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国際政治・世界事情(その2)
905
:
名無しさん
:2016/06/11(土) 15:53:36
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061000490&g=pol
側近疑惑で失速、父の二の舞い=村上京都大准教授-ペルー大統領選
村上勇介京都大准教授(ラテンアメリカ政治)の話 ペルー大統領選の第1回投票で首位だったケイコ・フジモリ氏が決選投票で敗北した大きな理由は、5月半ばに発覚したケイコ氏陣営幹部のマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑だろう。これにより、ケイコ氏は失速し、反フジモリ派が勢いづいた。
ケイコ氏の周辺によれば、ケイコ氏は父アルベルト・フジモリ元大統領に似て、苦言を呈する人を遠ざける傾向があるという。2000年に辞任したアルベルト氏も側近の疑惑で足をすくわれたが、ケイコ氏もその二の舞いになったと言えよう。
ペルーは資源ブームの恩恵にあずかったが、新たな産業の発展などには結び付かなかった。国民の間に格差や治安悪化に対する不満がある。新大統領は警察・司法などの改革を進めていかなければならないが、決選投票の両候補はいずれも新自由主義的発想で、国家をどうするかという考えがあまり伝わってこなかった。このため、今後は中道左派が勢力を伸ばすことも考えられる。(2016/06/10-18:28)
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