したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

2004年米国大統領選スレ

1デモクラット:2003/12/18(木) 21:19
おりーぶの木さんとの個人メールで話題に上ったので、立てることにしました。
年が明ければ予備選が始まりますし、前近代的な暴力政治を繰り返す頭の悪い現職大統領に天罰が下るかもしれませんし。
大統領選の記事やコメントをご記入くださいませ
(「ご記入くださいませなんて、オーナーを差し置いて申し訳ありません」)。

12おりーぶの木:2003/12/19(金) 23:08
>>9
そうですね。共和党のハト派といえば最近ではパウエル国務長官になるのでしょうか?
死刑廃止の共和党知事もいることですし、ゴッタ煮状態は我が国の政界と似たり寄ったりですねぇ。

13とはずがたり:2003/12/19(金) 23:24
そういえばパウエルも軍人出身でしたな。
昔だったら宇垣とかになるのでしょうか。

14おりーぶの木:2003/12/19(金) 23:44
宇垣って誰?

15とはずがたり:2003/12/19(金) 23:54
宇垣一成
うがき かずしげ
1868(明治1)〜 1956(昭和31)
大正・昭和期の陸軍軍人(大将)、政治家 岡山県出身。陸軍大学校卒業後、参謀本部員、ドイツ駐在武官を経て、陸軍省軍務局軍事課長となる。 清浦圭吾・加藤高明・第一次若槻礼次郎内閣の陸軍大臣。 大正デモクラシー運動の軍縮要求に対応して4個師団を廃止(宇垣軍縮)、代わりに軍隊の近代化を進め、 学校教練制度や青年訓練所制度を実施し、軍部による国民統合への道を進めた。 29(S4)浜口雄幸内閣陸相、陸軍内に宇垣閥を作り、31青年将校らによるクーデター未遂事件「三月事件」の黒幕。 同年、朝鮮総督。38近衛内閣の外相兼拓相。つねに「政界の惑星」であった。 戦後53参院選挙に出馬し全国最高点当選した。
http://www6.plala.or.jp/guti/cemetery/PERSON/A/ugaki_k.html

軍縮を進めたと云う事で陸軍に睨まれていたが,軍人出身でもあり軍部を抑えうると云う事で組閣の大命が降りたのだが,陸軍は陸相を推挙せず復活したばかりの現役武官制のもとで組閣に失敗した。

16デモクラット:2003/12/20(土) 00:57
アメリカの場合、自由主義しか存在しないので、二大政党が特に似てくるのは確かです。

また、南北戦争後に「強固な南部」と言われる南部の一党支配体制を築いた民主党も、
実は北部では非WASP系移民を支持基盤とする弱者の党でした。
ニューディールの民主党は北部の労働者+マイノリティーと南部の保守派という、
一見奇妙な連合を築いていました(「ニューディール連合」とか、「ローズベルト連合」と呼ばれます)。
南部保守派の民主党は、ケネディ・ジョンソン政権下の人種平等政策が南部保守層の反発を招き、
次第に支持層を共和党に奪われていきました。
南部のある州で知事を務めたサーモンド氏が、68年大統領選に民主党を離れて州権民主党を結成して臨み、
その後に共和党から連邦上院議員になり100歳まで務めたことが大きいようです。

私は常々、保守とタカ派、リベラルとハト派は全く別の概念だと主張してきましたが、
それはアメリカ政治を見ればお分かりいただけるかと思います。
日本にも、前原誠司という、リベラルにしてタカ派という政治家がいますが。

17日帝極右保守反動分子:2003/12/20(土) 21:55
>>10
トルーマンはタカ派というよりは現実主義者といった方が適当なんじゃないですか?
内政はニューディール路線を継承するフェア・ディールを掲げてましたし。
よくトルーマンは反共主義者とか言われますが私はそうは思いません。
トルーマンが反共主義的な姿勢をとったのは
就任直後の初の国連総会、ポツダム会談と直にソ連と接してみて
ソ連の世界赤化欲望を強く感じ取ったからでしょう。

18おりーぶの木:2003/12/21(日) 13:14
>>15
なるほど。戦前の話ですたか。
ところで今日のサンプロを見ている限りでは、「フセイン拘束」に関係なくブッシュ再選は揺るがないとの予測をしていて愕然としますた。
日本のメディアは誤解していると・・・ まずその理由は3つありまして、1つは資金力のけた違いの差。民主党9候補の選挙資金を合わせてもブッシュに及ばないと言うしまつ。
2つ目はアメリカ大統領選史上、現職大統領が負けた例はわずかに4回。そのうち、カーターはイラン大使館問題の失策。ブッシュ(親父)は第3の候補であるペロー氏に支持基盤を侵食された特殊な例であり、予備選を戦わなければいけない民主党候補と違って、本選に全力を注げる。
そして最後の3つ目。アメリカ国内はかつてなく保守化しており、リベラルなディーン候補では無党派層に受け入れられず惨敗する。かつてベトナム戦争末期の時代。泡沫候補だったマクガバン候補がベトナム即時撤退を訴えて予備選を勝ちぬいたが本選では現職のニクソンに惨敗。
当時の国内も厭戦気分が今以上に強かったが、マクガバンの左派勢を嫌った中間層がニクソンに大量に流れたという例と、現在の本命ディーン候補と非常に酷似するというデータを示していてかなりへこみますた。
後、4年もブッシュ政権のまま、推移すると思うと絶望的だなぁ。

19とはずがたり:2003/12/21(日) 20:20
資金の話しは聞いたことがあります。
ブッシュは戦争には勝ったが経済政策で失速したのではなかったでしたっけ?

それにしてもブッシュの支持率はどうなんでしょうか?フセインとっつかまえて上昇傾向?

>後、4年もブッシュ政権のまま、推移すると思うと絶望的だなぁ。
ほんと同感です。

20おりーぶの木:2003/12/21(日) 21:31
>>19
その経済も上向き傾向らしいですし、フセイン拘束後はかなり上昇したそうな。
アメリカのメディアも手放しで礼賛してるそうだし、なんか我が国の民度の方が1000000倍健全だな(苦笑)
やはりクラークで行った方がいいような気がするが。リベラルであろうが勝てなきゃ元も子もないし、誰がなるにせよブッシュより1000000000000000倍マシなのは論を待たない。

21おりーぶの木:2003/12/21(日) 22:21
2000年、米大統領選結果 民主党は西海岸、東部で強く、共和党は中西部、南部で強いのがわかります。
フロリダできっちり計測していれば今のような悪夢は見なくて済んだのに・・・
http://www.election.co.jp/database/2000/20001108.html

22デモクラット:2003/12/22(月) 16:59
>>18
本日受けたアメリカ政治史の講義で、まさに1972年大統領選の話が出てきました。
その中身にも触れつつ、コメントしたいと思います。

確かにマクガバンとディーンは、党内最左派ということでよく比べられますが、
教官によれば、マクガバンは急進的な学生運動などの支援を受け、文字通り最左派でしたが、
ディーンはマクガバンと違い、社会文化面では保守的なようです。例えば、銃所持規制には反対ですと。

また、ブッシュJr.と違ってニクソンは党内でも穏健派でした。
内政では、経済政策において、民主党を先取りするような福祉国家政策を進めていました。
それが白人エスニック(非WASP系移民)や南部白人層など、低所得層の票を集めました。

それから、選挙で負けた現職大統領が4人、というのは「第二次世界大戦後」ではないでしょうか。
4という数字を考えると、厳密には出馬断念に追い込まれた1968年のジョンソン(民主)を含んでいるようですね。
20世紀に、本選挙で落選した現職大統領と敗因を挙げておきます。
1912年 タフト(共和) セオドア・ローズヴェルト前大統領出馬による共和党分裂
1932年 フーバー(共和) 大恐慌を巡る経済無策
1976年 フォード(共和) ウォーターゲート事件の後遺症とニクソン恩赦
1980年 カーター(民主) イラン大使館人質事件の失政
1992年 ブッシュSr.(共和) 経済失政とロス・ペローによる支持層侵食
これとは別に、一般投票で相手候補を下回りながら選挙人獲得数で上回った大統領は、軒並み再選に失敗しています。

>>21
フロリダの計測だって、分かりませんよ。
しっかりパンチしていないで、最初の集計では塞がれていた穴が、何度も数えているうちに落ちたとか。
それよりも、選挙人の勝者一括獲得制が残っている方が問題だと思われます。

23デモクラット:2003/12/22(月) 17:04
中途半端なカキコでしたね。
要は、歴史のアナロジーなんて当てにならない、ということを言いたいのです。

24デモクラット:2003/12/22(月) 17:19
>>17
トルーマンがフェア・ディールを掲げたのは事実ですが、あくまで内政面の話ですから、
それをもってタカ派ではないとか、反共でないということにはならないでしょう。

>>10
レーガン、ブッシュとニクソン、フォードが逆になっています。前者がタカ派、後者がハト派です。

25とはずがたり:2003/12/22(月) 22:15
>>24
>歴史のアナロジーなんて当てにならない、ということを言いたい
そうなんですよねえ。歴史好き,理論化好きとしては理論経済史みたいな分野を作りたいんですが,歴史の法則性を抽出して理論化するという作業は歴史の一回性(?)とどうしても矛盾するようです。

それと>>10の間違いのご指摘感謝。

26とはずがたり:2003/12/22(月) 22:28
>>22

1912年 タフト(共和) セオドア・ローズヴェルト前大統領出馬による共和党分裂
↑タフトハートレイ法のタフトでしょうか?中身を忘れてたので調べてみると労働組合弾圧法案みたいですね。保守派だったのでしょうか?T・ルーズベルトは調べてみると"カリブ海沿岸諸国に対するセオドア=ローズヴェルトの外交は「棍棒をたずさえ、おだやかに話せ」を方針としたので「棍棒外交」と呼ばれた"と有りますので穏健派か。共和党分裂とは"1912年の大統領選挙には革新党を結成して出馬してウィルソンに敗れた" 事を指すのですな。
1932年 フーバー(共和) 大恐慌を巡る経済無策
↑大恐慌に際して自由主義を信奉し何もしなかったのがフーバーですね。
1976年 フォード(共和) ウォーターゲート事件の後遺症とニクソン恩赦
↑ウォーターゲート事件で大統領辞任による昇格ですな。
1980年 カーター(民主) イラン大使館人質事件の失政
1992年 ブッシュSr.(共和) 経済失政とロス・ペローによる支持層侵食
↑ロスペローの独立党でしたっけ?

参考文献
http://www.sqr.or.jp/usr/akito-y/gendai/6-teikoku6.html
http://www.inter-highschool.ne.jp/~0004055/american/american_p.html

27おりーぶの木:2003/12/22(月) 22:53
>>22
なるほど。ちなみにクラーク候補は銃規制派で、環境保護、人種の多様性の尊重を唱えるなどイメージとはうらはらにかなりのリベラル派のようですね。
>歴史のアナロジーなんて当てにならない、ということを言いたい
そう信じたいですね。いくらなんでもあのブッシュが再選なんてこれ以上の悪夢がこの世に存在するだろうか?

28杉山真大:2003/12/22(月) 23:02
>>26
タフト・ハートレー法を制定したのは大統領の息子ですよ。
http://www007.upp.so-net.ne.jp/togo/human/ta/bobtaft.html

#で、タフト・ハートレー法を調べてみたら宮本百合子による1948年大統領選
#の分析がヒットしました。第三党への期待を持った眼差しは結構昔からあっ
#たものなんですねぇ
http://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3467_12373.html

あとフォード大統領ですけど、彼も実際には選挙を経て就任した訳ではありま
せん。前任者のアグニュー副大統領も不正資金疑惑で辞職したので、下院院
内総務から栄転(?)して副大統領になり更に大統領に昇格したのです。


http://www3.to/mtcedar/
http://www.bekkoame.ne.jp/~mtcedar/160ch/             【My HP】

29とはずがたり:2003/12/22(月) 23:17
>>28
おお,解説感謝。

30デモクラット:2003/12/22(月) 23:52
>>26
1912年選挙は、仰る通り革新党のことを指しています。
当時は共和党優位の時代であり、民主党のウィルソンが当選したのは例外です。

1932年のフーヴァーですが、まさに文字通りのレッセ・フェールをやってしまったのです。
大恐慌こそは一種の緊急事態だから、権力を発動すべきであったのですがね。
因みに、この選挙における共和党への大恐慌逆風とその後のニュー・ディール連合形成で、
1896年選挙以来の共和党一党優位が崩れ、68年選挙まで民主党一党優位となります。
およそ30年おきに見られ、「再編選挙」とか、「決定的選挙」と言われます。

ロス・ペローですが、1992年選挙は無所属で出馬し、
1996年選挙の再出馬へ向けて改革党(当初は独立党の名で準備)を結成しました。

>>28
フォード大統領に関する補足、ありがとうございます。
選挙で副大統領に当選したこともないので、「唯一選挙の洗礼を受けずに就任した大統領」と言われますよね。

31とはずがたり:2003/12/23(火) 15:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031223-00000240-jij-int
ブッシュ大統領の支持率59%に=民主はディーン氏の人気急上昇−米

[(ワシントン23日時事)]23日付の米紙ワシントン・ポストに掲載された同紙とABCテレビの共同世論調査によると、ブッシュ大統領の支持率は59%と8月以来の最高を記録した。一方、民主党員への調査では、ディーン前バーモント州知事の支持率が31%となり、1週間前の20%から急伸した。 (時事通信)
[12月23日15時2分更新

32おりーぶの木:2003/12/23(火) 21:01
>>31
・・・・・・・
こりゃディーンで決まりかな?

33デモクラット:2003/12/24(水) 00:53
>>16で、サーモンド元連邦上院議員の大統領選出馬を「68年」と書いていましたが、「48年」の誤りでした。
やはり南部民主党が離反した68年大統領選と混同していました。謹んでお詫びします。
また、サーモンドは元サウスカロライナ州知事でした。

34杉山真大:2003/12/24(水) 07:31
>>16 >>33
>>28 で紹介した宮本氏のエッセーでも触れていましたけど、48年の大統領選
では民主党が三分裂していました。右派のサーモンドが州権民主党を左派の
ヘンリー=A=ウォーレス(元副大統領)が進歩党を夫々結成して大統領選に
打って出ていたのです。
ちなみに68年大統領選ではジョージ=C=ウォーレス・アラバマ州知事が独立
党を結成して大統領選に出馬しました。彼は72年大統領選にも出馬に向けて
全国遊説していたのですが、暴漢に襲われて出馬を断念。独立党としては無
名の下院議員を擁立したのですが、泡沫に終わっています。

http://www3.to/mtcedar/
http://www.bekkoame.ne.jp/~mtcedar/160ch/             【My HP】

35デモクラット:2003/12/24(水) 11:19
>>34
毎度、補足コメントありがとうございます。

ジョージ・ウォーレスこそ、南部民主党から白人票を奪い、僅差でのニクソン当選をアシストした人物ですね。
ニクソンの得票率は43%強でしたか、民主党のハンフリー副大統領と0.5ポイントしか差がない薄氷の勝利でした。

南部白人票はリンカーン共和党政権の奴隷解放に反発し、「強固な南部」と言われる民主党一党支配体制をアシストしてきましたが、
ケネディ&ジョンソン両民主党政権の人種平等政策に反発し、この選挙を期に二度と民主党には戻らなかったのですね。
ただ68年選挙で面白いのは、それまでの「決定的選挙」と違い、
それ以後の大統領選挙では共和党優位に変わったのに、議会の民主党優位は変わらなかったことです。
そして議会が共和党優位になったのが、リベラルな政策が反発を呼んだクリントン民主党政権下の94年中間選挙でしたね。

36デモクラット:2003/12/26(金) 12:06
<推薦図書>
「歴代アメリカ大統領総覧」 高崎通浩、中公新書ラクレ、2002年

37おりーぶの木:2003/12/30(火) 16:27
あのー、初歩的な質問でヒジョーに恥ずかしい限りなのですが大統領予備選は党員だけで行うのですよね。
それは全州に渡って開催されるのかな?
それとデモクラットさん。いつぞやはレッセ・フェールの御講義ありがとうございますた。

38デモクラット:2003/12/30(火) 18:27
>>37
いえいえ、とんでもないです。せっかくですから、大統領予備選についてもお答えしましょう。
といっても、「国際情勢ベーシックシリーズ8 北アメリカ」(阿部斉編、自由国民社、1999)をもろに参照していますが。

大統領選における党公認候補は、4年に一度の全国党大会で選出されます。
また、全国党大会における代議員は、一般党員により、州単位で選出されます。
代議員選出の方法には予備選挙方式と党員集会方式があり、州党ごとに制度が異なります。
① 予備選挙方式
州の一般党員が、自らの支持する候補者に投票します。
州の代議員配分方法についても州党ごとに制度が異なり、
1位候補が全てを獲得する勝者独占方式と、得票に応じた比例按分方式があります。
② 党員集会方式
地区党員集会→郡党大会→連邦下院選挙区党大会→州党大会の4段階で、
党員の討議や話し合いにより候補者が決定されます。

党員集会方式は有力者の意向に左右され易いため、最近では予備選挙が主流となっています。
また、民主党は予備選挙を行う全州で比例按分方式を採用しています。
余談ですが、本選挙における選挙人配分は、全ての州で勝者独占方式です。

39しょむ研水泡:2003/12/30(火) 18:59
 諸派・無所属マニアのオイラとしては前回健闘して最近サンフランシスコ
市長選でも民主党候補と決選投票を争い得票率41%を勝ち取った緑の党が
どうなるか注目です。無論改革党なんかも少しは気になりますが。
 共和党ですが、キリスト教ファンダメンタリスト集団「南部バプテスト
連盟」「モラルマジョリティ」「クリスチャン連合」などの強力な宗教票が
欲しいのでハト派に転ずる事は無いかと思います。(^^;)
 因みに上記3団体、学校で進化論を生徒に教えた生物学教師を告発して
有罪にしたり、理科の時間に聖書の創世記を教えるよう圧力を掛けたり、
公立学校でのキリスト教礼拝義務化を要求したり人工妊娠中絶をした産
婦人科医を襲撃したりと、かなり凄まじい事やってます。日本でいう神道
政治連盟や創価学会みたいなもん?

40おりーぶの木:2003/12/30(火) 20:59
>>38
なるほど。参考になりますた。予備選も大統領本選と同じ、2階建て方式なんですね。
4年前の大統領選にせよ、全体の得票数では優ってたのだから民意を性格に反映する為にも代議員選出なんてまだるっこしい事は止めれば良いのに・・
>>39
しかしキリスト教原理主義者がかなりの影響力を持ってるのは不気味ですよね。進化論をめぐって教科書を書き換えたり、中絶問題に対する圧力はすさまじいものがあるそうですね。
我が国も創価学会という日蓮原理主義者集団を政権中枢に抱えてる分、大きなことは言えませんが。

41デモクラット:2003/12/30(火) 21:40
>>39-40
近年のアメリカ大統領選における候補者の言動を見ると、
予備選挙は一般党員の票を集めるため、共和党候補は右に、民主党候補は左にシフトし、
本選挙は近年増加した無党派層の票を集めるため、「ダウンズ・モデル」に従い中道寄りになります。
アメリカ全体が右にシフトしているために一概には言えませんが、
将来的には、行き過ぎた右傾化によりこうした中道的な有権者層の支持を失い、
それをきっかけにやや中道方向にシフトすることはあると思います。
それにしても、原理主義化した宗教ほど怖いものはないですね…

>>40
大統領制はアメリカで生まれた制度ですから、当初は選出方法も大統領の資質も見当が付かなかったようです。
また建国当時、各州で急進的な勢力が立法府を支配し、「多数派の専制」が発生していました。
そうした状況から、大統領間接選挙制、各州2議席ずつの上院、厳格な三権分立といった政治制度が生まれました。
確かに現代は各国で大統領直接選挙制が普通になっており、アメリカで行われてもおかしくない状況です。
しかしアメリカは、各州の部分的主権移譲により連邦政府が生まれたという行きがかり上、州の力が強いのです。
憲法改正には4分の3の州(現在だと38州)の批准が必要で、州権制約を嫌う州議会を納得させるのは大変困難です。

42おりーぶの木:2003/12/30(火) 22:15
>>41
解説ありがとうございます。本来は自分で調べるのが筋なのについ甘えちゃいますた。
なるほど。そう言えばそんな事聞いた事があるような気がします。他国の事なので大きなお世話かもしれませんが、得票率が上回ってるのに敗者になるなんて現象はどう考えても理解しかねます。
良くも悪くも世界の警察なのですからこのようなあいまいなシステムで決まるのはこまりものですね。

43デモクラット:2003/12/30(火) 23:09
>>42
管理人であるとはさんのお考えを察するに、情報提供はこのBBSの重要な役割の1つでしょう。
こうした質問が出てくるのは、むしろ好ましいことだと思います。
それに、BBSでの応答を通じ、ここに来る人間の全てが情報を共有できるではないですか!
情報の拡大と共有は、民主政治の発展に不可欠ですよ。

前回の大統領選でも露呈しましたが、アメリカの選挙はどこか間違っています。
そのくせに自由民主政治の牙城を気取って中東の民主化を叫ぶのは、まさしく笑止千万ですね。
アメリカ抜きで国際政治がうまく行くはずもありませんが、アメリカ一国で何ができるわけでもない。
あんな変わった国が「グローバル・スタンダード」を振りかざすのは、一刻も早くやめてもらいたいです!

44おりーぶの木:2003/12/30(火) 23:25
>>43
そういって頂けて恐縮の至りです。
じゃあどんどん質問しちゃうぞ(笑)
>そのくせに自由民主政治の牙城を気取って中東の民主化を叫ぶのは、まさしく笑止千万ですね。
本当にそう思います。ワシントンポストのようなメディアまでがイラク戦争賛成なのはどうした事なのでしょうか?
彼らのイラク戦争賛成の理屈を聞くにつけ、アメリカ覇権主義思想にマインドコントロールされてると感じてしまいます。
早く正気に戻ってください。

45デモクラット:2003/12/30(火) 23:42
>>44
勿論、おりーぶさんにとって私でよければ、ウェルカムですよ!

アメリカは建国以来、道徳主義的なところがあり、
同じ自由民主政治といっても、欧州のような思想の多様性を認める土壌がないようですね。
だから、他国には理解しがたい正義感を振り回しては、次々と戦争を引き起こすのでしょう。

余談ながら、日本は保守とリベラルのアメリカ型二大政党制になりつつありますが、
社民や穏健マルキシストを含む多党制の方が、日本の土壌に合っている気がしてなりません。

46おりーぶの木:2003/12/30(火) 23:56
>余談ながら、日本は保守とリベラルのアメリカ型二大政党制になりつつありますが、
>社民や穏健マルキシストを含む多党制の方が、日本の土壌に合っている気がしてなりません。
そう思います。民主党が2大政党の一翼を担う位置を占めたのはうれしい限りですが、公明党を除く他党の衰退振りは残念ですね。
社民党などはもう少し現実化してくれさえすれば20議席くらい占めてもらいたかったですし、共産党の京都での惨状は目を覆いたくなります。
沖縄、大分における社民党。京都における共産党など中小政党が第一党を争うくらいの勢力を誇るなんて、なかなか興味深くてその土地の気質について深く知りたくなります。
ですから俺は逆に比例配分を増やすべきだと思いますね。小選挙区制になった以上は後戻りできないし、政権可能な野党を育てる原動力になったので否定しませんが多様性、日本人の気質を考えれば200ないし、220くらいの配分があってしかるべきなのではないでしょうか?
ですから民主党の比例定数80削減は断固反対ですし、傲慢だと思ってます。

47デモクラット:2003/12/31(水) 10:52
>>46
最近は私も、おりーぶさんが仰る通り、
比例代表制の方が多様性を認める日本人の気質に合っているのかも知れない、という気がしております。

多党制を実現する選挙制度として、私は2つに注目しています。

一つは先だって述べた、フランス型の決選投票付き単純小選挙区制です。
これだと、2極多党制を実現し易くなります。
しかし、日本人が2回も投票に行くかという点を付かれると、苦しいですね。

そしてもう一つは、ドイツ型の小選挙区比例代表併用制です。
議席全体を比例代表制で配分しつつ、定数の何割か(ドイツでは5割)を小選挙区で選出する制度です。
そして、各党に割り振られた議席は、小選挙区当選者に優先して割り振られた後、残りを比例名簿から充当します。
因みに、ある党に比例で割り振られた議席以上に小選挙区当選者が出た場合、これは超過議席として認められます。
またドイツでは、小選挙区において無所属での出馬も認めています。

私は以前にフランス型がよいと述べましたが、
比例代表制のメリットを考えると、最近はドイツ型の方がいいかもしれないと思っています。

48憲政擁護者(旧デモクラット):2004/01/16(金) 00:33
>>47は話の流れでついつい書いてしまいましたが、選挙制度スレに書くべきものでしたね。

アメリカ政治史の講義で仕入れた新ネタをば。

予備選挙ですが、>>38を一部訂正します。州によっては党員以外でも投票できるそうです。

また、政党加入についても、新鮮な話を仕入れました。
米国では、有権者になるか否かは任意であり、本人の申請に基づく登録が必要です
(登録といっても、戸籍謄本も本人確認も要らないようです)。
その際の話なのですが、有権者登録申請書には政党加入の欄があり、
共和党、民主党、無所属、その他の政党のいずれかをチェックすることになっているそうです。
そして、例えばそこで共和党をチェックすると、もうそれだけで共和党員になれるそうです。
何と簡単な話でしょう!

49とはずがたり:2004/01/16(金) 01:28
>>48
なるほど,面白いですねえ>有権者の登録&党員所属
政党は政府から党員名簿を貰う訳ですな。

50しょむ研水泡:2004/01/16(金) 08:21
>>47
 オーストラリアは1回投票の単純小選挙区制ですが、全候補者に順位
を付けて投票し、落選候補の票を投票者が付けた順位通りに振り分ける
という方法を採ってます。これなら投票者は手間がかからないのではない
かと。

>>48
 面白いも何も思いっきりプライヴァシーの侵害なんですけど。個人の
支持政党・所属政党が行政に丸分かりになるなどおぞまし過ぎます。

51とはずがたり:2004/01/16(金) 11:47
アメリカンは日本人よりも平気で所属政党をオープンにするんでしょうかねえ。
確かにプライバシーの侵害のようですが,逆に日本はなにか支持政党の話しをするのがお互いタブーみたいな所があってそれが現在の投票率の低さに現れているような気もしますな。

52憲政擁護者:2004/01/16(金) 13:43
>>50-51
アメリカでは、少なくとも二大政党は、半国家組織ですからね。
政党というものに対する国民の感覚が違うのでしょう。
アメリカの純内部事情を日本人が怒っても仕方なし…

53とはずがたり:2004/01/20(火) 11:56
http://news.www.infoseek.co.jp/world/story.html?q=20yomiuri20040120i102&amp;cat=35
米大統領選幕開け、アイオワ州民主党党員集会始まる (読売新聞)

[(デモイン(米アイオワ州)=伊藤俊行)]米大統領選挙の幕開けとなるアイオワ州民主党党員集会が19日午後6時30分(日本時間20日午前9時30分)、州内各地で一斉に始まった。

 ジョン・ケリー上院議員(マサチューセッツ州)(60)、ハワード・ディーン前バーモント州知事(55)、ジョン・エドワーズ上院議員(ノースカロライナ州)(50)、リチャード・ゲッパート下院議員(ミズーリ州)(62)の4候補者による接戦が予想される。

 アイオワ州党員集会の結果は、27日にニューハンプシャー州で行われる最初の予備選、さらに、その後各州で行われる党員集会・予備選の流れを左右するものとなる。

[ 2004年1月20日9時44分 ]

54とはずがたり:2004/01/20(火) 12:14
先行逃げ切りよりも差し馬の方が個人的には好きだなぁ。ちうか実際問題,先行は息切れして大変なんでは?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040120-00000068-kyodo-int
ケリー氏勝利確実に ディーン氏伸び悩む
 
[(デモイン(米アイオワ州)19日共同)]米大統領選の民主党候補指名争いの幕開けとなるアイオワ州党員集会が19日夜、州内の約2000カ所の集会場で行われ、米CNNテレビは同日午後8時半(日本時間20日午前11時半)、ケリー上院議員の勝利が確実となったと報じた。
 同時刻の公式集計では、ケリー上院議員が37・7%の支持を獲得、エドワーズ上院議員が同32・5%で2位につけた。当初優勢が伝えられたディーン前バーモント州知事は同17・7%、ゲッパート下院議員も同10・6%と伸び悩んだ。
 共和党の現職ブッシュ大統領に対する挑戦者を選ぶレースが本格的に始まり、11月2日の本選挙投票日に向け、米国は長丁場の選挙戦に入った。
 ディーン氏はCNNテレビに対し、「厳しい戦いだった。ケリー氏が勝利するだろう」と述べ、アイオワ州での敗北を認めた。(共同通信)
[1月20日12時5分更新]

55憲政擁護者:2004/01/20(火) 14:47
ケリー氏が何州出身だか忘れましたが、
1970年代以降、当選した民主党候補(カーター、クリントン)はいずれも南部出身です。
そうでないと、今や共和党優位となった南部の白人票に切り込めないということです。

56名無しさん:2004/01/20(火) 19:44
ジョン・ケリーは、民主党の牙城マサチューセッツ州選出です。
党の長老エドワード・ケネディの裏面です。

今回急進したジョン・エドワーズはノースカロライナ州選出です。

57おりーぶの木:2004/01/20(火) 22:08
>>54
ウーン。ケリーか。こうして見るとディーンの方がいいなぁ。
>>55
つーか、最近の大統領って皆、南部じゃないの?
道理で保守化するはずだ。
>>56
エドワードケネディってJ.F.Kの弟だっけ?

58憲政擁護者:2004/01/21(水) 10:34
>>56
どうもありがとうございます。
そうしますと、単純に民主党が勝つことを考えると、エドワーズですかね。
ディーンが指名された場合、本当にマクガバンの悲劇を繰り返すのかどうか。

>>57
レーガンを輩出したカリフォルニア州は、西部として区分されていますよ。

アメリカの保守化は、1960年代の社会風紀の乱れに対する反動で宗教保守が台頭したもので、
保守化したからこそ保守的な大統領を生んだのです。
ただ、仰る通り、保守的な大統領の政策が更なる有権者の保守化を招いた面もあるかもしれませんね。

エドワード・ケネディは、J.F.K.の実弟です。
民主党リベラル派の長老ですが、チャパキディック事件という大スキャンダルを起こして、
大統領への道が閉ざされた人物です。

59とはずがたり:2004/01/22(木) 13:57
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/election2004.html?d=22kyodo2004012201000672&amp;cat=38&amp;typ=t
ケリー氏大差でトップ浮上 次週予備選前の世論調査 (共同通信)

[(ワシントン21日共同)]米大統領選の民主党候補を選ぶ予備選挙が来週行われるニューハンプシャー州で、アイオワ州党員集会で勝利したケリー上院議員が、ボストン・ヘラルド紙(電子版)の世論調査で21日、ディーン前バーモント州知事を10ポイントの大差で引き離し1位となった。

 ボストン・グローブ紙(同)の世論調査でも、ケリー氏がディーン氏を抜いて1位に浮上した。

 ヘラルド紙調査ではケリー氏が支持率31%で1位、ディーン氏は21%で2位。3位はニューハンプシャー州で集中的に支持獲得を進めてきたクラーク退役大将で16%。

 グローブ紙の調査ではケリー氏27%、ディーン氏24%、クラーク氏17%だった。

[ 2004年1月22日10時57分 ]

60とはずがたり:2004/01/22(木) 14:00
http://www007.upp.so-net.ne.jp/togo/human/ke/edward.html
ケネディ,エドワード・ムーア
Kennedy,Edward Moore
1932(昭和7)年生
アメリカの政治家
ジョセフ・P・ケネディの四男
妻、ジェーン
ジョン・フィッツジェラルド・ケネディの末弟
1962(昭和37)年〜 マサチューセッツ州上院議員
1969(昭和44)年7月18日 チャパキディック事件
 18日深夜、チャパキディック島に架かる橋で自動車事故を起こす
 この事故で助手席に乗っていた秘書メアリー・ジョー・コペニクが死亡
 この事故で懲役2ケ月(執行猶予つき)の判決を受ける
1980(昭和55)年 民主党大統領予備選挙候補 落選

61名無しさん:2004/01/22(木) 14:54
質問なんですが、、、
今の時点で副大統領候補ってのはどうなってるんですか??
ケリーの副大統領候補XX
ディーンの副大統領候補XXとかいるんですか??
それとも、まだ未定で、ケリー・クラーク連合なんかして
クラークが副大統領候補になったりするんんですか??

62とはずがたり:2004/01/22(木) 15:05
確かにそこんとこどうなっているんでしょうか。誰か知りませんかな?
大統領が指名するのだったかと思いますが,どの時点で決めるんですかねえ?
まだ副大統領候補なんて全然聞かないけどどうなってるんでしょうか。

63とはずがたり:2004/01/22(木) 15:13
http://usembassy.state.gov/posts/ja1/wwwhs001.html
大統領候補になるまで

結構詳しく書かれてますが副大統領候補の選出には殆ど触れてませんね。

64憲政擁護者:2004/01/23(金) 14:37
>>61-63
確かに今の時点では、どの候補者も副大統領候補者を持っていません。
党公認の決定した大統領候補が、全国党大会で副大統領候補を指名し、承認を得て決定します。
大概は、各党の全国大会直前になると発表されるので、注意してご覧になっていて下さい。

また、ケリー・クラーク連合のように、大統領予備選に出馬した候補者が副大統領になることは、大いにあり得ますよ。
最近ですと、1980年の共和党予備選でレーガンに敗れたブッシュ(父)が副大統領候補になった例があります。

選挙戦略上のことを言えば、副大統領候補は大統領候補と対照的な人物を選ぶ例が多いようです。
1980年の共和党は、保守派・レーガンに対して中道派・ブッシュ(父)、
1960年の民主党は、北部若手議員・ケネディに対して南部ベテラン議員・ジョンソンという具合ですね。
1992年の民主党のように、共に南部中道派若手のクリントン・ゴアという組み合わせは、稀なようです。
現職のブッシュとチェイニーは、同じ保守派ですが、若手とベテランの組み合わせですね。

65憲政擁護者:2004/01/26(月) 23:40
本日は最後のアメリカ政治史の講義を受けて参りました。
現代の米国政治は、政党がイデオロギー的に純化されると同時に、
共和党・民主党共に有権者の4割を固定票として持っているそうです。
残りの2割の無党派層が帰趨を決することになりますし、
余程のことがない限り接戦になるようです。

因みに、ブッシュ大統領は基盤の保守層からも批判を受けているとか。
そのグループと、批判の理由を記しておきます。
① libertalian 軍拡による政府の肥大化
② civil libertalian 警察捜査権限強化に対する批判
③ neo-conservative 対中国接近と台湾住民投票牽制

まあ、現職有利という一般論は別として、何があるか分かりませんよ。
ケリー氏が台頭しているようですが、彼が中間層を引き付ければ、政権交代もありえる気がしますね。

6661:2004/01/27(火) 18:11
ありがとうございます!!!
なんか、いまんとこケリーが引き離しつつあるなって感じですね。
ブッシュを倒すには中道・無党派層をひきつけられるケリーが、
イラク情勢の極端な悪化した場合ディーンなんでしょうけど
極端に悪化するなんて考えられづらいですね。

また教えて君ですけど、改革党ロス・ペローやラルフ・ネーダーのような
有力候補は出そうなんですか???

67杉山真大:2004/01/27(火) 22:53
>>66
ネーダーは出るそうです。民主党のクシニッチ候補を支持していた様ですが、支持率が伸び
悩んだまま予備選から撤退したので、自ら打って出る動きを見せ始めています。
ただ、緑の党は今回ネーダーを推さずに別の候補者を立てるのですが・・・

【My HP】 http://www.bekkoame.ne.jp/~mtcedar/
      http://www3.to/mtcedar/

68憲政擁護者:2004/01/28(水) 01:14
ネーダーにしろ、緑の党公認候補にしろ、出馬すれば民主党の票を減らし、
接戦が予想される中でブッシュを利することは明白なんですけどね。
現に、ネーダー票でゴアが選挙人を獲得できなかった州がいくつあったでしょう。
どこかの国のどこかの党と同じくらい、頭が悪いですね。

6961:2004/01/28(水) 01:23
ということは、民主党以外のリベラル派の有力候補は居なくなりそうですね。
2000年の選挙みたいにはなって欲しくないですね。。

7061:2004/01/28(水) 01:27
この前のフランス大統領選なんか
模範的な選挙かもしれませんね。。。

71ホントは…?@奄美大島:2004/01/28(水) 11:14
何かのお役に立ててください。
民主党の候補者別代議員獲得一覧表。
http://www.cnn.com/ELECTION/2004/primaries/pages/scorecard/index.html

72しょむ研水泡:2004/01/28(水) 14:13
民主党はネーダー氏を推薦すべきでしょうな。このままではアメリカも日本も
フランスの「ルペンvsシラク」と何ら変わらない。

7361:2004/01/30(金) 02:33
>>71
ありがとうございます。
日本語サイトで候補者9人を紹介してるページすらないですよね。

7461:2004/02/05(木) 00:09
決まりかなぁ。。。

米大統領選、民主党候補者7州予備選の開票結果

 [ワシントン 3日 ロイター] 米大統領選の民主党候補指名争いは、南部・南西部
など7州で予備選・党員集会が一斉に行われた。米メディアの集計によると、ジョン・ケ
リー上院議員がミズーリ、デラウェア、アリゾナ、ノースダコタ、ニューメキシコ州の5
州で勝利した。一方、サウスカロライナ州はジョン・エドワーズ上院議員が勝利、またオ
クラホマ州はウェズリー・クラーク元北大西洋条約機構(NATO)欧州連合軍最高司令
官が勝利した。

 調査に基づく州別の各候補者の得票率は以下の通り。(◎印は勝利した候補者)

 <サウスカロライナ州>
 *全米5つのメディアが94%の選挙区で行った出口調査
 ◎エドワーズ氏・・45%
  ケリー氏・・・・30%
  シャープトン氏・10%
  クラーク氏・・・・4%

 <ミズーリ州>
 *全米5つのメディアが87%の選挙区で行った出口調査
 ◎ケリー氏・・・・51% 
  エドワーズ氏・・25%
  ディーン氏・・・・9%
  クラーク氏・・・・4%

 <オクラホマ州>
 *全米3つのメディアがすべての選挙区で行った調査
 ◎クラーク氏・・・30% 
  エドワーズ氏・・30%
  ケリー氏・・・・27%
 
 <デラウェア州>
 *全米5つのメディアがすべての選挙区で行った出口調査
 ◎ケリー氏・・・・50% 
  エドワーズ氏・・11%
  リーバーマン氏・11%
  ディーン氏・・・10%

 <ノースダコタ州>
 *全米メディアがすべての党員集会場で行った調査
 ◎ケリー氏・・・・51% 
  クラーク氏・・・24%
  ディーン氏・・・12%
  エドワーズ氏・・10%

 <アリゾナ州>
 *全米5つのメディアが93%の選挙区で行った出口調査
 ◎ケリー氏・・・・43% 
  クラーク氏・・・27%
  ディーン氏・・・14%

 <ニューメキシコ州>
 *全米4つのメディアが49%の選挙区で行った調査
 ◎ケリー氏・・・・38% 
  クラーク氏・・・23%
  ディーン氏・・・20%

(ロイター)

7561:2004/02/05(木) 10:05
ケリーvsディーンのイメージからケリー=中道だと思ってましたが、
比較的リベラルイメージが強いんですねぇ、、、

「投票新記録」続々…米大統領候補選びに熱い民主
 【コロンビア(米サウスカロライナ州)=永田和男】米民主党の大統領選候補選びは3日、ジョン・ケリー上院議員が7州のうち5州で勝利し先頭走者の地位を固めたが、激戦の中、各地の予備選や党員集会の参加者数が新記録を更新し、サウスカロライナ州では過去最高の2倍以上。“打倒ブッシュ”を託せる候補探しで民主党の熱気が目立っている。
 3日朝、同州の州都コロンビアはあいにくの雨。だが記者会見したジョー・アーウィン同州民主党委員長は「これまでの投票記録を大きく更新しそうだ」と紅潮した表情だ。果たして投票数は約29万票で、過去最高だった1992年の約11万4千票をはるかにしのぐ快記録となった。
 先月のアイオワ州党員集会、ニューハンプシャー州予備選でも、参加者数はそれぞれ過去最高かそれに近い数字を記録した。
 なぜ予備選が盛り上がるのか。同委員長は「反ブッシュ感情だ」と言い切る。
 「内輪もめで有名な民主党だが、この大統領を倒したいという思いでは結束している」というのだ。
 そもそも、ブッシュ政権は、激しい遺恨を残した前回大統領選挙で生まれ、その後も、京都議定書からの離脱や富裕層優遇とされる大型減税、失業増大、イラク戦争と、ことごとく民主党員の反発を招いて来た。
 「大量破壊兵器も結局なかったというじゃない。何のために戦争したの?」(ケリー氏支持の元教員ジュディー・キングさん=61)、「大統領は各国の協力を取り付けないまま戦争を始めて米国の立場を悪くした」(エドワーズ上院議員支持の元海兵隊員レオン・ハーパーさん=49)と、支持は違っても反ブッシュ感情の強さは同じだ。
 ではケリー氏は大統領を倒せるのか。
 各種世論調査で、国民の少なくとも半数はイラク戦争の意義を認めているだけに、イラク戦後統治の状況さえ改善すれば、政権支持率は回復し、民主党には逆風となる可能性が高い。
 リベラルなイメージのケリー氏が、穏健・保守層を含めて全米規模の支持を得られるか不安も残る。
 ギャラップ社の2日の世論調査では、ケリー支持率が大統領を上回った。しかしこの勢いが11月まで持続するかどうかは予断を許さない。

76とはずがたり:2004/02/06(金) 11:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040206-00001013-mai-int
<米大統領選>ディーン氏、選挙戦から撤退も 民主党

 【ワシントン佐藤千矢子】米大統領選の民主党指名争いで、ディーン前バーモント州知事(55)は5日、支持者に献金を呼びかける電子メールで、17日のウィスコンシン州予備選で勝てなかった場合には、選挙戦から撤退すると表明した。ディーン氏は、背水の陣を敷いて同州の決戦に臨むが、巻き返しは厳しい情勢だ。

 ディーン氏は、支持者に「レースはつまるところ、ここにかかっている。勝利すれば我々は3月2日(のスーパーチューズデー)に進み、(ディーン氏とケリー上院議員の)2候補の戦いになる。それ以外の場合、我々はレースから外れる」と訴えた。(毎日新聞)
[2月6日10時27分更新]

7761:2004/02/06(金) 18:50
考えてみると、アメリカの大統領候補って多いですね?
自民党総裁選だと、前回は4人だし
民主党でもだいたいそんなもんですよね。

78とはずがたり:2004/02/11(水) 16:54
http://news.www.infoseek.co.jp/world/story.html?q=11yomiuri20040211i106&amp;cat=35
米大統領民主予備選、ケリー氏が2州制す…12勝2敗 (読売新聞)

 【ワシントン支局】米CNNテレビは、10日に投票が行われた米大統領選の民主党候補を決めるバージニア、テネシー両州で行われた予備選で、ケリー上院議員が勝利したと伝えた。

 これで、ケリー氏は、14州で行われた予備選・党員集会の通算成績を12勝2敗とした。

[ 2004年2月11日15時17分 ]

79とはずがたり:2004/02/14(土) 07:27
ブッシュ再選は今回も藪の中だ!

ブッシュ大統領支持率、就任後最低の50% 米紙調査
http://www.asahi.com/international/update/0214/002.html

 米政府がイラクとの戦争を正当化するため、イラクが大量破壊兵器(WMD)を持っていると誇張したり、ウソをついたりしたと米国民の2人に1人が考えていることがわかった。ワシントン・ポスト紙が13日、世論調査の結果として報じた。大統領の支持率も50%に急落し、01年に就任してから最低となった。

 世論調査は10、11日に実施された。ブッシュ大統領は8日放映のテレビ番組で「イラクはWMDを持つか隠している」との開戦前の発言は誤りだったと認めたうえで、「製造能力はあった」と戦争の正当化を試みたが、裏目に出ているようだ。

 イラクがWMDを持っているという証拠について、米政府が「ウソをついた」と思う人は21%、「故意に誇張した」と思う人は31%で、逆に「故意に誇張はしていない」と思う人は42%だった。ただ、誇張していたかどうかは別にしてブッシュ政権が「イラクはWMDを持っている」と率直に信じていたと思う人は68%に上った。

 経費と利益を勘案して「イラク戦争は戦う価値があった」と思う人は、1月中旬の前回調査と比べて8ポイント減の48%で、開戦以来初めて5割を切った。

 大統領の資質への評価も軒並み低下している。「正直で信用できる」は52%で就任以来最低。「強い指導者」は61%で01年の同時多発テロ以降では最低になっている。

 このため、支持率自体も前回より8ポイント減の50%に急落した。最高は、米同時多発テロの翌月の01年10月に記録した92%。

 民主党候補者指名のトップを走るケリー上院議員と一対一で選挙したと想定すると、ケリー氏52%対大統領43%と9ポイント差をつけられている。

(02/14 02:18)

80とはずがたり:2004/02/15(日) 01:01
経歴詐称のブッシュと安倍晋三と小泉純一郎はとっとと辞めぇ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040214-00000202-yom-int
ホワイトハウス、大統領の州兵文書数百ページを公表

 【ワシントン=永田和男】ブッシュ米大統領がベトナム戦争中に州兵としての任務を全うしていたか否かをめぐる軍歴疑惑で、ホワイトハウスは13日、大統領が州兵だった5年あまりの勤務状況や健康診断の記録類数百ページを新たに公表した。

 マクレラン大統領報道官は13日「われわれの理解ではこれがすべてだ」と述べ記録の全体を入手できたとの認識を表明した。同報道官によると、大統領が全面公開を指示した。

 しかし発表後の米メディアの反応は、疑惑解消にはなお不十分との見方が大勢。AP通信は今回発表の文書では、特に問題となっている1972年のアラバマ州での勤務状況に関する新たな記録が見当たらないと指摘している。

 また今回発表の文書では、テキサス州空軍が72年8月1日付で、所定の健康診断を受けていないことを理由にブッシュ氏の飛行資格を停止したことが判明。これについてホワイトハウスは、同年5月からアラバマ州空軍に移籍し航空機を操縦する任務に就かないことがわかっていたので、診断を受ける必要がないと判断したと説明。飛行任務を逃れるため診断を避けたとの説を否定している。

 ブッシュ氏は72年中にアラバマからテキサス州空軍に復帰し翌年9月に名誉除隊となっている。(読売新聞)
[2月14日13時8分更新]

81とはずがたり:2004/02/15(日) 10:41
良い傾向だ。

支持率急落、慌てるブッシュ陣営
http://www.asahi.com/international/update/0214/013.html

 ブッシュ米大統領が支持率急落に慌てている。ベトナム戦争時代に兵役を全うしなかったという疑惑が収まらず「信頼性が問われている」(タイム誌)との指摘まで出始めたからだ。再選をめざす同氏にとって致命傷ともなりかねないだけに13日には、11日に続いて当時の勤務状況を示す資料を大量に公表したが、それでもメディアの納得は得られなかった。追い詰められた陣営は、民主党の本命ケリー上院議員に対するいわゆるネガティブ・キャンペーン(敵対的選挙運動)まで、予定を早めて始めた。

 問題となっている疑惑は、ブッシュ氏が72年にアラバマ州空軍に在籍した当時、勤務をさぼったのではないかというものだ。民主党側が「無断離隊者(AWOL)」と断じ、ベトナム戦争の英雄だったケリー氏との違いが際立っている。

 ちょうど、イラクは大量破壊兵器(WMD)を備蓄していなかったというデビッド・ケイ前米調査団長の爆弾発言で、政権不信が募っていた時だっただけに、民主党の狙いは的中。昨年12月のフセイン元イラク大統領の拘束直後には60%台まで上がった支持率は、過去最低の50%前後にまで落ち込んだ。

 ブッシュ氏は、ケイ発言に危機感を感じると、WMD問題を検証する独立調査委員会の設置を決めたり、核不拡散の新提案をしたりと、現役の強みを生かして関心をそらそうとしたが、思うような効果は出ていないようだ。

 陣営は、これだけでは不十分とみて12日夜からは、公式サイトでケリー氏批判を始めた。「無節操 第1章」と題するビデオ映像付きメッセージで、ケリー氏が「ブッシュ政権は薬品会社やエネルギー会社など特殊利益集団と関係が深い」と批判していることを逆手に取って、「ケリー氏は上院議員で最もロビイストから献金をもらっている」と非難する内容だ。

 こうした敵対的選挙運動は当初、民主党の指名候補が確定する4月から始める予定だったが、予想以上に追い込まれたため繰り上げた。 (02/14 23:14)

82憲政擁護者:2004/02/17(火) 22:56
私のいない間に、ケリー上院議員が民主党公認候補となることが濃厚になりましたね。
以前にも申しました通り、現在の米国は共和党支持40%、民主党40%、無党派20%という構図となっています。
今のままで行けば、ケリーが無党派層争奪戦を制するでしょう。
ただ、選挙は何が起こるかわかりませんけどね。

83杉山真大:2004/02/23(月) 09:47
やっぱケリーでも「生温い」と思ったんでしょうかね。
もっとも、これでケリーが中道へとシフトしてくれれば、ネオコンべったりのブッシュJr.の当選も危うくなそうな気もするのですが。

ラルフ・ネーダー氏出馬表明 米大統領選、民主に影響?
http://www.asahi.com/international/update/0223/001.html

 米国の消費者運動家、ラルフ・ネーダー氏(69)が22日、NBCテレビの討論番組に出演し、11月の米大統領選に無所属で出馬する
と表明した。前回00年も緑の党から立候補した。民主党支持票の一部が流れる可能性があり、同党の候補にとっては打撃になりそうだ。
 AP通信によると、立候補の理由を「2大政党による政治の独占に挑戦するため」と語った。
 60年代に欠陥車問題を取り上げた消費者運動の先駆的リーダーとして知られる。00年は民主、共和2大政党の候補者の選挙運動
に、巨費が投じられることなどを批判して出馬し、約290万票を獲得。民主党はゴア副大統領(当時)の落選の一因になったと批判した。
今回も同党はネーダー氏に出馬しないよう働きかけていた。                                     (02/23 00:52)


[My HP] http://www.bekkoame.ne.jp/~mtcedar/
      http://www3.to/mtcedar/

85とはずがたり:2004/03/13(土) 17:43
ケリー候補、世論調査でブッシュ大統領をリード-7ポイント差に拡大 (ブルームバーグ)http://news.www.infoseek.co.jp/business/story.html?q=13bloombergto9249546&amp;cat=10
3月12日(ブルームバーグ):世論調査会社のアメリカン・リサーチ(米ニューハンプシャー州マサチューセッツ)が実施した最新調査によると、民主党の大統領候補となるジョン・ケリー上院議員(マサチューセッツ州)は、ブッシュ大統領に対するリードを7ポイントに広げた。

  同調査によると、ケリー候補を支持する回答は50%と、ブッシュ大統領の43%を上回った。7%はまだ支持を決めていないと回答した。同調査は、登録有権者770人を対象に3月9-11日にかけて実施した。誤差率はプラス・マイナス3.5ポイント。

  ケリー候補のリードは、1、2月に比べ拡大している。2月の調査ではケリー候補支持が48%に対しブッシュ大統領支持が46%、1月はそれぞれ47%対46%と、ほぼ互角だった。

  ケリー氏は来週にも、民主党候補として指名が確定する見通し。アメリカン・リサーチによると、独立候補として出馬の意向を表明している米消費者運動家のラルフ・ネーダー氏を加えた世論調査では、ケリー候補が48%、ブッシュ大統領が42%の支持を得、その差は6ポイントになった。ネーダー氏への指示は2%だった。

原題:Kerry Leads Bush, 50 Percent to 43 Percent, in Poll (Update2)(抜粋)

[ 2004年3月13日13時34分 ]

86おりーぶの木:2004/05/06(木) 00:15
>>85
米軍によるイラク兵捕虜虐待でさらに泥沼化しそうでますます混沌としてきましたねぇ。

87magenta:2004/05/14(金) 23:38
「危険水域」のブッシュ支持率=40%台に低迷、響く虐待問題−米大統領選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040513-00000329-jij-int

【ワシントン13日時事】イラクの刑務所で起きた米兵によるイラク人虐待は、全米に衝撃を与えているが、これに伴って、ブッシュ大統領の支持率が落ち込んでいる。
ピュー・リサーチ・センターが12日発表した最新の世論調査でも、同大統領の仕事ぶりを評価する回答は44%と低迷し、民主党の大統領候補に確定しているケリー上院議員(マサチューセッツ州)には、50%対45%でリードを許すなど、再選に黄信号がともる「危険水域」(ロイター通信)に入ってきた。 (時事通信)
[5月13日15時2分更新]

89とはずがたり:2004/06/14(月) 14:17
民主ケリー氏の副大統領の誘い、共和マケイン氏ヒジ鉄
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040612-00000313-yom-int

 米主要メディアは11日、民主党の大統領候補となるジョン・ケリー上院議員が、共和党のジョン・マケイン上院議員に副大統領候補となる意思があるかどうか非公式に打診していたと一斉に報じた。

 マケイン氏は拒否しているという。

 マケイン氏は、同じベトナム帰還兵のケリー氏と親しい一方、共和党内では2000年大統領選予備選に出馬して以来ブッシュ大統領とやや距離を置く存在。ケリー氏が民主党候補に確定してからは、マケイン氏が副大統領候補の“大穴”として下馬評に上っていたが、ケリー氏による打診が明るみに出たのは初めて。

 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)が両氏に近い筋の話として報じたところによると、ケリー氏は3月から6月初めにかけて少なくとも7回、電話などでマケイン氏に副大統領候補に関心があるか探ったが、マケイン氏はもともと副大統領職に興味はないとの回答を繰り返したという。

 過去には、1864年大統領選で共和党のリンカーン大統領が民主党のアンドリュー・ジョンソンとコンビを組んだ例があるが、他党から副大統領候補を選ぶのは異例中の異例。ワシントン・ポスト紙(電子版)は、「打診がどれほど真剣かは不明」としながらも、ケリー氏はマケイン氏とのコンビを考慮する構えを見せるだけで、無党派層や一部共和党支持者にアピールするメリットがあると解説している。

 最近のCBSテレビの世論調査では、ケリー、マケインの超党派コンビなら、ブッシュ、チェイニーの現職コンビを支持率で14ポイントも上回るとの結果が出ている。だが、マケイン氏の拒否姿勢が固い上、民主党内でも奇策には懐疑的な意見が強いことから、夢のままで終わりそうだ。(読売新聞)
[6月13日0時0分更新]

90とはずがたり:2004/06/18(金) 12:47
「ただ可能だったから」 クリントン氏が不倫理由語る
http://www.asahi.com/international/update/0617/010.html

 「およそ考えられる最悪の理由でやってしまった。それは、ただ単に『可能だったから』だ」

 クリントン前米大統領は、自らの弾劾訴追にまで発展した元ホワイトハウス実習生、モニカ・ルインスキーさんとの不倫に踏み込んでしまった理由について、20日放送予定のCBSテレビのインタビュー番組のなかでこう語った。22日に予定されている自叙伝「マイライフ」の発売を前に出演したもので、事前に収録された内容の一部が16日、公表された。

 クリントン氏はまず、振り返って後悔している失敗としてこの不倫をあげて、「大変な道徳的過ち」だったと認めた。さらにその理由を説明したうえで「道徳的にみて、まったく弁明の余地のないものだった」とも述べた。

 発覚後、ヒラリー夫人には「不興をかい」、娘のチェルシーさんとの関係も疎遠になってしまう恐れがあったという。離婚の危機もあったが、家族全員で1年以上にわたるカウンセリングを受け、何とか乗り切ることができたという。

 ただし、不倫もみ消し疑惑をめぐり、弾劾訴追を受けたことについては「(検察側の)権力の乱用だ」と反発。「違法であるため、私は汚点とは思わなかった。戦い全体が名誉の印だった」と一転、強気をみせた。「決して辞任は考えなかった」とも述べた。

 一方、大統領としての最大の功績は、「国内で2200万人の雇用を創出した」経済運営だったと説明。外交面ではコソボ紛争の終結を挙げた。

(06/17 20:08)

91とはずがたり:2004/06/19(土) 20:55
マケイン氏がブッシュ氏応援 民主党副大統領説に終止符
http://www.asahi.com/international/update/0619/011.html

 4年前の米大統領選でブッシュ大統領と共和党候補指名を争ったマケイン上院議員が18日、今年初めてブッシュ氏の応援演説をした。ブッシュ政権に批判的だったため、民主党大統領候補のケリー上院議員が副大統領候補を打診してきたが、その申し出を断ってブッシュ氏の支持を表明。ベトナム戦争の英雄だったマケイン氏の参入は力強い援軍になりそうだ。

 マケイン氏はワシントン州の米軍基地で開かれたブッシュ氏の演説会に登場。イラク戦争について「正義と不正義との戦い、善と悪との戦いであることは明白。我々の生存をかけた戦いだ」と語り、ブッシュ氏の戦争観を支持。ブッシュ氏に対して「彼は明快な倫理で我が国を導き、断固とした決意で無条件の勝利を達成した」と称賛した。

 マケイン氏はイラクの戦後復興で米軍の増派を一貫して主張し、応じないブッシュ政権を批判してきた。大型減税や環境政策にも批判的だった。このため、同じベトナム復員軍人で気心の知れたケリー氏が共和党支持層を切り崩そうと副大統領候補を何度も打診した。

 しかし、ブッシュ氏の選挙参謀であるカール・ローブ大統領顧問が和解を働きかけていた。マケイン氏は大統領選と同時にある上院議員選で改選を迎えるため、共和党議員としてはブッシュ氏に協力する姿勢を見せた方が有利と判断したと見られる。

(06/19 19:55)

92とはずがたり:2004/06/22(火) 19:32
「見えない米駐英大使」退任へ 論功行賞のポスト続く?
http://www.asahi.com/international/update/0622/004.html

 米国のファリシュ駐英大使が7月10日付で、退任する意思を表明した。外交の表舞台や英メディアにめったに登場せず、3年間、「見えない大使」と揶揄(やゆ)され続けた。後任大使は当面、指名されない見通しで、英国では、米大統領選をめぐる駆け引きに、このポストが使われるのではないか、という憶測が盛んだ。

 ファリシュ氏は19日付の英紙タイムズに寄稿し、「家族とビジネスのため、ロンドンでの仕事を終える」と述べた。7月中に米ケンタッキー州に戻るという。

 01年8月に赴任。1カ月後に母国を襲った同時テロ事件の翌日、BBCラジオで簡単な声明を読み上げたものの、その後はメディアから姿を消した。公邸では頻繁にパーティーが催されたが、大使が自ら顔を見せる機会は少なかった。

 ファリシュ氏は競走馬の飼育で財をなしたビジネスマン。ブッシュ大統領の一族と旧知で、00年の大統領選の際、ブッシュ陣営に多額の資金を提供したとされる。大使に指名されるまで、外交の経験はなかった。

 論功行賞で選ばれた米国大使を迎え入れるのに慣れているとはいえ、イラク戦争をめぐり、市民の反米感情が高まった時期にも黙り込んだファリシュ氏にはあきれた、という英国人は多い。11月の米大統領選でだれが勝つにせよ、大口献金者に大使ポストを割り振る慣行が続けば、批判が高まることもありそうだ。

(06/22 08:39)

93とはずがたり:2004/06/23(水) 13:36
左派のいないアメリカではリベラル←中道→保守なんですな。

クリントン回想録、大統領選に波紋
http://www.asahi.com/special/usaelection/TKY200406230171.html

 クリントン前米大統領が回想録「マイライフ」の宣伝活動を大々的に展開していることが、米国内の政治に関する話題もさらっている。民主党側は大統領選の指名候補に確定しているケリー上院議員の選挙運動と連動して盛り上げをもくろむが、共和党側は旧敵の登場に結束して批判を展開。クリントン前政権をめぐる論議が、にわかに起きている。レーガン元大統領の死去に続いての大イベントに、肝心の大統領選がかすんでしまいそうな情勢となっている。

 「大統領の本の出版と宣伝ツアーを歓迎する」

 ケリー氏は発売日前日の21日、CNNテレビのインタビューでこう答えた。その理由については「我が国の経済や政策の方向性に関してとてもすばらしい時代があったことを、大統領の本は米国人に思い出させてくれると思うから」と語った。

 米国史上最長期間、景気拡大の継続を実現させたクリントン前政権は、民主党にとって貴重な政治的財産だ。ケリー氏も演説で「クリントン大統領の指導力で93年に経済は好転し、財政は均衡し、財政赤字はなくなり、2200万人の雇用を創出した」と強調。「クリントン政権の8年間が好きだったら、ケリー政権の最初の4年間も好きになるはずだ」と訴えている。

 クリントン氏の政策継承を訴えることで狙う効果はそれだけではない。ケリー氏は政治専門誌による03年の投票行動分析で、「最もリベラルな上院議員」とランク付けされた。民主党中道派だったクリントン氏を持ち出せば、自分のリベラル色を緩和でき、支持の拡大を期待できるという読みもあるようだ。

 クリントン氏も、回想録の販売宣伝にあわせてケリー氏を応援する考えだ。2人は連絡を取り合っており、ケリー氏は「クリントン氏にはできる限り大統領選の選挙運動を手伝ってもらうつもりだ」と語っている。

 クリントン氏は、ケリー氏を大統領候補として正式に指名する7月末の民主党全国党大会の初日に演説をする予定だ。ただ、地味なケリー氏がかすんでしまわないようにとの配慮で、サイン会などほかのイベントは計画していないという。

 しかし、ここへ来て、ケリー氏がかすんでしまうという懸念は、当初ほど強くはない。米政治専門誌「ナショナル・ジャーナル」が先週、民主党関係者49人に聞いた調査では、29人が回想録の出版は「ケリー氏のためになる」と見ており、「ケリー氏がかすんでしまう」と答えたのは4人だけだ。

 一方、共和党側から見れば、クリントン氏はスキャンダルにまみれて大統領の地位をおとしめた人物だ。保守的な放送内容で知られるフォックス・ニュースが今月8、9日に実施した世論調査では、民主党支持者の78%がクリントン氏を「好ましい」としているが、共和党支持者では74%が「好ましくない」と回答している。

 共和党系の保守的な団体は、クリントン氏の宣伝活動に一斉に反発して「反クリントン」キャンペーンを始めている。

 クリントン政権のホワイトウォーター疑惑を追及したロビイストグループ「市民連合」は、クリントン氏が回想録に関して初めて応じたインタビューを放送した20日のテレビ番組の直前に、「反クリントン」CMを放映した。

 そのCMでは、回想録の表紙を映した後、クリントン前政権時代に米国が対象にされたテロの映像を流し、「この間、クリントンが大統領だった。だれが責任を取るべきか。クリントンの本を読むまでもない」と非難している。

 また、著名な右派のトークショーホスト、ラッシュ・リンボー氏は回想録のことを「マイライフ」と呼ばず、「マイライ」(私のウソ)と呼びはじめている。

 こうした論調に対して民主党側は「保守派は、ブッシュ大統領の失敗はすべて前任者のせいにできると思い込んでいる」と反発。「クリントン大統領は国際テロ組織アルカイダを警戒するようにブッシュ氏に引き継いだ」と反論を展開している。

(06/23 11:47)

94名無しさん:2004/06/23(水) 21:08
>左派のいないアメリカではリベラル←中道→保守なんですな。
そうですね。補足ですが、米国のリベラルは、社民をも取り込んだ思想です。労働組合も、民主党の支持基盤ですからね。ちなみに、E.ケネディ、ケリー両上院議員を擁し、極めてリベラルな風土で知られるマサチューセッツ州は、「マサチューセッツ人民共和国」との異名を採っていますよ。
余談ながら、お隣のカナダでは、社民―リベラル―保守という色分けになっています。保守=保守党、リベラル=自由党、社民=新民主党という3党が、メジャーな全国政党です。労働組合は、新民主党の支持基盤ですね。1993年までは、進歩保守党(保守党の前身の一党)と自由党の二大政党で、新民主党が第3党でしたが、同年の総選挙で旧与党・進歩保守党が僅か2議席に転落し、地域政党の群雄割拠もあり、新与党・自由党の一党優位となっていました。来る28日の総選挙では、合併により誕生した新党・保守党の躍進が見込まれ、二大政党制に復帰しそうな情勢です。

95おりーぶの木:2004/06/23(水) 22:25
合併か・・・その言葉聴くだけで蕁麻疹が出るよ
まあ民主党と自由党の合併と蕁麻疹が出るという件の合併では意味合いがまったく違うけどね。
アメリカもテキサスのような南部や中部とマサーセッツやサンフランシスコのようなリベラル派の牙城のような街では色彩がまったく異なるわな。
それだけ多様性のある国だと言う証左だろうが。そういえば某読売新聞の某ナベツネと言うあだ名の将軍様に言わせると放映権の再分配は共産主義じみててばかげてるそうな。
ていうことはアメリカ大リーグは共産主義組織だと言うわけか。こりゃ驚いた。まあ「マサーセッツ人民共和国」と言う異名を持つ州があっても不思議じゃないか(笑)
いかんいかん・・ここは大統領選スレだったな。どうしても条件反射でこの話題にたどり着いてしまう。なまねこなまねこ

96とはずがたり:2004/06/24(木) 00:37
懐かしいですな>進歩保守党
そんな大敗もありましたねぇ>僅か2議席に転落し

しかし「マサチューセッツ人民共和国」は知りませんでした。MITはリベラルな空気の中にあるんですなぁ。シカゴとかはどうなんでしょ?

やはり民主党は軸として保守と社民を統合したリベラルという軸を作らないと,政権交代しても自民党と大差ないというレッテル貼られ続けてしまうと思われます。念のため云っておくと政治学的な用語法の議論ではなく,です。
日本は革新←リベラル→保守となればいいのでは?革新=共産・社民等共闘を形成するのが一番難しそうだが…。

9794:2004/06/24(木) 20:54
>>96
ニュー・イングランドや北東部はリベラルですよ。あの辺は、共和党員ですらリベラルですから。因みに、ブッシュ大統領の祖父であるプレスコット・ブッシュ元上院議員は、コネチカット州選出で、共和党リベラル派でした。また、ブッシュ父は、共和党中道派です。
そう言えば、日本では、民主党と自由党が合同してからは、リベラルという表現が使われなくなった気がします。確かに党内の均衡点はリベラルなのですが、幅が広すぎて、一言ではいえないのでしょうね。青と赤が混ざらず、紫ではない、というところでしょう。個人的には、カナダや韓国のような、二大政党・保守/リベラル+第三党・社民というのが好みですので、似たような考えです。ただ、革新という言葉は、古い急進的な社会党を連想させるので、あまり流行らない気がしますが。

98おりーぶの木@1リーグ制反対:2004/06/25(金) 23:16
日本での上映が待ち遠しい。
「華氏911」25日全米封切り…賛否両派過熱
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/entertainment/fahrenheit911/
 【ニューヨーク=河野博子】ブッシュ大統領の対テロ戦争を批判した米映画「華氏911」(マイケル・ムーア監督)が25日、全米で封切られる。制作親会社ディズニーによる配給拒否、カンヌ映画祭での最高賞「パルムドール」受賞――と反響が反響を呼び、大統領選の時期とも相まって、賛否両派の動きは過熱する一方だ。

 映画は23日、ニューヨークの一部の映画館で先行上映され、ワシントンでは民主党の議員らを招待しての試写会が開かれた。ニューヨークで映画を見たグラフィック・デザイナーのグリン・アトキンソンさん(60)は「政府にだまされていたことがわかり、頭に来た。私は民主党支持者ではないが、ブッシュ大統領には投票しないよ」と興奮気味に話した。

 ムーア監督はABCテレビに対し、「この映画は、4年間のブッシュ政権に対する意見だ。公正でバランスの取れたジャーナリズムとか客観的な記録映画だ、というつもりは毛頭ない」ときっぱり。さらに「目的? ホワイトハウスからブッシュを追い出すことさ」と、ブッシュ政権打倒の意図まで宣言した。

 2時間4分の映像は確かにメッセージにあふれる。

 イラク戦争で死んだ兵士の母親の嘆き。世界貿易センターへの旅客機突入の第1報後、7分間にわたってフロリダの小学校で子供たちに本を読んできかせる大統領。サウジアラビアのビンラーディン一族とブッシュ政権のつながり。見る者の心に、疑問が膨らむよう、映像が構成される。

 こうした内容に、保守系団体「ムーブ・アメリカ・フォーワード(米国を前進させよ)」は「真実をゆがめ、反米をあおる」として、映画館や劇場への手紙や電子メール作戦を呼びかけている。映画批評もまっぷたつで、賛否どちらの陣営も感情むき出しだ。

 ホワイトハウスは、「とんでもなく事実に反している」とするほか、大統領の父ブッシュ元大統領は、「息子に対する悪意に満ちた攻撃だ」と、デイリー・ニューズ紙に語った。だが、過剰反応は映画の宣伝になるとの判断からか、政府の反論は比較的おとなしい。

 ムーア監督は最近、弁護士や政治コンサルタント数人を雇って、「作戦部」を始動させた。その1人で、クリントン前大統領の顧問や前回の大統領選で民主党陣営幹部を務めたマーク・ファビアーニ氏(47)は、本紙に「上映妨害やあらゆる攻撃に備え、24時間体制で新聞、テレビ、インターネットで誰が何を言っているかチェックしている。法的手段も含め反撃を準備中」と話した。

 上映は、カナダの配給会社など3社により、こぎつけた。映画館数は全米で約700と、通常のハリウッド映画の約3000に比べ少ないが、各地の映画館は、「毎日数千の電子メールのほか、手紙も来るし電話は鳴りっぱなし」(オハイオ州の映画館主)の状態という。この映画館主は「賛否両方あるので、結局上映を決めた」という。(読売新聞)
[6月25日3時12分更新]

100とはずがたり:2004/06/29(火) 13:53
カナダ総選挙、与党の自由党が第1党維持も過半数割れ
http://www.asahi.com/international/update/0629/007.html

 カナダ総選挙は28日、即時開票の結果、与党・自由党が議席を大きく減らしつつも、伸長が予想された保守党を抑え第1党を維持した。しかし、過半数には届かない見込みで、25年ぶりに過半数割れの政権誕生となる。また、仏語圏ケベック州の権限強化を主張する地域政党・ケベック連合が大きく議席数を伸ばした。昨年12月に就任したマーティン首相の続投となるが、1年ほどで再び総選挙が行われるとの観測が強い。

 公営のカナダ放送協会(CBC)のまとめによると、前回より7議席増えた308議席のうち、オタワ時間29日午前0時(日本時間同日午後1時)段階で、当選と当選見込みを合わせて与党・自由党136議席、保守党94議席、ケベック連合54議席、左派の新民主党23議席、その他1議席。

 今回の選挙では政策論議よりも、2月に発覚した自由党前政権時代の政府補助金不正使用疑惑を巡り、有権者がマーティン政権の対応を支持するかどうかが焦点となった。事前の世論調査では、トロントのある大票田オンタリオ州など自由党の基盤で反発が強く、保守党と互角の第1党争いが予想されていた。

 だが、選挙戦の最終盤で保守党に中絶や教育を巡ってキリスト教右派的な発言が目立ち、元来リベラルな層が自由党支持に戻ったようだ。CBCは「マーティン政権が奇跡的に生き延びた」と評している。

 昨年12月に保守系2党が合同してできた保守党は、議席数こそわずかに伸ばしたものの、得票率では前回の保守系2党の合計より約8%落ちた。中道右派の旧進歩保守党の支持者が、保守党の中核を占める旧カナダ同盟系候補の右派色を嫌ったと見られている。

 一方、ケベック連合は前回選挙の33議席から20議席以上増えた。同州では従来、自由党と議席を二分してきたが、均衡が崩れたことで州政府の権限強化の要求が高まると予想される。新民主党も議席数を伸ばしており、自由党は議会運営で閣外協力を求めるとみられる。

(06/29 13:32)

103とはずがたり:2004/07/24(土) 13:31
こういうジョークが出てくるうちは未だ未だよゆうだねぇ,ブッシュ陣営。
>もっと面白い作り話として、我々は『シュレック2』を推薦するね

「華氏911」人気、話題も過熱 気をもむブッシュ陣営
http://www.asahi.com/international/update/0724/008.html

 大統領選挙が近づく米国で、支持率低迷に悩む共和党のブッシュ大統領陣営が、同氏を痛烈に批判したマイケル・ムーア監督の映画「華氏911」の人気に気をもんでいる。6月の公開以来の観客数が全米で約1200万人に達したうえ、ショーで映画を称賛した人気女性歌手のステージが打ち切られるなど、話題に事欠かないからだ。

 ●勢い衰えず

 公開から4週間たった今も全米の約2000の映画館で上映されている。「スパイダーマン2」と肩を並べる夏の目玉映画として大健闘を続けている。

 そんな中、世論調査会社ギャラップの行った調査結果が、共和党を驚かせた。今月11日の時点で全米の成人の8%がすでに映画を見ており、18%が近く見に行くと回答。さらに30%がビデオやDVDの発売を待って見ると答えたからだ。

 民主党支持者だけでなく、共和党支持者の3分の1、浮動層の3分の2が「見たい」と答えた。ロイター通信によると、ビデオやDVDは11月2日の大統領選を前にした秋に発売されるという。ブッシュ陣営にとっては嫌なタイミングだ。

 ●歌手の受難

 ネバダ州ラスベガスのホテルで17日、歌手リンダ・ロンシュタットさんのショーがあった。終わり近くになって、ロンシュタットさんはステージから「華氏911」を称賛し、映画を見に行くように呼びかけた。会場は歓声とブーイングに包まれて騒然となった。

 ホテル側はショーを打ち切り、ロンシュタットさんを退去させた。

 ニュースが報じられると、ムーア監督はホームページで「憲法が保障する言論の自由を侵した」とホテル側の対応を批判した。ホテル側は「歌手を呼んだのは娯楽のためで、政治的主張をさせるためではない」と反論したが、ニューヨーク・タイムズ紙が社説でロンシュタットさんの肩を持つなど、いま一つホテル側の分が悪い。

 こうした出来事が続くことが、映画への関心をさらに高めている。

 ●牙城で上映

 ブッシュ大統領の私邸と牧場があるテキサス州クロフォード。映画館のない、人口約700人の町で、同州の平和団体が8月14日夜に「華氏911」の野外上映を計画している。

 クロフォードの牧場は、ブッシュ氏が休暇を過ごしたり、好んで各国首脳を招いたりするため「西のホワイトハウス」とも呼ばれている。

 計画では、牧場から約10キロ離れた倉庫の壁にスクリーンを張り、即席の会場を作る。ムーア監督は大統領のおひざ元での上映のために、フィルムを無料提供した。

 平和団体メンバーの上映責任者は「大統領と奥さん、娘さん2人が一緒に見てくれるなら大歓迎」と話している。

      ◇

 「華氏911」は人気の一方で、ブッシュ嫌いが映画館に集まって留飲を下げるだけの内容、との酷評がある。大統領批判に都合のいい映像ばかりを継ぎはぎしており、事実と異なる点もあって、ドキュメンタリーとは言い難いとの指摘もある。

 共和党全国委員会本部のイヤー・シー広報担当は、朝日新聞の取材にこう話している。

 「(影響は)気にならないことはない。映画をどう受け止めるかは見た人次第だが、あれが真実だと思う人は、わずかだろう。もっと面白い作り話として、我々は(アニメ映画の)『シュレック2』を推薦するね」 (07/24 11:57)

104とはずがたり:2004/07/26(月) 03:31
<米大統領選>ヒラリー議員演説でつばぜり合い 民主党大会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040726-00000029-mai-int
 26日にボストンで開幕する米大統領選・民主党全国党大会の「影の主役」になりそうなのが、クリントン前大統領夫人のヒラリー・クリントン上院議員(56)だ。大会では当初、発表された演説予定者リストにヒラリーさんの名前がなく、女性支持者らが猛反発。結局、ヒラリーさんが夫を紹介する形で演説を行うことになった。「ヒラリーさん外し」には08年大統領選に向けたつばぜり合いが影響していると言われ、早くも4年後に向けた戦いが表面化した格好だ。

 民主党が13日に発表した演説予定者リストには、カーター元大統領、クリントン前大統領、ゴア前副大統領らのほか、正副大統領候補であるケリー、エドワーズ両上院議員の家族や、アイオワ州知事夫人らの名前もあったが、ヒラリーさんは含まれていなかった。

 ケリー陣営は、ヒラリーさんは演説はしないが、開幕日の夜に同僚の女性上院議員らとともに登壇し重要な役目を果たすと説明。だがヒラリーさん支持派は「アイオワ州知事夫人まで含まれているのに、ヒラリー・クリントンが入らないのはひどい不公平だ。ヒラリー個人だけでなく、民主党と米国の全女性に対する侮辱だ」(ジュディス・ホープ元ニューヨーク州民主党女性委員長)と納得せず、ケリー氏に抗議電話をかけて直談判に及んだ。メディアも、ヒラリーさんを演説させるべきか否かの論争を展開した。

 ヒラリーさん自身は「私は過去にいくらでも話す機会があった」と演説抜きでも参加する意向を示し、支持派にも運動を控えるよう求めた。だがケリー氏は2日後に方針の修正を余儀なくされ、ヒラリーさんに演説を要請する電話をかけ、ヒラリーさんも承諾。ただし、夫のクリントン前大統領を紹介する演説を行うという決着がはかられた。

 共和党関係者によると、大統領選でケリー氏がブッシュ氏に敗れた場合、次の08年大統領選ではエドワーズ氏が有力な民主党大統領候補として浮上する可能性が高い。ヒラリーさんも08年大統領選を狙っているとされ、エドワーズ氏とヒラリーさんの「ライバル関係」が、今回の騒動の背景にあると解説する。

 AP通信が20日に発表した、民主党大会に出席する代議員を対象とした世論調査では、ケリー氏が敗れた場合の08年の同党大統領候補は、「いない」が36%と最も多かったが、次いでヒラリーさん26%、エドワーズ氏17%の順だった。(毎日新聞)
[7月25日19時29分更新]

105とはずがたり:2004/07/28(水) 20:11
米民主党大会、「暴言」のケリー夫人が締めくくり
http://www.asahi.com/international/update/0728/009.html

 「私はリーダーを見つけたと思う。私は彼の妻です」。米民主党大会の2日目は、大統領候補に指名されるケリー上院議員のテレーザ夫人(65)が締めくくった。新聞記者に「くそくらえ」と発言する様子が全米に放映されるなど、歯にきぬ着せぬ物言いがファーストレディー候補として批判を浴びることも多いが、米メディアはとりあえず、この日は「合格点」をつけた。

 テレーザ夫人は「ジョンは戦士。祖国のために前線に身を置く昔ながらのやり方で勲章を受けた」と夫の強さを訴えた。一方で、スペイン、フランス、イタリア、ポルトガルの4カ国語で聴衆に呼びかけ、多才ぶりを披露。「自分の意見を持っている女性が『頑固』とレッテルを張られるのではなく、男性同様に『見聞が広い』と呼ばれる日がすぐに来ることが、私の望みです」と、自らに対する批判への反論も忘れなかった。 (07/28 13:08)

「08年大統領候補」のヒラリー議員、相変わらず人気
http://www.asahi.com/international/update/0728/010.html

 米民主党の全国党大会で、ヒラリー・クリントン上院議員が相変わらず人気を集めている。同党の大統領選候補となるケリー上院議員への応援演説を26日にしたのを皮切りに、ボストン市内で開かれている様々なパーティーに招かれている。演説も堂に入っており、「08年の大統領候補」と期待する声は衰えそうにない。

 初日の演説者リストには当初、ヒラリー議員の名前はなかった。しかし、支持者から不満が上がったため、主催者が急きょ、クリントン前大統領を紹介する役として、メーン会場のステージに立つ出番を作った。

 ゴア前副大統領やカーター元大統領らに続いて登壇すると、会場は総立ちで拍手。「話す言葉もありません」と言っていたが、いったん話し始めると、単なる「紹介」にとどまらない堂々たる演説を約12分間。党内の評価をさらに上げた。

 引っ張りだこのヒラリー議員は、27日以降もボストンにとどまっているが、夫のクリントン氏は演説を終えると早々にニューヨークに戻った。引退した今もなお、民主党支持者の間で根強い支持が残っているとあって、これからボストン入りする主役のケリー氏のお株を奪わないようにという配慮のようだ。 (07/28 18:46)

106さむらい:2004/08/13(金) 12:30
どっち勝つんですかね?
今のところ全く互角といったところですかね?

107おりーぶの木@合併反対:2004/08/13(金) 12:52
五分ですね。若干、ケリー優位ってとこじゃないかな?

108magenta:2004/08/31(火) 22:30
予告通り“殴り込み” 共和党大会にムーア氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040831-00000108-kyodo-soci

【ニューヨーク30日共同】ブッシュ米政権を痛烈に批判する映画「華氏911」で知られる米映画監督マイケル・ムーア氏が30日、ニューヨークで開かれている共和党大会初日に予告通り“殴り込み”をかけた。
 ムーア氏はトレードマークの野球帽に黒のTシャツ、ジャンパー姿。チェイニー副大統領夫妻やブッシュ元大統領夫妻が会場入りし、お祭りムードが盛り上がり始めたマディソンスクエアガーデンに登場した。
 ムーア氏はウェブサイト上で、コラム執筆のためUSAトゥデー紙が共和党大会の入場証を同氏のために準備したことを明らかにしていた。
 取り囲む警備陣に黄色い記者証を示し「(米紙)USAトゥデーの席に行く」。警備員はやむを得ずムーア氏の入場を認め、同氏は「華氏911」にも登場する副大統領や元大統領と、広い会場フロアを挟んで向き合うような席から党大会を「取材」した。
(共同通信) - 8月31日11時53分更新

109無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/09/04(土) 12:21
このままブッシュが勝つとするなら、この一週間が転機として記録されそう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040904-00000103-yom-int
 【ワシントン=永田和男】米タイム誌(電子版)は3日、共和党大会期間中の8月31日―9月2日に実施した大統領選に関する世論調査結果を発表した。

 それによると、「大統領選が今日行われたとして」ブッシュ大統領に投票するという人が52%で、民主党ジョン・ケリー候補の41%を11ポイント引き離した。無所属ラルフ・ネーダー氏は3%だった。

 同誌調査でブッシュ、ケリー両氏の支持率に2ケタの差がつくのは、3月にケリー氏が候補に確定して以来初めて。

 タイム誌が共和党大会前に行った調査ではブッシュ氏46%、ケリー氏44%の接戦が続いていた。

 今回の調査は、大統領が2日夜行った指名受諾演説の前に締め切られたが、党大会で連日、大物が登壇してケリー氏批判を行うなどした効果をうかがわせる結果となった。今後発表される他の世論調査で党大会効果がどの程度か、選挙戦終盤の勢いを占う意味で注目される。

 3日発表のタイム誌調査では、主要争点別の支持率でも「経済」でブッシュ氏(47%)がケリー氏(45%)を逆転。「イラク」「テロ」「強い指導力」といった項目でも大統領がリードし、ケリー氏が先行しているのは「医療保険」「人々に何が必要か理解がある」などにとどまった。

 調査は成人1316人を対象に電話で行われ、うち926人が11月の大統領選で「おそらく投票する」と答えた。

110とはずがたり:2004/09/04(土) 15:43
毎日新聞ではこう↓なんだが,国民の支持率にはアピールしたんですねぇ。
こういうので支持率が一過性の増減をすると云うことは米大統領選ではあるんでしょうか?それともこのまま現職が突っ走る?

04米大統領選:共和党大会 経済政策、新味なく−−ブッシュ氏が再指名演説
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/archive/news/2004/09/04/20040904ddm008030078000c.html

 ◇ぬぐえぬ景気減速懸念

 ブッシュ米大統領は、2日の共和党大統領候補への再指名受諾演説で、2期目の経済政策の青写真を示した。大型減税の恒久化に加え、雇用が低迷している地域への「経済特区」創設、持ち家拡大支援などが柱だ。しかし、新味には乏しく、注目された原油高抑制策も盛り込まれなかった。世界経済の先行き不安要因になっている米景気減速懸念を払しょくするには力不足の内容になった。

 「(01、03年に実施した)大型減税により米経済は成長と雇用を取り戻した。不況に後戻りすることはもう無い」。ブッシュ大統領は演説で景気の先行き楽観論を強調した。そのうえで、主に製造業の撤退で失業増大に苦しむ地域を対象に、特別な税制優遇措置で新たな企業誘致を支援する「経済特区」構想を打ち出した。

 ただ、この構想は、11月の大統領選の激戦州であるオハイオやペンシルベニアなどでの支持獲得を狙った政治的打算が色濃い政策であり、もとより米景気全体の再浮揚につながるものではない。

 一方、持ち家拡大はすべての国民が、自らが望む財産やサービスを享受できる社会を目指す「オーナーシップ(所有者)社会」構想の一環。具体的には今後、10年間で700万の持ち家世帯を増やす目標を掲げた。

 こちらは、住宅ブームが旺盛な個人消費と並んで米景気回復のけん引役になってきたことから、実現すればそれなりの景気刺激効果を生む可能性がある。

 しかし、夏場の雇用の伸び悩みで失業不安が再び頭をもたげる中、消費者の持ち家意欲が今後も続くかどうかは不透明。米景気の堅調な拡大という楽観的な前提が崩れれば、政策が空回りする恐れもある。
毎日新聞 2004年9月4日 東京朝刊

111とはずがたり(1/2):2004/09/21(火) 02:23
またブッシュが居座るのかよ!

<米大統領選>情勢一変、ブッシュ氏逃げ切りの見方強まる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040921-00000008-mai-int

 「かつてない接戦」と言われる米大統領選(11月2日投開票)の情勢がこの1カ月余で一変した。「ベトナム戦争の英雄」を最大の売り物にした民主党候補ケリー上院議員(60)の戦略がつまずき、それまで苦戦を強いられてきた共和党の現職ブッシュ大統領(58)に逆転を許す展開になっている。ケリー陣営は内政批判に重点を移すなど土壇場の戦略転換で巻き返しを試みているが、ブッシュ氏が逃げ切るのではないか、との見方が広がりつつある。
◇ケリー氏、土壇場で戦略転換
 「ブッシュとチェイニー(副大統領)がイラク戦争のあらゆる面でやり損なったのは明白だ」「私が大統領になったら、ハリバートンのような会社に入札なしで政府事業の受注はさせない」
 ケリー氏は17日、チェイニー副大統領が就任前に会長兼最高経営責任者(CEO)を務めていた石油関連会社ハリバートンが、イラク復興事業を入札なしで受注するなどの不正疑惑を指摘されていることに切り込み、ブッシュ政権は石油業界との「癒着」が一因でイラク復興のやり方で間違いを犯し、米兵や国民の負担を増大させていると痛烈に批判した。
 選挙戦は、9月6日のレーバーデー(労働祝日)明けから終盤戦に突入したが、ケリー氏の演説には明らかな戦略転換が見て取れる。(1)「ベトナム戦争の英雄」を強調するのを控える(2)経済、医療保険など内政に重点を移す(3)イラク政策も納税負担増大など内政に絡めて攻撃する(4)全体にブッシュ批判の調子を強める――などだ。
 戦略転換の陰には、クリントン前大統領の存在がある。クリントン氏は心臓バイパス手術のため入院した今月初め、病床からケリー氏に電話した。ベトナム戦争を論戦の中心にすえるのをやめ、雇用や医療保険でブッシュ氏との違いを際立たせるようアドバイス。さらに92年大統領選でクリントン氏がブッシュ元大統領を破った際の選挙参謀らをケリー陣営に送り込むと約束した。
 陣営には現在、クリントン前政権の大統領報道官だったロックハート、マカリー両氏ら「クリントン人脈」が加わり、巻き返しに駆けずり回っている。
◇ブッシュ氏、テレビ討論での失点警戒
 これに対し、ブッシュ陣営は共和党大会(8月30日〜9月2日)で、同時多発テロの記憶を国民に呼び起こさせ、対テロ戦争の実績を訴える戦略を取った。支持率はその時点ですでにケリー氏と逆転していたが、その差を着実に広げた。
 「最後の勝負」に出たケリー陣営に対し、ブッシュ陣営の再選マシンは順調にフル稼働を続けている。
 政権人事にも早くも動きが見られ、02年夏に政権を離れていた側近カレン・ヒューズ元大統領顧問は8月半ばにホワイトハウスに復帰。米政治専門誌ナショナル・ジャーナルによると、政権2期目の人事構想で「ラムズフェルド国防長官が米軍の変革・再編を理由に再任を希望すればブッシュ氏は認める」などとささやかれているという。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板