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2004年米国大統領選スレ

329千葉9区:2008/11/15(土) 00:54:11
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200811140014.html
オバマ氏、「クリントン国務長官」を検討か 打診はまだなしと
ワシントン――オバマ米次期大統領が、新政権の国務長官の人選で、大統領選の民主党指名候補争いで異例の接戦を演じたヒラリー・クリントン上院議員を候補者の一人としていることが14日分かった。オバマ陣営の政権移行チームに近い筋が明らかにした。


同上院議員の近い筋によると、オバマ氏陣営から就任についての打診は今だない。しかし、あった場合、拒否せず、検討するとの方針を示した。クリントン議員自身は10日、オバマ政権でポストを引き受けるかとの記者の質問に、上院議員としての職務に全力を注ぎたいとの考えを表明した。


その上で、オバマ政権の課題遂行のため出来る限りの協力をしたいとも述べている。


オバマ氏が、クリントン前大統領の側近らを政権移行チームに迎えていることも、クリントン議員を何らかの要職に迎え入れることの布石とも受け止められている。クリントン氏の国務長官説は以前にも浮上していたが、オバマ氏陣営内に異論があり、立ち消えとなっていた。クリントン氏は指名候補争いで敗れた後、有力な副大統領候補としても取りざたされていた。


AP通信によると、政権移行チームはクリントン氏起用説にコメントしていない。オバマ新政権での国務長官候補にはこのほか、ヘーゲル上院議員(共和党)、ケリー上院議員(民主)やリチャードソン・ニューメキシコ州知事らの名前も浮上している。

330千葉9区:2008/11/17(月) 00:46:42
オバマ新政権はクリントン回帰?閣僚候補で目立つ名前
 【ワシントン=黒瀬悦成】オバマ次期米大統領が進める、来年1月発足の新政権の陣容固めが具体化し始めた。

 しかし、オバマ氏が「ワシントン政治の変革」を掲げて大統領選を勝ち抜いたのとは裏腹に、閣僚や政権幹部の候補として名前が浮上しているのは、オバマ氏から国務長官就任の打診を受けたとされるヒラリー・クリントン上院議員を筆頭に、クリントン前民主党政権(1993〜2001)の関係者が目立ち、「事実上のクリントン回帰だ」との指摘さえ出始めている。

 クリントン上院議員は14日、ニューヨーク市内で行った演説の中で、就任打診をめぐる米メディアの報道について、「オバマ陣営に聞いてほしい」として明言を避けたが、実現すれば、政権の目玉として多大な存在感を発揮するのは確実。また、夫のクリントン前大統領も民間外交などの分野で政権に参画すると見られているほか、ノーベル平和賞受賞者のゴア前副大統領も環境政策の「元締」的な役割を務める可能性が高いと目されている。

 さらにオバマ氏は、ブッシュ政権からの業務引き継ぎや閣僚・高官人事を取り仕切る政権移行チームの実質的トップに、クリントン前大統領の首席補佐官だったジョン・ポデスタ氏を起用。選挙から2日後の今月6日にオバマ氏の首席補佐官に指名されたラーム・エマニュエル氏も前大統領の上級顧問を務めていた。

 また、バイデン次期副大統領の首席補佐官には、ゴア前副大統領にも首席補佐官として仕えたロン・クライン氏が最有力視され、次期正副大統領は「懐刀」をクリントン・ゴア組から引き継ぐ公算が大きい。

 金融危機への対応をめぐっても、クリントン時代の財務長官だったローレンス・サマーズ氏の返り咲きを予想する声が広がっている。

 民主党は過去28年間のうち、クリントン政権時代を除き計20年間も政権から遠ざかっていたため即戦力の人材に乏しく、新政権を円滑に始動させるにはクリントン時代の人脈に頼らざるを得ない事情がある。しかし、こうした人々を登用し過ぎれば、オバマ氏が選挙戦で唱えていた、新鮮な発想や人材を駆使しての「ワシントン刷新」の理想からは遠ざかりかねず、オバマ氏は今後、難しい判断を迫られそうだ。

(2008年11月16日03時03分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081107-5171446/news/20081116-OYT1T00123.htm

331とはずがたり:2008/11/19(水) 12:28:26
米連邦議会選:両院、民主勝利確実に 上院「60議席」焦点
http://mainichi.jp/select/world/news/20081101ddm007030066000c.html

 【ワシントン草野和彦】11月4日の米大統領選と同時に投開票される連邦議会選挙は、上下両院とも民主党の勝利が確実視されている。大統領選でオバマ上院議員が勝ち、民主党によるホワイトハウス、議会の完全支配が実現すれば、クリントン大統領が誕生した92年の選挙以来。特に上院(定数100)では、60議席を達成するかが焦点だ。少数党の議事妨害を阻止するための「安定多数」で、「オバマ大統領」のよりスムーズな政権運営が可能になるからだ。

 上院の現在の構成は民主党51(民主系無所属2人を含む)、共和党49。今回は35議席(補選2を含む)が改選され、内訳は民主党12、共和党23だ。

 選挙分析機関「クック・ポリティカル・リポート」の分析では、民主党は現有議席の維持を確実にし、共和党の議席がある4州で優位、6州で接戦に持ち込み、60議席獲得も視野に入れている。

 下院は全435議席が改選される。現有議席は民主党235、共和党199、欠員1で、民主党が20〜25議席を上積みするとの予想もある。

毎日新聞 2008年11月1日 東京朝刊

米連邦議会選:民主、上院60議席可否 来月まで持ち越し
http://mainichi.jp/select/world/america/news/20081107k0000m030110000c.html

 【ワシントン草野和彦】米連邦議会選は5日も開票作業が続き、上院(定数100)はジョージア州で過半数に達した候補者がいなかったため、州法に基づき12月2日に決選投票が行われる見通しになった。民主党が少数党の議事妨害を阻止できる60議席に到達するかどうかはそれまで持ち越される。

 CNNテレビによると、上院の獲得議席は民主党56、共和党40。アラスカ、オレゴン、ミネソタの3州も接戦が続いている。下院(定数435)は同時点で民主党254、共和党173。残り8議席が決まっていない。

333とはずがたり:2008/11/20(木) 16:06:51
米連邦議会選:オバマ効果で民主順調 共和は現職引退響く
http://mainichi.jp/select/world/america/news/20081105k0000e030073000c.html
 【ワシントン草野和彦】米連邦議会選挙は、民主党が上下両院で現有議席を上回り大勝する勢いだ。上院で目標としていた安定多数の60議席は届くかどうか微妙だが、ブッシュ政権の不人気と経済危機に加え、大統領選でのオバマ人気との相乗効果もあり、順調に議席数を伸ばした。

 現職が圧倒的に有利とされる議会選で、共和党現職の引退・辞職に伴い、改選23議席中5議席分が空いたことも民主党有利に働いた。勝利したバージニアやニューメキシコ、勝利確実なコロラドがそうした選挙区だ。民主党は、改選12議席のすべてに現職が立候補したのも強みだった。

 防戦の共和党は「オバマ大統領になれば『防火壁』が必要」(全国党上院委員会のランドール報道担当官)と「単独支配」の危険性を訴え、現職議席の死守に傾注。それでも、オバマ人気で民主寄りの有権者が増えたニューハンプシャーで共和現職のスヌヌ氏が、ノースカロライナで同じくドール氏が敗れた。

 資金力の差も大きく、ナショナルジャーナル誌によると、下院選挙で9月第2週〜10月第3週のテレビ・ラジオ広告に投じた額は民主党が49選挙区で約31億円に対し、共和党は15選挙区で約3.6億円。民主党はフロリダ24区などで共和党議席を次々に奪取した。

 民主党は06年の中間選挙に続き、保守色の濃い南部などでは、党の理念より地元の価値観を反映した「勝てる候補」をリクルート。そのため民主党が勝利しても、リベラル化ではなく、保守・中道化が進むとみられる。

 一方、知事選も4日、全米50州のうち11州で行われた。改選前は民主6州、共和5州だったが、共和党現職が引退したミズーリ州で民主党が勝利。他がそれぞれ現有州で勝てば、全米の知事勢力は民主党が1増の29州、共和党が1減の21州となる見通しだ。

米大統領選:全集計終了 ミズーリ州はマケイン氏勝利 
http://mainichi.jp/select/world/america/news/20081120k0000e030020000c.html
 【ワシントン及川正也】4日の米大統領選で勝敗が唯一未決着だった中西部ミズーリ州の集計が19日終了し、共和党のマケイン上院議員が、大統領選を制した民主党のオバマ上院議員を破って勝利した。これで全米50州と首都での全集計が終わり、獲得選挙人数(計538)はオバマ氏が365、マケイン氏は173で確定した。

 同州では両氏の票差が接近し、指定された投票所とは別の場所で投票した「暫定投票」の集計作業が続いていた。同州選管によると、19日の最終集計では、マケイン氏が3632票差(0.12ポイント差)で勝利した。

 同州では1956年以降、大統領選に当選した候補が常に勝利し全米的な先行指標とされてきたが、覆された。

 一方、3州が未決着の上院選では19日までにアラスカ州で現職の共和党候補が落選。民主党は非改選を含め58議席(同党系無所属含む)に伸ばした。残る2州のうちミネソタ州では極めて小差のため再集計を開始した。

 また、ジョージア州では投票総数の過半数を獲得した候補がなく、州法に基づき12月2日に決選投票が行われる。民主党が両州で勝利すれば、共和党の議事妨害を阻止できる60議席に達するため、総力戦で臨む方針。


米大統領選:民主、ネブラスカ州で選挙人1人獲得 64年以来
http://mainichi.jp/select/world/america/archive/news/2008/11/16/20081116ddm007030081000c.html
 【ワシントン草野和彦】AP通信は14日、米中西部ネブラスカ州で大統領選の開票作業が終わり、民主党のオバマ次期大統領が選挙人5人のうち1人を獲得したと報じた。

 ネブラスカ州での民主党の選挙人獲得は、1964年以来。残る4人は共和党のマケイン上院議員が獲得した。

 14日現在の獲得選挙人数はオバマ氏365人、マケイン氏162人で、未決定はミズーリ州(選挙人11人)のみ。

毎日新聞 2008年11月16日 東京朝刊

334千葉9区:2008/11/25(火) 22:22:37
http://www.asahi.com/international/update/1125/TKY200811250001.html
経済閣僚に大物2人 オバマ人事異例の早さ
2008年11月25日12時15分
 【シカゴ=都留悦史、ワシントン=西崎香】オバマ米次期大統領は24日、シカゴで記者会見し、政権運営で最も重視する経済分野の閣僚級人事を発表した。危機対策の要となる財務長官にニューヨーク連邦準備銀行のティモシー・ガイトナー総裁(47)を指名。関連省庁を束ねるホワイトハウスの国家経済会議(NEC)議長に、元財務長官のローレンス・サマーズ氏(53)を起用する。大統領選直後の異例の早さで大物の起用を公表し、来年1月20日の就任直後に景気対策を打ち出す構えだ。

 他の閣僚に先駆けて経済チームを発表したオバマ氏は「経済は苦境に陥っており、我々は一瞬たりとも立ち止まることが出来ない。私は立ち直りが早い米国の気迫を深く信じている」と述べ、経済力の回復を最重視する考えを強調した。

 財務長官に指名されたガイトナー氏は、オバマ氏と同じ47歳。金融危機対応では、米中央銀行の連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長の副官として、証券大手ベアー・スターンズなどの救済などを主導した。

 全体的な経済政策の立案では、オバマ氏の片腕となるNEC議長に、クリントン政権後半に財務長官を務めたサマーズ・ハーバード大教授を起用した。

 同氏は米屈指の経済学者で、財務長官退任後は母校のハーバード大学長も務めた。女性軽視と受け止められる発言などで辞任に追い込まれたが、90年代後半のアジア経済危機対応での実務経験のほか、オバマ氏と同様に格差是正を重視する姿勢なども評価された。

 経済政策を助言する大統領経済諮問委員会(CEA)の委員長には、カリフォルニア大バークリー校のクリスティーナ・ローマー教授を、国民皆保険に向けた医療制度改革などを進める内政会議(DPC)の議長にメロディ・バーンズ氏を起用する。

 オバマ氏が大統領就任直後に危機対策を実施できるよう、経済チームは議会やブッシュ政権、FRBなどと連携し、抜本的な景気回復案作りに着手する。失業保険の申請者数が18年ぶりの高水準に達したことを指摘したオバマ氏は、「まず経済を立て直すことに焦点を合わせる」と決意を示し、雇用創出・維持に力を入れる構えだ。

 金融危機対策では、市場の混乱を防ぐため、資金供給の拡大や金融機関の救済、超低金利策など、ブッシュ政権の路線を基本的に受け継ぐ方針。一方、実体経済悪化に歯止めをかける景気刺激策では、規模、速さともに違いを強調する戦略だ。急増する住宅差し押さえの防止や自動車業界の支援に取り組むほか、会見では「道路や橋を建て直し、学校を近代化し、クリーンエネルギーを供給する21世紀の社会基盤を構築する」と訴えた。

335千葉9区:2008/12/09(火) 01:02:54
http://mainichi.jp/select/world/news/20081208ddm012030024000c.html
米大統領選:現地メディアは/上 「黒人」「女性」にどう切り込んだ
 米大統領選(11月4日)では、従来「主役」を務めてきた白人男性にかわり、民主党のバラク・オバマ次期米大統領(47)やヒラリー・クリントン次期米国務長官(61)が、注目を集めた。本格候補として初めて登場した「黒人」と「女性」。選挙戦では、メディアがその人種や性差をどう報じるかも問われた。メディアの直面した課題を2回に分けて報告する。【ワシントン大治朋子】

 ●「差別」恐れ及び腰に

 「米国社会に根深く残る人種差別の実態を深く掘り下げるチャンスだったが、そうはならなかった」。民間ジャーナリズム研究機関「ポインター協会」のケース・ウッズ代表は、一連の報道をこう振り返る。

 米MSNBCテレビは今年4月、生放送番組「人種を語る」を放送。人種差別の現状を市民レベルで議論し、注目を集めた。だがこうした報道はむしろ珍しく「オバマ氏と人種問題を安易に結びつけると差別と言われかねず、メディアは及び腰だった」(ウッズ氏)といわれる。オバマ氏は恩師の黒人牧師が白人を敵視しているとの批判を受け、今年3月、人種をテーマに演説。だがそれを機に人種問題を掘り下げた報道も少なかった。

 AP通信が今年8〜9月にかけて行った調査によると、日常生活に人種差別は多数残されていると答えた黒人は57%。米社会に根強く残る差別の現状を浮き彫りにしている。

 一方で、人種問題をオープンに議論したいという市民の希望はあるようだ。今年6月、新聞折り込み用の週刊誌「ライズ・アップ」は「人種を語る」をテーマに創刊された。日常の差別に切り込む内容で注目を集め、契約を希望する新聞社が殺到。当初400万部だった部数は半年で倍増した。

 「人種」が注目される選挙で、米メディアは独自の報道を控える一方で「きっかけ」を探した。その一つが投票傾向の問題だ。オバマ氏は本選で黒人層の95%から支持を受け、メディアはこの事実を強調した。だが民主党の大統領候補はこれまでも黒人の約9割の支持を受けており、特別視する根拠は薄かった。

 ●オバマ氏に好意的

 世論調査で黒人候補を支持すると答えながら、実際には白人に投票する「ブラッドリー効果」への懸念も報じられた。だが、オバマ氏の選挙に同効果が見られたと証明するデータは最後まで確認されていない。

 オバマ氏自身についての報道でも、公平さを欠いたとの指摘がある。本選前の2カ月で、オバマ氏に好意的だった報道は全体の65%。ライバルの共和党候補の倍以上だった。また、米ギャラップ社が今年5月に行った世論調査によると、クリントン氏への報道が「厳し過ぎる」と答えた人は3割。逆にオバマ氏に「甘すぎる」という声は4割近くを占めた。

 メディアの記者の大半は白人男性で、コルゲート大のジェイ・マンドル教授は好意的な報道の背後に「オバマ氏を当選させることで人種問題を『解決』した気持ちになりたいという白人特有の意識が感じられた」と振り返る。

 黒人のメディア評論家、エリック・ディガンズ氏は「米国では白人の多くは白人地区に住み、黒人を理解せずに暮らせる。人種をめぐる報道がぎこちなく表面的だったのは、日ごろの人種問題への問題意識や知識の欠如の表れだ」と話す。

336千葉9区:2008/12/09(火) 01:03:25
 ●「うそ泣き」報道に怒り

 「性差の壁は、なぜ人種の壁ほど深刻に扱われないのか」。米国の著名な女性解放運動家、グロリア・スタイネム氏は今年1月8日、米紙ニューヨーク・タイムズのコラムでこう書いた。報道や世論が黒人のオバマ氏に甘く、女性のクリントン氏に厳しいという内容で、賛否両論を招いた。

 コラムを書いたきっかけは、ニューハンプシャー州の予備選(1月8日)だった。前日の7日、選挙で劣勢が伝えられたクリントン氏は集会で突然涙ぐみ、一部メディアが「うそ泣き」「最高司令官が務まるのか」と激しく批判したからだ。

 事前の世論調査に反し、クリントン氏はオバマ氏に小差で勝利した。今年1月からのすべての選挙を分析したウィスコンシン・マディソン大のチャールズ・フランクリン教授は、同州予備選で「クリントン氏が過小評価された」と結論付けた。

 「女性有権者からメディアへの怒りの声が殺到し、直前に一気に追い上げたのが勝因だった」。クリントン氏の大統領夫人時代のスピーチライターで、今回の選挙で広報担当を務めたリサ・マスカティン氏は取材に、そう明かしている。

 クリントン氏に対しては、このほかにも選挙中「米国民は毎日女性が老いていくのを(テレビの)目の前で見たいか」といった個人攻撃的な報道が目立った。米NBCテレビのディレクター、チャック・トッド氏は「批判はクリントン氏が招いたもので、米メディアが公平さを欠いているとは思わない」と話す。クリントン氏は選挙中、ボスニア・ヘルツェゴビナを訪れた(96年)際に「銃火をかいくぐった」と発言。後日ウソと分かるなど、資質が問われたこともあったからだ。

 ●「女性問題」控えた

 一方で、選挙を機に米社会における女性差別の現状や課題を論じる報道はわずかだった。米国の女性労働者の平均賃金は男性の8割程度に過ぎず、女性の「不公平感」は強い。

 コラムニストのニコラス・クリストフ氏は米紙ニューヨーク・タイムズで「クリントン氏が女性の問題について演説すれば議論を深めるきっかけになる」と提唱。だがクリントン陣営は「女性であることを利用していると批判されると考えて控えた」(マスカティン氏)という。

 ◇「白人男性」記者、問題提起にためらい−−トッド・ギトリン・コロンビア大教授(ジャーナリズム、社会学)
 コロンビア大のトッド・ギトリン教授(ジャーナリズム、社会学)に、大統領選報道について聞いた。

 今回もこれまでの大統領選報道と変わらず、大半は陣営の戦術や誰がレースに勝つかといった内容に終始した。

 初めて黒人や女性の本格候補を迎え、報道ぶりも注目されたが、米メディアは「黒人」や「女性」をどう扱うべきか確信が持てなかった。候補者について黒人だとか女性だと言及すること自体歓迎されないという雰囲気があり、自ら問題提起することがメディアの義務かどうかも判然としなかった。

 大半のメディアは従来通り、陣営がきっかけを作らない限り、自ら問題を提起しない方針を取った。つまりオバマ氏の人種にもクリントン氏の性別にもメディアとして独自にはこだわらなかった。オバマ氏はそれで得をした。彼も人種の違いを強調されたくなかったからだ。クリントン氏も戦争をしている米国の大統領として、女性であることは不利と考えた。だが一部メディアは服装や声のトーンなど、男性なら話題にもならないことで攻撃した。クリントン氏と個人的に敵対する記者がいるせいもあるが、総じて米メディアは人種問題を扱う時のような注意深さで女性の問題を扱っていない。

 メディアは米社会の「黒人」「女性」の問題にも自ら切り込まなかったが、記者らの多くが白人男性であることと無縁ではない。例えば今回、もっと記者や編集者の中に黒人や女性が多く、会社の中で有力な立場にあれば、彼らの感性が結集され、黒人や女性の問題を積極的に取り上げただろう。

毎日新聞 2008年12月8日 東京朝刊

337千葉9区:2008/12/17(水) 00:11:22
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-35465120081216
 [15日 ロイター] オバマ次期米大統領は15日、新政権のエネルギー長官にノーベル賞受賞者のスティーブン・チュー氏、ホワイトハウスのエネルギー・環境政策を調整する新組織のトップにキャロル・ブラウナー元環境保護局(EPA)長官をそれぞれ指名した。

 また、EPA長官にリサ・ジャクソン・ニュージャージー州知事首席補佐官、ホワイトハウスの環境評議会議長にナンシー・サトリー・ロサンゼルス市助役を指名した。

 次期政権の主要ポストに起用されたか、あるいは起用が取りざたされている候補者は以下の通り。閣僚人事は上院の承認が必要。 

 <国務長官>

 大統領選の民主党候補者選びで戦ったヒラリー・クリントン上院議員(ニューヨーク州)を指名。海外での米国の評判を立て直す戦略の一環とみられる。側近らによると、オバマ次期大統領はクリントン氏の職業倫理を高く評価し、元大統領夫人のスター性が世界における米国の地位向上というビジョンの実現を後押しすると考えている。 

 <国防長官>

 共和党現政権のロバート・ゲーツ国防長官に留任を要請。ゲーツ氏は2006年後半にブッシュ大統領によって指名された。国家安全保障会議(NSC)では穏健派とされ、現政権の国防政策継続を強く示唆する人事。オバマ氏は共和党からの政権参加を求める意向をかねてから表明しており、ゲーツ氏はラムズフェルド前国防長官の後任となって以来、民主・共和両党のメンバーから高い評価を得ている。 

 <財務長官>

 経済危機に対応するキーパーソンとしてニューヨーク連銀のティモシー・ガイトナー総裁を起用。ガイトナー氏は、金融市場安定化対策の立案で中心的な役割を担ってきた。世界の金融システムで重要な役割を占める銀行は、統一された規制の枠組みの下で業務を行うべきとの見解を持つ 

 <国土安全保障長官>

 ジャネット・ナポリターノ・アリゾナ州知事を指名。同省は2001年9月11日の同時多発攻撃事件を受けて新設された。

 <国家経済会議委員長>

 ローレンス・サマーズ元財務長官の起用が正式に発表された。サマーズ氏は、クリントン政権で財務長官を1年半務めた。同氏はオバマ氏の顧問として数カ月間、選挙戦を共にし、金融危機対策の策定で助言している。

338千葉9区:2008/12/17(水) 00:11:38
 <国家安全保障問題担当大統領補佐官>

 ジェームズ・ジョーンズ元北大西洋条約機構(NATO)作戦連合軍最高司令官を指名。民主・共和双方の議員から広く尊敬を集めているが、自身はいずれの党にも属していない。イラク戦争をめぐってブッシュ政権の対応を強く批判したことで知られる。

 <司法長官>

 エリック・ホルダー元司法副長官が就任を受諾。同氏はクリントン政権時代に司法副長官を務め、大統領選ではオバマ陣営の法律アドバイザーを務めた。オバマ氏が選んだ副大統領候補の人物調査にも関与した。 

 <エネルギー長官>

 ノーベル賞受賞者のスティーブン・チュー氏を指名。チュー氏は1997年にノーベル物理学賞を受賞し、現在はローレンス・バークリー国立研究所(カリフォルニア州)の所長を務めている。気候変動に対して早くから科学的手法による解決を提唱、同研究所を代替・再生可能エネルギー研究における世界的リーダーに育て上げた。 

 <内務長官>

 民主党関係者によると、ケン・サラザール上院議員(コロラド州)が指名される見通し。起用が決まれば、石油・天然ガス開発用にリースする国有地の管理などを担当することになる。サラザール氏は環境問題専門の弁護士として開業した経歴の持ち主。オバマ次期政権で2人目のヒスパニック系閣僚となる。 

 <商務長官>

 ニューメキシコ州のビル・リチャードソン知事を起用。同氏は国連大使、エネルギー長官を歴任。今回の大統領選に出馬し民主党の候補指名を争ったが、撤退後は早い段階でオバマ氏支持を表明した。オバマ次期政権で初めて指名を受けたヒスパニック系閣僚。 

 <エネルギー・気候変動・環境政策調整官>

 ホワイトハウスに新設するエネルギー・気候変動・環境政策調整官にキャロル・ブラウナー元環境保護局(EPA)長官を指名した。クリントン政権ではEPA長官だった。 

 <環境保護局長官>

 ニュージャージー州知事首席補佐官のリサ・ジャクソン氏を指名。同氏はワシントンとニューヨーク市のEPA本部で16年間働き、ニュージャージー州環境保護局長を務めた。

 <住宅都市開発長官>

 ショーン・ドノバン・ニューヨーク市住宅保全開発局長を指名。ドノバン氏はクリントン政権でも住宅都市開発省で数十億ドルの住宅助成金プログラムの実施を主導した経験がある。 

 <厚生長官>

 早くからオバマ氏支持を表明していたトム・ダシュル元上院民主党院内総務を起用。厚生長官に大物を起用し、オバマ氏が公約に掲げる医療保険制度改革を進めることになる。重鎮の起用は、オバマ氏が約4600万人に上る無保険者の解消を最優先課題に据えていることを示している。 

 <教育長官>

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、シカゴ市教育長のアーン・ダンカン氏を教育長官に選んだ。ダンカン氏はオバマ氏の長年の友人で、規模が国内3番目のシカゴ公立学校システムの最高経営責任者として、教師の質向上などへの取り組みで高い評価を得ている。

339千葉9区:2008/12/20(土) 11:28:56
オバマ政権の閣僚指名、性別・人種・党派の多様性に配慮
オバマ新政権


19日、米シカゴでの記者会見でカーク元ダラス市長(中央)の肩を抱くオバマ次期大統領。左はソリス下院議員=ロイター 【ワシントン=本間圭一】オバマ次期米大統領は19日、シカゴで記者会見し、カリフォルニア州選出のヒルダ・ソリス下院議員(51)を労働長官に、ロン・カーク元ダラス市長(54)を通商代表部(USTR)代表に、イリノイ州選出のレイ・ラフッド下院議員(63)を運輸長官に起用する人事を発表した。

 これにより、次期政権の閣僚15人の指名は終わり、今後は上院での承認や次官級人事などに焦点が移る。

 閣僚の内訳を見ると、15人のうち、ヒスパニック(中南米)系が3人、アジア系が2人など人種的少数派(マイノリティー)が計7人に上る。女性は3人、共和党が2人と、性別、人種、党派の多様性に配慮した布陣となった。

 ソリス氏は、メキシコ移民の父と、ニカラグア移民の母の間に生まれた。下院では移民問題などに取り組み、次期長官に承認されれば、失業対策や労働者の待遇改善などの懸案にあたる。

 カーク氏は1995年に黒人として初のダラス市長となり、現在は法律事務所の共同経営者。世界貿易機関(WTO)新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の交渉に臨む。

(2008年12月20日10時39分 読売新聞)

340千葉9区:2008/12/20(土) 11:31:49
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-35549120081219
情報BOX:数字で見るオバマ氏の大統領就任式
2008年 12月 19日 19:00 JST
 <輸送>

 米国バス協会とワシントン当局は、最多1万台の観光バスの流入に備えている。これらのバスをずらりと並べたとすると、137キロにもなる。1万台のバスは50万人を運ぶことが可能だ。

 航空会社は臨時便を飛ばし、大きめの航空機を使用する。全米鉄道旅客輸送公社(アムトラック)は就任式当日、通常よりも運行本数を増やす予定。

 ワシントンのメトロ・レール・サービスは、850車両を運行、午前4時から午後7時まで毎時12万人が利用できるようにする。

 <観衆の規模>

 ワシントンのエイドリアン・フェンティ市長は最大400万人が就任式のためにワシントンの中心に集中するとみている。シークレットサービスはこの推計は高すぎるとしているが、ワシントン当局は就任式の観衆は、これまでで最高の1965年、リンドン・ジョンソン大統領の就任時に集まった120万人を上回ると予想する。

 約24万人が就任宣誓式を見守る予定で、残りの観衆は3キロ余りのナショナル・モールに押し込められる見通しだ。ナショナル・モールは、ポトマック川沿いの米連邦議会議事堂からリンカーン記念館までの、ペンシルバニア通りに沿った3キロの地域だ。

 <宿泊施設>

 ワシントンの観光協会は、先週の時点で区内にあるホテルの総部屋数2万9000室うち、少なくとも900室がまだ空いていると述べた。ワシントン首都圏では、少なくとも1700室が利用可能だという。

 <保安>

 警察当局は、約4000人の警察官が国内の96自治体から派遣される4000人の警察官とともに警備すると述べた。

 米軍当局によると、7500人の米国軍人と4000人の州兵が式典に直接関わるか、行政当局を支援する形で投入される。

 シークレットサービスや米連邦捜査局(FBI)の職員、米連邦議会議事堂の警察官らも就任式当日は任務に就く。

 就任式に実際に参加する24万人は、すべての人が通り抜ける設置式か携帯式の金属探知機によって検査される。

341ホッシュジエンの国内ニュース解説:2009/01/03(土) 23:18:23
アメリカのオバマ次期大統領は、ことし初めてとなる国民向けの
演説で、大規模な景気対策を速やかに実行しなければならないと
強調し、民主・共和両党に対して超党派での協力を呼びかけました。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ()     ____   __    どのような政策で景気回復を
  ()()   /|  ,,,,,,,,l  /  /    図るのかが問題だろう。
  | | |   |  | ミ ・д・ミ/_/ 旦~~ 
  | | |   |  ̄| ̄|| ̄ ̄賀正 ̄| 軍需政策は止めて欲しいですね。
 |||||||||  `TT | ̄l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l    もう既に兆候があるし。(・A・ )

09.1.3 NHK「オバマ氏 超党派で景気対策を」
http://www.nhk.or.jp/news/k10013343431000.html
09.1.3 TBS「ガザ地区 空爆と報復やまず」
http://www.nhk.or.jp/news/k10013343081000.html
09.1.3 TBS「バグダッド近郊で自爆テロ、23人死亡」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4030745.html

342千葉9区:2009/01/04(日) 22:22:45
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090103-OYT1T00639.htm
オバマ新大統領の就任式に200万人…空前の人出予想

 【ワシントン=本間圭一】バラク・オバマ次期米大統領(47)の就任宣誓式まで2週間余となり、首都ワシントン挙げての準備作業が本格化している。

 米国初の黒人大統領誕生を見ようと、史上最多の200万人が集まる見込みで、演出も歴史的行事を意識したものになりそうだ。ただ、受け入れ態勢の不備を懸念する声も上がっている。

 ◆リンカーン

 一連の行事を最初に盛り上げるのは、オバマ氏自身だ。今月17日には、独立宣言が起草されたフィラデルフィアから鉄道でワシントン入りする。リンカーン元大統領が1861年の就任式に際し、鉄道でワシントン入りした史実を踏まえたもので、敬愛する英雄と自身をだぶらせる。

 注目の20日の演説内容は不明だが、式典のテーマは、リンカーンの有名な「ゲティスバーグ演説」(1863年)の一節から取った「自由の再生」とした。ジョージ・メイソン大学のジェームズ・フィフナー教授は、「人種間の団結という合衆国の理念を訴え、歴史に残る言葉を発するはず」と予測する。式典ではソウル歌手アレサ・フランクリンさんが美声を披露する。

 ◆終日ラッシュアワー

 観衆の規模にも、関心が集まっている。米メディアはワシントン市長の予測や独自調査などとして、200万〜500万人の幅で伝えている。近年の就任式で最多は1965年のジョンソン大統領の約120万人、ブッシュ大統領2期目の2005年は約30万人だった。未曽有の人出に、航空会社は増便を予定し、地下鉄も終日ラッシュアワー並みに運行する。

 だが、ワシントンの居住人口は約60万人に過ぎない。主要ホテルは中心部から車で約2時間の郊外まで満室。簡易トイレは設置不足が指摘される。交通機関のまひも想定され、就任式実行委員会などは、徒歩での移動を呼びかけている。

 ◆国民が主役

 同委員会が今回の就任式で目指すのは「歴史上最も開かれた式典」。オバマ氏が宣誓する連邦議会議事堂近くの緑地帯「ナショナル・モール」を一般に開放、大型テレビを設置して市民を迎える。また、過去の就任式のように、企業や労組、ロビイストからの献金は求めず、少額の個人献金で経費をまかなう方針だ。

 「式典は国民が主役」という宣伝が効いたためか、交通費や滞在費は自己負担で無給のボランティアに、必要数の4倍近い約6万人もの応募があった。選挙戦の熱狂が、再現されることになりそうだ。

(2009年1月4日13時24分 読売新聞)

343千葉9区:2009/01/04(日) 22:23:31
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081107-5171446/news/20081224-OYT1T00294.htm
クリントン長官のもと、国務副長官2人体制で強化
 【ワシントン=本間圭一】オバマ次期米大統領は23日、クリントン前政権で国家安全保障担当の大統領副補佐官を務めたジェームズ・スタインバーグ氏(55)と、行政管理予算局(OMB)局長だったジャコブ・ルー氏(53)を国務副長官に起用すると発表した。

 国務副長官の2人体制は異例で、国務長官に指名されたクリントン上院議員が目指す、国務省の権限強化の一環となりそうだ。

 スタインバーグ氏は、クリントン政権下で、国務省政策企画局長なども務め、現在は米テキサス大学公共政策大学院長。イラク駐留米軍の撤退期限設定に前向きで、オバマ政権では外交に集中するとみられる。ルー氏はクリントン政権下で予算の議会折衝などの実績があり、今後は国務省の予算増額や事務管理にあたると伝えられる。

(2008年12月24日11時14分 読売新聞)

344千葉9区:2009/01/09(金) 00:27:43
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009010801000826.html
駐日米大使にナイ氏 元国防次官補の知日派
2009年1月8日 22時26分

 オバマ次期米政権で就任する次期駐日大使にジョセフ・ナイ元国防次官補(71)が起用されることが8日、固まった。ナイ氏はクリントン前政権の国防次官補として日米同盟を「アジア太平洋の平和、安定のかなめ」と再定義するなど日米安全保障に深く関与した米国有数の知日派で知られる。政権移行チームの関係者が明らかにした。

 次期駐日大使の人選をめぐっては日系のノーマン・ミネタ前運輸長官らが有力候補として取りざたされていた。ナイ氏の起用方針はクリントン次期国務長官の意向が影響した可能性もある。

 ナイ氏はプリンストン大卒業後、ハーバード大で政治学博士号を取得。2000年には、日本に集団的自衛権の行使容認を提言した通称「アーミテージ報告」の作成にかかわった。

 シーファー現駐日大使はオバマ政権発足前の来週中に離任する予定。

345千葉9区:2009/01/09(金) 00:28:50
http://mainichi.jp/select/world/news/20090109k0000m030091000c.html
米上院:オバマ氏後継を一転承認へ 「黒人議席」存続
 【ワシントン大治朋子】オバマ次期米大統領は7日の記者会見で、上院議員だった自身の後継として、イリノイ州のブラゴエビッチ知事(後継指名をめぐる汚職事件で逮捕・保釈中)に指名された元同州司法長官のローランド・バリス氏(71)の就任を支持する考えを示した。上院も承認に必要な手続きを開始した。

 オバマ氏は会見で「バリス氏は素晴らしい公僕だ」と述べた。バリス氏は汚職事件で逮捕された知事に指名されたため、米上院などは当初、承認の手続きを拒否する意向を表明。オバマ氏もこれを支持していた。

 だが、バリス氏は「事件とは無関係」と主張。黒人のバリス氏はオバマ氏が確保していた、上院で唯一の「黒人議席」を存続する立場にもあり、米下院の黒人議員団は7日、バリス氏の就任を支持する決議をまとめた。

 オバマ氏や上院幹部はこうした情勢を踏まえ、議会の円滑な運営を優先し、方針転換を図ったとみられる。上院はバリス氏の就任に際し「事件とは無関係」との宣誓を求める方針という。

346千葉9区:2009/01/12(月) 00:10:46
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200901070013.html
オバマ氏の大統領専用リムジン、マニア間では不評

新たな大統領専用リムジン。車体は黒一色に塗装される(CNN) 選挙運動期間中にハイブリッド車の台数増加を掲げていたオバマ次期米大統領が、就任式の20日から乗るリムジンの画像が流出した。


リムジンは乗用車とトラックを融合した作りで、見た目は戦車に似ている部分もある。大統領護衛官は20日、オバマをリムジンに乗せ、ワシントン市内のホワイトハウスに近いペンシルバニア大通りを、約3キロにわたってパレードする。


ネット上では早くも、リムジンの外見をめぐって自動車マニアの間から「ダサイ」「大統領を戦車に乗せる方がまし」などの批判が続出。ある通信社は、ドアの厚さが20センチもある点を「小惑星の直撃にも耐えられる」と揶揄(やゆ)した。


リムジンは米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)のキャデラック車。GM関係者によると、リムジンは既存車種の延長上にない特別仕様車で、厳しい試験や開発を経て生産された。ただし設計や内装などには、通常車種の優れた点も取り入れている。


クリントン元大統領の運転手だった元護衛官のジョー・ファンク氏は、リムジン車内で外部の雑音が一切遮断されるため、オバマ氏が保護された密室空間の中で孤立感を味わうと予想。ただ、オバマ氏が電話や衛星、インターネットなどで、世界中と瞬時に通信できることに驚くだろうとしている。


環境活動家らの中には、リムジン車体が緑に塗装されることを期待する向きもある。ただし自動車マニアは、リムジンがディーゼル燃料を使用し、燃費は悪いと見ている。ディーゼル燃料が1ガロン2.4ドル(約224円)、ガソリンが同1.67ドル(約156円)となっている状況では、リムジンが経済的車両とは言い難い。アンバサダー・リムジン社の関係者は「文字通り走る燃料庫」だとコメントした。

347千葉9区:2009/01/14(水) 21:42:47
http://mainichi.jp/select/opinion/ooji/news/20081117dde012070002000c.html
グッド・イブニングAmerica:テフロン大統領=大治朋子
 「オバマは新世紀のテフロン・マン」。米ニューズウィーク誌(11月17日号)の指摘である。テフロンは米デュポン社が開発したフッ素樹脂加工技術の登録商標。次期大統領に決まった民主党のバラク・オバマ氏はテフロン加工されたフライパンのように、批判を受けてもダメージ、つまり傷が残りにくいという意味だ。

 もとは共和党のレーガン元大統領の異名だった。民主党女性下院議員(当時)、シュローダーさんは83年、料理がこびりつかないフライパンを使い、卵焼きを作りながら、「テフロン大統領」という呼び名を思いついたという。

 レーガン氏は失政や失言で何度か窮地に立たされていたが、批判は長引かなかった。それどころかいつの間にか支持率が回復する。そのワケを考えているうちに「グレートコミュニケーター(偉大なる伝達者)」と呼ばれた話術や、それを生かした政権の戦術がテフロン加工のように同氏を守っているのだという結論に達したそうだ。

 シュローダーさんはこの呼び名をキャッチフレーズに「失政の責任を取らない大統領」と批判をするつもりだったが、国民は「なるほど。私もダメージに強くなりたい」と好意的に受け止め、がっかりしたという。

 オバマ氏が「テフロン加工」といわれるのは、安定した好感度からだ。選挙中はスキャンダルや失言もあったが、米メディアが今年1月から11月までに行った調査96回のうち、オバマ氏に「好感を抱かない」と答えた人が4割以上になったのは12回だけ。好感度が高いとされた共和党の大統領候補、ジョン・マケイン上院議員ですら98回中31回で、その差は歴然としていた。

 メディアの報道も、背景にはある。選挙直前2カ月のニュース番組は、オバマ氏に好意的なものがマケイン氏の2倍だったというデータもある。

 だが選挙に強くても、政権末期の支持率はガタガタ、ということもある。民主党のジョンソン大統領は選挙では圧勝したが、国民の不満が高まり、引退時の支持率は5割を切った。

 逆に同党のクリントン前大統領は初出馬で圧勝したわけではないが、2期8年の任務を終えた時の支持率は過去50年の大統領で最高の65%(レーガン氏は64%で2位)。不倫疑惑など数々のスキャンダルをものともせず、2人目の「テフロン大統領」と呼ばれた。

 オバマ氏は3人目となるのか。これからの4年で、それはおのずと分かるはずだ。(北米総局)

毎日新聞 2008年11月17日 東京夕刊

348千葉9区:2009/01/18(日) 17:10:10
http://sankei.jp.msn.com/world/america/081113/amr0811132354012-n1.htm

 【ワシントン=有元隆志】米共和党副大統領候補だったアラスカ州のサラ・ペイリン知事(44)が、2012年の大統領選を見据えた動きを始めている。大統領候補だったマケイン上院議員の陣営からは、ペイリン氏には外交問題などで国を率いるための基礎知識が足りなかったと、敗北の“戦犯”扱いされているが、選挙期間中は失言を恐れ極力少なくした米メディアとのインタビューにも積極的に応じて反論するなど、反転攻勢に出ている。

 ペイリン氏をめぐっては選挙後に、マケイン陣営から「アフリカを大陸ではなく、国だと思っていた」、「米、カナダ、メキシコによる北米自由貿易協定(NAFTA)締結国を知らなかった」との暴露情報が米メディアに流された。

 ペイリン氏は11日、NBCテレビ番組で、これらを否定するとともに、情報を流した陣営スタッフを「実名で発言しないなんて臆(おく)病(びよう)者」と非難した。

 共和党全国委員会が選挙運動のためにペイリン氏に提供した15万ドル(約1400万円)相当の衣装についても、「すべて箱に入れて、本部に送った」と主張した。

 10日のFOXテレビ番組では、4年後は先のことすぎるとしながらも、「もし4年後にドアが開いていて国のためになるとすれば、私はドアに向かって進む」と述べ、大統領選出馬の意欲をにじませた。

 ペイリン氏は今後、大統領選、上下両院選で敗れた党の再生に取り組むことになる。当面知事職にとどまるとみられているが、共和党内で取りざたされているのが上院選への出馬だ。

 アラスカ州選出のテッド・スティーブンズ上院議員(共和党)は石油会社から利益供与を受けながら、義務付けられた議会への資産報告を行わなかったなどとして、政治倫理法違反などの罪で有罪評決を受けた。同議員は今月4日投票の選挙に再選を目指して出馬、接戦のためまだ勝敗は確定していないが、当選しても失職に追い込まれる可能性が指摘されている。共和党関係者は「同議員が失職した場合、補欠選挙で勝つには人気の高いペイリン氏が最適だ」と語る。

 首都ワシントンの空気に染まっていない新鮮さを売り物にしてきたペイリン氏が、国政経験を積むために上院選出馬に踏み切るか、その動向は引き続き注目を集めそうだ。

349とはずがたり:2009/01/20(火) 14:12:47
【鼓動】カリフォルニア州破産? 「財政赤字」許容なき地方政府
2009.1.19 17:48
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1038805069/1804-1805

350千葉9区:2009/01/20(火) 21:14:05
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090120/amr0901201805008-n1.htm
「夫に国務長官のポストも提示」 バイデン副大統領夫人が“暴露”
2009.1.20 18:06


 バイデン次期米副大統領のジル夫人は19日、バイデン氏とともに、テレビ番組に出演した際、バイデン氏がオバマ次期大統領から副大統領候補と国務長官候補の2つのポストを提示されていたことを明らかにした。

 ジル夫人は外交担当の国務長官は海外に出かける機会が多いため、副大統領の方が家族にとっては望ましいともらした。「失言癖」で知られるバイデン氏だが、夫人の思わぬ発言に、「シーッ(しゃべるな)」とあわてて口止めに走った。

 バイデン氏の広報担当者は番組収録後、「オバマ氏が提示したのは副大統領候補のポストだけで、バイデン氏は喜んで申し出を受け入れた」との声明を出した。(ワシントン 有元隆志)

351千葉9区:2009/01/20(火) 22:34:57
http://mainichi.jp/select/world/news/20090120k0000e030041000c.html
米国:不測の事態に備えゲーツ長官「隔離」
 【ワシントン及川正也】ブッシュ米大統領は19日、20日のオバマ次期大統領就任式中にテロ攻撃や大災害などによる不測の事態が発生した場合の後継大統領に、ゲーツ国防長官を指名した。オバマ氏も同意している。米メディアによると、ゲーツ長官は就任式には出席せず、首都圏外の軍事施設に「隔離」されるという。

 就任式には新旧の正副大統領に加え、継承順位の高位にあたる議会幹部や新旧閣僚が一堂に会するため、緊急時を想定した危機管理措置。新旧大統領は20日正午で交代するが、閣僚ではゲーツ長官のみ留任する。毎年恒例の大統領による連邦議会での一般教書演説でも同様の措置が取られている。

352とはずがたり:2009/01/21(水) 19:11:39
ブッシュ一族がケネディ家的な地位を狙ってるとするならば悪い冗談であるなぁ。。

ブッシュ元米大統領、次男ジェブ氏の大統領就任を希望
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/JAPAN-357039.html?C=S
2009年1月5日(月)14:25
(トムソンロイター)

 [ワシントン 4日 ロイター] ジョージ・H・W・ブッシュ元米大統領(1989─1993年在職)は、次男のジェブ・ブッシュ前フロリダ州知事(55)が、いつの日か米国大統領になることを望んでいることを明らかにした。

 ブッシュ元大統領は4日、フォックス・ニュースのインタビューでジェブ氏について語り、同氏が大統領職に就くためのすべての資質を備えていると語った。

 ジェブ・ブッシュ氏は、2010年の上院選でフロリダ州からの出馬を検討していると表明している。

 元大統領は「彼に出馬してもらいたい。いつの日か大統領になってもらいたい。あるいは、上院議員になるにせよ出馬することを希望する」とコメント。その上で「今はおそらく時期が悪い」と付け加えた。

 合衆国大統領に親子で就任したのは、第2代ジョン・アダムズ大統領と第6代ジョン・クインシー・アダムズ大統領親子に続き、ブッシュ元大統領と現大統領が歴代2例目となるが、息子2人が大統領に就任した例はない。

 多くの世論調査で歴代大統領中最も低い水準の30%未満の支持率が続いている現大統領は、任期満了にともない、1月20日、ホワイトハウスを後にする。

353千葉9区:2009/01/21(水) 23:44:00
http://mainichi.jp/select/world/news/20090121k0000m030048000c.html
米新大統領:出馬表明、指名受諾…世界を魅了した名演説
 オバマ米新大統領は「チェンジ(改革)」や「試練の中で希望を抱き続ける」ことを説き続け、米国だけでなく世界の人々を魅了してきた。20日の就任式を迎え、過去の演説からオバマ氏の言葉の軌跡を振り返る。

 ■出馬表明演説(07年2月10日、イリノイ州の州都スプリングフィールドで)

 皆さんがここに集まったのは私のためではない。この国の将来を信じているからだ。戦争に直面していても、皆さんは平和の到来を信じている。絶望の中にあっても、皆さんは希望が生まれることを信じている。政治が皆さんを疎外し、私たちをあまりにも長い間分裂させてきたのにかかわらず、私たちは一つの国民になれることを信じている。私たちは今、その旅路を進もうとしている。

 私がイリノイ州に来たのは二十数年前。大学を卒業したばかりの若者だった。教会グループから地域活動の仕事を与えられた。アメリカをよりよくするため、ささやかながら役割を果たせるかもしれないと思って引き受けた。その後、弁護士になり、選挙民の積極的な政治参加次第で自由や平等という私たちの大切な権利が守られることに気付いた。私はその思いをもって上院議員としてこの州都に来た。米国の東西南北が交差するこの地で、私は米国民の特質である寛大さを知った。寛大さによってこそ、希望あるアメリカを建設できると私は信じるにいたった。

 だからこそ、私は(スプリングフィールドの)この旧州議事堂の下で、(奴隷解放宣言で知られる第16代大統領)リンカーンが、かつて分裂した議会に結束を呼びかけたこの地で、共通の希望と共通の夢がたたずむこの場所で、皆さんの前に立ち、米大統領への立候補を表明する。

 ■大統領候補指名受諾演説(08年8月28日、コロラド州デンバーで開かれた民主党全国大会で)

 4年前、私は皆さんの前に立ち、私自身の話をした。裕福でもなく、無名だったケニヤから来た若い男性とカンザス州出身の若い女性(オバマ氏の両親)の話だ。彼らは、自分たちの息子が望むことを実現できるのがアメリカだと信じていた。この約束こそ、米国を特別な国にしている。勤勉さと犠牲を通じて私たち一人ひとりが自分の夢を追求できる。それと同時にアメリカという一つの家族として団結し、次の世代も夢を追えるようにするのだ。

 その約束が今、破られようとしている。多くの人が失業し、家を失い、借金に苦しんでいる。破たんしたワシントンの政治、ブッシュ政権の失策が原因だ。私は、すべての米国人にも訴えたい。(本選投票日の08年)11月4日に我々は立ち上がって言わねばならない。「(共和党政権の失政は)8年でたくさんだ」と。

 私はアメリカの約束を守るため変革(チェンジ)を公約する。国内で雇用創出する企業への優遇税制や、全勤労世帯の95%を対象とした減税だ。中東の石油依存から10年で脱却する。風力、太陽光など再生可能エネルギーの開発に投資し、500万人の雇用を創出する。すべての国民が利用できる医療保険制度を約束する。男女の給与格差もなくす時だ。

 責任ある形でイラク戦争を終結し、アフガニスタンでの国際テロ組織アルカイダと、旧支配勢力タリバンとの戦いを完遂する。テロと核拡散、貧困と虐殺、気候変動と疾病という21世紀の脅威を打ち負かす、新しい国際協調関係を築く。

 この8年間で失われたのは、共通の目標に取り組む国民の意識だ。これを取り戻さなければならない。私の選挙ではない。あなた方の選挙だ。みなさんがワシントンを変えるのだ。

 45年前のこの日、全国から人々がワシントンに結集し、若い(黒人公民権運動指導者マーチン・ルーサー・キング)牧師が語る夢を聞いた。あらゆる信条、人種、階層の人々の運命はつながっており、協力すれば、私たちの夢を一つにできるとの訴えだった。牧師は「後戻りはできない」と叫んだ。

 私たちは後戻りできない。子どもたちを教育し、帰還兵を世話し、経済を立て直し、都市を再生し、家族を守らなければならない。この選挙で我々はもう一度、未来へ向かって行進することを誓約しなければならない。

354千葉9区:2009/01/21(水) 23:44:23
 ■大統領選勝利宣言(08年11月4日、イリノイ州シカゴのグラント公園で)

 長い道のりだった。だが今夜、今日の決戦を経てアメリカに変革が訪れた。この勝利は皆さんのものだ。私は最初から当選確実の候補者だったわけではない。金もなかったが、労働者たちが5ドル、10ドル、20ドルと献金してくれた。極寒の日もうだるような暑さの日も見知らぬ人の家のドアをたたいて回った人々のおかげで選挙運動は力を得た。人民の、人民による、人民のための政治は滅んでいなかった。

 我々の前には大きな仕事が待っている。道は長く険しい。だが、私は今夜ほど希望に満ちたことはない。私は約束する。我々は一つの国民として目標に到達するのだ。

 今夜我々は、この国の真の力は武力ではなく、民主主義、自由、不屈の希望に由来することを証明した。

 今こそ我々の時代だ。子供たちに機会の扉を開き、豊かさを取り戻し、アメリカンドリームを唱える時だ。皮肉や疑いに直面した時、「できない」と私たちに語る人がいる時、変わることのない信念で答えるのだ。私たちはできる、と。

355千葉9区:2009/01/21(水) 23:56:38
http://mainichi.jp/select/world/news/20090121dde001030003000c.html
オバマ米新大統領:就任演説 「責任果たす新時代」 対決より共生を
 ◇米国再建の仕事に着手しよう
 【ワシントン及川正也】バラク・オバマ米新大統領(47)は20日正午(日本時間21日午前2時)過ぎ、連邦議会議事堂前での就任式で宣誓し、第44代大統領に就任した。18分間の就任演説でオバマ氏は、経済危機などを乗り切るため「アメリカ再建に取りかかる」と表明。国民にも「責任を果たすべき新たな時代」に立ち向かうよう呼び掛けた。米国民は「国家や世界に義務を負っている」と強調、対決よりも共生の道を探る考えを示した。=一部地域既報

 国難ともいえる対テロ戦争と経済対策の2大課題の克服に決意を示すことで経済不安の拡大を阻止する一方、孤立主義や保護主義を排し、米国が今後も国際的な問題に積極的に関与していく姿勢を色濃く打ち出した。

 オバマ氏はこの後、ホワイトハウスまでパレード。同夜にはミシェル夫人とともに舞踏会に臨んだ。一方、上院では20日、オバマ氏が指名したナポリターノ国土安全保障長官ら6閣僚を承認。オバマ政権が発足した。ただ、予定されていたヒラリー・クリントン新国務長官の承認はこの日は見送られた。税金不払い問題が発覚したガイトナー新財務長官の承認審議は21日に予定されており、主要閣僚不在での船出となった。

 オバマ氏は演説でイラク、アフガニスタンでの対テロ戦争や深刻な経済低迷について「試練は現実だ」と指摘したうえで、「短期間では解決できないが、米国は克服する」と断言。「恐れではなく希望、争いのかわりに団結」を訴えた。また、独立戦争の「建国の父たち」に触れ「希望と美徳をもって(困難に)勇敢に立ち向かおう」と国民を鼓舞した。

 「アメリカ再建」に向け(1)雇用創出や成長を促す新たな基盤整備(2)太陽光や風力など代替エネルギー活用(3)学校教育システム改革を重視、「大胆で迅速」な行動の必要性を強調した。これら施策は最大400万人の雇用創出を目指す8000億ドル(約72兆円)超の経済対策に盛り込まれており、速やかな実現への意欲を示したものだ。

 対テロ戦争では「我々は(敵を)打ち負かす」と強調。イラク駐留米軍の撤退を開始し、アフガンでの戦いに全力を挙げる意向を表明。核軍縮や地球温暖化対策に取り組む考えも示した。また、特にイスラム世界との関係に言及。「何を壊すかではなく、何を築けるかで評価されることを知るべきだ」と対話外交を呼び掛けた。

==============

 ■就任演説のポイント■

・困難な選択を避け、次世代の準備に失敗してきた

・過去に固執し、狭い利益しか守らない時代は終わった

・恐れより希望、争いのかわりに団結を

・不朽の精神を再確認

・アメリカ再建の仕事に取りかかる

・政府の大小ではなく、機能しているかが問題

・米国は再び指導力を発揮する

・我々(米国人)の生き方を断固守る

・多様な出自は強みで、弱みではない

・イスラム世界と相互の利益と敬意を基本に共に歩む

・貧しい国々の人々と一緒に汗を流す

・政府の能力や義務は国民の信念と決意が決定する

・責任を果たすべき新たな時代だ

・希望と美徳で(困難に)勇敢に立ち向かう

毎日新聞 2009年1月21日 東京夕刊

356千葉9区:2009/01/21(水) 23:57:15
http://mainichi.jp/select/world/news/20090122k0000m030072000c.html
オバマ大統領:首席スピーチライターはジーンズ姿、27歳
 童顔、坊主頭、ジーンズ姿−−。20日に就任したオバマ米大統領の就任演説原稿の責任者だった首席スピーチライター、ジョン・ファブロー氏は弱冠27歳。その重責とは対照的に書生っぽさを漂わせる。演説草稿はワシントンの人気コーヒーチェーン店などで書き上げたという。

 「スピーチ巧者」である米史上初の黒人大統領の誕生を陰で支えてきた。オバマ氏の思考や発言、書籍などを研究し尽くし、「心が読める」といわれるほどだ。

 東部マサチューセッツ州出身。地元の小さな大学を03年に卒業後、ジョン・ケリー民主党上院議員の陣営に参加し、04年大統領選に出馬したケリー氏の演説草稿を担当したのが政界とのなれそめだ。

 米メディアによると、オバマ氏との出会いは同年夏の民主党大会。基調演説を練習していたオバマ氏に言い回しを具申したのがきっかけだ。オバマ氏は「多様の統一」を訴えたこの演説で全国的に知名度を高め、大統領選の階段を駆け上ることになった。

 05年にオバマ陣営に参加。自らを「ホームランバッターの打撃コーチ」と謙遜(けんそん)しながら、「簡潔で力強い」と評判の「オバマ節」を陰で支えてきた。「変革」のメッセージのつむぎ手として注目が集まっている。【和田浩明】

357千葉9区:2009/01/21(水) 23:58:02
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090121-OYT1T00605.htm
人種・言語超え「新たな自由の誕生」へ…オバマ氏の旅始まる

 【ワシントン=岡本道郎】第16代リンカーン大統領が奴隷解放宣言を行って146年。オバマ大統領の就任演説は、様々な記念碑が立ち並び、アメリカの歴史が凝縮された首都ワシントンの緑地帯ナショナル・モールに響き渡った。

 「これが我々が続けている旅なのだ」――。冬の陽光に包まれたオバマ氏が真剣な表情で語りかけた言葉を聞いたのは、厳寒の中、全米から詰めかけた180万人の大群衆だけではない。

 モールの一角には200年ほど前まで米国有数の黒人奴隷市場があった。演壇が設けられた連邦議会議事堂の土台は、奴隷たちの血と汗で作られた。

 議事堂から約3キロ離れたモール西端の白亜の記念館からは、今年生誕200周年を迎えたリンカーンの座像がオバマ氏をじっと見つめた。46年前、その像を背に、公民権運動の黒人指導者、マーチン・ルーサー・キング牧師が「私には夢がある」と人種差別撤廃の悲願を訴えた。

 自由と平等を建国理念に掲げながら奴隷制、有色人種への差別という「原罪」と格闘してきた、そんな米国の歴史と先人がこの日、「米国再生」を掲げ、人種も言語も超えたすべての人間を包み込もうとするオバマ氏のメッセージを聞いた。白人、黒人、アジア系、ヒスパニック(中南米系)。地響きのようにモール全体を揺るがせた大歓声は、歴史に選ばれたオバマ氏と、アメリカそのものとの幸福な共鳴に聞こえた。

 「新たな自由の誕生」――。オバマ大統領は、二つの戦争、経済危機という未曽有の荒波に立ち向かうとき、あえて南北戦争中のリンカーンのゲティスバーグ演説にキーワードを求めた。歴史を踏まえると同時に、経済運営や外交理念、独裁国家やテロとの戦いに関する考え方、そして、国家、国民の責任のあり方を訴え、世界を導く米国の責任も明らかにした。前途が険しいことはオバマ氏も国民も理解している。アメリカの輝きを取り戻すオバマ氏の旅が、いよいよ始まった。

(2009年1月21日15時10分 読売新聞)

358千葉9区:2009/01/23(金) 00:58:39
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009012102000129.html
まだ厚い人種の壁 黒人の政治参加 苦難の道 
2009年1月21日 朝刊

 【ワシントン=岩田仲弘】人種差別との長く、厳しい格闘の歴史を経て二十日、米国初の黒人大統領が誕生した。だが、最高権力者の地位を極めたとはいえ、黒人の政治参加が浸透しているとはまだまだ言えない。

 オバマ新大統領は、奴隷解放を宣言し、南北戦争により米国統合を進めた第十六代大統領リンカーンをこよなく尊敬する。だが人種差別はその後も絶えず、黒人の本格的な政治参加は一九六〇年代の故キング牧師による差別撤廃を求めた公民権運動の展開まで、待たなければならなかった。

 主要政党で初めての黒人大統領候補は故シャーリー・チザム氏。チザム氏は六八年にニューヨーク州から黒人女性として初めて下院議員に当選。以来、七期十四年間務めた。

 七二年の大統領選で民主党指名候補争いに出馬。獲得代議員数は二十八人にとどまったが、党大会では百五十二票を獲得した。

 同選挙でチザム氏を応援したのが、キング牧師の下で黒人地位向上運動に取り組んだジェシー・ジャクソン師(67)だ。

 ジャクソン師は八四、八八両年の大統領選の民主党指名候補争いに出馬。八四年には党大会で三位、八八年にはマイケル・デュカキス候補に次ぐ二位の得票数を獲得するほど善戦し、副大統領候補に取りざたされた。

 二〇〇四年選挙では黒人女性初の上院議員(一九九三−九九年)となったキャロル・モズリーブローン氏(61)、黒人市民運動家のアル・シャープトン師(54)がそれぞれ民主党の候補指名争いに名乗りを上げたものの目立った活躍はなかった。

 閣僚では、ジョンソン政権で初代住宅都市開発長官を務めた故ロバート・ウィーバー氏が初めてとなる。女性ではカーター政権で同長官を務めた故パトリシア・ハリス氏が最初。同氏は黒人女性初の大使でもある。

 その後、「政権ナンバー3」といわれる国務長官にブッシュ政権一期目でコリン・パウエル氏(71)が就任。同二期目で、女性のコンドリーザ・ライス氏(54)が続いた。

 黒人の政界進出が極めて限られているのは、黒人上院議員が米史上、六人しか輩出されていない現実からも明らかだ。

 上院議員だったオバマ氏の後継には、黒人のローランド・バリス元イリノイ州司法長官(71)が就任した。だが、オバマ氏の後継議席を“競り”にかけたとの汚職容疑で逮捕された州知事が強行指名したとして、大騒ぎになった。

 それでも指名が承認された背景には、上院に黒人議員が一人もいなくなることへの懸念もあったとされる。それだけ人種の壁は厚いと言えそうだ。

359千葉9区:2009/01/23(金) 01:04:34
http://mainichi.jp/select/world/news/20090123k0000m030075000c.html
米国:ケネディ元大統領の長女、上院議員候補を辞退
 【ニューヨーク小倉孝保】ヒラリー・クリントン氏の米国務長官就任で空席になったニューヨーク州の上院議員枠を巡り有力候補の一人だった故ケネディ元大統領の長女、キャロライン・ケネディさん(51)が21日、パターソン州知事に候補辞退を伝えた。

 現地メディアによると、ケネディさんは「本日、州知事に対し一身上の都合により、上院議員の候補から外れることを伝えた」との短い声明を発表した。叔父のエドワード・ケネディ上院議員(マサチューセッツ州)の体調がよくないことが辞退理由になったのではとの報道がある一方、州知事が別の候補を指名することを知ったケネディさんが自ら辞退を表明したとの観測も出ている。

 州知事は早ければ今週中にも、新たな上院議員を指名するとみられていた。他の候補には、アンドリュー・クオモ州司法長官などの名前が挙がっている。

360千葉9区:2009/01/23(金) 19:49:54
http://mainichi.jp/select/world/news/20090122ddm007030101000c.html
オバマ米新大統領:就任 そのとき世界は 声なき声、届くか
 オバマ米大統領が20日、米国民の熱烈な歓迎の渦の中、就任した。世界の人々は新たなリーダーの誕生をどう見たか。イスラエル軍の侵攻の傷が癒えないパレスチナ自治区ガザ地区、米軍の空爆で多くの民間人が犠牲になっているアフガニスタンなどでは、冷めた反応も目立った。

 ◇ベルギー
 ブリュッセルの高級ホテルでは在ベルギー米国人団体の主催で就任式を祝うパーティーが開かれ、巨大スクリーンに映し出されたオバマ大統領の姿に数百人が歓声を上げた。

 米国人の夫と連れ立って参加したフランス人心理学者のワンダ・エニーさん(56)。「歴史的瞬間に立ち会い、興奮している。前大統領より知的で開放的だ」とグラスを手に新大統領誕生を歓迎した。

 ブッシュ前政権時代、フランスを筆頭とする欧州諸国と米国の関係はイラク戦争開戦の是非を巡り、深く傷ついた。米仏カップルのエニーさんは「オバマ大統領の対話路線は評価できる。欧米関係はきっと改善すると思う」と期待を寄せた。【ブリュッセル福島良典】

 ◇ガザ
 「この惨状に一言も触れないなんて……」。パレスチナ自治区ガザ市東部の小学校教師、アハマド・バッバさん(27)はオバマ大統領の演説を聴いて正直、落胆した。大統領が中東和平の実現に尽力すると言いながら、演説の中で、1300人超の死者を出したイスラエル軍のガザ攻撃に言及しなかったからだ。

 イスラエル軍戦車は自宅近くの同国境界のカルニ検問所からガザに侵攻してきた。飲料水の調達で外出した親類は足を撃たれ、自宅も被弾した。「23日間に及んだ攻撃は言い表せないほど、本当に恐ろしかった」。ただ、大統領はイスラムとの新たな関係を約束した。「我々にとって歴代よりはいい大統領になると期待したい」【ガザ市・前田英司】

 ◇アフガニスタン
 武装勢力タリバンが国土の7割以上を支配するアフガニスタン。首都カブールの食堂には、オバマ氏の演説と表情をテレビで一目見ようと市民500人以上が詰め掛けた。月給50ドルの教師ザビウッラーさん(55)は「オバマ氏はイスラム世界に相互利益と尊重を訴えたが抽象的で、これからの言動に期待したい。イスラムを理解せず我々の生活を破壊した前大統領の過ちを正してほしい」と語った。

 一方、昨年10月の米軍の越境ミサイル攻撃でおいが死んだパキスタン部族地域のジャウィドさん(35)は「反米勢力に『こぶしをほどけば手を差し伸べる』と言ったが、それは米国は正しいと主張しただけ」と憤った。【ニューデリー栗田慎一】

 ◇ジンバブエ
 昨年3月の大統領選以降、与野党対立による政治混乱が続くアフリカ南部ジンバブエ。

 19日の与野党協議も進展はなく、年率2億%超のインフレによる経済悪化に加え、コレラ禍で8月以降、2200人以上が死亡するなど市民生活は困窮を深めている。

 首都ハラレ郊外に住む会社員タピュア・マクモさん(32)は3歳の長男、8歳の長女がコレラに感染するが治療のすべがない。苦労して入手した米ドルで、ペットボトル入りの安全な飲料水を購入するのがやっと。

 20日、オバマ氏の演説を聴き「ブッシュ氏のような高慢さは感じられず、この国を変革へと導く外交政策に期待したい。このままではジリ貧だ」と訴えた。【ヨハネスブルク高尾具成】

 ◇イラク
 「やっとイラクのことをイラク人に任せてもらえそうだ」。バグダッドのエンジニア、アフマド・サイフさん(29)は、オバマ大統領が対テロ戦争の軸足をアフガニスタンに移す考えを改めて強調したことで、米軍の早期イラク撤退が現実味を増したと喜んだ。

 「間違いだらけのブッシュ前大統領」(サイフさん)への反動から、イラク人の多くがオバマ大統領に期待をかける一方で、歴代米政権の対イラク政策を振り返り「変化は期待できない」という冷めた見方も少なくない。

 大学生のバシム・カマルさん(20)は「米国にとって大切なのは国益であって、イラク人の利益じゃない」と切り捨てた。【エルサレム高橋宗男】

毎日新聞 2009年1月22日 東京朝刊

361千葉9区:2009/01/23(金) 19:53:07
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090121-OYT1T01153.htm?from=navr
「黒人初」の次元超えて…アメリカ総局長・岡本道郎

 1967年、ハリウッド社会派のスタンリー・クレイマー監督は、黒人エリート医師と白人女性との結婚話を描いた映画「招かれざる客」(邦題)で、米社会の人種差別に強烈な問題提起を行った。

 新聞社主でリベラルを自任する娘の父親が苦悩の末、結局結婚を認める物語なのだが、白人と黒人の結婚がなお全米16州で禁止されていた時代に、異人種間の初キスシーンも含め大きな衝撃を呼んだ。

 劇中、黒人俳優の草分け的存在、シドニー・ポワチエ演ずる医師が父親に子供について聞かれ答える場面がある。「彼女は、子供はみんな大統領になって、多人種の政権を作るって考えています」

 42年後、このセリフは現実となった。ケニア人の黒人男性とカンザス州の白人女性との間に生まれたエリート政治家バラク・オバマ氏が、一気に権力の頂点ホワイトハウスの主(あるじ)となった。

 初の黒人大統領。公民権運動の究極の到達点であり、米国の民主主義の輝きを示す人類史的出来事であることは論をまたない。だが、むしろ、わずか40年程度の時間の流れの中で、かつての不可能が可能になる――そんな米国のダイナミズムにこそ、凄(すご)みを感じる。

 今後、オバマ氏の言葉、行動すべてが「歴史」になる。では、歴史はオバマ大統領に何をさせようとしているのか。混迷のブッシュ政権2期8年を経て、米国一極支配の終焉(しゅうえん)、多極化世界の到来が言われて久しい。世界では今、米国はなおナンバー1の大国であり続け、国際社会をリードするとの米国健在論と、米国の力の凋落(ちょうらく)は止めようがないとする衰退論がたたかわされている。オバマ氏の責任は、この相反する潮流の狭間(はざま)に漂う米国に適切な羅針盤を取り付け、その健全な再生に着手することだ。失敗はそのまま、衰退論の定着につながる。

 オバマ氏の最大の武器は、異論を持つ他者の意見に耳を傾け、「Yes We Can(我々はできるんだ)」の「We(我々)」の中に取り込んでいくマジックにも似た包容力にある。米国と世界の双方に役立つ、オバマ大統領の「We」をどこまで広げられるか。「黒人初」の次元を超え、真の偉大な大統領として歴史に刻まれるかどうかはそこにかかる。

(2009年1月22日03時10分 読売新聞)

362千葉9区:2009/01/24(土) 19:44:05
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090123-OYT1T00826.htm?from=navr
“ケータイ中毒”オバマさん良かった!警備当局使用にOK
オバマ新政権
 【ワシントン=宮崎健雄】ギブス米大統領報道官は22日、オバマ大統領が、パソコン並みの高機能携帯電話「ブラックベリー」の使用を警備当局から認められたことを明らかにした。

 情報漏えいの懸念もあって、歴代大統領は在任中、携帯やメールを使っておらず、オバマ大統領は、自らメールを使用する初の現職大統領となる。

 端末は、安全対策が強化され、メールの相手も政権高官や友人ら少人数に限定された。退任後は情報公開されるが、ごく個人的な内容は対象外になる可能性もあるという。

 オバマ氏は「ケータイ中毒」で知られ、娘のサッカーの観戦中にメールを読んでいて、ミシェル夫人(45)に手をたたかれたこともある。ホワイトハウス入り後は使用をやめるかどうかが注目されていたが、オバマ氏は「外の世界とつながっているのに効果的」と主張、シークレットサービスなどを説得した。

(2009年1月23日20時23分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081107-5171446/news/20090124-OYT1T00352.htm
オバマ大統領、妊娠中絶を容認…政権交代で政府方針転換
 【ワシントン=本間圭一】オバマ米大統領は23日、人工妊娠中絶を支援する国際団体に対する公的資金援助規制を解除する大統領令に署名した。

 中絶容認派の同大統領が、中絶反対派のブッシュ前大統領の方針を転換したもので、これに伴い、保守派が「中絶に使われている」と主張し、前政権時代に中止された国連人口基金への予算拠出も再開される見通しとなった。

 オバマ大統領は「規制は途上国での家族計画に悪影響を与えた」と述べ、今回の決定の意義を強調した。しかし、中絶反対派への配慮からか、署名の様子を公開しなかった。

 米連邦最高裁は1973年に中絶を合法化したが、共和党のレーガン大統領は84年、主に米国外で中絶を行ったり、相談業務を行う団体に対し、米国の税金などによる資金援助を制限することを決めた。

 民主党のクリントン元大統領が93年、この規制を解除したが、キリスト教右派の支持を得たブッシュ前大統領が2001年にこれを復活させた。米国で中絶は、反対派の保守と、賛成派のリベラルとの間で論争となり、大統領選のたびに党派に分かれた主要争点となってきた。オバマ氏は妊娠に関し、女性の選択権を尊重する立場を取る一方、望まない妊娠を防ぐため、性教育の徹底などを訴えている。

(2009年1月24日13時45分 読売新聞)

364千葉9区:2009/01/27(火) 00:02:50
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090126-OYT1T00366.htm
「私は腹心」バイデン米副大統領、助言者の役割強調

 【ワシントン=本間圭一】バイデン米副大統領は、25日放映された米CBSテレビとのインタビューで自身の役割について、「大統領の代理ではなく、大統領の腹心だ」と述べ、オバマ大統領が信頼を置く「助言者」を目指す考えを示した。

 ブッシュ前政権で時に政策決定を主導し、影響力を行使したチェイニー前副大統領との違いを強調した発言で、バイデン氏は「最高の助言を行う」と言明した。

 副大統領は大統領の陰に隠れた存在になりがちだが、バイデン氏は、「私は大統領の政策形成を手助けすることができる」とした上で、「大統領が重要な決定を下す際には常に、その部屋に最後まで残りたい」と主張した。

(2009年1月26日11時05分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090126-OYT1T00814.htm
たばこは“公約破り”…オバマさん、今度は禁煙できますか

 【ワシントン=本間圭一】オバマ米大統領が、喫煙全面禁止のホワイトハウス入りに伴い、これまで失敗してきた禁煙を今度こそ実行するかに注目が集まっている。

 大統領は昨年12月、NBCテレビのインタビューで、選挙中の“公約”にもかかわらず、たばこをやめていないことを認めた。米紙ニューヨーク・タイムズなどによると、オバマ氏の喫煙本数は1日10本以内で、やめるためにニコチンガムをかんでいるという。

 たばこ専門誌によると、大統領の喫煙は以前は当たり前だったが、カーター大統領以降たばこを毎日吸う大統領はいなくなった。ヒラリー・クリントン現国務長官が、ファーストレディー時代の1993年に、健康への配慮からホワイトハウスの全館禁煙令を導入した。

 米国では現在、喫煙者は全成人の約2割まで減少し、たばこを吸うと管理職としての資質を問われる場合もある。オバマ大統領は、「ホワイトハウスでは(禁煙の)規則が破られることはない」と公言。禁煙運動を進める米レガシー財団(本部・米ワシントン)のジュリア・カートライト副代表は、「人気の高い大統領が禁煙に成功すれば、たばこをやめたい国民への励みになる」と期待を寄せた。

(2009年1月26日20時05分 読売新聞)

365千葉9区:2009/02/01(日) 00:10:09
>>345
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090131-OYT1T00621.htm
オバマ大統領の後継巡る汚職事件、イリノイ州知事を罷免
 【ワシントン=黒瀬悦成】米イリノイ州上院は29日、オバマ大統領の後継の上院議員指名をめぐる汚職事件で、昨年末に逮捕・保釈されたロッド・ブラゴジェビッチ知事(民主党)の罷免を59対0の全会一致で決議した。

 同知事は直ちに失職し、州内で政治活動を行うことも禁じられた。

 後任知事にはパトリック・クイン副知事が昇格した。

(2009年1月31日18時38分 読売新聞)

366千葉9区:2009/02/01(日) 00:11:02
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090131-OYT1T00641.htm
米共和党に初の黒人全国委員長、少数派の支持拡大狙う?
 【ワシントン=黒瀬悦成】米共和党は30日、党の選挙戦略や資金集めを統括する全国委員長に、黒人のマイケル・スティール元メリーランド州副知事(50)を選出した。

 同委員長に黒人が就くのは1856年に委員会が設置されて以来初めて。

 スティール氏は、昨年11月の大統領選と連邦議員選挙で大敗した同党を立て直し、2010年の中間選挙で民主党からの上下両院議席の過半数奪回を目指す。黒人のスティール氏が選ばれたのは、「白人政党」の印象が強い党のイメージ刷新と黒人など民族的少数派からの支持拡大が、党勢回復に不可欠との思惑が党内で強まったためと見られる。

 民主党は先に、昨年の選挙で共和党の牙城バージニア州で、民主党の大勝に貢献したティム・ケイン同州知事を全国委員長に選出している。

(2009年1月31日19時03分 読売新聞)

367千葉9区:2009/02/03(火) 21:56:45
過去記事シリーズ 2008年2月の記事〜ちょうど1年前〜
http://72.14.235.132/search?q=cache:UOq3W_vMqEgJ:mainichi.jp/select/world/presidential/archive/news/2008/02/20080203ddm007030029000c.html+%E7%81%AB%E6%9B%9C%E6%B1%BA%E6%88%A6&hl=ja&ct=clnk&cd=2&gl=jp
アメリカの選択:「火曜決戦」激戦州ルポ カリフォルニア州 鍵握る移民向上策
 「支持するのは不法移民を合法化してくれる候補だ」。ヒスパニック(中南米系移民とその子孫)が多数を占めるロサンゼルスのボイル・ハイツ地区。先月28日のヒスパニック系人権団体「マーチ25連合」の集会では、参加者が「民主党は1300万人の移民に何をしてくれるの?」などと声を上げた。全米100万人デモを成功させたこともある組織力を背景に有力候補に圧力をかけるのが狙いだ。

 予備選最多の代議員を選ぶカリフォルニア州で、ヒスパニックは人口の36%を占める。6割近くが民主党支持のため、ヒラリー・クリントン上院議員(60)とバラク・オバマ上院議員(46)にとってヒスパニック票は極めて重要だ。

 先月30日のロサンゼルス民主党討論会でも「失業者の増加が移民のせいだとは思わない」(オバマ氏)、「包括的改革による移民問題の解決が必要」(クリントン氏)など、ヒスパニック票を意識した発言が目立った。

 ヒスパニックの間では、初の黒人大統領を目指すオバマ氏よりも、かつて好景気をもたらしたビル・クリントン前大統領の妻であるクリントン氏の方が人気が高い。背景には、職を奪い合う関係にある黒人とヒスパニックの対立もある。

 ヒスパニックと黒人が混住するロサンゼルス南部コンプトン。低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題の影響からか、「差し押さえ」「売り家」の看板が目立つ。ヒスパニックの女性、マンリケさん(25)は「友人はみなクリントン派。オバマは口先だけ。黒人が優秀だと示したいのよ」と反黒人感情を隠さない。

 向かいの主婦、サンチェスさん(54)はヒスパニックだがオバマ派。人種対立を心配している。車の屋根に飛び乗り騒いでいる黒人の若者に注意したら「黒人が大統領になったら何でもできる」と言い返されたという。

 だが、オバマ氏の知名度が上がるにつれ、ヒスパニックの間でも同氏への支持者は増えている。オバマ氏は若年層やリベラル派の支持も集め、同州トップのクリントン氏に数ポイント差まで迫っている。

 共和党はシュワルツェネッガー州知事が1月31日、ジョン・マケイン上院議員(71)の支持を表明。ギャラップ社の支持率調査(1月23〜26日)によるとマケイン氏35%、ロムニー氏27%だが、マケイン氏がリードを広げそうだ。【ロサンゼルス國枝すみれ】

毎日新聞 2008年2月3日 東京朝刊

368千葉9区:2009/02/03(火) 21:57:13
同じく過去記事
http://mainichi.jp/select/world/presidential/archive/news/2008/02/20080204ddm007030153000c.html
アメリカの選択:「火曜決戦」激戦州ルポ ジョージア州 黒人票巡り攻防
 「黒人が大統領になれる稀有(けう)の機会に我々は直面している」。米南部ジョージア州アトランタ。40年前に暗殺された黒人運動指導者キング牧師の拠点だったエベネザー教会で、ワーノック主任牧師(38)は民主党の黒人候補、バラク・オバマ上院議員(46)への期待感をこう語った。

 オバマ氏は1月20日、今も黒人社会で強い求心力を持つこの教会でキング師の言葉を引用し、「分裂した米国の統合」を訴えた。

 アトランタ市内のオバマ事務所には黒人だけでなく、白人やアジア系の姿も目立つ。黒人女性のスタンリーさん(45)は「ケニア人の父と白人の米国人を母に持つオバマ氏は、文化的多様性を代表している。低下した米国の国際的評価の改善に役立つはずだ」と語る。

 ジョージア州は南部最大の票田で、黒人が人口の約3割を占める。かつて奴隷制が盛んだった土地柄だが、世論調査によると黒人の7割強、白人の3割がオバマ氏を支持している。最新の複数の調査ではオバマ氏がライバルのヒラリー・クリントン上院議員(60)を10ポイント以上リードした。

 両候補とも同州を重点地域と位置付け、一時はクリントン氏が優勢だった。ジョージア大のフライシュマン准教授は、先月30日に指名候補レースから撤退したジョン・エドワーズ元上院議員(54)の支持票の多くが、オバマ陣営に流れたと見る。それでも「接戦で予断は禁物だ」と言う。

 クリントン氏の夫ビル・クリントン前大統領は、92年大統領選で予備選、本選とも同州で勝利した実績がある。クリントン氏は1月30日にアトランタで講演。前大統領も今月1日にキリスト教系団体の集会に登場するなどテコ入れに懸命だ。

 「改革」を掲げ支持層の拡大を図るオバマ氏に対し、アトランタ近郊でヒラリー陣営の集会に参加していた元教師、ロッカーさん(43)は「実績があるのはクリントン議員。オバマ陣営は理想論ばかり」と批判した。

 共和党の指名候補争いでは、元牧師のマイク・ハッカビー前アーカンソー州知事(52)がキリスト教右派の後押しで1月下旬まで先行していた。

 だが、大票田の南部フロリダ州などで勝利し、勢いに乗るジョン・マケイン上院議員(71)が「民主党に勝てる候補」として急浮上している。【アトランタ(米ジョージア州)和田浩明】

369千葉9区:2009/02/03(火) 21:57:35
http://mainichi.jp/select/world/presidential/archive/news/2008/02/20080205ddm007030103000c.html
アメリカの選択:「火曜決戦」激戦州ルポ イリノイ州 若者支持、追い風に
 「電話で投票を呼びかけて」。シカゴ中心部にある民主党候補、オバマ氏のボランティア本部。統括のバナジさん(23)は集まった100人以上にあて先の名簿を配った。選挙権のない高校生の姿が目立つ。電話が足りないと、女子高生アレキサンダーさん(15)は自分の携帯電話で「アメリカにはオバマ氏が必要よ」と支持を求めた。

 オバマ氏はニューヨークのコロンビア大学卒業後、85年にシカゴに移り住み、04年にイリノイ州から上院議員に当選した。最新の世論調査によると、支持率でライバルのクリントン氏を大きくリードしている。一方、クリントン氏にとってもイリノイ州は政治家としての原点だ。

 高校までシカゴ郊外で過ごし、貧困地区で黒人や移民の支援活動に参加した。地元のジョーンズ牧師は「幼いころから弱い立場の人を助けたいと言っていた」と振り返る。

 州内で13回余りのイベントを開催、シカゴ事務所では大がかりな電話作戦が行われていた。ただ、オバマ陣営に比べて若者は少なく、中年女性が目立った。

 クリントン陣営にはオバマ氏に「黒人のための黒人候補」とレッテルを張る動きもある。しかし、シカゴで黒人向け週刊誌を発行するハーマンさんは「差別意識を利用して白人票を減らす古典的手法だが、オバマ氏支援の若者には通用しない」と見る。

 イリノイ州では92年上院選でシカゴの弁護士、キャロル・ブラウン氏が全米初の黒人女性上院議員になった。当時シカゴで弁護士をしていたオバマ氏は、ブラウン陣営で最多の資金と白人票を集めて周囲を驚かせた。

 地元の政治評論家、ローズ氏は「黒人差別の歴史があるイリノイ州で、白人の支援で黒人政治家が生まれた歴史的瞬間だった」と振り返る。オバマ氏は上院議員に選出された04年の選挙で、ブラウン氏を上回る圧倒的な白人の支持を集めた。同州で「人種の壁」を打ち砕いた力を原点に、今回の大統領選では全国制覇を狙っている。

 共和党では、全国的に支持を伸ばすマケイン氏がイリノイ州でも優勢。2位につけるロムニー氏を大きく引き離し首位に立っている。=おわり【シカゴ(米イリノイ州)大治朋子】

毎日新聞 2008年2月5日 東京朝刊

370千葉9区:2009/02/04(水) 19:31:22
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090204-OYT1T00312.htm?from=top
相次ぐ閣僚指名辞退、オバマ政権に打撃
 【ワシントン=黒瀬悦成】オバマ米政権の厚生長官に指名されていたトム・ダシュル前民主党上院院内総務(61)が3日、先に発覚した納税漏れの責任をとって指名を辞退した。

 各省庁の予算執行の効率性を監視する新設の業務評価官に指名されたナンシー・キルファー元財務次官補(55)も同日、同様の理由で辞退。いずれも重要懸案である医療保険制度改革と財政改革を担う注目人事で、相次ぐ頓挫がオバマ大統領にとって痛手となるのは確実だ。

 ダシュル氏は医療保険問題に詳しく、1995年から10年間、上院トップの院内総務を務めた元大物議員。上院で厚生長官就任の承認を得られた場合、ホワイトハウスに新設される医療保険改革本部の本部長を兼務することも内定しており、医療保険改革の中心人物として大統領が大きな期待をかけていた。

 しかし、議員落選後の2005年から07年にかけ、計約12万8000ドル(約1150万円)以上の納税漏れがあったと発覚。上院の指名公聴会で集中砲火を浴び、審議中の景気対策法案の行方にも影響が出かねないとの恐れから、本人が指名辞退を申し出て幕引きを図った格好だ。

 オバマ大統領は3日、CNNテレビの報道番組に出演し、「私のミスだ。責任も自分にある」と述べた。

(2009年2月4日13時51分 読売新聞)

371とはずがたり:2009/02/06(金) 13:14:43
オバマ政権:財務長官にガイトナー氏承認 上院財政委
http://mainichi.jp/select/world/news/20090123k0000e030022000c.html

 【ワシントン斉藤信宏】米上院財政委員会は22日、オバマ新政権の財務長官にガイトナー・ニューヨーク連銀総裁を充てる人事を賛成多数で承認した。ガイトナー氏は上院本会議での採決を経て正式に財務長官に就任する。ただ本会議の採決の日取りは流動的で、週明けにずれ込む可能性も残されている。

 ガイトナー氏はオバマ政権での即戦力として期待されているが、国際通貨基金(IMF)勤務時代の納税漏れなどが発覚し、議会承認が遅れている。

毎日新聞 2009年1月23日 10時52分(最終更新 1月23日 12時27分)

372とはずがたり:2009/02/06(金) 13:15:39

どうしてこんなに納税逃れな連中ばかりなんだ!?

オバマ米政権:労働長官の承認採決見送り 夫の納税漏れで
http://mainichi.jp/select/world/america/news/20090206k0000e030037000c.html
 【ワシントン及川正也】オバマ米政権の労働長官に指名されたヒルダ・ソリス下院議員の夫の税金未納問題が5日発覚し、上院労働委員会は同日、「精査が必要」として予定していた指名承認の採決を見送った。指名高官絡みの税金未納問題は4人目。ただ、本人の問題ではなく、議会側も承認を前提に審議を継続する方針。

 米メディアによると、自動車修理会社を経営している夫の納税漏れが分かり、夫は4日、6400ドルを納付した。

 納税漏れを指摘されたダシュル前民主党上院院内総務が厚生長官指名を辞退したばかりで、ソリス氏指名を審議している上院労働委は5日、「(指名関連の)提出書類を検討する時間がなお必要」との声明を出した。

毎日新聞 2009年2月6日 11時28分

オバマ政権:ダシュル氏、厚生長官指名を辞退
http://mainichi.jp/select/world/news/20090204k0000e030046000c.html

 【ワシントン及川正也】オバマ米大統領から厚生長官に指名されていたトム・ダシュル前民主党上院院内総務(61)は3日、納税漏れ問題の責任を取り、指名を辞退した。また、ホワイトハウスで予算執行の効率化を担う準閣僚級の新ポストである業績評価官に指名されたナンシー・キルファー元財務次官補も同日、税金未納を認め指名を辞退した。

 オバマ政権での指名辞退者は、商務長官に指名されたリチャードソン・ニューメキシコ州知事をはじめ計3人となった。ガイトナー財務長官も税金未納問題で承認が遅れた経緯があり、政治倫理を重視する新政権に大きな打撃となりそうだ。

 新たに辞退したダシュル氏をめぐっては、約12万8000ドル(約1150万円)の納税漏れが発覚し、指名審議が難航していた。キルファー氏も家政婦の失業保険税未納が指摘され、3日に事実を認めた。両氏ともすでに納付している。

 オバマ大統領は税金未納問題発覚後もダシュル氏を一貫して擁護していたが、ダシュル氏の指名辞退を求める世論が強まり、最優先の景気対策法案審議にも影響を与えかねないと判断。指名辞退で早期決着を図った。

 ダシュル氏は声明で「議会と国民が完全に信頼を置くリーダーが必要だ」と辞退を表明。オバマ大統領は米CNNテレビにダシュル氏の責任を指摘した上で「(ダシュル氏指名で)私も失敗した」と自身の責任も認めた。

 ダシュル氏は1995年から05年まで民主党上院のトップの院内総務を務めた有力者。医療保険改革での共著もあり、大統領は医療保険改革の推進役として同氏の政治力を期待していた。

毎日新聞 2009年2月4日 12時10分(最終更新 2月4日 13時06分)

373とはずがたり:2009/02/06(金) 13:16:31

オバマ米大統領:宗教事務所新設 「特定宗派こだわらず」
http://mainichi.jp/select/world/america/news/20090206k0000e030060000c.html

 【ワシントン大治朋子】オバマ大統領は5日、地域の経済活性化や貧困、教育対策を目指す「宗教地域協力事務所」をホワイトハウスに新設するよう命じる大統領令に署名した。同様の組織はブッシュ前大統領も設置したが、大統領を支持する一部キリスト教右派らが活動の中心となり、「政教分離」を求める批判が絶えなかった。

 AP通信などによると、各種宗教団体のリーダーら25人が同事務所の顧問を務める。地域の宗教団体や非営利法人の活動を支援し、貧困対策や就職支援などに取り組む。また、海外の宗教団体とも連携し、異教派間の対話促進に努めるという。

 オバマ大統領は設置にあたり、特定の宗派にこだわらない方針を強調。「米国が求めている変化は政府だけではなしえない」と述べ、宗教界の協力の必要性を訴えた。

 ブッシュ前大統領が設置した組織も公費で運営されたが、スタッフが特定の宗派に限られ、オバマ大統領は選挙中「政教分離」の必要性を訴えた。

毎日新聞 2009年2月6日 12時49分(最終更新 2月6日 13時04分)

375千葉9区:2009/02/07(土) 23:42:31
http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009020501000647.html
「謝る大統領」賛否両論 米国民に新鮮な感覚
 【ワシントン5日共同】オバマ米大統領が厚生長官人事の混乱をめぐり「わたしの大失敗」と非を認めたことについて、米国内で賛否両論の論議が起きている。国民の目には、最高指導者の大統領が就任早々率直に謝る姿が新鮮に映ったようだ。

 「アイ・スクリュード・アップ(I screwed up)」。大統領は3日、主要テレビ各局とのインタビューで、ダシュル元民主党上院院内総務が納税漏れの責任を取って厚生長官の指名を辞退したことを追及され、「へまをして台無しになった」という語感の、大統領らしからぬくだけた表現で任命責任を認めた。

 大統領の謝罪は政治的なリスクを伴うというのが一般的な見方。特にブッシュ前大統領は、2003年5月にイラク戦争の「任務完了」を宣言したことを、今年1月のお別れ記者会見でようやく失敗だったと認めるなど、徹底して自分の非を認めなかった。

 米メディアは「ブッシュ氏が8年かかったことを、オバマ氏は14日でやり遂げた」(政治専門サイトのポリティコ)と、驚きを込めながら新旧大統領の違いを報道。「新たな大統領像をつくった」と好意的な評価が目につく。

 しかし共和党系の政治評論家からは「謝るべきなのは人事プロセスにかかわった側近で、トップの大統領は簡単に謝るべきではない」との指摘が出ている。就任演説で「責任の時代」を声高に宣言した大統領が早々と失態を認める事態になったことへの批判も混じり、格好の攻撃材料となっている。

2009/02/05 18:09 【共同通信】

376千葉9区:2009/02/07(土) 23:44:21
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200902070010.html
ホワイトハウスでアライグマ騒動、捕獲の攻防も今だ戦果なし

米ホワイトハウスの敷地内に「アライグマ」の一群が出没、米国立公園局が2月に入ってからワナを仕掛け、駆除を試みているが今だ1匹も捕獲されていないことが7日までに分かった。ギブズ大統領報道官が認めた。


大型の1匹と小型の数匹で、ウエストウイング(執務棟)周辺をうろついている。ピーナツバターやリンゴを使ったワナを使っているが、効果がないという。捕獲に成功すれば、野生に戻す予定。


ギブズ報道官は、捕まっていないばかりか、他所へ移動した形跡もない、とコメントしている。

377とはずがたり:2009/02/08(日) 02:23:38
米、住宅対策に最大9兆円 金融安定化策発表へ
02/07 18:41
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/national_eco/2009020701000503.htm

 【ワシントン7日共同】米政府は9日、包括的な金融安定化策を発表する。金融機関の不良資産から発生する損失の一部を政府が肩代わりする保証制度や、最大1000億ドル(約9兆2000億円)の公的資金を活用した住宅ローンの借り手支援策が柱。財務省は7日、消費者や中小企業に資金が回るようにして、経済を活性化するのが狙いと説明した。
 ガイトナー財務長官が9日午後(日本時間10日未明)、記者会見して発表する。
 ブッシュ前政権は、金融対策の公的資金枠7000億ドル(約64兆4000億円)のうち半分を金融機関などに直接資本注入した。しかし信用収縮は緩和されず、市場安定の効果が薄いため、オバマ大統領は前政権の政策を見直し、追加対策を打ち出す。
 米政府と議会は住宅対策に500億−1000億ドルを充てることで合意済み。連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)が焦げ付いた住宅ローン債権を購入。元本削減や返済条件の緩和で、借り手を支援する案が有力になっている。
 損失保証制度は、損失の拡大に伴い銀行の自己資本が目減りするのを防ぎ、貸し渋りを改善する狙いがある。一方で、巨額の財政負担が必要になる不良資産買い取り機関(バッドバンク)構想は当面、見送られる見通しになった。

379千葉9区:2009/02/12(木) 19:13:04
http://mainichi.jp/select/world/news/20090212ddm007030061000c.html
米国:カリフォルニア州知事選 「最強」後も「最強」で イーベイ元CEO立候補表明
 【ロサンゼルス吉富裕倫】インターネット競売大手「イーベイ」の最高経営責任者(CEO)だったメグ・ホイットマンさん(52)は9日、10年の米カリフォルニア州知事選に共和党の候補者指名を求め立候補する意向を表明した。

 自身のウェブサイト上で「カリフォルニアは未曽有の経済危機に直面しており、傍観できない」と語った。

 ホイットマンさんは昨年3月、CEOを退任。「史上最速の成長を遂げた企業創設者」として米経済誌フォーチュンで04年「米最強のビジネス・ウーマン」に選ばれた。アーノルド・シュワルツェネッガー知事(共和党)は州法で現在の2期目限りで退任する。

毎日新聞 2009年2月12日 東京朝刊

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200902100031.html
イーベイ前CEO、カリフォルニア州知事選に出馬準備

 米インターネット競売大手イーベイのメグ・ウィットマン前CEO(最高経営責任者)が9日、2010年に行われるカリフォルニア州知事選への出馬意欲を表明した。


ウィットマン氏はウェブサイトで出馬の前段階となる準備委員会の設立を発表。経済手腕と実績を生かして不況を乗り切る決意を示し、「カリフォルニアは景気悪化、大量の失業、財政赤字激増というかつてない試練に直面している。その衰退を黙って見ているわけにはいかない」と言明した。


ウィットマン氏は共和党員で、昨年の大統領選ではジョン・マケイン候補を支持し、副大統領候補と目されたこともある。


カリフォルニア州知事選は、現職のシュワルツェネッガー知事が任期制限のため出馬できない。共和党からはウィットマン氏のほかにトム・キャンベル元議員ら2人が出馬意欲を示しており、激戦が予想される。

380千葉9区:2009/02/12(木) 19:14:24
http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2009020702000222.html
米州知事選に出馬検討 バットマンなど好演バル・キルマーさん
2009年2月7日 夕刊

 【ニューヨーク=加藤美喜】AP通信は6日、米国の俳優バル・キルマーさん(49)が次期ニューメキシコ州知事選の出馬を検討していると報じた。

 同州は現在ヒスパニック系のビル・リチャードソン知事(民主党)が2期目を務めており、2010年に知事選が行われる。

 キルマーさんは「複数の重要人物から出馬の打診を受けている」と認めた上で「まだ決断はしていないが、最終的に自分が貢献できると判断したら出馬するだろう」と述べた。

 キルマーさんは「トップガン」(1986年)のアイスマン役で人気を博し、「ドアーズ」(91年)、「バットマン フォーエヴァー」(95年)で主役を演じた。同州には20年以上居を構えている。

381千葉9区:2009/02/12(木) 19:21:05
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090212-OYT1T00562.htm
オバマ夫人・ミシェルさん「ヴォーグ」の表紙飾る


米国の高級ファッション誌「ヴォーグ」3月号の表紙を飾ったミシェル・オバマ米大統領夫人=AP ミシェル・オバマ米大統領夫人が米国の高級ファッション誌「ヴォーグ」3月号の表紙を飾った。

 ファーストレディーで同誌の表紙モデルに選ばれたのは、クリントン元大統領の夫人で現国務長官のヒラリー氏に次いで2人目。ミシェル夫人は、「とにかく着たいものを着る」と話している

(2009年2月12日12時54分 読売新聞)

382千葉9区:2009/02/12(木) 21:44:40
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200902120037.html
米下院在任53年2カ月、ディンジェル議員が記録達成

 ミシガン州出身の民主党下院議員ジョン・ディンジェル氏(82)が11日、米下院史上最長となる在任53年2カ月の記録を達成した。在院日数は1万9420日となる。


ディンジェル氏はアイゼンハワー大統領時代の1955年12月13日に議員に就任した。オバマ大統領は生まれてさえおらず、南部ではまだ黒人差別があった時代。アラバマ州モンゴメリでローザ・パークスさんがバスの後部座席に移るのを拒否し、公民権運動の発端となる事件が起きたのは、わずか2週間前のことだった。


その後時代は大きく変わったが、ディンジェル議員は一貫して地元ミシガン州の自動車労組を支持。時に環境保護派と対立し、下院エネルギー商務委員会の委員長を降板するなど役職も減ったが、ナショナルジャーナル誌のインタビューに「毎年少しずつガタが来てはいるが、これからも歩み続ける」と答えるなど意気軒昂だ。


ただし上下両院を通じた議員在任の記録では、まだウェストバージニア州選出のロバート・バード上院議員(91)に追いついていない。バード議員は1953年に下院議員に就任し、1959年に上院議員に転身。在任日数は2万493日となり、まだ引退する気配はない。

383とはずがたり:2009/02/13(金) 14:18:50

米商務長官指名また辞退 / 景気対策で意見の相違
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=5501&mode=0&classId=0&blockId=1175954&newsMode=article

 【ワシントン12日共同】オバマ米大統領が商務長官に指名した共和党のジャド・グレッグ上院議員(61)が12日、景気対策など政策上の意見の相違を理由に指名を辞退した。商務長官の指名辞退は2人目で、厚生長官に指名されたダシュル元民主党上院院内総務も3日に辞退したばかり。新政権の基盤がなかなか固まらないことに加え、閣僚人選の妥当性が問われるのは確実で、大統領には痛手となる。

 ギブズ大統領報道官は、経済の優先課題をめぐる意見の相違が明らかになり、グレッグ氏と「たもとを分かつ必要」が生じたと説明。「彼の心変わりは残念だ」と批判を込めた声明を発表した。

 グレッグ氏は、ニューメキシコ州のリチャードソン知事がスキャンダルを理由に商務長官指名を辞退した後、共和党3人目の閣僚として指名され、大統領は自らの掲げる「超党派政治」の一翼として期待をかけていた。

 グレッグ氏は声明で、景気対策などをめぐって政権側と「解決不可能なあつれき」が生じたと指摘。このままでは「重要政策で異なった意見を抱えながら働くことになる」と指名辞退の理由を説明した。

2009年02月13日 11時00分

384千葉9区:2009/02/14(土) 15:37:31
>>378の>エドワード・ケネディ上院議員(民主)が体調が思わしくなく欠席。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090214-OYT1T00504.htm?from=main2
1票確保に政府専用機!オバマ大統領、景気対策法案に執念

 【ワシントン=岡田章裕】景気対策法案の早期成立に必要な「1票」を確保するため、政府専用機をオハイオ州へ――。

 オバマ大統領は、母親の葬式で帰郷していた民主党のシェロッド・ブラウン上院議員(オハイオ州)を呼び戻すため13日午後、政府専用機をオハイオ州に派遣した。

 ブラウン議員が民間の航空機では13日中に戻れないため、16日までの法案成立に執念を燃やすオバマ大統領が異例の措置をとった。米メディアが一斉に伝えた。

 オバマ大統領は13日も演説で、「きょう採決が行われると期待する」と早期可決を強く訴えていた。

 上院で民主党が共和党の議事妨害を防いで早期成立を図るためには60票が必要だ。民主党(56人)は民主党系独立派(2人)を合わせても58票しかなく、2票足りなかった。10日の採決では共和党の穏健派3人を取り込んだが、13日の採決ではエドワード・ケネディ上院議員(民主)が体調が思わしくなく欠席。ワシントンから西におよそ500キロ・メートル離れているオハイオ州にいたブラウン議員を呼び戻した。

(2009年2月14日14時15分 読売新聞)

387千葉9区:2009/02/17(火) 21:47:05
http://mainichi.jp/select/today/news/20090218k0000m040043000c.html
皇后さま:「元大統領夫人」と懇談 皇居・御所
2009年2月17日 19時16分 更新:2月17日 19時26分

皇后さまのお迎えを受けるクリントン米国務長官(左)=皇居・御所で2009年2月17日午後3時(代表撮影) 皇后さまは17日、来日したクリントン米国務長官とお住まいの皇居・御所で約1時間、懇談した。皇后さまはこれまで、大統領夫人当時のクリントン氏に3回会っている。宮内庁によると、今回は国務長官ではなく「元大統領夫人としてお会いしたい」との願い出があったという。

 青いコートを着たクリントン氏は午後3時、車で皇居・御所に到着。皇后さまは玄関で出迎え、クリントン氏と抱擁してキスをした。【真鍋光之】

388とはずがたり:2009/02/19(木) 11:50:44
どうも色々起きますねぇ。

オバマ氏後任議員が窮地に 偽証で調査、辞職要求も
2009年2月19日 11:10
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/78177

【ワシントン18日共同】オバマ米大統領から上院のイリノイ州選出議席を引き継いだバリス民主党議員が、汚職事件で罷免された前州知事の政治資金集めに協力を約束していたことが新たに分かり、過去の証言と食い違い偽証の疑いがあるとして上院政治倫理委員会は18日、事実関係の調査に乗り出した。

 連邦議会上院民主党のダービン副院内総務が同日、記者団に「疑惑は厳正に吟味しなければいけない」と述べた。イリノイ州議会では民主、共和両党から議員辞職を促す声が沸き上がっている。バリス氏は「調査には応じる。やましいことはない」と釈明したが、窮地に立った。

 バリス氏が州議会に提出した宣誓供述書が14日公表されたのが発覚のきっかけ。罷免されたブラゴジェビッチ前知事の親族から政治資金援助を求められ資金集めに動いたが、献金者が集まらず立ち消えになった、などと記していた。

389千葉9区:2009/02/22(日) 13:57:36
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090221-OYT1T00739.htm
クリントン家のペット「米国一有名な猫」逝く、享年18歳

1994年3月、ホワイトハウスの記者会見場に姿を見せたソックス=AP
 クリントン元米大統領一家がホワイトハウスで飼っていた猫「ソックス」が20日、死んだ。

 18歳前後だったという。

 一家が97年にラブラドール・レトリバー犬を飼い始めてからは、ペット同士の不仲がたびたび話題に上り、「米国一有名な猫」と呼ばれた。

 クリントン氏退任後は、秘書が自宅で飼っていた。一家は「我々に多大な幸せを与えてくれた」と愛猫の死を惜しんでいる。(ワシントン支局)

(2009年2月21日19時33分 読売新聞)

391千葉9区:2009/02/24(火) 22:52:33
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200902240015.html
共和党ホープのインド系知事が対抗演説、大統領選も視野
ワシントン(CNN) 24日に米議会で行われるオバマ大統領の初演説に対抗して、共和党からボビー・ジンダル・ルイジアナ州知事(37)がテレビ演説することになった。2012年の大統領選も視野に、共和党のホープとして事実上のデビューを飾る。


ジンダル知事の本名はピユシュ・ジンダル氏。インド出身の両親を持ち、ルイジアナ州の州都バトンルージュで生まれた。2004年に33歳で下院議員に当選、2007年には史上最年少の州知事に選ばれた。インド系米国人の州知事就任は初めて。昨年の大統領選ではマケイン候補の副大統領候補になる可能性も取り沙汰された。


大統領に対抗する演説は、これまで院内総務ら党の指導部が行うのが通例だったが、ジンダル知事が抜擢されたことで、同氏の党内での立場は急浮上する。演説はテレビ中継され、知名度も一気に上がる見通し。


ジンダル知事は、オバマ大統領の演説の直後に共和党の対抗演説ができるのは光栄であり、大統領の演説を楽しみにしているとの談話を発表。「ルイジアナ州は、政府改革と景気刺激のための減税を経験している。全米にわが州のことを知ってもらうまたとないチャンスだ」と表明した。


ジンダル知事の存在に注目してきたルイジアナ大学のピアソン・クロス政治科学部長は「この演説は非常に重要だ。彼のデビュー演説となるだろう」と解説する。


2006年と2008年の選挙で破れた共和党は、州レベルでの巻き返しと若者の支持拡大が大きな課題。ジンダル知事にはそれが期待できると専門家は言う。本人も、州知事の仕事に専念すると言いながら、大統領選に向けた野心を隠していない。


ただしCNNとオピニオンリサーチが最近実施した調査では、2012年の大統領選に向けた共和党候補としてはマイク・ハッカビー前アーカンソー州知事とサラ・ペイリン・アラスカ州知事がそれぞれ約30%の支持を獲得。ジンダル氏の支持は19%にとどまっている。今後の展開はまだ分からないが、専門家はジンダル氏の浮上を予想している。

392とはずがたり:2009/03/01(日) 01:20:27

オバマ米大統領、麻生首相よりもTVキャスター優先
2009.2.26 18:30
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090226/amr0902261833015-n1.htm

 【ワシントン=有元隆志】麻生太郎首相との昼食よりも米テレビ・キャスターを優先−。オバマ米大統領が24日の昼、麻生太郎首相との会談後、米有力テレビのキャスターと昼食をともにしていたことが25日、明らかになった。米紙ワシントン・ポスト(電子版)が報じた。

 24日の日米首脳会談は、近年の首脳会談では異例の昼食会なしだった。首相よりも米メディア対策を重視した格好だ。

 昼食懇談会に参加したのはABCテレビなど3大ネットとCNN、FOXの夕方と日曜日のニュース番組のキャスター。大統領の発言として引用しないことが参加の条件だったという。

 同紙によると、昼食ではロブスターのスープ、スズキの料理が出された。ワシントンの政治文化の変革を掲げるオバマ大統領だが、議会演説前にテレビキャスターと昼食をともにするという「伝統」(ペリーノ前大統領報道官)は守ったようだ。

 麻生首相はアーミテージ元国務副長官、スコウクロフト、ブレジンスキー両元大統領補佐官(国家安全保障問題担当)らと昼食をともにした。

393千葉9区:2009/03/15(日) 10:35:54
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009031590070511.html
『ママ司令官』フル回転 米新政権50日 止まらぬ注目
2009年3月15日 07時05分

 米国のオバマ新政権が誕生して50日余り。大統領だけでなく、ミシェル夫人もファーストレディーとして精力的に活動し、大胆なファッションと動向が注目を集めている。 (ワシントン・岩田仲弘)

 「ママ司令官」。ミシェルさんは自らを好んでこう呼ぶ。夫の大統領就任当初は、二人の娘の世話を最優先にしてきたが、生活が軌道に乗ると、公務の数が一気に増えた。

 最も力を入れているのが、軍人や退役軍人の家族への支援だ。

 十二日にはノースカロライナ州の陸軍基地を慰問。その後のABCテレビのインタビューで「(イラクやアフガニスタンで)究極の犠牲を払いながら帰国後、食糧切符の支給に頼らなければならない家族がいる。これは間違っており、あってはならないことだ」と強調。オバマ一家だけでなく、国民全体の「ママ司令官」としての存在感を印象づけた。

 活動的なファーストレディーとしては、クリントン政権で医療保険制度改革の全責任を負ったクリントン現国務長官も有名だ。

 ファーストレディーの歴史に詳しいエクステロウィッツ・ジェームズマディソン大教授(政治学)はミシェルさんについて「今は大統領の政策を広める役割に徹しているが、大統領から求められれば何でもこなすだろう」と、大統領の後方支援から政策立案に至るまで、活動の幅が広がる可能性を指摘する。

◆着こなし型破り “二の腕論争”も

 ママ司令官はそのファッションも注目の的だ。大統領就任式で絶賛された黄色いドレスはキューバ系米国人デザイナー、イザベル・トレド氏のデザイン。昨年八月の民主党大会で披露した鮮やかなグリーンのドレスは、ミシェルさんの地元シカゴのデザイナーだったマリア・ピントさんの製品だ。その一方、大衆向けの量産品も着こなす。

 そのほとんどが米国ブランド服で、ミシェルさんは「バイ・アメリカン」を自ら体現しているともいえる。ファッション誌「ヴォーグ」のボウルズ編集長は、ファッション業界への影響について、ニューヨーク・タイムズ紙に「すでに大きなビジネス効果が出ている」と指摘。「マリア・ピント」は全米進出を果たした。

 型破りな着こなしは物議も醸している。ミシェルさんはノースリーブを愛用するため、筋力トレーニングで鍛えた筋骨隆々の「ファーストアームズ」はいやが応でも目立つ。

 二月下旬の寒いさなか、連邦議会で大統領の施政方針演説をノースリーブのドレスで傍聴した際は「場違いだ」、「立派な二の腕は誇りだ」とメディア上で大論争が繰り広げられた。

 身長が一八〇センチ以上と高いこともあり、靴はフォーマルからカジュアルまでヒールのない「ぺたんこ靴」を愛用し、これも話題に。その一挙手一投足から目が離せない。 

(東京新聞)

394千葉9区:2009/03/29(日) 00:24:26
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090328/amr0903281801012-n1.htm
【音楽の政治学】ヒラリー・クリントン氏の歌声 視聴者100万人、売りは「音痴」 (1/2ページ)
2009.3.28 18:00

このニュースのトピックス:音楽の政治学

 ヒラリー・クリントン米国務長官ほど「音痴」を逆手にとり、“売り物”にしている政治家は珍しい。2月にインドネシアを訪れ、地元バラエティー番組に出演した際、司会者から「音楽番組でもあるので、ちょっとでも歌っていただけませんか」と頼まれると、「問題があります。ここにきているみなさんは私が歌い始めたら、出ていってしまうでしょう」と答え、爆笑に包まれた。

 ヒラリー氏は昨年の米大統領選の民主党予備選に出馬したときにも、勝利したら公の前で米国歌を歌うと「宣言」するなど、選挙運動を盛り上げるために「音痴」を利用した。

 ヒラリー氏の「音痴」が発覚したのは、2007年1月に選挙運動を開始したときだった。アイオワ州デモインでの遊説で、米国歌を歌っているヒラリー氏の声をMSNBCテレビのマイクがとらえた。「音程がはずれている」(米紙ニューヨーク・タイムズ)映像がインターネット上の動画投稿サイト・YouTube(ユーチューブ)に載ると、わずかな期間で100万人以上が視聴した。

 陣営では当初選挙戦に影響が出るのではと懸念したが、ヒラリー氏の「人間らしさ」をみせることに活用することにしたという。国務長官となってからもこの手を使ったというわけだ。

 ヒラリー氏はジャカルタでは見事に切り抜けて歌うのを逃れたが、7月にバンコクで開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大外相会議では、恒例の外相による「隠し芸大会」に直面する可能性がある。就任後初の外遊先に日本などを選びアジア重視を打ち出したヒラリー氏は、会議への出席を表明した。

 過去の女性国務長官の例をみると、オルブライト元国務長官はマドンナが歌った「泣かないでアルゼンティーナ」の替え歌を歌いあげたほか、ライス前国務長官は自慢のピアノの腕前を披露するなど、音楽の素養をみせてきた。

 昨年の議長国シンガポールは「実務を優先させたい」と、夕食会のときに開かれる「隠し芸大会」を中止したが、各国外相の素顔がかいま見えるこの大会の復活を望む声は多い。大会が復活された場合、ヒラリー氏がどうするか注目される。ヒラリー氏には夫のビル・クリントン元大統領を連れてきて、得意のサックスを演奏してもらうとの「奥の手」もあるのだが。(ワシントン 有元隆志)

395千葉9区:2009/04/12(日) 10:55:18
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090411-OYT1T00663.htm
オバマ大統領、サウジ国王に“おきて破り”のお辞儀?


G20金融サミットの記念撮影前、サウジアラビアのアブドラ国王(中央)にあいさつするオバマ米大統領(中央後ろ姿)。深々とお辞儀しているようにも見える=1日、AP 【ワシントン=黒瀬悦成】今月初めロンドンで開かれた主要20か国・地域(G20)金融サミットの場で、オバマ米大統領がサウジアラビアのアブドラ国王の前で見せた、深くお辞儀するようなしぐさをめぐり、米国内の保守勢力が「米国の権威を損なう」と猛反発している。

 米大統領は外交儀典上、外国元首に一切お辞儀してはならないと定められており、波紋が広がりそうだ。

 米テレビで放映され問題になっているのは、1日にあった記念撮影に際してのシーン。オバマ大統領がアブドラ国王の右手を両手で握り、頭を90度近く下げてお辞儀しているように見える。米ワシントン・タイムズ紙(7日付)は社説で、「国王の支配下にある者が行うような振る舞いで、前代未聞だ」と痛烈に批判した。大統領は英エリザベス女王と面会した際はお辞儀をしなかった。

 ギブス米大統領報道官は、「大統領は国王より背が高いので、握手をした際にお辞儀したように見えただけだ」と説明している。

 ブッシュ前大統領も2005年、当時皇太子だったアブドラ国王をテキサス州クロフォードの私邸に招いた際、皇太子と手をつないで記念撮影に応じ、「女々しい態度だ」と批判を浴びたことがある。

(2009年4月11日18時41分 読売新聞)

396千葉9区:2009/04/16(木) 21:45:59
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090415-OYT1T00770.htm
オバマ家の飼い犬「ボー」デビュー…名付け親は2人の娘


飼い犬のボーとホワイトハウスの南庭を散歩するオバマ大統領一家=AP 【ワシントン=黒瀬悦成】オバマ大統領一家の飼い犬となる「ボー(Bo)」が14日、一家に正式に引き渡され、ホワイトハウスの南庭で報道陣に披露された。

 「我が家の新しい一員です」と大統領に紹介されたボーは、ミシェル夫人や長女マリアさん、次女サーシャさんと芝生の上でじゃれ合い、愛嬌(あいきょう)を振りまいた。

 オバマ大統領は、かつてトルーマン元大統領がホワイトハウスで犬を飼った際に述べた、「これでやっと(ワシントンで)友達ができた」とのセリフを冗談めかして使い、報道陣を笑わせた。

 米メディアによると、「ボー」の名付け親は大統領の娘2人とされ、ミシェル夫人の父親のあだ名が大物黒人ロック歌手のボ・ディドリー(昨年6月死去)と同じ「ディドリー」だったことにあやかったという。

(2009年4月15日19時55分 読売新聞)

397千葉9区:2009/04/22(水) 22:49:25
>>379
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200904220013.html
来年の加州知事選、サンフランシスコ市長が出馬表明

 来年に予定される米カリフォルニア州の知事選で、サンフランシスコ市のギャビン・ニューソム市長(民主党)が21日、出馬を正式表明した。動画サイトのユーチューブや会員制サイトで発表した。


現職のシュワルツェネッガー知事(共和党)は現在、2期目で、規定により3選出馬は出来ない。ニューソム市長は、旧式のアイデアで運営されている現在の州行政では異なった結果を生み出すことは出来ないと主張、自らが当選した場合は変革をもたらすと約束した。オバマ大統領の選挙戦術を意識しているとみられる。


知事選の出馬には、民主党から州司法長官らが意欲を見せており、同市長が勝ち抜けるかは不明。司法長官はヒスパニック系から強い支持を得ているとされる。


一方、共和党からはネット競売大手イーベイの社長だったメグ・ホイットマン氏が今年2月、立候補を表明している。

398千葉9区:2009/05/06(水) 23:09:55
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200905060014.html
オバマ、バイデン両氏、突じょバーガー店訪問 店内で賞味
(CNN) 米ホワイトハウスによると、オバマ、バイデン正副大統領は5日、ワシントンに近いバージニア州アーリントンのハンバーガー店に突じょ立ち寄り、チーズーバーガーなどを注文、店内のテーブルに座り、味を楽しんだ。


車で出掛けたもので、訪問の「動機」は不明。普通のバーガー店の味を突然、堪能したくなったのかも分かっていない。2人は店に入ると、カウンターに行き、それぞれ注文。他の客同様、自らの番号が呼ばれるまで立って待ち、受け取った後、テーブルに行ったという。


オバマ氏が注文したのは、チェダーチーズを使ったバーガーと、ペットボトルの水。フレンチフライがないことを残念がったという。追い掛けていた記者団に「誰かバーガーが欲しい人は?」とも尋ねていた。バイデン副大統領は、スイスチーズのバーガーとルートビールだった。


それぞれ、ポケットマネーから支払った。バーガーの値段は6.95ドル(約688円)だった。店側は無料を申し出たが、オバマ氏は「いや払うよ。そうでないと記者団にただで食べたと書かれるからね」と応じたという。


この間、店の駐車場や通りは2人を見物するためか、多数の住民らが集まった。

399千葉9区:2009/05/11(月) 22:28:44
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090510-OYT1T00699.htm
「クリントン長官と熱いキスした」オバマさん、危ないジョーク
 【ワシントン=黒瀬悦成】オバマ米大統領は9日夜、ワシントン市内で開かれたホワイトハウス記者協会主催の毎年恒例の夕食会で演説し、クリントン国務長官ら政権高官、チェイニー前副大統領ら共和党の有力者などを片っ端からジョークのネタにし、出席した記者たちを爆笑させた。


 大統領はまず、「本当はここに来たくなかった。前任のブッシュ氏から継承した問題の一つだ」と述べ、記者団にジャブを繰り出した。昨年の大統領選で激烈な民主党候補の指名争いを展開したクリントン国務長官との関係については、「良好だ。(新型インフルエンザが猛威を振るう)メキシコ訪問から戻ってきたら、私に思い切り抱きついて、熱くキスしてきた」と親密度をアピールした。

 また、この日欠席したチェイニー前副大統領については、「自伝を書くのに忙しいらしい。本の題名は、『友人を撃ち、人々を尋問する方法』だ」と述べ、同氏が狩猟中に誤って友人を撃って大けがをさせたことや、テロ容疑者への「過酷な尋問」を支持したことを皮肉った。

(2009年5月10日21時55分 読売新聞)

400千葉9区:2009/05/11(月) 23:19:38
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090510/amr0905101646005-n1.htm
「あなたもメキシコへ行ってらっしゃい」オバマ大統領、毒舌ジョーク連発
2009.5.10 16:41
 オバマ米大統領は9日、大統領のユーモアのセンスを試す場となるホワイトハウス記者会恒例の夕食会に出席し、政権高官などをネタに“毒気”を含んだジョークを連発した。

 民主党内で昨年、大統領候補指名を争ったクリントン国務長官については、「彼女は(新型インフルエンザが流行する)メキシコから戻ったとたん、私を熱く抱きしめてこう言うんだ。『あなたも行ってらっしゃい』ってね」

 テロ容疑者への「水責め」を容認した前政権の高官で、狩猟中に銃の暴発事故を起こしたチェイニー前副大統領も取り上げ、「チェイニー氏は欠席だ。家で『友人の撃ち方と尋問のやり方』という回顧録を執筆中だから」と、際どいジョークを放った。(ワシントン 山本秀也)

401千葉9区:2009/05/17(日) 21:57:46
http://mainichi.jp/select/world/news/20090428ddm002030026000c.html
検証・オバマ100日:/上 「変革」に差す影
 ◇地元利益誘導、議会に譲歩
 「欠陥のある法案に署名する」。政権発足100日の中間点を折り返した3月11日、オバマ米大統領が初めて「敗北」を認めた。ワシントンの旧行政府ビルで演説する大統領の表情は厳しかった。

 「欠陥法案」とは、未決だった今年9月までの総額4100億ドルの一括歳出法案(予算案)だ。そこから昨年の大統領選で「ワシントン政治の旧弊」と指弾した「地元利益誘導型歳出項目(イヤマーク)」を排除できなかったのだ。

 大統領は「旧弊政治はこれで最後にする」と釈明した。だが、大統領選のライバルで、イヤマーク全廃を主張する共和党のマケイン上院議員は「旧態依然の政治継続を宣言したようなものだ」と皮肉を込めて批判した。

 「未曽有の経済危機」と言われる中、着任したオバマ大統領。史上最大規模の7872億ドルの景気対策法を成立させたが、巨額の財政出動は09会計年度の財政赤字を2兆ドル近くに膨張させ、政権に重くのし掛かっている。

 大統領は13年1月の1期目末までの赤字半減を打ち出した。そのターゲットが「無駄遣いと不正の温床」(大統領)とされるイヤマークで、排除は「ワシントン政治の変革」の旗印になるはずだった。

 しかし、議会の「壁」は厚い。イヤマークは特定の公共事業などに拠出される連邦予算の事業項目。地元の要請を受けた議員が予算を獲得し、見返りに票や資金を得るという「もたれ合い」の権益構図が根っこにある。

 一括歳出法でイヤマークは総額の2%弱の77億ドルだが、うち民主党提案分は46億ドル、共和党提案分は31億ドル。党派を問わず「権力維持装置」の役割を果たしている。

 民間団体「政府の浪費を監視する市民連合」によると、イヤマークは09会計年度で約1万件、総額196億ドルに上り、増加傾向にある。オバマ氏は昨年、共和党が議会の多数派を占める前の94年レベル(78億ドル)まで削減する公約を立てた。だが、現在の半分以下ともなれば、共和党どころか身内の民主党議員も抵抗し、政権の足元を揺るがしかねない。

 4月2日夜の上院本会議。アイダホ州選出のクラポ上院議員(共和党)が提案した原発関連企業への補助金増額の修正案が可決された。同州は米国で初めて原子力施設が建設された地。補助金は「核イヤマーク」と呼ばれる利益誘導予算だ。

 「米国の安全保障を弱める」。4月7日には民主党のドッド上院議員らコネティカット州選出議員全員が、最新鋭戦闘機F22の生産中止撤回を求める書簡を大統領に送った。同州にはF22のエンジン工場があり、地元権益を死守しようとする動きだった。

 大統領は「イヤマークの不正利用を阻止する」と表明、議会との全面対決を避け、「撤廃」には触れずに「悪い」案件のみ抽出して外すシナリオを描く。だが、既に妥協を強いられた。議員への譲歩が過ぎれば、「変革」の旗は色あせてしまう。【ワシントン及川正也】

   ◇   ◇

 オバマ米大統領が1月20日に就任してから29日で100日となる。「変革」の訴えに、反動もかすかに見え始めた政権の滑り出しを振り返る。

402千葉9区:2009/05/17(日) 21:58:26
http://mainichi.jp/select/world/news/20090429ddm002030080000c.html
検証・オバマ100日:/中 対話・協調外交
 ◇前政権延長上の「新機軸」
 カリブ海に浮かぶトリニダード・トバゴ。今月19日まで米州首脳会議が開かれた小国の街角では今も、レゲエ音楽の神様、ボブ・マーリーの写真と一緒に張られたオバマ米大統領の選挙中のポスターを見かける。「世界を変えようとする指導者だ」。ホテル従業員の黒人男性は、心酔しきった様子で語る。

 「米国のイメージを変えた」。ギブス米大統領報道官は政権発足後の外交を総括する。

 米州首脳会議でオバマ大統領は、ブッシュ前大統領を「悪魔」と呼んだベネズエラのチャベス大統領と握手し、米国の行動を縛ってきた「古い観念」を軽やかに飛び越えたように見える。今月初め、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が開かれたフランスでは「米国はごう慢だった時もあった」と市民に語りかけ、前政権からの決別を改めて伝えた。

 「軍事と単独行動」から「外交と国際協調」へ。イランや北朝鮮、キューバなど対立してきた国への対話の呼びかけは、オバマ外交の新機軸のひとつだ。

 だが、上院外交委員会上級政策スタッフの一人は「大統領選の手法を続けているだけ」と辛口だ。国民の人気を失った前政権との違いを強調することで、批判を吸収していった戦略をそのまま取り入れているためだ。

 実際には、イラク開戦に代表される前政権の単独行動主義は1期目こそ顕著だったが、2期目には対話・協調路線にシフトしていた。ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究大学院のガットマン特別研究員は「オバマの外交政策は、ブッシュ政権の2期目とよく似ている」とみる。

 その典型が北朝鮮核問題を巡る6カ国協議だ。オバマ政権は前政権と同様、米朝協議での事態打開も探るが、北朝鮮が交渉カードを増やすため長距離弾道ミサイルを発射し、事態は早くもこう着の様相をみせる。

 オバマ政権が命運をかけるアフガニスタン戦争。大統領と民主党はイラク戦争を「誤った戦争」と切り捨て、国際テロ組織アルカイダの掃討を目的とするアフガン戦争こそ「正しい戦争」だと主張する。だが、イラクからアフガンへの筋道は前政権時代につけられていた。オバマ政権が模索するアフガンの武装勢力タリバンのうち、穏健派との対話はブッシュ政権下でも検討されていた。

 オバマ大統領は先のNATO首脳会議で、軍民両面の包括的なアフガン新戦略の承認を得た。2万1000人の米軍増派を率先して発表することで、欧州諸国から計約5000人の増派を取り付けたが、うち3000人は今夏のアフガン大統領選向けの短期派遣。兵員不足の解消にはほど遠い状況だ。

 「欧州で私の人気があるからといって、各国が軍隊を出すのが困難なことに変わりはない」。オバマ大統領も現状は認識している。

 「種はまかれた」(アクセルロッド大統領上級顧問)というオバマ外交。「脱ブッシュ」の真価が問われるのはこれからだ。【ワシントン草野和彦】

403千葉9区:2009/05/17(日) 22:01:46
http://mainichi.jp/select/world/news/20090430ddm002030028000c.html
検証・オバマ100日:/下 同性婚・中絶
 ◇「リベラル化」どこまで
 キリストの復活を記念する復活祭の恒例行事「イースター・エッグハント(卵探し)」が今月13日、ホワイトハウス南庭で約3万人を招いて開かれた。この中には子供連れの同性愛「家族」100人以上が含まれていた。

 「子供たちが遊ぶ姿は、すべての家族を喜びに満たしてくれる」。バルコニーからあいさつをしたオバマ大統領にとっては、「同性愛者に寛容な大統領」という演出を狙ったものだった。同性愛者の招待は06年のブッシュ前大統領が最初だが、保守派が猛反発した。ホワイトハウスは今回、「米国の家族の重要な一員だ」と招いたという。イベントは歓迎ムードに包まれ、出席者は感謝の言葉を口にした。

 オバマ政権誕生で「米国の分裂」を象徴する社会的価値観をめぐる論争も一変した。ブッシュ前大統領は同性婚禁止の憲法改正を後押ししたが、オバマ大統領は反対だ。「変革の芽」は社会の潮流も変えつつある。

 今月7日、東部バーモント州議会が全米で初めて議会主導で同性婚を認めた。直前には保守的な中西部アイオワ州最高裁が同性婚を合法化。このほかニューヨーク州など9州で州法による合法化を目指す動きがある。

 04年以降、全米26州が次々と州憲法により同性婚禁止を規定し、同性婚容認の流れは後退。その揺り戻しからリベラルな東部を中心に、オバマ政権下で一気に噴き出した形だ。

 「オバマ変革」はこれだけではない。凍結されていた中絶を支援する国際団体への連邦資金助成を再開し、制限されていた胚(はい)性幹細胞(ES細胞)研究助成も解禁。これには「イデオロギーではなく科学を重視した」という点で評価が高い。

 宗教観から同性婚に反対する共和党に反撃の勢いは弱く、むしろ政策転換を迫る声すら出始めている。

 「共和党が反同性愛の党という目で見られると、選挙戦でも不利になる。共和党の価値観を見直すべきだ」

 昨年の大統領選で共和党マケイン陣営の上級顧問を務めたスティーブ・シュミット氏は17日の講演でこう語り、同性婚を認めなければ共和党は「宗教に固執した政党になる危険がある」と警告した。

 世論調査によると、同性婚反対は依然過半数を占めるが、30歳未満の若年層のほぼ半数が容認。シュミット氏は大統領選で若年層の得票で大差を付けられ敗れたことを指摘した。10年の中間選挙、12年の大統領選をにらみ、共和党は流れにあらがうか、新たな支持層へとすそ野を広げるかの岐路に立っている。

 だが、オバマ大統領も決して安泰ではない。社会的価値観の「リベラル化」は、宗教層の4分の1を占め、中絶などに厳格なカトリック層の急激な離反を招いているとの調査もあり、「変革」の反動を生んでいる。

 3月の記者会見で大統領は「ES細胞も中絶も難しい問題だ。私はこうした課題と日々格闘している」と本音をのぞかせた。「オバマ変革」が米国社会で行き着く先はまだ見えてこない。【ワシントン及川正也】

404千葉9区:2009/05/18(月) 23:15:32
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200905140030.html
会見で携帯音、1個没収 2個目は記者「逃亡」 大統領報道官
ワシントン(CNN) 米ホワイトハウスでの定例会見で13日、出席の記者の携帯電話が何度も鳴り、ギブズ報道官がこれを取り上げて隣室に投げ込み、会見室が笑いに包まれる一幕があった。


会見での携帯利用規則に違反したとの行動で、放った携帯については「誰かが拾うから心配しないで」と付け加えていた。


携帯の呼び出し音が鳴った際、報道官は後列にいた記者に対し、手を差し伸べて「その携帯を渡して」と促し、記者は応じていた。


この後、質疑応答に再び戻ったが、今度は最前列にいた記者の携帯の呼び出し音が響いた。報道官は「同じ事をして欲しい?」と述べ、記者の方に近付き、これも手を差し出していた。しかし、この記者は携帯をしっかりと手に持ち、話しながら会見室を抜け出したという。


この日の会見では、米国防総省が予定していた収容所での虐待を撮影した画像の公表について、オバマ米大統領が中止に転じたことについて質疑が集中していた。

405千葉9区:2009/05/18(月) 23:16:05
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200905110012.html
米国議会で「ベビーブーム」、現職議員の出産が増加

息子ヘンリーちゃん(11カ月)を抱くジルブランド上院議員ワシントン(CNN) 午前8時半。キルスティン・ジルブランドさんはミニバンに子供たちを乗せて1人を保育所に、もう1人を学校に連れて行く。そしてその1時間後には、米連邦議会で法案を審議している。


ジルブランドさんはニューヨーク州出身の民主党上院議員。議会では同議員らが先頭に立つ形で、オバマ大統領が言うのとは別の「チェンジ」が起きている。


ジルブランド議員の次男ヘンリー君が生まれたのは11カ月前。「私も同僚女性議員たちも、出産によってもっといい議員になれると思う。ほかの母親やほかの家庭の大変さが本当に分かるから」と同議員は言う。


下院議員のステファニー・ハーセス・サンドリンさん(民主党)は5カ月前に第一子のザッカリーちゃんが生まれた。連邦議会議事堂の保育所は職員らの子供で満杯。順番待ちの間、子供はベビーシッターや家族に面倒を見てもらっている。時には授乳しながら法案を審議することもあるという。


米連邦議会の現職議員による出産は、ジルブランドさんが6人目、ハーセス・サンドリンさんが7人目になる。これまで女性議員はナンシー・ペロシ下院議長を筆頭に、出産した後に出馬するケースがほとんどだった。しかしここ数年で民主、共和両党とも若手女性議員の登用を促す傾向が強まり、現職議員の出産が増えている。


議員は会社員などに比べて時間が自由になりやすい面もあるが、採決が深夜に及んだり、選挙運動に追われることも多い。ジルブランド、ハーセス・サンドリン両議員とも、自分の両親や祖父母など家族が頼りだと話す。


女性議員仲間で助け合ったり、アドバイスし合うこともある。両議員は最近、リンダ・サンチェス下院議員(民主党)の妊娠祝いに出席した。サンチェス議員は今月、現職で出産する8人目の議員になる予定だ。


ペロシ議長もこうした風潮を歓迎し、「議員が新米ママになるのは夢がかなうこと。全米のワーキングマザーや若い母親たちに、同じ経験を持つ人たちの声を議会で代弁しますというメッセージを発信できる」と記者会見で語った。

406千葉9区:2009/05/21(木) 00:06:01
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009052000722
大使人事で主導権=選挙戦略、論功行賞の一面も−米大統領
 【ワシントン20日時事】オバマ米大統領が中国や日本など、主要国の大使人事で主導権を発揮している。その背景には、2012年の次期大統領選をにらんだ選挙戦略や選挙戦での貢献に報いる論功行賞の一面もある。さわやかなイメージの強い大統領だが、したたかさものぞかせる。
 オバマ大統領は、次期中国大使にユタ州のジョン・ハンツマン知事を指名。同知事は野党・共和党のホープで、次期大統領選への出馬も取りざたされていた。議会関係者は「ハンツマン氏が中国大使を受けたことで、12年の選挙に出馬する可能性は低くなった」と指摘する。共和党に中国大使という要職を回すことで、有力ライバルの出馬を封じ込めると同時に、超党派の協力を重視する姿勢を示すこともできるわけだ。
 一方、駐日大使に指名される見込みの弁護士ジョン・ルース氏は大統領選の際、インターネットを通じた草の根の献金活動で重要な役割を果たした。また、オバマ大統領をシリコンバレーの有力企業に紹介して多額の選挙資金獲得に協力、勝利に貢献した。
 駐日大使については、モンデール元副大統領やベーカー元上院院内総務ら日本でも知られる大物政治家が起用されることが多かったが、ルース氏は無名に近い。日本政府へのルース氏起用の通知が今週に入って急に行われたことから、大統領主導で決まったとの見方が強い。
 中国語が堪能で政治家としても有望視されるハンツマン氏の中国大使起用に比べると、ルース氏の駐日大使人事は見劣り感が否めない。しかし、シーファー前大使がブッシュ前大統領とのパイプの太さを武器に拉致問題などで大活躍したように、ルース氏もオバマ大統領との親密な関係を生かして日米関係強化に貢献できると、期待する声も上がっている。(2009/05/20-16:49)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009052000966
想定外の人選に驚き=米駐日大使、大統領側近に期待も−政府
 次期駐日米大使に弁護士のジョン・ルース氏の起用が内定したことについて、政府は同氏が日本でほとんど知られていないことから、「想定外の人選」(外務省幹部)と驚きを持って受け止めている。ただ、同氏がオバマ大統領の側近だけに、「日本の意向が伝わりやすい」(同)との期待もある。正式に指名されれば、北朝鮮の拉致問題を含め日本の立場に理解を求めていく方針だ。
 オバマ政権の駐日大使人事をめぐり、日本側は知日派として知られるハーバード大教授のジョセフ・ナイ氏らの指名を想定。ルース氏は予想リストに入っておらず、政府高官は「外務省関係者は誰も面識がない人物ではないか」と語った。
 政府内には、ルース氏がこれまで対日外交に関与した経験がなく、手腕が未知数なことを不安視する向きもある。このため、外務省は在米大使館などを通じ、同氏の対アジア外交についての基本的な考え方などについて情報収集を急ぐ方針だ。
 一方、シーファー前大使はブッシュ前大統領との太いパイプを生かし、拉致被害者家族と同大統領との面会実現などに尽力した経緯がある。「シーファー氏は、上院の大物だったベーカー元大使以上に活躍してくれた」(外務省幹部)との声もあり、ルース氏にも同様の役割を期待している。(2009/05/20-19:51)

407千葉9区:2009/05/21(木) 21:16:10
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090521/amr0905211904009-n1.htm
ペロシ米下院議長守勢に テロ容疑者水責め問題で
2009.5.21 19:03
 【ワシントン=有元隆志】米中央情報局(CIA)がブッシュ前政権時代にテロ容疑者に対し、「水責め」などの過酷の尋問を行っていた問題で、議会多数派民主党のペロシ下院議長が、当時CIAから尋問について説明を受けていたにもかかわらず、中止するよう求めなかったとして批判を浴びている。

 ペロシ氏は「水責め」問題で、前政権高官の責任追及をしていた中心人物だった。

 CIAがこのほど公表した文書によると、ペロシ氏は下院情報特別委員会民主党筆頭理事だった2002年9月4日にCIAから極秘情報に関する説明を受けた。ペロシ氏は14日の記者会見で、「尋問方法の強化は合法といわれただけで、水責めは行われていないとのことだった」と述べ、事実と異なる説明を行っていたとして逆にCIAや前政権を批判した。そのうえで、過酷な尋問が行われた経緯を調査する独立調査委員会の設置を支持する考えを強調した。

 これに対し、パネッタCIA長官は「CIAが議会を誤った方向に誘導することはない」と反論する声明を出した。

 共和党のベイナー下院院内総務は「CIAを非難するなら証拠を示すか、さもなければ謝罪すべきだ」と述べ、議長を強く牽制(けんせい)した。同党のギングリッジ元下院議長は「下院議長として失格だ」と述べ、辞任するよう求めた。

 民主党は議長を支える方針だが、調査委設置に向けた動きが鈍るとの見方も出ている。

408千葉9区:2009/05/25(月) 21:05:50
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009052301000580.html
前駐日大使、テキサス州知事選に 民主党から出馬検討
 【ワシントン23日共同】ブッシュ前米政権下で駐日大使を務めたトーマス・シーファー氏(61)が、来年11月の地元テキサス州知事選に民主党からの出馬を検討していることが23日、分かった。既に正式立候補に備えた準備委員会を立ち上げ、州内各地を回るなど事実上の選挙運動を始めている。

 シーファー氏は共和党のブッシュ前大統領の親友として知られるが、1970年代には州下院議員を務めた経歴もある民主党員。駐オーストラリア大使を経て、2005年から今年1月まで駐日大使を務めた。日本政府内では「拉致問題解決の重要性を米本国に訴えてくれた」との評価が高い。

 準備委員会発足時の声明でシーファー氏は、同州が「指導力の危機」に陥っていると危機感を表明。長い大使経験を踏まえ「外国でのテキサスのイメージは、われわれが望むようなものではない」と訴え、超党派政治で州を変革する必要性を強調した。

 地元関係者によると、民主党内でシーファー氏の有力な対抗馬は見当たらず、同党候補となる可能性は十分という。

2009/05/23 16:07 【共同通信】

409とはずがたり:2009/06/02(火) 20:39:37
中絶医殺害事件の波紋 オバマ大統領、敏感に反応
2009.6.2 18:38
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090602/amr0906021838010-n1.htm

 【ニューヨーク=松尾理也】米カンザス州ウィチタで5月31日に起きた中絶医殺害事件は、中絶の是非など社会的価値観をめぐる米国の分裂の根深さを改めて浮き彫りにした。「ひとつの米国」を掲げるオバマ大統領は、事件直後に「いかなる深刻な立場の違いも、暴力によって解決することはできない」との声明を出し、敏感に反応している。

 事件は、ウィチタの中絶医、ジョージ・ティラー氏(67)が5月31日、市内の教会で礼拝中に射殺されたというもの。ティラー氏は全米で3カ所しかない妊娠後期中絶手術施設のうちの一つの責任者だった。

 逮捕されたカンザスシティーに住むスコット・ローダー容疑者(51)は、過去に中絶反対団体のウェブサイトへの書き込みなどで、中絶に対する激しい敵意を示していた。

 こうした展開に、主要な中絶反対団体は一斉にローダー容疑者を非難する声明を発表。狂信的で暴力に訴える勢力との印象が中絶反対運動全体に広がることに強い懸念を示している。

 5月の米ギャラップ社の世論調査では、自らを「中絶反対派」と見る国民が、1995年の調査開始以後初めて中絶容認を上回って過半数に達した。

 こうした形で論争が激化するのは、「ひとつの米国」をキャッチフレーズに超党派的立場を旗印とするオバマ大統領にとっては好ましくない。大統領は昨年の選挙戦中、中絶の権利を容認する立場を表明したものの、反対派を攻撃することは避けてきた。

 しかし、ここにきて中絶問題が再燃しかねない事件が発生したほか、カリフォルニア州での同性婚の是非をめぐる論争の激化など、社会的価値観をめぐる分裂が表舞台に再登場しつつあり、大統領にとっては懸念材料となっている。

410千葉9区:2009/06/04(木) 22:58:34
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090604-OYT1T00915.htm
「イスラムは米国の一部」オバマ大統領、エジプトで演説

 【カイロ=宮明敬】中東・欧州歴訪中のオバマ米大統領は4日、エジプトのカイロ大学で演説し、米国とイスラム世界との新たな関係構築を訴えた。

 オバマ氏は大統領就任以来、アラブのメディアやトルコ国会での演説を通じて、ブッシュ前政権時代に悪化したイスラム世界との関係修復を目指しており、カイロ大での演説は修復努力の総仕上げと言える。

 オバマ大統領は、イスラム教徒が米国史の中で果たした役割などを指摘し、「イスラムは米国の不可欠な一部だ」と強調した。さらに、過去の相互不信やさい疑心を捨て、「新たな始まり」を迎えようと呼びかけた。

 新関係構築の課題としては、国際テロ組織「アル・カーイダ」などイスラム過激派のテロ活動や、頓挫した中東和平プロセスなどを挙げた。このうち、中東和平プロセスの核であるイスラエル―パレスチナ関係については「2国家共存以外に解決策はない」と語り、パレスチナ国家樹立を目指す姿勢を明確にした。

 また、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの武装闘争を非難すると同時に、将来のパレスチナ領土と想定されるヨルダン川西岸へのユダヤ人入植地建設の凍結も求め、和平プロセスの「調停者」として公平な姿勢を示した。

 今回の演説には、エジプトの野党指導者らから「(ムバラク大統領の)独裁を認知するものだ」との批判も出ていたが、演説会場には、米側の配慮で批判勢力も招かれた。

(2009年6月4日21時18分 読売新聞)

411千葉9区:2009/06/06(土) 21:14:21
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090605/amr0906052332007-n1.htm
オバマ大統領「ミドルネームは”フセイン”」  (1/4ページ)
2009.6.5 23:30

 「新しい始まり」を訴えたオバマ米大統領の4日のカイロ演説は、イスラム世界に対する米政権の従来の姿勢の殻を打ち破ろうとした点で、極めて特徴的である。(カイロ 村上大介)

 大統領は演説前半で、「私はキリスト教徒だ」としながらも、「私の父親は何世代にもわたりイスラム教徒を含むケニヤの家系だ」「バラク・フセイン・オバマというアフリカ系米人が大統領に当選できた事実は多くを物語っている」などと述べ、同教徒に多い「フセイン」というミドルネームを持つことをも強調してイスラム世界の心をつかもうとした。

 「米大統領としてイスラムに対する否定的な固定観念と戦う」と誓う一方で、「同じ原則がイスラム教徒の米国に対する見方にも適用されなければならない」とイスラム側にも相応の態度変更を求めた。

 演説で最も注目されるのは、イスラエルが占領地ヨルダン川西岸で進め中東和平の障害となっている入植地建設について、「米国は(建設が)継続されているユダヤ人入植地の正当性を受け入れられない。この建設は過去の合意に背き、平和を達成する努力を損なう。今、これらの入植地を止めるときがきた」と直言したことだろう。

 交渉のたたき台となるパレスチナ新和平案「ロードマップ(行程表)」ではイスラエルの「新規入植地建設=入植地拡大」の停止を求めているため、イスラエルは「人口の自然増加」を理由に「既存入植地の拡大は合法」との立場を取る。

 1989年に、ブッシュ元米政権のベーカー国務長官が「イスラエルは大イスラエル(ヨルダン川西岸とガザ地区を含む聖書時代のイスラエルの領土)という非現実的な夢を捨てるときだ。入植活動を止めなければならない」と言明しているものの、オバマ演説は正当性にまで言及、さらに踏み込んだ観がある。

 次に、イランである。大統領は「冷戦の最中、米国は民主的に選ばれたイラン政府の転覆で役割を果たした」と、石油国有化を宣言したモサデク同国首相に対する53年のクーデターに米国が関与していたことを認めて、和解へのジェスチャーを示し、イランに改めて対話を呼びかけた。

 クリントン元米政権下の2000年、オルブライト国務長官が同クーデターへの関与を認め、「明らかにイランの発展への妨げになった」と“自己批判”したが、大統領が公式に関与を認めたのは初めてである。

 オバマ大統領はイランの核開発に対しては、核兵器保有は認められないとクギを刺しつつ、「核拡散防止条約の義務を順守すれば、イランを含むすべての国に原子力平和利用の権利がある」と諭している。

 このオバマ演説を、中東はどう受け止めたのか。

 アラブ・イスラム世界では、おおむね好意的にとらえながらも、「言葉だけでは信用できない」(エジプト独立系紙)と、行方を見守るという反応が多い。

 オバマ政権は、山積する中東の難問をどう具体的な解決に導くのか、今後は、行動を求められていくだろう。だが、今回の演説で、何かが動き出したと感じた市民は少なくなかろう。

 一方、イスラエルのネタニヤフ政権は、演説がイランに融和的過ぎる点に強い危機感を抱いていると、5日付の同国紙は伝えた。

 同政権は、イスラエル・パレスチナの「2国家共存案」に消極的な姿勢を示し入植活動継続を明言している。同国有力紙マーリブのコラムニストはこの点については、「ネタニヤフ首相は遠からず、イエスかノーかの返事を迫られることになった」と指摘している。

412千葉9区:2009/06/11(木) 23:49:31
http://newsweekjapan.jp/stories/us/2009/04/post-17.php
超党派を拒む「抵抗勢力」ナンシー・ペロシ
Obama's Pelosi Problem

身内のはずなのに、議会を牛耳る民主党のペロシ下院議長が共和党よりも手ごわいオバマ大統領の敵に

2009年04月24日(金)02時11分
ホリー・ベイリー(ワシントン支局)
[2009年3月11日号掲載]

 共和党の下院議員チャーリー・デントは、バラク・オバマ大統領の景気対策法案に賛成票を投じたかった。オバマも、デントの一票を本気で欲しがっていた。しかし下院議長のナンシー・ペロシ(民主党)はそうでもなかったらしい。

 デントの選挙区はペンシルベニア州アレンタウン。民主党支持者が多く、大統領選ではオバマを支持した地区だ。そんな町で、デントは共和党のお偉方よりも自分の良心と有権者の声に耳を傾ける姿勢を貫き、議席を守ってきた。そのせいで、頭の固い共和党幹部を怒らせたことが何度もある。

 だから、オバマが1兆ドル近くの景気刺激策に賛成してくれそうな共和党議員を探したとき、デントはその候補者リストの筆頭にあがった。オバマは就任早々、デント夫妻とその子供たちをホワイトハウスに招待し、一緒にスーパーボウルを観戦した(ほかにも数人の共和党議員が招かれていた)。

 腹ごしらえにはハンバーガーとホットドッグを用意し、オバマ夫妻はデントに精いっぱいの接待攻勢をかけた。ミシェル・オバマはデントの夫人と仲良くおしゃべり。オバマ自身も、みんなにクッキーを配って回った。オバマの娘たちは、デントの子供たちと任天堂のゲーム機Wiiで遊んだ。

 デントのような一介の下院議員にとって、合衆国大統領にちやほやされるのは舞い上がるような経験だ。デントは本誌に語っている。「わかるだろう。あれは一生忘れられない出来事だ」

 それでも、最終的にデントが賛成票を投じることはなかった。1月28日に行われた採決で、下院共和党は全員そろって反対票を投じた。デント自身、この法案ではカネがかかわりすぎるし、教育や医療など民主党お得意の分野を詰め込みすぎだと考えていた。それでもまだ、彼にはオバマの説得に応じる余地があった ----そこにナンシー・ペロシがいなければ。

 オバマがデントら共和党議員にラブコールを送っている間、ぺロシは正反対の行動を取っていた。デントに言わせると、彼が民主党幹部と話そうとしても拒否された。オバマは議会に超党派の兄弟愛を生み出す夢を追っていたが、あいにくペロシは違った。議会は私のもの、下院に法案が来た以上、仕切るのは私。そう考えていた。

 ペロシはこの法案を緊急の立法プロセスに乗せ、議論を手短に切り上げ、共和党側の声を聞かなかった。当然、共和党は腹を立てる。「大統領は本心から超党派による結果を出したがっていた」とデントは言う。「だが法案がペロシの手に渡ると、ホワイトハウスはコントロールを失った」

 もちろん、ホワイトハウスと議会の関係には摩擦がつきものだ。一つの党が両方を支配しているときでもそれは変わらない。厳しい大統領選を乗り切ってきたオバマは、自分ならこの摩擦を解消できると信じているかもしれない。

野党時代の仕打ちに恨み
 だがペロシも、これまでにオバマと同じくらいの苦労をしてきた。サンフランシスコを地盤とする大金持ちとはいえ、いまだ男性上位の議会でトップにのぼり詰めるために闘ってきた女性である。当然、オバマの言いなりにはならない。

 ペロシには06年の中間選挙で民主党を勝利に導いたという自負がある。野党側への配慮など二の次だ。ある記者会見では「私たちが法案を書いた」、なぜなら「選挙に勝ったのは私たちだから」と語り、それからおもむろに「大統領は超党派政治の実現に尽力している」とつけ加えた(今回は本誌による取材に応じなかった)。

 一定の摩擦はあるにせよ、オバマとペロシは互いを尊敬し合っている。2月24日の大統領施政方針演説では、ペロシは何度も立ち上がって称賛を送った。政治的に互いを必要としているのも事実だ。

413千葉9区:2009/06/11(木) 23:50:18
 それでも、2人は互いの神経を逆なですることがある。ホワイトハウスの一部では、早くもオバマの「ペロシ問題」がささやかれている。他の情報源と同様、匿名を条件に取材に応じた政権幹部の一人は、いろいろな意味で「民主党とのつき合いは共和党とのつき合い以上にむずかしい」と言う。

 下院民主党は、野党時代に共和党から受けた仕打ちを今でも根にもっている。それはオバマも承知している。共和党は景気対策法案に一致団結して反対し、超党派志向のオバマに恥をかかせた。そんなペロシ側の言い分も、決して的外れではない。

 だが、そうした党派的争いに終止符を打つことこそ、オバマの重要な選挙公約の一つだった。共和党を鼻であしらうことによって、ペロシは公の場で大統領の意思を無視したことになる。

 一方で、ペロシの強気の姿勢がオバマを助けている面もある。彼女が頑迷なリベラル派を演じているかぎり、大統領は「ものわかりのいい中道派」に徹することができるからだ。

 ペロシは前政権による富裕層減税の即時廃止を求めたが、オバマは来年の期限切れによる自然消滅を待つことにした。イラク駐留米軍の速やかな全面撤退を主張するペロシに対し、オバマは軍部と協議のうえ、当面は非戦闘任務に従事する3万5000〜5万人の部隊を残す決断を下した。

 ペロシは「共和党の目のかたき」という役割を積極的に受け入れている。共和党としても、70%前後の支持率を維持するオバマは攻めにくい。だが支持率35%前後(ラスムッセン社調べ)のペロシなら攻めやすいだろう。ある民主党幹部の側近によれば、ペロシは「大統領のためなら、どんなパンチでも喜んで受けるつもり」だ。

 ただし、これには交換条件がある。自分は痛い思いをして悪役を引き受ける、だから大統領も、下院に口を出したくなったら必ず自分を通せ。そんな条件だ。
オバマ側にペロシが激怒
 ペロシ周辺は否定しているが、ある政権筋によると、ペロシはホワイトハウスが民主党下院議員に接触する際は必ず自分に知らせるよう求めたという。彼女は会話の内容まで知りたがり、ホワイトハウスもこれに応じたらしい。

 ペロシが仕切る下院とホワイトハウスを調整する役目を担うのは、かつてペロシの下で民主党下院議員団長を務めたラーム・エマニュエルだ。オバマがエマニュエルを首席補佐官に起用したのも、下院時代の彼がペロシに立ち向かえる数少ない議員の一人だったからだ、という説もある。

 だがある民主党スタッフによると、エマニュエルはさっそくペロシの怒りを買った。エマニュエルは景気対策法案への共和党の支持を得るため、教育関係の支出を一部削ることで総額を圧縮してはどうかと、民主党上院院内総務のハリー・リードと内々に相談していた。これをかぎつけたときのペロシの怒りは相当なもので、オバマ自身が彼女に電話し、議長(と下院)を無視するつもりはないと釈明したほどだ。

 今のところ、オバマがペロシを必要とする以上に、ペロシはオバマを必要としている。だがオバマ人気が長続きしないことは、本人が最もよく承知している。今後の予算編成や医療制度改革の闘いでは、ペロシの協力が不可欠だ。

 2月23日にホワイトハウスで開かれた超党派議員らによる「財政責任サミット」では、テキサス州選出の共和党下院議員ジョー・バートンが立ち上がって、オバマに注文をつけた。本当に超党派の支持を得たいのなら、議会をもっと「開かれた」場にするよう、ペロシに指示するべきだ、と。

 心の底では同感だと思っただろうが、オバマはあえてぺロシを擁護した。「多数派は野党に寛大でなければならないが」と彼は言った。「野党も建設的である必要がある」

 後にこのオバマ発言を聞いたペロシは大喜びしたという。民主党幹部の側近によれば、最近のペロシは景気対策法案の扱いで自分がさらし者になっていると感じはじめていた。そこへ、思いがけない大統領からの援護射撃。

 ワシントンで「友達の輪」を広げるすべを、早くもオバマは身につけたようだ。

414とはずがたり:2009/06/18(木) 19:26:50
米、「消費者金融保護庁」設立へ 規制改革の大枠発表
http://www.asahi.com/business/update/0617/TKY200906170133.html
2009年6月17日13時41分

 【ワシントン=尾形聡彦】米政府は16日、金融危機の再発を防ぐための金融規制改革の大枠を発表した。複雑な金融商品から消費者を守るため、「消費者金融保護庁」を創設するほか、米連邦準備制度理事会(FRB)に大手金融機関の監督を一元的に任せる。改革の詳細は、オバマ大統領が17日正式に発表する。

 米政府高官が16日夜、明らかにした。オバマ大統領も同日、米経済専門テレビCNBCなどのインタビューで「消費者や投資家の保護の機能を統合する」と表明した。

 米国では、住宅ローンの金利が数年後に急に跳ね上がったりする商品が横行。返済が滞るケースが増加した。保護庁が金融機関に十分な説明を行うよう促し、消費者保護を強化する。

 金融業界の監督体制も強化する。米国では銀行、証券、保険など様々な大手金融機関を統一的に監督する機関がなかったが、金融大手の監督機能をFRBにもたせる。貯蓄貸付組合(S&L)の監督を行ってきた貯蓄金融機関監督局(OTS)を廃止して、銀行の監督を行ってきた通貨監督局(OCC)に機能を統合する。監督機関の連携強化のため、財務省を議長役とする「金融サービス監督協議会」も設立する。

 これまで監督の対象外だったヘッジファンドなどにも規制の網を広げる。

 金融機関の財務の健全性を確保するため、自己資本の量や質を引き上げる。証券化商品の無秩序な発行を抑えるため、金融機関などに発行額の信用リスクのうち5%の保持を義務づける。

 アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が経営危機に陥った際、処理する仕組みがなかった反省を踏まえ、大手金融機関の破綻(はたん)処理の仕組みも整備する。米政府は一連の改善策を年内にも導入する方針だ。

415千葉9区:2009/06/19(金) 22:56:24
http://www.afpbb.com/article/politics/2612844/4271545
オバマ米軍最高司令官、「ハエたたき」で手腕見せつける
2009年06月18日 22:58 発信地:ワシントンD.C./米国
【6月18日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が16日、米テレビ局とのインタビュー中に、ホワイトハウスの厳重な警戒態勢をすり抜けて頭上に飛んできたハエをたたきつぶし、米軍最高司令官として「侵入者」を屈服させる破壊的な力を見せつけた。

 米経済専門テレビCNBCとのインタビューのさなか、オバマ大統領は自分の頭が一匹のハエの「標的」になっていることに気づくと、米国の経済システムに関する質問に対する答えを中断し「向こうに行け」と怒鳴った。

 そしてハエが大統領の左手首に着地すると、「世界最高の権力者」たる米大統領は気を鎮め、下唇をかんで精神統一してから、右手で一気にハエをはたき殺した。

 じゅうたんに落ちたハエが微動だもしなくなると、大統領はにっこりと「それで、話はどのへんだった?」とインタビューに戻った。そして、撮影スタッフに大統領の「犠牲者」をアップで映すよう勧めながら「今のはすごかっただろう?完璧にやつをしとめたよ」と冗談めかして言った。

 このインタビュー放映直後からインターネットやケーブルテレビ上には、大統領の「一撃」のパロディがあふれかえった。

 一方で、国際動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of Animals、PETA)」は、虫を殺さずにとらえて戸外に出す「人道的」虫取り器「キャッチャ・バグ(Katcha Bug)」を、次回虫に悩まされたときのためにと、大統領に進呈したと発表した。(c)AFP

416千葉9区:2009/06/22(月) 20:51:24
http://www.asahi.com/international/update/0620/TKY200906200158.html
米で人種・民族憎悪犯罪目立つ オバマ政権や不況影響か(1/2ページ)

 【ニューヨーク=田中光】米国で、人種や出身地、民族などを理由に少数派を標的にする「ヘイトクライム」(憎悪犯罪)が今年に入って目立ちつつある。初めてのアフリカ系(黒人)大統領が誕生したことや、経済危機が影響しているとの指摘も聞かれる。

 「オバマは、ユダヤ人によってつくられた。オバマはユダヤ人の言われた通りに動いているだけだ」。米メディアによると、今月10日、首都ワシントンのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)博物館で警備の黒人男性を射殺したとして逮捕された男(88)は、こんなメモを車に残していた。

 男は「米国がユダヤ人に支配されている」と妄信し、ホロコーストも実際は起きていないと主張するなど、典型的な白人至上主義者で、憎悪犯罪での逮捕歴もあった。

 このほかにも最近は、コネティカット州の大学で、女子学生がユダヤ人であることを理由に射殺されたり、ニューヨーク市でユダヤ教施設の爆破未遂事件があったりした。

 米連邦捜査局(FBI)によると、07年の憎悪犯罪総数7624件のうち、「対黒人」が2658件、「対ユダヤ人」は969件だった。

 アラバマ州に拠点を置く人権団体によると、極右グループは08年現在で、926団体にのぼり、最近は増加傾向にあるという。「非白人移民の増加が主な理由」というが、「黒人大統領の登場も影響している」と分析する。

 極右勢力が昔から「ユダヤ人支配だ」と主張してきた金融界が今の不況の発端となったことが、こうした勢力の動きを活発化させているとの指摘もある。ノートルダム大のマクベイ教授は、大恐慌時代も排斥主義者が増えたといい、「極右思想でもなんでもない人が『誰かのせい』にしたくなる土壌ができつつある」と分析する。

 水面下の勢力も懸念される。米国土安全保障省はこの春、「極右思想を持った一匹おおかみや、小さな秘密結社による国内テロは、我が国にとって最も危険な脅威だ」とする報告書をまとめた。

 ホロコースト博物館での事件も単独犯とみられている。ピッツバーグ大のブリー教授は「昔の極右は組織に属していたが、今は違う。思想でつながるだけで、明確な指示系統はない」と指摘する。

417千葉9区:2009/06/24(水) 23:13:02
>>364

http://www.asahi.com/international/update/0624/TKY200906240155.html
オバマ大統領、禁煙失敗 「必死の努力続けている」
2009年6月24日12時36分

 「必死の努力を続けている。ただ、時々手を出すかと聞かれれば、イエスだ」。オバマ米大統領は23日の記者会見で、自らが前日に署名した「たばこ規制法」に関連して禁煙への取り組みを聞かれ、「失敗」を認めた。

 オバマ大統領は、大統領選にあたって禁煙を表明したものの、昨年12月に完全に禁煙できていないことを告白。この日も、なかなか禁煙できないことについて「たばこの常習者かと聞かれればノーだ。家族の前では吸わない。95%は治っているが、時々失敗する」と釈明に追われた。

 大統領は、若者の喫煙防止のため甘い風味の添加を禁じたり、広告を規制したりする新法の署名の際、改めて禁煙の重要性を説いたばかり。それだけにばつが悪そうで、最後は「子供たちには初めから喫煙の道に行ってほしくない。だから、私が署名した法律はとても重要だ。この辺でいいですか」と切り上げた。(ワシントン=伊藤宏)

418千葉9区:2009/06/25(木) 21:21:24
>>408
http://www.asahi.com/international/update/0625/TKY200906250171.html
シーファー前大使、民主党に宗旨替え?州知事選出馬へ
2009年6月25日15時10分

 【ワシントン=伊藤宏】米国のシーファー前駐日大使が24日、地元テキサス州フォートワースで、2010年に行われる同州知事選に立候補する考えを表明した。共和党のブッシュ前政権下で駐豪・駐日大使を歴任したシーファー氏だが、知事選には民主党から立候補するという。

 シーファー氏は、ブッシュ前大統領とは大リーグ球団の共同出資者となって以来の親密な関係で知られていたが、民主党選出の州下院議員を務めるなど、もともとは同党との関係が深かったといい、自らのホームページでも「生涯民主党員」と強調している。

 シーファー氏は、民主党からの出馬表明にあたって、地元メディアに対し、ブッシュ氏には大統領選で2度投票したが、それ以外で共和党候補には投票したことはない、と強調。24日の立候補表明の演説の際にも「皆さんはアメリカンドリームを信じており、子供たちによりよい暮らしをさせたいと思っている。民主党は、その夢を実現する最高の機会を提供する」などと訴えた。

419千葉9区:2009/06/25(木) 22:07:46
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090625/amr0906250824000-n1.htm
ハイキング?のはずがアルゼンチンで不倫 米有力知事、大統領候補遠のく (1/2ページ)
2009.6.25 08:21

 【ワシントン=山本秀也】米共和党の次期大統領候補の一人とみられていた南部サウスカロライナ州のマーク・サンフォード知事(49)は24日、地元での記者会見で、前週末から隠密で南米アルゼンチンに渡航し、現地の知人女性と密会していたことを認めた。

 知事は「私のしたことは誤りだった」と不倫行為を認め、兼務してきた共和党知事会の会長を辞任する意向を表明した。

 サンフォード知事は今月18日、州議会の日程を終えた後、公用車で出かけたまま行方が分からなくなっていた。知事事務所は22日、「(州西部に近い)アパラチア山脈でハイキング中だ」と発表して幕引きを図ったが、24日にアトランタ(ジョージア州)の国際空港に到着したことが発覚していた。

 記者会見でサンフォード知事は、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで、女性と密会してきたことを公表。「多くの方々を失望させてしまった」と語った。相手の女性とは1年ほど前に不倫関係となり、これまで3回にわたり密会を重ねていたという。

 約20分の記者会見には、ジェニー夫人ら家族が同席せず、政治的ダメージの大きさをにじませた。サンフォード知事は2002年に初当選し、現在2期目。知事職の去就には言及を避けたが、12年の大統領選で共和党の候補者指名を獲得する道は険しくなった。

 米政界では、共和党のエンサイン上院議員(ネバダ州選出)と女性スタッフの不倫が発覚したばかり。民主党でも、ノースカロライナ州出身のエドワーズ元上院議員が、昨年の大統領選中に女性スキャンダルを暴露され、手厚く迎えられたオバマ陣営から排除されていた。

420千葉9区:2009/06/28(日) 15:23:12
http://www.asahi.com/international/update/0627/TKY200906260383.html
オバマ政権アジア布陣「対日重視、対北朝鮮圧力」(1/2ページ)
2009年6月27日1時57分

 【ワシントン=伊藤宏、村山祐介】オバマ米大統領が東アジア太平洋担当の国務次官補に指名したカート・キャンベル氏が25日、米上院で正式に承認され、オバマ政権のアジア外交を担う顔ぶれが出そろった。「日本重視」の布陣を敷くとともに、北朝鮮政策では、対話から圧力に軸足を移し始めたことが鮮明になった。

 「日本との強固な協力関係は、譲ることができない基盤だ」。キャンベル氏は上院外交委員会で10日に開かれた公聴会で、日本重視の姿勢を鮮明にした。中国との関係についても「日本との協力関係を最大限強化することが最善の方法だ」と、日米関係を軸にする考えを強調した。

 オバマ政権の人選には、日本重視の姿勢が表れている。中でもカギを握るのは、キャンベル氏と、国防総省で「相方」になるウォレス・グレッグソン次官補のラインだ。

 キャンベル氏は、クリントン政権で国防次官補代理を務め、96年の日米安保の「再定義」を担当するなど、民主党を代表する知日派。グレッグソン氏は、海兵隊出身の元軍人で沖縄駐留が長い。国防総省でキャンベル氏のもとで東アジア・太平洋政策に取り組んだこともある。「2人は頻繁に連絡を取りあっており、対日政策の要になる」というのが、米国の日本専門家の一致した見方だ。

 ただ「対日重視」は、ゲーツ国防長官が日本や韓国との関係について「保護者からパートナーへと転換しつつある」と指摘したように、国際的な問題に取り組むにあたって日本に応分の役割を求めるという意味もありそうだ。グレッグソン氏は4月、上院軍事委員会の公聴会に提出した書面で「日本が地域問題と地球規模の問題の双方で、貢献を増やすよう働きかけたい」としている。

 一方、政策調整の要を担うホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長には、著名な中国専門家のジェフリー・ベーダー氏を配置している。

 キャンベル氏の政権入りで北朝鮮政策も立て直しが進みそうだ。

 オバマ政権は2月、「北朝鮮政策特別代表」職を新設し、ボズワース元駐韓大使を起用。北朝鮮に対話を呼びかけてきた。だが、東アジア政策全般を担う国務次官補のポストは、6者協議首席代表を務めた前任のヒル氏が駐イラク大使に転出し、2カ月余り空席に。北朝鮮がミサイル発射、核実験と行動をエスカレートさせるなか、対応が後手に回った感は否めない。ボズワース氏が大学院学長を兼任していることから、米メディアからは「パートタイムで対応できるのか」との批判も出ていた。

 こうした中、オバマ大統領は核実験直後に「行動で応えなければならない」と表明。対話の旗を掲げつつも、制裁を含めた圧力重視に軸足を移した。国防総省、財務省といった制裁の「実動部隊」を含む代表団編成を自ら指示。アジア政策全般に詳しいスタインバーグ国務副長官に日中韓歴訪を率いさせている。

 キャンベル氏も10日の公聴会で、軍事面も含めたあらゆる政策を総動員して北朝鮮に対応する考えを強調した。

421とはずがたり:2009/07/01(水) 10:13:21
伝統的に保護主義的な民主党が議会を完全支配はあんま世界の為にも宜しくないかも。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/802-806

802 名前:名無しさん[] 投稿日:2009/07/01(水) 08:33:27
まだ決まってなかったんですね…

米上院、民主党の安定多数が確定=ミネソタ州の勝利、裁判で決着
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2009070100073

 【ワシントン30日時事】昨年11月に行われた米上院選で、結果が小差のため訴訟に持ち込まれていたミネソタ州の議席について、同州最高裁は30日、民主党の新人候補を勝者と認める判決を下した。原告の共和党前議員も敗北を宣言し、約8カ月に及んだ争いが決着。この結果、上院(定数100)の民主党の勢力は安定多数の60議席(系列無所属含む)となることが確定した。(2009/07/01-06:40)

803 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2009/07/01(水) 08:43:02
古い記事ですが、>802関連で

【ウィークリーワールド】米上院の行方は 民主の60議席を水際で共和が阻止
http://sankei.jp.msn.com/world/america/081207/amr0812071703002-n1.htm

 大統領選挙でバラク・オバマ上院議員が勝利し、次期政権への基礎固めが進む米国で、白熱した選挙の余韻に隠れて、もう一つの“激戦”が展開されていた。異例の2回目の投票に持ち込まれた米南東部ジョージア州の上院選挙だ。2日に行われた決選投票でようやく共和党の現職、サクスビー・シャンブリス議員の勝利が確定し、民主党が制覇した米政界で共和党が一矢を報いた。

 この決選投票が注目された理由は大接戦になったことだけではない。ジョージア州はミネソタ州とともに、11月4日の大統領選と同時に行われた上院選で議席未確定の2州に残った。両方とも民主党が勝利すると、上院(定数100)での民主党の勢力は60議席に達し、議事妨害を阻止できる安定多数(定数の5分の3以上)に届くところだったからだ。それを水際で押し返したシャンブリス氏の勝利は共和党に貴重な1勝となった。

 シャンブリス氏は11月4日の投票では3候補の中で得票率は最高だったものの、過半数に届かず、州法に基づきジョージア州では1992年以来となる決選投票が行われることになった。ここで敗れると、民主党が上院での安定多数に“王手”をかけるとあって、1日に行われた州内4カ所での遊説には共和党の副大統領候補だったアラスカ州のサラ・ペイリン知事まで大統領選での奮闘ぶりを再現するかのように応援に駆けつけた。

 1回目の投票から1カ月遅れでなんとか当確を手にし、上院での共和党の勢力を41議席としたシャンブリス氏。2日にアトランタで勝利宣言し、オバマ次期政権に協力する用意があることや、税率引き上げ、銃規制見直し、健康保険といった問題で「起立してノーと言う41人目の上院議員」を声高に宣言した。ミネソタ州では11月4日の投票をめぐり再集計という事態になったが、これに民主党が勝利しても安定多数はなくなった。

 民主党にとっては、安定多数を目指してクリントン元大統領やゴア元副大統領らがジョージア州入りして民主党のジム・マーティン候補を応援した。共和党ほど大統領選さながらに援軍を送り込むことはなかったとはいえ、落胆は隠せないようだ。

422とはずがたり:2009/07/01(水) 10:13:56
>>421-422
 一方、今回の大統領選は上院議員による戦いが展開され、上院は有力議員の入れ替えが行われる。「ひとつの旅路を終え、新たな旅路を開始する。私は大統領の責任を果たす準備のため、上院議員を辞任する」と述べて上院議員を辞したオバマ次期大統領。後任は地元イリノイ州の知事が指名する。有力候補者は、黒人指導者、ジェシー・ジャクソン師の子息のジェシー・ジャクソン・ジュニア下院議員(民主党)といわれる。次期副大統領のジョゼフ・バイデン上院議員も同様で、こちらはすでに元側近が後継の上院議員として指名された。

 ところが、今回の大統領選の“後遺症”は上院を舞台に思わぬところにも波及している。オバマ氏が次期国務長官に、民主党の大統領候補指名争いで米史上まれなる大熱戦を繰り広げたライバル、ヒラリー・クリントン上院議員を任命したからだ。1日にオバマ氏とともに、国務長官就任の受諾会見に臨んだヒラリー氏も上院議員を辞することになった。問題はその後任で、候補に夫のビル・クリントン元大統領の名まで飛び出した。

 ヒラリー氏の地元、ニューヨーク州でも州知事が後任を指名する。デビッド・パターソン州知事は1日、ヒラリー氏の次期国務長官を受けて、記者会見で後任指名に触れたものの、後任をめぐる憶測を打ち消し、指名の日程も答えることを拒否した。クリントン元大統領以外にも大物、著名人の名が取りざたされ、ヒラリー氏の抜けた穴をどう埋めるかは難題だ。買春事件で辞任した前任者の後任として格上げされたパターソン州知事にはなんとも荷の重い話にみえる。

 ただ、ヒラリー氏は後ろ髪を引かれる思いも、気持ちはすっかり国務長官に向いているようだ。米国の国務長官といえば、大統領に何かあって誰かが執務を引き継ぐことになった場合、その執務継承権は、上院議長を兼ねる副大統領、下院議長ら両議会議長に次ぐ。実際には副大統領以外に大統領の執務を引き継ぐことは現実的ではないとはいえ、ヒラリー氏はバイデン次期副大統領、ナンシー・ペロシ下院議長に次いで、民主党だけでなく米政界の大物ともなる。4年後もにらんでの決断なのだろうか。(蔭山実)

804 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2009/07/01(水) 08:45:24
>802-803関連
鞍替えなんてあったんですねぇ。
民主党から無所属になったリーバーマンもいますが。

米共和党上院議員が民主党にくら替え、民主党は絶対多数まであと1議席に
http://jp.reuters.com/article/usPresidentialElections/idJPJAPAN-37763320090429

 [ワシントン 28日 ロイター] 米上院のアーレン・スペクター議員が28日、共和党から民主党にくら替えした。その結果、民主党の議席数は59(総議席は100)となり、共和党の議事妨害(フィリバスター)を阻止できる60議席まであと1議席に迫った。

 スペクター議員は79歳。共和党では穏健派で、1980年に上院議員に当選する前は民主党に所属していた。同議員は議会で共和党よりも民主党寄りの投票行動を取ることが多かったことから、5年前から民主党指導者がくら替えを働きかけていたという。

 スペクター議員は記者団に対し「とてもつらい決断だった」とした上で、「1980年に当選して以来、共和党は右に傾きすぎた。自分の政治哲学は、共和党よりも民主党に近いことが分かった」と述べた。

 上院ではまだミネソタ州の議席をめぐって法廷で争われており、同州で民主党候補の勝利が確定すれば、民主党は絶対多数の60議席を手に入れることになる。

 ミネソタ州では先の選挙で民主党のフランケン候補が共和党のコールマン候補を上回る得票を獲得したが、コールマン候補が異議を申し立てている。

423とはずがたり:2009/07/06(月) 17:52:15

米副大統領、経済「読み違え」 高失業率で
07/06 08:41
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/national_eco/2009070601000098.htm

 【ワシントン5日共同】バイデン米副大統領は5日放映の米ABCテレビで、6月の失業率が9・5%に悪化し、8%程度とされた大型景気対策法案可決前の見通しを超えたことについて「高すぎる」と述べ、前政権から引き継いだ経済の深刻さをオバマ政権が「読み違えていた」と語った。
 一方でバイデン副大統領は、7870億ドル(約76兆円)の景気刺激策が実施段階に入ってまだ約4カ月だと強調。雇用情勢はいずれ回復に向かうとの認識を示し、追加刺激策の是非について「判断するのは時期尚早だ」と語った。
 副大統領は、インターネットのブロードバンド化事業や高速鉄道の整備など9月以降に実施される大型案件を例示し、効果が表れるのはこれからだと説明。オバマ政権の景気対策は「現状に見合った正しい計画だ」と訴えた。

424千葉9区:2009/07/06(月) 21:55:45
http://www.asahi.com/international/update/0704/TKY200907040237.html
「自由の女神」王冠展望台 9.11来の閉鎖を解除
2009年7月5日8時5分
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展望台が再公開される「自由の女神」の王冠部=AP
 【ニューヨーク=山中季広】「自由の女神」の王冠部にある展望台が米国の独立記念日の4日から、約8年ぶりに見学できるようになった。01年の同時多発テロ以降、立ち入りが禁じられてきたが、住民らの働きかけで米国立公園局が再公開を決めた。

 自由の女神は、19世紀末に仏から贈られた。移民の玄関だったニューヨーク湾にあり、米国の象徴として親しまれてきた。ユネスコの世界遺産にも指定されたが、同時多発テロ直後、爆破などを警戒して全面立ち入り禁止に。台座部分への立ち入りは04年夏に再開されたが、頂上の王冠まではのぼれなかった。

 再公開前から米市民の関心は高く、王冠部への入場券は約2カ月先まで売り切れ。国立公園局のダレン・バーク広報官は朝日新聞の取材に対し「自由の女神は自由のシンボル。王冠まで自由にのぼれることで、同時テロで失ったものをようやくすべて取り戻したと実感できる」と話した。

426とはずがたり:2009/07/14(火) 12:07:03

中国はアメリカの赤字に文句云う前に自分の元を切り上げえや。
日本はアメリカ国債を買わされ続ける現状をなんとかせえや。

米財政赤字が1兆ドル突破 史上初、前年比3・8倍 (07/14 09:38)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/177125.html

 【ワシントン13日共同】米財務省が13日発表した6月の財政収支によると、2009会計年度(08年10月〜09年9月)の財政赤字は、当初9カ月間の合計で前年同期比3・8倍の1兆862億6300万ドル(約101兆円)となり、初めて1兆ドルを突破した。景気後退による税収減に加え、経営破綻した自動車大手2社への支援などで支出が膨らんだ。

 年間の財政赤字額では08年度の4585億5500万ドルがこれまでの最大だった。米政府は最終的に1兆8千億ドルを超えると見込むが、議会内には追加の景気刺激策を求める声もあり、赤字額はさらに拡大する可能性もある。

 財政赤字拡大は米国債やドルの信用低下に直結するため、最大の米国債保有国である中国は米国に財政健全化を強く求めており、米政府は今後、厳しい財政運営を迫られそうだ。

 6月単月の財政赤字は943億1800万ドルで、6月として過去最大を記録。歳入が前年同月比17・1%減の2153億6400万ドル、歳出は36・8%増の3096億8200万ドルだった。

427とはずがたり:2009/07/18(土) 00:14:56
米国務次官補:外務省、民主幹部らと会談
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090718k0000m010116000c.html

 米国のキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は17日、外務省で総合外交政策、アジア大洋州、北米の3局長と会談した。北朝鮮の核実験を踏まえ、オバマ政権の核抑止政策や6カ国協議を有効に機能させる「新アプローチ」などについて協議したとみられる。キャンベル氏は民主党の岡田克也幹事長とも会談した。

 外務省の局長との会談では、北朝鮮の核・ミサイル開発について「日米両国への安全保障上の脅威で容認できない」との認識で一致した。

 一方、岡田氏は、キャンベル氏との会談で、日米地位協定改定などを念頭に「いろいろな懸案を一度に交渉のテーブルに並べることはしない」と述べ、オバマ米大統領と鳩山由紀夫代表の信頼関係構築を優先する考えを示した。【中澤雄大、野口武則】

毎日新聞 2009年7月17日 23時07分

428千葉9区:2009/08/02(日) 19:32:33
http://www.afpbb.com/article/politics/2626263/4409886
過激な米右派、オバマ氏の出生地と大統領資格に難癖
2009年07月30日 18:34 発信地:ワシントンD.C./米国
【7月30日 AFP】米保守派の少数の非主流派が、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領の大統領資格に異議を申し立てている。彼らの多くは、基本的にアフリカ系米国人が大統領になるという考えに反対する者たちだ。

■右派や人種差別主義者の巣窟「バーサーズ」

 彼らは「バーサーズ(Birthers)」と名乗るグループで、インターネット上のブログから果ては裁判所でまで、「米国生まれの合衆国市民でなければ、大統領となることはできない」と規定している合衆国憲法を引き合いに出して、オバマ大統領がホワイトハウスにいる資格はないと糾弾している。

 オバマ氏の出生に関わるうわさは、米ハワイ(Hawai)州生まれだとの事実を示す出生証明書などの証拠があるにもかかわらず、広がり続けている。煽っているのは、右派の過激派や人種差別主義者(レイシスト)、ホロコースト否定論者などが集まるグループだ。

 過激派を研究する南部貧困法律センター(Southern Poverty Law Center)のマーク・ポトック(Mark Potok)氏は、「彼らは基本的にレイシストか極右の集まり。ここから今回の運動全体が起こっている」と分析する。同氏によると、運動を率いている人びとの構成は「オバマ氏に大統領であってほしくないと強く考える者たち」で、その理由は「主にオバマ氏が黒人だから、また確実に彼がリベラルだから」だという。

■「オバマ氏はケニア生まれ」の証明に躍起

 独立系インターネット新聞「ワールドネットデイリー(WorldNetDaily)」は、オバマ氏の出生地に疑義を申し立てる署名に40万を超える電子「署名」を集めた。こうしたサイト上で「バーサーズ」は日々、「オバマ出生のストーリーに関する新たな疑惑」を持ち出している。

「バーサーズ」の1人はこれまでに3回、インターネットオークション大手イーベイ(eBay)にオバマ氏がケニアで生まれたとする「出生証明書」を出品しようとしたが、失敗した。また、バーサーズはすでに数か所で、オバマ氏は米国内の生まれではないと主張する裁判を起こし、却下されている。中には最高裁への提訴もあったが、最高裁は聞く耳を持たなかった。

■政府や議会は「ハワイ生まれ」を再三保証

 オバマ氏の本名はバラク・フセイン・オバマ(Barack Hussein Obama)、1961年8月4日ハワイ時間午後7時24分、ホノルル(Honolulu)のカピオラニ(Kapiolani)にある産婦人科専門病院で誕生――今週初め、ハワイ州当局はオバマ大統領がハワイ生まれだとの出生証明を余儀なくされた。大統領就任からすでに2回目だ。

 一方、米下院は27日、ハワイの州への昇格50周年の機に、「第44代アメリカ合衆国大統領はハワイで生まれた」ことを確認する法的拘束力のない決議を採択した。

■反体制勢力の闇の伝統、陰謀説も影響

「米国には陰謀説の歴史がある。反体制の伝統の一部ともいえる」と、シンクタンク「ポリティカル・リサーチ・アソシエイツ(Political Research Associates)」の米右派運動の専門家、チップ・バーレット(Chip Berlet)氏は指摘する。

 バーレット氏によれば米国には、全国民人口に比べればわずかながら、米国政府はフリーメーソンやカトリック教会、ユダヤ人銀行家などの「秘密のエリート集団」に乗っ取られてきたと信じる人びとがいる。ビル・クリントン(Bill Clinton)元大統領もこの陰謀説の標的にされ、米国内のすべての武器を押収するために国連の助けを求めていると糾弾されたことがあるという。(c)AFP/Virginie Montet


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