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自民党スレ
8780
:
OS5
:2023/08/31(木) 07:49:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/754da353070b83fe85e592f21ffb8079938095e6
岸田首相、発信強化に試行錯誤 支持低迷、「説明不足」批判で
8/31(木) 7:12配信
時事通信
取材に応じる岸田文雄首相=30日午後、首相官邸
岸田文雄首相が発信力強化を狙い、試行錯誤している。
報道各社のぶら下がり取材に頻繁に応じ、スライドを用いるなど工夫も凝らす。内閣支持率が低迷する中で現状を打開したい考えとみられるが、効果は未知数だ。
「新しい激変緩和措置を9月7日から発動する」。30日、首相はスライドを使って記者団にガソリン高騰対策について説明した。努めて顔を上げながらカメラに語り掛ける姿は、メモを読み上げるだけだった従来のスタイルとは対照的だ。スライドは24日にも使用しており、周辺は「いろいろ試している」と明かす。
30日には、首相官邸で福島県産ヒラメなどを使った昼食会も開催。中国の輸入規制に苦しむ漁業者に寄り添う姿勢をアピールした。
これまで報道機関からのぶら下がり要請を断ることもあった首相だが、今月上旬ごろから積極的に取材に応じ、周辺には「どんどんやる」と語る。30日は、首相側から取材機会を設けると各社に通知した。
背景には、上向かない内閣支持率がある。報道各社の世論調査では、処理水放出に関して賛成が反対を上回るものの、政府の説明については「不十分」との回答が過半数を占めている。与党内からは「国民への説明が足りない」(公明党幹部)との不満も漏れる。
年内も含め衆院解散・総選挙のタイミングを探る首相は、発信強化で反転攻勢を狙う。ただ露出を増やしても支持回復につながるとは限らない。自民党内からは「メッセージが明確でないから誰の共感も得られない」(閣僚経験者)と冷ややかな声も出ている。
8781
:
OS5
:2023/08/31(木) 13:43:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/48fc51afc91fd823746158926683ca615bd666dc
自民安倍派、15人の集団指導に 常任幹事会、下村氏外れる
8/31(木) 12:53配信
時事通信
自民党安倍派の総会であいさつする「座長」の塩谷立元総務会長(右端)。左から2人目は下村博文元政調会長=31日午後、東京・永田町の同党本部
自民党安倍派(清和政策研究会)は31日、党本部で総会を開き、集団指導体制の陣容を決めた。
派閥の意思決定を新たに担う「常任幹事会」は15人体制とし、塩谷立元総務会長が「座長」に就任。下村博文元政調会長はメンバーから外れた。
常任幹事会は塩谷氏に加え、萩生田光一政調会長、松野博一官房長官、高木毅国対委員長、西村康稔経済産業相、世耕弘成参院幹事長の有力議員「5人衆」がメンバー。柴山昌彦元文部科学相、稲田朋美元政調会長、西村明宏環境相、橋本聖子元五輪担当相、岡田直樹地方創生担当相らも加わった。
8782
:
OS5
:2023/08/31(木) 23:58:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9720369c80e8c531c9a4907b78d7f1ec7253472
安倍派5人衆、けん制しあい会長選び難航…世耕氏「2年や3年はかかる」
8/31(木) 22:21配信
読売新聞オンライン
自民党安倍派総会であいさつする塩谷立氏(右から2人目)(31日、自民党本部で)
自民党安倍派(清和政策研究会、100人)は31日の総会で、塩谷立会長代理が「座長」に就き、「常任幹事会」で重要事項を決める集団指導体制を発足させた。安倍派で会長選びが先送りされたのは、衆目の一致する会長候補がいないためだ。67歳で死去した安倍晋三・元首相は生前、長く会長を続ける前提で後継候補を1人に絞ることを避けていた。
派内では一時、安倍氏の側近だった西村経済産業相と萩生田政調会長を軸に会長選びが進むとの見方が広がっていた。だが、西村氏は衆院当選7回、萩生田氏は同6回で、いずれも60歳だ。2人より当選回数が多く、年齢も高いベテラン組に世代交代が進むことへの警戒感が広がるなどし、実現しなかった。
西村、萩生田両氏に、松野官房長官、高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長を加えた「5人衆」は派の中枢を担いつつ、一定の力の均衡を保つ。1人の力が突出しないよう、けん制しあっている側面があることも会長選びを難しくしている。世耕氏は「2年や3年はかかる」との見方を示している。
8783
:
OS5
:2023/08/31(木) 23:59:07
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230831-OYT1T50203/?ref=yahoo
下村博文氏、執行部外され不快感…安倍派が15人の集団指導体制を発足
2023/08/31 20:30
スクラップ
自民党安倍派(清和政策研究会、100人)は31日の総会で、塩谷立会長代理が「座長」に就き、「常任幹事会」で重要事項を決める集団指導体制を発足させた。会長選びは先送りし、塩谷氏とともに会長代理を務めてきた下村博文・元政調会長を執行部から外すなど、火種を抱えた船出となった。9月の内閣改造・党役員人事の結果次第で、不満が噴出する懸念も残る。
「新体制に意見や批判があるかもしれない。受け止めながら、皆さんの踏み台として努力したい」
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自民党安倍派総会であいさつする塩谷立氏(右から2人目)(31日、自民党本部で)
下村博文氏(7月6日)
最大派閥の事実上のトップとなった塩谷氏は総会冒頭、こう理解を求めた。会長だった安倍晋三・元首相の死去から1年以上を経ており、新会長を求める声が根強いためだ。
総会では、新設の常任幹事会に入る15人(衆院9人、参院6人)も発表された。不定期で開き、初会合は9月上旬を見込む。塩谷氏のほか、松野官房長官、西村経済産業相、萩生田政調会長、高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長の「5人衆」が名を連ねた。西村環境相や岡田地方創生相に加え、松島みどり・元法相や橋本聖子・元五輪相らもメンバーとなった。
塩谷氏は、選定基準に関して「基本的に閣僚経験者で総合的に判断した」と述べるにとどめた。文部科学相経験者の下村氏を巡っては、5人衆が「会長が必要と唱え、集団指導体制に反対したため資格はない」との認識を共有していた。
派に影響力を持ち、下村氏と折り合いが悪い森喜朗・元首相の意向も影響したと見る向きが派内には多い。下村氏は総会後、記者団に「常任幹事会は打ち合わせ機関だ」と評し、不快感をにじませた。
そもそも常任幹事会がどこまで機能するかも未知数だ。党幹部の一人は「人数が多すぎる。常任幹事会の幹事会が必要になる」と皮肉交じりに語った。
塩谷氏は早速、内閣改造・党役員人事で手腕を問われる。安倍派の閣僚は4人だが、第2派閥の麻生派(55人)と同数で、規模に見合っていないとの評価が支配的だ。塩谷氏は31日夕、首相官邸を訪れ、岸田首相に人事の要望を伝えた。自らに言い聞かせるように「問題はこれからだ。結束して政権を支える」とも語った。
8784
:
OS5
:2023/09/01(金) 07:44:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6fffc9f47a84348857c97944d7ebb2c9397fc3f
安倍派、15人で幹事会発足 下村氏は外れ、派内結束に残る不安
8/31(木) 19:19配信
毎日新聞
自民党安倍派の総会で発言する塩谷立会長代理(右から2人目)。同4人目は下村博文会長代理=東京都千代田区の同党本部で2023年8月31日午後0時5分、竹内幹撮影
自民党安倍派(清和政策研究会)は31日、党本部で会合を開き、安倍晋三元首相の後継となる会長ポストは空席のまま、「座長」に就任する塩谷立会長代理や萩生田光一政調会長ら15人をメンバーとする「常任幹事会」で意思決定を行う新体制を発足させた。塩谷氏とともに会長代理として派閥運営に関わってきた下村博文元文部科学相は役職を外れた。
【下村氏、西村氏…安倍派の面々 杉田氏、生稲氏らの姿も】
常任幹事会は萩生田氏、西村康稔経済産業相、松野博一官房長官、世耕弘成参院幹事長、高木毅国対委員長の「5人衆」ら、衆院9人と参院6人で構成。衆院は柴山昌彦元文科相、西村明宏環境相、参院は橋本聖子元五輪担当相や山本順三元国家公安委員長ら閣僚経験者も選ばれた。
派閥の名称は「安倍派」を引き続き使う。塩谷氏は会合後、記者団に常任幹事会のメンバーについて「大臣を経験し、これからの時代を担う人たちだ。皆さんに力を発揮して新しいリーダーをつくってもらいたい」と語った。幹事会が15人体制となったことについては「多いなと思うが、いろいろな意見をいただき、状況判断した結果だ。これからの運営は数が多い分大変だと思う」と述べた。
一方、常任幹事会のメンバーから外れた下村氏は記者団に「しっかりと清和研の中で貢献していきたいと思っているし、(常任幹事会入りは)こだわっていない」と述べた。
下村氏は、自身の会長就任にも意欲を示してきたが、新体制では事実上、執行部から排除された形だ。派内には新会長の早期選出を一貫して訴えてきた下村氏に対して「正論ではある」(派閥中堅)と擁護する声もあり、今後の派内の結束には不安も残る。
安倍氏の死去から1年以上が経過したが、新会長は結局決まらず、常任幹事会メンバーの一人は「全くホッとなどできない。誰を会長にするか。むしろこれからが大変だ」と漏らした。【畠山嵩、高橋祐貴】
◇ 安倍派常任幹事会のメンバー(敬称略)
▽衆院 塩谷立、高木毅、松野博一、松島みどり、西村康稔、柴山昌彦、稲田朋美、西村明宏、萩生田光一
▽参院 世耕弘成、橋本聖子、野上浩太郎、山本順三、末松信介、岡田直樹
8785
:
OS5
:2023/09/01(金) 07:45:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/c04231e238a1ee69dbe7c36b405d2c5a48489355
森元総理に土下座したことを暴露された下村元文化相 清和会に大きな亀裂が
9/1(金) 5:56配
デイリー新潮
醜態をバラされた下村会長代理
自民党最大派閥の混乱が収まらない。端的な例が、8月7日付の北國新聞で森喜朗元総理が明かした下村博文元文科相に関する動きだ。少し長いが引用する。
【写真】自民党最大派閥「清和政策研究会」で再び力を持った「森元総理」の姿
〈少し前のことですが、下村さんがこの事務所に来ました。「何とか私を会長に」と言うんですが、「それは私が決めることじゃない。みんなが決めることだが、君には味方がいないじゃないか。だったら自分はどうあるべきか考えてみたらどうだ」と伝えたんです。「今までのご無礼をお許しください」と土下座までするので、「君は私に無礼を働いたのか。その自覚があるのなら私は絶対に許さない。帰ってくれ」と言ったんです。ところが下村さん、外では「森会長の了解を得た」と言っているらしい〉
「仕返しを今になって受けている」
真偽はさておき、清和会(安倍派)の跡目争いの一幕だ。自民党幹部が解説する。
「第2次安倍政権で文科相を務めた下村さんは、新国立競技場の建設を巡り、イラク出身の建築家であるザハ・ハディド氏の案を白紙撤回。一転して、隈研吾氏の案を採用したんです」
が、この時、ザハ案を推していたのは誰あろう、文教族のドン・森氏だった。
「森さんは完全にメンツを潰された。その後も下村さんは、安倍晋三元総理と近い立場なのをいいことに、森さんを軽んじる発言を繰り返した。その仕返しを、いまになって受けている」
8月17日、清和会は総会を開き、当面は会長を置かない方針を決定。下村氏とともに会長代理を務める塩谷立・元文科相を単独で常任幹事会の座長に据えた。
政治部デスクが指摘する。
「座長とはいえ、あくまでお飾り。実際は萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相、世耕弘成参院幹事長、松野博一官房長官、高木毅国対委員長ら“5人組”による集団指導体制と言えば聞こえは良いですが……」
すでに水面下では火花が。
「安倍の寵愛を最も受けたとされる萩生田と、かねて“総理を目指す”と公言している西村の綱引きが急浮上。党や政府で要職を担う世耕、松野、高木各氏も、巻き返しのタイミングを虎視眈々とうかがっています」
有力者によるバトルは派閥分裂の呼び水たり得るが、
「とりあえず総会では、派内で最も“嫌われ者”の下村を閥務の中枢から外すことで一致しましたね」
8786
:
OS5
:2023/09/01(金) 07:45:36
“老害”“偉そうな口出し”と不満の声も
一方で、当の清和会の中堅幹部は指摘する。
「森さんの暴露には“さすがにやり過ぎ”“下村さんが気の毒”との声があり、森さんに対して“老害”“偉そうな口出しでさらに派内がおかしくなる”“OBが好き放題では他派閥になめられる”との不満も。派内の雰囲気は最悪ですよ」
清和会の若手も渋い顔だ。
「集団指導体制は、次期内閣改造と党役員人事を視野に、派内のゴタゴタを隠す応急処置。萩生田さんは旧統一教会問題の影響で当分は入閣が難しい。西村さんや世耕さんは人望に欠け、中堅から若手に支持を広げられていない状況で……」
さりとて、福田シンパと見なされてきた“非安倍系”の松野、高木両氏では派内の掌握は難しいという。
「他派閥と渡り合うのは何とも心細い状況。そもそもウチは、人事でのうまみを期待した入会者が多い。秋以降は退会者が相次ぐかも」
「週刊新潮」2023年8月31日号 掲載
新潮社
8787
:
OS5
:2023/09/01(金) 14:05:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/19e6f2db4c130e4dd051a791fd0b7195f4f55950
12年ぶりシンガポール大統領選 1日に投開票、与党系候補が優勢
9/1(金) 13:17配信
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毎日新聞
シンガポール大統領選の投票の様子=2023年9月1日、ロイター
シンガポールで1日、任期満了に伴う大統領選挙(任期6年)の投票があり、即日開票される。同国の大統領は儀礼的な職務が中心で、象徴的な意味合いが強い。選挙の実施は12年ぶりで、3人が出馬。与党・人民行動党(PAP)出身で、ターマン・シャンムガラトナム前上級相(66)が優勢とみられている。
2017年の前回選挙では、憲法の規定により立候補者がマレー系に限られ、ハリマ・ヤコブ氏が無投票で女性として初めて当選した。今回は民族の縛りはなく、シャンムガラトナム氏のほかに、政府投資公社元幹部のウン・コクソン氏(75)と大手保険会社元幹部タン・キンリエン氏(75)が出馬した。
シンガポールでは今年7月、運輸相が汚職捜査当局に逮捕されたり、国会議長が女性との不適切な関係などを理由に辞任したりするなどスキャンダルが続いた。
大統領の政治的権能は限られているが、シャンムガラトナム氏は与党側の候補とみなされており、今回の選挙はPAPに対する国民の支持度合いを占うものとも見られている。【バンコク石山絵歩】
8788
:
OS5
:2023/09/01(金) 18:24:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/969d8d9ab3adf7a20262c9ae236b17af8ebd5b60
自民安倍派、新体制発足 5人衆に実権、下村氏は排除
8/31(木) 19:57配信
自民党安倍派の派閥会合を終え、取材に応じる塩谷立氏=31日午後、東京・永田町の党本部(矢島康弘撮影)
自民党安倍派(清和政策研究会、100人)は31日、党本部で総会を開き、新体制を発足させた。昨年7月に死去した安倍晋三元首相の後継会長は不在のまま、意思決定を行う合議体「常任幹事会」を新設し、塩谷立元文部科学相が座長に就いた。
塩谷氏は総会で「今のところ会長にふさわしい人はいない。新体制で新しいリーダーを出したい」と述べた。新会長を選ぶまでの暫定体制との説明だ。
常任幹事会は15人で構成する。派内の有力者「5人衆」と呼ばれる高木毅国対委員長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長が入った。その他に閣僚経験者から選ばれ、「多すぎる」との批判もある。
参院幹部は「人数は関係ない。5人衆と塩谷氏の6人で決める」と話した。実権は5人衆にあるとの認識も示した。
常任幹事会以外の役職は基本的に白紙となり、会長代理として安倍氏死去後の派閥運営に関わってきた下村博文元政調会長は常任幹事会にも入らなかった。同派に影響力を持つ森喜朗元首相の意向が反映されたとの指摘もある。下村氏は記者団に「早く会長を決めるべきだ。清和研がパワーダウンをしてしまう」と反発。派の結束に不安が残った。
岸田文雄首相が9月中旬にも行う内閣改造・党役員人事が新体制の試金石となる。それぞれ内閣と党の要である官房長官か幹事長を安倍派が引き続き押さえられなければ、最大派閥の体面にかかわる。派所属の閣僚を現在の4人から5人に増やせるかも注目だ。(沢田大典)
8789
:
OS5
:2023/09/03(日) 13:25:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/ade3ebfd5731a5e1b8be39f21875d1dbbc1a4a4e
「鬼門」の農相ポストが再び時の政権を追い詰める?野村農相「汚染水」発言でも続投の背景とは
9/3(日) 11:00配信
162
コメント162件
日刊スポーツ
岸田文雄首相(2023年6月撮影)
海洋放出が始まった東京電力福島第1原発の処理水を「汚染水」と発言し、4時間あまりで謝罪と発言撤回に追い込まれた野村哲郎農相(79)の資質問題が、処理水をめぐる中国の日本産水産物輸入の全面停止という強硬な対応に追われる岸田政権を直撃した。野村氏は「言い間違え」を主張し、首相や政権幹部らも「言い間違え」で足並みをそろえるが、言い間違えても許されることと、そうではないことがあるのが、世の常だ。
【写真】自身の発言について改めて謝罪した野村農相
今回、野村氏が発言したタイミングは、岸田首相が東京・豊洲市場を視察し、水産事業者への支援策を発表した日。結果的に、支援策のニュースをかき消すような形になった。支援策には多くの漁業関係者が注目しているはずだし、首相のメンツも丸つぶれ。「言い間違え」ですむ問題でないことは、一目瞭然だ。
東日本大震災から12年が経過するが、被災地では今も震災前の生活に戻っておらず、特に原発事故の影響はなお続いており、政府には言葉も行動も合わせた支援継続が求められている。それを崩しかねない今回の出来事、しかも中国の主張をなぞるような発言を、言い間違えであっても水産事業者の担当閣僚が口にしてしまったという事実は、重いのだと思う。
直近では第2次安倍政権で、震災に関連した失言をした2人の大臣は、発言直後に更迭された。岸田文雄首相は野村氏の更迭を否定したが、岸田政権で昨年秋から冬にかけて起きた「辞任ドミノ」では、問題を抱えた閣僚の処遇に対する、後手後手の対応が露呈したことは記憶に新しい。今週9月8日に予定される、処理水海洋放出をめぐる衆参両院での閉会中審査に野村氏が出席予定で、この場で再び「炎上」するようなやりとりが起きれば、再び首相の判断にも批判が高まることになる。
野村氏の発言後、取材した政府関係者の言葉には、うなずくしかなかった。「まさかの鬼門復活だよ…」。
「鬼門」とは、かつて安倍晋三政権(第1次も第2次も)で不祥事やスキャンダルで交代が相次いだ、農相ポストのこと。第1次安倍政権では、2007年5月から9月までの約4カ月間に、当時大きな批判を浴びた事務所費問題などで農相が3人交代し、第2次政権でも2015年2月、政治とカネの問題で農相が辞任した。第1次政権では、この農相ポストをめぐる「負の連鎖」が、安倍氏を退陣に追い込む一因になった。その役職が再び、首相の足を引っ張るような形になったのが今回の問題のもう1つの側面だ。
野村氏は昨年8月の内閣改造で、当時78歳で初入閣を果たした。当選4回の参院議員。JA出身の農水族である一方、当選回数が適齢期となった「大臣待機組」の1人として、念願の入閣を果たした経緯がある。
「政策に詳しいことと大臣の資質は、必ずしもリンクしない」(関係者)といわれる。野村氏は「汚染水」以外にも、全面輸入停止に踏み切った中国の対応を「想定は全くしていなかった」と素直に驚いて危機感のなさを露呈。6月の記者会見時にかりゆしシャツで臨んだ際には「遊び人みたいな感じ」などと述べ、沖縄ではかりゆしが正装という認識が不足しているとの指摘を受けたこともあった。今回、発言の不安定さがあらためて露呈しただけに、野党議員からは「岸田首相は本当にこのまま続投させるのだろうか」と、首をひねる向きもある。
岸田首相が今回、野村氏の更迭を否定したのは、漁業者への支援策のとりまとめが迫ることに加え、近く内閣改造・自民党役員人事が予定されることも、影響しているとの見方が強い。更迭でダメージを負うより、内閣改造で何もなかったかのように退任させるのではないか…との見立てだ。
首相動静によると、岸田首相は8月に入り、各閣僚と昼食を取っている。1回に2閣僚が出席しているが、永田町では、この場が、内閣改造を前に「大臣再任か退任かの『面接』になっている」との見方がある。8月28日には、ともに去就が注目される河野太郎デジタル相と高市早苗経済安保相が昼食の場に参加したため、さまざまな臆測が流れた。野村氏は8月2日、現在の処理水問題にともに取り組む西村明宏環境相とともに、首相との昼食に参加している。今回の発言問題のかなり前ではあるが、この時の「面接」も含めて、野村氏の処遇が判断されることになる。久しぶりに岸田首相の「人事眼」が問われるシーズンが迫ってきた。【中山知子】(ニッカンスポーツ・コム/社会コラム「取材備忘録」)
8790
:
OS5
:2023/09/03(日) 21:39:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc1e1acd3a9ec3df4d904f25ebe943c62dccfa0a
入閣待機組の処遇が人事の焦点に 農水相失言
9/3(日) 20:01配信
38
コメント38件
産経新聞
岸田文雄首相が月内に行う内閣改造・自民党役員人事では、党内各派が抱える「入閣待機組」の処遇も焦点になる。衆院当選5回以上、参院当選3回以上で閣僚経験のない待機組を入閣させられるかは、派閥領袖(りょうしゅう)の手腕の見せどころだ。もっとも人事を前に、かつて待機組だった野村哲郎農林水産相の「汚染水」発言が政権の足を引っ張っており、待機組を登用するリスクを露呈している。
野村氏は1日の記者会見で、「福島をはじめ関係者の皆さまに不快な思いをさせて申し訳なかった。こういう気持ちでいっぱいだ」と重ねて陳謝した。
野村氏は令和4年7月の参院選で4選を果たし、同8月の改造で初入閣した。茂木派(平成研究会)に所属し、鹿児島県出身の農政通として知られ、念願の農水相ポストを獲得した。
ただ、今年8月に東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を巡り、中国が日本産水産物の全面禁輸に踏み切った際、記者団に「大変驚いた。まったく想定していなかった」と発言。続けて「処理水」を「汚染水」と言い間違えた。自身が認める「ときどき口がすべってしまう恐れ」が現実のものとなった。
待機組の登用には同様のリスクがつきものだ。平成31年4月には、桜田義孝五輪相(当時)が「震災からの復興」より議員が「大事」と発言するなど失言が相次ぎ、辞任に追い込まれた。同29年4月には、今村雅弘復興相(同)が東日本大震災は「東北でよかった」と語り更迭された。両氏とも、長年入閣が見送られてきた待機組からの登用だった。
一方、所属議員のポストの獲得が自身の求心力に直結する派閥領袖にとっては、待機組の入閣はなおざりにできない課題だ。首相も安倍晋三政権下で岸田派(宏池会)の会長として、待機組を閣内に押し込むのに腐心した過去を持つ。
内閣支持率が低迷し、野村氏の失言がさらなるダメージとなる中、首相は派閥の意向に配慮した人事を行うのかどうか。党内の支持基盤が強くない首相にとって、難しい判断を迫られそうだ。(大橋拓史)
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:
OS5
:2023/09/04(月) 08:07:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb008d79df769513b57909012976d904b4031b44
二階氏訪中、処理水で暗礁 首相期待も早期は困難
9/4(月) 7:03配信
時事通信
日中友好議員連盟の会長に就任した自民党の二階俊博元幹事長(右から4人目)=4月19日、東京・永田町の衆院議員会館
自民党の二階俊博元幹事長の中国訪問に向けた調整が暗礁に乗り上げている。
超党派の日中友好議員連盟会長として9月にも訪中する方向だったが、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出への中国側の反発が収まらないためだ。悪化する日中関係の打開策として岸田文雄首相が強い期待感を示したが、側近議員は「様子を見るしかない」と話しており、早期訪中は困難な情勢だ。
首相は8月30日、二階氏と党本部で面会し、「日中関係は難しい状況だが、対話は切らしたくない。中国と話ができるのは二階先生しかいない」と訪中を要請。中国側の軟化に向け、中国と独自の人脈を持つ二階氏に協力を呼び掛けた。
二階氏は4月に議連会長に就任し、中国政府も歓迎した。二階氏が日中議員外交を長年けん引し、習近平国家主席ともたびたび会談するなど両国関係の維持・改善に尽力してきたことを中国側も重視し、訪中調整を続けてきた。
だが、中国が処理水放出への対抗措置として日本産水産物の全面禁輸に踏み切り、「外交カード」にする姿勢を強めたことで暗転。公明党の山口那津男代表が8月28〜30日に予定していた訪中が直前で延期となった影響も大きく、二階氏の周囲からは「中国側が気持ちよく受け入れられる状況ではない」「今は時機ではない」との悲観論が相次いだ。
首相は6〜7日にインドネシアで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に合わせ、中国の李強首相との会談を模索するが、実現するかは不透明。日中の溝が広がる中で二階氏の外交手腕も問われているが、側近議員は「年内訪中は難しい」との見通しを示した。
8792
:
OS5
:2023/09/04(月) 17:38:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ca79bb72cc381ba0e5831ddc924247a94ade1ca
岸田首相、麻生、茂木両氏と3者会談 内閣改造めぐり協議か
9/4(月) 16:58配信
朝日新聞デジタル
自民党役員会に臨む岸田文雄首相。右は麻生太郎副総裁、左は茂木敏充幹事長=2023年8月29日午前9時32分、東京・永田町の自民党本部、上田幸一撮影
自民党総裁の岸田文雄首相は4日午後、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と党本部で40分ほど会談した。今月に想定されている内閣改造・党役員人事のほか、公明党との選挙協力の行方、他の野党との選挙協力から一定の距離を置く国民民主党との連携のあり方などについて協議したとみられる。
終了後、茂木氏は「色々なことについて意見交換した」と記者団に説明。国民民主との関係については「今後のことは改めて考えてみたい」と述べるにとどめた。
朝日新聞社
8793
:
OS5
:2023/09/05(火) 08:01:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/494dd810b6d80c06f3527095877178dd1cc5a6c6
内閣改造・党役員人事「来週にも」…首相、外遊先で人事構想練り帰国する11日〜13日に実施か
9/5(火) 5:00配信
読売新聞オンライン
自公党首会談などについて取材に応じる岸田首相(4日、首相官邸で)=源幸正倫撮影
岸田首相(自民党総裁)は4日、来週にも内閣改造・党役員人事を行う考えを複数の与党幹部に伝えた。外遊先から帰国する11日から13日の間に行う案が有力だ。首相は、国民民主党との連立構想が進展する場合を念頭に、米国での国連総会に出席後の下旬に人事を遅らせる可能性にも言及した。
複数の政府・与党関係者が明らかにした。首相は5〜11日の日程で、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議が開かれるインドネシアと、主要20か国・地域首脳会議(G20サミット)があるインドを回る。外遊先で人事構想を練り、刷新感のある体制を早期に発足させ、新たな経済対策を含めた政策遂行の環境を整えたい考えだ。
首相が下旬も排除しなかったのは、自民、公明両党の連立政権に国民を加える構想を巡り、2日に再選した国民の玉木代表の動向などを見極めるためとみられる。ただ、自国両党内では、「月内に連立協議が整うのは難しい」との見方が広がっている。
首相は4日、国会内で公明党の山口代表と会談した。自民党本部では、茂木幹事長、麻生副総裁と面会し、今後の政権運営などについて意見を交わした。
8794
:
OS5
:2023/09/05(火) 09:00:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b39a673f01141d67ecfcbfa528cc4945c5b3db26
秋本真利議員の立件視野 収賄容疑 風力前社長「便宜を期待」
9/5(火) 5:00配信
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コメント9件
毎日新聞
東京地検が入る庁舎=金寿英撮影
秋本真利衆院議員(48)=比例南関東=が風力発電会社「日本風力開発」(東京都)の塚脇正幸前社長(64)側から多額の資金を受領したとされる事件で、前社長が東京地検特捜部の聴取に「洋上風力発電の公募で自社が有利になるよう便宜を期待した」などと供述していることが関係者への取材で判明した。秋本議員は国会で同社の希望に沿った質問をしており、特捜部は秋本議員に賄賂の認識があったとみて、収賄容疑での立件を視野に上級庁と協議している模様だ。
秋本議員と前社長側は2021年10月ごろ、馬主組合「パープルパッチレーシング」を設立。前社長は今年6月までに、計約3000万円を競走馬の購入代金や厩舎(きゅうしゃ)料などとして組合側に支出。うち1000万円は22年10月に議員会館で現金で手渡されたとされる。
関係者によると、前社長は特捜部の聴取に、秋本議員が自民党の再生可能エネルギー普及拡大議員連盟の事務局長を務めていたことを挙げ、「国会で動いてくれると思った」と説明。同社は秋田、青森両県を中心に政府が進める洋上風力発電への参入を目指しており、前社長は、事業者の公募に関して秋本議員が自社に有利になるよう動いてくれることを期待したという趣旨の供述をしているという。
秋本議員は実際に国会で洋上風力発電について度々質問。19年2月には青森の海域について、防衛施設への影響を過度に重視して規制を強めないよう求めた。また、秋田の2海域で日本風力開発が公募に敗れた約2カ月後の22年2月にも、早期の事業開始が見込める業者に高い評価点を付けるよう公募基準の見直しを求める質問をした。この見直しの内容は前社長側が望んでいたとされる。
特捜部は秋本議員からも複数回にわたって任意で事情を聴いている。秋本議員の国会質問は日本風力開発への便宜に当たり、前社長側からの資金には同社への後押しや国会質問に対する謝礼の趣旨が含まれていたとみている模様だ。
また、前社長は19年、秋本議員が日本中央競馬会に個人馬主として登録する際に保有資産の要件を満たせなかったことから約3000万円を貸し付けた。後に利子を含めて全額返済されているが、特捜部はこの金銭のやり取りについても経緯を調べているとみられる。【井口慎太郎、松尾知典、北村秀徳、岩本桜】
8795
:
OS5
:2023/09/05(火) 13:59:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bc7402dd158dd317de04fcbbdceaabb8952494e
岸田“公邸忘年会”報道からわずか3カ月で…森まさこ首相補佐官(59)が娘と友人たちを首相官邸ツアーに招待していた! 「官邸の私物化」と波紋広げる
9/5(火) 7:12配信
文春オンライン
岸田首相に新たな火種が……
首相補佐官を務める自民党の森まさこ参議院議員(59)が、今年8月末に司法修習生の長女とその友人一行を首相官邸に招待し、“見学ツアー”をしていたことが「 週刊文春 」の取材で分かった。首相官邸は総理大臣をはじめとした政権中枢の執務空間であるだけに「首相補佐官の立場を使った私的利用ではないか」との指摘が浮上している。
【写真】疑惑の森まさこ首相補佐官(59)
森氏は2007年の参院選に福島選挙区から出馬して初当選し、現在3期目。
「2012年の第2次安倍政権で、当選1回にも関わらず少子化担当大臣に就任。女性活躍のPRという狙いで、稲田朋美衆院議員とともに初入閣。2019年には法務大臣に就任。検察官の定年延長を可能にする検察庁法改正案を担当し、国民から大きな反発を食らいました」(政治部デスク)
2021年からは岸田政権で首相補佐官を務め、昨夏の内閣改造でも留任した。
プライベートでは、「4大法律事務所のパートナーを務める夫との間に2人の娘がおり、長女は弁護士志望の司法修習生です」(同前)
森氏の長女A子さんは弁護士志望で現在は司法修習生。彼女が司法修習生の友人ら約7人を連れて首相官邸を訪れたのは8月28日午後6時頃のことだった。A子の知人が明かす。
「A子さんから『国会議事堂に行くからきれいな服を着てきてね』と言われ、参加者はどこに案内されるのか事前によく分かっていなかった。ところが、連れていかれたのは国会議事堂ではなく首相官邸。A子さんの母親である首相補佐官の森さんから歓待を受け、みんな驚いていました」
「のけ者にされた」と不満の声も…
司法修習生の数は1400人ほど。呼ばれなかった人からは「のけ者にされた」と不満の声が上がっているという。
「森さんが、娘と娘に近い人だけを招いて歓待していたとなると、首相補佐官という立場を使って首相官邸を私的利用したのではないかと言われても仕方がありません」(法曹関係者)
森氏は取材に対し、官邸を見学させた事実はないとしながらも、「女性活躍に関連する意見交換を執務室において約20分間致しました」と官邸に招き入れた事実を認めた。
今年5月には、「週刊文春」が岸田文雄首相の息子で首相秘書官(当時)の岸田翔太郎氏が、親族一同を招いて首相公邸で忘年会を開いていたことを報道。赤い絨毯が敷かれた公的スペースで集合写真を撮影したり、アイスクリームを食べていたことなどが「公私混同」「公邸の私物化」と批判を浴び、最終的に翔太郎氏は更迭に追い込まれている。あれからわずか3カ月しか経過していないこともあり、森氏の言動は波紋を呼びそうだ。
現在配信中の「 週刊文春電子版 」では、森氏の長女Aさんによる友人との“首相官邸見学ツアー”の詳細、当日の森氏の様子、首相秘書官が首相官邸に親族を呼ぶことの問題点、“私的利用”の過去の事例などを詳しく報じている。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年9月14日号
8796
:
OS5
:2023/09/06(水) 09:49:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/06d9e49cbc159917e8fde7922133893c81b21b47
改造時期、岸田首相明言せず 茂木氏処遇で苦慮か 「自公国」再燃も影響
9/6(水) 7:12配信
時事通信
自民党役員会に臨む岸田文雄首相(中央)ら=5日午前、東京・永田町の同党本部
9月に予定する内閣改造・自民党役員人事について、岸田文雄首相は5日、実施の日取りを明言しないまま7日間のアジア歴訪に出発した。
政権の要となる茂木敏充幹事長の処遇について頭を悩ませているのが理由の一つとみられ、国民民主党との連立構想再燃もあって最終判断を先送りしているとの見方が出ている。出発前に明らかにすると待ち構えていた党内には困惑が広がる。
「人事は適材適所に尽きる。タイミングはまだ決まっていない」。首相は5日昼、羽田空港に向けて首相官邸を出る際、記者団にこう語るにとどめた。これに先立つ党役員会でも「9月は外遊が多くなり、日程が窮屈になる」と述べただけ。公明党の山口那津男代表は5日の記者会見で「首相から何の連絡もない」と明かした。
首相はインドネシアとインドを訪れ、11日午前に帰国。その後、19日から米ニューヨークで始まる国連総会の一般討論演説に出席する予定だ。このため、人事の時期は11日からの第3週か25日からの最終週に事実上限られる。第3週ならアジア訪問の直後となるため、「5日に方針を言うはずだ」(自民関係者)というのが相場観だった。
茂木氏を巡っては、政権の看板政策である少子化対策の具体策を首相に先んじて公にするなど、首相から「見せ場」を奪ってきたとの批判が自民内にある。東京での自公衆院選協力が一時破綻状態に陥った点について「責任は茂木氏にある」(中堅)との声も根強い。
ただ、茂木氏を幹事長から外せば、首相の対抗馬として来年秋の党総裁選に出馬するとの見方は強く、首相はかねて周辺に「続投と交代、どちらがいいか」と苦悩をにじませてきた。
連立参加に向けた国民の玉木雄一郎代表の本気度を見極めるため、判断を延ばしているとみる向きもある。内閣支持率が低迷する中、清新さをどう打ち出すかは悩みの種。年内の衆院解散・総選挙を視野に入れるなら、経済対策策定を含めて政治日程を組み立てる必要がある。
人事日程を明らかにしなかったことを受け、自民内には「25日の週の可能性が濃厚になった」(閣僚経験者)との声も上がる。ただ、麻生太郎副総裁は安倍派幹部に「まだ分からない。11日の週の可能性もある」と説明。首相周辺は「決めていないから言えない」と語った。
首相は5日午前、岸田派の小野寺五典元防衛相と官邸で会い、人事に関する派所属議員の希望を聴取した。安倍派など他派閥もしびれを切らし、派内の希望調査を始めている。閣僚経験者の一人は「判断をずるずる引き延ばしていると閣僚がだれてくる」といら立ちを隠さなかった。
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:
OS5
:2023/09/06(水) 17:03:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e674c6bb589a984d76b86f7506dabe1d0e60c63
首相、麻生氏留任の意向 木原氏も続投で調整 党役員人事・内閣改造
9/6(水) 5:00配信
朝日新聞デジタル
自民党役員会に臨む岸田文雄首相と麻生太郎副総裁(右)=2023年9月5日午前9時32分、東京・永田町の自民党本部、上田幸一撮影
岸田文雄首相は近く実施を検討している自民党役員人事と内閣改造で、麻生太郎・党副総裁を留任させる意向を固めた。また、最側近の木原誠二官房副長官を続投させる方向で調整する。首相が重要課題に据える「デジタル行財政改革」の担当相の新設も検討する。複数の政権幹部が明らかにした。
首相は5日、インドネシアで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の首脳会議などに出席するため羽田空港を出発した。出発前に記者団の取材に「人事は適材適所に尽きる。タイミングはまだ決まっていない」と述べた。首相は出発前に与党幹部に対し、11日に帰国後、週内に党人事と組閣を行う考えを伝えた。ただ、調整次第で9月の最終週に遅らせる考えも示したという。
首相は麻生氏について、2021年10月の政権発足時から党の要として首相を支えた実績を評価。自民第2派閥を率いる麻生氏を引き続き要職に据え、来年秋に任期満了を迎える自身の党総裁の再選に向け、政権基盤を安定させる狙いがある。
朝日新聞社
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:
OS5
:2023/09/06(水) 20:29:59
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20230905-567-OYT1T50229.html
首相、内閣改造検討を本格化…政権浮揚へ「刷新感」に期待高まる一方、大幅入れ替えはリスク
2023/09/06 08:11読売新聞
首相、内閣改造検討を本格化…政権浮揚へ「刷新感」に期待高まる一方、大幅入れ替えはリスク
自民党の役員会に臨む岸田首相(中央)。右は麻生副総裁、左は茂木幹事長(5日、自民党本部で)=源幸正倫撮影 【読売新聞社】
(読売新聞)
岸田首相(自民党総裁)は、来週にも行う内閣改造・党役員人事の検討を本格化させている。自民内では、政権浮揚につながる「刷新感のある顔ぶれ」への期待感が高まるが、大幅な入れ替えはリスクも伴う。入閣待機組を抱える各派閥への配慮も欠かせず、首相は難しい判断を迫られている。
■適材適所
「9月は外遊が多く、日程が窮屈になるが、政権運営に協力をお願いする」
首相は5日午前の党役員会で、こう呼びかけた。外遊出発前には、「人事は適材適所に尽きる」と記者団に語った。
8月の読売新聞の全国世論調査では、内閣支持率は35%と低水準が続いており、「内閣改造・党役員人事で閣僚や党役員を刷新した方がよい」との意見は56%に上った。
首相は「まだ何も決めていない」と周囲に繰り返している。まず最初に判断するとみられるのが、政権を支える骨格メンバーの処遇だ。松野官房長官や林外相、党の麻生副総裁や茂木幹事長らが該当する。骨格を全面的に維持した場合、刷新感は薄れるが、自民内には「今の政権運営は一定程度、安定しており、骨格はいじらない方がよい」との意見が多い。
刷新感を出す観点からは、女性の起用が注目される。いずれも閣僚経験がある小渕優子組織運動本部長や上川陽子幹事長代理らの名前が取り沙汰されている。若手や知名度の高い議員、民間人の登用も選択肢だ。ベテランの石破茂元幹事長は入閣を打診されれば、受諾する意向を示している。
もっとも、大胆な入れ替えを行えば、不祥事や失言といった危険は増す。昨夏の改造後、閣僚4人が辞任したことを踏まえ、政府高官は「辞任ドミノが再び起きる事態は絶対に避けたい」と語る。
■戸惑いも
派閥のバランス確保も課題だ。首相が率いる岸田派(45人)は党内第4派閥で、他派閥の意向は考慮せざるを得ない。各派閥は、衆院当選5回以上、参院当選3回以上で閣僚経験のない「入閣待機組」を抱えており、首相に人事の希望を順次伝えている。最大派閥・安倍派(100人)の幹部は閣僚ポストについて、現有の4人を維持したうえで、新人を数人入れたいと要望したという。
自民、公明両党で政権を奪還した2012年12月以降、公明議員が務める国土交通相ポストの扱いも焦点となっている。集票力のある業界への影響力が大きく、自民内には「奪還論」がある。公明は「国交相は公明にふさわしい」(石井幹事長)と譲らない構えだ。
与党内では、首相が人事日程を役員会で説明せず、外遊に出発したことに戸惑いも出ている。人事は首相の帰国直後の11〜13日の日程が有力とされるが、ある閣僚は「来週の日程が固められず、役所の業務にも影響が出かねない」と漏らした。
茂木氏 続投意欲
自民党の茂木幹事長は5日の記者会見で、来秋の党総裁選への対応を問われ、「少なくとも今、幹事長だ。幹事長として、内外の課題が山積する中、政権をしっかり支えていく。これが私の仕事だ」と述べた。
来週にも行われる内閣改造・党役員人事では、「ポスト岸田」候補の茂木氏の処遇も焦点となっており、発言は幹事長続投に意欲を示したものとみられる。
茂木氏は党内第3派閥の茂木派を率いており、派の若手からは次期総裁選出馬への待望論が出ている。
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OS5
:2023/09/07(木) 09:00:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b88ab186c742010547289d71ea8a87935c9b9d3
岸田総理が内閣改造へ…「木原誠二続投」説が、永田町で広くささやかれるワケ
9/7(木) 7:34配信
現代ビジネス
ゴーストライターも務める右腕
〔PHOTO〕Gettyimages
政権中枢に傷を抱えたままの内閣改造となるのだろうか。
岸田文雄首相の右腕とも呼ばれている木原誠二官房副長官が続投する……、あるいは、交代したとしても首相補佐官として官邸内には残るという観測が永田町で強まっている。
木原氏と言えば、週刊文春が「木原事件」と題して、妻が、元夫が不審死した事件に関わっていたのではないかという疑惑を7月から毎週にわたって報道してきた。
事件を巡っては死亡した元夫の遺族や、捜査に関わっていた警視庁の元取調官まで出てきて記者会見するという大騒動となった。
こうしたことから、木原氏は内閣改造で要職から外れるのではないかと見られていたが、最終的に岸田首相は最側近を官邸から手放すことはできなかったようだ。
永田町関係者は語る。
「木原氏は、岸田首相が『インベスト・イン・キシダ』と呼びかけたロンドンでの講演の演説執筆に携わるなど、総理のゴーストライターとしても知られている。彼のほかに岸田首相を近くで支えられる政治家はいないということで、副長官を続投するか、副長官はやめても、首相の近くで助言することができる首相補佐官については続投する見通しだ」
岸田首相と木原氏の縁は、岸田政権が誕生してからではない。
岸田氏が2017年に自民党の政調会長に就いた際には、木原氏は政調副会長兼事務局長として側で支え、長らく二人三脚で苦楽を共にしてきた。
それだけに、だれであっても木原氏の代わりとなって新たな右腕として首相を支えるのはハードルが高く、その去就は内閣改造において焦点の1つとなっていた。
野党の葛藤
木原氏が政権中枢に残ることにより、臨時国会では「木原事件」について野党から追及されるという懸念も出てくる。
一方で、野党議員からは「『木原事件』というけれど、木原氏が妻と結婚する前の出来事で、しかも妻が事件に関わっていると立証されているわけではない。推定有罪で国会で議論してしまうと人権侵害だと逆に批判される恐れもあり、扱いが非常に難しい」との声もあがる。
また、先に述べた元取調官の記者会見では、不審死事件で元夫を襲った実行犯について「X子さん(木原氏の妻)はちょっと違うんじゃないか」という発言も飛び出しており、木原氏を追及できる要素は薄まっているという指摘もある。
岸田首相はこうした事情も勘案して、木原氏を官邸内に残す判断をすると見られる。
それでも、木原氏が続投ということになれば、週刊誌の報道がさらに過熱することは避けられないだろう。
現に週刊文春は木原事件だけではなく、木原氏が収支報告書に選挙事務所の家賃支出を記載していないという公職選挙法違反の疑いについても報じている。
果たして、政府与党にとって木原氏の処遇は吉と出るか、凶と出るか。
この人事は岸田政権の今後を大きく左右することになるかもしれない。
宮原 健太(ジャーナリスト)
8800
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OS5
:2023/09/07(木) 09:19:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/62634cb38a8cedc9ef390391093f25a5a005819b
萩生田氏を党幹部か重要閣僚の要職で起用へ、麻生副総裁は続投…来週にも内閣改造・党役員人事
9/7(木) 5:00配信
岸田首相(自民党総裁)は、来週にも行う内閣改造・党役員人事で、萩生田政調会長について、留任を含めて党幹部か重要閣僚の要職で起用する方向で調整に入った。松野官房長官は、留任を含めた閣内か党の要職での処遇を検討している。党では、麻生副総裁を続投させる意向だ。
複数の政府・与党関係者が明らかにした。党内では、茂木幹事長は続投との見方が強まっている。
萩生田氏は2022年8月から政調会長を、松野氏は2021年10月の岸田内閣発足時から官房長官を務めている。いずれも党内最大派閥・安倍派(100人)の中枢を担っている。首相は、政権運営の安定には、両氏を閣内か党執行部内にとどめ、協力を得ることが不可欠だと判断した。麻生氏は第2派閥・麻生派(55人)を率い、党の要として政権を支えている。
8801
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OS5
:2023/09/07(木) 09:39:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdcce4fbe194158ed78e05a89f77ccbd18638a2b
国交相ポスト、「公明枠」維持へ 麻生太郎副総裁も留任の方針
9/7(木) 5:00配信
毎日新聞
自民党の岸田文雄総裁
岸田文雄首相(自民党総裁)は、月内に実施する内閣改造・党役員人事で、公明党が長年確保してきた国土交通相ポストを引き続き「公明枠」とする方針を固めた。自民内ではポスト奪還を求める声が高まっていたが、選挙協力を巡って亀裂が生じた自公関係の修復を優先するため、閣僚枠については公明への配慮を示す。斉藤鉄夫国交相を留任させる調整を進めている。岸田政権を中枢で支えてきた自民の麻生太郎副総裁も留任させる方針だ。
複数の政府・与党関係者が6日、明らかにした。国交相は建設、運輸、観光行政などを所管し、業界団体にも影響力を持つ。自公が政権復帰した2012年から10年以上、公明が独占しており、自民内では奪還論が強まっていた。
ただ、自公は衆院小選挙区定数の「10増10減」に伴う候補者調整で対立を深め、今月4日に次期衆院選に向けた東京での選挙協力の復活で合意したばかり。首相は、自公の関係改善を優先する必要があると判断したとみられる。首相は21、22年の人事で国交相ポストを自民に返還するよう求めたが、公明側が拒否した経緯がある。
一方、首相は党内第2派閥の麻生派(55人)を率いる麻生氏を副総裁に据えて連携することで政権基盤の安定化を図ってきた。今回の党人事でも続投させて、来秋の党総裁選での再選につなげたい考えだ。
内閣改造では「デジタル行財政改革」の担当閣僚を新たに置くことも検討している。首相は6月、デジタル化を推進するため「令和版デジタル行財政改革」を政権の優先課題にすると表明しており、政府内の司令塔機能を強化する狙いがあるとみられる。
インドネシア訪問中の首相は、インドでの主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席した後、11日朝に帰国する予定だ。首相は11〜13日を軸に人事を実施する意向を周囲に示しているが、調整状況によっては25日以降に先送りする可能性もある。【竹内望、高橋祐貴、木下訓明】
8802
:
OS5
:2023/09/07(木) 11:23:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/190a455f7715a879a92f028a91a596d9da95f096
岸田首相、麻生副総裁再任へ 萩生田氏要職で調整、林外相続投を検討 内閣改造・党人事
9/7(木) 7:05配信
時事通信
ASEANインド太平洋フォーラムで演説する岸田文雄首相=6日、ジャカルタ(EPA時事)
岸田文雄首相(自民党総裁)は月内に予定する内閣改造・党役員人事で、麻生太郎党副総裁を再任する意向を固めた。
萩生田光一政調会長は続投させるか他の要職に起用する方向で調整。林芳正外相の留任も検討している。政権を支える「骨格」メンバーを維持し、政権の安定を図る狙いだ。複数の政府・党関係者が6日明らかにした。
関係者によると、首相は人事に当たり「骨格は極力変えない」と周辺に説明した。骨格では茂木敏充幹事長の処遇が最大の焦点。首相が再選を目指す来年秋の総裁選や次期衆院選もにらみ、続投か交代かを判断する。
党内第2派閥を率いる麻生氏は、第2次安倍政権と菅政権で副総理兼財務相を一貫して務め、岸田政権では副総裁に就任。第3派閥を束ねる茂木氏とともに、政権基盤の弱い首相を支えてきた。首相は来年秋の総裁選を勝ち抜くには麻生氏の支持が不可欠とみており、関係者は「麻生氏続投は既定路線だ」と語った。
萩生田氏は故安倍晋三元首相の側近で、かねて首相の信頼も厚い。最大派閥・安倍派の有力議員「5人衆」の一人で、先月末に発足した同派新体制では意思決定を担う常任幹事会に加わった。安倍派を引き寄せたい首相は萩生田氏を留任させるか、他の要職に横滑りさせるか検討している。
林氏は岸田派の座長で、同派の将来の総裁候補とされる。東京電力福島第1原発の処理水放出に伴う日中関係悪化を受け、林氏の手腕に期待が高まっている上、日本が今年いっぱい先進7カ国(G7)議長国を務めることもあり、首相は外相交代は得策ではないとの判断を強めている。
安倍派の松野博一官房長官らの処遇も課題。政権の不安定化を招かないようにしつつ、党内各派の要望にも配慮し、政権浮揚に向けて刷新感をいかに演出するか、首相は難しい判断を迫られそうだ。
首相はアジア歴訪から11日午前に帰国。人事はこの週か今月下旬に行われる見通し。
8803
:
OS5
:2023/09/07(木) 11:24:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/44f8e8309ef7ec92d41abc816d8a4df8de882ff3
田村憲久元厚労相、岸田派入りの意向 三重1区選出、元石破派事務総長
9/7(木) 8:21配信
中国新聞デジタル
国会議事堂
かつて自民党石破派(水月会)事務総長を務め、現在は無派閥の田村憲久元厚生労働相が近く、岸田文雄首相率いる岸田派(宏池会)入りする意向を固めたことが6日、分かった。
田村氏は三重1区選出で当選9回。安倍晋三、菅義偉の両政権で厚労相を務めるなど社会保障分野の政策通として知られる。複数の関係者によると、すでに宏池会幹部に入会する考えを伝えており、来週の派閥研修会で表明する案がある。
田村氏が加われば宏池会の勢力は46人となる。党内第4派閥は変わらない。田村氏は石破茂元幹事長が会長だった水月会が2021年12月に派閥を解消してグループ化したのに合わせ、脱退していた。
中国新聞社
8804
:
OS5
:2023/09/07(木) 19:05:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8e18f01d609072d010c020f5fe5ab7df75c798c
茂木幹事長、麻生氏の続投有力 萩生田、西村両氏は要職
9/7(木) 18:53配信
共同通信
麻生太郎氏、茂木敏充氏
岸田文雄首相(自民党総裁)が近く踏み切る内閣改造・党役員人事で、麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長の続投が有力となった。党内最大派閥、安倍派の萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相は党要職か閣内で起用の方向。首相はインドから帰国後に最終判断する。人事は来週実施に向け調整を始めた。複数の政府、与党関係者が7日明らかにした。
麻生派は党内第2派閥、茂木派は第3派閥で、岸田派と共に主流派を形成してきた。首相は来年秋の党総裁選で再選を目指しており、政権の骨格である麻生、茂木両氏の協力が必要との判断に傾いたとみられる。
政権幹部は取材に、両氏の処遇について「再任の方向だ」と明らかにした。茂木氏は「ポスト岸田」候補の一人とされる。5日の記者会見で来年の総裁選対応を聞かれ「今は党の幹事長。政権を支えるのが私の仕事だ」と述べていた。
両氏と合わせて政権の骨格を成す松野博一官房長官や、萩生田氏、西村氏は安倍派所属。首相は松野氏らを党幹部や閣内に取り込み、安倍派の協力を得る考えとみられる。
8805
:
OS5
:2023/09/08(金) 15:40:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/56a2af857c3c5d68fdd5db1fae33f513a78dc9e9
なぜ安倍氏を失った「安倍派」は迷走しているのか…反LGBT、韓国嫌悪、公明批判を連呼する保守派の"限界"
9/8(金) 11:17配信
プレジデントオンライン
故安倍晋三元首相の追悼集会であいさつする岸田文雄首相=2023年7月8日、東京都港区の明治記念館 - 写真=時事通信フォト
安倍晋三元首相が2022年7月に死去してから1年以上が経過した。安倍氏が残した“遺産”はこれからどうなるのか。評論家の八幡和郎さんは「安倍氏は『保守派の愛国者』でありながら、立場の違う人とも対話できる稀有な政治家だった。しかし残念ながら、現在、安倍氏のレガシーは保守派だけに独占されている」という――。
【画像】フランス人に党派を超えて敬愛されているドゴール元大統領
■岩盤保守層をがっちり押さえた安倍元首相
安倍晋三元首相は、岩盤保守層の支持を大切にした。首相在任中は、30%の保守層の支持を得て政権が倒れない下支えにし、選挙のときはより幅広い50%程度の支持を獲得して議席を伸ばした。
テレビ朝日の世論調査によると、2012年の再登板以降、支持率が68〜29%と乱高下したが、これはかなり意図的にメリハリを付けた結果だった。
「戦後レジームの克服」「東京裁判史観からの脱却」「自主憲法の制定」など威勢のいいスローガンを叫び、国会では大臣席からヤジを飛ばし、秋葉原で「安倍やめろ」コールに演説を妨害されたときは「あんな人たちに負けるわけにはいかない」と応じた。
岩盤保守層を確保しておくことは、国民に不人気だがやらねばならない政策を実行したり、「モリカケ桜」のようなスキャンダルによる“冬の時期”を乗り切ったりするには役に立つが、選挙に勝つには不十分である。
■野党政権を望んでいる国民は1割しかいない
そこで、安倍氏には中道リベラルにも支持される別の顔があった。20年9月の安倍氏退陣時の朝日新聞世論調査によると、実績評価について71%が「評価する」と答えた。22年7月の暗殺直後の世論調査でもあまり変わらず、安倍政権に対する国民の高い満足度を証明している。
この国では、選挙で野党に投票する人が野党政権を期待しているわけでない。前回の衆院選時の共同通信の世論調査(21年10月)では、与野党逆転を望むのは11.4%に過ぎず、与野党伯仲が49.4%、与党が野党を上回るが34.6%だったので、自公連立政権が過半数ぎりぎりで継続することを望んでいる。
そんな不安定な政権は大胆な政策は取れず、海外からも信用されないので国民意識のレベルが問われるが、どっちにしても野党政権を望んでいるのは10%強ということだ。
■安倍政権が支持率を上げられた理由は「外交」
政党支持率では、立憲民主党・共産党・れいわ新選組・社民党の合計が20%前後だが、これにはあくまで「野党として」期待をする人も入っている。
国政選挙で与党が勝利したときの自公両党の得票率は45%ほどで、野党4党合計が35%ほどだ。これだと議席数で与党が圧倒的多数を獲得できる。これが、内閣支持率が30%を切る時期の選挙だと与野党伯仲になるのだが、安倍政権は選挙のときには支持率を上げていた。
安倍政権が肝心なときに支持率を上げられたのは、外交での成功が故だ。安倍レガシー(遺産)のなかで世界史に残るのは、「自由で開かれたインド太平洋」構想を提唱し、アジア・太平洋とヨーロッパとインドを包括した対中国包囲網を構築したことだ。
対米外交ではトランプ大統領と蜜月関係を築き、世界の首脳はトランプに口をきいてもらいたいときや、どう接したらいいか知りたいときに安倍氏を頼った。伝統的に、日本は共和党政権とは関係良好だが、民主党政権とは良くない。だが、安倍氏の場合、オバマ大統領時代の米国議会での演説は大成功だったし、現職のアメリカ合衆国大統領として初の広島訪問も実現した。
8806
:
OS5
:2023/09/08(金) 15:41:00
■外交にとどまらない安倍氏の「レガシー」
良好な関係を築いたのはアメリカだけではない。新型コロナ禍で流れたが、習近平主席を国賓として招待していたし、朴槿恵大統領(当時)と慰安婦合意をまとめ、米国オバマ政権も巻き込んで「不可逆的な解決」というコンセプトを打ち立て、政権交代があっても蒸し返しを認めない原則を確認した。
プーチン大統領との北方領土交渉も、それなりに進展していた。2人には堅固な信頼関係があり、もし安倍氏が存命であれば、世界でもっとも有力な「平和のための調停者」と期待されただろう。
TPPに関しても、首相就任前はやや消極的だったが交渉をまとめ上げたし、長年の課題だった日欧FTAも実現させ、「自由貿易体制の守護者」と褒められた。
若者の就職状況が劇的に改善したのは、規制緩和を通じて、中高年より若者に有利な状況がうまれたからだ。海外では安倍政権のもとで女性の社会進出が飛躍的に進んだと評価されている。
新型コロナ禍で焦点がぼやけたが、積極財政主義を掲げつつ、二度の消費税引き上げを実現したし、軽減税率の実現など公明党の要求も十分に採り入れていった。
憲法改正は停滞したが、集団的自衛権の行使を認める安保法制の改正に成功して、解釈改憲を実現させた。
■安倍氏を神格化する保守派と、冷める一般国民
銃撃事件から時間がたって、保守派は安倍氏を神格化せんばかりの勢いだが、反比例して一般国民は冷めてきている。
それには、野党系勢力が政治テロへの怒りを示さず、テロに一定の評価を与えても社会的に排斥されない日本の特殊な政治風土も影響している(戦前からの宿痾だが)。
その道具に使われているのが、旧統一教会だ。安倍氏との関わりは特別に批判されるようなものではなかったのに、「祖父から三代続き」という言葉で印象操作がされている。朝鮮半島統一を悲願とするこの団体と安倍氏とでは、向いている方向が違う。
しかも、安倍氏とは関係ない人たちと、この団体との繋がりは、なぜかとがめられない。関係団体の活動を通じた旧統一教会の広告塔的存在は国連の潘基文・前事務総長だが、相変わらず日本のリベラル勢力からちやほやされている。
自民党の最大派閥である安倍派は後継者も決められず弱体化しているし、保守派も憲法改正や皇位継承問題といった、国家の基本に関わる問題には熱心さが感じられない。一方、やたら熱心なのが、積極財政論、LGBT法案反対、韓国嫌悪、台湾与党への支援であり、公明党との連立批判だ。
8807
:
OS5
:2023/09/08(金) 15:41:22
■経済政策は情勢に応じて柔軟に変えていくもの
退陣後の安倍氏が、自分の砦として保守派を強化する必要があり、総理在任当時より保守的な主張に傾いていたのは事実だ。ただ、それ以外の主張を安倍氏が許さなかったのかといえば疑問であるし、派閥外の岸田首相が保守派の主張に沿っていないと攻撃するのも見当外れだ。
財政均衡論を主張するのは保守派としておかしいとか言う人もいるが、本来的には健全財政主義が保守主義らしい主張だし、経済政策はその時々に応じて君子豹変が必要なのだから、安倍派が最晩年の安倍氏の意見を金科玉条にするのはおかしい。
アベノミクスが大成功とならなかったのは、金融財政政策に頼りすぎ、地道な産業強化策などが不十分だったからだろう。一部の経済ブレーンたちが、もっと大胆にマクロ経済政策をすれば良かったと自己弁護し(薬が効かないといわれた医者が、量を増やせば効くだろうというようなもの)、それに晩年の安倍氏も乗せられていたところはある。それでも、安倍氏がある時期主張していたことに拘泥しないことを「裏切りだ」などと批判すべきではない。
■安倍氏だったらLGBT法案をどうかじ取りしたか
LGBT法案の一部に安倍氏が難色を示していたことから、推進派の稲田朋美氏を「裏切り者」扱いする大合唱が保守派から起きたが、安倍政権時代に法案化は方向付けされていたし、安倍氏が保守派の大勢ほどLGBT政策に後ろ向きだったわけでない。
安倍氏が、LGBT法案が皇位継承問題に悪影響を及ぼすと危惧していたと主張する人もいる。伝統的な性についての価値観が揺らぐことは、皇室にとって頭痛の種だが、それを理由にLGBT政策を歪めるべきでないし、安倍氏が懸念を側近に漏らしていたとしても、マイナスにしかならないから、公にはそんな発言をするはずがない。
安倍氏が、保守派が喜ばない政策を実行したことも思い出すべきだ。先ほど功績として紹介した習近平主席の国賓招待や韓国との慰安婦合意、TPPやEPA(EUとの経済連携協定)の締結などは、保守派にとっては面白くないはずである。
安倍政権の政策に対して猛攻撃をしていた保守派の人たちも多いが、それは安倍氏に対する裏切りだとは思ってないだろう。なのに、安倍派の議員が個別政策で中道リベラル寄りの意見を持ったからといって裏切り者扱いすることはおかしい。
8808
:
OS5
:2023/09/08(金) 15:41:43
■公明党との連立解消は安倍政治の否定となる
韓国についても、安倍氏は朴槿恵にすら粘り強く対処したし、中国に配慮せずに台湾の民進党に肩入れしたわけでもない。
公明党には、一貫して連立パートナーとして協力を求めてきたのだから、連立解消を主張することは、普通に考えれば安倍政治の否定だ。
歴史観についても、安倍氏は戦後レジームの克服を主張していたが、米国議会での演説や戦後70年談話で示された見解は、歴史修正主義と指摘されないよう細心の注意を払いつつ、日本だけが悪いというわけでないという気持ちをにじませ、日露戦争などが世界に与えた前向きの功績を評価してほしいとしてバランスを取ったものだ。
フランス革命記念日の式典に主賓として出るつもりだったくらいで(水害のために取りやめ)、一部保守派のように、「フランス革命がすべての誤りの始まり」的な突拍子もない歴史観を持っていたわけでない。
長州人で、吉田松陰と交流があった佐藤信寛を先祖に持ち、高杉晋作の一字を名に含む安倍氏にとって、一部保守派の江戸時代礼賛、明治維新の意義否定論も相容れるはずない。
■「安倍レガシー」の正しい継承方法とは
私は、保守派が今後、安倍氏の考え方を一つの模範として大事にしていき、その遺志を継ぐことを旗印に掲げることに異存があるわけでない。ただ、安倍氏の考え方の一部をつまみ食いして金科玉条にすべきでないし、安倍氏が国内外で、自分と違う考え方の人と妥協しつつ、うまく関係を築く達人だったことを引き継ぐことも、安倍レガシーを守ることだと認めるべきだと思う。
保守派の人はよく「安倍氏から直接こう聞いた」と言うが、中道リベラルの人には別の言い方をしていたことも多い。
私は安倍氏が「日本のドゴール」のような存在として扱われることを期待している。フランスのドゴール元大統領は、保守本流団結のシンボルであり、ドゴール派が強い保守政党として健在だ(現在の共和党)。
その一方で、レジスタンスの英雄、第五共和国の創立者、米ソの狭間で独自外交を守った愛国者、欧州統合の基礎をつくった人などとして、フランス人に党派を超えて敬愛されている。
安倍氏の遺産は、保守派の人にとっても、幅広い国民にとってもそれぞれ遺産であるべきだし、それは相乗効果をもたらすと信じている。一部の保守派が排他的な形で独占しようとするようなことはあってはならないのだ。
安倍派は会長も決まらず迷走中だが、誰が率いるにせよ、その点は、派閥として明確にしておいたほうが良いだろう。
*本稿の内容の詳細は『安倍さんはなぜリベラルに憎まれたのか』(ワニブックス)、『日本の政治「解体新書」 世襲・反日・宗教・利権、与野党のアキレス腱』 (小学館新書)に書いた。
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八幡 和郎(やわた・かずお)
徳島文理大学教授、評論家
1951年、滋賀県生まれ。東京大学法学部卒業。通商産業省(現経済産業省)入省。フランスの国立行政学院(ENA)留学。北西アジア課長(中国・韓国・インド担当)、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任後、現在、徳島文理大学教授、国士舘大学大学院客員教授を務め、作家、評論家としてテレビなどでも活躍中。著著に『令和太閤記 寧々の戦国日記』(ワニブックス、八幡衣代と共著)、『日本史が面白くなる47都道府県県庁所在地誕生の謎』(光文社知恵の森文庫)、『日本の総理大臣大全』(プレジデント社)、『日本の政治「解体新書」 世襲・反日・宗教・利権、与野党のアキレス腱』(小学館新書)など。
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徳島文理大学教授、評論家 八幡 和郎
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OS5
:2023/09/10(日) 22:15:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/69ea3ac824cebf4935f35107046d479425ce4013
松野氏と萩生田氏、引き続き要職に 女性閣僚増やす方針
9/10(日) 21:25配信
朝日新聞デジタル
松野博一官房長官
岸田文雄首相(自民党総裁)は13日に行う内閣改造・党役員人事で、松野博一官房長官を続投を含め要職で起用する方針を固めた。自民の萩生田光一政調会長も、引き続き要職を充てる方向だ。また、首相を除いて19人いる閣僚のうち2人にとどまっている女性の人数を増やす方向で検討する。複数の政権幹部が明らかにした。
首相は自民の麻生太郎副総裁を留任させる意向を固めており、茂木敏充幹事長も続投させる方向で調整している。11日に訪問先のインドから帰国した後、最終的にポストを固める考えだが、政権の骨格はほぼ維持する方針。
松野氏と萩生田氏は、自民最大派閥の安倍派の有力議員。首相は政権の安定を重視する観点から、引き続き要職での起用が必要と判断した。
また、女性を積極的に登用する姿勢を示すため、女性閣僚も増やす考えだ。女性の社会進出は日本は主要7カ国(G7)で最も遅れており、政治分野での男女格差が要因となっている。
朝日新聞社
8810
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OS5
:2023/09/10(日) 22:16:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4875397ee98955c19bc3bdc4f779331d9e8f2ba
西村経産相は留任、高市経済安保相も…内閣改造で首相検討
9/10(日) 5:01配信
読売新聞オンライン
西村経済産業相
岸田首相(自民党総裁)は13日の内閣改造で、西村経済産業相(60)と高市経済安全保障相(62)を留任させる方向で検討に入った。河野デジタル相(60)の続投案も出ている。
高市経済安全保障相
複数の政府・与党関係者が明らかにした。西村氏は衆院当選7回で経済再生相などを歴任し、2022年8月に経産相に就いた。東京電力福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出を所管し、福島県などへの説明役も担う。関係閣僚では、野村農相が今回の改造で交代する見通しで、首相は西村氏に職務を続けさせ、政府対応に万全を期したいとの考えに傾いている。
河野デジタル相
西村氏は、党内最大派閥・安倍派(100人)の中枢を担う「5人衆」の1人だ。5人衆では、松野官房長官(60)と萩生田政調会長(60)も要職で起用される方向となっている。首相は安倍派の意向も踏まえ、両氏のポストを決める考えだ。
高市、河野両氏はいずれも衆院当選9回で、前回21年9月の総裁選で首相に敗れ、22年8月から現職を務めている。首相は無派閥で保守派の高市氏について、保守支持層の取り込みと女性の積極登用の観点から続投が好ましいと考えているとみられる。
河野氏はマイナンバーカードを巡る問題で、11月末までの完了を目指す総点検の責任者で、政府・自民内には「途中交代は避けるべきだ」との声が多い。首相はインドから帰国する11日にも、河野氏が所属する麻生派を率いる麻生副総裁と会い、調整を進める見通しだ。
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OS5
:2023/09/10(日) 22:26:05
ほぼ選挙区調整の実務は終わったからお飾りor派閥バランスで選べますね
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf5717e13985769d5b7399c9dafccf08dc009f23
岸田首相、非主流派「懐柔」狙いか 森山氏の調整手腕にも期待
9/10(日) 7:0
時事通信
森山派の研修会であいさつする自民党の森山裕選対委員長=7日、鹿児島市
13日の内閣改造・自民党役員人事で、森山裕選対委員長が要職で起用される方向となった。
岸田文雄首相には、衆院小選挙区の「10増10減」に伴う候補者調整で発揮した「仕事師ぶり」(党関係者)への期待に加え、来年秋の党総裁選に向けて非主流派を懐柔する思惑もありそうだ。
森山氏が率いる森山派(近未来政治研究会)は7、8両日、鹿児島市で研修会を開き、結束を確認した。内閣改造への対応を記者団から問われた森山氏は「政策集団としては政策を磨くことが全てだ。人事の時に派閥として行動するとか、そういうことは一切やらない」と語り、所属議員を押し込もうと躍起になる他派閥と一線を画した。
首相が昨年8月に森山氏を選対委員長に起用したのは「10増10減」を巡る調整手腕に期待したからだ。調整対象は134選挙区。各派の利害がぶつかる難作業だったが、今年7月に完了させた。党関係者は「普通は数年かかる調整を半年で終え、衆院解散の環境を整えた」と語った。
公明党との調整がこじれて東京での衆院選協力が一時破綻したことで、森山氏の責任は免れないとの声も党内の一部にあった。ただ、森山氏は国対委員長を歴代最長の4年余り務める中で築いた野党とのパイプも強み。首相はこの点に加え、来年9月の党総裁選に向け、菅義偉前首相や二階俊博元幹事長ら党内非主流派との関係の近さにも着目したとみられる。
党関係者の一人は「森山氏は人望が厚い。無役にすることはあり得ない」と語った。
森山氏を巡っては幹事長就任を期待する声も党内にあった。茂木敏充幹事長が続投する方向となったものの「党四役にとどめるべきだ」(関係者)との声が依然強い。総務会長横滑り案に加え、選対委員長として引き続き公明との関係修復に当たってほしいとの希望もある。
森山派の所属議員は8人で、党内6派閥の中で最少勢力。現在、同派の閣僚はゼロだ。派閥として首相に入閣希望を伝えないという異例の対応を取る中、入閣者を出せるかにも注目が集まる。
8812
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OS5
:2023/09/10(日) 22:26:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe7a8f6fd9d168d833e059549acfdc505bc6da45
森山氏要職で調整 「自公国」当面見送り 岸田首相11日帰国、人選本格化
9/9(土) 20:51配信
時事通信
自民党役員会に向かう森山裕選対委員長=5日、東京・永田町の同党本部
岸田文雄首相(自民党総裁)は9日、13日に予定する内閣改造・党役員人事で、森山裕選対委員長を要職に起用する方向で調整に入った。
自民内には国民民主党の早期の連立政権参加を探る動きもあったが、環境は整っていないと判断し、今回の改造では見送る意向。首相は11日にアジア歴訪から帰国し、人選を本格化させる。
複数の政府・自民関係者によると、首相は「政権の骨格は維持する」と周辺に語っており、麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長は留任させる考え。首相は11日、麻生、茂木両氏に加え、森山氏とも会談する意向だ。
森山氏の処遇については選対委員長続投のほか、総務会長に横滑りさせる案も出ている。
森山氏は菅義偉前首相や二階俊博元幹事長ら非主流派に近いものの、衆院小選挙区の「10増10減」を巡る候補者調整で手腕を発揮。党内で信望が厚く、首相は政権の安定化を図るのに森山氏の起用は不可欠と判断したとみられる。
一方、先の国民代表選で与党寄りの玉木雄一郎代表が再選されたことを受け、自民内では「自公国」連立構想が再燃。今回の改造に合わせた国民幹部入閣案が取り沙汰されていた。
しかし、国民支持労組が加盟する連合の芳野友子会長が「連立はあり得ない」と反対。玉木氏が連立参加の条件として衆院選での候補者調整を挙げたことから、自民内ではなお時間を要するとの見方が強まった。自民幹部は「今回の改造に合わせた連立組み替えは難しい」と語った。
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OS5
:2023/09/10(日) 22:32:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/609f45d8b808d382489f7948753674bb7f6a2387
茂木氏続投、岸田首相は安定優先 総裁再選へ「封じ込め」狙う 自民
9/9(土) 7:06配信
時事通信
自民党役員会に臨む(左から)茂木敏充幹事長、岸田文雄首相、麻生太郎副総裁=8月29日、東京・永田町の同党本部
岸田文雄首相が、交代論も出ていた茂木敏充自民党幹事長の続投を調整するのは、党内第3派閥の茂木派を取り込んで政権基盤の安定を優先させるためだ。
再選が懸かる党総裁選を来年秋に控え、「ポスト岸田」に意欲を燃やす茂木氏の出馬を封じ込める思惑もあるとみられる。
「岸田派は第4派閥だから主導権を握りきれない。党内に配慮しないといけない」。同派中堅は8日、首相の事情をこう解説。党関係者は「首相は党の安定を志向した」と語った。
首相は2021年11月、幹事長に茂木氏を起用。以来、第2派閥・麻生派会長の麻生太郎副総裁も交えて重要課題を協議し、3者連携を基盤に政権の安定を図ってきた。内閣支持率が低迷する中、茂木氏が続投を希望し、麻生氏もそれを推している状況を踏まえ、引き続き政権運営には茂木氏の協力が欠かせないと判断したもようだ。
一方、今回の人事で茂木氏の処遇が最大の焦点となった背景には、同氏の独断専行があった。少子化対策では、首相と事前調整せずに児童手当の所得制限撤廃を主張。8月には物価高対策を盛り込む経済対策に関し、23年度補正予算案の編成に言及した。ある党幹部は「何の権限があるのか。決めるのは首相だ」と苦言を呈した。
公明党が一時、東京での衆院選協力を解消すると宣言した際には、交渉に当たる茂木氏の責任を問う声もあった。だが、9月に入ると一転して選挙協力が復活。別の党関係者は「『これから一緒にやろう』というのに代えづらい」と語った。
ただ、総裁選への立候補を断念するかは見えない。茂木派関係者によると、「本人はやる気満々」。参院中堅は「麻生氏が不出馬の保証人になるのだろう」との見方を示した上で、「支持率ががた落ちするなど政権が最悪の状況にならない限りは」と条件を付けた。
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OS5
:2023/09/10(日) 22:38:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbf2c782255279fb7bc9e08133343b23bc25b059
自民・森山裕氏を要職起用へ 首相、13日に内閣改造の意向
9/9(土) 5:00配信
毎日新聞
自民党の森山裕選対委員長
岸田文雄首相(自民党総裁)は8日、内閣改造を13日に行う意向を固め、複数の与党幹部に伝えた。人事では、自民の森山裕選対委員長を留任を含め党要職か重要閣僚で起用する調整を進めている。首相はインドネシア、インドを歴訪中で11日に帰国する予定。帰国後、麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長らと会談し、人事の内容を最終判断する考えだ。
公明党の山口那津男代表は8日、訪問先の那覇市内で記者団から内閣改造は13日かと問われ、「はい。インドから総理より電話をいただいた」と語った。
首相は帰国翌日の12日に自民党臨時総務会を開催する予定で、党役員人事の一任を取り付ける。その後、人事の調整を本格化させ、13日に党役員人事を経て、内閣改造に踏み切る考えだ。
森山氏は2022年8月から選対委員長を務め、衆院小選挙区定数の「10増10減」に伴う選挙区調整をまとめた。岸田政権では「非主流派」にとどまる菅義偉前首相や二階俊博元幹事長に近いとされてきたが、野党各党へのパイプを生かした実務能力の高さを首相は信頼しており、引き続き要職での起用を検討している。【高橋祐貴】
8815
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OS5
:2023/09/11(月) 08:34:44
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/d34ac044c466256b688fb4638ca4a6d956a0bb32
安倍派改め「塩谷座の15人」に関与する森元首相と約30年前の福田赳夫元首相の異同と今後
坂東太郎十文字学園女子大学非常勤講師
9/11(月) 6:20
自民党派閥史に新たな1ページが。「派」ならぬ「座」の誕生です。8月31日、新体制として塩谷立元文部科学相を座長とする15人の「常任幹事会」(衆議院9人、参議院6人)が今後合議して運営していくと発表されました。
こうした動きを国民不在の「サル山のボス争い」「派利派略」と切り捨てるのはたやすい。でもこの「ボス争い」がそれはそれで興味深いのも事実です。
政治は政策論争だけでは動きません。もう1つ「権力闘争」が加わって初めて実体化するのです。というわけで100人の国会議員を抱える「塩谷座」を考察します。(文中一部敬称略)
「5人衆」とは
領袖の安倍晋三元首相死去後、取り急ぎ会長代理へ就任した塩谷立と下村博文元文部科学相が就任するも暫定で新体制の発足が望まれていました。塩谷は自らを座長(司会とかまとめ役といった感じ)として有力者数人を含めた集団指導体制を提案していたのに対して下村は空席になっている会長=領袖を選べと主張。今回の決定は塩谷案の採用で下村は排除されてしまったのです。
有力者とは森喜朗元首相が地方紙「北國新聞」の連載「総理が語る」で「会長候補」と名指しした次の5人となります。後の連載で森が使った「5人衆」が定着しつつある面々。○中の数字は当選回数。
高木毅国対委員長・元復興相⑧ 67歳
松野博一官房長官⑧ 60歳
西村康稔経済産業相⑦ 60歳
萩生田光一政調会長・元文科相、経産相⑥ 60歳
世耕弘成参議院幹事長・元経産相⑤ 60歳
「プラス9人衆」とは
座長の塩谷(当選回数10回・73歳)を含めた計6人で仕切るともみられていたものの蓋を開けたらプラス9人の15人の大所帯。加わったのが
【衆議院】
松島みどり元法相⑦ 67歳
柴山昌彦元文科相⑦ 57歳
稲田朋美元防衛相⑥ 64歳
西村明宏環境相⑥ 63歳
【参議院】
橋本聖子元五輪相⑤ 58歳
野上浩太郎元農相④ 56歳
末松信介元文科相④ 67歳
山本順三元国家公安委員長④ 68歳
岡田直樹地方創生相④ 61歳
15人の選考基準は
まず塩谷&5人衆以外の9人が選ばれた背景です。何かあるかとあれこれ推測した結果、以下の通りとなりました。
まず5人衆の衆院最少当選回数者である萩生田の6回未満は除外。参院は世耕の5回当選者に合わせると橋本聖子しかおらず衆参のバランスを欠くため4回生まで含むとしたもよう。その上で
1)座長より年長は避ける(該当者5人)
2)大臣未経験者も外す(該当者3人)
どちらもクリアしている参院の4回生が1人いるとはいえ、すべて比例当選というのが引っかかったかも。比例のみならば橋本聖子も同じながら、そこは当選5回が物を言う。
だとしても15人は多い。根拠は何だと聞き回っても誰も知らないか言わないか。冗談めかして「森さんの大好きなラグビー(の出場人数)に合わしたんじゃね?」と教えてくれた方も。まさか。いやいや。真相は藪の中。
福田系と安倍系でちょうど3対3
中核になるであろう「塩谷&5人衆」も味わい深い。
安倍派は創設者の福田赳夫元首相に連なる「福田系」と安倍元首相に極めて近い「安倍系」および「その他」に分類できます。といっても明確ではないのですが。
塩谷座長と松野、高木は福田系で世耕、萩生田、西村が安倍系。ちょうど3対3に分かれます。ちなみに下村は安倍系。入るとバランスが崩れますよね。ただ西村は経歴から「その他」かもしれません。
おそらく5人衆から新会長(領袖)がいずれ選出されそうです。先の北國新聞連載で森は「官房長官の松野さんは、今は自分のことで精いっぱい」「世耕さん」は「結局、参院にとどまるんじゃないかな」「高木さん」は「総理総裁を狙っているわけではない」と「除外」。次は「西村さんと萩生田さんだ」と述べています。
としたら福田系の西村と安倍系の萩生田による決勝戦が次のラウンドかもしれません。
8816
:
OS5
:2023/09/11(月) 08:34:57
先々々々代86歳は何で影響力があるのか
ところで森元首相86歳は何で影響力があるのでしょうか。1つには安倍派の領袖の移り変わりにうかがえます。森派→町村信孝派→細田博之派→安倍派と移ろい、町村・安倍の両氏は既に鬼籍。細田は現職の衆議院議長で「三権の長」。慣例により派を離脱しているのです。ゆえに安倍元首相を「先代」とすれば先々々々代が存命中なので頼ってしまうし本人もまんざらではないし。
ただ森首相時代を知る者も、知らない世代でも東京五輪組織委員会会長の彼のありさまを覚えているでしょうから「何であのような人が」と疑問を持って当然。ただ永田町では人望が厚いのですよ。何しろフットワークが軽くてあらゆるところへ顔を出し人脈が広い。数ある失言の多くもリップサービスの行き過ぎという面もありました。
91年の「4天王」とは
いずれにせよ決定的な後継者がいない「塩谷座」が今後分裂するのではないかとうわさされているのです。既に下村は憤懣やるかたないでしょうし。
酷似しているのが安倍元首相の父である晋太郎元外相が率いた時の「安倍派」後の領袖争い。息子が急逝であったのと異なって父の方は最晩年、誰がみても病状悪化が明らかで水面下で闘争は始まっていました。
1991年、晋太郎が没すると次世代の通称「4天王」による綱引きが本格スタート。その4人の名と誕生および初当選は以下の通り
加藤六月(26年生)67年初当選
塩川正十郎(21年生)67年初当選
森喜朗(37年生)69年初当選
三塚博(27年生)72年初当選
派内で安倍系の筆頭であった加藤と福田系の森が一頭地を抜いていたものの折からのリクルート事件に共に連座して謹慎状態。そこで加藤が塩川を、森が三塚を担いで「三六戦争」の火ぶたが切って落とされたのです。
福田元首相の仲裁と分裂食い止めの手際
結論としては当時当選13回の長老・長谷川峻座長(ここでも「座長」登場)の裁定で三塚派が誕生します。この顛末を塩川が「読売新聞」2008年11月.29日朝刊で語っているのが興味深いので紹介する次第です。
病み上がりであった塩川が福田赳夫(安倍晋太郎の前の領袖)に呼ばれて「病後の君のやせた姿を見るとたまらん。生きることに専念せよ。必ず君が必要とされる時が来る」と説教された。
帰り際に「三本の矢」の例えを出されて長谷川座長、三塚事務総長とともに代表世話人である塩川の3人が協力して難局を切り抜けよ。君(=塩川)は健康第一で生き残れと声をかけた、と。(3人の肩書きは派内のもの)
そこで3人で徹底的に話し合って塩川が後継指名を長谷川座長に一任すると提案。三塚が指名されるのは予想していたが、派の分裂を避けるためにはこれ以外にないと考えた、とあります。
福田元首相はこの時点で政界を引退しており、現在の森元首相と似た立場でした。この話のままであったならば、福田は仲裁して後継争いの一方の当事者を事実上諦めさせたとなります。
しかし恐れていた「派の分裂」は結局起きてしまったのです。敗軍の将となった加藤はとがめられて派から除名され、30人規模のシンパを引き連れて脱会を試みました。ここでも福田が動いて脱会を12人ほどに止めたのです。
98年の分裂劇
この騒動は続きがあります。福田の死去(95年)後の98年、森が新領袖に就きました。この時点での派内の有望政治家は
小泉純一郎(42年生)72年初当選
亀井静香(36年生)79年初当選
平沼赳夫(39年生)80年初当選
ら。森と小泉は名コンビで2005年の郵政解散の際に解散権を振りかざす小泉首相をなだめる森前首相という「プロレス」を演じたのはあまりに有名。98年、森派に納得しない亀井・平沼らは派から計11人を引き抜いて新派閥結成へと走ったのです(現在の二階派の源流)。
この頃、自民の主要5派閥のうち森派を含む実に4派閥が分裂騒動を抱えていた結果、森派は小泉→安倍晋三(1次)→福田康夫と4代続けて総理を輩出するも、09年の総選挙で民主党に惨敗して下野の憂き目をみるに至りました。
2人の元首相の違い
酷似する安倍晋三派と91年の安倍晋太郎派の「その後」。現役のまま死去した領袖(安倍親子)の跡目争いで「5人衆」やら「4天王」が台頭し、元オーナーが仲裁役を買って出ている点までソックリです。
ただ福田赳夫元首相は衝突する2者の一方を説き伏せて分裂回避を狙い、かなわなかったものの最小限にとどめるべく尽力したのに対して森元首相は焚きつけている風。しかも15人まで膨らんでしまい、収拾がつかない状況を招いています。ここが大きな違いでしょう。
8817
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OS5
:2023/09/11(月) 20:08:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbb9c9e01afefe5aed7819da7622bf2f92cf4a0b
首相、改造へ本格調整 新内閣で総合経済対策
9/11(月) 19:45配信
産経新聞
自民党本部に入る岸田文雄首相=11日午後、東京・永田町の党本部(矢島康弘撮影)
岸田文雄首相(自民党総裁)は11日、内閣改造と党役員人事を13日に行うのを前に、党本部で幹部と相次ぎ会談し、調整を本格化させた。首相は麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長を留任させる方針で、政権の安定を優先して骨格は維持する。内閣の要である官房長官や、幹事長を除く党四役ポストが調整の焦点だ。
首相は11日朝、インドネシアとインドの歴訪を終えて帰国。公邸で萩生田光一政調会長と面会した後、午後から党本部に入り、幹部を個別に呼んで会談を重ねた。終了後、周辺には「今日は決まらない。希望を聞いた」と語った。会談は、関口昌一参院議員会長▽森山裕選対委員長▽茂木氏▽世耕弘成参院幹事長▽小渕優子組織運動本部長▽萩生田氏▽遠藤利明総務会長▽麻生氏-の順に行われた。
首相は12日には公明党の山口那津男代表と会談し、自民の役員会と総務会で人事の一任を取り付ける。13日には党四役を指名し、組閣本部を設置して第2次岸田再改造内閣を発足させる。
新内閣では物価高などに対応する総合経済対策の策定を急ぐ考えで、10日にインドで行った記者会見では「発足直後からスタートダッシュしていきたい。その陣頭指揮をとる決意だ」と述べた。
留任が固まった麻生、茂木両氏は、それぞれ党内第2派閥の麻生派(志公会、55人)、第3派閥の茂木派(平成研究会、54人)を率いる。麻生、茂木両氏が、第4派閥の岸田派(宏池会、45人)の領袖(りょうしゅう)である首相を支える「三頭政治」の構造が維持される。
加えて政権基盤の安定化を図るため、最大派閥の安倍派(清和政策研究会、100人)からも萩生田氏、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相ら、有力者を要職で処遇する考えだ。森山裕選対委員長も要職で起用する。
また、国土交通相は引き続き公明党から起用し、斉藤鉄夫国交相を留任させる方向だ。
8818
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OS5
:2023/09/11(月) 20:10:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6a6d72f4c3fae440343fe5ac5e1c52ef8f8852a
岸田首相、13日改造へ調整本格化 「思い切った経済対策」策定
9/11(月) 11:18配信
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コメント57件
時事通信
内外記者会見に臨む岸田文雄首相=10日、ニューデリー(AFP時事)
岸田文雄首相(自民党総裁)は10日、訪問先のインド・ニューデリーでの内外記者会見で、内閣改造・党役員人事を13日に行う方針を表明した。
新体制発足後に「必要な予算に裏打ちされた思い切った経済対策」を早急に取りまとめる意向も示した。11日朝に帰国し、人選を本格化させた。
羽田空港に到着した首相は首相公邸で過ごした後、午後に党本部に入った。茂木敏充幹事長、森山裕選対委員長、関口昌一参院議員会長らと会談し、人事について協議する。12日にかけて公明党の山口那津男代表とも面会する。
首相は会見で「帰国後に関係者と調整を進め、早ければ13日に党役員人事、閣僚人事を行うことを考えている」と説明。人事の規模などに関しては「11、12両日に本格的に調整したい。今の時点で具体的な内容について申し上げることは控える」と述べた。
経済対策については「物価高から国民生活を守り、賃上げと投資の拡大の流れをより力強いものにする総合経済対策にしたい」と説明。「大至急行わなければならず、新しい体制発足直後からスタートダッシュしていきたい。陣頭指揮を執る決意だ」と強調した。
2023年度補正予算案編成や臨時国会召集など今後の政治日程に関しては「新たな体制で経済対策を作り、早急に実行していくことを最優先に検討したい」と述べるにとどめた。
8819
:
OS5
:2023/09/12(火) 05:31:34
>>8811
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5e470b595003ea3e7d171870929efe517f937c6
小渕優子氏を自民党選対委員長で起用へ 首相、茂木幹事長を牽制か
9/11(月) 23:28配信
朝日新聞デジタル
首相官邸=2023年9月1日午前10時28分、東京都千代田区、上田幸一撮影
岸田文雄首相(自民党総裁)は11日、小渕優子・党組織運動本部長に、党4役の選挙対策委員長に起用する意向を伝えた。小渕氏も受け入れる意向を示している。首相は現選対委員長の森山裕氏については、同じ4役の総務会長で起用する方向だ。首相は13日に党役員人事と内閣改造を行う。
複数の政府・与党関係者が認めた。首相は外遊から帰国した11日、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長らと党本部で相次いで会談。小渕氏とも意見交換し、最終判断した。
首相は茂木氏の幹事長を続投させる方針だが、茂木派の有力議員である小渕氏の起用で、来秋の総裁選のライバルとなりうる茂木氏を牽制(けんせい)する狙いもあるとみられる。
小渕氏は故恵三元首相を父に持ち、知名度が高い。首相は小渕氏が複数回、閣僚を務めた経験と手腕を評価。「女性活躍」を推進する観点もある。
朝日新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/16e57565bb43f6799f9b03412b298fb20cc857b0
<独自>木原官房副長官は交代へ 磯崎副長官も
9/11(月) 21:22配信
産経新聞
木原誠二官房副長官=8月4日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)
岸田文雄首相(自民党総裁)は13日に行う内閣改造と党役員人事に際し、木原誠二、磯崎仁彦両官房副長官を交代させる方針を決めた。政府関係者が11日、明らかにした。
木原、磯崎両氏は令和3年10月の岸田政権の発足時から官房副長官を務めてきた。木原氏は首相の最側近として知られるが、家族を巡る週刊誌報道があり、処遇が注目されていた。
8820
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OS5
:2023/09/12(火) 05:33:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/c71d8d76f9f3f1fd3a7b2e395848315235450ddf
木原官房副長官は退任の見通し 内閣改造、本人が固辞し方針転換
9/11(月) 22:31配信
朝日新聞デジタル
都道府県議会議長との懇談会に臨む木原誠二官房副長官=2023年7月20日午後0時19分、首相官邸、上田幸一撮影
岸田文雄首相は13日に行う内閣改造人事にあわせ、最側近の木原誠二官房副長官を退任させる意向を固めた。副長官を続投させる方向で調整していたが、木原氏が固辞し方針を転換した。相次ぐ週刊誌報道を踏まえた対応とみられる。首相官邸の幹部が明らかにした。
岸田派に所属する木原氏は、外交・内政の重要問題を首相とともに検討してきた最側近。首相にとって政権運営に欠かせない存在だが、木原氏の意向を踏まえた。木原氏は週刊誌報道が相次いだ後、記者会見や首相外遊の同行を控えるなどしていた。
朝日新聞社
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OS5
:2023/09/12(火) 07:47:14
https://www.asahi.com/articles/ASR976WP0R97UTFK00D.html
「行こう」 首相は箸を置いた 日中首脳「立ち話」の舞台裏
有料記事福島第一原発の処理水問題岸田政権
ジャカルタ=鬼原民幸 斎藤徳彦2023年9月8日 7時00分
東京電力福島第一原発の処理水放出をめぐり、日中関係が険悪化する中、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議出席のためにインドネシアを訪問した岸田文雄首相。最大のミッションは、中国の李強(リーチアン)首相と接触し、日中間で首脳レベルの意思疎通を図ることだった。
「行こう」。6日昼、首相は弁当を食べきることなく箸を置き、ASEANプラス3(日中韓)首脳会議の会場の控室に急いだ。「李首相が現れた」との報告が入ったからだ。李氏の姿を確認すると、通訳と一緒に近づき、「建設的かつ安定的な日中関係の構築は重要だ」と語りかけた。
首相と李氏との「立ち話」は約15分間に及んだ。テーブルに着かずに会話を交わす会談形式としては異例の長さだ。日本側の説明によると、首相は中国との関係を重視する姿勢を強調したうえで、日本産水産物の禁輸措置の撤回を求めたという。ただし、両首脳のやりとりは落ち着いた様子で進み、険悪な雰囲気になることもなかった。
中国側が処理水放出に激しく反発する中、日本側は水面下での対話を粘り強く模索し続けた。首相の言う「建設的かつ安定的な関係」をめぐり、外務省幹部は「処理水を除けば、中国も日本と同じ思いだと感じた」と話した。同行筋も「最大の目的が達成できた」と胸をなで下ろした。
■「中国は突出」に凍りついた…
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OS5
:2023/09/12(火) 07:58:28
https://www.asahi.com/articles/ASR986CRYR96UTFK01K.html
「冷や飯」の石破氏、入閣か? 「次の首相」首位でも立ちはだかる壁
有料記事岸田政権自民
松山紫乃 森岡航平2023年9月9日 7時30分
自民党の石破茂元幹事長が、「安倍1強」に抗する唯一の実力者として存在感を放ったのは今や昔。仲間は次々に去り、自前の派閥は消え失せた。ただ、最近になって次の内閣改造で石破氏が登用される可能性が取りざたされるようになり、本人は意欲を示しているのだが――。
8月27日午後、鳥取県八頭町。県都・鳥取市から車で約30分の山あいに、グレーのジャンパーに長靴をはいた石破氏の姿があった。
台風7号の影響による護岸や橋の崩落。鳥取県知事などを歴任した父・二朗氏の墓がある地元の生々しい傷痕を前に、石破氏はうめいた。「こんなことになっていたのか」。同行した自治体職員らに、政府による激甚災害指定が実現するよう尽力したいと訴えた。
石破氏の週末は、全国出張で埋め尽くされている。地元・鳥取に限らず、その高い知名度にあやかろうと講演会の打診はやまず、地方選挙の応援にも飛び回る。「依頼があれば断らない」。それは石破氏のモットーだ。
ただ、国会議員が集う東京・永田町での平日は一転、石破氏の周りには週末と違った静寂が広がる。
「非主流」刻まれた烙印 首相と会食、広がる臆測
第2次安倍政権下の2016…
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OS5
:2023/09/12(火) 10:28:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/776d2b6b9538ea0885ac6c9090ec46aa3b2616e8
茂木氏“留任”は誤算?“小規模改造”に疑問の声も…13日に内閣改造 党役員人事
9/11(月) 23:30配信
テレビ朝日系(ANN)
All Nippon NewsNetwork(ANN)
13日に内閣改造に踏み切る岸田総理は、11日にインドから帰国した直後、自民党幹部らと相次いで会談し、具体的な調整に着手しました。
岸田総理:「11日朝、帰国後、関係者の方々と調整を進めて、早ければ13日に党役員人事・閣僚人事を行うことを考えております」
公邸に戻った総理がまず呼び寄せたのは、萩生田政調会長。この場で顔を合わせた唯一の幹部です。
昼すぎ、総理は自民党本部へ移動。ここから、総裁室での1対1の会談が立て続けに起こります。相手は、森山選対委員長、茂木幹事長、麻生副総裁など。さらに、午前中にも会っていた萩生田氏と2度目の会談を持ちました。確認できる限り、2度対面したのは、萩生田氏ただ1人。政調会長留任や、重要閣僚への起用が検討されています。
また、総理は、麻生副総裁を続投させる意向のほか、茂木幹事長を留任させる方向で最終調整。おととし総裁選を争った、河野デジタル大臣と高市経済安保担当大臣を、留任の方向で調整しています。
◆政権浮揚へ“サプライズ人事”は
岸田内閣の支持率を見てみると、今年はじめには20%台まで低下しましたが、5月のG7広島サミット前後に40%台まで回復。その後、マイナンバーカードの問題などを背景に、再び下落し、先月の調査は33%台と低い水準となっています。
政治部・山本志門デスクに聞きます。
(Q.岸田総理が一番最初に会ったのは萩生田氏でした。官房長官あり得ますか)
山本デスク:「可能性は十分あると思います。萩生田氏が総理公邸に入った時、わざわざ裏口から入りました。記者団の目を避ける形で入ったので、我々としても『官房長官ではないか』とざわつきました。萩生田氏は、自民党の最大派閥・安倍派の幹部ですし、答弁能力や実務能力に長け、岸田総理からも信頼が厚いと言われています。そのため、官房長官の可能性は十分あると思います。ただ、官房長官人事については、今のところ、萩生田氏に決まったという情報は入ってきていません。松野官房長官の続投も根強くあり、12日にならないと分からないと思います」
(Q.自民党の人事では、要の幹事長を茂木氏留任の意向。これは順当な人事と言えますか)
山本デスク:「そう見えますが、実はちょっと違います。岸田総理は最後まで、茂木氏を交代させるか悩んでいました。どうしてかと言いますと、この間、岸田総理と茂木氏の間には『相当、隙間風が吹いている』という見方をする関係者が多くいました。なぜかというと、例えば、茂木氏が事前の相談もなく、少子化対策を発信したりするなど、発信の在り方も含めて『岸田総理の不信感が募っていた』という指摘があります。しかし、結果的に岸田総理は、茂木氏の続投で調整に入っています。今後の政権の安定性を考えると、党内第3派閥の会長を務める茂木氏を交代させることはできませんでした。いわば、この人事が想定通り進まなかったことで、萩生田氏の処遇も含め、人事の細かいパズルが難航していった可能性があります」
(Q.前回の自民党総裁選で争った高市大臣・河野大臣も留任との見方がありますが)
山本デスク:「留任させる方向で調整が進んでいます。この2人は、2年前に総裁選を戦った、いわばライバルで、来年の総裁選で自身に挑んでくる可能性があります。2人を野に放つよりかは、内閣に取り込むことで政権の安定を図ろうとしているのだと思います。また、河野氏は、マイナンバーをめぐる問題の担当大臣なので、政策の継続性を考えた場合、留任させる判断が働いたのだと思います」
(Q.内閣改造で政権浮揚を図りたいところですが、主要メンバーに大きな異動がないと、大胆な人事とは言えないと思いますが、どうですか)
山本デスク:「岸田総理は当初、大幅な改造を目指していましたが、政権の骨格は維持したうえで、小規模な改造にとどまる方針です。一方で『中規模になる』という見方を示す人もいます。今回、自民党内の安定性を重視した、いわば内向きな人事だという印象を受けます。自民党内からは『刷新感がないのなら、なぜ今、人事をやる必要があるのか』という疑問の声も早速上がっています」
テレビ朝日
8824
:
OS5
:2023/09/12(火) 11:02:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd574f8edc422d3e59a0bb4b8033d4d316baf2b6
選対委員長に小渕氏、総務会長に森山氏 首相に人事一任
9/12(火) 10:50配信
産経新聞
小渕優子氏
岸田文雄首相(自民党総裁)は12日の党役員会で、13日に行う内閣改造と党役員人事について一任を取り付けた。党四役では、小渕優子組織運動本部長を選対委員長に、森山裕選対委員長を総務会長にそれぞれ起用する方針だ。最側近の木原誠二官房副長官は交代させる。引き続き閣僚人事の調整が焦点となる。
首相は12日の役員会で「人口減少問題をはじめ国民とともにやらなければならないことは山積している。日本はまさに正念場だ。総力を挙げて先送りできない課題に取り組むため、党役員人事と閣僚人事を行いたい」と述べた。また、公明党の山口那津男代表とも人事をめぐり会談した。
13日には党四役を指名し、臨時閣議で閣僚の辞表をとりまとめ、内閣改造を行う。新内閣で、物価高などに対応する総合経済対策の策定を急ぐ。
党四役では麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長を留任させ、萩生田光一政調会長も続投の方向で検討している。閣僚は松野博一官房長官や西村康稔経済産業相を続投も含めて要職で起用する方向で、公明党の斉藤鉄夫国土交通相は留任させる。
小渕氏は衆院当選8回で自民の茂木派(平成研究会)に所属。小渕恵三元首相の次女で、森喜朗元首相が首相に要職での起用を推していた。平成26年には関連政治団体の政治資金規正法違反事件で経済産業相を辞任しており、なお説明責任を問う声がある。
森山氏は衆院当選7回、参院1回。首相に批判的な菅義偉前首相に近く、率いる派閥の森山派(近未来政治研究会)は所属8人の党内最小勢力だ。ただ、衆院選挙区「10増10減」に伴う選挙区調整をまとめるなど、調整力に定評がある。
8825
:
OS5
:2023/09/12(火) 18:13:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c50c390e91cb96143c6d7582cc7fd081e1088e9
官房副長官に村井、森屋両氏 木原、磯崎両氏の後任
9/12(火) 14:41配信
産経新聞
村井英樹氏
岸田文雄首相は12日、翌日に行う内閣改造・自民党役員人事で、衆参の官房副長官の後任を決めた。衆院は木原誠二氏に代わって村井英樹首相補佐官を、参院は磯崎仁彦氏に代わり森屋宏参院議員を、それぞれ起用する。複数の政府関係者が明らかにした。
村井、森屋両氏は前任の2氏と同じく、首相が率いる自民の岸田派(宏池会)に所属する。
首相は、松野博一官房長官を続投させる方針も決めた。自民の萩生田光一政調会長も続投させる。
8826
:
OS5
:2023/09/12(火) 19:19:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/68ffc5882d4cf1e1662b67f45f0ae61b9b063e68
小渕優子氏の党選対委員長起用は「刷新感」 茂木氏けん制の狙いも
9/12(火) 18:42配信
毎日新聞
自民党役員会に臨む小渕優子氏=東京都千代田区の同党本部で2023年9月12日午前9時24分、竹内幹撮影
岸田文雄首相(自民党総裁)は13日の党役員人事で、小渕優子組織運動本部長(49)=茂木派(平成研究会)=を党選対委員長に起用する。留任が目立つ中で「刷新感」を演出する思惑とともに、「ポスト岸田」への意欲を隠さない同派の茂木敏充幹事長(67)をけん制する狙いも透ける。6月に亡くなった「参院のドン」の「遺言」も影響しているようだ。
「とにかく、小渕をよろしく頼む」。2022年8月、東京都内のホテルの日本料理店。首相は食事を共にした青木幹雄元自民党参院議員会長から小渕氏の処遇を託された。「参院のドン」の異名を持ち、引退後も参院平成研に大きな影響力を残していた青木氏は、21年の党総裁選で岸田氏を支持し、勝利に貢献したとされる。首相はこうした経緯を意識した側面がある。
小渕氏は、かつて平成研会長だった恵三元首相の次女。青木氏は小渕政権で官房長官を務めた恵三氏の側近で、首相在任中に急死した父の後継者となった小渕氏を常に気に掛けてきた。平成研の前会長・竹下亘氏(21年に死去)も「いずれ小渕に派閥を返す」との意向を持っていたとされる。
これに対し、茂木氏は青木氏と折り合いが悪かった。21年に茂木氏が平成研会長となり、幹事長に就任した際も青木氏は激怒したという。首相は当時、そうした事情を耳にしていたが、周辺に「ただ、茂木さん以外に幹事長をやれる人がいない」とこぼしていた。
首相は小渕氏とは、政調会長時代に財政再建に関する特命委員会の小委員長に指名するなど関係は良好だ。22年の内閣改造・党役員人事でも選対委員長への起用を検討したが、茂木氏が難色を示したため、見送ったとされる。
首相は今回の人事で、来秋の党総裁選での再選戦略を優先して茂木氏を留任させた。だが、児童手当の所得制限撤廃や補正予算編成など、政権の重要課題に関して度々、首相に先んじて方針をアピールしてきたことなどから、首相は不信感を募らせているという。茂木派内に後ろ盾となる議員が複数いる小渕氏を同じ党四役に登用することで、茂木氏に対抗させたい思惑があるようだ。自民関係者は「茂木氏にとって小渕氏は警戒する相手だ。けん制できるのは、同じ派閥の小渕氏くらいしかいないだろう」と指摘する。
ただ、小渕氏は「政治とカネ」の問題を抱える。14年に関連政治団体の政治資金収支報告書の虚偽記載などが発覚し、経済産業相を辞任した過去があり、「説明責任を果たしていない」との批判は今も残る。党役員に充てたのは、定例記者会見があるため、追及を受ける機会が多い閣僚への起用は難しいとの判断もあったとみられる。
秋本真利衆院議員(自民党を離党)が受託収賄容疑で逮捕されるなど政治とカネを巡る問題が自民で相次ぐ中、小渕氏の起用は政権にとってリスクとなる可能性もはらむ。党幹部は「過去の政治資金問題は、いずれ小渕氏が乗り越えなければならない『壁』だ。その壁を越えられるかが試されている」と話す。【小田中大】
8827
:
OS5
:2023/09/12(火) 19:20:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a096c0f5eaf1a7da60cd9aa23fe5b35a85b3b28
小渕氏「要職」ザワつく永田町 同じ派閥 茂木氏との“因縁”とは
9/12(火) 18:32配信
5
コメント5件
テレビ朝日系(ANN)
All Nippon NewsNetwork(ANN)
13日に迫る内閣改造と自民党の役員人事。幹事長や官房長官など主要ポストでの留任が相次ぐなかで、小渕優子氏を「自民党の要職」に起用した岸田総理大臣の思惑に迫ります。
■あす内閣改造 茂木幹事長ら留任
13日に迫った自民党の役員人事と内閣改造。すでに分かっているのが党の4役です。「幹事長」の茂木氏と「政調会長」の萩生田氏は留任。「総務会長」は森山氏が任される方向です。
一方、新たに「選対委員長」に内定したのが小渕優子氏です。この小渕氏の起用に…。
自民党関係者:「茂木氏への嫌がらせだ」
■同じ派閥 茂木氏との“因縁”とは
永田町がざわついた茂木氏と小渕氏、2人の因縁とは。自民党の「選対委員長」に内定した小渕優子氏。女性の積極登用をアピールする狙いもありますが、こんな見方も…。
自民党ベテラン議員:「岸田総理は茂木幹事長にかなり不満を持っている」
自民党関係者:「茂木氏への嫌がらせだ」
来年秋の総裁選で岸田総理のライバルとなり得る茂木幹事長。同じ茂木派の小渕氏は森元総理ら重鎮から将来の総裁候補として期待されています。党の幹部に小渕氏を起用することで、茂木氏の出馬を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられます。
自民党関係者:「茂木氏が総裁選に出ようものなら小渕氏を優遇するぞという警鐘だ」
一方で、小渕氏を不安視する声も…。
自民党ベテラン議員:「本人は地元で会見をして、それで済んだという認識があるんだろうけど、それではなかなか通らないだろう」
小渕氏といえば、秘書が有権者にワインを配ったり…。家宅捜査を前にパソコンのハードディスクをドリルで壊したことなどの責任を取り、経産大臣を辞任した過去があります。
さらに、党の4役のうち2つを茂木派が握ることで、他の派閥からの不満が起こりかねません。総理は閣僚の人事でバランスを取るとみられますが、河野デジタル大臣、高市経済安保担当大臣ら3人は留任する見込みです。
■汚染水発言の野村大臣「疲れた」
一方で、閣僚入りを諦めた人も…。
茂木派 野村哲郎農林水産大臣:「処理水を汚染水と言い間違えたことについて、全面的に謝罪して撤回したいと思います」
「汚染水」発言が問題になった野村農水大臣です。
茂木派 野村哲郎農林水産大臣:「多分、きょうが最後の記者会見になろうと思います。私も、もう年齢が80歳になりますのでちょっと疲れたなと…」
■木原副長官は“交代”党で起用
また、週刊誌でスキャンダルが報じられた木原官房副長官は退任させ、党の役職で起用する見通しです。
テレビ朝日
8828
:
OS5
:2023/09/12(火) 19:23:41
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023091100979&g=pol
改造人事、総裁選を意識 実力者取り込み、刷新感カギ―岸田政権
2023年09月12日07時04分
岸田文雄首相が本格調整に入った内閣改造・自民党役員人事には、党内各派の実力者を取り込んだ「総主流派」体制を構築することで、来年秋の党総裁選を乗り切ろうとの思惑がにじむ。ただ、党内対策に偏れば新味に乏しい人事となりかねず、政権浮揚へ刷新感をどう打ち出すかが焦点だ。
首相は11日朝、外遊先から帰国後、萩生田光一政調会長をひそかに公邸へ呼び込んだ。13日の人事について協議したとみられる。萩生田氏は森山裕選対委員長とともに要職での起用が有力となっており、永田町には「萩生田官房長官」説が駆け巡った。
首相は午後に党本部で再び萩生田氏と会ったほか、森山氏や続投させる方向の茂木敏充幹事長、麻生太郎副総裁とも相次ぎ会談。幹事長や官房長官といった「骨格の人事は固まったのか」との記者団の問いかけには応じなかった。
萩生田氏は最大派閥・安倍派で空席が続く会長ポストの有力候補と目される。茂木、森山両氏はそれぞれ派閥トップ。麻生派領袖(りょうしゅう)の麻生氏は首相の後見役を自任する。政権の要所に有力者をつなぎ留めようとの思惑は明らかだ。
政権内では、2021年の前回総裁選で首相と争った河野太郎デジタル相と高市早苗経済安全保障担当相の留任案も浮上。総裁選出馬への意欲を隠さない西村康稔経済産業相の要職起用も有力で、石破茂元幹事長についても閣内での処遇が取り沙汰される。政府関係者は首相の人事方針について、「総裁選に向け、ライバルに力を蓄えさせないことを意識しているのだろう」と指摘する。
党内には、低迷する内閣支持率を再浮上させるには「若手、女性を大胆に登用し、新たな改革志向を打ち出すのが最も大事だ」(党関係者)との声も上がる。首相は政権基盤の安定と人事の浮揚効果のバランスをどう取るかで苦慮しそうだ。
8829
:
OS5
:2023/09/12(火) 19:27:43
ふぁ!?
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023091200998&g=flash
【速報】自民党の木原稔氏の防衛相就任が固まった
2023年09月12日19時21分
自民党の木原稔氏の防衛相就任が固まった
8830
:
OS5
:2023/09/12(火) 20:06:54
>>8829
あっ、木原違いか!😓
8831
:
OS5
:2023/09/12(火) 20:18:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/74a26fd8e64b6ffbc1114106a6a2421944c9fcd7
外相に上川陽子氏、女性閣僚5人 第2次岸田再改造内閣の顔ぶれ決まる
9/12(火) 20:06配信
4
コメント4件
産経新聞
上川陽子氏
岸田文雄首相(自民党総裁)は13日に行う内閣改造と党役員人事で、外相に上川陽子元法相の起用を決めた。防衛相には木原稔元首相補佐官を初入閣させる。女性5人を閣僚として起用するとともに、党人事でも小渕優子組織運動本部長を選対委員長に充てる。政権の骨格は維持しつつ、女性の積極起用と11人の初入閣で刷新感を打ち出す。
【各社報道を比較】岸田内閣の支持率
初入閣のうち女性は3人。こども政策担当相に加藤鮎子元国土交通政務官▽地方創生担当相に自見英子内閣府政務官▽復興相に土屋品子元厚生労働副大臣-を起用する。
さらに、厚生労働相に武見敬三元厚労副大臣▽総務相に鈴木淳司元総務副大臣▽法相に小泉龍司衆院議員▽農林水産相に宮下一郎元財務副大臣▽文部科学相に盛山正仁元法務副大臣▽環境相に伊藤信太郎元外務副大臣▽国家公安委員長に松村祥史元経済産業副大臣-を起用する。
このほか経済再生担当相として、新藤義孝元総務相を再入閣させる。
一方、内閣の要である松野博一官房長官は留任させる。鈴木俊一財務相、西村康稔経済産業相と、公明党の斉藤鉄夫国土交通相も続投させる。
河野太郎デジタル相、高市早苗経済安全保障担当相も留任。両氏は令和3年の党総裁選を争った首相のライバルだが、引き続き閣内で処遇する。河野氏は新内閣の看板施策に据えるデジタル行財政改革担当相を兼ねる。
党役員では森山裕選対委員長を総務会長に起用する。萩生田光一政調会長と高木毅国対委員長は続投が決まった。麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長も留任で、政権の骨格を維持する。
官房副長官には村井英樹首相補佐官、森屋宏参院議員を起用する。
首相は13日午前の党臨時総務会で党四役を指名する。臨時閣議で閣僚の辞表を取りまとめた後、組閣本部を設置して新閣僚を呼び込む。皇居での認証式を経て、第2次岸田再改造内閣を発足させ、記者会見に臨む。
8832
:
OS5
:2023/09/12(火) 21:32:09
・林外相と加藤厚労相が外れた
・小渕選対委員長はお飾り+茂木の牽制
・安倍派5人衆はバランス崩さず睨み合ってて欲しいから全員留任
総理大臣 岸田文雄 岸田派
総務大臣 鈴木淳司 安倍派
法務大臣 小泉龍司 二階派
外務大臣 上川陽子 岸田派 再
財務大臣 鈴木俊一 麻生派 留任
文科大臣 盛山正仁 岸田派
厚労大臣 武見敬三 麻生派
農水大臣 宮下一郎 安倍派
経産大臣 西村康稔 安倍派 留任
国交大臣 斉藤鉄夫 公明党 留任
環境大臣 伊藤信太郎麻生派
防衛大臣 木原稔 茂木派
官房長官 松野博一 安倍派 留任
デジ担当 河野太郎 麻生派 留任
復興大臣 土屋品子 無派閥
国家公安 松村祥史 茂木派
こども政策加藤鮎子 谷垣G
経済再生 新藤義孝 茂木派 再
経済安保 高市早苗 無派閥 留任
地方創生 自見英子 二階派
副総裁 麻生太郎 麻生派 留任
幹事長 茂木敏充 茂木派 留任
政調会長 萩生田光一安倍派 留任
総務会長 森山裕 森山派 横滑
選対委員長小渕優子 茂木派
国対委員長高木毅 安倍派 留任
参院幹事長世耕弘成 安倍派
数字は派閥人数。当役員+留任or再任+新任
安倍派 5人衆全員留任 萩生田政調会長・高木国対委員長・
100 世耕参院幹事長・松野官房長官・西村経産大臣
3+2+2
麻生派 麻生副総裁・鈴木財務相・河野デジタル相留任
055 1+2+2人
茂木派 茂木幹事長留任 小渕選対委員長新任 加藤勝信外れる
054 2+1+2人
岸田派 林芳正外れる
046 0+1+1人 他に官房副長官(村井英樹・森屋宏)
二階派 武田良太無役のまま
041 0+0+2人
森山派 森山裕が総務会長に横滑り
008 1+0+0人
谷垣G 0+0+1人
無派閥 石破茂無役・小泉進次郎・野田聖子無役のまま
0+1+1人
公明党 0+1+0人
8833
:
OS5
:2023/09/13(水) 07:13:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f5cc75458ee51a4b18788b4185c0638a6107624
「政治とカネ問題が再燃する」小渕優子氏の選対委員長抜てきに不安の声 自民党役員人事、首相周辺「茂木氏けん制の意味合いも」
9/13(水) 6:00配信
西日本新聞
自民党の小渕優子=4月、大分県
岸田文雄首相(自民党総裁)は、陣容をほぼ固めた内閣改造・党役員人事で、続投方針の茂木敏充幹事長など政権の骨格を維持する一方、小渕優子組織運動本部長(49)を党四役の選対委員長に抜てきする。女性登用と世代交代による刷新感を演出し、次期衆院選の「顔」に据えたい考え。ただ小渕氏の「政治とカネ」問題はくすぶっており、もろ刃の剣になりかねない。
首相は外遊から帰国した11日、茂木氏ら党幹部8人と相次いで個別に会談。中でも、党四役(幹事長、総務会長、政調会長、選対委員長)や参院幹部ではない小渕氏との会談は党内の耳目を集め、「小渕選対委員長」に一気に傾いた。
小渕恵三元首相の娘で、将来のリーダーとして有望視され、選挙の応援弁士としても引く手あまたの小渕氏。一方で、2014年に関連政治団体を巡る政治資金規正法違反事件が発覚し、経済産業相を辞任。説明責任を果たしていないとの指摘は根強く、表舞台から遠ざかっていた。選対委員長登用は予算委員会などで追及されやすい閣僚と比べ「ダメージは最小限に抑えられる」(与党関係者)との打算もにじむが、党内には「問題が再燃する」と不安視する向きもある。
抜てきは首相側の事情も垣間見える。小渕氏は茂木氏率いる茂木派に所属し、党四役に同じ派閥の議員が並ぶのは異例。来年の党総裁選に向け、首相は「ポスト岸田」をうかがう茂木氏への警戒を強めており小渕氏に活躍の場を与えるのは「茂木氏をけん制する意味合いもある」(首相周辺)。最大派閥安倍派に影響力を振るう森喜朗元首相も重用を求め、呼応した形だ。
この他、総務会長への横すべりが固まった森山裕選対委員長は、衆院小選挙区定数「10増10減」に伴う候補者調整をまとめた手腕が評価された。四役の一角にとどまり、政権中枢と、菅義偉前首相や二階俊博元幹事長ら非主流派との橋渡しも引き続き担う。
安倍派の萩生田光一政調会長は留任濃厚。閣僚ポストも浮上したが、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題が再びクローズアップされるのを避けたとの見方が強い。首相の安倍派への配慮が色濃く出ている。
(大坪拓也、岩谷瞬)
西日本新聞
8834
:
OS5
:2023/09/13(水) 07:18:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/68ffc5882d4cf1e1662b67f45f0ae61b9b063e68
女性・待機組を積極登用 岸田首相、総裁再選へ多方面に配慮 安定重視も火種抱える
9/13(水) 7:13配信
時事通信
自民党役員会に臨む岸田文雄首相=12日午前、東京・永田町の同党本部
岸田文雄首相(自民党総裁)が13日に行う内閣改造・党役員人事は、政権安定を最重視しつつ、女性議員と各派閥の「入閣待機組」も積極的に取り込んだ。
世論の動向と各派閥の意向の双方に配慮した。年内の衆院解散・総選挙も取り沙汰される中、首相は来年秋の総裁再選を最大の目標として新たな布陣を構想したが、火種も抱えた再出発となりそうだ。
再改造内閣の閣僚19人のうち女性は5人で、現在の2人から大幅増。外交の継続性の観点から続投するとみられていた林芳正外相は同じ岸田派の上川陽子幹事長代理と替わる。上川氏はこれまで3回法相に就任し、安定感には定評がある。子育て世代の加藤鮎子氏をこども政策担当相に充て、刷新感もアピールする。
党人事では、選挙実務を担う選対委員長に茂木派の小渕優子氏を起用。同派会長の茂木敏充幹事長が留任するため党四役のうち2ポストを同一派閥で占めることになり、他派閥から不満が出る可能性もある。
内閣の要となる官房長官や財務相が留任するのは、最大派閥の安倍派と第2派閥の麻生派のバランスも考慮した結果だ。首相が前回総裁選を争った高市早苗経済安全保障担当相、河野太郎デジタル相も閣内にとどめる。各派が推した入閣候補も一部受け入れた。総裁選を意識した「総主流派」体制づくりが明確となった。
◇青木氏の遺志
小渕氏登用の背景には、「参院のドン」と称され、6月に死去した青木幹雄元官房長官の「遺志」が働いた。安倍派に今も影響力を及ぼす森喜朗元首相が実現に動き、首相は長老らの期待に応えた形となった。
「心残りは小渕(恵三元首相)さんのお嬢さんのことだろう。あなたの夢、希望がかなうよう最大限努力する」。森氏は8月29日、青木氏の党葬で弔辞を述べ、早大時代からの青木氏との長い交流を振り返りながらこう締めくくった。党葬には首相も参列した。
青木氏は小渕内閣で官房長官を務め、父の急死で地盤を継いだ優子氏を目にかけてきた。昨年8月、早大つながりの首相と森、青木両氏が会食。青木氏はこの場に同席した小渕氏を「登用してほしい」と首相に直談判した。
会長不在の安倍派の新指導部の顔触れは、森氏の意向に沿う形で決着した。首相とすれば「森氏の意向に応じれば、来年秋の総裁選で安倍派の支持を得られやすくなる」(政府関係者)との思惑もあった。
青木氏は首相に、かねて折り合いの悪かった茂木氏を要職から外すよう言い残していたとされる。「ポスト岸田」への野心をちらつかせる茂木氏と同じ党四役に小渕氏を充てることで、茂木氏の突出に歯止めをかける効果も期待したとみられる。
◇今なお「説明不足」
小渕氏の起用は「もろ刃の剣」となりそうだ。政治資金問題で2014年に経済産業相を辞任したが、今も「説明不足」の烙印(らくいん)を押されたまま。小渕氏は13日の就任会見で早速、質問を浴びることになり、再びこの問題が蒸し返される可能性もある。
野党も秋の臨時国会などで政権への攻勢を強める構え。立憲民主党の岡田克也幹事長は12日の記者会見で、小渕氏について「説明が十分だとは思っていない。より説明責任が求められる」と指摘した。
8835
:
OS5
:2023/09/13(水) 07:18:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/486f09b717a795928aaed7f20f3ec5d2018fbb58
「ドリル優子」は禊ぎが済んだ? 小渕優子氏を目玉にする岸田首相の人事が「巧み」な理由
9/13(水) 6:32配信
AERA dot.
AERA dot.
岸田文雄首相は、9月13日に内閣改造とともに自民党の役員人事に着手する。選対委員長に小渕優子元経産相をあてる方針を固めたという。
小渕氏は故小渕恵三元首相の長女で、2000年5月に父の急死後、地盤を引き継ぎ衆院群馬5区で初当選した。当選8回を数え、2008年の麻生政権では、戦後最年少で少子化担当相として入閣し、その後は経産相も務めた。
小渕氏の起用について、自民党幹部は次のように説明する。
「解散総選挙も近いとみられ、岸田首相は女性活躍を掲げているだけに、積極的な登用は絶対に必要だった。党役員人事でも『男ばかりが並ぶとな……』と渋い顔だった。小渕氏もいろいろあったが禊ぎが済んだと判断して、岸田首相は党人事の目玉で選対本部長起用だ」
「いろいろ」とは、小渕氏が関係した「政治とカネ」の問題だ。
2014年、小渕氏の政治団体で不明朗な会計処理が週刊誌報道で発覚。東京地検特捜部が会計担当(当時)の元秘書らの自宅や関係先を家宅捜索し、刑事事件に発展した。15年には元秘書2人が政治資金規正法違反罪(虚偽記載など)で有罪判決を受けた。
判決によると、両被告は小渕氏の資金管理団体「未来産業研究会」(東京)の政治資金収支報告書で、未来研から地元・群馬側の政治団体に計約5600万円の寄付があったように装ううその記載をした。また、群馬側の政治団体の収支報告書でも、計約2億円のうその記載をするなどした。これら虚偽記載は、もともと未来研で一部の支出を収支報告書に記載せず、実際の預貯金残高と書面上に1億円ものずれが生じたため、それを解消するためだった。
この件で、小渕氏は経産相を辞任し、自身も刑事告発された。結局、嫌疑不十分で不起訴となったものの、世間の疑念を払しょくできなかったのは事務所が驚きの対応をしたことが大きい。
家宅捜索に入る直前、小渕氏の事務所は重要な証拠となりうる複数のパソコンのハードディスクに電気ドリルで穴をあけて破壊したのだ。「ドリル優子」と異名をとるようになったゆえんだ。
当時の捜査幹部は、
「ガサが入るのがうすうすわかって、ハードディスクをドリルで破壊するなんてことははじめてだ。こういう時代だから、少々の破壊ならなんとかデータは復旧できる。しかし、ドリルで穴あけたもんだから、まったくデータは復旧できなかった。それもあって事件は秘書、会計責任者止まりで終わってしまった」
と振り返る。
ドリルでの破壊は大きくニュースでも報じられた。
「地元で小渕恵三元首相は知っているが小渕優子と名前を聞いて最初はピンとこない人もけっこういるんだ。しかし、ドリル優子っていうと、ああ知っているって。それくらい不名誉な名前が売れてしまった悲しい現実がある」
と小渕氏の地元の地方議員は話す。
ようやく表舞台に戻ってきた小渕氏には、かねて後ろ盾がいた。小渕元首相の最側近で参議院のドンと呼ばれた青木幹雄元官房長官だ。今年6月に亡くなったが、生前、取材した際には、小渕氏について「実力はお父さん以上だよ」と期待を寄せており、次のようにエールを送っていた。
「(事件で)躓いてしまったが、自分が元気なうちに女性初の総理になってほしいもんだわ。ドリルはいかんが、これくらいで政治の世界でへこたれてはいけない。今は我慢の時、これを乗り切れば道は開ける」
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OS5
:2023/09/13(水) 07:18:49
また、青木氏は早稲田大学の同窓でもある森喜朗元首相、岸田首相とも親しいことから、「森さんにも、岸田首相にもお願いしておかないと」とも語っていた。
一方、小渕氏が所属する茂木派内の反応はどうか。茂木敏允幹事長も続投という方針で、党4役のうち茂木派が2役を占める。このことは「喜ばしい」としながらも、派閥の未来を懸念する声も出ている。
「茂木幹事長は、小渕氏を推していた青木先生とは不仲で『茂木はまだまだ』と常日頃、言われていた。派閥では茂木幹事長より小渕氏を将来の首相にという声もある。来年秋の自民党総裁選には、茂木幹事長も出たいはず。派閥が割れなければいいが……」(茂木派の国会議員)
小渕氏は次期総裁選をにらんで「党役員なら幹事長、入閣なら経産相より上を」と周囲には漏らしていたという。
岸田派の国会議員によると、やはり、今回の人事は岸田首相の総裁選に向けた布石という意味もあるようだ。茂木派の2人の有力者を党役員に据えた理由を解説する。
「来年の自民党総裁選のライバルを2人、党役員で取り込んだのは大きい。それに、森氏も小渕氏をぜひ入閣か党役員にとインタビューでもアピールしており、最大派閥の安倍派のメンツも立てたことになる。小渕氏の台頭で茂木幹事長も総裁選に手を上げにくくなったはず。岸田首相の巧みな人事だ」(岸田派の議員)
岸田首相の“思惑”どおりになるか。(今西憲之)
今西憲之
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OS5
:2023/09/13(水) 07:19:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/e084207cefafce2298a65a6d88b56c37011f27c7
岸田首相、内閣改造・党役員人事で各派のバランス重視
9/13(水) 0:14配信
産経新聞
官邸に入る岸田文雄首相=12日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)
岸田文雄首相(自民党総裁)が13日に行う内閣改造・党役員人事では、党内の各派に配慮したバランス重視の姿勢がみられた。
閣僚人事では、最大派閥の安倍派(清和政策研究会)と第2派閥の麻生派(志公会)からそれぞれ4人を登用した。
第3派閥の茂木派(平成研究会)は領袖の茂木敏充幹事長が留任し、さらに小渕優子組織運動本部長を党四役の選対委員長に起用。閣僚も3人を登用した。
首相が率いる第4派閥の岸田派(宏池会)と非主流派とされる二階派(志帥会)はそれぞれ2人が入閣した。
一方、最少派閥の森山派(近未来政治研究会)は入閣者を出さなかったが、領袖の森山裕選対委員長を党三役の総務会長に充て、重視する姿勢をみせた。
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OS5
:2023/09/13(水) 07:20:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6d2ef8b55481a20ed40d72ec45345904ffb9fd1
内閣改造で公明が国交相ポストを維持 岸田首相、選択肢乏しく
9/12(火) 22:04配信
産経新聞
与党党首会談後に記者団の取材に応じる公明党の山口那津男代表=12日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)
岸田文雄首相が13日に行う内閣改造で、公明党の斉藤鉄夫国土交通相を留任させる方針が固まった。国交相ポストは平成24年から公明が占め、自民党内から「奪還論」も出ていた。首相は早ければ今秋にも想定される衆院解散・総選挙を意識し、自公関係の安定化を最優先したといえる。しかし、海上保安庁を所管する国交相は安全保障面での役割が大きく、「平和の党」を標榜(ひょうぼう)する公明がポストを握り続けることには懸念も残る。
■「しっかり担っていきたい」と意欲
「ポストや人物はあくまで公明の要望。任命するのは首相側なので、判断はお任せしたい」
山口氏は12日、首相と会談後、記者団にこう述べた。具体的な言及は避け、任命権者である首相への配慮を見せた。
だが、前日の11日夜、さいたま市内で報道陣に非公開で開いた石井啓一幹事長の党会合では様子が違った。参加者によると、山口氏は、いかに国交相ポストが市民生活と関わるかを力説し、「首相とよく相談をして、公明党がしっかりと担っていきたい」と語り、意欲を示したという。
地方から要望を吸い上げることで存在意義を示してきた公明にとって、道路や港湾、住宅など生活に密着した所管が多い国交相は、「もっともふさわしいポスト」(公明幹部)だ。その裏で10年以上、ポストを譲ってきた自民内では国交行政に明るい議員が減った。5月に衆院選での東京での選挙協力を巡る自公関係が悪化すると「そろそろ返してほしい」(幹部)との声もあがった。
■公明閣僚に中国へ強硬姿勢取れるか
ただ、首相は8月に山口氏と会談し、「地に落ちた」(石井氏)とされた信頼関係を修復するため、合意文書の作成を自ら願い出た経緯がある。人事の要望をむげにすれば再び関係がこじれかねない。公明関係者は「首相にとって、今回の人事で国交相ポストはそれほど選択肢はなかったのではないか」と見る。
一方、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺では中国の海警局船が領海侵入を繰り返すなど緊張が高まる。中国は台湾に侵攻する場合、大量の偽装漁船で押し寄せるなど軍事と非軍事を組み合わせた「ハイブリッド戦」を仕掛けるとの指摘がある。初動対応を担うのは海上保安庁であり、国交省の管轄だ。
海保は事態の進展に合わせて自衛隊へ対応を引き継ぐ必要がある。公明は伝統的に中国との友好関係を重視しており、自民の防衛族議員は「公明党の閣僚に土壇場で強硬姿勢が取れるか不安だ」と懸念する。(市岡豊大)
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OS5
:2023/09/13(水) 07:22:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/4647c9624efff9c01d89650e854f01c1424545bb
内閣改造...目玉は「女性活躍」 ベテランと若手「安定感」×「刷新感」
9/13(水) 0:17配信
13日に行われる内閣改造について、岸田首相は全ての閣僚の顔ぶれを固め、女性が過去最多に並ぶ5人となることがわかった。
岸田首相はどのような狙いで顔ぶれを固めたのだろうか。
国会記者会館から、フジテレビ政治部・阿部桃子記者が中継でお伝えする。
政権の骨格は維持しつつ、政権浮揚にもつなげたい岸田首相が、人事の目玉として当初からこだわったのが「女性活躍」。
「過去最多タイ」を実現するため、自らの派閥の実力者・林氏をあえて外相から外し、派内のベテラン・上川氏を充てる一方、当選回数が少ない40代の加藤鮎子氏と自見英子氏を抜てきした。
いわば「安定感」と「刷新感」を同時に演出した形で、自民党内から「女性活躍と派閥のバランスがうまくとれた人事だ」との評価が聞かれる。
ただ、「政策重視ではなく女性を多くすることが目的の抜てきだ」との見方や、「無理な登用であれば不祥事のリスクも高まる」との懸念もあがっている。
一方、高市氏と河野氏を続投させたことについて、ある関係者は「ライバルをおりの中に閉じ込めた」と話していて、2024年の総裁選に向け、岸田首相の再選戦略が色濃くにじんだ人事とも言える。
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OS5
:2023/09/13(水) 09:44:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/461e5955cb287ec72b6bfa34af05262e40c5f922
再エネ汚職(上) 脱原発旗手と風力業界顔役 つないだ競馬とカネ
9/11(月) 7:30配信
産経新聞
秋本真利容疑者
「青森県について、心配な事象を把握した」
平成31年2月、衆議院予算委員会。秋本真利は青森県の洋上風力発電事業計画について、熱弁をふるっていた。手にしていたのは青森県にある自衛隊関連施設が「事業の支障になりうる」と記載された未公開資料。秋本は「洋上風力が青森県でもしっかりと展開されるべきだ」と強調した。
自民党では異端の「脱原発派」として再生可能エネルギーを推進する秋本だが、地盤は千葉。なぜ、縁のない青森の個別案件に触れたのか。背後には「黒幕」がいた。青森県で洋上風力発電開発を進めていた「日本風力開発」の社長だった、塚脇正幸だ。
国会質問の1カ月後、塚脇は秋本に3千万円を無利子・無担保で貸し付けた。4カ月後の令和元年7月、秋本は、日本中央競馬会(JRA)に個人馬主として登録した。登録には一定の個人資産が必要で3千万円は、そのための「見せ金」だった。
海上に設置した巨大風車を回す洋上風力発電。発電効率の高さなどから国は再生可能エネルギーの主力電源化の「切り札」と位置づけるが、開発立地や業者選定のルール整備などハードルも多く、開発は道半ばだ。
洋上風力に社運を懸ける塚脇と、「再エネの旗手」だった秋本。両者を結び付けたのは、共通の趣味である競馬だった。
「再生可能エネルギーの分野で自民党、いや、日本の政界の中で第一人者といってもいい」
令和3年の衆院選、千葉9区で4選を目指す秋本真利の応援に駆け付けた河野太郎は、こう持ち上げた。外相などを歴任し、辛辣(しんらつ)な物言いで知られる河野が手放しで若手議員を褒めるのは異例。自民党内の脱原発派として数少ない「同志」であることが要因だった。
千葉県のサラリーマン家庭に生まれた秋本は、高校卒業後に自動車レーサーを目指し渡米するもかなわず帰国。その後、同県富里市議に当選した。そのころ出会ったのが、通っていた法政大大学院で特別講師を務めていた河野だ。
核燃料サイクルに関する河野の質問にスラスラ答えた秋本を、河野が「国会議員にならないか」と誘った-。秋本は周囲にそう語るが、地元政界関係者は秋本を「市議時代は別の地元国会議員にべったりだったが、国会議員に当選してから離れた。自分の利益にならないことはすぐに捨てられるタイプ」と評す。
国会議員となった秋本は、平成29年に党再生可能エネルギー普及拡大議員連盟の事務局長に就任。ますます再エネにのめり込んで「族議員」を自任するようになり、政治活動の資金面でも再エネ業界を頼った。
事実、秋本の政治資金収支報告書には複数の企業からの寄付の記載が並ぶ。ただ、一切記載のない有力な支援企業があった。11年に塚脇正幸が創業した「日本風力開発(日風開)」だ。
大手総合商社を経て日風開を立ち上げた塚脇は大手電力会社と渡り合ってきた再エネ業界の顔役の一人。「風力は(将来の)石油。要のエネルギー資源になる」が口癖で「ガッツがあり頭もよく、人付き合いは天才的」(業界関係者)との評価の一方、強引な手法は周囲に危うさを感じさせるものだったという。
塚脇は再エネの中でも事業規模が大きい洋上風力発電に着目。影響力を頼ろうと秋本に接近したが、そのツールが「馬」だった。
風力発電関連施設を視察するのと並行して地方の厩舎(きゅうしゃ)を視察するなど、秋本の競馬好きは一部で有名だった。以前から自身も競走馬を所有していた塚脇は、秋本に個人馬主になることを提案。登録条件の「保有資産7500万円以上」を満たすため、3千万円を現金で気前よく貸した。
「見返り」は、日風開が受注を目指していた青森の洋上風力発電に関する平成31年2月の国会質問。国土交通省関係者の間では「唐突過ぎる」とささやかれたという。
2人の蜜月はさらに加速する。令和3年秋には共同運営する馬主組合「パープルパッチレーシング」を設立。塚脇は自らは表に出ず、会計士の知人を代表に据えた。レースの出走や種付けなどの実務は秋本が一手に請け負い、塚脇は資金を提供し続けた。
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OS5
:2023/09/13(水) 09:45:34
秋本は4年2月、国会質問で洋上風力発電事業の公募の審査基準の見直しを要求。10月に公募改定案が公表された翌日、議員会館で「馬の購入代」として現金1千万円が秋本側に渡った。
永田町では、秋本と塚脇の関係は知る人ぞ知るものになっていた。再エネの急先鋒は、いつしか日風開の「代弁者」に変貌していた。
政界関係者によると、東京地検特捜部の逮捕が近づき、任意聴取を受けていた秋本は、内閣改造などの話題で盛り上がる政界をよそに、こんな心配事を漏らしたという。
「競走馬、大丈夫かな」
◇
再生可能エネルギー拡大の「切り札」とされる洋上風力発電が汚職の舞台となった。クリーンさの裏で利権を生み出した再エネの実態を解剖する。(敬称略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/64e2cc910c9f9a18141f73b692ef49087d89af50
再エネ汚職(中) 入札敗れ「政治の力」商社に対抗 ルール変更要請
9/12(火) 7:30配信
周囲を照らす極彩色の巨大な武者人形が夜道を練り歩き、威勢のいい「ラッセラー」の掛け声が響いた。
8月上旬、青森市で行われた「青森ねぶた祭」。桃太郎をかたどった山車の台座に、青森・陸奥湾の洋上風力発電事業への参入を目指す日本風力開発(日風開)の名前があった。昨年、初めて祭り参加者のスポンサーとなり、今年も社員ら数十人が現地入りしていた。「地域貢献」の一環だった。
所有者のいない海に設置される洋上風力発電の施設は、国が整備する区域を事前に指定する。「準備区域」「有望区域」「促進区域」の順に段階が進み、最後は入札で開発事業者を選ぶ仕組み。区域の指定には地元の反応も考慮されるとされ、候補地に食い込もうとする企業は多い。
ただこの時、日風開の前途には暗雲が垂れこめていた。ねぶた期間中の8月5日、社長(当時)の塚脇正幸(64)が洋上風力発電事業を巡り衆院議員の秋本真利(48)に賄賂を贈った疑いがあるとして、本社が東京地検特捜部の家宅捜索を受けたからだ。
令和2年、首相(当時)の菅義偉が2050(令和32)年までに脱炭素社会を達成する「カーボンニュートラル」を宣言。洋上風力発電は目標達成の切り札とされ、国は2040(令和22)年までに発電能力で3千万〜4500万キロワットを導入すると掲げる。
平成31年4月には事業推進のための「再生エネ海域利用法」が施行され、区域の指定も順次開始されたが、特徴は事業規模の大きさにある。小型のものだと数億円で建設できる陸上風力発電と違い、洋上風力のそれは数千億円以上だ。
最も「地元」に食い込んだ業者が、事業を受注する-。関係者によると、風力発電業界には長年、こうした慣習があった。だが令和3年12月、この慣習を打ち破る出来事が起こった。
洋上風力発電で初となる大規模入札で、三菱商事のグループが日風開を含む既存の風力発電業者などを抑えて秋田県沖と千葉県沖の計3区域を全て落札。圧倒的な低価格が勝因だった。
予想外の結果は「三菱ショック」と呼ばれ、業界は騒然となった。外資系の最大手と組み、うち2区域の入札に参加して敗れた日風開にとっても、衝撃は大きかった。同社関係者は「最低、1つは取れるとみていた」と打ち明ける。
焦った塚脇は資本の力ではなく、「政治の力」で入札の審査条件そのものを変えることを志向した。業界団体や旧知の大学教授に働きかけ、価格だけでなく、地元への密着度や事業開始時期の早さなどを条件に加えるべきだと論陣を張った。
そして頼ったのは、同じ法政大出身で脱炭素を掲げた菅を「オヤジ」と慕う「再エネ族議員」の秋本だった。
4年2月17日の衆院予算委員会。既に2回目の入札公募が1回目と同じ基準で始まっていたが、秋本は「2回目から評価の仕方を見直してもらいたい」と、経済産業相(当時)の萩生田光一に迫った。
その翌月、萩生田は2回目の入札を停止。審査基準を見直してから再開すると公表した。半年後の10月、実際に審査基準は変わった。
価格重視である点は変わらず、霞が関でも基準の変更自体は「穏当なもの」と受け止められたが「多少とも有利になったのは間違いない」(検察幹部)。その翌日、日風開社員が衆院議員会館の秋本の事務所を訪れた。持っていた袋の中にあったのは、現金1千万円の束だった。
「洋上風力は結局、政治家の力に頼らざるを得ない。(塚脇は)仮にカネがかかっても、プロジェクトが取れるなら安いものだと思ったのだろう」。ある業界関係者は、こう打ち明けた。(敬称、呼称略)
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OS5
:2023/09/13(水) 09:46:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/c780e9997d460502ede4ec45399939551efb5cc2
再エネ汚職(下) 「脱原発」歪んだ構図 利権争い生んだ業者優先政策
9/13(水) 7:30配信
産経新聞
東京電力福島第1原発事故直後に行われた陸上自衛隊の特殊消防車による放水作業=平成23年3月18日(陸自提供)
自民党の衆院議員でありながら「脱原発」の旗手として洋上風力発電事業の推進を推し進めた末、業者から賄賂を受け取った疑いで東京地検特捜部に逮捕された秋本真利。再生可能エネルギーをライフワークとするようになった原点は「3・11」だった。
平成23年3月、母親の故郷・福島で起きた東京電力福島第1原発事故。「脱原発は、亡くなった母への誓いなんです」。秋本は、古くから知る地元議員に以前、そう漏らしたという。
秋本の母の故郷である福島県新地町は、津波と原発事故で甚大な被害を受けた。その母は事故の翌年に死去。千葉県富里市議を経て国政に打って出た秋本が初当選を果たす直前だった。
地元議員は「市議時代は学校給食とか、地元に密着した話ばかりだったが、原発事故を機に変わった」と振り返る。
秋本にとって、再エネに携わる出発点となった原発事故。それは国にとっても、エネルギー政策の大きな転換点でもあった。
◆再エネの活用しかない
日本で化石燃料以外のエネルギーが注目され始めたのは、半世紀前にさかのぼる。
昭和48年の第1次石油危機をきっかけに、石油依存からの脱却が叫ばれるようになった。平成に入る前後には地球温暖化が世界的な問題に。平成9年に温室効果ガスの削減をうたった京都議定書が採択され、17年に発効すると「脱石油」は決定的になった。
ただ、主役は大規模で安定した電力供給が可能な原子力発電。21年には首相(当時)の鳩山由紀夫が国連気候変動首脳会合で温室効果ガス排出の「25%削減を目指す」と宣言したが、頼りにしたのは原子力だった。
その流れを一変させたのが23年の原発事故だ。原子力にも石油にも頼らず、電力需要に応える。そのためには再エネの活用しかない。
原発事故時の首相、菅直人は同年5月、再エネの割合を「2020年代の早い時期に20%に引き上げる」とし、翌24年7月には再エネからつくられた電気を、市場より割高に買い取ることを事業者に義務付ける固定価格買い取り制度(FIT)をスタートさせた。
効果はてきめんだった。新規参入が相次ぎ、制度の主力となった太陽光発電のエネルギー供給量は、24年から令和3年の間に約13倍にまで拡大した。
◆腐敗やひずみも
存在感を示し始めた再エネ。ただ、その裏で腐敗やひずみも蓄積されていった。
太陽光発電では立地などを巡って近隣住民と事業者のトラブルや訴訟が続発。計画したが資金繰りなどで稼働できない案件も増え、今年6月には約5万件がFIT認定を取り消された。秋本を逮捕した東京地検特捜部は近年、毎年のように再エネを舞台にした経済事件の摘発を続けている。
「今回の事件でエネルギー政策の膿(うみ)が出た」。キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の杉山大志は指摘する。問題視するのは、現在の日本の再エネ政策がFITなど事業者側に利益を与える制度に偏っていることだ。
太陽光パネルや風力発電の風車といった技術開発では、中国や欧米に後れを取っている。ある電力関係者は「完全に(海外に)主導権を握られている」と嘆く。
杉山は「既存の政策は、事業者同士の利権争いを起こし『安く電気を買う』という国民の利益を破壊するものだ。基礎研究や技術開発への投資を強めるべきだった」と話す。
原発事故後に促進され、利権を生んだ再エネ市場。現実を直視し、政策そのものを根底から見直さない限り、再び事件は繰り返される。(呼称、敬称略)
◇
この連載は石原颯、桑波田仰太、末崎慎太郎、深津響が担当しました。
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OS5
:2023/09/13(水) 11:58:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/641b69983894ac13362282f543786c8f37ab5731
内閣改造の「意外すぎる人事」…そこからみえた「岸田のつぎの総理大臣」の「有力候補」
9/13(水) 11:33配信
現代ビジネス
驚きの外相人事
〔PHOTO〕Gettyimages
どちらが岸田文雄首相の後継者にふさわしいか――。
もしかすると、そんなレースの幕開けとなるかもしれない。
【写真】安倍晋三が恐れ、小池百合子は泣きついた「永田町最後のフィクサー」
9月13日に行われる内閣改造を巡る外務大臣人事のことである。
今回の内閣改造で、外務大臣は当初、現職の林芳正氏が続投すると見られていたが、元法務大臣の上川陽子氏と交代することとなった。
林氏も上川氏も岸田首相が率いる岸田派(宏池会)に所属している。
林氏と言えば、2021年衆院選で参議院議員から鞍替えして初当選したことでも記憶に新しい。
約26年間にわたって参議院に籍を置いてきた林氏が、衆議院議員になった目的は、総理総裁を目指すためだ。
林氏は2012年に自民党総裁選に出馬するなど、総理総裁への野心を見せてきたが、これまで総理を輩出したことがない参議院に所属していることがあだとなっていた。
その林氏が衆議院に鞍替えを果たし、2021年11月には、満を持して岸田首相から外務大臣のポジションを与えられた。
G7広島サミットが控える中、林氏は得意の英語で外交をこなし、岸田首相を側近の大臣としてサポートしてきた。
その、外務大臣が内閣改造で上川氏に代わることとなったわけである。
上川氏の「弱点」
上川氏〔PHOTO〕Gettyimages
上川氏は岸田派の中でも「安定感がある」と評価が高く、これまで少子化対策担当大臣や、公文書管理担当大臣、法務大臣などを歴任してきた。
法務大臣にいたっては続投も含めると5代にわたって務めており、オウム真理教の元代表、麻原彰晃(本名・松本智津夫)元死刑囚らの死刑を執行したことでも有名だ。
こうしたことから「女性初の総理大臣」候補の1人として数えられることもあったが、法務行政に経歴が偏っていることがネックになっていた。
しかし、今回の上川氏の外務大臣起用によって状況は大きく変わることとなる。
上川氏に法務行政以外の仕事を経験させるという側面をもつ今回の人事によって、上川氏は総理候補の1人として有力視されることになるかもしれない。
そもそも、岸田首相にとっても外務大臣は、安倍晋三政権のもとで約4年半にわたって務めてきた思い入れの強いポジションである。
かつ、岸田首相はG7広島サミットに代表されるように、外交を重視する政権運営をしてきている。
今後もロシアのウクライナ侵攻やミサイルを連発する北朝鮮、原発処理水の海洋放出を受けて日本産水産物の全面禁輸措置を取る中国への対応など難題が目白押しだ。
この要職を林氏から上川氏に代えたのは、岸田派の中でどちらがポスト岸田にふさわしいか、試している側面もあるかもしれない。
外務大臣を巡る岸田首相の采配は将来の総理総裁候補の運命を左右することになるのか。
その行方も注目される内閣改造となっている。
*
なお、【つづき】「小渕優子が、内閣改造で選対委員長へ…希望した「こども大臣」にはなれない「トホホなワケ」」でも、内閣改造にまつわる最新情報をお届けしている。
宮原 健太(ジャーナリスト)
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OS5
:2023/09/13(水) 11:59:14
https://gendai.media/articles/-/116086?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related
2023.09.12
# 政局
小渕優子が、内閣改造で選対委員長へ…希望した「こども大臣」にはなれない「トホホなワケ」
宮原 健太ジャーナリスト
「党四役」の一角を占めたが…
「ドリル」は定例会見には耐えられないと見られたか。
岸田文雄首相が9月13日に実施する内閣改造・党役員人事で、小渕優子氏を選対委員長として起用する方針を固めた。
選対委員長といえば、自民党の中でも「党四役」の一角を占める重要な役職だが、関係者によると、小渕氏はもともと閣僚への起用を要望していたという。
なぜ希望はかなわなかったのか。
その背景には、有名な「ドリル優子」の異名がある。
小渕氏〔PHOTO〕Gettyimages
小渕氏は小渕恵三元首相の次女で、2000年に26歳の若さで初当選した。
その後、2008年に当選3回にして少子化対策・男女共同参画担当大臣に大抜擢され、2014年には経産大臣に就任。
しかし、その直後に週刊新潮によって、政治資金収支報告書に多額の虚偽記載がされている疑惑が報じられ、2ヵ月も経たずに大臣を辞任した。
さらに、東京地検特捜部が小渕氏の後援会事務所などに家宅捜索に入ったところ、会計書類を保存したパソコンのハードディスクがドリルで破壊されている痕跡を発見。
あまりに乱暴な証拠隠滅に「ドリル優子」という呼び名が定着してしまった。
なお、この事件では小渕氏は嫌疑不十分で不起訴となっているが、元秘書は政治資金規正法違反罪で起訴され、有罪判決を受けている。
こうした過去から、小渕氏はニュースで話題になるたびに「ドリル」がついて回る。
7月に松川るい参院議員が党女性局のフランス研修で、エッフェル塔前で記念撮影をしたことが問題になった際にも、小渕氏が組織運動本部長として松川氏を注意したが、その際にも「ドリル優子」がネット上で話題になった。
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OS5
:2023/09/13(水) 11:59:37
希望は通らず
一方で、自民党内からは「もう9年前の事件なので禊は済んだ。そろそろ要職に起用しても良いのではないか」という声も出ており、今回の内閣改造では、党ナンバー2の幹事長に大抜擢されるのではないかという観測も一時期流れた。
だが、最終的には幹事長は茂木敏充氏が続投し、小渕氏は選対委員長に落ち着くこととなった。
永田町関係者は語る。
「小渕氏本人はこども政策担当大臣を希望していたようだ。過去に特命担当大臣として少子化対策に取り組んだことがあり、自身の子育ての経験も生かせると考えたのだろう。ただ、大臣になると週2回の定例会見をこなさなければならない。過去のドリル事件について記者から質問を受けることは必至で、岸田首相は会見があまりない選対委員長への起用を提案したようだ」
自民党は今年、10年後に女性の国会議員を3割にする目標を掲げ、衆院選に立候補する新人女性には一律100万円を支給することも決定している。
小渕氏が選対委員長になれば、こうした取り組みにも関わっていくことになるだろう。
しかし、小渕氏の「政治とカネ」の疑惑が完全に払拭されなければ、そのもとで選挙に立候補する女性の方々を応援することも難しい。
まずはドリル事件について、改めて説明することが小渕氏には求められる。
8846
:
OS5
:2023/09/13(水) 20:42:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/e75a920e3d885da68535cb3dd2329290b740cd87
小渕 vs 茂木のバトルが激化…内閣改造で平成研の「内ゲバ」が始まった!
9/13(水) 13:03配信
現代ビジネス
「懐刀」がまさかの退任
選対委員長に就任した小渕優子氏[Photo by gettyimages]
9月13日の内閣改造のサプライズは、なんといっても「木原誠二官房副長官の退任」だろう。木原氏は岸田文雄首相の「懐刀」として政務を取り仕切り、エマニュエル米国大使を通じてアメリカ政府と連絡を取る他、岸田政権が目玉政策とする「異次元の子育て政策」の名付け親になるなど、その存在が官邸から消えることはないと思われていたからだ。
だが木原氏の妻の前夫の不審死をめぐる週刊誌やネットの追及は止まらず、その第一報を報じた週刊文春が7月6日に発売されて以来、木原氏は一時的にその姿を潜めていた。たとえば岸田首相は7月11日から14日までNATO首脳会合及び日EU定期首脳協議に出席するためにリトアニア・ベルギーを訪問し、さらに16日から19日までサウジアラビア・UAE・カタール訪問したが、いずれも磯﨑仁彦官房副長官が同行している。
しかし8月の日米韓首脳会談(米国)や9月のASEAN首脳会談(インドネシア)、G20首脳会談(インド)には、木原氏が同行した。もっとも日米韓首脳会談への同行は「卒業旅行」と揶揄されたものの、木原氏に対する岸田首相の“寵愛ぶり”に残留を予想した者は少なくない。
それが「退任」となったのは、木原氏が激しい批判に耐えきれなくなったと同時に、内閣支持率を回復させるためだったに違いない。岸田首相にとって最重要課題は、来年9月の自民党総裁選に勝ち抜くことだ。そのためにはその前に衆議院選を行い、自民党が勝利する必要がある。
そのタイミングを狙うとなると、年内が最有力となる。というのも、来年7月には東京都知事選が行われ、公明党は現職の小池百合子知事を応援することになっている。ある公明党関係者は、「都知事選の周辺での衆議院選は避けてほしい」と述べた。知事選で非自民の小池知事を応援しながら、衆議院選では自民党の候補を応援することはできないというのがその理由だという。
幹事長を狙っていたが…
選対委員長に就任した小渕優子氏[Photo by gettyimages]
実際に年内解散の様子がうかがえる。岸田首相はインドで開かれたG20首脳会議から帰国した9月11日に党内の要人と面談したが、そのひとりである小渕優子元経産大臣の表情がすぐれなかったという報道があったからだ。
小渕氏は「参議院のドン」として死ぬまで大きな政治的影響力を行使した故・青木幹雄元参議院自民党会長の秘蔵っ子で、青木氏は生前、故・小渕恵三首相の忘れ形見である小渕氏が総理大臣に就任することを希望していた。今回の党人事では「小渕氏の幹事長抜擢説」が流れたほどだ。
しかし幹事長には、ポスト岸田を狙う茂木敏充平成研会長が留任。もし衆議院選が行われるなら、小渕氏はそのサポート役になる。
それが「浮かない顔」の原因だったに違いない。茂木氏は現在、小渕氏も所属する平成研の会長を務めているが、前述の青木氏に嫌われていたため、長らく会長に就任できなかった。会長を務めていたのは派閥の始祖の故・竹下登元首相の弟である故・竹下亘元復興大臣で、2021年9月17日に竹下氏が亡くなるまで、いわば平成研は「総理総裁候補を擁しない派閥」となっていたのだ。
8847
:
OS5
:2023/09/13(水) 20:42:29
「茂木から献花を受け取るな」
幹事長に留任した茂木敏充氏[Photo by gettyimages]
そして竹下氏が死去した後、しばらく平成研の会長職は空白のままだった。茂木氏が平成研会長に就任したのは、竹下氏の死から2か月後の11月25日だったのだ。
今年7月9日に地元・島根県で行われた青木氏の葬儀に、茂木氏は招待されていなかった。青木氏は生前、「茂木から献花を受け取るな」と申し渡していたと言われる。それほど敬遠されていながら、茂木氏は青木氏の葬儀に参加したのは、葬儀で弔辞を読むことになっていた小渕氏を牽制し、「自分こそが平成研の後継者」とその存在感を示したかったのだろう。
青木氏亡き後の小渕氏の“後見人”を自任するのは、青木氏の早大雄弁会の後輩で、「女房より長い付き合い」を自負する森喜朗元首相だ。これに対して、茂木氏の背後にいるのが麻生太郎元首相。麻生氏は派閥内に河野太郎デジタル大臣を擁し、名実ともにキングメーカーとしての党内の地位は不動だ。
こうした“老人たち”が幅を利かすのは、総理派閥の宏池会が党内第4位の勢力にすぎないためだ。森氏は安倍派を「私が作った」と言い放ち、同派内の“5人衆”のうちでは、もっともお気に入りの萩生田光一政調会長を強く推す。
そうした“重鎮たち”の間にあって、「人事」を得意とする岸田首相はパワーバランスを重視する。小渕氏を党4役に抜擢しながら、茂木氏を牽制する地位に置いたのは、おそらく衆院選挙を意識してのことだろう。
そして、小渕氏に選挙対策委員長のポストを打診した際、岸田首相は選挙日程について囁いたのではないか。そうなれば小渕氏は茂木氏と「二人三脚」で衆議院選を担わなければならない。
小渕氏の憂鬱な表情は、それを物語っているようにしか思えない。
安積 明子(政治ジャーナリスト)
8848
:
OS5
:2023/09/13(水) 20:43:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f2bd42c14c9e535b17851f66802beb1e5796894
万博担当相に自見氏 吉村知事「力合わせていきたい」 相次ぐ交替に懸念の声も
9/13(水) 19:07配信
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産経新聞
建設が進む2025年大阪・関西万博の夢洲会場=9月、大阪市(甘利慈撮影)
13日の内閣改造で、2025年大阪・関西万博を推進する万博担当相に、自見英子(はなこ)参院議員が就任した。開幕が約1年半後に迫る中、海外パビリオンの着工遅れにより、政府主導での準備推進が決まった直後の起用。大阪からは期待が寄せられる一方、頻繁に担当相が交代するポストの存在感の薄さを懸念する声も上がった。
「ともに成功に向けて力を合わせていきたい」
万博開催地となる大阪府の吉村洋文知事は13日、記者団の取材に応じ、自見氏の万博担当相就任を歓迎。早期に面会する意向を示し、前任の岡田直樹氏からの交代には「できれば同じ人に続けてほしかったが、自見氏も積極的に尽力していただけると思う」と期待を込めた。
大阪市の横山英幸市長も同日、記者団の取材に「個人的に接点はないが要職を歴任され心強い」と評価。自見氏が関西との縁が薄い点については「日本全体で盛り上げる思いで大臣をしてもらっているので、何も感じない」とした。
万博担当相は令和2年9月に経済産業相の兼任が外れた。初代の井上信治衆院議員は就任直後から頻繁に来阪。国と府市、経済界で分担する万博会場建設費が当初想定の1・5倍となる1850億円に上振れする際には、各方面に負担増への協力を要請して回った。
以降、ほぼ1年ごとに交代し、今回の自見氏で4人目。ある万博関係者は、経済界や建設業界と万博の準備を急ぐ中で、続投となった経産相や国土交通相のポストと比べ、「存在感はどんどん希薄になっている」とみる。
最近は万博担当相が大阪を訪れる機会が減っていたとの指摘もあり、日本国際博覧会協会(万博協会)の幹部は「(万博担当の)秘書官が時間の取り合いに負けているのかもしれない」と推し量る。新閣僚の顔ぶれに関する一連の報道では、自見氏の入閣時の肩書は前任の岡田氏と同様、兼任する地方創生相が先行。「世の中からすると、万博担当相がいなくなったのかなと思われるのでは」とこぼした。
8849
:
OS5
:2023/09/13(水) 20:44:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/14d03d876c3a7579b4c7aa6f670c84a0db825a05
女性登用をアピール、オウム死刑執行の上川氏抜擢 内閣改造・党人事
9/13(水) 19:30配信
産経新聞
記者会見後に記念撮影に応じる(右から)小渕優子選対委員長、森山裕総務会長、茂木敏充幹事長、萩生田光一政調会長=13日午前、東京・永田町の党本部(鴨志田拓海撮影)
岸田文雄首相は13日に行った内閣改造と自民党役員人事で、閣僚に上川陽子外相ら過去最多に並ぶ5人の女性を起用した。自民党役員にも小渕優子選対委員長を据え、女性活躍の推進をアピールした。
上川氏は法相時代、オウム真理教を巡る事件の死刑囚13人の死刑執行命令書に署名する決断を下したことで知られる。留学経験があり、英語も堪能だ。前任の林芳正氏に続き、首相率いる自民党岸田派(宏池会)からの登用となった。
女性外相の起用は小泉純一郎政権での川口順子氏以来、約20年ぶりで、国際的なイメージアップを図る狙いがある。6月に開かれた先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍相会合では出席閣僚らのうち、日本だけが男性で、海外メディアでは女性活躍の「遅れ」だと指摘された。首相周辺は「世界標準の有能な女性外相が活躍することは、政策だけでなく日本のイメージを作る上で非常に重要だ」と語る。
一方、小渕氏は国政選や地方選の候補者調整を仕切る選対委員長ポストに就いた。党内には「華がある」(閣僚経験者)として、選挙応援にも期待する声があがる。
ただ、小渕氏は平成26年、関連政治団体の政治資金規正法違反事件で経済産業相を辞任した過去があり、今も説明責任を果たしていないとの指摘がある。国会で野党の追及を受ける閣僚でなく、党務での処遇となったのも、そうした事情がある。
13日の就任会見では「選挙の必勝のために日頃からしっかりとした基盤を作っていく」と抱負を語った。だが、説明責任を問われて言葉を詰まらせる場面もあり、さっそく起用を不安視する声が出ている。(千葉倫之)
8850
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OS5
:2023/09/13(水) 20:45:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/644e3b9194242895b98cd9972691dab5a85ca5fe
林芳正氏〝斬り〟内閣改造、保守派取り込み画策も 目を引く〝論功行賞〟二世議員も…安倍氏信頼厚かった木原氏が防衛相に
9/13(水) 17:00配信
夕刊フジ
官邸に入る岸田文雄首相=13日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)
岸田文雄首相(自民党総裁)は13日、内閣改造と自民党役員人事を行い、第2次岸田再改造内閣を発足させる。「政界屈指の親中派」とされる林芳正外相を退任させる一方、保守系人材を随所に配置して、自民党から離反した「岩盤保守層」を取り戻そうとする狙いが見える。ただ、LGBT法を主導した新藤義孝元総務相を入閣させる〝論功行賞〟も目を引き、保守派の怒りは容易にとけそうもない。外相に起用する上川陽子元法相をはじめ、女性閣僚は過去最多の5人で「女性活躍」をアピールするが、新たな顔ぶれには「二世議員」も目立つ。政権の骨格は維持し、財務省主導の増税路線などは維持するとみられる。今回の人事で内閣支持率が回復すれば、岸田首相による年内の衆院解散もあり得そうだ。
【表でみる】第2次岸田再改造内閣の顔ぶれ
「(入閣予定者らに)連絡は取っている。あす正式に閣僚名簿を発表したのち、言及したい」
岸田首相は、人事の大枠が判明した12日午後8時ごろ、記者団に改造の狙いを問われ、こう明言を避けた。臨時国会の召集についても、「何もまだ決まっていない」とかわした。
判明した人事には、岸田政権から離反した保守層を取り戻したい岸田首相の思惑と、複雑な相関図も透けてみえる。
まずは、「サプライズ」(党ベテラン)の声も上がった、林外相の退任は大きい。
林氏は、親子2代で日中友好議員連盟の会長を務めた。米シンクタンクは同議連を「中国共産党が対日政治工作に利用している」と指摘する。中国は軍事的覇権主義を強め、複数の邦人を拘束している。林氏には毅然(きぜん)とした対中姿勢が期待されたが、今年4月に訪中した際、笑顔で中国要人と握手する様子が報じられた。
ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「林氏は、日本側の立場を強く示すことがなく、確固たる外交スタイルが見えなかった。同じ宏池会の岸田首相と林氏の関係が想像以上に『微妙』だったようだ。岸田首相は自ら外交を主導したい。これは、『安倍晋三首相―岸田外相』の構図とまったく同じで、強く意識している。このスタイルでは、上川氏の『手堅さ』が重要だったのだろう。ただ、外交力が高く評価された安倍氏と違い、岸田首相には戦略がなく、外交手腕は疑問符だらけだ」と分析する。
鈴木氏は、岸田首相がG7(先進7カ国)など、国内外に対して「女性活躍」を打ち出していた経緯も指摘する。
今回、過去最多(タイ)の5人が閣僚入りする見通しだが、重要ポストへの上川氏の起用は、その目玉にもなり得る。
上川氏は、静岡県出身。東京大学から、シンクタンクを経てハーバード大学大学院へ留学し、米国上院議員の政策立案スタッフを務めた。2000年に初当選し、衆院7回当選。法相として3回入閣した。18年にはオウム真理教の元教祖らの死刑執行命令書に署名したことで知られる。
党ベテランは「わが国は現在、中国とロシア、北朝鮮という核保有国に囲まれ、安全保障情勢は極めて厳しい。上川氏は政治家として安定感があるが、外交能力は未知数だ。ただ、手をこまねいている余裕はない。『台湾有事』などを見据え、国防強化や、外交攻勢は急務だ」と語った。
8851
:
OS5
:2023/09/13(水) 20:45:50
岸田政権と距離を置く「岩盤保守層」への配慮も目立つ。
保守派が期待する高市早苗経済安保担当相の留任は早々に浮上した。そして、防衛相に起用される木原稔元首相補佐官も、保守派期待の一人だ。
木原氏は熊本県出身で、早稲田大学卒業後、日本航空に勤務した後、05年に衆院議員に初当選した。当選5回。防衛政務官などを務め、外交・安保畑に詳しい。第二次安倍政権、菅義偉政権で首相補佐官を務めた。現在、党安全保障調査会幹事長を務めている。21年の自民党総裁選で、高市選対の事務局長を務めた。「安倍氏の信頼の厚かった木原氏の防衛相起用は保守層へのアピールにもなる」(党ベテラン)のだ。
増税路線継続「国民の声」に配慮しないのか
一方、保守派を〝激怒〟させたLGBT法をめぐり、反対論の多い自民党内を調整した新藤氏を経済再生担当相として再入閣させる方針は反発を生みそうだ。
LGBT法では、保守系議員に加え、当事者や女性の団体など、世論から強い反発が出た。ところが、党委員会幹部だった新藤氏らは強引に一任を取り付け、国会に法案を提出した。党議拘束をかけて反論を押さえ込み、法制化にこぎつけただけに、党中堅は「保守の〝裏切り〟だった。今回の人事は、完全な『ご褒美』とみなされる」とあきれかえる。
内閣改造・党役員人事の全体像をどう総括するのか。
前出の鈴木氏は「鈴木俊一財務相の留任など、岸田政権は増税路線など、核となる政策を継続し、『国民の声』にはあまり配慮しない意思を示した。唯一、評価できるとすれば文春砲が直撃した木原誠二官房副長官を外したことだ。人事の危機管理能力が『ゼロ』だったが、ようやく決断したということだ」
改造内閣の顔ぶれを見ると、党内最大派閥の安倍派の有力者である松野博一官房長官、西村康稔経済産業相らが留任し、党でも萩生田光一政調会長と高木毅国対委員長が続投する。
前回総裁選で岸田首相と争った河野太郎デジタル相、高市氏、次期総裁に意欲的な茂木敏充幹事長らライバルも現ポストで続投させる。
鈴木氏は「保守派に加えて、最大派閥の安倍派に配慮し、味方に付けようと党内バランスを重視した。さらに、次の総裁選へライバルを徹底的に囲い込み、求心力を維持する『内向き人事』だ。年内の解散・総選挙を視野に、情勢を見定めるのだろう」と分析した。
岸田首相はきょう、13日午前の党臨時総務会で党四役を指名する。臨時閣議で閣僚の辞表を取りまとめ、組閣本部を設置して新閣僚を呼び込む。皇居での認証式を経て、第2次岸田再改造内閣が発足する。
8852
:
OS5
:2023/09/13(水) 20:46:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4d8f262e0d27343304fff66e69c93f68441036d
面目保った安倍・麻生・茂木派 内閣改造は派閥のバランス重視
9/13(水) 18:59配信
産経新聞
認証式を前に官邸に入る、こども政策担当相への就任が決まった加藤鮎子氏=13日午後、首相官邸(酒井真大撮影)
13日に発足した第2次岸田再改造内閣は、自民党各派閥の勢力に即してポストを分配するバランス重視の人事となった。昨年8月の第2次岸田改造内閣発足当時と比べて、派閥別の獲得ポスト数に大きな変動はなく、首相が各派の意向に配慮した跡がにじんだ。
【表でみる】第2次岸田再改造内閣の顔ぶれ
最大派閥の安倍派(清和政策研究会)は、先月に決まったばかりの会長職を置かない新体制の影響が人事にどう反映されるかが焦点だった。結果は第2派閥の麻生派(志公会)と同様、閣僚・党四役のいずれも前回水準を維持。両派ともに2人の「入閣待機組」を閣内のポストに就け、主流派としての面目を保った。
第3派閥の茂木派(平成研究会)は待機組2人の入閣に加え、党四役の2ポストを射止めた。
首相が率いる岸田派(宏池会)は、前回3人を閣内に送り込んだが、今回は2人にとどまった。来年秋の総裁選での首相の再選を見据え、各派の要望を優先させた形だ。
一方、非主流派に位置付けられる二階派(志帥会)は前回同様、閣僚の2ポストを獲得した。最小派閥の森山派(近未来政治研究会)は会長の森山裕選対委員長が総務会長に横滑りし、現状を維持した。
谷垣グループ(有隣会)からは加藤鮎子こども政策担当相が当選3回で初入閣した。無派閥では土屋品子復興相の起用に高市早苗経済安全保障担当相の留任と、いずれも女性だった。
数字上は派閥間で大きく明暗が分かれる結果とはならなかったが、ある閣僚経験者は「それぞれが大小の不満を抱えている。その不満が(反岸田の)連携につながる」と語った。(大橋拓史)
8853
:
OS5
:2023/09/13(水) 20:47:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/30e53441f49645dd82efce0a8ace8e3cb57eeef7
首相最側近の木原氏が異例の兼務 党幹事長・政調会長ダブル代理に
9/13(水) 18:50配信
朝日新聞デジタル
自民党役員会に臨む木原誠二官房副長官=2023年9月12日午前9時17分、東京・永田町の自民党本部、上田幸一撮影
自民党総裁の岸田文雄首相は13日、首相官邸で官房副長官として重用してきた木原誠二衆院議員に、党の幹事長代理と政務調査会長代理を兼務させる方向で調整に入った。両ポストの兼任は異例。首相が最側近を通じて、党運営と党による政策立案の双方を直接、掌握する狙いも透ける。
木原氏は2021年10月の政権発足と同時に副長官に就任。岸田派所属で「首相の知恵袋」「ブレーン」と称され、「新しい資本主義」や「異次元の少子化対策」など政権の看板政策の絵を描いてきた。
今回の人事でも首相は続投を求めたが、私生活や家族の問題が毎週のように「週刊文春」で報じられ、木原氏は退任を選んだ。
ただ、木原氏の能力を買う首相は、引き続き自らの近くに置きたいと考え、政府の公務である副長官より、比較的負担の軽い党務のポストへの就任を求めたとみられる。
首相は「ポスト岸田」への意欲を隠さない茂木敏充幹事長への警戒心を高めている。木原氏が就く幹事長代理は本来なら「上司」の幹事長を支える立場だが、「首相が茂木氏のお目付け役として幹事長室に送り込んだのだろう」(岸田派中堅)との声が出ている。
朝日新聞社
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OS5
:2023/09/13(水) 21:02:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/36a7073c542aa65532ad7b3679aad5ee780e5254
首相会見 外相交代の理由聞かれ「林氏は有能だが…」
9/13(水) 20:26配信
産経新聞
第2次岸田再改造内閣で会見する岸田文雄首相=13日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)
岸田文雄首相は13日、同日に行った内閣改造で林芳正前外相を続投させず、後任に上川陽子元法相を起用した理由について「従来の林大臣も大変有能な大臣だったが、党内における有能な人材にもそれぞれの力を発揮してもらう。こうした態勢を組むことも、より外交を前進させていくうえで意味があると考えている」と述べた。
一方、自身が外交を主導したい考えもにじませた。安倍晋三内閣で4年7カ月の外相経験を持つ首相は「私も長く外相を務める中で、首脳外交の重要性を痛感した。首脳外交において大きな役割を果たしていきたい」と強調した。
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OS5
:2023/09/13(水) 22:26:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/9adb2ca4c88dd03fa46de4d78d0032bd642f10e0
内閣改造で不満も噴出、二階派幹部「屈辱だ」…安倍派幹部「麻生派と同じ4人はバランス欠く」
9/13(水) 21:18配信
読売新聞オンライン
第2次岸田再改造内閣が発足し、記念撮影に臨む岸田首相(前列中央)ら(13日)
岸田首相(自民党総裁)は13日の内閣改造で、党内6派閥ごとの閣僚の起用人数を、改造前からほぼ維持した。不公平感が出ないよう派閥均衡に配慮する狙いがあるとみられる。ただ、「主流派」以外の要望は必ずしも反映されておらず、不満も噴出している。
「うちは希望通り。満額回答だった」
茂木派(54人)を率いる茂木幹事長は、新しい布陣について周囲に満足そうに語った。同派は茂木氏と小渕優子選挙対策委員長で党四役の2ポストを占めたほか、閣僚での処遇を求めていた衆院議員2人を含む3人が入閣した。同派とともに主流派を形成する麻生派(55人)も、閣僚4人を確保し、人選もほぼ派閥の要望通りだった。
第2次岸田再改造内閣が発足し、記念撮影に臨む岸田首相(手前)と新閣僚ら(13日午後、首相官邸で)=川口正峰撮影
他の派閥の閣僚は安倍派(100人)4人、岸田派(45人)2人、二階派(41人)2人、森山派(8人)0人。改造前と比べ、岸田派が1人増えた以外は変化がなかった。首相としては、起用を減らした派閥が反発を強め、政権批判に回るような事態を避けたい思惑があったとみられる。
一方、閣僚数の上積みを求めていた最大派閥の安倍派幹部は「所属議員数を考えれば、麻生派と同じ4人ではバランスを欠く」と漏らす。また、「非主流派」の二階派幹部は、人事の調整過程で、首相側から閣僚起用を1人に減らす打診があったことを明かす。結果的には2人が入閣したが、うち1人は派閥が要望した議員とは異なり、この幹部は「屈辱だ」と怒りをあらわにした。
首相が率いる岸田派は第4派閥と党内基盤は弱い。首相は、党四役以外の党役員や副大臣・政務官人事などで各派閥の要望をくみ取りたい意向だが、「ポストの数は限られている」(首相周辺)のが実情だ。「非主流派」などの不満が収まらなければ、党内の不安定化につながる可能性もある。
8856
:
OS5
:2023/09/13(水) 23:02:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/708d758aeb97e68764fdb952627f568a1ae11c4e
河野氏や高市氏ら“ポスト岸田”は留任…第2次岸田再改造内閣が発足 自民党関係者からは「ライバルを檻に」
9/13(水) 21:06配信
東海テレビ
ニュースONE
内閣改造と自民党の役員人事の顔ぶれが決まりました。ジャーナリストの二木啓孝さんは「どこにアクセルを踏むのかが分からない“安全運転内閣”だ」と指摘しますが、今回のポイントと、解散総選挙の行方についても聞きました。
愛知7区選出の鈴木淳司衆院議員が総務大臣となるなど、新任が11人、留任が6人、再任が2人となっています。自民党の新執行部のメンバーには、萩生田氏の政調会長就任などが決まっています。
今回の内閣改造のポイントは、女性が5人入閣したことです。特に注目されているのが、自民党の選挙対策委員長に就任する小渕優子さんです。
ニュースONE
小渕さんは「女性初の総理大臣候補」とも言われていますが、過去には政治資金問題でわずか1カ月半で経済産業大臣を辞任しています。13日午前の会見では「地元などで誠意をもって回答させていただいている」との発言もありました。
処遇が注目された「ポスト岸田」については、河野デジタル大臣、高市経済安全保障大臣、自民党の茂木幹事長がそれぞれ留任となりました。自民党関係者の間では「ライバルを檻に閉じ込めた」との見方もあるようです。
この「檻に閉じ込めた」理由について二木さんは、“組閣で人気がでるか”、“解散総選挙で勝てるか”、“2024年9月の総裁選はこのメンバーでいけるか”という3つの目的をたてている、と指摘します。
気になるのが解散総選挙の行方です。現在、物価高やマイナンバーカードの問題など、難しいかじ取りが迫られるものが多くありますが、二木さんは「年内にあり得る」と話していました。
8857
:
OS5
:2023/09/14(木) 08:14:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe1ac268de00c49b462e1b79d021652e18cd3b87
“会長不在”の安倍派 内閣改造で「現状維持」も…派閥幹部「5人衆」ばかりが重用…禍根を残す?
9/14(木) 6:06配信
自民党の最大派閥・安倍派が、後任の会長を決められないまま臨んだ内閣改造・党役員人事。安倍派にあてがわれたポストを維持できるのか注目されたが、結果は待機組ら4人が入閣し「現状維持」となった。一方、派閥内で力を持ついわゆる「5人衆」が全員、主要ポストに“留任”したことで派内から不満も出ている。
■会長不在の安倍派、結果は「現状維持」
安倍派は、安倍元首相の死後、新体制を1年以上決められずにいたが、『内閣改造・党役員人事までには決めないといけない』との考えから、8月末に塩谷立氏を事実上のトップ・座長とする常任幹事会を新たに設置し、15人による「集団指導体制」が決まった。
新体制では、森喜朗元首相が支持する「5人衆」、松野博一官房長官・西村康稔経済産業大臣・萩生田光一政調会長・高木毅国対委員長・世耕弘成参院幹事長が実権を握っているが、今回の人事で「5人衆」は全員、党や政府の主要ポストに“留任”した。
また、入閣待機組の鈴木淳司氏が総務大臣、宮下一郎氏が農林水産大臣で初入閣。安倍派としてはこれまでと同じ閣僚4人を維持した。ある派閥幹部は「満足のいく結果」だと評価している。
■「5人衆」は全員が留任 自分たち優先の人事?との声
一方、安倍派議員のひとりは「及第点」だとした上で、幹部が全員留任したことについて、「次世代の議員への入れ替えがなかったことは不満を生むのではないか」と指摘する。また、「『5人衆』がもし自らのポストを中堅・若手に譲り、差し替えていたら、評価は違ったのに…」と本音を吐露する。
■“100人”派閥の割に少ない?閣僚人数
今回の人事で、入閣待機組2人が大臣に起用され、留任した松野官房長官・西村康稔経済産業大臣とあわせて、これまでと同じ4つの閣僚ポストを確保した安倍派。
しかし、これは所属議員がおよそ50人の麻生派と同じ数で、安倍派は“100人”の最大派閥にもかかわらず4つにとどまったとも言える。
派内からは「最大派閥にいるのに、閣僚になれるまで待機する期間が延びるだけでは所属する意味がない」との声も上がっている。
■どうなる会長不在の新体制
『人事までには体制を整える』という共通認識のもと、新体制作りを急いだ安倍派。しかし、派内に不満がくすぶる中、塩谷座長と「5人衆」が、今後どのように政権運営に関わり派閥の存在感を高めていくのかが注目される。
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OS5
:2023/09/14(木) 14:23:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/94e380f31f0a15c6dfbf4f1ee47bf33c5c9af7b8
派閥均衡、ライバル囲い込み…首相、総裁再選へ内向きの内閣改造
9/14(木) 13:29配信
西日本新聞
岸田文雄首相は内閣改造・自民党役員人事で、党総裁選のライバルとなる「ポスト岸田」の茂木敏充幹事長や河野太郎デジタル相、高市早苗経済安全保障担当相らを囲い込み、動きをけん制する一方、各派閥に配慮した総裁選再選シフトを敷き、女性の積極登用で刷新感を打ち出した。ただ、政治とカネの問題など“古傷”もあり、支持率の回復につながるか、効果は未知数だ。
閣僚人事では、最大派閥の安倍派と第2派閥の麻生派が4人ずつ、第3派閥の茂木派が3人。第4派閥の岸田派と二階派が各2人で無派閥が3人(うち1人は谷垣グループ)。首相周辺は「総裁選に向け、他派閥に恩を売った方がいい」。安倍晋三元首相の後継会長が決まらず冷遇を警戒していた安倍派のベテランは「まずまずの結果だ」と安堵(あんど)した。
改造前、女性閣僚の割合は先進7カ国(G7)で最低レベルと指摘されていた。過去最多タイの5人となり、官邸幹部は「女性活躍や多様性がある内閣として対外に示せる」。九州選出の衆院議員も「有権者への格好のアピール材料となる」と歓迎する。一方、党内からは「能力や経験が足りないのに起用した、頭数ありきの人事だ」(中堅)との声も漏れる。
支持率の回復どころか、低下しかねない不安材料も多い。「与党間調整や政策立案に欠かせない」(自民中堅)と評されていた最側近の木原誠二官房副長官は週刊誌報道が続き交代させたが、マイナンバーを巡るトラブルで責任を問う声が出ていた河野氏や、放送法の「政治的公平」に関する総務省文書を巡って物議を醸した高市氏は留任。政府が解散命令請求を検討する世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が指摘される閣僚や党役員もいる。
自らの関連政治団体の政治資金規正法違反事件で、ドリルでハードディスクが破壊されたパソコンが見つかり、「ドリル優子」とやゆされる小渕優子選対委員長は、説明不足との批判が根強い。洋上風力発電事業を巡る汚職事件も抱えているだけに、自民ベテランはぼやく。「タイミングが最悪。小渕氏の問題は再燃し、衆院解散は一層難しくなるんじゃないか」 (御厨尚陽、岩谷瞬)
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OS5
:2023/09/14(木) 18:28:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e4b06b7d19c37ceb9a638db554d621f26f55efd
総理大臣補佐官にかつて国民民主所属の元参院議員・矢田稚子氏を起用する案を検討
9/14(木) 14:57配信
日テレNEWS
政府が、かつて国民民主党に所属していた元参議院議員の矢田稚子氏を、内閣総理大臣補佐官に起用する案を検討していることがわかりました。
複数の政府与党関係者によりますと、内閣改造に伴う人事で、かつて国民民主党に所属していた元参議院議員の矢田稚子氏を、総理補佐官に起用する案が検討されています。
国民民主党の幹部が、「補佐官に起用される方向だ」とする一方、政府関係者は「起用は自民党、国民民主党の協議次第」と述べています。
連立与党に国民民主党が加わる構想が、当面実現しない見通しとなる中、岸田総理は今後、矢田氏を起用するかどうかを慎重に判断するものとみられます。
矢田氏は産業別の労働組合の1つ「電機連合」の組織内候補として、2016年の参議院選挙で初当選したものの、去年の選挙で落選しています。
総理補佐官への起用を検討する背景には、自民党と国民民主党の将来的な連携強化に向けた布石との見方が出ています。
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OS5
:2023/09/14(木) 18:29:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ce2cd1da6c84f5889fd07b41cebb825921d1f70
内閣改造最大のミステリーは林芳正氏の外相退任「岸田派の後継者として育成へ」角谷浩一氏が分析
9/14(木) 6:00配信
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日刊スポーツ
林芳正外相(2023年4月撮影)
第2次岸田再改造内閣は13日、正式に発足した。
今回の内閣改造をめぐっては、外相の留任が確実視されていた林芳正氏が退任し、同じ岸田派の上川陽子氏に交代。この人事は、今回の内閣改造「最大のミステリー」と臆測を呼んでいる。 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は、林氏を岸田派の後継者として早く育てたい首相が、閥務(派閥内の業務)に専念させるためにあえて閣僚から外したのではないかと分析した。内向きな理由にも見える外相交代劇の背景について、角谷氏に話を聞いた。
【イラスト】第2次岸田改造内閣の閣僚一覧表
◆ ◆ ◆
林氏は対中関係でも重要な役割を担っていただけに、交代には外務省もびっくりしただろう。一方、現在岸田派は総裁派閥にもかかわらず「ポスト岸田」が見当たらない。2世議員で性格も穏やかだが、気が利くタイプではないというのが、周囲の林氏評。参院から前回の衆院選でくら替えしたばかりだが衆院初当選直後に外相となり、衆院議員としての派閥での振る舞い方もほとんど知らない。岸田政権もいつまで続くか分からず、今後も「宏池会時代」を続けるには林氏を育てるしかないと、首相は考えたのではないか。「林派」に向けた第1歩だろう。 後継者がおらず、混乱している安倍派を目の当たりにした影響も大きいはずだ。派閥の体制がしっかりしているかどうかは、首相が最も重視する来年の自民党総裁選再選戦略そのものに関わってくる。首相は、急ごしらえでも派閥の「顔」を育てる必要性に、駆られたのではないかと思う。
◆ ◆ ◆
林氏は英語が堪能で、2年弱の外相在任中もそつなく仕事をこなした。9日にはウクライナを訪れたばかりで、今回の交代劇を唐突と受け止める向きも少なくない。13日夜に行われた首相の記者会見でも、林氏を交代させた理由を問う質問が出た。首相は「林大臣も優秀な大臣だったが、自民党内における有能な人材に力を発揮してもらう体制を組むことも、より外交を前進させるため意味があると考えている」と主張。米国留学経験もある上川氏の経験や知識に触れつつ、外交の舞台で大きなウエートを占めるのはあくまで首脳外交との認識を示し「私自身もこれから大きな役割を果たしたい」などと話した。【構成=中山知子】
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OS5
:2023/09/14(木) 18:30:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f6876c55e43dd423e6c2a8898942d4ab8351d99
首相補佐官に元国民民主参院議員の矢田稚子氏起用で調整
9/14(木) 16:59配信
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コメント10件
毎日新聞
矢田稚子氏=岡本同世撮影
第2次岸田文雄再改造内閣発足に伴い、政府はパナソニック社員で元国民民主党参院議員の矢田稚子(わかこ)氏(57)を首相補佐官に起用する調整に入った。複数の関係者が14日、明らかにした。矢田氏は電機連合出身で、今月8日まで国民民主党の顧問を務めていた。政府・自民党には国民民主を支援する民間労組を取り込む狙いがある。
【写真】記者会見する河野太郎デジタル相
関係者によると、政府がパナソニックに対し、矢田氏を政府の要職で起用する方針を打診した。矢田氏が所属していた電機連合は加盟する連合側に、矢田氏が政府の役職に就く見通しを伝えたという。
矢田氏は、2016年参院選比例代表に旧民進党公認で出馬し初当選。その後国民民主に入党し、22年参院選で落選した。電機連合の男女平等政策委員長や国民民主の副代表などを歴任したが、国民民主は8日の両院議員総会で矢田氏の顧問退任を了承していた。
国民民主は政府の22年度当初予算に賛成するなど、野党としては異例の対応で注目を集めた。2日の代表選では、予算賛成を主導し、政府・与党との連携を重視する玉木雄一郎代表が再選され、国民民主を連立政権に加える「自公国」連立構想が自民党内で再燃。今回の内閣改造では国民民主幹部の入閣も一時取り沙汰されていた。【安部志帆子、遠藤修平】
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OS5
:2023/09/14(木) 19:54:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/95796db7f2adfe19883086fd96c20aa8359df41a
岸田人事に長老の影 基盤強化狙うも党内にため息
9/14(木) 19:37配信
産経新聞
麻生太郎副総裁(左)と二階俊博元幹事長=2018年1月19日
14日に本格始動した第2次岸田文雄再改造内閣と自民党役員の陣容をみると、岸田首相(党総裁)が党の長老格の意向を反映させたことが随所にうかがえる。麻生太郎副総裁は茂木敏充幹事長の続投を首相に進言し、政界を引退した森喜朗元首相は小渕優子選対委員長の登用を求めるなどしていた。首相には政権基盤を固める狙いがあるようだが、党内には反発もある。
【写真一覧でみる】第2次岸田再改造内閣の顔ぶれ
14日夜、麻生氏と二階俊博元幹事長が東京都内で会食した。結束して政権を支えていくことを確認したとみられる。
首相経験者で麻生派(志公会、55人)を率いる麻生氏は、首相の後見人的な存在だ。首相や茂木氏とともに「三頭政治」といわれる主流派を形成している。
首相は茂木氏の交代も検討したが、麻生氏は続投を進言。政権の安定を重視した首相が受け入れた形となった。閣僚人事では麻生派は4人が入閣した。所属人数が2倍近い安倍派(清和政策研究会、100人)と同数のため、安倍派内には不満が残った。
幹事長在任期間が歴代最長の二階氏は、岸田政権では非主流派となっている。二階氏が会長を務める二階派(志帥会、41人)に対し当初、首相側から閣僚への登用を2人から1人に減らす打診があった。二階氏側近は「ならば一つもいらない」と反発して巻き返し、2人を確保した。幹部は「結果2つだが、『よかった』とはならない。われわれは忘れない」と憤った。
森氏は小渕氏について、6月に死去した青木幹雄元参院議員会長が将来の首相候補として期待していたことを念頭に「華やかな舞台に、もう一度登場させたい」などと述べていた。
過去に森氏が領袖(りょうしゅう)として率いた安倍派は、派の有力者「5人衆」とされる松野博一官房長官らが続投となった。安倍晋三元首相の死去後に森氏の影響力が強まり、5人を中心とする集団指導体制に移行したのも森氏の意向だとの指摘がある。新体制発足に伴い会長代理を外れた下村博文元政調会長は11日のインターネット番組で「森氏の影響力が今の形で表れるのは残念な状況だ」と批判した。(沢田大典)
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OS5
:2023/09/14(木) 20:48:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/12d3db629170e559b8a2493b3a1bcd908dd42196
新厚労相が会見「医療関係団体の代弁者ではない」 かつて組織内候補
9/14(木) 20:05配信
朝日新聞デジタル
就任会見に臨む武見敬三厚生労働相=2023年9月14日、東京・霞が関、藤谷和広撮影
私は医療関係団体の代弁者ではない――。第2次岸田再改造内閣で初入閣した武見敬三厚生労働相は14日の就任会見でこう述べ、国民の立場で職務にあたると強調した。武見氏はかつて「日本医師会」(日医)の政治団体「日本医師連盟」(日医連)の組織内候補で、日医が厚労相就任を歓迎するコメントを出していた。
武見氏は13日の内閣改造で初入閣した。日医は同日、松本吉郎会長名でコメントを発表。新内閣を「大変素晴らしい布陣」と評価したうえで、特に武見氏が厚労相、日医連の組織内候補の自見英子氏が地方創生相として入閣したことは「日本医師会として、誠に喜ばしい限り」とした。
武見氏の父・太郎氏は日医の元会長。武見氏は1995年の参院選比例区で日医連の組織内候補として初当選し、その後、東京選挙区に移ってからも、日医連が推薦を出すなど支援してきた。自見氏も組織内候補として参院選比例区で当選を重ねてきた。
来年度は医療機関の収入に直結する診療報酬の改定があり、年末に向け日医をはじめとした利害関係者との調整が本格化する。
朝日新聞社
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OS5
:2023/09/14(木) 21:42:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/be0e9a7563e2791108c8de4076319f2050544262
自見英子大臣 所属・二階派が入閣に大激怒する“隠れ麻生派”の嘘! 領袖選びは組織票のため「麻生さんのコマですよ」
9/14(木) 20:57配信
SmartFLASH
13日、官邸に姿を見せた自見英子氏
9月13日に岸田文雄首相が実施した内閣改造では、事前に「女性登用」の意向が伝わっていたとおり、過去最多タイの女性閣僚5人が誕生した。
そのなかで、地方創生担当大臣をまかされ、万博担当や沖縄・北方対策担当なども兼務するのは、初入閣の自見英子(はなこ)参議院議員(47)だ。
元郵政大臣などで知られる自見庄三郎氏(77)を父に持つ自見議員は、比例区で当選2回の二階派(志帥会)所属だ。
「小児科医として勤務した後、お父様の議員秘書になった自見さんは、日本医師連盟の組織内候補として、2016年の参議院選で初当選しました。
当初は無派閥でしたが、日本医師会の中川俊男会長と二階俊博先生は仲がいいという関係もあって、2020年9月に自見さんには二階派に入会してもらいました。
2021年には、故・橋本龍太郎元首相の次男である橋本岳議員と“略奪婚”に近い、熟年結婚をしたことも話題になりましたね……」(二階派関係者)
今回、二階派からは2人が入閣。最近では勢力減が目立つ二階派にとって、自派閥から初入閣が出たことは喜ぶべきところだが……。すんなりとは喜べない事情があるのだという。
前出の二階派関係者が続ける。
「自見さんの入閣は寝耳に水ですよ。そもそも、二階派として入閣を要望したのは、自見さんとは別の議員でしたから」
内閣人事は、自民党内の派閥争いをモロに表わす出来事だ。
今回、最大勢力の安倍派と麻生派からは、それぞれ最多の4人が入閣。茂木派が3人、岸田派と二階派は各2人、谷垣グループから1人が入閣している。
「自見さんを閣僚にねじ込んだのは二階さんではなく、自民党副総裁の麻生太郎さんだと聞きました」と、自民党担当記者は話す。
なぜ所属派閥ではなく、他派閥の領袖が推したのか。その裏事情を、自民党福岡県連関係者はこう明かす。
「たびたびクローズアップされているように、麻生さんは二階派所属の衆議院議員である武田良太さんとの“犬猿の仲”で知られています。
自見さんは進んで二階派に入会したわけではなく、組織票を抱える日本医師連盟の顔を立てるために入会したんです。
父の地盤で、自らが育ったのは福岡県北九州市。そのため、“福岡のドン”といえる麻生さんとは、古くから関係がよかった。つまりは、二階派所属といっても“隠れ麻生派”なんです。
事実、自見さんは武田さんと同じ派閥であるにもかかわらず、麻生さんと関係が悪いことを気にして行動をともにしていません。今回の入閣も、“麻生さんのコマ”として使われているに過ぎませんよ」
麻生氏の意図には、地元・福岡での勢力争いが関係しているという。
「現在、麻生派所属の大家(おおいえ)敏志参議院議員が、麻生さんの制止を振り切ってまで、次期衆院選で自民党が議席を持たない『福岡9区』での鞍替え出馬を目指しています。
先日おこなわれた福岡9区の支部長を選ぶための自民党福岡県連の党員投票では、大家さんが圧勝しました。
県連は党本部に、大家さんを支部長にするように申し入れていますが、麻生さんが大反対しています。麻生さんは、大家さんに党員投票で負けた北九州市議を応援していたからです。
大家さんが圧勝しているので、麻生さんも無理やり降ろすわけにはいかない。“降りるように説得”しているのですが、大家さんは聞く耳を持っていません。麻生さんとしては、なんで俺の言うことを聞かないんだと許せないんです。
そこで同じ参院で、当選回数が少ない自見さんを当てつけのように入閣させて、『俺は閣僚人事まで操れるんだ』と、大家さんがこれ以上、麻生さんに逆らわないように自身の権力を見せつけたわけです」(同前)
まさに、麻生氏のやりたい放題状態。前出の二階派関係者は怒りが収まらないようだ。
「自見さんの入閣した理由がわかった瞬間、怒りが込み上げましたよ。我が派閥幹部も、大激怒しています。
自分の力を誇示するためにうちの枠を使って、“自分のコマ”を入閣させるなんて……『そこまでやるか』と思いました。
麻生さんには、一刻も早く引退してもらいたいですよ」
これまで数々の力技を見せてきた麻生氏だが、今回の「女性登用内閣」は、あまり世論の支持を受けていないようだ。
無理筋になってきているのでは――。
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OS5
:2023/09/14(木) 21:43:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/14b5c2469b6ebdd764536555ccab14f0828860e4
自民・安倍派で退会者 集団指導体制に不満
9/14(木) 15:35配信
テレビ朝日系(ANN)
自民党の最大派閥安倍派の土井亨(どい・とおる)衆議院議員が、新体制への不満から派閥を退会しました。安倍元総理大臣が亡くなって以降、初めての退会者となります。
安倍派は先月、会長不在のまま15人の幹部による集団指導体制を発足させました。
土井氏は、これまで「会長を選任するべきだ」と主張していて、新たな運営体制に不満を示していたという事です。
安倍派の幹部は、「後に続く人はいない単独行動だ」として慰留はせず、14日に受理しました。
これで所属議員は99人となりました。
テレビ朝日報道局
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OS5
:2023/09/14(木) 21:51:26
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-65745.html
“ドリル事件“以来9年ぶりの要職 「ファミリー企業に1400万円超」 小渕優子・選対委員長(49)に不透明な政治資金処理が発覚
2023/09/13 16:00文春オンライン
9月13日の内閣改造・党役員人事で、選挙対策委員長に就任した小渕優子氏(49)の関係政治団体が、2015年からの7年間で、1400万円以上を自身のファミリー企業に支出していたことが、「 週刊文春 」の取材でわかった。
関係政治団体を巡る政治資金規正法違反事件で経産相を辞任して以来、約9年ぶりに要職に起用されたが、新たに不透明な政治資金処理が発覚したことで早くも説明責任が問われる事態になりそうだ。
小渕氏は1996年、成城大学を卒業後、TBSに入社。1998年、父・恵三氏が首相に就任したのに伴い、TBSを退社し、私設秘書になった。2000年5月、恵三氏が急逝すると、地盤を継ぎ、翌6月の衆院選で初当選を果たす。
2008年9月、麻生政権で戦後最年少の34歳で男女共同参画・少子化担当相として初入閣。2014年9月には、第2次安倍政権で重要閣僚とされる経産相に就任した。
経産相を辞任したのは9年前 ©時事通信社
「完全に禊が済んだ」岸田首相が選対委員長に起用
ところが、その直後の2014年10月、小渕氏の関係政治団体「小渕優子後援会」などが開催した東京・明治座での観劇会を巡り、支出が収入を大幅に上回るなど、政治資金収支報告書に不適切な記載をしていた問題を「週刊新潮」が報道。
東京地検特捜部が捜査に乗り出し、小渕氏は経産相を辞任。結局、収支報告書への虚偽記載額は3億円を超え、2015年10月、小渕氏の元秘書2人には有罪判決が下された。
「以降、小渕氏が要職に起用されることはなかった。しかし、今回、岸田首相は『完全に禊が済んだ』として党四役の一角、選対委員長に起用したのです」(政治部デスク)
その後、小渕氏の政治資金はどうなっているのか。政治資金規正法違反事件が発覚した翌2015年以降の政治資金収支報告書を確認したところ、自身のファミリー企業に多額の支出をしている実態が浮き彫りになった。
問題のファミリー企業とは、「光山商事」、「光山倉庫」、「光山電気工業」など、小渕氏の祖父・小渕光平元衆院議員(故人)が立ち上げた「光山社(こうざんしゃ)」の流れを汲む企業グループだ。中でも「光山商事」や「光山倉庫」は、取締役の大半が小渕姓で、小渕氏の従兄が社長を務めている。
親族が関連する企業への支出が計1400万円以上
小渕氏の政党支部「自由民主党群馬県第五選挙区支部」や、「小渕優子後援会」の収支報告書(2015年〜2021年)によれば、「光山商事」にガソリン代など、「光山倉庫」に倉庫使用料代など、「光山電気工業」に事務用品代などの名目で、計1400万円以上を支出していた。
政治資金に詳しい神戸学院大の上脇博之教授が指摘する。
「政治資金には税金が含まれているので、その使途には厳正さが求められます。その意味で、親族が関連する企業への支出は、道義的な問題がある。どうしてもその企業に発注しなければいけない必然性があるのか、丁寧に説明すべきです」
小渕事務所に見解を求めたところ、以下のように回答した。
「(ファミリー企業について)選挙区支部及び後援会の政治資金については、政治資金収支報告書記載のとおりです」
だが、小渕氏の政治資金に関する疑惑はそれだけではなかった――。
9月13日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および9月14日(木)発売の「週刊文春」では、小渕氏が、有罪判決を受けた元秘書が取締役を務める企業にも多額の政治資金を支出していた問題や、巨額の政治資金収入を支える意外な“タニマチ”、小渕氏が選対委員長に起用されるまでの経緯などについても詳報している。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年9月21日号)
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OS5
:2023/09/14(木) 23:02:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1d3b06eb22290d52d89d81c3f0957328b98904b
女性の総理補佐官を2人任命 自民・上野通子参院議員らを起用
9/14(木) 21:01配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN
岸田総理は総理大臣補佐官に自民党の上野通子参院議員を任命する方針を固めました。政府関係者が明らかにしたもので、「女性活躍や消費者行政」を担当するということです。
また、国民民主党の前参院議員で労働組合出身の矢田稚子氏を、同じく総理補佐官に任命する方針も固めました。矢田氏は「賃金や雇用」を担当するということです。
今回の改造では、女性閣僚を過去最多タイとなる5人登用しましたが、さらに女性の総理補佐官を2人任命することで、「女性重視」の姿勢を打ち出し、政権浮揚につなげたい狙いがあるものとみられます。
矢田氏の起用に関しては、与党関係者は「国民民主党との連携が進みつつある表れ」と話していますが、矢田氏本人は周囲に「政局とは無関係だ」と語っています。
TBSテレビ
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OS5
:2023/09/14(木) 23:09:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4e91ddf62065193b0d46d2a5fdaf5276fae2476
〝11月解散〟浮上 吉か凶か改造内閣、補正予算成立直後「伝家の宝刀」が 林氏斬りの新内閣、支持率〝ご祝儀〟あるか
9/14(木) 17:00配信
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夕刊フジ
第2次岸田再改造内閣で会見する岸田文雄首相=13日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)
第2次岸田文雄再改造内閣が14日午前、本格始動した。岸田首相は、物価高対応や賃上げ実現、少子化対策のため、月内に経済対策策定を閣僚に指示し、来月中の取りまとめを目指す方針だ。こうしたなか、永田町では「10月中旬、臨時国会召集」「11月上旬までの2023年度補正予算成立」「11月の衆院解散」というスケジュールが流れ始めた。果たして、「政界屈指の親中派」外相らを退任させ、女性閣僚5人を起用した新内閣に支持率の〝ご祝儀〟はあるのか。岸田首相が「伝家の宝刀」を抜けば、有権者は〝前内閣の功罪〟も含めて判断することになりそうだ。
【写真一覧でみる】第2次岸田再改造内閣の顔ぶれ
「今はまず、思い切った経済対策をつくり、早急に実行していくことを最優先に日程を検討する。現時点で、これ以上、申し上げることはない」
岸田首相は13日夜、皇居での認証式を経て、新内閣が正式発足した後、解散・総選挙への見解を問われ、こう明言を避けた。
ただ、岸田首相の慎重な姿勢に相反するように、永田町では思惑と観測が交錯している。前述のように、具体的な政治日程を盛り込んだ文書が飛び交った。解散時期によって投開票日は複数記されている。
焦点となるのは、内閣改造・自民党役員人事による浮揚効果だ。
岸田首相は、記者会見で「変化を力にする内閣」と説明したが、閣僚19人のうち、初入閣11人とするなど〝変化〟は確かだ。高市早苗経済安保担当相を留任させ、上川陽子外相らを起用するなど、女性閣僚は過去最多タイの5人となった。
危機管理なのか、「政界屈指の親中派」である林芳正外相や、文春砲の連続追及で「機能不全」に陥った最側近の木原誠二官房副長官を退任させた。
LGBT法で離反した「岩盤保守層」の取り戻しを狙ったのか、安倍晋三元首相の信頼も厚かった木原稔元首相補佐官を防衛相に抜擢(ばってき)するなど、配慮も見せた。
官邸幹部は「支持率は高まるはず」と期待するが、どう見るか。
ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「政権の骨格となるメンバーは変わらず、財務省主導の『増税路線』に沿った主要政策は継続するつもりだ。岸田首相としては、来年の総裁選を見据えて『党内バランス』と『求心力』を意識した内向き人事で、本気で選挙に打って出る人事ではない。経済対策を打ち、補正予算を成立させ、旧統一教会の解散請求、外交的成果など、国民の関心を引くアピールをして、解散・総選挙につなげられるか。情勢は極めて厳しい」とみる。
岸田首相は13日の記者会見で、エネルギー価格高騰を受けたガソリン補助金の継続をはじめ、国民生活を支援する経済政策を実行すると表明し、賃上げにも言及した。
「10月中をメドに取りまとめを目指す」と明言しているが、計算通りに行くのか。
自民党中堅は「国民は戦略性に乏しい岸田政権の経済対策に辟易(へきえき)している。国民負担を軽減するなら減税がもっとも合理的だが、現実は、財務省の意を受けた『大増税路線』だ。内閣改造も、実は意味不明な配置が多い。大臣ポストを熱望する〝待機組〟の意向に応えた『在庫一掃内閣』で、支持率が上がっても一過性だろう」と手厳しい。
さらに、解散・総選挙をめぐって、岸田首相は〝失策〟の過去がある。
8869
:
OS5
:2023/09/14(木) 23:09:23
低空でも続投路線
岸田首相は今年6月、国会会期末に合わせて「情勢をよく見極めたいと考えている」と発言し、〝解散風〟を猛烈に吹かせたが、結局は自ら引っ込めた。党内外から「解散権を駆け引きに使っている」と批判を浴び、国民世論も欺瞞(ぎまん)的と受け止めたのか、支持率は加速度的に下落した。結局は解散の機会を失った。
今春の統一地方選で躍進した日本維新の会などの選挙準備が整う前に、永田町に流れるスケジュール通り、岸田首相は解散に踏み切るのか。
政治評論家の有馬晴海氏は「社会が多様化するなかで、新たな人事や政策、政治的成果の『賞味期限』は極めて短くなっている。岸田首相は、在任の長さに強い関心があり、『低空飛行でも首相を続投する』のが基本路線だろう。実務や安定感を重視し、長期戦を見据えた内閣改造ともいえる。解散の行方は不透明だ」と語った。
8870
:
OS5
:2023/09/15(金) 07:42:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d8196378b8e8f5a118f08598a34dc76f8f4cd90
「三頭政治」変化の兆し 岸田首相、茂木氏に不信感 年内の衆院解散に両論〔深層探訪〕
9/15(金) 7:00配信
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時事通信
記者会見する岸田文雄首相=13日午後、首相官邸
13日の内閣改造・自民党役員人事で、岸田文雄政権の権力構造に変化が見え始めた。「三頭政治」と称された岸田首相と茂木敏充幹事長の関係に不信感が芽生え、幹事長交代論も一時浮上。首相は来年秋の党総裁選での再選に向け、最大派閥・安倍派への傾斜を強めた。今後の政局の焦点は、首相が年内の衆院解散・総選挙に踏み切るかどうか。新たな布陣を国民がどう評価するかや、経済対策の内容や国会対応が判断を占う材料となる。
◇2度の会談
11日午前11時すぎ、首相公邸に向かう裏門に黒塗りセダン車が入った。後席にいたのは、安倍派有力議員の萩生田光一政調会長だった。
首相は同日朝、インドから帰国したばかり。人事調整で真っ先に萩生田氏と30分余り協議し、午後には党本部でも再び約40分話し合った。
今回の人事で注目されたのは茂木氏の処遇だった。茂木氏は宰相への野心を隠さず、官邸側との調整がない「突出」が目立っていた。1月の通常国会の代表質問で「児童手当の所得制限撤廃」を表明、最近も秋の補正予算編成を主張した。首相は周囲に「どうなっているんだ」といらだちを見せた。
首相は就任以来、麻生太郎副総裁、茂木氏との連携を重視。定期的に党本部で相談し、政権の重要方針を決めてきた。岸田派が第4派閥にすぎず、政権運営のため第2派閥の麻生派、第3派閥の茂木派の協力が欠かせなかった。それを古代ローマの有力者3人による政治体制になぞらえて「三頭政治」と表現したのは茂木氏だった。
「続投と交代、どちらがいいのか」。首相は今夏以降、茂木氏の留任の可否を悩んでいた。麻生氏は「仕事ぶりで交代させるべき点がありましたか」と続投を求め、首相は結局受け入れた。
一方で萩生田氏、松野博一官房長官ら安倍派有力者「5人衆」が全て閣僚・党幹部に留任。最側近だった岸田派の木原誠二氏が週刊文春報道で官房副長官退任を余儀なくされ、官邸中枢の意思決定プロセスも変わるとみられる。政権安定へ最大派閥を引き寄せ、総裁再選への流れを強めたい首相の思惑がにじむ。
党選対委員長には、茂木派に所属し派内で首相候補に推す声もある小渕優子氏を起用。首相が安倍派に配慮を示したのとは対照的に、茂木氏へのけん制とみる向きも強い。茂木氏は13日の記者会見で総裁選への対応を問われると「政権をしっかり支えていきたい」と語った。だが、2人に生じた疑心暗鬼は簡単には消えそうにない。
◇「ドリル」火種に
女性閣僚を過去最多に並ぶ5人に増員したのは「刷新感」を打ち出すためだった。一方、目玉人事となった小渕氏は、就任初日の記者会見で早速、過去の政治資金問題で「洗礼」を受けた。
小渕氏は涙をこらえながら「おわびしたい」と陳謝。しかし、2014年に発覚したこの問題では関係データの入るハードディスクがドリルで破壊されていたことが判明。説明はなお不十分とされ、政権の火種となりそうだ。
解散時期の見方は自民内で交錯する。党幹部は「なお首相は年内解散を諦めていない」と説明。党関係者は「党内固めを優先した陣容だ。解散は来年秋の総裁選後だろう」と慎重だ。
政府・与党は臨時国会を10月16日に召集する案を軸に検討する。物価高対策などを盛り込んだ経済対策を策定し、財源の裏付けとなる補正予算を編成する方針。この国会での成立を目指せば年内の政治日程は相当窮屈になる。ただ「経済対策を策定するだけで解散することも可能だ」(経済官庁関係者)との見方もある。
低迷する内閣支持率の向上も、衆院解散を行う必要条件だ。21年9月、当時の菅義偉首相が総裁選出馬を断念したのも、低支持率の中で解散を模索したことが明らかになり、党内で反発を受けたためだ。岸田首相が「解散カード」をどう駆使するのか。世論や党内情勢も見極めて慎重に判断するとみられる。
8871
:
OS5
:2023/09/15(金) 08:15:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ce7c148568cfe63d5d23deadf1532d678025d86
岸田内閣改造、くすぶる不満 派閥均衡腐心も「配慮足りぬ」
9/15(金) 7:17配信
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時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=14日午前、東京・永田町
13日に発足した岸田政権の新体制は、派閥ごとの入閣者数が岸田派を除いて変わらず、岸田文雄首相が力の均衡を崩すまいと腐心した形跡がうかがえる。
このため、派単位では「合格点だ」と評価する声が多いが、最大派閥の安倍派など一部には「配慮が足りない」と不満もくすぶる。首相は15日の副大臣・政務官人事でも各派への気配りを求められそうだ。
「わが派は内閣でも党でも要職を担うことになった」。14日の茂木派(54人)総会で会長の茂木敏充幹事長が内閣改造・党役員人事の結果をこう報告すると、所属メンバーから拍手が起きた。
同派は茂木氏の幹事長留任、小渕優子氏の選対委員長就任により党4役を2ポスト確保し、入閣待機組2人を含む3人を入閣させた。一連の人事には来年9月の党総裁選に向けて茂木氏の動きを封じる首相の思惑もあったが、派の中堅は「満額回答だ」と語った。
麻生太郎副総裁が留任し、閣僚4枠を維持した麻生派(55人)も「不満はない」(関係者)との受け止め。入閣者数が1減の2人だった岸田派(46人)は、昨年の初入閣組2人が失言などで辞任した後だけに「今回は仕方がない」(若手)と納得している。閣僚ゼロの森山派(8人)幹部は「最小派閥から森山裕会長を党4役の総務会長に押し込めただけで十分だ」と語った。
一方、安倍派(100人)は突出して所属議員が多いが、入閣者は麻生派と同じ4人。幹部は「規模を考えればおかしい」と不満げだ。派内では西村康稔経済産業相ら「5人衆」が同じポストにとどまったことにも「新陳代謝が必要だった」(中堅)と批判が渦巻く。派を仕切る5人衆に対する反発が首相にも向かいかねない状況だ。
二階派(41人)からも前回と同じ2人が入閣した。ただ、関係者によると、首相官邸から当初提示されたのは「入閣枠1」。派幹部が「それなら要らない」と突っぱねたところ、官邸は慌てて2人に増やしたという。別の幹部は「最初の1人案は忘れない。禍根を残した」と憤る。
官邸の不手際を問題視する声もある。今回、閣僚19人のうち2人は「参院枠」と位置付けられている。参院議員の入閣は改造前日に官邸が参院幹部に内定を伝えるのが慣例にもかかわらず、連絡を怠ったという。複数の関係者によると、世耕弘成参院幹事長は「屈辱だ」と周囲に怒りをぶちまけた。
8872
:
OS5
:2023/09/15(金) 08:15:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/11586f019694077a0935b39b654b871543834aed
河野、茂木をつぶせ! 岸田首相が実は恐れている自民党「岸田おろし」の爆弾
9/15(金) 8:03配信
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現代ビジネス
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2023年9月13日に岸田文雄首相は内閣改造と党役員人事を行った。「人事が好き」とも言われる岸田氏の意図はどこにあるのか。今回の内閣改造、党役員人事をどう読み解けばよいのかを考えてみる。
【写真】森喜朗元首相が「血まみれ」で倒れ、集中治療室へ…一体、何が起きたのか
「岸田おろし」への恐怖心
新内閣の顔ぶれ[Photo by gettyimages]
端的に言ってしまうと、この人事は「自民党総裁選」を念頭に置いたものであり、「総選挙」を見越したものではないということ、さらに「攻めの人事」というよりは、「守りの人事」であるということが特徴としてある。そうした視座から見れば「国民を向いた人事」というよりは、「党内を向いた人事」といってよいだろう。
それは、派閥間の均衡への配慮や、重要閣僚ポストや党役員ポストに留任が多いことに表れている。
まず、今回の人事は政権の延命のための「派閥の論理」によるものであったといえる。
岸田氏にとって最大の眼目は、来年秋に行われる自民党総裁選に勝利することにある。というのも、岸田派は現在のところ党内第四派閥であり、100人を数える最大派閥である安倍派や、50人を超える麻生派や茂木派に比べて弱小だ。9月に入会が伝えられた元石破派の事務総長を務めた田村憲久元厚労相を加えても、岸田派は46人にすぎない。
そうした派閥の情勢からすれば、岸田派よりも多い安倍派、麻生派、茂木派の支持を獲得できなければ、自派閥だけでは総裁の座を守り切れず、「岸田おろし」という党内政局が起こる可能性もある。
新内閣の閣僚を見れば、岸田首相を含めた20人の閣僚のうち、岸田派は3人、麻生派は4人、茂木派は3人、安倍派は4人、非主流派の二階派は2人、谷垣グループからは1人、無派閥2人、そして連立のパートナーである公明党から1人というように、各派閥のバランスを見ながらの人選となっている。
党役員については、麻生太郎氏が副総裁、党四役は茂木敏充氏が幹事長、森山裕氏が総務会長、萩生田光一氏が政調会長、小渕優子氏が選対委員長となっており、麻生派1人、茂木派2人、安倍派1人、森山派1人という配分になる。
この党役員と閣僚を加えると、岸田派が3人、麻生派、茂木派、安倍派が5人、二階派が2人、森山派が1人、谷垣グループが1人、無派閥が2人となり、自派閥の岸田派を少なくしても岸田政権を支える麻生派、茂木派、安倍派に配慮したものとなっていることは明らかだ。
内閣改造のどこが「新しい」のか?
留任した高市早苗経済安全保障担当相[Photo by gettyimages]
こうした人事については、しばしば「人心を一新し、難局に当たるための適材適所」という説明が政権側から述べられるが、それだけではない。むしろ「人事を政権浮揚のためのチャンス」ととらえる向きもある。つまり新しい閣僚を選ぶ中で、その政権の「新味」を出すことで、有権者の期待を獲得し、支持率の向上を試みることも出来る。
今回の人事ではどうだっただろうか。
今回の内閣改造は11人の初入閣者を数えていて、全閣僚の半数以上を占めている。こうした「数」的見地からすれば「新味」はあるのかもしれないが、分析する上では「質」的に留任する閣僚についても注目する必要がある。
実は今回の内閣改造では、重要ポストほど留任者が目立つ。首相の岸田氏を除いて、官房長官の松野博一氏、デジタル相の河野太郎氏、財務相の鈴木俊一氏、経産相の西村康稔氏、経済安全保障相の高市早苗氏、そして国交相には連立のパートナーの公明党の斉藤鉄夫氏と、6人の閣僚が留任している。
8873
:
OS5
:2023/09/15(金) 08:16:06
さらに外相の上川陽子氏、経済再生相の新藤義孝氏の2人は、これまでも重要閣僚ポストを経験してきた人物であり、安定感はあるが「新味」はないともいえる。つまり、ある意味で、「質」的見地からは重要閣僚ポストにおいては「既視感」があり、目新しいものとはいえない印象がある。
こうした「既視感」は、党役員ではさらに強い。党役員人事でも麻生、茂木、萩生田の各氏は再任であり、森山氏は選対委員長から横滑りといえ、純粋に新任であるのは小渕氏のみといえる。
唯一の新味と言えるのは、女性の閣僚が2人から5人へと倍以上に増加したこと、党役員人事においても、女性が党四役に就任したことが挙げられる。こうした女性登用は評価されるだろう。
念頭にあるのは「総裁選」
先ほども指摘したとおり、こうした人事は必ずしも国民に向けた「総選挙」を意識したものではなく、党内向けの「総裁選」を念頭に置いたものであると考えることが出来る。
注目すべきは「ポスト岸田」を狙って総裁選に出馬する可能性のある潜在的な「将来の総裁候補」を、内側に取り込んで身動きできなくしたことだろう。つまり閣僚や党役員として処遇することで、「将来の総裁候補」が来年の総裁選に「出馬をできない状況」を作り出している。
前回の2021年の自民党総裁選においては、岸田首相のほかに、河野、高市などの有力な総裁候補の各氏も出馬して、熱い選挙戦が行われたことは記憶に新しい。特に河野氏は国民的人気を背景として、岸田氏との決選投票まで残り、現在でも将来の首相候補として名前が挙がる人物である。
前回の総裁選に出馬した政治家は、当然ながら、将来の「総裁の椅子」を狙っていると考えられる。しかし岸田氏が警戒しているのは、有力な前回総裁選出馬者だけではない。茂木派の領袖である茂木氏、現在は領袖を欠いている最大派閥・安倍派の萩生田氏や西村氏も総裁への意欲を示している。
そこで、これらの有力「総裁候補」を閣内や党の要職に就けることで、来年の総裁選への出馬を抑止することに、今回の人事の主眼はある。ここまで持って回った手段をとるのは、やはり岸田派が第四派閥だからだ。
党内に潜むライバルたち
河野太郎デジタル担当相[Photo by gettyimages]
特に、岸田氏が注目しているのは、河野氏と茂木氏の動向だろう。
河野氏は、前回の総裁選では国民の人気において岸田氏を凌駕する勢いだった。また、歯に衣着せぬ言動をいとわないところもあり、野に放てば岸田政権に対してどんな批判を行うかわからない。場合によっては河野氏が「岸田倒閣運動」の急先鋒になる可能性もある。
そのために、閣内に残して対応の難しいマイナンバーカードの問題に忙殺させることで、総裁選への出馬準備をさせない腹づもりもあるかもしれない。もっと言えば、マイナンバーカードについての批判の矢面に立たせておくことによって、河野氏の総裁選への力を削ぐことも意図しているととらえられなくもない。
この河野氏は、必ずしも自らの派閥を持っているわけではない。あくまでも麻生派の一員であり、麻生氏の影響力も及ぶものと考えられる。結果、この人事によって、岸田氏がもっとも警戒しているのが茂木氏であるということが明らかとなったといえる。
続く後編記事『これは「岸田森内閣」だ…「小渕選対委員長」の背後にあった森元首相の「意向」』では、茂木氏の力を削ぐために岸田首相が採った策略と、今なお内閣改造に大きな影響を及ぼす「ドン」の存在について分析しよう。
白鳥 浩(法政大学教授)
8874
:
OS5
:2023/09/15(金) 08:17:03
https://gendai.media/articles/-/116232?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related
2023.09.15
# 政局
これは「岸田森内閣」だ…「小渕選対委員長」の背後にあった森元首相の「意向」
内閣改造の裏側を読む
白鳥 浩法政大学教授
プロフィール
2023年9月13日に岸田文雄首相は内閣改造と党役員人事を行った。「人事が好き」とも言われる岸田氏の意図はどこにあるのか。今回の内閣改造、党役員人事をどう読み解けばよいのか。
前編記事『河野、茂木をつぶせ! 岸田首相が実は恐れている自民党「岸田おろし」の爆弾』に引き続き、考えてみたい。
最大のライバル・茂木氏をつぶせ
今回の人事には、いかに岸田氏が茂木氏に対して様々な配慮と対策を行って、来年の総裁選への出馬を食い止めようとしているかが端的に示されているといってよい。
茂木氏は9月5日に、幹事長である限りは「岸田政権を支える」と発言した。つまり、これは裏を返せば、「幹事長でなくなれば、茂木氏は岸田政権を支える必要はなくなる」というようにも読める。党内第三派閥で50人以上のメンバーのいる茂木派が主流派から外れれば、今後の政権運営にも暗雲が立ち込める。
かといって、このまま幹事長職を継続させてしまえば、茂木氏に党内からの支持が集まっていくことも予想される。
というのも幹事長は、総裁が首相として官邸に出ている間は実質的に党の実務を取り仕切ることとなり、選挙における候補者の決定や、最終的な政策の決定などにも影響力を及ぼすことが出来る「権力のあるポスト」である。総裁への意欲を明確に示している茂木氏が幹事長を続けて、隠然たる権力を持ってしまっては、岸田氏もいつ寝首を搔かれるかわからない。
そこで、岸田氏が考えた対策が、小渕氏を党四役に抜擢することだった。同じ茂木派で主導権を争う小渕氏は必ずしも茂木氏とはそりが合わず、したがって茂木氏に対するけん制になる。つまり、茂木氏と小渕氏を党内で互いに競わせることで、岸田氏はその実を得て、茂木氏に権力が集中しすぎることを防ごうとしているとみることが出来る。
小渕氏を選対委員長に抜擢したことには別の意味もある。小渕氏は小渕恵三元首相の娘でもあるため、その彼女を要職に配することの意図も考えることが出来る。
第一に、公明党との関係の改善が見込めることがある。公明党が自民党の総裁を首班とする連立政権に参加したのは、1999年の小渕第二次改造内閣からであり、小渕元首相の娘を好意的に思っている公明党とのパイプを期待できる。
思えばここ最近、東京都において公明党と自民党との関係はぎくしゃくしていた。5月25日には公明側が「東京における信頼関係は地に落ちた」とすら発言し、東京の選挙協力も白紙となっていた。
9月4日には何とか東京での選挙協力にこぎつけ、合意文書を締結することが出来たが、こうした連立与党間のきしみについては、幹事長である茂木氏に責任があるという見方も強い。選挙協力に影響が出ないように、関係修復を期待するという意味で小渕氏を登用したという見方も出来る。
8875
:
OS5
:2023/09/15(金) 08:17:31
第二に、沖縄における選挙対策もある。小渕元首相は2000年のG8沖縄サミットの開催を決定し、それを記念して首里城の守礼門をデザインした2000円札を発行したことで知られる。残念ながら小渕氏はサミット前に亡くなってしまい参加は叶わなかったが、沖縄においてはいまだに一定の人気を持っている。そこで娘の優子氏を登用することで、基地問題などで県民の不満の矛先が自民党に向いても、一定の緩和効果が見込める。
小渕恵三元首相[Photo by gettyimages]
第三に、中国との関係についても一定の改善効果が見込まれる。中国とは処理水放出の問題で、中国側が日本産の海産物の輸入禁止などの措置を出したことで、厳しい関係にある。
しかし小渕元政権時の1998年には、中国の指導者として江沢民氏が初めて来日し、「平和と発展のための友好協力パートナーシップの構築に関する日中共同宣言(略称は日中共同宣言)」を発表して、日中の友好関係に尽力した。それに対して、中国側も一定の評価があり、日中関係の改善が期待できる。
そして最後に、何よりもこれは最大派閥である安倍派の実質的なオーナーである森元首相が強く推した人事であり、最大派閥の支持を得るためには岸田氏は、森氏の意向を聞かざるを得ないということがあった。
「岸田森内閣」の成立
今回の人事には、現在、政界にいない政治家の影響力の下に行われたと示唆する報道もある。
つまりこの人事は、故人である安倍元首相、青木元官房長官、そして現在議員バッジをつけていない森元首相らの影響力の下にあったことも取り沙汰されている。中でも森氏の影響力は注目すべきである。
安倍氏は現在の最大派閥である安倍派を作り上げた。この安倍派に対する配慮がなければ内閣改造、党役員の人事は成立しない。また、党内では、総裁への意欲を強く示している茂木氏に対する、生前の青木氏の否定的な評価も影響を与えたと考えられる。
とりわけ彼らの意向を強く代弁したのが森氏である。
森喜朗元首相[Photo by gettyimages]
岸田首相は森氏の意向を受け、いわゆる安倍派「5人衆」のうちの萩生田氏、西村氏、松野氏、高木氏を内閣や党の要職で処遇し、さらに小渕氏を党四役の選対委員長に抜擢した。
かつて1982年に中曽根内閣が組閣されたときに「田中曽根内閣」といわれたように、政権内部ではなく外部の影響を強く受けたことにならい、今回も森元首相の影響下にある岸田内閣として「岸田森内閣」という印象を持たれる可能性がある。
また、「大宏池会」を狙う岸田政権のキングメーカーである麻生派の領袖・麻生氏の意向も強く反映されているという。これも外部からの政権人事への影響ととらえられよう。
いずれにしても第四派閥出身という足かせから逃げ切れない岸田首相のこの内閣改造、党役員人事が、国民にどのように受け止められるか。今後も注意深い検討が必要だ。
8876
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OS5
:2023/09/17(日) 09:44:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1b111d5772e35c3257575e2be64132ba4ca9b57
「人事の岸田」がほくそ笑む…元野党議員を取り込んだ「恐ろしすぎる思惑」
9/17(日) 7:03配信
現代ビジネス
元野党議員が政務官に
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第2次岸田第2次改造内閣の最大の目玉は、国民民主党の参議院議員だった矢田稚子氏の首相補佐官就任ではなかったか。矢田氏は2016年の参議院選で、民進党の公認候補として比例区で当選。2018年に国民民主党に参加して副代表を務めたが、2022年の参議院選では15万9929票を獲得しながら落選した。
この時、自民党の越智俊之氏は11万8710票で最下位当選を果たし、立憲民主党も石橋通宏氏が11万1703票を獲得して3期目を制した。日本維新の会に至っては、最下位当選の青島健太氏の得票数は3万3553票に過ぎず、矢田氏の得票数よりはるかに少ないのだ。
にもかかわらず、矢田氏が落選したのは、国民民主党が比例区で315万9625票しか獲得できず、3人しか当選させられなかったことが原因だ。そもそも国民民主党は2022年の参議院選で「比例区で500万票の獲得」を目標に掲げたものの、その6割程度しか果たしていない。
落選後に会った矢田氏は、「次の選挙は出ない」とやや厳しい表情で筆者に語った。ちょうど、矢田氏が支持母体の電機連合の政治アドバイザーを辞任した頃のことだった。それでも矢田氏は、議員時代に事務局長を務めた「政治分野における女性の参画と活躍を推進する議員連盟」の活動などに顔を出していた。その様子は「政治の現場でまだまだやりたいことがある」と言いたげに見えた。
参議院議員時代に取り組んだ少子化対策や子育て問題、とりわけ矢田氏自身が経験に基づいて訴えてきたヤングケアラーの問題は、ようやく国が調査に乗り出し、中学生の17人に1人、全日制の高校生の24人に1人が「世話をしている家族がいる」ことが判明。国民民主党は2022年2月、「児童福祉法の一部を改正する法案(ヤングケアラー支援法)」を参議院に提出した。
こうした業績を考慮するなら、矢田氏に補佐官として任せるべきジャンルは自ずから明らかになるはずだ。しかし岸田文雄首相は矢田氏を「賃金・雇用担当補佐官」に任命した。ちなみに矢田氏が在籍した国民民主党のスローガンは「給料を上げる。国を守る」で、賃金・雇用は国民民主党の“1丁目1番地”といえる政策だ。
よって岸田首相が矢田氏を首相補佐官に任命したことは、矢田氏の党籍がすでにないとはいえ、どうしても国民民主党に対する“取り込み”を連想させてしまう。さらに国民民主党が矢田氏が首相補佐官に就任したことを歓迎しているように見えることも、そうした印象を強めている。
8877
:
OS5
:2023/09/17(日) 09:44:32
前例はあるものの…
さらなる「大物」を狙っているとされる岸田首相[Photo by gettyimages]
だが厳密には、そうともいえない面もある。たとえば9月15日の榛葉賀津也幹事長の会見では、榛葉氏は冒頭発言で補佐官就任ニュースを紹介し、矢田氏を「元国民民主党の仲間」と述べたが、筆者が「矢田氏は現在の仲間なのか、かつての仲間なのか」と質問すると、「友達だ」と微妙にはぐらかした。
なお野党出身の元国会議員が自民党政権で補佐官に就任したのは、矢田氏ばかりではない。民主党政権時に文科副大臣を務めた鈴木寛氏の例がある。
鈴木氏は経済産業省から慶應義塾大学助教授を経て、2001年の参議院選で民主党の公認候補として東京選挙区で初当選した。2期12年の任期の中で文科副大臣を2期務めたが、2013年の参議院選で落選。その翌年10月には安倍政権で文科省参与に就任し、2015年から文科大臣補佐官を4期務めた。
しかし鈴木氏が矢田氏と異なるのは、初出馬の際には民主党のみならず自民党も、鈴木氏に政界入りを勧めた点だ。当時の自民党は内閣支持率が低かった森喜朗政権だったため、鈴木氏は民主党を選択した。
その一方で矢田氏は労組出身で、自民党から政治の世界へ誘われた可能性はほとんどない。それだけ自民党政権への距離は遠く、ハードルは高いといえた。
にもかかわらず、矢田氏が岸田首相からの「一本釣り」に喰いついたのは、やはり「自分のいる場所」を見つけたかったからではないか。これは周囲から反対があったために実現しなかったが、今年4月に行われた大阪市長選に自民党側から出馬の打診があった時、矢田氏は前向きの姿勢を示したという。
そのような情報が官邸に伝わった結果、矢田氏の補佐官就任に繋がったのだろう。そして岸田首相は今度は矢田氏を“餌”にして、さらなる大物を釣り上げようとしているのだ。
それは国民民主党なのか、あるいは労組なのか。岸田首相は今回の改造内閣を「変化を力に代える内閣」と命名した。ならば自民党にこれまでなかった異質なものを官邸に取り込むことこそ、岸田政権の力の源泉になるに違いない。そしてパワーを得た後、一気に衆議院解散に突き進む。「人事を尽くして天命を待つ」のではなく、「“人事”を描いて運命を紡ぐ」。それが岸田首相のやり方なのかもしれない。
安積 明子(政治ジャーナリスト)
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OS5
:2023/09/17(日) 09:48:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/5eda95c106f32c2a243835187811d2af983901ad
茂木幹事長留任の舞台裏 「相談だが…」岸田首相が切り出した党人事
9/16(土) 22:10配信
産経新聞
臨時総務会を終え、カメラに向かってポーズをとる自民党新執行部(左から)小渕優子選対委員長、森山裕総務会長、麻生太郎副総裁、岸田文雄首相(党総裁)、茂木敏充幹事長、萩生田光一政調会長=13日午前、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)
13日に行われた内閣改造・自民党役員人事の最大の焦点は、茂木敏充幹事長の去就だった。
「留任をお願いしたい。ついては相談だが…」
11日午後、東京・永田町の自民党本部総裁室。外遊から帰国したばかりの岸田文雄首相(総裁)は茂木氏にこう切り出した。相談とは、閣僚として処遇しきれない各派閥の推薦議員を党の要職で起用することだった。
■派内に根強かった「主戦論」
茂木派(平成研究会)所属の小渕優子元経済産業相を選対委員長に、週刊誌で妻の元夫死亡をめぐる捜査が取り沙汰された木原誠二官房副長官を幹事長代理に起用する考えも伝えた。
「もちろんいいですよ」。快諾した茂木氏だが、派内には幹事長続投の打診があっても辞退し、来年の党総裁選出馬に備えるべきだとの主戦論が根強かった。茂木氏も一時は無役となる選択肢を検討したが、経済再生や安全保障が喫緊の課題となる中、自らが政局の火種となるべきではないとの考えに傾いた。
留任の感触はそれ以前から得ていた。人事の時期が迫っても、首相からは国民民主党との距離感など先々の重要案件について意見を求められていた。留任報道が飛び交っても、首相から報道を否定する連絡もなかった。続投との見立ては、ともに首相を支える麻生太郎副総裁とも一致した。
■小渕氏にゴーサイン
幹事長人事に並んで注目を集めたのが、小渕氏の党四役抜擢だった。
「了解してる。受けてもらって構わない」
11日夜、茂木氏は選対委員長の打診を受けたと報告してきた小渕氏にゴーサインを出した。10月の衆参補欠選挙や次期衆院選を控え、派閥の部下にあたる小渕氏が選対委員長に就けば指示や連携がしやすい。茂木派が党四役のうち2つを握れば派閥の存在感もさらに増す。
小渕氏の起用で首相が茂木派の分断を図った―。12日以降はこうした見方が広がった。将来を嘱望される小渕氏だが、過去の政治資金問題が尾を引いて表舞台からは長らく遠ざかっていた。この間、派内で求心力を増した形跡もない。茂木氏にとって「派閥分断」という解釈は意外だった。
■遠のいた総裁選出馬
首相も第3派閥の領袖に気を使った。人事当日の13日朝、党本部で麻生、茂木両氏と面会した際にはこう伝えた。
「いろいろ書かれているが、派閥に対して何かするという気持ちは全くないので」
茂木派は今回の人事で幹事長と選対委員長に加え、3つの重要閣僚ポストを獲得し、主流派としての地位を固めた。一方、首相を支える道を選んだことで茂木氏の総裁選出馬は遠のいた。13日の就任会見では「岸田政権を支えていく。それに尽きる」と明言した。
とはいえ、政界一寸先は闇。首相も一年後の口約束など意味を持たないことを理解してか、留任を条件に総裁選での支持を求めることは最後までなかった。(石鍋圭)
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OS5
:2023/09/17(日) 09:49:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/60b052d50a7adf0ea9e22b8879bba86ad999217d
「自公国」連立へ首相布石 補佐官に異例の野党出身者 岸田政権
9/16(土) 7:12配信
時事通信
首相補佐官の辞令交付後、矢田稚子氏(左)と撮影に応じる岸田文雄首相=15日午後、首相官邸
岸田文雄首相は15日、国民民主党副代表を務めた矢田稚子元参院議員を首相補佐官に抜てきした。
野党出身者の補佐官起用は極めて異例で、自民、公明両党の連立政権に国民を加える「自公国」連立へ布石を打ったとの見方が与野党に広がる。ただ、国民を支持する連合は連立に反対で、構想の先行きは不透明だ。
「適材適所の考え方で首相が判断した。これ以上申し上げることは差し控えたい」。松野博一官房長官は15日の記者会見で、今回の人事は自公国連立への布石かと問われると、こう述べるにとどめた。首相官邸で同じ質問を記者団から受けた矢田氏も「私は関知していない」と語った。
自公国連立構想は菅政権時代に自民内の一部で浮上。昨年12月に機運が高まったものの、国民内で慎重派の意見が強まり、暗礁に乗り上げた。しかし、2日の国民代表選で与党寄りの姿勢が目立つ玉木雄一郎代表が再選されると自民内で再燃。13日の内閣改造では国民幹部を入閣させる案も取り沙汰された。
自民内で検討されているのは、「政策協議」「閣外協力」などと段階を追って国民との間合いを詰める案だ。矢田氏は連合に加盟する電機連合の元組織内議員で、関係者によると、連合の芳野友子会長と良好な関係にある。自民関係者は「今回の人事は連合とのパイプづくりが狙いだ」と説明。閣僚経験者は「将来の連立に向けた布石だ」と言い切った。
首相は14日、公明党の山口那津男代表に電話し、「矢田氏を補佐官に起用したい。ご承知おきください」とわざわざ伝えた。公明は国民の連立参加には慎重とみられ、修復の途上にある自公関係が再び悪化しないよう配慮したようだ。
国民の反応は割れている。玉木氏は15日、東京都内で記者団に、矢田氏は8日に国民顧問を退任したため補佐官就任は知らなかったとしつつ、「現場の声を届けてくれる」と期待感を表明。一方、連立慎重派の一人は「国民幹部が裏で動いたのではないか」と疑心暗鬼に陥っている。
立憲民主党は反発している。泉健太代表は15日、都内で記者団に「違和感がある。政治的人事と言われても仕方がない」と批判した。立民支持と国民支持の労組を抱える連合の関係者は「連合が壊れる」と悲鳴を上げた。
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