② 八ッ場ダム(群馬県吾妻郡)予定地一帯は地盤が不安定で地滑りが起きる恐れがあり、過去には浅間山大噴火も起きている。
③ 新成羽川ダム(岡山県高梁市:ダムの型式は全国に12基しか存在しない重力式アーチダム。発電所である●新成羽川発電所は下流に建設された田原ダム(重力式コンクリートダム・41.0m)との間で自流混合式揚水発電を行い、認可出力は303MW,更に下流には放流した水量を調整し河川流量維持と発電を効率化するための逆調整池として黒鳥ダム(重力式コンクリートダム・15.5m)を設けた。)今回の豪雨で大量に緊急放流し、下流域の水害の一因ではなかったかと疑われている。洪水調節機能は持っていないため豪雨の際の緊急放流によって下流の水害を増幅したとして昭和40年代には「新成羽川ダム水害訴訟」が起こされている(判決は原告敗訴)[wiki]。
④ 山鳥坂ダム(愛媛県大洲市)肘川水系ではダム建設ばかりが優先され、下流域の堤防補強や浚渫など、安価で即効性のある治水対策は後回しの状況が続いている。今回の水害のコロラド博士のレポは>>1437-1438
IEA(国際エネルギー機関)
IEA (International Energy Agency: 国際エネルギー機関)は、エネルギーの安全保障および持続可能なエネルギー需給構造の確立を目的として、1974年に設立された国際機関であり、OECD加盟35か国のうち29か国(2016年8月時点)が参加している。下図に示すように、IEAでは、理事会の下に5つの常設部会が設置されている。常設部会の一つであるエネルギー研究技術委員会(CERT : Committee on Energy Research and Technology)には,各種エネルギー技術の調査・研究開発に関する4つの作業部会が設けられており、各作業部会の中に組織された国際協働プログラム(実施協定)を支援している。実施協定では、OECD非加盟国や国際組織を含む各種機関と共同研究が推進されている。2016年現在、再生可能エネルギー作業部会(REWP :Working Party on Renewable Energy)で10の実施協定(Implementing Agreement)が、また、エネルギー研究技術委員会全体では40以上の実施協定が活動している。
水力実施協定
水力実施協定(水力技術と計画に係わる実施協定:Implementing Agreement for Hydropower Technologies and Programmes)は、再生可能エネルギー作業部会の中の実施協定の一つであり、1995年の締結以来、加盟国等がこれまでに蓄積した水力技術を集結し、世界レベルでの水力開発の更なる促進に資することを目的に活動を行っている。水力実施協定のミッションとビジョンは以下の通りである。
同発電所は小布施町を流れる松川から取水する用水路を活用した流れ込み式発電所で、約190kW(キロワット)の発電出力を有している。発電所の最大使用水量は約1.5立方メートル/秒、有効落差約14.4メートルで、年間発電量は、一般家庭約350世帯分に相当する年間約110万kWh(キロワット時)の発電量を見込む。水車は、小水力発電事業におけるパートナーである豪GUGLER Water Turbines社のフランシス型水車を採用した。