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九州・沖縄 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 18:16:25

統一地方選スレから西海道・琉球地方のネタを独立させます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40

1067チバQ:2010/01/27(水) 22:45:44
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kikaku3/04.html
押渕氏女性アピール 大仁田氏発信力訴え




 12月2日、長崎市を見下ろす風頭公園にある幕末の志士、坂本龍馬の銅像前。元参院議員の大仁田厚は、宮崎県知事の東国原英夫の名前を挙げ「今地方に必要なのは発信力だ。宮崎に劣らない数と豊富さを兼ね備えた県産品を全国に売り込みたい」と強調した。

 異例といえる屋外での立候補会見には、スポーツ新聞の記者も集まった。大仁田は「かえんば、長崎!」と記したパネルを使い県庁舎移転反対を訴えるなどパフォーマンスを展開。翌日のスポーツ各紙には龍馬像の前でポーズを取る大仁田が大見出しとともに掲載された。

 大仁田は政党や企業・団体の支持を受けず、宮崎や大阪、千葉と続く知名度の高い知事誕生の流れに乗ったイメージ選挙を狙う。さらに対馬や壱岐、五島など各地を訪ね市長らと意見交換したり、商店街を歩くなど草の根的な活動も続ける。

 一方、タレントやプロレスラーの印象が強いため「政治を知らないのでは」という“負のイメージ”の打ち消しにも躍起だ。17日午後2時半すぎ。長崎市長の田上富久と面会後、記者に囲まれた大仁田は突然1台のテレビカメラに向かった。「一つだけ言いたい。僕はバカじゃない。40歳近くになって高校にも行ったし明治大学を卒業した」。そう言って深々と頭を下げた。

   ■   ■

 長崎市のホテル内にある喫茶店に緊迫した空気が流れた。17日午後4時すぎ。県医師会長の蒔本恭、渡辺造船所社長の渡邉悦治、前活水同窓会長の出口文子ら4人が県議の押渕礼子と向き合っていた。


「とみえ産業市」で市民にチラシを配りあいさつする押渕礼子氏=20日、五島市富江町(左)
坂本龍馬像の前で立候補を表明する大仁田厚氏=2日、長崎市風頭公園
 「どういうおつもりか」。知事選立候補の真意を尋ねる蒔本らに押渕は「金子県政に不満がある。民主党が擁立した(前農水省改革推進室長の)橋本剛は官僚だ。何としても出る」と譲らなかった。協議は不調に終わり、押渕は翌日、立候補を正式表明した。選対関係者は「押渕は前回の長崎市長選に立候補の意向を示したが断念した。再び降りたらおおかみ少年だ。覚悟は強い」と心情を代弁する。

 押渕は20日の五島市を皮切りに、各地で街頭宣伝を始めた。唯一の女性を意識した戦略を描く。21日午後5時半すぎ。長崎大学病院で働く女性職員のために開設した保育園の祝賀会。押渕はこう訴えた。「私は男女共同参画社会の推進を強く掲げている。女性の皆さん応援お願いします」

 蒔本や渡邉は県議選で押渕を支援してきたが、2人が名前を連ねる「新知事をつくる県民の会」準備会は前副知事の中村法道を擁立した。押渕は県医師連盟(県医師会の政治団体)顧問で、夫の英展は北松浦医師会長も務める重鎮だ。蒔本は「私は行政経験などからみて中村がいいと思うが、押渕の出馬で組織が割れるのは間違いない」と頭を抱える。

(文中敬称略)

(知事選取材班)



2009年12月25日長崎新聞掲載

1068チバQ:2010/01/27(水) 22:47:06
金子知事4選不出馬
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kikaku1/01.html
意欲一転 突然の決断
 政権交代で行き詰まりも




 金子原二郎知事(65)が来年2月の知事選に立候補しない意向を固めたことが明らかになった。これまで4選出馬に意欲的とみられた知事の突然の不出馬に関係者には衝撃が広がっている。決断の背景と現職不在で混沌(こんとん)とする知事選の情勢を探った。

 1日午後3時すぎ、佐世保市のJAながさき西海会館に集まった県北の後援会幹部約200人を前に金子知事は切り出した。「民主党政権下で円滑な県政運営を図るには(自分が)身を引いた方がいい」。前日に急きょ呼ばれ4選出馬表明と思った多くの出席者は驚き、落胆した。中には泣きだす支持者もいた。慰留する意見も出たが、知事の決意の固さを感じた会場は再考を促すのは難しい、という空気が支配していた。

 金子知事は「内々の会合だから外には言わないで」と述べ、会合後に田中愛国幹事長ら自民党県連幹部や公明党県本部の織田長代表に電話で意向を伝えた。しかし「知事不出馬」のニュースは夜のうちに県内政界に一気に広まった。

 金子知事はこれまで出馬に意欲的とみられていた。ある後援会関係者は今年の正月に会った金子知事に「もう1期」の意欲を感じていた。田中幹事長も常々「金子知事は必ず出馬する。われわれはあうんの呼吸だ」と豪語していた。



登庁し報道陣の質問に答える金子知事=県庁
 一方で金子知事の言動に首をひねる関係者も少なからずいた。8月の衆院選では久間章生氏ら長崎1〜4区の自民党公認候補4人を応援。世論調査で民主党圧勝が伝えられてもその姿勢を変えなかった。元自民党衆院議員とはいえ、そのかたくなな姿は古くから金子知事を知る自民党ベテラン県議でさえ「普段慎重な知事からすると考えられない。自分の選挙が来年に迫っているのに」と驚くほどだった。

 それでも自民党候補は全敗し政権交代が実現した。諫早湾干拓事業の開門調査実現に向け勢いに乗る佐賀県、九州新幹線長崎ルートで未着工区間のJR長崎駅部の着工に向けた調査費削減、ダムに批判的な前原誠司氏の国交相就任に伴う石木ダム建設問題など、県政の懸案の先行きは不透明さを増すばかりだ。「衆院選で当選した(県内の)4人のうち2人は会ってもくれなかった」。金子知事は後援会の会合でこう漏らし、政権交代で県政運営に行き詰まりが生じつつあることをにじませた。

 久間氏は「残念だが仕方ない。諫早湾の開門調査などでの国の冷たい対応に嫌気が差したのだろう」とする。これに対し民主党の西岡武夫参院議員は「諫早湾干拓事業や九州新幹線長崎ルートなど民主党県連は国家プロジェクトに一貫し協力してきた。政権交代を(不出馬の)理由に挙げるのはおかしい。それより県民は多選に反対だ」と批判を強める。

 「4選を県民が望んでいない。政権交代も天の啓示だ」。2日に慰留に訪れた田中幹事長ら県連幹部にこうも述べた金子知事。不出馬をいつ決めたのか、理由は何か−。金子知事が記者会見を開かなかったためその真意は明らかになっていない。「長年の思いやいくつもの要因が複雑に絡み合ったのだろう」。知事に近い関係者はこう代弁した。



2009年11月3日長崎新聞掲載

1069チバQ:2010/01/27(水) 22:47:35
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kikaku1/02.html
割れていた自民県議
 支持団体も動き鈍く




 金子原二郎知事の不出馬表明を受け、自民党県連三役や幹事長・議長経験者は2日、県連で対応を協議した。その後田中愛国幹事長や小林克敏政調会長らが県庁を訪ね知事に再考を促した。県議団の動きは一見まとまって見えるが、ある自民党県議は「知事からすれば『何をいまさら』という感じだろう」と知事の心境を読んでみせた。

 民主党県連が「現職に勝てる候補」を念頭に候補者擁立を探ったのに対し、自民党県議団は一枚岩ではなかった。金子知事に近いグループと一定距離を置くグループに分かれ、県議会議長や県連幹事長人事などことあるごとに衝突。距離を置くグループ内には政権交代後「有権者は変化を求めている。本当に現職で勝てるのか」との懸念も根強かった。さらに知事が自民党の推薦を受けず出馬する意向も漏れ伝わり、県政与党の存在感を示したい県議の一部は不満を募らせた。

 金子知事が慣例化していた9月定例県議会での出馬表明を見送ったため、距離を置くグループは「民主党が強力な候補者を擁立すれば引くのではないか。仮に不出馬表明が遅くなれば時間が足りず新たな候補者を擁立できない」と懸念。「自民党県連として不戦敗は避けるべきで、真意を正すべき」と主張した。こうした声に押され県連幹部らは10月16日、知事と面会し出馬の意向を尋ねた。知事は「10月末まで待ってほしい」と述べたが、この時点で出馬しないとは誰も予測できなかった。知事に近い県議は「自民党県議内のごたごたに嫌気が差したことも要因にあるだろう」と推し量る。



金子知事の不出馬表明を受け対応を協議する自民党県連幹部ら=2日、長崎市江戸町の自民党県連
 強力な対立候補がなく当選は堅いとみられた2期目、3期目の選挙と異なり、各団体の動きも鈍かった。4年前は8月に「公正な政治姿勢、卓越した行政手腕を高く評価している」と金子知事に出馬要請した県内の商工関係の政治団体も今回は見送った。ある関係者は「これまで政権与党を支援してきた。しかし政権交代を受け本部の対応が明確に決まっていない以上、無理だ」と明かす。

 県建設業協会も出馬要請を検討したが「ほかの候補者の動きも見るべきだ」などの意見が出てまとまらず、結論を先送りにしていた。知事を取り巻く環境や、向けられる視線は確実に変化していた。

 金子知事は1日に開いた後援会の会合で「政治活動は続けるので後援会組織は残したい」との意向を示した。古くからの支援者は「本県のため経験と人脈、政治力、政治感覚を生かす機会を期待したいし必要だ」と話す。自民党県議も「引退するにはまだ若い。来年夏の参院選にこれほど強い候補はいない」と期待する。参院選出馬の有無を含め今後の動向について4日に開く会見で知事が何を語るか注目される。



2009年11月4日長崎新聞掲載

1070チバQ:2010/01/27(水) 22:48:04
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kikaku1/03.html
各陣営、戦略見直しも
 民主は対抗軸失い




 「彼は自民党の象徴的な存在。政権交代を追い風に攻撃しやすかったのだが…。拍子抜けだ」。金子原二郎知事の不出馬表明を受け、民主党県連の渡辺敏勝幹事長はこう述べた。多選批判や県政刷新といった明確な対抗軸を失い、戦略の見直しを迫られている。人選は同党の地元国会議員8人に委ねられ、本県出身の40代の中央官僚など複数の名前が取りざたされている。

 一方の自民党県連は金子知事の慰留を断念し、9日の議員総会で対応を協議する。民主党が若手官僚を擁立してくることを視野に、即戦力になる人物を基準に独自候補の人選を進めており、県庁幹部ら複数の名前が挙がっている。

 ただ自民党の現状を省みてある県議は「問題は今の自民党から立候補してくれる人がいるかどうかだ」とぼやき「民主党がいい候補を出してくれば」と条件付きで相乗りの可能性や自主投票も否定しない。いずれにしろ「向こう(民主党県連)の候補を見てからだ」と言う。

 民主党県連に推薦願を出した3人のうち、既に立候補を表明した前ルーマニア大使の東良信氏(61)は「現職が出ようと出まいと、長崎を変える気持ちで出馬する」と言い切る。一方、同党県議の高比良元氏(57)は「金子県政の軸足を変えるために立候補するので、モチベーションは変わる」、無所属県議の押渕礼子氏(71)も「後援会と相談する」と揺れ動く。現職の不出馬にそれぞれの反応は微妙に異なる。出馬が取りざたされている日本医師会常任理事の今村定臣氏(61)は「想定外で驚いている」としたが、自身の出馬への言及は避けた。共産党県委員会は今月中にも候補者を擁立する方針だ。

 金子知事は4日の不出馬の会見で「後継指名はしない」と述べた。その約40分前の県庁特別会議室。臨時の部長会議を開いた知事は出馬しない意向を伝え冗談めかしてこう付け加えた。「私も県政のために出ないのだからもし(知事選に)出る人がいたら(県庁を)今日辞めなくちゃいけないよ」。10月に発行された経済誌に金子知事の後継候補として実名で報道された、知事と距離を置くグループに近いともうわさされるある幹部を念頭に置いていたのは明らかだった。

 金子知事は会見で次の知事像について「政党色のない人」「トップは民間的発想を持っている方がいい。官僚はそこが分からない」「若い人だと(知事職を)国会議員へのワンステップにしてしまう。50代ぐらいがいい」と民主党県連の動きを察しているかのようにけん制した。

 県政のトップは12年ぶりに交代することになった。さまざまな思惑が交錯する中、来年2月4日の告示まであと3カ月となった。

(この連載は報道部・西村伸明、後藤敦、佐世保支社・山口栄治が担当しました)



2009年11月5日長崎新聞掲載

1071チバQ:2010/01/27(水) 22:49:53
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kiji/074.html
■告示まで1カ月 激しさ増す“前哨戦”

 知事選は2月4日の告示まで4日で1カ月となり、選挙に向けた動きが本格化してきた。立候補を表明している新人6人は知名度の向上や後援会の組織づくりに追われるなど、前哨戦も日々激しさを増している。

 暮れも押し迫った12月29日午後6時すぎ。雲仙温泉街(雲仙市)のホテル。主に島原半島内の農家や観光業者、漁業者らでつくる異業種交流会に招かれた前副知事の中村法道氏(59)が「私は島原半島出身だ。今後も半島発展に全力を尽くしたい」とアピールすると会場から拍手がわいた。

 この前日、島原市内のホテルで開かれたJA島原雲仙の島原地区営農センター慰労会。自民党の加藤寛治県議は「地元からの県知事をぜひ実現したい」と支援を呼び掛け、中村氏は名刺を配り握手して回った。

 中村氏は南島原市有家町の出身。1月1日にも同市内で開かれた県立島原高の還暦同窓会に出席するなど、陣営は島原半島を重点地域の一つと定めた戦略を描く。選対関係者は「まずは地元を固めたい。立候補表明が遅れ組織態勢はこれからだが『地元がやる気になっている』と長崎や佐世保に伝われば勢いが出る」と狙いを明かす。

 3日午後4時すぎ。初詣で客でにぎわう橘神社(雲仙市)の参道を身長差が30センチほどもある男女2人が歩き注目を集めた。前農水省改革推進室長の橋本剛氏(40)と民主党の福田衣里子衆院議員(長崎2区)。参拝客から記念撮影を求められた福田議員は橋本氏を招き寄せ、一緒に写真に納まった。

 この日2人は諫早市や雲仙市の神社5カ所を“はしご”した。全国区の知名度を誇る福田議員と行動を共にさせ、橋本氏の顔と名前を一気に売り込む戦略だ。後援会関係者は「とにかく顔を売る必要がある」と知名度向上に躍起だ。

 さらに後援会の拡充にも力を入れる。12月30日午後2時から長崎市内で開いた県立長崎北高の同級生らの同窓会。橋本氏は「私のことを知り、伝えてくれる人がいるのは心強い」と声を弾ませた。この日夜には祖父が店を開いていた同市中心部の公民館3カ所を訪ね、夜警中の住民を激励して回った。

 「あの人、大仁田さんじゃない」。1日午前1時すぎ。長崎市坂本2丁目の山王神社。黒のジャンパーにジーンズ、黒のニット帽という目立たない服装で現れた元参院議員の大仁田厚氏(52)だったが参拝客はすぐに気付き、次々に握手や記念撮影を求めた。

 当初人出の多い諏訪神社に行く計画だった大仁田氏だが「新年から派手なパフォーマンスをすれば悪い印象を与える」との判断で急きょ参拝場所を変更。陣営は当面、県北や離島といった各地の後援会づくりに重点を置く。選対関係者は「知名度では勝っており、パフォーマンスは告示後でも遅くない」と話す。

 「女性が頑張らないといけませんね」。12月29日午後2時すぎ。雲仙市愛野町の病院で県議の押渕礼子氏(71)からパンフレットを受け取った女性看護師はこう応じた。長崎市選出の県議で「全県的な知名度が低い」(押渕氏)ため、長崎大医学部の同窓生の病院を回ったり街頭宣伝車で各地を回り「女性の力で長崎を変える」などと訴えている。

 前ルーマニア大使の東良信氏(61)は年末年始を家族のいる東京で過ごし、有名人を応援弁士に呼ぶ街頭演説の計画を練った。2日午後には支援者が初売りでにぎわう佐世保市中心部のアーケードでチラシを配った。

 「6、7人の動きが報道されているが、金子県政が進めた大型開発をきっぱり中止できるか問われる」。12月31日午前11時すぎ。長崎市大浜町で街頭演説した前共産党県委員会委員長の深町孝郎氏(67)はこう述べ自らの独自性を強調した。陣営は知名度向上のため街頭演説を増やす。選対幹部は「金子県政をチェンジできるのは深町氏しかいないと訴える」としている。

大仁田 厚 52 元参院議員        無所属新
押渕 礼子 71 県議           無所属新
中村 法道 59 前副知事         無所属新
橋本  剛 40 前農水省改革推進室長   無所属新=民主推薦=
東  良信 61 前ルーマニア大使     無所属新
深町 孝郎 67 前共産党県委員会委員長  無所属新=共産推薦=
(五十音順、敬称略)
2010年1月4日長崎新聞掲載

1072チバQ:2010/01/27(水) 22:51:09
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kiji/091.html
■「農水票」めぐり攻防激化 赤松大臣が橋本氏てこ入れ 農、漁連は中村氏推薦



農漁業者と意見交換する赤松農相(中央)と山田正彦農水副大臣(右)=佐世保市常盤町、富士国際ホテル
 知事選で農水票をめぐる攻防が激しい。県農政連(山中勝義委員長)と県漁連(川端勲会長)は、自民党が支援する前副知事の中村法道氏(59)を推薦。これに対し、民主党は赤松広隆農相が24日、本県入りし、前農水省改革推進室長の橋本剛氏(40)の支援を農漁業者に直接求めた。

 同日午後4時半すぎ、西海市西彼町の西彼教育文化センター。赤松農相は、約150人の聴衆を前に、戸別所得補償制度のメリットを力説した後、横にいる元部下の橋本氏を紹介し、「農林水産業に元気がないが、副知事が知事になるだけでは変わらない。国と県が一体になってやれる体制をつくることが重要だ」と強調した。

 その30分前、会場に到着した赤松農相に、JA長崎せいひの山本光治組合長が陳情書を差し出した。約10億円かかるミカン選果機更新のため、補助金の予算執行を求める内容。受け取った農相は笑顔で、こうくぎを刺した。「知事選よろしく」

 農相はこの日、平戸、佐世保、西海の3市の会場をはしご。自民党の地盤である県北地区を中心に農水票の取り込みを狙った。佐世保会場で報道陣に囲まれた農相は、中村氏を推薦した県農政連を切り捨てた。「今までの自民党や金子県政がやってきたことを是としてやるのかな。それが長崎県の農業を駄目にしてきたんでしょ」

 県農政連は長年、自民の有力支持団体として、国政選挙などで集票力を発揮してきた。盟友(JA組合員、職員)は14万人に上り、JA島原雲仙の組合長は加藤寛治・同党県議。山本組合長も、長崎市内で20日にあった中村氏の総決起大会で支援を呼び掛けた。幹部の一人は「東京で(民主党国会議員が)決めた落下傘候補には任せられない」と県農林部長を務めた中村氏を強力に推す。26日には1500人規模の総決起大会を諫早市内で開く。

 しかし、こうした訴えがどこまで浸透しているかは未知数だ。対馬市の農業男性(62)は中村氏を支援するよう仲間から頼まれたが、「はっきり断った」。その理由に政権交代を挙げ、「陳情の方法も変わった。時代の流れに合わせた方がいいのでは」と話す。

 一方、県漁連は、中村氏の支持団体「新知事をつくる県民の会」からいったん離れ、役員12人が2度にわたって知事選の対応を協議。「国の支援がなければ漁業はやっていけない」として「両者推薦」「自主投票」という案も出たが、最終的には中村氏推薦にかじを切った。「簡単には(自民との)関係を切り捨てられない。悩ましい」。川端会長はため息をついた。


2010年1月25日長崎新聞掲載

1073チバQ:2010/01/27(水) 22:52:22
>>1052
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kiji/093.html
■松浦市長選で民主推薦候補惨敗 民主影響は不透明、自民「戦う上で参考」



中塚祐介氏(左)の出陣式に駆け付けた本県選出の民主党国会議員=17日午前、松浦市志佐町の松浦中央公園
 【松浦】民主党推薦の新人が現職に大差で敗れた松浦市長選から一夜明けた25日、県内の民主党関係者からは知事選への影響を懸念する声が出たが、「票差が開きすぎて参考にならない」との見方も。これに対して自民党関係者は、政党色を出さず「市民党」を打ち出した現職が再選を果たした点で、「知事選を戦う上で参考になる」と分析した。

 「知事選、(今夏の)参院選の『先陣』という思いでやってきた。惨敗を喫し、松浦では非常に大きなマイナスを与えてしまった」。24日深夜、落選が判明した中塚祐介氏は選挙事務所で肩を落とした。

 松浦市はもともと自民党の支持基盤とされる地域だが、昨年8月の衆院選で宮島大典衆院議員が北村誠吾衆院議員に約250票差に肉薄。比例代表では逆に民主党が600票ほど自民党を上回った。

 民主党県連は市長選を2月の知事選の前哨戦と位置付け、中塚氏を推薦した。宮島氏をはじめ、多くの国会議員が何度も中塚氏の支援に駆け付けた。党推薦で知事選に立候補予定の前農水省改革推進室長、橋本剛氏(40)も9日に松浦市で支援を呼び掛けた。

 ところが、宮島氏の支持者の一部は現職の友広郁洋氏の支援に回った。松浦もエリアとする連合長崎佐世保地域協議会は「中塚氏を推薦できない労組がある」として自主投票を決定。小沢一郎幹事長の資金管理団体の土地購入をめぐる事件で、市長選告示直前に同党の現職衆院議員が逮捕されるなど、中塚氏にとって逆風の連続だった。一方現職の友広氏は当初、民主党に推薦願を出したが断られたため「市民党」を掲げた。この方針転換が結果的に奏功した形だ。

 渡辺敏勝県連幹事長は「タイミングが悪かった面もある」と党のイメージ低下が敗戦の一因になったとの見方を示した。逆に同じく「県民党」を掲げる前副知事の中村法道氏(59)を支援する自民県連幹部は「友広氏も中村氏もパターンは一緒。知事選を戦う上で参考になった」と冷静に分析する。

 だが、2期目を狙う現職に新人2人が挑んだ市長選と、新人同士の争いとなる知事選では構図が異なる。ある民主党県連関係者は「衆院選は追い風が吹いたが従来、県北は保守の地盤。(松浦市長選では)連合もまとまらず苦戦は覚悟していた」と話した。これに対し、中村氏の陣営関係者は「市長選と知事選は全く別物。支援者はそれぞれの陣営に入り交じっている。まだ軽々に有利だ不利だとは言えない」と気を引き締めて語った。


2010年1月26日長崎新聞掲載

1074とはずがたり:2010/01/28(木) 01:32:36
>>1052>>1073
これは,惨敗ですね・・。
事実上民主系勢力が独自候補はと相乗り派に別れたようですのでまあそのまま参考にはならんでしょうけど,このままカネの問題抱えて知事選突っ込むのもまずいっすね。
大仁田が当選しかねない・・

1075チバQ:2010/01/28(木) 12:46:37
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20100125-OYT8T01251.htm
市議会との関係修復急務
政のあと(上)


当選から一夜明けて記者会見する戸敷氏  「得票数を見て、ひしひしと責任を感じたというところです」

 当選証書付与式を終えた後の記者会見。緊張からか固い表情を崩さなかった戸敷正氏は、一夜明けた感想を聞かれ、ようやく顔をほころばせた。

 津村重光市長に挑んで敗北した前回選挙で獲得したのは7万176票。今回はさらに1万以上を上乗せする8万1951票を得て、前市議・斉藤了介氏に3万票以上の大差を付けた。

 勝因を問われると、「重ねてきたミニ集会の輪が広がったこと」と述べ、この4年間の地道な活動が実を結んだ結果と分析した。

 一方、次点に泣いた斉藤氏陣営。選対本部長を務めた日高義幸市議は24日夜、準備期間の短さを敗因に挙げ、「(有権者と)対話し、そこからいろんなことをくみ取る機会が少なかった」と、述懐した。

 新人3氏による選挙戦は盛り上がりを欠いた。投票率は前回から5・52ポイント下がって48・15%。戸敷氏は「候補の魅力(不足)と政治離れかな……。私自身、訴えが足りなかったのかも」と、振り返った。

 現市政を「市民の目線に立っていない」と、批判してきた戸敷氏の当選に、市職員の間には困惑と期待が交錯する。

 戸敷氏が早々に廃止の意向を明言した地域コミュニティ税。税を所管する市民部の幹部は「近く廃止条例案の作成を指示されるだろう。推進の立場だっただけに、つらいことだ」と心境を吐露した。

 だが、別の市職員は「長期政権の津村市長には意見を言えない風潮があった。新市長になれば変わるかも」と、変革に期待を込める。

 新市長にとっては、職員の人心掌握と共に、津村、斉藤両氏を支援してきた市議たちとの関係修復が急務となる。

 市長選で、戸敷氏を支援した市議は全45人(欠員1)のうち11人。津村市長の実質的な後継者と目された斉藤氏には26人が付いた。「議会対応を誤れば市政に混乱を招く」(市幹部)との見方は強い。

 実際、斉藤氏を支えた市議の一人は「戸敷さんは我々が推した斉藤を破った人。急に協力するという気持ちにはなれない」と述べ、微妙な距離感を打ち明けた。

 ただ、同じ立場のある市議は「『大人の関係』というものがある。市民にとって大切なのは何かということを考えながら、付き合うわけだから、反対のための反対はしない」として、是々非々の姿勢で臨む構えだ。

 「4年間、私の批判ばかりをしてきた人が市長になっていいのか」

 津村市長は23日夜、斉藤氏の帰陣式で、戸敷氏への違和感をこう表現していた。25日に感想を問われると、「結果は尊重すべきだ。しこりを残してはいけない。健全な市政運営を期待している」と淡々と語った。

 16年ぶりに県都の新しいかじ取り役となった戸敷氏。市民が注視する中、新市政は2月8日に始動する。

   ◇

 宮崎、都城、延岡の3都の市長選が終わった。政の現場から、波紋や関係者の思惑を報告する。

(2010年1月26日 読売新聞)

1076チバQ:2010/01/28(木) 12:48:15
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20100127-OYT8T01152.htm
政のあと<下> 首長・議会の「自律」重要


空席が目立った公開討論会(都城市)  「投票率低迷が予想される中、いかに前回得票に近づけるかが勝負だった。上出来だ」

 都城市長選の投開票から一夜明けた25日。新人の山田裕一氏(49)を圧倒する2倍以上の票を積み重ね、再選を決めた長峯誠氏(40)の陣営幹部は、こう感想を語った。

 有権者から「初めから結果が分かっている」との声が聞かれるほど、市長選は盛り上がりに欠けた。顕著に表れたのが、7日の公開討論会だった。定員1400人の会場に、集まったのはわずか350人。都城インターチェンジ付近を活用するサブシティ構想の是非や、合併効果などの主張を交わす2人に対し、訪れた主婦(55)は「実質的に、現職の『信任投票』だから」と漏らした。

 投票率は前回から約5ポイント下がって65・56%。定数が8人減って激戦だった市議選が同じ日でなければ、5割を割り込むことも予想された。

 結果を見れば、有権者は市の借金や職員数を着実に減らし、目立つ失政もない現職を評価した。一方で、「合併で疲弊した地域の振興を」などと訴えた山田氏の得票も決して無視できない。合併効果を実感できず、サブシティ構想に必要な巨額の事業費をどう工面するのか――。市政への不満や疑問は今も少なくない。

 当選後、長峯氏は「今後は傲慢(ごうまん)の芽との戦い」と自らを戒める。有権者の信頼をつなぎ留めるためにも、これまで以上に、見通しを丁寧に示しながら、市政を運営することが不可欠だ。

     ◇

 同様に現職と新人が争った延岡市長選。「言っていることは雇用対策や医療充実策で同じ。実現の可能性や政策の裏付け、根拠を納得していただけるかが争点だった」。再選を果たした首藤正治氏(54)は25日、こう総括した。

 敗れたベテラン県議の井本英雄氏(63)は「キヤノン工場誘致の失敗」を批判し、新規雇用創出3000人を公約に掲げた。対抗する形で首藤氏は1500人以上の雇用を打ち出し、オフィスビルの誘致によって新規雇用が310人以上生まれる見込みなども示した。井本氏は「(創出策に)当てはあるが、ほかの市町村も参戦するので、公開できない」と述べるにとどめた。

 4年前の市長選で、政党の支援を受けた現職らを破った首藤氏。今回は支援の構図も一変し、政党など約170団体からの推薦を受けた。終始優位に戦いを進めたが、「相手候補に投じた方とも一緒に頑張っていけるような市政運営を心がける」と謙虚な姿勢だ。九州の市町村では面積が2番目に広い自治体の首長として、全体に目配りをしながら、住民が一丸となる市政の運営が求められる。

 差が開いた選挙結果や年齢などから“長期政権”の雰囲気も漂う。だからこそ、市長与党の議員も少なくない議会には、しっかりとしたチェック機能が求められている。

(2010年1月28日 読売新聞)

1077チバQ:2010/01/28(木) 12:52:11
>>992>>1018
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-01-28_2270
古謝・親川氏 三日攻防突入 南城市長選
激しい集票合戦
政治 2010年1月28日 09時58分
(2時間53分前に更新)

 【南城】31日投開票の南城市長選は28日から「三日攻防」に入る。

 2期目を目指す古謝景春氏(54)=無所属、自民、公明支持=と、新人の親川盛一氏(68)=無所属、社民、社大、民主、国民新、政党そうぞう推薦=の両陣営は市内4地区をくまなく回り、最終盤の集票合戦に力を入れている。

 古謝氏は1期4年の実績を強調。「市民とともに協働の街づくりを目指す」と訴える。支援する与党系市議らを中心に市内を遊説、街頭などで支持拡大を図る。

 親川氏は長年の行政職や県議の経験を前面に、「公平公正な市政運営を実現する」と強調。推薦する政党関係者らの応援を得て、スポット演説で支持を訴える。

 25日から始まった期日前投票で27日までに1835人が投票を済ませた。

 同市長選にはこのほか、新人の新城建一氏(69)=無所属=が立候補している。

1078名無しさん:2010/01/29(金) 01:12:53
ん、(例えば)官公労が乗れずに連合が股裂きになって自主投票とか
支持者の一部が現職と新人に割れてまとまらないとか
首長選ではよくある話じゃないか
票差云々より、それぞれのグループで結束できるような体制を作ることが大事

1079チバQ:2010/01/29(金) 20:44:11
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=21857
竹原市政への批判相次ぐ 阿久根市民が「考える会」結成
(2010 01/29 10:31)

市議会議員と意見交換する「阿久根の将来を考える会」=28日、阿久根市の市民会館 混乱が続く阿久根市政を検証しようと、若手市民でつくる「阿久根の将来を考える会」(川原慎一会長)が28日発足し、市民会館で市議会議員と語る会を開いた。出席者からは、竹原信一市長の障害者差別的なブログ(日記風サイト)記載や職員の懲戒免職問題への批判が相次ぎ、「市長はすぐ辞職すべき」との意見も出た。
 会には青年会議所関係者ら約50人と、市議16人中15人が参加。竹原市政の是非や問題点、今後の市政のあり方など六つの質問について、市議がそれぞれ見解を述べ、市民と意見を交わした。
 出席した40代自営業男性は「無責任な言動で阿久根は日本中から笑いものにされている。市長の資格はない」と発言。このほか「(報道取材拒否や議会対応など)説明責任を果たしていない」などの意見が出た。
 一方、市長支持派議員は「市政は停滞していない。不妊治療助成などいろいろな施策を行っている」と反論した。

1080チバQ:2010/01/29(金) 21:18:40
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=23318
3都の針路(上)…宮崎
2010年01月26日


■議会への対応試金石

 無所属新人3人が争った宮崎市長選は、元佐土原町長の戸敷正(57)が初当選した。引退する現職市長の津村重光(62)が支援、多くの政党や団体の推薦を受けた前市議斉藤了介(43)に3万票以上の大差をつけた。

 津村に惜敗した前回に続く2度目の挑戦で勝利をつかんだ戸敷。選挙戦では地域コミュニティ税(地コミ税)の廃止を訴えるなど、津村批判の受け皿を目指した。県都にとっては16年ぶりの「政権交代」。戸敷は津村を支えた勢力と向き合うことになる。

   ■     ■

 戸敷が最初に直面する壁は、地コミ税廃止条例案を提出する予定の市議会3月定例会となりそうだ。今回、市議46人のうち26人が斉藤支援で動いたのに対し、戸敷に味方したのは11人。少数与党のため、同条例案が議会をすんなり通過しない可能性がある。

 戸敷は25日の会見で「議会運営が厳しくなるという指摘の意味が分からない。地コミ税導入も市民の理解を得ておらず、手順に問題がある。しっかりと審議してもらい、是々非々で臨みたい」と強調。「行政とは市民のためになるか、ならないかだ」と続けた。

 対する津村は戸敷の政策について「私の進めた財政健全化路線から外れている。地コミ税の廃止にしても基本政策が違う」と指摘。現職の後継と目された候補と戦い、少数派市議団の支援を受け初当選を果たした点で共通する2人。ただ、津村は前職市長の政策を基本的に踏襲した。「志や政策が立派でも駄目だと思い知らされた」と津村は同日、戸敷を意識して就任当初を振り返った。津村は市長就任後の1年間、多数派の市議と話し合いを重ね信頼関係を構築、味方に付けた。「全方位外交」と呼ばれた政治手法の原点がそこにあった。

 選挙期間中、斉藤を支援した市議の1人が戸敷の目指す改革路線を警戒してこう語った。「戸敷が市長になれば議会は混乱するだろう」

   ■     ■

 今回、斉藤を推薦した宮崎地区建設業協会は昨年12月、同市内で総決起集会を開催。後援会名簿3万人を募るなど、関係者が「近年の市長選では記憶にない」というほどの熱の入れようだった。斉藤推薦の根拠は「(6千万円以上を一般競争入札、同額未満を指命競争入札とする)現行入札制度の維持」だった。

 戸敷は「指名競争入札制度は堅持した上で公平な指名を行う」と公約に盛り込んだ。一般競争入札による事業費削減効果より、公共工事が雇用・経済対策につながることを重視するのが堅持の理由。一方で「これまで偏った指名があったのでは」と指摘もする。ある業界関係者は「業界は疲弊している。選挙でのしこりがないよう冷静に対応してもらいたい」と話し、早くもさや当てが始まっている。

      ▽

 宮崎、都城、延岡市長選は24日投開票され、新リーダーの顔触れがそろった。直面する課題などを探る。(敬称略)

1081チバQ:2010/01/29(金) 21:20:08
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?blogid=4
3都の針路(下)…都城、延岡
2010年01月27日


■公約達成へ道険しく

 ともに再選を果たした延岡市長の首藤正治(54)と、都城市長の長峯誠(40)。再び市政のかじ取りを託された2人には、市民と契約したマニフェストの実現が問われる。

   ■    ■

 「ほっとしたが、これからが大変」。再選を果たした首藤が初登庁した25日、延岡市幹部が漏らした一言は、市政継続に胸をなで下ろす職員の本音が透ける一方で、公約達成への道のりの険しさを浮き彫りにする。

 選挙戦で井本英雄(63)と激しい舌戦を繰り広げたのが雇用問題だ。サービス合戦にも似た論争の中、井本が掲げた「新規雇用3千人」に呼応するように「1500人以上の雇用創出」を打ち出した首藤。「簡単にクリアできる施策では意味がない」と自らもハードルの高さを認める。

 首藤が初当選した2006年以降、企業誘致や緊急雇用対策などで延岡市内には約870人の雇用が生まれた。このうち少なくとも4割ほどはパートやアルバイトを含む非常用雇用。数字だけ見ても、今後4年間で1500人以上の雇用創出が容易ではないことは明らかだ。

 さらに若者の流出を防ぎ、人口減少に歯止めをかけるには、常用雇用の拡大が不可欠。市民が求める成果も、その割合を高めるところにある。当選した翌日、会見に臨んだ首藤は「有権者との約束は守る」と明言した。

   ■     ■

 選挙戦でマイクを握るたびに長峯が並々ならぬ意欲をみせたのがサブシティ構想。周辺4町と合併した新都城市の一体的な発展が狙いで、物流の拠点でもある都城インターチェンジ付近に新たな拠点を整備するもの。長峯が構想を温め、2004年の旧都城市長選で打ち上げた「看板政策」だ。

 構想はこの5年で次第に具体化された。救急医療センターや市郡医師会病院を移転新築するとともに、雇用創出を目指し工業団地を整備する計画が進む。市長職を「3期まで」と公言している長峯にとって、通算3期目となる今期までに是が非でも形にしたい最優先課題と言える。

 病院移転は今夏までに具体的な移転場所を決定。最大の難関だった概算75億円の建設費は国の交付金(十数億円)が内定し、残りは市と医師会で支出する。医師会員の一部には重い負担を懸念する声もあるが、26日に初登庁した長峯は13〜15年オープンを目指し「できるだけ前倒しして実現したい」と強気だ。

 工業団地は対象エリアが大規模農地を含んでおり、農地転用許可の難題が横たわる。不況下での企業誘致の可能性や農地転用の必要性を国に理解してもらわなければならず、任期中に分譲を終えるかどうかは不透明な状況だ。

 首藤、長峯は市長選で多くの支持を受けた。マニフェストに掲げた政策は県北、県西地域の発展を左右する。2人に投じられた市民の思いを実現できるのか、注視する必要がある。(敬称略)

1082チバQ:2010/01/30(土) 10:26:21
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/local/kiji/20100130/20100130_0001.shtml
【福岡】久留米市長選、31日投開票 南氏、遊説で現市政を批判 楢原氏、個人演説会で票固め
2010年01月30日 00:57
 江藤守国氏の市長辞職に伴う久留米市長選が31日、投開票される。いずれも無所属新人で、元市議の南牧夫氏(75)と、前副市長の楢原利則氏(61)が立候補。両者とも遊説に力を入れている。

 個人演説会を開かずに、選挙カーや街頭での演説を続ける南氏。「旧久留米市偏重の政治を変えたいと訴えると、旧4町の有権者から励ましの声がかかる」という。運動最終日の30日も選挙カーに乗って市内を回り、市職員の給与削減などの行政改革に取り組むことなどを訴える予定という。

 大半の市議や、農政連、連合などの各種団体から推薦されている楢原氏は街頭演説のほか、市議と一緒に毎夜、各中学校区で個人演説会を開催。「(市職員としての)40年の経験を生かし、職員と責任ある政策を講じたい」と江藤市政の継承を打ち出し、票固めに動いている。30日は午後5時から西鉄久留米駅周辺の中心商店街を歩いた後、3カ所で個人演説会を開く予定。

 投票は31日午前7時−午後8時、市内59カ所で。同9時半から同市東櫛原町の県立久留米総合スポーツセンター体育館で開票される。有権者数は24万4523人(23日現在、市選管調べ)。

◆開票情報は西日本新聞社のホームページで速報します。

=2010/01/30付 西日本新聞朝刊=

1083チバQ:2010/01/30(土) 11:45:49
農林水産副大臣と同姓同名だけど別人です。

http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20100130/04.shtml
山田氏が知事選に出馬表明 立候補予定者6人に
 諫早市の会社役員、山田正彦氏(44)は29日、同市内で記者会見し、2月4日告示、同21日投票の知事選に無所属で立候補する考えを表明した。

 山田氏は「自殺や破産した人、その日の食事代にも困っている人が大勢いる。県民の生命と財産を守るため立候補する」と述べた。公約として県内の高速道路、バイパス道路の料金無料化や県内全域をカジノ特区にすることなどを挙げた。

 九州新幹線長崎ルートについては建設推進、県庁舎整備については県央地区に移転する考えを表明。国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防開門調査と石木ダム建設については「住民の話を聞いて判断する」とした。街頭演説などの選挙運動はしないという。知事選の立候補予定者は6人になった。

1084チバQ:2010/01/31(日) 10:07:06
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20100131-OYS1T00234.htm
長崎知事選4日告示 「政治とカネ」影響は?
 長崎県知事選が来月4日に告示される。現職の引退に伴い新人6人の乱戦となる見通しで、政権交代後、九州、沖縄、山口では初めて、民主党と自民党がそれぞれ推す候補が激突する。政権与党として攻勢を強めていた民主党は「政治とカネ」の問題に影響を受け始めた。自民党は「県民党」を掲げる前副知事に推薦・支持は出さず、党派色を薄めながら全面支援する構えだ。

 「いろんな問題があることは率直におわびしなくてはならない」

 30日午後、長崎県諫早市のJR諫早駅前で、前原国土交通相が声を上げた。国交相は、民主党と社民党が推薦する元農林水産省室長・橋本剛氏(40)の応援に駆けつけた。

 約10分間の演説で「政治とカネ」に触れたのは一言だけ。「事件のことは、何も話さんバイね」。聞いていた60歳代の主婦は不満そうな表情を浮かべた。

 昨年8月の衆院選で民主党候補は県内4選挙区で全勝。今回、40歳という若さもあいまって、「圧勝の再来」への期待も膨らんだ。しかし、小沢幹事長や鳩山首相の問題で、次第に逆風が吹き始めた。

 24日の同県松浦市長選では、民主党推薦の新人候補が現職に大差で敗れた。県選出国会議員や橋本氏も応援に入っていただけに、同党県連幹部は「イメージ低下は否定できない」とため息をつく。「知事選がもう少し先だったら……」。県連関係者から本音も漏れた。

 一方、自民党はこうした“敵失”が追い風になるとは見ていない。

 今回支援するのは、前副知事の中村法道氏(59)。立候補の要請から集会の設定まで行うのは、約30の経済団体などでつくる「県民の会」で、「衆院選で負けたトラウマ」(田中愛国・自民党県連幹事長)から党派色は表に出さない。公明党県本部も「県政に精通した人物だし、自民党と同じ立場で支援したい」(江口健幹事長)と足並みをそろえる。

 もちろん水面下では自民党県議らが活発に動く。国政では野党だが県議会では多数派。県議は推薦状を手に1人200社を目標に企業を回っている。「国政と首長選は別物。『知事までは渡せない』との危機感がある。相手陣営とは必死さが違う」とある県議は語る。

 知事選には2人のほかに、元参院議員・大仁田厚氏(52)、県議・押渕礼子氏(71)、市民団体事務局長・深町孝郎氏(67)(共産推薦)、会社役員・山田正彦氏(44)が立候補を表明。

 大仁田氏は高い知名度を生かし、県産品のPRと県内経済の活性化策を強調。医師でもある押渕氏は医療と産業の連携などを訴える。深町氏は九州新幹線長崎(西九州)ルートなど大型公共事業の中止を公約に掲げる。

(2010年1月31日 読売新聞)

1085とはずがたり:2010/02/01(月) 11:18:14
07年県議選
京都郡 定数1−無投票
氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
○ 井上 幸春 56 無所属 現 5 郡体協顧問 =緑友会・新風所属


選挙:みやこ町長選 井上県議が正式出馬表明 /福岡
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100115ddlk40010392000c.html

 任期満了に伴うみやこ町長選(4月6日告示、同11日投開票)に、京都郡選出の井上幸春県議(59)=無所属=が14日、記者会見して正式に立候補することを表明した。出馬表明は原田和美町議(62)=同=に続き2人目。

 井上氏は「多くの有権者から『あなたしかいない』と言われ、決断した。現在の町に対して『元気がない』『まとまりがない』という声を聞く。少子高齢化も進み、農業や自然、歴史文化を生かす全員参加の町づくりを進めたい」と語った。政策として、町長への直通メール公開▽光ファイバー網敷設によるIT先進地化▽小中学校の英語教育推進−−などを掲げた。

 井上氏は県議5期目。3月県議会終了後、辞職するという。

〔京築版〕
毎日新聞 2010年1月15日 地方版

1086とはずがたり:2010/02/01(月) 11:21:02
>>1085
何気なく拾って選挙結果貼り付けた」だけだけど,地方の定数1で無投票当選する外見は如何にもただの自民系候補だけど,元々は民社系(塚本三郎は最後自民党だったけど)だそうな。

選挙:みやこ町長選 井上県議も出馬意向 「新しい町作りを」 /福岡
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100108ddlk40010418000c.html

 任期満了に伴うみやこ町長選(4月6日告示、同11日投開票)で、京都郡選出の井上幸春県議(59)=無所属=が立候補する意向を固めた。

 井上氏は同町犀川出身。旧民社党委員長、塚本三郎・元衆院議員の秘書を経て、91年の県議選で初当選した。現在5期目。

 井上氏は7日の京築広域圏消防本部点検式で「最後のあいさつになる」と県議を辞す考えを示した。取材に「苅田は工業が発達しているが、みやこは少子高齢化が進み、墓を守る跡取りに困る状態だ。農林業と自然を生かした新しい町作りに県議経験を生かしたい」と話した。

 町長選を巡っては、原田和美町議も出馬の意向を示している。現職の白石春夫氏は既に引退を決めている。【降旗英峰】

〔京築版〕
【関連記事】

毎日新聞 2010年1月8日 地方版

1087チバQ:2010/02/01(月) 12:17:24
>>1077
大差って程差は付いてないように見えるが
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-02-01_2409
古謝氏が大差で再選 南城市長選
実績前面に掲げる


2期目の当選を決め、支持者とバンザイ三唱する古謝景春氏(中央)=31日午後9時58分、南城市佐敷の選対事務所

[画像を拡大]
政治 2010年2月1日 10時03分
(2時間12分前に更新)

 【南城】任期満了に伴う南城市長選は31日投開票され、現職の古謝景春氏(54)=無所属、自民、公明支持=が1万2697票を獲得し、新人で元県議の親川盛一氏(68)=無所属、社民、社大、民主、国民新、政党そうぞう推薦、共産支持、新人の新城建一氏(69)=無所属=に大差をつけ、2期目の当選を果たした。当日有権者数は3万1176人。投票率は74・47%で前回を4・17ポイント下回った。

 行財政改革や経済振興の進め方などを争点に選挙戦が展開された。

 古謝氏は市独自の土地利用計画策定や行財政改革など、1期4年の実績を前面に掲げ「市民党的立場」を強調。旧町村の元首長や与党系市議らで地域支部をつくり、支持基盤を固めた。

 親川氏は民主党県連をはじめ県政野党6党から推薦・支持を得て選挙戦を展開したが及ばなかった。

 古謝景春氏の話 非常に厳しい選挙戦だったが、4年間、市民と共に市民が主役のまちづくりに全力を注いできたことを評価してもらった。これからも地域の抱える課題を解決し、行財政改革を進めながら、日本一元気で魅力のある南城市をつくっていきたい。

 古謝景春氏(こじゃ・けいしゅん) 1955年生まれ。79年に旧知念村役場採用後、2002年村長に当選。06年初代南城市長に当選。沖縄大学卒。旧知念村安座真出身。


当 古謝景春氏 12、697票  
  親川盛一氏 10、215票  
  新城建一氏    129票
(選管最終 投票率74・47%)

1088チバQ:2010/02/01(月) 12:21:39
>>1061-1062
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2010_126498567013.html
玖珠町長に朝倉氏 前職・後藤氏ら破る
[2010年02月01日 09:49]
支持者に囲まれ万歳をする朝倉浩平氏(左)と妻の由美子さん=31日午後9時36分、玖珠町塚脇の選挙事務所
 リコール(解職請求)運動中の町長辞職に伴う玖珠町長選挙は31日投票され、開票の結果、無所属新人で元投資信託会社役員の朝倉浩平氏(63)が、前町長の後藤威彦氏(66)やほかの無所属新人を下して初当選した。最後まで競り合った元国会議員秘書の高倉正行氏(54)とは17票差だった。

 町民は後藤氏が総合運動公園建設中止の公約を翻すなど混乱した町政を平常に戻したいとして、清新なイメージの朝倉氏を選択した。
 朝倉氏は立ち上がりが遅く知名度もなかったが、手づくり選挙が町民に好感を持って迎えられた。既存の政治に対して批判的な町民らが町政に「新しい風」を求め、政治や行政に無縁だった朝倉氏を選んだ。
 投票率は76・12%(当日有権者数1万4675人)。前回(77・53%)を1・41ポイント下回った。

朝倉浩平(あさくらこうへい) 63 無新(1)
早稲田大卒(投資信託会社役員、銀行アドバイザー)町内森出身。

町民の声に応える
 朝倉浩平氏の話 町を変えてほしいという町民の声に応えたい。総合運動公園は計画を縮小せざるを得ないだろうが、皆さんの声を聞いて決める。私は民間出身。行政の無駄を省き、福祉、教育を充実させる。議員、役場職員と一緒になって町を良くしていきたい。

公約転換、不信大きく
 ◆解説◆後藤氏へのリコール運動が引き金となった町長選。総合運動公園建設中止の公約を変更するなど、その政治姿勢や公約の在り方をめぐる町民の判断が注目された。全国的にマニフェスト選挙が定着する中、公約転換への不信は大きく、町民は「しがらみのない町政」を訴えた朝倉氏に町長のいすを与えた。
 朝倉氏は知名度不足と出馬表明の遅さを、人柄と民間出身の経歴を前面に押し出すことで乗り越えた。クリーンな印象を打ち出し、後藤氏への批判票を含め浮動票の獲得に成功。同級生らのボランティアを中心にした運動は、選対の組織力に頼る従来型の選挙からの変化を示した。
 朝倉氏には町内に生じた混乱としこりを解消し、一から町をまとめ直す手腕が求められる。運動公園問題解決の着地点を探るだけでなく、山積する課題に待ったなしの対応が迫られる。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/149735
新人の朝倉氏が初当選 出直し玖珠町長選
2010年2月1日 01:18 カテゴリー:九州 > 大分
 前町長辞職に伴う大分県玖珠町の出直し町長選は31日投開票され、新人で元会社役員の朝倉浩平氏(63)=無所属=が、前町長の後藤威彦氏(66)=無所属=と、元衆院議員秘書の高倉正行氏(54)=無所属=ら新人3人を破り、初当選した。

 2008年8月の前回町長選で「町総合運動公園の建設中止」を公約に掲げ当選した後藤氏が、就任後に公約を撤回したため、町民グループが解職請求(リコール)に向けた署名活動を展開。後藤氏は昨年12月に辞職し、出直し選となった。投票率は76・12%。当日有権者数は1万4675人(町選管調べ)。

玖珠町長選
 (開票終了) 
当 朝倉浩平 無新 3,587
  高倉正行 無新 3,570
  後藤威彦 無元 2,768
  梅木恒明 無新    852
  宮西博幸 無新    293

=2010/01/31 西日本新聞=

1089チバQ:2010/02/01(月) 18:20:40
>>968>>1082
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000001002010008
久留米市長に楢原氏
2010年02月01日


支持者から当選祝いの花束を受け取る楢原利則氏=久留米市

 ■「江藤市政受け継ぐ」投票率30・25%過去最低
 現職が病気療養のため辞職したことに伴う久留米市長選が31日、投開票され、無所属新顔で前副市長の楢原利則氏(61)=農政連支部推薦=が、無所属新顔で前市議の南牧夫氏(75)を破って初当選した。前回2007年が無投票だったため、05年の編入合併後では初の選挙戦だった。楢原氏は前市長の市政を継承する方針で、来春の九州新幹線全線開通に伴うまちづくり、空洞化が進む中心市街地の活性化、行財政改革などが課題となる。当日有権者数は24万1330人、投票率は30・25%(03年43・40%)で過去最低だった。


 この日夜、市内のホテルには楢原氏の支援者が駆けつけ、当選が確実となると大きな歓声が上がった。楢原氏は「責任の重さで身の引き締まる思いだ。江藤市長の志を受け継ぎ、市の発展のために精いっぱいがんばりたい」と抱負を語った。
 今回の選挙は、くも膜下出血で昨年8月に倒れた江藤守国・前市長が同12月に辞表を提出したことから、急きょ決まった。約1カ月の短期決戦となったため、各政党は独自候補を擁立できず、民主、自民の議員が一緒に楢原氏を支援する「相乗り」状態になった。


 市議会は共産党を除く各会派がこぞって支援。議員42人中27人を占める自民系3会派と、連合福岡から推薦を受ける議員らの非自民系会派、公明が「市長の途中辞任という緊急事態に対応できる人物」として、市長不在の約4カ月間、市長職務代理者を務めていた楢原氏の擁立に動いた。商工業や農業などの関連団体からも手厚い支援を受け、知名度の低さをカバーした。


 楢原氏は選挙戦で約40年に及ぶ市職員としての行政経験をアピール。「江藤市政の継承」を訴えながら、九州新幹線全線開通で観光客を呼び込むための観光資源の全国発信、雇用確保、医療態勢や子育て環境の充実などを主張した。個人演説会や企業回りを中心に支持を固めていった。


 一方、南氏は旧田主丸町議を6期務めた経験や、旧4町に裁量権を持たせる改革案を訴えたが、及ばなかった。

1090チバQ:2010/02/01(月) 20:33:12
>>851
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20100201ddlk46010356000c.html
選挙:指宿市長選/指宿市議選 市長選、新人4人が立候補−−告示 /鹿児島
 任期満了に伴う指宿市長・市議選は31日告示された。市長選には、元市議長、東伸行氏(59)▽前県議、松元一広氏(42)▽元小学校長、豊留悦男氏(59)▽社会福祉法人理事長、徳永勝憲氏(62)−−の無所属新人4人が立候補。観光や農林水産業の振興、行財政改革などを巡り論戦を展開する。【村尾哲】

 ◇3地区力合わせ、「均衡ある発展」を−−東氏
 東氏は午前9時45分、同市山川入船町で第一声。山川町漁協の関係者や支持者らが集まった。

 東氏は、小学校入学までの医療費無料化などを公約。また、4年前の1市2町合併について「不満がうっ積している」と指摘。「3地区力を合わせ、農業、水産業の振興を図る」と「均衡ある発展」を訴えた。

 ◇良いところ継ぎ、さらに上乗せを−−松元氏
 松元氏は午前10時、同市十町で出陣式。田原迫要市長、自民県議9人、県歯科医会の関係者らが出席した。

 田原迫市長が「若いが皆さんに育てていただきたい」と激励。松元氏は「現市政の良いところを引き継ぎ、さらに上乗せしたい。農林水産業、商工業、観光がしっかりと融合したふるさとを作るため、懸命に頑張る」と訴えた。

 ◇必ず、指宿に新たな風起こす−−豊留氏
 豊留氏は午前9時、同市西方の事務所前で第一声。支持者や地元選出の県議らが激励に駆け付けた。

 豊留氏は「校長の職を辞めるのに涙が出るほど苦しんだ。しかし、夢は実現させなければならない」と決意表明。「必ず、指宿に新たな風を起こしてみせる。指宿を自慢できる古里にするため、頑張ります」と訴えた。

 ◇お金の生かし方、地域浮揚のカギ−−徳永氏
 徳永氏は午前8時半から、同市西方の事務所で出陣式。元旧山川町長の東孝一郎氏が「指宿を変えるために絶対勝ち抜こう」と激励。徳永氏は「地方分権の中で、お金をどう生かすかが地域浮揚のカギ」と市長選びの重要性をアピール。農業や観光の振興を訴え「子どもたちが残れる、残りたい街にしたい」と支持を訴えた。

 ◇定数4減に29人立候補−−指宿市議選告示
 市議選(定数22)には、現職21▽新人8の計29人が立候補。党派別では、共産2▽公明1▽社民1▽無所属25人。定数4減で激戦模様だ。

 投票は7日午前7時〜午後6時、市内31カ所で(一部繰り上げ)。同8時から指宿総合体育館で開票される。1月30日現在の有権者数は3万7761人(男1万7019人、女2万742人)。

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 ◆指宿市長選立候補者(届け出順)

東伸行(ひがし・のぶゆき) 59 無新

 [元]市議長▽指宿小売酒販組合理事▽指宿高同窓会長▽地区食品衛生協会長[歴]旧山川町議▽日大

松元一広(まつもと・かずひろ) 42 無新

 [元]県議▽歯科医[歴]指宿ライオンズクラブ会長▽日本歯科医議連幹事▽県歯科医師連顧問▽九大

豊留悦男(とよどめ・えつお) 59 無新

 [元]小学校長[歴]北京日本人校教諭▽県肝属教育事務所指導主事▽市教委学校教育課長▽鹿児島大

徳永勝憲(とくなが・かつのり) 62 無新

 社会福祉法人理事長▽農業会社代表[歴]和装会社社長▽旧指宿市農業委員▽市議▽日大短大

1091チバQ:2010/02/02(火) 23:10:58
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kiji/106.html
医師・歯科医師連盟が対応に苦慮 「自民か民主か」揺れる“医師票”

 告示が迫った知事選で、県歯科医師会の政治団体「県歯科医師連盟」(音山泰宏会長)と県医師会の政治団体「県医師連盟」(蒔本恭委員長)が対応に苦慮している。いずれもトップは前副知事の中村法道氏(59)支持を明言。しかし内部は意見が割れ自主投票や複数推薦になった。政権交代で変化しつつある中央の政治力学も絡み、支持の行方は混沌(こんとん)としている。

 「県と同じく私たちも自主投票にしたい。自主投票といっても、大久保後援会長としての私の気持ちをお酌み取りいただきたい」

 1月16日夜に長崎市内の料亭で開かれた諫早市歯科医師会の新年会。県歯科医師連盟諫早支部の助村大作支部長がこう述べると、かたわらにいた前農水省改革推進室長の橋本剛氏(40)と歯科医の塚本清後援会長は深々と頭を下げた。

 続いてあいさつした民主党の大久保潔重参院議員はむしろ悔しさをにじませた。「日歯連(日本歯科医師連盟)は変わったのに県レベルが政権交代の意味を分かっていない。私にすれば自主投票は当たり前、橋本さんの推薦をお願いしたいぐらいだ」

 日歯連は昨年9月、今夏の参院選で自民党から出馬を決めていた組織内候補の擁立を取りやめた。約3カ月後に発表された来年度の診療報酬改定で歯科の改定額は医科(1・74%)を上回る2・09%の増加。日歯連がいち早く自民党支持を見直し、民主党に接近した効果ともうわさされる。

 しかし県内では今も自民党との関係が根強い。県議会最大会派の自民党は昨年の12月定例県議会で歯と口腔(こうくう)の健康づくりに関する条例案を議員提案。九州で初めて成立させた。会員にはこれを評価する声もある。

 中村氏を擁立した「新知事をつくる県民の会」に名を連ねる音山会長は1月14日の臨時理事会で中村氏の推薦を提案。助村氏らがこの方針に反対し自主投票に収まっていた。音山会長は「何とか中村氏に推薦状を手渡したかったが、残念でならない。条例づくりなどこれまでの恩義があるし中央と地方は違う」と中村氏支援を鮮明にする。

 県医師連盟の事情はさらに複雑だ。県議で連盟顧問の押渕礼子氏(71)が立候補を予定。15日に押渕、中村、橋本3氏の推薦を決めた。

 蒔本委員長は県民の会発足時からのメンバーだが内部の意見を考慮し「医師連盟委員長」の肩書は途中で消え、田上病院長として中村氏を支援する。昨年8月の衆院選で主な執行部が民主党の福田衣里子氏を支援。県内でも民主党寄りとみられている諫早支部は誰も推薦しなかった。南高医師連盟は地元出身の中村氏を推薦。押渕氏の夫の英展氏が支部長を務める県医師連盟北松浦支部も3人を推薦する方向だ。蒔本委員長は「票の行方は全く分からない」と話す。


2010年2月2日長崎新聞掲載

1092チバQ:2010/02/02(火) 23:12:11
選択知事選 告示直前情勢
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kikaku6/01.html
12年ぶりに代わる県のリーダーを選択する知事選は2月4日の告示が目前に迫った。立候補を正式に表明した5人の前哨戦も熱を帯びてきた。決戦を前に混沌(こんとん)とする情勢を探った。

[1]

おおにた・あつし
大仁田 厚氏

 抜群の知名度足場に
 支援広がるかは未知数

 今月9日午後、佐世保市内で開かれた自民党県連会長の衆院議員、北村誠吾の後援会新年会。会場内にいたある男性の名前が司会者に紹介されると集まった支援者がざわついた。「どうなっているのか」。紹介を受けた元参院議員、大仁田厚(52)は雰囲気に気後れする様子もなく、出席者に名刺を配って回った。

 大仁田は参院時代に北村と同じ自民党古賀派に所属。新年会を聞き付け、飛び入りで参加していた。会場には党県連が支援する前副知事、中村法道(59)の親族もいた。北村は「突然やってきた。追い出すことはできない」と招いていないことを強調した。

 今月中旬には自民党と連立政権を組んでいた公明党県本部を訪問。中村支持を決めている幹部にあいさつした。議員時代の経験や人脈を利用し相手陣営にも入り込むしたたかさを見せる。

 政党や団体など組織の支援を受けないため「どぶ板選挙」を強調してきた。知人宅や農家、中小企業などを訪れ、県財政の問題点を指摘し、経済対策の持論を展開。「長崎の宣伝マンになり、全国に一生懸命アピールします」と支持を呼び掛ける。


プロレスイベントを開き、若者らにアピールする大仁田厚氏=24日夜、諫早市多良見町
 さらに、政治に無関心とされる若者に照準を定めたパフォーマンスも展開し始めた。昨年末にプロレスラー引退を表明したが「古里で最後のプロレス」と10日から壱岐、対馬、佐世保、諫早の4市でイベントを開いた。

 24日夜に開いた諫早の会場では特設リングそばに「かえんば、長崎!!」と記したのぼりを設置。大仁田は相手レスラーを押さえ込んで勝利するとマイクを握り「おれたちで夢のある、希望のある長崎をつくろう」と絶叫。熱狂した若者がリングに押し寄せた。

 陣営は当初、今夏の参院選長崎選挙区出馬を想定していたが、支援者の強い要望で知事選立候補を決めた。急きょ選挙対策本部を立ち上げたため人員や資金も不十分で、ポスター作製や宣伝車の手配も遅れている。長期的スケジュールは立てられず、活動が直前に決まることもある。9年前の参院選は全国比例区で出馬。全県区の選挙は初めてで、大仁田も「長崎がこれほど広いとは思っていなかった」と漏らす。

 それでも知名度は抜群で、街頭活動には自然と人が集まる。ただ、それが支援に結び付くかは陣営もつかみかねている。選対本部長の河村真一は「単なるタレント候補で終わらないよう、政策を浸透させたい」と気を引き締める。

(文中敬称略)



2010年1月27日長崎新聞掲載

1093チバQ:2010/02/02(火) 23:12:43
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kikaku6/02.html
おしぶち・れいこ
押渕礼子氏

 「女性」を前面にPR
 アピール力に不安も




 「県議選で応援したのに、知事選でしないわけにはいかない」−。長崎市東山手町の活水学院で21日開かれた同窓会の定例役員会。同窓生で県議の押渕礼子(71)の推薦は満場一致で決まった。

 当初、同窓生の間では高齢などを理由に反対も根強かった。しかしこの日不在の押渕に代わって出席した陣営関係者が「県の将来はどうなるのか、やむにやまれぬ思いで決心した」とする押渕のメッセージを代読。「命を懸けてやるつもりです」と力を込めると、出席者から異論は出なかった。

 押渕が顧問を務める県医師連盟も15日の会合で押渕と前副知事の中村法道(59)、前農水省改革推進室長の橋本剛(40)の3人の推薦を決めた。各地の医師会長を訪ね、支持を呼び掛けた陣営関係者は「単独でなくても推薦というお墨付きを得られたのは大きい。身内だけに大きな票が期待できる」と強調する。


初めての街頭演説に臨んだ押渕礼子氏=23日午後、長崎市新大工町
 大きな支持組織を持たない押渕だが、陣営には主に自民党の国政選挙を支えた人材が複数入り、選挙戦術を練っている。長崎市内のほか佐世保や大村、諫早、松浦、五島にも事務所を開設。「女性知事を誕生させる会」の広報車13台を県内全域で走らせ、各家庭にパンフレットを投げ込むPR作戦を展開。押渕も長崎大医学部の同窓生らを訪ねたり、商店街を練り歩き知名度アップを目指している。

 ただ、元参院議員の大仁田厚(52)らアピール力抜群の候補予定者が乱立する中で、「人前で話すことに慣れていない」(陣営関係者)のは懸念材料だ。民放テレビ局が22日に生放送した立候補予定者5人の討論番組では存在感をあまり示せず、29日に日本青年会議所長崎ブロック協議会が開く公開討論会にも一人だけ参加しない。陣営は「既に行動予定が決まっていた」と説明するが、ある自民党県議は「討論会に出ないこともマイナスだが、出ることもマイナスと考えたのだろう」と手厳しい。

 こうした見方を打ち消すように、告示を目前に控え、「本人の顔と声を知ってもらわないと支持が広がらない」と、これまでしなかった街頭演説をようやく始めた。

 23日午後、長崎市の新大工町商店街で初めてマイクを握った押渕は「県政を眺め、県内を見回したとき、今のままではいけない、変えなければ長崎県が沈没してしまうと思いました」と立候補を決意した動機や決意を訴えた。約1分半の短い演説だったが滞りなく終えた押渕に支援者らは「大丈夫じゃないですか」と声を掛け、ほっとした表情を見せた。(文中敬称略)



2010年1月28日長崎新聞掲載

1094チバQ:2010/02/02(火) 23:13:13
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kikaku6/03.html
なかむら・のりみち
中村法道氏

 「県民党」合言葉に
 実態は自民選挙踏襲




 4年前の金子原二郎の知事選総決起大会のように、演壇に自民党県議団がずらりと並ぶ光景はなかった。

 20日夜、前副知事の中村法道(59)が長崎市で開いた総決起大会。同党県議は市議と客席側に座った。壇上には同党県連会長の北村誠吾と公明党県本部幹事長の江口健が上がったが弁士は4、5番目。政党に推薦願を出さず「あくまで支援団体の一つ」と位置付ける陣営の狙いを印象づけた。

 「これでいいんじゃない。今回はいかに自民を出さないかの選挙なんだから」

 市議の一人は黒子に徹するという役割をかみしめるように言った。

 ただこうも付け加えた。「自公の県議、市議。それに金子後援会がフル稼働しないと勝ちはない。県民の会といっても経済界の重鎮と県庁OB。確たる票を持っているわけじゃない」

 「県民党」。中村が「新知事をつくる県民の会」と自民から推される形で出馬表明した昨年12月24日以降、周辺ではこの3文字が合言葉のように繰り返されてきた。背景には中村が考える県政運営の理想型という側面があるが「自民候補」「金子知事の後継」との論調が広がるのを封じたい−との陣営の意向も透ける。

 昨年8月の衆院選。自民は県内4選挙区で民主に計約6万3千票差をつけられた。自民に求められているのは「出過ぎても駄目、引っ込み過ぎても駄目」(県議の一人)という絶妙な間合いだ。


自民の国会議員、県議団の会合に出席する中村法道氏=27日、長崎市内のホテル
 だが陣営は、政権交代の影響で職域団体の動きが鈍り、集票力に瓦解の芽さえ見え隠れする中で従来の自民選挙をほぼ踏襲しながら走りだしている。

 陣営幹部の一人は「全県区の選挙ができるのは金子知事ぐらい。長崎以外は自民に頑張ってもらうしかない」と打ち明ける。

 実際、中村が出馬会見後に直行したのは県議が待つ自民、公明の県本部だった。この1カ月間も県議や金子後援会などがセットした新年会や集会を「分刻みの日程」で駆け抜けた。県議は電話作戦や秘書を県民の会支部に送り込むなど党営選挙の色彩を強め、金子後援会は18日に佐世保市内でマスコミをシャットアウトして女性集会を開いた。

 27日には自民国会議員と県議団の会合に中村も顔を出し、告示前最後の結束を確認。議員らが情勢を分析し「手応えがある。衆院選時と全然違う」との声も上がった。主戦場となる長崎市では、たもとを分かつ市議会の自民系2会派が共闘。「いつになくやる気だ」と周囲を驚かせている。だが、街頭活動は手薄な状態で「知名度は低い」(中村)のが現状だ。

 陣営幹部の江口満は「この選挙は大村湾岸戦争になる」と言う。長崎、諫早、佐世保、大村、西海、東彼、西彼。衆院選で自民が苦杯をなめた地域ばかりだ。(文中敬称略)



2010年1月29日長崎新聞掲載

1095チバQ:2010/02/02(火) 23:13:41
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kikaku6/04.html
はしもと・つよし
橋本 剛氏

 政権与党の強み訴え
 小沢問題の影響懸念




 「夏には参院選がある。今回の知事選が鳩山政権に与える影響は大きい。負けるわけにはいかない」。29日午前9時ごろ、長崎市宝町のホテルに民主党議員団約30人が緊急に集まった。前農水省改革推進室長、橋本剛(40)を応援するため来県した党選対委員長の石井一は、こう檄(げき)を飛ばした。

 石井は、自民党や県農政連が支援する前副知事の中村法道(59)を意識し、知事選の情勢を「極めて厳しい」と指摘。民主党本部が全力で支えると約束した。

 昨夏の衆院選で、県選出国会議員が8人に増えた同党。その余勢を駆って知事選に初めての独自候補として、橋本を擁立した。これまで幹事長の小沢一郎、農相の赤松広隆ら“大物”が次々と本県に乗り込み、政権与党とのつながりの深さを見せつけた。30日には国土交通相の前原誠司が諫早、雲仙両市に出向く。

 橋本も「県政の課題を訴えやすいポジションに(自分は)いる」とアピール。40歳の若さを前面に打ち出し「しがらみのない県政」への転換を訴えている。ただ、知名度が低いだけに、街頭演説を精力的に重ねるなど、顔を売ることに腐心。福田衣里子ら国会議員が各地で国政報告会などを開いて人を集め、橋本を紹介してきた。


政治資金パーティーで、橋本剛氏(右)の手を掲げて見せる小沢一郎氏(中央)=17日、長崎市内のホテル
 だが通常国会が18日から始まり、地元で動けるのは週末や夜に限られる。もともと地方議員は自民党より少なく、陣営幹部は「ポスターを張るにも人手が足りない」とぼやく。

 しかし、陣営が最も気に掛けているのは資金管理団体の土地取引をめぐる小沢問題。どこまで知事選に影響するのか、測りかねている。

 長崎市内で17日にあった民主党県連の政治資金パーティーで、小沢は橋本の手を握り、高々と掲げた。陣営は後日、その時の写真を掲載した広報紙の配布を計画したが、「告示が迫り、有権者の受け止め方もいろいろ」だとして校正段階で取りやめた。陣営幹部は世論の動向を気にかけ、こうつぶやいた。「政治とカネをめぐる問題などで、党の支持率がさらに下がらなければいいが」

 それだけに、組合員5万人を抱える連合長崎への期待は大きい。だが推薦決定から1カ月半しかたたず、傘下労組の動きはまだ鈍い。その上、例年2月は春闘の準備で忙しい時期だ。

 「私が先頭に立ってやる。推薦状は紙切れじゃない」。連合長崎長崎地域協議会議長の原田敏春は、同市内で26日夜にあった橋本の総決起集会でこう語気を強めた。その翌日、原田ら地協や産別の代表者約40人が集まり、組合員1人につき10人の後援会員獲得を徹底することを確認した。幹部は「危機感を共有した。組織が本格的に動くのはこれからだ」と追い込みを掛ける。(文中敬称略)



2010年1月30日長崎新聞掲載

1096チバQ:2010/02/02(火) 23:14:14
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kikaku6/05.html
ふかまち・たかお
深町孝郎氏

 “視線”の変化を実感
 好機生かす手法課題




 「(知事になったら)地域高規格道路の建設に力を入れてください」。昨年12月24日、南島原市役所。副市長の松尾義博は地域高規格道路「島原道路」の建設促進を前共産党県委員会委員長の深町孝郎(67)に求めた。この事業に反対する深町は、黙って話を聞いた。その後松尾が「特産そうめんの販売に力を入れたい」と話を変えると、深町は「全国に売り出すことは大事だ」などと応じた。

 深町は昨年11月の立候補表明後、五島、壱岐、雲仙、西海、大村各市に出向き、市や農漁業組合を訪問。地域の実情を聞いて回った。深町は「政策に取り入れられるものは取り入れたい」と話す。

 深町は民主県政をつくる会(13団体)が擁立した。同会が知事選に候補者を擁立するのは4回目。共産党系ということもあり、これまで候補予定者が各市長らと懇談する機会はほとんどなかった。選対事務局長の錦戸淑宏は「(農協など)自民党支持の団体からは拒否されるのではないかという先入観があった」と理由を説明する。

 しかし政権交代後初の知事選となる今回、陣営はこれまでと雰囲気が異なるのを肌で感じている。共産党県委員会委員長の山下満昭は「自民党の重しが取れ、有権者の(共産党を)見る目が変わったようだ。考えが広く伝えられるようになった」と話す。


街頭演説終了後、有権者と意見を交わす深町孝郎氏=17日、長崎市の鉄橋
 それでも選挙活動はこうした情勢の変化を生かしているとは言い難い。陣営は同会を構成する約2万人の意識統一が必要と判断。深町は立候補表明から約1カ月半、各団体のあいさつ回りを優先した。このため有権者には「知名度は低い」(錦戸)まま。今月中旬からは街頭演説の回数を増やし、演説終了後は有権者と対話を繰り返している。錦戸は「好機を生かし少しでもこれまでと手法を変えたいと思ったが従来通りの活動しかできていない」と課題を挙げる。

 同会は4年前の知事選で、当時65歳だった候補者を擁立する予定だったが体調不良で断念し、急きょ山下が党公認で立候補した経緯がある。同会の構成団体幹部によると候補者を決める会議で、深町の年齢を不安視する声も一部出たという。それでも「県政に精通し、ほかに候補者にふさわしい人はいない」の意見で最終的に一致した。

 深町は街頭演説や集会で金子県政を「大型事業中心だ」と徹底して批判している。さらに「今の県議会は共産党以外は(民主党も含め)いわばオール与党だ。ほかの立候補予定者では金子県政を変えることはできない」と強調。ほかの候補予定者との違いを懸命に訴えている。(文中敬称略)

  ◇    ◇

 知事選では諫早市の会社役員、山田正彦氏(44)が29日、記者会見し無所属での立候補を表明。立候補予定者は過去最多の6人になった。県のかじ取り役を担うリーダーは誰になるのか、決戦の火ぶたが切られる告示まであと4日に迫った。

(知事選取材班)



2010年1月31日長崎新聞掲載

1097チバQ:2010/02/02(火) 23:15:05
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kiji/104.html
■首長、政権交代で動き鈍く 民主は締め付けも



朝長佐世保市長と名刺交換する民主党の高嶋筆頭副幹事長(右)=1月27日、長崎市栄町、県市町村会館
 知事選で県内の首長の動向が注目を集めている。昨年8月の衆院選で公然と自民党候補を応援した首長も政権交代を受け沈黙。前農水省改革推進室長、橋本剛氏(40)を擁立した民主党は政権与党の力を背景に“圧力”とも言える働き掛けを強めている。

 「知事選、参院選とあるが宮内先生の支持される方を勝たせながら、来年4月の選挙(県議選)に当選してほしい」。

 1月16日、佐世保市で開かれた自民党県議、宮内雪夫氏の後援会の新春交歓会。ほかの来賓が口々に目の前にいる前副知事、中村法道氏(59)への支援を呼び掛ける中、朝長則男佐世保市長はわずかにこう触れただけだった。

 元自民党県議の朝長市長は、民主党の宮島大典氏と自民党の北村誠吾氏の事実上の一騎打ちになった衆院選長崎4区で「市政運営でお世話になった」と北村氏の支援に動いた。結果は宮島氏が当選し北村氏も復活当選。だが直後の市議会一般質問で一部市議からこの行動を追及され「誤解を招いたならおわびしたい」と陳謝している。

 知事選について朝長市長は「今回は新人ばかりで衆院選と違う。首長選なので民意に沿って対応したい」と静観の構えだ。このように衆院選で自民党支援の動きが目立った首長の動きは今回鳴りを潜める。長崎3区で同じく自民党の谷川弥一氏を支援した中尾郁子五島市長も、中村氏を支援する「新知事をつくる県民の会」の五島支部事務所開きに姿を見せなかった。

 逆に民主党は首長への締め付けを強める。党県連が小沢一郎党幹事長を招き17日に長崎市内で開いた政治資金パーティーには23市町の首長を招待。朝長市長や3区で谷川氏を支援した松本崇大村市長ら出席した12人の出欠を取るように1人ずつ紹介した。ある首長は「出席するか迷ったが他の首長がたくさん来ていてほっとした」と打ち明けた。

 27日にも長崎市内に首長らを集め高嶋良充党筆頭副幹事長が特別交付税の優先配分を求める要望書を1人ずつ受け取った。全国の陳情窓口を一元化した党幹事長室が地域に出向くのは異例。高嶋氏は知事選に言及しなかったが県連幹部は「意味は伝わるだろう」と話す。30日には前原誠司国土交通相も諫早と島原半島の計4市長の要望を受けた。

 地域の陳情受け付けと知事選支援を絡めた動きに首長からは反発も漏れる。ある首長は「これだけ圧力をかけられれば苦しい。民主党は地方分権を推進すると言うがこれでは中央集権国家だ」といらだつ。こうした批判に民主党県連幹部は「自治体トップは政権与党を応援しないと予算が付かないことがまだ分かっていない。中村氏陣営の自民党や企業、業界トップも締め付けているのは同じだ」と反論する。


2010年2月1日長崎新聞掲載

1098とはずがたり:2010/02/03(水) 00:52:49

選挙:志布志市長選/志布志市議選 現新一騎打ちに−−告示 /鹿児島
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20100125ddlk46010289000c.html

 任期満了に伴う志布志市長選は24日、告示された。新人で元旧志布志町長、慶田泰輔氏(64)と、再選を目指す本田修一氏(61)の無所属2人が立候補を届け出、現職と新人の一騎打ちとなった。

 両氏は、志布志、有明、松山の旧3町合併に伴い、三つどもえとなった前回06年の市長選に続く2度目の対決。合併後のまちづくりのあり方を主な争点に論戦を交わしている。

 慶田氏は、同市志布志町の県道沿いの空き地で出陣式。「志布志の経済の核となる旧志布志町の中心市街地が年々さびれていく。豊かさを約束した本田市政だったが、地域を疲弊させている」と批判。市政刷新を訴えた。

 本田氏は、同市有明町で第一声。志布志港の整備促進を訴え「穀物輸入の国際中核港として発展させていく」とアピール。まちづくりについては「これからが次のステップ。大きな実りを収穫したい」と支持を求めた。

 また、市議選(定数24)には、現職26▽新人2−−の計28人が立候補。党派別では公明1▽共産1▽無所属26。定数が9削減され、激戦模様だ。

 投票は31日午前7時〜午後7時、市内40カ所で(一部繰り上げ)。同8時半から有明総合体育館で開票される。23日現在の有権者数は2万8205人(男1万3094人、女1万5111人)。【新開良一】

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 ◇志布志市長選立候補者(届け出順)

慶田泰輔(けいだ・たいすけ) 64 無新

 [元]旧志布志町長[歴]町青年団連絡協議会長▽町議会事務局長▽南曽於地区合併協議会長▽鶴丸高

本田修一(ほんだ・しゅういち) 61 無現(1)

 県港湾協会長▽曽於南部土地改良区副理事長[歴]農業▽旧有明町農業委員▽町長▽中大中退

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 ◇市長選名鑑の見方

 氏名▽年齢▽党派▽現元新▽当選回数▽職業・肩書([歴]以下は主な経歴)▽最終学歴

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 ◇志布志市議選立候補者(定数24−28)
上村環   57 [元]旧松山町長 無現
本田孝志  66 [元]商工会長  無現
丸山一   61 農業       無現
金子光博  58 農業       無現
藤後昇一  59 福祉施設長    無現
玉垣大二郎 51 [元]会社役員  無現
林勇作   68 [元]旧町課長  無現
東宏二   58 会社顧問     無現
立平利男  62 農業       無現
下平晴行  61 行政書士     無現
丸崎幹男  60 農業       無現
毛野了   63 農業       無現
岩根賢二  62 [元]会社員   無現
平野栄作  51 団体理事     無新
八久保壹  70 [元]公民館長  無現
長岡耕二  54 農業       無現
上野直広  63 石油販売業    無現
西江園明  61 米穀販売業    無現
小園義行  58 党地区委員    共現
小野広嗣  53 貸衣装業     公現
坂元修一郎 54 農業       無現
野村公一  64 文化協会長    無現
立山静幸  71 農業       無現
鬼塚弘文  58 市体協理事長   無現
福重彰史  56 農業       無現
重永重久  67 建設会社役員   無現
鶴迫京子  57 華道講師     無現
野辺重文  59 [元]県職員   無新

毎日新聞 2010年1月25日 地方版

1100チバQ:2010/02/03(水) 19:55:56
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100203005.html
逮捕された当選10回“大物”町長 誰も注意できず…
 元福岡県副知事への贈賄容疑で2日に逮捕された県町村会長山本文男容疑者(84)は、同県添田町長として当選10回を数え、40年近く町政に従事。全国町村会長も約10年務めるなど“大物”町長として知られていた。

 山本容疑者は添田町議を経て1971年、町長に初当選。92年から県町村会長、99年以降は全国町村会長も務めている。

 県政にも大きな影響力を持っていたとされ、ある県職員OBは「町長の中でも実力者。ささいな問題で県に怒鳴り込まれたこともあり、相当気を使っていた」と話す。

 県町村会が事務局を置く県自治会館の入り口には、山本容疑者の業績をたたえる胸像まで設置されており、県町村会OBからも「現役なのに胸像なんて…。周囲にも注意できる人がいない」との声が出ていた。

 昨年11月に県町村会職員らによる不正経理事件が発覚したが、トップとして記者会見を開くこともなく、再発防止策を報告した理事会も非公開とした。今年1月、自宅前で報道陣の取材に応じ「責任は感じている」と不正経理事件の監督責任は認めたが、「わたしが知っているのは予算と決算だけ。(不正経理のことは)わたしは知らない」と釈明していた。

[ 2010年02月03日 07:23 ]

1101チバQ:2010/02/04(木) 23:09:00
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001002030002
観光都市どう再生 指宿市長選
2010年02月04日


 南薩の中心都市・指宿市。古くはハネムーンでにぎわい、近年では「篤姫」ブームで注目された。砂蒸し温泉や開聞岳など地域資源に恵まれた観光都市の再生はなるか。7日投票の市長選を前に「観光」の視点から課題を探った。(安斎耕一)


 薩摩半島最南端にある長崎鼻。広大な海と「薩摩富士」の開聞岳が目前に広がる景観豊かな観光地だ。
 「40年くらい前は、そりゃもう新婚カップルばっかりでね。ホテルや空港に送り迎えするタクシーが50台くらい、ずらっと並んでいた」。灯台に向かう通りにある土産物店主の有村隆雄さん(64)が往時を懐かしんだ。
 温暖な気候や南国らしい雰囲気から、かつて「東洋のハワイ」とも呼ばれた指宿。昭和40〜50年代には新婚旅行客が押し寄せた。1990年代初めのイッシーブームで一時盛り返し、2008年のNHK大河ドラマ「篤姫」ブームで再び脚光を浴びた。同年は400万人を超える観光客が訪れた。いぶすき篤姫館は、市の予想をはるかに上回る約17万5千人でにぎわった。
 だが、今はブームの反動に苦しむ。観光客は減り、昨年12月の指宿地区の宿泊者数は約4万2千人と前年同月比22%減。昨年の観光客数も前年より落ち込む見通しだ。
 長崎鼻で民芸品など扱う有村さんの店も篤姫ブームの恩恵を受けたが、「特需のようなもので、1年たつとまた元通りの客足になった」。
 観光の起爆剤と期待されるのが、来春の九州新幹線全線開業だ。市の玄関口となるJR指宿駅は駅前の景観整備事業が一段落し、観光客を迎える準備が整いつつある。一方、慢性的な課題は点在する名所を結ぶ交通手段の少なさだ。温泉や開聞岳、池田湖など分散する名所を周遊する指宿駅発着の定期観光バスはない。
 駅近くに住む男性(63)は「観光地を名乗る以上、最低限の交通インフラは整備するべきだ。駅に降り立った観光客が途方に暮れる場所ではいけない」と話す。
 指宿までのアクセスの悪さも課題の一つ。鹿児島中央駅から指宿駅までの列車は1日25本で、快速は7本。JR以外は指宿スカイラインや国道226号を使うしかない。国道は大半が片側1車線で慢性的な渋滞に悩まされている。
 新幹線全線開業を見据え、市は広域観光ルートの構築に乗り出した。豊かな自然や農業を生かした体験型観光の充実も進める。菜の花マラソンやマーチのように、おもてなしの心が市民に根付いているのは指宿の「売り」の一つだ。
 県観光プロデューサーの奈良迫英光さん(59)は「新幹線全線開業で人の流れも大きく変わる。砂蒸し温泉という最高のPR材料があるのだから、温泉プラス離島やローカル線の旅など知恵を絞れば、観光地としての魅力が向上するだろう」と語る。
 観光客誘致にどう取り組むか。市長選では新顔4人が独自の考えを主張する。東伸行氏(59)は「まち歩きなど参加型観光でもう一泊プラスさせる」、松元一広氏(42)は「食や温泉を融合した『理学療法湯治』の推進を目指す」、豊留悦男氏(59)は「自然や歴史文化を活用した指宿ブランドの強化を図る」、徳永勝憲氏(62)は「アクセス改善は必須。特急列車の運行を働きかける」と訴える。
 土産物店の有村さんは言う。「指宿には素晴らしい観光資源がたくさんある。今あるものを大切にして、指宿らしさをどう伝えていくか。各候補者にはビジョンを示してほしい」

1102チバQ:2010/02/05(金) 22:34:14
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000001002030001
糸島市長・市議選へ市民は(上)
2010年02月03日


地域の農畜水産物をそろえた直売所は週末、大勢の客でにぎわう=糸島市波多江の伊都菜彩


岐志漁港でのカキの出荷作業。カキ養殖が冬場の産業になっている=同市志摩岐志

 ■農・漁業 守り育てて


 九州最大の都市・福岡市の西隣に1月1日、前原市、二丈町、志摩町の合併で誕生した糸島市。JR筑肥線や西九州自動車道が東西に貫く平野部に田園地帯が広がる。芽吹いた麦やブロッコリーなどの野菜が冬の大地を彩る。一方で、筑肥線沿線を中心とした住宅開発などに伴い、都市化が進んでいる。


 「これまで宅地化する場所と農地とがきちんと線引きされてきた。今後もそれは続くはず」。同市二丈武の専業農家、鳥巣孝一さん(62)は約13ヘクタールの水田で米と大豆、冬場は約20ヘクタールで麦を栽培する。生協などに出す減農薬・有機肥料の特別栽培米を作る農協の部会長も務める。


 「近所の人から、もうできないからお願いすると言ってくることもあるし、それだけしないと生活できない」。耕作面積を増やしてきた理由をこう説明する。そのかいがあって、長男(35)の後継も決まっている。同様に経営規模拡大に取り組んできた仲間の農家には後継者も多い。


 糸島地域は大都市近郊にありながら、県内有数の農業地帯の地位を保ってきた。糸島市の第1次産業就業者の割合は2005年の国勢調査(合併前の1市2町の合算)で約10%と、県平均(3・5%)を大きく上回る。農業の衰退傾向の中、比較的「元気な産地」だが、それでも農産物の価格低迷などを背景に全体の農業従事者は減りつつある。


 糸島市は玄界灘に面し、漁業を含めてより多くの人が1次産業を続けていくため期待されているのが、福岡市に近い地理的条件を生かした直売所。糸島市波多江に07年にオープンしたJA糸島の直売所「伊都菜彩」の売り上げは今年度、当初の目標の20億円を大きく上回る見込みだ。「高齢で出荷をあきらめていた農家が再び畑を活用し始めるなどの効果が出ている」(同JA)という。


 新鮮な食材を求める消費者を引き寄せるエリアになったのは、以前から大小さまざまな直売所や青空市が実績を重ねてきたからでもある。


 同市二丈鹿家の農家、諸岡恵治さん(47)は地元に直売所「福ふくの里」ができたのをきっかけに、5年ほど前から野菜を出荷するようになった。味には自信があり、売れ行きも伸びている。「自分で価格をつけられ、頑張った分消費者に評価される」。景気悪化に伴う消費低迷などで本業の和牛飼育は「赤字」といい、直売所の存在は大きい。


 ただ、不安もある。隣の佐賀県唐津市でも大型直売所が春にオープンを予定する。産地間競争で客足が遠のかないか。「直売所に出す地元の小規模な農家が、消費者を地域に呼んできた。新市になっても、街だけでなく隅々にまで目を配ってほしい」と願う。


 糸島半島西側の入り江にある岐志漁港。焼きガキが味わえるカキ小屋が並び、週末を中心に県内外から多くの客が訪れる。


 10年ほど前にカキ養殖を始めた漁師の男性(47)は「夏場の漁だけでは厳しい。カキがあれば冬場も働ける」。地域には魚の直売所もあり、自分でつけた価格で売ることもできる。糸島漁協の吉村寿敏参事は「カキや魚を目当てに多くの人が糸島を訪れる。水揚げ高以上の経済効果を地域にもたらしている」と言う。


 今後さらに都市化の進展が予想される中、環境との調和のとれたまちづくりが求められる糸島市。農業や漁業に携わる人たちに共通するのは、「1次産業を守り、育てることこそが地域全体を豊かにする」という思いだ。


              ◇


 1市2町の合併に伴う糸島市長選・市議選(7日告示、14日投開票)を前に、新市の「課題と期待」を追った。
(後藤たづ子)


 ◇ 糸島市の農・漁業 ◇
 2005年農林業センサスによると、農産物産出額は163億円。花、野菜、コメ、畜産品のいずれも県内有数の生産高を誇る。国勢調査による05年の農業従事者は約4300人で、15年間で約850人減少。一方、市のまとめでは、06年度からこれまでに54人が就農し、うち農業外からの参入者が31人を占めた。漁業は従来ごち網や小型底引き網が盛んで、08年の漁協組合員数は517人で、売上高は約21億7千万円。糸島漁協によると、うち約3割が直売、約5%がカキでの売り上げという。

1103チバQ:2010/02/05(金) 22:34:54
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000001002050001
糸島市長・市議選へ市民は(下)
2010年02月05日


農地の向こうに近代的な建物群が立ち並ぶ九大伊都キャンパス。地域と大学の連携が期待されている=糸島市板持




 ■街づくり新住民も 九大移転どう生かす
 1市2町合併による糸島市誕生を目前に控えた昨年暮れ、旧前原市内のJR筑肥線沿線の新興住宅地。30代の主婦が空き地で、小学生の子供を遊ばせていた。福岡市から引っ越してきて6年になるという。「福岡では戸建ては無理なのでこちらに来たけど、子供が遊べる公園もなく、バスの便も良くない。自然も、新鮮な農産物も豊富なのはいいけれど……」。生活は予想以上に不便なことが多いと打ち明けた。


 旧前原市を中心とした筑肥線沿線では、1980年代ごろから福岡市などからの転入者が増えた。それでも旧1市2町の財政は厳しく、合併の要因の一つとなった。


 糸島市によると、人口増加で住民税は増えたが、企業からの法人市民税や固定資産税が他都市に比べ極端に少ない。このため、市民1人あたりの地方税収額(2007年度決算の1市2町分を合計)は県内28市中、24番目だ。一方で、人口増加に対応して下水道やごみ・し尿処理施設、小学校の新設など基盤整備への投資も必要だった。


 こうした状況の中、いまだに公園や文化施設などが少ないという市民の声は多い。近い将来人口増加も頭打ちになり、高齢化が進むと予想され、社会保障経費も増えていく。一方で公共工事への市の公費投入に抵抗感を示す声も少なくない。新・旧の住民が満足する地域をどうつくっていくか――。


 合併前から期待されてきたのが、隣接する福岡市西区と糸島市をまたぐ敷地に整備が進む九州大伊都キャンパスだ。


 糸島地域では県や九大、福岡市、糸島市などが学術研究都市構想を進める。地域の自然を保存しつつ、同キャンパスを核に小規模な開発地を分散してつくっていく計画だ。糸島市内には県や市による研究団地や産業団地も整備され、市は九大と連携する企業や研究機関の立地を期待する。


 冷凍ケーキで売り上げを伸ばす五洋食品産業(福岡市)は旧前原市がつくった産業団地にこの春、工場と本社を移転する。同社の藤和崇管理部長は「農業や九大と連携できる。将来は地元農産物を使っていきたい」。地元でパート従業員を募集したところ約40人の予定人員に100人近くの応募があり、「雇用の面でも期待できる」と話す。


 ただ、誘致のめどが立っていない団地や区画もあり、市の誘致活動が続いている。


    ◇


 旧前原市は九大の学生らの流入による地域経済の活性化に期待し、市内のJR駅と伊都キャンパスを結ぶコミュニティバスを走らせるなど、力を入れてきた。だが地元の不動産会社支店によると、多くの学生は「アクセスがいい」と福岡市側の九大学研都市駅や周船寺駅周辺のアパートをまず探すという。


 糸島市のJR波多江駅近くから原付きバイクで通う男子大学院生(23)は「住んでみると案外学校まで遠くないしスーパーなどもあって暮らしやすい」と言う半面、毎日大学と部屋の往復で地域としての「糸島」を意識することはない。同じく糸島市側に暮らすマレーシアからの留学生(23)は「福岡市の中心部まで行かないとアルバイトがないのは不便」と話した。


 福岡市寄りの波多江地区は住宅街と農村部が混在し、「新住民」が多い地域だ。ここで長年農業を続けてきた男性(66)は近く、普段なかなか接点のもてないマンション住民らが農業に触れる機会をつくりたいと考えている。地域には九大生が入居するアパートもできている。学生が地元の子供たちに勉強を教える場などができないか、とも思う。「せっかくここに来るのだから、互いに利用し、支え合っていかないと」
(後藤たづ子)


 ■糸島市をめぐる人口の移動
 市の1月末現在の人口(住民基本台帳)は10万759人、世帯数は3万6403世帯。10年前(当時の1市2町計)と比べ、約4900人、約6900世帯増加している。2005年の国勢調査によると、福岡市に約2万人が通勤する。九州大伊都キャンパスに通う学生・教職員は現在約1万2千人で、18年ごろの移転完了時には約1万8700人になる予定。

1104チバQ:2010/02/05(金) 23:52:11
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/150675
長崎知事選告示 民主 政権党アピール 自民 黒子戦術に決別
2010年2月5日 00:46
 4日告示された県知事選。立候補した無所属新人7人が出陣式や街頭演説などに臨み、選挙戦の幕が開いた。参院選の前哨戦として民主、自民の両党が火花を散らす一方、他の候補たちは「政治とカネ」の問題への批判や政党の「しがらみ」からの脱却を訴えた。

 「歴史的な政権交代があった。政権交代の果実をお届けしたい」。民主党選対委員長の石井一参院議員は、元農水省改革推進室長の橋本剛氏(40)の出陣式で政権与党の立場をアピール。「自民党亜流の県政は認めない」と力を込めた。橋本氏も「これまでのやり方を根本から改め、県政の大掃除をしなければいけない」と変革を訴えた。

 ただ、登壇した全員が「政治とカネ」に触れぬまま。渡辺敏勝県連幹事長は報道陣に「県政と中央の問題は違う。触れる必要はない」と強調した。

 前副知事の中村法道氏(59)の出陣式には、自民党の国会議員や地方議員がずらり。県連会長の北村誠吾衆院議員は「自民が火の玉一丸となって勝利し、わが党が長崎から変わっていく」とこれまでの「黒子戦術」に決別、民主党への対抗意識をあらわにした。公明党県本部の江口健幹事長も「民主の圧力に屈せず、長崎の歴史をつくっていきたい」と訴えた。

 中村氏も「地元で生まれ、育ち、長崎を愛する私は不退転の決意だ」と、中央官僚出身の橋本氏との違いを強調した。

 前共産党県委員長の深町孝郎氏(67)はただ一人「政治に金がかからない道をひらきたい」と政治とカネの問題に言及。

 元県議の押渕礼子氏(71)は「県政は県民の意向で推進していくべきだ。県民の意見を反映させたい」と語った。

 元参院議員の大仁田厚氏(52)は「組織や政党が牛耳るしがらみや癒着がある長崎県でいいのか」などと訴えた。

 元会社員の松下満幸氏(62)と会社役員の山田正彦氏(44)も立候補を届け出た。

=2010/02/05付 西日本新聞朝刊=

1105チバQ:2010/02/06(土) 12:01:24
>>1101
まさに篤姫イヤーに鹿児島観光しました。
指宿では砂蒸しして、JR最南端の西大山駅に行ったんですが、菜の花畑以外なにもなく(それはそれで風情あるけど)もう少し観光開発すりゃいいのに
と思った記憶あり

まあ 鹿児島観光で一番インパクトあったのは知覧の特効博物館ですけど。

1106チバQ:2010/02/06(土) 13:43:46
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100204ddlk40010309000c.html
新・糸島の課題:市長・市議選目前/上 住民の一体感 /福岡
 ◇地道な取り組み必要
 旧前原市と志摩、二丈両町が合併して発足した糸島市の市長選・市議選が、7日告示、14日投開票される。市長選には旧前原市長の松本嶺男氏(65)と環境デザインコンサルタントの佐藤俊郎氏(56)の2人、市議選には前原選挙区(定数15)に18人、志摩選挙区(同5)に10人、二丈選挙区(同4)に8人が立候補を予定し、既に激しい前哨戦を展開している。市長選を中心に課題と争点をまとめた。【竹田定倫】

 06年9月、旧前原市議会で新市の議員定数に関連しての一般質問で、議場に緊張感が走った。

 「対等なのか、吸収(編入)合併なのか」との問いに、当時の助役が「今後の(合併)協議会設置の中の話し合いになるのでは」と答弁したからだ。すぐに助役は「対等を基本に置く」と修正した。

 それほどに、デマ同然のうわさも飛び交ったが「前原市が志摩、二丈両町をのみ込んでしまうのでは」との不安がつきまとったのは事実だ。

 それだけに、旧1市2町の住民の一体感をどのように作り上げていくか。目に見えないだけに悩ましい課題だ。

 旧二丈町は02〜09年度に「元気づくり事業」を実施した。都会ほどではないが、時代と共に地域のつながりが疎遠になりつつあることを憂慮した、筒井秀来町長(現糸島市長職務執行者)が提唱した。

 行政区ごとにイベントや課題に取り組み、住民の横のつながりを強めるのが狙い。「初めは“迷惑づくり事業”と言われた。予算で物を買ってもいいし、カラオケを買ってもいいということで取り組んだ。昔のおおらかな時代に戻ることは困難だが、地域のきずなはできたのではないかと思う」と話す。

 実際に取り組んだ福井行政区長の宮武久幸さん(69)は「お年寄りが孤独死していたとか、裏の山が崩れ亡くなったということは避けたい。横のつながりを大事にしなければならないと考えた」と振り返る。

 「横のつながり」を作るには、宮武さんは「地道な取り組みが大事」と言う。筒井氏も「悪いとは思わないが、一過性のイベントではなく、ささやかでも永続性のある取り組みでないと、意識の変革は困難。公費を使うとなれば、なおムダにできない」と語る。

 現在、志摩アスリートクラブ(大江勝代表)は今年10月、同市志摩桜井を中心に「マラニック(マラソンとピクニックを合わせた造語)大会」を計画。糸島青年会議所は今年7月、同市前原西の丸田池公園でのイルミネーション事業を考えている。

 市も市民も「横のつながりの大切さ」は十分に理解しているが、即効薬はない。

   ◇  ◇

 市長選への立候補を表明している松本氏は「市民税の1%相当を使って各校区の街づくりを応援する」とし、佐藤俊郎氏は「糸島マラソン大会などを企画・支援する」とマニフェストにうたっている。

〔福岡都市圏版〕

1107チバQ:2010/02/06(土) 13:44:15
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100205ddlk40010353000c.html
新・糸島の課題:市長・市議選目前/中 財政再建策 /福岡
 ◇自然と調和した税収増を
 糸島市志摩師吉(旧志摩町)の大浦台団地は約100戸。住んで約40年の塩川直光さん(75)は「息子は転勤族。団地の3分の1は65歳以上の世帯だが、若者が戻ってきても仕事はない。老人会でもそんな話になる」と嘆息する。

 旧二丈町が03年から3回実施した「町民満足度調査」での「ワースト5」のトップはいつも「町内で働く場所の数」だった。地元に雇用の場がないことを物語る結果だった。

 雇用の場である企業の数は、自治体の税収に直結する。法人市民税や固定資産税などを納める企業が多ければ、景気変動があるとはいえ、税収増につながることは間違いない。

  ◇   ◇

 合併協議が進んでいた08年10月、旧前原市と志摩、二丈両町が実施した住民説明会で示された06年度の起債(借金)残高は、それぞれ523億円、100億円、84億円の計708億円だった。

 前原市は都市化による小学校建設、公共下水道事業などが影響した。加えて、3自治体とも一部事務組合で実施していたごみ処理施設、火葬場などの建設費負担も大きかった。

 借金のピークは越え、08年度の起債残高は67億円減の計641億円となったが、それでも多額の借金を抱えていることには変わりない。問題はいかにして借金を減らし、税収を増やし、財政を健全化するかだ。

 税収増加策として、市長選に立候補を表明している旧前原市長の松本嶺男氏(65)は、九州大学の知的資源を生かし、研究施設を中心とした企業誘致を提唱する。一方、環境デザインコンサルタントの佐藤俊郎氏(56)は糸島の農水産物を生かした企業誘致や地元の陶器や染織などの工房の活性化を訴える。

 気掛かりなのは、企業誘致が自然環境に与える影響だ。松本氏は「既存の工業団地に企業を誘致することが先。自然を生かした秩序ある開発は当然」と話し、佐藤氏は「産業集積より、良い住環境づくりや人材育成が必要」と話す。

  ◇   ◇

 旧二丈町の満足度調査ベスト5は「安定的な水の供給」と「山や海、川などの身の周りの自然」が3回とも1、2位を占めた。豊かな自然環境を楽しんでいることが分かるが、少ない「働く場所」に満足できず、バランスを取るのは難しい。

 自然保護団体の代表も務める塩川さんは「若い人の香りがする雰囲気が要る。欲は深いが、若い人が食べていける、自然と調和した企業誘致がみんなの希望だと思う」と話す。【竹田定倫】

〔福岡都市圏版〕

1108チバQ:2010/02/06(土) 13:44:48
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100206ddlk40010335000c.html
新・糸島の課題:市長・市議選目前/下 豊かな自然 /福岡
 ◇都市化と共に関心高まる
 糸島には海岸線、山並み、田園地帯など豊かな自然が広がる。この環境を求めて移り住んだ住民が多い。それだけに、環境問題への関心は高い。

 現在、旧二丈町に隣接する糸島市白糸の広域基幹林道沿いの残土埋め立てのための林地開発▽同市雷山などでの九州電力の22万ボルトの高圧送電線設置計画−−の行く末が注目されている。

 林地開発は同市の不動産業者が計画しており、9年の工期で約8ヘクタールの山林を造成し建設残土45万立方メートルを埋め立てる内容。1日約70台のトラックが残土を運ぶという。地元住民が約1万4000人の反対署名を集め、旧前原市議会と旧二丈町議会は反対決議をした。

 林地開発と林道使用の許可は知事と糸島市長がそれぞれ判断する。麻生渡知事は「関係市長が林道の使用許可をしなければ林地開発許可も困難」との姿勢で、旧前原市長の松本嶺男氏は「市林道管理条例に照らす限り許可すべきでない」▽環境デザインコンサルタントの佐藤俊郎氏は「生活環境を損なう開発計画には断固反対」と、共に不許可の方針だ。

 一方、高圧送電線(22万ボルト)の設置計画で、九電は当初、早良区の脊振変電所から同市波多江の伊都変電所(仮称)までの約20キロに約60基の鉄塔を建て、15年6月の完成を予定していた。

 旧前原市長時代の松本氏が九電に送電線の地下埋設などを申し入れ、昨年暮れ、九電側は平野部約4キロの地下埋設などを受け入れた。だが、佐藤氏は「断固反対」の姿勢だ。

 計画に対する地元の住民運動は2組織がある。同市雷山の住民らでつくる「雷山の美田と生活環境を守る会」(楢崎清和会長)▽伊都変電所に隣接する同市波多江の中町行政区の住民でつくる「変電所等対策委員会」(原田俊章委員長)。

 「守る会」は、景観を損ねる▽電磁界による健康不安−−などを理由に計画の白紙撤回を求めている。九電の送電線地下埋設受け入れに対しても「我々の質問に九電は十分に答えていない。現段階で白紙撤回要求を取り下げることはない」(楢崎会長)と語る。

 一方、「対策委員会」の原田委員長は「85%は評価している。この問題も既に2年半になり、ある程度白黒をはっきりさせた方がいいと思う」と一部理解を示し、更に「変電所の地中化か、ビル形式で外から見えないように」と求めている。

  ◇    ◇

 糸島市長選・市議選はあす7日告示。環境問題に対する候補者の訴えにも注目が集まる。【竹田定倫】

〔福岡都市圏版〕

1109チバQ:2010/02/06(土) 14:04:46
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/02/05/01.html
知事選初日の大仁田氏「ファイヤー!」も観衆ゼロ

選挙カーから身を乗り出して支持を訴える大仁田厚候補
 任期満了に伴う長崎県知事選(21日投開票)は4日告示され、元プロレスラーの大仁田厚元参院議員(52)ら過去最多となる無所属新人7人が立候補を届け出た。

 大仁田氏は尊敬する坂本龍馬にあやかろうと、「坂本龍馬展」を開催中の長崎歴史文化博物館(長崎市)前で「長崎の宣伝マンとして使っていただきたい!」と第一声。約10分間の演説では政策については一切触れずに、故郷への思いを述べただけ。最後にはお決まりの「ファイヤー!」と絶叫した。

 博物館は駅から離れており、人通りの少ない場所にあることから観衆はほぼゼロという寂しさ。さらに、警察から選挙カーに掲げた名前のボードが規定より大きいとの指摘を受け、急きょ約5センチも切断するはめに。この作業で約1時間半も足止めされ、予定していた街頭演説をドタキャンするなど前途多難のスタートとなった。6日と7日には親交のある歌手・松山千春(54)が応援に駆け付ける。

[ 2010年02月05日

1110チバQ:2010/02/07(日) 01:57:20
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20100206ddlk43010572000c.html
選挙:水俣市長選 2候補が競り合い あす投票 /熊本
 水俣市長選は7日投開票される。現職で再選を目指す宮本勝彬候補(66)と、新人で元広告会社役員の山内康功候補(62)の無所属2氏が競り合いを続けている。

 宮本候補は、市内の産業廃棄物処分場計画を中止に追い込んだ1期目の実績や環境モデル都市づくりを通じた地域活性化を訴えている。産廃問題を通じて前回初当選を実現させた市民団体を中心に支持固めを図っている。

 山内候補は、広告会社での勤務経験を基に「水俣のよさを全国に発信し、企業誘致や雇用確保につなげる」と訴えている。告示直前に支援を決めた自民党支部やチッソを中心に知名度アップと浸透に躍起になっている。

 投票は7日午前7時〜午後8時、市内23カ所で(一部で繰り上げ)。開票は午後9時から市総合体育館であり、深夜に新市長が決まりそうだ。1月30日現在の有権者数は2万3243人(男1万506人、女1万2737人)。【西貴晴】

==============

 ◇立候補者(届け出順)
宮本勝彬(みやもと・かつあき) 66 無現(1)

 水俣芦北広域行政事務組合代表理事[歴]阿蘇教育事務所長▽水俣第一中校長▽市教育長▽東洋大

山内康功(やまうち・やすのり) 62 無新

 [元]広告制作会社執行役員[歴]建設会社員▽電通テック福岡支社長・監査役業務室長▽東海大

1111チバQ:2010/02/07(日) 10:39:24
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000421001140001
余裕なき「健全財政」
2010年01月14日




 ■検証 金子県政の12年(上)


 知事選に立候補しない意向を表明した昨年11月4日の記者会見で、金子原二郎知事は財政問題について胸を張って話した。「行財政改革を進めた結果、県財政は自主財源が乏しい構造だが、国の指標で見ると、健全な運営を維持することが出来た」
 指標とは「実質公債費比率」のことだ。収入に対して借金返済額の占める割合を示し、25%を超えると「黄信号」とされる。県は、2005年度が12.5%(都道府県中11位)だったが、その後は06年度10.9%(同5位)、07年度10.2%(同5位)、08年度10.1%(同4位)と着実に改善してきた。


 県財政は自主財源に乏しく、県税が占める割合は2割以下だ。歳入の多くを地方交付税と国庫支出金に頼ってきた=グラフ上。ところが、小泉政権下の「三位一体改革」で04年度から地方交付税や国の補助金が大幅に削減された。そんな中で、県は職員を減らし、管理職手当を10%カット。県税の徴収率アップなどの行財政改革で、05〜08年度で計約696億円を改善した。


 自治体の財政問題に詳しい小西砂千夫・関西学院大教授(財政学)は、長崎県の財政について「税収が非常に乏しい中、緊縮モードでひたすら財政健全化に努めたのではないか。身の丈に合った運営と言える」と評価する。半面、「金子知事の3期目は借金を抑制し、事業を相当我慢せざるを得ない状態ではなかったか」とも指摘する。


 歳出に目を転じると、建設事業が大半を占める「投資的経費」は知事就任1年目の98年度には37.1%で1位だったのが、07年度には23.4%になった=グラフ下。一般会計の公共事業費は98年度に約2450億円(最終予算)に達した。だが、その後は年々減り、06年度からは1千億円前後になっている。


 代わって04年度からトップに立つのが人件費だ。歳出の3割を超える。国家公務員の平均給与を100とした時の地方公務員の給与水準を示すラスパイレス指数は08年度101.7で、都道府県平均の99.4を上回り、九州では福岡県(102.0)に次いで高い。


 さらに、財政の弾力性を示す経常収支比率は98.3%と、都道府県平均の93.9%より高く、余裕のない状態と言える。


 県は昨年9月、中期財政見通しを発表した。介護保険や後期高齢者医療制度など社会保障の関係費が2014年度には09年度より74億円増え、「県の借金返済」に該当する公債費の負担も増える。一方、「県の貯金」に該当する財源調整3基金の年度末残高は年々減り続けている。14年度には86億円と09年度の5分の1まで落ち込む見通しだ。


 家計にたとえるなら、避けられない出費や借金返済が増え、貯金が減る――。そうした県財政が、新知事へと引き継がれることになる。


    ◇


 1998年以来、県政を担ってきた金子知事が、あと1カ月半で引退する。この間、県政や県民の暮らしはどう変わったのか。金子県政の3期12年を数値を手がかりに検証する。
(伊東聖、安倍龍太郎が担当します)


■■■■■金子知事在任中の主な大型公共事業■■■■■
諫早湾干拓 2530億円(県負担分359億円)1986〜2008年度。99年、潮受け堤防完成。08年、営農開始
女神大橋 847億円(県負担分306億円)01〜05年度
ながさき出島道路 453億円(県負担分153億円)92〜03年度
西海パールライン有料道路 317億円(県負担分94億円)91〜05年度
石木ダム 285億円(県負担分92.6億円)。75〜08年度で132億円(県負担分86億円)。07年度に事業費を297億円から285億円に縮小
大島大橋 290億円(県負担分74億円)91〜99年度
県美術館 88億円(県負担分57億円)01〜04年度
鷹島大橋 142億円(県負担分35億円)97〜08年度
長崎歴史文化博物館 80億円(県負担分30億円)01〜05年度
九州新幹線西九州(長崎)ルート 3700億円(県負担分500億円)。07〜09年度に80億円(県負担分16億円)。08年度、武雄温泉―諫早の工事実施計画が認可され着工
水辺の森公園整備 32億円(県負担分10億円)89〜03年度

1112チバQ:2010/02/07(日) 10:39:52
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000421001150001
所得低迷 進む人口減
2010年01月15日




■検証 金子県政の12年(中)


 金子原二郎知事が今期限りでの引退を表明した後、初めての県議会となった昨年11月定例会では、3期12年間の県民の暮らしと県の施策を総括する質問が相次いだ。


 県民所得の低迷と県人口の減少に話が及ぶと、金子知事は、こう答えた。「全力で取り組んできたが、これを克服することは極めて難しかったと言わざるを得ない」


 1人当たりの県民所得は、就任1年目の1998年度が234万5千円で、47都道府県で44位だった。在任期間中、44〜46位で推移し、2006年度は215万9千円で45位。金額は都道府県平均の70%にとどまった。


 それにもかかわらず、月間実労働時間数(30人以上の事業所の07年の平均)は164.0時間で、全国平均の154.2時間に比べて約10時間長く、全国で最長だ。


 人口の減少も止まらない。98年には153万1482人だったのに、08年には144万1451人に。10年で9万人減り、最も多かった59年の179万2千人と比べると35万人少ない。05年の国勢調査では、00年より2.50%減っていた。減少率は秋田県(3.68%)、和歌山県(3.17%)、青森県(2.65%)、島根県(2.53%)に次いで全国5位。九州では最も高かった。


 なかでも、県内に働き口がないため、若者の県外流出が深刻だ。07年の高校生の県内就職率は54.2%で、全国44位だった。


 金子県政が手をこまぬいていたわけではない。様々な施策を試みてきた。その一つとして、企業誘致に積極的に取り組み、00年度から78社を呼び込んだ。雇用は8千人を超え、10年度までの目標6200人を大きく上回った。


 また、「観光客誘致」を掲げ、九州新幹線西九州(長崎)ルートの着工にこぎつけ、道路整備も進めた。基幹産業の一つである農林水産業の経営規模拡大にも力を入れた。年間販売額が1千万円を超える農家は、95年は1743戸だったのが、05年には2488戸と43%増加。全国では12%減っており、伸び率は全国1位という。


 ところが、そうした成果をもってしても、県民が豊かさを十分に手にできているとは言い難い。


 1千人あたり何人が生活保護を受けているかを示す保護率は98年度の10.55人(全国平均7.5人)から、07年度16.37人(同12.1人)へと増えた。09年9月の保護率は18.3人。近年は毎月、全国8位と高止まり状態が続いている。


 最低賃金も09年10月現在で629円。沖縄、佐賀、宮崎と並んで全国最低だ。


 98年の知事選で、金子知事は「夢と希望あふれる長崎県をつくります」と訴えて初当選した。だが、就任当時から懸案だった県民所得の低迷と県人口の減少は、12年かけても解決できなかった。


 昨年12月の県議会で、金子知事はこう語った。「歴代の知事も取り組んできた極めて難しい課題。県勢浮揚につながる点で重要だが、次期知事にしっかりと取り組んでいただきたい」

1113チバQ:2010/02/07(日) 10:40:27
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000421001160001
「県政の実態見て」
2010年01月16日


3期12年を振り返る金子原二郎知事=県庁知事室

《検証 金子県政の12年(下)》


3期12年をどう総括しているのか、金子原二郎知事に聞いた。


 ――大型公共事業ばかりやったイメージがあるが、金子知事から始めたのは少ない。


 僕がやったのは美術館とか博物館、水辺の森公園などのまちづくり。諫早湾干拓にしろ、新幹線にしろ、計画したのはおれじゃない。公共事業は減らした。だから、財政的にもっている。ハコモノ行政の典型と思われているが、全然違う。


 ――ただ、在任中、県民所得は44〜46位を脱することができなかった。


 構造的な問題だ。昭和30年代には石炭産業があり、もう少し順位は高かったが、それ以降はほとんど変わらない。企業誘致といっても、何万人って誘致ができれば別だが。


 ただ「県民所得=県民の豊かさ」とみるのもどうかなという気がする。住んでいて生活がいいと感じるかどうか。だから、我々が考えなきゃいけないことは、医療や福祉で他県に負けない中身にすること。県内では救急搬送で断ったのは1件もないはずだし、ドクターヘリの導入も県としては九州で一番早かった。教育と福祉は全力を挙げて取り組んできた。


 ――人口の減少に歯止めがかからなかった。


 離島の人口が減ったからやむを得ない。働く場がなく、これを止めるのはなかなか難しい。


 ――自身の12年をどう評価するか。


 評価は県民が決めること。新幹線や諫干など、ほとんどの事業に道筋をつけることができ、公約については「やった」という気持ちだ。


 ――県民は評価してくれていると思うか。


 長崎は原爆の問題や新幹線、諫干など全国的な問題が多く、知事がどういう態度を取ったかで評価しようとする。国に対して反抗すると認められる。僕は今の制度の中でどう仕上げるかを第一に考えた。


 ――県民には、知事のやり方が伝わっていない感じがするが。


 伝わってないというのは、実態がわかっていないからだろう。自主財源がどれぐらいかご存じないでしょ。県税は1千億円しかない。僕がPR下手というのもあるが。


 ――一番心掛けてきたことは。


 行政の公平公正と、絶えず先頭に立ってやらないといけないということ。


 ――公平公正と言いつつ、なぜ直近の2回の国政選挙で自民党候補を応援したのか。


 参院選は、新幹線の問題があった。予算は付いたが、着工できない状況で、時の政権の協力がないとできなかった。衆院選は、長年、自民党でやってきた同胞が困っている時に協力せざるを得なかった。結果的に負けて、県政に迷惑をかけることになったから、おれはやめたんだ。


 ――知事選に出ていたら勝てたと思う?


 僕は勝てたと思う。選挙は今でも自信がある。


 ――もう少し力を入れておけば良かったと思うことは。


 ないね。県庁舎移転と新幹線が来た上でのまちづくりはめどを付けたいと思っていたが、いろんな意見が出たから。


 ――次の知事に託したいことは。


 長崎の一番の売りは人材。人材育成、人づくりには全面的に力を入れてもらいたい。


 ――県民へのメッセージを。


 上辺だけでなく、県政の実態を積極的に見る努力をしてもらいたい。県の広報誌をよく読んでもらい、他県との比較をしてもらいたい。


 (伊東聖と安倍龍太郎が担当しました)

1114とはずがたり:2010/02/07(日) 18:44:12
>>1104
もう始まってたんですねぇ。。民主にとっては如何にもタイミングの悪い時期ですけど。。

長崎知事選、新人7人の争い確定 21日投開票
02/04 17:35
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/national_pol/2010020401000674.htm

 4日告示された長崎県知事選は午後5時で届け出が締め切られ、無所属新人7人による争いが確定した。与野党対決を軸に激しい選挙戦となる見込みで、21日に投票、即日開票される。
 届け出たのは、元農林水産省改革推進室長の橋本剛氏(40)=民主、社民、国民新推薦、元共産党県委員長の深町孝郎氏(67)=共産推薦、前副知事の中村法道氏(59)、元県議の押渕礼子氏(71)、元参院議員の大仁田厚氏(52)、元運送会社員の松下満幸氏(62)、会社役員の山田正彦氏(44)。
 自民、公明両党の支援を受ける中村氏は4日午後、出身地の南島原市に入って地盤固めを開始。街頭演説では、県職員として36年間に培った経験や人脈をアピールした。
 橋本氏は都市部の諫早、佐世保両市などを中心に街頭演説。「県政の継続では長崎の衰退が進む」として、抜本的な改革に取り組む姿勢を強調した。
 深町、押渕両氏も各地を回って支持を呼び掛け、大仁田氏は県北部に足を運び「一人一人で長崎を変えよう」と訴えた。

1115チバQ:2010/02/08(月) 12:19:08
日本で2番目に人口の多い村
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-02-07_2923
新人の石嶺氏が当選 読谷村長選
政治 2010年2月7日 23時39分
(12時間37分前に更新)

 【読谷】任期満了に伴う読谷村長選挙は7日投開票され、前副村長で新人の石嶺伝実氏(54)=無所属、共産推薦が、新人で沖縄大学教授の上地武昭氏(56)=無所属を5741票差で破り初当選した。村長選の投票率は48・09%。

 同日行われ3人が立候補していた同村議補欠選挙(欠員1)は無所属新人の津波古菊江氏(62)が初当選した。村議補選の投票率は48・02%。

読谷村長選挙

当 石嶺伝実 9811

  上地武昭 4070

読谷村議補欠選挙(欠員1)

当 津波古菊江6398

  山城正輝 5146

  池原昌和 1934

1116チバQ:2010/02/08(月) 21:52:11
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20100207/02.shtml
各候補、有権者に熱い思い訴え 知事選告示後初の週末

 知事選告示後初の週末となった6日、各候補者は県内各地を選挙カーで回ったり、街頭演説や個人演説会で有権者に政策を訴えた。有名人が応援に駆け付け投票を呼び掛ける陣営もあり、さまざまな方法で支持拡大にしのぎを削った。

 橋本剛候補(40)は諫早市内を選挙カーで回り、顔と名前を売り込んだ。地元選出の福田衣里子民主党衆院議員も終日同行。橋本候補が「新しい長崎をつくっていこう」と訴えると、「頑張って」と声を掛けられた。夜は個人演説会で支援を呼び掛けた。

 深町孝郎候補(67)は諫早、大村両市で街頭演説や小規模の集会をした。諫早市の選挙事務所では、集まった支持者を前に「知事の仕事は県民の声にどう応えるかだ。今までと考え方が違う知事にしないとこれまでと何も変わらない」と力を込めた。

 中村法道候補(59)は日中、西海市や長崎市琴海地区、西彼時津、長与両町などを回り、農協前での出陣式や街頭演説で農業政策などをアピール。琴海地区では組合員らに「農林版の長崎俵物を作る」と強調した。夜は島原文化会館で個人演説会に臨んだ。

 押渕礼子候補(71)は諫早市と島原半島3市を回った。島原市では幅の狭い道路まで選挙カーで入り込み、「本県初の女性知事を」と呼び掛けた。市役所前では「県民の声を反映させる県政をつくっていきたい」と述べ、農業や観光の振興を訴えた。

 大仁田厚候補(52)は長崎市内で街頭演説。歌手の松山千春さんが駆け付け「長崎の将来を決めるのは政党でなく皆さん一人一人。大仁田を宣伝マンとして使ってほしい」と応援。大仁田候補は「古里を元気にするには発信力が必要。一生懸命働く」と訴えた。

 松下満幸候補(62)と山田正彦候補(44)は、街頭演説などはしなかった。

1117名無しさん:2010/02/09(火) 08:53:22
>>1110
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2010/02/08/20100208dde007010089000c.html
選挙:熊本・水俣市長選 宮本氏が再選
 (7日)

 ◇水俣市長(熊本県)
 宮本勝彬氏(66)が再選。元会社役員の山内康功氏(62)を破る。投票率は72・77%。

当 9231 宮本勝彬=無現<2>

  7453 山内康功=無新

 (票数は確定得票)

毎日新聞 2010年2月8日 東京夕刊

1118名無しさん:2010/02/09(火) 09:01:04
http://www.373news.com/_senkyo/index.php
指宿市長に豊留氏 新市議22人も決まる

任期満了に伴う指宿市長選挙と同市議会議員選挙の投票は7日行われ、即日開票の結果、市長選は、元小学校校長の豊留悦男氏(59)が、元県議会議員の松元一広氏(42)、元市議会議長の東伸行氏(59)、社会福祉法人理事長の徳永勝憲氏(62)を破り、無所属新人4人による戦いを制し初当選を果たした。市議選では22人の新議員が決まった。田原迫要市長が今期限りでの勇退を表明、旧市時代を含め過去最多の4候補による争いは、序盤から激しい戦いとなったが、最後は豊留氏が抜け出し次点に2772票差を付けた。
 豊留氏は豊富な教育行政経験を強調しながら、「変わる勇気を持とう」と呼び掛け、九州新幹線鹿児島ルートの全線開業に向けた地域活性化など掲げ、支持を着実に広げた。
 松元氏は10年先を見据えたふるさとづくり、東氏は子育て支援や市民との対話、徳永氏は市民目線の改革などをそれぞれ訴えたが、及ばなかった。
 定数を4減し行われた市議選には現職21人、新人8人の計29人が立候補。当選者の内訳は現職19人、新人3人。党派別では無所属19人、公明1人、共産1人、社民1人。地区別では旧指宿市14人、旧山川町4人、旧開聞町4人だった。
 当日有権者数は3万7493人(男1万6881人、女2万612人)。市長選の投票者総数は2万8346人(有効2万7806、無効540)。投票率は2006年の前回市長選より4.07ポイント低い75.60%だった。

1119名無しさん:2010/02/09(火) 09:01:51
◇指宿市長選開票結果
(7日午後11時47分、選管最終)
当 10,088 豊留 悦男 59 無新
7,316 松元 一広 42 無新
6,544 東  伸行 59 無新
3,858 徳永 勝憲 62 無新

◇指宿市議選開票結果
(8日午前0時8分、選管最終)
(定数22−29、得票順)
当 1,351 高田チヨ子 58 公現
当 1,263 新村 隆男 59 無現
当 1,251 田中 健一 48 無現
当 1,212 新宮領 進 60 無現
当 1,188 松下喜久雄 56 無現
当 1,172 浜田 藤幸 49 無新
当 1,144 西森 三義 55 無新
当 1,118 前原 六則 59 無現
当 1,109 下柳田賢次 52 無現
当 1,107 大保 三郎 57 無現
当 1,101 福永 徳郎 61 無現
当 1,098 木原 繁昭 62 無現
当 1,089 井元 伸明 60 無新
当 1,083 新川床金春 49 無現
当 1,044 高橋 三樹 63 無現
当 1,018 前田  猛 68 無現
当 982 中村 洋幸 58 無現
当 981 物袋 昭弘 62 無現
当 960 六反園 弘 73 社現
当 955 下川床 泉 50 無現
当 931 森  時徳 65 無現
当 926 前之園正和 59 共現
925 吉村 重則 57 共現
901 竹山 隆志 66 無現
564 今村 聿呂 62 無新
543 元脇 寛道 59 無新
502 高橋 一人 58 無新
332 江崎 時和 61 無新
88 松山 親憲 68 無新
(案分票の小数点以下は切り捨て)

1120チバQ:2010/02/09(火) 09:57:27

>>1090
>◇必ず、指宿に新たな風起こす−−豊留氏
>豊留氏は午前9時、同市西方の事務所前で第一声。支持者や地元選出の県議らが激励に駆け付けた。

とあるので もうひとりの自民県議が支援したみたいですね。


しかし県議選が定数減となると、2年後に松元vs現職の熾烈な保守分裂選挙が見られそうな予感

1121チバQ:2010/02/09(火) 22:30:43
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-157170-storytopic-3.html
沖縄市長選、江洲真吉氏が正式出馬
2010年2月9日

沖縄市長選への出馬を表明し、基本政策を発表する江洲真吉氏=7日、沖縄市中央の後援会事務所
 【沖縄】4月25日投開票の沖縄市長選で、沖縄市議の江洲真吉氏(60)は7日、市中央の後援会事務所で正式に立候補を表明し、基本政策を発表した。江洲氏は「弱者を代表し、先頭に立って変えていかなければならない。行政を住民側に戻していきたい」と強調した。
 基本政策には、福祉、教育、文化、行財政など六つの柱に、市長室の1階移動や中心市街地への大規模駐車場整備、越来城城壁の復元、市長公用車廃止などを掲げた。嘉手納飛行場の民間活用も主張し「東京にも行くことができ、雇用も創出できる」と述べた。
 江洲氏は同日、事務所開きを行い、新垣博後援会長らが、集まった支持者に支援を訴えた。
 江洲真吉(えす・しんきち)1949年9月3日生まれ、同市嘉間良出身。72年沖縄国際大卒。94年沖縄市議に初当選し4期目。1月公明党離党。

1122チバQ:2010/02/09(火) 22:32:43
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20100209-OYT8T00098.htm
水俣市長選、宮本さんが再選
記者会見で「環境モデル都市根付かせたい」


当選から一夜明け、2期目の抱負を述べる宮本さん 水俣市長選は7日、投開票され、現職・宮本勝彬さん(66)が、新人の元広告制作会社役員・山内康功さん(62)(共に無所属)を破り、再選を果たした。

 選挙戦では、環境モデル都市としてのあり方や経済浮揚策が争点になった。

 宮本さんは、産廃最終処分場の建設を阻止した実績を訴え、環境、福祉重視の市政を主張。環境大学立地などの公約を掲げ、非自民系市議や環境保護を訴える市民団体の支援を受けて支持を広げた。

 山内さんは、経済浮揚の必要性を強調。自民系市議や市の中核企業チッソが支援したが、組織力を生かし切れなかった。

 当選から一夜明けた8日、市役所で記者会見した宮本さんは「環境モデル都市(としての取り組み)を水俣に根付かせたい。経済、雇用対策も早急に手を打たねばならない。チッソや地元企業に元気になってもらい、雇用につなげたい」と抱負を述べ、公約に掲げた小学6年までの医療費無料化を6月から実施すると表明した。

 ▽当日有権者数 2万3074人▽投票者数 1万6791人▽投票率72・77%(前回79・36%)

             ◇

当 9,231宮本 勝彬 66 無現

  7,453山内 康功 62 無新

(選管確定、無効107)

             ◇

 水俣市長選は、環境重視の政策を掲げた宮本勝彬氏(66)が再選を果たした。国からの環境モデル都市認定、ごみ・無駄をなくす「ゼロ・ウェイスト宣言」など、環境を軸にしたまちづくりに一定の信任を得たと言えそうだ。

 しかし、市内には厳しい現実が横たわる。中心部の商店街にはシャッターを下ろした店が目立つ。ハローワーク水俣管内の有効求人倍率は依然、県平均を下回る低水準だ。今年度、企業が利益に応じて市へ納める税額は、昨年度に比べて約1億円減の2億3400万円にとどまった。

 市内では、風力発電施設の建設計画が浮上したが、市が環境への悪影響や住民の健康不安を理由に反対し、立ち消えとなった。雇用創出などを期待した市民からは「環境で飯が食えるのか」と反発も上がった。

 選挙戦で、経済活性化策を強調した新人候補に追い上げられたのは、こうしたことも背景にあるだろう。

 宮本氏は「1期目で基盤はできた」とし、経済政策にも力を入れる考えを示している。「環境」と「経済」をどう両立させるか。その手腕が問われることになる。

(大石健一)

(2010年2月9日 読売新聞)

1123チバQ:2010/02/12(金) 12:52:56
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20100211ddlk45010618000c.html
林田・美郷町長:退任 全国最多11回連続当選 /宮崎
 全国の町村長で現職としては最多の11回連続当選した美郷町の林田敦町長(83)の退任式が10日、同町西郷区の役場などであった。「無事に勤め上げた安堵(あんど)と満足感でいっぱいです」と話し、職員に見送られながら庁舎を後にした。

 林田氏は新人3人が立候補した68年8月の西郷村長選で初当選。2〜10期目までは無投票当選。南郷・西郷・北郷の3村が合併して08年2月にあった同町長選で初代町長に。

 村内の高校生を日向市などに送迎する国内初の村営スクールバスの導入▽全戸に受信機を置く行政広報無線機の導入▽和牛やお茶、トマト、キンカンなど9品目の農産業振興など−−42年間の実績を振り返った。

 新町長と町民に対し「誠実と情熱があれば、必ずいい結果がでますので、ぜひみんなで協調して頑張って」と激励した。【甲斐喜雄】

1124チバQ:2010/02/13(土) 01:33:48
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000001002120003
再び九州の中核へ
2010年02月12日


田原氏と4人のパネリストが熊本の将来像について意見を交わした=熊本市大江2丁目の県立劇場

  「道州制での州都をめざそう」「熊本にしかない特長のPRを」。9日開かれた九州新幹線全線開通や熊本市の政令指定市移行を見据え、熊本の将来像を考える「KABフォーラム2010」(熊本朝日放送主催)。田原総一朗氏を司会にパネリストたちが持論を展開した。(岩崎生之助)


  めざすは政治の中心


  幸山 熊本は暮らしやすい。私たちは特級の地下水を当然のように飲んでいる。医療環境も良い。救急患者のたらい回しなどは熊本ではまず起きない。


  蒲島 熊本はかつて九州の中心だった。道州制では州都をめざす。めざすことで熊本の拠点性や品格を高められる。福岡は経済の中心に、熊本は政治の中心になる。


  姜 東アジアの数百万人都市圏と向き合うには「九州連合」というか「面」をつくらないといけない。その中核都市に熊本がなっていく。


  中田 県も熊本市も首長がしっかり財政問題をやっている。州都を熊本にするなら財政健全化が必要だ。熊本が他県の面倒も見るくらいのメッセージを発したら九州はすぐまとまるのではないか。


  城生かし新幹線集客  


  田原 九州新幹線が開通すると、福岡や鹿児島が近くなる。熊本は両都市に奪われてしまうのではないか。


  幸山 熊本城を中心とした城下町は、九州の他の都市にはない個性だ。アジアに向けてインパクトにもなる。今ある特色をどう高めていくかが重要だ。


  蒲島 新幹線をどうやって熊本に生かすか。キーワードは「どんな駅を作るか」「いかに来てもらうか」「どうお迎えするか」の三つ。県民総参加でもてなしたい。


  中田 心配なのは熊本からの流出だ。博多まで35分で行けるようになれば、JRは安いチケットを売って「博多で遊ぼうツアー」をやる。


  幸山 熊本はそうならない。百貨店の品ぞろえや娯楽なら福岡だ。だから熊本にしかないものが重要で、やはり熊本城だ。去年1年間で全国約3万人が「一口(ひと・くち)城主」になってくれた。これを街のにぎわいにどうつなげるか。


  姜 阿蘇ほど恵まれた土地はない。阿蘇の温泉と熊本の医療を合わせ、東アジアの富裕層向けの医療観光施設をつくってはどうか。それに日中韓サミットをぜひ、本丸御殿でやってほしい。


  中田 夏のダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)を中国の大連でやった。中国は会議のために信号を止めるなど市民に不便を強いても、外国の客を気持ちよくして帰す。そんな国との競争の中に日本はいる。


  蒲島 自然や歴史、文化で差別化を図る。大阪の財界人に「熊本に来て」といっても反応が良くないが、「黒川温泉に来ませんか」と言うと、来ると言ってくれた。


  田原 かつて熊本には国の役所があった。なんで福岡に取られたのか。


  蒲島 財務省や農水省など大部分は熊本にある。ないのは国交省の地方整備局。私は(検討されている)出先機関の廃止をきっかけに、熊本を再び政治の中心にする戦略を描いている。


  中田 日本は無用な競争が多すぎる。福岡空港に近い佐賀空港はいらない。九州全体を見て港の拠点をどこにするか、鉄道はどうつくるかを考える。道州制にしないと国際競争力は高まらない。


  姜 熊本は物流に力を入れるべきだ。働く人が居住すれば、落ち着きと風格がある街づくりができる。そういう方向に進むべきだ。


  韓国もターゲットに


  田原 韓国では新幹線(韓国高速鉄道、KTX)が開通する。


  姜 玄界灘に海底トンネルを掘って札幌からソウルまで新幹線がつながるようにできないか。韓国と九州はほぼ同じ市場圏の中にある。運賃も安くなると思う。


  幸山 福岡や鹿児島の市長ともKTXの話で盛り上がった。これをターゲットにしない手はない。熊本をしっかりアピールしていきたい。

1125チバQ:2010/02/13(土) 23:14:01
自民系が前
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20100213/02.shtml
2月13日のながさきニュース
長崎新聞



知事選は中村、橋本氏激戦 本社・NBC合同世論調査



 
 無所属新人7人が立候補している第17回知事選は、21日の投票日まで残り1週間余りとなった。長崎新聞社は有権者の投票動向を探るため9〜11日の3日間、NBC長崎放送と共同で県内全域を対象に電話世論調査を実施。これに取材を加味し、選挙情勢を分析した。

 その結果、前副知事の中村法道候補(59)と前農水省改革推進室長の橋本剛候補(40)=民主、社民、国民新推薦=が激しく競り合い、元参院議員の大仁田厚候補(52)、前県議の押渕礼子候補(71)、前共産党県委員会委員長の深町孝郎候補(67)=共産推薦=、会社役員の山田正彦候補(44)、元会社員の松下満幸候補(62)の5人に差をつけている。しかし、投票先を決めていなかったり、分からないと回答した人が約45%に上り、情勢はまだ流動的だ。

 中村候補は県農林部長や副知事を務めた行政経験を強調。県農政連や県職員OBらがフル活動し自民党の県議、市議や公明党県議らも支援している。橋本候補は若さをアピール。大臣や民主党幹部が連日応援に入り政権与党とのパイプを強調する。連合長崎も支援態勢を整え追い込みを図る。

 候補者を選ぶ理由は「政策や考え方を支持」が13・1%で最も多く、次いで「行政経験」の11・9%、「政党の推薦や支援」が9・0%、「組織・団体、職場・地元が推薦」が7・7%だった。

 だれに投票するかについては、「決めている」が39・1%、「だいたい決めている」が15・7%、「まだ決めていない」が41・7%、「分からない無回答」は3・5%だった。

1126チバQ:2010/02/14(日) 01:01:08
なんか聞き覚えのある名前だと思ったら04年の自民が4人に支持を出した
伝説(?)の選挙戦の一人だったんすね
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/193

http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1548640.article.html
鹿島市長選、元農水省局長・樋口氏出馬へ


 任期満了に伴い4月に行われる鹿島市長選に、同市出身で元農水省局長の樋口久俊氏(64)=東京都杉並区=が12日、無所属で立候補する意向を明らかにした。近く正式表明する。



 樋口氏は佐賀新聞社の取材に「鹿島の将来を心配する地元の人たちから、もうひと働きしてほしいと呼び掛けられた」とし、「鹿島には全国に誇れる文化や歴史、人材があるが生かし切っていない。”行政のプロ”の自負もある、少しでもふるさとに貢献したい」と語った。



 樋口氏は鹿島高−東京大法学部卒。1970年に農林省(現農水省)に入り、農産園芸局長や畜産局長などを務め2001年に退職。農畜産業振興事業団副理事長などを務めた。03年の佐賀県知事選に出馬し落選、現在は松尾建設監査役などを務めている。



 市長選は4月11日告示、同18日投票。立候補の意向を示したのは樋口氏が初めて。現職の桑原允彦市長=5期=は出馬しないことを表明している。市議擁立の動きもあるが断念する見通し。


 昨年12月1日現在の選挙人名簿登録者数は2万5397人(男1万1649人、女1万3748人)。

1127チバQ:2010/02/14(日) 01:03:13
ついでなので04年佐賀知事選を振り返ってみる
http://www.nishinippon.co.jp/news/senkyo/03/touitu/saga/kiji/kiji_04.html
「地域対決」鮮明に 知事選世論調査 古川、宮原、樋口の3氏地盤固める
(20030408付 朝刊)
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 西日本新聞社は、知事選の終盤情勢を探るため、電話による世論調査を行った。古川康、宮原岩政の二氏が激しく競り合い、樋口久俊氏がこれを猛追、福島是幸、木下知己、林田重人の三氏が続く展開。衆院佐賀1区では宮原氏、2区は樋口氏、3区は古川氏が、それぞれ地盤となる出身地を固めて優位に立っており、「地域対決色」が鮮明になっている。
 だれに投票するかを決めるうえで「候補者の出身地域を考慮するか」との質問に対し、「考慮する」「どちらかといえば考慮する」と答えた人は39・7%だった。
 古川氏は出身地である唐津市の五割、宮原氏も三養基郡の五割を固め、他地域への浸透を図っている。樋口氏は、出身地である鹿島市で七割の支持を得ている。県都の佐賀市では古川氏が一歩リードし、宮原、樋口両氏が激しく追う。農村部の多い郡部では、全体的に宮原氏が健闘している。
 職業別では、古川氏が事務・技術職に浸透しているのに対し、宮原氏は管理職に多く支持されている。ともに農林漁業従事者から多くの支持を集めており、主婦は古川、宮原、樋口の三氏が横一線で並んでいる。
 投票する人を選ぶ基準として、「人柄」と答えた人は26・3%、「政策」は17・5%。「人柄」を挙げる人は宮原、樋口、林田氏の支持層に多く、「政策」を重視する人は古川、福島、木下氏を支持する傾向がうかがえる。
 重視する政治課題は、「景気・雇用対策」が35・1%で最も多く、「福祉」「農林水産業の振興」「教育」の順。「景気・雇用対策」や「福祉」を重要だと思う人は古川、宮原、樋口の三氏をほぼ横並びで支持。「農林水産業の振興」では宮原氏に期待が集まり、「教育」は古川氏が多かった。

1128チバQ:2010/02/14(日) 01:04:34
知事・県議選開票 知事選 変革訴え古川氏が制す 保守王国に世代交代 44歳古川氏 「現場出る行動派に」
(20030414付 朝刊)
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 「県政改革」若さで実現へ―。十三日、投開票が行われた知事選は、元自治省企画官の古川康氏(44)=自民支持=が、元県議会議長の宮原岩政氏(61)=自民支持=、元農水省局長の樋口久俊氏(57)=自民支持=、那須大教授の木下知己氏(55)、元県高教組委員長の福島是幸氏(63)=共産推薦=、元県教育長の林田重人氏(66)=自民支持=の五人を破り、初当選を果たした。全国で最年少の知事となる。知事選とともに県議選の開票も進み、三十七人の新議員が相次ぎ誕生。無投票当選の四人と合わせ四十一人の顔触れが出そろった。
 ●保守王国に世代交代 44歳古川氏 「現場出る行動派に」
 十三日深夜、古川氏の「当選確実」の報が飛び込んできた。佐賀市兵庫南の選挙事務所で待ちかまえていた支援者たちは「やった―」「日本一若い知事だ」と口々に叫びながら、互いに抱き合って喜びを爆発させた。
 古川氏は、こさと夫人とともに同事務所に到着。喜びの輪の中でもみくちゃにされながら、正嶋輝彦事務局長や、楠田久男総括責任者ら陣営幹部とがっちり握手。
 「バンザイ」の波が断続的に沸き起こる中、「県民皆さんの勝利です。皆さんのおかげで当選することができました」と顔を紅潮させ、深々と頭を下げた。
 報道陣に囲まれ、抱負を聞かれると、「今までにない発想で新しい佐賀県を一緒につくっていきたい。まずは景気対策と雇用の問題をどうするか。必要なら一般財源も使って環境、福祉、教育の分野で雇用を創出したい」と力を込めた。
 手探りの中での挑戦だった。「いつかは古里の役に立つことをしたい。今、決断しなければ後悔するのではないか」。悩んだ末、二十一年間勤めた総務省(旧自治省)を辞職。一月三十一日に出馬を表明した。
 中学時代の同級生とともに始めた後援会活動は、徐々にその輪が広がり、九日の総決起大会は二千人で埋まった。「ゼロからスタートしてやっとここまできた。でも本当の挑戦はこれから」と気を引き締め、「知事は県庁のトップではない。皆さんの代わりに、思いを実現するための代表です」と訴えた。
 選挙戦で交わした握手は一日に千人。車で走破した距離は三千五百キロを超えた。古川氏は「私は積極的に現場に出ていく。県民との対話の中で、何が必要か、必要でないのかを判断してきたい」と、“行動派”知事となることを誓った。

 ●組織型選挙に限界 自民支持の落選3氏 「力不足」嘆く 宮原氏
 自民党県連から横並びで「支持」を受けた四人は、くっきりと明暗が分かれた。
 佐賀市嘉瀬町の宮原氏の選挙事務所では、陣営幹部らが開票状況を伝えるテレビニュースを食い入るように見つめていたが、古川氏の「当確」が伝えられると、重苦しい空気に包まれた。
 午後九時前から事務所で構えていた宮原氏は、「皆さんのご支援に感謝したい。これから、何らかの形でご恩返しができるように頑張りたい」と敗戦の弁。支援者から温かい拍手が起こった。
 県議会議長や県農協中央会長を務めた「実績」を前面に打ち出し、推薦を受けた農政協議会を軸に知名度と組織力を生かし選挙戦を展開した。しかし、その限界か農村部では票を集めたが、佐賀市など都市部で水を開けられ、及ばなかった。
 一方、樋口氏は佐賀市大財三丁目の選挙事務所で、集まった支援者らを前に「力不足で期待にこたえることができなかった。皆さんにおわびしたい」と頭を下げた。
 子育て環境の整備など「人づくり」の重要性を演説会などでアピールしたが、盛り返せなかった。陣営幹部は「負けたけれど、立派な選挙だったと確信している。政策本位にクリーンな選挙を戦えた」とあいさつした。
 林田氏の佐賀市鍋島町の選挙事務所では、支援者が集まって開票速報を見守った。「落選」という結果が伝わると、一様に落胆の表情が広がった。陣営関係者は「さわやかに戦えた。最後まで組織力のなさが響いた」と語った。

1129チバQ:2010/02/14(日) 01:05:18
◆佐賀
当  160,809 古川  康 無新(1)(自)
   147,842 宮原 岩政 無新 (自)
    76,520 樋口 久俊 無新 (自)
    30,149 木下 知己 無新
    25,577 福島 是幸 無新 (共)
    19,035 林田 重人 無新 (自)

1131チバQ:2010/02/14(日) 17:44:23
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20100214/03.shtml
2月14日のながさきニュース
長崎新聞



各候補「好印象」あの手この手 知事選投票日まで1週間



知事選は候補者全員が新人。各陣営は有権者に与える印象に気を配りながら政策を訴えている=長崎市内
 印象は肝心−。知事選投票日まで1週間。今回の候補者7人は全員新人で、各候補者とも選挙活動で初めて訪れる場所が多い。初めて対面する有権者に好印象を与えようと各陣営は、気を配りながらイメージアップを図っている。

 候補者で最も長身の橋本剛候補(40)は「高慢に見えないよう」、握手をするときはひざを折り、目線を有権者に合わせる。元農水官僚で「演説がまじめすぎる」と指摘されるため、集会場ではまず「髪の毛があったころは身長184センチだったが、髪形が変わり183センチに訂正した」などと笑いを誘って、場を和ませる。

 深町孝郎候補(67)のこだわりは「声」。告示前日には耳鼻咽喉(いんこう)科に行き、水蒸気でのどを潤して調子を整えた。告示後も声がかすれたら病院に行くようにしているが、ここ数日は調子が悪く、集会では「いつもはもっと美声なんですが」とあまり納得していない様子。

 中村法道候補(59)は告示前、女性支持者に促され金縁の色付き眼鏡を無色透明に替えた。本人は「効果は自分じゃ分かんないよ」とイメージ戦略に無頓着な様子を見せつつも、元県庁マンの堅い印象を取り除こうと、派手な色のネクタイを締めたり、演説も議会答弁風にならないよう硬い表現を減らしたりしている。

 押渕礼子候補(71)は服装の色合いを重視。色彩や服飾デザインを専門とする大学教授から「明るい色が似合う」とアドバイスを受け、オレンジ色の上着を“勝負服”にした。候補者の中で最高齢だが、明るい色づかいで若さを演出する狙いもあるようだ。

 知名度が高い大仁田厚候補(52)の場合は他の候補とは違う悩みが。プロレスラーなどとしてのイメージが強く、これがどう作用するか分からないためだ。陣営は坂本龍馬の格好で街を歩いて有権者の目を引く計画があるが「パフォーマンスは逆効果」との意見もあり、実行に移せないまま。準備した衣装は眠っている。

 各候補者とも印象を悪くしないよう注意を払うが、有権者が気付きにくい部分も多い。陣営関係者は「この努力がどれほど有権者に伝わっているのだろうか」とつぶやく。

 このほか、松下満幸(62)、山田正彦(44)両候補も立候補している。

1132新党日本支持者:2010/02/14(日) 18:58:21
福田衣里子が握る「小沢の命運」  長崎知事選で地元にベタ張り  (ゲンダイネット)
http://www.asyura2.com/10/senkyo80/msg/436.html
投稿者 新世紀人 日時 2010 年 2 月 13 日 21:14:24: uj2zhYZWUUp16

(引用開始)

投稿者 新世紀人 日時 2010 年 2 月 13 日 21:14:24: uj2zhYZWUUp16


http://gendai.net/news.php?m=view&amp;g=syakai&amp;c=020&amp;no=44657

2010年02月13日 掲載
福田衣里子が握る「小沢の命運」

長崎知事選で地元にベタ張り

●候補者のタマの悪さを挽回
 民主党のアイドルが奮闘している。今月21日投開票の長崎県知事選のため、福田衣里子衆院議員(長崎2区)が地元でフル回転しているのだ。
「金子知事の不出馬で12年ぶりにトップが代わる注目選挙です。立候補者も7人と乱立。元プロレスラーの大仁田厚まで出馬しています。ただ、実質的には民主党が推す元農水省室長の橋本剛氏(40)と、自民党と公明党が支援する前副知事の中村法道氏(59)の一騎打ち。民主党は、告示前から前原国交相や赤松農相、“事業仕分け”で名前を売った蓮舫参院議員といった幹部クラスを投入している。中でも集票を期待されているのが、地元で抜群の知名度と人気を誇る福田議員。党からは『国会に出ないで地元にベタ張りしろ』との指示が出されているようです」
 福田本人も今月3日付のブログで<明日からは、いよいよ闘いが始まります>と書き、気合を入れていた。
 それはそうだろう。彼女の踏ん張りは、新知事選びに影響を与えるだけではない。小沢幹事長の命運も左右するのだ。
「民主党は昨年の衆院選で長崎の4つの小選挙区を独占しています。民主VS自公という知事選の構図は、当時と同じ。そんな状況で敗北すれば、小沢幹事長の進退問題に跳ね返ります」(政治評論家・小林吉弥氏)
 世論調査では7割前後が小沢の幹事長辞任を求めているが、これは瞬間風速に過ぎないし、投票行動への影響は未知数。しかし、県知事選は夏の参院選を占う有力な指標になる。そう見る関係者は多く、党内からも「長崎で負ければ、“やはり小沢ではダメだ”となる」との声が出ている。
「長崎での民主党の基礎票はザッと30万票といわれています。対する自民票は20万でガクッと落ちるが、公明票が10万ぐらいあるから、勢力は拮抗している。それだけに小沢周辺はヒヤヒヤでしょう。しかも、民主推薦の橋本候補は評判がイマイチ。元官僚らしからぬ風貌もマイナスです。どうも民主党にはイヤなムードで、最後は“福田頼み”となりそうです」(地元関係者)
 6月に完成する新議員会館の部屋割りで、福田は小沢の斜め前と決まった。見た目や年齢からは想像できないが、彼女もれっきとした小沢ガールズの一員である。親分のピンチを救えるか――。

(引用終了)

1133とはずがたり:2010/02/15(月) 01:19:44
>>1132
>「長崎での民主党の基礎票はザッと30万票といわれています。対する自民票は20万でガクッと落ちるが、公明票が10万ぐらいあるから
どういう積算根拠でしょうねぇ??近年の比例票?

1134チバQ:2010/02/15(月) 12:09:06
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100215ddlk40010148000c.html
選挙:糸島市長選/糸島市議選 市長選、松本氏が初当選 「礎づくりに責任」 /福岡
 ◇市議も決まる
 合併に伴う糸島市長選・市議選が14日投開票され、市長選では旧前原市長の松本嶺男氏(65)=無所属=が、環境デザインコンサルタントの佐藤俊郎氏(56)=同、民主・社民推薦=を破り初当選した。また、新市議会の24人の顔ぶれも出そろった。当日有権者数は7万9915人。投票率は65・29%。

 同市南風台の松本氏の選挙事務所には午後9時ごろから、支持者が集まり始め、当選の連絡が入ると一斉に拍手が起こった。新市のかじ取り役を担う松本氏は「前回の前原市長選は厳しかったので今回よく勝てたと思う。新市の発展の礎づくりは、合併を進めた私に責任がある。マニフェストに掲げた21項目の実現に着手したい」と抱負を語った。

 松本氏は、昨年9月の旧前原市長選で対立候補2人の合計票を下回る辛勝により、直ちに新・糸島市長選の準備を開始。「無名の新人」だった旧志摩、二丈町での知名度アップに注力し、マニフェスト配布やミニ集会を続けた。更に多くの保守系市議候補者と足並みをそろえ、選挙戦を有利に展開した。

 一方、佐藤氏は、旧前原市長選で昨夏の総選挙圧勝の余韻が残る「民主の風」を受けて松本氏に肉薄したが、今回は逆に、民主党“ツートップ”の「政治とカネ」問題が「マイナスに影響」(陣営)。「新しい糸島には新しいリーダーを」と訴えたが、旧志摩、二丈町での知名度不足が最後まで響いた。

    ◇

 市議選では前原選挙区15人、志摩選挙区5人、二丈選挙区4人の顔ぶれが出そろった。【竹田定倫】

 ◇一体感づくりが課題−−財政再建、環境問題も急務
 旧前原市長の松本氏が初代糸島市長に選ばれた。ただでさえ「旧志摩、二丈町が前原市に飲み込まれる」と言われてきただけに、そのかじ取りは難しい。松本市長は「(旧3市町の)均衡ある発展を目指す」としているが、住民間の壁を取り除くことがまず必要だ。

 松本市長は新市基本計画に沿って街づくりを進めることになるが、当面は▽市民の一体感づくり▽641億円の起債残高(借金)を抱える財政再建▽残土処分場などの環境問題−−などが課題だ。

 「4年間で50億円の歳出削減」を約束したものの、並行して「6歳未満の乳幼児の通院医療費無料化」もマニフェストに掲げ、更なる高齢化などもあり福祉関連予算の増大は必至。訴えてきた「産業振興による歳入増」が実を結ぶか、その手腕に注目が集まる。

 一方、すぐに判断を迫られるのが、同市白糸の残土処分場計画の林道使用問題。松本市長は「断固反対」の姿勢で、訴訟に発展する可能性もある。松本市長は「市民と市議会の後押し」を訴えており、この問題への取り組みが、一体感づくりの試金石にもなりそうだ。【竹田定倫】

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 ◆市長選開票結果=選管最終発表

当 29,141 松本嶺男 65 無新

  21,908 佐藤俊郎 56 無新

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松本嶺男(まつもと・みねお) 65 無新(1)

 旧前原市長[歴]福岡西陵高PTA会長▽県企画振興部長▽福岡北九州道路公社理事▽福岡大

1135チバQ:2010/02/15(月) 12:20:56
http://www.asahi.com/politics/update/0215/SEB201002150001.html
自民王国に「踏み絵」迫る意見交換会 小沢氏出席
2010年2月15日8時4分
 民主党の小沢一郎幹事長を囲む意見交換会が14日、福岡県久留米市内のホテルであり、同市を含む周辺8市長や、これまでは多くが自民党支持だった41団体のトップらが出席した。民主党関係者によると、政権交代後、首長や各種団体の代表をこれほど大規模に集めて小沢幹事長が会うのは初めて。今夏の参院選を控え、交換会は出席者に民主党支持を迫る「踏み絵」の場になった。

 出席した8市長は、久留米市のある衆院福岡6区と隣の7区内にある計9市のうちの8人。残る1市は副市長が出席した。両区は昨夏の衆院選でそれぞれ鳩山邦夫氏と古賀誠氏が当選した「自民王国」。衆院選当時は、ほとんどの市長が2人のいずれかを支援した。

 意見交換会に自ら出るか、代理を立てるか。今月上旬、ある市長は悩んでいた。代理を立ててもよいかと思ったが、届いた「ご案内」にこう記されていたからだ。「民主党政権は予算をはじめ、政策を強力に推し進めるために陳情の一元化を図ってまいりました。その最高責任者が幹事長であることは言うに及ばない」

 会場には、全国知事会長の麻生渡・福岡県知事や福岡経済同友会代表幹事の石原進・JR九州会長のほか、医師連盟や商工連盟、農協などの代表らも集まった。意見交換会は一部非公開。小沢幹事長はその後の地元参院議員のパーティーでは「来年度予算が実行されれば多くの人が政権交代を実感すると思う」と述べたが、意見交換の場では出席者と握手して写真撮影しただけだったという。民主党関係者は「写真はいろいろなところで使える。誰が来たかの証拠になる」と説明した。

 「拍子抜けした」。民主党への協力を求められると思っていたという同県大牟田市の古賀道雄市長は苦笑いしたが、副市長が出席した市について「大丈夫なんだろうか」と心配した。別の市長は「これだけ集まったのは小沢幹事長効果。みんな実は『政治とカネ』の問題について聞きたいと思っているが、言えない。それが政権与党の力です」と語った。(岡田玄)

1136チバQ:2010/02/15(月) 12:27:31
>>61>>858
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1550137.article.html
民主佐賀県連は谷口氏推薦 武雄市長選
 民主党佐賀県連(原口一博代表)は14日、4月4日告示される武雄市長選に立候補を表明している新人で元県職員の谷口優氏(63)=武雄町=の推薦を決めた。

 大串博志副代表は、推薦理由に関し「住民目線で市民の声を聞いて市政運営をやっていきたいという姿勢が、地域主権を打ち出す民主党の政策と合致している」とした上で、「武雄市に限らず、市議、町議選でも党勢拡大という視点でやっている」と説明した。

 谷口氏は「自分たちのまちは自分たちでつくるという、地域主権の考えに賛同した」などとして、1月27日に推薦願いを提出していた。

 同市長選には現職の樋渡啓祐氏(40)=武雄町=も出馬を表明しているが「国政が地方自治に介入すべきでない。自分は”地域・庶民党”でいきたい」として政党推薦を求めない考えを示している。

1137チバQ:2010/02/15(月) 18:25:15
http://www.asahi.com/politics/update/0215/TKY201002140331.html
自公支援の中村氏が一歩リード 長崎知事選中盤情勢調査
2010年2月15日16時12分
 21日に投開票される長崎県知事選で、朝日新聞社は13、14の両日、県内の有権者を対象に電話による情勢調査を実施し、取材で得た情報とあわせて中盤情勢を探った。元副知事の中村法道氏が一歩リードし、元農水省改革推進室長の橋本剛氏が激しく追っている。投票態度を明らかにしていない人が4割おり、情勢は変わる可能性もある。

 3期12年務めた金子原二郎知事は引退。事実上の後継候補となる中村氏を、自民、公明が支援している。橋本氏は民主や社民、国民新から推薦を受けている。

 投票態度を明らかにした人を分析すると、中村氏は自民支持層の8割をまとめ、民主支持層の2割、無党派層の4割に食い込んでいる。女性の支持が厚く、年代別では50代以上で他候補をリードしている。橋本氏は民主支持層の支持が6割、無党派層の支持も2割にとどまっている。

 元プロレスラーの大仁田厚氏は無党派層から一定の支持を得ているが、広がりが見られない。元県議の押渕礼子氏、元共産党県委員長の深町孝郎氏らは苦しい。

 情勢調査と同時に実施した世論調査で、知事選の投票先を決める際、民主党の小沢一郎幹事長の政治資金問題を重視するか聞いたところ、「重視する」は42%、「重視しない」46%だった。

     ◇

 調査方法 13、14の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に電話をかける「朝日RDD」方式で、長崎県内の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は1485件、有効回答は1011人。回答率68%。

1138名無しさん:2010/02/15(月) 20:58:00
>>1137(`・ω・´)
朝日新聞&読売新聞世論調査比較。
長崎県知事選挙
 
(朝)中村氏自民・8割
(読)中村氏自民・8割弱
(朝)中村氏民主・2割
(読)中村氏公明・9割弱
(朝)中村氏無派・4割
(読)中村氏無派・3割強
 
(朝)橋本氏民主・6割
(読)橋本氏民主・5割強
(朝)橋本氏無派・2割
(読)橋本氏社民・7割
 
朝日新聞は中村氏一歩リード
読売新聞は接戦
 
朝日新聞政治とカネは知事選で投票を重視するかとの問いに
する42.0%
しない46.0%
 
読売新聞、政治とカネ投票判断する
4割強
 
朝日新聞投票未定4割
読売新聞投票未定2割

1139名無しさん:2010/02/15(月) 21:46:07
>>1132
http://www.h244.net/
↓圧勝した人 ↑苦戦してる人
http://www.yuzaki.org/

1140チバQ:2010/02/15(月) 22:31:22
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100215/plt1002151634005-n2.htm
小沢ショック直撃!長崎県知事選で民主苦戦 進退問題再燃も2010.02.15

 21日投開票の長崎知事選が、永田町の一大関心事になっている。県内の国会議員構成を見る限り民主党が圧倒的に優位なのだが、同党推薦候補が苦戦中なのだ。小沢一郎幹事長の資金管理団体をめぐる事件後初の与野党対決型の大型地方選挙。“小沢ショック”が直撃したとも言えそうで、推薦候補が敗れれば、小沢氏の進退問題が再燃する可能性もありそうだ。

 任期満了に伴う知事選は終盤戦に入り、無所属新人7人のうち、現職の後継で自民、公明両党が支援する前副知事の中村法道氏(59)と、民主、社民、国民新各党が推薦する元農林水産官僚の橋本剛氏(40)の事実上の一騎打ち状態。元プロレスラーの大仁田厚元参院議員(52)らは引き離されている。

 報道各社の調査では朝日新聞が中村氏「一歩リード」と報じ、読売新聞は「競り合う」としたものの中村氏を上位に置いている。

 民主党は2004、07年の参院選で、1人区の長崎選挙区で連勝。先の総選挙でも4選挙区で全勝した。長崎2区で自民党の久間章生元防衛相を破った人気者の福田衣里子衆院議員が、4日の告示前から全県を回って応援しており、「負けるはずのない選挙」(県連関係者)とみられていた。

 しかし、「鳩山由紀夫首相や小沢氏の事件のショックで、民主党に対する熱が冷めた。もともとは保守が強い地盤だけに、自公系候補が一歩リードしている」(県政関係者)という情勢になっているのだ。

 実際、鳩山首相や小沢氏が不起訴になったことをたてに潔白を訴えても、世論の風当たりは強い。

 時事通信が4−7日に実施した世論調査では、内閣支持率は前月比11.4ポイント減の35.7%に急落、不支持率は同12.3ポイント増の44.7%となった。小沢氏については、幹事長辞任(48.4%)と議員辞職(24.1%)を求める声を合わせて7割を超えている。

 対する自民党は、小泉純一郎元首相の次男、小泉進次郎衆院議員が告示前に長崎入りしたほか、今後は石破茂政調会長や舛添要一元厚労相といった知名度の高い議員を応援に投入し、政治とカネで攻勢を強める方針だ。

 民主党選対関係者は「長崎知事選に加え同日投開票の町田市長選で、有権者がどう見ているか分かる。負ければ、『参院選前哨戦で敗北、小沢神話にかげり』と書かれる」と、執行部の責任論に触れたうえで、「とにかく絶対に負けられない。長崎は連合が強い地域なので、連合に大ローラーをかけてもらう。1人10票運動だ」と戦略を打ち明けた。

 一方、注目の小沢氏は14日、福岡県久留米市で記者団に対して同知事選について、「国政に直接影響を与えることはない」と予防線を張ったが…。

1141おま天:2010/02/15(月) 22:33:32
>>1138
肝心の民主支持層を固めきれてないのですね。

1142名無しさん:2010/02/15(月) 22:51:53
知事選になると、どうも民主候補が民主支持層を固められないケースが目立つな
政令市の市長選だと、そうでもないんだけど
それだけ難しいということだろう、あんまり名乗り出る人もいないしな

1143チバQ:2010/02/16(火) 12:17:39
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000001002160001
地盤底力 陰る民主風
2010年02月16日

 前原市、二丈町、志摩町が合併して1月に発足した糸島市の市長選、市議選(定数計24)から一夜明けた15日、初代の市長、市議に決まった計25人に当選証書が付与された。旧前原市長の松本嶺男氏(65)と環境デザイン会社社長の佐藤俊郎氏(56)=民主、社民推薦=の対決となった市長選は、松本氏が5カ月前の前原市長選からさらに差を広げる形で再び佐藤氏を破った。市議選も民主に厳しい結果となり、昨夏の衆院選で政権交代を実現した「民主風」の陰りをうかがわせた。(後藤たづ子)


 松本氏は当選証書を受け取った後、取材に対し、「今回改めて経験、実績を訴え、均衡ある発展を唱えたことに共感を得られたと思う」と勝因を分析。「旧市町の垣根を越えた和をつくっていきたい。財政健全化に真っ先に取り組む」と抱負を語った。


 衆院選の1カ月後、計3人が争った昨年9月の前原市長選は、佐藤氏に約2200票差に迫られ、佐藤氏ともう一人の共産支持の候補の合計得票は松本氏を逆に約2200票上回った。自民、公明の推薦を受けて戦った松本氏の陣営は、民主への「風」を意識せざるを得なかった。


 その後、政治資金問題などで内閣支持率は下降気味。再び民主、社民の推薦を受けた佐藤氏と一騎打ちとなった糸島市長選で、松本氏の選対幹部らは「前回は前原で負けていた」と引き締めつつ、「今回、民主より風はこっちに吹いている」と支援者らを鼓舞していた。


 ■糸島市長・市議選
 糸島市長選の旧市町ごとの得票で前原開票区は松本氏が1万8221票、佐藤氏が1万4900票。前原市長選の結果からすれば競り合うと見られていたが、松本氏が約3300票の差をつけた。二丈でも約千票、志摩では約3千票上回った。松本氏は「前回は基盤となる保守層が衆院選直後の虚脱感を引きずっていた。その後時間がたち、危機感をバネに頑張ってくれたと思う」との見方を示した。


 一方、佐藤氏は「前回の選挙はムードのようなものに乗って戦ったというのはある」としながら、「今回の活動で民主党批判を受けることはなく、国政の影響は直接感じなかった。地元への密着度がまだ薄かったことや、地元の人に変革への抵抗感があったと感じる」と振り返った。


 佐藤氏の応援に力を入れた民主の藤田一枝衆院議員(福岡3区)も「全く影響がないとは言えないが、国政と地方選挙は違う」と強調。3選挙区で行われた市議選と同時で旧前原市議を中心に多くの候補者が松本氏を支援していたことを挙げ、「今回相手はしっかりした基盤があった。そのところの難しさがあった」と話した。


 その市議選も民主にとって厳しい結果となった。3人を公認、1人を推薦したが、当選したのは前原選挙区の公認の1人。旧市町で議員だった3人が落選した。共産は旧前原市議2人と旧二丈町議の計3人全員が当選。公明の旧前原市議2人も当選。公認、推薦各1人だった社民は公認の旧前原市議が当選した。


 市議選3選挙区の当選者を議員経験別で見ると、前原選挙区(定数15)は旧前原市議が14人、二丈選挙区(同4)は当選者を含む候補者8人全員が旧二丈町議、志摩選挙区(同5)は旧志摩町議が3人。投票率は、前原61・99%、二丈71・9%、志摩72・71%だった

1144チバQ:2010/02/16(火) 21:36:06
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20100216ddlk46010546000c.html
岩切・薩摩川内市長:がん公表「早期発見、手術も成功」 /鹿児島
 薩摩川内市の岩切秀雄市長は15日、記者会見で前立腺がん手術を受けたと公表した。「幸い早期発見・治療で手術は成功し、転移もない。経過は良好だ」と話している。また、会見では、08年10月就任時に掲げたマニフェストの工程表も発表した。

 岩切市長によると、昨年8月に市の前立腺がん検診で、早期がんが判明。鹿児島市内の病院に1月31日入院。今月1日の手術でがんを摘出し、10日に退院。12日から公務復帰した。「検診で早期発見することの重要性を身をもって体験した。市民にも受診を勧めたい」と笑顔で語った。

 マニフェストの工程表では、26項目・100の目標指標(当選4年後の評価基準)のうち2月1日時点の達成率を15%とした。今後、09年度末の3月31日時点で24%、また10年度末で64%に上昇。最終の12年度末で100%達成を目指すとしている。工程表は3月議会で発表後、市ホームページでも公開する予定という。

 一方、九州新幹線鹿児島ルートの全線開業を控えて観光客の増加を図るため、来年度から観光交流部を新設すると発表した。現在の観光課を再編し十数人体制でスタートする。【馬場茂】

1145名無しさん:2010/02/17(水) 20:59:52
>>1138(`・ω・´)付け加え@読売新聞
政党支持率
民主党32.0%
自民党25.0%
公明党/3.0%
共産党/0.0%
社民党/1.0%
みんな/1.0%
国民新/0.0%
改革ク/0.0%
新党日/0.0%
その他/0.0%
支持無34.0%
 
ちなみに、選挙前は民主党候補がリードしていた。
支持政党は長崎第1区が民主党の政党支持率を押し上げる要因となる。(10ポイント以上引き離す)
第1区は郵政選挙でも小選挙区で破れなかった労組の地盤である。

1146名無しさん:2010/02/18(木) 17:57:50
956 名前:無党派さん 投稿日:2010/02/15(月) 13:51:29 ID:qHS+9RA2

18日に鹿島市長選挙に出馬表明するという
樋口久俊という64歳のよぼよぼのお爺さんは、
かつて佐賀の選挙で大敗したことがあり、
なんと「反鹿島的な」長崎新幹線容認派(推進派)だそうだ。

  ☆長崎新幹線問題関連リンク
  http://blogs.yahoo.co.jp/take7537/30756519.html
  http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/4543/1229703983/1000

長崎新幹線が暴走的に着工認可された際に、
揉み手で工事を貰いに行った松尾建設の番犬だという。

彼の名前で検索すると「ノーパンしゃぶしゃぶ」がごっそり登場する。

ちなみに彼の支持者の中心人物は、霊感商法まがいの印鑑販売で、
全国あちこちで顰蹙を買い、「鹿島」ブランドを毀損してきた男。

市民が血迷って■ノーパンしゃぶしゃぶ■を
トップに据えるようなことがあれば、鹿島は完全に終わる。

現職市長は引退撤回し、臆することなく6選目に挑むべきである。


958 名前:無党派さん 投稿日:2010/02/15(月) 18:26:45 ID:jOgQg2d/
>>956
うわぁ、ノーパンしゃぶしゃぶ(笑)
佐賀に当事者がいたとは!
山下徳夫並のエロ爺ですか!
64歳のエロ爺がやるなら
桑原市長辞めちゃ駄目だよ!
桑原市長立ち上がれ!

1147名無しさん:2010/02/18(木) 18:06:07
>チバQ

こいつは何だ?古川康の宣伝犬か?

〓古川康〓
2003年に行われた佐賀県知事選挙に無所属から立候補し、6人もの候補者乱立の中、
絶対得票率23.7%という佐賀県政史上最低の数字で当選した。
2007年の知事選でも再選を果たす(唯一の相手方となった共産党候補は約9万票もの大量票を獲得した)。
長崎オランダ村やハウステンボス経営破たん時に、長崎県総務部長・商工労働部長を務める。
長崎県庁裏金問題の際の当事者である。父親の古川工には、九州電力や国鉄(現JR九州)での勤務歴がある。
彼の政治姿勢に対しては、長崎県や特定企業の顔色を常に覗っているのではないか、
佐賀県民の真の権益擁護を無視しているのではないか、との批判の声も少なくない。
佐賀県を誹謗中傷して売名に成功したはなわとは彼のプロモーションビデオに登場するほど親しく、
彼の曲『佐賀県』が、佐賀県内での振り込め詐欺被害の一因となっている疑いもあり、その政治責任を問う声もある。
本項目を美辞麗句のみで埋め尽くそうとするほど、ネット上の宣伝工作は、非常に熱心である。
"http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%8F%A4%E5%B7%9D%E5%BA%B7&amp;oldid=13580546&quot; より

【暴君】古川佐賀県知事について語るⅡ【長崎の犬】
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/mayor/1219562859/

1148とはずがたり:2010/02/18(木) 18:45:08
>>1126-1128>>1146-1147
アンチ古川にアンチ樋口の名無しか。。

<現在の版>

来歴・人物 [編集]
佐賀県唐津市出身。佐賀大学教育学部附属中学校、ラ・サール高校を経て東京大学法学部卒業後、当時の自治省に入省した。沖縄県、長野県、岡山県、長崎県などでの勤務を経て、2003年に行われた佐賀県知事選挙に無所属から立候補し、当選。2007年の知事選でも再選を果たした。佐賀大学教育学部附属中学校時代の同級生に、俳優の陣内孝則がいる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E5%B7%9D%E5%BA%B7

<前の版>

来歴・人物
佐賀県唐津市出身。ラ・サール高校を経て東京大学法学部卒業後、当時の自治省に入省した。沖縄県、長野県、岡山県、長崎県などでの勤務を経て、2003年の統一地方選挙の中で行われた佐賀県知事選挙に無所属から立候補して当選した。2007年の知事選でも再選を果たす。日本ではじめてマニフェストを掲げて選挙を戦った政治家の一人。2007年作成のマニフェストでは、届くマニフェストを目指し、10年後のすてきな佐賀県の姿をイメージとして物語化し、そうなるために何をしなければならないのか、ということをマニフェスト本体として示した。また、物語マニフェストをフラッシュムービーにした。これは日本ではじめての試みである。

http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%8F%A4%E5%B7%9D%E5%BA%B7&amp;direction=prev&amp;oldid=13580546

1149チバQ:2010/02/19(金) 22:50:08
>>936
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20100219ddlk45040601000c.html
図師県議の無免許運転:検挙の県議に辞職勧告 賛成多数で決議可決 /宮崎
 18日開会した県議会で、無免許運転で検挙された図師博規議員(日日新(ひびあらた))への辞職勧告決議の動議が出され、採決の結果、賛成多数で可決された。図師議員は「真摯(しんし)に受け止め反省を重ねたい。職責はまっとうしたい」と述べ、議員辞職を否定した。

 県議会事務局によると、決議に法的拘束力はない。辞職勧告決議の可決は、宝石の密輸容疑で関税法違反に問われた議員に対する66年の決議以来、44年ぶり。

 決議は自民党が提出し蓬原正三会長が「県議の自覚に欠ける恥ずべき行為で、県議会への県民の信頼を著しく失わせた」と提案理由を説明した。採決は図師議員を除いて行われたが、問題発覚時に図師議員が所属していた愛みやざきと民主党の議員は退席し、採決を棄権した。

 民主党は「殺人や政治に関する罪ならば問答無用で責められるべきだが、今回の問題は色合いが違う。辞職勧告は重い」。愛みやざきは「図師議員が問題を起こしたのはわれわれの会派在籍中。いわば身内であり、採決には応じられなかった」と議場を出た理由を説明した。

 図師議員は速度超過で運転免許停止期間中だった昨年12月、携帯電話で通話しながら車を運転して無免許運転で摘発され、道交法違反の罪で略式起訴された。【石田宗久、種市房子】

1150チバQ:2010/02/20(土) 10:31:49
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kiji/132.html
■激戦区ルポ/長崎市 乱立で票の行方混沌



 知事選は民主、社民、国民新の与党3党が推薦する橋本剛候補(40)と自民、公明両党が支援する中村法道候補(59)が激戦を展開し終盤を迎えた。有権者の約3割が集中する長崎市は三菱重工労組長船支部(原田敏春委員長、約6700人)の集票力を背景とした民主党の牙城。しかし同労組の動きの鈍さや候補者乱立も重なり票の行方は混沌(こんとん)としている。

 「あそこの組織(の動き)が鈍いとか言っている時期ではない」。14日午後に長崎市内で開いた橋本候補の総決起集会。原田委員長は周囲から漏れ聞こえる声を否定するかのように檄(げき)を飛ばした。

 同労組は民主党県連代表の高木義明衆院議員の出身母体でもある。しかし三菱の協力企業関係者は「今回は拍子抜けするほど動いていない」と声をひそめる。同労組幹部はこれを自民党サイドの喧伝(けんでん)だと打ち消し、19日の総決起集会などで「動きを見せつける」と言い切る。

   ◇   ◇

 13日に開いた日本商工連盟長崎地区の拡大選対会議で企業経営者から自民党議員への不満が続出した。「(長崎市選出の)県議、市議の顔が見えない」

 もともと結束力が弱い同市の自民党県議・市議団。こうした意見を受け約15人の県議、市議は15日に会合を開き、各後援会や地元商店街・企業の票固めを徹底するよう確認した。しかしある市議は「浜町商店街の従業員や企業に浸透していない。このままでは負ける」と逆に経済界に注文することを忘れなかった。

   ◇   ◇   

 県都での選挙戦は与野党とも不安要素を抱え終盤に突入した。両候補がしのぎを削る中、知名度が高い大仁田厚候補(52)と、自民党支援団体の一つ、県医師連盟顧問で長崎市区選出県議だった押渕礼子候補(71)の得票が鍵を握る、との見方が広がりつつある。

 浮動票が多い長崎市は大仁田候補にとって「私たちの基盤」(陣営幹部)。三菱重工長崎造船所香焼工場の出入り口に立ち、従業員に頭を下げるなど橋本候補の地盤切り崩しに照準を定める。押渕候補の陣営は、昨夏の衆院選で自民党の冨岡勉氏を支えた選挙スタッフに加え、党長崎支部政調会長の小森明人市議も支援する。

 中村候補を支援する県農政連幹部は、昨夏の衆院選長崎1区でつけられた約4万票差について▽民主党への追い風がやんだ▽大仁田候補の出馬▽小沢一郎幹事長の政治とカネの問題−で「1万票ずつ計3万票縮む」ともくろむ。11日午後、橋本候補の陣営が長崎市内で開いた女性集会。民主党の高比良末男県議は島原半島での苦戦を伝えこう締めくくった。「主戦場の長崎で相手(中村)候補に5万票以上の差をつけなければ勝利はない。だがファイヤー(大仁田候補)が…」。参加した女性は顔を見合わせ笑ったが、その様子を後ろで見ていた陣営幹部に笑顔はなかった。

 共産党推薦の深町孝郎候補(67)も九州新幹線長崎ルート反対などを前面に長崎市で支援を訴える。



2010年2月16日長崎新聞掲載

1151チバQ:2010/02/20(土) 10:32:23
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kiji/133.html
■激戦区ルポ/島原半島3市 3市長は中立守る


中村候補/票差抑えれば十分  橋本候補/3市長は中立守る




 自民党の地盤とされる島原半島3市(島原、雲仙、南島原)。知事選では、同党が支援する中村法道候補(59)が地元出身の強みも生かし、有利に戦いを進めているが、“楽勝ムード”の陰で上滑りを懸念する声も漏れる。橋本剛候補(40)を推薦した民主党は農相が応援に入るなど、基幹産業である農林水産業の票の切り崩しを図っている。

 「知事は今まで東京や偉い人から押しつけられてきたが、初めて皆さんの代表が出る」。6日夜、島原市内であった中村候補の個人演説会。候補者と同じ南島原市有家町出身で、自民党の末吉光徳県議会議長は、こう強調し拍手を浴びた。

 同党の島原市議も「(県北出身の)金子原二郎知事の下、佐世保駅前の再開発や西九州道整備などが進んだ。今度は県南だ」と皮算用。支援者は「長崎市で負ける分をここで埋め合わせするため、7対3の割合で(橋本候補に)差をつけたい」と鼻息は荒い。

   ◇   ◇

 衆院の中選挙区時代から西岡武夫民主党参院議員を支えてきた「西岡党」も往時の集票力は見られない。“党員”のある会社経営者は「経済団体の上層部がみんな中村を支援しているので『橋本で』と大声を出しづらい」とぼやく。

 橋本候補陣営は「2万票差に抑えれば十分」とそろばんをはじく。だが半島の県議6人のうち、橋本候補を明確に支援するのは楠大典県議1人しかおらず、橋本候補を推薦した創爽会の松島完県議は表だった動きを見せていない。父の松島世佳南島原市長が4月に市長選を控え、「動きづらいのでは」とみる。半島には民主党市議もおらず、橋本候補陣営は「手足がない」と嘆く。

   ◇   ◇

 6日の中村候補の個人演説会の会場は支持者らで埋まった。一見、盤石に見えたが、用意した第2会場は人の姿はまばらだった。ある陣営関係者は「本当に引き離せるのか」と不安をめぐらす。

 加藤寛治自民党県議が組合長を務めるJA島原雲仙は、中村候補を全面的に支援している。だが畜産業界は山田正彦農水副大臣とつながりが深く、県酪農業協同組合連合会は橋本候補を推薦した。ある畜産業者は「生活が厳しいので民主党に期待する声も強い」と明かす。

 こうした空気を読み、赤松広隆農相は11日、雲仙市に農漁業者を集め、橋本候補への支援を呼び掛けた。今後、山田農水副大臣も乗り込み、てこ入れを図る。

 一方、3市長は政権与党に配慮してか、「中立」を強調。旗色を鮮明にすることを避けている。



2010年2月17日長崎新聞掲載

1152チバQ:2010/02/20(土) 10:32:52
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kiji/135.html
■激戦区ルポ/佐世保市 現職の地盤 組織戦の様相


中村候補/金子後援会が存在感 橋本候補/労組中心に追い込み




 過去3回の知事選では、県北出身の金子原二郎知事が圧倒的な強さを見せた佐世保市。中村法道候補(59)は自民、公明両党や金子後援会などが組織選挙を展開している。橋本剛候補(40)は、労組を主体に必死の追い上げを図っている。

 15日、同市で開かれた中村候補の個人演説会。応援演説に立った石破茂自民党政調会長は、中村候補優勢を伝えたマスコミの世論調査結果に、「一歩リードというのが一番怖い」と厳しい口調で戒めた。

 佐世保の戦いについて、ある同党関係者は「経済人、自公の議員はもちろんだが、金子後援会の貢献度も相当大きい」と言う。

 金子知事は昨年11月の不出馬会見で「後継指名はしない」と明言。だが、後援会幹部や知事の親族は公然と中村候補を支援。後援会関係者の一人は「金子県政12年をきちんと評価しているのは中村。応援するのは当然」と説明する。

 一方で後援会の一部には、夏の参院選に金子知事の出馬を望む声もある。ある同党議員は「佐世保で(橋本候補を)圧倒すれば、知事は健在ぶりを示せる」と思惑を読み解く。

 地元選出の北村誠吾衆院議員は「労組は潜行して地道に活動している。2007年の参院選では苦い思いをした。最後まで引き締める」と話す。

   ◇   ◇

 「多くの人が出席した。やっと(中村候補の)肩に手が届きつつある」

 17日、同市内の公園であった橋本候補の総決起大会。集まった支持者らを前に、佐世保重工(SSK)労組の江口茂広執行委員長はあいさつに力を込めた。

 橋本候補陣営は告示前「知名度を上げるため少しでも人が集まる場所に連れて行っている」(民主党県議)と、長崎市中心に活動を展開。相対的に佐世保市では動きが鈍かった。江口委員長は「佐世保では橋本の顔と名前が浸透していない」と危機感を語る。

 地元陣営関係者の一人は「広く支持を集めるため政党を表に出さない戦術を進めたが難しかった。民主党として知事選を戦ったことがこれまでにないのも一因」と内情を明かす。

 打開に向け陣営は、労組を中心にした浸透に全力を注ぐ。17日は労組員の動員を徹底。江口委員長は「(同市で民主候補が自民候補を小差でかわした)07年参院選が死守ライン。組織内候補並みの追い込みをかける」と意気込む。

   ◇   ◇

 深町孝郎候補(67)は現県政の批判票取り込みに力を入れている。押渕礼子候補(71)は14日、同市で集会を開くなど女性を中心とした支持拡大に躍起。大仁田厚候補(52)は街頭活動などを中心に、都市部の無党派層取り込みを狙う。



2010年2月18日長崎新聞掲載

1153チバQ:2010/02/20(土) 10:33:30
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kiji/136.html
■激戦区ルポ/諫早市 低調ムードに不確定要素も


中村候補/陣営の緩みを警戒 橋本候補/票掘り起こし懸命




 県央の中心都市、諫早市は最近2回の国政選挙で民主党候補の得票が自民党候補を上回った。しかし今回は民主党を勝利に導いた追い風は吹かず、自民党などが支援する中村法道候補(59)がやや優位、との見方も流れる。民主党などが推薦する橋本剛候補(40)の陣営は労働組合を中心に票の掘り起こしに懸命。中村候補の陣営は緩みを警戒する。ただ選挙戦は盛り上がりを欠き、両陣営とも票の行方をつかみきれていない。

 18日午後6時半。橋本候補の陣営と中村候補の陣営が諫早市内で開いた個人演説会はほぼ同時刻に始まった。「なぜか諫早が厳しいといわれているが、私は一人一人が必ず胸に秘めたものを持っていると確信している」。選挙戦で初めて橋本候補の応援演説に立った民主党の西岡武夫参院議員は力を込めた。宮本明雄市長は「大手をふってまいりました」とあいさつし、会場をわかせた。

 一方、中村候補の応援演説では弁士から陣営を引き締める言葉が相次いだ。県農政連長崎県央支部の野中彌三支部長は「優勢が伝えられているがそれが一番危ない。熱意と情熱で当選させてほしい」と強調。この日は無党派層を意識し、自民党の小泉進次郎衆院議員も市内2カ所で街頭に立った。

   ◇   ◇   

 諫早市は民主党の大久保潔重参院議員の地元で、2007年の参院選で自民党候補に約1万2千票差をつけた。昨夏の衆院選でも福田衣里子衆院議員が久間章生氏を約8千票上回った。

 しかし大久保氏も福田氏も「個人後援会は弱い」(連合長崎幹部)。頼みの労働組合のうち諫早市職員組合は県職員組合の自主投票を受け、推薦の一つ下の「支持」に決定。こうした中、福田氏の選挙に続きてこ入れに入った三菱重工労組長船支部の前委員長、山下金守氏は16日、市選出の県議、市議らに檄(げき)を飛ばした。「民主党推薦だから自分たちを応援した人は橋本を支持すると考え違いしていないか。声掛けが足りない」

   ◇   ◇   

 「市民はムードの中で夏風邪をひいただけだ。もうすっかり治った」。山下氏とともに福田氏を支援し、今回は中村候補を支える元県職組書記長の江口満氏は福田氏の勝利をこう例え、自信をみせる。

 ただ、中村候補の陣営はどこまで浸透したか不安ものぞかせる。選挙運動は自民党県議や市議、農政連などが中心。だが、自民党県議の運動に温度差もある上、運動員も足りないのが現状だ。新知事をつくる県民の会諫早支部によると、推薦企業・団体は約500に上ったが高尾茂会長は「まだ少ない。企業にもまだ様子見のところが多い」と明かす。

   ◇   ◇   

 大仁田厚候補(52)や押渕礼子候補(71)、深町孝郎候補(67)も支持拡大を図っており、橋本、中村両候補の陣営は口をそろえる。「何とか諫早で勝ちたいが、票が読みづらい戦いだ」



2010年2月19日長崎新聞掲載

1154名無しさん:2010/02/20(土) 17:21:26
>>1147
>〓古川康〓
>ネット上の宣伝工作は、非常に熱心である。

>>1148を見ると、まったくそのとおりでワロタw 下のやつむごすぎw

1155チバQ:2010/02/21(日) 10:48:17
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-02-21_3750
東門氏支持 4党確認 沖縄市長選
「泡瀬」対応は再審議
政治 2010年2月21日 09時54分
(53分前に更新)

 【沖縄】4月25日投開票の沖縄市長選で現職の東門美津子氏(67)の支援を検討する社民、共産、社大、民主の4党会議が20日、市内で開かれ、東門氏を支持することで一致。市長候補に擁立する方針を決めた。課題となっていた泡瀬沖合埋め立て事業(東部海浜開発事業)については、市の新計画案がまとまる3月末以降に事業の合理性についてあらためて審議。4党で「合理性なし」と判断した場合、「事業を推進すべきでない」との政策協定を東門氏に提案する。

 過去6回の会議では4党から同事業の新たな計画案の合理性に懐疑的な意見が多く出ており、東門氏が政策協定を受け入れた場合、「事業推進」の方針変更を余儀なくされそうだ。

 同日の会議では、18日に県内の環境団体が各政党に郵送した「泡瀬干潟を守るための要請」を政策協定に盛り込むことを4党で確認。「泡瀬干潟の保全」や事業に経済的合理性がないとした「泡瀬干潟裁判の判決尊重」などを明記した政策協定を今週末にも東門氏に提案する方針。

 会議をまとめた仲村未央県議は「泡瀬事業をめぐり政党間で意見の違いがあったが、一致点を見いだせた。できるだけ早く東門氏に提案したい」と話した。

 同市長選には、泡瀬事業の「全面推進」を掲げる元県歯科医師会長の喜屋武満氏(62)と、「事業推進」を公約とする同市議の江洲真吉氏(60)が出馬しており、事業の対応が争点となる可能性が出てきた。

1156チバQ:2010/02/21(日) 11:49:59
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1194191152/457
基地の街 頼みの人工島/泡瀬干潟ルポ
2009年12月03日

など、沖縄市・泡瀬の埋め立ては
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1194191152
利水スレ参照

1157チバQ:2010/02/21(日) 12:42:27
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kiji/139.html
■投票率どう動く? 「乱立が後押し」「盛り上がり欠く」



 知事選の投票日まで残り1日。各陣営とも気になるのが、当落に影響しかねない投票率。今回は民主、自民両党が候補者を推薦または支援した上、過去最多となる7人が立候補したため2006年の前回知事選(52・27%)を上回るとの見方で各陣営は一致する。浮動票の取り込みを狙う各陣営は、投票率アップが有利とみる。ただ、盛り上がりに欠けるともいわれており、各陣営はその動向に注目している。

 衆院選長崎4区の補欠選挙と同日選挙だった1998年知事選は、自民党などが推薦した金子原二郎氏と、自由党推薦の西岡武夫氏の事実上の一騎打ちとなり、投票率は68・78%。最近5回の知事選で、衆院選と同日選だったときに次ぐ高さだった。

 今回は民主、自民両党が共に候補者を推薦または支援し、98年以来12年ぶりの激戦とみられている。だが、ランタンフェスティバルや冬期五輪の開催と重なったことや、候補者の知名度が低いことなどを理由に、選挙戦は「盛り上がっていない」とみる陣営は多い。それでも、新しい知事の誕生と新人7人が立候補した「話題性」で、各陣営は「60〜70%」を予想する。

 民主党などが推薦する橋本剛候補(40)の陣営は、大票田の長崎市で投票率が上がることを期待。「候補者が若い分、若者の投票率が上がれば有利」と自信をのぞかせる。ただ、民主党県議は「『政治とカネ』の問題で(民主の)イメージが良くない」と、投票率の低下を懸念。影響を見極めきれずにいる。

 自民党などが支援する中村法道候補(59)の陣営。長崎市内は55%前後とみるが、ある市議は過去2回の知事選で40%台が続いたことから「今回も50%に届かないこともあり得る」と推測。昨夏の衆院選で長崎1区の投票率は67・03%。自民候補は民主候補に約4万票差をつけられたが「50%を切ればこんな票差はつかない」と分析。一方、陣営幹部は出身の南島原市の投票率を「75〜80%」とみており、地元の強みを生かし、票の上積みを狙う。

 共産推薦の深町孝郎候補(67)陣営は「80%超えれば十分勝機はある」、押渕礼子候補(71)陣営は「80%まで上がれば票が流れる希望がある」。知名度を生かし、若者や主婦層を狙う大仁田厚候補(52)陣営は「70%に近ければ近いほど良い」とそれぞれ高い投票率を期待する。ただ「候補者が多すぎて、票の流れが予測できない」と戸惑う声もある。

 期日前投票者数も投票率を占う一つの要素になる。制度の導入後、各2回ずつあった参院、衆院選は、各選挙ともそれぞれ前回の期日前投票者数を上回り、投票率も上昇した。県選管によると、告示翌日の5日から14日までの10日間の投票者数は前回知事選の同時期と比べ約2倍に上っている。



2010年2月20日長崎新聞掲載

1158チバQ:2010/02/21(日) 19:23:57
215 名前:サンフレッチェ男 ◆jWkaDJV846 :2010/02/21(日) 19:06:14 ID:+8fL2PW5
長崎知事選投票速報
        今回  前回  前回差
10時現在  11.32% 10.36%  +0.96%
11時現在  18.12% 16.50%  +1.62% 
14時現在  30.75% 28.67%  +2.08%
16時現在  37.20% 35.08%  +2.12%
18時現在  42.15% 40.01%  +2.14%


期日前投票 12.03%  6.75% +5.28% 2月20日までの確定値

最終投票率     52.27%

http://www.pref.nagasaki.jp/election/2010chiji/sokuhou/index.html

投票率、何とか60%台に乗りそうだな〜(でも微妙な感じも・・・)

217 名前:無党派さん :2010/02/21(日) 19:11:07 ID:1bkQVzU+
松浦市の投票率が2割強落ちてるぞ!なんで??

219 名前:無党派さん :2010/02/21(日) 19:13:18 ID:D1NjLpGj
>>217
選挙疲れじゃね?
確か少し前に市長選あったろ。そういやこの選挙でも民主推薦候補が負けてたな。


220 名前:無党派さん :2010/02/21(日) 19:15:32 ID:grAMvOm0
>>217

>>219に補足
前回は合併後の新・市長選と同日。

1159チバQ:2010/02/21(日) 20:24:36
さらりとNHKが中村当確

1160とは:2010/02/21(日) 21:30:36
う〜ん、だめだったかぁ。

1161建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/02/21(日) 22:25:54
>>1160
う〜ん、だめだったかぁ。って
ダメに決まってるだろwwwwwwwwwwww
無党派層がほとんど次は自民に入れるっていってんのに
どんだけ危機意識ねーだよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwpgr

神奈川1は中村当選できて今頃、勝利宣言してるだろう
よかったなwwwwwwwwww

1162建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/02/21(日) 22:28:15
ハゲ惨敗w

1163神奈川一区民:2010/02/21(日) 22:41:00
>>1161
大人気ないですよ、浣腸!!

1164建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/02/21(日) 22:46:00
>>1163
よう!
中村当選オメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いや、俺が大仁田くるんじゃないか
と予想してたら、チミが長崎県民はそんなアフォじゃないよといってたからさw
中村当選して長崎県民の良識が証明されたということだろうなとww

1165ももだぬき:2010/02/21(日) 22:47:58
長崎の民度はまた、落ちたね(泣)

1166神奈川一区民:2010/02/21(日) 22:55:56
>>1164
長崎県民は浣腸のような残念な人ではない
ということがわかって良かったです。


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