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東洋系の呪術を語る

269Anonymous:2017/12/05(火) 21:24:40 ID:RQurRioA0
このとき彼のおこなった「理解」はふつうのバリ島人としては、けっしてとっぴなものではない。
彼じしんは、じっさいの呪術戦の光景に出くわすのはその夜がはじめてだった
けれど、幼いときから、それをめぐる噂話はたくさん聞いて育ってきた。

島がモンスーンの雲におおわれる季節、島のところどころで、夜半になると
火の玉がもつれあいながら飛行していく光景が見られる。
それは、常日頃ライバルどうしである呪術師どうしが、命をかけた戦いをおこなって
いることの徴(しる)しなのである。

そういう光景に出くわしてしまったら、その場にじっとして息を殺しているにかぎる。
うっかり戦いに巻き込まれでもしたら、翌朝には正気を失って地面に倒れこんでいる
あわれな姿となって発見されることになるだろう。


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