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第46回衆議院議員総選挙(2013年?)

1とはずがたり:2009/09/04(金) 12:51:24
そろそろ建てます。

第22回参院選挙(2010年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/l30

第45回総選挙(2009年)
その2 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/l30
その1 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/l30

第44回総選挙スレ(2005年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/l30

8482チバQ:2013/03/31(日) 00:35:36
選挙直後の記事
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2012/12/24145517.shtml
県内の選挙 (2012年12月24日更新)
長崎新聞
政権漂流・1 民主全敗

「敵は民主党だった」

 16日投開票された第46回衆院選は自公両党が全議席の3分の2を確保する圧勝で政権を奪還した。自民は前回民主に独占された県内4小選挙区でも全勝。長崎1区では総選挙で初勝利した。注目された第三極勢力は存在感を示せなかった。振り幅が大きく、漂流する政治の現場を追った。(衆院選取材班)

 日付はとうに変わり、テレビの選挙速報の残り議席数は1桁になっていた。民主前職、高木義明(66)の事務所は自民元職、冨岡勉(64)の当確判明から3時間以上重苦しい雰囲気に包まれていた。「比例復活確実」。一報がもたらされると支持者は肩をたたき合って喜び、高木が姿を現すと、三菱重工労組長船支部委員長の峰義彦は何度も涙をぬぐった。「こんなに苦しいのは初めて。これだけ動いたのも初めてだ...」

 高木は国政に7期22年、文部科学相まで上り詰め、高校授業料無償化などの実績もあった。だが結果は生涯初の落選。重複立候補していた比例九州ブロックで、民主が得た最後の3議席目に滑り込んだ。惜敗率88・6%は4位と0・7ポイント差。まさに薄氷−。

 その強固な組織力で長船支部は43年にわたり組織内候補を国政に送り続けてきたが、体力は確実に落ちてきている。組合員数は団塊世代の退職で3年前より500人減って6千人を切った。加盟する連合長崎の組合員数は横ばいだが、高木は「労働環境が悪化し、非正規社員も増えた。組織頼みの選挙は駄目だと思う」と限界を認める。

 さらに組織内にも民主政権に対する失望が広がっていた。造船不況に苦しむ三菱協力企業のある社長は、消費税を上げないよう高木に求めたが、かなわなかった。脱原発路線は連合傘下の九電労組の動きを鈍らせた。「みんな『今まで協力してきたのに、何を考えているんだ』と憤った」。20代組合員の一人が職場の空気を明かす。

 「『高木は大丈夫』はうぬぼれ。危機感が末端の組合員まで広がらなかった」。長船支部幹部OBはこう悔やむが、弱体化しつつある組織では、初めて経験する与党への逆風には耐えられなかった。

 より自民支持傾向の強い保守地盤の4区。民主に追い風だった前回でさえ、民主前職の宮島大典(49)と比例復活した自民前職の北村誠吾(65)との差は約4500票にすぎなかった。風任せでは安定した戦いが望めない−宮島はそう考え、3年かけて佐世保市内を中心に後援会を拡充。保守票の侵食と固定票の上積みを図った。

 だが圧倒的な逆風は、そんな努力をあざわらうかのように2万8千票近い差の惨敗をもたらした。敗色濃厚になった16日夜、選挙事務所の隅で、後援会関係者の一人が力なくつぶやいた。「敵は民主党だった。どんなに頑張っても報われない。むなしいね」=敬称略=

8483チバQ:2013/03/31(日) 00:35:59
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2012/12/24145518.shtml
政権漂流・2 自民完勝

期待裏切れば「交代」

 衆院選投開票日の16日午後11時半すぎ、自民党県連幹事長室。当選確実となった小選挙区候補4人のポスターに、会長の金子原二郎がバラの造花を添えた。長崎1区の元職、冨岡勉(64)の花がはがれ落ちると「慣れていないからね」と冗談を飛ばした。ちょうどお祝いに訪れた県看護連盟名誉会長の山口ミユキは、比例九州ブロック(定数21)で当確となった末吉光徳(66)の姿を見つけ、遠慮なく言った。「あんた何もせんで上がったなあ」

 重複立候補する小選挙区候補が大量当選すれば、比例での獲得議席数が名簿登載人数を超え、他党に譲ることになりかねない−これを防ぐ自民の狙いは当たった。民主に独占されていた県内四つの小選挙区をすべて取り返しただけでなく、比例単独候補として名簿の下から5番目、37位に名を連ねた末吉にも議席が転がり込んだ。公明との選挙協力上、自らの選挙活動を控えたというのに。

 まるで3年3カ月前の裏返しだった。当時、民主の比例単独候補で29位だった川越孝洋(69)は小選挙区候補の応援に専念しながらも政権交代の風に乗り、初当選。今回は福田衣里子の離党で2区が空白区になるのを避け、くら替え出馬したが、敗れ去った。

 その2区を制したのは末吉と同じ"66歳の新人"、加藤寛治だった。元自民県議で雲仙市長を辞して挑んだ奥村慎太郎(58)との保守分裂選挙を、4万票以上の差をつけ圧倒した。奥村は自民の参院候補公募に応じながら、福田の不出馬を見て衆院選に名乗りを上げた。だが、これを「裏切り」とみた加藤陣営に火を付ける結果となった。

 冨岡は3度目の挑戦でようやく民主、高木義明(66)の壁を越えた。分厚い労組票の前に、自民は小選挙区比例代表並立制の導入以降5回の総選挙で勝ったことがなかった。自民圧勝だった2005年の郵政選挙で冨岡は8537票差まで迫り比例復活したが、09年は政権交代の風に4万票以上の大差で吹き飛ばされた。そして今回は民主への逆風に乗じ約1万票差で勝利。ただ高木の復活を防ぐことはできなかった。

 県議の一人は前職のいない1、2区の勝因をこう分析してみせる。「突然の解散からわずか4週間の超短期決戦。こっちの候補が地域全体に浸透していたわけじゃないが、民主とは逆に、個人より党を前面に出すことができた」

 ただ冨岡を支援した医師連盟幹部は冷めた視線を送る。「自民が野党で反省したか分からない。民主よりまし、ということ」。風が吹くたびオセロのようにひっくり返る結末。金子は"勝利者インタビュー"に顔を引き締めて挑んだ。「小選挙区制では任期中に国民の期待に応えられないと、こうなる。どの政党が政権を取ってもだ」=敬称略=

8484チバQ:2013/03/31(日) 00:36:23
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2012/12/24145519.shtml
政権漂流・3 離党騒動

県連 党の内紛に翻弄

 「プレーボールとともに暴投、エラーの連続。向こう(自民)はバッターボックスに立っただけ。試合にならんかった」

 17日午前0時半すぎ、諫早市内の民主前職、川越孝洋(69)の事務所で県議の山口初實は、一連の離党騒動による「自滅の構図」を野球に例えた。既にその4時間半前、それも投票終了とほぼ同時にテレビは自民新人、加藤寛治(66)の長崎2区での当選確実を報じていた。

 支持者は早々に引き揚げ、残ったスタッフ数人が疲れた表情でホワイトボードの開票速報を見て、うなだれた。川越が2区で獲得したのは3万6602票。かたや前回、元防衛相で自民の重鎮、久間章生を破り「政権交代の象徴」とされた福田衣里子は約12万票。福田は諫早市だけで約4万1千票を獲得しており、川越はその得票数にさえ届かず、2003年衆院選の社民新人と比べても約1万4千票少なかった。

 「自滅」の序章は7月だった。消費税増税法案の衆院採決に反対票を投じた小沢一郎ら約50人が一挙に離党。その後もくしの歯が欠けるように離党者が相次ぎ、先月16日の衆院解散後、同じ増税法案造反組の福田と3区の山田正彦(70)も飛び出した。

 公示約2週間前になって立候補者4人のうち半数を一気に失い、県連は慌てた。空白区になれば比例票も減りかねず、代表の川越が2区の後任探しに奔走。最有力だった諫早市出身の参院議員、大久保潔重の擁立は、参院議席数減を嫌う党幹事長、輿石東に拒まれた。前回、比例九州ブロックで当選した川越は引退表明をしていたが撤回、やむなく自ら責任を取る形で出馬を決意した。

 だがこの間、1区の高木義明(66)らが福田の慰留に努め、支援労組も活動を中断、出遅れの原因となった。3年3カ月前の「政権交代」の熱から冷めた有権者の行動は投票率となって表れた。2区は60・54%にとどまり、一挙に約12ポイントも落ち込んだ。

 ただ惨敗の中でも民主最大の支援組織、連合長崎の会長、森光一は半年後の参院選を見据えていた。「もし(川越の)決断がなければ次の戦いはゼロからのスタートになった。少なくとも足場は残してもらった」

 福田は県外に去ったが、山田は3区に残り、県連は「競合すれば自民を利するだけ」と自主投票を選んだ。連合長崎もこれに同調。新党に移った山田は貴重な組織票を失ったまま戦うことになった。

 14年前の県連結成時に高木1人だった所属国会議員は、前回の衆院選後8人にまで達したが、今は高木と大久保を残すだけ。「自民は党内でけんかしても決まったらまとまる。民主党にはそういう文化がない」。党の内紛に翻弄(ほんろう)された県連幹事長の高比良末男は、深いため息をついた。=敬称略=

8485チバQ:2013/03/31(日) 00:36:44
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2012/12/24145520.shtml
政権漂流・4 諫干問題

期待高める開門反対派

 ある大物政治家の小選挙区落選をテレビの開票速報が伝えると、暗い表情で腕組みしていた陣営幹部は思わず「よし!」と身を乗り出した。16日深夜、諫早市内の民主前職、川越孝洋(69)の事務所。しばらくして比例当選が決まると「復活しちゃうのか」とつぶやいた。

 大物政治家とは前首相の菅直人。国営諫早湾干拓事業の開門調査問題で、福岡高裁の開門判決を"政治判断"で確定させた。幹部は「諫干の混迷も、民主の凋落(ちょうらく)も、元はと言えばこの人が元凶だ」と吐き捨てた。

 菅が判決の上告を見送った2年前。開門を求める有明海沿岸の漁業者は「まさに政治主導」ともてはやした。だが開門に反対する民主県連は「英断ではなく言語道断」(諫早市議の一人)と一斉に反発。しかし地元と国の橋渡し役を担う肝心の2区民主前職は、農相来県時も知事らとの会談に秘書を代理出席させるなど、こと諫干問題に関しては関心を示さなかった。結局民主は地方と中央のねじれを抱えたまま選挙に突入した。

 川越は開門に反対の立場だったが、街頭演説や個人演説会では諫干問題をほぼ封印。自民新人、加藤寛治の陣営からは「いろいろ言っていると逆に突っ込まれるからだろう」と冷ややかな声も漏れた。

 民主県連関係者は言う。「菅の独断専行だったとはいえ、その後の地元との調整能力のなさは民主政権がまだ幼かったということ。『諍(いさか)いに終止符を打つ』と言葉だけが躍ってしまった...」

 開門期限までちょうど1年となる中、自民に政権が戻る。注目は民主政権がなし得なかった「地元の理解と協力」が得られるのか、または開門反対派が求める「開門しない」という選択ができるのかどうか−だ。

 加藤は選挙中、川越とは対照的に「開門絶対反対」を強調し続けた。「言ったことは石にかじりついてでもやるのが政治家」とも言った。自民県連幹事長の八江利春も総裁の安倍晋三が諫早入りした際「政権を取れば環境は大きく変わる」と聴衆に期待してみせた。 もともと農業者を中心とする開門反対派は自民支持層と重なる。諫早湾防災干拓事業推進連絡本部長の栗林英雄は「これまでは抗議だったが、もうそれも終わり。これからは要望だ」とスタンスの違いを語り、早速26日に上京し開門反対を国会議員に要請する。

 だが、逆に政権与党が"身内"なればこそ、これまでのように開門反対の旗を立て続けられるのか−との懸念も出ている。ある開門反対派幹部は「大きく立ちふさがる確定判決の前で、自民がどこまでやってくれるのか...。われわれも懐柔されておしまいじゃ何のための反対だったかということになる」と心配する。

 自民のこれからの出方を民主も注視する。「法治国家である以上、確定判決をほごにした例はない。お手並み拝見だ」と県連関係者の一人は言う。=敬称略=

8486チバQ:2013/03/31(日) 00:37:03
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2012/12/24145521.shtml
政権漂流・5 公共事業

"拡大路線"に熱い視線

 「民主党はうそつきです」「そうだ、そうだ」−。衆院選の投開票を2日後に控えた14日夜、長崎市中心部のアーケード。自民元職、冨岡勉(64)の選挙カーの上で県建設業協会長の谷村隆三が声を張り上げると、聴衆は沸いた。

 前回衆院選の直前、谷村らは「コンクリートから人へ」と公共工事削減をマニフェストに掲げる民主党政権誕生に危機感を強め、民主県連に公開質問状を突きつけた。「西九州自動車道は推進する」。そう回答されたが、唯一ルート未定の松浦−佐々で環境影響評価に着手したのは今年に入ってからだった。

 演説から3日後、当選あいさつに協会を訪れた冨岡を、谷村は興奮冷めやらぬ様子で迎えた。「ぜひ頑張っていただきたい」

 民主党は政権交代後間もなく長崎自動車道の4車線化や九州新幹線長崎ルートの長崎延伸も"凍結"。石木ダムを含む全国のダム事業を再検証した。もともと自民党政権下から減少傾向にあった県内の国直轄の道路予算は、さらに3分の1まで減った。

 だが全国の自治体や民主県連からインフラ整備を求める声はやまず、東日本大震災後はさらに強まった。これに押し切られるように4車線化も新幹線も容認にかじを切り、石木ダムも結局「継続」に。県連は「必要な整備だから進めた」と成果を強調したが、自民党はここぞとばかりに「選挙目当てだ」と攻撃した。

 その自民党は200兆円もの公共投資による「国土強靱(きょうじん)化」を打ち出した。地方が国に政策要望する際、民主政権では幹事長室に窓口が一本化されていたが、今後は各省庁に自由に出向き直談判できる−自治体関係者はこうも期待する。

 当の建設業界の動きはどうだったのか。「昔のように運動員を出せるほど体力のある業者はほとんどない」。倒産が相次ぎ、疲弊が進む業界の現状にある地方議員は同情してみせる。だが谷村は明かす。「演説会への動員など支援の仕方は以前と変わらない。ただ、冷めた目で見ていたこれまでとは、熱の入れ具合が違った」

 だが、こうした流れに不安を覚える向きもある。「古い自民党のように族議員がはびこらなければいいが...」。ある建設業者はこう話し"利権政治"の復活で有力議員の地元だけが潤うことを懸念する。長崎大経済学部准教授の山口純哉は公共投資拡大路線に懐疑的な見方を示す。「一時的な効果はあってもそれだけで持続的に経済を発展させるのは、費用対効果や財政的な裏付けの観点から難しい。起業促進など幅広い取り組みが必要だ」

 それでも関係者の期待は大きい。16日、「当確」の一報から1時間余りがたった自民前職、北村誠吾(65)の松浦市内の選挙事務所。勝利の余韻に浸る支援者がうずまく中、松浦市議が北村に近づき、右手を差し出した。「先生、1月に(西九州道の)陳情に行きますので」=敬称略=

8487チバQ:2013/03/31(日) 00:37:18
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2012/12/24145522.shtml
政権漂流・6 "右傾化"

戦争体験者 今こそ声を

 「皆さん、先ほど北朝鮮がミサイルを発射しました」「日本を射程に入れていることを示すため打ち上げたと言ってもいい」。衆院選投開票を4日後に控えた12日午前、長崎市の鉄橋。北朝鮮の事実上の長距離弾道ミサイル発射の一報を受け、自民党総裁の安倍晋三が声を張り上げた。

 「自公は日本の領海領土、国民の命を守る政権をつくる」「誇りを持てる日本を取り戻す」−。ナショナリズムを喚起する演説が続いた。だが自民党が公約に掲げる集団的自衛権行使の容認、憲法改正、自衛隊の国防軍化には一切触れなかった。

 被爆地長崎では、この公約に加え、日本維新の会代表の石原慎太郎が核兵器保有の研究を公言したこともあり、"右傾化"の懸念が強まった。長崎1区で当選した自民の冨岡勉(64)は「被爆地で国防軍について話すと不利になるという話は特になかった」とするが、選挙期間中、自民党候補者や長崎入りした同党幹部が言及することはほとんどなかった。民主党などは"右傾化"を攻撃材料としたが、憲法改正は争点とならず、自民圧勝の流れが加速した。

 衆院選後、安倍は早速、憲法を改正しやすくする「憲法96条の改正」について日本維新の会などと連携を模索する考えを表明。96条では、改憲には衆参各院の3分の2以上の賛成による発議と国民投票で過半数の賛成が必要と定めている。自民党は、発議要件を両院の過半数に緩和する憲法草案を掲げている。

 長崎原爆被災者協議会長の谷口稜曄は「憲法を『米国がつくった』と反発する人がいるが、被爆国日本が戦後の再出発に当たって軍隊を持たない、戦争をしないと決めたのだ。それは絶対に守る」。NGO核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員長の朝長万左男は「参院選も控え、安倍さんがすぐ改憲に突っ走るとは思えないが、厳重に監視しなければならない」と話す。

 経済の低迷、貧困層の増加、社会の閉塞(へいそく)感と、沖縄県・尖閣諸島などの領海領土問題は、国民の「強い日本」への希求を促し、これを背景にして戦争の放棄を定めた9条を含めた改憲の土壌は広がりつつあるようにも見える。

 さらに日本は、原発の使用済み核燃料の再処理で核物質プルトニウムを既に大量に蓄積し、ウラン濃縮技術、高度なロケット技術も保有。核兵器開発の潜在能力を「抑止力」として着目している政治家もいる。"右傾化"は核の取り扱いも含めて懸念を広げる可能性がある。

 元長崎大学長の土山秀夫は「自民の勝利は民主の自滅が要因。自民の改憲を有権者が支持したわけではない」と分析し、こう指摘した。「以前は自民党内でも改憲反対の議員は多かった。それは戦争体験者たちだった。今、平和と自由を享受してきた世代の議員が、勇ましいことを言ってたきつけている。戦争が人間性を根底から覆すものだと知る戦争体験者が、口を開くときなのだ」=敬称略=

8488チバQ:2013/03/31(日) 00:37:36
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2012/12/24145523.shtml
政権漂流・7 第三極

時間なく存在感示せず

 「こんなに解散が早くなるとは思わなかったな」。衆院選投開票日の16日夜、長崎3区で敗色濃厚となった日本未来前職、山田正彦(70)は低い声で悔しさをにじませた。 民主党政権で農相を務め、環太平洋連携協定(TPP)では交渉反対の急先鋒(せんぽう)としてメディアに注目され、知名度は"全国区"だった。自民前職の谷川弥一(71)とは前回まで1勝2敗。どちらが敗れても比例復活する接戦を繰り広げてきた。だが今回は約1万7千票の差をつけられ復活もできなかった。

 ちょうど1カ月前−。首相の野田佳彦は大阪市長、橋下徹率いる日本維新をはじめ第三極勢力の台頭を警戒、その選挙準備が整う前に解散に打って出た。山田と共に消費税増税法案採決で造反した小沢一郎は、既に民主を離れ「国民の生活が第一」を結党。4区に元秘書の末次精一(50)を擁立していた。

 後を追うように離党した山田は新党結成などを経て、小沢と合流。環境派で知られる滋賀県知事の嘉田由紀子を代表に担ぎ出した。

 12党が入り乱れる中、日本未来が獲得できたのは9議席、改選前の7分の1に後退した。末次がつぶやく。「民主は駄目、自民は嫌、第三極は乱立で違いが分からない−有権者はそう思ったんじゃないか」

 23日夜、東京で身辺整理を済ませ地元に戻った山田は「国政復帰は」と記者に問われると「考えてるよ」。ただ、それが半年後の参院選かそれとも衆院選かは「様子を見る」としか語らなかった。

 一方、橋下と石原慎太郎が組んだ日本維新は改選前の5倍、54議席に伸ばし第3党へ躍進した。ただ本県は小選挙区で候補を擁立できなかった全国8県の一つ。候補者を養成する「維新政治塾」の若手市議らは手を挙げず、元首長や県議らの個別交渉は破談した。 雲仙市長だった奥村慎太郎(58)も維新と接触したが、TPP推進が地元農業層に受け入れられないとみて無所属で2区に立候補。自民新人の加藤寛治(66)に敗れ、周辺はこう漏らした。「維新でやればもっと無党派層を取り込めたのに」

 それを裏付けるデータがある。県内の維新の比例得票率は候補者もいないのに公明を上回る16%に達した。その上、比例九州ブロックで4議席を得た日本維新の4人目の候補の惜敗率はわずか47%。つまり1位当選者の半分以下の得票で比例復活した。奥村は加藤の54%。もし、維新公認で重複立候補していれば、同じ票数でも復活できていた。

 次は参院選−。だが塾生の一人は冷静に見つめる。「数字を見て名乗りを上げる人はいるかもしれない。ただ風で通っても、いずれ"小沢ガールズ"のように全滅する。風任せにはなりたくない」

 熱気に乏しい中で自民が大勝し政権を奪還した衆院選。自公が安定した政権をつくるのか、政治がさらに漂流するのか、見通すのは難しい。=敬称略=(おわり)

8495チバQ:2013/04/06(土) 17:55:29
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130405/stt13040523320012-n1.htm
0増5減 自民がコスタリカ方式で調整へ 石破氏が意向 反発は必至
2013.4.5 23:29
 衆院の「一票の格差」是正のため、選挙区を「0増5減」する公職選挙法改正をにらみ、自民党の石破茂幹事長は5日、区割り変更で現職が競合する選挙区について「コスタリカ方式」での調整を検討する考えを示した。対象となる議員の反発は必至で、石破氏ら執行部は党内にまた1つ難題を抱え込むことになった。

 「議席が減る選挙区の同志が議席を確保できるよう万全の対応を取る。法案が通ったが、党の態勢ができていないという状況は避けなければいけない」

 石破氏は5日の記者会見で、公選法改正案の法案審議と合わせて5減対象県の現職に理解を求めていく考えを強調した。

 自民党は8日の選挙制度調査会総会から、改正案の党内手続きを本格化させる。政府は12日にも法案を閣議決定する。国会審議と同時並行で党内調整を進めることで「審議波乱の芽を摘み取りたい」(幹部)というわけだ。

 0増5減で減区となるのは山梨、福井、徳島、高知、佐賀の5県。昨年12月の衆院選では山梨2、3区を除く13選挙区で自民党が勝利した。その中でも高知、福井は自民党が下野した平成21年の衆院選でも全勝した自民党の金城湯池。選挙に強い議員が居並ぶ。

 自民党は野党時代、候補が競合する場合、都道府県連による「予備選」で決める方針を決めている。予備選導入を訴えてきた中堅からは「現職同士でも予備選で決めればいい」との声もあるが、執行部は「とても不可能」と判断。コスタリカ方式での調整を進める意向だ。とはいえ、後援会組織を抱える議員側がすんなり快諾するはずはなく、難航は確実だ。

 参院への「くら替え」で調整する手もあるが、そのハードルも高そうだ。

 今月に入って、5減対象県の議員が血相を変えて党本部に駆け込んだ。

 「党が私に対して参院へのくら替えを打診したという話が流されているが、本当なのか!」

 詰め寄られた選対幹部は「そんな事実はない、ない」と大慌てで首を振り、否定するしかなかった。

8505チバQ:2013/05/17(金) 20:11:05
http://mainichi.jp/select/news/20130517k0000m040111000c.html
石川知裕議員:辞職を表明 陸山会事件で有罪判決
毎日新聞 2013年05月17日 00時45分

 小沢一郎・生活の党代表の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反(虚偽記載)事件で、有罪判決を受けて最高裁に上告した新党大地の衆院議員、石川知裕氏(39)=比例代表北海道ブロック=が16日、帯広市で開かれた連合後援会の拡大役員会で議員辞職の意向を表明した。記者会見で石川氏は「不当な判決を認めるわけにはいかず、上告を断念せず戦うという決断をした」と理由を説明、一方で「私は政治家が天職だと思っている」とも述べた。辞職願は17日に衆院議長宛てに提出する。

 石川氏の辞職が決まると、大地の鈴木宗男代表の長女貴子氏(27)が繰り上げ当選する。

 石川氏は3月13日の2審判決後、支持団体の地元民主党や各地の後援会に裁判の経緯を説明。4月8日の連合後援会拡大役員会で進退を自分で判断するとの了解を得ていた。16日の拡大役員会では、支持者に辞職を決めた経緯と裁判闘争の継続を説明した。会見後、鈴木代表は「重大な決断で言葉もない。裁判での無罪を信じており、石川さんの再起に向けて今後も連携していきたい」と話した。

 石川氏は09年の衆院選で北海道11区(十勝管内)から民主党公認で立候補し当選。事件後は離党し、大地に加わった。昨年12月の衆院選では大地から立候補し、比例道ブロックで復活当選した。【三沢邦彦】

8507seo service:2013/05/28(火) 17:47:34
y7dXIJ Really appreciate you sharing this article.

8508チバQ:2013/06/16(日) 19:07:23
>今回の都議選でも、山下氏ら現職2人が国政転身を目指し引退を決めている。

とりあえずここに張っておきます。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1101930771/3571

http://senkyo.mainichi.jp/news/20130605ddlk13010214000c.html
’13都議選:議員の仕事/中 国政への「踏み台」 都民との距離縮まらず /東京
毎日新聞 2013年06月05日 地方版

 <議員(センセイ)の仕事>

 自治会の会合や懇親会などの予定で埋め尽くされた手帳。鉛筆の走り書きが、慌ただしい日々を物語る。

 青梅市選挙区選出の山下容子都議(54)は4年前、自民党が半世紀守っていた議席を奪い「民主躍進」のシンボルになった。だが民主を離党し、次の都議選には出馬しない。「元々、国政志望だった」と理由を語る。

 出身は立川市で、落下傘候補だった。地域行事には市長、市議会議長らと一緒に必ず出席を求められ「休みはなかった」。小学校での救急救命教育やオフィスビルでの室内緑化など、こだわりのテーマを都政に反映させてきた自負はある。それでも内心は、農業や環境政策、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加交渉などに関わりたかった。「一生懸命やっても、都議の仕事は注目を浴びにくい」との思いをぬぐえなかったという。

     ■

 毎日新聞の集計では直近の国政選挙(2012年衆院選と7、10年参院選)に立候補した都議経験者は少なくとも延べ22人に上り、うち9人が当選した。今回の都議選でも、山下氏ら現職2人が国政転身を目指し引退を決めている。事情はそれぞれだが、結果的に都議会は国会への「踏み台」になっている面がある。

 大手ドラッグストアチェーン会長で前民主党衆院議員の樋口俊一氏(61)も、都議からの転身組の一人だ。93年、日本新党ブームに乗って中野区選挙区でトップ当選したが、任期中の96年に新進党に担がれて衆院東京7区から出馬した。

 樋口氏も大阪出身の落下傘候補。無党派層が多い東京では、地元で強く引き留める支持者もいなかった。「都議では結局、国のやることに手を突っ込めない」との不満もあった。ある現職都議は「都議選と衆院の小選挙区は、選挙区がほぼ重なる。他道府県のように地盤を広げる必要がなく、政党の側も擁立しやすい」と解説する。

     ■

 国会議員と肩を並べる厚遇でありながら、都議への都民の関心は高くない。都議選の過去5回の投票率は5割前後にとどまり、直後の国政選挙より3〜22ポイント低かった。「風頼みで簡単に都議になり、簡単にリクルート(転身)する」(ベテラン都議)風潮が、有権者との距離感を広げている面は否めない。

. 都幹部の一人は「国から交付税を受け取っていない都にとっては、都選出国会議員より都議が大切。ただ、その役割の重さを自覚していない若手都議が増え、深い議論ができるのはひと握りになった」と苦言を呈す。都議と衆院議員を経験している荒川区長の西川太一郎氏(71)は「活動に限界を感じれば、より大きな舞台を求めるはず」と転身に理解を示しつつ、こう指摘する。「上昇志向だけなら、必然性がない」

〔都内版〕

8509チバQ:2013/06/16(日) 20:12:54
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1101930771/3553
3553 :アーバン:2013/05/29(水) 18:08:37
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20130529ddlk13010258000c.html

選挙:都議選 民主、葛飾区選挙区で公認取り消し 維新は渋谷区選挙区に擁立 /東京

毎日新聞 2013年05月29日 地方版


 民主党都連は28日、都議選で葛飾区選挙区の現職、佐藤由美氏(41)の公認を取り消すと発表した。佐藤氏は次期衆院選で東京16区(江戸川区)からの出馬を目指すとしている。葛飾区の民主候補は現職1人に一本化され、これで同党の公認予定は44人(現職39人、新人5人)になる。

 また、日本維新の会都総支部は同日、渋谷区選挙区で新人の小林崇央氏(42)の擁立を発表し、江戸川区選挙区の新人、中津川将照氏(27)の公認は本人から申し出があったとして取り消した。

 定数2の渋谷区は、選挙協力を解消したみんなの党も新人の擁立を決めている。維新の公認予定は35人(現職3人、元職3人、新人29人)。【竹内良和】

〔都内版〕


*2000年衆院選茨城1区民主党公認で同姓同名で出馬してるけど、
 年齢が合わないので別人の模様

8510チバQ:2013/06/18(火) 00:32:27
http://mainichi.jp/select/news/20130617ddm005070162000c.html
悼む:前民主党参院議員・前副復興相、今野東さん=4月24日死去・65歳
毎日新聞 2013年06月17日 東京朝刊

 ◇政治、落語…多彩な活動−−今野東(こんの・あずま)さん=肺炎のため、4月24日死去・65歳
 自分が今あの世にいるなんて、おそらく本人が一番信じられない思いでいるだろう。

 政治家にして落語家。昨年末の衆院選で落選したが、活動は衰えなかった。3月末に地元・仙台から上京。間近に迫った参院山口補選の応援態勢を、仲間の議員と協議した。5月には「東北弁の語りの文化を確立したい」と、自ら家元として活動してきた「東方落語」の16周年記念公演も控えていた。

 だが4月初旬、体調不良で入院。そのまま集中治療室を出ることなく、わずか1カ月弱で旅立ってしまった。

 政治家としてのライフワークは難民問題。弱者の視点でものを考える、穏やかで実直な人という印象だった。だから、初めて彼の落語を聞いた時は驚いた。「東北弁は落語に合わない」という思い込みは完全に覆された。素朴で温かい語り口と確かな人物描写に、すっかり引き込まれた。

 当時、支持労組の選挙違反事件で公職選挙法の連座制の適用を受け、議席を一時的に失っていた。「もう落語一本で行けば」と軽口をたたきかけたが、彼の思いは違った。

 「議席があれば、法律や制度の改正にかかわり、弱い人たちを救えるのに」

 落語のお弟子さんによると、普段は全く笑わない、厳しい師匠だったそうだ。本番直前に「つまらない」と内容を変えさせたこともあるという。永田町では分からない多彩な顔が魅力の、希有(けう)な政治家だった。

 彼の東北弁の語りが今も、自身のブログ「平和の種」(http://blog.livedoor.jp/azumakonno/)に残っている。宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」の朗読。録音自体は古いが、傷ついた故郷を残し世を去る無念や、再生への祈りが感じられる。ぜひ聴いてみてほしい。【尾中香尚里】

.

8511チバQ:2013/06/26(水) 20:41:46
3220 名前:チバQ 投稿日: 2013/06/26(水) 20:41:07
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130626/stt13062612180003-n1.htm
西野陽氏を除名、自民 衆院選で維新の長男応援 
2013.6.26 12:17 [国会]
 自民党は26日の党紀委員会で、昨年の衆院選の大阪13区で党公認を受けながら立候補せず、日本維新の会から同選挙区に出馬した長男を応援したとして、西野陽元衆院議員を除名処分とした。「党の規律を乱す行為」に当たるとした。

 谷川秀善委員長は記者会見で、「選挙を目の前に控えての立候補辞退で、その後の候補を選ぶのに難儀した。完全に選挙妨害された」と説明した。

 西野氏は政界を引退。長男の弘一氏は初当選し、自民党の新人候補は落選した。

8512チバQ:2013/08/18(日) 22:49:12
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130818/stt13081820570000-n1.htm
相次ぎ落選の小沢チルドレン 焼肉屋、政治活動停止などで雲散霧消
2013.8.18 20:51 (1/3ページ)[小沢一郎]
 民主党公認で平成21年の衆院選で初当選し、政権交代後は小沢一郎幹事長(当時、現生活の党代表)に手塩にかけて育てられた「小沢チルドレン」が昨年12月の衆院選で相次いで落選、「鉄の結束」を誇ったかつての「軍団」は雲散霧消した。政治への意欲や小沢氏への思いはどうなっているのか。(坂井広志、松本学)

 「メシを食っていかなあかんやろ…」

 小沢氏に従って昨年の衆院選で日本未来の党から出馬した大谷啓(けい)氏(42)=大阪15区=は7月末、大阪・北新地に焼き肉店を開業した。

 生活の糧を失うわけにはいかないという厳しい現実に直面している。落選すると企業顧問などの肩書を得て収入を得るケースが少なくないが、住友商事OBの大谷氏は「虚業でカネをもらいたくない。実業したいと思った」と語る。

 小沢一郎政治塾出身で、チルドレンの間では中心的存在だった。生活の党員は続けているし、政界復帰への意欲も衰えてはいない。ただ、「別な固まりができないと…。自民党が割れん限り再編は起きへんで」と漏らす。

 議員時代については「自分たちの思いは伝わるという過信はあった」と反省する。小沢氏については「恨みも何もない。彼がしてきたことは間違っているとは思わない」と擁護するが、「お年もお年だ。もう『首相に』とは思わない」。

 小沢氏とは今年3月の小沢塾以後、会っていないという。

 未来で落選した加藤学(がく)氏(44)=長野5区=は1月に政治活動停止を表明、後援会も解散した。ツイッターでは4月に「新しい仕事」を得て上京しているとし、「国民は完全に(生活の党を)見限っている。解党的出直しを望む」と古巣に注文をつけた。

 一方、木村剛司(たけつか)氏(42)=東京14区=は次期衆院選での再起を期し、生活の党の総支部長として活動する。生活が再浮上するには民主党との連携は欠かせないと判断、6月の東京都議選で民主党候補を小沢氏の了承を得た上で支援した。

 民主、生活両党の「橋渡し役」への意欲をみせる。もっとも、散り散りになった「軍団」への思いは「それぞれの人生なので…」。

 小沢氏はどうか。「去る者追わず、来る者拒まず」(元側近)を信条とするだけに、今月7日の記者会見では冷ややかだった。

 「『小沢チルドレン』といわれる人だけが落ちたわけではない。基盤の弱い人が落ちた。選挙民との信頼関係を不断の努力で作り上げること以外にない」

8513チバQ:2013/10/28(月) 21:49:59
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131028ddlk05040127000c.html
虚偽記載:民主候補陣営、衆院選3区収支報告書で疑い 県警が書類送検へ /秋田
毎日新聞 2013年10月28日 地方版

 昨年12月の衆院選秋田3区(横手市など)に民主党公認で立候補し落選した三井マリ子氏(65)が、選対事務局補佐を務めた女性を有印私文書偽造などの疑いで横手署に告発したことが分かった。女性は松浦大悟党県連代表(前参院議員)の秘書で、三井氏は「(自身が代表を務めた)党県第3区総支部の政党交付金の受け皿となる銀行口座を私に無断で開設するなど会計が不明朗で納得できない」としている。【小林洋子、松本紫帆】

 告発を受け、県警はこの女性らを任意で聴取。選挙運動費用収支報告書で虚偽記載の疑いがあるとして、出納責任者の男性らを公職選挙法違反容疑で近く書類送検する方針。

 県選管に提出した収支報告書によると、衆院選告示日の昨年12月4日に三井氏の選挙ポスター張りなどをした横手市などの有権者86人に労務の対価として報酬計81万9000円が支払われた。

 しかし、捜査関係者によると、86人の中には、実際はポスター張りをしていなかったり、ポスター張りをしたものの記載金額の一部しか受け取っていなかったりしたという。報酬は三井氏の党公認料で賄われた。県警はこうしたうその記載をした経緯とともに、浮いた金の使途を調べている。

 ◇三井氏が告発「政党交付金も不明朗」
 告発した三井氏は横手市出身で、東京都議などを務めた。衆院秋田3区の民主党現職の離党を受け、党県連から出馬を再三要請され、昨年10月に出馬を決意した。「落下傘候補」同然だったが、「松浦県連代表、松浦事務所が全面的に支援し、選挙準備を進める」と説得されたという。

 しかし、告発状によると、松浦氏秘書で選対事務局補佐の女性は党本部から配分される政党交付金の受け皿となる口座「民主党秋田県第3区総支部交付金受入口代表三井マリ子」を無断で開設。三井氏には他にも党公認料を受け入れる口座などがあったが、この口座については存在をいっさい知らされてなかったという。

 口座の記録によると、問題の口座には政党交付金計1300万円が振り込まれ、その後、三井氏の第3区総支部の口座に1200万円は移されたが、差額の100万円は入金されなかった。

 一連の問題について、民主党県連代表代行の虻川信一県議は「告発内容が分からない上、捜査中なので何かを言える段階にない」と話している。

8514チバQ:2013/10/31(木) 22:11:30
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131031ddlk05040187000c.html
民主候補陣営虚偽記載問題:衆院秋田3区 ポスター張り、取りまとめ役が手配 選対本部に領収書 /秋田
毎日新聞 2013年10月31日 地方版

 昨年12月の衆院選秋田3区で落選した民主党の三井マリ子氏陣営の選挙ポスター張りなどの費用を巡る収支報告書の虚偽記載問題で、ポスター張りは秋田3区内の取りまとめ役が三井氏の選挙対策本部から請け負い、それぞれ手配していたとみられることが捜査関係者への取材で分かった。県警はこの取りまとめ役も任意で聴取していて、全容の解明を目指す。【小林洋子、松本紫帆】

 県選管によると、候補者の選挙ポスターを張る掲示場は選挙区内の人口と面積を基準にしてその数を決めているという。面積が広大な秋田3区内のポスター掲示場数は昨年12月の衆院選で2512カ所に上り、1区(637カ所)の4倍近く。2区の2450カ所よりも多く、県内では最も多い。

 ポスター張りについて、複数の陣営関係者は取材に「ポスターをできる限り早く張るためにも、3区はそれなりの人数が必要だ」と語る。

 捜査関係者によると、今回、問題になっている三井氏陣営の選挙運動では、選対本部が地区のリーダー格である取りまとめ役に対し、ポスターを張る地区と人件費を割り振り。それを受け、取りまとめ役が必要な人員に声をかけていた。ポスター張りを終えると、報酬を支払い、領収書を受け取っていたとみられる。

 これまでの県警の調べで、ポスター張りをしたとされる人の中には実際にはポスターを張っていない人がいて、「勝手に名前を使われた」などと述べているという。県警は取りまとめ役が架空の領収書を作成した疑いもあるとみて調べている。

8515チバQ:2013/11/12(火) 23:09:05
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131112/crm13111222080023-n1.htm
【徳洲会事件】
空前規模の選挙違反 「病巣中枢に一気に網」の捜査
2013.11.12 22:07 (1/2ページ)
 過去に例がないほど大規模な組織的選挙違反を暴いた東京地検特捜部による今回の捜査は、従来の選挙違反事件のように組織の末端を切除するのではなく、組織の頂点にメスを入れた点で画期的な意義がある。

 「この捜査は病巣の中枢へ一気に網をかけなければまったく意味がない」。ある検事は内偵捜査初期の段階で、徳洲会幹部の一人にこう説いて捜査への協力を求めたという。

 公職選挙法違反は選挙の投票終了とともに警察が取り締まりに乗り出すのが通例だ。違反をした末端の運動員を逮捕して、誰に指示されたかを追及し、組織の上層へと向かう「突き上げ型」の捜査をする。

 だが、途中で壁に突き当たり、上層部まで手が届かないまま「選挙違反取締本部」の看板が下ろされることが多い。徳洲会元幹部は「これまで違反に手を染めた職員を逃亡させたり、中堅幹部が罪をかぶったりして、上への追及を食い止めてきた」と証言している。

 検察内部には当初、「特捜部が選挙違反を捜査する価値があるのか」という声もあったという。だが、公益を担うべき医療法人から大人数が駆り出された実態が捜査にゴーサインを出させたという。

 これまで国会議員の選挙違反をめぐっては、平成15年の衆院選で、運動員に現金を渡して票のとりまとめを依頼した自民党衆院議員の近藤浩氏=比例東海=や、新井正則氏=埼玉8区=が逮捕され議員を辞職している。21年の衆院選でも民主党の小林千代美氏陣営=北海道5区=の幹部が逮捕。北海道教職員組合による不正資金提供事件も発覚し、同事件の有罪判決が出た後に小林氏は辞職した。

 だが、検察関係者は同種事件と比べても今回の事件は「悪質」とする。「500人以上の動員は極めて大規模。しかも病院職員は広域から集結しており、警察単独では実態を把握しづらい事件だ」と指摘する。

 別の検察幹部はこう話した。「選挙違反事件は候補者の失職に直結するため関係者も口が堅いことが多い。『ストーリーに沿った供述を取る』と批判された特捜検察が本当に変わったのかが試されている」

8516チバQ:2013/11/12(火) 23:12:57
自由連合の復活か!?
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131112/stt13111218580011-n1.htm
徳田毅議員、自民離党の意向伝える 石破幹事長了承
2013.11.12 18:57 [自民党]
 医療法人徳洲会グループの公職選挙法違反事件で、親族らが逮捕された自民党の徳田毅衆院議員=鹿児島2区=は12日、石破茂幹事長と国会内で面会し、「党に迷惑をかけたくない」として離党の意向を伝えた。石破氏は了承、13日の党紀委員会で離党手続きに入る。野党側からは徳田氏の説明責任を求める声が出ており、党は臨時国会での法案審議への影響を避けるため、対応を急いだ。

 徳田氏は面会後、記者団に対し、親族らの逮捕について「事実を重く受けとめている。国民や有権者に心からお詫び申しあげる」と陳謝した。一方、石破氏は面会後、記者団に徳田氏の議員辞職について「予断をもって言うべきではない。(昨年の衆院選で)公認した党の責任者として重大に受けとめなければならない」と述べた。

 これに先立ち、石破氏は12日、佐藤勉国対委員長、鹿児島県連会長の森山裕衆院議員と国会内で対応を協議した。党として徳田氏と連絡を取り、本人の意思を確認する方針を申し合わせた。

 自民党は徳田氏の離党で事態を沈静化させたい考え。ただ、みんなの党の浅尾慶一郎幹事長は12日の記者会見で「(徳田氏は)衆院政治倫理審査会(政倫審)に出席し、説明責任を果たす必要がある」と国会での説明を求める考えを表明。民主党の大畠章宏幹事長も記者団に「離党したからといって説明責任を果たしたことにはならない」と批判した。

8517チバQ:2013/11/12(火) 23:21:48
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131112/crm13111222030021-n1.htm
【徳洲会事件】
徳田議員の姉2人、グループ私物化 虎雄氏病後に深く関与
2013.11.12 22:01 (1/2ページ)[自民党]

越沢徳美容疑者=9月30日、東京都千代田区
 徳洲会グループの選挙違反事件では、鹿児島の選挙区で運動員の指揮を執った越沢徳美(なるみ)容疑者(50)とスターン美千代容疑者(46)が逮捕された。2人は父で医療法人徳洲会前理事長の徳田虎雄・元衆院議員(75)に厳しく教育され、ともに成長して医者に。だが、虎雄氏が病で床に伏せると、厳格な父・虎雄氏が築いたグループ企業を私物化するようになったという。

 「(徳田毅衆院議員の)お姉さんとは知らなかった。大変美人のお姉さん。皆さんも目に問題が出たら赤坂のクリニックに」。昨年12月の衆院選翌日、都内のホテルで開かれた毅氏の政治資金パーティー。当時、自民党総裁だった安倍晋三首相(59)は、官房長官時代に美千代容疑者が運営する眼科クリニックで治療をうけたエピソードを紹介し、美千代容疑者を持ち上げた。

 徳田家の第1子、徳美容疑者と次女の美千代容疑者は、虎雄氏が大阪大学医学部在学中に結婚した妻(74)との間に生まれた。当時は虎雄氏の父が亡くなり、虎雄氏が鹿児島県・徳之島から一族を大阪に呼び寄せたばかり。その後生まれた毅氏らを合わせた2男5女の子供たちは2段ベッドのある一室で寝起きしていたという。

 そんな中、虎雄氏は帰宅時に子供たちに正座で出迎えさせるなど厳しいしつけを施し、四女と毅氏以外の5人を医業の道に進ませた。徳美容疑者も医者となりグループ病院に勤務。長じて外国人と結婚した美千代容疑者は眼科医として独立した。

 姉妹がグループ運営へ関与を深めたのは、虎雄氏が全身の筋力が低下する難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症した平成14年ごろから。虎雄氏の病状が悪化するにつれ、徳美容疑者と美千代容疑者は関連会社の社長に就任した。

 姉妹は、医療機器納入会社「株式会社徳洲会」(通称・カブトク、東京都千代田区)から多額の役員報酬を受け取ったり、実体のない顧問契約を結んだりしたという。1億円以上する都心の高級マンションに住み、グループ企業が所有する国産車をグループ職員に運転させていた。

 グループ関係者は「虎雄氏は徳洲会を立ち上げた当初、病院に泊まり込んで運営にあたるなど苦労してきた。だが、姉妹は経営が安定してからの徳洲会しか知らない。虎雄氏の苦労が姉妹には伝わっていないようにみえた」と話した。

 鹿児島2区内の重要地区責任者を務めた石川一郎(58)、桶谷義一郎(69)、屋田正彦(69)の3容疑者はそれぞれ昭和50〜60年ごろに徳洲会に入った古参職員で、これまでの選挙でも現地で活動していた。

8518チバQ:2013/11/12(火) 23:22:25
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013111200852
徳田議員、自民離党を表明=安倍政権に痛手

記者の質問に答える自民党の石破茂幹事長=12日午後、国会内 自民党の徳田毅衆院議員は12日、国会内で石破茂幹事長に会い、医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件で姉らが逮捕されたことを受け、離党する意向を伝えた。同党は近く党紀委員会を開き、離党を認める方針。昨年12月の第2次安倍内閣発足後、自民党国会議員の離党者は初めて。順調な政権運営を続ける安倍晋三首相には痛手となる。




「相手を圧倒」と陣頭指揮=衆院選で徳田議員姉−徳洲会公選法違反・東京地検



 会談で、徳田氏は「党に迷惑を掛けるわけにはいかない」として、離党する考えを伝達。この後、記者団には「親族が逮捕されたことは大変重く受け止める。疑念を持たれていることは、国民や有権者らに心からおわびしたい」と陳謝した。議員辞職については「多くの方々によって当選し、仕事をさせていただいているので、推移を見守って考えたい」と述べるにとどめた。
 石破氏は記者団に「極めて残念だ。(衆院選で)公認した党の責任者として重大に受け止める」と語った。 
 公選法には、運動員買収などで候補者の親族が禁錮以上の刑を受けて確定すれば、候補者の当選は無効となる「連座制」の規定がある。これに関し、民主党の大畠章宏幹事長は12日、「そのこと(進退)についても、ご自分で判断されるべきだ」と記者団に述べ、連座制適用前の自発的な議員辞職を求めた。
 徳田議員は、2005年9月の衆院選に鹿児島2区から無所属で出馬し、初当選。同月、自由連合代表に就任した。06年12月に自民党に入り、昨年の衆院選で3回目の当選を果たした。今年2月には女性問題で国土交通・復興政務官を辞任した。(2013/11/12-20:07)

8519チバQ:2013/11/12(火) 23:24:26
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131112-OYT1T00707.htm
姉ら逮捕「徳田家」支配崩壊…病院側「刷新を」

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公選法違反容疑で徳洲会グループ東京本部のあるビルへ捜索に入る係官ら(12日午前、東京都千代田区で) 日本最大級の医療グループ「徳洲会」の公職選挙法違反事件で12日、徳田毅衆院議員(42)(鹿児島2区)の姉2人とグループ幹部4人が逮捕された。

 選挙運動に動員した職員は563人、違法な運動報酬は計約1億4750万円相当。異例の大規模な組織ぐるみの選挙違反で、「徳田ファミリー」によるグループ支配は崩れた。全国の系列病院関係者からは、グループの刷新を求める声が上がった。

 「選挙違反は徳田家の意向をくんで組織的に行われたことは間違いないのに、親族は『病院関係者が独自の判断でやっていた』と責任転嫁している。許せない」。東北地方の病院長はそう言って憤った。病院長は「親族は関連法人も自分たちの財布代わりにしていた。逮捕を機に全容を解明してもらいたい」と話す。

 昨年の選挙応援に行った北海道のグループ職員は「グループが患者のためではなく、(毅議員の父親の)徳田虎雄前理事長や幹部のためにあるという意識が強くなりすぎた結果だ。今後は、徳洲会の本来の理念に立ち戻り、患者のための病院経営を行っていくべきだ」と強調した。

(2013年11月12日18時10分 読売新聞)

8520チバQ:2013/11/12(火) 23:24:36
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131112-OYT1T00707.htm
姉ら逮捕「徳田家」支配崩壊…病院側「刷新を」

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公選法違反容疑で徳洲会グループ東京本部のあるビルへ捜索に入る係官ら(12日午前、東京都千代田区で) 日本最大級の医療グループ「徳洲会」の公職選挙法違反事件で12日、徳田毅衆院議員(42)(鹿児島2区)の姉2人とグループ幹部4人が逮捕された。

 選挙運動に動員した職員は563人、違法な運動報酬は計約1億4750万円相当。異例の大規模な組織ぐるみの選挙違反で、「徳田ファミリー」によるグループ支配は崩れた。全国の系列病院関係者からは、グループの刷新を求める声が上がった。

 「選挙違反は徳田家の意向をくんで組織的に行われたことは間違いないのに、親族は『病院関係者が独自の判断でやっていた』と責任転嫁している。許せない」。東北地方の病院長はそう言って憤った。病院長は「親族は関連法人も自分たちの財布代わりにしていた。逮捕を機に全容を解明してもらいたい」と話す。

 昨年の選挙応援に行った北海道のグループ職員は「グループが患者のためではなく、(毅議員の父親の)徳田虎雄前理事長や幹部のためにあるという意識が強くなりすぎた結果だ。今後は、徳洲会の本来の理念に立ち戻り、患者のための病院経営を行っていくべきだ」と強調した。

(2013年11月12日18時10分 読売新聞)

8521チバQ:2013/11/12(火) 23:29:30
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013111290135455.html
公選法違反事件 徳田議員の姉ら逮捕 連座適用で失職も
2013年11月12日 13時54分


 昨年十二月の衆院選をめぐる医療法人「徳洲会」グループの選挙違反事件で、東京地検特捜部と警視庁捜査二課などは十二日、運動員約五百六十人に総額一億四千七百五十万円相当の現金や航空券を供与したとして、自民党の徳田毅(たけし)衆院議員(42)=鹿児島2区=の姉二人と幹部四人を公職選挙法違反(運動員買収)の疑いで逮捕した。父でグループ創設者の虎雄前理事長(75)も共犯としたが、重度の病気のため逮捕せず、事情聴取する。

 逮捕されたのは姉でグループ幹部を務めていた越沢徳美(なるみ)(50)、スターン美千代(46)両容疑者のほか、東京西徳洲会病院(東京都昭島市)事務局長の石川一郎容疑者(58)ら四人。

 公選法には、候補者の父母や兄弟姉妹が買収などで禁錮以上の刑が確定した場合、候補者本人が関与しなくても当選無効となる連座制の規定があり、徳田議員の進退問題が浮上する可能性がある。

 特捜部などは、徳田議員本人の関与がなかったかについても引き続き調べる。

 逮捕容疑では昨年十一月十六日の衆院解散後から今年七月ごろまでの間、全国の系列病院の職員計五百六十三人を選挙区に派遣し、戸別訪問などの選挙運動をさせ、一億四千七百五十万円相当を供与したとされる。ボランティアを装うため欠勤扱いにして給与を減額する一方、一日三千円の日当や欠勤分の給与をボーナスに上乗せし、事実上の報酬としていた疑いがある。

 特捜部は九月、徳洲会東京本部や徳田前理事長が入院する神奈川県鎌倉市の系列病院を家宅捜索して強制捜査に着手。警視庁と協力し、派遣職員や幹部職員ら数百人の事情聴取を進め、指揮命令系統の解明を進めてきた。

 徳田議員の姉二人は特捜部の任意の事情聴取に「選挙実務は幹部職員に任せていた」と事件への関与を否定してきた。

 <連座制> 候補者以外の者による選挙違反により、候補者の当選が無効になったり、同じ選挙区での立候補が制限されたりする制度。公選法が定める手続きは、例えば候補者の親族が買収などで禁錮刑以上の有罪(執行猶予を含む)が確定すると、高検が30日以内に高裁に「連座訴訟」を起こす。連座訴訟は検察官が候補者を相手に「当選無効の確認」などを訴え、無効の判決が確定すれば、候補者本人が失職する。

(東京新聞)

8522チバQ:2013/11/12(火) 23:41:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131112ddlk05040124000c.html
民主候補陣営虚偽記載問題:三井氏が損賠求め提訴 県連代表ら3人に2758万円 /秋田
毎日新聞 2013年11月12日 地方版

 昨年12月の衆院選に民主党公認で立候補し落選した三井マリ子氏(65)は11日、無断で口座を開設するなどしたとして、民主党県連代表の松浦大悟前参院議員ら3人を相手取って慰謝料など損害賠償約2758万円を求める民事訴訟を秋田地裁横手支部に起こした。記者会見した三井氏は「重要な責任の一端は私にあると承知の上で、刑事の告発、民事の提訴をした。公の機関できちんと調べてほしい」と語った。

 訴状によると、松浦代表とその女性秘書(当時)2人は共謀し、無断で政党交付金の受け入れ口となる口座を開設するなどした上、選挙費用の使途についてうその説明をし、精神的苦痛などを三井氏に与えたとしている。秘書2人は当時、三井氏の選対本部の事務局補佐で、実質的に選挙費用の管理などを担当していた。三井氏は選挙後、松浦氏らに手紙やメールで選挙費用などの情報開示を求めたが、明確な説明はなかったという。訴状で三井氏は「(松浦氏ら3人は)7月の参院選の政治・選挙活動に使う資金を確保することを企図した」としている。

 一連の問題について、三井氏は横手署に告発。県警は今年5月に受理し、公職選挙法違反容疑で捜査している。会見に同席した近江直人弁護士は告発を公表しなかったことについて、「証拠隠滅などを避けるために対外的に明らかにすることができなかった」と説明した。

 松浦代表は「問題については党として事実確認し、県民にしかるべき時にしっかりと説明したい」とコメントした。【小林洋子、松本紫帆】

8523チバQ:2013/11/12(火) 23:45:28
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131112t41016.htm
松浦県連代表らを提訴 衆院選秋田3区で落選、三井氏
 昨年12月の衆院選秋田3区に民主党公認で立候補し落選した三井マリ子氏(65)が11日、立候補を要請した同党県連代表の松浦大悟前参院議員(44)と選挙の実務を担った松浦氏の女性秘書2人の言動により精神的苦痛を受けたなどとして、3人に2758万円の損害賠償を求め、秋田地裁横手支部に提訴した。
 訴えによると、女性秘書らは選挙運動費用を管理する預金口座のほかに隠し口座を開設し、支出を控えて松浦氏の活動資金に流用しようとした。落選後、選挙事務所を置いた横手市で政治活動を続けようとした三井氏に対し、3人は転居を迫ったと主張している。
 衆院選前に住んでいた長野県に戻っている三井氏は同日、横手市で記者会見し、女性秘書が隠し口座を開設した行為に関して有印私文書偽造・同行使容疑などで横手署に告発状を提出し、ことし5月に受理されたと明らかにした。
 提訴について松浦氏は同日、「訴状を見ていないため、個人としてのコメントは差し控えるが、党として事実確認を行い、有権者にしっかり説明したい」とのコメントを出した。


2013年11月12日火曜日

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131112-OYT1T00191.htm
勝手に口座…三井マリ子氏が民主県連代表ら提訴

 昨年12月の衆院選秋田3区に民主党公認で立候補し落選した三井マリ子氏(65)が11日、自分名義の口座を勝手に開設され、精神的苦痛を受けたなどとして、選挙の統括責任者だった同党秋田県連代表の松浦大悟氏(44)と、松浦氏の元秘書の女性2人を相手取り、慰謝料など総額2758万円の支払いを求める訴訟を秋田地裁横手支部に起こした。


 訴状によると、女性2人は昨年11月、三井氏に無断で口座を開設し、党が入金した1300万円などを管理、今年7月に行われた参院選の松浦氏の選挙資金にしたとしている。さらに、三井氏の落選直後、松浦氏らは三井氏にこれを知られないよう、「あなたがいると票が減る」などと言って県外退去を強要したとし、「人格を否定、侮辱し、肉体的、精神的、経済的損害を受けた」としている。

 三井氏は11日、記者会見し、「許せない思いでいっぱい。公の機関でちゃんと調べてほしい」と話した。

 一方、松浦氏は「訴状を見ていないのでコメントは差し控える。三井氏を巡る問題については、党として事実確認し、県民の皆様にしかるべき時に説明したい」との文書を出した。

 この問題を巡っては、三井氏が今年5月、松浦氏の秘書を有印私文書偽造・同行使などの容疑で横手署に告発。県警は、告発内容以外にも、県選管への提出書類に虚偽記載などの疑いがあるとして捜査している。

(2013年11月12日08時17分 読売新聞)

8524チバQ:2013/11/13(水) 21:40:59
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20131113/dms1311131532017-n1.htm
「徳田」姉妹の素性…金庫番として裏金管理か 徳洲会公選法違反2013.11.13


越沢徳美容疑者【拡大】

 ボス姉2人に司直のメスが入った。徳洲会グループの選挙違反事件で、東京地検特捜部などは12日、徳田毅衆院議員(42)=自民、鹿児島2区=の姉で、グループ関連会社役員の越沢徳美(なるみ)容疑者(50)とスターン美千代容疑者(46)を公職選挙法違反(運動員買収)容疑で逮捕した。2人はいずれも医者で、日本最大級の医療グループのカネとヒトを牛耳り、私物化も目立っていたという。

 医療法人徳洲会前理事長の徳田虎雄・元衆院議員(75)には、2男5女の子供がいる。虎雄氏は子供たちに「理事長」と呼ばせ、帰宅時には正座で出迎えさせるなど厳しいしつけを施し、毅氏と四女をのぞく5人が医業の道に進んだ。虎雄氏そっくりの徳美容疑者も医者となり、グループ病院に勤務。外国人と結婚した美千代容疑者は眼科医として独立した。

 厳しい親子関係に変化が見られたのは、2002年ごろ。虎雄氏が全身の筋力が低下する難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症すると、姉妹は虎雄氏に急接近。関連会社の役員に就任するなど、グループ運営の関与を深めた。関係者によると、虎雄氏は「徳美には人事、美千代には金をまかせる」と公言していたという。

 発言力を強めた姉妹に対し、周囲からは「私利私欲に走っている」との批判が噴出。医療機器納入会社から多額の役員報酬を受け取ったり、実体のない顧問契約を結んだりしたという。1億円以上する都心の高級マンションに住み、グループ企業が所有する国産車をグループ職員に運転させていた。

 とりわけ、存在感が際立っていたのが美千代容疑者。昨年12月の政治資金パーティーで、当時、自民党総裁だった安倍晋三首相(59)は美千代容疑者のクリニックで治療を受けたエピソードを紹介し、「大変美人のお姉さん。皆さんも目に問題が出たら赤坂のクリニックに」と持ち上げたことも。

 選挙期間中は運動員にげきを飛ばし、「ファミリーの中で最も激しい口調だった」(関係者)。グループの金庫番として裏金管理を担当していたとみられ、毅氏の関与や現金買収疑惑など、特捜部の今後の捜査を占う「キーパーソン」と位置づけられている。

8525チバQ:2013/11/13(水) 21:51:37
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/20131113-OYS1T00259.htm
地元で「残念」「当然」の声交錯、徳田議員自民離党へ

 医療グループ「徳洲会」の公職選挙法違反事件で12日、衆院鹿児島2区選出の徳田毅議員の姉2人とグループ幹部4人が逮捕され、徳田議員が自民党に離党の意向を伝えたことを受け、県内では「残念」と「当然」の声が交錯した。

 同党県連の森山裕会長は「このような事態となり、県連としても国民の皆様をお騒がせしたことをおわびしたい。徳田議員が離党を決意したことは大変残念だが、本人の意思を尊重したい」との談話を発表。鶴田志郎幹事長は「突然で驚いている。一連の事件ではまだ、徳田議員からの説明がなく、推移を見守るしかない」と困惑していた。

 昨年12月の衆院選で徳田議員の選挙を支援した同党県議は「政府の来年度予算編成で(徳田議員の選挙区の)奄美への交付金などに影響が出ないか心配だ。徳田議員は有権者への説明責任を果たすべき」とし、別の同党県議は「厳しいが、親族が逮捕された以上、離党は当然だ」と語った。

 徳田毅奄美市後援会の叶隆典会長は「ただただ、びっくりしている」。徳田議員と親交がある同市の栄勝正市議は「非常に残念。議員には奄美のために頑張ってもらおうと応援し、期待していた。今後の捜査を見守りたい」と語った。

(2013年11月13日 読売新聞)

8526チバQ:2013/11/13(水) 21:53:37
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131113ddm001040082000c.html
徳洲会公選法違反:徳田前理事長、買収主導 病床から娘通じ指示か
毎日新聞 2013年11月13日 東京朝刊

 医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件で、自民党の徳田毅(たけし)衆院議員(42)=鹿児島2区=の父親の虎雄前理事長(75)が、系列病院の職員を衆院選に動員するよう病床から指示し、その直後に開かれた選挙対策会議で派遣人数が決まったことが、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は、難病の前理事長が長女の越沢徳美(なるみ)(50)、次女のスターン美千代(46)両容疑者=同法違反容疑で逮捕=を通じ、違法な組織選挙を主導したとみている。

 関係者によると、前理事長の指示を受け、徳美、美千代両容疑者らは昨年11月の衆院解散直後、鹿児島市内で選挙対策会議を開き、全国の病院職員の派遣を正式に決定した。美千代容疑者は会議で「動員数を決めて、父に了解を得る」と発言したという。また、徳洲会東京本部は、欠勤扱いとなる職員の給与や交通費などの支払い方法を記載した文書を各病院に通知したが、美千代容疑者は通知前にグループ幹部から報告を受け、支払い方法について意見したとされる。

 こうした仕組みは2003年衆院選で原形ができ前理事長が筋萎縮性側索硬化症(ALS)で05年に政界を引退した後も続いていたという。【山下俊輔、吉住遊】

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8527チバQ:2013/11/14(木) 22:06:08
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20131114/dms1311141533022-n1.htm
買収話、解体も浮上 徳洲会病院の今後の行く末「再出発するいい機会」 (1/2ページ)2013.11.14
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公選法違反で捜索を受けた徳洲会の湘南鎌倉総合病院。医療帝国はどうなるのか【拡大】

. 創業家出身の徳田毅衆院議員(42)の選挙にからむ公職選挙法違反事件が直撃している医療法人徳洲会グループ。事件とともに注目を集めるのが、組織の行く末だ。独自の理念を掲げ、日本の地域医療をリードしてきた同グループ。騒動に便乗した買収話が浮上し、離職者も出始めるなど事件の影響は計り知れない。その一方で「再出発するいい機会」と捉える関係者もいる。国内最大級の医療法人がたどる道は−。

 「生命だけは平等だ」

 この理念のもと、66病院を含む280あまりの医療施設を擁するまでに膨れあがった徳洲会グループ。徳田虎雄・元衆院議員(75)が一代で築き上げたマンモスグループが激震に見舞われている。

 「虎雄氏の次男、毅氏が出馬した昨年12月の衆院選で組織ぐるみの選挙違反が明らかになり、グループ関連会社の役員を務めた毅氏の実姉2人が逮捕された。捜査の進展次第では、組織の存続さえ危ぶまれる事態になっている」(司法関係者)

 大阪大医学部を卒業した虎雄氏が1973年、34歳で大阪府松原市に開いた徳田病院が、グループの出発点だった。

 「年中無休・24時間オープン」「患者からの贈り物は一切受け取らない」「(患者の)生活資金の立て替え・供与をする」−。

 旧来の医療界の常識、慣例を打ち破る斬新なサービスと「ブルドーザーのような」(徳洲会関係者)虎雄氏の求心力でグループは急拡大。民間信用調査会社によると、医療法人徳洲会の2013年3月期の売上高は1853億円、利益は94億円で、国内屈指の規模に成長した。

 急成長は、虎雄氏の経営者としての才に負う部分が大きかったようだ。

 『トラオ 徳田虎雄 不随の病院王』(小学館文庫)の著書があるジャーナリストの青木理氏は、「病院経営者としての才能はずば抜けていた。病院食に至るまできっちりコスト計算するなど、経営に対してはすごくシビア。一方で、思い切った事業拡大の決断ができる。選択と集中のバランスが見事だった」と話す。

 04年には全事業を証券化して英国の大手銀行から2000億円もの融資枠を引き出すことに成功した。事業の証券化を日本のビジネス界で最初に本格活用したのが徳洲会だったという。

 「金融界で注目を集め、世界的なビジネス誌から賞が贈られるほどだった」(青木氏)

 しかし、創業家一族の逮捕、スキャンダルに加え、徳洲会グループが全国の傘下病院に事実上のノルマを課して毅氏の政治資金パーティー券を関係先に販売させていた疑いも浮上。組織の存亡が危ぶまれる状況だ。

 「捜査のメスが徳田一家にとどまらず、現経営陣に及ぶといよいよ危ない。グループの解散という事態も起こりうる」(捜査関係者)

 すでにグループ崩壊を見据えた不穏な動きも出ている。

 「今回の事件に便乗して、他の医療法人が、都心部にある徳洲会の大型病院を買い取ろうという動きがある」とは医療関係者。

 「屋台骨である僻地・離島医療も問題を抱えている。こうした病院には、医者が1人しかいない所も多い。事件の影響で、来年度の新規採用が止まっているうえ、離職者も出て、運営が立ちゆかなくなる状態が生まれそうだ」(徳洲会関係者)

 もっとも、虎雄氏の出身地である鹿児島・徳之島をはじめ全国の僻地・離島の医療を徳洲会が支えてきたのは間違いない。その功績を評価し、医療界での再出発を望む声も上がっている。

 「都市部の患者が一時的に離れる可能性はあるが、地域医療で徳洲会が果たす役割はまだまだ大きく、まじめに医療に取り組む医師も多い。虎雄氏が先頭で走ってきた時代に区切りを付け、彼らが中心となって再スタートを切る時に来ているのかもしれない」(医療ジャーナリスト)

 大きな岐路に立つ徳洲会。信頼を取り戻し、医療機関として再生できる日はくるのか。

8528チバQ:2013/11/14(木) 22:13:03
http://www.asahi.com/articles/TKY201311130576.html
徳洲会、他党候補も選挙応援 虎雄氏、影響力拡大ねらう
2013年11月14日06時54分
 【福井悠介、杉浦幹治】公職選挙法違反容疑で、徳田毅(たけし)衆院議員(42)の姉ら計6人が逮捕された医療法人「徳洲会」グループが、毅氏のほかにも多くの政治家の選挙に、職員を派遣していたことがわかった。欠勤扱いとせず、賃金などを支払ったケースも。東京地検特捜部に不正の主導者と指摘された徳田虎雄・前理事長(75)が、政界での影響力拡大を狙い、応援先を決めたとされる。

 特捜部と警視庁などは12日、公選法違反(運動員買収)容疑で、毅氏の姉2人を含む6人を逮捕した。昨年の衆院選で全国の徳洲会グループの病院職員ら計563人を、毅氏が立候補した鹿児島2区に派遣。選挙運動に専従させながら、報酬や旅費計1億4750万円を払った疑いがある。

 毅氏と同様に、昨年12月の衆院選では神奈川12区から立候補した阿部知子衆院議員(65)の選挙事務所にも、職員が派遣された。神奈川県内の複数の病院の職員たちだったという。

8529チバQ:2013/11/15(金) 20:07:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131115-00000056-mai-soci
<徳洲会事件>自由連合 70億円返済せず 系列企業が融資
毎日新聞 11月15日(金)15時0分配信

 医療法人「徳洲会」の徳田虎雄前理事長(75)が代表を務めていた政党「自由連合」(2010年8月解散)が、70億円を超える負債を返済せず、清算手続きが中断している。貸し付けていたのは徳洲会の系列企業。医療活動を通じてグループが得た収益が政治活動に流用されたまま「塩漬け」になっている構図が浮かび上がった。【近松仁太郎】

 毎日新聞が入手した、自由連合清算人の弁護士作成の報告書(11年11月30日付)などによると、自由連合は01年にグループ傘下の医療機器リース会社「インターナショナル・メディカル・リース」(IML)から約70億円を借り入れた。その後、借入金は利息を含め約77億円に達した。

 前理事長は自身が保有する株式会社「徳洲会」(カブトク)の株式をIMLに代物弁済する意向を示していたとされる。しかし、カブトク社長を務めていた越沢徳美(なるみ)容疑者(50)=公職選挙法違反容疑で逮捕=ら前理事長の親族がこのスキーム(計画)に異議を唱え、10年12月に清算手続きは中断した。

 関係者によると、自由連合の会計責任者を務めていた徳洲会の元事務総長(57)=今年2月解雇=は、IMLからの借り入れに際して「前理事長が個人保証をしていた」と主張し、スキームを進めようとしたが、親族側は「保証はしていない」と反発し、対立が深まったという。

 政治資金規正法は、政党が一企業から受けられる寄付金について、資本金に応じて年間750万〜1億円に制限している。だが、借入金には制限がなく「法の抜け穴」とも指摘されている。

 親族に近い関係者の一人は「自由連合からの返済は見込めず、IMLに特別損失を計上するしかない」との見解を示すが、借入金を「棒引き」することになれば、脱法的な「企業献金」との批判が強まりそうだ。

 ◇自由連合

 1994年に政党として設立。衆院議員だった徳田虎雄前徳洲会理事長が代表を務めていた。2005年に病気で政界引退後は次男の徳田毅衆院議員が代表を引き継いだものの、06年に離党して所属国会議員がいなくなり、政党要件を失った。前理事長が再び代表に就き政治団体として存続していたが、10年に総務相に解散届を提出した。

8530チバQ:2013/11/15(金) 20:08:00
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131115/crm13111508540005-n1.htm
【徳洲会事件】
徳田虎雄氏、関連7社社長に 「一線退く」意向と矛盾、支配強化
2013.11.15 08:52 (1/2ページ)
 医療法人徳洲会グループの公職選挙法違反事件で、東京地検特捜部の家宅捜索後に医療法人理事長職を退いた徳田虎雄・元衆院議員(75)が、今月に入ってグループ企業のうち少なくとも7社の社長に一斉に就任したことが14日、分かった。虎雄氏はグループ全法人を統括する一般社団法人の代表理事職を退いていないことも判明。一線を退く意向を表明した虎雄氏はグループ内で影響力を保持する思惑があるとみられ、家族支配の構造が変わらない実態が浮かんだ。

 虎雄氏が社長に就任したのは、株式会社徳洲会(通称カブトク、東京都千代田区)▽徳洲会インフォメーションシステム(大阪市北区)▽インターナショナル・メディカル・リース(同)−など7社。登記簿によると、いずれも11月3日付で就任している。

 これらの企業はこれまで、越沢徳美(なるみ)容疑者(50)やスターン美千代容疑者(46)=ともに公選法違反容疑で逮捕=ら虎雄氏の親族やグループ幹部が社長を務めていた。

 各企業はグループ傘下の病院が使う医療器具の調達、医療機器のリースなどの取引を一手に扱って利益を上げており、取締役に名を連ねる虎雄氏の親族らが高額の役員報酬を得る構図だった。

 徳洲会グループによると、虎雄氏は10月に医療法人理事長職は退いたが、各法人の理事任免権などを持つ社員職は退いていないという。

 虎雄氏は10月20日、医療法人理事長の退任にあたって、「家族支配という批判を受けるに至った。私の家族についても責任を持って対処する」と説明。医療法人の鈴木隆夫新理事長は11月4日の会議で、別のグループ幹部がカブトク社長に就任すると発表していたが、これを覆して虎雄氏が就任してしまい、人事権は虎雄氏が握っている内実を垣間見せた。

 グループ病院幹部は「人事や事業整理などの決定では依然、虎雄前理事長に承認を仰いでいるのが実態」と指摘。虎雄氏の社長就任については「世間に唾するような行為で信じられない」と批判した。

8531チバQ:2013/11/17(日) 12:38:03
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131117/crm13111708150001-n1.htm
徳洲会 山田元農水相に職員派遣 昨年衆院選 阿部知、薗浦陣営も
2013.11.17 08:12 (1/2ページ)

 医療法人徳洲会グループの公職選挙法違反事件で、グループが昨年12月の衆院選で徳田毅(たけし)衆院議員(42)=自民離党、鹿児島2区=のほかにも、山田正彦元農林水産相(71)=日本未来の党から長崎3区に立候補、落選=ら少なくとも3陣営に選挙応援の職員を派遣していたことが16日、関係者への取材で分かった。毅氏の父、徳田虎雄・元衆院議員(75)は選挙期間中「(毅氏の)他にも5人を応援している」と周囲に伝えており、毅氏の政界での影響力を高める狙いがあったとみられる。

                   ◇

 山田氏のほかは、阿部知子衆院議員(65)=日本未来の党から神奈川12区に立候補し落選、比例南関東ブロックで復活当選=と、薗浦健太郎衆院議員(41)=自民、千葉5区=の各陣営。

 関係者によると、山田氏の陣営には期間中、長崎、福岡両県の2病院から職員計十数人が派遣されていた。派遣先では、はがきの宛名書きやポスター貼りなどの作業を行ったという。

 職員は毅氏陣営と同様、ローテーションを組んで常時数人が応援に入れるよう調整。給与も公示後は欠勤扱いにし、減額分を冬の賞与に上乗せして支給していたという。山田氏は長崎・五島出身で島嶼(とうしょ)議員連盟などを通じ虎雄氏と近い関係にあったという。山田氏は衆院選後、グループ病院を訪れ関係者に「おかげで選挙ができました」と話した様子が目撃されていた。山田氏の秘書は「徳洲会とは何も関わりがないので一切答えられない」と話した。

 阿部氏陣営にも神奈川県内の4病院・医療施設から職員が常時数人、派遣された。阿部氏は千葉徳洲会病院(千葉県船橋市)元院長。現在も虎雄氏が療養生活を送る湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)で非常勤医師として週1回勤務し、虎雄氏と頻繁に面会しているという。

 阿部氏の秘書は「私も議員本人もボランティアだと思っていた。選挙前に社民党を離党して人手が足りず、虎雄氏が心配して応援してくれた」と説明した。

 毅氏と初当選が同期の薗浦氏陣営にも、千葉県内の病院から職員を常時3人派遣。薗浦氏は「ボランティアとして応援を頂いていた。報酬が出ていたことは知らなかった」と答えた。

8532名無しさん:2013/11/19(火) 21:46:51
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131113/crm13111313440007-n1.htm
【父子の野望−徳田虎雄氏の「功」と「罪」上】
「選挙資金は医療改革の経費だ」大義のために法を犯す
2013.11.13 13:42 (1/4ページ)[汚職・政治家疑惑]

家宅捜索が入った徳洲会東京本部前には、多くの報道陣が集まった=12日、東京都千代田区(大西史朗撮影)
 徳田虎雄は昭和13年、兵庫県生まれ。2歳で鹿児島県の徳之島に移住したが、家は貧しく、病気の弟が医師に診てもらえずに亡くなった経験から、医師を志すようになったという。

 大阪大医学部を苦学で卒業し、48年、生命保険金を担保に借金をして最初の病院を大阪府松原市に開院。これを起点に「24時間診療」「年中無休」など、自らの理想をかなえる病院を全国に設けるという壮大な構想に向けて走り出す。

 「しかし、行く先々で地元医師会と対立するなど逆風に遭い続け、医療をよくするためには政治しかないと衆院選立候補を決意した」(元側近)

 58年、初めての選挙で奄美群島に帰った虎雄は、金権選挙の風土に直面し、人間不信に陥ったという。

 「金がいくらあっても足りなかった。島の人たちが次々と金をもらいに来た。理事長(虎雄)は日中外に出なくなった。太陽がまぶしいんだと、ノイローゼ気味の状態で夜、戸別訪問に出かけていった」(同)


自ら運んだ札束


 2度の落選を経た平成2年、虎雄は号令をかけた。「金を敷き詰めろ」。徹底した買収選挙で、「30億円近くの裏金」(同)を選挙区にばらまき、ついに念願の議席を獲得した。

 「理事長自らが札束を袋に詰めて奄美に運んだ。空港のX線検査で札束が見つかり、検査官がのけ反って驚いていた」(病院幹部)

 買収など裏の選挙運動の資金は、主に病院の経費から捻出したほか、高額医療機器の調達先、病院建設を請け負うゼネコンからのリベートもすべて注ぎ込んだという。

 選挙のたびに大阪国税局の税務調査を受け、病院から選挙資金を捻出していたことが問題になった。

 虎雄は国税の調査官に、国中に病院を造るという夢を延々と説いて聞かせたという。「自分にとって政治は医療改革を実現するための手段だ。選挙に勝たなくては病院を造れないのだから、選挙資金は医療改革の経費だ」と訴えた。

 実際に裏金は右から左で選挙に使われており、私的な蓄財が見られないため、脱税罪での刑事告発は見送られたという。

8533チバQ:2013/11/19(火) 21:47:28
 「大義のために必要なら、法を犯してでもやってしまう。やった後で考える。そういう男だから、あれほどの行動力があった」(野党衆院議員)

 病院職員を「兵隊」として駆り出す選挙運動のシステムも、落選を重ねる中で虎雄が編み出したという。

 「各地の病院にいる島出身の職員が、選挙になると皆帰ってきて組織づくりに走り回ったのが原形だった。全国に候補者を擁立した自由連合の選挙運動によって、全国の病院職員が選挙マシンとして鍛えられ、総動員選挙の仕組みが完成された」(病院元幹部)

 選挙区にある徳洲会病院の職員採用面接では、「あなたは政治活動をできますか」と必ず質問する決まりだったという。


「逃げろ」が口癖


 買収選挙は毎回のように多くの逮捕者を出した。買収を指示した虎雄を守るために、関わった職員らは逃亡を余儀なくされた。

 「病院職員たちは投票当日になると即刻、選挙区を離れるよう指示された。開票が進む頃にはもう誰もいない。理事長は『とにかく逃げろ』が口癖だった」(奄美出身の職員)

 指名手配され、長期間の逃亡中に妻を病気で亡くすという悲惨な体験をした職員もいたという。

 「すべては選挙のため、多くの職員が法を犯し、家族を犠牲にしてでも尽くした。これが将来、国民のためになるという理事長の理念を信じたからだった。彼らの力の上に巨大な徳洲会王国が築かれた」と元側近は語る。(敬称略)





 「医療革命」を志し、巨大医療グループ徳洲会を一代で築きながら、公選法違反事件を主導し、容疑者となった徳田虎雄氏。どこで道を誤ったのか。虎雄氏を支えてきた男たちの言葉でその軌跡をたどっていく。(徳洲会取材班)

8534チバQ:2013/11/19(火) 21:48:28
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131114/crm13111412100006-n1.htm
【父子の野望−徳田虎雄氏の「功」と「罪」中】
変質した暴君 信念消え蓄財に傾斜「別人になった」
2013.11.14 12:02 (1/3ページ)[汚職・政治家疑惑]

難病を発症する前、参院選の街頭演説で有権者に訴える徳田虎雄氏=平成13年7月、京都市下京区
 「移動の足は電車が基本。昼飯は立ち食いの素うどんに卵を落とすかどうかで悩む。あの人は金銭に関しては極端な『ドケチ』だったけど、自分の財産にはまったく頓着せず、寸暇を惜しんで仕事だけに全精力を注いでいた」

 徳田虎雄を長く支えた元側近は語る。

 虎雄の赤信号嫌いは有名で、全国の病院職員が虎雄の運転手をするたび、赤信号で止まろうとすると、後ろから「行け」と頭を殴られたという。

 「私も何度も殴られたり、蹴られたりして、頭から血を流したこともあります」と地方病院幹部。

 「身内が死にそうなときはお前も信号を無視するだろう。俺を待っている人が全国にいる。だから止まっている暇はない」と虎雄は言ったという。

 医療を受けられず死んでいく人をなくすため、全国200の病院を造りたいと虎雄は語っていた。その大義のために必要なら、法を犯すことも辞すべきでないと説いていた。

 「法律やルールに自分を合わせるのではなく、自分に合うルールがあるはずだから探してこいと命じる人ですから」(元側近)


皆が徳田教の信者


 各地の徳洲会病院の事務部門には、選挙違反で有罪判決を受けた「前科持ち」の幹部が多い。指名手配され長期の逃亡生活を経験した職員は語る。

 「一言でいえば皆、徳田教の信者なんです。徳田虎雄が神格化されているからこそ、あの強力な選挙組織が機能したんです」

 虎雄の郷里、徳之島(鹿児島県)の病院ではかつて「うちの職員に盆と正月はない」といわれていた。

 「盆と正月には徳田家の人々が帰省するので、その世話に大勢駆り出された。空港までの送迎、食事の用意に掃除、洗濯、孫のお守りまで。徳洲会グループでは、医者以外の全職員が徳田家の使用人なんです」(地元病院の元幹部)

 なぜそこまで尽くしてきたのか。「やはり理念が言葉だけではない人でしたから。離島に次々と病院や診療所を造ってくれた。病院があるから過疎化に歯止めがかかった」(同)

 平成14年、虎雄は難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)を発病し、四肢の自由を徐々に奪われていった。

 17年の衆院選を機に政界引退。選挙区は次男の徳田毅(42)に引き継がれた。毅は虎雄の反対を押し切り、父が結党した自由連合を捨てて自民党に移った。

 病院グループの運営には、公職選挙法違反容疑で逮捕された長女の越沢徳美(50)、次女のスターン美千代(46)両容疑者ら女性親族が乗り出し、かつて虎雄の後継者と目された長男(48)を退ける動きが目立つようになった。

8535チバQ:2013/11/19(火) 21:49:40
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131114/crm13111412100006-n3.htm
【父子の野望−徳田虎雄氏の「功」と「罪」中】
変質した暴君 信念消え蓄財に傾斜「別人になった」
2013.11.14 12:02 (3/3ページ)[汚職・政治家疑惑]

難病を発症する前、参院選の街頭演説で有権者に訴える徳田虎雄氏=平成13年7月、京都市下京区

裏金は親族名義に


 休みなく続けてきた病院の新設、買収のペースは徐々に鈍化。全国200病院の構想は頓挫した。

 「この頃から、それまで揺るぎなかった理事長(虎雄)の軸がブレてきたと感じることが多くなった」(元側近)

 虎雄が裏金を蓄えるようになったのも、この頃からだったという。

 「業者からリベートを受け取る窓口役の会社社長が理事長室に現金を運び、理事長の前で秘書に渡した。秘書は理事長のベッド横の棚に保管し、出納帳に記入して理事長に見せていた」と別の関係者は語る。

 「金を蓄えるのは将来の海外プロジェクトのためだ。海外に病院を造る場合は銀行が融資してくれない」。虎雄は周囲に対し、そのように説明していた。

 ところがその後、6億円を超す裏金は親族名義の口座に振り分けられ、株式投資に充てられた。

 元側近ら2人が口をそろえる。「すべては大義のためだと言い続けた昔の徳田虎雄とは別の人になってしまったと感じた」「子孫に美田を残さずと言い続けた人とは思えない姿だった」

(敬称略)

8536チバQ:2013/11/19(火) 21:50:43
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131115/crm13111512080007-n1.htm
【父子の野望−徳田虎雄氏の「功」と「罪」下】
噴き出した家族の欲 病が独裁者の威厳奪う 
2013.11.15 12:00 (1/4ページ)[汚職・政治家疑惑]

 「うちは普通の親子関係じゃないんです」

 徳田家を古くから知る人物は衆院議員の徳田毅(42)から、こう打ち明けられたことがある。

 毅の父の徳田虎雄は、2男5女の子供に厳しく接し、期待に背けば土下座をさせた上で鉄拳制裁を加える父親だった。

 虎雄は、グループでも強権を振るったが、家庭でも独裁者だった。家を出るときは全員が勢ぞろいして見送り、食事のメニューは子供と明確な差があった。

 家の中では幼少期から「お父さん」「パパ」とは呼ばせず、「理事長」で通した。「徳田虎雄の子供というよりも、徳洲会の一員という意識を植え付けていたように映った」。古くからの知人は振り返る。

 子供たちが成人しても、その厳しい姿勢は変わらず続いた。虎雄は医師免許を取得したばかりの次女、スターン美千代を、いきなり離島の系列病院に赴任させている。

 だが、新米医師に離島の医療を担う勤務は荷が重く、美千代はわずか1年で出身大学に戻り、独立して眼科医になる道を選んだ。「グループ全体に『子供を甘えさせない』という姿勢を示したのだろうが、耐え切れなかったようだ」と元側近は振り返った。

直接報告できず


 長女の越沢徳美も3年ほど本州の拠点病院で臨床研修を受けただけで離島病院に派遣され、美千代と同様、相当苦労したという。

 徳美はその後、平成11年に虎雄が設立した「株式会社徳洲会」の社長に就任するが、経営について最終決定するのはあくまでも父親だった。徳美も医療機器を購入する際に、事務方幹部に報告を任せて虎雄の決裁をもらうほど、虎雄との直接のやりとりを恐れた。

 「理事長(虎雄)がカブトクや関連会社の取締役に子供たちを据えるのは、努力しろという厳しさの表れだったのかもしれない」とグループ元関係者。一方で「いつも『子供に美田を残さない』と公言してきたが、実際は財産を残してやりたいとの思いを漏らすこともあった」と述懐する。

8537チバQ:2013/11/19(火) 21:51:23
「次の事務総長に」


 そんな親子関係の変化を複数の職員が感じ始めたのは、虎雄が17年に政界を引退した頃からだった。

 虎雄は14年に罹患(りかん)が判明した難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の進行とともに体の自由が奪われていった。強い口調で家族や職員を叱り飛ばした姿はもうなかった。

 それと時期を同じくして、虎雄が生涯をささげた病院運営が軌道に乗り始める。虎雄はグループの金融機関からの借入金のうち2千億円近くを個人保証していたが、取引金融機関の変更に伴って保証額が大幅に減少した。

 病院経営に距離を置いていた虎雄の親族が、急にグループの継承に意欲を見せるようになったという。「虎雄さんを敬遠してきた美千代さんでさえ、『次の事務総長(事務方最高幹部)になる』と公言するようになった」(元幹部)

 ある元側近は虎雄の怒りを買った徳美が、その後、孫を連れて、虎雄を懐柔する様子を目撃している。「それで理事長は矛を収めた。昔ではあり得なかった。家族は周囲に人がいなくなると、理事長ではなく『パパ』と呼ぶようになった。病気で恐れを感じなくなったんでしょうか」と話す。


側近を次々退ける


 近年の虎雄は、古くから仕えた側近を次々と退け、家族が脇を固めるようになった。そして娘たちに都合の悪い情報は遮断されるようになったという。

 別の元側近はこう語った。「もともと、理事長は聖人君子ではなかったが、噴き出す欲を抑えるため『生命だけは平等だ』などの理念を唱和して、己を律してきた。今、家族の意見を唯々諾々と聞き入れる様子は、かつてのグループを牽引(けんいん)した徳田虎雄ではない」

 病気に倒れて顕在化した家族の権力欲。病床の独裁者は、ファミリーの心の変遷をどう感じ取っているのだろうか。(敬称略)=おわり

8538チバQ:2013/11/19(火) 21:52:43
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131113ddm041040031000c.html

一族の支配:徳洲会事件/上 選対仕切る姉妹 「つじ立ちのあいさつ悪い」「なぜ椅子出さないの」
毎日新聞 2013年11月13日 東京朝刊

 日本最大級の医療グループ「徳洲会」による巨額の選挙違反事件で12日、徳田毅(たけし)衆院議員(42)の姉2人らが逮捕され、事件は徳田ファミリーが主導した疑いが強まった。「票」と「カネ」を巡る徳洲会グループの不透明な動きを追った。

 12日午後3時過ぎ、徳田議員の次姉、スターン美千代容疑者(46)を乗せた車が東京拘置所に入った。「ファミリーが徳洲会の財布を握って、直接口を出した選挙だった。捜査でその証拠を示してほしい」。東日本の徳洲会系列病院のある院長はいら立ちをぶつけた。「ファミリーが医療法人から完全に手を引き、本来の姿に戻るべきだ」

    ◇

 神奈川県鎌倉市の湘南鎌倉総合病院。2010年に新築された15階建ての最上階に、徳洲会グループ創設者、徳田虎雄前理事長(75)の専用室がある。応接室や大会議室などフロアの半分が電子ロックで病棟と隔てられ、窓外に富士山も望む。「前回の票を超えるんだ」。昨年11月の衆院解散後、この病室から、鹿児島市に置かれた徳田議員の事務所に向かって連日、虎雄前理事長の指令が飛んだ。

 全身の運動神経が衰える筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症した前理事長。体を動かせず、言葉も失った。だが、車椅子に体を預け、にらむような目で秘書が掲げる文字盤を追うことで意思を示し、秘書が通訳する。理事長室は全国の病院とテレビ会議でつながり、選挙中は選挙事務所にもカメラを置いた。

    ◇

 「つじ立ちのあいさつが悪い!」「集会で足の悪い人になぜ椅子を出さないの!」

 その事務所では連日、美千代容疑者が大きな声を上げていた。徳洲会職員が集うプレハブ事務所には親族の部屋も設けられ、美千代容疑者や長姉の越沢徳美(なるみ)容疑者(50)らが頻繁に出入りした。

 鹿児島2区は大きく3地区に分かれる。鹿児島地区は石川一郎(58)▽指宿地区は桶谷義一郎(69)▽奄美地区は屋田正彦(69)の各容疑者が責任者となった。だが「実質はファミリーが仕切っていた」と、派遣された職員は打ち明ける。

 職員派遣の注意事項を定めた「読後破棄」と記されたファクスが系列病院に届いたのは解散からわずか3日後の11月19日。その前には既に徳美、美千代両容疑者が鹿児島入りし、責任者らと対策会議を開いていた。これに沿ってグループ幹部が計563人、総額1億4750万円相当に上る運動員買収の構図を完成させた。

8539チバQ:2013/11/19(火) 21:53:30
 ファクスには、ボランティアを装う手口が明記されていた。派遣職員は欠勤扱い。給与の減額分は賞与に加算支給する。関係者は「文書作成に当たり、美千代容疑者も報告を受けていた」と指摘する。

    ◇

 今月9日、鹿児島県奄美市で開かれた奄美群島の日本復帰60周年を祝う式典。徳田議員の欠席は直前に伝えられ、壇上の来賓席は空席のまま。強制捜査後、国会にもほとんど姿を見せなかった徳田議員だが、12日夕、初めて事件について報道陣に口を開いた。「親族を含む関係者が逮捕された事実は大変重く受け止めています。疑念を持たせてしまい、心からおわびします」。自らの関与については何も述べず、「これからの推移を見守りたい」と厳しい表情で話した。

 ◇法人の税優遇取り消しも 地域医療へ影響懸念
 徳洲会グループは、66の病院を含む280以上の医療施設を擁する国内最大級の医療グループ。離島・へき地診療などに力を入れ、傘下には税制上優遇される特定医療法人と社会医療法人もある。事件を受けて優遇措置が取り消されれば、地域医療への影響も懸念される。

 社会医療法人は救急医療体制の確保などを条件に都道府県が認定し、法人税や固定資産税が非課税になる。グループでは千葉県の「木下(きおろし)会」(3病院)と鹿児島県の「鹿児島愛心会」(4病院)の2法人が認定されている。厚生労働省幹部は「公的な運営をしていなかったとして認定取り消しもあり得る。最終判断は都道府県だが、厚労省としても適切な助言をしたい」と語った。

 沖縄徳洲会(17病院)は国税庁から特定医療法人に承認され、法人税が軽減されている。「法人に法令に違反する事実がないこと」などが要件とされ、承認が取り消されれば過去にさかのぼって課税される可能性がある。

 徳洲会関係者は「多額の借入金もあり、経営悪化につながりかねない。離島やへき地医療の質の低下が心配だ」と語った。【桐野耕一、太田誠一、島田信幸】

 ◇系列企業に関与
 「徳田ファミリー」は長女の徳美、次女の美千代の両容疑者を中心に、2010年前後からグループ経営へ関与を強めた。

 徳美容疑者は、系列病院に医薬品や医療用品を納入する株式会社「徳洲会」の社長を1999年の設立時から務めた。美千代容疑者は東京・赤坂で眼科を開業する傍ら、2011年にはグループの医療機器リース会社などの代表に就任。2人とも数年前から、父・虎雄前理事長と行動を共にする姿が目立った。

 関係者によると、徳美容疑者ら親族は、10月末にグループ企業役員の辞表を提出した。

 一方、逮捕された幹部職員4人は、長年選挙運動を手伝うベテランが多い。中には、過去にも選挙違反で逮捕されたり、指名手配されても偽名を使って公訴時効まで逃げ続けたりした職員もいるという。「こうした人だけで『戦友会』と称して慰め合うこともあった」。ある徳洲会関係者は振り返った。【山田奈緒、近松仁太郎】

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 ■解説

 ◇カネの流れ解明が焦点
 東京地検特捜部が徳洲会グループ創設者の親族らの逮捕に踏み切ったのは、医療活動を通じて得た豊富な資金力と組織力を背景に著しく公平性を欠く選挙戦を展開し、悪質性が高いと判断したためだ。買収総額は1億5000万円近い。資力の差で当落が決まる「金権選挙」を防ぐ公選法の趣旨が骨抜きにされていた可能性がある。

 創設者の徳田虎雄前理事長はかつて、自由連合(2010年に解散)を率い、医師会が支援する自民党候補と「戦争」にも例えられる激しい選挙戦を繰り広げた。票の買収で多数の逮捕者も出したが、末端の運動員らが摘発されたケースはあっても、組織の中枢に捜査が及んだことはなかった。今後、不透明なカネの流れがどこまで解明されるかが大きな焦点になる。

 ある検察幹部は「医療理念は立派でも、徳洲会という組織の常識が社会の常識から外れている」と指摘する。05年の衆院選以降は次男の毅衆院議員が後継者となったが、金権体質まで引き継いでいなかったか。組織選挙の全容解明が待たれる。【島田信幸】

8540チバQ:2013/11/19(火) 21:58:44
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131114ddm041040147000c.html
一族の支配:徳洲会事件/中 世襲後も金権選挙 ベテラン病院職員「毅には大義がない」
毎日新聞 2013年11月14日 東京朝刊

 1983年の初冬。鹿児島・奄美大島の空港に「書籍」と書かれた段ボール箱が次々降ろされた。航空便で届いたのは札束。「カネは選挙事務所に運び込まれ、ばらまいた。やりたい放題だった」。徳洲会グループの元職員が打ち明けた。

 医師会と対立しながら各地に病院を開設した徳洲会の徳田虎雄前理事長(75)。「平等な医療の実現には政治力が必要だ」とこの年、当時の奄美群島区から初めて衆院選に立候補した。後に法相を務めた自民党の保岡興治氏との一騎打ちは壮絶な選挙戦となり、「保徳(やすとく)戦争」と呼ばれた。

 病院職員が大量動員され、名簿を手に、2万円渡したら黄色、5万円なら青色、と塗りつぶして歩いた。相手陣営の支持者から現金が飛べば、さらに上乗せした。地元建設会社の役員は「票イコール金。選挙は第4次産業」と振り返る。

 奄美群島・徳之島の貧しい家庭で育った前理事長は、急病の弟が医者にかかることもできずに亡くなったことをきっかけに医師を志したという。古くからの支持者は「訴えるのは医療改革と奄美の自立。離島に病院を作り、徐々に信頼を得た」と心酔する。90年、3度目の挑戦で念願の議席を手にした。

 次男の徳田毅(たけし)衆院議員(42)に世代交代しても、職員総動員の手法は引き継がれた。12日に逮捕された系列病院事務局長、石川一郎容疑者(58)らは、前理事長時代から選挙運動を担ってきた。

 だが、運動員として派遣されたベテラン病院職員は「前理事長の選挙は、地域医療を潰さないための活動だと思えた。毅の選挙には大義がない」と吐き捨てるように語った。

      ◇

 政治家の集金力を示す政治資金収支報告書。2011年、徳田議員は2億5185万円を集め、小沢一郎氏を抜き国会議員トップに躍り出た。収入の多くは親族や関連会社から。グループ資金が政治活動を支えていることを物語る。

 昨年の衆院選では、病院職員ら563人に約1億4750万円の買収資金がつぎ込まれた疑いが持たれている。自民党の政権奪還が予測され、徳田議員も安泰と見られた選挙でなぜ? 前理事長をよく知る関係者は断言する。「ファミリーが仕切った初めての選挙だから圧勝する必要があった。徳田虎雄のプライドだ」

8541チバQ:2013/11/19(火) 21:59:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131115ddm041040109000c.html
一族の支配:徳洲会事件/下 崩壊招いた私物化 高級マンション転売差額、次女に「寄付」
毎日新聞 2013年11月15日 東京朝刊

 「ご迷惑をかけている責任を取り、一日も早い徳洲会グループの信頼回復を願って、理事長職を退任する」

 10月7日夕、神奈川県鎌倉市の湘南鎌倉総合病院15階の徳田虎雄前理事長(75)専用室。集まった理事ら10人の前で、秘書が退任表明の文書を読み上げた。筋萎縮性側索硬化症(ALS)で全身の筋肉が衰弱し、車椅子に座る前理事長の表情は変わらない。「結論を出したら振り返らない人」。理事の一人は、慰留は無意味だと察した。

 9月に公職選挙法違反容疑で東京地検特捜部の捜索を受けても、執行部は事件への説明を避けた。だが、選挙のたびに動員させられる病院職員らの不満を抑え続けることはできず系列病院長らが理事長退陣を迫っていた。

 翌8日、徳洲会は記者会見を開き、退任を発表した。

    ◇

 「子孫に美田を残さない」と公言していた前理事長。だが病状悪化に乗じて、親族によるグループ私物化が目立ち出した。

 長女の越沢徳美(なるみ)容疑者(50)=公選法違反容疑で逮捕=が社長を務める株式会社「徳洲会」が2010年4月、東京・元麻布のマンション1室を2億円で購入した。翌5月、次女のスターン美千代容疑者(46)=同=が代表の経営コンサルタント会社は本社をこの部屋に移し、8月に1億4000万円で取得した。

 監査法人は「実質的には購入間もなく低額で売却されたとみなされ、差額の6000万円は寄付とみなされるリスクがある」と税務上の問題を警告した。

 美千代容疑者は11年2月、元徳洲会事務総長(57)を降ろしグループの医療機器リース会社社長に就任。元事務総長は前理事長時代から選挙を取り仕切った側近中の側近だが、この頃から親族と対立を深めた。今年2月に解雇され特捜部に組織ぐるみ選挙の実態を詳細に供述したとされる。

 「徳田虎雄」という強烈なリーダーシップの下で一枚岩だった組織はほころび、中枢部に捜査のメスが入った。前理事長に近い関係者は「グループを家族で固めようとした結果、徳洲会は崩壊に向かって走り出した」と嘆いた。

    ◆

 山田奈緒、島田信幸、山下俊輔、吉住遊、近松仁太郎、石川淳一が担当しました。

8542とはずがたり:2013/11/23(土) 17:00:59

損賠訴訟:提訴受け、松浦県連代表が三井氏に反論 「事実誤認」争う構え /秋田
http://mainichi.jp/area/akita/news/20131123ddlk05040128000c.html
毎日新聞 2013年11月23日 地方版

 民主党県連代表の松浦大悟前参院議員は22日、県庁で、昨年12月の衆院選秋田3区に党公認で立候補し落選した三井マリ子氏が松浦代表らを相手取って損害賠償を求める民事訴訟を起こしたことなどを受け、記者会見した。松浦氏は「県連としてしっかりと受け止めて対応していきたい」と述べた上で、「訴状は届いていないが、事実誤認に基づくとんでもない内容と思う。整理して反論したい」と争う構えを見せた。

 三井氏が自身に無断で政党交付金の受け皿となる口座を開設されたなどとして松浦氏の元秘書を県警に告発していることに対しては、松浦氏は「党本部の指示を受けて五つの口座を作った」と説明。「三井氏から全口座について作ることを了承を得た」との認識を示した。供託金については県連で保管していて、三井氏と協議の上、公金として取り扱うべきだと主張した。

 また、三井氏が訴状で「松浦氏から『あなたがいると票が減る』と言われた」などと指摘している点について「そのような言葉は発していない。選挙戦で三井さんの言動があまりにもひどく、3区の支持者からは『これ以上、三井さんを応援できない』という声が上がっていたのは事実」と反論した。

 さらに党県連が法的措置を取るかについては「同じ土俵に乗るのるのがばかばかしいくらいの低レベルな話」と突き放した。

 三井氏陣営の選挙運動費用収支報告書を巡っては、ポスター張りの報酬の虚偽記載の疑いがあり、県警が公職選挙法違反容疑で捜査している。また、松浦氏の報告書でも同様の疑惑が出ていて、これについては「裁判の過程ではっきりわかると思う。法律に触れているのであれば本当に残念」とした。

 同席した民主党の五百蔵(いおろい)洋一顧問弁護士は架空の領収書の作成疑惑について「悪気があってやっているのではなく、私の感想だが、つじつま合わせしている」との見解を述べた。浮いた金については三井氏への差し入れやガソリン代への転用とみられるとした。【小林洋子】

8543チバQ:2013/11/24(日) 08:46:11
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131124/nar13112402030001-n1.htm
民主・吉川氏、次期衆院選に出馬せず 奈良

2013.11.24 02:03


 民主党県連代表などを務めた前衆院議員の吉川政重氏(50)が23日、次期衆院選には立候補しないことを明らかにした。吉川氏は昨年12月の衆院選で、再選をめざして奈良3区から立候補したが落選。吉川氏は「力不足で、限界を感じている。選挙結果に責任を取りたい」とし、「一党員にはとどまる。今後については白紙の状態だ」と語った。民主県連は吉川氏に奈良3区からの立候補を要請したが、拒否されたという。一方、民主県連は奈良4区に、前衆院議員の大西孝典氏(57)の擁立を決め、党本部に公認を申請している。

8544チバQ:2013/11/27(水) 21:14:35
http://www.asahi.com/articles/TKY201311270074.html
阿部議員、虎雄前理事長から300万円 昨年の衆院選前
2013年11月27日15時16分
 【太田泉生】阿部知子衆院議員(無所属、比例南関東)が代表を務める政治団体「フォーラム21世紀の発信」が昨年12月の衆院選前に、医療法人「徳洲会」グループの徳田虎雄前理事長(75)から、300万円を借り入れていたことがわかった。同グループではこの選挙を巡り、前理事長の娘ら6人が、公職選挙法違反(運動員買収)容疑で東京地検特捜部などに逮捕されている。

 神奈川県選管が27日に公表した政治資金収支報告書によると、借り入れは昨年11月16日付。阿部氏の事務所は「社民党を離党した直後の選挙で、資金繰りが厳しくなる恐れがあったため、長年親交があった徳田前理事長が入院中の神奈川県鎌倉市の病院を訪ねて、借り入れを申し入れた」と説明。前理事長から金銭を借りたのは初めてで、借用書はなく、1年以内に返す約束だったという。

 「選挙は自己資金や寄付でまかない、借りた資金は日常の政治活動に充てた。約束に従って、今年10月8日に年2%の利子付きで返済した」としている。

8545チバQ:2013/11/30(土) 00:37:57
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131129ddm001040175000c.html
徳洲会公選法違反:徳田議員、連座制で失職の公算大 病院幹部、容疑認める
毎日新聞 2013年11月29日 東京朝刊


徳田毅衆院議員=国会内で藤井太郎撮影 医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件で、逮捕された系列病院幹部の一部が捜査当局に「徳田虎雄前理事長の指示だった」と運動員買収容疑を認める供述をしていることが分かった。この幹部は、徳田毅(たけし)衆院議員(42)=鹿児島2区=の選挙で地区責任者として活動しており、東京地検特捜部は連座制の適用対象となる「地域主宰者」に当たるとみている模様だ。このため供述が今後も維持されれば、徳田議員は当選無効で失職する公算が大きい。

 地域主宰者とみられるのは、系列病院の事務局長を務めている石川一郎(59)、桶谷義一郎(69)、屋田正彦(69)の3容疑者。昨年12月の衆院選で、石川容疑者は鹿児島市谷山地区、桶谷容疑者は指宿(いぶすき)地区、屋田容疑者は奄美地区を担当。職員らの戸別訪問などを指揮したとされる。徳洲会グループは、徳田議員の選挙区に派遣した病院職員ら計563人に対し、報酬として1億4750万円相当を供与した疑いが持たれている。

 関係者によると、3容疑者の一部は、徳田議員の父でグループ創設者の虎雄前理事長(75)の指示で病院職員らに報酬が支払われていたことを認めたという。

 特捜部は、虎雄前理事長が選挙運動全体を取り仕切る「総括主宰者」だったと判断している模様だ。総括主宰者や地域主宰者の有罪が確定すれば連座制が適用され、候補者の当選が無効となる。一方、虎雄前理事長と同容疑で逮捕された徳田議員の姉2人は否認の立場を崩していないとみられる。

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 ■ことば

 ◇連座制
 候補者以外の選挙違反によって当選が無効となる制度。(1)総括主宰者、地域主宰者、出納責任者の有罪(2)一定の親族、秘書などの禁錮刑以上−−が確定すると適用され、当該選挙区からの立候補も5年間制限される。(1)では候補者が不服訴訟を起こすことができ、(2)では当選無効を求めて検察官が起こす行政訴訟を経て効果が発生する。

8546チバQ:2013/12/03(火) 20:33:06
http://www.asahi.com/articles/TKY201312030113.html
虎雄氏支えた「金庫番」、選挙告発し対立 逮捕の元幹部
2013年12月3日17時47分
 業務上横領容疑で逮捕された能宗克行容疑者(57)は「徳洲会の金庫番」と呼ばれ、長年にわたって徳田虎雄前理事長(75)に側近として仕えた。近年は徳田前理事長の親族と対立を深め、能宗容疑者が徳洲会による選挙支援の実態をメディアなどに告発。こうした動きが東京地検特捜部の捜査につながった。徳洲会側は能宗容疑者を警視庁に刑事告訴していた。

 能宗容疑者は大学卒業後の1979年に徳洲会大阪本部に入り、東京本部総務課長や理事長室長など幹部ポストを歴任。徳田前理事長が代表だった「自由連合」の会計責任者も務め、2004年には徳洲会グループの事務総長の座についた。徳田前理事長が筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症した後も、次男の徳田毅衆院議員(42)の選挙戦を取り仕切った。

 しかし、10年8月に解散した自由連合の借入金の処理をめぐって徳田前理事長の親族と対立。徳洲会側は昨年9月、元衆院議員が経営するコンサル会社への約2億4千万円の不明朗な支出や、病院建設に絡む業者からの裏金疑惑などがあるとして能宗容疑者を事務総長から解任した。

8547チバQ:2013/12/03(火) 20:44:03
http://mainichi.jp/select/news/20131203k0000e040249000c.html
徳洲会:逮捕の金庫番 確執で解雇、地検に情報提供
毎日新聞 2013年12月03日 13時12分(最終更新 12月03日 14時44分)

 医療法人「徳洲会」グループの関連会社から現金を着服したとして、警視庁捜査2課は3日、グループの元事務総長、能宗(のうそう)克行容疑者(57)=東京都世田谷区用賀2=を業務上横領容疑で逮捕し、自宅などを家宅捜索した。

 能宗克行容疑者は徳洲会グループの「金庫番」とされ、病院経営だけでなく、徳田虎雄前理事長や後継の徳田毅(たけし)衆院議員(42)の選挙運動も取り仕切っていた。逮捕前の毎日新聞の取材に「口座を調べてもらえれば、すぐに分かるはず。何のいわれもない」と容疑を否定し、「表に出せない金はグループのために使っていた」と主張していた。

 能宗容疑者は前理事長が率いた政党・自由連合時代から資金管理も担い、グループ職員を動員する選挙運動の中心人物だった。しかし近年は徳田家との確執を深め、今年2月に解雇されると、選挙違反の実態を東京地検特捜部に詳述し、親族逮捕のきっかけを作ったとされる。

 横領の舞台となったグループ会社の医療機器販売会社「インターナショナル・ホスピタル・サービス」の社長には1997年に就任。2009年の衆院選では同社から多額の裏金が捻出されて徳田議員陣営に提供されたことが判明している。11年に前理事長の次女スターン美千代容疑者(46)=公選法違反容疑で逮捕=が社長に就任し、昨年12月の衆院選でも同社から裏金が引き出されていた。

 特捜部に情報提供したことについて能宗容疑者は「前理事長は病気になって別人になってしまい、ファミリーを守ろうとしている。元気な頃の前理事長の姿が鮮明に残る。原点に返りましょうという思いだった」と振り返った。

8548チバQ:2013/12/04(水) 20:45:50
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20131204-OYS1T00749.htm
山田元農相300万円借りる、虎雄容疑者から無利子で

 昨年12月の衆院選で落選した山田正彦元農相(71)が選挙前の同年11月、徳洲会創業者の徳田虎雄・元衆院議員から現金300万円を借り入れていたことがわかった。山田氏の事務所は、借入金は徳洲会を巡る公職選挙法違反事件が発覚後の10月7日に返済したとしているが、11月27日に公表された政治資金収支報告書には当初、この借り入れを記載していなかった。

 事務所によると、徳洲会の事件発覚後、山田氏からの指示で300万円の事務処理を確認したところ、記載漏れが判明。11月30日付で政治団体「山田正彦後援会」の借入金の欄に、山田氏が300万円を貸す形で追加記載した。虎雄容疑者の名前を出さなかったことについては、「隠す意図はなかった」と釈明。「選挙には使っておらず、日常の政治活動費に充てた」としている。

 2人は10年以上前から親交があり、「1年で返す」との条件で、虎雄容疑者側から現金で受け取ったという。利子はなく、借用書も作成していないとしている。

(2013年12月4日 読売新聞)

8549名無しさん:2013/12/05(木) 07:57:22
徳洲会専用スレだなw

8550名無しさん:2013/12/05(木) 08:03:19

阿部知子議員、徳田虎雄氏から300万円借り入れ
ttp://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20131127-OHT1T00090.htm
阿部知子衆院議員=無所属、比例南関東=の資金管理団体「フォーラム21世紀の発信」が衆院選直前の昨年11月16日、徳洲会グループの徳田虎雄前理事長から300万円を借り入れていたことが
27日、神奈川県選挙管理委員会が公開した2012年分の政治資金収支報告書で分かった。
小児科医の阿部氏は千葉徳洲会病院の元院長で、現在は徳田氏が療養中の湘南鎌倉総合病院の非常勤医師。
阿部氏の事務所は「当時は社民党を離党して資金繰りが厳しくなると思い借りた。選挙運動には使っていない」と説明している。

事務所によると、阿部氏が徳田氏に面会し、選挙資金として借り入れを依頼。
借用書はなく1年以内に返済する約束で、今年10月に利子を付けて返済したという。
阿部氏は衆院選前に社民党を離党し、日本未来の党から神奈川12区で出馬。小選挙区で敗れたが比例で復活当選した。
同グループの病院職員らが選挙応援をしていたことも明らかになっている。

8551名無しさん:2013/12/05(木) 08:04:21

徳洲会:阿部知子議員が300万円借金 金利付けて返済

 無所属の阿部知子衆院議員(比例南関東)が昨年の衆院選直前、
徳洲会グループの徳田虎雄前理事長から300万円を借り入れていたことが、
神奈川県選挙管理委員会が27日公表した政治資金収支報告書で分かった。

 阿部氏の事務所によると、阿部氏は衆院解散当日の昨年11月16日、
徳洲会の湘南鎌倉総合病院(同県鎌倉市)で入院中の徳田氏に会い、
その場で現金で借りたという。
阿部氏の秘書は「前日に社民党を離党していて金が必要との認識もあり、
1年以内に返すつもりで選挙資金として借りた。
徳田氏とは長年の信頼関係があり、借用書は作っていない」と話した。
300万円は今年10月8日付で2%の金利を付けて徳田氏に返却したという。

 阿部氏は小児科医で現在、湘南鎌倉総合病院の非常勤医師を務める。
昨年の衆院選直前に社民党を離党し、日本未来の党から
神奈川12区で立候補して比例で復活当選した。

毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20131127k0000e010204000c.html

8552チバQ:2013/12/05(木) 21:15:49
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131205/crm13120514200015-n1.htm
昨年衆院選、圧勝期し結局“実弾”投入 裏資金は常態化
2013.12.5 16:00 (1/2ページ)[徳洲会事件]
 病院職員に報酬を支払って選挙運動をさせただけでなく、買収資金を交付していた事実が暴かれた徳洲会グループの公職選挙法違反事件。昨年の衆院選にあたりグループ創設者の徳田虎雄・元衆院議員は当初、「今回は買収をしなくても選挙に勝てることを示す」と指示していたという。だが、地方議員や地元有力者らによる票の取りまとめで圧勝を確実にするため“実弾”のばらまきに踏み切ったとみられる。

 「奄美群島では中選挙区制の時代から、徳田派と対立陣営派の色分けが鮮明で、地方議員も2派に分かれて支持者獲得にしのぎを削ってきた」。選挙区内の系列病院関係者は語る。

 虎雄氏が初当選した平成2年2月の衆院選以来、現金をばらまく買収攻勢はエスカレート。「草刈り場」となる中間層の有権者には、グループの病院幹部らが戸別訪問で現金攻勢をかけたほか、地方議員らにも「ガソリン代」「食事代」として現金を支給。議員らが選挙公示前から各地の民家などでミニ集会を連日開くなどし、現金買収や供応接待を繰り返したという。

 「奄美では選挙は祭りと同じ。勝った側の地方議員が公共事業への影響力を握り、負け馬に乗った建設業者は仕事を干されるから、皆が必死だった」(同)

 虎雄氏の次男、徳田毅衆院議員にとって2度目の選挙となった21年7月の衆院選でも、徳田陣営は大掛かりな現金買収を展開した。「21年は裏資金約2億円で1万票を買った計算だった」と関係者は証言する。

 約2億円の買収資金はグループ企業からの仮払金の形で捻出。選挙区内に配置された病院幹部らがそれぞれ買収の組織づくりをし、地元の取りまとめ役に現金を渡したという。

 毅氏の3度目の選挙となった昨年12月の衆院選にあたっては、病床から衛星回線で指揮を執った虎雄氏が当初は「買収せずに大勝する」と幹部らに指示していたという。

 「このため、前回のような大掛かりな買収はやらなかった」と関係者。だが、金庫番役を任されたスターン美千代容疑者や、母親の徳田秀子容疑者は一部地域の「対策費」として現金を交付していた。

 「買収を毎回繰り返してきた奄美や鹿児島の一部地域では、ガソリン代がなければ誰も動かない。そのため対策費を交付することになったのだろう」と関係者は話している。

8553チバQ:2013/12/05(木) 21:23:41
http://www.asahi.com/articles/SEB201312040050.html
疑惑の鹿児島政界、大揺れ 自民奄美支部から逮捕者
2013年12月5日13時26分
 医療法人「徳洲会」グループをめぐる公職選挙法違反容疑事件で逮捕された山田良一容疑者(58)は、自民党奄美支部事務局長を務める。かつては、徳田虎雄元衆院議員と激しく選挙で争った保岡興治(やすおかおきはる)衆院議員らの選挙に携わったが、徳田毅議員が自民党に移ってからは、徳洲会と自民党をつなぐ役割を果たした。毅氏の選挙や政治活動を地元・奄美大島で支えてきた。

 党奄美支部の青年部長になったのは1985年。旧名瀬市議を4期務めたが、3市町村合併による奄美市議選(2007年10月)には立候補せず引退。党支部の事務局長に就いた。

 現在の事務所は、毅議員の奄美事務所を兼ねている。支援者によると、昨年12月の選挙では、遊説日程などを調整。200メートルほど離れた毅議員の選挙用の事務所との間を行き来し、徳洲会の応援職員らが集う朝礼や終礼にも出ていた。今回の逮捕容疑は、選挙の公示直前の11月下旬、選挙運動する人に渡すための資金と知りながら240万円を受け取ったというものだ。

8554チバQ:2013/12/05(木) 21:25:31
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131205/crm13120508440004-n1.htm
【徳洲会事件】
「なぜ票をまとめない」 ゴッドマザー・秀子容疑者、陣頭で運動員鼓舞
2013.12.5 08:40 (1/2ページ)[徳洲会事件]

自宅があるマンションを出る徳田秀子容疑者=4日午前8時40分ごろ、東京都千代田区
 逮捕された徳田秀子容疑者は、夫の虎雄・元衆院議員と二人三脚で徳洲会を日本最大の医療法人に育てた。虎雄氏の時代から選挙にも積極的に関与。グループ内で「女帝」「ゴッドマザー」とも呼ばれ、グループ運営のみならず違法な選挙活動も差配していた。

 「昔みたいに期日前の票をまとめちゃえばいいのに。なぜやらないの」

 関係者によると、昨年12月の衆院選で秀子容疑者はいらだったようにこう繰り返したという。買収してでも有権者を期日前投票に連れ出した過去の選挙と比べ、選挙運動が“生ぬるい”と感じていたようだ。

 虎雄氏の選挙で参謀を務めたある男性は、かつて秀子容疑者が「選挙は(投開票日の)日曜朝から始まる」と話したことを覚えている。投開票日朝に現金を有権者に渡すことで、票が動くという趣旨の発言だ。

 虎雄氏と昭和34年に結婚した秀子氏は、徳田毅衆院議員ら7人の子供に恵まれた。虎雄氏が48年に徳洲会の前身、徳田病院(大阪府)を開設した際には、資金集めのため銀行回りを続け、開院後は子育てとともに経理、受付、薬剤師をフル回転でこなした。

 虎雄氏はかつて著書でこう語っている。「自分で走っているのか、家内に走らされているのか、自分でも分からない」

 その存在感は、特に虎雄氏の難病発症後に増していた。昨年の選挙では、娘のスターン美千代容疑者らと選挙事務所の陣頭に立って運動員を鼓舞。東京都の猪瀬直樹知事(67)が毅氏から個人的に借りたと主張する5千万円を返した相手も秀子容疑者だった。

 元幹部は秀子容疑者をこう評する。「陰に日向に虎雄氏を支え続けた女性。違法な選挙も、毅氏や徳洲会のためと思ったのかもしれない」

8555チバQ:2013/12/05(木) 21:30:21
http://mainichi.jp/select/news/20131205k0000e040222000c.html
徳洲会裏金:「お金もらうの当たり前」奄美今なお金権選挙
毎日新聞 2013年12月05日 16時00分(最終更新 12月05日 18時52分)


奄美群島日本復帰60周年記念式典でぽっかり空いたままの徳田毅議員の席(左は保岡興治衆院議員)=鹿児島県奄美市名瀬で2013年11月9日午後4時7分、神田和明撮影
拡大写真 昨年12月の衆院選を巡る医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件は、徳田虎雄前理事長(75)のお膝元の鹿児島・奄美群島で今なお金権選挙が続いている実態を浮き彫りにした。4日に逮捕された副理事長の徳田秀子容疑者(75)らは、次男の徳田毅(たけし)衆院議員(42)=鹿児島2区=の陣営に買収資金6000万円を交付したとされ、一部が地元政界関係者に渡った疑いが浮上している。

 「議員がお金をもらうのは当たり前。誰が一番多くもらったかが問題だ」。元市議は「議員時代に『誰かと酒でも飲んで』と10万円渡されたことがある。それで票を集めるのが仕事」と明かし、悪びれず言った。「問題意識? あるわけない。妙なこと聞くねえ」

 虎雄前理事長が衆院選に初めて出馬した1983年。定数1だった当時の奄美群島区に立ちはだかったのが自民党の保岡興治衆院議員だった。幾度もの一騎打ちは「保徳(やすとく)戦争」と呼ばれ、現金が飛び交う「第4次産業」とやゆされた。

 父の後を継いだ徳田議員は2006年に自民党入りし、保守勢力は統一されたが、現職市議の一人は「党内にあった『徳田アレルギー』を治療する必要があり、その後も買収が続いた」と指摘した。

 戦後米軍統治下に置かれた奄美は今年、日本復帰60周年。祝賀ムードに沸く島に、事件が影を落とす。11月9日の60周年記念式典への参加に意欲を見せていたという徳田議員は直前に欠席を伝えた。奄美市の自営業の男性は「徳田議員に島の未来を託してきたが、いつまでも姿を見せず、我慢も限界。自分の言葉で考えを語るべきだ」と非難した。【山田奈緒】

8556チバQ:2013/12/08(日) 23:54:06
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131208/crm13120812010001-n1.htm
【衝撃事件の核心】
「父子の野望」支え半世紀 「選挙は日曜朝からよ」逮捕された徳洲会「ゴッドマザー」の人生
2013.12.8 12:00 (1/5ページ)[衝撃事件の核心]

徳田秀子容疑者(徳洲会HPから)
 「ゴッドマザー」は、愛ゆえに違法選挙に手を染めたのか。日本最大級の医療法人グループ「徳洲会」による公職選挙法違反事件で、グループ創設者で前理事長の徳田虎雄・元衆院議員(75)の妻、秀子容疑者(75)が逮捕された。グループ拡大に突き進んだ虎雄氏を半世紀にわたって陰で支えたが、虎雄氏の難病発症後には前面に立ってグループ全体を掌握。当初は夫のため、その後は次男の徳田毅衆院議員(42)のため、秀子容疑者は違法な選挙運動に手を染めていた。


幼なじみの虎雄氏と結婚


 「この人はすごい人だ、この人についていくためには、私はもっともっと自分を高めなければならない」

 秀子容疑者が虎雄氏と結婚したのは昭和34年。グループインタビューで、当時の心境をこう振り返っている。

 秀子容疑者は大阪市で生まれ、終戦後に両親の故郷、鹿児島県・徳之島に引っ越した。島内の小学校で1学年上級生だった虎雄氏とは、畑仕事を一緒に手伝う幼なじみだった。

 その後、2人は交際を始めたが、虎雄氏は医学部受験のため高校3年で大阪市内の高校に転校。秀子容疑者は高校卒業後、いったんは地元銀行に就職したが、その後、大阪大学医学部に合格した虎雄氏と大阪で新婚生活を始めた。

 秀子容疑者は事務仕事などをしながら私立大学に進学して薬剤師の資格を取得。虎雄氏は土木作業や家庭教師のアルバイトをしながら学費を稼ぎ、勉強の日々を送った。

 夫婦の半世紀に及ぶ二人三脚が始まった。


9年間で7人の子宝、病院でもフル回転


 当時、虎雄氏の父が亡くなり、虎雄氏は徳之島に残っていた家族を大阪に呼び寄せて生活の面倒を見たため、経済状況は非常に苦しかったという。

 第1子の越沢徳美被告(50)=公選法違反罪で起訴=が誕生したのはその頃だった。その後9年間で、次女のスターン美千代容疑者(46)=同法違反で起訴、再逮捕=や毅氏ら2男5女、計7人の子供に恵まれた。

 昭和48年、虎雄氏は「生命だけは平等だ」という理念を掲げ、徳洲会の前身となった徳田病院(大阪府)を設立する。

 虎雄氏は自分に掛けた生命保険を担保に借金をして運転資金を捻出したが、秀子容疑者も子育てをしながら資金を集めるため銀行回りを続け、開院後には経理や受付や薬剤師をこなしたという。

 虎雄氏は自身の著書で「自分で走っているのか、家内に走らされているのか、自分でも分からない」と評している。

8557チバQ:2013/12/08(日) 23:54:42
腰の低い「政治家の妻」


 虎雄氏は病院を全国に設けるという構想に向けて走り出したが、各地で地元医師会と対立し、「医療をよくするためには政治しかない」と、衆院選への出馬を決意した。

 秀子容疑者は大阪に子供たちを残し、虎雄氏とともに選挙区の奄美大島に入り、虎雄氏の母と戸別訪問を続け支持を呼びかけた。

 虎雄氏は平成2年に初当選し、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)発症後の平成15年まで、計7回の衆院選を戦った。

 秀子容疑者をよく知る元職員は「選挙運動でも粗暴な言い方が目立った虎雄氏の横で、頭を下げ続ける秀子容疑者は地元でも評判がよかった」と振り返る。

 後援会の古参幹部が「この奥さんがいるから、あんたは政治家になれるんだよ」と、虎雄氏にくぎを刺す場面もあったという。


「選挙は日曜日から始まる」…当日朝まで激励


 一方で、選挙活動にも深く関与した。

 虎雄氏が自民党の保岡興治衆院議員と何度も繰り広げた激しい選挙戦「保徳戦争」や、虎雄氏が代表を務めた政党「自由連合」が候補者を擁立した国政選、地元首長選などで、徳洲会は虎雄氏の指示で現金買収を繰り返したとされ、末端運動員だったグループ職員らの摘発が相次いだ。

 虎雄氏の選挙で参謀を務めたある男性は、当時秀子容疑者と交わしたやりとりを覚えている。

 秀子容疑者「選挙は日曜の朝から始まる」

 男性「選挙運動は土曜の夕方までじゃないですか」

 秀子容疑者「バカね、勝負は日曜日に決まるのよ。相手陣営はお金がないから一票5000円だけど、うちは2万円」。

 秀子容疑者は自慢げな様子だったといい、男性は「投開票日朝に現金を有権者に渡すことで、票が動くということを十分に分かっていた」と話した。

 男性によると、これまで買収選挙に秀子容疑者の名前が取り沙汰されたこともあったという。

 「ある病院職員が選挙違反で指名手配されたため、虎雄理事長の指示で時効まで逃亡させた。彼が捕まると秀子夫人に波及する危険性があったからだ」

 また、グループを古くから知る男性は、ある選挙で逮捕された現役幹部から「捜査員に『お前がしゃべらなかったら、その代わり、秀子夫人を呼ぶぞ。それでいいのか』といわれ、『全部私がやりました』で通した」と聞いたという。


虎雄氏病気後は「名代」として存在感


 虎雄氏がALSを発症し、政界引退を決めたころから、一歩引いた立ち位置にいた秀子容疑者の役割に変化が出始め、「虎雄氏の名代」としての存在感が増していったという。

 出馬を固辞した次男の毅氏に、「出馬しないなら、私が出る」と説得したのが秀子容疑者だった。

 昨年12月の衆院選では、病気療養中だった虎雄氏の「毅の選挙に全力で当たれ」という指示のもと、美千代容疑者らとともに陣頭指揮を執るなど前面に立って活動。地方議員や昔からの支持者に投票を呼び掛けるなど精力的な選挙運動を繰り広げた。

 「昔みたいに期日前の票をまとめちゃえばいいのに。なぜやらないの」。

 関係者によると、秀子容疑者はいらだったようにこう繰り返した。買収してでも有権者を期日前投票に連れ出した過去の選挙と比べ、選挙運動が生ぬるいと感じていたようだったという。

8558チバQ:2013/12/13(金) 19:54:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2013121300682
毅議員姉、容疑認める=「徳田家が違法選挙の中心」−勾留理由開示で謝罪・東京地裁
 昨年12月の衆院選をめぐる医療法人「徳洲会」グループの公選法違反事件で、徳田毅衆院議員(42)=鹿児島2区=の姉のスターン美千代容疑者(46)=同法違反容疑で再逮捕=の勾留理由開示が13日、東京地裁(溝渕章展裁判官)であった。同容疑者は「従前のやり方をそのまま受け継ぎ、法をないがしろにした。徳田家は違法な選挙の中心だった」と容疑を認め、謝罪した。同容疑者は逮捕直後は黙秘するなどしていた。(2013/12/13-19:14)

8559名無しさん:2013/12/17(火) 20:14:53
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013121702000237.html
亀井氏、徳洲会側から2000万円 政治資金報告せず
2013年12月17日 夕刊

 元金融担当相の亀井静香衆院議員(77)側が二〇〇八年、医療法人「徳洲会」グループから政治資金パーティー券の代金として二千万円を受け取ったのに政治資金収支報告書に記載していないことが、関係者への取材で分かった。亀井氏側は昨年後半、全額を返還した。政治資金規正法は、収入があった時点で政治資金収支報告書に記載する義務があると規定しており、違反の可能性がある。

 関係者によると、この金は、当時、徳洲会グループ事務総長だった能宗(のうそう)克行容疑者(57)=警視庁が業務上横領容疑で逮捕=が〇八年一月、自らが代表取締役の関連会社「インターナショナル・ホスピタル・サービス」(IHS、大阪市)から捻出し、亀井氏の秘書に手渡したという。

 その後、徳田虎雄前理事長(75)の次女、スターン美千代容疑者(46)=東京地検特捜部が公職選挙法違反容疑で再逮捕=が昨年秋、二千万円を含む多額の使途不明金をめぐり能宗容疑者を追及。

 能宗容疑者は二千万円について「亀井氏のパーティー券の代金」と説明したが領収書がなく、亀井氏の事務所から返還された二千万円を十二月にIHSに返還したという。

 亀井氏の事務所は、政治資金収支報告書の不記載について「徳洲会側から、領収書の宛名として(個人名や法人名の)リストの提出をしてもらえず、入金処理しないで預かっていた。その後、リストを提出できないと返事があった時点で返した」として、問題はないとの認識を示した。

 政治資金規正法によると、一回のパーティーで一団体が購入できるパーティー券は百五十万円まで。二十万円を超えると、収支報告書に氏名を記載する必要がある。

8560チバQ:2013/12/24(火) 22:04:00
http://mainichi.jp/select/news/20131224k0000e040216000c.html
徳洲会事件:徳田虎雄氏「総括主宰者」認定も「中止処分」
毎日新聞 2013年12月24日 13時48分(最終更新 12月24日 14時00分)

 ◇難病ALSで入院中 特捜部いったん判断見送り
 昨年12月の衆院選を巡る医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件で、東京地検特捜部は24日、徳洲会の徳田虎雄前理事長について、選挙運動全体を主導した「総括主宰者」と認定したが、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)で入院中のため、24日、いったん判断を見送る「中止処分」とした。

 特捜部は「起訴相当と考えているが、状況によっては生命の危険がある。病状や他の被告の裁判の行方を見て、しかるべきタイミングで捜査を再開し、処分を決める」と説明した。

 ◇中止処分
 容疑者が病気や所在不明だったりして、起訴や不起訴といった最終的な判断ができるまで捜査が継続できない場合に、検察官が捜査を中断する処分。事情が変われば捜査を再開することもできる。

8561チバQ:2013/12/24(火) 22:05:35
http://mainichi.jp/select/news/20131225k0000m040097000c.html
徳洲会事件:「百日裁判」に…公選法違反、母と次姉起訴
毎日新聞 2013年12月24日 21時54分

 医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件で東京地検特捜部が24日、徳田毅衆院議員(42)の母秀子被告(75)や次姉スターン美千代被告(46)ら6人を同法違反(買収資金交付など)で起訴し、公判の準備が年明けから本格化する。東京地裁で開かれる公判は、100日以内の判決を目指す「百日裁判」で審理される見通し。起訴内容を認めている美千代被告の裁判は早期に終結し、連座制によって徳田議員の失職が確実視されている。

 百日裁判は、連座制適用が想定されるようなケースで、選挙の効力などを早期に確定させるのが目的。関係者によると、一部の被告については、来年2月に初公判を開く方向で調整しているという。

 一方、難病のためいったん捜査を打ち切る「中止処分」となった徳田虎雄前理事長(75)について、特捜部は「起訴相当と考えているが生命の危険がある。病状や他の被告の裁判の行方をみて、しかるべきタイミングで捜査を再開し、処分を決める」と説明した。

 また、東京都知事を辞職した猪瀬直樹氏(67)が徳洲会側から5000万円を提供された問題で特捜部は今後、市民団体から出された公選法違反容疑などの告発状を正式に受理し、捜査に乗り出すとみられる。

8562チバQ:2013/12/25(水) 22:18:20
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131225/crm13122510000004-n1.htm
【徳洲会事件】
東京地検、捜査継続し毅氏の関与慎重に判断 百日裁判、年度内にも判決
2013.12.25 09:55 (1/2ページ)

 徳田毅衆院議員の親族ら計10人がこれまでに起訴された徳洲会グループをめぐる公選法違反事件。毅氏の関与や、徳田虎雄・元衆院議員の刑事処分など、詰めるべき課題は残り、東京地検特捜部は捜査継続を決定した。大規模選挙違反に端を発した徳洲会事件は、まだ「第一章」が終わったにすぎない状況だ。

 特捜部は毅氏の関与についての捜査を継続し、今後、刑事処分を慎重に判断する見通しだ。

 毅氏は特捜部の任意の事情聴取に、系列病院から運動員が来ていた認識があったことは認めたが、日当支払いなどの違法行為があったことは「知らなかった」と説明。裏の選対費の提供も認めていない。

 毅氏は過去の虎雄氏の選挙で私設秘書として選挙区入りしており、病院からの人員供出の仕組みを知っていた可能性は高いが、昨年の選挙については「関与があったという明確な証拠はない」(検察幹部)。

 検察内部には「既に連座制適用での失職が視野に入っており、一定の制裁は受ける形となる」(別の幹部)との声もあり、刑事処分に慎重な意見もある。

 虎雄氏の処分は?

 特捜部は虎雄氏が違法な選挙を主導したと断定し、これまで6回取り調べたが、違法な選挙運動への関与を否定した。

 虎雄氏の刑事処分については「出廷できるか否か」という点が重視され、虎雄氏の主治医は「(病状から)裁判所に出向くのは困難」という意見書を特捜部に提出した。

 ただ、虎雄氏は昨年の選挙前、鹿児島県の系列病院を訪問しており、「出廷不可能というわけではない」(グループ関係者)との声もある。

 検察内部では、不起訴処分のほか、いったん起訴した後、起訴の執行停止を求める処分なども検討されている。

 連座制適用で失職も

 既に公選法違反(運動員買収)罪で起訴された越沢徳美(なるみ)被告(50)ら3被告の初公判は、公判前整理手続きで争点を明確化した後、来年2月中旬に開かれる見通しだ。

 地裁は100日以内での判決を目指しており、初公判後は集中的に公判日程が組まれ、判決は早ければ年度内にも出るもようだ。

 一方、24日に起訴されたスターン美千代被告は起訴内容を認める方針で、徳美被告らに先行して公判が開かれる可能性もある。

 徳美被告らの有罪が確定した場合、連座制が適用され、毅氏が失職する公算が大きい。

 首謀者の虎雄氏が出廷しない異例の公判廷となるが、検察幹部は「虎雄氏の指示を記録したパソコンも押収している。虎雄氏の出廷がなくとも有罪立証は可能だ」と話している。

8563穏健保守系無党派:2013/12/27(金) 09:26:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013122600884
清水氏が維新会派入り=衆院


 日本維新の会は26日、衆院比例代表近畿ブロックで繰り上げ当選した清水鴻一郎氏の会派入りを衆院事務局に届け出た。 
 新たな勢力分野は次の通り。
 自民293▽民主・無所属クラブ56▽日本維新の会53▽公明31▽みんな16▽共産8▽生活7▽社民・市民連合2▽無所属14(2013/12/26-21:17)

8564穏健保守系無党派:2013/12/28(土) 08:24:15
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20131227-OYT8T01323.htm
繰り上げ当選、維新・清水衆院議員が意欲

 日本維新の会を離党した東国原英夫氏の衆院議員辞職に伴い、衆院比例近畿ブロックで繰り上げ当選した同党府総支部幹事長の清水鴻一郎氏(67)が27日、府庁で記者会見し、「ライフワークとしている医療・福祉の充実に取り組む」と抱負を語った。

 同党府総支部所属の国会議員が誕生するのは初めて。清水氏は「京都に維新の旗が立てられてうれしい。統一地方選に向けた足場ができた」と述べ、再来年の府議選と京都市議選の全選挙区に候補者を擁立する方針を示した。

 清水氏は、2005年に衆院京都3区で自民党から出馬。比例復活で初当選したが、09年の衆院選で落選。その後、みんなの党を経て、昨年、維新の会に移った。

 また同党府総支部は、空席だった代表に、元府議の田坂幾太代表代行が就くと発表した。幹事長は引き続き、清水氏が務める。

(2013年12月28日 読売新聞)

8565チバQ:2013/12/28(土) 22:42:43

6035 名前:チバQ 投稿日: 2013/12/28(土) 22:41:50 http://mainichi.jp/select/news/20131229k0000m010053000c.html

維新の会:京都と奈良の支部2氏を除名処分「反党行為」

毎日新聞 2013年12月28日 20時56分(最終更新 12月28日 21時08分)


 日本維新の会は28日、昨年の衆院選で落選した、京都3区の山内成介氏(48)と奈良1区の大野祐司氏(53)について、「反党行為があった」などとして除名処分にし、重複立候補した比例近畿ブロック名簿から削除した、と発表した。

 山内氏は7月の参院選京都選挙区でも落選し、京都府総支部が「選挙に非協力的だった」として処分を求めていた。大野氏は同月の奈良市長選に、党方針に反して無所属で立候補し、落選した。維新は23日の執行役員会で処分を決めた。

 比例近畿で当選した同党衆院議員、新原秀人氏が実質管理する歯科医院で診療報酬の過大請求が今月発覚し、松井一郎幹事長が「監督官庁の判断によっては本人がけじめをつけるのは当然」とコメント。仮に新原氏が議員辞職した場合には、山内氏が繰り上げ当選する立場だった。【熊谷豪】

8566穏健保守系無党派:2014/01/24(金) 20:54:06
http://www.news24.jp/nnn/news8616057.html
松浦氏「ことごとく事実と反する」
(秋田県)
おととしの衆議院選挙で、秋田3区に民主党公認で立候補し落選した三井マリ子氏が、民主党県連の松浦大悟代表に対し、2700万円あまりの損害賠償を求めている裁判が始まりました。第1回口頭弁論で松浦代表は「ことごとく事実と反する」と述べ、全面的に争う姿勢を示しました。訴状によりますと、三井氏は、民主党県連の松浦代表などに「なかば強引に立候補させられたうえ、無断で隠し口座を作られ、選挙費用を縮小された。選挙後、横手から出て行くよう責め立てられた」などとして、松浦代表と元秘書2人に対し、慰謝料など総額2700万円あまりの損害賠償を求めています。第1回口頭弁論で三井氏は「私に精神的苦痛をもたらした松浦代表らの嘘と隠ぺいをこの裁判で証明する」と自ら意見を述べました。これに対し、松浦代表は「選挙の支援体制についても選挙費用についてもことごとく事実と反する内容。我々の主張が真実であることが 明らかになるだろう」と全面的に争う方針を示しました。次回の口頭弁論は4月4日に開かれます。
[ 1/24 19:26 秋田放送]

8567穏健保守系無党派:2014/01/31(金) 17:36:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140131-00000028-asahi-soci

徳田議員の姉、起訴内容認める 連座制で失職、ほぼ確実

朝日新聞デジタル 1月31日(金)14時5分配信


 医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反容疑事件をめぐり、徳田毅(たけし)衆院議員(42)=自民党を離党=の姉で、同法違反(運動員買収など)の罪で起訴されたスターン美千代被告(46)の初公判が31日、東京地裁(田辺三保子裁判長)であった。美千代被告は、起訴内容を全面的に認めた。

 美千代被告は昨年12月にあった勾留理由を開示する法廷でも「逮捕、起訴された事件に関して、全く異論はない。素直に認めたい」と話していた。親族に対して禁錮刑以上(執行猶予を含む)が確定すると、公選法の連座制が適用される。美千代被告が公判でも起訴内容を認めたことで、有罪判決が出され、連座制の適用によって毅氏が失職することはほぼ確実となった。

 起訴状によると、美千代被告は2012年12月の衆院選で、グループ創設者の徳田虎雄前理事長(75)らと共謀。全国のグループ病院の職員ら計594人を鹿児島2区で選挙運動に従事させ、報酬や旅費計約1億5560万円を支給。また、選挙区の事務所責任者らに選挙運動の報酬など計6千万円を支出したとされる。判決は3月5日に言い渡される予定。
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朝日新聞社

8568チバQ:2014/01/31(金) 22:04:16
http://mainichi.jp/select/news/20140201k0000m040115000c.html

徳洲会事件:姿見せない徳田議員…進退どう判断?

毎日新聞 2014年01月31日 20時45分(最終更新 01月31日 21時34分)



記者に囲まれる徳田毅衆院議員=国会内で2013年11月12日午後6時9分、藤井太郎撮影
記者に囲まれる徳田毅衆院議員=国会内で2013年11月12日午後6時9分、藤井太郎撮影

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 医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件で、同法違反(運動員買収、買収資金交付など)に問われたスターン美千代被告(46)は31日、東京地裁(田辺三保子裁判長)の初公判で「間違いございません」と起訴内容を認めた。一方、検察側は徳田虎雄前理事長(75)が裏金2億円の支出を了承していたと指摘した。判決は3月5日の予定。禁錮以上が確定すれば、弟の徳田毅衆院議員(42)=鹿児島2区=は連座制により失職する。

 徳田議員は昨秋以降、国会にほとんど姿を見せず、本会議と委員会を欠席し続けている。美千代被告らが逮捕された昨年11月12日に離党の意向を自民党に伝え、記者団に「大変重く受け止めている。これからの推移を見守りたい」と語った以外は沈黙を貫く。

 表だった議員活動がない中、毎月103万5200円の歳費と100万円の文書通信交通滞在費が支給され、昨年12月の期末手当232万6612円も支払われた。取材に対し徳田議員の国会事務所は、欠席の理由や進退について「把握していない」と繰り返した。

 元私設秘書の男性は昨年末、徳田議員から「ご迷惑をかけたね」と謝罪を受けたといい、「連座(で失職する)までに(進退を)判断するでしょう」と語る。過去に連座制に問われた国会議員の大半は失職前に自ら辞職している。ただ、徳田議員が3月15日までに辞職すれば4月27日に鹿児島2区の補選が行われることになり、自民党内には「消費増税直後の選挙は避けたい」との空気がある。徳田議員も古巣の意向を考慮し、辞職するとしても3月16日以降になるとの見方が出ている。【青島顕】

8570穏健保守系無党派:2014/02/03(月) 10:16:56
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20140201-OYS1T00297.htm?from=ranking
徳田議員失職へ、美千代被告が罪状認める

 2012年の衆院選を巡る医療グループ「徳洲会」の公職選挙法違反事件で、徳田毅たけし衆院議員(42)(鹿児島2区)の姉で団体役員・スターン美千代被告(46)の初公判が31日、東京地裁(田辺三保子裁判長)であった。美千代被告は罪状認否で「間違いございません」と述べ、運動員買収と買収資金交付の罪を全面的に認めた。判決は3月5日の予定。

 公選法の連座制の規定により、議員の親族に禁錮以上の刑が確定すれば、議員は検察側が起こす当選無効の訴訟を経て失職する。美千代被告が起訴事実を認めたことで、毅議員の失職がほぼ確実となった。

 検察側は冒頭陳述で、毅議員らの父親で徳洲会前理事長の徳田虎雄・元衆院議員(75)が、12年12月の衆院選前、「自分が選挙の指揮を執る」と宣言したと主張。虎雄前理事長の指示を受け、美千代被告が関連会社から2億円を調達し、地元議員らへの買収資金などとして6000万円を病院幹部らに交付した、と述べた。

(2014年2月1日 読売新聞)

8571チバQ:2014/02/07(金) 22:49:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140207ddlk05040081000c.html
公選法違反:民主2陣営、虚偽の収支報告 12年衆院選、昨年参院選 容疑で関係者数人を書類送検 /秋田
毎日新聞 2014年02月07日 地方版

 2012年12月の衆院選秋田3区で民主党公認で立候補して落選した三井マリコ氏、昨年7月の参院選秋田選挙区で同じく民主党公認で立候補して落選した松浦大悟党県連代表の両陣営が、それぞれの選挙運動費用収支報告書にうその記載をしたとして、県警は6日、両陣営の複数の関係者を公職選挙法違反(虚偽記載)容疑で書類送検した。【小林洋子、松本紫帆】

 送検容疑は、三井、松浦両氏の陣営関係者がそれぞれの収支報告書に、選挙ポスター張りをしていない有権者の名前などを記し、報酬を支払ったかのように記載したとしている。

 民主候補陣営関係者が書類送検されたことについて、民主党県連幹部は「中身がわからないので話せない」と話した。一方、三井氏は「責任の一端は私にある」とした上で「党県連には今回のことに真摯に向き合ってほしい」と話した。

 また、県警は三井氏に無断で政党交付金の受け皿となる口座を開設したとして、三井氏陣営の選対事務局補佐だった松浦氏の元秘書を有印私文書偽造などの容疑で書類送検した。

 一連の問題は、三井氏が横手署に告発したのがきっかけ。県警が昨年5月にこれを受理し、捜査を進めていた。

 また、三井氏は無断で口座を開設されたり、選挙費用の使途についてうその説明をされるなど精神的苦痛を受けたとして、松浦氏ら3人を相手取り慰謝料など損害賠償約2758万円を求める民事訴訟を秋田地裁に起こしている。

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 ■解説

 ◇県連に説明責任
 民主党公認候補者の2陣営関係者が選挙運動費用の収支報告書を虚偽記載していたとされる公選法違反事件。民主党県連には当然、説明責任が求められることになる。

 まして、県連代表の松浦大悟前参院議員にとっては自らが立候補した選挙での事件だ。松浦氏は問題が明らかになった昨年11月の記者会見の場で「法律に触れているのであれば本当に残念」と話していた。松浦氏は次期参院選秋田選挙区でも党公認候補に内定している。今こそ、自らの責任に向き合うべきではないか。

 また、今回、書類送検されたのは、選挙ポスター張りの取りまとめなど実務を長年担当していた有力関係者だ。直近の二つの国政選挙で同様の法律違反が繰り返されたとすれば、過去の国政選挙でも同様の違反がなされていたのではないか。

 問題について、党県連は独自に調査を進めているが、その背景や原因を早急に調べ、有権者に明らかにすべきだ。

 低迷が続く民主党。ここでうみを出し切らなければ、さらに厳しい選挙戦を迫られるだろう。【小林洋子】

8572チバQ:2014/02/08(土) 09:23:59
http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20140208d
民主2陣営の3人を書類送検 公選法違反と横領容疑


 2012年12月の衆院選と昨年7月の参院選の選挙運動費用収支報告書にうその記載をしたとして、横手署は7日までに、公選法違反(虚偽記載)と横領の疑いで、各選挙の民主党候補陣営の関係者計3人を秋田地検に書類送致した。

 書類送検されたのはいずれも男性で、衆院選秋田3区に立候補し落選した三井マリ子氏(65)の陣営と、参院選本県選挙区に立候補し落選した前参院議員の松浦大悟民主党県連代表(44)の陣営の関係者。3人のうち2人が両陣営、1人は三井氏陣営の選挙に関わった。湯沢雄勝地区や大仙仙北地区の選挙ポスター張りのとりまとめを担当したとされる。

 送検容疑は、選挙ポスター張りの報酬をめぐり、うその領収書を作成。実際に支払った金額との差額を着服し、選挙運動費用収支報告書に虚偽の記載をした疑い。捜査関係者によると、着服額は1人数万〜10万円程度とみられる。

 三井氏は昨年5月、自身名義の政党交付金の受け皿となる口座を無断で開設されたなどとして、松浦代表の元女性秘書を刑事告発。捜査の過程で虚偽記載と横領の疑いが浮かんだ。横手署は3人とは別に、この元秘書を有印私文書偽造・同行使と詐欺の疑いで、秋田地検に書類送致した。

(2014/02/08 08:51 更新)

8573チバQ:2014/03/16(日) 12:54:43
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140316ddlk05040164000c.html

民主候補陣営虚偽記載問題:選対幹部ら3人書類送検 松浦代表「捜査で初めて知った」 /秋田

毎日新聞 2014年03月16日 地方版


 2012年の衆院選秋田3区や昨年の参院選秋田選挙区で民主党公認候補者の選挙運動費用収支報告書にうその記載があった事件で、公職選挙法違反(虚偽記載)などの容疑で書類送検された陣営幹部運動員ら男3人について、同党県連の松浦大悟代表は15日、「警察の捜査で初めて知った。信頼していた人がそういうことをして大変ショックを受けている」と述べた。同日に開催された同党県連常任幹事会終了後、記者団の取材に応じたもので、松浦氏や事務所の関与は否定した。

 3人は、衆院選秋田3区で落選した三井マリ子氏陣営の選対本部副本部長ら。このうち2人は参院選秋田選挙区で落選した松浦代表陣営の運動員も兼ねていた。松浦氏は「(書類送検された)方には罪を償ってもらわなければならないし、県連としても対応したい」と述べ、捜査の進展を見守る考えを示した。

 常任幹事会では、三井氏が松浦氏らを相手取り損害賠償を求めている民事訴訟も含めたこれまでの経緯の報告のほか、党勢拡大や来年の統一地方選に向けた県連の活動方針が話し合われた。ピーク時より8割減の699人となった党員・サポーターの増員や、統一地方選での新人候補擁立を目指すとしている。【仲田力行】

8574KQvVa:2014/06/15(日) 10:01:27
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8576チバQ:2014/10/15(水) 07:55:16
http://www.sankei.com/affairs/news/141014/afr1410140046-n1.html
2014.10.14 21:34

前参院議員秘書を不起訴処分 無断で口座開設容疑で書類送検 秋田





 秋田地検は14日までに、平成24年12月の衆院選で選挙資金管理用の口座を候補者に無断で開設したとして、有印私文書偽造などの疑いで書類送検された前参院議員の元秘書を、嫌疑不十分で不起訴処分とした。処分は9日付。地検は「選挙実務は元秘書に任されており、口座開設を含む包括的な委任があったと認められる」と説明している。

 不起訴となったのは、前参院議員で民主党秋田県連代表、松浦大悟氏(45)の秘書だった女性。衆院選秋田3区に民主党から立候補し落選した三井マリ子氏(66)が、この元秘書に自身名義の口座を勝手に開設されたとして、昨年5月に刑事告発し、秋田県警が今年2月に書類送検した。

8577とはずがたり:2014/11/28(金) 09:43:44
>>218>>414>>1535>>1549>1654>>6633>>6907
自民会派入りするものの2012年は復党せず自民党公認候補を撃破。連合は結局支援しなかったのか?
当選後は国土強靱化で二階を国政報告会に呼んだり,郵便局の新たな利活用を推進する議連の幹事やったりしている様だ。
独自の立ち位置だねぇ。。

2012年1月12日0時46分
連合埼玉、自民会派入りの小泉氏支援せず 衆院11区
http://www.asahi.com/senkyo/news/TKY201201110733.html

 連合埼玉は11日の執行委員会で、衆院埼玉11区選出で無所属の小泉龍司氏を次期衆院選では支援しないことを決めた。小泉氏が昨年12月に自民党会派に入り、自民党へ復党の意向を示しているため。11区の今後について、連合埼玉は「現段階では白紙」としている。

 小泉氏は2005年衆院選で郵政民営化に反対して無所属で立候補したが、自民党の公認候補に敗北。離党後、09年衆院選で「政権交代に向けて自民候補に勝つため」とする連合埼玉の支援を受け、自民現職を破って返り咲いていた。

2012年総選挙
埼玉11区 (選管確定)
当選 118,916(60.5%) 小泉 龍司 60 無所属 前4 (元)大蔵省職員
比当 55,288(28.1%) 今野 智博 37 自民 新1 弁護士 [比]
22,334(11.4%) 柴岡 祐真 28 共産 新 党地区副委員長

国政報告会を開催しました
http://ryuji.org/activity/20130708_hokokukai.php
text by小泉龍司2013.07.08

 7月2日(火)夕刻、深谷市民文化会館において、小泉龍司連合後援会主催による国政報告会を開催させて頂きました。
 当日は講師として、自民党総務会長代行 二階俊博先生と、政治解説者 篠原文也先生をお迎えし、主に国土強靭化に関するご講演を頂きました。会場には1300人を超す皆様にお集まり頂き、盛大に開催することができました。
 自民党国土強靭化総合調査会の会長である二階先生は、私が宮脇昭先生(横浜国立大学名誉教授)とともに実現に向けて努力してきた「いのちを守る森の防潮堤」について非常に深いご理解をお持ち下さり、災害対策の局面からも力強いバックアップをして頂いています。

郵便局の新たな利活用を推進する議員連盟の要請活動
http://ryuji.org/activity/20141118_yubin.php
text by小泉龍司2014.11.18

私が幹事を務めております「郵便局の新たな利活用を推進する議員連盟」より、石破茂地方創生担当大臣に対し、郵便のユニバーサルサービス維持のため、また、国民の皆様が真の郵政民営化による利益を受けることができるように、①地方創生のための郵便局の利活用の推進、②ゆうちょ銀行及びかんぽ生命保険の限度額制度の撤廃、③新規業務の早期許可、など4項目を要請しました。

8578名無しさん:2015/01/10(土) 12:38:33
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121217/elc12121706330195-n1.htm
【衆院選2012 静岡】
7区 城内氏、組織力生かす
2012.12.17 06:32 [静岡県]
 「おおー」

 投票終了直後の午後8時すぎ、浜松市北区の自民党前職、城内実氏(47)の事務所に「当選確実」の一報が入ると、詰めかけた支持者の間からどよめきが起こり、大きな拍手がわき起こった。

 事務所に到着した城内氏は支持者の拍手を浴びながら、屋外のステージでラッパが鳴り響く中、万歳三唱。「安倍政権が成立した暁には、一兵卒として日本外交を建て直したい」と喜びを語った。

 城内氏は、前回選で無所属で当選を果たした後、今年5月に7年ぶりに自民に復党。スズキの鈴木修会長兼社長の支援や公明の推薦に加え、自民公認を得て盤石の態勢で臨んだ。

 選挙戦では終始優位に戦いを進めた。出陣式には約2千人の支援者が集まるなど、組織力で他候補を引き離し、3回目の当選を果たした。

 民主党の斉木武志氏(38)は、党への逆風を跳ね返せず選挙区で苦杯を喫した。みんなの党新人、河合純一氏(37)と日本未来の党新人、野末修治氏(57)は、支持の広がりを欠いた。共産党の新人、落合勝二氏(68)も「原発の即時廃炉」を訴えたが及ばなかった。


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