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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

6023名無しさん:2020/12/26(土) 21:07:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/285eeb4b994a31904dd5dbbe0da5bc2815265751
二階俊博幹事長の「権力の源泉」 なぜ総理を呼び出せるほどの実力者になったか
12/26(土) 16:05配信

 いまや自民党の“最高実力者”となった二階俊博・幹事長(81)。旅行代理店の全国組織・全国旅行業協会の会長を長年務める「観光業界のドン」としても知られ、菅義偉首相が独断で年末年始のGo Toトラベル全国一斉停止を表明すると、二階氏はその夜(12月14日)、芸能・スポーツ関係者らと開いた“ステーキ会食”に首相を呼びつけ、「二階さんの一声で総理が飛んできた」(二階派議員)という権勢ぶりを見せつけた。

 その政治権力はかつて「自民党のドン」と呼ばれた金丸信・元自民党副総裁に匹敵するとも言われる。だが、金丸氏が当時の最大派閥・経世会(竹下派)の圧倒的な数と力を背景にキングメーカーとなったのに対し、二階氏率いる志帥会(二階派。所属議員47人)は細田派(98人)、麻生派(55人)、竹下派(54人)に続く自民党第4派閥で、岸田派(47人)と並ぶ。往年の金丸氏のような「数の力」があるわけではない。

 それがなぜ、総理を呼びつけるほどの権力を握ることができたのか。

巧みな政界遊泳術
 二階氏の“成り上がり物語”を政治経歴から辿ってみよう。

 和歌山県御坊市出身で父・俊太郎は戦前からの和歌山県議、母・菊枝は医師だった。中央大学法学部政治学科を卒業して代議士秘書を務めた後、落選していた父の跡を継ぐ形で1975年の和歌山県議選で当選。県議を2期つとめた後、1983年総選挙に自民党(田中派の候補)から出馬して初当選した。いわゆる2世議員だ。

 田中派から竹下派と続く若手議員時代に運輸政務次官、自民党交通部会長を務めて運輸族議員の仲間入りをする。その後、一貫して運輸・観光行政に関わる原点となった。

 政界遊泳術は巧みだ。

 1993年、宮沢内閣不信任決議案を経て竹下派が分裂すると、小沢一郎氏に従って自民党を離党し、細川連立内閣で2度目の運輸政務次官に就任。このころには“影の運輸大臣”と呼ばれた。

 その後も新進党、自由党と小沢氏に従って側近の1人として頭角を現し、小渕内閣で自民党と自由党が連立すると、念願の運輸大臣として初入閣。この運輸大臣時代、二階氏は航空会社や大手旅行代理店の社長ら旅行業者2000人の大訪問団を率いて中国を訪問した。

 しかし、小沢氏が連立を離脱して自由党が分裂すると、政権にとどまって「保守党」(後に保守新党)結成に参加。小渕氏の急死後、続く森内閣の自公保連立政権でも運輸大臣に再任された。小泉内閣時代の2003年に自民党に復党する。

 約10年ぶりの自民党復帰──。二階氏が出世の糸口をつかんだのはこの小泉内閣時代だ。

 二階氏は保守新党から一緒に自民党に合流した議員と旧二階派(二階グループ、「新しい波」)を旗揚げして派閥領袖となり、出戻りながら小泉首相から選挙の実務を担当する自民党総務局長に抜擢されると経産大臣、自民党国対委員長とトントン拍子に出世していく。

6024名無しさん:2020/12/26(土) 21:08:19
>>6023

野党幹部の孫の誕生日も覚えていた
 この頃の興味深いエピソードがある。

「二階さんは小泉さんから郵政民営化特別委員長や国対委員長をまかされただけあって、国会対策に非常に長けていた。野党幹部の孫の誕生日まで覚えていて、プレゼントを贈る。そうした野党パイプを使って対決法案の審議をうまく進めていった」(野党議員)

 第1次安倍内閣では党3役の総務会長(1回目)に就任、福田内閣と麻生内閣でも経産大臣を歴任して党実力者としてのし上がっていく。

 派閥の拡大にも熱心だ。

 二階氏は小泉郵政選挙(2005年)で大量に当選した小泉チルドレンのうち、選挙地盤が弱い比例代表の議員を取り込んで派閥を拡大し、一時は衆参20人近い勢力となった。

 しかし、2009年総選挙で自民党は大敗。最もダメージが大きかった旧二階派は二階氏を除く衆院議員全員が落選し、派閥が消滅してしまう。前代未聞の敗北だった。

 転んでもただでは起きないのがこの政治家の真骨頂だ。

 二階氏は残った参院議員2人と伊吹派(志帥会)に合流し、伊吹文明氏が衆院議長就任(2012年)に伴って派閥を離脱すると、自ら会長に就任して二階派に衣替えさせた。いわば、派閥を“乗っ取った”のである。それが現在の二階派だ。

 第2次安倍政権になってからは自民党は国政選挙で連戦連勝するが、二階派は選挙のたびに勢力を減らしながらも、無派閥の新人や他派の議員をスカウトして派閥を拡大してきた。

「二階さんは“数は力”の信奉者で、スネに傷を持つ議員でも来る者は拒まずの精神で受け入れる。派閥の議員の選挙応援には熱心だが、数多くの修羅場を経験してきた人だから、“落選したら補充すればいい”と割り切っているところがある」(二階派ベテラン議員)

 そのため、スキャンダル議員や変わり種の個性派議員が多く、自民党内では「二階派は猛獣も珍獣も受け入れる動物園」と揶揄されているが、二階氏は平気の平左なのだ。

6025名無しさん:2020/12/26(土) 21:09:17
>>6024

観光業界以外にも強い影響力
 第2次安倍政権以降、二階氏は自民党内での力を飛躍的に伸ばしていく。

 2014年に2回目の自民党総務会長に就任すると、総務会長室に各企業や業界団体の陳情が列をなすようになった。

「政策の調整は本来なら政調会長の役目で、総務会長は業界の陳情などでつくられた多くの議員立法のうち、どの法案を国会で審議するかの優先順位を決める。しかし、党内で各業界の内情をよく知っていて、睨みがきき、利害調整ができるのはいまや二階さんしかいない。だから各業界の陳情は全部二階さんのところで仕切るようになった」

 背景には、自民党の世代交代が進み、長年、各業界を仕切っていた族議員の有力者が引退や落選でいなくなったことがある。

 総務会長時代の二階氏は、「中国強硬派」で知られた当時の安倍首相が戦後70年談話を出す前に自民党議員や旅行業界の関係者ら約3000人の大訪問団を組んで中国を訪問(2015年5月)、習近平・国家主席に首相親書を手渡して驚かせた。この年からインバウンドで中国からの訪日観光客が爆発的に増えていく。「観光業界のドン」の面目躍如ということになる。

 2016年に幹事長に就任すると、いよいよ権限が集中した。いまや二階氏が強い影響力を持っている業界は観光にはとどまらない。

「国土強靭化」を掲げて震災復興や全国防災事業を推進した「建設族のドン」でもあり、野中広務・元自民党幹事長から「全国土地改良事業団体連合会」会長を引き継いで「農業土木のドン」として君臨、建設業界、農業土木業界という自民党の票田をガッチリ握っている。所属議員数では党内第4派閥にすぎない二階派が、政治資金の集金力(2019年)ではトップに立っていることも、二階氏の各業界への影響力の強さの反映だろう。

 他の大派閥の領袖とは、存在感が違う。

 そんな二階氏も、安倍政権時代は、「一強」と呼ばれた安倍晋三・前首相に“へりくだって”みせていた。

 幹事長になると安倍氏の「総裁3選」をいち早くぶち上げ、党内の異論を封じ込めて党則を強引に改正して、「絶対の支持」を表明した。さらに安倍氏が退陣表明する前は「総裁4選」まで口にしていた。

6026名無しさん:2020/12/26(土) 21:09:45
>>6025

 しかし、菅首相とは力関係が逆転した。自民党ベテラン議員が語る。

「二階さんにとって安倍さんは自分を幹事長にしてくれた恩人。安倍内閣は最大派閥の細田派、麻生派、岸田派の主流3派にしっかり支えられていたから政権基盤が盤石で、二階さんが逆らえばすぐ吹き飛ばされてしまうくらい力の差があった。

 しかし、現在の菅首相にとって二階さんは総理にしてくれた恩人。自前の派閥を持たない菅さんは党内基盤が弱く、二階派の支えがなければ政権維持が危うくなる。力関係からいっても菅さんは後見人の二階さんに逆らえない」

 だから二階氏は安倍前首相を宴席に呼びつけたことはないが、菅首相には“ちょっと顔を出さないか”と言えるのである。

◆文/武冨薫(ジャーナリスト)

6027名無しさん:2020/12/27(日) 10:48:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/56db65a96ff2034aaf88cda6e7f8c6d79b46cf1c
石破 茂は何に負けたのか?「47都道府県動画」を仕掛けた石破派のブレーン・平 将明衆院議員に聞く
12/27(日) 6:20配信

9月に行なわれた自民党総裁選での大敗を受け、石破 茂(いしば・しげる)元幹事長は自派閥「水月会」(以下、石破派)の会長を10月22日に辞任した。

多くの世論調査で「次の首相にふさわしい人物」の1位となるなど国民人気の高い石破氏だが、一方で自民党内の権力闘争では苦戦が続いた。4度の総裁選出馬と敗戦を経て、自派閥の会長の座を退いた石破氏は「何に負けた」のだろうか?

石破派の創設に関わり、同派の広報委員長として2018年の総裁選で大きな話題となった「47都道府県動画」などを仕掛けてきた平 将明(たいら・まさあき)衆議院議員に聞いた。


* * *

■石破さんの「正論」は自民党に必要なもの


――世間的には"電撃辞任"でしたが、石破さんから話は事前に聞いていましたか?

平 確か前日にマスコミから「石破さんが辞めるという話は本当か?」と問い合わせがありましたが、その時点では何も伝えられていませんでした。本人の口から聞いたのは22日当日の派閥臨時総会の席です。私もびっくりしましたし、ほかのメンバーもまさかという思いだったはずです。

――突然の辞任表明に、派閥内から異論や不満は?

平 石破政権を実現したくて集まったメンバーですから、もちろん慰留もありました。でも、私自身は石破さん自身が責任を取りたいというなら、尊重したいと思いました。

――今回の総裁選は、数字を見れば直近3回の出馬で最も厳しい結果になりました。

平 痛かったのは、各候補が論戦を交わす前の段階で、派閥間の調整で議員票の7、8割が菅(義偉首相)さん支持で固まったこと。それによって勝ち筋の見えない戦いになってしまいました。

――今回は党員投票が簡略化され、地方で支持の厚い石破さんにとっては不利なルールでの戦いでした。来年9月に再び総裁選があることを考えれば、今回は出馬を見送るべきだったという声もあります。

平 もちろん派閥内でもそういう意見はありましたが、私自身は"主戦派"で、石破さんには出馬を勧めました。このコロナ禍で、時代が10年くらい先に進んでしまった。政界も石破さんの世代を飛び越えて、一気に次の時代になるかもしれない。

今回出て存在感を示しておかなければ、次の総裁選に石破さんが出馬できなくなるリスクもあると思ったからです。

総裁選での戦略的な反省点はあります。ただ、石破さんが出たから、菅政権はあれだけの高支持率で発足できたという思いもあります。石破さんが出なければ、派閥間の話し合いだけで無投票で菅さんなり、岸田(文雄前政調会長)さんなりにすんなり決まった可能性もあるでしょう。

そうでなくきちんと選挙をやり、論戦をやって選ばれたからこそ、菅政権は国民に認められた側面があると思います。

――国民人気の高い石破さんですが、なぜ党内ではあれほど疎まれているんでしょう。

平 政策を実行する立場にある与党の政治家は、時には苦しい答弁をせざるをえないこともあります。だけど、石破さんはそんなときでも気持ちいいほど堂々と正論を述べますよね。そして、それを党内では「後ろから鉄砲を撃つな」と言われてしまう。

でも、私は石破さんはそれでいいと思うんです。国民にはこういう声もある、だからこそ政権与党は説明責任を果たすべきだと主張しているだけ。石破さんがいなかったら、自民党の政治はもっと内向きになり、緊張感がなくなると思います。

6028名無しさん:2020/12/27(日) 10:48:15
>>6027

■二階派が体現する政治という「力の世界」
――石破さんは面倒見が悪い、会食にもろくに行かない、といった声も自民党の政治家の間にはあります。

平 石破さんと私はちょっと似ているところがあって、基本的に"人見知り"。私は石破さんには「イヤなことはしなくていいと思います」と申し上げました。それは得意な人がやればいい。

じゃあ、石破さんはその間に何をしているかといえば、ひたすら地方を回っているか、本を読んでいます。それも国家国民のために働く国会議員の資質として大事なことでしょう。「飯を食ってくれない」「面倒を見てくれない」なんていう理由で拗(す)ねて距離を置く議員が本当にいるなら、私はそういう議員の資質のほうを疑いますね(笑)。

――平さんはなぜ石破さんを担いできたんですか?

平 古川禎久さん(衆院6期)、赤澤亮正さん(同5期)、齋藤 健さん(同4期)、私の4人で、石破さんに派閥をつくろうと言いに行ったのは、2015年9月の総裁選の直前でした。

当時、安倍政権は絶好調でした。私も安倍さんの明るいキャラクターは大好きです。安倍さんが右と言えばみんなが右と言うような雰囲気でした。

これは一致結束という面で素晴らしいが、一方で政権与党としての多様性には欠ける。「権力というのは必ず腐る」ものですし、党内に別のオプションがないと危ないと思いました。そのオプションになりうる存在は石破さんしかいませんでした。

――それまで無派閥だった石破さんが自身の派閥を立ち上げたことで、よりはっきりと、安倍政権への対抗軸という存在になりましたよね。

平 他派閥の議員からは、「安倍政権の継続が決まったその日に派閥を立ち上げて"非主流派宣言"なんて、政治センスゼロだ」と笑われましたが、私たち4人は石破さんに「(総裁の任期である)3年間はポスト不要の覚悟です」と伝えてありました。

石破さんもそれを意気に感じてくれた部分はあったと思います。ただその後、二階(俊博)幹事長主導で党則が変更され、総裁任期がさらに3年延長されたことは誤算でした(笑)。

――今回の総裁選でも、二階派が菅支持に動いたことが流れを決めました。

平 この間、二階派の急成長はすごかった。所属政党関係なく求めている人に手を差し伸べ、面倒を見るというやり方をすれば、派閥は大きくなります。それに幹事長のパワーを利用すれば最強です。

直近の幹事長はそういうことに抑制的でしたが、二階さんは本当にすごい政治家です。政治とは「力の世界」だということをあらためて認識させられました。自派から総裁を出すことにこだわらず、キャスティングボートを握り、権力をとりにいく。

一方、石破さんのキャラクターも含めて、うちはそういう派閥ではありません。石破さんはあくまでもビジョンと政策を訴え、自身が次の選択肢になるという政治家ですし、石破派も、会長に面倒を見てもらわなくても自分でやっていけるような人ばかり集まっています。しかしながら、二階派のギラギラ感を少し学ぶ必要はあったかもしれません。

――石破さんは次の総裁選、あるいはその先で再起するんでしょうか。

平 大石内蔵助(おおいし・くらのすけ)のように、雌伏の後に討ち入りの日は来るかもしれないし、来ないかもしれません。総裁選の後、私は石破さんに「旅にでも出たらどうですか」と言いました。命を削るような総裁選に幾度も挑戦したんです。石破茂も人間です。少しは休息も必要です。

そういえば、2年前の総裁選では「47都道府県動画」をやりました。実は石破さんは今回、「1741自治体(全国の市町村の総数)動画をやりたい」と言いだしたんです(笑)。さすがに時間的に難しかったのですが、その後、いくつかの自治体について語った動画はすでにアップされています。

シナリオなしで、自分の体験と言葉で、各地域のことをあれほど愛情をもって語れる政治家は石破さんしかいないと思います。「石破はどうしているんだ?」、そういう声がまた必ず聞こえてくるときが来るのではないでしょうか?

●平 将明(たいら・まさあき) 衆議院議員(5期、東京4区選出)。1967年生まれ、東京都出身。早稲田大学法学部卒業後、会社員生活や家業である東京・大田青果市場の仲卸「山邦」の3代目社長などを経て、2005年に自民党公認で衆院選初出馬・初当選。現在は自民党内閣第二部会長としてIT政策、科学技術・イノベーション、宇宙政策、クールジャパン戦略などを担当。水月会(石破派)では広報委員長を務めてきた


写真/時事通信社

6029名無しさん:2020/12/27(日) 16:03:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/625fb3ec2eb14f401083a11bd499490bc82f53eb
首相、来秋の総裁選出馬明言せず 「着実に仕事する」
12/27(日) 11:47配信

 菅義偉首相は27日放送のBSテレ東番組で、来年秋の自民党総裁選に立候補するかどうかを問われ、明言を避けた。「一日一日、着実に仕事をしていくことに尽きる」と語った。衆院解散・総選挙についても「約束した仕事は、きちんとやり遂げたい」と述べ、具体的な時期には言及しなかった。

 新型コロナウイルス感染症が急拡大する中、自身の年末年始の過ごし方について「危機管理の責任者だった官房長官時代の習癖がなかなか取れない。首相になっても、何か仕事をしていた方が落ち着く」と話した。

 延期している中国の習近平国家主席の国賓来日に関しては「現時点で日程調整する状況ではない」とした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7a2ebb544cd13e1ac03893f7b35e194241c3aa96
閣僚経験者「しばらく静かに」 安倍氏の復権戦略 「桜」問題で暗雲
12/27(日) 11:11配信

 「桜を見る会」前日の夕食会を巡る問題で「虚偽答弁」の謝罪に追い込まれた安倍晋三前首相。史上最長政権の突然の幕切れから3カ月が過ぎ、健康状態は徐々に回復し、政治活動も活発化。周囲からは「再々登板」の声が高まっていたが、自らの「政治とカネ」であえなく失墜した。自身の出身派閥を率いる“復権戦略”に暗雲が垂れ込めている。

 半年ぶりに国会の質疑に臨んだ安倍氏は25日、ひたすら反省の弁を繰り返した。終了後、記者団に「説明責任を果たすことができたのではないか」と強い自負心をのぞかせたが、疲労の色は濃く、口調も単調だった。

 持病の再発を理由に、安倍氏が首相を退任したのは9月16日。処方薬の効果もあって「体調は順調に回復」(安倍氏)。精力的な活動を見せていた。三度(みたび)、宰相の座への挑戦を促す声は歯牙にも掛けない一方で、自民党の最大派閥、細田派への復帰は「早ければ来春」と漏らすなど意欲を隠さなかった。

 11月16日には、来年の東京五輪・パラリンピック開催に向けて来日した国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長から「五輪オーダー」(功労章)を授与された。久々の表舞台で相好を崩し、完全復活を印象づけたかに見えた。

 だが、暗転はすぐに訪れる。第2次政権の最終盤に国会を揺るがした「桜」問題が再燃。東京地検特捜部による「安倍氏の公設秘書任意聴取」が11月下旬に報じられ、活動を自重。細田派関係者は「動きが少し目立ちすぎたのかもしれない」と悔やむ。

 退任後の安倍氏を巡っては、盟友の麻生太郎副総理兼財務相や岸田文雄前政調会長が、今後の政局を見据え、それぞれ接触して秋波を送っていた。安倍氏としても、最大派閥を引き継ぎ、主流派のかじ取りと影響力の維持を狙う上で、2人は「有効なカード」(自民関係者)となる存在。逆に、菅義偉首相や後見役でもある二階俊博幹事長からすれば「やっかいな連携」(政府関係者)との見方もあった。

 安倍氏は24日の記者会見で、派閥復帰について「今のところ考えていない」と慎重な姿勢を示した。細田派の閣僚経験者は「しばらく、静かにしておいた方がいい」とトーンダウンしており、「安倍派待望論」は急速にしぼんでいる。 (河合仁志)

西日本新聞

6030チバQ:2020/12/27(日) 23:03:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/eeb141c580afd1e44200301efe2fd124a8fc514d
【点描・永田町】「広島3区の乱」で岸田氏窮地に
12/27(日) 19:04配信

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時事通信
菅義偉首相との面会後、記者団の質問に答える自民党の岸田文雄前政調会長(中央)=10月8日、首相官邸

 「ポスト菅」を目指す自民党の岸田文雄前政調会長が、地元での衆院広島3区の与党候補選びで窮地に立たされている。公明党と自民広島県連がそれぞれ独自候補を擁立して真っ向から対立し、「地元レベルでは調整困難」(岸田氏周辺)な事態となっているからだ。広島は宏池会(岸田派)の創始者の故池田勇人元首相や故宮沢喜一元首相の地元として、派閥結成以来の「宏池会の牙城」(派幹部)と呼ばれてきただけに、岸田氏が今回の「広島3区の乱」で指導力を発揮できなければ、「総理・総裁候補失格の烙印」(自民幹部)を押されかねない状況だ。

【図解】政党支持率の推移

 広島3区の現職は、昨年7月の参院選に絡む巨額買収事件で公判中の元法相・河井克行被告。妻の参院議員・案里被告と共に公職選挙法違反罪で検察当局に逮捕・起訴されたが、自民党を離党して議員辞職せずに法廷闘争を続けている。このため、自民広島県連は11月に空白になった同区の新たな支部長選任のための公募を始めたが、それに先手を打つ形で公明党が11月19日に斉藤鉄夫副代表(68)=衆院比例中国=の擁立を決定、すぐさま山口那津男代表が菅義偉首相や二階俊博自民党幹事長に協力を要請した。慌てた自民県連は12月8日に公募者の中から石橋林太郎県議(42)を選び、9日に県連会長の宮沢洋一元経済産業相(参院議員)が党本部で二階氏、山口泰明選挙対策委員長と個別に会談し、石橋氏を同党公認候補の前提となる広島3区支部長に選任するよう要請した。

 ただ、公明党側は「買収事件を起こした選挙区では、後任の自民候補は応援できない」と強硬で、擁立された斉藤氏も直ちに選挙区回りを始めるなど、着々と選挙態勢づくりを進めている。その一方で、自民県連は「選挙区に出さない選択肢はあり得ない」(幹部)と猛反発し、石橋氏での候補一本化を求めている。県連会長の宮沢氏は岸田氏の従兄弟で岸田派幹部でもあり、「岸田氏が決断するべきだ」(自民幹部)との見方が支配的。ただ、公明側は岸田氏が斉藤氏一本化に反対すれば「他選挙区の岸田派候補の支援は拒否する」と脅しをかけるなど対立は激化するばかりで、岸田氏周辺でも「党本部裁定しかない」との声が広がる。

首相、二階氏の“岸田つぶし”説も
自民党役員会に臨む菅義偉首相(右)。左は二階俊博幹事長=9月29日、東京・永田町の同党本部

 そこで問題となるのが「菅、二階両氏と岸田氏の関係」(閣僚経験者)だ。安倍晋三前首相の突然の退陣表明を受けた後継レースでは、岸田氏に批判的な二階氏の主導で菅政権が実現し、首相も党・内閣人事で岸田氏を無役に追いやった。今回の公明党の候補擁立でも、自民党最高幹部の首相や二階氏は「特に異論を唱えず、黙認する構え」(自民幹部)とされる。候補者調整の責任者の山口選対委員長も、9日の宮沢氏の要請に「党幹部でよく相談したい」と明言を避けた。

 候補者調整で後手に回った岸田派は8日の臨時幹部会で対応を協議したが、主戦論の一方で(1)今回は公明に譲って石橋氏は比例に回る(2)案里被告の失職による参院広島選挙区補選での公明の選挙協力の確約─など「条件闘争に移るべきだ」(派幹部)との意見も出て、腰が定まらない状態だ。

 岸田氏は、9日夜の民放BS番組に出演した際、「これは党と党で話し合う問題だ」と、党本部の対応に委ねる姿勢を強調。自公両党の調整作業についても「与党が分裂して戦うことはあり得ない。私は私の立場で努力したい」と、踏み込んだ発言は控えた。こうした弱腰にも見える岸田氏に対し、自民党内では「首相と二階氏が密かに公明党と通じて、来年の自民総裁選をにらんだ“岸田つぶし”に出た」と指摘する声も出ており、岸田氏の苦悩は深まるばかりだ。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」12月21日号より】

6031名無しさん:2020/12/29(火) 23:49:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/80f84ff47f04d30a8f105b54abe46bb72ea1ae4d
コロナ禍の令和2年…安倍首相の電撃辞任と“ダークホース”菅政権誕生に見た政治の攻防〜2020スクープの裏側
12/28(月) 11:31配信

世界が変わった2020年
激動の令和2年がまもなく終わろうとしている。例年であれば、忘年会シーズン本番。クリスマス商戦がメディアで取り上げられるなど師走らしいニュースに多く接するが、今年はその景色が一変した。そして、我々が日々取材活動を行う永田町周辺にも、言いようのない「不穏な空気」が充満している。この正体は一体何なのか。

9月に発足した菅政権は、「国民が当たり前と思える政治」を標榜し、前例主義の打破や規制改革を旗印にロケットスタートを飾ったかに見えたが、政権発足後のいわゆるご祝儀期間は終わり、いまは支持率の急落に直面している。その政権への逆風は、来年10月までに行われる見通しの解散総選挙の行方にも影響を与えている。これらすべての根源は無論、未曽有の危機とも言うべき、新型コロナウイルスだ。

8月に持病の悪化を理由に電撃的に辞任した安倍前首相は、道半ばで菅首相に道を譲る形になったが、新型コロナウイルスは、安倍前首相の政権運営にも大きな影響を与えた。得意の外交や機動的な政策の打ち出しが、コロナによって大きく制約を受け、安倍前首相のマインドに何かしらの影響を与えてしまったと見てよいだろう。それがストレスの一因となり、持病にも悪影響を与えてしまったというのが多くの関係者が指摘するところである。

そして、菅政権も今、GoToトラベルの一時利用停止の判断など、新型コロナウイルスに翻弄され続けている。安倍政権が終わり、菅政権が誕生するまでの舞台裏を振り返りつつ「コロナに打ち勝つための政治とは何なのか」を考察する。

6032名無しさん:2020/12/29(火) 23:49:42
>>6031

最長政権を直撃した「コロナ禍」と安倍首相の「苦悩」
安倍前首相は今年の在任時、8月28日に辞意表明会見をするまでに、全国に緊急事態宣言を出す際など、コロナ対応に関する記者会見を計9回行った。そして、6月の通常国会閉幕にあわせて行った記者会見では、任期中の解散総選挙について、次のように述べている。

「新型コロナウイルス感染症対策に全力を尽くしている中にあって、頭の片隅にもありませんが、様々な課題に真正面から取り組んでいく中で、国民の信を問うべき時が来れば躊躇なく解散する、解散を断行する考えに変わりはありません」

衆院選を自らの手で行う考えに変わりがないことを強調した安倍首相だったが、そのわずか2カ月後の8月24日、連続在職日数が単独歴代最長になったことへの所感を聞かれた際には、記録達成への高揚感はなく、声にも張りがなくなっていた。

「今日は先週の検査の結果を詳しくお伺いし、そしてまた、追加的な検査を行いました。体調管理に万全を期して、これからも、これからまた仕事に頑張りたいと思います」

「これからも」と言いかけて「これからまた」と言い直した安倍首相は、この時すでに、辞任する意向を固めていた。安倍首相はこの日、東京・信濃町にある慶応大学病院で8月二度目の検査を受けていた。8月に入ってから、以前より歩く速度が遅くなり、声にも張りがなくなっていたことは、衆目の一致するところで、面会した多くの人が、「会議中も上の空で話を聞いている」「食事が思うように喉を通らないようだ」と首相の体調を心配していた。ただ、それが重篤なものなのか、あるいは疲労の蓄積によるものかなど、様々な憶測が飛び交うが、確定的な情報は掴めずにいた。中には、首相官邸で吐血したのではないかという情報も流れたが、安倍首相の周辺は当時をこう振り返ってこう語った。

「吐血したことは一度もないが、7月頃から体調が急激に悪化していったのは間違いない。それを周囲に悟られないようにするのが大変だった」

別の関係者は、「慶応病院で検査を受けたところ、持病の潰瘍性大腸炎の数値がとても悪くなっていた。だから、これまでと違う治療法を試す必要があった」と明かす。安倍首相は7月頃から体調が悪化していったが、自民党議員との夜の会食など、あらかじめ決まっていた日程はキャンセルせずに出席していた。安倍首相の体調不良については、一部の側近しか知らされていなかった。安倍首相の周辺はこう語る。

「毎日のように色んなところから『総理の体調はどうなのか?』と聞かれたが、首相の健康状態は国家の最高機密。知っていても何も答えることはできなかった」

安倍首相は、2007年の第一次政権の時に、代表質問が行われる衆院本会議の直前に突如辞任したことから、「政権を投げ出した」という痛烈な批判を浴びた。その時の苦い経験があったため、7年8カ月の間、体調管理に万全を期して政権運営に当たってきたが、新型コロナへの対応に追われるなかで、徐々にストレスを溜めていくことになる。そして、政権運営を万全な体調で行えないと判断し、水面下で“次の総理総裁”へのバトンタッチに向けた準備を進めることになる。周辺によると、少なくとも8月早々から退陣に向けた準備を密かに進めていたという。

6033名無しさん:2020/12/29(火) 23:50:02
>>6032

安倍首相が近く記者会見へ…憶測がさらに広がる
健康不安説がくすぶり続けるなか、安倍首相が前述の歴代最長在任を達成した8月24日、FNNは次のようなニュースを報じた。

「安倍首相が近く、今後の新型コロナウイルスへの対応と、自身の健康状態について説明するための記者会見を行うことを検討している」(8月24日「Live News Days」抜粋)

この放送の前提となる取材では、記者会見で安倍首相が来年夏の五輪開催に向けた対応を含む秋以降のコロナ対策を打ち出すという事実がまず得られたのだが、政府関係者から「どうもそれだけではないようだ」という気になる情報も寄せられていた。それが、「健康状態について説明する」という情報だった。ただし、「何を説明するかについては予断を持てない」ということだった。さらに、別の筋からはこんな情報も得られた。

「安倍首相の記者会見の前に、臨時閣議がセットされるようなのです。案件は不明です」(政府関係者)

これらの情報をまとめると、1「安倍首相が近く記者会見を行うことを検討」、2「記者会見の前に臨時閣議がセットされる可能性。案件は不明」、3「記者会見で自身の健康状態についても説明する」、大きくこの3つのピースをつなぎ合わせた場合に何が考えられるのか。見方は真っ二つに割れた。

取材を通じて多く指摘されたのが、安倍首相が8月28日に、秋以降の新型コロナ対策について説明する記者会見をセット。その場で健康状態についても説明した上で、続投するというものだった。政府高官が安倍首相の辞任説を「完全否定」していたことも要因の一つだ。

一方、首相臨時代理を置いたうえで当面治療に専念すると表明するのではないかという見方もあった。臨時代理を置く場合の順位は一位が麻生副総理兼財務相だ。ただ、これについては、臨時代理を置けば首相としての執務遂行能力がないと見なされ、求心力が一気に低下するとの懸念もあり、現実的ではないとの見方が大勢を占めた。

6034名無しさん:2020/12/29(火) 23:50:18
>>6033

安倍首相が進退について言及か
情報が錯そうするなか、8月24日の週前半に我々がたどり着いた情報は次のようなものだ。

「閣議案件を了承した後の閣僚懇談会で、安倍首相が進退について言及する可能性がある」

この情報の重要なポイントは、安倍首相が健康状態について説明するだけでなく、進退についても言及する可能性があるということだ。進むか退くかの二択。しかし、進むのであれば進むとわざわざ言及する必要はないのではないか。政治部の取材現場の緊張感は一気に増した。しかし、表面的には時間が淡々と過ぎていく。そして、8月28日の当日を迎えた。

その日は、朝から情報番組や報道番組などが安倍首相の健康問題について取り上げていた。多くの番組が、「そのまま続投」「臨時代理を置いて治療に専念」「辞任」の可能性について議論していたが、一部の専門家が辞任の可能性に踏み込んでいた以外は、“なんからの形で続投するのではないか”という論調が多く見られた。事前にアナウンスされていた安倍首相のスケジュールは、午前に定例閣議、午後1時頃に新型コロナの対策本部、午後5時に記者会見。日頃の首相日程と比較して格段に少ない日程だった。

午前の閣議が終わったあと、事態は動き出した。定例の閣議終了後に麻生副総理がそのまま官邸に残り、安倍首相と面会した。面会後の麻生氏は記者団の問いかけに無言を貫いた。午後になって、安倍首相が二階幹事長と面会するため自民党本部を訪れるという情報が入った。対策本部が終わったあとの午後2時ごろ、確かに安倍首相は党本部に向かった。

内実としては、安倍首相の辞意は、8月28日の午前中に菅官房長官や麻生副総理などに“公式的に”伝えられた。首相の最側近とされる今井補佐官らは、夕刻の記者会見に向けた準備に追われていた。官邸では首相秘書官らにも内々に安倍首相の辞意が伝えられ、首相は自ら二階幹事長に辞意を伝えにいく。実はこの自民党本部訪問も、直前に決められたものではなく、少なくとも前日には段取りが組まれていた。そして、党本部に向かった直後、安倍首相辞意のニュース速報が流れることになる。首相周辺が夕刻の会見前の打合せの際、安倍首相にこう尋ねたという。

官邸スタッフ「記者会見は途中で休憩を挟みますか?立ちっぱなしで大丈夫ですか?」

安倍首相「大丈夫だ。休憩なしでやれる」

安倍首相は自らの引き際を8月28日と決め、それに向けて準備を進めていた。そこには、政権を投げ出したと批判された2007年の辞任劇の二の舞にしたくないとの強い決意があった。しかし、コロナの完全収束の兆しが見えないなかでの、苦渋の決断でもあった。

「病気と治療を抱え、体力が万全でないという苦痛の中、大切な政治判断を誤ること、結果を出せないことがあってはなりません。国民の皆様の負託に自信を持って応えられる状態でなくなった以上、総理大臣の地位にあり続けるべきではないと判断いたしました」(8月28日、安倍首相会見)

6035名無しさん:2020/12/29(火) 23:50:36
>>6034

菅政権の誕生と新型コロナウイルスという因果
安倍首相の辞任表明により、後継を決める総裁選への時間的猶予は残されていなかった。新型コロナウイルスという敵が厳然として立ちはだかるなか、一刻の政治空白も許されない状況だった。菅官房長官は、自民党の二階幹事長らにいち早く出馬の意向を伝え、“後継はスガ”の流れを作り出した。表面的に見れば、菅官房長官は、安倍首相の辞意表明を受けて決断したということになるが、実際は、安倍首相の体調不良についてかなり早い段階から知らされていた。8月某日、菅氏が総裁選出馬への準備を密かに進めていたことを周辺が明かしている。

「菅氏は『近く自民党総裁選になる可能性がある。その時は一気にやる』と言っていた。これは自ら総裁選に出馬するんだなと感じた」(自民党関係者)

この時、菅官房長官の念頭にあったのは、このコロナ禍による国難と言うべき時に、安倍首相がその任を離れざるを得ない場合、国のトップリーダーを担えるのは自分しかいないという決意でもあった。安倍首相の在任期間中、一貫して「全く考えていない」と言い続けてきた総理総裁へのドアが開いた瞬間だった。石破元幹事長、岸田政調会長が名乗りを上げた三つ巴の総裁選は、地方票と議員票ともに菅氏が圧倒し勝利した。菅新首相は10月26日の所信表明演説で、次のように決意を述べた。

「6月下旬以降の全国的な感染拡大は減少に転じたものの、足元で新規陽性者数の減少は鈍化し、状況は予断を許しません。爆発的な感染は絶対に防ぎ、国民の命と健康を守り抜きます」

菅首相は、所信表明演説で、携帯電話料金の引き下げや不妊治療への保険適用、2050年カーボンニュートラルなど、いわゆる「スガ印」の政策を前に進める方針を示すとともに、GoToキャンペーンの意義についても強調した。

「(GoToで)延べ2500万人以上の方々が宿泊し、感染が判明したのは数十名です」

GoTo運用「全国で一時利用停止」を巡る混乱
所信表明演説で「爆発的な感染は絶対に防ぐ」「社会経済活動を再開して経済を回復する」と強調した菅首相だったが、秋から冬にかけて、全国で感染者数が過去最多を更新し続ける事態に直面した。そして、肝いりのGoToトラベルにも徐々に暗雲が立ち込める。政府は12月、「勝負の3週間」として感染拡大防止を国民に呼びかけたが、感染者の増加に歯止めがかからず、政府内でも危機感が広がっていった。首相周辺は当初一様に、「GoToを一律で停止することは絶対ない。経済を止めるわけにはいかない」と強調していたが、徐々にその方針は変わっていく。そうしたなかFNNは12月12日に次の内容を報じた。

「GoToトラベルの一時停止について、政府は、札幌市と大阪市の延長に加え、東京と名古屋市を新たに一時停止の対象とする方向で調整に入った」

政府関係者によると、対象地域の一時利用停止期間はいずれも12月25日頃までを想定しているとしていた。そして、国と東京都の小池知事らとの協議を経て、2日後の12月14日、菅首相は大きな決断をすることになる。

「(感染者が)3000人を超える中にあって、年末年始というのは集中的に対策を講じられる時期だという風に思いました。そうしたなかで、GoToトラベルを全国一旦は停止すべきであると決断を致しました」(12月14日、首相官邸)

菅首相はこの日、札幌市、東京都、名古屋市、大阪市の4自治体を目的とするGoToトラベル利用を12月27日まで一時停止し、28日から1月11日まで全国一斉に一時利用停止する方針を表明した。この決断の背景について、菅首相は周辺に対し、「12月13日に全国の感染者が3000人を超えたことが決め手になった」と語った上で次のように説明した。

「東京などの一時停止で感染が収まるような生やさしい状況ではない。今、全国でやるしかない」

「経済のためにGoToが必要だと伝えても、それが届かなかった」

菅首相は、世論に配慮した苦渋の決断だったことも明かしている。その世論という中には、最近の内閣支持率の下落という要因も含まれているとみられる。政府関係者は「政権の新型コロナ対策が評価されていないことが大きな要因だ」と指摘する。

6036名無しさん:2020/12/29(火) 23:51:00
>>6035

令和3年は菅政権にとって「勝負の年」
来年10月には衆議院議員の任期切れを迎える。菅首相は任期満了までに解散総選挙を行う方針だが、その時期については不透明感が増している。臨時国会の閉会間際には、安倍前首相が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡る問題、菅首相に近い吉川元農水相の「政治とカネ」の問題など、自公政権にとってマイナス材料が噴出した。

これにより、年明けの1月解散は事実上封印され、来年度予算が成立したあとの春以降に照準をあてることになるが、夏は東京都議会議員選挙やオリンピックが控えている。自民党幹部は「10月の任期満了に限りなく近い時期の選挙になるだろう」と指摘するが、仮に秋ごろの選挙だとしても、「いまの支持率のままでは不安だ」という声が自民党の若手議員から聞かれる。

「ワクチンが供給されれば、局面は大きく変わる」(閣僚の一人)

たしかにワクチン供給がいつになるのかというのは大きな要素になり得るが、「後手後手すぎる」と野党などから批判されている「当面の政府のコロナ対応」が、政権浮揚のための大きな要因であることは間違いない。

政府・与党内には、菅首相がGoToをめぐって大きな方針変更に舵を切ったことを評価する声がある一方、「首相に耳障りの悪い話を具申する人間が周囲にいないから、対応が後手になる。みんなで菅首相に忖度してどうする」(与党幹部)と、“政権の構造”そのものを不安視する声もある。また、「首相の発信が足りない」と指摘する声も多く聞かれるが、もともと口下手な菅首相が突如饒舌になるとは思えない。節目節目に記者会見の場を設けるなど、機会の増加はもちろんではあるが、「政権全体の発信力」も今問われている。

「もっと喧嘩しろ!」菅政権へのアドバイス
カギを握るのは菅首相の女房役である加藤官房長官の今後の手腕とみられる。9月の組閣人事でも最大の焦点は官房長官人事だった。梶山経済産業大臣や自民党の森山国対委員長、加藤厚生労働大臣の3人の名前が浮上するなか、FNNは、組閣前日の9月15日昼頃、官房長官に加藤氏の起用が固まったと報じた。菅官房長官のもとで官房副長官も経験し、閣僚や党の要職を歴任した実績を評価した起用だった。官僚出身の加藤長官は、答弁の手堅さが評価されている。ただ、菅首相が饒舌に語れない面を丁寧にフォローし、政府としての適切なアナウンスメントを担う官房長官としては、発信力や総合調整力がやや不足しているという指摘がある。安倍前首相は以前、菅首相についてこう言及していた。

「菅総理には菅官房長官がいないという問題がある」(月刊『Hanada』9月号)

安倍前首相の指摘は、いまの官邸にどう当てはまるのか意見が分かれるところだが、菅首相が加藤長官にどのような役割を期待しているのかということへの評価にもよるだろう。その功罪も含め「官邸一強」と言われた第二次安倍政権だったが、安倍氏の周辺はいまの菅政権に対し「もっと喧嘩しろ」とアドバイスする。

「何でもかんでも安倍さんが一人で決めていたわけではないし、俺たち、しょっちゅう安倍さんと怒鳴りあいの喧嘩をしていましたよ。安倍さんと意見が違って、こっちがブチ切れて部屋を出ようとしたら、安倍さんから『おい、まだ話が終わってないぞ!』と呼び戻されたこともありましたしね。安倍さんと菅さんの考えが違うことだってたくさんありました。でも、喧嘩したって最後はまとまるもんです。たとえ総理大臣が相手でも、誰かがちゃんと意見しなきゃねぇ」

未曾有のコロナ禍に打ち勝つ政治を行うためには、政権中枢の内部で喧嘩するくらいの活発な議論が必要だという指摘だ。

菅政権はまだ発足して3カ月あまりだが、国民の多くが感染抑止と雇用や経済の復活の「結果」を求めてやまない。“発信力”や“政権の構造”など、様々な課題が指摘されるなか、菅首相は政権をどう立て直し、衆院選に向けてどのような手を打っていくのか。野党は、来年の通常国会で、新型コロナウイルスに対する政府の対応や、「桜を見る会」の前夜祭問題など、政府与党の姿勢を冒頭から厳しく追及する方針だ。衆院選を控える来年は、与野党の攻防がより激しさを増すだろう。令和3年も政治の動きをしっかり見ていきたい。

(フジテレビ政治部)

政治部

6037名無しさん:2020/12/29(火) 23:59:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/fefda051c1240b78d84105eb94287c824887b100
「ぬるま湯に戒め」自民、比例復活議員に厳しい条件 次期衆院選
12/28(月) 12:15配信

 来年行われる次期衆院選を巡り、自民党が比例代表との重複立候補の条件に厳しい方針を打ち出している。小選挙区で連続2回以上敗れ、比例代表で復活した議員の重複は原則認めない方向。さらには、公認時に73歳未満でなければ比例名簿に登載されない「73歳定年制」も厳格に適用する。たたき上げの菅義偉首相の強い意向を受け、対象議員にハッパを掛ける狙いがある。

 「比例復活の議員ほど地元を回らず、たるんでいる。甘えは許されない」。自民選対幹部は方針の意図をそう解説する。

 自民は、前回2017年の衆院選後に公認の前提となる選挙区支部長の「選任基本方針」を策定し、比例復活が2回以上続く議員は原則、比例重複禁止の規定を決めた。ルールの厳格化にこだわったのは首相本人だ。党幹部は「ぬるま湯に漬かるなという戒めだ」と解説する。

 党関係者によると、原則通りなら重複立候補ができない現職は全国で25人程度に上る。九州では岩田和親氏(佐賀1区)が対象。相手が野党の強敵という復活組の中堅は「命綱なしでやるしかない」。復活組の若手も「次はない。正念場だ」と気合十分だ。

 一方、復活組の中でも野党の代表や重鎮と長年競い続けている議員にとってはハードルが高い。山口泰明選対委員長は「選挙区ごとの事情がある。例外もありうる」との認識も示しており、どこまで厳正に適用されるかは不透明だ。

 党は「73歳定年制」も維持する方針。九州では現職の高齢化が進む長崎県などで対象になる議員が増える見込み。山口氏は15日、記者団に首相や二階俊博幹事長も賛同しているとして「定年制はかっちり守る」と語った。

 首相は25日の記者会見で、衆院解散・総選挙の時期について「当面は新型コロナ対策に全力で取り組んでいきたい」と述べ、早期実施には慎重な構えだ。内閣支持率低迷を受け、「解散風」は遠のいており、衆院ベテランは「逆手に取るわけではないが、しっかり地盤固めする時間があるということだ」と若手らの奮起を促す。 (郷達也)

6038名無しさん:2020/12/30(水) 00:34:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd59e31666d04c460046bc384ac98d112ceabc68
二階氏「みんなが右往左往している時に選挙というわけにいかない」…早期解散に否定的
12/27(日) 20:51配信

 自民党の二階幹事長は27日のBS朝日の番組で、「新型コロナウイルス対策をどうするか、みんなが毎日心配して右往左往している時に選挙というわけにいかない」と述べ、衆院選は当面困難との見方を示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8471f65147cd0bfab0e97edd0c3cbbc2de47651c
「コロナ収束見通せるまでは解散難しい」二階幹事長
12/27(日) 18:55配信

 自民党の二階幹事長はBS朝日の番組に出演し、新型コロナウイルスの収束が見通せるまでは衆議院の解散・総選挙に踏み切るのは難しいとの見方を示しました。

 自民党・二階幹事長:「世の中が今コロナに対する対策をどうするかということで皆が毎日心配して右往左往しているわけでしょ。こういう時に選挙だよって言うわけにいかないじゃないですか」
 二階幹事長は、「コロナが解決する見通しがつけば、支持率は上がってくる」と述べ、感染の拡大と解散時期が関係してくるとの見方を強調しました。一方、14日夜に都内のステーキ店で菅総理大臣らと8人で会食したことについて、問題はないとの認識を示しました。
 自民党・二階幹事長:「飲食店でやったって言ったって、それは飯を食うために集まってきたんじゃないんですよ。ただ、そこで会議、会合、その時間に出会ったということですよ。この今の事態に対してもどう対応するかなども考えてやってるんですから。全く無駄なことやってるわけじゃないですよ」

テレビ朝日

https://news.yahoo.co.jp/articles/86e5d909677f9f59c061257093d0311150c29751
自民党の二階幹事長、大人数会食批判に反論
12/27(日) 19:56配信

 自民党の二階俊博幹事長は27日放送のBS朝日番組で、自身を含む菅義偉首相らとの大人数会食に批判が出ていることについて「会食を目的にやっていない。意見交換を考えてやっている。全く無駄なことをしているわけではない」と述べ、反論した。

 衆院解散・総選挙に関しては「新型コロナウイルス対策をどうするか、みんな毎日心配している。こういうときに選挙だと言うわけにはいかない」と語った。番組は25日に収録された。

https://news.yahoo.co.jp/articles/19d8dede8dc0494f633d7fc12fe98f7fa503c1df
二木芳人教授 二階幹事長のステーキ会食反論に「一般の方々に対するメッセージとしては違う」
12/28(月) 14:31配信

 昭和大の二木芳人客員教授(感染症学)が28日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月〜金曜前11・55)に出演。自民党の二階俊博幹事長が27日放送のBS朝日の番組で、自身を含む菅義偉首相らとの高級ステーキ店での大人数会食に批判が出ていることについて「会食を目的にやっていない。意見交換を考えてやっている。全く無駄なことをしているわけではない」と反論したことについて言及した。

 二階氏は「会食ってそんなことを特にやったわけではありませんから。飲食店でやったって飯を食うために集まったわけじゃないんですよ。ただそこで会議会合、ただその時間に出会ったということですよ」などとも述べた。

 二木氏は「感染対策などは十分されてやっているのかも知れませんけど、おっしゃっていることは、一般の方々に対するメッセージとしては全く違うと思う。もし会って話すことが目的なら食事なしでもできるわけですから、そういう形でしていただければ」と自身の考えを述べた。

6039名無しさん:2020/12/30(水) 12:35:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/c45fad4a0c3c3b702dbb0e020640d8e781046526
田崎史郎氏が明かす菅首相出馬決めた二階氏の「応援」
12/30(水) 6:00配信

 今年9月14日、安倍晋三首相(当時)の辞任に伴う自民党総裁選が行われた。7年8か月に及ぶ安倍政権で官房長官を務めた菅義偉氏(72)が選出され、第26代総裁に就任した。秋田県出身で無派閥、たたき上げの苦労人は首相の座にどのように上り詰めたのか。自民党を中心に永田町で取材を続けてきたジャーナリストの田崎史郎氏(70)が舞台裏を語った。(久保 阿礼)

 「菅さんに電話で『周囲から推されたら(総裁選に)出た方がいいですね』と話を向けると、電話口から『そうだね』と答えが返ってきた。『ああ、これは出るな』と思いました」。安倍首相が体調不良による電撃辞任を表明した翌日の8月29日夜。田崎氏は菅氏に電話を掛け、出馬に向けた感触を確かめた。

 ポスト安倍の有力候補は岸田文雄政調前会長、石破茂元幹事長、そして7年8か月にわたり官房長官として安倍政権を支えた菅氏の3氏。ただ、首相候補として菅氏の評価がずばぬけていたわけではなかった。「『首相としてはどうか』と思ったのが正直なところです。政治家としては個々の政策を実現する力、勝負勘が強いタイプですが、国民に伝える能力が高いとは言えなかった。能力があり政治を動かす力はあるが、国民を動かす力はどうか、と」

 突然の辞任表明で、各派閥の準備は不十分だったが、二階派が即座に菅支持を決め、細田派、麻生派、竹下派など主要3派閥が続き、流れは序盤に決まった。田崎氏は菅氏の心の中をこう推し量った。

 「安倍さんが退陣表明した時点で出馬すると決めていたのでしょう。総裁選に勝つために、誰に協力を求めるか。最初に浮かんだのが、実力者である二階さんでした。安倍さんが退陣する前から食事をする仲で、二階さんは『(次の)総裁選に出たらいい。出たら応援する』と言い続けていました」。以前から二階氏の信頼を得ていると感じていたことが、出馬の決め手となった。

 主要派閥の支持を取り付けた菅氏は総裁選で377票(議員票288、地方票89)を獲得した。2位の岸田氏は89票、石破氏は68票に沈み、大差をつけた圧勝だった。

 「突然の退陣によって急に決まった総裁選。安倍さんを支えた人と言えば、菅さんしかいませんでした」

 第99代首相となった菅氏は、携帯電話料金の引き下げやデジタル庁創設、不妊治療費の助成拡充など矢継ぎ早に打ち出し、各大臣に結果を出すよう厳しく求めた。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、来年は東京五輪・パラリンピックがあり、10月には衆院議員の任期が切れる。21年は必ず、どこかのタイミングで総選挙があり、菅政権は国民の審判を仰ぐことになる。

 「五輪前の解散の可能性が3割、五輪後の解散が7割ぐらいと見ています。与党が過半数割れする可能性は極めて少なく、順当に行けば、菅政権は24年までは続くでしょう。ですが、その先は分からない。菅さんは今、後継者を育てている。そこが菅さんの素晴らしいところです。河野太郎氏、(総務相の)武田良太氏、小泉進次郎氏ら次の候補がいます。そこが自民党の強さですね」

 ◆田崎 史郎(たざき・しろう)1950年6月22日、福井県坂井市生まれ。70歳。藤島高から中大法学部に進み、73年4月、時事通信社入社。79年から政治部。82年から自民党の取材を始め、田中派を担当。93年9月、政治部次長。解説委員などを歴任。退社後は政治ジャーナリストとして活動する。TBS系「ひるおび!」、テレ朝系「羽鳥慎一のモーニングショー」などに出演。主な著書に「安倍官邸の正体 国家権力の中枢を解明する」(講談社現代新書)、「小泉進次郎と福田達夫」(文芸春秋)など。

報知新聞社

6040名無しさん:2020/12/30(水) 15:20:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/28cec2ea4a6d8e5dfadd7b54f644e3f5b0cbf4a2
二階幹事長 ステーキ会食で「参加者の前で菅首相を呼び出した」
12/30(水) 11:02配信

誰もこの男を止められないのか――。

自民党の二階俊博幹事長が12月27日、BS朝日『激論!クロスファイア』に出演。今月14日に菅義偉首相ら8人と行った“ステーキ会食”について、

二階幹事長が80人の満員集会で「コロナ傲慢・仰天発言」連発!

「飯を食うために集まったんじゃない」

と、会食そのものの事実を否定した。二階氏はこの件について「ある意味では誤解ですよね」とし、

「我々は年に1回忘年会を開いておったわけですよ。で、ちょうどいい機会だから、総理もそれぞれの人、各界の代表的な人だし、出会っておいた方がいいかな」

と説明。政府が5人以上の会食を控えるよう呼び掛けている中の行動だったが、

「別に8人で会っただけで、会食ってそんなことを特にやったわけではない。飯を食うために集まったんじゃないんですよ。ただそこでその時間に出会ったということですよ」

と主張した。一般の人はコロナの感染拡大を憂慮し忘年会も控えている人も多いが、これについても

「会食を目的に出会ってるんではないですからね。そこで出会って意見交換をすること、今の事態に対してどう対応するかということを考えてやってるんですから」

と、ぶ然とした表情で言い放った。

ようは食事よりも、各界著名人との意見交換会で主という言い分のようだが、参加した面々の顔ぶれは首相や二階氏の他、ソフトバンクの王貞治球団会長、俳優の杉良太郎、タレントのみのもんたら。この面々で一国の今後を左右するような建設的な話し合いが行われたかは疑わしい。

みのもんたに至っては、「東京スポーツ」で、会の主催者が二階氏で、菅首相は急きょ呼び出されたと暴露(東スポWebで23日11時25分配信)。話の中身についても王貞治氏の野球観や今年のシーズンの総括などが中心で、あとは「特に盛り上がるような話題もないから、静かに食事してました」と証言している。

「東スポの中身はそれでもだいぶ抑えた内容だったそうです。本当は二階氏がああでもない、こうでもないと“放言”しまくっていたとか。菅首相の出席も当初は予定されておらず、参加者の目の前で自身の力を誇示するように、呼び出したというのが真相でしょう。“自分こそがキングメーカー”と言わんばかりだったようですよ。

そんな調子だから、会は全く盛り上がらず、菅首相も和やかな雰囲気は崩しませんでしたが、ほとんど会話はしていなかったと聞いています」(政界関係者)

それでいて、批判の矢面に立ったのは菅首相なのだから、とんだとばっちりだろう。

それにしても、二階氏の権力増大が止まらない。もともと、旅行代理店の全国組織・全国旅行業協会の会長を長年務める「観光業界のドン」として知られるが、「建設族のドン」だった野中広務・元自民党幹事長から「全国土地改良事業団体連合会」の会長職も引き継ぐと、今や建設業界、農業土木業界という自民党の大票田を握る党内最大の実力者となった。

「無派閥の菅さんが総理になれたのは、二階氏が『後見人』になったから。コロナの感染拡大が進行しているのに、ギリギリまでGoTo停止しなかったのは、二階氏の顔色をうかがっていたから。菅氏にとって二階氏は”恩人“ですが、同時に”目の上のタンコブ“でもあるのです」(前出・政界関係者)

冒頭のテレビ番組での二階氏の発言は、論理が破綻しており、ともすれば「ボケ疑惑」も浮上するレベルだが、永田町関係者によると

「本人は“頭はキレキレ”と思っている。以前、大臣経験のある中堅議員が二階さんの真後ろの席で『この人、ボケてるからね〜』とヒソヒソ話していたら、それを聞き逃さなかった二階さんが『俺はボケてない!』と激怒したことがあったとか。その中堅議員は将来の首相候補にも一部で名前が挙がるほどの人物だが、二階氏をボケ老人扱いしたため、総理の目はなくなったとまで言われている」

という。国民から反感を買おうが、どこ吹く風。二階氏の天下は当分続きそうだ――。

FRIDAYデジタル

6041チバQ:2020/12/31(木) 19:36:23
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASND05WK5ND0TIPE005.html
自民・藤丸衆院議員、20人で飲酒会食 地元の事務所で
2020/12/31 18:02朝日新聞

 自民党の藤丸敏衆院議員(福岡7区)が、20日夕に党関係者ら約20人と飲酒をともなう会食をしていたことが関係者への取材でわかった。藤丸氏の秘書は朝日新聞の取材に「きちんと感染対策は取られ、問題はなかった」と説明した。

 出席者らによると、福岡県柳川市にある藤丸氏事務所で20日、党柳川市支部役員会を開催。藤丸氏や柳川市議ら約20人が出席し、弁当と酒が出されて会食したという。机をロの字形に並べ、長机に隣り合った人との距離は1メートルほどだったという。

 藤丸氏の秘書は「居酒屋を予約していたが、キャンセルして事務所で開いた。窓を開け、すぐに帰った人もいたので大人数ではなく、感染リスクは高くなかった」と説明した。

 政府の新型コロナ対策分科会は「5人以上の飲食では飛沫(ひまつ)が飛びやすくなる」と国民に注意を呼びかけている。(枝松佑樹)

6042チバQ:2020/12/31(木) 19:38:18
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-201230X603.html
特措法改正、罰則規定が焦点=「私権制限」に慎重論も―コロナ対策強化へ策定急ぐ
2020/12/30 14:46時事通信

 新型コロナウイルス対策の実効性を高めるため、政府は特別措置法改正案の取りまとめを急ぐ。焦点は休業や営業時間短縮の要請に応じない事業者の罰則の在り方。菅義偉首相は罰則規定に前向きな立場を示しているが、憲法が保障する国民の権利の制限につながりかねず、政府・与党にも慎重論が根強い。改正案の早期成立は見通せておらず、首相の指導力が問われている。

 「時間短縮をより実効的にするため、特措法改正を視野に入れている」。首相は28日、記者団にこう語り、来年1月18日に召集される通常国会での法改正に改めて意欲を表明。自民、立憲民主両党は国対委員長会談で、2021年度予算案の成立を待たず、改正案を処理することで一致した。

 時短要請を担保する鍵と見込まれるのが、応じない事業者への罰則規定だ。政府は特措法改正で、緊急事態宣言の発令前でも都道府県知事が団体や個人に必要な協力を要請できると定めた24条を見直し、時短だけでなく休業の「指示」を含めた営業規制と、違反した場合の「罰金」を可能とすることで一定の強制力を持たせる方向だ。

 背景には、東京都の時短要請が新型コロナの拡大抑制につながらなかった苦い経験がある。都は新規感染者が目に見えて急増してきた11月28日から、飲食店などに午後10時までの時短を要請。政府は、7月から8月にかけての「第2波」の収束には時短が奏功したとみており、都の要請直後、首相周辺は「1週間でピークアウトする」と自信を示していた。

 だが、実際には12月以降も都の感染者は右肩上がりを続け、感染は首都圏全体に広がった。新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は、春先からの各種要請に事業者や国民が「へきえきして」おり、時短への協力が得られにくくなっているとの見方を示す。

 強制力を持たせるための罰則には「私権制限」の懸念が拭えず、関係省庁と内閣法制局が協議した結果、事業者への「罰金」については憲法との整合性が保たれるとの認識で一致した。政府は併せて、感染症法改正により各保健所による感染ルート追跡のための「積極的疫学調査」を拒否した人への罰則も検討したが、個人に対する措置は「合憲性に疑義がある」との指摘が法制局から出て、今回の改正では見送りとなりそうだ。

 罰則規定には事業者からの反発も予想されるため、与党内は「議論はまとまっていない」(公明党関係者)とされ、野党の立場もまちまち。与野党が特措法改正案の内容で早期に合意できる見通しは立っていない。

 首相は24日の講演で、時短要請への罰則について、分科会の慎重論にも触れながら「必要ではないか」と明言した。内閣支持率が急落する背景に、政府の新型コロナ対策に対する不満があることを意識した発言とみられる。ただ、目に見える効果が上げられなければさらなる批判も予想され、まずは実効性が期待できる改正案取りまとめに手腕を求められる。

6043名無しさん:2020/12/31(木) 21:09:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/518df6dd293e4f82216c5a81f67108e67c62940e
自民党“最若手”議員が振り返るコロナ禍の政治現場「政策は本当に議員が決めていた!」「総裁選は魅力の問題」
12/31(木) 12:31配信

コロナ禍の有事国会にさっぱり何もわからない最若手議員がデビュー
新型コロナウイルスの感染拡大は、多くの専門家がこれまで懸念を示してきた通りに冬を迎え勢いを増している。振り返れば、去年12月に中国湖北省武漢市で“原因不明の肺炎”として始まった新型コロナウイルスと世界の戦いからちょうど1年となった。

日本の国会もこの1年の議論の中心は常に新型コロナであり、全国民への現金10万円の給付や雇用調整助成金の拡充といった国による直接の助成策をはじめ“国民の命と暮らし、企業の雇用を守るため”の様々な政策が立案・実行された。

閣僚も経験したベテラン国会議員でさえ、「こんな1年は経験したことがない。まさしく有事の1年だった」と強調する今年一年だったのだが…。

「どこで誰が何をやっているのかさっぱりわからない中で国会に飛び込んできました」

まさにコロナ禍の中に、国会議員デビューを果たした政治家がいた。自民党の深澤陽一衆院議員だ。この議員歴1年未満の自民党“最若手”議員にコロナ対応や自民党総裁選などこの1年の政治を振り返ってもらった。

緊急事態宣言下、自民党では若手不要のベテランのみ少人数精鋭で議論が進んだ
「緊急事態宣言が発令中の選挙活動でした。集会はもちろん、街頭演説は一切人には声をかけない、現実に人を集めることは一切やらない選挙でした。有権者が選挙に行ってくれるのか不安を常に感じていた。」

深澤議員は、自民党の望月義夫元環境相の死去に伴い、今年4月26日に投開票が実施された衆院静岡4区補欠選挙にも望月氏の後継として立候補し初当選を果たした。この補欠選挙は、緊急事態宣言下で、しかも全国の学校の約9割以上が休校し全国的に外出自粛が続く中で行われたのだった。

当選後はじめて国会に足を踏み入れた際には「市政・県政合わせて15年間の経験を生かしていきたい」と、地方議員出身者としての意気込みを語った深澤氏だが、その頃の国会や永田町の風景は思いもよらない状態だったいう。

「(感染症対策として)自民党の中で1つも会議が開かれない。私みたいな新人は(少人数の会議すら)呼ばれないんですよ。どこで誰が何をやっているのかさっぱりわからない中、他の議員の皆さんが様々な政策を打ち出していく姿を見ていました」

この頃、自民党ではいち早く効果的な政策を立案するべく、ベテラン議員を中心に少人数体制で議論が行われ、若手は言わば蚊帳の外という状態が続いていたのだ。こうした中、深澤氏が意外だと感じた点は「国会議員が本当に政策を決めている」ということだった。

「官僚が様々な政策を決めて、その決定の段階あるいは修正の段階で国会議員が関わっていくことがスタンダードだと思っていたんです。でも実際は、国会議員が政策を決め予算を考え、そして官僚を巻き込んでいく。これは本当に(国会議員の)責任は重いなと感じました」

確かに日本の政治では、政策立案は官僚が主導し政治家はそれを審査し修正するという役割の傾向が指摘されてきたが、この1年のコロナ禍という緊急事態においては、官僚の積み上げ型の政策より、政治家が主導して政策を提案し決断する機会が増えたという面もあるのかもしれない。

6044名無しさん:2020/12/31(木) 21:09:45
>>6043

突然の自民党総裁選挙。岸田さんより菅総理の方が魅力が勝っただけのこと
また深澤氏は、コロナ禍の国会とともに、自民党所属議員として総裁選挙という大きな政局も経験した。しかも、深澤氏が所属した派閥は、総裁候補として選挙に臨んだ岸田前政調会長が率いる岸田派だった。

「(総裁選)当時は議員になってから4カ月程度なんで、岸田会長のことをまだそこまで理解したわけではありませんでした」

岸田派の一員としてまだ日が浅いことを実感しながらも、総裁候補を擁立した派閥ならではの高揚感を感じたという。

「安倍総理が8月28日に辞任表明をされたときは、私も政治の世界に入って日が浅いですけど、間違いなくあの日には岸田会長が総裁になる確率が高かったと思うんです」

しかし結果として総裁選は序盤から終盤まで当時官房長官だった菅首相の優勢が続き、岸田氏は敗れた。その要因を尋ねると、派閥の“新参者”ならではの冷静な答えが返ってきた。

「この人は魅力があると、この人に託したいと一票を投じることがどんな選挙でも当たりまえのことですので、これはシンプルに岸田会長よりも菅総理の方がその部分が勝ったと、私はそう捉えています

最若手議員の来年の抱負は東京五輪を成功させること
年明けも引き続き新型コロナとの戦いは続く中、キャリア上の“最若手”国会議員として何に注力したいかと尋ねたところ、「個人的にスポーツが好きなんで」と前置きをしつつも「東京オリンピック・パラリンピックは絶対にやるべきだと思っています」と力強い返答が返ってきた。

「スポーツはやってみないと成果が見えない。ラグビーワールドカップもやる前は散々言われていました、ラグビーなんて日本じゃ見ないよと。けれども実際やってみたら、ほぼ100%近いチケットの完売ですし、あれだけ感動を与えて色々なことができた。だから東京オリンピック・パラリンピックもやってみないと成果は出ない。そしてやってみたとき世の中のプラスになるものが必ず残ると私は思っています。でずから国会議員として全力で関わっていきたい」

コロナの感染拡大が続く中、深澤議員の願い通り東京オリンピック・パラリンピックが開催できるかどうか、年明けの状況と政府の対策がそのカギを握っている。

(フジテレビ政治部 福井慶仁)

福井 慶仁

6045チバQ:2021/01/01(金) 09:22:02
>>6041
ほんといつもの、マスコミ流の魔女狩りになってきたなあ。

6046名無しさん:2021/01/02(土) 18:55:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d58c3755cfcc1fa8c3f7a39586ba6d310682d1c
「ステーキ食って乾杯」も今だけ? 菅と二階の行く末は「三木と椎名の訣別」と同じか
1/2(土) 7:05配信

 2021年は総選挙の年である。自身のコロナ対策失敗や多人数での「ステーキ忘年会」、さらには安倍前首相の「桜を見る会」前夜祭の違法な資金提供、吉川元農水相の「鶏卵汚職疑惑」など、菅義偉・首相にとっては逆風だらけの年明けとなった。菅政権の信任が問われる総選挙と、その後の政局はどうなるのか。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は、菅首相の人となりをこう分析する。

「菅総理は記者会見をほとんどやっていない。政治的な節目はいろいろあったのに、国民にメッセージを発してこなかった姿勢には疑問を感じます。私は、菅氏は『平時の総理』であり、コロナ禍の非常時には不向きなのだと思います。

 菅総理は『ブレない』ことを大事にしているようです。確かに官房長官時代から、どんな質問をされても答えはブレなかった。かつて菅さんから、『米軍普天間飛行場の辺野古移設が進まないのはなぜかわかりますか』と聞かれたことがあります。『わかりません』と言うと、『それは諦めたからです。私は諦めませんから移設を実現させます』と答えました。

 その姿勢は平時ならば良い結果を生むかもしれませんが、非常事態には、一つのことに固執するのではなく、柔軟に対応することのほうが大事です。Go To トラベルの休止判断の遅れなどは、まさに菅総理の悪い面が現れたのだと思います」

 そのうえで伊藤氏は、きたる総選挙とその後の政局では、菅政権の党内基盤の弱さが不測の事態を招きかねないと指摘する。

「菅政権を支えているのは二階派です。二階幹事長は菅政権の生みの親ですが、だからといって体を張って政権を守るとは思えません。二階さんは政局を見ながら変幻自在に動くタイプの政治家ですから。

 二人を見ていて思い出すのは、三木武夫・首相と椎名悦三郎・副総裁の関係です。田中内閣が金権批判で退陣した時、椎名は総裁選をせずに、いわゆる『椎名裁定』で三木を総理に指名します。ところがその後、三木の党改革や政治資金改革に対する反発から党内で『三木おろし』が起こると、椎名はそれに同調した。そして有名な、『生みの親だが育てると言ったことはない』という言葉を残しました。菅総理と二階幹事長は、なんとなく三木と椎名のような関係になる気がします」

 三木首相はその後、総選挙に敗北して政権を失った。菅氏もそうした運命をたどるのか、今後の政局から目が離せない。『週刊ポスト』(2021年1月4日発売号)では、最新情勢を分析して総選挙の全議席予測を公開している。そちらもぜひご覧いただきたい。

6047名無しさん:2021/01/02(土) 19:09:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/74545cc26d7fe3885514fe6edcc7ac2abb8f7f73
「最低4年」狙う菅首相 “総裁選”レースの行方は
1/2(土) 7:00配信

2020年9月の自民党総裁選で圧勝した菅義偉首相。発足直後の内閣支持率が7割を超える高い水準になると、自民党内でも「これは本格政権になる」との認識が広まっていった。しかし、長期政権への野心を燃やす菅首相の戦略に、早くも黄色信号がともりつつある─。

“最低4年”長期政権狙う菅首相
2020年9月の自民党総裁選で圧勝した菅義偉首相。安倍前首相の「ワンポイントリリーフ」との見方も自民党内にある。菅首相の自民党総裁任期は安倍前総理の残り任期である2021年9月30日。つまり、1年後に行われる総裁選までの「短期政権にしか過ぎない」と。

就任後、菅首相は、デジタル庁の創設や不妊治療への保険適用など次々と政策を掲げ「菅カラー」を打ち出し、所信表明演説では「2050年までの脱炭素社会実現」の宣言に踏み込むスタートダッシュを見せた。

発足直後の内閣支持率が7割を超える高い水準となると、次第に自民党内でも「これは本格政権になる」との認識が広まっていった。「機を見るに敏」なのは、この重鎮の真骨頂だ。自民党の二階幹事長は2020年11月、テレビ番組で、2021年9月までに解散・総選挙が行われ、自民党が勝利すれば、総裁選は菅首相の無投票再選が望ましいとの考えを示した。

菅首相の側近はこう解説する。「菅さんは最低4年間は総理を続ける気だ。2021年の総裁選に勝ち、その後の3年間の総裁任期はつとめ上げるつもりで想定している」。菅首相は周辺に対し「自分がやるべきことをすべてやったら辞めれば良い」と語っている。そして、こう付け加えたという。「でも、デジタル化もカーボンニュートラルも、そんな短期間で道筋をつけられるものではないよね」

長期政権への野心を燃やす菅首相の戦略はシンプルだ。国民の目に見える形で成果を出していくこと。その狙い通り、不妊治療への助成拡大は2021年1月から開始予定。携帯料金値下げについては、NTTドコモが政府の意向を汲んだ新プランを発表。そして、公約の目玉の一つ、デジタル庁も2021年9月に発足させるため、通常国会に法案を提出する方針だ。

こうした成果を積み重ねることで、内閣支持率を高い位置で維持し、自民党総裁選、そして総選挙の勝利へつなげようという考えだ。

しかし、その戦略には、早くも黄色信号がともりつつある。NNN・読売新聞が12月26日と27日に行った世論調査では、内閣支持率が、12月上旬の調査から16ポイント下落し、45%に。不支持の43%と拮抗する水準まで急落した。GoToトラベルをめぐる菅首相の対応への国民の不信感の高まりなどが、支持率の低下を招いたのだ。すぐに自民党内からの不満も噴出する。「菅首相自らのメッセージ発信が足りていない。2021年1月も支持率が下がるようなら、いつ“菅おろし”が始まってもおかしくないよ」(自民党中堅議員)

早くも正念場を迎える菅政権。新型コロナ対策で成果を出せなければ、長期政権も夢に終わる可能性がある。

6048名無しさん:2021/01/02(土) 19:10:26
>>6047

頼みは麻生派? 岸田前政調会長
一方、2020年の総裁選で菅首相に敗れた岸田文雄前政調会長は、2021年総裁選への準備を着々と進めている。岸田氏は、課題の地方票を取り込むために、全国各地への地方行脚をさっそくスタートさせた。

しかし、早くも暗雲が垂れ込める。岸田氏は、総裁選の3週間後に開かれた岸田派のパーティーで、「次の(総裁選の)機会は勝利することができるように政策を磨き、力を蓄え精進する」と決意を表明した。そして、「より大きな政治の塊が不可欠」、「宏池会(岸田派)の塊を実現できるよう先頭に立って汗をかいていきたい」と宣言。麻生派や谷垣グループなど宏池会をルーツとする派閥を結集させる「大宏池会構想」を打ち出したのだ。

しかし、この発言は、肝心の麻生派や谷垣グループに根回しした上でのものではなかった。麻生派のベテラン議員は不快感をあらわにした。「大宏池会なんてのは岸田が言う話じゃないんだよ。もし言うなら麻生さんが言う話。麻生さんだって怒ってると思うよ。岸田は、もう過去の人でしょ」

岸田氏としては、総裁選で勝利するために、麻生副総理兼財相の支持を取り付けたいという思惑だったが、麻生氏は「大宏池会構想」に応じるそぶりは見せていない。

さらに、岸田氏にとって痛手となったのが、地元広島で勃発した「広島3区」をめぐる問題だ。公職選挙法違反の罪で公判中の河井克行元法相の選挙区である衆議院広島3区に、公明党が斉藤鉄夫副代表の擁立を発表したのだ。自民党の現職がいた選挙区に、連立与党の公明党が候補者を立てるという異例の事態。公明党関係者は「岸田氏ら自民党広島県連の対応が不誠実だった」と批判した。お膝元での内紛劇が、岸田氏の求心力の低下を印象づける。

こうした現状に、岸田氏の側近議員ですら「岸田さんは次の総裁選には出られないのではないか」と諦めムードを漂わせる。無役となった岸田氏が、総裁選までの9か月間でどれだけの存在感を出せるのか、その道のりは決して楽なものではない。

6049名無しさん:2021/01/02(土) 19:11:09
>>6048

死んだふり? 石破元幹事長
2020年の総裁選で最下位に沈んだ石破茂元幹事長。2020年10月、総裁選大敗の責任をとるとして、派閥会長を辞任することを発表した。この背景について、石破派のベテラン議員はこう語った。「会長を辞任することで、内外に、2021年の総裁選で菅首相とは戦わないことを示した。菅首相に石破は使われて信頼を得れば、また石破も輝くチャンスがある」

次の総裁選への不出馬を宣言することで、党内の非主流派から脱したいというのがベテランたちの思惑だった。しかし、石破派の若手・中堅議員は「次の総裁選も石破氏で戦うべきだ」と反発し、派内の路線対立が浮き彫りとなる。

2020年12月になり、派閥の会長は置かず、集団指導体制をとることでようやく再出発を果たした。しかし、石破氏の側近である山本有二元農相が派閥に休会届けを出すなど、派内の混迷は続いている。

当の石破氏は、安倍政権時は、厳しい政権批判で注目されてきたが、石破派のベテラン議員への配慮もあり、今のところ、菅政権の批判は控えている。石破氏自身は次の総裁選について、どう考えているのか。周辺に対し、こんな本音を漏らした。「『死んだふり』とか言われるけど、『死んだふり』は死んでないということだから。私は全然、死んでませんよ」

河野太郎氏は? 小泉進次郎氏は?
次の総裁選に新たに手を挙げる候補はいるのだろうか。自民党内では2020年総裁選で立候補に意欲を示した河野太郎行革担当相の名前が挙がる。河野氏は世論調査で高い人気を誇り、「いつか首相になりたい」と意欲を示し続けているものの、所属する麻生派内をまとめきれていない。麻生氏側近は「麻生氏は、『現職の総理が出る総裁選に、閣僚が対抗馬で出るべきではない』と河野氏に釘を刺している」と語っている。派閥会長の麻生氏の支援を取り付けることができるかが焦点だ。

そして2020年の総裁選で河野氏が立候補すれば支持することを表明した小泉進次郎環境相の動向にも注目が集まる。国民的人気の高い小泉氏が「将来の首相候補」であることは衆目の一致するところ。しかし、環境相として目玉政策である脱炭素社会の実現を推進している以上、菅内閣が続く限りは、菅首相を支え続けるとみられる。小泉氏の周辺もこう語る。「総裁選は環境相として実績を積み上げてからだろう。立候補するのは早くても次の次ではないか」

6050名無しさん:2021/01/02(土) 19:12:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/14cfa86411f7bbe6ae4011da3142df3e3d5fc4af
今年、菅政権と自民党の「終わりの始まり」がやってくる8つの理由
1/2(土) 8:01配信

 期待外れもいいところ――。おそらくこれが昨年、安倍晋三前首相から政権を引き継いだ菅義偉首相に対する国民の嘘偽らざる評価だろう。「叩き上げの田舎者」「凄腕の官房長官」などの報道で塗り固められたプラスイメージは、いざ菅氏が政権を担ってみると、答弁の拙さや政権運営のあまりの強引さなどにより一瞬で瓦解した。

 新型コロナウイルス感染拡大にも歯止めがかからない中、今年は東京五輪が1年間の延期を経て開催される重要な年となる。菅政権への逆風が強まる中、2021年の政治がどのように動くか、8つの疑問に答えながら大胆に予想する。

解散総選挙はいつか?
 今年の政局の最重要ポイントは、菅氏がいつ解散総選挙に踏み切るか、に尽きる。結論から言うと、今年7〜9月に開催される東京五輪終了後から10月21日に実施される予定の衆院選の間、自民党総裁選任期が終わりを迎える9月に行われることになるだろう。

 昨年9月の菅政権発足当初から、(1)翌10月の臨時国会直前、(2)今年1月の通常国会開会招集日、(3)3月下旬ごろの21年度予算成立後、(4)7月の東京都議選とのダブル選、(5)東京五輪後の9月、という5つの解散シナリオがささやかれてきた。

 まず最有力シナリオとされたのは(1)だが、組閣後の支持率が高かったため、またコロナ対策を優先し混乱を避けるため、見送られた。次に新年早々の解散に踏み切る(2)が議論されたが、安倍前首相の「桜を見る会」での政治とカネの問題、コロナ対策での指導力のなさによる支持率急落で解散どころではなくなった。

 ここ最近浮上している(3)のシナリオについても、支持率が急回復しない限り現実味は薄い。(4)については、自民党と選挙協力する公明党に、人員やエネルギーの負担が大きくなる都議選と衆院選のダブル選挙を避けたい思惑があり、同山口那津男代表も否定的な考えを示していることから、菅氏がゴリ押しするとは思えない。

 となると残るのは消去法的に、衆議院議員の任期満了に伴う今年9月ごろの解散――というわけだ。

6051名無しさん:2021/01/02(土) 19:13:33
>>6050

支持率はどうなるか?
 もっとも菅氏からすれば、(3)のタイミングで解散したいのは山々だろう。そうでなくとも、6月までの通常国会の会期中に解散できるのなら、したいはずだ。

 理由はシンプルだ。現在の菅政権は、安倍氏退任後の自民党幹部の「密談」で生まれたものであり、菅氏本人の人気や実力に裏付けられたとは言い難い。永田町だけでなく、日本国民の信任も受けていないからである。

 昨年9月、安倍氏が退陣を表明した翌日、自民党の二階俊博幹事長、森山裕国対委員長、林幹雄幹事長代理が菅氏と会談し、二階派が菅氏を支持。それを他の主要派閥も追認する形で菅政権誕生の流れができた。

 総裁候補で唯一脅威とみられていた石破茂衆議院議員については、二階幹事長が総裁選での党員投票の手続きを省略し、当選の芽を潰した。こうした経緯から、菅政権は「密談政権」だとの批判がついて回る。菅氏からすれば、解散総選挙に打って出て国民の信を得、改めて政権の正統性を獲得する必要があるというわけだ。

 しかし、筆者の見立てでは、通常国会の会期中に解散して勝算が見込めるほどの支持率を、菅政権がこれから獲得できるとは思えない。事実上の「自民党二階派+公明党政権」である以上、菅氏個人の色を出した政策を展開できる余地が「一丁目一番地」である総務省管轄の携帯電話料金やNHK受信料くらいで、あまりに少ないからである。

 前述した「密談」の参加者である二階氏、林氏は二階派のトップと幹部で説明するまでもないが、森山氏も石原派に籍を置いているものの、実質的には二階派の重鎮であることはもっと知られていい。つまり、菅政権は「二階派政権」として発足したということだ。真っ先に菅氏支持を表明し、政権誕生の流れを作った功績のある二階氏と二階派からの要求を、菅氏が飲まざるを得ないのは言うまでもない。

 これが最も顕著に出たのが「Go Toキャンペーン」の停止をめぐる騒動である。このキャンペーンは、そもそも観光族のドンである二階氏の働きかけにより生まれたものであり、当然ながら、可能な限り長期の存続が求められていることは言うまでもない。

 板挟みの立場に置かれた菅氏は、コロナ感染拡大で年末年始のキャンペーン停止を決断したが、根回しが不十分だったために二階派幹部からは「勝手なことしやがって」と批判される始末。今年もよほどの感染拡大に見舞われない限り、Go Toの「中止」は検討されず、「再開→感染拡大→一時的な停止→再開→……」のループを繰り返すとみられる。その間、国民からの「結局、二階氏の言いなり」「カネの方が人命よりも大事か」といった批判は消えず、支持率をジリジリと引き下げる要因となるだろう。

6052名無しさん:2021/01/02(土) 19:13:56
>>6051

バイデン政権と上手くやれるか?
 外交面でも、米国では今月20日にも対中国外交で強硬な姿勢を示すバイデン政権が誕生するが、親中派筆頭の二階氏を政権の後ろ盾とする菅氏が、歩調を合わせるのは難しい。尖閣諸島周辺などでの中国の膨張主義が激しさを増す中、目に見える形で抗議もしない日本の姿勢に、米国は納得しないだろう。

 そうなれば、表面上は親密さをアピールすることはできても、外交的な協力を得るのは困難になる。これが陰に陽に「外交下手の菅政権」との評価につながるのは間違いない。菅氏は東南アジア諸国などとの関係を強化し、外交能力をアピールしようとするだろうが、支持率向上の材料としては弱い。

 ウルトラCとして、菅氏のライフワークである北朝鮮拉致問題の解決に向け、日朝首脳会談開催にこぎつけるというシナリオが考えられるが、少なくとも東京五輪開催までは山積みの政策課題と向き合わねばならず、慎重な政権運営を求められる中、実現性はゼロだろう。

公明党との関係はどうなるか?
 公明党については、今や「公明の選挙協力なしでは、衆院選での自民党の単独過半数は怪しい」(全国紙政治部記者)と言われ、解散総選挙を控える菅氏が逆らえるはずもない。それがよくわかるのは、直近の「後期高齢者医療制度」をめぐるやり取りだ。

 75歳以上の後期高齢者の医療窓口負担を1割から2割に引き上げる所得基準について、菅氏は「170万円以上で絶対に譲らない」という姿勢を示したものの、公明党が「240万円以上」で譲らず、最終的に「200万円以上」という折衷案での大筋合意に追い込まれた。

 菅氏が最も重要視していた「将来世代に負担を残さない」という政治的信念ですら、低所得者や高齢者の支持が厚い公明党の要望の前には、突き通すのは難しいことが証明された。安倍政権における集団的安全保障の議論でも公明党の存在感が目立ったが、このように「与党内野党」としての公明党がいる以上、「少なくとも今年の秋までは、公明党の政策要望を丸呑みせざるを得ない」(自民党ベテラン議員)のが実情だろう。

6053名無しさん:2021/01/02(土) 19:15:14
>>6052

総選挙、自民党の議席数は?
 菅氏が携帯電話料金とNHK受信料の値下げを強引に進めているのは、単純に「自分の成果」として誇れるのがそれしかないからだ。不妊治療の助成金引き上げも、社会的には意義のあるテーマだが、政権支持率の引き上げには寄与しないと言わざるを得ない。脱炭素は目標を掲げただけで、実現は当面先であり、短期的には政権にとってプラスにもマイナスにもにならない。

 そうなると、「通常国会を乗り切り、東京五輪を成功裡に終わらせた実績を携え、目玉政策であるデジタル庁の9月発足による期待感を解散総選挙のバネにするシナリオ」が最も合理的となる。

 とはいえ、通常国会でも政治とカネの問題が追及されるのは間違いなく、「伝える力」を著しく欠く菅氏が守勢に立たされるのは避けられない。菅氏本人のカネ絡みの話が出てくれば、途端に窮地に追い込まれるのは目に見えている。

 「無難に乗り切る」ことですら、今の菅氏には非常に高いハードルであり、困難な国会運営を強いられることになるだろう。

 その秋の解散総選挙の結果だが、筆者は「現有の282議席から20〜30議席は失うものの、自民党の単独過半数は維持される」とみている。

 菅政権の現状を、発足時には高い支持率を誇ったにもかかわらず、リーマン・ショックの影響を受け、解散総選挙に大敗し下野した麻生政権に似ているとする向きは多いが、当時は野党として旧民主党が存在した点が決定的に違う。

 民主党が力量不足を露呈し、第二次安倍政権が誕生して以降、政局とは「自民党内の政局」を指すようになったほど、野党不在の状況が続いてきた。コロナの収束がたった1年で見通せるとは思えず、国民も「混乱」より「安定」を求める中で、今秋時点での政権交代など起きるはずがない。

「安倍再々登板」はあるのか?
 さて、解散総選挙の結果、ひとまず菅政権が続くことになるだろうが、菅氏にとって本当の勝負はそこからだ。東京五輪の成功という大目標があってこそ、他派閥は「菅下ろし」に動かないだけであって、細田派・竹下派・麻生派の3大派閥が菅氏と一定の距離を保っている現状に変わりはない。81歳の二階氏がカネの差配と公認権を含む人事権を握る幹事長ポストに、歴代最長記録を更新しながら就任し続けていることも、自民党内の軋轢を生んでいる。

 2021年9月から2024年9月までの次の自民党総裁任期中は、現在のような「自民党一強体制」を維持し続けることが自民党の課題となる。昨年までは安倍、麻生、二階、菅の4人の存在が政府と自民党をブレなくまとめていたが、安倍氏が退場した今では、菅氏がかろうじて均衡させている状態だ。2024年までの3年間、この状態が続くとは考えづらい。

 もし現在のような勢力図が2024年まで続くとすれば、安倍氏が短期リリーフで再々登板、というシナリオが有力だ。退任時の涙ながらの会見で安倍政権の支持率が急回復し、また後継の菅政権の支持率をも上昇させたことを考えると、評論家や報道関係者が考えるよりも国民全体の支持は低くない。自民党内で再び安倍氏を担ぐ機運が生じることも十分にあり得る。

 また、今後3年間は二階氏の引退が本格的に現実味を帯びる。すでに幹事長の実務をこなすには体力的な限界を迎えつつある。二階氏の引退は二階派全体の分裂と自民党幹事長ポスト争いに直結するため、影響は甚大だ。

 自民党全体の重石となっている麻生氏も、同じく80歳と高齢で、二階氏と同時期に引退する可能性が極めて高い。菅政権終了時が、自民党一強を支えた重鎮が一斉に引退する一つの契機となるだろう。

6054名無しさん:2021/01/02(土) 19:15:59
>>6053

「ポスト菅」は誰なのか?
 ポスト菅時代の2020年代後半は、自民党の人材不足が一気に露呈する時代となる。リリーフの可能性がある安倍氏を除けば、主な総理総裁候補になるのは(1)加藤勝信官房長官、(2)河野太郎行革担当相、(3)茂木敏充外務相と、いずれにせよ一気に小粒になる。

 筋から言えば、菅氏から禅譲されるべき(1)の加藤氏だが、「事務屋として優秀なだけで、リーダーなど論外」(自民党ベテラン議員)との評価が定着しているため、首相は厳しい。(2)と(3)はとりあえず50代後半〜60代半ばの世代で目立っている2人だが、どちらも人望のなさがネック。河野氏は菅氏と同様、メディアがかなりプラスイメージに偏った報道をしていることから、もし首相となっても就任早々馬脚を現すのは間違いない。党内の状況を考慮すれば、どちらかといえば茂木氏が有力だが、いずれにしても短命にしかならないだろう。

 こうした後継者不足に起因するゴタゴタの後、自民党の分裂プロセスがいよいよ本格化するだろう。筆者は、その流れが決定的となるのは小泉進次郎内閣退陣のときだと予想している。「若い世代のリーダー」として喧伝されてきた彼の能力と見識のなさは、一昨年の環境相就任直後から明らかになった。おそらく自民党は今後、どこかで小泉氏を看板として担がざるを得なくなるだろうが、国民の期待感が高いだけに、失敗に終われば自民党はいよいよ政権与党として立ち行かなくなるだろう。

 そうなれば、小池百合子東京都知事が発足させた「希望の党」のような、ポピュリスト政党が一気に議席を獲得する事態が現実味を帯びる。そこに自民、立憲民主などの既成政党の一部が合流する形で「第三極」を形成することになる。

 令和新選組が先の参院選で2議席を獲得したのは、その流れの先触れと言えるだろう。ロンドンブーツ1号2号の田村淳氏のように、政治や社会問題への意識が高い芸能人(特にお笑い芸人)が立候補し、新党立ち上げに参画すれば、一気に政局が動くことになる。コロナの影響もあり、本格的なネット選挙が2020年代半ばまでに解禁される可能性は非常に高く、これもポピュリズム政党の台頭を後押しするだろう。

 公明党の動向にも要注意だ。高齢化が進んでおり、戦略の変更を余儀なくされるため、2020年代後半からは現在のように自民党一辺倒ではなく、他党との連携も模索してゆくだろう。公明党は東京都では都民ファーストの会、大阪では大阪維新の会と組んでおり、「権力をとれるのならどことでも寝る」(全国紙政治部記者)ため、最も注視しなければいけない政治勢力といえる。

6055名無しさん:2021/01/02(土) 19:16:21
>>6054

日本は荒波を乗り切れるか?
 日本国内の政局にとどまらず、2020年代半ば、2024〜2025年には世界的にも様々な大変化が訪れる。米国はバイデン政権の2期目を目指す再選選挙があり、ロシアはプーチン大統領の人気満了にあたる。

 プーチン氏をめぐっては、2036年まで任期を延長できるように憲法改正がなされたため「終身大統領を目指すのでは」との憶測も出るが、「自らの出馬を制度的に可能とすることで求心力を保持し、政敵からの攻撃に備えるとともに、後継者争いを抑制して権力移譲のソフトランディングを図った」(外交筋)との見方を踏まえた2024年引退説を筆者は支持する。そうなった場合、日本は北方領土を含めた対ロ外交戦略そのものの変更を余儀なくされることになるだろう。

 新年早々から、2020年代全体を見渡した自民党の分裂プロセスという少々気の長い話をさせていただいたが、おそらく大筋の流れは間違っていないはずだ。とりあえずは目先の東京五輪まで、菅政権が待ち受ける荒波を乗り切れるかに注目したい。

松岡 久蔵(ジャーナリスト)

6056名無しさん:2021/01/02(土) 20:03:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/281fa9e10d1cda19f191cb90ef22e580c8c90072
自民、連続比例復活議員の差し替えを検討 衆院選前に「勝てる候補」優先
1/2(土) 18:24配信

 自民党が次期衆院選に向け、選挙区で敗れながら重複立候補した比例代表での復活当選が続く議員について、別の候補への差し替えも選択肢の一つとして検討している。衆院議員の任期満了まで10カ月を切る中、地元での活動状況などを分析し、「勝てる候補」の擁立を目指す。

 党関係者によると、復活当選が2回以上続く議員は党内に25人いる。当選5回までが多く、党幹部は「負け癖がついてしまった議員もいる」と危機感を募らせる。

 そのため党は前回平成29年衆院選後に次期衆院選の対応に関する「基本方針」をまとめ、比例復活が2回以上続く議員は原則として比例代表との重複立候補を認めないことを確認した。

 併せて選挙区での活動状況や確保した党員数などをもとに、選挙区の公認候補となる支部長にとどまらせるかどうかを毎年判断することも決めた。「日常活動の濃淡は選挙に直結する」(党幹部)とされ、活動状況や地元の評価などによっては、差し替えの検討対象にするとみられる。

 こうした方針は、菅義偉首相(党総裁)の意向を踏まえたものだ。首相は昨年11月8日の山口泰明選対委員長との会談で「比例復活が続くのは問題だ」と述べ、内規を厳格に適用すべきだとの考えを示した。

 もっとも、選挙を重ねるごとに票数を積み上げているケースや、選挙区の相手候補が長年強固な地盤を形成している場合など、個別事情も考慮する方針だ。

 25人の大半は細田派(清和政策研究会)や麻生派(志公会)、二階派(志帥会)などの主要派閥に所属する。各派が例外適用に向けて動く可能性もあり、党幹部は「いろいろな意見を聞きながら判断する」としている。

6057名無しさん:2021/01/03(日) 17:19:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3fd620d60d1e2280b3fdea994f47014c9cd4346
安倍氏は政界一のブーメランの名手
1/3(日) 11:23配信

 2021年の年頭の当コラムは、安倍晋三前首相の「桜を見る会」前日夕食会を巡る政治資金規正法違反問題を取り上げたい。

 「それって去年の話でしょ?」「正月の新聞ってもっと一年を展望したりするものでは?」と読者はお考えになるかもしれない。

 確かに年末に書いてもよかった。しかし、バタバタと年内に安倍氏の謝罪会見と国会説明を済ませ、早く幕引きを図ろうという菅義偉政権や自民党の思惑が見え見えなので、あえて年明けに持ち越したのだ。

 おとそを飲んで駅伝でも見ていれば、国民も「桜」なんか忘れるだろう-。

 そうはいくか。

   ◇    ◇

 「桜」問題で東京地検は、安倍氏の事務所が夕食会の費用を補填(ほてん)していたのに、政治資金収支報告書に記載しなかったのを違法として秘書を略式起訴したが、安倍氏については「嫌疑不十分」で不起訴とした。安倍氏の不起訴が妥当かどうかは今後検察審査会で審査される可能性が高い。

 ただ私が「桜」問題で一番ひどいと思うのは、安倍氏が国会審議で118回も「虚偽答弁」を繰り返しておきながら、議員辞職をせず、通り一遍の謝罪で済ませようとしていることだ。

 これが許されるのなら、今後国会で時の首相がどんないいかげんなことを言っても「謝れば済む」という前例ができてしまう。それでは国権の最高機関たる国会の議論が無意味になる。

 安倍氏の言い分は、秘書の虚偽の説明を真実と信じていたので「結果として事実に反する答弁になった」ということだ。しかし誰が考えても不自然な秘書の説明を「おかしい」と疑う能力が本当になかったのなら、むしろ安倍氏は自分で「政治家不適格」と認めているようなものではないか。

   ◇    ◇

 ここで改めて安倍氏の国会発言を振り返る。

 「事務所側が補填をしたという事実は全くない」

 「私がここで総理大臣として答弁するということについては、全ての発言が責任を伴う」

 「私がここで話しているのがまさに真実」

 「私がうそをついているということを説明するのはそちら側ではないか(立証責任はそちら、の意)」

 「(自分を追及する野党議員に対し)根拠のないことをおっしゃるのはうそをつくのと同じことですよ」

 答弁の虚偽がばれないうちは、安倍氏はこんな態度だった。居丈高でさえある。特に最後の発言がすごい。相手への批判が回り回って自分に突き刺さることを政治報道で「ブーメラン」などと言うが、「安倍氏は政界一のブーメランの名手」と認定してよさそうだ。

   ◇    ◇

 今月始まる見通しの通常国会で、野党は安倍氏の証人喚問などを要求し、疑惑追及を続ける構えだ。自民党は「説明責任を果たした」として幕引きを図るだろう。国会での勢力構図を見れば、自民党の企ては成功するかもしれない。

 幕引きに待ったをかけるものがあるとすれば、それは世論だ。国民がこの問題にどれだけ怒り、その怒りをどれだけ持続させるかにかかっている。安倍氏が国民が注視する国会であんな答弁をしたのは「野党をなめていたから」ではなく「国民をなめていたからだ」と怒るかどうかである。  (特別論説委員・永田健)

6058チバQ:2021/01/04(月) 00:49:56
https://www.sankei.com/politics/news/210101/plt2101010005-n1.html
3カ月半で首相秘書官交代 政務担当、立て直し狙いか
2021.1.1 07:06
 政府は1日、首相秘書官に財務省官房付の寺岡光博氏を起用する人事を発表した。政務担当とする。政務担当秘書官の新田章文氏は辞職する。発令は同日付。

 昨年9月の菅義偉政権発足から約3カ月半で政務の秘書官が交代するのは異例。新型コロナウイルスをめぐる政府対応が後手と批判されたり、官邸と与党との調整不足が指摘されたりする中、態勢を立て直す狙いとみられる。

 寺岡氏は財務省出身で平成27年6月から約3年間、官房長官時代の菅首相に長官秘書官として仕えた。新田氏は首相の事務所出身で、首相が官房長官当時も政務秘書官を務めていた。

6059チバQ:2021/01/04(月) 23:47:06
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20210104k0000m010139000c.html
緊急事態宣言「もっと早く出すべきだった」自民中堅からも首相批判
2021/01/04 17:45毎日新聞

緊急事態宣言「もっと早く出すべきだった」自民中堅からも首相批判

自民党本部=東京都千代田区で2019年5月16日、曽根田和久撮影

(毎日新聞)

 与党は菅義偉首相が4日打ち出した緊急事態宣言の発令検討方針について「緊張感を持たせるという意味では効果がある」(自民中堅)と総じて好意的に受け止めている。一方で冬場の感染拡大は事前に予期されただけに「遅すぎ」との批判も上がった。

 「すべて良かろうと思ってやってきたわけですが、思ったようにいかなかったところもある。速やかに政策を是正していくことは、命に関わる問題ですから大事なこと」。自民党の森山裕国対委員長は4日、記者団にそう語った。森山氏は多人数会食の自粛など従来の政府要請について「一部協力いただけない方もおられるようだ」と指摘。新型コロナウイルス対策の強化に向けて政府や野党と連携していく姿勢を強調した。

 公明党の山口那津男代表も首相の記者会見に先立ち、4日の党の仕事始め式で「今週以降、どう行動していったらいいのか。国民の行動や心構えをどうするかについて予測が立つような決定を期待したい」と言及し、政府に追加対策を促していた。

 もっとも、政府が昨年11〜12月に設定した「勝負の3週間」後も感染者の増加傾向に歯止めがかからず、大規模な人の移動が予想される年末年始への危機感は政府・与党内で広く共有されていた。自民中堅は「もっと早く宣言を出して勝負をかけるべきだった」と指摘。「それなのに首相はステーキ店で食事して、小池百合子東京都知事と意地の張り合いをして、結局後手に回った」と首相の対応を痛烈に批判した。

 今年は10月に衆院議員の任期が満了となるため、秋までの間で衆院選が行われることが確定している。だが、菅内閣の支持率は感染再拡大に伴い下落傾向にあり、自民党関係者は「支持率が下がりすぎると『菅降ろし』になりかねない」と頭を抱えた。【飼手勇介、遠藤修平、東久保逸夫】

6060チバQ:2021/01/05(火) 13:11:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cd26b711f1703d230f7fda77eed09bd01d15e0d
1800万円受領の「吉川貴盛元農水相」も二階派 なぜクズ議員ばかり集まるのか【リスト付き】
1/5(火) 11:00配信
“呉越同舟”の弊害

吉川貴盛・元農相と、二階俊博・自民党幹事長
 朝日新聞は1月1日、1面トップに「吉川氏に現金、さらに1300万円 農水相在任前後に 鶏卵業者供述」の記事を掲載した。(註:デイリー新潮の表記法に合わせ、全角数字を半角数字に改めた。以下同)

 ***
 記事の冒頭部分を引用させていただく。

《自民党衆院議員だった吉川貴盛・元農林水産相(70)=北海道2区、議員辞職=が大臣在任中、鶏卵生産・販売大手「アキタフーズ」(広島県福山市)の前代表(87)から計500万円を受領した疑いがある事件で、前代表が東京地検特捜部の任意聴取に、大臣在任の前後にも計1300万円を渡したと供述していることがわかった。特捜部は出金記録や前代表のスケジュール帳を照合して授受の日付を特定し、総額は2015〜20年の14回で計1800万円になるとみている模様だ》

 吉川元農相が、ここ最近は特に世論の批判を浴びている二階派(志帥会)で、事務総長という要職を務めていたのをご存知だろうか。政治担当記者が解説する。

「吉川氏は北海道議を経て1996年に衆議院議員として初当選を果たし、当選6回のベテラン議員でした。しかしながら、そのうち比例復活が2回あり、復活もできずに落選したことも2回あります。北海道は旧民主党の強い地域とはいえ、決して選挙に強いタイプの政治家ではありませんでした。そんな吉川氏の議員人生を変えたのが、二階派への“移籍”だったのです」
“寝業師”の面目躍如

二階派議員の不祥事【1/2】
 吉川元農相は初当選を果たすと、「平成研究会」に所属した。今の会長は竹下亘・元自民党総務会長(74)だが、当時は後に首相となる故・小渕恵三氏(1937〜2000)が会長を務めていた。

 2009年8月に吉川元農相は落選すると、9月に額賀福志郎・元財相(76)が会長に就任した。

「落選した吉川氏が地元北海道で無聊をかこっていても、額賀さんは全く面倒を見てくれなかったそうです。ところが二階俊博・自民党幹事長(81)は、わざわざ北海道まで足を運ぶこともあったほど、何かと心を配ってくれた。その嬉しさは相当なものがあったようで、吉川氏は国政に復帰すると、額賀派から無派閥を挟んで二階派に移りました。完全な二階シンパになっていたのです」(同・政治担当記者)

 二階派と言えば、“数は力なり”を地でいくように、自民党の他派閥や、他党の議員でも貪欲に受け入れてきたことで知られる。

 2019年には、旧民主党政権で環境相などを務めた無所属の細野豪志衆院議員(49)を特別会員として受け入れ、物議を醸した。

 この拡大路線が、二階派の影響力を高めてきたことは事実だ。毎日新聞は20年10月、「自民党:存在感増す二階派 人事巡り首相が重用 『やり過ぎ』他派閥は警戒 自民党」の記事を朝刊に掲載した。

大半が問題議員!?
 記事には吉川元農相の名前も登場する。毎日新聞は二階幹事長が《菅政権誕生への流れを作った》とした上で、菅義偉首相(72)が人事で二階派を優遇したことを指摘した。

《二階派で入閣待機組の筆頭だった平沢勝栄復興相の初入閣をかなえ》、《新設した選対委員長代行に吉川貴盛元農相を登用するなどした。無派閥の首相を支える二階派は「事実上の総裁派閥」(党関係者)ともささやかれ、国会でも金田勝年元法相を衆院予算委員長に押し込んだ》

「二階幹事長の面倒見がいいのは有名な話です。北海道で落選に泣かされてきた吉川元農相が大臣を務めるほど“出世”したのも、二階派に所属したためです。とはいえ、二階派は政策通が少なく、利権屋が多い“烏合の衆”であることは否定できません。来る者拒まずで、理念ゼロの問題議員も受け入れますから不祥事が多い。結果として自民党内からも嫌われることになります」(前出の政治担当記者)

 産経新聞は18年10月、朝刊に「入閣へ、寄らば二階派 改造で閣僚2人増…『移籍組』も 領袖手腕に羨望の声」との記事を掲載した。

 この記事に登場する二階派議員は、大半が後に問題を起こしている。具体的には吉川元農相と同じように額賀派から移籍した桜田義孝・元五輪相(71)、谷垣グループ(有隣会)で活動していた今村雅弘・元復興相(73)、岸田派に所属していた福井照・元沖縄北方担当相(67)──という面々だ。

6061チバQ:2021/01/05(火) 13:11:44
逮捕から男女問題まで
 表にまとめてみたので、ご覧いただきたい。問題の重要性から最初に逮捕や書類送検された議員から記載しているが、その数が何と3人もいる。
 今村元復興相は17年4月4日の閣議後に開かれた記者会見での発言も物議を醸した。

 原発事故での自主避難者への住宅の無償提供が打ち切られたことを、厳しく質問したフリージャーナリストに向かって「なんで無責任だって言うんだよ。撤回しなさい」、「二度と来ないでください、あなたは」と感情的に噛みついたのだ。特にテレビのニュース番組でオンエアされた様子をご記憶の方も多いだろう。

 2番目の表は、男女関係で主に週刊誌に批判された議員を集めた。ちなみに二階派に“入会”する前だが、FRIDAYが細野元環境相と山本モナ(44)の不倫を報じ、キス写真が掲載された過去があるのも興味深い。

 表には含めなかったが、朝日新聞は1月3日、「西川元農水相にも1500万円超 在任中含む7年間 鶏卵業者供述」との記事を掲載した。

 アキタフーズが《西川公也(こうや)・元農水相(78)にも2014〜20年の7年間で1500万円超を渡したと供述していることがわかった》と報じたものだ。

 この西川元農相は12年、二階派の事務総長に就任している。だが17年の総選挙で落選。内閣官房参与に任命されていた。
問われる首相の態度
 また二階派は、片山さつき・元地方創生担当相(61)のように政治資金収支報告書の不記載などが報じられた議員も目立つ。

 ちなみに片山氏は委員会採決の無断欠席や、自身が委員長を務める参議院外交防衛委員会理事懇談会に2回も遅刻したことが話題になったこともあった。

「菅さんは昨年12月、二階さんや芸能人などと高級ステーキ店で会食を行ったことを報じられ、支持率を落とす原因の1つとなりました。少なくとも官房長官時代、菅さんは世論に極めて敏感でした。本来なら断った会食だと思いますが、二階さんの開いた会なので、出席せざるを得なかったということでしょう」(前出の政治担当記者)

 とはいえ、菅首相は仮にも一国のトップだ。二階幹事長に“コントロール”されていると世論に見なされるのは屈辱的であり、内閣支持率や国政選挙にも影響を及ぼしかねない。

「二階さんに唯々諾々と従ってしまえば、それこそ自民党内における求心力低下にもつながりかねません。菅さんがどれだけ二階さんと是々非々で対峙することができるか、今後の政権運営に大きな影響を与えるといっても過言ではないのです」(同)

週刊新潮WEB取材班

2021年1月5日 掲載

6062名無しさん:2021/01/05(火) 22:45:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/17dcaa89cb342a03231eb30feac19eb6251c73b9
政府に不満「小池氏の失政」 首相は「やんなきゃいけない」…宣言発令要請で急転
1/4(月) 21:35配信

 菅義偉首相は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言発令の検討を表明した4日の記者会見で、東京都を中心とした首都圏の「対策不足」に不満をにじませた。政府は経済的打撃が大きい宣言発令の回避に腐心してきたが、都の協力が得られず発令もやむなしと判断した。

 「北海道、大阪府など時間短縮を行った県は結果が出ている」

 首相は4日の記者会見で、より厳しい営業時間短縮を飲食店に要請している自治体では新型コロナの新規感染者数が下降していると説明し、返す刀で首都圏は「減少せずに高い水準になっている」と指摘した。東京都などが適切な措置を取れば、事態は変わっていたとの思いがにじんだ。

 首相は先月25日の記者会見で緊急事態宣言の発令に慎重姿勢を崩さなかった。水面下では宣言発令を検討していたが、31日に発令の可能性を記者団に問われた際も回答を避けた。別の政府高官も今月2日午前の時点で即時発令は「全くの間違い」と語っていた。

 そうした矢先に東京都の小池百合子知事ら1都3県の知事が2日午後、政府に宣言発令を要請した。小池氏は逼迫する東京都の医療体制に危機感を強めており、首相の耳にも医療現場が厳しい状態にあるとの報告も入っていた。そして3日夕、担当閣僚を首相公邸に集め、30分ほど報告を受けた後に首相は告げた。

 「やんなきゃいけないんじゃないか」

 飲食店への時短要請の権限は都道府県にある。東京都は飲食店側の反発で逆効果になりかねないとして「午後8時まで」の要請をせぬまま感染が広がり、政府がその後始末をする形となった。こうした経緯に首相周辺は「飲食店を午後8時で閉じればいいのにやっていなかった。小池氏の失政だ」と不満をあらわにした。(杉本康士、千田恒弥)

https://news.yahoo.co.jp/articles/ad033ec1656ea40c9b6e5b416f672c4a3d132c6b
二階氏、五輪「開催しないお考え聞いてみたいぐらいだ」
1/5(火) 12:56配信

 自民党の二階俊博幹事長は5日の役員会後の記者会見で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて今夏に延期された東京五輪・パラリンピックについて、「自民党として開催促進の決議をしても良いくらいに思っている」と述べ、開催に向けて強い意欲を示した。

 新型コロナ対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言をめぐるやりとりなどの後、東京五輪・パラリンピックについても聞かれた。二階氏は開催すべきだと考える理由を問われると、「開催しないということのお考えを聞いてみたいぐらいだ」と強調。そのうえで、「スポーツ振興は国民の健康にもつながる。大いに開催できるように努力するのは当然のことだと思っている」と述べた。

朝日新聞社

6063名無しさん:2021/01/05(火) 22:59:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/4944269ac66991d5e99f993cbbcdf561ebecb37f
菅首相、本格政権への移行狙う、コロナ・経済・五輪が左右―2021年政局展望
1/5(火) 11:30配信

nippon.com
水島 信

菅政権は、自民党総裁と衆院議員の任期切れが迫る2021年を迎えた。コロナ下での五輪・パラリンピックも予定されている。首相は解散・総選挙の時期をいつと見定めるのか、政権基盤を固められるか、そして野党は―。現役政治記者が解説する。

衆院選、夏か五輪後か
2021年は9月末に菅義偉首相の自民党総裁任期が切れ、10月21日には衆院議員の任期が満了、政局が大きな節目を刻む年となる。衆院選で勝利し、自らの総裁再選を勝ち取って本格政権への移行を狙う首相は、新型コロナウイルス感染抑制と経済再生に全力を挙げつつ、衆院解散のタイミングを探る。

1年延期されて今夏となった東京五輪・パラリンピック大会に関しては、万難を排して開催を目指すことは言うまでもない。五輪実現により「新型コロナに打ち勝った」とアピールし、政権に勢いをつけることができるからだ。ただ、感染状況と経済情勢の行方は見えず、不確定要素は多い。

2020年9月の発足後の内閣支持率が高かったこともあり、自民党内には早期解散を求める声があったが、首相はコロナ対応を優先。この流れで、1月18日召集の通常国会冒頭の解散も見送られる。これにより、解散・総選挙のタイミングはおおむね▽21年度予算が成立する 3月末から東京五輪が開幕する7月23日までの間▽東京パラリンピックが閉幕する9月5日から衆院任期満了までの間―に絞られる。

首相は感染状況などの諸要素を勘案しつつ、自らにとってベストの時期の解散を模索するが、政府・与党内には「五輪・パラリンピックの後の9月以降が基本線」とみる関係者が多い。「仕事師」を自認する首相はコロナ対策に加え、デジタル庁創設や携帯電話料金の値下げで指導力を発揮、五輪も成功させた上で解散するシナリオを描いているとみられる。

もちろん、秋に解散を先送りするのはリスクも伴う。観光支援策「Go Toトラベル」の継続にこだわって事業見直しの判断が遅れ、コロナ感染の拡大を防げなかったことで、菅内閣の支持率は下落。自民党の吉川貴盛元農林水産相が鶏卵生産大手企業の元代表から現金提供を受けていた疑惑が浮上したことや、安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前夜祭の開催費用を補填(ほてん)していた問題でも逆風が吹く。

選挙基盤の弱い自民党若手の中からは、「支持率が落ち切る前に解散してほしい」という声が上がるが、首相周辺は「『働く内閣』を名乗る以上、解散は一定の実績を残した後だ」と語る。

通常国会で首相は、「15カ月予算」として編成した20年度第3次補正予算案と、21年度予算を3月末までに成立させた後も、法案審議にまい進するだろう。政府が今年の早い段階での接種開始を目指す新型コロナのワクチンが想定以上の効果を発揮し、感染への不安が払しょくされるようなら首相がこのタイミングでの解散に踏み切ることもあり得るが、そうでなければデジタル庁創設の関連法案や、規制改革のための関連法案を成立させることを優先する意向とみられる。

重要法案を仕上げた後であれば、国会終盤の6月中旬の解散が視野に入る。しかし、この時期になると7月23日の五輪開幕が近づいてくる。また、このタイミングなら7月22日に任期満了となる東京都議会議員の選挙と同日選となる可能性がある。都議選を国政選挙なみに重視する公明党が同日選には慎重だ。東京五輪の直前でもあることから、この時期に政治空白が生じることへの懸念もある。

ただ、首相は公明党の支持母体の創価学会と太いパイプを持つとされる。新型コロナがある程度収束し、五輪開催が確実となっているようなら、首相が公明党・創価学会と話をつけて解散に打って出る展開は否定できない。東京都議選との同日選となる場合は、6月上・中旬に解散し、7月4日投開票とする日程などが取りざたされている。

そして、最も確率が高いとみられているのが9月5日に東京パラリンピックが閉幕した後の秋解散。9月末の自民党総裁の任期切れが迫っていることから、首相がどのような政治日程を組み立てるのかが焦点となる。先に衆院選を戦い、勝利すればその後の総裁選は無投票での再選が濃厚だ。総裁選を先に設定すれば、首相を含むリーダー候補による選挙で自民党の支持率が上がり、衆院選を有利に戦えるとの計算が働く。

6064名無しさん:2021/01/05(火) 22:59:24
>>6063

「ポスト菅」、自民内力学も作用
もっとも、新型コロナの行方は不透明で、政権に都合よくことが運ぶとは限らない。感染が拡大して五輪開催を断念せざるを得ず、経済に急ブレーキが掛かるといった事態になれば、首相には相当の逆風が吹いているはずだ。

支持率が著しく落ち込むようならば、首相の総裁再選にも黄信号がともる。その場合、「ポスト菅」には誰が浮上するのか。現時点では衆目が一致する次期首相候補は絞られていない。昨年9月の総裁選で首相に敗れた岸田文雄前政調会長、石破茂元幹事長はともに求心力を回復できていない。決め手には欠くものの、「選挙の顔」として河野太郎行政改革担当相や小泉進次郎環境相らへの党内の期待が高まることも考えられる。安倍前首相や麻生太郎副総理兼財務相は、茂木敏充外相の手腕を評価しているとされる。

派閥に所属していない首相は、昨年の総裁選では岸田派、石破派を除く主流派閥の支持に乗って勝利したが、党内基盤は盤石とは言えない。今、首相は二階俊博幹事長を厚く信頼して党務と国会運営を委ねているが、党や政府の人事で二階派優遇の「我田引水」が目立つ二階氏に対しては、他派閥からの不満が高まっている。

首相が二階氏を重用した政権構造を貫くのか、細田派や麻生派などに軸足を移すのかにより次期総裁選の構図は変わり得る。首相は感染症と経済情勢、自民党内の力学に目配りしつつ、政権を運営していくことになる。

立憲、共闘にジレンマ
野党第1党の立憲民主党を率いる枝野幸男代表にとっても2021年は勝負の年だ。昨年9月、旧立憲と旧国民民主党が合併し、90人規模から150人規模に議員数は拡大した。安倍前首相に対しては森友学園問題や「桜を見る会」問題、菅首相には日本学術会議の会員任命拒否問題などを取り上げ、政権批判路線をひた走った立憲だが、政党支持率は上向いていない。政権を厳しくチェックする役割こそ果たしているが、現実的な対案を提示できていない点が、支持率の伸び悩みにつながっているのではないか。

立憲内部では、「脱原発」政策で所属議員間に温度差が残っており、基本政策の擦り合わせが喫緊の課題だ。枝野氏は21年も、新型コロナ対策での政府の不手際、自民党議員に関する「政治とカネ」の問題で菅政権を揺さぶっていく方針だが、党の足場を固めて政権担当能力を有権者に示すことも求められる。

次期衆院選に関しては、289ある衆院小選挙区で可能な限り与党候補vs 野党候補の「1対1」の構図をつくり、野党の共倒れを防ぐのが枝野氏の戦略で、共産党を含めた野党共闘の構築を目指す。ただ、共闘効果は未知数だ。立憲は20年中、宇都宮市長選、東京都荒川区長選などで共産党と同じ候補を推薦したが、こうしたケースでは敗北が続き、結果は残せていない。「共産党が運動すればするほど、保守票は逃げる」(自民党中堅)との指摘もあり、野党共闘はジレンマも抱える。

【Profile】
水島 信 MIZUSHIMA Makoto
時事通信社解説委員。1967年生まれ、千葉県出身。91年3月早稲田大学第一文学部卒、同年4月に時事通信社に入社し内政部、静岡総局を経て政治部。高知支局長や政治部長を歴任後、2020年10月から現職。政治部では首相官邸、自民党、民主党、外務省などを担当。2回目の小泉訪朝(2004年)や北海道洞爺湖サミット(08年)、伊勢志摩サミット(16年)などを取材した。福田政権、麻生政権、野田政権下で官邸キャップを務めた

6065名無しさん:2021/01/05(火) 23:29:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cfc2df8530420ae4c798c15b7e5276859ee7c9a
二階氏、広島3区対応「慎重に協議」 自民県議の扱い「申し述べる段階にない」
1/5(火) 19:59配信

 自民党の二階俊博幹事長は5日の記者会見で、党広島県連と公明党がともに候補者擁立を目指す次の衆院選広島3区への対応について「慎重に協議している」と述べ、具体的な方針を示さなかった。党県連が公認に向け党支部長にするよう党本部に申請した新人の石橋林太郎県議の扱いは「申し述べる段階にない」とした。

 広島3区では公明党が斉藤鉄夫副代表(比例中国)の公認を決定。自民党県連は公募で石橋氏の擁立方針を決め、与党分裂選挙の懸念が強まっている。

 二階氏は「勝てる候補者を出して必ず勝利する」と語ったものの、どちらを与党候補とするかは「県連の意向を十分尊重して対応したい」と明言しなかった。

 広島3区には、立憲民主党が新人で元会社役員のライアン真由美氏、NHKから自国民を守る党が新人で党広報担当の新藤加菜氏を立てる。大規模買収事件で自民党を離党し、東京地裁で公判中の現職河井克行元法相の態度は分かっていない。

中国新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/2df3ed0a0f152852a73a6bafd1c26cfebd15e508
ワクチン、自民・二階氏も率先接種 加藤官房長官は明言避ける
1/5(火) 15:11配信

 自民党の二階俊博幹事長は5日の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチンを率先して接種するかを問われ、「当然のことではないか」と応じた。

 政府は2月下旬の接種開始を目指して準備を進めており、菅義偉首相は4日の会見で「率先して接種する」と述べていた。

 一方、加藤勝信官房長官は5日の会見で、接種について「科学的知見に基づいた正確な情報を政府としても発信し、国民がしっかりと判断していただけるようにしていきたい」と述べた上で、自身の対応は「そうした環境が整うならば適切に対応していきたい」と明言を避けた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d7b45a0929c43386105ea548c118a3325e5df321
自民・二階氏「党派超えて哀悼の意」 立民・羽田氏の死去で
1/5(火) 13:21配信

 自民党の二階俊博幹事長は5日午前の記者会見で、昨年12月に新型コロナウイルス感染症によって急逝した立憲民主党の羽田雄一郎参院幹事長について「党派を超えて心から哀悼の意を表したい。私はご尊父と大変親しい関係にあっただけに、大変残念に思っている」と語った。

 今後の新型コロナ対策については「議員であろうがなかろうが、国民の皆さんの健康をコロナから守ることが最大の責務だ。政府と党が総力を挙げて立ち向かっていきたい」と述べた。

6066名無しさん:2021/01/05(火) 23:33:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/cba4cec39fc3b56fd258c910e11f424c753f59de
2021年総選挙予測 自民公明の大物苦戦で「自公協力」に亀裂も
1/5(火) 16:05配信

 政治への失望がこの国を覆っている。国民は菅義偉・首相のコロナ感染対応に期待を裏切られ、新年を迎えても不安をかき立てられるばかりだ。そんな中、日本は総選挙の年を迎えた。衆議院は10月に任期満了を迎え、それまでに総選挙が行われる。4年ぶりに有権者の1票で政治を変えるチャンスが巡ってくるのだ。

 本誌・週刊ポストは選挙情勢分析に定評のある政治ジャーナリスト・野上忠興氏の協力を得て、小選挙区、比例代表を合わせた全選挙区の情勢を独自に分析し、当落予測を行なった。すると結果は、自民党は40議席減らして過半数ギリギリの242議席、公明党は1議席減、野党は立憲民主党が20議席以上増やして137議席、共産党も5議席増、日本維新の会は21議席に倍増となった。

 ここでは、各選挙区のポイントを見ていこう。

「1区現象」が再び発生
 与党が大敗する時には、各都道府県の1区で自民がドミノ的に野党に議席を奪われる現象が起きる。都市部の無党派層が自民批判に動くからだ。今回もその兆しがある。

「前回自民党は35府県の1区で勝利したが、このうち20選挙区で接戦になっており、すでに8選挙区では野党が逆転の情勢です」(野上氏)

スキャンダル議員は“討ち死に”
 続発する政界不祥事に対する有権者の視線は一段と厳しい。

 自民党系ではカジノ汚職の秋元司氏(東京15区)、選挙区内でカニやメロンを配っていた菅原一秀・元経産相(東京9区)は大苦戦。北海道2区では鶏卵汚職の事情聴取前に議員辞職した吉川貴盛・元農水相の後任を決める補欠選挙が4月に行なわれるが、自民党の議席維持は絶望的。総選挙でも連敗の可能性が高い。

公明党大物苦戦で自公協力に亀裂
 広島では河井克行・案里夫妻の選挙買収事件の影響が深刻だ。河井氏の3区には公明党から斉藤鉄夫・副代表が出馬し、初の小選挙区議席を狙う。だが、自民党県連は県議を擁立する構えで自公対決の可能性もある。たとえ自公が斉藤氏に候補を一本化しても情勢は厳しい。

「自民の広島県連は斉藤支援に動かないでしょう。公明党は比例との重複立候補を認めていないため、事実上、党ナンバー2の副代表落選の危機です。そうなれば公明党は各地の自公協力の手を抜き、全小選挙区で自民候補が票を減らす状況になりかねない」(野上氏)

自民党大物落選続出か
 自民大物の落選続出も予想される。現職閣僚で当落線上にあるのは平井卓也・デジタル改革相、萩生田光一・文科相、上川陽子・法相、派閥領袖では石原伸晃・元幹事長なども、野党が候補の一本化を行なえば途端に苦戦に陥りそうだ。長老組では82歳の伊吹文明・元衆院議長、80歳の竹本直一・元IT担当相も“老害批判”にさらされ安泰ではない。

“下剋上”現象
 自民大物同士の“共食い”選挙区として注目されるのが山口3区。二階派会長代行の河村建夫・元官房長官の地元に、岸田派のニューリーダー林芳正・元文科相が参院から鞍替え出馬する構えだ。

「総理・総裁を目指し衆院に鞍替えしたい林氏は後戻りできない。どちらも政治家生命をかけた戦いになるが、情勢は、山口県9人目の首相候補として地元の期待が高い林氏が優勢です」(野上氏)

 他にも静岡5区(吉川赳氏VS細野豪志氏)、新潟2区(細田健一氏VS鷲尾英一郎氏)で野党から自民に鞍替えした議員が自民現職と戦う分裂選挙となりそうだが、立憲民主の新人が“漁夫の利”を得る可能性もある。

選挙情勢分析/野上忠興(政治ジャーナリスト)

※週刊ポスト2021年1月15・22日号

6067チバQ:2021/01/06(水) 10:05:32
>>6066
ここまでひどいコタツ記事でお金貰えるんだもんなあ

6068チバQ:2021/01/06(水) 10:07:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/81f20a2cdbef5c3f4df30537c0465f9492dea0f2?page=2
「ポスト菅」抗争が本格化 本命・岸田、対抗・河野、西村、大穴は…?〈週刊朝日〉
1/6(水) 8:02配信
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左上から時計回りに、安倍前首相、岸田前政調会長、、河野行革相、西村経済再生相 (c)朝日新聞社
 21年の日本の政治も、大荒れが確実だ。新型コロナウイルスの対応に批判が集まる菅義偉政権は、昨年9月の発足時に65%あった支持率が12月に39%まで急落した(朝日新聞社世論調査)。官邸関係者は言う。

【写真】二階幹事長が推す大穴は?
「雑談をしていても、自然と『菅さんの後の総理は誰か』という話になる。菅首相がこれから国民の支持を取り返すのは難しいとみんな思っているんでしょうね」

 菅首相の自民党総裁としての任期は9月末まで。10月21日には衆院議員の任期満了を迎える。この二つの政治イベントをどう乗り切るかだが、先行きは暗い。新型コロナの感染者は増え続け、経済の先行きや五輪の開催も危ぶまれる。1月18日召集予定の通常国会でも安倍晋三前首相の「桜を見る会」前夜祭疑惑や吉川貴盛元農相の鶏卵疑惑が追及されるのは確実だ。政治評論家の小林吉弥氏は言う。

「菅内閣も疑惑の影響を避けられない。支持率が30%を切れば、政権維持に赤信号が灯る。最短で3月末の予算成立と引き換えに退陣表明という可能性も出てきます」

“3月危機”を乗り切っても難関が待ち構える。4月25日には吉川元農相の辞職に伴う衆院北海道2区の補欠選挙が、6月下旬から7月上旬には東京都議選が予定されている。惨敗すれば、菅おろしが始まりかねない。

 そこで注目されるのは「ポスト菅」の行方だ。次期首相に最も近いのは誰なのか。ジャーナリストの二木啓孝氏は言う。

「本来ならば石破茂元幹事長が適任だが、自民党内には反石破の議員が多い。細田派の下村博文政調会長は党内でも保守色が強すぎで、茂木敏充外相は竹下派から支持を得られるかわからない。3人とも党をまとめるのは難しく、消去法で前回の総裁選で惨敗した岸田文雄前政調会長が“とりあえず”の次期首相の本命になっている」

 だが、岸田氏の地元である広島では、河井克行元法相が離党して「空白区」となった衆院広島3区の候補に、公明党が斉藤鉄夫副代表を公認。自民党候補の擁立を望む岸田氏は「まったく理解できない」と反発したが、党本部は斉藤氏を支援する方向で調整を進めている。こうした「政治力の弱さ」もあり、「選挙の顔にはならない」(自民党議員)との声も根強い。

6069チバQ:2021/01/06(水) 10:07:20
 こうした状況を受け、ささやかれてきたのが安倍前首相の再登板説だ。だが、「桜を見る会」前夜祭について国会で虚偽の答弁をしていたことが判明し、流れが変わった。

 党内からは厳しい対応を求める声があがる。ある自民党幹部はこう語る。

「安倍さんの議員辞職で支持率低下の歯止めをかけてほしいと考える議員は党内にかなりいますよ」

 一方で、安倍氏が復活する「ウルトラC」の道は残されているという。

「議員辞職したら補欠選挙となるが、自民党は反省するとして、候補を擁立しなければいい。解散総選挙で再度、安倍氏が出れば確実に勝つ。禊ぎはそれで済む。安倍氏の再々登板の待望論ももう一度、盛り上がるはずだ」(前出の自民党幹部)

 こうしたドタバタの中、一気に世代交代が進むことも考えられる。有力視されるのは、「ハンコ廃止」で人気を集めて選挙の顔になりそうな河野太郎行政改革相だ。昨秋の総裁選では出馬を模索したが、派閥の長である麻生太郎氏が菅氏を支持したため断念した経緯がある。ただ、「党三役も経験していない。総理になるのはまだ早い」(自民党関係者)との声も根強く、麻生氏を口説き落とせるかも不透明だ。

 コロナ対策で前面に出ている西村康稔経済再生相も知名度を上げているが、部下の官僚たちからの人望はイマイチだという声もある。

「総理への野望が強すぎて人がついてこない。自己顕示欲が強すぎる」(官邸周辺)

 所属する最大派閥・清和会からは下村氏や稲田朋美元防衛相も総裁選に意欲を見せており、派内をまとめられるかも課題だ。そこで“大穴”として名前が出ているのが、野田聖子幹事長代行だ。前出の小林氏は言う。

「コロナ対策では、ドイツのメルケル首相や台湾の蔡英文総統など、女性リーダーが評価された。現時点では次期首相の本命は岸田氏だが、選挙で勝つことを考えるなら、二階俊博幹事長が“日本初の女性総理”として野田氏を推す可能性もある」

 そもそも、こうして多くの名前が乱れ飛ぶ背景には自民党の人材難がある。その理由について、二木氏はこう解説する。

「安倍政権の7年8カ月で財務相は麻生氏、官房長官は菅氏がずっと担ってきた。16年からは二階氏が幹事長を続けている。重要ポストに重鎮が座り続けて次世代の政治家が競争する場がなかったことが、今の状況につながっている」

(本誌・西岡千史/今西憲之)

※週刊朝日  2021年1月15日号

6070チバQ:2021/01/06(水) 14:08:22
>>6059
>自民党の森山裕国対委員長は4日、記者団にそう語った。森山氏は多人数会食の自粛など従来の政府要請について「一部協力いただけない方もおられるようだ」と指摘。

「一部の方」とは誰を指すのか具体的に言って欲しいところだ

6071チバQ:2021/01/06(水) 17:10:06
医師会長が名指ししたw

【速報】「国会議員の夜の会食控えて」 日本医師会会長が言及
1/6(水) 16:12配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/e1f4e51a4e8bb96bdfb742548c922f25cb7f2189
日本医師会の中川会長は、今後も新型コロナウイルスの感染が拡大した場合、緊急事態宣言を全国的な発令の必要性もあると指摘し、まずは国会議員全員が、夜の会食を控えて、国民に模範を示すべきだと提案した。

日本医師会・中川会長「今回の緊急事態宣言は、1都3県に限定したものだが、今後の感染拡大の状況によっては、全国的な発令も考えなくては」、「緊急事態宣言下においては、人数にかかわらず、全国会議員の夜の会食を全面自粛しては。国会議員に模範を示してもらいたい。『まず隗(かい)より始めよ』です。新年迎えたここで仕切り直して、再び連帯感、危機感、緊張感を持っていきたい」

中川会長は、日本医師会として、早ければ2月下旬から接種がはじまるワクチンの接種体制構築の準備を進めていると述べた。

6072チバQ:2021/01/06(水) 17:14:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f87fc8752d87f0827dd833fc448d3aac5217363
議員会食、夜8時まで4人以下想定 医師会から疑問視も
1/6(水) 16:24配信




会談に臨む自民党の森山裕国対委員長(右)と立憲民主党の安住淳国対委員長=2021年1月6日午前9時59分、国会内、恵原弘太郎撮影
 自民党の森山裕国会対策委員長と立憲民主党の安住淳国対委員長は6日、国会内で会談し、緊急事態宣言下での国会議員の会食について、ルールづくりを行うことで合意した。会食は「夜8時まで」「参加人数を4人以下」とすることを想定しているが、日本医師会は議員の会食自体を疑問視している。

 与野党は近く、衆参両院の議院運営委員会の理事会で、申し合わせる方針だ。対象は、宣言が出される東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県での会食。

 議員の会食をめぐっては、菅義偉首相と自民の二階俊博幹事長らが昨年12月14日、都内のステーキ店で5人以上での会食を行い、批判を浴びた。安住氏は6日、記者団に「国民のみなさんの厳しい目もある。ルール化は必要だ」と世論を意識した措置であることを認めた。

 森山氏も「自主判断だと批判を受けることもある。かといって、議員活動のなかで、まったく人と会わないことは無理があるし、会食があることも不自然な話ではない。やはり人数を決めていた方がわかりやすいのではないか」と語った。

 一方、日本医師会の中川俊男会長は同日の会見で国会議員の会食ルールづくりを念頭に、「4人以下の会食なら感染しないとお思いなら間違い」と批判した。そのうえで、国民の一部に生じた緩みの解消につながるとして、「緊急事態宣言下では国会議員の夜の会食を、人数にかかわらず全面自粛してはどうか。国会議員に範を示して頂きたい」と語った。
朝日新聞社

6073チバQ:2021/01/07(木) 08:36:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/097b4e05ce5663d77f4d09cf88c51b15dd7f46e0
自民・下村氏「補選負ければ政局に」 党内に波紋広がる
1/7(木) 5:00配信




自民党の下村博文政調会長
 自民党の下村博文政調会長は5日のBS番組で、4月25日に投開票が予定される衆院北海道2区と参院長野選挙区の補選について、「自民党が両方負けるとなったら政局になる」と語った。新型コロナウイルス感染拡大などで菅政権の支持率が落ちるなか、与党幹部の「政局」発言に、自民党内に波紋が広がっている。

 下村氏は番組で、補選について「二つで負けることが今後の菅政権にとって大ダメージになる」との認識を示した上で、政局になる可能性について触れた。「補選の時に解散総選挙もあるかもしれない」とも語った。

 衆院北海道2区は、大手鶏卵生産・販売会社からの現金授受疑惑を抱える吉川貴盛元農林水産相の議員辞職、参院長野選挙区は、立憲民主党の羽田雄一郎参院幹事長の急死に伴い、それぞれ実施がきまった。いずれも野党の強い地域で、自民にとって苦戦が予想される。

 下村氏による「政局になる」発言に対し、同党の森山裕国会対策委員長は6日、記者団に「選挙に負けたから政局になるということはありえない。選挙は勝利をするべく戦わなくてはならない」と火消しに追われた。
朝日新聞社

6074チバQ:2021/01/07(木) 08:37:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cc737038df465fbbe720959a1bfbdb1a28be70f
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自民・二階幹事長に“ポスト菅義偉”プラン「野田聖子首相で解散総選挙!」
1/7(木) 6:06配信
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2020年12月14日、王貞治ソフトバンクホークス会長や俳優の杉良太郎、みのもんたらと菅首相の “ステーキ会食” を主催した二階氏
「『菅さんでは、もう総選挙を戦えない』と判断したなら、二階さんは手のひらを返して “菅降ろし” を始めるよ。遅くも9月までには解散総選挙を打たないといけないが、内閣支持率の下落が止まらなければ、とても戦えない。“新しい選挙の顔” を立てる必要性が高まってくる」

【写真あり】永田町でウワサの“菅降ろし”の声に総理は「最近元気がない」

 そう話すのは、ある自民党のベテラン議員だ。
 菅義偉首相(72)を擁立し、いまや飛ぶ鳥を落とす権勢となった二階俊博自民党幹事長(81)が、内閣支持率の下落が止まらない菅首相を見限って、新たな “選挙の顔” を立てる――。そんな噂が新年早々、永田町に流れている。

「二階さんが野田聖子幹事長代行(60)を、“ポスト菅” として担ぐという話で、党内は持ちきりです。中止されたGoToキャンペーンの旗振り役だったのに、二階さんは支持率下落を自分の責任だとは、まったく感じていません」(自民党関係者)

 野田氏といえば、2015年の総裁選で出馬に意欲を見せたが、立候補に必要な推薦人20人が集まらずに断念。しかし、「党内外の女性政治家から根強い支持を得ている」(自民党幹部)ともいい、女性初となる総理総裁への挑戦は明言しつづけてきた。

 2020年12月の国民民主党代表選に、当選1回生である伊藤孝恵参院議員(45)が出馬。この件を記者に問われた野田氏の反応に、ある自民党議員は本音を垣間見たという。

「このとき野田さんは、『ちょっと嫉妬した。いいな〜、推薦人を集めなくても出馬できるだなんて』とこぼした。推薦人集めに苦労してきたので、うらやましがっていました」(野田氏に近い議員)

 そんな野田氏に、“キングメーカー” 二階氏の援護射撃という、千載一遇のチャンスがめぐってきたわけだ。政治アナリストの伊藤惇夫氏は、「二階さんと野田さんの関係は悪くない」と話し、こう続ける。

「昔から二階さんは、気の強い女性政治家を好みます。小池百合子東京都知事とも、良好な関係を維持していますよね」

 二階氏が野田氏を担ぎ出すのは、好悪からだけではない。

「背後に安倍(晋三前首相)さんや麻生(太郎副総理)さん、菅総理の影がちらつく河野太郎行革担当相や茂木敏充外相と違い、野田さんの強みは、大物政治家や主要派閥の色がついていないこと。

“初の女性首相誕生” なら、支持率低下にも歯止めがかかるし、総選挙だって有利に戦える。二階さんは、自公が与党でいられるなら、誰が総理総裁だってかまわないんだ」(前出・ベテラン議員)

 全国紙政治部デスクは、「露骨に二階氏が野田氏をかわいがっている」と話す。

「二階氏は、自分の代わりに野田氏をテレビの討論番組に出演させたりと、前任者の稲田朋美衆院議員よりも、メディアでの “出番” を明らかに増やしています」

 だが、野田氏の足元には不安な要素もある。

「2017年と2018年に『週刊文春』と『週刊新潮』が、夫は前科のある元暴力団員で、野田氏に働きかけて金融庁に圧力をかけた、と報じたんです。夫は名誉毀損で両社を提訴し、裁判は現在も続いている。2021年中に判決が下される見込みだが、野田氏にとっては楽観できないでしょう」(司法担当記者)

 ただ “キングメーカー”は、いっこうに気にしていない。

「二階さんは、『過去のことだし、罪は償っているのだから問題ない』と考えているようです」(前出・自民党関係者)
 
 政権発足から4カ月。早くも「ポスト菅」という言葉が飛び交い始めた。

(週刊FLASH 2021年1月19日・26日合併号)

6075チバQ:2021/01/07(木) 09:02:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/d98531555901ac403a3c9a9fbb80cd4483c1217c
議員会食ルール化、相次ぐ批判の声 自民党内に慎重論も
1/6(水) 21:20配信




会談に臨む自民党の森山裕国対委員長(右)と立憲民主党の安住淳国対委員長=2021年1月6日午前9時59分、国会内、恵原弘太郎撮影
 自民党と立憲民主党の国会対策委員長が合意した緊急事態宣言下での国会議員の会食ルールづくりについて、6日の衆院議院運営委員会の与野党理事の協議では結論が出せなかった。自民党の森山裕国対委員長が「夜8時まで」「参加人数4人以下」とするルール案に言及していたが、日本医師会が「全面自粛を」と求めるなど批判が出たためだ。7日にも改めて協議する見通しだ。

 インターネット上でも「国民にお願いするならまず議員が会食を控えて」「この危機に会食はおかしい」などと疑問の声が相次いだ。自民党内からも「議員の自主判断に任せるべきだ。4人以下なら会食がいいわけではない」(閣僚経験者)といったルールづくりへの慎重論が出始めている。
朝日新聞社

6076チバQ:2021/01/07(木) 13:20:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/6da1b70926d228aa3b0b048c8710dbd74699568a
「軍師不在」で「裸の王様」菅首相の機能不全
1/7(木) 12:03配信
78




新潮社 Foresight(フォーサイト)
 東京都の小池百合子知事が政府に緊急事態宣言の発令を直接求めようとしていた元日。菅義偉首相はこう言って、突っぱねる姿勢を示していた。

「小池はやること(午後8時までの営業時間短縮要請)をやらずに求めることばかり。1都3県の足並みが揃わなければやらない」

 これを間接的に聞いた小池知事は、まず埼玉県の大野元裕知事に「一緒に西村(康稔・経済再生担当)大臣に直談判しよう」と電話で了承を取り付け、その後、神奈川県の黒岩祐治知事にも同行を求めた。

 こうして2日夕、千葉県の森田健作知事も合わせ、4知事で西村大臣と面会することになるのだが、菅首相は小池知事により着々と外堀を埋められていることを知らなかったという。彼らの動向に関する情報が入っておらず、西村大臣も菅首相に細かな説明をしていなかったのだ。

 結局、4日の年頭記者会見で緊急事態宣言の発令検討を表明せざるを得ない事態に追い込まれた菅首相は、小池氏の対応の「後手」という印象をぬぐえない。

 このところ、ちぐはぐな政権運営の原因として指摘されるのが、菅首相の「軍師」となるような調整役の不在だ。外部の危機を首相の耳に入れる側近が少なく、これが政権としてのチームワークの欠如にもつながっている。
「官邸がどうしたいのか分からない」
「官邸が一体どうしたいのかよく分からない。下村さんの発信ばかりが目立ち、正直困っている。特措法を本気でやるなら、こちらもそれ相応の準備が必要だ」

 自民党の森山裕国対委員長は12月17日、衆院本会議場の裏にある控室を密かに訪れた加藤勝信官房長官に不満をぶちまけた。

 自民党の下村博文政調会長がこの直前、コロナ対策を強化するための新型インフルエンザ特別措置法の改正議論をめぐり、次期通常国会で改正する意向を突然ぶちあげていた。

 森山氏は当初、政府側から「特措法に手を付けるのはコロナの収束後」と聞いていただけに、官邸の真意をつかもうと加藤氏を呼び出したのだ。

 現行の特措法では、感染防止策として飲食店などに休業要請したり外出を自粛するよう求めたりすることに、罰則規定がない。全国知事会などは感染対策の実効性を強めるため、罰則を加えた法改正を求めているが、私権制限を一気に強めることにつながるほか、休業を強いる見返りとしての金銭補償の定義など、随所に細かな制度設計も必要だ。

 自民党国対幹部は、特措法の改正は「通常なら1年以上かけて微細な議論をしなければならない案件」と説明する。

 今年は7月に東京都議選や東京五輪の開幕を控えるだけに、6月に会期末を迎える通常国会の大幅な延長は難しい。政府が当初、「改正議論は今回のコロナが収束した後」と考えたのはこのためだ。

 加藤氏は12月17日、森山氏に「政府はあくまで感染収束後に抜本的な法改正に着手するという立場だ」と重ねて説明したが、当の菅首相が数日後、次期通常国会で改正を目指す方針を講演などで表明し始めた。

 森山氏は、

「本気で特措法を仕上げるなら、次の国会の運営方法も相当工夫しなければならないのに、官邸はどうなっているんだ」

 と周囲に怒りをぶちまけたという。

機能していない官房副長官
「加藤氏が直接森山氏のもとを訪れた経緯には、もう1つ深刻な危機が隠れている」

 別の自民党国対関係者は、憤りながら政権のさらなる足並みの乱れを訴える。

 本来、官邸と自民党国対をつなぐ橋渡し役は、官房長官でなく、その下の官房副長官が行うはずだが、その役割を担うはずの坂井学官房副長官が機能していないというのだ。

 坂井氏は毎週自民党国対の朝の打ち合わせに参加し、政権の動きなどを報告している。しかし、この国対関係者によると、坂井氏は菅首相の初外遊となった2020年10月のベトナム・インドネシア歴訪の日程などを森山氏に詳細に伝えず、同月に始めた臨時国会の召集時期などが二転三転する原因となった。

 以後、森山氏と坂井氏との間はぎくしゃくし続けている。森山氏が加藤氏を直接呼んだのも、坂井氏への潜在的な不信感の裏返しと言える。

 坂井氏はもともと無派閥で、菅首相の側近グループ「ガネーシャの会」のリーダー的な存在だ。官房副長官となったのは、菅氏が同じ神奈川県選出で特に親しいことを見込んでのことだった。

 ただ、官房副長官は、自民党と官邸をつなぐ連絡係だけでなく、霞が関の省庁に細かな指示を下し、彼らの要望を首相に上申すべきものかどうかを振り分ける「下手な閣僚ポストより権限が集まりやすい」(閣僚経験者)重職だ。安倍晋三前首相や加藤氏が頭角を現した政界の登竜門でもある。

6077チバQ:2021/01/07(木) 13:22:17
 ただ、自民党幹部は、

「坂井は党の主要派閥に人脈がなく、個人的にも調整能力に乏しい。逆を言えば、外部から火の手が近づいていたとしても、情報をキャッチする能力も低い」

 と手厳しく語る。
「伝書鳩」のような側近は不要
 もっとも、首相も坂井氏を登用する際、その政治能力をまったく知らなかったわけではないだろう。

 首相は就任時、「国民のために働く内閣」と定義づけ、携帯電話料金の値下げや不妊治療への公的医療保険の適用拡大などを素早く実現すると訴えた。

 この背景には、「首相が官房長官時代のように自分でそれぞれの所管省庁に細かく工程表などの指示を出す」(首相周辺)ワンマン的な手法で乗り切れるという自負があった。

 実際、携帯電話を所管する総務省幹部は、

「大手3社の主力ブランドがどの程度値下げしなければならないかまで、首相から直接電話で指示を受ける」

 と打ち明ける。

 言い換えれば、「伝書鳩」のような側近は不要ということだろう。

 政権運営において首相の指示が際立っている現状は、前任の安倍首相時代とは大きく異なる。

 野党からは「ワンマンの安倍1強」などと批判されたが、実際は安倍首相だけでなく、当時は官房長官として首相の軍師役だった菅氏や今井尚哉首相補佐官らの官邸官僚らが丁々発止のやりとりを行い、重要政策の行方を決めていた。

 国内で新型コロナの初感染が確認された2020年1月から春ごろまでは、菅氏と今井氏が対立することもあったが、夏以降は、菅氏が肝入りで進めた観光支援策「Go Toトラベル」を首相以下官邸が一丸となって支えるなど、チーム力が光った。

 安倍氏に仕えた佐伯耕三元首相秘書官は、9月に官邸を去った後、

「よく『安倍独裁政治』などといわれたが、安倍さんはスタッフの諫言を割と柔軟に聞くタイプだった」

 と周囲に語ったこともある。

 これが7年9カ月もの長期政権のバックボーンとなった。

 翻って今の菅官邸の内情はどうだろうか。

 本来、女房役となる加藤氏について、官邸関係者は、

「良くも悪くも大蔵省出身の役人気質が抜けず、政治家として『ここがリスク』と進言するような機会が少ない」

 とこぼす。

 得意の厚生労働分野でも、科学的知見に基づく意見を淡々と語るだけで、世論の批判が急速に高まった「Go To トラベル」をめぐっても、事業継続に固執する首相をたしなめるような場面は「ほとんどなかった」(同)という。

西村経済再生担当相との溝
 菅首相は、コロナ対策の司令塔を担う西村康稔大臣とも溝が深まっている。

 最近の西村氏は全国で感染が急拡大している現状を見据え、政府の新型コロナ分科会の尾身茂会長とともに、首相により厳しい対策を取るよう日に影に求めている。

 しかし首相は12月上旬、気の置けない党内の若手議員と会食した際、「Go To トラベル」を全国一斉に即時停止するよう暗に求めた西村氏への不満をまくし立てたという。

「新幹線や飛行機に乗って移動することが感染を広げるわけではないでしょ。旅先だろうが日常生活だろうが、大人数の会食やマスクの非着用や取り外しが感染拡大の理由であることには変わりない。なのに医者たちは、感染者がゼロになるために最適な手段ばかり考える。最近の西村は『医者の側』に行ってしまった」

6078チバQ:2021/01/07(木) 13:22:43
 政治家ならば、一定のリスクを負っても経済不況を忘れてはならない――。言下にこう言いたかったのだろう。

 西村氏は12月13日夕、官邸で首相と加藤氏、田村憲久厚生労働相を交えた協議に臨み、尾身氏の助言をもとに、「年末年始の人の移動を極力抑えなければならない」として、全国一斉の運用一時停止に踏み切るよう強く求めた。

 しかし、当時の首相はこの場で難色を示したばかりか、西村氏に北海道が感染拡大のピークを越えたとして、事業を一時停止している札幌市の規制を緩和できないか打診したという。西村氏は、「そんなのは世論が持ちません」と激高。

 結局、首相は提案を取り下げ、翌14日に28日から1月11日まで事業を全国一斉に一時停止することを発表した。
「官邸官僚」の影響力もなし
「官邸官僚」と呼ばれる面々も、安倍政権時代ほど影響力を持っている輩は見当たらない。

 当初、往時の今井氏のような存在になると見られていたのが、旧民主党政権から官邸に居続ける和泉洋人首相補佐官だった。

 首相が10月、ベトナムで首脳会談に臨んだ際、和泉氏は首相と通訳を挟んだすぐ左隣に座り、同じく同行した北村滋国家安全保障局長らを飛び越え、「政治家以外では随行トップ」(官邸関係者)の地位となった。

 安倍政権下では、海外出張の際に、当時部下だった大坪寛子・現厚生労働省大臣官房審議官を同行させ、「コネクティングルームに一緒に宿泊した公私混同」などと騒がれた和泉氏だが、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に向けた工事着手などでは司令塔的な役割を担い、基地問題に入れ込んでいた菅氏も厚い信頼を寄せるようになった。

 しかし、和泉氏は現在、政権の看板政策である「デジタル庁」設置に向けた「データ戦略タスクフォース」などの指揮を執るものの、今井氏のように政権運営全般に口を出すような様子は見られない。

 和泉氏の古巣の国土交通省が所管する「Go To トラベル」をめぐっても、「経済再生に不可欠」と事業継続に固執する首相に的確なアドバイスをしたような様子は見られない。

 そもそも政府が7月に事業を始めた際、官邸は急に東京除外やキャンセル料の負担などを言い出し、対応が二転三転。所管する観光庁の職員は、何日間も未明まで残業を続ける地獄を味わった。

 国交省幹部は、

「和泉氏は急に無理筋の指示を出せば、所管官庁がどんな厳しい目に合うかわかるはずなのに、首相にきちんと進言した形跡はない」

 と憤る。

 6人の事務担当の首相秘書官もあまり機能している節がない。菅首相はこのうち4人を官房長官時代からそのまま登用し、当初は「チーム菅」を構成するようにも見えた。

 このなかには、特に首相がかわいがっている外務省出身の高羽陽氏のような存在もいる。しかし、官邸の内情をよく知るスタッフは、

「それぞれの秘書官は自身の出身官庁のノリを超えて仕事をするような雰囲気がなく、みんな他人行儀のように映る」

 と現状を打ち明ける。

「何でも自分で決めすぎる」
 即座に政権の成果をあげるためにも、自分がトップダウンで指示を出せばいい――。官房長官時代に「強面」で鳴らした菅首相はこう考えたのかもしれない。これが、側近の弱体化を招いた原因という指摘は多い。

 側近らもいつの間にか、菅首相の指示を待つ機会が増え、能動的に政権の危機に対処するような力が弱まったという面もある。あるいは、坂井氏のように、最初から菅首相が「割り切ってポストを充てた」(自民党幹部)人事もあっただろう。

 しかし、官房長官時代と違い、菅首相は国民の命がかかるような政治決断を、毎日のように行わなければならない存在だ。その過程を最初から最後まで個別に把握して処理するには限界がある。逆に、時には厳しく諫言できる側近がいなければ、菅首相が「裸の王様」となるのにそう時間はかからない。

6079チバQ:2021/01/07(木) 13:22:55
 菅首相は12月上旬、知己のメディア関係者に、「首相になってから、情報がまったく入らなくなった」と愚痴をこぼした。ある官邸スタッフは「首相はなんでも自分で決めすぎる。現場に決断をゆだねない弊害は『Go To』などで一気に出た」とも分析する。

 もし、緊急事態宣言が発令されるこの局面で菅首相が対応を誤り、欧米のような爆発的感染を日本でも招いたならば、再選がかかる今年9月の自民党総裁選や次期衆院選は大荒れとなりかねない。このピンチは首相1人の力では乗り越えられないはずだ。

6080名無しさん:2021/01/07(木) 13:56:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/81f20a2cdbef5c3f4df30537c0465f9492dea0f2
「ポスト菅」抗争が本格化 本命・岸田、対抗・河野、西村、大穴は…?〈週刊朝日〉
1/6(水) 8:02配信

 21年の日本の政治も、大荒れが確実だ。新型コロナウイルスの対応に批判が集まる菅義偉政権は、昨年9月の発足時に65%あった支持率が12月に39%まで急落した(朝日新聞社世論調査)。官邸関係者は言う。

「雑談をしていても、自然と『菅さんの後の総理は誰か』という話になる。菅首相がこれから国民の支持を取り返すのは難しいとみんな思っているんでしょうね」

 菅首相の自民党総裁としての任期は9月末まで。10月21日には衆院議員の任期満了を迎える。この二つの政治イベントをどう乗り切るかだが、先行きは暗い。新型コロナの感染者は増え続け、経済の先行きや五輪の開催も危ぶまれる。1月18日召集予定の通常国会でも安倍晋三前首相の「桜を見る会」前夜祭疑惑や吉川貴盛元農相の鶏卵疑惑が追及されるのは確実だ。政治評論家の小林吉弥氏は言う。

「菅内閣も疑惑の影響を避けられない。支持率が30%を切れば、政権維持に赤信号が灯る。最短で3月末の予算成立と引き換えに退陣表明という可能性も出てきます」

“3月危機”を乗り切っても難関が待ち構える。4月25日には吉川元農相の辞職に伴う衆院北海道2区の補欠選挙が、6月下旬から7月上旬には東京都議選が予定されている。惨敗すれば、菅おろしが始まりかねない。

 そこで注目されるのは「ポスト菅」の行方だ。次期首相に最も近いのは誰なのか。ジャーナリストの二木啓孝氏は言う。

「本来ならば石破茂元幹事長が適任だが、自民党内には反石破の議員が多い。細田派の下村博文政調会長は党内でも保守色が強すぎで、茂木敏充外相は竹下派から支持を得られるかわからない。3人とも党をまとめるのは難しく、消去法で前回の総裁選で惨敗した岸田文雄前政調会長が“とりあえず”の次期首相の本命になっている」

 だが、岸田氏の地元である広島では、河井克行元法相が離党して「空白区」となった衆院広島3区の候補に、公明党が斉藤鉄夫副代表を公認。自民党候補の擁立を望む岸田氏は「まったく理解できない」と反発したが、党本部は斉藤氏を支援する方向で調整を進めている。こうした「政治力の弱さ」もあり、「選挙の顔にはならない」(自民党議員)との声も根強い。

 こうした状況を受け、ささやかれてきたのが安倍前首相の再登板説だ。だが、「桜を見る会」前夜祭について国会で虚偽の答弁をしていたことが判明し、流れが変わった。

 党内からは厳しい対応を求める声があがる。ある自民党幹部はこう語る。

「安倍さんの議員辞職で支持率低下の歯止めをかけてほしいと考える議員は党内にかなりいますよ」

 一方で、安倍氏が復活する「ウルトラC」の道は残されているという。

「議員辞職したら補欠選挙となるが、自民党は反省するとして、候補を擁立しなければいい。解散総選挙で再度、安倍氏が出れば確実に勝つ。禊ぎはそれで済む。安倍氏の再々登板の待望論ももう一度、盛り上がるはずだ」(前出の自民党幹部)

 こうしたドタバタの中、一気に世代交代が進むことも考えられる。有力視されるのは、「ハンコ廃止」で人気を集めて選挙の顔になりそうな河野太郎行政改革相だ。昨秋の総裁選では出馬を模索したが、派閥の長である麻生太郎氏が菅氏を支持したため断念した経緯がある。ただ、「党三役も経験していない。総理になるのはまだ早い」(自民党関係者)との声も根強く、麻生氏を口説き落とせるかも不透明だ。

 コロナ対策で前面に出ている西村康稔経済再生相も知名度を上げているが、部下の官僚たちからの人望はイマイチだという声もある。

「総理への野望が強すぎて人がついてこない。自己顕示欲が強すぎる」(官邸周辺)

 所属する最大派閥・清和会からは下村氏や稲田朋美元防衛相も総裁選に意欲を見せており、派内をまとめられるかも課題だ。そこで“大穴”として名前が出ているのが、野田聖子幹事長代行だ。前出の小林氏は言う。

「コロナ対策では、ドイツのメルケル首相や台湾の蔡英文総統など、女性リーダーが評価された。現時点では次期首相の本命は岸田氏だが、選挙で勝つことを考えるなら、二階俊博幹事長が“日本初の女性総理”として野田氏を推す可能性もある」

 そもそも、こうして多くの名前が乱れ飛ぶ背景には自民党の人材難がある。その理由について、二木氏はこう解説する。

「安倍政権の7年8カ月で財務相は麻生氏、官房長官は菅氏がずっと担ってきた。16年からは二階氏が幹事長を続けている。重要ポストに重鎮が座り続けて次世代の政治家が競争する場がなかったことが、今の状況につながっている」

(本誌・西岡千史/今西憲之)

※週刊朝日  2021年1月15日号

6081名無しさん:2021/01/07(木) 14:20:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf5d05e3b08d100c85966e98b2a090f3f287a36f
2021衆院選 コロナ、政治とカネ…自民「順風」どう呼び込む
1/6(水) 20:44配信

 今年実施される衆院選は自民党にとって菅義偉(すが・よしひで)政権発足後、初めての本格的な国政選挙となる。衆院選で3連勝中の自民は必勝を期すが、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、「政治とカネ」の問題も浮上しており、現状のままでは苦戦は必至。選挙区の候補者調整をめぐっても与党内の対立が表面化している状況で、勝利への道のりは険しそうだ。

 ■二階氏は自信「いつあってもいい」

 「来る衆院選の勝利に向け、党は総力を結集して突き進んでいきたい」

 自民の二階俊博幹事長は5日の党役員会でこう決意を語った。その後の記者会見で衆院解散の時期について問われると「党としてはいつあってもいい。首相が決断されれば、選挙対策に取り組んでいける態勢を常日頃から整えている」と自信を見せた。

 過去3回の衆院選を振り返れば、自民は安定した戦いで勝利を重ねてきた。

 民主党政権下で行われた平成24年12月の衆院選は、野田佳彦元首相と自民総裁だった安倍晋三前首相の党首討論が引き金となり、「近いうち解散」に突入した。自民は「日本を、取り戻す。」をキャッチフレーズに掲げて294議席を獲得。3年3カ月ぶりに政権を奪還し、安倍氏が首相の座に返り咲いて第2次安倍内閣が発足した。

 26年11月には、安倍氏が消費税率引き上げ延期と「アベノミクス」継続の是非を問うとして衆院を解散し、291議席を獲得して大勝。29年10月は北朝鮮の脅威に対応するため「国難突破」を掲げて衆院選に臨み、小池百合子東京都知事率いる希望の党に政権交代への機運が一時高まったものの結果的に自民が284議席を得て勝利を収めた。

 ■頭痛い…「競合区」の調整

 安倍総裁の下では参院選を含めて国政選挙6連勝を果たしたが、次期衆院選は順風とはいかなそうだ。

 重い課題としてのしかかるのが「競合区」の調整だ。現在、新潟2区や静岡5区、高知2区など約10選挙区で自民系候補が競合。二階氏が率いる二階派(志帥会)が絡むケースが目立ち、他派閥と摩擦を生んでいる。選対幹部は「選挙直前まで調整はつかない。ガチンコ勝負になる選挙区も出てくる」と語る。

 また、参院議員の林芳正元文部科学相が河村建夫元官房長官の地盤である山口3区から出馬するとの観測があるほか、広島3区をめぐって連立を組む公明党と対立する異例の事態に自民幹部は頭を悩ます。特に自民、公明両党の協力関係にきしみが生じれば選挙全体に影を落としかねないため、今後、難しい調整を迫られる。

 次期衆院選の行方を占うのが4月に実施される2つの補欠選挙だ。自民の吉川貴盛元農林水産相の辞職と立憲民主党参院幹事長だった羽田雄一郎氏の死去に伴い北海道2区と参院長野選挙区で行われる見通しで、春までに衆院解散がなければ菅政権で初の国政選挙となる。

 しかし、鶏卵業者からの現金供与疑惑が吉川氏に持たれており、逆風の選挙となるのは確実な情勢。自民選対関係者は「せめて1勝1敗で切り抜けなければ衆院選に響く」と話した。(広池慶一)

6082名無しさん:2021/01/07(木) 14:25:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/969fe360766ce79a3592596354780df96eb77a4d
解散「秋」発言、実は本音?  与野党に臆測
1/6(水) 7:07配信

 衆院解散時期について菅義偉首相が「秋のどこか」と発言したことが与野党を超えて臆測を呼んでいる。

 首相側は直後に「秋までのどこか」だと訂正したが、新型コロナウイルス感染が収束しない中、「本音が出たのでは」との声があちこちから上がった。

 首相発言は4日午前の年頭記者会見で飛び出した。一報を受けて「慌てて確認を取った」と明かす首相に近い自民党幹部は「本人は『秋までの』と言ったつもりだった」と説明。首相本人も4日夜に出演したBSフジ番組で「『秋までのどこか』と発言したと思ったんですが…」と釈明した。

 だが、別の党幹部は5日、「本音だと思う。解散は当分ない感じ」と漏らした。二階派幹部も「あそこでの言い間違いはあり得ない」と推測し、コロナのワクチンが普及するまで解散は難しいとの見方を示す。

 野党にも「秋までできない、というのが本音だ」(立憲中堅)という声は少なくない。同時に政権の早期行き詰まりを予想する向きもあり、ある立憲幹部は「菅さんが秋まで首相を続けているか不透明。あまり考えなくていい」と語った。

6083名無しさん:2021/01/07(木) 14:28:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/13e5e24223e3c854f8c73088b2b3c5544ca9294b
麻生太郎のスピーチに「ブチギレ」の河野太郎…何が起きたのか?
1/7(木) 8:02配信

 「出席者はいかにも『動員されました』みたいな地元企業の社員ばかりで、白けた雰囲気の会合でした」(自民党麻生派関係者)

 新潟市の老舗ホテル「イタリア軒」に12月12日、麻生太郎副総理、そして河野太郎行政改革担当大臣の姿があった。次期衆院選で新潟1区から立つ、塚田一郎元参議院議員(麻生派)の「激励の集い」に出席したのだ。

 ダブル太郎の揃い踏み。さぞ盛り上がったはず……と思いきや、会は異様な雰囲気だった。河野氏が終始、仏頂面だったのだ。

 場が凍ったのは、挨拶に立った麻生氏が軽口を飛ばした瞬間である。

 「目下売り出し中の太郎(=河野氏)と、まだそこそこ売れてる太郎(=麻生氏)、2人の太郎がやってきました」

 だがニコニコしているのは麻生氏だけで、河野氏は愛想笑いさえも浮かべていなかった。

 「反応していいのかどうか微妙な自虐ネタ。しかも前日には、菅総理がネット番組で『こんにちは、ガースーです』と言って顰蹙(ひんしゅく)を買ったばかり。そんな状況で、河野さんも笑うに笑えなかったということでしょう」(自民党新潟県連関係者)

 実はこの日、河野氏は「ドタ参」。前日に急遽、麻生氏に呼ばれたのだ。そのため、来賓を示す胸の花も河野氏の分は用意されていなかった。

 「行きたくもないのに呼ばれて行ったら、扱いは悪いわ、盛り上がらないわ……河野さんに同情します」(前出・麻生派関係者)

 不機嫌だったのも当然かもしれない。

 『週刊現代』2020年12月26日・2021年1月2日号より

週刊現代(講談社)

6084名無しさん:2021/01/07(木) 14:29:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a9fdae705cdbe48f19fd96daa88069a2c20c941
二階幹事長「自民党として開催促進の決議をしてもいいくらいだ」 東京オリンピック・パラリンピック開催
1/6(水) 10:55配信

 緊急事態宣言について、自民党の二階幹事長は、政府の方針を「適切な判断」と評価した。一方、東京オリンピック・パラリンピックについて、二階幹事長は党として、開催を強く後押ししたいとの意向を示した。

 二階幹事長は、7日に発出が決定される緊急事態宣言について「事態を見極めて適切な判断であると思っています」と話した。また、「(緊急事態宣言を)出すタイミングについて遅かった、早かった…については?」と記者から質問が飛ぶと、「後から誰でも何でも言えるんです。真剣に取り組んでいると考えております」とした。

 政府は、緊急事態宣言を通じて急速な感染拡大に歯止めをかけ、今年夏には延期となった東京オリンピック・パラリンピックを開催したい考えだが、二階幹事長は「自民党として開催促進の決議をしてもいいくらいだと思っています」「開催しないというお考えを聞いてみたいくらいです」と、党としても開催の実現が悲願であることを強調した。

 一方、菅総理大臣がおととい、新型コロナウイルスのワクチンを率先して接種する意向を示したが、二階幹事長も「当然のこと」などと述べ、自らも率先して接種したいとの考えを明らかにした。(ANNニュース)

6085チバQ:2021/01/07(木) 18:03:09
スレチだけど・・・・
この国の政治家って何なんだ・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dd57841de75b6973d6926b510fa38cc29ae70e9
国会議員の緊急事態宣言下の会食ルール作り見送り 各自が判断へ 議運委理事会
1/7(木) 16:16配信
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会談に臨む立憲民主党・安住淳国対委員長(左)と自民党・森山裕国対委員長=6日午前、国会内(春名中撮影)
 衆参両院の議院運営委員会は7日の理事会で、新型コロナウイルス対策として発令される緊急事態宣言下での国会議員の会食の在り方のルール作りについて、見送ることを決めた。自民党の森山裕、立憲民主党の安住淳両国対委員長が6日に会談した際、会食は「4人以下、午後8時まで」とする方向でルール作りを調整していたが、会食の全面自粛を求める声があがっていた。

【表】緊急事態宣言対象1都3県の6指標の現状

 日本医師会の中川俊男会長は6日の記者会見で、全国会議員に対して「夜の会食を人数にかかわらず全面自粛してはいかがか。範を示してもらいたい」と呼びかけていた。

 この日の議運委理事会では、衆院で野党側から「自粛の申し合わせなどをやるべきだ」などの意見があり、与党側からは中川氏の発言について「国会議員として、自覚を持って対応することでいいのではないか」との意見が出た。

 その上で、高木毅委員長(自民)も中川氏の発言に触れ「私たちはしっかりとそのことを重く受け止めて対応するということに尽きる」と述べ、ルール作りの協議は行わなかった。

 高木氏は理事会後、記者団に「結論は出たと思っている」と説明し、今後の協議について否定した。

 一方、参院は水落敏栄委員長(自民)が参院自民に対し、世耕弘成参院幹事長から「必要に迫られて会食を行うことがあっても、4人まで、必ず午後8時までには終了する」などの指示があったことを紹介し、感染対策をとるよう口頭で伝えるにとどめた。

 会食のルール作りをめぐっては、与野党から疑問視する声が挙がっており、与党幹部は「何時までに帰りましょうとか、子供ではないのだから」と語った。

6086チバQ:2021/01/07(木) 19:37:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/9dd1220e5a15d9a024d4dae71ab0e0a420d27b9
「なんも響かない」菅首相の会見に厳しい声続出「自分たちは会食やめないのに」「緊急事態宣言(名前だけ)」
1/7(木) 18:40配信
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菅首相
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府が7日、特措法に基づく緊急事態宣言の再発令を決定したことを受け、ツイッターでは「やっとか」「対策遅くないか」と対応の時期に言及する投稿が目立ったほか「限定的すぎ」「大阪も出した方が…」と首都圏の1都3県に対象を限定したことにも疑問の声が上がった。

 午後6時に始まった菅義偉首相の会見中には「緊急事態宣言(名前だけ)」「飲食だけ集中攻撃はなぜ」「宣言された1ケ月でどうにかなるもんじゃなくね」「なんも響かない」「言葉に気持ちがない」などと厳しい声が相次いだ。また「全国対象にした方がいいんじゃないか」などのコメントも目立った。

 また、会見における若い人へのメッセージについては「自分たちは会食やめないのに。若い人のせいにした」「また若い人へのお願いにうんざり」「お願いなんて言ってるけどマナーの悪さは若者に限ったものじゃない」と怒りの声も多数上がっていた。

 この日の会見では「飲食店は午後8時までの時短営業」「お酒の提供は午後7時まで」「協力金は1カ月あたり180万円まで国が支給」「テレワークによって出勤者の7割減」「午後8時以降の不要不急の外出自粛」「スポーツ観戦などイベントの入場制限」などの協力が呼び掛けられた。
中日スポーツ

6087名無しさん:2021/01/08(金) 01:53:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/8318008c44164f1cd3e02ab70653dc5c03cfe96c
林元文科相、衆院転出意欲を伝達 自民重鎮の古賀、青木氏に
1/7(木) 20:49配信

 自民党岸田派の林芳正元文部科学相(参院山口選挙区)が次期衆院選山口3区へのくら替え出馬の意欲を伝えるため、古賀誠元幹事長、青木幹雄元参院議員会長とそれぞれ面会したことが分かった。複数の関係者が7日、明らかにした。両氏は議員引退後も党内に強い影響力を持つ実力者。

 関係者によると、林氏は6日、東京都内で古賀、青木両氏を個別に訪問。「山口3区から出てほしいという地元支持者の要請に応えたい」と衆院転出に強い意欲を見せ、支援を期待した。党公認を得られなければ無所属での立候補を辞さない考えも示したという。

 山口3区は二階派の河村建夫元官房長官の地元。

6088名無しさん:2021/01/08(金) 11:39:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/700b2a4cbbb0d5f1e9a824da058b0bfa2930100f
感染収束へ首相正念場、長期化なら求心力低下
1/8(金) 9:06配信

 菅首相は7日、新型コロナウイルス対策で「最後の切り札」と言える緊急事態宣言の発令に踏み切った。対策が効果を上げず、宣言が長期化する事態となれば、政権浮揚のカギを握る今夏の東京五輪・パラリンピックの開催も危ぶまれる。政権運営は正念場を迎えようとしている。

■長期化なら求心力低下

 緊急事態宣言は、8日から1か月の短期決戦で飲食店などに絞って新型コロナ対策を講じることで、感染の封じ込めを目指すものだ。首相は7日の記者会見で「(感染)克服のためにはもう一度、皆さんに制約のある生活をお願いせざるを得ない」と理解を求めた。

 首相は経済回復に水を差すとして宣言発令に否定的で、年末年始に感染防止策の徹底や忘年会の自粛などを呼びかけるにとどめた。しかし、東京都の新規感染者数が7日、過去最多の2447人に上るなど、拡大の一途をたどり、宣言発令に追い込まれた。

 自民党の二階幹事長は「事態を見極めた適切な判断だ」と宣言に理解を示している。もっとも、宣言を発令しても、政府の期待通りに飲食店や住民が協力する保証はない。昨年4月に続いて2度目の宣言となるため、「国民の意識を引き締める効果は限定的ではないか」(内閣府幹部)との弱気な見方も出ている。

 宣言を解除するには、新規感染者数などの6指標が改善し、感染状況が最も深刻な「ステージ4」から「ステージ3」の水準まで下がることが目安となる。解除へのハードルは高く、首相周辺は「2月7日までの宣言が延長になる可能性もある」と表情を曇らせる。

 首相は2月7日までの宣言解除後、2月下旬までに新型コロナのワクチン接種を始めて感染の広がりを抑え込むというシナリオを描いている。東京五輪の開催にこぎつけ、内閣支持率を上向かせたい考えだ。この日の記者会見でも、接種と五輪の実現で「国民の雰囲気も変わってくるのではないか」と期待感を示した。

 3月25日には、福島県から聖火リレーがスタートする。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長の3月来日も取り沙汰されており、五輪関係者は「3月まで宣言が続くとまずい。遅くとも2月下旬くらいまでには終了してもらわないと」と語る。五輪開催が危ぶまれる事態となった場合、首相の求心力低下は避けられない。

 安倍内閣は、昨年4月の宣言発令後、内閣支持率と不支持率が逆転した。自民党内では、党が昨年末に行った次期衆院選の情勢調査で、「現有議席を30議席以上減らす」との結果が出たとする情報が駆け巡っている。菅内閣の支持率下落が続けば、党内の動揺はさらに広がりそうだ。

6089チバQ:2021/01/08(金) 14:49:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/700b2a4cbbb0d5f1e9a824da058b0bfa2930100f
感染収束へ首相正念場、長期化なら求心力低下
1/8(金) 9:06配信




新型コロナウイルス感染症対策本部で、緊急事態宣言を発令する菅首相(右から3人目)(7日午後、首相官邸で)=源幸正倫撮影
 菅首相は7日、新型コロナウイルス対策で「最後の切り札」と言える緊急事態宣言の発令に踏み切った。対策が効果を上げず、宣言が長期化する事態となれば、政権浮揚のカギを握る今夏の東京五輪・パラリンピックの開催も危ぶまれる。政権運営は正念場を迎えようとしている。

【動画】これは便利…買い物かごの自動除菌装置が登場

■長期化なら求心力低下

 緊急事態宣言は、8日から1か月の短期決戦で飲食店などに絞って新型コロナ対策を講じることで、感染の封じ込めを目指すものだ。首相は7日の記者会見で「(感染)克服のためにはもう一度、皆さんに制約のある生活をお願いせざるを得ない」と理解を求めた。

 首相は経済回復に水を差すとして宣言発令に否定的で、年末年始に感染防止策の徹底や忘年会の自粛などを呼びかけるにとどめた。しかし、東京都の新規感染者数が7日、過去最多の2447人に上るなど、拡大の一途をたどり、宣言発令に追い込まれた。

 自民党の二階幹事長は「事態を見極めた適切な判断だ」と宣言に理解を示している。もっとも、宣言を発令しても、政府の期待通りに飲食店や住民が協力する保証はない。昨年4月に続いて2度目の宣言となるため、「国民の意識を引き締める効果は限定的ではないか」(内閣府幹部)との弱気な見方も出ている。

 宣言を解除するには、新規感染者数などの6指標が改善し、感染状況が最も深刻な「ステージ4」から「ステージ3」の水準まで下がることが目安となる。解除へのハードルは高く、首相周辺は「2月7日までの宣言が延長になる可能性もある」と表情を曇らせる。

 首相は2月7日までの宣言解除後、2月下旬までに新型コロナのワクチン接種を始めて感染の広がりを抑え込むというシナリオを描いている。東京五輪の開催にこぎつけ、内閣支持率を上向かせたい考えだ。この日の記者会見でも、接種と五輪の実現で「国民の雰囲気も変わってくるのではないか」と期待感を示した。

 3月25日には、福島県から聖火リレーがスタートする。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長の3月来日も取り沙汰されており、五輪関係者は「3月まで宣言が続くとまずい。遅くとも2月下旬くらいまでには終了してもらわないと」と語る。五輪開催が危ぶまれる事態となった場合、首相の求心力低下は避けられない。

 安倍内閣は、昨年4月の宣言発令後、内閣支持率と不支持率が逆転した。自民党内では、党が昨年末に行った次期衆院選の情勢調査で、「現有議席を30議席以上減らす」との結果が出たとする情報が駆け巡っている。菅内閣の支持率下落が続けば、党内の動揺はさらに広がりそうだ。

6090チバQ:2021/01/08(金) 17:07:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/50dd487fbb1341a720478629e258bfe356bb7ccc
緊急事態宣言も一転「ザル入国」続行 世界11カ国・地域とのビジネス往来 「親中・親韓」の影響、菅政権の限界か
1/8(金) 16:56配信
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 政府は7日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言発令を決めたが、中国や韓国など11カ国・地域との間で合意しているビジネス関係者の往来については、継続する方向で調整に入った。「ザル入国」との批判を受けて、停止の検討に入っていたが一転した。「親中・親韓派」の影響力が強いとされる菅義偉政権の限界なのか。新型コロナの変異種の侵入が危惧されるなか、与党内からも反発が出ている。

【イラスト解説】新型コロナ感染かな?と思ったら

 「水際対策強化は危機管理上、待ったなしだ」

 自民党の佐藤正久外交部会長は7日、ツイッターでこう訴えた。

 政府は、東京都と神奈川、埼玉、千葉3県を対象とした緊急事態宣言の再発令と並行して、ビジネス往来の停止も検討していた。医療崩壊が指摘されるなか、英国や南アフリカで感染力の強い変異種が発見され猛威を振るっており、水際対策は喫緊の課題だった。

 ところが、政府は一転して継続する方向で調整に入った。「相手国の交渉が必要であり、一律に止めるのは困難と判断した」と伝えられるが、菅首相や周辺に経済優先の意向があったとの見方もある。

 この判断には、与野党から強い反発が出ている。

 自民党の新型コロナウイルス感染症対策本部会合でも7日、ビジネス往来について、「すぐ中止すべきだ」との意見が多数出たという。

 国民民主党の玉木雄一郎代表も7日、継続の報道を受け、ツイッターで、「国民に制約を求めるなら、水際対策の強化が先だろう。自民党もこれでいいのか」と批判した。

 政府としては、中国や韓国など11カ国・地域についても変異種の市中感染が確認されれば入国を停止する方針だが、「ザル入国」を続けていいのか。

 ジャーナリストの有本香氏は「まったく理解不能だ。国民には外出自粛や家族と面会の制限などの行動変容を求めながら、存在が確認されている変異株が流入する水際を止めないとは、筋の通らない話だ。与党内にも反発があるなかで、継続に執着している。『誰のための政治なのか? 中国のためなのか?』と問いたい」と指摘した。

 経済を重視する意見もある。

 評論家の八幡和郎氏は「現在実施されているビジネス往来には賛成だ。海外からの入国だけではなく、日本人がビジネスで海外に行くことにもなるので、日本経済のためにもなるのではないか」と語っている。

6091チバQ:2021/01/08(金) 17:34:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/898ce36657d15c5fa25e65f49336e6cb51d8f585
二階氏「飲食を伴う会合控えて」 党所属国会議員に文書
1/8(金) 16:26配信




自民党の二階俊博幹事長(中央)
 新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言が発出されたことを受け、自民党の二階俊博幹事長は8日、飲食を伴う会合への参加を控えることや、午後8時以降の不要不急の外出自粛の徹底を求める文書を所属国会議員に出した。

 文書では、経路不明とされる感染原因のほとんどが飲食によるものと専門家が指摘しているとして、「まずもって飲食による感染リスクを抑え込んでいくことが感染収束には不可欠」として自粛を求めている。

 国会議員の会食をめぐっては、昨年12月に二階氏が菅義偉首相らと都内のステーキ店で5人以上で会食し、批判を浴びた。

 その後、国会で「夜8時まで」「参加人数4人以下」とする会食ルールの策定が一時検討されたが、日本医師会やネット上で「人数にかかわらず、全面自粛すべきだ」などと批判を受けて見送られていた。
朝日新聞社

6092チバQ:2021/01/08(金) 17:40:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/022ad3c41effd3427b40c61f634d59c950ad0c54
緊急事態宣言“最低限”に固執する政権 「対策小出しの時は過ぎた」与党内からも焦り
1/8(金) 9:50配信




菅義偉首相
 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない首都圏1都3県に7日、緊急事態宣言の再発出を決めた菅義偉首相。この段階でも経済への打撃回避に心を配り、期間を専門家の主張より短い1カ月間に、業種も飲食店などに限定した。全国の感染者数は初めて7千人を突破し、ウイルスの大波が日本を洗っている。政権が混乱を来し、これ以上の「後手」を踏むような余地はほぼ残されていない。

【写真】秋田時代、友人と実家近くの川で捕ったマスを手にする菅氏

 「ここ最近、全国的にさらに厳しい状況となっており、強い危機感を持っている」

 夕方、官邸で開かれた対策本部の会合で、首相は緊急事態宣言に踏み切る理由をこう説明した。続く記者会見では「1カ月後には必ず事態を改善させる」と決意を強調。午後8時までの営業時間短縮に応じた事業者に対し、4都県が行う協力金支払いをサポートするなど、政府の経済対策をアピールした。
 政府高官は夜、国民に首相の危機感が伝わったかと問われ、「受け手が感じることだけど、今日は良かったと思う。伝わったと思うよ」と話した。

 もともと宣言に消極的だった首相。東京都の小池百合子知事らの要請に押し込まれる形で方針転換した後も、その「範囲」を最低限に抑える姿勢に固執した。

 例えば官邸は当初、宣言の期間を「1月末」までとするシナリオで作業に入ったという。「経済への悪影響に加え、宣言後も感染拡大が止まらなかった場合に、期間の延長や業種の拡大といった『次のカード』がなくなる事態を危惧した」。官邸幹部は、対策を小刻みに打ち出す首相の戦略を打ち明ける。

 だがここ数日、そんな思惑を吹き飛ばすようなレベルで全国の感染者数が急伸した。政府の感染症対策分科会の尾身茂会長は5日夜の臨時会見で、宣言の効果によって感染が下火になる時期に関し「どんなに早くても1月末ということはない」と明言。別の専門家からも、宣言の抑止効果を最大限に活用しない姿勢を疑問視する声が続いた。
 複数の政府関係者によると、首相はこうした声に世論がどう反応するかを注視していた。

 尾身氏の発言が大きく報道されると、期間を「2月7日」までと決定。テレビのワイドショーなどが感染爆発を連日取り上げるようになり、官邸は6〜7日、時短の対象業種の大幅拡大を検討のテーブルに乗せた。結局は見送ったものの、霞が関は深夜まで4都県や関係業界との調整に追われた。「方針がころころ変わり、対応しきれない」。省庁職員からは、政府のパニックぶりを憂える声が漏れる。

「もう対策を小出しにする時は過ぎたのに…」
      ■ 

 この日、衆参両院は議院運営委員会で、宣言再発出を巡り審議した。

 野党側が要望した首相の出席を政府、与党側は拒否。立憲民主党の枝野幸男代表が「経済優先の姿勢が、結果的に経済にも悪影響を与えている」「対象が1都3県では不十分」と主張しても、答弁に立った西村康稔経済再生担当相は「12月23日の政府分科会でも、宣言を出す状況にはないとされていた」「感染動向を見ながら専門家の意見を聞いて判断したい」とかわし続けた。
 発出後、4都県以外のエリアで感染者数がさらに急増していく可能性もあるが、官邸中枢は「宣言の対象地域を追加すればいいだけだ」とこともなげに言う。

 首相が、夕方の会見で「感染の波は私たちの想像を超えた」と弁明したことが、とりもなおさず有効な対策を打ち出せていないことを証明している。「もう対策を小出しにする時は過ぎたのに…」(自民党中堅議員)との焦りは、政府、与党内からも上がり始めている。 (東京支社取材班)

6093名無しさん:2021/01/08(金) 20:29:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6048ea0d60eb2388a1e339e440c4213dad9870b
自民党・二階俊博幹事長 首相に「頼られ過ぎ」は逆に不安定要素か 菅政権誕生の流れを主導、押しも押されもせぬキングメーカー
1/8(金) 16:56配信

 【政界マル秘紳士録】

 自民党の二階俊博幹事長は昨年9月8日、田中角栄元首相の幹事長在任記録1429日を抜いて、歴代最長となった。昨年末で1543日となり、現在も記録を更新中だ。

 二階氏は、安倍晋三政権で総務会長から幹事長に起用され、政治力を高めてきた。中曽根康弘政権時代に総務会長から幹事長となり、「政界の寝業師」と言われた金丸信元副総裁と歩みが重なる。金丸氏は、盟友・竹下登元首相の政権では「事実上の後見人」として党内外ににらみを利かせた実力者であった。

 昨年8月末、安倍晋三首相の突然の辞任後、「ポスト安倍」を選ぶ総裁選で、二階氏は菅義偉政権誕生の流れを主導し、今や押しも押されもせぬキングメーカーとみられるに至った。

 二階氏の政治家人生は、波瀾(はらん)万丈そのものである。

 自民党議員秘書、和歌山県議から自民党最大派閥の田中派から出馬し、初当選を果たした。田中派分裂後は竹下派に、竹下派分裂時は小沢一郎氏に同調して羽田派に属した。さらに、自民党を離党して新生党、新進党、自由党と、小沢氏と行動をともにした。

 小渕恵三政権の自自公連立政権で与党に復帰。小渕改造内閣で運輸相兼北海道開発庁長官として念願の初入閣を果たした。

 その後、自由党の政策が実現されないとして連立解消を主張する小沢氏ら連立離脱派とたもとを分かち、保守新党を結成して連立に残留した。小渕内閣を引き継いだ第1次森喜朗内閣でも留任した。その後、保守新党は自民党に合流、二階氏は約10年ぶりに自民党へ復党した。

 こうしてみると、二階氏が政治家として大成する分岐点となったのが「小沢氏との決別」だったことが分かる。

 二階氏の一流の嗅覚と勝負勘、一気に流れを作る手法、懐の深さ、人情の機微に触れた心配りは、当代随一である。山あり谷ありの政治経歴で培ってきたものだろう。

 しかし、政界は「嫉妬の坩堝(るつぼ)」「権力闘争の連続」である。あまりの隆盛ぶりに、不満のマグマがたまってきているのも事実だ。

 自民党、とりわけ菅首相は、いささか二階氏に頼り過ぎているのではないか。二階氏とてスーパーマンではない。上手の手から水が漏れることもあり得るし、高齢に伴う健康問題は常に付きまとっている。

 二階氏の存在によって政権が安定している半面、頼り過ぎれば、逆に不安定要素ともなる。そのバランスをどうとるかが、今年の課題ではないか。

 ■伊藤達美(いとう・たつみ) 政治評論家。1952年、秋田県生まれ。講談社などの取材記者を経て、独立。永田町取材三十数年。政界、政治家の表裏に精通する。著作に『東條家の言い分』『検証「国対政治」の功罪』など多数。『東條家の言い分』は、その後の靖国神社公式参拝論争に一石を投じた。

6094名無しさん:2021/01/08(金) 20:31:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/b143b9255855fa9ad4d284da0fd234d03f756ae3
自民・二階幹事長が党議員に「会食自粛令」
1/8(金) 14:39配信

FNNプライムオンライン

自民党の二階幹事長は党所属の国会議員に対し、「会食自粛令」を出した。

二階幹事長がきょう、党所属の国会議員に宛てた文書では「飲食による感染リスクを押さえ込んでいくことが不可欠」だとして、「飲食を伴う会合への参加を控えること」や「20時以降の不要不急の外出自粛の徹底」を要請している。

これに先立って参議院の自民党はきのう「飲食を伴う不要不急の会合は避け、やむを得ず実施する場合は、少人数・短時間で行う。飛沫の拡散に注意する」などとした通達文を出している。

一方、立憲民主党はきのう所属議員に対し、夜の会食の自粛を要請している。

政治部

https://news.yahoo.co.jp/articles/bd7458050f2e9702c27e2599026b827ca859788f
自民 議員に「会食自粛令」 二階幹事長が文書で要請
1/8(金) 17:09配信

自民党の二階幹事長は、党所属の国会議員に対し「会食自粛令」を出した。

二階幹事長が8日、党所属の国会議員に宛てた文書では、「飲食による感染リスクを押さえ込んでいくことが不可欠」だとして、「飲食をともなう会合への参加を控えること」や「20時以降の不要不急の外出自粛の徹底」を要請している。

これに先立って、参議院の自民党は7日、「飲食をともなう不要不急の会合は避け、やむを得ず実施する場合は、少人数・短時間で行う。飛まつの拡散に注意する」などとした通達文を出している。

一方、立憲民主党は7日、所属議員に対し、夜の会食の自粛を要請している。

6095チバQ:2021/01/08(金) 22:06:22
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt2101080036.html
夜の会食批判にピリピリ 与野党、衆院選控え活動制限に苦慮
2021/01/08 18:24産経新聞

夜の会食批判にピリピリ 与野党、衆院選控え活動制限に苦慮

自民党役員会後、記者団の取材に応じる二階俊博幹事長=5日午前、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

(産経新聞)

 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が発令された中、国会議員が支持者らと接する機会として重視する夜の会食や街頭演説が自粛に追い込まれている。衆院選を間近に控え、選挙基盤の弱い議員を中心に対応に苦慮している。

 自民党の二階俊博幹事長は8日、全所属議員に「飲食を伴う会合への参加を控えるとともに、特に20時以降の不要不急の外出自粛を徹底する」よう要請した。立憲民主党の福山哲郎幹事長も7日、「街頭演説(朝・夕含む)、集会の開催等はお控え下さい」「飲酒の有無にかかわらず夜の会食はお控え下さい」との要請文を所属議員に送付した。

 これを受け、地元が宣言の対象となっている立民の早稲田夕季衆院議員(神奈川4区)は7日、「明日から緊急事態宣言中の朝活動、街頭活動を中止します」とツイッターに投稿。国民民主党は会食や地方出張の原則禁止を決定した。

 与野党は当初、宣言下の議員の会食ルールを作る予定だった。立民の安住淳国対委員長の提案に自民の森山裕国対委員長が応じ、6日に「4人以下、午後8時まで」とする方向で調整していた。だが、日本医師会の中川俊男会長が6日の会見で全国会議員に夜の会食の全面自粛を要求。結局、「(中川氏の発言を)重く受け止めて対応することに尽きる」(衆院議院運営委員会の高木毅委員長)とルール作りは見送られた。

 とはいえ、国会議員に向けられた世間の視線は厳しく、従来の政治活動は封印せざるを得ないのが現実だ。「仕事は会食」(立民幹部)との声があるように、国会議員は夜の会食や街頭演説を支持者らと接する貴重な機会と位置付けてきた。自民ベテランが「会食ができない現状は選挙基盤が弱い若手にとって厳しい」と話せば、立民中堅も「駅頭で演説する機会が多い(首都圏の)議員は特に困るだろう」と語る。

 自民関係者によると、先月14日夜に多人数の会食に出席し、菅義偉首相とともに批判を浴びた二階氏も最近は弁当を手に議員宿舎に帰宅しているという。(原川貴郎、今仲信博)

6096チバQ:2021/01/08(金) 22:15:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/807dd17b317a575116b2460ce72b0f418b3680be
「緊急事態宣言」で小池劇場が復活!二階派議員「菅首相がダメなら『首相候補カード』」〈週刊朝日〉
1/8(金) 20:54配信

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小池百合子東京都知事(C)朝日新聞社

 東京などの首都圏の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、菅義偉政権は1月7日、1都3県に対して2度目の緊急事態宣言を発出した。


 昨年4月、コロナ感染第1波の際には国が主導して全国に出した緊急事態宣言。今回は東京都の小池百合子知事ら1都3県の知事がコロナ対策を担当する西村康稔経済再生相らに申し入れたことがきっかけで発出された。

「新年から、小池劇場のはじまりだよ」

と顔をゆがめるのは、自民党幹部だ。小池氏が急に動き始めたのは、昨年12月29日だったという。12月末になって、東京都の新規感染者数は連日、800人を上回った。「1000人超え」も時間の問題だと、小池氏は首都圏の知事に連絡をとり始めたという。

「小池氏は『首都圏だけでも緊急事態宣言を出したほうがいい』『国とかけあいましょう』などと知事たちに呼びかけたそうです。12月31日には『菅首相に会いにいきましょう』とも言っていたそうです」(東京都議)

 埼玉県の大野元裕知事はすぐに応じた。しかし、千葉県の森田健作知事は「東京都と千葉県では事情が違う」と難色を示した。そこを説得したのが、神奈川県の黒岩祐治知事だった。

 何とか3人の了解をとりつけたものの、皇居で新年祝賀の儀の開催などもあり、アポイントがとれたのは1月2日だった。

「小池氏はテレビなどで、いかにも自分が中心となって会談にこぎつけた雰囲気を出していました。しかし、実際にアポイントをとったのは、神奈川県の黒岩知事。自民党、公明党、与党に太いパイプがあるのを使ってねじ込んだ」(前出・自民党幹部)

 当初、会談には菅首相も当初は加わるとみられていた。しかし、直前になって、菅首相は参加を拒み、4人の知事に対応したのは西村康稔経済再生担当相だった。菅首相は、西村氏に細かく指示をして官邸を後にした。

「菅首相が来ると思っていた小池氏は、西村氏にかなり激しい言葉で緊急事態宣言をと迫った。だが、菅首相は会談前に西村氏に30分以上も『緊急事態宣言を出せば大変なことになる』と繰り返し言って、小池氏主導には乗るなという趣旨の話をしたそうだ。菅首相は小池氏を嫌っていて、最近は会食もしているが簡単には修復できない状況。菅首相は『小池氏は正月から、何を言っているのか』などと愚痴っていたそうだ」(前出・自民党幹部)

 菅首相がそう漏らす背景にあるのは、東京都のコロナ対応への不満だ。昨年12月末、大阪府が飲食店の営業時間を午後9時までと短縮要請をした。だが、小池氏は営業時間短縮に消極的な姿勢で、結局は午後10時とした。この「1時間」が東京都と大阪府の感染状況の「差」ではないかと菅首相はじめ、官邸筋は快く思っていなかった。

 東京都をはじめ、首都圏の新規感染者は右肩上がりに増加する中、菅首相は小池氏に押し切られる形で、緊急事態宣言の発出を決めた。

「経済重視の菅首相は、飲食店のさらなる営業時間短縮でかわそうとし、西村氏にもそう指示を出した。だが、感染が急拡大して医療機関はひっ迫、正月休みが状況をさらに悪化させるとみられ、緊急事態宣言に傾かざるを得なかった。菅首相は、総理になってからは逆風の連続で、かなり弱気になっている。本来なら、東京都だけで申し入れすれば、首都圏の知事を巻き込んで直談判した小池氏の作戦勝ち。また小池氏にしてやられたというのが、菅首相のホンネなのではないか」
 
 と、菅首相に近い衆院議員は心中を代弁する。

6097チバQ:2021/01/08(金) 22:16:16
 国家の危機にコロナ対応で国と地方が対立している場合ではない。それでも、自身の「手柄」としてしまうあたりが小池氏のしたたかさだ。

「小池氏は菅首相に緊急事態宣言を飲ませたことで、ますます政治的には勢いづくはず」

 と、先の都議は指摘する。今年7月には、東京都議選が予定されている。小池氏が特別顧問を務める都民ファーストの会は、前回の2017年にあった前回の選挙では「小池旋風」で都議会第1党にのぼりつめた。しかし、すでに6人の都議が離党。次期都議選ではかなり苦戦を強いられそうだ。

「小池氏は、都民ファーストが大きく議席を減らすことを想定していて、自民党の都議団に秋波を送っている。要は、自民党と都民ファーストで共同歩調ということだ。それは都民ファーストのためというより、都知事から衆院議員に転出することを狙っているためではないか」(前出・都議)

 10月には衆議院の任期も満了となるため、今年は必ず解散がある。そこが小池氏の狙いではないかと、自民党幹部はみる。

「緊急事態宣言で手柄は小池氏だと世論は称賛するだろう。仮に緊急事態宣言がうまくいかなくとも、出しているのは国なので小池氏は知らんぷりを決め込める。小池氏には、衆院解散、総選挙しか頭にないはず。都民ファーストと自民党を一緒に動かせるようにして、都知事から衆院に鞍替えしたときに、支援を得ようという魂胆でしょう」

 小池氏といえば、自民党内では二階俊博幹事長と太いパイプがあることで知られる。二階派の幹部はこう話す。

「小池氏が緊急事態宣言を菅首相に飲ませたことで、党内でも『また小池旋風か』という声もあるね。今のままなら、東京五輪も難しいだろう。『コロナのような災難、災害のようなものが私の在任中に襲ってくるの』と小池氏も愚痴っているそうだ。機を見るに敏な小池氏のこと、チャンスがあれば狙いは国政復帰でしょう。今の菅首相の体たらくには、二階派からも『失敗だった』『菅首相のダメさぶりが出るたびに二階派のイメージも悪くなる』と総スカンになりつつある。一方、二階幹事長と小池氏の関係は、ずっと良好。都議会、都民ファーストと自民党の関係が修復に動いているのには、二階幹事長の仲介もある。小池氏が国政復帰となれば、二階派にとっては1枚、『首相候補』というカードが手に入るということだ」

(本誌取材班)

※週刊朝日オンライン限定記事

6098名無しさん:2021/01/09(土) 12:43:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/4eed5a5031551ec9cfe6090af1011f868d0e8878
自民、国会議員に飲食伴う会合の自粛求める…立民も街頭演説など自粛
1/8(金) 19:46配信

 自民党は8日、1都3県への緊急事態宣言の再発令を受け、党所属国会議員に対し、飲食を伴う会合への参加を控えるよう二階幹事長名の通達を出した。午後8時以降の不要不急の外出自粛の徹底も求めたが、前回4〜5月の宣言期間中に求めた地元選挙区入りの自粛は求めなかった。

 立憲民主党は7日、対象地域での街頭演説や集会、夜の会食の自粛を求める通達を党所属議員に出した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/392e25122cfbf4f7caf9c50092f0a827674b954b
二階幹事長が自民議員へ会合自粛文書「不可欠です」
1/8(金) 20:39配信

コロナ禍での国会議員の会食に厳しい視線が向けられる中、自民党は8日、二階俊博幹事長名で文書を発出し、飲食を伴う会合への参加を控えるなどの対応を取るよう、党所属国会議員に呼びかけた。

文書では、7日に1都3県に緊急事態宣言が出されたことを踏まえ、飲食の際に生じる感染リスクを抑え込むことが「感染収束には不可欠です」と指摘。午後8時以降の不要不急の外出の自粛徹底も求めている。

コロナ禍での国会議員の活動をめぐっては、立憲民主党も7日、福山哲郎幹事長名での文書を発出。街頭演説や集会の開催を控えることのほか、「飲酒の有無にかかわらず夜の会食はお控え下さい」、と記されている。国民民主党は7日、所属議員の会食を伴う会合を原則禁止すると発表している。

国会では当初、与野党が協議して会食のあり方のルールづくりを進めることで合意し、「4人以下で午後8時まで」との案も出ていた。

しかし、日本医師会の中川俊男会長が6日の会見で、国会議員でも夜の会食を「全面自粛」するよう要請。「まずは隗(かい)より始めよ、です」と、踏み込んでいた。

国民が夜の会食自粛を求められる中、自主的な自粛に踏み込めない「永田町の論理」への批判が強まり、与野党のルールづくりは一転、見送られていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/06f457f7f2484376baf17702c5247f0909bd7c98
二階幹事長 飲食伴う会合“参加自粛要請”
1/8(金) 21:16配信

自民党の二階幹事長は、党所属の国会議員に対し、飲食を伴う会合への参加を控えるように要請しました。

自民党の二階幹事長は、緊急事態宣言の発出を受けて、「飲食による感染リスクを抑え込むことが、感染収束には不可欠」として、党所属の国会議員に対し、飲食を伴う会合への参加を控えるよう要請しました。特に、午後8時以降の不要不急の外出自粛を徹底することを求めました。

一方、立憲民主党の福山幹事長も、飲酒の有無にかかわらず、緊急事態宣言が出ている1都3県では「夜の会食」を自粛するよう党所属の議員らに要請しました。さらに街頭演説を含む集会も「密」を回避するために控えるよう呼びかけています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6a3606a804e3f401ec7b1d0123126c78bbbe29f9
自民・二階幹事長、“飲食伴う会合”自粛要請 党所属国会議員に
1/8(金) 21:38配信

 緊急事態宣言が出されたことを受け、自民党の二階幹事長は党所属の国会議員に対し、飲食を伴う会合への参加を控えるよう要請しました。

 自民党の二階幹事長は8日、緊急事態宣言が首都圏の1都3県に出されたことを受け、党所属の国会議員に対し、飲食を伴う会合への参加を控えることや、特に午後8時以降の不要不急の外出自粛を徹底することなど新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、協力するよう要請しました。また、立憲民主党も飲酒の有無にかかわらず夜の会食を控えるなど、感染防止対策に留意した活動を行うよう党所属の国会議員らに要請しています。

 国会議員の夜の会食をめぐっては、与野党が「午後8時、4人まで」などとするルールを設けることで調整していましたが、日本医師会の中川会長が「4人以下の会食なら感染しないと思うなら間違い」と苦言を呈したことなどを受け、ルール化は見送られ、各党の判断で党所属の議員らに自粛要請を行った形です。(08日19:24)

6099名無しさん:2021/01/09(土) 12:43:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/82e5922c0c39a65af518bb7cba7d55c2b2e40169
〝ステーキ会食〟二階幹事長が所属議員に会合自粛要請 逆効果危惧する声も
1/8(金) 22:20配信

 自民党の二階俊博幹事長(81)が8日、新型コロナウイル対応の特別措置法に基づく、緊急事態宣言の発令を受けて、衆参所属議員に飲食を伴う会合の参加を控える文書を出した。

 二階氏が所属議員に宛てた文書では、経路不明とされる新型コロナ感染原因のほとんどが、飲食によるものと専門家が指摘したとして「まずもって飲食による感染リスクを抑え込んでいくことが感染収束に不可欠です」と強い自粛を求めている。

 特に20時以降の飲食を伴う会合への参加については「控えるように」として、不要不急の外出を徹底し、新型コロナ感染拡大の対応に協力を要請した。

 二階氏といえば、昨年12月14日に都内の高級ステーキハウスで、菅義偉首相(72)を始め、芸能人やスポーツ界のVIPら8人で会食したことを受け、ネット上で批判されたことに「意見交換の場だった」と反論して物議をかもした。

 緊急事態宣言下の会食を巡っては、衆参両院で国会議員の会食の在り方のルール作りが持ち上がったが、自民党の衆院議員を中心に「自覚を持って対応すればいい」と反発が相次ぎ、見送られたばかりだ。

 党内は二階氏の文書をどう受け止めたか。

 自民党議員は「すでにネット上で二階氏に対し『自分のことは棚に上げて…』と批判の書き込みがされています。選挙イヤーの今年、党のイメージを悪くする逆効果につながる危険があるのではないかと、心配しています」と不安を語った。

東京スポーツ

6100名無しさん:2021/01/09(土) 12:49:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5a633183473b6734eb8f4c98011530e9e6b8539
早くも「ポスト菅」探し? コロナ対応で求心力低下、自民党内で孤立との見方も
1/8(金) 20:20配信

 急速な新型コロナウイルスの感染拡大を受け、菅義偉首相が1都3県で緊急事態宣言に踏み切ったが、対策の遅れに不満が続出して支持率回復の糸口がつかめないままだ。

 自民党内では、早くも「ポスト菅」探しが始まっている模様で、無派閥の菅首相が党内で孤立し始めているとの見方が強まっている。

■ビジネス目的入国を巡っても、下村博文政調会長らから異論

 中国などでも変異ウイルスが見つかったと報じられる中、2021年1月に入って、政府は、中国や韓国など11の国・地域から受け入れていたビジネス目的の入国を停止する方針だと報じられた。

 ところが、緊急事態宣言を発令した7日になって、今度は、一転して入国の継続を決めたと報じられ、ネット上では、今後の影響を懸念する書き込みが相次いでいる。

 「財界の強いご要望もあるんだろ」と推測する向きもあったが、「なんで自国民には制限かけて入国は自由なんだよ...」「国内でいくら頑張って自粛しても意味ない」などと不満がくすぶっている。

 朝日新聞のウェブ版記事によると、菅首相の下で5日に検討したところ、変異種の感染拡大がみられる場合に停止することになったという。経済を重視する二階俊博幹事長側の意向もあるとしている。

 とはいえ、入国の継続について、自民党内では、一枚岩とは到底言えない状況だ。下村博文政調会長が本部長を務める党内の新型コロナウイルス感染症対策本部は7日、入国を全面停止すべきだと意見が一致し、党として政府に求めると報じられた。

 安倍晋三前首相が所属した細田派の下村氏は最近、菅首相に距離を置く姿勢を示している。

唯一拠り所の二階派も、女性総理擁立の動きが見えて...
 1月5日夜に放送されたBSフジの番組に出演した下村氏は、4月25日投開票予定の衆院北海道2区と参院長野選挙区の両補選で自民党が負けた場合について、「菅政権にとって大ダメージになる」とクギを刺した。

 下村氏は、現状では補選の状況は厳しいとし、両補選とも負けるような場合は政局になる可能性まで指摘した。

 一方、菅首相誕生の立役者になった二階氏も、菅首相から距離を取り始めつつあるらしい。関係者によると、首相がGo To トラベルの全国一斉停止に踏み切った後、首相を招いた著名人らとの忘年会で、二階氏は、「Go Toをなぜ止めたのか」といった内容で苦言を呈していたという。

 二階派からは、早くもポスト菅探しの動きも出ているようだ。初の女性総理として、野田聖子幹事長代行を擁立したらどうかとの話が出ていると、いくつかの週刊誌が1月に入って報じるまでになっている。

 政治評論家の有馬晴海さんは8日、菅首相の立ち位置について、J-CASTニュースの取材にこんな見方を示した。

「菅さんは、気の利いた答弁をするのが苦手で、会見をするたびに支持率を下げています。選挙でボーダーラインにいる自民党議員もけっこういて、菅さんの顔では選挙が戦えないと考える人も増えているようです。無派閥ですと、直接応援する人がいませんので、大変でしょうね。二階さんが支えないとその時点で終わりですので、党内で板挟み状態になって、孤立してきているようにも思えます。党内から揺さぶりも始まって、菅さんも官邸でイライラしているとも聞いています」

 菅首相は、解散・総選挙をするまで辞めると言わないとみるが、五輪実施がうまくいかなければ、厳しい状況に追い込まれかねないという。

「選挙は、補選と同じ時期の4月に行われる可能性もありますね。30議席以上減らすと交代論が出てくると思いますが、すでにポスト菅の動きが出てきています。女性総理誕生を目指す二階派のほか、安倍さんの再々登板を望む向きも多いですね。最近、元気になってきており、コロナ後の経済立て直しを期待する声も上がっていましたから」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

6101名無しさん:2021/01/09(土) 13:14:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/c19e5671b8bfedac2ef33447022596078b5f4bfa
菅首相、背水の再宣言 延長含み、国民の協力鍵 政権さらなる苦境も〔深層探訪〕
1/9(土) 8:32配信

 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、菅義偉首相が緊急事態宣言の再発令を決断した。感染拡大を抑える「最後のカード」とされ、まさに背水の陣だ。国民の協力が鍵を握るが、関係者の間には懐疑的な見方が強く、早くも延長含みとの見方が広がる。感染状況の悪化を止められなければ夏の東京五輪開催に赤信号がともりかねず、菅政権はさらなる苦境に追い込まれる可能性もある。

 ◇「1カ月では収まらない」
 緊急事態宣言発令を決めた7日の政府対策本部後の記者会見。首相は「この状況を克服するために、もう一度制約のある生活をお願いせざるを得ません」と訴えた。

 今回の宣言は首都圏の1都3県を対象に1カ月の予定で、飲食店に対する営業時間の短縮要請が柱。昨年4月の宣言より絞り込んだ。首相には「前回のように経済が大きく落ち込む事態は避けたい」との思いがにじむ。

 だが、専門家の見方は厳しい。京都大の西浦博教授は、飲食店の時短などに限定した「緩やかな対策」では東京都の感染者数は2月末になっても1日約1300人に上るとの試算を公表。政府分科会の尾身茂会長は5日の会見で、宣言解除について「1カ月未満では至難の業」と指摘した。

 7日の基本的対処方針等諮問委員会では、県境をまたぐ移動の制限を求める声や、宣言解除の目安を2番目に深刻な「ステージ3」としている政府案への懸念が専門家から相次いで紛糾。予定を約30分超過した。背景には、年末からの加速度的な感染急増に直面しても、人の動きが目に見えて減少していないことがある。政府関係者は「国民は言うことを聞かないだろう。1カ月では収まらない。延長になる」と悲観的だ。

 政府・与党は、時短に罰則を設けて強制力を持たせ、協力すれば給付金を支給する特別措置法改正案を2月初めに成立させる方針。同月中のワクチン接種開始へ準備も急ぐ。

 ◇首相、求心力に陰り
 首相は再発令の検討を表明した翌5日、かつて対立を繰り返した麻生太郎副総理兼財務相を首相官邸に招き、昼食を共にした。昨秋の自民党総裁選で菅氏支持の細田、麻生、竹下3派連合を形成した麻生氏との連携は、政権基盤の安定に不可欠。感染拡大が抑えられず「火だるまになった菅政権の姿が見える」と党関係者が冷ややかに眺める中、足場固めに腐心しているようにも見える。

 衆院議員の任期満了を10月に控え、首相が4月25日の衆院北海道2区、参院長野選挙区の両補欠選挙に合わせて衆院解散・総選挙に踏み切るのではないかとの観測も浮上した。政府のコロナ対策への不満や吉川貴盛元農林水産相の現金授受疑惑などで自民党はいずれも苦戦が予想されており、2敗となれば政権には深刻な打撃となる。先に解散することで局面転換を図るとの見立てだ。

 収束の見通しが立たないコロナ禍や相次ぐ「政治とカネ」の問題、内閣支持率の急落で、首相の求心力には陰りが見え始めた。自民党の下村博文政調会長は5日のBS番組で2補選に触れ、「両方負けたら政局になる」と発言。党幹部は、下村氏が9月末の党総裁任期切れに伴う総裁選に意欲を示したとの見方を示し、政府関係者も「もはや総裁選は無風にはならない」と漏らした。

 東京五輪・パラリンピック後の秋の解散論も根強い。二階派幹部は7日、「五輪後には国民の歓声が政権に向かう」と語った。だが、感染を抑え込めずに中止となれば、予定通りの開催を掲げる首相は逆に瀬戸際に追い込まれかねない。

 18日には通常国会が召集される。野党は国民の不満を好機と捉え、首相を徹底追及する構えだ。昨秋の臨時国会で答弁能力への不安を露呈した首相が、態勢を立て直せる材料は見当たらない。

 自民党には、首相自身の手で解散することすら困難との見方も出始めた。「党の支持率は安定している。選挙前に顔を代えればいい」。政権と距離を置く岸田派の中堅議員は「菅降ろし」の可能性に言及。党関係者は「春になっても感染が収束に向かっていなければ、党内がうごめき出すかもしれない」と予想した。

6102名無しさん:2021/01/09(土) 13:50:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/6764c42eaa106f71ef61e5f509ce8c54ec774796
緊急事態宣言も五輪に強気な森会長 不安しかないと批判殺到
1/8(金) 13:12配信

1月7日、首都圏の1都3県を対象に緊急事態宣言が再び発令された。この日、東京都は2447人もの新規陽性者を記録。感染拡大に歯止めがかからず、7月に控えた東京五輪の開催についても危機感が高まっている。

そんななか、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の発言が物議を醸している。

報知スポーツによると同日に都内で取材に応じた森会長は、大会開催について「不安? 全くありません」と発言。続けて「やるのは7月でしょ。今、オリンピックの準備は、ほとんど全部できている」と強調したという。

1月5日には自民党の二階俊博幹事長(81)も、「自民党として、開催促進の決議をしても良いくらいに思っている」と強い意欲を示したばかり。さらに、「開催しないということのお考えを聞いてみたいぐらいだ」とまで述べていた。

新型コロナウィルスの影響で1年遅れとなった五輪。政府が大会を強行しようとするいっぽう、開幕に向けた準備にも懸念が広がっているという。

「全国的に医療がひっぱくしているなか、看護師らの離職も相次いでいます。そのような状況で、大会開催時の医療体制を確保できるか定かではありません。政府はワクチンによる集団免疫に期待しているようですが、専門家からは懐疑的な意見も上がっています。

昨年の宣言下では利用中止となったトップ選手のトレーニングセンターも、今回の宣言では制限されていません。ですがスポーツ界にも感染は広がっており、合宿の中止や練習の不参加を伝える選手も。

このままだと、3月から予定されているテストイベントも実施できるかわかりません。他にも感染対策や時間の詳細がわからず、聖火リレーの準備が進められないと嘆いている自治体もあります」(全国紙記者)

日刊スポーツの新春インタビューでは、「もう中止はできないから、たとえ無観客という指示が出たとしても工夫してやるべき」と答えた森会長。さらに、再延期についても「できるはずがない」と断言していた。

国民の不安と向き合わず、強気一辺倒な森会長。その姿勢に批判が広がっている。

《こんな状況で不安を感じない考えを持つ人が会長だということに不安しかない》
《森さんは不安じゃなくても国民の多くは不安なんだけど。組織委員会の会長なら自分のお気持ちを表明するんじゃなくて、国民の不安に寄り添ってほしいね。自覚がないんじゃない?》
《立場もあるのでしょうが、あまりにも現実離れしている意見。森って人と二階って人。このご老人二人の言動は理解に苦しみます》

6103名無しさん:2021/01/09(土) 19:07:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6048ea0d60eb2388a1e339e440c4213dad9870b
自民党・二階俊博幹事長 首相に「頼られ過ぎ」は逆に不安定要素か 菅政権誕生の流れを主導、押しも押されもせぬキングメーカー
1/8(金) 16:56配信

 【政界マル秘紳士録】

 自民党の二階俊博幹事長は昨年9月8日、田中角栄元首相の幹事長在任記録1429日を抜いて、歴代最長となった。昨年末で1543日となり、現在も記録を更新中だ。

 二階氏は、安倍晋三政権で総務会長から幹事長に起用され、政治力を高めてきた。中曽根康弘政権時代に総務会長から幹事長となり、「政界の寝業師」と言われた金丸信元副総裁と歩みが重なる。金丸氏は、盟友・竹下登元首相の政権では「事実上の後見人」として党内外ににらみを利かせた実力者であった。

 昨年8月末、安倍晋三首相の突然の辞任後、「ポスト安倍」を選ぶ総裁選で、二階氏は菅義偉政権誕生の流れを主導し、今や押しも押されもせぬキングメーカーとみられるに至った。

 二階氏の政治家人生は、波瀾(はらん)万丈そのものである。

 自民党議員秘書、和歌山県議から自民党最大派閥の田中派から出馬し、初当選を果たした。田中派分裂後は竹下派に、竹下派分裂時は小沢一郎氏に同調して羽田派に属した。さらに、自民党を離党して新生党、新進党、自由党と、小沢氏と行動をともにした。

 小渕恵三政権の自自公連立政権で与党に復帰。小渕改造内閣で運輸相兼北海道開発庁長官として念願の初入閣を果たした。

 その後、自由党の政策が実現されないとして連立解消を主張する小沢氏ら連立離脱派とたもとを分かち、保守新党を結成して連立に残留した。小渕内閣を引き継いだ第1次森喜朗内閣でも留任した。その後、保守新党は自民党に合流、二階氏は約10年ぶりに自民党へ復党した。

 こうしてみると、二階氏が政治家として大成する分岐点となったのが「小沢氏との決別」だったことが分かる。

 二階氏の一流の嗅覚と勝負勘、一気に流れを作る手法、懐の深さ、人情の機微に触れた心配りは、当代随一である。山あり谷ありの政治経歴で培ってきたものだろう。

 しかし、政界は「嫉妬の坩堝(るつぼ)」「権力闘争の連続」である。あまりの隆盛ぶりに、不満のマグマがたまってきているのも事実だ。

 自民党、とりわけ菅首相は、いささか二階氏に頼り過ぎているのではないか。二階氏とてスーパーマンではない。上手の手から水が漏れることもあり得るし、高齢に伴う健康問題は常に付きまとっている。

 二階氏の存在によって政権が安定している半面、頼り過ぎれば、逆に不安定要素ともなる。そのバランスをどうとるかが、今年の課題ではないか。

 ■伊藤達美(いとう・たつみ) 政治評論家。1952年、秋田県生まれ。講談社などの取材記者を経て、独立。永田町取材三十数年。政界、政治家の表裏に精通する。著作に『東條家の言い分』『検証「国対政治」の功罪』など多数。『東條家の言い分』は、その後の靖国神社公式参拝論争に一石を投じた。

6104チバQ:2021/01/10(日) 12:29:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/df6374519cee48f857efde2a49ce58c9abc49990
コロナ対策で…田村厚労相「ブラック労働」のヤバすぎる裏事情
1/10(日) 7:02配信

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現代ビジネス
仕事量が減らせない
写真:現代ビジネス

 「田村憲久厚労相の疲労が限界に達しています。疲れから、目がかすんだり、物が二重に見えるという症状が出ているそうです。

 答弁の際も、手元のペーパーの文字が読めず、アドリブで答えていることもあるようです」(厚労省キャリア)

 新型コロナ流行以降、厚労省には莫大な業務が降りかかってきた。コロナ対応で残業時間が過労死ラインを超える職員が続出するなか、大臣も例外ではないという。

 「西村康稔経済再生担当相の陰に隠れていますが、実務量の多さでは閣僚のなかで田村さんが群を抜いている。朝から晩まで会議やレクが入り、休みもほとんど取っていない。

 疲れが溜まっているため、官僚からレクを受けている間も、何度も辛そうに首を回す仕草をする。ストレスも溜まっているのか、髪をかきむしっている姿も頻繁に見ます。最近では業務の合間にソファで横になっていることも多いです」(同前)

 田村氏の疲労はピークに達しているようだが、それでも仕事量を減らすこともできないという。

 「田村さんは'02年に第1次小泉政権で厚労省の政務官を務めて以来の厚労族で、第2次安倍政権でも厚労相を務めていたので、実務能力も十分。彼以外に、このコロナ禍の厚労行政を取り仕切れるような人はいないのです。

 もし田村さんに健康問題が起きれば、菅政権は計り知れないダメージを受けると思います」(自民党中堅議員)

 コロナ禍で素人大臣が登板となれば、目も当てられないことになる。

 『週刊現代』2021年1月9・16日号より

週刊現代(講談社)

6105チバQ:2021/01/10(日) 13:34:37
https://news.goo.ne.jp/article/president/business/president_42244.html?page=1
「1分に1回以上登場する"ある口癖"」菅首相の話し方が国民の不安・絶望感を増幅するワケ
2021/01/09 09:15プレジデントオンライン

「1分に1回以上登場する"ある口癖"」菅首相の話し方が国民の不安・絶望感を増幅するワケ

1都3県への緊急事態宣言について、記者会見する菅義偉首相=2021年1月7日、首相官邸 - 写真=時事通信フォト

(プレジデントオンライン)

PRESIDENT Online 掲載

首都圏1都3県を対象にした緊急事態宣言の再発令が決まった。コロナ対策で後手後手の感がぬぐえない菅政権への批判が出るのは必至だ。コミュニケーション・ストラテジストの岡本純子氏は「菅義偉首相は1月4日の約30分の会見内で39回も、語尾に『思います』『思っています』とつけた。自信のなさや責任逃れの印象を与え、人々の絶望感や不安を増幅している」と指摘する——。
■菅首相は30分間の会見内で語尾に39回も「思います」とつけた
コロナ禍の拡大で、菅政権に批判が集中している。すべてが政治の責任というわけでもなく、誰が手綱を握っても難しい局面だ。しかし、この未曽有の危機下でわが国のリーダーの「伝える力」のお粗末さが、人々の絶望感や不安を掻き立てている。

ここで、単なる政権批判をするつもりはない。筆者は、これまで経営者や政治家など世界のリーダーのコミュニケーション術やスキルを研究し続けてきた。そんな「コミュバカ」の視点から、いくつか話し方の提言をしたい。これはリーダーのみならず、誰でもすぐに実行できるテクニックだ。

1月4日、わずか30分ほどの年頭の会見で、菅義偉首相が39回も繰り返した言葉がある。それは、「思います」「思っています」だ。

まず、スピーチの部分では、

・改めてコロナ対策の強化を図っていきたいと思います。
・不要不急の外出などは控えていただきたいと思います。
・国民の皆様と共に、この危機を乗り越えていきたいと思います。
・皆さんに安心と希望をお届けしたいと思います。
・その年が新たな成長に向かう転機となった変革の年であった、こう言われる年にしたいと思います。

数えると、17回。しかも、記者との質疑応答の中では、さらにそのペースが加速し、22回。ひとつの答えに7回も「思います」が使われているケースもあった。

■「やってみるけど、できなかったら勘弁してね」というニュアンス
英語で言えば、I thinkと言い続けたということだろう。I think=私が思いますには……、I believe=私が信じているのは……と言った時点で、それは、「ファクト」=事実ではなく、単なる私見=「オピニオン」となってしまう。私見はエビデンスを持って実証できない。

この「思います」は、日本人がよく使う表現で、筆者がコーチングする企業のエグゼクティブの中でも、気が付かないうちに多用する人は少なくないが、ここまで頻繁に使う例はあまりない。

「強化を図ります」「控えてください」「危機を乗り越えます」「希望をお届けします」「こう言われる年にします」と短く強く言い切ればいいだけのことなのに、ついついワンクッション置いてしまう。癖なのかワザとなのかはわからない。聞く側は、丁寧さ・謙虚さを感じることもあるが、一方で、自信のなさ・責任逃れという印象を持つこともある。

「やりぬきます!」ではなく、「やりぬきたいと思います」では、真剣度が全く違う。前者は覚悟で、後者は「一応、やってみるけど、できなかったら勘弁してね」というニュアンスだ。

6106チバQ:2021/01/10(日) 13:35:00
■「非常に厳しい状況です」「心から感謝します」とシンプルに言わない謎
リーダーシップは語尾に宿る。だから、リーダーには言い切る勇気が絶対的に必要だ。筆者は常々、コーチング相手のエグゼクティブに口を酸っぱくして伝え、徹底的に、このクッション言葉を排除するよう指導する。

排除すべきは「思う」だけではない。

・非常に厳しい状況だと認識いたしております。
・心から感謝を申し上げる次第です。

というように直接的な表現を避けるクセを持つ人が多い。

「非常に厳しい状況です」「心から感謝します」とシンプルには言わないのは、スピーチ原稿を書く官僚特有のレトリックなのかもしれない。安倍晋三前首相の時も同様の表現が頻出したが、こうした回りくどさを排除しようと心がけるだけで、あっという間に話し方を変えていくことができる。

コミュニケーションにおいて大切なのは、「何を伝えるか」だけではない。「どんな思いを伝えるのか」がカギとなる。12月に上梓した拙著『世界最高の話し方』(東洋経済新報社)の中で、世界標準の話し方のノウハウを詳述しているが、政治家の場合、コロナ禍で国民の支持率を分けたのは、話す本人に共感力があったかなかったかということだった。

人々の気持ちに寄り添い、その苦悩を分かち合う姿勢を見せた指導者には支持が寄せられた。一方的に指示を出す「教官型」から、国民の感情を揺さぶる「共感型」へと、求められるリーダー像が変わってきているのだ。

菅首相は会見の中で、「皆さんの不安はよくわかる」「一緒に何とか乗り越えていきましょう」など、国民の思いに共感し、気持ちの伝わる言い回しはしなかった。一方で、緊張感をほぐそうとするのか、照れ隠しなのか、不必要に笑顔を見せる場面があった。

■菅首相は言葉に真摯な「思い」を乗せているか
「言葉に体重と体温を」

これは衆議院議員・小泉進次郎氏が2016年に大学生向けの講演で語った言葉だ。言葉には真摯な「思い」を乗せる必要がある、というわけだ。父親譲りの”小泉流“のパフォーマンスはあまり感心しないが、菅首相はこの自民党の後輩の言葉だけは取り入れるべきかもしれない。

「思います」会見や、「思いが乗っていない」会見を量産してしまうのは、やはり菅首相本人に原因があると言わざるを得ないが、それ以外にも要因がある。内輪の記者だけを招いた「記者会見」方式だ。原稿を読み上げるだけのリーダーも問題だが、記者も用意した質問を読み上げるだけという「予定調和」では、緊張感も生まれない。

1月4日の会見で菅首相は「GoToトラベルの再開は難しい」「緊急事態宣言は限定的に、集中的に行う」などと述べた。だが、この重要なポイントは本来のスピーチの中で言及したものではない。記者から質問されて初めて出てきたのだ。質問されなかったら、言わなかった可能性もある。

「釈迦に説法」で心苦しいが、人に伝える時の最重要ポイントは、冒頭のスピーチにギュッと詰め込んでおくことだ。この際、記者を通じて間接的にメッセージを伝えるという形ではなく、直接、国民に訴える形のコミュニケーションを検討してはどうだろうか。

6107チバQ:2021/01/10(日) 13:35:18
■論語の「巧言令色鮮し仁」を今こそ噛みしめるべし
コロナ禍で、ドイツのアンゲラ・メルケル首相、イギリスのボリス・ジョンソン首相、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、シンガポールのリー・シェンロン首相といった世界の首脳の多くはビデオメッセージなどを通じて、直接、国民に呼びかけるスタイルをとっている。

記者会見方式では、メッセージを届ける相手である国民とアイコンタクトをとることはできないが、本来は、相手の目を見て伝えるべきものである。

論語の中に「巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなしじん)」という言葉がある。

巧みな言葉を用い、表情をとりつくろって人に気に入られようとする者には、人を思いやる心が欠けているという意味合いだが、残念ながら日本にはこうした価値観を持つ人が少なくない。

菅首相は「言葉よりも、実行である」と信じ、まじめに仕事をし、成果を出すことで国民に報いたいと考えているのかもしれない。しかし、国難において為政者に求められるのは、実行力だけではない。ウィンストン・チャーチル元英首相しかり、フランクリン・ルーズベルト元米大統領しかり、しっかりと国民に向き合い、対話をし、納得させるコミュ力なくして、リーダーシップは発揮しえない。

■ボールを投げずに、念力だけでキャッチボールをすることはできない
コミュニケーションはリーダーとしての資質の根幹であり、それをおろそかにするものはリーダーとしての資格がないに等しい。だが、この自覚があるリーダーが経営者も含めて、日本には少ないのも事実だ。

菅首相は自分の信念を強く持ち、特にコミュニケーションに関しては、周囲の提言を聞かないタイプという評判も聞こえてくる。もしかしたら、話し方を変える自信がないのかもしれないが、話し方は才能ではない。正しいやり方さえを学べば、何歳からでも、必ず、簡単に変えられるものだ。

ボールを投げずに、念力だけでキャッチボールをすることはできないし、無作為に投げたい球だけを放られても、受け止めきれない。どういった球、どういった投げ方なら相手のど真ん中に届くのか、頭をひねり、心を通わす地道な努力を続けていくほかないのである。

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岡本 純子(おかもと・じゅんこ)
コミュニケーション・ストラテジスト
グローコム代表。企業やビジネスプロフェッショナルの「コミュ力」強化支援のスペシャリスト。リーダーシップ人材の育成・研修などを手がけるかたわら、オジサン観察も続ける。著書に『世界一孤独な日本のオジサン』(角川新書)などがある。
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(コミュニケーション・ストラテジスト 岡本 純子)

6108名無しさん:2021/01/11(月) 12:31:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4b373eb1b68096930816df0b08bac0d25598c9d
麻生太郎副総理兼財務相 自らの損得を顧みず「義理と人情」を重視 菅政権を支える「麻生流人生訓」
1/10(日) 16:56配信

 【政界マル秘紳士録】

 麻生太郎副総理兼財務相は昨年8月15日、東京・富ヶ谷にある安倍晋三首相(当時)の私邸で懇談した際、安倍氏から「(持病再発で)調子が悪い。ちょっと休みたいので、その間(首相臨時代理を)お願いできないか」と告白された。

 これに対し、麻生氏は「しっかり守るから、政局になるようなことは考えないでほしい」と励ました。自らの損得を顧みず「義理と人情」を重視する、麻生流の政治美学である。

 しかし、麻生氏の思いとは裏腹に、安倍氏は13日後、辞意を表明した。

 コロナ禍の中、突然の首相辞任は、国家の緊急事態である。後継には誰が最もふさわしいのか、麻生氏は迷った。

 「アンチ安倍」の石破茂・元自民党幹事長は論外として、いち早く「ポスト安倍」に名乗りを上げた菅義偉官房長官(当時)と、外相や党政調会長として安倍政権を支えた岸田文雄氏の、緊急時に対応できるのはどちらか。

 菅氏は、安倍長期政権で内閣の大番頭として危機管理を担ってきた。一方、麻生氏は同じ宏池会の流れをくむ岸田氏も評価していた。ただ、盟友・安倍氏の意向を尊重したいと考え、岸田氏に安倍氏の意向を聞いてほしいと条件を付けた。

 安倍氏は、岸田氏について「緊急時のピンチヒッターとしては準備不足」とみていた。安倍氏が、岸田氏の出番は「次の次」が良いと考えたとしても不思議ではない。

 こうして「ポスト安倍」は、二階俊博幹事長が流れを作り、麻生氏の決断がそれを決定付ける形で決まっていった。

 この間、麻生派で河野太郎防衛相(当時)は総裁選出馬を模索した。この動きに対し、麻生氏は「あなたは麻生派の総裁候補だ。本格政権をやらせたいのだ」と河野氏を説得した。

 麻生氏は、河野氏の父・河野洋平氏(元自民党総裁、元衆院議長)に恩義がある。河野グループに所属していた麻生氏が「ポスト小泉」の総裁選に挑戦した2006年、洋平氏が「総裁選では主義主張を超えて麻生太郎さんを応援しよう」と激を飛ばしてくれたのである。洋平氏の息子に義理を果たす。これも麻生流政治美学である。

 麻生氏、菅氏、二階氏の3人は、安倍長期政権を支えた実力者「三羽ガラス」である。生まれも育ちも考え方も全く違うが、この3人は戦略的互恵関係にある。この関係は今も変わらない。

 年下で政治経験も自分より短い菅首相であるが、麻生氏は首相としての敬意を払うことを忘れない。自身の経験から「早期解散」を主張したが、菅首相に退けられても一切不満をいうことなく黙々と支えている。これも麻生流政治美学であろう。

 二階氏ばかりが注目されるが、菅政権は二階氏と麻生氏が協力しあって成り立っている。この2人は菅政権を支える「竜虎」なのである。その一挙手一投足から目を離すことはできない。

 ■伊藤達美(いとう・たつみ) 政治評論家。1952年、秋田県生まれ。講談社などの取材記者を経て、独立。永田町取材三十数年。政界、政治家の表裏に精通する。著作に『東條家の言い分』『検証「国対政治」の功罪』など多数。『東條家の言い分』は、その後の靖国神社公式参拝論争に一石を投じた。

6109名無しさん:2021/01/11(月) 12:33:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/d92dcfbbb51bd537b631e09f75be129f04957acd
菅首相を見ていると、なぜか「三木降ろし」を思い出す【コメントライナー】
1/11(月) 9:04配信

時事通信

 政治アナリスト・伊藤 惇夫

第34回衆院選挙に向け、東京・数寄屋橋で第一声を上げる自民党の三木武夫首相(当時)=1976年11月15日【時事通信社】

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。

 今年の政局を展望するとき、やはりコロナの感染状況が大きく影響してくることは間違いないだろう。一方、具体的な政局の焦点といえば、やはり衆院解散(?)・総選挙の時期ということになる。

 衆院議員の任期は今年の10月21日に満了となる。当然、それまでには総選挙が行われることになる。

 ◆支持率が急落
 解散の時期については、2021年度予算成立後の4月説や、7月の東京都議選との同時選挙、9月の東京五輪・パラリンピック閉会直後など、さまざまな憶測が流れている。

 だが、ここにきて、総選挙と並んで政界の注目を集めているのが、菅政権の行方だ。

 後手に回るコロナ対策への批判、原稿を棒読みするだけの菅義偉首相のメッセージ能力の欠如などから、支持率が急落している菅政権が、果たして「いつまで持つのか」といった声が高まりつつある。

 1974年12月、田中角栄首相(当時)が金脈批判で退陣したことを受け、自民党副総裁だった椎名悦三郎が後継に指名、首相の座に就いたのが、最弱派閥の長であり、常に反主流派の立場にあった三木武夫だ。

 椎名が指名した理由はただ一つ、「金権自民党」のイメージ一新である。これが俗にいう「椎名裁定」だ。

 ◆「二階裁定」で誕生
 そういえば昨年、菅氏が急浮上、首相の座に就いた背景には、自民党の二階俊博幹事長の「電光石火」ともいえる早業があった。言ってみれば「二階裁定」で誕生したのが菅政権である。

 だが、「元祖」の三木首相は、その後に発覚したロッキード事件に対し、徹底究明の姿勢を示したことで、自民党内から反発、批判の声が高まり、いわゆる「三木降ろし」が起きる。

 その中心メンバーの一人が椎名で、記者から「なぜ」と聞かれて、「生んだのは私だが、育てるといった覚えはない」と答えたのは有名な話。

 ◆三木は任期満了で総選挙
 さて、三木は解散・総選挙での局面打開を図ったが、反対勢力に阻止されて果たせず、初の任期満了となった総選挙で自民党が惨敗し、退陣する。では、菅首相は今年、自らの手で解散・総選挙に持ち込めるのか。

 全ては「コロナ次第」だし、内閣支持率次第だろうが、仮に内閣支持率が回復しないとなったとき、「生みの親」の二階幹事長は、体を張って菅政権を支え続けるのか。

 このコラム冒頭の方で「衆院解散」にを「?」を付けたのは、もしかしたら総選挙よりも菅首相の任期の方が、先に「満了」となるかもしれないからだ。

 (時事通信社「コメントライナー」より)

 伊藤 惇夫(いとう・あつお)
 1948年生まれ。自民党本部の広報担当、新進党総務局企画室長、民主党結成・事務局長などを経て2001年より政治アナリスト。政界の裏事情に通じ、明快な語り口に人気が高い。テレビ・ラジオ出演のほか、「国家漂流」「政治の数字」「情報を見抜く思考法」「政党崩壊」など著書多数。

6110名無しさん:2021/01/11(月) 13:35:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/156450fc6e7dc6c94fa1872bb8507f21e8b739d6
「二階俊博」が“総理以上”の権力を持つ理由 永田町で囁かれる“都市伝説”とは
1/11(月) 5:59配信

“人物”が消えて久しい永田町。「今太閤」もいなければ、「剛腕」も今は昔。その間隙をつくように、いつの間にか「絶対的権力者」に上り詰めた者がいる。自民党幹事長、二階俊博。人呼んで令和のキングメーカー。だが、鵺(ぬえ)の如く正体不明。その男、面妖につき――。

 ***

「GoToキャンペーンには、国民の多くの皆さまが不満を持っていると思います!」

 独特の抑揚を伴ったおどろおどろしい声が響き渡る。

 2020年12月6日午後0時56分、和歌山県御坊(ごぼう)市。

 長閑(のどか)な田園地帯。

 雲ひとつない快晴。

 不釣り合いな姦(かまびす)しさ。

「はやぶさ2」のカプセルが地球に帰還し、久しぶりの明るいニュースに日本中が沸いたこの日、権力の中心地である東京・永田町から463キロ離れた田舎町は、普段の静謐とかけ離れた異様な喧騒に包まれていた。

「言わずと知れた親中派、親韓派!」

 片側2車線の県道185号線、通称「18メートル道路」は、けたたましい怒声に支配されると同時に渋滞の度を深めていく。

〈大日本〉

〈皇道宣布〉

〈維新〉

 日の丸とともに、勇ましい文字をボディに刻んだ車列が、道路を徐行巡回しながら拡声器でがなり立てる。その数、実に二十余台。

 空模様とは裏腹に、御坊の空気は一気に怪しくなり始める。

「我々は国賊を徹底糾弾すべく立ち上がっております!」

 60人超の機動隊員らが、道路を行き交うものものしい車群に目を光らせる。

〈大阪〉〈神戸〉〈奈良〉〈滋賀〉〈岐阜〉〈愛知〉〈愛媛〉……。

 異なる団体の車群のナンバープレートに記された各地の地名。さながら「日本の右翼大集結」の図だった。

 機動隊vs.右翼大連合。

 殺気立つ18メートル道路付近に野次馬が集まり、地元の老女は何事かと目を丸くして、近所の犬が吠える。騒然が騒然を呼ぶ、混乱の負のループ。その中心には、ある政治家の事務所が鎮座していた。

 右翼のボルテージがいや増す。

「GoToキャンペーンの委託先は全国旅行業協会。その会長は二階俊博なのであります!」

「日本の国益を脅かすパンダ二階はこの日本から出て行け!!」

「国賊の鑑のような方であります。絵に描いたような、売国奴の鑑のような方であります!  彼は決してパンダではありません。二階先生は犬なんです!!   ぶさいくな中国犬なんです!!!」

 中央政界では総理を作り出す力を持つ大政治家、二階俊博。だが地元御坊では、「右翼を呼ぶ男」として奇異な視線を向けられ迷惑がられている。

 キングメーカーにして国賊扱い。

 この奇怪な男は一体何者なのだろうか――。

6111名無しさん:2021/01/11(月) 13:37:45
>>6110

「菅・二階政権」
〈行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし〉

「一強総理」として国のトップに君臨してきた安倍晋三は再び病に倒れた。

 その後を襲い、国民に好感をもって迎えられた菅義偉も、政権発足3カ月にして早くも不支持率が支持率を上回り、〈とゞまることなし〉の影がちらつく。

 目まぐるしく潮目が変わる現代日本政治という大河の流れの中で、権力の中心にとどまり続けられた者はいない。振り返れば、民主党政権時代も含め時の権力者、実力者は〈かつ消え〉を繰り返してきた。

 だが今、大河の怒濤の水流に、ひとり抗し、とどまり続ける者がいる。

 自民党幹事長、二階俊博。

 20年9月8日、齢81、傘寿を過ぎた二階は自民党幹事長の通算在職日数が1498日となり、師匠の田中角栄を超え「歴代最長幹事長」となった。その7日後、菅によって幹事長に再任された二階は、今なお最長記録を更新し続けている。

 永田町では誰もがそれを当然視している。菅政権を作り出したのは、他ならぬ二階なのだからと。

 8月、持病の潰瘍性大腸炎が悪化した安倍が退陣を表明すると、二階はいち早く菅支持を表明。安倍の次は菅。この流れを既成事実化し、総裁選が始まる前に「菅勝利」を決めたのが二階だった。その二階を幹事長から外す選択肢は、菅にはなかった。

 幹事長代理として二階を支え、常に寄り添い、側近中の側近として知られる衆院議員の林幹雄(もとお)が証言する。

「安倍総理が退陣表明をしたのが8月28日。その4日後の9月1日の総務会で、14日に行われる総裁選の手順が決められることになっていました。その後に、菅さんが正式に出馬を表明する段取りになっていた。ところが二階さんは、『その前(菅の出馬表明前)に、派閥として菅推薦を出しておいたほうがいい』と言い、8月30日から31日にかけて、菅さん支持の連判署名を二階派議員全員から集めました。二階さんのすごさはこの素早さです。30日には『二階派、菅支持へ』とマスコミ各社が一斉に報道し、31日にはもう総裁選の勝負の流れが作られていました」

 そして林は、本音を隠さずにこう明かす。

「二階さんは平然としていましたが、これが二階流と言うのでしょうか、独特の政治勘だと感服しました。顔や態度には出しませんが、『菅総理を作った』という意識は持っているんじゃないかと思います。なにしろ、私ですら持っているんですから」

 こうして菅政権は走り出す。

 いや、正確ではない。日夜、永田町を駆けずり回っている大手メディアの政治部記者たちは、陰で、この政権の本質をついた別の名前を付けてこう呼ぶ。

「菅・二階政権」

 事実、二階は今、我が世の春を謳歌している。

6112名無しさん:2021/01/11(月) 13:39:23
>>6111

「総理以上」の存在
 9月16日、菅政権の閣僚名簿が発表されると、入閣候補者の「身体検査」を行う内閣情報調査室(内調)の職員は、複雑な思いのこもった溜め息をついた。

「本当に平沢さんが入閣している」

 当選8回、警察官僚出身の平沢勝栄は、これまで常に「入閣待機組」の椅子を温めてきた。かねてパチンコ業者との関係などが取り沙汰されてきた彼が、全メディアがスキャンダルはないかと目を光らせる大臣の座に就(つ)くことはあり得ない。それが内調をはじめ永田町雀たちの常識だった。

 しかし、常識は覆された。非常識が罷(まか)り通った。

 平沢は17年まで石原派に所属。しかも派閥事務総長の要職を務めていた。だが、彼は所属議員10名余の小所帯を見限り「脱藩」。そして、人事を握る最長幹事長を戴(いただ)く二階派に転籍する。結果、めでたく復興相として初入閣。非常識を押し通す力を持っていたのが、平沢その人でないのは明らかだった。

「数は力」を体現する二階の派閥は、今や「駆け込み寺」と化している。清濁併せ呑む。この二階のスタンスに、吸い寄せられるように人が集まってくるのだ。

 それは何も他派閥からだけに限らない。細野豪志、長島昭久……。自民党に移籍した旧民主党系議員たちも、悉(ことごと)く二階派に入会している。派閥転籍組以上に「よそ者」である彼らでも、二階派にいるとしっかりとポストにありつけるのだ。

 政界ウォッチのプロである全国紙の政治部デスクは、「細部」に二階の力を見る。

「菅政権の人事で、やはり旧民主党系からの移籍組である鷲尾英一郎が外務副大臣に、同じく移籍組の山口壮(つよし)は筆頭副幹事長の座をあてがわれています。『外様議員』でもポストがもらえる。そして大臣だけでなく、こうした細かいポストまで目配りする。それが二階派膨張の最大要因でしょう」

 12月10日、その外様議員である山口は、派閥のとりまとめ役である二階派事務総長に抜擢された。

 人事を「エサ」に拡大路線をひた走る二階派は、10月29日、新たにひとりの議員を迎え入れ48人となる。同数で並んでいた岸田派を抜き、単独で党内第4派閥の座に躍り出た。二階が幹事長に就任したのは16年8月。当時、二階派の議員は36人。まさに、二階の権力が増していくとともに派閥は膨れ上がっていった。

 新進党、自由党、保守党、保守新党、そして自民党への復党と、常に二階と歩みをともにし、自ら「二階の駒」と言い切る参院議員の鶴保庸介は、派閥膨張の要因をこう語る。

「結局、政治の世界は一寸先は闇。昨日の敵は今日の友であるし、今日の敵は明日の友であることが、政党を渡り歩いてきた二階さんは肌に染みついている。だから、人を立場や肩書で見ようとしない。その人が一所懸命頑張るというのなら面倒を見る。その結果、とりわけ新人議員が急に増えたんだと思います」

 この数の勢いを背景に、二階の言動は「絶対的権力者」の色を一層濃くしていく――。

 9月9日、すなわち最長幹事長となった翌日。二階は番記者たちとのオフレコ懇談に臨んでいた。

 番記者が尋ねる。

「昨日、総理(注・当時はまだ安倍総理)から幹事長在職最長のお祝いの連絡はあったんですか?」

 二階が応じる。

「なかったな。そういうことができたら、もっと偉くなっとるはずだ」

 総理以上に偉くなるとは? 戸惑う番記者が恐る恐る重ねて訊(き)く。

「総理は、既に充分偉いと思いますけど……」

 そっけなく二階は答えた。

「そういう気遣いができれば、もっと政権運営が安定していたはずだ」

 一強総理をも「偉くない」と断じる二階。この瞬間、二階は「総理以上」の存在と化していた。

6113名無しさん:2021/01/11(月) 13:39:33
>>6112

 同月16日、二階派の会長代行で元官房長官の河村建夫の地盤である山口3区から、岸田派参院議員で元文科相の林芳正が鞍替え出馬を模索していることが報じられる。脅かされる二階派の牙城。

 すると10月4日、二階は派閥の議員19人とともに同区内の宇部市に飛び、河村の総決起大会に参上した。

 親分が子分を引き連れ「賭場」に乗り込む。現代に甦る東映任侠映画の世界。

 そこで二階は400人の参加者を前にこう言い放った。

「『売られた喧嘩』という言葉がある。我々は、河村先生に何かあれば、政治行動の全てを擲(なげう)ってその挑戦を受けて立つ」

 本来は「レフェリー」であるべき幹事長らしからぬ、林への恫喝とも受け取れる強面(こわもて)発言だった。

 他方、静岡5区。自民党現職で岸田派の吉川赳(たける)がいるにも拘(かかわ)らず、二階はそこから「駆け込み組」の細野の出馬を検討し、ライバルである岸田派の殲滅を進めようとしている。公認権を握る「幹事長強権」が発動されようとしているのだ。

 細野の静岡5区挑戦は押し通すが、林の山口3区鞍替えは認めない。細野と林の大きな違い。それは二階派か否かだった。

 林には二階の意に逆らい、強行出馬する選択肢が残されてはいる。しかしその場合、党からの除名もあり得ると、二階派幹部はさらなるプレッシャーを林にかけている。

 除名を審議するのは党紀委員会。そして、党紀委員長の椅子には今、参院議員の衛藤晟一(せいいち)が座っている。その衛藤は……二階派だった。

6114名無しさん:2021/01/11(月) 13:41:31
>>6113

党本部に轟いた怒声
「任侠映画事件」3日後の10月7日、都内ホテルでの二階派パーティー。各派閥の領袖が馳せ参じ、権力の匂いを嗅ぎ分ける能力が異様に発達した東京都知事の小池百合子、そして総理の菅まで駆け付けた。

 菅はこう持ち上げた。

「党と政府が一体でなければならない。そうした中で、引き続き二階先生に幹事長をお願いした」

 同月10日、再び番記者たちとのオフレコ懇談。菅政権が滑り出し、高支持率下での年内解散が取り沙汰されている時期だった。番記者はその可能性を探ろうと二階の発言に耳を澄ませる。

 二階は言った。

「総選挙は明日でも構わない。今夜だっていいぞ。選挙で大変なのはひとり頭、数百万円の公認料だ。うちは、2回選挙やっても大丈夫なくらい準備している。2回連続でやってやろうか。野党はもたないぞ」

 最長幹事長の強みは人事だけではない。

 11月27日に公表された19年分の政治資金収支報告書を見てみる。自民党各派閥の収入を比較すると、二階派は3億305万円。2位の麻生派の2億8067万円を凌ぎ、3年ぶりに二階派がトップに立った。

 そして、二階本人が19年に自民党本部から受け取った「政策活動費」は10億1千万円。同費は自民党全体で13億円。実に78%が「二階のカネ」となっている。この政策活動費は使途記載の必要がない。つまり「二階の自由になるカネ」だ。

 人事とカネを握る最長幹事長の二階。彼が旗振り役を務める国土強靭化計画は、今年度までの3カ年計画のはずだった。だが11月末、さらに5年間、15兆円の事業規模で延長される方針が、予算不足のコロナ禍のなかであっさりと決まった。「誰の一声」だったかは言わずもがなだった。

 政策決定の面においても二階の存在感は増すばかり。加速する「菅・二階政権」。いや、もはや「二階・菅政権」の感すら漂う。

 こうして栄耀栄華を極め、老齢何するものぞと権力の中枢に君臨する二階。だが、そこに影がないわけではない。

 10月6日、自民党の一億総活躍推進本部長が決まった。その決定の前、党本部内に怒声が轟いていた。

「お前、二階派だからって、何でもかんでも好き勝手にできると思うなよ!」

 同党参院幹事長の世耕弘成が、片山さつきを面罵していたのだ。

 かつて官房長官を務めた青木幹雄が牛耳っていたように、参院自民党は衆院自民党とは毛色が違う「独立王国」の側面を持つ。そして同本部長ポストは「参院枠」。しかし、参院を今仕切る世耕に何の相談もなく、本部長には片山が就くことで話が進められていた。

 参院という自分の「ムラ」を荒らされたことに激怒した世耕は細田派、そして片山は二階派。結局、麻生派の猪口邦子が本部長となることで落ち着く。

 自民党内には静かに、しかし確実に、我が物顔に振る舞う二階派議員への反発と抵抗が生まれつつある。

 そして、二階派の中にはもうひとつ重大懸念がある――と、永田町では囁かれている。

6115名無しさん:2021/01/11(月) 13:42:39
>>6114

語り継がれる「都市伝説」
 10月20日夜、東京都港区、ロシア大使公邸。

 ミハイル・ガルージン駐日ロシア大使との面会に臨んだ二階は、しばし「沈思黙考」していた。もしかしたら「瞑想」していたのかもしれない。その様子を敢(あ)えて何かに喩(たと)えるとするならば、船を漕(こ)いでいるようにも映ったという。

 また現在、永田町では、二階にまつわるこんな「都市伝説」がまことしやかに人から人へと語り継がれている。

「早朝、誰もいない自民党本部でひとりポツンとしていた」

「議員会館の地下でなぜかウロウロしていて、番記者に自分の部屋まで連れていってもらった」

「常に付き随うSPが、次の予定まで教えてあげていて介護人状態」

「椅子から立ち上がる際、『総力結集!』と言って自らを鼓舞している」

 齢81、二階俊博。

 それでも二階は大河の流れをものともせず、現在進行形で最長記録を更新し続けている。時に総理を動かしながら。

 11月12日、二階は交じり合うことがないと思われていたふたりを会食させた。

 菅と小池。

 パフォーマンス先行の小池を、菅は生理的に受け付けられないほど毛嫌いしている。

 ある大手マスコミ幹部は、今でも鮮明に記憶している。

「官房長官時代の菅さんと会食した際、『東京都はカネを持っているのに、五輪費用をケチろうとする。小池は何様のつもりなんだ』と、延々と小池さんの悪口を言っていた」

 天敵に見える菅と小池だが、二階立ち合いのもと、この日の夜、ホテルの日本料理屋で向かい合った。二階と小池は新進党、保守党時代の同志である。

 永田町にはひとりも友だちがいないとされる「一匹女狐」の小池。そんな彼女と付き合える「希少種」の二階。その二階を通じた小池側からの会食の打診を、すなわち事実上、二階からの申し入れを、菅が断れるはずもなかった。

 そして12月14日、菅は「8人ステーキ会食」に参加して集中砲火を浴びる。その店には、みのもんた、王貞治など「二階人脈」が集(つど)っていた。そこに顔を出さない道を選ぶことは、菅にはできなかった。

 総理までが二階の「磁力」に吸い寄せられ、引っ張り回される。彼はどのように人心を掌握し、「数」を得てきたのか。

 林幹雄は胸を張る。

「二階さんは『来る者拒まず去る者追わず』という姿勢です」

 鶴保が続ける。

「二階さんはマメで、気遣いの人です」

 つまりは「何でもあり」の人たらし。二階は、誰でも受け入れる「柔軟さ」を武器に永田町を生き抜いてきた。だが柔軟さは、時に「無原則」と紙一重であり、あるいは「無節操」と隣り合わせでもある。

 その融通無碍(ゆうずうむげ)さによって中央政界では最長幹事長として君臨しつつ、地元では国賊と罵られる。曖昧模糊として掴みどころのないこの政治家は、いかにして絶対的権力者の座に上り詰めたのか。

(敬称略)

「週刊新潮」2020年12月31日・2021年1月7日号 掲載

新潮社

6116チバQ:2021/01/11(月) 22:19:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/450f567c2a4a9b84ed8e16ff8e40c6e162da7fa8
緊急事態宣言再発令 菅政権、1カ月後の「次の一手」見当たらず
1/11(月) 20:14配信

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産経新聞
1都3県に緊急事態宣言を発令し会見で記者団の質問に答える菅義偉首相。奥は新型コロナウイルス感染症対策分科会・尾身茂会長=7日午後、首相官邸(春名中撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府は再発令した緊急事態宣言で経済社会活動を幅広く制限せず、飲食店の営業時間短縮などに絞った。危機管理の要諦は最悪の事態を想定することだが、感染が収まらない場合の追加措置は明らかになっていない。政府内には罰則付きの時短命令やワクチン接種に期待する声もあるが、宣言期間が終わる2月7日の時点では「次の一手」が見当たらないのが現状だ。

【去年との比較】緊急宣言後初の週末写真

 政府はコロナ分科会が示す4段階の基準でステージ3(感染急増)への改善を目安として宣言解除を検討する。2月7日の時点でステージ3のレベルに収まっていなければどうするのか。菅義偉首相は今月7日の記者会見で「仮定のことについて、答えは控える」と述べるにとどめた。

 分科会では県境を越えた移動の制限を求める声もあった。当初案では百貨店や遊興施設も時短要請の対象としていたが、法的根拠がない「働きかけを行う」との表現にとどめた。飲食店のさらなる時短や休業も追加対策として例示できたはずだが、政府首脳の口は重い。下手に言及すれば「対策が小出しになっている」との批判を招きかねない事情もある。

 政府は新型インフルエンザ等対策特別措置法に罰則規定を盛り込んだ改正案を18日召集の通常国会に提出する方針だ。しかし、2月初旬に成立したとしても施行は中旬以降となり、2月7日には間に合わない。

 こうした中で政府が期待するのがワクチンの接種だ。とはいえ、政府はワクチン接種の開始を2月下旬、国民に行き渡るのは6月までとしている。

 万策尽きても日本では法制上ロックダウン(都市封鎖)はできず、憲法に「緊急事態条項」もない。政府高官は「海外では民主主義国でも本当に危険になれば政府の判断で強い措置を取れる。戦後日本がどんなに平和だったかということだ」と嘆息する。

 いずれにせよ、1カ月後に追加できる有効打は見つかっていない。それにもかかわらず、首相は「1カ月後には必ず事態を改善させる」と言い切った。政治家人生で数々の勝負を仕掛けてきた首相は背水の陣で挑もうとしている。(児玉佳子、市岡豊大)

6117チバQ:2021/01/11(月) 22:24:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf73d1522d093869e63c9164b1669ec37464611e
与党「そんなに下がったか・・・」 支持14P超下落 不支持が逆転
1/11(月) 18:33配信

 11日も昼ごろに総理公邸に入った菅総理。地方都市の救急医療の担当者らが訪問し、医療体制の窮状を訴えました。

 「(総理からは)我々がお伝えしたことを重く受け止めて、しっかりと対処してまいりたいというような言葉を頂きました」(栃木県 救命救急医療の責任者)

 菅総理はその後、西村大臣らと、新型コロナ対策を協議しました。その菅内閣に厳しい結果となったのが、この週末に行ったJNN世論調査です。

 菅内閣を支持できるという人は、先月の調査結果より14.3ポイント減って41.0%。支持できないという人は14.8ポイント増加し、55.9%と、支持と不支持が初めて逆転しました。

 新型コロナウイルスの感染防止に向けた政府のこれまでの取り組みについて聞いたところ、「評価しない」が63%と、「評価する」を上回りました。さらに、政府が1都3県に出した緊急事態宣言のタイミングについては、「遅すぎる」と答えた人が83%に達し、「妥当だ」は15%にとどまりしました。

 支持率の低下に与党からは・・・
 「そんなに下がったか。そこまで下がると、議員が菅総理についてこなくなる」(自民党中堅議員)
 「グズグズしてると思われている部分もあるから、キチッと気を引きしめてもらわないと」(自民党幹部)

 世論の厳しい声はしばらく続きそうです。(11日17:36)

6118名無しさん:2021/01/12(火) 15:05:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ead4adbbec88b3f3bfbf6a731dada946c0c2f98
二階幹事長「ご心配なきよう」 下村氏の政局発言めぐり
1/12(火) 13:14配信

 自民党の二階俊博幹事長は12日の記者会見で、4月25日に投開票が予定される衆院北海道2区と参院長野選挙区の補選をめぐり、下村博文政調会長が「両方負けるとなったら政局になる」と述べたことについて、「政策のことについて政調会長のご意見は十分尊重するが、選挙は幹事長の責任。しっかりと対応してまいりますからご心配なきよう」と語り、政局にはならないとの考えを示した。

 下村氏は5日のBS番組で、補選について「二つで負けることが今後の菅政権にとって大ダメージになる」と主張。「補選の時に解散総選挙もあるかもしれない」とも語っていた。

 二階氏はこの日の会見で、記者団から「政局にはならないということか」と問われ、「当然です」と述べた。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/acbc6bbda73b45b94ab02a8f185e7188a2dbc1f3
補選敗北で「政局にならず」 二階自民幹事長
1/12(火) 12:05配信

 自民党の二階俊博幹事長は12日の記者会見で、4月に予定される衆参両院の2補選をめぐり、同党の下村博文政調会長が「両方負けたら政局になる可能性もある」と発言したことについて「政局にはならない。当然だ」と否定した。

 その上で「政策は政調会長の意見を十分尊重するが、選挙は幹事長の責任だ。しっかり対応するので心配は要らない」と不快感を示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cf780053f4c15924aa0e04101e23f6423af4f83c
自民・二階氏「ご心配なきよう」 下村氏の「政局」発言に不快感
1/12(火) 11:48配信

 自民党の二階俊博幹事長は12日の記者会見で、下村博文政調会長が4月25日投開票予定の衆院北海道2区と参院長野選挙区の両補欠選挙をめぐり、自民候補が2敗した場合「政局になる可能性もある」と述べたことについて、「政策は政調会長の意見を十分尊重していくが、選挙は幹事長の責任だ。しっかり対応していくのでご心配なきよう」と不快感を示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/43e72d129cd9039d5aa86237b7990e2c27889984
二階氏、政調会長に不快感 補選敗北「政局」発言で
1/12(火) 12:42配信

 自民党の二階俊博幹事長は12日の記者会見で、4月の衆院北海道2区と参院長野選挙区の両補欠選挙で自民党候補が敗北した場合、政局になる可能性があると発言した下村博文政調会長に不快感を示した。二階氏は「政策は政調会長の意見を尊重するが、選挙は幹事長の責任だ。しっかり対応する。ご心配なく」と語った。

 同時に、2敗でも政局化しないかとの質問に対し「当然だ」と答えた。

 衆院北海道2区補選で党地元支部が市議に出馬要請したことに関しては「地元の意見を尊重しないといけないが、国政選挙なので最終的には党本部の責任で決定する」と語った。

6119名無しさん:2021/01/12(火) 15:06:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d66032a3f26e3108f2219412adb85bd1fd25b14
関西圏3府県へ緊急事態宣言 首相、自民党役員会で方針
1/12(火) 11:07配信

 菅義偉首相は12日午前の自民党役員会で、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言について、大阪、京都、兵庫の関西圏3府県を対象区域に追加する方針を表明した。自民党幹部が明らかにした。

 政府は13日にも専門家による基本的対処方針等諮問委員会の意見を聞いたうえで、衆参両院の議院運営委員会へ説明し、政府対策本部で決定する日程を想定している。3府県は政府に対し、9日に発令を要請していた。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、首都圏4都県に対し今月8日から2月7日まで緊急事態宣言が発令されている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/72e455c5d8a9ceb75432d5c581809bca98ff4fb6
首都圏以外の緊急宣言追加、「検討に入る」と菅首相=政府与党連絡会議で
1/12(火) 12:45配信

[東京 12日 ロイター] - 菅義偉首相は12日の政府与党連絡会議で、大阪や京都、兵庫の3府県を念頭に「感染が拡大している地域の緊急事態宣言追加の検討に入る」と言及した。近く専門家らによる基本的対処方針等諮問委員会で意見を聞き、政府のコロナ対策本部で発令を決定する見通しだ。

首相は連絡会議で「感染対策に全力を挙げつつ、次世代の成長の原動力としてデジタル、グリーンを推進する。感染拡大を何としても乗り越え、国民の安心と希望を実現していきたい」と述べた。

公明党の山口那津男代表は1都3県以外の感染拡大地域にも「的確な対応をお願いしたい」と要請。対象区域追加に伴う経済への影響に配慮するため、雇用調整助成金の延長や生活困窮者への追加支援が必要とし、「予備費の活用も含め、迅速な執行と周知をお願いしたい」と述べた。

自民党の二階俊博幹事長も「経済的に影響を受けている方々にスピード感をもって対応していく必要がある」と強調した。

(山口貴也 編集:内田慎一)

6120名無しさん:2021/01/12(火) 15:07:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/3556fde543f64055ddf730ec2c500d5e07473531
菅首相、二階氏に忖度?  「後手」批判浴びるコロナ対策
1/12(火) 7:03配信

 新型コロナウイルスの猛威を前に、打つ手打つ手が「後手に回った」と批判を浴びる菅義偉首相。

 人の動きを止め、強力な感染拡大防止策に集中できないのは、経済への打撃が計り知れないためだ。ただ、一連の対応は純粋な政策的判断だけによるものではなく、政権の後ろ盾である自民党の二階俊博幹事長に対する忖度(そんたく)もあったのではないかとの見方も根強い。

 首相が緊急事態宣言を決定した7日。首相官邸や国会で進む事前の手続きがテレビ中継され、日本中の耳目が集まっていた。こうした中、正月明けで人けもまばらな自民党本部9階会議室で、二階氏とその右腕である林幹雄幹事長代理ら党観光立国調査会の面々が、観光業界団体の幹部ら約30人と向き合った。宣言が解除されれば、停止中の観光支援事業「Go To トラベル」を速やかに再開すべきだとの立場で一致した。

 トラベル事業は、コロナ禍で打撃を受けた旅館やホテル、旅行会社など観光業者を下支えするため、政府が補助金を出して旅行を促す政策だ。安倍政権の下、昨年7月のスタート時から、官房長官だった首相の肝煎りとされてきた。だが、首相と緊密な関係にあり、全国旅行業協会の会長も務める二階氏の強い意向もあったとみられている。

 これを端的に示した場面があった。昨年12月14日、感染急拡大を重くみた首相が年末年始のトラベル事業一斉停止を表明すると、二階派幹部は「勝手なことしやがって」と吐き捨てるように言った。首相はこの日夕、二階氏に電話であらかじめ自身の決断を伝えていたが、幹部の言葉は二階氏の怒りを映したように見えた。

 この日の夜、首相は二階氏に頭が上がらないのではないかと受け取られた出来事もあった。首相は、二階氏や林氏が東京・銀座の高級ステーキ店で著名人ら5人と開いた忘年会に呼ばれた。政府が感染防止のため自粛を呼び掛けていた「大人数での会食」となり、世間の怒りの矛先は首相に向かった。首相は「あいさつだけするつもりだったのに引き留められた」と周辺にこぼしている。

 関係者によると、二階氏は当初、今回の緊急事態宣言にも反対していた。容認に転じたのは今月2日、政府に発令を求めた小池百合子東京都知事らの要請内容から、観光業への影響は限定的と判断したためだという。首相は発令の検討開始について、記者会見で表明する前日の3日に二階氏サイドに伝えたが、二階氏に配慮するあまり、発令をためらっていたのではないかとの臆測も与党内にはある。

 7日、党本部での観光立国調査会終了後、二階氏側近の林氏は記者団に「観光は日本経済の柱で、地方創生の切り札だ」と力説した。宣言解除後のトラベル事業再開を政府に近く申し入れる。感染を広げたとも批判される事業をそう簡単に再開できるのか。感染状況、世論の反応、そして二階氏の意向をにらみつつ対応を判断する首相の心中を、閣僚の一人は「難しい。二階さんがいるからGoToもやめられなかった」と推し量った。

6121名無しさん:2021/01/12(火) 15:08:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d6d7a2b57d83ca7497344c2b2276113a4f24fc6
内閣支持率急落で安倍・西村が仕掛ける「菅包囲網」の核心
1/12(火) 9:02配信

菅義偉首相(72)による新政権が発足して約3ヵ月半。携帯電話料金の値下げや不妊治療への保険適用の拡大といった政策を打ち出し、滑り出しは比較的順調に見えた。しかし、『Go To トラベル』の一時停止決定が遅れ、新型コロナウイルス感染拡大が深刻化するにつれ、支持率は低下していく一方だ。

そして、極め付きは12月14日夜のこと。菅首相は二階俊博自民党幹事長(81)らと8人で、「ステーキ会食」を開いていたことが明らかになったのだ。

一方、12月15日夜、東京・渋谷の超高級イタリアンの前に、安倍晋三前首相(66)と西村康稔(やすとし)経済再生担当大臣(58)の姿があった。SPに見守られながらそれぞれ出迎えの車に乗り込みその場を去っていく二人。どうやら菅首相が8人で会食を開いたのとは対照的に、二人きりでひっそりと密談を交わしていたようだ。いったい何を話していたのか。

「菅首相の動向について、安倍前首相が西村大臣から情報収集をしていたのでしょう。菅首相は『コロナ対策』や『敵基地攻撃能力の保有』をはじめとする安倍政権からの継続案件を実行していません。安倍前首相はそのことを不満に感じ、’21年9月の自民党総裁選に向け、菅首相に揺さぶりをかけようとしているのです」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

思えば菅首相は総理大臣就任以後、安倍前首相の最側近だった今井尚哉前首相補佐官をはじめ、安倍前首相を支えた経産官僚を次々と切り捨ててきた。

「現在、『桜を見る会』の前夜祭の会費を安倍前首相側が補?(ほてん)したとして検察の捜査が本格化しています。ここに来て急に捜査が進んでいるのは、菅首相サイドが検察の捜査を黙認しているからと言われています」(全国紙政治部記者)

そんな、菅首相による〝裏切り行為〟とも言える動きを受けての今回の密談。

「菅の自由にはさせない」という安倍前首相による反撃の狼煙(のろし)が上がった――。

『FRIDAY』2021年1月8・15日号より

FRIDAYデジタル

6122名無しさん:2021/01/12(火) 15:12:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cefad16023333acdc55ea2f2bce8953591e2e2b
首相を呼び出す、無双のキングメーカー「二階幹事長」の頭を悩ませる「公認問題」
1/12(火) 11:03配信

くら替え問題
 昨年12月14日の8人が集った「ステーキ会食」で、菅義偉首相を呼び出したことを暴露された二階俊博幹事長。政府が「5人以上の会食の自粛」を要請する中での“決行”に、「飯を食うために集まったんじゃない」とうそぶき国民の総ツッコミを受けていた。菅氏を首相に就ける流れを作ったキングメーカーとして無双ぶりを見せつけるかのようだが、そんな二階氏にも悩みのタネとなっている「公認問題」があるという。

 ***

「衆院の山口3区の一件ですね」

 と政治部デスク。

「そこは二階派(志帥会)に所属する河村さん(建夫元官房長官)の地元なんですが、岸田派(宏池会)の林さん(芳正元文部科学相)が参院山口選挙区からくら替え出馬することに決めたという話が浮上しています。自民党の公認が得られない場合には、無所属での出馬も辞さないという強い決意のようで、揉めに揉めそうな気配です」

 山口3区は、かねて因縁の選挙区だった。

 林家は芳正氏で4代目となる政治一家。蔵相や厚生相を務めた父・義郎氏の時代には、衆院中選挙区の山口1区を地盤としていた。

 その旧1区は小選挙区制の導入で山口3区と4区に分かれ、4区を安倍晋三前首相が、3区を河村氏が確保。

 1996年10月の衆院選で、義郎氏は比例代表中国ブロックに回ることとなった。2003年に政界引退したが、一方で息子の芳正氏は1995年に参院議員となっていた。

「もともと旧山口1区時代から、安倍家と林家はしのぎを削ってきました。現在も晋三さんと芳正さんは犬猿の仲。晋三さんが地元とする下関は林家の城下町だという意識も強いし、実際そうですしね。それはともかく林家にとって、小選挙区の地盤を奪還することが悲願。これまでもコトあるごとに“芳正さんの衆院くら替え話”が浮上しては消えてきました。後援会からのプッシュもあり、芳正さんもスキあらばと狙ってきたわけです」(同)


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