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仮投下・修正スレ

1名無しさん:2012/05/18(金) 00:56:14 ID:Z66M/7qA
ダナダナ

2 ◆aWSXUOcrjU:2012/05/18(金) 01:19:14 ID:rV.0td7c
スレ立て乙です
さっそく自分の投下した、「決意の矛先」の修正をさせていただきます

>>20

(……何にせよ、早いとこ行動を起こさないといけないね)
 であれば、取るべき行動は決まっている。
 一刻も早く彼女と合流し、己が意志を伝えることだ。
 奏はこの殺し合いには、全く乗るつもりがない。
 どころか、この会場を脱出し、あのいけ好かない主催者共を、叩き潰すつもりでいる。
 復讐のみのために戦っていた、かつての自分とは違うのだ。
 人々の命を守るために、この身とこの槍はここにあるのだ。
 それを翼へと伝え、共に主催者に抗うこと――それが現状の急務と言えた。
 そのためには、黒髪の少女が起きるのを待って、彼女を説得しなければならない。
 迅速に移動するためには、拘束を解かなければならないのだ。
 そのためにも、彼女が他の参加者にとって、無害な存在となる必要があった。
(といっても……その槍はここにはないんだけど)
 そして彼女にはもう1つ、クリアしなければならない条件がある。
 第3号聖遺物――ガングニールの回収だ。
 厳密に言えば、先ほどの奏は、シンフォギアを纏わなかったのではない。
 そもそも支給すらされていなかったがために、纏うことができなかったのである。
 己が最も信頼する、神話の時代から受け継がれし武具は、主催者に没収されてしまったのだ。
 自分の持てる力の全てを、最大限に発揮するには、あれを奪還しなければならない。
 そしてそのポテンシャルの全てを、十全に機能させるためには、更に制御薬・LiNKERが必要になる。
 ここ数日は、目前に控えたProject:Nのために、摂取を控えていたのだが、今はそう言ってもいられない。
 この非常時を乗り切るためには、奏だけでなく、ガングニールも、万全なコンディションを維持しなければならないのだ。
(……あたしが本物の適合者だったら、んな面倒はいらなかったんだけどね)
 苦笑を浮かべ、自嘲する。
 本来ならばLiNKERの投与は、適合者にとって必須ではない。
 これは奏の身体が、投薬なしの状態では、ガングニールに適合できなかったからに過ぎない。
 要するに己の才能のなさが、そういった事態を招いたのだ。
「どこまで耐えられるかは分かんないけど……ま、やってやろうじゃないか」
 LiNKERには危険な副作用がある。
 その猛毒はこの身を蝕み、限界ギリギリまで痛めつけている。
 本当なら今日の実験を最後に、引退することになっていた防人家業だ。
 それでも、こんなことになってしまった以上は、そんなことは言っていられない。
 この殺し合いを止め、皆を守る。
 あの日撃槍を受け入れた身体は、そのためだけに存続してきた。
 これが最期の戦場であると、天羽奏は確信し、拳を握って不敵に笑った。


【一日目・深夜】
【C-3/山小屋】

【天羽奏@戦姫絶唱シンフォギア】
【状態】健康
【装備】コルト・ガバメント(7/7)@現実
【所持品】基本支給品、ランダム支給品0〜2、ガムテープ@現実
【思考・状況】
1.この殺し合いを止める
2.翼と合流する
3. ガングニールとLiNKERを探す
4.黒髪の少女(=澪)が起きるのを待ち、殺し合いに乗るのをやめるよう説得する
【備考】
※1話回想での、ライブ直前からの参戦です

3 ◆aWSXUOcrjU:2012/05/18(金) 01:19:46 ID:rV.0td7c
修正忘れ

>>20

(……何にせよ、早いとこ行動を起こさないといけないね)
 であれば、取るべき行動は決まっている。
 一刻も早く彼女と合流し、己が意志を伝えることだ。
 奏はこの殺し合いには、全く乗るつもりがない。
 どころか、この会場を脱出し、あのいけ好かない主催者共を、叩き潰すつもりでいる。
 復讐のみのために戦っていた、かつての自分とは違うのだ。
 人々の命を守るために、この身とこの槍はここにあるのだ。
 それを翼へと伝え、共に主催者に抗うこと――それが現状の急務と言えた。
 そのためには、黒髪の少女が起きるのを待って、彼女を説得しなければならない。
 迅速に移動するためには、拘束を解かなければならないのだ。
 そのためには、彼女が他の参加者にとって、無害な存在となる必要があった。
(といっても……その槍はここにはないんだけど)
 そして彼女にはもう1つ、クリアしなければならない条件がある。
 第3号聖遺物――ガングニールの回収だ。
 厳密に言えば、先ほどの奏は、シンフォギアを纏わなかったのではない。
 そもそも支給すらされていなかったがために、纏うことができなかったのである。
 己が最も信頼する、神話の時代から受け継がれし武具は、主催者に没収されてしまったのだ。
 自分の持てる力の全てを、最大限に発揮するには、あれを奪還しなければならない。
 そしてそのポテンシャルの全てを、十全に機能させるためには、更に制御薬・LiNKERが必要になる。
 ここ数日は、目前に控えたProject:Nのために、摂取を控えていたのだが、今はそう言ってもいられない。
 この非常時を乗り切るためには、奏だけでなく、ガングニールも、万全なコンディションを維持しなければならないのだ。
(……あたしが本物の適合者だったら、んな面倒はいらなかったんだけどね)
 苦笑を浮かべ、自嘲する。
 本来ならばLiNKERの投与は、適合者にとって必須ではない。
 これは奏の身体が、投薬なしの状態では、ガングニールに適合できなかったからに過ぎない。
 要するに己の才能のなさが、そういった事態を招いたのだ。
「どこまで耐えられるかは分かんないけど……ま、やってやろうじゃないか」
 LiNKERには危険な副作用がある。
 その猛毒はこの身を蝕み、限界ギリギリまで痛めつけている。
 本当なら今日の実験を最後に、引退することになっていた防人家業だ。
 それでも、こんなことになってしまった以上は、そんなことは言っていられない。
 この殺し合いを止め、皆を守る。
 あの日撃槍を受け入れた身体は、そのためだけに存続してきた。
 これが最期の戦場であると、天羽奏は確信し、拳を握って不敵に笑った。


【一日目・深夜】
【C-3/山小屋】

【天羽奏@戦姫絶唱シンフォギア】
【状態】健康
【装備】コルト・ガバメント(7/7)@現実
【所持品】基本支給品、ランダム支給品0〜1、ガムテープ@現実
【思考・状況】
1.この殺し合いを止める
2.翼と合流する
3. ガングニールとLiNKERを探す
4.黒髪の少女(=澪)が起きるのを待ち、殺し合いに乗るのをやめるよう説得する
【備考】
※1話回想での、ライブ直前からの参戦です

4 ◆aWSXUOcrjU:2012/05/18(金) 01:20:50 ID:rV.0td7c
>>21



 秋山澪という少女は、本来怖がりな性分である。
 お化けや幽霊は大嫌いだし、グロテスクなものへの耐性もない。
 軽音部に入部しながら、人前で演奏する度胸もない、ないない尽くしの臆病者だった。

 そんな彼女を変えたのは、その軽音部の仲間達だ。
 友達や後輩との交流が、彼女に少しずつ自信を与え、精神の成長を促していた。
 完全に拭い去れたわけではないものの、その臆病な性格も、少しずつ沈静化へ向かっていった。
 平沢唯、琴吹紬、中野梓。
 そして何より幼馴染――田井中律の存在が、彼女を強く支えていたのだ。

 しかし、かけがえのない日常は、為す術もなく崩された。
 訳の分からない外人に拉致され、要求されたのは殺し合いだ。
 自分を支えてくれた恩人たちは、一転して迫り来る死の恐怖に、命を狙われる立ち場になった。

 彼女達を、死なせたくない。
 大切な仲間に、恩返しがしたい。
 何より、大切な親友を、この手で恐怖から守りたい。

 そのためには、戦わなくちゃいけないんだ。
 たとえどんなに怖くても、どんなに苦しい道だとしても、進まなくちゃいけないんだ。

 自身も恐怖に晒されながら、その一方で澪の心に、強く湧き上がった想いだった。
 それが怯える手足を動かし、震える指先に銃を取らせた。

 そして、その決意が向かう先は――


【一日目・深夜】
【C-3/山小屋】

【秋山澪@けいおん!】
【状態】気絶、ガムテープによって両手・両足を拘束中、右手と後頭部に痛み
【装備】なし
【所持品】基本支給品、ランダム支給品0〜1
【思考・状況】
1.律と軽音部の仲間を守る
2.そのためにはたとえ怖くても、敵を殺さなくちゃならない
【備考】
※高校3年生編からの参戦です。詳細な時期は、後続の書き手さんにお任せします



修正は以上です
ガングニール周りの記述は、敢えてこのままとさせていただきました
一応響と融合したものが、会場内にはあるっちゃあって、先の展開を匂わせる表現として使えると思ったので

5名無しさん:2012/05/19(土) 06:11:39 ID:Z66M/7qA
修正乙です!
これで支給品の数はオッケーですね!

6 ◆mNgbHRqG2.:2012/05/22(火) 05:03:12 ID:g..N7v1.
テスト

7 ◆mNgbHRqG2.:2012/05/22(火) 05:06:48 ID:g..N7v1.
『One place to one person』の修正になります。
本スレ〉〉71




「悪い配牌、ね」

ディパックを開けて中身を確認した美穂子はそんな言葉を発していた。
苦味を抱えながら、机に置いたものを見下ろす。

「こんなもの、いらないのに」

ディパックに入っていた中で、特徴的な物は二つ。
そのうちの一つを、月明かりに翳してみせる。

黒い、拳銃。

漆黒を反射する。
それは人を殺す道具。
大人でも、子供でも、男でも、女でも、
向けて撃てば、簡単に、誰でも誰かを殺せる道具だった。

「怖いな」

ただ触れているだけで、そこから冷たさが体内まで流れ込んでくるようだと、美穂子は思った。
弾丸は一発も装填されていないけれど、それでも一秒すら触れていたくない。
怖い、と。自分が今どんな場所に居るのかを、痛感する。

耐え切れなくなって机の上に銃を戻す。
それでも、冷たさと重さが手の平に残された。ずしんと重い銃だった。
長く持っていたら手が痺れてしまうかもしれない。
けれどその重さが、果たして人の命の重さに釣り合うだろうか。

好きだった人たちと。
自分の好きだった、あの学校、あの部室、あの戦いの場所にいた、人たちと。


『――キャプテン』


そう、呼んで慕ってくれた。
暖かく、いまの自分を支え、包んでくれていた、大切な仲間達と。
誰の命とも、比べるまでもない。

「うん……負けちゃ駄目、だよね。みんな」

これっぽっちの重さで、つりあう筈がないのだから。
「いかなくちゃ」

人を殺したりなんて、しない。
強く、人として生き抜くと、福路美穂子は決めていた。
未だ状況はよく掴めなくて、恐怖は体を縛って、自分が弱い存在だと知っていて。
けれど、大切な物が何か、分かっている。

「生きなくちゃ」

この残酷を、許しては駄目だと、当たり前のことを知っている。
守るべきものがある。
それは、福路美穂子の大切なもの。
汚してはならない物がある。
それは、福路美穂子の大切な気持ち。
誰もがひとつ胸に抱える、帰るべき場所だ。

8 ◆mNgbHRqG2.:2012/05/22(火) 05:11:07 ID:g..N7v1.

机の上の銃を、もういちど手に取る。
寒いと感じるそれは、やはり恐怖からか。
けれど、ここにある物が現実だった。
向かう先に何があるのか、何が起こるのか。
美穂子の心を揺さぶり、痛みを伴う衝撃となるだろう。

それでも自分の根幹は絶対に変わらない。
立ち向かってみせると覚悟する。
だから、黒き銃はもういちどディパックにしまって。

「まずは、基本から。理牌しましょう」

現在位置の確認から始めよう。
使えるもの、できることを探そう。
何のためか、もちろん決まっている。
大切な物を守るため。
そう、少女は、決めて――

「…………」


取り出した地図。つかむ自分の指に残された赤に、視線を留めた。
そして噛み締めるように目を閉じ、呟くように一言。

「ごめん、なさい」

守れなかった誰かへと。
届かなかった誰かへと。
別れるように。

そっと拭って、地図(げんじつ)を開いた。




◆ ◆ ◆

9 ◆mNgbHRqG2.:2012/05/22(火) 05:14:58 ID:g..N7v1.
修正投下は以上です。

10 ◆mNgbHRqG2.:2012/05/24(木) 10:31:51 ID:g..N7v1.
Wikiにて本スレ〉〉72の範囲を修正させていただきました。ご確認ください。改めて指摘感謝です。


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