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国際政治・世界事情(その2)

1とはずがたり:2014/05/26(月) 19:37:17

国際政治・世界事情(その1)…前スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50

地域別スレ>>2

833チバQ:2016/04/27(水) 00:22:00
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016042601003&g=int
反政府勢力トップ、副大統領復帰=南スーダン


 【ジュバAFP=時事】南スーダンの反政府勢力トップ、マシャール氏は26日、首都ジュバに帰還し、副大統領に復職した。(2016/04/26-23:50)

834チバQ:2016/04/27(水) 21:27:42
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160427X547.html
公務員「週休5日」に=電力不足で苦肉の策―ベネズエラ
14:16時事通信

 【サンパウロ時事】ベネズエラのマドゥロ大統領は26日、少なくとも2週間、公務員を週休5日にすると発表した。深刻な干ばつが続く中、水力発電向けダムの水位が低下し、「十分な電力を確保できなくなった」と説明している。ただ、節電のため全国で1日4時間の計画停電が続いており、快適な「休日」にはなりそうもない。

 公務員の「特別休暇」は27日に開始。国民生活に直結する部門を除き、月曜日と火曜日以外はすべて休みとなる。学校も金曜日は休校。給与は通常通り支払われるという。

835チバQ:2016/04/27(水) 21:57:46
http://www.sankei.com/world/news/160427/wor1604270049-n1.html
2016.4.27 21:37
【リオ五輪】
開催まで100日 大統領弾劾で混迷、ジカ熱とインフル、地元財政は火の車…立ちはだかる3つの壁

 リオデジャネイロ五輪の開幕まで残り100日を切った。開催国ブラジルでは大統領の弾劾問題で政争が激化している。経済危機や治安情勢、ジカ熱などの感染症流行と他の課題も山積みで、五輪への悪影響を懸念する声が出ている。(リオデジャネイロ 佐々木正明)

“代理”も捜査対象 安定遠く

 「フォーラ・ジルマ」(ジルマ・ルセフ大統領は出ていけ)

 大統領弾劾決議が下院で承認された今月17日。反ルセフ派の市民らは全国の主要都市で、ルラ前大統領時代から続く労働者党(PT)政権の終焉(しゅうえん)を訴えた。

 ルセフ氏は翌日、弾劾手続きは「クーデターだ」と反論し、対決姿勢を鮮明にした。PTは生活扶助金を給付して貧困層や社会的弱者を救済したが、一方でそうした「無秩序なばらまき」が財政逼迫(ひっぱく)の要因となった面もある。

 13年間のPT政権の間に生活が豊かになったという支持者の女性(48)は、「戦いを起こす。ストライキを決行する」と語った。PTの支持基盤である労組は反ルセフ派への抵抗を画策しており、ストなどで医療施設や金融機関などがまひ状態になれば社会生活への影響は必至だ。

 ルセフ大統領は上院での弾劾審議をへて、停職に追い込まれる公算が大きい。しかし、そうなった場合に暫定大統領となるテメル副大統領らも大規模汚職事件の捜査対象であり、政治の安定は見通せない。「政治家は五輪に関心はない」との声が聞かれ、多くの国民は政争に明け暮れる議員らに嫌気がさしている。

H1N1型が急増

 五輪を控えるブラジルを悩ませてきたジカ熱。蚊が媒介するウイルス感染症で、これが原因とみられる小頭症の新生児の出産は増え続け、すでに約1200件が確認された。ジカ熱は発症しても軽度の場合があり、実際の感染者数は定かではない。

 ルセフ政権は2月、兵士22万人を動員して蚊の駆除に乗り出したが、効果が出ていないと指摘する声が根強い。感染者数が増え続けるようなら、まだ半分が売れ残っているとされる五輪のチケットの売れ行きにも響きそうだ。

 ジカ熱やデング熱に加え、H1N1型インフルエンザも流行し始めた。ブラジル保健省の発表では、年初から今月16日までの死者は230人。4月に入って感染者が急増しており、9日からの1週間で77人の死亡が報告された。南半球の冬にあたる7、8月に感染者が増える傾向があり、当局が警戒している。

給料遅配で警官ストライキ?

 リオ五輪前で最後となる現地視察を行った国際オリンピック委員会(IOC)幹部は4月中旬、「施設整備はスケジュール通りに進んでいる」と述べた。

 しかし、外交筋は「2年前のサッカーW杯の時と比べても、国の状況は混沌(こんとん)としている。IOCはブラジルを刺激しないように発言しただけだ」と語る。

 中でも大きな問題の一つが、五輪を迎える地元自治体の財政状況だ。リオデジャネイロ州の財政は「火の車」で給料の遅配問題が連日、新聞の紙面をにぎわしている。ブラジルでは警官もストライキをすることがたびたびあるとされる。五輪を前に、犯罪組織の巣窟である「ファベーラ」(貧民街)の取り締まり強化に乗り出すとみられていたが、自治体の資金不足でできなくなることも懸念されている。

 リオの市内と五輪公園を結ぶ大動脈となる地下鉄の延伸工事も大詰めを迎えている。予定より4カ月遅れて7月に完成することになっているが、「大会までのテスト期間があまりにも短すぎる」(専門家)。開幕まで秒読みに入ったリオ五輪は、観光客や大会関係者の移動計画がいまだ不透明な状況にある。

836チバQ:2016/04/29(金) 23:56:24
http://www.sanspo.com/soccer/news/20160429/sci16042918330008-n1.html
2016.4.29 18:33
“リベリアの怪人”ウェア氏、母国大統領選に2度目の出馬を表明

“リベリアの怪人”ウェア氏、母国大統領選に2度目の出馬を表明
“リベリアの怪人”ウェア氏、母国大統領選に2度目の出馬を表明【拡大】

 元リベリア代表FWのジョージ・ウェア氏は、母国リベリアの大統領選に再び出馬することを表明した。各国メディアが伝えている。

 ウェア氏は現役時代にパリサンジェルマンやACミランなどで活躍。驚異的な身体能力を武器に「リベリアの怪人」と呼ばれて旋風を巻き起こし、1995年にはアフリカ人選手として史上初であり現在に至るまで唯一のバロンドールも受賞した。

 現役引退後は母国で政治家を志し、2005年に大統領選に出馬したが僅差で落選。2011年にはウィンストン・タブマン候補の下で副大統領候補として選挙に臨んだが、やはり当選を逃した。現在はリベリア西部モンセラード郡の上院議員を務めている。

 過去2度の選挙でウェア氏の陣営を破ったエレン・ジョンソン・サーリーフ現大統領は2017年に2期目の任期満了を迎え、憲法の規定により次期大統領選には出馬できない。ウェア氏は来年の選挙への出馬を表明し、国内の貧困問題の解消などに取り組む姿勢を示している。(Goal.com)

837名無しさん:2016/04/30(土) 12:05:31
北極はここ?

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016042500740&g=pol
日中韓、28日に北極対話

 外務省は25日、北極に関する初の日中韓ハイレベル対話を28日にソウルで開催すると発表した。初回会合では、3カ国がそれぞれの北極政策を説明し、今後の協力の可能性を探る。昨年11月の日中韓首脳会談での合意に基づくもので、日本からは白石和子北極担当大使が出席する。(2016/04/25-18:43)

838とはずがたり:2016/04/30(土) 20:35:24
こちらでやって頂いても構いませんが,俺的には南極北極は地球ネタで宇宙スレでやってますね。
一応そっちにも転載させて頂きますね〜。

839名無しさん:2016/04/30(土) 21:07:57
>>838
了解しました!

840とはずがたり:2016/05/04(水) 23:22:08
TBS報道への疑問:中南米は「混迷」しているか?
http://www.fsight.jp/articles/-/41143
遅野井茂雄
2016年4月29日

 4月24日放送のTBS「サンデーモーニング」は、「風をよむ」のコーナーで、珍しく中南米を取りあげた。「ラテンアメリカの混迷」と題し、最近の同地域の事象を例に、その「混迷ぶり」を特集したのであるが、むしろ日本メディアの中南米報道のあり方自体が「混迷」していることを、図らずも露呈したように思われる。それは、中南米地域が日本の報道過疎の状態に置かれ、日々の掘り下げた報道や分析もなされないまま、突如ニュースがかたまって出てくると理解不能状態に陥り、すべてを「混迷」と一面的に括ってしまうような報道のあり方である。はたして本当に中南米は「混迷」しているのか。

ブラジル株式市場は活況

 そもそも特集で取りあげた事象の中には、どうみても混迷と結論づけるには相応しくないものもあった。
 4月19日、90歳になるフィデル・カストロがキューバ共産党大会で行った演説は、自らの死が迫っていることを率直に述べ、革命世代が政治舞台から姿を消すことを明言した記念碑的な演説だった。そしてそれは、アメリカとの国交回復に伴い資本主義経済に呑み込まれることへの危機感の下で、自身の死後もキューバが社会主義の理念を失わないようにと、革命後の世代に託する遺言に等しいものだった。
 8月のリオデジャネイロ五輪開幕を間近に控えたブラジルで行われている、ルセフ大統領の議会での弾劾審議は、日本人には政治的混迷と映る最たるものだろう。会計操作の疑いでの大統領弾劾の決議が17日に下院で可決され、上院に審議の場を移すことになり、五論開催時にルセフ大統領が大統領として臨めない可能性が高まった。
 これは、五輪に寄せる国民的な思い入れが薄く、最高の国際イベントを前に政治休戦をするという文化のない国で、与党を中心とする大規模汚職の露見と、不況に見舞われた国民の不満を背景に起きている政治闘争である。政権側は「議会のクーデター」と非難するが、ルーラ前大統領を官房長官に据えたことが疑惑隠しと受け取られ逆効果となった。とはいえこうした政治闘争は、少なくとも民主体制のもとで手続きを踏んで行われているということを理解しなくてはならない。
 ブラジルの株式市場もルセフ大統領の弾劾を織り込む形で上昇している。弾劾をめぐり対立が国内を二分する形で進んでいるため、ルセフ労働党政権の後に安定した政権が誕生し、税制・雇用・物流コストが物価高に結びつく「ブラジル・コスト」の改善など長年の課題に取り組むことができるかは定かではないが、政権交代によって左派政権の経済運営が変更されるのを期待してのことだ。 

「反フジモリ」が問われるペルー大統領選

 次に番組で取りあげられたのは10日に行なわれたペルーの大統領選挙だ。この「中南米の部屋」で事前に筆者が予想したように、日系3世のケイコ・フジモリ候補が首位で折り返し、6月5日の決選投票に臨むことになった(3月25日「ペルー大統領選:『フジモリの娘』に立ちはだかる『反フジモリ感情』の壁」参照)。得票率約40%と第2位のクチンスキ―元首相(21%)に対して圧倒的優位の支持を取り付けた。投票を前に急速に頭角を現した左派のベロニカ・メンドサ候補は18.78%と決選投票には食い込めなかった。中道右派同士の決戦となり、市場経済を軸とした経済政策は主たる争点とはならない。
 決選投票では父親のフジモリ元大統領に対する評価がマイナスに働く中、固い反フジモリ感情の壁をケイコ氏が崩せるかが焦点で、5年前の選挙と同様に接戦が予想される。現地報道では、最新の世論調査(DATUM)でも、クチンスキ―氏が辛うじて1%の差で有利ともみられている。どちらが勝ってもおかしくない情勢だ。だが、有力候補者の立候補取り下げで後味の悪さを残した選挙過程に加え、ほぼダブルスコアの大差をつけて勝利したケイコ候補が決選投票で敗れるようだと、選挙結果への信頼感に影響を及ぼすことも考えられる。
 またケイコ候補の「人民勢力」党は同時に行われた議会選挙で、一院制議会130議席のうち71議席と過半数を占めている。クチンスキ―政権が誕生した場合には少数与党(20議席)となるわけで、政権運営に大きな課題を残すことになる。2000年以降のポスト・フジモリ期において、政権与党はいずれも過半数を獲得することができず、政党間の暗黙の合意の中で政権運営がなされてきただけに、「人民勢力」党の過半数確保は、政治システムに新たな不確定要素が加わったことを意味する。

841とはずがたり:2016/05/04(水) 23:22:26
>>840-841
「エクアドル地震」と「ベネズエラ経済」

 次に番組で取りあげられたのは、16日にエクアドルの北部海岸部を襲った大地震である。熊本地震とほぼ同時に地球の裏側で発生したマグニチュード7.8の地震で、24日現在で犠牲者数は654人に上る。海岸部はエクアドル経済の中心地であるだけに、バナナ産業やエビ養殖業に大きな影響が出ることが予想される。石油価格の下落で経済運営に課題を抱えたコレア政権をさらに苦境に立たせたことは確かである。反米政権として発足した政権は、震源地近くのマンタ空軍基地から米軍を追放したつけを復興において払わざるをえないだろう。
 ベネズエラの経済の破綻は、終息が見えないだけに、たしかに混迷の度を深めている。番組で触れられていたように、電力供給が追いつかないため、金曜日を休業とするとの政府の決定は、その深刻さを物語るものだ。昨年末の議会選挙で、反対派が絶対多数を議会で獲得したものの、反対派との合意による国内対立の収拾と経済再建の動きはまったく見られない。石油価格の下落により今年度マイナス10%に及ぶと予想される経済低下、3桁のインフレの高進、差し迫ったデフォルトの危機と、破局的な局面が確実に近づいている。産油国の減産合意の取り付けに必死で奔走しているが、体制の存続を救うウルトラCはないであろう。  

「パナマ文書」でパナマは危機に陥るか?

 そして番組の最後に、いわゆる「パナマ文書」である。これは租税回避地として知られたパナマやカリブ地域で、パナマの法律事務所から関連文書が漏えいしたものだが、「パナマの混迷」とは程遠いものと言わざるを得ない。この問題が、パナマ運河拡張工事で年間6%の成長を遂げるパナマ経済に甚大な影響を及ぼし、国際金融拠点としての将来を危うくするとはとても思えない。
 番組の出演者からは、ビデオで出演した専門家の発言をなぞる形で、歴史的に資源開発に依存した産業構造の問題点が指摘された。それはそれで最近の経済低迷の背景を説明するにはもっともな点であり、人材育成や技術開発でのイノベーションが重要であることは、「中所得国の罠」から抜け出すために各国が取り組むべき宿年の課題である。
 だが、多くの発言が超富裕層の節税という先進国の視点に立った「パナマ文書」に集中するものであった。岸井成格毎日新聞特別編集委員が最近来日したウルグアイのムヒカ前大統領(「最も貧乏な大統領」)と、米キューバ正常化交渉に果たしたフランシスコ・ローマ法王に言及し、将来への希望を託するとのコメントを出して若干バランスがとれた形だが、番組としては極めて一面的で、ラテンアメリカの情勢理解をミスリードする内容となった。 

目に付いた事象をただ並べても……

 北米自由貿易協定(NAFTA)の中でメキシコは、自動車産業を中心にバリューチェーンを築き、資源開発に依存した産業構造を脱している。そのメキシコとともに、堅実なマクロ経済運営の下でグローバル経済との統合を進めるペルー、コロンビア、チリの4カ国が「太平洋同盟」を結成して市場統合を進め、3〜4%の堅調な経済実績を誇っている。
 対照的に混迷を深めつつあるのは、グローバル化に背を向け保護主義の下でばら撒き政策を行なってきたベネズエラやエクアドルなど反米左派政権であって、昨年末のアルゼンチンの政権交代はそこから脱出を図る強い兆しと見ることができる。先に見た通り、ブラジルの大統領弾劾もそうした方向性が見て取れる動きでもある。だが、今回の番組を見てもそうした現実は全く伝わらない。
 アルゼンチンのマクリ大統領の名前が「パナマ文書」にも出るなど課題が無いわけではないが、政権就任後、矢継ぎ早に経済政策を転換し、2月には米ファンドとの間でデフォルト問題の解決に合意し、4月19日には、2001年のデフォルト以降15年ぶりに初の起債(165億ドル)を米市場で実現するなど、アルゼンチンは国際金融界への復帰を実現したばかりである。
 破綻国家が続出する中東の混迷ぶりと比べて中南米の安定度はまったく比較にならない。中南米地域は1人当たりの所得が1万ドルと新興国でも高位に位置し、民主的制度が政権交代の基本となっている安定した地域である。この点を踏まえた情勢の分析や報道が求められる。目に付いた事象をただ並べて「混迷」と一括りにしても、得られるものは少ない。(遅野井 茂雄)

842チバQ:2016/05/05(木) 17:43:48
http://www.afpbb.com/articles/-/3085914
内戦2年の南スーダン、死者数は不明なまま 誰も数えず
2016年05月02日 13:46 発信地:ナイロビ/ケニア
【5月2日 AFP】南スーダンの2年に及ぶ内戦で、どのように人々が死んでいったかについての詳細な記録はあるが、殺害された人の数は明らかになっていない。

 男性や女性、子どもたちが銃撃され、やりで突かれ、焼かれ、去勢され、首をつるされ、水死させられ、車にひかれ、窒息させられ、餓死させられ、爆撃された。彼らの遺体はその場に放置されたり、ブルドーザーで共同の墓地に運ばれたりしたほか、人肉の儀式で食べられたことも少なくとも1回あった。

 内戦が始まって以来、殺りく行為はエスカレートして全土に広がったが、国連(UN)は当初から死者数を推定1万人としたままだ。

 一方、内戦の経過を綿密に調査している独立系シンクタンク「国際危機グループ(ICG)」は、内戦開始から1年が経過しようとする2014年11月の時点で、少なくとも5万人が死亡したとAFPに語った。

 国連は今年4月になってようやく死者数をICGと同数に修正したが、それは2年間での死者数としている。

 援助関係者や当局者らはオフレコの場で、死者数は30万人に上る可能性もあると語った。この数は、5年にわたるシリア内戦での死者数に匹敵する。

「暴力のレベルは世界の他の場所で見たことがないほどひどい」と、さまざまな紛争地で活動する国際援助団体のスタッフは匿名を条件に語った。2013年12月に内戦が始まって以来、30人以上の援助関係者が殺害されている。

 5万人という数は内戦による直接的な犠牲者の数であり、内戦の影響により死亡した人の数を含めれば、その数字は急増する。

 食糧支援が遮断されたために餓死した人や、病院が破壊されたために治療が受けられず死亡した人などがこれに含まれる。

 この内戦では、複数の武装集団が対立する民族の大量虐殺を行っているのであり、散発的な小さな衝突が起きているわけではない。

 明確に記録されている数字によると、家を追われた人が230万人、緊急食糧支援が必要な人が610万人、兵士に勧誘された子どもが1万5000人、国連の「文民保護」キャンプに避難している民間人が20万人いるほか、国連は支援金として12億1000万ドル(約1300億円)を必要としているという。

843チバQ:2016/05/05(木) 17:44:05
■「ルワンダ大虐殺後」のようなPTSD

 一方、死者数については正確な記録がない。「途中で分からなくなってしまった」と、国連平和維持活動(PKO)のエルベ・ラドゥス(Herve Ladsous)局長は4月に述べたが、PKO部隊の隊員1万4000人も含めて、これまで誰も死者数を記録してこなかった。

 国連開発計画(UNDP)は、全土で1500人を対象に行ったインタビューを基に、63%が近親者を亡くしたと報告。ほかに、子どもを拉致された人が18%、拷問を受けた人が14%、親類の行方が分からない人が33%、家を破壊された人が55%、病気になっても薬がなかった人が48%いたという。

 別の調査によると、北東部マラカル(Malakal)では、住民の77%が親類を殺害されたという。

 また、国連の調査から、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状を示した人が41%いることが明らかになった。「これはルワンダやカンボジアで大量虐殺が起きた後の数字に匹敵する」と、国連の報告書は指摘した。

 死者数が不明であることは、犠牲者に対する侮辱であり、南スーダンの内戦から国際社会の目を遠ざけ、殺害者たちを罰せずに放置することにつながるとアナリストらは語る。

 昨年8月に大統領派と反政府勢力の間で和平協定が結ばれたがその後も戦闘が続き、殺害された人々の痕跡はなくなりつつある。

 2014年に東部ボル(Bor)で大規模な墓地を見つけた国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は、「証拠は文字どおり墓標のない墓へと消えている」と警告した。(c)AFP/Peter MARTELL

844チバQ:2016/05/05(木) 17:44:52
http://www.afpbb.com/articles/-/3085851
マラウイのアルビノ「組織的に滅ぼされる」危機に、国連専門家
2016年05月01日 18:42 発信地:リロングウェ/マラウイ
【5月1日 AFP】国連(UN)の専門家は先月29日、アフリカ南東部マラウイに推定1万人いるとされる先天性色素欠乏症のアルビノの人々について、体の一部を呪術に用いるなどのために殺人事件が相次いでおり、こうした状況が続けばアルビノの人々が「組織的に滅ぼされる」危機に直面すると警告を発した。

 国連が初めて起用した、自らも先天性色素欠乏症でアルビノの人権問題の専門家であるイクポンウォサ・エロ(Ikponwosa Ero)氏は、12日間にわたり現地調査を実施。その結果として、状況は「緊急を要している。(アルビノの)人口を脅かすほどの危機」だと報道陣に語った。

 エロ氏の呼び掛けに先立ち、マラウイの裁判所は先週、21歳のアルビノの女性を殺害したとして2人の男に対し、禁錮17年を言い渡した。警察の報道官によると、女性を殺害した女性のおじ(38)と共犯者は「罪を認めた」が、「自分たちの行動を悪魔のせいだとし、寛大な措置を求めた」という。

 エロ氏によると、アルビノの人々に対する襲撃や誘拐、殺人事件が2014年末以来、マラウイの警察に65件報告されているという。

 さらに同氏は、マラウイなどではアルビノの人体の一部を持っていると、「富を増やし、事業を繁栄させ、雇用を促進する」ことができるなどと信じられていることから、アルビノの人々が標的となってきたとし、「死後も、彼らは平穏ではいられない。遺体の一部が墓地から盗まれることがあるからだ」と語った。(c)AFP

845チバQ:2016/05/05(木) 17:47:22
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160505/k10010509371000.html
ペルー大統領選の決選投票まで1か月 激しい接戦か
5月5日 4時44分
ペルーの大統領選挙の決選投票が1か月後に迫るなか、世論調査ではフジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏とペドロ・クチンスキー元首相が激しく競り合っていて、決選投票は接戦となることが予想されます。
ペルーの大統領選挙は、先月10日に投票が行われましたが、10人の候補者のうち、首位のケイコ・フジモリ氏の得票率が39%、2位のペドロ・クチンスキー元首相が21%などと、当選に必要な過半数に達した候補者はおらず、上位2人による決選投票が来月5日に行われます。
決選投票が1か月後に迫るなか、最近行われた複数の世論調査では、ケイコ・フジモリ氏とクチンスキー氏の支持率はいずれも40%台ときっ抗し、なかには0.2ポイントの僅差となった調査結果もあるなど、激しく競り合っています。
ケイコ・フジモリ氏は1990年から10年にわたって大統領を務めたアルベルト・フジモリ氏の長女で、父親さながらの強いリーダーシップをアピールし支持を広げてきましたが、前回5年前の大統領選挙では、同じように決選投票に進みながら父親が強権的な政治を行ったと対立候補から批判されて支持が伸び悩み敗れました。
クチンスキー氏は豊富な政治経験をアピールするとともにフジモリ元大統領の負の側面をとりあげて攻勢を強めていて、決選投票は接戦となることが予想されます。

846チバQ:2016/05/05(木) 19:10:49
http://www.sankei.com/world/news/160502/wor1605020014-n1.html
2016.5.2 09:54

節電のため標準時を30分変更 干ばつのベネズエラ

 ベネズエラ政府は1日、日照時間を有効利用し電力消費を抑えるため、標準時を30分早め、グリニッジ標準時(GMT)マイナス4時間とした。同国は産油国だが資源を有効活用できておらず、水力が発電の主力。エルニーニョ現象による干ばつの影響で水力発電が打撃を受け、電力不足が深刻化している。

 ベネズエラは国際的な原油価格下落の影響を受け財政難に陥っており、国民は高インフレや生活必需品不足に苦しんでいる。電力不足はさらに国民の不満を高めそうだ。

 現地からの報道によると、既に4月から首都カラカスを除いて4時間の計画停電が実施されているほか、官庁などの節電のため4月下旬からは少なくとも2週間、公務員を週休5日にする措置を取っている。

 日本との時差はこれまでの13時間半から13時間になった。(共同)

847チバQ:2016/05/05(木) 19:14:35
http://www.sankei.com/world/news/160430/wor1604300025-n1.html
2016.4.30 09:03

南ア大統領の汚職事件 私邸改修に公金 高裁が検察による起訴取り下げ見直しを命令

反応

反応


 南アフリカの首都プレトリアの高裁は29日、2009年に検察がズマ大統領に対する汚職事件での起訴を取り下げたのは不合理で見直すべきだとの決定を下した。ロイター通信が伝えた。

 ズマ氏は今年3月にも憲法裁判所から私邸改修に使われた公金を返還するよう命じられており、さらなる求心力の低下は避けられない状況だ。

 ズマ氏は大統領就任前の07年に軍装備に絡む汚職事件で起訴されたが、検察は09年に起訴を取り下げた。与党アフリカ民族会議(ANC)が検察に圧力を加えたとの臆測を呼び、野党はズマ氏を再び起訴するよう提訴していた。(共同)

848チバQ:2016/05/05(木) 19:15:22
http://www.sankei.com/world/news/160429/wor1604290066-n1.html
2016.4.29 23:53

南スーダンで移行政権発足 数万人犠牲の内戦終結へ大きな節目 反政府兵の指揮権は依然別 

 南スーダンのキール大統領は29日までに、大統領派と反政府勢力の双方が参加する挙国一致の閣僚名簿を発表、移行政権が発足した。AP通信などが伝えた。2013年末以降、数万人の犠牲者を出した内戦状態は終結に向け大きな節目を迎えた。

 ただ、大統領派と反政府勢力トップだったマシャール第1副大統領派の兵士らは依然として別々の指揮下にある。戦闘再発の恐れは残り、和平実現は予断を許さない。

 移行政権は今後約2年半の間に選挙を実施する。28日に任命された閣僚のうち16人が大統領派、10人がマシャール派。

 双方は昨年8月に和平協定に署名した。その後も散発的に戦闘が発生したが、今月26日にマシャール氏が和平協定に基づき、第1副大統領として政権に復帰した。(共同)

849チバQ:2016/05/08(日) 16:43:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160508-00000051-jij-int
窮地の大統領、停職不可避=混乱長期化か―ブラジル
時事通信 5月8日(日)14時57分配信

窮地の大統領、停職不可避=混乱長期化か―ブラジル
リオデジャネイロ五輪の聖火を掲げるブラジルのルセフ大統領(中央)=3日撮影、ブラジリア
 【サンパウロ時事】ブラジルのルセフ大統領が野党の追及を受け、弾劾に向かって窮地に立たされている。

 地元メディアによると、11日にも停職に追い込まれるのはほぼ確実。政治の混乱は長引きそうだ。8月開幕のリオデジャネイロ五輪を前に懸念が深まっている。

 上院特別委員会は6日、ルセフ氏に対する弾劾裁判を勧告する報告書を賛成多数で承認した。11日にも行われる本会議で採決され、過半数の賛成を得れば、ルセフ氏の半年間の停職と弾劾裁判の開始が決まる。

 徹底抗戦の構えを続けるルセフ氏は6日、「停職中も戦い続けよう」と支持者に訴えた。一方で「胸が引き裂かれる思いだ」と漏らし、弱気とも取れる心境をにじませた。

 ルセフ大統領を追い落とし、自ら昇格を目指すテメル副大統領は、野党有力議員と手を組み、ルセフ氏停職中の暫定政権発足へ準備を急いでいる。重要閣僚はすでに内定済みとみられ、深刻な景気低迷の脱却に最優先で取り組む方針だ。

 ただ、ルセフ氏の停職で混乱が収束に向かうと楽観する見方は少ない。国民の不満が強い物価上昇や悪化の一途をたどる失業率は、そう簡単に改善しない。混乱は長期化するとみられている。

850チバQ:2016/05/08(日) 16:56:39
http://www.sankei.com/world/news/160508/wor1605080024-n1.html
2016.5.8 14:46
【ブラジル情勢】
「ありがとう、日本人」 汚職追及で大統領窮地、日系捜査官「イシイさん」が時の人に お面や動画も

 ブラジルの国家会計の違法な粉飾をめぐってルセフ大統領が弾劾裁判を受けることが確実な情勢となっている。弾劾手続きの引き金となったのは、ルセフ氏が師と仰ぐルラ前大統領も訴追された国営石油会社ペトロブラスをめぐる史上最大の大規模汚職「ラバジャト事件」。ブラジル国民は捜査の進展を強く支援しており、担当した日系人捜査官のニュートン・イシイさんが人気を呼んで、一躍時の人となった。

 イシイさんは容疑者が逮捕されるたびに、連行する容疑者の隣に付き添い、その姿がブラジルの全国ニュースで中継された。次第に、白髪で黒いサングラスをした風貌の「あの日本人捜査員は誰だ?」と脚光を浴びることになった。

「ありがとう。イシイさん」

 その後、テレビや雑誌で特集が組まれて、イシイさんの名前はさらに有名となり、ネットでは「ありがとう。イシイさん」と題した動画が作られたほど。今年2月、リオデジャネイロのカーニバルでも「今年の顔」として、イシイさんのお面が登場した。

 ある外交官は「ブラジル国内でイシイさんは、勤勉で実直な日系人の象徴としても受け止められている」と話している。(リオデジャネイロ 佐々木正明)

851チバQ:2016/05/10(火) 23:13:54
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1605090037.html
【ブラジル情勢】ルセフ大統領の弾劾確実 11日にも停職決定か リオ五輪の開会宣言は誰が?
05月09日 23:19産経新聞

 【リオデジャネイロ=佐々木正明】ブラジルの国家会計を粉飾した疑いでルセフ大統領が弾劾裁判を受けることが確実な情勢となった。11日ごろに行われる上院(81議席)本会議で弾劾裁判開始に関する採決が行われ、過半数の賛成で承認される見込み。憲法の規定に基づき、ルセフ氏は最大180日間の停職となり、その間、テメル副大統領が暫定的に職務を代行する。

 ブラジルで大統領の弾劾裁判が行われるのは、1992年に不正蓄財疑惑が問われたコロル元大統領以来。コロル氏は裁判の結果を待たずに自ら辞任したが、今回の弾劾の動きを「クーデター」とするルセフ氏は徹底抗戦の構えを崩しておらず、辞任をきっぱりと否定。6日も遊説先で「今から本格的な戦いが始まる」と支援者に訴えた。

 今後、上院で最高裁長官を裁判長とする弾劾法廷が設置され、裁判形式で審理が進む。上院議員の3分の2以上の賛成(54人)で弾劾が成立し、テメル氏が18年まで大統領を務める。

 2014年に発覚した大規模汚職「ラバジャト事件」に対する国民の怒りは頂点に達し、経済危機や政治空白への責任を追及するルセフ氏への包囲網は強まっている。地元メディアによると、弾劾を支持する上院議員も日に日に増え、すでに40人以上に達した。

 南米初開催となる8月のリオデジャネイロ五輪をめぐっては、ルセフ氏が停職に追い込まれることで、同5日の開会式で国家元首として誰が開会を宣言するのか不透明な状態に陥る。五輪まで3カ月を切ったが、ブラジルのメディアは連日、弾劾手続きやラバジャト事件の捜査の進展を大々的に伝え、五輪に関する報道は控えめ。国民の盛り上がりも欠いている。

 さらに、弾劾裁判が進展すれば、ルセフ氏が師と仰ぎ、03年から続く労働者党(PT)政権の最大の実力者であるルラ前大統領の政治力も失われることにつながる。ルラ氏はラバジャト事件にからみ、3月に起訴された。ルセフ氏に対しても司直の手が伸びており、今後、検察当局が捜査する可能性がある。

852とはずがたり:2016/05/12(木) 20:12:45
ブラジル大統領の職務停止を可決 政府粉飾めぐり上院
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/463/14b33942334147151ab8e7d124bcb2f3.html
(朝日新聞) 19:10

 政府会計の粉飾に関わったとされるブラジルのルセフ大統領について、同国の上院本会議(定員81)は12日、ルセフ氏の責任を問う弾劾(だんがい)裁判の開始を、賛成55票(反対22票)の賛成多数で決めた。ルセフ氏は判決言い渡しまで最大180日間の職務停止処分となり、野党所属のテメル副大統領が大統領の職務を代行する。弾劾裁判で有罪判決が出ればルセフ氏は罷免(ひめん)され、テメル氏が後任に就く。

 8月に控える南米初のリオデジャネイロ五輪の開幕時は、テメル氏が大統領代行を務めている可能性が高い。大統領への弾劾裁判が続く中での五輪という異常事態となりそうだ。(ブラジリア=田村剛)

853チバQ:2016/05/12(木) 22:44:14
http://www.sankei.com/world/news/160512/wor1605120031-n1.html
2016.5.12 12:07
【パナマ文書の衝撃】
豪首相、租税回避地の法人取締役に名前 「問題はない」と表明も7月2日の総選挙に影響か


 オーストラリアン・フィナンシャル・レビュー紙は12日、パナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」がタックスヘイブン(租税回避地)の英領バージン諸島に設立した法人の取締役に、オーストラリアのターンブル首相が就任前に名を連ねていたと報じた。租税回避地に関する「パナマ文書」で明らかになった。

 法人はロシア極東・シベリアで金鉱山を開発。ターンブル氏は12日、同法人の役員になっていたことについて問題はないとの認識を示した。同紙も「不適切な行いはなかった」としているが、7月2日の総選挙に影響が出る恐れもある。

 同紙によると、ターンブル氏は1993年、オーストラリアの鉱業企業取締役になった後、英領バージン諸島の子会社取締役となり95年に両社の取締役を辞任した。ニューサウスウェールズ州のラン元州首相も共に取締役となった。(共同)

854チバQ:2016/05/12(木) 22:45:30
http://www.sankei.com/world/news/160512/wor1605120049-n1.html
2016.5.12 20:03
【ブラジル情勢】
ルセフ大統領の弾劾裁判開始が決定 上院で賛成過半数、180日間停職に テメル氏が大統領代行

 【リオデジャネイロ=佐々木正明】国家会計の違法な粉飾が疑われているブラジルのルセフ大統領に対する弾劾手続きで、上院(81議席)は11日から12日にかけて本会議を開いた。過半数となる55人の議員が弾劾裁判開始に賛成票を投じ、裁判の開始とルセフ氏の最長180日間の停職が決まった。

 ルセフ氏は12日中にも停職になり、テメル副大統領が大統領代行を務める。

 今後、最高裁長官が裁判長となり、ルセフ氏を被告として裁判形式で弾劾の審理が進められる。ルセフ派は徹底抗戦をする構えだが、上院議員の3分の2以上の賛成があれば、ルセフ氏は失職。裁判中に暫定政権を率いるテメル副大統領が昇格し、2018年末まで大統領を務める。

 ブラジルで大統領の弾劾裁判が行われるのは、1992年に不正蓄財疑惑が問われたコロル元大統領以来。コロル氏は裁判の結果を待たずに辞任した。

 支持率10%前後に落ち込むルセフ氏の政治的地位はすでに失われているとの見方が大半だが、今後、ブラジルで政治・社会の混乱が深まり、8月のリオデジャネイロ五輪へ影響が及ぶことが懸念されている。

855名無しさん:2016/05/15(日) 11:22:49
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160513/k10010519511000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_019
カナダ首相とガーナ大統領の訪日 閣議で了解
5月13日 14時25分
政府は13日の閣議で、カナダのトルドー首相を今月23日から、またガーナのマハマ大統領を今月17日から、それぞれ公式実務訪問賓客として日本に招くことを了解し、安倍総理大臣との首脳会談を行うと発表しました。
政府は13日の閣議で、カナダのトルドー首相を今月23日から25日までの3日間の日程で、公式実務訪問賓客として日本に招くことを了解しました。トルドー首相の日本訪問は去年12月の就任以来初めてで、天皇陛下と会見するとともに、今月26日に開幕する伊勢志摩サミットに先立って、安倍総理大臣と首脳会談を行う予定です。
菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「日本とカナダは、ともにG7=主要7か国のメンバーとして基本的価値を共有する、アジア太平洋地域の重要なパートナーだ。伊勢志摩サミットを前にトルドー首相との間でさまざまな課題について意見交換を行い、認識を共有しておくことは極めて重要だ」と述べました。
また、政府は13日の閣議で、ガーナのマハマ大統領を今月17日から20日までの4日間の日程で、公式実務訪問賓客として日本に招くことも了解し、天皇陛下と会見するとともに、安倍総理大臣との首脳会談を行うと発表しました。マハマ大統領が日本を訪れるのは、2013年に大統領に就任して以来、2回目です。

856チバQ:2016/05/15(日) 21:10:25
http://www.sankei.com/world/news/160513/wor1605130019-n1.html
2016.5.13 10:24
【ブラジル情勢】
政局波乱第2幕の可能性も 「ルセフ派」抵抗、野党を攻撃
 【リオデジャネイロ=佐々木正明】ブラジルのルセフ大統領の弾劾裁判の開始が12日に決まり、ブラジル最大の企業ペトロブラスを舞台にした大規模汚職「ラバジャト事件」の捜査の行方が、今後の政局を大きく左右する可能性が出てきた。最大政党のブラジル民主運動党(PMDB)が主導した暫定政権が発足する見込みだが、PMDB幹部にも捜査対象者が含まれ、政権基盤はもろい。政局波乱の「第2幕」が起きる可能性も指摘されている。

 ラバジャト事件をめぐっては3月、ルセフ大統領の師であり労働党(PT)最大の実力者、ルラ前大統領が資金洗浄の疑いで起訴された。停職と弾劾裁判が決まったルセフ氏も、事件における裏金取引への関与について捜査が強化され、弾劾裁判の行方に影響を与える可能性がある。

 PTはルラ氏が大統領に就いた2003年から政権運営を担ってきたが、地元紙は、上院の決定が「13年間に及ぶPTの権力を失わせる」と報じている。

 しかし、PTは一時的に下野することで今後、議会や法廷で激しく抵抗することが予想されている。

 PMDBに所属し、近く暫定大統領に就くテメル副大統領自身が、議会の承認なく国家支出を許可したとして弾劾の請求を受けている。ラバジャト事件をめぐっても、PMDBの実力者で、5月に下院議長の職を解かれたばかりのクニャ氏が起訴された。PMDBのカリェイロス上院議長も同事件の捜査対象者だ。

 弾劾裁判では、上院議員の3分の2が賛成すればルセフ氏は失職するが、PTは今後、PMDB幹部らの不祥事を徹底的に訴えて巻き返しを図り、ルセフ氏の弾劾を阻止する戦略とみられる。報道によると、PTの一部は早期の国政選挙の実施を模索している。

 一方、今後の汚職捜査や弾劾裁判でカギを握る最高裁で、ルラ氏とルセフ氏の政権時代に登用されたPT寄りの判事の意向が強く働く可能性も指摘されている。

857チバQ:2016/05/15(日) 21:12:46
http://www.sankei.com/world/news/160513/wor1605130022-n1.html
2016.5.13 10:31

スーダン大統領が外遊 ICC逮捕状も拘束されず 欧米外交団は抗議し式典退席



 国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状が出ているスーダンのバシル大統領は12日、東アフリカ・ウガンダの首都カンパラを訪問し、2月に再選されたムセベニ大統領の就任式に出席した。ウガンダはICC加盟国としてバシル氏を拘束しICCに引き渡す義務があるが、バシル氏は拘束されず、12日中に帰国した。ロイター通信が伝えた。

 米国務省によると、欧米の外交団はバシル氏の出席に抗議するため、就任式を途中退席した。国務省のトルドー報道部長は「虐殺や戦争犯罪、人道に対する罪への責任を明確にしようとする努力をあざ笑っており、(退席は)適切だった」と語った。

 ICCは2009年、スーダンのダルフール紛争を巡る戦争犯罪などの容疑で、現職の国家元首に対する初の逮捕状をバシル氏に発付した。(共同)

858チバQ:2016/05/15(日) 21:14:20
http://www.sankei.com/world/news/160513/wor1605130040-n1.html
2016.5.13 15:56
【ブラジル情勢】
経済復興最優先の暫定政権発足 代行大統領のテメル氏「団結」を国民に呼び掛け

 【リオデジャネイロ=佐々木正明】ブラジルの大統領の停職を受け、ミシェル・テメル副大統領(75)は12日、暫定政権を発足させた。1930年代以来とされる不況の中、テメル氏は経済復興を最優先課題に掲げ、就任後の記者会見で国民に「団結」を唱え、危機脱出のための協力を呼びかけた。8月のリオデジャネイロ五輪については成功に向けて最善をつくす考えを示した。

 テメル氏は12日、上院本会議でルセフ氏の弾劾法廷設置が決まった後、大統領代行に就任。弾劾裁判では上院議員の3分の2の賛成でルセフ氏の罷免が決まり、テメル氏は2018年までの政権運営を担う。

 テメル氏はサンパウロ出身の元弁護士。ブラジル民主運動党(PMDB)に所属し、下院議長などの要職を務めてきた。外交筋は「物事を決定する前に根回しや調整をしっかり行うタイプの政治家」と評する。

 就任会見では「国家を落ち着かせることが急務だ」と述べ、全ての政党や政治組織に対立の回避を促した。国家財政を立て直すため省庁の削減や年金改革に取り組む考えも表明。さらに、国営石油会社ペトロブラスを舞台にした大規模汚職「ラバジャト事件」の捜査強化も支持した。

 閣僚人事では安定成長を維持した03年〜10年に中央銀行総裁を務めたメイレレス氏を財務相に登用。金融政策運営の手腕に定評があるメイレレス氏は海外でも評価が高く、株式市場などに肯定的なシグナルを与える可能性がある。

 しかし、12日に大統領府を去ったルセフ氏は「あらゆる法的手段を用いて徹底抗戦する」と強調。テメル氏の政治基盤は弱く、多くの専門家は政治の混乱は18年の大統領選挙まで続くと分析している。

859チバQ:2016/05/15(日) 22:36:27
http://www.afpbb.com/articles/-/3087128
ベネズエラ大統領、新たな緊急事態令 停止工場を一斉取り締まりへ
2016年05月15日 16:22 発信地:カラカス/ベネズエラ
【5月15日 AFP】深刻な経済危機に見舞われているベネズエラのニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領は14日、新たな緊急事態令のもとで一斉取り締まりを実施し、操業を停止した工場の差し押さえやその経営者を逮捕すると述べた。また軍事介入といった国外からの脅威など「あらゆる状況に備える」ため軍事演習を21日に実施すると発表した。

 食料不足や物価高騰、暴動、略奪、自警団による裁きなどを引き起こし、ベネズエラを崩壊寸前に追い込んでいる深刻な経済危機への対応に追われているマドゥロ大統領は13日、「ベネズエラの極右派」の要請を受けて、同国を不安定化させているとして米国を非難するとともに、緊急事態令を宣言した。

 新たな緊急事態令は、同大統領が1月に宣言した「経済緊急事態」を全面的な非常事態に拡大するかたちとなる。

 首都カラカス(Caracas)で14日に行われた集会で同大統領は、緊急事態令のもと、いくつかの対策が取られると支持者らに述べたが、その内容はまだ正式には発表されていない。

 マドゥロ大統領は、「資本家階級によってまひさせられているわれわれの生産能力を回復するため、あらゆる対策を取らなければならない」、「(生産を)停止し、国に対する妨害活動を行いたい者は全員出ていくべきだ。そして、実際に停止した者は逮捕され、刑務所に送られなければならない」と、声援を送る支持者らに語った。

 ベネズエラでは先月30日、同国最大の飲食品会社ポーラー・グループ(Polar Group)が、政府の不手際により大麦をもはや輸入することができないとしてビールの生産を停止している。(c)AFP/Valentina OROPEZA

860チバQ:2016/05/17(火) 00:04:27
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160514-OYT1T50011.html?from=ycont_latest
大統領代行テメル氏、前途多難…自身も弾劾対象
2016年05月14日 09時17分
 【ブラジリア=吉田健一】弾劾に問われているブラジルのルセフ大統領が職務停止となり、テメル副大統領が12日、大統領代行に就任した。


 テメル氏は就任後初の記者会見で、「国家の安定と国民の団結が喫緊の課題だ」と述べ、政治の混乱と深刻な経済危機の克服に向け、国民の支持を訴えた。テメル氏自身も弾劾請求の対象となっており、前途は多難だ。

 深刻な経済危機にある中、テメル氏は暫定政権を「救国」の政府と位置づけ、経済再建に最優先で取り組む考えを表明。「内外で国への信頼を取り戻す」と決意を語り、第一歩として歳出削減のために省庁統合を行う計画を明らかにした。組閣では、財務相に市場からの信頼が厚いメイレレス元中央銀行総裁を起用した。

861チバQ:2016/05/18(水) 21:51:55
http://www.sankei.com/world/news/160517/wor1605170023-n1.html
2016.5.17 11:20

ドミニカ共和国大統領選、現職メディナ氏再選 

16日、ドミニカ共和国の大統領選で再選が確実となり、手を振るメディナ氏=サントドミンゴ(AP)
16日、ドミニカ共和国の大統領選で再選が確実となり、手を振るメディナ氏=サントドミンゴ(AP)

 カリブ海のドミニカ共和国で15日に行われた大統領選で、地元メディアは16日、ドミニカ解放党(PLD、中道左派)の現職ダニロ・メディナ大統領(64)の再選が確実になったと報じた。メディナ氏は「再び全ての国民の大統領になった」と勝利宣言した。

 メディナ氏は観光業などに力を入れ、地域で最高水準の経済成長を達成。教育政策も充実させ、国民の幅広い支持を集めた。2期目の就任は8月16日、任期は4年。

 大統領選には計8人が立候補した。中央選挙管理委員会の中間集計によると、開票率約58%の段階でメディナ氏の得票率は約62%、メディナ氏と事実上の一騎打ちとなった現代革命党(PRM、中道左派)の実業家ルイス・アビナデル氏(48)は約35%。メディナ氏の陣営は、結果は覆らないとしている。(共同)

862チバQ:2016/05/19(木) 22:38:07
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160519X520.html
「難民は読み書きできない」=豪移民相の発言が波紋
16:17時事通信

 【シドニー時事】オーストラリアのダットン移民・国境警備相が「難民は英語はもちろん母国語でも読み書きができない」と発言し、波紋が広がっている。野党は「難民や移民への侮辱だ」と反発。7月2日の総選挙に向けた争点として、難民政策が注目を集めている。

 移民相は17日のテレビ番組で、「難民は算数もできない。豪州での定住には膨大な費用が掛かる」と指摘。難民受入数(現行は年1万3750人)の大幅な拡大を訴える野党の寛大な難民政策を非現実的と批判した。

 野党側は「移民国家の歴史を否定するもの」「外国人嫌いの政策」と反発し、移民相辞任を求める声も上がっている。

863チバQ:2016/05/21(土) 23:24:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160521-00000077-mai-s_ame
<ペルー大統領選>ケイコ・フジモリ氏に資金洗浄疑惑
毎日新聞 5月21日(土)22時35分配信

 ◇本人は陰謀説主張

 【サンパウロ朴鐘珠】ペルーの現地報道によると、同国のサンチェス司法長官は20日、大統領選に立候補しているケイコ・フジモリ氏(40)を資金洗浄(マネーロンダリング)の疑いで捜査していると発表した。ケイコ氏は疑惑を否定したが、他にも選挙資金を巡る裏金報道が相次いでおり、6月5日の決選投票に影響する可能性がある。

 中道右派のケイコ氏はアルベルト・フジモリ元大統領(77)の長女。4月10日の第1回投票では得票率40%の首位だった。

 捜査書類を入手した現地紙コメルシオが20日に裏金疑惑を報じ、司法長官が認めた。同紙などによると、検察が捜査に着手したのは3月。昨年11月に開催された2度の政治資金パーティーと、ケイコ氏の夫の土地購入に絡み、計約100万ドル(約1億1000万円)相当の資金がケイコ氏の陣営に不正に渡った疑いが持たれている。

 サンチェス司法長官は現時点で捜査がまだ初期段階にあると認め、起訴に至るには「さらに多くの証拠が必要だ」と述べた。

 ケイコ氏は同日会見し、「対立候補に都合の良い情報が投票の2週間前に発表されるとは興味深い」と陰謀説を主張。資金の動きは選挙管理委員会に適正に報告していると反論し、「この先も次々に出てくるであろう疑惑やウソに国民はだまされないでほしい」と訴えた。

 ケイコ氏の周辺では15日、陣営幹部で側近のラミレス国会議員が前回2011年の大統領選の際、ケイコ氏の選挙資金として1500万ドル(約16億5000万円)の裏金を用意したと証言する盗聴内容が報道された。

 ラミレス議員を捜査していると報じられた米麻薬取締局は16日に「ケイコ氏はこれまでのところ捜査対象に含まれていない」と声明で発表。しかしラミレス議員の捜査については肯定も否定もせず、同議員は騒動の責任を取って18日に所属党の事務局長を辞任した。

 決選投票はケイコ氏と、中道右派のクチンスキ元首相(77)の争い。世論調査の支持率はケイコ氏がわずかに優位を保っているが、両者の差は1ポイント未満で激戦が予想される。

864チバQ:2016/05/22(日) 20:26:23
http://www.sankei.com/world/news/160514/wor1605140052-n1.html
2016.5.14 19:18
【どうなるリオ五輪(上)】
「この国は今、崖から転げ落ちている」中国依存でマイナス経済、前大統領頂点にした史上最大の汚職
 5月1日のメーデー。ブラジル・リオデジャネイロの労働者の集会は、労働党(PT)が支持者らの前で、8月の五輪開催をアピールする好機となるはずだった。しかし、数百人が足を運んだ会場は政界の混乱に関する話題ばかりで、最後まで五輪に関する言葉は聞かれなかった。

 「一部の病院は資金が尽きて閉鎖された。学校でも教職員がストライキを行っており、授業がない日々が続いている。失業や給料の遅配で人々の生活は苦しく、とても五輪どころではない」

 集会に参加した銀行員、マルセイウさん(36)が市民の立場をこう代弁した。

■  ■

 リオ五輪の開催権は2009年10月、ルラ大統領率いるPTの政権が勝ち取った。当時、ブラジルは高度経済成長を遂げ、多くの国民が輝かしい国の未来を信じていた。国際オリンピック委員会(IOC)総会の会場でルラ氏は涙を流し、「ブラジルにとって歴史的な日だ」と宣言した。

 それから7年。リオの街では夢の実現に向けた熱気はみられない。専門家は現状をこう指摘した。

 「この国は今、崖の上から転げ落ちている状態だ」

 ブラジルは今、1930年代以来といわれる経済危機に陥っている。昨年の成長率はマイナス3.8%で、今年も同様と見込まれる。ルラ氏と後任のルセフ大統領の政権が中国への貿易依存度を引き上げたため、中国の景気減速が足を引っ張った形だ。

■  ■

 政治不信のもう一つの大きな要因は、リオに本社を置く国営石油会社ペトロブラスを舞台とする、史上最大ともいわれる汚職事件だ。スイス当局から秘密口座の取引記録が提供されたことで、ルラ氏を頂点とする汚職の連鎖があぶり出された。政権維持のため、PTがペトロブラスから得た裏金を政界関係者に渡していた構図が暴かれたのだ。

 「ルラ氏が政権に就いてから、明らかに会社の雰囲気が変わり、経営がおかしくなっていった」。ペトロブラスでエンジニアとして働く40代の男性がいう。

 同社は一連の事件で約430億レアル(約1兆3千億円)の損失を抱え、経営難に見舞われている。

 リオ出身でPTに所属する下院議員、ワジー・ダモス氏が国内の現状をこう評した。「今のブラジルに五輪を開くゆとりはない。2年前のサッカーW杯が精いっぱいだったのだ。五輪がなければ、多額の予算を他の事業や手当てに回すことができたはずだ」

 大統領の職務が停止されたルセフ氏。弾劾裁判は五輪期間中も開かれる見通しで、競技施設の近くでさえデモや市民の対立が起きかねないと懸念されている。



 リオ五輪の開幕まで残り3カ月を切った。しかし、ブラジルの政治空転や経済停滞、治安悪化などに歯止めがかかる気配はまったくみえない。リオの街から現状を報告する。(リオデジャネイロ 佐々木正明)

865チバQ:2016/05/22(日) 20:27:23
http://www.sankei.com/premium/news/160516/prm1605160010-n1.html
2016.5.16 03:00
【どうなるリオ五輪(下)】
警察と犯罪組織が“戦争状態” 給料未払いで警察官の職務意識低下 サッカー・リバウド氏「治安ひどい」
 五輪を間近に控えたブラジルのリオデジャネイロでは、ルセフ氏の大統領弾劾問題で政争に明け暮れている間に、治安が深刻な状況に陥っている。

 サッカーの2002年日韓ワールドカップ(W杯)でブラジル代表の10番を背負ったリバウドさんはネット上でこう訴えた。

 「今朝、少女がギャングに殺害された。ブラジルの状況はひどいことになっている。五輪のためにブラジルに来ることを考えている人に国に止まるように忠告したい」

 祖国の英雄リバウドさんの訴えは、リオ市内各地の銃撃事件で多くの市民が犠牲となるケースが相次いでいることが原因だ。

 少女(17)は母の日の前日の7日、家族と国際空港まで母親を迎えに行く途中、銃撃を受けた。現場は、五輪期間中、大動脈となる幹線道路だった。犯人はファベーラ(貧民街)に住む18歳の少年。遊ぶ金ほしさの犯行だった。

 その2日前には、警察部隊と麻薬犯罪組織との間で近年珍しい大規模な銃撃戦がリオ中心部で繰り広げられた。現場は五輪マラソン競技のスタート・ゴール地点で、カーニバル会場としても有名な施設「サンボドロモ」の近く。銃撃戦は全土に生中継され、警官を含む6人が死亡した。

 リオの犯罪事情に詳しい日本の警察幹部がこう指摘した。「警察と麻薬組織は戦争状態にある。経済危機に伴い犯罪が増え、五輪の懸念材料だ」

 統計によると、市内の強盗発生事件は昨年8万1000件で、4年前に比べ約50%増加。毎年80人に1人が被害にあっている計算だ。

 問題を深刻にさせているのがリオ州の財政難だ。州警察に夫(44)が務める妻が重い口を開いた。「もう3カ月も給料をもらっておらず、多くの警官が生活に困っている」。

 犯罪対策で警官自身が死傷するケースも急増。今年4カ月間ですでに35人が殉職、128人が重傷を負った。治安の専門家は「給料未払いで警官の職務意識が低下している。今後、警官がストライキを起こす可能性もある」と警告した。

 地元紙は、街を警備する警官の数が減っていると指摘。五輪中の警察の応援部隊が、2000人少なくなることも判明した。政府は期間中、軍部隊も動員し、安全を確保すると説明する。だが、市民の多くは、そのしわ寄せが五輪後にきて、犯罪が一層増加することを懸念している。(リオデジャネイロ 佐々木正明)

866チバQ:2016/05/24(火) 20:32:36
http://www.sankei.com/world/news/160524/wor1605240035-n1.html
2016.5.24 18:30
【ブラジル情勢】
汚職捜査妨害疑惑で閣僚を停職、暫定政権に痛手「流血止めるには最高裁と協定」
 ブラジル暫定政権のジュカ企画・予算管理相が就任前、自らが捜査対象となっている汚職事件の捜査を妨害しようとしていた疑いを示す電話の盗聴記録が23日、地元メディアに報じられ、テメル大統領代行(副大統領)はジュカ氏を一時停職にした。

 弾劾手続きでルセフ大統領が停職になったことを受けて12日に発足したばかりのテメル暫定政権にとって大きな痛手になった。

 ジュカ氏による捜査妨害の疑惑が指摘されたのは国営石油会社ペトロブラスを舞台に多数の政治家や企業幹部を巻き込んだ汚職事件。報道によると、ジュカ氏は3月、同じく捜査対象になっている元会社社長との電話で「流血を止めるためには政権を代えなければならない」と述べ、暫定政権は、捜査を指揮する最高裁などと「協定」を結ぶべきだとの考えを示したとされる。(共同)

867とはずがたり:2016/05/25(水) 12:04:44
人道サミット閉幕、潘氏「がっかり」 G7欠席相次ぐ
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/179/b069592e5c3ad3fd6d7e766fed90e265.html
(朝日新聞) 10:37

 トルコ・イスタンブールで開かれていた初の国連の「世界人道サミット」は24日、2日間の会期を終えて閉幕した。シリア難民など人道危機が相次ぐ中で、支援資金の確保が主なテーマだったが、大口資金提供元である主要7カ国(G7)のうち、ドイツのメルケル首相以外の首脳は欠席。主催した潘基文(パンギムン)国連事務総長は閉幕の際、「がっかりした」と振り返った。

 サミットでは、潘氏が紛争や災害の現場で難民らに物資を提供するといった従来の人道支援のあり方から、社会基盤を強化するなどして難民ら人道支援を必要とする人々を生みにくくするための支援への転換を提唱した。潘氏はそうすることで、「より少ない資金でこの状況を解決できる」と主張し、実現に向けて取り組みを続ける意向をサミットで示した。(イスタンブール=松尾一郎)

868とはずがたり:2016/05/25(水) 12:05:24
ロシアが声明文 世界人道サミット「署名したくない」
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASJ5Q5J6GJ5QUHBI01V.html
05月24日 03:21朝日新聞

 国連の世界人道サミットの開催に神経をとがらせているのが、ロシアだ。開催直前になって米ニューヨークにある各国の国連代表部に声明文を配布。サミットの運営を批判し、いかなる誓約文書にも「署名したいと思っていない」と牽制(けんせい)した。

 声明文はサミットの約2週間前に出された。サミットの成果物になる誓約文書のたたき台について「加盟国の個々の立場を反映させる余地がなく、加盟国間で広く合意されていない」「広範囲に及ぶ加盟国への義務規定が含まれている」と反発している。

 これに対し、国連のデュジャリック報道官は「国連は多くの時間を掛けて加盟国と議論し、準備を進めてきた。ロシア以外からはそのような手紙(不満)は届いていない」と不快感を示している。

869チバQ:2016/05/25(水) 21:22:09
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160525k0000m030064000c.html
<ベネズエラ>大統領罷免の国民投票巡り、与野党対立激化
05月24日 20:44毎日新聞

<ベネズエラ>大統領罷免の国民投票巡り、与野党対立激化
マドゥロ大統領罷免を求めるデモ参加者(中央)を押し戻す警官=ベネズエラ・カラカスで18日、AP
(毎日新聞)
 【サンパウロ朴鐘珠】南米ベネズエラでマドゥロ大統領の罷免を求める国民投票の実施を巡り、与野党対立が激化している。原油価格の低迷で財政危機に陥る同国では、反米左派を旗印にしたマドゥロ政権の求心力が急速に低下。国民投票が年内に実現すれば政権交代は確実な情勢だが、政府は手続きを遅らせており、デモが多発するなど国内も混乱している。

 左派政権にとっては来年1月10日が命運を分ける日付だ。憲法の規定上、これより前に国民投票でマドゥロ大統領が罷免されれば大統領選が行われ、同日以後であれば罷免されても残りの任期2年は与党のイストゥリス副大統領が大統領を務める。

 中道右派の野党連合は昨年12月の国会議員選で3分の2超の議席を獲得しており、年内に国民投票まで持ち込みたい考えだ。大統領罷免の手続きの第1段階は、有権者の1%の署名(約20万筆)を1カ月以内に集めることで、ロイター通信などによると、野党連合は1週間足らずで185万筆を集め、5月2日に選挙管理委員会へ提出した。

 これに対し、イストゥリス副大統領は「不正行為」などを理由に署名活動は無効だと主張し、国民投票を実施しない意向を表明した。マドゥロ大統領は、隣国ブラジルで左派のルセフ大統領に対する弾劾裁判開廷が決まった翌日の13日に非常事態を宣言。「国内右派の要請を受けワシントンが手段を講じている」と、ベネズエラとブラジルで国家転覆計画が進んでいるとの陰謀論を国民に説いた。

 このため、今月中旬以降、首都カラカスでは野党連合の呼びかけに応じた数千人規模のデモ隊が軍や警官隊と衝突し、催涙ガスなどで鎮圧される騒動が相次いでいる。野党指導者で前回大統領選でマドゥロ氏に惜敗したカプリレス氏は17日、「軍人たちに告ぐ。憲法に従うか、マドゥロに従うか。真実を選択する時が来た」と呼びかけた。

 4月末に発表された世論調査では、約70%の国民が政権交代を望んだ。同国経済は原油輸出の利益に依存し、食料品や生活必需品を輸入に頼っている。2014年以降の原油価格低迷により、外貨収入が減少し、物不足が顕著となっている。

870とはずがたり:2016/05/26(木) 23:08:59

砂糖不足ベネズエラ、コカ・コーラ製造一部停止
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/144/d224708dccb3048e5096e496ced5f714.html
(読売新聞) 21:40

 【リオデジャネイロ=吉田健一】英BBCなどによると、原油安で経済危機に陥っている南米の産油国ベネズエラで、砂糖不足が起き、米飲料メーカー大手コカ・コーラが一部飲料の製造停止に追い込まれている。

 ベネズエラでは、原油安の直撃による外貨不足で砂糖の輸入が難しくなっていることに加え、農家が価格統制下にある砂糖の生産を嫌って、国内生産量が減っていることが追い打ちをかけた。同社は、砂糖を使わない飲料などの製造は続けるとしている。

 ベネズエラでは、大半を輸入に頼る生活必需品や食料品の不足が深刻化。4月には、同国食品大手のポラールが、輸入による大麦の確保ができないとしてビールの生産を停止している。

871チバQ:2016/05/27(金) 23:12:36
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160527k0000m030107000c.html
<南スーダン>石油利権、対立の火種 暫定政権1カ月
05月26日 22:40毎日新聞

 【ヨハネスブルク小泉大士】内戦状態が続いていた南スーダンで、反政府勢力も加わった暫定政権が発足して1カ月。目立った衝突もなく安定が保たれているが、キール大統領派が画策する「州分割」などを巡って反政府勢力との対立の火種がくすぶっている。

 「首都ジュバでは平穏な状況が続き、市場もにぎわっている。張り詰めた空気はない」。地元記者は電話取材に現状をそう語った。

 反政府勢力トップのマシャール氏は4月26日に首都に戻り、第1副大統領に就任。当初の見込みから7カ月遅れで、同29日に統一政権が発足した。2年半後に選挙で選ばれた新政権が引き継ぐ。

 2年以上に及んだ内戦では数万人が死亡し、230万人以上が家を追われた。経済も著しく疲弊し、インフレ率は200%を超えた。暫定政権は国際機関などに経済立て直しの支援を求めているが、反応は鈍い。キール派とマシャール派の対立が根深く、双方の出身民族であるディンカ人とヌエル人の対立感情も絡むからだ。

 大きな火種の一つが「州分割」問題だ。キール大統領は昨年8月の和平合意後、現行の全10州を分割して28州にする方針を決定。ディンカ人が多数派になるように州の境界線を引き、石油利権などを握る意図があると指摘される。

 南スーダンは元々、スーダンからの分離独立(2011年7月)以前、政府(当時は自治政府)の歳入の98%を石油に頼っていた。極端な石油依存体質から、石油が争いの種になってきた。

 マシャール派は分割案の凍結を求めているが、大統領は「平和と安定を望まないのか」と拒否。和平合意に応じない一部の反政府勢力の存在などとともに、混乱収束に向けた障害となっている。

 シンクタンク「安全保障研究所」(ナイロビ)のガティム研究員は「政府内に2人の大統領が併存しているようなもの。国より出身民族への帰属意識が強い人々に、国民意識をどう形成するかは大きな課題だ」と語った。

872チバQ:2016/05/29(日) 11:31:43
http://www.sankei.com/world/news/160528/wor1605280068-n1.html
2016.5.28 23:51
【ペルー大統領選】
ケイコ氏やや優勢…終盤も接戦続く 決選まで1週間
 【ロサンゼルス=中村将】南米ペルーのウマラ大統領の任期満了に伴う大統領選の決選投票が6月5日に行われる。アルベルト・フジモリ元大統領(77)の長女で中道右派のケイコ・フジモリ氏(41)と、元首相で中道右派のクチンスキ氏(77)による一騎打ち。投票まで1週間となり、ケイコ氏リードを伝える世論調査もあるが、終盤も接戦が続くことは確実な情勢だ。

 今月22日に公表された、地元調査会社による模擬投票で、ケイコ氏は52・6%を獲得。47・4%のクチンスキ氏を上回った。模擬投票は19、20の両日に実施された。一方、20日にはケイコ氏のマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑が報じられ、ケイコ氏は否定したものの、司法長官が「初歩的な捜査」に着手していることを認めたため、選挙戦への影響が指摘されていた。

 ところが、今月26日に公表された別の調査会社による世論調査では、ケイコ氏の支持率が46%、クチンスキ氏は38・9%で、ケイコ氏が引き続き、やや優勢を保っているもようだ。

 両候補とも、開放的な経済政策に重点を置いており、公約にも争点になりそうな差は見当たらない。選挙戦は政策論争より、対立候補への誹謗(ひぼう)が目立つ。

 ケイコ氏には、父親の評価がプラスとマイナスの両面に作用する。アルベルト氏は高インフレで破綻していた経済を立て直し、貧困層への手厚い施策や教育の充実などを施した。その半面、政権中枢の汚職や人権弾圧などの批判も絶えず、「独裁」「恐怖政治」などのレッテルが張られる。

 1回目の投票で、ケイコ氏はクチンスキ氏の倍近い得票率だったが、終盤まで接戦が続いていることは、根強いアルベルト氏への批判票がクチンスキ氏に流れていることを示している。

873名無しさん:2016/05/29(日) 16:52:10
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016052400492&g=pol
首脳伴侶、同行半数のみ=米大統領夫人は欠席-伊勢志摩サミット

 26日開幕の伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)では、ドイツ、カナダ、イタリアの3カ国首脳の伴侶が来日する。メルケル独首相の夫で表舞台にあまり出ない大学教授のヨアヒム・ザウアー氏(67)が来日するが、ロシアを含め4カ国首脳の伴侶が来日した2008年の北海道洞爺湖サミットに比べ、同行者はやや減った。

 ザウアー氏は「私個人はアンゲラ・メルケルの政治活動とは全く関係ないところにいる」として、政治的行事からは距離を置いており、洞爺湖サミットの際も来日しなかった。ただ、ドイツ開催のサミットでは首脳伴侶のホスト役を務めた経験がある。サミット初参加となるカナダのトルドー首相のソフィー夫人(41)は記者出身。レンツィ・イタリア首相のアニェーゼ夫人(39)は教師だ。
 一方、ミシェル・オバマ米大統領夫人(52)は来日しない。理由は明らかになっていないが、夫人はこれまでも子供の教育を優先して、オバマ大統領の来日に同行しなかった。
 キャメロン英首相のサマンサ夫人(45)も欠席の方向。オランド仏大統領は、元事実婚パートナーで記者のバレリー・トリルベレールさん(51)と14年に破局し、今はパートナーがいない。(2016/05/24-14:21)

874とはずがたり:2016/05/29(日) 20:51:51
今コロンビアって左右どっちの政権だっけ?

政府の中枢の近くで組織売春、女性200人救出 コロンビア
http://www.afpbb.com/articles/-/3088682?cx_part=txt_topstory
2016年05月29日 15:32 発信地:ボゴダ/コロンビア

875とはずがたり:2016/05/29(日) 20:59:48
「経済認識に隔たり」=安倍首相の危機感、共有されず-海外メディア
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016052800099&g=eco

 【ニューヨーク時事】日本時間27日に閉幕した主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)での議論について、海外メディアは、安倍晋三首相が訴えた世界経済への危機感が共有されず、首脳間の「認識の隔たりが露呈した」(英紙フィナンシャル・タイムズ)などと報じた。
 同紙は英政府報道官の「キャメロン首相は安倍首相の悲観を共有せず、世界経済に前向きな認識を示した」との発言を伝えた。また、現状を2008年のリーマン・ショック前の状況になぞらえた安倍首相の主張は、消費税増税を再延期するための布石だったと解説した。
 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルも、安倍首相は財政出動などでの協調を求めたが、財政規律を重視するメルケル独首相が反対し、「各国がそれぞれの必要性に基づき、成長に向けた歩みを進める」(オバマ米大統領)との合意にとどまったと指摘した。(2016/05/28-08:56)

876チバQ:2016/05/30(月) 21:06:55
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160530X033.html
ケイコ氏、わずかに優勢=終盤まで接戦続く―ペルー大統領選
17:41時事通信

 【サンパウロ時事】ペルー大統領選挙の決選投票が6月5日に迫った。一騎打ちとなるアルベルト・フジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏(41)と元首相ペドロ・クチンスキ氏(77)は激しい争いを展開。投票まで1週間を切り、世論調査ではケイコ氏がわずかにリードを広げつつある。日系人大統領がペルーで再び誕生する可能性が高まっている。

 投票日前最後の日曜日となった29日、ケイコ氏はテレビ討論会に参加。前回2011年の大統領選で敗れて以降、国内をくまなく歩き、有権者の声に耳を傾けてきたと強調した。都市部と農村部の格差是正、治安対策の重要性を訴えるとともに「国家融合に向けて全力で働く」と語り、同国初の女性大統領への意気込みを見せた。

 ケイコ氏は4月の第1回投票で首位になったが、過半数には届かなかった。決選は有権者を二分する激しい戦いで、終盤になって、ケイコ氏がやや優勢。最新世論調査では53.1%を獲得し、クチンスキ氏を約6ポイント上回っている。

 ただ、両者は公約が互いに似通っている上、ケイコ陣営には幹部のマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑も浮上している。投票先を決めかねている有権者も多く、外交筋は「勝負は最後まで分からない」と分析する。

 ケイコ陣営の懸念は、一部の有権者が批判する父親の「負の遺産」だ。フジモリ元大統領は1990年から2000年までの在任中、左翼ゲリラ掃討やインフレ対策で成果を挙げ、ペルーの平和と経済発展の礎を築いた。一方で、強権的な政治姿勢は多くの人権弾圧事件も起こした。退陣後に禁錮25年の刑が確定し、今も収監生活を送る。

 劣勢に立つクチンスキ氏は、有権者に根強い「反フジモリ感情」をあおって最後の巻き返しを図る戦略だ。29日の討論会でも元大統領とケイコ氏のイメージを重ね合わせ、「独裁から民主主義を守る」と訴えた。

877チバQ:2016/05/30(月) 22:20:05
>>874
>>18 なので右派ですね

878チバQ:2016/05/31(火) 20:18:22
http://www.sankei.com/world/news/160531/wor1605310020-n1.html
2016.5.31 09:31

セネガルの特別法廷がチャド前大統領に終身刑 反体制派への殺人、拷問の罪 他国での裁判は異例

反応

反応



 セネガルの特別法廷は30日、反体制派への大規模な殺人、拷問を指示したとして、戦争犯罪や人道に対する罪などに問われたチャドのハブレ前大統領(73)に終身刑の判決を言い渡した。ロイター通信などが伝えた。前大統領は上訴できる。

 国家元首だった人物が国際刑事裁判所(ICC)でなく他国の法廷で裁かれるのは世界でも異例という。国連のゼイド人権高等弁務官は「残虐行為が絶えない中でこの判決は全世界に影響を与える」と述べ、人権団体は独裁体制を敷く他の国家元首への警鐘になると歓迎した。

 前大統領は1982年の就任後、反体制派を弾圧、約4万人を殺害したとされる。90年にデビ現大統領のクーデターで追放され、セネガルに亡命した。アフリカ連合(AU)が訴追を求め、2013年に拘束された。(共同)

879チバQ:2016/05/31(火) 20:20:47
http://www.sankei.com/world/news/160531/wor1605310050-n1.html
2016.5.31 19:58
【ブラジル情勢】
暫定政権の重要閣僚また辞任 汚職対策担うどころか、捜査対象者に摘発逃れを指南 

反応

反応


(1/2ページ)

 【リオデジャネイロ=佐々木正明】ブラジルの暫定政権で、最重要課題の汚職対策を担当するシルベイラ透明性・監察・監督相が5月30日、辞任した。国営石油会社ペトロブラスを舞台にした大規模汚職「ラバジャト事件」をめぐり、シルベイラ氏が捜査妨害を働いたと受け止められる通話記録が判明した。弾劾手続きが進むルセフ大統領の停職を受け、暫定政権を発足させたばかりのテメル大統領代行にとって、同様の疑惑で辞任に追い込まれた重要閣僚は2人目。8月のリオデジャネイロ五輪を前に政局の混迷は深まる一方だ。

 地元メディアが報道した通話記録によると、シルベイラ氏はラバジャト事件の捜査を担う検察当局を批判。さらに、テメル氏と同じブラジル民主運動党(PMDB)に所属し、捜査対象となっているカリェイロス上院議長に対し、検察の追及から逃れるための助言をしていたとされる。

 報道の後、首都ブラジリアでは、シルベイラ氏の部下たちが大臣職の辞任を要求し、職務をボイコットする事態になっていた。

 暫定政権では、ジュカ企画・予算管理相も5月24日に辞任に追い込まれた。カリェイロス上院議長自身も、捜査妨害を画策した会話の内容が暴露されている。

 事件の重要な証拠とされる通話記録が地元メディアに次々にリークされる背景には、汚職政治家の追放を求める国民の声を背景にした検察当局の強い意図が反映されているとされる。

 一方、今後、弾劾裁判を迎えるルセフ氏と、政策運営から追い出された労働党(PT)にとって、対立するPMDBの幹部が摘発されることは好都合だ。地元メディアは、ルセフ氏はPMDBへの世論の批判が高まり、弾劾裁判での劣勢を挽回するシナリオを描いていると報じている。

880とはずがたり:2016/06/01(水) 08:55:26
>>877
有り難うございます!
南米って左右で政権交代あるから民主制の筈ですがどうも安定しないっすねぇ。。

881chibaQ@HONGKONG:2016/06/05(日) 14:13:22
http://www.sankei.com/world/news/160603/wor1606030049-n1.html
2016.6.3 20:21更新

南米ペルー大統領選 ケイコ氏優勢の見方広がる 「最後の訴え」に3万人超集結

【リマ=中村将】5日に決選投票が行われる南米ペルーの大統領選は2日、アルベルト・フジモリ元大統領(77)の長女、ケイコ・フジモリ氏(41)と、元首相のクチンスキ氏(77)の両陣営が遊説や集会による「最後の訴え」を終えた。主要世論調査ではいずれもケイコ氏がリードし、勢いを増す。どちらの候補に投票するか決めていない有権者の動向が勝敗を左右しそうだ。

 「ペルーは資源が豊富なのになぜ発展しないのか。政府がやるべきことをやっていない」。ケイコ氏は2日夜、リマ市内で熱弁をふるった。治安対策や農業などの産業支援策も打ち出した。小雨が降っていたが会場には多くの支持者が訪れ、地元メディアは3万人以上が集まったと報じた。

 もともとリマ市内はクチンスキ氏が優勢とされていたが、集会に参加する支持者の数をみると、終盤になって形勢は逆転したもようだ。リマ市長も2日、ケイコ氏支持を表明した。


 現地調査会社4社の世論調査の最終結果では、いずれもケイコ氏がリードしている。9・6%リードしているものから、誤差を考慮するとほぼ互角と出ているところもあるが、「ケイコ氏優勢」との見方は広がりつつある。ケイコ氏が当選すれば、同国初の女性大統領の誕生となる。

 「人権弾圧」「汚職政治」といった父親への批判がケイコ氏に向けられる構図は前回選と同じ。投票先を決めていない有権者の判断がカギを握る。

882chibaQ@HONGKONG:2016/06/05(日) 14:23:05
http://mainichi.jp/articles/20160603/ddm/007/030/043000c

フジモリ家の十字架
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ペルー大統領選・決選投票/上 治安悪化で支持拡大 貧困層、強権に期待



毎日新聞2016年6月3日 東京朝刊


5日に投開票されるペルー大統領選の決選投票は中道右派同士の戦いで、日系3世のケイコ・フジモリ候補(41)がアルベルト・フジモリ元大統領(77)の長女という知名度をいかし、クチンスキ元首相(77)の優位に立つ。元大統領に対する国民の評価は今も真っ二つに割れ、「フジモリ家の復権」を認めるかどうかの選挙とも言われる。その最終盤の様子を追った。【リマ朴鐘珠】


 リマ市内南部のビジャエルサルバドル地区。リマに1本だけ通る電車路線の終点で、山肌には貧民街の集落が広がる。「立ち入ったら身ぐるみはがされるところもあるぞ」。駅周辺の商店主たちが口をそろえて警告した。拳銃を使った強盗事件やタクシー運転手による誘拐。麻薬に溺れる若者も多いという。

 この地区の有権者は親フジモリ派を象徴するような人々だ。




貧民街が広がるビジャエルサルバドル地区=いずれもリマで5月28日
 「フジモリには感謝している」。青果商を営む女性のカルメン・チャベスさん(48)はアルベルト氏の治世を懐かしんだ。決選投票では当然、娘のフジモリ氏に1票を投じる。

 チャベスさんは一家がリマ南東部の山岳地帯のアヤクチョ県に住んでいた1988年、極左武装ゲリラ「センデロ・ルミノソ」に母を殺された。同県を拠点とするゲリラはコカインの栽培で活動資金を作り、誘拐した幼い子を洗脳し戦闘員に仕立て上げ、左翼思想に共鳴しない者を惨殺した。

 母はゲリラへの食料の拠出を拒否。ある晩、自宅に押し入ってきた戦闘員に体を縛られ、頭をおので割られた。一家は母の死をきっかけに、リマへ移り住んだ。ビジャエルサルバドルの集落は、ゲリラを恐れ、アヤクチョ県から避難した者たちが形成した。





 ペルーでは80年に軍政から民政へ移管した後、テロによる民間人被害が本格的に拡大。テロを制圧し、治安を改善したのが90〜2000年に大統領を務めたアルベルト氏だ。軍と結託して国会を閉鎖するなど、独裁色も強い政治家だったが、チャベスさんのようにテロの脅威を肌で感じた世代は賛辞を惜しまない。

 「もっと多くの警官と軍が通りを見張らなければならない」。第1回投票を3日後に控えた4月7日、リマ市内北部であった集会でフジモリ氏が1万人を超える支持者を前に訴えた。トップで決選投票進出を決めた後も遊説先で繰り返し、警察と軍増強による治安改善策を強調している。

 フジモリ氏の大統領選出馬は11年に続き2回目だ。ペルー政府の統計では、国内の犯罪認知件数は11年の約21万件から、14年には約28万件へと大幅に増加した。世論調査によると、ペルーが抱える問題として国民の62%が犯罪を挙げており、大統領選で最大の争点は治安対策だ。前回は強権的だった父親のイメージがマイナスに働き敗北したフジモリ氏だが、今回は逆に後押しとなっている。

 国立サンマルコス大法学部のロナル・ガマラ教授(56)は「ペルーでは軍政時代が最近まで続いたこともあり、民主主義の実現より、軍の統制下であっても安全に暮らせる方が良いと捉える心理が国民の間に根付いている」と分析する。また、いまだに女性を軽んじ、力と規律を重んじる男性優位社会であることも、強権的な政治家の誕生を許す土壌になっているという。

 望むと望まざるとに関わらず、強い政治家の姿は、大統領を目指すフジモリ氏が背負わなければならない宿命なのかもしれない。

883chibaQ@HONGKONG:2016/06/05(日) 14:23:53
http://mainichi.jp/articles/20160604/ddm/007/030/094000c

フジモリ家の十字架
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ペルー大統領選・決選投票/下 声上げる弾圧被害者 強権政治復活に不安



毎日新聞2016年6月4日 東京朝刊


リマ中心部で5月31日、大統領選決選投票に向けケイコ・フジモリ氏(41)に反対する大規模集会があった。幅広い年齢層から3万人以上が集結した。


 「フジモリ家の復権を認めるわけにはいかない」。急進左派のメンドサ国会議員(35)が群衆に訴えた。フジモリ氏の対抗馬として注目された女性議員で、第1回投票は3位で落選。決選投票では、政治思想が相いれない中道右派クチンスキ元首相(77)を支持すると改めて表明した。

 政党の垣根を越え反フジモリ派が連帯していることは、父アルベルト・フジモリ元大統領(77)による強権政治の「負」のイメージが今も根強いことを示す。フジモリ氏は「選挙に出るのは父ではなく、私だ」と距離を置く発言をしている。だが、元大統領の内閣で農相だった人物を自身の副大統領候補にしているだけでなく、当選すれば父の他の側近を入閣させる可能性も否定していない。

 フジモリ氏の当選を最も恐れるのが、元大統領による数々の人権弾圧の被害者たちだ。

 リマ市バリオスアルトス地区で1991年、民家に突入した軍特殊部隊が左翼ゲリラのテロリストと間違え15人を無差別に射殺した。悪名高い「バリオスアルトス事件」だ。元大統領は部隊を指揮したなどとして、禁錮25年の刑に服している。

 事件で当時18歳の妹を殺されたグラディス・ルビナさん(48)によると8年前、元大統領が被告席に座る法廷で、傍聴席のフジモリ氏は遺族たちに言い放ったという。「あなたたちをゴキブリのように踏みつぶしてやる」

 裁判でフジモリ家の名が汚されたと思ったのか、後継者として国会議員になっていたフジモリ氏はいらだっていたようだった。ルビナさんは記憶をたどりながら、声を震わせた。「選挙で見せる笑顔は別人です。法廷で見せたあの顔、恐ろしくて。大統領になったらどうなるのか」

 元大統領を起訴した検事のアベリノ・ギジェン氏(62)も同調する。元大統領の政権下では軍、国会、官公庁、司法機関、報道機関のいずれもが汚職にまみれ機能不全だったという。「人権弾圧と汚職がはびこる時代に後戻りしていいのか。我々は分岐点にいる」

 元大統領による人権弾圧のもう一つの例とされるのが、貧困対策として当時の政権が奨励した不妊手術だ。先住民族と貧困層を中心に30万人以上の男女が手術を受けたが、このうち少なくとも2000人が「同意なしに手術を強制された」と名乗り出ている。

 ビクトリア・ビゴさん(55)もその一人。96年に公立病院で3人目の子を帝王切開で産んだ際、知らぬ間に卵管を結紮(けっさつ)された。二度と子をつくれない体になっていた。

 強制不妊を巡っては誰一人、刑事責任を負っていない。リマの検察庁の前で毎週火曜日、捜査を求めるデモがある。ビゴさんも参加しているが、「ケイコが大統領になったら、捜査が進む可能性はなくなる」と悲観する。

 検察庁は捜査を開始するかの判断を5月中に出すはずだった。だが、その時期は最近、決選投票後まで延期された。「親フジモリ派の圧力がかかった政治腐敗のにおいがする」。デモを主催する人権団体幹部の女性弁護士が唇をかんだ。【リマ朴鐘珠】

884chibaQ@HONGKONG:2016/06/05(日) 14:30:51
http://mainichi.jp/articles/20160604/ddm/007/030/094000c


フジモリ家の十字架

ペルー大統領選・決選投票/下 声上げる弾圧被害者 強権政治復活に不安



毎日新聞2016年6月4日 東京朝刊
リマ中心部で5月31日、大統領選決選投票に向けケイコ・フジモリ氏(41)に反対する大規模集会があった。幅広い年齢層から3万人以上が集結した。


 「フジモリ家の復権を認めるわけにはいかない」。急進左派のメンドサ国会議員(35)が群衆に訴えた。フジモリ氏の対抗馬として注目された女性議員で、第1回投票は3位で落選。決選投票では、政治思想が相いれない中道右派クチンスキ元首相(77)を支持すると改めて表明した。

 政党の垣根を越え反フジモリ派が連帯していることは、父アルベルト・フジモリ元大統領(77)による強権政治の「負」のイメージが今も根強いことを示す。フジモリ氏は「選挙に出るのは父ではなく、私だ」と距離を置く発言をしている。だが、元大統領の内閣で農相だった人物を自身の副大統領候補にしているだけでなく、当選すれば父の他の側近を入閣させる可能性も否定していない。

 フジモリ氏の当選を最も恐れるのが、元大統領による数々の人権弾圧の被害者たちだ。

 リマ市バリオスアルトス地区で1991年、民家に突入した軍特殊部隊が左翼ゲリラのテロリストと間違え15人を無差別に射殺した。悪名高い「バリオスアルトス事件」だ。元大統領は部隊を指揮したなどとして、禁錮25年の刑に服している。

 事件で当時18歳の妹を殺されたグラディス・ルビナさん(48)によると8年前、元大統領が被告席に座る法廷で、傍聴席のフジモリ氏は遺族たちに言い放ったという。「あなたたちをゴキブリのように踏みつぶしてやる」

 裁判でフジモリ家の名が汚されたと思ったのか、後継者として国会議員になっていたフジモリ氏はいらだっていたようだった。ルビナさんは記憶をたどりながら、声を震わせた。「選挙で見せる笑顔は別人です。法廷で見せたあの顔、恐ろしくて。大統領になったらどうなるのか」

 元大統領を起訴した検事のアベリノ・ギジェン氏(62)も同調する。元大統領の政権下では軍、国会、官公庁、司法機関、報道機関のいずれもが汚職にまみれ機能不全だったという。「人権弾圧と汚職がはびこる時代に後戻りしていいのか。我々は分岐点にいる」

 元大統領による人権弾圧のもう一つの例とされるのが、貧困対策として当時の政権が奨励した不妊手術だ。先住民族と貧困層を中心に30万人以上の男女が手術を受けたが、このうち少なくとも2000人が「同意なしに手術を強制された」と名乗り出ている。

 ビクトリア・ビゴさん(55)もその一人。96年に公立病院で3人目の子を帝王切開で産んだ際、知らぬ間に卵管を結紮(けっさつ)された。二度と子をつくれない体になっていた。

 強制不妊を巡っては誰一人、刑事責任を負っていない。リマの検察庁の前で毎週火曜日、捜査を求めるデモがある。ビゴさんも参加しているが、「ケイコが大統領になったら、捜査が進む可能性はなくなる」と悲観する。

 検察庁は捜査を開始するかの判断を5月中に出すはずだった。だが、その時期は最近、決選投票後まで延期された。「親フジモリ派の圧力がかかった政治腐敗のにおいがする」。デモを主催する人権団体幹部の女性弁護士が唇をかんだ。【リマ朴鐘珠】

885名無しさん:2016/06/05(日) 14:36:08
http://mainichi.jp/articles/20160605/k00/00e/030/091000c

ペルー大統領選

5日投開票 フジモリ氏僅差で先行も接戦

リマ朴鐘珠】ペルー大統領選の決選投票が5日に投開票される。最新の世論調査によると、同国初の女性大統領を目指す日系3世のケイコ・フジモリ氏(41)が支持率でクチンスキ元首相(77)をわずかにリード。アルベルト・フジモリ元大統領(77)の長女で、抜群の知名度を誇るフジモリ氏だが、猛烈な追い上げを受けている。大勢判明は同日夜(日本時間6日昼)になるとみられている。


 2日にかけて発表された世論調査3社の予想得票率では、フジモリ氏のリードは0.6〜4.2ポイント。4月の第1回投票の得票率はフジモリ氏が40%、クチンスキ氏が21%と大差がついた。この段階で落選した8人の候補者のうち、得票率19%で3位だったメンドサ国会議員ら3人が決選投票でクチンスキ氏を支持すると表明。一方で、フジモリ氏支持に回った候補者はいない。

 貧困対策や左翼ゲリラ掃討による治安改善で成果を上げた元大統領だが、独裁や汚職など負のイメージも強烈で、「反フジモリ」派の結集につながっているとみられる。

 ペルー・カトリカ大のカルロス・アルサ教授(政治学)は「世論調査は、有権者の12%を占める浮動票の動向を把握できていない。勝敗は日曜日(5日)の夜まで分からない」と接戦を予想する。

 フジモリ氏は5月中旬、資金洗浄の疑いで司法当局から捜査されている事実が発覚。同時期に、陣営幹部の国会議員も麻薬密売で得た資金を選挙に流用した疑いが報道されており、浮動票の行方に影響する可能性がある。

 両氏は2日、投票前最後の集会を開催。貧困層が主な支持層のフジモリ氏はリマで「クチンスキ氏は大企業を助け、私は弱者を助ける」と主張。一方、世界銀行勤務の経験があり、経済通として知られるクチンスキ氏は南部アレキパで「暗闇と汚職の時代に戻るか、前進するかを決める戦いだ」と訴えた。



毎日新聞2016年6月5日 10時03分(最終更新 6月5日 10時03分)

886名無しさん:2016/06/05(日) 16:09:43
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016060400203&g=pol
「期待半ばで見守る」=ケイコ氏の義母も応援-ペルー大統領選

 【リマ時事】ペルーで5日に行われる大統領選の決選投票をめぐり、ケイコ・フジモリ氏(41)の義母にあたる父アルベルト・フジモリ元大統領の妻、片岡都美さんが時事通信の取材に「期待半ばの胸中で日本から見守っている」とのコメントを出した。
 片岡さんは「彼(元大統領)が国民の選択を重んじる姿勢に変化はない」と夫の心境を代弁。ケイコ氏の当選で「元大統領への国民の評価が良い方向に変わることを期待する」と訴えた。
 片岡さんは2006年、チリで拘束中の元大統領と結婚。同年のペルー大統領選では現地に駆け付け、ケイコ氏とともにフジモリ派候補を応援した。
 ペルーでは2日、ケイコ氏の最後の遊説が行われ、実母や弟も壇上から支援を呼び掛けた。 (2016/06/04-15:16)

887チバQ:2016/06/06(月) 20:41:09
http://www.sankei.com/world/news/160606/wor1606060022-n1.html
2016.6.6 20:10
【ペルー大統領選】
フジモリ派vs.反フジモリ派 接戦の背景にケイコ氏の父、アルベルト氏へのマイナス評価

 ペルー大統領選決選投票は開票を重ねてもなお、クチンスキ氏とケイコ氏の競り合いが続く。背景にあるのは、ケイコ氏の父親で人権侵害などの罪で収監中のアルベルト・フジモリ氏に対する評価だ。接戦は「フジモリ派」と「反フジモリ派」の対立が社会全体に広がっていることを浮き彫りにしている。

 ケイコ氏は5年前の前回の大統領選決選投票でも、父親の負のイメージを徹底的に攻撃され、敗北を喫した。今回はそうした攻撃を乗り越えられるかが一つの焦点だった。

 ケイコ氏の強い支持基盤は低所得者層。医療や教育など低所得者層への富の再分配や、左翼ゲリラの殲滅(せんめつ)作戦などを行った父親を支持してきた有権者を受け継いでいる。だが、反フジモリ派は今回もアルベルト氏の政権時代を「独裁」「人権蹂躙(じゅうりん)」「汚職まみれ」と批判してきた。

 ケイコ氏は大統領に当選しても父親を恩赦しない方針を示すなど、反フジモリ派の取り込みを図ってきたが、父親のイメージ払拭は容易ではない。

 4月の1回目の投票ではケイコ氏の得票率は約40%で、クチンスキ氏の倍近い数字だったが、決選投票の選挙戦になると、両候補はほぼ互角の戦いを展開した。政策とは無関係に、「反フジモリ」の一点で結集した票がクチンスキ氏に流れたからだ。接戦は、アルベルト氏の評価をめぐる対立の根深さを示している。(リマ 中村将)

888チバQ:2016/06/07(火) 19:39:57
http://mainichi.jp/articles/20160607/dde/007/030/035000c
ケニア
デモ隊衝突 選管に抗議、大統領選へ緊張 2人死亡

毎日新聞2016年6月7日 東京夕刊
【ヨハネスブルク小泉大士】東アフリカのケニアで、選挙管理委員会に対する抗議デモが続いており、地元メディアは6日、デモ隊と治安部隊の衝突で2人が死亡したと伝えた。デモは野党側が動員をかけており、来年8月の大統領選を前に緊張が高まっている。

 現地からの報道などによると、デモは毎週月曜に行われ、6日も参加者は「選管は政府寄りだ」などと訴えた。西部の都市キスムでは、治安部隊がデモを強制的に解散させようとして催涙弾を発射。野党側は実弾による発砲で、少なくとも2人が死亡したとしている。首都ナイロビでも、若者らがタイヤに火を付け、道路を封鎖した。

 デモ参加者は、ケニヤッタ大統領と対立関係にあるオディンガ前首相の支持者ら。

 ケニアでは2007年の大統領選の結果を巡って大規模な暴動が起き、1000人以上が死亡。13年の前回選でも、敗れたオディンガ氏が選挙で不正があったと抗議した。

889チバQ:2016/06/07(火) 19:41:30
http://www.sankei.com/world/news/160607/wor1606070025-n1.html
2016.6.7 13:37
【ペルー大統領選】
フジモリ氏の弟投票せず、家族の確執背景か
 5日に行われたペルー大統領選決選投票で、地元メディアは6日までに、アルベルト・フジモリ元大統領(77)の長女ケイコ・フジモリ氏(41)の弟で国会議員のケンジ・フジモリ氏(36)が投票しなかったと伝えた。

 理由は不明だが、ケイコ・フジモリ氏は選挙戦で強権政治や汚職などのマイナスイメージが強い元大統領と距離を置く戦略を取り、元大統領やケンジ氏との確執が表面化している。ケンジ氏はケイコ・フジモリ氏よりも父に近い。

 ケイコ・フジモリ氏は4月下旬、一家による長期政権への懸念を抑え込むため、ケンジ氏が2021年の大統領選に出ないと明言。しかし、ケンジ氏は「ケイコが負ければ21年に立候補する」と表明し、ケイコ・フジモリ氏が「利己的な姿勢」と叱責した経緯がある。(共同)

http://www.sankei.com/world/news/160607/wor1606070018-n1.html
2016.6.7 13:30
【ペルー大統領選】
元首相とケイコ氏僅差の接戦続く、勝敗は海外と遠隔地の票に
【リマ=中村将】南米ペルー大統領選決選投票の開票は異例の大接戦が続いている。選挙管理当局は6日午後(日本時間7日午前)、開票率94・9%の得票率を発表、元首相のペドロ・パブロ・クチンスキ氏(77)が50・23%、アルベルト・フジモリ元大統領(77)の長女で日系3世のケイコ・フジモリ氏(41)は49・77%となっている。

 開票が始まって以降、最大で1・64ポイント開いていた差は0・46ポイントまで縮まった。選管によると、残りは山岳地帯など遠方から集められる票(約2%)と、海外在住の有権者の票(約3%)で、集計には一両日を要する見通し。

 国内で残っているのはケイコ氏が強い地域の票が多いとされ、海外の票はクチンスキ氏がやや優位とされる。ペルーでは投票は義務だが、海外在住の有権者は法律の対象外のため、実際の投票数は開票されるまで把握できない。

 勝敗は予断を許さない状況で、両陣営の関係者は地元メディアの取材に「負けたわけでも、勝ったわけでもない。(選管確定の)発表を静かに待つ」「ただ待つしかない」と話した。

890チバQ:2016/06/07(火) 19:43:37
http://mainichi.jp/articles/20160607/k00/00e/030/175000c
ペルー大統領選
フジモリ氏、追い上げ…当落判明遅れ

毎日新聞2016年6月7日 11時10分(最終更新 6月7日 12時55分)
 【リマ朴鐘珠】ペルー大統領選の開票作業は6日も続いたが、候補者2人の得票率は約0.46ポイント差で拮抗(きっこう)し、当落判明は9日以降にずれ込む見通しになった。選挙管理委員会のクチョ委員長が6日会見し明らかにした。

 6日夜現在、開票率94.9%で得票率はペドロ・クチンスキ元首相(77)50.23%、日系3世のケイコ・フジモリ氏(41)49.77%。フジモリ氏が差を詰めている。

 クチョ委員長によると、開票率が100%に達するのは早くとも9日、遅ければ11日になる。投票の7%を占める在外有権者と国内辺境地の有権者の票が9日までにリマの選管に全て届く予定だ。

 4月の第1回投票での在外投票の得票率はフジモリ氏が43%、クチンスキ氏が25%だった。国内辺境地の選挙区もフジモリ氏優勢の傾向があり、最終的に同氏が逆転当選する可能性がある。

 ただ、開票率が100%に達しても当落は即座に判明しない模様だ。6日の開票率94.2%の時点で、投票用紙への記入が鮮明でないなど「疑問票」が1.6%存在する。

 疑問票が有効かどうかの審査は7日以降、選挙特別裁判所が1票ずつ判断していく。両候補の差がわずかしかない場合、無効票の扱いが勝敗を分けることになるが、審査は11日までかかる見通し。

891チバQ:2016/06/07(火) 21:59:07
http://www.sankei.com/world/news/160607/wor1606070010-n1.html
2016.6.7 07:45
【佐々木正明のリオ日誌】
「信じられるか?」…車を盗んだ10歳少年を警察官が射殺した 貧困街の子供たちの過酷な現実

 北海道七飯町の山林で7歳の男児が両親に置き去りにされ、6日後に無事保護されたニュースはここブラジルでも大きく伝えられた。

 リオデジャネイロの有力紙グロボも1面で報道。詳報が中面にもあり、男の子が笑顔でピースする写真と記者に囲まれる父親の写真が添えられた。そして、「サバイバルする本能」という見出しがついた。

 捜索活動に自衛隊まで加わって、のべ1000人体制で1人の男の子を懸命に探すという日本の実態に、ブラジル社会でもよほど関心が高かったようだ。ワイドショーのような番組でも盛んに報じられていた。

 実は、グロボ1面の北海道の7歳の男の子のニュースの隣にもう1つのニュースが掲載されていた。「信じられるか?」との見出しがつき、同じ囲み記事の中に収まっていた。

 そのニュースとはサンパウロで10歳の少年が車を盗み、追跡中の警察の発砲で射殺されるという事件だった。

 少年は2日夜、仲間の11歳の別の少年と一緒にサンパウロ市内で車を盗んだ。市内を走行中に、巡回していたパトカーが盗難された車であることを認知し、追跡。少年2人組が乗った車は速度をあげ、警察を振り切ろうとしたが、途中でドライバーがハンドル操作を誤り、バスに衝突した。

 盗難車は大破し、停止した。警察官が窃盗犯を拘束しようとまわりを包囲したが、車の中から銃を撃ってきた。警察官は反撃した。犯人に向かって発砲し、しばらくして銃声はやんだ。

 運転席にいた小さな体の「犯人」が頭を狙撃され、死亡していた。

 10歳の少年だった。もう1人の11歳の少年は後部座席にいて、銃弾を受けることはなかった。

 車の中から38口径の拳銃が押収された。11歳の少年は車を2人で盗んだことを認めた。そして、警察への発砲は10歳の少年がやったとも供述した。真相の解明は、11歳の少年の証言と付近の防犯カメラの映像だけが手がかりとなった。

 ブラジルの法律で11歳の児童は逮捕できないため、その日、この少年は母親に付き添われ、帰宅した。

 警察官は10歳の少年の頭への銃撃を非難されたが、「犯人が少年とはわからなかった。頭ではなく、身体をむけて撃った」と正当化を訴えた。

 亡くなった少年の母親は「息子は歌を歌うのが好きだった」とうなだれた。4人兄弟の次男で、当時、小学2年生だったという。周囲の人たちも「聡明で、態度の良い少年だった」と弁護した。

892チバQ:2016/06/07(火) 21:59:26
 少年は明日を生きるのにも困難な状況に置かれていた。貧困街に住み、父親は2013年に麻薬取引で逮捕され、刑務所に入所中。母親も窃盗罪で逮捕され、出所したばかりだった。子供を養う収入は、1カ月400レアル(約1万2千円)しかなかった。

 近くの住民は「少年は食べるものさえ困っていた。どうやったら銃を入手できるんだ」とも言った。

 だが、少年には別の顔があった。これまで何回か犯罪を働き、更生施設に何度も入所していた。車を盗み、追跡してくる警察官と銃を撃ち合うテレビゲームが好きだったとも友人は証言した。

 ブラジルの貧困街「ファベーラ」の問題は、両親が、麻薬組織の抗争に巻き込まれ、早くに死亡していたり、罪を犯して刑務所に入っていたりと、子供たちが親不在のまま育つ実態が背景にある。しつけが行われるのは親ではなく、麻薬組織の兄貴分だったりもする。

 貧困街では、子供たちへの教育もまったく行き届いていない。子供たちは明日を生きるために、兄貴の命令を受けて薬物を売り、街に出てきては強盗を働く。銃は簡単に手に入り、車やバイクを盗むためには、運転する技術も自分たちで身につけなくてはならない。当然、交通規則を教わることもない。

 ブラジルでは近年の経済危機に伴い、街頭犯罪が急増している。貧困街の少年たちが相次いで犯行に手を染めている。しかし、彼らは法律で守られているために、長期間、更生施設に収容できない実態がある。それが、犯罪増加の一因になっていると識者は指摘している。

 サンパウロで10歳の少年が警察に射殺されたニュースが、世界各国に打電されることはなかった。ブラジル国内ではそこそこの大きさで報じられ、人々は事件の背景を一時的には同情するものの、貧困街を取り巻く、似たような状況はリオデジャネイロや他の大都市でもあり、決して、特異なケースではないとかたづけられてしまう。

 北海道の7歳の男の子は6日間、水だけを飲み生き抜いた。父親は何度も頭を下げ、捜索活動に感謝した。一方、サンパウロの少年も車を盗もうとした動機は、明日を生き抜くためだった。10年という短い人生の中で、両親はどれほど彼を褒め、将来のためにどれほど叱ったのだろうか。

 最後の少年の瞬間や彼が生き抜いた過酷な環境を想像すると、胸が締め付けられるようだ。この事件には、五輪開催を控える、ブラジルの社会問題の深刻さが反映されている。

 7歳の男の子も10歳の少年も「サバイバルする本能」を身に備えていた。かたや、世界的なニュースになってお茶の間が安堵し、もう1つはブラジルの混乱の中の日常の出来事として、もう世間に語られることはなくなった。

 しかしせめてまでも、北海道で7歳の男の子が保護されたのとほぼ同じ時間帯に、地球の裏側で亡くなった10歳のイタロ君の名前を、この先もずっと忘れまいと思うのだ。(リオデジャネイロ臨時支局長)

893チバQ:2016/06/08(水) 20:12:32
http://www.sankei.com/world/news/160608/wor1606080027-n1.html
2016.6.8 10:04
【ペルー大統領選】
最終盤でも決まらず クチンスキ氏とケイコ・フジモリ氏の差は0・3ポイントの僅差 勝敗確定までに数日か

 【リマ=中村将】終盤まで大接戦が続いている南米ペルーの大統領選決選投票は7日も開票作業が続いた。選挙管理当局によると、開票率98・72%時点の得票率は元首相のペドロ・パブロ・クチンスキ氏(77)が50・17%で、アルベルト・フジモリ元大統領(77)の長女で日系3世のケイコ・フジモリ氏(41)は49・83%。票にすると約5万7千票の差。両者の差は0・3ポイント前後で推移した。

 選管によると、開票が遅れていたケイコ氏が強いとされる山岳地帯などの遠隔地の投票の集計はほぼ終わったといい、残りは海外在住の有権者の票が大半となっている。

 海外の有権者は約88万人いるとされるが、投票が義務となっている国内の法律からは除外されている。このため投票総数がどれぐらいあるかは不明。現在集まっているのは半分ぐらいだという。海外票が勝敗の行方を左右する状況になってきた。

 このほか疑問票も30万票近く残っているもようだ。

 票の集計作業は最終版にさしかかってきたが、地元メディアは、終了までにはさらに数日を要するとの見方を示している。

894チバQ:2016/06/08(水) 21:09:58
http://www.sankei.com/world/news/160608/wor1606080047-n1.html
2016.6.8 18:47

ペルー首都、「恥の壁」が隔てる貧困層 長さ約10キロ、分断社会を象徴 向こう側は高級住宅、大統領選の対立構図も映す

 アルベルト・フジモリ元大統領(77)の政治手法に対する評価が争点となり、歴史的な大接戦となった南米ペルー大統領選決選投票は、「フジモリ派」か「反フジモリ派」かで社会を二分した。首都リマの南東の丘に約10キロに渡って敷設された「壁」は、ペルーの“分断社会”の象徴となっている。(リマ 中村将)

 小高い丘の上から壁の両側を見下ろすと、まったく違う風景が見える。

 貧困層が暮らすパンプローナ・アルタ地区はトタン屋根にベニヤ板のような壁、窓がない家が密集する。道はあるが、舗装されていないため黄色い砂ぼこりが常に舞っている。水はタンク。電気も十分に通っていない。

 壁の反対側は造成が進む。丘の麓のラス・カスアリーナス地区は大きな一軒家や大型マンションが立ち並び、プールや大型競技場の緑の芝生が映える高級住宅地。中間所得者層にはまったく手が届かない、あこがれの街のひとつだ。

 貧困層の住民の先祖は山から仕事を求めて都市部に下りてきた。丘に自分たちの住み家や道路を作り、定住を始めた。ほとんどの住民が土地の所有権を持たない。

 壁は5年ほど前に反対側から敷設された。理由は、貧困層が地域に入ってきて、犯罪が起きる可能性があるからだ。貧困層の住民らはこの壁を「恥の壁」と呼ぶ。「大きな差別を感じる。私たちが先に住んでいたのに…」。2児の母、ダナエ・ビダルテさん(23)はそう話す。

 集落には、アルベルト氏の長女、ケイコ・フジモリ氏(40)のポスターや掲示板が目立つ。大半の住民はケイコ氏を支持している。「フジモリ大統領は私たちの集落に足を運んでくれた。ケイコも大統領にならなければならない」とビダルテさんは力を込めた。

 アルベルト氏は貧困地域に出向き、住民らの要望を聞いた。住民税などは収めていないのに、集落には学校や教育施設が整うなど貧困層に手厚い支援を施した。ただ、これが高級住宅街側の住民には、アルベルト氏のパフォーマンスに映ったようだ。各地の集落をまわり、貧困層の住民の声に耳を傾けるケイコ氏は父親と同じだった。

 ペルーは投票が法律で義務づけられている。高級住宅街側は大半がケイコ氏の対抗馬の元首相、クチンスキ氏(77)を支持している。「経済を活性化させて、300万人分の雇用を生みだす」とクチンスキ氏が訴える公約は貧困層側の心には響かない。異様な壁を通じて分断された社会が見える。

895チバQ:2016/06/08(水) 21:12:00
http://www.sankei.com/world/news/160608/wor1606080029-n1.html
2016.6.8 10:22
【国連事務総長選】
国際機関の経験アピール アルゼンチンのマルコラ氏ら

 国連本部で開かれた公聴会に出席したアルゼンチンのマルコラ外務・宗務相=7日、ニューヨーク(国連提供・共同)
 国連本部で開かれた公聴会に出席したアルゼンチンのマルコラ外務・宗務相=7日、ニューヨーク(国連提供・共同)

 国連総会(193カ国)は7日、今年末に任期満了を迎える潘基文事務総長(71)の後任候補2人に対する公聴会を開いた。出席したアルゼンチンの女性閣僚、マルコラ外務・宗務相(61)は国際機関や民間企業で長年勤務した経験をアピールした。

 国連史上初の女性事務総長待望論が強まっており、いずれも女性で前ニュージーランド首相のクラーク国連開発計画(UNDP)総裁(66)や国連教育科学文化機関(ユネスコ)のボコバ事務局長(63)=ブルガリア=らとともに、有力候補となる可能性もある。

 マルコラ氏は民間企業で約25年、国連でも約10年勤めた実績を強調。同氏は2012年から国連事務総長官房長(事務次長)を務めた経験もある。

 もう一人の公聴会出席者、スロバキアのライチャーク外相(53)は移民・難民問題に積極的に取り組む意向を表明した。(共同)

896チバQ:2016/06/08(水) 21:13:35
http://www.sankei.com/world/news/160608/wor1606080023-n1.html
2016.6.8 09:37
【米大統領選】
専門家の予測は「クリントン氏有利」 カギは白人労働者票
米大統領選はヒラリー・クリントン前国務長官が民主党の候補指名獲得を確実にし、11月8日の本選で共和党の不動産王、ドナルド・トランプ氏と戦う構図が定まった。全米レベルの世論調査ではクリントン氏をトランプ氏が数ポイント差で追う展開。専門家の間では「クリントン氏有利」との予測がほとんどだが、トランプ氏は支持基盤である白人労働者層の徹底的な掘り起こしで起死回生を狙う。

 本選は、50州と首都ワシントンに割り振られた選挙人538人の過半数である270人を獲得した候補が勝利する。各州で有権者が正副大統領候補に投票し、最も多く得票した候補が州の選挙人を原則として総取りする。このため、投票動向が両党に揺れ動く「スイング・ステート(揺れる州)」など、激戦州の動向が選挙結果を左右する。

 米CNNテレビの予測ではクリントン氏は伝統的に民主党が強い「ブルー・ステート(青い州)」と呼ばれる、大票田のカリフォルニア(選挙人数55)、ニューヨーク(同29)両州などを固め、同党寄りのペンシルベニア(同20)、ミシガン(同16)両州も合わせ、既に237人の確保が確実な見通し。さらに、激戦州のフロリダ(同29)、オハイオ(同18)両州を獲得すれば過半数に届く計算だ。トランプ氏がクリントン氏の勝利を阻止するには、この2州の確保が必須だ。

 フロリダ州はカリフォルニア、テキサス両州に次ぎ、ニューヨーク州と同数の選挙人を抱える。また1964年以来、オハイオ州を落として大統領になった候補はいない。

 一方のトランプ氏は、テキサス(同38)やジョージア(同16)、アリゾナ(同11)などの計191人を「基礎票」に、どこまで上積みできるかが焦点だ。

 トランプ氏は自由貿易協定に強く反対することで、クリントン元大統領が初当選した92年以来、民主党が勝ち続けている「ラストベルト」(さびた工業地帯)のミシガン、ペンシルベニア、イリノイ各州の白人労働者を狙うなど、民主党の地盤の大幅な切り崩しを図る。(加納宏幸)

897チバQ:2016/06/09(木) 20:07:56
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016060900596&g=int

開票99.9%、元首相優位動かず=フジモリ氏、沈黙守る-ペルー大統領選













ペルー大統領選に不正の疑いがあるとして、選管前で抗議するケイコ・フジモリ氏の支持者ら=7日、リマ(AA=時事)

 【リマ時事】ペルー大統領選の決選投票は9日、選管の集計(開票率99.9%)でペドロ・クチンスキ元首相(77)の得票率が50.11%となった。ケイコ・フジモリ氏(41)の49.89%への優位を保っている。両候補の差はわずか0.22ポイント(約4万票)だが、残りの票は少なく、ケイコ氏の逆転は困難との見方が強まっている。
 両候補は集計結果を待つ姿勢を崩さず、勝敗に関する発言を慎重に避けている。
 開票率は9日中に100%に達する見通し。ただ、投票用紙破損や記入不鮮明などの理由による「疑問票」の判定は続き、すべての集計が終わるのは週末になるとみられている。(2016/06/09-16:12)

898チバQ:2016/06/09(木) 20:14:37
http://www.asahi.com/articles/ASJ685TWNJ68UHBI01X.html
日系人、ケイコ氏へ思い複雑 ペルー大統領選

リマ=田村剛

2016年6月8日21時35分

 5日に行われたペルー大統領選の決選投票は、8日朝までに99%超の開票が終わった。クチンスキー元首相(77)が、フジモリ元大統領の長女ケイコ氏(41)をわずかにリードしているが、勝敗は依然として判然としない状況だ。異例の大接戦を特別な思いで見つめる人々がいる。ケイコ氏と同じ日系ペルー人たちだ。

 「ケイコを応援している。同じ日本人の血が流れているから」。7日、首都リマで暮らす日系2世の女性(77)は語った。一方で複雑な胸中もにじませた。「あまり目立つと日系人に嫌がらせがあるのではないかと、少し心配している」

 選管の中間発表によると、開票率99・5%でクチンスキー氏の得票が50・13%、ケイコ氏が49・87%。地元有力紙はクチンスキー氏の優勢を伝えるが、両候補とも勝敗についてはまだ沈黙したままだ。

 ペルーの日系人は約10万人とされる。少数派にとって政治はデリケートな問題だ。かつて日本が国際社会で孤立を深めていた1940年には、日系人が暴徒に襲われる排日暴動が発生。第2次大戦中は日系人の資産凍結や米国への強制連行も行われた歴史がある。

899チバQ:2016/06/11(土) 00:52:47
http://mainichi.jp/articles/20160611/k00/00m/030/090000c
ペルー大統領選
フジモリ氏惜敗 致命傷は陣営裏金疑惑か

毎日新聞2016年6月10日 20時20分(最終更新 6月10日 21時55分)

 【サンパウロ朴鐘珠】ペルー大統領選は、下馬評の高かったケイコ・フジモリ氏(41)が最終盤でペドロ・クチンスキ元首相(77)の逆転を許した。専門家は、決選投票前に噴出したフジモリ陣営の裏金疑惑などが致命傷となったとみている。

決選投票前に「クチンスキ氏が勝つ可能性はない」と断言していたパシフィコ大経済学部のホルヘ・ゴンザレス教授(68)は、予想が外れた理由として、フジモリ陣営に相次いだ裏金スキャンダルと、第1回投票で落選した候補者の支持者の多くがクチンスキ氏についた点を挙げた。


 投票日まで残り半月に迫った5月20日、検察が資金洗浄の疑いでフジモリ氏を捜査していると現地紙が報道。また5月中旬、フジモリ氏が5年前の大統領選に出馬した際、同氏から選挙資金として1500万ドル(約16億5000万円)の裏金を現金で受け取ったと側近のラミレス国会議員が語る盗聴音声が、報道で暴露された。

 さらに、クリンペル第1副大統領候補が、親しいテレビ局幹部に働きかけ、ラミレス議員の疑惑を否定する報道をさせた疑いも発覚。陣営では、2月にファロク第2副大統領候補が有権者を缶詰と水で買収したとして候補者資格を取り消されていた。父のアルベルト・フジモリ元大統領(77)を想起させる政治腐敗の印象をフジモリ氏は払拭(ふっしょく)できず、自滅した格好だ。

 一方、決選投票での票の動向を地方別に見ると、伝統的に左派色が濃い国内南部で中道右派のクチンスキ氏が60%台の高い得票率を稼いだ。第1回投票で3位で落選した急進左派のメンドサ国会議員(35)が「反フジモリ」の旗の下、政治思想が相いれないクチンスキ氏を支持した影響が顕著に表れたと分析されている。

 インターネットの力も大きい。反フジモリ派の大規模デモは、フェイスブックで動員された。ペルーの有権者数は約2300万人。5月下旬の1週間で460万人が読んだサイト「No a Keiko(ケイコにノー)」を管理する図書館司書の男性ゴンサロ・コルドバさん(35)によると、最も多い読者層は25〜34歳の男性だ。

 コルドバさんは「元大統領の時代の記憶がなくても学歴が高く、民主主義とは何かを理解する若者は、フジモリ家の復権を警戒する傾向がある」と言う。

 5年後、フジモリ家に3度目の挑戦はあるのか。元大統領の4人の子のうち、政界にいるのは長姉のフジモリ氏と末弟のケンジ国会議員(36)の2人。4月の国会議員選を国内最多得票で当選したケンジ氏は既にこう公言している。「ケイコが落ちたら2021年は私が立候補する」

900チバQ:2016/06/11(土) 00:53:21
http://www.sankei.com/world/news/160610/wor1606100040-n1.html
2016.6.10 20:14
【ペルー大統領選】
フジモリ政権評価の呪縛 「候補者は父でない、私が候補」と訴えたが…
 歴史的接戦となった南米ペルーの大統領選の審判は、ケイコ氏に厳しい現実を突きつけた。前回(2011年)に続き、今回も決選投票で僅差で及ばなかった。第1回目の投票を5年前と比較すると、ケイコ氏の得票率は前回の23.6%(2位)から39.9%(1位)に増えた。ケイコ氏の政治的ビジョンが浸透した結果といえる。

 だが、元大統領である父親、アルベルト・フジモリ氏時代の政権運営の評価が争点となった選挙戦で、「候補者は父ではない。私です」と訴え続けたにもかかわらず、最終盤で「独裁政権が復活する」と不安をあおる反フジモリ派の激しいネガティブキャンペーンに勢いをそがれた。

 事実上の勝利宣言をしたクチンスキ氏は、「すべての政党と話し合う」とケイコ氏側との協議も模索する。フジモリ派と反フジモリ派で二分化された社会の「融和を図るため」とされるが、実際には国会はケイコ氏が党首を務める政党の議員が過半数を占める「ねじれ」状態。クチンスキ氏の政権運営は船出から逆風だからこその発言だろう。

 政権と地道に対峙していけば、ケイコ氏は5年後、3度目の挑戦で悲願達成の可能性もあるが、慎重さも求められる。政権側に反対するだけでは、「やはり独裁を求めている」とのレッテルを貼られ、「融和を阻害している」として反フジモリ派に攻撃材料を与えかねないからだ。フジモリ政権への評価という“呪縛”は今後も続く。(ロサンゼルス 中村将)

901チバQ:2016/06/11(土) 00:53:50
http://www.sankei.com/world/news/160609/wor1606090032-n1.html
2016.6.9 20:24
【ペルー大統領選】
投票行動割れた日系社会 ケイコ氏特別視せず 明暗分けた可能性

 【リマ=佐々木正明】歴史的大接戦となった南米ペルーの大統領選は、ケイコ・フジモリ氏(41)のルーツである日系社会の投票行動が、明暗をわける一つの要素となった可能性が出てきた。リードするペドロ・パブロ・クチンスキ元首相(77)との得票差はわずか4万票。同国の日系人社会は約10万人規模だが、全てがケイコ氏支持ではなく、「日系人の3分の1はクチンスキ氏に流れた」との声も出ている。若い世代の帰属意識の薄れなどが原因に挙げられる。

 フジモリ氏は選挙戦終盤で日系社会を重要視しなかったようだ。5月に首都リマで行われた2万人規模の日系社会関連イベントに招待されていたが、出席を辞退。関係者は「欠席し多くの有権者の票を失った」と話した。

 他方、ペルーの日系主要団体もフジモリ氏支持を明確に打ち出さず、選挙支援を行わなかったという。会社経営のマルコス・スズキ氏(65)は「伝統的にペルーの日系社会は政治運動に消極的。フジモリ家との接点も少なくなっている」と話した。

 近年、日系社会には、ケイコ氏の父親であるアルベルト・フジモリ元大統領(77)を知らない若い世代も現れ、その数は増えているという。

 日系人の女子大学生(18)は「クチンスキ氏の方が経済に強そうだ」と指摘。主婦(28)は「ケイコ氏はまだ若く、国の運営を任せられない」と話した。ペルーの日系紙「プレンサ・ニッケイ」のマヌエル・ヒガ編集局長は「インターネット上では激しい“反フジモリ”キャンペーンが展開され、日系社会の若い層はそれに流された」と説明している。

902チバQ:2016/06/11(土) 00:54:23
http://mainichi.jp/articles/20160611/k00/00m/030/061000c
ペルー大統領選
クチンスキ氏初当選へ、4万1684票差

毎日新聞2016年6月10日 19時42分(最終更新 6月10日 20時22分

開票率100% 疑問票が最大1万200票、逆転ない
 【サンパウロ朴鐘珠】大接戦となったペルー大統領選の決選投票は9日、ペドロ・クチンスキ元首相(77)の初当選が確実となった。日系3世のケイコ・フジモリ氏(41)は前回2011年の大統領選同様、決選投票で敗北。父アルベルト・フジモリ元大統領(77)に続く親子2代の日系人大統領誕生はならなかった。

 選挙管理委員会が発表した開票率100%の得票率はクチンスキ氏50.12%、フジモリ氏49.88%で、わずか0.24ポイント(4万1684票)の差だった。記入不鮮明などの疑問票が最大1万200票あるが、全てフジモリ票と判定されても逆転はない。投票率は約80%だった。

 強権政治で知られた元大統領は、市民虐殺などの罪で今も服役中。フジモリ派復権を嫌悪する国民感情が根強いことに加え、投票直前にフジモリ氏本人と陣営幹部の選挙資金を巡る裏金疑惑が相次いで発覚し、自滅した格好となった。

 一方、1院制の国会(定数130)ではフジモリ氏が党首の中道右派「人民勢力党」が過半数の73議席で第1党。クチンスキ氏が所属する中道右派政党「変革のためのペルー国民」は18議席の第3党で、急進左派「拡大戦線党」の20議席にも及ばない。「ペルー国民」が多数派を形成するには人民勢力党と連立与党を組むしかなく、フジモリ氏が政権運営に影響力を行使する道は残されている。

 クチンスキ氏は7月28日、大統領に就任する。9日、現地経済誌のインタビューに応じ、政党間の合意を重視する政権を目指すうえで、フジモリ氏の協力が必要だと語った。また元大統領に特別待遇で恩赦を与える意思はないが、「高齢の受刑者にあまねく自宅服役を認める法律を議会が通すのなら賛成する」と明言した。元大統領は過去、自宅服役を請求したことがあるが、裁判所が棄却。その可能性に道を開くことで、フジモリ氏に譲歩する姿勢を示した。

903チバQ:2016/06/11(土) 10:10:49
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/160611/cpd1606110500004-n1.htm
ペルー大統領選、クチンスキ氏過半数 議会とねじれ、経済通に試練 (1/2ページ)
2016.6.11 05:00
 開票作業が続いていたペルー大統領選決選投票は9日、ペドロ・クチンスキ氏が過半数を獲得した。クチンスキ氏は「全てのペルー人のために働く」と宣言した。

 選挙管理当局の9日の発表によると、開票率100%でクチンスキ氏が50.12%、ケイコ・フジモリ氏が49.88%と、同国の大統領選としてはこれまでで最も僅差となっている。選管は数日中にクチンスキ氏の勝利を正式に発表する見通し。0.22%の疑問票が現在、選挙特別裁判所で審査中のため、最終的な数字は若干変わる可能性がある。

 クチンスキ氏はこの日、集まった支持者や記者団に「ペルーには困難な課題が待ち構えている。われわれは和解して団結し、対話の用意がある国を望む」と訴えた。

 ◆4%成長維持も

 今後はクチンスキ氏の経済手腕が試される。ペルーは、多くのラテンアメリカ諸国同様に、10年以上にわたる資源ブームと中国からの投資に沸いていたが、その後資源価格は下落し、中国経済は減速。一時的に中間層入りした数百万の国民は、危機感を抱くようになった。それでも同国経済は、近隣諸国の大半と比べて強く、ブラジルやベネズエラがリセッション(景気後退)に陥っているのに対して、今年は4%の成長率を記録する見通しだ。

 米ジョージ・ワシントン大学の政治学者、シンシア・マクリントック氏は「ペルー経済にとって目覚ましい15年間だった。だがここ2年は、国民の多くがこのままではいけないという思いを持ち、経験豊富な人に指揮を執ってもらいたいと考えていた」と説明した。

 クチンスキ氏は、ベルリン生まれの医師を父親に、フランス文学者を母親に持つ。リマで生まれ、子供時代をペルーで過ごしたが、その後は長く海外で暮らした。なまりのないスペイン語と英語、フランス語を話す。選挙戦では、人生のほとんどを国外で過ごした金持ちで、ペルー人の気質と文化になじみがないというイメージと戦わなければならなかった。

 ◆安全な選択肢

 クチンスキ氏は英オックスフォード大学と米プリンストン大学で学び、世界銀行と国際通貨基金(IMF)で幹部を務めた経済通だ。しかし政治に通じているのはフジモリ氏の方で、同氏が率いるフエルサ・ポプラルは4月の議会選挙(定数130)で73議席を獲得した。クチンスキ氏率いる変革のためのペルー国民党の獲得議席は18だった。そのため、クチンスキ氏は政策実現に向けて複雑な取り組みを迫られることになる。

 クチンスキ氏は中小企業向けに減税を行う方針だ。それによって、中小企業は高金利の闇金融ではなく、銀行から融資を受けることができ、必要とされている融資拡大に向けての条件が整う。さらに民間セクターでの雇用創出にもつながる。また農業や観光業の発展を促し、鉱業依存の経済からの脱却を図る。ペルーは世界有数のコカイン生産国だが、コカ農家には他の作物への転作を、薬物ディーラーには合法的な職業への転職を促す計画もある。

 1990年代後半に駐ペルー米大使を務めたデニス・ジェット氏は「高齢で基本的には外国人のクチンスキ氏と、元大統領を父に持ち、汚職とのつながりもうわさされるフジモリ氏が対立した。継続性という意味で、クチンスキ氏は安全な選択肢だった」と指摘した。(ブルームバーグ John Quigley)

904チバQ:2016/06/11(土) 11:21:52
http://mainichi.jp/articles/20160611/k00/00e/030/210000c
ペルー大統領選
フジモリ氏が敗北宣言 5年後狙い思惑も

毎日新聞2016年6月11日 10時51分(最終更新 6月11日 10時58分)
 【サンパウロ朴鐘珠】ペルー大統領選の決選投票で落選したケイコ・フジモリ氏(41)が10日、リマ市内の選挙事務所で記者会見し敗北を認めた。「クチンスキ氏の幸運を祈る」と勝者を祝福する一方で、自身が党首を務め、国会で過半数を占める人民勢力党は「責任ある野党であり続ける」と強調し、新政権に連立与党として参加する可能性には否定的な姿勢を示した。

 現地報道によると、フジモリ氏は4月の国会議員選で当選した人民勢力党の議員73人が居並ぶ壇上で声明を読み上げた。冒頭で「民主主義の精神にのっとり選挙結果を受け入れる」と敗北を宣言。5年後の次期大統領選に再立候補したいフジモリ氏は、選挙結果に異議を唱えず有権者に好印象を持たせる思惑があるとみられる。

 フジモリ氏は「私の公約に賛同してくれた850万を超える人々の思いを大切にし、この国の未来を考える責任ある野党であり続ける」と述べ、新政権の監視役を務める意向を明示した。

 フジモリ氏の発言を受け、クチンスキ氏は同日、自身のツイッターで「フジモリ氏に感謝する」と述べた。

 ペルーの1院制国会(定数130)で人民勢力党は73議席を有するが、クチンスキ氏の政党「変革のためのペルー国民」は18議席しかない。野党となる人民勢力党との協力関係を築けなければ、新大統領は厳しい政権運営を迫られる。

905名無しさん:2016/06/11(土) 15:53:36
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061000490&g=pol
側近疑惑で失速、父の二の舞い=村上京都大准教授-ペルー大統領選

 村上勇介京都大准教授(ラテンアメリカ政治)の話 ペルー大統領選の第1回投票で首位だったケイコ・フジモリ氏が決選投票で敗北した大きな理由は、5月半ばに発覚したケイコ氏陣営幹部のマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑だろう。これにより、ケイコ氏は失速し、反フジモリ派が勢いづいた。
 ケイコ氏の周辺によれば、ケイコ氏は父アルベルト・フジモリ元大統領に似て、苦言を呈する人を遠ざける傾向があるという。2000年に辞任したアルベルト氏も側近の疑惑で足をすくわれたが、ケイコ氏もその二の舞いになったと言えよう。 
 ペルーは資源ブームの恩恵にあずかったが、新たな産業の発展などには結び付かなかった。国民の間に格差や治安悪化に対する不満がある。新大統領は警察・司法などの改革を進めていかなければならないが、決選投票の両候補はいずれも新自由主義的発想で、国家をどうするかという考えがあまり伝わってこなかった。このため、今後は中道左派が勢力を伸ばすことも考えられる。(2016/06/10-18:28)

906チバQ:2016/06/12(日) 10:03:03
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20160612-567-OYT1T50024.html
ケイコ・フジモリ氏、弟と確執か…父との関係で
09:23読売新聞

 【リマ=吉田健一】ペルー大統領選決選投票で敗れたフジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏(41)と、弟で国会議員のケンジ・フジモリ氏(36)との間に、父親との関係を巡り確執が生じているとの見方がペルー国内で広がっている。

 ケンジ氏が5日の投票日に投票所に姿を見せなかったためだ。

 地元メディアによると、ケンジ氏はケイコ氏より父親と近く、今回の選挙戦で父親と距離を置く作戦をとったケイコ氏に不満を募らせているという。

 ケンジ氏は4月下旬、「姉が負ければ、2021年の大統領選に立候補する」と表明。2人が所属する人民勢力党党首のケイコ氏が翌日、「候補者をだれにするかは政党が決めること」と否定する一幕もあった。

907とはずがたり:2016/06/13(月) 12:17:56
習主席、太平洋の米中「分割統治論」を封印か
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160606-OYT1T50148.html?from=yartcl_outbrain1
2016年06月06日 22時06分

 【北京=五十嵐文】中国の習近平シージンピン国家主席は6日の米中戦略・経済対話の開幕式で、「広大な太平洋を各国が対決する競技場にすべきではない」と述べた。

 習氏はこれまで、米中2大国が太平洋を2分割して統治する構想とも受け止められる発言を繰り返していたが、南シナ海問題などをめぐる外交的な「孤立」を踏まえ、「分割統治論」を表向きは封印した可能性がある。

 習氏は2013年6月に国家主席就任後の初訪米でオバマ米大統領と会談した際、「広大な太平洋は中米両大国を受け入れる十分な空間がある」と発言した。国家副主席だった12年ごろから使い始めた表現で、その後も節目の際には米中が対抗、衝突しないとする「新しいタイプの大国関係」と並び、繰り返し米側に受け入れを迫ってきた。

908チバQ:2016/06/13(月) 12:44:13
3426 チバQ 2016/06/11(土) 12:15:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160611-00000035-jij-int
大接戦、深い溝残す=元大統領の評価で対立-ペルー大統領選〔深層探訪〕
時事通信 6月11日(土)8時33分配信

大接戦、深い溝残す=元大統領の評価で対立-ペルー大統領選〔深層探訪〕
ケイコ・フジモリ氏=5日、リマ(AFP=時事)
 ペルー大統領選の決選投票で、ペドロ・クチンスキ元首相(77)が大接戦の末、ケイコ・フジモリ氏(41)を下して勝利した。選挙戦は、ケイコ氏の父アルベルト・フジモリ元大統領(77)の政治的評価をめぐり「フジモリ派」と「反フジモリ派」が激しく対立した。深い溝を残した国民の融和がクチンスキ氏の新政権にとって大きな課題となる。

 ◇親子同一視に反発
 両候補はともに中道右派で、政策面で大きな争点がない選挙戦だった。クチンスキ氏は、市民虐殺罪で禁錮25年の有罪判決を受けた元大統領の「負の側面」に焦点を当て、「反フジモリ派」の結集を図った。「独裁」「汚職」の批判を浴びる元大統領の姿をケイコ氏に重ねて「独裁か民主主義か」と呼び掛けた。

 だが「泥棒の子供は泥棒になりかねない」と訴えたクチンスキ氏の攻撃的な発言は、テロ撲滅などに手腕を発揮した元大統領を評価するケイコ氏支持者の強い反感を買った。首都リマ郊外での集会に駆け付けたマルタ・サンタマリアさん(80)は「私は大工だったが、子供たちは大工にならなかった」と強調。安易に親子を同一視するクチンスキ氏を「信用できない」と切り捨てた。

 ◇元大統領処遇も焦点
 クチンスキ氏は9日、事実上の勝利宣言を行い、「われわれは対話と団結を進める」と国民融和に乗りだす姿勢を強調した。クチンスキ氏の政党は議会の少数派で、安定的な政権運営には他党との協力が不可欠。単独過半数を占めるフジモリ派政党の議員が「融和の前にまずは謝罪すべきだ」と態度を硬化させる中、ケイコ氏との対話も急ぐ構えだ。

 リマで収監生活を送る元大統領は7月に78歳の誕生日を迎える。高齢に加えて健康状態も優れず、ペルー国内では「釈放や処遇改善を容認する声は増えつつある」(地元紙幹部)。ケイコ氏はかつて、父の恩赦を求めて実現しなかったが、クチンスキ氏は「ノーサイド」を強調する切り札として、自宅軟禁を認めるなど処遇改善に応じる可能性も浮上している。

 ◇ケイコ氏弟が挑戦も
 支持者から「大統領として実績を残せば、父への評価も変わるはずだ」と期待されたケイコ氏だったが、2011年の前回大統領選に続き、2度目の敗北となった。選挙のたびに再燃する「反フジモリ感情」の壁は厚く、5年後の次回大統領選に再挑戦するかは不透明だ。

 一方、ケイコ氏の弟で、4月の国会議員選でトップ当選したケンジ氏(36)は、「姉が今回敗れた場合、次回選挙は私が出馬する」と語っている。ケンジ氏はケイコ氏同様に知名度が高い上、姉以上に元大統領との距離が近い。父親譲りの強気の性格とされ、フジモリ家復権の新たな担い手になる可能性もある。(リマ時事)

909チバQ:2016/06/16(木) 21:14:15
http://www.sankei.com/world/news/160615/wor1606150001-n1.html
2016.6.15 10:00
【日々是世界】
電力も食糧もトイレットぺーパーもない! 反米左派ベネズエラ大統領が原油安の直撃を受け窮地に…罷免求める動きも加速

 南米ベネズエラで、反米左派マドゥロ政権の足元が大きく揺らいでいる。景気低迷や食糧・トイレットペーパーなどの品不足、電力不足といった事態に国民が不満を強め、マドゥロ氏罷免の是非を問う国民投票実施を求める声が高まっているためだ。米メディアはマドゥロ政権を批判するとともに、野党側にも事態打開に向け、厳しい注文を付けている。

 ベネズエラ国内では今、国民投票の手続き開始に必要な署名(20万人)を大幅に超える180万人の署名が集まっている。マドゥロ氏は2013年、“反米の旗手”として国民の間で人気が高かったチャベス氏から事実上、大統領職を禅譲されたが、カリスマなき指導者への不満は今、頂点に達しつつある。

 最大の原因は経済低迷だ。今年の経済成長率(予想)はマイナス8%。石油大国であるがゆえに、国際的な原油価格低下の影響を大きく受けている。マドゥロ政権は当初、石油売却で得た豊富な資金を元手に、政権の支持母体である貧困層に手厚い福祉・年金政策を施してきたが、米紙ニューヨーク・タイムズ(インターナショナル・ウイークリー版)の5月29日付の社説は、南米のいくつかの政権と同様、「福祉・年金政策をもはや堅持できなくなっている」と辛口の見方を示している。

 国内ではトイレットペーパーなどのモノ不足も顕著で、国民が商品買い占めのために長蛇の列をなし、略奪も多発。同社説は「(マドゥロ政権は)多様な経済の仕組みを作り上げることに失敗したのだ」と烙印を押す。

 ベネズエラではここしばらく、干ばつのため水力発電も十分に行えず、深刻な電力不足も起きている。同紙の15日付の社説は「(マドゥロ政権は国家の)危機に対処する健全なアイデアを持っていない。政権の失敗を外国政府の陰謀のせいにもしている」と批判する。電力不足へのマドゥロ政権の諸対策は、国際社会から失笑を買っている。政権は国内の女性たちに、ヘアドライヤーで髪を乾かすのを極力控えるよう“要請”。また、電力消費を抑えられるとして公務員に「週休5日制」を認めるあり様だ。

 ベネズエラ国会は現在、マドゥロ政権と対立する野党が多数を占め、財政再建法案や政治犯釈放法案などを通過させたが、マドゥロ氏の絶大な影響下にある司法当局によって施行が先送りされているのが実情だ。政治・社会混乱が続くなか、野党は国際社会がマドゥロ政権に圧力をかけることを強く望んでいる。

 ローマ法王庁(バチカン)はこれを受けて最近、深刻な対立に懸念を表明する書簡を政権側に送るなど、対立解消に躍起だ。同社説は「政権と野党の分断の溝を埋める国際的な仲介は遅きに失しているかもしれないが、試みる価値はある」と期待をにじませている。

 社説はただ、なかなか一枚岩になれない野党に対して、国家の諸問題を解決するための方策を明確に発表することも要求。さもなくば「(マドゥロ氏を)罷免することに成功しても、国家の混乱に終止符を打つことはできない」とクギを刺している。

910チバQ:2016/06/16(木) 21:23:42
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160616X531.html
大統領代行に不正献金疑惑=司法取引で名指し証言―ブラジル
17:48時事通信

 【サンパウロ時事】ブラジル最高裁は15日、テメル大統領代行が不正な政治献金を求めたと主張する国営石油公社ペトロブラス子会社元社長の司法取引での証言内容を公表した。テメル氏は「法を逸脱する行為はしていない」と疑惑を否定している。

 証言によると、テメル氏は2012年のサンパウロ市長選で、所属政党から出馬した候補者を支援するための政治献金を元社長に要請。元社長が取引先との間で不正に捻出した150万レアル(現在のレートで約4500万円)を受け取った。

 元社長は、テメル氏の要請が「不正な資金捻出を求めていたことは明らかだ」と話している。

 ペトロブラスをめぐる汚職は、国を揺るがす事件に発展。汚職捜査を妨害した疑惑の浮上したテメル暫定政権の閣僚が、元社長の証言で辞職に追い込まれている。

911チバQ:2016/06/17(金) 19:08:11
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160617k0000e030211000c.html
<南アフリカ>人種隔離闘争の記憶薄れ ソウェト蜂起40年
13:41毎日新聞

<南アフリカ>人種隔離闘争の記憶薄れ ソウェト蜂起40年
ソウェト蜂起で犠牲になった少年の記念碑前に集まった人々=南アフリカ・ソウェトの「ヘクター・ピーターソン博物館」で2016年6月16日午前10時35分、小泉大士撮影
(毎日新聞)
 【ヨハネスブルク小泉大士】南アフリカ・ヨハネスブルク郊外の旧黒人居住区ソウェトで1976年、黒人学生のデモに白人警官が発砲し多数の死傷者が出た「ソウェト蜂起」から16日で40年。反アパルトヘイト(人種隔離)闘争の転換点となった悲劇だが、「弔いの日」の意味が薄れつつあることを危惧する蜂起参加者もいる。

 この日は祝日で、ズマ大統領は政府主催の式典で「抑圧と闘った学生の英雄的行為を称賛する」と演説。警官に撃たれて死亡した13歳の黒人少年の名を冠した「ヘクター・ピーターソン博物館」を多数の市民が訪れ、記念碑に花輪をささげた。

 蜂起の中心人物の一人の自宅前では歴史を語り継ごうと、中高年の男女が学生服姿でパーティーを開いていた。黒人の高校教師のシベ・コラさん(49)は蜂起の意義を「娘や孫は白人と机を並べて授業を受けられる。当時は考えられなかったことだ」と強調した。

 一方、月日の流れとともに事件の衝撃が薄れ、地方選挙を控える政党が支持者獲得のため記念行事を開催するなど、政治的に利用されるようになったという批判もある。また、夕方になると、酒に酔って浮かれる若者の姿も目についた。

 40年前のデモに参加した乗り合いバスの運転手デビット・シャバララさん(59)はこうした風潮にいらだつ。警官の発砲に逃げ惑った記憶は、今も鮮明に残っているからだ。「命がけで白人支配に立ち向かった日なんだ。俺たちは酒のために闘ったわけじゃない」

 ◇ことば「ソウェト蜂起」

 1976年6月16日、白人言語のアフリカーンス語を学校で強制的に使用させられていたことに、黒人生徒らが反発してデモ行進。当局が発砲して死者が出たのを契機に、全土で大規模な抗議行動が起きた。死者は1カ月で数百人に達したとされる。白人政権のアパルトヘイト政策に国際的な批判が集まり、94年のマンデラ政権誕生につながったと言われる。

912チバQ:2016/06/17(金) 19:20:45
http://www.sankei.com/world/news/160617/wor1606170018-n1.html
2016.6.17 11:54
【ブラジル情勢】
アルベス観光相が辞任 違法献金受領の疑惑で

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 ブラジルのアルベス観光相が国営石油会社ペトロブラスの汚職事件に絡み、155万レアル(約4700万円)の違法な献金を受け取った疑いが浮上し、アルベス氏は16日、辞任した。地元メディアが伝えた。

 ルセフ大統領が弾劾手続きで停職になったことを受けて5月に発足したテメル暫定政権で閣僚の辞任は3人目。いずれも汚職事件との関連で辞任に追い込まれており、政権にとっては新たな打撃となった。

 検察との司法取引に応じたペトロブラス関連会社トランスペトロのマシャド元社長の供述によると、トランスペトロの取引先の建設会社が2008〜14年に計155万レアルをアルベス氏に渡した。合法的な献金の形をとっているが、実際にはトランスペトロが建設会社に事業を発注した際に、契約額を水増しして捻出した違法な資金とされる。(共同)

913名無しさん:2016/06/18(土) 22:14:36
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061600813&g=pol
安保理改革「議論活性化を」=次期国連総長候補のクラーク氏

 次期国連事務総長候補のヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁は16日、東京都内の日本記者クラブで会見し、日本が積極的な国連安保理改革について「事務総長になれば、この問題について話し合うよう加盟国に促したい」と述べ、議論を活性化させたい考えを示した。
 ただ、日本の常任理事国入りの是非を含む改革の具体案については、「あらゆるオプションが検討されるべきだ」と指摘するにとどまった。
 また、内戦や地域紛争に関し「(事務総長は)善意の仲介者の役割をもっと果たす必要がある。トラブルの兆候があれば、本当の紛争になる前になるべく早く介入する」と語り、予防外交に力を入れる必要性を強調した。 
 クラーク氏は女性で、ニュージーランド首相を務めた後、2009年から現職。今年末に任期を終える潘基文事務総長の後任に名乗りを上げた11人のうち、有力候補の1人と目されている。(時事)
潘基文(パン・ギムン)(2016/06/16-18:51)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061600928&g=pol
UNDP総裁が安倍首相表敬

 安倍晋三首相は16日、次期国連事務総長の選考に立候補しているヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁の表敬を首相官邸で受けた。クラーク氏は候補者の一人として抱負や所信を述べるとともに、国連に対する日本の貢献を高く評価した。 (2016/06/16-21:20)

914チバQ:2016/06/19(日) 21:24:46
http://www.sankei.com/world/news/160618/wor1606180064-n1.html
2016.6.19 09:01
【リオ五輪】
「準備、経験した中で最悪」とIOC幹部 地下鉄開通は開幕わずか4日前 財政難で警官も投入されず犯罪増加

 州政府が「治安、健康、教育、交通、環境管理が全面的に崩壊する恐れがある」と訴えたリオデジャネイロ市では、五輪開催を控え、あちこちで財政危機のひずみが露呈している。

 大会の準備状況についてはすでに、国際オリンピック委員会(IOC)のコーツ副会長が、2004年開催のアテネ大会よりも悪く、「私が経験した中で最悪だ」と指摘している。

 州政府が97億レアル(約2900億円)の予算をかけて建設した、五輪の観客輸送の大動脈となる地下鉄4号線の開通は、五輪開幕4日前の8月1日に大幅にずれこむ。州政府は中央政府に追加支援を要請しているが、関係者は「工事が間に合わなければ、期間中、市内の他の道路は大渋滞に陥るだろう」と危惧する。

 地元メディアによると、財政難に苦しむ州政府はさまざまな支払いを滞らせており、州政府が借りているレンタカーの代金400万レアル(約1億2000万円)でさえ支払うことができない状況という。

 州職員だけでなく、学校教師の給料も数カ月単位で遅延しており、州立大学や一部の学校では教師らがストライキを起こし、裁判所が調停に乗り出す事態になっている。

 さらに、地元紙は最近、財政難のため警備に投入される警官の人数が減り、犯罪件数が増加していると伝えた。五輪期間中は応援部隊が来て、治安は確保されるはずだが、外交筋は「警官が減る大会後に犯罪件数が大幅に増えるのではないかと多くの市民が懸念している」と述べている。(リオデジャネイロ 佐々木正明)

915チバQ:2016/06/19(日) 21:25:27
http://www.sankei.com/world/news/160618/wor1606180063-n1.html
2016.6.19 09:01
【リオ五輪】
五輪は大丈夫か? ついに州政府が財政非常事態宣言 借金が雪だるま 行政改革もされず…

 8月に迫るリオデジャネイロ五輪を主催するリオデジャネイロ州政府が異例の財政非常事態を宣言した。本質的な原因は、借金が雪だるま式に増えているにもかかわらず、人件費抑制などの徹底した対策をとらなかった州政府の計画性の欠如だ。加えて、ルセフ大統領の弾劾問題などによる政治空白のせいで、本来は事実上の「国家的事業」であるはずのリオ五輪に中央政界が本腰を入れて取り組まなかったことも混迷に拍車をかけた。

 リオ州は、州内に本社を置く石油関連企業の法人税に歳入を頼っていた。しかし、近年は国際的な石油価格の下落や、リオ市内に本社を置く国営石油会社ペトロブラスを舞台にした大規模汚職事件のあおりで税収が大幅に減少。昨年の石油関連企業からの税収は前年比で38%も落ち込んだ。

 一方で、州政府は、歳出削減に向けて約47万人の州職員の給与抑制や年金改革に切り込むことができなかった。専門家は、リオ州はすでに財政破綻状態にあり、地下鉄建設や治安対策を含めた五輪関連費は「大きな重荷になっている」と指摘する。

 1930年代以来とされる不況の中、財政危機は国全体をむしばんでおり、地元紙によると、州、市を合わせた国の公的負債額は4兆レアル(約120兆円)を超えているという。

 ルセフ大統領の弾劾問題をめぐって与野党が政争に明け暮れ、中央政府の対応が後手にまわったことが問題を深刻化させたとの指摘も相次いでいる。

 ルセフ氏の職務停止を受け、テメル暫定政権は財政再建に乗り出したものの、道のりは険しい。五輪開催への政府支援も、他の事業を犠牲にしなくてはならない状況にある。(リオデジャネイロ 佐々木正明)

916チバQ:2016/06/21(火) 20:49:57
http://www.sankei.com/world/news/160621/wor1606210023-n1.html
2016.6.21 20:33

豪総選挙が7月2日投開票 経済政策が最大争点 与党と労働党が拮抗

 【シンガポール=吉村英輝】29年ぶりの両院解散に伴うオーストラリア総選挙が、7月2日に投開票される。経済政策が最大の争点で、与党の保守連合(自由党、国民党)は法人税減税などによる成長を掲げる一方、最大野党の労働党は、経済弱者支援による雇用創出などを訴えて政権奪還を目指す。

 労働党は19日、最大都市シドニーで選挙キャンペーンを始動した。ショーテン党首は、2013年9月の前回総選挙で敗北して以来となる政権奪還に意欲を表明。職場復帰を目指す母親や若者、高齢者を雇用する中小企業への減税などで、「毎年、約3万人の雇用を生み出せる」と主張した。

 自由党を率いるターンブル首相は、10年間で約480億豪ドル(約3兆8千億円)を減税し企業活動を活発化させる戦略を描くが、ショーテン氏は「多国籍の大企業を利するだけ」と冷ややかで、医療や教育への予算配分増などを訴える。

 豪州は、中国の資源需要減退や商品市況の低迷で、資源依存型経済からの脱却が急務。オーストラリア準備銀行(中央銀行)は今月3日、昨年5月以来となる利下げを行ったが、経済の拡大には政府が政策で主導する成長が欠かせない。

 選挙戦では景気回復のほか、難民・移民の受け入れ拡大の是非なども争点になりそうだ。

 アボット前首相への不満が募っていた自由党内で昨年“クーデター”を起こし党首についたターンブル氏は、地球温暖化対策や同性婚問題などへのリベラルな価値観も評価され、高い支持率を維持している。

 ただ、今月16〜19日に実施した世論調査では、「好ましい首相」でターンブル氏が46%と、ショーテン氏の31%を上回るが、その差は15ポイントで、6週間前調査の22ポイントから縮められている。二大勢力に限った支持率では、保守連合と労働党がともに50%と拮抗(きっこう)している。

 選挙権は18歳以上で義務投票制。解散時の議席は上院(定数76、原則任期6年)が保守連合33、労働党25。下院(同150、任期3年)が保守連合90、労働党55。

917チバQ:2016/06/23(木) 21:23:59
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160623/k10010567901000.html
南アフリカ 市長選巡る抗議行動が暴徒化
6月23日 10時06分
南アフリカ 市長選巡る抗議行動が暴徒化
南アフリカの首都プレトリアで、地元の市長選挙の候補者選びを巡って抗議行動を起こしていた住民の一部が暴徒化し、車の放火や商店の略奪などが相次いでいて、日本大使館も注意を呼びかけています。
南アフリカの首都プレトリアでは、与党のANC=アフリカ民族会議が地元の市長選挙の候補者を発表しましたが、これに対し地元の意向を無視した決定だとして住民の間で反発が広がり、ここ数日、抗議行動が相次いでいます。
プレトリア近郊の貧困地域では、抗議行動が一部で暴徒化し、車やバスが次々に放火されたり、道路をブロックするためにレンガなどが投げ込まれたりしていました。
外国人の商店を狙った略奪も相次いでいて、警察官に護衛されながら店から逃げ出す人たちの姿も見られました。
警察によりますと、暴動でこれまでに2人が死亡し、多くの逮捕者が出ているということです。
南アフリカでは去年4月にも移民や外国人が一部の住民に襲撃される事件が相次ぎ、外国人排斥の動きが拡大しました。
現地の日本大使館は、今後、被害がさらに広がるおそれもあるとして、注意を呼びかけています。

918チバQ:2016/06/23(木) 21:53:56
http://www.sankei.com/world/news/160623/wor1606230005-n1.html
016.6.23 01:15

コロンビア政府、左翼ゲリラと停戦合意 半世紀続く内戦終結に大きな進展
【ニューヨーク=上塚真由、ロサンゼルス=中村将】南米コロンビアのサントス大統領と、左翼ゲリラ「コロンビア革命軍」(FARC)のロンドニョ(通称ティモチェンコ)最高司令官による停戦合意の署名式が23日、キューバの首都ハバナで行われる。半世紀に及ぶ激しい内戦に終止符を打つ歴史的合意となる。

 署名式には、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長や、交渉を仲介してきたキューバのラウル・カストロ国家評議会議長、ベネズエラのマドゥロ大統領、チリのバチェレ大統領らが出席する。

 旧ソ連共産党の影響を受けたFARCは1964年に結成され、社会主義政権樹立を目指した。麻薬組織との連携や、誘拐による身代金を原資にテロや凶悪犯罪を繰り広げてきた。2002年のピーク時には約2万人の勢力を誇ったが、政府の掃討作戦によって、約8000人に減少している。

 政府とFARCは12年10月から本格的な和平交渉に入り、昨年9月、6カ月以内に最終合意を結ぶことで一致したが、期限に間に合わず協議を続けていた。

 ハバナで22日、「政府とFARCは相互かつ最終的な停戦に合意した」との共同声明を発表していた。

919チバQ:2016/06/23(木) 21:59:59
http://mainichi.jp/articles/20160623/k00/00e/030/202000c
コロンビア
内戦終結 大統領、停戦合意文書署名へ

毎日新聞2016年6月23日 12時46分(最終更新 6月23日 12時46分)
 【サンパウロ朴鐘珠】南米コロンビアの報道によると、同国政府と左翼ゲリラ・コロンビア革命軍(FARC)は23日、キューバのハバナで停戦合意文書に署名する。22万人が犠牲になった半世紀にわたる内戦の終結がほぼ確実になった。

 停戦合意は、2012年に始まった和平交渉の中で最重視されていた項目。サントス大統領は22日、短文投稿サイト「ツイッター」で「明日は特別な日になる。コロンビアが夢見た平和が実現する」と発言した。

 双方はこれまでの交渉で▽地方の貧困農地の開発▽武装解除したゲリラ構成員の政治参加▽麻薬犯罪防止に向けた協力--などの項目で合意していた。23日の停戦合意を経て、サントス大統領は7月20日までに和平合意を最終的に取りまとめた文書に署名し、国民投票で合意への賛否を諮る方針だ。

 FARCは中南米最大のゲリラ組織。貧農への富の再配分を求めて1964年に創設、反政府テロを繰り返した。

920チバQ:2016/06/26(日) 10:33:51
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016062500200&g=int
豪総選挙、与野党が接戦=小政党躍進も-来月2日



オーストラリアのターンブル首相(写真左)と野党・労働党のショートン党首(EPA=時事)
 【シドニー時事】オーストラリアで7月2日、29年ぶりの上下両院解散に伴う総選挙が行われる。世論調査では与党・保守連合(自由党、国民党)と最大野党・労働党の支持率は拮抗(きっこう)しており、接戦が見込まれる。難民増加や治安悪化への不満から、保護主義や外国人排斥を叫ぶ小政党などが勢力を伸ばす可能性もある。(2016/06/25-15:52)

921とはずがたり:2016/06/29(水) 11:29:08
中独両国の話しだから此処へ。

ドイツと中国の"蜜月"に走り始めた亀裂〜メルケル首相が見せた冷徹な手のひら返し 記者会見で首脳同士が激しく応酬
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160624-00048994-gendaibiz-int&p=1
現代ビジネス 6月24日(金)7時1分配

これまで番困難で一な訪中
 6月12日、メルケル首相が南京の中国科学院大学の名誉博士号を授かった。授与式は北京で行われ、赤と黒のマントを着たメルケル首相が、同じくマント姿の学長(? と並んだツーショットが、ドイツのニュースで派手に流れた(メルケル首相は博士帽を被ることだけは強硬に拒否したとか)。

 博士号授与の理由は、メルケル氏の「決然とした意思と英知による世界平和への貢献と、彼女が実践してきた実務的な中国外交」を讃えるものであるという。

 しかしながら、ケチをつけるわけではないが、はっきり言って、今、世界平和は第二次世界大戦以後最大の危機に陥っている。また、「実務的な中国外交」というのは、ドイツが中国の人権問題などに口を挟まず、商売第一でやってきたということだ。これを中国に褒められたからといって、さして自慢できることでもないだろう。

 ドイツと中国は2011年に二国間政府サミットの協定を結んで以来、首脳や閣僚が定期的に差し向かいで協議をしてきた。今回も、両国合わせて30人近い大臣、副大臣などが顔を合わせたという。

 もちろん産業界の大物も必ず同伴して、大型商談をまとめる。メルケル首相の今回の訪中は、就任以来9回目。ちなみに、その間のメルケル首相の訪日はたったの3回だ(うち2回はサミット)。

 ただ、今回の北京での3日間は、これまでで一番難しかった訪中と言われている。まず第1日目、これも戦略的なのだろうが、メルケル首相は名誉博士号を受けた後の記念講演で、中国人学生を相手にかなり明確に中国政府批判を展開した。

 「創造は、自由と、世界への門戸開放の雰囲気の中でのみ成就する」などと聞けば、それが政治を指していることは誰の耳にも明らかだ。これまで商売繁盛という大義名分の下で、異常なまでに友好的に保たれてきた独中関係だったから、中国政府はかなり慌てたのではないだろうか。

中国での儲けに陰りが出始めたとたん…
 中国の人権侵害、商売上のルール違反、軍拡といった問題は、なにも今に始まったことではない。そのくせ習近平主席は、「中国ほど公平と平和を愛する国はない」と世界で触れ回っていたのだから、その矛盾にドイツ人が気がつかなかったと言えば嘘になる。

 ところがドイツ政府は一貫して気がつかない振りをし、毎回の首脳会談でも、お座なりにそれを指摘するだけでお茶を濁してきた。そのうえ、大手メディアも多かれ少なかれ協力し、中国についてのプラス面を強調した報道を長く続けた。

 しかし現実には、中国企業の世界進出が進み、ルール違反があちこちで深刻化し、それに南シナ海での軍事的膨張が相まって、さすがのドイツ国民も「あれっ」と思い始めた。

 そんなとき、これまで中国万歳であった報道が手のひらを返すようにその内容を変えた。このごろとみに、中国市場がいかに閉鎖的で、外国企業にとって不利、不公平であるかというようなニュースがよく流れる。

 また、最近、産業ロボットの先進技術を持つKUKAというドイツ企業が中国に買収されるかもしれないという話が浮上した途端、ドイツ政府までが異議を唱え始めた。中国で活動しているドイツのNGOや報道陣にプレッシャーが掛けられている事実にも、ドイツ国内では反発の声が高くなっている。

 ドイツ人は、中国での儲けに陰りが出始めたので、「言うべきことは言おう」という作戦に転じたのか、今、独中関係は、仕切り直しの感が強い。

 経済的にウィンウィンの関係にあるならば多少のことには目を瞑るが、その前提が崩れれば、その限りではない。ドイツ人のこの冷徹な手のひらの返し方は、それはそれで恐ろしい。中国からしてみれば、まさに“豹変”に近いだろう。

 その結果、博士号授与式の翌13日に行われたメルケル首相と李克強首相の共同記者会見は、ニュース映像を見るだけでも、過去のような和気藹々ムードでないことがわかる重苦しいものとなった。

 李克強氏はホームグラウンドの強みもあるのか、かなり強引な主張を展開し、それに対しメルケル首相が、一字一句を慎重に選びながら対応していた。

922とはずがたり:2016/06/29(水) 11:29:21

EUは、中国を「市場経済国」とは認めない
 今回の協議で、一番大きな不協和音となったのが、中国が市場経済国であるかどうかという、根本的な定義の問題である。

 中国は2001年、WTO(世界貿易機関)に加盟した。WTOとは貿易を促すことを目的とし、それに関する様々な国際ルールを決めている機関だ。中国が加盟した当時、15年後(つまり今年)には中国を正式に「市場経済国」の仲間に入れるということが決められた。15年あれば、中国市場も西側諸国と同じルールを共有できるようになるだろうという希望的観測がもとになっていたようだ。

 ところが今年の5月、EU議会は、中国を市場経済国とするのは時期尚早であるという採択をした。

 EUにしてみれば、市場を十分に開放していない国を市場経済国として認めてしまうと、ダンピングをされたときに対応が難しくなるという問題がある。いまだって、中国の余った粗鋼が安価で出回り、EUの鉄鋼業界は苦境に陥っているのだ。

 それに怒った中国は、EUを激しく攻撃し始めた。そして、このたび李克強首相はメルケル首相に、EUが15年前の約束を果たすよう、ドイツがEUに働きかけよと迫ったのだった。

 この共同記者会見の全容が、ドイツ政府のホームページに掲載されている(https://www.bundesregierung.de/Content/DE/Mitschrift/Pressekonferenzen/2016/06/2016-06-13-merkel-mp-li.html)

 「約束は約束だから、守らなければならない」と執拗に繰り返す李克強首相の姿が印象的だ。普通、歓迎の意を込めた共同記者会見の場で、相手を横に立たせたまま、このような話し方はしない。強引さの裏には、焦りがあったのか? 
 以下は、その一部の和訳だ(川口訳)。

 「中国の考えは、EUは15年前の約束を守る義務があるというものだ。中国とEUはそれに合意した。つまり、取り決め通り、合意した日時を守り、その義務を果たさなければならないということだ」

 「私たちは、EUが義務を行使するよう、ドイツ側が今まで通りポジティブな役割を演じてくれることを期待する」

 そして氏は最後にこう言って、スピーチを終えた。

 「簡潔に言うなら、中国とドイツはこれまで通り、誠実に付き合うことになるだろう。互いに歩み寄り、さらに合意を広めていくことになる。その上で、注意深く、適当なやり方で、争点を、といってもそれはごくわずかな割合でしかないが、争点を取り除かなければならない。そうすれば、今ある戦略的なパートナーシップは、常に新しいレベルに達することができるだろう。どうもありがとう」

記者会見でも「李克強vsメルケル」の応酬
 ドイツがこういう事態に陥ってしまったのには、理由がある。

 一昨年、中国の太陽光パネルのダンピングでEUが困り果て、関税制裁をかけたとき、中国に頼まれて、その内容を骨抜きにすることに尽力したのがドイツだった。だから中国は、今度もドイツにその役目を果たしてもらおうと期待しているのだ。

 メルケル首相もそこらへんは弁えていて、李克強氏のプレッシャーをのらりくらりとかわしつつ、中国を褒めたり、人権問題を突いたりしながら、あまり中身はないが立派な文脈を紡いでいた。

 15年前に結ばれたEUと中国の約束については「とてもはっきり覚えており、それを白紙に戻すつもりはない」が、「ドイツはEUの中の一国なので、これについてはEU委員会が交渉と対話を行う」とか。そもそも、一党独裁の国が真っ当な市場経済国でありえないということは、わざわざEUの議会で討議しなくてもわかるはずだが……。

 この後、記者の質問があったが、これが面白かった。初っ端から、李克強氏がメルケル首相に向けられた質問を奪い取ってしまったのだ。

 それもそのはず、質問内容は、“中国企業はドイツのハイテク企業を買収できるが、中国市場は閉鎖的でそのようなことは許されていないのをどう思うか”とか、“南シナ海で起こっている事態を見て、ドイツでは、中国は間違った方向に進んでいるという声があるが、それをどう思うか”などという、中国にとって不都合なものだったからだ。

923とはずがたり:2016/06/29(水) 11:29:34
>>921-923
 李克強氏は奪った質問に長々と答え、最後に質問した記者に向かって、「メルケルさんに代わって私がお答えしました。でも、誤解しないでください。私はメルケルさんのためにしたのです」と言い、次にメルケル首相に向かい、「メルケルさん、私のことを誤解なさることはありませんね。悪く思わないでください。どうもありがとう」と締めた。

 メルケル首相はそれに対して、「もちろん悪く思ったりはしませんが、でも、私も発言する自由をいただくことにして…」と、また、あまり中身のない、絶対に揚げ足を取られない、立派なことを喋った。

 しかし、次の記者が二つの質問をしたときには、ちょっとした押し問答になった。1問目はメルケル首相にと言っているにもかかわらず、李克強氏が「それは私が両方まとめてお答えします」と言い出したのだ。

 それにはさすがのメルケル首相も引っ込まず、「いえ、私が答えます。第1問目は…」と言いかけたところで、またもや李克強氏が割って入った。「じゃあ、あなたは1問目をお答えください」。

 するとメルケル氏いわく、「2問目は私にではない? 両方とも私への質問だと思いますよ!」

 そして一瞬、「でも、もし、2問目が中国の首相へのものなら…」と戸惑った末、突然、「もう、どっちでもいいわ。私は言いたいことを言います!」と居直って、泰然として話し始めたので、さすがの李克強も黙ってしまった。

斬新なメルケル話術
 そんなわけで、おそらくその場にいたら、結構スリルに満ちた記者会見だったと思われる。

 とはいえ、中国の政治家が、記者会見で他人の質問を取ってしまうのは、よくあることだそうだ。日本の岸田外相もそれをやられて、呆れかえり、「やれやれ」と首を振っておしまいになったことがあったという。

 だが、そういう意味では、“取られたものは取り返す”ドイツ人に学ぶべきところは多いかもしれない。

 特に、「約束を守っていないではないか!」と責められた時、「その約束についてははっきり覚えています」と堂々と言ってのけるメルケル話術は斬新だった。私生活でも大いに利用できそうだと、私は一つ賢くなった気がしている。

 著者: 川口マーン惠美
『ヨーロッパから民主主義が消える』
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924チバQ:2016/06/29(水) 21:19:34
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160629X341.html
非常任5カ国改選、イタリアとオランダが任期折半へ=国連安保理
11:42時事通信

 【ニューヨーク時事】国連総会(193カ国)は28日、安全保障理事会の非常任理事国10カ国中、今年末で任期が切れる5カ国の入れ替え選挙を行い、カザフスタン、エチオピア、ボリビア、スウェーデンの4カ国を選出した。イタリアとオランダが1議席を争ったが、接戦で勝敗がつかなかった。両国は1年ずつ任期を折半することで合意。合意は追って総会に提案され、認められる見通しだ。

 非常任理事国は毎年半数が入れ替わり、五つの地域枠ごとに議席配分数が決まっている。改選2議席の「西欧その他」枠には今年、スウェーデン、イタリア、オランダが立候補。スウェーデンは当選に必要な有効投票総数の3分の2以上を得た。イタリアとオランダは4回の再投票を経ても支持が拮抗(きっこう)し、いずれも95票と得票は3分の2に届かなかった。

 総会で両国に対する投票がそれぞれ行われ、両国は必要な票数を得た上で選出されるとみられる。

 選出された4カ国の任期は2017年1月1日から18年12月31日までの2年間。カザフスタンは初の選出。イタリアは17年、オランダは18年の1年間、任期を務めることで合意した。

925チバQ:2016/06/30(木) 20:39:20
http://diamond.jp/articles/-/94105
ロイター発 新着ニュース


アングル:豪選挙、勝敗の鍵握るシドニー西部が戦いの焦点に




2016年6月30日

[シドニー 30日 ロイター] - 与野党の接戦が見込まれる7月2日の豪総選挙では、国内最大都市シドニーの西部が勝敗の鍵を握る可能性があり、同地域の政策に的を絞った選挙活動が展開されている。

自由党と国民党からなる連立与党を率いるターンブル首相は、雇用と富の創造に焦点を当て、人々が住んで働ける「通勤30分以内の都市」を全国につくるという野心的な計画を打ち出し、2期目続投を目指す。

シドニー西部の都市パラマタに住むミッチェル・ベックウィズさん(22)は自宅の近くで働くため、都心部近隣にあった職場を辞め、フォークリフトドライバーをしている。

「都心までの通勤はストレスが多く、交通費もかかる。40分立ちっぱなしだった」と、今週期日前投票に訪れたベックウィズさんは振り返る。

「今は職場まで車で通っている。起きる時間も遅くなったし、前よりも元気。仕事が終わった後にどうやって帰ろうかと気に病む必要がなくなり、自由な時間が増えた」という。

シドニー西部は、320億豪ドル(236億米ドル)規模のインフラ・都市再開発計画が最も力を入れている地域だ。

同地域には票が揺れる不安定な議席が6つもあり、選挙の行方を左右する可能性がある。

世論調査で僅差の結果が予想される中、ターンブル首相は英国の欧州連合(EU)離脱による衝撃を利用し、有権者に現政権を選ぶよう促している。

<ベトナムのフォーにネパールの餃子>

シドニー西部は、より豊かな近隣の港湾地域と比べ、犯罪率が高く、雇用や健康、教育水準も低い。最近まで公共投資計画の対象にならず、住民は長い間「ウェスティーズ」と呼ばれ、あざけられてきた。

移民が多く、約39%の世帯が英語以外の言語を話す。この比率は全国平均の18%を大幅に上回る。

現在のところ、高賃金の仕事や都心部への便利なアクセスを提供するインフラよりも、ベトナムのフォーやネパールの餃子「モモ」といったエスニック料理に出くわす方が容易だ。

ターンブル首相はこの状況を変えるべく、300億豪ドル規模のプロジェクトを計画。公共交通機関・都市道路開発や新国際空港の建設を実施し、企業の進出を促して雇用を創出したい考えだ。

ターンブル氏は今月、パラマタの改革モデルを発表した際、記者団に対し「通勤30分以内の都市の見本になるよう、通勤者の大移動を終わらせ、シドニー西部を支援する」と語った。

野党・労働党のショーテン党首も、同地域の雇用創出を選挙運動の柱に掲げている。

<賃金やサービスの格差>

通勤30分以内の都市構想は、都市計画では新しいアイデアではない。英国などで実施されており、ある程度成功している。

しかし、人口が沿岸部に集中し、主要都市間を結ぶインフラがほとんど整備されていないオーストラリアにとっては、国全体の構造を大きく変える可能性がある。

レンドリースLLC.AXやレイトン・プロパティーズなど建設大手はすでにシドニー西部で道路やオフィスの建設に着手している。

またデベロッパーのメリトンは、4億5000万豪ドルを投じて、パラマタに53階建ての高級マンションを建設する計画だ。

ただ、シドニー西部のような地域では賃金やサービスに大きな差があり、ターンブル氏の計画を実施するのは難しいかもしれない。高層マンションが建ち始める中、サービス部門の主要企業が追随している兆候はまだほとんど見られていない。

シドニー中心部のメディア企業まで1時間かけて電車通勤するジェマ・ノットさん(24)は「シドニー西部で仕事があれば、転職したい。実際、数カ月前に探したが、私の業界の仕事はほとんどなかった」と話す。

だが、一部の小規模企業は都心部からの移転に動いている。

ビル・ピカリングさんは約2年前に、自身のPR・マーケティング会社ヒューゴ・ハリデーをシドニーからパラマタに移転。購入したオフィスの支払いはシドニーで借りていたオフィスの賃料を下回るという。

「ここでのビジネスは今後5─10年に活気づくだろう。だが、適切に行うことが重要で、特に地元の事業、中小規模事業に焦点を当てる必要がある」とピカリングさんは指摘する。


(Ian Chua記者、Yuzuha Oka記者 翻訳:佐藤久仁子 編集:加藤京子)

926チバQ:2016/06/30(木) 21:20:28
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160701k0000m030060000c.html
<豪総選挙>2日に投開票 与党保守連合やや優位の分析も
20:24毎日新聞

 【シドニー平野光芳】オーストラリアの総選挙が2日、投開票される。ターンブル首相率いる与党保守連合(自由党、国民党)と野党労働党が下院(定数150、小選挙区制)の過半数確保を巡って激しく競り合う展開。与党がやや優位との分析もあるが、情勢は依然、流動的だ。

 世論調査会社ニューズポールによると、2大勢力を対象にした6月27日時点の支持率は保守連合が51%、労働党49%で真っ二つに割れている。ただ地元メディアは、議席数を左右する激戦区で与党がリードし、現状では与党が勝利する可能性が高いとの見方を伝えている。

 与党に追い風になっているのは、英国が欧州連合(EU)離脱を決めた国民投票だ。世界的な経済不安が広がる中、実業家出身で経済通として知られるターンブル氏は「不確かな時に国会を混乱させてはいけない」と安定した政権の継続をアピール。最終盤で支持を固めている。

 一方、ショーテン党首が率いる労働党は、医療制度や教育、環境分野で現政権批判を展開し、有権者の支持を集めている。大敗だった3年前の総選挙から議席の上積みは確実な情勢だが、過半数に届くかが焦点。「首相にふさわしい人物」を尋ねた世論調査では、ターンブル氏45%に対してショーテン氏は30%で、個人的な人気で及んでいないのも懸念材料だ。

 世論調査では、「緑の党」など特徴ある政策を掲げる小政党や無所属候補に投票すると回答した有権者が計21%に上り、数議席を確保するとみられる。保守連合と労働党が伯仲すれば、第3勢力の存在感も増しそうだ。

 豪州は安全保障では同盟国の米国に依存する一方、経済的には最大の貿易相手国・中国との関係が深まっている。南シナ海問題などを巡り米中の緊張が高まる中、両国のバランスをどう取るかは豪州にとって大きな課題。外交は目立った争点になっていないが、選挙後の政権がどう対処していくかも注目されている。

927チバQ:2016/06/30(木) 21:21:11
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1606300035.html
【豪総選挙】「中国人爆買い」の住宅高騰が争点に 「そのうち中国人がシドニーを全部買ってしまう」
20:14産経新聞

【豪総選挙】「中国人爆買い」の住宅高騰が争点に 「そのうち中国人がシドニーを全部買ってしまう」
30日、オーストラリア・シドニーで、国際空港前の道路に設置された住宅の広告。英語と中国語で書かれている(田中靖人撮影)
(産経新聞)
 【シドニー=田中靖人】オーストラリアで7月2日、上下両院の総選挙の投開票が行われる。争点の一つが、中国人の投資が原因とされる住宅価格の高騰だ。親中色が強い与党・保守連合(自由党、国民党)のターンブル政権に対し、野党・労働党は不動産投資への税制優遇策の一部撤廃を主張。ターンブル首相率いる自由党は投資を萎縮させると反発している。一般市民の不満が総選挙にどう影響するか注目される。

 「熱売中 あなたのために温かな故郷を作る」

 最大都市シドニーの国際空港近くの幹線道路に、中国本土で使う簡体字で書かれた広告が並ぶ。広告主は中華系の社長の頭文字を取った開発会社だ。2010年設立の同社は高級マンション9棟を完成させ、1100戸を建築中、2000戸を計画中という。

 豪州住宅建築業協会によると、05年からの10年間で住宅用の土地価格は約2倍に上昇。シドニー市の不動産会社によると、同市周辺の住宅価格の中間値は、15年に100万豪ドル(約7600万円)を超えた。

 新築物件の購入者の7割前後が中国人で、基本的に外国人が購入できない中古物件でも、マンションの6、7割が中華系の名前だという。中国本土からの購入の専門仲介業者も多い。大半が投資目的で、価格高騰で一般人が買えないとして社会問題化している。

 中華系の豪州人は「高騰は中央銀行の金融緩和が原因」(下院議員候補者)などと反論する。だが、一般的には中華系と中国本土からの投資を区別せず、「中国人が原因」という認識が主流だ。自身も移民だというタクシー運転手(56)は、「そのうち中国人がシドニーを全部買ってしまうよ」と話した。

 不動産サービス大手CBREで、シドニーを含むニューサウスウェールズ州の投資部門を担当する中華系の責任者は取材に対し、最近の取引相手の約半分が中国本土だと明かし、「シドニーの価格は現地人からすると高いかもしれないが、中国の投資家から見れば香港や広東より安い」と指摘。「職業的な観点から言えば当然、自由党の政策を支持する」と話した。

 6月発表の世論調査結果では、「豪州における中国人の投資」に59%が否定的な評価をしており、自由党と連立を組む国民党は伝統的に鉱山や農地などの産業への海外直接投資を嫌う。住宅価格高騰が総選挙にどう影響するかは不透明だ。

928チバQ:2016/07/01(金) 20:38:05
http://www.sankei.com/world/news/160701/wor1607010024-n1.html
2016.7.1 18:59
【豪州総選挙】
人口の4%、高まる中華系の影響力 “強圧”中国政府との距離感悩ましく 対中依存の経済「転換が必要」とも

 豪州は経済の中国依存に加え、国内の政治面でも中華系住民の影響力の拡大に直面している。中華系は2011年の推計で86万人(豪州生まれ含む)、人口の約4%を占め、現在は100万人を超すとの見方もある。ただ、国内外で強圧的な姿勢を示す現在の中国に対する、中華系豪州人の見方は複雑だ。

 豪州第2の都市、メルボルン郊外の商工業地域にある下院ホザム選挙区。与党、自由党から立候補したジョージ・ホワ(華●(=王へんに玉)●(=青の月が円、右に見))氏(34)は、中国・上海から2007年に豪州に留学後、定住した「新移民」だ。当選すれば、中華系新移民で初の下院議員となる。移民政策に寛容な野党、労働党ではなく、自由党から出馬したのは「党の『小さな政府』の理念が私と同じだからだ」と話す。

 大学時代に「豪州の政治が知りたい」と党のボランティアに参加し09年に入党。卒業後、IT企業を立ち上げ、12年に国籍を取得した。14年には州議会選に出馬し落選している。

 ホザムは過去36年間、労働党が議席を守ってきた同党の強固な地盤だ。だが、今回はターンブル首相やアボット元首相をはじめ、自由党の重鎮が次々と応援に入る。背景には、僅差で負けた前回選の経験から、ホワ氏の擁立で選挙区内の8%超とされる中華系住民の票を取り込もうとする思惑も透けてみえる。

 中国共産党の一党独裁下で成長したホワ氏だが「中国の政治は身近になかった」と中国の内政や外交には関心がないようだ。それどころか、中国への鉱物輸出に依存してきた豪州は「経済の構造転換が必要だ」と訴える。

■  ■

 豪州の中華系の団体で最も政治的影響力が大きいとされる「オーストラリア中華系フォーラム」(本部シドニー)のケンリック・シエ(謝維礼)議長(34)は、豪州生まれのマレーシア系華人だ。団体は超党派だが、自身は労働党の職員でもある。

 1985年に設立され、中華系の地位向上に関するロビー活動などを行ってきた。会員は、70〜80年代に東南アジアや香港から来た移民や90年代以降に中国本土から来た富裕層、台湾系を含め広範で、年次会合には有力政治家が顔を出す。

 会員の政治的関心は高いが、必ずしも中国支持ではない。与野党の候補者を招いた6月の討論会では、南シナ海問題で「同盟国の米国とビジネスパートナーの中国との間で、豪州はジレンマに直面している」と対応を問う質問が出た。

 シエ氏も「完璧な政府はない」と中国政府への直接の批判は避けつつ、「南シナ海や台湾への攻撃的姿勢は支持しない」と話す。

 そこには自由と民主主義の豪州で生きていく上での、“祖国”中国への複雑な距離感が表れているようだ。自らは中国人か豪州人かと聞くと、ホワ氏もシエ氏も「中華系豪州人だ」と声をそろえた。(シドニー 田中靖人)

929名無しさん:2016/07/04(月) 21:25:39
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160704X189.html
イスラム教徒排斥を宣言=国政復帰の極右党首―豪
16:33時事通信

 【シドニー時事】オーストラリア上院選で当選を決めた極右政党ワンネーション党のポーリン・ハンソン党首(62)は4日、記者会見で「近所でテロリストを見たくない」と述べ、公約したイスラム教徒排斥に取り組むと宣言した。

 ハンソン氏は1990年代、「アジア人に国が乗っ取られる」と訴えて同党を一時躍進させ、国内外で物議を醸した。この日の会見でも「ここはキリスト教国だ」と力説したが、今回は白人優遇の移民政策「白豪主義」復活は主張しないという。

 2日実施の選挙で、ハンソン氏は18年ぶりに国政復帰を果たした。ワンネーション党としても上院(定数76)に複数議席を得る勢いで、国政で影響力を持つのは確実だ。イスラム過激思想の影響を受けた事件が国内でも発生し、一部有権者が同氏の過激発言に共鳴したとみられている。

930チバQ:2016/07/04(月) 21:27:18
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160704X187.html
解散の「賭け」裏目に=与野党が多数派工作―豪総選挙
16:23時事通信

 【シドニー時事】2日に投票が行われたオーストラリアの総選挙は与野党の大接戦となり、4日時点でも、政権党を決める下院(定数150)でいずれの勢力も過半数に届いていない。上院(定数76)では、大衆迎合的な小政党が躍進。「安定政権」を狙って29年ぶりの上下両院解散に踏み切ったターンブル首相の「政治的な賭け」(豪紙)は、裏目に出た形だ。

 公共放送ABCによると、下院での獲得見込み議席は与党保守連合(自由党、国民党)68、野党労働党67で、いずれも過半数の76に達しない。10議席は、5日開票する郵送票で決まる。ターンブル首相は「郵便投票は伝統的に自由党票が多い」と自信を示すが、単独過半数は困難との見方が強い。 

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931チバQ:2016/07/05(火) 22:00:57
http://www.asahi.com/articles/ASJ6R32WLJ6RUHBI00W.html
投票終わったのに勝敗確定せず 豪総選挙、異例の大接戦

郷富佐子@シドニー郊外の投票所

2016年7月5日17時00分

■南十字星の下で

 7月2日に実施されたオーストラリアの総選挙が、大変な展開になっている。

特集:南十字星の下で

 5日午後現在、定数150議席の下院で、与党・保守連合(自由党と国民党で構成)、最大野党の労働党がともに過半数の76議席に達していない。投票日から3日たつのに、いまだに勝者が決まっていないのだ。

 過去に議席数が真っ二つとなった「ハングパーラメント(宙づり議会)」はあったが、この期に及んで議席数そのものが判明していないというのは前代未聞だ。なぜ、こんなことになったのだろうか。

 それを考えるとき、欠かせないのがオーストラリアの独特な選挙制度についての知識だ。日本人の私からみると、そこには非常に興味深い要素がたくさんあるように思えてならない。

 まず前提として、オーストラリアで投票は義務だ。正当な理由なく投票しなかった場合は、20豪ドル(約1500円)の罰金が科される。そのうえで、有権者の都合を配慮するさまざまな工夫がなされている。「投票は義務なのでしてください。でも、できるだけ投票しやすいよう、事務方もあらゆる便宜を図ります」というスタンスだ。

 今回の遅れの原因として間違いなく言えるのは、2大政党の間でかつてないほど大接戦になったことだ。接戦になるほど、精度を上げるために「全投票数」に近い票を集計する必要がある。

 関係者の名誉のために言うと、…

932チバQ:2016/07/05(火) 22:01:56
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016070500674&g=int

豪総選挙、長期戦か=迫る「宙づり議会」







 【シドニー時事】2日に投票が行われたオーストラリアの総選挙で、政権党を決める下院(定数150)は5日までの開票で依然、与野党の大接戦が続いている。与野党いずれも過半数に達しない状況を見越して多数派工作も始まっており、決着は数週間後との見方も出ている。
 公共放送ABCによると、獲得見込み議席は与党保守連合(自由党、国民党)69、野党労働党67、その他5。残り9議席が未確定で、郵送や事前投票の集計が進められている。いずれも過半数76に届かず、「ハングパーラメント(宙づり議会)」に陥る公算が大きい。その場合、多数派形成に向けて無所属議員の獲得合戦となる。(2016/07/05-18:21)


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