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2004年米国大統領選スレ

5551チバQ:2020/01/05(日) 11:21:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200103-00000513-san-n_ame
カストロ前住宅都市開発長官が指名争いから撤退 米大統領選
1/3(金) 16:27配信産経新聞
 【ワシントン=黒瀬悦成】今年11月の米大統領選の民主党候補指名争いに名乗りを上げていたフリアン・カストロ前住宅都市開発長官(45)は2日、選挙戦から撤退すると発表した。

 カストロ氏は指名を争う候補の中で唯一のヒスパニック(中南米系)。南部テキサス州サンアントニオの市長などを経てオバマ前政権で住宅都市開発長官を務め、民主党の「次世代の旗手」とみなされてきた。

 指名争いでは移民政策などでリベラルな主張を展開したが、知名度不足に苦しみ、支持率は1%台にとどまっていた。同氏の撤退で、指名争いに残る候補は14人となった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200103-00000000-mai-n_ame
米大統領選 カストロ氏撤退 民主党候補指名争い
1/3(金) 0:32配信毎日新聞
米大統領選 カストロ氏撤退 民主党候補指名争い
フリアン・カストロ氏=米ニューハンプシャー州マンチェスターで2019年1月16日(AP)
 米大統領選の野党・民主党候補指名争いに立候補していたフリアン・カストロ前住宅都市開発長官(45)が2日、撤退を表明した。メキシコ移民3世として中南米系初の米大統領を目指したが、支持率が伸び悩み、過去2回の候補者テレビ討論会では参加基準を満たせなかった。

 カストロ氏は2日に公表した動画で「(まだ)我々の時代ではないと判断した」と撤退理由を説明。「誰もが輝ける社会を目指す闘いは続ける」などと語った。

 南部テキサス州サンアントニオの市長を経て、オバマ政権下の2014〜17年に同長官を務めた。民主党の新鋭として、16年大統領選では副大統領候補にも取りざたされた。

 カストロ氏の撤退により民主党指名レースの主要候補は14人となった。【ワシントン高本耕太】

5552チバQ:2020/01/05(日) 21:51:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200105-00000023-asahi-int
司令官殺害、トランプ氏が決断するまで 国防総省に衝撃
1/5(日) 19:20配信朝日新聞デジタル
司令官殺害、トランプ氏が決断するまで 国防総省に衝撃
米フロリダ州マイアミで3日、演説するトランプ米大統領=ロイター
 米軍が、イランのイスラム革命防衛隊のソレイマニ司令官(62)を殺害したことをめぐり、米メディアは相次いで、トランプ米大統領が殺害を急に決め、政権内にも驚きが広がった様子を伝えている。「司令官が米国の外交官と軍人を攻撃する計画を進めていたため、防衛措置として攻撃した」というトランプ政権の説明にも疑義が生じている。

 イラクでは数カ月前から、米軍などがロケット弾攻撃を受けており、米側は親イラン派の武装組織が行っていると抗議してきた。昨年12月27日、イラク北部のロケット弾攻撃で米国の民間人1人が死亡、米軍兵士4人が負傷したことで、一気に緊張が高まった。

 ニューヨーク・タイムズによると、この攻撃を受け、米軍幹部らはソレイマニ司令官の殺害を「最も極端な選択肢」としてトランプ氏に提示した。国防総省は歴代大統領に非現実的な選択肢を示すことで、他の選択肢をより受け入れやすくしており、今回もトランプ氏が選ぶことは想定していなかったという。

 実際、トランプ氏は昨年12月28日に殺害計画を拒否し、親イランの武装組織に対する空爆を承認した。だが、数日後に在バグダッド米大使館が親イラン派に襲撃される様子をテレビで見たトランプ氏はいらだち、その後に司令官殺害を決断した。国防総省幹部らは衝撃を受けたという。

5553チバQ:2020/01/06(月) 11:47:49
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/202001/CK2020010302000122.html
<民衆の叫び 世界を覆うデモ>(2)米国 平等 社会主義に夢

2020年1月3日 朝刊


社会主義団体の地元リーダーとしてデモの先頭で気勢を上げるマイケル・エシールカさん(手前)

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 米南部ルイジアナ州の最大都市ニューオーリンズ。昨年十二月の夕暮れ時、市役所の広場に建設作業員ら二十代、三十代を中心に百数十人が集まった。近くで建設中の高層ホテルが崩壊し、作業員三人が死亡した事故を「資本主義の犯罪」と糾弾、市当局や市議会に対策を訴えるデモだ。

 「私たち一人一人のために団結しよう」。若い女性がメガホン代わりに両手を口に当て、先頭で声を上げた。主催した社会主義団体「米国の民主的社会主義者」(DSA)の地元支部代表マイケル・エシールカさん(26)だ。同様のデモは全米各地で相次いでいる。

建設中のホテルが一部崩壊し、作業員3人が死亡した現場=いずれも昨年12月

写真
 トランプ大統領は、政情不安が深刻な南米のベネズエラなどを引き合いに「米国は決して社会主義国にはならない」と警戒感をあおる。ただ、旧ソ連と対峙(たいじ)した冷戦を終えた後に生まれた世代を中心に「社会主義」への抵抗は薄れている。

 米ハミルトン大のモーリス・アイサーマン教授(米国史)は「旧ソ連や冷戦を知らない世代に社会主義は悪霊ではない」と話す。むしろ米国資本主義のひずみを是正する「平等」「公正」の代名詞のようにすら語られる。

 米調査会社ギャラップの世論調査(二〇一八年)によると、十八〜二十九歳で社会主義を肯定的に見る割合は51%に上り、資本主義の45%を上回る。六十五歳以上では60%が資本主義、28%が社会主義というのとは対照的だ。DSAの会員数も五万六千人と、トランプ氏が大統領に就任した三年前の四・五倍に増えた。

 米調査機関ピュー・リサーチ・センターの調べでは、世帯主(二十五〜三十七歳)の学歴で世帯収入を比べると、大卒以上と高卒の格差は一八年に二・一三倍に上り、半世紀前の一・四四倍から拡大。一方で大学の授業料は高騰し、米連邦準備制度理事会によると学費ローンの債務は一九年に一兆五千億ドル(百六十兆円)と十年前の二倍超に。進学せねば高収入を見込めず、進学すれば借金苦にあえぐという八方ふさがりの構図が色濃くなっている。

 エシールカさんもその一人。幼いころに両親が離婚、母子家庭で育ち「ずっと貧しかった」。低所得者向けの食料費補助を受け、高校卒業後は大学進学をあきらめ、親元を離れてワインバーやレストランの店員として働いた。二十キロ以上の食器や食べ物を抱えて階段を上り下りし、休憩時間もなく、客の食べ残しで空腹をしのぐ。それでも収入の半分は家賃に消えた。

 国民皆保険の実現や労働者の権利を主張するDSAを知ったのは、そんな時だ。「利益の追求が労働者の幸せより優先され、底辺の人が搾取される腐った経済の仕組み」に気づいたという。「飲食店員から抜け出すため」大卒の肩書を得ようと、今は働きながら公立大学に通うエシールカさんは「社会主義を知り、道筋が見えた。今は力強い気持ちです」と語る。

 若い世代に経済的な格差や苦境が広がるなか、アイサーマン教授は「資本主義に疑問を持てば、その代わりを探すのは当然」と語った。

 (ニューオーリンズで、赤川肇、写真も)

5554名無しさん:2020/01/06(月) 11:49:29
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/202001/CK2020010502000115.html
「学生ローン重い鎖 車も家も持てない」 アイオワ 民主党員集会を前に

2020年1月5日 朝刊


息子コナー君をひざに抱え、学生ローンについて話すキャリー・レイノルズさん=昨年12月、米中西部アイオワ州コンロイで

写真
 「多額の学生ローンを返済できず、クレジットカードも車も家も持てない。何かあれば、ホームレスになるしかない」

 氷点下八度に下がった米中西部アイオワ州コンロイ。暗く狭いアパートの一室でキャリー・レイノルズさん(30)は、テレビアニメを眺める息子コナー君(2つ)を抱え、訴えた。

 就職を考え、州内の私大に通った。授業料のため借りた学生ローンは五万五千ドル(約六百万円)。卒業後は高校の補助職員として働いたが、産休中の病気で復帰が遅れると解雇された。その後良い仕事は見つからず、同居の婚約者の給与と低所得者向け食料支援でしのぐ生活。ローンは利息で七万ドルに膨らんでいる。

 学生ローンは破産法の規定で通常破産が認められない。「人生をやり直すことができない。学生ローンは足から外せない重い鎖のように感じる」

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 先の見えない中で出会ったのが、二〇二〇年大統領選に向けた集会で地元を訪れた民主党急進左派候補のウォーレン上院議員(70)。「I have a plan(私には解決策がある)」を合言葉に学生ローンの帳消しや大学無償化、公的医療保険の全国民への拡大、保育支援拡充などを提唱。財源は超富裕層への増税で賄うとする。

 「ウォーレンは中間層や低所得者のため戦っている。多くの政治家は私たちに起きていることを知らないが、彼女は知っている」。その言葉は四年前、トランプ氏が「忘れられた人たち」と呼び、支持を求めた中間層の白人労働者たちの声と重なって聞こえた。

 ◇ 

 米大統領選の年が幕を開けた。世界を振り回し続ける共和党現職トランプ大統領が再選を目指す一方、民主党では急進左派への支持が広がる。民主党の候補者争いの初戦となる党員集会が二月三日に開かれるアイオワ州を歩いた。 (アイオワ州で、金杉貴雄、写真も)

5555チバQ:2020/01/06(月) 11:56:35
https://digital.asahi.com/articles/ASN135630N13UHBI00V.html?pn=4
大胆と絶賛、無謀と批判 イラン要人殺害、割れる米政界
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ワシントン=土佐茂生 2020年1月3日20時40分

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写真・図版イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官の殺害に関し、トランプ米大統領はツイッターに星条旗の画像をアップした=トランプ氏のツイッターから

 米軍が、イランの革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害したことを受け、米政界からは賛否が巻き起こった。大統領選がこれから本格化するだけに、与党・共和党は成果として評価し、野党・民主党は軍事衝突の可能性に危機感を示した。

米軍、イラン革命防衛隊幹部を空爆で殺害 高まる緊張感
「疑いなく反撃する」 イラン司令官殺害、米に報復予告
 トランプ米大統領に近い、共和党のリンゼー・グラム上院議員はツイッターで「イランの挑発に対するトランプ大統領の大胆な行動を評価する」「米国のために立ち上がってくれてありがとう」と絶賛。イランへの報復であることを強調した。同党のマルコ・ルビオ上院議員も「イランとの戦争は望まないが、敵対勢力が我々の軍を攻撃した場合、大統領は防衛し、可能であれば防ぐ義務がある」とツイートし、トランプ氏の行動を支持した。

 一方、民主党のナンシー・ペロシ下院議長は声明で「挑発的で過剰な行動を取ることで、米兵や外交官、人々の生命を危険にさらすことは許されない。今夜の空爆は、さらに危険な暴力へとエスカレートする恐れがある」と非難。議会への通告無しに武力行使したことも批判した。

ここから続き
大統領選の候補者らから「非難の声」
 今年11月の大統領選に向け、名乗りを上げている民主党の候補者らも一斉に反応した。ジョー・バイデン前副大統領は「ソレイマニ司令官の死を悼む米国人はいない」としつつ、「トランプ政権は、イランによる将来の攻撃を阻止する目的だと言うが、逆効果だ。トランプ氏はダイナマイトを火薬庫に投げ入れた」と牽制(けんせい)した。

 バーニー・サンダース上院議員も声明で「トランプ氏は終わりなき戦争をやめると約束したが、今回の行動は、我々を別の戦争へと導いている」と批判。エリザベス・ウォーレン上院議員はツイッターで「この無謀な行動はイランとの緊張を高め、より多くの死と新しい中東紛争の可能性を高める」と訴えた。(ワシントン=土佐茂生)

欧州各国からは両国に自制を求める声
 イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官の殺害を受け、欧州各国からは、米国とイランに自制を求める声があがった。英国のラーブ外相は、「さらなる対立は望まない。すべての勢力に緊張緩和を求める」。フランスのドモンシャラン欧州問題担当相も「我々は何よりも安定と緊張緩和を求める」と話し、マクロン大統領が関係国と話し合うことになるとの見通しを示した。

 一方、イランの支援を受けるイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師は3日、米軍の攻撃を「大罪」と非難し、「ソレイマニ司令官の路線は我々が継続する」と述べた。ロイター通信などが伝えた。ナスララ師はソレイマニ司令官らに哀悼の意を示し、「彼らの血が無駄になることはない」と訴えたという。

 イランの支援を受けるシリアのアサド政権も同日、国営通信を通じ、「米国の犯罪的な攻撃を強く非難する。この攻撃は、米国の介入に抵抗する指導者たちの決意をより固めさせるものだ」との声明を出した。

 イランと友好関係にあるロシア外務省は、米国の行動が地域の緊張を高めるとして懸念を表明した。

5556チバQ:2020/01/07(火) 13:23:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200107-00000044-reut-n_ame
米民主党の大統領候補指名争い、滑りだしのアイオワ州は混戦必至
1/7(火) 11:42配信ロイター
米民主党の大統領候補指名争い、滑りだしのアイオワ州は混戦必至
 米民主党の大統領候補指名に至る長い予備選の始まりとなるアイオワ州の党員集会が開かれる2月3日まで、あと数週間となったが、現時点では結果が読めそうにない。写真は1月5日、アイオワ州ダベンポートで撮影(2020年 ロイター/Daniel Acker)
[ダビューク(米アイオワ州) 6日 ロイター] - 米民主党の大統領候補指名に至る長い予備選の始まりとなるアイオワ州の党員集会が開かれる2月3日まで、あと数週間となったが、現時点では結果が読めそうにない。

この党員集会では少なくとも4人、つまりバイデン前副大統領、サンダース上院議員、ウォーレン上院議員、インディアナ州サウスベンド市のブティジェッジ市長のいずれにも勝機がある。もちろん4人とも自分が勝利するか、健闘を見せて候補指名獲得へ弾みをつけられるとそろばんをはじいている。

実際、最新の世論調査で、支持率が伯仲しており態度をまだ決めていない有権者も多いことが判明しているだけに、各陣営それぞれ、期待を持つのも当然だ。昨年第4・四半期の資金調達実績を見れば、彼らは選挙資金も潤沢だ。

5日に公表されたCBSニュース/ユーガブの世論調査によると、バイデン氏とサンダース氏、ブティジェッジ氏の支持率が23%で並び、ウォーレン氏とクロブシャー上院議員がこれを僅差で追っている。

アイオワ州の混戦予想に拍車をさらに掛ける要素として、上院議員の候補はトランプ氏の弾劾裁判のため近くワシントンに戻り、数週間は議会に釘付けとなる可能性が挙げられる。イランと米国の緊張激化で安全保障が争点となり、候補指名争いを不安定化させている面もある。

バイデン氏、サンダース氏、ウォーレン氏は前週末、アイオワ州東部のミシシッピ川沿いの市町村で、クロブシャー氏もその付近で遊説活動を行った。ただ有力候補のうちブティジェッジ氏だけは、やはり早い時期に予備選が開催されるニューハンプシャー州に足を運んでいた。

ダビューク郡の民主党委員長を務めるスティーブン・ドラホザル氏は「依然として驚くほど多くの人が誰に票を入れるか決めていない」と話した。

サンダース氏の集会にいた73歳の男性は、2016年の選挙で同氏を支持したものの、今回はより穏健なブティジェッジ氏に投票することを考えていると明かした。サンダース氏が掲げる全国民加入の医療保険制度が導入されると、民間保険がほとんど姿を消してしまうと懸念しているためだ。

バイデン氏の集会に参加した70歳の男性も迷っていると語り、ブティジェッジ氏を評価しながらもトランプ大統領に勝てるという点でバイデン氏が捨てがたいという。

比較的知名度が低いブティジェッジ氏、クロブシャー氏、ウォーレン氏は、アイオワ州で華々しい勝利を飾る必要があり、初戦の持つ意味は特に大きい。一方、バイデン氏とサンダース氏は相当な知名度があり、今後予備選があるネバダ州やサウスカロライナ州で強固な支持層を確保しているため、今回敗北しても致命傷にはならない。

5557チバQ:2020/01/08(水) 11:31:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200107-00000031-jij-n_ame
撤退のカストロ氏、ウォーレン氏支持 民主党指名争い 米大統領選
1/7(火) 8:19配信時事通信
 【ワシントン時事】米大統領選の民主党候補指名争いで、先週撤退したカストロ前住宅都市開発長官が6日、ウォーレン上院議員への支持を表明した。

 ツイッターに投稿した動画で「米国内のどこに住もうが、一家がどの国から来ようが、成功の機会を確かなものとする候補はウォーレン氏だ」と訴えた。

 リベラル派のウォーレン氏は、支持率で一時首位をうかがう位置につけていたが、このところ失速気味。メキシコ移民3世のカストロ氏からの支持が、中南米系有権者の動向に影響する可能性もある。

5558チバQ:2020/01/08(水) 14:43:00
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/573439/
【あなたの米大統領選】トランプ支持が映す「分断」 米大統領選 データ分析
2020/1/6 11:56 (2020/1/7 12:24 更新)
西日本新聞 国際面 田中 伸幸
 4年に1度の米大統領選が11月3日に行われる。最大の焦点はトランプ大統領の再選がなるかどうか。昨年11月に実施した西日本新聞あなたの特命取材班の通信員アンケートでも「どんな人がトランプ氏を支持しているのか」という根本的な質問が多く寄せられた。そこで米国内の各種世論調査からトランプ氏の支持率を人種や年齢、地域別などで分析すると、米社会が抱える「分断」の現状が浮かび上がってきた。

 トランプ氏の各種調査の平均支持率は2017年1月の大統領就任直後を除き、常に「不支持」が「支持」を上回る。ただ、昨年12月に下院で弾劾訴追されるなど苦しい政権運営が続くにもかかわらず、支持率に大きな変化はなく、4割台を維持している。背景として指摘されるのが熱烈な「岩盤支持層」の存在だ。

 ▼人 種

 その代表格は「白人」。米紙ワシントン・ポストとABCテレビの世論調査によると、白人層の半数がトランプ氏を支持する一方、黒人など非白人層の支持は約2割にとどまる。

 米国では人口に占める白人の割合が減少し、40年代には非白人が白人を上回るとみられる。白人層には少数派に転じることへの懸念のほか「移民の流入で仕事が奪われた」といった不満もくすぶる。移民流入を厳しく規制するトランプ氏への白人の評価は高い。

 一方、トランプ氏の移民政策には人種差別との批判もあり、非白人層の反発は強い。トランプ氏は「黒人やヒスパニック(中南米系)の失業率は改善した」などとアピールするが支持は広がりを欠く。

 ▼男女、年齢

 性別でみると、トランプ氏支持の割合は男性の方が高い。女性スキャンダルの影響に加え、学校での乱射事件が頻発するなど子供の安全に関わる銃規制に消極的で、人工妊娠中絶に反対の姿勢を示していることも、女性からの厳しい評価につながっている。

 年代別では、株価の上昇や低い失業率など堅調な景気を反映し、働き盛りの中高年の支持率は4割を超える。これに対し「大学を出ても好待遇の仕事が少ない」などと不満を抱く若者らの支持は2〜3割で低迷する。

 ▼学歴、信条

 トランプ氏が16年の前回大統領選で勝利した要因として挙げられるのは、格差社会の不満をくみとり「既存政治の打破」を強く訴えた点だ。

 中西部などを中心に製造業の衰退が叫ばれて久しい。トランプ氏は特に地方に多い高卒の白人労働者層を念頭に「政治から見捨てられた人を忘れない」「工場を米国に取り戻す」と訴え、それが中国との貿易戦争にもつながった。こうした公約への期待は今も非大卒を中心に失われていない。

 保守を自認する層の支持は圧倒的だが、リベラル層の支持は1割前後。その傾向は高学歴や若者が多い都市部で支持率が低く、農村部や郊外では支持率が底堅い傾向と通底する。トランプ氏が地球温暖化対策を軽視することも、環境保護志向の強い若い世代の反発を招いている。

 一方でトランプ氏の経済政策は工場閉鎖や農家の自己破産を食い止めるには至っておらず「大企業、富裕層優遇」との指摘も。中低所得層の非支持率が6割を超えるのは、こうした現状への批判と言えそうだ。 (ワシントン田中伸幸)

5559チバQ:2020/01/08(水) 14:43:49
■「選挙人」獲得数で勝敗 鍵握る「揺れる州」 トランプ氏、総得票数少なくても勝利 米大統領選の仕組み

 あな特通信員からは「選挙制度がよく分からない」との質問も寄せられた。米国の大統領選は総得票数で勝敗を決めるのではなく、全米50州と首都ワシントンに割り当てられた計538人の「選挙人」を奪い合い、270人以上を獲得した候補が当選する仕組みだ。

 2016年の前回大統領選で、共和党候補トランプ氏の総得票数は約6300万票。民主党候補クリントン氏より約290万票少なかった。しかしトランプ氏は計30州を制し306人の選挙人を獲得。232人にとどまったクリントン氏を破る番狂わせとなった。

 これは州・地域ごとの得票数が1票でも多かった方がその州・地域の選挙人を全員獲得し、負けた方は0となるからだ(一部を除く)。選挙人の数は人口に応じて配分され、最多はカリフォルニア州の55人、最少は首都ワシントンやアラスカなどの3人。

 今回の大統領選は2月から共和、民主両党の候補を州ごとに選ぶ予備選や党員集会が順次行われる。共和党はトランプ氏の圧勝が確実だ。対する民主党は中道派や左派などが乱立する大混戦。多くの州で予備選が実施される3月3日の「スーパーチューズデー」で誰が抜け出すか注目される。7月に民主党、8月に共和党が党大会を開催し、候補者を正式に決定する。

 大統領選の勝敗の鍵を握るのは選挙ごとに勝者が両党で入れ替わる「揺れる州」だ。今回はラストベルト(さびた工業地帯)と呼ばれる中西部ウィスコンシン州、ミシガン州、東部ペンシルベニア州が最激戦地と目されている。この3州は前回、民主党優位の予想を覆しトランプ氏が制した。 (ワシントン田中伸幸)

5560チバQ:2020/01/08(水) 14:44:28
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/572780/
【あなたの米大統領選】トランプ氏、今も救世主? 米大統領選「揺れる州」ウィスコンシン
2020/1/1 6:00 (2020/1/7 12:26 更新)
西日本新聞 国際面 田中 伸幸
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共和党支部で「すべきことがたくさんある。2020年はものすごく忙しくなる」と語るディトリッチさん=19年12月16日

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中西部の郊外の道路沿いには、トランプ大統領の支持者が2020年11月の選挙日を周知する掲示を始めていた=19年12月16日

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自宅で夫と選挙の行方について語るバールさん(右)。手にするカップや服に付けたバッジには「彼は私の大統領だ」と熱烈に支持するトランプ氏の文字があった=19年12月13日

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トランプ氏に対して駄目なものは駄目と言うべきだと訴えるネリさん=19年12月13日

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共和党支部で「すべきことがたくさんある。2020年はものすごく忙しくなる」と語るディトリッチさん=19年12月16日






 米大統領選は11月3日の本選に向けた候補者選びが2月に始まり、いよいよ本格化する。トランプ大統領の再選には2016年と同様、衰退が叫ばれる地方を抱える中西部での勝利が必須だが支持者の心境は-。西日本新聞あなたの特命取材班に届いた質問に答えようと前回、トランプ氏が番狂わせを演じたウィスコンシン州を訪ねると「救世主」と今も信じる人々がいる一方、失望し離反に傾く人も。「大統領の命運はここで決まる」。激戦の地は覚悟と高揚感で満ちていた。

 最大都市ミルウォーキー郊外にあるウォーキショー郡。氷点下まで冷え込んだ年末の夜、レストランでパーティーが開かれていた。トランプ氏率いる共和党の地元支部の懇親会だった。

 集まった50人余りの多くは選挙活動の電話などをするボランティア。「住民は『株価は史上最高。仕事も増えた』と大喜びだ」とトランプ氏の功績を口々にたたえ、盛り上がった。

 「でも16年の選挙当時、勝てるとは誰も思わなかった」。支部長のテリー・ディトリッチさん(57)は苦笑交じりに述懐する。

 国政、地方を問わず選挙の勝敗が民主党との間で入れ替わる「揺れる州」。ただ、大統領選は12年まで7回連続で共和候補が敗れていた。しかもトランプ氏は“不動産王”として著名とはいえ、政治の素人だった。

 ところが投票日が近づくに連れ集会への参加者が増えた。ラストベルト(さびた工業地帯)に重なる郊外や酪農の盛んな農村が海外勢との競争で打撃を受ける中「米国を再び偉大に」と叫ぶトランプ氏の声は、苦境にあえぐ地方に響いた。

 当選後、トランプ氏は規制緩和や減税といった景気浮揚策を実行に移し、失業率は改善。中国などとの貿易協議も進めた。「次も勝てる」とディトリッチさん。ただ、こうも続けた。「共和党が強いこの郡で票が伸び悩めば厳しくなる」

5561名無しさん:2020/01/08(水) 14:44:41
  ★    ★

 前回、民主候補は優勢と過信したのか、本選前に一度も州を訪れず票を伸ばせなかった。わずか1ポイント弱の差で負けた民主は、候補者を指名する7月の党大会の州内開催を決めるなど、失地回復に躍起だ。

 共和陣営には離反への懸念がある。「株高はうれしいが次も投票するかは分からない。発言が愚かすぎて大嫌い」。無党派層の自営業女性(54)のように、トランプ氏の傍若無人な言動への批判は尽きない。

 不倫問題もあり女性の反発は根深い。最近の議会選や知事選では、トランプ氏を支持した郊外の高学歴の女性や主婦層らが民主支持に回り、共和候補が敗れたとの報告が相次いでいる。

 「民主は確実に票を伸ばす。大統領を嫌う人がいるのも事実。女性対策は重要だ」。ディトリッチさんは既に女性対象の会合を企画するなど、対応に忙しい。前回、郡がトランプ氏当選の原動力になったと自負するだけに緊張感がにじむ。

 大統領選が大接戦になるとの予想は田舎にも広がる。雪深い州北部フォレスト郡の共和党支部長テリー・バールさん(63)もそう。それでも離反が広がるとの見方は強く否定する。

 政治家を泥に見立て「たまった泥をかき出す」と訴え、常にけんか腰のトランプ氏は「閉塞(へいそく)した地方を強く立て直す時代の申し子」に映る。しかも好景気だ。「何で変える必要があるのか。支持は逆に増える」と言い切る。しかし-。

     ★    ★

 「批判された相手をあだ名で中傷するようなことは、大統領がすることではない」。かつてバールさんと同じ党支部の幹部で、トランプ氏に投票した家畜農家のジェニファー・ネリさん(64)は切々と訴える。

 大統領就任後の17年、ネット上で「もっと大統領らしく振る舞うべきだ」と発信すると、党の仲間から「大統領の悪口は一切駄目だ」と非難された。トランプ氏を崇拝するような風潮に嫌気が差し、離党した。

 「それに地方を良くするという約束はどうなったのか」。農機具メーカー勤務の親戚も養豚業の知人も、関税政策などのあおりで収入が減った。日本の「子ども食堂」のような支援活動もしているが「貧しい子は貧しいままだ」と憤る。

 トランプ氏が過去の納税情報の公開を拒否するのも「トランプブランドの名声を傷つけないようにするため」と思えてならない。

 今回は初めて民主候補に投票するつもりだ。その決心を、民主系の政治資金団体が作るテレビCMで近く宣言することにした。「20年は彼に投票しない」と。

 団体から、CMに出演した別の男性が脅迫電話などを受けたと告げられた。それでもネリさんは即答した。「覚悟はできている」

 トランプ氏支持を公言していても怒りを胸に秘め、投票しない人は少なくない-。そう確信している。 (ウィスコンシン州で田中伸幸)

5562チバQ:2020/01/08(水) 16:33:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200108-00000065-jij-n_ame
米世論、対イラン強硬論優勢 7割超が武力反撃支持 ロイター調査
1/8(水) 15:06配信時事通信
 【ワシントン時事】ロイター通信は7日、イランが米軍に先制攻撃を仕掛けた場合の対応で、米国民の7割以上が「軍事力で反撃すべきだ」と回答したとする世論調査結果を公表した。

 米軍によるイラン革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官殺害で現地情勢が緊迫する中、米世論も強硬論が優勢となっている。

 調査は3〜6日、イランによるイラク駐留米軍基地へのミサイル攻撃前、1005人を対象にインターネットを通じて行われた。それによると、イランの軍事攻撃に対し、34%が「軍事標的への空爆による限定的対応」、37%が「地上部隊派遣による全面的対応」をそれぞれ主張。「外交だけの対応」は8%にとどまった。

 今後数年以内にイランとの戦争に至る可能性については、31%が「大いにあり得る」、40%が「ある程度あり得る」と答えた。「大いにあり得る」は、15%だった昨年5月の調査から2倍以上に増えた。

 一方、ロイターが6、7の両日、1115人を対象に実施した調査では、トランプ米大統領の対イラン政策に関して53%が「支持しない」と回答。先月中旬の調査から9ポイント上昇し、事態悪化を招いたトランプ氏への不満が高まっていることも明らかになった。

5563チバQ:2020/01/14(火) 16:21:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200114-00000521-san-n_ame
米大統領選 民主候補争いでブッカー氏ら脱落 残るは12人 バイデン氏が人気トップ維持
1/14(火) 13:38配信産経新聞
 【ワシントン=黒瀬悦成】11月の米大統領選に向けた民主党候補指名争いで、黒人のブッカー上院議員(50)=東部ニュージャージー州選出=が13日、撤退を表明した。10日には女性作家のマリアン・ウィリアムソン氏(67)も撤退を表明。正式に指名争いの火ぶたが切られる中西部アイオワ州の党員集会(2月3日)を前に、同党の候補は依然、12人がひしめく状況となっている。

 リベラル派のブッカー氏は国民皆保険制度の実現や司法制度改革を公約に掲げたが支持率は低迷。今月14日にアイオワ州デモインで開かれる同党の候補者討論会への参加資格も得られなかった。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」がまとめた各種世論調査の全米平均支持率(13日現在)では、バイデン前副大統領(77)が28・3%で首位を維持。以下、サンダース上院議員(78)19・8%、ウォーレン上院議員(70)16%-の順となっている。

 一方、アイオワ州は首位のバイデン氏20・7%にサンダース氏が20・3%で肉薄している。3位は同州に近い中西部インディアナ州のピート・ブティジェッジ前サウスベンド市長(37)で18・7%。これを追うウォーレン氏16%の4人がアイオワ州で接戦を展開しそうだ。

5564チバQ:2020/01/14(火) 16:43:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200114-00000017-jij_afp-int
米大統領選、民主党ブッカー議員が撤退 資金不足で 副大統領候補の可能性も?
1/14(火) 12:43配信AFP=時事
米大統領選、民主党ブッカー議員が撤退 資金不足で 副大統領候補の可能性も?
米大統領選に向け、民主党の候補指名を争っていたコリー・ブッカー上院議員(2019年10月15日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】米大統領選に向けた民主党候補指名争いに名乗りを上げていたコリー・ブッカー(Cory Booker)上院議員(50)は13日、資金不足を理由に選挙戦からの撤退を表明した。


 ニュージャージー州選出のブッカー氏は、上院で予定されているドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の弾劾裁判で陪審員を務めることになっており、「弾劾といった急用ができたことで、当然のことながら首都ワシントンにとどまらざるを得ない」ため、資金集めはさらに難しくなるだろうと述べた。

 ブッカー氏は、刑事司法制度改革や銃規制強化を提唱し民主党支持者から称賛されていた。また高所得層の増税や医療保険制度改革も掲げていた。しかし同氏の選挙運動が勢いを得ることはなく、ここ数か月間の全国規模での支持率は2%程度に低迷していた。

 撤退を表明したブッカー氏には他の民主党候補者らから称賛と感謝の声が殺到。一部のコメンテーターは、同氏が副大統領候補に選ばれる可能性もあると指摘した。

 民主党の大統領候補指名争いは当初、史上最も多様性に富むと称賛されたものの、先月撤退を表明したカマラ・ハリス(Kamala Harris)米上院議員に続きブッカー氏も撤退することで、残る12人の候補者のうち黒人は前米マサチューセッツ州知事のデバル・パトリック(Deval Patrick)氏だけとなった。【翻訳編集】 AFPBB News

5565チバQ:2020/01/16(木) 13:10:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200116-00000516-san-n_ame
米大統領選 民主党、バイデン氏首位も指名争いは接戦模様
1/16(木) 7:08配信産経新聞
米大統領選 民主党、バイデン氏首位も指名争いは接戦模様
 【ワシントン=黒瀬悦成】米大統領選の民主党候補指名争いは、バイデン前副大統領とバーニー・サンダース、エリザベス・ウォーレン両上院議員、ピート・ブティジェッジ前サウスベンド市長の4人を軸に接戦が展開される構図が浮かび上がりつつある。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」がまとめた各種世論調査の全米平均支持率(14日現在)ではバイデン氏が27・2%で首位を維持。以下、サンダース氏19・2%、ウォーレン氏16・6%、ブティジェッッジ氏7・2%-の順となっている。

 バイデン氏が一番人気を保っているのは、「国民皆保険」の実現を唱えるウォーレン氏や、「民主社会主義者」を自称するサンダース氏などの左派系候補ではトランプ大統領に勝てない、とする見方が同党の穏健派支持者の間で広がっているためとみられる。

 ただ、バイデン氏も他候補を突き放すだけの支持を獲得するには至っておらず、党候補指名を確実に得られる保証はない。

 一方、昨年11月24日に出馬を正式表明したマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長(77)は6・2%で5位につけるなど健闘が目立つ。

 ブルームバーグ氏は2月3日にアイオワ州で開かれる党員集会には参加しないものの、2日に南部フロリダ州で開かれる米プロフットボールリーグ(NFL)の年間王者決定戦「スーパーボウル」の1分間のテレビCM枠を約1千万ドル(約10億9960万円)で買い取ったと報じられるなど、豊富な資金力で有権者へのアピールを図る。

 一方、アイオワ州に限れば、首位のバイデン氏20・7%にサンダース氏が20・3%で肉薄。3位のブティジェッジ氏が18・7%、ウォーレン氏16%で、各候補とも初戦のアイオワ州で好結果を出して弾みをつけ、その後の指名争いを有利に進めたい考えだ。

5566チバQ:2020/01/16(木) 13:11:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200115-35148044-cnn-int
民主党の主要6候補、アイオワで討論会 勝者と敗者は
1/15(水) 21:30配信CNN.co.jp
民主党の主要6候補、アイオワで討論会 勝者と敗者は
大統領選で民主党からの指名を目指す有力候補者6人による討論会が行われた
(CNN) 今秋の米大統領選で野党・民主党の候補者指名を目指す有力候補者6人によるテレビ討論会が14日、中西部アイオワ州で開かれた。同州は来月初めに、指名争いの初戦となる党員集会を控えている。CNNのクリス・シリザ編集主幹がこの日の勝者と敗者を分析した。

勝者の1人目として挙げられるのは、インディアナ州サウスベンドのピート・ブダジェッジ前市長だ。6人の中で討論に最も長けていることを証明しただけでなく、開始後30分のうちに自身の能力や堅実さ、知識の深さを見せつけ、軍最高司令官にふさわしいと思わせる従軍経験にも言及した。

トランプ大統領の対イラン政策を力強く批判し、議会が武力行使を承認する手続きを一から見直す必要があると訴えた。

最有力候補の立場にあるにもかかわらず、ほかの候補から攻撃を受ける場面がほとんどなかったことも注目に値する。

2人目の勝者はエリザベス・ウォーレン上院議員だ。檀上の男性4人は過去の選挙で計10回負けているのに対し、女性のエイミー・クロブシャー上院議員と自身は負けたことがないと指摘したのは、今回の討論会で一番の名言だった。

この発言は、「ウォーレン氏のリベラルな政策ではトランプ氏に勝てない」との批判に対する有効な反論にもなっていた。

冒頭の外交をめぐる議論ではやや頼りない印象だったものの、医療保険制度改革では堂々と高い目標を掲げ、現実路線派のジョー・バイデン前副大統領やブダジェッジ氏との差を見せつけた。

3人目の勝者はクロブシャー氏だ。討論会ではバイデン氏以外、あるいはブダジェッジ氏以外の現実路線派を求める有権者らにアピールすることを目指し、その目的を大方達成したといえる。前回ほどの注目は集めなかったものの、自身にとっても満足できるパフォーマンスとなっただろう。

さらにもうひとつの「勝者」として、「政策」も挙げておく。候補者討論会はとかく人格攻撃の応酬に終始し、政策をめぐる議論はなおざりにされがちだ。しかし今回は医療保険制度から子育て、外交政策、気候変動まで多岐にわたる政策が議論され、それぞれの問題に対する各候補の立場がよく把握できた。

一方で敗者の筆頭に挙がるのはバイデン氏だ。討論のうまさで順位をつければ、6人の中で最下位に位置する。要点を忘れたり間違えたりして言い直す場面が目立ち、力強さや自信に欠ける印象を残した。

上院議員時代にイラク戦争への賛成票を投じたことなど、自身の過ちを省みる発言に多くの時間を割いたのも失敗だったと思われる。

ただし、これで指名争いから外れるほどの大失敗とはいえず、レース緒戦の4州で同氏が得ている支持率も大きく落ちることはないだろう。

2人目の敗者となったのはバーニー・サンダース上院議員だ。サンダース氏はかつてウォーレン氏に対し、女性は大統領選に勝てないと語ったとされる問題で批判を浴びている。討論会で「そんなことは言っていない」と発言し、共和党やメディアによるでっち上げだと主張したが、これは説得力に欠け、得策とはいえなかった。

サンダース氏の公約の目玉でもある医療保険制度改革の議論は主にブダジェッジ氏とウォーレン氏の間で展開され、同氏は傍観者の立場に追いやられた形となった。

実業家のトム・ステイヤー氏も振るわなかった。外交分野での資質を強調しようと試みたものの、結局は多くの国を訪れたことがあると主張したにすぎなかった。主要5候補の舌戦に参加することができず、その場に立っているだけという印象だった。

5567チバQ:2020/01/16(木) 13:15:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200115-35148024-cnn-int
ウクライナ疑惑 新証拠を上院へ送付、ジュリアーニ氏と関係者の関与示す
1/15(水) 14:47配信CNN.co.jp
ウクライナ疑惑 新証拠を上院へ送付、ジュリアーニ氏と関係者の関与示す
選挙資金法違反の罪に問われているレブ・パーナス被告。同被告がウクライナ側とやり取りしていた文字メッセージや手書きのメモが新たな証拠として提示された
(CNN) トランプ米大統領が弾劾(だんがい)訴追されたウクライナ疑惑を追及する下院民主党は14日、トランプ氏の顧問弁護士ルディ・ジュリアーニ氏らによるウクライナへの働き掛けを具体的に示した新たな証拠を上院に送付した。

新たな証拠資料は、ジュリアーニ氏の関係者で選挙資金法違反の罪に問われているレブ・パーナス被告が、ウクライナ側とやり取りしていた文字メッセージや手書きのメモ。被告の弁護士が下院情報特別委員会に提出し、同委員会が14日にその一部を公開した。トランプ氏がウクライナに対し、政治的ライバルのバイデン前副大統領とその息子の不正疑惑を捜査するよう圧力をかけた経緯の詳細が記録されている。

パーナス被告はウクライナのゼレンスキー大統領とジュリアーニ氏の会談を設定しようとしたり、同国の政府当局者らと連絡を取ったりしていたことがうかがえる。

パーナス被告がゼレンスキー氏の側近に送ったメッセージの中には、ジュリアーニ氏がゼレンスキー氏に会談を申し入れた書簡の画像が含まれている。ジュリアーニ氏は書簡の中で、5月半ばに30分ほど時間をもらいたいと伝え、トランプ氏もこの要請を承知し同意していると明記していた。

パーナス被告がウクライナ保安局の長官に、バイデン氏と息子による不正疑惑の記事を転送していたことも明らかになった。

同被告が手書きしたとされるメモには、「ゼレンスキーにバイデンの件を捜査すると発表させる」と書かれていた。

駐ウクライナ大使だったヨバノビッチ氏を、パーナス被告らが監視していた記録とみられるメッセージもある。ヨバノビッチ氏はジュリアーニ氏らに批判され、昨年4月に解任された。

トランプ氏の弾劾捜査が始まった当初、パーナス被告は下級の通訳者にすぎないとされていた。だがこうした資料から、同被告がゼレンスキー氏の周辺と直接接触し、ウクライナへの圧力に大きな役割を果たしていたことが判明した。

上院では来週、トランプ氏の弾劾裁判が始まり、下院情報特別委のシフ委員長らが起訴事実を提示する見通し。証拠は事前に提出しておく必要がある。

下院が昨年12月に弾劾決議案を可決した後、今回のように新たに出てきた証拠資料が、裁判で認められるかどうかは不透明だ。

5568チバQ:2020/01/16(木) 13:17:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200115-00000037-jij-n_ame
米上院、戦争権限決議可決も 大統領に制約、共和党から造反
1/15(水) 8:58配信時事通信
米上院、戦争権限決議可決も 大統領に制約、共和党から造反
トランプ米大統領=13日、ルイジアナ州ニューオーリンズ(AFP時事)
 【ワシントン時事】米民主党上院トップのシューマー院内総務は14日、大統領による対イラン軍事攻撃実施に制約を加える決議案について、上院で可決できるとの見通しを示した。

 上院は与党共和党が過半数を占めているが、共和党議員4人が支持を表明。イラン革命防衛隊の司令官殺害をめぐり、議会に詳細な報告を行わないトランプ政権に対する不満の高まりが鮮明になった形だ。

 決議案は、議会が宣戦布告するか軍事力行使を承認しない限り、大統領がイランに対して軍事行動を取ることを制限する内容。民主党のケーン上院議員は、共和党からポール上院議員ら4人が支持に回り、「可決に必要な51票を確保した」と述べた。

5569チバQ:2020/01/17(金) 11:05:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200116-00000053-mai-n_ame

米大統領選、左派に亀裂 ウォーレン氏とサンダース氏が「ウソつき」と口論、マイクが音拾う


1/16(木) 17:58配信

毎日新聞







米大統領選、左派に亀裂 ウォーレン氏とサンダース氏が「ウソつき」と口論、マイクが音拾う


討論会終了後にバーニー・サンダース上院議員(右)に詰め寄るエリザベス・ウォーレン上院議員=米中西部アイオワ州デモインで14日、AP


 「全国中継で私のことウソつきと言ったでしょ」――。14日にあった米大統領選の民主党候補者テレビ討論会で、終了直後にエリザベス・ウォーレン上院議員(70)がバーニー・サンダース上院議員(78)に詰め寄る場面があった。主催者のCNNテレビが15日、報じた。急進左派の2人はこれまで共闘関係にあったが、党の指名争いが近づく中で対立が鮮明になってきた。

 CNNが13日、2018年に両氏が私的に会談した際にサンダース氏が「女性では次の大統領選に勝てない」と発言したと報道。ウォーレン陣営もそれを認める声明を出した。14日の討論会で事実関係を問われるとサンダース氏は「言っていない」と強く否定した。

 討論会終了後に各候補が壇上で健闘をたたえ合うなか、ウォーレン氏は怒った表情でサンダース氏に「私をウソつきと言った」と繰り返した。サンダース氏は「この場ではやめよう。君の方が私をウソつき呼ばわりしているんだ」と応じ、両者は握手をせずにステージを降りた。緊迫したやり取りをCNNの集音マイクが拾っていた。

 共に格差是正や腐敗撲滅を掲げる両氏は主要公約で共通点が多く、個人的にも友人同士。討論会では、一方が批判にさらされると、もう一方が擁護に回る場面も多かった。

 だが、指名争い初戦のアイオワ党員集会を来月に控え、両氏陣営の批判合戦が激しさを増している。【ワシントン高本耕太】

5570チバQ:2020/01/20(月) 20:44:39
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor2001200015.html
上院の弾劾裁判日程、民主党のアイオワ党員集会の行方左右も
2020/01/20 14:19産経新聞

 【ワシントン=黒瀬悦成】21日に本格審理が始まる、ウクライナ疑惑をめぐる米上院の弾劾裁判が米大統領選の民主党候補指名争いの行方に影響する可能性が出てきた。指名争いに名乗りを上げている候補には民主党上院議員4人が含まれているが、裁判に出席している間は選挙運動が制約され、指名争いの初戦となる2月3日の中西部アイオワ州での党員集会に向けた選挙戦で後れを取ることが必至なためだ。

 民主党の指名争いに参戦している上院議員は、バーニー・サンダース、エリザベス・ウォーレン、エーミー・クロブシャー、マイケル・ベネットの4氏。

 このうちサンダース氏とウォーレン氏は、全国支持率1位のバイデン前副大統領、中西部インディアナ州のピート・ブティジェッジ前サウスベンド市長と四つ巴の接戦を展開中だ。

 いずれの候補も初戦のアイオワ州で勝利し、続く全米各州での予備選や党員集会に向けて弾みをつけたいだけに、今後2週間にわたるアイオワでの選挙運動が正念場となる。

 しかし、弾劾裁判で陪審員役を務めるサンダース氏らは、開廷中はワシントンを離れることができない。仮に裁判が共和党の思惑通り2月4日の一般教書演説の前に終結したとしても、同氏らがアイオワで不利となるのは避けられない。

 サンダース氏は16日、ワシントンで記者団に「できればアイオワにいたい」と述べ、焦りをのぞかせた。

 選挙専門家の間では、ペロシ下院議長ら民主党指導部が中道穏健派のバイデン氏を党候補に仕立てたいとの思惑から、左派のサンダース氏やウォーレン氏を追い落とすために弾劾裁判の開始を引き延ばした、との見方が出ている。

 トランプ大統領も17日のツイートで、民主党が2016年の前回大統領選の指名争いでクリントン元国務長官を勝たせるため、党則などを盾にサンダース氏を押さえ込んだことを引き合いに「民主党がまた選挙操作をしている。不公平な手口だが、見ている分には楽しいね」とからかった。

5571チバ!:2020/01/30(木) 23:15:54
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-200126X818.html
サンダース氏、じわり支持拡大=草の根に「変革」訴え―米大統領選
2020/01/26 17:31時事通信

 【デモイン(米アイオワ州)時事】11月の米大統領選に向けた民主党の候補指名争いで、急進左派のサンダース上院議員(78)がじわりと支持を広げている。若者を中心に草の根的な人気を集め、支持率トップのバイデン前副大統領を追走している。

 「本当の変革はトップからは起きない。それは常に草の根の人々から起こるものだ」。25日、中西部アイオワ州デモイン近郊の集会でサンダース氏がこう訴えると、ホールを埋め尽くした聴衆から大歓声が起きた。会場には2時間前から列ができ、数百人が別室で演説を聴いた。

 各種世論調査の平均値によると、25日時点の支持率は22.6%。昨年10月に心臓発作で倒れた際は14%台となったが、その後盛り返し、バイデン氏に7ポイント差に迫る。

 さらに25日公表のニューヨーク・タイムズ紙の世論調査では、指名争い初戦の党員集会が2月3日に開かれるアイオワ州でトップの25%。ブティジェッジ前サウスベンド市長(18%)、バイデン氏(17%)を大きく上回った。

 サンダース氏は党に属さず、アウトサイダーの立場で指名を争う。学生ローン全額免除などの急進的な政策が、穏健派を含め幅広い支持を得られるかは不透明だが、アイオワ州党員集会に続くニューハンプシャー州予備選(2月11日)の序盤戦で連勝し、一気に勢いをつける可能性も出てきた。

 会場にいた高校教師の女性(43)は「彼は他の候補と違い、主張を一切曲げていない。本物という感じがして信頼できる」と期待を示した。

5572チバ!:2020/01/30(木) 23:19:13
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20200123-567-OYT1T50217.html
民主党指名争い、サンダース氏がバイデン氏抜き首位…CNN世論調査
2020/01/23 21:26読売新聞

 【ワシントン=海谷道隆】米CNNテレビによる米大統領選民主党指名争いの全米世論調査で、バーニー・サンダース上院議員(78)が、ジョー・バイデン前副大統領(77)を抜いて首位に立った。初戦となる2月3日のアイオワ州党員集会を前に攻防が激化している。

 サンダース氏の支持率は昨年12月時点より7ポイント増の27%で、バイデン氏は2ポイント減の24%だった。エリザベス・ウォーレン上院議員(70)が14%で3位につけた。サンダース氏は格差是正を訴える急進左派の代表格で、4年前の前回選ではヒラリー・クリントン氏と民主党指名を争った。

5573チバ!:2020/02/02(日) 21:12:57
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-200201X574.html
民主候補、11人に=ディレイニー氏が撤退―米大統領選
2020/02/01 07:44時事通信

 【ワシントン時事】秋の米大統領選に向けた民主党候補指名争いに名乗りを上げていたディレイニー元下院議員(56)が31日、撤退を表明した。指名争い初戦となる2月3日のアイオワ州党員集会を控え、同党の候補者は11人となった。

 穏健派のディレイニー氏は主要候補ではいち早く2017年夏に出馬表明したが、支持率はほぼ0%が続いた。31日の声明で「民主党は非現実的で分裂をもたらす選挙公約をやめ、未来志向の常識的な政党にならなければならない」と述べた。

5574チバ!:2020/02/02(日) 21:35:04
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20200202-00000031-jnn-int
米大統領選の候補者選び、野党・民主党は4人が接戦
2/2(日) 19:09配信TBS News i

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 11月のアメリカ大統領選挙に向けた候補者選びの初戦、アイオワ州の党員集会が3日、行われます。野党・民主党は最新の世論調査で4人が接戦を繰り広げています。

 「これはアメリカの労働者階級が立ち上がり、大きな声で『もう、うんざりだ!』とはっきり伝える活動だ」(サンダース上院議員)

 民主党の候補者指名争いの支持率の平均でアイオワ州でトップにたったサンダース氏。国民皆保険の導入や大企業への増税などを主張する左派で、前回の候補者選びでもクリントン氏と最後まで争いました。強みは若者からの熱烈な支持です。

 「彼は常に他人の権利を支持し、少数派を擁護してきた」(サンダース氏の支持者)
 「彼は政治家の中で最も誠実だ」(サンダース氏の支持者)

 それを追いかけるのがバイデン氏です。オバマ政権では副大統領を8年経験した実績を掲げ、中道派として幅広い層から支持を得ています。

 同じく中道派で支持率3位につけたのが、ブティジェッジ氏です。
 「大統領がすべきことは団結して、成功できるよう後押しすることだ」(ブティジェッジ氏)

 38歳と最も若く、世代交代と経済の構造転換などを訴えています。この3人にウォーレン氏を加えた4人が接戦を繰り広げています。対するトランプ大統領は、共和党の指名獲得が確実な情勢で、再選に向け支持固めを行っています。

 初戦で上位に入った候補者はその後、勢いに乗り選挙戦を有利に進められることから、アイオワでの結果が今後の候補者選びの行方を大きく左右することになります。(02日15:46)

5575チバQ:2020/02/02(日) 21:35:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200202-00000541-san-n_ame
米大統領選 ブルームバーグ氏、圧倒的な資金力で存在感 スーパーボウルでテレビ広告
2/2(日) 21:23配信産経新聞
 【デモイン(アイオワ州)=上塚真由】米大統領選に向けた民主党候補者指名争いで、昨年11月に出馬表明がずれ込んだニューヨーク前市長で大富豪のマイケル・ブルームバーグ氏(77)が支持率を伸ばしている。指名争いの初戦となる3日の中西部アイオワ州の党員集会には参加しないが、2日に行われるアメリカン・フットボールのスーパーボウルでテレビ広告を展開するなど圧倒的な資金力で存在感をアピールする。

 「銃暴力は国家の危機だ。マイケルは銃器のロビー団体を恐れていない」。同氏の陣営がこのほど公表した1分間のテレビ広告は、20歳の息子を銃撃で失ったテキサス州の母親が登場。癒えることのない悲しみを訴え、銃根絶に取り組んできたブルームバーグ氏を紹介する。同氏は声明で、銃問題に関し「私が大統領として取り組む最優先事項となる」と強調した。

 スーパーボウルは毎年1億人ほどが視聴する一大イベントで、米メディアによると、ブルームバーグ氏の広告料は1100万ドル(約12億円)程度に上るという。総資産額が500億ドル以上とされる同氏は、「トランプ打倒」のため自己資産から10億ドルを費やすと表明。他候補を圧倒する資金力で「空中戦」を展開し、支持率は5位だったが、じわじわと上昇し、1月30日公表のロイター通信の調査では3位につけた。

 一方、トランプ大統領もスーパーボウルで30秒のテレビ広告を放映し、失業率の低下など功績をアピールする。スーパーボウルで2人の候補が選挙広告を放映するのは初となるとみられ、「政治を忘れて純粋にスポーツを楽しみたい」と批判の声も上がっている。

5576チバQ:2020/02/03(月) 18:34:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200203-00000545-san-n_ame

米大統領選びは9カ月の長丁場 3日に始まる「予備選・党員集会」解説


2/3(月) 17:59配信

産経新聞



 米大統領選は中西部アイオワ州で3日に開かれる党員集会で正式にスタートし、本選の投票日である11月3日までの9カ月間で次期大統領にふさわしい人物を絞り込んでいく。

 党員集会や11日の東部ニューハンプシャー州を手始めに行われる予備選は、共和、民主両党の本選候補を選ぶ手続きだ。共和党はトランプ大統領の指名獲得が確実視されており、11人がひしめく民主党の候補指名争いに注目が集まる。

 民主党の11人は全米50州と首都ワシントン(コロンビア特別区)などの予備選・党員集会を通じて7月の党全国大会に参加する代議員の獲得数を競う。代議員は州などを代表し、全国大会で指名候補を選ぶ。

 党員集会と予備選のどちらを実施するかは、州によって異なる。

 党員集会は党員同士の議論で最もふさわしい候補を選ぶ。政党が運営する私的な会合の位置づけで、学区など地域社会の単位で会場が設けられる。参加者は支持する候補ごとに集団を作って演説し、他候補の支持者や、まだ支持する候補を決めていない人を勧誘する。最後まで集団に残った支持者の数で各候補が獲得する代議員数が決まる。

 予備選は、党員が本選で自らの思いを代弁してほしい候補者に投票する。州や市の職員が運営にあたる。

 民主党全国大会に参加する代議員は計3979人。6月まで続く予備選・党員集会で過半数の1990人を獲得できれば、その時点で指名はほぼ確実だ。一方、誰も過半数を得られない場合、自由に投票先を決められる特別代議員も参加する投票が全国大会で行われることになる。

 もちろん、指名を獲得する上で、代議員数の多いカリフォルニア(415人)、ニューヨーク(274人)、テキサス(228人)、フロリダ(219人)各州は重要だ。しかしアイオワ(41人)、ニューハンプシャー(24人)両州は代議員数は少ないものの、序盤で選挙戦に弾みをつけられるかに直結するため各候補が重視する。

 全国大会では大統領候補が事前に発表した副大統領候補も正式に指名され、9〜10月の討論会を経て、本選に臨む。本選では全米50州と首都ワシントンに割り当てられた計538人の「大統領選挙人」を取り合い、合計で過半数の270人を得た候補が当選する。(アイオワ州デモイン 平田雄介)

5577チバQ:2020/02/04(火) 18:12:07
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20200204-00000047-jnn-int

米大統領選、初戦の民主党員集会で集計トラブル


2/4(火) 15:42配信

TBS News i





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 アメリカ大統領選挙で野党・民主党の候補者指名争いの初戦が、中西部アイオワ州で行われました。しかし、集計トラブルでいまだ結果が全く発表されず、大混乱となっています。現地からの報告です。

 こちらは世界各国の記者の取材拠点となっているメディアセンターです。本来であればモニターに開票の状況が随時表示されるはずだったのですが、いまだ、まったく表示されていない状況です。

 民主党は、「結果の報告に矛盾が見つかり、正確性を確認している」と文書で発表し、トラブルがあったことを認めました。各候補者の集会に集まった支持者も、まったく票の発表がないまま待ちぼうけの状態となりました。時間ばかりが過ぎるなか、候補者たちは1時間ほど前、午後10時半すぎに支持者の前に相次いで姿を見せ、結果がまったくわからない状態であいさつしました。

 「アイオワ州の民主党は今、結果の集計を行っている。慎重に集計をしてもらいたい。どうやら接戦になりそうだ」(ジョー・バイデン前副大統領)
 「結果が発表されれば、アイオワ州で私たちが勝利したことが分かるはずだ」(サンダース上院議員)

 民主党は「基礎となるデータと紙は無傷で、報告に時間がかかるだけだ」と説明していますが、世界が注目する大統領選に向けた初戦だっただけに、トラブルも世界中に発信される事態となってしまいました。(04日14:50)

5578チバQ:2020/02/04(火) 18:12:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200204-00000013-asahi-int

トランプ氏に誰が勝てる?悩む支持者 大統領選が本格化


2/4(火) 10:18配信

朝日新聞デジタル







トランプ氏に誰が勝てる?悩む支持者 大統領選が本格化


アイオワ州党員集会を前に集会で演説するバイデン前副大統領=1日、同州シーダーラピッズ、鵜飼啓撮影


 11月にある米大統領選に向けて、共和党のトランプ大統領に挑戦する民主党の候補者を選ぶプロセスが現地時間3日(日本時間4日)、アイオワ州の党員集会を皮切りに始まった。民主党内で中道・穏健派と革新系の路線対立も浮き彫りになりつつあるなか、支持者は「誰が勝てる候補か」について悩んでいる。

【特集】トランプ氏に勝てるのは誰? 民主党の候補者を紹介


 「この国には癒やしが必要だ。そのために死に物狂いで働く」。1日、アイオワ州シーダーラピッズで、ジョー・バイデン前副大統領(77)は力を込めた。

 全国的な世論調査の多くで、中道派のバイデン氏は支持率トップを維持するものの、他の候補を突き放すには至っていない。この日は、中学校の体育館に集まった支持者を前に、国をまとめる力を強調した。

 バイデン氏の念頭にあると見られるのは、急進的な主張を掲げるバーニー・サンダース(78)、エリザベス・ウォーレン(70)両上院議員ら、党内の革新系(プログレッシブ)だ。全国世論調査の平均ではサンダース氏が2位、ウォーレン氏が3位に続く。アイオワ州でも、ピート・ブダジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長(38)を含めた4人の混戦が続く。

 候補者選びは数カ月かかるが、最初に党員集会を行うアイオワ州は特に重要とされ、各候補が力を入れる。1月18日、ウォーレン氏は州都デモインの集会で訴えた。「株価、大企業の収益は上がっているが、中流や労働者階級、貧困層にどれだけ恩恵がいっているか。答えはゼロだ。経済の構造的な大転換しかない。この選挙は制御不能に陥った米国を取り返す戦いだ」

 革新系の両氏の目玉政策は、現在の民間医療保険制度を全廃し、公的な国民皆保険に切り替える「メディケア・フォー・オール」だ。10年で30兆ドル(約3300兆円)もかかる財源は、富豪や大企業への課税でまかなうと主張する。

 その理念は民主党でも支持が広がる。アイオワ州エイムズのコンサルタント、アン・キンゼルさん(63)はウォーレン氏を「米国の深い病根にどう立ち向かうか、ずっと考えてきた人。人々は死に物狂いで変化を求めている」と評価する。

 しかし、トランプ氏や共和党は「社会主義」「左翼」とレッテル貼りに余念が無い。大統領選では無党派層や中間層の取り込みがカギで、民主党内には、革新系の政策は「過激で実現不可能」との懸念がある。バイデン氏も公的な国民皆保険の財源は実現不能だとし、副大統領として関わった医療保険改革「オバマケア」の拡充を「今すぐ出来る政策だ」と主張する。

 デモイン郊外に住む理学療法士ダーク・スワンソンさん(57)は「原理主義的で妥協を許さない革新系は、理念が良くても結局は何も達成できない」と危機感を抱く。ウォーレン氏の集会に出席していた学生のイアン・クラインさん(21)は「希望とチェンジをもたらし、人々を鼓舞する候補者が必要だ。でも、共和党と協力して、分断を修復する候補者も必要。絞りきれない」と明かす。

 今回の大統領選で、民主党支持者の多くにとって最も大切なのは、トランプ氏を倒すことだ。それだけに、「好きな候補」よりも「勝てる候補」を優先させる傾向もある。民主党系コンサル会社が昨年行った世論調査では97%が「トランプ氏を倒すことが非常に重要だ」と回答。「ほとんどの政策で賛同できなくても、勝てる候補を望む」と回答した人も38%いた。

5579チバQ:2020/02/04(火) 18:18:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200204-00000566-san-n_ame

米大統領選 アイオワ党員集会、集計結果発表されず大混乱


2/4(火) 18:08配信

産経新聞







米大統領選 アイオワ党員集会、集計結果発表されず大混乱


民主党の党員集会=3日、米中西部アイオワ州デモイン(平田雄介撮影)


 【デモイン(米アイオワ州)=黒瀬悦成】米中西部アイオワ州で3日行われた、大統領候補指名に向けた民主党の党員集会は、当初は開始から約2〜3時間程度で判明する予定だった集計結果が全く公表されず、候補者やメディアの間で動揺が広がった。結果判明は4日にずれ込んだ。

 アイオワ州の民主党支部は3日深夜、「集計データに矛盾があり、確認作業に遅れが生じた」と説明。集計をめぐっては今回からスマートフォンのアプリを使って送信する方式が導入されたことから「アプリの不具合が原因」との見方も出た。ただ、党支部はこれを否定し、ハッキングなどもなかったと強調した。

 各候補は待ちきれなくなり、結果不明のまま「勝利宣言」ならぬ「健闘しました宣言」を発表して11日に予備選が行われる東部ニューハンプシャー州に移動。地元紙を含む新聞各紙も誰が勝者か判然としない紙面を作る羽目となった。

 トランプ大統領の陣営は「史上最もずさんな脱線事故だ。(候補指名)手続きの公平性が疑問視されて当然だ」と酷評する声明を発表した。

5580チバQ:2020/02/04(火) 18:19:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200204-00000564-san-n_ame

米大統領選 激突、サンダースvsバイデン 「打倒・トランプ」では一致


2/4(火) 18:03配信

産経新聞



 米中西部アイオワ州で3日行われた大統領候補指名争いの初戦、民主党党員集会は、接戦を展開する急進左派のサンダース上院議員と穏健派のバイデン前副大統領の激突が注目された。両氏は「打倒・トランプ大統領」に向け、続く11日にある東部ニューハンプシャー州予備選など指名争い序盤での躍進を誓った。(アイオワ州デモイン 上塚真由、黒瀬悦成)

 ■ぶれない政治姿勢

 「われわれは、アイオワでよい結果を出したと強く感じている。きょうはドナルド・トランプの終わりの始まりだ」。3日夜、デモイン市内のホテルで、支持者の前に姿を現したサンダース氏は、満面の笑みで初戦の手応えを語った。

 サンダース氏は「国民皆保険」や公立大学の授業料無償化、学生ローンの全額免除などを主張し、若者の熱狂的支持が目立つ。アイオワでも若者層に支持が広がり、CNNが3日に行った現地調査では、17歳から29歳の48%がサンダース氏に投票すると回答した。

 3日夜の集会に参加した大学生のメラニー・シュナーさん(20)は「他の候補に比べて主張が変わっていない。政策を公約通りに実現するのはサンダース氏だ」と語った。

 サンダース氏のぶれない姿勢は支持者には魅力的に映る一方、穏健派層にどれだけ浸透するかは不透明だ。同氏は「この国はわれわれのためにあって、1%の富裕層のものではない。アイオワのメッセージは全国に届いている」と支持拡大に自信をみせた。

 ニューハンプシャー州は革新派が強い土地柄とされる。サンダース氏は同州で他候補を引き離し、その後の指名争いを有利に展開し得るとの見方も多い。

 ■「勝てる候補」

 バイデン氏は、デモイン市内にあるドレーク大学の講堂にジル夫人と一緒に登場。快活な口調で「いい気分だ」と語り、今後の指名争いで着実に勝利していくことに自信を示した。

 東部ペンシルベニア州の中流家庭の出身で「労働者の味方」を自任するバイデン氏は「労働者と中流層は米国の屋台骨だ。額に汗水たらして働く一般の人たちのために戦う」と強調した。さらに、「米国の民主政治は危機に立たされている。トランプ氏の再選を阻止し、人種や性別、あらゆる社会階層の人々を連帯させていく」と訴えた。

 南スーダン出身の建設会社社員、ジェームズ・アグウェック氏(51)は「米国は世界で指導力を発揮する必要がある。それなのに、トランプ氏は同盟を弱体化させ、米国の安全保障を損ねた。外交分野で実績と経験のあるバイデン氏は、本選で勝つ可能性が最も高い」と語る。

 一方、バイデン氏は公民権運動に熱心に取り組んできたことから、黒人層からの人気が高い。教育コンサルタントのキーミー・ホーキンズ氏(43)は「仮にバイデン氏がニューハンプシャー州でサンダース氏に負けたとしても、29日のサウスカロライナ州予備選で十分に挽回できる」と黒人層の比率が多い同州での勝利に期待を表明した。

5581チバQ:2020/02/04(火) 18:19:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200204-00000560-san-n_ame

米大統領選 党員集会ルポ 「初デートの前に政治的立場を」暮らしと政治が直結


2/4(火) 17:57配信

産経新聞



 米大統領選は3日の中西部アイオワ州党員集会で口火が切られた。州都デモインのビル「キャピタル・スクエア」に民主党が設けた党員集会の会場を訪ねた。

 集会が始まったのは午後7時だったが、各陣営のメンバーは開場時間の6時を待たず、4時すぎに集まって打ち合わせを始めた。

 ウォーレン上院議員(70)の旗を持つゼニックさん(66)は西部ワイオミング州から引っ越してきたばかり。「初めてだから興奮しているわ」。

 受付の準備を手伝うボランティアのスミットさん(31)も、「全米で最初に大統領候補を選べるのはアイオワ人の特権よ」といきいきした表情だ。子どもの頃から両親に連れられて参加してきた「4年に一度のお祭り」だという。開場前に到着した男性(75)はブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長(38)の支持者で「彼は若くて賢い。世代交代すべきだ」と話す。

 党員集会の会長を務めるボスさん(71)が開会を宣言した。参加者は1080人。吹き抜けの1階ロビーに詰めかけた党員の様子を、2階の回廊に陣取る各国メディアが見つめる。

 1回目の支持表明。有力候補のバイデン前副大統領(77)の陣地に集まる人が明らかに少ない。脱落となり、陣営のメンバーの男性が床に座り込んだ。

 早速、他陣営のスタッフがバイデン氏の支持者の勧誘を始めた。事前に「バイデン氏支持」と話していたマレンさん(67)がウォーレン氏の集団に加わった。「セカンド・チョイス(2番目の選択)は女性大統領の誕生」という。

 大規模な会場だが、参加者には顔見知りが多い。党員ばかりとはいえ、人前で政治信条を開陳することに抵抗はないのだろうか。

 婚約者と参加した、膠原病患者のピーターソンさん(27)は「初デートの前に彼の政治的な立場を確認したわ。気にかけてくれる人か分かるから」。2人とも福祉の充実を訴えるサンダース上院議員(78)を支持。暮らしと政治が密接につながっている。

 最終結果の集計前にブティジェッジ氏へのコールが起きた。続いてサンダース氏、最後にウォーレン氏。真剣勝負の最中でもどこか明るいのが米国流だ。

 ボス氏が「接戦のため集計が長引く」と報告すると、ほとんどの参加者が帰っていった。スミットさんは「結果は家で聞くのが合理的」と話した。(デモイン 平田雄介)

5582チバQ:2020/02/04(火) 18:26:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200204-00000078-jij-n_ame

共和党はトランプ氏圧勝 アイオワ州党員集会 米大統領選


2/4(火) 16:29配信

時事通信



 【デモイン時事】米大統領選に向けアイオワ州で3日開かれた共和党の党員集会では、再選を目指すトランプ大統領が順当に勝利を収めた。

 トランプ氏はツイッターに「アイオワで大勝利。ありがとう」と短く投稿した。

 共和党の候補指名争いには、トランプ氏のほかウェルド元マサチューセッツ州知事とウォルシュ元下院議員が名乗りを上げている。米メディアによると、トランプ氏は党員集会で約97%の支持を得て、アイオワ州に割り当てられた全代議員を獲得した。 


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200204-00000548-san-n_ame

米大統領選 トランプ陣営もアイオワで本選さながらの選挙運動 結束強化を図る


2/4(火) 16:18配信

産経新聞



 【デモイン(米アイオワ州)=黒瀬悦成】米中西部アイオワ州では3日、民主党だけでなく共和党も候補指名争いの初戦となる党員集会を行い、再選を目指すトランプ大統領(73)が勝利した。8月の党全国大会での指名は確実視されているが、「トランプ氏は大統領に不適切」と主張して、同党候補2人が対抗馬に名乗りを上げる。トランプ陣営は「党の結束は盤石」と誇示するため、閣僚や下院議員を同州に多数投入し、本選さながらの選挙運動を展開した。

 トランプ陣営は3日、デモイン市内のホテルで記者会見し、アイオワ州での選挙戦は「圧勝だった」と強調した。トランプ氏の次男、エリック氏は「政治資金は順調に集まっている。草の根の支持も強力だ。有権者は、父が偉大な実績を上げていることを理解している」と語った。

 共和党ではトランプ氏のほかに、ビル・ウェルド元マサチューセッツ州知事(74)、ジョー・ウォルシュ元下院議員(58)の2人が全米で選挙運動を展開している。

 ウェルド氏は3日、デモイン市内の喫茶店を訪れ、市民らにトランプ氏の再選を阻止することの重要性を強調。産経新聞の取材に「トランプ氏の外交政策は最低だ。日本などの同盟国を軽視し、世界をより危険にした」と非難した。

 トランプ陣営は、ウェルド氏が指名争いの序盤で少しでも支持を広げた場合、トランプ氏の足元を脅かす「アリの一穴」となりかねないと警戒する。

 トランプ陣営のコリン・ルワンドウスキ元選対本部長は「党を完璧に引き締め、本選でも必ず勝つ」と言明した。

5583チバQ:2020/02/04(火) 18:26:55
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20200204-00431514-fnn-int

“vsトランプ”本命に異変 アメリカ・アイオワ州


2/4(火) 12:28配信

Fuji News Network





フジテレビ

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アメリカ大統領選挙でトランプ大統領の対抗馬となる、野党・民主党の候補者選びがスタートした。

全米の世論調査でリードしているのは、前副大統領のバイデン氏と、候補者のうち、最高齢ながら若者の支持を集めるサンダース上院議員。

これを追うのが、初の女性大統領を目指すウォーレン上院議員と、38歳最年少の候補で、自らの同性婚を公表して注目を集めるブティジェッジ前サウスベンド市長。

アイオワ州のメディアセンターには、全米や世界各地から2,600人以上の報道陣が集結し、「初戦」を誰が制するのか、固唾(かたず)をのんで注目している。

党員集会は、有権者が州内の各会場で議論を経て、候補者を選ぶもので、最新の世論調査では、サンダース氏が23%、バイデン氏が19.3%で、全米レベルで「大本命」と見られているバイデン氏が、こちらでは後塵(こうじん)を拝する展開になっている。

サンダース氏の躍進のわけは、有権者の間で「バイデン氏が初戦のアイオワで力を抜いている」との不満が広がっていることを利用、きめ細かい選挙活動で支持拡大を図っていることにある。

しかし、全国での支持率はバイデン氏が依然トップで、「直接対決でトランプ大統領に勝てる最有力候補」と目されていることから、序盤戦で上位にとどまれば、続くネバダ州やサウスカロライナ州で挽回できるとの見方も出ている。

一方、共和党の候補になることが事実上決まっているトランプ大統領の選挙陣営も、アイオワ州に閣僚や2人の息子を投入する臨戦態勢で、民主党側の盛り上がりを警戒している。

「アイオワを制するものが大統領選を制する」ともいわれる初戦の軍配は、日本時間午後に判明する見通し。

(フジテレビ)

5584チバQ:2020/02/04(火) 18:27:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200204-00000025-asahi-int

大統領選「世界がアイオワを注視」 民主候補選び本格化


2/4(火) 12:00配信

朝日新聞デジタル







大統領選「世界がアイオワを注視」 民主候補選び本格化


党員集会でプラカードを掲げてアピールする、サンダース上院議員の支持者たち=2020年2月3日、アイオワ州デモイン、ランハム裕子撮影


 11月3日に投開票される米大統領選に向け、候補者選びの第一歩となるアイオワ州の党員集会が3日(日本時間4日)、始まった。共和党はトランプ大統領が指名されることが確実な情勢だが、民主党は11人が争う混戦が続く。党員集会では党員たちが「誰が勝てる候補なのか」をめぐり、真剣に議論を交わした。

【特集】トランプ氏に勝てるのは誰? 民主党の候補者を紹介


 3日夕、アイオワ州東部ダビュークの中学校。党員集会の開始2時間前から、会場となる講堂には続々と住民らが入っていった。

 「世界がアイオワを注視している。僕らには大いなる責任がある」。データアナリストのデービッド・マカロイさん(34)は言う。「いまの政治状況は最悪だ。きょうが米国を取り戻すための、第一歩なんだ」

 民主党の党員集会は州内外の学校や図書館など1700カ所余りの会場で開かれた。党員集会の結果によって、各候補者に割り当てられる「代議員」が選ばれる。代議員は夏の全国党大会における州代表となり、大統領候補を正式に指名する役割を果たす。代議員は得票率に応じて配分されるが、1位になる象徴的な意味合いは大きい。

 党員集会は大統領候補を決めるための第一段階だが、有権者が投票箱に票を投じる予備選と異なり、「ご近所さんによる票取り合戦」とも言えるプロセスだ。まず、各候補の代理人が演説し、アピールを行う。いわば「最後のお願い」で、言葉は熱を帯びる。その後、参加者は支持する候補ごとに集団を作る。

 1回目の支持表明で参加者の15%を獲得できなければ、その候補は原則として脱落する。党員集会のポイントはここからで、脱落した候補の支持者は、15分以内に2回目の意思表明を求められる。選択肢は(1)15%以上を獲得した候補を支持する(2)他の脱落候補の支持者と組んで、1人の候補を「復活」させる(3)誰も支持しない――。参加者は互いに説得を試み、1回目と違う順位につながることもある。これが各会場で行われていく。

 アイオワは6月まで「郡」「地区」「州」と対象地域を広くしながら党員集会を開くため時間がかかるとして、1972年に他州より早く開催した。その後、慣例として毎回のように最初に党員集会を開き、大統領選本格スタートの舞台となってきた。

5585チバQ:2020/02/04(火) 18:28:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200204-00000045-jij-n_ame

サンダース氏軸に混戦 アイオワで民主党員集会 指名争い初戦・米大統領選


2/4(火) 10:18配信

時事通信







サンダース氏軸に混戦 アイオワで民主党員集会 指名争い初戦・米大統領選


3日、米アイオワ州デモインの高校で開かれた民主党の党員集会(AFP時事)


 【デモイン(米アイオワ州)時事】米大統領選の民主党候補指名争いの初戦となる中西部アイオワ州党員集会が3日夜(日本時間4日午前)、始まった。

【図解】米大統領選の主な日程

 米メディアの調査によると、急進左派のサンダース上院議員(78)とブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長(38)がトップの支持獲得を激しく競い、穏健派のバイデン前副大統領(77)は伸び悩んでいる。同日中にも大勢が判明する。

 再選を目指す共和党のトランプ大統領への挑戦権を懸け、民主党では11人の候補が争う。州内を対象にした直前の世論調査の平均では、サンダース氏が支持率23.0%でバイデン氏(19.3%)を約4ポイントリード。ブティジェッジ氏が16.8%、ウォーレン上院議員(70)が15.5%で続いている。

 ロイター通信などが行った集会所調査によると、党員集会参加者の6割が「トランプ氏に勝てる候補」かどうかを最も重視すると答え、「政策に共鳴できる候補」の4割を上回った。

5586チバQ:2020/02/05(水) 08:49:49
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200205/k10012273121000.html?utm_int=news_contents_news-main_002

米大統領選 民主党アイオワ党員集会 ブティジェッジ氏がリード

2020年2月5日 8時35分米大統領選



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アメリカ大統領選挙に向けた野党・民主党の候補者選びの幕開けとなるアイオワ州の党員集会で、民主党は4日、集計状況を初めて公表しました。AP通信によりますと、集計率62%でブティジェッジ前サウスベンド市長が26.9%と2位のサンダース上院議員の25.1%をわずかにリードし、全米の支持率で1位のバイデン前副大統領は15.6%で4位となっています。




11月のアメリカ大統領選挙で政権奪還を目指す野党・民主党は3日、中西部アイオワ州で党の候補者選びの幕開けとなる党員集会を開きましたが、集計にアプリを活用した新たなシステムを導入した結果、作業にトラブルが起き、結果の取りまとめが大幅に遅れていました。

これを受けてアイオワ州の民主党は1700の会場で紙に残された手書きの記録を確認する作業を進め、開始から21時間がたった4日午後4時ごろ、日本時間の5日午前7時ごろ、途中の集計状況を公表しました。

AP通信によりますと、集計率62%で、ブティジェッジ前サウスベンド市長が26.9%、サンダース上院議員が25.1%、ウォーレン上院議員が18.3%、バイデン前副大統領が15.6%で、新鋭のブティジェッジ氏が2位のサンダース氏を1.8ポイント、リードしています。

ブティジェッジ氏は候補者の座を争う11人中最年少の38歳で国政の経験はありませんが、初戦のアイオワ州で一気に勢いを得ようと、資金と人員を集中して分厚い選挙戦を展開していました。

一方、集計状況の公表に合わせてアイオワの民主党の代表が会見し、「深く謝罪する」と述べて混乱を謝罪したうえで、アイオワの集計への信頼性に疑念が出ていることを受けて、「最優先事項は正確性であり、このデータは正確だ」と強調しました。

ただ最終的な結果がいつ判明するかは「必要な時間をかける」と述べるにとどめ、見通しは明らかにしませんでした。

5587チバQ:2020/02/05(水) 15:11:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200205-00000504-san-n_ame

穏健派ブティジェッジ氏が首位 民主・アイオワ州党員集会中間集計 米大統領選


2/5(水) 8:37配信

産経新聞



 【カンザスシティー(米中西部ミズーリ州)=上塚真由】米民主党は4日午後、11月の大統領選に向けた候補指名争いの初戦となった中西部アイオワ州党員集会の中間集計結果を発表した。62%の会場を集計した時点で、穏健派のブティジェッジ・中西部インディアナ州サウスベンド前市長(38)が26・9%と首位に立った。

 中間集計結果によると、首位のブティジェッジ氏に対し、急進左派のサンダース上院議員(78)が25・1%と続き、左派のウォーレン上院議員(70)が18・3%、各種世論調査で本命視される中道穏健派のバイデン前副大統領(77)は15・6%の4位となった。今後の集計結果で順位が変わる可能性がある。

 アイオワ州党員集会は3日夜に行われ、同日中に結果が発表される予定だったが、集計作業にトラブルが発生し、翌4日にずれ込む異例の事態となった。同州の民主党支部は、最終結果について「必要な時間をかける」としている。

 ブティジェッジ氏は、民主党の候補指名争いに出馬している11人の中で最年少。同氏は4日、第2戦(11日)の予備選の舞台となるニューハンプシャー州に入り、集会で「アイオワでは多くの地区の結果でわれわれの陣営が首位に立っている」と述べ、勝利に自信をみせた。

 全米50州などで実施される予備選・党員集会は6月まで続き、7月の民主党全国大会で指名を受けた候補が、共和党の指名が確実視されるトランプ大統領と11月3日の本選を戦う。

5588チバQ:2020/02/05(水) 15:33:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200205-00000003-jij_afp-int

米民主党のアイオワ州党員集会、ブティジェッジ氏が首位 暫定結果


2/5(水) 7:20配信

AFP=時事







米民主党のアイオワ州党員集会、ブティジェッジ氏が首位 暫定結果


米アイオワ州の党員集会翌日、ニューハンプシャー州マンチェスターで集会を開いた民主党大統領候補のピート・ブティジェッジ氏(2020年2月4日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News


【AFP=時事】(更新)米大統領選の民主党指名候補選びの初戦、アイオワ州の党員集会の暫定結果が4日(日本時間5日朝)発表された。首位は中道派ピート・ブティジェッジ(Pete Buttigieg)氏、2位は急進左派のバーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員となっている。

【図解】2020年米大統領選、長く厳しい道のり

 全国規模では首位を走る穏健派のジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領は現時点では4位と出遅れた。

 62%の選挙区からの報告が集まった時点で、インディアナ州サウスベンド(South Bend)の市長を務めたブティジェッジ氏は26.9%、サンダース氏は25.1%、エリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren)上院議員は18.3%、バイデン氏は15.6%となっている。

 党員集会が行われてからこの暫定結果が発表されるまでに、約21時間もかかった。

 暫定結果の発表を受けてブティジェッジ氏は4日、遊説先のニューハンプシャー州で、「次にどんなことが起きるにせよ、われわれの選挙運動が、そしてあなた方もその一部であるわれわれのビジョンが、驚くべき勝利を収めたことは事実が示している。これだけは否定できない」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News

5589チバQ:2020/02/06(木) 13:23:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200206-00010003-fnnprimev-int

アイオワ党員集会の結果から見える「本命不在の民主党予備選挙」 バイデンの去就が当面の焦点に


2/6(木) 11:42配信

FNN.jpプライムオンライン







アイオワ党員集会の結果から見える「本命不在の民主党予備選挙」 バイデンの去就が当面の焦点に


(画像)FNN PRIME online


予想外の展開から見えてきたもの

ブティジェッジ氏が予想外のトップ、バイデン氏は屈辱の4位低迷。
それぞれの候補者の支持率=獲得代議員数を競う党員集会なので、順位に注目が集まるのは仕方ない。しかし、民主党の現状や予備選挙の行方を見通すには全く別の分析をしてみるのも面白い。(数字は集計率86%時点のもの)

【図解イラスト】候補者別支持率からわかる分析結果をイラストで描いてみた

リベラルに力強さ:
サンダース氏とウォーレン氏の合計支持率は43.7% 。対して中道のブティジェッジ氏、バイデン氏、クロブシャー氏の合計は54.7%
大都市がなく農村部が広がるアイオワ州は、中道〜保守寄りといわれる。にもかかわらず、リベラル2人VS中道3人は10ポイント差。
リベラルの勢いをひしひしと感じる。

バイデンの弱さが際立つ:
中道の中でバイデン(15.9%)はブティジェッジ(26.7%)とクロブシャー(12.1%)の間に埋没した。前に11ポイント離されたのはショックだが、後ろに4ポイント差に詰め寄られたのも厳しい。全米支持率は高いのにアイオワで沈んだのは、知名度は高いが実際に会ってみたら期待ほどじゃなかったということ。ただし、クロブシャーの地元ミネソタ州はアイオワ州のお隣だし、ブティジェッジのインディアナ州もそんなに離れていない。地縁的親近感も働いたと思われる。

70代の年齢はマイナスじゃない:
サンダース(78歳)、ウォーレン(70歳)、バイデン(77歳)の合計支持率は59.6% 他に有力候補者がいないからだが、トランプ大統領も73歳。今回に限っては70代は弱みにならない。
ただし私個人の印象だが、バイデン氏は年をとったなーと思う。副大統領の頃に比べ、話し方も身のこなしもスローだ。そこをみとがめられて、トランプに“Sleepy Joe”「寝ぼけたジョー(バイデン)」と揶揄されているに違いない。
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2月これからの戦いの見どころ

2月の予備選挙は地理的にも人口構成面もばらけている
予備選挙は最初のアイオワ州が終わっただけだ。残る2月の戦いの見どころはというと;

ニューハンプシャー州予備選(11日)
アメリカ独立時の13州の一つ。
州のモットーは「自由に生きる、さもなくば死を」。
州人口の92%は白人。
独立自尊の気風とされ、選挙戦は典型的な「どぶ板選挙」だ。
サンダース(バーモント州)とウォーレン(マサチューセッツ州)の地元はいずれも隣の州なので知名度は高い。
1992年予備選挙では、アイオワ州で3位に終わったビル・クリントンが、続くニューハンプシャー州で同着1位に近い2位に入り復活。「カムバック・キッド」のニックネームを得て本選挙で大統領に当選した。
今回、アイオワ州で不本意な結果に終わった候補者は「カムバック」をかける。

ネバダ州党員集会(22日)
州人口のうち白人は51%、ヒスパニックが17%を占める。
年間の出生数は白人よりヒスパニックの方が多くなっている。
観光業やその周辺で働く労働者が多く、産業別労組や職域団体が党員集会のキー・プレーヤーに。
副大統領だったバイデンと2016年予備選を戦ったサンダースの知名度が高い。

サウスカロライナ州予備選(29日)
アフリカ系が州人口の27%あまりを占め、オバマ人気が根強い。
正副大統領コンビだったバイデン氏は、オバマ効果による支持率アップを期待したいところだ。

5590チバQ:2020/02/06(木) 13:23:29
バイデン「撤退」あるか・・・?

アイオワでトップを取ったブティジエッジ氏は、2月を通じて勢いを継続できるかどうかが勝負ポイント。

バイデン氏は「復活」に手間取ると「撤退」の可能性が取りざたされることに。

サンダース氏は2016年に予備選挙を最後まで戦い抜いたことが財産になっている。固い支持層を築いているのでどの州でも大負けしそうにないことが強みだ。

【執筆:フジテレビ 解説委員 風間晋】

5591チバQ:2020/02/06(木) 13:24:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200206-00000002-asahi-int

バイデン氏苦戦、あの「新星」が首位に 米民主党員集会


2/6(木) 3:17配信

朝日新聞デジタル







バイデン氏苦戦、あの「新星」が首位に 米民主党員集会


ピート・ブダジェッジ氏=ランハム裕子撮影


 11月の米大統領選に向けて、民主党の候補者選びの第一歩となる、アイオワ州党員集会の結果が4日、一部明らかになった。38歳の「新星」、ピート・ブダジェッジ・前インディアナ州サウスベンド市長がトップに躍り出る一方、全米の世論調査ではトップだったジョー・バイデン前副大統領(77)が苦戦する展開で、「本命不在」の状況が浮かんだ。

【写真】アイオワ州の民主党党員集会の途中結果

 アイオワ州は党員集会が3日に開かれたが、集計トラブルから結果の公表が遅れている。4日深夜に公表した、集計率約71%の結果では州代議員の獲得率はブダジェッジ氏が26・8%でトップとなり、バーニー・サンダース上院議員(78)が25・2%と小差で争っている。それに続くのはエリザベス・ウォーレン上院議員(70)の18・4%で、バイデン氏は15・4%と出遅れている。途中で公表した集計率62%の段階から、傾向は大きく変わっていない。AP通信は「勝者を判断するにはまだ早い」としている。

 今回の民主党の候補者選びでは、バイデン氏やブダジェッジ氏ら「穏健派」と、サンダース氏やウォーレン氏ら「革新派」のどちらがいいか、支持者の間で見解が分かれている。途中経過とはいえ、アイオワ州の「穏健派支持者」の多くは、バイデン氏よりブダジェッジ氏を選んだようだ。

 背景の一つは、世代とみられる。共和党から大統領の座を奪還した過去4人の民主党候補者はケネディ、カーター、クリントン、オバマの各氏。初当選の時は全員が40〜50代前半で、「ホープ(希望)」や「チェンジ(変革)」を訴えた。アイオワ州東部ダビュークの党員集会に参加したデニス・フランクさん(70)はブダジェッジ氏を支持した理由について「年寄りの白人候補が出る選挙戦にはこりごりだ。新しい、若者の力が求められている時代だ」と述べた。

 ただ、レースは始まったばかり。候補者たちは既に、11日に予備選が行われるニューハンプシャー州で選挙活動を行っている。

 人口10万人ほどの市長を務めた行政経験しかなく、知名度が低いブダジェッジ氏はこれまで重点的にアイオワ州で選挙運動を行ってきただけに、他州でも勢いを維持できるかが課題だ。4日の集会では「次に何が起きるか分からないが、驚くべき勝利を収めたことは否定できない事実だ」と述べた。
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朝日新聞社

5592チバQ:2020/02/06(木) 13:41:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200206-00000018-asahi-int

米共和党重鎮、一人きりの有罪表明 弾劾裁判で肩震わせ


2/6(木) 12:00配信

朝日新聞デジタル







米共和党重鎮、一人きりの有罪表明 弾劾裁判で肩震わせ


共和党のロムニー上院議員


 トランプ米大統領に対する米上院の弾劾(だんがい)裁判で5日、与党・共和党のミット・ロムニー議員(72)が「権力の乱用」について「有罪」と判断をした。共和党から有罪としたのは1人だけだが、ロムニー氏は2012年の大統領選で共和党候補となった重鎮だけに、波紋を広げている。弾劾裁判で、大統領と同じ党に所属する上院議員が有罪と判断したのは初めて。

【徹底解説】きっかけは内部告発 1からわかる、トランプ氏弾劾訴追

 議員たちが評決に入る約2時間前、ロムニー氏は上院本会議場で意見を表明した。「私は信心深い。信仰こそが自分が自分であるための中心にある」と語ると約10秒間、言葉に詰まり、肩がわずかに震えた。

 そして「憲法が上院議員に答えを出すよう課した重大な問題は、大統領の行為が、『重大な罪または軽罪』にあたるほどひどいものかどうかだ。イエス。彼はやった」と続け、トランプ氏の行為は罷免(ひめん)に相当すると明言した。

 弾劾裁判では、トランプ氏が今年の大統領選でライバルとなる可能性がある民主党のバイデン前副大統領に打撃を与えようと、ウクライナに対してバイデン氏に関する疑惑を調査するよう求めたことの是非が問われた。トランプ氏はこれまで、自分の行為は「何も悪くない」と主張している。

 これに対し、ロムニー氏は「大統領の目的は、個人的であり政治的だ。大統領には、国民の信頼を明確に裏切った罪がある」と批判した。評決でも、ロムニー氏は「権力の乱用」について有罪を投じた。一方、下院の弾劾調査に協力しなかったことをめぐる「議会の妨害」については「無罪」とした。
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朝日新聞社

5593チバQ:2020/02/06(木) 13:43:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200206-00000010-jij-n_ame

ブティジェッジ氏、小差でリード 96%集計、アイオワ民主党員集会 米大統領選


2/6(木) 6:53配信

時事通信







ブティジェッジ氏、小差でリード 96%集計、アイオワ民主党員集会 米大統領選


米大統領選の民主党候補指名を争うブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長(左)とサンダース上院議員(AFP時事)


 【ワシントン時事】米民主党は5日、大統領選の党候補指名争いの初戦アイオワ州党員集会の最新の集計結果を発表した。

 CNNテレビによると、96%の集計時点で、ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長(38)が各地区の代議員獲得率26.4%で首位を維持。2番手のサンダース上院議員(78)は25.7%で2人の差は0.7ポイントに縮まった。

 3位以下は、ウォーレン上院議員(70)が18.3%、バイデン前副大統領(77)が15.8%、クロブシャー上院議員(59)が12.2%で順位に変動はなかった。

5594チバQ:2020/02/06(木) 18:58:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200206-00000561-san-n_ame

米大統領選の民主党指名争い初戦 ブティジェッジ、サンダース両氏が大接戦


2/6(木) 17:31配信

産経新聞



 【ワシントン=平田雄介】11月3日の米大統領選に向けた野党・民主党の候補指名争いの初戦、アイオワ州党員集会の集計作業は5日も続いた。集計率97%の時点で、中西部インディアナ州のブティジェッジ前サウスベンド市長(38)が26・2パーセント、サンダース上院議員(78)が26・1パーセントと0・1ポイントの僅差で首位を争う展開となった。11日の第2戦ニューハンプシャー州予備選へ向け両氏が勢いづいている。

 党員集会は3日夜に開かれた。システムトラブルで手作業での集計が続き、結果判明が遅れている。

 アイオワ州民主党の中間発表では、3位にウォーレン上院議員(70)、4位にバイデン前副大統領(77)、5位にクロブシャー上院議員(59)。6位以下は大差がついた。

 全国世論調査で支持率トップのバイデン氏は5日、市政経験しかないブティジェッジ氏を選ぶのは「危うい」と主張。「民主社会主義者」を自称するサンダース氏では本選を勝てないと示唆し、巻き返しに出た。

 上院のトランプ大統領弾劾裁判が終了し、陪審員役を務めた上院議員の3候補もニューハンプシャーへ向かう。予備選を控えた7日の党討論会に向け、各陣営の活動が熱を帯びる。

5595チバQ:2020/02/07(金) 10:19:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200206-00000117-jij-n_ame

米共和、造反1人にとどまる トランプ氏が忠誠求め圧力 弾劾裁判


2/6(木) 20:33配信

時事通信







米共和、造反1人にとどまる トランプ氏が忠誠求め圧力 弾劾裁判


米共和党のロムニー上院議員=4日、ワシントン(AFP時事)


 【ワシントン時事】トランプ米大統領のウクライナ疑惑をめぐる弾劾裁判で、上院共和党は5日、ロムニー議員を除く52人が無罪に投票した。

 トランプ氏が党内に忠誠を求め圧力を加える中、造反は1人にとどまり、「結束」の強さを見せつけた。

 ロムニー氏は5日、議会での演説で、トランプ氏の行為を「痛ましいほどの誤り」と非難。「国家から課された義務を果たすため、最大限のことをしたと子や孫に伝えたい」と語った。

 ただ、ロムニー氏は党内で異色の存在だ。有名な資産家で大統領選の出馬経験があり、トランプ氏とは対立関係にある。1月末に上院で採決されたボルトン前大統領補佐官らの証人尋問でも賛成に回った。

 一方、トランプ氏は共和党への支配を強め、同党支持者の9割から支持されていると言われる。もし議員が有罪に投票すれば「次の選挙で選挙区の大半の有権者から見捨てられるか、予備選の対抗馬をぶつけられる」(専門家)と指摘され、デメリットは大きい。昨年12月の下院の弾劾訴追決議には、共和党議員全員が反対した。

 さらにトランプ氏の場合、忠誠を強く求め、逆らう議員にはツイッター攻撃を容赦しない問題が加わる。トランプ氏は、ロムニー氏の造反を受けた6日未明、「聖人ぶって私を攻撃するのと同じエネルギーを選挙で使っていたら大統領選に勝てたのではないか」と、早速攻撃を始めた。

5596チバQ:2020/02/12(水) 10:27:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200212-00000036-jij-n_ame

民主指名争い第2戦、開票始まる 米ニューハンプシャー州 大統領選


2/12(水) 9:26配信

時事通信







民主指名争い第2戦、開票始まる 米ニューハンプシャー州 大統領選


11日、米ニューハンプシャー州チチェスターで、民主党予備選の票を投じる住民ら(EPA時事)


 【マンチェスター(米ニューハンプシャー州)時事】米大統領選の民主党候補指名争い第2戦のニューハンプシャー州予備選の開票が11日夜(日本時間12日午前)、始まった。

 直前の世論調査では急進左派のサンダース上院議員(78)がリードし、初戦で躍進した最若手の穏健派、ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長(38)が追っている。

 大勢は11日深夜(日本時間12日昼)にも判明する見通し。3日の初戦アイオワ州党員集会は集計トラブルから結果が確定しておらず、第2戦に勝利した候補者は、今後の指名争いで大きな勢いを得ることになりそうだ。

5597チバQ:2020/02/12(水) 15:36:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200212-00050113-yom-int

[米大統領選2020]サンダース氏、ニューハンプシャー州の予備選制す


2/12(水) 13:44配信

読売新聞オンライン




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[米大統領選2020]サンダース氏、ニューハンプシャー州の予備選制す


11日、米ニューハンプシャー州で、予備選に投票する人々(ロイター)





[米大統領選2020]サンダース氏、ニューハンプシャー州の予備選制す





 【コンコード(米ニューハンプシャー州)=橋本潤也】米大統領選の民主党指名候補争いで第2戦となるニューハンプシャー州の予備選は11日夜(日本時間12日午前)、投票が締め切られ、開票が始まった。米CNNテレビなど主要米メディアは左派のバーニー・サンダース上院議員(78)が、中道派のピート・ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長(38)を僅差で破ったと報じた。初戦のアイオワ州に続き、両氏が幅広い有権者の支持を得た形だ。

 米CNNテレビの11日午後11時15分(日本時間12日午後1時15分)現在の集計(開票率88%)によると、サンダース氏が得票率26・0%で首位に立っている。ブティジェッジ氏が24・3%と僅差で2位。エーミー・クロブシャー上院議員(59)が19・8%で3位につけた。エリザベス・ウォーレン上院議員(70)は9・4%、ジョー・バイデン前副大統領(77)は8・4%と、いずれも苦しい戦いとなった。

 サンダース氏にとっては、自らの地盤であるバーモント州に隣接するニューハンプシャー州は、長年の支持者も多い準地元州といえる。2016年大統領選の予備選でもヒラリー・クリントン氏を大差で破った。学生ローンの負債免除などの急進的な改革に対し、若者中心に熱狂的な支持が集まった。

 ブティジェッジ氏は富裕層からの寄付や経験不足が批判されたが、アイオワ州に続き、ニューハンプシャー州でも躍進し、今後の選挙戦に勢いがつきそうだ。

 苦戦が予想されたバイデン氏は投票終了に先立ち、ニューハンプシャー州を離れ、29日に予備選が行われる南部サウスカロライナ州に向かった。自らの支持基盤である黒人の人口が多いサウスカロライナ州で挽回を図る狙いとみられる。

 ニューハンプシャー州は、米北東部のニューイングランド地方にあり、北はカナダと接する。白人が9割以上と圧倒的多数を占める。無党派層の有権者が民主、共和いずれかの党の予備選に投票することができる仕組みのため、無党派層の動向が選挙戦のカギを握る。

5598チバQ:2020/02/12(水) 15:37:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200212-00000530-san-n_ame

米大統領選 民主党指名争い第2戦 ニューハンプシャー州予備選はサンダース氏勝利


2/12(水) 13:35配信

産経新聞



 【マンチェスター(米ニューハンプシャー州)=黒瀬悦成】11日実施された米大統領選の民主党候補指名争いの第2戦となる東部ニューハンプシャー州予備選は、急進左派のサンダース上院議員(78)が小差で勝利した。米主要メディアが伝えた。初戦の中西部アイオワ州党員集会でサンダース氏とほぼ互角の戦いを展開した中道穏健派のブティジェッジ前サウスベンド市長(38)は2位につけた。

 また、同州予備選の直前に支持が急伸したクロブシャー上院議員(59)は3位に食い込み、今後の選挙戦への展望を開いた。

 サンダース氏は11日深夜、同州マンチェスターで勝利演説を行い、「今回の勝利はドナルド・トランプの終わりの始まりを意味する」と述べ、トランプ大統領の再選阻止を誓った。

 指名争い初戦のアイオワ州党員集会(3日)は集計トラブルで結果が確定していない。サンダース氏とブティジェッジ氏が前回に引き続き互角に近い戦いを展開したことで、指名争いは序盤から混戦模様が色濃くなってきた。

 一方、初戦で大きくつまずいたバイデン前副大統領(77)は5位に終わり、今後への不安が強まった。左派のウォーレン上院議員(70)も4位にとどまり、サンダース氏との「左派対決」で劣勢に陥った。

 この日の結果を受け、支持率が低迷していたベネット上院議員(55)と実業家のアンドリュー・ヤン氏(45)が指名争いから撤退。残る候補は9人となった。

 ニューハンプシャー州の代議員数は24人。

 一方、共和党の予備選も同時に行われ、現職のトランプ大統領が圧勝した。

5599チバQ:2020/02/12(水) 15:37:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200212-00000040-jij-n_ame

台湾系ヤン氏ら2人撤退へ 民主候補9人に 米大統領選


2/12(水) 10:53配信

時事通信







台湾系ヤン氏ら2人撤退へ 民主候補9人に 米大統領選


米大統領選の民主党候補指名を争っていたアンドルー・ヤン氏=1月28日、アイオワ州(AFP時事)


 【ワシントン時事】米各メディアは11日、大統領選に向けた民主党の候補指名争いに名乗りを上げていた台湾系実業家アンドルー・ヤン氏(45)が、撤退を決めたと報じた。

 また、マイケル・ベネット上院議員(55)も撤退の意向を示した。

 両氏とも世論調査の支持率が5%に届かず、3日に行われた初戦のアイオワ州党員集会でも代議員を獲得できなかったとされる。2人の撤退により、指名レースに残る候補は9人となる。

 ヤン氏は最低所得保障制度の創設などを掲げ、米国初のアジア系大統領を目指していた。ロイター通信によると、支持者に「(撤退は)スタートラインだ。われわれの選挙運動は米国に根源的な何かを呼び覚ました」と語った。

 党内穏健派のベネット氏は、人工知能(AI)を活用した経済活性化などを提唱。昨年4月に前立腺がんを公表し手術を受けていた。

5600チバQ:2020/02/12(水) 16:16:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200212-00000535-san-n_ame

米大統領選 民主穏健派、サンダース氏に危機感 「左派ではトランプに勝てない」


2/12(水) 14:18配信

産経新聞



 【マンチェスター(米ニューハンプシャー州)=黒瀬悦成】米大統領選の民主党指名争いの第2戦となる東部ニューハンプシャー州予備選は、急進左派のサンダース上院議員が小差で勝利したものの、中道穏健派のブティジェッジ前サウスベンド市長が肉薄した。序盤の指名争いは両候補に加え、3位につけた穏健派のクロブシャー上院議員を加えた3人を軸に展開される公算が大きくなってきた。

 サンダース氏のニューハンプシャー州での勝利を後押ししたのは、格差解消や医療保険制度改革などの大幅な「変革」を求める若者や低所得者層らだ。

 米メディアが実施した合同出口調査によると、18〜29歳の民主党支持者の53%がサンダース氏に投票した。また、同氏に投票した31%が「医療保険」を、35%が「収入格差」を候補者選びの際に最重要視する政策上の懸案に挙げた。

 また、自身を「非常にリベラル」と位置付ける同党支持者の48%、「どちらかといえばリベラル」の26%がサンダース氏に投票。「民主社会主義者」を自称するサンダース氏は同じ左派のウォーレン上院議員を退け、党内左派の広範な支持を確保しつつある。

 しかし、調査会社ギャラップが11日発表した全国世論調査では「社会主義者の大統領候補に投票しない」との回答が53%に上った。「投票する」は45%。また、当選に向け支持獲得に不可欠な無党派層の45%が「投票しない」としており、サンダース氏が本選に進んだとしても苦戦を強いられるのは避けられない。

 実際、民主党の中道穏健派は、サンダース氏が本選候補に指名されればトランプ大統領に敗れる恐れが強い上、大統領選と同時に行われる上下両院選にも悪影響が出かねないとして危機感を募らせつつある。

 下院民主党の中道派議連の代表を務めるブリンディシ議員はニューヨーク州の地元紙に10日、「サンダース氏が本選候補になっても支持しない」と明言した。

 党の中道穏健派は今後、第3戦の西部ネバダ州党員集会(2月22日)以降の指名争いでブティジェッジ氏またはクロブシャー氏の躍進に期待をかける。

 ただ、3月からは穏健派のブルームバーグ前ニューヨーク市長(77)が予備選と党員集会に本格参戦してくる。このため、穏健派支持者の票が分散し、結果としてサンダース氏に有利な展開となる可能性も排除できない。

5601チバQ:2020/02/13(木) 08:47:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200212-00000602-san-n_ame

米大統領選 民主党支持層に亀裂 急進左派と穏健派


2/12(水) 19:31配信

産経新聞



 【マンチェスター(米ニューハンプシャー州)=平田雄介】米大統領選の民主党候補指名争いの第2戦、東部ニューハンプシャー州予備選で支持者に話を聞くと、急進左派と穏健派の間だけでなく、穏健派内の亀裂も深まっていた。

 勝利宣言した急進左派のサンダース上院議員(78)がマンチェスターで開いた集会の会場では、11日午後5時ごろからニット帽をかぶり、コートを着込んだ人が列を作った。

 先頭で並んでいたクレイさん(42)はサンダース氏なら11月の本選でトランプ米大統領を破ることができると信じ、ボランティアで戸別訪問など草の根の選挙活動を行っている。

 「誰も私のことを気にかけてくれない。国民皆保険の導入を訴える彼だけが気にかけてくれるの」

 クレイさんは、涙ぐみながらサンダース氏と一緒に撮った写真を周囲に見せる。マッサージ師や清掃など複数の仕事を掛け持ちし、生活は苦しい。医療保険にも入れていない。

 サンダース氏のライバルで、躍進する中道穏健派のブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長(38)について聞かれると、「民間の医療保険を活用する考えだから大企業の味方。富裕層の献金も受けている」と語気を強めた。

 若者はサンダース氏が唱える国民皆保険、富裕層増税、大学無償化といった格差対策を熱狂的に支持するが、その矛先は富裕層に生ぬるいという理由で党内の穏健派にも向けられる。

 ブティジェッジ氏は「民主党員だけでなく、無党派層や共和党支持者も取り込んで米社会に一体感をもたらす」と語る。トランプ氏に勝利するには国民の糾合が必要と考えるからだ。

 しかし、本命視されながら緒戦2州で苦戦した穏健派、バイデン前副大統領(77)の支持者は、若々しく精力的に活動するブティジェッジ氏の登場に危機感を抱く。州北部の過疎の村に住むカールさん(73)はブティジェッジ氏を「いくら優秀でも市政経験だけでは不十分。バイデン氏の副大統領として外交を学ぶべきだ」と批判した。

 ニューハンプシャー州で3位に付けた穏健派のクロブシャー上院議員(59)は米社会に横たわる「分断」の解消を期待される。作家のクーマンさん(38)はバイデン氏からクロブシャー氏に支持を変えた。「超党派で100本を超える議案を成立させた彼女なら溝を埋められるかも」と期待したからだ。

5602チバQ:2020/02/13(木) 09:27:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200213-00000007-jij-n_ame

米大統領選、パトリック氏が撤退表明 民主指名争い、候補8人に


2/13(木) 6:56配信

時事通信



 【ワシントン時事】米大統領選に向けた民主党の候補指名争いで、デバル・パトリック前マサチューセッツ州知事(63)が12日、撤退を表明した。

 前日のニューハンプシャー州予備選で代議員を獲得できなかったことを受け、声明で「次のラウンドへ進む風を起こせなかった」として選挙運動の中止を宣言した。

 サンダース上院議員が勝利を収めた11日の予備選後、台湾系起業家のアンドルー・ヤン氏(45)とマイケル・ベネット上院議員(55)が相次いで選挙運動の中止を表明。パトリック氏の撤退で、指名レースに残る候補は8人となった。

5603チバQ:2020/02/13(木) 09:51:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200213-00000016-jij-n_ame

急進派サンダース氏に警戒感 大増税と規制強化 米大統領選


2/13(木) 7:11配信

時事通信



 【ワシントン時事】秋の米大統領選に向けた野党民主党の候補者指名争い第2戦の東部ニューハンプシャー州予備選挙で、急進左派のサンダース上院議員(78)が接戦の末、中道派の最若手ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長(38)を下して勝利した。

 サンダース氏は格差是正を掲げて富裕層や大企業への増税を提唱。「反ビジネス」色が最も強く、民間の自由な経済活動が損なわれるとの懸念が台頭している。

 米投資調査会社の推計によると、国民皆保険制度の導入を目指すサンダース氏の政策実現に必要な増税額は10年間で約28兆ドル(約3075兆円)。「トランプ減税」を撤廃して連邦法人税率を35%へ戻すほか、富裕層に対して新たな課税を導入する。一方、政府の財政負担は他候補を圧倒。北欧諸国に匹敵する世界有数の「大きな政府」となる。

 銀行と証券業務を分離する「グラス・スティーガル法」復活、金融街の投機取引税、環境汚染につながるシェールガス採掘法や石炭輸出入の禁止―。訴える政策構想には規制強化がずらりと並び、議会を経ずに「大統領令」で強行するリスクもくすぶる。中国に対する制裁関税を支持しており、幅広い業種の株価に下落圧力がかかりそうだ。

 「未検証の大規模な実験は絶対にするべきではない」。民主党のオバマ前大統領の首席経済顧問を務めたサマーズ元財務長官は、サンダース氏の提案を「空想」と切り捨てた。経済界は「誰よりも踏み込んだ『革命家』」(ドイツ銀行のストラテジスト)と警戒する。アイオワ州の初戦に続いて第2戦も左派と中道派が接戦を繰り広げたため、先行き不透明な状況が続きそうだ。

5604チバQ:2020/02/13(木) 09:52:27
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200213-00330132-toyo-bus_all

アメリカ大統領選、大荒れニューハンプシャー


2/13(木) 8:01配信

東洋経済オンライン







アメリカ大統領選、大荒れニューハンプシャー


ニューハンプシャー州の民主党予備選では左派的な主張をしているサンダース候補が勝利(写真:REUTERS/Rick Wilking)


 「アイオワ州はトウモロコシをピック(収穫)する。ニューハンプシャー州は大統領をピック(選定)する」、ジョン・スヌヌ元ニューハンプシャー州知事はこのように大統領選における同州の重要性をアピールしている。

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 2月11日、民主党予備選でニューハンプシャー州民が最も多くピックしたのはバーニー・サンダース候補(78歳)で得票率26%、2位にはピート・ブティジェッジ候補(38歳)が同24%で入った。サプライズで、3位と先頭集団に入ったのが、穏健派のエイミー・クロブシャー候補(59歳)で20%の得票率だった。本命とされてきたジョー・バイデン候補(77歳)は5位で得票率8%と失速した(いずれも開票率96%時点)。
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 ニューハンプシャー州はプロのスポーツチームがなく、大統領選がそれに替わる州民の一大イベントともいわれる。ニューハンプシャー州で生まれ育った筆者の友人は、幼い頃から地域や学校の活動を通じて予備選を手伝い、同州に頻繁に足を運ぶ大統領候補を身近に感じていたという。政治意識の高い州民からなるニューハンプシャー州の予備選をメディアも大きく取り上げ、その後、全国で繰り広げられる選挙戦を方向づけてきた歴史がある。
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■「序盤戦の歴史」は繰り返すのか、今回は違うのか

 1972年にアイオワ州が民主党員集会を全国で最初に開催するようになって以降、アイオワ州とニューハンプシャー州の2つの州が、大統領候補をふるいにかけ、上位に入らなかった候補者を撤退に追い込む役割を担ってきた。歴代の民主党あるいは共和党の公認候補は、いずれも2つの州の予備選で1位または2位にランクインしている。1976年以降に実施されたニューハンプシャー州民主党予備選計9回のうち5回は同州勝者が、残り4回では2位の候補が、その後の党大会で民主党公認候補に指名されている。
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 民主党予備選の誓約代議員数は2州合計しても全国の2%も満たないが、その重要性を軽視した選挙戦略を組んだ候補は失敗してきた。

 2008年共和党予備選でルディ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長は序盤戦4州での選挙活動をないがしろにし、代議員数がより大きいフロリダ州に焦点をあててキャンペーンを展開した。だが、序盤戦から数週間後のフロリダ州予備選で、ジュリアーニ氏は序盤での苦戦から立ち直れず撤退に追い込まれた。2020年民主党予備選では、長期にわたり全米支持率でトップを維持していたバイデン候補もアイオワで4位、ニューハンプシャーで5位と苦戦している。


 序盤戦2州の結果が重要であった歴史が2020年大統領選でも繰り返されれば、7月指名の民主党公認候補はサンダース候補とブティジェッジ候補のいずれかに絞られることになる。クロブシャー候補、バイデン候補、エリザベス・ウォーレン候補(70歳)、そしてまだ予備選に参戦さえしていないマイケル・ブルームバーグ候補(77歳)はいずれも撤退の運命にあるのだろうか。

 しかし、今回はこの歴史が繰り返されない可能性も大いにあるとみられている。サンダース候補とブティジェッジ候補は、いずれも本選では不安が残るというのがその理由で、今後、マイノリティが多い州での戦いでほかの候補が挽回する余地もある。また、序盤戦の順位以上に重視されるのが事前予想との比較で、サプライズで3位に入ったクロブシャー候補は今後の予備選でも注目を集めそうだ。
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 予備選は多種競技にたとえられることもある。2月初旬〜3月初旬にかけて行われる序盤4州での戦いとスーパーチューズデーは、陸上競技の5種競技(ペンタスロン)に似ているといわれる。

 初戦アイオワ州党員集会(2月3日実施)は熱意のある支持者が党員集会に集まるため、候補がどれだけ組織力を保持しているかを競う。次ぐニューハンプシャー州予備選(2月11日実施)は開放型予備選であることから、共和党および民主党の支持層を上回る数の無党派層の支持確保を競う。そして3つめのネバダ州党員集会(2月22日)は組織力に加えてヒスパニック系の支持確保を競う。4つめのサウスカロライナ州予備選(2月29日)では黒人の支持確保を競う。そして14州で同日実施のスーパーチューズデーでは、広範囲の民主党支持者にどれだけリーチできるかを競う。

5605チバQ:2020/02/13(木) 09:52:49
■「絶望的」の烙印が押されたバイデン氏

 バイデン候補は序盤戦の2州で勝てず、支持率ではトップを維持する月末のサウスカロライナ州予備選勝利で、挽回を狙っている。2月11日、ニューハンプシャー州予備選の集計が終わる前に、サウスカロライナ州に向けて飛び立った異例の行為も、それを象徴したものだ。サウスカロライナ州は窮地に陥っているバイデン候補にとり、命綱だ。

 だが、今や予備選でのバイデン氏の勝利は絶望的といえる。首都ワシントンで選挙分析で知られる政治アナリストのチャーリー・クック氏は、バイデン氏をすでに「ゾンビ候補」と称し、もはや勝ち目がないとの烙印を押している。


 苦戦したニューハンプシャー州予備選からサウスカロライナ州予備選までは、18日もあり、その間、ネバダ州党員集会そしてテレビ討論会が2回開催される。「勝てる候補」を売りにしてきたバイデン候補は序盤の2戦で信頼を失ったため、南部黒人票といった「ファイアウォール(防火壁)」も今や崩壊寸前だ。バイデン候補はネバダ州党員集会で上位につけ、翌週のサウスカロライナ州予備選で圧勝しなければ復活できないと思われるが、その可能性は遠のいている。ただ、選挙資金が続く限りは、予備選に残る可能性がある。
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 民主党予備選は今後、左派レーンと穏健派レーンの2つで争われる見通しだ。左派レーンはサンダース候補でほぼ固まった。主張の近いウォーレン候補はニューハンプシャー州で4位と、先頭集団に大差を付けられたからだ。今後、リベラル派のウォーレン支持者はサンダース支持にシフトすることが想定される。

 一方、穏健派レーンにはバイデンの急失速で新たな空間が生まれた。そこにはブティジェッジ候補とクロブシャー候補が食い込んだ。だが、ブティジェッジ候補はいまだに黒人からの支持がほとんど得られておらず、このままでは月末のサウスカロライナ州予備選で大敗し、その直後のスーパーチューズデーで失速するリスクもある。ブティジェッジ候補は地元サウスベンド市で黒人警察官トップの解雇や白人警察官が黒人男性を射殺した事件への対応などをめぐって、黒人からは批判を受けている。
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 しかし、ワシントンポスト紙の最新世論調査によると、クロブシャー候補への黒人からの支持もゼロ。ブティジェッジ候補の2%すら下回る。彼女も黒人問題ではスキャンダルを抱える。地元ミネソタ州の検察官であったころに無実の黒人青年に終身刑を科したと非難されており、地元黒人指導者らが現在、選挙活動の中止を求めている。また、知名度が低く、今後、予備選が行われる州での選挙キャンペーンも手薄であると懸念されている。

5606チバQ:2020/02/13(木) 09:53:01

■ワイルドカードはブルームバーグ氏

 こうした状況の中、3月3日のスーパーチューズデーから参戦予定のブルームバーグ氏が資金力そして大量の選挙スタッフを投じて、台頭する可能性が注目されている。つまり、5種目目から参加して追い上げを図り、スーパーチューズデー以降の選挙戦で大逆転する離れ業を狙っているのだが、民主党予備選で誰も大幅にリードしない状況が続けば、その戦略は功を奏するかもしれない。

 ブルームバーグ氏は穏健派レーンですでにバイデン支持の切り崩しを始めている。ブルームバーグ氏の黒人からの支持率は全国平均で上昇傾向にある。しかし、ニューヨーク市長時代の2015年に、黒人やヒスパニック系を標的にした警察官による取り締まりを擁護している講演の音声を、2月11日にサンダース陣営が公開。拡大してきた黒人による支持が止まり、今後、批判が広がるリスクがある。また民主党内で反富裕層の感情が高まっていることも、ブルームバーグ氏にはマイナスだ。
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 ブティジェッジ、クロブシャー、バイデン、そしてブルームバーグと候補の混み合う穏健派レーンは誰もが支持拡大で問題を抱えている。穏健派レーンで選ばれた候補で民主党支持者が団結しなければ、左派レーンを率いるサンダース氏が恩恵を享受することになる。

 アメリカ政治では大統領を国民が選ぶ際に「民主党支持者は(候補者に)恋に落ち、共和党支持者は共に並ぶ(Democrats fall in love, Republicans fall in line)」と言われている。これまで大統領選の本選を制してきた民主党候補は、ジミー・カーター大統領(1976年大統領選)、ビル・クリントン大統領(1992年)、バラック・オバマ大統領(2008年)など、いずれも、ワシントンを破壊しようとするアウトサイダーで民主党支持者が恋に落ちた結果であった。初当選時には、いずれも対抗馬よりワシントンでの経験は浅かったか、あるいはまったくなかった。

5607チバQ:2020/02/13(木) 11:08:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200212-00000137-kyodonews-int

米民主指名、非主流2候補好発進 重鎮バイデン氏は瀬戸際


2/12(水) 19:30配信

共同通信







米民主指名、非主流2候補好発進 重鎮バイデン氏は瀬戸際


11日、米東部ニューハンプシャー州マンチェスターで、集会に出席する民主党サンダース上院議員。予備選に勝利した(ゲッティ=共同)


 【マンチェスター(米ニューハンプシャー州)共同】11月の米大統領選でトランプ大統領(73)と対決する民主党の候補指名争いは11日、序盤2戦を終え、左派サンダース上院議員(78)と中道若手の前インディアナ州サウスベンド市長ブティジェッジ氏(38)の非主流派2候補が好スタートを切った。第3戦となる22日の西部ネバダ州党員集会が試金石となる。本命視された主流派の党重鎮バイデン前副大統領(77)は序盤で振るわず、瀬戸際に立たされた。

 第4戦の29日の南部サウスカロライナ州予備選を含め、非白人層に支持を広げられるかどうかが鍵を握る。

5608チバQ:2020/02/16(日) 22:15:05
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor2002140025.html
【米大統領選】民主序盤優位の2氏 非白人票の獲得が至上課題
2020/02/14 16:09産経新聞

 【ワシントン=黒瀬悦成】米大統領選の民主党候補指名争い序盤で健闘しているブティジェッジ前サウスベンド市長とクロブシャー上院議員が、中南米系や黒人といった人種的少数派の支持獲得という課題に直面している。第3戦の西部ネバダ州党員集会(22日)は中南米系票、続く南部サウスカロライナ州予備選(29日)は黒人票の行方が勝敗を分けるとされる。非白人有権者の間での知名度が非常に低い両候補にとって、両州で結果を残せなければ、急失速する事態にも陥りかねない。

 ブティジェッジとクロブシャー氏は13日夜、ラスベガス市内で開かれた有力中南米市民団体「統一ラテンアメリカ系市民連盟」(LULAC)の会合に出席し、出席者らに支持を訴えた。スペイン語を話せるブティジェッジ氏は、英語とスペイン語で司会者の質問に答えるなどして聴衆へのアピールを図った。

 ともに中西部出身の中道穏健派である両氏は、指名争いの初戦、アイオワ州党員集会と続くニューハンプシャー州予備選の突破を至上課題としてきたため、非白人有権者向けの選挙活動まで手が回っていない。

 また、ブティジェッジ氏とクロブシャー氏のそれぞれの出身州であるインディアナとミネソタは白人が人口の8割以上を占め、両氏は中南米系や黒人の地位向上に向けた政策にほとんど取り組んでこなかった。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」がまとめたネバダ州での平均支持率では、首位のバイデン前副大統領が21%、サンダース上院議員が17・5%なのに対し、ブティジェッジ氏は7%、クロブシャー氏は3%にとどまる。

 また、キニピアック大が10日発表した世論調査によると、黒人有権者の間でのブティジェッジ氏の支持率は4%、クロブシャー氏に至っては0%だった。

 3月3日に全米14州などで一斉に予備選・党員集会が実施される「スーパーチューズデー」では、国内でも最大規模の中南米系人口を抱えるカリフォルニア州とテキサス州でも予備選が行われる。他州でも、広範な層の有権者から支持を得られなければ勝利はおぼつかない。

 ネバダとサウスカロライナでの結果は、ブティジェッジ氏とクロブシャー氏がスーパーチューズデー以降の指名争いで躍進できるかどうかを占う重要な試金石となりそうだ。

5609チバQ:2020/02/16(日) 22:20:50
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-200215X049.html
第3戦、サンダース氏勢い=ブティジェッジ氏は浸透遅れ―米大統領選・世論調査
2020/02/15 09:38時事通信

 【ワシントン時事】米大統領選の民主党候補指名争いの第3戦となる西部ネバダ州党員集会が22日、開かれる。地元紙ラスベガス・レビュージャーナルが14日発表した世論調査によると、第2戦を僅差で制した急進左派のサンダース上院議員に勢いがある。

 同紙は第2戦のニューハンプシャー州予備選があった11日から13日にかけて調査を実施。サンダース氏は支持率トップの25%で、ネバダ州でこれまで首位だったバイデン前副大統領(18%)を上回った。

 初戦、第2戦で躍進したブティジェッジ前サウスベンド市長は浸透が遅れ、クロブシャー上院議員とともに5位タイの10%。3位はウォーレン上院議員(13%)、4位は慈善活動家ステイヤー氏(11%)だった。

5610チバQ:2020/02/16(日) 22:35:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200216-00000015-asahi-int
「ゲイが大統領になる国でない」民主新星への発言に波紋
2/16(日) 12:00配信朝日新聞デジタル
「ゲイが大統領になる国でない」民主新星への発言に波紋
4日にあった一般教書演説の途中で、トランプ大統領の妻のメラニアさんから「大統領自由勲章」を贈られるラッシュ・リンボー氏=AP
 米大統領選に向けた民主党の候補者争いで、同性愛を公表しているピート・ブティジェッジ前サウスベンド市長(38)の支持が伸びるなか、トランプ大統領に近いラジオ司会者が、「米国はまだ、ゲイが大統領に当選できる国ではない」と発言し、波紋を広げている。発言に対しては民主、共和の両党から批判が出ているが、トランプ氏の周辺が今後もこうした攻撃をする可能性はある。

 発言をしたのは、トランプ氏の熱心な支持者として知られるラッシュ・リンボー氏(69)。12日、自らの番組でブティジェッジ氏の名を挙げ、「討論会のステージで、男の中の男、トランプ氏の隣で夫にキスをする男はどう見える?」などと語り、民主党の支持者が敬遠するのではないか、と推測。「米国はまだ、ゲイが大統領に当選できる国ではない」と述べた。

 リンボー氏の発言を受けて、ブティジェッジ氏と候補者指名を争うジョー・バイデン前副大統領は「(トランプ)政権の堕落の一端だ」と批判。共和党の重鎮、リンゼー・グラム上院議員もAP通信に、「米国の現状を見誤っている。この国は、性的指向を理由に、資格がないとみなすようなことはしない」と否定的な意見を語った。

 2年前に同性婚をしたブティジェッジ氏は、コメントを公表していない。ただ、13日の集会では、「私は、結婚にも夫にも誇りを持っている」と話した。

朝日新聞社

5611チバQ:2020/02/17(月) 08:54:44
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200216-00034137-bunshun-int

「出会い系で同性婚」「マッキンゼー出身」「アフガン従軍」民主党の新星ブティジェッジはトランプと戦えるか?


2/16(日) 6:00配信

文春オンライン







「出会い系で同性婚」「マッキンゼー出身」「アフガン従軍」民主党の新星ブティジェッジはトランプと戦えるか?


ブティジェッジはどこまで支持を広げられるか ©AFLO


 民主党出身のアメリカ大統領には共通する3要素がある。それは、若いこと、エリート中のエリートの学歴と経歴を持ち合わせていること、そして演説がうまいことだ。オバマ大統領も、クリントン大統領も、ケネディ大統領もこの3つを持ち合わせている。

【画像】同性婚した夫のチャスティン氏と壇上で見つめ合うブティジェッジ氏

 今回の大統領選挙でも、この条件にぴったり合う候補者が1人いる。それが、38歳のピーター・ブティジェッジである。

 アイオワ州の民主党予備選挙では、下馬評1位だったバーニー・サンダース(78)を押さえて1位。ニューハンプシャー州でも、サンダースに僅差で負けはしたものの2位につけ、一時は支持率でトップを走ったエリザベス・ウォーレン(70)を獲得率で3倍近く引き離した。
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「目を瞑って聞くとオバマのようだ」

 38歳という若さに加え、スマートな経歴とよどみない爽やかな演説で指名争いのトップグループに駆け上ってきたブティジェッジ。彼はどんな人物なのか。

 ブティジェッジは、ハーバード大を優秀な成績で卒業後、アメリカでもっとも優秀な学生が手にすると言われるローズ奨学金に選ばれ、英オックスフォード大学に留学する。ローズ奨学金はクリントン大統領も手にしているが、全米で選ばれるのは約30人。在学生が選ばれた大学は、その学生のために大学主催で盛大なパーティをするほど栄誉のある賞である。

 その後、ブティジェッジは、エリート集団のコンサルティング大手マッキンゼーで働く。趣味のピアノの腕前はプロ並みで、複数の語学も堪能だ。父親の母国語であるマルタ語をはじめ、ヨーロッパの言葉はほとんど話せると言われている。

 よどみない演説は、ハーバード大の先輩であるオバマ大統領を彷彿させる。「目を瞑って聞くとオバマ大統領のようだ」とインタビューで語る支持者もいるほどだ。ちなみに、クリントン大統領もオバマ大統領も、ブティジェッジと同じように、とても勝てるとは思えない位置から予備選の演説で支持者の心を掴んできた。

 今回の大統領選で名乗りを上げるまで、ブティジェッジは、インディアナ州の人口10万人ほどのサウスベンド市の市長をつとめる無名の政治家であった。

 そのため立候補当時、各メディアは共通して困ったことがあった。名字の発音の仕方がわからなかったのである。

 若者に一番人気のあるテレビ番組「デイリー・ショー」では、大統領選を伝えるキャスターやコメンテーターが、ブティジェッジの発音に困る動画を集めて特集を組んでいたほどだ。この番組は大学生の政治知識になっていると言われるほどの人気番組だ。

 徐々に注目を集めると、この番組で「ブティジェッジって誰?」という特集ビデオが作られた。そして、最後に司会者のトレーバー・ノアはこう語った。

「いくら探しても悪いところがないんだ! 完璧なんだ」

5612チバQ:2020/02/17(月) 08:55:06
ネットでパートナーと出会う

 彼の経歴を見ると、エリート街道を苦労なく歩いてきたようにみえるが、そうとも言い切れない部分がある。

 ブティジェッジは、ゲイであることを公表している。2019年4月に立候補宣言した時も、テレビ討論会に出た時も、同性婚をしたチャスティンが一緒にいた。会場ではハグし、キスもしあう。

 しかし、同性愛者であることを公表したのは2015年。ここに来るまでの道は容易ではなかったことが窺える。

「ニューヨークタイムズ」に掲載されたハーバード時代の同級生のインタビューによれば、当時はハーバードといえども、まだゲイ反対の空気が強かったという。そんな中、ブティジェッジは「男らしさ」に対して努力していた。例えば、低い声で演説する練習をしていたという。ガールフレンドがいたこともある。ブティジェッジによると、自分がゲイだと確信した20代の時から、ゲイであることがわかると自分が夢見る将来がなくなる、という恐怖を感じながら、もがいていたという。

 大統領選の中でも、難しい立場に置かれることもある。今年2月3日、アイオワ州の民主党予備選挙の際には、「ピート市長がゲイだとは知らなかった。私の票を返して欲しい」と語気を強める女性の姿が報じられて話題になった。対応した民主党のスタッフが「あなたは彼の政策が気に入って投票したんでしょ。ゲイかどうかなんか関係ないんじゃないの」と諌めた言葉も全米のニュースを駆け巡った。アメリカでは、宗教的な背景もあって同性愛は敏感な話題なのだ。

 最近では、映画だけではなくテレビドラマにも、同性婚の設定が出てくるようになった。それでも、アメリカの大統領が同性婚を認めたのはオバマ大統領の再選の大統領選時(2012年)で、ほんの8年前。その際もオバマ大統領は悩みに悩み、自分で演説原稿を書いたエピソードが知られている。

 1982年生まれのブティジェッジにとっても、カミングアウトは容易なものではなかったのだろう。政治的野心を持つ彼は、カミングアウトした上で有権者から「パーフェクト」と言われるために、それ以外の経歴を追求してきたかのようにも見える。

 その一つが、軍の経験だ。ブティジェッジは2009年に予備役に登録。2010年インディアナ州の財務長官に立候補して共和党候補に破れて落選するが、翌年にサウスベンド市長に29歳の若さで当選、1期目の任期中の2014年に7カ月の休みを取ってアフガニスタンに従軍する。ここでの経験から覚悟を決め、2015年に満を持してカミングアウトし、2018年に同性婚することになる。

 夫となるチャスティンと出会ったのは、出会い系アプリ「Hinge」だ。ブティジェッジがプロポーズをし、チャスティンはブティジェッジの名字を名乗るようになる。2019年5月には、2人は夫婦として「タイム」誌の表紙を飾っている。いま、ブティジェッジが演説をし、そして夫と抱き合いキスする姿や一緒にインタビューを受ける姿を見ると、今が一番彼にとって安らかな時間なのだろうな、と思えてしまう。彼の人生は、今始まったばかりとも言えるのだ。

5613チバQ:2020/02/17(月) 08:55:21
若者からの支持は低迷

 ブティジェッジは今後、支持を広げられるのだろうか。

 白人男性の有権者には、基本的に共和党が強い。民主党内では、若者、女性、人種・宗教といったマイノリティ票の獲得が重要になる。

 民主党の大統領候補のトップ4の候補者は、ブティジェッジ以外は、サンダースも、バイデン(77)も、ウォーレンも70歳代。コメディ・ショーでは、この3人の討論会でのやり取りは、物忘れする年寄りの茶飲み話として茶化されている。

 だが、21世紀になってから成人した「ミレニアル世代」の人気は、自らを「社会主義者」と言うサンダースが一番だ。この世代の旗手として知られる、史上最年少の女性下院議員、アレクサンドリア・オカシオ゠コルテスは、サンダースへの支持を公言し選挙イベントに帯同する。

 特に、若者には「大学授業料フリー」と声高に叫ぶ演説が圧倒的に支持されている。アメリカでは、大学生1人に年1000万円の教育費がかかると言われており、大学を卒業するときにはほとんどの学生が教育ローンを背負っている。中学校の卒業式で「この学校のシナモンパイは美味しい、フリーにすべき!」とサンダースを真似する演説動画が全米で話題になるほど、サンダースの演説は子供にまで理解されている。

 一方のブティジェッジは、ミレニアル世代からの支持は低く、どちらかというと、有権者の年齢を上がるほど支持が高くなる傾向がある。ミレニアル世代から見ると、エリートすぎて友達になりにくい「先生のお気に入り」のような存在と認識されてしまっているようだ。

 今回のニューハンプシャーの予備選挙で、ブティジェッジのライバルとして頭角を表したのは女性候補の1人、59歳のエイミー・クロブシャーだ。3期目の上院議員だが、ニューハンプシャー州の予備選挙の直前のテレビ討論会でディベート力を見せつけ、注目が集まっている。政策は、ブティジェッジと同じ現実的な中道派である。

5614チバQ:2020/02/17(月) 08:55:32

LGBTQグループはブティジェッジをどう見るのか

 最後に、ゲイをカミングアウトしているブティジェッジに対する、LGBTQグループの思いを紹介しよう。

 LGBTQグループの胸中は複雑だ。彼らにインタビューすると、カミングアウトした人が大統領候補の一角に入っていることに驚き、そして喜んでいる。だが、それを表現してはいけないのではないか、と思っている人も少なくない。カミングアウトしていない人にとっては、彼を支持していると自分自身のこともバレてしまうのではないか、という不安もあるという。

 ブティジェッジの政策は、社会主義者を自認するサンダースやウォーレンに比べると、マイノリティにそれほど優しいものではない。だが、ブティジェッジが政策について語らなくても、ゲイという背景から「マイノリティにとっては気持ちをわかってくれる人」という思いに繋がっている部分もあるだろう。

 ブティジェッジが序盤から順調なのは、12月までの世論調査では表に出なかった「隠れブティジェッジ票」があったのではないか。それが、アイオワ州、ニューハンプシャー州で、票として出現したのかもしれない。

 今後、予備選はマイノリティの多い州に移っていく。これからのブティジェッジへの支持の広がりに注目したい。
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横江 公美/週刊文春デジタル

5615チバQ:2020/02/18(火) 15:01:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200218-00000008-jij-n_ame

ブルームバーグ氏を警戒 支持率3位に、主要候補ら批判強める 米大統領選


2/18(火) 7:17配信

時事通信







ブルームバーグ氏を警戒 支持率3位に、主要候補ら批判強める 米大統領選


米大統領選の民主党候補指名を争うブルームバーグ前ニューヨーク市長=4日、中西部ミシガン州デトロイト(AFP時事)


 【ワシントン時事】米大統領選の民主党候補指名を争う主要候補はこの週末、支持率を急上昇させているブルームバーグ前ニューヨーク市長(78)に対し、相次いで攻撃を仕掛けた。

 ブルームバーグ氏が参戦するのは3月からだが、その並外れた資金力に警戒感が強まっている。

 ブルームバーグ氏は1981年に米大手情報サービス「ブルームバーグ」を創業し、金融情報端末の販売などで富を築き、世界9位の資産家とされる。既にテレビCMに約400億円の私財を投入、序盤戦で戦力の多くを使い果たす他候補を尻目に、全国的な知名度を上げてきた。

 キニピアック大の今月の世論調査によると、支持率は前月比7ポイント増の15%となり、サンダース上院議員(25%)、バイデン前副大統領(17%)に次ぐ3位につけている。

 サンダース氏は15日の演説で、ブルームバーグ氏が過去に最低賃金引き上げや富裕層増税に反対してきたと紹介し、「トランプ大統領を倒すには高投票率が必要だが、そのための興奮や熱狂を生み出すことは彼にはできない」と批判した。

 バイデン氏は16日、ブルームバーグ氏がオバマ前大統領との近さを誇示するCMを流していることについて、「突然大親友にでもなったかのようだが、オバマ氏は彼を支持しないだろう」と指摘。ブティジェッジ前サウスベンド市長も、過去の女性差別的な言動をめぐる報道について「彼は答えなければいけない」と求めた。

 出馬表明の遅かったブルームバーグ氏は、14州の予備選が集中する3月3日のスーパーチューズデーから参戦する。バイデン氏がこのまま失速し、ブティジェッジ氏が勢いを全国に広げられなければ、サンダース氏に対抗する穏健派の軸として期待が集まる可能性もある。

5616チバQ:2020/02/18(火) 15:02:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200217-00000550-san-n_ame

米大統領選 民主ネバダ州、アイオワ混乱の「二の舞」懸念 電子集計の訓練なし


2/17(月) 17:48配信

産経新聞



 【ワシントン=平田雄介】米大統領選の民主党候補指名争いの第3戦となる22日の西部ネバダ州党員集会で、初戦のアイオワ州党員集会に続き集計トラブルが再発することへの懸念が出ている。ネバダ州民主党は、アイオワ州で混乱の原因となった集計アプリの使用を予定していたが、とりやめると説明。しかし、代替システムがどこまで整ったかは明らかでなく、関係者の間では不安が募る。

 3日のアイオワ州党員集会では、各会場の集計結果を送信するアプリの不調から開票結果の確定が遅れている。12日にはアイオワ州民主党のプライス委員長が責任をとって辞任すると表明した。

 アイオワ州での混乱を受け、ネバダ州民主党のマカディー委員長は4日、ツイッターで「アイオワのアプリは使わない」と発言。複数の米メディアは、ネバダ州では州民主党が購入したアップルの携帯型端末「iPad(アイパッド)」を各会場の責任者に配布し、集計結果を取りまとめるもようだと伝えた。

 ただ、iPadをどう使うのかについて州民主党の発表はない。事前搭載されたグーグルのアンケートフォームを使うとの見方もあるが、専門家は米紙ワシントン・ポストに「党員集会に合わせた仕様に作り替えるには向いていない」と指摘。党員集会運営ボランティアのモリソンさんは「集計作業の実地訓練もなされていない」と訴えた。

 ネバダ州では今回、期日前投票(15〜18日)を導入。22日の本番では、各会場の支持表明と期日前投票の結果を合わせて集計する。作業が複雑になるため、州民主党は電子集計で効率化したい考えだ。

 党員集会での支持表明は2度行う。1度目で全参加者の15%の支持を得られなかった候補は脱落する。脱落候補を支持した人は、2度目の支持表明で他候補の支持に回ることができる仕組みだ。

 米メディアによると、州民主党は集計トラブルに備え、集計した支持表明者の数を手元に記録し、電話で州全体の集計会場に伝える従来の方式も準備する。

5617チバQ:2020/02/18(火) 15:03:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200217-00000006-jij-n_ame

米民主新星、同性愛批判に反論 「家族観の説教受けない」 大統領選


2/17(月) 6:30配信

時事通信







米民主新星、同性愛批判に反論 「家族観の説教受けない」 大統領選


ブティジェッジ前米サウスベンド市長(左)と夫のチャスティンさん=3日、アイオワ州デモイン(EPA時事)


 【ワシントン時事】米大統領選の民主党候補指名を争う新星ブティジェッジ前サウスベンド市長(38)に対し、トランプ大統領に近いラジオ司会者が「米国人はまだ同性愛者を大統領として受け入れられない」と発言し、波紋を呼んでいる。

 ブティジェッジ氏は16日、CNNテレビで「私は夫をとても愛している。家族観について説教を受けるつもりはない」と反論した。

 ブティジェッジ氏をめぐっては、保守系ラジオ司会者ラッシュ・リンボー氏が12日、「正真正銘の男であるトランプ氏の横で、ブティジェッジ氏が彼の夫と抱き合うのを見たら人々にどう映るか」などと述べた。これに対し、民主党の他候補からも「差別的な人格攻撃」などと非難が相次いでいた。

5618とはずがたり:2020/02/19(水) 18:49:21

2020年1月22日 / 11:47 / 1ヶ月前
ヒラリー氏、サンダース議員を批判 「誰からも好かれず」
https://jp.reuters.com/article/usa-election-clinton-idJPKBN1ZL085

5619チバQ:2020/02/20(木) 21:41:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200220-00050141-yom-int
討論会に初参加、前NY市長「トランプ氏倒すのは私だ」…米民主指名争い
2/20(木) 11:47配信読売新聞オンライン
討論会に初参加、前NY市長「トランプ氏倒すのは私だ」…米民主指名争い
19日、米ラスベガスで、テレビ討論会に参加するブルームバーグ前ニューヨーク市長(左)。右はウォーレン上院議員=AP
 【ワシントン=横堀裕也】米大統領選(11月3日投開票)の民主党指名候補争いで、第9回テレビ討論会が19日、主要候補6人が参加してネバダ州ラスベガスで開かれた。支持率が急上昇中のマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長(78)が初参加し、「トランプ大統領を倒し、ホワイトハウスで最も良い仕事が出来るのは私だ」と聴衆にアピールした。

 大富豪として知られるブルームバーグ氏は、広告費に巨額の私財を投じて認知度を拡大させており、直近の世論調査で支持率は2位まで上昇している。討論会で、ピート・ブティジェッジ前サウスベンド市長(38)は、「この党をカネで買おうとする候補者が選ばれるべきではない」と述べ、ブルームバーグ氏を強く批判した。

 ネバダ州では党指名候補争いの3戦目となる党員集会が22日に予定されている。世論調査で首位に立つバーニー・サンダース上院議員(78)は「国民皆保険を基本的人権として認めるべきだ」と持論を展開し、支持を訴えた。

 初戦のアイオワ州党員集会と2戦目のニューハンプシャー州予備選で振るわなかったジョー・バイデン前副大統領(77)は「私こそがトランプ氏を倒せる。世論調査もそれを証明している」と強調し、挽回に意欲を示した。

5620チバQ:2020/02/20(木) 22:18:41
http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKBN20D2JW.html
米国防総省ナンバー3のルード次官が辞表、「大統領が要請と理解」
2020年2月20日04時02分
 [ワシントン 19日 ロイター] - 米国防総省は19日、同省のナンバー3であるジョン・ルード次官(政策担当)が月末に辞任すると発表した。同省は理由を説明していない。

 ロイターが入手した辞表によると、ルード次官は国防総省による「増大する中国の脅威」への注力を含め、主要な政策に関与できたことついてトランプ大統領に謝意を表明。「大統領が私の辞任を要請したと理解している」とした。

 米政府内では、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]に対する輸出制限などを巡り見解が対立。中国への輸出の一段の制限を求める声が一部で上がる中、トランプ大統領は前日、国家安全保障を口実として米製品の国外での販売が制限されることはあってはならないとの考えを示した。 

 ルード氏は米ロッキード・マーチン<LMT.N>出身。国防総省政策担当国防次官に2018年1月に就任した。同省の声明によると、後任が決まるまで、政策担当副次官の任務を務めているジェームズ・アンダーソン氏が暫定次官を務める。

5621チバQ:2020/02/21(金) 11:20:55
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200216-00034034-bunshun-int

8カ国語、海軍従軍、同性愛告白……米民主党 有力候補ブティジェッジの華麗な経歴と急所


2/16(日) 18:30配信

文春オンライン







8カ国語、海軍従軍、同性愛告白……米民主党 有力候補ブティジェッジの華麗な経歴と急所


巧みな演説にも定評がある &copy;共同通信社


 アメリカ人ですら発音しづらい名前の持ち主が、米大統領選、民主党候補指名争いを席巻している。

【写真】この記事の写真を見る

 2月3日、初戦となったアイオワ州の党員集会で、ピート・ブティジェッジ氏(28)は世論調査3位の前評判を覆し、バーニー・サンダース上院議員(78)を0.1ポイントの僅差で抑え、暫定首位に立った(2月11日現在)。

「予想外の不人気に見舞われたバイデン前副大統領の票が、ブティジェッジ氏に流れた」(外信部デスク)という。

 70代がひしめく候補者レースで、その若さが際立つブティジェッジ氏は、インディアナ州の中都市サウスベンド市の出身。ハーバード大学と英オックスフォードで学び、大手コンサル「マッキンゼー」で勤務。8カ国語を操り、輝かしい経歴を引っ提げ、地元サウスベンド市の市長に当選したのは29歳の時だった。

 8年間の市政では、いわゆる「ラストベルト」の一角をなす町において、中心部の再開発と新興企業の呼び込みなどで半世紀ぶりに人口増加を達成。しかも、市長時代、海軍予備役の将校としてアフガニスタンで従軍した異色の経歴をもつ。また同性愛を公表。18年にデートアプリで知り合った男性と結婚し、選挙集会で「夫」と壇上でキスを交わす場面も珍しくない。
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最大の弱点は、マイノリティと若者の支持が集まらないこと

 そんな話題性には事欠かない経歴だが、政策についての評は聞こえてこない。

「その経歴から急進的なリベラルとみられがちだが、中道左派です。サンダースやウォーレン上院議員など、民主党の急進左派のお題目ともいえる国民皆保険はバラマキだと批判。その一方で、トランプ氏が実績としてアピールする連邦法人税の減税も批判し、時給15ドルへの最低賃金の引き上げを掲げるものの、目玉といえる政策がないのが実情です」(現地特派員)

 最大の弱点は、マイノリティと若者の支持が集まらないことだという。

「第3戦のネバダでは中南米系のヒスパニック、第4戦のサウスカロライナでは黒人の支持率が伸びていない。市長時代にマイノリティ対策を取らなかったと指摘されていますが、同性愛に不寛容な黒人が多いとも分析されている。またフォーブス誌の調査で18〜29歳の間での支持率はわずか3%。同性愛の公表もアピール材料に組み込む姿に鼻白むミレニアル世代が意外に多い」(前出・デスク)

「第3の男」の思わぬ躍進に混乱する民主党。皮肉にもトランプ再選に、また一歩近づいたのかもしれない。
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「週刊文春」編集部/週刊文春

5622チバQ:2020/02/21(金) 15:23:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200221-00000539-san-n_ame

米大統領選 ネバダ州で22日に民主党の党員集会 非白人の支持が焦点


2/21(金) 14:22配信

産経新聞



 【ラスベガス=黒瀬悦成】11月の米大統領選での民主党候補指名に向けた西部ネバダ州党員集会が22日に実施される。指名争い第2戦の東部ニューハンプシャー州予備選で1位となり、全国支持率でもトップを走るサンダース上院議員(78)が優位を確保できるかなど、選挙序盤の行方を決する重要な一戦として注目が高まっている。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」がまとめたネバダ州での世論調査では、20日時点の平均支持率トップはサンダース氏の30%で、2位のバイデン前副大統領(77)=16%=に14ポイント差をつけた。

 複数の選挙専門家は、現時点ではサンダース氏に勝算があるとしつつ、同氏の急進左派的な公約が州内の民主党支持者から警戒されていると指摘する。

 ネバダ州で最も影響力が強い組織の一つとされ、最大都市ラスベガスなどのサービス業従事者が加盟する「料飲業者組合」(組合員数約6万人)は20日の集会で「どの候補も支持しない」と表明し、先頭走者のサンダース氏を拒絶する立場を打ち出した。同氏が唱える「国民皆保険の実現」が、組合が長年かけて雇用主から勝ち取った保険システムの撤廃につながると懸念を強めているためだ。

 こうした動きは他州の組合にも波及する可能性があり、サンダース氏には逆風となりかねない。

 バイデン氏は、同州で一時は32・5%の支持率を誇ったが、最近は同じ中道穏健派のブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長(38)やクロブシャー上院議員(59)らに食われる形で支持率を減らしている。

 ネバダ大のロバート・ラング教授(公共政策)は「バイデン氏がネバダ州で2位に滑り込むことができれば、29日のサウスカロライナ州予備選以降の展望が開ける。返り咲きも可能だ」と指摘する。

 一方、中西部出身で支持層が白人に偏っているブティジェッジ氏とクロブシャー氏は、党員集会でヒスパニック(中南米系)と黒人にどれだけアピールできたかが今後、非白人の比率が高い南部や西部で勝ち抜けるかの指標となる。

 2016年の前回大統領選でのネバダ州民主党党員集会では、参加者の19%が中南米系、13%が黒人だった。同州での平均支持率は、ブティジェッジ氏14%、クロブシャー氏10%となっている。

 ネバダ州党員集会の注目度が初戦のアイオワ州党員集会や第2戦のニューハンプシャー州予備選にも増して高まってきたのを受け、15〜19日に行われた党員集会の不在者投票には、16年の党員集会の総参加者約8万4700人に迫る、約7万7千人が参加した。

5623チバQ:2020/02/21(金) 17:22:05
■2月03日 アイオワ州 党員集会 >>5593
26.4%  ブティジェッジ
25.7%  サンダース
18.3%  ウォーレン
15.8%  バイデン
12.2%  クロブシャー

■2月11日 ニューハンプシャー州 予備選 >>5604 州人口の92%は白人>>5589
26% サンダース
24% ブティジェッジ
20% クロブシャー
 8% バイデン

■2月22日 ネバダ州 党員集会 白人は51%、ヒスパニックが17%>>5589 
>>5609支持率
25% サンダース
18% バイデン
13% ウォーレン
11% ステイヤー
10% ブティジェッジ
10% クロブシャー

■2月29日 サウスカロライナ州 予備選 アフリカ系が州人口の27% >>5589

■3月3日 全米14州「スーパーチューズデー」



現在残っている候補
ジョー・バイデン
マイケル・ブルームバーグ
ピート・ブティジェッジ
トゥルシー・ギャバード
エイミー・クロブシャー
バーニー・サンダース
エリザベス・ウォーレン
トム・ステイヤー

5624チバQ:2020/02/25(火) 16:18:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200222-00000057-mai-n_ame

急進左派サンダース氏連勝か 米民主党ネバダ党員集会 中南米系に浸透


2/22(土) 18:54配信

毎日新聞







急進左派サンダース氏連勝か 米民主党ネバダ党員集会 中南米系に浸透


米・ネバダ州


 11月の米大統領選の野党・民主党の指名候補争いの第3戦となる西部ネバダ州の党員集会が22日(日本時間23日)に行われる。急進左派のバーニー・サンダース上院議員(78)が中南米系にも浸透し、支持を広げており、東部ニューハンプシャー州予備選に続き連勝する見通しが強まっている。

【動画】トランプ大統領の演説原稿を破り捨てた下院議長の挑戦状

 初戦の中西部アイオワ州党員集会と2戦目のニューハンプシャーはともに州民の大多数が白人だったが、ネバダは約3割が中南米系で、約1割が黒人。民主党は多様性を売り物にしており、候補にとってはネバダでの勝利は全米での支持拡大に向けた弾みとなる。

 エマーソン大などが19、20両日に実施した世論調査では、サンダース氏が30%で首位。ピート・ブティジェッジ前サウスベンド市長(38)が17%、ジョー・バイデン前副大統領(77)が16%と穏健派の両氏がほぼ横並びで続いている。

 エリザベス・ウォーレン上院議員(70)も12%、エイミー・クロブシャー上院議員(59)も11%と2桁の支持率で、2位以下は混戦状態となっている模様だ。

 2016年にも指名獲得を目指したサンダース氏は、ラスベガス周辺などに選挙活動の拠点となる事務所を早々に構え、草の根運動で、米国の好景気を実感できない中南米系も含めた中間層や貧困層への浸透を図ってきた。

 当初はネバダで優勢とみられていたのはバイデン氏だった。だが、ラスベガスなどの観光産業で働く約6万人の「ホテル従業員労働組合」が13日に特定の候補を推薦しない方針を決定。労組の支援を当て込んでいたバイデン氏には痛手となった。労組票はバイデン氏に集中せず、他候補にも分散しているとみられている。

 ネバダでの勝利に自信を持つサンダース氏は、21日は3月3日に予備選がある西部カリフォルニア州でも集会を開催。ネバダではサンダース氏を応援する他州の州議会議員らがラスベガス郊外の事務所でボランティアらと集会を開き、「最後まで手を抜かずに戸別訪問を続けよう」などと気勢を上げた。

 バイデン氏はラスベガスでの集会で、サンダース氏について「銃規制の法案に後ろ向きだった」と批判した。ブティジェッジ氏もラスベガスで「個人の選択を維持していこう」と訴え、サンダース氏提案の政府主導の国民皆保険導入に反対する考えを強調した。

 立候補表明が遅れたマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長(78)はネバダ党員集会と29日の南部サウスカロナイナ州の予備選には正式には参加していない。【ラスベガス(西部ネバダ州)古本陽荘、福永方人】

5625チバQ:2020/02/25(火) 20:49:40
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3269972.html
サンダース氏がキューバ擁護、民主党内ライバルから批判殺到
2020/02/25 12:01AFPBB News

サンダース氏がキューバ擁護、民主党内ライバルから批判殺到

米ネバダ州ラスベガスで行われた民主党候補者討論会の様子。左から、マイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長、エリザベス・ウォーレン上院議員、バーニー・サンダース上院議員、ジョー・バイデン前副大統領(2020年2月19日撮影)。(c)MARIO TAMA / GETTY IMAGES NORTH AMERICA / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】11月に行われる米大統領選へ向けた民主党の指名候補争いで現在トップを走るバーニー・サンダース上院議員が、23日放送のテレビインタビューでキューバの故フィデル・カストロ元国家評議会議長の政策を一部擁護したためにライバル候補らの批判にさらされている。

 社会民主主義者を自称するサンダース氏は米CBSの報道番組「60ミニッツ」のインタビューで、1959年のキューバ革命後にカストロ議長が率いた識字率向上事業はおおむね成功したと述べ、「フィデル・カストロがやったことだとしても、それは悪いことなのか?」と問いかけた。さらに、「キューバ政権の独裁的な性格」には反対すると強調しつつ、その政権が長年にわたり行ってきたこと全てを誤りだとするのは不当だと述べた。

 サンダース氏はキューバについて、反体制派を弾圧していると非難もしたが、ライバルらは、サンダース氏の社会民主主義路線を阻む批判の機会を逃しはしなかった。

 ジョー・バイデン前副大統領の選挙顧問クリストバル・アレックス氏は、サンダース氏には昔から独裁的な指導者たちの理念を信奉する傾向があると批判。「バーニー(サンダース氏)の発言は、フィデル・カストロ、ニコラス・マドゥロ(ベネズエラ大統領)、ダニエル・オルテガ(ニカラグア大統領)らが、今ここに米国人として住む人々を含む大勢に与えた痛みや苦しみを理解していないことを示している。さらに悪いことに、サンダース氏は自身のイデオロギーのために、そうした国々での生活の現実が見えなくなっている」と述べた。

 またマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長はツイッターへの投稿で、「フィデル・カストロは強制労働収容所や宗教弾圧、貧困のまん延、銃殺隊、大勢の自国民の殺害といった負の遺産をもたらした。だがそうだな、バーニー、彼の識字率向上事業についてならば話そう」と述べた。 【翻訳編集】AFPBB News

5626チバQ:2020/02/25(火) 20:51:03
https://www.sankei.com/world/news/200225/wor2002250009-n1.html
【米大統領選】ネバダ党員集会、サンダース氏が圧勝 集計終了
2020.2.25 09:14
 【ワシントン=黒瀬悦成】11月の米大統領選に向け22日に実施された民主党候補指名争いの第3戦、西部ネバダ党員集会は24日、全ての集計が終了し、急進左派のサンダース上院議員(78)が得票率46・8%で圧勝した。サンダース氏は第2戦の東部ニューハンプシャー州予備選(11日)に続く連勝。3月3日に全米14州などで実施される指名争いの最大の山場、「スーパーチューズデー」に向けて弾みをつけた。

 一方、バイデン前副大統領(77)は得票率20・2%で2位につけ、今月29日の南部サウスカロライナ州予備選に望みをつないだ。バイデン氏は党員集会で黒人票を最も多く獲得しており、黒人が人口の27%を占める同州で再起を期したい考えだ。

 ブティジェッジ前サウスベンド市長(38)は14・3%で3位、左派のウォーレン上院議員(70)が9・7%で4位となった。ニューハンプシャー州予備選で健闘が目立ったクロブシャー上院議員(59)は4・2%で6位に終わった。

 ブティジェッジ氏とクロブシャー氏は多様な人種を抱えるネバダ州で不振に終わり、民主党の重要な支持基盤である中南米系や黒人などの民族的少数派の間で支持が広がっていない現状を露呈した。ウォーレン氏は、サンダース氏との「左派対決」で劣勢が一層鮮明になってきた。

5627チバQ:2020/02/25(火) 20:52:38
https://mainichi.jp/articles/20200224/ddn/001/030/001000c
米大統領選 サンダース氏連勝 民主第3戦、バイデン氏に大差
会員限定有料記事 毎日新聞2020年2月24日 大阪朝刊
 11月の米大統領選に向けた野党・民主党候補の指名争いの第3戦・西部ネバダ州党員集会が22日、行われた。急進左派のバーニー・サンダース上院議員(78)が2位に大差をつけ勝利を確実にした。11日の東部ニューハンプシャー州予備選に続く連勝となった。(2面に「米国の選択」)

 従来の支持層の若年層だけでなく、中南米系の支持も得たサンダース氏は南部テキサス州で「ネバダで世代や人種を超えた支持を集めることができた。全米での勝利につながる」と勝利宣言。初戦の中西部アイオワ州党員集会は暫定結果で僅差の2位で、現段階で「フロントランナー」であることを印象付けた。

 ネバダ州の人口の約3割を占める中南米系は民主党の有力な支持層で、米メディアの入り口調査によると、サンダース氏がその過半数の支持を得た模様。中南米系の割合が比較的高く大票田の西部カリフォルニア州やテキサス州などの予備選がある3月3日のスーパーチューズデーに向け、弾みがついたことになる。

5628チバQ:2020/02/25(火) 20:54:21
https://www.cnn.co.jp/usa/35149827.html
次戦のサウスカロライナ州、バイデン氏とサンダース氏がリード
2020.02.25 Tue posted at 15:35 JST

(CNN) 11月に行われる米大統領選で野党・民主党からの指名争いが行われるなか、4戦目となるサウスカロライナ州で、バイデン前副大統領とサンダース上院議員がリードしていることがわかった。NBCとマリスト大学が24日、調査結果を発表した。

投票する可能性の高い有権者の中でバイデン氏の支持率は27%、サンダース氏の支持率は23%だった。3位には支持率15%で実業家のスタイヤー氏が入った。2けたの支持率を得たのはこの3人だけだった。

以下、ブティジェッジ前サウスベンド市長が9%、ウォーレン上院議員が8%、クロブシャー上院議員が5%、ギャバード下院議員が3%となった。

今回の世論調査はサンダース氏が勝利した3戦目のネバダ州党員集会の前に行われた。

黒人層はまだバイデン氏を支持しているようだ。黒人層のうちバイデン氏支持は約35%。サンダース氏支持は20%、スタイヤー氏支持は19%だった。

今回の世論調査は、サウスカロライナ州でバイデン氏とサンダース氏が誤差の範囲内の接戦となっていることを示唆する3つ目の調査結果となった。これまでは、同州ではバイデン氏がリードを保っていた。

FOXニュースの1月の世論調査では投票する可能性の高い有権者のうち36%がバイデン氏を支持していた。しかし、その一部はサンダース氏支持に回っている。

NBCとマリスト大の世論調査は2月18日から21日の間にサウスカロライナ州の成人2661人に対して行われた。誤差の範囲はプラスマイナス2.4ポイント。

5629チバQ:2020/02/25(火) 20:55:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200224-00000070-kyodonews-int
サンダース氏、非白人票狙う 中道候補ら独走阻止へ懸命
2/24(月) 16:17配信共同通信
サンダース氏、非白人票狙う 中道候補ら独走阻止へ懸命
23日、米テキサス州オースティンの選挙集会で演説するサンダース上院議員(ロイター=共同)
 【ワシントン共同】米大統領選の民主党候補指名争いで、序盤戦を優位に進める左派サンダース上院議員は23日、南部テキサス州ヒューストンでの集会で「黒人、白人、ヒスパニック(中南米系)、先住民、アジア系の労働者や若者が投票すれば、(共和党が強い)テキサスでも勝てる」と訴え、幅広い人種層に打倒トランプ大統領に向けた支持を求めた。

 29日の南部サウスカロライナ州予備選と、多くの予備選が集中する3月3日のスーパーチューズデーを控え、中道候補らはサンダース氏の独走を阻止しようと懸命だ。

5630チバQ:2020/02/25(火) 20:58:01
https://www.fnn.jp/posts/00050442HDK/202002251800_tarokimura_HDK
米民主党は48年前の記録的大敗を繰り返すのか トランプ大統領はサンダース氏との対戦を望む?

木村太郎
カテゴリ:ワールド
2020年2月25日 火曜 午後6:00

サンダース氏はジョージ・マクガバン氏の再来か

米民主党の大統領選候補者選びで躍進する左派のバーニー・サンダース上院議員(バーモント州選出)は、48年前に歴史的大敗を喫した民主党左派のジョージ・マクガバン候補の再来なのだろうか?

マクガバン氏も上院議員(サウス・ダコタ州選出)で、1972年の大統領選で共和党のリチャード・ニクソン氏と戦ったが、全米51の州と地区の内、マサチューセッツ州とワシントンDCで勝利しただけで出身地のサウス・ダコタ州でも敗れ、選挙人の数で520対17という大差で敗れた。

当時はベトナム戦争末期で、マクガバン氏は「ベトナムからの米軍の即時撤退」や「軍事費の削減」を約束し、国内的にも「差別の廃止」や「大麻の合法化」さらには「全国民に1000ドル(当時の為替換算で約30万円)を給付する」ことなど米民主党としては極めて進歩的な政策を打ち出したが米国民には受け入れられなかった。

一方のサンダース上院議員は自ら社会主義者と自認しており、その政策も「国民皆保険」や「公立大学無料化」「大麻の合法化」など米民主党主流派からはかなり左側に寄ったもので、同上院議員が大統領候補になってもマクガバン氏同様に多くの国民の支持を得られないのではないかと危惧する声が民主党主流派から持ち上がっている。

二人の酷似点
そうした懸念を裏付けるように「バーニー・サンダースはジョージ・マクガバンである」と題した記事が、米国の有力な総合誌「ジ・アトランティック」電子版に掲載された。

筆者は同誌のスタッフライターのデレク・トンプソン氏で、実は「サンダース上院議員はマクガバン氏ではない」というテーマで執筆をしていった末、やはり二人は酷似しているとの結論に達したのだとか。

その理由としてトンプソン氏は、当初民主党の候補者選びで有力だったエドマンド・マスキー上院議員が夫人の問題で感情的になり涙を流して失脚したのでマクガバン氏が台頭したように、サンダース上院議員もジョー・バイデン前副大統領が息子の問題で勢いが失速した間隙を縫って躍進してきた経緯が共通しており、その支持母体も草の根の活動家であることも同じだとする。

また、政策的にも二人の主張はよく似ているだけでなく、マクガバン氏が「労働者たちは1932年(のルーズベルト大統領の)大改革の恩恵を被ってきた」と言えば、サンダース上院議員も「80年前、フランクリン・ルーズベルトは進歩的な改革をもたらした」とよく口にして二人ともルーズベルトの継承者であることを訴えている。

5631チバQ:2020/02/25(火) 20:58:19
トランプ大統領はサンダース氏との対戦を望んでいる?
違う点があるとすれば、マクガバン氏が戦ったニクソン大統領は当時60%もの支持率があったのに対し、トランプ大統領の人気はそこまで高くないので8年前のような大敗を喫する心配はないだろうとトンプソン氏は考える。

そのトランプ大統領は、22日(現地時間)のネバダ州の民主党党員集会でサンダース上院議員が勝利すると、次のようにツィートしている。
「クレイジーなバーニー(サンダース)が偉大な州ネバダでよくやっているらしい。バイデン や他の連中は弱いようだし、チビのマイク(ブルームバーグ元ニューヨーク市長)も大統領選討論史上最悪の出来から立ち直ることができなかったようだ。バーニーおめでとう。でも連中が邪魔しないように気をつけたほうがいいよ」

トランプ大統領は、サンダース上院議員との対戦を望んでいるように見えるのだが・・・

5632チバQ:2020/02/26(水) 13:24:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200225-35149827-cnn-int

次戦のサウスカロライナ州、バイデン氏とサンダース氏がリード


2/25(火) 15:35配信

CNN.co.jp







次戦のサウスカロライナ州、バイデン氏とサンダース氏がリード


サウスカロライナ州での支持率で首位を争うバイデン氏(右)とサンダース氏


(CNN) 11月に行われる米大統領選で野党・民主党からの指名争いが行われるなか、4戦目となるサウスカロライナ州で、バイデン前副大統領とサンダース上院議員がリードしていることがわかった。NBCとマリスト大学が24日、調査結果を発表した。

投票する可能性の高い有権者の中でバイデン氏の支持率は27%、サンダース氏の支持率は23%だった。3位には支持率15%で実業家のスタイヤー氏が入った。2けたの支持率を得たのはこの3人だけだった。

以下、ブティジェッジ前サウスベンド市長が9%、ウォーレン上院議員が8%、クロブシャー上院議員が5%、ギャバード下院議員が3%となった。

今回の世論調査はサンダース氏が勝利した3戦目のネバダ州党員集会の前に行われた。

黒人層はまだバイデン氏を支持しているようだ。黒人層のうちバイデン氏支持は約35%。サンダース氏支持は20%、スタイヤー氏支持は19%だった。

今回の世論調査は、サウスカロライナ州でバイデン氏とサンダース氏が誤差の範囲内の接戦となっていることを示唆する3つ目の調査結果となった。これまでは、同州ではバイデン氏がリードを保っていた。

FOXニュースの1月の世論調査では投票する可能性の高い有権者のうち36%がバイデン氏を支持していた。しかし、その一部はサンダース氏支持に回っている。

NBCとマリスト大の世論調査は2月18日から21日の間にサウスカロライナ州の成人2661人に対して行われた。誤差の範囲はプラスマイナス2.4ポイント。

5633チバQ:2020/02/28(金) 17:52:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200228-00000593-san-n_ame

米大統領選 トランプ陣営、黒人票取り込みに本腰 激戦州で


2/28(金) 16:49配信

産経新聞



 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領が11月の大統領選での再選の可能性を広げるため、黒人有権者の支持拡大に本腰を入れ始めた。民主党の伝統的な支持基盤である黒人層が大挙してトランプ氏に乗り換える公算は小さいものの、激戦州ではわずかな票の動きが選挙結果を左右するだけに、民主党から少しでも多くの黒人票を切り崩したい考えだ。

 トランプ氏は27日、米国での黒人の偉人の業績を振り返る恒例の「黒人歴史月間」(2月1日〜29日)の祝賀会をホワイトハウスで開催。同氏は「米国の歴史を通じ、黒人は平等と正義、自由のために戦ってきた」と称賛した上で「黒人の失業率は過去最低になった。黒人の給与も年間で2400ドルも上昇した」と政権の実績を強調した。

 トランプ氏は黒人向けの高等教育機関「歴史的黒人大学」に補助金を支給する法律に署名したほか、軽微な麻薬犯罪の服役囚を減刑・釈放する刑事司法制度改革に取り組むなど、黒人層を意識した政策を相次ぎ進めてきた。

 2016年の前回大統領選でトランプ氏の黒人の得票率は8%にとどまった。しかし、左派系の黒人政治団体「黒人の政治行動委員会(PAC)」が今月発表した世論調査では、黒人の12%が「トランプ氏に投票する」と回答した。トランプ陣営のパースケール選対本部長も26日、記者団に「黒人の支持率は前回選挙に比べ倍増した」と述べるなど、黒人層取り込みへの自信を強調した。

 陣営はトランプ氏の娘婿であるクシュナー大統領上級顧問の指揮の下で「黒人戦略」を展開。26日には全米の激戦州の少なくとも15都市で黒人有権者向け広報センターを3月から開設すると発表した。

 センターが設置されるのは、トランプ氏の再選に向け勝利が義務づけられている南部フロリダ、ジョージア、ノースカロライナ、中西部ミシガン、オハイオ、ウィスコンシン、東部ペンシルベニアの各州。

 センターでは広報資料の配布や「ブラック・ボイセズ・フォー・トランプ(トランプ支持の黒人の声)」のロゴが入ったグッズの販売、有名人を呼んだイベントなどが行われる。また、トランプ氏は28日、民主党の予備選を翌日に控える南部サウスカロライナ州で支持者集会を開き、同州人口の3割近くを占める黒人へのアピールを図る予定だ。

5634とはずがたり:2020/03/02(月) 09:11:45

トランプに勝つにはなんらかのマイノリティの若手がいいんじゃないかなと思ってたけど残念だ。

米大統領選で民主党ブティジェッジ氏撤退へ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200302-00000017-kyodonews-int
3/2(月) 8:31配信共同通信

 【ワシントン共同】米主要メディアは1日、大統領選の民主党候補指名争いで中道若手の前インディアナ州サウスベンド市長ブティジェッジ氏(38)が撤退すると報じた。

5635チバQ:2020/03/02(月) 09:39:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200302-00000003-jij_afp-int

ブティジェッジ氏、米大統領選から撤退 米メディア


3/2(月) 8:47配信

AFP=時事







ブティジェッジ氏、米大統領選から撤退 米メディア


米サウスカロライナ州コロンビアで開いた選挙集会で演説するピート・ブティジェッジ氏(2020年2月28日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News


【AFP=時事】(更新)米メディアは1日、民主党の大統領選候補指名を争っていたインディアナ州サウスベンド(South Bend)の前市長、ピート・ブティジェッジ(Pete Buttigieg)氏(38)が、2月29日に行われたサウスカロライナ州予備選で低迷したことを受けて、大統領選からの撤退を決めたと伝えた。

【写真】演説するブティジェッジ氏

 米メディアによると、ブティジェッジ氏は3月1日中に選挙運動を正式に中止すると同氏の側近が語ったという。ほぼ無名だったブティジェッジ氏は急速に注目を集め、全国的な政治家になっていた。【翻訳編集】 AFPBB News

5636チバQ:2020/03/02(月) 09:45:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200302-00000005-jij-n_ame

バイデン氏、続くハードル サンダース氏なお有利 米民主指名争い


3/2(月) 7:05配信

時事通信







バイデン氏、続くハードル サンダース氏なお有利 米民主指名争い


2月29日、米南部サウスカロライナ州コロンビアで、バイデン前副大統領に声援を送る支持者(EPA時事)


 【コロンビア時事】米大統領選の民主党候補指名争いの第4戦はバイデン前副大統領が圧勝し、今後に望みをつないだ。

 ただ、全国的には急進左派のサンダース上院議員がなお有利な状況。3日のスーパーチューズデーからは、バイデン氏と同じ中道派の大富豪ブルームバーグ前ニューヨーク市長が参戦、「反サンダース」票を集約できるかも予断を許さない。

 「ほとんどの国民は『革命の約束』を望んでいない。欲しいのは約束でなく結果だ」。バイデン氏は29日の勝利宣言で、サンダース氏への対抗意識をむき出しにした。支持者からの「ジョー(バイデン氏)よ、行け」の連呼に、満面の笑みで応えた。

 バイデン氏にとって第4戦は「最後のとりで」だった。第2戦のニューハンプシャー州予備選で初戦に続く惨敗が濃厚になると、開票を待たずにサウスカロライナに飛び、この勝負に賭けてきた。

 サウスカロライナは黒人が多く、オバマ政権の副大統領だったバイデン氏への好感度は高い。州都コロンビアで投票を終えた黒人の男性(57)は「トランプ大統領を倒して全ての人を束ねてくれるのは彼しかいない」と期待を示した。

 だが、バイデン氏は14州の予備選が集中するスーパーチューズデーでは、大票田カリフォルニア州をはじめサンダース氏に後れを取っている。組織や資金力で上回るサンダース氏は29日夜、「たくさんの州がある。全てでは勝てない」と支持者に語り、最有力候補の余裕を見せた。

 突出した資金力でバイデン氏と中道派の票を争うブルームバーグ氏も、全国支持率で2位のバイデン氏に約2ポイント差に迫る。ブルームバーグ氏の陣営は29日、声明で「ブルームバーグは14州で活動してきた唯一の候補だ。火曜日を楽しみにしている」と述べ、これらの州の活動が限定的なバイデン氏との違いを強調した。

5637チバQ:2020/03/02(月) 09:50:21
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200301-00000044-jij-n_ame

ステイヤー氏が撤退表明 米大統領選


3/1(日) 12:38配信

時事通信







ステイヤー氏が撤退表明 米大統領選


米大統領選の民主党候補指名レースから撤退したトム・ステイヤー氏=2月25日、サウスカロライナ州チャールストン(AFP時事)


 【ワシントン時事】米大統領選に向けた民主党候補指名争いで、慈善活動家のトム・ステイヤー氏(62)は2月29日、撤退を表明した。

 大量の資金をつぎ込んだ29日のサウスカロライナ州予備選で伸び悩み、同州で支持者を前に「大統領選で勝利する道が見えない」と語った。

5638チバQ:2020/03/02(月) 17:15:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200302-00010006-fnnprimev-in

「新星」撤退でバイデン氏に追い風か 「最大の山場」スーパーチューズデーの勢力図に変化


3/2(月) 13:58配信

FNN.jpプライムオンライン







「新星」撤退でバイデン氏に追い風か 「最大の山場」スーパーチューズデーの勢力図に変化


(画像)FNN PRIME online


スーパーチューズデー目前に「新星」が突然の撤退表明

米大統領選に向けた民主党候補者指名争いで、「最大の山場」となるスーパーチューズデーが2日後に迫る中、ブティジェッジ前サウスベンド市長が1日、撤退する方針を発表した。同性婚を公表しているブティジェッジ氏は涙を流す夫とともに登壇し「打倒トランプに向けて、国民を一致団結させる」と呼びかけた。突然の撤退宣言に、会場からは2024年の大統領選出馬を求める声が上がった。

【画像】ブティジェッジ氏の撤退で中道派3候補の絞りこみが進む 果たして誰が次なる脱落者となるか・・・

ブティジェッジ氏は初戦のアイオワ州で勝利し、大統領選候補最年少の「新星」として大きな注目を集めた。しかし、2戦目のニューハンプシャー州ではサンダース氏に敗北。ネバダ州やサウスカロライナ州では、黒人や中南米系などの「非白人」の有権者の間で支持が広がらず、今後を戦う上での課題が浮き彫りとなった。また、事前調査では、3月3日に行われるスーパーチューズデーの大票田・カリフォルニア州やテキサス州で上位に食い込めず、苦戦が予想されていた。
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選挙戦への影響は?バイデン氏に追い風の展開

最大の関心事は、ブティジェッジ氏の撤退が、今後の選挙戦にどのような影響を与えるのかということだ。

当初、サウスカロライナ州でバイデン前副大統領が勝利したことで、候補者の乱立状態が続き、さらに混戦となることが見込まれていた。しかし、ブティジェッジ氏の撤退により、「中道派候補」の絞り込みが進むことになる。これまで、この乱立状態はサンダース氏にとって有利とみられていたが、中道派内の絞り込みが進めば「サンダース一強」の勢力図が動くことが見込まれるのだ。特に、2日後の3日に迫るスーパーチューズデーの情勢は大きく変わる可能性がある。

中道派候補は現在、バイデン氏を筆頭に、ブルームバーグ前ニューヨーク市長、クロブシャー上院議員だ。

トランプ大統領は1日、早速ツイッターで「スーパーチューズデーではブティジェッジ氏の票がすべて“眠たげなジョー(バイデン氏)”に流れるだろう。すごいタイミングだ。これはサンダース外しの始まりだ」と揶揄した。バイデン氏は事前の調査で「トランプ大統領に勝てる候補」の筆頭格と目されていることから、ライバルへの攻撃を強め、けん制したものとみられる。

また、アメリカのメディアもブティジェッジ氏の撤退は「特に、バイデン氏にとって大きな追い風になる」との見通しを伝えた。

5639チバQ:2020/03/02(月) 17:15:37
大票田ではサンダース氏が優勢も新たな局面に突入

序盤戦で苦戦が続き、一時は「撤退」の観測まで流れたバイデン氏だが、サウスカロライナで圧勝したことを機に潮目が大きく変わった形だ。再起を遂げた同氏の選挙戦は「まるでローラーコースターだ」とも揶揄される一方、「カムバック・キッド」と称され、今、大きな注目が集まる。「カムバック・キッド」とは、1992年の選挙戦の際、初戦で出遅れたが二戦目で持ち直し、その後の指名獲得につなげたビル・クリントン氏につけられたニックネームだ。

最新の世論調査では、大票田・カリフォルニア州ではサンダース氏が大きくリードする。しかし、カリフォルニア州に次ぐ代議員数を擁するテキサス州では、バイデン氏がサンダース氏を猛追。ノースカロライナ州などでは、バイデン氏が優勢の展開となっている。民主党の大統領候補者指名争いは、「バイデン氏の4戦目の圧勝」と「ブティジェッジ氏の撤退」で新たな局面を迎えたことになる。

■カリフォルニア州の最新支持率(リアルクリアポリティクス ※ブティジェッジ氏撤退発表前に行われた調査の平均値)
サンダース 33.7
バイデン 15.3
ウォーレン 14.7
ブルームバーグ 13.3
ブティジェッジ 7.7

■テキサス州の最新支持率
サンダース 29.7
バイデン 20.8
ブルームバーグ 18.0
ウォーレン 12.7
ブティジェッジ 7.5

【執筆:FNNワシントン支局 瀬島隆太郎】

5640チバQ:2020/03/02(月) 17:19:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200229-00000074-jij-n_ame

選挙広告が過去最高額 半分は民主富豪候補から 米大統領選


2/29(土) 16:08配信

時事通信



 【ワシントン時事】米大統領選の予備選・党員集会に向け、各候補が広告に投じた費用が過去最高の10億ドル(約1080億円)に上ることが、広告調査団体アドバタイジング・アナリティクスの調査で明らかになった。

 米テレビFOXビジネスなどが28日報じた。

 広告費のうち9億6900万ドル(約1050億円)が民主党候補の陣営によるもので、トランプ大統領の再選出馬が確実な共和党は6800万ドル(約73億円)程度。FOXビジネスは「民主党では8候補が指名を争っており、(広告費が共和党を大きく上回るのは)驚きではない」と解説している。

 民主党候補では、ブルームバーグ前ニューヨーク市長が、全体の半分に当たる5億ドル(約540億円)以上をテレビやインターネットの広告に投入。全米有数の富豪として知られるブルームバーグ氏は、出馬表明が他の候補より遅れたものの、広告を主体とした運動を繰り広げ、世論調査の支持率で上位をうかがう位置に付けている。

 広告支出が2番目に多かったのは、投資家で富豪でもあるステイヤー候補で1億8600万ドル(約200億円)。それ以外の候補はいずれも5000万ドル以下で、指名レース序盤で優位に立つサンダース上院議員は4900万ドル(約53億円)だった。

5641チバQ:2020/03/02(月) 18:19:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200229-00000017-jij-n_ame

好調サンダース氏に民主党内動揺 トランプ氏との戦い悲観 米大統領選


2/29(土) 7:31配信

時事通信







好調サンダース氏に民主党内動揺 トランプ氏との戦い悲観 米大統領選


米大統領選の民主党候補指名を目指すサンダース上院議員=27日、バージニア州リッチモンド(EPA時事)


 【コロンビア(米サウスカロライナ州)時事】米大統領選の民主党候補指名争いで連勝して勢いに乗るサンダース上院議員(78)に対し、民主党内に動揺が走っている。

 急進的な政策が無党派層などに嫌われ、共和党のトランプ大統領に「勝てない」との観測が広がっているためだ。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、民主党の穏健派議員のグループは27日、ペロシ下院議長を囲んで、指名獲得が現実味を帯び始めたサンダース氏への懸念を伝えた。

 特に動揺しているのが、無党派の有権者が選挙区に多く、2018年の中間選挙で激戦を制した議員だ。下院は今年の選挙で全議席が争われるため、大統領選との「共倒れ」リスクがある。ブティジェッジ前サウスベンド市長ら中道派候補は、サンダース氏を選べば「トランプ政権があと4年続くばかりか、下院の多数派を失う」と党内の危機感をあおる。

 選挙区ごとの情勢を調査するバージニア大政治センターは27日、サンダース氏を候補に選んだ場合、「高学歴で裕福な住民の多い郊外の選挙区では、民主党がある程度支持を失う」と分析した。

 サンダース氏は「トランプ対サンダース」を想定した世論調査のほとんどで勝っているとして、こうした見方を否定。指名争い第4戦の予備選が29日に行われるサウスカロライナ州で支持者を前に「あなた方は党の体制派を大いに神経質にさせている。サンダースに投票させない理由として彼らが編み出したのが『トランプに勝てない』という理屈だ」と応酬した。

5642チバQ:2020/03/02(月) 18:20:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200229-00000531-san-n_ame

米大統領選 サウスカロライナ州予備選 バイデン氏の巻き返し焦点、サンダース氏優勢


2/29(土) 14:39配信

産経新聞







米大統領選 サウスカロライナ州予備選 バイデン氏の巻き返し焦点、サンダース氏優勢


28日、サウスカロライナ州サムターの支持者集会で実績をアピールするバイデン氏(大内清撮影)


 【コロンビア(米サウスカロライナ州)=大内清】11月の米大統領選に向けた民主党候補指名争いの第4戦となる南部サウスカロライナ州予備選の投票が29日行われる。14州などの予備選・党員集会が集中する「スーパーチューズデー」を3月3日に控え、緒戦で劣勢に立たされた中道穏健派のバイデン前副大統領(77)が、強みとされる南部の黒人票を固めて勢いを取り戻せるかが焦点だ。

 選挙戦は、第2戦の東部ニューハンプシャー州、第3戦の西部ネバダ州を制した急進左派のサンダース上院議員(78)が優勢を保っている。

 挽回を期すバイデン氏は投票5日前からサウスカロライナ州入り。2月28日の集会では、学生ローン全額免除などを訴えるサンダース氏の政策を「(非現実的で)約束などできない」と批判し、共和党のトランプ大統領に勝てるのは「経験がある自分だ」とアピールした。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」がまとめた同州での民主党各候補の平均支持率(28日現在)はバイデン氏は36・8%でトップ。サンダース氏が24・3%で2位につけている。

 このほかの候補では、初戦のアイオワ州でサンダース氏とほぼ同率の首位だった中道穏健派のブティジェッジ前サウスベンド市長(38)は11・3%、左派のウォーレン上院議員(70)は7・5%などとなり、伸び悩んでいる。

5643チバQ:2020/03/02(月) 18:21:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200301-00000013-jij-n_ame

土俵際バイデン氏、反転誓う 静かな「情熱」アピール 米民主


3/1(日) 7:19配信

時事通信







土俵際バイデン氏、反転誓う 静かな「情熱」アピール 米民主


米南部サウスカロライナ州で選挙運動をするバイデン前副大統領=26日(EPA時事)


 【コロンビア(米サウスカロライナ州)時事】米大統領選の民主党候補指名争い第4戦を控えた南部サウスカロライナ州。

 序盤戦の失速で土俵際に立たされたバイデン前副大統領は28日、反転攻勢を誓った。

 「あなたがオバマ(前大統領)の業績について話すのはよく知っている。だが、あなたを心の底から突き動かすものは何なのか」。サウスカロライナ州での28日の集会で、中年女性から鋭い質問が飛んだ。富裕層や政治エリートに戦いを挑むサンダース上院議員やウォーレン上院議員と対比し、バイデン氏の「政治的情熱」の有無に迫った。

 「この国の良識と名誉、魂の回復だ」。バイデン氏が間髪入れずにこう答えると、多くの聴衆が立ち上がって拍手を送った。「サンダース氏らのように絶叫しないからといって、情熱がないことを意味しない」とまくし立てた。

 本命視されて指名争い開幕を迎えたバイデン氏は、序盤2戦で4位、5位といきなり失速。各地で開く集会でも、「政治革命」を訴えて若者の熱烈な支持を受けるサンダース氏と比べ、熱気のなさは否めなかった。

 だが、サウスカロライナの世論調査ではサンダース氏をリード。オバマ政権の副大統領という利点を生かし、同州に多い黒人から強い支持を受ける。

 3月3日のスーパーチューズデーでは大統領候補を選ぶ代議員の3分の1が決まり、サンダース氏に圧勝を許せば「取り返しのつかない差がつく」と言われる。黒人のアルバート・デービッドさん(74)は「ジョー(バイデン氏)は米国が偉大な国であることを知っている。トランプ(大統領)が破壊したものを取り戻してくれる」と再起に期待を示した。

5644チバQ:2020/03/02(月) 18:44:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200302-00000008-asahi-int

「新星」ブティジェッジ氏、山場目前に撤退 米大統領選


3/2(月) 9:21配信

朝日新聞デジタル







「新星」ブティジェッジ氏、山場目前に撤退 米大統領選


集会で演説するブティジェッジ氏=2月11日、ニューハンプシャー州ナシュア、ランハム裕子撮影


 米大統領選に向けた民主党の候補者選びで、同性愛を公表し、「新星」ともいわれたピート・ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長(38)が1日、記者会見を開き、選挙戦から撤退することを表明した。山場とされる3日の「スーパーチューズデー」を目前に、若手で穏健派の有力候補が撤退することは、選挙戦に大きな影響を与えそうだ。

 ブティジェッジ氏は地元サウスベンドでの記者会見で「我々の目標と理想を守っていく最善の方法は、候補者選びから退き、民主党と米国を団結させることを助けることだ」と述べ、選挙戦をやめることを明らかにした。同氏は「この戦いを続けることの影響を自覚する責任がある。我々の目標はトランプ大統領を倒し、米国を団結させることだ」とも訴えた。

 ブティジェッジ氏は米ハーバード大、英オックスフォード大の双方で学び、29歳の若さで地元・サウスベンド市の市長に当選。人口10万人の市を再興させながら、在任中には海軍予備役としてアフガニスタンに従軍もした。当選すれば史上最年少の大統領となる清新さや演説の巧みさなどから「新星」と期待されていた。
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朝日新聞社

5645チバQ:2020/03/02(月) 18:45:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200302-00000018-mai-n_ame

米民主ブティジェッジ氏 穏健派支持分散で「スーパーチューズデー」前に撤退決断


3/2(月) 10:53配信

毎日新聞







米民主ブティジェッジ氏 穏健派支持分散で「スーパーチューズデー」前に撤退決断


米民主党のネバダ州党員集会を前に、支持者に向けて演説するピート・ブティジェッジ前サウスベンド市長=米西部ネバダ州ラスベガスで2020年2月21日、福永方人撮影


 米中西部インディアナ州サウスベンド市のピート・ブティジェッジ前市長(38)は1日夜(日本時間2日午前)、大統領選に向けた野党・民主党の候補指名争いから撤退する意向を表明した。2月29日の南部サウスカロライナ州予備選で4位に低迷。同州で民主党支持者の約6割を占める黒人有権者に浸透できず、指名獲得は困難と判断した。

 穏健派では、サウスカロライナで大勝したジョー・バイデン前副大統領(77)に支持が集まりつつある。同じ穏健派のブティジェッジ氏が選挙戦を継続すれば、穏健派の支持が分散し、急進左派のバーニー・サンダース上院議員(78)を利するという判断もあり、予備選・党員集会が集中する3日の「スーパーチューズデー」を前に撤退を決断した模様だ。

 ブティジェッジ氏は、最年少候補であるうえ、同性愛者であることを公言している候補として注目を集めた。初戦の2月3日の中西部アイオワ州党員集会では、サンダース氏に競り勝っていた。【ワシントン古本陽荘】

5646チバQ:2020/03/02(月) 18:46:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200302-00000529-san-n_ame

米大統領選 ブティジェッジ氏撤退はサンダース氏指名への党主流派の危機感反映 急がれる中道候補の一本化


3/2(月) 13:45配信

産経新聞



 【ワシントン=黒瀬悦成】米大統領選の民主党候補指名争いで、序盤の予備選・党員集会で健闘した中道穏健派のブティジェッジ前サウスベンド市長(38)が撤退を表明したのは、中道系候補が乱立している現状では急進左派のサンダース上院議員(78)が指名される可能性が一層高まりかねないとする、議会民主党指導部など党主流派の危機感を反映したものだ。

 民主党では、14州などの予備選・党員集会が集中する3日の「スーパーチューズデー」を前に、サンダース氏が本選候補に指名された場合は穏健派や無党派の有権者の離反を招き、トランプ大統領に大敗するのは必至とみて、中道系候補を一本化させる必要があるとの声が相次いでいる。

 実際、ブティジェッジ氏は1日、サウスベンドでの支持者集会で撤退の理由について「展望が開けないまま指名争いに加わり続ける影響を考えた」と説明し、民主党の利益を考慮して身を引くのだと強調した。

 しかし、ブティジェッジ氏自身が指名争い序盤で頭角を現し、「新世代の期待の星」として注目されたことが指名争いの波乱要因となった側面も否めない。

 ブティジェッジ氏は、若さや討論会での明快な受け答えが白人の若者や高学歴層から注目され、初戦の中西部アイオワ州党員集会(2月3日)でサンダース氏と首位を争ったほか、第2戦の東部ニューハンプシャー州予備選(11日)でも1位の同氏に肉薄した。

 しかし、両州の有権者の大半が白人だったのに対し、民主党の有力支持基盤である中南米系が多い西部ネバダ州党員集会(22日)、黒人が人口の約3割を占める南部サウスカロライナ州予備選(29日)で振るわず、支持に広がりを欠くことが鮮明となった。

 また、同性愛者を公言していることや知名度不足が理由でスーパーチューズデーでも大敗する可能性が濃厚となっていた。

 当初本命視されながらバイデン前副大統領(77)の支持が急降下したのは、ブティジェッジ氏に加え、同じ中道系として善戦が目立つクロブシャー上院議員(59)の存在が大きい。しかも、スーパーチューズデーからはブルームバーグ前ニューヨーク市長(78)が本格参戦するため、中道派の同党支持者の票が分散し、サンダース氏に有利となる状況は直ちに解消されそうにない。

 選挙専門家のチャーリー・クック氏は3日の見通しについて「現状ではサンダース氏が各州の代議員の40〜45%を独占する公算が大きい」と指摘し、「(中道系候補が)1人を除き今すぐ全員撤退しなければ、サンダース氏が指名されることになる」と警告した。

5647チバQ:2020/03/02(月) 18:47:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200302-00010009-fnnprimev-int

ぬぐえぬ「同性愛者批判」と「経験不足」 ブティジェッジ氏撤退のワケと夫の“内助の功”


3/2(月) 17:54配信

FNN.jpプライムオンライン







ぬぐえぬ「同性愛者批判」と「経験不足」 ブティジェッジ氏撤退のワケと夫の“内助の功”


(画像)FNN PRIME online


アメリカ大統領選・民主党の候補者指名争いの序盤戦で善戦し、その名を世界にとどろかせた、ピート・ブティジェッジ前サウスベンド市長。最大のヤマ場である「スーパーチューズデー」を目前に撤退を表明。同性婚を公表しているブティジェッジ氏が夫と一緒に臨んだ記者会見では、支援者たちから「2024年!」(24年の大統領の意)との歓声も上がった。早期の撤退は4年後を見据えたものなのか。ブディジェッジ氏の素顔からそのヒントを探った。

【画像】】ブティジェッジ氏の大好物「スコッチ・エッグ」表面はカリカリのソーセージ肉、中には丸ごと半熟卵が!

ブティジェッジ氏といえば、「38歳の若手」、そして「同性愛者」という異色のバックグラウンドもあって、注目度がグンと上がった。南部の州に住む民主党支持者の女性はこう表現した。「彼は未来のジョン・F・ケネディよ!」
華やかな経歴と力強いスピーチ、そして若さがそう見せるのだろう。

ブティジェッジ氏の地元を取材してみると、市民が口をそろえて言うのは「彼はシャイだ」ということ。意外な性格と、「夫」の内助の功が見えてきた。
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「スコットランド料理」大好物なのに”静かに食べる”

ブティジェッジ氏が2012年から8年市長をつとめたインディアナ州サウスベンド市。人口10万人ほどの小さな町で、目抜き通りもこぢんまりとした印象だ。そこに建つひときわ目立つ白い壁に、「South Bend for Pete 2020」(サウスベンド市は2020年の大統領選、ピートを応援します)と巨大な文字で書かれていた。街を挙げて応援している印象だ。

市民に印象を聞くと、みんな口をそろえて言うのは「頭がいい!」ということ。名門ハーバード大を卒業し、スペイン語やノルウェー語など8か国語を操る。アフガニスタンで従軍経験も持つ、スーパーエリートだ。

取材を進めるうちにブティジェッジ氏は、自信に満ち溢れ、社交的な性格だろう、と思ったが、意外とそうでもないらしい。ブティジェッジ氏が市長時代に、週に一度は通っていたというパブ・レストランの経営者、キャロル・ミーアンさんはこう語る。

「とても謙虚で静か。絶対に人におごらせないし、店では市長としてではなく客として静かにふるまっているわ」

ちなみにブティジェッジ氏の好物は、スコットランドの伝統的な料理「スコッチ・エッグ」。ソーセージ肉の表面をカリカリに揚げ、中には丸ごと半熟卵が入っている。イギリスの名門・オックスフォード大に留学した経験を懐かしんで食べているのかもしれない。

同性愛カミングアウトと”葛藤”

「物静か」な振舞いは、レストランだけではない。ブティジェッジ氏が10年来通っているという教会のブライアン・グランツ司祭が取材に応じた。

「教会の日曜ミサに来るときは毎回、後ろのほうの席に座って、静かに祈っているよ」
政治家なら教会でも、輪の中心で有権者にあいさつをしそうなものだが、やはりここでも控えめだったという。

この聖ジェームズ大聖堂は、ブティジェッジ氏が2018年、夫・チャスティン氏と結婚式を挙げた場所だ。結婚までのプロセスを、グランツ司祭はこう振り返る。

「同性愛者であることをカミングアウトしたのは2期目の市長選挙の直前で、とてもリスキーな時期だったはず。カミングアウトの直後は、安心した部分もあったと思うが、どこかで、まだ気持ちを整理する途中段階にあったようにも見えた」
カミングアウト直後の2期目の市長選では圧勝。その後、ブティジェッジ氏は、出会い系サイトで、未来の夫・チャスティン氏と知り合う。

グランツ司祭「この教会で、同性婚が認められるようになった時期に、ちょうどピートはチャスティンと付き合い始めた。だから僕は、『もし真剣に考えているなら、うちの教会なら結婚式ができるよ』と言ってみたんだ。その時は「ありがとう」と言っていた程度だったが、半年後、結婚の決意を聞いたよ」

多くのキリスト教の教会が同性婚を認めない中、司祭の一言がブティジェッジ氏の背中を押したのかもしれない。

5648チバQ:2020/03/02(月) 18:48:02
社交的な夫の”内助の功”

グランツ司祭は、2人についてこう分析する。
「ピートの性格は一言でいうと、内省的。自分の中で深く考えるタイプ。そして自分に正直な人。夫チャスティン氏はもっと明るくて社交的。二人は補い合っている」

たしかに、演劇の教師をしているチャスティン氏の明るい性格は選挙戦にも大きく貢献している。Twitterはフォロワー数40万、2人の飼い犬の動画を多数投稿し、SNS上での話題作りにも貢献している。初の「ファースト・ジェントルマン候補」として、選挙活動も二人三脚だった。

4年後には本命?ブティジェッジ氏の「2つの壁」

選挙戦において、同性愛者であることは差別や偏見を生まなかったのだろうか。グランツ司祭によると、まだまだ批判の声も多いという。

「ピートが結婚式を挙げた後、毎週のように教会の前で抗議活動が行われている。匿名の電話や手紙も来る」
実際に、アイオワ州の党員集会では、ブティジェッジ氏に投票した女性が、のちに同性愛者であることを知り、投票撤回を求める出来事も起きた。

サウスベンドLGBTQセンターの、H.R.ジャング氏も「同性愛者が大統領になるには高い壁がある」と指摘する。
「私たちは同性愛者が大統領になる準備はできているけれど、そうじゃない人がいるのも確か。でも、黒人の大統領が誕生する前だって同じ議論だったし、女性大統領が候補になるたびに反対する人はいる。私たちは深呼吸をして、新しい時代に飛び込むときが来ている」

サウスベンド市民は、同性愛者である市長の「仕事ぶり」を評価し、再選させた。しかし、今回、市民が大統領になることを“熱望”していたかというと、冷静な意見も聞こえてきた。

「大統領になる素質はあると思う。ただ、今はまだ経験不足だと思う」
「とてもいい市長だった。今回、でも民主党の候補者指名は得られないと思う…2024年に期待している!」
ブティジェッジ氏が直面した壁。「同性愛者である」という理由は、おそらく“見えない壁”として存在している。

そして、“見えていた壁“は、他の候補者に比べて若く、「経験不足」ということだ。これらの壁を克服し「2020年の新星」から「2024年の本命」になれるのか。「シャイな38歳」の4年後に注目したい。

(取材:中川真理子、平田デニス/撮影:森田アンドリュー)

5649チバQ:2020/03/02(月) 18:49:03
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200302-00000041-sasahi-int

ブティジェッジ撤退 「中道派」は1つになれるか 米大統領選民主党候補者選び〈AERA〉


3/2(月) 17:41配信

AERA dot.



有力候補とみられていたピート・ブティジェッジ氏は、スーパーチュースデーを前に撤退を表明した (c)朝日新聞社


 米大統領選における民主党の候補者争いが激化するなか、若手有力候補として見られていたブティジェッジ氏が撤退を表明した。候補者選びに揺れる米国を取材した。

*  *  *
 毎朝メールを開くと、民主党候補者からの「寄付お願い」メールが数十通もずらりと並ぶ。

「バッドニュース。昨日は目標額に達しませんでした」「今日のテレビ討論会を乗り切るために5ドルの寄付を」「土曜日までにあなたの寄付で変化を起こして!」

 3月1日、米大統領選に向けた民主党の候補者選びで、ピート・ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長(38)が選挙戦からの撤退を表明した。3月3日にテキサス、カリフォルニアなど代議員数が多い州を含む14州で一斉に予備選が行われる「スーパーチューズデー」を目前にした有力候補の撤退に、衝撃が走った。

直前の2月29日、南部サウスカロライナ州の予備選でブティジェッジ氏は4番手と伸び悩んだ。大勝したのは、ジョー・バイデン前副大統領(77)。ブティジェッジ氏の撤退には、「中道派」が一つにまとまらなくては、本選でトランプ大統領に勝てない、という民主党内の焦りがある。

 バイデン氏はホースレースである予備選挙の第1弾、アイオワ州党員集会で4位でスタートしたが、尻上がりに勢いをつけている。サウスカロライナ州での支持率は、32.8%と、2位のサンダース氏(21.0%)を大きく引き離し、黒人有権者からの引きが強い(政治ニュースサイト、リアルクリアポリティクス調べ)。元上院議員、そしてオバマ政権の副大統領としての経験、実績だけでなく、柔軟性、人間性に定評がある。

 中西部ミネソタ州在住の支持者はこう話す。

「主要候補者の集会にすべて行ったが、トランプを破り、大統領になれる可能性が最も高いという意味で、バイデンを支持せざるを得ない。とにかくトランプを倒すことが重要だ。ただ、集会で原稿を読むなど、高齢による衰えは心配だ」

 予備選や党員集会で連勝を重ねてきたバーニー・サンダース上院議員(78)は若者に人気で、特に大学生の支持率は42.3%にも上る。トランプ大統領も学生に人気で19.9%だが、その2倍以上もある(調査機関カレッジ・リアクション調べ)。2016年大統領選挙で、ヒラリー・クリントン候補(当時)が若者層の獲得に苦戦したのは、同年の予備選挙でサンダース氏に投票した若者が、クリントン氏を嫌ったためでもある。

 だがサンダース氏はもともと無所属で、「民主社会主義者」を自任する。民主党にとってはつまり「部外者」で「急進過ぎ」という懸念がつきまとっている。若者層の支持は重要ではあるが、社会主義国から逃れてきた移民や中道派の市民は「若者はなぜ社会主義を支持するのか」と首をひねっている。サンダース氏は党内の深刻な分断を生んでおり、「これで本選挙でトランプ氏に打ち勝つことができるのか」という疑念が生まれている。

 もう一人、注目の候補者はハーバード大ロースクールの元教授、離婚歴1回、キレのよい発言で知られるエリザベス・ウォーレン上院議員(70)だ。

 若者や女性の支持者が多い。トランプ大統領と同世代の70歳ながら、スリムで健康な印象がある。テレビ討論会での言論もシャープで、どこか学校の先生のような印象もある。本選挙でトランプ氏と一騎打ちになった際にも、十分わたり合えるだろう可能性が感じられた。

 しかし、彼女の政策はサンダース氏に近い「急進派」。特に彼女の主要政策であるメディケア・フォー・オール(国民皆保険制度)は、日本の国民皆保険のようなものを目指すが、そのために20兆ドル超の歳出を予測している。その上、数千万人の健康保険保持者が、現在の保険を返上し、彼女のメディケア・フォー・オールに切り替えることになるといい、果たして実現可能なのかという声があがっている。

「もう少し中道なら支持が増えるのに」(元ホワイトハウス上級職モー・ヴェラ氏)という周囲の声をウォーレン氏自身も理解しつつ、それでも急進的な政策を捨てずに突き進んでいるという状況だ。

 民主党候補者の顔ぶれを見ていると「帯に短し襷に長し」──という言葉が、頭に浮かぶ。支持者はみな、自分が支持する候補者は「大統領になれる」と信じている。しかし、共和党候補となるトランプ大統領に本当に勝利することができるのか。

 有権者の気持ちと共に、米国の目指す民主主義の姿そのものが、揺れている。

(ジャーナリスト・津山恵子=ニューヨーク)

※AERA 2020年3月9日号より加筆・修正

5650チバQ:2020/03/02(月) 23:43:38
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASN326WNTN2XUHBI020.html
票と金、握る巨大2州 米大統領選へ「決戦の火曜日」
2020/03/02 22:07朝日新聞

票と金、握る巨大2州 米大統領選へ「決戦の火曜日」

カリフォルニア州サンタアナで、星条旗とカリフォルニア州旗をバックに、聴衆に訴えるバーニー・サンダース上院議員=2020年2月21日、尾形聡彦撮影

(朝日新聞)

 米大統領選に向けた民主党候補者の指名争いは3日、全米14州で同時に予備選が行われる「スーパーチューズデー」で天王山を迎える。中でも注目は、全米で人口最多のカリフォルニア州と2番目のテキサス州だ。それぞれ民主党、共和党の牙城(がじょう)だが、変化も見える。

■民主の牙城カリフォルニア、各候補注力

 「カリフォルニアの予備選で起きることは大変に重要だ。なぜならあなた方は国内で最大の州だからだ」

 バーニー・サンダース上院議員(78)は2月21日、カリフォルニア州南部のサンタアナの集会で声を張り上げた。

 民間の推計によると、サンタアナは33万人の人口のうち、半数近くが外国生まれ。それだけに、トランプ政権の移民政策への反発は強い。サンダース氏が「大統領になったら、その初日に、人種差別的な移民政策を無効にする」と訴えると、大きな歓声が上がった。サンダース氏は3月1日にも同州サンノゼ市での集会で「包括的な移民制度改革を実現する」とぶち上げ、喝采を浴びた。

 同州は全体でみても移民の割合が28%と、全米平均の14%の約2倍だ。地元警察による、入管当局への協力を制限する「サンクチュアリ(聖域)法」を定めている都市が各地にあり、トランプ政権が成立した2017年には、同様の州法も全米で初めて成立した。

 気候変動対策などでもトランプ政権との対決色を強める同州は、民主党の牙城(がじょう)。大統領選は1992年以来、必ず民主党の候補が勝利をしており、4年前は民主党のクリントン氏がトランプ氏に約30ポイントの差をつけた。勝敗が最初から決まっているとして、本選ではどちらの候補もほとんど遊説をしない。

 しかし、候補者指名では事情が異なる。民主党の候補となるためには、各州などに割り当てられた3979人の代議員の過半数を得なければならないが、約4千万人と全米最大の人口を誇る同州は415人と、全体の1割以上を占める。


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