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提督たちの憂鬱×コードギアス ネタSSスレその77
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ナウでヤングなフィーリング
とあるアパートの近くの公園。
表地が黒、裏地が紫といった高級そうなマントを着衣し、裾は足元まで届き、袖口が青、足元も青、ボタンのところは金縁。
といった、白い豪奢な衣服。金持ちが着てそうな衣服に身を包んだ、マントと同じくらいの長い長い淡い金髪をした、紫色の瞳を持つ美少年と。
茶色の短髪を威勢よく逆立て、顎髭を生やした、紫色の衣服に、青いジーンズという体にフィットした衣服を着こなした。
いかにもガラの悪そうな男が、二人連れ立って歩いていた。
「なーんでこんな日曜日の昼の日中にジジイと二人で散歩せにゃならんのよ」
ガラの悪そうな大人、玉城真一郎は、言葉悪く声を発す。爺。この場に老人など居ないというのに。
だが。
「僕だって陽気のいい日曜日にアホの面倒なんか見たくないね。ガキのお守じゃあるまいし」
爺と、そう呼ばれたのは黒マントの美少年の事であった。
実はこの二人。見かけは子供と大人に見えるが、実年齢は逆なのである。
爺と呼ばれた美少年VVの年齢は今年数えで64歳なのだ。年金支給年齢まであと一歩のところまで来ている。
容姿はブリタニア人その物ながら日本へ帰化して長く、日本の年金も受け取れるのだ。
一方で玉城真一郎、当年取って26歳。見かけ通りの年齢ながら、いつまでも不良を気取っている痛いやつである。
因みに最近ではどう大きめに見ても小学生中学年程度、10歳程度の小柄な体躯をしたVVと喧嘩をして、合気道で投げ飛ばされた上に、蹴っ飛ばされたりしている。けして喧嘩が弱いわけではないのだが、彼の周りが強すぎるのである。
実に年齢差40近く。VVが老人で、玉城はずっと年下の大人。なのにVVよりも喧嘩が弱いのだ。まあそれは置いておいて。
これには近しいもの皆が知る事情があった。VVは歳をとらないのだ。コードと言う不思議な紋章の影響で。
同じものを持つ者にCCという者がおり、こちらは女性VVよりもさらに年上。そしておそらくは南天にも存在しているだろうコード保持者、詳細は一切不明。
彼らは皆年を取らない。永遠の命を持っている。誰もが憧れる永遠の命を。
一度玉城はそれが欲しいといった。軽く言ったことながらVVに叱られてしまった。
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