したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

2004年米国大統領選スレ

1デモクラット:2003/12/18(木) 21:19
おりーぶの木さんとの個人メールで話題に上ったので、立てることにしました。
年が明ければ予備選が始まりますし、前近代的な暴力政治を繰り返す頭の悪い現職大統領に天罰が下るかもしれませんし。
大統領選の記事やコメントをご記入くださいませ
(「ご記入くださいませなんて、オーナーを差し置いて申し訳ありません」)。

2853とはずがたり:2015/11/30(月) 12:08:36
2015年 11月 30日 08:21 JST
トランプ氏支持率12ポイント低下、首位は維持=米大統領選世論調査
http://jp.reuters.com/article/2015/11/29/us-election-trump-idJPKBN0TI0Z820151129

[ワシントン 27日 ロイター] - ロイターとイプソスが27日に公表した世論調査によると、2016年の米大統領選に向けた共和党候補指名争いでは、ドナルド・トランプ氏の支持率が31%でトップだった。

トランプ氏は首位を維持したものの、支持率は前回22日調査時から12ポイント低下した。

2位は元神経外科医のベン・カーソン氏。カーソン氏は、10月下旬にはトランプ氏との差を6ポイントまで縮めていたが、支持率は15%にとどまった。

3位はマルコ・ルビオ上院議員とテッド・クルーズ上院議員で、ともに約8%。4位はジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(7%)だった。

2854とはずがたり:2015/11/30(月) 12:09:52
2015年 11月 30日 11:36 JST
米民主党クリントン候補、2750億ドルのインフラ投資計画公表へ
http://jp.reuters.com/article/2015/11/30/usa-election-clinton-idJPL3N13P0TH20151130

[ボストン 29日 ロイター] - 2016年米大統領選で民主党有力候補のクリントン前国務長官は今週、政府のインフラ投資を5年間で2750億ドル拡大する計画を公表する。

同氏の側近は、全額を法人税制の変更によって賄うと述べたが、詳しい内容は明らかにしなかった。

計画では250億ドルをインフラ銀行に支出する。民間投資を促すことで合計5000億ドルがインフラ整備に回ると試算している。

クリントン氏は29日、遊説先のボストンで「私の雇用創出計画はインフラへの投資から始まる」と述べた。将来に向けてインフラ拡充が必要とされていることに加えて、賃金の高い雇用を生み出し、米経済の生産性と競争力も高めると指摘した。

2855チバQ:2015/11/30(月) 23:03:39
http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/477557/
カニエの時とは大違い ウィル・スミス政界進出表明への反応
2015年11月30日 06時00分

政治家転身を宣言したウィル・スミス
 米セレブタレント、キム・カーダシアン(35)の夫として、すっかりカーダシアン家の一員になった黒人人気ラッパー、カニエ・ウェスト(38)が「2020年の米大統領選に立候補する」と発表し、ブッシュ元大統領を大笑いさせたのは先月のこと。そんな中、ハリウッドの大物俳優ウィル・スミス(47)が今週、政界進出を表明。こちらは“現実味のある話”として注目を集めている。

 カニエは10年前、米南東部に甚大な被害をもたらした「ハリケーン・カトリーナ」直後、被災者救済キャンペーンのためテレビの特番に出演。当時大統領だったジョージ・ブッシュに対し「彼は黒人(被災者)など眼中にない」と辛辣に批判した。以来、これを根に持っていたブッシュ氏は、報道陣からカニエが大統領選出馬の意向を表明したと聞くや、「ハッハッハ!」とバカにするように大笑いしてみせた。

 大方の米メディアが、カニエの出馬表明について半信半疑の扱いをすると、今度はウィルが、米芸能サイト「ハリウッド・リポーター」とのインタビューで「近い将来、政治家の道を進むことになる」と明言。メディアはカニエとは全く異なる反応を見せている。

「自分はクライマー。だから山を見つけると登る。でも、そこに長く滞在するタイプじゃない」

 ウィルは自身の性格をこう分析した上で、音楽や映画の世界で満足のいく実績を残したと判断した結果「新たな高みに挑み、世界に自分の力を役立てたい」と政治家転身への覚悟を語った。これらの話をメディアはストレートに報じている。

 ハリウッド出身の政治家といえば、カリフォルニア州知事から米大統領にまで上り詰めたロナルド・レーガンや、同州知事を2期務めたアーノルド・シュワルツェネッガーがあまりにも有名だ。

 08年の大統領選ではオバマ氏を支持し、米国初の黒人大統領誕生を支えたウィル。今度は自分が、“ハリウッド初の黒人政治家”として、歴史に名を残すことができるか期待される。

2856チバQ:2015/11/30(月) 23:12:41
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20151201k0000m030083000c.html
<米大統領選>トランプ氏 「反イスラム」で支持率が再上昇

21:42毎日新聞

 【ワシントン西田進一郎】パリ同時多発テロを受け、来年の米大統領選に向けた共和党候補者指名争いで支持率首位を走る不動産王トランプ氏(69)のイスラム教徒を敵視したり、反感をあおったりする発言が止まらない。批判や事実関係を疑問視する声があがっても、撤回はせず、矛先をメディアなどにそらして強弁する。テロ発生後に支持率を再び伸ばしており、トランプ氏の「憎しみの政治」(ワシントン・ポスト紙)の勢いが衰える様子はない。

 「私は100%正しい。発言を取り消すつもりはない」。トランプ氏は29日、NBCテレビのインタビューでイスラム教徒を「敵視」する発言を正当化した。

 問題になっているのは22日の発言。トランプ氏はABCテレビの番組に電話で出演し、2001年の米同時多発テロの際、「アラブ人が多く住むニュージャージー州では、世界貿易センタービルが倒壊する際に数千人が喝采を送っていた」と述べた。司会者は「警察はそんなことはなかったと言っている」と問いただしたが、トランプ氏は「テレビで見た」、「あの時よく報じられていた」と繰り返し主張した。

 ワシントン・ポスト紙が当時のニュース映像を検証調査した結果、そのようなものは存在せず、米国外のイスラム教国家でテロを祝ういくつかの報道があっただけだと報じた。 トランプ氏の強硬な発言はこれにとどまらない。イスラム教徒への監視を強めるため、イスラム教徒のデータベースや信仰する宗教を記した個人識別証などを作る案に前向きな姿勢を表明し、「信教の自由に触れる」と批判されると、「私はデータベースを提案していない。記者がしたのだ」とツイッターに投稿し、反論した。ほかにも、米国内のモスク(イスラム教礼拝所)の閉鎖を検討すべきだとも述べている。

 共和党指名争いに出馬しているジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事は29日のCBSテレビで、「彼の話は正直言って気味が悪い。彼はまともな候補ではない」と強く批判した。

 だが極端な主張を発信し続けるトランプ氏の支持率は、パリ同時多発テロの後、再び上昇している。米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が集計した22日時点の世論調査平均値は、トランプ氏が27.5%(12日時点比2.7ポイント増)で、2位の元神経外科医カーソン氏(64)は19.8%(同4.6ポイント減)だった。発言の中身よりも強い姿勢がテロへの恐怖や怒りを感じる共和党支持層を引き付けているとみられる。

2857チバQ:2015/11/30(月) 23:24:12
http://www.sankei.com/world/news/151130/wor1511300028-n1.html
2015.11.30 18:44
【米大統領選】
シリア問題が主要争点に 候補が中東訪問 2万人派遣論も

ブログに書く0




(1/3ページ)

来年の米大統領選に向けた民主党討論会で演説するクリントン前国務長官=14日、アイオワ州(ロイター)
 【ワシントン=加納宏幸】来年11月の米大統領選に向けてシリア問題が主要争点に浮上し、政権奪還を目指す野党・共和党候補がオバマ政権を批判し、対案を競っている。同国やイラクでのイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の台頭は政権による米軍のイラク完全撤退の決断が影響しているとみられるだけに、政権継承を目指す民主党のクリントン前国務長官も応戦を迫られる。

 共和党の支持争いで首位の不動産王、トランプ氏を追う元神経外科医、カーソン氏は11月27日からヨルダンを電撃訪問した。オバマ政権の医療保険制度改革(オバマケア)批判など内政問題で支持があるトランプ氏にとり外交・安全保障はアキレス腱(けん)。自身への「素人」批判をはね返す狙いもあった。

 「1万人のシリア難民を米国に連れてくるのは問題解決の端緒にもならない」。カーソン氏は29日放映されたCNNテレビのインタビューで、オバマ政権がシリア難民を1年間で少なくとも1万人受け入れるとしていることを批判した。

 ヨルダンのシリア難民と面会したカーソン氏は、難民の真の望みは米国に渡ることではなくシリアに戻ることだとし、米国としては難民キャンプへの資金援助をすることで役割を果たすべきだと提言。十分な身元調査をせず難民を受け入れることは「米国の状況を複雑化させる」と述べた。

 首位に立つトランプ氏も政権の方針を批判。難民を「狂犬」になぞらえて国内にあるイスラム教のモスクを監視するよう主張している。また、2001年の米中枢同時テロの際にニュージャージー州のアラブ系住民が喝采を送っていたとし、事実ではないという指摘を受けて反論に追われている。

 それでも、共和党支持層は難民受け入れに慎重なこともあり、イスラム教徒の排斥を求める発言をしても高支持率を維持している。

 一方、米国の軍事的役割を重視する共和党候補のグラム上院議員は29日、同党のマケイン上院軍事委員長とイラクの首都バグダッドを訪問。両上院議員は、イラクで現地部隊の助言や訓練などに当たっている約3500人の米軍要員を1万人規模に増やし、シリアに新たに送る1万人と合わせて2万人規模の地上部隊の駐留が必要だと主張した。空爆の誘導や過激派を急襲する特殊作戦の要員だという。

 これに対し、クリントン氏は人道的見地からの難民の受け入れを主張し、拒否すべきだとする共和党候補を批判。また大規模な地上部隊の派遣を否定し、オバマ米大統領と歩調を合わせている。その一方で、パリ同時多発テロを踏まえ、「これは全世界による戦いであり、米国が主導しなければならない」と述べ、米国の指導力を強調した。

 クリントン氏は米軍の空爆誘導要員の派遣やシリア北部への飛行禁止空域設定も主張しており、米軍が中東の現地部隊を支援する役割に徹するべきだとするオバマ氏の路線に微修正を加えようとしている。

2858チバQ:2015/12/01(火) 21:45:48
http://www.afpbb.com/articles/-/3068323
事実は二の次の米大統領選、飛び交う「虚言」の数々
2015年12月01日 15:17 発信地:ワシントンD.C./米国
【12月1日 AFP】2016年の米大統領選挙に向けた民主・共和両党の候補指名争いが本格化する中、二の次にされているのが「事実」だ。

 2001年の米同時多発テロが起きた際、アラブ系住民が歓声を上げていたと主張した共和党のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の先月の発言は、候補者たちによる虚言のほんの一例だ。事実確認を行う「ファクトチェッカー」たちによると、事実を歪曲しているのは、トランプ氏だけではない。

 共和党の候補者では、マルコ・ルビオ(Marco Rubio)上院議員が、溶接工は哲学者よりも多く稼いでいると発言。また、元神経外科医のベン・カーソン(Ben Carson)氏は、米国の独立宣言の署名者に公選職の経験があった人はいなかったと発言した。

 また、コンピューター大手ヒューレット・パッカード(HP)の元最高経営責任者(CEO)カーリー・フィオリーナ(Carly Fiorina)氏は、米国が25万人のシリア難民を受け入れる準備をしているという誤った主張を展開した他、女性に医療を提供するNPO「プランド・ペアレントフッド(Planned Parenthood)」が「体の部位を得るために赤ん坊たちを惨殺している」ことを示す証拠動画があると主張したが、この動画の所在は明らかになっていない。

 民主党の候補者らもまた、事実を捻じ曲げる発言をしている。ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官は、在任当時に私用サーバーを通じた電子メールの使用を国務省から「許可されていた」と発言。バーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員は、「気候変動はテロ増加と直接関連している」と断言し、証拠を誇張した。

 ファクトチェッカーによって誤りが暴かれているこうした主張は、すでに政治の一部と化しているが、今回の大統領選では候補者による扇動的な発言が特に目立つ。中でもとびぬけているのが、トランプ氏だ。

 トランプ氏は今年、米国の実際の失業率は最高で42%だと発言。最近では、白人の殺人被害者の81%が黒人に殺害されたことを示すグラフをツイートした。だが、政治家らの発言の正確性を評価するウェブサイト「ポリティファクト(PolitiFact)」によると、司法省による正確な数字は15%だという。

 米テレビ局FOXニュース(Fox News)の番組でこの誤りを指摘されたトランプ氏は、「ツイートしたのは私ではない。専門家とされる人(の投稿)をリツイートしただけ」と弁解した。

■自説に固執する政治家

 政治家は得てして、事実を突きつけられてもなお、自説に固執するものだ。

 トランプ氏は、米同時多発テロで多くのアラブ系住民が歓声を上げたと論じているが、この噂は、警察やファクトチェッカー、そして米メディアによって事実ではなかったことが、テロ発生から数日の間に確認されている。

 だが米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)から誤りを指摘されたトランプ氏は、「謝罪を求める!大勢の人が、私は正しいとツイートしている!」と反撃に出さえした。

 また、先月29日に出演した米NBCニュースの番組では「14年前だが、テレビで見た。私も、大勢の人々もあの映像を見た」と主張。「トランプ・オーガナイゼイション(Trump Organization)には、『私たちも見た。路上で踊っていた』と言う電話が数百件も寄せられている」と語り、発言の撤回を拒否した。

 政治家らの頑固さには、ファクトチェッカーも驚きを隠せずにいる。ポリティファクトの創設者であるデューク大学(Duke University)のビル・アデア(Bill Adair)教授(ジャーナリズム)は、「明らかに事実に反するのに、それを認めない。どうしたらそんな事が言えるのか見当もつかないことが確かにあった」と語る。

2859チバQ:2015/12/01(火) 21:46:02
■独り歩きする誤報

 米ボストンカレッジ(Boston College)の政治学者、エミリー・ソーソン(Emily Thorson)氏によると、「誤った情報」はたとえすぐに訂正されても影響が長く続くことが多い。例えば、あるレストランで虫が出たという話を聞くと、それが間違った情報だと分かった後も、そのレストランに対して悪い印象を持ち続けてしまうことがある。「最初の印象を取り消すのは難しい。誤った情報はたちまち伝わり、繰り返される」と、同氏はAFPに説明した。

 また、専門家らによれば、候補者の確固たる支持者は、ファクトチェッカーが証拠を示してもほとんど影響されないのだという。米ダートマス大学(Dartmouth College)の政治学者、ブレンダン・ナイハン(Brendan Nyhan)氏は、事実確認について、「議論の的となっている政治問題の場合、効果がなくむしろ逆効果であることが多い」と述べ、「人間は元々持っていた考えや姿勢に反する情報には抵抗する傾向がある」と説明した。(c)AFP/Rob Lever

2860チバQ:2015/12/01(火) 21:51:14
http://mainichi.jp/feature/news/20151202k0000m030110000c.html
米大統領選:民主予備選 クリントン氏、盤石の体制
毎日新聞 2015年12月01日 20時49分

 【ワシントン西田進一郎】来年の米大統領選で民主、共和両党の予備選が始まるまで、1日で2カ月となった。民主党では最有力候補のヒラリー・クリントン前国務長官(68)が盤石の体制を築きつつある。上院では民主党会派46議員のうち38人の支持を取り付け、本命視されながらオバマ大統領に逆転された2008年の苦い経験を背景に雪辱を期している。

「皆さんが私のために働く準備ができているなら、私も皆さんのために働く準備はできています」

 クリントン氏が11月30日、首都ワシントンでの政治資金集会で語ると、約1000人の参加者から歓声がわき上がった。民主党の女性上院議員14人のうち13人が出席し、次々にクリントン支持を表明して「初の女性大統領」への期待感が会場を埋め尽くした。

 予備選は来年2月1日に中西部アイオワ州で開かれる党員集会で始まるが、既に知事12人、下院議員140人以上もクリントン支持を表明している。

 一時は、民主党会派の無所属、バーニー・サンダース上院議員(74)に追い上げられたが、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)不支持や最低賃金引き上げなどリベラル色の濃い政策を前面に出して対抗。主要労働組合である全米サービス業従業員組合(SEIU)や全米教員労組(AFT)など、サンダース氏寄りとみられた労組からの支持も取り付けている。

 米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」集計による直近の世論調査平均値は、クリントン氏が55.8%、サンダース氏が30.2%。差は9月末時点で13.2ポイントまで縮まったが、再び開く傾向にある。

2861チバQ:2015/12/04(金) 00:51:34
http://www.sankei.com/world/news/151203/wor1512030040-n1.html
2015.12.3 18:08
【米大統領選】
なお首位走るトランプ氏、指名獲得に現実味 ルビオ、クルーズ両氏が受け皿に

ブログに書く0




(1/2ページ)

トランプ氏(AP)
 【ワシントン=加納宏幸】来年11月の米大統領選の共和党候補指名争いで、不動産王のトランプ氏と首位争いをしていた元神経外科医、カーソン氏が支持を落とし、若手のルビオ、クルーズ両上院議員が受け皿として浮上したことが2日、米キニピアック大(コネティカット州)の世論調査で分かった。予備選・党員集会が始まる2月1日まで2カ月を切り、各陣営は差別的な発言を繰り返しながら独走するトランプ氏への対応を迫られている。

 トランプ氏は2日、ワシントン近郊のバージニア州マナサスで演説し、「私はすべての世論調査と討論会で勝ってきた」と自賛した。調査で自身に次ぐ2位に浮上した、キューバ系移民の両親を持つルビオ氏を「不法移民に対して非常に弱腰だ」と批判するなど他候補への攻撃も続けた。

 トランプ氏は2001年の米中枢同時テロの際に東部ニュージャージー州のアラブ系住民「数千人」が喝采を送ったと発言し、事実ではないとして批判を浴びている。だが、リベラルな主流メディアにたたかれても傷を負わないトランプ氏。米メディアは料理を焦げ付かせないよう調理器具をコーティングするテフロン素材になぞらえる。

 今回のキニピアック大調査で、共和党支持層におけるトランプ氏の支持率は11月の24%から3ポイント上昇して27%となり、2位のルビオ氏(17%)とは10ポイント差。経歴疑惑や外交・安全保障に関する知識不足が露呈したカーソン氏は11月の23%から16%に支持を落とし、クルーズ氏と並んだ。一時は本命視されたブッシュ元フロリダ州知事は5%で苦しい戦いを続けている。

 今後、ルビオ、クルーズ両氏が支持を拡大する見込みがある。ただ、トランプ氏は2月1日に初戦の党員集会が開かれるアイオワ州、続いて予備選が行われるニューハンプシャー州でも首位を占め、緒戦で勢い付けば指名獲得も現実味を帯びる。他陣営はトランプ氏を攻撃するCMを流すなど、巻き返しに躍起だ。

 ただ、調査では、民主党で独走するクリントン前国務長官と決戦を争った場合、トランプ氏は他の共和党候補に比べ劣勢に立つとの結果が出た。トランプ氏が本選に進めば、同氏の「暴言」が大統領選に合わせて行われる連邦議会選や州知事選に影響を与える恐れがあり、米メディアは州レベルの共和党組織が対策を練り始めたと伝えている。

2862とはずがたり:2015/12/04(金) 16:03:54

米銃乱射「テロの可能性」…オバマ大統領が言及
http://www.yomiuri.co.jp/world/20151204-OYT1T50118.html?from=y10
2015年12月04日 13時49分

 【サンバーナディーノ(米西部)=田原徳容】米カリフォルニア州の障害者支援施設で2日に起きた銃乱射事件で、AP通信は3日、情報機関関係者の話として、射殺されたサイド・ファルーク容疑者(28)が、インターネットを利用してイスラム過激派と接触していたと報じた。自宅から爆弾や銃弾が大量に見つかった。

 オバマ米大統領は3日、テロの可能性に言及し、動機の解明を急ぐ方針を示した。

 同通信によると、同容疑者が接触していたのは、連邦捜査局(FBI)がテロ捜査関連で監視下に置く人物という。米CNNテレビも同日、同容疑者とFBIの捜査対象者の間で数か月前までやりとりがあったと伝えた。オバマ大統領は記者団に対し、動機は依然不明だとした上で、「テロの可能性もあるが、職場の問題の可能性もある」と述べた。

米乱射、計画的犯行?2容疑者が複数の武器用意
http://www.yomiuri.co.jp/world/20151203-OYT1T50179.html?from=yartcl_popin
2015年12月04日 00時53分

 【サンバーナディーノ(米西部)=田原徳容】米ロサンゼルス郊外サンバーナディーノにある障害者支援施設で2日、武装した2人が銃を乱射し、14人が死亡、17人が負傷した。

 2人は車で逃走したが、警察との銃撃戦の末、射殺された。警察は、2人が複数の武器を用意していたことなどから、計画的な犯行とみて動機の解明を進める。

 警察は2日の記者会見で、2人について、地元の保健当局職員でイスラム教徒のサイド・ファルーク容疑者(28)と、同容疑者の妻とみられるタシュフィーン・マリク容疑者(27)と特定したと発表した。

 警察によると、保健当局が同施設で開催していたパーティーの会場に武装した両容疑者が押し入り、数分間発砲。スポーツ用多目的車(SUV)で逃走したが、約4時間半後に警察に射殺された。警察は施設内で複数の爆発物を発見し、除去作業を実施。捜査過程で、男1人が拘束されたが、事件との関連性は不明だ。

2863チバQ:2015/12/06(日) 12:33:30
http://www.cnn.co.jp/usa/35074497.html

米共和党指名争い、トランプ氏が独走 2位に20ポイント差 
2015.12.05 Sat posted at 11:26 JST

(CNN) 来年の米大統領選の共和党候補指名獲得争いで、トランプ氏の支持率は36%に達し、2位を20ポイント引き離して独走状態にあることが、CNNと調査機関OCRの最新の世論調査で分かった。
トランプ氏のリードは6月の出馬表明以来、最大となった。
トランプ氏を追うテッド・クルーズ上院議員の支持率は16%で、元神経外科医のカーソン氏は14%。さらにマルコ・ルビオ上院議員が12%で続いている。他の候補者の支持率はすべて5%以下。
10月中旬に行われた前回の世論調査からは、カーソン氏、ジェブ・ブッシュ・元フロリダ州知事、ランド・ポール上院議員が大きく支持率を落とした。一方、クルーズ氏は12%増、トランプ氏は9%増と支持率を大きく伸ばした。
共和党支持者のうち、大卒以上の層ではクルーズ氏が21%の支持を集めトップ。僅差で19%のカーソン氏とルビオ氏、18%のトランプ氏が追う。一方、それ以外の層では、トランプ氏の支持率が43%と圧倒的なリードを保っている。
トランプ氏は争点別でも圧倒的な支持を得ており、経済、連邦予算、不法移民、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」、外交といった争点で、いずれも他を寄せ付けない支持率を獲得している。
調査は11月27日〜12月1日、無作為に選んだ成人1020人を対象に電話で実施。うち登録有権者は930人で、共和党支持者や共和党寄りの無党派層は445人だった。共和党支持者らの調査結果に関する統計上の誤差はプラスマイナス4.5%。

2864チバQ:2015/12/06(日) 12:34:52
>>2862
http://www.cnn.co.jp/usa/35074507.html
米カリフォルニア銃乱射 「支持者」の犯行、ISISが宣言
2015.12.06 Sun posted at 10:49 JST
(CNN) 米カリフォルニア州サンバーナディノの福祉施設で起きた銃乱射事件について、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」は5日、「支持者たち」による犯行だったと宣言した。
ISISがイラクで運営するラジオ局アルバヤンが伝え、事件の容疑者夫婦を「神が殉教者として受け入れることを祈っている」と表明した。
ただし容疑者らがISISのメンバーだったとは断言せず、ISISとして犯行を認めているわけではない。
CNNの軍事アナリストは、ISISが過去のテロ攻撃で、実行犯を「騎士」「戦士」などと呼んでいたことを指摘。支持者という表現が使われたからといってそれは容疑者らがメンバーだったという意味ではなく、ISISから指示があったという意味でもないと述べた。
さらに、支持者というのはメンバーに比べて低い立場と考えられ、容疑者夫妻はISISと直接接触していなかった可能性があるとも語った。
ホワイトハウスによると、オバマ米大統領が5日朝、当局者らから受けた報告も「犯人が犯罪組織やテロ組織の構成員だったことを示す事実はない」との内容だったという。
当局は容疑者夫妻の渡航歴や電話、コンピューターに残った履歴などを基に、犯行の動機を詳しく調べている。

http://www.cnn.co.jp/usa/35074508.html
オバマ米大統領、異例の執務室演説へ テロの脅威めぐり
2015.12.06 Sun posted at 11:42 JST
(CNN) オバマ米大統領は米東部時間の6日午後8時(日本時間7日午前10時)、ホワイトハウスの大統領執務室からテレビ演説を行い、カリフォルニア州で起きた銃乱射事件の捜査状況やテロの脅威全般について演説する。CNNなどが生放送を予定している。
ホワイトハウスによると、オバマ大統領はまず、連邦捜査局(FBI)が「テロ行為」として捜査している銃乱射事件について、最新の情報を示す。
アーネスト報道官によれば、大統領はさらにテロの脅威全般についても説明。脅威の本質や現在に至るまでの経緯、掃討作戦の方針などを語る。
「過激派組織『イラク・シリア・イスラム国(ISIS)』を撲滅するとの固い決意」を改めて表明し、「暴力を使って破壊的なイデオロギーを広めようとするテロ集団に打ち勝つために、米国は正義と平等、自由を誓う価値観を駆使する必要がある」と訴える見通しだ。
野党・共和党の大統領選候補や議員らは、銃乱射事件を受けたオバマ大統領の対応を批判し、大統領が銃規制強化に言及したことに強い反発を示している。大統領は5日のラジオ演説で、旅客機の搭乗禁止名簿に記載されるような危険人物でも銃を購入できるという現状は「正気のさたではない」と厳しく批判した。
オバマ大統領が執務室から演説するのは、就任以来3回目。過去2回はいずれも2010年で、1回はイラク駐留米軍の戦闘任務終結を宣言し、もう1回はメキシコ湾原油流出事故への対応を説明した。

2865チバQ:2015/12/06(日) 16:13:40
http://news.goo.ne.jp/search/article/?MT=%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E9%81%B8&IE=UTF-8&OE=UTF-8
【米大統領選】“暴言王”トランプ氏が過去最高支持率36%! オバマ政権の「イスラム国」対応への不満代弁

12月05日 19:24産経新聞

 【ワシントン=加納宏幸】来年11月の米大統領選に向けた共和党指名争いで独走する不動産王、トランプ氏に対し、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」への対応で同党支持層からの期待が強まったことが、4日発表されたCNNテレビの世論調査で分かった。オバマ大統領への不満も吸収しているとみられ、米連邦捜査局(FBI)がカリフォルニア州での銃乱射事件をテロ行為と断定したことで、この傾向はさらに強まる可能性がある。

 事件前に実施された同調査によると、トランプ氏は10月の前回調査での27%から36%へと支持を拡大。トランプ氏と同様にシリア難民受け入れで厳しい立場を取るクルーズ上院議員が4%から16%へと躍進し、2位に付けた。トランプ氏の支持率、2位との差(20ポイント)は過去最大となった。

 イスラム国問題に誰が最もうまく対処できるかを尋ねた設問では、46%がトランプ氏を挙げ、8月調査の32%に比べて14ポイントも増加。外交政策でも9月調査の22%から30%に上昇していた。パリ同時多発テロを受け、トランプ氏は米国内のイスラム教徒への警戒を訴えており、強硬姿勢が支持につながったとみられる。

 一方、オバマ氏は同時多発テロ前日の11月12日に収録されたABCテレビ番組によるインタビューに対し、「イスラム国が力を付けているとは思わない。当初の目標の通り、私たちはイスラム国を封じ込めている」と述べていた。

 だが、パリと米国でのイスラム国がらみの犯行は、その脅威がイスラム国による支配地域があるイラク、シリアに封じ込められていないことを証明した形だ。

 ブッシュ、オバマ両政権で続けて安全保障を担ったゲーツ元国防長官は4日付のワシントン・ポスト紙で、オバマ氏が2013年にシリア空爆を断念したことを念頭に「次の大統領は決然とし、レッドライン(越えてはならない一線)を引くことには慎重でなければならない」と論じた。

 ゲーツ氏は“トランプ現象”に関し、「多くの米国人が政治指導者に激怒し、トランプ氏のような人物を通じて怒りの声を上げようとしている」と指摘した。

2866チバQ:2015/12/06(日) 19:30:02
http://www.sankei.com/world/news/151205/wor1512050018-n1.html
2015.12.5 09:13
【カリフォルニア銃撃】
大統領「脅威ない」宣言から1週間で惨劇 「ホームグロウン」封じ込め困難 テロの恐怖、米国飛び火





 米西部カリフォルニア州の福祉施設で起きた銃乱射事件は4日、思想的な背景を持つ人物が米社会を震撼させるために行った犯行の可能性が高まった。テロの恐怖は、パリ同時多発テロが起きた欧州から米国に飛び火。米国民が恐れていた事態が現実になった。

 保安当局はクリスマスや年末年始に向けて神経をとがらせてきた。「イスラム国」は米国でのテロを予告。このためオバマ大統領自ら11月25日に「具体的な脅威はない」と国民に平静を呼び掛けていた。それからわずか1週間で惨劇に直面し、暴力を完全に封じるのは困難だとの現実が浮き彫りになった。

 米国では「(イスラム国の)メッセージを受け取った人物が武器を手に行動を起こしかねない」(ブルッキングズ研究所)との見方があった。排他的な空気が広がれば、米社会に不満を持つ市民を「ホームグロウン(自国育ち)」の新たなテロに駆り立てる悪循環を招くことも考えられる。(共同)

2867チバQ:2015/12/06(日) 23:54:42
>>2702 9月末 
1:不動産王トランプ氏
2:元神経外科医 カーソン氏
3:ルビオ上院議員
4:HPの元CEO フィオリーナ氏
5:ブッシュ元フロリダ州知事

>>2795 11月頭
>>2793 WSJ
黒人の元神経外科医、ベン・カーソン氏:29%
不動産王、ドナルド・トランプ氏:23%
マルコ・ルビオ上院議員:11%
テッド・クルーズ上院議員:10%
ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事:8%

>>2780-2781 NYタイムズ
黒人の元神経外科医、ベン・カーソン氏(64):26%
不動産王、ドナルド・トランプ氏(69):22%
マルコ・ルビオ上院議員(44):8%
ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62):7%
コンピューター大手ヒューレット・パッカード(HP)元最高経営責任者(CEO)カーリー・フィオリーナ氏(61):7%
ランド・ポール上院議員:4%
テッド・クルーズ上院議員:4%
ジョン・ケーシック・オハイオ州知事:4%
マイク・ハッカビー元アーカンソー州知事:4%

>>2853 11月末 ロイター
1.ドナルド・トランプ 31%
2.元神経外科医のベン・カーソン 15%
3.マルコ・ルビオ上院議員8%
3.テッド・クルーズ上院議員8%
5.ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事7%
>>2861 12月頭 米キニピアック大(コネティカット州)の世論調査
1.不動産王のトランプ氏:27%
2.ルビオ上院議員:17%
3.元神経外科医、カーソン氏:16%
?.ブッシュ元フロリダ州知事5%

>>2863 CNN
1.不動産王のトランプ氏:36%     
2.テッド・クルーズ上院議員:16%   茶会系 父親はキューバからの移民でヒスパニック系>>2313
3.元神経外科医のカーソン氏14%  茶会系 
4.マルコ・ルビオ上院議員12%    穏健とも茶会系とも言い難い>>2571

2868チバQ:2015/12/08(火) 02:47:49
http://www.sankei.com/world/news/151207/wor1512070031-n1.html
2015.12.7 20:11

対テロ対策で失点続きのオバマ大統領 なお戦略手探り 政権への不信感高まる

ブログに書く0




(1/2ページ)

6日、ホワイトハウスの大統領執務室から国民向けにテレビ演説するオバマ米大統領(UPI=共同)
 米カリフォルニア州の乱射事件は、オバマ大統領が「イスラム国」などの過激主義を過小評価する発言を繰り返している最中に起きた。異例のテレビ演説はその失点を挽回し、テロと戦う姿勢を見せるのが目的だったが、政権の戦略がなおも手探りである実態をかえって浮き彫りにした。

 オバマ氏は演説で「ここ数年でテロリストの脅威は新たな局面に発展した。銃乱射のような複雑さの少ない暴力行為に転じている」と述べた。2001年の米中枢同時テロ後に国際テロへの対処能力を向上させた米国が、単純なテロ行為にもろい実態を認めた形だ。

 オバマ氏は最近、テロに関して失点続きだった。パリ同時多発テロの前日には「私たちはイスラム国を(シリア、イラクに)封じ込めている」と発言。乱射事件の1週間前には「具体的で信頼できる情報は得ていない」と発表していた。

 米国民はそんな政権への不信感を強めている。米CNNテレビが6日発表した世論調査によると、イスラム国への対処でオバマ氏への不支持は3分の2近くの64%に上り、支持は33%にとどまった。テロ対策でも不支持(60%)が支持(38%)を大きく上回った。
 米軍のより強い関与を求める声が強まっている実態も判明した。昨年9月のシリア空爆開始直後のCNN調査では、米国がイスラム国掃討のため地上戦闘部隊を送ることを「好ましい」とする回答は38%にとどまっていたが、最新の調査では53%まで拡大。反対の45%を初めて上回った。

 オバマ氏は演説で、国内でのイスラム教徒に対する差別を批判するとともに、野党・共和党で強まっているシリア難民受け入れ反対の意見も牽制(けんせい)した。だが大統領選の共和党候補指名争いで首位の不動産王、トランプ氏は演説後、ツイッターで「(対策は)これで全て? 速やかに新大統領が必要だ」と反応した。

 トランプ氏は難民受け入れ拒否や国内のモスク(イスラム礼拝所)の監視を主張し、政権への不満の受け皿になっている。今回の演説でこうした流れを変えるのは難しそうだ。(ワシントン 加納宏幸)

2869とはずがたり:2015/12/08(火) 04:10:54
中絶反対は或る種米国に於けるイスラム原理主義的な立ち位置にあるようである。で,イスラームの世俗主義に対応するのがグローバル資本主義という訳だ。

冷泉彰彦
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
中絶医療施設への銃撃テロ、保守派が抱える闇
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2015/12/post-791.php
2015年12月01日(火)17時50分

 先週末、コロラド州コロラドスプリングスにある医療施設が銃で武装した男に襲撃され、警官隊との銃撃戦が発生。警官1人を含む3人が死亡する惨事となりました。逮捕された狙撃犯はロバート・ディアという57歳の男性で、動機などの詳細は現時点で判明していませんが、「ベビー・パーツ(胎児の臓器利用のこと)を許さないため」などと語っているようです。

 襲われた医療施設は全国組織の団体である「プランド・ペアレントフッド」という団体が経営しています。不妊対策や避妊を中心とした家族計画に関する啓蒙活動を行いながら、男女に対する不妊治療や人工妊娠中絶など実際の診療行為も行っているようです。

 この「プランド・ペアレントフッド」ですが、今年に入って保守系団体による「潜入撮影ビデオ」が出回り、その中で中絶した胎児の臓器売買に関する(真偽のほどは不明ですが)疑惑があったことから、全米の保守派による「同団体への補助金を打ち切れ」という政治運動に発展していました。

 この秋には、この「プランド・ペアレントフッド」への補助金をカットするかしないかで、議会共和党の右派が「予算未成立の場合は政府閉鎖も辞さず」という強硬な姿勢を見せ、結果的にはベイナー下院議長が辞任する事態になっています。

 ディアという狙撃犯が「臓器売買」のことを口にしているという報道が事実であれば、同団体に対する保守派による一連の敵意に満ちたプロパガンダに乗せられて、凶行に及んだということが考えられます。

 実は、この「プランド・ペアレントフッド」に対する今回のテロ行為には、長いアメリカにおける「保守派の闇」とでも言うべき問題があります。今回は「胎児の臓器売買批判」というプロパガンダに触発された可能性が高いわけですが、もっと一般的な「中絶医師への襲撃」という問題で、90年代以降長い歴史があるのです。

 例えば、96年の夏季五輪の大会期間中に発生したアトランタ五輪公園爆破の容疑者エリック・ルドルフが典型的です。ルドルフは五輪テロを起こす前にも、中絶医を襲撃したり、同性愛者の集まるナイトクラブを爆破したりと、極端な価値観を動機にした事件を多く起こしていたのです。

2870とはずがたり:2015/12/08(火) 04:11:38
>>2869-2870
 その背景にある思想とは何なのでしょう。それは、ルドルフがオリンピックそのものを攻撃対象にしたところに1つのカギがあります。ルドルフは供述の中で「オリンピックというのは大企業が大金を払って、国際的な社会主義を許す愚行であって、背景には中絶賛成のイデオロギーがある」という言い方で爆弾テロの動機を語っていました。

 つまり、「国際的なもの」や「大企業の経済力」などが「中絶賛成のイデオロギー」と結びついた敵の正体だというのです。そこには、グローバル経済から取り残された者の鬱屈した「反国際主義」があり、「大企業への憎悪」があります。さらに思想的に飛躍する中で、「国際的な大企業に支えられたリベラル思想」が「人間であるにも関わらずヒトの生命に対して決定権を持つ」という傲慢に至っているというストーリーを描いて憎悪の対象にしていたわけです。

 理屈としては分からないわけでもないのですが、それではどうして「中絶への怒り」という感情が、諸外国では見られない政治的イデオロギーに発展するのでしょう? そこにあるのは、「強者による殺人の正当化という偽善」への怒りです。それは宗教の教義にそう書いているから、というレベルを越えて一種の信念になってしまっており、理屈を越えた感覚としてあるようです。

 これに加えて、アメリカの保守が抱きがちな「大自然の脅威に対抗するカウボーイ的なヒロイズム」や、銃社会ゆえの「殺されるかもしれない」という恐怖心が「殺される存在としての胎児」への感情移入と、「殺す側」であるリベラル派への強烈な反発になる、そしてそれが「中絶反対」という一点に凝縮するというイデオロギーのメカニズムが見られます。

 この一点に凝縮するというのが特徴であって、例えば中絶反対派は女性の社会参加や給与水準の均等などの点で「アンチ・フェミニズム」であるかというとそうではありません。そうではなくて、彼らが重視しているのは「生命倫理」に集約されているのです。

 その関連で、中絶問題に加えて「尊厳死」に対しても強く反対しており、クリント・イーストウッド監督がオスカーを受賞した『ミリオンダラー・ベイビー』という映画では、尊厳死の問題が肯定的に描かれているとして上映反対運動が起きましたが、そこにも同様のイデオロギー的背景があります。

 自分は「殺される側」だという自己規定をして、中絶や尊厳死を肯定する人間を「殺す側」だと決めつけて敵視する、そこまでなら「生命を尊重している」という姿勢を曲がりなりにも主張できるかもしれません。ですが、そこで「敵視した相手」の命を奪ってもいいということになると、論理矛盾も甚だしいということになります。ですが、その矛盾に気が付かないところが、テロリストがテロリストたる所以なのでしょう。

2871とはずがたり:2015/12/08(火) 04:13:18

冷泉氏もはっきりした事は判らず曖昧な物言いに終始しているイメージ。
俺の妄想ベースだと中東から連れてきた奥さんが過激派思想に傾倒していて旦那は奥さんにめろめろで言いなりだったとか?

冷泉彰彦
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
乱射事件、「イスラム教徒の容疑者」に苦悩するアメリカ
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2015/12/post-792.php
2015年12月04日(金)17時25分

 今週2日、ロサンゼルス近郊のサンベルナルディーノにある福祉施設で発生した銃乱射事件は、14人の犠牲者を出すという規模の大きさが全米に衝撃を与えました。同時に、事件の背景に「原理主義テロ」の可能性が否定できないため、メディアの報道には明らかな「歯切れの悪さ」があります。オバマ大統領のコメントも同様です。

 メディアや大統領は真実を隠そうとしているのでしょうか? 違うと思います。アメリカは今回の事件に対して、どのように理解し、どのように対応するかという点で、苦悩の最中にあると言えます。捜査と情報開示がまったくの現在進行形の事件ですが、とりあえず現時点での論点について整理しておこうと思います。

 まず、射殺された男女2人の容疑者ですが、28歳の男性サイード・ファルークと、27歳の女性タシュフィーン・マリクであり、2人は夫婦だったと発表されています。

 同市の市警の発表と一部報道によれば、死亡したファルーク容疑者は、地元サンベルナルディーノ郡の保健局に食品衛生管理の職員として勤務しており、既に勤続5年、年俸は5万1000ドル(約625万円)だったそうです。また、職場では静かで礼儀正しい人物という評価だったと報道されています。

 事件現場は障害者支援の拠点施設ですが、この日はたまたま郡の保健局が「歳末パーティー」を開くために場所を提供していました。パーティーの冒頭では、ファルーク容疑者は普通に参加していたのですが、記念写真を撮ろうとすると彼がいないので、同僚たちは不審に思ったようです。その間にパーティーを中座したファルークは、自宅に帰って妻を連れ、共に重武装してパーティー会場に戻って凶行に及んでいました。

 一部報道によればファルークは、パキスタン系の2世でアメリカ生まれのアメリカ市民であり、同時にイスラム教徒でした。そのファルークは、2013年にサウジアラビアへの巡礼に行っており、2014年には再度サウジを訪問して、戻った時には新妻のマリクを伴っていたそうです。

 驚くべきなのは、夫妻には生後6カ月の乳児がいるのですが、その赤ちゃんを親に預けて乱射事件へと向かい、そして警官隊との銃撃戦の末にその赤ちゃんを残して死亡しているということです。28歳と27歳の収入も身分も安定している若い夫婦が、しかも生後6カ月の可愛い盛りの子供を残して、これだけの暴力と破滅行為ができるということが信じられません。

 この点に関して、現在はFBIも入って夫妻のネット閲覧履歴などを捜査しているようです。現時点では、テロ容疑者に指定された人物と電話やSNSで接触していた形跡があるという報道があります。例えばですが、サウジ巡礼の際に、アルカイダなどのリクルーティングに引っかかり、過激思想に影響されて破滅への道を歩んで行った、そんな可能性も議論されています。

2872とはずがたり:2015/12/08(火) 04:13:52
>>2871-2872
 ネット上の量販店のサイトには、マリクが出産予定を登録してベビーグッズの買い物リストを作った記録がまだ残っています(本稿執筆時点)。また、ファルークの職場では、出産前に「ベビーシャワー」という祝いのイベントを同僚たちにしてもらっていたという証言もあります。CNNのインタビューに応じていた夫婦の隣家の女性は、「幸せそうな若夫婦でまったく何の不審な点もなかった」と証言していました。

 もしかすると、文化の狭間で引き裂かれる中で、苦悩のエネルギーが良くない方向へ向かってしまったのかもしれません。その一方で、攻撃計画が先にあって、ある時点以降は「幸せな若い両親」というのは「偽装」だったというような証拠が出る可能性も否定できないのです。CNNでは最初からテロを仕掛けるために「強いられた結婚」だという説も排除できない・・・そんな議論もされていました。

 こうした様々な憶測はあるものの、警察当局や大統領は極めて慎重です。例えばオバマ大統領は、事件から一夜明けた3日には「テロリズムである可能性は排除できないが、職場のトラブルという可能性も排除できない」という発言をしています。そこには、慎重さと同時に重苦しさが感じられます。

 アメリカは、明らかに苦悩しています。警察もメディアも、2人の本名を発表するまで半日以上の時間を置きましたし、大手メディアはパキスタン系であることや、サウジ巡礼の話は事件翌日の昼過ぎまでは伏せて報道していました。その「苦悩」というのは、2人の真の動機を理解しかねて苦悩しているということではありません。

 そうではなくて、仮に今回の事件が「イスラム教徒による原理主義テロ」であるならば、アメリカ社会の中で「移民排斥」や「イスラム教徒への偏見拡大」といった「マス・ヒステリー」に近い現象が拡大する可能性があるからです。

 9・11の直後にブッシュ政権は、「イスラムとの共存」を国民に説き、国内のイスラム教徒との団結姿勢を見せながら、アフガニスタンとイラクという戦争に突き進むことで「アメリカが攻勢に出て弱みを見せない」ことが、保守層の「安心」になる政治的判断を下しました。

 ですが、現在は、状況が異なります。世論の厭戦感情が強いために対ISIL地上戦は不可能な一方、パリの事件が「他人事であるがゆえに、国内での不安が増す」という異常な状況にあるのです。

 そんな中、ドナルド・トランプという稀代のポピュリストは、事件の前日には「ISIL攻撃では不十分。アメリカでもテロリストを生み出したら、その家族をこっちが人質にとって、場合によっては殺すことにして対抗すべき」という極端な言論を展開しています。

 そのトランプは、「9・11の直後に、ニュージャージー州では何千人というイスラム教徒が集まって、勝利を喜んだ」(地元の人間として断言できますが、100%デマです)とか、「9・11はブッシュ政権時代に発生した。意味わかるだろ?」(ブッシュに責任があるような言い方で、これも大いに物議を醸しました)などという暴言もはいており、それが一部の支持者に受け入れられているのも事実です。

 そのような世相の中で、今回の事件が、世論の不安感情に「点火してしまう」こと、大統領もメディアもそれをおそれているのです。9・11直後とは、また別の形でアメリカは苦悩の中にあります。

2873チバQ:2015/12/09(水) 00:04:52
http://www.sankei.com/world/news/151208/wor1512080010-n1.html
2015.12.8 08:49
【米大統領選】
共和党トランプ氏、イスラム教徒の入国禁止を主張

ブログに書く0





7日、サウスカロライナ州で演説する米大統領選の共和党指名を争うトランプ氏(AP)
 【ワシントン=加納宏幸】来年11月の米大統領選に向けた共和党の候補指名争いで首位に立つ不動産王、トランプ氏は7日、米カリフォルニア州サンバーナディーノでの銃乱射事件を受け、イスラム教徒が米国に入国することを全面的に禁止すべきだとする声明を発表した。

 トランプ氏はイスラム教徒が米国民への憎悪を強め、イスラム法により聖戦が正当化されていると指摘。「わが国が、聖戦のみを信じて人命を尊重する感覚を持たない人々による恐ろしい攻撃の犠牲になってはならない」とした。

 これまでもトランプ氏はシリア難民の受け入れ拒否や国内のイスラム教モスク(礼拝所)監視を主張。選挙戦をリードするトランプ氏の発言は影響が大きく、共和党の対立候補は「トランプ氏は錯乱している。まともな政策提言ではない」(ブッシュ元フロリダ州知事)などと批判した。

2874とはずがたり:2015/12/09(水) 09:53:17

なんかを調べてたら(→思い出した,息子がすぐ暑がって薄着なのでバセドー氏病とかじゃあないか心配になって甲状腺とか調べてたらケネディがアジソン病でってのがひっかかった)ケネディはホルモン治療の副作用で顔が黒かったとあって勿論ケネディと云えば暗殺で,それを調べてるとケネディ一家の悲劇の話しになる。

で,上院議員で暗殺されたのはケネディ司法長官とヒューイ・ロングのみとの事。で,フランクリン・ルーズベルトと大統領候補の座を争った所得再分配の持論の政治家だそうな。先日,大恐慌とニューディールについて調べてた所だったのでひょんな所から繋がった。

ヒューイだったらその後どうなってたかねぇ。。

もしヒューイ・ロングが大統領になっていたら 〜『鷲たちの盟約』ほか
http://himehikage.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-f3d1-1.html
『鷲たちの盟約』アラン・グレン著/佐々田雅子訳
(新潮文庫 2012年邦訳)

1943年、アメリカ合衆国。10年前に大統領就任目前のルーズヴェルトが暗殺され、未だに大恐慌の悪夢から脱せずにいるこの大国は、今やポピュリストに牛耳られた専制国家と化している。ポーツマス市警のサム・ミラー警部補はある晩、管内で発見された死体の検分に向かうが、その手首には6桁の数字の入れ墨があった…(文庫カバーより)

Amerikaneagle もし急進的ポピュリストだった南部出身のヒューイ・ロングが、暗殺されることなく大統領にまで登りつめていたら第二次世界大戦最中のアメリカはこうなっていたかもしれない、という歴史改変サスペンス。ヒトラーのドイツを支持し、アメリカはドイツと中立条約を結ぶべきと訴えて経歴を汚すことになったリンドバーグも1シーンに登場し、まさにその思惑どおりの展開が、本書では繰り広げられる。

常に秘密警察に見張られている緊張感、そして警官という立場上、家族を守るためにも体制側に従わないわけにはいかない主人公のジレンマなどは、同じ新潮文庫のトム・ロブ・スミス作品に近いものがある。あっちに登場した黒人歌手ポール・ロブソンがこっちにもちらっと登場するし。
感情を揺さぶられ読み出したら止まらない面白さはスミス作品のほうが上だと思うが、こっちは史実や実在した人物が思わぬところで絡んでくる面白さがある。終盤になって、手首に入れ墨のあった線路脇の死体の身元がほのめかされるけど、あれはあの超有名人物ってことでいいのかしら? それともその関係者? ちゃんと読み取れていない…。

話はどこに落ち着くのか最後まで予想がつかないまま、主人公はある決心をする。なるほどそういう手段しかないのかと、納得半分、気の遠くなる思いが半分。

かつて南部の黒人奴隷が北部やカナダへ逃亡するのを手助けした「地下鉄道」が、本書では反体制分子として目をつけられた人々を国外に逃がす地下組織として再び組織される。学生時代にその「地下鉄道」も関係する論文を書き、英文資料を漁っていたのを思い出した。バンド活動とアルバイトのほうに精を出していたし英語理解力も乏しく、どうやってごまかして課題を完成させたのか、今となっては謎。

2875チバQ:2015/12/09(水) 22:58:49
http://www.sankei.com/world/news/151209/wor1512090044-n1.html
2015.12.9 18:43
【米大統領選】
トランプ氏「イスラム教徒入国禁止」発言に集中砲火「妄想で名を上げた」 日系人強制収容引き合いに正当化も

ブログに書く0




(1/2ページ)

米サウスカロライナ州での集会で演説するトランプ氏=7日(ゲッティ=共同)
 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の共和党候補指名争いで首位の不動産王、トランプ氏がイスラム教徒の入国禁止を主張した問題は、米政府はもとより共和党からも批判が相次いだ。それでもトランプ氏は8日、第二次大戦中の日系人強制収容を引き合いに自らの発言を正当化。「国を害する」(アーネスト大統領報道官)ような暴言を止めようとしない。

 ケリー米国務長官は8日、訪問先のパリで「発言は建設的ではない」と批判した。アーネスト氏も同日の記者会見で「トランプ氏は大統領になる資格がない」と述べるとともに、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」掃討作戦に参加する有志連合の中東諸国との協力に悪影響が出ることに懸念を示した。

 大統領選の民主党最有力候補、クリントン前国務長官もホームページで「トランプ氏は選挙戦を通じ、偏見と妄想症の取引で名を上げた」と非難した。

 共和党でも、ライアン下院議長がトランプ氏の発言を「保守主義ではない。共和党や米国が支持するものでもない」と否定した。

 これに対し、トランプ氏は8日、米メディアで「(批判は)気にしていない」と発言した。

 ABCテレビの番組では、フランクリン・ルーズベルト元大統領が戦時中に日系人強制収容に道を開く決定を下したことを挙げて、自らの政策と「何ら変わりはない」と主張。イスラム教徒の入国禁止は「他に手段がない」と語った。

2876チバQ:2015/12/09(水) 23:15:27
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2015120900370
68%「無所属でも投票」=共和トランプ氏支持者-米紙調査


 【ワシントン時事】米紙USAトゥデーが8日発表した2016年米大統領選に関する世論調査結果によると、共和党指名争いの首位を走る不動産王ドナルド・トランプ氏(69)の支持者の68%が、トランプ氏が第3党や無所属の候補として出馬した場合でも、トランプ氏に投票すると答えた。投票しないという回答は18%だった。
 トランプ氏は9月、共和党を離れて出馬する選択肢は封印すると党に誓約した。しかし、自身を引きずり降ろそうとする動きが主流派の間で強まってきたことを受け、第3党などからの出馬の可能性を再びほのめかし始めている。
 党指名争いでの支持率はトランプ氏が27%でトップ。2位はテッド・クルーズ上院議員(44)の17%、3位はマルコ・ルビオ上院議員(44)の16%だった。調査はトランプ氏がイスラム教徒の入国禁止を提唱する前の2〜6日に行われた。(2015/12/09-11:54)

2877チバQ:2015/12/09(水) 23:20:41
http://www.sankei.com/world/news/151209/wor1512090017-n1.html
2015.12.9 09:24

モスク前にブタの頭部 イスラム敵視のヘイトクライムか FBIが捜査 米東部フィラデルフィア

ブログに書く0



 【ニューヨーク=黒沢潤】米東部ペンシルベニア州フィラデルフィアのモスク(イスラム教礼拝所)前に6日夜、ブタの頭部が投げ付けられていたことが分かり、米連邦捜査局(FBI)は7日、憎悪犯罪(ヘイトクライム)の可能性があるとみて捜査を開始した。

 監視カメラの映像によると、モスク前を走行していた赤いトラックの窓から、何らかの物体が投げ付けられていた。モスク関係者が7日朝にブタの頭部を発見し、警察に届け出た。

2878チバQ:2015/12/09(水) 23:23:34
http://www.sankei.com/world/news/151209/wor1512090064-n1.html
2015.12.9 21:52
【米大統領選】
トランプ氏お膝元NYで“怒りの嵐” イスラム教徒「知的レベルの表れ。正気の沙汰か」

ブログに書く1




(1/3ページ)

米サウスカロライナ州で演説するトランプ氏=7日(ゲッティ=共同)
 不動産王のトランプ氏が7日、米カリフォルニア州サンバーナディーノでの銃乱射事件を受けてイスラム教徒の米国への入国を全面禁止にすべきだと発言したことに対し、米国のイスラム教徒からは「本格的な迫害の動きにつながりかねない」と強い批判の声が上がった。熱心な共和党支持者らも発言に疑問を呈している。(ニューヨーク 黒沢潤)

 「トランプ氏の知的レベルがそのまま(発言に)表れた。州知事や上院議員の候補ならともかく、一国のトップを目指す人物の言葉ではない。支持者がそれを笑って称賛するとは、正気の沙汰なのか」

 トランプ氏が所有するビル「トランプタワー」のあるニューヨーク市マンハッタン島の東に位置するクイーンズ区。数十万人のイスラム教徒が住む同区のモスク(イスラム教礼拝所)「アッダワ」近くで、パキスタンから24年前に移住したタクシー運転手、ラフィ・カーン氏(52)は語気を荒らげた。娘と息子は米国で生まれた薬剤師といい、「米社会に立派な貢献をしている」と強調する。

 米軍では陸軍1928人、海軍879人、空軍595人のイスラム教徒が国防を担っている。それだけに、多くのイスラム教徒にとりトランプ氏の言動は「冒涜(ぼうとく)」と映る。

 28年前にエジプトから移住したアフメド・エルデルバイ氏(40)も、「米国は多民族で構成されている。イスラム教徒を排除するという過激な発言をする者は米国にいてほしくない。彼は(祖先がいた)欧州に行くべきで、再び米国に戻らない方がいい」と言い切った。

 米国のイスラム教団体「米イスラム評議会」(本部・ワシントン)幹部のフッサム・アイロシュ氏は、ナチス・ドイツがユダヤ人を迫害・虐殺して以降、責任ある者がトランプ氏のような発言をするのを聞いたことがないと指摘。その上で、米社会に今後、イスラム教徒迫害の動きが強まりかねないと懸念を示す。

 米東部ペンシルベニア州フィラデルフィアのモスク前には6日夜、赤いトラックの窓からブタの頭部が投げ込まれていたことが監視ビデオの映像で判明した。連邦捜査局(FBI)が憎悪犯罪(ヘイトクライム)の可能性があるとみて捜査を始める事態になっており、米国のイスラム教徒約450万人は不安におびえている。

 米国では1880年代、「中国系移民が多くの雇用を奪った」として排斥運動が高まった結果、中国人排斥法が議会で可決された。第二次世界大戦中も、日系移民が収容所に入れられて辛酸をなめた。

 イスラエルから37年前に移住したユダヤ系米国人で共和党支持者のマウリオ・フェダー氏(65)は銃乱射事件の実行犯らについて「アメリカン・ドリームを追い求めて米社会の一部となったのに、イスラム国に共鳴するとは問題だ」と批判しつつも、「トランプ氏の言動は子供のようだ。同じイスラム教徒でも、シリア難民は米国が厳重な審査のうえ受け入れるなど助けてしかるべきだ」と指摘。さらに、「彼は刺激的なことを言って自己宣伝に努めているが、共和党を混乱させ、結局は(民主党候補の)クリントン氏を利するだけだ」と切り捨てた。

2879チバQ:2015/12/09(水) 23:35:28
http://www.afpbb.com/articles/-/3069562
トランプ氏に世界中で非難の嵐、ハリポタ作者「ヴォルデモートより悪」
2015年12月09日 10:00 発信地:ワシントンD.C./米国
【12月9日 AFP】2016年米大統領選挙で共和党の指名獲得争いの首位に立つ不動産王ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏(69)が、イスラム教徒の入国禁止を提案したことを受け、世界中で批判の嵐が巻き起こっている。米ホワイトハウス(White House)は同氏を大統領の資格がない「祭りの客引き」と呼び、ライバル候補らもこぞって非難の声を上げた。

 トランプ氏の発言は、過激思想に傾倒していたとされるイスラム教徒の夫婦が起こしたカリフォルニア(California)州の銃乱射事件を受けたもの。バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は6日の国民向けテレビ演説で、事件を「テロ行為」と呼びつつも、「アメリカとイスラムとの戦い」ではないと強調した。

 だがトランプ氏は、それから24時間もたたないうちに、「米国の指導者らが何が起こっているのか把握できるまでの間、イスラム教徒の入国を全面的かつ完全に禁止」すべきだと訴えた。

 エジプトのイスラム教権威機関「ダールイフタ(Dar al-Iftaa)」は、この提案を「過激主義で人種差別主義」と非難。この他、英政府などからも批判の声が上がっているが、トランプ氏は8日もなお、反省の色を見せていない。

 トランプ氏のポピュリスト的な基準から見ても過激な今回の発言は、共和党の有力メンバーや選挙のライバル陣営からも同様に猛烈な批判を受けた。

 候補者指名争いで大幅に遅れをとっているリンゼー・グラム(Lindsey Graham)上院議員は米CNNテレビで、トランプ氏の選挙スローガン「アメリカを再び偉大に」を引き合いに出し、「どうすればアメリカを再び偉大にできるか知っているか」と問いかけ、「ドナルド・トランプに『地獄へ落ちろ』と言うことだ」と述べた。

2880チバQ:2015/12/09(水) 23:35:45
■「ルーズベルト大統領もやった」と反論

 だが、トランプ氏は少しもひるまず、自身の入国禁止の提案を、第2次世界大戦(World War II)中にフランクリン・ルーズベルト(Franklin D. Roosevelt)大統領が取った「敵国人」の日本人とドイツ人に対する方策になぞらえた。

 米ニュース専門局MSNBCの番組「モーニング・ジョー(Morning Joe)」でのインタビューで、この提案は米国が重んじる価値観に反しないかとの質問を受けて、同氏はこう答えた。「ノーだ。FDR(ルーズベルト大統領のイニシャル)がやったじゃないか」

 それでも批判の嵐は収まらず、人気児童小説「ハリー・ポッター(Harry Potter)」の作者J・K・ローリング(J.K. Rowling)氏は、同作に登場する悪役よりもトランプ氏は悪者だと述べた。

「恐ろしい。ヴォルデモート(Voldemort)も全く足元に及ばない悪者だ」としたローリング氏のツイッター(Twitter)投稿は、瞬く間に拡散した。

 英政府も同様の反応を示している。デービッド・キャメロン(David Cameron)英首相は報道官を通じ、トランプ氏の発言を「敵対的で、用をなさず、単純に間違っている」と一蹴し、「全く同意できない」と述べた。

 また、スイス・ジュネーブ(Geneva)に本部を置く国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)も、トランプ氏の発言に直接言及はしなかったものの、米大統領選で使われている表現は重要な米国の難民再定住制度を脅かすものだと警鐘を鳴らした。(c)AFP/Peter STEBBINGS

2881チバQ:2015/12/09(水) 23:36:12
http://www.afpbb.com/articles/-/3069552
トランプ氏に「大統領の資格なし」 ホワイトハウスが痛烈批判
2015年12月09日 07:41 発信地:ワシントンD.C./米国
【12月9日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は8日、2016年大統領選挙で共和党の指名獲得争いの首位を走る不動産王ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏がイスラム教徒の入国を禁止すべきだと提案したことを受け、同氏に大統領に就任する資格はないとして、共和党陣営に対しトランプ氏を糾弾するよう呼び掛けた。

 ジョシュ・アーネスト(Josh Earnest)大統領報道官は、トランプ氏を「偽物の髪」をまとった「祭りの客引き」で、その選挙運動は「歴史のごみため」レベルだとこき下ろし、同氏の提案は憲法違反だと指摘。その発言を「侮辱的」「有害」などさまざまな言葉で形容しながら、「ドナルド・トランプ氏はきのう(7日)の発言で、大統領への就任資格を失った」と述べた。

 このようにホワイトハウスが異例なまでの痛烈批判を展開するのは、トランプ氏の発言がイスラム教徒の米国人とイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」との戦いに与え得る影響への懸念の表れであることと同時に、大統領選を来年に控え、政治上の好機として利用したい思惑もうかがえる。

 アーネスト報道官は即座に、トランプ氏の発言を批判しながらも大統領候補となれば支持すると表明している共和党の重鎮らに対する批判も展開した。「トランプ氏の発言は資格剥奪に相当する。そして、共和党支持者らを恐れてそれを認められない共和党員も、やはり大統領になる資格はない」と語った。(c)AFP

2882チバQ:2015/12/09(水) 23:37:49
http://www.afpbb.com/articles/-/3069619
トランプ氏暴言「もうやめて」 イスラム系米国人が悲鳴
2015年12月09日 15:42 発信地:ジャージーシティー/米国
【12月9日 AFP】2016年米大統領選挙で共和党の指名獲得争いの首位に立つ不動産王ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏(69)が、イスラム教徒の入国を「完全に」禁止すべきだと提案したことに対し、イスラム系米国人らは、同氏にこうした発言で暴力をあおるのをやめるよう訴えている。ニューヨーク(New York)では先週末、イスラム教徒の店主が殴る蹴るの暴行を受ける事件も発生し、ヘイトクライム(憎悪犯罪)の可能性が取り沙汰されている。

 活動家らは、フランス・パリ(Paris)の同時テロ事件や、米カリフォルニア(California)州で過激思想に傾倒していたとされる夫婦が起こした銃乱射事件を受け、米国内の反イスラム感情がかつてないほど高まっていると指摘しており、トランプ氏の扇動的な呼び掛けもその一端を成している。

「トランプ氏は人々に、私たちを傷つけても構わないという権利を与えている」と嘆くのは、1980年にエジプトから米国へ移住したアフメド・シェディード(Ahmed Shedeed)さん。農業工学の学位を持ち、現在は旅行会社を運営する傍ら、ニュージャージー(New Jersey)州ジャージーシティー・イスラム教センター(Islamic Center of Jersey City)の代表も務めている。

 モスク(イスラム教礼拝所)でAFPの取材に応じたシェディードさんは、トランプ氏が憎悪と暴力をあおっていると批判。「頼むから、お願いだから、こういう非難はもうやめてほしい。イスラム教徒らを、米国のモザイクの一部として見てほしい。私たちも米国の一部であり、追い出すことはできない」と語った。

 イスラム系米国人らは恐怖心を吐露している。最近話題に上るのは、ヒジャブ(頭髪を覆い隠すスカーフ)をまとっていた女性が唾を吐きかけられた、感謝祭の日にイスラム教徒のタクシー運転手が背後から銃で撃たれた、フィラデルフィア(Philadelphia)にあるモスクの前にブタの頭部が置かれていた、などという事件だ。

 トランプ氏がイスラム教徒の入国禁止を呼び掛けた数時間前には、ニュージャージー州のイスラム系コミュニティーの指導者らが検察の当局者らと面会し、イスラム教徒へのヘイトクライムとみられる犯罪に対し真剣に対処するよう求めていた。

 全米最大のイスラム人権団体「米イスラム関係評議会(CAIR)」は、先月にイスラム教徒に対する脅迫や器物破損、差別的行為が頻発したと報告している。同団体のニハド・アワド(Nihad Awad)事務局長は、首都ワシントン(Washington D.C.)で記者会見し、「無責任で、単に非アメリカ的だ。ドナルド・トランプ氏の口ぶりは、わが国のような偉大な国家の指導者よりかは、リンチ集団のリーダーのようだ」と指摘した。

■「イスラム教徒を殺したい」

 バラク・オバマ(Barack Obama)大統領はカリフォルニア州での銃乱射事件を受けて、国民に対しイスラム教徒を差別しないよう呼び掛けると同時に、イスラム教徒らに対し、過激思想に「言い逃れせずに立ち向かっていく」ためのさらなる行動を要請した。

 トランプ氏は今回の発言の前にも、2001年9月11日の米同時多発テロの際にジャージーシティーのアラブ系住民が喜びをあらわにしていたとの主張を、これが事実ではなかったことを示す圧倒的な証拠があるのにもかかわらず、固持し続けていた。そんな中、オバマ大統領の演説を聞いたシェディードさんは、米国人であることを改めて誇りに思ったという。

「私たちは苦悩し、恐怖の中にいた。そして涙に暮れていた」とシェディードさん。「私たちはトランプ氏のような人々を恐れている。もし9・11の時にトランプ氏が表舞台に立って同じ話をしていたなら、私たちの多くが危害を加えられたに違いない」

 ニューヨークでコンビニエンスストアを経営するサーカー・ハーク(Sarker Haque)さんは5日昼、店に入ってきた男に殴る蹴るの暴行を受け、唇を切り左手を脱臼するけがをした。男は50代の白人で、「俺はイスラム教徒を殺したい」と脅迫したという。

 ハークさんは、この事件をきっかけに、初めて恐怖心にさいなまれるようになったと話す。「以前は不安を感じたことなどなかった」「それが今は、常に左右を見回していないといけない」。警察は、容疑者の男を暴行容疑で逮捕したと発表した。ハークさんは、事件はヘイトクライムだったと考えている。(c)AFP/Jennie MATTHEW

2883チバQ:2015/12/10(木) 00:43:34
http://www.sankei.com/world/news/151208/wor1512080032-n1.html
2015.12.8 17:46
【米大統領選】
“伏兵”クルーズ上院議員、トランプ氏を抜く アイオワ州で支持率急上昇 「カーソン票」を吸収、高学歴層に人気

ブログに書く0




(1/2ページ)

会見するテッド・クルーズ上院議員=7日、グリーンビル(AP)
 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選に向けた共和党指名争いで来年2月1日に初戦となる党員集会が開かれる中西部アイオワ州でテッド・クルーズ上院議員(44)への支持が急上昇している。7日に発表されたモンマス大学(ニュージャージー州)の世論調査では、不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)を抜いた。強硬な保守層の人気を集め、全米レベルでもトランプ氏をじわじわと追い上げている。

 調査によると、党員集会への参加を予定する共和党支持層からのクルーズ氏の支持は10月の10%から24%に急上昇し、トップに立った。2位のトランプ氏は19%でほぼ横ばい。3位のマルコ・ルビオ上院議員(44)は10%から17%へと支持を拡大していた。

 一方、前回、首位だった元神経外科医、ベン・カーソン氏(64)への支持は32%から13%に激減。自らの経歴に関する疑惑が浮上し、安全保障の知見にも疑問符が付いたことが影響したとみられる。

 クルーズ氏は特に、カーソン氏を後押ししてきた聖書の教えに忠実なキリスト教福音派や保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)からの支持を急拡大させていた。同大は「カーソン氏の人気が下がったことで、クルーズ氏がほとんどの有権者を囲い込めた」と分析している。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」による直近の世論調査平均値でもアイオワ州で首位のトランプ氏(24.7%)をクルーズ氏(22.7%)が激しく追い上げ、全国レベルでも2位のカーソン氏と僅差の3位だった。

 クルーズ氏は7日、南部サウスカロライナ州での記者会見で、オバマ米大統領や大統領選の民主党最有力候補、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)のテロ対策を槍玉に挙げた。

 「(市民の武装権を定めた)憲法修正第2条の権利を狙ったオバマ、クリントン両氏のテロに対する姿勢は甚だしい見当違いだ」

 両氏が銃規制の強化を主張していることを批判したものだ。こうした発言は、主に共和党支持層のうち高学歴者を引き付けている。CNNテレビの世論調査によると、大学を出ていない層ではトランプ氏が46%の支持で他を圧倒したのに対し、大卒層ではクルーズ氏が22%で首位だった。

 アイオワ州党員集会は参加者の半数が福音派とされる。同性婚や人工妊娠中絶に厳しい態度を取るクルーズ氏が支持を広げ、初戦の勢いを第2戦のニューハンプシャー州予備選以降につなげる展開も予想される。

2884チバQ:2015/12/10(木) 23:17:08
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NZ49636K515W01.html
トランプ氏の入国禁止発言、共和党予備選投票予定者の3分の2が支持
2015/12/10 11:29 JST
   (ブルームバーグ):8日に実施した米世論調査では、来年の共和党大統領予備選で投票を予定している人の3分の2近くが、ドナルド・トランプ候補が主張したイスラム教徒の入国一時禁止を支持すると回答した。3分の1強はこの発言によりトランプ氏に投票しようとする気持ちが強まったとしている。
ブルームバーグ・ポリティクスの委託によりパープル・ストラテジーズが実施したオンライン世論調査によれば、来年の大統領選挙で投票を予定している有権者の37%がトランプ氏の同発言を支持している。トランプ氏は共和党候補指名争いでトップに立っている。
パープル・ストラテジーズで世論調査を統括するダグ・アッシャー氏は調査結果を分析し、トランプ氏の発言を支持した「回答者の中には宗教的に偏狭な考えを表わした人もいれば、テロを恐れるあまり、安全のためなら何でもしたいという人もいるとみている」と指摘。発言に対し「この48時間に従来の社会通念が各方面から表明されたものの、調査結果が示唆するのは、少なくとも予備選挙のキャンペーンではトランプ氏が打撃を受ける可能性は低いということだ」と説明した。
原題:Bloomberg Politics Poll: Nearly Two-Thirds of Likely GOP Primary Voters Back Trump’s Muslim Ban(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:シカゴ John McCormick jmccormick16@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Michael Nizza mnizza3@bloomberg.net

2885チバQ:2015/12/10(木) 23:18:10
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2015/12/post-794.php
暴言大炎上でも共和党の「トランプ降ろし」が困難な理由
2015年12月10日(木)16時15分
今週飛び出したドナルド・トランプの「すべてのイスラム教徒のアメリカ入国を拒否すべきだ」というコメントは、与野党一体となっての非難の大合唱に包まれました。

 オバマ政権のアーネスト報道官が「大統領候補の資格なし」と切って捨てたのを筆頭に、民主党サイドだけでなく、ブッシュ前大統領、チェイニー前副大統領、ライアン下院議長などの共和党の大物も口を極めて非難をしています。

 ペンシルベニア州のフィラデルフィアといえばアメリカ建国時の首都であり、来年7月に民主党の党大会が予定されている大都市ですが、同市のマイケル・ナッター市長は「トランプの入市禁止」を宣言。一方で海を渡ったイギリスでも、「トランプ入国禁止措置を求める請願」が盛り上がっています。

 そんなわけで、まともな政治家やジャーナリストの中でトランプを擁護する人間は一人もいなくなっただけでなく、保守・リベラルに関わらず、ほとんどの政治家がトランプを積極的に非難するという事態になっています。

 ですが、その一方で共和党は深刻な苦悩を抱えています。

 それは「トランプ降ろし」が難しいという悩みです。

 トランプの暴走が止まらない中、そのトランプは今でも共和党内の支持率1位というポジションを守っています。来年2月から始まる予備選・党員集会のプロセスをトランプが生き残り、7月に共和党の統一候補となったケースはどうでしょう。その場合は巨大な中間層・無党派層におけるトランプ支持は低いため、おそらくヒラリーになると思われる民主党候補には負けるでしょう。

 それどころか、大統領選と自動的に「同時選挙」となる上院の3分の1、下院の全議席の改選においても、共和党は党としての一体感を持った選挙戦ができずに後退する可能性があります。

 では、今回の発言を「憲法違反」だとして、共和党全国委員会が「トランプは候補として失格」という烙印を押したとします。その場合には「違う爆弾」が炸裂するというのです。それは「トランプが無所属で出馬する」という可能性です。

この点に関しては、今回の大統領候補レースの初期段階である今年9月の時点ですでに懸念が出ていました。トランプは「予備選で負けても無所属で出るのではないか?」という不安が共和党にはありました。そこで共和党の全国委員会は、トランプに対して「予備選で負けた場合は無所属では出ません」という「宣誓書」を作ってサインさせているのです。

 問題は、その宣誓書の効力です。そもそも憲法で定められた被選挙権を否定する効力は持たないという法解釈もあるのですが、それ以前の問題として例えば現時点で「トランプ失格」を宣言すると、トランプは「予備選で負けていないのに追放された」として堂々と誓約書を無視して無所属で出てくる可能性があるというのです。

 実際トランプは、直近のFOXニュースの番組内で「公正に扱われないようなら無所属で出馬する」可能性を言明し、さらなる炎上を招いています。

 どうして、共和党全国委員会が「トランプの無所属出馬」を警戒しているのかというと、92年大統領選の苦い経験があるからです。このとき、二期目に挑んだ現職のブッシュ(父)は、当時42歳のビル・クリントンに負けたのですが、その原因としては「湾岸戦争と冷戦に勝ったが経済が悪かった」とか「日本の宮中晩餐会で嘔吐して健康不安が出た」というような解説が多いようです。

 ですが、本当の敗因は「保守分裂選挙」にあったというのが多くの歴史家の見方となっています。徹底した歳出圧縮と減税を主張したロス・ペローという富豪が18.9%の票を獲得して、保守票を食ってしまったのです。

 今回の選挙も、仮にトランプが「第三極」として出てくると、似たような結果、つまり92年同様に「クリントン」の勝利が濃厚になってくるわけで、これは共和党にとっては恐怖のシナリオなのです。しかも、トランプはペローと同じ大富豪で、相当額の資金を自分で供給できる人物です。

 それにしても、ここまで「暴言」を続けるトランプにどうして支持が集まるのでしょうか?

 例えば、CNNが9日の朝に「トランプの支持者」を集めて討論をさせていたのですが、その場でのやり取りが参考になると思います。トランプの熱心な支持者8人の討論の中で、キャスターが「共和党のリンジー・グラハム議員」が「トランプ発言を批判」している映像を見せました。

2886チバQ:2015/12/10(木) 23:18:29
 おそらくはリベラル寄りと思われるキャスターは、「アンタ達保守の権化のような軍事タカ派のグラハム議員もダメと言っている」ことを突きつければ、支持者は「ひるむ」と思っていたようです。ですが、支持者の反応は違いました。1人の女性は興奮して「グラハムとかマケインとか、あるいはブッシュ、チェイニーなんかも全部ダメ。利権団体が後ろにいる腹黒だから」と言い放ったのです。

 政治評論、とりわけ選挙評論の専門家であるNBCのチャック・トッドによると、「トランプは、ブルーカラー保守の大票田を掘り起こして」しまい、彼等は「リーマン・ショック以降の景気低迷の傷が癒えない中で、既成の権威のすべてを疑っている」層だと言うのです。「この人達は、仮にトランプが無所属で出ればついていく」という分析もあります。

 そうは言っても、トランプの発言については「憲法違反」であり「大統領候補失格」だということで、メディアも与野党の政治家も「完全に一致」しつつあります。ということは、このままの状態で共和党の大統領予備選を進行するのもまた、かなり難しい状況となっています。

 とりあえず、来週火曜の15日にCNNと地元ラジオの主催による「共和党候補討論会」がラスベガスで行われます。ここで共和党全国委員会とCNNがトランプの出席を認めるかどうかが注目されます。

 空前の視聴率が見込まれるだけに、CNNとしてはトランプの参加を期待しているかもしれませんが、共和党としては難しい判断になります。もしかするとトランプが先手を打ってボイコットするかもしれません。来週は大統領選にとって年内の大きなヤマ場になると思います。

2887チバQ:2015/12/12(土) 10:23:51
http://www.sankei.com/world/news/151211/wor1512110026-n1.html
2015.12.11 11:48
【米大統領選】
トランプ氏が支持固める 「心配」「恐ろしい」 世論調査で不安も拡大






米大統領選の共和党指名争いの候補トランプ氏=11月、米オハイオ州(AP=共同)
 米紙ニューヨーク・タイムズとCBSテレビは10日、来年11月の大統領選に向けた世論調査の結果を発表した。共和党指名争いは実業家トランプ氏(69)が10月の前回調査から13ポイント増の支持率35%で首位の座を固める一方、「トランプ大統領」の展望に懸念や不安が広まっていることも判明した。

 調査は今月4〜8日に実施され、大部分はトランプ氏が7日にイスラム教徒の米入国禁止を提唱する前に得た回答。

 共和党予備選で投票予定の有権者のうち35%がトランプ氏を支持し、過去最高。このうち51%が支持は揺らがないとした。

 ただ、民主党支持者や無党派を含めた全体では、トランプ氏が大統領になった場合を考えると「心配」が24%、「恐ろしい」が40%に上った。クルーズ上院議員が16%で2位に浮上した。(共同)

2888チバQ:2015/12/12(土) 11:01:27
http://www.sankei.com/world/news/151211/wor1512110001-n1.html
2015.12.11 11:00
【アメリカを読む】
オバマ大統領のあま〜い「イスラム国」認識 「封じ込めてる」発言に世界はドン引き クリントン氏も距離を置き…





(1/3ページ)

11月24日、ホワイトハウスでの記者会見で、フランスのフランソワ・オランド大統領(左)を抱きしめるバラク・オバマ米大統領。両首脳は「イスラム国」への空爆拡大で合意したが、会談をリードしたのはオランド氏で、オバマ氏はどこまでも受け身だった(UPI=共同)
 トルコによるロシア軍機撃墜でシリア内戦をめぐる国際情勢は複雑化の一途をたどっている。バラク・オバマ米大統領(54)がイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」への認識を改めない限り、米軍主体の有志連合がイスラム国を弱体化させ最終的に打倒するという戦略目標を達成することは難しい。

甘い「イスラム国」の認識

 「イスラム国が力を付けているとは思わない。当初の目標の通り、私たちはイスラム国を封じ込めている」

 オバマ氏は11月12日に収録された米ABCテレビの報道番組「グッドモーニング・アメリカ」によるインタビューに対してこう答えた。

 有志連合にとっての主要課題はイスラム国がシリアとイラクの領土を占領していることにあり、イスラム国の指導部を除去して指揮統制から切り離すことを完全に成し遂げることが目標だと強調した。

 米国は翌13日に日本人ジャーナリストの後藤健二さんらを殺害したとみられる通称「ジハーディ(聖戦士)・ジョン」を無人機による空爆で殺害したと発表した。これだけで終わっていれば、オバマ氏がインタビューで語った戦略目標が前進していることの「証明」として受け止められていたはずだ。

 しかし、この直後にパリで発生した同時多発テロにより、イスラム国がシリアやイラクに「封じ込められている」ことに疑問符が付いた。
イスラム国が両国の領域を支配することにより預言者ムハンマドの後継者が支配する「カリフ制国家」の再興を目指す路線から一歩踏み出し、アルカーイダのような国際テロ組織の顔を持ち始めたとすれば新たな戦略が必要となる。オバマ氏の発言は間が悪かった。

壊滅目指すクリントン氏

 「われわれの目標はイスラム国を抑止したり封じ込めたりすることではなく、打倒し、壊滅させることだ」

 来年の米大統領選で民主党最有力候補のヒラリー・クリントン前国務長官(68)はパリ同時多発テロから一夜明けた14日の民主党討論会で語った。オバマ氏の発言を意識していることは明らかだ。

 来年の米大統領選でマイノリティー(少数派)や若者といったオバマ氏の支持基盤を取り込む一方、政権の支持率低迷による悪影響を避けたいクリントン氏は、「オバマ離れ」を印象づけるため意識的にシリア問題で差別化を図っている。

 例えば、クリントン氏は長官在任中、オバマ氏に提案したシリアの穏健な反体制派への武器供与を拒否されたことを繰り返し明かしている。

 また、有志連合による空爆を強化するため米軍の空爆誘導要員の派遣やシリア北部への飛行禁止空域設定を主張し、「これは全世界による戦いであり、米国が主導しなければならない」と述べ、米国がリーダーシップをとるべきだと主張している。

 オバマ氏がイスラム国をプロバスケットボールNBAの「二軍チーム」にたとえるなど、その脅威を低くみせようとしてきたのとは対照的だ。

呆然とするほどの受け身

 「今年初めからイスラム国は多くの国を攻撃している。デンマーク、チュニジア、レバノン、クウェート、トルコ、エジプト、そして航空機が撃墜されたロシア。いかなる場所でもテロと戦う決意を共有したい」

 訪米したフランスのフランソワ・オランド大統領(61)は24日、オバマ氏との共同記者会見で訴えた。イスラム国は米首都ワシントンやニューヨークへの攻撃を予告しており、米国にとってパリでのテロは他人事ではない。

 しかし、イスラム国に対する包囲網形成を目指して世界を飛び回るのはオランド氏だ。「軍事より外交」を旨とするオバマ氏にとり、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(63)を説得し、撃墜されたロシア機のパイロットを射殺したとされるトルクメン人を含むシリア反体制派への攻撃を止めさせるのはその神髄を見せる場所のはずなのだが。

 米国の保守系評論家、チャールズ・クラウトハマー氏(65)はオバマ氏が「65カ国による有志連合」を誇るばかりで、「呆然とするほどの受け身、無関心、無気力な口調」に終始していると批判する。米国がリードしなければイスラム国を「封じ込め」、徹底的な打撃を加えることはできない。(加納宏幸 ワシントン支局)

2889チバQ:2015/12/12(土) 11:01:48
http://www.sankei.com/world/news/151211/wor1512110026-n1.html
2015.12.11 11:48
【米大統領選】
トランプ氏が支持固める 「心配」「恐ろしい」 世論調査で不安も拡大






米大統領選の共和党指名争いの候補トランプ氏=11月、米オハイオ州(AP=共同)
 米紙ニューヨーク・タイムズとCBSテレビは10日、来年11月の大統領選に向けた世論調査の結果を発表した。共和党指名争いは実業家トランプ氏(69)が10月の前回調査から13ポイント増の支持率35%で首位の座を固める一方、「トランプ大統領」の展望に懸念や不安が広まっていることも判明した。

 調査は今月4〜8日に実施され、大部分はトランプ氏が7日にイスラム教徒の米入国禁止を提唱する前に得た回答。

 共和党予備選で投票予定の有権者のうち35%がトランプ氏を支持し、過去最高。このうち51%が支持は揺らがないとした。

 ただ、民主党支持者や無党派を含めた全体では、トランプ氏が大統領になった場合を考えると「心配」が24%、「恐ろしい」が40%に上った。クルーズ上院議員が16%で2位に浮上した。(共同)

2890チバQ:2015/12/13(日) 11:55:19
http://www.sankei.com/world/news/151212/wor1512120060-n1.html
2015.12.12 21:15
【米大統領選】
「反イスラム」発言しても…トランプ氏、共和党の首位キープ 最新世論調査






トランプ氏(AP)
 ロイター通信は11日、来年11月の米大統領選に向けた最新の世論調査結果を発表し、共和党指名争いで実業家トランプ氏(69)が支持率35%で首位を維持した。イスラム教徒の入国拒否という極端に排外的な主張を打ち出した後も、人気が揺らいでいないことが分かった。

 調査は8〜11日に実施。カリフォルニア州の銃乱射事件を受け、トランプ氏が7日表明した入国禁止の主張はオバマ政権や共和党指導部だけでなく、英仏首相ら同盟国の指導者からも非難を浴びている。しかし、共和党支持者のうち64%は問題視せず、「不快」としたのは29%にとどまった。

 ただ、全体では47%、民主党支持者の間では72%が「不快」と回答。民主党、共和党支持者の間で受け止め方が大きく異なることが浮き彫りになった。(共同)

2891チバQ:2015/12/13(日) 11:55:36
http://www.sankei.com/world/news/151212/wor1512120055-n1.html
2015.12.12 19:38
【米大統領選】
トランプ氏排除画策に反発…カーソン氏「離党辞さず」と声明 共和党主流派を牽制

Tweet

トランプ氏(AP)
 来年11月の米大統領選の共和党指名争いに出馬している黒人の元神経外科医カーソン氏(64)は11日、党主流派が支持率首位の実業家トランプ氏(69)の指名阻止を画策し始めたとの米紙報道に反発、離党も辞さないとの声明を出した。

 「非政治家」を排除しようとする動きを牽制するとともに、自身の支持率が下がっていることから存在感を高める狙いもありそうだ。

 11日付のワシントン・ポストによると、共和党全国委員会のプリーバス委員長ら20人以上の党有力者が7日にワシントンで会食。この場で、指名争いが来年7月の党大会にもつれ込んだ場合、主流派の票をトランプ氏以外の1人の候補に集め、トランプ氏指名を阻止すべきだとの意見が出た。

 カーソン氏は、報道が事実なら有権者への裏切りだとし「離党するのはトランプ氏だけではない」と語った。(共同)

2892チバQ:2015/12/13(日) 15:54:05
http://www.cnn.co.jp/usa/35074850.html
初戦アイオワ州、クルーズ議員が支持率首位 トランプ氏抜く
2015.12.13 Sun posted at 13:58 JST
ワシントン(CNN) 来年2月に米大統領選の初戦となる民主、共和両党の党員集会が開かれるアイオワ州で、共和党候補指名を目指すテッド・クルーズ上院議員の支持率が急上昇し、実業家ドナルド・トランプ氏を抜いて首位に立ったことが、最新の世論調査で分かった。
地元紙デモイン・レジスターとブルームバーグ・ポリティクスが12日に発表した調査結果によると、共和党党員集会に参加するとみられる有権者の間でクルーズ氏の支持率は31%と、両社が10月に実施した前回調査から21ポイントも上昇。トランプ氏の21%を大幅に上回った。
前回トップに立っていた元医師ベン・カーソン氏は13%と3位に転落し、マルコ・ルビオ上院議員は10%で前回と同じ4位。ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事は6%と、前回より1ポイント上昇した。
クルーズ陣営のアイオワ州担当責任者は「まだ課題はあるものの、我々のメッセージが確かに伝わりつつある」と述べた。クルーズ氏は同州でこの数カ月間、キリスト教福音派の牧師や信者らへの働き掛けに重点を置いてきた。

アイオワ州で大きな影響力を持つ福音派指導者のボブ・バンダー・プラーツ氏は10日、クルーズ氏への支持を表明した。大統領選に向けた同州の共和党党員大会では過去2回、同氏が支持した候補が勝利を収めている。
今回の調査は、トランプ氏がイスラム教徒の入国を禁止すべきだと発言した後の今月7〜10日に共和党党員集会の参加予定者400人を対象に実施された。
CNNと調査機関ORCによる7日発表の調査では、トランプ氏が首位、クルーズ氏2位との結果が出ていた。トランプ氏は12日夜のツイートでCNNの結果を強調し、「デモイン・レジスターの調査は偏向している。信用するな」と呼び掛けた。
デモイン・レジスターは調査結果を伝える記事の中で、過去5回の大統領選をみても党員集会前に21ポイントの急上昇を記録した候補者はいなかったと指摘している。

2893とはずがたり:2015/12/14(月) 18:54:16
2015年 12月 10日 13:06 JST
アングル:トランプ氏の反イスラム発言、共和党ユダヤ戦略に黄信号
http://jp.reuters.com/article/usa-election-trump-jewishvoters-idJPKBN0TT0BH20151210?sp=true

[ワシントン/ニューヨーク 9日 ロイター] - 2016年大統領選挙で共和党候補指名を争う不動産王ドナルド・トランプ氏が、イスラム教徒の全面的な米入国禁止を提唱したことを受けて、共和党が進めているユダヤ票取り込み戦略に黄信号が点っている。

共和党はこれまで長年にわたり、イスラエルの安全保障を最優先課題とするユダヤ系米国人の支持取り込みを重要戦略に掲げてきた。1週間ほど前には、複数の候補者がワシントンで開かれたユダヤ系保守派グループの会合に出席、イスラエルとの連帯を宣言し支持を呼び掛けた。

ところが、トランプ氏の「イスラム教徒入国禁止」発言が、これまでの共和党の取り組みを台無しにしたようだ。トランプ氏が12月末に予定しているイスラエル訪問への懐疑的な見方も広がっている。

ミネソタ州選出の元上院議員で、共和党ユダヤ人連合(RJC)の幹部でもあるノーム・コールマン氏はロイターに「(共和党にとって)プラスでないことは明白だ。彼のコメントは汚らわしい」と強調した。

共和党ストラテジストのリー・コーウェン氏は「ユダヤ人コミュニティーは、宗教のみを理由に迫害された記憶を共有している。標的とする宗教は違えど、同様の主張をする人への警戒心は強い」と話す。

カリフォルニア州で発生した銃乱射事件の犯人が2人のイスラム教過激派だったことを受けて、トランプ氏は今週、移民や学生、観光客らを含むすべてのイスラム教徒の米国入国を禁止することを提案した。

トランプ氏の発言には批判が殺到。共和党、民主党、ホワイトハウス、人権団体、諸外国、シリア反体制派のほか、フェイスブック(FB.O)のザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)などが非難の声を上げた。

一部のユダヤ人共和党支持者の間でも、トランプ氏を見限る動きが出ているようだ。



2008年の大統領選挙では、バラク・オバマ氏はユダヤ人票の78%を獲得した。2012年大統領選では、共和党のミット・ロムニー候補が積極的なユダヤ票取り込み戦略を展開。ロムニー氏は、オバマ政権の中東政策を非難したほか、自分が大統領に当選すればイスラエルとネタニヤフ首相に対してより忠実なパートナーになるなどと主張した。

最終的には、オバマ大統領がユダヤ票の69%を獲得し、再選を決めた。しかし、ユダヤ系米国人の支持取り込みという意味では、ロムニー氏は共和党の候補として、過去25年間で最も健闘したと言える。



皮肉なことに、トランプ氏は、ユダヤ系米国人の有力者とビジネスをしたり、日常的に親しく交際している唯一の大統領候補者という。

さらに、トランプ氏はユダヤ系の孫がいる唯一の共和党候補者でもある。トランプ氏の娘のイヴァンカさんは実業家のジャレッド・クシュナー氏と結婚後、ユダヤ教正統派となった。一家はコーシャー(ユダヤ教の戒律・慣習に沿って適正に調理された食品)をとり、ユダヤ教安息日に従い、シナゴーグ(ユダヤ教の礼拝堂)にも通っている、という。



(James Oliphant記者、Michelle Conlin記者 翻訳:吉川彩 編集:内田慎一)

2894チバQ:2015/12/14(月) 23:08:30
http://www.sankei.com/world/news/151213/wor1512130001-n1.html
2015.12.14 09:00
【米銃規制】
テレビ通販で24時間銃が買える…惨事起こる度に銃売り上げが伸びる皮肉





(1/4ページ)

カリフォルニア州サンバーナディーノで14人が死亡した銃乱射事件の現場近くで、犯人が使用した銃を掲示しながら記者会見を行う警察当局。銃社会であるが故に米国では銃犯罪がとどまるところを知らない=3日(AP)
進まぬ規制「国家的な恥辱」

 14人が死亡した銃乱射事件がカリフォルニア州サンバーナディーノで2日に起きたばかりの米国で、銃器の売れ行きが好調だ。これまでも乱射事件の直後には銃の販売量が増えており、今回も例外ではなく、年明けには24時間放送の銃器専門ショッピングチャンネル「ガン・テレビ」までスタートする。銃絡みの事件が相次ぐ一方で、実効ある銃規制が一向に進まない米国。有力紙ニューヨーク・タイムズは5日、1920年以来95年ぶりに1面で社説を掲載し、「野蛮なまでに速く効率的に人々を殺害できるよう設計された銃」を合法的かつ容易に購入できる現状を「国家的な恥辱」であると批判した。(SANKEI EXPRESS)

保守系「安全こそニーズ」

 ガン・テレビを始めるのは、保守派のキリスト教系団体「ソーシャル・レスポンシビリティ・ネットワーク(SRN)」。

 AFP通信によると、SRNはガン・テレビの始動によって「世界一多様な銃火器を購入できる驚くべき機会を責任を持って提供する」と宣言しており、今、米社会で求められているのは銃規制ではなく、「銃器の販売取引に関する教育、情報、安全こそが求められ、ガン・テレビがそのニーズに応える」と主張している。

 購入方法は、画面に表示された商品を電話かインターネット経由で注文する方式で、注文した銃器は最寄りの銃器店に配送される。購入者は、銃器店で所定の用紙に必要事項を記入し、身元確認審査を通った後に商品を受け取れる。

 CNN放送によると、サンバーナディーノでの乱射事件後、全米各地の銃器店では売り上げが「概ね20〜30%伸びている」という。こうした傾向は、オレゴン州のコミュニティーカレッジで起きた無差別発砲で10人が死亡した事件(今年10月)や、コネティカット州の小学校で銃乱射によって児童ら26人が死亡した事件(2012年12月)など、世間を騒がせた銃絡みの大事件の後には必ず見られる現象だ。

2895チバQ:2015/12/14(月) 23:08:48
 理由については、(1)一時的に国民の自衛意識が高まる(2)事件後に銃規制が強化されることを予測し、その前に購入しようとする駆け込み需要が生じる-などが挙げられている。

「自衛超え、戦争用兵器」

 バラク・オバマ米大統領(54)は5日、国民向けのビデオ演説で「テロリストや犯罪者の予備軍に銃を簡単に入手させるべきではない」と銃規制強化を訴えたが、米議会で野党・共和党が規制に反対しているため、進展は難しい状況だ。国民の銃購入量も、増え続けている。CNNによると、法律で義務づけられている銃器店から米連邦捜査局(FBI)への銃注文者の身元確認照会件数(ほぼ銃器の販売丁数と一致)は、今年は11月末までで1983万件に達し、昨年同期比で6%増となり過去最高だ。1日当たりの件数でも今年は11月27日のブラックフライデー(感謝祭翌日の金曜で商品がよく売れる日)に、18万5345件を記録し過去最高を更新した。

 憲法修正条項第2条で一般市民が「武器を所持して携帯する権利」を認めている米国では、個人所有の銃が約2億7000万丁(世界最多)も出回っている。「自衛のため」といえば聞こえはいいが、その結果としてここ数年、毎年3万1000人前後が銃が原因で死亡している。1日当たり85人(うち約50人は誤射・自殺)という異常な数字だ。

 ニューヨーク・タイムズは5日の1面社説で「乱射事件で使われる銃は(自衛を超え)まさに戦争用兵器だ。国民の怒りは銃の普及によって利益を得る業界に高く依存している政治家たちにこそ向けられるべきだ」と主張した。

2896チバQ:2015/12/14(月) 23:16:52
http://www.sankei.com/world/news/151214/wor1512140049-n1.html
2015.12.14 22:21

黒人受刑者が米刑務所で暴行死か 看守から人種差別発言も

Tweet

Tweet

 米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は13日、2010年にニューヨーク州立クリントン刑務所で、黒人の男性受刑者が複数の白人の看守から人種差別的な発言をされた上、暴行を受け死亡する事案があったと伝えた。複数の受刑者らの目撃証言に基づくとしている。

 この刑務所では08年にも同様の死亡事案があり、同紙は白人の看守による人種差別や暴行が横行していると批判した。

 男性受刑者は10年10月、看守と口論となり、暴行を受けた後に死亡。検視結果は、心臓の筋肉に酸素が十分行き渡らない心虚血による心肺停止だった。地元捜査当局は看守の行為に問題はなかったとの結論を出した。

 同刑務所は今年6月、殺人罪などで服役していた受刑者2人が壁に穴を開けるなどして脱獄した際も、多くのメディアに取り上げられた。(共同)

2897チバQ:2015/12/16(水) 21:58:35
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1512160045.html
【米大統領選】共和党主流派、好調トランプ氏降ろしを画策 「暴言は決戦で命取り」 党候補から離脱リスクのジレンマも

18:09産経新聞

 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の共和党候補である不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)の躍進で指名獲得が現実味を帯び、米議会の同党幹部ら主流派は危機感を強めている。イスラム教徒を入国禁止にするとの発言は民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)との対決が想定される決選で命取りになりかねない。指名候補を最終決定する来年7月の党全国大会でトランプ氏を引きずり降ろすシナリオもささやかれている。

 共和党のマコネル上院院内総務、プリーバス全国委員長ら20人を超える党関係者は7日集まり、「トランプ降ろし」の可能性を協議した。主流派の受けがいいマルコ・ルビオ上院議員(44)、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)に近い人物も同席したという。ワシントン・ポスト紙が報じた。

 2月からの各州の予備選・党員集会では全国大会で候補に投票する代議員を選ぶ。代議員は基本的に各州での結果に基づき候補に投票するが、第1回の投票で過半数を得る候補がない場合に実施される再投票では拘束されないという。マコネル、プリーバス両氏らが協議したのは、再投票に先立つ話し合いでトランプ氏以外を勝たせる筋書きだ。

 プリーバス氏が率いる党全国委員会は過去2回の大統領選でマイノリティー(少数派)から支持を受ける民主党のオバマ大統領に敗れた経験から、ヒスパニック(中南米系)などに支持基盤を広げる必要があるとする報告書を発表し、テコ入れを進めてきた。

 トランプ氏の暴言は、約275万人とされる米国内のイスラム教徒だけでなく、5千万人を超える最大のマイノリティーであるヒスパニックにも向かっており、民主党の政権維持に道を開きかねない。報告書作成に携わったヘンリー・バーバー氏はAP通信に「トランプ氏の発言はホワイトハウス入りを目指す誰のためにもならない。彼が指名を獲得すれば共和党にとって災難だ」と嘆いた。

 だが、トランプ氏の「入国禁止発言」後に実施された米モンマス大学の世論調査(14日発表)でトランプ氏の支持率は10月の前回から13ポイント伸び、41%となった。乱戦が続いた同党での4割超えは初めてだ。

 主流派は早期にトランプ氏が淘汰(とうた)されることを期待。州レベルの共和党組織からもトランプ氏に選挙戦からの撤退を求める声が上がっているが、各州の予備選・党員集会が始まる2月以降も勢いを維持する可能性が高まっている。

 対するトランプ氏は主流派による「トランプ降ろし」を意識して、このところ第3党からの出馬をちらつかせてきた。15日の討論会では「共和党に全てをささげる」と否定したが、主流派の不安は拭えない。

 トランプ氏の暴言は党にとりマイナスだが、同氏が全国委員会との誓約書をほごにして第3党で出馬されれば保守票が食われ、民主党を利することになりかねない。主流派はそんなジレンマを抱えている。

2898チバQ:2015/12/16(水) 23:19:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151216-00000141-mai-n_ame
<米大統領選>共和党 主役はトランプ氏 人気、不動
毎日新聞 12月16日(水)22時0分配信

<米大統領選>共和党 主役はトランプ氏 人気、不動
ドナルド・トランプ氏=AP
 【ラスベガス(米西部ネバダ州)西田進一郎】来年の米大統領選に向けた共和党の候補者指名争いで、ドナルド・トランプ氏(69)が依然として主役だ。不動産王で有名人だが、政治経験はなく、放言や暴言を繰り返す。米メディアや専門家が「そのうち失速する」と予測したのを覆し、支持率は直近の調査で過去最高を記録した。

 15日に開かれたテレビ討論会でも、首位者としてステージ中央に立った。「私は42(%の支持)だが、あなたは3だ」。トランプ氏は、支持率が低迷するジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)が「無礼な振る舞いでは大統領には決してなれない」と攻撃を仕掛けると、支持率を持ち出して反撃した。トランプ氏の最大の武器がこの支持率だ。

 ラスベガスのホテルで14日夜に開かれたトランプ氏の集会。数千人の参加者の多くは、白人の中高年層。「米国を再び偉大な国に」というトランプ氏のスローガン入りの赤い帽子をつけた人も。

 ノーマン・ティトコムさん(72)は「政治家はみな同じようなことを言うが、トランプ氏の考えは新鮮だ。人の好き嫌いに関わらず、議論すべき問題を表に出しているんだ」と力説した。不法移民問題やテロ対策などがその例だという。

 「バカだ」「最低だ」「頭が良い」「信じられないほど素晴らしい」--。平易な短い言葉を多用する。「相手(敵)」と「自分たち」を対立させ、「正しくて頭が良い自分たち」が、「敵」のせいで苦しんでいると語りかける。延長線上に、メキシコ移民やイスラム教徒などに対する差別的、侮蔑発言が出る。

 発言を批判する世論が高まる一方で、支持率は逆に伸びてきた。支持者はトランプ氏を「正直だ」と表する。演説を最前列で聞いていたシェルリ・ディジアコモさん(62)も「彼は思ったことを言っているだけよ」と言う。数々の暴言も「一言一言には注意を払わない。衝撃的に伝えて問題に焦点をあてようとしているのだから」と気にしない。

 ◇テロの不安が追い風

 パリ同時多発テロ事件とカリフォルニア銃乱射テロ事件でテロへの不安が広がっている。米ギャラップ社の14日発表の世論調査で、最重要課題にテロを挙げた人が、11月の3%から16%に急増し、過去10年で最多になった。不安の高まりが、モスク(イスラム教礼拝所)の監視やイスラム教徒の一時入国禁止など強硬策を訴えるトランプ氏への期待につながり、パリの事件後、支持率は再び上昇に転じた。

 「とにかく米国を再び安全な国にしてほしい」と話す主婦のシャロン・クラックさん(43)。トランプ氏に投票するため生まれて初めて有権者登録をしたという。

 ただ、極端な姿勢と言動には賛否が分かれる。14日の集会でも、演説中に熱狂的な「トランプコール」がわき上がる一方で、「黙れ」と書いた紙を掲げたり、大声を上げて妨害し、会場から追い出される者もいた。

 バージニア大政治センターのラリー・サバト所長は「民主党支持者や無党派に加え、共和党支持者でも6割がトランプ氏は大統領にふさわしくないと考えている。最終的に大統領になる可能性は非常に低い」と冷めた見方を示す。

 ◇「不動産王」と呼ばれ メキシコ移民への差別発言も

 トランプ氏は1946年、ニューヨークで不動産業を営む裕福な家庭に生まれた。父の経営する会社に入社し、80年代初めの好景気に乗って複合ビルの開発やホテル、カジノ経営で成功を収めて「不動産王」と呼ばれた。

 2004年からは一般人が参加するリアリティー番組の司会を務め、同氏が番組で放つ決め言葉「お前はクビだ」が有名になった。自伝など著作も多く、知名度は高い。

 多くの物件に自身の名前を冠し、ニューヨークにある超高層ビル「トランプ・ワールド・タワー」には、芸能人やスポーツ選手、実業家など多くの世界的な著名人が居を構えている。個人資産は100億ドル(1兆2000億円)超と自称しているが、米経済メディアは「過大申告」だと指摘している。

 また米メディア大手NBCユニバーサルと「ミス・ユニバース大会」を運営する団体に共同出資していたが、メキシコ移民に対する差別発言を引き金にNBCなどとの関係が悪化。今年9月に団体の所有権を売却した。

2899チバQ:2015/12/17(木) 22:04:48
http://www.newsweekjapan.jp/tsuchiya/2015/12/post-10.php
テロを恐れつつ、アメリカにも距離を取る多民族国家カナダ
2015年12月17日(木)16時00分
 カナダといえば、オーストラリアと並ぶ「ミドル・パワー」の典型的な国である。カナダは南の国境で米国に面し、北の北極海をはさんでロシアと向かい合う。西は太平洋に面した長い海岸線を持っているが、しかし、歴史的に見るとカナダはずっと東向きの「大西洋国家」であった。かつては大英帝国の植民地であり、いまでも英連邦の一員であり、すべての硬貨と20カナダドル紙幣には英国の女王エリザベス二世の肖像が描かれている。

 そうはいっても、国内には英語を話す人々だけでなく、「ファースト・ネーション」と呼ばれる先住民、ケベック州にはフランス語を話すかつてのフランス植民地の人たち、そして多くの移民たちがいる。西部には日本、中国、香港、ベトナムといったアジアからの移民とその子孫たちも多い。2015年10月の総選挙によって保守党から自由党へ政権交代が行われたが、ジャスティン・トルドー新首相は、シリアからの難民も受け入れようとしている。

テロを恐れるカナダ
 2015年11月、新政権発足間もない首都オタワで13回目となる日加平和安保協力シンポジウムが開かれ、両国から政府関係者と研究者が参加した。いわゆる「トラック1.5」の対話で、政府間協議の「トラック1」、学術協議の「トラック2」の良いところを合わせて議論するという枠組みである。

 いくつかパネル討論が設定されたが、カウンター・テロリズムもその一つであった。カナダというと平和な国というイメージがあるかもしれないが、カウンター・テロリズムのセッションに参加した防衛大学校の宮坂直史教授によれば、カナダはそれなりに多くのテロに巻き込まれている。1985年のエア・インディアの爆破テロでは、亡くなった乗客・乗員329人のうち280人がカナダ人であり、カナダ人には忘れられない事件である。2014年10月には、イスラム教に改宗した男がオタワの国会議事堂近くで衛兵1人を射殺した後、議事堂内に乱入し、そこで射殺されるという事件が起きた。

 トルドー首相は、暴力によって問題は解決されないとして、イスラム国空爆の有志連合からの撤退を公約として当選し、公約実現のための対応を進めている。

 同じくカウンター・テロリズムのセッションには、カナダ政府の内閣で国家安全保障・インテリジェンスを担当していた元次官補が登壇した。彼女は、プライバシーなどの人権と安全のバランスをどうやってとるかは、非常に難しい判断を求められる、と苦しい胸の内を示した。

 例えば、80人のカナダ人がイスラム国のトレーニングを受けて帰国したことが分かっているという。彼らはまだ何も犯罪行為を犯していない。しかし、現下の情勢では、何らかの形で彼らを監視しないわけにはいかないだろう。彼らがフランスのパリのようなテロ行為を計画し、首都オタワ、商業都市のトロントやモントリオールでテロを実行したら大失態になる。

 カナダには通信安全保障局(CSE)というSIGINT機関が存在する。カナダは、米国、英国、オーストラリア、ニュージーランドとともにいわゆる「ファイブ・アイズ」を形成する国である。ファイブ・アイズは冷戦中のBRUSA協定、それを引き継いだUKUSA協定に基づくSIGINT活動のための協力枠組みである。

 CSEは、カナダに対するテロを防ぐために通信の監視を行っており、2013年のエドワード・スノーデンによる米国の機密暴露では、米国の国家安全保障局(NSA)や英国の政府通信本部(GCHQ)のようなスキャンダルに見舞われることはなかった。しかし、オーストラリアの通信電子局(ASD)、ニュージーランドの政府通信保安局(GCSB)とともに、カナダのCSEも同様のインテリジェンス活動を行っていると見られている。

 移民による多民族国家であるカナダでは、一方では、混迷するヨーロッパ諸国と同じ状況になることを恐れ、インテリジェンス活動の強化を求める声がある。他方では、多様性の中の一体性を追求してきた国是を忘れるべきではないという声も根強い。

2900チバQ:2015/12/17(木) 22:05:10
カナダのサイバーセキュリティ
 日加平和安保協力シンポジウムでは、サイバーセキュリティのパネルも設定された。パネルの冒頭、司会者が「サイバーセキュリティが重要な課題だと思う人は手を挙げてください」と聴衆に問いかけると、聴衆の全員が手を挙げた。サイバー攻撃による直接的な死者はおそらくまだ世界で一人も出ていない。それにもかかわらず、潜在的な脅威としてサイバー攻撃はカナダでも広く認知されているということである。カナダ企業も中国からと見られるサイバー産業スパイの犠牲になっている。

 サイバーセキュリティのパネルのカナダ側の登壇者は、トロント大学のシチズン・ラボの研究者であった。シチズン・ラボは、ダライ・ラマに絡む中国の大規模なサイバー・エスピオナージ(スパイ)活動とされている「ゴーストネット」を暴いたことで知られている。シチズン・ラボは、その後も各種のサイバー・オペレーションの実態や、各国政府によるインターネットのコントロールに関するレポートを出している。

ハッカー倫理の是非
 ここでもイスラム過激派が論点の一つになった。イスラム国はリクルート活動や広報活動のためにツイッターなどのインターネット・メディアを活用している。それに対してハクティブズム集団のアノニマスが大規模な攻勢をかけ、数千のアカウントを潰したと主張している。聴衆の中には、これまでのアノニマスの活動に反発を抱いている人もおり、アノニマスにとっての正義をどう捉えるか議論が行われた。アノニマスがやっていることはイスラム国の活動を潰すという点では良いかもしれないが、関係のないアカウントが巻き添えで狙われてしまうということも起きており、それは表現の自由の侵害なのではないかという声もあった。おそらく、インテリジェンス機関が追いかけていたアカウントまで潰されてしまい、追えなくなってしまうという事情もあるのだろう。

 同じく議論が分かれたのが、エドワード・スノーデンにとっての正義である。スノーデンは、おそらくハッカー倫理に沿った考え方をしている。「ハッカー」はすっかり悪事を働く者の代名詞になっているが、もともとは米国ボストンのマサチューセッツ工科大学の鉄道クラブに起源を持つ。本来のハッカーは、想定外の技術の使い方をすることによって世の中を良くしようと考える人たちのことである。しかし、彼らの技能は、門外漢にとっては魔法のように見え、魔女狩りのような扱いを受けるようになっている。

 本来のハッカー倫理の影響を受けた人たちは、自分たちの技能を使って世界をより良い方向に変えたいと願っている。ウィキリークス、アノニマス、スノーデンらは、いずれもそうした彼らなりの正義を追求しようとしている。しかし、それが既存の法律とぶつかるとき、新たな軋轢が生まれる。

日加協力の深化
 カナダ政府の北東アジア担当者は、日本が大国となりつつある中国との距離の置き方に悩んでいるのは興味深いという。なぜなら、カナダもまた隣の大国である米国との距離の置き方に悩んできたからだという。おそらく、カナダと米国の間には、表にはあまり出ないものの、アプローチの差があるということなのだろう。

 カナダは、東向きで大英帝国だけを見ていれば良かった時代を過去のものにしつつある。南にはちょっと付き合いにくい大国の米国、北には協調的な政策を捨て去りつつあるロシア、そして、騒ぎが大きくなりつつある西のアジアも見なくてはいけなくなっている。米国のバラック・オバマ大統領はアジアへのリバランスを強調しているが、カナダのトルドー首相も、アジアや中東への関与を念頭に置き、外務省の名前を「グローバル・アフェアーズ・カナダ」という名前に思い切って変更した。

 日本とカナダとの間では、2010年に「政治・平和及び安全保障協力に関する日加共同宣言」が出ているが、それから5年が経ち、カナダでは新政権が誕生した。米国とは少し違ったアプローチで平和と安全保障を考えるカナダとの提携を深めても良い時期だろう。

2901チバQ:2015/12/18(金) 07:50:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151218-00000003-reut-eurp
英国でEU離脱論に勢い、47%が支持に傾く=世論調査
ロイター 12月18日(金)2時23分配信

英国でEU離脱論に勢い、47%が支持に傾く=世論調査
12月17日、英世論調査で英国民の47%がEUからの離脱に傾いていることが分かった。写真は11月10日、ロンドンで(2015年 ロイター/Toby Melville)
[ロンドン 17日 ロイター] - 17日に公表された英世論調査によると、英国民の47%が欧州連合(EU)からの離脱に傾いていることが分かった。

離脱の是非を問うために2017年末までに実施を予定している国民投票でどのような立場を取るか、0から100の数値(「絶対に残留」が0、「絶対に離脱」が100)で点数をつけてもらったところ、「51━100」が47%、「0━49」が38%となった。

調査は保守党副党首だったマイケル・アシュクロフト氏が資金支援し、2万人以上を対象に11月20日から12月2日の期間に実施した。

アシュクロフト氏によると、14%は「50」と答え、立場を決めていない。約4分の1は強い見解がなく、簡単に気が変わる可能性があるとした。

35%は、キャメロン英首相がEU改革の交渉でより良い条件を確保できた場合は残留に投票する可能性が高いとした。

2902チバQ:2015/12/20(日) 11:32:49
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20151219-567-OYT1T50125.html
サンダース氏陣営、不正閲覧判明…民主指名争い

09:21読売新聞

 【ワシントン=今井隆】2016年米大統領選の民主党指名候補争いを巡り、バーニー・サンダース上院議員(74)の選挙スタッフがヒラリー・クリントン前国務長官(68)の支持者らのデータを不正に閲覧していたことが18日、判明した。

 サンダース氏のクリーンなイメージを大きく傷つけかねず、クリントン氏優位で推移する選挙戦の流れを加速させる可能性もある。

 米メディアによると、民主党全国委員会が管理している各候補の支持者らの名前や年齢層、連絡先、献金額などのデータが、ソフトウェアの不具合によって一時的に他候補の陣営からも閲覧できる状態になり、この間にサンダース氏陣営のスタッフがクリントン氏側のデータをダウンロードした。

2903チバQ:2015/12/20(日) 11:52:34
http://www.afpbb.com/articles/-/3070693
プーチン大統領、トランプ氏を「才能ある傑出した人物」と評価
2015年12月18日 08:42 発信地:モスクワ/ロシア
【12月18日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は17日、来年行われる米大統領選の共和党候補の一人であるドナルド・トランプ(Donald Trump)氏について、「才能ある」「傑出した」人物だと評するとともに、トランプ氏の対露姿勢を歓迎した。

 プーチン大統領は首都モスクワ(Moscow)で開かれた年次記者会見後に記者団に対し、トランプ氏は「非常に傑出した人物で、才能があることは疑いようがない」「彼の人徳を評価するのはわれわれではなく米国の有権者だが、彼こそが大統領選の絶対的な立役者だ」と語った。

 トランプ氏は9月に行われた討論会で、ロシアの対シリア軍事介入をやめさせるためにどんなことをするつもりかと尋ねられ、「私は彼(プーチン氏)と対話していく。うまくやって行くつもりだ」と、まずプーチン氏から一目置かれたいという考えを示し、「私はプーチン氏とうまくやって行けると思っている、他の人々ともうまくやって行く。そうすればずっと安定した世界を築けるだろう」と話していた。

 トランプ氏のこのような発言に、プーチン氏は好感を抱いたとみられる。「トランプ氏は(米露の二国間)関係をこれまでとは異なるレベルに引き上げ、ロシアとより緊密で深い関係を目指すと言っている。それをわれわれが歓迎しないはずがあろうか?もちろん歓迎する」と語った。(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3070854
今度はトランプ氏がプーチン大統領を称賛
2015年12月19日 13:04 発信地:ワシントンD.C./米国
【12月19日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が、2016年米大統領選、共和党指名争いの候補の一人、ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏を「才能ある」「傑出した」人物だと称賛した翌日の18日、今度はトランプ氏がプーチン大統領を「力強く、人気がある」と称賛した。

 トランプ氏は米ニュース専門局MSNBCの番組で「彼は力強い指導者であり、パワフルな指導者だと思う。彼は彼の国を象徴している」とプーチン大統領を評した。

 トランプ氏は「世間から優秀だと言われることはいつだっていいことだ。それがロシアを率いる人物であればなおさらだ」と述べた。

 番組司会者の一人が、プーチン氏は「ジャーナリストや政敵を殺害し、他国に侵攻している」とコメントすると、トランプ氏はこれをはねつけ、「彼は国を動かしており、この国で私たちが擁している人物とは違い、少なくとも彼は指導者だ。わが国でも人はたくさん殺していると思う。世界でも今、愚行は横行している。多くの殺害が行われている」と述べた。

 トランプ氏は、ジャーナリストや政敵の殺害について非難するかどうかは、3度質問されてようやく、「ああ、もちろん(非難はする)」と主張を改めた。(c)AFP

2904とはずがたり:2015/12/20(日) 22:02:12
中国人生徒、米の学校で急増 5年前の4倍
「親は米国の教育を最も価値があるものと考えている」
http://jp.wsj.com/articles/SB12245266549339404205904581425011894745114?mod=WSJJP_hpp_RIGHTTopStoriesFirst
EGIATE SCHOOL
By MIRIAM JORDAN
2015 年 12 月 19 日 13:35 JST

 米国の私立や公立の小中高校に通う中国人の生徒数が急増し、過去最高水準に達していることが、米国土安全保障省の統計から分かった。米国での大学進学を念頭に置いたケースが大半だ。

 国土安全保障省の1部門で、学生ビザで入国した外国人を追跡する「学生・交換留学渡航者プログラム」(SEVP)が収集した統計によると、今年11月の時点で米国の小中高校に在籍する中国人生徒は3万4578人で、5年前の8857人の3.9倍に上った。

 米国で中高校(中等教育学校)に通う外国人生徒は6万815人、小学校(初等教育学校)では6074人で、これらの半数を中国人が占めていることになる。

 もちろん、米国全体の生徒数から見れば中国人生徒はごくわずかにすぎない。教育省傘下の全国教育統計センターによると、2013-14年度には4970万人が公立の小中高校に在籍していた。

 若い中国人生徒――なかにはたった10歳の子どももいる――が増えると同時に、高等教育を求めて中国から米国に渡る学生の波も続いている。SEVPによると、米国の大学に在籍する中国人学生は現在36万91人で、昨年11月の33万209人から増加した。米国の大学生のうち、およそ5%が外国人だ。

左グラフ:米国における教育課程別の外国人の数(上から小学校、中高校、学士課程、修士課程、博士課程)、右グラフ:小中高校に在籍する外国人の推移(青:全体、赤:中国人、単位:千人) ENLARGE
左グラフ:米国における教育課程別の外国人の数(上から小学校、中高校、学士課程、修士課程、博士課程)、右グラフ:小中高校に在籍する外国人の推移(青:全体、赤:中国人、単位:千人)
 教育専門家などによると、中国経済が減速しても、この傾向は弱まりそうもない。

 南カリフォルニア大学・米中研究所のクレイトン・デュベ所長は「中国人の親は米国の教育を最も価値があるものと考えており、それを手に入れるためなら喜んで犠牲を払う。この傾向は続く」と話す。

 留学ブームのおかげで、学校のために生徒を集めたり、生徒を受け入れるホストファミリーを探したりする産業が生まれた。景気後退期に学生が減った私立の学校も救われた。

 一部には、中国人が私立学校に応募するため、米国人が入学できないという批判もある。一方で、高い学費を払う中国人の生徒は、学資援助を受けて学校に通う低所得の米国人生徒を実質的に支援しているとの指摘もある。

2905とはずがたり:2015/12/21(月) 23:26:03
自民党を徹底的に憎んで罵詈雑言投げつけておきながら説得力無いけど,世界市民(コスモポリタン)主義者の俺としては,アメリカに限らず日本を含め世界中の政治的な非寛容さは非常に深刻な大問題であると感じている。

右と左が憎み合う狂気の合衆国
The United States of Hate
銃乱射事件で責任のなすりあい。真相そっちのけで戦いに明け暮れる保守とリベラルの病理
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/12/to.php
2015年12月21日(月)17時30分
カート・アイケンワルド(本誌シニアライター)

 先週カリフォルニア州南部サンバーナディーノの障害者支援施設で銃乱射事件が起きると、瞬く間にソーシャルメディアを埋め尽くした問いがあった。悪いのは、民主党か、共和党かという問いだ。

 事件で14人の命を奪ったのは、イスラム教徒の夫婦だった。保守派は、これがイスラム過激派のテロということになれば、オバマ政権と民主党がイスラム過激派との戦いに弱腰だったせいだと非難しようと、早くも手ぐすね引いていた。一方、リベラル派は、職場トラブルが原因だったとなれば、銃規制強化を阻んできた共和党を非難するつもりで満々だった。

 あまりに病んでいる。アメリカは、視野狭窄状態の2つの勢力に分裂し、それぞれが自らの政治的勝利だけを目指すようになった。痛ましい事件が起きたり、景気が落ち込んだりしても、対立勢力を非難するチャンスとしか考えない。社会に憎悪が蔓延し、国民の半分がもう半分のことを「異なる政治的思想を持つ人たち」とは考えず、「国を破壊しようともくろむ邪悪で精神を病んだファシストたち」と見なしている。

 銃乱射事件そのものと同じくらい恐ろしいことだ。アメリカが自国の抱える問題を一向に解決できないのは、意見の対立があるからではない。中東で争い続けるイスラム教のシーア派とスンニ派のように、互いに非合理な嫌悪を抱く2つの陣営に分裂しているからだ。

 ここには、丁寧な議論の余地はない。サンバーナディーノの事件では、被害者の氏名が特定され、証拠が示される前から、どちらの陣営の責任かが最大の論点になった。

 事件について現時点で分かっていることを見ておこう。まず、一般にテロリストは見知らぬ人を大量に殺害するものだが(不特定多数を狙ってこそ、社会に恐怖を植え付けられる)、サイード・ファルークは職場の同僚たちを殺した。典型的な職場トラブルの事件に見える。また、動機や背景が何であれ、夫婦で銃乱射事件を起こすのは極めて珍しい。ましてや夫婦には幼い子供がいた。

冷静な議論は生まれない
 テロは、政治的なメッセージを発するために実行される。報道によれば、夫婦がイスラム過激思想に影響されていたことは明らかだが、政治的なメッセージを発しようとした形跡はない。銃を乱射する前にアラーの名を叫んだり、自爆を試みたりすることはなく、現場に政治的な目的や動機を示唆する文書のたぐいも残していないという。

2906とはずがたり:2015/12/21(月) 23:26:27
>>2905-2906

 ということは、イスラム過激派だったと思われる夫婦が、夫の職場トラブルにより銃を乱射したという、前代未聞の事件だったようにも見える(FBIは事件の2日後、テロと断定して捜査していると発表した)。

 もっとも、動機を論じることにどの程度意味があるのか。

「国際テロだと言うなら話は違ってくるが、そうでなければ、銃乱射犯がISIS(自称イスラム国、別名ISIL)のイデオロギーに心酔していようと、人種差別主義のイデオロギーに染まっていようと関係ない」と、CIAのテロ対策センター出身で、現在は戦略安全保障情報コンサルティング会社ソウファン・グループの幹部を務めるパトリック・スキナーは言う。

「ネットの情報に影響されてISISに共鳴したか、ネオナチ思想を抱くようになったか、あるいは単にむしゃくしゃしていたのかという違いは、大きな問題ではない。人々の安全に対する脅威という点は同じだ」

 言い換えれば、問題は動機ではなく、銃弾だということだ。テロリストだろうがネオナチだろうが、上司を逆恨みする従業員だろうが、私たちの中に紛れている人間時限爆弾とも言うべき不満分子が銃弾を放てば、罪のない人々が死ぬ。

 アメリカは団結してこうした危険を減らす方策を探るべきだが、保守派・リベラル派双方が怒号を浴びせ合い、点稼ぎに躍起になっているありさまだ。

 銃撃犯が共和党か民主党か、どちらに登録していたかを問題にする人たちもいる。ある保守派ブロガーは「リベラル派は生命を尊重しない」という理由で、無差別殺人はすべて左派の仕業だと決め付けた。リベラル派のブロガーも「この国の政治的動機による国内発のテロはすべて右派の犯行だ」とやり返す。

 政治家やコメンテーターも憎悪の炎に油を注ぐばかり。今やどんなテーマでも冷静な議論ができなくなっている。例えば気候変動。地球温暖化に警鐘を鳴らす気候学者はアメリカ経済の地盤沈下をたくらむリベラル派の回し者と見なされ、温暖化を否定する論客は漏れなくエネルギー業界の御用学者呼ばわりされる。問題の根底にある事実には誰も目を向けない。

 共和党の大統領候補指名を目指すカーリー・フィオリーナは中絶反対派の支持をつかもうと、脳を取り出すために胎児を生かしている中絶クリニックをビデオで見たと嘘をついた。あきれたのは保守派がこの荒唐無稽な話をすんなり信じたことだ。

良識的な訴えもむなしく
 やはり共和党候補のテッド・クルーズ上院議員は大半の犯罪は民主党員の仕業だと断定、先月末にコロラド州の中絶クリニックで起きた銃乱射は「性転換した左派活動家」の犯行だと根拠なく主張している。

 一方、バラク・オバマ大統領は難民問題で、保守派が「夫を亡くした女性や孤児を恐れている」と批判。ヒラリー・クリントン前国務長官は共和党を敵に回すのを誇りに思うと宣言した。

2907とはずがたり:2015/12/21(月) 23:27:15
>>2905-2907
 こうしたなかで、良識ある議論を呼び掛ける政治家もいる。共和党候補のベン・カーソンはコロラド州の事件が起きた翌日、報道番組に出演。中絶問題などで互いを尊重して理性的な議論をしようと呼び掛けた。「憎悪に満ちたレトリックが状況を悪化させることは疑う余地がない。見解の相違について、知性を働かせ良識ある議論をするよう最大限の努力をすべきだ」

 この呼び掛けに異議を唱える人がいるだろうか。ところが、この狂気の時代には、カーソンは邪悪な反対陣営に擦り寄ったと、かつての支持者が断じるありさまだ。「大統領候補としてのカーソンは終わった」。番組放映後、中絶反対の活動家トロイ・ニューマンはそう宣言した。

 残念ながら、亀裂は埋まりそうにない。この10年ほど、アメリカは「事実」の洪水に見舞われてきた。インターネット、ケーブルテレビ、ラジオのトークショー。情報はあふれているが、まともな知識は入手しにくい。

 複雑な話(現実はいつだって複雑だ)はネットやテレビでは受けないし、有権者の支持もつかめない。聴衆をつかみ、寄付を集めるには、衝撃的で扇情的なフレーズが一番だ。

「現実的な脅威があるのに、それに対処することには誰も関心を持っていない。人々の関心事は脅威を政治的に利用すること、選挙資金を集めること、リツイート率を高めることだけだ」と、スキナーは嘆く。「まるで狂った人間を相手にしているようだ。この国は狂人たちの国になってしまった」

[2015年12月15日号掲載]

2908チバQ:2015/12/23(水) 01:36:39
http://www.sankei.com/world/news/151222/wor1512220010-n1.html
2015.12.22 09:07
【米大統領選】
オバマ氏我慢の限界!?トランプ氏を名指しで批判「不安食い物」






オバマ大統領(UPI=共同)
 オバマ米大統領は21日放送の米公共ラジオ(NPR)とのインタビューで、来年の大統領選の共和党指名争いで先頭を走る実業家トランプ氏について、経済的苦境にある労働者層が抱く怒りや不満、不安に付け入り「選挙運動の食い物にしている」と名指しで批判した。移民やイスラム教徒への排外主義をあおり続けるトランプ氏に我慢できなくなったようだ。

 白人の肉体労働者らを念頭に「ブルーカラーの男性」の賃金が金融危機や技術革新、グローバル化の影響で上がらずにいると指摘。トランプ氏がこれを中南米系の増加など米社会の人口構成の変化に結びつけて怒りをたきつけていると分析した。過激派組織「イスラム国」(IS)をめぐっては、国民のテロへの不安は理解できるとしながら「米国を破壊できるような組織ではない」と強調、掃討作戦での勝利を確信していると語った。メディア報道の過熱により脅威が誇張されている側面があるとも指摘した。(共同)

2909チバQ:2015/12/23(水) 01:40:13
>>2435
http://www.asahi.com/articles/ASHDQ23PCHDQUHBI001.html
共和・グラハム氏が撤退 米大統領選
ワシントン=佐藤武嗣2015年12月22日09時54分

[PR]
 来年の米大統領選で共和党から立候補していたリンジー・グラハム上院議員は21日、選挙戦から撤退すると発表した。共和党のベテラン議員で、同党の重鎮マケイン上院軍事委員長も支持を表明したが、世論調査の支持率が低迷していた。これで共和党からの候補者は計13人となった。

 グラハム氏は、ビデオで「選挙戦から撤退する。米国民の力により(米国の)安全を確保することに取り組んでいく」と述べ、安全保障問題で発信を続けていく考えを強調した。(ワシントン=佐藤武嗣)

2910チバQ:2015/12/23(水) 02:13:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151222-00000056-reut-n_ame
トランプ氏、共和党で勝利してもクリントン氏に勝てず=世論調査
ロイター 12月22日(火)14時25分配信
[ワシントン 21日 ロイター] - ロイター/イプソスが21日実施した米大統領選共和党候補指名争いをめぐる世論調査によると、指名争いをリードする不動産王ドナルド・トランプ氏は、仮にきょう投票が行われた場合、有力ライバルのテッド・クルーズ氏とマルコ・ルビオ氏のいずれとの一騎打ちでも勝利することができる。ただ、民主党の最有力候補であるヒラリー・クリントン前国務長官を打ち破ることはできない、という結果になった。

トランプ氏とテキサス州選出のクルーズ上院議員が共和党予備選で対決したという想定では、トランプ氏が41%の支持を獲得。クルーズ氏は31%だった。残る28%はこの顔ぶれならば棄権すると答えた。

フロリダ州選出のルビオ上院議員と対決した場合、トランプ氏の40%に対し、ルビオ氏は34%の支持率だった。約27%は棄権すると答えた。

共和党候補の中で首位を守ってきたトランプ氏だが、民主党のクリントン氏ときょう大統領選で1対1で対決したという想定では、クリントン氏の支持率が40%となり、トランプ氏は29%だった。

回答者の8%がどちらを支持するかわからないと答え、14%がいずれにも投票しない、9%が棄権すると答えた。

調査は各政党の投票者と見込まれる1627人を対象に12月16─21日に実施。誤差は2.8─3.7%ポイント。

2911名無しさん:2015/12/23(水) 09:31:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015122300073
日米同盟、かつてなく強い=国務長官

 【ワシントン時事】ケリー米国務長官は22日、日本の天皇誕生日を祝う声明を発表した。長官はこの中で、4月の安倍晋三首相の公式訪米と日米防衛協力の指針(ガイドライン)再改定、10月の環太平洋連携協定(TPP)大筋合意などの動きに触れながら、「われわれの同盟は過去1年間でかつてないほど強くなった」と指摘した。 (2015/12/23-06:58)

2912チバQ:2015/12/23(水) 16:14:36
http://www.afpbb.com/articles/-/3071204
トランプ氏がクリントン氏に暴言、性差別と非難集中
2015年12月23日 08:38 発信地:ワシントンD.C./米国
【12月23日 AFP】来年の米大統領選で共和党の指名獲得争いで首位に立っているドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が、民主党のライバル、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏に対し、自身が造り出した下品な言葉を投げかけ、またも女性を差別する発言をしたとして非難の矢面に立たされている。

 問題の発言は、21日夜に開いたミシガン(Michigan)州の選挙集会でのもの。トランプ氏のクリントン氏に対するあざけりは今回、性的に露骨で個人攻撃の色合いを帯びたものになった。

 クリントン氏が2008年の大統領選での民主党指名争いでバラク・オバマ(Barack Obama)現大統領に敗れた当時を振り返ったトランプ氏は、ユダヤ人の言語であるイディッシュ語で「男性器」を意味する「シュロング」を使い、「彼女(クリントン氏)は勝つと思われていたのに、シュロングされた。つまり負けたってことだ」と述べた。本来は名詞の「シュロング」を、「負かす」という意味の動詞に使ったとみられる。

 歓声を上げる支持者らを前にトランプ氏はさらに、19日に行われたテレビ討論会で、トイレ休憩後のクリントン氏が遅れて戻ったことに言及。「彼女がどこに行ったかは分かっている。ああ気持ち悪い。口にしたくもない」「いや、気持ち悪すぎる。言わないでくれ、へどが出る」とまくし立てた。

 3度の結婚歴があるトランプ氏が女性の体の機能について悪趣味な発言をするのはこれが初めてではない。8月には、米FOXニュース(Fox News)のメーギン・ケリー(Megyn Kelly)氏が自身に対し厳しい質問をぶつけたのは生理中だったからかもしれないと示唆し、非難を浴びた。

 また、女性に対する個人攻撃は同じ共和党の候補にも及び、カーリー・フィオリーナ(Carly Fiorina)氏に対し「あの顔を見てみろ!誰があんなのに投票するかね?」と言い放っていた。

 今回のトランプ氏の発言に対しても性差別的だとの批判の声が上がっているが、同氏はこれまでの放言に対して向けられた怒りをかわしてきており、世論調査では共和党候補の中で引き続き一番人気を誇っている。(c)AFP

2913チバQ:2015/12/23(水) 16:18:47
http://www.sankei.com/world/news/151223/wor1512230002-n1.html
2015.12.23 14:00
【米大統領選】
寿命2.7年削る国家首脳の座 「最高齢」トランプ氏は超健康体アピール

驚異的な健康体であることが示されたドナルド・トランプ氏。米国史上最も健康な大統領になる可能性を秘めている?=2日、米マナサス(AP)
 来年11月の米大統領選に向けた共和党指名争いで首位を走る不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)の“暴言”がメディアをにぎわせているが、米大統領や首相のような一国のかじ取りを担う指導者は、落選した候補者より寿命が約3年も短いという興味深い研究結果が14日、英医学誌に掲載され、話題を呼んでいる。(SANKEI EXPRESS)

主要17カ国で追跡調査

 理由は明確ではないが、激務によるストレスと考えられ、特に米大統領は世界の命運を左右する決断を迫られるだけに、そのプレッシャーが健康をむしばんでも不思議ではない。それだけに大統領“候補者”の健康面が気になるが、ことトランプ氏に関しては「史上最も健康な大統領になりうる」と医師が太鼓判を推す超健康体。体力面でも他をリードしているとの見方も出ている。

 14日付の米CNNテレビ(電子版)やAP通信などによると、この研究結果は英医師会雑誌(BMJ)のオンライン版で14日、発表された。

 研究チームは、1722〜2015年に米国、英国、ドイツ、フランスなど主要17カ国で大統領や首相の経験者279人と、選挙で彼らに敗れた計261人のその後を調査。首脳経験者は、落選した候補者に比べて寿命が2・7年短く、早死にする確率も20%高かったことが判明した。

 研究チームを率いた米ハーバード・メディカル・スクールのアヌパム・ジェナ准教授は、一国の運命を任されるという重圧から来るストレスと、健康的な生活が送れないという2つの要素が考えられると指摘。

 さらに「首脳は正しい食生活や運動より国家に関わる問題を優先する」としたうえで、「ビル・クリントン元米大統領(69)はストレスでジャンクフードを食べ過ぎて、退任後、心臓のバイパス手術を受ける羽目になった」と語り、職責の重圧が寿命を縮めているとの考えを示した。

「目に見えて老け込む」

 また、大したことがないように感じる2・7年という数字も「医学的には有意義(な結論)」と明言。正確な理由は不明としながらも、補強材料として、首脳経験者は「在任中、目に見えて老け込んでいる」などと主張した。

 過去の調査では一般人と比較して、特に違いはないと結論付けていたが、「一般人はジミー・カーター元米大統領(91)が受けたようながん治療や、クリントン氏のような心臓バイパス手術は受けられない」ため、比較の対象としてふさわしくないと判断。今回、首脳経験者と落選候補者を比較すれば正確に調べられると考えた。

 ところが、米イリノイ大学のS・ジェイ・オルシャンスキー教授は、首脳になれば各国の上位1%の富裕層に入り、最高の医療環境に恵まれると指摘。「彼らはストレスで白髪やしわが増えるが、早死にの証拠にはならない」と反論する。

酒もたばこもやらず…

 気になる次期米大統領だが、仮にトランプ氏が選出されれば、70歳での就任となり、これまでの史上最高齢であるロナルド・レーガン氏(1911年〜2004年)の69歳を更新する。14日付米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)などによると、トランプ氏のプライベート・ドクターを務めるレノックス・ヒル病院(ニューヨーク)のハロルド・ボーンスタイン医師は、トランプ氏は酒もたばこもやらず「血圧は最高が110、最低が65と驚異的に良好」「体力とスタミナもずぬけている」などと驚嘆。「(当選したら)史上最も健康な大統領なると明言できる」と太鼓判を押した。

 当人もこの健康診断結果を公表した後、フェイスブックに「偉大な遺伝子に恵まれていることに感謝している」と語った。今回の研究結果がトランプ氏に当てはまるのか、大統領選の興味は尽きない。

2914チバQ:2015/12/23(水) 22:20:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151223-00000059-mai-n_ame
<米国>イスラム教徒標的…ヘイトクライム急増 
毎日新聞 12月23日(水)20時22分配信

 【ワシントン和田浩明】米国でイスラム教徒を標的にした憎悪犯罪(ヘイトクライム)が急増している。パリ同時多発テロが発生した11月13日以降の1カ月では例年の3倍近くに達していることが、米連邦捜査局(FBI)のデータを分析した研究者の調査で分かった。

 米カリフォルニア州立大学「憎悪・過激主義研究センター」のブライアン・レビン所長がFBIのデータを調べたところ、11月13日〜12月13日の間に米国で37件のイスラム教徒に対する憎悪犯罪が起きていた。2010〜14年の月平均発生件数である12・6件の約3倍だ。具体的には、ヘジャブ(スカーフ)をつけた女性に対する暴力行為やモスク(イスラム礼拝所)への放火、発砲などが発生した。

 レビン氏は背景として、米大統領選挙の候補者らによる反イスラム発言に言及。「憎悪犯罪の急増は、イスラム教徒の社会参加に対する敵意拡大の症状かもしれない」と指摘している。

 複数のイスラム系団体で作る米イスラム組織評議会の関係者らは21日、ワシントンで記者会見して対応策を発表した。

 評議会は、来年11月の大統領選に向けて100万人の有権者を登録して反イスラム的な動きに対抗するとともに、一般の米国人とイスラム教徒の相互理解を深める取り組みを進める意向を表明した。評議会のウサマ・ジャマル事務局長は「イスラム恐怖症にも、過激派組織「イスラム国」(IS)のようなイスラムでない過激主義にも、我々の将来を決めさせない」と述べた。

 米国では今月2日に西部カリフォルニア州で14人が死亡する銃乱射テロが発生し、容疑者の1人がIS指導者への忠誠を誓っていたことが判明。130人が死亡したパリのテロでもISが犯行声明を出した。こうした事態を受け、野党共和党の大統領選有力候補のトランプ氏が「イスラム教徒の入国禁止」を提案して一定の支持を集めるなど、反イスラム感情の高まりが指摘されている。

2915チバQ:2015/12/24(木) 22:20:35
http://news.goo.ne.jp/article/newsweek/world/newsweek-E161768.html
「トランプ旋風」は多様化社会に抵抗する保守層の悪あがき - 冷泉彰彦 プリンストン発 日本/アメリカ 新時代

16:45ニューズウィーク日本版

 2015年もそろそろ幕を閉じ、大統領選の年2016年を迎えようとしているアメリカですが、依然として「トランプ旋風」が吹き荒れています。そのトランプ候補は、年の瀬にかかる中で、今度はライバルのヒラリー・クリントン候補をターゲットにして「暴言パフォーマンス」を続けています。

 今回の暴言は、女性であるヒラリー候補に対して卑猥な言葉を使うなど、これまで以上に「目を覆いたくなる」性質のものですが、とにかく「観客が飽きないよう」に暴言を少しずつエスカレートさせていくパターンを今後も続けるつもりなのでしょう。

 そんな「トランプ旋風」を見ていると、まるでアメリカが「赤狩り」や「ブッシュの戦争」の時代のように、危険な右傾化をしているように見えます。ですが、「トランプ旋風」というのは現象としては強烈であっても、実際にアメリカ人全体を代表するものではないのです。

 例えば今週の22日に発表された、クイニピアック大学(コネティカット州)の世論調査では、対象者全員の50%が「ドナルド・トランプを合衆国大統領とするのは恥ずべきこと(embarassed)」だとしています。同じ「恥ずべき」という言葉でも ashaming とすると「正しいことの反対としての恥ずべきこと」という価値判断が入りますが、embarassed となるともっと直感的で「当惑」とか「困った」というニュアンスもあります。要するに「ノー」ということです。

 この「50%がノー」というのはどういうことを意味しているのでしょう? 「トランプ現象」だけを見ていると、まるで「マッチョで反知性的な白人男性」が評価されているように見えますが、実は、現在のアメリカのマジョリティーの価値観というのは、その正反対だということが言えるのです。

 いい例が史上空前のヒット映画となっている『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(原題は "Star Wars: The Force Awakens")でしょう。シリーズの第7作、そして完結編3部作の第1作として満を持して封切られた本作は、封切り直後の週末(オープニング・ウィークエンド)の北米での興行収入が2億4800万ドル(約300億円)と空前の新記録を打ち立てました。

 私は近所のシネコンで木曜深夜2時スタートの「IMAX3D特別公開」に行く機会がありましたが、開場数時間前から行列を作っていたファンで場内は熱気にあふれていました。「懐かしいキャラクター」が登場するたびに大きな拍手が湧いた一方で、結末近くに最も重要な人物が登場した瞬間には、一切拍手は起きずに静まり返るなど、シリーズへの愛着に満ちた人々との「エピソード7体験」となりました。

 この「エピソード7」では、完結編3部作におけるドラマの中心を担っていく新世代の人物が登場するのですが、それを演じる俳優陣はデイジー・リドリー(イギリスの白人女性)、ジョン・ボイエガ(イギリスのナイジェリア系男性)、オスカー・アイザック(アメリカのグアテマラ系男性)、アダム・ドライバー(アメリカの白人男性)と多様性(ダイバーシティ)を体現した顔ぶれになっています。

 特に中核となるリドリーとボイエガという、白人女性とアフリカ系男性という若手2人のコンビに関しては、シリーズのファンからも極めて好意的に受け入れられ、すでに現象になっているように思います。アメリカの世相として、そのことにはまったく違和感がないばかりか、むしろ自然に思える、それが2015年末の現在なのです。

 多様性ということでは、同性婚について最高裁判決で全国での権利が確定したのが遠い昔のように、すでに社会では当たり前となり反対論はどこかへ消えてしまいましたし、IT業界では女性のCEO(最高経営責任者)やCOO(最高執行責任者)が大勢活躍したり、男性の育休が拡大したりしています。FRB(連邦準備制度)のトップも女性のイエレン議長になって、その権威も今回の利上げの判断で確立しています。時代はどんどん先へと進んでいるのです。

2916チバQ:2015/12/24(木) 22:21:39
 海外の文化ということでは、「クールジャパン」と言われる日本文化も相変わらずアメリカでの人気は衰えていません。例えば、アマゾンの「書籍の年間ベストセラー」(12月23日現在)を見てみると、紙版の2位(1位は幼児向け絵本なので、成人向け書籍の事実上トップ)に日本の近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』が入っています。(キンドルでは18位)

 ヒットの要因ですが、ニューヨークなど住環境の悪い環境で働きながら暮らす若い女性には「片づけ」を工夫したいというニーズがあったこともありますが、何よりも異文化としての日本的な「スピリット」が共感を呼んだことにあります。

 例えば、整理術の中で「モノにトキメキを感じたら残す、感じなかったら捨てる」とか、「モノを捨てる時には心の中で感謝しながら捨てる」という部分が、アメリカの読者の琴線に触れたようです。

 日本人からすると多少違和感があるのですが、そのような近藤氏の思想は「禅のスピリット」だということが真面目に語られていること、そして何よりも英語タイトルには「日本式の片づけ法」ということが書いてあること、ハードカバーの表紙には日の丸を思わせるデザインが施されていることなどを総合すると、200万を超えるという読者たちは、明らかに「これは日本の文化」だと思って自分の生活に取り入れているということは間違いなさそうです。

 これが、2015年末のアメリカの現実です。

「トランプ旋風」というのは、その裏返し、つまり最新のトレンドに乗り遅れた保守層の「ささやかな抵抗」に過ぎないと言えます。そのようなマイノリティに過ぎない「トランプ・マニア」が「現象」となっているのは、CNNをはじめとするメディアが演出しているということもありますが、「保守でなければ予備選に勝てない、保守に過ぎると本選では勝てない」という共和党の「持病」が最悪の形で出ていると見ることができます。

 そんな中、年が明ければ選挙戦の1年がスタートします。まずは、2月1日のアイオワ州党員集会と、9日のニューハンプシャー州予備選が注目されます。共和党がトランプ旋風の「悪酔い」から覚醒して本格候補を担ぐことができるのか、それともトランプ「降ろし」に失敗してヒラリーに惨敗するコースをたどるのか、ここに注目しなければなりません。

2917チバQ:2015/12/24(木) 22:45:39
http://www.afpbb.com/articles/-/3071320
米大統領選で「風刺画戦争」勃発、共和党候補の娘をサルに例える
2015年12月24日 13:09 発信地:ワシントンD.C./米国

【12月24日 AFP】2016年米大統領選をめぐる「風刺画戦争」が始まった。米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)が、共和党の指名候補を目指すテッド・クルーズ(Ted Cruz)上院議員の5歳と7歳の娘2人をサルにたとえた風刺画を掲載したのが発端だ。

 ワシントン・ポストが掲載したのは、手回しオルガンを弾くクルーズ氏と、それに合わせて2匹のサルが踊る風刺画。「テッド・クルーズは自分の子どもたちを政治の道具にしている」との見出しが付けられていた。この風刺画は既に同紙ウェブサイトから削除されている。

 クルーズ氏は、マイクロブログのツイッター(Twitter)で「上等だ。ワシントン・ポストは私の娘たちを笑いものにし、執拗(しつよう)に私を攻撃していいる。キャロラインとキャサリン(同氏の娘たち)はあんたたちとは格が違う」と怒りを表明。さらに23日夜、民主党の指名争いトップを走るヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官が犬2匹を散歩させている風刺画をツイッターに投稿した。

 風刺画の犬には、それぞれ「ワシントン・ポスト」「ニューヨーク・タイムズ(New York Times)」と書かれており、「こっちのほうが風刺画として上出来だろう。ヒラリーと彼女の言いなりのペット犬たちだ」とクルーズ氏。米メディア、特に「ワシントン・ポスト」と「ニューヨーク・タイムズ」が民主党寄りだとみる共和党内の不満をほのめかした。

 クルーズ氏はテキサス(Texas)州選出の上院議員で、世論調査で共和党指名候補争い2位。来年2月に幕を開ける大統領候補予備選の初戦アイオワ(Iowa)州では、トップの支持率を獲得している。(c)AFP

2918チバQ:2015/12/26(土) 15:36:27
http://www.sankei.com/world/news/151230/wor1512300003-n1.html
2015.12.25 10:00
【米大統領選】
怪物・トランプ氏を創造した共和党はフランケンシュタイン博士なのか?黄禍論に転じる危険性も…

Tweet
(1/4ページ)

アイオワ州デモインで行われた政治集会で演説するドナルド・トランプ氏。相次ぐ過激な問題発言にもかかわらず、共和党の大統領候補指名争いで首位をキープしている=11日(ロイター)
 カリフォルニア州サンバーナディーノでの乱射事件を受けて共和党の大統領候補指名争いで首位の不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)がイスラム教徒の入国を禁止すべきだと主張した。メディアや識者は一斉にこの発言を「越えてはならない一線を越えた」などと批判したが、それでもトランプ氏は保守層の支持を固め、共和党にとっての「怪物」になりつつある。

自身こそが生みの親

 「トランプは怪物なのかもしれない。だが、共和党主流派こそが彼を生み出したフランケンシュタイン博士だ」

 ヒラリー・クリントン前国務長官(68)を支持する特別政治活動委員会(スーパーPAC)、プライオリティーズUSAアクションの戦略家、ポール・ベガラ氏(54)はワシントン・ポスト紙でこう評した。共和党のポール・ライアン下院議長(45)や他候補が、トランプ氏が指名を獲得した暁には支持すると表明していることを揶揄(やゆ)したものだ。

 共和党はバラク・オバマ大統領(54)がイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の同調者を「暴力的過激主義者」と呼び、イスラム教徒と峻(しゅん)別(べつ)していることを批判。また、不法移民の市民権取得に道を開く移民制度改革にも強く反対してきた。

 「イスラム教徒が米国に入国することを全面的かつ完全に禁止する」「メキシコから不法移民が来ないよう、国境沿いに万里の長城を築く」といったトランプ氏の主張が支持者に受け入れられる素地を作ったのは、確かに共和党かもしれない。

 科学者、フランケンシュタインは墓地の死体をつなぎ合わせて創造した怪物に、妻や友人を殺される。物語と違い、共和党の「怪物」は姿を消しそうにない。大統領選と同じ11月に連邦議会選を迎える議員たちは、トランプ氏の指名獲得でマイノリティー(少数派)の支持を失し、民主党に議席を奪われる事態を本気で懸念している。

イスラム恐怖症を利用

 トランプ氏の支持に陰りが見えないのは、米社会にあるイスラモフォビア(イスラム恐怖症)によって入国禁止という分かりやすい解決策が受け入れられやすくなっているからだ。

 オバマ氏は欧州での難民危機を受けて1年間で少なくとも1万人のシリア難民を受け入れる方針を表明し、暴力的過激主義者と一般のイスラム教徒を峻別する考えを強調している。オバマ氏と同じ民主党のクリントン氏の考えも同様だ。

 理性で考えれば、イスラム教徒の排斥は信教の自由をうたう米憲法修正第1条に反し、移民で成り立つ多民族国家として「米国が支持するものではない」(ライアン下院議長)はずだ。

2919チバQ:2015/12/26(土) 15:37:22
 だが、パリ同時多発テロやサンバーナディーノ乱射事件の後では、オバマ氏がイスラム教徒に差別や偏見を持たないよう訴えれば訴えるほど強硬保守派は勢いづき、トランプ氏を支持するという悪循環に陥っている。

黄禍論に転じる危険性

 「人種的偏見、戦時ヒステリー、政治指導の過ちによりこれらの行動は動機付けられた」

 これはトランプ氏の行動を指したものではない。第二次大戦中のフランクリン・ルーズベルト政権による日系人強制収容に関し、米政府が1988年に公式謝罪した際の声明だ。

 トランプ氏は強制収容そのものは否定しつつも、ルーズベルト政権が日系人など「敵性外国人」に対してとった政策と自らの政策に「何ら変わりはない」と主張した。

 イスラム教徒への逆風を自らへの順風として利用しようとするトランプ氏の行動は、2001年9月11日の米中枢同時テロの1週間ほど後に当時のジョージ・W・ブッシュ大統領(69)が出した次の声明とは対照的だ。

 「米国の敵は多くのイスラム教徒の友人たちではない。私たちの敵はテロリストの過激なネットワークと、それを支援するすべての政府だ」

 イスラム教徒全体を「敵」にまわすことで利益を得るのはISであることは間違いない。イスラム社会と西洋社会の「文明の衝突」というフィクションを宣伝することで外国人戦闘員を募集し、自爆テロを実行してきたのがISだからだ。

 トランプ氏の危険な言説は、矛先が変われば戦前のようにアジア系への「黄禍論」に転じ得る。その兆しは日韓に対する「安保ただ乗り論」に現れている。日本も「トランプ流ポピュリズム(大衆迎合主義)」への支持動向に警戒を怠るべきではない。(ワシントン支局 加納宏幸)

2920チバQ:2015/12/26(土) 15:38:14
http://www.sankei.com/world/news/151225/wor1512250023-n1.html
2015.12.25 13:31
【米大統領選】
米国は「危険な時」 トランプ現象に警告の社説「政治の場で醜い事態が起きている」

Tweet

演説するトランプ氏(ロイター)
 24日付の米紙ワシントン・ポストは、大統領選の共和党候補指名を目指すトランプ氏の排外的主張が一定の支持を集める現状を念頭に「政治の場で醜い事態が起きている」と指摘、米国は「危険な時」を迎えていると社説で警告した。

 ヒスパニック(中南米系)移民やイスラム教徒の排斥を掲げるトランプ氏の主張は過激さを増す一方、共和党でトランプ氏は支持率首位を維持している。極端な主張が選挙戦の原動力にすらなっている「トランプ現象」に同紙は危機感をあらわにした。

 社説は、トランプ氏について「憎悪をあおり、恐怖につけ込むことで政治的な成功を得ようとしている」と分析。「トランプ氏の選挙戦の本質は、自分たちと異質な人たちを卑しむべき人間以下の存在であるかのように扱い、傷つけても構わないとみなす点にある」と指摘した。(共同)

2921チバQ:2015/12/27(日) 12:43:45
http://www.sankei.com/world/news/151226/wor1512260011-n1.html
2015.12.26 18:00
【日々是世界】
米国内を二分する「少数人種優遇措置」 火付け役は最高裁判事 リベラル派反発も、根強い「白人逆差別論」





(1/3ページ)

米連邦最高裁前でアファーマティブ・アクションの廃止を訴えるアビゲイル・フィッシャーさん=12月9日、ワシントン(ロイター)
 銃規制問題で揺れる米国で、もう一つの「終わらない議論」が白熱している。大学の入学選考で、黒人ら人種的な少数派を優遇する積極的差別是正措置(アファーマティブ・アクション)の是非だ。今月初め、「多くの黒人学生を受け入れることが良いとは限らない」と否定的な見方を示した連邦最高裁のベテラン判事の発言をめぐって、リベラル系の議員やメディアが「黒人差別だ」などと猛反発。これに対し、保守系のメディアは判事の見解に支持を表明するなど“擁護”に回っている。

火付け役は最高裁判事

 「可能な限り多くの黒人学生を受け入れることが大学にとって良いことだという理屈が成り立つとは思わない」

 今月9日、テキサス大オースティン校の入学選考の合憲性をめぐる連邦最高裁の口頭弁論で、アントニン・スカリア判事(79)=写真=がこう発言し、アファーマティブ・アクションの議論に火を付けた。

 米メディアによると、スカリア判事はさらに、黒人学生が難関大のテキサス大に入って授業についていけなくなるより、良い成績が残せるような大学に進んだ方がよいのではないかと発言。「多くの黒人の科学者は、テキサス大のような大学を出ていない。彼らはもっとレベルの低い大学の出身だ」とも語ったという。

 保守派として知られるスカリア判事は、アファーマティブ・アクションにも否定的とされる。こうした発言に、早速かみついたのはリベラル系の議員だった。民主党のハリー・リード上院議員(76)は「人種差別的な考えだ」と批判。さらに、イスラム教徒の入国禁止を唱えた、大統領選で共和党候補の指名獲得を目指すドナルド・トランプ氏(69)の名前まで出し、「トランプ氏とスカリア判事の違いは、スカリア判事が法服をまとい、生涯を約束される地位があることだけだ」と断じた。引き合いに出されたトランプ氏も「黒人社会にとって、スカリア判事の発言はとてもつらい」と批判。民主党議員からは審理からスカリア判事を外すよう求める声も出始めた。

根強い「白人逆差別」論

 アファーマティブ・アクションは、合法的な人種差別が存在していた1961年、当時のジョン・F・ケネディ大統領(1917〜63年)が提唱。長年にわたる差別の影響を積極的な解消策で断ち切ろうとするもので、米国の多くの大学で人種的優遇措置が採用されてきたが、「白人に対する逆差別だ」などと反対意見も根強い。

 テキサス大オースティン校の入学選考では、定員の約75%は州内の公立高校の成績トップ10%の学生に割り当てられるが、残り約25%の合格者は人種などさまざまな要素を考慮して決められる。2008年の入学選考で不合格となった白人女性のアビゲイル・フィッシャーさん(25)が「憲法が禁じる人種差別にあたる」として、訴えを起こした。
 スカリア判事の発言を受けて米国の主要メディアは一斉に見解を示した。

 保守系のウォールストリート・ジャーナル紙は13日(電子版)、「スカリア判事の人種優遇措置に対する見解は正しい」とする識者の寄稿を載せた。人種優遇措置の議論はその効果ではなく、適法かどうかに集中しすぎていると指摘。双方を論じることが重要であるとして、効果に疑義を呈したスカリア判事を支持した。

 人種優遇措置を採用した結果、黒人の退学者数が増えたり、大学間で黒人学生を取り合う事態に陥っているなどと、“負の側面”を列挙。こうした問題は50年近く前から、たびたび大学教授らによって指摘されてきたとした。

メディアの見解も割れる

 一方、リベラルな論調のニューヨーク・タイムズ紙(NYT)は10日(電子版)、「スカリア判事が“ミスマッチ”議論に足を踏み入れた」とする記事を掲載した。「学力が不相応な大学に入ってしまうと落ちこぼれてしまう」というミスマッチの理論は、「立証しえない、欠点のある仮説に基づいているという批判の声がある」と指摘。「スカリア判事の発言は嘆かわしいし、見当違いだ」と厳しく非難する、全米黒人地位向上協会(NAACP)の司法担当者の話も紹介した。

 テキサス大オースティン校の合憲性をめぐる連邦最高裁の判決は、16年6月末までに出る見通し。NYTは9日(電子版)、「全米の大学でアファーマティブ・アクションが危機にさらされている」と題した記事を掲載し、判決の行方を案じている。(国際アナリスト EX)

2922chibaQ@rossia`:2016/01/03(日) 22:51:02
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O06E5J6VDKHV01.html



パタキ元NY州知事、米大統領選の共和党候補指名争いから撤退
2015/12/31 00:11 JST

    (ブルームバーグ):ニューヨーク州知事を3期務め、2001年9月11日の同時多発テロ事件にも対応したジョージ・パタキ氏は29日、16年米大統領選挙の共和党候補指名争いから撤退した。共和党候補の指名争いでは資産家のドナルド・トランプ氏が高い支持率を維持する一方、パタキ氏はほとんど支持を得られていなかった。
パタキ氏(70)は大統領選からの撤退演説で、「大統領選のキャンペーンを中止し、ホワイトハウスを目指した私の旅は今夜終わりを迎えた。われわれを一つにまとめることのできるふさわしい人物が選ばれると確信している」と述べた。
原題:George Pataki Quits Presidential Race(抜粋)

2923chibaQ@rossia`:2016/01/03(日) 23:49:14
http://mainichi.jp/articles/20160103/k00/00m/030/029000c
銃規制の強化表明、具体策協議へ…年頭所感

毎日新聞2016年1月2日 19時44分(最終更新 1月2日 19時44分)

 【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領は1日、週末恒例のラジオ・インターネット演説で年頭所感を発表し、残る任期約1年で銃規制の強化に取り組む考えを重ねて表明した。ホワイトハウスで4日にリンチ司法長官と協議し、大統領権限でできる規制強化策を検討する見通しだ。

 オバマ氏は演説で、銃暴力の被害者や遺族の苦しみに触れたうえで、「議会は再発防止のために何もしてこなかった」と批判した。そのうえで「私は2、3カ月前、ホワイトハウスのチームに対し、銃犯罪を減らす新たな対策を検討するよう指示した」と説明、リンチ氏とその具体策について協議するとした。

 米国では2012年に東部コネティカット州の小学校で銃乱射事件が発生し、児童ら26人が殺害された。これを受け、オバマ氏は殺傷能力の高い銃器の販売規制などに取り組む姿勢を強調し、議会も13年に包括的な銃規制法案を約20年ぶりに審議した。

 しかし、合衆国憲法修正2条は自衛のための武器保有の権利を定めている。野党・共和党の有力支持団体である全米ライフル協会(NRA)は猛反発してロビー活動を強化した。この結果、当時は与党・民主党が過半数を占めていた上院でも可決できず、頓挫した。

 その後も銃犯罪は続き、昨年12月には西部カリフォルニア州で銃乱射事件が起きた。オバマ氏は演説で、強力なロビー団体と対決する考えを強調し、「全ての子供たちのため、より安全な米国にしよう」と銃規制への支援を呼びかけた。

 ただ、共和党が上下両院の過半数を占める議会が規制強化に積極的に取り組む見通しは立っていない。このため、法整備の必要がない大統領権限で実施できる範囲の規制強化をまず打ち出し、議会にもさらに踏み込んだ法整備を求める構えだ。

2924チバQ:2016/01/04(月) 16:21:40
http://www.sankei.com/world/news/160104/wor1601040005-n1.html
2016.1.4 00:16
【米大統領選】
イスラム過激派、トランプ氏発言を勧誘利用 クリントン氏の指摘正しかった?

共和党のトランプ氏(AP)
 米大統領選の共和党候補指名を目指す実業家トランプ氏の反イスラム発言が、ソマリアを拠点とするイスラム過激派アルシャバーブの戦闘員勧誘ビデオに利用されていることが3日までに分かった。AP通信などが伝えた。

 アルシャバーブはツイッター上で51分間のビデオを公開。トランプ氏がイスラム教徒の入国禁止を訴える映像を使い、米国内の宗教や人種に基づく差別を批判し、イスラム教徒やアフリカ系米国人に組織に加わるよう呼び掛けた。

 民主党の最有力候補のクリントン前国務長官は過激派組織「イスラム国」(IS)がトランプ氏の主張を利用して戦闘員を勧誘していると指摘し、トランプ氏は証拠がないなどとして「彼女はうそつきだ」と非難していた。(共同)

2925チバQ:2016/01/04(月) 16:26:22
http://www.sankei.com/world/news/160101/wor1601010004-n1.html
2016.1.1 15:00
【ウイークリーワールド】
ネットで大人気の「世界で最もセクシーな政治家」 カナダ首相の型破りエピソード
 カナダの政治がいま、ネット上でかつてないほど注目を集めている。11月に第29代首相に就任したジャスティン・トルドー氏(44)の“王子さまぶり”に、世の女性たちが熱中しているのだ。190センチ近い身長に端正な顔立ち、筋骨隆々な肉体…。さらに父親は元首相というサラブレッド。米ファッション誌「ヴォーグ」(1月号)までもが、若き新首相を特集した。外見だけでなく、これまでの政治家とは一線を画す型破りなエピソードの数々も、世界の女性たちの心をわしづかみにしている。

「愛の告白」も大注目

 「セクシーでフェミニスト、手の上に赤ちゃんを乗せて直立させることだってできる」

 ヴォーグは11月22日のウエブ版の記事で「型破りな最もセクシーな10人の男性」を特集。英国出身の俳優、ベネディクト・カンバーバッチら“旬な俳優陣”に混じってトルドー氏は政治家として唯一ランクインし、こう紹介された。

 ヴォーグは1月号でトルドー氏への大型インタビュー記事とともに、ソフィー夫人と抱き合うグラビア写真を掲載。記事の中身は夫人とのなれそめなど私生活にスポットをあてたもので、その扱いはハリウッドスター並みだ。

 ソフィー夫人はトルドー氏の弟と同級生で2人は幼なじみ。2003年のチャリティーイベントで再会して意気投合し、最初のディナーデートで、当時31歳だったトルドー氏は「僕は君に出会うために31年間過ごしてきたんだ」と夫人に告白したという。

 テレビタレントとして活躍していたソフィー夫人も、その美貌から「世界で一番セクシーなファーストレディー」(ニューヨーク・ポスト紙)などと話題に。首相就任直後、税金でベビーシッターを雇っていたことがスキャンダルとして報じられたが、3人の子供と一緒にメディアに登場する機会も多く、夫とともにカリスマ的な人気を誇っている。

ボクシングの試合に勝って…首相に?

 父親は、「カナダで最も偉大な首相」と評されることも多いピエール・トルドー元首相。2000年の父親の葬儀で「Je t’aime papa」(パパ大好き)と感動的な弔辞を読み、国民的に注目されたが、経歴だけを見ると、ごく普通にいる若者と変わりはない。

 大学を卒業後、世界中を旅しスノーボードなどを愛好、最終的に教師に落ち着いた。左肩にはタトゥーが彫られ、俳優として活躍した時期もあった。

 08年に初当選してからも「首相候補」とは言い難かったトルドー氏が頭角を現わしたきっかけも一風変わっている。ニューヨーク・タイムズマガジンは「12年のボクシングの試合から首相への勝利のロードが始まった」と振り返る。

2926チバQ:2016/01/04(月) 16:26:43
 トルドー氏の自由党は、11年の選挙で与党・保守党に大敗を喫した。そこで党再生のために取った手段が、チャリティーのボクシングの試合で肉体派の保守党議員に勝つこと。試合前には、おぼっちゃまのトルドー氏の敗北が濃厚とされたが、大方の予想を裏切り保守党議員に勝利した。

 ニューヨーク・タイムズマガジンのインタビューに、トルドー氏は「試合に備えて徹底的にトレーニングを続けた。あの試合で、一度決断すると、信じられないほど努力する人間だと分かってもらえたと思う」と、ボクシングが転機の一つになったと認めている。試合の翌年、自由党の党首に選ばれたのだ。

公約は大麻合法化

 就任から2カ月が経ち、トルドー新政権は“らしさ”を発揮し、評価は上々のようだ。

 新政権は、首相以外の閣僚30人を男女15人ずつの同数とし、男女平等を最優先とする理由を問われ、「because it’s 2015」(だって2015年じゃないか)ときっぱり。閣僚の人種の多様性にも配慮し、早速、国民の心をとらえた。

 選挙戦の公約であるイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)への空爆中止、シリア難民の受け入れなども着実に進めている。一方、注目されるのは優先課題の一つである大麻の合法化だ。

 カナダでは医療用の大麻は認められているが、嗜好品としては禁止されており、年間数万人が所持などで検挙されているという。

 トルドー氏は嗜好品としての大麻を合法化し、課税対象とする考えを表明。子供への譲渡や大麻使用時の運転などは厳しく規制するという。

 地元メディアによると、トルドー氏自身も過去5、6回大麻を吸ったことを認めている。だが、国内では根強い反発の声がある上、法制化までには時間を要することから、実現までには難航が予想されている。

 未知数とされた外交手腕には期待感が高まる。就任直後、フィリピン・マニラで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議でオバマ米大統領と初会談。45分間にわたる会談は、友好的な雰囲気で行われたと伝えられた。

 ニューヨーク・タイムズマガジンのインタビューに、トルドー氏は「オバマ氏は、選挙に勝利した夜の私の家族の様子をテレビで見て、08年の大統領選を思い出したと言っていた」と語った。

 前出のボクシングの試合で撮影した上半身裸の写真がネット上に出回り、「カナダに移住したい」と書き込む女性まで現われたトルドー旋風。16年は、その真価が問われることになりそうだ。

2927チバQ:2016/01/04(月) 16:28:13
http://www.sankei.com/column/news/160104/clm1601040007-n1.html
2016.1.4 11:10
【米大統領選】
女性を阻む「ガラスの天井」はついに砕かれるか? 客員論説委員・千野境子

Tweet
(1/3ページ)

19日、ニューヨークで演説するクリントン前米国務長官(ロイター)
 ズバリ、11月にヒラリー・クリントン第45代米国大統領は誕生するだろうか。

 《今回は(女性の昇進を阻む)最も高く、最もてごわいガラスの天井を打ち破ることはできなかったが、1800万もの割れ目ができた。これが米国における進歩の歴史の常だった》

 2008年の大統領予備選でバラク・オバマとの民主党指名獲得競争に敗れ、そう語ったヒラリー。今回は自称社会主義者のバーニー・サンダース上院議員が対抗馬なので、「予備選に勝利した初の女性候補」の“勲章”は2月のアイオワ州党員集会を待たず、ほぼ手中に収めた。

 とはいえ本選でのヒラリーの懸念材料は、そもそも歴史的に、同じ党が3期連続した例が共和党のレーガン2期と父ブッシュの例以外にないことだ。その上レーガン人気のような現職大統領の後押しもオバマには期待できない。

 加えてヒラリーは10月には69歳になる。前回は61歳。共和党候補が息子のように若いマルコ・ルビオやテッド・クルーズ各上院議員のどちらかになれば、テキはここぞとばかりに若さやフレッシュぶりをアピールするだろう。

 歴史が新しい米国社会では若さにとりわけ価値が置かれる。大統領選で「変革」が常にキーワードとなってきたのも、両者が表裏一体のものでもあるからだ。

 ただしヒラリーには以上の不利に勝るとも劣らぬ強みもある。

 確かに若くはない。しかし経験は共和党候補の誰よりも勝る。中でもアジア・リバランス(再均衡)政策の下、南シナ海問題で当時の楊潔●中国外相をたじたじとさせ、機を捉えミャンマー民主化を加速させるなど09年から13年の国務長官時代は、その後のオバマ外交の低迷やおよび腰と比べると、一段と精彩を放っている。

 中国が核心的利益を固持し、強大化にも歯止めがかからないとすれば、アジア太平洋におけるリバランスの強化と深化は次期米大統領の一番の課題である。

 一方でテロから難民、移民、経済まで世界の課題は複雑化を極め、利害は錯綜(さくそう)、世界の指導者とりわけ米国には経験に裏打ちされた巧緻や熟慮がますます重要だ。

 ヒラリーにとって前回大統領選は、本人はもちろんビルの妻としても初の負け戦だった。大統領夫人に国務長官と世間的には功成り名を遂げたヒラリーがあえて再出馬を決意する。そこには文字通り『困難な選択』(回顧録)があったはずだ。しかし失敗を恐れず再チャレンジする生き方も、米国社会では評価され歓迎される。

 さらに世界の政治的潮流が女性国家元首登壇の垣根を低くしつつあるのも、ヒラリーには追い風だ。今年の嚆矢(こうし)となる16日投票の台湾の総統選挙は、民進党の蔡英文主席の勝利が有力視されている。くしくも彼女も再挑戦組で、2人そろって米国、台湾史上初の女性トップを目指す。

 米大統領選は米国民だけの関心事ではない。歴史を振り返れば、米大統領が変わるとき、世界も変わってきた。中国の台頭やロシアの復活に次期米大統領がどう対処するか。世界は無関係ではありえない。

 その意味でも共和党には一刻も早く無駄な消耗戦を切り上げ、民主党と本当に戦える候補選びに入ってほしいものだ。

 共和党レースはこれまでどこかヘンである。内向き志向や議会、既成政治家への幻滅、イスラム原理主義の脅威など理由はいろいろ指摘できるが、候補者たちが国民の不満の代弁者に終始してよいはずはない。次期米大統領候補者たちは世界のために確かな処方箋や大胆な夢、展望を語ってこそ、真のランナーにふさわしい。(ちの けいこ)

●=簾の广を厂に、兼を虎に

2928とはずがたり:2016/01/04(月) 17:15:10
>>2226-2228>>2344とか
昔だったらCIAに潰されてた様な政権も許容するようになったのはいいこんだ。

南米、陰る左派政権…非現実的な経済政策に国民反発 頼みの鉱物も下落
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E5%8D%97%E7%B1%B3%E3%80%81%E9%99%B0%E3%82%8B%E5%B7%A6%E6%B4%BE%E6%94%BF%E6%A8%A9%E2%80%A6%E9%9D%9E%E7%8F%BE%E5%AE%9F%E7%9A%84%E3%81%AA%E7%B5%8C%E6%B8%88%E6%94%BF%E7%AD%96%E3%81%AB%E5%9B%BD%E6%B0%91%E5%8F%8D%E7%99%BA-%E9%A0%BC%E3%81%BF%E3%81%AE%E9%89%B1%E7%89%A9%E3%82%82%E4%B8%8B%E8%90%BD/ar-BBo1m6J#page=2
産経新聞
5日前

 【ニューヨーク=黒沢潤】南米で左派政権に陰りが出ている。アルゼンチンで11月に行われた大統領選、ベネズエラで12月に行われた国会議員選では中道右派がそれぞれ勝利した。ブラジルでは左派政権が低迷し、来春に大統領選が行われるペルーでは、中道右派のケイコ・フジモリ候補が幅広い支持を得て独走状態にある。左派退潮の背景には、現実にそぐわない経済運営や国際的な鉱物・穀物価格の下落、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の普及といった側面がある。

 ベネズエラの国会議員選で圧勝した野党連合・民主統一会議(MUD)は年明けから、国会で政権与党の約2倍の巨大勢力にのし上がる。強大な権限を持つ反米左派のマドゥロ政権の任期が2019年まで続くものの、一部の経済政策が変更される見通しだ。

 ブラジルでも中道左派のルセフ政権の支持率が急降下している。「大統領は自国の問題で手いっぱいで、友好関係にあるマドゥロ政権の精神的支援すらできない」(駐ベネズエラ外交筋)状況にある。

 ■中道右派のケイコ・フジモリ候補が圧倒

 アルゼンチン大統領選で勝利した中道右派のマクリ氏は今月10日、中道左派のフェルナンデス氏から政権を引き継ぎ、路線変更を本格化させている。4月10日に大統領選を控えるペルーでは、中道右派のケイコ・フジモリ候補が2位候補者の約2倍の支持率(約33%)を獲得。ウマラ現左派政権の支持率は15%前後と、「ブラジルのルセフ政権と“最下位競争”を繰り広げている状態」(駐ペルー外交筋)にまで落ち込んでいる。

 南米では、ベネズエラで反米左翼のチャベス大統領が台頭したのをきっかけに2000年代から左派陣営が勢いを伸ばした。03年にブラジルでルラ政権、07年にはアルゼンチンでフェルナンデス政権が誕生。ボリビアやエクアドルでも、反米左派政権が相次ぎ台頭した。ところが、ベネズエラやアルゼンチンなどは価格統制や為替管理といった「無理のある経済政策」(中南米専門家)を次々と実施。左派政権下の国々では労働者の最低賃金を引き上げ、国家財政が圧迫される事態にもなった。「社会政策をダシに地位を得た左派政権への国民の反発も強まった」(同専門家)という。

 ■中国減速が波及…SNS普及もダメージに

 一方、国際的な鉱物・穀物価格の下落も左派政権を直撃している。ベネズエラにとり外貨収入の96%を依存する原油の価格下落は深刻な問題だ。ペルーでも銅価格の下落が経済に大きな影響を与え、アルゼンチンでは大豆など穀物価格の下落が政権交代の引き金になった。従来、これらを購入していた中国が景気減速のため購買力を弱め、二重のあおりを受けている。

 ある外交筋によれば、1990年代とは異なり、SNSの普及によって、政府に管理された情報ではなく、バイアス(偏り)のない情報を共有できるようになったことも左派退潮の背景にあるという。

 今年7月には、左派政権の精神的支柱でもあったキューバが54年ぶりに米国との国交を回復させた。南米諸国への衝撃は大きく、ボリビアのモラレス政権、エクアドルのコレア政権にも影響を与えている。

2929チバQ:2016/01/04(月) 23:53:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date3&k=2016010200101
クリントン氏、優位固める=勢い止まらぬトランプ氏-2月から予備選・米大統領選



 【ワシントン時事】オバマ大統領の後継を選ぶ米大統領選は11月8日の投開票に向け、民主、共和両党の予備選・党員集会が2月1日からスタートする。民主党指名争いでは初の女性大統領を目指すヒラリー・クリントン前国務長官(68)が優位を固める一方、共和党は不動産王ドナルド・トランプ氏(69)の勢いをどの候補も止められない状況だ。
 全米の先陣を切って開かれるのは2月1日のアイオワ州党員集会。続いて9日にニューハンプシャー州予備選が行われ、サウスカロライナ州予備選、ネバダ州党員集会、10州以上が集中する3月1日の「スーパーチューズデー」などを経て、両党の候補者が徐々に絞り込まれていく。
 パリ同時テロを受けて米国民の関心が安全保障政策に集まる中、国務長官経験者のクリントン氏は独走状態に入った。格差是正を訴え、クリントン氏との支持率の差を一時13ポイント前後まで詰めていた「民主社会主義者」を自任するバーニー・サンダース上院議員(74)は伸び悩んでいる。
 このまま行けばクリントン氏の指名はほぼ確実とみられているが、クリントン氏が私用のメールを公務に使っていた問題について連邦捜査局(FBI)が調査を進めているのが不安材料だ。

 一方、共和党では、いずれ失速するとの識者らの当初の予想に反し、首位のトランプ氏が後続を大きく引き離す。昨年12月上旬にはイスラム教徒の入国禁止を主張し、国内外から批判を浴びたが、対米テロへの不安を強める一部の有権者の間では発言はむしろ追い風になった。
 2位の保守強硬派テッド・クルーズ上院議員(45)はアイオワ州でトップに立ったが、全国規模ではトランプ氏の勢いを鈍らせるには至っていない。党主流派の期待を背負う3位のマルコ・ルビオ上院議員(44)は伸び悩み、元神経外科医ベン・カーソン氏(64)とジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)は苦しくなってきた。
 両党とも7月に党大会を予定し、予備選・党員集会を勝ち抜いた1人を大会で正式に候補者として指名するのが通常の流れだ。しかし、共和党は予備選・党員集会の段階で候補者を1人に絞れず、決着が党大会での決選投票にもつれ込む可能性もささやかれている。(2016/01/02-15:38)

2930名無しさん:2016/01/05(火) 20:33:47
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/160105/mcb1601051154013-n1.htm
米大統領選、クリントン元大統領が「ソロデビュー」 初戦の重要州で動き活発
2016.1.5 11:54
 米大統領選の民主党最有力候補クリントン前国務長官は4日、夫の元大統領を緒戦の重要州に送り込み、支持固めへ攻勢をかけた。共和党の指名獲得を目指す実業家トランプ氏は5日から重要州で初のテレビ広告を放映する計画。2月に始まる両党の指名争いをにらみ、選挙戦は新年から活発化した。

 元大統領は4日、指名争いの幕開けとなる中西部アイオワ州に続く重要な舞台となる東部ニューハンプシャー州で演説。妻について「知識や経験、気質において(大統領候補に)より適任な人物はいない」と支持を呼び掛けた。これまで元大統領は前面に出るのを控えてきた。米メディアは今回選挙での「初のソロデビュー」と報じている。

 トランプ氏は5日から両州でテレビ広告を放映。約30秒の映像では、イスラム教徒の入国を禁じ、不法移民対策でメキシコとの国境に壁を建設すると表明。「米国を再び偉大な国にする」と訴える。(共同)

2931チバQ:2016/01/05(火) 22:32:09
http://www.sankei.com/world/news/160105/wor1601050046-n1.html
2016.1.5 20:40
【米大統領選】
トランプ氏初制作の選挙CM公開 「ISの首切り落とし、石油奪う」 排他主義“凝縮”、ウソの映像貼り付けも

ブログに書く0





キャンペーンの会場から、抗議のデモ隊が排除されるのを待つドナルド・トランプ氏=4日、ローウェル(AP)
 米大統領選の共和党候補指名争いで首位の不動産王、ドナルド・トランプ氏が4日、初めて制作した選挙CMを公開した。これまでの排他主義的なメッセージを“凝縮”した内容で、議論を呼んでいる。

 CMでは、カリフォルニア州の銃乱射事件の容疑者夫妻や遺体が入った袋が映し出され、「ドナルド・トランプはそれを過激なイスラムのテロと呼ぶ。それがイスラム教徒の一時的入国禁止を求める理由だ」と主張。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)にふれ、「彼はすぐに首を切り落とし、彼らの石油を奪う」と訴えている。

 さらに、「彼は南部に壁を建設することで、不法移民の流入を防ぐ」と続き、群衆が国境に殺到している映像が映し出される。だがAP通信によると、これはモロッコにあるスペインの飛び地で撮影された映像であることが判明した。

2932チバQ:2016/01/06(水) 20:28:22
http://mainichi.jp/articles/20160106/k00/00e/030/169000c
英国
下院が米トランプ氏の入国禁止審議へ 署名57万人

毎日新聞2016年1月6日 09時56分(最終更新 1月6日 09時56分)


 英下院は5日、米大統領選の共和党指名争いの先頭走者で、イスラム教徒への排外主義をあおる実業家トランプ氏を入国禁止にすべきかどうか、18日に審議することを決めた。英国で約57万人がトランプ氏の入国禁止を求める申し立てに署名したことを受けた措置。実際に禁止措置を取ることは政治的に難しいとみられる。

 申し立てを扱う下院委員会が決定した。ただ、委員会として申し立てを支持しているわけではないと説明。英国では10万人を超える署名を集めた申し立ては、議会審議の対象となる。(共同)

2933チバQ:2016/01/06(水) 20:33:49
http://www.sankei.com/world/news/160106/wor1601060017-n1.html
2016.1.6 07:15

オバマ氏が涙で銃規制強化訴え 「怒りがわく…」 全米ライフル協会は「感情的な説教はいらぬ」と反発

 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領は5日、銃の購入者に対する身元調査を拡大することを柱とする銃規制強化策をホワイトハウスで正式に発表した。オバマ氏は涙ながらに犠牲の拡大を食い止めるよう訴えたが、野党・共和党やロビー団体は武器保有の権利を保障した合衆国憲法を盾に反発している。

 オバマ氏は2012年に米東部コネティカット州の小学校で起きた乱射事件などの被害者家族を伴い演説し、「どの家族も愛する子供が銃弾で命を奪われるとは想像していなかった。子供たちのことを考えると怒りがわく」と、涙を流しながら規制の必要性を訴えた。

 新たな規制は大統領権限の範囲で、インターネットなどで銃を販売する者にも取引免許の取得を義務付け、購入者への身元調査を拡大。共和党の有力支持団体、全米ライフル協会(NRA)はオバマ氏の演説を「感情的で見下すような説教はいらない」と評した。

2934チバQ:2016/01/07(木) 20:59:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2016010700510
出生めぐりライバル攻撃=共和トランプ氏-米大統領選



米大統領選の共和党候補指名争いでトップを走る不動産王ドナルド・トランプ氏=2015年12月28日、ニューハンプシャー州ナシュア(EPA=時事)
 【ワシントン時事】米大統領選の共和党指名争いの首位を走る不動産王ドナルド・トランプ氏(69)は5日、2位のテッド・クルーズ上院議員(45)について、カナダ生まれで、父親がキューバ人だったことから出馬資格を疑う声が出ており、大統領選候補としては「不安定だ」と語った。6日付のワシントン・ポスト紙が報じた。
 トランプ氏はこれまで、自身に矛先を向けないクルーズ氏への批判だけは控えてきた。しかし、全米の先陣を切って2月1日に候補者を選ぶアイオワ州でクルーズ氏にリードを許していることから、攻撃を解禁し始めたようだ。
 米憲法は大統領の条件として「生まれながらの米市民」であることを求めている。ポスト紙によると、クルーズ氏は「母親が生まれながらの米市民だから自分も同じ」と主張。複数の法学者がこれに賛同する見解を示しているが、実際に訴訟で出馬資格を問う動きが出ているという。(2016/01/07-14:26)

2935チバQ:2016/01/08(金) 18:57:00
http://www.asahi.com/articles/ASJ183F4GJ18UHBI00X.html
銃規制「不支持なら選挙支援しない」 オバマ大統領
ワシントン=小林哲2016年1月8日18時23分
 オバマ米大統領は7日、米紙ニューヨーク・タイムズに銃規制について寄稿し、政治家が銃規制を支持しない場合、同じ民主党の候補であっても今後は選挙で支援しない方針を明らかにした。次期大統領選などが念頭にあるとみられる。さらに、オバマ氏は同日夜、バージニア州の大学で開かれたCNN主催のタウンホールミーティングに参加し、銃規制について市民と語り合った。

 オバマ氏は寄稿で、「いまの議会では、常識的な銃規制がなされることはないのは明らかだ」と共和党が多数を占める議会を批判。「常識的な銃規制を支持しない候補者は、たとえ私の党であっても、支援しないし、投票しない」と明言した。

2936チバQ:2016/01/08(金) 19:01:47
http://www.sankei.com/world/news/160107/wor1601070074-n1.html
2016.1.7 21:14
【米大統領選】
来月から予備選 民主党「経済のクリントン強調」 共和党「トランプ現象どこまで」

ブログに書く0




(1/4ページ)

演説する米共和党の大統領候補、トランプ氏=4日、マサチューセッツ州ローウェル(ロイター)
 今年11月8日の米大統領選挙に向け、2月1日のアイオワ州を皮切りに全米各州で民主、共和両党の指名候補を絞り込む予備選・党員集会の戦いが熱を帯びる。オバマ大統領の与党・民主党が政権を維持できるのか、あるいは野党の共和党がホワイトハウスを奪還するのか。戦いの行方は世界情勢をも大きく左右する。両党の候補指名争いの現状を追った。(ワシントン支局)



 民主党での候補者指名が有力視されるヒラリー・クリントン前国務長官だが、本選での共和党候補との対決では勝利を楽観できない。無党派層からの支持に弱みがあり、信頼度は暴言で知られる不動産王、ドナルド・トランプ氏よりも低い。このためクリントン氏は無党派層への浸透を狙い、「経済のクリントン」をアピールする戦略も取っている。

 先月22日発表のキニピアック大学の世論調査では、クリントン氏が本選で共和党のトランプ氏と対決すると想定した場合の支持率は47%で、40%のトランプ氏を上回った。しかし共和党の本選候補をテッド・クルーズ、マルコ・ルビオ両上院議員とした場合、支持率は四十数%で横並びとなった。

 背景にはクリントン氏が無党派層からの支持率でクルーズ氏やルビオ氏に約10ポイントの差をつけられていることがある。対トランプ氏でも無党派層からの支持率はほぼ互角。「信頼できる候補者かどうか」という質問では無党派層の72%が「信頼できない」と答え、トランプ氏の60%よりも悪い評価を受けている。

 クリントン氏はこれまでリベラル層の支持固めのため、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)やカナダからの石油パイプライン建設に反対してきた。しかし、状況に応じて主張を変える日和見主義とも批判され、リベラル層以外での苦戦につながっている。

 このためクリントン氏は最近の選挙戦では経済成長にも重きを置く。18日の討論会では「超富裕層を守るための政治圧力は阻止されなければならないが、雇用も生み出したいし、民間企業のパートナーにもなりたい」として大企業への配慮を強調。「大企業が私を支持することはない」と述べた対立候補のバーニー・サンダース上院議員(74)と対照的な立場を取った。

 夫のビル・クリントン元大統領は民主党ながら企業寄りの経済政策で好調な経済成長を維持し、財政黒字化も成し遂げた。クリントン氏は「特に経済面では夫にアドバイスを求める」とも話して、無党派層の期待に応えようとしている。(ワシントン 小雲規生)

2937チバQ:2016/01/08(金) 19:02:16


 共和党は不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)の独走を誰が食い止めることができるかが焦点だ。今のところ若手のテッド・クルーズ(45)、マルコ・ルビオ(44)の両上院議員が追う展開。2月1日のアイオワ州党員集会、9日のニューハンプシャー州予備選の緒戦が選挙戦を左右しそうだ。

 カリフォルニア州サンバーナディーノ乱射事件を受け、トランプ氏はイスラム教徒の入国禁止を打ち出した。その過激な主張にかかわらず、共和党支持層からの人気は高まる傾向にある。

広告
 ただ、その後の指名争いに影響を与えるアイオワ州に目を向けると、クルーズ氏の伸長が目立つ。最近は複数の世論調査でトランプ氏を抜いている。

 保守的なキリスト教福音派が共和党支持層の半数を占めるとされる同州の保守系団体「ファミリー・リーダー」のボブ・バンダープラーツ代表はクルーズ氏への支持を表明した。福音派を基盤に活動する同代表は過去の党員集会に強い影響を及ぼす「キングメーカー」。保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)や宗教保守層からの後押しを受けるクルーズ氏にとっては力強い援軍だ。

 選挙予測を手がけるバージニア大学のラリー・サバト教授は、アイオワで勢いづいたクルーズ氏が地元・テキサス州など南部諸州で躍進する可能性を指摘する。

 そのため、トランプ氏はクルーズ氏を意識し、「ちょっとマニアックだ」などと攻撃を始めている。

 ただ、2008年と12年の大統領選では、アイオワで首位に立った候補が指名を逃し、第2戦のニューハンプシャー州を制したマケイン上院議員(08年)、ロムニー元マサチューセッツ州知事(12年)が指名された。同州ではトランプ氏がクルーズ、ルビオ両氏を約20ポイントも上回っている。

 選挙戦では、民主党最有力のヒラリー・クリントン前国務長官(68)と本選で当たれば敗れると予測されるトランプ氏が指名を受けられるか、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)の低支持率に失望した主流派が誰に流れるかが注目点だ。(加納宏幸)

2938チバQ:2016/01/08(金) 19:10:28
http://www.sankei.com/world/news/160108/wor1601080012-n1.html
2016.1.8 08:12
【米大統領選】
不出馬を「毎日後悔」 民主のバイデン副大統領






バイデン米副大統領(UPI=共同)
 米民主党のバイデン副大統領(73)は7日までに、11月の大統領選への出馬断念を昨年10月に表明したことについて「毎日後悔している」と述べた上で、家族のためを思えば「正しい判断だった」と複雑な心境を吐露した。

 東部コネティカット州のテレビ局とのインタビューで語った。昨年5月に長男を亡くしたバイデン氏は、不出馬の理由を精神面も含めて態勢づくりが間に合わなかったと説明していた。

 民主党の指名争いは、首位を走るクリントン前国務長官(68)と、リベラル層の支持を集めるサンダース上院議員(74)による事実上の一騎打ちとなっている。

 バイデン氏は「しっかりとした政策論議が交わされている」と評価。「私が参加してもそうなっていただろう」と述べた。(共同)

2939とはずがたり:2016/01/11(月) 18:02:27
生まれながらの米国市民ってなんだ?米国生まれでなくても米国籍を持っていれば?議いという事か。

2016年 01月 6日 16:26 JST
トランプ氏、カナダ出生クルーズ議員の大統領資格問題視=米紙
http://jp.reuters.com/article/trump-idJPKBN0UK0Q520160106?rpc=188

[ワシントン 5日 ロイター] - 米大統領選挙の共和党候補指名争いをリードしている不動産王のドナルド・トランプ氏は、大統領の資格要件を再び問題にしようとしている。米紙ワシントン・ポストに対し、ライバルのテッド・クルーズ上院議員がカナダ生まれであることを指摘し、もし共和党候補に指名されると厄介な問題が生じかねないと語った。5日付同紙にインタビューが掲載された。

トランプ氏は以前も、オバマ大統領の出生地に疑問を唱える「バーサー運動」の先頭に立ち、米国生まれであることを証明せよと要求したことがある。

最近のロイター/イプソス調査によると、トランプ氏は指名争いで首位を独走するが、初戦となる党員集会が来月開かれるアイオワ州ではクルーズ議員のリードを許している。

トランプ氏は同議員への攻撃ではないとしつつも、出生地をめぐって様々な問題が生じるうえに、裁判沙汰になる可能性もあると指摘。「そんなことになったら大問題だ」と同紙に語ったという。

米国憲法によると大統領は「生まれながらの米国市民」でなければならない。クルーズ議員はカナダ・アルバータ州のカルガリー生まれだが、母親が米国市民であり、本人は立候補の要件を満たすとしている。

2940チバQ:2016/01/13(水) 00:33:25
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160112-OYT1T50145.html
共和フィオリーナ氏失速、下位枠に…米大統領選
2016年01月12日 20時00分
 【デモイン(米アイオワ州)=今井隆】米大統領選の共和党指名候補争いを巡り、15日の第6回テレビ討論会を主催するFOXビジネスネットワークは11日、視聴率の高い夜の部に参加する上位7人を発表した。


 一時は世論調査2位に浮上したこともあるヒューレット・パッカード元最高経営責任者(CEO)のカーリー・フィオリーナ氏(61)が上位枠から漏れ、下位候補による別枠の討論会に逆戻りとなった。

2941チバQ:2016/01/13(水) 00:34:16
http://www.cnn.co.jp/usa/35076068.html
共和党のポール議員、討論会を辞退 選出基準に不満
2016.01.12 Tue posted at 13:10 JST
ワシントン(CNN) 米大統領選の共和党候補指名争いに名乗りをあげているランド・ポール上院議員は11日、今週開かれる同党テレビ討論会への参加を辞退すると表明した。
討論会は14日、フォックス・ビジネス・ネットワーク(FBN)の主催で開かれる。FBNは先月、本番の討論は最新の全米世論調査の平均で上位を占めた6人と、予備選・党員集会の開幕戦となるアイオワ、ニューハンプシャー両州での上位5人を参加者とすると発表していた。
ポール氏による辞退表明の直後、FBNは参加条件を満たした候補者7人を発表。この中に含まれなかったポール氏ら4人は、下位グループによる「前座」の討論会に回された。同氏が辞退した結果、前座は多くても3人の討論となる。
CNNが先月開いた前回の討論会には、ポール氏も上位9人の1人として参加していた。
ポール氏は11日、CNNとのインタビューで「我々は上位の選挙戦を展開しているのだから、上位以外の参加には応じられない」と述べた。
さらに「私は最近の世論調査で常に5〜6位を維持してきた。先週は全米規模の調査で4位との差がわずか1ポイントだった。私を討論会から除外するのは間違いだ」と主張した。
これに続いてポール陣営も声明を出し、「指名レースの序列をメディアに決めさせるわけにはいかない」と強調。同氏の支持率はこの数週間、上昇傾向にあるとの見方を示した。
FBNはどの世論調査を基に討論会参加者を決めたのか、具体的には公表していない。

2942チバQ:2016/01/13(水) 00:38:31
http://www.cnn.co.jp/usa/35076022.html
ブルームバーグ前NY市長、大統領選参戦か 事前調査を実施
2016.01.10 Sun posted at 17:48 JST
ワシントン(CNN) 米ニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ前市長が先月、今年の米大統領選に自らが無所属で出馬した場合、民主党のクリントン前国務長官、共和党の実業家トランプ氏の両有力候補と競り合えるかの可能性を探る世論調査の実施を依頼していたことが10日までにわかった。
前市長に近い筋がCNNに明らかにした。世論調査の具体的な結果については触れなかった。
同筋は、世論調査の要請はトランプ氏が過去半年間で有力候補に躍り出たことを意識した措置としている。ブルームバーグ氏はメディア事業で財を成した富豪としても有名。
同氏による世論調査依頼は米紙ニューヨーク・タイムズが最初に報じていた。

ブルームバーグ氏は2008年の大統領選で無所属での出馬を検討したことがある。しかし、予備選の早い段階で立候補を断念していた。12年の大統領選では気候変動問題を理由にオバマ大統領の再選支持を表明していた。
米紙ニューヨーク・ポストは昨年、ニューヨークの民主党関係者がブルームバーグ氏と接触し、大統領選出馬への関心の度合いを探ったとも伝えていた。
同氏は銃規制強化の提唱者でもあり、保守派のいら立ちも誘っている。銃保持の権利を主張する全米ライフル協会(NRA)は昨年夏、ブルームバーグ氏を非難する広告キャンペーンに踏み切り、個人的な資産を使い国民各自の権利と自由をはく奪しようとしているなどとなじっていた。
ブルームバーグ氏は長年、民主党の支持者だったが、01年の市長選に合わせ共和党支持に転じていた。しかし、3期目を狙う市長選には無所属で出ていた。

2943チバQ:2016/01/13(水) 22:52:55
http://www.sankei.com/world/news/160113/wor1601130021-n1.html
2016.1.13 11:45

オバマ氏が最後の一般教書演説 TPPの早期承認求める 銃規制強化・移民制度改革に決意

ブログに書く1





一般教書演説を行うオバマ米大統領=12日、ワシントンDC
 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領は12日夜(日本時間13日午前)、2016年の施政方針を示す一般教書演説を上下両院合同会議で行った。08年のリーマン・ショックから景気回復に導いたとして就任後7年間の実績をアピールし、今後、銃規制強化や移民制度改革に取り組む考えを強調。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の脅威から国民を守る決意も示した。

 オバマ氏は任期最後の演説で「10年以上先に焦点を当てる」とし、来年1月の大統領退任後も含めた長期的な課題に言及。「民主主義には市民同士の信頼の絆が必要だ」と述べ、党派対立の解消を主張した。

 就任前から訴えてきた「チェンジ(変革)」に触れ、「政治過程の変革は(次期大統領で)誰が選ばれるかではなくどのように選ばれるかだ。米国人が求めるときにだけ変革は実現する」と述べた。

 また、米軍主体の有志連合によるIS掃討作戦が効果を上げていると強調。先月のカリフォルニア州サンバーナディーノ乱射事件後に大統領選の共和党候補で不動産王のトランプ氏がイスラム教徒の入国禁止を訴えるなど排外主義が広がることに警鐘を鳴らした。

 オバマ氏は同乱射事件を踏まえ、銃の購入者に対する身元調査を拡大するなどの新たな銃規制強化策を残り1年間の任期における重要課題と位置付けている。

 銃犯罪の阻止を訴えるとともに、演説で大統領が訴える政策に関係する人物を来賓として招くための傍聴席の1つを凶弾に倒れた犠牲者のための空席とし、哀悼の意を表している。

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関し、「TPPがあれば中国は地域の規範を設定できない。米国がそれを行う」と述べ、早期承認を訴えた。

2944とはずがたり:2016/01/14(木) 19:01:47
2016年の中南米:ブラジルの凋落
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/45710?utm_source=editor&utm_medium=self&utm_campaign=link&utm_content=recommend
2016.1.7(木) The Economist
(英エコノミスト誌?2016年1月2日号)

中南米最大の経済大国に危機が迫っている。

ブラジル全土で反政権デモ、3月に続き再び
ブラジルでは昨年、ルセフ大統領の退陣を求める大規模な反政府デモが相次いだ〔AFPBB News〕
?2016年の年始を迎えるころ、ブラジルは熱狂的なムードに包まれているはずだった。何しろ8月にはリオデジャネイロで南米初のオリンピック(五輪)が開催され、ブラジル国民が最も得意とする「華々しいパーティーを開く」チャンスが訪れる。しかし実際には、ブラジルは政治と経済の大きな危機に直面している。

?2015年12月16日、格付け会社のフィッチはブラジルの信用格付けを「投機的等級」(ジャンク級)に引き下げた。3大格付け会社のうち、ブラジルの国債を投機的に格下げしたのはこれで2社目だ。

?その数日後には、財政安定化を目指してブラジルのジルマ・ルセフ大統領が任命したジョアキン・レビ財務相が、失意のうちに就任1年を待たずに職を辞した。ブラジル経済は2016年に2.5〜3%ほどのマイナス成長が予想されており、この数字は2015年からさほど改善されていない。石油に依存し経済制裁に苦しんでいるロシアでさえ、ブラジルと比べればまだ持ちこたえているほどだ。

?経済の問題と並行して、ブラジルの連立政権は国営石油会社ペトロブラスを取り巻く大規模な汚職スキャンダルで信用を失っている。さらには財政赤字の規模を隠蔽してきたと糾弾されているルセフ大統領も、議会での弾劾手続きに直面している。

?BRICSのBたるブラジルは、本来なら急成長する新興経済国の先鋒になるべき存在だ。にもかかわらず、政治の機能不全に直面しており、さらには制御不能のインフレに逆戻りしつつあるようだ。厳しい選択をしなければ、ブラジルを正しい軌道に戻すことはできない。だが現在のところ、ルセフ大統領にそうした選択をする意欲があるようには見えない。

大統領の失政

?ブラジルの苦境は、他の新興国と同様に、世界的なコモディティー(商品)価格の下落に起因している部分もある。

?だが、ルセフ大統領とその所属政党である中道左派の労働党(PT)は、もともと悪い状況をさらに悪化させた。2011年から2014年にかけての1期目に、ルセフ大統領は浅はかにも大盤振る舞いを敢行し、年金支給額の引き上げとお気に入りの業界に対する非生産的な税控除に支出した。2010年時点で国内総生産(GDP)比2%だった財政赤字は、2015年には同10%にまで膨らんだ。

…(以下有料記事)

ブラジルでカーニバルが続々中止
深刻な不況が予算を直撃、サンバパレードどころじゃない
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/45768
2016.1.14(木)

2945とはずがたり:2016/01/14(木) 19:05:28
ブラジル経済:壊れたレバー
深刻化するスタグフレーション、財政難が金融政策を阻害
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/45149?utm_source=editor&utm_medium=self&utm_campaign=link&utm_content=recommend
2015.11.4(水) The Economist
(英エコノミスト誌?2015年10月31日号)

ブラジルの中央銀行がインフレ対策で二の足を踏んでいるのは、危機的な財政状況が原因なのだろうか?

?ブラジル経済は、過熱の一歩手前にあるようにはとても見えない。国際通貨基金(IMF)は、同国経済は2015年に3%縮小すると予測し、翌2016年も1%のマイナス成長を見込んでいる(ブラジル経済が2年連続で縮小したことは1930〜31年以降一度もない)。9月までの1年間で丸々120万人の雇用が消失した。失業率は7.6%に達し、1年前の4.9%から急増している。

?まだ職がある人たちも、生活の苦しさを実感している。(インフレ調整後の)実質賃金が前年比で4.3%減少しているからだ。

?経済が軟調であるにもかかわらず、インフレ率は2ケタに近づいている。最近になって、ブラジルの中央銀行は、2016年のインフレ目標として設定した4.5%の達成は難しいと認めた。

?市場では、インフレ率が目標値まで下がるのは2019年以降だと見ている。

ブラジルは「フィスカル・ドミナンス」に陥ったのか?

?物価の急激な上昇が、最近のレアル下落が招いた輸入品の価格上昇による一時的なものにすぎないなら、それほど大きな問題ではない。しかし、一部のエコノミストの唱える説は、より警戒を要する。ブラジルの財政があまりに危機的な状況にあるため、中央銀行のインフレに対処する力が損なわれているというのだ。これはフィスカル・ドミナンス(財政による支配)*1と呼ばれる現象だ。

?ブラジルが現在の苦境に陥った直接の原因は外的なものだ。世界経済が力強さに欠け、特に原油や鉄鉱石に対する中国の需要が低迷したことから、輸出と投資の両方が停滞した。

?しかし、ブラジルの問題の多くは自ら招いたものだ。ブラジルのジルマ・ルセフ大統領は、2011〜14年の最初の任期中に、コモディティー(商品)による望外の好況を利用し、肥大した政府の適正化を図ることもできたはずだ。ブラジルはGDPの36%に相当する額を税金として徴収しておきながら、その見返りとなるまともな公的サービスはほとんど提供していない。…

ブラジル経済:景気後退の鋭い痛み
国中に広まる沈滞ムード、ジャンク級への格下げで一段と暗転
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44836?utm_source=editor&utm_medium=self&utm_campaign=link&utm_content=recommend
2015.9.24(木) The Economist
(英エコノミスト誌 2015年9月19日号)

 職業安定所は、おおよそ陽気な場所ではない。国の生活の大部分を円滑に動かしている個人的なコネがない人々にとって、職業安定所がしばしば最後の砦となるブラジルでは、特に暗澹とすることがある。

 中心街のサンパウロにある職業安定所で列に並ぶ54歳の運転手、フランシスコさんは、2年以上も失業している。

 列がこんなに長かったことはない、とフランシスコさんはため息をつく。「危機のせいだよ」

 ブラジルの成長は何年も停滞している。ジルマ・ルセフ大統領の任期1期目の2011年から2014年にかけては、成長率が平均で2%だった。ブラジルの大豆、鉄鉱石、石油に対する世界的な需要が急拡大していたにもかかわらず、だ。

 民間部門に対する政府の干渉は、過度に緩和的な金融・財政政策と相まって、信頼感を低下させた。投資は干上がり、インフレは高進した。高いコモディティー(商品)価格の支えがなくなった今、国内総生産(GDP)が大きく落ち込み(2015年第2四半期は前期比1.9%減)、それまで底堅かった労働市場を道連れにしている。

跳ね上がる失業率

 今年1月以降、50万人近い雇用が削減された。ビジネススクールのファンダサウン・ゲットゥーリオ・ヴァルガスの研究者たちは、2016年末までにさらに250万人の雇用が削減されると見ている。7月の失業率は7.5%で、1年前の4.9%から跳ね上がり、史上最大の年間上昇率を記録した(図1参照)。

 失業率は来年末には約10%に達し、その後しばらく、その水準にとどまると予想されている。ブラジルの人と話すと、失業手当を受けている友人や家族がいない人を探すのは難しい。

 財政を均衡させる責任を非協力的な議会に負わせるルセフ大統領の的外れな取り組みを受け、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は先日、ブラジルの債券をジャンク債の水準に引き下げた。この決定を契機に、簡易宿泊所から企業の役員室に至るまで、ムードは一段と暗くなった。

2946チバQ:2016/01/14(木) 23:27:59
http://www.sankei.com/world/news/160114/wor1601140002-n1.html
2016.1.14 00:04
【米一般教書演説】
「オバマ政治」継承へ 大統領選で民主候補に“踏み絵”迫る

ブログに書く1




(1/2ページ)

12日、ワシントンで一般教書演説を行うオバマ米大統領(ロイター)
 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領は一般教書演説で残り1年間の任期で「“第3期”オバマ政権」に道筋を付ける意図を明確にした。憲法の規定で任期は2期に限られるが、11月の大統領選で与党・民主党候補を当選させることを通じオバマ政治を継承させる意向とみられる。

 大統領選は2月1日のアイオワ州党員集会を皮切りに党指名候補を絞り込む予備選・党員集会に入る。

 「この中の何人かがアイオワに戻りたくてそわそわしているのは分かっている。コツを知りたければこの後に握手しましょう」

 オバマ氏は議場を見渡し、軽口で笑いを誘った。民主党から無所属のサンダース、共和党からクルーズ、ルビオ、ポールの各上院議員が出馬している。

 来年1月以降の次期政権も見越した政策を訴えたオバマ氏。取り組むべきテーマとして、不法移民の市民権取得に道を開く移民制度の抜本改革、銃規制の強化、最低賃金の引き上げなどの難題をたたみかけるように読み上げていった。

 足元の民主党ではクリントン前国務長官をサンダース氏が追い上げている。

 オバマ氏は支持を表明せず、残り任期の重要課題、銃規制強化策に反対する候補は「私の党であっても応援も投票もしない」と断言。演説でも大統領の条件に(1)経済的機会の提供(2)気候変動問題の解決(3)「世界の警察官」とならず米国の安全を確保(4)政治改革への取り組み-を挙げた。

 マクドノー大統領首席補佐官は最近、オバマ氏の支持表明は予備選で大勢が決した後だと述べた。政権発足の原動力となった若者、女性、マイノリティー(少数派)の支持動向に影響を持つオバマ氏は、支持を明言せず候補に“踏み絵”を迫ることで、次期政権を方向付ける考えのようだ。

2947チバQ:2016/01/15(金) 20:18:49
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160115/k10010372891000.html
米大統領選 共和党討論会で支持率1位・2位が舌戦
1月15日 16時37分

アメリカ大統領選挙に向けて、野党・共和党のテレビ討論会が開かれ、候補者選びの初戦アイオワ州で首位を争う不動産王のトランプ氏と、クルーズ上院議員が大統領になる資格などを巡って舌戦を繰り広げました。
11月の大統領選挙に向けて、野党・共和党のことし初めての討論会が14日、南部サウスカロライナ州で、テレビ局「FOXビジネスネットワーク」の主催で開かれました。
この中で支持率トップのトランプ氏は、支持率2位で初戦の中西部アイオワ州ではほぼ互角の人気を集めるクルーズ上院議員について、カナダ生まれであることを指摘し、「民主党は彼の出生を法的に問題視するだろう」と述べ、大統領候補にふさわしくないと批判しました。
これに対して、クルーズ氏は「トランプ氏が急に問題だと言い始めたのは、アイオワ州で支持率が落ちたことにうろたえたのだろう。われわれは誰が最高司令官にふさわしいかという議論に集中すべきだ」と切り返しました。さらに、クルーズ氏は「ニューヨークの人々の価値観はリベラルであり、金とメディアしか関心がない」と述べ、ニューヨーク出身のトランプ氏をやり玉に挙げるなど、双方は激しい非難を繰り広げました。
アメリカのメディアは、トランプ氏とクルーズ氏の舌戦を大きく取り上げていて、およそ2週間後に迫った候補者選びの初戦に向けて選挙戦は激しさを増しています。

2948チバQ:2016/01/15(金) 20:35:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201601/CK2016011502000119.html
「格差是正」サンダース氏急伸 米大統領選・民主指名争い

2016年1月15日 朝刊


写真
 【ワシントン=斉場保伸】十一月の米大統領選の民主党指名争いで、党内支持率トップのヒラリー・クリントン前国務長官(68)の人気に陰りがみられる。追うバーニー・サンダース上院議員(74)がここに来て急速に支持を集めており、八年前にも本命視されながら現オバマ大統領と激しい指名争いを演じた苦戦の悪夢がよみがえる可能性も出てきた。
 クリントン氏は前国務長官としての政治経験と高い知名度で「初の女性大統領」の誕生を期待され優位を誇ってきた。一方、社会主義者を自称するサンダース氏は格差の是正を訴えるなどリベラルなスタンスを一貫して打ち出してきた。ここに来て、最低賃金の引き上げや公立大学の授業料を無料化するというサンダース氏の主張が若者を中心に浸透度を深めている。
 民主、共和両党が大統領選を戦う候補を選ぶ予備選・党員集会は二月一日にアイオワ州でスタートする。リアル・クリア・ポリティクスが集計した各種世論調査の支持率平均値では十二日現在、アイオワ州でクリントン氏が45・5%、サンダース氏が45・3%。その差はわずか0・2ポイントで拮抗(きっこう)する。
 続く二月九日に予備選があるニューハンプシャー州では、隣接のバーモント州選出のサンダース氏が地の利を生かして48・8%の支持を集め、クリントン氏の42・6%を逆転している。
 クリントン氏は八年前の〇八年一月にはアイオワ州でオバマ氏に敗れ、続くニューハンプシャー州で演説中に「(選挙戦は)楽じゃない」と涙。辛くも一勝一敗に持ち込んだ局面があった。仮に今回クリントン氏がアイオワ、ニューハンプシャー両州を落とせば、世論はクリントン氏の「弱さ」に着目し、その後の選挙戦が極めて厳しいものとなるのは必至だ。
 ワシントン・ポスト紙によると、この状況を受けてクリントン氏は「全然神経質になんかなってないわ。最後までできる限りのことをする」と述べた。だが全米でも両氏の差の縮まる傾向がここ数日顕著で、クリントン氏の圧倒的優位は揺らいでいるのが実情だ。

2949チバQ:2016/01/15(金) 21:16:41
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160116k0000m030107000c.html
<米大統領選>共和党候補、つぶし合い過熱

21:12毎日新聞

 【ワシントン西田進一郎】11月の米大統領選に向けた共和党候補者指名争いで、支持率上位3人によるつぶし合いが過熱している。南部サウスカロライナ州で14日に開かれたテレビ討論会では、首位の不動産王ドナルド・トランプ氏(69)と3位のマルコ・ルビオ上院議員(44)が、急速に支持を伸ばして2位につける保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)を攻撃した。

 「あなたには大きな疑問がある。(立候補にあたって)疑問があってはいけない」

 トランプ氏は、キューバ移民の父と米国人の母の間にカナダで生まれたクルーズ氏に対し、「生まれながらの米国人」という大統領になる資格があるのかどうか、裁判所で確認すべきだと改めて攻撃した。

 クルーズ氏は1期目だが、オバマ大統領批判の急先鋒(せんぽう)として知られる。保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」の強い支持を受け、党指導部とも衝突。立候補表明後は、聖書に忠実で原理主義的なキリスト教福音派の取り込みも図ってきた。

 支持率は1桁だったが、昨年11月に元神経外科医のベン・カーソン氏(64)が外交・安全保障の知識不足が露呈するなどして失速すると支持層を奪って急伸。2月1日に候補者選びの初戦が行われる重要州で、福音派が多い保守的なアイオワ州では一部の世論調査でトランプ氏を抜いた。

 一方、党本流の支持を受けるルビオ氏は、候補の乱立状態が解消されれば主流派の支持を集めて浮上できると計算。先行する2人に対抗する軸となることを目指す。討論会では、クルーズ氏が移民問題で立場を変えたと指摘し、「アイオワで有利になると言われたからだろう。保守主義ではなく、政治的計算だ」と酷評した。

 これに対しクルーズ氏は、ルビオ氏が不法移民に市民権付与の道を開く法案を過去に支持したと反論したが、ルビオ氏の勢いに押し込まれた。

2950チバQ:2016/01/16(土) 12:17:56
http://www.sankei.com/world/news/160116/wor1601160035-n1.html
2016.1.16 11:56
【米大統領】
共和党2位のクルーズ候補に資格なし? 「カナダ生まれだ」と提訴

Tweet

15日、サウスカロライナ州でのイベントで話すクルーズ上院議員(ゲッティ=共同)
 米南部テキサス州の弁護士が、大統領選の共和党指名争いで支持率2位のクルーズ上院議員について、カナダ生まれのため米大統領の資格要件を満たしているか疑義があるとの立場から司法による確認を求める訴えを同州の連邦地裁に14日起こした。ロイター通信が15日報じた。

 共和党指名争いでは、支持率首位の実業家トランプ氏がクルーズ氏の大統領資格を疑問視し、攻撃を強めている。弁護士とトランプ氏の間につながりはないという。

 米憲法は大統領の要件として「出生による合衆国市民」と規定。クルーズ氏は母親が米国市民のため自分も米国市民だと主張し、出生地がカナダでも問題はないとしている。(共同)

2951とはずがたり:2016/01/17(日) 13:11:57
ばらまきなんかするから。。

ベネズエラで「経済緊急事態宣言」、原油安の影響
TBS News i 2016年1月17日 00時25分 (2016年1月17日 01時50分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20160117/Tbs_news_50659.html

 原油安の影響を受けて、経済が悪化している南米ベネズエラで15日「経済緊急事態宣言」が出されました。
 ベネズエラ政府が発表した「経済緊急事態宣言」の期間は60日間で、マドゥーロ大統領に企業の経営への介入や、為替取引の制限といった権限が与えられます。

 世界有数の原油埋蔵量を誇るベネズエラは、外貨収入のおよそ96%を原油の輸出に頼っていますが、世界的な原油安により国内の経済状況は悪化。2015年1月〜9月期のインフレ率は年率換算で141.5%まで上昇しています。

 マドゥーロ大統領は15日、議会演説で国民に「経済緊急事態宣言」への理解を求めました。

 ただ、ベネズエラの議会は去年12月に行われた選挙で、中道右派の野党連合が3分の2を超える議席を獲得。大統領に大きな権限を与える緊急事態宣言に反発するのは必至で、マドゥーロ大統領が意図している政策が実行できない可能性もあります。(16日19:35)

2952チバQ:2016/01/18(月) 20:33:46
http://mainichi.jp/articles/20160118/k00/00e/030/171000c
銃規制強化巡り舌戦 民主、アイオワ初戦控え

毎日新聞2016年1月18日 12時42分(最終更新 1月18日 12時42分)
 【ワシントン西田進一郎】11月の米大統領選に向けた民主党候補者による第4回テレビ討論会が17日、南部サウスカロライナ州で開かれた。候補者選びの初戦となる中西部アイオワ州党員集会は2月1日で、集会前の討論会は今回が最後。同州の支持率では、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)とバーニー・サンダース上院議員(74)が競っており、初戦勝利で弾みを付けたい両氏が火花を散らした。

 サンダース氏は、銃規制強化に後ろ向きだと批判するクリントン氏に対し、「クリントン氏は自分の言っていることが非常に不誠実だと知っている」と反論し、銃販売の際の身元調査強化などの必要性を主張。これに対し、クリントン氏はサンダース氏の過去の投票行動を挙げて銃規制強化に後ろ向きだったとし、「サンダース氏が立場を変えたと聞くことができてうれしい」と皮肉った。

 一方、サンダース氏はクリントン氏と金融業界(ウォール街)の結びつきを挙げながら、自分には巨額の資金を集める特別政治活動委員会もないと「違い」を強調し、ウォール街への反発が強いリベラル層に訴えた。

 全米での支持率はクリントン氏がサンダース氏に差を付けている。最新の世論調査の平均値では、クリントン氏が51.0%に対し、サンダース氏は38.3%。ただ、アイオワ州ではクリントン氏のリードはわずか4ポイントにとどまり、両氏の批判合戦が始まっている。

 討論会にはマーティン・オマリー前メリーランド州知事(52)も参加した。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板