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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

7945チバQ:2022/04/19(火) 23:09:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb30163e7167ec3cc01a0096ca28404c814d6215自民・茂木氏に野党反発 「悪意に満ちている」
4/19(火) 20:44配信

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産経新聞
自民党の茂木敏充幹事長

野党は19日、自民党の茂木敏充幹事長が党所属議員から回収した文書通信交通滞在費を与野党の合意に反して独自に寄付したと発表した上、野党を揶揄(やゆ)したとして一斉に反発した。

文通費をめぐり、与野党は衆院選が行われた昨年10月分の一定額をそれぞれ所属議員から回収し、回収分の国庫返納や寄付などの対応は各党協議会で決めることで合意。21日に各党協議会を開き議論する方向で調整していた。

ところが、茂木氏が18日の記者会見で自民は独自に寄付したと発表。その上で「文通費の問題に真剣に取り組むというなら、(昨年)10月分を返金してほしい。言行一致を求めていきたい」と野党側を批判した。

これを受け、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、共産党の4野党の国対委員長が19日、国会内で会談し、自民に抗議することで一致。出席者からは茂木氏の説明や謝罪を求める意見が出た。立民の馬淵澄夫国対委員長は国会内で記者団に「茂木氏こそ言行不一致だ。悪意に満ちている」と強調。維新の遠藤敬国対委員長も「紳士協定が破られてしまった」と苦言を呈した。

馬淵氏は同日、自民の高木毅国対委員長と会談し、茂木氏の謝罪を求めた。高木氏は「幹事長側に私が伝えていなかった。連携がうまくいかなかった」と陳謝したが、茂木氏への謝罪要求は引き取った。国民民主関係者は「自民は幹事長と国対委員長のコミュニケーションがとれていないんだね」とあきれたように皮肉った。

7946とはずがたり:2022/04/22(金) 09:51:09
<独自>自民・衛藤氏が二階派退会の意向を伝達
2022/4/8 15:41
https://www.sankei.com/article/20220408-JME5ZEF4IVNT7MUWLGVMPSWC2Y/

自民党の衛藤晟一参院議員は8日、党本部で二階俊博元幹事長と面会し、二階派(志帥会)を退会する意向を伝えた。関係者が8日、明らかにした。

衛藤氏の退会により、二階派の所属人数は42人。自民党内6派閥のうち第5派閥の順位は変わらない。ただ、二階派をめぐっては、2月に片山さつき参院議員が同派から退会勧告を受けて退会している。

7947チバQ:2022/04/22(金) 10:12:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/eaf6c8b3dc478736608e3eab03256d4324ae8882
亀裂回避、公明に譲歩 「今国会で補正」、主張受け入れ 自民
4/22(金) 7:09配信

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時事通信
記者団の取材に応じる自民党の茂木敏充幹事長=21日午後、国会内

 政府が月内に取りまとめる緊急経済対策の財源の在り方をめぐり、意見が真っ向からぶつかっていた自民、公明両党が21日、折り合った。

 自民党が与党の亀裂回避を優先し、2022年度補正予算案の今国会成立を求める公明党の主張を一部受け入れ、軟着陸を図った。ただ、再び予算委員会で岸田政権が野党の追及にさらされるリスクをはらむ。譲歩を迫られた政府・自民党内には不満が残りそうだ。

 自民党の茂木敏充幹事長は、公明党の石井啓一幹事長との会談で合意した後、記者団に「6月以降も視野に入れた補正が必要という結論になった」と述べ、難航していた調整に着地点を見いだしたことに安堵(あんど)の表情を見せた。

 政府は物価高騰を受けた緊急経済対策の22日策定を目指していた。自公両党は19日に幹部間で合意する手はずだったが、焦点である(1)経済対策の財源(2)補正の時期―で平行線が続き、決着がずれ込んでいた。

 政府・自民党は参院選に向けて失点を防ぐ「守り」の政権運営が基本戦略。22年度予算の予備費を使った緊急対策を速やかに講じた上で夏の参院選を乗り切り、秋の臨時国会で本格的な経済対策を盛り込んだ補正を成立させる段取りを描いた。

 選挙を目前に首相が出席する衆参両院予算委員会を開けば、野党が対決姿勢を強めるのは必至。自民関係者は「これまで参院選前に補正を組んで良かった試しがない」と指摘していた。

 一方、公明党が「補正成立」を声高に訴えたのは参院選向けのアピールが必要との思いからで、自民党との戦略のずれは明らかだった。山口那津男代表は3月29日の記者会見で唐突に今国会での補正成立を求めて以降、譲らない姿勢を崩さなかった。

 公明党ベテランは、ぎくしゃくした参院選の相互推薦、ガソリン税を一時的に引き下げる「トリガー条項」の交渉と同様に、自公両党間の「水面下の交渉が本当にない」と嘆く。

 結局、今回合意に至ったのは「公明党の顔を立てたから」(自民党幹部)。連立の結束を重視し、参院選に影響が出ないようにするためだ。公明党は「まずまずだ」(幹部)と歓迎ムードが広がる。

 もっとも、自公合意の中身をよく見ると、緊急対策については自民党が主張した22年度予算の予備費を充て、1兆5000億円の穴を補正予算で埋めるとする「折衷案」の形。1カ月前に成立したばかりの当初予算の予備費を直ちに積み増すことに「見通しが甘い」との批判が出そうだ。予備費支出は国会審議を経ずに政府が決められるため、野党は予算執行が「白紙委任」となることに照準を合わせる。

 立憲民主党の泉健太代表は記者団に「規模があまりに小さい」と批判。「予備費の使途が拡大していくことについても課題がある」と疑問を呈した。共産党の志位和夫委員長は記者会見で「予備費を積み増す補正予算は前代未聞。税金は自民、公明両党のポケットマネーではない」と断じた。

7948チバQ:2022/04/24(日) 09:38:42
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_FC6SCNL6ZNK4NOXN6RGQOPLLWM.html
首相、菅・森山氏ら非主流派と会談 党内融和に腐心
2022/04/22 21:12産経新聞

首相、菅・森山氏ら非主流派と会談 党内融和に腐心

政治 閣議に臨む岸田文雄首相=22日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

岸田文雄首相(自民党総裁)は22日、菅義偉前首相、森山裕総務会長代行と相次いで会談した。菅、森山両氏は令和4年度補正予算案の編成などをめぐって自民執行部との隙間が指摘される公明党とパイプを築いている。夏の参院選を見据える首相としては、先の党総裁選で非主流派に転じた両氏にも配慮を示しつつ、与党一丸で選挙戦に臨む態勢をつくる思惑もある。

「国内外のいろんな情勢について意見交換した。近況報告も含めて時間をいただいた」

首相は菅氏との会談後、官邸で記者団にこう語った。同日夜には東京・銀座の日本料理店で森山派(近未来政治研究会)を率いる森山氏と食事をしながら意見を交わした。

昨秋の総裁選で敵対した首相と菅、森山両氏の間柄はいまなお微妙だ。

菅氏周辺は非主流派を中心とした勉強会を開く時期を模索している。また、森山氏は参院山形選挙区をめぐり、自民執行部が4年度予算に賛成した国民民主党に配慮する形で候補者擁立見送りを調整していることに関し、「野党の公認候補を応援したことはない。しっかりけじめをつけておかないと、おかしなことになる」と表立って異論を唱えている。

一方で、菅、森山両氏は公明にもパイプを持ち、業界団体などにも顔がきく実力者でもある。首相としても、参院選での協力は欠かせず、今回の会談も万全の態勢を敷くための布石を打った形だ。

首相は、今月1日には同じく非主流派の二階俊博元幹事長とも酒席を囲んだ。首相は、安倍晋三元首相と茂木敏充幹事長、麻生太郎副総裁の主流派を後ろ盾としつつも、非主流派を含む党内融和に腐心し、自らの足場を一層強固にしたい考えとみられる。(永原慎吾)

7949チバQ:2022/04/24(日) 09:52:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/6746dd22e1a1a69115b0a9969a9b948aeb06d7ec
国民民主の「非自民」の動きに不快感…遠藤選対委員長「違和感を覚える」
4/23(土) 20:39配信

読売新聞オンライン
遠藤利明氏

 自民党の遠藤利明選挙対策委員長は23日、政策協議を進める国民民主党の中で、「非自民」に向けた動きがあることについて「違和感を覚える」と不快感を示した。沖縄県沖縄市で記者団に語った。

 遠藤氏のお膝元の参院選山形選挙区(改選定数1)を巡っては、3選を目指す国民の現職がいることを踏まえ、自民内で候補擁立の見送り案が浮上している。遠藤氏は「国民と政策協議の合意ができれば、それをベースにどう戦うか検討していたが、今までの認識と違ってきた」とも語った。

 国民の前原誠司代表代行は20日、参院選京都選挙区で日本維新の会の公認候補予定者への推薦を発表した際に「非自民、非共産の枠組みで協力できるところは協力する」と話していた。

7950チバQ:2022/04/24(日) 23:38:22
誰の判断なんですかね?
この危機管理/判断能力はすごいと思います。
戻ったから/派遣したから 何ができるってわけじゃないでしょうが
https://news.yahoo.co.jp/articles/400eb5a6af291594b903395fe4ee14cfc22af99c
岸田首相、日程切り上げ帰京 「捜索救助に全力」、国交相派遣 北海道・観光船不明
4/23(土) 21:37配信

 北海道・知床半島沖で観光船が消息を絶ったことを受け、熊本訪問中の岸田文雄首相は23日深夜、日程を切り上げて自衛隊輸送機で東京に向かい、24日未明に帰京した。

 
 首相は首相官邸で状況の報告を受け、この後記者団に「乗員乗客の発見には至っていない。人命救助を最優先に、全力を挙げて捜索救助活動を行っていく」と述べた。斉藤鉄夫国土交通相を24日朝に現地に派遣することも明らかにした。

7951チバQ:2022/04/25(月) 20:39:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/5279ae0224420aa57d5af86635d45d8f6265b739
幹事長室は厳しい? 和やか?  安倍、茂木氏が掛け合い 自民
4/25(月) 20:33配信

時事通信
 「大変厳しい」「一番和やか」。

 自民党の安倍晋三元首相と茂木敏充幹事長が25日、西村明宏筆頭副幹事長の政治資金パーティーにそろって出席し、党幹事長室の雰囲気をめぐり掛け合いを演じた。

 口火を切ったのは安倍氏。仕事に厳格とされる茂木氏の人物評を念頭に、「『茂木幹事長室』は大変厳しい場所だ。千本ノックに耐えられるかどうかで西村氏の将来も決まっていく」とあいさつし、会場の笑いを誘った。

 直後に登壇した茂木氏は、満面の笑みで「訂正させてもらう」と切り出すと、「恐らく歴代でも一番和やかな、楽しい幹事長室だ」と反論。「みんなが楽しく、しかし、選挙では一丸となって戦える態勢が取れている」と強調した。

7952チバQ:2022/04/25(月) 21:04:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f98c60738d5a17b33975dda01e5d95287727d95
【点描・永田町】政権半年の高支持率に“暗影”も
4/24(日) 18:34配信

時事通信
4月7日、首相官邸で取材に応じる岸田文雄首相

 岸田文雄首相が4日、政権発足から半年を迎えた。

 「ウクライナ」「コロナ」との苦闘が続くが、政権の“命綱”ともなる内閣支持率はここに来て堅調だ。「戦後最大の国難」(首相)に懸命に挑む姿への国民的な高評価が最大の要因とみられており、年明け以降は下降気味だった各種世論調査での支持率は、3月になると上昇基調に転じ、最新の調査では過去最高にも手が届く勢いだ。政権発足半年での高支持率維持は、長期政権を築いた小泉純一郎、安倍晋三(第2次)両元首相以来で、首相サイドも「長期政権の環境が整いつつある」(側近)と胸を張る。

 そうした中、首相にとって最大の関門となる参院選の公示が2カ月余に迫る。政権を取り巻く環境を見ると、コロナ感染再拡大とウクライナ危機に伴う諸物価高騰で、首相が目指す参院選前の「ウィズコロナの経済再生」実現は絶望的。その一方で参院選情勢は、首相らのしたたかな野党分断策などが功を奏し、現状では「自民有利」とみられている。

 ただ、自民党内の「反主流派の旗頭」(麻生派幹部)とされる菅義偉前首相が、太いパイプを持つ公明党の山口那津男代表とスクラムを組む形で、経済再生のための大型補正予算の今通常国会での成立を求めたことで、参院選後への先送り方針を示す首相とのあつれきが拡大。最大派閥・安倍派を率いる安倍氏と菅氏の再接近も絡んで、自民内の各権力者による複雑な神経戦が、参院選に向けた首相の政権運営に幾つもの暗い影を投げ掛けている。

◇したたかな“岸田流手法”に限界も

 首相は政権半年を迎えた4日午前、首相官邸で記者団のインタビューに答え、「課題山積で気の抜くことのできない半年だった」と述懐。年明けからの「オミクロン株」感染爆発やロシアのウクライナ軍事侵攻への対応では、「大変難しい判断、決断の連続だった。これからも緊張感と危機感を持って取り組む」と厳しい表情を崩さなかった。その中で、オミクロン株については「毎日、毎日機動的に対応しなければいけなかった」と振り返り、就任時から目指していた感染症対策と経済社会活動のバランスの取り方に苦悩し続けたことを吐露した。

 一方、首相はロシアのウクライナ軍事侵攻には「力による一方的な現状変更は、世界全体で許してはならず、毅然(きぜん)と対応しなければならない」と力説。ウクライナで多数の民間人が犠牲となっている現状を「国際法違反の行為で、厳しく批判し非難していく」と厳しい対応をアピールし、バイデン米大統領ら先進7カ国(G7)首脳との会談などで「力による現状変更には、厳しい経済制裁で対応する」ことを確認するなど、G7各国と足並みをそろえる日本の立場を明確にした。

 こうした毅然とした対応が「高支持率につながっている」(側近)のは間違いないが、今後もその状況が続くかどうかは「予断を許さない」(同)。ここに来て感染症専門家の多くが、早期の大規模な「第7波」の襲来を予測している。予防策の軸となるワクチン3回目接種も遅れが目立ち、参院選前に全国的なまん延防止等重点措置の再発令ともなれば、国民の首相不信は一気に拡大しかねない。

 しかも、本来なら国家の危機に結束するはずの政府・与党内での「参院選後を見据えた権力闘争のうごめき」(自民長老)が現実味を帯びれば、首相の指導力も厳しく問われる。大派閥領袖(りょうしゅう)の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長との緊密な連携で政権安定化に腐心してきた首相は、菅氏や二階俊博元幹事長ら“反主流実力者”にも接近を試みるが、与党内には「したたかな岸田流手法の限界」(自民長老)を指摘する声も少なくない。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」4月18日号より】。

7953チバQ:2022/04/26(火) 19:51:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c72e909f759e0d14ca36e8a4da72808c8f7de6f
「茂木幹事長vs.高市政調会長」の対立先鋭化で「ポスト岸田レース」に異変
4/26(火) 15:01配信

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 堅調にみえる岸田文雄内閣の足元で、不協和音が目立っている。ともに「ポスト岸田」を目指す自民党の茂木敏充幹事長と高市早苗政調会長との対立が先鋭化し、緊急経済対策の取りまとめや公明党との協議に支障が生じているのだ。茂木氏は麻生太郎副総裁を後ろ盾にしており、自民執行部内の溝も表面化。次期首相レースの前に、夏の参院選戦略にも影響が出かねない事態に陥っている。

高市氏の頭越しに決まった補正予算編成
「私たちは早く予備費を活用して経済対策を進めたい。本格的な補正予算を編成していたのでは間に合いませんよ」 

 高市氏は4月18日、公明党の竹内譲政調会長と会談し、公明が求める参院選前の補正予算編成は受け入れられないと訴えた。

 6月15日までの通常国会の会期内に補正を仕上げるとなれば、7月に予定する参院選の手前で衆参の予算委員会を開かなければならず、野党に追及の場を与えてしまう。そのため政府・自民は喫緊の物価高騰対策を今年度予算で確保した5兆円の予備費で行い、公明が主張する15〜20兆円規模の補正予算の編成は、参院選後に先送りする方向で調整を進めていた。

 しかし茂木氏はその裏で、高市氏に正面から断らずに、官邸や財務省と補正予算の編成が可能かどうかギリギリの調整を続けていたという。

 茂木氏が4月21日、公明の石井啓一幹事長に示したのは、低所得者世帯の子供1人当たり5万円給付や、石油元売り会社への補助金拡充などを盛り込んだ、予算規模2兆7000億円程度の補正予算を編成する案だった。結局、自公は両党の政策責任者を飛び越える形で合意案をまとめ、首相は合意案に沿って補正の編成を指示した。

7954チバQ:2022/04/26(火) 19:51:16

週1回の「お茶会」
 茂木氏と高市氏は、これまでも子供のような対立を繰り返してきた。年金受給者に1人当たり5000円を給付する案をめぐっては、茂木氏が高市氏に相談しないまま政府や公明側と協議を進め、高市氏が激怒。茂木氏がガソリン税を一時的に引き下げる「トリガー条項」の凍結解除について公明、国民民主両党の幹事長と協議したときも、高市氏は「私に連絡がない」と不快感を示した。

 こうした高市氏の直訴を受けた首相は、3月28日の自民役員会で「党が採用する議案は政調会の議を経る」とした党則を読み上げ、茂木氏に自重を促す一幕も生まれた。

 両氏は3月末月以降、福田達夫総務会長と遠藤利明選対委員長を交え、党四役の融和を図る「お茶会」を週1回開くようになったが、会合では白々しいやりとりが続いているという。

 出席者によると、会合では、茂木氏が東京・赤坂の老舗洋菓子店から取り寄せたショートケーキやシュークリームで高市氏をもてなすが、話題は高校時代の修学旅行などたわいもない話が中心だ。毎回、遠藤氏が「次回は好物のチョコレートケーキを出して」と頼むものの、茂木氏は「政調会長のお好きなものを」と断るのがパターンとなっている。高市氏に皮肉交じりで対応しているのだ。

広がる安部氏と高市氏の距離
 茂木氏が高市氏の頭越しに政策協議を進めるのは、党内の情勢を冷静に分析している からと分析する向きもある。

 高市氏は昨年の総裁選で安倍晋三元首相の支持を背景に得票を伸ばしたが、最近は安倍氏との距離が広がっているという。安倍氏は昨年11月に党内最大派閥の「清和政策研究会」(安倍派)会長に就任したが、同派を一度出ていった高市氏の復帰をかたくなに拒んでいる。

 もともと派内には、萩生田光一経済産業相や福田氏ら将来首相を目指す候補がおり、彼らは一様に高市氏の派閥復帰に否定的だ。

 最近は政調会長としての高市氏の働きぶりにも疑問符がついているという。就任直後の昨年の衆院選では、党の公約を「党内協議を十分経ず、独善的に書き上げた」(自民閣僚経験者)などと批判が噴出。「安倍氏は次期首相候補として限界を感じつつある」(安倍派閣僚経験者)との見方もある。

「ポスト岸田」を狙う茂木氏にとって、ウマの合わない高市氏はつぶすべきライバルだ。茂木氏は安倍政権時代から安倍氏と個人的な人間関係を築いてきたこともあり、高市氏と疎遠にしているのは、こうした風向きの変化を巧みに利用しているとも言える。

茂木氏と麻生氏の深い関係
 さらに最近の茂木氏は、党内第3派閥の麻生派(志公会)を率いる麻生氏と深い関係を築いており、強気の態度に出られる下支えにもなっている。

 茂木氏は昨秋の衆院選後に幹事長に就任して以来、国政選挙の候補者調整などの懸案はことごとく麻生氏に相談し、了承を得てきた。下手の姿勢には、将来の総裁選出馬をにらみ、麻生派全体の支持を取り付ける狙いも透ける。

 麻生氏は派内で首相候補とされる河野太郎元ワクチン相との折り合いが悪いこともあり、麻生派の側近には「茂木は『ポスト岸田』に近くなった」と評価を口にするという。逆に高市氏は「公明ともまともに話ができずに政権を運営できるのか」などと、苦言交じりに切り捨てている。

 茂木氏は昨年11月に悲願だった派閥会長に就任し、一定の権力基盤を固めた。犬猿の仲だった青木幹雄元参院議員会長はなお「茂木会長は認めない」と息巻くが、現在は側近の石井準一参院幹事長代理を含め、参院側も茂木体制を支える姿勢を見せている。麻生派とは規模を競い合うライバルではあるが、岸田政権を中心で支える主流派として連携も深めており、両派内では、それぞれの派閥トップが接近することを批判する向きは少ない。

岸田首相による処遇は? 
 政権与党の幹事長と政策責任者の政調会長の確執は、党内の意見集約や無理強いの多い公明党との交渉過程などを複雑にし、「不必要な混乱を招いて政策決定に余計な時間がかかるようになった」(党国対幹部)という。

 身内の亀裂は、党が一丸となって参院選を戦う態勢づくりにも影響を与えかねない。岸田首相は周囲に、「党のバランスを取るためには、茂木、高市の双方が必要」と語るが、両氏の対立に積極的に介入する様子はない。党内では「首相が参院選後の党役員人事で両氏をどう処遇するか。行方次第では、新たな政局の芽になる可能性もある」(重鎮)との声もあがる。

7955チバQ:2022/04/27(水) 19:28:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/07ed089c903c09f7250acaf2e36655fb1de160f5
異例の経緯、首相「出席」は前夜に決断 日韓の駆け引き本格化
4/27(水) 10:03配信

西日本新聞
岸田首相

 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)次期大統領の政策協議代表団と岸田文雄首相の面会は、前夜まで日程が固まらないという異例の経過をたどった。歴史問題で尹氏側が解決への道筋を示す保証はなく、自民党内や保守層から面会に慎重な声が続出。日韓とも今夏までに大型選挙を控え、成果を急ぐ韓国側と、譲歩と取られたくない日本側の駆け引きが本格化した。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 「(岸田首相を)尹大統領の就任式に招待するという話は出なかった」。代表団の鄭鎮碩(チョンジンソク)団長は面会後、記者団にこう説明した。前日には「首脳がいらっしゃるのであれば、十分な誠意を持っておもてなししたい」と語っていたが、首相訪韓に慎重な声がある日本側の立場に配慮した格好だ。

 尹氏は岸田首相を就任式に招いて2年5カ月ぶりに対面での首脳会談を実現することで、冷え込んだ日韓関係を立て直すきっかけにしたい狙いがある。

 大韓商工会議所が行ったアンケートでは、92%の企業が日韓の協力が「必ず必要」と回答。政府間対立が経済の損失につながっているとの不満がある。韓国では6月に統一地方選を控えており、尹氏は関係改善により経済、人的交流が促進するとの期待感を追い風にしたい考えだ。鄭氏らは25日の日韓議員連盟との朝食会で、歴史問題についても「悪いようにはしない。約束できる」と踏み込んだ。

 岸田首相も面会で代表団の訪問を歓迎し、尹氏からの親書に感謝を伝えた。だが面会を正式に決めたのは、林芳正外相と代表団の面会でのやりとりを見極めた後の25日夜だった。

 歴史問題が未解決のまま首相が面会の場に出ていくことに対し、自民党内から「日本側が過度に前のめりになれば間違ったメッセージになり、足元を見られる」(佐藤正久党外交部会長)との声が上がっていたことを考慮。7月の参院選で保守層に突き上げられる懸念もあり、首相は周囲に「しっかりした感触がないと会えない」と語っていた。

 それでも「まずは冷静に対応する」(首相側近)との判断から面会に臨んだが、代表団に「旧朝鮮半島出身者労働問題をはじめとする両国間の懸案の解決が必要だ」とくぎを刺すのも忘れなかった。

 ただ、韓国との関係が硬直したままでは、北朝鮮をにらんだ日米韓の同盟関係強化を求める米国から不信を招きかねない。バイデン米大統領は5月下旬に韓国、日本の順に訪問する予定で、日韓関係改善を求められることが予想される。国内事情と日米関係のはざまで悩ましい判断が迫られている構図だ。

 首相は19日、先に訪韓した河村建夫元官房長官から韓国側が就任式出席を期待していると伝えられた際、まだ決めていないと答えるにとどめている。 (ソウル山口卓、井崎圭)

7956チバQ:2022/04/28(木) 16:54:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b4402980f244e2d5e9d8ef43d797eef247cd3df
二階派からまたも退会者が ナンバー2・武田良太が派閥を割るといううわさも
4/28(木) 5:56配信

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デイリー新潮
二階俊博氏

 来るもの拒まず――。

 二階俊博元自民党幹事長のもと、そんな姿勢でひたすら拡大路線を突き進んできた二階派こと志帥会。

【写真2枚】周囲に強い不満を漏らしていたと言われる「衛藤参院議員」

 他党からの転向組や無所属議員を次々と自派閥に取り込むその手法は、党内の他派から「強引だ」と非難され、また「寄せ集め」などと揶揄されてもきた。

 それでも二階派の結束が揺らぐことがなかったのは、ひとえに二階氏の存在感ゆえであろう。

 政治部記者が言う。

「安倍政権から菅政権にかけて幹事長を務めた二階氏は、その権力を背景に求心力を保ってきた。ところが昨年10月に発足した岸田政権で二階氏は無役に。10月末に行われた衆院選では、二階派が大きく議席を減らす結果となった。ベテラン議員の引退もあったとはいえ、二階氏の政治力が低下しているのは明らかです」

 さらに、今年2月には、片山さつき参院議員の派閥退会を巡って騒動が勃発。

「これも“ドン不在”の証左といえる。昨年10月には武田良太前総務相が派閥ナンバー2の事務総長に就任。二階氏から派閥を引き継ぐ可能性も取り沙汰されていますが、派閥内のタガは緩むばかりです」

不満の種は昨年9月の総裁選
 そんなユルみの一つが表面化したのが、今月14日に発表された衛藤晟一参院議員の派閥退会だった。

「衛藤氏は今月8日に二階氏に退会の意向を伝え、片山氏のときのような泥仕合もなく1週間で了承を得た。ただ、衛藤氏は“二階さんは政治家として終わった”などと周囲にかなり強い不満を漏らしていたといい、決して円満な退会ではなかったようです」

 不満の種は、昨年9月の総裁選にある。

「総裁選で二階派は“泡沫候補”と見られていた野田聖子衆院議員のために8人も推薦人を出した。衛藤氏には“勝ち馬に乗ろうというときに野田じゃないだろう”という思いが強く、この頃から二階氏に対する不信感を募らせていたそう」

 さらなる退会者が相次げば、空中分解も現実味を帯びる二階派。だが、派閥を実質的に取り仕切る武田氏に動揺は見られない。

「あまりに落ち着き払った武田氏の態度に“いざとなったら忠実な子分を連れて派閥を割り、菅義偉前総理の立ち上げる派閥に合流するつもりでは”なんて臆測もささやかれている」

 かつて派閥の研修会で、

「仲間がそろってこそ、大きな力になる」

 と派閥政治の極意を語った二階氏。後継者の胸にその深意は届いているか。

「週刊新潮」2022年4月28日号 掲載

7957チバQ:2022/05/01(日) 18:11:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/a37cfec9c2c3a20b43901f8a033573aa4cf10526
「菅勉強会」参院選後先送り 危機に自重、選挙応援へ注力 自民
5/1(日) 7:05配信
時事通信
衆院本会議に臨む自民党の菅義偉前首相(奥)=4月21日、国会内

 自民党の菅義偉前首相は、自身を中心とする勉強会の発足を今夏の参院選後に先送りする意向だ。



 内外に「危機」が続く中、岸田文雄首相の命運を占う参院選が迫る時期に政権へ対抗する狙いとみられかねない動きをするのは得策ではないと判断した。当面は各地の選挙応援に注力する。

 「今は時期ではない。選挙が終わって落ち着いてからやる」。菅氏は最近、勉強会の準備に関わる親しい議員にこう伝え、待ったを掛けた。

 首相退陣を前にした昨年9月の記者会見で、菅氏はその後の政治活動に関し、在任中に掲げた政策の実現を目指す勉強会に言及した。テーマに浮上したのは「カーボンニュートラル」達成や不妊治療の支援など。いずれも世論に好感されたもので、存在感を保っていく上で「旗印」にしやすい。当初は3月にもスタートする考えだった。

 ただ、準備が進むにつれ、岸田政権と対峙(たいじ)する「非主流派」結集の色合いが濃くなった。中心は「菅グループ」と呼ばれる無派閥議員集団や二階派、森山派の議員。麻生派を退会した佐藤勉前総務会長も顔をそろえる。昨秋の総裁選で首相に敗れた河野太郎広報本部長も参加の意向を表明した。

 新型コロナウイルス禍は収束がなお見えない。加えてロシアによるウクライナ侵攻が深刻化。政治決戦を前に「和を乱す」との批判が起きないよう、結成のタイミングに慎重にならざるを得なくなった。

 首相との距離感も、菅氏のペースダウンの判断に影響した可能性がある。参院選の協力などをめぐり岸田政権と公明党の関係がぎくしゃくする中、同党の支持母体の創価学会とパイプを持つ菅氏が仲介に動いたとされる。首相もたびたび菅氏の事務所を訪れ、状況説明をするなど気遣いを見せており、隔たりを埋めつつあるとの見方もある。

 菅氏は当面、参院選の勝利に尽くす意向だ。4月は出身地に近い秋田市で開かれた自民党候補の会合に駆け付け、「官房長官、首相として9年間、中枢で懸命に取り組んできた」と強調。自身を含む歴代自民党政権の実績に触れ、「任せられるのは自民党だ」と訴えた。

 5月以降も北海道や三重、滋賀など全国規模で遊説する。応援を重ねることで、勉強会の参加者増につなげたいとの思惑もあるようだ。周辺は「スピードよりスケールが大事だ」と話す。

7958チバQ:2022/05/01(日) 18:26:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/782efb54880368ac5966132cbfc1f6f102a33c16
メーデーに松野長官が出席 政府自民、連合に接近 野党分断も
4/29(金) 18:40配信
産経新聞
連合は29日、第93回メーデー中央大会を東京都渋谷区の代々木公園で開いた。連合は立憲民主党と国民民主党の支援組織だが、大会には岸田文雄首相の代理として松野博一官房長官が出席し、親密ぶりをアピールした。夏の参院選を控え、政府・自民党は連合への接近を強めており、野党の分断を図る狙いがある。

連合の芳野友子会長は大会で「雇用と暮らしを守り、将来の希望につなげることが重要だ」と指摘。新型コロナウイルス禍や物価高騰のあおりを受け、非正規労働者らが「大きな打撃を受けている」とも語り、格差是正も訴えた。

松野氏はこれに応える形で「働く方々を守り、豊かにしていくため、全力を尽くしていく」とあいさつした。首相は外国訪問で出席できなかったが、「(欠席を)大変残念に思っていた」ことを紹介し、芳野氏が政府の「新しい資本主義実現会議」のメンバーであることにも言及した。

大会は例年、労働政策を担当する厚生労働相が出席している。平成26年に当時の安倍晋三首相が出席しており、政権幹部の出席は8年ぶりとなる。

首相は1月に現職首相として9年ぶりに連合の新年交歓会に出席した。岸田政権は成長と分配の好循環や賃上げの実現などを訴え、連合と親和性は高い。

自民関係者は「原発政策など政府与党にスタンスが近い労働組合もある」と話す。これまでも連合が支持する野党候補がいない選挙区では、水面下で与党を支援するケースもあった。

今国会では、国民民主が政府の令和4年度予算に賛成したほか、原油高対策などをめぐって自民、公明と国民民主の3党協議も行われた。首相は、連合との協調路線をさらに進めて野党間の分断を図り、参院選での野党共闘にくさびを打つ狙いもあるとみられる。

7959チバQ:2022/05/05(木) 18:15:55
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-586556.html
権勢誇った「二階氏」が今、窮地に直面している訳 派閥から退会者続出、選挙区の継承にも暗雲
2022/05/03 05:52東洋経済オンライン

権勢誇った「二階氏」が今、窮地に直面している訳 派閥から退会者続出、選挙区の継承にも暗雲

権勢誇った「二階氏」が今、窮地に直面している訳

(東洋経済オンライン)

昨年10月の岸田文雄政権発足で自民党幹事長の座を追われ、いまや党内反主流の「冷や飯組」となった二階俊博元幹事長が、ここにきて政治生命の危機をささやかれている。

新たな選挙区への鞍替え出馬を目指している世耕弘成自民党参院幹事長(写真:JMPA)

次期衆院選での政界引退が既定路線とみられる中、息子など二階氏直系での選挙区継承も困難視されているからだ。

二階氏の地元・和歌山県は、1票の格差是正のための「10増10減」で小選挙区が3から2に減る。しかも、二階氏の新たな選挙区に世耕弘成自民党参院幹事長が鞍替え出馬を目指しており、「二階vs世耕」の戦いは世耕氏優勢との見方が強い。

「政界駆け込み寺」と呼ばれた二階派の状況が一変
二階氏は、安倍晋三、菅義偉両政権で自民党の最高実力者として君臨。安倍氏が首相時代、「党で最も政治技術を持った方」と評したように、昭和の政治をほうふつとさせる強かさなどから「政界の絶滅危惧種」と畏怖されてきた。

しかし、「来るものは拒まず」と無派閥や元野党議員を積極的に取り込んだことで、「政界駆け込み寺」とも呼ばれた二階派は、ここにきて状況が一変。退会者が相次いで自民第5派閥に定住し、後継者も不透明で「解体寸前」(閣僚経験者)とみる向きも出始めている。

このため、参院選で与党が改選過半数を確保し、岸田首相の「黄金の3年」が現実となれば、3年後と想定される次期衆院選に向けて、現在83歳で体調不安も抱える二階氏が、「選挙区と政治生命を同時に失う絶体絶命の危機」(自民長老)に陥る可能性も少なくない。

7960チバQ:2022/05/05(木) 18:16:40
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2022042500040.html
二階氏の地元・和歌山でまさかのIR否決の内幕 「御威光が薄れてきたとみられかねない」自民議員
2022/04/26 07:00AERA dot.

二階氏の地元・和歌山でまさかのIR否決の内幕 「御威光が薄れてきたとみられかねない」自民議員

IRを推進していた自民党の二階俊博元幹事長(右)と菅義偉元首相だが、いずれも地元では実現の見通しは遠のいた(写真は2020年10月、二階氏の派閥の政治資金パーティーに来賓として出席した菅氏)

(AERA dot.)

和歌山県が誘致を進めていた、カジノを含む統合型リゾート(IR)の整備計画。4月20日の県議会の本会議で、国への申請案について、賛成18人、反対22人で否決された。整備計画の提出期限である28日には間に合わず、同県でのIRは頓挫した。

「まさか、こんな結果になるとはね。二階先生も驚いていた」

 と苦い表情なのは、自民党二階派の国会議員。

 和歌山県は二階派会長、二階俊博元幹事長の地元だ。二階氏はかねて、観光業界とパイプが太いことで知られ、全国旅行業協会の会長も務める。IRには推進の立場で県への誘致を訴えてきた。

 国内最大3カ所までというIRの整備は、大阪府・市、長崎県に続き、和歌山県で可決される公算が大きいとみられていた。コロナ対策で名を知られた仁坂吉伸知事が「肝いり」で推し進めていただけに、意外な結果となった。

 和歌山市南部の海に面した埋め立て地が予定地とされ、事業者として参入予定だったのは、カナダの「クレアベストニームベンチャーズ(CNV)」。資金計画では、初期投資額の約4700億円のうち、70%を国際金融大手クレディ・スイスなどから融資を受けるというもの。

「CNVが本当にクレディ・スイスから融資を受けられるのか。県議会では、それを証明するものを出してほしいと再三、和歌山県を通じ、CNVに要請していた。それが出されたのは、4月19日のIR対策特別委員会の当日です。英語と日本語に翻訳したものが配られたんです。CNVに融資しますが、クレディ・スイスの都合でできないこともありますというような内容。十分に検討する時間は与えられず、最後は配布された文書は回収されてしまった。特に和歌山県が情報を公開しないことに不安を覚えました」

 こう話したのは「IR反対」にまわった自民党の山家敏宏県議。

 19日の特別委にオンラインで出席した、CNVの代表、マリオ・ホー氏は、

「出せる資料はドンドン、出します」

 などと述べ、和歌山県とは見解が異なることも不信感に拍車をかけた。

 また、当初、和歌山県のIR計画は、CNVのほかに、マカオを中心に事業展開する「サンシティ・グループ」が事業者候補となっていた。その選考は「IR誘致に関する有識者会議」が手掛けていた。昨年7月、その審査内容が明らかになり、CNVが656点、サンシティが720点だった。

 しかし、CNVの自然と共生した滞在・体験型IRというテーマや、ギャンブル依存症対策などが評価されたという経緯がある。

「評価の項目が13ありました。サンシティが10項目でCNVを上回っていました。私もサンシティの提案のほうがいいんじゃないかという感想を持っています。サンシティが新型コロナウイルスへの懸念で撤退したのは事実ですが、なぜ評価が低いほうを和歌山県が選んだのか。それに納得できる説明が県からはなかった」

 と山家県議は話す。

7961チバQ:2022/05/05(木) 18:16:53

 そんな不信感が最後まで拭えず、特別委でも反対10、賛成5で否決。その流れは本会議でも変わらず、「和歌山IR」は幻となった。

 仁坂知事は、「和歌山県が少しずつ衰退しており、それを止めようと頑張ってきた。少しは止まっているが止まり切れていない。地域発展の起爆剤がIRだった。残念ながら次の成長因子を失った」と悔しそうに述べた。

 IRを推進する岸田政権、自民党。和歌山県は二階氏だけではなく、元経済産業相の世耕弘成参院幹事長、元沖縄北方担当相の鶴保庸介参院議員、元総務相の石田真敏衆院議員ら大物ぞろいだ。

「私には国会議員の先生らから、IR、カジノについては何もプレッシャーというのか、そういうものはありませんでした。他の県議のことはわかりませんが」

 と山家県議はいう。本会議で賛成した、自民党の別の県議は、「名前は出さないで」と言いながら、こう打ち明けた。

「賛成か反対かで正直、迷いました。和歌山県の国政の先生は大物ばかり。二階先生がカジノを推進していることは誰もが知っている。当然、顔がちらつきますよ。賛成せよと国会議員の先生から言われたりはしないけど、会合などで顔を合わせれば当然、賛成が当たり前という会話になりますよ。県議同士でも『造反なんてしないよな』とも言われますからね。なかなか辛いです」

 二階氏は、80歳を超える年齢、衆院の定数見直し「10増10減」案の関係もあり、次期衆院選への去就が注目されている。

「二階先生の看板政策は、国土強靱(きょうじん)化計画とならんで和歌山県へのIR誘致。その実現のために、次の衆院選でも戦うぞと言っていた。大きな柱の一つを失ってしまったことになる。それにIRは撤退しましたが、菅義偉前首相の横浜市と張り合っていた時期もありますから、ショックは余計にありますよね」

 前出の二階派の国会議員はそう話し、続けた。

「二階先生のご威光が薄れてきたようにみられかねない、和歌山IRの否決です」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

7962チバQ:2022/05/05(木) 19:16:38
誰ですかね?とりあえずここに
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_XV2U5J4AQ5ICTGX4XHEKRDCQNU.html
衆院議員2人が尖閣視察を断念 安保議員協議会
2022/05/05 14:40産経新聞

衆院議員2人が尖閣視察を断念 安保議員協議会

尖閣諸島を含む東シナ海上空(鈴木健児撮影)

(産経新聞)

国会議員らでつくる安全保障議員協議会(会長・久間章生元防衛相)は5日、沖縄・宮古島のホテルで記者会見し、衆院議員2人と尖閣諸島(沖縄県石垣市)の海上視察を試みたことを明らかにした。天候不良で断念したという。2人の氏名や所属は明らかにしなかった。

同協議会が中心となり、尖閣諸島の現地映像をインターネット上で配信する計画を進めており、その一環で視察を行う議員を募ったところ衆院議員2人が応じた。宮古島からチャーター船で出発し、2人が視察するとともに協議会のスタッフがドローンによる上空からの現地撮影を行う予定だった。

会見した同協議会の鍋田俊久事務局次長は、「尖閣諸島で何が起きているのか、多くの人と共有することが結果として国の安全保障につながる」と述べ、次の機会も設ける考えを示した。

同協議会は、尖閣諸島周辺で軍事的圧力を強める中国の行動に関し、問題意識を喚起するため、昨年秋にも尖閣諸島の撮影と視察を計画したが、スケジュール調整などが難航して延期されていた。

国会議員による尖閣諸島の海上視察が実現すれば、平成24年に自民党の山谷えり子元拉致問題担当相や新藤義孝元総務相ら超党派の国会議員8人が行って以来とみられる。9年には西村真悟元防衛政務官が尖閣諸島の魚釣島に上陸したこともある。

7963チバQ:2022/05/08(日) 10:36:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/569299fa2dd6d54dc274efe5484c02cf761c9d82
連携強める自民「麻生 茂木ライン」 思惑一致、野党工作で成果も
5/8(日) 7:18配信

時事通信
自民党茂木派のパーティーで、あいさつする麻生太郎副総裁=4月26日、東京都内のホテル

 自民党の麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長が夏の参院選対応で連携を強めている。

 「麻生―茂木ライン」で主導した野党分断工作は一定の成果を収めた。連携の背景には、総裁候補の一人に名前が上がる茂木氏を影響下に置きたい麻生氏と、「ポスト岸田」へ重鎮の支持を得て足場を固めたい茂木氏の思惑が重なっていることがあるようだ。


 「茂木幹事長の人柄が私と付き合ったおかげでさらに良くなった」。麻生氏は4月26日、茂木派パーティーに駆け付け、親密ぶりをアピールした。

 両氏は3月、最大派閥・安倍派会長の安倍晋三元首相を交え会食した。当初は安倍氏と麻生氏の2人だけの予定だったが、麻生氏が「ゲスト」として茂木氏を招いたという。岸田政権主流派の領袖(りょうしゅう)でもある3氏は今月も会食を調整している。

 麻生、茂木両氏は、野党の分断を狙って国民民主党の取り込みを図った。麻生氏は、国民と立憲民主党を支援する連合の芳野友子会長や他の幹部と会談。茂木氏は国民が求めたガソリン税引き下げを材料に、2022年度予算に賛成するよう働き掛けるなど役割分担した。

 連携強化が奏功したのか、野党統一候補は現段階で約10選挙区にとどまる。参院選山形選挙区での不戦敗検討も両氏の仕掛けと見る向きもある。岸田文雄首相は党務を2人にほぼ任せており、党本部で首相を交えた3氏の会合は定例化している。

 麻生氏が茂木氏との距離を縮めるのは、麻生派の河野太郎広報本部長の「雑巾がけ」(党関係者)が足りないとの思いもあるようだ。河野氏は昨年の総裁選で、派内の反対論を押し切り出馬し敗北。麻生氏は「首相を支えて長期政権を築く」(同派中堅)のが基本戦略で、「首相に何かあれば茂木氏を担ぐ」(周辺)と見られている。

 茂木氏も党と政府の要職を歴任しながら総裁選出馬の経験はない。首相よりも2歳上の66歳で、岸田政権が長期に及べばそれだけチャンスは限られることになる。周辺は「麻生氏から支援を受けることに懸けている。安倍氏の信頼も得て、総裁選へのレールをひたすら進もうとしている」と代弁する。

 ただ、麻生、茂木氏とも公明党とのパイプは細い。参院選の相互推薦に続き、22年度補正予算案編成の是非でも与党はぎくしゃくしたままだ。自民党の閣僚経験者は、公明党への不満を口にしつつ、「茂木氏らも、もう少しやりようがないのか」と漏らした。

7964チバQ:2022/05/08(日) 10:37:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d251dde9339ccdb1d416dea2eeb64d1468a5765
関係改善へサイン 自民茂木派パーティーに異例の公明トップ2
4/26(火) 20:48配信

産経新聞
挨拶する公明党の山口那津男代表(右)=26日午後、東京都港区(三尾郁恵撮影)

自民党第2派閥の茂木派(平成研究会、54人)が26日、東京都内のホテルで開催した政治資金パーティーに、公明党から山口那津男代表と石井啓一幹事長が出席した。トップ2人がそろうのは異例。しかも山口氏が正式に出席を伝えたのは開催当日だった。公明とのパイプの役割を負う自民幹事長の茂木敏充同派会長に、自公関係の改善を求める狙いがあるようだ。

「公明と自民の連立政権が長く続く要素として…」。山口氏はパーティーでこう切り出すと、「一つは、政策面で意見の違いがあっても議論を重ね、最終的に合意する知恵と経験があることだ」と強調し、原油価格・物価高騰を受けた緊急経済対策について自公が21日に合意したことを例に挙げた。協議を担ったのは茂木、石井両氏だ。

石井氏も出席し、自民の安倍晋三元首相は「代表と幹事長がおそろいになるのは初めて見た」と語った。自公の連携をアピールする形になったが、当日までに異例の展開をたどった。

もともと茂木派と公明の関係は深い。昨年のパーティーでは山口氏が「自公連立政権の生みの親は(同派元会長の)小渕恵三首相だ」とアピールした。

茂木派は今年も3月下旬に山口、石井両氏に案内を出したが、山口氏から返答はなく、石井氏の出席が伝えられた。だが、開催当日になって山口氏側から出席の連絡が入った。

15日にパーティーを開いた森山派(近未来政治研究会、7人)には、案内から数日以内に山口氏側から出席が伝えられた。公明関係者は茂木派への対応について「意味がある」と語る。

自公関係は今年に入り、夏の参院選の相互推薦などをめぐりすきま風が吹いた。3月下旬以降は緊急経済対策に関する綱引きが続いた。公明は令和4年度補正予算案を今国会で成立させるよう主張したが、自民は否定的だった。

茂木、石井両氏の幹事長間協議は難航した。この間、山口氏側から出席の連絡はなく、茂木派内では「不満の表れか」「牽制では」との声が上がった。結局、今国会で成立させる方針で21日に合意した。

公明内には、自民の麻生太郎副総裁や茂木氏が国民民主党と関係強化を図っていることに、焦りも募る。茂木派議員の一人は「われわれをじらしたのでは。(公明の主張に近い形で)合意したので出席します、というメッセージだろう」と分析。公明幹部は「人間関係を良くしようと気を使った」と語った。(田中一世、児玉佳子)

7965チバQ:2022/05/08(日) 10:37:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8792972c35cbc4bdd89904a2c337b87713e97a8
「ポスト岸田」本命不在 茂木・高市・林・河野 4氏に弱点、課題
5/3(火) 16:09配信

北海道新聞
「ポスト岸田」候補に取り沙汰される議員

 岸田文雄内閣の支持率が50〜60%台で推移する中、首相の後継となる「ポスト岸田」レースが盛り上がらない。自民党内で茂木敏充幹事長(66)や高市早苗政調会長(61)らの名前が挙がるが、評判はいまひとつで、本命不在となっていることも背景にある。

【動画】ずさんな安全管理 知床遊覧船の社長、土下座の謝罪

 「永田町で一番仕事ができる男」。首相が4月26日の茂木派パーティーで持ち上げたのが同派領袖(りょうしゅう)の茂木氏だ。昨年11月に幹事長と派閥会長に就任。安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁と良好な関係を保ち、実務能力の高さに定評がある。

 一方で、「パワハラ気質」との批判もある。3月14日には自身の記者会見が長引き、その後予定していた会食に遅れるとして、司会役の党職員を記者たちの面前で叱責(しっせき)。翌日から司会は交代し、党関係者は「首相の器ではない」と断じる。

 高市氏は昨年の総裁選で安倍氏の後ろ盾もあって善戦し、保守層から人気を集める。しかし、政調会長として「党内の意見を集約できず、調整力もない」(党ベテラン職員)と評され、各種政策を巡って茂木氏と対立する場面も目立ち、次の役員人事で交代が取り沙汰される。希望する安倍派入りもめどは立たず、次期総裁選に出馬する環境が整うかは未知数だ。

 「安定感」で評価が高い林芳正外相(61)は閣僚経験が豊富で、昨年の衆院選で参院議員から山口3区にくら替え出馬し当選。岸田派ナンバー2の座長を務め、2012年の総裁選に立候補した経験もある。ただ、ロシアによるウクライナ侵攻などへの対応は首相の判断が注目を集め、影に隠れている感が否めない。

 河野太郎広報本部長(59)は国民的な人気が高いものの、岸田政権では主要ポストから外れ、露出は限られる。最近は連日、同僚議員と会食するなど関係づくりに余念が無いが、所属する麻生派がこぞって総裁候補に推す確証はない。持論の「脱原発」も党内の反発が根強く「脱原発を掲げる限り、支持は広がらない」(党関係者)とみられる。
 岸田政権発足直後は総裁選の「余熱」と役員・閣僚人事でポスト岸田が注目を集めた。一部メディアが4人の名前を一字ずつ取って「茂市芳郎」と命名したが、いずれも決め手を欠くこともあり定着せず、党内で政局が起こらない要因となっている。

 総裁任期は3年。首相が夏の参院選を乗り越え、24年の総裁選で仮に再選を果たした場合の「5年後の首相候補」としては、福田達夫総務会長(55)らの名前が挙がる。(竹中達哉)

7966チバQ:2022/05/08(日) 10:39:25
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/676727
自民・森山氏、増す存在感 経済対策・参院選 執行部方針に異論 最小派閥領袖 埋没回避狙いか
05/03 05:00
自民・森山氏、増す存在感 経済対策・参院選 執行部方針に異論 最小派閥領袖 埋没回避狙いか
 自民党内で非主流派とされる森山裕総務会長代行が存在感を増しつつある。緊急経済対策や夏の参院選を巡って執行部の方針に異を唱え、岸田文雄首相と距離を置く菅義偉前首相らとの連携も視野に入れる。党内最小派閥の森山派(7人)の領袖(りょうしゅう)として埋没を避けたい思惑がありそうだ。

 森山氏は参院議員を経て衆院鹿児島4区選出で当選7回。農水相などを歴任し、2017年から4年間、衆院国対委員長を務めた。菅氏側近とされ、昨年9月の党総裁選では菅氏と共に河野太郎前行革担当相を支援。岸田政権となって主要ポストから外れた。同10月の衆院選で所属派閥の会長だった石原伸晃元幹事長が落選し、会長職を継いで森山派に衣替えした。

 最近は執行部と距離を置く言動が目立つ。茂木敏充幹事長らが党内議論を経ず年金生活者への5千円給付案を政府に提案した際は、「党内議論をしっかりやるのが自民党のいい伝統だ」と指摘。参院選山形選挙区(改選数1)で候補擁立を見送り、国民民主党候補を支援する案が浮上していることに対しては「野党の候補を自民が応援したことはない。(候補を)立てないのは異常だ」と批判する。

 森山氏の言動が注目されるのは、菅氏や二階俊博元幹事長と距離が近いためだ。菅氏は自身を支える無派閥の若手議員らとともに勉強会設立の準備を進める。そこに森山派と二階派(42人)が加われば、80人規模になるとの観測もある。

 森山氏は3月、全国治水砂防協会の会長に就任。全国約1400市町村が会員となって国に砂防事業の推進などを求める組織で、歴代会長には田中角栄元首相ら大物政治家が名を連ね、土木・建設業界に影響力を持つ。首相も森山氏の存在を無視できず、4月22日には首相就任後初めて2人で会食した。

 ただ、首相が夏の参院選を乗り越えて長期政権への足がかりを固めれば、森山氏の復権は遠のく可能性がある。党幹部は「非主流派として影響力のあるところを見せつけて、将来の閣僚ポストをもらいたいだけだ」と冷ややかに見る。(敦沢政俊)

7967チバQ:2022/05/08(日) 12:09:43
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-_society_politics_R5E7W65JTVM6RCFF3CG7MLWXT4.html
政界マル秘紳士録 安倍晋三元首相 「再々登板」に立ちはだかる巨大な壁 「日本の相当な危機」で白羽の矢が立つか 「元老」でも存在感十分
2022/05/07 15:00夕刊フジ

政界マル秘紳士録 安倍晋三元首相 「再々登板」に立ちはだかる巨大な壁 「日本の相当な危機」で白羽の矢が立つか 「元老」でも存在感十分

安倍氏の再々登板には巨大な「壁」が立ちはだかっている

(夕刊フジ)

「われわれ95人、一致団結してしっかりと岸田(文雄)政権を支えていくことを約束したい。それが私たちの責任だ」

安倍晋三元首相は昨年12月、都内で開催した安倍派のパーティーで、こう強調した。

2年前、持病の悪化で首相を退任した安倍氏だが、昨年9月の自民党総裁選では高市早苗氏(現政調会長)を担いで存在感を示した。岸田政権発足後も主流派閥の領袖(りょうしゅう)として、安全保障政策や経済・財政政策、憲法改正など、積極的な発信を続けている。

通算7年8カ月も首相を務めあげて退陣したのであれば、本来なら「元老」扱いだが、安倍氏はまだ67歳。その言動は枯れるどころか、ますます激しさ、生々しさを増している観がある。

実際、安倍ファンの中には「安倍再々登板」待望論も少なくない。その大きな理由となっているのが、安倍氏の実績である。

民主党政権で危機的状況にあった日米関係を立て直し、平和安全法制(安保法制)を制定するなど強固な日米同盟を構築した。また、わが国の国益を守りつつTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)や、日本・EU経済連携協定をまとめ上げた。内政面でも、消費税10%への引き上げ、秘密保護法の制定、テロ対策法の制定など、多くの難題を解決した。

そして、何よりも衆参国政選挙で6連勝である。この実績に対抗できる政治家は当代見当たらない。

ただし、現実に再々登板が可能かというと、巨大な「壁」が立ちはだかっている。それは、安倍氏に対する国民の「飽き」である。やはり、7年8カ月の首相在任は長かったのである。この感覚が消滅するには相当の時間が必要だろう。

安倍氏の母方の祖父、岸信介元首相は1960年、「日米安保条約の改定(60年安保改定)」を花道に勇退し、首相経験者として影響力を残した。再々登板を期待する安倍ファンの中にも、祖父の例に倣い、現実の政局からは距離を置いた方が、かえって重みを増すのではないか、との声もある。

仮に、安倍氏が再々登板するとすれば、その時は日本が相当な危機にひんしたときだろう。「安倍氏以外に難局を乗り切ることができない」と衆目一致して、初めて白羽の矢が立てられることになるのではないか。

そういうことでもない限り、やはり大所高所から意見を述べる「元老」的な存在に徹する方がよいのではないか。

安倍氏はそれだけでも、十分存在感のある立場なのである。 (政治評論家・伊藤達美)

7968チバQ:2022/05/17(火) 16:53:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0d82ac65c5e448b049b8a908f53aeb138b9a380
岸田派ら主流3派と安倍派の対立で強まる二階俊博氏の影響力「副総裁で復権」はあるか
5/17(火) 16:15配信
NEWSポストセブン
安倍氏、麻生氏、菅氏は何を思うか(時事通信フォト)

 岸田政権において、かつての威光は消えてしまったかのように見えるのが二階俊博・元幹事長。だが、自民党内の対立を機に、水面下では虎視眈々と復権の時を狙っている。日韓関係の修復のため、観光業界に声をかけて1000人規模の訪問団を編成する準備を進めているともされる。また、業界団体からの陳情の来客は今も引きも切らない。


 そんな二階氏に勝負の舞台が用意されようとしている。国民の関心がウクライナ情勢に釘付けになっている中、自民党では「金融緩和・財政拡大」のアベノミクス路線の継続か、それとも「利上げ・財政再建」へと転換するかをめぐって、岸田首相と安倍晋三・元首相の大決戦が水面下で始まっているからだ。国民生活と政権の命運にかかわる今後の政局の最大の焦点といっていい。

 発端は物価急騰だった。

 ロシアのウクライナ侵攻で石油など資源価格が上昇し、世界的に物価が高騰、米国は大幅利上げに転じた。だが、黒田東彦・日銀総裁は「円安は日本経済にプラス」と金融緩和路線をとり続けている。その結果、さらに円安が進行し、国内の物価上昇に拍車をかけた。

 これを岸田政権は「悪い円安」(鈴木俊一・財務相)と批判し、アベノミクスの中核でもある黒田総裁の金融緩和路線の転換に乗り出した。手始めに行なったのが、日銀の金融政策を決定する政策委員の人事だ。

 現在、日銀政策委員会(9人)の顔触れは黒田総裁を含めてアベノミクスの金融緩和路線を推進してきたリフレ派が5人と過半数を占めているが、今年7月23日にリフレ派の論客として知られる三菱UFJリサーチ&コンサルティング出身の片岡剛士氏の任期が切れる。岸田首相はその後任に反リフレ派(財政再建派)の高田創・岡三証券グローバルリサーチセンター理事長を指名、国会承認(3月25日)を得た。これで7月から政策委員会の勢力はリフレ派が少数となる。金融界では「官邸が黒田路線を転換、利上げに転じる布石を打った」(金融エコノミスト)と受け止められている。

 自民党内でもそれに呼応する動きが起きた。

 アベノミクス否定派(転換派)の牙城となっているのが岸田首相(総裁)直属の「財政健全化推進本部」で、“財務省の守護神”と呼ばれる麻生太郎・副総裁が最高顧問、本部長は茂木派の額賀福志郎・元財務相など岸田派、麻生派、茂木派の主流3派が中心だ。この2月には茂木派のプリンセス、小渕優子氏を小委員長に「次世代のための財政戦略検討小委員会」を立ちあげて若手議員への勢力拡大に乗り出し、小委員会メンバーの後藤田正純氏がSNSでアベノミクス批判を延々と展開した。

 これに激怒したのが安倍氏である。

 安倍派に食い込んだ取材で知られる元産経新聞政治部長のジャーナリスト・石橋文登氏が語る。

「安倍さんが怒っていることを知って、小渕小委員長と額賀本部長がご説明に来た。安倍さんは『アベノミクスが問題というなら説明せよ』と求め、額賀氏はギリシャの財政破綻などの例を挙げたが、ことごとく安倍さんに論破された。小渕氏は何もいえなかったそうです」

 アベノミクス推進派も巻き返しに動く。

 安倍氏の肝煎りで2月に4回生以下の若手をメンバーとする「責任ある積極財政を推進する議員連盟」を発足させ、安倍派など若手議員71人を集めて対抗した。

7969チバQ:2022/05/17(火) 16:54:01
“政敵”と次々会談
 時系列でいえば、そこに岸田首相が日銀政策委員会人事で安倍氏に“パンチ”を見舞った形だ。

 アベノミクス路線を転換するか否かをめぐって、最大派閥の安倍派(95人)と、岸田政権を支える岸田派(45人)、茂木派(53人)、麻生派(49人)の主流3派が対立する構図ができつつある。

 政治ジャーナリストの野上忠興氏は、「安倍氏と盟友関係だった麻生氏はいまや岸田政権の後見人的存在に収まっている。反アベノミクス政局は、これまで手を組んで党内を安定させてきた安倍氏と麻生氏という2大実力者の立場が分かれたことで、党内を二分する大きな権力抗争に発展することを予感させる」と指摘する。

 その戦いのキャスティングボートを握るのが第3勢力の二階氏、そして二階氏と連携する菅義偉・前首相や森山派、旧石破派などの反主流派連合になる。菅氏が準備を進め、二階氏がバックアップする菅勉強会は旗揚げを参院選後に先送りしたものの、麻生派の河野太郎・元行革相や無派閥の小泉進次郎・元環境相ら岸田首相と対立する有力政治家が次々に参加の意向を表明し、「参加者は80人を超える」(菅側近)という見方が強い。

 安倍派VS主流3派の勢力争いは、二階-菅連合がどちらにつくかで形勢が決まるといっていい。

 さしずめ、現在の二階氏のポジションは、羽柴秀吉と明智光秀の山崎の戦いの際、「洞ヶ峠」にとどまって形勢がどちらに転ぶかを見極めようとした筒井順慶や、関ヶ原の合戦で様子見を決め込んだ小早川秀秋に似ている。

 二階氏と岸田首相の関係ははっきりいって悪い。

 岸田氏は昨年の総裁選で「二階幹事長のありように国民が関心を寄せている。風通しの良い政党にする」と二階氏の党運営を批判して出馬し、「幹事長は1期1年、連続3年を限度とする」と歴代最長の5年以上幹事長を務める二階氏外しを公約して当選した。

 二階氏はその恨みを忘れていない。

「派内の会合で岸田内閣の支持率が高い理由がわからないという話題になった時、二階さんはボソッと、『何もしていないからだろう』と吐き捨てるように言い放った。幹事長下ろしをされたことを決して忘れてはいない」(二階派幹部)

 一方の岸田首相にすれば、安倍氏との政治決戦を前に二階氏を“野に放った”ままにしておくのは不利だ。そこで二階氏の懐柔に動いた。

 首相はまず二階氏肝煎りのGo Toトラベルについて「再開の準備を始める」と表明し、手始めに都道府県内の観光や飲食に使える県民割クーポンを4月1日から拡大。それを“手土産”にその夜、都内のホテルの日本料理店で首相になって初めて二階氏と会談した。

 この日の会談は〈夏の参議院選挙での勝利に向け、政府と党が結束していくことが重要だという認識で一致し、ウクライナ情勢や新型コロナ対応などについても意見を交わした〉(NHK)と報じられたが、二階派幹部によると、「二階さんは総理の話をうん、うんと聞き流すだけだった」という。

 その後、岸田首相は“政敵”である菅氏を議員事務所に訪ねて25分間会談(4月22日)し、同日夜に二階氏の片腕と呼ばれる森山派会長の森山裕・総務会長代行と会食するなど、自ら二階・菅連合の有力者と次々に会談して動向を探っている。

7970チバQ:2022/05/17(火) 16:54:15
争うほど影響力は強まる
 だが、前出の石橋氏は、首相の懐柔は成功していないと見る。

「二階氏は幹事長を引きずり下ろされた岸田首相のことが嫌いなので、支持することはない。菅さんは補正予算をめぐる岸田首相の対応に批判的だ。今国会で成立した本予算はロシアのウクライナ侵攻の前に編成したもので、いまやフェーズが変わった。

 経済対策を打つなら本格的な補正予算を組む必要があるのに、首相は公明党の山口(那津男)代表の要求で表向き今国会で補正を組むといいながら、内容は予備費を積み増すだけで済まそうとしている。菅さんはこれに相当怒っている。岸田首相がいくら二階・菅陣営とメシを食っても、岸田支持になびくことは考えられない」

 安倍政権時代から「国土強靭化」を推進してきた二階氏は積極財政派で、菅氏も基本的にアベノミクス推進派だ。

 だからといって、老練な二階氏が簡単に安倍氏と手を組むとは限らない。前出の野上氏が語る。

「政治的遺恨というなら、二階氏と菅氏は、昨年の総裁選で岸田首相の菅・二階下ろしを裏で支持した安倍氏のことも信用していない。アベノミクス転換をめぐって安倍派と主流3派が激しく争うほど、キャスティングボートを握る二階氏の影響力が強まり、菅勉強会にも人が集まる。

 夏の参院選は自民優位と見られているが、コロナの再拡大や物価がさらに上昇して国民生活に大きな影響が出れば、いつ情勢が自民苦戦になるかわからない。そうなれば岸田政権の先行きは危うい。二階氏は当面、洞ヶ峠を決め込み、情勢をよく見ながら、最後に流れを決めるつもり。そうして副総裁などで復権することを視野に入れているのではないか」

 どんな状況でも権力を諦めない、まさに“不死身の政治家”である。

※週刊ポスト2022年5月27日号

7971チバQ:2022/05/17(火) 22:06:46
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_UYSC4JX4TBPSBCFLZGPPPICNRE.html
河野氏が年金改革議連を発足 次期総裁選への足場作り?
2022/05/17 19:53産経新聞

河野氏が年金改革議連を発足 次期総裁選への足場作り?

河野太郎氏

(産経新聞)

自民党の河野太郎広報本部長は17日、年金制度改革を目指す議員連盟「令和版社会保障制度改革国民会議」を発足させた。河野氏は昨年の総裁選で、全額税方式の「最低保障年金」の導入を訴えたが、財源などを説明できず、敗れた一因ともなった。議連には総裁選で河野氏を支援した議員が多く集まっており、リベンジに向けた足場作りの狙いも透ける。

河野氏は初会合の冒頭で、「2004(平成16)年の年金改革で万全といえる状況ではない」と指摘。記者団にも同席を促し、「厚生労働省の『大本営発表』をおかしいと質問できるメディアを作らなければならない」とも語った。

会合には自民の国会議員約20人が参加した。総裁選で河野氏を支えた岩屋毅元防衛相や井上信治前万博相(いずれも麻生派=志公会)、柴山昌彦元文部科学相(安倍派=清和政策研究会)らが参加し、さながら河野陣営の再結集の場となった。

河野氏は昨年の総裁選で将来の基礎年金額の減少を見据え、最低保障年金の導入を訴えた。しかし、消費税率の引き上げ幅など具体的な財源は言及を避け、他の候補から批判された。

河野氏周辺は議連の狙いを「政局でなく、年金制度を中長期的な視点で検討しなければいけないという本人の思いからだ」と説明するが、麻生派中堅は「周りからは政局に見える」と指摘する。議連は、将来の総裁選を戦うための仲間づくりの場となる可能性もある。(今仲信博、大島悠亮)

7972チバQ:2022/05/17(火) 23:04:33
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_CDSR35IVUZNO3ORAGI5C7W4ODE.html
二階氏、新たな立ち位置模索 主流派とも関係再構築
2022/05/16 20:56産経新聞

二階氏、新たな立ち位置模索 主流派とも関係再構築

二階派パーティー「志帥会と同士の集い」であいさつする二階俊博元自民党幹事長=16日午後、東京・紀尾井町(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

自民党の二階俊博元幹事長が党内で新たな立ち位置を模索している。二階氏が率いる二階派(志帥会、42人)は昨秋の総裁選で岸田文雄首相が選出された後、非主流派に転じた。総裁選で行動をともにした菅義偉前首相らとの連携強化により存在感を高めたい考えだが、岸田政権の支持率は高水準で推移し、党内政局は仕掛けづらい状況だ。二階派では退会者も相次ぎ、16日の同派パーティーは結束を再確認する場となった。

「政権の安定とこれからの日本国の発展のために、わがグループ総動員で協力していく」

二階氏は首相を来賓に招いたパーティーでこう述べ、夏の参院選に向け一丸となるよう呼びかけた。

二階氏は平成28年8月、幹事長に就任。安倍晋三、菅両政権を支え、在任期間は歴代最長の5年超に及んだ。ただ昨年9月の総裁選では勝ち馬に乗れず、幹事長を退任した。同派は岸田政権下で党四役など主要ポストを獲得できず、非主流派に転落した。

二階派は無派閥や野党出身議員を積極的に取り込んで勢力を拡大し、党内きっての結束力を有する「武闘集団」と目されてきた。しかし、今年に入り参院議員2人が退会し、党内一部からは求心力を疑問視する声も出た。

ただ、二階氏は「些事構わず」として独自の動きをみせる。菅氏に加え、菅政権をともに中枢で支えた森山裕総務会長代行ら、同じ非主流派と定期的に情報交換するなど関係強化に力を入れてきた。

それだけでなく、最近は党の主流派とも関係を再構築しつつある。4月1日には確執が指摘された首相と会食した。関係者によると、二階氏は党運営などで協力する考えを伝えたという。参院選の結果次第では長期政権も視野に入るため、連携を図ったとの見方がある。

今月12日には、安倍氏を最高顧問に迎えて昨年設立した「自由で開かれたインド太平洋」を推進する議員連盟の再始動を側近に指示した。安倍氏とのパイプを誇示する思惑もあるとみられる。

4月26日にはロシアの侵攻を受けるウクライナの在日大使館を訪れ、駐日大使を激励した。訪米など議員外交にも強い感心を示し、武闘集団の側面だけでなく政策も重視する「文武両道」路線への転換も模索する。

しかし、派内からは若手を中心に「今後はどうなるのか」と不安の声も出ている。二階派ベテランは「二階氏は派閥の方向性を示してもらいたい」と語る。(大島悠亮)

7973チバQ:2022/05/17(火) 23:05:29
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2022051601001402.html」首相、二階氏巡り発言ミス 党本部の部屋、1階違い
2022/05/16 21:20共同通信

 岸田文雄首相と自民党の茂木敏充幹事長が16日、二階派パーティーで、同派会長の二階俊博元幹事長を持ち上げようとした際、そろって同じ言い間違いをした。二階氏が党本部で使う国土強靱化推進本部長室は5階にあるが、首相は「官邸に要請や相談に来られる方より、党本部6階の二階本部長の部屋の前に行列を作る方のほうが圧倒的に多い」と述べた。

 首相は二階氏に関し「人との信頼関係を大事にされ、気遣いを惜しまない」と称賛。陳情などの来訪者の多さで政治的影響力の大きさを表現するつもりが、痛恨のミスとなった。茂木氏も「お名前は二階だが、党本部は6階で持っている」と語った。


https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-220516X868.html
自民二階派、求心力維持が課題=パーティー開催、岸田首相も出席
2022/05/16 18:51時事通信

 自民党二階派は16日、政治資金パーティーを東京都内のホテルで開いた。会長の二階俊博元幹事長はあいさつで、岸田政権の安定に協力する考えを表明。ただ、二階派は党4役から外れ、退会者が相次ぐなど、求心力維持が課題だ。

 「政権の安定とこれからの日本国の発展のために、わがグループ総動員で協力したい」。あいさつに立った二階氏は、来賓として駆け付けた岸田文雄首相らを前に、こう語った。

 これに対し、首相は二階氏について「与党であれ野党であれ、信頼関係を大事にする。今も、首相官邸より二階氏に要請や相談に来る人が圧倒的に多いゆえんだ」と持ち上げた。パーティーには自民党の安倍晋三元首相や茂木敏充幹事長、公明党の山口那津男代表も出席した。

7974チバQ:2022/05/18(水) 18:39:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/37e4da40591ff8d5a8b84feb82a601800e84484a
安倍派「戦う集団」に脱皮なるか 課題は結束力
5/17(火) 22:22配信

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産経新聞
「清和政策研究会との懇親の集い」であいさつする会長の安倍晋三元首相=17日午後、東京都港区の東京プリンスホテル(飯田英男撮影)

自民党最大勢力の安倍派(清和政策研究会、94人)は17日、東京都内のホテルでパーティーを開き、結束して岸田文雄政権を支えることを確認した。会長の安倍晋三元首相は外交・安全保障分野を中心に発信を強め、政権の政策判断に大きな影響を与えるなど存在感を発揮している。一方で、夏の参院選後や「ポスト岸田」に向けた結束力が課題なのは相変わらずで、安倍氏のリーダーシップが問われそうだ。

「岸田政権をあらゆる場面、場所で支える。安心して思い切って課題に取り組んでほしい」。安倍氏はパーティーでこう語り、首相にエールを送った。

首相は「戦闘能力の高い安倍派に岸田政権を支えてほしい。経済・社会の再生、外交・安保、憲法改正といった大きな課題に向けても力添えをお願いする」と述べた。

このところ、安倍氏の発言が口火となったケースが目立つ。4月の派の会合で防衛費について国内総生産(GDP)比2%を目標とするよう述べた。いわゆる敵基地攻撃能力に関しては「打撃力」と表現し、相手の中枢への攻撃を含むべきだとの持論を展開。いずれも4月末の党提言に要素として盛り込まれた。

ロシアによるウクライナ侵攻を受け、米国の核兵器を自国領土内に配備して共同運用する「核共有」の議論の必要性にも言及した。首相は核共有は否定しているが、外交・安保をめぐっては外遊前などの節目に安倍氏に面会し、助言を仰いでいる。政府が一時、「佐渡島の金山」の世界文化遺産への推薦見送りを検討したことをめぐっても今年1月、「論戦を避ける形で登録を申請しないのは間違っている」と注文をつけた。

安倍氏が発言を繰り返すのは、参院選をにらみ、親和性の高い保守層の支持を囲い込む狙いがある。派幹部は安倍氏の真意について「内閣支持率が高いのに安全運転をしている。中国の脅威が増す中、歯がゆさがあるのではないか」と代弁した。

参院選で自民が勝利すれば、首相は国政選挙をせずに安定的に政権運営ができる「黄金の3年間」を手にする。安倍氏が悲願である憲法改正に向けて首相を促す場面もありそうだ。

ただ、先の総裁選で首相と高市早苗政調会長で支持が割れたように、派は一丸とはいいがたい。政権中枢に登用された松野博一官房長官、福田達夫総務会長らは、安倍氏とは距離がある。実際、福田氏は11日に国会内で講演し「厳しめの発言が多いと思うが、(安倍)会長の性格というか方針なので、それでいいと思う。実際に物事をどう考えるかというのは別でいいのかなと思う」と述べた。

派内には「首相による分断工作だ」(中堅)などと人事への不満はくすぶっており、参院選後に想定される党役員と閣僚人事で安倍氏が手腕を示せるかが焦点となりそうだ。

衆目の一致する首相候補も不在だ。幹部は「少しずつ、安倍氏を先頭に必要な政策を訴えて政府・与党を引っ張る『戦う集団』になっていけばいい」と語った。(沢田大典)

7975チバQ:2022/05/18(水) 21:08:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7d9e6fd26140e63ee56f048eae2a2d17a4cdf79

岸田派「鬼門」乗り越えられるか 首相就任後初パーティーに2850人
5/18(水) 20:51配信
産経新聞
「宏池会と語る会」であいさつする自民党の林芳正外務相(左)と岸田文雄総理=18日午後、東京都港区の東京プリンスホテル(松井英幸撮影)

自民党岸田派(宏池会、45人)は18日、岸田文雄政権発足後初となる政治資金パーティーを東京都内で開いた。領袖(りょうしゅう)である首相が昨秋の総裁選で勝利したことで派閥の求心力は増し、出席者も2850人(主催者発表)となった。ただ、3年前の前回参院選では同派所属の現職が相次ぎ落選し、首相の総裁候補としての手腕に疑問符が付いた。総裁派閥となった今、鬼門の参院選を乗り切ることは首相が見据える長期政権の成否にも影響する。

「大きな歴史の転換点にある今、総裁派閥であるわれわれは大きな責任を感じ、この時代に立ち向かわなければならない。参院選は日本の未来を切り開くために何としても勝たなければならない選挙だ」

首相はパーティーでこう述べ、参院選での必勝を呼びかけた。参院選には同派から選挙区と比例代表で計6人が出馬予定で、全員当選に向け結束を確認した。

パーティーは昨年7月にも開かれたが、当時は菅義偉政権下で首相は非主流派に甘んじていた。今回のパーティーには与党の有力者が多く来場し、複数の会場に出席者が詰めかけるなど情勢は一変した。

令和2年の総裁選で菅氏に敗れた後、首相にとって再起を図る足がかりとなったのが派閥だ。首相は今も会長職にとどまり、政権運営でも派閥を重視する姿勢を示す。林芳正外相や木原誠二官房副長官ら派の有力者を政府の要職に配置しており、側近は「首相は宏池会という政策集団に特別な思いがある」と語る。

岸田派は政策通が多いものの、政治闘争が苦手な「お公家集団」と揶揄(やゆ)されてきた。安定した政権運営には派閥の体質改善も欠かせない。その試金石が目の前に迫る夏の参院選だ。

令和元年参院選では岸田派は「一人負け」した。首相の地元の広島選挙区(改選数2)で同派所属の現職が自民新人との「2議席目」の争いに敗れたほか、改選1人区でも秋田、山形、滋賀の3選挙区で野党統一候補に負ける憂き目に遭った。

苦い思い出は、今も首相の脳裏に焼き付いている。首相は今月10日夜、東京・六本木のステーキ店で派内の若手議員と酒席を囲んだ際、参院選に言及し、「接戦の地域が相当ある。そんなに簡単にはいかねぇ」とハッパをかけた。派内では重点区の設定や、有力な新人候補の支援態勢などの準備が遅れているとされる。

「『お公家集団』を払拭し、『骨太の集団』であることを示す」。ある若手は意気込むが、参院選での戦いぶりと派閥の伸長が長期政権への道筋を左右する。(永原慎吾、千田恒弥)

7976チバQ:2022/05/19(木) 19:10:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/a37de6b66463281aab3772f9a29e5c353ff3ebc3
岸田首相が派閥会長をつづける謎解き…「キングメーカー」への布石が本当の狙い
5/19(木) 14:31配信

日刊ゲンダイDIGITAL
18日、「宏池会 と語る会」で挨拶をする岸田首相(C)日刊ゲンダイ

 東京都内のホテルで18日に開かれた自民党岸田派(45人)の政治資金パーティー。派閥領袖の岸田首相も出席し、「私は来賓として来ました。と同時に派閥のメンバーでもあります」と、うれしそうに挨拶してみせた。


 それにしても異例なのは、総理総裁に就いた後も、岸田首相が派閥の会長をつづけていることだ。それまで自民党は、総理在任中は派閥を離脱するのが慣例だった。しかも岸田首相は、派閥の領袖をつづけているだけでなく、毎週木曜日に開催される派閥の例会にも月1回以上のペースで参加している。

 派内には“総理を目指す”と公言している林芳正外相がいるため、「派閥を空けると主導権を失いかねないためだろう」という声がある。

本人の狙いはキングメーカー
17日は、安倍派のパーティー出席で…(C)日刊ゲンダイ

 しかし、岸田首相が派閥会長をつづけている本当の理由は、キングメーカーになるためだ、という見方が流れている。

「夏の参院選で勝利したら、国政選挙がない“黄金の3年間”が待っているので岸田首相はやりたいことができる、という解説が流布されています。たしかに、参院選を乗り切ったら政権が安定するのは間違いないでしょう。でも、3年あろうが、5年あろうが、岸田首相にはやりたいことがないのが実態です。本人も長期政権は考えていないでしょう。それよりも、狙っているのはキングメーカーだとみられています。意外かも知れませんが、本人は政局好きで、政局観に絶対の自信を持っている。キングメーカーになるためには、派閥を大きくし、派閥をしっかりグリップしておく必要がある。派閥会長をつづけているのは、そのためでしょう。この先、キングメーカーになり得るのは、安倍晋三と菅義偉の2人です。岸田さんは、そこに割り込み、総理退陣後も影響力をキープするつもりだと思う」(自民党事情通)

 岸田首相は内心、自分をバカにしてきた安倍晋三・菅義偉両氏に強い恨みを持っているともいわれている。醜い争いが始まっているということか。

7977チバQ:2022/05/22(日) 19:12:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9ac8e5c327a5c9ebb0ae0113bab8b568d7d901b
安倍元首相がかき鳴らす自民党内の不協和音…岸田派パーティー露骨な欠席で大人げなさ露呈
5/22(日) 9:06配信

日刊ゲンダイDIGITAL
むなしいグータッチ(C)日刊ゲンダイ

 今週、自民党は「パーティー週間」だった。参院選を控え、各派閥が政治資金パーティーを開催。16日(月)は二階派、17日(火)が安倍派、18日(水)は岸田派のパーティーだったが、政界で話題を集めたのは安倍元首相の動向だ。


 安倍派のパーティーには岸田首相が駆けつけ、安倍元首相も「あらゆる場所で岸田政権をしっかりと支えていくから安心してほしい」とか言って壇上でグータッチを交わしていたのだが、翌日の岸田派のパーティーに安倍元首相の姿はなかった。

■高市政調会長まで“ドタキャン”

 さらに、安倍元首相に近い高市政調会長が岸田派パーティーを“ドタキャン”するというハプニングもあって、臆測を呼んでいる。

「来賓として名前を呼ばれた高市政調会長が来ておらず、会場内がザワつきました。総裁派閥のパーティーで、麻生副総裁や茂木幹事長、福田総務会長が来ているのに、政調会長が突然、理由もなく欠席するのは不自然です。『安倍先生の差し金じゃないか』なんて言う人もいる。各派領袖が来賓として挨拶する中で、安倍さんの不在は悪目立ちし、不協和音を印象付ける形になりました」(岸田派関係者)

 岸田派パーティーの翌日には、安倍元首相は元気に麻生副総裁、茂木幹事長と会食していたから、体調不良で欠席したとは思えない。

「パーティーの日程は半年前から分かっているし、10分程度でも顔を出して義理立てしておけばいいのに、安倍氏はあえて行かなかった。『最大派閥の安倍派をないがしろにしたら、岸田政権なんてあっという間に吹っ飛ぶぞ』というメッセージです。あまりに露骨で大人げないと思いますが、岸田政権を支える気なんてサラサラないという意思表示で、存在感を誇示したいのでしょう」(政治評論家・野上忠興氏)

 “安倍派の乱”をチラつかせてプレッシャーをかけているのだが、そんな安倍元首相に対し、清和会(安倍派)OBの森喜朗元首相もお説教だ。「招待状は来なかったが、数年ぶりに押しかけた」と、安倍派パーティーに乗り込んできた。挨拶に立った森元首相は、派閥創設者の福田赳夫元首相の名前を強調し、「数があればなんでもできると思ったところから崩壊が始まる」と、珍しくマトモな発言で戒めた。

「幹部席に陣取った安倍さんと取り巻きはバツが悪そうでしたが、福田総務会長の周辺からは拍手が起きていました」(パーティー出席者)

 派閥間でも、派閥内でも安倍元首相が火種をまいているということか。

7978チバQ:2022/05/22(日) 19:15:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/f974b60e67aedb13125a6cbeb9b7a9c0933ca67e
【点描・永田町】“絶滅危惧種”二階氏に迫る危機
5/22(日) 18:30配信

時事通信
衆院本会議に臨む自民党の二階俊博元幹事長=1月19日午後、国会内

 昨年10月の岸田文雄政権発足で自民党幹事長の座を追われ、党内反主流の「冷や飯組」となった二階俊博氏が、政治生命の危機をささやかれている。

 次期衆院選での政界引退が既定路線とみられる中、二階氏直系での選挙区継承が困難視されているからだ。二階氏の地元・和歌山県は、1票の格差是正のための「10増10減」で小選挙区が3から2に減る。しかも、同氏の新たな選挙区に自民党の世耕弘成参院幹事長がくら替え出馬を公言しており、「二階VS世耕」の戦いは世耕氏優勢との見方が強い。

 二階氏は安倍晋三、菅義偉両政権で自民党の最高実力者として君臨。ひと昔前の手だれの政局仕掛け人を想起させる言動などから「政界の絶滅危惧種」と呼ばれてきた。しかし、ここに来て「来るものは拒まず」と無派閥や元野党議員の積極的取り込みで、「政界駆け込み寺」とも呼ばれた二階派の内情が一変。退会者が相次ぎ、後継者も不透明で「解体寸前」(自民幹部)との見方が出始めている。このため参院選で与党が改選過半数を確保し、岸田政権での「国政選挙のない黄金の3年」が現実となれば、現在83歳の二階氏が次期衆院選で「選挙区と政治生命を同時に失う絶体絶命の危機」(同)に陥る可能性も少なくない。

 二階氏は2016年8月、当時の谷垣禎一幹事長の自転車転倒事故での負傷による辞任を受け、幹事長に就任。その後の安倍、菅両政権で政局運営の中枢として豪腕を振るってきた。特に安倍首相の総裁3選を主導する一方、その後の「ポスト安倍レース」では安倍4選に言及しながら、ライバルの石破茂元幹事長を「期待の星」と持ち上げるなど、変幻自在の「二階劇場」を展開。20年夏の安倍氏の退陣表明時には、電光石火で「菅後継」をまとめ上げた。

◇「権力」喪失は“自業自得”との声も

 こうした実績から二階氏は、安倍氏や菅氏、麻生太郎副総裁をしのぐ「最強のキングメーカー」として権勢を誇示。岸田政権発足後も党内反主流の旗頭として、党内ににらみを利かせてきた。しかし昨年10月の衆院選で圧勝した首相が、その後の政局運営でも、売り物の「聞く力」と新型コロナウイルスやウクライナ危機への対応で、国民的評価を獲得。今年4月に政権半年を迎えた時点で内閣支持率が就任後の最高水準となり、参院選勝利による長期安定政権が確実視される状況となったことで、二階氏の存在感が急速に低下した。

 そもそも二階氏の力の源泉は、幹事長として選挙での公認調整や資金配分、さらには党・内閣人事で駆使した絶大な権限だった。しかし「二階外し」を掲げて誕生した岸田政権では、その「権力」を喪失、派閥領袖(りょうしゅう)としての求心力も急低下したことで、二階派の退会者が相次ぐ事態を招いた。

 まず、昨年末に二階氏に退会を申し出たと主張した片山さつき参院議員(元地方創生担当相)に対し、二階氏は今年2月にあえて事実上の除名処分を決定。片山氏は安倍派に入会して参院選東京選挙区からの出馬を模索し、二階氏の逆鱗(げきりん)に触れたとされる。さらに、衛藤晟一元沖縄北方担当相(参院比例)も4月8日付で派閥を離脱したが、周辺には「二階さんはもう政治家として終わった」などと漏らしている。

 しかも、二階派の後継者と目される武田良太前総務相は菅氏と極めて親密で、「手兵を連れて派閥を割って菅グループに加わる」(自民幹部)との臆測も絶えない。もともと二階派は「寄せ集め集団」とやゆされてきただけに、党内他派閥からは二階氏の窮状に「自業自得」(同)との厳しい声も少なくない。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」5月16日号より】。

7979チバQ:2022/05/22(日) 19:18:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac5668ed5ce2e85bba2afb07b0aa5e19f9c04c22
野党、衆院議長セクハラ疑惑で攻勢 自民は補正への影響懸念
5/22(日) 7:06配信
時事通信
衆院本会議に臨む細田博之議長(右)=19日、国会内

 国会会期末まで4週間を切る中、野党は自民党出身の細田博之衆院議長のセクハラ疑惑を週刊文春が報じたことを受けて、攻勢を強める構えだ。

 これまで岸田政権に目立ったスキャンダルはなかったが、25日から始まる2022年度補正予算案審議への影響を懸念する声が自民党内で上がっている。

 「事実であれば不適切だ。自ら説明すべきだ」。立憲民主党の泉健太代表は20日の記者会見で、細田氏は衆院議院運営委員会理事会で自ら説明すべきだと要求。納得できる説明がなければ、議長不信任決議案の提出などに踏み込む可能性を示唆した。

 19日発売の週刊文春は、細田氏が女性記者に私生活を尋ねたほか、深夜に「今から来ないか」と電話で誘ったなどと報じた。細田氏は「全く事実と違う。週刊誌には厳重に抗議したい」と否定。自民も議運委理事会への議長の文書による説明で火消しを図りたい考えだ。

 細田氏は発言が物議を醸してきた。衆院小選挙区定数の「10増10減」の見直しに言及したところ、野党の反発を受けて陳謝した。立民幹部は「議長の資質に欠ける。不信任を出すべきだ」と主張する。

 与党内も動揺している。スキャンダルに敏感な公明党の石井啓一幹事長は会見で「疑惑を持たれたからには本人がしっかり説明することが大切だ」と指摘。自民内からも「審議への影響はまだ分からない」(幹部)と不安の声が漏れる。

 野党は補正予算案審議で、細田氏の疑惑に加え、岸田政権の経済政策などをただす考えだ。泉氏は会見で「立民は物価高と戦う。政府はできていない」と強調。衆院予算委では自ら質問に立ち、一般会計の歳出総額2兆7009億円では、ウクライナ危機を受けた物価高騰対策としては不十分などと追及する方針だ。

 同党は北海道・知床半島沖の観光船事故についても、国土交通省の検査体制などに不備はなかったかどうか取り上げる。

 6月15日の会期末までに、立民は、原油高騰などをテーマにした衆参両院予算委での集中審議を開くよう要求。岸田内閣不信任決議案の提出も視野に、参院選に向けて対決姿勢を鮮明にする方針だ。

 そんな中で浮上した細田氏のセクハラ疑惑に、自民幹部は「議長の疑惑が長引けば参院選に響く。議長不信任決議案が出たら、与党を取り巻く状況は厳しくなる」と語った。

7980チバQ:2022/05/25(水) 21:05:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3241a6cf98de10bcdcd973103a2f6adb0af6b1c
細田氏セクハラ問題「極めて卑劣」 野党が一斉に批判
5/25(水) 20:51配信

朝日新聞デジタル
衆院本会議に臨む細田博之議長=2022年5月25日午後1時54分、国会内、上田幸一撮影

 女性記者にセクハラ発言をしたなどとする週刊誌報道について、細田博之衆院議長(自民党出身)は25日、国会内で記者団に「言えることは、すでに月曜日に抗議文を出しているが、その通りで立場は変わっていない」などと述べ、報道内容を否定した。報道後、細田氏が取材に応じるのは初めて。

 細田氏をめぐっては、5月19日発売の週刊文春が、過去に複数の女性記者に対して、「彼氏はいるの」と尋ねたり「今から来ないか」と電話して深夜に自宅に誘ったりしたと報道。細田氏は23日、週刊文春に「全くの事実無根だ」などと文書で抗議していた。

 週刊文春は25日、電子版に続報を掲載。細田氏が女性記者に「警察が立っているし、大丈夫だから。うちに来て」と求めたなどとする複数の発言を報じた。

 与野党からは、細田氏に改めて説明を求める声が上がる。立憲民主党の馬淵澄夫国会対策委員長は25日、記者団に「事実であれば極めて卑劣」と述べた。政府の補正予算案の審議に「影響が出てくる可能性はある」とし、与党に調査を求める考えを示した。

朝日新聞社


https://news.yahoo.co.jp/articles/bd3d98e1bc85d6259e512a6fd93ee57030449076
細田議長「セクハラ」収束せず 与党、参院選へ影響懸念
5/25(水) 18:30配信
 細田博之衆院議長のセクハラ疑惑をめぐり、野党は25日、攻勢を強めた。

 自ら説明するよう改めて要求。「進退」に触れる発言も出た。細田氏は「事実無根」と否定しているが、収束は見えず、参院選への影響を懸念する声が与党内に上がり始めた。

 細田議長は自民党出身。立憲民主党は25日の衆院議院運営委員会理事会で、「議運委などで説明すべきだ」と主張。本会議でも立民議員が岸田文雄首相に「議長の資格があると考えるか」とただした。首相は「行政府の長として見解を述べる立場にない」と答えるにとどめた。

 日本維新の会の藤田文武幹事長は記者会見で「事実なら非難されるべきだし、進退も含めて考えるべきだ」と指摘。立民の馬淵澄夫国対委員長は記者団に「議長というより議会人の資質としていかがなものか」と訴えた。

 疑惑は週刊文春の先週の報道が発端。25日にも電子版で、細田氏が複数の女性記者に「添い寝したら(重要情報を)教えてあげる」「膝枕してよ」と迫り、自民党本部の女性職員の体を日常的に触ることもあったと報じた。

7981チバQ:2022/05/26(木) 13:02:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e2dbaeaae1cc0c70ef8e625fd396f2a665a47ac
再び叶わなかった「福岡サミット」 G7開催地、"リード"を変えた潮目
5/26(木) 10:42配信
西日本新聞
【東京ウオッチ】記者の取材メモから
G7サミット広島開催の発表を受け、取材に応じる福岡市の高島宗一郎市長=23日午後、福岡市役所

 2023年の先進7カ国首脳会議(G7サミット)の開催地について、岸田文雄首相は5月23日、自身の地元・広島市と公表した。ロシアのウクライナ軍事侵攻を受け、今こそ被爆地から核兵器の脅威と軍縮、平和の重要性を提起する必要があるとして、バイデン米大統領との首脳会談で了承を取り付けた。


 共同記者会見をテレビで眺めながら、私は福岡市の高島宗一郎市長が約4カ月前、首相官邸で発した言葉を思い出していた。

 「ライバルは、広島だと思っています-」

 G7サミット招致に手を挙げた高島氏は1月、服部誠太郎・福岡県知事らと一緒に首相と面会し、福岡サミットを要望。終了後、記者団の「ぶら下がり取材」に応じた際、こうライバルを名指ししたのだ。

 私は、やや驚いた。官邸ロビーでマイクの前に立つ面会者は通常、首相に配慮して当たり障りのない発言しかしないことが多い。あえて、陳情したばかりの先方のお膝元に宣戦布告するかのような発信に、メディアは飛びついた。「福岡市長『ライバルは広島』」の見出しやテロップが躍った。

 サミット開催地の決定は宰相の「専権事項」とされる。「核兵器のない世界」を政治信条に掲げる首相にとって、当初から、主要国首脳に被爆の実相を伝える広島サミットに強い思い入れがあったのは間違いない。高島氏のライバル発言には、首相に「地元びいきにならず、しっかり福岡を採点してほしい。世の中も注目してますよ」とくぎを刺す意図があったように思えた。

     ■      

 福岡市は、2019年の20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の招致レースで大阪に敗れた(※G20財務相・中央銀行総裁会議を開催)。今回のG7サミットは高島氏にとって、雪辱の舞台。決して夢物語でなく、特に22年が明けたころはむしろ広島市と、こちらも名乗りを上げた名古屋市をリードしている、と感じる時があった。

 23年春に開業する米系高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン福岡」を筆頭に、福岡市では海外VIPを十分におもてなしできる宿泊施設の供給能力が急速に増強されてきた。また、首脳たちの専用機が発着する福岡空港は都心部と近く、アクセスが極めて良好であることに加え、G20会議など数々の国際会議の会場となってきたホテル「ヒルトン福岡シーホーク」は博多湾に面し、福岡市は都市インフラ、警備面の評価点が高いと想像された。

 「政治的資源」の強みもあった。

 高島氏は、政府の有識者会合のメンバーやアドバイザーを複数務めており、こまめに東京に足を運んで政府関係者や与党政治家と接触してきた。ある政府高官は「高島さんが来て、『ホテルは福岡が一番なんです』って力説していたよ。彼って熱心だね」。岸田政権のキーマンである麻生太郎自民党副総裁、自民党最大派閥を率いる安倍晋三元首相との間の個人的なパイプは人口に膾炙(かいしゃ)しており、永田町を歩き回っていると、高島氏を念頭に「福岡の応援団は強力ですからね」(首相側近)といった言葉もよく耳にした。

 広島に弱点もあった。被爆地開催に対し、G7の核保有国が難色を示す可能性が指摘されていた。首相も、周囲に「特に、英仏を広島に呼ぶのは簡単ではない」と漏らしていたほどだ。1月、広島市長、広島県知事が官邸に提出した要望書には、G7サミットに選ばれない場合、主要関係閣僚会合である「外相会合」を持ってきてほしいとする一文が記されていた。

7982チバQ:2022/05/26(木) 13:03:10
   ■      

 潮目を変えたのは2月下旬、ロシアのウクライナ侵攻だ。

 プーチン大統領は核兵器の使用をほのめかし、ウクライナを支援する北大西洋条約機構(NATO)中心の西側諸国を強烈にけん制。日本政府内では「核兵器の現実的な脅威が一気に高じた今こそ、広島でG7サミットを開くべきではないか」との声が強まっていった。

 3月下旬には、バイデン米大統領の側近の一人であるエマニュエル駐日大使が、首相とともに広島市の平和記念公園を訪問。5月には、欧州連合(EU)のミシェル大統領も広島入りしてロシアの核に懸念を表明、与党・公明党の山口那津男代表は「G7サミットの広島開催」を首相に直接申し入れた。

 “外堀”が埋まっていく流れに沿うように、4月中旬には複数メディアが同じタイミングで、G7サミットに関して「政府が岸田文雄首相の地元・広島市を有力候補地として検討している」と報じた。定例記者会見で、受け止めを問われた松野博一官房長官は「現時点では、なんら決まっているものではありません」とコメント。私たちも正直、判断に悩んだ。政府関係者によると、霞が関はこの頃までに総合的な観点から「広島が優れている」という趣旨の報告書を作成し、官邸に提出していたのだという。

 いわく-。広島は、外資系高級ホテルが開業する予定である。伊勢志摩サミット(16年)の外相会合の開催経験も有している。メイン会場を想定するホテルの警備上の問題もない。加えて、この時期に広島で開催する外交的な意義が大きい。

 別の関係者によると、首相は4月下旬には広島で開く意向を固め、5月に入り関係国との水面下の交渉に着手した。「一部の国から『OK』がなかなか来なかったが、(日米首脳会談後の共同記者会見での)発表ぎりぎりのタイミングで了解が取れた」(政府高官)。最高権力者の胸の内に触れ得る側近は、私に対し「ウクライナ侵攻が起こった時点で『勝負あり』だった。福岡には、分かってほしい。広島開催は日本のため、世界のためなんですよ」と告げた。

     ■      

 改めて5月23日、G7サミットの広島開催決定。

 高島氏は「平和に対して広島が持っている、特別な意味を最優先で考慮されたのだと思う」と理解を示しながらも、「率直に言って残念です」と続けた。関係閣僚会合の開催要望の見解を記者団から問われると、「サミット以外に手を挙げることはありません。今日も聞かれたが、『結構です』と断りました」と答えた。

 世に「天の時、地の利、人の和」という。G20に続き、アジアのリーダー都市に橋を架ける「フクオカ・サミット」の挑戦は、届かなかった。

(井崎圭)

西日本新聞

7983チバQ:2022/05/26(木) 18:48:04
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20220526k0000m040031000c.html

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ニュース 社会 鶏卵汚職、吉川元農相に有罪判決 在任中の500万円「全て賄賂」
鶏卵汚職、吉川元農相に有罪判決 在任中の500万円「全て賄賂」
2022/05/26 10:03毎日新聞

鶏卵汚職、吉川元農相に有罪判決 在任中の500万円「全て賄賂」

吉川貴盛元農相

(毎日新聞)

 農相在任中に計500万円の賄賂を受け取ったとして収賄罪に問われた元衆院議員、吉川貴盛被告(71)に対し、東京地裁は26日、懲役2年6月、執行猶予4年、追徴金500万円(求刑・懲役2年6月、追徴金500万円)の判決を言い渡した。吉川元農相は「賄賂ではなく政治献金の認識だった」と無罪を主張したが、向井香津子裁判長は全額を賄賂と認定し、「職務の公正さに対する国民の信頼を大きく害した」と非難した。

 安倍晋三元首相の政権の国務大臣経験者が1審で有罪となったのは、参院選広島選挙区の大規模買収事件で懲役3年の実刑が確定した河井克行・元法相(59)=公職選挙法違反、有権者への違法寄付で罰金40万円の略式命令が確定した菅原一秀・元経済産業相(60)=同=に続き3人目。

 判決によると、吉川元農相は大臣在任中の2018年11月〜19年8月、大手鶏卵生産会社「アキタフーズ」(広島県福山市)グループの秋田善祺(よしき)元代表(88)=贈賄罪などで有罪確定=から、3回にわたり現金計500万円を受け取った。

 判決は、国際獣疫事務局が18年9月、家畜をストレスのない状態で飼育する「アニマルウェルフェア(動物福祉)」に関して日本に不利な国際基準案を示したことから、授受された現金の趣旨を「農林水産省として基準案に反対意見を出すなど(贈賄側が)業界に有利な取り計らいを期待したものと推認できる」と指摘。吉川元農相が受領した現金を政治資金収支報告書に一切記載していないことなどから、賄賂と認識しながら受け取ったと認定した。

 一方で、元農相側からの要求でないことや、既に議員辞職していることなどを考慮して執行猶予を選択した。【志村一也】

7984チバQ:2022/05/27(金) 10:08:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6a4d971a5369bc9976e8a82d32288c54872bb3d
「せっかく支持率高いのに…」細田氏のセクハラ疑惑、気をもむ自民
5/27(金) 10:00配信

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西日本新聞
自民党本部

 参院選を目前に、自民党が細田博之衆院議長のセクハラ疑惑に懸念を強めている。「事実無根」と主張する細田氏は26日、この問題を再び報道した週刊文春に対し「訴訟も視野に入れて検討したい」と抗議するコメントを公表した。慣例で自民会派を離脱し、無所属になっているとはいえ、自民幹事長、官房長官を歴任し、最近まで自民最大派閥のオーナーでもあった大物だ。岸田文雄政権の攻め手を欠いてきた野党は、ここぞとばかり追及の照準を定め始めた。



 「文春砲」の異名で知られる週刊文春は今月19日、細田氏から深夜に「今から来ないか」と電話を受け、自宅に足を運んだことがあるという女性記者の証言を報じた。さらに、26日には「細田議長の嘘(うそ)を暴く」と題し、初報を大きく上回る4ページの特集記事を掲載。細田氏が昨年1月に女性記者と懇談した際、「いつでもいいから、うちに来てね」「横で添い寝するだけだから」と発言したとする、新たな複数の証言を提起した。

 細田氏はこれを受け、「既に事実無根として抗議したが、また同趣旨の記事が掲載されていることに強く抗議する」と火消しに回ったものの、疑惑は収束どころか野火のように広がっていく様相。衆院議長は、参院議長とともに国権の最高機関である立法府を象徴する存在であり、一段の高潔さと深い資質が求められるからだ。

 この日、衆院予算委員会で立憲民主党の城井崇氏が「第三者による事実確認の調査を指示すべきではないか」と提案したのに対し、首相は「行政府の長としてコメントは控える」「議会で適切に対応するべきものだ」と建前論をかざして、明らかに守勢に回った。デリケートな案件で自身に火の粉が降りかかることを恐れたのか、自席まで秘書官を呼び、答弁内容を確認する一幕もあった。

 対女性記者のセクハラを巡っては、2018年に当時の財務事務次官が辞任したケースが記憶に新しい。性被害を告発する「#MeToo」運動の世界的な定着もあり、セクハラがもたらす代償は格段に重くなっている。終盤国会や参院選への影響を心配する自民幹部は、週刊文春の報道に「(録音などの)物的証拠はあるんだろうか…」。逆に、立民の馬淵澄夫国対委員長は、衆院議院運営委員会で説明責任を果たすよう細田氏に求めるとともに、議長不信任決議案の提出もちらつかせてみせた。

 細田氏は昨年11月の議長就任以降、行司役でありながら「1票の格差」是正に向けた衆院小選挙区定数の「10増10減」に否定的な発言を重ね、与野党から「立場をわきまえてほしい」と苦言が相次いでいた。そこに加えてのセクハラ疑惑。参院選の女性候補擁立に注力してきた自民の選対関係者は「せっかく党の支持率が高いのに、最大のウイークポイント(弱点)になりつつある」と頭を抱える。

 (河合仁志)

西日本新聞

7985チバQ:2022/05/27(金) 16:04:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/36833e7a88353f5eb99b6fb9e901a8b24a3ec640
細田博之“セクハラ衆院議長”の後任適格者が自民にいない大問題…党は深刻な人材難
5/27(金) 14:02配信

日刊ゲンダイDIGITAL
「逃げ恥」でしがみつく?(細田博之衆院議長)/(C)日刊ゲンダイ

 細田博之衆院議長(78)の「セクハラ疑惑」が止まらない。

 先週に続き、26日発売の「週刊文春」が細田氏からセクハラを受けた女性たちの新たな告発を報じた。担当女性記者に「添い寝をしたら教えてあげる」「うちに来て」「愛してるよ」などと口走る、女性職員のお尻を触る──。呆れるような行状が次々と明らかにされる。

細田衆院議長「給与月100万円しか」発言の罰当たり…裏に透ける“特権意識”

 細田氏は、1票の格差是正のために国会で決めた衆院の定数見直しについて「地方いじめだ」と批判したり、「議長になっても毎月の歳費は100万円しかない」と愚痴るなど、問題発言も繰り返している。与党内からも「セクハラが事実なら、かばいきれない」と、議長交代を容認する声が上がり始めた。

「議長のセクハラ問題が長引けば、参院選に悪影響が出かねない。早く収束させるためには辞任しかないという意見もある。議長不信任案なんて出されたら議会の品位に関わります。しかし、問題は党内に後任議長の適格者が見当たらないことです。議長は与党議員の“上がりポスト”ですが、三権の長で格が高い。当選回数が多ければいいというものでもなく、閣僚・要職経験の多さが暗黙の条件だし、人格も問われます」(自民党関係者)

細田議長がズルズル続けることになるのか
えっ、後任適格者がいない?(左上から時計回りに、麻生、甘利、衛藤、船田、額賀、二階の6衆院議員)/(C)日刊ゲンダイ

 現在、自民党で最ベテランは当選14回の麻生太郎氏(81)だが、首相経験者の議長就任は例がない。当選13回は甘利明氏(72)、衛藤征士郎氏(81)、船田元氏(68)、額賀福志郎氏(78)、二階俊博氏(83)がいるが、いずれも「帯に短し……」だ。

「甘利さんの“政治とカネ”疑惑に対する国民の批判は細田議長の比ではない。衛藤さんはすでに副議長をやったし、最初の当選は参議院です。船田さんは“元祖・政界失楽園”のイメージが強く、額賀さんも“つばめグリル不倫”を報じられた過去があって、セクハラ疑惑で辞める議長の後任としてはどうなのか……。二階さんが議長になれば、党を離れるので二階派が瓦解してしまう。人材難のせいで、細田議長がズルズル続けることになるかもしれません」(前出の関係者)

 26日夜は、細田氏が議長公邸に各党の代表者を招いて、夕食会が開かれた。前々から決まっていた日程だというが、セクハラ疑惑などを受けて、多くの野党が欠席。細田氏は、報道は事実無根だと主張し、「降って湧いた話で迷惑をおかけしている」と話したという。

 さすがの細田氏も、深夜の公邸には女性記者を呼びづらいだろう。早く辞任した方が、本人のためかもしれない。

7986チバQ:2022/05/27(金) 19:54:01
>>7985
村上誠一郎(当選11回)で良いのでは?
ちょっと軽量?

7987チバQ:2022/05/28(土) 18:03:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/59db8245092cf11dcf7902c1d09c914df6e17153
内閣支持率は高止まり…参院選「波乱はない」楽観論が漂う自民の不安要素
5/28(土) 9:50配信

西日本新聞
参院選2022

 6月22日公示が想定される参院選に向けて自民党は29日、全45選挙区での擁立作業を終える見通しだ。唯一、残っていた山形選挙区(改選数1)で元山形県議の大内理加氏(59)の擁立を正式決定し、来週中にも公認する。岸田文雄内閣の支持率が高位安定する一方、野党側の選挙共闘ははかどっておらず、自民幹部は公明党と合わせて「与党で参院全体の過半数確保」に自信を示す。 (河合仁志)


 自民の遠藤利明選対委員長は26日、東京都内の会合で「山形については特に心配いただいたが、ようやく45の選挙区全てに候補者を擁立できる」と報告し、表情を緩めた。

 自民山形県連の会長でもある遠藤氏。一時は、2022年度予算案の賛成をはじめ与党に急接近する国民民主党をおもんぱかり、国民の現職参院議員が3選を狙う山形では擁立を見送る構えも見せていた。結果として、国民との連携は不調に終わり、山形をてこに全国の野党共闘を瓦解(がかい)させるところまでは至らなかったものの、国民と野党第1党の立憲民主党の亀裂は深まっている。遠藤氏は、周囲に「百点満点ではないが、合格点だ」と誇ってみせた。

 今回の参院選は、選挙区75議席(改選74議席と、神奈川選挙区の欠員補充1議席)、比例代表50議席の計125議席を巡る戦いだ。このうち、自公両党で56議席を確保すると、非改選の与党69議席と合わせて参院全体の過半数に達する。永田町では、改選過半数の63議席を実質的な勝敗ラインとみる向きもある。

 共同通信の最新の世論調査では、岸田内閣の支持率は61・5%、自民の支持率も47・6%と高止まりしており、野党を大きく引き離す。関係者によると、自民が5月に実施した情勢調査でも、全国32の改選1人区で前回2019年の22勝を上回る予測が出てきているといい、「相当なことが起きない限り、波乱はない」(衆院ベテラン)との楽観論が党内を覆う。

 ただ、不安要因はゼロではない。

 今月発売の週刊文春は2週連続で、自民出身の細田博之衆院議長によるセクハラ疑惑を報道。細田氏は「事実無根」と主張して抗議しているが、野党側は細田氏に説明責任を果たすよう攻勢を強めている。細田氏の対応が世論に受け入れられなければ、参院選の逆風と化す可能性がある。

 さらに、過去2回の参院選で自公両党の本部が主導した相互推薦の取り組みも、今回は地方組織ごとに文書を取り交わすにとどまり、地域によって選挙協力の度合いに温度差があるという。激戦区では勝敗の行方に直結しかねず、自民の選対関係者は「ちょっとしたきっかけで情勢がガラッと変わる経験は何度もしてきた」と油断を戒める。

西日本新聞社

7988チバQ:2022/05/28(土) 18:04:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/b04556e5146302179082a8f1b42da5e0440883ce
岸防衛相が異例の「特別席」着席答弁…信憑性を増す重病説、それでもしがみつくお家事情
5/28(土) 14:03配信


日刊ゲンダイDIGITAL
重病説が囁かれている岸信夫防衛相(2020年撮影)/(C)日刊ゲンダイ

 いわゆる「専制主義国家」の暴走によって安全保障環境の悪化が叫ばれる中、その要を担う岸防衛相が異変をきたし、懸念の声が上がっている。国会答弁が異例の着席スタイルになったからだ。足の調子が良くないとの理由で昨夏あたりからつえをつき、今年2月上旬からは大臣会見を着席で行っていたが、よほど体調が悪いのか。激務にむしばまれているのか。


 ◇  ◇  ◇

 2022年度補正予算案が27日、衆院本会議で可決され、参院に送られた。衆院では27日まで2日間、岸田首相と全閣僚が出席して基本的質疑を実施。岸田首相が国会審議などを経ずにバイデン米大統領に敵基地攻撃能力の保有などの軍備増強を表明したことをめぐる質疑に岸は対応したのだが、閣僚席とは別の位置に設けられた専用の「答弁席」に陣取った岸防衛相はすべて着席したまま答弁した。

 その目に力はなく、首元は緩み、ネクタイはひん曲がったまま。事務方が用意したメモを読み上げるのもつっかえつっかえで、マスク越しとはいえ相当しんどそうだった。昨年9月、北朝鮮が極超音速ミサイルの発射実験を強行する中、岸防衛相は尿路感染症で倒れ、しばらく入院した。

チラつく実兄・安倍元首相の影
異例の「特別席」で着席答弁(C)日刊ゲンダイ

 与野党の筆頭理事によると、特別席の設置は答弁席までの移動が難しいとする「健康上の問題」が理由。首相や閣僚らは通常、自席から答弁席へ歩いて移動し、立ったまま質疑に応じる。

「このところの岸大臣は移動に電動車イスを使用し、歩行しなければならない際はつえを2本ついている。委員会で着席中はイスの袖をずっとつかんでいたりして、党内でもみな体調を心配しています。防衛委員会の審議は副大臣に任せっぱなし。単に足の調子が悪いだけには見えない。持病が悪化しているんじゃないか。本人は辞任する意向はなく、実兄の安倍元首相に遠慮しているのか、岸田総理も動くに動けないようです。ただ、参院選後の内閣改造で交代する可能性はある」(自民党ベテラン議員)

 ロシアが仕掛けたウクライナ戦争が長期化する一方、中国は海洋進出を強め、北朝鮮は核・ミサイル開発を再開している。政府・与党が安全保障環境の悪化を声高に叫んでいるだけに、防衛トップの不調はこの国にとってリスクだ。どんな健康問題を抱えているのか。公務への支障はないのか。岸事務所に尋ねたところ、防衛省からこう回答があった。

「岸大臣はかねてより脚に不具合があり、現在も治療中であることから歩行の際はつえをつき、負担を考慮し、着席したまま会見や答弁等を行っています。防衛大臣としての職務に問題はありません」

 やむにやまれぬ手前勝手なお家事情も聞こえてくる。

「次期衆院選から衆院小選挙区の定数が『10増10減』となり、岸大臣と安倍元首相のお膝元の山口県は定数4から3に1減します。大臣は秘書官を務める長男を後継者としていますが、区割り変更直後の選挙は何かと不安。次回は自分が立ち、岸家と安倍家で2議席を安定確保した上で、後を任せたいと考えているようです」(清和会関係者)

 この国の行く末よりも、家門を案じているのか。

7989チバQ:2022/05/28(土) 18:06:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/e224fd876e392956a67bbf2a6d8c50a460c6ee1f
麻生氏、菅氏と再接近の週2会食 党内力学に変化も
5/27(金) 22:53配信

産経新聞
自民党の麻生太郎副総裁(松井英幸撮影)

自民党の麻生太郎副総裁と菅義偉前首相が27日夜、東京都内の麻生氏の自宅で会食した。両氏は4日前の23日にも食事をともにしたばかりだ。菅政権末期から両者の間に溝があるとの見方が強かっただけに、急接近を印象付けた。両氏は党内最大勢力の安倍派(清和政策研究会)を率いる安倍晋三元首相とも良好な関係にあり、党内力学が変化する可能性もある。

関係者によると、27日の会合は昨年10月に退陣した菅氏を慰労するために開かれ、麻生氏の妻、千賀子さんと菅氏の妻、真理子さんも同席した。夫人同士は以前から親交があるという。麻生、菅両氏は23日には都内の日本料理店で経済界関係者を交えて会食しており、1週間で2回も会食したことになる。

第2次安倍政権以降、麻生、菅両氏はそれぞれ副総理兼財務相と官房長官として憲政史上最長政権の要として並び立ったが、現政権での立場は大きく異なる。

麻生氏は副総裁として政権中枢にある一方、菅氏は昨年の党総裁選で河野太郎広報本部長を支持したことから「非主流派」に位置付けられている。両氏が定期的に会食する機会も減少。今年2月に麻生派から4人が離脱し、菅氏を囲む勉強会に加わる動きを見せたことで、両者の関係は冷え込んだとみられていた。

だが、最近になって菅氏が周囲に「自分が1年間首相を務められたのは麻生氏が立ててくれたおかげだ」と語り、側近議員を経由して麻生氏の耳に入った。麻生氏側が警戒した勉強会開催について、菅氏が党内の混乱を避けるために参院選後と明言したことも、雪解けにつながったようだ。

麻生派(志公会)の中堅議員は「安倍政権では安倍、麻生、菅の3氏のトライアングルでしっかりとした外交を展開してきた。台湾有事への備えなど、国難ともいえる時期にこの関係が復活する意義は大きい」と語る。

一方で党関係者は「菅氏が秋波を送ったのは、いつまでも非主流派ではいられないという思いからではないか」と読み解いた。首相や茂木敏充幹事長と良好な関係にある麻生氏にとっても、菅氏との和解は党内での影響力拡大につながる。

ただ、岸田政権を「ど真ん中で支える」という麻生氏と、「将来的に河野氏を首相にしたい」という菅氏のスタンスには違いがある。参院選の結果次第では、党運営などをめぐり両者の齟齬(そご)が再び露見することもありそうだ。(大島悠亮、今仲信博)

7990チバQ:2022/05/28(土) 20:54:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/299ffb29d3530278841545532ace85b35d763614
安倍派vs岸田派のバトル…自民党「第1派閥」をめぐる争いが過熱している!
5/21(土) 7:02配信
現代ビジネス
派閥のパーティーに表れた“違い”
写真提供: 現代ビジネス

 「昨年はG20で参加できなかったが、2年前、3年前はこれだけの活気がなかった。これも岸田さんが総理になったから。大きく成長したから。昨年、総理になると思った? そういう雰囲気はなかったでしょ」


 自民党の麻生太郎副総裁の軽妙な挨拶が会場を沸かせたのは、5月18日に東京プリンスホテルで開かれた岸田派(宏池会)のパーティーでのことだった。その前日には自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)が、同じ会場で開催したばかり。しかしその雰囲気は、かなり異なっていたと言ってよい。

 挨拶のために壇上にあがった茂木敏充幹事長が「まるで党大会ですね」と感嘆したのが、5月17日の安倍派のパーティーだ。コロナ禍という時節柄、感染症対策のために立食形式は避けて、ひとつひとつ離した椅子に着席するスタイル。通常使用される2階の大宴会場の他、3階の宴会場など合計11の会場が使われたという。

 これに参加したのは、安倍晋三元首相が会長として派閥に復帰した昨年12月のパーティーを上回る2800名で、森喜朗元首相も飛び入りで壇上にあがり、「(清和研は)俺が作ったんだ」とアピール。しかし「(派閥が)大きくなるのはいいが、分裂の危険も出てくる」とけん制することも忘れなかった。

 その警告の相手こそ、安倍元首相に相違ない。総理総裁を辞任して派閥に戻る際、安倍元首相は昨年の総裁選に出馬した高市早苗政調会長を伴おうとしたが、2011年に町村派(当時の清和研)を離脱した高市氏の再加入に多数のメンバーが反対したために叶わなかった。また今年になって二階派(志帥会)を離脱した片山さつき参議院議員の入会についても、派閥内で反対が多いために実現していない。

 にもかかわらず、安倍元首相がいっそうの派閥の拡大を狙うのは、大宏池会結成をけん制するためだろう。岸田派と麻生派(志公会)と谷垣グループを合計すれば100名を超え、安倍派(一時的に派閥を離脱している細田博之衆議院議長を除けば94名)を抜いて党内第1派閥となる。

 故・田中角栄元首相は「第一党の第1派閥を牛耳ること」を権力の源泉とし、ロッキード事件で失脚した後も「田中軍団」を率いて「闇将軍」として君臨したが、安倍元首相はそれを踏襲しようとしているのかもしれない。「数こそ力」は今も変わらない原則だ。

 一方でメンバー45名の第4派閥ゆえに求心力を高めなければならない岸田派は、岸田文雄首相が総理総裁に就任した後も派閥に残留。そのためパーティーでは主催者の挨拶は根本匠会長代行が行い、岸田首相は来賓として挨拶した。なおパーティーの参加者を安倍派より50名多い2850名と発表されたが、受付での混雑ぶりや会場の後方に並んだ取材陣の数では、安倍派のパーティーに及んでいない。

7991チバQ:2022/05/28(土) 20:55:00
差別化を図りたい岸田首相
写真提供: 現代ビジネス

 だが意外なしぶとさを見せるのが岸田政権だ。何より政権発足以来、内閣支持率が大きく下落することなく、また不支持率も大きく上昇することなく、安定しているからだ。

 原因はコロナ禍が落ち着きを見せていること、そしてウクライナ問題への迅速な対応だろう。日本テレビと讀賣新聞による5月の世論調査では、政府のコロナ対策に対して62%が評価し、ロシアによるウクライナ侵攻に対する岸田政権の対応を62%が「適切だと思う」と回答。ロシア産石油輸入の段階的禁止についても、75%が評価している。

 そうした中で岸田首相は、虎視眈々とアベノミクスをも塗り替えようとしているようだ。5月5日にはロンドンのシティで講演し、「岸田に投資を」と呼びかけた。岸田首相が主張してきた「新しい資本主義」の分配重視の政策に成長拡大路線を加えて「資産倍増プラン」を提唱したわけだ。

 もっともこれを2013年9月に安倍元首相がNY証券取引所で「アベノミクスは買いだ」と述べたことと重ねて「アベノミクスの焼き直し」と見る向きもあるが、アベノミクスで要(かなめ)とされたのは、高所得者がさらに富めばその経済効果が低所得者にも及ぶとする「トリクルダウン理論」。しかしその経済効果は実際に低所得者に及ばなかったし、岸田首相の口からもその言葉は出てきていない。

 安全保障政策においても、アメリカとの核共有を主張する安倍元首相に対して、被爆地・広島を選挙区とする岸田首相はこれを否定した。だが6月末にスペイン・マドリードで開かれるNATO首脳会議に、岸田首相は日本の首脳として初めて参加する予定だ。

 すでに4月にはベルギーで開かれたNATOとパートナー国との会議に林芳正外務大臣が日本の外務大臣として初めて参加したが、同じく参加したウクライナのクレバ外務大臣に対して「ロシアから平和条約交渉中断が伝えられたが、日本はひるまない」と伝えるなど、2014年のクリミア危機の際には北方領土問題があるためにロシアへの制裁をなるべく抑えた安倍元首相とは対照的に、岸田政権はウクライナ問題に積極的な姿勢を見せている。

 「安倍政権」という過去の遺物に決別しようとする一方で、新たな問題も迫りくる。コロナ禍で世界経済は変化を迫られ、ウクライナ問題のために資源の供給ルートも変容を余儀なくされている。加えて急激な円安は日本の国力を奪い、深刻な食糧難や電力不足が発生する危険性も否定できない。多難な日本を岸田首相はどう導くのか。

 「私は宏池会から30年ぶりに誕生した首相だ」

 17日のパーティーでも18日のパーティーでも、岸田首相はそのように強調した。言葉では表さなかったが、「我こそ保守本流」の意識が窺える。岸田派が公表したパーティーの参加者数が安倍派より50人多かったのも、そうした自負に相違ない。果たして岸田首相は安倍元首相を超えられるのか。

安積 明子(政治ジャーナリスト)

7992チバQ:2022/05/30(月) 10:53:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/03ca5b6d8e2e05e99d8b28303dbc096fdb2dfe81
広島サミット、4月に決断 ウクライナ侵攻きっかけに岸田首相 開催地選定の舞台裏
5/29(日) 7:19配信

時事通信
共同記者会見を行うバイデン米大統領(左)と岸田文雄首相=23日、東京・元赤坂の迎賓館[代表撮影]

 岸田文雄首相が来年の先進7カ国首脳会議(G7サミット)を被爆地・広島で開くと表明した。

 歴史的とも言える広島サミット決定の舞台裏を探ると、首相が決断したのは大型連休の目前。そこからG7への根回しを始め、最後はバイデン米大統領から直接「ゴーサイン」を得て公表に至った。

 「広島ほど平和へのコミットメント(誓約)を示すのにふさわしい場所はない」。首相は23日のバイデン氏との共同記者会見で広島開催を発表した。

 開催地に名乗りを上げていたのは名古屋、広島、福岡3市。広島選出で「核なき世界」をライフワークとする首相だが、周辺によると、当初は広島開催に前のめりではなかった。外相時代の2016年に広島で開いたG7外相会合の経験から、核保有国の説得は容易でないと実感したためだ。

 首相が広島開催に傾いたのはロシアがウクライナに侵攻した2月下旬以降。戦況がこう着状況に陥り、ロシアが核兵器を使用するとの懸念が強まる中、3月下旬にエマニュエル駐日米大使と広島市の平和記念公園を視察。この後、首相は記者団に「政治リーダーに被爆の実相に触れ、世界に発信してもらう努力が大事だ」と思いを語った。

 外務省は4月中旬ごろ、3市の会議場・ホテルの収容人数、空港からの距離、警備のしやすさなどを審査して点数化し、首相官邸に報告。一般的な項目は「横一線だった」(首相周辺)とされるが、国際社会に向けたメッセージ性の項目では広島が抜きんでていた。

 こうした報告にも背中を押され、首相は4月下旬からの大型連休目前に広島開催に「内々定」を出し、他のG7各国との調整入りを指示した。

 不安の種はなお核保有国の米英仏から理解を得られるかどうかだった。関係者によれば、米英仏からは心配されたほど強い異論はなく、事務レベルの根回しは1カ月ほどで完了した。政府高官は「16年のオバマ大統領の広島訪問で政治的なハードルが下がった。心配は杞憂(きゆう)だった」。

 各国から了解を得れば、残るは発表の時期のみ。16年の伊勢志摩サミットを安倍晋三首相(当時)が発表したのは前年のサミットに向かう政府専用機に搭乗する直前だったが、首相は国際社会への効果的な発信を考慮。日米首脳会談の数日前、会談でバイデン氏の了解を得られれば、直後の共同会見で発表する意向を周辺に伝えた。

 会談当日、首相が広島開催への思いを語ると、バイデン氏は「賛同する」と明言。首相は会談を終えると、公明党の山口那津男代表らに電話で報告した。共同会見で広島開催の発表を聞いたバイデン氏は「首相の故郷、広島でのG7サミット開催の発表を歓迎する」と語った。

7993チバQ:2022/05/31(火) 17:46:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/b390d4ef2040da6b9fae8da3c4c6a7b17ac1ed1e
党員獲得1位は青山繁晴氏 自民、ベスト10発表
5/31(火) 12:12配信
共同通信
青山繁晴参院議員

 自民党は31日、2021年の党員獲得数が多かった国会議員上位10人を発表した。1位は青山繁晴参院議員(比例)、2位は3月まで五輪相だった堀内詔子衆院議員(山梨2区)、3位は森山裕総務会長代行(鹿児島4区)だった。青山氏は20年の10位から急浮上し、堀内、森山両氏は同じ順位を維持した。

 21年末時点の党員数は112万2664人。自民は120万人獲得を目標に掲げている。

 4位は20年に1位だった二階俊博元幹事長(和歌山3区)、5位以下は茂木敏充幹事長(栃木5区)、高市早苗政調会長(奈良2区)、鷲尾英一郎衆院議員(比例北陸信越)の順だった。

7994チバQ:2022/05/31(火) 18:20:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/c48faf1ac64a7ba1bec93b8f10f46242dd447710
自民、党員獲得トップ10発表 1位は青山繁晴氏 21年国会議員
5/31(火) 17:47配信

毎日新聞
自民党本部=東京都千代田区で

 自民党は31日、2021年に獲得した党員数が多かった国会議員の上位10人を発表した。1位は青山繁晴氏(無派閥)。2位は堀内詔子前五輪担当相(岸田派)、3位は森山裕総務会長代行(森山派)だった。

 夏の参院選に比例代表で立候補する予定の青山氏は20年の10位から躍進。堀内、森山両氏はそれぞれ前年の順位を維持した。4位以下は、4位二階俊博元幹事長(二階派)▽5位茂木敏充幹事長(茂木派)▽6位高市早苗政調会長(無派閥)▽7位鷲尾英一郎氏(二階派)▽8位武田良太前総務相(二階派)▽9位寺田稔首相補佐官(岸田派)▽10位城内実元副外相(無派閥)――と続いた。上位10人のうち、派閥別では二階派が3人と最多で、次いで岸田派の2人。党は個別議員の獲得党員数は公表していない。

 自民党員数は21年末時点で112万2664人。小渕優子組織運動本部長は30日の党役員会で「総力を結集して120万党員を目指していく」と述べた。関係者によると、党は衆参の所属議員に対し「年間1000人」の獲得ノルマを課している。【花澤葵】

7995チバQ:2022/05/31(火) 19:28:41
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-861702.html
車いすを使用する「岸信夫防衛相」の本当の病状とは?
2022/05/31 06:01デイリー新潮

車いすを使用する「岸信夫防衛相」の本当の病状とは?

実兄の安倍元首相とは4歳下の岸防衛相

(デイリー新潮)

“撮らないで”という要望
 5月26日の衆院予算委員会で、岸信夫防衛相のために専用の答弁席が設けられた。通常、答弁を求められる閣僚は、自席から発言を求めて答弁席まで歩いていくものなのだが、「岸氏の健康状態に配慮」した異例の対応だという。実際の病状とは?

 ***

 岸氏は委員会における答弁の冒頭、「お認めいただき、委員長、理事に感謝申し上げる」と述べた。

「岸さんは足の状態が悪く、当初は1本だった杖が2本になり、最近は移動のためなどに車椅子を使っていました」

 と政治部デスク。

「単なる閣僚ではなく防衛相という立場から、病気に関する情報は普通以上にネガティブに捉えられがちです。これまで『弱っている部分は見せられない。だから、車椅子での移動シーンも撮らないでほしい』という本人サイドからの要望を、メディア側も受け入れてきました。しかし、『国会での対応が求められた際にどうするんだろう、さすがに隠しきれないよね』との声も上がっていたのです」(同)

 その問題はひとまず、専用の答弁席を用意するということで落ち着いたことになる。

表向きはケガをしたという風に説明
 その一方で、このデスクはこんな見方を口にする。

「岸さんはいま63歳。そのわりには、実兄である安倍晋三元首相(67歳)と比べても、かなり歳を重ねているような印象を受けますね。もちろん、ウクライナ侵攻や北朝鮮のミサイル発射など、担当する分野で連日のように問題が発生し、いずれもそう簡単に解決できない状況ですから、心労が重なっていたとしても不思議ではない。それにしても、足の問題でかなりのストレスを抱えているのではないか、と指摘する人は少なくありません」

 実際、病状はどうなのだろうか?

「表向きはケガをしたという風に説明しているのですが、かなり長引いているだけに、それだけではなさそうです。具体的には、股関節周辺の病気だと聞いています」(同)

 父の安倍晋太郎氏(1924〜1991)は首相まであと一歩のところで膵がんでその道を断たれ、兄の晋三元首相も潰瘍性大腸炎で1度ならず2度までも首相の座を離れることになった。病気が人の人生を翻弄するのは何も安倍家だけに限ったことではないとはいえ、彼らファミリーと病気との因縁を感じさせるエピソードではある。

首相は手腕を評価
 さて、岸防衛相の今後はどうなるのか?

「任命権者の岸田文雄首相の意向次第ですが、首相は岸さんの手腕を評価しています。何か具体的に手柄や功績があるというわけではないのですが、戦争が起こってミサイルが飛び交い……という状況の中、失言や舌禍なく安定してこなしているという捉え方でしょう。だから可能なら、大臣を続けてほしいと思ってはいるようです」(前出のデスク)

 ただ、それを許さない状況もあるという。

「首相が打ち出した防衛費の増額の件もあり、防衛相はさらに注目される立場となります。その分、今の体調はリスクと見なされるでしょうから、7月の参院選後に交代する方向で検討しているようです」(同)

 となると、将来の首相候補でもある岸氏にとって、休息のひと時となるのだろうか。

デイリー新潮編集部

7996チバQ:2022/05/31(火) 19:30:39
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20220531-567-OYT1T50053.html

ニュース 政治 感染症対策の司令塔、「健康危機管理庁」創設へ…厚労省と内閣官房の部署統合も検討
感染症対策の司令塔、「健康危機管理庁」創設へ…厚労省と内閣官房の部署統合も検討
2022/05/31 05:00読売新聞

感染症対策の司令塔、「健康危機管理庁」創設へ…厚労省と内閣官房の部署統合も検討

東京・霞が関(読売ヘリから) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 政府が6月に発表する感染症対策の抜本的強化策に、関係省庁の司令塔となる「健康危機管理庁(仮称)」創設を盛り込む方向で検討していることがわかった。新型コロナウイルス禍の経験を踏まえ、新たな感染症への対応を一元化する狙いがある。

 複数の政府関係者が明らかにした。設置のための法案は来年の通常国会への提出を目指す。

 新設する管理庁には、内閣官房の「新型コロナ感染症対策推進室」と厚生労働省の「対策推進本部」などを統合する方針だ。現在の新型コロナ対応で、推進室は緊急事態宣言の発令や政府の基本的対処方針の策定などを担っている。厚労省の推進本部は具体的な感染防止策や医療提供体制などを扱う。

 両組織は業務が重なる部分が多く、「迅速なコロナ対応の妨げとなっている」(政府関係者)との声が出ていた。内閣官房と厚労省の調整不足がコロナ対応の遅れにつながったとの批判もある。その他の関連部署の統合も検討しており、管理庁を内閣府などの外局とするか、独立した庁とするかどうかなどの詳細は今後さらに詰める。

 健康危機管理庁の設置は、岸田首相が昨年9月の自民党総裁選で公約に掲げた肝いりの政策だ。首相は政府のコロナ対応を検証後、6月までに体制強化策を決めるとしていた。政府対応の検証に関する有識者会議は6月に提言をまとめる予定で、提言には組織の見直しが盛り込まれる見通しだ。

7997チバQ:2022/06/01(水) 07:21:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/6605557e5468144c7d208c3be9c4d6b43b5d1c72
PB黒字化明記なし 自民、健全化派、積極派の双方に配慮
5/31(火) 23:04配信
産経新聞
政府が31日に公表した経済財政運営の指針「骨太の方針」の原案には国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の黒字化の目標年限を明記しなかった。夏の参院選を控え、財政をめぐる自民党内の対立を回避する狙いがある。岸田文雄首相(党総裁)はもともと財政規律を重視する考えだが、党の結束を優先した結果、前年の骨太に盛り込まれていた2025(令和7)年度のPB黒字化目標の明記は見送られた形だ。

100万人に能力開発 骨太方針と新資本主義原案

「財務省の代弁者の方々がやっている」

自民の財政政策検討本部の本部長を務める西田昌司政調会長代理は5月30日、党本部で首相に提言を報告した後、財政健全化推進本部(本部長・額賀福志郎元財務相)が招く有識者らをこう断じ、財政規律派を牽制した。

自民内の財政議論をめぐっては、昨年12月、首相直轄で麻生太郎副総裁が最高顧問を務める推進本部と、高市早苗政調会長の直轄機関で安倍晋三元首相が最高顧問の検討本部がそれぞれ発足した。財政健全化を目指す推進本部と積極財政を掲げる検討本部の主張が対立した上、両本部のトップに党重鎮である安倍氏と麻生氏が就いたことで、党内勢力を二分しかねない異例の展開となっていた。

最大の焦点がPB黒字化目標年限だった。検討本部は提言に「カレンダーベースでの目標設定が柔軟な政策対応を妨げることはあってはならない」と明記した。さらに、推進本部が5月19日の会合で、25年度の黒字化目標の堅持を求める提言案を示すと、検討本部の議員らが「提言の表現が官僚的だ」などと訴え、提言案の修正を要求。「失礼だ」と怒号が飛び、一触即発の雰囲気になった。

結局、推進本部の提言は「健全化の『旗』を降ろさず、これまでの目標に取り組む」と明記すると同時に「内外の経済情勢などを常に注視しつつ、状況に応じて必要な検証を行う」との表現で決着した。骨太の文言も両本部の主張を反映した内容となった。

参院選を前に財政をめぐる対立は封印された形だが、選挙結果や今後の景気動向次第で両派の対立が再燃する可能性がある。(大島悠亮)

7998チバQ:2022/06/01(水) 16:34:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/08abc406ddefbe32f47c0edd9f660479a6022036
林外相がコロナ感染 予算委欠席、閣僚3人目
6/1(水) 14:58配信

 林氏は31日、2022年度補正予算を審議した参院予算委員会に出席。その後の参院本会議場で岸田文雄首相と短時間接触している。

 閣僚の感染確認は野田聖子少子化担当相、古川禎久法相に続いて3人目。外務省内には濃厚接触者はいないという。

7999チバQ:2022/06/02(木) 08:48:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ac19327e164d2f98fa8583c2f7e1c0bf283f0cf
自民、派閥領袖級の夜会合が花盛り 腹の探り合い?
6/1(水) 19:42配信
産経新聞
夏の参院選を前に、自民党の派閥領袖らによる夜の会食が増えてきた。岸田文雄首相は新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き始めた春先から積極的に有力議員と会食を重ね、党内融和に奔走している。「政治は夜に動く」。コロナ禍で下火となっていた永田町の日々が戻ってきたようだ。(大島悠亮)


「派閥・グループ化に踏み切れば、すぐに人が集まるよね」。5月31日夜、東京都内のフランス料理店。自民党の安倍晋三元首相は菅義偉前首相にこう水を向けた。

政界では菅氏を囲む政策勉強会の発足に注目が集まっている。だが、菅氏は「私は派閥の弊害を批判してきましたから」と答え、慎重姿勢を崩さなかった。安倍氏は1日には都内のホテルで二階俊博元幹事長と夕食をともにした。

ここ2、3年はコロナの影響で政治家同士の会食は減っていたが、3月以降、再び活発になってきている。中堅議員は「今までできなかった分、一斉に動き出した」と話す。

会食には、目前に控える夏の参院選の勝利に向けて党内の連携を強化する狙いもある。首相は政権を支える安倍氏や麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と定期的に会食している。「非主流派」とされる二階氏や森山裕前国対委員長とも宴席を囲んだ。参院選の選挙区は原則都道府県単位での争いになるため、派閥の垣根を越えた協力が衆院選以上に重要になる。首相自ら結束固めに汗をかいている格好だ。

過去には政治家同士の会食が政治の転換点になることもあった。「料亭政治」と揶揄されたこともある。田中角栄元首相が率いた自民党田中派のうち、竹下登、小沢一郎、梶山静六各氏ら有力議員が料亭などで会食を繰り返し、派中派である政策勉強会「創政会」の立ち上げにつながった。田中氏の求心力は低下し、竹下氏は創政会をもとに「経世会」として独立。その後、首相の座をつかんだ。

最近では、安倍政権下で菅氏と二階氏は定期的に会食を重ねて関係を深めた。安倍氏が令和2年8月に首相退陣を表明後、二階氏はいち早く菅氏支持を打ち出し、菅政権誕生の流れを作った。

岸田政権は高い内閣支持率を維持しているが、参院選の結果やその後の政権運営次第では政局となる可能性も残る。自民関係者は「領袖らは情報交換や腹の探り合いをしながら、どう動くかを考えているのだろう」と指摘した。

8000チバQ:2022/06/02(木) 21:53:07
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20220530-OYT1T50246/
3元首相「夏以降」へ動く…ポスト争奪見据え
2022/05/31 05:00
参院選・自民
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安倍氏…財政出動 提言主導
麻生氏…党安定 会食重ねる
菅氏…全国行脚 健在示す
 自民党の首相経験者3人が動きを活発化させている。最大派閥を率いる安倍元首相は政策面で政府への注文を重ね、麻生副総裁は党内有力者との会食を通じて党内の安定化に余念がない。菅前首相は、全国行脚で健在ぶりをアピールする。3氏とも夏の参院選後の人事などを見据え、党内で存在感を高める狙いがありそうだ。

谷垣・自民党元総裁、参院選の勝利呼びかけ…「首相が頑張れる根拠を作っていく」

 安倍氏が最高顧問を務める党財政政策検討本部の西田昌司本部長は30日、党本部で岸田首相と面会し、積極的な財政出動を求める提言を提出した。同本部は、安倍氏の政策的な足場の一つだ。

 安倍氏は29日の富山市での講演で「生活や経済を支えるため、財政を出す余裕は十分にある」と説くなど、積極財政を唱える発言を繰り返している。防衛費の増額を巡っても予算額や財源に関する発信を強める。

 3氏の中で麻生氏は唯一、執行部の一員として首相を内側から支える立場だ。19日夜は安倍氏、茂木幹事長とうなぎ料理に舌鼓を打ちながら、参院選の情勢などについて意見交換した。

 23日には、首相と一定の距離を置く菅氏と食事をともにし、4日後にも菅氏を私邸に招いた。両氏の夫人同席で食事を楽しみ、選挙での苦労話などで盛り上がったという。

 麻生氏は、26日の麻生派会合で「選挙前に(党内が)割れるなどの話は、選挙に良い結果を残したことは一回もない」と述べ、党の安定に腐心している様子をうかがわせた。

 菅氏は、参院選の立候補予定者の応援などで全国各地に足を運んでいる。29日の岡山県に続き、30日には福岡市で開かれた武田良太衆院議員の政治資金パーティーに駆けつけた。武田氏は二階派だが、菅内閣で総務相を務めた。

 あいさつに立った菅氏は、官房長官時代に自身が打ち出した携帯電話料金の引き下げに触れ、「3年かかって取り組んできたことを一気に武田大臣にやってもらった」と語った。参院選までは毎週末、地方を行脚する。

 3氏の精力的な活動について、党内では「参院選後をにらんだものだ」(ベテラン)との見方が大勢だ。首相は参院選に勝利すれば、内閣改造と党役員人事に踏み切る見通しで、今後、党内でポストの争奪戦が激化するのは避けられない。

 安倍、麻生両氏はそれぞれ派閥を率い、無派閥の菅氏も党内に自身に近い議員が参加する二つのグループがある。党の要職や重要閣僚をどの派閥・グループが獲得するかやポスト数などは、3氏のその後の影響力に直結するだけに「今後の動きはますます活発になるだろう」との見方が出ている。

8001チバQ:2022/06/02(木) 21:55:17
https://www.yomiuri.co.jp/local/gifu/news/20220516-OYTNT50192/
自民現職に新人挑む構図 参院選挙区
2022/05/17 05:00
参院選・岐阜
 

参院選 岐阜選挙区の立候補予定者[参議院選挙2022]
与野党戦略見直す動き

 「6月22日公示、7月10日投開票」が有力視される参院選の投開票日まで残り2か月を切った。岐阜選挙区(改選定数1)では現時点で、3選を目指す自民党現職と、国民民主党、共産党の新人2人が記者会見を開いて立候補を表明している。立憲民主党県連幹部の不祥事など、与野党ともに「想定外」の事態があり、選挙戦略を見直す動きも出始めている。

   ■2期の実績強調 自民・渡辺氏

 自民現職で国土交通副大臣の渡辺猛之氏(54)(公明党推薦)は、昨年7月に早くも公認候補予定者に決定し、今年2月末から週末に県内各地で国政報告会を開いてきた。

 名鉄名古屋本線の名鉄岐阜―岐南間の高架化着手や、大雨で橋脚が傾いた各務原市の川島大橋の復旧など、インフラ整備の実績を強調し、保守票を固める狙いだ。

 同党県連の村下貴夫幹事長は「衆院選勝利の勢いのまま、参院選を迎えたい」と意気込み、前回の得票率55%を目標に掲げる。

 一方で、北海道・知床半島沖で発生した観光船の沈没事故の対応のため、予定していた地元での会合を取りやめざるを得ない事態にも見舞われた。陣営側は「息をつく暇もないが、地元に戻る時間は何とか捻出したい」と前を向く。

   ■無党派層に重点 国民・丹野氏

 国民新人で元CBC(中部日本放送)アナウンサー丹野みどり氏(48)は、3月に公認を受けた。無党派層への浸透を図るため、平日の通勤時間帯にJR岐阜駅前などで街頭活動を重ねる。名前にちなんだグリーンをイメージカラーに、爽やかさをアピール。高い知名度から握手や写真撮影を求められる場面も目立ち、党県連代表の伊藤正博県議は「県民からの反応はかなりいい」と手応えを語る。

 懸念材料は、元衆院・参院議員で前立憲民主党県連常任顧問の山下八洲夫容疑者が、特急券を詐取したとして詐欺容疑などで逮捕された事件の影響だ。丹野氏の印象悪化を懸念する声も強く、立民は、調整していた県連支持などの組織的支援を断念、総合選対本部への参加も見送らざるを得なくなった。

 陣営幹部は「事件の影響を最小限に抑えなければ勝負できない。(組織的な支援を見送った)立民の判断は妥当だが、地方議員個人の協力は必須だ」と語気を強める。

   ■政権批判票狙う 共産・三尾氏

 共産新人で党西濃地区常任委員の三尾圭司氏(45)は昨年の衆院選で岐阜2区(大垣市など)から出馬しており、国政選は2回目の挑戦となる。ウクレレを片手に県内を回り、学生バンドでボーカルだった経験を生かし、党の政策を曲に乗せて訴える。

 共産は昨年の衆院選で、一部選挙区で候補者を調整。2016年と19年の参院選でも、野党候補の一本化のため、予定していた候補者を取り下げたが、今回は国会で国民民主が今年度当初予算案に賛成したことから、共闘を見送った。

 共産党県委員会の松岡清委員長は「国民民主はもはや野党ではない。しっかりとした政権批判ができるのは、三尾氏だけだ」と語る。

          ◇

 岐阜選挙区ではこのほか、諸派の新人も出馬の準備を進めている。

8002チバQ:2022/06/02(木) 22:00:52
https://kahoku.news/articles/20220526khn000036.html
参院選秋田 現職石井氏、村岡氏を警戒 保守票食い合い恐れる
2022年5月27日 6:00

 6月22日公示、7月10日投開票が見込まれる参院選の秋田選挙区(改選数1)で、3選を期す現職石井浩郎氏(57)を擁立する自民党が、無所属新人の元衆院議員村岡敏英氏(61)への警戒を強めている。村岡氏は野党議員だったが、元自民衆院議員で官房長官を務めた故兼造氏を父に持ち、保守層に一定の支持がある。石井氏は2016年の参院選では東北で唯一、自民の議席を守った。陣営は「議席死守は至上命令」と組織固めを急ぐ。


政治パーティーで参院選への決意を語る石井氏=4月17日、秋田市

街頭で支持を呼びかける村岡氏=24日、秋田市
「厳しい、難しい戦い」危機感を吐露
 「本当に厳しい、難しい戦いだと思う」。4月23日、秋田市であった事務所開きで、石井氏はかつてない危機感を吐露した。

 石井氏が過去2回臨んだ10、16年はそれぞれ旧民主党、旧民進党の候補と事実上の一騎打ちとなり、いずれも大差で退けた。

 今回は一転、村岡氏の参戦で構図は混戦の模様だ。

 立憲民主党は無所属新人のNPO法人代表理事佐々百合子氏(46)、国民民主党は村岡氏をそれぞれ推薦。共産党は新人の県常任委員藤本友里氏(43)を立てる。

 野党分裂の様相も見せるが、自民県連幹部の一人は「野党統一候補との一騎打ちならば戦いやすかった。保守色の強い村岡氏の存在が目の上のたんこぶだ」と警戒。別の幹部も「(村岡氏が)石井氏と票を食い合う」とみる。

 村岡氏は県南の衆院秋田3区で過去5回、無所属や野党の候補として戦った。選挙区勝利はかなわなかったが、12、14年は比例復活を果たしている。

 故兼造氏から引き継ぎ、「村岡家の地盤」と言われる地元・由利本荘市では圧倒的強さを見せてきた。

 さらに昨年4月、知事選に初挑戦。4選された現職佐竹敬久氏(74)に敗れたが、約4万票差に迫る約19万票を獲得した。

 自民県連幹部は「もともとの強固な地盤に加え、知事選で無党派層にも支持が広がったのではないか」と懸念を深める。

村岡氏、知事選出馬で「県北部でも浸透」 現職批判強める
 「野球、勝負に対する恐れは常に持っていた。これだけ練習すれば結果が出るというものではない」

 今月22日、秋田市での総決起大会で、石井氏はプロ野球選手時代の信念を披露し、「選挙も一緒。相手が何人出ようと自分との戦いだ」と自らに言い聞かせるように語った。

 党本部からは茂木敏充幹事長、県出身の菅義偉前首相が応援に入り、てこ入れに懸命。村岡氏と衆院選で5度対戦した御法川信英県連会長(秋田3区)は「候補者が多いときこそ党がしっかりと固まらないと駄目だ」と引き締める。

 対する村岡氏は1月の立候補表明以降、県内各地で街頭活動を重ねている。回数は230を超えた。「知事選のおかげか、(なじみの薄い)県北部でも浸透してきている」と言う。

 「地域を回って聞こえてくるのは、『参院議員って何やっているの? 選挙の時しか顔を出さない』の声だ。参院議員の在り方が今回の争点だ」。現職批判を強めている。

 両者の攻防を、旧民進、旧希望の党で村岡氏と同僚だった立民県連の寺田学幹事長(衆院比例東北)は「2人の政策に違いが見いだせない。与党同士で戦っているイメージだ」と冷ややかな目を向ける。

8003チバQ:2022/06/03(金) 11:22:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/2df8840965bd50e8b2cb57edd6ea1892f89a3204
岸信夫防衛相の「車いす」移動が、安倍元首相の後継候補に与える影響とは?
6/3(金) 6:01配信
デイリー新潮
実際の病状とは? 
防衛省内からも信頼が厚いとされる

 脚に不具合を抱える岸信夫防衛相(63)のために国会では専用の答弁席が設けられたことはすでに報じられた通りである。「岸氏の健康状態に配慮した」異例の対応だったわけだが、その病状が実兄・安倍晋三元首相(67)の後継候補選びに影響を与えているという。


「岸さんの脚の状態は徐々に悪くなっているようで、最初は杖に頼って歩いていたのが、杖が2本になり、最近は車いすでの移動を余儀なくされる場面が少なからずありました」

 と、政治部デスク。

「実際には、股関節周辺の病気だと聞いています。防衛相はただでさえ激務であるのに、ウクライナ侵攻や北朝鮮の度重なるミサイル発射が重なり、ひと息つく間もない状況だと思います。岸さんはTwitterに防衛相経験者らとの写真をアップする際(5月31日)には立ち上がった姿を見せ、健在ぶりをアピールしたいように見えましたが、日々の仕事をこなす中で養生もままならないことでしょう」(同)

 岸防衛相についてはクレバーな人物と評する向きは多く、防衛省側からの信頼も厚いという。任命権者である岸田文雄首相としても、実兄の安倍元首相に対して顔が立つので内閣にとどまってもらいたいとの思いがあるとされる。

岸防衛相の引退説
「とはいえ、ウクライナ侵攻も北朝鮮も一朝一夕に解決するものではなく、岸田首相は、岸さんの病状を見つつ交代のタイミングを探ってきました。7月の参院選を機に閣内にいる参院議員2人が引退する流れになっていて、彼らが閣内から去るのに合わせて内閣改造を行って、岸さんも交代する可能性が強まっています」(先のデスク)

 その一方で、岸防衛相の病状の悪化が、安倍元首相の後継候補問題に影響を及ぼしているという。

「子供がいない安倍元首相には後継問題が常につきまとってきました。最有力候補だったのが、岸防衛相の息子・信千代(のぶちよ)氏です。2020年10月にフジテレビを退社して現在は防衛相秘書官を務めています」

 と、政治部記者。

「すでに政治家修業の態勢に入っているわけですが、この信千代氏はかねて安倍元首相の後継候補として見立てられてきました。しかし、健康状態が芳しくないことから、岸防衛相は次期衆院選に出馬せず引退し、信千代氏が地盤を引き継ぐことが噂されています」(同)

 その場合、安倍元首相の後継問題は振り出しに戻ることになるわけだ。

解散はしばらくない
 この記者が続ける。

「次の衆院選が“明日にでもある”という状況なら岸防衛相も立つ用意があるようですが、7月の参院選での与党の勝利が予想される中、“解散はしばらくない”という見方が永田町では支配的です。ということで、岸防衛相は引退して静養に努める一方、信千代氏が打って出るとのプランが取り沙汰されているのです」

 もっとも、そうすんなりと行かないのが政界の常である。

「山口県内の4小選挙区はさしあたって、安倍・岸の両氏のほか、林芳正外相、高村正大氏(高村正彦元自民党副総裁の子息)と自民党が独占しており、かつ、次期衆院選では議席が1減って3となり区割りも変更される可能性が高まっています。つまり誰かが譲るか、さもなくばガチンコでぶつかって勝ち上がるしかない。その場合、年齢やキャリアといった“顔”の部分が大事になってくる。信千代氏はサラブレッドではあるけれど、政治家経験ゼロですから、その点でどうしても見劣りしてしまいますよね」(先のデスク)

 後継問題に加えて選挙区減の問題も絡み、岸防衛相の車いす移動は波紋を広げている。

デイリー新潮編集部

8004チバQ:2022/06/03(金) 11:25:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/404d9b95c96f63300651b3d9829dea1c215a5255
ポスト岸田にダークホース急浮上、「安倍・菅が共に担げる」唯一の人物とは
6/3(金) 6:01配信
ダイヤモンド・オンライン
衆議院本会議の場で話し込む安倍晋三元首相(左)と菅義偉前首相 Photo:JIJI

 本命不在といわれる「ポスト岸田」レースに思わぬダークホースが急浮上した。高水準の内閣支持率を維持する岸田文雄首相(自民党総裁)は今夏の参議院選挙での勝利をテコに長期政権への道を描く。この独走状態に「待った」をかけるのは、これまで総裁選挙の出馬経験もない岸田政権の閣僚の1人だ。現職宰相を震え上がらせ、自民党の権力バランスを変化させ得る人物とは――。(イトモス研究所所長 小倉健一)

● 岸田政権に追い風 発足後最高の支持率ラッシュ

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まった2月24日以降、内閣支持率が上昇基調にある岸田文雄首相。マスコミ各社の世論調査では軒並み政権発足後の最高値を記録した。

 ウクライナ侵攻を巡る日本政府の対応を「評価する」との回答は共同通信(5月21、22日実施)で71.2%、日本経済新聞(5月27〜29日実施)でも前月比7ポイント増の69%に上る。岸田首相は「数字が良い時ほど気を引き締めて全力を尽くしていく必要がある」と兜の緒を締める。ただ、参議院選挙を前にした好感度アップは喉から手が出るほど欲していたに違いない。

 それもそのはず、岸田首相が描く長期政権への道は参院選が「第一関門」となる。菅義偉前首相時代は大型選挙がなかったものの、国政選挙で連戦連勝を勝ち取った安倍晋三元首相と比べて見劣りする戦果となればまずい。たとえ野党に勝利しても自民党内から「岸田おろし」の芽が生じかねないと警戒しているのだ。

 岸田氏が現職宰相や党幹事長への批判を展開し、自民党内が「菅首相のままでは衆議院選挙を戦えない」と雪崩を打った約1年前の光景も浮かぶ。

 高い支持率のまま参院選に突入し、圧倒的な勝利で政権基盤を安定させたい――。この思惑は、自民党内で第4勢力にとどまる岸田派(45人)が、他の有力派閥と組まなければ党運営を円滑にできないことを意味する。

 実際、現在の党執行部は最大派閥・安倍派(94人)から福田達夫総務会長、第2派閥の茂木派(54人)から茂木敏充幹事長、第3派閥の麻生派(49人)から麻生太郎副総裁などと勢力バランスを重視している。昨年9月の党総裁選で善戦した高市早苗氏を政務調査会長に、河野太郎氏を広報本部長として取り込んだのは良いが、やはり求心力向上がなければ長期政権の夢は霧消するとの危機感は強い。

 だが、ここで岸田首相に「待った」をかける思わぬ伏兵が現れる。これまで総裁選の出馬経験もない岸田政権の閣僚の1人が、自民党内の権力バランスを揺るがしかねない状況になりつつあるというのだ。

8005チバQ:2022/06/03(金) 11:25:52

● ポスト岸田の最有力候補に 萩生田経産相がなり得る理由

 その伏兵として名前が挙がっている人物とは、岸田首相が経済産業相に起用した萩生田光一衆院議員である。

 「WHO?」と思う人がいるのは無理もない。これまで文部科学相や内閣官房副長官などを歴任してきたとはいえ、ラグビーを愛する一見強面の人物が宰相候補として取り上げられてきたことはそこまでなかったからだ。

 ただ、永田町やマスコミでは「安倍元首相の最側近」「親分肌」「剛腕」として有名で、萩生田氏の言葉は安倍氏の考えに重なると受け止められてきた。実際、就いた重要ポストの数々は安倍氏が首相再登板を果たした2012年以降に集中し、閣僚以外にも自民党幹事長代行などに抜擢されている。

 昨年10月の岸田内閣発足時には、安倍氏が幹事長や官房長官への萩生田氏起用を期待したとされるほどの師弟関係にある。

 安倍派には稲田朋美元防衛相や下村博文元文部科学相ら総裁選への出馬に意欲を示す議員は多いものの、安倍氏は彼らには首を縦に振らなかった。その安倍氏が熱心に育成してきたのが萩生田氏なのだ。

 安倍氏や森喜朗元首相から寵愛を受け、岸田首相から経産相に起用された萩生田氏。経済安全保障やエネルギー、貿易・産業政策など幅広い分野で急速に経験値を積んでいるのは間違いないが、なぜ「ポスト岸田」の最有力候補になり得るのか。

 声を潜めながら解説するのは、菅義偉前首相の側近だ。

 「萩生田氏は27歳で地元・東京都八王子市議に初当選し、都議を経て衆院議員になった『たたき上げ』だ。落選を経験した苦労人でもある。地味ながらも仕事をこなす姿や境遇には菅氏もシンパシーを感じている」と評価し、こう続ける。「菅氏が安倍元首相と話し合って、共に乗れる『ポスト岸田』候補は萩生田氏しかいないだろう」。

● 安倍・菅共闘となれば 「数の力」のインパクトは強大

 菅前首相は参院選後、脱炭素社会の実現や縦割り行政の打破などを目指す総勢80人規模の勉強会を立ち上げる。次の自民党総裁選で全員が菅氏と協調するわけではないとしても、90人を超える最大派閥・安倍派と「菅グループ」が共闘すれば、その時点で大方の流れは決まる。

 ちなみに、昨年の総裁選1回目の投票で、最も多く国会議員からの支持を獲得した岸田氏の議員票は146票だ。「安倍・菅連合」がもたらすインパクトが大きいことはお分かりいただけるはずだ。

 岸田氏は前回の総裁選において、国会議員と党員らによる1回目投票で、2位の河野氏を1票上回っただけだった。ところが河野氏と2人での決選投票では、安倍派などの支持を得た岸田氏が議員票で100以上も上積みして勝利をつかんでいる。岸田首相は、誰よりも「数は力」と知っているのだ。

 現在は「岸田・茂木・麻生」という主流3派で政権の地盤を固めてはいる。しかし、安倍氏と盟友関係にある麻生副総裁が路線修正を図ることがあれば、事態は急変する。岸田氏は総裁再選を実現できないばかりか、菅前首相のように出馬断念を余儀なくされる可能性もある。

 全国紙政治部記者が語る。

 「菅氏が安倍元首相と組めるのは萩生田氏だけ。それが実現すれば岸田氏の長期政権はないが、萩生田氏が立候補しなければ『ポスト岸田は岸田』となる。これからの熾烈な権力争いが注目だ。『その男、凶暴につき』ではないが、原発再稼働を所管する大臣であり、日本経済再生は萩生田氏の剛腕にかかっているといっても過言ではない」

 参院選で圧勝したとしても安心することができないのか。岸田首相の憂鬱は続きそうである。

小倉健一

8006チバQ:2022/06/03(金) 23:32:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/1293254f12ed2bb15a55d77713d08e6e9d0eae2b
岸田首相、一転低姿勢 「検討士」で逃げ切り? 野党には焦燥感も 参院予算委
6/3(金) 21:41配信
 岸田文雄首相は3日の参院予算委員会を、野党からの指摘に「物価高騰の把握のために街中のスーパーへ出向く」旨の答弁をするなど慎重な低姿勢で通した。

 首相は1日の衆院予算委で食材費への対策不足を批判されて野党と激論し、政府や与党から不安の声が上がったばかり。この日の参院予算委は首相が一問一答でのフリーの質問に対峙(たいじ)する今国会最後の機会とみられ、トップバッターの自民党の片山さつき氏が「岸田インフレじゃなくてプーチンインフレ」「野党の批判は的外れ」などとかみついたことから、首相も再度の戦闘モードとなるか注目された。しかし、周囲の反応を踏まえ、迫る参院選に向けて安全運転に戻した格好だ。

 立憲民主党の福山哲郎氏は安倍晋三元首相の「敵基地攻撃を目的とした装備体系を整備することは考えていない。敵基地攻撃については米軍の打撃力に依存している」との答弁を引用。「いわゆる敵基地攻撃を含めて安全保障政策を見直す」とする岸田首相の言動を「重大な方針転換だ」として、説明を迫った。

 首相はいったん「何ら変更はない」と答えたものの「後段(敵基地攻撃に:)は変更がないが前段についての質問ですか?。勘違いしたことをおわびします」と謝罪。同党の白眞勲氏からは「総理への警備状況では厳しいかもしれないが、できれば街中のスーパーで買い物をして物価高に接してほしい」と促され、「スーパーに行くことも含めしっかり(状況を)把握したい」と応じた。

 日本維新の会の音喜多駿氏からは保険適用による出産費用の無償化を提案された。「菅義偉前首相(衆院2区)は不妊治療に保険を適用した。出産費用でなぜできないのか」とただされたが、「決して否定はしないし念頭に置きたい」と否定もしないが踏み込みもしない文言でかわした。

 また、「おわび」に続いての答弁は「いろいろ検討している段階で何も決まっていない」との内容で、野党からは「また『検討士』で逃げ切りか?」と「遣唐使」にかぶせたヤジが飛んだものの、攻め切れない野党の焦燥感も漂っていた。

 永田町で「今国会最後のヤマ場」と評された衆参予算委を乗り切ったことで、与党や政府内はほっとしたムードに包まれた。自民の閣僚経験者からは「これで細田(博之)衆院議長の問題さえなければ安泰なのに」との本音が漏れた。

神奈川新聞社

8007チバQ:2022/06/04(土) 20:53:37
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/politics/toyokeizai-594372.html

迫る参院選で「優勢」の岸田自民党、実は死角だらけ コロナ対策や景気対策、防衛費増額など難題山積
2022/06/04 08:30東洋経済オンライン

迫る参院選で「優勢」の岸田自民党、実は死角だらけ コロナ対策や景気対策、防衛費増額など難題山積

迫る参院選で「優勢」の岸田自民党、実は死角だらけ

(東洋経済オンライン)

参院選の投開票(7月10日の見通し)が迫ってきた。日米首脳会談などの外交日程をこなした岸田文雄内閣の支持率は堅調で、野党が勢いを欠いているため、自民党の優勢が伝えられている。だが、ウクライナ戦争による資源高や急激な円安で物価が急騰。年金の減額など国民生活の困窮も広がる。岸田自民党の足元は、盤石とはいえない。その死角を探ってみよう。

防衛費増額を主導しようともくろむ安倍元首相
「新時代リアリズム外交」を掲げる岸田首相は5月下旬、バイデン・アメリカ大統領を迎えた日米首脳会談で防衛費の「相当な増額」を約束。インド、オーストラリアを加えた「クアッド」の4首脳会談でも中国の海洋進出を牽制するなど、日本外交の存在感を示した。

防衛費は現在、約5.4兆円で国民総生産(GDP)比は1%程度。自民党内では、5年以内に北大西洋条約機構(NATO)並みの2%程度に引き上げるべきだという意見が強まっている。そのためには毎年1兆円ほどの増額が必要になる。これに対して、野党の立憲民主党や共産党は「防衛費の中身の議論がないまま増額が優先されている」と強く反発している。

財政状況が厳しい中、防衛費増額分の財源の確保も難しい。①国債増発、②社会保障などの経費削減、③増税、といった選択肢が考えられるが、いずれも容易には受け入れられそうにない。

安倍晋三元首相は、来年度の防衛費について「6兆円後半から7兆円が見えるくらいの増額」を提案。この問題を主導しようと狙っている。安倍氏はさらに、ウクライナ戦争でロシアのプーチン大統領が核兵器の使用を示唆したことに関連して、日本にアメリカの核兵器を置く「核共有」についても議論すべきだと主張。岸田首相は「非核三原則を遵守し、核共有は議論しない」と明確に否定した。

防衛費や核共有をめぐる議論は、参院選で大きな争点となることは必至だ。岸田首相は野党からの批判にさらされる一方で、安倍氏らの主張も無視できず、板挟みになる可能性がある。

8008チバQ:2022/06/05(日) 20:28:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e6329141f38fb4c4e27db454f74c417a30770df
【点描・永田町】細田衆院議長の問われる「資質」
6/5(日) 18:32配信
 細田博之衆院議長が「軽率で立場をわきまえない言動」(立憲民主党幹部)の連発で、国権の最高機関の長としての「資質」を厳しく問われている。

 公正中立が求められる立場にもかかわらず、衆院での1票の格差是正のための「10増10減」案に公然と異議を唱える一方、国会議員の歳費を「手取りの月給が100万円未満」とその少なさに不満をあらわにした。さらに、一部週刊誌に女性記者への“セクハラ疑惑”まで報じられ、満身創痍(そうい)の状況だ。歳費をめぐっては「すべて『国民の血税』という認識ゼロ」と、インターネット上でも大炎上。世論の厳しさに細田氏は、与野党幹部に「今後は立場を自覚して発言を控える」と頭を下げたが、参院選圧勝を狙う自民党の「思わぬ火種」(幹部)になりそうだ。

 細田氏の問題発言は大型連休明けの10日、東京都内で開かれた自民党議員のパーティーで飛び出した。持論の国会議員の定数減反対に絡めて「減らせばいいのか考えた方がいい。手取りの月給が100万円未満の国会議員を多少増やしても罰は当たらない」と力説、「上場会社の社長なら(年収で)1億円はもらう」と付け加えた。細田氏は人口が2番目に少ない島根県の選出で、10増10減については「地方いじめ」と主張する。これに対し、野党側は「(議員定数を増やせば)絶対に罰が当たる」(日本維新の会の馬場伸幸共同代表)、「議長の資質も含めて、大きな問題がある」(立民の馬淵澄夫国対委員長)などと猛反発。セクハラ疑惑でも議院運営委員会での公式説明を要求したが、細田氏は「事実無根」と否定した上で、文書での釈明などで交わす構えだ。

◇苦労知らずの2代目世襲議員のおごり

 そもそも、細田氏の言う「手取りの月給が100万円未満」という議員歳費は、欧米各国に比べても決して低額ではない。しかも、日本の国会議員には(1)月額100万円の調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)(2)格安な議員宿舎の提供(3)無料で選挙区と往復できるJRパスや航空券──など、数々の特権がある。このため、ネット上では「守銭奴」「すぐに辞めろ」など、怒りの書き込みが相次いだ。この騒ぎに細田氏は、12日夜に懇談した与野党幹部に「あちこちから怒られて反省している。今後は発言を控える」と陳謝を余儀なくされた。

 細田氏は2代目の世襲議員で11回連続当選、自民党幹事長や党内の最大派閥・清和会(現安倍派)の会長を務めた実力者。父・吉蔵氏(故人)が党総務会長、運輸相などを務めた有力議員だったため、いわゆる「地盤・看板・かばん」を継承し、「保守地盤の島根で楽々と当選を重ねてきた」人物だ。それだけに、吉蔵氏と親密だった政界関係者は「苦労知らずのお坊ちゃん政治家特有のおごりがあったのでは」と苦言を呈す。ただ、細田氏が政界入りする前の通商産業省(現経済産業省)時代の同僚は「2世政治家らしくない、とても常識的で謙虚な人物だった。あんな発言をするとは信じられない」と、その変貌ぶりに首をかしげる。

 議長就任前の細田氏は、最大派閥の領袖(りょうしゅう)として当時の安倍晋三首相を支えて長期政権に貢献し、その論功で議長に就任したとの見方も多い。騒動の渦中の17日、盛大に開催された安倍派の政治資金パーティーで、来賓としてトップバッターの岸田文雄首相に続いて登壇し、「7年間、派閥会長を務め、議長就任で安倍さんにバトンタッチした」と自らの存在を誇示したが、あいさつはわずか1分余りで、問題発言への言及は避けた。ただ、安倍派議員からは「参院選への逆風になる」との声が漏れるなど、当分は“針のむしろ”が続きそうだ。【政治ジャーナリスト・泉 宏】

 「地方行政」5月30日号より。

8009チバQ:2022/06/06(月) 17:43:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/d88403f67a71f8061eb632441f4260165460a601
骨太方針、にじむ「安倍カラー」 岸田首相、財政・安保で配慮迫られ
6/6(月) 7:05配信
 岸田文雄首相が就任後初となる経済財政運営の基本指針「骨太の方針」策定をめぐり、自民党の安倍晋三元首相に押されている。

 安倍氏は自身の路線を反映させようと、財政や安全保障政策に関して次々と発信。最大派閥を率い、保守派に影響力を持つだけに、首相も政権運営を考えて配慮せざるを得ない状況だ。

 骨太は7日に閣議決定の方向。安倍氏がこだわった一つが防衛費の増額だ。骨太原案に目標の規模や年限が書き込まれていなかったことに対し、2日の安倍派会合で「しっかり国家意思を示すべきだ」と注文を付けた。

 首相は5月下旬の日米首脳会談で、防衛費の「相当な増額」を表明した。ただ、防衛力の急速な強化に慎重な公明党の存在もあり、その後も具体的な数字は挙げず、国会答弁でも「まずは何が必要か積み上げる」と繰り返した。

 安倍氏の要求を受け、政府が3日に示した修正版は「5年以内」と明示。さらに、安倍氏らが国内総生産(GDP)比2%を増額の目安としていることを踏まえ、北大西洋条約機構(NATO)諸国が国防予算をGDP比2%以上とする目標の達成を急いでいるという説明を本文に挿入した。

 骨太原案は国・地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)黒字化に関し、昨年度の骨太にあった「2025年度」の目標年次を明記しなかった。「カレンダーベースの目標設定はすべきでない」との安倍氏らの主張を受けたものだ。

 首相自身は財政政策の大きな転換に否定的。原案は財政健全化の「旗」は下ろさない、として目標を維持する形を取ったが、「現行の目標年度によりマクロ経済政策の選択肢がゆがめられてはならない」とも記し、安倍氏の顔を立てた。

 ◇アベノミクスにこだわり
 安倍氏が発信を強めるのは、自身の経済政策アベノミクスを継続させたい思惑があるためとみられる。現在の円安や物価高には「アベノミクスの負の遺産」との見方も出ており、政府関係者は「路線を修正させまいと必死なのだろう」と語る。

 「君はアベノミクスを批判するのか」。安倍氏は5月中旬、骨太に関する自民党財政健全化推進本部の提言の取りまとめに当たった安倍派の越智隆雄元内閣府副大臣にこう迫った。提言の当初案には円安に批判的な表現が入っており、これに不満を抱いたもようだ。

 防衛力強化や財政政策の議論は参院選後に本格化する見通し。安倍氏が一段と前に出れば、党内の路線対立につながりかねない。ある自民党関係者は「安倍氏と対立すれば政権は安定せず、首相にとっては『忍』の一字が続く」と予想する。

8010チバQ:2022/06/06(月) 18:23:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/09bf663c70002e469d33629a1c9d8c846f47654d
参院選中も首脳外交、1週間「党首不在」も 「首相の得意分野」「選挙軽視の懸念」
6/6(月) 7:20配信
中国新聞デジタル
首相の海外訪問と参院選の日程案

 岸田文雄首相は今月、外国訪問を重ねる。10日からアジア安全保障会議でシンガポールへ、下旬は先進7カ国首脳会議(G7サミット)でドイツへ。参院選の22日公示が確実視される中、月末にスペインである北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に顔を出す検討も始めた。国政選挙の期間中に政権与党トップが長く日本を離れるのは珍しい。元外相として得意分野で手腕を示したいようだ。


 アジア安全保障会議(10、11日)とドイツサミット(26〜28日)は長期化するロシアのウクライナ侵攻に抗する国際協調に加え、核兵器・ミサイル開発を進める北朝鮮への対応などがテーマとなる見通しだ。

 昨年10月就任した首相にとっては各国首脳と関係を築き、被爆地選出の政治家としてライフワークとする「核兵器のない世界」や平和を訴える好機ともなる。

 ここで焦点となるのは参院選の日程だ。政府・与党は6月22日公示、7月10日投開票で最終調整に入った。選挙中とはいえサミット出席は世論の理解が得やすいが、日本が非加盟のNATO首脳会議(6月29、30日)にまで足を伸ばすことには賛否が割れそうだ。

 NATOの懸案はロシア対応だ。首相はかねて欧米との共同歩調の重要性を説く。ただドイツ、スペイン歴訪となれば、空路移動を含め1週間程度、首相が日本にいない事態となる。

 国政選挙ではこれまで、時の首相が与党候補者の応援で全国を飛び回ることが多かった。前回2019年の参院選では当時首相の安倍晋三氏が全17日間、東京都内や東北や九州、中国地方などの重点区を行脚して、街頭演説でマイクを握るなどした。

 今夏の参院選を巡っては政府・与党内に、岸田内閣の支持率も比較的高いことから「元外相の手腕の見せどころ。歴訪は露出度アップで選挙で有利に働くだろう」との楽観論がある。一方で「有権者から参院選軽視とも受け取られかねない」との声も漏れる。

 09年衆院解散・総選挙での旧民主党への政権交代は、07年参院選での自民党の大敗が布石だった。岸田首相の外国歴訪が、今夏の政治決戦にどのような影響を及ぼすか注目される。

中国新聞社

8011チバQ:2022/06/08(水) 11:46:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/44c4c9ace6081bef2868a142d468b166ef24526c
「永田町最大の機密」異例ずくめの大臣答弁…古参秘書が語る内輪話
6/8(水) 10:47配信

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西日本新聞
【東京ウオッチ】秘書ひしょ話
陸上自衛隊木更津駐屯地を訪問し、輸送機V22オスプレイを視察する岸防衛相(左から3人目)=1月、千葉県木更津市(代表撮影)

 「まずこうして着席のまま発言させていただきますことをお認めいただきましてありがとうございます。委員長および理事の先生方に感謝申しあげます」。5月26日の衆院予算委員会。質問者の自民党議員から指名を受けた岸信夫防衛相(63)の答弁は、異例ずくめだった。NHKの国会中継でご覧になった方もいるかと思うが、椅子にかけた岸氏の前には、顔の位置にマイクが固定された専用の演台が設けられた。質疑終了まで、起立することはなかった。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔


 国会の中にとどまらず、防衛省内でも最近はもっぱら、電動車いすに乗って移動する岸氏の姿が見かけられるという。ウクライナ危機を背景に、東アジア地域で対中国、対北朝鮮の日米間の防衛協力などをつかさどる重責を担い、外遊やメディアへの露出も増えている大臣に何が起きているのか-。所属する自民の安倍派の古参秘書に話を向けると、周囲を確認しつつ、何か含んだような顔を近づけてきた。

 「政治家の体調問題は、ただでさえ機密情報だろう? それが防衛相ともなれば、国家機密中の機密になる。永田町最大の機密ってもんだ」

 そして、岸氏を巡る内輪話を私の耳にささやき始めた。

■安倍家の教え
 最初に、岸氏の経歴を簡単におさらいしておこう。

 1959年、東京生まれ。故安倍晋太郎元外相を父に持ち、生後間もなく母の生家である岸家の養子となった。養父は岸信介元首相の長男、実兄は安倍晋三元首相である。商社勤めを経て2004年に参院議員となり、2期目の途中で衆院議員にくら替えし、現在4期目。20年9月の菅義偉内閣発足に伴い、防衛相として初入閣、翌21年10月に誕生した現岸田文雄内閣でも留任した。サラブレッドの生い立ちと、憲政史上最長政権を築いた兄が寄せる信頼も厚いことから、将来の総裁、宰相候補に擬せられることも。菅内閣での起用も、背景に安倍氏の売り込みと、安倍氏に対する菅氏のおもんぱかりがあったとされる。

 それにしても-。岸氏の政治家としての印象は、お世辞にも強いとは言いがたい。名家出身の権威をかさに着て、目立つことを専売特許とするような人たちが、日本中から集まってきて赤じゅうたんを踏みしめる一面も残る永田町にあって、拍子抜けするほど恬淡(てんたん)とした岸氏。なぜなのか。

 先述の古参秘書は、その理由の一端を岸氏の育った環境にあると喝破した。

 「岸家の人間ではあるものの、元は安倍家の三男。『お兄さんを立てなさい』という(安倍家の)教えが、幼い頃から身についているのだろうな」

 その兄・安倍氏は、岸氏が閣僚として事実上初めて臨む国会論戦を控えていた20年秋、周囲に「私もドキドキしている。がんばってほしい」。ようやくひのき舞台に上がる弟を、思いやる心中を明かしていた。その後、岸氏は防衛相として手堅い手腕を発揮し続け、今に至る。第2次安倍政権時、当時外相だった岸田首相を、岸氏が2回にわたり外務副大臣として支えたことも、岸氏のまとう厚い信任と無縁ではないだろう。

■昨年夏の異変
 異変が兆したのは、昨夏の終わりごろだった。

 岸氏の歩行に支障が出始め、つえを用いるようになった。9月末には閣議を欠席し、その後に「尿路感染症」と公表された。尿道口から細菌がぼうこう内に入り、感染・増殖して炎症を起こすとされる。

 くだんの秘書によると、安倍派内では現在まで、「両脚の具合が思わしくなく、歩行は困難になっているものの、上半身はいたって元気。公務にも支障はない」との説明がなされているという。派閥領袖(りょうしゅう)の実弟であり、現職の重要閣僚ということもあり、それ以上詮索するのははばかられ、一種のタブーと化しているようだ。

 ただ、何かと尾ひれが付き、時に針小棒大となっていくのが永田町の政局談議の常。岸氏の体調問題が極めてセンシティブに取り扱われている理由も、それだけではない。

8012チバQ:2022/06/08(水) 11:46:59
 ■椅子取りゲーム

 「岸氏の地元・山口県は、近く衆院選挙区画定審議会(区割り審)が勧告を出す『10増10減』の対象だ。山口県の小選挙区は4から3に1減となることが半ば決まっており、区割り審がどういう選挙区の境の引き直しを出すか、秒読みに入ってきている。この段階で体調問題がクローズアップされることは、岸氏にとってはタイミングが悪すぎる」(古参秘書)

 さらにひもといてみたい。

 衆院山口には、岸氏と安倍氏のほかに、林芳正外相と高村正大氏の自民現職がいる。選挙区数が4から3に減るということは、誰か1人が椅子取りゲームからはじき出されてしまうことを意味する。実力者がひしめき合う山口ではいずれ、激しい党公認争いが繰り広げられるのは避けられそうもない。

 その上で。これまでは、県東部をエリアとする現行の衆院山口2区選出の岸氏は他の3人と比べ、地盤争いに巻き込まれる可能性が低いと予想されていた。隣接する山口1区の高村氏が、大きな集票を望める票田の位置の関係から岸氏ではなく、林氏を公認争いの相手に選ぶとみられていたためだ。

 ところが、岸氏の体調や今後の政治活動への不安が高まれば、政権内で「次」を狙える位置に付ける林氏との調整には分がないと踏んだ高村氏が、岸氏に矛先を転じるかもしれない-。この半世紀、自民議員同士の暗闘、権力闘争の熾烈(しれつ)さを間近で見てきた古参秘書のまなうらには、その模様がありありと描き出されている。

■「代替わり」説
 別の永田町関係者によると、岸氏の自力での歩行がかなり難しくなり、移動も難儀となった今年4〜5月にかけて、防衛省内では「大臣交代」説が現実味を帯びて語られていたという。通常国会が終盤戦に突入したこともあり、このうわさは立ち消えとなったが「参院選後の内閣改造、党役員人事のタイミングで、岸氏が『お役御免』となることは間違いなさそうだ」(永田町関係者)。

 今のところは、岸氏は議員辞職はせず、次の総選挙のタイミングで、防衛相秘書官を務めている長男に「代替わり」するかを検討することになる、と目されている。無論、その健康を取り戻し、歩行状態も快方に向かえば、まだまだ岸氏が活躍する場はいくらでもありそうだが…。本人がどう思っているかはともかく、周囲には、閣僚や党の幹部として実績を積み重ねたその先に、安倍派の「総裁候補の一人」として堂々と打って出る、その姿を思い描いていた人も少なくなかろう。

■ある秘書の不安
 この会話の最後を、安倍派の古参秘書はこう締めくくった。

 「実父の安倍晋太郎さんは、がんによって総理、総裁の道を断たれた。実兄の安倍晋三さんも、健康不安を理由に2度、宰相の座を降りているだろ? 家系のせいにしたくはないが、どうしても岸氏にもその記憶がこだましてしまうんだ…」

 岸氏の長男に関しては以前から、子どものいない安倍氏の「養子」となり、山口県の安倍氏の地盤を継ぐのではないかとの臆測も飛び交っていた。政界屈指の名門の行く末が気になるところである。

 (河合仁志)

西日本新聞

8013チバQ:2022/06/08(水) 16:01:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/8605ea0c95f1c7dcae16473a3aab8456da59f9ba
公示日に市議らに金銭 細田博之議長が衆院選で「買収」の疑い《領収書入手》
6/8(水) 13:12配信


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文春オンライン
昨年11月に“三権の長”に就任 ©共同通信社

 昨年10月31日投開票の衆院選を巡り、細田博之衆院議長(78)が、選挙運動を行った多数の地方議員に金銭を支払い、公職選挙法に違反する運動員買収を行っている疑いがあることが「 週刊文春 」の取材でわかった。選挙運動費用収支報告書や領収書などを調査したところ、11名の地方議員、5名の元地方議員が選挙運動を行ったことと金銭の授受を認めた。

【画像】地方議員らへの領収書

 細田氏は官房長官や自民党幹事長などを歴任し、昨年11月に衆院議長に就任した。

「選挙制度に詳しく、“選挙博士”を自認している。ただ、中立の立場が求められる議長でありながら、一票の格差是正のための定数『10増10減』案に異議を唱えたことについては批判の声が上がりました」(政治部デスク)

 また、「週刊文春」は 5月26日発売号 で、女性記者らへのセクハラ発言を重ねていた問題などを報道。細田氏は取材に対し、回答しなかった一方で、「事実無根」とするコメントを発表している。

 問題の衆院選で、細田氏は島根1区から出馬。11回目の当選を果たした。

「対立候補だった立憲民主党・亀井亜紀子氏は、前回2017年の衆院選で比例復活している。今回の衆院選では、彼女の比例復活を許さないほど大差で勝つことを目標としていました」(陣営関係者)

 細田氏は選挙後、島根県選挙管理委員会に「選挙運動費用収支報告書」を提出。それによれば、120名を超える人物に労務費を支出し、このうち11名が現職の地方議員だった。いずれも公示日である昨年10月19日付で、総額は6万5700円。情報公開請求で入手した領収書からも支払いが裏付けられた。

 選挙制度などに詳しい小林良彰・慶応大学名誉教授が解説する。

「公職選挙法は民主主義の健全な発達を目的にした法律です。それだけに、金銭の支払いに関しては極めて厳格に定められている。報酬の支払いが認められているのは、ウグイス嬢と呼ばれる車上運動員と、事務員、手話通訳者などに限られます。また、労務費の支払いが認められているのは、機械的な単純作業に携わる人物だけです」

 では、労務費を受け取った地方議員たちは、細田氏への投票を呼び掛けたりはせず、「機械的な単純作業」に携わるだけだったのか。

「ポスター貼りの対価」として労務費を受け取っていたが、実態は…?
 5200円の労務費を受け取った森脇勇人・松江市議が証言する。

「細田先生が地元に来る時は、街宣カーに一緒に乗って『先生にお世話になってあの橋ができました』などと説明する。県議が付いてこないといかんのだけど、来ないから自分一人で。街頭演説で前説したり」

――マイクを持って?

「そうそう」

――労務費の名目は?

「それはポスター貼り。一枚200円」

――公示日に貼る?

「当たり前だがね。選挙運動費ね」

8014チバQ:2022/06/08(水) 16:07:39
 公示日の様子を報じた山陰中央新報のデジタル版などには、森脇市議らが細田氏の遊説に拍手を送る写真が掲載されている。

「週刊文春」が、細田氏から労務費の支払いを受けた現職の地方議員11名に取材したところ、全員が、細田陣営の選挙カーに同乗して地元を案内したり、有権者に投票を呼びかけるなどの選挙運動を行ったことを認めた。また、労務費の名目については全員が「ポスター貼りの対価」と答えた。

 公職選挙法では、ポスター貼りの対価を労務費として支払うことは認められている。「選挙運動はボランティア」が大原則だが、ポスター貼りなどの行為は「機械的な単純作業」と考えられているためだ。

 だが、政治資金や選挙などに詳しい岩井奉信・日大名誉教授はこう指摘する。

「証言を聞く限り、地方議員たちは選挙運動員の性格が強い。彼らにとってポスター貼りは、選挙運動の“付属的行為”に過ぎません。にもかかわらず、その“付属的行為”の部分だけを切り取って、費用を払うのは、明らかにおかしい。公職選挙法違反の運動員買収と指摘されても仕方がありません」

 実際、東京高等裁判所で次のような判例も出ている。

〈本来無報酬であるべき選挙運動に従事する者がたまたまあわせて単なる事務または労務をも行つたからといつて、それは選挙運動に付随し当然これに含まれるものとみるべきであり、(略)これに対して報酬を支給することはできない〉(1972年3月27日付)

運動員買収に当たる可能性が極めて高い
 島根県選挙管理委員会に尋ねたところ、以下のように回答した。

「(選挙運動をした日とポスターを貼った日との)日付が異なるのであれば、それぞれの実態で司法が判断する。ですが、同日中であれば、実態によって判断するものの、基本的に報酬を支払うことはできない。そうした過去の総務省の見解もあります」

 森脇市議ら複数の市議は「週刊文春」の取材に対し、公示日当日の昨年10月19日にポスターを貼り、その対価として労務費を受け取った一方で、同日に選挙運動をしていたことも認めている。

 細田氏に6月7日朝、運動員買収の疑いについて事実関係と見解を問う質問状を送付したが、期限までに回答は無かった。

 昨年の衆院選を巡っては滋賀3区で落選した日本維新の会の候補者が、大学生ら11人に選挙運動の見返りとして合計8万7000円の報酬を支払ったとして公職選挙法違反(買収)の罪で略式起訴され、罰金50万円の略式命令を受けている。

 公職選挙法に詳しい神戸学院大の上脇博之教授が指摘する。

「公選法が極めて厳格に定められているのは、選挙が民主主義の根幹だからに他なりません。それゆえ、買収額が数千円、数万円単位でも立件される。細田氏の例も、運動員買収に当たる可能性が極めて高い。そもそも、労務費として金銭を渡す手法が許されるならば、幾らでも運動員買収が可能になってしまいます」

 セクハラ問題については「事実無根」と主張し、国会での説明を避け続けている細田氏。そうした中で浮上した公職選挙法違反の疑いに対し、どのような説明を行うのか、対応が注目される。

 6月8日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および6月9日(木)発売の「週刊文春」では、細田陣営から労務費の支払いを受けながら選挙運動に携わった複数の地方議員・元地方議員の証言、類似ケースで市長らが書類送検されたものの不起訴に終わった高知市長選との決定的な違い、複数の専門家が「運動員買収に当たる」と指摘する論拠、セクハラ問題で論議を呼んでいる細田氏の近況などについて詳報している。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2022年6月16日号

8015チバQ:2022/06/09(木) 17:05:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/18005bc5e0bb94ea50a8fa0ef1293ee682d31ed2
岸田派ホープの吉川赳・衆議院議員 18歳女子大生と4万円でパパ活飲酒
6/9(木) 16:15配信

NEWSポストセブン
岸田派ホープの吉川赳・衆議院議員が18歳の女子大生とパパ活飲酒(左の写真は時事通信フォト)

 岸田派のホープとして知られる吉川赳(よしかわ・たける)衆議院議員(40)が、18歳の有名私立大学に通う女子大生と食事デートをし、一緒に飲酒した上、高級ホテルでともに過ごしていたことがわかった。女性は取材に対し、「4万円のお小遣いをいただいた」と証言した。明日6月10日発売の『週刊ポスト』が報じる。


 同誌によると、吉川氏は5月27日の夜、汐留にある高級焼き肉店で女子大生・Xさんと待ち合わせ。吉川氏は2人分の酒を注文した後、「学生だよね? 俺、18歳に興味あるわ」などと会話をしていた。その後、2人は店を出てタクシーに乗り込み、お台場の高級ホテルへ。ホテルの「1236号室」に姿を消した2人は1時間半ほど滞在していた。

 取材班が後日Xさんに直撃すると、当初は吉川氏とのデートについて否定していたが、記者がすべてを確認していたことを伝えると、「はい……。吉川さんがお酒を勧めてきて、軽いお酒ならと飲んで……」と飲酒について認めた上で、「4万円のお小遣いをいただいて、バーに行くだけだからって……。バーだったはずがホテルの部屋で飲むと言われて。何も考えずについて行ってしまった私が悪いんです」と語った。

 Xさんの言葉が事実であれば、吉川氏は女子大生に小遣いを渡して飲食店やホテルで過ごす“パパ活”を行っていたことになる。

 この4月から成年年齢は18歳に引き下げられたが、20歳未満の飲酒はこれまで通り禁じられている。未成年者飲酒禁止法では、飲酒をした本人を処罰する規定はなく、飲酒を知って制止しなかった親権者や監督代行者に対して、科料を科すことが定められている。現職の国会議員としての資質が問われる行動だ。

 吉川氏は取材に対し、書面でこう回答した。

〈ご質問の女性は、飲食店で働いている方で、接客をされているときも店で飲酒をされていたことから、当然20歳以上だと思っておりました。貴誌からのご質問を拝見して驚いています。

 ご質問の飲食店で食事をしたのは事実です。食事の後にもう少し飲もうということで隣接したホテル内の店舗を探したのは事実ですが、客室を取った事実もありませんし、まして客室に滞在した事実も一切ありません。

 また、ご質問の女性に金銭を渡したこともありません。貴誌は「滞在されたことを確認し」たと言いますが、事実がない以上確認できるはずもありません。くれぐれも事実無根の記事を掲載することがないようあらかじめ申し添えます〉

 NEWSポストセブンおよび6月10日発売の『週刊ポスト』では、吉川氏と女子大生Xさんのデートの全貌や、楽しそうに会話する吉川氏の言葉の一部始終、ホテル内で何が行われていたかのXさんの証言、吉川氏に電話で事実確認した際のやりとりの詳細などを詳しく報じている。

8016チバQ:2022/06/09(木) 22:06:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/47f8d05bfbbfb87b43b9a2867e8f7f7122206f8d
自民2議員、採決遅刻し投票できず 不信任案、党幹部「けしからん」
6/9(木) 21:59配信

時事通信
 9日の衆院本会議で否決された細田博之議長不信任決議案の採決で、自民党の神田憲次、宮路拓馬両議員が議場閉鎖までに本会議場に入れず、記名投票に参加できなかった。

 両氏の事務所は「遅刻」と説明。同党国対幹部は「けしからん話だ」と述べ、何らかの対応を取る考えを示した。

 衆院規則は、記名投票の際に議場入り口を閉鎖すると定めている。この日は新型コロナウイルス対策のため、趣旨弁明や討論時は出席議員数を制限。採決直前に議場に参集するため、約10分のインターバルが設けられていた。

 神田氏の事務所は「足を運ぶのが10秒ほど間に合わなかった」と説明。宮路氏の事務所は「出席が班分けされており、遅れてしまった。反省している」と釈明した。両氏はこの後行われた内閣不信任案の採決には加わった。

8017チバQ:2022/06/13(月) 08:52:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/e60e0c3d242f99ae40f84b00c6265c04704bd366
【点描・永田町】自民派閥パーティーの“表と裏”
6/12(日) 18:31配信


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時事通信
自民党茂木派のパーティーで、笑顔であいさつする安倍晋三元首相=4月26日、東京都内のホテル

 7月投開票の参院選をにらみ、自民党の6派閥が4月中旬から1カ月余の間に相次いで開催した政治資金パーティーが、岸田文雄政権をめぐる党内権力闘争の複雑さを浮き彫りにした。

 国政選挙直前に各派閥がパーティーで資金集めをするのは永田町の風物詩だが、今回は岸田政権の誕生後初となる派閥も多く、開催の順序や、実力者たちの態度や発言ぶりに、永田町の耳目が集まっていた。各派閥はそろって政権支持を打ち出し、表向きは「総主流派」の大合唱だったが、主流と反主流の確執は隠せず、実力者たちもそれぞれの立ち位置の違いをにじませたからだ。

 開催順で見ると、先陣は4月14日の麻生派(志公会、49人)。同15日の森山派(近未来政治研究会、7人)、同26日の茂木派(平成研究会、54人)と続き、大型連休を挟んで5月16日の二階派(志帥会、42人)、同17日の安倍派(清和政策研究会、93人)で、しんがりは同18日の岸田派(宏池会、45人)。各派閥は申し合わせたように「自民結束による参院選勝利」とこぶしを突き上げ、政権支持をアピールした。

 ただ、党内での各派の位置付けは「岸田、麻生、茂木3派が主流派で、森山、二階両派が反主流派。最大派閥の安倍派は表向き主流派だが、反主流派とも連携するという微妙な立場」(自民長老)とされ、しかも影響力では安倍派が群を抜くことが、裏舞台での権力闘争の構図を複雑化させている。

 まず麻生派は、会長の麻生太郎副総裁が「歴史を振り返れば参院選で負けたのを境に、次の選挙で大きく政権が動いた。負けるわけにはいかない」と強調。首相も「志公会の先生方には政権において、ど真ん中で支えていただいている」と熱いエールで応えた。続く森山派は、森山裕総務会長代行が派閥会長に就任後初の開催。森山氏は、ロシアによるウクライナ侵攻について「努力している首相を全力で支えていくことが大切だ」と力説してみせた。

◇首相と安倍氏の“神経戦”も

 3番手の茂木派は、会長の茂木敏充幹事長が「政権の安定が不可欠。夏の参院選で勝利しなければならない」と党全体での結束を訴えた。党運営を担う幹事長派閥だけに岸田、麻生両氏に加え、安倍晋三元首相も出席。首相は満面の笑顔で茂木氏を「永田町で最も仕事のできる男」と持ち上げ、「最も話を聞く男(首相)との補完関係で政治の責任を果たしたい」と語り、場内を沸かせた。

 一方、冷や飯組ともやゆされる二階派。会長の二階俊博元幹事長は「政権の安定とこれからの日本国の発展のために、わがグループ総動員で協力したい」と、持ち前の仏頂面で政権支持をアピールしてみせた。

 最も盛会だったのは安倍派で、ホスト役の安倍氏は「岸田政権をあらゆる場面でしっかり支える決意だ」と、主流派としての立場を力説。会場には各派幹部が集結し、最大派閥の威力を見せつけた。首相もわざわざ開会時刻前から顔を見せ、「自民党の宿願である憲法改正など大きな課題に向けて、安倍会長や皆さまに力添えをいただきたい」と最大限の気配りを示し、壇上で安倍氏と両手でグータッチして親密ぶりをアピールした。

 そして岸田派。政権を支える麻生、茂木両氏や遠藤利明選対委員長が次々と登壇し、「さすがは総裁派閥、見たこともない盛会。(ウクライナ危機で)世界が喝采する決断をした総裁だからこそだ」(麻生氏)などと口を極めて褒めたたえた。ただ安倍氏は顔を見せず、岸田派幹部が「あからさまな嫌がらせ」と声を潜めるなど、首相と安倍氏のただならぬ“神経戦”を垣間見せた。【政治ジャーナリスト・泉 宏】

 時事通信社「地方行政」6月6日号より。

8018チバQ:2022/06/14(火) 08:47:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/905a8d2090775aa87c53c7f918440f43664b849b
目立つ野党対案の国会審議 首相の「聞く力」で与党ペース?
6/13(月) 19:32配信

産経新聞
岸田文雄首相が就任して初の通常国会では、衆院本会議で政府提出法案と併せて野党の対案が審議入りするケースが目立った。13日の参院本会議で成立した改正刑法もその一つだ。26年ぶりに政府提出法案が全て成立する見通しになるなど国会審議が与党ペースで進んだ背景には、首相が「聞く力」を発揮して野党に花を持たせたことが奏功したとの見方もある。

国会会期末を15日に控え、首相は13日の自民党役員会で「最後まで気を抜かずに取り組みたい」と述べた。

今国会では、政府提出の8法案が衆院本会議で審議入りする際に野党の対案も審議入りし、野党議員が趣旨説明や質疑への答弁を行う「並行審議」の場面がみられた。重要法案との位置づけで首相が本会議答弁に立った経済安全保障法案や「こども家庭庁」設置関連法案も含まれている。

野党提出法案は与党が野党にアピールの機会を与えることを避けるため、審議されることはまれだ。実際、昨年の菅義偉政権では3法案にとどまっていた。

自民党の高木毅国対委員長は産経新聞のインタビューで「首相は『聞く力』を掲げている。国会対策でも大いに意見を聞き、それを生かしながら進めていきたい」と語っており、対案の扱いに表れたようだ。

野党の国会戦略の変化も影響した。夏の参院選に向け、立憲民主党の泉健太代表は昨年の衆院選で議席を減らした反省から「政策提案型」を掲げて今国会に臨んだ。政府への過度な批判は避け、対案を示して政府と議論することで政権担当能力を示す狙いがあった。

これに対し自民国対幹部は「野党の対案も一緒に審議すれば審議拒否はできない。閣僚のスキャンダルがなかったのも大きかった」とほくそ笑んだ。従来の批判一辺倒からの脱却が、逆に政府が望む円滑な法案審議に手を貸す形となった。

政府が提出した61法案のうち残りは3法案のみで、仮に全てが成立すれば、平成8年以来となる。ロシアによるウクライナ侵攻や首相の安定した答弁もあり、国会は終始与党ペースで進んだ。

焦りからか、立民は終盤に細田博之衆院議長不信任決議案、内閣不信任決議案を立て続けに提出して見せ場を作ろうとしたが、他の野党の賛同をほとんど得られず不発に終わった。自民国対幹部は「われわれの戦略が奏功した」と胸を張った。(石崎直人)

8019チバQ:2022/06/14(火) 15:12:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd6f291e220b7bb3f4a9d666832c265c4e171e4e
司令塔名称を感染症危機管理庁に 政府調整、目標明確化の狙い
6/14(火) 12:49配信
共同通信
 政府が感染症対策で創設を検討している首相直轄の司令塔について、名称を「内閣感染症危機管理庁」とする方向で調整していることが14日、分かった。当初の「健康危機管理庁」との名称を変更する。「感染症」と掲げて政策目標を明確化する狙いがある。複数の関係者が明らかにした。

 新型コロナ対応を検証している有識者会議が15日にもまとめる提言を踏まえ、岸田文雄首相が庁創設を含む中長期の対策を打ち出す見通し。参院選を控え、政策構想をアピールする。

 内閣感染症危機管理庁は、官房副長官クラスをトップに、複数省庁の職員をリスト化し、有事に柔軟に参集できる仕組みが構想されている。

8020チバQ:2022/06/14(火) 17:46:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/f48c3e935183ac7cfb6d28905275d1520bb7eb0f
自民・片山さつき氏らが安倍派「清風会」に入会
6/14(火) 17:17配信


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産経新聞
片山さつき氏(矢島康弘撮影)

自民党の衛藤晟一元少子化対策担当相と片山さつき元地方創生担当相は14日、党内最大勢力の安倍派(清和政策研究会)の参院議員でつくるグループ「清風会」(会長・世耕弘成参院幹事長)への入会届が受理された。

衛藤、片山両氏は二階派(志帥会)に所属していたが、衛藤氏は4月に退会、片山氏は2月に同派から退会勧告を受けて退会していた。

8021チバQ:2022/06/14(火) 18:26:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d3be056b10eacc1f4ed849aa1f0472ff3839a00
野党に低姿勢、賛否割れる議論は参院選後…首相「守り」徹し会期末
6/14(火) 10:07配信
西日本新聞
岸田首相

 第208通常国会は15日に会期末を迎え、延長なしに閉会する見通し。22日公示、7月10日投開票が想定される参院選を控え、岸田文雄政権は政府提出法案数を経済安全保障推進法など61本に絞り込む「守り」に徹し、全てが成立しそうだ。これは、1996年以来のこととなる。野党が国会共闘を組めず迫力を欠いたこともあり、ウクライナ危機で関心が高まる安全保障や暮らしに直結する物価高対策など、参院選の争点となるテーマの議論は深まらなかった。 (大坪拓也)


 与野党で賛否が分かれるような対決法案が乏しく、常に与党ペースで進み、強行採決などの混乱や見せ場のない「なぎ国会」(参院自民党幹部)となった。

 野党は、年明けから急拡大した新型コロナウイルスの第6波、「オミクロン株」対策に追及の照準を定め、3回目ワクチン接種や病床確保の遅れを指摘したものの、首相は政府方針の妥当性を強調しつつ「しっかり対応する」などと低姿勢を崩さず、その攻勢をいなした。

 安全保障では、政府が保有を検討し、相手領域内でミサイル拠点をたたく「反撃能力(敵基地攻撃能力)」、日米首脳会談の共同声明に盛り込まれた防衛費の「相当の増額」を巡り質問を受けても、首相は正面から語らなかった。同様に、国民の賛否が交錯しそうな外交・安保の政府長期指針「国家安全保障戦略」などを改定する議論も、実質的に参院選後に先送りされた。

 憲法改正の議論は、衆参両院の憲法審査会を舞台にかつてないペースで進行。例えば、国会における議事や議決の「出席」要件を定めた憲法56条1項の解釈を見直し、オンライン審議を認める見解が賛成多数で議決されるなどした。

 物価高対策を理由に、2022年度予算が成立した後、参院選に向けた実績としたい公明党が主導して補正予算も編成された。野党の国民民主党はいずれにも賛成、与党化路線をアピールした。「政策提案型」を模索し続けた立憲民主党は最終盤、「岸田インフレ」と主張して対決姿勢に転じ、岸田内閣不信任決議案を提出したが、同調したのは共産党など一部にとどまった。野党は分断したまま、選挙戦に突入する。

 昨秋の衆院選後に日本維新の会が問題提起し、国会議員に月額100万円が支給される「調査研究広報滞在費」(旧・文書通信交通滞在費)は、日割り支給に変更する法改正こそ実現した一方、使途の公開などでは各党が折り合えず課題が残された。

西日本新聞

8022名無しさん:2022/06/14(火) 21:40:58
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20220614k0000m010215000c.html
吉川赳氏に与党内から辞職圧力やまず 世耕氏「議席は党に返して」
2022/06/14 19:49毎日新聞

吉川赳氏に与党内から辞職圧力やまず 世耕氏「議席は党に返して」

半ばシャッターを閉じた吉川赳衆院議員の事務所。ガラス戸に貼られていた岸田文雄首相と吉川氏の2連ポスターは外されていた=静岡県富士市横割本町で、2022年6月11日午後3時11分、石川宏撮影

(毎日新聞)

 18歳の女子学生に飲酒をさせたと週刊ポストで報じられ、自民党を離党した吉川赳(たける)衆院議員(比例代表東海ブロック)を巡り、14日も与党内から辞職を求める声が相次いだ。

 自民党の世耕弘成参院幹事長は記者会見で「事実でないと証明できないのならば議員辞職するのが当然だ」と強調。吉川氏が小選挙区で落選し重複立候補した比例代表で当選したことを挙げ「党の力で比例復活した。当然、議席は党に返していただくのが憲政の常道だ」と述べた。

 国会内で開かれた自民、公明両党の幹事長、国対委員長の会談では、自民の茂木敏充幹事長が吉川氏が離党したことについて「大変ご迷惑をおかけし申し訳ない」と陳謝した。公明の佐藤茂樹国対委員長は会談後、記者団に「離党でごまかすのは筋が違う。与党を組む公明党にも多少なりとも影響があるので、自民党には厳しく対処してもらいたい」と語った。【東久保逸夫】

8023チバQ:2022/06/15(水) 22:45:50
https://www.nishinippon.co.jp/item/o/940527/
【参院選コラム】「黄金の3年」などあり得ない?
2022/6/15 15:22 (2022/6/15 15:24 更新)

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 東京都生まれ。1991年に入社し、千葉支局、社会部、岐阜支局を経て、99年から政治部。首相官邸、与野党、外務省などを担当し、政局や憲法、外交・安全保障を中心に取材。政治部デスク、担当部長、編集局整理部長を経て22年4月から現職。散歩とジムと温泉が息抜き。

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 第208通常国会が閉幕し、衆院本会議場を後にする議員=6月15日午後

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 自民党会合であいさつする岸田首相=6月9日、東京・永田町の党本部

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 参院選の公約を発表する立憲民主党の泉健太代表=6月3日、国会

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 JR有楽町駅前でボードを持ち、物価高騰について調査する立憲民主党の泉健太代表(手前右)=6月3日

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 東京都生まれ。1991年に入社し、千葉支局、社会部、岐阜支局を経て、99年から政治部。首相官邸、与野党、外務省などを担当し、政局や憲法、外交・安全保障を中心に取材。政治部デスク、担当部長、編集局整理部長を経て22年4月から現職。散歩とジムと温泉が息抜き。

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 第208通常国会が閉幕し、衆院本会議場を後にする議員=6月15日午後






 「黄金の3年」。参院選(6月22日公示―7月10日投開票)が近づくにつれ、政界でよく使われるようになった言葉だ。衆院選は昨秋だったから、岸田文雄首相が解散しなければ2025年秋までない。次期参院選も25年夏だ。まるまる3年も大きな国政選挙がないため、岸田首相が今度の参院選に勝てば、自身がやりたい政策を存分にできる。「黄金」と呼ぶゆえんだ。

 確かに、このままなら自民党の勝利は固いように見える。15日に閉会した通常国会の最終盤で、立憲民主党は泉健太代表の最終判断で内閣不信任決議案を衆院に提出したが、日本維新の会と国民民主党は否決に回り、野党の分断ぶりを際立たせた。参院選の勝敗の鍵を握る32の1人区で、与野党の事実上の一騎打ちに持ち込めたのは11にとどまるなど、共闘も十分に実現できなかった。

 内閣支持率は60%前後と高く、自民党の支持率も40%台を維持する。かつて同党の青木幹雄元参院議員会長は、「選挙に勝つには二つの合計で50以上が必要だ」と説いたが、岸田政権は100を超えている。「青木率」に基づくなら、黄金の3年は目前だ。

 ▽岸田首相も故事に習うか

 ところが、永田町の読みはもっと先を行く。「黄金の3年などあり得ない」(自民党関係者)という。岸田首相は「1、2年で解散する」というのだ。

 過去をひもとくと、01年参院選に圧勝した当時の小泉純一郎首相は、3年後の衆院任期満了を待たず、03年に解散した。04年参院選で先の青木氏は、それこそ「勝てば黄金の3年が来る」と訴えたが、小泉氏は翌年に再び解散した。安倍晋三元首相もそうだ。12年末に政権奪取し、13年参院選で大勝したのもつかの間、わずか1年余り後に衆院解散に踏み切った。

 小泉、安倍両氏は「早期解散・勝利」の図式で政治力を蓄え、党総裁選も乗り切って長期政権につなげた。人事を断行し、霞ケ関も入れ替えて政権基盤を固めていった。岸田首相も長期政権を目指すなら、この故事に習うという見立てだ。

 23年には一世一代のG7広島サミットがあり、24年秋には党総裁選が待っている。ならば一連の政治日程を絡めて、自身に最も有利な解散時期を探るだろうし、今回の参院選後の人事でも、そこまでを見据えた必勝の布陣を練るだろう。

 政権の軸はどうするのか。安倍氏には配慮を続けるのか。菅義偉前首相は取り込むのか。林芳正外相や茂木敏充党幹事長ら「ポスト岸田」候補の処遇はどうするのか。

 4月以降、首相は党内実力者らとの会食を繰り返し、安倍、菅両氏もそれぞれが会合を重ねてきた。既に党内駆け引きは始まっているのだ。

 ▽実は選挙戦の課題は山積み

 ここで改めて気付くのは野党の存在感の薄さだ。怖さを感じさせないからこそ、政権内では早くも、参院選後の布陣や政局が関心事となる。

 だが、参院選で問われるべきことは多い。新型コロナウイルス対策や物価高対策はもちろん、経済政策や財政再建はどうするのか。ウクライナ危機や、中国・北朝鮮の脅威を受けた日本の外交・安全保障政策の在り方、少子高齢化、都市と地方の格差、原発問題も大きな課題だ。

 しかし、野党は迫力を欠き、争点もぼやけがち。このままなら、有権者不在の参院選になりかねない。考えようによっては、選挙は有権者が政党や政治家を鍛える、数少ない機会だ。日本の未来にとって、こんな状況がいいわけがない。現状を変えたいなら、政治が面白くないと考えるなら、投票に行くしかない。

8024チバQ:2022/06/17(金) 17:46:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/cff5b6d360f8b6e41e87d466a1ef0dddab4f8ba8
感染症対策、首相肝いりの司令塔設置 屋上屋の懸念も
6/17(金) 17:18配信


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産経新聞
新型コロナウイルス感染症対策本部で発言する岸田文雄首相=17日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

政府が17日の新型コロナウイルス感染症対策本部で創設を決めた「内閣感染症危機管理庁」は、岸田文雄首相が昨秋の自民党総裁選から掲げてきた肝いり政策だ。政府内では組織再編に慎重論も根強かったが、首相が押し切る形で実現にこぎ着けた。危機管理庁のもとで機動的な感染症対策を行う体制の構築を目指すが、組織を新設しただけでは屋上屋を架す恐れもあり、いかに機能させるかが焦点となる。

【アンケート結果】コロナ収束後もマスク使いたいか?

「やると言ったらやるんだ。必ずやる」

首相は今月上旬、周囲に危機管理庁創設に向けた決意をこう強調した。

これまで首相が問題視していたのが、コロナ対応での明確な司令塔の不在だ。緊急事態宣言の運用などを担当する内閣官房の「新型コロナ等感染症対策推進室」と医療体制強化を担う厚生労働省の「新型コロナ感染症対策推進本部」に分かれていた。ワクチン接種では官邸の意向に厚労省が抵抗し、対応の遅れにつながったこともある。

総裁選で危機管理庁創設を主要公約に掲げた岸田首相が誕生し、危機管理庁設置に向けた議論が本格化するかに見えたが、動きは鈍かった。新たな組織を作ることには「人材も余裕もない。つくる必要はない」(政府関係者)と反発もあったが、首相は「何もしないわけにはいかない」と準備を進めた。

最終的に内閣官房に危機管理庁を置くことを決めた。首相周辺は「有事に首相の指揮が迅速かつ徹底されるようにする」と語る。

ただ、厚労省にも感染症や予防接種などの部署を統合した「感染症対策部」が新設される。有事の際には危機管理庁の傘下に入るが、主導権争いが起きる懸念もある。感染症対応には政府と自治体との連携も不可欠だ。効果的な態勢構築に向けて首相のリーダーシップが問われる。(永原慎吾)

8025チバQ:2022/06/21(火) 08:53:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/465fc8a82d09608845d8877db1940293f07f8ad7
安倍元首相が防衛次官の交代人事に激オコ! 岸田首相に直談判もあえなく却下される
6/20(月) 13:30配信
日刊ゲンダイDIGITAL
岸田首相を呼び付けた安倍元首相だが…(C)日刊ゲンダイ

 霞が関は人事の季節だが、防衛省事務次官の交代劇が波紋を広げている。

 17日の閣議で防衛省の島田和久次官の退任人事が正式に決まったことは、政界で驚きをもって受け止められた。岸田首相が安倍元首相にケンカを売ったとみられているのだ。


 第2次安倍政権で首相秘書官を約6年半も務めた島田氏は、2020年8月に次官就任。自他ともに認める安倍の腹心だ。安倍が主張する「防衛費のGDP比2%」の旗振り役でもある。年末に向けて、国の外交・防衛政策の基本方針となる「国家安全保障戦略(NSS)」や「防衛計画の大綱」など戦略3文書の改定も主導してきた。

「特にNSSは9年ぶりの改定で、島田氏の年末までの続投は既定路線とみられていた。安倍元首相の実弟である岸防衛相も、3文書や重要政策の継続性を理由に島田氏の留任を5月ごろから官邸に打診していました。しかし、官邸は『次官は2年間が通例』として交代を押し切ったのです」(防衛省関係者)

 産経新聞(18日付)によれば、安倍も16日に岸田首相を議員会館の自室に呼びつけ、島田氏の退任人事を再考するよう迫ったという。それでも岸田首相の答えは「ノー」で、人事は覆らなかった。

 後任の鈴木敦夫防衛装備庁長官は、島田氏と同期で、防衛省で同期が2代続けて次官になるのは初めて。また、“上がりポスト”である装備庁長官からのスライドも初めてと異例ずくめ。何としても島田氏を交代させるという執念すら感じる。

「次官交代によって、戦略3文書の方向性が変わる可能性がある。安倍さんが党内を主導してきた防衛費増額や反撃能力保持の議論も尻すぼみになるかもしれません。面白くない人事に安倍さんは『あり得ない』と激怒していたそうで、総理との対立が先鋭化しかねません」(自民党関係者)

次は日銀の黒田総裁?
人事は好きなようにやる(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ

 岸田首相はかねて「参院選に勝てば人事は好きなようにやる」と周囲に話しているという。昨年の総裁選でも、首相になってやりたいことは「人事」と答えていたから、よほど人事に思い入れがあるのだろう。

 党内では、参院選後には岸田首相がいよいよ「黒田切り」に動くという見方もある。日銀の黒田総裁を交代させて、アベノミクスから明確に転換するというのだ。

 このところ安倍元首相が「次の総裁もしっかりとしたマクロ経済路線でやってほしい」などと日銀総裁人事にやたらと言及するのも、岸田人事を牽制するためだろう。安倍外交もアベノミクスも全否定されたら何も残らない。安倍元首相の怒りと焦りは相当なものがあるはずだ。

8026チバQ:2022/06/23(木) 11:58:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/060b1269682e260ebc93f9db0d135c8b758fb58a
無所属の橋本聖子参院議員、7月1日にも自民党復党へ…五輪大会組織委解散に伴い
6/22(水) 18:59配信

読売新聞オンライン
橋本聖子参院議員

 自民党は無所属の橋本聖子参院議員を近く復党させる方針を固めた。7月1日にも復党する見通しだ。


 橋本氏は昨年2月、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の会長に就任する際、「政治的中立」を掲げる五輪憲章を尊重して離党した。五輪が閉幕し、組織委理事会が今年6月、組織委の解散に合意したため、復党できる環境が整った。

 橋本氏は今回の参院選では非改選のため、立候補していない。

8027チバQ:2022/06/24(金) 10:21:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/30ada62c3a0d444b32c8390e965a21e8cafeca04
岸田総理の安倍派パージ第一弾は「実弟・岸防衛相」という衝撃
6/24(金) 9:00配信
FRIDAY
衆議院本会議に臨む岸防衛相(左)と岸田総理

6月17日に発表された次官級人事が永田町に衝撃を与えている。

「岸田文雄総理(64)率いる官邸主導によるロコツな”安倍派パージ”が行われました。安倍晋三元総理(67)の腹心である防衛省の島田和久事務次官(60)の退任が決まったのです。島田氏は、12年12月から安倍元総理の秘書官を約6年半務め、次官就任後は防衛費を5年でGDP比2%の増額を目指す、旗振り役となった”省内随一のキレ者”。特に今年は参院選でも争点の一つとなる、防衛力の抜本的強化に伴い、年末までに戦略3文書改定の議論をまとめる必要があり、島田氏の次官留任が既定路線とみられていました。ところが官邸から示された人事には、後任として既に”あがりポスト”に収まっていた鈴木敦夫防衛装備庁長官(61)の名前があったのです。次官級の装備庁長官からの横滑りは異例で、鈴木氏自身も今回の人事には驚きを隠せなかったといいます」(防衛省関係者)

「120人乱交パーティ」が公然猥褻になる「不可解な理由」

安倍元総理の実弟で防衛大臣の岸信夫氏(63)ら防衛省側は、官邸から示された島田氏の退任人事に対して「現下の厳しい安全保障環境をかんがみ、今回の戦略3文書改定は最も重要となる。年末の文書改定までは島田次官を続投させたい」と継続性の観点から強く反対したが、官邸の意向は変わらなかった。

官邸関係者が内情を明かす。

「栗生俊一内閣官房副長官(63)は『次官の就任2年での交代は慣例』『決定事項ですので』と電話一本で冷たく切り捨てたそうです。今回の人事を主導したのは栗生副長官と木原誠二内閣官房副長官、そして財務省の面々です。そもそも、安倍元総理は今年の経済財政運営の指針『骨太の方針』で、防衛費の大幅増額を主張。原案では『GDP2%』を本文に入れ、必要額達成までの年限を『5年以内』と明記させた。その立役者こそ安倍元総理の腹心である島田次官でした。この動きを苦々しく思っていた財務省は、島田氏を議論から排除することが念願だったのです。安倍元総理の骨太に関する発言を受け、文言を修正するハメとなった岸田総理は周囲に恨み節を吐いており、今回の人事はその意趣返しという側面があります」

今回の官邸の反逆に安倍元総理はすぐ反応。議員会館事務所に岸田総理を呼び、島田次官を続投させるよう直談判したのだが……。

「岸田総理の答えは『もう決まったみたいなんで』とまるで他人事だったそうです。この話を聞いた木原副長官は『安倍総理もよくやりますよね』と勝ち誇ったように笑っていたとか。国防族議員からは『あり得ない判断だ』、与党幹部からは『今回の件で岸田総理が安全保障に関して全く興味が無いことがわかった』という声があがっていますよ。元々、岸田総理には”ビジョン”が無い。2019年にテレビ番組内で総理になったら最もやりたいことを問われ『人事』と答えていましたから(笑)」(自民党秘書)

8028チバQ:2022/06/24(金) 10:21:44

人事を差配した栗生副長官は着任当時から、「とにかく安倍派をパージしたいという岸田総理の意向を受けて動いていた」(自民党ベテラン秘書)という。

「岸防衛相は安倍元総理の実弟ですからロコツですよね。島田次官に今回の人事を説明するにあたって、栗生副長官は『岸田総理に島田次官の留任を3度お願いしたが翻意して頂けなかった。申し訳ないが退任を受けてほしい』と説得していたそうです。安倍元総理が岸田総理に直談判したと聞くや、島田次官に電話を入れて『引き続きこの界隈で仕事したいなら余計なことをするな』とクギをさしたといいます。岸防衛相は参与として島田次官を残そうと動きましたが、これも栗生&木原コンビに潰されるでしょう」(同前)

島田次官の働きぶりを熟知している新聞各紙の防衛省担当記者が一斉に官邸の不可解人事の記事を出すと、岸田総理は6月20日に共同通信社のインタビューで、「(島田次官の人事は)所管大臣の了承を得ている」と、岸防衛相へ責任をなすりつけた。

防衛族議員が憤る。

「岸さんが今回の人事に反対していたのは、防衛省の人間なら全員知ってますよ。それでもあえて岸さんに責任をおしつけたということは、参院選後にも行われる次の組閣で岸防衛相を切る腹づもりでしょう。春先から、岸さんの体調不良説が流れていますが、これも官邸発ではないかと言われている。防衛省ポストを清和会(清和政策研究会。安倍派)から召し上げ、自らが属する宏池会の寺田稔さん(64)を後任に据えるプランがあると聞きます。人事を握って浮かれる気持ちはわかりますが、宏池会の議員は総じてハト派で、安全保障政策については素人が多い。国益無視はいただけない」

次は誰が切られるのか。真夏の霞ヶ関に不穏な空気が漂う中、参院選をむかえる岸田政権。夏が終われば、仁義なき政局が始まる。

FRIDAYデジタル

8029チバQ:2022/07/02(土) 23:32:23
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022070101036&g=pol
島田防衛次官、退任し参与に 官邸は留任認めず
2022年07月02日07時20分

職員に見送られる島田和久前防衛事務次官(中央)=1日午後、防衛省
職員に見送られる島田和久前防衛事務次官(中央)=1日午後、防衛省


 防衛省の島田和久事務次官が1日付で退任した。年末に国家安全保障戦略などの改定を控え、岸信夫防衛相は島田氏の留任を求めたが、首相官邸側が「任期2年」の慣例を主張し認めなかった。岸氏はこれを受け、島田氏を同日付で防衛相政策参与と防衛省顧問に充てた。

 「日本が作る防衛計画に世界中が注目し、期待している。皆さんの力で大いなる成果を出してほしい」。島田氏は1日の離任式で、幹部職員らを前にこう訓示した。
 関係者によると、岸氏の実兄である安倍晋三元首相も、島田氏の交代に反対した。島田氏は、2012年12月から約6年半、首相秘書官として安倍氏に仕え、現在でも関係が深い。
 今回の人事は、防衛費増額をめぐる政府・自民党内の対立が原因との見方がある。安倍氏はかねて、大幅増を求める発言を繰り返してきた。政府が先月閣議決定した経済財政運営の基本指針「骨太の方針」をめぐっても、「国内総生産(GDP)比2%」に言及した上で、「防衛力を5年以内に抜本的に強化する」と明記させた。
 こうした動きに対し、官邸幹部は「一線を退いた人は発言を控えるべきだ」と反発。島田氏を退任させることで、安倍氏をけん制するとともに、安保戦略などの改定論議を、岸田文雄首相の主導で進める狙いがありそうだ。
 省内では、島田氏の続投は既定路線とみられていた。新たに就任した鈴木敦夫次官は、次官級の防衛装備庁長官から異例の横滑りで、今回の交代劇は驚きを持って受け止められた。
 島田、鈴木両氏は1985年に旧防衛庁入りした同期。関係者によると、鈴木氏を次官に充てる人事は、島田氏が自ら決めたという。
 防衛省は新体制の下、安保戦略と防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画の改定に臨む。一方、岸氏は引き続き、島田氏を議論に関与させる考えで、年末に向け官邸側との主導権争いが激しくなる可能性もある。

8030チバQ:2022/07/04(月) 11:10:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/56e593630a8ec24e62afcd592bfef7f00a547c0b
岸田 vs 安倍、防衛省人事から見えてきた安保政策「主導権争い」の構図
7/4(月) 7:02配信
異例の事務次官退官
岸田文雄首相[Photo by gettyimages]

 安倍晋三氏の首相秘書官を6年半にわたって務め、安倍氏との関係が深いとされた島田和久防衛事務次官が1日、退任した。

 後任の事務次官は防衛装備庁長官から横滑りした鈴木敦夫氏。「上がりポスト」の装備庁長官からの就任は初めて。官僚トップの事務次官職は後輩に引き継がれるのが通例だが、島田氏と鈴木氏は同期でもあり、異例の人事を物語る。

 今年12月には国家安全保障戦略、防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画の3文書を改定する大仕事を控え、島田氏の続投が確実視されていた。6月17日になって急遽、降板が閣議決定された。直前に知った安倍氏と安倍氏実弟の岸信夫防衛相が猛反対したが、岸田文雄首相は聞き入れなかった。

 防衛省ポストの内閣副官房長官補に転身する道もあったが、岸田氏は指名せず、結局、政権中枢から締め出した。一方、岸防衛相は7月1日付で島田氏を防衛相政策参与と防衛省顧問に任命したが、その影響力は事務次官と比べ物にならないほど小さい。

首相の狙いはどこにあるのか?
安倍晋三元首相[Photo by gettyimages]

 岸田氏の狙いは、安倍氏へのけん制にほかならない。その火種は6月に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針「骨太の方針」にあった。

 「骨太の方針」は、焦点の1つだった防衛費について、北大西洋条約機構(NATO)加盟国が国内総生産(GDP)の2%以上を目標としていることを例示し、防衛力を「5年以内」に抜本的に強化することを明記した。

 だが、原案には「5年以内」の文言はなかった。

 岸田氏は経済財政諮問会議などの会合で「わが国を守り抜く防衛力を構築すべく、さまざまな取り組みを積み上げて予算を確保していく」と述べるにとどめ、「期限ありき」ではない姿勢を示していた。

 これに異論を唱えたのが安倍氏だ。防衛費のあり方をめぐり、自民党が4月に提言した「5年以内にGDP比2%以上」を書き込むよう求め、党内の議論でも安倍氏に近い議員たちが要求。政権基盤の弱い岸田氏は原案の修正に踏み切らざるを得なかった。

 いつ、だれが「GDP比2%」を言い出したのか振り返れば、昨年9月の自民党総裁選に出馬した高市早苗氏が「米欧並みにするならば国内総生産の2%で10兆円規模だ」と記者団に述べたのが始まりだ。高市氏は安倍氏の支援を受けた。

 このころの島田防衛事務次官は、防衛費の増強を求めて自民党への働き掛けを盛んに行っていた。高市発言は「ロビー活動の成果」といえる。国会対策が仕事の官房長ならともかく、事務次官が議員説明に回るのは極めて珍しい。

いきなり省内ナンバー2の地位に
 島田氏は防衛官僚として、また「安倍氏側近」として、どのような役回りを演じてきたのだろうか。

 島田氏は長く首相秘書官を務めたことや安倍氏が次官続投を求めたことからわかる通り、安倍氏の「大のお気に入り」とされる。2019年7月、首相官邸から6年半ぶりに防衛省に戻り、いきなり省内ナンバー2の官房長に就いた。

 島田氏の防衛省復帰に合わせて、官房長になって1年も経たない武田博史氏が防衛装備庁長官に異動し、同長官だった深山延暁氏は定年まで1年を残し、就任1年足らずで退職を余儀なくされた。

 島田氏のためにポストを空ける玉突き人事が行われた。これらは内閣承認人事にあたり、内閣の意に沿わなければ差し戻される。防衛省が安倍氏の意向を忖度して人事案を提出したのは明らかだ。

 防衛省では難問が待ち受けていた。官房長として復帰する1カ月前、当時の河野太郎防衛相が秋田市と山口県萩市に配備予定だった地対空迎撃システム「イージス・アショア」の推進装置の落下問題を公表し、国家安全保障会議が導入断念を決めていたからだ。

 「イージス・アショア」は2017年、当時の安倍首相がトランプ米大統領に米国製兵器の大量購入を迫られ、導入を決めた安倍氏肝入りの案件である。

 契約を解除すれば、2019年度防衛費に計上した取得費1757億円をそっくり違約金として米政府に取られる可能性があった。巨額の違約金を支払えば、責任問題に発展する。防衛官僚のクビが飛ぶだけでなく、導入の経緯から安倍氏が野党の追及を受けるおそれがあった。

8031チバQ:2022/07/04(月) 11:11:12
イージス導入を形にした「功績」
高橋憲一内閣副官房長官補(防衛省のホームページより)

 そこで当時の高橋憲一事務次官、島田官房長のナンバー1、2コンビのもとで防衛省は「地上イージス」を「洋上イージス」に置き換える荒技を進めていく。

 地上に置くべき巨大レーダーを船に載せるのだから無理がある。洋上イージスこと「イージス・システム搭載艦」は大型化し、最新のイージス護衛艦より766億円も高い1隻約2500億円となる見通しだ。

 洋上イージスを検討途中の20年8月、島田氏が事務次官に昇格し、高橋氏は内閣副官房長官補に栄転した。事務次官経験者がこのポストに就くのは初めて。防衛省同期の前田哲内閣副官房長官補を退任させての内閣官房入りである。

 省内では「イージス・アショアをつなぎ止めた論功行賞」とみられた。これにより、安倍路線を尊重する防衛省関連の官僚人事が完成。20年12月には、安倍政権を継承した菅義偉政権が「イージス・システム搭載艦」2隻の建造を閣議決定した。

 安倍氏を支えるのは官僚だけではない。菅内閣のもとで安倍氏実弟の岸信夫氏が初入閣し、防衛相の職に就いた。

 岸氏は就任してすぐに電話やオンラインで各国との協議や大使との対面会談を繰り返した。その中で安倍氏が打ち出した「自由で開かれたインド太平洋」を強調し、兄の期待通りの活動を続けた。

 20年9月25日、防衛省であった記者会見で「洋上イージスとする場合、(イージス・アショアのレーダーの)SPY7を活用するのか」と問われた岸氏は「契約済みのレーダーを活用することが合理的ではないか。契約を維持していく」と述べ、安倍路線の忠実な継承者を印象づけている。

 安倍氏は首相辞任するタイミングで実弟を防衛相として送り込み、気心の知れた官僚に防衛政策を任せた。米国と約束した「爆買い」路線を破綻させない政官の枠組みがつくられたことになる。

防衛省の厳しい懐事情
 島田氏が防衛費の増強を訴え続けたのは、防衛省の台所事情が「火の車」だったからだ。

 毎年12月に編成する防衛費の補正予算は緊急性が求められるが、防衛省はこれを無視して当初予算で購入すべき兵器類の購入に充てている。その事実をごまかす狙いなのか、防衛省は本年度から21年度補正予算と22年度当初予算を合算して「防衛力強化加速パッケージ」と呼ぶことにした。

 合算した防衛費は6兆1744億円となって過去最大。高額な兵器の分割払い(ローン)にあたる歳出化経費は2兆5506億円となり、前年比7.9%も増えた。この歳出化経費と隊員の人件・糧食費を合わせると防衛費の8割を占める。これらは固定費なので、家計でいえば食費とローンに年収の8割が消えることを意味する。楽な生活とは言えそうもない。

 それでも防衛省は、新規後年度負担として2兆9951億円を計上した。苦しい家計にもかかわらず、ローンを追加するというのだ。この新規後年度負担は次年度以降、歳出化経費に入るから、さらにローン地獄の深みにはまることになる。

 歳出化経費が増えた一番の原因は、安倍元首相がトランプ前米大統領に迫られて米国製兵器を「爆買い」したことだ。

 11年度まで年間500億円から600億円で推移していた米国製兵器の「対外有償軍事援助(FMS)」による契約額は第2次安倍政権以降、1000億円、4000億円、7000億円と膨らみ続けた。兵器の輸入比率は10年度は8.0%だったが、19年度には27.8%に達している。

 「骨太の方針」に防衛力を「5年以内」に抜本的に強化すると追加したのは防衛省にとってまさに朗報。安倍氏の政治力と島田氏のロビー活動により、米国製兵器の「爆買い」を背景にした防衛費の破綻は免れた。言葉は悪いが、「安倍一強の尻拭い」こそが防衛費を大幅に引き上げなければならない理由である。

 安倍路線を継承する官僚が防衛省で実権を握り続ける限り、歳出化経費は増え続けて防衛費の硬直化が進み、「岸田カラー」を安全保障政策に盛り込むことはできない。

 唐突にみえる島田氏切りは、安保戦略などの改定論議を自らの主導で進めたい岸田氏の意思表示だ。安倍氏の呪縛を逃れ、党内の求心力を高めて独自の政策を打ち出すには参院選における勝利が欠かせなくなった。

 7項目ある自民党公約のうち、外交・安全保障をトップにしたのは2019年7月、安倍首相のもとで行われた参院選挙以来のことだ。岸田氏は本気で長期政権を狙っているのかもしれない。

半田 滋

8032チバQ:2022/07/07(木) 10:06:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf012550b683937d249fdb0b636d9e5dbd2e2c22
椅子から30センチ飛んだ 激戦の総裁選 田中角栄首相就任50年/上
7/5(火) 3:00配信



 田中角栄氏が首相に就任してから7日で50年を迎える。「今太閤」「コンピューター付きブルドーザー」と評され、昭和を代表する政治家だった「角さん」。半世紀前を知る人たちの証言を基に、おもに就任までの3日間をたどった。


 ◇秘書官「クールに見ていた」

 角栄氏は当時、衆院議員10期目の54歳。自民党幹事長を経て、佐藤栄作首相から任命された通産相のポストをそつなく務め、次期総裁候補に躍り出ていた。

 1972年7月5日午前。通産相秘書官の小長(こなが)啓一氏(91)は、総裁選の舞台になった東京・日比谷公会堂まで角栄氏を送り届けた。霞が関の秘書官室に戻ると、臨時党大会に集結する衆参両院議員と地方議員の熱気に包まれた会場が、ブラウン管テレビに映し出されていた。我が省の大臣が総理・総裁になるのか――。同僚らもテレビの前に集まり、固唾(かたず)をのんで見つめている。その姿を横目に、小長氏はほっと胸をなで下ろした。「やっと激務から解放される。私の任務はこれで終わり」だと。

 ちょうど1年前の通産相就任時から秘書官を務めてきた。朝、車内で新聞7紙を読みあさり、日々のお供から角栄氏が気分転換に取り組む週末のゴルフまで、多くの時間をともに過ごした。苦楽を味わいながら充実した1年。「田中さんが総理になられても(私が首相)秘書官になることはないわけですから、極めてクールに見ていた」

 ◇テレビ中継見守る支援者ら

 同じころ、霞が関から約300キロ離れた新潟県長岡市。中選挙区制だった頃の新潟3区の中心都市だ。田中家の系列企業「越後交通」の秘書室では、角栄氏の後援会「越山会」で青年部長を務める星野伊佐夫県議(83)や、角栄氏に仕えて「国家老」と呼ばれた秘書の本間幸一氏らが、テレビ中継を見守っていた。

 隣の栃尾市(当時)でも、後に県議や同市長を務め、「角さん一本」で選挙戦を生涯支え続けることになる馬場潤一郎氏(81)が総裁選の行方を気にしていた。繊維会社勤務の会社員。越山会会員ではなく、田中ファンでもなかったが、角栄氏に対する地元の注目度の高さは感じていたという。

 総裁選は、角栄氏、福田赳夫氏、大平正芳氏、三木武夫氏という4人の候補者で争われた。1回目の投票結果は、角栄氏156票、福田氏150票、大平氏101票、三木氏69票。過半数を取った候補者はおらず、規定通り上位2人による決選投票にもつれ込んだ。この時点で角栄氏と福田氏との票差は、わずか6票。「椅子から30センチ飛び上がった」。角栄氏の驚きぶりが伝わっている。

 文字通り「角福戦争」の火蓋(ひぶた)が切られた。この展開に、小長氏は「1年間お仕えしていたから、『田中さんに勝ってもらいたい』という個人的な心情はあった」と振り返る。「時の勢いとしては田中さんの方が優勢かなと、どことなく感じ取っていた」

 佐藤氏による7年8カ月にわたった長期政権。党内刷新のためには、右派勢力を引き継ぐ大蔵省出身で「官僚派」の福田氏よりも、均衡ある国土発展をうたう「日本列島改造論」を掲げたハト派で「党人派」の角栄氏の方が、新しい政治へのイメージにぴったり合うのではないか――。そう分析していたという。

 決選投票の結果は、角栄氏282票、福田氏190票。92票差という圧倒的な勝利を収めて第6代総裁に選ばれると、角栄氏は右手を上げる例のポーズで万雷の拍手に応えた。

8033チバQ:2022/07/07(木) 10:06:29
 ◇「田中でなければ人でない」

 その姿をテレビ画面越しに見守った県内の人々は沸き立った。当時、太平洋側の「表日本」に対し「裏日本」といわれた新潟県から、初の自民党総裁、そして首相へ。「それは、みんなすごかったよ。『田中(越山会)でなければ人でない』と。ここらで(角栄氏を)支持している人は、みんなそうだった」。馬場氏は当時の栃尾の情景を明かした。

 一方、霞が関で総裁選の行方を見届けた小長氏は安堵(あんど)していた。「これで完全解放だ」。おもむろに秘書官室で書類整理を始め、次の省内ポストに思いをはせた。【内田帆ノ佳】=続く

 ◇田中角栄元首相の生涯

1918年 5月 二田村(現柏崎市、旧西山町)の牛馬商も営む農家に生まれる

  33年 3月 二田尋常高等小学校高等科卒業

  34年 3月 東京・日本橋の建築会社「井上工業」で働く

  36年    住み込み店員などをしながら私立中央工学校土木科を卒業

  43年 10月 東京・飯田橋に「田中土建工業」を設立

  46年 4月 戦後初の衆院選に立候補し落選

  47年 4月 衆院旧新潟3区から再挑戦。初当選

  53年 6月 加茂市で後援会「越山会」発足

  57年 7月 第1次岸信介改造内閣で郵政相として初入閣

  61年 7月 自民党政調会長に就任

  62年 7月 第2次池田勇人改造内閣で蔵相に就任

  65年 6月 自民党幹事長に就任(66年辞任、68年再任)

  71年 7月 第3次佐藤栄作改造内閣で通産相に就任

  72年 6月 「日本列島改造論」を出版

     7月 自民党総裁選で福田赳夫氏を破り、戦後最年少(当時)で第64代首相に就任

     9月 中国・毛沢東主席と会談し、日中国交正常化を果たす

  73年 10月 日ソ共同声明を発表

  74年 10月 月刊「文芸春秋」が「田中角栄研究」で「金脈問題」を掲載

     12月 金脈問題巡り首相を辞任

  76年 7月 自民党を離党

     8月 ロッキード事件で東京地検に受託収賄罪などで起訴される

     12月 「ロッキード選挙」、つじ説法で12回         目の当選

  83年 10月 ロッキード事件で東京地裁から懲役4年、追徴金5億円の実刑判決を言い渡される。控訴

     12月 衆院選で金権批判の中、22万票超の得票

  85年 2月 脳梗塞(こうそく)で倒れ、東京逓信病院に入院

  86年 7月 病床から立候補し、不在選挙ながら16回目の当選

  87年 7月 ロッキード事件の控訴審で、東京高裁が1審を支持し控訴棄却。上告

  90年 1月 政界引退。衆院議員在職期間は16期43年。越山会も解散

  93年 12月 甲状腺機能亢進症に肺炎を併発し、死去。ロッキード事件は上告審の審理途中で公訴棄却

8034チバQ:2022/07/07(木) 10:09:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/865db4d361b33f98ef361f5bfb8bce6ef39cfa56
「列島改造」実現へ 異例の秘書官続投 田中角栄首相就任50年/中
7/6(水) 3:00配信
 自民党総裁選から一夜明けた1972年7月6日。臨時国会での首相指名選挙で、角栄氏は戦後最年少(当時)の54歳で第64代首相に選ばれた。通産相秘書官として残務整理に追われていた小長啓一氏(91)は「テレビにかじりつく感じで見ていた」と、遠い記憶をたどった。

【田中角栄氏が党総裁だった当時のポスター】

 ◇「すまんが君、やってくれ」

 翌7日。高らかに掲げた「決断と実行」のキャッチフレーズとともに第1次田中内閣が発足した。約4年後のロッキード事件の際、三木武夫内閣の法相として角栄氏の逮捕にゴーサインを出す新潟県村上市出身の稲葉修氏も、文相として入閣した。首相在任期間886日の幕開けだった。「何の気なしにテレビを見た」。首相就任当日をそう振り返る馬場潤一郎氏(81)が、県議に就き、角栄氏との出会いを果たすのはまだ先のことだ。

 組閣を終えた直後、角栄氏は通産省官房長に電話をかけた。小長氏の部屋の電話が鳴った。聞こえてきたのは官房長の声。「これは私の命令じゃないよ。俺と一緒に首相官邸へ行ってくれ」

 急行した。待ち構えていた角栄氏は、いつものへりくだった口調で「すまんが君、秘書官を続けてやってくれ」と一言。ただこの時、角栄氏には既に3人の担当秘書官があてがわれ、通産省のポストは存在しないはずだった。「何を担当するのでしょうか……」。小長氏が問うと、角栄氏は少々興奮した顔つきで「何を言うか君、『列島改造』に決まっているじゃないか!」と言い放った。

 ◇天下取りのマニフェスト

 田中内閣が掲げた「日本列島改造論」は、角栄氏による天下取りのマニフェストとして小長氏ら官僚が中心になって手掛けた。この代表的著書は、総裁選直前の6月20日に発刊されると90万部以上を売り上げ、「列島改造ブーム」の火付け役となった。小長氏に対する秘書官続投の打診は、その実現に向けた異例の人事だったという。

 数秒間の沈黙の末、小長氏は言った。「分かりました。それでは公報担当ということでいかがでしょうか」。他の3人の秘書官の仕事にも配慮し、「(職務を)オーバーライド(超越)するのは、役人の仁義や分担の関係で芳しくない」と考えを巡らせて絞り出した「最適解」だった。

 「ああ、それはグッドアイデアだ」。角栄氏も納得し、各省庁から派遣される4番目の秘書官として初めて首相官邸入りした。「少し楽をしようとしていたのが、一瞬にして大変な重責に入る格好になったわけですよ」。小長氏は軽快に笑う。狭い首相秘書官室に小長氏のスペースはなく、その後1週間、官房長官秘書官室の一角で過ごしたという。

 ◇握手しすぎて手を痛め

 田中首相就任から数日後。角栄氏の後援会「越山会」の青年部長だった星野伊佐夫県議(83)は、長岡市から仲間とともに長距離バスに揺られ、角栄氏の就任祝いのため東京・目白邸を目指した。

 祝いの席で角栄氏は、駆けつけた支持者らと次々に握手を交わし、ついには水をためたバケツの中に両手を突っ込んだ。「オヤジさん、手を痛がって水の中に浸していた。ああいうことをやる人だったもんな」。星野氏は、とつとつと記憶を掘り起こした。

 そして就任後初のお国入り。角栄氏と同郷の旧西山町(現・柏崎市)で生まれ育ち、後に星野氏、馬場氏とともに県議を務めた三富佳一氏(84)は当時、太田地区越山会の事務局を担当し、西山町議の2期目だった。角栄氏が訪れたのは町立西山中の体育館。恩師をはじめ、越山会の人々で埋め尽くされた会場で行われた就任あいさつは大いに盛り上がった。「こまい(細かい)ことは忘れちゃったな」。そう話す三富氏だが、故郷で熱弁を振るった「越後の英雄」の姿は今も鮮明に覚えているという。

 霞が関から永田町へと移った小長氏、そして県内にいた星野、馬場、三富の各氏。角栄氏に関わった人たちはその後、政治の渦に身を投じることになる。【内田帆ノ佳】=続く

8035チバQ:2022/07/07(木) 10:15:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e2be9018893862c4fd36b6650bf68cda5c104f2
「理屈より現場」いまなお響く角さん語録 田中角栄首相就任50年/下
7/7(木) 3:00配信
毎日新聞
首相就任後、初めての記者会見に臨む田中角栄首相

 今回の連載には、田中角栄氏の首相秘書官を務めた小長啓一氏(91)、新潟県議の星野伊佐夫氏(83)、元県議で旧栃尾市長の馬場潤一郎氏(81)、元県議の三富佳一氏(84)に協力していただいた。角栄氏について4人に振り返ってもらった。

【田中角栄氏が党総裁だった当時のポスター】

 ◇「理屈よりも現場」人生訓に

 ◇小長啓一氏

 (首相就任)当時(通産相秘書官を務めて)1年たってほっとしていたら、再び(首相)秘書官になったわけですね。

 だいたい首相官邸では昼飯は秘書官と一緒で、10〜15分で終わります。首相就任後、昼飯の席に行く時に、たまたま一緒に歩くような場面がありました。親族でもなければ政治家の上下関係があったわけでもないお付き合いで、田中さんから「巡り合わせとしての縁を大事にしようね」と言っていただいて、ほろっとした。

 これはよく言うセリフなのですが、「君の生まれはどこだ?」と通産相秘書官になって1週間くらいで聞かれ、「岡山です」と答えた。「岡山というのは、雪は(『雪国』を著した)川端康成のロマンの世界だよな。どっかの料亭で美人の娘からお酌をしてもらいながら一杯飲んで雪を愛(め)でると。岡山県人にとって雪はそんなもんだ。新潟県人の俺にとって、雪は生活との戦いだ」と言われた。これが私のモチベーションを、とんと高めた。

 それから田中さんがよく言われていたのが、「努力なくして天才なし」と「理屈よりも現場。理屈をしゃべっている暇があるんだったら現場に行ってみなさい。現場の中にこそ真実がこもっている。政策の芽はそこにある」でした。自分の人生訓になっていて、思い返しながら反省材料にしています。

 ◇額縁の裏の筆書き、絶筆に

 ◇星野伊佐夫氏

 これが田中先生の絶筆(星野氏宛て。富士山の写真が入った額縁の裏に筆書きで『越山 田中角栄』)。倒れる前の日(1985年2月26日)に目白に行ったんだよ。そしたらオヤジ(角栄氏)が「なあ星野君、良い写真だろ?」。「よく写っていますね」と答えて「欲しいな」と言ったら、「そっか、長岡持ってくっか」。そんで事務所の人が梱包(こんぽう)してくれた。まさか明日倒れるとは……。そいで(27日の)夕方になって早坂茂三秘書から電話が来て、「星野さん、たまげるなよ。オヤジさん倒れたで」と。

 絶筆だとは俺、知らんかった。思いもよらなかった。そしたら倒れて数カ月後に秘書さんから電話があって「星野先生、あんた先生が写真くれたけども、今ありますか?」「うん、ありますよ事務所に」「あれが絶筆になりました」と。

 いちばん最初(の出会い)は長岡駅なんですよ。通産相で来られた時に、田中先生が歩いてくるでしょ。それで越後交通の本間幸一先生が、こう俺をぐっと前に出すんだよ。「これ(越山会)青年部、星野です」「お、今度遊びに来なさい、東京に」。それが第一声だった。やっぱり自分の盟主だよね。昭和51(1976)年のクリスマスに目白に呼ばれてさ。「お前、県(議)会出ろよ」と。もしご存命であれば、いっぱい相談に行っただろうね、山ほど。

 ◇「葬儀は最後の付き合い」

 ◇馬場潤一郎氏

 最初の頃は田中先生が、そげな偉い人だとは思わなかった。(私が)県議になっていない時はね。県議になって1年目。冬になると栃尾は陸の孤島になってどこも行けないから、栃尾市民のため悠長に待ってはいられない。その陳情で田中先生のところに行った。

 「何としても(県議の任期)4年の間に造らなければならない道路があるのです」と言うと、「お前、色は黒いし面白い男だな」と。亀の形の呼び鈴があってしっぽ部分を押すと、リンリンと鳴る。それが秘書の部屋につながっていて、「今度新しく出た馬場君というのだけれど、君に頼みがあるということだから聞いてやれや」と秘書を紹介してくれた。

 だんだん(目白邸に)出入りするようになって、昼時はカツ丼とか食わせてもらった。俺たちが一服している間に、身の回りの世話をする人が「先生、時間ですから」と、いつも喪服を持ってくる。「そんなにしょっちゅう葬儀に行くんですか?」と言うと、「お前たちは結婚式と葬式、どっちを大事にする?」と聞かれる。華やかだし「結婚式だ」と皆が言うと、「だからお前たちはダメなんだよな。葬儀は、その人間との一番最後の付き合いだぞ。それを大事にするようでなければ絶対政治家なんて出世しないよ」。ごもっともだなと。そういうところが今でも人気があるんだろうね。

8036チバQ:2022/07/07(木) 10:15:37
 ◇人間味のある人格を持った人

 ◇三富佳一氏

 初めて会ったのは昭和38(1963)年ごろ。郵政相を経た田中先生は衆院選の時などに街頭演説に出てたからね。私は(一有権者として)一番前ではなく、陰で拍手していた。大臣クラスになると、普通の人ではないような段違いの人間みたいだったが、非常にざっくばらんだったね。田中先生が生まれた西山地区は、雨風でも雪が降っていても必ず大勢集まった。気さくなところもあって「オーオー、元気だったか?」と、敬礼しながら選挙区を回っていた。

 目白邸には年に何回も行った。「今日は何だ、三富」と言って図面を広げて、時には「ちょっと待ってて。建設省のを出せ。電話に」と秘書に言いつけ、「おお田中だ、あれどうだ、ちょっとどうにかしなきゃダメだな。そのうちに図面持ってきて、説明聞かせてくれよ」と話していた。

 昭和51(1976)年の衆院選では(旧西山町)坂田の家に来て、越山会の人たちを前に「俺はこれから東京に帰る。村山達雄を必ず俺が大蔵大臣にするから」と言った。中選挙区制だから村山は同じ新潟3区(のライバル)。普通の人間なら、そういうことはしない。「日本のためになる」と思って言ったことで、良い逸話だ。結果的に村山は蔵相になった。普通の人が持たない人間味のある人格を持った人で、それを現実にしてきた人。尊敬に値する。【内田帆ノ佳】=おわり

8037チバQ:2022/07/07(木) 19:32:02
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/702623
ニュース > 政治
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<乱戦 選挙インサイド>(14)非主流派の菅 麻生と遺恨、復権左右
07/07 05:00
 「朝日健太郎を手伝ってくれませんか」。自民党東京都連関係者は今春、副総裁の麻生太郎(81)に参院選東京選挙区で再選を目指す朝日への支援を要請した。無派閥の朝日が当選すれば麻生派入りする案も打診したが、麻生は首を縦に振らなかった。

 念頭にあったのは前首相菅義偉(73)だ。「菅は朝日を支援している。麻生派が支援すれば二人の仲がこじれるのは必至だった」(官邸筋)。麻生と菅の間には遺恨がある。

 麻生は首相時代の2008年、金融危機に直面し、支持率が高いうちの衆院解散を模索したが、選対副委員長だった菅らに止められた。翌09年の衆院選で大敗して民主党に政権交代を許し、「早期解散に踏み切っていれば」と後悔する。

 菅は首相在任中の21年、新型コロナ対応への批判などで求心力が低下する中、起死回生のため党役員人事を試みた。しかし、麻生らが難色を示し、人事は頓挫して退陣に追い込まれた。

 その後の総裁選で、現首相の岸田文雄を支援した麻生は副総裁に就き、前行革担当相の河野太郎を推した菅は非主流派に追いやられた。5月に二人は2度会食したが、「関係は冷めたままだ」(政府関係者)。

 今回の参院選で、道選挙区は菅が推す長谷川岳と、麻生派の船橋利実がしのぎを削り、神奈川選挙区は麻生に近い前幹事長甘利明が支援する浅尾慶一郎と、菅を政治の師と仰ぐ三原じゅん子が争う。麻生と菅の代理戦争とも呼べる構図の中、菅は「票を分け合うなんて甘いことは考えない」と手を緩める気配はない。

 新型コロナ対応などが再評価され、遊説に引っ張りだこの菅だが、今後の展望は開けていない。参院選後に想定される内閣改造、党役員人事では、麻生の意向が影響するとみられ、菅に近い議員が再び冷や飯を食えば、菅自身の求心力低下につながりかねない。

 麻生周辺は「人事で処遇されれば、菅は党執行部を敵に回せなくなる」とみる。岸田も菅のもとを訪ねて教えを請い、懐柔を図る。参院選の結果を受け、菅が復権に向けてどのような戦略を描くのか注目が集まっている。=敬称略=(石井努)

8038チバQ:2022/07/08(金) 21:20:19
安倍晋三亡くなって
次の選挙で二階俊博(1939生まれ)と麻生太郎(1940生まれ)が引退すると
キッシー(1957年生まれ)の邪魔するのは菅義偉(1948年生まれ)くらいか?
黄金の3年どころじゃなくなりそう 

石破茂(1957年生まれ)
茂木敏充(1955年生まれ)
河野太郎(1963年生まれ)
林芳正 (1961年生まれ)


清和会はどうする?
(高市早苗 当選9)(政調会長)
下村博文 当選9  会長代理
松野博一 当選8  (官房長官)
西村康稔 当選7  事務総長
萩生田光一当選6  (経産大臣)
稲田朋美 当選6  事務局長
世耕弘成 参5   参院幹事長

8039チバQ:2022/07/08(金) 22:05:10
ポストきっしー。ポストポストきっしーと言えるのはこの辺くらいかな

清和会系
当選09 1954生 下村博文   清和会会長代理
当選06 1959生 稲田朋美   清和会事務局長
当選09 1961生 高市早苗   政調会長
当選08 1962生 松野博一   官房長官
当選07 1962生 西村康稔   清和会事務総長
当選参5 1962生 世耕弘成   参院幹事長 1998年初当選8〜9期相当
当選06 1963生 萩生田光一  経産大臣
当選04 1967生 福田達夫   総務会長


平成研
当選10 1955生 茂木敏充   幹事長
当選08 1973生 小渕優子   組織運動本部長

菅系
当選09 1948生 菅義偉
当選12 1957生 石破茂
当選09 1963生 河野太郎   広報本部長
当選05 1981生 小泉進次郎

宏池会
当選10 1957生 岸田文雄   総理大臣
当選08 1960生 小野寺五典
当選参5+衆 1961生 林芳正  外務大臣 1995年初当選9期相当

その他
当選10 1960生 野田聖子   特命担当大臣

8040チバQ:2022/07/09(土) 10:36:13
https://hochi.news/articles/20220708-OHT1T51252.html?page=1


安倍晋三元首相死去で党内最大・安倍派、後継者巡り分裂も…有力者ズラリ、次期総裁選がハードルに

2022年7月9日 6時0分スポーツ報知







# 社会



亡くなった安倍晋三元首相

 体調不良による退陣後も、安倍晋三元首相は衆参94人の党内最大派閥・安倍派(清和政策研究会)のトップとして存在感を発揮していた。派内での発信力も突出しており、「派閥内にナンバー2はいない」と言われるほど。安倍氏の突然の死に幹部らは結束を唱えているが、後継者を巡り派閥が分裂する可能性もある。

 安倍政権で閣僚も務めた同派の世耕弘成参院幹事長はこの日、「私にとっては兄であり、師匠。苦しい難局を乗り切った思い出がたくさんある」と話した。選挙戦は9日で最終日を迎えるが「安倍氏のご意志を受け継ぎ、あと1日全力で戦い、良い数字を報告できるよう頑張っていきたい」と述べた。
 福田達夫総務会長は声を詰まらせ「本当に腹立たしいです。安倍元総理が何をしようとしていたかをもう一度見直して、しっかり継ぐべきものを継ぐべきだ」と語った。
 清和会は福田赳夫氏、森喜朗氏、小泉純一郎氏、福田康夫氏、それに安倍氏の5人の首相を輩出。特に小泉政権以降は、党内で大きな影響力を誇ってきた。安倍氏退陣に伴う総裁選では官房長官として安倍氏を支えた菅義偉氏を支持し後継者に。菅氏不出馬に伴う昨年の総裁選では、安倍氏は無派閥ながら自身と近いとされる高市早苗政調会長を支持。高市氏は議員票では本命候補だった河野太郎氏を上回り、安倍氏の影響力の強さを見せつけた。

安倍派入りを模索する高市氏はこの日、「本当に偉大な国家観を持った政治家。安倍氏の志、思いをしっかりと受け継いで歩み続けていく。それを持って恩返しをしたい」と述べ、安倍氏の政治信条を受け継ぐと表明した。
 ただ派内には下村博文前政調会長、萩生田光一経済産業相、稲田朋美元防衛相ら有力議員がひしめく。下村氏は「清和研としても状況を見ながら、一致結束してやっていこうと話した」と語った。参院選後も当面は結束していくとみられるが、24年までに行われる次期総裁選が次のハードル。有力議員間で調整がつかず、派内の意見が割れれば分裂の可能性もある。

8041チバQ:2022/07/09(土) 10:38:37
最大派閥会長として存在感示した安倍氏 死去は岸田政権に影響か

2022/7/9 05:00

https://www.google.com/amp/s/mainichi.jp/articles/20220708/k00/00m/040/311000c.amp


(67)は自民党最大派閥・安倍派の会長として政策面での発信を強めていた。参院選後をにらんで、岸田政権内で存在感を示す狙いがあったとみられる。安倍氏の死去は岸田文雄首相の今後の政権運営にも大きく影響しそうだ。
 安倍氏は自民党内で積極財政派の後ろ盾となり、基礎的財政収支(プライマリーバランス)を2025年度に黒字化する目標を政府の「骨太の方針」(6月に閣議決定)から削除させた。来年度予算編成に向けては防衛費を7兆円近くまで増額するよう繰り返し主張した。一方、首相はこれまで明確な方針を示していないことから、政権内では、首相官邸と安倍氏の間のすきま風を懸念する声が出ていた。



岸田文雄首相=吉田航太撮影

 首相が会長を務める岸田派は党内第4派閥で、安倍派、茂木派、麻生派の支援とバランスで政権が成り立っている。その意味で、参院選後に予定される自民党役員・内閣改造人事で首相が独自色を出すか、引き続き各派に配慮するのかは党内の関心事だ。会長を失った安倍派が最大派閥として求心力を維持できなければ、各派閥の均衡が崩れかねない。
 国会での憲法改正論議も左右されそうだ。先の通常国会では、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、自民党を中心に緊急事態条項創設の議論が先行したが、安倍氏は衆院憲法審査会の同党幹事に「今こそ9条を議論しなければおかしい」と指示した。自民党関係者は「安倍さんの遺志を継ぐ形で改憲論議が進むのではないか」と語る。
 安倍氏は首相時代に進めた経済政策「アベノミクス」について、岸田政権が修正に踏み出さないようにらみをきかせていた。大規模な金融緩和を続けてきた日銀の黒田東彦総裁は来年4月に任期が満了する。アベノミクスの路線継承を望んでいた安倍氏がいなくなったことで、後任人事にも注目が集まる。
 安倍氏は06年から07年と、12年12月から20年9月まで首相を務め、通算在職日数は3188日と歴代最長を記録した。祖父は岸信介元首相、父は元毎日新聞記者の安倍晋太郎元外相。神戸製鋼所勤務や外相秘書官を経て、93年衆院選で自民党から初当選。清和会(現安倍派)に所属し、当選10回。
 第1次政権、第2次政権とも持病の悪化で退陣したが、最近は安倍派会長として精力的に政治活動をこなしていた。

8042チバQ:2022/07/09(土) 10:40:47
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/97285?page=1&imp=0

2022.07.09


安倍晋三元首相の急逝で懸念される「最大派閥・清和会」の行く末

自民党内政局に与える甚大な影響


直ぐに頭を過ったのは

7月10日投開票の第26回参院選は、報道各社の終盤情勢調査通り、自民党勝利で決することに疑いの余地はない。
問題は参院選後の岸田文雄政権の先行きである。『文藝春秋』(8月号)に興味深い記事が掲載されている。朝日新聞の曽我豪編集委員の「岸田首相に『語る口』はあるか―『黄金の三年間』という言葉こそが政党政治の劣化を物語っている」である。
《「聞く耳」を標榜し、「検討する」を連発する首相にすれば、自民党つまり「我々」を主語とするのは、調整型の手法の結果かもしれない。「一強」体制の元で強硬姿勢が目立った安倍晋三、菅義偉両政権との違いが、現段階までの世論の好感を呼んだ可能性もあろう。だが「歴史を画する課題」に「挑戦する」と言うのなら、国民・有権者が審判を下すうえで一番知りたい情報は、危機に臨む首相の「私の決心」ではないのか》と曽我氏は言う。
筆者は6月中旬、曽我氏と長時間酒食を交えて話す機会があった。その折に、同氏は記事中でも使っている「我々という一人称複数形」「一人称単数形である私」を頻繁に口にした。要するに、岸田氏は主語の使い方を、自民党の派閥・宏池会領袖の先達である池田勇人、宮澤喜一両元首相に倣って「我々」ではなく「私」でもって、山積する課題に対処すべきだと言っているのだ。
この指摘に得心する。確かに60年前の1962年7月の参院選で池田首相は「所得倍増」など経済優先主義で自民党勝利に導き、翌年11月の衆院選でも勝った。30年前の92年6月に宮澤首相は国連平和維持活動(PKO)協力法案を参院本会議で可決・成立させた。同首相は最側近の加藤紘一官房長官の反対を押し切って衆参院採決を強行したとされる。
池田、宮澤両氏はいずれもが「我々」よりも「私」を優先しての政治決断を行っているのだ。それでも、病魔に冒された池田氏は64年夏季東京五輪後の同11月に退陣した。首相在任期間は4年4カ月(1575日)だった。一方、短命政権(1年9カ月)に終わった宮澤氏は自民党内権力闘争により93年6月に内閣不信任決議案が可決され、7月の総選挙で同党は敗北・下野した。
では、岸田氏は主語「私」として何を成し遂げようとしているのか。宏池会のDNA「軽武装・経済重視」を色濃く継承している同首相は自らこそが憲法改正を実現できるのだとの意欲を抱いているのは明らかである。
憲法改正の自民党案4項目のうちで自衛隊の明記(条文の新設)と緊急事態の条項(同)だけは是非とも実現したいと首相周辺は筆者に語る。中国による東・南シナ海、インド太平洋地域での活発な海洋進出やロシアのウクライナ侵略など日本を取り巻く厳しい環境からも必須というのである。

8043チバQ:2022/07/09(土) 10:41:47
と、ここまで綴ってきたところ(8日午後0時過ぎ)、安倍晋三元首相が参院選遊説先・奈良市で銃撃されたと衝撃のニュースが飛び込んできた。直ぐに頭を過ったのはロナルド・レーガン米大統領暗殺未遂事件である。1981年3月30日、ワシントンDCでレーガン氏は狙撃されたが、シークレットサービスが身を挺して守り一命を取り留めたのだ(当該のシークレットサービスと警官1人が死亡)。翻って我がSPはどうだったのか。戦後、我が国では現・元首相の暗殺は発生していない。正直、米国で頻発する銃撃事件は他人事のように思っていた。が、それが我が身の事となったのだ。
安倍氏亡き後の自民党内政局に与える影響

奇しくも7日午後、筆者は安倍、菅政権下で主要ポストを歴任した安全保障専門家と懇談した。その際、先のG7(主要7カ国)ドイツ・エルマウサミット、続くNATO(北大西洋条約機構)スペイン・マドリード首脳会合に関すること、さらに最近の安倍氏の際立つメディア露出、安倍氏と岸田首相の距離感、安倍氏の岸田政権誕生時の首相人事への不満までが話題となった。
山上徹也容疑者は「安倍元首相に対して不満があり殺そうと思って狙った。元首相の政治信条への恨みではない」と供述しており、確信犯である。そして安倍氏は同日午後5時3分亡くなった。元海上自衛隊員ということから、その背景に関心が集まっている。だが、本稿執筆時点では軽々な事は言えない。
ただ、安倍氏亡き後の自民党内政局に与える影響だが、懸念されるのは最大派閥・清和会の次期会長次第では派閥再編の動きのトリガー(引き金)となって、岸田首相の政権運営に支障を来すことである。首相周りには危機管理マインドがある木原誠二官房副長官(政務)を始め、栗生俊一官房副長官(事務)、秋葉剛男国家安全保障局長、嶋田隆首相首席秘書官などがいるので、この危機を何とか打開してくれるはずだ。

8044チバQ:2022/07/10(日) 20:54:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb6eace1b8f2f2f9df17b5a032cdd181fc0ff110
安倍元首相銃撃事件が内閣改造に影響 岸防衛相と高市政調会長「交代させれば政局になる」
7/10(日) 14:15配信

NEWSポストセブン
岸信夫・防衛相と高市早苗・政調会長(写真/時事通信フォト)

 安倍晋三・元首相が参院選の応援演説中に銃撃され、亡くなった事件は国内外に衝撃を与えた。参院選後の政界にも大きな影響を及ぼすとされているが、最大の焦点となるのが予定されていた内閣改造人事だ。7月6日付の時事通信はこう報じていた。


〈政府・与党は6日、参院選(10日投開票)後初めてとなる臨時国会を8月3日に召集し、5日までの3日間の会期とする方向で調整に入った。複数の関係者が明らかにした。その後の内閣改造も検討しており、選挙結果も踏まえて岸田文雄首相が時期や規模を判断する〉

 だが、その2日後に起きた銃撃事件によって、様相は一変した。とりわけ、交代説が取りざたされていた岸信夫・防衛相と高市早苗・政調会長をめぐっては、岸田文雄・首相にとって非常に難しい判断を迫られることになる。ベテラン政治ジャーナリストは言う。

「2人は安倍氏の実弟と愛弟子で、ともに安倍氏の強い後押しがあって就任した経緯があります。岸氏の場合は、かねて健康不安説が囁かれており、『国際情勢が不安定な中、防衛大臣の任に耐えられないのではないか』と指摘されてきた。次の改造人事では交代が検討されていましたが、もし本人が『兄の遺志を継ぐ』と言って続投を望んだ場合、首相としてもなかなか辞めさせにくいのではないか」

 さらに複雑なのが高市氏をめぐる状況だ。

「高市氏は茂木敏充・幹事長との対立が表面化しており、党執行部の中で孤立している状態です。次の党人事で外されるのが濃厚とみられていましたが、それは『岸田首相が安倍氏を説得し、納得してもらう』ことが前提でした。安倍氏亡き今、岸田首相が“高市外し”に動くと、『安倍氏が生きていたら許さないはずだ』という声が党内から上がる可能性が高い。

 とくに、先の総裁選で安倍氏とともに高市氏を支持した勢力の一部には、今後は高市氏が『安倍氏の遺志を継ぐ後継者』という見方がある。その高市氏がすぐに交代となれば黙っていられないでしょう。一気に政局化する可能性もあります」(同前)

 巨大な権力者を失った政界は、混迷に向かいつつある。


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