[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
1301-
1401-
1501-
1601-
1701-
1801-
1901-
2001-
2101-
2201-
2301-
2401-
2501-
2601-
2701-
2801-
2901-
3001-
3101-
3201-
3301-
3401-
3501-
3601-
3701-
3801-
3901-
4001-
4101-
4201-
4301-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
文部スレ
2781
:
とはずがたり
:2015/11/25(水) 15:50:45
変人ちっくな(失敬!)三原麗珠先生。
今は香川大学の図書館に配属になられてるらしい。
どういう仕組みだ??
http://www.kagawa-u.ac.jp/files/9813/6474/3398/250401gakukei.pdf
2782
:
とはずがたり
:2015/11/25(水) 16:24:04
埼玉、私的流用で学園長懲戒解雇 文理佐藤学園、不正5千万
共同通信 2015年11月25日 13時01分 (2015年11月25日 13時06分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20151125/Kyodo_BR_MN2015112501001140.html
埼玉県狭山市の西武学園文理小などを運営する学校法人文理佐藤学園の佐藤仁美学園長(44)が海外出張費を私的に流用していた問題で、同学園が、佐藤氏を懲戒解雇していたことが25日、学園関係者への取材で分かった。不正支出は5千万円以上に上ることも判明。学園は、流用に関する調査結果や組織改革案を、26日に記者会見して説明する。
学園は9月、同小の校長も兼務していた佐藤氏による出張費の不正支出額が、2012年7月以降で約1480万円に上ったとの調査報告書を発表。関係者によると、その後、調査対象期間を広げて調べた結果、5千万円以上の不正支出があったことが判明した。
2783
:
とはずがたり
:2015/11/27(金) 19:58:32
まあサンデルが教えたいことを対話の形式を借りてやってる訳で,で,その際に,良くある代表的な考え・反応を学生の側から出させる為に使ってるだけな訳で,本書の主張は有名になったサンデルを借りる言い掛かりに近くて,枠組みを超えたところで本質的なものを突き詰める議論はまあ別の所でそういうのを目的としてやればいいね。
サンデル教授「白熱教室」を徹底批判『対話の害』教授に正義を教える資格はない
エキサイトレビュー 2015年8月24日 10時50分
ライター情報:米光一成
http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20150824/E1440355461733.html?_p=2
劣質な、望ましからざる教育実践が行われている。派手な宣伝とともに行われている。ところが、教育界・教育学界では、だれもこれを批判しない。格好よく見える外形・現象に酔ったのか、無知・無思慮・不勉強で、何の問題意識も生じないのか。”
書き出しから苛烈である。
『対話の害』(宇佐美寛・池田久美子/さくら社)は、サンデル教授「白熱教室」の徹底批判本だ。
…
“サンデル氏の授業について行くのに必要なのは、問題を疑い、本質を突き詰める思考ではない。出題者の意図を読むだけの浅薄な思考である。”と池田は指摘する。
サンデル教授の授業は、劣質な、望ましからざる教育実践か?
出題者の意図を読み、学生が即座に答える。
その予定調和が、一瞬ほころびそうになるシーンがある。
臓器移植のケースで同様の対話を展開するなかでのやりとりだ。
“男子学生4 僕は違う可能性に賭けたいです。臓器が必要な五人のうち最初に亡くなった人の四つの臓器を使って、残り四人を助けるんです(一同笑)。
サンデル それは名案だ。実に素晴らしい。ただ一つの難点は、私の設定した哲学的な問題を台無しにしてしまったことだ(一同笑)。”
男子学生4が示した可能性は、掘り下げられることはない。「一同笑」でスルーされる。
サンデルの出題の意図を超えるからだ。
設定を揺さぶるような問いや提案は、“哲学的な問題を台無しに”するので歓迎されないことが学生にメッセージとして伝えられる。
枠組みの設定する権利は、サンデル教授に独占され、学生は、その範囲の内側でのみ発言をするように誘導される。
2784
:
とはずがたり
:2015/11/27(金) 20:00:33
大卒はもはや邪魔? 重学歴という罠
http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20130307/E1362591024493.html
エキサイトレビュー 2013年3月7日 11時00分
ライター情報:米光一成
“現代日本の大学進学は高学歴などではなく、むしろ重学歴と呼ぶほうがふさわしい状態になり始めているのです”。
『学歴・競争・人生』(吉川徹・中村高康/日本図書センター)を読んで、一番はっとさせられたのが「重学歴」という問題提起だ(第5章 人生の選択肢)。
重くて大きいモノが喜ばれていた時代は終わって、軽くて小さくて持ち運びが便利なものが好まれる時代になってきた。
にもかかわらず、大卒という重学歴だけを良いものと考えすぎてはいないか。
著者は、学生に質問する。
“「高卒就職して、地元の優良企業で真面目に働き、給料やボーナスをもらい始めているもう一人の自分を、大学の授業料を払い、就職先も未定の今のあなたは、この先のいつごろ追い抜けそうですか?」”
大卒学歴のリスクとデメリットを考えてみよう、ということだ。
就職してすぐの時点では、大卒就職1年目のあなたは、高卒入社5年目のあなたより給料は少ないだろう。
この差を追い抜くのは、“今の若い人たちだと、それは三〇歳を過ぎてからになるのは間違いない”。
それ以降は、大卒のほうが年間所得が多いので、ずっと働いていればトータルで大卒のほうが収入が多いことになる。
だが、もし結婚して辞めたり、フリーになったりしたらどうだろうか。学歴では“投資した分を回収できないままで終わってしまうことになりかねない”。
さらに、いまや大学に誰でも入れる時代になってきた。不合格者が少なすぎて合否ボーダライン偏差値が算出困難な「Fランク」大学の出現に象徴されるように「大学の大衆化」が進んだ(第3章 受験競争の現在)。
同時に、大卒であれば誰でも就職内定を得られるわけではなくなった。
大学受験をがんばって、いい大学に行けば、あとは生涯安心だという時代は終わってしまった。
“大卒学歴を得るためにお金と時間を「投資」しても、その見返りが不確実な時代”になってしまったのだ。
“大卒層と非大卒層がぼほ半々の学歴分断状況が待ち構えている社会”という指摘にも驚いた(第4章 大人への道)。
ほぼ半々であるという実態を説明すると、「自分の同世代の大卒(高卒)層が、これだけしかいないとは知らなかった」と大勢の人が驚くらしい。ぼくも、驚いた。
“大卒層と非大卒層の人生(生活)が相互に交わることが少なく、お互いのことをよく知らない”という指摘が、胸に重くのしかかる。
もうひとつ興味深いデータが示される。
「今の日本では、大学を卒業していないと社会に出てから不自由な思いをすると思いますか」という質問。これに対して、「中立・否定」(つまり大卒じゃなくてもいいよ)のスタンスの人が64.5%もいるのだ。さらにそのなかには、大学を出ていない人がほぼ三分の二もいる。
昔のドラマには「おれは高卒だからせめて息子にはいい大学に行ってもらわなきゃ」と言う親父がよく出ていた。その親父像も、もはや消えつつある。
“大卒学歴が決して万人に強く望まれているわけではない”のだ。
ところが受け入れる側の大人がしっかり変わったかというと、そうでもない。
実益(機能的価値)を度外視して、文化的なシンボルや、安易な指標として大学の銘柄に過剰に価値を見出す傾向は残っている。
問題は、“教育や政策にかかわる人たちが、ほとんど一人残らず大卒層であるために、知らず知らずのうちに、「大卒イコール理想の学歴」とみな”すことだと著者は指摘する。
就職のチャンスや条件の違いなど、社会の側はまだまだ多くの問題を抱えており、受け入れの態勢ができているとはいいがたい。
大卒以外の軽学歴(軽快な学歴!)が、学生にとって、ひとつの輝かしい選択肢としてしっかりと存在できるように変わっていくことが必要だ。
『学歴・競争・人生』は、学歴と競争について、他にもさまざまな面からわかりやすく考えている本だ。
どうして受験競争がなくならないのか(第1章 受験競争がなくならない理由)、競争はどのように維持されるのか(第2章 学校に埋め込まれた競争)、受験競争への熱心な参加者は誰か(第3章 受験競争の現在)、若者が将来像を描くのが困難になったのは何故か(第4章 大人への道)、成人年齢を18歳に引き下げるほうがよいのではないか(第4章 大人への道)、学歴分断社会の問題点(第5章 人生の選択肢)など。
ぜひ、読んでみてほしい。(米光一成)
2785
:
とはずがたり
:2015/12/02(水) 14:42:42
知り合いの会計学者が計算したところ,現在は学生の教育資金は親4割,国6割だそうで,以下が成立すると親6割,国4割となるのだそうな。
国立大授業料、54万円が93万円に 2031年度試算
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151202-00000019-asahi-soci
朝日新聞デジタル 12月2日(水)9時8分配信
文部科学省は1日、年間約54万円の国立大学授業料について、2031年度には93万円程度に上がるという試算を示した。大学の収入の核となる国の運営費交付金が大幅に減らされる可能性があり、大学が減らなければ、授業料で減収分を賄う必要性があるという。
財務省は、全86国立大学の収入の3〜4割を占める運営費交付金約1兆1千億円を31年度までに約9800億円にする方針だ。この日の衆議院文部科学委員会の閉会中審査で、畑野君枝委員(共産)が、減収となった際の対応を尋ねた。
文科省の常盤豊・高等教育局長は「授業料で賄うとして試算すると(31年度には)約93万円。年間2万5千円の値上げが必要」と答えた。馳浩文科相は「学生になるべく教育費負担をかけないようにする必要がある」として、来年度予算で交付金の額を充実する考えを示した。
2786
:
とはずがたり
:2015/12/02(水) 14:46:24
奨学金から塾代、生活保護費減らさず 厚労省が見直しへ
http://www.asahi.com/articles/ASH9L4WC0H9LUTFL00H.html?ref=yahoo
久永隆一2015年9月22日11時25分
生活保護を受けている家庭の高校生がアルバイト代や奨学金を塾代に使うと保護費を減らされるルールが、10月から見直されることになった。政府は子どもの貧困対策に力を入れており、親から子への「貧困の連鎖」を防ぐ狙い。塾代にあてる場合は生活保護費の減額対象外とするよう、厚生労働省が運用を変える。
生活保護費は最低限の生活に必要な費用に対し、世帯収入や資産をあてても足りない分が支給される。収入が増えると、その分は支給額が減らされる。
収入には子どものアルバイト代や奨学金も含まれる。だが、昨年夏に政府が閣議決定した子どもの貧困対策大綱に「進学費用の経費にあてられる場合は収入と認定しない」と盛り込まれ、厚労省はルール変更を決定。今年10月以降は塾の授業料や模試代、入会金、教材費、塾に通う交通費に使う分は収入として扱わないことにする。
2787
:
とはずがたり
:2015/12/02(水) 14:46:40
ただなら理科大の博士号貰いに行きたいな〜♪
博士課程の学費、全員「タダ」 東京理科大が来年度から
http://www.asahi.com/articles/ASH8K4DGSH8KUTIL027.html?ref=yahoo
石山英明2015年8月19日09時30分
東京理科大は大学院の博士課程に入った学生が支払う授業料などについて、全額を実質無料にする方針を決めた。来年度から始め、在学生も対象となる。無条件で全学生を「タダ」で受け入れるのは極めて珍しいという。
大学によると、博士課程では、初年度の入学金30万円のほか、施設設備費18万円と授業料約80万円が毎年必要で、3年間で計約320万円かかる。来年度からは入学金と施設設備費を免除し、授業料相当額を返済不要の奨学金として給付する予定だ。
同時に、学生への経済援助も充実させる。
2788
:
とはずがたり
:2015/12/07(月) 14:55:19
2015/12/4 17:51
兵庫県立大教授、セクハラやアカハラメールで停職
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201512/0008620236.shtml
兵庫県立大は4日、女子学生に対するセクハラ発言や、アカデミック・ハラスメント(地位を利用した嫌がらせ)をしたとして、環境人間学部(姫路市)の60代の男性教授を同日付で停職3カ月の懲戒処分にした、と発表した。
県立大によると、教授は2013年12月、女子学生と2人で夕食後、車中で「キスして」と言ったという。
また、今年1月、別の女子学生が居酒屋のアルバイトで客の呼び込みをしているのを見かけ、2月までに37通のメールを学生の携帯電話に送信。アルバイト自体に問題はないのに「大学で処分を検討している」「退学になる可能性もある」と記したという。
友人の女子学生にも、辞めさせるよう求める内容のメールを5通ほど送信。3人はいずれも同学部に所属する。
3人の申し立てにより、理事会が調査。教授は「キスして」との発言を認めた上で、「テレビドラマの主題歌をつぶやいただけ」と釈明。メールについては「夜に客を呼び込むのは危ないと思った」などと話し、セクハラやアカハラの認識を否定しているという。(上田勇紀)
2789
:
とはずがたり
:2015/12/10(木) 19:12:08
“支援金の一部は生徒に” 法令違反の可能性
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151210/k10010335621000.html
12月10日 5時56分
“支援金の一部は生徒に” 法令違反の可能性
国の就学支援金制度を巡り東京地検特捜部の強制捜査を受けた三重県の高校を運営する会社の親会社が9日記者会見し、支援金の一部が生徒に渡る仕組みになっていたなどと説明したことについて、文部科学省は「制度の趣旨に完全に反しており法令違反の可能性がある」として早急に事実関係を確認して対応を検討するよう三重県に指示しました。
就学支援金が不正に支給された疑いがもたれている、三重県伊賀市の「ウィッツ青山学園高校」を運営する会社の親会社「東理ホールディングス」の福村康廣社長は9日、記者会見しました。
この中で、支援金のうち年収に応じて加算される分は生徒に渡る仕組みになっていたことや、生徒は受け取った加算分から別途、広域通信制のサポート校に授業料を支払う形にしていたことなどが明らかにされました。
これについて文部科学省は、「就学支援金は授業料に充てるために高校に支給しているもので、生徒に渡したりほかの施設に渡ったりするのは制度の趣旨に完全に反している。授業料を超える金額を支給することはないので、生徒に渡すほど余っていたとしたら過剰受給であり支援金の扱いを定めた法律に違反している」としています。
また、サポート校との関係についても学校教育法などに違反している可能性があるとみていて、早急に事実関係を確認し対応を検討するよう三重県に指示しました。
このほか文部科学省は全国90の広域通信制高校を対象に支援金が確実に授業料に充てられているか緊急に点検するよう都道府県に指示することを決めています。
2790
:
とはずがたり
:2015/12/13(日) 22:57:21
2015.12.8 13:30
大阪府大・市大統合 協議へ…自民市議団、ダブル選敗北受け
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1224522282/5123
2791
:
荷主研究者
:2015/12/19(土) 20:38:40
http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20151205000034
2015年12月05日 09時23分 京都新聞
研究設備、大規模校に偏り 大学間で機器融通も
生命科学の研究に必要な機器がそろっているセンターの実験室(京都市左京区・京都大医学研究支援センター)
国内の大学で多くの研究者が実験環境に不満を感じている。文部科学省の研究所の調査では一部の大規模大学を除き、研究者が設備を「不十分」と感じている実態が浮かび上がった。京都でも研究者が「必要な機器がそろわず研究に支障をきたすケースもある」と訴え、大学間で実験機器を融通する動きが出ている。
文科省科学技術・学術政策研究所の調査は11年度から始まり14年度までの結果が出ている。全国79大学を論文数に応じて4グループに分類し、各大学の研究者から計57問の質問に対し、10点満点で回答してもらった。論文数は大学規模を反映しているという。
研究設備に関する回答を集計すると、京都大や東京大、大阪大と東北大の第1グループは約6点で「十分」、そのほかの3グループはそれぞれ約4点で「不十分」と感じていた。
さらに経年変化を分析すると、大規模大学では満足度に変化は少なかったが、ほかの大学の満足度は低下傾向だった。同研究所は「大規模な大学に設備が偏っている。研究環境の底上げが必要」と警鐘を鳴らす。こうした中、京都大医学研究支援センターは昨年度から他大学へ高性能の機器の貸し出しを始めた。
2792
:
とはずがたり
:2015/12/20(日) 00:35:41
教員では無く土建屋減らせよなぁ
小中学の教職員3470人削減へ 自然減に加え370人
奈良部健、高浜行人2015年12月19日03時55分
http://www.asahi.com/articles/ASHDL7W83HDLULFA052.html?iref=comtop_list_edu_n05
政府は2016年度の公立小中学校の教職員定数について、15年度よりも3470人超減らす方針を固めた。少子化に伴って自然に減る3100人に加え、370人超を削減する。自然減を上回る削減幅としては過去最大となる。
教職員定数は、主に子どもの数に応じたクラス数によって決まる。現在は1クラス当たり1・8人の教職員を置いており、15年度は子ども969万人、38万7千クラスで、教職員定数は約69万4千人だった。少子化でクラス数は減り、16年度の定数は自然減だけで3100人減る計算だ。その自然減を上回る削減は3年連続となる。自然減を上回る削減は14年度が10人、15年度が100人だった。
文部科学省はいじめや不登校への対応などを理由に3040人を補充し、60人減とするよう要求していたが、財務省は財政難を理由に大幅減を主張していた。
21日の財務、文科両省の大臣折衝で正式に決める。16年度の教職員定数は約69万人になり、16年度当初予算案に教職員給与の国の負担分の総額として約1兆5千億円を計上する。(奈良部健、高浜行人)
2793
:
とはずがたり
:2015/12/20(日) 19:04:04
受験なしの有名一貫校卒業者「使い物にならない」 マツコ発言に「これは本当」「8割はダメ」同意する声多いが...
http://www.j-cast.com/2015/01/16225475.html
2015/1/16 19:01
有吉弘行 マツコ・デラックス 学歴
「小学校、中学校と上がってきていい大学出たやつらは使い物にならない、ほんとに」
マツコ・デラックスさん(42)が出演番組で言い放った、一貫校の内部進学で大学を卒業した人への辛口評価が話題を集めている。「これは本当だよな」と同意する人が多いようだ。
「受験を乗り越えた人はしっかりしてる」
マツコさんは2015年1月14日放送の「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日系)で、有吉弘行さん(40)と過保護すぎる子育てについてトークを展開。その中で有吉さんがエスカレーター式の一貫校に子どもを入学させる親に対して、「『はい、私の役目終わり!』みたいな顔してない?」と腹立たしげに語った。
するとマツコさんは「これだけは親御さんたちに言っておく」と断り、
「小学校、中学校と上がってきていい大学出たやつらは使い物にならない、ほんとに」
と怒りをぶちまけた。
番組では大学名を挙げていないが、例えば関東なら早稲田や慶応、青山学院、関西なら同志社や関西学院などが、幼稚園や小中学校からのエスカレーター式の内部進学がある有名私立校だ。
「ごく一部に天才はいるけど、大体のやつは社会に出ると、要領が分かっていないのか闘争心がないのか分からないけど...」として、「野っ原を駆け回って、高校の時に頑張っていい大学入りました、みたいなやつが仕事していて頑張ってるなって思う」と語った。
マツコさん自身は千葉県の公立高校から美容専門学校を卒業している。「使い物にならない」の具体的なエピソードは話していないが、有吉さんが「確かに」と同意していることから、芸能界に関した話なのかもしれない。
しかし、視聴者にも共感を得られたようで「試練を経験したその経験値はでかいんだよね」「大学受験を乗り越えた人はしっかりしてる」という声が多い。ネットでは「これは本当だよな。経験上、一貫校の奴等の8割は使えない」「昔の職場にいたけど世間知らずで困った」と同調する意見が目立つ。
2794
:
とはずがたり
:2015/12/21(月) 20:49:18
非常勤の貧困は女子に限った事ではないし,女性研究者の独身の原因が大学が業績と認めないからってのは違うと思うけどなぁ。。
2014.04.20
高学歴女子、なぜ貧困に陥りやすい?大学講師の惨状〜非常勤は低収入で一生独身も
http://biz-journal.jp/2014/04/post_4663.html
ここ数年、高学歴ゆえに下手をすると一生、低収入や不安定な生活、さらに独身を強いられる女性が増えているという。そこで今回、その実態や背景について、『高学歴女子の貧困』(光文社新書)の共著者で一橋大学非常勤講師の大理奈穂子氏に話を聞いた。…
2795
:
とはずがたり
:2015/12/22(火) 16:41:11
早大、「非常勤は上限5年」撤回 2600人、雇い止めは回避
http://www.asahi.com/articles/DA3S12122331.html
2015年12月18日05時00分
早稲田大学が、非常勤講師の契約上限を「5年」とした規定を撤回した。撤回を求めていた労働組合と東京都労働委員会で和解したためだ。非常勤講師が5年で雇い止めになる事態は避けられた。だが、火ダネはくすぶっている。
和解は11月18日付。早大が「5年」を上限とする就業規定を制定したのは2013年3月…
2796
:
とはずがたり
:2015/12/22(火) 17:32:06
東大ひでえなぁ。。
2015-12-21
来学期から東京大学非常勤を辞めることになりました
http://d.hatena.ne.jp/saebou/20151221/p1
2797
:
とはずがたり
:2015/12/23(水) 15:57:28
半導体大国・韓国がいよいよ崩壊し始めた…ライバル中国が1兆円工場で攻勢
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1036414893/1748-1749
2015.11.19 12:00
【ビジネス解読】
韓国は半導体の技術人材不足という悩みに直面している。朝鮮日報によると、韓国の半導体産業を支える人材を多数教育し、修士・博士クラスの人材1519人を輩出してきたソウル大学半導体共同研究所からの卒業生が細っているという。同研究所は、世界の半導体メモリー市場を握るサムスン電子、SKハイニックスでは、部長・役員クラスのほとんどがこの研究所で学んだといい、韓国半導体研究の総本山といっていいような存在だ。
だが、大学が半導体専攻の教授の採用を控えていることから、半導体専攻の大学院生が減るという悪循環に陥っている。半導体共同研究所は半導体共同研究所は2008年には103人の修士・博士を輩出したが、その後は減少し続け、昨年の卒業生は42人にとどまったという。
同大学のファン・チョルソン教授は朝鮮日報に対し、半導体専攻の教授を採用してていない理由として「半導体産業が成熟段階に達し、政府の研究課題が少ないとの理由で、工学部では15年間も半導体専攻の教授を採用していない」とし、「半導体を勉強したいという学生がいても、教授がいないため学生を受け入れられない状態」と話している。
そして話が深刻なのは、人材の供給は減っているのに企業からの需要は増えていることにある。半導体人材が不足しているため、ディスプレーや繊維など他の分野を専攻した学生たちが半導体企業に入社しているという。このため、企業側は即戦力の人材が入ってこないため人材運用に頭を悩ませている。ファン・チョルソン教授は「『トランジスタ』を知らない大学院生が半導体企業に入社すると言っていたので、大変心配になった」と話している。人材の量とともに質の低下も避けられない状態だ。
2799
:
名無しさん
:2015/12/26(土) 22:28:35
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151226-00010004-bjournal-soci
山梨大教授、妊娠女性を強制労働・流産…医師の安静指示を無視、大学は大甘処分
Business Journal 12月26日(土)18時0分配信
先日、山梨大学大学院の50代女性教授が、部下の女性助教に対してパワハラ(パワーハラスメント)を行ったとして、減給の懲戒処分を受けたことが報じられた。
山梨大学の12月21日付プレスリリースによると、教授は助教に対して、2010年10月頃から、特に14年10月頃から理由の如何を問わず、感情的な度重なる叱責行為を行っていたという。
また、教授は学生の実習現場に一度も顔を出さず、14名の学生の指導を助教に任せ、指導教員としての責任を果たしていなかった。さらに、妊娠していた助教が、出血により医師から自宅安静を指示されたことを教授に伝えると、教授はそれを了承せず、「座って学生指導をするように」と助教を実習の指導に当たらせたという。
助教は、再び出血した際には職務を軽減したい旨を申し出たが、教授はその申し出を拒否する発言を行い、結果的に助教は流産してしまう。助教から流産の報告を受けた教授は、助教の意に反して、一方的に助教の進退に言及する発言を行ったという。
これらの行為によって体調を崩した助教は、今年1月に精神科を受診後、病気休暇を取得、現在は休職している。
教授の言動も常軌を逸したものといえるが、これに対する大学側の処分が「減給(平均賃金の半日分)の懲戒処分」という、きわめて軽いものだったことから、一部では「あり得ない対応だ」「処分が甘すぎる」と批判が巻き起こっている。
そもそも、この教授は法的責任を問われる可能性はないのだろうか? また、大学の処分は適切なものだったのだろうか? 弁護士法人AVANCE LEGAL GROUP LPCの渡部貴之弁護士は、以下のように解説する。
「一連の行為について、この教授は法的責任に問われる可能性があります。参考になる裁判例としては、医科大学における教授の助手に対する行為が、『違法な公権力の行使である嫌がらせに該当する』とされたものがあります。同裁判例においては、国家賠償法上の責任が肯定され、また場合によっては教授個人の不法行為責任が生ずる余地がある旨を判示しています。
そのため、本件においても、被害者である助教は、国に対して賠償請求できると考えられます。また、教授に対しても、不法行為に基づく損害賠償を請求できる可能性があります。
なお、助教は教授の行為により体調を崩し、精神科を受診後に病気休暇を取得していることを鑑みると、教授の行為は、故意に第三者の心身にストレスを与えてノイローゼなどの体調不良に追い込んだとして、傷害罪(刑法204条)などに該当する可能性もあります」
2800
:
名無しさん
:2015/12/26(土) 22:28:58
>>2799
●減給処分は疑問、停職でもおかしくない
また、半日分の減給という大学側の処分について、正当性はあるのだろうか。
「本件のような悪質性が高く、重大な結果が発生していると思われる教授の行為について、平均賃金の半日分の減給という懲戒処分が妥当かについては、疑問が残ります。
同リリースでは、処分量定の決定過程は記載されていませんが、一例として、人事院の懲戒処分の指針では、処分量定の決定に当たっては、非違行為の態様および結果を考慮する旨を規定しています。同指針からすると、助教が流産してしまった本件のようなケースにおいては、停職などのより重大な懲戒処分であっても、決して不当ではないと考えられます。
なお、本件は国立大学のケースでしたが、同様の事実関係であれば、当事者が『会社の従業員と、パワハラを行う上司』であったとしても、従業員が上司および会社に対して、損害賠償請求などを行えるものと考えられます。
そして、従業員がパワハラにより自殺したケースなど、被害者自身が損害賠償請求を行うことが困難な場合は、被害者の家族が、上司や会社に対して請求を行うことも可能であると考えられます」(渡部弁護士)
「ブラック企業」や「社内うつ」が社会問題化する中、国立大学でこういった問題が発生したこと、さらにその処分が“大甘”だったことも、世間の衝撃を倍加させている。
ちなみに、山梨大学といえば、15年ノーベル生理学・医学賞受賞を受賞した大村智・北里大特別栄誉教授の母校としても知られており、同大のホームページにはトップに「祝 ノーベル医学生理学賞受賞 大村智先生(本学卒業生) おめでとうございます」のメッセージが掲げられている。先人の栄誉に傷をつけるような行為を、教授自ら行ったという点でも、問題視されるべきだろう。
(文=編集部、協力=弁護士法人AVANCE LEGAL GROUP LPC・渡部貴之弁護士)
文=編集部、協力=弁護士法人AVANCE LEGAL GROUP LPC・渡部貴之弁護士
2801
:
とはずがたり
:2015/12/26(土) 22:33:40
調べてみたら大川(山川)捨松すげえ,八重の桜とかぶるけどそのうちNHKでやりそうだなー。
アメリカの女子大には「上昇志向の強い」女性が集まる
高校生が東大を蹴って海外へ!? グローバル化を勝ち抜くために知っておきたい米大学の基礎知識(3)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2015/12/post-4303.php
2015年12月26日(土)08時05分
ブリンマー・カレッジ(ペンシルベニア州) フィラデルフィア郊外にあり、近郊のリベラルアーツ・カレッジ2校(ハヴァフォード、スワースモア)と提携関係にある女子大学で、教育の水準と体制においてもアイビーに劣らないとされる aimintang-iStockphoto.com
文部科学省の調査によれば、日本から海外への留学者数は2004年をピークに毎年減っている。それでも今、新しいタイプのアメリカ留学ブームが起きていると、本誌ウェブコラム「プリンストン発 日本/アメリカ 新時代」でお馴染みの在米ジャーナリスト、冷泉彰彦氏は言う。一体どういうことなのか。
これまで主流だった「語学留学」や「大学院留学」とは違う。グローバル化の潮流を背景に、日本の優秀な高校生が「アイビーリーグ」の8校をはじめとするアメリカの一流大学を志望する、全く新しい動きが起こっているのだ。実際、予備校が海外進学を目指す高校生向けのコースを設置したり、国内の一流大学と併願していた海外の大学を選ぶ学生が少数ながら出てきたりしているという。
実は冷泉氏は、1997年以来、ニュージャージー州にあるプリンストン日本語学校高等部で進路指導にあたってきた。プリンストンやコロンビア、カーネギー・メロンなど多くの名門大学に高校生を送り出してきた経験をもとに、『アイビーリーグの入り方――アメリカ大学入試の知られざる実態と名門大学の合格基準』(CCCメディアハウス)を上梓した冷泉氏。アメリカの高等教育の仕組みから、秘密のベールに包まれた「アイビーリーグ入試」の実態、厳選した名門大学30校のデータまでを1冊にまとめている。
ここでは、本書の「Chapter 1 志望校をどうやって選ぶのか?」から一部を抜粋し、3回に分けて掲載する。そもそも「名門大学」とはどの大学を指すのだろうか。
『アイビーリーグの入り方――アメリカ大学入試の知られざる実態と名門大学の合格基準』
冷泉彰彦 著 CCCメディアハウス
◇ ◇ ◇
アメリカの「女子大」は侮れない存在
次のカテゴリは、女子大学です。アメリカの場合は、1970年代まで名門大学はすべて男子校でした。そうした時代にあって、例えば東海岸の場合、女子の高等教育を担っていたのが次の「セブン・シスターズ(Seven Sisters)」と言われる7校です。
●バーナード・カレッジBarnard College(ニューヨーク州)
●ブリンマー・カレッジBryn Mawr College(ペンシルベニア州)
●マウント・ホリヨーク・カレッジMount Holyoke College(マサチューセッツ州)
●ラドクリフ・カレッジRadcliffe College(マサチューセッツ州)
●スミス・カレッジSmith College(マサチューセッツ州)
●ヴァッサー・カレッジVassar College(ニューヨーク州)
●ウェルズリー・カレッジWellesley College(マサチューセッツ州)
この内のラドクリフ・カレッジは、元来がハーバードの姉妹校だったのですが、ハーバードの共学化に伴って1977年から99年にかけて段階的に統合を果たし、現在はハーバードの一機関という位置づけになっています。
また、ヴァッサー・カレッジは1969年に共学化されています。従って、女子大学の「シスターズ」というのは、現在では「セブン」から二つ減った「ファイブ・シスターズ」となっているわけです。
こうした女子大学ですが、内容は前述した「リベラルアーツ・カレッジ」と同等と考えて良いと思われます。
2802
:
とはずがたり
:2015/12/26(土) 22:33:57
>>2801-2802
例えば、ペンシルベニア州のフィラデルフィア郊外にあるブリンマー・カレッジの場合は、キャンパスの近いハヴァフォード、スワースモアの2校と提携関係にありますし、マウント・ホリヨーク・カレッジの場合は同じく、近所のアマースト・カレッジと提携関係にあります。
また、バーナードは長年にわたってコロンビアの姉妹校という位置づけがあるのですが、現在もそのコロンビアとの関係は続いています。このように、教育の水準と体制は「リトル・アイビー」や「アイビー」に劣らないし、大学の「格」としてもそのように考えられています。
ヒラリー・クリントンも女子大学出身
共学校が主流の現代において、こうした女子大が存在している理由ですが、いわゆる「良妻賢母教育」が行われていたり、男子と対等に競うことを忌避したい学生が集まっているかというと、実際は違います。そうではなくて、その反対だと言われているのです。
むしろ、社会に残っている女性への差別や偏見と「戦う姿勢」を持った学生が多く、各大学の誇る同窓会組織なども利用しながら、社会的には「より上昇志向の強い」学生が集う場所だというイメージの方が実情の説明としては合っているようです。
ヒラリー・クリントン氏がウェルズリーの卒業生(院はイェールの法科大学院)というのも、決して偶然ではないですし、彼女がウェルズリーに在学していた際にベトナム反戦運動に積極的に参加していたというのも、アメリカの「女子大カルチャー」としては例外ではなく、むしろ本流に属すると見るべきです。
幕末の戊辰戦争の際に、会津藩士の娘として官軍と戦った後に単身アメリカに留学した山川捨松という女性がありました。彼女はヴァッサーに入学して、優秀な成績で卒業しています。日本女性として、アメリカの学士号取得第1号は彼女です。
帰国後の山川捨松は、やがて陸軍のリーダーとして日露戦争の指導をする大山巌の妻となりますが、今でもヴァッサー・カレッジのホームページには山川のエピソードが掲載されています。今に語り継がれているイメージは、大山元帥夫人としての彼女というよりも、会津で奮戦した女傑という伝説であり、それもまたアメリカの「女子大カルチャー」というわけです。
ハイレベル教育を志向する公立大学
次に名門大学に比肩する教育を行っている大学群として、「公立大学に附設されたオナーズ・カレッジ(Honors College)」という存在があります。
東海岸で言えば、ペンシルベニア州のペンシルベニア州立大学(通称「ペンステート」The Pennsylvania State University)、ニュージャージー州のラトガース大学(Rutgers University)、中部ミシガン州のミシガン大学(University of Michigan)などは、大規模な公立大学として有名であり、卒業生は全米の各方面で活躍しています。
こうした大学は、ともすれば優秀な学生にとっては「名門私大の滑り止め」という位置づけ、つまり併願時の「セーフ・スクール(安心して合格できる大学)」というイメージになっていました。つまり、優秀な学生の獲得競争では遅れを取っていたのです。
そこで各校は、通常の各学部学科とは異なる「優秀な学生の在籍するカレッジ」として「オナーズ・カレッジ(特待生の在籍学科)」というものを設けるようになりました。
この「オナーズ・カレッジ」ですが、出願は通常どおり母体の州立大学へ行います。その際に、「オナーズ・カレッジ」への入学希望がある場合は、その旨を届け出るというシステムになっている大学もありますし、その場合には追加のエッセイを提出しなくてはならないということもあります。
そして、出願者の中から、あるいは出願者中の希望者の中から選抜する形で、特に成績優秀な学生には「オナーズ・カレッジ」入学が許可されるという仕組みとなっています。
2803
:
とはずがたり
:2015/12/26(土) 22:36:40
Vassarカレッジにある捨松の記事
https://vcencyclopedia.vassar.edu/alumni/princess-oyama.html
2804
:
とはずがたり
:2015/12/31(木) 08:05:09
2015年11月19日
滋賀大学のデータサイエンス学部設置に国の補助金 大学ジャーナルオンライン編集部
http://univ-journal.jp/2968/
日本初のデータサイエンス学部(仮称)設置で人文社会系大学から文理融合型大学へ転換を図る滋賀大学の取り組みが、文部科学省の国立大学改革強化推進補助金事業に選ばれました。滋賀医科大学、京都大学、大阪大学と連携し、自然科学分野の多様な知識や知見を結集、先行事例のない最先端の教育プログラム、教材の開発、教育の質保証システムの確立を目指します。ビッグデータの活用は新産業の創出につながるとみられ、経済界の注目を集めそうです。
滋賀大学によると、2016年度に統計学やデータ解析だけでなく、情報管理の専門家らも集め、データサイエンス教育研究センターを開設。国内外の大学教育の実態や企業が求める人材などについて調査したうえで、2017年度に新学部をスタートさせます。
新学部は定員100人。他大学との連携で第一線研究者の授業を受けるほか、長浜バイオ大学、滋賀医科大学との連携授業も計画しています。買い物カードの購買履歴やIC乗車券の乗車記録、電子カルテなどのデータを総合的に分析し、売れ筋商品や流行の予測、無駄のない医療検査、効率的な人の誘導などの研究も進めたい考えです。
ビッグデータ時代を迎え、データの利活用で付加価値を生み出すことが広く求められる時代となりましたが、日本の大学には統計学の専門学部がなく、データ分析のスキルを持つ人材が極めて少ないという状況が続いています。新学部の登場は現状打開の一歩として大きな期待を集めるとみられています。
2805
:
とはずがたり
:2016/01/04(月) 20:19:25
>松田さんは子供のころから絵画や工芸が好きで、高校時代は「理数系より美術が得意だった」。芸大進学を希望したが、教師から「美術では食べていけないぞ」と諭され断念。東京大に進み物理を専攻した。
頭いいなぁ(;´Д`)
ゆるかわ隕石本
67歳芸大生が出版 教授から夢追い転身
http://mainichi.jp/articles/20160104/k00/00e/040/138000c
毎日新聞2016年1月4日 11時18分(最終更新 1月4日 17時34分)
ユーモラスなイラスト満載の「隕石でわかる宇宙惑星科学」
高校時代の夢を追って、隕石(いんせき)研究者から東京芸術大の学生に転身した松田准一・大阪大名誉教授(67)=兵庫県伊丹市=が、一般向けに宇宙や隕石について解説した「隕石でわかる宇宙惑星科学」(大阪大学出版会)を出版した。目を引くのが、科学の本とは思えないような自作の「ゆるかわいい」イラスト類。「くすっと笑いながら読んでほしい」と願って描いたという。
松田さんは子供のころから絵画や工芸が好きで、高校時代は「理数系より美術が得意だった」。芸大進学を希望したが、教師から「美術では食べていけないぞ」と諭され断念。東京大に進み物理を専攻した。その後、隕石の研究に取り組み、隕石に含まれる微小なダイヤモンドの成因を明らかにするなどの成果を上げた。
美術への情熱が再燃したのは、定年退職まで1年を残した2012年。「ずっと教える側だったが、教わる側になるのもいいかな」と思い立ち、大阪大教授を退職。美術系大学の最高峰とされる東京芸大に挑み、2度目の13年の受験で美術学部芸術学科に合格した。「得意なはずの数学や理科も、若い時のように早くは解けない。世界史も固有名詞を覚えるのが大変だった」と苦笑する。
芸大では、美学や美術史学を、若い人に交じって学ぶ。今は亡くなった母親の介護などがあったため休学中だが「自然科学とは違った考え方が面白い。若い学生から『ノート貸して』と頼まれるのも新鮮だった」という。
芸大生に転身し、自筆のイラストが表紙を飾る隕石の解説書を出版した松田准一・大阪大名誉教授=東京都文京区で2015年12月15日、西川拓撮影
退職してから「宇宙や地震に関する本は多いのに、隕石は少ない」と、解説書の出版を思いついた。出版社の担当者に学生になったと告げると「芸大生なら表紙や挿絵も描いたら?」と勧められ、イラストも担当することに。堅苦しさとは逆の力の抜けた絵のお陰で、手に取りやすい本に仕上がった。松田さんは「若い世代に少しでも科学に興味を持ってもらえたらうれしい」と話す。【西川拓】
2806
:
とはずがたり
:2016/01/08(金) 19:49:47
猪木武徳先生の『大学の反省』を読む。(まだ途中まで)
日本の大学進学率は低いのだそうな。またアメリカは大学院進学率が高いがアメリカの企業は文系でも大学で学んだことがその後の企業内での経歴でも反映される傾向にあるが,日本と違う。
亦,日本は文系が少ない。
またフランスなど大学の自治が確保される一方で大学に任せておくと人事などろくな事をしないという面もあって博士指導を出来る正教授になるには国家の審査があるとのこと。
2807
:
とはずがたり
:2016/01/14(木) 13:03:50
男子はこうやって憶えるのにぃ。。男向けとすれば良かったのでわ?
駿台の漢字問題集、性的な表現多数に批判で回収
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E9%A7%BF%E5%8F%B0%E3%81%AE%E6%BC%A2%E5%AD%97%E5%95%8F%E9%A1%8C%E9%9B%86%E3%80%81%E6%80%A7%E7%9A%84%E3%81%AA%E8%A1%A8%E7%8F%BE%E5%A4%9A%E6%95%B0%E3%81%AB%E6%89%B9%E5%88%A4%E3%81%A7%E5%9B%9E%E5%8F%8E/ar-CCtPuO
読売新聞
16 時間前
大手予備校「駿台予備学校」の現代文の講師が執筆し、関連会社「駿台文庫」が昨年2月に出版した大学入試用の漢字問題集「生きるセンター漢字・小説語句」に、性的な表現が多数含まれていたとして、駿台文庫は13日、問題集の販売停止と、書店の在庫回収を決めた。
この問題集は、例文中に傍線が引かれたカタカナを漢字に置き換え、同じ漢字が当てはまる語句を選択肢から選ぶ形式の問題など700題以上を掲載。この中に「彼女の体のユルやかなラインが僕をほっとさせる」「教授と私のミッセツな関係を誰にも気づかれてはいけない」などの例文があり、インターネット上で「セクハラだ」などと批判する意見が上がっていた。
駿台予備学校と駿台文庫を運営する学校法人「駿河台学園」(東京)によると、問題集は2万8000部発行され、一部は高校の教員にも配布された。著者の講師は「受験生が覚えやすい例文を目指した」と話しているという。同学園では「女性の編集者もチェックしていたが配慮が足りなかった。受験生に不快な思いをさせたことをおわびしたい」としている。
2808
:
とはずがたり
:2016/01/19(火) 08:35:59
いるんやねぇ。。
>2日間の日程でカンニングペーパーの使用など計7件の不正があり、男女計7人を受験全科目無効とした。
>青森県でカンニングペーパーの使用、東京都で定規の使用、試験時間中の問題冊子持ち出し、静岡県でスマートフォンの使用、青森県で定規の使用、栃木県でカンニングペーパーの使用、滋賀県で「解答やめ」の指示後の消しゴム使用だった。
2016/1/18 07:00神戸新聞NEXT
センター試験終了 兵庫県内2大学でトラブル
http://www.kobe-np.co.jp/news/kyouiku/201601/0008730980.shtml
大学入試センター試験は2日目の17日、全国693会場で理科と数学を実施し、全日程を終えた。大学入試センターによると、2日間の日程でカンニングペーパーの使用など計7件の不正があり、男女計7人を受験全科目無効とした。
内訳は16日に青森県でカンニングペーパーの使用、東京都で定規の使用、試験時間中の問題冊子持ち出し、静岡県でスマートフォンの使用、17日に青森県で定規の使用、栃木県でカンニングペーパーの使用、滋賀県で「解答やめ」の指示後の消しゴム使用だった。
17日は京都府と大阪府、和歌山県の計3会場で誘導ミスなどがあり、計57人の試験時間を3〜75分繰り下げた。大分県の会場でも、解答用紙に受験科目の記入漏れがあった受験生への対応があり、59人を1分繰り下げた。
兵庫県内では、神戸大や甲南大など28大学39会場(一部に高校を含む)で実施。試験官が開始時間を間違えたり、照明が消えたりするトラブルがあった。
姫路独協大では、47人が受験した試験室で、試験官の勘違いにより数学(2)の試験を20秒早く開始。終了時間を20秒繰り上げた。関西学院大では、106人の試験室で理科(2)の試験中、最後列の照明が5秒間消えたため、試験時間を15秒延長した。
県内の教科別受験者数(受験率)は次の通り。理科(1)=6239人(24・9%)▽数学(1)=1万7390人(69・5%)▽数学(2)=1万6121人(64・4%)▽理科(2)=1万1279人(45・1%)。
また、16日の外国語(筆記)で、試験室の照明が消えるトラブルがあった神戸大では、23日の再試験について、対象の受験生43人のうち4人から希望があった。(上田勇紀)
2809
:
とはずがたり
:2016/01/19(火) 08:53:45
>神戸大によると、外国語(筆記)の試験中、4試験室で照明が約10秒間消えた。うち3試験室については終了時間を約15秒延長したが、1試験室は報告が遅れ、延長できなかった。この試験室で受験した43人に、23日の再試験実施を説明し、意向を確認している。
2016/1/16 20:10神戸新聞NEXT
センター試験始まる 神戸大で照明トラブル
http://www.kobe-np.co.jp/news/kyouiku/201601/0008726383.shtml
本格的な入試シーズンの幕開けとなる大学入試センター試験が16日、全国の693会場で始まり、初日の地理歴史・公民、国語、外国語の全日程を終えた。志願者数は前年度より4636人増の56万3768人。17日は理科と数学を実施する。
英語のリスニング試験ではICプレーヤーの不具合などを訴え、試験をやり直す受験生もおり、プレーヤーの使い方を質問する受験生が出た沖縄県の会場では52人の開始時間を5分繰り下げた。
大学入試センターによると中国語の問題で、発音をアルファベット表記した「ピンイン」文の一部に誤りがあったが、「正解を導く上で支障はない」とした。
また共同通信の集計で、ICプレーヤーの不具合などで約30人がリスニング試験をやり直した。
志願者の内訳は、高校などを今春卒業予定の現役生が46万2335人で82・0%、既卒者が17・1%、高校卒業程度認定試験(旧大検)合格者などが0・9%。
例年、受験者数が最も多い外国語(筆記)は志願者の94・1%の53万636人が受験。国語は90・0%、地理歴史・公民は81・1%だった。
得点調整は地理歴史・公民、理科の一部科目で平均点に20点以上の差があった場合に実施する。受験者数が1万人未満の科目は対象外となる。
平均点の中間発表は20日、得点調整の有無の発表は22日、平均点の最終発表は2月4日の予定。
【神戸大で照明トラブル 43人に再試験の意向確認】
兵庫県内では、神戸大や甲南大など28大学39会場(一部に高校を含む)で実施。神戸大では、試験中に照明が消えるトラブルがあった。大学職員の誤操作が原因。受験生43人に再試験を希望するかどうかを確認している。
神戸大によると、外国語(筆記)の試験中、4試験室で照明が約10秒間消えた。うち3試験室については終了時間を約15秒延長したが、1試験室は報告が遅れ、延長できなかった。この試験室で受験した43人に、23日の再試験実施を説明し、意向を確認している。
また、英語のリスニングでは、甲南女子大▽神戸学院大▽関西学院大▽神戸女学院大▽武庫川女子大で計5人が、ICプレーヤーの不具合などにより、中断箇所からやり直す再開テストを受けた。
県内の教科別受験者数(受験率)は、地理歴史・公民=2万1574人(86・2%)▽国語=2万2880人(91・4%)▽外国語=2万3497人(93・9%)▽英語リスニング=2万3367人(93・3%)。(上田勇紀)
2810
:
とはずがたり
:2016/01/22(金) 10:29:24
多様性の確保は小さな宇宙universeたる大学universityの一つの責務なんだけど相対的な衡平性の確保ももう一つの重要な責務である。普遍的特性universalをどう考えるかだな。アジア人の急増は100年前から問題にはなっていたけどWASPにとってヒスパニックよりアジア人の方が異質であろうからねぇ。
「増えすぎ」アジア人を排除するハーバード
アジア人学生を排除する米一流大学にアジア系団体が怒りの申し立て
http://www.newsweekjapan.jp/stories/us/2015/06/post-3698.php
2015年6月15日(月)17時52分
ウェブ編集部
ハーバード大学などアメリカの一流大学は、アジア人学生に対して他の人種の学生より厳しい合格基準を設けて、優秀なアジア人学生を排除している――。今年5月、64のアジア系アメリカ人団体で作るグループが、米政府に対して実態調査を求める申し立てを行った。
申し立てによると、アジア系アメリカ人がハーバード大学に合格するには、SAT(大学進学適性試験)で白人学生より140ポイント、ヒスパニック系より270ポイント、アフリカ系より450ポイント高い得点を取らなければならないという。
政府の資金援助を受けている教育機関は、64年に成立した公民権法によって人種に関わらずすべての学生を公平に扱わなければならないと定められている。アジア人学生が増えすぎることを危惧する大学側が、入学選考でアジア人学生を排除しているとしたら、公民権法に違反していると言えるだろう。
ハーバード大学の法律顧問を務めるロバート・イウリアノは、ウォール・ストリート・ジャーナルの取材に対して、「学生の多様性を確保するためにハーバード大学はアジア人学生を積極的に採用している」と答えている。過去10年でアジア人の新入生が占める割合は、18%から21%に上がったという。
しかしアメリカの一流大学を志望するアジア人学生が増加している現状下では、もっと多くのアジア人が入学を認められるのが当然だと、グループは主張している。実際に、西海岸のカリフォルニア工科大学(カルテック)ではアジア系学生の比率が93年の26%から現在は42.5%に増加している。
これについて高等教育に関する研究機関「ポープ・センター」のジョージ・リーフ所長は、「アジア人学生を排除する大学側に対して、アジア系アメリカ人が異議を申し立てたことは喜ばしい」というコメントを出している。「しかしこうした動きは、アジア系以外の人々の賛同があって然るべきだ。大学とは学びの場所であり、大学側が社会実験を仕掛ける場所ではない」
2811
:
とはずがたり
:2016/01/23(土) 18:18:41
来年の卒業生が心配だ。。
大学生の内定率80・4%、リーマン前と同水準
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%81%AE%E5%86%85%E5%AE%9A%E7%8E%87%EF%BC%98%EF%BC%90%E3%83%BB%EF%BC%94percent%E3%80%81%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E5%89%8D%E3%81%A8%E5%90%8C%E6%B0%B4%E6%BA%96/ar-BBosO7S
読売新聞
2日前
就職を希望する3月卒業予定の大学生の内定率が、昨年12月1日時点で80・4%となり、前年同期より0・1ポイント上昇したことが20日、厚生労働、文部科学両省の調査で分かった。
リーマン・ショックの影響を受ける直前の2008年12月1日時点(80・5%)と同水準で、両省は「企業の採用意欲が高まっている」とみている。
調査は国公私立62大学から学生4770人を抽出し、全国の内定率を推計。今年度は、面接解禁が従来より4か月遅い8月に繰り下げられたため、昨年10月1日時点の内定率は前年同期を下回っていたが、影響が落ち着いたとみられる。
一方、高校生の就職内定率(昨年11月末現在)は前年同期を1・7ポイント上回る85・8%だった。
2812
:
とはずがたり
:2016/01/30(土) 23:58:44
>日本だけ実学の山がない
専門学校じゃああかんのか?
…と云うか教育では無く文句云わずに黙って働く豚を造れと云ってるようにしか聞こえない。。実学が重要となると一般教養の重要性が本来グンと上がらないと行けない。。
云われなくても偏差値が下の方の大学は人が集まらなくて競争的に自然と冨山氏の云うような機関になりつつある。。
あと日本の企業は経営学部卒を経理に回すとか法学部を法務に回すとかそういう専門性を活かすような配置をしないそうだがこれは卵が先か鶏が先かどっちやろうね。。
まあ多くの大学人,とりわけ文系の,はのほほんと惰眠を貪ってる様な所はあるんだろうけど。。
冨山和彦氏、大学教員の「選民意識」にモノ申す
日本の大学教育は大多数者の役に立たない
http://toyokeizai.net/articles/-/58760
杉本 りうこ :東洋経済 記者 2015年01月26日
昨秋、インターネット上で炎上した「G型・L型大学」の議論についてご存じだろうか。発端は文部科学省が2014年10月に開いた有識者会議。委員を務める経営共創基盤の冨山和彦CEOが、「日本の大学の大半を職業訓練校にするべきだ」と提言したのだ。
提言では大学をG(グローバル)型とL(ローカル)型に二分。G型はごく一部のトップ大学・学部に限定し、グローバルに通用する極めて高度な人材輩出を目的とする。そのほか大多数の大学・学部は、地域経済の生産性向上に資する職業訓練を行う――としている。
アカデミズム一辺倒で事実上、偏差値でしか差別化できていない日本の大学に、新たに「実学」というラインを作るべきだという主張だ。当然ながら、大学教員からは激しい反発があった。一方で、「社会に出て役立つ実学の方が求められている」という肯定意見も少なくない。今なぜ実学なのか。大学教員からの批判にいかに反論するのか。冨山氏が真意をすべて語った。冨山氏の提案(文科省のサイト)はこちら
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/061/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2014/10/23/1352719_4.pdf
をご覧ください。
大学教員の意見は市井の人たちに対する冒涜
――提言に対して賛否両論が渦巻いています。
反論の中で一番多かったのは、「教員に実学を教えさせるのは、アカデミズムに対する冒涜だ」という大学教員の意見です。でも逆にこの意見こそが、実学の世界で生きていく市井の人たちに対する冒涜ですよ。
そもそもの問題は日本の大学教育が、平均的な学歴で社会に出て行く大多数の人たちにとって役に立たないという現実です。僕は地方のバス会社など中小企業を経営しているからわかる。中小企業で働く人の現実と、大学が教える内容はまったく合っていない。
日本の大学教育は、丸の内にオフィスがある大企業で働くような偏差値的エリートだけを想定しています。しかし日本経済は今や中小企業が主役です。大企業で働く人の比率は過去20年間減少し、今や10%台しかない。圧倒的多数の人は中小企業で働いているのです。そして中小企業は雇用の流動性が高いのが特徴です。かつてのように、いわゆる一般教養を大学で学んで会社に入り終身雇用で勤めあげるという人は、今の若い世代では極めて少数です。そして今後も増えません。
この前提で、どうしたら大多数の働く人の地位を安定させられるかを真剣に考えなければなりません。労働市場側では同一労働同一賃金を徹底し、最低賃金を引き上げることが必要です。労働監督も厳しくしたほうがいい。これらと同じように不可欠なのが、企業を越えて普遍的に有用な専門技能を学ぶ場です。労働市場の問題と同様、教育についても本音で議論しなくてはダメですよ。
2813
:
とはずがたり
:2016/01/30(土) 23:59:14
>>2812-2813
実学がないからアカデミズムも弱る
私はアカデミックを否定しているわけではまったくありません。高等教育は、アカデミックスクールと実学を教えるプロフェッショナルスクールの「二山構造」にするべきだと言っているのです。日本以外の先進国はどこも基本的に二山構造です。日本だけ実学の山がないというのは、ある種の職業差別といっても過言ではありません。
僕がMBA(経営学修士)を取ったスタンフォードでは、「アクロス・ザ・ストリート」というのですが、アカデミックスクールゾーンとプロフェッショナルスクールゾーンが道路1本を隔てて隣り合っています。それぞれに高い評価を得ていて、優劣はありません。ビジネススクールからはノーベル経済学賞の受賞者を何人も輩出しています。そもそも社会科学の世界では、実学とアカデミズムの境界があいまいなのです。日本の社会科学が世界的に高い評価を受けていない理由のひとつは、実学と切り離されているからです。
――実学を軽視したことで、アカデミズムまで弱体化したと。
そのとおり。だから日本の社会科学にはノーベル賞の気配がほとんどない。賞を取りそうな日本人って、みんな海外でキャリアをつくった人でしょう??青木昌彦さんも清滝信宏さんも。とにかく、日本の高等教育を二山構造にするということが議論のゴールだと僕は思います。
――一方で、実学の知識は陳腐化しやすいという問題があります。
それは職業訓練バウチャーを出して、いつでも学校に入りなおせるようにすればいい。雇用調整助成金なんかにおカネを使わないでね。実際、海外ではMBAがそういう考え方です。2年の課程はもうはやらなくて、だいたい1年になっている。それで10年働いたらまた半年通うといった傾向に変わってきています。
なぜこれをバウチャーによる公的支援にすべきかというと、実学はある種の公共財だからです。もちろんアカデミックも公共財ですが、それだけが公共財と言うのはおごりですよ。念のため強調しておくと、僕はアカデミックに対する予算は増やすべきだとずっと主張してきました。ただし本当にトップに対してだけね。
教養・教育は大学の独占物ではない
――実学重視の教育では、教養を高める機会を奪う懸念もあります。
教養は大学でなくても、本でもインターネットでも高められます。大学の授業そのものが、ネット上で無償で公開されている時代です。一般教養は大学に閉じ込めるのではなく、むしろ万人に開かれるべきです。
週刊東洋経済2015年1月31日号(1月26日発売)では巻頭特集「G型・L型大学論争の深層」を掲載。冨山氏のGL案の深層がわかります(表紙画像をクリックするとAmazonの購入サイトにジャンプします)
かつて聖書は聖職者の独占物でしたよね。カトリック教会に入ると絵が描いてあって、その絵を見ながら聖職者の説教を聞くしか聖書を学ぶ場はなかった。
でも、グーテンベルクが印刷術を発明したことで聖書と教養がすべての人に解放されたでしょう。それと同じことがネット革命で起きたのです。
七面倒くさい受験勉強をやって大学に入って、大学の近くに住んで、高い授業料を払って毎日通学して……そこまでしなければ教養を与えないというなら、それはかつてのカトリックと発想が同じ。教員が知識の独占者でいたいのでしょう。コアにあるのは、大学教員のものすごい選民意識だと思います。
なぜ大学教員が僕の提言にものすごく反発するかというと、彼らの中に上下があるからですよ。大学人は職業訓練なんか二流、三流のものだと思っている。そしてプロフェッショナルスクールで生きていける自信もないんですよ。
2814
:
とはずがたり
:2016/01/31(日) 09:34:45
>不登校の人数がほぼ同じ04年度と比べると、14年度は「継続」が約6千人減る一方、「新規」が6千人増えた。この10年で「新規」の増加が顕著になっている。
何故だ??
新たに不登校になった小中学生6.5万人 2014年度
http://www.asahi.com/articles/ASJ1V4V9YJ1VUTIL02C.html
石山英明、貞国聖子
2016年1月31日03時04分
新たに不登校となる小中学生が増えている。比較できる文部科学省の調査を元に朝日新聞が分析すると、1993年度の約3万3千人に対し、2014年度は約6万5千人だった。全小中学生に占める割合は過去最高で、専門家は、従来の「不登校後」に加え、未然に防ぐ支援の必要性を訴えている。
文科省は50年前の1966年から、問題行動調査などで義務教育である小中学校に通っていない人数などを調べてきた。現在は心理的要因などで年間30日以上休んだ場合を不登校としている。93年度以降は、不登校の内訳として、「前年度から継続」の人数を公表。子どもの数が減る一方、新規不登校の人数は90年代後半から6万人前後で推移している。
小中学生に占める新規不登校の割合は増加傾向にある。14年度の場合、全小中学生は1012万736人。不登校は12万2902人で、「継続」の5万7095人を引くと、6万5807人が「新規」となる。1日180人が新たに不登校になった計算だ。小中学生に占める新規不登校の割合は0・65%で過去最高。93年度は0・25%、04年度は0・55%と上昇してきた。
不登校の人数がほぼ同じ04年度と比べると、14年度は「継続」が約6千人減る一方、「新規」が6千人増えた。この10年で「新規」の増加が顕著になっている。
現段階で新規が増えている理由ははっきりしないが、国立教育政策研究所の滝充総括研究官は「学校現場では、不登校の子どもに目が行くが、新規の増加にあわせ、不登校の未然防止に重点を置く施策が必要な時期にきている」と話す。文科省は不登校を未然に防ぐための支援策を検討中で、年度内にも方針を示す考えだ。(石山英明、貞国聖子)
2816
:
名無しさん
:2016/01/31(日) 14:00:28
http://lite-ra.com/2016/01/post-1934.html
体罰自慢の義家弘介文科副大臣が“組体操”を「事故が起きても規制するな」! 理由は「うるうるきたから」
【この記事のキーワード】体罰, 安倍内閣, 教育, 水井多賀子 2016.01.31
口利きの実態が明らかになったにもかかわらず、謝罪もなく辞任で幕が引かれた甘利経済再生担当大臣の現金授受問題。そんななか、またも安倍内閣の本質が露わになる発言が閣僚から飛び出した。
「組み体操はかけがえのない教育活動で、悪いことではない。それを文科省が規制するのは違う」
これは1月29日付けの東京新聞が行った義家弘介文科副大臣への取材での発言だ。組体操による事故は近年増加しており、2013年には8000件以上の事故が発生。昨年も大阪府八尾市の中学校で6人の重軽傷者を出し、千葉県松戸市では小学6年の男児が開頭手術を受けるほどの事故が起こっている。しかし、義家副大臣はこのように組体操を“肯定”したのだ。
「危ないのは組み体操だけではない。何件だから危ない、と線引きすることには慎重な対応が必要」
「事故が起こって問題になったからと上から目線でずばっと何段と切るのは、指導上は不幸なこと」
「事故が起きているのは組み体操だけでない。柔道、剣道などあらゆるところに規制を出さなければいけなくなり不健全」
死亡にもつながりかねないと危険性が指摘されているのに、「組体操は悪くない」の一点張り。どうしてこのような考えになるのか、見識を疑わざるを得ないが、実際、義家副大臣は記者から千葉県松戸市の小学校の事故について問われると、「初めて聞いた」と言っている。つまり、事故の実態を把握もしないで組体操を擁護しているのだ。
2817
:
名無しさん
:2016/01/31(日) 14:01:11
>>2816
しかも義家副大臣は、組体操をこう称賛する。
「(組体操は)自分も小中学校で行ったし、小六の息子も去年やった。五〜六段の組み体操で、息子は負荷がかかる位置にいて背中の筋を壊したが、誇らしげだった。全校生徒が羨望のまなざしで見る中で、「ここまで大きくなった、見事だ」と私自身がうるうるきた」
「仲のいい子、体力がある子同士で組み、余った生徒たちがペアを組まされることがあり得る。最上段にはバランス感覚がいい人間が上がらないといけない」
組体操は人間の連帯であり、感動を生む。だから学校教育の場では実践されるべき種目だ──。義家副大臣はそう胸を張るのだが、この認識こそが組体操の事故を増加させている要因そのものだ。
組体操事故の実例と背後にある問題を追及している教育学者・内田良氏の著書『教育という病 子どもと先生を苦しめる「教育リスク」』(光文社新書)によれば、組体操は現在、幼稚園から高校までで行われ、年々、巨大・高層化しているという。しかし、じつは組体操は〈文部科学省の学習指導要領には記載がない〉。同じように事故のケースが多い跳箱運動やバスケットボールは小学校の学習指導要領に明記されているが、〈組体操だけが学校で教えられるべき事項として位置づけられていない〉のだ。
組体操は、戦後まもなくの時期には〈小中高すべての学習指導要領に記載があ〉ったが、死亡や重度障害の事例が後を絶たず、訴訟に発展することもあり、〈おそらく組体操の文化は少しずつ、衰退していったものと推測される〉という。それが2000年代に入ってから組体操は“復活”した。
〈組体操において、子どもたちは痛みや恐怖を感じる。だが、それは他者のためであり、そのようにして皆で相互に耐えることで1つのものをつくりあげていくという教育的物語が、そこにある〉
内田氏によれば、組体操を支持する教員たちは「感動」「一体感」「達成感」を口にする、という。義家文科副大臣とまったく同じ理由で組体操を肯定しているのである。
2818
:
名無しさん
:2016/01/31(日) 14:02:07
>>2817
「感動」「一体感」と引き換えに子どもたちがリスクに晒される。……まるで異常としか思えないが、これは義家副大臣にとっては何の違和感もないのだろう。というのも、義家副大臣は“親分”である馳浩文科相と一緒に教師時代の「体罰」を堂々と公言、自慢げにこう語っているからだ。
「いじめの指導で放課後四時間教室から(生徒を)出さなかった時は他の教職員がハラハラしながら私の教室の外で見守っていて後で散々言われました。(中略)口で『いじめはダメですよ』と説くのは誰でもできる。でもこれはそんな次元で済ましてはダメで態度で示す以外ない。教室の用具はボコボコになり、最後は加害生徒が泣いて詫びながら二度といじめないことを誓ったので終わりにしましたけど、これは仲間内の教職員から散々に言われました」(産経新聞社「正論」08年6月号対談記事より)
昨年、本サイトがこの記事を発掘、問題視する記事を掲載した際には、馳文科相は記者会見で事実を認めた上で釈明。だが義家副大臣の“体罰自慢”はスルーされたまま。つけくわえると、こちらも既報の通り、義家副大臣は過去に生徒を監禁し暴力を振るう教師をヒーロー仕立てに描いた小説まで文芸誌に発表している。
しかも、驚くべきは体罰自慢だけではない。義家副大臣はやはり過去に「まず第一に、善悪に関する明確な線引きが必要です。(中略)では、誰が共通の線引きをするのかといえば、私は今こそ国がやるべきだと思っています」(文藝春秋「諸君!」07年3月号)と宣言。国による思想統制が行われるべきだと隠すこともなく語っているのだ。
明確な危険があるのに「感動するから」という理由だけで文科副大臣が組体操を是認する。それは、義家副大臣は子どもは痛めつけてでも言うことを聞かせなくてはならない存在として捉え、思想さえコントロールするべきだと考えているからこそ導かれる回答だ。ようするに義家副大臣は、過去の体罰自慢や思想統制という軍国主義教育的発言を反省するどころか、いまも考えをまったく変えていないということだろう。
ちなみに義家副大臣は、すでに詳しく本サイトで伝えているように、“安倍チルドレン”にふさわしく、戦前・戦中体制の称揚、マイノリティ差別への加担、日本軍による戦争犯罪の否認など極右思想をことあるごとに開陳。その思想は安倍首相と同じくするものだ。そして、組体操問題のキーワードである「感動」も、安倍政権による教育の合い言葉である。事実、第一次安倍内閣が発足させた教育再生会議(現・教育再生実行会議)では、〈感動を与える教科書を作る〉(07年報告書)などと述べられている。
今回の義家副大臣による組体操肯定は、今後、きちんと追及を受けるべき発言だ。しかし問題の本質は、義家氏だけではなく安倍政権の思想にあるということを忘れてはいけないだろう。
(水井多賀子)
2819
:
とはずがたり
:2016/02/02(火) 11:00:42
建築史の先生かな?
https://www.google.co.jp/search?q=%E6%9D%BE%E7%94%B0%E6%B3%95%E5%AD%90&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0ahUKEwjkpLTl_NfKAhVGYqYKHRuCB80QsAQIGw&biw=1366&bih=643
http://www.matsuda-lab.net/
ブラタモリ出演美人学者 高評価に浮足立たないのも好印象
http://www.news-postseven.com/archives/20160125_379913.html
2016.01.25 16:00
〈美しすぎて眩しい!〉〈アカデミック界の夏目雅子だ!〉──タモリ(70)が、その土地の歴史に詳しい人と街を探索する人気番組『ブラタモリ』(NHK)に“美しすぎる案内人”が出演し、話題を呼んでいる。
その美女とは1月16日放送の〈熱海編〉に出演した松田法子氏。京都府立大学生命環境学部の専任講師で、都市史を教えている。
2000年に同大学を卒業後、東京大学大学院の客員研究員などを経て母校に講師として戻った。2009年には日本観光研究学会の学会賞を受賞。建築や都市の歴史研究における気鋭の若手学者と評されている。
松田氏は番組の中で熱海の歴史について紹介しているのだが、その博識ぶりだけでなく、美貌にも視聴者は惹きつけられた。
ショートヘアに鼻筋の通ったシャープな顔立ち。ネットでは夏目雅子に似ているという声もあった。〈宝塚女優のようだ〉、〈30代後半らしい大人の色気を感じる〉などの他、〈普段よりタモさんのテンションが高い!〉と、タモリの変化を感じ取った視聴者もいたようだ。反響について聞くべく研究室に架電したところ、ご本人が電話口に。
「知人から観たと言われましたが、その程度です。私は研究者ですので、職務と関係のないところで話題になるのはちょっと……」
テレビ出演時よりも声は低めのトーンだが、それが逆に色気を感じさせる。「取材を受けてください!」とすがる記者に対し、困惑しながらも「メールで回答します」という返事をもらった。
だが、返ってきたのは、
〈教育・研究に関する内容を主たる目的としない取材への積極的な対応は、教員の職務上相応しくない。申し訳ございませんが、質問にはお答えできません〉
との内容だった。世間の評価に浮足立たないところも好印象。講義を受ける学生が羨ましい!
※週刊ポスト2016年2月5日号
2820
:
とはずがたり
:2016/02/03(水) 10:01:52
スキー場で衝突、体育授業中の小6女児死亡
[2016年2月2日19時16分]
http://www.nikkansports.com/general/news/1599951.html
2日午前11時45分ごろ、広島県北広島町中祖の「芸北国際スキー場」で、スキーをしていた同町立芸北小6年の近藤江里菜さん(12)と、スノーボードをしていた飲食店経営の男性(38=長崎県佐世保市)が衝突し、近藤さんは搬送先で死亡が確認された。男性も重傷を負った。
広島県警山県署によると、近藤さんは体育の授業で訪れており、スキー場関係者が「女の子が心肺停止で倒れている」と119番した。
同署は当時の状況を詳しく調べる。(共同)
2821
:
名無しさん
:2016/02/07(日) 11:26:15
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160207/k10010400331000.html
「体育の日」を「スポーツの日」に 超党派で目指す
2月7日 4時00分
2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた機運を高めようと、超党派の国会議員で作る議員連盟は、10月の第2月曜日の「体育の日」を、「スポーツの日」という名称に変更するための法改正を目指すことになりました。
「体育の日」は、1964年に東京オリンピックが開催されたのを記念して、2年後の昭和41年から、開会式が行われた10月10日を祝日とすることが祝日法で定められていて、平成12年には、連休を増やすために、10月の第2月曜日に変更されました。
この「体育の日」について、超党派の国会議員で作る「スポーツ議員連盟」は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた機運を高めようと、「スポーツの日」という名称に変更するための法改正を目指すことになりました。
議員連盟は「教育的なイメージがある『体育』から、身近で気軽に楽しめる『スポーツ』に名称を一新することで、明るい雰囲気の醸成につなげたい」としていて、ことし5月をめどに議員立法の形で改正案をまとめたいとしています。
2822
:
とはずがたり
:2016/02/07(日) 22:50:20
小生は最も学生に勉強を強制しない大学でふらふらモラトリアムしながら人生に就いて自主的にみっちり学んだしこれは本文中での学業以外の学習ですらないから,勉強させない日本の大学の価値を良く知ってるし,2013年の記事だが2016年になろうとしている現在,もっと学生に勉強させようとする流れは止めようが無く進んでいるのも一定の理解してるけど
なぜ日本の大学生は、世界でいちばん勉強しないのか? 単行本 ? 2013/3
辻 太一朗 (著)
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%81%9C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%81%AF%E3%80%81%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%A7%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E5%8B%89%E5%BC%B7%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%8B-%E8%BE%BB-%E5%A4%AA%E4%B8%80%E6%9C%97/dp/4492223304
小学生より勉強しない日本の大学生
1日に授業を含めたった3.5時間!
http://toyokeizai.net/articles/-/13446
辻 太一朗 :大学成績センター代表
2013年03月29日
「海外の大学生は、優秀だ」――これが25年間ずっと企業の採用活動にかかわってきた私の、偽らざる本音です。カドが立つので大っぴらに言う人は少ないですが、多くの採用担当者も同じ気持ちだと思います。
ここで言う「優秀」とは、海外の大学生が、
・すでにある知識を組み合わせて新しいことを生み出す力
・問題を分解・分析して解決策を導く力
・さまざまな新しい情報を既知の知識と組み合わせて状況判断する力
に秀でていることです。正確に言えば、こういった能力をみっちりと鍛えられている。これは、激変する昨今のビジネス環境の中で仕事をするうえで、最も必要な力です。「知的能力の本質的な部分」と言ってもいいでしょう。この点で、海外の大学生は日本の大学生よりも優れているのです。
日本の大学生は、小学生より勉強していない
日本の大学生が海外の大学生と比べて見劣りするのは、日本人にポテンシャルがないからではありません。
私は、日本と海外の大学生の違いは、ひとえに大学教育の違いだと思っています。日本の大学生は、大学に入った途端、本当に勉強しなくなってしまいます。それが、大学でみっちりと鍛えられている海外の大学生との違いを生んでいるのです。
では、日本の大学生はどれほど勉強していないのでしょうか??まずは国内の小学校・中学校・高校の生徒と比較してみましょう。これ(とは註:図略)は、総務省「社会生活基本調査」の一部で、1日のうちどれくらいの時間を学業(学校での授業、予習・復習、宿題など)に使っているかをグラフにしたものです。
学業に使っている時間がいちばん多いのは高校3年生で、1日6時間超。次いで僅差で中学3年生の順になっています。
大学生はどうかというと、1日平均約3.5時間。なんと、1日5.2時間を学業に使っている小学6年生よりも短いのです。
「学校の授業ばかりが勉強じゃない」という意見もあるかと思いますので、下のグラフをご覧ください。これは、「学業以外の学習」に使った時間をグラフにしたものです。
これまた、中学3年生と高校3年生が1時間超なのに対して、大学生は0.48時間。0.63時間の小学6年生よりも勉強していません。
「学業」も「学業以外の学習」も小学生以下ということで、いかに日本の大学生が勉強していないか、これではっきりとおわかりいただけたかと思います(とは註:中学受験する小学6年が勉強しすぎな可能性もある様な。。)。
さて、アメリカの大学生と比較するとどうなのでしょうか?
…
2823
:
とはずがたり
:2016/02/07(日) 22:50:33
まず日本の大学生ですが、いちばん多いのが「1〜5時間」で57%、次に「6〜10時間」で18%。驚いたことに、まったく勉強しない「0時間」の人も10%程度いますので、全体の85%が1週間に10時間以下の勉強時間ということになります。
対してアメリカの大学生ですが、日本とは異なり、まったく勉強しない人はほぼ皆無です。また、日本では大多数だった10時間以下しか勉強していない人も約4割ですので、全体から見ると少数派です。
逆に言うと、6割近くの学生が週に11時間以上、「授業に関連した」勉強をしていて、約2割の学生は21時間以上も勉強に費やしています。
授業の質も低い
日本の大学生が勉強に費やす時間が短いのは、どうやら間違いなさそうです。でも、勉強の成果は、費やした時間だけで測れるものではありません。私は、勉強の成果は、以下の掛け算で表すことができると考えています。
勉強の成果=①費やした時間×②授業の質×③真剣度
先程お話ししたのは①の費やした時間の話です。では次に、2番目の「授業の質」について見ていきましょう。
同じ90分でも、学生が聞いていようと聞いていまいと一方的に進めるような授業であれば、そうでない講義に比べて、勉強の成果は大変低いものになります。では、日本の大学生は、どんな授業を受けているでしょうか??
それを知るため、首都圏の有名大学(一橋、早稲田、慶應、立教、上智)に通う3、4年生に、実際にどのような授業があるのか聞き取り調査をしてみました。また、比較対象としてアメリカのカリフォルニア大学サンディエゴ校、ポートランド州立大学、ハワイ州立大学の卒業生と、中国の復旦大学(北京大学と並び称される名門校)の卒業生にも、同様の話を聞きました。
結論から言うと、日本の大学では、以下のような大変残念な授業が多くある一方、アメリカ・中国の大学ではこのような授業はまったくありませんでした。
日本の大学にしか見られない残念な授業の例
・毎回先生が教壇で自分の教科書を読んでいるだけ?
・シラバスの内容とは関係のない自分の好きな話題をただ話している
・出席だけすれば60%の成績がもらえるのでただ座っていればいい(単位が取得できる最低限の成績が60%)
もちろん、日本の大学でも、すばらしい授業をされている先生方はたくさんいらっしゃいます。しかしながら、今回話を聞かせてくれた中で日本の大学生だけが(そして日本の大学生の全員が)、このような授業があることを証言してくれたのも事実なのです。
真剣に授業を聞いている大学生は1割以下
次に、勉強の成果を決める3つ目の要素、「真剣度」について見ていきます。
同じ授業を受けていても、学生が真剣かどうかで、勉強の成果は大きく変わります。日本の大学生は、どれくらい真剣に授業を受けているのでしょうか??こちらも、同様の聞き取り調査を行いました。
日本の場合
私「出席を取る授業で、授業に出ている学生は何をしているの?」
学生「6〜7割はスマートフォンを触っています」
私「真剣に授業に取り組んでいる学生はどの程度かな?」
学生「正直、前方に座っている人たちだけなので、全体の1割以下じゃないですかね」
アメリカと中国の場合
私「授業に出ている人は、真剣に授業を聞いてる?」
卒業生「もちろんです。事前に教科書に目を通し、理解しているはずの内容に関してディスカッションを行うので、真剣に聞いていないとついていけません」
私「居眠りしたり、スマートフォンを触ったりしている人はいない?」
卒業生「ありえません。大体、授業態度は成績に反映されます。そしてよい成績をとらないと就職で困りますから、みな真剣に授業に臨んでいます」
もちろんアメリカにも中国にもたくさんの大学がありますから、この聞き取り調査がすべてではありませんし、日本の大学でも、多くの人が真剣に聞く授業はあると思います。しかし、日本の大学のほうが、授業に出てはいるけれど授業を聞いていない学生が多いのは、どうやら間違いなさそうです。
2824
:
とはずがたり
:2016/02/07(日) 22:50:46
ここまで見てきたように、勉強の成果を決める3つの要素が、3つとも海外と比べて見劣りしています。この違いが、冒頭でお話しした「海外の大学生は、優秀だ」という、私の実感となって表れたのだと考えられるのです。
大学生は勉強しなくてもいい?
このようなお話をすると、「大学生は勉強なんかしなくてもいい。もっと大切なことがある」と反論される方がいます。?
そういった方には、「あなたの時代はそうでした。でも、時代は変わったんです」と言うことにしています。どういうことか、説明しましょう。
「企業は国籍を問わず優秀な人材を採用しており、すでに学生は(職を得るため)グローバル競争をしている」
2012年11月29日の日経新聞に載った、ボストンコンサルティンググループ日本代表・水越豊氏のコメントです。
10年ほど前まで、採用活動において、私が外国の大学生と会う機会はほとんどありませんでした。しかし、この10年で状況は一変しました。著しい経済発展とともに、アジア圏でも大学進学率が急上昇し、就職市場に流れ込んでくる「大卒」者の数が激増したのです。その結果、今では中国やインド、韓国などの大学生とも競合するようになりました。
日本人同士だけで競争していた時代は、全員が大学時代に勉強していなかったのですから、「大学生は勉強なんかしなくてもいい」と言えたのです。競争条件が一緒だったからです。
でも、4年間みっちりと知的能力を育成されている海外の大学生とも競争しなければならなくなった今は、状況が違います。たとえポテンシャルでは勝っていたとしても、知的能力が最も伸びる10代後半から20代前半の4年間のハンデはあまりにも大きすぎます。
このハンデがあるため、冒頭で述べたように、採用担当者には「海外の学生は、優秀だ」と見えてしまうのです。
「勉強しない大学生」は日本の国力を落とす
日本の大学生が海外の大学生と比べて就活で不利になる、ということだけであれば、学生個人の問題と言えるかもしれません。ですが、問題はそれだけにとどまりません。
まず、学生をきちんと指導できないことがはっきりすれば、日本の大学は国際的な競争力を失うでしょう。4年という時間と、決して安くはない学費を支払ってまで大学に行くのですから、「就職できない」と思われてしまえば、日本の大学は学生に見放されてしまいます。
また、企業も無関係ではありません。
海外の学生を採用するようになってきたとはいえ、まだまだ日本企業は日本人を多く採用しています。どの国の企業でも、母国の学生をいちばん多く採用するという傾向は変わりません。その学生のレベルが、海外の学生と比べて劣っていたら……。企業同士の競争は容赦なくグローバル化しています。劣った人材を多く抱えて、海外企業に太刀打ちするのは困難でしょう。
このように「勉強しない大学生」は、日本全体の、まさに国力の問題なのです。大学生には大学生らしくきちんと勉強してもらわないと、日本という国が没落してしまうのです。
では、そもそもなぜ日本の大学生は勉強しなくなってしまったのでしょうか??次回では、その謎について解説したいと思います。
勉強しない大学生が、量産されるメカニズム
悪いのは大学生ではなく「構造」だ
http://toyokeizai.net/articles/-/13540
辻 太一朗 :大学成績センター代表 2013年04月05日
日本の大学生は昔から勉強しなかった
実は日本の大学生は、大学へ行くのが一部のエリートだけだった時代はいざしらず、大学が大衆化してから今日まで、ずーっと勉強していませんでした。
2825
:
とはずがたり
:2016/02/07(日) 22:51:03
たとえば、私自身は28年前に大学を卒業しています。自慢ではありませんが、大学生時代はまったく勉強した記憶がありません。
1、2年のときですら、大学に行っていたのは週に2日程度ではなかったかと思います。試験にしても、過去の問題を見つけてきたり、友人にノートのコピーをもらったりして、何とか単位を取っていました。
また、試験でわからない問題に当たったときは、「どうして勉強をする時間がなかったか」などの言い訳を書いて、単位をもらったりしていました。
周りの友人たちも似たりよったりだったので、大学生活とはこんなものかと、当時は特に疑問に思うこともありませんでした。
要は、大学生が勉強しないのは、今も昔も同じなのです。
ですから、「昔の大学生のほうが知的能力に勝っている」というつもりなどまったくありません。また先生方に関しても、「昔の先生はよくて、今の先生はよくない」というつもりもまったくありません。
なぜ「勉強しない大学生」が再生産されつづけるのか
問題なのは、「なぜ大学生が勉強しない状況が、20年以上も放置されたまま続いてきたのか」です。これがここ数年の新しい現象であるならば、問題の根っこはそれほど深くない可能性もあります。ですが、20年以上も続いているとなると、どうも構造的な問題が潜んでいる可能性が濃厚です。問題の根っこは、どこにあるのでしょうか?
日本の大学教育に問題があることは、これまでも多くの方が指摘してきました。それらは、誰を「悪者」にするかという点で、大きく3つのパターンがあります。
1つ目は、大学生自身を悪者にするパターン。「ゆとり世代でやる気がない」「大学進学率が高すぎて全体のレベルが落ちている」などが代表的なもので、メディアがよく言う批判です。
2つ目は、大学を悪者にするパターン。「大学の先生は社会に出たことがないから現実がわかっていない」「きちんと教える気がなく、ただレジュメを読み上げているだけ」などが代表的なもので、こちらは主に大学生が持っている不満でしょう。
3つ目が「就職活動」、ひいては企業を悪者にするパターン。「就職活動が、大学教育を邪魔している」「就職活動の早期化が学業を妨げている」などで、これは大学の先生が好む批判です。
これらはいずれも、確かに物事の一面をとらえています。ですが、全体を見通せていない「偏った意見」だと言わざるをえません。
私は、日本の大学教育の問題は、学生・大学・企業の三者がお互いに影響を与え合う「構造」そのものにあると考えています。以下で、この「構造」について説明していきましょう。
マジメに勉強しても「得」がない日本の大学生
連載第1回で、アメリカ・中国の大学を卒業した方々への聞き取り調査をご紹介しました。そこでは、多くの人が異口同音に、次のようなことを言っていました。
「よい成績をとらないと就職で困りますから、みな真剣に授業に臨んでいます」
実は海外の企業は、ごくあたりまえに採用選考で大学の成績を参考にしています。その際に使われるのが、GPA(Grade Point Average:成績の平均点)で、その名のとおり、各人の成績を点数化したものの平均点です。
たとえばアメリカの場合は、S・Aが4点、Bが3点、Cが2点、Dが1点、Fが0点として、平均点を計算します。
海外ではこのGPAを、面接希望者の事前選抜に使っています。以前、中国の学生が教えてくれた例では、ある大学の経済学部の場合、コンサルティング会社Aを受けるにはGPAで○○点以上が必要、メーカーのBを受ける場合○○点以上が必要というように、企業の採用試験を受ける際の、一種の受験資格のように考えられています。このようにGPAを事前選抜に使っているのは、アメリカでも同じです。
そう、海外では、大学の勉強を頑張って成績を上げることに、現実的なメリットがあるのです。GPAが0.5点足りなかったがために、行きたい会社の採用試験を受けることすらできない――そうなる可能性があれば、勉強を頑張ろうという気になります。
2826
:
とはずがたり
:2016/02/07(日) 22:51:21
一方、日本の大学生はどうでしょうか??就活で、企業は大学の成績を見ません。面接で聞かれることといえば、「学生時代、特に頑張ったこと」。サークルやバイトに力を入れるようにはなりますが、「勉強を頑張りました」では、話が膨らみませんよね。
こんな状況で、海外の大学生並みに勉強を頑張れと言っても、それは学生に酷というものです。
大学の成績を使いたくても使えない日本企業
では、なぜ日本の企業は、採用活動において大学の成績を参考にしていないのでしょうか??実は、日本企業も海外で大学生を採用する際には、普通に大学の成績を参考にしているのです。
日経就職ナビという就職サイトを運営している株式会社ディスコは、海外の日本人留学生を対象にした「キャリアフォーラム」を運営しています。キャリアフォーラムには、日本の企業が多数出展し、アメリカのボストンやニューヨークで日本から留学している学生と面接を行います。その担当者に聞いたところ、出展している多くの日本企業が、候補者のGPAを参考に、「誰と面接するのか」「どのような順番で面接するのか」を決めているとのことでした。
反対に、母国で採用する際には成績で選抜をしている外資系企業が、日本での採用過程では成績を考慮しないという事例もあります。ある欧米系のコンサルティング会社では、母国や中国で採用する場合には成績で応募者の選抜を行うのに、日本では独自テストを応募者全員に受けさせ、絞り込みを行い、大学の成績は参考にしていません。
これらを見れば明らかなように、日本企業だから大学の成績を参考にしないのではありません。日本の大学の成績が企業にとって参考にできないものになっているから、参考にしていないだけなのです。
連載第1回でご紹介したように、ほとんどの大学生がマジメに受けていない授業で、わずかなレポートや出席点だけで合否を判断する日本の大学の成績は、とても大学生の知的能力を計っているとはいえません。こんな状況では、海外の企業のように大学の成績を採用活動の参考にできるはずもないのです。
マジメに授業をしても「得」がない日本の大学の先生
では、なぜ日本の大学では、海外のように大学生の知的能力を計るような成績評価ができないのでしょうか??大学の先生の立場になって考えてみましょう。
実は大学の先生も、最初は「しっかりと授業をしよう」と思っているのです。ですが、学生の授業に臨む姿勢には、丸っきりやる気が感じられません。
「それでは」と学生にやる気を出させるために課題を出したり、評価を厳しくしようものなら、「厳しい先生」「相当まじめにやっても落とされるかも」などと悪評(?)が立ってしまいます。
それでも時間を使い、授業の質を高めよう、評価をきちっとしようと、時間と労力をかけると、研究に割ける時間が制約されます。ふと周りの同僚たちを見ると、適当な授業、簡単なテストをやって授業には時間も労力も使わず、その分を自分の研究に費やし、何本もの論文を書いて実績を積み上げている――そして、そんな手抜きをする先生の授業のほうが、学生の受けがよく、選択している学生は多かったりします。
このように、日本においてやる気のない大学生をきちんと教育しようとするには、大変な精神的労力がいる割に、実質的なメリットがないのです。
さて、大学の先生がやる気をなくし、適当な授業をしていると、大学生はどう感じるでしょうか?マジメに授業を聞こうと思っている新入学生も、つまらない授業ではやがてやる気が削がれていきます。そんなに勉強しなくても単位が取れることがわかってからは、ますます授業には力を入れなくなっていくでしょう。
見事な「負のスパイラル」の出来上がり
それでも実質的なメリットがあれば我慢して聞こうという気になりますが、マジメに勉強しても、企業が就活の際に評価してくれない、つまり海外のように実質的な「得」がないのは、すでにご説明したとおりです。
ここまでの説明をまとめると、以下のようになります。
2827
:
とはずがたり
:2016/02/07(日) 22:51:33
1.企業としては、大学の成績はあてにならないので、採用の参考にしません。
2.学生としては、マジメに勉強しても「得」がありませんから、簡単に単位が取れる授業を選びます。
3.先生としては、教育に真剣に取り組むと、自分の講義を選択する学生が減ります。それよりは、簡単に単位を与えるようにして、自分の研究に力を入れるほうがメリットがあるし、楽です。
4.学生としては、簡単に単位をくれる授業も多いし、卒業だけなら簡単にできます。やっぱり、マジメに勉強しても「得」がありません。
5.(=1.)企業としては、大学の成績はあてにならないので、採用の参考にしません。
いかがでしょうか??見事な「負のスパイラル」が完成しています。当事者全員が自分の利益を最大化した結果、「勉強しない大学生」が生み出されているのがわかると思います。
日本では20年以上前から、この負のスパイラルが「勉強しない大学生」を量産し、日本の国力を落としているのです。
大学生を勉強させる「現実的」な方法
日本の大学生が勉強すれば「日本」が強くなる
http://toyokeizai.net/articles/-/13671
辻 太一朗 :大学成績センター代表 2013年04月17日
ではどうすればいいのでしょうか??本連載の最終回では、この問題に答えていきたいと思います。
「考える力」を育成・評価しているのはどの大学か?
私が代表を務めるNPO法人DSSでは、首都圏主要9大学28学部の大学4年生2000人に、ある聞き取り調査を実施しました。
この調査では、大学4年生に成績表を持参してもらい、自分が受けた授業の中から「考える力を育成している授業」「考える力を評価している授業」を挙げてもらいました。どの授業が「考える力」を育成・評価しているのか、またそのような授業はどの大学・学部に多いのかを明らかにするためです。
なぜ「考える力」を重視するのでしょうか??それは、「考える力」こそが、まさに企業が大学生に求めている力だからです。
海外の大学生は、
・すでにある知識を組み合わせて新しいことを生み出す力
・問題を分解・分析して解決策を導く力
・さまざまな新しい情報を既知の知識と組み合わせて状況判断する力
に秀でているとお話ししました。これこそがまさに考える力であり、企業が評価する力なのです。
「育成」では立教が大健闘、早慶は残念な結果に
調査結果の詳細は拙著『なぜ日本の大学生は、世界でいちばん勉強しないのか?』に譲るとして、ここでは全体の傾向を見ていきましょう。
下の表をご覧ください。これは、「考える力を育成している授業」として大学生が挙げた授業の数の平均を見たものです。
http://tohazugatali.we
b.fc2.com/education/13671-01.jpg
まず目立つのは、立教大学の健闘でしょう。特に立教大学経営学部は、全体の平均4.1のおよそ1.7倍です。
立教大学経営学部が高い評価となったのは、同校が実施している「ビジネスリーダーシッププログラム」が大きく影響しています。このプログラムはグローバルに活躍できる人材の養成を目的に開発されたもので、経営学部の学生全員が履修するコア・カリキュラムです。
ディスカッション、プロジェクトの実行などを中心に進められ、知識の習得にとどまらず、与えられた知識を活用するためのスキルを身に付けさせることを主眼においています。このような取り組みの効果が、数字で立証されたと言っていいでしょう。
一方、私立大学の雄と言われる早稲田大学と慶應大学はぱっとしません。平均の4.1を超えているのは早稲田法学部のみで、あとは軒並み平均以下という結果になっています。
2828
:
とはずがたり
:2016/02/07(日) 22:51:46
「評価」では東大が別格、やはり立教が健闘
次に、「考える力を評価している授業」の結果を見てみましょう。下の表をご覧ください。
http://tohazugatali.we
b.fc2.com/education/13671-02.jpg
ここで目立つのは、東京大学の圧倒的な強さです。これには理由があって、東京大学法学部と経済学部では、学生につける「優・良・可・不可」の割合が決められていて、いいかげんな勉強では簡単に単位を落とされてしまうからです。逆に言うと、成績に差をつけなくてはならないので、暗記しただけでは太刀打ちできない、「考える力」が試される論述問題を出題しているとも言えます(とは註:当然大人数教育の私学にはこういうことはなかなか出来ない)。
そういった特殊な事情がある東京大学を除けば、やはり立教大学経営学部の健闘が目立ちます。東大を除いた8大学26学部の平均は3.2ですので、2.5倍も、考える力を評価していると言えるのです。
先ほどお話しした「ビジネスリーダーシッププログラム」では、普段の授業の活動経過を評価しています。ディスカッションでの発言内容、チームへのかかわり方、プロジェクトの進行過程も評価の対象となります。これはまさに、アメリカの大学流の評価方法と言えるでしょう。
一方、やはり早慶は平均点を超えているのが早稲田の商学部だけと、残念な結果になっています。
調査の目的は、「正のスパイラル」を回すこと
このような調査をした真の目的は、調査結果を公表することで、連載第2回目に紹介した「負のスパイラル」が反転し、「正のスパイラル」になる一助とすることです。
正のスパイラルが回っている社会では、学生はバイトやサークルだけでなく、授業にも力を入れざるをえなくなります。なぜなら、企業が採用の際に、大学の成績を参考にするようになるからです。そうなると、海外の大学生のように、日本の大学生も大学の勉強に時間をかけるようになりますし、真剣度も増します。
学生が授業にまじめに取り組み出すと、内容や評価がいいかげんな先生の授業は取らなくなります。さらに学生は、どうせ授業に力を入れなくはならないのなら、より質の高い教育を求めるようになります。何を教えてもらえるのか、どのような時間を過ごさせてくれるのか、授業を見る目が厳しくなります。
そうなると、先生も授業の質を高めざるをえなくなります。また、質を高めても学生はそれについてきます。学生と先生が、互いに高い要望を持てるようになってくるわけです。
さて、授業と評価の質が高くなると、企業は大学の成績を信頼できるようになります。採用選考の基準として、たとえば学生の事前選考に利用できるようになるわけです。
企業が大学の成績を参考にするようになると、大学生は勉強して少しでも成績を上げようとします――これが正のスパイラルです。正のスパイラルが回り始めれば、大学生は晴れて勉強するようになるのです。
これを、絵空事だと思いますか??しかし、アメリカをはじめ海外では、当たり前のことです。日本だけが実現できない理由など、どこにもありません。
大学生・大学から手をつけてもうまくいかない
正のスパイラルを回せばいいということは、ご理解いただけたかと思います。では、負のスパイラルを正のスパイラルに変えるためには、どこから手をつければいいのか、考えてみましょう。
まず、学生に「もっと勉強しろ」というメッセージを送る、というのはどうでしょうか??これでうまくいけばたいへん美しいのですが、残念ながら期待薄と言わざるをえません。ご自分に当てはめればわかっていただけると思いますが、私も含め多くの人間は、楽しくもなく、何の得もない行動を続けられるようにはできていません。メッセージを送っただけでうまくいくと考えるのは、牧歌的にすぎます。
では、大学の先生を変えるのはどうでしょうか??大学の先生を評価し、きちんと指導・評価していない先生をクビにする。あるいは単位認定を厳しくし、きちんと勉強しない大学生は卒業できないようにする。このような改革は、たしかに一定の効果をもたらしそうに思えます。ですが、私にはあまりうまいやり方だとは思えません。
2829
:
とはずがたり
:2016/02/07(日) 22:52:12
>>2822-2829
その理由は、規制強化による改革には、多くの抜け穴があることです。たとえば大学の先生を評価するとなった場合、その評価基準をどう決めるのでしょうか??学生へのアンケートで決めればよさそうですが、残念ながら現時点の学生は「楽に単位をくれる」先生を評価し、厳しい先生に悪い点をつけるでしょう。
また、単位認定を厳しくするという方法にも、学生をどういった基準で評価するのかという問題があります。たとえば、膨大な量の暗記をしないと単位が取れないようにすれば、たしかに卒業は難しくなります。ですが、ただひたすら暗記をしてきた大学生を欲しがる企業はありません。評価基準が企業の求めるものと違ってしまっては、正のスパイラルを回す第一歩にはなりえないのです。
企業を手始めに、大学を変えよう
そうなると、企業から変えていくしかありません。
連載第2回で、企業が大学の成績を採用の参考にできないのは大学の成績が信頼できないからだ、とお伝えしました。ということは、大学の成績の信頼感を取り戻せば、企業は成績を参考にできるということです。
これまで日本の大学教育をさんざんやり玉に挙げてきましたが、実は、大学の先生の中には、きちんと授業に力を入れ、評価を適正に行っている方も多くいらっしゃいます。ですので、そういった授業の成績は、本来企業の採用の参考にできるはずなのです。
問題は、どの先生がきちんと授業や評価をしているのか、企業側には情報がないことです。先生の研究業績は調べればわかりますが、授業への熱意を知る方法はありません。大学の授業はまさに玉石混淆。「悪貨は良貨を駆逐する」理屈で、企業はすべての成績を信頼できなくなっているのです。
だったら、どの授業が採用の参考にできるのか調べて、企業に情報提供すればいい。そう考え、冒頭の調査を実施したのです。
学生を採用するときにどこに着目すべきか
もちろんこの調査は、対象大学・学部も少なく、対象人数も十分とは言えない、不完全なものです。さまざまな制約から、9大学28学部、2000人を対象といたしました。
ですが、大切なのはこういった調査をきっかけに、企業の人事部の皆さんに大学の授業や、そこでの成績に興味を持ってもらうことです。たとえば、「早慶を普通に卒業した学生よりも、立教経営学部を優秀な成績で卒業した学生のほうが、知的能力が高いかもしれない」と思ってもらうことで、大学の授業内容や成績にも目を向けてほしいのです。
そのうえで採用選考時に、考える力を育成・評価している授業の評価を参考にし始めることが、変化のスタートになります。こうして、正のスパイラルが回り始めるのです。
また、ここで紹介した9大学28学部以外の大学・学部に関しても、企業の方が成績を活用する方法はあります。面接で大学生に、
1.授業選択の考え方(どのような授業を選択していたか)
2.授業への向き合い方(授業にどのように取り組んできたか)
を質問したうえで学生の成績を見ることで、その大学生の知的能力の高さや勉強への意欲の高さを知ることができるのです。
さらにNPO法人DSSでは企業に対して、応募者・内定者の成績を収集して、利用しやすいように編集するサービスを今年6月より無料で提供する予定です。
これらを通して、企業が学生の授業に対する取り組み、そしてその結果の成績に興味をもち、採用選考で活用する。そのような企業が少しでも出てくることが、負のスパイラルを正のスパイラルに変え、日本の大学生が勉強する環境を作り、強い日本の基盤となる、第一歩になるのです。
2830
:
とはずがたり
:2016/02/08(月) 19:35:51
>全国大学生活協同組合連合会の調査結果でも、学生の勉強時間が増加傾向にあります
ブラックバイト認定で業界危機、塾講師不足の深刻
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%88%E8%AA%8D%E5%AE%9A%E3%81%A7%E6%A5%AD%E7%95%8C%E5%8D%B1%E6%A9%9F%E3%80%81%E5%A1%BE%E8%AC%9B%E5%B8%AB%E4%B8%8D%E8%B6%B3%E3%81%AE%E6%B7%B1%E5%88%BB/ar-BBpbpiW
#page=2
ダイヤモンド・オンライン
唐仁原俊博[ライター]
2日前
大手予備校閉鎖の裏で急増する塾講師の新規求人数
2014年夏、予備校業界最大手の代々木ゼミナールが、全国27ヵ所の校舎のうち、20ヵ所を閉校すると発表した。
代々木ゼミナールのニュースが大々的に報じられたので、塾業界では求人も低迷しているものとばかり思っていたのだが、実はそうではないようだ。経済産業省の『特定サービス産業動態統計調査』によれば、ここ数年、専任講師の数はほぼ横ばいだが、非常勤講師数は10年ほど前に急増し、その後、勢いはゆるやかになったがじわじわと増加を続けている。
しかし、実は塾講師はこれでもまだ足りていない。厚生労働省が集計している塾講師の新規求人は7年前と比べてなんと60%も増加しているのだ。株式会社トモノカイが運営する業界最大級の塾講師求人サイト「塾講師ステーション」も昨年、過去最高の採用実績を記録した。
トモノカイ講師求人部門長の富田直宏氏によれば、講師の需要増加の一因として、2000年代初頭から個別指導方式の塾が増えてきたことが挙げられる。個別指導塾は参入障壁が低い。教室ひとつを取ってみても、集団指導の場合、複数の大教室が必要だが、個別指導なら一つの部屋を複数に区切ってブースを作ればいい。さらには、集団指導方式の大手塾や、家庭教師業からの参入も相次いだ。
ブラックバイト認定で加速する大学生の塾講師離れ
そんなわけで募集数は上昇の一途。ところが、ここにきて大きな問題が出てきた。塾業界全体で求人への応募数が激減したのだ。
要因のひとつは、塾講師がブラックバイト認定されてしまったことだ。昨年は特に、個別指導塾の問題が相次いで報道された。
「個別指導塾は過当競争の状態にあります。少子化にあっても個別指導のニーズは確かにあるので、教室数は増加しました。生徒や保護者からすれば選択肢が増えたわけですが、塾を選ぶにあたって、わかりやすい判断基準の一つが授業料です。結果、塾は競って値下げし、授業料の低価格化が進行しています。環境の変化により、講師の報酬も上がらず、10年前と比べて塾講師バイトの魅力が低下しているというのが実情です」(富田氏)
そして、法令についてよく知らないまま運営し、結果として無賃労働をさせてしまう中小の塾も一部に存在する。そうした塾が全体の中で少数であっても、報道により「塾業界は低賃金でブラックだ」というイメージが定着してしまう。シフトに関しても、柔軟に対応してくれる塾が大半であるにもかかわらず、「試験期間にもシフトは変えられないんだろうな」と勘違いした学生は敬遠してしまう。それだけではない。応募数減少は、大学生のライフスタイル変化にも原因がありそうだ。
バイトしなくなった学生塾業界は人手を取り戻せるか
「東大生の半数が『塾講師ステーション』に登録していますが、昨年12月に発表された東大の『学生生活実態調査の結果報告書』を見てみると、1週間あたりのアルバイトに費やす時間は、2000年以降で最低の8.3時間になっています。全国大学生活協同組合連合会の調査結果でも、学生の勉強時間が増加傾向にあります」(富田氏)
バイトする学生が減少したことで、典型的なバイト先であった塾業界にも人手が流入しなくなった。そこにブラック批判が追い打ちをかけたかたちだ。5、6年前までは買い手市場だったが、大手であっても十分な講師を集めるのに四苦八苦している。学生の求人応募が多い春に、年間に必要な講師をまとめて確保すべく動く塾もあるという。夏期講習や冬期講習の前になって募集しても、講師が集まらない恐れがあるからだ。
「法令遵守は当然のこと、給与体系・報酬制度を見直す塾が多く出ている。ほかにも研修に力を入れたり、バイト学生のために就活対策講座を開いてみたり、シフト相談に積極的に応じる姿勢を打ち出すなどさまざまな対策が始まっています。」(富田氏)
講師バイトの学生の中には、自分が生徒であった頃の経験から志望する人も多いという。その循環を途切れさせないためにも、早急な対策が求められている。塾講師が再び、“おいしい”バイトに戻ることができるか。今年一年は勝負の年になるかもしれない。
2831
:
とはずがたり
:2016/02/09(火) 15:11:23
種智院大学最強??綜芸種智院とは全く系譜は切れちゃってるのかねぇ??
>欧米でこのような背景を持って生まれ、発展してきた「大学」は、ときに血で血を洗う宗教戦争の正当化を互いに争うなど、全く洒落にならない歴史を重ねてきました。
>学位や業績に対する評価は「非常にシビアかつ客観的」です。端的に言えば、誰が見てもきちんとしているものだけが通り、そうでないものを認めているなどと分かった日には大学も教員も社会的信用を失います。
>このレベルが怪しいのが、日本など東アジア後進国の「後発大学」の痛いところにほかなりません。
>すなわち少数の談合で黒を白と言いくるめても、それを権威主義で押し通すといったことがまかり通るのは、日本の近代大学第1号である東京大学を筆頭に、旧幕府由来の「官学」体質を引きずっているから、と明確に起源を特定することが可能と思われます。
牽強付会の感が無きにしも非ずだけど,そこそこ説得力あるなw
世界史が教える日本の大学の構造的欠陥
このままでは日本から大学が消えていく
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/45954
2016.2.8(月) 伊東 乾
?このところ海外で大学間交渉に関わる「アカデミック・ディプロマット(学術外交官)の仕事が続き、痛感したのですが、今みたいな経営をしていると、日本の大学、特に大学院の過半は数年で潰れるという印象を深くしました。
?もっとはっきり言えば「ディプロマ・ミル」扱い、つまりお金さえ積めば内容無関係に学位を発給する似非教育機関とみなされる現実的に高い可能性を危惧したものです。
?こういう話は大学の中で発言しても、微妙に寒い空気を作るだけで実効的な変化は期待できないと思いますので、公益に資する形でコラムに記そうと思うものです。
大学院でなすべき指導とは?
?日本の大学は19世紀後半、西欧列強に追いつくべく科学や社会制度を模倣するために急遽導入されたもので、そこが浅いのが難点です。
?こういう書き方は普通、あまりハッキリしないと思いますが、私は日本国内では一番古い東京大学で、新しい世紀を迎えるにあたって「21世紀の東京大学」という特集を、全学広報委員という立場で2号分1年間、対外広報誌「淡青」という冊子の編集担当者として、当時学内で可能な限りの資料をフル動員して取り組んだ経験があります。
?日本で深い意味での「大学」が設立された年号としては「八宗兼学」を掲げる仏教寺院として四天王寺(593)や東大寺(金鐘寺として:733年頃)などの年号を挙げるのが妥当だろうと個人的には思います。
?これらは世界最古の総合大学とされるボローニャ大学(1088)やオックスフォード大学(1096年頃)よりもはるかに古く、国際会議などの場では、世界に誇るべき日本の学術の原点として、私がしばしば言及するところでもあります。
?しかし、残念ながらそのような仏教教学の伝統は、日本の近代総合大学の原点とは断絶しています。
?もっとハッキリ言うなら、明治政府初期の政策の中では「廃仏毀釈」が(江戸幕府の寺社奉行支配システムの解体と並行して)進められており、国内大学第1号として設立された東京大学とは縁もゆかりもないことが明確です。
?日本の大学は根がない、デラシネ(根なし草)という出自を持つことは、真摯にアカデミアを考えるうえで(たとえばオックスフォードなどと仕事しようというとき)謙虚に受け止めるべき原点と思っています。
百年先を見通すにはどれだけ助走が必要か?
?2000年、私が「向こう100年の東京大学の可能性を考えて特集を組んでみよ」と対外広報誌の編集を任されたとき、最初に考えたのは「助走期間」の長さです。
2832
:
とはずがたり
:2016/02/09(火) 15:11:43
?公式には東京大学は1877年にできたことになっています。しかし、高々123年の助走期間で、どうして100年先のことを占えるのか?
?歴史の浅い米国で考えても、ハーバード大学ですら1636年創立、360年以上の「来し方」をもとに「行く末」を考えている。
?東大にも前史がありますから、それを遡らないわけにはいかない・・・2000年当時、担当者としてそう考えた私は、できる限りの遡行を試みました。
?しかし、現在の大学制度に直結し得る日本の大学は、どう遡っても1632年、当時江戸幕府の儒者であった林羅山が上野・不忍池のほとり(現在の東京大学医学部付属病院から上野側に坂を下りた場所)に与えられた土地に公認の家塾を設立、武家諸法度の改訂(寛政令:1635)などに当たったのが最古でした。
?かつこれが現在に続く「官学」としてこの土地柄に学の府が作られた時点より遡れないので、2000年時点ではこれを東大の原点と位置づけて、諸般の特集を組みました。これだとほぼ、大学としては新参者のハーバードと同じ程度、過去を振り返り未来を考えることが可能になります。
?どうして1635年のハーバードを大学として「新参者」と言えるのか。それはこの新大陸の大学が「宗教改革」を全く経験していないことによります。
宗教改革と大学
?ボローニャ大学を筆頭に、中世ヨーロッパで成立した大学は例外なく「修道院学校」に原点を持ちます。学生とはその場所に住んで生活する修道士にほかならず、生産活動に従事しない代わり、生涯を学究に捧げるという禁欲的なライフスタイルを送った人が多い。
?これは後世、聖職者でなかった人を考えても、デカルト、ニュートン、カントなどに共通する点とも言えます。
?修道院学校が自律性を持ち、自治体として独立するようになったのが中世欧州「大学」の原点でしたが、それが現在のような「科学の府」になる岐路はどこにあったのでしょうか?
?私はその原点を「宗教改革」にあると思っています。そしてその大きな原点の1つがオックスフォード大学で始められた「自然観察」にあると考えています。
?14世紀、イングランドのヨークシャー(テリヤ犬で有名ですね)で生まれた修道士で神学者でもあったジョン・ウィクリフ(1320?-1384)という人物がいます。
?日本社会ではあまりメジャーではないかもしれませんが、このウィクリフ司祭こそ、後年の宗教改革に通じる大きな「自然観察」の根をオックスフォード大学教授として散種した人と考えることができます。
?やや細かなキリスト教の話題で恐縮ですが、クリスチャンは「ミサ」という儀式を行います。
?これはイエス・キリストが十字架に架けられて処刑される前夜の夕食(「最後の晩餐」)を模した食事の儀式で、パンとぶどう酒を儀式によって「聖別」し、それらがキリストの肉ないし血に変化した(「聖変化?Transubstantiation」として分かち合う(「聖体拝領」)、イエス没直後の原始教会から続くキリスト教最大の伝統の1つにほかなりません。
?ウィクリフは大胆にも「儀式によってパンやぶどう酒は全く変化しない」という聖変化を否定する見解を述べます。これは、聖書文献考究など文系側の研究からも、また実際のパンやぶどう酒の冷静な観察という理系的な観点からも徹底され、ローマ教会への厳しい批判として世に知られることになります。
?当時、聖書はローマが公認するラテン語訳だけが正しいとされていましたが、ウィクリフは自分たちの母国語である英語にこれを訳し、人々にも母語でキリスト教を真に理解するミッションを勧め、のちの宗教改革者たち・・・ボヘミアのフス、スイスのツヴィングリそしてドイツ・ザクセンのルターらに絶大な影響を及ぼします。
?ウィクリフは60余年の生涯を病死で終えますが、彼の業績や著書は死後むしろ普及してこれら影響の環を広げていきます。
2833
:
とはずがたり
:2016/02/09(火) 15:12:10
>>2831-2833
?ローマ教会としては、そのような影響を黙視することはできず、オックスフォード大学教授ウィクリフの死後30年も経過した1414年「コンスタンツ宗教会議」で彼を異端と宣告、まず共鳴者であったボヘミアのフスが翌年、火刑に処せられます。
?しかし勢力は抑えられず、何と死後40年以上経ってからウィクリフの遺体は掘り起こされ著書と共に燃やされ、遺骸は川に投げ捨てられるといった、因果な経過をたどります。
?宗教論争はいったん泥沼に填まるとどうしようもないことになる。そういうとき物事に白黒をつけるのは実験事実、ファクトにほかなりません。
?中世スコラ哲学の府として誕生した大学が、その後の長い命脈を保つ大きな力になったのはルネサンスによる古代ギリシャ・ローマ学芸の再興、とりわけ実験科学の復興が大きな力になったのは、レオナルド・ダ・ヴィンチらの名や「聖俗革命」を巡る様々な歴史を想起すれば自明なことでしょう。
?つまり、社会的には生死を分けるような重大時に関して、事実に基づいて確かな英知を生み出していく伝統を「宗教改革」ならびに自然・社会様々な面での発見と変革(地球球体説の確認からケプラー・ニュートン力学の完成、英国、米国、フランスなどの社会革命など)を通じて数百年越しに確固たるものにしてきたのにほかなりません。
?そういう意味ではハーバード大学の原点も同じところにあります。
?31歳の若さで逝去したイングランドからの移民ジョン・ハーバードは英国における宗教改革派ピューリタン(清教徒)の牙城であったケンブリッジ大学エマニュエル・カレッジで学び、1637年、清教徒の新天地として「新しいイングランド」米国のニューイングランドに移民します。
?しかし、到着翌年の1638年に結核で死亡、遺産の土地建物と蔵書が寄付されて「最初の米国植民地高等教育機関」が設立される機縁となりました。
?ハーバード本人は宗教改革を闘いましたが、ハーバード大学はその必要がなかった。逆にWASPつまり白人でアングロ・サクソンでプロテスタントである、彼らの末裔が、現在に至るまで米国の由緒あるエスタブリッシュメントを形成しているわけです。
ファクトと学位
?欧米でこのような背景を持って生まれ、発展してきた「大学」は、ときに血で血を洗う宗教戦争の正当化を互いに争うなど、全く洒落にならない歴史を重ねてきました。
?学位や業績に対する評価は「非常にシビアかつ客観的」です。端的に言えば、誰が見てもきちんとしているものだけが通り、そうでないものを認めているなどと分かった日には大学も教員も社会的信用を失います。
?このレベルが怪しいのが、日本など東アジア後進国の「後発大学」の痛いところにほかなりません。
?すなわち少数の談合で黒を白と言いくるめても、それを権威主義で押し通すといったことがまかり通るのは、日本の近代大学第1号である東京大学を筆頭に、旧幕府由来の「官学」体質を引きずっているから、と明確に起源を特定することが可能と思われます。
?こういうことは欧州で洒落にならない歴史を経てきた大学では起こり得ない。2011年の東日本大震災、福島第一原子力発電所の事故以降「御用学者」という表現が多く用いられましたが、そのような体質があるとすればお上の御用として幕府から明治政府に受け継がれた官学体質にその根を求めることになります。
…(以下略)
2834
:
チバQ
:2016/02/11(木) 09:27:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160210-00000009-kobenext-l28
「いじめ100%解消」と公表 神戸市教委に疑問の声
神戸新聞NEXT 2月10日(水)22時10分配信
「いじめ100%解消」と公表 神戸市教委に疑問の声
全国学校事故・事件を語る会メンバーと面談する原秀樹課長(右)ら=10日午後、神戸市中央区
神戸市教育委員会が、2013、14年度の小中学校のいじめ解消率について、年度内にすべて解消していないにもかかわらず、「解消率100%」と公表していることが10日、分かった。年度が替わった後に解消した事案を含めているためだが、息子がいじめ被害を受けた男性らからは「隠ぺいにつながる」などと疑問の声が上がった。
同日、「全国学校事故・事件を語る会」のメンバー2人と面談した市教委幹部が明らかにした。
市教委によると、文部科学省の調査には年度内の解消率を報告。13年度のいじめ解消率は小学校95・4%(認知件数262件)、中学校97・7%(同172件)。14年度は小学校95・6%(同180件)、中学校95・3%(同127件)だった。
だが、昨年9月に発表した市教育振興基本計画などの点検評価報告書には13、14年度とも「解消率100%」と記載。年度をまたいで指導を続けた結果、すべて解消したためこう表記したといい、有識者や保護者代表らでつくる評価委員会にも伝えていた。
10日の面談で、約10年前に小学5年だった息子が同級生から恐喝などの被害にあった男性(52)は「解消率100%が表に出ると、教員は『途切れさせてはいけない』と思い、解消してなくても『解消した』と報告したり、いじめの報告自体をしなくなったりする」と指摘した。
面談後、市教委指導部の原秀樹指導推進担当課長は「隠ぺいのつもりはないが、誤解を生む。公表の仕方を再検討したい」と話した。(上田勇紀)
2835
:
とはずがたり
:2016/02/11(木) 19:08:40
不法就労助長:全留学生が違法状態 福岡の日本語学校
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E4%B8%8D%E6%B3%95%E5%B0%B1%E5%8A%B4%E5%8A%A9%E9%95%B7%E5%85%A8%E7%95%99%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%81%8C%E9%81%95%E6%B3%95%E7%8A%B6%E6%85%8B-%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E5%AD%A6%E6%A0%A1/ar-BBpn0nE
#page=2
毎日新聞
7 時間前
日本語学校「JAPAN国際教育学院」(福岡県直方=のおがた=市)を舞台にした出入国管理法違反事件で、逮捕された会長で実質経営者の上野末次(すえつぐ)容疑者(57)が県警の調べに対し「学校経営のために、制限時間の週28時間を超えて留学生を働かせた」と容疑を認めていることが関係者への取材で分かった。約180人の学生のほぼ全員が違法な長時間就労をし、平均時間が制限の2倍近い週約50時間だったことが新たに判明。不法就労のまん延ぶりが裏付けられた。
上野容疑者は2015年4月下旬?11月中旬ごろ、学校に通うベトナム人留学生4人に複数のアルバイト先を紹介し、週28時間を超えて就労させたとして、不法就労助長容疑で、理事長の有村ひとみ容疑者(52)ら2人と共に1月23日に逮捕された。
当初、3容疑者は「週28時間を超えて働いていることは知らなかった」と容疑を否認していた。しかし、学生らの就労先や就労時間、アルバイト料などを一覧表にまとめた「シフト表」が押収されたため、学校側の関与が裏付けられた。シフト表によると、学生のほぼ全員が制限時間を超えた違法長時間労働を繰り返しており、3人は一転して容疑を認めたという。
学校側は就労先を次々とあっせんし、アルバイト代を得た学生から学費や寮費などを受領していた。関係者によると、上野容疑者は調べに対し、こうした経緯を認め「学費をきちんと納入させるなど学校経営のためでもあるし、(アルバイト代を得る)学生のためでもあった」と説明している。上野容疑者から違法な就労を勧めるケースもあったが、学生側から「もっと働きたい」と要望することもあったという。
就労先は約50社に及び、個々の就労先での労働時間を制限時間以内に抑えつつ、複数の場所で働かせ違法な長時間労働を可能にしていたことが既に判明している。【吉住遊】
◇来月閉校の方針
事件の舞台になったJAPAN国際教育学院の今後について、上野容疑者が福岡県警の調べに対し「経営を続ける意思はない。閉校する」と供述していることが関係者の話で分かった。福岡入国管理局は学生が突然行き場を失わないよう、学校側に3月まで経営を続けるよう指導。現在は授業を継続しているが、摘発により資金繰りが悪化し、3月末までの継続さえ困難な状況だという。
関係者によると、学校の運営には人件費や光熱費などで月約600万円が必要だ。しかし、逮捕後に上野容疑者名義の個人資産や学校の運営資金など1億円超が押収され、職員の給料の支払いなども窮している。この1億円超の中には、学生たちが支払った2015年度分の学費や、先払いしている16年度分の学費など約3000万円が含まれている。
学校側は学生に対し3月末で閉校する方針を伝えた。希望する学生には別の日本語学校をあっせんする方針だが、転校の際には新たに入学金や学費など、まとまったお金を納めなければならない。学生たちは手持ち資金が少なく、学校側に支払い済みの16年度分の学費などが返金されないと、転校は難しいという。
学校には1年半?2年の3コースがある。2年コースの1年目というベトナム人留学生は「学校がなくなると、次の学校の当てもないし、どうすればいいのか分からない」と不安そうに話した。【吉住遊、菅野蘭】
2836
:
とはずがたり
:2016/02/13(土) 09:09:01
秋田大学長が当て逃げ、辞任願…雪で滑り塀破損
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160212-OYT1T50146.html?from=yrank_ycont
2016年02月12日 20時54分
秋田大学(秋田市)の沢田賢一学長(64)が、車で当て逃げ事故を起こしていたことがわかった。
沢田学長は、責任を取り辞任願を提出した。同大が12日に記者会見を開き、明らかにした。
記者会見した小川信明総括副学長によると、沢田学長は7日夕、秋田市の市道で乗用車を運転中、雪でスリップして民家のブロック塀に衝突して一部を破損させたが、警察に通報せずに立ち去ったという。
目撃者の通報や住人の被害届提出を受け、県警は道交法違反(事故不申告)容疑で捜査を開始。捜査員が9日、沢田学長宅を訪ね、事実関係を確認したところ、当て逃げを認めたという。沢田学長は同日、大学に経緯を報告し、10日に辞任願を提出した。「報告と謝罪を怠った。判断ミスだった」と釈明したという。
2837
:
とはずがたり
:2016/02/13(土) 11:19:19
2016.2.13 08:05
阪大、解雇教授の告訴検討 研究費最大2億7千万円不正処理
http://www.sankei.com/west/news/160213/wst1602130021-n1.html
大阪大は12日、最大で約2億7400万円の研究費を科学技術振興機構(JST)と大学から支出させる不正な経理処理をしたとして、大学院情報科学研究科の四方(よも)哲也教授(52)を懲戒解雇とし、大学院工学研究科の卜部格(うらべ・いたる)元教授(70)が持つ名誉教授の称号を取り消した。
大阪大によると、四方教授らは平成14〜26年、複数の業者に物品を架空発注したり、価格の高い物品を注文しながら低価格の物品を納入させたりし、差額約1億7千万円分を業者にプールさせていた。
また、JSTの研究費や大学の運営費交付金などの約1億400万円について、実際とは異なる物品を購入したよう見せかけるなどの不正な手続きを経て、研究室運営や研究費に充当していた。うち約66万円が私的流用と認定され、大学は詐欺罪で大阪府警への告訴を検討している。
大学側の調査に対し、四方教授は責任を明確には認めていないが、不正使用と認められた金額のうち一部について返還の意向を示している。
2838
:
とはずがたり
:2016/02/13(土) 11:30:52
なんと。。
「センター試験24泊25日」を変えたい!〜一木重夫・小笠原村議インタビュー
http://bylines.news.yahoo.co.jp/ishiwatarireiji/20160210-00054278/
石渡嶺司 | 大学ジャーナリスト
2016年2月10日 9時17分配信
2839
:
名無しさん
:2016/02/13(土) 12:12:59
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160213/k10010407661000.html
組み体操の事故防止 超党派の議連発足へ
2月13日 6時16分
全国の学校現場で組み体操によるけがが相次いでいる問題を受けて、超党派の有志の国会議員が近く議員連盟を発足させることにしていて、再発防止に向け、学校での組み体操の禁止も含めた具体策を検討し、年度内に政府に提言したい考えです。
組み体操を巡っては、全国の学校で落下による骨折などの事故が相次いでいて、JSC、日本スポーツ振興センターのまとめでは、昨年度、全国の小中学校や高校で組み体操の事故によりけがをした児童や生徒が、およそ8600人に上っています。
こうした事態を受けて、自民党や民主党など与野党6党の有志の国会議員は、再発防止策の取りまとめが急務だとして、近く議員連盟を発足させ、検討を進めることにしています。議員連盟は、学校現場で難易度や危険性が高い組み体操が恒常的に行われていないかなどを独自に調査したうえで、学校での組み体操の禁止も含めた具体策を検討し、年度内に政府に提言したい考えです。
組み体操を巡っては、馳文部科学大臣も、事故が相次いでいる実態を調査したうえで、年度内にも国の対応について方針を示したいという考えを示しています。
2840
:
とはずがたり
:2016/02/14(日) 18:19:22
折角免許とって社会人10年以上やった潜在的教員適格者がうっかり失効した場合,簡単な講習で教員として働けるようにはなってるのかね?
教員免許失効209人、「うっかり」が4割
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160211-OYT1T50108.html?from=yartcl_outbrain1
2016年02月12日 03時00分
2009年度に導入された教員免許更新制で、2012〜14年度に免許を更新せずに失効し、その後、再交付を受けた全国の幼稚園と小中高校の教員が計74人に上ることが、文部科学省の調査でわかった。多くは免許の更新に必要な講習を受け忘れるなどの「うっかり失効」とみられる。今年度も免許の更新を忘れた教員の授業が無効になるケースが各地で発覚しており、文科省は受講の徹底を求めている。
文科省の調査によると、更新の対象者は毎年約9万人。これに対し、10〜14年度に免許を失効した教員は計424人で、このうち12〜14年度の計209人については、その理由も調べた。「免許が不要な事務職員や管理職への転換」が70人、「任期満了で教員を退職」が58人、「不明」が7人で、全体の4割近い74人は失効後に再交付を受け、再び教員として働いていた。これについて、文科省は「退職を決意した後に翻意した人もいる可能性はあるが、大半は更新を忘れたケースとみられる」と分析している。
制度導入後の免許には10年間の有効期間が明示されているが、現在は導入前の免許取得者が対象のため、文科省は勤続年数にかかわらず、生年月日に応じて、各教員が講習を受ける時期を定めている。
2841
:
とはずがたり
:2016/02/14(日) 18:47:24
ひでえ・゚・(ノД`)・゚・。
世界一「チャレンジしない」日本の20代
意識調査によるクリエーティブ志向・冒険志向の比率は断トツで世界最低
http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2015/12/20-7.php
2015年12月1日(火)17時00分
舞田敏彦(武蔵野大学講師)
企業の人事担当者に「どういう学生が欲しいか」と尋ねれば、「自分で考え積極的に新しいことを提案できる人」、「失敗を恐れずチャンレンジ精神が旺盛な人」という答えが返ってくるはずだ。紋切り型と言えばそうだろうが、いつの時代でも企業はこういう若者を求めている。
では実際の若者は、こうしたクリエーティブな資質やチャレンジ精神をどれだけ持っているのだろうか。2010〜14年に各国の研究者が実施した『世界価値観調査』では、「新しいアイディアを思いつき、クリエーティブであることを大切にしている」と「冒険してリスクを冒すこと、刺激のある生活を大切にしている」という項目について、自分が当てはまるかどうかを聞いている。<図1>は、日本とアメリカの20代の回答をグラフにしたものだ。
http://tohazugatali.we
b.fc2.com/education/maita151201-chart01.jpg
クリエーティブ志向の肯定率(黄色枠)は、日本が50.9%、アメリカが73.9%となっている。冒険志向はもっと差が大きく、両国では倍以上の開きがある(日本23.1%、アメリカ55.8%)。あくまで自己評定の結果ではあるが、日本はアメリカに比べて若者のクリエーティブ志向や冒険志向が低い。世間でよく言われることと合致している。
これはアメリカとの比較だが、もっと多くの国を含めた世界全体での日本の位置付けを見てみよう。<図2>は、右軸にクリエーティブ志向、縦軸に冒険志向の肯定率をとった座標上に、59の国を配置したグラフだ(英仏は調査に回答せず)。
http://tohazugatali.we
b.fc2.com/education/maita151201-chart02.jpg
日本は最も左下にある。若者のクリエーティブ志向・冒険志向は世界で最低だ。諸外国の群れから大きく外れ、その低さは際立っている。
先程比較したアメリカはちょうど真ん中くらいで、それを上回る社会も結構ある。ナイジェリア、ガーナ、南アフリカ、フィリピンなどの発展途上国だ。こうした社会では、若者のクリエーティブ志向や冒険志向が強くなるのだろうか。
お隣の韓国は日本と近い位置にあると思いきや、そうではない。この国では、冒険志向の若者の比率が高い。日本以上の超学歴社会で、一流企業に入るには英語力や海外留学経験が必須だと言われている。国内の就職が厳しいので、活躍の場を国外に求める若者も多い。韓国の若者の冒険志向(外向き志向)が反映されている。
これに比べて日本の若者は、すっかり委縮している。社会的な統制が強いはずの旧共産圏以上だ。上の図を経団連の幹部が目にしたら、複雑な思いを禁じ得ないだろう。もっと学生の創造力やチャレンジ精神を鍛えて欲しいと大学に要請してくるかもしれない。
しかし企業の側も、若者の扱いについて少し反省したほうがいい。クリエーティブな人材が欲しいと言いながら、斬新なことを提案したり、商談でイニシアチブを取ったりする若手を「生意気だ」と言って排除していないだろうか。こういう面での年功序列はいまだに幅を利かせている。
冒険志向の低さは,失敗(道草)に寛容ではない日本社会の思想を反映している。企業の採用は新卒至上主義で、それができなければ翌年から「既卒」の枠に放り込まれて多大な不利益を被る。(新卒枠での)就職活動に支障が出るからと、留学をためらう学生も少なくない。新卒一括採用という、おそらくは日本固有の奇妙な慣行はいまだに是正されていない。履歴書の空白期間をとがめるような社会では、若者の冒険志向は高まらない。
人間は年齢を重ねると柔軟な思考ができなくなる。守るべき地位や財産を持つようになって、リスクを冒すことは控えるようになる。クリエーティブな発想をして、冒険ができるのは若者の特権で、それを抑えつけるのは大きな損失だ。これからの日本では、少子高齢化で若者はますます希少になる。その人的資源の力を十分に活用することなしに、日本がイノベーション社会に進化することはできない。
<資料:『世界価値観調査』(2010〜14年)>
2842
:
とはずがたり
:2016/02/14(日) 18:48:13
ひでえ・゚・(ノД`)・゚・。
日本人の知的好奇心は20歳ですでに老いている
高等教育までに低下する知的好奇心は、20歳の時点でスウェーデンの65歳と同レベルに
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/02/20-12.php
2016年2月2日(火)15時50分
舞田敏彦(武蔵野大学講師)
子どもの学力の国際比較はよく目にするが、成人の学力ではどうだろうか。世界各国と比較して、日本はどのくらいの位置にあるのだろうか。
OECDは、子どもだけでなく成人を対象とした学力調査も実施している。国際成人力調査(PIAAC)で、各国の16〜65歳を対象に、読解力、数的思考力、ITを活用した問題解決能力を調査している。
2012年の同調査で、日本の平均得点は軒並みトップとなり、「大人の学力世界一」という見出しが新聞に躍った。一見すると喜ばしい結果だが、別の側面からは日本が抱える深刻な問題が見えてくる。
それは「新しいことを学ぶのが好き」という、知的好奇心だ。変化の激しい現代社会では、新しいことを絶えず学ばなければならない。そのためには、学び続ける意欲が必要だ。この点の比較をしてみよう。横軸に知的好奇心、縦軸に学力(国際差の大きい数的思考力)を取った座標上に、調査対象の21カ国を配置すると<図1>のようになる。
http://tohazugatali.we
b.fc2.com/education/maita160202-chart01.jpg
日本は数学の学力はトップだが、知的好奇心は韓国に次いで低い。図表左上の、各国から外れたところに位置している。対極の右下には、米仏と南欧のイタリア、スペインが位置している。こうした国々では、現時点の学力は(相対的に)低いものの、知的好奇心がギラギラみなぎっている。
10年後の未来のことなど誰にもわからない。近い将来、インターネットをも凌駕する新たなテクノロジーが出現するかもしれない。そんな時代に、躍進の可能性を秘めているのは、日本なのかそれともこうした知的好奇心の高い国々なのか。
右上には、北欧諸国が位置している。学力と知的好奇心が共に高い理想的なタイプと言えるだろう。フィンランドでは、成人の9割が「新しいことを学ぶのが好き」と答えている。この国では、学校に通う成人の比率も高い(参考記事:日本の成人の「生涯学習」率は先進国で最低
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/08/post-3823.php
)。フィンランドが「生涯学習の先進国」といわれるゆえんだ。
年齢を重ねるに伴い、知的好奇心はしぼんでくる。年齢グラフでは右下がりの傾向になるのだが、スウェーデンと日本のグラフを左右に並べてみると、衝撃的な事実がわかる<図2>。
http://tohazugatali.we
b.fc2.com/education/maita160202-chart02.jpg
日本の20歳の知的好奇心は、スウェーデンの65歳とほぼ同じだ。2つのグラフは、まるでつながっているように見える。日本人は、スウェーデン人の老後の世界を生きているかのようだ。
未知のことを吸収しようという意欲が、なぜここまで低いのか。それは日本人が子ども時代に経験する学校教育に起因していると考えるのが自然だろう。
【参考記事】世界一「チャレンジしない」日本の20代
>>2841
内容がぎっしりつまった国定カリキュラム、生徒の興味・関心を度外視したつめこみ授業、テスト至上主義......。学習とは「外圧によって強制される苦行、嫌なことだ」と思い込まされる。これでは、自ら学ぼうという意欲を育て、それを成人後も継続させるのは困難だ。
現在、2018年度の学習指導要領改訂に向けた議論が行われている。小学校の英語の教科化などが検討されているが、変化する時代を生き抜く力、生涯に渡って学び続ける意欲の育成にも重点が置かれなければならない。
<資料:OECD『PIAAC 2012』>
2843
:
とはずがたり
:2016/02/14(日) 19:36:42
早大女性教授を停職=学生にアカハラ
ttp://www.jiji.com/jc/zc?g=soc&k=201601%2F2016010800676
早稲田大は8日、学生に対して教授の立場を利用したアカデミックハラスメントをしたとして、国際学術院の50代の女性教授を停職2カ月の懲戒処分にしたと発表した。女性教授は事実を認め、謝罪しているという。
同大によると、女性教授は昨年4〜6月、国際教養学部のゼミ形式の少人数授業で、受講していた学生1人に対し、つるし上げるような威圧的な発言を繰り返したという。学生の訴えを受けた大学が内部調査していた。
同大は、女性教授が担当している授業を休講とし、教職員へのハラスメント研修の徹底など再発防止に取り組むとしている。(2016/01/08-16:58)
東京芸大教授がセクハラ=学生の胸触る、停職処分
ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=201511/2015111000392
東京芸術大は10日、指導する女子学生にセクハラ行為をしたとして美術学部の50代の男性教授を停職5カ月の懲戒処分にしたと発表した。
同大によると、男性教授は4月、研究室のソファで寝ていた20代の女子学生の服の中に手を入れ胸を触るなどした。当日、教授や女子学生は新歓コンパで学外で飲食しており、教授は深夜に研究室に戻り、寝ていた女子学生を見つけたという。7月に女子学生が大学側に訴えた。
大学側の調査に、教授は「酔っていて覚えていない点もあるが、したことは事実で反省している」と謝罪したという。
宮田亮平学長の話 大変深刻な問題で再発防止に全力を挙げて取り組む。(2015/11/10-11:33)
セクハラで教授停職=院生被害、公表遅れ-東大
ttp://www.jiji.com/jc/zc?k=201510/2015102700697
東京大学は27日、50代の大学院教授をセクハラ行為で停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は19日付で、1週間以上たって公表したことについて、広報課は「被害者に公表の承諾を得るのが慣例で、手続きに時間がかかった」と説明している。
東大によると、教授は2013年秋ごろ、大学院生の女性にセクハラと見なされる言動を複数回した。詳細については被害者のプライバシー保護を理由に明らかにしていない。(2015/10/27-17:23)
2844
:
とはずがたり
:2016/02/14(日) 19:52:18
学校側に2400万円追徴=文理佐藤元学園長の流用問題-国税局
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201512/2015122500351
学校法人「文理佐藤学園」(埼玉県所沢市)の元学園長が経費を私的に流用していた問題で、同学園が関東信越国税局の税務調査を受け、流用分など約7500万円が元学園長への給与に当たるとして、源泉所得税約2400万円を追徴課税されたことが25日、分かった。
同学園は「国税局と話し合い、指摘に従って納税する。追徴分は全額、元学園長が負担する」とコメントした。
同学園によると、佐藤仁美元学園長(44)は、在任中の2009〜15年、海外出張費など約1億1531万円を経費として支出。その後の学園の調査で、宝石店での買い物などうち約5617万円が私的流用と判断され、今年11月に懲戒解雇された。(2015/12/25-11:42)
2845
:
とはずがたり
:2016/02/16(火) 13:25:26
多分,ガチガチに縛り付けた方が教育効果高いんだろうけど,俺は放し飼いで育てられて,好きな事深めてこれた日本の大学制度を全面とは行かないけど肯定したいし,この恵まれた環境を活かせない大学生もアホだよなぁ。。云うても大学の研究者も学生も世界のトップを取れていないし日本経済も巧く行っていない以上,何を反論しても言い訳になってしまうんだけど。。
日本の大学生が、海外から完全にナメられてる…
悔しいけど反論できない。。
更新日: 2016年02月07日
http://matome.naver.jp/odai/2145447732427476001
2846
:
名無しさん
:2016/02/17(水) 00:14:02
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160216/k10010411611000.html
組み体操の事故防止策 議員連盟が提言へ
2月16日 21時56分
全国の学校現場で組み体操によるけがが相次いでいる問題を受けて、超党派の議員連盟が16日発足し、再発防止策を今月中にも取りまとめて政府に提言する方針を確認しました。
国会内で開かれた議員連盟の初会合には、自民党、民主党、共産党、維新の党、社民党の5党の国会議員が出席しました。
この中で、議員連盟の会長に就任した自民党の河村衆議院議院運営委員長は「楽しいはずの運動会などで命を落とすことが起きてはならず、未然に防止できるよう、きちんと対策を立てるべきだ」と述べました。
また、会合に出席した馳文部科学大臣は「組み体操を、もとより否定するものではないが、教育活動の中でエスカレートしないよう議員連盟の意見も頂きながら年度内には1つの方針を示していきたい」と述べました。
日本スポーツ振興センターのまとめでは、昨年度、全国の小中学校や高校で組み体操の事故により、けがをした児童や生徒がおよそ8600人に上っています。
会合では今後、学校現場で難易度や危険性が高い組み体操が恒常的に行われていないかなどを独自に調査したうえで、学校での組み体操の禁止も含めた再発防止策を今月中にも取りまとめ政府に提言する方針を確認しました。
2847
:
とはずがたり
:2016/02/18(木) 14:17:57
2016.2.18 00:25
朝鮮学校への補助金、支出中止要請を検討 政府、自治体に
http://www.sankei.com/politics/news/160218/plt1602180005-n1.html
政府が、核実験と事実上の長距離弾道ミサイル発射を強行した北朝鮮への制裁措置として、朝鮮学校に補助金を支出している地方自治体に対し中止を求める通知を出す方向で検討に入ったことが17日、分かった。この日の自民党拉致問題対策本部などの合同会議で文部科学省が明らかにした。
会合で文科省幹部は「通知を行う方向で検討している」と明言。時期や内容は検討中とした。自民党は昨年6月の制裁に関する提言で、補助金を支出している地方自治体に対し「全面停止を強く指導・助言する」ことを政府に求めていた。
朝鮮学校は在日朝鮮人の子女が通う学校で、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の強い影響下にある。補助金は都道府県や市町村の判断で支出しており、北朝鮮の度重なる暴挙を受けて東京都などは支出を停止したが、兵庫県など継続している自治体も多い。
2848
:
とはずがたり
:2016/02/20(土) 16:15:31
文科省、東京福祉大に警告…運営状況調査
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20160220-567-OYT1T50029.html
09:16読売新聞
文部科学省は19日、新設の大学などの今年度の運営状況を調べた結果を発表した。
調査した大学や大学院など452校のうち、講義内容が大学教育の水準に達していないなどとして、警告を1校、是正意見を9校、改善意見を270校に出した。
調査は毎年度行われ、その結果の内容に応じて警告、是正意見、改善意見が出される。2回目の是正意見が付くと警告が出され、再び警告が出ると、学部などの新設が認められなくなる仕組みだ。
全国で初となる警告を受けたのは東京福祉大。同大は2014年度、留学生が日本語を学ぶ科目が大学の教育水準に達していないとして、是正意見を受けた。今年度、その科目の廃止に伴い、履修者への対応について学則で規定しなかったとして、再び是正意見が付き、警告となった。
大学など271校に改善要求 定員超過、教員年齢偏り…
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/sankei-lif1602190026.html
02月19日 22:19産経新聞
文部科学省は19日、新設の大学などが設置計画通り運営されているかを調べた平成27年度設置計画履行状況調査の結果を公表した。対象452校のうち271校に対し定員超過や専任教員の年齢層の偏りなどの問題があるとして改善を求めた。改善意見を前回受けながら対応が十分でないなどの10校については、「是正意見」や「警告」とした。
警告は東京福祉大1校で、前回調査で是正意見の付いた教育学部教育学科で教育課程の改善を図った際、学則に不備が生じた。
是正意見9校のうち、横浜創英大は看護学部での毎年の定員超過のほか、専任教員が辞任した後、十分に補充できていないと指摘された。びわこ成蹊スポーツ大スポーツ学部スポーツ学科と福岡工業大情報工学部情報通信工学科は、英語などの一部科目で、大学教育として適切な内容となるよう見直しを求められた。
2849
:
とはずがたり
:2016/02/20(土) 19:25:17
2015.3.18 20:39
東大合格者“急伸”の富山中部 学力向上「4・6・8」の秘密
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/150318/lif15031820390018-n1.html
東京大学の前期日程試験の合格者が発表され、大躍進した地方の公立校がある。北陸新幹線の開通で注目が集まる富山県の富山中部だ。昨年比10人増となる27人が合格し、全国の合格者高校別ランキングでも上位に躍り出た。教育熱心な県として知られる富山だが、急伸の背景には何があったのか。
今年の東大合格者高校別ランクも上位は私立中高一貫校がずらりと並んだ。ベスト30に入った公立校は日比谷(14位)、富山中部(18位)、県立浦和(24位)、土浦第一(27位)、県立千葉(29位)の5校のみ。合格者数は前年並みが多く、富山中部だけが急伸した。
「東大の27人は、2006年に並ぶ最多の合格者数。今年は、国公立医学部も過去最多となる勢い」と川腰善一校長。
OBにノーベル化学賞受賞者の田中耕一氏や、元外務事務次官で初代内閣官房国家安全保障局長の谷内正太郎氏らが名を連ねる県下随一の進学校。だが、数年前まで東大進学実績は芳しくなく、2012年は8人、13年は7人と一ケタに。14年に17人となり、今年は27人とさらに増やした。
大躍進の一つに浪人生の頑張りがあるという。
「合格者27人のうち12人が浪人生。浪人をしてでも諦めずに高い志を持って東大を目指そうと生徒に働きかけた」(川腰校長)。進路指導の担当者が浪人対策も行い、模擬テストを校内で受けさせるなどフォローアップも充実させたという。
もう一つは、思考力などを育む新学科の存在だ。既存の理数科から衣替えした「探究科学科」が今年で2回目の卒業生を出し、効果が出始めているという。「理数科のときより定員が倍増し、優秀な生徒が多く集まるようになった。互いに励まし合い、難関国公立を目指すという雰囲気ができた」(同)。昨年4月から新校舎となり、生徒からの人気も高まる。
東大を身近に感じてもらうため、東大を訪問したり、OBの教授の研究室などで実習を受けるプログラムもあるという。
全国学力テストでは例年上位の富山県。学力向上の秘密は家庭にもあるようだ。自身も富山中部OBという川腰校長は、「富山中部では昔から『4・6・8』といい、平日は4時間、土曜は6時間、日曜は8時間、家庭学習を実施する。『家庭で予習、授業で復習』ともいわれ、家庭学習の大切さを説いている」と明かす。
東大への道は一日にして成らず、ということか。
2850
:
名無しさん
:2016/02/21(日) 18:23:03
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160221/k10010417031000.html
組み体操問題 文科相「国方針で安全への配慮徹底を」
2月21日 16時47分
馳文部科学大臣は、金沢市で講演し、全国の学校現場で組み体操によるけがが相次いでいる問題について、来月中に示す国の方針を通じて、子どもの安全に配慮するよう周知を徹底したいという考えを示しました。
この中で、馳文部科学大臣は組み体操によるけがが相次いでいる問題について、「組み体操は、各学校長の責任で行われている特色ある教育活動だが、毎年8000件の事故の報告があり、危険を予測して子どもたちを指導するという、指導者の原点を忘れてはいけない」と述べました。
そのうえで、馳大臣は「文部科学省が、組み体操を中止や禁止をしろということはできないが、学校には安全配慮義務が明確にある。その義務を欠いているとすれば厳しく指摘をせざるをえない」と述べ、来月中に示す国の方針を通じて、子どもの安全に配慮するよう周知を徹底したいという考えを示しました。
2851
:
とはずがたり
:2016/02/22(月) 21:32:26
免許持たず32年教壇に=55歳女性、高校で保健体育―山形
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/353/375f9af413ce08a8ec81b3638569d6b5.html
(時事通信) 18:42
山形県教育委員会は22日、教員免許を持たない女性(55)が約32年間、県立高校で保健体育を教えていたと発表した。県教委は、採用した1984年にさかのぼり無効を通知。支払った給与1億数千万円の一部返還を含め、弁護士と協議する。
県教委によると、女性は大学で教職課程を修了したが、体調不良で休み、免許の申請手続きをしなかった。採用時に免許の写しを提出しておらず、免許更新制度が始まった2008年以降、勤務校の校長が10回にわたり提出を求めたが、「実家にあるかもしれない」などと言い逃れていた。更新期限を控え、繰り返し督促したところ、1月28日に不所持を認めたという。
2852
:
名無しさん
:2016/02/22(月) 22:19:34
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160222/k10010417371000.html
「リケジョ」育成議題へ 5月の科学技術相会合
2月22日 4時43分
政府は5月の主要国首脳会議、伊勢志摩サミットを前に開かれる科学技術相会合で、女性が輝く社会の実現に向けて、「リケジョ」と呼ばれる理工系の女性研究者の人材育成などを議題として取り上げることにしています。
安倍総理大臣は先に5月の主要国首脳会議、伊勢志摩サミットや、これに合わせて行われる10の閣僚会合で、女性が輝く社会の実現に向けた議論を行う考えを示しました。
これを受けて、政府は5月15日から3日間の日程で茨城県つくば市で開かれる科学技術相会合では、「リケジョ」と呼ばれる理工系の女性研究者の人材育成や活躍の場を広げるための方策などを議題として取り上げることにしています。
これに関連し、島尻科学技術担当大臣は先の記者会見で、「女性研究者を増やすことは、女性の視点からのイノベーション=技術革新を生み出すという意味で、大変重要なポイントだ」と述べ、意義を強調しました。
政府は今後、会議の成果などを盛り込んだ文書の取りまとめに向けて、高級実務者会合を開くなどして、各国との間で調整を進めることにしています。
2853
:
とはずがたり
:2016/02/23(火) 13:28:27
やる気のある学生を取れるなら良い制度ですな。
B級大からあこがれの国公私立大に続々と編入できるのはなぜなのか?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160214-00000508-san-soci
産経新聞 2月15日(月)10時30分配信
受かった大学に入学したものの、不満を抱え充実したキャンパスライフが過ごせない人も少なくないだろう。そんな学生たちの“リベンジマッチ”が他大学への編入だ。一般入試では決して受からなかった超難関大に編入試験で合格するケースは多い。編入の試験は国公立大でもセンター試験を受ける必要はなく、一般入試と比べ受験科目が少ない。さらに編入後は前の大学で修得した単位が認められるというメリットもあるのだ。(櫛田寿宏)
関東地方の中堅私大2年生の清水浩さん(20)=仮名=は昨年秋に行われた名古屋大学法学部の編入試験に合格、4月から名古屋での新たな大学生活をスタートさせる。
清水さんは高校卒業後、現役で合格した大学に通うようになったが、すぐに違和感を覚えた。「周囲に意欲的な学生がいない」からだ。他大学に編入することを決意し、入学した年の5月から予備校に通うようになった。
予備校で学んだのは英語と専門科目の論述だ。英語は文法の知識などを問うものではなく長文読解が出題されるのでたくさんの英文を読んだ。専門科目は法学や政治学なので、参考書を読み込み、文章を書く訓練を重ねた。
編入は清水さんのケースのように、英語と専門科目の論述の2科目で受験できる大学がほとんど。さらに清水さんは面接も課せられた。「受験の動機が中心なので、心のなかにあることをそのまま素直に話した」という。
昼間は中堅私大に通って学び、夜は予備校という生活。清水さんは「遊びたいという気持ちはあったが、今の環境を変えるためがまんした」と振り返る。「お金は出すからアルバイトはしなくていいよ。編入の準備に専念しなさい」と励ましてくれた両親の応援も大きかったという。
編入のサポートで実績のある中央ゼミナール(東京・高円寺)によると、平成26年度の編入の志願者数(全国、国公立・私立計)は3万699人で、合格者数(同)は1万2617人。倍率は2.4倍と、人気大学の一般入試に比べるとかなり低い。
ただ、すべての大学が編入試験を実施しているわけではなく、募集の条件も大学によって異なるのも注意が必要だ。同ゼミの調べでは、編入を実施している私立大学は507校で、全体の87.1%だ。
同ゼミの宍戸ふじ江教務部長は「大学に通いながら編入の準備をするのは決して楽ではないが、大学2年で編入すれば合計4年間で学部を卒業できる。学費も時間も無駄にならないというメリットは大きい」と話す。
昨年11月下旬に合格通知を受け取ったという清水さん。「苦しい2年間だったが、編入の準備をして、学ぶ楽しさを知ることができた。大学の環境に不満があるのなら、編入はやってみる価値はあると思う」と話している。
2854
:
とはずがたり
:2016/02/24(水) 16:38:26
灘からは志願ゼロ 東大推薦入試の意外なデメリット〈週刊朝日〉
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160223/asahi_20160223_0002.html
dot. 2016年2月23日 07時05分 (2016年2月23日 15時52分 更新)
2月10日、東大の推薦入試の合格者が発表された。合格したのはどんな生徒か? 合格者の高校の特徴は?
東大推薦入試の出願者は173人。出願にも特徴がある。一般入試は科類を選んで入学し、1年半の教養教育後、「進学振り分け制度(進振)」で進路を決めるが、成績などによって必ずしも希望学部に進めるとは限らない。ところが推薦入試では、出願時に決めた学部に無条件で進める。それだけ明確な目的意識を持った学生に入学してほしいという意思の表れだ。
入試速報を見て、東大合格高校の西の雄、灘(兵庫)の名前がないことを意外に思うだろうか。同校は、そもそも出願していなかった。和田孫博校長がその理由をこう話す。
「科学オリンピックの日本代表など数名の候補者がいましたが、いずれの生徒も『進振』を活用したいことを理由に、一般入試で理科I類を受けることにしました」
学部指定制は推薦入試の大きなメリットだが、入学後に進路を考え、進振を活用したいと考える生徒にとっては、魅力になり得なかったということだろう。
東大の推薦入試は、11月上旬の出願後、書類審査に合格した149人に対して、12月19、20日に面接などを実施。大学入試センター試験の成績も考慮し、合格者を決めた。センター試験で必要な得点は8割程度。一般入試に比べるとハードルが低いが、それでも高い学力が必要だ。
残念ながら不合格だった、ある進学校の進路指導担当者は明かす。
「医学部医学科を志望した生徒は、提出資料も充実した内容でしたし、面接等も十分な手応えがあったが、センター試験の点数が届かなかったのです。理学部を受験した生徒は、センター試験では十分な点数を取りましたが、面接等で実力を発揮できなかったようです」
文部科学省は、大学入試を総合評価に変え、同時に高校教育と大学教育も大転換する「高大接続改革」に力を入れている。
「その議論のなかでも言われている『多面的・総合的評価』とはこういうものなのかと、改めて実感しました」
今回、推薦要件に国際科学オリンピックの受賞歴が例示されていたため、「“スーパー高校生”が応募する入試」というイメージが先行した。教育ジャーナリストの小林哲夫さんは、
「ハーバード大をはじめとする海外のトップ大学などへの頭脳流出を防ぐために、こうした推薦要件になっているとみたほうがいい」
と分析する。実際のメダリストたちの合否はどうだったのか。高知学芸のように合格したケースもあるが、不合格だった高校もある。河合塾教育情報部の近藤治さんは、
「実績は確かに大事ですが、『過去』のもの。一般的な推薦入試同様、入学後にやりたい研究や意欲を重視して選抜したのだと思います」
小林さんも、こう話す。
「メダリストたちは一般入試でも合格できる頭脳の持ち主です」
東大の推薦入試は、さまざまなタイプの学生を集めることで学部教育の活性化を図ろうとするものだ。背景には、女子学生比率は2割弱と少なく、特定の進学校出身者ばかりで、出身も関東が半分以上と、合格者が偏っている現状への危惧がある。
※週刊朝日 2016年2月26日号より抜粋
2855
:
とはずがたり
:2016/02/25(木) 12:23:38
在学中は通りすがりにちら見するぐらいだったけえがもっとちゃんと見学しとけば良かったw
【速報】京大・折田先生像、星のカービィになる
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20160225/Buzzap_35188.html
BUZZAP! 2016年2月25日 09時39分 (2016年2月25日 11時52分 更新)
2856
:
とはずがたり
:2016/02/27(土) 12:18:37
【第2回】 2016年2月26日
ムーギー・キム,ミセス・パンプキン
「努力できる子」の共通点は、親が○○ということだった!
http://diamond.jp/articles/-/86181?page=2
ミセス・パンプキンからの講評:
親がお金を出すだけでは、子どもは努力しない──努力しない親の子は努力できない
?子どもは親の鏡だとよく言われます。純粋無垢で生まれてくるのですから、親のしぐさや立ち居振る舞いを見て成長し、食物や嗜好品、考え方まで似るのは、自然の成り行きです。親が努力もせずにお金を出すだけであれば、いくら道具立てが揃っていても子どもも努力するようにはなりません。
?父親が経営者で、子どもには大きな自室も与えて、塾に行かせるなど教育費もふんだんにかけているのに、子どもがどうにも自発的に勉強しないという家がありました。
?しかしよくよく話を聞いてみると、親は「勉強しているか」「もっと勉強しなさい」と呪文のように繰り返しているだけで、自分たちはゴルフやカラオケ、その他の社交で外出が多く、在宅時はテレビの画面にかぶりつきでした。そして子どもは入学金さえ積めば入れる大学に入れて大卒の資格さえ持たせれば、あとは家業を継いで安泰だろうというのが本音のようでした。
?言っていることと考えていること、やっていることが一致していないわけですから、子どもが言うことを聞いて、「努力しよう」となるはずがありません。
?一方、今回のアンケートで見えてきたのは、親が「勉強家」で、子どもが読書や勉強をしている親の姿を見て育ち、自分が勉強するのは自然の成り行きだったという家庭像です。
?あるいは、親が勤勉に働く姿を見て育ったとか、商いに苦労する姿を見て、自分も頑張らねばならないと思ったという声もありました。
?子どもは親の説教より、いいことも悪いことも、親の生きざまに影響を受けます。ごく普通の家庭から優秀な子どもさんが育つと、「トンビがタカを産んだ」などと言われますが、これも実は、その親は周りからはトンビに見えていただけで、本質はタカだったというケースが大半だと私は感じています。
?中には親を反面教師としてまっとうに努力する子どもさんもおられますが、親としてはそれに期待するわけにはいきません。
?親ができない努力を子どもに要求しても、子どもには届きません。誠実に生き、努力を惜しまない親の姿を子どもに見せ、言行一致で子どもを教育することは、親となった人の基本と心得るべきです。
(※以上の原稿は書籍『一流の育て方』から抜粋して掲載しています)
2857
:
とはずがたり
:2016/02/28(日) 09:19:49
プール学院大、4年制学部廃止へ 堺
http://www.asahi.com/articles/ASH865GQNH86PTIL01Q.html?iref=com_rnavi_arank_nr01
玉置太郎、鈴木洋和2015年8月7日08時03分
プール学院大(堺市南区)が短期大学部を除く4年制学部を廃止する方針であることが6日、大学関係者への取材でわかった。2学部に約550人が在籍しているが、国際文化学部は来年春に募集停止し、今年度の入学生が卒業する2019年春に廃止。教育学部は17年春に桃山学院大(大阪府和泉市)に統合する。少子化による大学の経営環境の変化が背景にある。
キリスト教系の学校法人が1950年に短大を、96年に現在の大学を開学した。桃山大への統合方針についてはこれまで6回、学生や保護者への説明会を開いた。出席した教育学部1年の学生は「この大学に憧れて入学したのに、なぜ大学を移らないといけないのか納得できない」。大学関係者は「教員やカリキュラムも一緒に移すことで、現在の学習環境を桃山大に継承したい」と話す。
少子化などの影響で昨年春、全国578の私立大のうち46%が定員割れに。約120万人で下げ止まっていた18歳人口が減少に転じる「2018年問題」が3年後に迫り、聖トマス大(兵庫県)や東京女学館大(東京都)など、閉校や募集停止に追い込まれる私立大も増えている。(玉置太郎、鈴木洋和)
東京女学館大、閉校に「待った」 数人が留年の可能性
http://www.asahi.com/articles/ASJ2S6KGRJ2SUTIL04Y.html?iref=com_alist_6_05
泗水康信2016年2月28日05時04分
今年3月で閉校を予定していた東京女学館大学(東京都町田市)が、春以降も存続する可能性があることが関係者への取材でわかった。一部の学生が留年するため。だが、大学側は教員を3月末で退職させる方針で、教員や学生は「存続するなら継続雇用すべきだ」と訴えている。
運営する学校法人東京女学館は2012年4月、定員割れが続いたことを理由に、翌年度以降の学生募集停止を決めた。教員や学生が「説明が不十分」などと反対したが、当時の1年生が卒業する今年3月で閉校すると説明していた。
大学関係者によると、現在約40人の学生が在籍。数人が卒業に必要な単位が足りず、いずれも東京女学館大での修得を希望している。一方、法人側は「募集停止の時に決めていた」のを理由に、3月末で教員全員を退職させる。新たに募集して留年する学生に対応するという。学生や教員は「教員を突然変えるべきではない」と反発している。
2858
:
とはずがたり
:2016/02/28(日) 09:21:13
>251人の在校生が卒業すれば学部を廃止する
兵庫)宝塚大、造形芸術学部の募集停止 定員割れ続き
http://www.asahi.com/articles/ASH5L4GFJH5LPIHB018.html
鈴木裕2015年5月19日03時00分
学校法人「関西女子学園」が運営する宝塚大学が、宝塚市にある造形芸術学部(宝塚キャンパス)の学生募集を来年度から停止することになった。入学者の減少に歯止めがかからず、251人の在校生が卒業すれば学部を廃止する。学生がいなくなるキャンパスをどうするかは未定だ。
関西女子学園によると、9日の理事会で決定し、文部科学省に報告した。14日に在校生に伝え、大学のホームページで公表したという。看護学部(大阪梅田キャンパス)と、東京メディア芸術学部(東京新宿キャンパス)での学生募集は続ける。
宝塚大は1987年、宝塚造形芸術大学として開学。看護学部の開設(2010年)にあわせ、現名称になった。
造形芸術学部もこの時誕生し、当時の定員は310人。だが、少子化などで入学者が減り続けており、当初から定員割れだった。15年度は定員を80人にしぼったが、49人しか入学しなかった。文科省は今年2月、造形芸術学部について「健全な運営がなされているとは言い難い」と指摘していた。
2859
:
とはずがたり
:2016/02/28(日) 09:40:40
>全額カットされるのは、北海学園大(北海道)、駒沢大(東京都)、近畿大(大阪府)、西南学院大(福岡県)
その次ぎに低いのが,明治・南山・名城・福岡・青学・成蹊・桐蔭横浜。
その次ぎに国立最低に金沢。予算切られまくってる国立でこの補助率は可成りやばかろう。名門金大だし北陸甲信越唯一の法科大学院として存続しないとだめだろうけど大丈夫か?
法科大学院4校、初の補助金ゼロ 給与分、実績と連動へ
http://www.asahi.com/articles/ASHDQ7DSHHDQUTIL090.html
高浜行人、貞国聖子2015年12月25日20時21分
法科大学院の補助金の算定
http://tohazugatali.we
b.fc2.com/education/AS20151226000120.jpg
文部科学省は25日、来年度は4校の法科大学院に教員給与分の補助金を出さないことを公表した。今年度から司法試験の合格実績などに応じて傾斜配分する仕組みを導入しており、ゼロとなるのは初めて。
全額カットされるのは、北海学園大(北海道)、駒沢大(東京都)、近畿大(大阪府)、西南学院大(福岡県)。近大の広報担当者は「極めて厳しい状況。合格率向上を目指し、教育内容の見直しを検討している」と話した。北海学園大の木村和範学長は「(法科大学院の)あり方についてあらゆる可能性を排除せず検討する」と談話を出した。
文科省は、司法試験合格率が低迷する法科大学院の質向上を促すため、今年度予算から実績に応じて補助金を傾斜配分している。昨年度までも一定の基準に従って減額していたが、全額カットはなかった。
2860
:
とはずがたり
:2016/02/28(日) 11:00:07
山口大学の入試、受験票裏返すと答えが…全員正解扱いに
http://www.asahi.com/articles/ASJ2V5W7CJ2VTZNB015.html?iref=com_rnavi_srank
寺尾佳恵2016年2月26日21時46分
山口大学が実施した一般入試の国語の設問で、受験票を見れば答えがわかってしまうものがあり、同大は26日、この設問について受験生全員を正解扱いにすることを決めた。
同大によると試験は25日にあり、人文学部全員と教育学部、国際総合科学部の一部計475人が受験した。設問は、「ケイタイ電話」のカタカナ部分を漢字になおすというものだったが、受験票裏の注意事項に「携帯電話」の表記があったという。
翌26日朝、採点者が気づいて発覚した。同大は「受験票を裏返すのは不正行為ではなく、漢字力をはかれないという点で不十分な設問だった」として、受験生全員を正解(3点加点)とした。
同大の担当者は「今後作問するときには、実施環境や持ち込む書類についても考える」と話している。(寺尾佳恵)
2861
:
とはずがたり
:2016/03/01(火) 23:20:38
それでも最大3%みたいな高利貸しを国がすべきではないね。
大学というブラックビジネス 人生のスタートから借金漬けになる学生たち
http://bylines.news.yahoo.co.jp/sendayuki/20160211-00054313/
千田有紀 | 武蔵大学社会学部教授(社会学)
2016年2月11日 8時11分配信
体調を崩して大学を辞めたいという学生の奨学金の書類を見て驚いた。月々10万円、4年間で合計480万円を借りた結果、金利は3パーセントで、最終支払額が700万円を超えている。日本学生支援機構で借りた奨学金である。日本学生支援機構は、以前は日本育英会だった業務を引き継ぐ独立行政法人であり、大学生がまず奨学金を申し込むのは、ここである。
暗澹たる気持ちになった。就職先もなく、働ける見込みもないまま、結局700万円以上の借金を背負い、この学生の将来はどうなるのだろう。まさにマイナスからのスタートである。現在私が借りている住宅ローンは、変動金利とはいえ、金利が1パーセントを超えたことはない。住宅を購入するための金利をはるかに超える金利が、教育を受けるために課されている。驚くべきことではないか。もちろん成績優秀であれば、無利子で借りることも可能ではあるのだ。しかしそれだからこそ、有利子で借りる学生は「自分の力が及ばなかった」と自分を責めやすい。
教授会には、授業料の延滞者のリストが回ってくる。授業料の遅延者の氏名を知ったあと、どうするかは悩ましい問題だ。保護者のまったくのミスで授業料を払い忘れ、退学になった例もあるからである。しかし先生から、「授業料が振り込まれていないんだけど」とは言いにくい。毎回出てくる氏名には、気が付かないふりをするしかない。
かつて授業料を払えない保護者のために、大学がローン会社と提携して、紹介することになった。しかしすぐにそれはあまり意味がないことが判明した。大学の授業料を滞納する保護者の多くはすでに債務者であり、ローン自体が組めなかったのである。
考えてみれば当然である。親にとって、子どもの授業料はなにはともあれ払ってあげたいものだろう。それを滞納しているのだから、相当に行き詰っているのだ。
私自身は大学教育に意味があると思っている。それまでの教科書に沿った暗記が主となる授業とは違い、自分で考えること、批判的な精神、自由な想像力、そして一般的に教養と呼ばれるもの、そういうものを身に着けることができるところが大学である。もちろん、それは高校でも可能ではあるし、大学を出たからといってできるひとばかりではないだろう。それでも多くのひとが働いているなかで、4年間、いっけん「無駄」とも思える時間を過ごさせてもらうことは大切なことであると思っているのだ。そう思わなければ、大学の教員などやってはいない。
しかしこれほどの借金を背負ってまで行く価値のあるものかと問われると、歯切れは悪くならざるを得ない。以前のように高卒でも、きちんと職がある時代も終わった。大学を出ていたほうが、まだ有利ではあるだろう。しかし大学を出たからと言って、職があるという保証もない。この奨学金は、運よく一流企業に就職できたならば返還できる額だろうが、そうでなかった場合には、マイナスからのスタートである。まさに博打としか言いようがない。勤務校の名誉のために言っておけば、自分がかつて受けてきていないほどのきめ細やかな指導がなされているし、授業料以上の教育がなされていることは自負している。そこは自信をもって断言できる。しかし裕福ではない層にとって、大学進学自体があまりのリスクを抱え込むことになってきている。
私が大学教員になれたのは、日本学生支援機構の前身の日本育英会の奨学金のおかげである。借りた期間は短いものの、数百万円の奨学金を「貰う」ことができた。大学の先生という免除職につき、15年間連続して勤務した結果、返還義務がなくなったのである。かつての大学院の進学者を支えていたのは、この日本育英会の奨学金とこの免除規定である。しかし免除職の規定はなくなり、日本育英会もなくなった。小泉政権の「改革」の一環である。当時、「まだ公平な奨学金制度はなくすべきではない。社会の公正、格差の問題なのだ」と言ってはみても、「あんたみたいに貰い逃げする人間がいるから、無駄で不平等な制度だ」と周囲の反応は鈍かった。制度の改変とその結果の出現には、タイムラグがある。
2862
:
とはずがたり
:2016/03/01(火) 23:20:58
>>2861-2862
近年は、「できる」学生は損得勘定をして大学院を選択しなくなってきた。優秀な人材が大学教員などにはならず、民間に流れる潮流は歓迎すべきことなのかもしれないが。
奨学金を貰ったあとの重苦しい気持ちは、いまでも覚えている。博士論文を書くときに逡巡したのは、論文内容よりもまず、博士号を貰ってしまい学籍を抜いてしまったあと、2年間で就職できるかどうかだった。2年間のうちに就職がなければ、免許規定が適用されず、職がないまま返還が始まってしまう。数百万円の借金を返還しながら、東京でひとり暮らしをしつつ、学業を続けていけるだろうか。心細さで、押しつぶされそうだった。働きたい気持ちはあった。でも就職先がない。
多くの学生に同じような気持ちを味あわせているとしたら――内心忸怩たる思いである。日本の大学の授業料の高さは、世界的にも異常である。ヨーロッパはほぼ無料に近い。しかも上昇を続けてきた国立大学の授業料を、私立大学並みにするという。日本の大学授業料の公費負担は32.2パーセントにすぎない。OECD諸国の平均は、72.6パーセントであるというのに(授業料や奨学金についての文部科学省説明資料はこちらを)。成績優秀な学生にひらかれていた、せめてもの進学機会すら、奪われようとしている。望ましい社会制度についての構想力を、私たち皆がもつ必要があるのではないだろうか。
【追記】幾人かのひとから、「金利3パーセントというのは理論上の話で、実際に適用される金利はもっと低いことが日本学生支援機構のHPに書いてあります。訂正してください」というお知らせをいただいています。私は実際に退学する学生の書類を見て、3パーセントの金利が適用されて返済額が700万円以上になっていることに驚愕し、むしろ後からHPで「確かに上限は3パーセントなのか」と確認しました。学生のプライバシーにかかわりますから具体的な状況は申し上げられませんが、複雑な事情のせいかもしれません。しかしもしも仮に金利が変動した場合の最大値が700万円越えだったとしても、困難な状況のなかで、印刷された書類で「その数字」を突きつけられた学生の絶望感は、想像してあまりあります。私も呆然としました。やはり奨学金というからには、無利子であることが望ましいという思いには変わりがありません。
【さらなる追記】日本学生支援機構に電話をしてたずねようと思っていたのですが、実際に勤務されていたという方からご連絡をいただき、ご教授いただきました(ありがとうございます)。貸与終了時の書類には、確かに利率3パーセントのケースが記入されているようです。なぜなら金利が変動した場合、3パーセントまで行く契約をしたのだという事実を踏まえ、最悪の可能性を伝えているということのようです。私も奨学金の専門家ではなく、書類をみて驚きました。実際にこれまでは最大利息の3パーセントが適用されてはいないということにホッとしたと同時に(過去ギリギリでも2パーセントを超えていないので)、誤解を招いたとしたら謝罪いたします。学生さんでも3パーセントの利息が適用されているとおっしゃっている方がいらっしゃいましたが、この書類をみれば、確かにそう思うかたもいるでしょう(仮に本当に3パーセントの利率が適用されることがないという前提に立てば)。ほかの民間の奨学金が3パーセントの利率をはるかに超え、留年した場合に返還の猶予もない(したがって成績優秀者以外は恐ろしくて推薦できない)ことに比較すれば、日本学生支援機構は「良心的」な奨学金ということが可能なのかもしれない。とまで書いて、やはり、そう書かざるを得ない日本社会の現状にため息をつかざるを得ない気持ちが正直なところです(2016.02.13)。
千田有紀
武蔵大学社会学部教授(社会学)
1968年生まれ。東京大学文学部社会学科卒業。東京外国語大学外国語学部准教授、コロンビア大学の客員研究員などを経て、 武蔵大学社会学部教授。専門は現代社会学。家族、ジェンダー、セクシュアリティ、格差、サブカルチャーなど対象は多岐にわたる。著作は『日本型近代家族―どこから来てどこへ行くのか』、『女性学/男性学』、共著に『ジェンダー論をつかむ』など多数。
2863
:
とはずがたり
:2016/03/01(火) 23:27:57
>現在の仕組みを考える限り取り立ては強化すべきだ。
>奨学金で借りるお金は税金だと勘違いしている人も多いと思うが、日本学生支援機構が学生に貸すお金を民間の金融機関から調達していることはあまり知られていない。
>奨学金が増える理由は国の教育予算が少なすぎるから。
>かつて消費者金融での借金は様々な社会的な問題を引き起こした。…当初は借りる人が悪い、返せない人がだらしないだけだ、という認識だったものが、返せない人に貸す方も悪い、と認識も変わっていった。
>大学はこんなにたくさん必要なのか? 大学の教育は本当に役立っているのか? 大学向けの予算を国はもっと増やすべきなのか? 増やすとしたらどこから持ってくるべきなのか? など様々な問題が噴出する。
奨学金の取り立てを強化すべき理由。
http://blog.livedoor.jp/sharescafe/archives/46465342.html
2016年01月04日 05:00
中嶋よしふみ シェアーズカフェ・オンライン編集長 シェアーズカフェ株式会社・代表取締役社長 ファイナンシャルプランナー
先日、日本学生支援機構が利用者に対して返済を求める訴訟を多数行っていると報じられた。
「大学や大学院、専門学校生らの約四割が利用している日本学生支援機構(旧日本育英会)の奨学金貸与事業で、返還が滞った利用者や親などに残額の一括返還を求める訴訟が激増している。機構が発足した2004年度の58件に対し、12年度は百倍を超える6193件に上った。
奨学金返還 訴訟が激増 支援機構、回収を強化 東京新聞 2016/01/03」
返済に困った学生が強引な取り立てで困っている、とたびたび報じられているが、公的機関が一括返済を求めて裁判を起こすなんてとんでもないと考える人も多いだろう。しかし、現在の仕組みを考える限り取り立ては強化すべきだ。
■資金の原資は税金ではない。
奨学金で借りるお金は税金だと勘違いしている人も多いと思うが、日本学生支援機構が学生に貸すお金を民間の金融機関から調達していることはあまり知られていない。
機構のHPではIR情報という投資家向けのページがある。投資家向けに情報を公開するのは一般的には上場企業だけだ。機構にIR情報があるのは、債券の発行と巨額の借入金で民間金融機関から資金調達をしているからだ。
債券は格付け機関によって格付けがなされ、投資家向け説明会やアナリスト向け説明会も開催されており、ほとんど上場企業と状況は変わらない。
借入金の入札にはみずほ銀行や三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、りそな銀行と国内の大手都市銀行の他、全国の地銀や信用金庫が合計で100行ほども名を連ねる。
資産運用の知識を持っている人ならば、機構が回収の手を緩めるとどうなるかこれ以上説明は不要だろう。貸付金の回収が出来ないことはそのまま機構がお金を返せないことを意味し、機構から民間金融機関への返済が滞れば金利が上がる、あるいは資金調達が出来ない事態に陥り、将来お金を借りる学生に悪影響を及ぼすことになる。
結論としては、機構は今後も安定して奨学金の事業を継続するためにもキッチリとお金を回収して金融機関に返済をすべき、ということになる。
返済に困っている人には返済期間の猶予や収入が一定額に達するまでは返済を猶予する仕組みもある。民間の教育ローンと比べても貸し出しの条件は良くて金利は極めて低く、奨学金の存在を悪者かのように考えるのは明らかに間違っている。
■奨学金を借りる人は急激に増えている。
一方で、これだけ返済できない人が増えている状況について無視はできない。直接的には機構がお金を貸して取り立てもしているため、悪者のように言われる状況だが、なぜこれほど借りる人が増えているのか、そしてなぜ返せない人が増えているのか、原因を良く考えるべきだ。
現在少子化が進む一方で奨学金の利用者は激増している。理由は進学率の急激な上昇と景気悪化による収入の減少、そして学費の高騰だ。
2864
:
とはずがたり
:2016/03/01(火) 23:28:10
投資家向け情報として公開されている「日本学生支援機構について(平成27年3月)」によれば、大学と短大を合わせた進学率は平成4年度の38.9%から平成26年度の56.7%と、20年ほどで20ポイント近くも上昇している。
日本学生支援機構の理事長である遠藤勝裕氏はインタビューで以下のように答えている。
「毎年、専門学校から大学院まで約140万人が高等教育機関で教育を受けています。新規に毎年、毎年、奨学金の貸与を受ける子たちが45万人ぐらいです。そしてご指摘のとおり、およそ2.6人に1人が私どもの奨学金を受けています。
奨学金理事長「大学にさえ行けばいいなんて、イリュージョン」 “学生の借金1兆円”が映すこの国の歪み 日経ビジネスオンライン 2015/03/26」
この状況について遠藤氏は奨学金が日本社会を支えるインフラとなっており、責任は重く社会的な影響力も極めて大きくなっている、返済に関して発生している問題についても完璧では無く直すべき点も多々あると回答している。
■奨学金が増える理由は国の教育予算が少なすぎるから。
理事長の遠藤氏はインタビューで年間1兆円を超える貸し付けが発生する理由として国の教育費に向ける予算が少な過ぎるから、奨学金は本来返済不要であるべきだと答えている。アンタの組織が多額の貸し付けをして問題が発生しているのに無責任な、と思うかもしれないが、機構の仕事は学生にお金を貸すこと、そして回収することであり、それ以外の権限を越えた責任を求められても困るということだろう。
確かに、現在は国公立の大学ですら家庭の負担は極めて重い。ファイナンシャルプランナーとして各種データから試算した国立大学の年間費用は、学生の生活費なども含めれば170万円を超える(4年間の平均)。これは私立中学に通わせるより負担が重い、と言えばどれだけ費用がかかっているか分かるだろう。私立大学に至っては生活費も込みで年間約248万円だ。これでは収入の多い家庭でも子供が何人も居れば奨学金に頼らざるを得ない。
奨学金を毎月5万円借りれば、卒業するころには240万円の借金を背負って社会人となる。返済期間が長く、金利が低いとはいえそれなりの負担になる事は間違いない。返せないお金を借りる方がバカだという意見は正しいが、4年後に就職できるか、奨学金を返済できるだけの収入を得られるかどうか、そこまで考えてお金を借りる人は少数派だろう(もちろん、本来は考えるべきだ)。
教育ローンを奨学金と呼んでいる時点でおかしい気もするが、HPには「学生本人に貸与し、卒業後、学生本人が返還していくものです」と赤字+太字で書いてあり、借金だと認識していない人もいることは甘いとしか言いようが無い。しかし、一方で貸し手責任も当然考えるべきだろう。
■一つの大学に200億円も奨学金が投じられているという現実。
かつて消費者金融での借金は様々な社会的な問題を引き起こした。自己破産や返せなくなった人が消費者金融の店舗に放火をするといった事件まで起きていた。当初は借りる人が悪い、返せない人がだらしないだけだ、という認識だったものが、返せない人に貸す方も悪い、と認識も変わっていった。結果として過払い金の返還など貸し手責任も問われるようになった。
奨学金もこれだけ返せない人が増え、訴訟をしてまで回収をする事例が6000件を超えていることを考えれば、貸し手の責任として返せない人に貸すべきではない、という話も当然すべきだろう。
しかし、過払い金の請求が消費者金融の貸し出しを大幅に減らして「借りたいのに借りられない人」を増やしたように、現在2.6人に1人が奨学金を借りるような状況で貸し出しを絞ればどうなるか。大学に行きたいのに行けない人が万単位で発生する。当然その場合も機構が非難を受けるだろうが、既に書いたようにこれは機構の権限を越えた問題だ。
上記インタビューで理事長の遠藤氏は、大学進学が必ずしも正しいわけではない、高等専門学校(高専)の学生の方が東大より医学部より延滞率は低い、と説明している。これは個人的な意見も含んでいてあまり参考にならないが、機構からの奨学金が学生を経由して大学の経営を支えている、一番多い私立大学には一校で年間200億円も奨学金を貸与しているとも説明している。奨学金という蛇口が閉じられて困るのは学生だけではないということだ。だから奨学金を減らせば大混乱が起きる、ともインタビューでは説明している。
■大学教育は役に立っているのか?
このように考えていくと、大学はこんなにたくさん必要なのか? 大学の教育は本当に役立っているのか? 大学向けの予算を国はもっと増やすべきなのか? 増やすとしたらどこから持ってくるべきなのか? など様々な問題が噴出する。
2865
:
とはずがたり
:2016/03/01(火) 23:28:25
>>2863-2865
つまり返済の出来ない人が増えているとか機構が厳しく取り立てをし過ぎているという話は(当事者にとっては大問題でも)、表面的な問題に過ぎないということが分かる。結局は大学教育をどうすべきか、どうあるべきか、という議論をせずに奨学金の問題を論じても意味が無いということだ。
この問題は教育の専門家ではない自分にとって答えを出せるような話ではないが、大学教育に無条件で税金を投じるべきとはとても言えない。なぜなら教育・子育ての予算は保育園の不足や保育士の給与が低いという問題など、他の分野でも極めて不足しており、機構理事長の遠藤氏もインタビューで説明するように、進学率が急上昇した現在でも半数近くの若者が大学に行かずに働いている事を考えれば、大学進学は贅沢品とも言えるからだ。
それでも大学進学には税金を投入すべき、あるいは学費は無料にすべき、というのであれば、資金を捻出することは(技術的には)簡単だ。年間60兆円にのぼる年金の支給額を1%削れば6000億円の資金を捻出できる。国公立の大学だけならこれだけで無償化が可能だろう。年間300万円の年金を貰っている人が3万円減る程度と考えればそれくらい我慢して下さい、ということになる。
年金の仕組みは積み立て型ではなく、賦課方式といって今現役で働いているワカモノが高齢者の年金を保険料で負担し、多額の税金も投入されている。つまりワカモノが稼いで保険料と税金を払い続けてこそ今の年金制度は維持できる。
大学教育が日本人の生産性上昇につながるのであれば、年金を削って教育に投じることは将来への投資となる。年金が破たんするより少し削って継続する方がよっぽどマシだろう。問題はこういった大きな問題に取り組む政治家が居ないことだ。
少なくとも現在の仕組みでは奨学金の回収は厳しく行うべきだが、同時に今の仕組みで本当に良いのか、考えるべき問題が山積していることは間違いない。
【参考記事】
■大学で簿記3級を教える事は正しい。
http://blog.livedoor.jp/sharescafe/archives/40986750.html
■「安定した雇用」という幻想。〜雇用のリスクは誰が負うべきか?〜
http://blog.livedoor.jp/sharescafe/archives/41886861.html
■就職活動を始めた大学生はNHKのお天気お姉さん・井田寛子さんに学べ。
http://blog.livedoor.jp/sharescafe/archives/34559984.html
■262億円の大赤字を叩きだしたマクドナルド・カサノバ社長に、一読を勧めたいマンガについて。
http://blog.livedoor.jp/sharescafe/archives/45414636.html
■最低賃金1500円を要求する人たちが勘違いしていること。
http://blog.livedoor.jp/sharescafe/archives/46343813.html
中嶋よしふみ
シェアーズカフェ・店長 ファイナンシャルプランナー
シェアーズカフェ・オンライン 編集長
2873
:
とはずがたり
:2016/03/02(水) 08:33:37
USJ行きお釣り計算「数学」 三重の高校、不適切教育
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%EF%BD%95%EF%BD%93%EF%BD%8A%E8%A1%8C%E3%81%8D%E3%81%8A%E9%87%A3%E3%82%8A%E8%A8%88%E7%AE%97%E3%80%8C%E6%95%B0%E5%AD%A6%E3%80%8D-%E4%B8%89%E9%87%8D%E3%81%AE%E9%AB%98%E6%A0%A1%E3%80%81%E4%B8%8D%E9%81%A9%E5%88%87%E6%95%99%E8%82%B2/ar-BBqc9Ec
朝日新聞デジタル
国の就学支援金を不正に受給していた疑いがある株式会社立ウィッツ青山学園高校(三重県伊賀市)について、文部科学省は2日にも、監督する三重県伊賀市に対し、生徒の新規募集を見直させるよう求める通知を出す。登校中のバス内で映画を鑑賞しただけで英語と国語の授業を受けたことにするなど、不適切な教育内容があったという。
同校には通信制課程があり、生徒は一定時間本校に通って対面の授業を受けることが、学習指導要領で定められている。
伊賀市と文科省によると、同校は昨年、全国各地から生徒をバスなどを使って本校に登校させた。その際にユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪)に寄り、使ったお金の釣り銭を計算させ、これを数学の授業としたという。ほかにも、神戸で美しい夜景を観賞して芸術の授業。レストランでご飯を食べて家庭科。伊賀市の最寄りの駅から本校まで2キロほど歩いて体育など。
文科省は対面授業を受けたことにならないとしている。
伊賀市は通知を受け、同校に対し、約1200人の在籍生徒の一部に授業のやり直しをすることも併せて求める方針だ。(高浜行人、燧正典)
2874
:
とはずがたり
:2016/03/03(木) 22:25:40
英語教員が外資系企業に転職しちゃうぞw
英語教員は英検準1級目標に…文科省、中高指針
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160228-OYT1T50006.html?from=yartcl_popin
2016年02月28日 09時02分
文部科学省は27日、英語教育改革を推進するため、大学の教員養成課程で学生に習得させるべき能力を示した指針案を発表した。
同省は2020年度以降、小学校で英語を正式な教科にする予定だが、大学が指針に基づいた授業を行うことで、小学校教員を目指す学生に実践的な英語指導力を身に付けさせることなどが狙いだ。同省は16年度に一部の大学で試行した後、17年度からは各大学に指針に基づいた授業を実施するよう促したい考えだ。
指針案によると、小学校教員の養成課程では、児童に対する英語での語りかけ方、児童とのやりとりの進め方、読んだり書いたりする活動への導き方などが実践できるようになることを求めている。
一方、中学校や高校の教員の養成課程では、英検準1級程度以上の英語力を身に付けることを目標に設定。生徒の理解の程度に応じて英語で授業ができる指導力や、「聞く・話す・読む・書く」の4技能を統合した授業を組み立てる技術、外国語指導助手(ALT)と連携した授業手法などを挙げている。
2875
:
とはずがたり
:2016/03/03(木) 23:15:06
安倍の美しい国に阿る文科省に阿る阪大という構図か。どうしようもねぇな( ゜д゜)、 Peッ
「スーパー日本人は不適当」 茂木健一郎氏が大阪大学の研究拠点を疑問視
http://www.huffingtonpost.jp/2016/03/02/super-japanese_n_9363844.html
The Huffington Post | 執筆者: 安藤健二
メール
投稿日: 2016年03月02日 17時20分 JST 更新: 2016年03月02日 17時27分 JST
2876
:
とはずがたり
:2016/03/04(金) 09:50:43
若手研究人材育成事業スタート 卓越研究員公募要領公表
http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2016/02/20160208_02.html
掲載日:2016年2月8日 印刷
若手研究者に安定かつ自立して挑戦的研究を推進できる環境を与える「卓越研究員」事業が動き出した。文部科学省は5日、公募要領を公表し、まず卓越研究員を受け入れたい研究機関からポストを募集するための説明会を15日に都内で開くことを明らかにした。
卓越研究員は、昨年6月に閣議決定された成長戦略「『日本再興戦略』改訂2015」で打ち出された若手研究人材育成制度。年数を限られた任期付きポストが増え、独創的な研究に挑戦しにくくなっているといわれる若手研究者たちの支援が狙いだ。研究の場としては、大学、高専、国立研究開発法人、公設試験研究機関、企業など全国の産学官の研究機関を対象にしている。
公表された公募要領によると、卓越研究員の受け入れを希望する研究機関が提示したポストのうち、要件を満たしたものを文部科学省がホームページで公表する。並行して、若手研究者を対象に卓越研究員の公募を実施し、中立的な公的機関によるピアレビューを経て、文部科学省が候補者を決定する。その後、各研究機関と候補者との調整の結果、新規雇用が決定されると、文部科学省が一定期間、研究費などを支援する、となっている。各研究機関が、雇用を希望する卓越研究員候補を推薦することも可能だ。
研究分野は自然科学に限らず人文・社会科学も含む全分野を対象にしている。テニュアトラック制(任期付きだが、任期終了前に公正で透明性の高い安定的な雇用に就ける審査が設けられている)に準じた雇用形態のほか、上位職(教授相当)の全員に再任回数の限度のある任期制を適用している機関には同様の雇用も可能とし、さらには任期なしも認めるなど、雇用形態には大きな幅を設けている。
卓越研究員として申請できる若手研究者は、博士号所有者と博士課程満期退学者で、年齢は2017年4月1日時点で40歳未満。加えて、博士の学位を取得後または博士課程の満期退学後(社会人学生であった場合は、学位取得前を含む)に研究機関における研究経験を有する者、となっている。外国人も申請でき、2016年度は、150人程度を見込んでいる。
2877
:
とはずがたり
:2016/03/08(火) 08:28:53
四谷学院CM「偏差値29でも北大医学部に」が炎上 生徒は「偏差値74」東大寺学園出身だった
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160307-00000007-jct-soci
J-CASTニュース 3月7日(月)20時21分配信
四谷学院CM「偏差値29でも北大医学部に」が炎上 生徒は「偏差値74」東大寺学園出身だった
「ビリギャル」騒動が再び?(画像は四谷学院公式サイト)
偏差値29の学生でも、北海道大学医学部に合格できる――。大学受験予備校の四谷学院のCMで、低偏差値からの「大逆転劇」のような切り口で紹介されている生徒が、実は全国屈指の名門進学高校「東大寺学園」の出身だった。こんな指摘がツイッターに登場し、「偏差値詐欺みたい」などと炎上状態になっている。
「家庭教師のトライ」で知られるトライグループの公式サイトによると、東大寺学園の偏差値は「74」だ。
■「灘」に次ぐ関西有数の進学校
難関大学に合格した実在の予備校生が登場し、受験にまつわるエピソードを語る四谷学院のテレビCM。10年以上前から同じ形式を続ける「定番CM」の1つだが、2016年2月初旬から放送されている新しいバージョンにネットで批判が集まることになった。
問題のCMでは、15年4月に北海道大学の医学部に合格したという生徒が「偏差値29からのスタートだったんです......」と語り始める。続けて、四谷学院ならば基礎から1つずつ積みあげて勉強できると語り、「偏差値29」でも効率的に学べるとアピール。最終的には、「(四谷学院が)人生のターニングポイントになりました」とまで語っている。
全く勉強のできない学生でも、四谷学院に通うことで成績が急上昇、難関大の医学部に合格を果たした――。そんな「大逆転劇」のように受け取れるこのCMは、これまでも「四谷学院すごすぎ」「ビリギャルより凄い」などとネット上で話題を集めていた。
だが、あるネットユーザーが2016年3月4日、このCMに対して鋭い指摘を寄せた。CMの中で偏差値29と紹介されていた生徒が、実は全国屈指の進学校「東大寺学園」出身だったことを発見。その内容をツイッターへ投稿したことで、翌5日には5000回以上のリツイートを記録するなど大きな注目を集めた。
東大寺学園は偏差値70を超える奈良の名門高校で、15年の進学実績によると卒業生の合わせて3割近くが東大か京大に進学している。関西では「灘」に次ぐといわれる進学校だ。ちなみに、北大医学部の偏差値は大手予備校4校(東進、河合塾、駿台、代ゼミ)の平均で67.3だった。
「嘘は言ってないけどなんか騙された感あるわ」
四谷学院のCMでは彼の「偏差値29」という部分だけが取り上げられ、そうした進学校に在籍していたことには一切触れていない。そのため、ネット上では、
「嘘は言ってないけどなんか騙された感あるわ」
「四谷学院めっちゃ凄いと思ったけど嘘だったんか」
「偏差値72の高校で校内偏差値29の落ちこぼれでもしっかり合格させます!って正直に言えば良かったのに」
といった批判的な声が相次いで上がった。なかには、「偏差値詐欺みたい」「詐欺感ハンパない」と強い語調で非難するユーザーも少なくない。
四谷学院を運営するブレーンバンクはJ-CASTニュースの取材に対し、該当する生徒が東大寺学園出身であることを認めた上で、「偏差値については本人からの聞き取りの中で出てきた数字であり、事実と認識しております」と答えた。
また、今回の騒動から、13年に発売されたノンフィクション小説「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(著・坪田信貴、KADOKAWA)を思い出した人も多いようだ。
この作品は、偏差値30の女子高生が1年半で劇的に学力を上げ慶應義塾大学に合格する様を描いたもので、100万部を超えるベストセラーとなった。だが、実際のところ主人公は「偏差値60を超える県内有数の進学校のなかで、一時的に落ちこぼれていただけであって、元々は優秀な生徒だった」とされ、こうしたことが分かると、ネット上では「題名詐欺」「誇大広告やめろ」などと批判が殺到、いわゆる「炎上状態」になっていた。
ネット上では「ビリギャルと同じオチ」「これで騙される奴はビリギャルが流行った時から何も学んでない」などといった声が上がっている。
2878
:
とはずがたり
:2016/03/08(火) 12:01:11
まんま日本(
>>2841-2842
とか)じゃあねーか。日本のマスコミであるお前が言うなってとこやね(;´Д`)
【経済裏読み】韓国経済低迷は「詰め込み教育」のなれの果て…大学入試後は学力低下の一途
http://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/160307/ecn16030718000016-n1.html
2016.3.7 18:00
韓国経済の低迷が顕著である。2015年の国内総生産(GDP)成長率は前年比2・6%と、3%台の政府目標は未達だった。朴槿恵(パク・クネ)政権は中国経済の失速など外的要因を強調するが、苛烈(かれつ)極まるこの国の「大学入試」や「詰め込み教育」のなれの果てという見方もできる。中高生の学習到達度が世界トップ層なのに、55歳以降の学業能力、学習意欲は経済協力開発機構(OECD)最下位層にまで落ち込む。大学入学時に韓国のエリートがそのピークを迎えているようでは経済成長も心許ない。
「大学入試」がヤマ場という不幸
韓国紙、朝鮮日報(電子版)によると、韓国開発研究院国際政策大学院の李周浩教授(元教育科学技術部長官)が、OECD加盟21カ国などを対象に11〜12年に実施された「国際成人力調査(PIAAC)」の資料と、12年実施の「学習到達度調査(PISA)」の資料を基に、韓国人の学業能力を分析。中学生、高校生の学習到達度は世界トップレベルを誇るが、大学生になった20歳以降は徐々に低下し、35歳からはOECD平均以下に下がり、さらに55歳以降は最下位レベルにまで落ち込むことが分かったという。「大学入試」というヤマ場を越えた後は低下の一途をたどるという現実が浮かび上がる。
具体的には、韓国の学生は06年以降、3回行われたPISAで、数学的応用力と読解力でOECD加盟国のうちいずれも1〜2位を記録している。政府はこれを「韓国教育の成果」とアピールしてきた。
一方でPIAACの得点を年齢別に分析した結果、韓国人は20歳以降、学業能力が相対的に低下し続けていた。高校生では数的思考力(数学)と読解力はそれぞれオランダと日本に次ぐ順位だったが、20歳からは順位が急落し、35〜44歳はOECD平均を下回った。55歳以上は調査対象のOECD21加盟国のうち20位に沈んだ。
ニートのレベルも世界トップ
つまり、韓国人の学業能力ランクは、40年の年月を経てOECDトップレベルから最下位レベルに落ちてしまうわけだ。年齢を重ねるごと、新しいことを学ぼうとする学習意欲、職場内の学習指標ともに乏しくなっていくのである。
ただ、そうした現実の背景に韓国の厳しい就職戦線があることも見逃せない。あまりに極端な学歴社会のため、就職活動も熾烈(しれつ)だ。せっかく猛勉強して一流大学に入っても、思うような職に就けないという若者がわんさかいるのである。
必然的に青年無職者(NEET、ニート)も増えてしまう。韓国紙、中央日報(電子版)は、OECDの調査を引用して韓国のニートの学業能力は2位だと報じた。1位は日本だった。OECDによれば加盟国全体で見るとニートは3900万人に達し、日本と韓国のニートは読解力・数的思考力が「低い水準」に該当する者がそれぞれ3%、5%で、最も少なかったという。
学業能力が高いにもかかわらず、進学や就職、職業訓練をしない、あるいはできない若者が多いという現実。学習意欲を失い、やる気も削(そ)いでしまうことだろう。韓国で自殺者が多いのもうなずける。
低質な大学の増加がもたらす弊害
朝鮮日報は、韓国人の学業能力ランクが年齢を重ねるごとに沈んでいくのは、小中高校での暗記中心の詰め込み教育による学習意欲の低下と、国際的水準に満たない低質な大学の増加が背景にあるという識者の分析を紹介している。
特に1990年代後半以降、韓国で大学が急増したものの、質的な成長を遂げられなかったことを指摘する声が大きいという。韓国開発研究院国際政策大学院の李周浩教授は「上位レベルの大学よりも、相対的に質の低い下位レベルの大学への進学が増え、大学が社会に必要な人材を育てられなかった」と説明する。優秀な若者が入学しても、きちんとした教育を受けられないのである。
このままでは、韓国人の能力が年を取るにつれ低下するという悪循環が続くことは避けられない。政府、大学、さらには企業がこうした現状に真剣に向き合わなければ、経済の低迷は止まらないし、社会のゆがみもひどくなるだろう。努力が報われない社会。ニートの学業能力の順位が韓国を上回った日本に対するメッセージととれなくもない。
2879
:
とはずがたり
:2016/03/08(火) 21:45:43
怒るな働けと云いながら自分は働いてなかったと云うオチかいヽ(`Д´)ノ
嘉悦学園
不正支出5000万円 勤務実態伴わない給与
http://mainichi.jp/articles/20151217/k00/00m/040/167000c
毎日新聞2015年12月17日 07時30分(最終更新 12月17日 07時30分)
東京都江東区で中高一貫の「かえつ有明中・高校」を運営する学校法人・嘉悦学園が、学園創始者のひ孫で理事長の嘉悦克(こく)氏(76)と家族に対し、2012年度からの3年半の間に労働実態の伴わない給与や手当など計5000万円超を不正に支出した疑いのあることが分かった。理事長の息子で常務理事を務める康太氏(44)は取材に対し「一部の支出にガバナンス上の問題が存在する」などと回答している。
文部科学省私学部も問題を把握しており、取材に「会計面で不明朗な支出があり、情報提供などの対応を求めている」という。
毎日新聞が入手した経理資料や学園関係者の話によると、学園は12年4月?15年9月、「特別顧問」の肩書がありながら実際は学園にほとんど勤務していなかった理事長の妻(74)に約3000万円、同じく母=今年11月に96歳で死去=に約1000万円の「給与」を支払っていたという。また、嘉悦理事長に「繁忙手当」などの名目で支払われた計1600万円にも、不明朗な支出決定や二重払いがあった疑いが浮かんでいる。
嘉悦理事長は私的な旅行などに学園費を使っている疑いもあり、学内から不満の声が上がっている。10?11年度には内部規定の上限に相当する約5000万円の退職金を前倒しで受給している。
文科省は9月中旬、関係者からの情報提供を受け、学園側に調査を要請。学園側は第三者委員会を設け、2度にわたって調査結果を回答したが、文科省が「不十分だ」と再調査を求めている。学園側は月内にも3度目の回答をする予定という。
毎日新聞は嘉悦理事長への取材を申し入れたが、常務理事の康太氏が書面で回答し「(調査結果を受けて)再発防止策の策定や責任の所在について検討した上で文科省の判断を仰ぐ。現時点で一部の支出に関し、内部の手続きは経ているものの、規定の不備や決裁プロセスの不透明性といったガバナンス上の問題が存在するものも含まれている、との認識です」としている。
学園は1903年に日本初の女子商業学校として創立。かえつ有明中・高校と嘉悦大学を運営している。【木村敦彦】
【ことば】嘉悦学園
1903(明治36)年、熊本県出身の嘉悦孝(たか)氏が日本で初めて女子を対象として設立した商業学校「私立女子商業学校」が前身。併設・改称などを経て現在は、かえつ有明中・高校と嘉悦大学(東京都小平市)を運営している。学園の校訓は「怒るな働け」。英ケンブリッジ大学内に「嘉悦ケンブリッジ教育文化センター」を設けて提携・協力を進めており、嘉悦克理事長は昨年9月、名誉学位を授与された。
2880
:
とはずがたり
:2016/03/08(火) 21:46:47
嘉悦学園 前理事長らが不適切な支出繰り返す
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160307/k10010434691000.html
3月7日 17時53分
東京都内で大学や中高一貫校を運営する学校法人「嘉悦学園」の前の理事長らが、根拠のない賞与を受け取るなど、5年間で8500万円余りの不適切な支出を繰り返していたことが分かり、学園側は全額返還を求めることにしています。
これは学校法人「嘉悦学園」が7日に記者会見を開いて明らかにしたものです。
それによりますと、前の理事長は、事務局長を務めていた自分の長男に指示し、入試時期の繁忙手当などとして根拠のない賞与を受け取っていたほか、妻を特別顧問とし勤務実態がないにもかかわらず月に80万円の報酬を支出させるなど、不適切な支出を繰り返していたということです。
その金額は去年12月までの5年間に8500万円余りに上るということで、学園側は全額返還を求めることにしています。
問題が発覚したあと、前の理事長らは解任され、7日の会見で、「不適正と指摘された支出については誠意を持って返還します」というコメントを出しました。
嘉悦学園は東京都内で大学や中高一貫校を運営していて、文部科学省や東京都から年間、合わせておよそ6億円の助成金を受けています。
嘉悦学園の佐野陽子理事長は「多額の税金を頂きながらこのような問題を起こし、深くおわび申し上げます。経営の透明化を図り再発防止に努めます」と述べました。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板