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東洋系の呪術を語る

1管理人1★:2012/12/08(土) 22:32:13 ID:???
インド以東のアジア諸国で行われていた、そして国によっては今でも行われている
呪術について語るスレです。
魔除け、まじない、加持祈祷、調伏、易占、陰陽道、シャーマニズム、
鎮魂帰神法など、文化人類学的な話から、実技にいたるまで自由に語ってください。

192Anonymous:2014/07/15(火) 12:38:34 ID:EsLiNsjc0
>>183
多分、符呪自体を解読じゃなくて、その符呪を説明している中国語の文を解読ってことでしょ。

197Anonymous:2014/07/26(土) 05:21:07 ID:vC8/Qg1.0
>>189
皇帝の権威は霊界にも及んでるrってことじゃ?
役所、役人ってのはそのヒエラルヒーの一部だから力があるってことでしょう?

202Anonymous:2014/08/04(月) 22:09:28 ID:M2S2NfAw0
モスラの歌歌おうぜwwwモスラーヤwwwモスラーwwwwwwwww

10:*騮焚次◆*(^o^)/でVIPがお送りします**2014/05/03(土) 23:12:06.46 ID:gK4ZNeGF0
たしかVSモスラの時の日本語歌詞ってオリジナルの和訳と違うんだよな**



15:*騮焚次◆*(^o^)/でVIPがお送りします**2014/05/03(土) 23:13:35.11 ID:xv0Ks25d0
Mothra Ya Mothra**
Dengan Kesaktian Hidupmu**
Restu[i]lah Doa Hamba-Hambamu Yang Rendah**
Bangu[n]lah Dan Tunju[k]kanlah Kesaktianmu**



16:*騮焚次◆*(^o^)/でVIPがお送りします**2014/05/03(土) 23:13:36.09 ID:2Vil4Mdf0
ちょっと待て**
和訳ってなんだ**
これ実在する言語なのか?**



20:*騮焚次◆*(^o^)/でVIPがお送りします**2014/05/03(土) 23:16:14.09 ID:6zaOI5om0
>>16**
だってインドネシア語だもの**



26:*騮焚次◆*(^o^)/でVIPがお送りします**2014/05/03(土) 23:23:17.73 ID:2Vil4Mdf0
>>20**
衝撃を受けた**



17:*騮焚次◆*(^o^)/でVIPがお送りします**2014/05/03(土) 23:13:46.72 ID:yQx+HeiJ0
モスラよモスラ あなたの命の魔力で 身分卑しきあなたの下僕は**
呪文を唱えて祈ります どうか起ち上がって あなたの魔力を見せてください**

209収功 ◆rpBJLiQIpc:2014/09/28(日) 22:59:21 ID:3DU5zKZw0
役所的命令文っておそらく「急急如律令」とかのことですよね。
皇帝の権威が霊界に及んでいるという考え方ではないと思います。
ただ道教の霊界観というのは現世の官僚制度とかなり近いところがありますね。

210Anonymous:2014/10/10(金) 11:12:22 ID:He3./9f.0
>皇帝の権威が霊界に及んでいるという考え方ではないと思います。

じゃあ何?

211収功 ◆rpBJLiQIpc:2014/11/03(月) 11:26:12 ID:UOH4IWAs0
強いて言うなら、天帝とか神々とか霊界とかそっちの権力じゃないでしょうか。
言い回し自体は当時の「律令制」から来ているとは思いますが、皇帝の権威が霊界にまで及ぶという考えは聞いたことがありません。
中国の皇帝も天に選ばれたとかそういう思想はあると思いますが。

212Anonymous:2014/11/25(火) 11:46:54 ID:FcmYF94Y0
8本の手足の子供が生まれて村中で拝まれるとか、やっぱインドすごいな。
まああっち旅してたときのこと思い返すと、そうなるのわかるけどね

213Anonymous:2014/11/30(日) 07:11:13 ID:dNXpfNeA0
ルネ・ゲノンの『ヒンドゥー教義』の翻訳が無料で上げってる。
http://d.hatena.ne.jp/afterbabel/searchdiary?word=%2A%5B%A5%EB%A5%CD%A1%A6%A5%B2%A5%CE%A5%F3%5D

なかなか難解というか、訳が固いだけかもしれんけど面白そう。

214Anonymous:2014/12/01(月) 06:48:23 ID:9uZCW7Jc0
ネタかもしれんが、これホントだったら凄いな

第3の目 クンダリニー 霊感知 [転載禁止]©2ch.net
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/occult/1417261767/

215Anonymous:2015/02/09(月) 14:00:56 ID:LE7ffXyU0
モンゴルで発見された200年前の僧侶のミイラ、あの有名即身仏の師の可能性も。
http://japan.techinsight.jp/2015/02/yokote2015020722340.html

>「この僧侶は、“tukdam”と呼ばれる瞑想が極地まで深まった状態でミイラ化したのではないでしょうか。
>体が徐々に縮小し始め、3週間目あたりから虹色のオーラを数日間だけ放ち、ミイラ化していくのです。
>これは仏としての最高の理想の姿です」

虹色のオーラってのが興味を惹かれる

216Anonymous:2015/02/17(火) 02:08:25 ID:NGif7qDQ0
貴重なニューギニアの呪術情報がちょっとだけ紹介されていた。
会員登録してない人のために一部コピペしておく。

シャープ苦境、だがまだパプアニューギニアがある
旅行作家の山口由美氏に聞く
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20150210/277336/?P=4&mds

山口:現地では黒魔術や呪いのことを「サングーマ」と呼びます。
 伝統的社会では、戦闘による直接的な死以外は、すべて黒魔術や呪術によるとみなしてきました。
 そのため、ウィッチドクターは、薬草などを使って病気の治療をするだけでなく、
 病気の原因であるとされるサングーマの原因究明を請け負うことがしばしばあります。

聞き手: 病気になったり怪我をしたら、誰かに黒魔術を掛けられたと思う人が多い、ということですね。

山口:しかし、サングーマを特定することは、その相手に対する復讐まで望むことにつながります。
 結果、黒魔術をかけたとされた人物を、黒魔術をかけられたとする人やその家族が、 
 殺傷する事件に発展することも少なからずあります。
 しかも、黒魔術を理由にした殺傷は正当性があるという考えが長くあり、2013年まで
 黒魔術を理由にした犯罪は減刑されるという法律があったほどです。
 近年、経済発展で豊かになる人とそうでない人が生まれ、かつてなかった
 ストレスや軋轢が社会に生まれています。
 現代社会ならではのこうした問題と伝統的社会から引き継いだ黒魔術が結びつき、
 黒魔術をめぐる犯罪が変質し、凶暴化していることは、パプアニューギニアの大きな社会問題になっています。
 先に挙げた法律が廃止になった背景でもあります。

218Anonymous:2015/08/27(木) 11:28:38 ID:lOE4S4Dg0
「軍師官兵衛」はデタラメ?戦国時代に「軍師」はいなかった!
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150813-00010000-bjournal-soci&pos=1

まあ確かにそんな感じだよね。
その辺りの事情は小和田哲男の『呪術と占星の戦国史』に詳しいけど。
大河は確かに見てて違和感かなりあった。
戦国期の軍師は、足利学校などで学んだ易経とか
陰陽道の知識を駆使する役目のはずなのに。

ただ足利学校は、比叡山と並び当時の日本の2大大学とも
いうべき学問施設で、そこで学んだ連中ってのは、占い師
というよりかなりの学識の持ち主って感じだけど。

219Anonymous:2015/10/19(月) 05:42:41 ID:GSn7Vr9A0
冥婚ってのか。。。
聊斎志異もこういう風習のもとに生まれたんだな
台湾で道端に「赤い封筒」が落ちていたら絶対に拾ってはいけない!!
警察さえ触ろうとしないそのワケとは…
http://togetter.com/li/887527

220Anonymous:2015/12/30(水) 18:32:13 ID:1np/dijk0
>>185-211
洋の東西は違うがこれはおおきなヒント。中国も紙銭よく使うしね
https://twitter.com/Ripple1975/status/682074910156406784

勅旨と書かれたお札。
あれはもともと王様など偉い人の命令書の事を意味してる。
あれは王様の力が宿る一種の使い魔の憑代なのです。
政府の力が宿る価値観はお金の事。
これはまったく同じことを意味してるの。
人々に共有された価値観が使い魔として用いられてきたのです。

221収功 ◆rpBJLiQIpc:2015/12/31(木) 10:09:55 ID:f087JDM.0
>>220うーん、ちょっと違う気はしますね。
少なくとも中国で言えば、皇帝よりも確実に上の世界に神や霊界があると思うので。
これが日本だとまた少し違うのですが。

ただ、理屈は同じだとも思います。
お金のお札なんかある種の符なので価値があるというのは聞いたこともあります。
そういえば、紙幣というのも同じような意味がありますよね。

222収功 ◆rpBJLiQIpc:2015/12/31(木) 10:17:34 ID:f087JDM.0
勅旨とか急々如律令とか律令勅とかいうのは、上位からの命令ということを指しているのだと思います。
そこに当時の「律令」などの制度や「勅」などの言い回しが影響したのではないでしょうか。
なので「偉い人の命令書」というのはある意味で正しいと思います。
ただ、王様の力が霊界にまで及んでいるかというのは少し疑問が残るところです。
もちろん、自分は西洋のことは分からないので、これは何とも言えませんが。

223Anonymous:2016/01/16(土) 23:30:10 ID:BrNFZkmU0
ちょっと行ってみたい。。


国会図書館第19回関西館小展示「おそれと祈り-まじないのかたち-」
人々は何をおそれ、どのように祈りをささげてきたのか。今回の展示では宗教教義とは少し違った、
絵馬、お守り、お札、呪文、神託、言霊、禁忌、生贄、人柱、都市伝説 などの資料を約100点展示します。
関連イベントとして、関沢まゆみ氏(国立歴史民俗博物館研究部教授)による講演会
「おそれと祈り-魔除け・厄除けの民俗を中心に-」も実施します。
http://www.ndl.go.jp/jp/event/exhibitions/kansai_201602.html

224Anonymous:2016/03/07(月) 02:13:28 ID:QLT53cg60
世界中からシャーマンがパワースポットに結集して行われる古来から伝わる伝統の儀式「13人のシャーマンの呼び声」の迫力が凄い
https://gunosy.com/articles/RsHqt?utm_medium=email&utm_source=mynews_mail

シャーマンの世界大会があるなんて知らなんだ。
しかもトゥヴァ共和国で

225Anonymous:2016/03/23(水) 20:10:05 ID:gt7ibA1M0
http://angel.ap.teacup.com/unspiritualized/224.html

天才神秘主義哲学者の井筒俊彦の若いころのエピソードがいろいろ紹介されてて面白そう。
大川周明との繋がりの話も全然知らなかった。

226Anonymous:2016/03/29(火) 21:35:57 ID:94yuQrz60
神社と違って寺は金持ちってイメージあったけど、地方は相当厳しいんだな

謎が解明? “お坊さん便”でわかった仏教界の「格差地獄」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/177680

227Anonymous:2016/05/30(月) 19:15:27 ID:aPrqbZac0
これ見るまでは無茶苦茶意外だった中国の仏教大ブーム
まあでもバブルが行き着くところまで行ったあとに、心の世界を求めるのは当たり前か。
共産党政権が文化大革命のときに破壊し尽くした全国の寺社を、どんどん再建して
習近平が仏教の後押ししてるってのも、土着宗教で心の安寧をもたらす宗教だからって
ことみたいだし、治世の道具としてはいちばんいいんでしょう。
腐敗撲滅キャンペーンの精神とも相性がいいし、あれだけ利己的で自己主張が激しい国民に
倫理を教えるにはちょうど良さそう。
キリスト教も勢いは仏教以上で、すでに信者数は1億人以上とか

クローズアップ現代+ 中国で仏教が大ブーム
http://varadoga.blog136.fc2.com/blog-entry-90798.html

228Anonymous:2016/06/06(月) 06:51:11 ID:NfKzWFV60
どこからともなく頭の中に聞こえてくる「声」には良いものもある
https://gunosy.com/articles/Rszt9

統合失調症のサイン、幻聴についての記事だけど、呪術とかシャーマニズムと合わせて考えるとなんかいろいろ見えてきそう。

>「ほとんどのアフリカ人とインド人が主にポジティブな声を聞いたのに対し、アメリカ人のほとんどはネガティブな声を聞きました。
>もっと正確に言えば、アメリカ人の被験者は暴力的な体験や嫌悪すべき体験を報告しました」とのこと。
>つまり、アメリカ人は幻聴が暴力的なものと説明する傾向にあることがわかったわけです。

>インド人やアフリカ人は、自分の見る幻覚や幻聴が自分の友達や家族を思い出させてくれるようなものである、と説明しています。
>そして、幻聴の声音は楽しげなものである、と報告しています。
>あるガーナ人の被験者は「ほとんどの幻聴が良いものです」と語り、
>インド人の被験者は「私は話をする仲間を持っているので、誰かと話しをするために外出する必要がありません。
>自分自身と話すことができますからね」とコメントしており、幻聴ととてもうまく付き合っていることがわかります。


>独立志向や個人主義の強いアメリカ人は、幻聴を自分の心の中への侵入とみなしてしまうことがわかりました。
>それに対して、インドやアフリカの文化では人と人の関係や集団主義を重視する傾向にあります。
>よって、幻聴を自分の持つ社会ネットワークの中の新しいひとつと見なしがちだそうで、
>実際、被験者の中には「幻聴と非常に気が合う」と言い、自分が精神病であると自覚していない人もいたそうです。

229Anonymous:2016/06/25(土) 20:57:09 ID:p.JgrvsQ0
魔術のいけにえで5歳男児を斬首か、インド北東部
http://www.afpbb.com/articles/-/3050282

>5歳男児が魔術を信仰するとされる男にいけにえとして首を斬られて殺害された。
>ヒンズー教の女神カリ(Kali)へのいけにえとして簡素な祭壇の前で男児の首を斬って殺害したと話した。

これって黒魔術的なものなのか、それともヒンズー教のカーリ神信仰にはこういう面が
昔からあったのか、もしくはこの男がたまたまキチガイだったのか

230Anonymous:2016/09/07(水) 06:59:38 ID:gdTodCWQ0
息が長いスレ

231Anonymous:2016/09/16(金) 22:28:16 ID:jDl1cnwk0
フジドリームエアラインズの山伏ジェット。CAのユニフォームセンスはかなり微妙。。。
http://yamagata-np.jp/news/201606/13/img_2016061300310.jpg

232Anonymous:2016/09/16(金) 22:29:52 ID:UH5B3fY.0
と思ったら、これCAじゃないのか。。。流石にこの服はね

233Anonymous:2016/10/09(日) 07:30:12 ID:7tpKip5Q0
https://www.instagram.com/p/BK0vTJphRND/
いかにもインドらしい
警察がバイク事故を調査中、夜間にバイクが勝手に動き、死亡した男性を神になってしまった

234Anonymous:2016/12/06(火) 00:28:33 ID:9qkItUKU0
カルト極まる韓国のキリスト教事情
https://www.youtube.com/watch?v=yMjzowl2IyA

韓国のプロテスタント事情の解説ビデオ。結構勉強になる。
なんで韓国があれほどプロテスタントが多いのか?そしてそれらがやたら怪しいのか?
増えたのは戦後のことで、それは伝統的ムーダン(シャーマン)が廃れていって、
現世利益の宗教として受け入れられていったらしい。
それまでムーダンに頼んでいた失せ物探しを教会で神様にやってもらうようになったり。
で、牧師と名乗ってはいるけど、プロテスタントだとろくに勉強せずとも言ったもん
がちみたいなところがあって、なんで土俗オカルティズムと習合したような独立派の教会が
ボコボコできまくる。
以前統一協会と関わったことがあって、一応聖書を使ってキリスト教的な用語でかなり
カムフラージュはしてるけど、教義そのものは朝鮮半島にあった宗教とかオカルティズムの
ごった煮だなって思ったけど、他のプロテスタントと言ってる連中も似たようなのが多いってのがわかった。
日本に来ている教会の中でも、そういうシャーマニズムのようなことをやっていることが多くて、
そういう中から摂理とかそれの流れを組んでアメリカでキリスト教福音宣教会みたいな
原理主義キリスト教になっていったんだろね

235Anonymous:2016/12/06(火) 08:39:44 ID:9qkItUKU0
モンゴルの有名ラッパー、ロシア外交官から暴行か
http://www.afpbb.com/articles/-/3110103

>モンゴルの有名ラッパーが、モンゴルの伝統的な記号の一つである「まんじ」(かぎ十字)の入った衣装をまとってパフォーマンスをしたことが原因で、ロシアの外交官に激しく殴打され、10日間の意識不明に陥るほどの重傷を負った。

仏教圏の国は、もっと連携して卍が伝統的シンボルってことをアピールせにゃならんなぁ。こういう事件が繰り返されないためにも。
特に期待できるのはインド、チベット。あとは中国、韓国が協力すれば今の状態をひっくり返せると思うんだ

236Anonymous:2017/01/19(木) 00:49:46 ID:E3IJ0y260
>>110
>「象徴界」といわゆる無意識の世界は、とりあえずほとんど同じものと思っていていい。

象徴界と無意識の関係がいまいちモヤモヤする。解説よろ

237Anonymous:2017/01/29(日) 00:36:48 ID:4OA74kHg0
34 :本当にあった怖い名無し:2008/10/17(金) 11:10:26 ID:JcZEzTK20
識神は俺には見えなかった。数珠は冷蔵庫の下に隠した。

隠し終わって、外で待っている友人(監視役)と先生に声をかけた。
先生は「○○行け」(○○は識神の名前な)って、手のひらに息を吹いた。
んですぐに、「ああ、なるほど」って独り言。
まっすぐ冷蔵庫の下を見て、「まさか数珠を冷蔵庫の下に隠すとは」とあきれていた。

37 :本当にあった怖い名無し:2008/10/17(金) 11:41:43 ID:JcZEzTK20
基本的にその人は、武道・武術と易学を教えている人で、宗教はやってない。
若い頃は修験道や密教を勉強・修行した時期があったらしいが、
それも武術や易学のため……だそう。俺も武術を教えてもらっている。
俺が知っているなかでは、オカルト系を習っているのは一人だけだ。

238Anonymous:2017/01/29(日) 00:41:32 ID:4OA74kHg0
39 :本当にあった怖い名無し:2008/10/17(金) 11:57:46 ID:JcZEzTK2
空手、柔術、中国武術がメイン。俺は形意拳という中国武術を習っている。
たぶんオカルト系は、修験道や密教の方に教えてもらって、それに工夫とか研究とか
をしたんだと思う。時々、習っていた先生の話とか聞くから。

44 :本当にあった怖い名無し:2008/10/20(月) 13:09:13 ID:x0T2ysAI0
漢字も意味もよくわからないから、補足プリーズ。
ちなみに2ちゃんの話はしたので、やり方は教えてもらえなかった。

もし本気でやりたい人がいるなら、
①ミズナ or イズナ ? の法を研究してみそ
②がちりんかん を徹底的にやるのがベスト。いろいろ試したが、これが一番だったそう
③思っている以上に地道な訓練で、「こんだけ練習したのにこんだけ?」
 だから死ぬほど練習汁

等々……。
先生は①と+α(陰陽道等)だそうだ。

239Anonymous:2017/01/29(日) 00:47:04 ID:4OA74kHg0
47 :本当にあった怖い名無し:2008/10/20(月) 15:35:27 ID:Tv+6CxE70
②は月輪観。密教では定番。

99 :シンイー ◆vU2dMzy1lg :2008/11/13(木) 15:06:29 ID:MWsiUoau0
先生の学んだ範囲での説明であることと、今のレベルでの話だって忘れないでくれ との事だ。

>霊能力が無くてもできるか聞いてきて下さい。
できるけど、霊能力を使った式神とは違うもの

>1、実際の所、式神を使って何ができますか?
>2、独学でできますか?
>3、式神が、例えば人間の姿として現れるようにできますか?(映画や漫画のように)

>>66
1 攻・守・知・その他(これが大事らしい)
2 できるけど霊能力系のはやめておけ
3 できんだろうね

240Anonymous:2017/01/29(日) 00:53:04 ID:4OA74kHg0
108 :シンイー ◆RiHG2i7py2 :2008/11/14(金) 13:42:41 ID:RVfywGjT0
>月輪観が何の関係があるのか分からない。

説明では、内功を積む、と言っていた。
内功は武術の用語で「内側の力」だから、心の筋肉と言った所か。
武術にしろ、スノボーにしろ、テニスにしろ、
相応の筋肉が無いと上達しないだろ。その意味で心の筋トレに月輪観が良いという話。
それと独習するなら、体(肉体)鍛えろよ、との事。


111 :シンイー ◆RiHG2i7py2 :2008/11/14(金) 18:44:05 ID:RVfywGjT0
師事した陰陽道の先生は、呪文とかお札を使ったらしいが、
お札は秘儀?とか言って、特別な折方があるらしい。それは秘密だって。
そんで呪文だけど、真言ならば○○に振動が感じられ、それが○○に変化し、
かつお札と感応しなくちゃダメ
と、おれの汚いメモに殴り書きされている。○○はやってればわかるそうだ。
ちなみに他の陰陽道家を名乗る方には、この方法のない方もいるそう。

241Anonymous:2017/01/29(日) 01:44:55 ID:KQbTDikU0
①は飯綱の法かな?

242Anonymous:2017/01/31(火) 21:48:06 ID:7L8OgBP60
それしかないだろうね

243Anonymous:2017/02/03(金) 06:33:51 ID:muR1DHd20
今日初めて呪禁博士って言葉を知った。
呪禁ってのはもともと道教から来てて、いろいろ面白そうなんだけど、
奈良時代ぐらいに廃れてしまったみたいで、記録もあまりないみたい。
陰陽師に取って代わられてリしてしまってね

244Anonymous:2017/04/04(火) 01:49:54 ID:kwByUEH20
>>91-92
>意味を持たない点こそ<真言>の本当に重要なところなのだ、と言っている。

このビデオでは念仏って言ってるけど、まあこの真言(マントラ)と同じ意味だよね

ステーブジョブズも行った「念仏」無意識になるには?
https://www.youtube.com/watch?v=Q_8ZvlgPkyQ

245Anonymous:2017/04/05(水) 03:37:30 ID:cROAjioc0
小林秀雄の『本居宣長論』
https://www.youtube.com/watch?v=8L16uNiju58

渡部昇一面白いな。古事記はオカルティズムの観点から解釈されるべきと力説しまくってる。
曰く、オカルティズムは怪しいけどものすごく精密。
ゲーテ解釈学者としてのシュタイナーについてもいろいろ。
例えば、シュタイナーが言ったオカルト能力を得る方法、
わからないことがあったらずっとそのことを、ときどき思い出し続ける。そうすると見えないものが見えてくる。
きっと本居宣長も30年間古事記と付き合い続けると、見えないものが見えてきだして書かれたのが古事記伝では?と

246Anonymous:2017/04/06(木) 06:34:05 ID:8pFc8ks20
読書百編自ずから知るというのはあるよな。

247Anonymous:2017/04/11(火) 05:45:01 ID:NFcqePkM0
中国激動  ”さまよえる”人民のこころ
https://www.youtube.com/watch?v=y6XrTxZ4UXs

絶望的なまでに貧富の差が拡大する中で、絶望した貧困層はキリスト教に救いを求め、
信者数はかつてないスピードで急増し、一方金儲けばかりを追求して心が空虚になった富裕層は
これまた空前のブームを迎えている儒教に走っているというビデオ。
ただ大きく違うのは、前者は政府からは睨まれて厳しく取り締まられているのに対し、
後者は政府肝いりで布教しているということ。
もっとも、儒教も文化大革命で大弾圧されて以来、共産党政権の下、ずっと日の目を見ない状態だったのは
キリスト教徒同じだったのだが、人民のあまりの道徳心の低下を前に、さすがに手を打つ必要がでてきたんだろう。
あと、儒教は権威におとなしく従う教義なので、個人主義が行き過ぎた民衆を教化するのに、政府の立場
から見てもかっこうのツールとして使えるというのもあるんだろうが、それはキリスト教もほとんど
同じなんで、なんでここまで処遇に差があるのか不明。

248Anonymous:2017/04/11(火) 06:09:15 ID:NFcqePkM0
>なんでここまで処遇に差があるのか不明。

番組を最後の方まで見てわかった。
憲法に「いかなる宗教団体も外国勢力の影響を受けてはならない」と書いてあるからか。
バチカンとの非難の応酬見ると、この状況下では厳しく取り締まられて当然というか。

249Anonymous:2017/04/12(水) 08:17:24 ID:0p54LYiQ0
岩波大航海時代叢書『フィリピン諸島誌』付属の月報5に、宗教社会学者の古野清人が
書いていた首刈りの話が面白かったんでちょっと紹介

ルソン島の山地部族には原始的な焼畑耕作をやっているアパヤオ、カリンガ、ガダンといった部族がいて、
焼畑自体の生産性が低いのと、道具も幼稚なこともあって農耕儀礼、つまり彼らが
信じている精霊、神霊に対する行事が重視されている。

フィリピンの原住民の宗教はアミニズムで、天地の様々な霊的存在(アニト)を信じていてるため、
彼らの宗教はアニトイズムと呼ばれる。

250Anonymous:2017/04/12(水) 09:26:54 ID:0p54LYiQ0
アニトは第一に死者の霊魂で、それは悪霊として恐れられていることも多いが、
精霊とか神霊の場合もある。
霊界と人間界との間の媒介をする巫者はアニトアンと呼ばれる。

焼畑農耕を行うカリンガ族は、祖霊に良いことを期待することなく悪霊とみなし、アニトは凶暴だと信じているが、

古くから水田で米作をしているイフガオ族の場合、祖先の霊魂は生きている者に利益をもたらして
支援してくれると信じ、祖霊を畏敬し、訴えかける。
死者の精霊はあの世でも現世と同じように暮らし、そこで6、7世代ぐらいは地上の事件に
興味を持ち、首狩りなどの活動を手伝うが、次第に忘れられる。

251Anonymous:2017/04/12(水) 14:17:46 ID:0p54LYiQ0
フレーザーは『アティス、アドニス、オシリス』や『アフターマス』などの
著書の中で首狩りの意味を追求していて、そのモチーフは豊穣な大地と富有な作物とを
促すためと言ってるが、こうした見解は特にアッサムのナガ諸族ではっきりと実証されている。

著者(古野清人)も、その著書『原始文化の探求』の中で、特に台湾の高砂族に
ついて、首狩りのライト・モチーフが豊作と深く関係していることを特記している。
※もちろん他にも首狩りの理由は複数ある。

作物の豊凶と首狩りとの関係が一番深いのがアミ族。
高砂族の首狩り行事とその呪術宗教的信念とは、アッサムの諸部族と非常に類似点が多い。

252Anonymous:2017/04/19(水) 06:28:07 ID:wsyNOEUA0
なんで焼き畑やる部族は先祖を悪霊と見てしまんやろ?

253Anonymous:2017/04/27(木) 05:59:25 ID:tQtKgLYg0
他のスレにもあった、幽霊は他者だから怖いのと似てるかも。
まず死霊は異次元にいる見知らぬ存在なんで、怖いのが普通と考えてみる。
で、農耕と宗教は文明の2大要素。
人間が農耕でどう変わったか?
毎年同じ農作物を自分の畑で作るので、人間にとって時間が継続するものになった。
例えば、カレンダーみたいなものが初めて必要になってきた。
過去と未来が自分とひと繋がりにあるものという考えが生まれ、祖父より前を先祖として意識し、敬うようになった。
ということで、先祖の霊は恐れるものでは無くて敬うものになっていった。
そんな感じで、多分先祖崇拝が農耕と宗教の結び目あたりから生まれてきた。
そうして親戚関係も密で共同体である農村内部で出会う霊ならば、恐れる対象ではなくなったんじゃないだろうか。
対して焼畑農業は、収奪型なんで時間の継続性は無く、作物を刈り取ってしまえばその畑は捨ててしまうわけで。

全部思いつきの仮説だけど、まあ取り敢えずでてきた要素を繋げて一貫した話を考えてみた。

254Anonymous:2017/06/21(水) 09:36:12 ID:YnKh5D360
無くなるニュースで初めて存在を知った秋葉原神社。
てっきりメイド喫茶的なもんかと思ったら、ほんとに神社らしい・・・
http://minamimachida0706.hatenablog.com/entry/2017/04/23/230533

で、創設者の、右翼活動家と言われている松本明重をWikiで見たら世界救世教外事対策委員長だって。
一応大本系になるんやなぁ

255Anonymous:2017/07/01(土) 23:32:57 ID:Ki3firts0
ファッション性優先なのはいいんだけど、世界救世教なのに、稲荷神社の鳥居を使ってるのは流石にまずいんじゃ?

256Anonymous:2017/07/05(水) 11:45:39 ID:YQU8gfqU0
>>159
>立小便禁止の場所に鳥居のマークを描くってあれは呪術とは言えないのかな?

これも似てる、っていうかこっちの方がもろ呪術っぽい

子どもにイタズラされたくない場所に目のシールを貼ったら止まった
https://togetter.com/li/1126461

257Anonymous:2017/07/15(土) 09:03:11 ID:2ecImVHk0
インド人が考えることわからん。異種婚姻譚とはまたちょっと違うか

http://partir.blog.so-net.ne.jp/2010-02-01
>インドでは、かつて「木婚」つまり「人間が植物の樹木とのすること」が広く行われていたそうです。
>ヒンズー教の祭祀を司る僧侶である司祭(ブラーマン)の間では、兄よりも先に弟が結婚してはいけないという習慣があったということです。
>そこで、例えば、弟がのに、兄がまだ未婚の場合、兄は儀式的に樹木と結婚して弟が結婚できるようにしていたのだそうです。そして、この樹木が倒れたり、枯れたりすると、樹木と結婚した兄は人間の女性との結婚が可能になるのだそうです。

258Anonymous:2017/07/17(月) 17:23:04 ID:ily/hTas0
こんなのあった

メキシコの漁業の町で市長がワニと結婚、古くからの伝統儀式
http://jp.reuters.com/article/mexico-idJPKBN19O09E?feedType=RSS&amp;feedName=oddlyEnoughNews

>先住民のチョンタル族が1789年から、豊漁や豊作を祈ってこの儀式を始めた。

259今川杉作:2017/08/03(木) 03:34:00 ID:zfdU1OEw0
ざっとみたがココにはマジモンはいねーな。

260Anonymous:2017/08/03(木) 17:48:27 ID:05xRbkkM0
あんたはマジモン?

261Anonymous:2017/08/12(土) 11:19:43 ID:PF6SGSWs0
コピペ

白人の友達が仏教を崇拝しているので、カナダにあるお寺に行くのが好きです。
その友達が「アジア人って団結力ゼロだよね」とコメントしました。
その理由は教会に行くといろいろな白人が来るけど、お寺は国籍によって分かれてて、他のアジア人は来ません。
日系のお寺には他のアジア人は来なく、中国、ベトナム、タイのお寺には日本人は行きませんよね?納得してしまいました。

262Anonymous:2017/08/12(土) 11:20:07 ID:PF6SGSWs0
その理由は3つ。
1. 一般的に仏教は布教をしないため。
2. 信仰の対象が曖昧なため。
3. 日本では仏教が単なる習俗化しているため。

日蓮正宗(創価学会)のように、布教を行う宗教の場合はキリスト教とまったく同じことをやります。つまり、トピ主が言っている白人の宗教は、世界中に布教しまくった宗教の性質だということです。布教をしないと、数100年と時間が経過するうちに地域性が強い宗教になっていきます。

2番目の特徴は、信仰対象が明確であること。仏教の場合、阿弥陀信仰が盛んだった時代は、ゴッドやアラーを拝むのと同じように、阿弥陀如来を拝んでいたので今のヨーロッパやイスラム諸国と同じような現象が見られました。

3番目の理由で、仏教は単なる習俗化していること。これはヨーロッパもだんだんその傾向が出ていますが、人々が真剣に宗教を信仰しなくなったからです。日本も100年ほど前までは、キリスト教圏と同じぐらい真面目に寺や神社に通ってました。ヨーロッパもだんだん日本的になってきていますが、北米は数100年のような宗教の比重が非常に大きな社会です。

263Anonymous:2017/08/26(土) 23:26:08 ID:hQOHhDlw0
中国人の死に対する意識、死に関する習俗がわかるいいビデオ

https://www.youtube.com/watch?v=7GvO9n1ShIQ
13:00ぐらいから。
・死者を家の中に置くのは縁起が悪いので、病人が死にそうになると、まだ息があるうちに家の外に出したり、土間に移したりする。
・独身で男が死んだらこの世に未練が残るから、冥婚をやるため女の死体を買う。
それは童貞のまま死んだら霊が家に災いをもたらすため。数ヶ月前に死んだ婆さんの死体を掘り返した話も。
冥婚に使える死にそうな女性を扱う業者もいて、病院で大喧嘩したり。

・子供の人身売買はたいてい女の子だが、ルックスが良ければ売春関係に。それ以外は臓器売買か、冥婚用とも

264管理人1★:2017/11/03(金) 17:24:21 ID:???0
>>93
Twitter側に、以下のレスをいただきました

>『オースティン・スペアの魔術』(魔女の家BOOKS)に、同主旨の事が書かれていました。

265Anonymous:2017/11/26(日) 20:21:07 ID:iqZq02fw0
仏様に線香を供える理由、線香の意味ということで、ここには4つ紹介されているけど
・旅には食べ物が必要
・人間とは汚れるもの
・あの世との橋渡し
・生き方を教えてくれる
http://xn--okwv4y.com/2121.html

「食香」って考え方は面白いね。中有、つまり冥途の旅の間の食べ物が煙っていうのが

266Anonymous:2017/12/03(日) 17:17:18 ID:3u5fwYCQ0
>>3
>中沢新一の本(虹の理論だったか?)で、バリ島の呪術合戦の様子が描かれていて、

『虹の理論』の中の、「ファルマコスの島」の中に書いてあった。

タクシー運転手は、とっさにこの騒ぎが、昨夜遅く彼じしんの体験した不思議な出来事と、なにか重大なつながりをもっているにちがいないと直感した。
昨夜十一時すぎ、彼はクタビーチで遊びつかれた外国人をこのホテルまで送り届けたあと、自宅にもどるために水田の中の一本道に、車をむかわせようとした。
そのとき、ホテルの方角から小さな光とも火ともつかないものが飛び出してきたのに気づいた彼は、車のスピードをおとして、その火の行方を追った。

267Anonymous:2017/12/03(日) 17:25:13 ID:3u5fwYCQ0
火は猛烈なスピードで宙を舞い、広い水田の上空に一瞬静止した。
驚いたことには、その火の玉の十数メートル前方にも同じような火の玉が浮かんでいて、じっと
相手の方をみつめている様子なのである。タクシー運転手は車をとめて明かりを消し、ことの展開を
最後まで見届けることにした。すると、次の瞬間にふたつの火の玉がおたがいをめがけて、またもや
猛烈なスピードで走り出したのである。

ふたつの火は、水田の上空五メートルほどのところでもつれあい、もみあったまま、空中に激しい
カーブを描いていく。まるで空中戦のようだった。どちらの火の玉が、ホテルの方角から出てきた
ものだったか、もう見分けもつかなくなっていたが、しばらくすると(この「しばらく」がはたして
数秒なのか数十秒なのか数分なのか、新聞記事ははっきりしたことは語っていない)、戦況にめだった
変化があらわれはじめた。

268Anonymous:2017/12/05(火) 21:15:04 ID:RQurRioA0
そして一方の火の玉がもう一方の火の玉をわしづかみするようにして、何回も何回も
地面にたたきつけるような飛行をくりかえしたあと、「ぐったりした」一方の
火の玉をひきずるようにして、南の方角へ飛び去っていったのである。

タクシー運転手は、いま自分の眼前にくりひろげられていたものが、呪術師
どうしのおこなう神秘の戦いの光景にほかならないことを、すぐに理解した。

269Anonymous:2017/12/05(火) 21:24:40 ID:RQurRioA0
このとき彼のおこなった「理解」はふつうのバリ島人としては、けっしてとっぴなものではない。
彼じしんは、じっさいの呪術戦の光景に出くわすのはその夜がはじめてだった
けれど、幼いときから、それをめぐる噂話はたくさん聞いて育ってきた。

島がモンスーンの雲におおわれる季節、島のところどころで、夜半になると
火の玉がもつれあいながら飛行していく光景が見られる。
それは、常日頃ライバルどうしである呪術師どうしが、命をかけた戦いをおこなって
いることの徴(しる)しなのである。

そういう光景に出くわしてしまったら、その場にじっとして息を殺しているにかぎる。
うっかり戦いに巻き込まれでもしたら、翌朝には正気を失って地面に倒れこんでいる
あわれな姿となって発見されることになるだろう。

270Anonymous:2017/12/07(木) 20:49:09 ID:Lcw7tlB20
中略

その日の昼すぎ近く、ルームボーイによってその死が発見されたオーストラリア女性は、
もう一ヶ月以上も、サヌールでも指折りの高級ホテルを借りきってくらしていた。
そんな風にして彼女が長期滞在するのは、こんどがはじめてではない。
三年ほど以前に二ヶ月間滞在したのをきっかけにして、以来一年のうち一、ニ度は
かならずこの島を訪れ、三週間とか二ヶ月を、このホテルですごすようになっていた。

中略

271Anonymous:2017/12/07(木) 20:53:13 ID:Lcw7tlB20
彼女について奇妙な噂が流れはじめた。
噂の出所はどうやら、サヌールの村からこのホテルに働きにやってきている
一人の少女らしかったが、それによると、このオーストラリア女性が
サヌールの村の年老いた呪術師のもとにかよって、呪術の訓練をしているというのである。

中略

サヌール村こそ、バリ・マジックのメッカとして、呪術世界のヘッドクォーター
とでも呼べるような重要性を長い間保ちつづけてきたのである。
サヌール村には、いく人もの強力な呪術師たちが、いまでもひっそりと、
外からふらっとやってきた人にはとうていその人が呪術師だとは
想像もつかないようにして、生きている。

272Anonymous:2017/12/07(木) 20:57:02 ID:Lcw7tlB20
サヌール村がいまのように、バリ島の呪術世界の中心地となったのには、
いくつもの理由があるようだ。
もともと、バリ・マジックが今日見るような複雑で精緻な体系をつくり
あげるようになったのは、北部王国シンガラジャにおいてだったと言われている。
そのシンガラジャの王国内部の分裂をきっかけにして、多数の呪術師が南の
このサヌール村に移住してきたのである。

273Anonymous:2017/12/09(土) 06:42:37 ID:SShcK1pY0
それにサヌール村は自然条件も呪術のヘッドクォーターになるべき資格をそなえている。
バリ島の呪術に必要な薬物の多くは、貝ガラや魚の骨から精製されている。
南部の豊かな海岸部に位置するサヌール村からは、もっとも良質な呪薬がとれたのである。
こうして、サヌール村はバリ島の呪術世界の中心地として君臨することになった。

島の内陸部に住む呪術師たちは、そのため、呪薬を手に入れるためにはサヌール村の
呪術師のもとを訪れなければならなくなり、その系譜上のノーブルさとあいまって、
サヌール抜きにしては、現在のバリ島マジックの世界はありえないほどなのだ。
呪術に関する古文書『ロンタル』の収蔵量については、北部シンガラジャの古文書館
「グドン・キルティヤ」には一歩をゆずるとしても、実践にかんするかぎりはいまでも
その中心的な位置にいる。

274Anonymous:2017/12/10(日) 17:50:08 ID:zKIatIE20
中略

突然の彼女の死は、ホテル従業員の間に大きな動揺をひきおこしていた。
そして、その死と彼女にまつわる奇妙な噂とをつなぐ推理の糸を、
人々は期待し、もとめていた。

そこへあのタクシー運転手があらわれたのである。あとは一気呵成だった。
たちまちにして、彼女の死をめぐるつぎのような「物語」ができあがり、
それは『バリ・ポスト』紙をつうじて、島じゅうを駆け巡り、この島の
人々がつねに潜在的にいだきつづけている、呪術にたいする恐れと
好奇心をあらわにする絶好のチャンスをあたえることになったのである。
その「物語」はこういうものだ。

275Anonymous:2017/12/10(日) 17:55:35 ID:zKIatIE20
彼女は三年前はじめてこの島にやってきたとき、ふとしたきっかけで、
サヌール村に住む老呪術師G・Bと知り合いになった。
もともと神秘的でエスニックな知識にたいへんな興味をいだいていた彼女は、
急速にこの老呪術師が背後にかかえるバリ・マジックの世界にひかれていった。
そしてある日呪術師に入門を願ったのである。

この老呪術師が黒い呪術である「レァーク」の使い手であるという噂は、
彼女とて知らないわけではなかった。
だが黒い呪術にたいする恐れに好奇心が勝利をおさめたのである。

しぶる呪術師をときふせて、彼女は弟子となった。
何段階ものイニシエーションを経て、経験をつんだ彼女は、ようやく
一人前の呪術師になりかかっていた。

276Anonymous:2017/12/10(日) 17:58:36 ID:zKIatIE20
そのときである。
老呪術師は彼女に最後のイニシエーションとして、彼のライバル格の
呪術師で、同じサヌールの村にすむN・Tとの「呪術戦」を命じたのである。

オーストラリア女性はもちろんひるんだ。
しかし、呪術師の命令は彼女にとって絶対的だった。
N・Tもその「呪術戦」を受けてたつことに同意した。
そしていよいよその晩がやってきた。

277Anonymous:2017/12/14(木) 20:24:24 ID:syshWnw.0
彼女は静かにホテルのベッドでメディテーションの姿勢をとり、
いつものようにマントラを唱えながら、自分の魂を身体(からだ)から
離脱させた。そして「決戦場」に指定されたあのパームリーフに
囲まれた水田の上にやってきたのである。

そこにはすでに呪術師N・Tの魂がまちかまえていた。
すぐさま二人は激しく組み合い、もつれあって戦いはじめた。
しかし、実力の差はあまりに大きすぎた。

日頃から老呪術師G・BにうらみをいだいていたN・Tは、
彼にたいする怨嗟をその女弟子によって晴らそうとした。

278Anonymous:2017/12/14(木) 20:25:59 ID:syshWnw.0
彼は、彼女をしたたかに痛めつけ、もう二度とその魂が彼女の
身体にもどれないよう、遠くの岬の村まで運んでいって、そこの
豚にくれてやってしまった。

そして翌日の昼すぎ。
ホテルの内側から鍵のかかった部屋のベッドの上には、魂を失い、
生命活動を停止した、一人のオーストラリア女性の死体が発見
されることになったのである……

279Anonymous:2017/12/15(金) 21:10:36 ID:m2oP3cpo0
ホテル従業員とサヌールの村人と『バリ・ポスト』紙の記者が共同でつくりあげた
この「物語」は、しかし、バリ島の人々にとっては、まことに説得力とリアリティの
あるものだった。

中略

彼女の書きつづっていたぶ厚いノートは、サヌールの東方数十キロにある海岸の
村スバに住む、一人の呪術師の家の書庫に、膨大な『ロンタル』とともに眠っていた。

中略

280Anonymous:2017/12/15(金) 21:14:30 ID:m2oP3cpo0
三週間ほどの滞在のその後半、私は不思議な精神錯乱と激しい幻覚に
数日間苦しめられるという、奇妙な体験をした。
その間、私につきそってくれたバリ島の友人は、私の症状や私の
見つづけている幻覚の話をきくと、即座に
「あなたは誰かの仕掛けるブラック・マジックのとりこになっているのだ」
という診断を下した。

中略

281Anonymous:2017/12/15(金) 21:20:25 ID:m2oP3cpo0
そのとき困りはてたバリ島の友人は私をときふせて、スバの村に住む、
古くからの知りあいである呪術師のところへひきずっていったのだ。

呪術師は私の話を聞きおえると、私を床に座らせ、目をとじて、呼吸を静かに整える
ように命じた。そして、私の背後に回りこむと、奇妙な格好にかまえた両手のひらを、
私の額、後頭部、首すじ、背骨の線へと、じゅんじゅんにすべらせていくのだった。

ほとんど触るか触らないかのような微妙な距離を保ちながら、私の皮膚の表面に
手のひらをすべらせていくのである。それを数分間つづけていると、私の身体の
中に不思議な変化がおこりはじめた。

282Anonymous:2017/12/15(金) 21:27:51 ID:m2oP3cpo0
まず、変化は右半身におきた。力も入れてないのに、
右の肩がまるで操り人形のように、ビクッビクッと動きはじめるのである。
そのたびに、私の皮膚の毛穴は異常に興奮し、敏感そのものになった
毛穴や皮膚のもっと小さい穴から、なにか冷たい電流みたいなものが
走り込んでくるようなのだ。

中略

「たしかにブラック・マジックの一種に原因があることはまちがいないけれど、
毒物をつかったボバイナンのような悪質なものではなかったので、だいじょうぶ、
すぐにあなたは治りますよ。

中略

283Anonymous:2017/12/16(土) 23:54:32 ID:qqcYdv8k0
誰がそんなマジックを仕掛けたのか、私にはだいたいの見当はついています。
ブラック・マジシャンごとに、それぞれのくせみたいなのがあるので、症状を見たり、
あなたの身体の中の守護霊の状態などを診断してみれば、だいたいのことはわかります。

でもそれが誰だということは、あなたには言わないでおきましょう。
これは呪術師仲間の掟なのです。患者を治すことはしても、私たちは相手のマジシャンの
名前を患者に知らせることはできません。そうでないとまた新しい報復劇がはじまって
しまいますからね。

中略

284Anonymous:2017/12/16(土) 23:58:23 ID:qqcYdv8k0
彼は自分のような呪術師は、この島では「バリアン」という名前で
呼ばれていると教えてくれた。
バリアンは伝統的な呪医、メディシンマンにほかならない。
彼らはその不思議な治療法を駆使して、さまざまな病気を治す。

ただの病気の場合、バリアンの仕事は比較的楽だ。
家の裏の畑に栽培している薬用植物や、遠くのジャングルや山にでかけて
採集してきた貴重な植物をたくみに配合してつくった生薬に、聖音(マントラ)を
吹き込んだものをあたえれば、たいがいのびょうきには対処ができる。

285Anonymous:2017/12/20(水) 07:01:23 ID:pxBxYa8I0
しかし、そういう簡単な病気は、この島ではむしろめずらしいほうだ。
バリアンの診察室(それはバリ風の民家の高床に、簡単にしつらえたものだ)
をおとずれる患者の多くは、原因がはっきりしているだけに、よけい治療の
難しい病気、すなわち、さまざまなかたちのブラック・マジックによって
ひきおこされたものなのである。

バリアンは、黒い呪術におかされた患者の身体の中に分け入っていく。
そして、黒い呪術によってバランスと調和を欠いた精神と身体の調律をおこなう。
相手の手のうちを見抜いて、かしこくだしぬくのだ。

286Anonymous:2017/12/20(水) 07:05:31 ID:pxBxYa8I0
そのためにはバリアンは、ときにはブラック・マジッシャンとの危険きわまりない
呪術の戦いをくりひろげなくてはならないことさえある。

メディシンマン、生薬を調合する薬剤師、マントラの知識の専門家、
メディテーションのエキスパート、気の流れをたくみにコントロールする
気巧術や整体術の達人、深層心理をのぞき見る分析医、そしてブラック・マジックと
戦う呪術の戦士。

それらすべてがよりあつまったとき、すぐれたバリ島のバリアンができあがる。
そして、私をいやし、友人となり、とうとう先生にまでなった呪術師K・Lこそ、
まぎれもないそうしたバリアンの一人にほかならなかった。

287Anonymous:2017/12/29(金) 20:07:44 ID:aT5kwYfc0
皆は初詣って行く?

288Anonymous:2017/12/30(土) 13:41:49 ID:6ebdRd7s0
>>261
それは西欧は普遍主義だから。

289Anonymous:2017/12/31(日) 21:50:28 ID:h.TpuVJg0
最近じゃ除夜の鐘も近所の苦情で鳴らさないところが増えてるとか。
苦情言ってるのは、創価の連中って話もあるけど

290収功 ◆rpBJLiQIpc:2018/01/16(火) 21:43:31 ID:eDZN5PZM0
創価の人は「鳥居の下を潜れない」とも聞くし、なかなか大変ですね。

291Anonymous:2018/03/06(火) 21:46:41 ID:d.TcHw/20
宮崎哲弥と恐山菩提寺院代の南直哉の対談?
面白かった。
南直哉が、あの悪名高い永平寺に20年もいて、ものすごく楽だったと言ってるのとか、
仏教の「無常」ということの意味は、実は「この世の中は意のままにならない」ということってのは大事なポイント
https://www.youtube.com/watch?v=82eakyOr99s


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