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首都圏 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3199チバQ:2011/03/04(金) 23:58:09
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000721102280002
【7】渋川市、吾妻郡 16年ぶりの選挙戦
2011年02月28日

 ◆渋川市区


 16年ぶりの選挙戦。旧渋川市区(定数1)時代から3回続けて無投票だったが、今回は自民党の現職2人に無所属の前渋川市議を交えた激戦になりそうだ。


 真下には初めて立候補した1999年以来、選挙を戦った経験がない。支援態勢を固め、自民党県連幹事長の知名度を生かして4選をめざす。


 星名にとっても選挙戦は2006年の渋川市長選で落選して以来。前回は無所属だったが、今回は自民党の公認を得て再選を狙う。


 金子は若さと市議3期の実績を訴える。連合群馬の「支持」も取りつけ、現職の一角を崩す構え。毎朝、街頭で支持を訴えている。


 3人とも旧渋川市内の出身。旧町村部への浸透がカギとなりそうだ。


 ◆吾妻郡区


 前回と同じ顔ぶれで、自民党の現職2人に無所属の新顔が挑む。


 南波は地元の東吾妻、中之条両町など郡東部で強い支持を受け、5選と3回連続のトップ当選をうかがう。自民党県連の選挙対策本部長として議席独占を死守したい。


 再選をめざす萩原は、出身地の草津町や八ツ場ダムの地元長野原町など郡西部が支持基盤。郡東部の集会にもこまめに顔を出し、票の上積みをねらう。


 重野は3度目の挑戦。前回は7361票を獲得した。東吾妻町など2町1村では萩原を抑えたが、約2600票及ばなかった。郡西部に支持を拡大できるか。(敬称略)


 ■渋川市区(定数2)


 真下誠治   69 自現


 星名建市   54 自現


 金子渡    40 無新


 ■吾妻郡区(定数2)


 南波和憲   63 自現


 萩原渉    57 自現


 重野能之   33 無新

3200チバQ:2011/03/04(金) 23:58:40
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000721103010002
【8】沼田市、利根郡、北群馬郡 
2011年03月01日

 ◆沼田市区


 前回は無投票だったが、今回は2人が立候補を表明している。ほかにも出馬を模索する動きがある。


 自民党は4選を目指す県議団長の金子を擁立する。


 元市議会議長で無所属の金井は、2月15日に立候補を表明した。遅れを取り戻そうと、市議時代の支持者固めから取り組んでいる。


 ◆利根郡区


 前回と同じ顔ぶれになりそうだ。


 自民党県議の現職同士が、定数減の影響で双方無所属として争った前回、小野里が313票の小差で星野を振り切った。今回、小野里は党公認を得て4選をめざし、星野は無所属として雪辱を期す。


 小野里は、みなかみ町が地元。同町の有権者は約1万8700人。一方の星野は片品村出身で、同村の有権者は約4400人。星野はみなかみ町に拠点を設け、支持拡大をはかる。


 ◆北群馬郡区


 前回、大林は無投票で初当選した。今回も、自民党公認で大林が再選をめざす。いまのところ、ほかに立候補の動きはない。


 大林は、自民党県連幹事長や県議会議長を務めた父親の後継として立候補した経緯があり、知名度や人脈を生かして一層の浸透をはかる。(敬称略)


 ■沼田市区(定数1)


 金子浩隆   50 自現


 金井康夫   42 無新


 ■利根郡区(定数1)


 小野里光敏  70 自現


 星野寛    55 無元


 ■北群馬郡区(定数1)


 大林俊一   54 自現

3201チバQ:2011/03/04(金) 23:59:09
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000721103020001
【9】館林市、邑楽郡 自民独占
2011年03月02日

 ◆館林市区


 前々回の2003年、前回の07年と無投票で自民党公認候補が2議席を独占してきた。今回は一転、12年ぶりの選挙戦となる見込み。


 民主党が前館林市議で新顔の茂木を公認した。茂木は昨年3月に早々に立候補を表明し、着々と準備を進める。市議3期で培った政策立案力をアピールし浸透をはかる。


 館林市は、09年夏の衆院選で民主党の柿沼正明氏に敗れた、谷津義男元農水相の地元。民主党政権の支持率が低迷し、県連内の軋轢(あつ・れき)も残るなか、自民党地盤にどこまで食い込めるかが注目される。


 自民党は現職の副議長で、4選をめざす松本と、再選を狙う須藤を擁立する。松本は、1999年以来の選挙戦。99年は谷津元農水相の秘書だった安楽岡一雄(現館林市長)に続き、松本が2位当選した。須藤は初の選挙戦だが、安楽岡と同様、谷津元農水相の元秘書という経歴を生かす。


 ◆邑楽郡区


 邑楽郡は「平成の大合併」はなく、これまで同様、自民党公認2人と非自民が議席を狙う構図は変わらない。無投票選挙の可能性もある。


 自民党は4選をめざす久保田と、再選をねらう舘野を公認した。


 無所属の塚原は3回目の当選をにらみ、連合群馬の応援を受ける。


 前回は久保田が1万6934票、塚原1万4647票、舘野1万476票だった。(敬称略)


 ■館林市区(定数2)


 茂木直久   55 民新


 松本耕司   66 自現


 須藤和臣   43 自現


 ■邑楽郡区(定数3)


 久保田順一郎 58 自現


 舘野英一   62 自現


 塚原仁    60 無現

3202チバQ:2011/03/05(土) 00:07:35
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000581102020001
11年県議選(1)
2011年02月02日

◇南2区 定数6、民主は1人か/南3区 自民現職、8期で引退


 統一地方選で実施される県議選の告示(4月1日)まで2カ月。各党の候補者擁立作業は大詰めを迎えつつあり、無所属も含め、立候補予定者の動きが活発化している。県内の59選挙区(定数94)の動向や構図を、順次報告する。


◇南1区(3)/草加市


 民主の山川百合子(41)、自民の谷古宇勘司(60)、公明の蒲生徳明(50)の現職3人が議席維持を目指す。元草加市議の芝野勝利(43)が無所属新顔で挑む。


◇南2区(6)/川口市


 定数最多の激戦区。民主からは再選を狙う菅克己(44)が唯一の候補者になりそうなのに対し、自民からは奥ノ木信夫(59)と田中千裕(62)が5選を目指すのに加え、市議の豊田満(58)も新顔として挑む。現有2議席確保を期す公明からは、3選を狙う塩野正行(48)と市議の新顔萩原一寿(44)が立つ。共産からは元市議の村岡正嗣(59)が再挑戦し、民主を離党した松本佳和(45)はみんなの公認を得て再選をもくろむ。


◇南3区(1)/さいたま市西区


 元衆院議員秘書の信賀信孝(33)が民主新顔で立つ。8期務めた自民の深井明(75)は引退の意向。2009年の市長選にも立候補した元市議の日下部伸三(52)が、無所属新顔で立候補予定。


◇南4区(2)/さいたま市北区


 民主、自民、共産の三つどもえの戦いか。民主からは市議の高木真理(43)が新顔で挑戦し、自民の鈴木弘(70)は3選を目指す。共産からは09年の市長選にも挑戦した元職の松下裕(65)が返り咲きを狙う。公明現職の畠山清彦(54)は引退する予定。


◇南5区(1)/さいたま市大宮区


 枝野幸男官房長官(衆院埼玉5区)の地元で民主が「世代交代」を図り、議席維持を目指す。6期務めた秦哲美(81)が引退し、元参院議員秘書の藤井健志(35)が新顔で挑む。市議の沢田力(43)が自民新顔として立つ予定。


◇南6区(2)/さいたま市見沼区


 自民公認で前回再選された清水勇人(48)が市長に転身し、欠員1で選挙を迎える。民主からは元衆院議員秘書の井上将勝(31)が新顔で立候補を表明。前回は無所属で初当選した田村琢実(39)が自民公認で再選を目指す。共産も新顔の擁立を検討中。


◇南7区(1)/さいたま市中央区


 元議長で4期務めた自民の吉田弘(72)が引退を表明。公募の結果、学習塾講師の伊藤雅俊(28)が自民新顔として公認を得た。民主も候補者擁立を検討している。

3203チバQ:2011/03/05(土) 00:07:58
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000581102030001
11年県議選(2)
2011年02月03日

◇南8区 6選期す自民県議団長/南13区 現新5氏の激戦模様か


◇南8区(1)/さいたま市桜区


 自民党県議団長の長沼威(61)が6期目を目指す。新顔は民主の公募に応じた元格闘技選手の田島剛(32)と、ミニコミ誌編集部事務局長で無所属の小高真由美(46)が挑む。


◇南9区(2)/さいたま市浦和区


 民主の浅野目義英(52)が2期目、自民の荒川岩雄(71)が3期目を目指す。候補者擁立を探る他党もあり、選挙戦になるかどうかが焦点の一つとなっている。


◇南10区(2)/さいたま市南区


 民主の木村勇夫(43)と自民の宮崎栄治郎(56)の現職2人が準備を進めている。前回候補者を立てた共産は擁立を見送る方針。


◇南11区(1)/さいたま市緑区


 現・新が争う構図か。前回無所属で初当選した自民の高橋政雄(59)が再選を目指す。元衆院議員秘書の松岡耕一(34)が民主公認で挑む。


◇南12区(2)/さいたま市岩槻区


 4期目を目指す自民の小島信昭(45)と、元岩槻市長で前回返り咲いた社民の佐藤征治郎(71)が立候補を表明。民主や共産などが擁立を見送れば無投票の可能性もある。


◇南13区(3)/上尾市


 現職3人と、市議からの転身を図る新顔2人による激戦か。民主の畠山稔(61)は2期目、自民の島田正一(62)は4期目、公明の石渡豊(55)は3期目を狙う。議席奪還を目指す共産からは秋山もえ(34)が立つ予定。無所属の新井金作(50)は前市長の父の代からの支持層を固める。


◇南14区(1)/桶川市、伊奈町


 再選を目指す無所属の小野克典(42)に、元市議会議長で新顔の岡地優(62)が自民の推薦を得て挑む。



(注)選挙区名に続くカッコ内の数字は定数。敬称略

3204チバQ:2011/03/05(土) 00:08:38
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000581102040001
11年県議選(3)
2011年02月04日

◇南15区 自民県連幹事長が引退/南22区 現新4氏が立つ激戦か


◇南15区(1)/北本市


 5期務めた自民の県連幹事長・滝瀬副次(70)が引退を決め、無所属3人が立候補予定。元記者で新顔の新井一徳(38)は自民、3度目の挑戦となる医師で新顔の平尾良雄(58)は民主の推薦を得た。元職の諏訪善一良(61)は実績や経験をアピールする。


◇南16区(1)/鴻巣市の一部


 無所属の中屋敷慎一(51)が再選を目指す。前回、前々回と無所属で次点だった佐藤泰彦(53)は自民新顔として立つ予定。


◇南17区(1)/志木市


 鈴木正人(42)が無所属で3期目を目指す。他に立候補の動きは表面化していない。


◇南18区(2)/新座市


 無所属の吉田芳朝(36)が民主推薦で3期目を目指す。公明からは、3期務めた西田矩子(65)の後継として、党県青年局次長で新顔の安藤友貴(35)が立候補の準備を進めている。自民も候補者擁立を模索している。


◇南19区(1)/蕨市


 前回同様、民・自の一騎打ちか。再選を狙う民主の福田秀雄(64)に、市議の須賀敬史(43)が自民新顔として挑む。


◇南20区(2)/戸田市


 民主の中島浩一(49)が再選を狙うのに対し、自民では5選を目指す峯岸光夫(63)と、前回敗れた元職細田徳治(62)が議席独占を期す。市議の菅原文仁(35)が無所属で初挑戦するほか、共産も擁立を検討中という。


◇南21区(1)/鳩ケ谷市


 前回初当選した茅野和広(58)が昨年の鳩ケ谷市長選・市議選で現金を配ったとして辞職。川口市議の白根大輔(31)が無所属新顔で立ち、地元の民主支部が推す。自民公認で前回敗れた元職の石田昇(62)が無所属で雪辱を期す。自民は公募を終え人選中。


◇南22区(2)/朝霞市


 すでに4人が立候補を予定し、激戦の様相。無所属の醍醐清(58)が民主推薦で再選を目指し、自民の神谷裕之(67)が6期目を狙う。新顔は、元市議の星野文男(53)がみんなの公認を得て、市議の野本一幸(58)が無所属で、それぞれ挑む。


◇南23区(1)/和光市


 4期目を目指す民主の神杉一彦(69)に対し、市議の井上航(31)が松本武洋市長の支援を受け、無所属新顔として挑む構図になりそう。


(注)選挙区名に続くカッコ内の数字は定数。敬称略

3205チバQ:2011/03/05(土) 00:09:06
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000581102050001
11年県議選(4)
2011年02月05日

◇西1区 現新6氏が4議席争う/西5区 共産、議席死守を狙う


◇西1区(4)/所沢


 前回当選した当麻よし子(61)が市長に転じ、現職3人に市議からの転身を図る新顔3人が挑む。自民の藤本正人(49)は3期目、公明の西山淳次(52)は4期目、共産の柳下礼子(64)は5期目を目指す。新顔は民主の水村篤弘(36)と、民主推薦の末吉美帆子(53)、自民推薦の大石健一(45)の無所属2人。


◇西2区(2)/入間市


 民主の新井格(48)は2期目、自民の田中龍夫(58)は5期目を目指す。前回敗れた元職の斎藤正明(61)も、自民公認での立候補の意向を示している。


◇西3区(1)/飯能市


 民主が擁立しなければ、自民系の一騎打ちの可能性もある。前回無所属で初当選した自民の和田浩(58)と、前回自民公認で敗れた無所属の元職中村興夫(65)の争いか。


◇西4区(2)/狭山市


 現職2人に市議からの転身を目指す新顔2人が挑む構図か。自民の本木茂(57)は3期目、無所属の北村浩(45)は再選を目指す。新顔は、民主の中川浩(44)と無所属の田中寿夫(63)。


◇西5区(1)/ふじみ野市の一部


 08年の再選挙で民主と自民の候補者2人を破って初当選した共産の山川寿美江(68)が、議席死守を狙う。市議から転身を図る自民の加藤末勝(60)と、無所属で民主推薦の駒林土地区画整理組合理事長、谷新一(52)の新顔2人が挑む構図か。


◇西6区(1)/富士見市


 3期務めた自民の神山佐市(56)が次期衆院選埼玉7区で立候補することに。星野光弘(53)が、自民推薦の無所属新顔として立候補するため2日、市議を辞職した。他に表だった動きは見られない。


◇西7区(1)/ふじみ野市の一部、三芳町


 前回は自民、民主、共産の三つどもえだったが、再選を目指す自民の土屋恵一(56)以外、動きは見られない。


【注】選挙区名に続くカッコ内の数字は定数。敬称略。

3206チバQ:2011/03/05(土) 00:09:34
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000581102070002
11年県議選(5)
2011年02月06日

◇西8区 4党と無所属の激戦模様/西11区 補選の2氏、再び対決か


◇西8区(4)/川越市


 4党と無所属の激戦か。民主の矢部節(68)と自民の渋谷実(67)が4期目、公明の福永信之(58)が5期目、無所属の舟橋一浩(38)が2期目を目指し、前回敗れた共産元職の守屋裕子(61)は雪辱を期す。


08年4月の西5区再選挙で敗れた和菓子会社役員の中野英幸(49)が選挙区を変え、自民新顔として立候補を表明している。


◇西9区(1)/日高市


 民・自の一騎打ちか。県議会議長で5期目を狙う自民の小谷野五雄(55)に、市議からの転身を図る川田虎男(31)が民主新顔として挑む。


◇西10区(1)/毛呂山町、越生町


 5期務めた自民の丸木清浩(71)が引退を決め、元県職員の武内政文(57)が無所属新顔での立候補を表明。民主も候補者擁立を検討している。


◇西11区(1)/坂戸市


 昨年9月の補選で初当選した木下高志(51)と、競り負けた新顔で幼稚園理事長の小川直志(58)が、ともに無所属で立候補する意向。再び一騎打ちか。


◇西12区(1)/鶴ケ島市


 自民の長峰宏芳(68)が5期目を目指す。


 前回敗れた元市議は熟慮中といい、民主は候補者擁立を模索する。


◇西13区(1)/川島町、吉見町


 3期目を目指す自民の中村健(63)以外に目立った動きはなく、前回同様、無投票になる可能性がある。


◇西14区(1)/東松山市


 昨年7月の補選で初当選した無所属の江野幸一(60)が再選を目指す。市議の斎藤雅男(46)が無所属新顔として立候補を表明し、自民に推薦を申請している。


◇西15区(1)/滑川町、嵐山町、小川町、鳩山町、ときがわ町


 3期目を狙う自民の松本恒夫(63)以外に立候補表明は出ていない。


 民主が候補者擁立の可能性を探っている。


(注)選挙区名に続くカッコ内の数字は定数。敬称略。

3207チバQ:2011/03/05(土) 00:10:09

http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000581102070001
11年県議選(6)
2011年02月07日
◇北5区 現新5氏が3議席争う/北6区 現職3氏と元職の争い


◇北1区(1)/秩父市


 自民の北堀篤(60)が4選を狙う。他に立候補表明は出ていない。


◇北2区(1)/横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町、東秩父村


 自民の岩崎宏(64)が再選を目指す。他に立候補表明は出ていない。


◇北3区(1)/美里町、神川町、上里町


 上里町を地盤とする無所属同士の争いか。丸山真司(68)は再選を目指し、同町議会議長の斉藤邦明(38)が新顔として挑む。


◇北4区(1)/本庄市


 自民の竹並万吉(71)が5期目を狙う。他に立候補を模索する動きがあり、無投票だった前回とは違って選挙戦になる可能性もある。


◇北5区(3)/深谷市、寄居町


 民主推薦で前回初当選した小島進(50)が市長に転身。民主からは市議の江原久美子(40)が新顔で立つ。自民は前回無所属で当選した加藤裕康(65)と神尾高善(60)が、それぞれ3期目と2期目を目指す。市議の小川真一郎(37)と吉岡信彦(58)が無所属新顔として挑む。


◇北6区(3)/熊谷市


 前回と同じ顔ぶれか。民主の田並尚明(45)は2期目を目指す。自民では、小林哲也(51)と森田俊和(36)が、それぞれ3期目と2期目を狙う。自民公認で前回敗れて市議に転じた元職の岡部三郎(73)は、無所属で返り咲きを狙う。


【注】選挙区名に続くカッコ内の数字は定数。敬称略。

3208チバQ:2011/03/05(土) 00:10:53
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000581102080001
11年県議選(7)
2011年02月08日

◇東1区 12年ぶりに選挙戦か/東8区 3議席を5人が争う


◇東1区(1)/行田市


 自民の鈴木聖二(55)が4期目を狙う。市議会副議長の漆原金作(68)が無所属新顔で挑み、12年ぶりの選挙戦になりそうだ。


◇東2区(1)/羽生市


 自民の諸井真英(42)が再選を目指す。


 他に立候補表明は出ていない。


◇東3区(1)/加須市の一部


 自民の野本陽一(71)が10期目を狙う。市議の恩田博(66)が民主新顔として準備を進めている。


◇東4区(1)/加須市の一部、鴻巣の一部


 自民の野中厚(34)が再選を目指す。3人が争った前回と違い、無投票の可能性も。


◇東5区(1)/久喜市の一部


 自民の樋口邦利(63)が5期目を狙う。無投票だった過去2回に続き、無風の状態。


◇東6区(1)/蓮田市


 自民の石井平夫(63)が再選を目指す。新顔では民主の推薦を得た俳優の山口眞司(54)が無所属で、政治団体代表の福田聖次(59)が諸派で立候補の準備を進める。


◇東7区(1)/久喜市の一部、宮代町、白岡町


 無所属で民主推薦の岡重夫(58)が再選を目指す。元IT関連会社員の田中聡一郎(26)が自民新顔で挑む。


◇東8区(3)/春日部市の一部


 民主の渋田智秀(45)が2期目、自民の佐久間実(70)が10期目を狙う。3期務めた無所属の清水寿郎(75)は引退を表明し、後継として市議の白土幸仁(37)が無所属新顔で初当選を目指す。公明は党県局次長の権守幸男(39)、共産は元市議の並木敏恵(50)が、それぞれ新顔として挑む。


【注】選挙区名に続くカッコ内の数字は定数。敬称略

3209チバQ:2011/03/05(土) 00:11:24
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000581102100001
11年県議選(8)完
2011年02月10日
◇東9区 民主、2議席確保狙う/東14区 新顔2人、現職に挑む


◇東9区(4)/越谷市


 前回当選した民主の高橋努(67)が市長に転身し、さらに2人が引退する。


 民主は、いずれも市議で新顔の山本正乃(51)と細川威(33)が2議席確保に挑む。自民の松沢邦翁(62)は3期目を狙う。


 公明は、久保田厚子(63)の後継として、市議で新顔の藤林富美雄(55)が議席維持を目指す。


 元国会議員秘書の藤沢慎也(33)は引退する黒田重晴(75)の支援を受け、みんな新顔として挑戦。共産も候補者擁立を検討している。


◇東10区(1)/八潮市


 自民の大山忍(53)が4期目を目指す。他に立候補の具体的な動きは見られない。


◇東11区(2)/三郷市


 自民は鈴木義弘(48)が4選を目指す一方、3期務めた逢澤義朗(76)が引退を決め、市議で新顔の山下勝矢(48)が自民推薦で挑む。司法書士の冨永由果(33)が無所属新顔として立候補を表明している。


◇東12区(1)/久喜市の一部


 自民の梅沢佳一(56)が3期目を目指す。元衆院議員秘書の野中智(41)が無所属新顔で立候補する予定。


◇東13区(1)/幸手市


 自民の小森谷昭(56)が再選を目指す。市議会議長の青木章(52)と、元衆院議員秘書の吉良英敏(36)、元市議の増田幹男(73)の3人が無所属新顔として挑む。


◇東14区(1)/春日部市の一部、杉戸町、松伏町


 12年ぶりの選挙戦が予想される。自民の井上直子(71)が6期目を狙い、日本創新の推薦を受けた杉戸町議の坪田光治(37)と、NPO法人理事の豊島亮介(35)が、無所属新顔として挑む。


◇東15区(1)/吉川市


 6期目を狙う自民の蓮見昭一(69)に、NPO法人理事長の中原恵人(40)が無所属新顔として挑む。


【注】選挙区名に続くカッコ内の数字は定数。敬称略。

3210チバQ:2011/03/05(土) 00:12:45
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20110301-OYT8T01155.htm
民主現職に若手擁立  県議選 1人区
自民、お株奪う戦略
 統一地方選前半戦(4月1日告示、10日投開票)の県議選は、59選挙区(定数94)のうち、39ある定数1の「1人区」が焦点だ。自民、民主両党がぶつかる10選挙区では、年配の民主党現職に、20歳代の自民党新人が挑むなど、従来にない構図も出現。若い世代を積極的に投入し、選挙戦の主導権を握ろうとする選挙戦略が似通ってきている。


 南19区(蕨市)のJR蕨駅西口。1日朝7時、自民党新人の市議・須賀敬史(43)が、通勤・通学客に頭を下げ続けていた。政策ビラを手渡す右手の手袋は外してある。対戦相手は、民主党現職の福田秀雄(64)。21歳年下の須賀にとって世代交代が売りだ。

 その福田は、反対側の東口で、県議以前から続ける「駅立ち」を行っていた。2月25日の県議会一般質問で「地域主権改革を進めるべきだ」と発言したことなどを紹介した「県政リポート」も配布。街頭で無党派層の支持を得る「民主党らしさ」を重視しているが、「政府予算案が衆院通過したが、今後、国政の混乱は深まるかもな」と、菅政権の今後に不安を隠しきれない様子だ。

 民主・自民の1人区対決のうち、2選挙区は、自民党新人と民主党現職の対戦。東7区(久喜市の一部=旧菖蒲町、宮代町、白岡町)では、自民党新人の元IT会社員・田中聡一郎(26)が民主党現職の岡重夫(58)に挑む。

 2選挙区は元々、自民党の地盤。前回の県議選で「政権交代ブーム」に乗った民主党新人に、当選4〜5回の自民党現職が敗れた経緯がある。ベテランに若い新人をぶつける選挙戦は、民主党が得意としてきた手法。今回、自民党は「民主党らしさ」のお株を奪う形で議席奪回を目指す。

 民主党も「らしさ」を失ってはいない。

 5選挙区は民主党新人と自民党現職の対決。「自民党の大物に、30歳代の新人が挑戦」との構図に持ち込んだ選挙区もある。南8区(さいたま市桜区)では、5期20年のベテランで自民党県議団長を務める長沼威(61)に対し、民主党は格闘技「K―1」選手だった田島剛(32)を擁立。西9区(日高市)では、県議会議長の小谷野五雄(55)に、元衆院議員秘書・川田虎男(31)が挑む。

 ただし、自民党が無投票当選する見通しの「無風区」は11。民主党の空白区が、1人区だけで27に上る状況が影響している。民主党は南地区でこそ7人擁立したが、東地区3人、西地区2人、北地区はゼロだ。民主党県議団長・矢部節は「新人発掘で声をかけているが、風もなく、民主党政権不安もあり、1人区の戦いは難しい」と話す。(敬称略)

(2011年3月2日 読売新聞)

3211チバQ:2011/03/05(土) 00:13:43
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20110304ddlk11010216000c.html
埼玉維新の会:県議選に3氏擁立 自民県連、競合に反発も /埼玉
 統一地方選に向けサッカーJ1・浦和レッズの元ゴールキーパーの都築龍太氏(32)らが設立した地域政党「埼玉維新の会」が3日、さいたま市内で会見し、同氏ら3人を県議選に擁立することを明らかにした。会見で自民党さいたま市議が、4月の県議選に立候補する3人に設立を呼びかけたことを明らかにした。選挙区によっては自民党の現職県議と競合することから、同党県連は「反党行為」として、擁立にかかわったさいたま市議の処分も辞さない構えだ。【鷲頭彰子、町田結子】

 メンバーは県議選南11区(さいたま市緑区・定数1)に出馬する都築氏はじめ、南3区(同市西区・定数1)で医師の日下部伸三氏(52)▽同市議で、南12区(同市岩槻区・定数2)白石孝志氏(62)−−の3人。代表は都築氏で、県立医科大学創設やスポーツ振興などを基本政策に掲げた。

 3人は互いに直前まで活動の接点がない。政調会長を務める日下部氏は会見で、県議選で無投票の可能性がある選挙区を問題視した青羽健仁・自民党さいたま市議団長の呼びかけに応じ、集まったことを明らかにした。青羽団長は都築氏と交友があり、同会の相談役を自認する。

 自民党市議団は、清水勇人さいたま市長らが設立した「埼玉改援隊」が掲げたマニフェストのうち、議会改革の項目で撤回を求める決議文を2月議会に提出、可決するなど改援隊との対立姿勢を強めている。設立は、首長側の動きに議会側として対抗する意味合いもあるとみられる。

 さらに昨秋には青羽団長は会見で「自民党は党内で切磋琢磨(せっさたくま)して党勢拡大してきた。県議選での無風は市議選にもマイナス。県連に複数擁立を求めているが、県連が出さないなら市議団として擁立も検討したい」と言及。さいたま市内で行われる県議選の無風区解消も求めていた。

 こうした動きに同党県連や県議団は神経をとがらせる。特に問題視されたのが、都築氏が立候補を表明した南11区だ。同区にはレッズの拠点、埼玉スタジアムがある。自民現職と民主新人が出馬の準備を進め、選挙戦は既定路線。さらに自民市議が設立にかかわった同会が候補を立てると、同じ党内で議席を奪い合う構図となる。

 滝瀬副次県連幹事長は「自民市議で会に同調するなら対応しないといけない」と話し、離党勧告や公認・推薦取り消しを含めた処分の検討を示唆した。

 しかし、さいたま市議選と県議選は4月10日投開票で、残り1カ月。同じエリアでの市議と同市内の県議の選挙活動は連動するため「処分の反動で市議に離党者が出れば、現職県議にもマイナス」(県連幹部)との懸念もあり、極端な処分は避けたい本音も見える。

3212チバQ:2011/03/05(土) 00:16:55
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20110302-OYT8T01093.htm
「みんな」参入 構図が一変  県議選 5選挙区
「これは殴り込みだ」自・民恐々
 統一地方選前半戦(4月1日告示、10日投開票)の県議選は、みんなの党が候補を擁立する5選挙区で選挙構図が激変、各党が戦略の練り直しを迫られている。自民、民主の2大政党への不信感を背景に、みんなの党が選挙戦で初議席を獲得する可能性がある一方、第3極の老舗ともいえる共産党は、14選挙区で候補擁立を取りやめる。事態は複雑化している。

   ■共産、14選挙区から撤退


 東11区(三郷市・定数2)から、みんなの党公認で出馬する武捨(むしゃ)裕太(29)は選挙初挑戦で、勤務先の電機メーカーに辞表を出したばかり。組織はなく、有給休暇を消化しながら、小中学校の同級生などを頼って無党派層の支持獲得を狙うという。2日には、統一地方選で同党公認を得た県内候補予定者と都内に集まり、公約を話し合っていた。事務所には電話機もまだない。

 東11区の2議席は、前回まで自民党の「指定席」だった。今回も自民党の現職と新人、無所属の計3人が出馬を予定していた。しかし、2月25日、みんなの党の渡辺喜美代表が県庁で5人の公認を発表し、事態が急転。危機感を強める自民同士が、保守層を食い合う激しい選挙戦に突入した。「これはみんなの党の殴り込みだ」(自民党県連幹部)

 自民、民主両党がしのぎを削る定数1の「1人区」を避け、定数2〜6の「複数区」の間隙(かんげき)を突くのが、みんなの党の戦略。渡辺代表は「埼玉改援隊の清水勇人さいたま市長と連携して、さらに候補を擁立したい」とも話した。

 県内20の複数区のうち、残る空白区は15。さいたま市内に限っても4選挙区ある。自民党県連幹部は「無所属でも出馬したがっている人が、みんなの党に飛びつくと、やっかいなことになる」と動向に神経をとがらせる。

 共産党は今回、「即戦力の『必ず勝てる候補』を擁立し、最低でも4議席を獲得する」(柳下礼子・県議団長)として、前回擁立した21人から7人に大幅に絞り込んだ。撤退に伴い南9区(さいたま市浦和区)は無投票も予想されたが、みんなの党は、新人の磯田和男(56)を急きょ擁立。自民、民主、みんなの党の三つどもえの選挙戦に突入する。

 14選挙区での共産党撤退で、南6区(さいたま市見沼区)、南10区(同市南区)、南18区(新座市)は無投票の可能性が出てきたが、残る11選挙区で前回、同党候補は1万3972〜3006票を獲得していた。この票の行方は大きな鍵になる。(敬称略)

(2011年3月3日 読売新聞)

3213神奈川一区民:2011/03/05(土) 13:13:20
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110305-OHT1T00031.htm
松沢氏、神奈川県知事後継に柔道の山下氏打診

 東京都知事選(24日告示、4月10日投開票)への出馬を表明した神奈川県の松沢成文知事(52)サイドが、84年ロス五輪柔道金メダリストで「世界の山下」こと山下泰裕氏(53)に、県知事選出馬を打診していたことが4日、関係者の話で分かった。山下氏は断ったという。

 関係者によると、松沢氏サイドは山下氏に“後継者”として出馬を打診した。山下氏は出身は熊本だが、高校は神奈川県の東海大相模。東海大では湘南キャンパスの道場で汗を流した。神奈川体育協会会長などを歴任し、現在は東海大の体育学部長を務めるなど、神奈川県とは縁が深い。

 現役時代は203連勝と無敵の強さを誇り、ロス五輪柔道男子無差別級で金メダルを獲得。初の国民栄誉賞を受賞するなど知名度は抜群だ。

 スポーツ報知の取材に対し、山下氏は「ノーコメント。ただし、政治家になる気持ちは一切ありません」とキッパリ。神奈川県知事選は松沢氏の3選が確実視されていたため、民主党、自民党も突然の本命不在に戸惑いながら、候補者選定を急いでいる。柔道界からは、五輪金メダリストで、民主党の谷亮子参院議員(35)が政界に進んでいる。

(2011年3月5日06時02分 スポーツ報知)

3214チバQ:2011/03/05(土) 13:18:50
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000821103040001
候補擁立民主もつれ 調整進まず混乱も
2011年03月04日


2月の民主県連定期大会。公認・推薦の決まった立候補予定者が生方幸夫代表から証書を受け取った=千葉市中央区

 政権交代を遂げたにもかかわらず、政策の混乱や身内争いなどで支持が低迷する民主だが、県内でも統一地方選の候補擁立をめぐってゴタゴタがみられる。民主を離れて無所属で立候補する動きも。せっかくの「国政与党」の立場を、党勢拡大に生かせるか危ぶむ声が出ている。


 県内の民主関係者に衝撃を与えたのが、昨年11月の松戸市議選だ。定数44に11人の公認を擁立したが当選は2人。県連の調整能力を疑わせる結果になった。


 擁立をめぐり、県連関係者から、いま、同じ懸念が聞かれる。現在現職1人の県議選市川市選挙区(定数6)に3人を擁立したことだ。「昨夏に新顔2人の公認を決めた後、補選で別の1人が当選した。3人は多いとの声もあったが、調整は進まなかった」と県連幹部。同選挙区が、衆議院では二つの小選挙区に分かれており、擁立を進めた支部同士の意向のすりあわせがうまくいかなかったようだ。


 県議選白井市選挙区(定数1)では公認、推薦をめぐって混乱が生じている。県議選に無所属で立候補予定の元同市議竹内陽子氏(66)は、前回同選挙区から民主公認で立候補。民主の有力支持母体である連合系の候補と分裂選挙になったにもかかわらず、自民現職の田中宗隆氏(67)を約千票差まで追いつめた。


 だが、竹内氏は党籍があるものの今回は公認を得られず、同じく無所属の歌手高城靖雄氏(52)が推薦を受けた。


 この経緯をめぐり、竹内氏側は「北総線の運賃値下げ問題で、党の方針と違うという理由で2度の公認申請を無視された」と言う。白井市を含む地域が選挙区の党支部長・若井康彦衆院議員は「党の方針に歩調を合わせれば公認する方針で返事を待っていたのに、無所属での立候補を決めた」。互いの主張は食い違う。


 北総線の問題では、白井市を除く沿線5市が、値下げをめぐる公費支出の合意内容をスムーズに実行しているが、同市では深刻な対立が生まれている。合意内容を進める立場の民主党と市の負担なしの値下げを求める竹内氏や党所属の市議2人の主張はぶつかっており、こうした事情が推薦支持の判断にも影響しているとみられている。


 この問題は、竹内氏が先月27日に開いた政治報告会に野田佳彦財務相があいさつに来るなど、県連内の足並みの乱れにもつながった。若井氏は「2市議は反党的行為があったとして県連で(口頭)注意処分になっている。野田大臣は状況を知らなかったのではないか」という。


 統一選の前半戦で行われる県議選、千葉市議選の告示まで1カ月を切るなか、県連の田中信行幹事長は「どんな選挙も何らかの課題を抱えて臨む。党への逆風を言い訳にせず、最終的には個人の力をもって有権者に訴えていきたい」と話している。




「離党し無所属で」


 こうした現状に、民主を見限る動きも出てきた。


 浦安市議の堤昌也氏(36)は1月下旬、離党したことを告げるビラを市内6万4千戸に配った。


 市議としての活動より、選挙応援や会議など党務を優先するよう上意下達で求められることに次第に矛盾を感じた。「民主だから」という理由だけで、いい、悪いと単純な反応になることにも違和感を覚えたという。


 「都市部で民主党のブランド力はまだまだ強く、離党は不利。でも、自治体ごとに異なる課題に、政権交代のために寄り集まった国政中心の党が対応していくことは無理だと思う」と堤氏。無所属で再び市議を目指すという。


 千葉市議でも公認で当選した小田求氏(38)と富田和男氏(48)が昨年、それぞれ政権への不信を理由に離党した。4月の市議選はともに無所属で立候補の予定だ。


 小田氏は「国を守る意志が見えず、いきあたりばったり。また(党スローガンの)『国民の生活が第一』になっていない」と批判。富田氏も「最低保障年金制度の実現という目的が一致していたから公認になったが、政権運営はゴタゴタ」と話し、政党政治自体にも限界を感じたと説明する。

3215チバQ:2011/03/05(土) 13:19:57
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000821102280001
野田財務相 白井市選挙区別の新顔応援
2011年02月28日


無所属で立候補予定の竹内氏の支持を呼びかける野田佳彦財務相=白井市

 県議選で白井市選挙区(定数1)から、無所属で立候補を表明している新顔女性が27日に市内で開いた「政治活動報告会」に、野田佳彦財務相が応援弁士として駆けつけた。女性は元民主で野田氏は長年の親交を応援の理由に挙げる。同選挙区で民主は別の無所属新顔の推薦を決めており、支持をめぐる民主の混乱が垣間見えた。


 この女性は元白井市議の竹内陽子氏(66)。前回県議選では同選挙区から民主公認で立候補し、自民の田中宗隆氏(67)に約千票差に迫った。


 報告会で、野田氏は竹内氏との関係の深さを「(自身が)初めて県議選に初挑戦した1987年以来の付き合いで、政治を勉強し合ってきた」と説明。「地方は自民の議員が圧倒的に多い。これからが竹内さんの力の見せどころ」と支持を呼びかけた。


 竹内氏は今回の県議選でも民主の公認を申請したが、得られなかった。同選挙区で民主は無所属の歌手高城靖雄氏(52)の推薦を決めている。


 竹内氏や複数の白井市議によると、その背景には北総鉄道の運賃値下げをめぐり、白井市を含む衆院千葉13区の党支部長を務める若井康彦衆院議員と竹内氏の考え方が異なったことがあるという。


 民主は地方選挙の場合、各支部で候補者選びや、公認、推薦をするかどうかを判断する。機関決定の際に覆ることはないといい、白井市選挙区では若井氏の判断が事実上の機関決定となる。


 推薦以外の立候補予定者の支援を呼びかけたことについて、野田氏は取材に「きょうは国政報告に来た」とだけ述べた。

3216チバQ:2011/03/05(土) 13:26:27
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000321102220001
【見えない議会 かながわ統一地方選】


(1)提案低調、乏しい議論
2011年02月22日





横浜市議会の本会議。議員提案で成立した政策条例は4年間で「中小企業振興基本条例」の1本のみ


議会改革について語る三谷哲央議長=三重県議会

 議会は何をやっているんだ――。今ほど地方議会に厳しい目が向けられている時代は、おそらくない。


 議員が何をしているのかが分かりづらい議会は、有権者にとっても議会にとっても不幸だ。地方議会は市民の日常生活にかかわる様々な政策を決めている。有権者はその議会に期待し、大切な1票に願いを託して投票するしかないのだから。


 名古屋や大阪など議会に厳しい風が吹き荒れている。こうした中で迎える今春の統一地方選では、県議会に加え、横浜、川崎、相模原市議会など18議会が改選される。


 神奈川の議会は、住民を代弁し、住民のために役立っているのだろうか。議員たちの意識は変わってきているのだろうか。足元の議会の現状とともに、改革を志して、もがきながら走り続ける議員たちの姿について報告したい。


 2009年12月、茅ケ崎市から1本の条例案が議会に提案された。市の政策を市民が評価する仕組みを盛り込んだ「自治基本条例」。条例案を審査した全員協議会で、議員の多くが「素晴らしい」と言い始めた。


 「議案を手放しでほめるなんて気持ちが悪い」


 無所属系の少数会派に所属する海老名健太朗市議(38)は違和感を持った。「いつも通り、議論もほとんどせず条例案が素通りしてしまう」


 議員になって4年。600を超す条例案が市側から出たが、修正はゼロ。否決は補正予算にかかわる1本だけ。無修正で次々と可決する現状は何とかならないのか。独自の住民投票制度を盛り込んだ条例修正案を、会派の同僚2人と議員提案した。


 結果はあえなく否決。修正案に対し、本会議で賛成意見はあったが、反論や批判は出ず黙殺された。


 「行政案を賛美する流れが許せなかった。修正案を出しても負けるのは分かっていたが議員同士で議論がしたかった。反論を待っていたのに」。海老名市議は悔しがる。


 否決後、ベテラン議員の一人が海老名市議に声をかけた。「事前に一言、相談が有ればよかったのに」。出してもどうせ通らないんだから、と暗に言われた気分だった。


 活発に議論するのが議会だと思っていた。だが、現実とのギャップが大きかった。茅ケ崎市議会ではこの4年、条例に関する議員提案は今回の修正案一つだけだ。


   □   □


 議員提案で条例案を出すのは想像以上の壁がある。


 自民党の前衆院議員、福田峰之氏(46)は横浜市議だった03年、自民市議団として数十年ぶりという条例修正案を提案した。


 無料だった敬老パスを、所得に応じて市民から徴収する内容の条例案を市は提案してきた。理由は財政難。福田氏は「所得別と言っても、金持ちは敬老パスを買わない。中間層から下の人からお金を取らないと財政難に対処しようがない。年間3千円、一律徴収した方が合理的だ」と反発。会派の若い同僚たちと、自民から修正案を出そうと訴えた。先輩議員からは「なんでこんなもの出すんだ」「出したって通らないからやめろ」と反対された。それでも「ダメでも自民の考えを訴えるチャンス」と粘った。


 議員は質問することには慣れているが、逆に質問されて答弁する機会はほとんどない。先輩議員は「ちゃんと答弁できるのか」と心配した。勢いもあって「そんなもんできますよ」とかみついた。


 本会議では、他党の議員から「生活保護者から取るとはどういうことだ」と攻められた。福田氏らは「もともと生活保護で交通費は支給される。しかも徴収は年間たった3千円ですよ」と応じた。


 結果は否決。先輩からは「恥をかいた。二度と出さないぞ」と釘を刺された。その時の否決が響き、私案として温めていた別の条例案が、日の目を見ることはなかった。


 07年以降の4年間、市議会で議員提案された条例案は13本(うち2本は撤回)。多くは、給与・報酬の見直しや定数削減など議会の手続き的なもので、政策条例はほとんどない。その中で成立した政策条例は「中小企業振興基本条例」のみだった。


 福田氏は言う。「通らないものを提案するのは議員の自己満足で、メンツもたたないという先輩の話も分かる。だが条例案をたたき台に議会で議論をして、市民に何が問題なのか知らせないとダメでしょう。名古屋のように、議会は何をやっているんだとそっぽを向かれてしまうよ」

3217チバQ:2011/03/05(土) 13:27:57
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000321102230001
【見えない議会 かながわ統一地方選】


(2)真剣さ奪う想定問答
2011年02月23日

津久井郡4町と合併して誕生した新相模原市を祝う大型広告幕。合併で議員定数は46から52になり、今春は49議席に削減される=2007年3月、東京都新宿区

 1期目の小林正明相模原市議(63)=無所属=は、総務担当の職員が出したばかりの質問通告を手に議員控室に現れたことにびっくりした。当選直後の2007年6月、初めての一般質問を控えていた。


 「質問の趣旨はこれでよろしいですか」。


 15分ほど、小林市議は質問の中身について、メモを取る職員を前にかみ砕いて説明した。約1週間後、職員が再び訪ねてきた。持参したのは市長の答弁書。驚きを通り越して「信じられなかった」。さらに驚いたのは、本会議で市長はその答弁書通りに発言したことだった。


 小林市議は異色の経歴の持ち主だ。城山町議29年を経て、町長を1年8カ月。合併慎重派で、2006年にリコールで失職していた。「合併後の旧津久井郡の問題をきちんと見ていかなければ」という使命感から相模原市議選に立った。


 労働金庫に勤めながら、27歳から議員を続けてきた。城山町議会の場合、千字以内で質問通告をまとめ、事務局に提出すれば、事前のすり合わせは一切なかった。


 一問一答で60分。町長として答弁も経験しているが、通告はあっても気分はガチンコだった。論破される心配は付いてまわるが、「真剣勝負だけにおもしろい。議場は議論をするところなんだから」。それが議会だと思ってきた。


 規模を比べたら、相模原と城山は「象とアリ」。しかし、議会の中身は「雲泥の差」で旧城山町の方が濃かった、と思っている。相模原は質問を事前に調整し、一般質問については答弁の白黒がついているというのが、4年間の実感だった。


 「シナリオ通りに職員や議員が演じるだけで、こんな議会を何年やっても役に立たない。田舎芝居だ。あしき慣例は破らないと」


   □   □


 2期目の阿部善博相模原市議(40)は最大会派・新政クラブの所属だ。IT会社に勤めながら「ITで市民と議会をつなぎたい」と考えていたとき、地元選出の市議が県議選に出馬することになり、「地盤を引き継がないか」と声をかけられて、出馬を決意した。


 先輩市議の動きを見よう見まねで議員活動をスタートさせた。職員相手の質疑のすり合わせも、最初は「そんなものなのか」と感じていた。

3218チバQ:2011/03/05(土) 13:28:09
 それでも議場で質問を読み上げるとき、職員が同じタイミングで原稿をめくるのを見て違和感を感じ続けた。「答えに窮するのは避けたい」という職員の気持ちは理解できるが、台本を読んでいるようで嫌だった。


 昨年12月、質問内容を確認にきた職員に、思わず声を荒らげてしまった。職員が口にした「2問目はないですよね」の言葉に、「質問は自由なんだから、そこまで言われることはない」と、ムッときた。それを機に、職員には「質問を細かく教えない議員」と思われるようになり、細かいすりあわせをしなくなった。


 会社員時代、市議会は遠い存在だったが、議員になる以上、サラリーマンにも関心を持ってほしいと、ツイッターやブログを使って議会の情報発信を始めた。


 「もっと争点をつくって議論しようよ」「議員定数と報酬は分けて考えるべきだ」など、暇を見つけてつぶやき続けている。市民と議会のギャップを減らすためブログで独自アンケートも始めた。


 「いま変わらないと議会は生き残れない。市民から試されているから」


■「市議通信簿」に最大会派が抗議/相模原


 市議会を傍聴する市民団体「相模原市議会をよくする会」(赤倉昭男代表)が先月末に発表した市議の「通信簿」について、同市議会の最大会派「新政クラブ」(久保田義則会長、16人)は22日、赤倉代表あてに抗議文を郵送した。抗議文では「不偏不党・中立・公平な立場からの採点となっていない」として謝罪と発行の取り消しを求めている。


 抗議の理由として「総括コメントや評価の観点に疑問。正確な情報を提供しているとは言い難い」「会員以外の多くの市民の意見・評価が入っていない」「本会議での質問・提案により、案件がどれだけ実現できたかの評価がない」などを挙げた。


 抗議を受け、よくする会の赤倉代表は「市議は市民が税金で雇っている公人。雇い主が成績を評価するのは当然であり、義務でもある」「通信簿の是非は市民が判断すべきだ」とコメントし、謝罪や発行取り消しは考えていないことを明らかにした。


 通信簿では52人の市議のうち、「不可」13人、「落第」1人となっている。同クラブの16人のうち、「不可」とされたのは7人。

3219神奈川一区民:2011/03/05(土) 13:29:24
>>3033 更新
みんなの党統一地方選公認候補予定者

 【県議会】
 〈横浜市〉▽中区 細川慎一(新)▽金沢区 田中肇(現)▽栄区 楠梨恵子(新)▽青葉区 赤野孝之(新)▽緑区 城田学(新)▽都筑区 野渡和久(新)▽港北区 宗像富次郎(新)▽保土ケ谷区 芳賀洋治(新)▽鶴見区 加藤正法(新)▽神奈川区 軽部和夫(新)
 〈川崎市〉▽高津区 斉藤尊巳(新)▽中原区 日浦和明(新)▽宮前区 土居昌司(新)
 〈一般市〉▽茅ケ崎市 岩本一夫(現)▽藤沢市 塩坂源一郎(現)▽鎌倉市 河村琢磨(新)▽横須賀市 安川有里(新)

 【横浜市会】
 ▽緑区 伊藤大貴(現)▽青葉区 藤崎浩太郎(新)▽旭区 大岩真善和(新)▽泉区 横山勇太朗(新)▽港北区 豊田有希(新)▽保土ケ谷区 磯部圭太(新)▽鶴見区 有村俊彦(新)▽中区 串田久子(現)▽都筑区 望月高徳(新)▽神奈川区 平野和之(新)▽戸塚区 足立秀樹(新)▽金沢区 篠原豪(新)▽南区 木下義裕(新)

 【川崎市議会】
 ▽宮前区 竹田宣廣(新)▽麻生区 月本琢也(新)▽中原区 松川正二郎(新)▽川崎区 爲谷義隆(新)▽高津区 小川顕正(新)▽幸区 小田理恵子(新)

 【相模原市議会】
 ▽南区 財津秀明(新)、大槻研(新)、市川圭(新)▽中央区 五十嵐千代(新)▽緑区 小林倫明(新)

 【一般市議会】
 ▽藤沢市 白田明秀(新)、神尾江里(新)、有賀正義(元)▽茅ヶ崎市 千葉繁(元)、長谷川由美(新)▽横須賀市 村松仁志(新)、西依均(新)▽大和市 佐藤正紀(新)、山本光宏(新)▽南足柄市 保田建一郎(現)

3220チバQ:2011/03/05(土) 13:29:30
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000321102240001
【見えない議会 かながわ統一地方選】

(3)会派の論理 鈍る追及
2011年02月24日

 藤沢市議会の議会運営委員会では、「土地問題」の審議が続いていた。原田伴子市議(48)はこの場にいたが、1人会派のため委員にはなれず、正式な発言権もなかった。

 この問題を知れば知るほど、疑問がわいてきた。市に資料を請求したが、重要な部分は真っ黒。「説明責任を果たすつもりがないのか」と脱力感を感じた。

 この1年半、市議会は土地問題に揺れた。海老根靖典市長が市土地開発公社に約1億1千万円で取得させた約1800平方メートル。購入経緯の不透明さを指摘する声が相次ぎ、問題を追及する百条委員会の設置が議会の争点となった。

 土地は03年に約3千万円で売買されていたが、なぜか1億円以上で購入されていた。市議があっせんしたとの情報も流れていた。

 原田市議は1期の議員を中心に、百条委の必要性を説いてまわった。心情的に同調する議員もいたが、「市長与党だから」「会派に従う」と反対にまわる議員もいた。「会派に縛られてチェック機能が果たせないなんて、何のための議員なのか」。情けなさを感じた。

 市川和広市議(39)も、議会の姿勢に釈然としなかった。「これが問題でないとしたら何が問題なのか」

 衆院議員の秘書を経て市議になった。所属の最大会派は議論の末、百条委設置に反対することを決めた。新米議員で「市長与党」の会派の方針に背くことに揺れた。先輩議員から説得もされたが「これを不問にするなら、自分は議員に向いていない」。

 土地をめぐる市幹部の発言は食い違い、疑義が深まる中、百条委設置の可否が3度、本会議ではかられた。

 3度とも原田市議は賛成。百条委に誰が賛成し、反対したか、ポスターに議員名を書いて、問題の土地のある地域に張り出した。選管から注意されたがやめなかった。

 一方、市川議員は1度目は退席。2度目は賛成。3度目は再び席を立った。「会派の必要性は感じるし、会派に従った方が楽。だけど、自分は市民に投票してもらっている」

   □   □

 約25億円の赤字を抱えて2009年秋に終わった横浜開港150周年イベント「開国博 Y150」。

 赤字穴埋めのため、12月の横浜市議会に12億円余を投入する補正予算案が出た。質疑に立った無所属クラブの伊藤大貴市議(33)は市長や市議に訴えた。

 「赤字補填(ほ・てん)のため補助金を出すなら、市と議会は報酬カットなど市民に分かる形で責任をとるべきだ」

 無所属クラブの6市議が考えた苦肉の策が、補正予算案からY150関連の議案を切り離す修正動議だった。自民公3会派が7割以上で、3会派の賛同なしに勝ち目はなかった。

 本会議や委員会で、3会派は「ちゃんと責任論を議論したのか」「赤字補填に公益性はあるのか」「なぜ今になって追加支援なのか」と厳しい言葉で市幹部を責め立てた。伊藤市議も「もしかしたら」と期待を抱いた。

 最終日の16日、伊藤市議は動議の趣旨説明のため再び壇上に。「責任の所在を明らかにすることが市と議会が取るべき最低限の役割だ」

 結果はあっけなかった。自民公は賛成討論で赤字補填を擁護し、離反者もなく補填に賛成。修正動議も退けた。

 賛成した市議らは「苦渋の選択」と繰り返す。伊藤市議らは「落としどころを考えろ」と陰口もたたかれた。失敗の原因を明らかにする機会が失われた。

 自身のホームページに「議員の使命は何なのか。むなしさだけが残る議会となりました」と書き込んだ。

 経済誌記者から市議になって4年、市民との接点を求めて駅頭に立ち続けた。「市民の思いと議会に隔たりがあっていいはずがない。市民の思いを無視すれば、簡単に見捨てられてしまう」

◆藤沢土地問題 

 藤沢市土地開発公社が市の依頼で2009年1月、年度当初計画になかった善行地区の農地を先行取得した。取得理由や利用計画で不自然な点が指摘され、地方自治法100条による調査特別委員会(百条委)の設置などをめぐり議会が紛糾した。この問題が起こってから、同市議会では9人が会派を変わった。

◆開国博 Y150 

 横浜開港150周年を記念し、09年4月から153日の会期で開かれた。500万人の有料入場者数を見込んだが124万人にとどまり、赤字が膨らんだ。開国博を進めた中田宏前市長は任期途中に辞任、担当副市長も閉幕後すぐに辞任した。

3221チバQ:2011/03/05(土) 13:30:57
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000321102250001
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(4)「風穴を」独りの闘い
2011年02月25日

藤野英明・横須賀市議(右から2人目)が毎週開く「カフェトーク」。参加自由、本名を明かす必要もない。=横須賀市上町のカフェ「RRROOM」.jpg

 「なぜ事故原因の特定をしないままフラワートレインの再開に踏み切ったのか」
 12月の横須賀市議会。一般質問に立った藤野英明市議(36)はたたみかけるように市長に迫った。

 茶髪で細身。議場では何とも違和感のある風体だが、質問回数は当選した8年前からずっと42議員のトップだ。

 映画会社員だったが、恋人の自殺が転機になった。自身もパニック障害を患う。「自殺ゼロの社会にしたい」。この思いに突き動かされた。「いまの政治家のすべて逆をやりたい」と市議になった。

 当初は“異質”な存在だった。質問に立っても、ヤジの一斉放射を浴びた。「音のカーテンだった」という。本人も「全員敵でもかまわない」とホームページで同僚議員に「俺でも答えられるような質問はするな」と挑発した。

 といっても横須賀が排他的なわけではない。議案ごとの議員個人の賛否を公表し、委員会傍聴も自由、議会報告会も始め、改革にも意欲的だ。
 激しいヤジも2、3年前からやんだ。まじめな取り組みが、少しずつ両者の垣根を低くした。「福祉への情熱は本気」「裏がなく純粋」と、同僚議員の藤野評も変質した。

 一匹オオカミは今も変わらない。出席できない委員会は録画で確認し、過去の議事録はほとんど読んだ。福祉を中心に国や県の審議会や検討にも参加し、日々の活動報告や議会の質疑、スケジュールなどはすべてHPで公開している。1日のアクセス数は1万超。マニフェスト大賞ベスト・HP賞も受賞した。

 「猛烈に忙しいが、やりたいことがたくさんあって。困っている人のために、もっともっと頑張らないと」
 感動すればHPで同僚議員をほめるようになった。もう孤立はしていない。

   □   □

2009年6月、葉山町議会で、議員提案の「議会基本条例案」の採決があった。1期目の山梨崇仁町議(33)はすっと席を立ち、議場から外に出た。

 「議案への個人の賛否を公開すべき時代なのに後退した内容だったから」。会派での合意形成を重んじた表記に、納得できなかった。

 東京出身。葉山との縁は大学時代に打ち込んだウインドサーフィンだった。「人とつながる仕事がしたい」と、会社員をしながら大学院で政治学を学び、町議になった。

 しかし、この4年、大学院で学んだ知識を使って議論するような場面はなかった。

 当選直後、ほとんどの議案は町長の与党会派の賛成で成立するのを目の当たりにした。

 議案について、議員同士で議論を交わすこともなく、個人の意見を挟む余地はなかった。「テレビの時代劇を見る」「後援会の会合がある」と退席する議員もいた。

 「がくぜんとした。議会ってこんなところなのか」。憤りを感じた。

 自分は何をすべきか。細かい字で活動報告を書き込んだリポートを町内に配りながら、住民の声を聞いてまわるしかない、と改めて感じた。

 今月中旬、山梨町議は最新号がぎっしり入った黒いバッグをたすき掛けにし、やはりリポートを一軒一軒、投函(とう・かん)していた。住民から「議員は報酬が高い」「議会はいらない」と怒られたりもするが、生の声はありがたかった。

 理想の議員像は住民のエージェント(代理人)だ。「住民が安心して任せられるような、深い専門性を身につけたい。地方議会は必要だと思われるようにしないと」

◆マニフェスト大賞 

 早稲田大学マニフェスト研究所所長の北川正恭・前三重県知事らの提唱で2006年に始まった。地方自治体の首長や議員、地域主権を支える市民の活動実績を募集して表彰する。政策重視の地方政治を進める人や団体に名誉を与え、さらなる政策提言を促す狙いだ。

 県内では、首長部門のグランプリに第2回で松沢成文知事、第4回で海老根靖典・藤沢市長が選ばれた。ベスト・ホームページ賞や最優秀政策提言賞でも県議や市議が受賞している。市民部門では、第5回で川崎市の県立麻生高校が、10年の参院選の際にマニフェストを政党に提案して模擬投票につなげた実績を評価されて受賞している。

3222チバQ:2011/03/05(土) 13:31:53
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000321102280004
【見えない議会 かながわ統一地方選】

(5)議員ら連携、改革模索
2011年02月26日

地方議員らが集まって開かれた「地方政府の多様化を進めるシンポジウム」=2010年12月19日、東京都中央区

 「可決率100%の議会なんておかしいですよ。議会は議論をする場でしょ」

 元鳥取県知事の片山善博総務相は、地方議会の現状を厳しく批判した。

 昨年12月19日に東京都中央区であった「地方政府の多様化を進めるシンポジウム」。全国から約160人の地方議員らが集まった。

 「多様化を進める」の表題通り、シンポでも議員の説く改革は一つではなかった。パネリストを務めた荻原隆宏・横浜市議(41)は「議会が役割を果たすためにも、行政を執行する首長を議会から選ぶという議院内閣制に移行すべきだ。議会は首長の補佐役ではない」と制度変更の必要性を力説。

 隣に座った三重県の三谷哲央議長(63)は、「制度変更には時間がかかる。制度論に逃げ込んじゃダメだ」と応酬。三重県議会の議会改革の実績を紹介しながら「今の二元代表制で、やれる改革をきっちりとやるべきだ。議会に市長の与野党をつくるべきではない」と訴えた。

 準備に走り回った議員連盟代表世話人でもある荻原市議は満席の会場にホッとした。
 「地方議会が沈没しないように改革しよう」と議連を立ち上げたのは昨年10月。自民の鈴木太郎・横浜市議(43)と世話人共同代表に就いた。

 新米の荻原市議の目に映った議会の現状は、想像以上に行政依存が強かった。「議会は首長が出した議案に『賛成』『反対』を繰り返すだけでいいはずがない」

 転機になったのが、2009年度に施行された「横浜みどり税」だった。中田宏前市長が公約に掲げた政策で、緑地保全のため、市民個人から市が独自に年900円などを徴収する内容だった。

 議会では自民や、荻原市議が所属する民主からも「不景気で増税するのは横浜だけだ」「まず行革でコスト削減しろ」など反対論や慎重論が噴出した。荻原市議も反対だったが、民主市議団は幹部を中心に会派として賛成方針を決め、従わざるを得なかった。

 「大きな問題では会派拘束をかけるべきじゃない。議員一人一人の判断を市当局に示した方がいい」。改革の必要性を実感した。

 横浜市議会は、全国で最も大きな市町村の議会でありながら、現在も議案ごとの議員個人の賛否を公表していないし、市民の委員会傍聴も事実上難しい。会派拘束の壁も依然として高く、議員間討議もできていない。

   □  □

 荻原市議らが立ち上げた議員連盟に参加する民主の名切文梨(ふみな)・厚木市議(44)は1期目。議会をどうしたいか、答えはまだ見つかっていない。4年間の議員生活を振り返り、改めて「議会って何だろう」と思い悩んでいる。

 ただ、市長と議会の力のバランスは、間違いなく市長に傾いていると感じる。09年6月に賛成多数で決まった駐輪場整備事業は、不愉快な思い出として記憶に残っている。

 この場所は保育所や福祉センターが集まる市街地の一角で、08年12月に土地の買い取りが決まった際、市は「子育て世代に活用してもらうため駐車場を整備する」と説明していた。名切市議のもとにも市民から駐車場を望む声が届いていた。

 だが、翌月に市長が打ち出した方針は、駐輪場整備だった。目的変更について、名切市議が事前の説明を聞くことはなかった。放置自転車が多いというのがその理由だった。力不足を痛感した。

 「議会がこのままでいいはずがない。取り組みは始まったばかり。仲間と模索しながら答えを見つけたい」=おわり

◇キーワード・・・地方政府の多様化を進める議員連盟

 2010年10月に横浜市で開かれた、地方議会のあり方を考えるシンポジウムの参加者を中心に組織する。国会議員や、神奈川のほか宮城や埼玉、愛知、大阪など19都道府県の県議や市区町議、候補予定者、一般市民の約70人が名を連ねている。住民のための地方自治はどうあるべきかについて、提言をまとめたり、その内容を調査研究するための勉強会を開くなどしている。

3223チバQ:2011/03/05(土) 13:32:30
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000321103020001
【激動 松沢氏、都知事選へ】


上・「なぜ転身」戸惑いの渦
2011年03月02日
 どのポジションに身を置くのが日本の再生につながるのかを考えた――。東京都知事選への立候補を正式に表明した松沢成文知事は1日の会見で、転身の理由をこう説明した。「投げ出し」の批判も意識し、持論である首都圏連合のリーダーとして改革を進め「神奈川県民にも恩返ししたい」と強調した。有力な現職がいなくなり、水面下で進められてきた各党の県知事選の候補者選びも本格化する。


 松沢知事の会見は午後6時から東京都港区のホテルで始まった。会場には約150人の報道陣や支援者らが集まった。松沢知事が姿を現すと、カメラのフラッシュが勢いよくたかれ、紅潮した顔が浮かび上がる。カメラマンの求めに応え、ガッツポーズも見せた。


 ニュージーランド大地震の被害者へのお悔やみの言葉から会見を切り出す。身ぶり手ぶりを交え、立候補した理由をおよそ15分間にわたって語った。


 昨年末から国政、都知事選、県知事選という三つの選択肢について「熟慮に熟慮を重ねてきた」という。その上で「県政での経験や実績を、日本の再生にダイレクトにつなげることができると決断した」と転身の理由を説明した。


 「東京を変え、首都圏を変え、日本を変える」。都県単独では解決できない環境や救急医療態勢の問題を挙げ、持論の「首都圏連合」の強化を政策の柱に掲げた。県で進めてきた受動喫煙防止条例なども「どんどんやっていきたい」と笑顔で語った。


 会場では、石原慎太郎東京都知事と親交の深い県知事特別秘書や支持者らも見守った。松沢知事は、石原氏に1日に電話で立候補の意向を伝え、「頑張れ」とエールを受けたと明かした。後継指名を受けたとは直接は語らなかったものの、石原氏を「同志」と呼び、後継色をにじませた。


 告示まで3週間余での「東京転身」。投げ出しではないかという批判については、「3期目をやると表明したことはない。うそをついたことはない」と強調。さらに「東京のみならず、神奈川も良くなる。恩返ししたい」と県民への配慮も見せた。


 そのうえで、「神奈川は人材も豊富で(県知事選への候補者は)自薦、他薦を含めて現れる」と述べ、後継指名については「世襲のポストではない。指名する気は毛頭ない」と言い切った。


■候補者選び 動き急


 後任の知事には一体、だれがなるのか。告示までの期間が残りわずかで、松沢知事の転身が現実になった今、各主要政党は候補者選びに追われ始めた。国会議員や県議らの名前が取りざたされている。


 松沢知事の県知事選への立候補を期待していた民主党県連。7日に予定している役員会や常任幹事会まで会議を開く予定はない。菅政権への批判も強まり、独自候補が擁立できるかどうかが焦点だ。


 水戸将史幹事長は「まだまだこれから。始まったばかりだ」と説明する。別の県連幹部は「自薦、他薦含めていろいろ出てくる。他党の動きもある。結果的に相乗りもあり得る」と漏らす。


 県議の一人も「民主党単独で勝てるか。県議選で手いっぱいだから、本音は相乗りがいい」と話す。


 自民党県連は、県内選出国会議員と各小選挙区支部長、県議が出席して2日に緊急の会議を開き、対応を話し合う。県連幹部によると、候補者擁立作業は、松沢知事が県幹部や後援会関係者らに転身を説明し始めた2月28日から本格化した。


 同党は、松沢知事が3選に向けて立候補する場合は独自候補を擁立しない方針を決めていた。告示まで押し迫った中での松沢知事の転身に、県議からは「神奈川を見捨てた」との恨み節も聞かれた。


 公明党も対応はこれからだ。県議団の藤井深介団長は「協力関係にある自民党などと相談して(対応を)決めたい。短期間なら相乗りはあり得るが、民主党が言ってくるのには乗りにくい」と話す。このほか、みんなの党も独自候補の擁立に向けた作業を続けている。


 知事選には、共産党が推薦する市民団体役員の鴨居洋子氏(66)が唯一、立候補を表明している。鴨居氏は「県民そっちのけで野心のまま無責任な政治行動に走った。県民を踏み台にしている」と松沢知事を批判した。

3224チバQ:2011/03/05(土) 13:34:04
■松沢氏の一問一答

 ――都知事転身に傾き出したのはいつごろか

 どこのポジションに身を置くことが日本の政治の再生、行政の刷新につながっていくのか。その1点を考え続けてきた。その中でやはりこの決断しかないと、週末に最終的に決めた。

 ――石原知事が出ないため立候補表明したのか

 出ないから出るのかということではない。私の政治家としての決断だ。

 ――3選出馬が有力視されながら転身の表明が遅いという批判がある

 早く自分が結論を出さなければ、結論によっては色んなところにご迷惑を掛けてしまう。(3月に)カレンダーが変わった。私にとっては早い結論を出させて頂いた。

 ――「途中でやめて無責任」という声も聞かれた

 これまで3期目をやると表明はしていない。今回の決断が県民の皆さんにうそをついたことにはならない。県民の皆さんにも恩返しが必ず出来ると思っている。

 ――後継者の指名は

 次の県知事に誰をとか指名するつもりは毛頭ございません。複数の方が出てきて政策論争を行って、最終的には県民が県知事を選ぶ。これが民主政治の大原則だと思う。

■首都へ名乗り エールと批判

 2期8年にわたる松沢成文知事の県政運営。国とぶつかる政策を打ち出すこともあった。1日に都内で開いた都知事選への立候補表明の場でも、地方の政治の仕組みは地方でつくれるとして、子ども手当と受動喫煙防止条例を例に挙げた。

 ●子ども手当

 地方財政への影響が大きいうえに、民主党の総選挙マニフェストに違反するとして地方負担分を拒否する姿勢を強調し、県内自治体が同調する流れをつくった。

 子ども手当を「愚策」と批判し、全額国費負担を求める内野優・海老名市長は「国が制度をつくっていくのではなく、地方から主張していくべきだ。松沢さんが首都圏の中で先頭に立ってくれることに期待している」という。

 国の地方分権改革推進委員を務めた露木順一・開成町長は「首都圏連合を目指す姿勢や、子ども手当で示した国にもの申す理念・姿勢を高く評価していた。旗振り役がいなくても県内自治体が一致結束して対応すべきだ」と語る。

 阿部孝夫・川崎市長は「広域連合の取り組みは大事だが、都知事として実行を目指すのがいいのかどうか」。子ども手当については「川崎市として全国の都市と力を合わせ、独自に国との関係を確立していく」という立場だ。

 ●受動喫煙防止

 人が多く集まる室内での喫煙を制限する受動喫煙防止条例は、全国的にも高い評価を得た一方で、県内では制定時に大きな議論が巻き起こった。

 県内科医学会禁煙・分煙推進委員長で、藤沢市の内科医長谷章さん(56)は「県民の健康を考える上で画期的な条例。この取り組みをぜひとも東京でも実践して」とエールを送る。県医師会の大久保吉修会長(75)も「保健医療行政に知識のある方で(転身は)非常に残念」という。

 有力支援者の1人は「受動喫煙防止条例のように金がかからず話題になる政策に力を注ぐなど、政治家としての手腕も発揮した」と評価する。

 一方、県内の喫茶店やレストランなどが加盟する県喫茶飲食生活衛生同業組合の八亀忠勝理事長(74)は「新たな知事を迎えて条例見直しに向けた新たな戦いをしたい」と訴える。県たばこ商業協同組合連合会の宮嶋実会長(78)は「2年後の受動喫煙防止条例見直しへ好材料」という。

3225チバQ:2011/03/05(土) 13:34:22
■有権者は・・・

東京都知事選への転身について、「仕方ない」「無責任」など、市民の反応はさまざまだった。

 突然の表明について「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワークの山野良一共同代表(50)は「次の候補を見極める時間が少ない。もっと早く進退を明らかにすべきだった」。横須賀市の主婦(65)も「都知事選に出たいからはっきりしなかったと批判されても仕方ない」と批判する。

 横浜市青葉区の主婦小森洋子さん(44)は「途中で投げ出したという気持ちが強い。応援していただけに残念」。川崎市多摩区の女性会社員(25)は「神奈川をよくすると言ったのに、なぜ東京なのか。違和感を感じる」と厳しい。相模原市で飲食店を経営する柘植寿宇(すう)さん(66)は「後継者を決めないで県知事を辞めるのは無責任」と憤った。

 松沢知事が進めた政策について、横須賀市の女性会社員(31)は「松沢さんと言えば受動喫煙防止条例。たばこは吸わないのでとてもありがたかった」。厚木市の旅館経営者も「知事の影響でお客の喫煙マナーがよくなった」。小田原市の地方ジャーナリスト山田行雄さん(62)は「水源地、観光地の県西部に目を向けてくれた」などと評価の声が多かった。

 ただ、川崎市高津区の女性(56)のように「防止条例は極端な感じ。分煙を徹底する程度でよかったのでは」と冷めた見方もあった。

 次の県知事については「タレントやスポーツ選手は勘弁してほしい」「人気投票ではなく、政策をきちんと出してもらいたい」「ぐいぐい神奈川を引っ張ってくれるアピール力のある人」など、堅実で指導力のある知事を望む声が目立った。


■■松沢知事の主な発言■■


●2003年3月 知事選に勝てれば日本の政治を変えるうえで最前線に立てる(県知事選へ出馬表明し、AERA取材で)


●03年3月 マニフェストは各項目の点数の平均が50点以上なら合格だと思う(マニフェスト発表の会見で)


●03年11月 中国なんかから就学ビザを使って日本に入ってくるけど、みんなこそ泥(総選挙の応援演説で、治安悪化について)


●04年8月 道州制の研究は地方主導型で攻めていかない限り改革はできない(全国知事会道州制研究会の初会合で)


●05年1月 (水源保全の新税は)カンパと理解してほしい(連合神奈川・新春の集いで)


●05年2月 発言力とカリスマ性で世論を動かせる強いリーダーが必要だ(石原慎太郎東京都知事に対し、全国知事会長選への立候補を要請して)


●05年5月 国旗の尊重は国際人としてのエチケット(教育関係者の会議で)


●05年8月(政権交代があったら)米軍再編問題は大変不安。(民主党の郵政民営化法案の対案も)極めて情けない(記者会見で)


●07年5月 (ふるさと納税について)受益者負担の原則が崩れ、納税者がチェックできないところに税が使われる(全国知事会総会で)


●07年10月 多選制限を地方独自の判断で条例にできるよう地方自治法の改正をお願いしたい(首相官邸で)


●08年12月 (麻生政権の定額給付金について)過ちては改むるに憚(はばか)ることなかれ(朝日新聞への寄稿で)


●09年4月 (森田健作千葉県知事について)元気なところは変わっていない。ただ、あまり過激な発言はしない方がいい


●09年11月 沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場は県外、国外への移設は不可能だと思う(渉外知事会会長として訪米中に)


●10年5月 重大な公約違反(普天間飛行場の県内移設を地元に伝えた鳩山由紀夫首相について)


●10年10月 自分の会社の宣伝さえできればいいという(住生活グループの)論理に違和感を覚える(横浜ベイスターズ買収問題について)


●11年1月 地方は国の奴隷ではない(子ども手当の県負担を拒否して)

3226チバQ:2011/03/05(土) 13:35:20
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000321103030002
【激動 松沢氏、都知事選へ】

中・「一本化」の是非議論
2011年03月03日

 松沢成文知事の東京都知事選への「転身」表明から一夜が明けた2日、県内政党は候補者擁立作業を本格的にスタートさせた。政党の枠を越えた「一本化」の是非が、議論の中心となりつつある。

 自民党県連はこの日、国会議員や県議ら約60人が出席し、横浜市内で緊急の選対会議を開いた。

 会議後に取材に応じた菅義偉会長によると、出席者からは、擁立基準について「官僚はダメ」、「神奈川にゆかりのある人」、「なぜこの人が候補なのか、ストーリーがある人」などの意見が出たという。結局、擁立作業は菅会長と竹内英明幹事長に一任となった。自薦、他薦を問わず、6日までに声を上げるよう出席者に求めた。

 菅会長は「(政党の)枠組みにはあまりこだわっていない。枠にとらわれすぎると県民の期待にこたえられない」と、公明、民主など他党との連携による候補者擁立に含みを持たせた。

 だが、県連内部で一枚岩となるには、まだ時間がかかりそうな状況だ。

 あるベテラン県議は「パフォーマンス知事じゃなくて、行政のことをよく理解している議員や首長なら」と、菅会長の方針に肯定的な見方を示す。だが、別の県議は「他党との連携は県民の理解を得られるのか」と批判的だ。

 自民党が候補者擁立を進める場合、県内で協力関係にある公明党がまず重要だ。

 公明党県本部では、松沢知事の都知事選への転身が表面化する前から、その動きを見越して自民党県連幹部と連絡を取り合っていた。

 県本部幹部の一人は「(告示までの期間が)短期間なら相乗りしかない」と話す。「けど、民主党が言ってくる人には乗りにくい」

 一方の民主党県連。知事選に対する「主戦論」が聞こえてこない。

 2009年の横浜市長選。中田宏・前市長の突然の辞任で、市長選は衆院選と同時に実施された。民主党は市議団が自民、公明両党との連携を模索する動きもあったが、県連は党本部とともに独自候補擁立にこだわり、現市長の林文子氏を推薦した。

 ところが、今回の知事選では、菅内閣への支持率低下の影響をもろに受ける。

 「単独の候補? 勝てるわけない。県議選でも大変なのに」。ある県議は2日の県議会散会後にこう吐き捨てた。

 別の県議も「民主党の国会議員や県議がくら替えして勝てるか疑問だ。民主党の看板を背負うのは今は厳しい。まして民間の人ならなおさらだ。民主党の単独推薦で出る人はいないよ」と言い切る。

 県議団の中では「相乗り」を期待する声が強くなっているが、県連幹部は「まず相乗りありき、という形はありえない。党として知事選に対する姿勢を示し、その結果、相乗りになることはあり得る。手順を踏まないといけない。今回はデリケートだ」と話す。

3227チバQ:2011/03/05(土) 13:36:04
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000321103040001
【激動 松沢氏、都知事選へ】

下・「みんな」の動向注目
2011年03月04日

 横浜市中区にあるビルの会議室。3日午後、3週間後に告示される知事選の立候補予定者説明会が開かれた。

 説明会に集まったのは8陣営。松沢成文知事が立候補する場合には来るはずのなかった民主党や自民党は県連事務局長らが姿を見せ、受付で立候補予定者氏名欄に「未定」と記入した。

 そして、6番目にやってきたのはみんなの党の担当者だった。ほかの政党と同じく、「未定」と記した。

 民主や自民の県議の間では、みんなの党の動向に注目が集まっている。民主党・かながわクラブ県議団の控室では、松沢知事が都知事選への立候補を表明した1日、「みんなの党の現職国会議員が県知事選に出るのではないか」という話題で持ちきりだった。

 昨年夏の参院選。神奈川選挙区で中西健治氏が民主2人、自民1人の現職3人の議席の一角を崩し、2位で初当選を果たした。

 その勢いで、今回の統一地方選でも積極的に候補者を擁立する。現職3人しかいなかった県議選でもすでに17人の公認を決め、さらに擁立作業を進めている。民主党の現職県議が「票を食われるのは覚悟している」と漏らすほどだ。知事選に独自候補を立てられれば、投票日が重なる県議選、横浜、川崎、相模原3指定市議選と連動でき、活動も活発になる。

 「ぜひとも知事選に候補者を出してほしい。現職県議3人の一致した意見だ」。みんなの党の塩坂源一郎県議も力を込める。江田憲司幹事長も擁立に向けて動いており、「必ず出します」と自信を見せる。

 一方、3日の立候補説明会には、ただ1人知事選に立候補を表明している共産党推薦で市民団体役員の鴨居洋子氏(66)の陣営も出席した。

 鴨居氏はこの日、支持団体「民主県政をつくる会」の女性会員約30人と午後3時半から横浜駅西口に立った。桃の節句に合わせてピンクのジャンパーを着込んだ女性たちと、待機児童の解消や中学校給食の実現などを訴えた。

 立候補表明は昨年12月末。「独走状態」と本人も笑うが、立候補表明を先延ばししてきた松沢知事に注目が集まることを陣営は苦々しく思っていた。「記者会見や行事で顔を出すだけで現職は目立つ。今度は急にいなくなり、後継の話で持ちきりだ」と陣営幹部はぼやく。

 立候補を表明して以来、横浜、川崎を中心に県内約250カ所を回った。政策やプロフィルをまとめた15分間のDVDを約1300枚作り、支持者らに配った。民主や自民が「ポスト松沢」の候補者選びを進めるなか、存在感を高めようと必死だ。この日の訴えで鴨居氏は「誰が出ようと、暮らし、子育て、平和を守る県政を実現させたい」と締めくくった。

 (この連載は加賀谷貴春、木村尚貴、小島泰生、岩堀滋が担当しました)

3228チバQ:2011/03/05(土) 13:39:00
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110305ddm041010118000c.html
選挙:神奈川県知事選 開成町町長に出馬働きかけ−−4月投開票
 統一地方選で実施される神奈川県知事選(4月10日投開票)で、県内の一部首長が同県開成町の露木順一町長(55)に出馬を働きかけていることが4日、分かった。露木氏は毎日新聞の取材に対し「今の段階では(出馬について)イエス、ノーの話にならない」と語った。

 現職の松沢成文知事(52)が東京都知事選への立候補を表明し、各党が候補者擁立を模索している。自民党関係者によると、露木氏は菅義偉県連会長が総務相時代、政府の地方分権改革推進委員会の委員を務めていたことなどから、同党が推す可能性があるという。

 露木氏はNHK記者や故梶山静六元官房長官の事務所政策顧問を経て、98年2月に町長に就任し現在4期目。同県知事選を巡っては、共産党推薦で無所属新人の鴨居洋子氏(66)が出馬を表明している。

3229チバQ:2011/03/05(土) 13:41:52
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20110226/CK2011022602000048.html
自治のカタチ 地方議員の実像<上> 議員の1日 要望聞き歩き、街へ
2011年2月26日

議員が差し出したチラシを受け取らず、男性は足早に駅構内へ向かった=県内で


 今月上旬。民主党の女性県議は早朝から、選挙区内の駅前でサラリーマンらにチラシを配った。

 「少しでも議会のことを知ってほしい。ただ、選挙に向けて顔を覚えてほしい気持ちもある」

 最近、「やっぱり民主党じゃ、だめだ」と言われ、党への逆風を感じる。「次の選挙はどうなるのかしら」。不安はよぎる。

 地元の獣医師会が支援している県議が、立候補を取りやめると聞き、早速動いた。電話帳に書かれた住所を頼りに、動物病院を一つ一つ車で回る。

 「県議選のあいさつに来ました」。緊張した様子で、パンフレットや名刺を渡すが、相手はけげんな顔だ。いくつか回ったところで、女性院長に「頑張って」と声を掛けられ、ホッとした表情を浮かべた。「何回も来て覚えてもらうしかない」

 午後は、後援者宅を回る。選挙区内は狭い道が多く、自転車を使う。議会が始まると、あいさつ回りはできなくなるから、一軒でも多くと思う。

 県議選の投開票まで、あと二カ月。約五十軒を回ると周囲はすでに暗くなっていた。

   ■  ■

 今月上旬の日曜日。自民党のベテラン横浜市議は昼前、町内会の行事できねをついた。「一、二月は餅つきが多い」と慣れた様子だ。

 顔見知りの女性から「どうぞ、食べて」と言われ、テーブルについた。近所の火事が話題になり、女性は「路地が狭く、消防車が入りにくい。庭から出た枝を切ろうと呼びかけている。行政でも(住民に)指導できないのか」と訴えた。

 地域の声を市政に届けることも、市議の役割だと思っている。

 「高い給料をもらい、餅をつくだけかとか、選挙目当てだとか、思う人がいるかもしれない。でも、地域を見て回らないと、何も分からなくなる」

 午後。一時間かけ、約三十軒ほどある商店街を歩き、市政のアンケート用紙を配った。夕方、事務所に戻ると回答が二件、ファクスで届いていた。「直接、手渡すと回収率が良い」。市民の反応に笑顔を浮かべた。

    ◇

 統一地方選が近づき、街頭で活動する議員の姿が目立ってきた。彼らは有権者の要望や不満に、どう応えているのか。議員の給与や定数は適正なのか。地方議会に対する有権者の視線が厳しさを増す中、「議員の実像」に迫った。

3230チバQ:2011/03/05(土) 13:42:17
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20110227/CK2011022702000044.html
自治のカタチ 地方議員の実像<中> 収入と支出 「仕事するほど金かかる」
2011年2月27日

金額や名前が記入される前の県議の「例月議員報酬明細書」。一般企業の給与明細書にあたる


 一期目の女性県議は声を荒らげた。「(資金的に)後ろ盾がないと、政治家になれない」

 怒りの矛先は、名古屋市の河村たかし市長の市議報酬を半減の八百万円にする、という政策だ。「河村さんは(古紙業の)家業を持っているからいい。だけど、議員以外に職業がない人はどうするのか」

 県議のボーナスと報酬は本年度、計千五百十九万六千二十円。これとは別に、事務所運営費や秘書の人件費などの議員活動に使える政務調査費が年間六百三十六万円支給される。議長や副議長はさらに多い。

 国税庁の調べによると、民間の給与所得者の平均年収は二〇〇九年が四百六万円。そんな“市民感覚”からすれば、県議への支給額は破格だ。

 だが「収入だけで、見てもらっては困る」と女性県議は、反論する。

 その説明によると、選挙区がある横浜市内の駅前事務所の家賃が月二十万円。選挙で抱えた六百万円超の借金だってある。党や会派に納める費用、スタッフ三人の人件費、会合の出席費用…。どんどん削られていく。

 「選挙のリスクを抱え、退職金もない。議員報酬は高いとはいえない」

 県議の仕事とは、知事に質問し、政策に反映させていくことだ、と考えている。そのためにも、調査能力のある秘書を雇いたい。視察にも行きたい。でも資金がかかる。

 一方で、県の職員に、質問項目を作ってもらっている先輩議員も見かける。

 「仕事をすればするほどお金はかかる。でも、手を抜けばとことん抜ける。当選を重ねると、仕事をしない方が、得だと思うのかもしれない」と戸惑う。

 県議会を運営する費用は本年度、県職員の人件費なども合わせ約三十三億七千万円。県民一人当たり、年約三百七十四円の負担だ。

 地方自治に詳しい山梨学院大の江藤俊昭教授は「議員の報酬は民主主義のコスト。安すぎれば、なり手がいなくなる」と指摘する。

 さらに「もともと、選挙活動の費用は、自分で出すもの。それとは別の議員報酬については、ちゃんと見合った活動をしているということを、議員本人が有権者に見せたり、説明したりすることが重要だ」と、議員活動の“可視化”の必要性を訴えた。

3231チバQ:2011/03/05(土) 13:42:43
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20110228/CK2011022802000048.html
自治のカタチ 地方議員の実像<下> 兼職論、削減論くすぶる
2011年2月28日

政令市選出の議員削減論がくすぶる県議会=本会議場で


 横浜、川崎両市などを流れる鶴見川は、かつて「暴れ川」と呼ばれ、水害をよく起こした。その治水に尽力した大綱村(現在の横浜市港北区)村長の飯田助夫氏は、一九二七年十一月から三二年六月まで、県議と市議を兼職した。衆院議員と市議を兼職したこともあった。

 横浜の政治史に詳しい横浜開港資料館の担当者は「治水のため市や県、国からお金を集めるには、兼職はメリットがあったのではないか」と推測する。

 飯田氏のひ孫に当たる飯田助尚市議(民主党)は「政令市議なら、今でも(兼職を)やれないことはない。ボトムアップで住民の声を県に届けられる」と言う。

 現在、政令市選出の県議と市議をめぐり、兼職論や削減論がくすぶっている。

 同党県連副代表で、横浜市議の花上喜代志氏は断言する。「政令市選出の県議は仕事が少ないから兼職できる。仕事が少ないのに、(政令市以外から選出された県議と)待遇が同じでいいのか」

 実際、定数一〇七のうち六七(約63%)を占める横浜、川崎、相模原の政令三市選出の県議について、公明党県本部は、半減を提唱している。

 しかし、横浜市議の経験がある県議は「住民の要望は、六割が市に関連することだった」。そんな有権者の声に忠実に活動すれば「横浜だけ良ければいいという(偏った)考え方になる。逆に、県で大きな案件が出たら、市議の仕事はできなくなる」と兼職には懐疑的だ。

 総務省によると、戦後、職務に専念してもらうため、議員の兼職は禁じられたという。ただ、二〇〇七年七月から〇九年六月まで開かれた国の地方制度調査会(地制調)で、市議と県議の兼職は議論された。

 最終答申に関連事項が盛り込まれることはなかったが、海外の事例などを挙げて兼職を提案した金子優子・山形大教授(行政学)は、当時を振り返りながら指摘する。

 「政令市の場合、まず市議と県議の役割を明確化させることが必要。その上で県議の仕事が少ないなら兼職はできる。さらに、県議がもっと大きな視点で仕事をすることになるなら、道州制導入の議論にもなる」

 兼職論や削減論を前に、県議は新たな役割を見つけることができるのか−。今後、問われることになりそうだ。

  (この企画は、荒井六貴と細見春萌が担当しました)

3232チバQ:2011/03/05(土) 14:19:58
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001103050002
“政敵”現・前市長 新顔支持で協力
2011年03月05日

   ■現職対抗で一致


 4月の県議選で上野原市・北都留郡選挙区(定数1)に立候補する新顔候補を、江口英雄上野原市長が支援する。旧上野原町時代から22年間、地域のトップにいた奈良明彦前市長も支援。市政を巡って対立する政敵同士と言えた江口、奈良両氏が、一転して協力して戦う選挙戦になりそうだ。(永持裕紀)


 新顔は会社役員の志村時江氏(63)。再選をめざす現職の石井脩徳氏(70)も立候補する構えだ。石井、志村両氏は、江口氏が奈良氏の後継候補を破った2年前の市長選では江口氏を支えた後援会(慈英会)の幹部同士だった。


 盟友だったはずの2人の選挙戦の発端は、横内正明知事が再選された1月の知事選をめぐる確執とみられる。昨年12月に発足した知事後援会誠山会上野原総支部長に江口氏が就任。だが石井氏の後援会(脩和会)は9月、横内氏の後援会(輝き丹菅(たん・すげ)上野原会)を先行して発足させていた。


 2007年知事選で横内氏を支援した石井氏の陣営は、「知事選ではこちらが先輩格」との自負も強い。誠山会総支部発足後、「脩和会は独自に知事を支援する」と通知。知事選告示後には、上野原市入りした横内氏の案内役を誠山会、丹菅上野原会のどちらが務めるかをめぐり両陣営間で感情的なやりとりもあり、結果的に誠山会側が譲った形になる出来事もあった。


 議員経験がない志村氏は民主党支持者だが、2月中旬までに「市民党の立場」での立候補の意思を固め、石井氏との溝が決定的になった江口氏が「新たな県政とのパイプ役に」と期待をかけて支援する枠組みがつくられていった。


 誠山会総支部の顧問だった奈良氏もこの枠組みに乗った形だ。同氏と近い元上野原町議の杉本隆芳氏は同総支部幹事長から、志村氏の後援会長に就任。奈良氏にとっては現職の石井氏陣営を揺さぶることは政治基盤の固め直しにつながる。「敵の敵は味方」という思惑で、元々の政敵同士が協力する構図が生まれた。

3233チバQ:2011/03/06(日) 14:50:46
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20110306ddlk14010130000c.html
’11統一選:神奈川 知事選 県市長会と県町村会、露木・開成町長擁立も /神奈川
 ◇「首長から候補を」
 県市長会と県町村会は5日、海老名市役所で役員による合同の臨時会合を開き、知事選(24日告示、4月10日投開票)で市町村長から立候補者が出た場合、「応援することは一つの手法」との方針を確認した。町村会が6日、市長会が7日にそれぞれ会議を開いて対応を協議する。一部首長が開成町の露木順一町長(55)に出馬を働きかけており、首長主導で露木氏擁立の動きが強まっている。

 会合は、松沢成文知事が東京都知事選への出馬を表明したことを受けて、急きょ開かれた。市長会から会長の服部信明・茅ケ崎市長ら市長5人、副市長2人、町村会から会長の間宮恒行・大井町長ら町長4人が出席した。出席者によると、町村会側から露木氏を推す声が上がり、市長会側は町村会が露木氏で一本化できるかどうかの確認を求めたという。

 両会は「地域主権が言われている中で、県と市町村との関係づくりに尽力くださる方に知事になってもらうべきだ」との役員レベルでの見解を発表。両会は全体の会議で改めて対応を協議する。ただし、民主党や自民党、みんなの党が候補者擁立を目指す中、首長ごとに政党との距離感が異なるとあって、「全体としてまとまるのは難しい」と慎重論を口にする市長もいる。

 知事選を巡っては、共産党推薦で無所属新人の鴨居洋子氏(66)が出馬を表明している。【木村健二、澤晴夫、川端智子】

 ◇松沢知事の都知事選出馬表明 支援受ける県議選立候補予定者、測りかねる影響
 東京都知事選への出馬を表明した松沢成文知事は、県議選の立候補予定者に対し、ポスターへの写真掲載などを通じて支援してきた。「首都圏連合の成果で県民に恩返しする」と言い残して多摩川を渡っていく松沢知事。これらの立候補予定者には県知事選不出馬への失望感が漂う一方、選挙戦への影響を測りかねている。

 松沢知事は県議選で、依頼のあった立候補予定者約30人を支援。07年の前回知事選で約200万票を得て再選したとあって、抜群の知名度にあやかろうと、支援を受ける立候補予定者は古巣の民主党を中心としながら、自民党、みんなの党などにも広がっていた。

 松沢知事とのツーショット写真のポスターを作った川崎市の男性現職は「さらに1期やってもらい、神奈川を変えてほしかった。(知事選と県議選の)相乗効果がなくなるので、選挙は厳しくなるかもしれない」と懸念を示す。一方、同様にツーショットのポスターを作製した同市の女性新人は「首都圏連合を進められるのは松沢知事なので、地方の旗手になってほしい」とエールを送る。

 湘南地域の男性現職は2連ポスターを掲示しているうえ、2月には松沢知事を招いて県政報告会を開いたが、転身の決断について「一寸先は闇なのが政治。次に目指すところがあれば活躍すればいい」と理解を示す。「自分は自分の選挙を貫く」と掲示を続ける。

 同じく知事との2連ポスターを作った横浜市の男性現職は、今回の転身について「『神奈川県から日本を変える』と言っていたのは何だったのか。我々のことを全然考えていない」と不満をこぼす。だが、ポスターについては「作り替える時間も金もない」として、やはり使い続けるという。【川端智子、木村健二】

3234チバQ:2011/03/06(日) 15:19:12
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20110305-OYT8T00830.htm
首長出馬なら合同応援も
県市長会と町村会一致
 24日告示の知事選に向けて、県市長会(会長=服部信明茅ヶ崎市長)と県町村会(会長=間宮恒行大井町長)は5日、海老名市役所で臨時の市長会常任理事会と町村会役員会を合同で開き、「首長から立候補者が出る場合、両会で応援することは一つの手法」との認識で一致した。町村会は6日に、市長会は7日に、それぞれ対応を協議する。

 合同会議に出席したのは、市長会側が服部会長、同会副会長の内野優海老名市長ら7市の市長や代理出席の副市長、町村会側が間宮会長と、箱根、愛川両町長。

 町村会内には、露木順一開成町長(55)の擁立を模索する動きがあり、合同会議も、町村会側が露木氏擁立を念頭に、市長会側に開催を持ちかけたという。

 出席者によると、会議で露木氏の名前は出なかったものの、市長会側の出席者は取材に、「町村会側の意向は承知している」と話した。

 町村会関係者は「町村会内は露木氏擁立でほぼ一本化できている」と自信を見せるが、市長会側がまとまるかどうかは不透明だ。

(2011年3月6日 読売新聞)

3235チバQ:2011/03/06(日) 19:12:42
http://mainichi.jp/area/gunma/archive/news/2011/03/02/20110302ddlk10010105000c.html
’11統一選:県議選情勢/上 前橋市区/高崎市区/桐生市区 /群馬
 ◇民主政権の今後占う
 統一地方選第1ラウンドの県議選(定数50)は4月1日告示、同10日投開票される。民主党政権下で迎える初の統一選で、全国44道府県議選の結果は、菅政権の今後に大きな影響をもたらす可能性がある。県内ではこれまで、自民35▽民主10▽公明3▽共産3▽みんなの党1▽無所属17−−の計69人が立候補を表明している。全18選挙区の情勢を探った。

 ◆前橋市区

 ◇自公に民主・共産が挑戦
 11人が立候補を表明。現有議席の死守を目指す自民と公明に、議席ゼロの民主、共産などが挑む。無所属候補も絡み、激戦が予想される。

 自民は現職3人と新人1人を公認。ベテランの中村氏と中沢氏は組織固めに全力を挙げ、狩野氏は市東部を中心に集票を図る。新人で前橋市議の安孫子氏は、市長選に転出する山本龍氏の票獲得にも力を入れる。

 民主は新人2人を公認。宮崎岳志衆院議員が擁立した弁護士の小川氏は市西部、桑原功衆院議員が支援する本郷氏は市東部を中心に支持拡大を図る。公明は前回初当選した水野氏の再選に全力を傾注。共産は党県委員の酒井氏を公認し、議席獲得を目指す。

 無所属では、前回トップ当選の岩上氏が高木政夫市長の支援を得て再選を目指す。前回民主公認の社会福祉法人理事の亀田氏、旧粕川村長の後閑氏も初当選を目指す。【奥山はるな】

 ◆高崎市区

 ◇自・公・民と共など乱戦
 旧吉井町との合併に伴い、定数が1増された。

 自民は平田英勝氏が引退、中島篤氏が高崎市長選に回り、現職2人と新人3人を公認した。関根氏は地盤の旧新町から隣接地域への浸透に力を入れる。橋爪氏は市長選出馬に意欲を見せたが、慰留され3期目を目指す。新人では、元市議の岸氏が平田氏の後継を訴えて支持固めを図る。公募で公認が決まった市議の清水氏は若さをアピール。同じく公募の幼稚園事務長、桂川氏は女性の視点から支持を訴えている。

 民主は現職2人を公認。保守系の石川氏は民主系地方議員でつくる「改革ぐんま」の代表に就任、組織に頼らない選挙運動を目指す。労組系の後藤氏は組織票に加え、精力的なつじ立ちで知名度を上げてきた。民主推薦で多野郡区から回った角倉氏は旧吉井町に加え旧市内に浸透を図る。

 前回トップ当選した公明の福重氏は組織固めに力を注ぐ。

 前回次点に泣いた共産の伊藤氏は、議席回復を目指し粘り強い活動を続けている。【増田勝彦】

 ◆桐生市区

 ◇現職に新人が挑む
 現職3人に新人が挑む構図は前回と同じだが、政界地図が塗り替わったため各陣営は危機感を募らせる。

 自民現職の腰塚、村岡両氏は、09年の衆院群馬2区で議席を民主に奪われ、求心力維持に懸命。後援会をフル稼働して選挙戦に臨む。

 共産新人で前回次点の関口氏は県議会での議席奪還を目指し精力的に市内を回っている。

 前回トップ当選の大沢氏は石関貴史衆院議員との確執で民主公認を得られず無所属で立候補。支持労組と後援会の票固めを図る。【塚本英夫】

3236チバQ:2011/03/06(日) 19:13:26
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 ◆立候補予定者(50音順)
 ◇前橋市区
 (定数8−11)
安孫子哲  39 自新
岩上憲司  38 無現(2)
小川晶   28 民新
狩野浩志  50 自現(2)
亀田好子  55 無新
後閑千代寿 67 無新
酒井宏明  45 共新
中沢丈一  62 自現(5)
中村紀雄  70 自現(6)
本郷高明  39 民新
水野俊雄  39 公現(1)
 ◇高崎市区
 (定数9−10)
石川貴夫 32 民現(1)
伊藤祐司 52 共元(1)
桂川孝子 47 自新
角倉邦良 50 無現(1)
岸善一郎 60 自新
後藤克己 37 民現(1)
清水真人 36 自新
関根圀男 64 自現(5)
橋爪洋介 43 自現(2)
福重隆浩 48 公現(2)
 ◇桐生市区
 (定数3−4)
大沢幸一 67 無現(2)
腰塚誠  63 自現(5)
関口直久 61 共新
村岡隆村 60 自現(2)

3237チバQ:2011/03/06(日) 19:15:09
http://mainichi.jp/area/gunma/archive/news/2011/03/03/20110303ddlk10010118000c.html
’11統一選:県議選情勢/中 伊勢崎市区/太田市区/沼田市区など /群馬
 ◆伊勢崎市区

 ◇自、民、みんなで乱戦に
 7人が立候補を表明している。自民は世代交代が進み、民主は議席死守を目指す。みんなの党が県内で唯一公認候補を立て、注目選挙区の一つ。

 自民は前回トップ当選の五十嵐清隆氏が伊勢崎市長に転身、田島雄一氏と原富夫氏が引退表明した。青年会議所や商工会からの後押しを受ける井下氏、原氏の三男で地盤を受け継ぐ和隆氏、市議の臂氏の3新人で臨む。

 民主は再選を目指す久保田氏を公認。逆風が吹く中、助役を務めた旧東村を中心に票固めに懸命だ。

 みんなの党の吉山氏は元市議。上野宏史参院議員の支援を得て県議初議席を目指す。

 無所属は2人が立候補。5選を目指す塚越氏は知名度が強みで、元市議の森田氏は市中心部などで支持を呼び掛ける。【喜屋武真之介】

 ◆太田市区

 ◇自公民7人が挑戦
 現職3、新人4の計7人が挑む。

 自民は前回、5人を公認したが、今回は3人に絞った。前回トップ当選の笹川氏は元衆院議員の父の地盤固めを図る。市議から転身する高田氏、社会福祉法人事務長の穂積氏はそれぞれ自民支持層へ浸透を図る。

 前回は組織の分裂で公認候補を立てなかった民主は、5期目を目指す黒沢氏、再選を目指す阿部氏に加え、前回の雪辱を期す田島氏の3人を公認。議席増を目指すが、民主政権への逆風が課題になりそうだ。

 公明は同区で初めての公認候補として弁護士の薬丸氏を擁立。同党市議を中心に支持を呼びかける。【亀井和真】

 ◆沼田市区

 ◇現新一騎打ちか
 前回は無投票だったが、今回は前市議が自民現職に挑む構図となり、8年ぶりに保守分裂の選挙戦になる見通しだ。

 自民現職の金子氏は3期の実績を強調し後援会組織の拡大、票固めを図っている。2月に立候補表明した無所属新人の金井氏は市議4期の知名度と人脈を基盤に浸透を目指している。

 ◆館林市区

 ◇12年ぶり選挙戦
 過去2回無投票だったが、現職2人、新人1人が出馬表明し、12年ぶりに選挙戦になる見通し。

 自民は3期目の松本氏が地元経済界や、地盤の市中心部などで組織固めを進める。前回、元衆院議員秘書から初当選した須藤氏は幅広い年齢層に支持を呼びかけ、再選を目指す。

 民主は、市議3期目の茂木氏を公認。労組などを中心に県政の刷新を訴えて議席獲得を狙う。【亀井和真】

 ◆渋川市区

 ◇旧市部で激戦に
 ともに自民現職の真下氏と星名氏、前市議で無所属の金子氏が立候補を表明しており、4期16年ぶりに選挙戦の見通し。3氏は合併前の旧渋川市を共通の地盤としており、激しい票の奪い合いが展開されそうだ。

 4選を目指す真下氏は強固な地盤を持つ旧市部を中心に全市的な選挙戦を展開。前回初当選の星名氏は旧町村部への浸透を図る。金子氏は連合群馬の支持を受け非保守層の票の受け皿を目指している。【塩田彩】

 ◆藤岡市・多野郡区

 ◇再び三つどもえ
 藤岡市区に多野郡区(神流町、上野村)が加わり選挙区が広がった。立候補を表明しているのは前回と同じ顔ぶれの3人。

 自民現職の新井氏は2期8年の実績と若さをアピール。昨年末、新たに神流、上野地区に支部後援会を設立し10支部体制で臨む。

 自民元職の田所氏は地域発展を訴え、神流町、上野村への浸透にも力を入れる。4年間のブランクを乗り越え、返り咲きを狙う。

 前回、自民2議席独占を崩しトップ当選した旧鬼石町長の関口氏は無所属で再選を目指す。年初から街頭演説を精力的にこなす。【畑広志】

3238チバQ:2011/03/06(日) 19:15:30
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 ◆立候補予定者(50音順)

 ◇伊勢崎市区(定数5−7)
井下泰伸 47 自新
久保田務 61 民現(1)
塚越紀一 69 無現(4)
原和隆  41 自新
臂泰雄  58 自新
森田修  61 無新
吉山勇  48 み新

 ◇太田市区(定数5−7)
阿部知世 39 民現(1)
黒沢孝行 59 民現(4)
笹川博義 44 自現(1)
高田勝浩 42 自新
田島国彦 41 民新
穂積昌信 36 自新
薬丸潔  32 公新

 ◇沼田市区(定数1−2)
金井康夫 42 無新
金子浩隆 50 自現(3)

 ◇館林市区(定数2−3)
須藤和臣 43 自現(1)
松本耕司 66 自現(3)
茂木直久 55 民新

 ◇渋川市区(定数2−3)
金子渡  40 無新
星名建市 54 自現(1)
真下誠治 69 自現(3)

 ◇藤岡市・多野郡区(定数2−3)
新井雅博  50 自現(2)
関口茂樹  64 無現(1)
田所三千男 61 自元(2)

3239チバQ:2011/03/06(日) 19:16:31
http://mainichi.jp/area/gunma/archive/news/2011/03/05/20110305ddlk10010197000c.html
’11統一選:県議選情勢/下 富岡市区/安中市区/みどり市区など /群馬
 ◆富岡市区

 ◇現新4人が激戦展開へ
 現新4人が立候補を予定する激戦区。

 06年補選に無所属で初当選した今井氏は自民公認で臨むが、保守分裂選挙の様相を呈しており、組織固めに懸命だ。

 前市議会議長の大手氏は岩井賢太郎前市長の後援会に支援を要請。「県とのパイプの正常化」を訴えて議席奪取を目指す。

 民主推薦の下山氏は県議選と市長選に計3回立候補し、知名度を上げてきた。岡野光利市長の支持者にも支援を求めて戦う。

 富岡青年会議所理事長を務めた矢野氏は、同級生や、PTA活動を通じた仲間が後援会に参加し、支持拡大を目指す。【畑広志】

 ◆安中市区

 ◇無投票の可能性も
 現職2人が立候補を予定するほか目立った動きはなく、無投票の可能性も。自民の岩井氏は旧松井田町が地盤で、前回はトップ当選。旧安中市が地盤の茂木氏は、女性の視点で幅広い支持を訴える。【増田勝彦】

 ◆みどり市区

 ◇一騎打ちの公算
 前回選挙から合併でみどり市区に。前回は須藤氏が無投票で当選した。今回は民主新人で旧大間々町出身の石川氏が須藤氏に挑む一騎打ちになりそうだ。

 須藤氏は旧笠懸町を中心に旧大間々町などの後援会組織も固めている。石川氏は元病院職員で民主の公募候補。「若さと行動力」を前面に打ち出す。【塚本英夫】

 ◆北群馬郡区

 ◇出馬表明現職のみ
 出馬を表明しているのは自民現職の大林氏だけで無投票の公算が大きい。大林氏は元県議会議長の故大林喬任氏の長男。前回は後継候補として無投票で初当選した。【角田直哉】

 ◆甘楽郡区

 ◇無投票の公算大
 3選を目指す自民現職の織田沢氏以外に出馬の動きはなく、無投票の公算が大きい。織田沢氏は助役を12年間務めた地元・甘楽町を中心に堅固な地盤を誇る。【畑広志】

 ◆現職2人に新人が挑む

 ◇吾妻郡区
 前回と同じ顔ぶれで、自民現職の2人に無所属新人が挑む構図。

 南波氏は、地元の東吾妻町を中心に強固な地盤を持つ。前回初当選の萩原氏は吾妻郡全体での連携した町づくりを掲げる。新人の重野氏は1日20カ所以上で街頭に立ち、支持拡大を目指す。

 選挙区内に八ッ場ダム建設予定地を抱えるが、3人とも建設推進を訴えており、争点になっていない。【角田直哉】

 ◆利根郡区

 ◇再び一騎打ちか
 定数が1に減少した前回、自民推薦の現職同士で争った2人が今回も立候補を表明し、再び一騎打ちになりそうだ。

 前回約300票差で当選した自民現職の小野里氏は、地盤のみなかみ町を中心に各地で座談会を開き、組織固めを図る。

 元職の星野氏は無所属で立候補を予定し、地盤の郡東部だけでなく西部でも支持拡大に努め、返り咲きを狙っている。【新井敦】

 ◆佐波郡区

 ◇現職のみ出馬予定
 出馬を表明しているのは、再選を目指す自民現職の井田氏だけで、無投票の可能性も。井田氏は業界団体などから幅広く支持を集めているほか、各地でミニ集会を重ねて浸透を図っている。【塩田彩】

 ◆邑楽郡区

 ◇現職以外動きなく
 東毛5町の合併が模索された前回は、4人が出馬したが、今回は現職3人以外に出馬の動きはみられない。

 自民は祖父からの地盤を固める久保田氏、引退県議の支持層を引き継ぐ舘野氏の2人を公認。

 元三洋電機社員の塚原氏は前回に続いて無所属で出馬し、労組などへの浸透を図る。【亀井和真】

3240チバQ:2011/03/06(日) 19:17:16
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 ◆立候補予定者(50音順)

 ◇富岡市区(定数1−4)
今井哲  42 自現(2)
大手治之 58 無新
下山真  61 無新
矢野英司 43 無新

 ◇安中市区(定数2−2)
岩井均  47 自現(3)
茂木英子 51 無現(1)

 ◇みどり市区(定数1−2)
石川直哉 31 民新
須藤昭男 50 自現(3)

 ◇北群馬郡区(定数1−1)
大林俊一 54 自現(1)

 ◇甘楽郡区(定数1−1)
織田沢俊幸 59 自現(2)

 ◇吾妻郡区(定数2−3)
重野能之 33 無新
南波和憲 63 自現(4)
萩原渉  57 自現(1)

 ◇利根郡区(定数1−2)
小野里光敏 70 自現(3)
星野寛   55 無元(3)

 ◇佐波郡区(定数1−1)
井田泉 47 自現(1)

 ◇邑楽郡区(定数3−3)
久保田順一郎 58自現(3)
舘野英一   62 自現(1)
塚原仁    60 無現(2)

3241チバQ:2011/03/07(月) 23:08:27
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000321103070002
知事選へ立候補 首長支援で一致
2011年03月06日

 4月の県知事選の候補者選びをめぐって、県市長会と県町村会の首長が5日、海老名市で緊急の合同会議を開き、県内の市町村長が立候補する場合には支援していくことを確認した。両会は6、7両日、それぞれ全体会議を開いて最終的な意思統一を図る。首長の中からは、開成町の露木順一町長(55)を擁立する動きが出ている。


 海老名市役所で5日朝、市長会の臨時常任理事会と町村会の役員会が合同で開かれ、市長会副会長の内野優・海老名市長や、町村会長の間宮恒行・大井町長ら両会幹部が集まった。


 出席者によると、会合では「政党まかせの候補者でいいのか」という意見が出たといい、「地域主権が言われているなかで、県と市町村との関係づくりに尽力する人に知事になってもらうべきだ」という意見で一致。県内の市町村長が知事選に立候補する場合に支援することを確認した。立候補の意思のある首長を支援する形を取るという。


 町村会はあらためて6日に、市長会も7日にそれぞれ全体会議を開き、今回の会合の結果を伝えて、最終的な意思統一を図る。


 内野市長は会合後の取材に対し、「告示まで時間がないので、政党主導でなく首長からということにこだわった」と強調。間宮町長も「一つの政党の候補者が知事になると、国政が混乱したときに地方で進めている改革が進まなくなる」と、県内首長を支援する理由を説明した。


 内野市長は「地方分権を引っ張った松沢成文知事の志を継続する人がいい」と話したものの、両会の動きは「松沢知事とは関係ない」としている。


 一方、露木町長は5日の取材に対し、「(現段階では)出る出ないを決められる状態ではない」と話している。

http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000321103070003
露木氏、出馬に意欲 町村会、推薦決める
2011年03月07日


緊急町村長全体会議に向かう露木順一・開成町長=6日午前8時15分ごろ、松田町役場

 24日告示の県知事選の対応を協議していた県町村会は6日、緊急の町村長全体会議を開き、開成町の露木順一町長(55)を推薦することを決めた。露木町長も意欲を示したという。町村会は県市長会にも推薦を依頼し、首長連合による「統一候補」の支援を目指す。


 全体会議は6日朝、松田町役場で開かれ、14町村のうち10町村が出席。葉山、寒川、二宮、湯河原の4町は会長の間宮恒行・大井町長に一任した。


 前日5日に両会の幹部同士で県内首長が立候補する場合に支援することを確認しており、この日の全体会議でも合意した。そのうえで、露木町長の推薦を決め、市長会に働きかけることで一致した。


 会議後に会見した間宮会長によると、行政経験が豊富なことや、地方分権改革推進委員として国政レベルでの活躍があることなどを推薦理由に挙げている。


 間宮会長は、神奈川県知事は官僚出身者が多かったことに触れ、「自治体の苦労を知り、国民、県民に接している人が必要だ」と強調した。


 露木町長が会議に加わる前に、出席者全員で推薦を決めたという。これを受けて露木氏は、立候補に意欲を示す発言をしたという。さらに、知事選に向けた政治理念や、主要施策を盛り込んだパンフレットを出席者に配った。


 首長の1人は露木町長から「みなさんが応援してくれるなら(知事選に)出たい」と直接伝えられたという。
 知事選をめぐっては、自民党や民主党も候補者の擁立作業を続けている。露木氏が出馬した場合の政党への支援要請について、間宮会長は「(現段階では)白紙の状態。市長会の方針が示されたところで検討する」としている。


 一方、市長会は7日に全体会議を開き、対応を協議する。市長会幹部の市長は「露木町長を推薦すべきだという意見もあれば、政治団体ではない市長会が推薦することを疑問に思う市長もいる。推薦するかどうかは現段階では分からない」と話している。

3242チバQ:2011/03/07(月) 23:09:04
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20110307ddlk14010112000c.html
’11統一選:神奈川 知事選出馬、露木・開成町長が強い意欲 /神奈川
 ◇「アドバイザーに増田元総務相」 町村会に構想披露
 県町村会は6日、松田町役場で緊急の全体会議を開き、知事選(24日告示、4月10日投開票)の候補として、開成町の露木順一町長(55)を推薦する方針を決めた。露木氏は県政運営のアドバイザーに増田寛也元総務相を迎えるなどの構想を披露し、立候補に強い意欲を示した。県市長会も7日に対応を協議する予定で、県内の首長らが一体となって露木氏を支援する環境が整えば、露木氏が出馬を決断する見通しとなった。【澤晴夫、木村健二】

 全体会議には会長の間宮恒行・大井町長ら10町村長が出席、欠席の4町長は間宮会長に対応を委任した。露木氏が政府の地方分権改革推進委員会委員を務めた経験などを踏まえ「県民のために国に物申せる候補」として推薦を決めた。町村会による知事選候補推薦は岡崎洋前知事が再選した99年以来となる。

 露木氏は「身が引き締まる思い。小さな町村の連帯が県政を変える可能性を秘めていると確信している」と決意を表明し、出馬を想定した「神奈川は、ひとつ。」と題したパンフレットを配布。自身が知事になった場合、増田元総務相がアドバイザーに就任する構想について「快諾している」と強調してみせた。

 今後の焦点は、市長会の対応だ。昨年10月の国勢調査の速報値によると、県人口(904万9500人)の96・6%が市部に集中し、郡部は3・4%にすぎない。会議終了後、取材に応じた間宮会長は「市長会の力を借りなければ厳しい」と述べ、市長会の協力の取り付けに全力を挙げる姿勢を示した。

 政党との関係について、間宮会長は「白紙」と強調し、首長間の合意形成を先行させる方針。市長会内には知事選候補の支援に慎重論もあり、曲折も予想される。

 知事選を巡っては、共産党推薦で無所属新人の鴨居洋子氏(66)が既に出馬を表明。独自候補の人選を進める民主党と自民党は6日も引き続き候補の集約を続けた。みんなの党も独自候補の擁立を目指している。

3243チバQ:2011/03/07(月) 23:21:36
>>3183>>3211
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110307/stm11030722490008-n1.htm
「埼玉維新の会」問題、幕引きへ 自民市議は関与否定、県連も了承
2011.3.7 22:50

記者団の取材に応じる自民党県連の新藤義孝会長。県連としては事態の早期収拾を図った格好だ=7日、さいたま市浦和区の同党県連
 自民党のさいたま市議が設立に関与した政治団体「埼玉維新の会」の参加者が自民県議の出馬する選挙区に立候補する問題で、自民党の新藤義孝県連会長と青羽健仁・さいたま市議団長は7日会談し、青羽氏は「市議団として維新の会と一切関係を持っておらず、今後も持たない」と説明、新藤氏も了承した。統一選を前に党勢が回復基調にある中、“内紛”による「イメージダウン」(県連幹部)を回避し、幕引きを図った形だ。

 新藤氏などによると、青羽氏側から「状況を説明したい」との申し出が7日朝にあり、両氏らが県連内で会談。席上、青羽氏は維新の会を設立した都築龍太氏らと個人的に面識があり、出馬の相談を受けたことを認めた。

 ただ、青羽氏は都築氏に自民党からの出馬を求めたものの不調に終わったとし、「それ以降は関与していない」と弁明。維新の会から市議団に政策協定の申し出があったことを説明すると、新藤氏は反対の立場を表明し、青羽氏も「一切の関係を遮断する」と応じたという。

 新藤氏は会談後の役員会で一連の経緯を報告し、役員会も了承した。新藤氏は記者団の取材に「個人的な処分は一切ない。自民党として乱れず、有権者に心配をかけないように統一選を戦っていく」と強調した。

 青羽氏も会談後、市議団の対応について、「自民党公認の市議会議員候補として、一致団結して選挙戦での全面勝利を県連と協力して目指す」とする文書を会派に所属する全市議に送付し、事態の収拾に努めた。

 一連の問題をめぐっては、県連や県議団内に「明らかな反党行為で、除名処分にすべきだ」「けじめをつけなければ県議団がもたない」などとする強硬論が出る一方、「県議団と市議団がけんかしている状態では有権者に説明できない」と困惑する声も上がった。

 このような中、県議選告示まで1カ月を切った段階だけに、県連としては「自民党に追い風が吹いている最中なのに、政令市であるさいたま市で自民市議が欠けるのはイメージダウン。党のダメージになる」(同幹部)との判断に傾いた格好だ。

3244チバQ:2011/03/08(火) 19:47:05
>>3211
>南3区(同市西区・定数1)で医師の日下部伸三氏(52)

聞き覚えのある名前だと思ったら、09年市長選で出馬落選してるんですね

3245チバQ:2011/03/08(火) 23:52:48
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110308-OYT1T00251.htm
神奈川市長会は町長推薦見送り…知事候補

 24日告示の知事選に向けて、神奈川県市長会(会長=服部信明茅ヶ崎市長)は7日夜、横浜市内で臨時の市長会議を開き、県町村会(会長=間宮恒行大井町長)が市町村長推薦の統一候補とするよう要請している露木順一開成町長(55)について、「政治家として個々の市長が判断すべきこと」として、推薦を見送った。

 一部市長は、露木氏支援を明言している。露木氏は読売新聞の取材に「体制が整ったら決断したい」と述べた。

 この日の会議には、県内19市のうち、横浜、座間両市を除く17市の市長や副市長が出席。会議では、「市町村の状況を理解した人が知事選に挑むのは、高い志を持った取り組みだ」と、露木氏擁立に理解を示す意見も出たが、「機関として知事候補を推薦するのはなじまない」として、推薦を見送った。

 会議終了後、川崎市の阿部孝夫市長は「海老名市の内野優市長と2人で推薦する。露木氏は地方分権を進める十分な資質があり期待している」と支援を表明した。

 露木氏は読売新聞の取材に対し、「市長会の決定は尊重する。状況を冷静に見極めて判断したい」と述べた。

 露木氏については、自民党県連が候補者選定のため募った自薦、他薦の10人の中にも含まれ、選考対象となっているという。また、独自候補擁立を模索しているみんなの党の江田憲司幹事長も7日、横浜市内で記者団に「複数いる候補者の1人として、関心をもっている」と述べた。

 これまでのところ、県知事選に立候補を表明しているのは、共産党推薦の市民団体代表鴨居洋子氏(66)の1人だけ。

(2011年3月8日16時47分 読売新聞)

3246チバQ:2011/03/08(火) 23:53:22
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20110308/CK2011030802000043.html
自治のカタチ’11統一地方選かながわ 知事選、開成町長 推薦せず
2011年3月8日

県市長会の臨時会議に臨むメンバーら=横浜市中区で


 県市長会(会長・服部信明茅ケ崎市長)は七日、横浜市内で臨時会議を開き、県内の町村長で組織する県町村会(会長・間宮恒行大井町長)から、県知事選(二十四日告示、四月十日投開票)の候補として推薦要請を受けていた露木順一開成町長(55)について、推薦しないことを決めた。 (統一地方選取材班)

 服部会長によると、会議には、全十九市のうち横浜、座間両市を除く市長や副市長らが出席。午後八時すぎから、非公開で実施された。

 露木氏を推薦しない理由について、服部会長は会議終了後、報道陣に対し「市長会という機関の性質にはなじまない」と述べた。

 ただ、地元首長から知事候補を出すという動きについて、「高い志を持った取り組みで理解する」と言及した。また、有志の市長らが露木氏を支援する動きがあった場合は「個々の市長の判断になる」との考えを示した。

 会議を終え、阿部孝夫川崎市長は「露木氏が立候補すれば応援する。発起人になって推薦人をまとめようと思っている」と語った。

 知事選をめぐって、両会の幹部らは五日、地元首長の中から独自候補を擁立する方針で合意。露木氏も「町村会や市長会、政党から正式に要請されれば真剣に検討する」などと語った。

 町村会は六日、露木氏の推薦を決定。露木氏も「オール神奈川でやりたい」と出馬に意欲を見せていた。

3247神奈川一区民:2011/03/09(水) 04:56:23
 自民党県連は4月の神奈川県知事選で、
元フジテレビの黒岩祐治氏の擁立する方針
を固めた。

(ソース@神奈川新聞)

3248神奈川一区民:2011/03/09(水) 13:18:21
>>3247
【政治】 フジテレビ元キャスター黒岩祐治氏擁立へ 神奈川知事選で自民党県連

現職の松沢成文氏が東京都知事選への出馬を表明した4月の神奈川県知事選で、
自民党県連が元フジテレビキャスターの黒岩祐治氏を擁立する方針を固めたことが9日、関係者の話で分かった。

9日に県連の会合で正式決定する見通しで、公明党やみんなの党と連携を目指す。
黒岩氏本人は出馬に前向きな意向という。

黒岩氏は神戸市出身。早大卒業後、フジテレビの記者や報道番組キャスターを経て、
現在は大学教授などを務めている。

県知事選をめぐっては、3選が有力視されていた松沢氏が1日に都知事選出馬を表明。
松沢氏が県知事選に出馬した場合、対抗馬擁立を見送る方針だった自民党は候補者選定を急いでいた。

民主党も候補擁立を目指しているが難航している。

これまでに共産党推薦の市民団体役員鴨居洋子氏(66)がただ一人出馬を表明。
町村会が推薦する開成町長の露木順一氏(55)も出馬を検討している。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110309/elc11030908130000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/images/news/110309/elc11030908130000-p1.jpg

3249チバQ:2011/03/09(水) 20:48:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110309-00000013-kana-l14
神奈川県知事選で自民が元テレビキャスターの黒岩祐治氏擁立へ/神奈川
カナロコ 3月9日(水)7時0分配信

 自民党県連(菅義偉会長)が4月の知事選で、元フジテレビキャスターで国際医療福祉大学大学院教授の黒岩祐治氏(56)を擁立する方針を固めたことが8日、分かった。9日にも出馬要請を行うが、同党関係者によると、受諾の可能性が高いという。

 同じ国政野党の公明党、みんなの党へも連携を打診する方針。民主党や連合神奈川の対応が焦点となるが、自民としては「幅広く支持を得られる態勢が望ましい」(県連幹部)との立場から、「相乗り」を拒まない意向という。

 黒岩氏は神戸市出身、早大卒。フジテレビで報道記者、番組ディレクターや、「報道2001」などのキャスターを務め、ワシントン駐在も経験した。自身で企画、取材、編集まで手掛けた救急医療キャンペーンで、放送文化基金賞などを受賞した。

 2009年に退社し、現在は国際医療福祉大学(栃木県大田原市、小田原市など)の大学院教授、早大大学院講師なども務めている。

 関係者の話を総合すると、「知名度もあり、政策にも明るい。神奈川の顔にふさわしい人」との視点で、2月末から選考を始めていた。黒岩氏については、推薦した県経済関係者を通じて意向を確認。この関係者を通じて8日になって好感触が得られたという。

 自民党県連は昨年末の段階で、現職の松沢成文氏が3選出馬した場合、対抗馬を擁立しない方針を決定。2月下旬に松沢氏の都知事選転身が取りざたされて以降、急ピッチで擁立作業を進めていた。

 知事選にはこれまでに、市民団体代表で無所属の鴨居洋子氏(66)=共産党推薦=が立候補を表明。露木順一開成町長も、出馬に意欲を示している。

3250チバQ:2011/03/09(水) 23:29:01
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103090011/
黒岩氏擁立へ水面下で動き急浮上、神経戦のような展開も/神奈川県知事選
2011年3月9日
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 松沢成文県知事の転身表明から7日。自民党が県知事選の候補者擁立にこぎ着けた。告示まで2週間に迫り、マスコミの取材も絡んだ神経戦のような展開にもなる中、ぎりぎりの擁立作業が進められた。

 自民党が県知事選の候補者選定に正式に着手したのは、県連総務会で菅義偉会長と竹内英明幹事長に一任した2月24日。都知事選への松沢氏の擁立が検討されているという前々日の一部報道を受けたものだった。

 しかし、石原慎太郎都知事の4選出馬もあり得るという推測や、松沢氏は落選のリスクを取らないのではといった見立てもあり、具体的には進んでいかなかった。何より、松沢氏自身が進退を明かさなかったことが足かせになっていた。県連幹部は「『現職が辞めたらお願いします』なんて、言えるわけないじゃないか」と語っていた。

 松沢氏は3月1日になって転身を正式表明。翌2日、県連は選対の緊急合同会議を開き、自薦他薦を問わず候補者を6日まで募る方針を打ち出した。その一方、水面下で具体的な擁立作業を進め、急浮上した。

 この間、他党も含め、五輪金メダリスト、元ニュースキャスター、元衆院議員、元官僚、県幹部などの名前が挙がった。

 6日以降は、「自民党が候補者を1人に絞り込んだ」などといった情報が錯(さく)綜(そう)。取材や問い合わせが殺到し、県連幹部が翻(ほん)弄(ろう)されるような一幕もあった。

3251チバQ:2011/03/11(金) 00:01:07
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103100024/
県知事選:告示迫り広がる安堵、“安全航海”に疑問の声も/神奈川
2011年3月10日
 松沢成文知事の3選不出馬表明から8日目。自民党県連(菅義偉会長)が元フジテレビキャスターの黒岩祐治氏に出馬を要請した。県知事選の告示まで2週間と迫る中、自民、公明、みんなの各党に、民主党を加えた「オール与党」態勢が現実味を帯びる。各党に安堵(あんど)が広がる中、一部から“安全航海”を出馬条件とする黒岩氏の姿勢などを疑問視する声も出た。

 「県民900万人の顔にふさわしく、知名度もある」。9日午前10時、県庁内の自民党県議団控室。菅会長は黒岩氏の擁立理由を力説した。さらに「出馬表明してもらったあかつきには、全員で神奈川の新しい顔にしていきたい」。集まった県連所属の県議らに呼び掛けると、大きな拍手が湧き起こった。

 県連の竹内英明幹事長は「勝たせてもらったら、いい4年間を過ごせそう。まともな議論ができるよ」。急ピッチで擁立作業を進め、緊張感と疲労感が漂っていた表情に、ようやく安堵の色が浮かんだ。

 一方、民主党県議団の控室。「負けない選挙100+ 件が主軸」「相乗り以外に選択肢はないだろう」。同党県連幹部が黒岩氏に接触していた経緯もあり、すでに対抗馬擁立の機運はない。ただ「オール与党での選挙となれば、政党間の政策の違いを示せず情けない」とこぼす県議もいた。

 また当選した場合の議会運営を想定し、さまざまな見方が交錯。ある若手県議は「国と地方の役割分担が急変する激動の4年間に対応するにはオール与党の枠組みも必要では」と評価。だが、中堅県議は「知事と議会が二元代表制の在り方をしっかり理解し、問題点をただせる関係性を保たなければ、県民の負託に耐えられない」と述べた。

 別の若手県議は「(黒岩氏が)『オール与党』を出馬条件にするのもいかがか」とし、「政策もまだ分からない。手腕を見る前から『オール与党』というのは本来あるべき姿ではない。議会の形骸化を招く」と表情を曇らせた。

3252チバQ:2011/03/11(金) 00:01:41
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103100026/
県知事選:出馬打診は想定外、黒岩氏/神奈川
2011年3月10日 県知事選の候補者として急浮上した黒岩祐治氏は大学時代から6年間、横浜・二俣川に住み、早大とフジテレビに通った。

 現在は都内に在住。神奈川に対し、「ちょっとインテリっぽく、ちょっと風格があり、落ち着きがあると感じ、好きなところではある」という印象を持っていたが、県知事選への出馬打診は、まったくの想定外だった。

 最初に打診を受けた際、「え、神奈川でも知事選をやるの? と、とんでもない質問をした。逆に言えば、松沢(成文)さんが出ていれば、注目されるような選挙ではなかった」といい、「なぜ、神奈川からというと、神奈川から話が来たことに尽きる」と率直に話した。

 打診を受け、あらためて考えた上での神奈川のイメージは、「まさに、日本の縮図のような感じ」。大都会もあれば、地方色もあり、温泉、山、海、川、基地もある。「モデルとして再生すれば、日本全体をこういうふうにやっていけばいいと発信する非常にいい場だなと思った」と語った。

 出馬を決めていない現時点で政策を言うのは早いとの認識を示すが、「やりたいことははっきりしている。一番やりたいのは日本の再生。そのために今一番大事なのは地域を活性化させること」ときっぱり。

 松沢氏については、「悪い感じは一つもない。とても紳士的な方。当初はいろんなぶつかりがあったが、最近は不協和音は聞こえていなかった。松沢さんが出れば静かな形で進むところまで持ってこられたのは、評価すべき」と印象を述べた。

3253チバQ:2011/03/11(金) 00:07:48
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20110310-OYT8T00102.htm
知事選4党相乗りか

「態勢整えば」黒岩氏、意欲


黒岩祐治氏(右)に知事選への出馬を要請する自民党県連の菅義偉会長(9日、東京都港区の国際医療福祉大で) 24日告示の知事選に、元フジテレビキャスターで国際医療福祉大教授の黒岩祐治氏(56)の擁立方針を決めた自民党県連の菅義偉会長は9日、東京都内で黒岩氏と会談し、正式に出馬を要請した。黒岩氏は即答を避けたが、「各党が力を合わせる態勢ができるのであればやってみたい」と伝えた。公明、みんな両党に共闘を持ちかけている自民党は、独自に黒岩氏と接触していた民主党との連携も探る考えで、4党相乗りとなる可能性が高まった。

 会談には、竹内英明県連幹事長と県内の財界関係者3人が同席した。

 会談終了後、菅氏は「神奈川の危機なので政党の枠を超えて臨みたい。権力闘争でない態勢を作るべく民主党にも働きかけたい」と述べ、4党連携を模索する考えを示した。菅氏によると、松沢知事の不出馬宣言の直後から、公明、みんな両党に水面下で協力を呼び掛け、黒岩氏への出馬要請についても、8日夕に伝えていたという。

 要請を受けた黒岩氏は、記者団に対し、民主党の笠浩史県連代表からも接触があったことを明らかにしたうえで、「権力闘争、政争に明け暮れる国政を憂えている。かつては『相乗り』と、あまりよく言われなかったが、この危機には総力戦が必要だ」と強調。環境が整うことを条件に、「出馬することで地域がまとまり、テーマとしている地域再生を実現できるなら、人生をかけてやっていこうという気持ちになった」と意欲を語った。

 近く、笠氏とも改めて会談するといい、各党の協力態勢が整った段階で「最終的に考える」と述べた。

 黒岩氏は学生時代から約6年間、横浜市に在住。知事選出馬を前向きに検討している理由について、「神奈川は都市部もあり地方色豊かなところもあるまさに日本の縮図だ。全国に地方再生を発信するために良い場だと思う」と述べた。

 一方、昨年12月末に出馬表明してから、対立候補の登場を待ち続けてきた共産党推薦の市民団体代表鴨居洋子氏(66)の陣営幹部は、主要政党相乗りの可能性が高まったことについて、「そもそも松沢知事と戦うつもりで準備してきた。戦い方は変わらない。政策をコツコツ訴える」と語った。

(2011年3月10日 読売新聞)

3254チバQ:2011/03/12(土) 15:03:29
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000541103010001
連載みんなの党/上 地縁支える「渡辺党」
2011年03月01日


「温知会」の会合で、「ガンバロー」と気勢を上げる、みんなの党の県議選立候補予定者たち=2月26日、宇都宮市

 「栃木県を変えて、日本を変えよう」。みんなの党代表の渡辺喜美(58)が叫ぶと、ホテルの宴会場を埋めた支持者から拍手がわき起こった。2月26日に宇都宮市で開かれた後援組織「温知会」の会合での一幕だ。


 壇上で紹介された県議選の立候補予定者は17人。自民党を離党した現職から公募に応じた若手まで、顔ぶれは様々だ。


 「120人いた自民党員が8人にまで減った。これでは会議も開けない」


 現職の増渕三津男(66)=那須塩原市・那須町=は、自民党那須町支部長だった2010年3月、党員の激減ぶりに驚いた。前年8月のみんなの党結成で、喜美の後援会も兼ねていた地元の支持者たちは集団で離党していた。参院選を控え、支部は機能停止に追い込まれた。


 県内の自民党員・党友は、08年9月には1万6892人いたが、みんなの党結成と衆院選での敗北を経て、10年3月には1万1183人に減っていた。増渕は6月に自民を離党し、みんなの党に合流した。「後援会幹部から、参院選では自民党を応援しないと言われた」からだ。


 増渕だけでなく、渡辺派の現職県議の一部も、離党した喜美を追いかけた。みんなの党結成と同時に自民を離党した相馬憲一(53)=大田原市=は「日本の閉塞(へいそく)感を打ち破りたかった。代表に期待した」と話す。阿久津憲二(67)=那須塩原市・那須町=は「離党したことで団体との付き合いなどの重荷を下ろし、自由に発信できる県議になった」と感じている。


 県北12地区にある後援会を束ねた「渡辺喜美後援会総連合会」と、喜美の父である故・渡辺美智雄元外相の中選挙区時代の後援組織を引き継いだ「温知会」は、そのまま県内でみんなの党の支持基盤として引き継がれている。この縁で集まった新顔の立候補予定者も少なくない。


 「結婚式の仲人は喜美代表だ。自民を離れることに抵抗はなかった」。新顔の那須烏山市議、沼田邦彦(39)=那須烏山市・那珂川町=は、父も自民県議として美智雄を支えた「根っからの渡辺党」を自認する。元佐野市長の故・早川吉三の次女で、新顔の早川桂子(55)=佐野市=は、衆院選のたびに喜美の選挙事務所で受付や電話番を手伝ってきた。「父が県議のころから美智雄先生にかわいがってもらったから」という。


 新顔の渡辺幸子(28)=宇都宮市・上三川町=は、喜美の弟、美千明(54)の長男の妻だ。宇都宮出身で、学習塾を経営する実家は美智雄が県議だったころからの支持者だった。幸子は「めいとしてではなく、この選挙区に適した候補を考えたとき、私がいたのだと思う」と受け止めている。


 喜美は「県議選に20人を擁立する」と宣言したが、その数は17人にとどまっている。幸子が喜美から立候補を直接打診されたのは、今年の1月中旬。朝日新聞の取材に対して喜美は「宇都宮には最低でも3人は出したかったが、公募に応じた人が少なくて苦労した」と説明する。(敬称略)


 ◇


 4月1日告示の県議選まで1カ月に迫った。「県議会のキャスティングボートを握る」と宣言するみんなの党には、どんな候補者がいて、誰が支持しているのだろうか。渡辺喜美代表は「栃木県には私のおやじの流れをくむ議員や支持者と、公募などの新しい人が混在している」と解説する。「みんな」とは、誰のことなのか。素顔に迫った。(この連載は矢吹孝文が担当します)

3255チバQ:2011/03/12(土) 15:04:21
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000541103020001
連載みんなの党/中 新顔呼ぶアジェンダ
2011年03月02日


ローカルアジェンダを発表する渡辺喜美代表=2月26日、宇都宮市

 古くからの地縁・血縁で集まる県議選の立候補予定者がいる一方で、「みんなの党のイメージやアジェンダ(政策)にひかれた」という立候補予定者たちも多い。「なぜ、この党から出馬するのか」という問いに、新顔のほとんどが「アジェンダ」と「覚悟」という言葉を口にしている。


 IT関連会社社長の鈴木秀顕(41)=日光市=は、公募に応じた理由を「『増税の前に官僚を減らす』など、主義主張がわかりやすかった」と話す。元勤務医の安里満信(43)=下野市=も、「1人で党を立ち上げた代表のリーダーシップにひかれた」。


 「地域主権」「脱官僚」「生活重視」を掲げるみんなの党は2月26日、県議会定数(50議席)の半減や環太平洋経済連携協定(TPP)参加の推進などを盛り込んだ、県内向けの「ローカルアジェンダ」を発表した。


 開業医の佐原吉大(43)=宇都宮市・上三川町=は、ローカルアジェンダの医療部門の作成に携わった。「専門を生かし、1期目でも活躍できる党だ。医療福祉の分野なら、どの候補者にも負けない」と自信を見せる。


 みんなの党は栃木県が代表の地元ということから「とちぎ生まれ」を名乗っている。会社役員の角田正展(41)=栃木市・岩舟町=は党の強みを「地元の政党というイメージがあり、唯一追い風がある政党だ」と分析する。自民党県議の秘書を経て、2007年の県議選に無所属で出馬したが、落選した。再挑戦にあたり「無所属では限界がある」と感じ、「古い体制を変えたい」と公募に応じた。


 地方への権限移譲などの政策で連携する足利市長、大豆生田実(45)の後援会から出馬したのは、新顔の鶴貝大祐(45)=足利市=だ。大豆生田が足利市議だったころから支援し、自公推薦の候補を破った09年の市長選では選対本部長を務めた。「市政を支えるパイプ役になるために立候補を決めた」という。


 新顔の多くは団体や組合などの支持基盤を持たないが、党や代表の知名度が背中を押していると感じている。安里が下野市内であいさつ回りをすると、「代表のファンだ」「応援している」などと励ましの声をかけられるという。


 しかし、結成から1年半の新しい政党には課題もある。党の売り文句の一つは「ブレない政党」だが、ある新顔は現職の県議全員がTPP反対集会に出席したことなどを引き合いに「アジェンダと違うことを訴えている人がいる。意見が割れるのはイメージが良くない」と心配する。


 これについて、党代表の渡辺喜美(58)は「集会に参加するのには色々な動機がある。参加するなという指示はまったく出していない。TPPは県政ではなく国政レベルの話だ」と答えた。ある現職の県議は「新顔の中には、我々とやり方や政策にズレがある人もいる。選挙後に意思統一をする必要がある」と述べている。(敬称略)

3256チバQ:2011/03/12(土) 15:04:50
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000541103090001
統一地方選 風と戦う(下)
2011年03月09日

 県議選宇都宮市・上三川町選挙区から4選をめざす民主党の佐藤栄(64)は、2009年の衆院選の際、同党県連幹事長として全候補者のところを訪れ、遊説で全県を回った。佐藤は「支援者の反応がすごく良くて、びっくりするぐらい風があった」と振り返る。「100%当選の可能性はない」と佐藤が断言していた候補者が、比例区で当選するほどだった。


 10年の参院選直前、菅首相の消費税増税発言が風の変わり目だったという。県連にも支持者から「民主党の候補者に入れた票を返してくれ」など苦情が殺到した。


 そして今回の県議選。応援ではなく候補者本人として挑む佐藤は「応援を頼みに回ると衆院選、参院選と信じて民主党に投票したのに裏切られたと言われる。前は時間をくれれば何とかなりますと言ったが、もう時間をくれという雰囲気じゃない」と話す。「党ではなく、私個人を個別に見てくれる人を信じてやるしかない」


 県連は2月、統一地方選に向け、選挙対策本部を初めて設置した。県内を衆院選挙区の1〜5区にわけ、各総支部長の国会議員が中心となって相互連携を図って支援態勢を盤石にする狙いがある。


 だが、ある立候補予定者は「民主党の国会議員はみんな、風で当選したから、地元の後援会が全然しっかりしていない」と内情を明かす。その影響で選挙事務所を切り盛りするスタッフすら足りず、苦労している立候補予定者もいる。最大の支持基盤である連合栃木も票固めが難航している地域がある。


 県連は昨年11月に発表したローカルマニフェストのなかで「ハコモノから人へ」と主張し、医療・介護・福祉など人や命にかかわる分野へ力を注ぐ政策を打ち出した。宇都宮市・上三川町選挙区の現職、山田美也子(55)は1月の後援会事務所開きで「県職員の数をみても、生活、保健、福祉といった部門が土木よりも上になった。生活のレベル、安心を守るための政策がいつの時代にも必要」と訴えた。


 公共事業を通じた利益誘導型の従来の政治を転換し、新しい政治の価値を有権者に訴え、足元の支持者を増やしていく。立候補予定者たちは「風に左右されないよう地盤の安定が必要」と、選挙区をくまなく歩き、できるだけ多くの有権者に直接話しかける活動に力を入れている。


 今月4日の県連常任幹事会。県連幹事長で衆院議員の福田昭夫(62)は「風に負けないように地道にサポーターを一人一人増やす努力をしてください」と頼んだ。


 風に頼らない支持基盤をどれだけ築けるのかが、問われる選挙になる。
=敬称略
(細見るい)

3257チバQ:2011/03/12(土) 15:05:27
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001103100001
統一選 自民・総選挙への試金石(上)
2011年03月10日


上野通子参院議員の新春の集いでは、壇上に県議選の立候補予定者が並んだ=2月19日、宇都宮市内のホテル

 「政策を実現するため、これからも安定多数の会派として進んでいきたい。同志が増えるのは心強い限りだ」
 2月14日、自民党県連は無所属で立候補を表明していた現職2人の推薦を決めた。県連幹事長の石坂真一(55)=真岡市選挙区=は記者会見でこう述べ、県連が絶対的な目標として掲げる「過半数維持」に全力を挙げる姿勢を強調した。
 県議会(定数50)の自民党の現有議席は28。最大会派であり、2004年の知事選で同会派として立候補を要請した知事の福田富一(57)を与党として支える。昨年10月末に1次公認として発表したのは公認30人、推薦2人の32人。さらに2人を推薦したことで公認・推薦あわせて34人となり、「過半数」の目標達成に向けて態勢を整えた。
 追加で推薦を受けた琴寄昌男(49)=栃木市・岩舟町=は、地元・栃木市では他の公認候補がいることや、琴寄が昨年3月まで公明と会派を組んでいたことなどから、一度は推薦が見送られた。しかし、県連が地元の決定を覆す形で推薦を決めた。石坂は「党本部からも一人でも多くの自民党議員が党勢拡大のために必要だと言われた」と説明した。同選挙区で今期限りで引退する議長の野田尚吾(70)も琴寄を後継に指名した。琴寄は「自民党には県執行部からの豊富な情報量がある。地域の要望に応えるため、自分の持っているものをぶつけてみたい」と話す。
 同じく推薦を受けた阿部寿一(56)=那須塩原市・那須町=は、みんなの党代表の渡辺喜美(58)の衆院栃木3区が地元だ。「多くの有権者が期待した民主党が政権運営ができず、自民党への期待も高まっている。無所属では限界があり、県政与党ならば活動の幅を広げられる」
 「保守王国」とされた栃木県でも、09年の衆院選では5小選挙区で1議席しか取れず、惨敗を喫した。今回の県議選は総選挙も視野に、どれだけ巻き返しを図れるかの試金石にもなる。
 県連会長の茂木敏充(55)は2月19日、宇都宮市内のホテルで開かれた参院議員の上野通子(52)の集会で「統一地方選で確実に地方における基盤を確保し、さらに総選挙で政権を奪還して、地方のことが考えられる政治を取り戻したい」と力を込めた。
 会場入り口には県議選の立候補予定者のパンフレットやチラシがずらりと並べられていた。壇上にも選挙を控えた現職県議らが並んだ。
 県連が11日に発表する地域公約には、県政与党としての「実績」と、これから取り組んでいく「政策」をテーマごとに並べる予定だ。同党が統一地方選で公約を掲げて戦うのは今回が初めて。政調会長の三森文徳(54)=那須烏山市・那珂川町=は「やってきたことを知らせる責任がある。国政の流れを受けて政党で選ぼうという動きも出てきている。党としてどういう方向性で臨むのか、きちんとした姿勢を持っていないと有権者にアピールできない」と話す。
=敬称略
(樋口彩子)

3258チバQ:2011/03/12(土) 15:05:57
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000541103110001
統一選 自民・総選挙への試金石(下)
2011年03月11日

 「小滝先生を通じて、この地域で自民党の灯を消さないように、よろしくお願いを申し上げます」


 自民党三役の一人、総務会長の小池百合子(58)が2月19日、那須塩原市のホールでこう訴えた。県議選で立候補を予定している現職の小滝信光(69)=那須塩原市・那須町選挙区=後援会の総決起大会。応援に駆けつけた知事の福田富一(57)も「小滝先生を当選させてください。議会に送ってください」と繰り返し呼びかけた。


 みんなの党代表の渡辺喜美(58)の地元である衆院栃木3区では、同党結成以来、自民の現職県議が7人から3人にまで減った。小滝のいる那須塩原市・那須町選挙区(定数4)には、みんなの党の候補3人を含む6人が立候補を予定している。大会では小池を呼んできた県連会長の茂木敏充(55)も「党本部としても、この選挙区は小滝さんを絶対に落とすわけにはいかない」と強調した。


 3区内では、ほかに矢板市で県議会会派「自民党議員会」会長の青木克明(58)、那須烏山市・那珂川町で県連政調会長の三森文徳(54)に、それぞれみんなの党から新顔の「刺客」を送り込まれるなど、自民とみんなの全面対決が予想されている。


 三森は2月上旬、参院議員の三原じゅん子(46)を招いた集会で、県政与党の政調会長として知事と直接予算や政策をやりとりできる立場であることを支援者に伝えた上で、こう訴えた。「党派の問題じゃないんですよ。この地域がどうなるかがかかっている。10年間の私の実績を、どうか役立たせてほしい」


 県連は同月21日、各種団体を集めて環太平洋経済連携協定(TPP)についての緊急会議を開き、反対を表明した。さらに立候補予定者が選挙で使えるよう、TPP反対を訴えるチラシも作成した。みんなの党はTPP参加「賛成」の立場を取ることから、違いを際だたせたいという意図もうかがえる。渡辺は「TPPは国政の課題であり、県議選の争点にはならない」などとするが、自民党県連幹事長の石坂真一(55)=真岡市=は、「TPPは地域の生活にかかわってくるので、当然争点になりえる問題だ。国政だからというのは課題のすげ替えだ」と話す。


 ほかにも若い世代や無党派層にも支持を広げようと、ホームページで立候補予定者の動画を公開。1分半程度で自らの考えや、取り組みたいことを訴える。動画サイト「ユーチューブ」にも投稿している。


 自民現職28人のうち、8選挙区13人は前回、無投票で当選した。みんなの党が13選挙区に17人を擁立したことで、選挙戦になる選挙区も多い。初めての選挙戦に臨む1期目の金子裕(48)=佐野市=もその一人。金子は「新人と同じように緊張感を持ってやっていく。この4年間、地域の要望に応えてきたので焦りはない。とにかく前へ進むだけだ」と意気込む。
=敬称略
(樋口彩子)

3259チバQ:2011/03/12(土) 15:09:59
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1299001251126_02/news/20110302-OYT8T00101.htm
県議選展望 一覧





知事・市長選占う戦い
東日本巨大地震関連情報  津波情報  地震速報




前橋市区(8―11)
 本郷高明39  民新
 小川晶28  民新
 中村紀雄70  自現《6》
 中沢丈一62  自現《5》
 狩野浩志50  自現《2》
 安孫子哲39  自新
 水野俊雄39  公現《1》
 酒井宏明45  共新
 岩上憲司38  無現《2》
 後閑千代寿67  無新
 亀田好子55  無新

 選挙区名のカッコ内は、定数―立候補予定者数。白抜き数字は当選回数。氏名の並びは衆院勢力順。敬称略

 旧勢多郡富士見村の合併で、選挙区名が前橋市区になったが、定数8は前回通り。2009年1月の補選で当選した後藤新、山本龍が、それぞれ知事選と前橋市長選に転出し、現職5人、新人6人での争いとなる見通し。知事選、市長選を占う戦いともなりそうだ。

 民主は、県都での議席奪還が至上命令。宮崎岳志、桑原功両衆院議員が1人ずつ新人を発掘し、公認2人体制で臨む。

 本郷は、富岡由紀夫・元参院議員の元公設秘書。市南東部で浸透を図るが、「党への逆風を浴び続ける日々」(本郷)。名字をもじって「『本』当の『郷』土をつくろう」と地域代表を訴える。千葉県出身の小川は3年間、市内で弁護士として勤務。朝立ちやポスター張りで回る「どぶ板」で懸命に売り込む。党幹部も地元入りするなど組織を挙げてテコ入れしている。

 自民は現職3人と公募の新人候補1人を公認。擁立目標には1人足りないが、「自民回帰」の流れに乗り、前橋市長選で山本を支援する体制づくりを目指す。

 中村は7選に向け、「賞味期限はまだ切れていない」と、年明けから市内各地で県政報告会を20回以上開催する。前回最下位当選の中沢は、危機感から「25年の選挙人生で初めて」という朝立ちもこなし、勢多農林高関係者の支援も受けて地盤の市南部を死守する構えだ。

 狩野は、旧市東部を固めるほか、08年に死去した金子一郎県議の後援会も取り込み、旧郡部地域での浸透も狙う。前橋市議の安孫子は、2日の議会開会日に辞職し、活動を本格化。街頭演説や小規模な座談会を重ね、知名度アップを図る。

 県内3議席を目指す公明は、負けられない戦い。水野は、ドクターヘリ導入などの医療、福祉分野での実績を強調し、支持者回りを強化している。

 現職早川昌枝の党離脱で、県議会での議席を失った共産は、国政挑戦経験のある酒井を擁立。昨夏の参院選で比例票が1万を割り込むじり貧傾向もあり、浮動票獲得が鍵となりそう。

 無所属は現職1人、新人2人が出馬予定。保守系の岩上は、年明けからミニ集会を重ね、市長選で3選出馬が予想される高木政夫市長とも連携し、旧市東部を固める。旧粕川村長の後閑は、民主党公認は断念したが、旧郡部を軸に、角田義一・元参院副議長の支援を得て無党派層の取り込みを図る。障害者福祉事業所所長の亀田は、前回選と09年の補選は民主党公認、推薦で落選したが、今回は無所属で3度目の正直を狙う。

北群馬郡区(1―1)
 大林俊一54  自現《1》

 選挙区名のカッコ内は、定数―立候補予定者数。白抜き数字は当選回数。氏名の並びは衆院勢力順。敬称略

 前回は、自民党県議だった父、大林喬任(故人)の地盤を引き継いだ俊一が無投票で当選。今回もほかに出馬の動きはない。

(2011年3月2日 読売新聞)

3260チバQ:2011/03/12(土) 15:11:12
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1299001251126_02/news/20110303-OYT8T00039.htm
サバイバル戦の様相

高崎市区(9―10)
 選挙区名のカッコ内は、定数―立候補予定者数。白抜き数字は当選回数。氏名の並びは衆院勢力順。敬称略
 石川貴夫32  民現《1》
 後藤克己37  民現《1》
 関根圀男64  自現《5》
 橋爪洋介43  自現《2》
 岸善一郎60  自新
 桂川孝子47  自新
 清水真人36  自新
 福重隆浩48  公現《2》
 伊藤祐司52  共元《1》
 角倉邦良50  無現《1》

     ◇

 旧吉井町と合併し、定数は1増の9になった。現職6人、新人3人、元議員1人の中で、1人落選というサバイバル戦の様相だ。松浦幸雄市長の引退で激戦が見込まれる市長選を後に控え、各陣営への影響も予想される。

 民主は前回より1人多い現職2人を公認し、多野郡区からくら替えの角倉を推薦した。支持基盤の「すみ分け」で全員当選を狙う。

 保守系の石川は、組織に頼らない活動を展開。自転車での街頭活動も開始し、無党派層取り込みを狙う。党への逆風から地域政党を目指す政策集団を旗揚げし、時流に乗る動きを見せる。後藤は、支持母体の連合が有力労組の一部を角倉に分けたため、組織外への浸透がカギ。旧市内で自民が手薄な地域では地元候補をアピールするほか、座談会などを積極的に行う。

 角倉は労組支援に加え、母校・富岡高の人脈や、国政選の活動で培った各種団体へのつてを生かし、旧市内に攻め込む。前回約7000票を獲得した旧吉井町では支持固めを図る。

 自民は前回より1人少ない5人を公認。任期中に小林義康が亡くなり、中島篤が市長選に出馬、平田英勝が引退する。市長選が、自民系支持者が入り乱れる構図となり、水面下での駆け引きが始まっている。

 関根は、地元の新町や市東南部の地盤固めを急ぐ。県会議長の公務で時間をとれないが、旧吉井町は、前回選で“国替え”するまで戦っていた多野郡区時代の選挙区で、後援会もあり心強い。橋爪は一時、市長選出馬を模索したが回避。旧市西部でしのぎを削った小林が亡くなり、同じ地盤の市長選候補と連携をもくろむ動きもある。

 新人は3人で、市議の清水は党県連の公募で選ばれた。地盤の旧市北西部を中心に票を固め、小林の後継を明言。橋爪の地元や旧群馬郡地域にも食い込みを図っている。同じく公募の桂川は松下政経塾出身で、「女性の声を県会に」と草の根活動を展開。母校の高崎女子高人脈で支持拡大を目指し、県連もスタッフを派遣しててこ入れする。

 市議を辞職した岸は、平田の事実上の後継。地盤の旧群馬町に加え、榛名、箕郷など旧群馬郡地域への浸透を狙うが、市議会で同じ会派だった清水との競合が懸念材料だ。

 福重は「市長選に関心が集まり過ぎて、県議選は存在感が薄くなっている」と支援の空洞化を懸念。地盤の中居地区を固めつつ、市全域の支援者回りを強化している。

 前回、283票差で惜敗した伊藤は、議席奪還に向け、街頭で「学校給食の無料化」などを訴えている。

(2011年3月3日 読売新聞)

3261チバQ:2011/03/12(土) 15:12:30
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1299001251126_02/news/20110304-OYT8T00010.htm
民自公7人の争い
◆太田市区
 黒沢孝行59  民現《4》
 阿部知世39  民現《1》
 田島國彦41  民新
 笹川博義44  自現《1》
 高田勝浩42  自新
 穂積昌信36  自新
 薬丸潔32  公新

     ◇

 定数5(欠員1)に、勇退する自民の金田克次を除く現職3人と、新人4人が出馬を予定。民主、自民が3人ずつ公認する中、公明が初めて候補を立て、割って入る構図となっている。

 民主は前回、県連内の保守系と労組系の対立の影響で、候補者に公認を出せなかったが、今回は一挙に3議席獲得を目指す。

 自治労出身の黒沢は、連合の支援のほか、4期で培った六つの地域後援会組織が市内各地に広がる。太田高で同窓の大沢知事との関係も良く、地域に根ざした戦いを進める。阿部は、昨年に民主党入りしたが、組織に頼らず、個々の支援者を開拓する草の根運動を継続。市内の催しにも積極的に顔を出し、支持のすそ野を広げている。

 中島政希・県連会長代行の政策秘書の田島は2回連続の挑戦。朝のつじ立ちなどで若さをアピールする。党への逆風の中、地域政党を目指す政策集団に参加を表明、起死回生を狙う。

 自民は前回、5人を擁立して議席独占を狙ったが、今回は、公明との協力関係もにらみ、3人に絞った。

 笹川は、地元の旧市中心部や、父・笹川尭の影響力が残る衆院2区の旧藪塚本町、自民の地元候補がいない旧新田郡にも浸透。座談会なども積極的に開き、支持拡大に余念がない。

 中曽根弘文・県連会長の秘書も務めた高田は、市議も2期経験し、満を持しての挑戦。旧市西部の大票田・宝泉地区を徹底的に固める。穂積は、県連が新人候補養成のために創設した「ぐんま政治塾」出身。社会福祉法人での勤務経験を生かして福祉関係者へ浸透を図る。竜舞町など地元をまとめ、他地域への進出も狙う。

 新年度から、県議会の会派構成の最低人数が3人となるため、県内で現職2人の公明は、3人目確保が喫緊の課題。弁護士の薬丸は新人のため、党員総動員で支持拡大に奔走している。

◆館林市区
 茂木直久55  民新
 松本耕司66  自現《3》
 須藤和臣43  自現《1》

     ◇

 前回まで2回連続無投票だったが、民主は柿沼正明衆院議員が衆院3区で勝った余勢を駆り、公認候補を擁立。強固な保守地盤に風穴が空くかが焦点だ。

 前市議の茂木は、前回選で松本の選対幹部を務めるなど元々は自民系だが、柿沼と連携。蓮舫行政刷新相も含む3人でのポスターも張り出し、全域での後援会づくりに精力を傾ける。

 松本は当初、茂木出馬のしわ寄せが懸念されたが、後援会が結束し、「影響はほとんどない」(松本)。自民県議出身の安楽岡一雄市長の後援会の助力も得ている。谷津義男元農相の秘書だった須藤は、今回が事実上、初の選挙戦。松本と同様に安楽岡後援会と連携し、若手県議として、同世代を中心に浸透を図る。

◆邑楽郡区

 久保田順一郎58 自現《3》
 舘野英一62 自現《1》
 塚原仁60 無現《2》

     ◇

 久保田、舘野の自民現職2人と、連合群馬推薦の塚原の計3人が出馬を予定。ほかに動きはなく、無投票の公算が大きい。

 久保田は大泉町など西邑楽地区に根を張る一方、板倉町議出身の館野は、東邑楽地区を固める。出身の三洋電機労組から支援を受ける塚原も含め、3者がすみ分ける構図が出来ている。

(2011年3月4日 読売新聞)

3262チバQ:2011/03/12(土) 15:13:41
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1299001251126_02/news/20110306-OYT8T00293.htm
自民系分裂激戦へ 富岡
 ◇富岡市区(1−4) 
 今井哲42  自現《2》
 大手治之58  無新
 下山真61  無新
 矢野英司43  無新

     ◇

 定数1に現職1人、新人3人の計4人が出馬を表明。県内屈指の激戦区となりそうだ。

 2006年の市長選に自民県議だった岩井賢太郎が転出したことに伴う県議補選で、今井が、岩井後継候補を破って以来、自民系で内紛の火種がくすぶり続けており、今回も一本化出来ないまま分裂選挙に突入する。

 現職の今井は、過去2回は無所属だったが、09年に自民党県議団に合流し、今回は自民公認で戦う。今年に入り、朝の街頭演説を繰り返すなど支持拡大に躍起になっている。

 元市会議長の大手は、無所属ながら自民系。岩井後援会が支援に回り、今井に対する“刺客”として戦う。支援者を細かく回って後援会をつくり、追撃態勢を整えつつある。

 経営コンサルタントの下山は、保守分裂の間隙(かんげき)を縫っての出馬。民主の推薦を受け、岡田幹事長とのポスターを張るなど党本部とのパイプも強調し、大学誘致など具体的政策も掲げる。

 元青年会議所(JC)理事長の矢野は、政党と一線を画した戦いを強調。JC若手の支援も受けながら、役員を務めるPTA組織などを通じて無党派層への浸透を狙う。

 

 ◇甘楽郡区(1−1) 
 織田沢俊幸59  自現《2》

     ◇

 自民現職の織田沢が3期目を目指す。選挙区全体に浸透し、対抗馬の動きもなく、前回に続いて無投票の可能性が高い。

 

 ◇安中市区(2−2)
 岩井均47  自現《3》
 茂木英子51  無現《1》

    ◇

 自民と無所属の現職2人が出馬を表明。自民は当初、議席独占を狙っていたが、現職の当選優先で擁立を断念した。ほかに出馬の動きはなく、無投票の公算が大きくなってきた。

 中曽根元首相の秘書だった岩井は、地元・旧松井田町の地盤が固く、昨秋から後援会も強化・拡充して盤石の構え。

 前回選で安中市議から転身した茂木は、旧市内を中心に支援者回りを精力的にこなしている。

 ◇藤岡市・多野郡区(2−3)
 新井雅博50  自現《2》
 田所三千男61  自元《2》
 関口茂樹64  無現《1》

       ◇

 多野郡から、高崎市と合併した旧吉井町が抜けた影響で、藤岡市区に同郡の神流町、上野村が加わって一つの選挙区になったが、顔ぶれは、藤岡市区時代の前回選と全く同じ。定数2に、自民2人、無所属1人の計3人が出馬を予定している。

 3選を目指す新井は、昨年中に神流町と上野村に後援会を設けるなど、準備に怠りはない。新井利明市長や大沢知事に近い立場で実績を強調する。

 元議員の田所は、後援会組織の立て直しから始めている。藤岡市が水利権確保のために負担金を出している八ッ場ダム問題を争点に掲げ、ダム反対派の関口の追い落としを狙う。

 旧鬼石町長の関口は、地元票を死守しつつ、反市長派を広く取り込んで旧市内での浸透を図っている。保守系ながら連合群馬からも推薦を受け、非自民の支持層にも食い込む。

(2011年3月5日 読売新聞)

3263チバQ:2011/03/12(土) 15:17:05
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1299001251126_02/news/20110305-OYT8T00920.htm
みんな参戦に注目 伊勢崎
 ◇桐生市区(3−4)
 腰塚誠63  自現《5》
 村岡隆村60  自現《2》
 関口直久61  共新
 大沢幸一67  無現《2》

 顔ぶれは前回選と変わらず、自民の現職2人、民主系無所属の現職1人、共産の新人1人が出馬を表明している。前々回、定数減の影響で議席を失った共産が、自民と民主系がすみ分ける構図に、割って入れるかが焦点となりそうだ。

 自民は、県会議長も務めた腰塚と県連政調会長の村岡のベテラン2人を擁立。手堅く2議席確保を狙う。

 村岡は、旧市内中心に小規模な座談会を開催し、新分野での産業振興を訴える。共産の追い上げを警戒し、浸透が足りない合併前の旧郡部での支援者回りを強化する。腰塚もミニ集会で、長年の支持者との対話を重視する作戦。後援会の高齢化が気がかりだが、若手の支援者も入れて、新陳代謝を図ろうとしている。

 共産の関口は3度目の挑戦。前回は3位当選の腰塚に1887票差まで肉薄しており、「くらし優先」の姿勢で、幅広い世代からの支持獲得を目指す。

 民主は、前回公認の大沢と群馬2区の衆院議員石関貴史が一昨年秋の衆院選対応を巡って対立。大沢の公認を拒んだ石関が一時、対抗馬擁立を検討した。

 大沢は、今回は無所属だが、労組や旧市内の地元自治会に固い支持基盤を持ち、民主支持層も取り込む。旧郡部地域を含む市内全域への浸透を図っている。

 

 ◇伊勢崎市区(5−7) 
 久保田務61  民現《1》
 井下泰伸47  自新
 原和隆41  自新
 臂泰雄58  自新
 吉山勇48  み新
 塚越紀一69  無現《4》
 森田修61  無新

 定数5に、現職2人、新人5人が出馬予定。世代交代による混戦の中、みんなの党が、地方選で県内初議席を獲得するかが注目されている。

 民主唯一の公認、久保田は、党への逆風を実感しつつ、戦い方を「(地元の)旧東村と旧赤堀町で0・5議席分、民主で0・5議席分」と表現、地域代表と党の看板の両面作戦をとる。

 自民は、五十嵐清隆が09年に自民県議から市長に転出し、田島雄一、原富夫の両ベテランが引退。公認候補は3人とも新人だ。

 前回無所属で挑み、448票差で惜敗した井下は、09年春から党伊勢崎支部青年部長として活動し、自民の看板で臨む。原和隆は、原富夫の三男。後援会を引き継ぎ、福祉現場での経験を強調して、若者世代の取り込みも目指す。市議2期目の臂は「環境と教育は県政の仕事」と転出を決意。地元・殖蓮(うえはす)地区を固めつつ、旧赤堀町など、自民の地元候補不在地域も狙う。

 吉山は、みんなの党のカラーを前面に押し出し、上野宏史参院議員もテコ入れ。市議3期の経験と実績を強調し、街頭活動も積極的に行っている。

 ベテランの塚越は、連合群馬、社民の推薦を得て、地元労組への浸透を強化。4期目に発足した旧町村部の後援会も機能している。

 元市議の森田は「しがらみのない政治」を掲げ、無所属で初挑戦。衆院選に3度出馬、知名度はある。前橋市が市境で進める清掃工場計画反対を訴える。

 

 ◇みどり市区(1−2)
 石川直哉31  民新
 須藤昭男50  自現《3》

     ◇

 前回の無投票から一転し、民主新人の石川が、自民現職の須藤に挑む。

 石川は公募に応募して公認を得た。石関と連携し、元自民党総務会長・笹川尭に反発してきた勢力の取り込みが鍵だが、現時点では活動は遅れている。

 須藤は、地盤の旧笠懸町地域以外にも、新たに旧大間々町、旧東村に後援会を設立。2月からは市内全行政区で県政報告会も開き、支持固めを進めている。

 ◇佐波郡区(1−1)
 井田泉47  自現《1》

 出馬を表明したのは、現職の井田1人。県政報告会を通じて後援会組織の引き締めを図っており、選挙戦にも備えている。

 民主は候補を公募中だが、擁立は難しい状況で、無投票になる公算が大きい。

(2011年3月6日 読売新聞)

3264チバQ:2011/03/12(土) 15:18:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1299001251126_02/news/20110307-OYT8T00103.htm
保守分裂の激戦か 沼田
 沼田市区(1―2)
 金子浩隆50  自現《3》
 金井康夫42  無新

     ◇

 無投票の前回から一転、選挙戦が確実な情勢だ。自民現職の金子と星野已喜雄市長との対立が続き、自民の福田系の統制が乱れる中、支援者に中曽根系が多いとされる金井が混乱に乗じて参戦。保守分裂の激戦が予想される。

 金子は、議会の合間を縫って支援者へのあいさつ回りを強化。事実上、初の選挙を迎える旧白沢、利根村地域にも後援会が整備されたほか、宮司を務めていた地元神社の氏子組織からも支援を受ける。

 先月15日に出馬表明した金井は、今月1日に事務所を開設。出遅れを挽回すべく、支持者の掘り起こしを急ぐ。中高の同級生など、地元出身ならではの人脈をたどり、自民支持層へも食い込んでいる。

 また、星野市長自らが「反金子」で県議選に出馬するとの臆測も流れているが、本人は一貫して否定。福田系の一部には、依然として独自に候補擁立を模索する動きがある。

 渋川市区(2―3) 
 真下誠治69  自現《3》
 星名建市54  自現《1》
 金子渡40  無新
    ◇

 合併で旧5町村が加わり、定数1増だった前回は現新2人が無投票当選したが、今回は、新人1人が名乗りを上げ、16年ぶりに選挙戦となる見込みだ。

 自民は、県連幹事長の真下と、無所属から合流した星名を擁立。「絶対に落とせない選挙区」(県連幹部)の一つだ。

 真下は、福田系の重鎮県議だった父・玄永(はるなが)の地盤を受け継いだが、自身は初の実戦。「一度も名前を書いてもらったことがない」と危機感を抱き、支持固めに奔走する。星名は小渕元首相の秘書を務め、2006年の市長選には市議から挑戦し、知名度はある。「国政、県政、市政すべてを経験した」と、2人との違いを強調する。

 金子は、市議を3期経験。昨年12月から朝の街頭活動を欠かさず、若さを強調。連合群馬から「支持」も得て、無党派層や非自民勢力の受け皿となりそうだ。

 吾妻郡区(2―3)
 南波和憲63  自現《4》
 萩原渉57  自現《1》
 重野能之33  無新

     ◇

 自民現職2人に新人1人が出馬を表明。メンバーは前回と同じで、建設が宙に浮く選挙区内の八ッ場ダム(長野原町)についても、全員「推進」の立場だ。

 南波は、建設業界などに強固な支持基盤を持ち、過去2回、全選挙区中で最多得票を記録。年明け以降、後援会の役員会を各地で開き、中之条町、東吾妻町など郡東部を固める。

 萩原は、地元の草津町など郡西部が地盤。八ッ場ダム問題に重点的に取り組み、知名度も上げてきた。各地でミニ集会を開き、東部でも上積みを目指す。

 温泉施設代表の重野は3度目の挑戦。朝、夕は辻立ち、日中は約20か所で街頭演説を行う。「身近な県政を」と訴え、無党派層の取り込みも狙う。

 利根郡区(1―2)
 小野里光敏70  自現《3》
 星野寛55  無元《3》

     ◇

 前回は、合併による定数減で、郡東部、西部をそれぞれ地盤とする自民現職2人が「無所属」でサバイバルレースを展開。今回も同じ2人が出馬予定で、再び“東西戦争”となりそうだ。

 今回は自民公認で戦う小野里は、地元・みなかみ町を中心に座談会を開催するなど支援者回りを徹底。昭和村や川場村にも開催地を広げ、支持拡大を目指す。

 片品村でホテル、スキー場を経営する星野は、昨年12月に出馬表明し、臨戦態勢を整えた。経済界での人脈を生かし、“敵陣”のみなかみ町でも浸透を図る。

(おわり)

(2011年3月7日 読売新聞)

3265チバQ:2011/03/12(土) 15:21:24
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20110224ddlk11010244000c.html
統一選の構図:県議・首長/1 北選挙区(1区〜6区) /埼玉
 4年に1度の統一地方選が4月に行われる。前半戦の県議選とさいたま市議選が同10日、後半戦の3市町長と31市町議選が同24日にそれぞれ投開票される。県議選の各選挙区での立候補予定者の動向と、3市町長選の構図を紹介する。

 ◇北5区、自民2氏と3新人/北6区、前回と同じ4氏か
 【北1区=秩父市、定数1】

 自民現職の北堀篤氏(60)が4期目を目指す。秩父市議らが出馬の動きを見せたものの立ち消えに。対抗馬のめどは立っていない。

 【北2区=横瀬、皆野、長瀞、小鹿野町、東秩父村、定数1】

 前回、現職を破り初当選した自民の岩崎宏氏(64)が再選を目指す。他に擁立の動きはなく、無投票となる可能性が高い。

 【北3区=美里、神川、上里町、定数1】

 上里町から2期目を目指す丸山真司氏(68)と、同町議会議長の斉藤邦明氏(38)。無所属同士による現新一騎打ちの見込み。

 【北4区=本庄市、定数1】

 自民の竹並万吉氏(71)が5期目を目指す。他の候補者を推す動きもあるが、立候補表明に至っていない。

 【北5区=深谷市、寄居町、定数3】

 前回当選の小島進氏(50)は市長に転身。ともに自民現職、加藤裕康氏(65)が3期目、神尾高善氏(60)が再選を目指す。民主からは深谷市議の江原久美子氏(40)が参戦。無所属で同市議の小川真一郎氏(37)と吉岡信彦氏(58)も立候補を表明し、激戦の模様。

 【北6区=熊谷市、定数3】

 前回と同じ4人の争いとなりそう。自民では小林哲也氏(51)が3期目、森田俊和氏(36)が再選を目指す。民主の田並尚明氏(45)も2期目を狙う。この現職3人に対し、熊谷市議で元職、岡部三郎氏(73)が無所属で4年ぶりの返り咲きに挑む。=つづく

3266チバQ:2011/03/12(土) 15:21:49
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20110225ddlk11010253000c.html
統一選の構図:県議・首長/2 西選挙区(1区〜5区) /埼玉
 ◇西1区、現職3氏に2新人/西2区、2議席独占狙う自
 【西1区=所沢市、定数4】

 当麻よし子氏が県議を辞し所沢市長となったため欠員1。共産の柳下礼子氏(64)▽公明の西山淳次氏(52)▽自民の藤本正人氏(49)の現職3人に対して、民主公認の水村篤弘氏(37)、自民推薦の大石健一氏(45)の2新人が出馬を表明。4議席を5人で争う見通しだ。

 【西2区=入間市、定数2】

 自民の現職、田中龍夫氏(58)と、民主の現職、新井格氏(48)に加え、元職の斉藤正明氏(61)も出馬を予定し、自民から公認を得た。自民は2議席の独占を狙う。

 【西3区=飯能市、定数1】

 自民の現職、和田浩氏(58)のほか、前回は自民公認で敗れた無所属の元職・中村興夫氏(65)が出馬を表明している。一騎打ちになりそうだ。

 【西4区=狭山市、定数2】

 自民公認の現職、本木茂氏(57)と無所属の現職、北村浩氏(45)に加えて、中川浩氏(44)=民主公認、田中寿夫氏(63)=無所属=の2人がいずれも狭山市議から出馬表明した。2議席を4人で争う激戦になるとみられる。

 【西5区=ふじみ野市の一部(旧上福岡市)、定数1】

 共産の山川寿美江氏(68)は08年再選挙で民主、自民の2候補を破って初当選、今回は議席死守に懸命。市議からの転身を狙う自民、加藤末勝氏(60)と、無所属で民主推薦の駒林土地区画整理組合理事長、谷新一氏(52)の2氏が挑む構図になりそう。=つづく

3267チバQ:2011/03/12(土) 15:22:15
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20110226ddlk11010250000c.html
統一選の構図:県議・首長/3 西選挙区(6区〜10区)/毛呂山町長 /埼玉
 ◇西8区、4議席を争う6氏
 【西6区=富士見市、定数1】

 市議からの転身を図る無所属で自民推薦の星野光弘氏(53)以外に目立った動きはなく、無投票か。3期務めた自民の神山佐市氏(56)は、次期衆院選で埼玉7区から立候補する予定。

 【西7区=ふじみ野市の一部(旧大井町)、三芳町、定数1】

 再選を目指す自民の土屋恵一氏(56)以外の動きはなく、無投票の公算が高い。

 【西8区=川越市、定数4】

 現職4人と元職、新人各1人の計6人が争う見通し。民主、矢部節(みさお)氏(68)と自民、渋谷実氏(67)は4期目、公明、福永信之氏(58)は5期目、無所属、舟橋一浩氏(39)は再選を目指す。前回次点の共産、守屋裕子氏(61)と、08年4月の西5区再選挙で敗れた菓子製造販売業の自民、中野英幸氏(49)も地元で再挑戦する。

 【西9区=日高市、定数1】

 自民公認の現職で5期目を目指す小谷野五雄氏(55)に、日高市議から転じる民主公認の新人、川田虎男氏(31)が挑む。一騎打ちとなりそうだ。

 【西10区=毛呂山、越生町、定数1】

 自民、丸木清浩氏(71)が今期限りの引退を決め、元県職員の武内政文氏(58)と毛呂山町議の高橋達夫氏(67)が無所属で出馬する見通し。

 ◇町議同士、一騎打ちか
 【毛呂山町長】

 3期務めた小沢信義町長(67)の後継を町議出身の2氏が争う構図。町議を5期務めた長瀬衛氏(62)は17日に辞職、政党への推薦は申請せずに出馬する構え。町議2期目の井上健次氏(51)も無所属で挑戦する。=つづく

3268チバQ:2011/03/12(土) 15:22:43
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20110227ddlk11010136000c.html
統一選の構図:県議・首長/4 西選挙区(11区〜15区) /埼玉
 ◇西11区、補選と同じ2氏か/西14区、現職と新人の戦い
 【西11区=坂戸市、定数1】

 10年9月の補選と同じ2氏による争いになりそう。再選を期す木下高志氏(51)は、補選の時と異なり、民主推薦を得ずに出馬する見通し。幼稚園理事長の新人、小川直志氏(58)は補選と同じく自民党の推薦を得た。

 【西12区=鶴ケ島市、定数1】

 5期目を目指す自民の長峰宏芳氏(68)のほか、現在まで具体的な動きはない。

 【西13区=川島、吉見町、定数1】

 3期目を目指す自民の中村健氏(63)が立候補を予定している以外に動きはなく、前回に続き無投票となる可能性もある。

 【西14区=東松山市、定数1】

 10年8月の補選で無投票当選した江野幸一氏(60)が無所属で再選を目指す。東松山市議の斎藤雅男氏(46)も無所属で出馬を表明しており、2月に自民推薦を得た。

 【西15区=滑川、嵐山、小川、鳩山、ときがわ町、定数1】

 自民の松本恒夫氏(63)が3期目を目指す以外に目立った動きはなく、無投票となる可能性もある。=つづく

3269チバQ:2011/03/12(土) 15:23:09
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20110228ddlk11010133000c.html
統一選の構図:県議・首長/5 東選挙区(1区〜5区)/行田市長 /埼玉
 ◇東1区、12年ぶり選挙戦へ
 【東1区=行田市、定数1】

 12年ぶりの選挙戦が確実な情勢。4選を目指して着々と支持固めを進める自民の鈴木聖二氏(55)に対し、無所属で行田市議会副議長の漆原金作氏(68)が新人で挑戦する。

 【東2区=羽生市、定数1】

 自民の諸井真英(もろいまさひで)氏(42)が2期目を目指す。無投票の可能性が高い。

 【東3区=加須市の一部(旧加須市)、定数1】

 自民は10期目を目指す野本陽一氏(71)、民主は加須市議の恩田博氏(67)が立候補を予定。2人は昨年の新加須市長選でもそれぞれ別の候補を支援しており、前回の無投票から一転、激しい現新一騎打ちとなりそうだ。

 【東4区=加須市の一部(旧騎西町、旧北川辺町、旧大利根町)、鴻巣市の一部(旧川里町)、定数1】

 自民の野中厚氏(34)が再選を目指す。無投票との見方もあるが、一部に保守系候補擁立を模索する動きもあり、情勢は流動的だ。

 【東5区=久喜市の一部(旧久喜市)、定数1】

 過去2回は無投票。今回も今のところ、5期目を目指す、自民現職の樋口邦利氏(63)のほかは、立候補の動きはない。

 ◇無投票の可能性も
 【行田市長】

 現職の工藤正司氏(60)が再選を目指す。自民、民主が推薦した。他に動きはなく、新人4人による激戦となった前回と変わり無投票の可能性も。=つづく

3270チバQ:2011/03/12(土) 15:23:42
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20110301ddlk11010233000c.html
統一選の構図:県議・首長/6 東選挙区(6区〜10区) /埼玉
 ◇東8区、3議席5氏の争い/東9区、現職1人に4新人
 【東6区=蓮田市、定数1】

 自民現職の石井平夫氏(63)は2期目を目指す。俳優で無所属新人の山口眞司氏(54)が民主推薦で立候補を表明。新人で建設コンサルタント社長の福田聖次氏(59)は諸派から出馬の予定。

 【東7区=久喜市の一部(旧菖蒲町)、宮代町、白岡町、定数1】

 現職の岡重夫氏(58)は無所属で民主と国民新党から推薦を得て2期目を狙う。自民公認をとりつけた新人の元会社員、田中聡一郎氏(26)が挑む。

 【東8区=春日部市の一部(旧春日部市)、定数3】

 5人が3議席を争う激戦。県議会議長など務めた佐久間実氏(70)が自民公認として10期目を目指す。民主現職の渋田智秀氏(45)は2期目に挑戦。3期務めた無所属の清水寿郎氏(75)から後継指名を受けた春日部市議、白土幸仁氏(37)が無所属から出馬予定。公明は党県青年局次長の権守幸男氏(39)を、共産は元市議の並木敏恵氏(50)を新人として擁立した。

 【東9区=越谷市、定数4】

 いまのところ、立候補予定者5人のうち、現職は3期目を目指す自民の松沢邦翁氏(62)だけで、4人の新人が名乗りを上げた。

 高橋努氏(67)が越谷市長に転身した09年10月から議席を欠く民主は、細川律夫厚労相の次男威氏(33)と山本正乃氏(51)の市議2人を擁立する。公明は引退する久保田厚子氏(63)の代わりに市議の藤林富美雄氏(55)。今期限りで引退する黒田重晴氏(75)の後継候補として、上田清司知事元秘書の藤沢慎也氏(33)がみんな新人で出馬する。共産は、擁立を前提に人選を進める。

 【東10区=八潮市、定数1】

 自民現職の大山忍氏(53)が4期目を狙う。市議会の民主系会派から出馬の動きはなく、前々回(03年)と同じ無投票の可能性が高まる。=つづく

3271チバQ:2011/03/12(土) 15:24:08
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20110302ddlk11010249000c.html
統一選の構図:県議・首長/7 東選挙区(11区〜15区) /埼玉
 ◇東11区、自民現職と3新人 東13区、1議席争う4新人
 【東11区=三郷市、定数2】

 自民現職の鈴木義弘氏(48)が4期目に挑戦。今期限りで引退する自民の逢澤義朗氏(76)の後継者として、前市議会議長で新人の山下勝矢氏(49)が自民推薦で出馬する。さらに、司法書士で無所属の冨永由果氏(33)と、会社員でみんなの武捨裕太氏(29)の新人2人も立候補を予定している。

 【東12区=久喜市の一部(旧栗橋町、旧鷲宮町)、定数1】

 前回、無投票当選した自民現職の梅沢佳一氏(56)は3期目を目指す。新人で民主の武正公一衆院議員(埼玉1区)の元公設秘書、野中智氏(41)が無所属で挑戦する。

 【東13区=幸手市、定数1】

 病気療養中の自民現職の小森谷昭氏(56)が立候補を辞退。代わりに幸手市議を3期務めた枝久保喜八郎氏(61)が後援会の支援を受け出馬するほか、小沢一郎元民主代表の私設秘書だった吉良英敏氏(36)、幸手市議会議長の青木章氏(52)、元高校教諭の増田幹男氏(73)の計3新人が無所属で出馬予定。

 【東14区=春日部市の一部(旧庄和町)、杉戸町、松伏町、定数1】

 自民現職の井上直子氏(71)は6期目を目指す。日本創新推薦で杉戸町議の坪田光治氏(37)と、NPO法人理事の豊島亮介氏(35)の無所属2新人が挑む。

 【東15区=吉川市、定数1】

 6期目を目指す自民の蓮見昭一氏(69)と、NPO法人理事長で無所属、中原恵人氏(40)の現新一騎打ちになりそう。=つづく

3272チバQ:2011/03/12(土) 15:24:33
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20110303ddlk11010244000c.html
統一選の構図:県議・首長/8 南選挙区(1区〜6区) /埼玉
 ◇南2区、9氏6議席で激戦 南5区、民と自新人の争い
 【南1区=草加市、定数3】

 自民現職の谷古宇勘司氏(60)が8期目を目指すほか、民主の山川百合子氏(41)と公明の蒲生徳明氏(50)の現職2人がそれぞれ3期目を狙う。さらに元市議会議長で、新人の芝野勝利氏(43)が出馬する。芝野氏は自民推薦を受け、混戦模様に。共産も人選を進める。

 【南2区=川口市、定数6】

 9氏の立候補が予想される激戦区。民主は菅克己氏(44)が再選を狙う。自民は現職の奥ノ木信夫氏(59)と田中千裕氏(62)がともに5選を目指すのに加え、市議の豊田満氏(58)が初挑戦。公明は3選を目指す塩野正行氏(48)と市議の萩原一寿氏(44)が立つ。みんなは県議会の民主会派を離脱した1期目の松本佳和氏(45)を公認。共産は元市議の村岡正嗣氏(59)が再挑戦する。元会社員の根本潤氏(38)も無所属での出馬を表明した。

 【南3区=さいたま市西区、定数1】

 8期務めた自民現職の深井明氏(75)が引退を表明。09年のさいたま市長選にも出馬した元同市議の日下部伸三氏(52)が立候補を前向きに検討しており、民主新人で、枝野幸男官房長官の秘書を務めた信賀信孝氏(33)との一騎打ちとなる公算。

 【南4区=さいたま市北区、定数2】

 公明現職は後継者を決めずに引退。3選を目指す自民現職の鈴木弘氏(70)に、2人が挑む。民主はさいたま市議の高木真理氏(43)を擁立。共産は09年さいたま市長選にも出馬した元職の松下裕氏(65)が出馬する。

 【南5区=さいたま市大宮区、定数1】

 枝野官房長官のお膝元での民主の議席維持が焦点。6期務めた現職の秦哲美氏(81)が引退を表明し、後継には新人で前参院議員の元公設秘書、藤井健志氏(35)を擁立した。自民から公認を得たさいたま市議の沢田力氏(43)との新人同士の争い。

 【南6区(さいたま市見沼区=定数2】

 前回、自民から出馬し、さいたま市長に転身した清水勇人氏(48)は後継候補を模索するも未定。自民現職の田村琢実氏(39)が再選を目指すほか、民主は衆院議員秘書を務めた井上将勝氏(31)が挑戦する。前回議席を失った共産も候補者擁立を目指す。=つづく

3273チバQ:2011/03/12(土) 15:25:05
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20110304ddlk11010219000c.html
統一選の構図:県議・首長/9 南選挙区(7区〜12区) /埼玉
 ◇南8区、6選狙う自民現職 南9区、みんな新人が挑戦
 【南7区=さいたま市中央区、定数1】

 4期務め議長経験もある自民現職の吉田弘氏(72)が引退を表明、後継には公募から学習塾講師の新人、伊藤雅俊氏(28)が決まった。また、新人で会社員の江上正氏(45)が無所属で立候補する。民主も擁立の可能性を模索している。

 【南8区=さいたま市桜区、定数1】

 6選を目指す自民党県議団長の長沼威氏(61)に新人2人が挑む。民主は公募からスポーツジム経営、田島剛氏(32)を擁立。前回、無所属で出馬したミニコミ誌編集部事務局長、小高真由美氏(46)も再挑戦する。

 【南9区=さいたま市浦和区、定数2】

 再選を目指す民主の浅野目義英氏(52)と、3期目を狙う自民の荒川岩雄氏(71)の現職2人に、みんな新人で整骨院院長、磯田和男氏(56)が2月末に名乗りを上げた。

 【南10区=さいたま市南区、定数2】

 再選を狙う民主の木村勇夫氏(43)と3選を目指す自民の宮崎栄治郎氏(56)の現職2人以外に目立った動きはなく、選挙戦になるかが焦点。前回候補者を立てた共産は今回、擁立を見送った。

 【南11区=さいたま市緑区、定数1】

 前回無所属で初当選し、再選を目指す自民現職の高橋政雄氏(59)に、民主新人で武正公一衆院議員(埼玉1区)の元公設秘書、松岡耕一氏(34)が同党公認で挑むほか、無所属で不動産会社勤務、堤日出喜氏(36)と元浦和レッズの都築龍太氏(32)が出馬を表明し、激戦の様相。

 【南12区=さいたま市岩槻区、定数2】

 4選を目指す自民の小島信昭氏(45)と、元岩槻市長で通算4期目を目指す社民の佐藤征治郎氏(71)の現職2人に、1月に公明党を離党した市議の白石孝志氏(62)が挑み、選挙戦となる。=つづく

3274チバQ:2011/03/12(土) 15:25:36
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20110306ddlk11010131000c.html
統一選の構図:県議・首長/10 南選挙区(13区〜17区)/北本市長選 /埼玉
 ◇南13区、現職3氏に2新人
 【南13区=上尾市、定数3】

 現職3人に、市議1期目の新人2人を加えた激戦の様相。民主の畠山稔氏(61)は再選、自民の島田正一氏(62)は4選、公明の石渡豊氏(55)は3選をそれぞれ目指す。7期維持した議席を前回失った共産は市議の秋山もえ氏(35)を立て議席奪還に意欲。無所属で立つ新井金作氏(50)は、新井弘治前上尾市長の長男で強力な地盤を持つ。

 【南14区=桶川市、伊奈町、定数1】

 現職の小野克典氏(42)が岩崎正男・桶川市長の支援を受け、無所属での再選を目指す。前回、小野氏との一騎打ちで現職が敗れた自民は同市議会議長も務めた新人、岡地優氏(62)を推薦した。

 【南15区=北本市、定数1】

 自民は5期務めたベテラン、滝瀬副次氏(70)の後継に元新聞記者の新井一徳氏(38)を推薦。民主も3回目の挑戦となる医師で新人の平尾良雄氏(58)を推す。元職の諏訪善一良氏(61)は、20年ぶりとなる県議会への復帰を目指す。

 【南16区=鴻巣市の一部(旧鴻巣市、旧吹上町)、定数1】

 無所属で再選を目指す中屋敷慎一氏(51)に、過去2回は無所属で次点に泣いた佐藤泰彦氏(53)は、自民公認を得て挑戦する。

 【南17区=志木市、定数1】

 無所属の現職、鈴木正人氏(42)が3期目を目指す。他に立候補の表明はなく、無投票の可能性もある。

 ◇現新一騎打ちの公算
 【北本市長選】

 3選を目指す石津賢治氏(46)と、2度目の挑戦となる北本市議の三宮幸雄氏(60)の現新一騎打ちとなる公算が大きい。継続事業の発展を訴える石津氏に対し、三宮氏は「市政運営が強引」と反石津勢力の結集を図る。=つづく

3275チバQ:2011/03/12(土) 15:26:02
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20110307ddlk11010130000c.html
統一選の構図:県議・首長/11止 南選挙区(18区〜23区) /埼玉
 ◇南20区、2議席復活狙う自 南22区、2新人と現職2氏
 【南18区=新座市、定数2】

 公明現職、西田矩子氏(65)が引退し、後継として新人の安藤友貴氏(35)が同公認で出馬する。他には民主推薦の現職で2期目の吉田芳朝氏(36)で、無投票もありうる。

 【南19区=蕨市、定数1】

 民主は福田秀雄氏(64)が再選を狙う。自民は蕨市議から須賀敬史氏(43)を公認し、議席奪還を狙う。NPO団体職員の榎本和孝氏(30)も立候補を表明した。

 【南20区=戸田市、定数2】

 前回、自民の牙城の一角を崩した民主の中島浩一氏(49)が再選を目指す。自民は5選を目指す峯岸光夫氏(63)と返り咲きを狙う細田徳治氏(62)を公認。戸田市議を辞職した無所属の菅原文仁氏(35)が立候補の構え。

 【南21区=鳩ケ谷市、定数1】

 民主は川口市議の白根大輔氏(31)を無所属で擁立、支援する。自民は公募による候補者選定で、鳩ケ谷市議の岩井博之氏(54)を公認した。元職の石田昇氏(62)も無所属で出馬表明し、三つどもえの様相。

 【南22区=朝霞市、定数2】

 自民公認の現職、神谷裕之氏(67)と民主推薦の現職、醍醐清氏(58)に、朝霞市議からみんな公認の星野文男氏(53)、無所属の野本一幸氏(58)の新人2人が挑む。野本氏は自民党員で、保守分裂の可能性もある。

 【南23区=和光市、定数1】

 民主公認の現職、神杉一彦氏(69)に、春日部市議、戸田市議とともに政治団体を設立した和光市議、井上航氏(31)が無所属で挑む。一騎打ちになりそうだ。=おわり

3276チバQ:2011/03/13(日) 13:18:48
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20110311ddlk19010098000c.html
県議選の情勢:’11統一地方選/上 甲府は12人混戦か /山梨
 ◇17選挙区59人が準備
 統一地方選第1ラウンドの県議選は1カ月後に投開票日(4月10日)を迎える。現在、全17選挙区(定数38人)で計59人が立候補の準備を進めている。政権与党として初の県議選に臨む民主党は8選挙区で9人の公認・推薦を決め、みんなの党も県議選初の候補者を擁立。自民党県議が大半を占めてきた県議会の勢力図が、どう変化するかが焦点となりそうだ。各選挙区の情勢を探った。【統一選選挙班】

 ◇甲斐も激戦、甲州は無投票も
 ■甲府市

 定数9に対し、現職6人、新人5人、元職1人の計12人が立候補を予定する混戦模様。当選7回で議長経験もある最大会派「自民党政友会」代表の土屋直氏と、民主党系会派「フォーラム政新」所属で4回の岡伸氏のベテラン2人は引退する。

 民主党は県連幹事長で現職の樋口雄一氏を県議選唯一の公認候補として擁立。甲府市議から転身する県連役員の飯島修氏は、党への逆風を考慮して推薦にとどめた。

 自民党は県連幹事長で現職の皆川巌氏を公認。07年の参院選の選挙違反事件で失職した臼井成夫氏も近く公認を受ける予定だ。

 公明、共産両党はそれぞれ現職の安本美紀氏と小越智子氏を公認予定。みんなの党は、昨年の参院選に出馬した医師の根本直幸氏と、元甲府市議で石材加工会社社長の深沢芳次氏の新人2人を擁立する。

 無所属で現職の土橋亨氏と仁ノ平尚子氏も立候補を表明。横内正明知事の衆院議員時代の秘書で会社役員の永井学氏は再挑戦。旅行会社社長の笹本貴之氏は議会改革などを掲げ、初の選挙戦に挑む。

 ■甲斐市

 定数の倍の6人が出馬予定する激戦区だ。

 民主党推薦の木村富貴子氏と自民党公認の大沢軍治、保延実両氏の現職3人は全員が既に立候補を表明。前回次点で落選した山田一功氏、前甲斐市議の込山伸一氏、昨年の参院選で1万2721票を獲得した木川貴志氏も準備を進めている。

 前回県議選では、旧町ごとに各1人が当選。今回は、木村氏と込山氏が旧竜王町、大沢氏と山田氏が旧双葉町、保延氏と木川氏が旧敷島町を地盤としており、いずれも現新が争う構図となりそうだ。

 ■山梨市

 定数2に対し、現職1人、新人2人が立候補を予定している。

 自民現職の望月清賢氏陣営では、故中村照人市長の後援会長らを選対幹部に迎え、保守勢力の結集を図る。

 民主党県連は、昨年山梨市長に転身した竹越久高氏の後任として、新人の会社社長、高木晴雄氏を推薦予定。

 前山梨市議の向山輝氏は無所属。長く2議席を分け合ってきた自民、民主両党とは違う第三極として存在感を示したい考えだ。

 ■甲州市

 定数2に対し、立候補予定は自民現職の高野剛、鈴木幹夫の両氏。無投票の可能性も。民主党県連は同党サポーターの甲州市議らの擁立を模索したが、長く自民党候補が独占する選挙区だけに、具体化できなかった。

==============

 ■立候補予定者■

 ◇甲府市(定数9−12)
樋口雄一  51 民現(3)
皆川巌   65 自現(4)
臼井成夫  66 自元(7)
安本美紀  57 公現(1)
小越智子  47 共現(1)
仁ノ平尚子 52 無現(2)
土橋亨   58 無現(1)
飯島修   56 無新
笹本貴之  39 無新
永井学   36 無新
根本直幸  45 み新
深沢芳次  58 み新

 ◇甲斐市(定数3−6)
大沢軍治  72 自現(3)
保延実   62 自現(2)
木村富貴子 68 無現(3)
木川貴志  37 無新
込山伸一  38 無新
山田一功  51 無新

 ◇山梨市(定数2−3)
望月清賢  63 自現(3)
高木晴雄  60 無新
向山輝   52 無新

 ◇甲州市(定数2−2)
高野剛   62 自現(4)
鈴木幹夫  59 自現(2)

 表は、氏名、年齢、党派、現職・元職・新人の別、カッコ内数字は当選回数(敬称略)

3277チバQ:2011/03/13(日) 13:19:58
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20110312ddlk19010009000c.html
県議選の情勢:’11統一地方選/中 富士吉田5人激戦 /山梨
 ◇笛吹は民主擁立難航
 ■富士吉田市

 新人3人を含む5人が2議席を争う県内屈指の激戦区。

 6期目を目指す渡辺亘人氏と県議会議長の武川勉氏の2人とも自民党公認。現職の実績を訴える。

 新人3人はいずれも無所属で政党推薦もない。勝俣進氏は元県議の勝俣貢氏のおいで、市議4期の実績をアピール。早川浩氏は、山梨中央銀行に約15年勤務後、元衆院議員の公設秘書を務めた。渡辺淳也氏は秋山隆信元県議のおいで、変革、躍動を訴える。

 ■笛吹市

 定数3に対し、自民系現職3人と共産党公認の新人1人が立候補の見通し。民主党県連も擁立を模索するが、難航している。

 現職では、前島茂松氏が党公認で県議選最多当選の10期目を目指す。山下政樹氏も党公認。中村正則氏は離党しているが、同党系会派に所属している。

 新人は旧八代町議の久保貴宣氏。共産党公認を受ける予定。

 ■上野原市・北都留郡(小菅村、丹波山村)

 石井脩徳氏と志村時江氏の現新一騎打ち。両氏はいずれも、09年の上野原市長選で初当選した江口英雄市長の後援会幹部だった。

 市長選では石井氏は後援会「慈英会」会長を務めたが、今年1月の知事選で横内正明知事後援会支部の設置を巡り、石井氏と江口市長の別々の組織が発足して溝が表面化した。江口市長は慈英会副会長を務めた志村氏を支援する方針。現職県議と市長の代理対決との見方も出ている。

 石井氏は09年の衆院選を巡る県連の対応を不満として自民党を離党。志村氏は民主党推薦を受けておらず、政党対決の色は薄い。

 ■大月市

 自民現職の棚本邦由氏と、市議を先月辞職した無所属新人の井上正己氏が立候補を表明。棚本氏は一時、今夏予定の市長選候補に推す声もあった。井上氏は自民党員で、前回県議選は棚本氏を支援していた。

 ■都留市・西桂町

 現職2人以外に立候補の動きはなく、無投票の可能性もある。

 森屋宏氏は自民党公認。堀内富久氏は09年の衆院選を巡る県連の対応を不満として自民党を離党。政党推薦は受けず、前回に続き無所属で立候補する。

 ■南都留郡(富士河口湖町、鳴沢村、山中湖村、忍野村、道志村)

 無所属の渡辺英機氏と自民党の白壁賢一氏の現職2人に対し、民主党推薦の新人の高村初子氏が争う。渡辺氏は自民・公明系で忍野村議会議長を務めた。白壁氏は富士河口湖町議出身。高村氏は山中湖村在住で、前回県議選の雪辱を目指す。

 ■西八代郡(市川三郷町)

 出馬予定は自民党の丹沢和平氏のみ。無投票当選の公算が大。民主党県連は元町議の擁立に失敗した。

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 ■立候補予定者■

 ◇富士吉田市(定数2−5)
渡辺亘人 64 自現(5)
武川勉  63 自現(3)
勝俣進  55 無新
早川浩  42 無新
渡辺淳也 32 無新

 ◇笛吹市(定数3−4)
前島茂松 80 自現(9)
山下政樹 44 自現(2)
中村正則 69 無現(7)
久保貴宣 63 共新

 ◇上野原市・北都留郡(定数1−2)
石井脩徳 70 無現(1)
志村時江 63 無新

 ◇大月市(定数1−2)
棚本邦由 55 無現(2)
井上正己 62 無新

 ◇都留市・西桂町(定数2−2)
森屋宏  53 自現(3)
堀内富久 62 無現(1)

 ◇南都留郡(定数2−3)
白壁賢一 50 自現(1)
渡辺英機 69 無現(2)
高村初子 59 無新

◇西八代郡(定数1−1)

丹沢和平 63 自現(1)

 表は、氏名、年齢、党派、現職・元職・新人の別、カッコ内数字は当選回数(敬称略)

3278チバQ:2011/03/13(日) 13:21:07
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20110313ddlk19010068000c.html
県議選の情勢:’11統一地方選/下 南アは新人5人 /山梨
 ■北杜市

 定数2に対し、自民現職の浅川力三氏と、無所属新人の大柴邦彦氏が立候補を予定している。民主党サポーターの現職、進藤純世氏は引退を表明。同党県連は候補者擁立を模索しており、選挙戦になるかは流動的だ。

 横内正明知事が初当選した07年の知事選では、浅川氏は横内氏を支援。当時知事だった対抗馬の山本栄彦氏を支持した白倉政司市長の周辺が今回、大柴氏擁立に動いた。

 ■韮崎市

 自民現職の清水武則氏と、元韮崎市長で新人の小野修一氏が一騎打ち。小野氏は民主党の推薦を受けており、「自民対民主」の構図が鮮明な選挙区だ。

 清水氏は、昨年11月の市長選で再選した横内公明市長の選対本部長。横内正明知事後援会の韮崎支部長でもあり、「不偏不党」を掲げる横内知事の動向も注目される。

 小野氏は06年の市長選で敗れ、昨年の市長選は出馬を検討したが見送った。昨夏の参院選では、民主党の輿石東参院議員会長の韮崎支部最高顧問を務めており、輿石氏支持層へ浸透を図る。

 ■南アルプス市

 前回当選した3人とも引退または市長選への転身を表明し、新人5人が出馬する。

 前南アルプス市議会議長の久保田松幸氏は、引退する民主党の金丸直道氏の後任として党推薦を受ける。自民党は、元旧八田村長で無所属の斎藤公夫氏を推薦する見通しだ。

 農業の河野良太氏は民主党の小沢一郎元代表が主宰する政治塾出身だが、無所属で出馬。若さを前面に無党派層への浸透を狙う。元同市議で社会福祉法人理事長、桜本広樹氏も無所属。共産党が前回県議選に続き名取泰氏を擁立する。

 ■中央市

 中巨摩郡(昭和町)と分かれ、今回から1人区となった。自民党系会派所属の現職、河西敏郎氏に、いずれも前中央市議の一瀬明氏=民主党推薦=と関敦隆氏=みんなの党公認=の新人2人が挑む。

 河西氏は党派を超えた支持を集めようと昨年11月に自民党を離党。歯科医の一瀬氏も、支持母体の県歯科医師連盟の仲介で民主党入りしたが、政党色は出さずに医療現場の経験をアピール。元民主党県連役員の関氏は、党が一瀬氏を推薦したため、みんなの党に転身したが、「国政と地方は異なる」と党名は前面に出さない方針。

 地盤は、河西氏は町長を務めた旧玉穂町。一瀬、関両氏は旧田富町。旧豊富村の票の行方にも注目が集まる。

 ■中巨摩郡(昭和町)

 昭和町議会の要望もあり、中央市との分区が実現した。前回県議選で初当選後、陣営幹部による公職選挙法違反事件で連座制が適用されて失職した鷹野一雄氏と、前昭和町議で新人の塩沢浩氏の一騎打ちが予想される。

 鷹野氏は民主党県連役員だが「1人区では政党色を出さない方が得策」と判断、党推薦は受けない。塩沢氏も「幅広い支持を得たい」として2月に自民党を離党。「民・自対決」の色は薄そうだ。

 ■南巨摩郡(身延町、南部町、富士川町、早川町)

 自民党現職の深沢登志夫、望月勝両氏に、旧増穂町議で新人の望月利樹氏=民主党推薦=が挑む。

 自民党県連議員会長の深沢氏は「党を表に出して戦う」と党公認を受ける。望月勝氏は「支持者には自民党も民主党もいる」として推薦も受けない。民主党県連青年女性委員長の望月利樹氏は「地域代表」として推薦にとどめた。

 深沢氏と望月利樹氏の地盤はいずれも富士川町で、地元票の争奪戦は激しくなりそう。望月勝氏は地元南部町に浸透を深めている。

==============

 ■立候補予定者■

 ◇北杜市(定数2−2)
浅川力三 63 自現(2)
大柴邦彦 52 無新

 ◇韮崎市(定数1−2)
清水武則 74 自現(4)
小野修一 67 無新

 ◇南アルプス市(定数3−5)
久保田松幸 60 無新
河野良太  28 無新
桜本広樹  49 無新
斎藤公夫  72 無新
名取泰   43 共新

 ◇中央市(定数1−3)
河西敏郎 61 無現(1)
一瀬明  59 無新
関敦隆  54 み新

 ◇中巨摩郡(定数1−2)
鷹野一雄 50 無元(1)
塩沢浩  50 無新

 ◇南巨摩郡(定数2−3)
深沢登志夫 75 自現(8)
望月勝   65 無現(1)
望月利樹  42 無新

 表は、氏名、年齢、党派、現職・元職・新人の別、カッコ内数字は当選回数(敬称略)

3279名無しさん:2011/03/15(火) 09:23:04
>県知事選に戻ることについて問われると、松沢氏は「それはできないと思う」と立候補しない意向を示した。


「首都圏連合に逆行」都知事選出馬撤回の松沢氏、強調
2011年3月15日
http://mytown.asahi.com/areanews/kanagawa/TKY201103140443.html

 東京都知事選への転身を表明していた松沢成文知事が14日、一転して立候補しないことを表明した。県知事選にも出ず、4月22日の任期満了まで知事を務めるという。

 松沢氏はこの日、都庁で石原慎太郎都知事、上田清司埼玉県知事と一緒に記者会見した。上田氏が仲介役を果たし、松沢氏が立候補辞退を受け入れたという。松沢氏は「苦渋の決断だった」と厳しい表情で語った。

 「首都圏連合」の推進や、受動喫煙防止対策など、松沢氏が掲げた政策を石原氏が受け入れたため、「一歩引いて、(石原氏に)全面的に協力することにした」と話した。さらに、「(互いに)ののしり合って選挙をするのは首都圏連合に逆行する」と強調。「大地震で国家的な危機にあり、都知事選のために県庁から抜け出すのは行政の長として許されない」とも話した。

 県知事選に戻ることについて問われると、松沢氏は「それはできないと思う」と立候補しない意向を示した。

 石原氏は、具体的なポストまで明言しなかったものの、政策面で松沢氏に協力を要請していることを明らかにした。ただ、今回の候補者調整が選挙情勢の分析をもとに判断したことを明らかにし、「(松沢氏では当選が)おぼつかない。難しい。分析をむげにできない」と語った。

 今回の松沢氏の不出馬表明に対し、県知事選立候補を期待していた民主党の県議は「(転身表明を)早まった。後味が悪い」と話していた。(加賀谷貴春)

3280名無しさん:2011/03/15(火) 11:02:28

松沢氏の都知事選出馬断念に広がる怒りと失望、民主「残念」自民「許し難い」/神奈川
2011年3月15日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103140074/

 松沢成文知事の都知事選不出馬に県政界には怒りと失望が広がった。衆院議員時代の所属政党の民主党からは「はしごを外されてしまった感じ」との反応。自民党からは「神奈川を踏み台にした揚げ句に撤退とは」との批判が聞かれた。

 民主党県連の笠浩史代表へは会見前、松沢知事から「不出馬」の連絡があった。「石原都知事からはしごを外された印象。都知事選を戦ってほしかったが残念」とし「2期8年のマニフェスト(選挙公約)を仕上げた実績もある。政治への挑戦は続けてほしい」と総括。県知事選では「黒岩祐治氏の擁立を進める」とし「(松沢知事の)3選はあり得ない」と述べた。

 「神奈川を踏み台にした揚げ句、形勢不利と見るや撤退とは許し難い」。自民党県連の菅義偉会長は断じた。「都政の政策まで発表しておきながら、いまさら『県民のために出馬を見送った』との理屈を持ち出すのは方便も甚だしい」と突き放した。

 公明党県議団の藤井深介団長は「一応、ファイティングポーズは取ったが、結局は選挙に負けるのはよしとしない。自分自身の今後の政治活動に傷を負わないための選択で、有権者不在だ」と指摘した。

3281チバQ:2011/03/17(木) 19:44:13
http://www.shimotsuke.co.jp/special/seijinogenba2011/20110302/466808
政治の現場で 11県議選を前に
【第3部 構図】1宇都宮市・上三川町選挙区 新人乱立、波乱含み
(3月2日 05:00)
 2月半ばのいてつく朝。自民党新人の横松盛人氏は宇都宮市内の幹線道路で、信号待ちの車に後援会の会報を配っていた。

 現職の宇都宮市議。同僚市議からは「そんなやり方、恥ずかしくないのか」と冷やかされたというが、まったく気にしない。「ほとんどの人が受け取ってくれる。会報は5万部作って半分以上さばけた」と手応えを感じている。

 宇都宮市・上三川町選挙区は今回、定数13を大幅に超える20人が名乗りを上げた。ほぼ無風だった前回とはうってかわって大混戦となっている。選挙戦の行方を占うのは、8人の新人の戦い方だ。

   ■  ■   

 自民は現職5、新人2の7氏が立候補を予定。新人の2人は現職の宇都宮市議だ。県議選での応援の見返りに、同党の市議に対し、市議選での選挙協力を持ちかけているとされる。同党のある現職県議は「仁義もへったくれもない」と警戒感をあらわにする。

 大方の予想を超える3人の候補者を擁立したみんなの党は現職1、新人2の3氏が名乗りを上げた。昨年夏の参院選比例代表で同党は、宇都宮市と上三川町で計7万7千を超える票を獲得した。この余勢を駆っての強気の戦略だ。

 3人目の候補として擁立された渡辺幸子氏は、同党の渡辺喜美代表の親類(おいの妻)。全選挙区の立候補予定者で最年少の28歳でもあり、台風の目となる要素を備えている。現職の中川幹雄氏は、同じ党の新人候補との競争にもさらされている。

 一方、民主党は党中央の混迷の影響を受けて守りの戦いを強いられている。候補者は現職の3氏と元職で宇都宮市議の石井万吉氏、新人の金井亨氏の5人。

 現職の3人は逆風の中、連合栃木の推薦を得て土台固めを進めているが、新人の金井氏は盾となる組織がない。「私には草の根運動しかない」と、自転車で宇都宮市内を走り回り、支持を訴える日々だ。石井氏は社民党の推薦を得ている。

   ■  ■   

 公明党は現職1、新人1の2氏で現有勢力維持を狙う。新人の野沢和一氏は、今期限りで引退する小高猛男県議の後継で、安定した基盤も受け継いだ。共産党は現職1の議席維持が最重要課題。前回は新人の立場だった野村節子氏も、今回は受けて立つ立場に回る。

 前回次点だった無所属新人の西弘次氏は今回、候補者乱立で現職批判票の受け皿となれるかが鍵となりそうだ。

 13議席をめぐる争いは今後さらに激化する。こうした中、ある現職県議は「新人の乱立は大歓迎」という。新人同士が票を食い合い、組織票を持つ現職が有利になるとの見方だ。告示まで一カ月と迫り、各陣営の思惑も交錯している。

3282チバQ:2011/03/17(木) 19:44:42
http://www.shimotsuke.co.jp/special/seijinogenba2011/20110304/466809
政治の現場で 11県議選を前に
【第3部 構図】2小山市・野木町選挙区 公明参戦の影響も焦点
(3月4日 05:00)
 「小山・野木から日本を変える波動を起こそう。問われるのは政党のチーム力だ」

 小山市文化センターで2月13日に開かれた公明党時局講演会。同党の山口那津男代表が満員の会場に訴えた。傍らには昨秋まで、同市内にある関東職業能力開発大学校で教授を務めていた西村真治氏の姿があった。

 同党は今回初めて小山市・野木町選挙区に候補者を擁立する。それが西村氏で、同選挙区を党の最重点区に指定した。山口氏は擁立の理由を「県内の主要都市から議員を出すことで、県政をリードし、バランスのとれた県政を推進できる」と説明した。

 同選挙区は無投票だった前回から一転、自民、民主、みんな、公明の4党公認候補と無所属候補の合計8人が5議席を争う大激戦の様相となっている。

   ■  ■   

 公明党の参戦による波紋の広がりが焦点の一つになっている。「前回無投票だった上、新たに公明党、みんなの党の候補者が立つことで、票の行方が読みづらいのは確か」と、3期目を目指す自民党現職の五十嵐清氏は言う。

 自民党現職ではほかに、栗田城氏が4期目、板橋一好氏が歴代最多の11期目を狙う。立候補予定者のうち新人3人は30〜40代で、板橋氏は「ベテランの『堅実性』と新人の『可能性』の争いと言っている」とも解説した。

 前回は自民党公認で当選した高橋修司氏は今回、みんなの党から出馬し、3選を目指す。公明党の候補者擁立について「影響はない」と断言。統一選後半戦の小山市議選に立候補するみんなの党の3人とともに、無党派層への浸透や自民党、民主党支持層などの切り崩しを狙う。

   ■  ■   

 民主党は元野木町議で新人の舘野崇泰氏を公認する一方で、県議会会派では無所属県民クラブに所属する現職の渡辺直治氏の公認を見送った。だが同党県連の支持団体の連合栃木は、舘野氏を推薦せずに渡辺氏を推薦し、「ねじれ」が生じている。

 舘野氏は「野木町から県議を」を合言葉に同町内をまとめ、大票田小山市に食い込む構え。渡辺氏は労組関係者、民主党系小山市議らの支援を受ける。

 元小山市議の新人白石資隆氏は無所属で出馬する。前回の市議選でトップ当選の勢いや若さを武器に、豊富な運動量で無党派層の取り込みを図っている。

3283チバQ:2011/03/17(木) 19:45:09
http://www.shimotsuke.co.jp/special/seijinogenba2011/20110303/467429
政治の現場で 11県議選を前に
【第3部 構図】3矢板市選挙区、那須烏山市・那珂川町選挙区 自民幹部に挑むみんな
(3月4日 05:00)
 ■矢板市■

 「県政を通じ市を発展させるのは簡単じゃない。4期目はこれまでの仕掛けを実りある形にしたい」

 元県議会議長で最大会派・自民党議員会の会長を務める青木克明氏は2月13日、矢板市で開いた県政報告会で自らの実績をこうした表現で強調した。出席した同市の遠藤忠市長は支援の姿勢を鮮明にした。

 4選を目指す青木氏は今回、みんなの党新人で元県職員の斎藤淳一郎氏の挑戦を受ける。同市は渡辺喜美衆院議員の地盤だが、青木氏はみんなの党を結成した渡辺氏に同調せず、自民党に残った。青木氏にとっては渡辺氏との戦いでもある。

 前回青木氏は無投票当選で、選挙戦は8年ぶり。陣営幹部は「従来より1カ月以上早めに動きだした」と話し、活動強化を示した。

 斎藤氏は2月20日、矢板市内で渡辺氏との「語る会」を開催した。斎藤氏がみんなの党の地域版アジェンダ(政策課題)の原案づくりに関わったことが明かされると、会場からは拍手が起きた。

 渡辺氏は「県庁職員としての安定した立場を捨て、覚悟の決断をしてくれた」。立候補表明直後の昨年10月から、JR矢板駅で街頭演説をスタートさせた斎藤氏は「日増しに声援が増えている」と話している。

 斎藤氏は民主党の福田昭夫衆院議員の娘婿で、民主支持層の動向も注目されている。

 ■那須烏山市・那珂川町■

 「自民党県連の政調会長として知事と政策や予算を直接やりとりできる。それをおいて私の存在価値はない」

 2月5日。同党県連副会長の三原じゅん子参院議員を招き、那須烏山市と那珂川町で開いたフォーラム。4選を目指す三森文徳氏は「県政与党」の意味を力説した。

 三森氏は「地域のためには今の立場で仕事をするのが一番。私を次も使ってほしい」と訴える。商工団体や農業団体の支援を受けるが、矢板市選挙区の青木氏と同様にみんなの党に入らず自民に残ったことで、渡辺氏の後援会などを相手に戦う格好になる。

 三森氏との一騎打ちが濃厚なのは那須烏山市議でみんな新人の沼田邦彦氏。沼田氏の事務所開きがあった2月13日には渡辺後援会の小川、馬頭、南那須各地区の会長が顔をそろえた。沼田氏の後援会長はかつて、三森氏の後援会長だった。

 沼田氏は「オール渡辺態勢が整った。県とのパイプを再構築し、地域の元気を取り戻したい」と強調。「みんなの党はこの地で生まれた。公認候補として死にものぐるいで戦う」と訴えた。

 三森氏、沼田氏の支援者はもともと、渡辺氏の支持者が多い。こうした状況だけに、関係者からは「身動きが取れない人もいる」との声も聞かれる。

3284チバQ:2011/03/17(木) 19:45:36
http://www.shimotsuke.co.jp/special/seijinogenba2011/20110304/468162
政治の現場で 11県議選を前に
【第3部・構図】4足利市選挙区 攻めの自民、4人公認 み・民・無交え激戦
(3月5日 05:00)
 足利市内で1日にあった雨中の街頭演説は熱を帯びた。「市長と県政のパイプ役を務めたい」。みんなの党新人の鶴貝大祐氏は、こうした言い回しで同市の大豆生田実市長との親密さをアピールした。

 鶴貝氏は2009年4月の同市長選で、大豆生田氏の選対幹部を務めた。その選挙で大豆生田氏は、みんなの党代表の渡辺喜美氏の支援を受けた。

 大豆生田氏はみんなの党への親近感を隠さない。一方で同党は県南地区に足場を築くのが課題だ。鶴貝氏が大豆生田氏の支援を受け、みんなの党から立候補するのは必然的な流れだった。

   ■  ■   

 足利市選挙区は定数4に対し、自民党の現職3人と新人1人、みんなの党新人1人、民主党推薦の新人1人、無所属現職1人の計7人が立候補を予定する大激戦区だ。

 新人を迎え撃つ格好となるのは自民現職の3人。6期目を狙う木村好文氏、5期目を目指す斉藤具秀氏はベテランだけに安定した支持基盤が強み。07年の前回選挙でトップで再選した早川尚秀氏は、父親で元足利市長の故・一夫氏から引き継ぐ強固な後援会組織が武器だ。

 自民は同市議選トップ当選の経験を持つ新人の杉田勉氏を加え、4議席独占を目指す。前回は現職3人を公認、新人1人を推薦したが、定数いっぱいの4人を公認するのは初めてで、攻めの姿勢がにじむ。

 ただ関係者の間では「独占は難しいのでは」との懸念の声があるのも事実。自民支持層の票の奪い合いとなる可能性もあるためだ。各陣営には支持者固めに加え、無党派層の取り込みなども求められている。

   ■  ■   

 自民以外の唯一の現職、無所属の野村寿彦氏は実績を強調しながら、街頭演説など草の根運動で6期目を狙う。野村氏は、名古屋市長選などで政治団体「減税日本」が存在感を示している政治状況を踏まえ、「既存政党への不信感が高まっている」として、その受け皿を目指している。

 前回の選挙は民主党候補が不在だったが、今回は市職労出身の足利市議、加藤正一氏が同党推薦で立候補する。同党支持層や労組票の一部は前回、かつて民主党県連幹部だった無所属の野村氏に流れたとみられており、加藤氏陣営にとっては票固めも課題として指摘されている。

3285チバQ:2011/03/17(木) 19:46:05
http://www.shimotsuke.co.jp/special/seijinogenba2011/20110306/469232
政治の現場で 11県議選を前に
【第3部・構図】5鹿沼市・西方町選挙区、日光市選挙区 鹿沼は現職「スクラム」に新人挑む 次期衆院選占う日光
(3月6日 05:00)
 ■鹿沼市・西方町■

 「3県議は今、がっちりスクラムを組んで、佐藤信市長を支えています」

 鹿沼市内で1月4日に開かれた賀詞交歓会。県議会副議長の自民党の神谷幸伸氏が、同党の小林幹夫氏と民主党の松井正一氏の3人の地元現職県議を代表してあいさつした。会場にはみんなの党から県議選に立候補する鹿沼市議小松英夫氏の姿もあった。

 定数3を「自民党系2、民主党(旧社会党)系1」で長年分け合ってきた鹿沼市・西方町。神谷氏のあいさつは、現職県議3人が党派を超えて結束していることを強調するもので、市議会議長経験者でもある小松氏に対する包囲網にも映った。

 2008年の市長選。当時市議だった松井氏を含む現職3人は、民主党を離党し県議から転身した佐藤氏を支持。佐藤氏は、暴力団との面会問題で批判を受けた前市長の阿部和夫氏に圧勝した。

 その阿部氏は2月、小松氏の事務所開きで「私も粉骨砕身、頑張る」と気勢を上げた。「市長選での復活をかけた動きでは」との見方もある。

 小松氏は自民党を離党してみんなの党に入り、同党鹿沼支部長の新井喜久雄元県議会議長の後ろ盾も得た。新井氏はかつて、元副総理の渡辺美智雄氏に仕えた人物だ。選挙区内をくまなく行脚し、現職の「包囲網」に挑む構えだ。

 ■日光市■

 日光市内で2月8日に開かれた民主党・福田昭夫衆院議員の後援会総連合会総会。

 「先行の人たちは、はるか先に行ってしまったが全力疾走でやっている」。民主党の新人船山幸雄氏が聴衆に必死に訴えるのを、壇上で福田氏がじっと見守っていた。

 福田氏の強固な地盤である日光市。星一男氏が昨年4月の日光市長選出馬に伴い県議を辞職したため、現在、福田氏を支える地元県議はいない。船山氏は福田氏の私設秘書。直系候補の勝敗は自身の選挙にも影響を与えかねないだけに、福田氏も必死だ。

 民主党政権が逆風にさらされる中、自民党は定数2の独占を狙う。7選を目指す元県議会議長渡辺渡氏を公認、元日光市議で新人の阿部博美氏を推薦候補として擁立した。阿部氏の事務所開きでは、地元の同党幹部が「自民系で2議席を」と声を張り上げた。自民は両陣営とも、実績と知名度を武器に動きを活発化させている。

 みんなの党新人の鈴木秀顕氏の背後には、渡辺喜美衆院議員が代表を務める同党の支持者に加え、渡辺氏の父親の美智雄氏の時代からの熱心な「渡辺支持者」がいる。街頭演説などで支持を訴えながら、無党派層の取り込みを狙う。

 次期衆院選をにらみながら、自民、民主、みんなの3党の攻防が激しさを増している。

3286チバQ:2011/03/17(木) 19:46:32
http://www.shimotsuke.co.jp/special/seijinogenba2011/20110308/470329
政治の現場で 11県議選を前に
【第3部 構図】6栃木市・岩舟町選挙区 自・民・みの少数激戦 選挙区拡大で戸惑いも
(3月7日 05:00)
 今期限りの引退を表明している自民党の野田尚吾県議会議長が壇上から呼び掛けた。

 「私の思いは彼に託した。みなさん、彼を育ててほしい」

 栃木市内で2月27日に行われた無所属現職の琴寄昌男氏の後援会事務所開所式。事実上の“後継指名”を終えると、野田氏は琴寄氏と力強く握手を交わした。

 1期目の4年間は、自民党籍を持ちながらも少数会派で活動した琴寄氏。2期目を目指す今回は同党大平支部長を務める野田氏の支援もあり、同党の推薦候補として選挙戦に臨む環境が整った。

 新市発足に伴い新設された栃木市・岩舟町選挙区はこれにより、自民党系3人、民主党1人、みんなの党1人の計5人が定数4の議席を争うことがほぼ確定した。

 ■  ■

 広くなった選挙区、しかも3党激突という新たな構図に、3選を目指す自民現職の櫛淵忠男氏は危機感を隠さない。「パフォーマンスではなく、これまでの議員としての活動をいかに訴えていくか、ということ。有権者にも見る目を持ってもらいたい」と話し、県政与党議員としての実績を強調する考えだ。

 旧栃木市では市議時代からの安定した支持基盤を誇るものの、「岩舟や藤岡での知名度は低い」と選対幹部。「残りの期間でいかに政策をアピールできるかがかぎ」と、陣営を引き締める。

 前回選挙で苦杯をなめた自民元職の平池秀光氏の陣営は、「4年前の轍は踏まない」を合言葉に返り咲きを狙う。

 業界団体などを中心とした固い支持基盤は健在。それに加え「これまであまりなかった草の根的な動きもできるようになった」と選対幹部は話す。

 2月26日には、平池氏が昨年の市長選で支援した鈴木俊美市長の大平地区後援会役員会の会場を訪れ、支援を要請した。陣営は旧下都賀郡南部への足掛かりにしたい考えだ。

 ■  ■

 一方、民主党は旧栃木市で県議選を戦うのは初めて。このため再選を狙う現職の保母欽一郎氏は昨夏、地元の岩舟事務所に加え栃木事務所も開設し、支持拡大を図ってきた。

 同党県連代表の山岡賢次衆院議員の強固な後ろ盾を持つ一方で、党の中央での混迷は逆風となっている。選対幹部は「確かに党の批判はあるが、1期目の実績などをアピールし、手応えが出てきている」としている。

 みんなの党新人の角田正展氏は同選挙区で唯一、旧大平町に後援会事務所を設置した。

 公明党の推薦を受け無所属で挑んだ前回(下都賀郡南部選挙区)と比べ、「党に対する期待が大きいことを肌で感じる」と角田氏。今月21日には党代表の渡辺喜美衆院議員を招き総決起集会を開く予定だ。

 初参戦のみんなの党の動向に各陣営も神経をとがらせている。

3287チバQ:2011/03/17(木) 19:46:59
http://www.shimotsuke.co.jp/special/seijinogenba2011/20110310/472128
政治の現場で 11県議選を前に
【第3部 構図】7那須塩原市・那須町 自・みが熾烈な争い 「風穴」狙う民主
(3月9日 05:00)
 「先生が(県議会で)やっていないのは副議長と議長だけ。おそらく次はそういうポストが回ってくる」

 2月19日夕、那須塩原市内のホール。自民党公認で3期目を目指す小瀧信光(こたきのぶみつ)氏の総決起大会で、来賓の福田富一知事はこう言って会場を盛り上げた。

 その数時間前、同じ会場でみんなの党新人の相馬政二氏も後援会設立総会を開いていた。同党の渡辺喜美代表は「私の片腕として、地元のために立候補する熱い決意を確信した」と述べ、自民との対決姿勢を鮮明にした。

 小瀧、相馬両氏はともに、旧西那須野地区を地盤としている。

   ■  ■   

 那須塩原市・那須町選挙区では自民2人(推薦含む)、みんな3人、民主1人の計6人が4議席を争う構図となる見通し。渡辺氏のおひざ元だけに自民とみんなの争いは熾烈(しれつ)だ。

 小瀧氏は渡辺氏が自民党時代に、渡辺氏の西那須野後援会長を務めていたが、みんなの党を結成した渡辺氏には同調せず、自民に残った。こうした事情もあり、自民党県連は「絶対に落とせない選挙区の一つ」(県連幹部)と位置付ける。

 これに対し渡辺氏も、2月26日の会見で「自民が(活動を)やればやるほど、みんなの支持者は燃えてくるので大歓迎。われわれもガンガン反撃する」と、闘争心をむき出しにした。

 旧黒磯地区からは6選を目指すみんな公認の阿久津憲二氏と、再選を狙う自民推薦の阿部寿一氏、那須町からはみんな公認の増渕三津男氏の現職3人が立候補を予定する。

 みんなの党として初の選挙となる阿久津、増渕両氏。「若手候補が多い党のまとめ役に」(阿久津氏)、「那須町から自前の県議を」(増渕氏)と、それぞれ訴える。阿久津氏は「従来と状況は全く異なるが、若い層を中心に党への感触もいい」。2月の町議選が終わるまで後援会の活動が停止状態だった増渕氏は、「出遅れを挽回する」と、新体制になった後援会の活動に期待する。

 自民に復党し、同党推薦候補となった阿部氏は、みんなの党結党で壊滅状態だった自民党黒磯支部の立て直しに躍起だ。小瀧氏とともに、県北地区で自民の「拠点」再構築が期待されている。3月6日の決起大会では「危機感を持っている。引き続き、県議としてお使いいただきたい」と声を張り上げた。

   ■  ■   

 民主党新人の中塚英範氏は、約80ある連合栃木加盟の労働組合の支援を足掛かりに浸透を図る。また簗瀬進前参院議員の秘書だった経験を生かし、簗瀬氏の後援会がある那須町で支持拡大を狙う。民主党政権の混迷が逆風となる中、中塚氏は「国政と県政は別。人物と政策で訴える」。次期衆院選などを見据え、同党は県北地区での勢力拡大が最重要課題だけに、自民とみんなの激突の構図の中で、「風穴」を開けようと必死だ。

3288チバQ:2011/03/17(木) 19:47:41
http://www.shimotsuke.co.jp/special/seijinogenba2011/20110310/472133
政治の現場で 11県議選を前に
【第3部 構図】8 大田原 自・み改選後へ綱引き さくら塩谷郡 高根沢が決戦の地に
(3月10日 05:00)
 ■さくら市・塩谷郡■

 「何としても高根沢で勝ち上がっていかなければなりません」

 高根沢町内の後援会事務所で6日夜、5期目を目指す無所属の菅谷文利氏は後援会役員を前に強い危機感を訴えた。

 さくら、塩谷、高根沢の1市2町を範囲とするさくら市・塩谷郡選挙区(定数2)。菅谷氏は2007年の前回、地元の高根沢町で1万票近くを集め、それを原動力に当選した。

 ただ今回は同町から元町議会議長の神林秀治氏がみんなの党公認で立候補する。神林氏は「党には私から出馬したいとお願いした。町全体の支援組織はないが、足で稼ぐ」と菅谷氏の地盤への食い込みを図る。

 さらに4日には元町議の綱川秀夫氏が下野新聞社の取材に対し、立候補を表明した。綱川氏はみんなの党党員。党の公認や推薦は得ていない。

 同町から3候補が名乗りを上げ、同町が決戦の地になることは確実な情勢だ。

 各陣営が注視するのは高橋克法高根沢町長の動向。高橋氏は自民と関係が深いが、昨年の参院選前にはみんなから出馬を打診された経緯もある。高橋氏は近く後援会の会合を開き、態度を示す見通しだ。

 旧喜連川町を中心にさくら市を地盤とする自民現職の花塚隆志氏も不安材料を抱えている。09年4月のさくら市長選で人見健次・現さくら市長の支援に回ったことをめぐり、対立候補陣営とのしこりを指摘する声が関係者の間にある。3期目を狙う花塚氏は人見市長との「二人三脚」をアピール。塩谷町の手塚功一町長との連携も訴えている。

 ■大田原市■

 自民党の上野通子参院議員と、みんなの党の渡辺喜美代表の秘書が、壇上で席を並べた。無所属の新人池田忠氏が2月13日に大田原市内で開いた総決起大会。県内各地で火花を散らす両党の呉越同舟の場面だ。

 定数2の大田原市は県内で唯一、自民の立候補予定者が不在のまま。改選後をにらみ、自民、みんなの両党は、池田氏の会派入りを期待して水面下で綱引きを続けている。

 池田氏は津久井富雄大田原市長の親類。自民党県議だった津久井氏は、昨年3月の大田原市長選に出馬するため議員を辞職、無所属となった。津久井氏の後援会は池田氏を後継者として全面支援している。

 みんなの党の相馬憲一氏は池田氏としのぎを削る。相馬氏は自民公認だった前回、津久井氏に次ぐ2位当選だった。3期目を狙う今回は「みんなの党への期待を感じる」と、渡辺代表の支援をバックに、支持拡大を図っている。

 大田原市議9期目の本沢節子氏は無所属で立候補する。「県政に女性の声を届けたい」と、組織力で先行する池田、相馬両氏に挑む。

3289チバQ:2011/03/17(木) 19:48:11
http://www.shimotsuke.co.jp/special/seijinogenba2011/20110311/472545
政治の現場で 11県議選を前に
【第3部 構図】10芳賀郡・自民の壁に挑む民主
(3月12日 05:00)
 ■芳賀郡■

 「自分を温かく迎えてくれた(芳賀郡)4町にまだ恩返ししていない」。茂木町が地盤で再選を目指す自民党現職の山形修治氏は2月13日、芳賀町での後援会集会でこう語り、引き続き支援を訴えた。

 3月5日、益子町。同町が地盤の自民党現職で3選を目指す岩崎信氏は事務所開きで「芳賀郡4町が力を合わせて輝けるようにしたい」と熱弁をふるった。

 益子、茂木、市貝、芳賀の4町を範囲とする芳賀郡選挙区。両氏は地元の町の支持を固めながら、他町への浸透も図り、「芳賀郡一体」を強調。今回も自民独占を目指す。

 同選挙区は定数2となった1975年から自民が議席を独占してきた。ただ2007年の前回選挙では、民主党新人を含めて3人が1万2000票台という激戦になった。自民の両陣営は「自民安泰のイメージが怖い」と引き締めに躍起だ。

 今回、自民党の壁に挑む民主党公認の新人山口幸照氏の後援会総連合会長には、市貝町の入野正明町長が就任。同選挙区で初の民主議席獲得を狙う。

 市貝町を地盤とする山口氏だが、4町すべてに後援会拠点を設けた。連合栃木傘下の労働組合や民主系町議を中心に運動を展開している。山口氏は「多様な意見を求める声が強い」とし、反自民票の取り込みにも力を入れている。

 ■真岡市■

 「常在戦場だ」。自民党県連幹事長で5期目を狙う自民現職の石坂真一氏は、選挙戦を想定して昨年から後援会の拡充を図ってきた。

 定数2の真岡市選挙区は前回無投票。現在立候補を表明しているのは、石坂氏と民主党現職で3選を目指す一木弘司氏の2人だけだが、みんなの党が候補者を公募している。

 石坂氏は5日に真岡市内で事務所開きを行い、みんなの候補を迎え撃つ態勢を整えた。「幹事長として1人でも多く仲間を当選させなくてはならない」。多忙な現状に理解も求めた。

 県議会会派「民主党・無所属クラブ」代表の一木氏も「常に危機感を持っている」と、みんなの党の動向を警戒する。民主党政権に逆風が吹く中、2月から役員会、拡大役員会の開催、事務所開きと準備に余念がない。地盤の旧二宮町を中心に、支持固めに全力を挙げている。

 ■下都賀郡北部■

 再選を目指す自民党現職の佐藤良氏は5日の後援会総決起大会で、自らにも言い聞かせるようにあいさつした。「相手が見えない状況だが油断できない。最後まで気を引き締めたい」。

 前回は無投票で初当選した。今回はみんなの党が候補者擁立を模索しており、後援会関係者は「いつ選挙になってもいいように準備している」と話している。

3290チバQ:2011/03/17(木) 20:14:22
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/maturigoto/list/CK2011030702100003.htm
【第三部】県議選・解消されぬ「分断区」<1> 思惑絡み 議会が拒否
2011年3月7日


 「自分は『鴻巣市民』だと、ようやく思えるようになった。だが県議選になると、『旧川里町民』に引き戻されてしまう」

 旧鴻巣市と合併した旧川里町に住む野呂鉄春さん(70)が、ため息をついた。旧吹上町も含め、合併で新市となったのは二〇〇五年。だが、〇七年の前回県議選で選挙区は変わらず、以前と同じ東4区のままだ。

 東4区(定数一)は合併して加須市になった騎西、北川辺、大利根の旧三町と旧川里町。現在の県議は、旧大利根町が地盤だ。鴻巣市の大半は南16区。野呂さんは「川里地区の私たちは、鴻巣市代表の県議を選べない。県政の中で、川里の存在が忘れられてしまう」と、不安を募らせる。

 四月の県議選では、同じ市内に複数の選挙区がまたがる「分断区」が五市もある。いずれも、市町村合併後に県議会が一つの選挙区にしなかったためだ。「新市がいつまでも一つになれない」と有権者の批判は強まるばかりだが、県議会は各党の思惑が絡み合って、「今後の検討課題」と先送りしている。

 鴻巣市を一つの選挙区にしようと昨年八月、野呂さんは署名運動をスタート。旧川里町の有権者の半数近い約三千二百人の署名が集まり、県議会の九月定例会に請願を提出した。鴻巣市議会も同月、「見直しを強く求める」との意見書を全会一致で可決した。

 しかし、県議会は請願を不採択に。旧川里町民からは「住民軽視だ。納得できない」との声が上がり、野呂さんの仲間が十二月定例会にも再度の請願を提出したが、答えはやはり「ノー」だった。

 東8区(旧春日部市)と東14区(旧庄和町など)に分断されている春日部市議会も昨年九月、見直しを求める意見書を全会一致で可決した。だが、過半数を占める最大会派の自民党県議団は「一〇年実施の国勢調査を基に、一五年の統一選で見直すべきだ」と主張。県議会は分断区解消を拒否し続けている。

 他党の県議からは「党利党略だ」との声が漏れる。例えば、加須市を分断する東3区(旧加須市)と東4区。定数一の議席はいずれも自民だ。加須市を一つの選挙区にすると、「定数二なら他党に議席獲得のチャンスが生まれる。定数一にすれば、自動的に自民の議席が減ってしまう」(ベテラン県議)という訳だ。

 「県議会は、四年前に『全面的な見直しの必要性がある』と議会の意思を確認したのに」。昨年十二月の定例会で、全分断区の解消や定数削減を盛り込んだ条例改正案を議員提案した公明党の畠山清彦県議は、提案理由でこう述べた。だが、条例案への賛成はほかに「無所属刷新の会」(五人)だけだった。

 埼玉大学の松本正生教授(政治学)は「本来は合併協議の段階で、自治体や住民が県議選の選挙区についても議論しておくべきだった」と指摘。「住民にとって、県議会は国会や市町村議会よりも遠い存在。外部の目を気にせず、既得権益を守りがちになる」と、県議会を批判している。

 (杉本慶一)



 統一地方選前半戦で行われる県議選告示まで、一カ月を切った。平成の大合併が終わっても、区割りは四年前と同じ姿。次回からは、各選挙区の情勢を追う。

3291チバQ:2011/03/17(木) 20:14:54
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/maturigoto/list/CK2011030802100004.html
【第三部】 県議選・南選挙区(1〜12区)<2> 南2区 6議席に9人名乗り
2011年3月8日


 ■南1区(定数3) =草加市

 民主の山川百合子(41)、自民の谷古宇勘司(60)、公明の蒲生徳明(50)の三現職に、無所属新人の元市議芝野勝利(43)が挑む。

 ■南2区(定数6) =川口市

 県内有数の激戦区。民主は現職菅克己(44)にほぼ絞った。自民は奥ノ木信夫(59)、田中千裕(62)の現職と新人の市議豊田満(58)で三議席、公明は現職塩野正行(48)と新人の市議萩原一寿(44)で二議席を狙う。共産は元市議村岡正嗣(59)が再挑戦。前回民主で出馬した現職松本佳和(45)はみんな公認で再選を狙い、新顔の元会社員根本潤(38)は無所属で挑む。

 ■南3区(定数1) =さいたま市西区

 八期務めた自民重鎮の現職が引退。民主は元衆院議員秘書の新人信賀信孝(33)が挑戦する。二〇〇九年のさいたま市長選に出馬した元市議の無所属新人日下部伸三(52)が、埼玉維新の会推薦で出馬する。

 ■南4区(定数2) =さいたま市北区

 公明の現職が引退。後継は立てず、民主新人の市議高木真理(43)、自民現職鈴木弘(70)、〇九年のさいたま市長選に出馬した共産元職松下裕(65)の三人の争いになりそうだ。

 ■南5区(定数1) =さいたま市大宮区

 枝野幸男官房長官のお膝元で、六期務めた民主現職が引退。後継の新人で元参院議員秘書藤井健志(35)と、市議から転身を狙う自民新人沢田力(43)の一騎打ちの公算が大きい。

 ■南6区(定数2) =さいたま市見沼区

 前回トップ当選の清水勇人が市長に転身。民主新人で元衆院議員秘書井上将勝(31)と、自民現職田村琢実(39)が出馬を予定している。前回議席を失った共産も擁立を目指すが、難航している。

 ■南7区(定数1) =さいたま市中央区

 議長経験者の自民現職が四期で引退。自民は学習塾講師の新人伊藤雅俊(28)を立てる。無所属新人のミニコミ紙編集委員江上正(45)も名乗りを上げた。

 ■南8区(定数1) =さいたま市桜区

 民主が新人の元総合格闘技「K−1」選手田島剛(32)を擁立し、自民のベテラン現職長沼威(61)に挑む。無所属新人でミニコミ紙事務局長小高真由美(46)も出馬表明した。

 ■南9区(定数2) =さいたま市浦和区

 民主の浅野目義英(52)、自民の荒川岩雄(71)の両現職に加え、さいたま市内で唯一、みんなから新人の整骨院経営磯田和男(56)が立候補を表明した。

 ■南10区(定数2) =さいたま市南区

 民主の木村勇夫(43)と自民の宮崎栄治郎(56)の両現職が出馬する。無投票の可能性が強まる中、埼玉維新の会が新人の擁立を検討している。

 ■南11区(定数1) =さいたま市緑区

 民主新人の元衆院議員秘書松岡耕一(34)が自民現職高橋政雄(59)に挑戦。ともに無所属新人で、会社員堤日出喜(36)、埼玉維新の会代表の元Jリーガー都築龍太(32)も出馬を表明した。

 ■南12区(定数2) =さいたま市岩槻区

 自民現職小島信昭(45)と、元岩槻市長で、県内ただ一人の社民県議の現職佐藤征治郎(71)が出馬の予定。公明を離党している市議で新人の白石孝志(62)が埼玉維新の会の推薦を受け、無所属で出馬する。 =敬称略

  (大沢令、前田朋子)

3292チバQ:2011/03/17(木) 20:16:21
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/maturigoto/list/CK2011030902100003.html
【第三部】 県議選・南選挙区(13〜23区)<3> 南13区 3現職に2新人挑む
2011年3月9日


 ■南13区(定数3) =上尾市

 民主の畠山稔(61)、自民の島田正一(62)、公明の石渡豊(55)の現職三人に加え、共産新人の市議秋山もえ(35)と、市議から転身を目指す無所属新人新井金作(50)が出馬を表明し、激戦となりそう。

 ■南14区(定数1)=桶川市、伊奈町

 無所属現職小野克典(42)に、市議から転身を狙う無所属新人岡地優(62)が自民推薦を得て挑戦する。

 ■南15区(定数1)=北本市

 五期目の自民現職が引退し、いずれも無所属の三人が立候補を表明。医師の新人平尾良雄(58)は民主推薦で三度目の挑戦、元新聞記者の新人新井一徳(38)は自民推薦で初出馬する。無所属元職諏訪善一良(61)は返り咲きを狙う。

 ■南16区(定数1)=鴻巣市の一部(旧鴻巣市、旧吹上町)

 自民新人の薬局運営会社社長佐藤泰彦(53)と、無所属現職中屋敷慎一(51)の一騎打ちか。

 ■南17区(定数1)=志木市

 無所属現職鈴木正人(42)以外に出馬の動きはなく、無投票になる公算が大きい。

 ■南18区(定数2)=新座市

 公明は現職が引退し、新人の元会社員安藤友貴(35)の擁立を決定。無所属現職吉田芳朝(36)は民主推薦で出馬する。前回擁立を見送った自民は、今回も人選が難航している。

 ■南19区(定数1)=蕨市

 民主現職福田秀雄(64)に、市議を辞職して挑む自民の須賀敬史(43)、無所属のNPO法人職員榎本和孝(30)の新人二人が争う構図。

 ■南20区(定数2)=戸田市

 民主現職中島浩一(49)が再選を目指すのに対し、自民は現職峯岸光夫(63)と元職細田徳治(62)を擁立し、二議席独占を目指す。元市議の新人菅原文仁(35)は無所属で挑む。

 ■南21区(定数1)=鳩ケ谷市

 昨年の市長選・市議選に絡む不祥事で、民主系現職が辞職。自民は公募で選んだ市議岩井博之(54)を擁立し、元職石田昇(62)は無所属で返り咲きを狙う。民主衆院議員秘書で川口市議の白根大輔(31)は無所属で挑む。

 ■南22区(定数2) =朝霞市

 自民の神谷裕之(67)、民主推薦で無所属の醍醐清(58)の現職二人のほか、みんな新人の元市議星野文男(53)、無所属新人の市議野本一幸(58)が名乗りを上げた。

 ■南23区(定数1) =和光市

 民主現職神杉一彦(69)と、無所属新人の市議井上航(31)の一騎打ちになりそう。 =敬称略

 (前田朋子、柏崎智子、鈴木賀津彦、大沢令)

3293チバQ:2011/03/17(木) 20:16:47
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/maturigoto/list/CK2011031002100007.html
【第三部】 県議選・西選挙区(1〜15区)<4> 西1区 現新5人が激戦 西8区 4党、無所属7人が争う
2011年3月10日


 ■西1区(定数4)=所沢市

 前回、民主公認でトップ当選した当麻よし子が市長に転身。自民藤本正人(49)、公明西山淳次(52)、共産柳下礼子(64)の現職三人に、いずれも市議からの転身を狙う民主の水村篤弘(37)、自民推薦の無所属大石健一(45)の新人二人が挑む構図で、激戦もようだ。

 ■西2区(定数2)=入間市

 前回と同じ顔ぶれの三つどもえの争いになりそう。再選を目指す民主現職新井格(48)に対し、自民は現職田中龍夫(58)と元職斉藤正明(62)の二人を擁立し、再び議席独占を狙う。

 ■西3区(定数1)=飯能市

 前回も争った保守系二氏の対決か。自民現職和田浩(58)が再選を目指し、元職中村興夫(65)は無所属で雪辱を期す。

 ■西4区(定数2)=狭山市

 無所属現職の北村浩(45)が九日、不出馬を表明。自民現職本木茂(57)と、いずれも市議からの転身を狙う民主中川浩(44)、無所属田中寿夫(63)の新人二人の争いになりそう。

 ■西5区(定数1)=ふじみ野市の一部(旧上福岡市)

 前回当選した自民現職が選挙違反事件で失職。再選挙で初当選した共産現職山川寿美江(68)が再選を目指し、自民新人の市議加藤末勝(60)と、民主推薦の無所属新人で会社社長谷新一(52)が挑む。

 ■西6区(定数1)=富士見市

 自民現職が次期衆院選に出馬する予定。無所属新人星野光弘(53)が自民推薦で市議から転身を図る。

 ■西7区(定数1)=ふじみ野市の一部(旧大井町)、三芳町

 前回は新人三人の激戦だったが、再選を目指す自民現職土屋恵一(56)以外に、目立つ動きは見られない。

 ■西8区(定数4)=川越市

 四議席を七人が争う激戦区。現職は民主の矢部節(69)と自民の渋谷実(67)が四期目、公明の福永信之(58)は五期目、無所属の舟橋一浩(39)は再選を目指す。共産元職守屋裕子(61)と、自民新人の会社役員中野英幸(49)が加わり、無所属新人の映画監督室町健三(65)も十日に出馬会見する。

 ■西9区(定数1)=日高市

 自民現職の県議長小谷野五雄(55)に、市議からの転身を狙う民主新人川田虎男(31)が挑む。

 ■西10区(定数1)=毛呂山町、越生町

 五期務めた自民の重鎮が引退。いずれも無所属新人で、自民推薦の元県職員武内政文(58)に、自民系の毛呂山町議から転身を図る高橋達夫(67)が対抗する。

 ■西11区(定数1)=坂戸市

 無所属二人の戦いになりそう。昨年九月の補選で民主推薦で初当選した現職木下高志(51)は今回、政党推薦を受けない。補選で敗れた新人の元市議小川直志(58)が自民推薦で雪辱を期す。

 ■西12区(定数1)=鶴ケ島市

 自民現職長峰宏芳(68)以外に、立候補の動きは見られない。

 ■西13区(定数1)=川島町、吉見町

 自民現職中村健(63)以外に、立候補の動きは見られない。

 ■西14区(定数1)=東松山市

 昨年夏の補選で無投票当選した無所属現職江野幸一(60)に、市議からの転身を狙う自民推薦の無所属新人斎藤雅男(46)が挑む。

 ■西15区(定数1)=滑川町、嵐山町、小川町、鳩山町、ときがわ町

 自民現職松本恒夫(63)以外に、目立つ動きは見られない。 =敬称略

 (鈴木賀津彦、中里宏)

3294チバQ:2011/03/17(木) 20:17:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/maturigoto/list/CK2011031102100003.html
【第三部】県議選・北選挙区(1〜6区)<5> 北3区 町議経験者一騎打ちか 北5区現職2人に「市議」3人
2011年3月11日


 ■北1区(定数1)=秩父市

 自民現職北堀篤(60)が四期目を目指す。昨年、市議が出馬の動きを見せたが立ち消え、無投票の可能性が大きい。

 ■北2区(定数1)=横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町、東秩父村

 自民現職岩崎宏(64)が再選を目指す。ほかに立候補の動きがなく、無投票になりそう。

 ■北3区(定数1)=美里町、神川町、上里町

 無所属現職丸山真司(68)が再選を目指す。無所属新人斉藤邦明(38)は上里町議からの転身を目指し、同町議経験者の一騎打ちになりそう。

 ■北4区(定数1)=本庄市

 自民現職竹並万吉(71)が五期目を目指す。三回連続無投票の可能性もあるが、ほかに出馬を模索する動きがある。

 ■北5区(定数3)=深谷市、寄居町

 現新五人の争いか。前回、民主推薦で初当選した小島進が深谷市長に。現職では、いずれも自民の加藤裕康(65)が三期目、神尾高善(60)が再選を目指す。新人では、民主公認で国民新推薦の江原久美子(40)と、無所属の小川真一郎(37)、無所属の吉岡信彦(58)が、いずれも市議からの転身を狙う。

 ■北6区(定数3)=熊谷市

 前回と同じ顔触れの四人の争いになりそう。再選を狙う民主公認で国民新推薦の田並尚明(45)、三期目に挑む自民の小林哲也(51)と再選を目指す自民の森田俊和(36)の現職三人に、市議からの転身を図る無所属元職岡部三郎(73)が雪辱を期す。 =敬称略

 (村田秀雄、柏崎智子)

3295チバQ:2011/03/17(木) 20:17:42
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/maturigoto/list/CK2011031502100003.html
【第三部】県議選・東選挙区(1〜15区)<6> 東9区 定数4に民主2人擁立
2011年3月15日


 ■東1区(定数1)=行田市

 十二年ぶりの選挙戦となる。自民現職鈴木聖二(55)と、市議からの転身を狙う無所属新人漆原金作(68)の一騎打ちか。

 ■東2区(定数1)=羽生市

 自民現職諸井真英(42)が再選を目指す。ほかに出馬を模索する動きもある。

 ■東3区(定数1)=加須市(旧加須市)

 八年ぶりの選挙戦となる。十期目を目指す自民現職野本陽一(71)に、市議からの転身を狙う民主新人恩田博(67)が国民新の推薦も得て挑む。

 ■東4区(定数1)=加須市の一部(旧騎西町、旧北川辺町、旧大利根町)、鴻巣市の一部(旧川里町)

 自民現職野中厚(34)以外に立候補の動きはない。

 ■東5区(定数1)=久喜市の一部(旧久喜市)

 自民現職樋口邦利(63)以外に立候補の動きはなく、三回連続の無投票になりそう。

 ■東6区(定数1)=蓮田市

 自民現職石井平夫(63)に、いずれも新人で、無所属で民主推薦の俳優山口眞司(54)と諸派のシンクタンク代表福田聖次(59)が挑む。

 ■東7区(定数1)=久喜市の一部(旧菖蒲町)、宮代町、白岡町

 無所属現職で民主、国民新推薦の岡重夫(58)と、自民新人の元会社員田中聡一郎(26)の一騎打ちか。

 ■東8区(定数3)=春日部市の一部(旧春日部市)

 現職は民主公認、国民新推薦の渋田智秀(45)が再選を、自民の佐久間実(70)が十期目を目指す。ほかに公明の党県青年局次長権守幸男(39)と共産の元市議並木敏恵(50)、市議からの転身を狙う無所属白土幸仁(37)の新人三人が名乗りを上げた。

 ■東9区(定数4)=越谷市

 前回民主公認でトップ当選した高橋努が市長に転じ、現職二人が引退する。自民現職松沢邦翁(62)と新人四人が出馬を予定。民主は、市議からの転身を目指す山本正乃(51)と、細川律夫厚労相の次男細川威(33)を擁立。市議からの転身を図る公明の藤林富美雄(56)と、みんなの元県知事秘書藤沢慎也(33)も挑む。

 ■東10区(定数1)=八潮市

 自民現職大山忍(53)以外に、立候補の動きはない。

 ■東11区(定数2)=三郷市

 自民現職の一人が引退し、もう一人の自民現職鈴木義弘(48)と新人三人が争う。無所属で自民推薦の山下勝矢(49)は市議からの転身を狙い、みんなの会社員武捨裕太(29)、無所属の司法書士冨永由果(33)が挑む。ほかに出馬を模索する動きも。

 ■東12区(定数1)=久喜市(旧栗橋町、旧鷲宮町)

 自民現職梅沢佳一(56)と、無所属新人の元民主衆院議員秘書野中智(41)の一騎打ちか。

 ■東13区(定数1)=幸手市

 自民現職が引退を表明し、いずれも無所属の新人四人が争う。枝久保喜八郎(61)と青木章(52)は市議からの転身を狙う。小沢一郎衆院議員の元秘書吉良英敏(36)、元市議増田幹男(73)も出馬を決めた。

 ■東14区(定数1)=春日部市の一部(旧庄和町)、杉戸町、松伏町

 六期目を目指す自民現職井上直子(71)にとっては十二年ぶりの選挙戦。諸派推薦で杉戸町議からの転身を狙う坪田光治(37)と、無所属の起業相談業豊島亮介(35)の新人二人が名乗りを上げた。

 ■東15区(定数1)=吉川市

 自民現職蓮見昭一(69)に、無所属新人のNPO法人理事長中原恵人(40)が挑む。 =敬称略、おわり

  (柏崎智子、池田宏之、大沢令)

3296チバQ:2011/03/17(木) 20:33:05
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103170022/
県知事選:告示わずか8日前で構図ようやく固まる、3氏が出馬表明/神奈川
2011年3月17日

 4月の県知事選に向け、ジャーナリストの黒岩祐治氏(56)と、開成町長の露木順一氏(55)が16日、それぞれ立候補を表明した。これまでに出馬を表明していたのは、市民団体代表の鴨居洋子氏(66)=共産党推薦=のみ。大方にとって想定外だった松沢成文知事の都知事選出馬表明(後に断念)により混沌(こんとん)を極めた県知事選は、24日の告示までわずか8日という段階になり、ようやく構図が固まった。

 黒岩氏に対して出馬を要請してきた民主、自民、公明はそれぞれ、県組織での推薦を決めている。黒岩氏が当初、支援を求める意向だったみんなの党からは、具体的な接触はなかったという。同党は黒岩氏を推薦しない方針で、民主、自民、公明の3党が相乗りで支援する形となった。

 政党以外では、無所属の県議で構成する会派の県政会も、黒岩氏への推薦を決めた。現状の県議会勢力に当てはめると、9割からの支援を得る計算となる。

 露木氏は町議会の全員協議会で出馬の意思を正式表明した。露木氏については、自民党のある県議が同党の推薦候補とするよう要請していたが、自民からの支援を得ることはかなわなかった。露木氏を推薦するとしていた県町村会も一転し、会としては推薦しないとの方針を決めた。

 だが、阿部孝夫川崎市長が「全面的に応援する」と述べるなど、県内の首長から支援の動きがある。また、露木氏はみんなの党に推薦を依頼しており、「陣立て」がどうなるかが注目点だ。

 一方、昨年12月下旬に出馬を表明した鴨居氏は、これまで唯一の知事選候補予定者として2カ月余りの間、支持団体のあいさつ回りや演説会などで、支持を訴えてきた。

 鴨居氏は黒岩氏について、「相乗りを出馬条件にする黒岩氏からは県民の暮らしを守るという意欲が感じられない」と話し、露木氏についても「政策面では、黒岩さん同様に松沢県政と方向性は変わらない」と指摘。「選挙まで短期間だが、政策で戦っていきたい」と力を込めた。

 松沢氏の都知事選出馬表明は3月1日。自民党は昨年12月、松沢氏が県知事選に出馬した場合は対抗馬を擁立しない方針を決めていたため、告示まで20日余りの段階での転身表明を受け、県政界は混乱に陥っていた。

3297チバQ:2011/03/17(木) 20:49:48
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20110316-OYT8T01037.htm
知事選3氏対決へ 構図ようやく固まる



鴨居洋子氏、黒岩祐治氏、露木順一氏

 24日告示の知事選は16日、元フジテレビキャスターの黒岩祐治氏(56)と、開成町の露木順一町長(55)が立候補を表明し、既に出馬表明している共産党推薦の女性団体県役員鴨居洋子氏(66)との、新人による三つどもえという構図が固まった。昨年末の鴨居氏の出馬表明以降、新たな候補者が出ず、なぎの状態が続いてきた知事選は、告示まで8日に迫った時点で、ようやく動き出した。

 黒岩氏は16日午後、県庁で記者会見に臨んだ。「このような国難ともいえる時期に会見を開くことにためらいがあった」と切り出し、「(選挙期間中は)神奈川の現状をつぶさに見て歩き、話を聞いてすぐに役立てる、そんなリーダーを目指したい」と決意を語った。

 キャッチフレーズに「いのち輝くマグネット神奈川」を掲げ、「長生きして良かったと思える神奈川、行ってみたいと人を引きつける神奈川にしたい」と述べた。

 黒岩氏に対しては、民主、自民、公明各党の県組織がそれぞれ推薦する。相乗り批判について黒岩氏は、「国難を乗り切るための総力戦だ」と語った。

 露木氏は16日午後、町議会の臨時全員協議会で「知事には市町村行政の現場を知る人物が求められている」と述べ、出馬の意向を明らかにした。

 露木氏推薦を決めていた県町村会(会長=間宮恒行大井町長)は同日夜、緊急町村長全体会議を開いた。露木氏推薦について、県市長会の賛同を得られなかったことから、町村会としての推薦を取り下げ、個々の判断に委ねることを決めた。間宮会長は、会議後の記者会見で「首長の有志連合という形で広く応援しようということになった」と説明。記者会見に同席した露木氏は、「熱い思いを受け止め勝ち上がりたいと、会議で述べた。市町村連合の母体ができて大変心強い」と語った。露木氏は17日午後、県庁で出馬の記者会見を開く。

 一方、黒岩氏の擁立も検討していたみんなの党の江田憲司幹事長は読売新聞の取材に、「知事や議員の報酬削減など、我々のアジェンダ(政策課題)の根幹部分に極めて消極的だった。推薦することはない」と明言。露木氏については、「アジェンダのすり合わせをしている」と語った。

 鴨居氏陣営の水谷正人事務局長は、黒岩氏について「(16日の記者会見で)民主党政権と松沢県政で雇用難、格差拡大などに苦しみあえぐ県民に思いをはせる言葉はなかった」と批判。露木氏についても「松沢県政継承者を自認している」と指摘し、「松沢県政を継承する黒岩氏・露木氏か、県民の立場で県政をチェンジする鴨居洋子か。分かりやすい選挙になった」とのコメントを出した。

 鴨居氏は、キャンプ座間への米陸軍司令部移転に反対する市民団体の共同代表などを務める。前回知事選(07年)にも出馬した。

 黒岩氏は、フジテレビで政治部記者やキャスターなどを務めた。その後、国際医療福祉大教授に転身したが、15日付で退職した。

 露木氏は、NHK記者を経て、故梶山静六衆院議員の政策担当顧問などを務めた後、1998年の開成町長選で初当選し、現在4期目。

(2011年3月17日 読売新聞)

3298チバQ:2011/03/17(木) 21:40:56
会見には阿部孝夫川崎市長ら県内の3首長が同席。内野優海老名市長らによると、現段階では14町村のほか、川崎、海老名、厚木、秦野、小田原の5市長が支援を表明している。阿部市長は「私が推して行動することで市民にも広く浸透していく」と支持拡大に自信を見せた。

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103170036/
県知事選:露木氏が出馬会見、県内首長の「有志連合」支持母体に挑戦/神奈川
2011年3月17日
 開成町長の露木順一氏(55)は17日、県庁で会見し、4月の知事選への立候補を表明した。「地域主権の理念と経済振興、県民生活の安定の三位一体で地方の時代を神奈川から発信していきたい」と抱負を述べた。県内首長の「有志連合」を支持母体に選挙戦に挑み、みんなの党が推薦する見通し。

 露木氏は、出馬理由について「小さな町から県知事に挑戦するプロセスこそ地域主権の流れ」などと述べ、東北大震災の被災者受け入れなどを緊急課題に挙げた。さらに「自分の身を処して大胆な改革に踏み込む」とも述べ、県庁のスリム化や移転、議会改革に意欲を示した。

 県と市町村との連携については、「現場や実情を知らない方が知事になるより、電話一本で話せる」と県内首長との人脈を強調。松沢成文知事の手法にも触れ「自分が目立とうというのはさらさらない。市町村がやりやすいように泥をかぶってでも後押しするのが本来の広域自治体のあり方」と語った。

 会見には阿部孝夫川崎市長ら県内の3首長が同席。内野優海老名市長らによると、現段階では14町村のほか、川崎、海老名、厚木、秦野、小田原の5市長が支援を表明している。阿部市長は「私が推して行動することで市民にも広く浸透していく」と支持拡大に自信を見せた。


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