない」
赤帽子「買い被るな。相手は仮にもジョウトの伝説のポケモンだぞ」
ヒビキ「何じゃ、幹部のねーちゃんとグルか、マサラタウンのレッドは」
アポロ「さっきからキミは何を言っているのですか…?」
ヒビキ「あ゛ぁ?」
551
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/12/14(金) 23:28:55 ID:Dpkny7OY
――――
――
ブルー「あのポケモンに乗ってたノって…」ケタァ
ブルー「レッドクンダレッドクンダレッドクンダレッドクンダレッドクンダレッドクンダァ♪ケタケタケタ♪」
イツキ「うわっ!何だこの娘いきなり!」
コルニ「青ちゃん!落ち着いて!」
ブルー「ソうだヨネ、レッドクんはワタしを置イてなんかイカなイヨネ♪ソウダヨ、レッドクんはワたしに会イニ来テくれタンダ♪ダイスキダイスキダイスキダイスキ♪」ケタケタ
コルニ「違う!違うんだよ、青ちゃん!」バッ
ブルー「ジャマ…!ジャマしナイデよォッ!ワたシノ…ワタシのレッドクんガアァァァアッ♪」バタバタッ!
コルニ「アレはレッドじゃないんだよ!」
ブルー「えっ…?」スッ…
カリン「どういうことだい?」
コルニ「遠くからでよく見えなかったけど…あのポケモンに乗ってたトレーナーがアタシがタンバで出会った人なら…あの人の正体は…」
552
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/12/14(金) 23:31:06 ID:Dpkny7OY
アポロ「ロッソは…否、マサラタウンのレッドは男だ!あんな大きい胸がある筈はない!」
赤帽子「………」タユンッ
553
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/12/14(金) 23:39:55 ID:Dpkny7OY
ヒビキ「何ぃ!?マサラタウンのレッドって女じゃなかったんか!?」
ゴロウ「そう言えばオイラ達、今までの話に聞いた限りマサラタウンのレッドの性別については誰にも正確には聞いてなかったでやんす」
ヒビキ「おぉう…。あの赤帽子のねーちゃんが話に聞いた限りのマサラタウンのレッドと共通してたからてっきり女なんじゃと…」
赤帽子「そう言えばちゃんと名乗った事は無かったな…」フゥゥ…
ルージュ「僕の名はルージュ。未来の世界から来たマサラタウンのレッドの娘だ」
554
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/02/10(日) 11:41:54 ID:RlqQE5dA
ヒビキ「未来の世界…!?レッドの娘ェッ!?」
ゴロウ「話が突拍子ないでやんす…」
アテナ「そうでもないわよ。そもそも今回私達ロケット団の目的が過去にタイムスリップして過去を改変させる事…」
アポロ「未来から来たレッドの娘…。そして貴女の裏切り…。成程、これで合点が付きました。貴方達の目的が」
ルージュ「察しが良いな」フゥゥ…
アポロ「それ程に父親が恋しいですか?父親と肉体関係があった女の手を借りてでも」
ルージュ「勘違いするな。僕は15年経ってもママにあんな表情させてる、あのクソ野郎を一発この手でぶん殴る為に過去を変えに来たんだ」ギロッ…!
アポロ「そうですか…」
ギュオォォォォォォォオッ!!!
ルージュ「ッ!二代目ライター!」
ライター「グオォォォオォッ!」ボオォォォオッ!
ルギア「ギャオオォォオッッ!」ギュオォォォォッ!!!
アテナ「アポロ!ルギアを大人しくさせなさい!さもないと貴方の頭を…」
アポロ「今のルギアは怪電波を浴びすぎて、常に暴走状態。怒りのボルテージも上がり、もう私の命令など聞きはしませんよ」フッ
555
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/02/10(日) 11:54:56 ID:RlqQE5dA
アポロ「どうやらホウオウに怪電波が効かないのは伝説のポケモンだからと言う訳ではないようですね…」
ルージュ「ああ。コイツのお陰でな」スッ
ヒビキ「俺とシルバーの付けてる電波を妨害する輪っか!じゃがアレは二つしか…」
ルージュ「未来の世界から来たと言っただろ。量産されてるに決まっているだろ」
ルージュ「これからルギアの羽を確保に行く。そっちは任せたぞ」
ホウオウ「SHOWOOOW!」バサァッ!
アテナ「了解したわ」
ヒビキ「リューまる」ポーイッ
リューまる「ばあぁぁうっ!」ポンッ
ルージュ「………何のつもりだ」
ヒビキ「俺のリューまるも手伝わせちゃる。どうやらアンタは言うほど悪い奴じゃないみたいしのぉ」
ルージュ「あの会話で何故そう言う判断になるんやら…」
ヒビキ「さぁのぉ。じゃがあまりあのルギアに乱暴してやんなよ。アイツは人間の所為であんなに暴れ苦しんでいるだけゃからな」
ルージュ「………良い漢だな」フッ
556
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/02/10(日) 12:11:47 ID:RlqQE5dA
アテナ「さあ、アポロ。貴方の持っている手持ちを全部出して大人しくしていなさい」チャキッ
アポロ「仕方ありませんね…。ですが、仮にレッドが助かる未来が来ても、貴女に振り向く事は決してありませんよ。彼は貴女を利用していただけです」
アテナ「そうね…。でもそれでもいいの。でももう一度あの子の綺麗な瞳に見下されたい…あの子の声で罵られたい…あの子の肉棒で無理矢理にでも貫かれたいのよ…」
アテナ「彼が亡くなった後も見込みのある男の子は居たけど…彼には到底及ばなかったわ…///」ジュルリ…
アポロ「とんだ尻軽の雌ポカブですね…」
アテナ「私をそう罵っていいのは彼だけよ!さあ、早く手持ちを出しなさい!」
アポロ「………これで全部です」コロコロ…
アテナ「クロバット…エレキブル……待ちなさい、ヘルガーは何処に…?」
アポロ「手持ちは全て出しましたよ。………モンスターボールの中に居るとは限りませんが」ニマァ
たったったっ………ガブゥゥッ!
ゴロウ「えっ………?」
ヒビキ「なっ…!」
アテナ「………ッ!」
アポロ「………」ニマァァ…
557
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/02/10(日) 22:39:26 ID:RlqQE5dA
――――
――
アカネ「ハァ…ハァ…ようやくウチのミルタンクをボールに入れれたでぇ」
ワタル「………」ピキーンッ!
イブキ「どうかされましたか、兄上?」
ワタル「この戦…単純な善悪で決められるような戦ではなさそうだな…」
イブキ「えっ?どう見ても悪はロケット団だと思われますが…」
ワタル「そうだな…。だが、それでもこの戦の根本は…」
ワタル「今、この町は愛に溢れている…」バサァッ…
558
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/02/10(日) 22:54:45 ID:RlqQE5dA
地下倉庫
ラムダ「ぐへえぇっ!」ズサァァッ!
シルバー「………」ガシッ
ラムダ「参った…参ったから……ヤメテくれ…シルバーサマ…」ゼェゼェ…
シルバー「………ふん」ドサッ
ラムダ「へへっ…恩にきりますぜ…………なぁーんってナァ!」ポチッ
ぶしゅぅぅぅぅぅぅう………
ラムダ「ギャーハッハッハッ!ホウオウも現れた事だし、もうチマチマするのは止めだ!今までの遅延性とは違う即効性毒ガスだ!」シュコーシュコー
ラムダ「もうこの地下の中ではガスマスクを装備した俺以外の奴は死ねェェッ!」スポッ
ラムダ「………すぽっ?」
マニューラ「マニュゥ…」スタッ
シルバー「マニューラ、どろぼう…」ゼェゼェ…
ラムダ「て…テメェ……!」ガクッ…
シルバー「直ぐに戻れ、マニューラ」シュボンッ
559
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/02/10(日) 23:07:49 ID:RlqQE5dA
ラムダ「チ…チクショォオ……!俺もここまでかヨ…!」ゼェ…ゼェ…
ラムダ「………どうせ死ぬんだ。明度の土産に教えてやるよ、シルバーサマ」
ラムダ「俺はなァ…三年前の事でテメェの父親、サカキの事を恨んでたんだよォッ…!」
ラムダ「俺は…あの時…サカキサマを助けるつもりで…あのガキとのバトルに割って入った…」
ラムダ「なのにあの野郎…俺を褒めるどころか、罰を与えやがった…!減給にトイレ掃除…アッチの団員共に掘られ続けて…今じゃこんなに性格が歪んじまった…」
ラムダ「俺はあんなに…サカキサマの事を本当に尊敬していたんだゾォ!」
シルバー「………」
ラムダ「………挙句の果てに当の本人はあのガキとのケジメとか言って、トキワジムでご臨終…。傑作だな…オイ…」
ラムダ「テメェにはそのクズ野郎の血を受け継いでるんだ!何が真の強さだバカバカs………」
ザシュッ…ごとんっ…
シルバー「………もう…喋るな」
560
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/02/10(日) 23:15:38 ID:RlqQE5dA
ミカン「んっ…んんっ………」シュコーシュコー
シルバー「気が付いたか…」
ミカン「しる…ばー……さん………。あの紫色のロケット団は…このマスクは…」
シルバー「外すな。もう…終わった……」ガシッ
シルバー「ハガネール…この地下を崩せ…。毒ガスが街へ溢れない様に」
ハガネール「ハッガネエェェェル!」ブオォォォンンッ!
ガラガラガラガラッ!!!
シルバー(………否、まだアポロが居る…。全ては終わっていない…)
シルバー(それより…何だこの感覚は…この虚無感は………そうか…)
シルバー(初めてヒトを殺したのか…)
561
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/02/10(日) 23:27:39 ID:RlqQE5dA
ラジオ塔
アテナ「かっ……ふぅ……」ドクッ…ドクドクッ…
ヘルガー「ヘルゥ…」ガブゥゥ…!
ゴロウ「なっ……!」
ヒビキ「ッコイツ…!仲間を…!」
アポロ「もう仲間ではありません。裏切り者です」
アポロ「一応ヘルガーを別に待機させていたのが幸いでしたね。我欲に溺れた裏切り者が出る事は想定していましたから」
アポロ「まさか裏切るのが貴女の方とは思っていませんでしたがね、アテナ」
アテナ「ぐっ…ふぅー……ふぅー……!」コフー…コフー
アポロ「喉笛を噛み千切りましたが、まだ生きてますね。サカキ様を裏切った天罰です。惨めに死になさい」パチンッ
ヒビキ「ッ!止めろやアァァァァッ!」
ヘルガー「ヘルグゥアアァッ!」ボオォォォオッ!
アポロ「フフッ…フハハハハハハハハッ!サカキ様への裏切りは万死に値する!」
アポロ「だが…私のサカキ様への愛は止まらない!加速する!」
アポロ「Ⅼ!O!V!E!SA・KA・KI・SA・MA☆」バッバッシュババッ!
562
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/02/10(日) 23:39:05 ID:RlqQE5dA
ヒビキ「………おんどれぇ。人間の皮を被ったバケモノじゃのぉ、ええ゛?」ギロォッ
アポロ「そう…私はサカキ様への愛を説く、伝道師。キューピットです。ジョウトの中心でサカキ様の愛を叫びます」
ヒビキ「狂ってやがる…!」チャキッ…
アポロ「さあ、次はキミを始末してあの女も潰し、ホウオウを捕えさせてもらいます」チャキッ
ヒビキ「させるか、ど阿呆!カチこめ、ギャーまる!」ポーイッ
アポロ「チョウジの時の様に捻り潰してあげますよ!クロバット!」ポーイッ
ギャーまる「ギャアァァァオォォッ!」ポンッ
クロバット「クロバッツ!」ポンッ
ヒビキ「あの時と同じと思うなやァアッ!!!」クワァッ!
563
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/02/12(火) 17:52:39 ID:cBbShkNs
ジョウトの中心で愛を叫ぶは草
564
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/02/17(日) 19:41:28 ID:hkYcXMaA
ルギア「ギャァァァァァスッ!!!」ドッアァァァァァンッ!
ホウオウ「和少将塩少々ォオ!」ボオオォォォォォッ!
チュドオォォォォォォォンッッッ!!!
ワタル「おぉっ…!上空でジョウトの伝説のポケモン同士が戦いを…!」ウズウズ
ルギア「ギャアァァァァスッ!」ゴオオォォォッ!!!
ホウオウ「SHOWO…!」バサァァッ!
ルージュ「このルギア、怪電波の影響で元々Lv50前後を80ぐらいに無理矢理上げらされてやがる…。この普通の状態じゃねぇルギア相手に傷つけるなだと…?あのガキ、とんだ無茶振りを言ってくれる…」
ルージュ「だが皮肉なもんだな…」フゥゥ…
ルージュ「あのクソ野郎の血が僕を滾らせやがる…!」フルフルケタァ…
しゅるるるるるるるるるぅぅぅっっ!!!
ルギア「ギャオォォオッ!!?」ググッ…!
フシギバナ「バナァアッ!」ググッ…!
ルージュ「上等だ、二代目ワンダー。少し大人しくしてもらうぞ、ルギア!だいもんじィッ!」
ライター「グオオォォォォォッ!!!」ボオォォォオッ!
ホウオウ「SHOOOW!!!」ボオオォォォォォッ!
565
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/02/17(日) 19:49:23 ID:hkYcXMaA
ミカン「んんっ………ここは…?」
アカネ「ミカンちゃん!目が覚めたんやなぁ!」
ミカン「アカネちゃん…。私いつの間に外に……ごほっごほっ」
イブキ「無理をするな。シルバーが言うには多少敵の毒ガスを吸ったらしい。アイツが持っていた解毒薬で毒は解毒出来た筈だが…」
ミカン「シルバーさん……。そう言えばシルバーさんは!?」
イブキ「アイツは私たちにお前を預けてラジオ塔へと向かった…」
ミカン「そんな……」グッ…
イブキ「気持ちは分かるが…今の私たちには助けに行くことも出来ない…」グッ…
イブキ(ヒビキ………)
566
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/02/21(木) 22:42:35 ID:JLW7woCQ
ラジオ塔
クロバット「クロババババッ!」シュパパパパッ!
ギャーまる「ギャオォォッ…!」ギュルンッ…ギュルルンッ…!
アポロ「どうしたのですか!お得意の高速戦闘もクロバットのエアスラッシュの前では形無しですか!」
ヒビキ「………」
ワタル『少年、君の得意とする嵐の如き怒涛の高速戦闘…バクフーンやエアームド、ハクリューはともかく他の三匹には流石に無理があるとは思わないか』
ヒビキ『一応デンまるやツボミまる達も他の個体より素早いとは思うんじゃがのぉ』
ワタル『だが嵐と言うのは高速に吹き荒れるだけのものでもない。必ずしも嵐の前の様な静けさ…力を溜める事で怒涛の攻めも出来るだろう。今からその戦法を伝授してやる』
ギャーまる「ギャオォォ…!」キッ…!
ヒビキ「ッ!今じゃ、ギャーまる!かみくだく!」
ギャーまる「ギャアァァァオォッ!!!」グワァァッ!
アポロ「ッ!この速さはッ!?」
クロバット「バァァットッ!」ギリギリィ…!
ヒビキ「そんまま投げ飛ばしてハイドロポンプじゃぁっ!」
ギャーまる「ギャアァァオォォォンッ!!!」ブゥゥンッ!バッシャアァァァンッ!
567
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/02/21(木) 22:55:24 ID:JLW7woCQ
ぴちゃっ…ぴちゃぴちゃ…
クロバット「ば…ばっと…」ピクッ…ピクンッ…
アポロ「この日差しの中で威力の弱まったハイドロポンプで…否、その前のかみくだくの威力か…。そしてあの防御の為の様に見えたあの回転にあの速さ…。成程…」
ヒビキ「あれはりゅうのまいじゃ」
アポロ「やけに攻撃をしてこないと思いましたが、力を溜めていたようですね。確かにチョウジの時の様な考えなしの攻めだけではなく、頭も使う様になりましたか…ですが、お忘れですか…?」ニマァ
クロバット「」ピクッ…ピクンッ…
アポロ(………?何故復活しない…?今コガネ全域に怪電波は発生している筈…)
ヒビキ「おぉう、どうした?何を忘れちょるって?あ゛ぁ?」ニヤリッ
アポロ「………まさか」ギリィ…
568
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/02/21(木) 23:04:49 ID:JLW7woCQ
――――
――
カタカタカタカタッ…カタッ…カタカタッ…カタッカタッ…
コトネ「………ふぅ。どーにか、こっちの仕事ほ終わりってコトね…」プルルルッガチャッ
コトネ「………あ、もしー。ワタルさん?うん…うん……ヒビキくんの代わりに私が止めたから…。後は特攻でも何でもヨロシクー」ピッ
どんっ!どんどんっ!
したっぱ「オラァッ!中に居る奴!居るのは分かってんだ!早く出て来い!」
コトネ「っるさいなー。今からだったら雑魚狩りでも何でもやるから静かにしてよねー」チャキッ
コトネ(っても映像見た感じ、ルギアの暴走はもう怪電波止めてもどうにもなんないくらいイっちゃってるみたいだし…。まだ戦局は分からないってコトね…)
569
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/02/21(木) 23:20:05 ID:JLW7woCQ
ワタル「………了解だ。皆!怪電波は止まった!これより俺はドラゴン軍団で総攻撃を…」
どおおぉぉぉぉんっ!!!
ルギア「ギャアアァァァァアァァスッッッ!」
ルージュ「ッチ。あれ耐えられるのはちょいヘコむな…。マルスケ入ってるとかそんなレベルじゃなぇぞ…」
ルギア「ギャオォォォオオッッ!!!」ゴオォォッ!!!
ルージュ「ッ!」
リューまる「ばあぁぁぁうっ!」バッ
ドガアァァァァァッ!!!
リューまる「ばっ……ばぅぅ…でっていうー!」ググッ…バァッ!
ルージュ「お、サンキュ。お前もマルスケなんだな。でも今から来るエアロブラストは耐えれんだろ、気を付けな」
ルギア「ギャオォォォォォオ…!」ギュオォォ…!
ルージュ「ホウオウ、せいなるほN…」
ワタル「カイリュー、はかいこうせん!」
カイリュー「でっていうー!」ビィィィィィィィィムッ!!!
チュドオオオォォォォォォォォォォォオオンッッッ!!!
570
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/02/21(木) 23:31:00 ID:JLW7woCQ
ルージュ「………お前はチャN……否、ワタルか」
ワタル「一体誰がホウオウに乗って戦っていると思えば、まさかキミとは…三年振りと言うべきか…」
ルージュ「………いや、僕は」
ワタル「否、今は何も言うまい。例えキミがこの三年で女装の趣味に目覚めていたとしても…」
ルージュ「あ゛?」
ワタル「それにしても本格的な女装だな。胸パット…もしやシリコン…いや女性ホルモン、性転換…?だが心配するな!きっと彼女もちゃんと話せば許してくれる!」バサァッ!
ルージュ「もう、いいわ。それより弟子の所に行かないのか?」フゥゥ…
ワタル「俺もそのつもりだったが…どうやら見た所こちらを優先せねば、被害は増えるばかり…。否、違うな。単純にジョウトの伝説のポケモンと戦いたいと言うトレーナーの性か…」
ルージュ「………お前もその類か」
ワタル「と言う訳だ、イブキ!」
イブキ「はい!」
ワタル「行ってこい!」バサァッ!
イブキ「ッ!ありがとうございます、兄上!」ダッ
571
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/03(日) 09:38:59 ID:EfaTSTwk
ラジオ搭
アポロ(クロバットが復活しない所を見て、どうやら怪電波は止められたようですね…。ですがこちらにはまだ携帯型が…)チャキッ
ヒビキ(アレを使う気か…?)ゴクンッ
アポロ「いや、切り札は最後までとっておきますか…。行きなさい、エレキブル」ポーイッ
エレキブル「エェレキブゥウルゥ!」ポンッ
ヒビキ「携帯型はまだ使わんようじゃの…」フルフルッ
ゴロウ「………」コクンッ
ヒビキ「流石に電気技を喰らうのはまずいのぉ!速攻で攻めるぞ!かみくだく!」
ギャーまる「ギャァアアオッ!!!」グワァァッ!
アポロ「かわせませんね…。受け止めなさい!」
エレキブル「エレエエキィ…!」ザグゥ…!ググッ……!
ヒビキ「何を狙って…ッヤバい!投げ飛ばせェ!」
ギャーまる「ギャアアァウ!」ブゥゥゥンッ!
572
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/03(日) 10:11:06 ID:EfaTSTwk
シュルルルルゥッ!
エレキブル「レエェェキイ!」ギチィ…!
アポロ「離しませんよ。そのままかみなり!」
バチバチバチィィィイイッ!!!
ギャーまる「ギャ…ギャォォ……」ピクッ…ピクンッ…
ヒビキ「よーやった、ギャーまる」シュボンッ
ヒビキ「次じゃ!カチコめ、デンまる!」ポーイッ
デンまる「ぱるるぅんっ!」ポンッ
アポロ「デンリュウ…アレが来ますね…」
ヒビキ「あたぼうよ!光って唸れ!俺の黄金の心ォ!」クルクルッパシッ
ヒビキ「命、爆裂ッ!メガシンカァッ!」ピッカー
ふぉんふぉんふぉんふぉんふぉん………
デンまる「メガッ!ぱるるぅぅんっ!!!」パッパラー
573
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/03/10(火) 20:34:29 ID:oLOW/r1w
熱いな!4円
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