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提督たちの憂鬱×コードギアス ネタSSスレその77
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提督たちの憂鬱とコードギアスのクロスSSやネタなどを書き込みましょう。
貶し合いや煽り合いはNG! みんなで仲良く使いましょう。
このスレは憂鬱本編とは無関係という事を前提としてearth氏の許可が下りています。
憂鬱本編に関係するSSを書くときは本編の設定を遵守し、細心の注意を払いましょう。
オリジナル設定のギアスでも原作そのままの設定でも可とします。
ギアススレ独自の設定やキャラはギアススレのみの設定であり他スレへの持ち出しは厳禁です。
ギアスネタを行う場合には荒れる可能性があるので極力ギアススレで行いましょう。
他スレに持ち込む際やクロスする場合にはギアススレと当該スレに何らかの許可を先に取っておきましょう。
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前スレ:提督たちの憂鬱×コードギアス ネタSSスレその76
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1662802148/
提督たちの憂鬱×コードギアス ネタSSスレその75
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1659962231/
提督たちの憂鬱×コードギアス ネタSSスレその74
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提督たちの憂鬱×コードギアス ネタSSスレその73
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1647003825/
提督たちの憂鬱×コードギアス ネタSSスレその72
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提督たちの憂鬱×コードギアス ネタSSスレその71
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1589769764/
提督たちの憂鬱×コードギアス ネタSSスレその70
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1562930281/
提督たちの憂鬱×コードギアス ネタSSスレその60
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1493298474/
( 中 略 )
提督たちの憂鬱×コードギアス ネタSSスレその50
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1419517697/
( 中 略 )
提督たちの憂鬱×コードギアス ネタSSスレその1
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1356672263/
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フレイヤで無かったことがまだ救いか
あれリミッター外したら半径二百キロの範囲を消し飛ばすんでしょう?
休日日本のは半径三百キロとかもう一段階強力になってる
さすがは「技術の日本」
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オセアニアのフレイヤも通常型の半径二百キロで考えた方が良いのかな
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まあ原作の半分くらいの威力だとしても半径100㎞なので数使われれば慰めにもなりませんが(汗
保有しているとするなら、最低限原作レベルの威力はあると考えるべきでしょうね。
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連投しまくるの悪い癖ですわ
ハニワ一号さん、トゥ!ヘア!さん、お気を悪くされていたら申し訳ありません
その他、居るか分からないけれども居たらスレ住民さん申し訳ありません
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私は気にしてないので。
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いや、ss書きもしないくせについつい連投しちゃうんですよ
酔ってるときは特に……玉城じゃあるまいし
玉城と言えばここの掲示板の三次創作でvv×玉城なんてのがあるらしいですね。
vvと玉城が結婚していて旅に出るとかなんとか
BLは興味ないけど結構おもしかったですね
旅編とか書いてほしいとは思ったけど完結作品だとかでオマケで書いてたみたい
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でも実際の話誰にも相手にされてない高麗が世界から注目を浴びるときでもあるんですよね
何がどうなるか分からんわほんと
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まあ悪い意味での注目でしょうけどねw >>高麗
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高麗軍事クーデターの道が生まれましたな
大佐と少佐の活躍する
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>>937
拙作の原作休日ギアスゲートクロスを評価してくださりありがとうございます。
原作と休日ギアスが衝突するよりも話し合いで衝突を回避し平和的に交流する優しいルートにしたかったのでこうなりました。
原作VVの最後は
原作VV「わかっていたんだ。シャルルのようにゲートをきっかけに自分も変わりシャルルたちにこれまでに自分のやったことを謝罪し罪を償えばよかったという事は心のどこかで理解していた。シャルルは何度も僕に説得し更生するチャンスを与えていたことも。だが僕は自分の身勝手な感情を止めることはできず世界中に戦乱を巻き起こしてしまった・・・。」
原作シャルル「お兄ちゃん・・・。」
このように最後は原作シャルルが止めを刺した後に原作VVはようやく正気に戻り原作シャルルに謝罪して死亡という救いのある最期を考えています。
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>>960
vvも憎しみのままに死んでいったんじゃないんですね
変わってしまったシャルルへの感謝の気持ち。自分を説得してくれる事への嬉しい気持ちは持っていたのか
世界中の戦乱の責任を取る形で死んでいったなら、憎しみは全てvvへという形となるから
vvが原作ルルーシュの形をとったとなる訳ですね。悲しいけど戦乱もこれで収まっていくでしょう
ss投下久々だから誤字脱字あっても簡便( ^ω^)・・・
南天の北進。シベリア戦争の前だと思う
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ナウでヤングなフィーリング
とあるアパートの近くの公園。
表地が黒、裏地が紫といった高級そうなマントを着衣し、裾は足元まで届き、袖口が青、足元も青、ボタンのところは金縁。
といった、白い豪奢な衣服。金持ちが着てそうな衣服に身を包んだ、マントと同じくらいの長い長い淡い金髪をした、紫色の瞳を持つ美少年と。
茶色の短髪を威勢よく逆立て、顎髭を生やした、紫色の衣服に、青いジーンズという体にフィットした衣服を着こなした。
いかにもガラの悪そうな男が、二人連れ立って歩いていた。
「なーんでこんな日曜日の昼の日中にジジイと二人で散歩せにゃならんのよ」
ガラの悪そうな大人、玉城真一郎は、言葉悪く声を発す。爺。この場に老人など居ないというのに。
だが。
「僕だって陽気のいい日曜日にアホの面倒なんか見たくないね。ガキのお守じゃあるまいし」
爺と、そう呼ばれたのは黒マントの美少年の事であった。
実はこの二人。見かけは子供と大人に見えるが、実年齢は逆なのである。
爺と呼ばれた美少年VVの年齢は今年数えで64歳なのだ。年金支給年齢まであと一歩のところまで来ている。
容姿はブリタニア人その物ながら日本へ帰化して長く、日本の年金も受け取れるのだ。
一方で玉城真一郎、当年取って26歳。見かけ通りの年齢ながら、いつまでも不良を気取っている痛いやつである。
因みに最近ではどう大きめに見ても小学生中学年程度、10歳程度の小柄な体躯をしたVVと喧嘩をして、合気道で投げ飛ばされた上に、蹴っ飛ばされたりしている。けして喧嘩が弱いわけではないのだが、彼の周りが強すぎるのである。
実に年齢差40近く。VVが老人で、玉城はずっと年下の大人。なのにVVよりも喧嘩が弱いのだ。まあそれは置いておいて。
これには近しいもの皆が知る事情があった。VVは歳をとらないのだ。コードと言う不思議な紋章の影響で。
同じものを持つ者にCCという者がおり、こちらは女性VVよりもさらに年上。そしておそらくは南天にも存在しているだろうコード保持者、詳細は一切不明。
彼らは皆年を取らない。永遠の命を持っている。誰もが憧れる永遠の命を。
一度玉城はそれが欲しいといった。軽く言ったことながらVVに叱られてしまった。
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永遠に生きるとは、親しい者と出逢っても、永遠に分かれ続ける事だ。
僕はクララが好きだ。ルルーシュが好きだ。ナナリーが好きだ。コーネリアが好きだ。真一郎の事も好きだよ。この家に住んでいるみんなの事が好きだ。玉城は同居人と認められている。
そして彼らの親衛・・・・警備隊の事もみんな大好きだよ。
そうさ、みんなの事が大好きだ。だけれどね、みんな僕より先に逝く。
どうあがいても永遠という名の地獄に居る僕は君たちに取り残されてしまう。
真一郎、君は耐えられるかい?
哀愁漂う表情。泣き笑いにも見える寂しげな微笑み。玉城はその時、VVの永遠にもある苦しみを知った。
そんなことはまあ置いといて。
五百メートル、六百メートル級のクソ高いビル群があちこちにそびえ立つ大日本帝国帝都東京。
都市圏としても超高層建造物数にしても世界一位を誇る技術の日本の象徴の谷間にある公園は。
この日曜日という事もあってか、カップルがいっぱいであった。
そこを見ればベンチに座るカップル。芝生を見ればシートを広げて抱き合っているカップル。
カップル、カップル、カップルの群れである。玉城はわめき散らして追い散らかしてやりたかった。
ここに自称しーくれっとえーじぇんとなる自他ともに認める美少女クララ・ランフランクが居れば「お兄ちゃんにはクララが居るじゃん」と飛びついてきて、クララのあまりの美少女っぷりに逆に反感を買ったりするだろう。
またどこぞの令嬢かと言われるべき深窓の美しさを持つランペルージグループ社長令嬢の一人という仮面の顔を持つ、マリーベル・ランペルージが居ても「シン兄さまにはこのわたくしが居るではありませんか」ニコっの一発で、彼女持ちの男どもが怒り出すという、逆転現象が発生したりする。
玉城は気づいていないだけなのだ。そんな超級の美少女たちから強い好意を抱かれている事を。
まあそれは別の話として、いま彼と手を繋いでいるのは見かけ子供の実態老人である。
こっちは年金手前のジジイと手を繋がされてんだぞ!!何の罰ゲームだよ!!
とまあそんなとき、そのおじいちゃんが急に発言した。
「ふ〜う、日曜日だからかアベックが多いなぁ」
玉城は逃げられない様にと手をつないでいた美少年風クソジジイのおかしな言葉に首をかしげる。
あ、アベ・・・・アベ、っク・・・? アベック? アベックってなんだ?
26歳の玉城。その言葉を知らない。
「大体ねえ、君はなんだい、いつまでもそんなだらしのない格好で。君は若いんだからこうもっとナウでヤングに決めてだねえ」
玉城の服装をジロジロ見るおじいちゃん。
????ナウで・・・・・ヤング????
このVVおじいちゃんの言っている事がさっぱり分からない玉城は皇歴1993年生まれ。
アベックが死語になりつつあり、ナウでヤングなんてとっくになくなっている世代であった。
VVの青春時代。繁太郎やシャルルとお忍びで色んなところに遊びに行っては、侍従長に揃って怒られる。
そんな時代の一ページがその言葉には詰められていた。
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ふと見ると、その青春おじいちゃんのマントに皺が出来ていた。
玉城は目ざとく見つけて。
「おっさん、ちょっと手ぇ離して」
「逃げるんだろう?」
「この街の裏道まで知り尽くしてるおっさんとあんたの警護隊から俺なんかが逃げられると思う?」
「おもわないね。まあまず無理だ。この街は若い頃からよく来てたしねいつもの二人と三人でさ」
「あんた昔友達いたんだな」
「当たり前だ、ぼっちじゃないんだぞ? で、なに?」
「マントに皺、髪にほつれ・・・・直してやるから」
「・・・・・うん」
素直に手を離したVV。彼のマントの背中の部分。髪に覆われて見えない部分を目ざとく見つけた玉城は、VVのマントの生地を掴み、パパッと手早く治してあげた。
そして次に背中のほつれていた髪に、手指を差し入れて透き通していく。
しゅ、しゅ、髪を梳きとおす音。さあっと吹き抜けていく風にVVの長い髪が攫われ揺れる。
「ああ、これがせめて、百歩譲ってクララかマリーだったらなあ」
「あの子たちの前でそんなこと言ったら殴られちゃうよ? マントの皺取れた?」
「ああ。マント一回クリーニングに出してみればよ」
「それもそうだね。下の衣服と合わせて今度クリーニングに出してみるよ」
「そうしとけ。どーせくっそ高ーんだろその服とマント」
「オーダーメイドでコーディネートに老舗ブランドだから三桁かな」
「アホだろ! 絶対にアホだ服に三桁って馬鹿の所業だっ!」
「失礼な。使うべきところに使うんだよ僕らって人種は」
「金持ちはわからんわあ」
おじいちゃんにぐっと返事を返す玉城。
「髪は?」
「今やってる。踵まで伸ばしてるとかアホみてーになげェ髪してっから、こう手指を絡めて梳いていても上手く梳き解れないっつーかさあ」
しゅっ、しゅっ、しゅっ、しゅるしゅる、手触りのいい髪の毛が玉城の五指と手肌に絡みつく。
首元から背中を通り、尻を抜け太もも裏へ、太もも裏から膝裏を通り踵を抜ける。
何度も何度も繰り返し梳き通していく玉城の手指に心地よさを感じたVVは、紫色の瞳をうっとりと閉じて大空を見上げた。
風が吹き抜け、髪がふわりと靡く。玉城はその髪を抑えながらほつれを解いている。
静かな時間だ。気持ちが良い。ああ、こんな時間も良いな・・・・・。
「気持ち、いいな。真一郎の指、良い気持ちだよ」
「お、そっか? へへっ、おっさんの髪も触り心地が良いぜ」
「そう?・・・・・触りたければいつでも言ってね? 気持ち良く梳いてくれるのならいつでも触らせてあげるから」
「それもまあ、いいな。おっさんの家でこたつに入ってテレビでも見ながら風呂上がりのおっさんの髪を触りながらドライヤーあてるとか、ん〜けっこういいかもな〜、落ち着いてゆっくりしてさあ」
「でもルルーシュに蹴っ飛ばされたりして。どこでドライヤーあててるんだこの馬鹿はとかって」
「あ、それあり得そうでムカつくわ・・・・あのくそガキ年上を敬わねーからよー」
「それにしても、ああ〜っ、いい日曜日だね・・・・たまにはいいかもね、こういう日曜日も」
VVはそう呟いて微笑んだ。
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玉城がVVの髪のほつれを解いてからは、二人はまた手をつないで歩きだす。
別に変な意味はないが指と指を狭間に入れ合って手の平をくっつけ合う恋人つなぎだったりする。
それだけ親しい間柄という事だ。おじいちゃんと介護の息子と言った感じであった。
実際はおじいちゃんに見張られている出来の悪い息子なのだが。
「よォ、なんで老人って散歩が好きなの」
VVの事をさし、そびえたつ六百メートルを優に超えるビルを見上げながら玉城は呟いた。
「そういうものさ。君も年を取ればわかるよ。あ、ほらあっちからも・・・・って、繁太郎ーーーっ」
向こうも手を振っている。
幼馴染にして親友が、黄緑色のマントに、日の光に輝く長い金髪をマントと共に靡かせながら歩く姿を見つけるのだった。
「VVさんじゃないですか黒のマントに長すぎる金髪、小柄な体で遠目にも直ぐにわかりましたよ。奇遇ですねェ。ここ、時折散歩コースに選んでまして」
「へー、まあ立ち話もなんだし、ベンチにでも座って話そうか」
VVはベンチに座りながら辺りを冷静に見まわす。
(見える範囲でSPが6人、か。トゥエルブの親衛隊も居るな。ここに居る面子だけで戦争が出来るじゃないか・・・・・ご苦労様だね君たちも。僕にも警護は就いてるけれど裏の組織の警護だから暴力的で困る)
「楽隠居も楽じゃないよねお互いに」
「ははっ、まあ、ですね」
VVの言葉に互いの状況を察しながら、老境に入っている二人は笑い合う。
「でもさ、老人たって僕らの国は平均寿命が150年。繁太郎も僕もそういう意味ではまだまだヤングだよね」
ヤングと言った瞬間、嶋田の顔が引きつった。
「や、ヤング・・・・」
「え? 何かおかしいこと言った?」
「い、いえ、ヤングは、その・・・・」
「モニカのねーちゃん!」
「……」
「また無視かよ。ちょっとくれえお話しようぜ若者同士よォ」
「あなたと交わす言葉はありません。VV皇兄殿下に集り、あげく借金まで為さっているとか。もしも嶋田さんがその相手であれば我が剣の錆としているところです」
「おーこわ」
VVが座るベンチの隣にモニカに追いやられた玉城も座る。何気なしにVVの身体をひょい。
身体が小さいから軽いのだ。
「ん、なに?真一郎?」
抱き上げて自分の膝にのせてみて。いまVVの座っていたところ。嶋田の隣に腰掛けた。
「うっす」
抗議、ではなく不思議がるVVを他所に、玉城はVVの親友で、自身も知り合いである嶋田繁太郎に挨拶をした。
ぶっきらぼうな挨拶ながら気を悪くした様子もなく、嶋田は優しく微笑み玉城の挨拶に応じた。
むしろ嶋田の隣に立っているモニカの方が怖かった。
「こんにちは玉城くん。元気そうだね」
「元気だけが取り柄っすから」
そんな玉城にVVは紫色の瞳で見上げて小首をかしげる。
「ん?なに?僕の事膝にのせたりして」
「いやぁ、なんとなく? あのねーちゃんがこえーから。嫌か?」
「別に嫌じゃないよ」
「そっか」
その後、玉城の膝の上に座ったまま延々繁太郎のおじさんと喋り続けているVVを見ながら、玉城は小さく聞こえない様に呟いた。
「はぁ〜ジジイとジジイは引き合うのかねぇ。ってーかあの金髪美人、攻略出来たらなあ。デート誘っても無視、言葉をかけても無視、態度で示しても無視、無視・無視・無視だもんなあ。俺様みてーな良い男より、あんなくたびれたおっさんのがいいのかよォ。そりゃまあ嶋田のおじさんはダンディだし良い人だけどさあ」
玉城は玉城でVVおじいちゃんの幼馴染である、嶋田繁太郎に対して非常に失礼な事を考えていた。
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その日。
「お泊り会とか久しぶりだなあ」
ウキウキしているVVと。
「真一郎は無いかい?お泊り会」
「お泊り会やったことあるけど。部屋から蹴り出された思い出が」
困惑しながらも、パジャマに着替えていくVVを眺め。髪を上げてと指示されれば指示通りに髪を上げてあげる玉城。
ボタンを留めていく前に見たその小さな体。一緒にお風呂に入る時にも見慣れているVVの身体を見ていたが。
「やっぱし小さいな。六十代とは思えねー」
「まあね。10歳くらいの時に身体の成長が止まったから」
なんだかいつも以上にウキウキしている様子のVVその理由は。
「準備できましたか? 入りますよ」
「どーぞどーぞ入ってよ繁太郎」
嶋田繁太郎その人の登場である。パジャマに着替えた。
お付きとしてパジャマに着替えたモニカ・クルシェフスキーの姿もある。
「か、かわいい……」
玉城はモニカを見て言ったが、フンと無視される。普段のいい加減さがあだとなって居た。
彼女ほど平等なる正義を重んじ誰であっても親切に接する人間はいない。そのモニカに玉城は完全に見限られているのだ。
すべてはダメニートのレッテルと本人の素行が原因ながら、そんな彼を好いている奇特な美女も存在するのだ。
クララ・ランフランクVVの娘である美少女と、マリーベル・メル・ブリタニア、神聖ブリタニア帝国の美しき皇女様。
この二人から異常なほどのラブコールを受けていた。だが玉城は気づいているのかいないのか。二人の事を棚に上げている。
ともかく。
モニカが玉城を眼中に入れていないのは確かだ。真面目な彼女は正反対の玉城を嫌う。無理からぬことだった。
「真一郎ーっ」
「あんっ?」
「えいっっ」
唐突にVVは玉城に枕を投げた。
ボスっと顔面にヒットする玉城。
「やったなクソジジイ」
投げ返そうとした瞬間。
ボスっ。
「うぶっ」
またまた玉城にヒット。投げたのは。
「玉城くん、良い言葉を教えてあげましょう油断大敵っっと」
蘊蓄を垂れていた嶋田を襲った枕は躱された。
「くそ〜っ、繁太郎は昔から反射神経が良かったからなあ」
VVが悔しそうに投げた弾丸の補充をする、それは玉城の枕だった。
「あ、おっさんそれ俺のっ」
「ルール無用なのさっえい!」
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またまたVVの投げた弾丸は玉城の顔面にボスっとヒット。
「私は嶋田さんを攻撃なんてできません。皇兄殿下への不敬な攻撃も・・・・では、くたばりなさいダメニートっっ!」
モニカの放った強力な弾丸が玉城の顔面にヒット。玉城が倒れたところをVVは身体で乗りかかり、全身でプレス。
その上に嶋田が乗っかかり、一番上にモニカが乗りかかって、結果は、玉城一人のノックアウトだった。
「煩いですよ伯父上っっ!!」
ルルーシュ。大学生の声が聴こえた。彼は月曜は学校なのだ。その他も出勤。
モニカも明日は仕事がある。
「騒ぐのはお休み前のお泊り会の時にしますか」
嶋田の提案に。
「そうだね・・・・久しぶりだからはしゃいじゃった」
VVは賛成。
「お泊り会って暴れる物なのですか?」
モニカは一人勘違いし。
「きゅうう〜〜っ」
玉城は目を回していた。
そして電気を消す前。
「真一郎は僕と一緒のお布団だよ。仲良く寝よーね」
「お、おおっ、なんかガキに戻ったみてー」
「僕から見たら真一郎は子供だよ、ふふふ。おいで」
その言葉に誘われてVVの布団に入る玉城は、VVと抱き合う形で眠りについた。
一方の嶋田は。
「もう一緒に布団に入る事、慣れているとはいえ緊張するね」
浴衣姿のモニカは永い金髪を左肩からすべて前に流し、一つに纏めていた。
風呂上がりの匂いが嶋田の鼻腔を擽る。
「よ、よろしく、おねがいします、繁太郎さん」
公では使わない下の名で嶋田を呼ぶ。そうだ。ここはもうプライベートなのだ。
嶋田はモニカの手を引き抱き寄せる。流れる長い髪束が嶋田の顔を撫でた。
「う、気持ちいいし、いい匂い・・・と、とりあえず寝ようか」
「は、はい、」
モニカの身体を抱き寄せる。柔らかい、無駄な肉など一欠けらも付いていないしなやかな肉体。
それでいて胸は大きく盛り上がっているから女性というのは不思議である。
VVと玉城が抱き合って寝るように、嶋田とモニカも抱き合って寝るのだ。
間違いは起こさないが、今夜はなかなか眠れそうにないな、そう嶋田は思うのだった。
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終わり
VVと玉城って普段何をやってるのかなと思ってたら書いてた
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乙です
見てくれは逆ですけど爺さんの面倒見ている好?青年な玉城なのではこれ?w
マリーの方もいつの間にかランペルージ性に。
ブリタニア皇族が市井に出る際の共通の名字なのかな?
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乙です。
まあ、お忍びの名前でしょう
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>>969
お互いに付き合ってあげてる感がありますね。今回の玉城は割かし好青年です。VVとの掛け合いもじゃれ合いみたいなものですし
VVにとって玉城は手のかかる子ですけど。なんか見てると結構信頼してるみたいな感じなんですよね
じゃないと集りに来るわご飯食べてくわ寝てくわ風呂入っていくわで勝手な事ばかりしてる玉城はとうに追い出されてるはずだし
だから普段はこんな感じなのかなとこんなの書いてみました
マリーというかブリタニア皇族みんなお忍びの時はランペルージ姓名乗ってるのではないかなと
>>970
そう、お忍びの時はこの名前なんじゃないかと勝手に書いてました
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謎の大富豪一家。ランペルージ一族かぁw
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>>916ハニワ一号様
北京に5MTのニュークリア―ですからね。
正直10,000,000単位で消し飛んでいてもおかしくはないです。
確かにおっしゃられてみると本家馬鹿男爵よりはマシですね。
本家は自分が悪かったなんて絶対に思いません。
それより子爵以上の階級がある事を知らなかったがために自分の罪を不敬罪を認めようとしないでしょう。
ヴェルガモン伯爵もクルシェフスキー侯爵も彼の中では存在してませんから。
ましてナイトオブトゥエルブ? なにそれ? ですからね。
>>917
リーライナ、モニカへの不敬は当然主家であるヴェルガモン家・クルシェフスキー家を貶されたとみる。
両家の傘下の貴族によって瞬く間に広まります。両家共に高位貴族ですから影響範囲は広いです。
ヴェルガモン伯爵家なら五大湖経済圏。クルシェフスキー侯爵家なら西海岸経済圏全域の貴族からにらまれる形となり締め出されます。
ロズベルト男爵家の未来は明るいとは言えないでしょう。
李大統領の虐殺デビューです。
いきなり10,000,000前後殺してます。
ニュークリアはまだ保有しております。
おっしゃる通り、ギアス世界に弾道ミサイルが無い為、日本・ブリタニア・南天が宇宙も制しております。
そんな中、高麗のような小国が中距離弾道ミサイルですからね。あり得ないんです。
>>919
昔はたくさんの人がいらっしゃいましたよね。
私も寂しいです……。
>>920
今回のは警告ですね。ただし北京にまで打ち込んだのは想定外でした。
木偶がどれだけ壊れてもどうでもいいと考えているとはいえ。
>>923
二二三様お久しぶりです。私もほとんど休眠状態だったので誰かの事をどうこう言える立場ではないのです。
またいつ休眠して、永眠するかもしれませんので。
李承朝は自分がやったことを理解しておりません。
北京攻撃は完全に彼の独断です。
高亥は胃が痛い思いをしている事でしょう。被害詳細が入ってくるにつれ愕然とするでしょうね。
>>933ハニワ一号様
日本が高麗に攻め込む可能性は高まりました。
高麗の弾道ミサイルは日本のミサイル防衛システムで完璧に防げますが。
日本が高麗如き小国に舐められて黙ってはいないと思われますので。
日本のF号兵器は原作の物より一段、二段、強力です。
南天のアレは原作級ですね。数が原作よりも圧倒的に多いかと思われますが……。
>>956二二三様
同じお話私もたぶん見てます。評価点も入れたような。
私もBLその物には興味が無いのですが、V.V.と玉城の物語という不思議さに引かれまして。
あの方の作品、私結構存じ上げてる作品が多く、よく読んでおりますね。
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乙です。昼間からV.V.と玉城が散歩をしている。
老人を世話する若者が実は逆転しているのが不思議。
でもどちらかといえば玉城の方が面倒を見られてる感ありますね。
V.V.って皇歴2019年で満64のおじいちゃんなんですよね。
一応日本の法にのっとって2020年には年金がもらえます。
永遠に生きることが幸せな事なのか。
不幸せな事なのか。正直永遠を経験できない私たちには分からない、永遠のテーマ。
V.V.は当然その答えを知っている……。
ああ、一応帝都東京の街並みですが、強化耐震ブロック構造の街並みに。
500m、600m、700m、800m、900m、2019年完成のビルは世界一の1053mのビルがありますね。
帝都東京はこのような巨大ビル群が群れを成して林立しております世界最大の都市です。
その面積は東京湾から見て、関東平野全域はおろか、山間部まで開発しつくしたものです。
とてつもなく広い都市圏が広がっております。
アベックは使ってましたね今年42ですので。
ナウでヤングは流石に……。
相変わらずの長文レスすみません。
V.V.の年代ならナウでヤング使ってたでしょうね。
マントの皺を治してあげたり、髪の毛を梳き通してほつれを解いてあげたり。
なんのかんの言っても玉城もV.V.に優しいですね。普段お世話に泣ている分。友人としても、ね。
クララとマリー、マリーとの再会を描かなければ。
設定的にブリタニア皇族は市井ではランペルージの姓を使っております。
隠れ蓑ですね。
最も、学校や仕事場などではブリタニア姓を使っておりますが。
V.V.のマントと司祭服なら三桁万円行くでしょうね。クリーニング屋さんも決めてあるのでしょう。
ああ、玉城がルルーシュやV.V.に蹴っ飛ばされてるのは私公式ですw。
V.V.の警護は怖そうですね暗部でしょう?
V.V.と玉城って本当に親子みたいな関係ですね。
みんなで枕投げも楽しそうですが、こういうのは大体誰かに怒られて終わるんですよね。今回はルルーシュでしたが。
嶋田さんに対して恥じらうモニカが可愛らしいです。
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そういえばロスストついにモニカが当たりました!
念願のモニカですが一日無料ガチャで来ましたよ。
想っていた通りの人物でした。民には平等に、人種の差別も無く、全ての人々の正義のために戦うという高潔な騎士としての一面。
あなたの評価が枢木卿の評価につながると、スザクの事を気に掛ける優しさ。
想っていた以上に優しく善人な良い人ですね。
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>>972トゥ!ヘァ!様
一応ブリタニア皇室の表の顔としてスメラギのようにランペルージ・グループも存在しております。
主な産業はスメラギ同様重工業。KMF・KGF・浮遊航空艦の開発などです。
ただやはりスメラギ同様すべての面で倉崎に半歩先を行かれてます。
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二二三さん、お久しぶりの投稿乙です。
VVと玉城の仲が良くてなによりですねw
>>973
本家馬鹿男爵って子爵以上の階級がある事を知らなかったってとんでもなく大馬鹿すぎて凄いね(白目)
貴族としての当たり前の常識すら知らないとかあまりに酷すぎて、これ馬鹿男爵の親は馬鹿男爵にどんな教育をしたんだって教育責任を問われますよね・・・。
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>>977ハニワ一号様
そうなんです子爵までしか知りません。
だから俺は永代貴族の上級貴族たる男爵様なのだぞと偉ぶっておりました。
そもそも本物の上級貴族である伯爵や侯爵なんて知らないんです。
元々先代はこの馬鹿に継がせる予定じゃなかったんです。
不慮の事故で亡くなったこれの兄に継がせる予定でした。
この辺りはスレで話し合って決めたことなのですがね。
で、兄の娘が一人取り残されてます。
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次スレ建てておきましたので会話をお楽しみください。
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建て乙です!
>>975
おめでとうございます。
モニカも専用機のフローレンスも少々癖ありますが、どちらも最後まで強化すると無類の強さを誇るようになりますのでお勧めです。
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>>978
継がせる予定じゃなかったとしても貴族の家に生まれたからには貴族の常識とか貴族としての最低限の教育くらいはきちんとしろって話になるんですよね・・・。
馬鹿男爵って先代の何番目の子供でしたっけ。馬鹿男爵が次男ならば確か貴族の次男って嫡男に万が一のことがあった場合の予備の扱いだったはずで予備として相応の教育はされているはずなんですが・・・。
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>>981
馬鹿男爵は次男だったはずです。
ですからすべては私の不徳の致すところですってヴェルガモン伯爵に会いに行って直接謝罪してます。
次はクルシェフスキー侯爵に謝罪行脚する予定だったのですが、すでにヴェルガモン伯爵家傘下一門の貴族からはにらまれてます。
リーライナ様・御当主様がお許しになろうと我々は許さないと……。ヴェルガモン伯爵家は事実上辺境伯家と並ぶような
大貴族ですので傘下の貴族も相当数おりますので、非常にまずい立場に追い込まれております。
ここにクルシェフスキー家一門が加わるわけですから、すべて先代の責任なのですが。
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先代が次男の教育を禄にしてなかったんですよね。
確かそうなっていたはずですよ。
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>>973
北京での犠牲は一千万単位確定ですか。
しかも北京への投下は高麗の独断で清の大宦官側は知らなかったことと。
これまた荒れそうですなぁ。
被害者数が洒落にならない。
日本のフレイヤの威力は原作より数段上。
オセアニアが保有している分は原作相当の威力なのですね。
何なら日本はオーストラリア大陸の何分の一くらいかを消滅させるくらいの隠し玉を持っていても可笑しくなさそうですねw
>>976
スメラギのような重工系企業としてランペルージグループも実態を持った企業グループとして存在しているのですか。
となるとグリンダ騎士団やコーネリアの親衛隊とかとも繋がり深そうですね。
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>>980
ありがとうございます。
少々課金してしまいましたが生活費などを考えこれからは非課金で行こうと思いますので遠い道ですが頑張ります。
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>>984
簡潔に言えば恨みの気持ちですねあそこの民族特有のハンっていうのでしたか?
高麗独立までの間ずっと中華連邦の属国だった過去に対する恨みですね。
それがN兵器を渡された事で解き放たれたんです。
この恨みの力は日本にも向いておりますので非常に危険です。
日本のF号兵器は原作の数段上です伊達に「技術の日本」を名乗っておりません。
オセアニアは原作クラスのF兵器ですが数がダモクレスでわ〜い言ってる数ではありません。
ランペルージグループも各騎士団とつながりが深いですね。
これと別に国家の工廠もブリタニアにはありますので。
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今日は失礼します。
それではまた。
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>>974
>>977
永遠の命が幸せか不幸せかはこれからの命題ですね
1053mのビルが完成してるんですか?! 上の方の外壁工事絶体寒いだろ・・・
マントの皺を治したり、髪の毛のほつれを治してあげたり、休日玉城は案外おじいちゃんっ子かも
VVの事ほんとに口うるさい爺さんと思ってたらそんなことしませんし
VVと抱き合って寝てたりしてますからね。ほんとは仲いいんだと思います
しっかし日本のフレイヤヤヴァイな
オセアニアは口ぶりからして結構な数をそろえてるか
ただ日本とブリタニアの数には適わんと見たけど
馬鹿男爵は先代の教育が悪いわ
貴族の爵位が子爵までしかないと本気で思ってるってマジもんのバカじゃん・・・・
高麗の恨みの念の一撃か
恨みって怖いな。関わりたくないわ
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中華連邦、ジルクスタンも西に南天、東に核持ち高麗がいるピンチ
日本は助けに動くのかって、高麗半島に核がある状況は見逃せないもんな
南天の東進も放置しては置けないし
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北半球は大きく動く
南天侵攻
欧州解放戦争
中華の憂鬱
清と高麗の絶頂期
日本の静かな怒り
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酔いどれ私の連投よ。だれか入ってきてあとちょっとなんだから
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EUの観測気球ではシベリア大爆発と捉えられたろうな
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モニカが嶋田の子を懐妊
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EUは南天側だけど静観の構えかな?EUってアーサーホームズの時代に既に飛行船運用して砲とか爆弾搭載して飛行戦艦みたいなの作ってそう。
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EUは南天の子分的な扱いで見てますね。しかも南天からしたらいつでも切り捨てられる程度の
事実EUと南天では国力が違いすぎます
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でもEUと南天は秘密同盟みたいなの締結してるらしいので、欧州解放戦争の際に南天の強大な軍がEU援助に動くかもしれませんね
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ヒトラーが簡単に載りますかねえ?
スマイレス将軍ならあっさりのってしまうだろうけど
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休日世界本編のEUには伍長たちは転生していなかったような?
うろ覚えですが(汗
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スマイラス将軍はSW銀河共和国や銀英伝自由惑星同盟に居たらパルパティーン議長やドゥークー伯爵やラヌルフターキン、トリューニヒト国防委員長やロボス元帥やドワイトグリンヒル将軍らと組んであわよくば実権乗っ取ろうとか企んでる姑息さが有る。
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1000なら、コードギアスよ永遠なれ
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