- 1 名前:名無しさん 投稿日: 2012/04/28(土) 01:55:10
- OP投下スレダナ
- 27 名前: ◆wKs3a28q6Q 投稿日: 2012/05/13(日) 11:27:05 ID:Q/4nBtBM
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折り鶴を始め広げたものをしまいながら、少女が問う。
「……他に何か質問はあるか」
殺し合いをさせておいて、説得力のない台詞だ。 そんなことを思いながら、恭子がすっと手を挙げる。 顎で促され、恭子は質問を改めて開始した。
「その、戦いの場になる島って、どんなとこですか」
それによっては、今いる位置の参考になるかもしれない。 そう思って、尋ねてみた。
「ここは、木間氏島と名付けられた人工島だ。今回のために作られた、な。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 28 名前: ◆wKs3a28q6Q 投稿日: 2012/05/13(日) 11:29:57 ID:Q/4nBtBM
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「……バカだな。お前らは。本当にバカだ」
モニターを、少女が見る。 それから、少し悲しそうに、言った。
「一番乗りだ。他はどこも、ナビゲーターに手を上げていない」 「亜美達、もしかして大金星?」 「そうじゃない。あったんだよ、隠れた指示が。 お前達のように殺し合いを信じないだろう連中に、殺し合いを信じさせるため必要な命令が」
モニターから、少女が視線を戻す。 その顔は、どこか悲しそうだった。
「――――危ないッ!」 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 29 名前: ◆wKs3a28q6Q 投稿日: 2012/05/13(日) 11:31:03 ID:Q/4nBtBM
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「くそっ! くそっ!」
泣きじゃくる真美を引きずり、洋榎はソファの後ろへと避難する。 僅かな時間で、いくつもの命が奪われてしまった。 その内2つは、自分の愛する人のもの。 悔しさと悲しさで、どうにかなってしまいそうだった。
「うう……かえで姉、勝てそうですか……?」 「勝つとは思うけど……でもちょっとヤバいかも……何か全然決まらないし……」
ソファの端から顔を出し、風香と史伽が戦闘経過を見守る。 素人の2人に、じわじわと楓が押していることなど分からない。 むしろ圧勝する所しか見たことがない2人には、楓が異常に苦戦しているように見えた。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 30 名前: ◆wKs3a28q6Q 投稿日: 2012/05/13(日) 11:32:41 ID:Q/4nBtBM
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「来るなッ! 風香! 史伽ッ!」
風香達の常識では、焼死させるには何らかの武器と動作がいるものである。 その前に楓が有効打を入れ、攻撃されずに済む公算の高いものである。
「――――――え?」
だがしかし、現実は――否。ファンタジーは非情である。 少女の炎は見つめるだけで発生する類のものだ。 風香と史伽への攻撃を完全に防げるような有効打を入れる余裕、とてもではないが存在しない。
「か……」
本当なら、風香か史伽を犠牲に、ここで少女を倒すのが正解だろう。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 31 名前: ◆wKs3a28q6Q 投稿日: 2012/05/13(日) 11:33:54 ID:Q/4nBtBM
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(アカン。アカンて。死ぬ。死んでまう……!)
ソファの裏にいる洋榎は、今にも泣き出しそうだった。 怖かった。辛かった。悲しかった。 何が何だかわからなくて、とにかく泣いて全てに当たり散らしたかった。
「嫌……嫌ァ……助けてぇ……」
床に触れていた掌に、液体が付着する。 付着というより、水没と言った方がいいか。 そのくらい派手に、掌は液体に浸かっていた。 視線を移すと、水たまりの中心で、いちごが震え上がっていた。
「こんなんっ……こんなん考慮しとらんよぉ……」 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 32 名前: ◆wKs3a28q6Q 投稿日: 2012/05/13(日) 11:35:19 ID:Q/4nBtBM
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☆ ★ ☆ ★ ☆
「手間取らせおって……」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 33 名前: ◆wKs3a28q6Q 投稿日: 2012/05/13(日) 11:37:30 ID:Q/4nBtBM
- 以上で投下終了です。
>>25-26の本題部分だけでよかったんじゃねーのと我ながら思うし、OPとしては読み返しやすく単純な方が秀逸だろうなとわかっちゃいるものの、 「書きたいものを好き放題に書く」というのを全員が出来るロワになったらええなぁと思い、本当に好き放題やってみました。 一応ギャグ削ったりで軽量化出来るだけしたつもりではあるんですよ、うん。
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