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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

8264チバQ:2022/08/21(日) 21:45:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/75cbe6f9549c882839bc2d40995a31e7c5eb2c63
安倍派を服従させ、菅元首相を完全につぶす…岸田首相の「優等生内閣」にある冷徹な政治意図を解説する
8/10(水) 19:16配信


岸田文雄首相は8月10日、内閣改造と自民党役員の人事を行った。そこにはどんな意味があるのか。政治ジャーナリストの鮫島浩さんは「安倍派を服従させたうえで、菅元首相の影響力を排除するという狙いが読み取れる」という――。

■「凡庸な人事」に込められた岸田首相の野心

 何とも代わり映えのしない顔ぶれである。勉強ができる「優等生内閣」という評もあるが、筆者は「いつか見た内閣」と命名したい気分だ。

 岸田文雄首相が8月10日に実施した内閣改造・自民党役員人事はまったく面白味に欠ける内容に終わった。9月上旬に予定していた人事を大幅に前倒しした狙いは、いったい何だったのだろう。そう首を傾げる読者も少なくないのではないか。

 しかし、サプライズのカケラもなくどこからみても凡庸なこの人事には、恐るべき政治的意味が込められている。

 今回の人事は、安倍晋三元首相が凶弾に倒れて政界から突如退場し、最大派閥・清和会(安倍派)が旧統一教会(世界平和統一家庭連合)問題の直撃を受け金縛り状態にあるなかで電撃的に断行された。

 後世、日本政界にこの20年続いてきた清和会支配を終焉(しゅうえん)させ、長らく低迷してきた宏池会(岸田派)時代へ移行する大きな節目と位置づけられるに違いない。

 2001年の清和会支配の幕開けとなった小泉純一郎政権の劇場型政治とは裏腹に、国民の関心とは遠く離れた閉鎖的な永田町で目立たぬように進んだ清和会時代の終焉と宏池会への権力移行――。今回の人事の政治史的意味をじっくり解説していこう。

■中枢ポスト維持、岸田―麻生体制はより強固に

 岸田首相は今回の人事で、自民党のキングメーカーである麻生太郎副総裁(麻生派)と麻生氏に従順な茂木敏充幹事長(茂木派)、内閣の要である松野博一官房長官(安倍派)、林芳正外相(岸田派)、鈴木俊一財務相(麻生派)を留任させた。

 政権中枢ポストはそのまま維持し、岸田―麻生体制をより強固にするという狙いはいかにもシンプルだ。

 厚生労働相の加藤勝信氏(茂木派)と防衛相の浜田靖一氏(無派閥)は再登板。デジタル相には河野太郎・元行政改革相(麻生派)、経産相には西村康稔・元経済再生相(安倍派)。山際大志郎経済再生相(麻生派)は留任。このあたりの人選は「いつか見た内閣」といったイメージをかき立てる。

 自民党政調会長だった高市早苗氏(無派閥)は経済安全保障相に、経済産業相だった萩生田光一氏(安倍派)は自民党政調会長に、自民党選挙対策委員長だった遠藤利明氏(谷垣グループ)は総務会長に横滑り。このあたりはポストをたらい回しにしているだけだ。

 初入閣組は9人で岸田政権発足当初の13人から大きく減った。寺田稔総務相(岸田派)、永岡桂子文科相(麻生派)、西村明宏環境相(安倍派)、谷公一国家公安委員長(二階派)らは各派閥の入閣待望組の推薦をそのまま受け入れた順送り人事である。

 旧統一教会と自民党の濃密な関係に世論の批判が高まるなかで、新閣僚に新たな問題が発覚して内閣支持率がさらに下落するのは避けたい。そうしたなかで「守りの人事」になった側面は否めない。

8265チバQ:2022/08/21(日) 21:46:10
■起用されなかった「影の主役」――福田前総務会長と菅元首相

 それにしても話題を集めようがない布陣である。わざわざお盆休みの前に人事を前倒しして、夏休みの間に人事があったことを忘れてもらいたいという狙いを込めているのではないかと勘繰りたくなるような人選だ。

 では、今回の人事が政局的に何の意味もなかったのかというとそうではない。

 今回の意味は「起用された人」よりも「起用されなかった人」に注目しなければわからない。それは福田達夫前総務会長(安倍派)と菅義偉前首相(無派閥)だ。今回の「影の主役」はこの二人だった。

 この二人を外す人事の意味をより深く理解するには、安倍亡き自民党で随一のキングメーカーとなった麻生氏と、麻生氏を後ろ盾に首相の座をつかんだ岸田首相の二人が描く今後の政局の道筋についてあらためて確認しておく必要がある。

 参院選が終わり、しばらく国政選挙はない(次の参院選も2025年夏。衆院議員の任期満了は2025年秋。永田町では国政選挙を気にすることなく政権運営できる「黄金の3年間」とささやかれている)。

 岸田首相の自民党総裁任期は2024年秋まで。当面は選挙を気にすることなく政権運営に専念できる。岸田首相と麻生氏にとって今回の人事で国民的人気を引き寄せ、内閣支持率を引き上げなければならない切迫した事情はない。

 むしろ二人にとって今必要なのは、自民党内の基盤を強固にすることである。その意味で今回の人事が「国民向け」とはならず、「党内向け」になったのは当然の帰結であったといえるかもしれない。

■福田氏が総務会長を外された意味

 麻生氏には野望がある。祖父・吉田茂の直系である池田勇人が旗揚げした老舗派閥・宏池会は清和会支配のなかで分裂・弱体化した。その流れをくむ麻生派、岸田派、谷垣グループを再結集して「大宏池会」を再興し、清和会をしのぐ最大派閥に躍り出て、伝統ある自民党史に新たな章をつくることである。

 岸田政権発足後、安倍氏の求める「高市幹事長、萩生田官房長官」の人事案を拒絶し、安倍氏の地元・山口県の政敵である岸田派ナンバー2の林氏を外相に抜擢してポスト岸田の一番手に位置付ける人事を断行した。

 さらには清和会の安倍系と福田系の抗争の歴史を踏まえ、福田赳夫・康夫元首相に続く三代目の福田氏を自民党総務会長に、松野氏を官房長官に抜擢し、安倍氏の影響力をそぐ人事を露骨に展開した。安倍長期政権下で続いた安倍氏と麻生氏の蜜月関係は最大派閥の座をめぐる駆け引きが激化し、すでに終わりを告げていた。

 参院選後の内閣改造・党役員人事は麻生氏にとって、もともと清和会支配を終焉させ、大宏池会再興を進める第一歩に位置付けられるものだった。

 そこで福田氏を重要閣僚に抜擢して安倍氏後継の最有力候補に引き上げ、清和会内部の安倍系と福田系の抗争をあおり弱体化させていくシナリオを描いていたのである。

■安倍派を弱体化させるシナリオは不要になった

 そこへ予期せぬ事件が起きた。安倍氏が凶弾に倒れ、清和会はリーダー不在となったのである。安倍氏は三度目の首相返り咲きの芽を残すため、後継者を絞っていなかった。

 安倍系筆頭格である下村氏をはじめ、安倍氏のお気に入りだった稲田朋美元防衛相、衆院に鞍替えして総理総裁を目指す意欲をみせている世耕弘成参院幹事長、萩生田氏、西村氏ら安倍系に加え、福田系の福田氏や松野氏を含めて、清和会は安倍氏後継をめぐる群雄割拠の内部抗争で岸田首相や麻生氏が外から手を突っ込まなくても自滅しそうな状況に陥ったのである。

 しかも安倍氏をはじめ清和会全体と旧統一教会の濃密な関係が露見したことで清和会は身動きがとれない状況になった。

 下村氏は文部科学相時代に旧統一教会の名称変更を認めたことに批判が殺到し、福田氏は記者会見で自民党と旧統一教会の関係が「何が問題かわからない」と言い放って集中砲火を浴びた。

 清和会は支柱を失って崩壊状態となり、当面は集団指導体制をとることを決定。求心力は大幅に陰り、岸田首相と麻生氏にとっては大宏池会再興を進めて清和会に取って代わる絶好の機会が訪れたのだ。

8266チバQ:2022/08/21(日) 21:46:44
■「安倍亡き安倍派」を掌握した岸田首相と麻生氏

 ここで岸田首相や麻生氏ら宏池会側が老獪だったのは、福田氏を安倍氏の実弟である岸信夫防衛相の後継に抜擢する案を流したことだろう。福田氏が重要閣僚に引き立てられれば、清和会会長の有力候補としての地位を固めることになる。福田氏の先輩格にあたる萩生田氏や西村氏らにとってこれは受け入れ難い人事だった。

 今回の人事に際し、現職閣僚だった萩生田氏や清和会事務総長の西村氏は岸田首相や麻生氏、茂木氏らと接触した。

 宏池会関係者は「萩生田氏や西村氏は福田氏の重要閣僚起用を何としても阻止するよう、岸田首相や麻生氏に懇願した。岸田首相と麻生氏はこれを受け入れ、その代わりに岸田政権への忠誠を誓わせたという構図です」と話す。

 清和会を支配下に置く狙いはここに完成した。萩生田氏の政調会長起用と西村氏の経産相起用は、清和会が大宏池会の軍門に下ることを示す象徴人事といっていい。

 「萩生田氏や西村氏はすこしでも楯突くそぶりをみせたら福田氏を抜擢されてしまう恐れがあり、もはや岸田首相や麻生氏には逆らえません」(宏池会関係者)。

 いちばん割を食ったのは、安倍系の下村氏や稲田氏、世耕氏らだが、萩生田氏と西村氏を引き抜かれたうえに、旧統一教会問題の直撃を受けて岸田政権に反旗を翻す余裕はないと足元をみられている。今回の人事で岸田首相や麻生氏は安倍亡き清和会をかなり掌握した。

 清和会をしのぐ大宏池会の再興に動いても清和会を挙げて反旗を翻すことはないという手応えを感じたに違いない。

■これは完全な「菅つぶし」人事である

 もうひとり、今回の人事で外されたのは菅氏である。菅氏については副総理格で入閣させるのではないかという臆測が広く流布されていた。

 岸田首相は菅氏とまったくそりがあわない。麻生氏も菅氏とは安倍政権下でことごとく対立し、最大の政敵ともいえる存在だ。自前の派閥を持たず党内基盤の弱い菅氏を無役で干し上げて影響力を一掃するのは、岸田政権発足当初からの方針だった。

 だが、菅氏をあまりに追い詰めると、清和会の不満分子と結託して岸田政権に反旗を翻す恐れがある。それはやっかいだ。そこで副総理格で閣内に取り込み、菅氏の動きを封じる構想が岸田政権内にあったのは事実である。

 清和会は安倍氏が退場したうえ、旧統一教会問題が直撃して一気に弱体化し、萩生田氏や西村氏を中心に宏池会支配に従順になった。菅氏を野に放って清和会の一部不満分子(下村氏や稲田氏ら)と結託したところで、もはやさほどの脅威にはならない。

 岸田首相や麻生氏はそんな手応えを感じ、心置きなく菅氏を外すことができたのである。これは完全な「菅つぶし」人事だ。菅氏にとっての最大の誤算は清和会が予想を超えるスピードで弱体化してしまったことだった。

■河野太郎氏の入閣は「菅つぶし」の一環

 菅氏は安倍長期政権下の官房長官時代にその地位を利用し権力基盤を築いた。この先2〜3年、国政選挙や自民党総裁選が予定されていない「凪」の時代、無役のまま求心力を維持するのは容易ではない。できれば副総理格で入閣し、そのポストを復権への足掛かりにして求心力を維持したいところだった。

 岸田首相と麻生氏から明確に決別された今回の人事はかなりの痛手だ。菅氏は8月8日収録のCS番組で入閣の意欲を問われ「閣内でということで限定すれば、そこは考えていない」と答えた口調は弱々しかった。岸田首相や麻生氏が自らを入閣させる気がないことを事前に察し、この先の展望が閉ざされたショックを隠し切れなかったのだろう。

 さらに菅氏にとって岸田―麻生体制に立ち向かう最大のカードである河野氏を閣内に取り込まれたのも厳しい。

 河野氏は地元・神奈川つながりで築いてきた菅氏との連携を維持するつもりはあっても、菅氏に同調してこの先2〜3年も冷や飯を食い続ければ存在感が埋没することを恐れたに違いない。河野氏入閣にも岸田首相と麻生氏の「菅つぶし」の徹底ぶりがうかがえる。

8267チバQ:2022/08/21(日) 21:47:03
■もはや脅威ではなくなった

 菅氏としては二階俊博元幹事長や石破茂元幹事長、小泉進次郎元環境相らとの連携を強化するしかないが、二階氏は高齢のうえ幹事長を離れた後は存在感が急速に薄れている。石破氏も「過去の人」になった感は否めない。

 小泉氏ら菅シンパも岸田政権の長期化が見込まれるなかで菅氏と徐々に距離を置く可能性もある。安倍政権が石破氏を見せしめのように冷遇することで求心力を増したように、岸田政権は菅氏を徹底的に干し上げることで求心力を高めるのではないか。

 菅氏の盟友である日本維新の会の松井一郎代表は、すでに政界引退を表明しており、菅氏は手詰まり感を深めそうだ。

 公明党・創価学会は岸田首相や麻生氏との接点が薄く、菅氏を自民党との交渉窓口にしてきたが、早ければ9月にも予定されている山口那津男代表から石井啓一幹事長への世代交代を踏まえ、岸田政権の長期化をにらんで新たなパイプづくりを模索することになるだろう。

■安倍派を制圧…清和会から宏池会の時代へ

 まったく面白味に欠ける内閣改造・自民党役員人事だったが、岸田首相と麻生氏にとっては清和会をほぼ制圧し、最大の政敵である菅氏に大打撃を与え、自民党内の権力基盤を着実に固めるものになった。

 自民党は清和会時代から宏池会時代へ確実に移行したといっていい。

 その強固な体制のなかで岸田政権が次に目指すものは何か。安倍氏の悲願であった憲法改正は後景に退くであろう。ここでも旧統一教会の憲法観と自民党の憲法改正案が似通っているという世論の批判を口実にすることができる。

 池田勇人、大平正芳、宮澤喜一ら大蔵省(現財務省)出身の首相を輩出した宏池会の悲願は、憲法改正ではなく、消費税増税だ。

 財務相を9年近く務めた麻生氏がキングメーカーとして君臨するなかで大宏池会が再興し、最大派閥として自民党支配を確立した先にあるのは、消費税増税であろう。



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鮫島 浩(さめじま・ひろし)
ジャーナリスト
1994年京都大学を卒業し朝日新聞に入社。政治記者として菅直人、竹中平蔵、古賀誠、与謝野馨、町村信孝らを担当。政治部や特別報道部でデスクを歴任。数多くの調査報道を指揮し、福島原発の「手抜き除染」報道で新聞協会賞受賞。2021年5月に49歳で新聞社を退社し、ウェブメディア『SAMEJIMA TIMES』創刊。2022年5月、福島原発事故「吉田調書報道」取り消し事件で巨大新聞社中枢が崩壊する過程を克明に描いた『朝日新聞政治部』(講談社)を上梓。YouTubeで政治解説も配信している。
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ジャーナリスト 鮫島 浩

8268チバQ:2022/08/21(日) 21:49:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e791654f5aa784b41fed1b477c27a044d8effd8
林芳正外相 戦後どの外相も経験のない難局に挑む「困ったときの林さん」 経歴からすれば「親中派」というより「親米派」!?
8/18(木) 17:00配信


林芳正外相

【政界マル秘紳士録】

自民党内では「困ったときは林(芳正)さん」と言われる。幅広い分野の政策に精通し、答弁能力に優れ、誰もが尻込みするような難しい仕事をそつなくこなすからである。

実際、林氏は2015年、「政治とカネ」の問題で辞任した西川公也農水相の後任として急きょ登板、農協改革などの取りまとめに奔走した。また、17年には加計学園をめぐる騒動でガバナンスが揺らぐ文科省に大臣として乗り込み、立て直した実績を持つ。

林氏の政策の守備範囲は広い。党税制調査会のインナーメンバーを務めるほど財政・経済に精通する一方、外交、安全保障は海外の専門家と英語で議論するほどだ。さらに、最近は農水相や文科相も経験し、食料政策や文教、科学技術政策への造詣を深めている。要するにオールラウンドプレーヤーなのである。

東大法学部を卒業後、三井物産に入社。その後、林家のファミリー企業であるサンデン交通、山口合同ガスに入社。山口合同ガスでは、工事現場でガス管を埋める穴掘り作業という肉体労働も経験している。その後、米国のハーバード大学大学院に入学、ハーバード大学ケネディスクールに入学。この間、米下院議員、スティーブ・ニール氏の銀行委員会スタッフ、米上院議員、ウィリアム・ロス氏の国際問題アシスタントを務めた。

林氏は代々続いた政治家の血筋である。高祖父の林平四郎、祖父の林佳介も衆院議員。父の義郎氏も衆院旧山口1区から9回当選し、厚生相(現厚労相)や蔵相(現財務相)を歴任した。

また、大分県の広瀬勝貞知事は義理の叔父でもある。林氏が持つ大人(たいじん)の風格は、こうした家系も影響しているのかもしれない。

1995年の参院選で初当選。2021年に5期務めた参院議員を辞して、衆院山口3区にくら替え、当選を果たした。すでに衆参を通じて26年を超える議員歴を持つ。昨年の衆院選後に発足した第2次岸田政権で自民党幹事長に就任した茂木敏充氏の後を受けて外相に就任した。

日中友好議員連盟の会長を務めたため、一部に「政界屈指の親中派=媚中派」として批判する向きもある。ただ、林氏の経歴からすれば、むしろ「親米派」というべきだろう。そもそも、わが国を取り巻く情勢を考えれば「親中派」「親米派」に色分けして、非難合戦を繰り広げるいとまはないのではないか。

台湾海峡をはじめとする緊迫した状況で、いかに国益や平和を守っていくか。林氏が直面する課題は、戦後、どの外相が経験したよりも難しい局面にある。「困ったときの林さん」の真骨頂を発揮できるかが問われる。 (政治評論家・伊藤達美)

8269チバQ:2022/08/22(月) 21:00:34
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/nation/hochi-20220820-OHT1T51228.html
【井上咲楽の本音】小倉少子化担当相登用は二階派の力をそぐ狙いか
2022/08/21 12:00スポーツ報知

【井上咲楽の本音】小倉少子化担当相登用は二階派の力をそぐ狙いか

井上咲楽

(スポーツ報知)

 まさかのお盆直前に内閣改造が行われました。岸田文雄首相は、各派閥に配慮して、どんな人事を構成するのかな〜と思っていましたが、安倍派後継者争いの筆頭である西村康稔経産相、萩生田光一政調会長、松野博一官房長官の3人を全員登用しましたよね。3人が頑張った分だけ、岸田氏の手柄になり、それぞれの仕事ぶりがこれから試されると思います。

 内閣改造も終わり、一段落したかと思いきや、旧統一教会と政治家の関係に関する報道は一向に収まる気配がありません。看板人事だった萩生田氏も、6月に生稲晃子氏とともに関連施設を訪問していたことが明らかになり、本人も「反省している」と述べられていました。今後の内閣支持率にも影響が出る可能性がありますよね。

 次の選挙では旧統一教会からの支援は一切なくなるわけで、これまで支えられていた議員もいたと思いますが、その方々はちょっと大変になるのかな。世論は、スパッと関係を断ち切ることを求めていますから。岸田氏は内閣改造を終えても、まだしばらくは頭を抱える日々が続くのではないでしょうか。

 ちなみに私が今回、初入閣で注目したのは二階派・小倉将信少子化担当相です。二階派にも入閣を目指す待機組がたくさんいる中で、岸田氏は若手の小倉氏を登用しました。岸田氏は二階派の力をそぐ狙いがあったのではないかなと思いました。再入閣した河野太郎デジタル相は、仕事ぶりがとても楽しみですね。次期総裁選も狙っているでしょうが、破天荒な部分もいいふうに出ればいいなと期待!

 留任した茂木敏充幹事長、林芳正外相は実力を発揮し、着実にポスト岸田への道を歩んでいるなと感じました。私は、結構前から「林氏は首相候補」と言っていたんですが、その時は皆から鼻で笑われていたのに、急浮上しています。この2人に河野氏、高市早苗経済安全保障担当相も手を挙げると面白くなってきますね!(タレント・井上咲楽)

8270チバQ:2022/08/22(月) 21:27:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/13fc434deba175c734a02d3979badce22134dbf7
防衛強化と財政規律両にらみ 浜田防衛相、国民理解へ見せ場
8/22(月) 21:04配信

産経新聞
産経新聞社とFNNの合同世論調査では、「台湾有事」への脅威を「大いに感じる」「ある程度感じる」とする回答が計88・2%にのぼった。10日の内閣改造で再入閣した浜田靖一防衛相は当選10回のベテランで、今後の防衛費増額の議論に向けて「絶妙な人事」(防衛族議員)など評価がある一方、防衛費が急激に膨らむことには国民の不安もくすぶる。浜田氏は国民の理解を得ながら、日本を取り巻く厳しい安全保障環境に対応できるか。

防衛相は本来、中堅議員の登竜門ポストだが、今回は年末にかけて国家安保戦略など戦略3文書改定と防衛費の大幅増額という大役を任される。しかも、防衛力強化の旗振り役だった安倍晋三元首相が不在の中、国防族議員ら大幅増を求める積極派と、財政規律を重んじる慎重派の双方を納得させなければならない。

浜田氏は平成20〜21年に麻生太郎内閣で防衛相を務め、防衛族議員の最重鎮の一人。性急な防衛費増額の議論とは一線を画しつつも、防衛力強化にも強い意思を示してきた。党安保調査会の会合で「本当に(防衛力強化を)やるなら本気で戦う覚悟を持たなければならない」との趣旨を発言し、奮起を促したという。安保政策に精通すると同時に、予算全体への目配りも欠かさない浜田氏の登板について、防衛族議員は「重しになる存在」「最適解の一つだ」と語る。

防衛費の具体的な数字目標が先行することを警戒する岸田文雄首相としては、浜田氏の登用で積極派ににらみを利かせたい考えだ。浜田氏は就任初日に安倍氏の側近だった島田和久前事務次官を大臣政策参与から降格させる動きを見せた。

今秋想定される臨時国会や年末の令和5年度予算案の編成に向け、防衛力強化に慎重な公明党との調整や財務省との折衝が本格化する。無派閥でしがらみがなく、党国会対策委員長などを歴任し、多彩な人脈を持つ浜田氏の見せ場となりそうだ。(市岡豊大)

8271チバQ:2022/08/23(火) 20:05:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/24161a33afa5bd367b5db21cf7442453befb0fef
首相コロナ感染で波紋 「岸田マジック」息切れか 危機管理不足と油断の指摘相次ぐ 菅前首相との対比も
8/22(月) 21:51配信
カナロコ by 神奈川新聞
左から菅義偉前首相、岸田文雄首相(資料写真)

 岸田文雄首相の新型コロナウイルス感染が21日に判明した。6日間の夏休みを取り、22日から公務に復帰する予定だった。外遊見送りなど影響や波紋が広がったお盆明けの同日、対応に追われる霞が関や永田町では危機管理不足や油断を指摘する声が相次いだ。菅義偉前首相(衆院神奈川2区)との対比まじりの批判も聞かれ、就任1年で衆参両院の選挙を勝ち抜いた「岸田マジック」も息切れ気味だ。 

 「ゴルフや温泉を満喫して『さあ仕事』という時に感染とは。さぞかし本人もばつが悪いだろう」。ある省庁の幹部は推測した。先の内閣改造はタイミングがお盆のさなかとあって、各省庁に戸惑いが広がったばかり。官僚の間では「総理は将来の感染を予測して組閣を急いだのではないか」との冗談も聞かれた。

 実績がまだない中で迎えた総選挙を突破、感染拡大の下でも高い支持率を維持して参院選も乗り切った。関係者の間で語られる岸田首相の「強運」の背景が「菅総理の置き土産」だ。「高齢者医療費負担の増額」「福島第一原発処理水の海洋放出」の方針決定である。「菅総理が在任中に処理して岸田さんに持ち越さなかった。これなくして両院選挙の勝利はなかった」(内閣府職員)との理屈だ。

 それだけに関係者の間では、菅前首相の昨年8月の過ごし方を引き合いに現首相の行動への疑問が広がる。当時、官邸から公表された総理日程によると前首相が休んだのは議員宿舎で過ごした29日のみ。21日午前に人間ドックの再検査に出向いた以外は全て公務や面会をこなした。自民党幹部は「五輪やパラリンピックがあったからだが、菅総理は業務を優先して会食などそれ以外の活動は自粛した」と振り返り、「2大国政選を乗り切った岸田総理には油断があるようだ。菅さんのような緊張感が足りない」と苦言を呈した。 

 官邸では7月から松野博一官房長官をはじめ秘書官らの感染が相次いでいた。そんな中でも岸田首相は会食を続け、夏休みも家族で旅行に出向いている。野党は「危機管理がなっていない」(立憲民主党幹部)と追及の構えだ。官邸スタッフは「ここへ来て旧統一教会の問題など悪い材料ばかり。感染まで政局にされてはたまらない」とため息をついた。

神奈川新聞社

8272チバQ:2022/08/23(火) 20:07:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea9ddbf13fda950212327bde97f1be350a9b0f69
世論の風当たり強く…岸田首相「三重苦」の様相
8/23(火) 9:54配信

西日本新聞
亡くなった安倍元首相に黙とうをささげる自民党総裁の岸田首相=7月

 約1週間の夏休みを終え、22日から公務を再開した岸田文雄首相が政権発足以降、最大の試練を迎えている。21日には自身の新型コロナウイルス感染が判明し、30日まで公邸内にとどまる事態に。10日に断行した人事の刷新感は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と接点を持つ政務三役や党幹部の起用により早々に吹き飛んだ。賛否が割れる安倍晋三元首相の国葬を含め、いずれも世論の風当たりは強く、さながら「三重苦」の様相を呈している。


 22日夜、療養中の公邸からリモートで取材に応じた首相は「自分が感染する事態を想定し、万が一の場合に備えてきた」と強調した。予定していた外国訪問や国際会議への参加もオンラインで対応し、「可能な限り、通常同様の対応を行っていきたい」と語った。

 「国政に支障が出ないよう万全を期している」と胸を張る官邸サイド。これに対し、インターネットを中心に非難の声は絶えない。

 官邸内では7月以降、松野博一官房長官や首相秘書官らの感染が相次いだものの、首相は夜の会食を継続。感染が確認される直前には、家族と茨城県でゴルフをしたり、静岡県内を旅行したりしていた。「トップとしての責任感が薄い」。自民関係者からも厳しい指摘が。一般の人が受けにくくなっているPCR検査を、首相の陽性判定に使ったことも、ネット上で火に油を注ぐ形となっている。

 新型コロナを巡っては先週の段階で、全国の1日当たりの新規感染者数が過去最多を更新するなど、「第7波」の猛威が続く。首相はこの日、「保健所や医療機関のさらなる負担軽減策を一両日中に示したい」と語ったものの、「なぜ早めに手を打てなかったのか。遅きに失している」との声が政府内からも漏れる。

 19日の衆院厚生労働委員会の閉会中審査で「危機感が足りない」(立憲民主党の長妻昭氏)と追及を強めていた野党に、首相の感染はさらなる攻撃材料を与えた格好となり、自民中堅は「タイミングが最悪だ」と嘆いた。

 旧統一教会の問題も、政権の逆風となっているのは明らかだ。共同通信社が10日の内閣改造を受けて行った世論調査で、自民や所属議員の「説明が不足している」との回答は89・5%に。毎日新聞が22日に報じた調査結果では、岸田内閣の支持率は前回7月より16ポイント急落。お盆休みを挟んで火種が沈静化するどころか、火力は勢いを増している。

 政府が9月27日に予定する安倍氏の国葬にも、冷ややかな目を向ける国民は少なくない。東京都内では中止を求めるデモが行われ、22日には国葬に反対する大学教授らが国会内で記者会見し、署名への賛同を呼びかけた。「こんな状態で、憲法改正や安全保障に関する議論を進められるのか」。与党重鎮からは政権の先行きを案じる声が出ている。

 (河合仁志、御厨尚陽)

8273チバQ:2022/08/24(水) 09:52:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1af1a878a760a44df8140dfdcd134d46e79ede0
森山選対委員長は最終学歴「夜間高校」の大物 党内融和演出で非主流派から党4役に抜擢
8/24(水) 9:06配信


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日刊ゲンダイDIGITAL
戦争末期の1945年、防空壕で生まれた(自民党の森山裕選対委員長)/(C)日刊ゲンダイ

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#8

 森山裕選対委員長
 (鹿児島参院・6回・77歳)

【写真】旧統一教会信者の証言で“萩生田攻撃”激化…狙いは「裏切り政治家」への牽制と見せしめ

 ◇  ◇  ◇

 岸田首相と距離がある“非主流派”から選対委員長に抜擢。党内融和を象徴する人事だ。菅前首相や二階元幹事長と近く、2017年から21年まで4年にわたって国対委員長として政権を支えた。新執行部による記者会見では旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係について聞かれ、「まったく関係ない。ご案内さえいただいたことはないんじゃないかな、残念ながら」と話した。

■苦労人

 戦争末期の1945年4月、鹿児島県鹿屋市の防空壕で生まれた。中学卒業後、鹿児島市内で働きながら夜間高校に通った。鹿児島県立日新高校(夜間課程)卒業後、中古車販売会社を立ち上げた。

■叩き上げ

 75年に鹿児島市議会議員の補選で初当選して以降、98年まで7期連続当選。98年の参院選に鹿児島選挙区から自民公認で出馬し、当選。2004年に山中貞則元通産相の死去に伴い、後継として衆院鹿児島5区に鞍替えし、補選に当選。郵政民営化法案の採決で造反して05年総選挙は無所属で戦い勝ち上がった。とにかく選挙に強い。

 選対委員長の重要な仕事が公認調整だ。秋の臨時国会では、衆院の区割りを改定する「10増10減」の関連法案が提出される見込みだが、選挙区の変更は議員にとって死活問題。しかも、過去最多の140選挙区が区割り見直しの対象で、すんなり党内がまとまるとは思えない。

「今回の選挙区調整には、かなりの腕力が必要だが、森山さんは調整力に定評がある。公明党や野党との話し合いも不可欠で、党派を超えてパイプのある森山さんは適任。彼以外にこの法案を成立させられる人は見当たらないくらいです」(自民党ベテラン議員)

■最小派閥

 昨年10月の総選挙で落選した石原伸晃元幹事長に代わり、12月に近未来政治研究会の会長に就任。石原派から森山派に衣替えした。所属議員7人の党内最小派閥を率いる。

 党内有数の農水族議員。15年の第3次安倍第1次改造内閣で農相に就任した。70歳での初入閣で、かつて地元紙に書かれた“黒い交際”疑惑が再燃。鹿児島市議会議長を務めていた88年当時、暴力団幹部との付き合いがあったというものだが、森山氏は組事務所に行ったことは認め、「後になって暴力団事務所だと知った」と説明。旧統一教会問題でも頻出する自民党議員お得意の回答で乗り切った。

8275チバQ:2022/08/24(水) 11:17:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/db58b0672b22fffdadb87f4fe47b8f276979ab4f
「安倍派」はどうなる? 「パンツ泥棒」騒動の高木毅国対委員長が最大派閥ナンバー2へ
8/24(水) 11:01配信
 故・安倍元総理が率いてきた自民党の最大派閥・「清和政策研究会」(略称・清和会)の次の事務総長に、高木毅・自民党国会対策委員長(66)が就任する見込みであることが、関係者への取材でわかった。8月25日(木)に開かれる派閥総会で正式に決まる予定だ。派閥の事務総長と言えば、一般的に派閥の実質ナンバー2であり、その派閥が総裁候補として推す人物ということになる。しかしこの決定に、はやくも疑問の声も上がっていて――。

なんで彼が
 政治部デスクが言う。

「安倍元総理が7月8日に銃弾に倒れこの世を去ってからも、清和会は新しい代表を決められず、塩谷立(72)、下村博文(68)両氏が会長代理を、そして西村康稔氏(59)が事務総長という現体制維持を貫いてきました」

 ところが、

「西村氏はかねて閥内での人気がなく、“なんで彼が事務総長なのか?”という声は多かった。そんな中、先の内閣改造で、経済産業大臣に任命されたため、派閥内から、“政府の要職についたのだから、派閥の事務総長は後進に譲るべし”との声があがりました。ところが、本人は意に介さず、一向に辞める気配を見せなかったのです」

 膠着状態が続く中、登場したのが、清和会の長老・森喜朗氏(85)だったという。

「会長代理の塩谷氏に、“次の事務総長は、高木で”との意向を伝えたようなのです。これで一気に事態が動き、高木氏が事務総長に就くことになったというわけです」

 高木氏と言えば、福井県出身の衆議院議員で、当選8回を誇り、過去には、復興大臣や衆議院の議院運営委員長を務め、現在は国会対策委員長という要職に就いている“重鎮”。こうした肩書だけを見れば、事務総長という役職もおかしくはない。

パンツ大臣が
 しかし、他派閥の自民党議員が言う。

「和はよほど人材が不足しているとしか思えない。だって高木さんっていえば、“パンツ泥棒”でしょう。そんな人物を事務総長って、どういう了見なんでしょうか」

 パンツ泥棒――。そう、2015年に高木氏が復興大臣に就任した際、「週刊新潮」が、高木氏が一般女性の自宅に合い鍵を作って侵入し、下着を盗んでいた過去を報じたのだ。

 しかも一度ではなく、複数回に亘って行われたとも。さらに、当時表沙汰にならなかったのは、父親が地元敦賀市の市長を務めていたからという、衝撃的な内容だった。

パン泥の箱
「この報道を受け、自民党福井県連が独自に調査をすると、警察が高木氏を窃盗の件で事情聴取したことを確認。報道は“事実”と断定したのです。無論本人は報道を一貫して否定していますが、地元や永田町は、“パンツ大臣が誕生した”、と大騒ぎになりましたね」

 この高木氏の内定情報を巡って、こんな話も出ている。

「先の総裁選で安倍さんが全面支援した高市早苗氏(61)が、会派を立ち上げるのでは、という噂が流れているのです。高市さんは入閣してますから、なかなか難しいかもしれません。ただ、もしなにかしら枠組みを彼女が作れば、総裁選で高木さんを担ぎたくない、清和の議員が合流してしまうのではないか、そんな心配をする人が多いです」

 開けてはならぬ「パン泥」の箱が、今再び開かれようとしている――。

デイリー新潮編集部

新潮社

8276チバQ:2022/08/25(木) 07:22:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf1fd674f8f6268e14744ac1f305929d5aea1d29
岸田総理の内閣人事を動かした2人の“大物”とは 内閣改造1週間前に会食
8/25(木) 5:57配信

デイリー新潮
岸田文雄総理

 内閣改造・党役員人事を1週間後に控えた8月3日の夜。岸田文雄総理は都内の料理屋で、自民党の2人の長老と向かい合っていた。

 御年85になる安倍派の「ラスボス」こと森喜朗元総理と、かつて「参議院のドン」と恐れられ、6月に米寿を迎えた青木幹雄元官房長官。安倍晋三元総理の急死と旧統一教会問題で揺れる政権を安定させるには、最大派閥と参院自民党の支援が絶対条件との目算だ。

 会には森氏側近の遠藤利明選挙対策委員長のほか、青木氏が手塩にかける小渕優子組織運動本部長の姿もあった。安倍派をグリップするにはどうすれば――。総理のあまりに率直な問いかけに、森氏はこう答えた。

「押さえるべきは、萩生田、西村、松野、高木、世耕の五人だ」

森氏が推す五人が入閣、党執行部入り
 その後の岸田総理は「聞く力」を遺憾なく発揮した。森氏の信頼が最も厚い萩生田光一前経産相を政調会長に抜擢し、自ら経産相に手を挙げた西村康稔元経済再生担当相をその後任に据えた。松野博一官房長官、高木毅国対委員長、そして世耕弘成参院幹事長は留任。これで、森氏が推す五人すべてが内閣もしくは党執行部に入ったことになる。

 安倍派の中堅議員は「もっと中堅若手にポストを回してほしかったが、文句の言いようがない」と嘆くが、岸田総理は遠藤氏を総務会長に格上げし、ラスボスを重んじる姿勢を示すことも忘れなかった。

 一方の青木氏は現役時代、同じ派閥に身を置きながら茂木敏充幹事長とは犬猿の仲で知られ、いまも毛嫌いしている。昨秋の衆院選の後、茂木氏が急遽幹事長に就任した際には「あいさつもなく、筋が通らない」と激しく怒りをあらわにしたほどだ。

「よろしく頼む」
 参院選を大勝に導いた茂木氏の続投は既定路線ではあったが、いまも参院自民党に影響力を持つ青木氏の理解が得られなくては党の不安定要因になりかねない。続いて岸田総理は、青木氏の意向をそれとなく探った。

「義理人情のない奴が、麻生(太郎・副総裁)と組んでおかしなことをしている。ほんに許せんわね」

 青木氏はいつもの出雲弁で茂木氏への批判を口にしたものの、幹事長人事には言及しなかった。岸田総理はこれを続投容認と理解した。自民党幹部が解説する。

「青木さんも人事は総理に任せるという姿勢になった。先の参院選の際、茂木さんが青木さんの長男・一彦さんの応援に入ったことも、青木さんの心境に変化をもたらしたようだ」

 それは茂木氏なりの“配慮”だった。投票日が4日後に迫った7月6日、茂木氏は小渕氏を伴って島根県を訪れていたのである。

「これからの参議院を背負って立つ、青木一彦をどうぞよろしくお願いします!」

 出雲市内の街頭で声を張り上げる幹事長。来たるべき総理・総裁の座を射止める日に備え、自身を忌み嫌う青木氏に精一杯の歩み寄りを見せた瞬間だった。

 むしろ、会合で青木氏が強調したのは小渕氏の処遇だ。青木氏は官房長官として父の小渕恵三元総理を支え、病に倒れた際には、死の淵に立ち会った。

「小渕さんが上がっていくことが最後の夢だわね。よろしく頼む」

8277チバQ:2022/08/25(木) 07:23:04
後進の台頭を嫌う茂木氏
 岸田総理はこの言葉を重く受けとめた。一時は小渕氏を党四役の一角・選挙対策委員長へ抜擢することを検討したほどだ。が、これには後進の台頭を嫌がる茂木氏が「党四役のうち、二つのポストを茂木派が占めるのはバランスが悪い」と強く反対。結果的に見送られた。

 そこで岸田総理は小渕氏を組織運動本部長の留任に収め、一方で茂木派から加藤勝信元官房長官を3度目の厚労相へと一本釣りしてみせた。総理周辺は「茂木氏を使いつつ、小渕・加藤と競わせる狙いだ」と解説するが、茂木氏が次期総裁候補として突出することを抑える妙案ともいえる。

 時の総理が党の重鎮らに頭を下げて指示を頂くさまは、「政治は夜動く」といわれた派閥政治の復活を思わせる。徹底した守備の布陣はその賜物だが、岸田総理が「黄金の3年間」で何を成し遂げたいのかは、ますます朧(おぼろ)げになりつつある。

政治ジャーナリスト・青山和弘

「週刊新潮」2022年8月25日号 掲載

新潮社

8278チバQ:2022/08/25(木) 10:15:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/04c4a8545b6eb4bdd748ecd35435ecd7a7c99756
寺田稔総務相は「毛並み」申し分ないのに…地元・広島にくすぶる“優等生”ゆえの不満
8/25(木) 9:06配信

日刊ゲンダイDIGITAL
義祖父が池田勇人元首相(寺田稔総務相)/(C)共同通信社

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#9

 寺田稔総務相
 (広島5区・衆院6回・64歳)

【写真】非主流派から党4役に抜擢された、最終学歴「夜間高校」の大物はだれ?

 ◇  ◇  ◇

 現在は岸田首相が率いる宏池会に所属。創設者の池田勇人元首相を義理の祖父に持つ。派内の入閣待機組から順送りで初入閣した。

「頭がキレ、岸田総理からの信頼が厚い。財務官僚時代に防衛担当主計官を務め、政治家に転身した後も防衛大臣政務官や安全保障委員長、自民党国防部会長などを歴任。安保政策に精通していることから、総務相内定前は、体調不安を理由に交代した岸前防衛相の後任として名前が挙がっていました。地元の呉市には海上自衛隊の基地があり、その意味でも『寺田防衛相』はアリだったと思います。もっとも、2019年から1年間、情報通信を担当する総務副大臣を務めていたので、総務相も適任でしょう」(自民党関係者)

■ピカピカの経歴

 広島市出身の被爆2世。東大法学部卒業後、大蔵省に入省し、米ハーバード大学院で公共政策学修士号を取得。ピカピカの経歴を引っ提げ、妻の叔父にあたる故・池田行彦元外相の地盤を継ぎ、04年に初当選。

■世襲制限反対

 親分の岸田首相が3世議員で、自身も世襲に近い格好だからか、かつて「週刊文春」が行った「世襲アンケート」に「(世襲制限は)全くナンセンス」「立候補の自由、政治活動に対する侵害であり看過できない」などと答えている。

 昨年10月の衆院選では、一騎打ちの構図となった立憲民主党の新人候補にダブルスコアをつけ完勝。盤石の強さを見せつけたが、地元ではエリートゆえの不満もくすぶる。

「温厚な性格で『毛並み』も良いが、いかんせん華がない。良くも悪くも、いわゆる優等生タイプで、政治家としてギラギラした部分がない。これといった欠点がなく、岸田首相とも近い間柄だから支持されているが、経歴や毛並みの良さを考えれば、もっと早く出世できたはず。正直、地元支援者の期待感を下回っている印象は拭えない」(地元政界関係者)

■接待疑惑

 昨年3月、NTTによる総務省幹部への接待問題が噴出した際、総務副大臣在任中に同社社長と会食し、その費用を負担してもらったと認めた。大臣規範は首相や閣僚、副大臣、政務官が関係業者から供応接待を受けることなどを禁じている。

 総務相への起用が決まった後、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関連団体の会合に18年、会費2万円を支払っていたことを明らかにした。

8279チバQ:2022/08/25(木) 16:24:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2992288bb71a33498e32f9b827c222ecc94fd10
自民、国対副委員長に小泉進次郎氏起用で調整 閣僚経験者は異例
8/24(水) 20:18配信

毎日新聞
小泉進次郎氏

 自民党は国対副委員長に小泉進次郎元環境相を充てる調整に入った。党幹部が24日、明らかにした。小泉氏本人が「国対で勉強したい」と希望したという。閣僚経験者の起用は異例。月内にも正式決定する。

 国対副委員長は10人超おり、担当する委員会ごとに法案審議日程の調整や他党との折衝役を務める。小泉氏としては「ぞうきんがけの裏方仕事」と呼ばれる国対ポストで経験を積み、党内で存在感を高めたい思惑もありそうだ。

 小泉氏は党青年局長や筆頭副幹事長などを歴任。2019年に第2次安倍政権で環境相として初入閣し、その後の菅前政権でも再任された。【李舜】

8280チバQ:2022/08/25(木) 16:32:00
>>8045
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c9fe9bbd8cefc52f0b34ed87c9d893a576ea10c
奈良県警本部長に懲戒処分 減給3カ月 辞職の意思示す
8/25(木) 15:16配信

毎日新聞
鬼塚友章・奈良県警本部長=奈良市で、中川祐一撮影

 安倍晋三元首相(67)が7月に奈良市で街頭演説中に銃撃されて死亡した事件を受け、警察庁は25日、警備に不備があったとして、奈良県警の鬼塚友章本部長(50)を減給3カ月(100分の10)の懲戒処分とした。鬼塚本部長は辞職の意思を示している。また、奈良県警の男性警視正(59)に対しても減給1カ月(100分の10)の懲戒処分とした。警視正も辞職する意向。【松本惇】

8281チバQ:2022/08/25(木) 16:33:12
>>8046
https://mainichi.jp/articles/20220825/k00/00m/040/138000c?inb=ys
警察庁の中村格長官が辞職へ 安倍氏銃撃の警備不備で引責
社会

速報
毎日新聞 2022/8/25 14:18(最終更新 8/25 15:04) 966文字
 警察庁の中村格(いたる)長官(59)は25日の記者会見で辞職する意向を明らかにした。安倍晋三元首相(67)が7月に奈良市で街頭演説中に銃撃されて死亡した事件では、奈良県警の警備態勢の甘さが指摘されており、警察組織のトップとして事実上の引責辞任となる。中村氏は会見で「重大な結果を招き、極めて重く受け止めている。本日、国家公安委員会に辞職を願い出た」と語った。警察庁長官が個別の事件の責任を取るのは異例。後任の第30代警察庁長官には、露木康浩次長(59)が就任する方向で調整している。

 中村氏は会見で「来月には安倍元首相の国葬、来年5月にはG7広島サミットも控えている。新たな警護をこれから進めるという状況の中で、人心を一新した新たな体制で臨むのが当然であろうと考えた」と辞職する理由を説明した。辞意を固めたタイミングについては「私の内心の問題であり、答えは控えたい」とした。


 事件は7月8日午前11時半ごろ、奈良市の近鉄大和西大寺駅北口の交差点で発生し、後方から銃撃された安倍氏が死亡した。警察庁が警備の問題点や改善すべき点を「検証・見直しチーム」を設置して調べたところ、事前の計画で後方からの銃撃などを十分に検討していなかったことや、事件発生時に後方を重点的に警戒する警察官が不在だったことなどの不備が明らかになった。警察庁はこうした内容を報告書にまとめ、25日に公表した。

 今回の安倍氏の警備は奈良県警が担い、警察庁は関与していない。ただ、銃撃によって安倍氏が亡くなるという最悪の事態となったことを重く受け止めたとみられる。


 中村氏は7月12日の記者会見で「警察として責任を果たせなかった。慚愧(ざんき)に堪えない。都道府県警を指揮監督する立場である警察庁長官としての責任は誠に重いと考えている」と述べていた。

 中村氏は福岡県出身。東京大法学部を卒業後、1986年4月に警察庁に入庁した。刑事畑が長く、警察庁組織犯罪対策部長などを歴任。2009年9月からは約5年半にわたり、旧民主党と自民党の両政権で菅義偉氏らの官房長官秘書官を務め、警察庁官房長、次長を経て21年9月に第29代長官に就任した。今年4月には、重大なサイバー攻撃などを捜査する専門部隊「サイバー特別捜査隊」を警察庁の関東管区警察局に新設させるなどした。【松本惇】

8282チバQ:2022/08/26(金) 19:42:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4deca3201a05ba56e9bb75069902b0358c4676b
萩生田光一・自民党政調会長 地方議員出身の実務能力や実行力に期待 安倍氏とともに長年にわたり韓国と「歴史戦」
8/26(金) 17:00配信


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夕刊フジ
萩生田光一政調会長

【政界マル秘紳士録】

萩生田光一氏は、今回の党役員人事で政調会長に就任した。これまでは安倍晋三元首相の側近の一人に過ぎなかったが、安倍氏の急逝により、一躍、自民党ニューリーダーとして注目されることとなった。

【写真】官房副長官時代の萩生田氏。安倍元首相の最側近だった

さっそく、旧統一教会との関係をめぐり、メディアの洗礼を受けているが、自民党のリーダーとなるための関門と受け止め、乗り越えていくしかないだろう。

ただ、萩生田氏は、安倍氏とともに、長年にわたって慰安婦問題や、いわゆる「徴用工」問題など、韓国と「歴史戦」を戦ってきた。少なくとも、同教団の韓国中心的な教義とは相いれない思想信条の持ち主なのではないか。

当選6回にして、文科相と経産相を歴任している。初めての党4役入りで、重鎮ぞろいの中で最も若い58歳である。

明治大学商学部卒業。学生時代から八王子市議の秘書をしていたというから、若くして政治への志を抱いていたのだろう。1991年、27歳で八王子市議選に出馬し、当選した。3期務めた後、2001年に東京都議会議員。03年衆院選に東京24区から出馬し、初当選を果たした。

国会でもめきめきと頭角をあらわし、2回目の当選を果たすと、若手の登竜門とされる自民党青年局長に。とんとん拍子の出世だったが、民主党旋風が吹き荒れた09年衆院選で落選。3年3カ月にわたる浪人生活を送ることになった。この時の苦労が、萩生田氏の人間性を一回り大きくしたという。

12年衆院選で、国政に復帰。総裁補佐、官房副長官、さらに文科相として首相の安倍氏を支えた。安倍氏とは、父・晋太郎氏の秘書時代からの付き合いだという。

また、同じ地方議員出身の菅義偉元首相には、安倍政権の官房長官時代、副長官、内閣人事局長として仕え、官僚操縦術を学んだ。

背が高く、インタビュアーを見下ろすように答えるため、「上から目線」のように見られてしまう。また、「ぶら下がり」に慣れていないせいか、表情が固く、怒っているように見える。大きな体格による威圧感と重なって、テレビ映りで損をしている。

しかし、性格は温和にして、目上や年長者に対しても謙虚さを失わないという。また、真面目で努力家とのことだ。安倍氏に好かれるだけのことはあるのだろう。

2世でも官僚出身者でもない、数少ないニューリーダーの登場である。不本意な批判には反論したくなるだろうが、まずは、肩の力を抜いて、本来の人間性を知ってもらうことから始めてはどうか。今後の成長を期待したい。

8283チバQ:2022/08/27(土) 08:20:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf2008a98350bf4cd476245dd12ad199fe5af5d3
自民・安倍派後継 依然見えず 決め手欠きそれぞれに弱み
8/27(土) 6:00配信


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北海道新聞
候補は5人…指導力、年齢、旧統一教会などネック
清和政策研究会(現安倍派)発足以降の主な出来事

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会、97人)は銃撃されて死亡した安倍晋三元首相の四十九日にあたる25日、党本部で会合を開き、他派閥との調整役となる事務総長に高木毅国対委員長を充てる人事を決めた。ただ、安倍氏の絶対的な後継候補は依然不在で、9月27日の安倍氏の国葬が終われば、過去にも繰り返されてきた跡目争いに発展する可能性もある。

<動画>摩周湖の透明度20.2メートル 周辺5町が調査

 安倍派の塩谷立会長代理はその日の会合後、記者団に「心一つにして今後とも頑張ろうと誓い合った」と語った。事務総長に高木氏を充てる人事は、西村康稔経済産業相の入閣に伴う補充だ。

 後任会長を含む今後の体制について塩谷氏は「国葬の後、時期を見て検討する」と述べ、見通しが立っていないことを認めた。若手は「安倍氏の後継はすぐには決められない。相当時間がかかる」と話す。

 かつて清和研の会長を務めた森喜朗元首相は8月発売の月刊誌で、松野博一官房長官、西村氏、萩生田光一政調会長、高木氏、世耕弘成参院幹事長に言及し「5人のうちで自然に序列が定まっていく」として将来の後継候補に挙げた。一方で「安倍派にすぐに総裁選に出られる候補者はいない」とも指摘した。

 西村氏は2009年の総裁選経験があるものの、経済再生担当相在任中に秘書官が複数交代するなど、指導力を疑問視する声もある。萩生田氏は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関わりの深さを指摘されている。松野氏は温厚だがポストへの欲が薄いとされる。高木氏は66歳と5人の中では高齢で、世耕氏は参院議員という弱みがある。

 清和研はこれまでも代替わりの際に複数の所属議員が派閥を離れる分裂劇を経験してきた。参院若手は「また歴史は繰り返すのではないか」と漏らす。

8284チバQ:2022/08/27(土) 08:51:42
>>8283
〉森喜朗元首相は8月発売の月刊誌で、松野博一官房長官、西村氏、萩生田光一政調会長、高木氏、世耕弘成参院幹事長に言及し「5人のうちで自然に序列が定まっていく」として将来の後継候補に挙げた。

下村がリストにはいってないのか

8285チバQ:2022/08/29(月) 21:53:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c8826f77e7c7ec6591f0ec16ca1b496e8cc7b94
「保守団結」「麻の活用」各議員グループ 安倍氏を「永久顧問」に
8/29(月) 20:02配信


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毎日新聞
自民党

 自民党の保守系議員グループ「保守団結の会」と、「麻の活用に関する勉強会」(会長・森山裕選対委員長)は29日、参院選の演説中に銃撃され死亡した安倍晋三元首相を「永久顧問」として役員名簿に残すことをそれぞれ正式決定した。安倍氏は首相退任後、保守系の党会合や議員グループに精力的に参加しており、安倍氏の名を役職に連ねる動きは今後も広がりそうだ。

 保守団結の会共同代表の高鳥修一衆院議員は「安倍先生のお考えをしっかりと継承していく」。森山選対委員長も「安倍先生の思いをしっかりと受け継ぎ、勉強させていただくことをお誓いしたい」とそれぞれの会合で語った。【東久保逸夫】「保守団結」「麻の活用」各議員グループ 安倍氏を「永久顧問」に
8/29(月) 20:02配信


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自民党

 自民党の保守系議員グループ「保守団結の会」と、「麻の活用に関する勉強会」(会長・森山裕選対委員長)は29日、参院選の演説中に銃撃され死亡した安倍晋三元首相を「永久顧問」として役員名簿に残すことをそれぞれ正式決定した。安倍氏は首相退任後、保守系の党会合や議員グループに精力的に参加しており、安倍氏の名を役職に連ねる動きは今後も広がりそうだ。

 保守団結の会共同代表の高鳥修一衆院議員は「安倍先生のお考えをしっかりと継承していく」。森山選対委員長も「安倍先生の思いをしっかりと受け継ぎ、勉強させていただくことをお誓いしたい」とそれぞれの会合で語った。【東久保逸夫】

8286チバQ:2022/08/29(月) 22:00:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/1da89d9643695a1840cb50ef9fc90da1ae05edb7
自民参院、3派で要職配分 政審会長は岸田派松山氏へ
8/28(日) 16:52配信


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共同通信
 自民党は参院執行部人事を巡り、参院政審会長に岸田派の松山政司元科学技術担当相を起用する人事を内定した。執行部の顔触れが固まり最大派閥の安倍派、第2派閥の茂木派、第4派閥の岸田派の「3派連合」で参院議長や党要職を分け合う構図が鮮明となった。関係者が28日、明らかにした。

 参院選後の8月の臨時国会で、議長は麻生派出身の山東昭子氏から茂木派出身の尾辻秀久氏に交代した。7月に続投が決まった関口昌一参院議員会長(茂木派)は世耕弘成参院幹事長(安倍派)を再任。参院国対委員長だった安倍派の岡田直樹氏が内閣改造で閣内に転じたため、後任に安倍派の野上浩太郎元農相を充てた。

8287チバQ:2022/08/30(火) 15:30:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/e980e80ba39a96b1d4cb725102bf8fa4006e3e9f
秋葉復興担当相は「上から目線」の政経塾OB 飲酒懲罰や自粛破りで大ヒンシュクの過去
8/30(火) 9:06配信


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日刊ゲンダイDIGITAL
地元の仲間から浮いている…(秋葉賢也復興担当相)/(C)共同通信社

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#13

 秋葉賢也復興担当相
 (比例東北・衆院7回・60歳)

【リスト付き】岸田内閣には「政治とカネ」疑惑大臣が9人も! 今後も不祥事続出の予感

 ◇  ◇  ◇

 当選7回での初入閣。茂木派のいわゆる「入閣待機組」だ。当選を重ねているが、これといった実績は見当たらない。

「入閣できたのは、同じく宮城県選出の西村明宏衆院議員(3区=当選6回)が環境相に就いたからではないか、という解説が流れています。今回の改造人事では、同じ県から2人ずつ入閣しているケースが6組もある。たとえば、茨城県からは葉梨法相と永岡文科相、広島県からは寺田総務相と斉藤国交相といった具合です。人事が大好きな岸田首相は、同じ県選出の議員同士を競い合わせるつもりなのだろうとみられています」(政界関係者)

■政経塾

 中央大を卒業後、松下政経塾に入塾。松野官房長官は政経塾の同期。宮城県議を3期務めた後、2005年に行われた宮城2区補選で初当選。自民党の公募に応じて候補に選ばれた。

■飲酒懲罰

 初当選直後に開かれた衆院本会議に酔っぱらって出席し、登壇した野党議員から「赤ら顔で議場に入った議員がいる。酒気帯びの方は即刻退場してもらいたい」と叱責された。散会後、野党から懲罰動議を出されている。

 傲岸不遜、上から目線の言動が有権者に嫌われているのか、選挙は盤石ではない。

 17年の衆院選は野党候補に1000票差まで迫られ、2021年の選挙では、とうとう野党候補に小選挙区で敗れ、比例復活している。

「秋葉さんが地元の仲間から浮いているのは有名な話です。17年の選挙の時は、地元議員から“候補者交代”を求める声が公然とあがった。昨年の選挙で敗れた時も『薬になればいい』と冷たく批判されています。秋葉さんは、エリートでもないのに、なぜか偉そうにしたがる。大臣に就任したことで“上から目線”に拍車がかかるのでは、と懸念されています」(地元関係者)

■自粛破り

 首相補佐官だった2020年2月、新型コロナの感染が広がり、イベント自粛が要請されていたのにもかかわらず、地元仙台市で政治資金パーティーを開催し、批判を浴びた。「だから政経塾OBは自分勝手だと言われる」との声もあった。

■統一教会

 大臣就任会見では「旧統一教会が主催している会合に出席したことは一切ない」と胸を張っていたが、週刊文春に、多賀城市で行われた教団関連のイベントで挨拶していた、と報じられた。本人は、イベント参加を否定している。

8288チバQ:2022/08/30(火) 15:30:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c6dcb7f8215fceb29aead9ceb76cce5d68716ba
遠藤利明総務会長は仲介上手…大事な仕事は「自民2人のドン」をなだめる調整役
8/28(日) 9:06配信


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日刊ゲンダイDIGITAL
仲介上手(遠藤利明総務会長)/(C)日刊ゲンダイ

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#12

 遠藤利明総務会長
 (山形・衆院9回・72歳)

五輪汚職を全把握する男・高橋元理事の“暴露”に戦々恐々な関係者たち…「森元首相も警戒している」

 ◇  ◇  ◇

 自民党の選対委員長として、昨年10月の衆院選と今年7月の参院選で自民党を連勝に導いた。その実績が評価され、総務会長に昇格した格好だが、「円滑な党運営を行うためには岸田首相の数少ない相談相手でもある遠藤さんの力が必要だった」(全国紙記者)という。

 就任会見で「党内の融和役を担い、岸田政権をしっかり支えていく」と決意を示した。党内は決して、穏やかではない。 安倍元首相の急逝以降、安倍派(清和会)は混乱状態。後継候補は誰もが決め手に欠け、森喜朗元首相(85)の存在感が増している。岸田首相は森元首相を通じて安倍派をコントロールする道を選んだ。森元首相に近い遠藤氏が“つなぎ役”を担う。

 もう一つ、岸田首相が頭を抱えているのが茂木派(平成研)のドン・青木幹雄元参院会長(88)の存在だ。今なお、参院に影響力を持ち、岸田首相は昨年の総裁選でも青木元参院会長に協力を求めている。党運営には青木元参院会長とうまく付き合う必要があるが、茂木幹事長の起用以来、「茂木嫌い」の青木元参院会長を怒らせてしまっているのだ。この件では、青木元参院会長は森元首相にもソッポを向いているが、間に入れるのが遠藤氏だ。実際、森元首相は遠藤氏に、青木参院会長との関係修復の「仲介」を何度もお願いしている。岸田首相は遠藤氏を介して、茂木派のゴタゴタを収束させたい狙いがある。

■加藤、谷垣側近

 中央大法学部卒。大学時代はラグビークラブに所属し、森元首相とはラグビーを通じて親交を深めた。地元選出の衆院議員に秘書として仕えた後、自民所属で山形県議を2期務めた。1993年の衆院選で日本新党推薦の無所属で初当選。自民に復党後は加藤紘一元幹事長や谷垣禎一元総裁の側近となる。文教族。谷垣グループに属し、公明党ともパイプがある。

■ワイン好き

 議員会館の事務所にワインセラーを置いている。

「20本くらい入る小さなセラーです。ワインに限らず、お酒は全般的に好きですね。酔うと少し陽気になります」(事務所スタッフ)

 2014年、東京五輪大会組織委の理事就任。15年には五輪担当相として初入閣し、退任後も大会組織委員会の副会長を務めるなど、五輪に深く関わってきた。汚職事件ばかりでなく、巨額な開催費用など五輪問題は山積している。ほおかむりは許されない。

8289チバQ:2022/08/30(火) 15:31:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c05d373253f5e0eee29dc69fe3be42e50fa1401
永岡桂子文科相は所轄大臣として旧統一教会に一切切り込まない“肝っ玉母さん”
8/27(土) 9:06配信


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日刊ゲンダイDIGITAL
中学から学習院のお嬢さま(永岡桂子文科相)/(C)共同通信社

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#11

 永岡桂子文科相
 (茨城・衆院6回・68歳)

またも安倍派の元大臣に疑惑! 所轄だった文化庁で旧統一教会の「聴取とりやめ」融通か

 ◇  ◇  ◇

 政権が統一教会問題で大揺れの中、宗教法人を所轄する文科省のトップに就任。麻生派の“待機組”から順送りで初入閣し、教団の生殺与奪権を握る重要な立場としては軽量感が否めない。

 現時点で教団との関係は「ない」と答えているが、厳正に対処する意欲も「ない」。就任会見では教団の名称変更を巡る政治介入疑惑について「適切に対応してきたと聞いている」と、早々に「問題なし」の立場を表明。解散命令の是非を問われても、「宗教の自由を守る宗教法人法には手を付けない」と語り、一切切り込もうとしない。教団との関係を断ち切る覚悟のない現政権を象徴する新閣僚だ。

■“無勝”から汚名返上

 衆院議員だった夫の洋治氏が2005年、当初は反対を約束した郵政民営化法案に賛成票を投じた後に自殺。急逝から1週間後に当時の小泉首相が衆院を解散、夫の四十九日を待たずに出馬表明した。弔い選挙の初立候補時から選挙区で立ちふさがってきたのが、中村喜四郎元建設相だ。“無敗の男”に5連敗し、比例復活に甘んじてきたが、昨秋の衆院選で初勝利。“無勝”の汚名を返上した。

 主婦として2人の娘を育てた経験から、教育や食の安全への関心が高い。

「ひとり親家庭への支援には熱心です。党内の女性議員らと議員立法に携わり、ひとり親の税負担を軽減する『寡婦控除』に未婚者を加える税制改正を実現させました」(自民党関係者)

 選択的夫婦別姓制度には「若い世代のために必要。子供の名前をどうするかなどの議論をしっかりすべき」との立場だが、岸田首相が呼びかけ人の推進議連には不参加。女性宮家創設に反対し、男系継承に固執する保守派の顔も併せ持つ。

■父親は資産家のお嬢さま

 東京・代々木生まれ。父親は飼料会社の経営者で、新宿にビルを所有する資産家。本人も中学から大学までを学習院で過ごし、卒業後は就職せず、2年ほど家事手伝い。78年に農水省のキャリア官僚だった洋治氏と見合い結婚した。

 地元・古河市の評判は「可もなく不可もなく」。むしろ「圏央道のインターを引っ張ってきた中村さんと違って、地元に何も実績を残していない」(市政関係者)と「不可」の声も目立つ。

「ただ、面倒見のいい親分肌の“肝っ玉母さん”のように振る舞うので、自民党の女性支援者には人気がある」(茨城県政関係者)

 タイに住む孫たちとオンラインで顔を合わせるのが、今の楽しみだ。

8290チバQ:2022/08/30(火) 15:31:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/777254aea51e53d2d4b425f7bcba77ac92157c60
小倉将信少子化担当相「刷新感」演出のための大抜擢 こども家庭庁“看板”発言で早速ケチをつける
8/26(金) 9:06配信


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地元よりも、青年局長として全国飛び回るのが好き(「妊婦体験」をする小倉将信青年局長=2021年)/(C)共同通信社

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#10

 小倉将信少子化担当相
 (東京・衆院4回・41歳)

【写真】難問山積の中でゴルフに興じコロナ感染…岸田首相の軽率さには呆れる

 ◇  ◇  ◇

 当選4回、41歳という若さで初入閣したが、期待されての「大抜擢」というわけではないようだ。

「小倉さんが所属する二階派が派閥として推したのは、“待機組”の谷公一さん(国家公安委員長で初入閣)と当選7回の小泉龍司さんだったそうです。ところが、岸田首相は安倍派や麻生派など主流派閥の“待機組”の起用を優先。すると『長老』ばかりになってしまった。誰か若手を起用しなければ刷新感を打ち出せないため、岸田首相は、二階派の小泉さんの入閣を“却下”し、小倉さんに目を付けたようです」(永田町関係者)

■経歴ピカピカ

 1981年、東京・多摩市生まれ。2004年に東大法学部卒業後、日銀に入行。09年にオックスフォード大学大学院を修了し、金融経済学修士号を取得。自民党が政権復帰した12年の衆院選で初当選して以降、連続4回当選。「二階派前会長の伊吹文明元衆院議長のお眼鏡にかない、政界進出を決めた」(政界事情通)という。21年秋に「総理への登竜門」とされる党青年局長に就いた。

■2度の離婚トラブル

 13年11月、テレ朝の島本真衣アナウンサーと結婚。翌年4月の披露宴には政界、芸能界から約500人が参加したド派手婚だったが、わずか1年で離婚に至った。週刊新潮によると、夫婦の新居マンションの同じフロアに小倉氏の母親の部屋があったことや、夫婦の旅行にまで母親が同行するような状態で、島本アナが精神的に参ってしまったことが原因だったという。21年には一般女性と再婚したが、既に結婚生活は破綻。今度は週刊文春に「超速離婚トラブル2回目」と報じられた。

 永田町では「何でもそつなくこなす」と評されているが、選挙区・町田市での評判はイマイチだ。

「青年局長として全国を飛び回る方が好きなようで、あまり地元で活動している様子がない。その割に、選挙になると町会の人たちを半ば無理やり応援に駆り出すそう。ウンザリしている人もいます」(地元関係者)

 少子化担当相としての手腕にもケチがつき始めている。小倉氏は15日の会見で来春発足の「こども家庭庁」に言及。「一つ具体的な話を紹介させていただく」と前置きした上で「こども家庭庁の看板を、大人が書くのではなくて子供に書いてもらったらどうか」とニコニコ顔で発言。ウケを狙ったのだろうが、SNSで〈下らないパフォーマンス〉〈真面目に考えてくれよ〉〈子供が看板を書くと、少子化にどう良く働くの?〉と批判が噴出した。

 少子化問題は喫緊の課題だが、具体案が「看板」とは……。“看板倒れ”に終わらなければいいが。

8291チバQ:2022/08/31(水) 17:39:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca7ec625a372ce62a57bcc134f54a941c7202a61
統一教会とズブズブで安倍派は“悪の権化”呼ばわり 派閥議員からついに出始めた意外な声とは
8/30(火) 11:01配信

デイリー新潮
萩生田光一政調会長

 デイリー新潮は8月24日、「『安倍派』はどうなる? 『パンツ泥棒』騒動の高木毅国対委員長が最大派閥ナンバー2へ」の記事を配信した。


 ***

 安倍晋三元首相(享年67)が率い、自民党最大派閥として君臨する「清和政策研究会(清和会=安倍派)」の次期事務総長に、国会対策委員長の高木毅氏(66)が就任することが分かったという記事だった。

 翌25日に開かれた派閥総会で正式に決まり、新聞各紙を中心に「安倍派の人事」が報じられた。

 例えば、時事通信は同日、「安倍派副会長に岸信夫前防衛相 事務総長は高木毅氏」という記事を配信している。担当記者が言う。

「一般的に派閥の事務総長といえば、実質、派閥のナンバー2という位置づけです。つまり、『将来の自民党総裁候補』というわけなのですが、これに高木さんが選ばれたことで、安倍派内からも疑問の声が上がったのです」

 高木氏を事務総長に推挙したのは、森喜朗元首相(85)だったという。安倍派の会長代理を務める塩谷立氏(72)に意向を伝えたことで、新事務総長が誕生した。

 だが、この高木氏には致命的なスキャンダルがある。

 デイリー新潮は2015年10月、「【独占スクープ】1億総活躍『安倍内閣』だから『下着ドロボー』が『大臣』に出世した!」の記事を配信した。週刊新潮のスクープ記事を元に構成したものだ。

謎の新設ポスト
 8月24日の記事でも、他派閥の自民党議員が驚きの声を漏らしている。

《「清和はよほど人材が不足しているとしか思えない。だって高木さんっていえば、“パンツ泥棒”でしょう。そんな人物を事務総長って、どういう了見なんでしょうか」》

 2015年に高木氏が復興大臣に就任した際、週刊新潮は、高木氏が30代の頃、一般女性の自宅に合い鍵を作って侵入し、下着を盗んでいた過去を報じたのだ。

 表沙汰にならなかったのは、高木氏の父親が地元・福井県敦賀市の市長を務めていたから――という衝撃的な内容だった。

「パンツ泥棒の件はさておいても、高木さんの事務総長就任には疑問が残ります。なぜなら、高木さんは自民党の国対委員長です。国会運営のため野党と折衝する重要な役職。激務であることは言うまでもありません。派閥ナンバー2の事務総長との兼務など、不可能と言っても過言ではないのです」(同・記者)

 パンツ泥棒の過去に、国対委員長との兼務──内部からも疑問の声が出たのか、安倍派は「事務総長代理」のポストを新設した。

「この新設ポストに就いたのは、前総務会長の福田達夫氏(55)、元文部科学相の柴山昌彦氏(56)、参院国対委員長の野上浩太郎氏(55)の3人です。文字通り、高木事務総長をサポートしなさいということなのでしょう」(同・記者)

8292チバQ:2022/08/31(水) 17:40:03
統一教会との“癒着”
 とはいえ、事務総長代理というポストが設けられること自体、前代未聞だという。なぜ、そんなポストを新設しなければならなかったのか。

「森さんの指示に反対できなかった塩谷さんの弱さが露呈していると言えます。要するに塩谷さんは、“信念の政治家”ではないということでしょう。おまけに、その尻拭いのため、派閥が混乱している様子も伝わってきます」(同・記者)

 異例の人事はまだある。自民党政調会長の萩生田光一氏(58)だ。

「萩生田さんは安倍派の副会長就任が有力視されていましたが、蓋を開けてみると常任幹事という地味なポジションでした。統一教会(註)との関係を巡る報道が影響を与えたのは間違いありません。何しろ連日のようにワイドショーで取り上げられています。今、萩生田さんを重用するイメージを持たれるのは得策ではない、という判断でしょう」(同・記者)

 俗に「前門の虎、後門の狼」という。「前門の虎」が高木氏の過去や塩谷氏の弱腰ならば、「後門の狼」は統一教会の問題だ。特に安倍派は直撃を受けている。

 読売新聞オンラインが8月5日、「旧統一教会との関わりに自民苦慮…寄付・関与、安倍派に集中」という記事を配信したほどだ。

“悪の権化”
「萩生田さんを巡る報道が過熱しているのはご存知の通りですが、参議院議員の井上義行氏(59)は統一教会の賛同会員で、同じく参議院の北村経夫氏(67)や元防衛相の岸信夫氏(63)は選挙で協力を受けていたことを認めました。いわゆる“ズブズブの関係”です」(同・記者)

 統一教会と関係がある安倍派の議員は、まだまだ他にもいる。文科相の末松信介氏(66)はパーティー券を購入してもらい、元文科相の下村博文氏(68)は寄付を受けている。また下村氏は、統一教会が名称変更したときの担当大臣としても注目を集めた。

「安倍派と言えば、ついこの間までは自民党の最大派閥として存在感を発揮していました。ところが今や、党内では“悪の権化”という扱いです。実は安倍派は“二重構造”になっていて、岸信介(1896〜1987)、安倍晋太郎(1924〜1991)、両氏の流れと、福田赳夫氏(1905〜1995)の流れがあるのです」(同・記者)

 つまり安倍派の中には、「岸・安倍系」の議員と「福田系」の議員がいるということだ。

 岸元首相は、統一教会の教祖・文鮮明(1920〜2012)と共に国際勝共連合を結成した過去を持つ。

「岸・安倍系」の議員にとっては、“悪の権化”扱いも仕方ないかもしれない。だが、統一教会との関係が比較的薄い「福田系」の議員には、納得がいかない者もいるようだ。

「看板を降ろしたい」
「安倍派は9月29日に行われる安倍さんの国葬までは、一致団結することを確認しています。しかし、その後は相当な激震が起きても不思議ではないでしょう。何しろ、いわゆる福田系の議員からは『もう安倍派の看板を降ろしたい』、『安倍派の名前を捨てられるのなら、塩谷派でも何でも構わない』という声が出始めています」(同・記者)

註:現在の名称は「世界平和統一家庭連合」だが、本稿では「統一教会」とした。

デイリー新潮編集部

新潮社

8293チバQ:2022/09/03(土) 03:57:16
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-_society_politics_XIJYAN3VQZM3LDMGMPTQLPVW7U.html
逃げるな!岸田政権 家系が物語る驚くほど似た2人、岸田首相と林外相 父はいずれも通産官僚出身 「政界のプリンス」で評判よく、どぶ板選挙の経験なし
2022/09/02 06:30夕刊フジ

保守派の人々から、岸田文雄首相や林芳正外相は「官僚の言いなり」とか、「中国や韓国に弱腰」などと批判されている。私は必ずしもそう思わないのだが、批判も分からないでもない。

この2人は、驚くほど似たタイプの政治家だ。今春出版した拙著『家系図でわかる 日本の上流階級 この国を動かす「名家」「名門」のすべて』(清談社)で、両家のことを書いたので、出自や経歴から彼らの思考回路を分析してみよう。

岸田家と林家はともに、地元名門経済人で政治家も兼ねてきた。岸田家は東広島市の富農だったが、曾祖父が台湾で成功し、祖父の正記氏は京都帝国大学を出て衆院議員も務めた。林家は江戸時代から下関の豪商で、高祖父が代議士(のち貴族院議員)、祖父の佳介氏が東京帝国大学を出て衆院議員だった。

閨閥も第一級

そして、父である岸田文武氏と林義郎氏はいずれも通産官僚(現・経産官僚)から政治家になった。紳士として人望が厚かった。文武氏は中小企業庁長官まで勤めてから出馬し、早死にしたので大臣にはなっていないが、義郎氏は課長クラスで政界に転じたので当選回数を重ね、蔵相も経験している。

閨閥(けいばつ)も第一級で、岸田首相の妹は宮澤喜一元首相の弟、弘元法相の夫人だし、林外相の母親は宇部興産オーナー、俵田家の出身で、弟が木戸侯爵家(=木戸孝允の家)を嗣いでいる。

岸田首相は小学生時代に米国にいて早稲田大学政経学部卒。林外相は東京大学法学部から米国留学。それぞれ、銀行や民間企業で修業したのち父親の秘書となった。選挙地盤は安定しているので、厳しいどぶ板選挙の経験はない。

しかも、2人とも頭がいいので「政界のプリンス」として扱われ、聞き上手で自分の意見をあまり言わず、党内や各省庁とりまとめに重宝されてきた。だから、官僚の間での評判もすこぶるいい。

安倍氏と違い

ただ、問題は、安倍晋三元首相などと違って、政治家として何をやりたいのか、いま一つ分からない。人々を惹きつけるような政策を掲げることもなく、難局突破のために先頭に立って戦うわけでもない。日本が安定した環境にあるならそれでいいのだが、そこがまったく物足りない。

岸田派で経産省出身の小鑓隆史(こやり・たかし)参院議員は「2人とも機が熟したとみたら、果敢に決断し攻めていく人ですよ」という。原発政策の転換などヒットだと思うので、国政選挙のない「黄金の3年間」に、安倍氏の悲願である憲法改正を前進させるなど、大変革を実現してくれると期待したい。

■八幡和郎(やわた・かずお) 1951年、滋賀県生まれ。東大法学部卒業後、通産省入省。フランス国立行政学院(ENA)留学。大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任し、退官。作家、評論家として新聞やテレビで活躍。徳島文理大学教授。著書・共著に『家系図でわかる 日本の上流階級』(清談社)、『令和太閤記 寧々の戦国日記』(ワニブックス)、『安倍さんはなぜリベラルに憎まれたのか 地球儀を俯瞰した世界最高の政治家』(同)など多数。

8294チバQ:2022/09/03(土) 04:23:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/64d4dfeb7070f10b2f29f7b894ad9298312c5721
「叱責される、大変すぎる」出張同行嫌がる声も…西村康稔大臣の出張対応マニュアルに「お土産持ち人員・サラダ購入部隊を用意」
9/2(金) 20:21配信


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FNNプライムオンライン
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8月の内閣改造で経済産業大臣に就任した西村康稔氏(59)。経産省の職員が西村大臣の「出張時の注意点」と題した対応マニュアルを作っていたことがわかった。

【画像】出張帰りの弁当購入は、スタッフも二手にわかれて(出張時の様子など写真16枚)

視察先の名産品を購入 「お土産ロジ」の内容は
【取扱注意】と書かれたA4サイズ1枚のこの文書。出張時の場面を分類し、「車中」「お土産購入時」「帰宅時」それぞれの注意点が詳しく書かれていた。

そのひとつが「お土産購入ロジ」と題された項目。

2021年まで経済再生担当大臣を務めていた西村大臣。その時は視察で訪れた各地の名産品をお土産として購入し、SNSによく投稿していた。

マニュアルにある出張時のお土産購入の注意点を見ると「大臣は、お土産の購入量が非常に多いため、荷物持ち人員が必要。秘書官一人では持ちきれないため、東京駅の大臣車積み込みまで対応することが理想」

「また、お土産店を移動して買い物をすることも想定されるため、会計は一人ではなく複数人で対応できる体制が必要。(大臣はご自身で払おうとするが、会計には時間がかかるため事務方が瞬時に支払い(立替)にいくことが必要)」などと書かれている。

また「生ものを購入することもあるため、保冷剤の購入や移動車の冷房は必須」などと記されている。

試食し自ら支払い ”ジム通い”で食事にもこだわり
8月に福島県浪江町でお土産を選ぶ西村大臣の写真からも、背後からじっと見つめる職員が細心の注意を払っていることがうかがえる。

2年前、大分県豊後高田市を訪れた際の映像では、和菓子店に立ち寄り試食をすると…。

西村経済再生相(当時):
おいしいね、これ。ちょっと買って帰りましょうかね

店員:
ありがとうございます。お土産にちょっと?

西村経済再生相(当時):
買って帰りますよ

お土産用にと即決でお買い上げ。

西村経済再生相(当時):
お支払いしますよ。現金がいいですか?払います、払います、払います

確かに大臣が自ら財布を出し、支払いをしていた。

こだわりは、食事にも…。対応マニュアルの「帰宅時・駅構内での対応」では、こんな注意点が書かれていた。

「大臣は、夕食を購入するために駅構内を散策。弁当購入部隊とサラダ購入部隊の二手に分かれて対応」

関係者によると、西村大臣は「体形維持のためにジム通いをしていて、サラダが好物。炭水化物は控えている」という。

さらに「出張での車の中での対応」として「西村大臣の五月雨(さみだれ)式の質問に答えられるよう体制の構築が必要」などとも記されている。

8295チバQ:2022/09/03(土) 04:24:03
2年で秘書官5人交代 西村大臣「過度に気を使う必要はない」
なぜ、このような対応マニュアルが作成されたのだろうか。

西村大臣が新型コロナ対策相を務めていた頃を知る内閣府の関係者からは、次のような声が出ている。

内閣府の関係者:
何度か出張に同行したが車内で叱責されて、なんとか理由をつくって同乗するのを避けていた

内閣府の関係者:
みんな出張の同行を嫌がっていた。秘書官が大変すぎるということで、特別に「大臣室長」というポストを2年前に初めて作った

西村氏の新型コロナ対策相時代は、2年間で秘書官が5人交代したという。

その一方で各地でお土産を買い、地方でお金を落とすことを評価する意見や、政府関係者からの「このくらいのマニュアルは普通です」との声も出ている。

経産省によると、この文書を作ったのは8月の福島出張に対応した職員だという。

FNNの取材に対し、経産省は「今後の出張の準備の参考になるよう、あくまで参考用の内部文書として自発的に作成したもの」と回答。「西村経産相からの指示は事務方として過度な負担とは認識していない」としている。

その上で、この文書について西村経産相から「過度に気を使う必要はなく、ましてやこのような文書を作成する必要もない」といった指示があったとしている。

(イット!9月2日放送より)

イット!

8296チバQ:2022/09/05(月) 07:14:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fa76e41e2fd0afb97ece3d74686873d1afd67c6
入閣を果たした二人の「西村」のライバル関係 同期だが対照的な歩みとは
9/5(月) 5:56配信


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デイリー新潮
似て非なる二人

 このほど入閣した、二人の「西村」が微妙な緊張関係にあるという。西村康稔経済産業相(59)と、西村明宏環境相(62)のことだ。

 政治部デスクが言う。

「二人は初当選が2003年の同期で、同じ安倍派の所属。“ダブル西村”と呼ばれていますが、政治家としての歩みは対照的です」

 その端的な例が安倍晋三氏の死後の対応だ。銃撃事件が起きた7月8日、派閥の事務総長だった康稔氏は、すぐに大学病院に駆け付けた。その後は富ヶ谷の私邸で昭恵夫人らと弔問客に応対し、増上寺での通夜・葬儀では裏方を取り仕切った。

 閣僚経験者が振り返る。

「あの時、明宏さんは“またアイツが目立とうとしている”と、不快感をあらわにしていてね。今度も康稔さんが経産相で入閣すると聞くと、“事務総長なんだから後輩に回せばいいのに”と揶揄していたよ」

対照的な経歴
 3度目の入閣となった康稔氏に対し、明宏氏は今回が初入閣。二人のコントラストは経歴の面でも鮮明だ。

 康稔氏は兵庫県の出身で、東大ではボクシング部に所属。通産省から政界に転身し、当選回数は7回。義父の吹田あきら元自治相は安倍氏の祖父・岸信介元総理に師事し、地元で“国家老”と呼ばれるほどの人物だった。

 先の政治部デスクの解説。

「康稔さんが無所属の新人として立候補した00年の総選挙では、対抗馬に自民党の公認候補がいたのに、無役だった安倍氏がとある集会に駆け付けた。結果は落選でしたが、康稔さんには“この時から安倍氏と行動をともにしてきた”との自負があるようです」

 一方の明宏氏は福岡県出身。早大大学院を経て、三塚博元蔵相の秘書に。3度目の選挙で落選しており、当選回数は康稔氏より少ない6回に甘んじている。

「三塚氏は安倍氏の父・晋太郎元外相を支えた“四天王”の一人。当時、安倍氏は父親の秘書を務めており、その関係で明宏氏と親しくなったそうです。晋太郎氏の死後、三塚氏は安倍派の後継を巡って加藤六月元農林水産相と対立。その際、吹田氏は三塚氏ではなく加藤氏を支援しています」

発信力にも大きな差が
 それぞれ安倍氏と親交を深めながら、“義理のオヤジ”と“事務所のオヤジ”が対立していた二人。人間関係の築き方も対照的だ。

 安倍派の中堅議員が言う。

「自意識が強く、複数の会合をはしごすることが多い康稔さんは、議員仲間との会合でも構わず中座します。たまたま居合わせた安倍元総理が“もっといればいいのにねぇ”と寂しそうにしていたことも。一方の明宏さんは、支援者と広く浅く付き合う康稔さんとは対照的に“まずは飲みに行こう”と、これはと思う相手と深く付き合うのが特徴です」

 発信力にも大きな差が。

「康稔さんは新型コロナ対策担当相だった際に情報発信に努める一方、あまりの会見の多さにスタンドプレーとの批判を受けた。他方、明宏さんは会見が苦手で、官房副長官だった19年には反社会的勢力を“反社の皆さま”と呼んで物笑いのタネになりました」

 経産省と環境省の微妙な距離は「開発業者と市民団体の関係」にも例えられる。

「大臣就任直後、明宏氏は“環境を守ることは経済を回す足かせにはならない”と発言。康稔氏を意識した先制ジャブとみられています」(先の政治部デスク)

「週刊新潮」2022年9月1日号 掲載

新潮社

8297チバQ:2022/09/05(月) 07:18:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/47f64ae2b50cef6479931cd38f6f4e6ecec12651
河野デジタル相「勧告権」活用方針 他省庁に意見する強力な権利
9/4(日) 20:21配信
毎日新聞
河野太郎デジタル相

 河野太郎デジタル相は4日、行政のデジタル化についてデジタル庁が他省庁に意見を提出できる権利である「勧告権」を積極的に活用していく考えを示した。フジテレビの報道番組での発言。

 河野氏は「法律の権限としてあるのであれば積極的に使うのは当然だと思っている」と述べた。

 勧告権はデジタル整備に関するデジタル庁の指示に所管省庁が抵抗しても、発動されれば事実上従わざる得ないほどの強力な権利。ただ、昨年9月のデジタル庁発足以来一度も発動されていない。

 一方、河野氏はマイナンバーカードの普及で「マイナポイント」を付与する事業について、同番組で「若干、邪道なところがある」と述べた。「王道はマイナカードを持つことで生活が便利になることだ」とも発言した。

 マイナポイントは、マイナンバーカードの取得や預金口座の登録申し込みなどで最大2万円分のポイントがもらえる国の事業の「第2弾」が6月にスタートしている。【山口敦雄】

8298チバQ:2022/09/05(月) 07:26:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/39d2d167c8018b3340d13633e8b17282157b97c1
山際大臣“旧統一教会問題”こじらせで更迭論強まるも…岸田首相は切るも地獄、続けるも地獄
9/4(日) 9:06配信
日刊ゲンダイDIGITAL
自民党アンケート結果公表ズレ込み
信頼失墜の元凶・山際経産相(右)に公明党はカンカン(C)日刊ゲンダイ

「縁切り宣言」を受けた“リトマス試験紙”が公表前からケチをつけた。2日が回答期限だった自民党の所属国会議員を対象にした旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)や関連団体との関係を尋ねるアンケート。曖昧表現など記述不十分が多く、再提出を求めたケースが続出し、結果公表は来週後半にズレ込みそうだ。その際、岸田首相はこの問題をこじらせている山際大志郎経済再生相をどう処遇するのか。注目が集まっている。


 ◇  ◇  ◇

 旧統一教会との関係について、山際大臣は内閣改造前にはシラを切り、留任決定後に公表。その後も、2016年にネパールでの関連団体のイベントに出席していたと報じられると「報道を見る限り、出席したと考えるのが自然だ」と他人事で、ナメた態度を公にさらした。

 連立パートナーの公明党は山際氏にカンカンだ。北側一雄副代表は1日の会見で「現職の大臣ですから会見の場は定期的にある。しっかり説明責任を果たしていただきたい」と注文をつけた。

 山際氏は2日の会見で、「週刊新潮」に秘書が信者の可能性があると報じられたことについて、「事務所のスタッフ全員に確認したが、当該宗教の信者は確認できなかった」と否定。しかし、山際氏と旧統一教会はかなり深い関係だったとみられ、火種はくすぶったままだ。

「自民党のアンケートは、祝電送付、インタビュー対応、会合出席、選挙支援など8項目に限定した不十分なものですが、それでも、山際大臣の付き合い方が突出していることが明らかになる可能性はある。また、公表後にアンケートに記載しなかった関係が判明することも十分あり得ます。山際問題は一向に収まりそうにありません」(政界関係者)

■与党内からも「山際大臣は持つのか」の声

 野党は山際問題にロックオン。定例会見では記者の追及が続き、公明党も厳しい視線を送る。与党内からは「山際大臣は持つのか」との声も上がっている。

「岸田首相が山際大臣を更迭すると“疑惑隠し”と言われかねない。かといって、残留すると厳しい追及が続いてしまう。引くも地獄、続けるも地獄です。もともと、山際大臣が旧統一教会との関係も明かさず、再任してしまったこともあり、岸田首相は被害者ヅラをしたい。山際大臣が自ら職を退いてもらうなら、それで構わないくらいに思っているのではないか」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

 2日、公明党の山口代表と会談した岸田首相は、旧統一教会の問題などについて「心配をおかけしている」と陳謝。山際問題が片づかない限り、支持率は下がり続ける「無間地獄」の様相である。

8299チバQ:2022/09/05(月) 08:14:51
https://www.news-postseven.com/archives/20220902_1788804.html?DETAIL
国内
2022.09.02 07:00
週刊ポスト
池田勇人と宏池会 日本を高度経済成長に導いた「頭脳派集団」の実像

 時は1960年代──。前任の岸信介政権下での安保闘争で揺れる日本を「経済大国」へと押し上げたのが、総理大臣・池田勇人が率いる宏池会であった。その姿は令和の時代の“派閥”とは全く異なる。屈指のブレーンたちが集った最強政策集団の実像とは──。【前後編の前編】(文中一部敬称略)

 * * *
 岸田文雄・首相が率いる「宏池会」(岸田派)は自民党の保守本流と呼ばれる。創設者は池田勇人。「所得倍増計画」で日本の高度経済成長の礎を築いたことで知られる昭和の名宰相の1人だ。

 奇しくも、岸田氏の首相在任中に安倍晋三・元首相銃殺事件が起きたのと同様に、池田は総理大臣として浅沼稲次郎・日本社会党委員長刺殺事件という重大な政治テロ事件に直面した。だが、2人の取った対応は対照的だった。

 安倍氏の銃殺事件後に岸田内閣の支持率が急落しているのに対し、池田は事件処理に鮮やかな手腕を見せ、発足したばかりだった政権を安定軌道に乗せた。それを支えたのが池田のもとに集まった宏池会創成期の多彩な人材たちだ。

 池田が首相に就任した1960年は、前任の岸信介が進めた日米安保条約改定への反対運動の余燼がくすぶり、日本社会全体が左右対立で騒然としていた時代だ。

 総選挙を1か月後にひかえたその年の10月12日、「自民党苦戦」が伝えられる情勢のなか、日比谷公会堂で開かれた3党首立会演説会で社会党の浅沼委員長が右翼少年に刺される事件が起きた。池田もその場に同席していた。

 事件の一報を受けると、官邸は即座に動いた。池田の番記者を務め、浅沼事件の目撃者でもある山岸一平・元日本経済新聞専務の証言だ。

「午後3時に私の目の前で浅沼さんが刺された。病院に運ばれたが死亡が伝わると、ただちに自民党本部に日の丸と自民党旗に黒いリボンをつけた弔旗が翻った。当時は参院議員だった宮沢喜一さんが指示したものだ。

 そしてすぐに官房長官の大平正芳さん、前尾繁三郎さん(当時は自民党経理局長)、宮沢さんら池田側近が集まり、警視総監と警察庁長官を処分する方針を話し合ったが、警視総監は東京都知事、警察庁長官は国家公安委員会に任命権があるから内閣の判断では辞めさせられない。そこで、治安の最高責任者である山崎巌・自治大臣兼国家公安委員長を辞任させると決めた。浅沼さんが死んでわずか数時間後のことです」

 治安の最高責任者に即、責任を取らせたのだ。

 それだけではない。

 政府は5日後に臨時国会を召集し、池田自ら追悼演説を行なうことを決めた。その演説が歴史に残る追悼演説だった。山岸氏が続ける。

「池田さんは、〈沼(浅沼氏のこと)は演説百姓よ/よごれた服にボロカバン/今日は本所の公会堂/明日は京都の辻の寺〉という浅沼氏の農民運動時代の仲間の詩人(田所輝明)が作った詩を冒頭に読み上げて、民主主義の社会に暴力は一番いけない。こういう時に浅沼さんみたいに素晴らしい人を失ったのは日本としても日本国民としても大きな損失、悲しみだと追悼した。

 この名演説で池田内閣の評判が上がり、自民党は負けると思われた直後の総選挙で逆に議席を少し増やした。池田さんがそんなしゃれた演説をやれるわけがないと思っていたら、原案を書いたのは西日本新聞の記者出身で池田さんの総理秘書官だった伊藤昌哉氏(後に政治評論家)だった」

 選挙間近に起きたという状況も安倍氏銃殺事件と似ているが、岸田首相が警備責任者の処分をなかなか行なわず、追悼演説も人選が決まらずに延期されたのとは対応に決定的な差がある。

 池田のもとで浅沼事件の機敏な対応にあたった前尾、大平、宮沢はいずれも大蔵省出身の池田の後輩にあたる。池田がつくった「宏池会」はそうした大蔵省出身者を中心に、エコノミスト、有力財界人や秘書官の伊藤のようなマスコミ出身者など多彩な顔ぶれから構成される「最強の頭脳集団」だった。

8300チバQ:2022/09/05(月) 08:15:17
本当の「聞く力」
「寛容と忍耐」をスローガンに掲げた池田は安保改定の混乱を乗り切り、政治を安定させると、自主憲法制定を謳った岸政権時代の安全保障重視路線から「軽軍備・経済優先」へと政策を大転換させた。

 戦後日本の政党政治を専門とする福永文夫・獨協大学教授は、論文「派閥構造から見た宏池会」のなかで宏池会が保守本流と呼ばれる理由をこう書いている。

〈池田派は、(軍備・法制など体制をめぐる)ハードな争点は棚上げにして、安保体制下で、軽軍備、経済大国をめざした。戦後の「経済一流」国家日本の推進役を果たしたことから、「保守本流」と呼ばれ、自らも誇示してきた〉

 自民党の派閥は、領袖を総理・総裁に担ぎ上げることを目的につくられた。いわば権力闘争の実戦部隊という面が色濃い。
 宏池会も規約第1項で〈池田勇人氏の政治活動を支援する〉と謳っていた。だが、池田と派閥の議員やブレーンとの関係は、トップの指示で派内が結束して動く、後の田中(角栄)軍団とは大きく違っていた。福永教授が語る。

「宏池会では大平ら議員やブレーンが総理大臣としての池田をうまくコントロールしていた。池田は蔵相時代に『貧乏人は麦を食え』と失言するなど、岸と似た高姿勢なところがある政治家として知られ、その強硬姿勢が政権の行方に悪影響をもたらすことが心配されていた。そこで側近たちが池田を“教育”するために掲げたのが寛容と忍耐、低姿勢というスローガンです。

 寛容は宮沢、忍耐は大平が考えた言葉で、従来の強権的な政治ではなく、野党や国民との対話を重視して合意形成を図るとの意思表明でした。池田もそれを受け入れた。池田を岸亜流の政治家と見ていた当時の記者たちは、就任会見の池田のソフトな印象に面食らったそうです」

 池田は酒豪で知られ、性格は豪放磊落、側近の言いなりに動く人物ではない。議論好きで蔵相時代から秘書官だった大平や宮沢らと公用車のなかでも喧嘩腰で議論を戦わせたという。前出の山岸氏がこう振り返る。

「池田さんは気が短く、車の中で議論をしているうちに癇癪を起こして、『生意気を言うな、大平。降りろ!』と言い出すんだそうだ。売り言葉に買い言葉で大平さんや宮沢さんも『はい、降ります』と降りた。そうすると、翌日になって池田さんが『昨日はちょっとオレが言いすぎた。悪かった』と電話してくる。そういうことが何度もあったと大平さんや宮沢さんに聞かされた。

 それでも池田さんは、他人の話はよく聞く。だから側近たちは怒鳴られながらも、絶対聞いてくれるという信頼関係があった」

 まさに「聞く耳」を持った政治家だった。岸田首相の「聞く力」も池田のそうした姿勢をお手本にしているとされるが、一番の違いは、池田は意見を「聞く」だけではなく、側近やブレーンと議論を戦わせて政策を強力に実行していったことだ。

(後編に続く)

※週刊ポスト2022年9月9日号

8301チバQ:2022/09/06(火) 08:26:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/22035558f64c0048a036cbebae4d154f2bfe354d
「安倍派」結束維持に躍起 ‟ポスト安倍”不在…気運盛り上がらず
9/5(月) 10:10配信

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西日本新聞
自民党本部

 自民党の最大派閥、安倍派(清和政策研究会、97人)が、結束維持に躍起になっている。会長の安倍晋三元首相が凶弾に倒れ、四分五裂の危機も取り沙汰される中、役職を新設してめぼしい中堅を取り込むなど、体制固めに苦心。ただ、肝心の後継会長選びは衆目の一致する「ポスト安倍」が不在とあって、機運は盛り上がらないままだ。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 「安倍会長の遺志を継ぎ、心一つにして政治を進める」「政策集団としてしっかりまとまっていく」。最近の安倍派会合では冒頭、団結を呼びかける塩谷立会長代理のあいさつがお決まりになっている。旗頭を失い、遠心力が働く派内では「いつ脱会者が出てもおかしくない」(自民関係者)状況。派幹部らは、所属議員のわずかな動きにも神経をとがらせているという。

 岸田文雄首相が人事刷新に踏み切った後の8月下旬、安倍派は派内外の調整を担う要職の事務総長に高木毅国対委員長を決定。その下に、新たに事務総長代理のポストを設け、福田達夫前総務会長、柴山昌彦元文部科学相、野上浩太郎参院国対委員長の3人を充てて「きめ細かく連携を図る体制」(塩谷氏)を整えた。

 9月19日には、安倍氏と国家観や歴史観が近い専門家3人を講師に招いて研修会を開く予定で、派に属する意義を再確認してもらう狙いがあるという。

 とはいえ、こうした措置が即座に後継会長選出につながるかは見通せない。安倍氏は生前、派内の首相候補として、下村博文元文部科学相、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、松野博一官房長官の4人の名を挙げていたが、頭一つ抜け出た人物はいない。

 さらに、後継レースを複雑にしているのが世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る問題だ。政調会長に起用するなど首相も期待を寄せる萩生田氏は、教団との関係の濃さが指摘され、足かせに。下村氏も、文部科学相だった際に申請された教団の名称変更問題が、尾を引いている。

 安倍派の方針は、安倍氏の国葬が執り行われる27日まで現在の集団指導体制を維持し、その後に関しては未定。派内には、求心力を高めるため新しいトップの下で秋の臨時国会を迎えるべきだとの意見がある一方で、「急ぎ過ぎると分裂の引き金になりかねない」(重鎮)として現状を保たざるを得ないとの見方も強い。中堅議員は「下手に動けば批判の的になる。誰も、動くに動けない状態だ」と解説する。 (御厨尚陽)

8302チバQ:2022/09/08(木) 08:26:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/589e7e9980c59491eddfb684ba3a4cbc64966a82
菅前首相、動き活発化…首相周辺からは「非主流派の軸になりかねない」
9/8(木) 6:44配信

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読売新聞オンライン
国葬で弔辞 地方での情報発信
安倍元首相が銃撃された現場に向かって手を合わせる菅前首相(右端)(7日、奈良市で)

 自民党の菅前首相が動きを活発化させている。岸田首相と一定の距離を置きつつ、安倍晋三・元首相に近い議員や二階俊博・元幹事長ら非主流派と良好な関係を保ち、地方での情報発信に熱心だ。首相周辺は菅氏の動向を注視している。

 菅氏は7日、安倍氏が銃撃されて死亡した奈良市の近鉄大和西大寺駅前の現場を事件後初めて訪れ、静かに手を合わせた。

 記者団には、「胸中差し迫るものがあった。本当に無念で残念で悲しい気持ちでいっぱいだ」と述べた。27日の安倍氏の国葬(国葬儀)で「友人代表」として読む弔辞については、「感謝をお伝えしたい」と語った。

 菅氏の弔辞は遺族の意向によるもので、首相が5日に菅氏と面会し、直接依頼した。国葬で弔辞を読むのは、首相ら三権の長以外では菅氏だけだ。首相には、萩生田政調会長ら安倍派の議員とも親しい菅氏であれば、党内で異論は出ないとの読みがあったとされる。

 菅氏の退陣後も、菅氏に近い無派閥衆院議員のグループ「ガネーシャの会」と、菅氏を慕う無派閥参院議員のグループは活動を継続しており、菅氏の党内での存在感は大きい。

(写真:読売新聞)

 今月1日には、二階氏や森山裕選挙対策委員長と会食し、変わらぬ親密さを示した。麻生副総裁や茂木幹事長とも定期的に食事し、意見を交わしている。

 首相も菅氏に配慮を示し、たびたび菅氏のもとに足を運んでいる。8月10日の内閣改造・党役員人事では、菅氏を副総理など要職に充てる案も検討された。結局、菅氏の起用は実現しなかったが、首相は菅氏に近い河野デジタル相や森山氏を処遇した。

 ただ、菅氏は首相との距離を縮めようとはしていない。周囲には、改造時期について「これほど早くやる必要はなかった」と漏らし、「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)の問題を巡っても、「対応が中途半端だ」と手厳しい。

 菅氏は安倍氏の事件を受け、党内の有志議員による勉強会の発足を見送ったが、首相時代に力を入れた政策の推進には余念がない。8月18日には山梨県、24日には北海道を訪れ、農林水産品の海外輸出や脱炭素社会をアピールした。

 当面は地方視察などに専念する構えだが、党内では勉強会の構想はいずれ復活すると見る向きがある。首相周辺は「内閣支持率が徐々に下がる中、勉強会の動きが出れば、非主流派の結集軸になりかねない」と警戒感を示している。

8303チバQ:2022/09/08(木) 17:49:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/56aef8d25d6759ef9d5f2b338b36567ab65f9f60
選挙支援依頼は井上、斎藤氏と自民幹事長
9/8(木) 17:20配信

共同通信
 自民党の茂木幹事長は調査結果について、旧統一教会や関連団体へ選挙支援を依頼するなどしたのは、斎藤洋明衆院議員と井上義行参院議員の2人だと明らかにした。

8304名無しさん:2022/09/08(木) 21:16:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7888df95c4fc9f178734e2aa2eed05270bb8895
自民党が氏名公表した旧統一教会と関与のあった議員一覧
9/8(木) 19:41配信


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スポーツ報知
 自民党が氏名公表した旧統一教会と関係していた議員一覧

 ◆関連団体含め、会合への出席「議員本人出席で挨拶あり」

 【衆院議員】

 逢沢一郎/赤沢亮正/東国幹/池田佳隆/石橋林太郎/石原宏高/石原正敬/伊東良孝/稲田朋美/井林辰憲/井原巧/大岡敏孝/尾崎正直/小田原潔/鬼木誠/菅家一郎/神田憲次/北村誠吾/工藤彰三/熊田裕通/国場幸之助/小寺裕雄/小林茂樹/小林鷹之/小林史明/坂井学/佐々木紀/柴山昌彦/島尻安伊子/鈴木馨祐/関芳弘/高木宏壽/高鳥修一/高見康裕/武田良太/武村展英/谷川とむ/田野瀬太道/田畑裕明/塚田一郎/土田慎/土井亨/中川貴元/中川郁子/中曽根康隆/中西健治/中根一幸/中野英幸/中村裕之/中山展宏/西野太亮/萩生田光一/鳩山二郎/平井卓也/深沢陽一/古川康/細田健一/宮内秀樹/宮崎政久/宮沢博行/務台俊介/宗清皇一/村井英樹/盛山正仁/保岡宏武/柳本顕/山際大志郎/山田賢司/山本朋広/若林健太

 【参議院】

 青木一彦/生稲晃子/石井浩郎/井上義行/猪口邦子/上野通子/臼井正一/江島潔/加田裕之/加藤明良/北村経夫/古賀友一郎/小鑓(こやり)隆史/桜井充/佐藤啓/高橋克法/豊田俊郎/永井学/船橋利実/星北斗/舞立昇治/三宅伸吾/森屋宏/山本順三/若林洋平/渡辺猛之

 ◆統一教会関連団体の会合への出席。議員本人出席で講演

 【衆議院】

 赤沢亮正/甘利明/石破茂/伊東良孝/大岡敏孝/小田原潔/北村誠吾/木原稔/佐々木紀/谷川とむ/中谷真一/中山展宏/古川康/宮沢博行/務台俊介/山際大志郎/義家弘介

 【参議院】

 井上義行/猪口邦子/衛藤晟一

 「旧統一教会主催の会合への出席」

 【衆議院】

 逢沢一郎/上杉謙太郎/木村次郎/柴山昌彦/萩生田光一/穂坂泰

 【参議院】

 磯崎仁彦/井上義行/三宅伸吾/森まさこ

 ◆旧統一教会及び関連団体に対する会費類の支出」のうち、政治資金規正法上、要公開の対象議員

 【衆議院】

 青山周平/池田佳隆/伊藤信太郎/伊東良孝/井上信治/上野賢一郎/大岡敏孝/奥野信亮/小田原潔/鬼木誠/加藤勝信/神田憲次/木村次郎/高木啓/高木宏壽/武田良太/田畑裕明/寺田稔/中川郁子/萩生田光一/平井卓也/平沢勝栄/松本洋平

 【参議院】

 上野通子

 ◆旧統一教会及び関連団体からの寄付やパーティー収入で寄付もしくはパーティー収入有り」のうち、政治資金規正法上、要公開の対象議員

 石破茂/下村博文/高木宏壽/山本朋広

 ◆選挙におけるボランティア支援

 【衆議院】

 岸信夫/木村次郎/熊田裕通/斎藤洋明/坂井学/高鳥修一/田畑裕明/田野瀬太道/中川貴元/中村裕之/深沢陽一/萩生田光一/星野剛士/若林健太

 【参議院】

北村経夫/小鑓(こやり)隆史/船橋利実

 ◆旧統一教会及び関連団体への選挙支援の依頼、及び組織的支援、動員などの受け入れ

 【衆議院】

 斎藤洋明

 【参議院】

 井上義行

8305チバQ:2022/09/12(月) 07:44:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/c799a2f2e92fd72fad613cbaff273ab451b3dfa7
低所得者狙うも首相〝鬼門〟の現金支給 5万円給付
9/9(金) 21:16配信


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産経新聞
閣議に臨む岸田文雄首相=9日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

政府が9日に決定した住民税非課税世帯に1世帯当たり5万円を給付する物価高対策が賛否両論を呼んでいる。生活必需品の値上げの影響を受けやすい低所得者を支援する狙いだが、物価高の影響は幅広い国民に広がっているのにもかかわらず、支給対象が一部世帯に限られているため、与党内から「かえってマイナスだ」との批判が出始めた。政府は10月に改めて総合経済対策をまとめる方針だが、首相の対応次第では批判が強まるおそれがある。

【グラフでみる】一律給付金、何に使った?

「生活必需品の物価上昇によって、特に低所得世帯で大きな影響が出ている」

岸田文雄首相は9日、官邸で開いた「物価・賃金・生活総合対策本部」で強調した。

低所得世帯は収入に占める電気やガスなど公共料金や食費の割合が高いとされる。現金支給の対象である住民税非課税世帯には年金受給者も多く、政府は個別の要請を待たずにプッシュ型で支援する考えだ。

政府が先の参院選前に、電気料金高騰対策として打ち出した2千円分のポイントを付与する「節電ポイント」事業は、エアコンの使用控えなどで熱中症を招きかねないと批判を浴びた。

政府高官は「節電ポイントでは広く薄く支給しようとして批判を浴びた。5万円支給は困っている層をピンポイントで支援できる」と説明する。

ただ、与野党からは効果を疑問視する声が出ている。

「(支給対象が)住民税非課税世帯だけで、果たして十分といえるのか」。立憲民主党の泉健太代表は8日、国会内で記者団にこう強調した。

自民の中堅議員も「高齢者へのバラマキとみられる」と指摘。積極財政派の若手議員は「対象を絞るには支給額が小さすぎるし、全国民が影響を受けているのに、線引きするのは不公平だ」と批判する。

政権にとって現金給付は〝鬼門〟だ。

昨年末には18歳以下を対象にした10万円相当の給付をめぐり、政府は当初、現金とクーポンをそれぞれ5万円ずつ配る方針を示したが、自治体から批判が上がり、最終的に大半が現金の一括10万円給付になった。今春にも政府・与党内で年金受給者に対する5千円の給付が浮上したが、反対意見が相次ぎ、撤回に追い込まれた。

首相は党政調会長時代の令和2年4月、新型コロナウイルス対策として生活困窮世帯に30万円を給付する案をまとめたが、公明党などの働きかけで、政府は全国民への一律10万円給付に方針転換した。政府関係者は今回の5万円給付について「首相官邸内にも異論があった」と打ち明ける。

首相は経済情勢の変化に対応するため、10月に総合経済対策を策定する考えだ。円安の進行などで物価高は当面続くとみられており、党内からは大型の財政出動を求める声が強まる可能性もある。(今仲信博、沢田大典)

8306チバQ:2022/09/14(水) 17:15:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8161ab95d350f20cfdf9a114319fe2de6603405
窮地の岸田首相の次は「茂木敏充」ただ一人、安倍派没落の今見えた総理への道
9/14(水) 6:01配信



 支持率低下で窮地に追い込まれつつある岸田文雄首相。永田町では早くも「ポスト岸田」を占う動きが強まるが、現状の筆頭候補は茂木敏充自民党幹事長だ。ライバル候補者の現状分析とともに、茂木氏の眼前に「総理への道」が開きつつある理由を解説しよう。(イトモス研究所所長 小倉健一)

● 国葬反対に統一教会問題… 岸田首相に吹き荒れる逆風

 安倍晋三元首相の国葬に対して高まる「反対」の世論に加え、相次ぐ自民党議員と旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関係発覚により、岸田文雄首相が逆風に立たされている。主要メディアの世論調査では支持率が急落し、気の早い永田町では「ポスト岸田」を模索する動きも見られるようになった。「信頼と共感」をうたう首相への期待はこのまま萎むことになるのか――。

 岸田政権の支持率は軒並み下落している。毎日新聞と社会調査研究センターの調査(8月20、21日)によると、内閣支持率は36%で前回調査(7月)から16ポイント下落し、昨秋の政権発足以降最低となった。不支持率は54%で17ポイントも増加している。

 同じ時期の産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)の調査では支持率が54.3%だったものの、前回の7月調査時からは8.1ポイント下落。不支持率は9.4ポイント増の40.3%と急上昇している。

 下落傾向は9月に入っても顕著で、JNNの世論調査(9月3、4日)では支持率が48.1%と8月から9.4ポイント下落。不支持率は同9.0ポイント増の48.3%で、政権発足後初めて「不支持」が「支持」を上回った。

 危機感を強める岸田政権は、新型コロナウイルス対策として従来の「全数把握」見直しをはじめ数々の緩和策を打ち出し、社会経済活動との両立で景気回復を目指している。

 しかし、9月8日に自民党が発表した党所属国会議員379人と旧統一教会との関係についてのアンケート結果によれば、何らかの接点があったのは179人に上っていた。今後の関係断絶を強調するものの、多数の議員が選挙などの際に支援を受けていたことには国民から厳しい視線が送られている。

 今夏の参議院選挙で勝利し、今後3年間は大型選挙がない「黄金の3年」を獲得したはずの岸田首相だが、先行きは険しいものといえる。全国紙のある政治部記者は「このまま支持率下落に歯止めがかからなければ、来年4月の実施で調整中の統一地方選挙で自民党候補が苦戦する可能性があります。もしそうなれば『もう岸田自民党では戦えない』として、岸田下ろしに発展するかもしれません」と指摘する。

 では、岸田氏に代わり得る次期首相候補は誰がいるのか。別のベテラン記者がその筆頭に名を挙げるのは茂木敏充自民党幹事長である。

 ライバル候補者の現状を分析すると、茂木氏の眼前に「総理への道」が開きつつある理由がよく分かる。本人の資質やまだ足りていない能力などとともに解説していこう。

● 「ポスト岸田は茂木氏」の見方が 強まるのが無理もない理由

 「自分より下の人間に無関心」などと厳しい声も向けられる茂木氏だが、類いまれな頭脳で政策立案能力に長けていることは永田町で誰もが認めるところ。茂木派(平成研究会)の中堅議員は、茂木氏の人物像をこう打ち明ける。

 「パワハラ体質と言われることがあるのは、やっかみ半分のところもあります。上から投げられた達成困難なボールを打ち返すことに情熱を燃やす一方、安倍元首相のようなずるさはなく、身の回りの人間関係などの雑多なことにまったく興味がない。冷たい印象を与えるとすれば、これが原因でしょう」

 岸田政権の発足後は高市早苗前自民党政務調査会長と摩擦が生じていたものの、8月の内閣改造・自民党役員人事で萩生田光一氏が政調会長に就任。党幹部同士の意思疎通は飛躍的にスムーズとなった。

 自民党第2勢力の茂木派をけん引する茂木氏は、麻生太郎自民党副総裁や岸田首相からの信頼も厚い。第3派閥の麻生派(志公会)、第4派閥の岸田派(宏池会)と共に「主流3派」を構成しており、将来の自民党総裁選出馬に強い意欲を示している。

 安倍元首相が死去し、事実上の総裁選候補者となる派閥会長がなおも決められない最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の状況をにらめば、「ポスト岸田は茂木氏」という見方が強まるのは無理もない。

8307チバQ:2022/09/14(水) 17:15:54
● 「本命・茂木」の対抗馬となり得る 3人の候補者の現状を分析すると…

 確かに主流3派に加え、安倍派の一部が乗る形になれば、次期総裁選レースは茂木氏の一択となり得る。対抗馬として可能性があるのは高市早苗経済安全保障担当相、河野太郎デジタル担当相、そして萩生田政調会長の3人だ。

 ただ、岸田氏は前回の総裁選で戦った高市、河野両氏を閣内に“封印”することに成功している。それぞれ政調会長と広報本部長だった時代は党幹部の立場から岸田政権に注文をつけることが可能だった。しかし、閣僚となれば岸田首相と路線が異なる主張はしにくい。

 高市氏は最大の後ろ盾だった安倍氏を失い、河野氏は所属する麻生派の麻生氏や甘利明元幹事長らの全面支援が確約されていないなど、次期総裁選に向けた不安も抱える。昨年の総裁選で岸田氏を追い詰めたような戦い方はもうできないとの読みが党内に広がる。

 一方、萩生田政調会長は、安倍派の後継会長候補として「ポスト岸田」の有力な選択肢となり得る。無派閥議員を中心に求心力が衰えない菅義偉前首相と共闘すれば、保守派の新たなスターとして茂木氏の最大のライバルになるだろう。

 しかし、現状の安倍派は後継会長を決められず、集団指導体制が続いている。安倍派には現在、西村康稔経済産業相や下村博文元文部科学相、世耕弘成参院幹事長ら有力議員が存在する、その中で強引に派閥領袖の座を獲得すれば、派内に大きなしこりが残り、総裁選対応で一枚岩になれない可能性もささやかれる。

 まずは「ポスト安倍」となれるか否かが鍵になる。これまで原子力発電所の再稼働に向けて剛腕を発揮してきた萩生田氏に、筆者は期待していた部分もあった。しかし、現実問題として最長5年は静かにしていなくてはならないのではないか。

 政権交代可能なまともな野党が存在しない日本の政界の中で、現実的な解を見つけていかなくてはならない。

● 実務能力・交渉能力に秀でた茂木氏 足りない要素とは?

 派閥の掌握については、茂木氏に大きな壁は見られない。唯一あるのは、党参院側に隠然たる影響力を持つとされる青木幹雄元参院議員会長との険悪な関係くらいだ。

 「青木氏はいまだに幹事長としても、派閥会長としても茂木氏を認めておらず、引きずり下ろしたいようだ」(自民党ベテラン)との声は聞こえる。ただ、党の巨額資金や選挙公認権を握り、現職の幹事長として権勢を振るう今の茂木氏からすれば、大きな障害にはならないとの見方が強い。

 筆者が関係者への取材を通して分かってきたのは、茂木氏が通商交渉において発揮してきた能力は、凡百の政治家より極めて高いということだ。

 しかしこれは、以前には安倍氏、そして今は麻生氏という「上司」がいて発揮してきた実務能力、交渉能力だ。その茂木氏に足りないのはリーダーシップであろう。

 これまでの茂木氏の書籍を読むと「優秀な課題解決法」は並べてあるが、リーダーに必要な「課題発見能力」については少し物足りないと言わざるを得ない。

 この弱点を茂木氏が克服したとき、総理大臣への道が見えていくのだろう。岸田首相が迷走を始めた今、日本の命運はこの男にかかっている。

小倉健一

8308チバQ:2022/09/14(水) 17:25:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/989095c637306c9cbb349ccc4d2956bdd5db6ee9
「入閣は次でいい」森喜朗、青木幹雄らとの会食で岸田首相が頭を下げたドンの言葉《茂木交代も主張》
9/14(水) 11:12配信


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文春オンライン
 月刊「文藝春秋」の名物政治コラム「赤坂太郎」。2022年10月号「死せる晋三、生ける岸田を惑わす」より一部を転載します。

◆◆◆

麻生が口にした「何かと色々あるでしょうから」
岸田首相 ©共同通信社

 元首相の安倍晋三が暗殺されてから2カ月。目の上のたんこぶが消えたことで、首相の岸田文雄のことを誰もが「強運の男」と考えた。だが、禍福はあざなえる縄の如し。安倍急逝にともなう統一教会スキャンダルの噴出や国葬問題により、内閣支持率の低下に歯止めがかからない。

 岸田の誤算は、内閣改造人事から始まった。

「私が伺うべきところ、ご足労をおかけします」。内閣改造の前倒しを表明した直後、岸田が真っ先に公邸に招いたのは自民党副総裁の麻生太郎だった。改造4日前の8月6日、岸田は麻生と約1時間会談した。周辺によると、麻生は自派に所属する財務相の鈴木俊一と経済再生担当相の山際大志郎の続投を進言。それを受けた岸田は、河野太郎の再入閣を提案した。麻生はこれを受け入れたうえで「もう一つ。うちの永岡桂子もお願いしたい。何かと色々あるでしょうから」と付け加えた。

 麻生が言及した「色々ある」事情の一つが前地方創生担当相の野田聖子の問題だった。最高裁は8月8日、野田の夫が過去に暴力団員だったと報じた週刊誌に損害賠償請求を求めた野田側の上告を棄却。記事の真実相当性を認めた東京高裁の判決が確定した。野田は最後まで岸田に「週刊誌報道は間違い」と直談判した。だが岸田は事前に最高裁で上告棄却されると報告を受けており、この火種はうまく消せた。

 もうひとつの火種は統一教会問題である。宗教法人を預かる文部科学相は自民党が政権奪還した2012年以降、下村博文、馳浩、松野博一、柴山昌彦、萩生田光一、末松信介と、歴代のほぼ全員が清和会(安倍派)出身者で占められている。とりわけ下村には教団の名称変更を容認した疑惑がある。清和会と統一教会の黒い線をいかに消すか。岸田は永岡を起用するという麻生の提案を受け入れた。結果的に麻生派の閣僚は改造前の3人から4人に増えた。

「萩生田を頼って欲しい」と語っていた安倍
 岸田は麻生への気配りを欠かさない。その約1か月前の7月6日。日本青年会議所(JC)は麻生太郎の長男、将豊を来年1月から次期会頭にすると内定した。親子2代でJC会頭に就く稀有な人事。今期限りでの太郎の引退も囁かれる中、将豊は父の地盤を継ぎ、その血筋から小泉進次郎、福田達夫のライバルになるとも目される。7月16日には岸田は横浜市内で開かれたJCのセミナー会合に出席し、JC会頭の中島土と「新しい資本主義実現に向かってJCが果たすべき役割」について対談。岸田は将豊の顔を立てた。

 岸田は統一教会の火消しはうまく行ったと踏んだが、そうは問屋が卸さなかった。新閣僚のうち、厚労相の加藤勝信、総務相の寺田稔、そして留任した山際などに統一教会との関係が発覚。統一教会問題よりも、「大宏池会」を睨んで麻生への配慮にばかり目が行っていた岸田の甘さが出た格好だ。

 岸田には、安倍亡き後の清和会という懸念材料もある。最大派閥ながらこれといった人材なき烏合の衆――そこで内紛が始まったら、政権を揺るがしかねない。まず岸田が接触したのは前経済産業相の萩生田光一だった。

8309チバQ:2022/09/14(水) 17:25:54
「留任か党役員か。どちらにしても受けてほしい」。内閣改造3日前の8月7日、公邸に裏側から入った萩生田に、岸田はこう告げた。萩生田を党に、西村康稔を閣内に置き、官房長官の松野博一、国会対策委員長の高木毅、参院幹事長の世耕弘成は続投させるというのが岸田の戦略だった。安倍は生前「萩生田を頼って欲しい」との言葉を岸田に残していた。対外的には派内で期待するリーダーとしてこの「五人衆」を挙げた安倍だが、意中の後継者は萩生田だった。

 だが、萩生田を頼ろうとした岸田の戦略は裏目に出る。参院選期間中、新人候補の生稲晃子を伴い統一教会の関連施設を訪れ応援を依頼していたことが判明。萩生田は猛批判に晒され、逆に政権の足を引っ張る存在となった。岸田は清和会のドンにも手をのばす。
岸田が森に「誰を考慮すべきでしょうか」
 8月3日。岸田はオークラ東京の日本料理屋「山里」で森、青木幹雄と会食。前選対委員長の遠藤利明と組織運動本部長の小渕優子も同席した。この会食は森の誘いによるものだった。昨年、幹事長に茂木敏充を起用したことで悪化した岸田と青木との関係修復が狙いだった。改造を控え、岸田が森に「誰を考慮すべきでしょうか」と問うたところ、森もまた萩生田、西村、松野、世耕、高木の五人衆の名前を挙げた。森はその席で茂木の交代も主張した。だが、岸田は青木の手前、茂木の話題は避けた。

 一方、青木も岸田には礼を言わねばならない事情があった。この日召集された臨時国会で、新しい参院議長に元厚労相の尾辻秀久が選出された。青木の薫陶を受けた尾辻は議長候補に何度も挙がったが、安倍との不仲から見送られてきた。安倍と石破茂が立候補した2018年の自民党総裁選で石破の選対本部長を務めたのが尾辻だ。だが石破支持の青木に対し、茂木は派内の衆院議員を安倍支持でまとめ、茂木と青木は決定的に対立した。その尾辻が三権の長となったことで、青木は岸田に感謝をしていた。

 青木は「一番の民主主義は選挙ではなく、話し合いだ」と、盟友の竹下登の口癖だった「和」の必要性を岸田に説いた。「焦らずじっくりでいいからしっかりやりなさい」と政権運営について助言すると、岸田も黙って頭を下げた。小渕の後見役である青木は「(小渕の)入閣は次でいい」とも伝えた。傍らの森も頷いた。だがこの後、森をめぐるきな臭い動きが顕在化する。(文中敬称略)



 赤坂太郎 「死せる晋三、生ける岸田を惑わす」 全文は、「文藝春秋」2022年10月号と「文藝春秋digital」にてお読みいただけます。

「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2022年10月号

8310とはずがたり:2022/09/20(火) 20:32:12
https://twitter.com/hatoyamayukio/status/1558305080981729280
鳩山友紀夫(由紀夫)Yukio Hatoyama
@hatoyamayukio
同期の村上誠一郎議員から電話があった。安倍元総理の国葬はおかしいと思うが永田町では面と向かっておかしいと言う議員がいないと。それでキャンペーンを張ろうと思うが名前を貸してくれと。もちろん喜んでと答えた。国民の大半が反対している国葬になぜ自民党は沈黙するのか。それでも国民の議員か。
午後1:10 ・ 2022年8月13日

安倍氏国葬を欠席へ 自民・村上氏
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022092000842&g=pol
2022年09月20日17時56分

 自民党の村上誠一郎元行政改革担当相は20日、安倍晋三元首相の国葬について「最初から反対だし、出るつもりもない」と述べ、欠席する考えを明らかにした。安倍氏の政権運営が「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊だ」と批判した。党本部で記者団の質問に答えた。

8311チバQ:2022/09/21(水) 07:13:25

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-220920X011.html
安倍氏国葬を欠席へ=自民・村上氏
2022/09/20 17:55時事通信

 自民党の村上誠一郎元行政改革担当相は20日、安倍晋三元首相の国葬について「最初から反対だし、出るつもりもない」と述べ、欠席する考えを明らかにした。安倍氏の政権運営が「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊だ」と批判した。党本部で記者団の質問に答えた。

8312チバQ:2022/09/22(木) 18:48:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/afe87c20aa1f213042a705e01c20fb20ea81da50
「安倍印」の官邸官僚が次々に外され…ついに霞が関にも「安倍時代の終わり」が訪れた
9/22(木) 7:32配信


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現代ビジネス
「第2の島田問題になる」
photo by iStock

 外務省ナンバー2の鈴木浩外務審議官('85年入省)が退き、後任に小野啓一経済局長('88年同)が就いた。

【画像】森喜朗元首相が「血まみれ」で倒れ、集中治療室へ…一体、何が起きたのか

 故・安倍晋三元首相の首相秘書官を7年半務めた鈴木氏の去就は、霞が関で大きな注目を集めていた。安倍氏の生前から「第2の島田問題に発展しかねない」と見られていたためだ。

 島田問題とは今年7月、第2次安倍政権下で首相秘書官を6年半務めた島田和久防衛事務次官が退任した一件。安倍氏は島田氏の続投を要求したが、岸田官邸は「次官は一期2年」との原則論を盾に交代させ、安倍氏の怒りを買った。

鈴木氏の今後は…
 鈴木氏もまた、安倍氏の官房長官時代から秘書官を務め、第1次安倍内閣でも内閣副広報官を歴任した「安倍印」の官邸官僚だ。延べ9年にわたって安倍氏に仕え、外務審議官として'20年7月に首相官邸から外務省へ戻った。局長を経ずに次官級の審議官に就任するのは極めて異例だ。

 今年6月にドイツで開かれたG7サミットでは、岸田首相の補佐役として首脳宣言の取りまとめに奔走した。来年5月には首相のお膝元の広島でサミットが開催されることから、省内では鈴木氏の留任説も出ていた。

 だが安倍氏が凶弾に倒れた直後の人事で、鈴木氏も退任し大臣官房付となった。今後は大使に転出するとの見方が強いが、「鈴木氏は安倍カラーが強すぎて、花形の米国大使で遇されることはない。おそらく英国あたりだろう」(外務省キャリア)と言われる。

 霞が関にも「安倍時代の終焉」が訪れている。

 「週刊現代」2022年9月17日号より

8313チバQ:2022/09/22(木) 18:58:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/afe87c20aa1f213042a705e01c20fb20ea81da50
「安倍印」の官邸官僚が次々に外され…ついに霞が関にも「安倍時代の終わり」が訪れた
9/22(木) 7:32配信


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現代ビジネス
「第2の島田問題になる」
photo by iStock

 外務省ナンバー2の鈴木浩外務審議官('85年入省)が退き、後任に小野啓一経済局長('88年同)が就いた。

【画像】森喜朗元首相が「血まみれ」で倒れ、集中治療室へ…一体、何が起きたのか

 故・安倍晋三元首相の首相秘書官を7年半務めた鈴木氏の去就は、霞が関で大きな注目を集めていた。安倍氏の生前から「第2の島田問題に発展しかねない」と見られていたためだ。

 島田問題とは今年7月、第2次安倍政権下で首相秘書官を6年半務めた島田和久防衛事務次官が退任した一件。安倍氏は島田氏の続投を要求したが、岸田官邸は「次官は一期2年」との原則論を盾に交代させ、安倍氏の怒りを買った。

鈴木氏の今後は…
 鈴木氏もまた、安倍氏の官房長官時代から秘書官を務め、第1次安倍内閣でも内閣副広報官を歴任した「安倍印」の官邸官僚だ。延べ9年にわたって安倍氏に仕え、外務審議官として'20年7月に首相官邸から外務省へ戻った。局長を経ずに次官級の審議官に就任するのは極めて異例だ。

 今年6月にドイツで開かれたG7サミットでは、岸田首相の補佐役として首脳宣言の取りまとめに奔走した。来年5月には首相のお膝元の広島でサミットが開催されることから、省内では鈴木氏の留任説も出ていた。

 だが安倍氏が凶弾に倒れた直後の人事で、鈴木氏も退任し大臣官房付となった。今後は大使に転出するとの見方が強いが、「鈴木氏は安倍カラーが強すぎて、花形の米国大使で遇されることはない。おそらく英国あたりだろう」(外務省キャリア)と言われる。

 霞が関にも「安倍時代の終焉」が訪れている。

 「週刊現代」2022年9月17日号より

8314チバQ:2022/09/22(木) 19:42:44
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20220919-567-OYT1T50093.html
自民安倍派、銃撃事件後初の研修会…塩谷会長代理「遺志継いで結果出す」と結束呼びかけ
2022/09/19 18:44読売新聞

自民安倍派、銃撃事件後初の研修会…塩谷会長代理「遺志継いで結果出す」と結束呼びかけ

自民党安倍派の研修会であいさつをする塩谷立・会長代理(19日午後、東京都内で) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党安倍派(清和政策研究会)は19日、安倍晋三・元首相が銃撃を受けて死亡して以降、初めてとなる研修会を東京都内のホテルで開いた。安倍氏が取り組んだ経済政策「アベノミクス」や外交・安全保障政策などについて学んだ。

 研修会の冒頭、安倍氏への黙とうが行われ、安倍氏の遺影に使われた写真が配布された。塩谷立・会長代理はあいさつで「安倍氏が取り組んだ政策課題、遺志を継いで結果を出すことが目的だ。そのために結束してもらいたい」と呼びかけた。27日に行われる安倍氏の国葬(国葬儀)を巡り、参院安倍派会長の世耕弘成・参院幹事長は「民主的な選挙に勝ち、憲政史上最も長く首相を務めた。その地位に対する敬意としての国葬だ」と意義を強調した。

 一方派閥では、幹部を含めた多くが「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との接点を持っていたことが判明している。塩谷氏は、「何が問題で反社会的とはどういうことか明らかにし、断絶をしなければならない」と述べた上で、被害者救済を進める考えを示した。

 研修会では、ジャーナリストの櫻井よしこ氏や船橋洋一氏が講師を務めたほか、岩田規久男・元日本銀行副総裁がリモートで講演を行った。

8316チバQ:2022/09/24(土) 21:04:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/23be52da90fdab3f51ffb1d767a186c67f3ad527
「次の総理」茂木敏充幹事長の劇的ビフォーアフター…「スネ夫から出来杉くん」への大変身
9/24(土) 8:07配信


現代ビジネス
「自爆解散」の報道まで
photo by Gettyimages

 岸田内閣の支持率が急落している。

 毎日新聞と社会調査研究センターが9月17、18日に実施した世論調査によれば、岸田内閣の支持率は29%と、1ヵ月で7%下落。不支持率は64%と1ヵ月で10%増加した。



 支持率29%は歴代内閣の危険水準であり、もし今、国政選挙が実施されれば大惨敗してもおかしくない水準だ。メディアからは「自爆解散」を噂する報道まで飛び出している。

 支持率低下の原因は「統一教会」問題、その「統一教会」問題に端を発した安倍元首相の国葬の是非だと言える。岸田官邸として、支持率回復のための有効な手立てが見出せないまま、ダラダラと支持率を下げているのが現状だ。

 安倍政権と違い、岸田首相をなんとか応援したいという積極的な支持層がいないのが何よりの問題だろう。野党やメディア側の攻勢に、ただ下を向いて「この問題、早く終わってくれないかな」という態度が滲み出ているようだ。

総裁選の前倒しに困る「あの男」
photo by Gettyimages

 「新しい資本主義」「分配優先」など、当初掲げていた政策は、もう見る影も無い。反対論が起こるとすぐに引っ込めてしまうのは、その場では正しい選択なのかもしれない。

 しかし、そうなると、今夏に「原発再稼働」推進に突然政策を振り切ったことも、行き当たりばったりの政策に見えてしまう。私は、この政策を支持するが、岸田政権を支持しようとは思えなかった。

 なにもかもが「その場しのぎ」で、なにもかもが薄っぺらく見えてしまう。世論に対する有効な手立てが打てないのも、政権発足当初に掲げた主要政策を放棄してしまったがために起きていることだろう。

 こうなると支持率回復は絶望的にも思える。このままいけば来年の統一地方選挙は惨敗し、その後の広島サミットでの花道、つまり総辞職も永田町では噂されている。

 全国紙デスクは、こう予測する。

 「統一地方選挙の惨敗が確実視されていますが、大型国政選挙の直前まで自民党の国会議員は動かない可能性もあります。これは、菅政権で都議会議員選挙が思うような結果にならなくても、倒閣の動きがでなかったのと同じです。自民党の国会議員は、自身の政治家としての立場が危うくなってはじめて動く。

 いずれにしろ、国政選挙の前に総裁選を前倒しするとなれば、困るのは統一教会と深い関わりを持ったと報道される総裁候補たちです。その代表は萩生田光一氏。清和研(安倍派)の掌握は時間の問題とされていますが、選挙で国民の負託をもう一度受けないと、総裁選に出馬するのは難しいのではないでしょうか」
経産相時代の評判が悪すぎて
 では、岸田首相が辞意を固めたとき、岸田首相が「禅譲」する相手は誰であろうか。その筆頭が、茂木敏充自民党幹事長だ。

 岸田政権発足直後の衆院選で、幹事長だった甘利明氏が選挙区で落選するというハプニングがあり、棚ぼた的に茂木氏に回ってきた幹事長職だが、今では麻生太郎副総裁と共に、岸田首相がもっとも頻繁に相談し、頼りにする人物となっている。

 自民党第2勢力の茂木派をけん引する茂木氏は、麻生太郎自民党副総裁や岸田首相からの信頼も厚い。第3派閥の麻生派(志公会)、第4派閥の岸田派(宏池会)と共に「主流3派」を構成しており、将来の自民党総裁選出馬に強い意欲を示している。

 しかし、主に経産大臣時代のエピソードをもとに、永田町や霞ヶ関ではあまりいい評判がないのも事実であろう。

 これまでに報道されてきたエピソードは多いが、筆者の耳にも「経産官僚が紙をめくる音にも『うるさい』と一喝していた」などという噂話が入ってくる。この噂の真贋は不明だが、経産大臣時代には相当イライラ大臣として、官僚たちを困らせていたようだ。しかし、首相だったり、現在は麻生副総裁など、自分の「上司」から与えられたミッションには、全力を尽くし、全力を尽くした上で、手柄を「上司」に渡す。スネ夫キャラといえば、わかりやすいだろうか。

8317チバQ:2022/09/24(土) 21:04:56
出木杉くんに「転生」
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 そんな茂木氏に転機が訪れたのは、外務大臣に就任したタイミングだった。

 これまでのイライラした自分に対して、深い反省を行ったのか、「経産省からはものすごく取り扱いが大変な人だと聞いていたが、いつもニコニコして、非常に接しやすかった」(外務官僚)という評判が生まれたのである。

 元来、頭の回転が非常にいいことでは知られていた人物だ。官僚が用意したペーパーも一読すると、全部頭に入ってしまうようで、レクの時間は極めてスムーズに進んでいったという。なにもかもを覚えてしまうので、官僚としては「それはそれで大変だった」(前出の外務官僚)のだという。

 外務大臣の就任は、スネ夫から出来杉くんへの転機といえよう。アメリカとの外交交渉でも、アメリカ側の弱点を必死に調べて譲歩を引き出していった。本来、どう考えても対等な関係であるとは双方共に思っていない日米関係において、アメリカとの交渉は、やり込められるケースが頻発するものだ。

足りない2つの要素
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 しかし、茂木氏はTPP交渉においては、早く成果を出したいトランプ政権に対して、「トウモロコシの購入など、国内の反発を受けにくいものについて譲歩しつつ、早急な妥結を求めるトランプの足下を見た交渉を行った」(外務官僚)のだという。結果として、アメリカはTPPを批准しなかったが、茂木氏の手腕が光った瞬間だった。

 ここまでの議論を振り返り、茂木氏が「首相を目指す」にあたって、いや自民党の内部抗争で首相は決まるものなので、「首相になり、長期政権を目指す」にあたって、不足しているものは、2つだろう。

 1つは、庶民感覚だ。つまり、メディア対策だ。統一教会問題に対して、有効な手立てを茂木氏は打ち出すことはできなかった。総裁選でライバルになるかもしれない河野太郎氏は消費者担当大臣に就任直後に、「霊感商法等の悪質商法への対策検討会」を立ち上げ、統一教会問題の急先鋒である紀藤正樹弁護士を委員に加えて評価を得ている。

 この検討会なるものは、実効性のある何かをいまだに打ち出せてはいないし、私は今後もそうなのではないかと懸念しているが、世論はそれでも評価している。自民党として、なぜこういったPRをできなかったのか、ということだろう。「茂木政権」においては、この河野氏のPR手腕を真似ていくべきだ。

 2つ目は、世論をリードできる哲学、思想であろう。新聞記者とコンサル出身の茂木氏は、そういったものに関心がないのではないか。しかし、強い哲学を持たなければ、茂木氏を積極的に応援しようという政治勢力が生まれないのも事実だ。党務に追われ、忙しいのはよくわかるが、大型選挙が直近にないのだから、やはり揺るがないビジョンを固めていく必要があるだろう。

 岸田首相の二の舞にならないためにも、自身の思想に磨きをかけていくべきではないか。

小倉 健一(イトモス研究所所長)/週刊現代(講談社)

8318チバQ:2022/09/24(土) 21:14:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e32f4a2a6bf85986f6c9ea12960a58f0c4ba313
岸田外交、反転材料乏しく 国連改革・核軍縮訴えも 帰国後は難題山積〔深層探訪〕
9/24(土) 8:32配信


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時事通信
米ニューヨークで記者会見する岸田文雄首相=22日、ニューヨーク(ロイター時事)

 岸田文雄首相は22日、米ニューヨーク訪問の全日程を終えた。国連総会での一般討論演説で国連改革の必要性やライフワークとする核軍縮を訴えるなど、精力的に動いた。ただ、いずれも実現へのハードルが高いテーマ。当初の思惑通り政権浮揚のきっかけになったとは言い難い。

 ◇水差すロシア
 「各国首脳とロシアによるウクライナ侵略への対応などについて意見交換できた」。首相は22日の内外記者会見で、訪米の成果を強調した。

 日本の首相として3年ぶりに対面で臨んだ一般討論演説で、安全保障理事会をはじめとする国連改革と、「核兵器のない世界」実現への取り組みに時間を割いた背景には、自ら「歴史的分水嶺(れい)」と表現した国際情勢の急激な変化がある。

 国際社会はロシアのウクライナ侵攻で浮き彫りとなった安保理の機能不全に直面しており、首相としては共感を得られる主張との判断もあった。ただ、加盟国にはロシアに近い国もあり、首相が掲げる理念が受け入れられるのは簡単ではない。外務省関係者は「国連総会で目に見える成果を得るのは難しい」と語った。

 今回のニューヨーク訪問は、8月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に続くものだ。包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効を目指す有志国による初の首脳級会合も主催するなど、被爆地・広島選出の首相として、アピールに余念がなかった。

 来年5月に広島市で開く先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、核軍縮の機運を高めるためで、11月下旬には同市で核軍縮に関する国際賢人会議の初会合も予定している。

 ただ、ロシアのプーチン大統領はここへきて予備役を招集する部分的動員令を発出。侵攻の長期化が懸念されている。プーチン氏は核兵器使用も辞さない構えを重ねて示しており、首相の核軍縮の訴えに水を差しかねない状況だ。

 ◇逆風続く首相
 日本側はバイデン米大統領との本格的な首脳会談を模索したが、実際は短時間にとどまった。そのバイデン氏は21日の一般討論演説で安保理の見直しに言及したが、拒否権を持つ常任理事国として米国は、これまで改革に決して積極的とは言えなかった。共同歩調を取れるかは不透明だ。

 問題解決の難しさを露呈したのは日韓関係も同様だ。韓国の尹錫悦大統領との「略式会談」(韓国政府)は30分に及んだが、日本側は「懇談」と表現。元徴用工問題で譲歩を警戒する声が根強い自民党内を意識してか、会場を後にした首相は、記者団からの問い掛けに無言を貫いた。

 帰国後の首相には、世論の反対が多い安倍晋三元首相の国葬が控える。自民党総裁として「関係を絶つ」とした世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題も徹底調査を求める世論は収まっていない。内閣支持率の下落はこれらの問題への対応が理由なだけに、10月3日召集予定の臨時国会では、野党の厳しい追及を受けるのは必至だ。

 「国連で演説しても、支持率は上がらないだろう」(閣僚経験者)。自民党内にはしばらく逆風が続くとみる向きが多く、首相にとって厳しい局面が続く。(ニューヨーク時事)

8319チバQ:2022/09/24(土) 21:15:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0945dfe074fdced17f8206c3865826aa5f2588c
安倍氏国葬に海外首脳級の参列相次ぐ、目立つ「インド太平洋」賛同国…岸田首相は弔問外交に意欲
9/24(土) 0:40配信
 政府が27日に実施する安倍晋三・元首相の国葬(国葬儀)について、海外から参列する要人の顔ぶれが固まった。安倍氏が掲げた「自由で開かれたインド太平洋」構想に賛同する関係国からの参列者が目立ち、首相経験者の英国のメイ氏や豪州のターンブル氏ら元首脳も名を連ねた。

 岸田首相は22日の米ニューヨークでの記者会見で「各国への礼節を尽くし、我が国への信頼を高めるものになるよう全力を尽くしていきたい」と述べ、国葬の前後に行う弔問外交に意欲を示した。

 政府は23日、首相が国葬に参列する9か国首脳、1国際機関の代表と26日に個別に会談すると発表した。同日に米国のハリス副大統領と会談し、夕食を共にする方向で調整している。

 安倍氏は首相時代、中国の台頭を念頭に同構想を掲げ、先進7か国(G7)や豪州、インドなど関係国との連携強化を図った。国葬には、豪州からターンブル氏を含む首相経験者3人とアルバニージー首相が参列する。インドからはモディ首相、カナダのトルドー首相、シンガポールのリー・シェンロン首相も来日する。

 一方、動向が注目された中国は万鋼・全国政治協商会議副主席を派遣する。万氏は共産党員ではなく、エリザベス英女王の国葬に参列した王岐山(ワンチーシャン)国家副主席より序列が低い。安倍氏が現職の首相ではないことを考慮した人選とみられる。

 台湾は蘇嘉全・台湾日本関係協会会長を参列させる。中国が反発することを考慮して現職の高官らの派遣は見送ったようだ。蘇氏は立法院長(国会議長)を務めた与党・民進党の有力者で、蔡英文(ツァイインウェン)総統に近い。

 ロシアは、シュビトコイ・国際文化協力担当大統領特別代表が参列する予定だ。

8320チバQ:2022/09/24(土) 21:16:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/da6ac00697c249a2dd0610714669acaab21b2d0e
国葬参列6千人の想定大きく下回る 割れる世論、相次ぐ野党の欠席
9/23(金) 13:27配信


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北海道新聞
安倍晋三元首相の国葬の参列者数

 27日に行われる安倍晋三元首相の国葬の参列者は22日時点で4300人程度と、最大6千人程度としていた想定を大きく下回る見通しだ。世論の賛否が割れていることが影響している可能性がある。松野博一官房長官は「説明を尽くしたい」とするが、国葬実施が目前に迫る中で説明の機会は限られ、批判が収まる兆しはみえない。

 戦後の首相経験者で唯一国葬が行われた1967年の吉田茂元首相の場合は、東京・日本武道館で約6千人が参列。今回も同じ会場で、政府は同規模の参列者を想定し、国内だけで約6千人程度に案内状を送付していた。

 ところが、22日時点で確定した国内の参列者は案内状を送付した6割の約3600人。特に元職を含む国会議員は、送付者の約4割にとどまる。国葬実施に反対する立憲民主党の執行部や、共産党、社民党などが欠席を表明していることが影響しているとみられる。

 首相は国葬について「説明が不十分との批判もいただいている」として、8日に衆参両院の閉会中審査に出席。ただ、国葬実施については、安倍氏の首相在任期間が憲政史上最長だったことなどを挙げ「判断は適切だった」と強調。記者会見などでの説明を繰り返した。

北海道新聞

8321とはずがたり:2022/09/29(木) 18:01:19
自民党安倍派 塩谷元文科相 近く派閥の新体制を発表する考え
2022年9月29日 15時47分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220929/k10013841961000.html

自民党安倍派の会長代理を務める塩谷元文部科学大臣は、派閥の会合で、安倍元総理大臣の「国葬」が終わり、1つの区切りになったとして、近く、派閥の新体制を発表する考えを明らかにしました。

自民党最大派閥の安倍派は、安倍元総理大臣が亡くなったあと、後任の会長を置かず、それまでの体制を維持しています。

安倍派の会長代理を務める塩谷元文部科学大臣は、29日の派閥の議員総会で、27日の安倍氏の「国葬」について、「安倍氏が偉大な政治家だということを改めて強く感じた。本当に立派な厳粛な葬儀で、私どもにとっては1つの区切りになった」と述べました。

そのうえで「来月から臨時国会も始まるので、新しい体制をちかぢか示していきたい。安倍氏の穴を埋めるのはどんな体制でも難しいが、これからの政権を守り、日本の政治に中心として貢献できる体制を整えていく」と述べ、近く、派閥の新体制を発表する考えを明らかにしました。

8322チバQ:2022/09/29(木) 19:21:32
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASQ9Y4JR1Q9YUTFK00S.html?_gl=1*1uy12l9*_ga*MjgzMDA1MDA3LjE2NTk2MTI5NDk.*_ga_XJ5END643J*MTY2NDQ0NjU1NC40MC4xLjE2NjQ0NDY4NTAuNDkuMC4w
「安倍氏は国賊」発言の村上誠一郎元行革相に「処分を」 安倍派決議
2022/09/29 14:01朝日新聞

「安倍氏は国賊」発言の村上誠一郎元行革相に「処分を」 安倍派決議

自民党の村上誠一郎・元行革相=2021年10月10日午後、松山市、照井琢見撮影

(朝日新聞)

 自民党最大派閥の安倍派は29日、党本部で議員総会を開き、安倍晋三元首相を「国賊」と表現した村上誠一郎元行政改革担当相について、党に厳正な処分を求める決議をした。総会後、塩谷立会長代理は記者団に、「(衆院選の際に)公認をもらった人を国賊と言ったら、自ら先に辞めるべきではないか」と述べ、処分よりも前に自ら離党すべきだとの見解を示した。

 塩谷氏は、「大変な問題発言だ。政策論争はおおいにやっていいが、国賊というのはまったく違う」と述べ、近く茂木敏充幹事長に、処分を申し入れるとした。安倍派内では、発言が明らかになった当初から村上氏の処分を求める声が出ていた。

 村上氏は20日に朝日新聞などの取材に対し、国葬の決定過程などに疑義を唱え、安倍氏について「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊して、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に選挙まで手伝わせた。私から言わせれば国賊だ」と述べた。(森岡航平)

8323チバQ:2022/10/01(土) 10:07:13
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-907035.html?_gl=1*1va38bw*_ga*MjgzMDA1MDA3LjE2NTk2MTI5NDk.*_ga_XJ5END643J*MTY2NDU4NTQ2NC40My4xLjE2NjQ1ODY0MDAuMjAuMC4w
安倍派の会長後継は「史上最も軽い神輿」の意外な人物に 岸前防衛相に待望論はあったが
2022/09/30 06:02デイリー新潮

安倍派の会長後継は「史上最も軽い神輿」の意外な人物に 岸前防衛相に待望論はあったが

意中の後継候補はいたが

(デイリー新潮)

そろそろ決めなければ
 安倍晋三元首相の国葬が終わり、最大派閥・安倍派の後継選びが本格化している。安倍派には有力後継候補が複数いるとされてきたが、すでにボスは決まっており、最大派閥にふさわしくない超軽量級だと評されている。

「安倍氏の死去後しばらくは後任の派閥会長を置かないということで一致を見ていたものの、永田町でしばらくというのはそう長くもないんだなぁということを実感しました」

 と、政治部デスク。

「パンツ高木こと高木毅国対委員長(派閥事務総長)が“国葬と山口県民葬(10月15日)が終わり次第、後任会長を決めるべきだ”と会合で訴えたことで、“そろそろ決めなければ”という流れが盛り上がってきたように思います」(同)

 これまで候補としては、松野博一官房長官(60)、西村康稔経産相(59)、萩生田光一自民党政調会長(59)、世耕弘成自民党参院幹事長(59)、下村博文元政調会長(66)、そして塩谷立元文科相(しおのや・りゅう72)の名が上がっていた。下村と塩谷の両氏は安倍派の会長代理のポストにある。

神輿は軽ければ軽いほど良い
「結論から言うと、塩谷氏が会長に就き、塩谷派が立ち上がることになりそうです。実質的には安倍派ですからそのままでも良いという意見もあったようですが、さすがに亡くなった方の名前をそのままいただくのもどうかということで、そのような形で落ち着くことになったということです」(同)

 塩谷氏は当選10回。先の総選挙では対立候補に小選挙区で敗北し、比例復活となっている。

「岸田首相以上に聞く力を発揮する調整型の政治家です。とはいえ、肝心の選挙に強くないというイメージが強く、それだけで派閥の領袖にはふさわしくない感じがします。実際、他の有力候補がその人事を承諾した理由も、“神輿(みこし)の軽さ”に関係していると見られます」(同)

「かつぐ神輿は軽いほど良い」とは特に永田町ではよく使われるフレーズではある。

「ここまで軽い神輿を見たのはなかなかないですね。有力候補の中で下村さんだけはいろんな意味でふさわしくないということが共通認識になっていました。ただ、その他の候補もスネに傷と言うか帯に短したすきに長しで決定力に欠けるのは否めません」(同)

意欲はあれど誰もついてこず
「安倍元首相の意中の人と言うか、最も評価していたのは萩生田氏でしたが、旧統一教会のイメージが強すぎてここは我慢の時と腹をくくっているようです。萩生田氏は良く言えばおおらか、悪く言えば脇が甘いタイプ。最近は派内若手との懇親の場を積極的に持つなど、種を蒔いているようですね」(同)

 松野、西村の両氏については、還暦前後の年齢かつ現役閣僚という点で共通している。

「しかも岸田内閣で要職の中の要職を務めていますので、派閥の領袖を兼ねると言うわけには行かないでしょう。両氏は派閥を取り仕切ることにとても前向きではありますが、下村氏ほどではないにしても派内議員の多くの心を掴むまでには至っていません」(同)

 唯一の参院議員である世耕氏については、

「いずれは衆院に鞍替えし、首相を目指すという意欲は隠さないのですが、同じ和歌山を地盤とする二階元幹事長の存在もあってなかなか果たされていません。加えて、地元での影響力を高める一里塚だった11月の知事選で、意中の候補の出馬を断念する事態に追い込まれてしまいました。派閥ボスをやれるほどの余力があるとはとても思えません」(同)

岸前防衛相登板説は?
 別の記者はこんな打ち明け話をする。

「実は、安倍氏実弟の岸信夫前防衛相の待望論もあがっていたんです。が、防衛相交代を余儀なくされた病気が深刻で、仕事がままならないようです。コップでお茶を飲むのも大変な状況だと聞きました」

「そして誰もいなくなった」とばかりに塩谷氏にバトンが回ってきた格好だが、神輿の軽さもさることながら、候補の中では72歳の最年長者ということで、有力候補者の間でも特段、反対の声は上がらなかったという。

「普通これだけ候補がいれば、群雄割拠とばかりに派閥が割れる可能性も十分あり得るのですが、今はそんな体力もないと他派閥から揶揄されています」(同)

 安倍元首相の存在の大きさを日々感じていることだろう。

デイリー新潮編集部

8324チバQ:2022/10/01(土) 10:10:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/98b39c3a591b264f30c818bd0867869cc811e546
安倍会長後継、塩谷氏浮上 分裂回避優先、結束に不安 自民
10/1(土) 8:19配信


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時事通信
 安倍晋三元首相の国葬を終え、自民党最大派閥の安倍派が新体制発足に向けた調整を本格化させた。

 派内では会長代理の塩谷立・元総務会長を会長に昇格させ、「塩谷派」に衣替えする案が浮上。10月6日の総会での決定を目指す動きがある。ただ、「年功序列」色の強い塩谷氏の会長就任は派閥分裂回避のための暫定体制の印象が拭えず、結束に不安を残しそうだ。

 「塩谷氏を会長に推薦したい」。関係者によると、29日の安倍派幹事会で、同派最高顧問を務めるベテランの衛藤征士郎元衆院副議長がこう提案。塩谷氏とともに会長代理を務める下村博文元政調会長や山崎正昭元参院議長が賛同の声を上げた。異論は特段出なかった。

 塩谷氏と下村氏は国葬前日の26日、衆院議員会館で秘密裏に会い、新体制の在り方を話し合っていた。塩谷氏は幹事会後の総会で「正直、安倍氏の大きな穴を埋めるのは難しい」としつつ、「新しい体制を近々示したい」と語った。

 衛藤氏らが塩谷氏を推すのは、当選10回を重ね、温厚な性格で敵が少なく、反対の声を上げにくいと読んでいるからとみられる。ただ、塩谷氏を総裁候補とみる向きは少なく、派内からは早くも「毒にも薬にもならない」「会長には総裁候補を据えるべきだ」と不満が漏れる。

 安倍氏死去から2カ月半を経ても、安倍派が後継会長を決められない背景には、抗争激化による派の分裂への恐れがある。安倍氏は生前、下村氏、萩生田光一政調会長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相を総裁候補に挙げたが、「衆目の一致する後継はいない」(萩生田氏)のが実情だ。

 安倍氏の死去直後には、後継会長をしばらく置かず、塩谷氏ら有力者7人の集団指導体制に移行する案が浮上。しかし、7人から漏れた下村氏らが反発し、国葬を終えるまでの間、従来体制の骨格を維持することになった経緯がある。

 塩谷氏が会長に就いても、派の結束は見通せない。会長以外の幹部人事でもめる可能性があり、党総裁選が近づけば、総裁候補選びの形で抗争が再燃しかねない。他派閥は「遅かれ早かれ安倍派の分裂は避けられない」(閣僚経験者)と跡目選びの行方を注視している。

8325名無しさん:2022/10/04(火) 20:46:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/97c0b83ded38e9be70e394034348a25068802c4d
岸田文雄首相の長男を首相秘書官起用に「まさに身内びいきだ」批判の声 突然の人事に波紋広がる
10/4(火) 20:23配信


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日刊スポーツ
岸田文雄首相(2021年11月撮影)

 政府は4日、同日付で岸田文雄首相の長男翔太郎氏(31)を首相秘書官に起用する人事を発表した。翔太郎氏は2020年3月から岸田事務所で秘書を務めている。松野博一官房長官は会見で「本人の人格、識見を踏まえ、適材適所の考え方で判断した」と説明したが、突然の人事に波紋が広がっている。

 立憲民主党の安住淳国対委員長は「どなたを秘書官にするのも、それは総理のご判断ですが、ご長男で身内を今、急に差し替えて秘書官にするのは、それなりの理由があってのことだとすれば、ちゃんと説明した方がいい」と指摘した。また「非常に重要なポストで大きな権限を持つ。そこに若いご子息を据えるというのが、岸田政権にとってなぜ必要だったのか。突然すぎて違和感を感じる」などと述べた。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との複数の接点が相次いで判明している山際大志郎経済再生相に対する岸田首相の任命責任を引き合いに「そのタイミングで今度は身内を秘書官にする。優秀な人だとは思うが、感じが悪い」と批判し、「まさに身内びいきだ」とした。

記事に関する報告

8326チバQ:2022/10/05(水) 11:40:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/63d2af243d865c315b641ece67ff794f8f08e6c4
岸田首相長男の秘書官登用が波紋 野党批判、自民戸惑い
10/5(水) 7:10配信

時事通信
政府・与党連絡会議で発言する岸田文雄首相(手前)と長男で首相秘書官の翔太郎氏=4日午後、首相官邸

 岸田文雄首相は4日に就任1年を迎えたのに合わせ、公設秘書で長男の翔太郎氏(31)を政務担当の首相秘書官に起用した。


 周辺は「人事の硬直化回避が狙い」と説明するが、政府内では「世襲をにらんだ布石」との見方がもっぱら。野党は「身びいき」と批判し、自民党内では「政権への逆風が強まりかねない」と戸惑いが広がる。

 翔太郎氏は慶応大法学部卒。2014年に三井物産に入社し、20年に首相の議員事務所に入った。首相秘書官は現在8人おり、翔太郎氏は事務所に戻る山本高義氏に代わって政務担当を務める。松野博一官房長官は記者会見で「人事は適材適所の考え方で行っている」と説明した。

 永田町には波紋が広がった。立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に「首相秘書官は閣僚以上の力を持つ。若い子息がなぜ必要か」と疑問視。共産党の井上哲士参院議員はツイッターで「政治の私物化」と指摘し、国民民主党の玉木雄一郎代表は会見で「まさに身内びいき」と切り捨てた。

 自民党内では「首相が最も信頼する方が秘書官(を務めればいい)」(石破茂元幹事長)と理解を示す声も出ている。しかし、現在は首相自身が所信表明演説で「国難」と評するほど、物価高騰や新型コロナウイルス禍に国民が苦しんでいるさなか。「国民感覚とずれている」(ベテラン)と疑問視する声が目立つ。

 首相は昨年12月、衆院選で落選した石原伸晃自民党元幹事長を内閣官房参与に一時起用し、「お友達人事」と批判を浴びた経緯もある。同党の閣僚経験者は「今は『わが家』ではなく『わが国』に専念すべきときだ」と苦言を呈し、党関係者は「周辺が止めるべきだった」と嘆いた。

8327チバQ:2022/10/06(木) 10:10:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7f643a6bde0211862cb6e12466ae8a0854d1ead
長男を首相秘書官 税金を使った「身内びいき」なのか
10/6(木) 7:55配信


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毎日新聞
岸田文雄首相(左)と首相官邸に入る長男の岸田翔太郎首相秘書官=東京都千代田区で2022年10月4日、竹内幹撮影

 岸田文雄首相が長男の翔太郎氏を首相秘書官に就ける人事には「税金を使った身内びいきではないか」という批判もあります。

 ◇首相に影響力

 閣僚はそれぞれの省庁で仕事をしており、常に首相の身近にいるわけではありません。一方、官邸には多くのスタッフがいます。権力の近くにいることで影響力を発揮する場合があるのは変わらぬ真理ですが、官邸主導が強まった今はその意味が重くなっています。

 首相に対して一閣僚より政治的影響力がある官邸スタッフはこれまでもいました。 首相秘書官だから必ず影響力があるわけではありませんが、首相の身近にいることで、その有力な候補になりえます。

 ◇「政務」の意味

 翔太郎氏が就くのは政務担当の秘書官です。首相秘書官は現在8人ですが、財務省など省庁出身の秘書官がいます。各省ともエース級を送り込んできます。

 首相秘書官経験者が事務次官になる例もあります。たとえば第1次安倍政権で首相秘書官を務めた田中一穂氏は第2次安倍政権下の2015年に財務事務次官に就任しています。

 もちろん、省益優先であってはならないわけですが、帰ることが前提になっている(戻らない人もいます)だけに、どうしても出身省庁の影がちらつきます。そこで政務担当の秘書官の調整能力が重要になってきます。

 よくあるのは昔からの信頼できる事務所の秘書を官邸に入れて首相秘書官にする場合です。小泉政権で政務担当の首相秘書官だった飯島勲氏がこのケースです。

 今井尚哉氏のような例もあります。経済産業省出身の今井氏は第1次安倍政権で事務の首相秘書官を務めた後、第2次安倍政権で政務担当の首相秘書官になっています。現在、筆頭格の政務担当の首相秘書官である嶋田隆氏は経産事務次官を経験しているので「今井型」とも言えます。

 ◇身内を就ける意味

 翔太郎氏は岸田事務所の公設秘書を経験しています。その意味では「飯島型」です。長男の前任といっていい政務担当の首相秘書官は山本高義氏で、岸田事務所に戻ります。事実上は岸田事務所から出していた首相秘書官の交代です。

 筆頭格の嶋田氏は引き続き残るので、翔太郎氏が飯島氏や今井氏と同じ意味を持つわけではありません。岸田氏の真意は嶋田氏の監督のもと、まだ若い翔太郎氏に経験を積ませたいのだとみられます。

 これまでも秘書に後継者に想定する親族を就けて経験を積ませる例はありました。安倍晋三元首相も国会議員になる前に、父の安倍晋太郎元外相の秘書官を務めています。

 ただ特に秘書給与流用事件以来、公設秘書など税金から給与が出る立場に親族を就けることには慎重であるべきだという考えが永田町でも広がりました。税金を身内で回しているという批判は免れません。(政治プレミア編集部)

8328チバQ:2022/10/06(木) 10:25:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/34f7b77b73521fd475a3ffcbcf894b5459068f58
臆測広がる「大陸8割」発言 識者「高市氏、事実関係の説明を」
10/5(水) 21:39配信



毎日新聞
インタビューに答える高市早苗・経済安全保障担当相=東京都千代田区で2022年8月29日、猪飼健史撮影

 国葬反対を巡る「大陸8割」発言はあったのか、なかったのか――。渦中にいる高市早苗・経済安全保障担当相が明言せず、SNSを中心に臆測が広がっている。こうした事態に、ごまかし答弁を指す新語「ご飯論法」を広めた上西充子・法政大教授は「政府の信頼を取り戻すためにも、きちんと説明してほしい」と指摘する。


 騒動の発端は、三重県の小林貴虎県議(48)=自民=のツイッターだ。2日、次のように投稿した。

 <国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ているという。今日の講演で伺った話。ソースは以前三重の政治大学院でもご講演頂いた事のある現職。>

 投稿は拡散し、「いいね」は1万1000件以上(5日午後6時時点)付いている。これに対し、SNSでは「どこからそんな情報を手に入れたのですか?」「その方のお名前は?」などといった反応が相次いだ。

 すると小林氏は4日、「誰が話したかって話ね。高市早苗さんです」と報道陣の取材に答えた。保守系団体「日本会議」の会合が2日に名古屋市内であり、高市氏が安全保障問題について講演した際に「政府の調査結果」として話した内容を基に投稿したと説明した。

 また小林氏は4日、ツイッターにも次のように投稿した。

 <さて皆さん非常に関心が高い様なのでお答えすることにしました。私が総理大臣になって頂きたいと強く願っている高市早苗先生が、政府の調査結果としてお伝えいただいた内容です。ウクライナ戦争で明らかになった様に情報戦争の時代です。我が国も安全保障上取り組むべき課題だと言うお話でした。>

 これを受けて毎日新聞は高市氏の事務所に質問状を送り、高市氏が日本会議の会合で講演した事実はあるのか▽「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ているという」という趣旨の発言をしたのか▽発言をしたのであれば、その根拠は何か――について尋ねた。

 高市氏は4日夜、メールで「日本には、情報操作(偽情報)に対応する法律が無いので、政府は調査することができません。政府が出来るのは、海外の情報機関や企業による調査結果の収集くらいです」と回答し、小林氏が言及した「政府調査」について否定した。

 しかし、高市氏が日本会議の会合で講演したかや、その際「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸から」という趣旨の発言があったのか、については説明がなかった。

 また高市氏は4日、ツイッターに次のように「不正確な情報」と投稿したが、ここでも発言そのものの有無には触れなかった。

 <腕の耐え難い痛みでMRI検査を受けている間に、不正確な情報が。日本には情報操作(偽情報)対策の法律が無いので、政府が調査をすることは出来ません。海外機関による調査情報の収集は可能ですが。国防上の懸念もあり、法整備検討の必要性は3年前に党から提案しました。>

8329チバQ:2022/10/06(木) 10:25:18

 今のところ真相は不明だが、SNSでは小林氏の発言や投稿内容を疑問視する声が上がる一方で、高市氏の説明を不十分とみなす投稿も出ている。また、「(小林)県議と高市氏のどちらがうそをついているのかはっきりさせる必要がある」といった指摘も見られた。

 政治と報道のあり方についての著書もある上西教授は、毎日新聞の取材に「世論が他国によってゆがめられているのであれば、重要な問題です。デリケートな問題ですが、高市さんはそもそもどんな発言をしたのか、報じられているような発言をしたのなら、どんな根拠で発言したのか。政府の信頼を取り戻すためにも事実関係をきちんと説明してもらいたいです」と話した。

 そのうえで「仮に高市さんが間違ったことを言ってしまったと謝罪しても、辞職を求めるなど追い詰めることはしない方がいいと思います。もしかしたら、高市さんの発言を小林さんが誤解した可能性もある。大事なことは事実関係を明らかにさせ、国民が正しい情報を知り、今後不適切なことが起こらないようにさせることです」と述べた。

 真相が明らかになれば、小林氏や高市氏にとって不都合になる可能性もあるが「都合の悪いことも含めて説明をする。そういった姿勢も含めて国民は冷静に政治家を評価すべきではないでしょうか」と語る。

 また、企業の不正を例に挙げ「消費者が『もうこの会社の商品は買わない』となるか『ちゃんと検証しているのだからこれからは安心だろう』となるかは、謝罪と検証の仕方次第です。政治家もそれに倣ってほしい。『非を認めたら負け』のような風潮もありますが、そのせいで政治家が説明せず、事実関係がうやむやになることは不幸です。そのためには報道も政治家がいかに語ったかだけではなく、いかに語らなかったという点も伝えてほしいです」とした。

8330チバQ:2022/10/06(木) 10:38:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec01431bd549d15f264b1330c4c811f746fe29fc
麻生氏、茂木氏が周囲から白眼視される理由 身勝手人事で官邸と対立
10/6(木) 5:56配信


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デイリー新潮
唯我独尊の二人

 安倍晋三元総理の死を契機に、岸田政権への強い影響力を手にしたとされる茂木敏充幹事長と麻生太郎副総裁。が、実態は“我が世の春”とはほど遠く、むしろ風当たりが強まる一方だ。

 政治部デスクが言う。

「茂木氏は党所属の国会議員と旧統一教会との関係の調査を指示し、その結果を公表した。179人の議員名を明らかにしましたが、ホンネでは50人程度でお茶を濁したかったようです」

 その後、多くの申告漏れが判明。茂木氏は追加の調査を明言するハメに陥った。

「一連の騒動で茂木さんが評価されたのは、最初に結果を公開した9月8日の記者会見でキレなかったことぐらい。導火線の短さは有名なだけに、総理が“茂木さんを見直したよ”と妙な褒め方をしていたほど」

 10月3日に召集された臨時国会の重要テーマは衆院選における「1票の格差」の是正。小選挙区を「10増10減」とする公職選挙法の改正がそれだ。が、人口比を重視する現行の「アダムズ方式」では都市部の議席が増えるため、党の一部には「地方軽視だ」と見直しを求める声が燻(くすぶ)る。

国会の慣例を無視する麻生氏
 自民党幹部が言うには、

「実際、茂木幹事長もこの改革案には消極的です。臨時国会の前に党選挙制度調査会を仕切るベテランの逢沢一郎会長を交代させ、自分がイニシアチブを取りやすい後任を据えようとした。それが総理の反対で断念に追い込まれたんです」

 アダムズ方式の採用が決定したのは、安倍政権下の2016年。逢沢氏は当時から選挙制度の議論をリードしてきた。その彼をこのタイミングでクビにすれば、党が“政権に改革の意志はない”と宣言するに等しい。

「岸田政権は安倍氏の国葬と旧統一教会の問題で青息吐息。そのうえ選挙制度改革をご破算にしたら、もはや政権は持ちません。まさか、幹事長は政権を潰すつもりだったのか……」

 他方、昨年来、茂木氏と頻繁に会合を重ねてきた麻生氏にも批判の矛先が。

「麻生さんは国会の慣例を無視して、安倍氏追悼演説を麻生派の甘利明前幹事長にさせようと画策した。与野党からの批判で8月の臨時国会での実施は見送りましたが、いまも諦めていないようです」(政治部記者)

8331チバQ:2022/10/06(木) 10:38:50
“自分の胸像を建てると言い出したら引き際だ”
 麻生氏が白眼視される理由はこれにとどまらない。先の内閣改造の際、御法川信英国会対策委員長代理を交代させるよう、官邸に圧力をかけていたというのだ。

「今年2月に御法川さんが佐藤勉元総務会長らと麻生派を割って出たことを根に持っているんです。官邸は高木毅国対委員長の手腕を疑問視しており“他党との折衝がうまい御法川氏がいないと国会が回らない”と、何とか庇(かば)い切りましたが」(同)

 そんな麻生氏の舌好調は相変わらずという。

「最近は周囲に“生きているうちに自分の銅像を建てろと言い出したら引き際だ”と嬉しそうに話しています」(自民党閣僚経験者)

 この発言は、秋田県で計画されていた菅義偉前総理の胸像建立が延期になったと報じられた時期のもの。

「二階(俊博元幹事長)さんが動きそうにないいま、捲土重来を期するとされる菅さんは“岸田降ろし”のキーマン的存在です。麻生さんの発言は、それへの露骨な当てつけでしょう」

 党内には「麻生さんも茂木さんも、自分から動いてうまくいったためしがない」との声が――。

「週刊新潮」2022年10月6日号 掲載

新潮社

8332チバQ:2022/10/08(土) 09:42:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/193b6e8c97a2c1f6605cdb69b5013e4510d97dc2
「国葬・教団」低姿勢アピール 岸田首相、経済で局面転換狙う 課題山積・所信表明〔深層探訪〕
10/8(土) 8:24配信


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時事通信
衆院本会議で所信表明演説に臨む岸田文雄首相(手前)。奥は細田博之議長=3日午後、国会内

 岸田文雄首相は3日の所信表明演説で、安倍晋三元首相の国葬実施や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題で失った信頼を回復しようと「低姿勢」をアピールした。首相は物価高対策など経済重視を訴え、局面転換につなげたい考えだ。ただ、年末に向け防衛力強化など課題は山積しており、求心力が低下する首相の政権運営は厳しさを増している。

 ◇旧統一教会を名指し
 「国民の厳しい声に真摯(しんし)に、謙虚に、丁寧に向き合うことを誓う」。首相は衆院本会議の演説で、冒頭発言に続いてこう強調。「『厳しい意見を聞く』姿勢にこそ、政治家岸田文雄の原点がある」とも語った。

 所信表明演説などで、政権が重視する政策課題ではなく、国民の不満が強いテーマに前段で言及するのは異例。当初案の「社会的に問題が指摘されている団体」は「旧統一教会」と名指しする表現に修正した。松野博一官房長官は記者会見で「国民の声を正面から受け止め、信頼回復に取り組むという首相の強い思い」と説明した。

 背景には、4日で発足1年を迎えた政権の苦境がある。7月の参院選に勝ったものの、国葬への反発が強まり、旧統一教会と自民党議員との深い関係が明らかになるにつれ、内閣支持率は続落した。

 首相は演説で、悪質商法や高額献金の被害防止を念頭に「消費者契約に関する法令の見直しを検討する」と踏み込んだ。だが、演説に先立って首相と面会した葉梨康弘法相は「今の法律でも相当な対応ができる。現段階で(法改正の)方向性を出せる状況ではない」と伝えるなど、政府内のちぐはぐさも目立った。

 ◇山際氏に接点続々
 一方、首相が最も力点を置いたのは経済だ。物価高を踏まえ、電気代の負担軽減へ「前例のない思い切った対策」を講じると強調。また、政権の看板政策「新しい資本主義」に関し、学び直しと労働移動の円滑化などで、長年の懸案だった賃上げを実現すると訴えた。

 首相としては、「国民の最大の関心事」と見る経済政策に集中し、旧統一教会問題などが沈静化するのを待つしかない我慢の政権運営が続く。公明党の山口那津男代表は党会合で「早く国民に経済対策を届けるのが務め」と歩調を合わせた。

 だが、ここでも旧統一教会問題が影を落とす。経済政策の答弁を担う山際大志郎経済再生担当相は3日の会見で、新たに韓鶴子総裁との接触を認めた上で「他にも会合に出席した可能性はある」と明かした。

 立憲民主党の泉健太代表は記者団に「辞めてもらうのがふさわしい」と要求し、与党内にも「山際氏は持たない」との声が広がる。ただ、山際氏を辞めさせても他の閣僚に新事実が判明すれば、「辞任ドミノ」が現実となる恐れがある。

 ◇「地道にやるしかない」
 首相は演説で新たな国家安全保障戦略など3文書を「年末までに策定する」と改めて示した。保有を検討する「反撃能力」(敵基地攻撃能力)や財源確保が焦点の防衛費増に公明党は慎重だ。首相が与党内調整に手間取る可能性がある。衆院小選挙区を「10増10減」する公職選挙法改正案も自民党内に不満を抱えており、今国会成立は見通せていない。

 支持率下落に伴い、政権の求心力は急速に低下している。演説の結びで首相は「『信頼と共感』を大切にし、正道を一歩一歩、前に向かって歩む」と強調したが、自民党内からも「低調だった」「何が言いたいのか分からなかった」などと厳しい声が上がった。党幹部は「地道にやっていくしかない」と漏らした。

8333チバQ:2022/10/08(土) 10:41:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/5766d3d7bcef3d418a052e4d97d8fe27ea12038b
寺田総務相、政治団体めぐる「脱税」報道を否定 立憲は公開質問状
10/7(金) 21:00配信
 寺田稔総務相の妻が代表の政治団体の人件費をめぐって脱税の疑いがあるなどと週刊文春が報じたことについて、寺田氏は7日の閣議後の記者会見で「事実に反することで誠に遺憾だ。課税対象となるものについては税金を払っている。脱税の事実もない」と否定した。

 文春が指摘した妻が代表の政治団体「以正会」の政治資金収支報告書によると、2016年〜20年、毎年約530万〜約570万円を人件費として支出。文春はスタッフに支払う際に源泉徴収せず脱税していた疑惑があると報じていた。寺田氏は会見で「源泉徴収義務を伴う常勤職員ではない方々だった。顧問税理士とも相談し、税務署の方も了解を得た形での税法上の処理となっている」と述べた。

 また、文春は寺田氏が支部長の「自由民主党広島県第五選挙区支部」と「寺田稔呉後援会」が、事務所を置く広島県呉市のビルを寺田氏と共に区分所有する妻に対し、賃料を支払っていたとも報じた。

 両団体の政治資金収支報告書によると、09年〜20年に計3255万円を妻に支払っていた。寺田氏は「適正な賃料の支払いであり、政治資金規正法上も税法上も合法的な行為だ」と述べ、賃料については「顧問税理士と相談し適正な価格を設定している」と説明。身内への資金の還流との指摘には「(妻は)扶養親族ではなく、独立採算でやっている。所有者が第三者であっても配偶者であっても取り扱いを変えることは税法上の公平性に反する」などと主張した。

 立憲民主党は7日、寺田氏に対して関係書類の提出などを求める公開質問状を提出したと発表。総務省は政治資金の所管省庁だとして、山井和則国会対策委員長代理は「違法か合法か判断する責任者がこういうことで大丈夫なのか」と語り、事実解明が必要との認識を示した。(東郷隆、高木智也)

朝日新聞社

8334チバQ:2022/10/08(土) 10:44:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd9556e7e8afd4785d4737f309c07f20924a866b
高市氏、国葬反対「8割が大陸」発言を否定
10/7(金) 11:45配信


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産経新聞
閣議に臨む高市早苗経済安保相=7日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

高市早苗経済安全保障担当相は7日の記者会見で、SNS(会員制交流サイト)で安倍晋三元首相の国葬(国葬儀)に反対する発信の8割が「隣の大陸」から発信されたと自身の講演で述べた可能性が指摘されている問題について、「発言はなかった」と否定した。

自民党の小林貴虎三重県議が2日付のツイッターに、中国を念頭に「反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ている」と投稿。これは、高市氏が名古屋市内で行った非公開の講演で、政府の調査結果として言及した内容を紹介したものだと説明した。

発言の真偽が取り沙汰され、小林氏は6日、内容に誤りがあったとして投稿を撤回した。

高市氏は記者会見で「そういった報道に全面否定をすると、選挙を控えた自民党の議員に傷がつくこともあるかと思い、発言を控えてきた」と説明。「政府には調査をする法律がなく、よってそのような発言をすることはない」と述べた。

8335チバQ:2022/10/08(土) 10:46:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/19af591ed90f3fed0b6a5cf9037031c5ccc1b770
自民税調幹部に福田達夫氏 小委員長は塩谷立氏 体制固まる
10/7(金) 17:50配信

毎日新聞
自民党安倍派の会合に臨む福田達夫前総務会長=東京都千代田区の自民党本部で2022年8月25日午前11時59分、竹内幹撮影

 年末の税制改正を議論する自民党税制調査会の体制が固まった。「インナー」と呼ばれる幹部では、小委員長に安倍派会長代理を務める塩谷立氏が就任。福田達夫前総務会長を新たに幹部入りさせた。


 前厚生労働相で政策通の後藤茂之氏は副会長として起用する。昨年から小委員長を務めていた加藤勝信氏が厚労相として入閣し、幹事だった小倉将信氏も少子化担当相となったため、宮沢洋一・税調会長を中心に人選を進めていた。

 政府・与党は12月中旬に2023年度税制改正大綱を取りまとめる予定。税調は週明けにも新体制で初となる非公式の幹部会合を開き、議論をスタートする。【高田奈実、藤渕志保】

8336チバQ:2022/10/08(土) 11:04:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/108e35d97a2f56ffd2df5f837ed6d071628b456f
安倍元首相の山口県民葬、安倍派議員は80人出席の意向 細田衆院議長が追悼の辞
10/7(金) 6:40配信

中国新聞デジタル
山口県庁

 15日に山口県下関市である安倍晋三元首相の県民葬に、自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)の議員80人が出席の意向を示していることが6日、分かった。関係者によると、追悼の辞を細田博之衆院議長が述べる方向で最終調整している。


 安倍派は97人の国会議員を擁しており、8割を超える出席率となる。会長代理の塩谷立と下村博文の両氏をはじめ、現役の閣僚では松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、西村明宏環境相、党幹部の萩生田光一政調会長たちが参列を予定する。追悼の辞を読むとみられる細田氏は衆院議長の就任に伴い自民党会派を離脱する前は、細田派(現安倍派)の会長だった。

 国会議員関係は元職を含めて約230人に案内状が出ており、半数程度が出席と返答。第2次安倍内閣で農林水産相を務めた林芳正外相(衆院山口3区)も参列する予定という。県関係者は「国会議員は突然の公務で直前に欠席となるケースもある」としている。

 山口県によると、県民葬の案内状は国会議員や県・市町の関係者たち約2千人に出している。県議会で審議している県民葬の経費6300万円を含む県の本年度一般会計補正予算案は7日の本会議で可決される見通し。

中国新聞社

8337チバQ:2022/10/09(日) 09:48:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/79a31f6732aa97ea6b7d36eaffec5c067ccdbd9e
菅前首相、じわり存在感 「ポスト岸田」政局なら影響力? 
10/9(日) 7:05配信


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時事通信
安倍晋三元首相の国葬で追悼の辞を述べる菅義偉前首相=9月27日、東京都千代田区の日本武道館

 自民党の菅義偉前首相が存在感をじわりと増しつつある。

 安倍晋三元首相の国葬で友人代表として弔辞を読んだのがきっかけだ。菅氏は脱炭素社会構築など自身の重視する政策課題に専念する姿勢を変えていないが、党内では岸田文雄首相の足元が将来揺らげば、後継を争う政局で影響力を発揮するのではないかとの見方も出ている。

 菅氏は7〜8日に沖縄県を訪問。16日告示の那覇市長選に出馬する候補者の事務所を訪ねて激励し、財界関係者らと面会を重ねた。沖縄問題は菅氏の「ライフワーク」(関係者)。敗北続きの沖縄の「選挙イヤー」を事実上締めくくる同市長選で、「何とか勝利をもぎ取りたい」(周辺)というわけだ。

 菅氏は1年前の退陣以降、政府・党の要職に就いていない。周辺によると、首相の政権運営に「テンポが悪い」と不満を口にしつつも、表立った批判は控えている。

 その菅氏に再び注目が集まったのは、先月27日の国葬で弔辞を読んでからだ。在任中に「言葉が響かない」と批判された菅氏が「本当に幸せだった」と声を詰まらせて安倍氏との日々を振り返ると、会場から異例の拍手がわき起こった。党幹部は「菅氏の弔辞で引き締まった」と語った。

 菅氏は強権的な政権運営でも批判を浴びたが、首相が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の沈静化に手間取る中、その手法を「力強さ」と受け取る向きもある。中堅議員は「菅氏なら関係者を更迭して収束させるだろう」と首相と比較。菅氏に近い議員は「いずれ菅氏の再登板もあり得る」と期待を示す。

 もっとも、菅氏は今のところ意欲を見せていない。かつて自身が安倍氏を説得したように、周囲から再登板を求められたらどうするかと2日のテレビ番組で問われると「状況が違う。自分の年齢も分かっている」と強調。自身のグループ立ち上げも「全く考えていない」と言い切った。

 党関係者は「菅氏には力のある側近がおらず、再登板は考えにくい。しかし、党改革に向けて幹事長に就任する展開はあり得る」とみる。菅氏は将来の首相候補と目される河野太郎デジタル相や小泉進次郎元環境相と近く、「ポスト岸田」政局で発言力を強める可能性もささやかれている。

8338チバQ:2022/10/10(月) 21:30:33
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022100900214&g=pol
国会、異例の「休戦」に 自民・高木氏に不安の声―ささやかれる会期延長
2022年10月10日07時09分

立憲民主党の安住淳国対委員長との会談に臨む自民党の高木毅国対委員長=7日、国会内
立憲民主党の安住淳国対委員長との会談に臨む自民党の高木毅国対委員長=7日、国会内


 3連休明けの国会は、一部を除いてほぼ1週間の「開店休業」状態に入る。衆参両院予算委員会の審議が始まるのは17日からの予定で、序盤から足踏みする異例の展開だ。国会運営の司令塔である自民党の高木毅国対委員長の指導力を不安視する声が与党内には広がっており、早くも会期延長が取り沙汰される事態になっている。
「9・27国葬」後も深まる政権危機【点描・永田町】

 高木氏は7日夜、東京都内の焼き肉店で岸田文雄首相や国対幹部らと夕食を共にした。首相が「国会運営をよろしく」と声を掛けると、高木氏はいつものように座を盛り上げ、会食は楽しげな雰囲気に包まれた。しかし、国会に目を向けると、とても余裕でいられる状況ではない。
 各党代表質問が7日で終了し、本来なら間を置かずに予算委の基本的質疑に移る。だが、タイミングが悪いことに、鈴木俊一財務相が国際会議出席で訪米するため11日から予算委は開かれず、1週間の空白が生じる。審議の遅れは政府が成立を目指す各種法案、2022年度第2次補正予算案の処理を圧迫する。
 審議促進という重要な役割とは正反対にも映る与党の動きに、立憲民主党の安住淳国対委員長も「(国際会議日程は)3カ月前に確定している。代表質問後に予算委を開けない日程をつくるのは今までにない」と首をひねる。首相は9日、視察先の三重県鈴鹿市で記者団から官邸と自民党国対の連携不足を指摘されると、「財務相の出席は国益の観点から極めて重要」などと繰り返した。
 野党は勢いづく。北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射を受け、空白期間に衆院外務委員会など3委員会の連合審査会を開くよう要求し、与党に応じさせた。開催は13日だ。国会では野党がペースをつくりつつある。
 迷走気味の状況について、自民党内では「司令塔である高木氏の動きの鈍さ、調整不足が原因」(中堅議員)との見方がささやかれる。実際、政府が国会召集日を野党に伝えた際、自民党は会期幅を決めていなかった。高木氏が首相官邸と十分に連携していなかったことから生じた「失態」とされる。
 交渉相手の立民国対委員長が「攻撃型」の安住氏に代わったことも、高木氏のほころびが目立つ要因との指摘もある。
 安倍晋三元首相の追悼演説をめぐっては、高木氏が自民党の甘利明前幹事長を起用する当初案にこだわり、与野党調整の「蚊帳の外」に置かれた。結局、立民の野田佳彦元首相の登壇が決定したものの、自民党が国会の司令塔を欠いた状態で調整を進めたことも影響し、演説は今月下旬以降となる見通しだ。
 国会会期は12月10日まで。11月中旬には首相が東南アジアを歴訪予定。政府は2次補正を同月中に提出する。提出法案は18本に絞ったが、政権内では日程が窮屈になるとの懸念が出ている。自民党の中堅議員は「1週間程度延長する可能性はある」との見方を示した。

8339チバQ:2022/10/11(火) 21:39:54
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_MMC5JOUE5VONNNBZ65AAT4DDYA.html
77歳にして「成長株」? 森山選対委員長じわり復権
2022/10/11 17:02産経新聞

77歳にして「成長株」? 森山選対委員長じわり復権

自民党総務会に臨む森山裕選対委員長=11日午前、東京・永田町の党本部(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

自民党の森山裕選対委員長が復権を遂げている。昨年10月の岸田文雄政権発足以降は非主流派に甘んじてきたが、今年8月の党役員人事で党4役の一角に起用された。最近では首相から相談を受ける機会も増えている。「数は力」を基本とする永田町だが、森山氏が率いる森山派(近未来政治研究会)は党内最小派閥。「数」を持たない森山氏はなぜ重用されるのか。

「飼料、肥料の国産化や円安メリットを生かした農林水産物の輸出拡大などに強力に取り組む」

首相は10日、鹿児島県霧島市を訪れ、こう強調した。日本一の和牛を決める国内最大の品評会にも現職首相として初めて出席し、優勝者に内閣総理大臣賞を授与した。傍らには、鹿児島を地盤とし、この品評会に力を注いできた森山氏の姿があった。

首相の地方出張には政治的メッセージが込められる。内閣支持率の下落が続き、逆風が吹く臨時国会の開会直後に鹿児島県を訪れたのは、農業や畜産政策とともに、森山氏との関係を重視する姿勢の表れでもある。森山氏は「気を使っていただいただけ」と述べるが、首相周辺は「首相は頻繁に森山氏と連絡を取っている。頼りにしているようだ」と明かす。

首相と森山氏はもともと近い関係にあったわけではない。昨年の党総裁選で森山氏は、首相ではなく河野太郎デジタル担当相を推した。直後の党役員人事では枢要ポストから外され、菅氏や二階俊博元幹事長らとともに非主流派に転じた。

ところが、首相は今年8月の人事で森山氏を選対委員長に起用した。党4役は多くの所属議員を抱える主要派閥から選ぶのが定石だが、森山派はわずか7人。総裁選で反目した最小派閥の領袖(りょうしゅう)に対する処遇としては異例といえる。

首相が買ったのは、衆院選挙区の「10増10減」をにらんだ森山氏の調整力だ。安倍晋三・菅義偉両政権下で歴代最長となる約4年にわたり国対委員長を務めた国会運営の手腕は、交渉相手の野党からも一目置かれる。10増10減に伴う党内の候補者調整は難航が必至なだけに、政権内からは「森山氏でないと務まらない」との声が漏れる。

非主流派へのくさびの側面もあった。森山氏は菅氏、二階両氏ら首相と距離を置く実力者とも近く、菅氏周辺は「菅、二階、森山がその気になって連携すればあっという間に一大勢力になる」と語る。森山氏を4役に据えることで、党内基盤を安定させる狙いもあった。

今年1月、二階氏は出演したテレビ番組で森山氏を「成長株」と評した。4月に77歳になった森山氏はこれを伝え聞いて「若い人に向ける言葉だ」と苦笑したが、二階氏の評価はあながち的外れとはいえなくなってきている。(石鍋圭)

8340チバQ:2022/10/11(火) 21:48:11
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6441273
村上氏 安倍氏「国賊」発言を否定
10/11(火) 12:20
安倍元首相を「国賊」と呼んだとして、自民党が処分を含め対応を検討している村上誠一郎衆議院議員が、党幹部に対し、「国賊なんて言っていない」と伝えたことがわかった。

自民・村上誠一郎衆院議員「あんな記事になるなんて、全然予想して...」

国葬を欠席した村上氏は、安倍元首相を「国賊だ」と発言したと一部で報道され、安倍派が厳しい処分を求めたため、自民党は12日、村上氏の処分を検討する党紀委員会を開く。

関係者によると、村上氏は、党幹部に対し、「言っていない」と否定したという。

ただ、党紀委員会に提出した文書では、発言を明確に否定していないということで、党の判断が注目される。

8341チバ:2022/10/12(水) 11:20:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/501b65628e91c54d429858d79c81563cb04995bd
空席の安倍派会長、当面は選出見送りへ…塩谷氏昇格案に「他派閥と渡り合えない」との声
10/12(水) 5:00配信

読売新聞オンライン
安倍晋三元首相

 自民党最大派閥の安倍派(97人)は、安倍元首相の死去後空席となっている会長ポストについて、当面は選出を見送る方向で最終調整に入った。複数の派幹部が明らかにした。

【図解】自民党各派閥の勢力、主流3派で150人

 派幹部らは10日夜、東京都内で執行部の体制について協議を行ったが、会長人事では意見集約できず、会長を置かない体制を維持する方向となった。

 安倍派は現在、塩谷立、下村博文両会長代理を中心とした暫定的な運営体制となっている。当初は、安倍氏の国葬を区切りとして新会長選出を含めた執行部を決める予定だった。塩谷氏は今月6日の派閥総会で、新体制について「来週ぐらいには(公表する)」との見通しを示していた。

 派内では一時、塩谷氏が会長に昇格する案も取り沙汰された。ただ、塩谷氏が先の衆院選で比例復活当選だったことなどから、「他派閥と渡り合えない」との反発が出ていた。

 新会長の選出時期について、派内には「できるだけ早く決めるべきだ」との声が多いものの、衆目の一致する安倍氏の後継候補はおらず、会長不在の体制が長期化する可能性もある。

8342チバQ:2022/10/12(水) 22:30:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f1b4f6ac4135044e4cdd4f47b625f1650a9278b
安倍派新会長の決定先送りへ 塩谷氏昇格案に若手が異論
10/12(水) 17:23配信


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コメント22件


共同通信
塩谷立氏

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)は、安倍晋三元首相の死去後、空席となっている後継会長の決定を当面先送りする方向で調整に入った。同派重鎮を中心に塩谷立会長代理の会長昇格案が有力となったが、若手議員などから異論が相次ぎ、派内の意見集約に時間がかかるとの判断に傾いた。複数の同派幹部が12日、明らかにした。

 当面は塩谷氏ら派閥幹部が中心となって安倍派を運営する見通し。会長不在が長期化すれば、同派の自民党内での影響力が低下しかねず、会長選出に向けた動向は引き続き焦点となる。

 塩谷氏は今月6日の派閥総会で、今週にも新体制を決める考えを示していた。

8343チバQ:2022/10/14(金) 00:05:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0cb212b858f8b330b25fad74435822254120555
安倍派、新体制先送り 「塩谷会長」案に異論 自民
10/13(木) 12:51配信
 自民党安倍派は13日の総会で、会長ポストを空席とする現体制を当面続けることを確認した。

 塩谷立会長代理を新会長に昇格させて「塩谷派」に衣替えする案が一部にあったが、参院側や衆院の若手・中堅が異論を唱え、新体制移行を先送りした。

 塩谷氏は総会で「まだちょっと時期尚早の状況だ。無理にやるとおかしな方向に行きかねないということで、丁寧に時間をかけようという結論に達した」と説明。この後、記者団に「私の判断が甘かった」と語った。

 安倍派は7月に安倍晋三元首相が死去した後、会長を置かず「安倍派」の呼称も継続してきた。安倍氏の国葬を終えたことから、派内のベテランが塩谷氏を会長に推した。塩谷氏は先週の総会で、13日にも新体制移行を決める考えを示していた。

8344チバQ:2022/10/14(金) 18:12:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/ede53b5b0d9a84362393202e21323f0a944d393a
狙いは「岸田家の存続」か? 支持率ダダ下がりでも長男を首相秘書官に起用したワケ〈dot.〉
10/14(金) 17:00配信


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AERA dot.
岸田文雄首相

 岸田文雄首相が10月4日に長男の翔太郎氏を政務担当の首相秘書官に任命したことに、「情実人事だ」との批判が噴出している。そもそも首相秘書官とはどんな職務で、どのような人物が就いてきたのか。岸田首相の狙いはどこにあるのか――。

【写真】親子一緒に官邸に入る様子はこちら

 翔太郎氏は慶應大学を卒業後、三井物産に勤務。2年前から岸田事務所で第2秘書を務めたが、昨年10月に岸田政権が発足し、山本高義氏が首相秘書官に転出した際に第1秘書に昇格した。

 しかし公設とはいえ議員秘書と首相秘書官では、その権限は大きく異なる。

 内閣法第22条はその1項で首相秘書官の設置を規定し、第2項でその数については政令で定めることとし、第3項で首相秘書官が「内閣総理大臣の命を受け、機密に関する事務をつかさどり、または臨時に命を受け内閣官房その他関係各部局の事務を助ける」としている。内閣と行政権の帰属を規定した憲法第65条を含めて解釈すると、首相秘書官の権限は極めて大きくなる。

 まさに立憲民主党の安住淳国対委員長が「首相秘書官は閣僚以上の権力を持つ」と述べた通りだが、実際にその例がある。第2次安倍政権の今井尚哉秘書官だ。

 今井氏は経済産業省の元キャリア官僚で、第1次安倍政権で経産省からの秘書官を務めた。安倍晋三首相(当時)が2007年9月に持病のために総理職を辞任した後も、今井氏は安倍元首相のところに足しげく通い、自信を失いがちの安倍元首相をゴルフや山登りに誘って励まし続けた。そして12年に第2次安倍政権が発足して政務担当の秘書官に就任したとき、経産省を退官して退路を断っている。

 今井氏はもともと押しが強い性格の上、今井善衛・元通産事務次官と、経団連会長を務めた今井敬・元新日本製鉄会長という大物をおじに持ち、官界にも財界にも顔が利く。第2次安倍政権が長期政権になったのは、今井氏が官邸を経産省カラーに染め上げたからだといわれていた。ちなみに森友学園問題で昭恵夫人付きスタッフとして財務省に連絡していた谷査恵子氏は経産省で今井氏の後輩にあたる。

 なお今井氏は内政だけでなく外交をも掌握しようとした。二階俊博幹事長(当時)が17年5月に訪中した際に持参した首相親書を巡る騒動だ。

 安倍首相(当時)から習近平国家主席へ渡される首相親書を作成する上で、中国が主張する一帯一路政策に懸念を抱いていた外務省は、「自由と民主主義に貢献する一帯一路を支持する」と、厳格な条件を付け、谷内正太郎・国家安全保障局長(当時)の決裁を経ていた。

 にもかかわらず二階氏に親書を託す直前に、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の参加に積極的な今井氏が、「安倍首相の意向だ」と条件を削除し、谷内氏を激怒させている。

 このように、押しの強い今井氏が首相秘書官を務めたゆえに、第2次安倍政権は7年8カ月も続き、井上義行氏が秘書官を務めた第1次安倍政権はわずか1年で崩壊。政権の寿命は首相秘書官の力量次第で決まるのかもしれない。

8345チバQ:2022/10/14(金) 18:12:21
 ならば小泉政権が5年5カ月も続いたのも、秘書官を務めた飯島勲氏の力量ゆえといえるだろう。

 飯島氏はそのメディア戦略や情報操作でもって、小泉純一郎首相(当時)の人気を作り上げた。飯島氏の手法は大手新聞社やテレビなどの媒体のみならず、雑誌など記者クラブに所属しない媒体にも深く関与し、広く世論を誘導していくものだった。

 また飯島氏は官邸に各省庁連絡室を設置し、秘書官を出している財務省、外務省、経産省、警察庁以外の省庁からもスタッフを常駐させ、霞が関を掌握した。その飯島氏と犬猿の仲だったのは小泉政権で04年まで官房長官を務めた福田康夫氏で、2人は激しく対立した。週刊誌に掲載された福田氏のスキャンダルの情報源は飯島氏だったといわれている。

 その福田氏が首相になったとき、秘書官に就任したのは長男の達夫氏だった。そもそも福田氏自身も父である福田赳夫元首相の秘書官を務め、その後継として1990年の衆院選で当選。2012年には達夫氏に選挙区を譲っている。これらは帝王教育及び国政進出に際しての箔(はく)付けに他ならない。

 そしてこれは長男のみならず、女婿などにも当てはまる。岸信介元首相の女婿である安倍晋太郎氏は1958年の衆院選で当選し、大平正芳元首相の女婿の森田一氏は選挙期間中に死去した大平首相(当時)の後継として80年の衆議院選で補充立候補し、当選を果たしている。

 さて、岸田首相の長男の翔太郎氏の場合も、将来は岸田首相の地盤を継ぐべく、その修業のために公設秘書となり、首相秘書官に就任したことは明らかだ。そして岸田政権が発足して1年たち、政権基盤が固まったあたりで翔太郎氏を帝王教育しようというところだったのだろう。


 しかしタイミングが悪すぎた。8月に行われた各社世論調査では、安定した支持率を誇っていた岸田政権だったが、9月には各社の調査で支持率が大きく下落した。

 また10月に入って食料品などが値上げされ、北朝鮮からのミサイル発射も続いている。3日に臨時国会が始まったが、これらに対して政府は有効な措置を講じてくれる様子がない。少なくとも国民はそう感じている。

 そうした状況の中で13日に公表された時事通信の世論調査では、内閣支持率は前月比4.9ポイント減の27.4%で、初めて「危険水域」に突入した。「青木率」(内閣支持率+政党支持率が50を割ると内閣が倒れる、あるいは政局になる、という経験則)も50.9と危機状態だ。

 また8、9日の共同通信の世論調査では、食料品や電気料金などの値上げについて、78.9%が何らかの打撃を感じており、安倍元首相の国葬についても61.9%が否定的で、岸田首相の政治的判断に国民の多くはNOを突き付けている。

 というのも、国民にとってまさに今は「戦時」となっているからだ。

 にもかかわらず、この危機に長男を既定路線通りに首相秘書官に任命したのは、岸田首相の視線が国民ではなく、岸田家の存続に向けられているととらえられても仕方ない。

 そのことすら気付かないということは、昨年に幸運にも政権を獲得した岸田首相の運はすでに尽きたのかもしれない。そしてそのような首相をおしいただく我々も、運が尽きてしまったのだろうか。

(政治ジャーナリスト・安積明子)

安積明子 政治ジャーナリスト。兵庫県出身。慶應義塾大学経済学部卒。国会議員政策担当秘書資格試験に合格し、政策担当秘書として勤務。その後テレビなど出演の他、著書多数。「『新聞記者』という欺瞞|『国民の代表』発言の意味をあらためて問う」(ワニブックス)などで咢堂ブックオブイヤー大賞(メディア部門)を3連続受賞。近著に「眞子内親王の危険な選択」(ビジネス社)。趣味は宝塚観劇

8346チバQ:2022/10/16(日) 19:23:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/29ac9a9662f7bab4b41eaf17d59143a2aceadd66
永田町の歴史に残る「5人組の密談」…密談が密談にならなかったワケ
10/16(日) 8:02配信

読売新聞オンライン
「参院のドン」と呼ばれたころの村上正邦氏(1999年)

 自公政権が始まって4半世紀近くたつ。この間、民主党内閣も含め、幾度も内閣が入れ替わったが、出だしから猛烈な逆風に見舞われたのが、森喜朗内閣(2000年4月発足)だった。発足の舞台裏を「5人組の密談」(*文末のメモ参照)と批判され、今でも語り草となっている。


 密談が密談にならなかったのはなぜか。5人組の1人、当時、参院自民党議員会長だった村上正邦氏がその事実を公の席で明らかにしたからだ。

 密談の翌朝、約30人の参院議員を集めた朝食会で自慢話のように話してしまった。

「大変なことですよ」
森喜朗首相(中央)と自民党役員会に向かう村上氏(2000年)

 前任の小渕恵三首相が倒れたのは2000年4月1日深夜のことだ。翌朝、村上氏の部屋(参院議員宿舎)の電話が鳴った。官房長官・青木幹雄氏からだった。

 「そっちに行ってもいいですか」(青木)
 「もう少し寝かせてくれんか」(村上)
 「大変なことですよ。小渕首相が入院した――」(青木)

 事態を受け、青木氏、村上氏ら自民党幹部5人が都内のホテルの一室に急いで集まった。後継を巡り何人かの名前が上がった。派閥の思惑や複雑な人間関係が重なって微妙な空気が漂う。そこで村上氏が切り出した。

 「ここにいる森さんでいいじゃないか」
 その一言で事実上「森首相」が固まったという。

 話の内容はすぐさま永田町に知れ渡り、読売新聞を含め複数のメディアが報じた。

「密談」を詳細に報じた読売新聞(2000年4月6日朝刊)

 実は、弊紙の記事を書いたのは私だった。政局取材班にいて、同僚記者が集めた情報を原稿にまとめた。

 取材メモを読んで、思わずうなったのを覚えている。村上氏の発言内容は描写力に富み、そのまま記事にしてもいいほどだった。

 村上氏は密談を暴露した形となり、批判の大合唱となった。どう受け止めたのか、後に村上氏に直接聞いたところ、
「謀議だと思っていない。緊急事態に党の幹部が前後処理を話し合うのは当たり前のことだ」と反論した。

頂点から転落
インタビューにこたえる村上氏

 思えば、村上氏はこの時が、政治人生の頂点だった。

 「5人組の密談」の翌年、ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団(KSD)を巡る政界汚職事件で村上氏は逮捕(受託収賄容疑)される。その後、裁判闘争の日々を送り、2008年には実刑が確定、服役した。

 私が村上氏を取材するようになったのは議員辞職してからだ。一時は「参院のドン」と畏れられた村上氏だが、気軽に取材に応じてくれた。永田町が政局で揺れるたびに権力闘争の背景や実力者の本音を生々しく解説してくれた。

8347チバQ:2022/10/16(日) 19:24:07
 印象に残るのは収監の日(2008年5月)、ホテルの一室で開かれた「壮行会」のシーンだ。村上氏に近い国会議員や元官僚、支持者らに見送られた。村上氏は「では、行ってきます」と語り、両手を合わせながら拘置所に向かった。

 村上氏が亡くなったのは2020年9月。享年88歳。晩年は「このままでは死んでも死にきれない」と訴え、「政治とは嫉妬と欲、恨みだ」と口にした。密談の内容を明かしたのは、政治の本質をそう見抜いていたからだろうか。

 よく俳句を詠んだ。
 「花吹雪我が一生の試練なほ」
 KSD事件に対する上告棄却の連絡を受けた、その日の句という。

 福岡・筑豊で育ち、「大志を抱いて」上京した。最近の永田町で見かけない「たたき上げ」、人間味のある政治家だった。今の政治状況を「村上さんだったらどう読み解くのか」。そう思いめぐらすことがある。(読売新聞編集委員 吉田清久)

メモ「5人組の密談」
 2004年4月2日、小渕恵三首相が脳梗塞(こうそく)で緊急入院したことを受け、都内のホテルの一室に、青木幹雄官房長官、自民党の森喜朗幹事長、野中広務幹事長代理、亀井静香政調会長、村上正邦参院自民党議員会長の5人が集まり、その場で小渕氏の後継首相を事実上、決めた。青木氏は「密談」の後、緊急に記者会見し、小渕氏入院の事実を明らかにした。

8348チバQ:2022/10/16(日) 19:24:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/701a8b69e8d4ade5807ddcceaf0e57f816733e2c
茂木氏、派内で足場固め 「ポスト岸田」、教団対応が焦点 自民
10/16(日) 7:04配信


時事通信
自民党栃木県連の会合であいさつする茂木敏充幹事長=15日午前、宇都宮市

 「ポスト岸田」に名前が挙がる自民党の茂木敏充幹事長(67)が、自身が率いる茂木派(54人)内で足場固めを着々と進めている。

 内閣支持率が落ち込む中、岸田文雄首相を支えつつも存在感を高めようとしているとの見方が党内にある。政権に逆風となる世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題をどう乗り切るかが当面の焦点だ。

 「来春の統一地方選の勝利を期して、日本をさらに前に進めていきたい」。15日、宇都宮市内のホテルで開かれた党栃木県連のセミナーで、県連会長を務める茂木氏はこう決意を示した。

 この後、講師として登壇した茂木派の加藤勝信厚生労働相は新型コロナウイルス対策について「重症化リスクの高いところをしっかりケアし、そうでないところはできるかぎり日常に戻していく」と述べ、感染抑制と社会経済活動の両立に向けて全力を挙げる考えを強調した。

 茂木氏は岸田首相と同じ衆院当選10回。政調会長、選対委員長、外相など要職を歴任してきた。

 加藤氏も当選7回ながら総務会長や官房長官を務め、将来の総裁選出馬の「有資格者」とされる。茂木氏としては「ライバル」になり得る同年生まれの加藤氏を地元の会合に招き、良好な関係をアピールする狙いもあったとみられる。

 茂木氏は昨年11月に派閥会長に就任すると、新人や旧石破派議員の勧誘に積極的に取り組み、茂木派は現在、安倍派に次ぐ第2勢力。派内には「日本のリーダーにしなければならない」(衆院若手)と待望論がある。

 ただ、独自色の濃い同派参院側の協力を得られるか見通せていない。影響力を保つOBの青木幹雄元参院議員会長(88)とは距離があるとされ、現職議員からも「茂木氏でまとまるのは難しい」との声が漏れる。

 着地点が見えない旧統一教会問題への対応は、党務を預かる茂木氏自身の評価に直結しそうだ。教団との接点に関する党所属議員の「点検」結果を9月にまとめた際は、氏名公表の基準などをめぐり「不公平だ」と不満も出た。

 教団側と「関係を断つ」とした党の方針は、来年4月の統一地方選に向けた公認作業にも影響しかねない。方針を徹底させるため、自らが本部長を務める「党改革実行本部」で今月中にもガバナンスコード(統治指針)を改訂する方針だ。

8349チバQ:2022/10/16(日) 19:25:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/755cd7740fe24f9d28fe413b2d04a4b5d6e38d05
安倍氏県民葬で一区切り 安倍派結束へ正念場続く
10/15(土) 20:03配信

産経新聞
「安倍晋三元首相県民葬」で黙祷が捧げられた=15日午後、山口県下関市(彦野公太朗撮影)

山口県下関市で15日に行われた安倍晋三元首相の県民葬には、自民党安倍派(清和政策研究会、97人)に所属する議員約80人が出席した。同派にとって一つの区切りとなったが、安倍氏の後任会長は決まっておらず、衆目の一致する党総裁候補はまだみえない。結束を維持できるのか、正念場が続きそうだ。



県民葬には萩生田光一政調会長や松野博一官房長官ら岸田文雄政権の幹部を含めた安倍派議員が参列した。中堅・若手議員は14日夜に安倍氏の行きつけだった下関市内の料理店で会合を開き、思い出に浸った。

県民葬で献花を終えた同派会長代理の塩谷立(しおのや・りゅう)元文部科学相は記者団に「多くの皆さんで安倍氏を送れてよかった」と振り返った。その上で「一致結束して安倍氏の遺志を継ぎ、日本の政治に貢献していきたい」と述べた。「結束」を強調するのは、それが同派の課題だと認識しているからだ。

塩谷氏は自らの会長昇格も視野に新体制を検討したが、「会長が総裁候補でなければ他派閥に侮られる」(中堅)といった異論に押される形で先送りとなった。参院側では「塩谷会長」の場合は衆参で派閥を割る案もささやかれた。

会長候補には萩生田氏や松野氏、西村康稔経済産業相、世耕弘成参院幹事長らの名前も挙がるが、「それぞれ長所と短所があって悩ましい」(若手)との指摘がある。萩生田氏は14日、「みんなで努力をして協力してやっていくことは確認できている。人事を急ぐ必要はない」と述べた。安倍氏の一周忌まで会長不在の現体制を維持すべきだとの意見もある。

一方、中堅議員は「派閥なのだから、いずれは首相候補を立てなければならない。ただ、私は安倍氏一筋だったので、人選によってはずっとこの派閥にいるかは分からない」と語った。(沢田大典)

8350チバQ:2022/10/16(日) 19:27:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/b879cd3eb94dcab4538d992cd69df7865937a2a0
「1年間の党役職停止」 「ひとり良識派」自任する村上誠一郎氏とは
10/12(水) 10:00配信

毎日新聞
衆院本会議で議員と言葉を交わす自民党の村上誠一郎元行政改革担当相=国会内で2022年10月5日午後0時55分、竹内幹撮影

 自民党の党紀委員会で「1年間の党の役職停止」処分が決まった村上誠一郎元行政改革担当相(70)は「ひとり良識派」を自任し、これまでも数々の歯に衣(きぬ)着せぬ直言で注目を集めてきた。特に安倍政権下では当時の安倍晋三首相に対する批判を繰り返し、波紋を呼んだ。

【写真】安倍元首相国葬を振り返る

 村上氏は愛媛2区選出で当選12回。戦国時代に瀬戸内海を支配した村上海賊の末裔(まつえい)としても知られる。立憲民主党の岡田克也幹事長の義兄に当たる。

 小泉政権で2004年に規制改革担当相として初入閣したが、翌05年、「郵政解散」と呼ばれた衆院解散を決める臨時閣議では、当時の島村宜伸農相と麻生太郎総務相、中川昭一経済産業相とともに異論を表明。小泉純一郎首相から説得され、最終的には署名に応じた。

 もともとは三木武夫元首相のグループを底流とする党内派閥「番町政策研究所」(現在は麻生派に合流)に所属。旧高村派時代には事務総長を務めたが、野党転落後の10年に退会し、それ以降は無派閥の「一匹オオカミ」として活動を続けている。財政再建派としても知られる。

 第2次安倍政権発足以降、「安倍1強」が強まる中で、政権批判を強めた。13年の特定秘密保護法成立の際には「国民の知るべき情報が隠されないか」との異論を唱え、衆院本会議の採決には「体調不良」を理由に退席した。14年の集団的自衛権行使容認の憲法解釈変更や翌15年の安全保障関連法にも反対を表明。同法を了承する自民党総務会を途中退席した。

 「森友・加計学園問題」では「安倍さんのお友達が原因で起きている」などと繰り返し批判。18年に財務省の文書改ざん問題が発覚すると、党総務会で「大所高所の判断をすべき時期に来ている」と当時の安倍首相の退陣を求めた。

 18年の自民党総裁選では安倍氏に対抗して出馬した石破茂元幹事長の推薦人となり、安倍氏の後継を選ぶ20年の総裁選でも石破氏を支援した。

8351とはずがたり:2022/10/18(火) 21:04:40
安倍派、会長を当面置かず 「塩谷立会長案」は若手の反発で白紙に
https://news.yahoo.co.jp/articles/45d39908ae105fc687822a696d8d5658163e1331
10/12(水) 17:56配信
毎日新聞

自民党安倍派の総会で発言する塩谷立会長代理(奥右)=東京都千代田区の同党本部で2022年9月29日午後0時5分、竹内幹撮影

 自民党安倍派(97人)は12日、安倍晋三元首相の死去で空席となっている会長を当面置かない方針を固めた。引き続き「安倍派」として活動する。塩谷立会長代理が会長に昇格する案は派内の若手や参院側の反発が強まり、白紙に戻った。

【写真】安倍元首相国葬を振り返る

 同派には衆目の一致する安倍氏の後継候補がおらず、7月に安倍氏が死去したのを受け、当面会長を置かずに現執行部体制を維持する方針を決定。9月の安倍氏の国葬後に会長を選ぶ予定だった。

 同派幹部は分裂を回避するため、塩谷氏を新会長とした上で、党総裁候補を別に選ぶ案を軸に水面下で調整を進めてきた。塩谷氏も6日の派閥会合で、新会長を含む新執行部人事について「来週ぐらいには(発表する)」と述べていた。

 ◇参院側に世耕弘成氏を推す動き

 ただ参院側では、世耕弘成参院幹事長を会長に推す動きがあり、第2次安倍政権下で当選を重ねた若手の間でも塩谷会長案への反発が強まった。

 2012年衆院選で初当選した同派議員は12日、国会内で非公式会合を開いて対応を協議。出席者によると、「会長選定は時期尚早だ」「派閥会長と総裁候補は同じであるべきだ」などの意見が相次いだという。

 こうした状況を踏まえ、派閥幹部は「さまざまな意見が出てきており、急いで決めることに意味がなくなってきた」と語り、新執行部の発足を先送りする方針を明らかにした。【東久保逸夫】

8352チバQ:2022/10/24(月) 13:14:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bc21b9280107e73e93376b970ed4753783762bb
自民・茂木氏「三頭政治」 首相、麻生氏との関係強調
10/23(日) 13:14配信


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産経新聞
自民党の茂木敏充幹事長

自民党の茂木敏充幹事長は23日放送のBSテレ東番組で、政権運営をめぐり岸田文雄首相(党総裁)と麻生太郎副総裁と面会を重ねているとしたうえで、古代ローマの「三頭政治」になぞらえた。

茂木氏は「よく相談している。それぞれ総裁、副総裁、幹事長の立場であり政策グループ(派閥)の長でもある」と説明。「三頭政治という人もいるようだが、政権運営や党運営について話し合って決めていくことはごく自然なことだ」と述べた。

安倍晋三元首相の死去を受けて会長が不在となっている党最大勢力の安倍派(清和政策研究会、97人)については「いろいろな形で、いろいろな人たちに配慮しながら、いろいろな人たちを巻き込みながら政権運営やっていくことが基本だと思っている」と語った。

8353チバQ:2022/10/24(月) 19:37:08

https://news.yahoo.co.jp/articles/c87a2cedcb874d8d08d6f95c80375509caee6d37
新しい資本主義、司令塔が退場 現場は悲鳴「大混乱だ」 山際氏辞任
10/24(月) 19:29配信

朝日新聞デジタル
山際大志郎・経済再生相=西村宏治撮影

 山際大志郎経済再生相(54)が24日、辞任する意向を明らかにした。岸田政権の看板政策である「新しい資本主義」や新型コロナ対策を担う担当閣僚として、重要なポジションだっただけに、政策面でも影響が出るのか注目が集まる。

 山際氏が担当大臣を務める経済財政諮問会議はこの日夕方に防衛費などについて議論する予定だったが、急きょ取りやめになった。部局の担当者は「長い歴史の会議で、取りやめはそうそう起こりえないことだと思う。有識者や関係省庁への連絡などで、(部局内は)大混乱だ」と話した。

 山際氏は、政府が今月中にも取りまとめる総合経済対策も担当していた。電気料金やガス料金の負担軽減策に加え、妊娠中や出産後の新たな子育て支援策として検討するクーポン配布事業といった政策のとりまとめが大詰めを迎えている。仕切り役が突然不在になることで、予定通りに経済対策がまとまるのか、困惑が広がりそうだ。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/269010dfa484255d03243c5276b481462907d5cd
山際氏「今、辞表を提出してきた」 記者団に辞任の意向を表明
10/24(月) 19:22配信

産経新聞
官邸に入る山際大志郎経済再生相=24日午後6時55分、首相官邸(矢島康弘撮影)

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が次々と明らかになっていた山際大志郎経済再生担当相は24日夜、「今、辞表を(岸田文雄首相に)提出してきた」と述べ、辞任する意向を表明した。この時期に辞任する意向を固めた理由について「国会審議を考え、このタイミングだと思った」と述べた。官邸で記者団の取材に答えた。


山際氏は平成30年に旧統一教会主催の会合に出席し、教団トップの韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁と対面したと認めた。翌年にも韓総裁と集合写真を撮っていた。教団側との接点が次々と発覚して野党の追及が厳しくなる中、引責辞任に追い込まれた。

8354チバQ:2022/10/24(月) 19:38:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/cfb0269ecceb8970a5602548e13cc37e9d46e95f
山際経済再生相が辞任意向固める 後任に梶山幹事長代行らの名前が浮上
10/24(月) 18:22配信
旧統一教会との関係が相次いで明らかになっている山際経済再生担当大臣が大臣を辞任する意向を固めた事がわかりました。

山際大臣は午後7時から記者会見する予定でその前に岸田総理大臣に対し辞表を提出するとみられます。

政府関係者によりますと後任の大臣には梶山幹事長代行、古川元法務大臣、斎藤元農水大臣ら閣僚経験者らの名前が浮上していて調整を急いでいます。

山際大臣はいわゆる統一教会との関係をめぐり臨時国会での答弁で「記憶ない」などと繰り返し野党から連日追及を受けており答弁が持たないと判断したものとみられます。

政府高官は「世論調査でも辞任を求める声が高まっていた」と話しています。

閣僚経験者は「山際大臣の答弁はあまりに印象が悪かった」と指摘しています。

物価高対策を盛り込んだ経済対策をとりまとめる直前に担当大臣が辞任するという岸田政権の場当たり的な対応に自民党内からも批判の声が上がっています。

ある自民党幹部は「今、交代させる合理性は何もない。あまりに場当たり的で訳がわからない」閣僚の1人も「行き当たりばったりが過ぎる」と厳しく批判しました。

ある自民党幹部は「山際大臣を辞めさせるなら臨時国会が始まる前にやるべきだった。そもそも、内閣改造で留任させるべきでなかった」と岸田総理の一連の対応を批判しました。

内閣支持率が下がり続ける中経済対策を打ち出し反転攻勢を狙っていただけに山際大臣の辞任は、岸田政権にとって大きなダメージとなります。

8355チバQ:2022/10/24(月) 19:39:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fa543764d159ba5a9556a9a12084771363ad96e
「瀬戸際大臣」は山際氏を指す、石井準一氏が認める…「野党だらしない」発言を謝罪
10/18(火) 19:46配信

読売新聞オンライン
石井準一氏

 自民党の石井準一参院議院運営委員長は18日、国会内で記者会見を開き、衆院予算委員会の質疑を巡って「野党がだらしがない」と発言したとして、「撤回し、心からおわび申し上げる」と陳謝した。

 石井氏は17日夜、岸田首相らと東京都内で会食後、衆院予算委の質疑を巡り、「(ほぼ定時の)17時1分で終わるなんて、野党側は緊張感がないね」と記者団に述べた。「『瀬戸際大臣』の首とれんのか、野党がだらしないね」とも語った。

 石井氏は記者会見で「瀬戸際大臣」が誰を指すかについて、「皆さんがご承知の大臣だ」と述べ、野党が「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)の問題で辞任を求めている山際経済再生相であることを事実上認めた。

 立憲民主党の逢坂誠二代表代行は18日の衆院予算委で「石井氏の発言は言語道断だ」と抗議し、首相は「(会食の)席でそうした発言はなかった」と釈明した。

 石井氏は2007年の参院選で初当選し、現在3期目。「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄・元参院議員会長の側近として知られる。

8356チバQ:2022/10/25(火) 11:00:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/e25446c3b48e361c681ab0033761a728e5f41083
山際経済再生相の後任に後藤茂之前厚労相 25日午後、正式就任へ
10/25(火) 10:42配信

朝日新聞デジタル
 岸田文雄首相は25日、辞任した山際大志郎経済再生相の後任に後藤茂之・前厚生労働相(66)をあてる方針を固めた。同日午後の皇居での認証式を経て正式に就任する。

 山際氏は24日夜、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関わりが次々に表面化し、政権運営の支障となっていた責任を取り、首相官邸で首相に辞表を提出した。首相は山際氏の後任について「25日に発表し同日夕刻、所定の手続きを済ませたい」と表明していた。

 後藤氏は、自民党政調会長時代の首相を政調会長代理として支えた。無派閥だが、昨年の総裁選では岸田陣営の事務総長代理を務めた。昨年10月の岸田政権発足時に厚労相として入閣。今年8月の内閣改造で交代していた。

 経済や社会保障分野、特に年金政策に詳しい。大蔵官僚を経て、2000年に民主党公認で初当選。03年に自民に移った。衆院長野4区選出で当選7回。

朝日新聞社

8357チバQ:2022/10/25(火) 15:05:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/f092c89ee3b9ba47df77186ddfd6a9694dc0780d
山際氏の後任に後藤茂之氏 混乱収拾図る 「辞任ドミノ」懸念も
10/25(火) 11:34配信

毎日新聞
山際大志郎経済再生担当相から辞表を受け取った後、報道陣の取材に応じる岸田文雄首相=首相官邸で2022年10月24日午後7時40分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相は25日午前、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る問題を受けて辞任した山際大志郎前経済再生担当相の後任に、後藤茂之前厚生労働相(66)=衆院長野4区=を充てる方針を固めた。複数の関係者が明らかにした。閣僚経験者を起用することで、野党が攻勢を強める臨時国会の審議などへの影響を最小限にとどめたい考えだ。同日夕の皇居での認証式に臨み、正式就任する。


 経済再生担当相は、28日にも取りまとめる予定の総合経済対策の責任者となる重要閣僚。後藤氏は、山際氏が担当した新型コロナウイルス対策や首相が掲げる経済政策「新しい資本主義」担当も引き継ぐ。

 後藤氏は衆院当選7回で副法務相や自民党政調会長代理などを歴任。旧大蔵省出身で経済政策に明るく、前厚労相でコロナ対策にも精通した後藤氏を起用することで、総合経済対策の決定直前での山際氏の「更迭」によって生じた混乱の収拾を図る狙いがある。

 旧統一教会問題を巡っては、他の閣僚らへ波及する「辞任ドミノ」が政権内で懸念されている。後藤氏は、自民党が教団側と何らかの接点があるとして氏名を公表した党所属国会議員125人のなかに入っていない。

 山際氏は24日夜、首相官邸で首相と面会し、旧統一教会を巡る問題を受け、「国会審議に支障を来すのは本意ではない」として辞表を提出。首相は「経済対策や補正予算、旧統一教会問題に関する被害者救済、再発防止といった重要な課題に専念する」観点から了承したと記者団に説明した。その後の持ち回り閣議で辞任が正式決定した。

 山際氏の辞任を受け、与野党の国対委員長は25日午前、国会内で会談し、今後の国会日程について協議した。与野党は同日午後に行われる衆院本会議で、首相が山際氏辞任について説明することで折り合った。【中村紬葵、李舜】

8358チバQ:2022/10/25(火) 22:57:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/62ee3f8c975940fc155a39ea148af58d4945c34f
山際氏更迭を決断の首相、苦境打開できるのか
10/25(火) 21:31配信

産経新聞
衆院本会議に臨む山際大志郎前経済再生相=25日午後、国会・衆院本会議場(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相は25日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が次々と発覚して辞任した山際大志郎前経済再生担当相の後任に後藤茂之前厚生労働相を充てた。支持率の下落が続く中、手堅い国会答弁で知られる閣僚経験者の起用で立て直しを急ぐが、政権浮揚の兆しは見えない。


「政権として国民の『信頼と共感』が大事だと言ってきた。山際氏の説明はそのレベルに達しないという判断だ」

このタイミングで首相が山際氏を更迭することを決めた理由について、首相周辺はこう解説する。

旧統一教会との関係について山際氏が国民の納得する説明ができるのか。首相は17〜20日に開かれた衆参両院の予算委員会で見極める考えだった。だが、山際氏は「覚えていない」などと不明瞭な答弁を繰り返し、野党の批判は一層強まった。

首相は21日からのオーストラリア訪問を挟み、山際氏の交代を決断した。

参院予算委が終了した24日午後、松野博一官房長官が山際氏を東京・赤坂の衆院議員宿舎に呼び出し、首相の意向を伝えた。すでに山際氏には、派閥会長の麻生太郎自民党副総裁からも首相が交代させる考えであることが伝わっていた。

「国会審議に支障をきたすことは本意ではない」

同日夜、山際氏は官邸で首相に辞表を提出した。

政府内では今月3日の臨時国会開会前から山際氏の交代論が浮上していた。松野氏は数度にわたって議員宿舎で山際氏と面会し、旧統一教会との関係などを問いただした。

「大丈夫です。国会で説明します」

山際氏は辞任を拒み続けた。松野氏もそれ以上踏み込まず、結果的に政権の対応は後手に回った。

政府高官は「少なくとも国会で山際氏が追及されることはなくなった」と語る。交代で11月の令和4年度第2次補正予算案審議などを乗り切りたい構えだ。

だが、25日には一部の委員会が取りやめになるなど、突然の更迭劇の余波が広がった。首相は19日にも宗教法人への解散命令請求が認められる要件に関する答弁を1日で変更した。政権の場当たり的な対応が目立っている。(田村龍彦)

8359チバQ:2022/10/25(火) 23:02:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2a161d5cbdcab5aad91d941685a599be016f2e7
「政権の寿命を縮めますよ」迷走の末、遅すぎた‟更迭‟の決断
10/25(火) 10:00配信

西日本新聞
岸田首相

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や関連団体との接点が次々判明した山際大志郎経済再生担当相の更迭劇は、岸田文雄政権の迷走ぶりを改めて浮き彫りにした。山際氏の説明は説得力と誠実さを欠き、与党内からも「辞任やむなし」との声が高まっていたにもかかわらず、解任の機を逸して追い込まれたのが実情だ。首相の任命責任を問う野党がますます勢いづくのは必至で、政権へのダメージは避けられそうにない。


 午後7時前。辞任の意向を首相に伝えるため、官邸に現れた山際氏の表情はうつろだった。

 「このタイミングしかないと思った」。首相との数分間の面会後、記者団の前に立った山際氏は淡々と語った。引き金となった教団側との接点に関する自らの説明責任については「何か深い関係があったわけではないので説明できなかったのは事実だ。全部覚えていることの方が自然ではない」。引き際に至ってもまだ、持論を貫き通した。

 約35分後、同じ官邸エントランスホールで首相が記者団に語った。「国会審議に支障を来すのは本意ではないと申し出があった。私は了とした」。更迭を否定したものの、引導を渡していたのは間違いない。この日、夕方に予定されていた政府の経済財政諮問会議は急きょ、中止に。自民党本部であった役員会への出席も首相は見合わせていた。

 政府関係者によると、官邸サイドが山際氏に見切りを付け、閣僚交代にかじを切ったのは先週半ば。17日から始まった衆院予算委員会で山際氏は、野党から教団側との関係を問われても「記憶にない」「資料がないので分からない」などと不誠実な答弁を連発し、傷口を広げていた。さらに18日には「これから新しい事実など、さまざまなことが出てくる可能性はある」。自民幹部からも「もっと、まともなことが言えないのか」と突き放されていた。

 「かばえばかばうだけ、政権の寿命を縮めますよ」。首相の下には連日、山際氏の更迭を求める意見が届いていた。山際氏の後ろ盾となっていた甘利明前幹事長の説得もあり、首相はいったんは事態を見守る構えも見せたが、最後は押し切るしかなかったという。

 24日、参院予算委の集中審議を終えた首相は、午後4時過ぎに官邸に戻ると、自民の麻生太郎副総裁ら党幹部に電話で「閣僚交代」を告げた。「仕方ないですね」。山際氏が所属する麻生派の会長でもある麻生氏は既に事態を把握しており、驚いた様子を見せなかったという。

 政府、与党内には、10月初旬の今国会開会や、先週の衆参両院の予算委開始前に首相が決断すべきだったとの意見が根強く、首相の指導力に対する不信感も漂う。各種世論調査で内閣支持率は続落しており、自民関係者は「きょう、あすで踏み切らなければ、今国会は絶望的だった。首相にとっても瀬戸際だった」とあてこすった。

 山際氏を「瀬戸際大臣」と皮肉り、首相に解任を迫っていた野党は一層、ボルテージを上げる。立憲民主党の安住淳国対委員長は、「一言で言って遅すぎた。予算委が終わった段階で辞めるのは誠実さに欠け、政権のマネジメントが問われている」と批判をぶちまけた。

 (東京支社取材班)

8360チバQ:2022/10/26(水) 11:39:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/0df3c88366b3ee8eccdb33fa2f0421bdcf7ac9f6
山積する重要課題 経済対策へ問われる手腕 後藤経済再生相
10/26(水) 7:07配信


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時事通信
経済再生担当相に就任し、記念撮影する後藤茂之氏(中央)。右は岸田文雄首相、左は松野博一官房長官=25日午後、首相官邸

 辞任した山際大志郎氏の後任に就いた後藤茂之経済再生担当相は、総合経済対策の策定や「新しい資本主義」の具体化など山積する課題に着手する。

 いずれも、岸田政権の浮沈を左右する重要課題。物価高への早急な対応やコロナ禍からの経済回復が求められる中、司令塔となる後藤氏の手腕が早速問われることになる。

 当面の焦点は、物価高対策などの総合経済対策。政府はもともと、今月28日にも対策を決定し、11月に財源の裏付けとなる補正予算案を国会に提出する方針だった。食料やエネルギーなど生活必需品の相次ぐ値上げに国民が苦しむ中、閣僚の辞任劇で対策に遅れが出ることは許されない状況だ。

 後藤氏は25日昼、官邸で記者団に「私も(自民)党の側にいて政策の提言や調整に関わっていた。丁寧にキャッチアップして進めていきたい」と述べ、予定通り今月中に経済対策を取りまとめる考えを強調した。

 年末に向けても、重要課題が目白押しだ。後藤氏は新しい資本主義や、スタートアップ育成などの担当相も兼ねる。年末までに策定するスタートアップの育成計画や資産所得倍増プランは政権の目玉政策。防衛費の大幅増額が焦点となる2023年度予算編成に向けても、岸田首相を議長とする経済財政諮問会議の担当相として、財政健全化との両立が求められる。

 後藤氏は旧大蔵省の出身で、税制や社会保障にも明るい「政策通」とされる。8月まで厚生労働相としてコロナ対応に当たった経験もあり、内閣府幹部は「山積する政策課題に即戦力として対応いただける。大変心強い」と歓迎する。経済対策からコロナまで、幅広い課題に短期間でどう対応するのか注目される。

8361チバQ:2022/10/26(水) 11:41:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed702cb39782e44a0c093a8312a9a371c0d80178
「塩谷派」が流れて安倍派に分裂の兆し 世耕弘成参院幹事長の動きに猛反発する人々
10/26(水) 6:31配信
デイリー新潮
世耕弘成参院幹事長

 自民党の国会議員の間で、朝日新聞の報道が話題になっているという。10月13日に電子版が配信された、「安倍派新会長決められず 『塩谷派』案は中堅若手が異論」というタイトルの記事だ。


 ***

 自民党の最大派閥は、衆参合わせて97人の国会議員を擁する清和政策研究会、つまり安倍派だ。

 安倍晋三元首相(1954〜2022)が凶弾に倒れ会長の座は空位となっていたが、国葬や山口県での県民葬が終わったこともあり、最近では塩谷立会長代理(72)を新会長に推す動きが活発化していた。担当記者が言う。

「ところが、安倍派は13日に総会を開き、塩谷さんが『当分は新会長を決めない』と説明したのです。意外な展開を新聞各紙が報道しました。そして朝日新聞は、新会長の決定が見送られた理由として、2012年12月の衆院選で初当選した4期生を中心とした中堅と若手の議員が反発したため、と報じたのです」

 中堅と若手の反発が原因と報じたのは朝日新聞だけではない。日本テレビも同日、自社のニュースサイト「日テレNEWS」で、「自民“最大派閥”安倍派が会長決定を見送り」の記事を配信、以下のように理由を伝えた。

《当選3回以下や4回生のグループから「我々は安倍チルドレンだ。安倍派のままがいい」などの反対意見が多く上がり先送りすることとなりました》

血判状の衝撃
 自民党のある衆議院議員は、「4回生議員といっても決して一枚岩ではなく、色んな考えを持っています。朝日の記事は、実相を伝えられてはいないですね」と言う。

「一部の週刊誌は、『塩谷さんの会長就任を潰したのは、実は森喜朗元首相(85)』とも報じました。しかし、これも事実と違います。今回、『塩谷派』が誕生しなかった一番の原因は、世耕弘成参院幹事長(59)なのです」

 清和政策研究会に所属する参議院議員は、別途「清風会」を結成している。もちろん会長は世耕氏だ。

 安倍派の参議院議員は世耕氏ががっちりと押さえている──そう報じたのは毎日新聞だ。

 18日の朝刊に「自民党:安倍派後継争い、熱帯び 『塩谷会長案』白紙/世耕氏登用反発 県民葬集結でも先行き不透明」の記事を掲載、世耕氏の名前を明記した。

《今月11日には、清和会の参院議員集団「清風会」に所属する38人が署名した「血判状」が清風会会長の世耕氏の元に届く。「世耕会長のもと一致団結して行動する」とする内容だった。ある中堅は「世耕氏こそ派内の要職につくべきだ。清風会と衆院の一部が手を組めば新体制はすぐに決まる」と話した》

8362チバQ:2022/10/26(水) 11:41:15
「キンメダイ」の陰口
「毎日新聞の記事では、まるで38人が自主的に『塩谷会長反対、世耕さんを会長に!』と陳情したかのような印象を受けますが、これもどこまで事実なのか……。少なくとも清和政策研究会に所属する衆議院議員で、毎日新聞の報道を真に受けている人は少ないはずです。血判状は世耕さんが作らせたと見ています」(同・代議士)

 毎日新聞の記事には、安倍派に所属する《参院から「塩谷・世耕両会長」案が浮上》したとも書かれている──。

「世耕さん本人が『衆参から1人ずつ会長を出し、2人体制にしたい』とこだわったのが事の真相です。世耕さんが最後まで『塩谷派』に反対していたため、新会長の決定はお流れになってしまったのです」(同・代議士)

 世耕氏は安倍政権下で官房副長官や経済産業相を務めるなど、陽の当たる道を歩んできた。そもれあってか、一部の安倍派議員からは「目立ちたがり屋」言われている。世耕氏を陰で「キンメダイ」と呼ぶ者もいるという。

「大阪府内にある近畿大学は代々、世耕家が理事長を務めています。世耕家の大学と言っても過言ではありません。つまり、『きん』き『だい』がくの『め』だちたがり屋、という意味で『キンメダイ』というわけです」(同・代議士)

分裂の懸念
 世耕氏は首相を目指すと公言しており、衆院への鞍替えを狙っている。今年3月にはBSテレ東の番組に出演し、「政治家になった以上は、チャンスがあれば国のかじ取りをするトップの立場をやってみたい」と意欲を見せた。

「衆院選小選区の10増10減で、和歌山県の小選挙区の定数は現行の3から2に減ります。おまけに二階俊博元幹事長(83)の地元でもあり、そう簡単に鞍替えが進むとは思えません。とはいえ世耕さんは本気ですから、ご自身が首相になるプロセスとして『世耕派』を誕生させようと必死なのでしょう」(同・代議士)

 だが、キンメダイの陰口からも分かる通り、安倍派に所属する衆院のベテラン議員は今回の件に不快感を示しているという。

「世耕さんに反発しているというのが実情でしょう。そもそも衆議院議員は参議院議員を格下に見ていますからね。正直言って、『世耕は何様だ』という感じでしょうか。『安倍派を乗っ取るつもりか』と言う人もいます。いずれにしても、このままでは安倍派分裂の火種にもなりかねず、非常に頭の痛い問題であるのは間違いありません」(同・代議士)

デイリー新潮編集部

新潮社

8363チバQ:2022/10/26(水) 11:41:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/141593929f64f50500f5390f5e49d500d6252393
安倍派、後継会長は決まらず 北条義時のような新リーダー不在の「ダメ鎌倉殿」状態か
10/21(金) 7:15配信

NEWSポストセブン
安倍派には新リーダー不在(写真は天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典にて)

 安倍晋三・元首相が亡くなってから3か月あまり、派閥会長を務めていた安倍派(清和会)の後継会長は依然、決まる気配がない。10月13日の派閥総会では、塩谷立・会長代理からこんな一言が飛び出した。


「安倍さんに代わる新しいリーダーというのが一つの大きな課題だが、現時点でなかなかそういう方がいない」

 塩谷氏にとって苦渋の発言だったはずだと、ベテラン政治ジャーナリストは言う。

「塩谷氏はその前週、10月6日に開かれた同派総会で、『会長人事を含む新体制を来週にも決定する意向を示した』と報じられました。同派重鎮の衛藤征士郎氏らが『塩谷派』への衣替えを提案していたことを受けたもので、塩谷氏が会長に就くつもりだったのでしょう。

 ところが、派内から『知名度が低く総理総裁候補になり得ない』『塩谷派では茂木派や麻生派に名前負けする』などと異論が相次ぎ、最終的には派閥オーナー的存在の森喜朗・元首相が『領袖が務まる器ではない』とストップをかけたと言われています。森氏は当面、会長を置かず、松野博一・官房長官、西村康稔・経産相、萩生田光一・政調会長らによる合議制で進めていくべきだという考えのようで、塩谷氏としても会長就任を断念せざるを得なかったようです」

 衆参合わせて97人もの国会議員を抱える自民党最大派閥の行方は、永田町内でNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』になぞらえられた。源頼朝亡き後の御家人13人による合議制の状況が安倍派と似ており、「派内の権力闘争で勝ち残った者が北条義時のような強力なリーダーになる」との予測もあったが、実態はほど遠い。

「権力闘争が好きな永田町では『鎌倉殿』が大人気ですが、それを安倍派になぞらえる向きはなくなりました。というのも、頼朝という絶対権力者亡きあと、北条時政、比企能員、梶原景時といった有力御家人たちが激しく争った『鎌倉殿』と違い、安倍派にはそもそも権力闘争を繰り広げるほど力のある人材がいなかったことが明らかになったからです。

 森氏は当初、萩生田氏を後継候補に考えていましたが、旧統一教会との接点が取り沙汰されて対応に四苦八苦し、あっさり自滅してしまった。ほかの面々も、森氏の顔色を窺うばかりで『我こそが次のリーダー』と周りを斥ける力を示そうとする人はいません。北条義時のような新リーダーが不在のまま、ゆるやかな合議制が続いていく。これでは『ダメ鎌倉殿』と揶揄されても仕方ないでしょう」(同前)


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