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ヤムチャ「プーアル! プロレス団体を盛り上げていくぞ!」

1名無しさん:2015/11/25(水) 22:01:11 ID:Q8FMWPMQ
ーーあれから一週間


ベガ「さぁ、今日のメインは一味違うぞ……良い方に動くか、悪い方に動くか……そいつはわからんが、とにかくやるしかないな……」

さくら「そうっすね」

ベガ「この一週間のメインは、パートナーを変えてお茶を濁していたが……」

さくら「……結局の所はベガさんとリュウさんでしたね。一週間、出突っ張りでしたよ」

ベガ「そうでもしないと、埋まらんだろ……?」

さくら「……はい」

ベガ「しかし、今日は違う。空手軍団の頭とシャドルーの頭……そこの抗争はメインにはない……ここをカードとして成立させる事が出来れば、リュウや私が出突っ張りという状況から抜け出す事が出来るだろう」

2名無しさん:2015/11/25(水) 22:05:13 ID:Q8FMWPMQ
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体から俺にオファーが来たぞ!」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1410868068/l50

ヤムチャ「プーアル!俺はプロレス団体に就職して頑張るぞ!」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1414760702/l50

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体に就職したのは失敗だったぞ!」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1419080190/l50

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体でやっていくのは難しいぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1422805719/

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で少し上手くやれてきたぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1425992607/
ヤムチャ『プーアル! プロレス団体で少し上手くやれてきたぞ!』
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1428498199/

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で人間関係も良くしていくぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1429707801/
ヤムチャ『プーアル! プロレス団体で人間関係も良くしていくぞ!』
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1432731679/
ヤムチャ[プーアル! プロレス団体で人間関係も良くしていくぞ!]
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1435928755/

3名無しさん:2015/11/25(水) 22:06:53 ID:Q8FMWPMQ
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体がピンチだぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1436878976/
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体がピンチだぞ!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1438952532/
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体がピンチだぞ!!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1441198930/

大会PV
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1441631671/

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で悪者と戦うぞ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1442149544/
ヤムチャ「プーアル! プロレス団体で悪者と戦うぞ!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1445173341/

プーアル「ヤムチャ様! 一週間を振り返ってみましょうか!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1448197406/

4名無しさん:2015/11/25(水) 22:10:31 ID:Q8FMWPMQ
ベガ「新しい物を作っていかないとな。ロレントとソドム……鍵はこいつらと……」

さくら「……」

ベガ「……そしてお前達女子部だ」

さくら「口では、そう言ってますけど……」

ベガ「……んっ?」

さくら「本当に、女子部に任せる気……あるんすかねぇ……?」

ベガ「勿論、あるに決まっているだろう……? どういう事だ……?」

さくら「……昨日のカード」

5名無しさん:2015/11/25(水) 22:16:43 ID:Q8FMWPMQ
さくら「……どうして第五試合でやらせてくれなかったんっすかね? こっちはベルト戦っすよ?」

ベガ「仕方ない事だ……タッグ組の人気も上げていかなければいかないからな……」

さくら「昨日のタッグ組は、ベルト戦じゃないですよねぇ!? こっちはベルト戦なんっすよっ!? 女子部を押していく気があるなら……第五試合でもよかったんじゃないっすかねぇ!?」

ベガ「……シャドルーを貸しているだろう?」

さくら「春麗さんの復帰試合はメインやらせてくれる……な〜んて、言ってますけど、結局タッグ組の下じゃないっすかっ!? やらせてくれる気……本当にあるんすか!?」

ベガ「メインにヤムチャを持って来る事……どうやら、やりすぎたみたいだったようでな……」

6名無しさん:2015/11/25(水) 22:20:58 ID:Q8FMWPMQ
ベガ「急激にプッシュしすぎたせいで、どうやらタッグ組の中で不満を募らせている者がいるようだ……」

さくら「隠さなくても、検討はつきますよ……ユンさんと、ヤンさんでしょ……?」

ベガ「……」

さくら「カマかける気もないっす。そりゃ、ヤムチャさんがメインデビューした日に、第二試合に行ってるんっすから……そう思うのも当然っすよ。昨日はユンさんヤンさんが第五試合でしたしね……」

ベガ「ただでさえ駒が少ない状況で……今、彼らに抜けられるの困るのだよ……」

さくら「……だからって、女子部がそれの犠牲になるんすか?」

ベガ「やはり、女子部にメインは厳しいのかもな……仕方がない、タッグベルトを……」

さくら「……メインはやらせてもらいます」

7名無しさん:2015/11/25(水) 22:25:09 ID:Q8FMWPMQ
さくら「こんなチャンス、二度とないっすからね……現状の扱いの悪さは、自分だけじゃなく、女子部全員が感じてる事っすよ……」

ベガ「……」

さくら「ここ、きっかけに……変えてやりますよ」

ベガ「……あぁ、頼む」

さくら「今日も第三試合っすけど……バルログさんとバイソンさん借りますよ……? 」

ベガ「……好きにしろ」

8名無しさん:2015/11/25(水) 22:31:12 ID:Q8FMWPMQ
ーーー


バイソン「カードが発表されてから、一週間……長かったような、短かったような……」

バルログ「そうですね。ついに来ました」

バイソン「今日のメインはサガットちゃんと、ベガ様だ」

サガット「……あぁ」

バイソン「シャドルー頂上決戦って所だな……空手軍団の事は俺とバルログちゃんに任せておけ」

バルログ「今日の私達は第五試合で……リュウ君とヤムチャ君相手ですね」

リュウ「……今日はこの二人が相手か」

ヤムチャ「リュウさんがベルト戦じゃないのは、そのなんと言うか……と、とにかく頑張りましょう、リュウさんっ!」

9名無しさん:2015/11/25(水) 22:35:44 ID:Q8FMWPMQ
ヤムチャ「あ、あの〜……それでね、リュウさん……?」

リュウ「……どうした?」

ヤムチャ「こんな日に、こういう事言うのも……な〜んか、変なタイミングなんですけどね……? その、あの……ねっ……?」

リュウ「言いたい事があるなら、はっきり言えよ」

ヤムチャ「じゃあ、言いますっ……! あのっ……今日俺、活躍してもいいですかね……?」

リュウ「……んっ?」

ヤムチャ「昨日、俺プーアルと一週間の反省……それと、これからの課題……そういうの予習してたんですけど……」

バイソン「おうおう、いい心がけじゃねぇか」

ヤムチャ「ちょ〜っとねぇ……俺、バルログさん相手には……ホラ、まともに戦えてないと言うか……ねっ……?」

10名無しさん:2015/11/25(水) 22:39:47 ID:Q8FMWPMQ
ヤムチャ「今日はメインじゃないっすけど……ホラ、こういう時だからこそ、バルログさんと戦うチャンスが欲しいって言うか……」

リュウ「……」

ヤムチャ「別に、勝ちは望んでないですよ……!? 玉砕覚悟でいいから、いってみたいんですよ。今日、そのチャンス……貰えませんかねぇ……?」

ケン「……ほ〜う」

ヤムチャ「この試合って試合展開は、見えてる試合だと思うんですよ。だって、空手軍団ナンバーワンのリュウさんと、ナンバースリーの俺達でしょ?」

ケン「……俺は今日休みだな」

ヤムチャ「それで……相手は、シャドルーナンバーツーのバルログさんと、ナンバースリーのバイソンさんです。戦力的には、俺達の方が上ですよね……?」

リュウ「……確かに上だ」

11名無しさん:2015/11/25(水) 22:44:45 ID:Q8FMWPMQ
ヤムチャ「だから、俺が予想外の行動をして……盛り上げていきたいって言うかね……? 積極的にバルログさんに挑んでいって……まぁ、最終的にはやられますよ」

リュウ「はは、最終的にはな」

ヤムチャ「そこをリュウさんが、ガツンと」

リュウ「決めるのは、俺と」

ヤムチャ「リュウさんがいれば……この戦力なら、圧勝できるんですが……敢えて……敢えてですよっ!? そこ、俺に任せて五分の勝負に持っていく……みたいな事出来ませんかね……?」

リュウ「……お前も、色々考えてるんだな。うん」

ヤムチャ「この一週間で、バルログさんのファイトスタイルに対応していかなきゃいけない……そういう課題が見えてきたんですよ」

12名無しさん:2015/11/25(水) 22:48:55 ID:Q8FMWPMQ
バルログ「……大丈夫ですか、ヤムチャ君? 私の技で失敗なんてすると、試合が壊れてしまいますよ?」

ヤムチャ「イメージトレーニングは、完璧ですっ……! 多少は慣れてきた部分はありますし……ここらで実戦いっておきたいんですよ」

バイソン「何気にバルログちゃんにターゲット絞ってるけど、俺もいるんだぜ? バルログちゃんに行くには、順番的には俺を始末してからだ……そこの所もわかってんのか……?」

ヤムチャ「勿論、わかってますっ! バイソンさんとも、しっかり戦いますっ!」

リュウ「雑魚相手に無双した所で、自分の格が上がるとは思えない……なぁ、サガット……?」

サガット「……耳が痛い」

リュウ「いいだろう、ヤムチャ……バルログと戦えよ。お前にももっと経験が必要だ」

ヤムチャ「……ありがとうございますっ!」

13名無しさん:2015/11/25(水) 22:55:33 ID:Q8FMWPMQ
リュウ「メインじゃないけど、試合を盛り上げていく……その事に変わりはないからな……ヤムチャがバルログにやられて、波乱が起こるならそうすればいいさ」

ケン「トチるんじゃねぇぞ、ヤムチャっ!」

ヤムチャ「勿論です、任せて下さいっ!」

バイソン「バルログちゃん……怪我するなよっ……!?」

バルログ「私が怪我するかどうかは、ヤムチャ君にかかってますよ……いいですね……?」

ヤムチャ「この一週間でバルログさんの研究はしてますっ! 怪我させないように、やってやりますよっ!」

14名無しさん:2015/11/25(水) 22:59:25 ID:Q8FMWPMQ
ベガ「おう、お前達……全員揃ってるみたいだな」

さくら「お疲れさまっす」

キャミィ「お疲れ様です」


プーアル「あっ、ベガさんにさくらさんに、キャミィさんまで」

ヤムチャ「お、お疲れ様です……なんだなんだ、総動員ですねぇ……」

バイソン「キャミィちゃんまで来るって事は……な〜んだ、シャドルー関係か……?」

バルログ「……そうでしょうねぇ、きっと」

15名無しさん:2015/11/25(水) 23:04:53 ID:Q8FMWPMQ
ベガ「今日は色々とややこしいぞ……お前達に指示がある。その為にさくらとキャミィ君にも同席してもらった」

さくら「今日は皆さん、よろしくお願いします」

ベガ「先ず、ケン……」

ケン「んっ、俺……?」

ベガ「お前、解説だ……メインイベントの私とサガット試合……解説に行け……」

ケン「俺が解説……? けどよぉ……?」

ベガ「わかってる。わかってる。だからだ……」

16名無しさん:2015/11/25(水) 23:10:59 ID:Q8FMWPMQ
ベガ「リュウ……ヤムチャ……」

リュウ「……」

ヤムチャ「は、はい」

ベガ「お前らも解説だ……第五試合が終わったら、実況席に合流しに行け」

リュウ「……第五試合終わりに、メインのサガットの試合を解説か」

ヤムチャ「え、えぇ〜!? お、俺も……!?」

プーアル「……ヤムチャ様、嘆かない」

ケン「……もうお前はうんうん頷いてればいいよ。俺がなんとかしてやる」

17名無しさん:2015/11/25(水) 23:15:27 ID:???
3人で解説か。実況の人が張り切りそうだなw

18名無しさん:2015/11/25(水) 23:17:07 ID:Q8FMWPMQ
ベガ「私とサガットの試合は……空手軍団総動員での解説という事だ。どうだ、これなら盛り上がるだろう?」

バイソン「リュウとヤムチャ君も大変だねぇ……試合後に解説だなんてよぉ……?」

ベガ「バイソン、バルログ……お前達は試合後ではない……試合前だ……」

バルログ「試合前……と言いますと、キャミィさんもこの場にいますし……キャミィさんをシャドルーへの勧誘ですね……?」

バイソン「でもよぉ、今日キャミィちゃん試合ねぇじゃねぇか? どうするんだ?」

ベガ「……さくら」

さくら「そこも説明します」

19名無しさん:2015/11/25(水) 23:24:51 ID:Q8FMWPMQ
さくら「第三試合が終わった後に……キャミィさんを呼び出します。王者に挑戦表明って形でね……?」

バイソン「ははぁ〜ん。それでそこに俺達が後から、呼ばれて飛び出てババババーンって事だね……?」

バルログ「……わかりました」

さくら「バルログさん、バイソンさん……そしてキャミィさん……三人にはまだやってもらう事があります」

バルログ「……ん?」

バイソン「……なんだなんだ?」

ベガ「リュウ、ケン、ヤムチャ……お前達三人にもしてもらう事があるぞ……?」

リュウ「まだあるのか……」

ケン「……なんだなんだ?」

ヤムチャ「な、なんか……今日、皆忙しいなぁ……バルログさんと打ち合わせてる時間あるのかよ……」

20名無しさん:2015/11/25(水) 23:26:29 ID:Q8FMWPMQ
今日はここまで

21名無しさん:2015/11/25(水) 23:30:06 ID:???
乙です。
またこれから頑張ってください。

22名無しさん:2015/11/25(水) 23:36:12 ID:YupxktJA


せっかくヤムチャが意見を言ったのに…
何とかバルログの大技一個は成立させたいところ

23名無しさん:2015/11/25(水) 23:36:58 ID:Z4vxoiFk
乙です

24名無しさん:2015/11/25(水) 23:59:37 ID:???
乙!
こんがらがりそう(粉蜜柑

25名無しさん:2015/11/26(木) 00:11:56 ID:KNxTuQmo
乙っした
相変わらずいいとこで斬りおる
後一言を聞きたい…聞いたところで更に次が気になるだけだろうが…

26名無しさん:2015/11/26(木) 00:17:30 ID:cFnHS2rA
乙!
またまた続きが気になる、良い引きだなw

27名無しさん:2015/11/26(木) 00:44:09 ID:???

さくらちゃん達女子部も桔構不満が溜ってるなあ
ベガ様、ガンバレ!

28名無しさん:2015/11/26(木) 00:51:10 ID:???
タッグのあの二人にぬけるほどの勇気ないだろうけど

29名無しさん:2015/11/26(木) 00:54:39 ID:???
うめ

30名無しさん:2015/11/26(木) 00:55:56 ID:???
>>29


31名無しさん:2015/11/26(木) 00:57:22 ID:???
乙です
毎回楽しんでます

32名無しさん:2015/11/26(木) 00:58:02 ID:???





33名無しさん:2015/11/26(木) 01:00:45 ID:???
うめえ

34名無しさん:2015/11/26(木) 01:01:18 ID:???
面白いです

35名無しさん:2015/11/26(木) 01:07:11 ID:???
うめえよ

うめえ

36名無しさん:2015/11/26(木) 01:08:27 ID:???
試合が楽しみだ。
女子部なんとかなるといいが

37名無しさん:2015/11/26(木) 01:18:30 ID:???
>>29
間違えたのでスルーしてくださいw

38名無しさん:2015/11/26(木) 01:22:09 ID:???
バルログ怪我しそうで怖い…。

40名無しさん:2015/11/26(木) 01:41:30 ID:???
また荒らしのようです。
削除よろしくお願いします。

41名無しさん:2015/11/26(木) 01:51:28 ID:???
また荒らしかよ。
どんだけ来るんだよ。

42名無しさん:2015/11/26(木) 02:26:53 ID:???
リンクなかったんで一応
感想なんかはこっちも上手く使おう
雑談要望スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/otaku/17040/1422805274/

43名無しさん:2015/11/26(木) 02:35:39 ID:???
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1422805274/
雑談要望スレ

44名無しさん:2015/11/26(木) 03:19:43 ID:???
おっ、新スレだ
乙です

45名無しさん:2015/11/26(木) 04:18:12 ID:???
やったー新スレ!夜中に見てよかった!
面白いよ!

46名無しさん:2015/11/26(木) 12:32:06 ID:???
新スレ待ってました!

47名無しさん:2015/11/26(木) 20:07:39 ID:???
ヤムチャが戦闘力100くらいまで上げて疑似瞬間移動してのごり押し受け

48名無しさん:2015/11/26(木) 20:11:00 ID:???
今気がついたけど、団体のみんなもう
ヤムチャが怪我するとは思ってないねw

49名無しさん:2015/11/26(木) 20:48:17 ID:???
男子のシングルが少なめな団体だから女子部は恵まれてるとも言える
一試合全部自分のアピールに使えるわけだし

50名無しさん:2015/11/26(木) 21:44:40 ID:1Uy850yU
残像拳とか使えないかな

51名無しさん:2015/11/26(木) 22:01:27 ID:hNenQ87I
ーーー


コーディ「……はっはぁ!」ブンッ

ダルシム「……おおっ」ダダッ


実況「さぁ、この場面……コーディはダルシムの身体をロープへと振っていきます」

ローズ「いいんじゃないでしょうか?」


ダルシム「う、うおおっ……」ダダッ

コーディ「……それっ!」


実況「さぁさぁ、ダルシムの身体がロープから返ってきた。コーディはタイミングを合わせつつ……おっと、ダルシムの身体を一度透かし、左腕を腹部へと回したっ!」

52名無しさん:2015/11/26(木) 22:09:01 ID:hNenQ87I
コーディ「……そぉらっ!」ググッ

ダルシム「お、おおっ……!」


実況「さぁ、コーディは……そのまま右手ダルシムの足をすくい上げ……抱え上げていったぁ!」

ローズ「上手く、サイドバスターの形へと捉えましたね」


コーディ「そぉら……おっとっとっと……」グルンッ


実況「さぁ、コーディはダルシムの身体を脇へと抱え上げたまま……おっとおおと、さらにさらに前進しつつ……旋回していくっ!」

53名無しさん:2015/11/26(木) 22:15:53 ID:hNenQ87I
コーディ「……そぉらっ!」

ダルシム「……ぐうぅぅっ!」ドスーンッ


実況「そして、落としていくっ! ダルシムの身体をマットへと叩きつけていくっ!」

ローズ「いいですね」

実況「カウンターで決めていったぁ! コーディのサイドバスターっ! ダルシムの身体が背中からマットへと突き刺さりますっ!」


コーディ「……よしっ!」ムクッ

ガイ「……いいぞ、コーディっ!」


実況「さぁ、コーディはすかさず起き上がっていくっ!」

54名無しさん:2015/11/26(木) 22:25:18 ID:hNenQ87I
コーディ「よ〜し、一回交代だ……次はガイだ……」

ガイ「……任せておけっ!」


実況「さぁ、立ち上がったコーディは……自軍コーナー付近へと近づいていって、これは交代でしょうかねぇ?」

ローズ「上手く、選手を切り替え切り替え……そうですね。このタッグチーム……結構、上手く機能しているんじゃないでしょうか?」


コーディ「……行ってこいっ!」パシッ

ガイ「……任せておけっ!」パシッ


実況「さぁさぁ、ここでコーディはガイへとタッチっ! 交代していきますっ! ここで試合権は……ガイへと移りましたぁ!」

ローズ「若手タッグチーム対ベテランタッグチーム……試合前はどうなる事かと思いましたが……」

実況「そうですねぇ! 思っていたより健闘していますっ! と言うか、これは……コーディ・ガイの方に流れはあると見ていいのではないでしょうか……!?」

ローズ「実際にあると思いますよ? 上手く試合を優位に進めていますよ」

55名無しさん:2015/11/26(木) 22:31:31 ID:hNenQ87I
ガイ「よし……!」


実況「さぁ、そしてここでガイがリングインっ! 勢いよくリングインっ! コーディはエプロンサイドへと引き下がりますっ!」

ローズ「ガイ選手も、この流れのままいきたいですね」


ダルシム「……う、ううっ」ムクッ

ガイ「いくぞっ……!」


実況「さぁさぁ、ガイは起き上がろうとしているダルシムに……近づいていくっ! 近づいていくっ!」

56名無しさん:2015/11/26(木) 22:37:46 ID:hNenQ87I
ガイ「はぁっ、はぁっ……!」ガスガス

ダルシム「くっ……ぐっ……!」


実況「さぁ、ダルシムの起き上がりに合わせて……おぉ〜っと、ガイはその顔面へと打ち込んでいくっ! スナップを効かせた裏拳気味の拳っ! おぉ〜と、二発いったぁ!」


ガイ「……はぁっ!」ドスッ

ダルシム「……がっ!」

ガイ「……だあぁっ!」ガスッ

ダルシム「……ぐあっ!」


実況「更に更に、中段突きィ! 腹部に打ち込んでいくっ! おぉ〜っと、そして肘打ちィ! 顔面へと打ち込んでいくっ!」

ローズ「……おっ?」

実況「ここは……ガイの流れるような連続攻撃と言った所でしょうかっ!? ダルシムを滅多打ちにしていきますっ!」

57名無しさん:2015/11/26(木) 22:42:12 ID:hNenQ87I
ガイ「倒れろっ……! はああぁっ……!」シュッ


実況「さぁ、そしてここで足を高く上げての……回し蹴りっ! ガイの流れるようなコンビネーションっ!」


ダルシム「……甘いっ!」ググッ

ガイ「……う、うおっ!」スカッ


実況「あぁ〜っと、しかしここは……ダルシム、上手く身体を屈めて……その蹴りを避けていくっ!」

ローズ「あらら、ダルシム選手よく見ていますね」

実況「ガイの蹴りは空を切るっ! ガイの蹴りは空を切るっ! ここはダルシム……よく見ていたっ!」

58名無しさん:2015/11/26(木) 22:46:59 ID:hNenQ87I
ダルシム「甘いぞ、若僧っ……それっ……!」クルッ

ガイ「お、おっと……!」


実況「さぁ、ダルシムは身体を沈ませたままガイの懐に潜り込み、身体を反転させつつ、ガイの頭部を両手で捉えるっ!」

ローズ「……あららら」


ダルシム「フライングメイヤーだっ……! それっ……!」クルンッ

ガイ「う、うおっ……!」ドテッ


実況「ダルシムはガイの身体をそのまま前方に一回転させるように投げていったぁ! ここはフライングメイヤーっ! ガイの身体が、尻餅をつくようにマットへと落ちたぁ!」

59名無しさん:2015/11/26(木) 22:47:35 ID:???
おっ、来ましたねー

60名無しさん:2015/11/26(木) 22:53:00 ID:hNenQ87I
ダルシム「……少し休ませてもらうかな。それっ」シュルッ

ガイ「……くおっ」


実況「おぉ〜っと、ダルシムはそのまま背後から……おっと尻餅状態のガイの首筋に手を回して……こいつはスリーパーホールドの体勢でしょうか?」

ローズ「そうですね。ここはダルシム選手……ジックリと攻めて、リズムを取り戻しに来ましたかね? この辺りがダルシム選手のやり口ですね」

実況「激しく攻め立てず……ジワリジワリと、攻めていく……な〜んとも、ベテランらしいやり口ですね?」


ダルシム「さぁさぁ、じっくり……んっ……?」

ガイ「ぬぬぬぬぬっ……! う、うおおぉっ……!」ググッ


オー、オーオー

実況「おぉ〜っと、おっとおっとおっとっ! ローズさん、見て下さいっ! 見て下さいよっ!」

ローズ「……あら」

61名無しさん:2015/11/26(木) 23:00:33 ID:hNenQ87I
ガイ「ぬぬぬぬぬっ……! う、うおおっ……!」ググッ

ダルシム「なんと……立ち上がってくるか……」


実況「この場面ガイは首を絞められつつも……上体を反らしながら、無理矢理立ち上がっていきますっ!」

ローズ「あらあら、まだまだガイ選手とコーディ選手の勢いは止まりませんね?」


ガイ「……うおおぉっ! はぁっ!」ガシッ

ダルシム「……くっ!」


パチパチ……パチパチ……

実況「さぁ、そのガッツ溢れるファイトに場内からも、拍手が沸き起こるっ!」

ローズ「いいですね」

実況「見せろ、ヤング・パワーっ! さぁ、ガイは完全に立ち上がったっ! そして、背後にあるダルシムの頭部を両手で掴んだっ!」

62名無しさん:2015/11/26(木) 23:07:48 ID:hNenQ87I
ガイ「フライングメイヤーだっ……! はぁっ……!」クルンッ

ダルシム「……う、うおっと」ドテッ


実況「お〜っと、今度はガイがフライングメイヤーっ! ダルシムの身体をクルリと一回転させつつ、前方に投げ飛ばしていくっ! 今度はダルシムが尻餅をつくようにマットへと落ちるっ!」

ローズ「いいですよ、いいですよ」


ガイ「よし……いくぞっ……」ダダッ


実況「さぁ、そしてここでガイはダルシムの横をすり抜けるようにして……ロープへと向かっていったぁ!」

ローズ「流れるようにいきましたね」

63名無しさん:2015/11/26(木) 23:12:22 ID:hNenQ87I
ガイ「……ふんっ!」ググッ


実況「さぁ、ガイはそのままロープの反動をつけて……尻餅をついているダルシムの正面から、向かっていくっ! 突っ込んでいくっ!」

ローズ「ガイ選手はスピーディ攻め立てますよね」


ガイ「はああぁぁっ……! たあぁっ!」スパーンッ

ダルシム「……ぐ、ぐわああぁぁっ!」バターンッ


実況「そして、正面からの……低空ドロップキックを、ダルシムの胸元に突き刺していったぁ!」

ローズ「おぉ、いい感じじゃないですか」

実況「ガイもいい動きを見せていきますっ! これはこれは、ダルシムも……内心では焦っているのではないでしょうか?」

ローズ「そうかもしれませんね」

64名無しさん:2015/11/26(木) 23:17:22 ID:hNenQ87I
ダルシム「くっ……う、うおおっ……」

ガイ「……まだまだっ!」ガシッ


実況「さぁ、ガイは続けていくっ! すぐ様、立ち上がり……仰向けに倒れているダルシムの両足を自身の脇下へと抱え込んでいくっ!」

ローズ「ここは攻める場面ですね」


ガイ「……それっ!」グイッ

ダルシム「う、うおっ……!」


実況「ガイはダルシムの身体を跨いで……おぉ〜と、ダルシムの身体を反転させていき……」

ローズ「ここは逆エビ固めですね」


ガイ「……うおおおぉぉっ!」ググッ

ダルシム「……ぐ、ぐわああぁぁっ」


実況「そのまま足を反り返らせて、腰を極めていくっ! ここはガイの逆エビ固めっ! 逆エビ固めだぁっ! これはガイも仕留めにいったか!?」

65名無しさん:2015/11/26(木) 23:21:12 ID:hNenQ87I
ダン「おい、どうするっ……!? ギブかっ……!? ギブアップかっ!?」

ダルシム「う、うおおっ……ノーだっ! ノーっ……!」


実況「さぁ、レフェリーが確認を取るっ! しかし、ダルシムは首を横に振るっ!」

ローズ「ガイ選手……一気にいきたいですねぇ」


本田「……何やっとんじゃっ! ロープまで逃げんかいっ!」

ダルシム「う、ううっ……わかってるよ……はぁっ、はぁっ……!」ズルズル

ガイ「お、おっと……」


実況「あ〜っと、しかしここは……ダルシムも這いずるにしながら、なんとかロープブレイクを狙っているかっ……!? 徐々にロープへと近づいていきますっ!」

ローズ「……これは逃げられそうですかね? う〜ん」

66名無しさん:2015/11/26(木) 23:27:24 ID:hNenQ87I
実況「非力なダルシムにこうも簡単に逃げられてしまうとは……う〜ん、これはもう少しガイにもパワーが欲しいといった所でしょうかねぇ?」

ローズ「私はどちらかと言うと……ガイ選手はスピードで攻めていくタイプなんじゃないかなと思いますよ? パワーは……どちらかと言うとコーディ選手の方じゃないでしょうか?」

実況「あ〜、確かに……どちらかと言えば、ガイはそんな印象ですねぇ?」

ローズ「足りない部分を補うのも大切ですが、それ以上に自分の得意な部分を伸ばしていく事……それって大事な事だと思いますよ?」

実況「……確かに!」

ローズ「それに……面白くありませんかね、この二人……?」

実況「……面白いと言いますと?」

ローズ「ほら、スピードのガイとパワーのコーディ……な〜んか、凸凹コンビって感じがして、面白いじゃありませんか?」

実況「確かに……同じスタートラインから始まった二人でしたが、こうして見ると、やはりそれぞれ違った得意分野というものが出てくるのでしょうか?」

ローズ「今日の試合この二人……結構いい物出せてるんじゃないですかねぇ?」

67名無しさん:2015/11/26(木) 23:29:40 ID:hNenQ87I
今日はここまで

68名無しさん:2015/11/26(木) 23:38:07 ID:hoThgxuA


若手二人の試合がここまで書かれたのは初めてだね
これでほぼ全員、試合風景を見られたことになるのかな
…ザンギエフはほとんど記憶にないw

69名無しさん:2015/11/27(金) 00:13:25 ID:???
ロレント組が活躍するなら、同じFF組のガイ達も出世していくことになりそうだな

70名無しさん:2015/11/27(金) 00:17:57 ID:YZayBHd.
乙!
ベガ様のやってもらいたい事は本番でか

71名無しさん:2015/11/27(金) 00:34:55 ID:???
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1422805460/
管理人からのお知らせもご覧ください。

72名無しさん:2015/11/27(金) 00:47:44 ID:???

流石ローズさん、伊達に年をとってない
マイクが他の選手に比べて数段は巧いなあ

73名無しさん:2015/11/27(金) 01:00:57 ID:???
おつおつ

やったぁ!ローズさんの解説だ!

74名無しさん:2015/11/27(金) 01:50:52 ID:RFEWeIMg
>>72
言葉に気をつけないとソウルスパーク食らわされるんだぜ

75名無しさん:2015/11/27(金) 05:09:56 ID:RRdr4t8M
乙っした
ガイルがコーディと?
と思ったらガイだったでござる

76名無しさん:2015/11/27(金) 05:14:26 ID:WRcJdADQ
乙!!!
ガイはござる口調だったような...

あと最初の方でさくらちゃんがベガ様に文句言ってたけど、女子が目立たないようなストーリーや組合せ考えてるのはブッカーの自分じゃ...

77名無しさん:2015/11/27(金) 10:50:16 ID:???
>>76
そう組まざるを得ない状況やからちゃうかな
誰が悪いというのも無いけど不満はあるやろなあ

78名無しさん:2015/11/27(金) 11:57:48 ID:???

ダルシムなら逆エビ食らってもぐにゃーんて逃げそうだけどそうでもないのか

79名無しさん:2015/11/27(金) 22:00:41 ID:zGo3IKrs
ダルシム「くっ……掴んだぞっ……!」ガシッ

ダン「ロープブレイクだっ! ロープブレイクっ! ガイ、離せっ!」

ガイ「……くっ」


実況「おぉ〜っと、ここは……ロープブレイクですっ! なんとかダルシムの腕がロープへと届きました。これには、ガイも技を解きますっ!」


ダルシム「少しやられすぎたようだ……ここは、一度変わってくれ……」パシッ

本田「よ〜っしゃっ! 任せておけぃっ!」パシッ


実況「おっと、そしてそのままダルシムの腕が本田へと伸びますっ! ここは、ベテラン組……選手を入れ替えて来ましたかねっ!?」

ローズ「そうですね。本田選手出てきましたね」

80名無しさん:2015/11/27(金) 22:09:03 ID:zGo3IKrs
本田「よ〜っしゃ、ワシの出番やぁ! お前は、休んどれぇっ!」ササッ

ダルシム「そうさせてもらうよ……すまないな……」ゴロンッ


実況「さぁさぁ、本田がリングイン、リングインっ! 意気揚々とリングインっ! ダルシムはそのまま転がってエプロンサイドへと逃げ帰っていきますっ!」

ローズ「本田選手はダルシム選手程、甘くはないんじゃないですかね? でも、頑張って貰いたいですね」


本田「よぉ〜っしゃっ! ほな、いくでぇっ! ガイっ!」ズガズガ

ガイ「……よしっ」ムクッ


実況「こちらは、ダルシムと違ってかなりの大柄っ! さぁ、本田は近づいていくっ! ガイも負けてられないっ!」

81名無しさん:2015/11/27(金) 22:17:27 ID:zGo3IKrs
ガイ「……来たっ!」クルッ

本田「い〜くでぇ、ほら、ど〜すこ〜いっ!」バチーンッ

ガイ「……ぐっ!」


実況「本田は振り返ったガイに……おぉ〜っと、打ち込んでいくっ! 得意の張り手攻撃っ!」

ローズ「あ〜、いきなり強烈なの……入っちゃいましたかね……?」


本田「まだまだぁっ! ど〜すこ〜いっ!」バチーンッ

ガイ「……くっ」

本田「もう一丁っ! ど〜すこ〜いっ!」バチーンッ

ガイ「……ぐっ」


実況「おぉ〜っと、本田は連続でいく連続でいくっ! 重い重い張り手の連続攻撃っ! やはり、容赦なしだっ!」

ローズ「あの体格から打ち出される張り手っていうのは……重いでしょうねぇ」

82名無しさん:2015/11/27(金) 22:21:37 ID:zGo3IKrs
本田「ど〜すこ〜いっ!」バチーンッ

ガイ「……くっ」ヨロッ

本田「ど〜すこ〜いっ!」バチーンッ

ガイ「……ぐっ」ヨロヨロ


実況「さぁ、本田の連続張り手攻撃で、徐々にガイの身体が後退していきますっ! なす術なしと言った所かっ!?」

ローズ「……頑張って貰いたいですけどね」


ガイ「……うおっ」ドスッ

本田「なんやなんやっ!? しかし、もう逃げ場はないでぇっ!?」


実況「おっとっ! そしてここでガイの身体がコーナーまで押し込まれたっ!」

ローズ「あらら」

83名無しさん:2015/11/27(金) 22:26:25 ID:zGo3IKrs
コーディ「……ここは俺に任せろっ!」パシッ

ガイ「……すまぬっ!」


実況「おぉ〜っと、しかし押し込まれた場所は幸か不幸か自軍コーナーっ!」

ローズ「あっ、コーディ選手がたまらず動いてきましたね」

実況「コーディはエプロンサイドからガイの身体を叩きますっ! これはタッチ成立っ! 再び試合権はコーディへと映りましたっ!」


本田「なんやなんや……相手は、コーディかぁ……?」

ガイ「……そこっ!」ガシッ

本田「……んあっ?」


実況「おぉ〜っと、そしてここでコーナーに追い詰められながらも……ガイは本田の頭部捉え、脇下へと押し込みますっ! 動きを止めていくっ!」

ローズ「ガイ選手……落ち着いてますね」

84名無しさん:2015/11/27(金) 22:33:35 ID:zGo3IKrs
本田「なんやなんや……おおぉ……離せ離せっ……」モガモガ

ガイ「コーディ……早くしろっ……!」

コーディ「そう急かさないでくれよ……今行くからさ……」ササッ


実況「さぁ、ガイが本田の動きを止め……そしてコーディがリングインしてきますっ!」

ローズ「なかなか機能してるんじゃないですか? この二人」


コーディ「……はっはぁっ!」ドスッ

本田「……ぐおっ!」


実況「ここは二人掛かりでの連携攻撃を仕掛けていくっ! コーディのスレッジハンマーっ! 本田の背中へと打ち込んでいくっ!」

ローズ「いいですね。自分達のリズムを作れてますよね」

85名無しさん:2015/11/27(金) 22:39:20 ID:zGo3IKrs
ーーー


バイソン「結構、コーディ・ガイ組機能してやがるな……うんうん……」

サガット「そうだな」

バイソン「今までは保護者同伴のタッグチームだったけど……うん、今日は二人でタッグチーム……いいじゃんいいじゃん、いいんじゃねぇの、これ」

サガット「……ディージェイ君より使えるようになってきたんじゃないか?」

バイソン「ディージェイの野郎……今日、第一試合だからな……若手に負けてんじゃねぇよ、アイツも……」

サガット「……最近はジミーさんとが多いな」

バイソン「ジミーさん以外……面倒見切れねぇんだろ……ところで……」

86名無しさん:2015/11/27(金) 22:54:45 ID:zGo3IKrs
バルログ「……ヒャオっ!」

ヤムチャ「……ぐあぁっ!」ズドーンッ

バルログ「……立ってっ!」

ヤムチャ「わかってますっ……!」ムクッ

バルログ「来てっ……!」

ヤムチャ「わかってますってっ……! うおおおぉぉっ!」ダダッ

バルログ「……ヒャオっ!」

ヤムチャ「……ぐああぁぁっ!」ズドーンッ


バイソン「ドッタンバッタン大変だなぁ、おい……バルログちゃんも、ヤムチャ君も……」

サガット「この二人が、上手く機能しないと……こちらも上手くいきそうにないからなぁ……? 今日は念入りにだ……」

87名無しさん:2015/11/27(金) 23:00:51 ID:zGo3IKrs
バイソン「そりゃ、わかってるけど……おい、バルログちゃん、あまりはしゃぎすぎるんじゃねぇぞ? 俺達の出番……この後の試合だぞ……? 乱入あるんだぞ?」

バルログ「……試合、どれくらい進んでます?」

サガット「中盤戦終わって……終盤戦に向かってるって所かな……? まだ、第二試合だ」

バルログ「……まだ、大丈夫じゃないですか。ヤムチャ君、もう一本いきましょう」

ヤムチャ「お願いしますっ!」

バルログ「じゃあ、コルバタ……いきましょうか……この辺、受けれないと話になりませんからね……」

ヤムチャ「コルバタ……大丈夫です……いけますいけます、お願いしますっ!」


バイソン「……怪我させんなよ〜、おい」

サガット「な〜に、大丈夫だろう……ヤムチャ君も慣れてきたさ……」

88名無しさん:2015/11/27(金) 23:07:42 ID:zGo3IKrs
ーーー


さくら「ローズさんは、ちょっと取られていますが……次の試合、女子部総動員で盛り上げていきましょうっ!」

かりん「春麗さんも、昨日会場入りした事ですし、波は今来てますわよっ! 多分……」

さくら「キャミィさんも、ねっ……? よろしくお願いします!」

キャミィ「……頑張ります」

さくら「ここ、上手く行ったら……ひょっとしたら、女子部がメイン……な〜んて事もあり得るかも知れませんよっ!?」

かりん「……メイン?」

さくら「そうっす! 春麗さんの復帰試合でメインイベント……可能性としてはありそうじゃないですか。ねっ!?」

89名無しさん:2015/11/27(金) 23:12:27 ID:zGo3IKrs
キャミィ「そうなると春麗さんも喜びますね。頑張りましょう」

さくら「そ〜っすっ! 春麗さんが、戻ってくるには……それなりの舞台が必要っすから!」

かりん「……ねぇ、さくら?」

さくら「どうしたっすか?」

かりん「……そういう話が出てますの?」

さくら「……えっ?」

かりん「だから、今の話……私達を鼓舞する為の、夢物語……? それとも……」

さくら「いや〜、それはねぇ……」

かりん「本当にそういう話が出てますの? このタイミングで女子部がメインだなんて……ちょっと出来過ぎですわよ?」

90名無しさん:2015/11/27(金) 23:17:47 ID:zGo3IKrs
さくら「あれ、おかしいっすね……? 間違えたかな……? かりん……かりん……?」

かりん「……そういう話が出てますのね?」

さくら「あの……あ〜、いやぁ……それは、ね……?」

キャミィ「……本当にメインで出来るんですか?」

さくら「あれっ……? おっかしいなぁ……な〜んで、こんな感じになっちゃった……試合前に……」

かりん「……なんで、そんなに大事な事を黙ってますの?」

さくら「……」

かりん「……ねぇ?」

91名無しさん:2015/11/27(金) 23:23:04 ID:zGo3IKrs
さくら「……皆に余計なプレッシャー、与えたくなかったんっすよ。只でさえ、厳しい状況なのに。黙ってて申し訳ないっす」

かりん「……一人で抱え込んで、どうにかなる問題じゃないでしょ? ねぇ?」

さくら「……申し訳ないっす」

キャミィ「かりんさん、かりんさん……試合前に……やめましょうよ……」アセアセ

かりん「今日の一戦きっかけにして……メインまで持っていくの……?」

さくら「そこはね……確定事項では、ないっす……ロレントさん達も来てますからね……ベガさん、リュウさんがいないメインの枠を……ロレントさん達と女子部が奪い合う……そんな形でしょうね……」

かりん「……ロレントさん達も、来てますからね」

さくら「でもっ……! 春麗さんの復帰試合は……第五試合にはなると思いますよっ! どっちにしろ、いい位置では出来ますっ! ここは確定事項っすっ!」

92名無しさん:2015/11/27(金) 23:29:48 ID:zGo3IKrs
かりん「第五試合とメインイベント……この差は大きいですわよ……どうせやるなら、メインの方がいいですわね……」

キャミィ「……」

さくら「ほらほら、早速気負ってる気負ってるっ……! だから、伏せておこうと思ったんすよっ! ほら、キャミィさんも……ねっ……? 普通でいいっすよ、普通でっ! いつも通りにいきましょう!」

かりん「普通にやってても……」

さくら「試合中に無茶されるのが一番怖いんすよ、こっちはっ! これ以上、怪我人出たらどうなるんすかっ!? 本当に女子部が回らなくなりますよっ!」

キャミィ「……」

さくら「キャミィさんも……ねっ……? 気負わなくていいっすから……ねっ。? 打ち合わせ通りに……打ち合わせ通りにいきましょうっ!」

キャミィ「……はい」

93名無しさん:2015/11/27(金) 23:34:13 ID:zGo3IKrs
ーーー


実況「さぁ、惜しくも敗れてしまったコーディ・ガイ組……では、ありましたが……こいつは、大健闘と言っていいんではないでしょうかねぇ!?」

ローズ「そうですね。場数を踏んだベテランコンビ相手に……想像以上に検討してくれましたよね?」

実況「さぁ、退場していく両者に……場内から拍手が飛んでおりますっ! 次回期待しましょうっ!」

ローズ「そうですね。期待ですね」

実況「さぁ、以上が第二試合となりました。おっと……ここで、お時間が余ったと……? あららら……」

ローズ「あらら」

実況「それではね、ゲスト解説に……でへへ、ローズさんが来てくれたというのですから……ここからは、楽しく私とお喋りな〜んかをね……? していこうではありませんかっ!」

ローズ「ふふ、構いませんよ」

94名無しさん:2015/11/27(金) 23:41:43 ID:zGo3IKrs
実況「そう言えば、先日……春麗選手が、会場に来日しましたよねぇ?」

ローズ「そうですね」

実況「復帰まで秒読み……カウントダウンが進んでいると言った所でしょうが、これからますます盛りがっていく事になるんではないでしょうか!?」

ローズ「う〜ん……私にとっては、嫌なライバルが戻って来た……なんて感じもしますけどね?」

実況「仲間であると同時に……敵でもあるっ……! この辺りは複雑な関係だっ!」

ローズ「そうですね。嫌なライバルには違いませんが……同じ女子選手として、尊敬出来る部分も多く持っています」

実況「春麗の復帰戦……こちら、対戦カードはもう決まっていたりするんでしょうかねぇ……?」

ローズ「まだ、未定の状態ではありますが……う〜ん、どうしましょう? 立候補してみるのも悪くありませんね?」

実況「おぉ〜っと、復帰試合は春麗対ローズか……? その時は私、精一杯実況させていただきますっ!」

ローズ「ふふ、ありがとうございます」

95名無しさん:2015/11/27(金) 23:43:18 ID:zGo3IKrs
今日はここまで

96名無しさん:2015/11/27(金) 23:54:34 ID:lX05kXKQ


この日も第三試合だし、女子部メインは厳しいなぁ…
ロレント組ーナッシュ組でもメインだと微妙なラインだし…

97名無しさん:2015/11/28(土) 00:08:03 ID:???

体格/体力的に、女子試合は(ヤムチャ達に比べて)地味なイメージがあるけれど、
無理したら春麗さんのように怪我人がでる恐れがあるから大変だなあ

後、多分若手なのにマネジャーしてるさくらさん、ベガ様レベルの苦労人だなあ

98名無しさん:2015/11/28(土) 00:20:50 ID:zpijXeDk
乙!
会場に来日でほっこりしたw

99名無しさん:2015/11/28(土) 03:48:24 ID:WbdduhsY
乙っした
来日…だと?
ストプロって日本だったのか…
てことは、リュウ、本田、ガイ、さくらがホームってことかな?一応ケンも
ロシアかと思ってたわい

100名無しさん:2015/11/28(土) 09:44:06 ID:???
勝手に西の都だと思ってた

101名無しさん:2015/11/28(土) 15:44:41 ID:???
おつ
皮肉なことにさくらには年の功が足りない気がする
いけしゃあしゃあと周りを使えるようになるまでは自分が損することでなんとかしがちなんだよな

102名無しさん:2015/11/28(土) 17:12:01 ID:???
しかし面白いSSだな

103名無しさん:2015/11/28(土) 17:13:37 ID:???
主にお願いなんだけど
見てるとほぼ毎日書き込んでて大変に思う。
1週間に1回ぐらい休養日つくっても良いのでは?
6日連続で書いたら1日休みとか
無理しないでほしいです。

104名無しさん:2015/11/28(土) 17:17:37 ID:???
女性陣は勇み足っぽいけどなぁ。
焦って周りが見えてない感じ。
下手すると一気に萎みそうな感じがする

105名無しさん:2015/11/28(土) 17:20:03 ID:???
なんかもめる展開が見える

106名無しさん:2015/11/28(土) 18:09:07 ID:???
女子部…

107名無しさん:2015/11/28(土) 21:06:22 ID:yVCACqUk
>>106
知らないかもしれないけど
「女子プロレス」ってのがあるんだぜ!

108名無しさん:2015/11/28(土) 21:18:40 ID:???
>>107
いやたぶん、女子部ェ……的な意味だろ

109名無しさん:2015/11/28(土) 21:46:55 ID:???
女子部ェ

110名無しさん:2015/11/28(土) 22:01:39 ID:9tgWAoSk
ローズ「……でも、どうなんでしょうねぇ? う〜ん」

実況「おっとぉ、どうなされましたか?」

ローズ「やっぱり、私の他にも復帰戦の相手……狙っている相手はいるんじゃないですかね? 先日、かりん選手ともそういう話をチラッとしましたよ」

実況「……あらら、かりんもですかっ!?」

ローズ「ええ。どうやら……虎視眈々と狙っているみたいですよ……?」

実況「まぁ、確かに春麗と言えば……それぞれ、思う部分もあるでしょうっ!」

ローズ「なかなか、倍率の高い試合……かも、しれません……」

実況「さぁさぁ、そんなかりんですが……これ、次の試合ですねぇ……?」

ローズ「そうですねぇ。次の試合は……かりん選手対さくら選手ですね」

実況「是非とも、華やかな試合を期待したいっ! そして……これから、どうなっていくのかも、期待したいっ!」

111名無しさん:2015/11/28(土) 22:13:20 ID:9tgWAoSk
ローズ「皆さん、女子選手の事もどうかよろしくお願いします」

実況「……ローズ選手も負けないで下さいよっ!?」

ローズ「勿論です」

実況「さぁさぁ、それではそろそろお時間となってしまいましたっ! 本日のゲスト解説は……」

ローズ「ローズです。ありがとうございました」

実況「さぁ、CMの後はかりん対さくらっ! かりん対さくらっ! 春麗復帰が近づいている今……若い選手達は何を思うのかっ……!?」

ローズ「……次の試合も、可愛いゲスト解説が来ますよ?」ニコッ

実況「おぉ〜っと、その通りっ! ゲスト解説も見逃すなっ! いやぁ〜、本日私役得だっ! 頑張って実況するぞっ! CMの後は、かりん対さくらっ……!」

112名無しさん:2015/11/28(土) 22:20:55 ID:9tgWAoSk
ーーー


バルログ「……ヒョオオオォォッ!」ブンッ

ヤムチャ「……う、うおおぉぉっとっとっと!」ズドーンッ

バルログ「……タイミングはバッチリですよっ!」

ヤムチャ「うおおぉぉっ……! おおおぉぉぉっ……!」ゴロゴロ


バイソン「おうおう……転がってる、転がってるよ、おい……」

サガット「……ハハハ。いい受けだ」


ヤムチャ「こ、こんな感じで……いいですかねぇ……? バルログさん……?」ムクッ

バルログ「いやぁ、ヤムチャ君……足腰しっかりしてますねぇ……こちらもやりやすいですよ。オッケーじゃないですかね……」

ヤムチャ「……よしっ!」

113名無しさん:2015/11/28(土) 22:26:19 ID:9tgWAoSk
サガット「……形にはなったかな?」

バイソン「よ〜し、それじゃあバルログちゃん……第二試合、終わったぞ……? 次の試合が女子部の試合……乱入の準備、そろそろしておこうか……」

バルログ「それでは私は、乱入の準備がありますので……ヤムチャ君、本番の方も、よろしくお願いしますよ……?」

ヤムチャ「はい、任せて下さいっ……! それじゃあ、バルログさんにバイソンさん……さくらちゃん達の試合……盛り上げに行って来て下さいっ!」

バイソン「……任せなさぁ〜いっ! こういう事は、バイソン様の得意分野だからよぉ! 目一杯盛り上げてやるからよぉ!?」

バルログ「……頼もしい相棒がいますね。私は半分付き添いですね。では、行ってきますよ」

バイソン「ヤムチャ君も、バイソン様の勇姿を見て……ちっとは勉強しろ〜いっ! よぉ〜し、それじゃあ出陣じゃ〜!」ズガズガ

プーアル「ヤムチャ様、勉強の量が多いですね……でも、頑張って下さいねっ!」

ヤムチャ「身体の勉強の後は……頭の勉強か……ちくしょう、俺こっちは苦手なんだよなぁ……」

114名無しさん:2015/11/28(土) 22:34:08 ID:9tgWAoSk
サガット「試合前に体力を使いきって、試合中バテている……な〜んて、事じゃ困る……とりあえず、その辺りで切り上げておこうか……他人の試合を見て学ぶ事も大切だ……」

ヤムチャ「バルログさんも行っちゃった事だし……そうですね……」

サガット「飲み込み早かったじゃないか……? いい受けっぷりだったぞ……?」

ヤムチャ「こういう身体に染み込ませる……ってのは、いけるんですよ……ただ、脳ミソに染み込ませていく……ってのは、苦手なんですよねぇ……」

プーアル「……ヤムチャ様は、ちょ〜っと抜けてる所がありますからねぇ」

ヤムチャ「バルログさんが、帰ってきたらね……試合の流れ……? もう一回だけ確認しておきたいと思います……しくじったら、俺じゃなくバルログさんが怪我しちゃいますからね……」

サガット「そうだ、その通りだな」

115名無しさん:2015/11/28(土) 22:40:52 ID:9tgWAoSk
ヤムチャ「……あの〜?」

サガット「んっ……? どうした……?」

ヤムチャ「サガットさんは……その、大丈夫なんですか……? メインイベントがあるってのに……」

サガット「……俺は、ヤムチャ君の指導役だよ。ジミーさんにも頼まれてるからな」

ヤムチャ「……あぁ、そうっすか」

サガット「……」

ヤムチャ「……余裕なんですねぇ?」

サガット「……」

ヤムチャ「……ねぇ?」

サガット「……まぁな」

116名無しさん:2015/11/28(土) 22:47:19 ID:9tgWAoSk
ーーー


さくら「イエーイっ! リングイーンっ!」


実況「さぁ、さくらがリングインっ! リングインっ! これで両者が出揃いましたっ!」

ワー、 ワーワー

実況「第三試合はかりん対さくらっ……! かりん対さくらのシングルマッチでございますっ! そ〜れでは、ゲスト解説を御紹介していきましょうっ! 本日のゲスト解説はこちらの方だっ!」

キャミィ「……」

実況「え〜っ……ほ、本日のゲスト解説はこちらの方ですっ……!」

キャミィ「……」

実況「あ、あ〜っとっ……! 本日のゲスト解説には、なんとなんと女子王者のキャミィ選手が来て下さいました〜っ!」

キャミィ「……」

実況「キャミィさんっ……? 本日は……どうぞ、よろしくお願いしますっ!」

キャミィ「……はい」

117名無しさん:2015/11/28(土) 22:52:17 ID:9tgWAoSk
実況「え、え〜っと……ま、まぁキャミィさんは、私なんかと違いまして……こう、クールと言いますか……冷静と言いますか……ねっ……?」

キャミィ「……」

実況「……ねっ!?」

キャミィ「……はい」

実況「いや〜、私もよく元さんに叱られたりするんですよっ!? お前は喋りすぎだっ! な〜んて、言われましてねっ……?」

キャミィ「……」

実況「……ねっ!?」

キャミィ「……そうですか」

実況「いや〜、熱くなりすぎると少々周りが見えなくなると言うか……いやぁ、自覚しているのですが……なかなか治らない、悪い癖だっ! ガハハハ」

キャミィ「……」

118名無しさん:2015/11/28(土) 22:59:31 ID:9tgWAoSk
実況「本日はね……私の解説に、イキすぎた部分なんかがあったりしたら……その時は、是非とも女子王者であるキャミィ選手に……私を止めていただきたいっ! どうかよろしくお願いしますよっ!?」

キャミィ「……」

実況「キャミィ選手……? あ、あの〜、キャミィ選手……?」

キャミィ「……あの」

実況「あっ、はいっ……! どうされましたかっ!?」

キャミィ「集中して試合が見たいんですけど……まだ、続けますか……?」

実況「あっ……! いやぁ〜、その……それはそれは……」

キャミィ「……試合を見ましょう」

実況「あ〜っ! はいはい、そうですねっ……! 私の無駄話にキャミィ選手を付き合わせる事はありませんよねっ……!? それでは、早速実況していきましょうっ! 実況はこの私と、解説はキャミィ選手でございますっ!」

119名無しさん:2015/11/28(土) 23:06:54 ID:9tgWAoSk
ダン「よ〜しっ! それじゃあ、ゴングを鳴らせっ! ゴングをよぉっ!」


カーンッ


かりん「……いきますわっ!」

さくら「よぉ〜しっ! いくっすっ!」


実況「さぁ、今……戦いの鐘の音が響き渡ったぁ! それと同時に両者が突っ込んでいくっ!」

キャミィ「……」


かりん「……それっ!」ガシッ

さくら「……ふぬぬっ!」ガシッ


実況「同時に両者がリング中央で組み合っていくっ! 先ずは、ロックアップから入っていきましたっ!」

キャミィ(上手く盛り上げる事が出来れば……女子部がメインで出来るかもしれない……? だったら、頑張らなきゃ……私も頑張らなきゃ……)

120名無しさん:2015/11/28(土) 23:14:13 ID:9tgWAoSk
かりん「……それっ!」クルッ

さくら「んっ……? あ、あたたたたっ……!」


実況「さぁ、先に動いたのはかりん……と言った所かっ!? さくらの左腕を両腕を取りつつ持ち上げて、回転しつつその下を潜り抜けていくっ!」

キャミィ「……」

実況「さくらの腕を捻りつつ、背後へと回っていったぁ! 先ずはハンマーロックっ!」


かりん「……腕を取りましたわよっ!」ギリギリ

さくら「くっ……くっ……」モガモガ


実況「その背後から、さくらの腕を絞りあげていくっ! さぁ、さくらは身動きが取れないかっ!?」

121名無しさん:2015/11/28(土) 23:23:40 ID:9tgWAoSk
かりん「……それそれっ」ギリギリ

さくら「あたたたっ……痛いなぁ、も〜う……」ヨロヨロ


実況「さぁ、かりんに背後から腕を捻られ捉えられているさくらっ……! おっと、しかし捉えられながらも……?」

キャミィ「……」


さくら「……よっとっ」コロンッ

かりん「……あらっ?」


実況「おぉ〜っと、さくらは腕を掴まれながらも……そのまま前方に一回転っ! 腕を捻られて捉えられているのならば……腕ではなく、自身の身体を同方向へ回転させていくっ!」

キャミィ「……」

122名無しさん:2015/11/28(土) 23:28:42 ID:9tgWAoSk
さくら「これで、捻られた腕は元通りっ……!」ムクッ

かりん「……あらら」


実況「自身の身体を回転させていく事によって、捻られた腕は元に戻るっ! ここはさくらが前転で切り返していくっ! さぁ、さくらはそのまま立ち上がるっ!」

キャミィ「……」


さくら「……今度はこっちの番っすよ。よ〜いしょっとっ!」ググッ

かりん「あ、あらっ……? あらあら……?」


実況「さぁ、そのままさくらは……かりんの身体を押しやって、ロープ際までへと運んでいくっ!」

123名無しさん:2015/11/28(土) 23:33:11 ID:9tgWAoSk
さくら「……それっ!」グイッ

かりん「……あらっ?」


実況「ロープ際までかりんの身体を運んでいったさくらは……そのままロープに押し付け、反動を利用して……」


さくら「そ〜れっ! いってこいっ……!」ブンッ

かりん「……くっ!」ダダッ


実況「かりんの身体を逆側のロープ目掛けて振っていくっ! 捉えていた腕も引き剥がされてしまったぁ!」

124名無しさん:2015/11/28(土) 23:37:53 ID:9tgWAoSk
さくら「さ〜あ、いくっすよっ!」ガバッ

かりん「くっ……!」ダダッ


実況「さぁ、さくらは両腕を大きく広げながら前進っ! そしてかりんの身体がロープの反動によって返ってきたぁ! これは、カウンター攻撃……狙っているんでしょうかねぇ?」

キャミィ「……」


さくら「そ〜れっ! カウンターで決めてやるっすよっ!」シュルッ

かりん「……くっ」


実況「さぁ、さくらはかりんの首筋に手を回しながらそのまま背後へと回っていくっ! ここは、ロープカウンターのさくら締めっ! スリーパーホールドで捉えていったぁ!」

125名無しさん:2015/11/28(土) 23:41:43 ID:???
キャミィのクールな解説いいな。
今後解説得意になっても続けてほしいな

126名無しさん:2015/11/28(土) 23:42:21 ID:9tgWAoSk
さくら「それっ……それっ……!」ググッ

かりん「くっ……くっ……」モガモガ


実況「さぁさぁ、今度はかりんが身動きが取れないっ! 背後からのスリーパーホールドで捉えられているっ! 今度は、さくらが捉えたっ!」

キャミィ「……」

実況「……この辺り、結構クラシックな立ち上がりとなってきたでしょうか?」

キャミィ「……」

実況「……ねぇ、キャミィさん?」

キャミィ「……」

実況「……ねぇ!?」

キャミィ「……普通です」

実況「あ、あぁ……そうですか……まぁ、試合はまだ始まったばかりですからね!? ここから、どうなっていくか……ですっ!」

127名無しさん:2015/11/28(土) 23:43:15 ID:???
ファンからしたらキャミィはこういうキャラだからあり

128名無しさん:2015/11/28(土) 23:48:41 ID:9tgWAoSk
今日はここまで

>>98-99
「来日」は間違えたね。「来場」だったね
でも、そうすると「会場に来場」になってもう滅茶苦茶だ
上手い事、脳内補完よろしくお願いします。

>>103
本当にヤバい時は休ませて貰います。苦痛にならない範囲で、毎日は楽しくやれる範囲でやってます
ただ、予告なしで休むパターンが多いので、それだけは大目に見て下さい

129名無しさん:2015/11/28(土) 23:52:01 ID:???
乙です。

おk
主の好きにやってくれ。
毎日通うラーメン屋が今日は臨時休業か…って寂しさはあるが

130名無しさん:2015/11/28(土) 23:55:22 ID:Ba7Nuza.


クールなのはいいけど、無気力はダメだよね
以前みたいに「さぁ?」はやめようw

131名無しさん:2015/11/29(日) 00:14:03 ID:???
乙!

キャミィは気負って内心ドキドキしてると勝手に妄想萌え

132名無しさん:2015/11/29(日) 00:20:31 ID:wAlnRk2k
乙!
実況はやりにくいんだろうか

133名無しさん:2015/11/29(日) 04:10:57 ID:???
乙です

134名無しさん:2015/11/29(日) 07:59:16 ID:Ckwe5CIw
乙っした
赤セーラーと白セーラーが寝技でゴロゴロ
亀仙人で無くても鼻血出るわ
かりんの赤ブルマ…さくらの黒ブルマ…プップップッ(大出血)

135名無しさん:2015/11/29(日) 08:23:11 ID:???
まことちゃんは出ないんかな?
密かに期待してる............

136名無しさん:2015/11/29(日) 09:02:19 ID:???
グワシ!!

137名無しさん:2015/11/29(日) 12:21:52 ID:???
しかし、エロい試合

138名無しさん:2015/11/29(日) 19:31:01 ID:???
女子の試合いいな

139名無しさん:2015/11/29(日) 20:15:04 ID:5e1XxQIE
ここまでジミーママの出番無し

140名無しさん:2015/11/29(日) 20:16:25 ID:???
それならザンギエフエンディングで出た大統領とかもな

141名無しさん:2015/11/29(日) 20:35:46 ID:???
そういやザンギエフはコサックダンスのパフォーマンスやってんのかな

142名無しさん:2015/11/29(日) 22:02:35 ID:eYPRnPXg
数十分後ーー


さくら「せぇ〜のっ……!」ググッ

かりん「……きゃ、きゃあっ!」


実況「さぁさぁ、さくらはかりんの頭部を脇へと抱えて……おぉ〜っと、そのまま真っ逆さまへと持ち上げていったぁ!」

キャミィ「……」


さくら「……よっとっ!」

かりん「……くああぁぁっ!」ズドーンッ


実況「そして、そのままかりんの身体を後方へと倒していくっ! ここはブレーンバスターっ! さくらがかりんをマットへと打ち付けていくっ!」

キャミィ「……」

実況「やはり、女子選手だと言えども……パワーを感じますねぇ、キャミィさんっ!?」

キャミィ「……」

143名無しさん:2015/11/29(日) 22:10:53 ID:eYPRnPXg
さくら「……よしよしっ!」ムクッ

かりん「くっ……ああっ……」


実況「さぁ、そしてさくらが上体を起こしますっ! これはもう、完全にさくらペースになってきたと言ってもいいんではないでしょうかねぇ、キャミィさん!?」

キャミィ「……」

実況「う〜ん……まぁ、これはさくらのペースなんでしょうっ! ねぇっ!?」


さくら「さぁ〜、そろそろ止めにしてやるっすよっ……!」ググッ


オー、オーオー

実況「さぁ、さくらがここで立ち上がり……そして右腕を大きく突き上げるっ! こいつは、フィニッシュ宣言かっ!?」

キャミィ「……咲桜拳にいくと思います」

実況「おぉ〜っとっ……咲桜拳っ……!? やはり、ここは決めにきたか……さくらっ……!?」

144名無しさん:2015/11/29(日) 22:18:59 ID:eYPRnPXg
さくら「カモン、カモン……スタンダーップ……スタンダーップ……」クイクイ

かりん「くっ……う、ううっ……」ムクッ


オー、オーオー

実況「さぁ、さくらは右の拳を握り締めながら……おぉ〜っと、ゆっくりと左手を上下に動かしているっ!」

キャミィ「……」

実況「早く立ち上がってこい……立ち上がってこいと言わんばかりに、誘っているっ!」


かりん「……ううっ」ヨロッ

さくら「よしっ、いくよっ……! せぇ〜のっ……!」ダダッ


実況「誘われる課のように、ゆっくりと立ち上がってくるかりんっ……! さぁ、しかしさくらはもう狙いを定めているっ! かりんに対して、突っ込んでいったぁ!」

145名無しさん:2015/11/29(日) 22:24:45 ID:eYPRnPXg
さくら「咲桜拳っ……! たああぁぁっ!」ズガアァァッ

かりん「……カッ、ああっ」


ワー、ワーワー

実況「いったぁ! 勢いよく前進しながら、かりんの顎へと拳を打ち込んいったぁ! ここは、さくらが決めにいったかっ! 咲桜拳っ!」

キャミィ「……多分、決まったと思います」


かりん「……あ、ああっ」バターンッ

さくら「よしっ……! レフェリー、フォールっすよっ……! カウント、お願いしますっ!」ガバッ

ダン「オーケー、任せておきなっ!」


実況「コイツを喰らい、かりんは大きく大きく大きくダーウンっ!」

キャミィ「……」

実況「そして、さくらはかりんの身体へとそのまま覆い被さるっ……! フォールの体勢っ! さぁ、今レフェリーが駆け寄ってきたぞっ! どうなるっ!?」

146名無しさん:2015/11/29(日) 22:30:54 ID:eYPRnPXg
ダン「ワンっ……!」

ワー、ワーワー

ダン「ツーっ……!」

ワー、ワーワー

ダン「……スリイイィィっ!」

さくら「……よぉしっ!」

ダン「カウントスリーだっ! カウントスリーっ! ゴングを鳴らせぇっ! ゴングをよぉ!」


カンカンカーン


実況「こ〜こ〜で、スリーカウントっ! スリーカウントォ! かりん……返せないっ! スリーカウントが入りましたっ!」

キャミィ「……」

実況「さくらの咲桜拳で、試合は決着ゥ! 試合は決着ゥ! かりん対さくらの試合は……さくらが勝利しましたぁっ!」

147名無しさん:2015/11/29(日) 22:38:24 ID:eYPRnPXg
さくら「……よ〜しっ!」ググッ


ワー、ワーワー

実況「さぁさぁ、さくらがリング中央で……両腕を挙げて、今勝ち名乗りを受けていますっ! 第三試合……かりん対さくらの試合……結果はさくらの勝利っ……! さくらが勝者となりましたっ!」


さくら「いや〜、レフェリー……ちょっと、マイクいいっすか……?」

ダン「……なんだなんだぁ? なぁ〜んか、言いたい事があるのか? ほれ」サッ


実況「おぉ〜っと、そしここでリング上のさくらが……レフェリーから、マイクを受け取りましたっ!」

148名無しさん:2015/11/29(日) 22:53:39 ID:eYPRnPXg
さくら「いや〜、最近……な〜んか、最近スランプ続き……そ〜んな感じがしてたんですけどね……?」


実況「さぁさぁ、さくらがここで言葉を発しますっ! まぁ、静かに聞こうではありませんかっ!」

キャミィ「……」


さくら「色々、考えた事もあったんですよ……へへ、慣れない事に手を出したり……そんな事もしちゃってね……?」


実況「おぉ〜っと、どうしたどうした……? いつものさくららしくない……そ〜んな言葉のような気がします……」

キャミィ「……」

149名無しさん:2015/11/29(日) 23:01:47 ID:eYPRnPXg
さくら「でもっ……! 今日の試合で気づきましたっ……! やっぱり、自分はこういう事しか、出来ないんだな〜ってね……?」

オー? オーオー?

さくら「今日はね……? 自分らしい試合が出来たんじゃないか……な〜んて、思うんですよっ! なんだか、調子が取り戻せてきた……そ〜んな予感がしますよっ!」


実況「まぁ、ここ最近のさくらは……何かが噛み合ってない……そ〜んな感じがする事も多々ありましたっ! しかし、今日の勝利は確かにさくららしいファイトスタイルであったのではないでしょうかっ!?」


さくら「この調子だったら……なんとか、いけような予感がしますよっ……! ここで、お知らせですっ!」


オー? オーオー?

実況「さぁさぁ、さくらはスランプ脱出のきっかけを掴んだと言った所でしょうかっ!? リング上にはいつもの元気なさくらの姿が、そこにはありましたっ!」

キャミィ「……」

実況「さぁ、そして……? ここでさくらから、何やらお知らせがあるそうですっ!」

150名無しさん:2015/11/29(日) 23:04:58 ID:???
おっ

151名無しさん:2015/11/29(日) 23:15:18 ID:eYPRnPXg
さくら「皆さんも知っての通り……春麗選手の、復帰が迫っていますっ! もう、後僅かですっ!」


オー! オーオー!

実況「おぉ〜っと、お知らせとは……どうやら、春麗の復帰の事だったようですっ!」


さくら「春麗選手の復帰試合も勿論、行われるのですが……」

オー! オーオー!

さくら「……へへ、ごめんなさい。まだ、カードの方は白紙の状態なんですよねぇ」

エー? エーエー?


実況「おぉ〜っと、春麗の復帰試合の方は……まだ、カードは白紙の状態あったようですねぇ……? しかし、もうすぐそこに迫っている事なのではないでしょうかっ!」

152名無しさん:2015/11/29(日) 23:22:58 ID:eYPRnPXg
さくら「でも、大丈夫っ! 春麗選手の復帰試合は盛大に盛り上げていきますよっ! 何故ならっ……!」

オー? オーオー?

さくら「自分がその相手を勤めますっ!」

オー! オーオー!

かりん「……えっ!?」ムクッ


実況「おぉ〜っと、なぁ〜んとここでカードが決定かっ!? 春麗の復帰試合……この対戦相手は……さくらなのかっ!?」

キャミィ「……」

実況「しかしこれ……私はローズ選手にも話を聞いたのですがねぇ……? どうやら、ローズ選手も狙っている……そういった事を言っていました。これは……さくらでいいのでしょうかっ?」

153名無しさん:2015/11/29(日) 23:29:25 ID:???
之争奪戦で話題を持っていくつもりか

154名無しさん:2015/11/29(日) 23:31:20 ID:eYPRnPXg
かりん「ちょっと、ちょっと……何、勝ってな事言ってますの……?」フラフラ

ダン「お、おいっ……! かりん……無茶するなよ……?」


実況「あ〜っと……しかし、この発言で……リングに倒れ込んでいたかりんも黙ってはいませんっ! 慌てて立ち上がり、フラフラとさくらに詰め寄っていくっ! どうやら、春麗の復帰戦……かりんも狙っていたのでしょうかね?」


さくら「へへ、べ〜だ。べ〜だ。早いもん勝ちですよ〜だっ! 立候補は自分一番乗りで〜すっ! こういうのは……早い物勝ちなんですよ〜!」ササッ

かりん「……ズルいですわよっ!」


実況「あ〜っと、しかしさくらは……そんなかりんから、おっと距離を取りますっ! まぁ、確かにこういうのは……早い者勝ち……言った者勝ちみたいな所も、あるとは思うのですが……」

キャミィ「……」

実況「……キャミィさんなんかは、どうなんですかね?」

キャミィ「……私は」

155名無しさん:2015/11/29(日) 23:34:21 ID:???
キャミィちゃん頑張れ

156名無しさん:2015/11/29(日) 23:37:17 ID:eYPRnPXg
さくら「春麗選手の復帰試合は、この春日野さくらが盛大に勤めますっ! 今、ここでカードを決定させますよっ!」

オー! オーオー!

さくら「ただの試合より……ねぇっ……!? どデカイ物、賭けてやった方が……きっと、喜んでくれるはずでしょうっ……! ねぇっ……!?」

オー! オーオー!

さくら「……ヘーイっ! そこの放送席にいるチャンピオンっ!」ビシッ

ワー! ワーワー!


実況「えっ……? えっ……? あっとっとっとっ……! おぉ〜と、さくらが……さくらが、我々の放送席の方を指差して……」

キャミィ「……」

157名無しさん:2015/11/29(日) 23:43:27 ID:eYPRnPXg
さくら「リングに上がって来てもらいましょうかっ……! ヘーイ、カモーンっ!」クイクイ


実況「お〜っとっとっと……リング上から、さくらが……あ〜っと、我々放送席にいるキャミィさんを……呼び寄せていますっ!」

キャミィ「……」


さくら「あ〜んたが、ここに来ないと……始まらないんですよ……ほら、来てもらいましょうかねぇ……?」


キャ・ミ・ィ ! キャ・ミ・ィ !

実況「おぉ〜っと、おぉ〜っと……こいつはこいつは、どうやらさくらは我々放送席にいる……」キョロキョロ

キャミィ「……呼ばれているみたいなので」スッ

実況「あっ、あ〜っ!? キャミィさんっ……!? キャミィさ〜んっ!?」

158名無しさん:2015/11/29(日) 23:52:14 ID:eYPRnPXg
キャミィ「……」スッ

さくら「……来ましたね」


ワー! ワーワー!

実況「あ〜っと、今放送席からキャミィさんが……リングに行ってしまいました……キャミィさんがさくらの元に相対しますっ!」


さくら「自分の言いたい事は、もうわかってると思いますが……改めて、言わせてもらいますよ……」

キャミィ「……」

さくら「自分は春麗選手の復帰試合を、盛大に盛り上げるつもりです……だけど、現段階じゃ……ピースが揃ってません……」

キャミィ「……」

さくら「……あんたが持ってる物が必要なんですよ」

159名無しさん:2015/11/29(日) 23:54:33 ID:???
事故でベルト移動したころが懐かしい。よくここまで来た

160名無しさん:2015/11/29(日) 23:55:53 ID:???
いいなこの淡々としたキャミィ

161名無しさん:2015/11/29(日) 23:57:16 ID:eYPRnPXg
さくら「ベルト、譲ってもらいましょうか……? 復帰試合を盛大に盛り上げるには……そいつが必要なんですよ……」

キャミィ「……」

さくら「明日でもいい……今からでもいいっ……! 自分には、そのベルトが必要なんですよ……! 挑戦、受けてもらえますか……? ねぇ……?」

キャミィ「……」

さくら「調子の戻ってきた今ならっ……! 誰にも、負ける気がしませんよっ……! あんたにもっ……! そして春麗選手にもねっ……!」

キャミィ「……」

さくら「次の挑戦者は自分っすっ……! この挑戦、受けてもらえますかねぇっ!? 現チャンピオンさんっ!」


ワー! ワーワー!

実況「さぁさぁ、ここでさくらが……キャミィ挑戦表明っ! 挑戦表明っ! リングに呼び出し……挑戦表明っ! やはり、女子部の絶対王者の春麗が戻って来るという事は……それぞれ、思う事があるでしょうっ! しかし、真っ先に動いてきたのは、さくらぁ!」

162名無しさん:2015/11/30(月) 00:01:50 ID:Svv3K0Uc
バイソン「お〜い、コラ小娘。一人でヒートアップしてんじゃねぇぞ、ゴルアァ」

さくら「……んっ?」


ザワ……ザワ……

実況「あ〜っと、あ〜っとっ! しかししかしっ……! おっとおっとおっとっ……! ここで花道から……花道からっ……!」


バイソン「勝手にポンカラポンカラ話を進めてんじゃねぇぞ、この野郎……舐めてやがんのか……? その話……ストップだ……ストップストップ……」ズガズガ

バルログ「……フフフ、醜いですね」


ブー! ブーブー!

実況「ここで花道からバイソンがマイクを片手に現れましたっ! バイソンだけではないっ……! バルログもいますっ! バルログもっ! バイソンとバルログが現れましたぁ!」

163名無しさん:2015/11/30(月) 00:03:06 ID:Svv3K0Uc
今日はここまで

164名無しさん:2015/11/30(月) 00:06:14 ID:???
乙です。
さてどうなるかな

165名無しさん:2015/11/30(月) 00:07:14 ID:2LIlo6G6
乙です。
キャミィ&シャドルーにはオカダ外道的な何かを感じる

166名無しさん:2015/11/30(月) 00:10:50 ID:wS9YoTSU


さくらはやっぱりマイクうまいな
そしてキャミィは周りが完全フォローw

167名無しさん:2015/11/30(月) 00:17:01 ID:???
乙!

168名無しさん:2015/11/30(月) 00:27:56 ID:???


今回の冒頭の「数十分後」ってちょっと試合時間長すぎね?

169名無しさん:2015/11/30(月) 00:36:25 ID:Y/nqB.Ek
これって、さくらが相談なしに独断で言ってるの?
シャドルーの人も怒ってるやん!

170名無しさん:2015/11/30(月) 00:54:51 ID:6BNId17Q
乙っした
独断では無いだろ
下っ端しは知らされてはいないだろうが
復帰戦とベルトを賭けて盛り上げてかないとな

171名無しさん:2015/11/30(月) 04:22:52 ID:.rNnVo42
乙!
さくらちゃんもたまにはええとこ見せとかんとな

172名無しさん:2015/11/30(月) 08:27:42 ID:???

キャミー、もしかして今回は一言、しかもネタばらしのさくらちゃんの技名しか言ってない?
アナウンサーのお兄さん、大変でしたね

173名無しさん:2015/11/30(月) 12:24:21 ID:???
>>169
少なくともシャドルーとキャミィには打ち合わせしてたじゃないか

174名無しさん:2015/11/30(月) 12:57:23 ID:???
キャミィにアドリブできると思えない

175名無しさん:2015/11/30(月) 19:05:31 ID:???
>>169
>>173が書いたとおり打ち合わせはしてるし、シャドルーの人達は怒ってるという演出をしてるだけだと思う
バイソンさん渾身の演技よ

後、キャミィはクールキャラで売ってるんだから今ぐらいな方がいいと思う
さすがにPVの「興味ありません」な感じはいかがな物かとは思うけど

176名無しさん:2015/11/30(月) 22:00:30 ID:Svv3K0Uc
バイソン「……よっと」ググッ

バルログ「……フフ」ググッ


ブー! ブーブー!

実況「さぁ、このブーイングの中……バイソンとバルログが入場してきて……そしてリングインっ! 招かざる客の登場と言った所か……!? 場内からは鳴り止まないブーイングっ!」


ブー! ブーブー!

バイソン「おいおいおいおいっ……! やかましい、やかましいっ……! 俺は勘違いしてるこの小娘に教えてやるだけだ……ち〜っとは黙ってろっ!」

さくら「……あぁっ!?」

バイソン「おい、コラ……おめぇらのチンケな祭り事の為によぉ……? ベルトを使う……? あぁっ……? お前、何言ってんだこの野郎っ……!」

177名無しさん:2015/11/30(月) 22:06:45 ID:Svv3K0Uc
バイソン「ベルトってのは、そういう事に使うもんじゃねぇだろ……ベルトってのはよぉ……?」

さくら「……」

バイソン「……覇権を手にする為に使うもんなんだよぉ」


ブー! ブーブー!

実況「おぉ〜っと、おぉ〜っと……なんと言いますか……なんと言いますか……バイソンの横やりっ……! そして、鳴り止まないブーイングゥ!」


バイソン「このストリートプロレス……今、支配してるのは誰だ……? 俺達シャドルーだ……」

バルログ「……フフフ」

バイソン「何故、支配してるか……へへへ、答えは簡単だ……ベガ様がベルトを手にしてるからこそ……このストリートプロレスは、俺達シャドルーの支配下にあるわけだな……」

178名無しさん:2015/11/30(月) 22:15:30 ID:Svv3K0Uc
バイソン「春麗の復帰試合……? 知るか、ボケ……春麗って、誰だ……? 知らねぇよ……」


ブー! ブーブー!

実況「おぉ〜っと、おっと……バイソンは止まらない止まらないっ! 春麗の事まで侮辱していきますっ! こいつは許されないぞっ!?」


バイソン「てめぇらの、仲良しごっこの為に……ベルトを使う……? は〜ぁ? お前、何言ってんだよ……バーカっ!」

さくら「……あぁっ!?」

バイソン「なぁ、キャミィ……? もういいだろ……? こ〜んな、チンケな奴らに付き合う必要はねぇよ……?」

キャミィ「……」

バイソン「お前は、強いんだ……間違いなくぶっちぎりで強い……だから、シャドルーに入る資格がある……俺達ともっとデカい事をしようぜ……? なぁ……?」

179名無しさん:2015/11/30(月) 22:29:35 ID:Svv3K0Uc
バルログ「……キャミィさん、どうぞ」スッ

キャミィ「……」


実況「さぁ、そしてここでバルログがキャミィの前にシャドルーTシャツを差し出すっ! やはり、勧誘だぁっ! 今回もシャドルーの勧誘がきたぁ!」


バイソン「バカが一人で熱くなってるだけだ……そんな奴は放っておけばいい……なっ……? キャミィ、お前の居場所はこっちだ……」

さくら「……なんだってっ!?」ギリギリ

ダン「さくらっ……! やめろっ……! やめろってっ……! 相手が悪いっ……!」

バイソン「受け取れ……キャミィ……もう、いいだろ……」

180名無しさん:2015/11/30(月) 22:34:30 ID:Svv3K0Uc
バルログ「……受け取って下さい。そして、我々と盛り上げていきましょうよ。ねっ?」

キャミィ「……」スッ


ザワ……ザワ……

かりん「……えっ?」

さくら「……キャミィっ!」

ダン「あ、あの野郎っ……」


実況「おぉ〜っとっ! なんとなんとなんとっ……! ここでキャミィがっ……! 受け取りましたっ! シャドルーTシャツをその手にしましたっ! キャミィはシャドルーTシャツを受け取ったぁ!」

181名無しさん:2015/11/30(月) 22:42:00 ID:Svv3K0Uc
バルログ「……フフフ」

バイソン「よぉ〜しっ! お前らよく覚えておけっ! こいつがシャドルーの新メンバー……キャミィだ〜っ!」ググッ

キャミィ「……」


実況「キャミィがTシャツ受け取ったっ……! と、言う事はシャドルー加入っ……! な〜んと言う事だぁ! バイソンはキャミィの腕を掴み、高々と掲げますっ!」


さくら「……キャミィっ!」

かりん「……キャミィっ!」


実況「春麗の復帰が近づき……それぞれの選手が想いを寄せる中……現チャンピオンであるキャミィは、よりにもよってシャドルー加入の道を選んでしまったぁ!」

182名無しさん:2015/11/30(月) 22:53:41 ID:Svv3K0Uc
ブー! ブーブー!

実況「場内から、ブーイングが飛び交いますっ! ブーイングが飛び交いますっ!」


バイソン「へへへ、ようやく……これで……」

キャミィ「……くっ!」ブンッ

バイソン「……んっ?」


実況「おっとっとっ! んっ……!? キャミィは、バイソンに抱え上げられた腕を……力強く振り払ってっ……!?」


キャミィ「……はあぁっ!」ガスッ

バイソン「……ぐ、ぐおぉっ!」


オー! オーオー!

実況「お〜っとっ! そしてここでバイソンの顔面にエルボーバットォ! なんだなんだなんだぁ!? どうしたどうしたぁ!? キャミィが打ち込んだぁ!」

183名無しさん:2015/11/30(月) 23:00:23 ID:Svv3K0Uc
バイソン「う、うおぉっ……! 何しやがるっ……あの糞アマ……」クラクラ

バルログ「バ、バイソンっ……! 大丈夫ですかっ……!?」

キャミィ「……邪魔だ、退けっ!」ドンッ

さくら「……うおっと」

キャミィ「……はああぁぁっ!」ダダッ


オー! オーオー!

実況「おぉ〜っと、キャミィは受け取ったTシャツを投げ捨て……そして、さくらの身体を押しやって……ロープへ向かって走っていったぁ!」


かりん「……キャ、キャミィ!?」キョロキョロ

キャミィ「……はああぁぁっ!」ダダッ


実況「ロープの反動をつけて……そしてキャミィがいくっ! キャミィがいくっ……! 狙うは……バイソンだぁ!」

184名無しさん:2015/11/30(月) 23:10:29 ID:Svv3K0Uc
バイソン「くあっ、あの糞アマ……不意打ちで思いっきりぶちかましてきやがった……ちくしょうっ……んっ……?」フラフラ

キャミィ「……キャノンスパイクだっ!」ズガアアァァッ

バイソン「……うぐあああぁぁっ!」バターンッ


ワー! ワーワー!

実況「そしていったぁっ! キャミィがいったぁ! 体勢を低くした状態から……勢いよくバイソンの顎に蹴りを見舞いつつ、そのまま後方にクルッと一回転っ! こいつは、キャノンスパイクだあぁっ!」


キャミィ「……」

バイソン「く、くそっ……このアマ……」ゴロゴロ


実況「キャミィっ……! シャドルー加入かと一瞬、思われたがっ……! こいつは、驚きの展開っ! なんと……あのバイソン相手に一歩も引かず、正面から向かっていったぁ! バイソンはそのまま大きくダウンして……転がって場外へと落ちていったぁ!」

185名無しさん:2015/11/30(月) 23:17:37 ID:Svv3K0Uc
バルログ「コイツっ……! 舐めた真似をっ……! 女だろうが容赦はしませんよっ! ヒャオっ……!」グイッ

さくら「……危ないっ!」


実況「あぁ〜っと、あっとっ! しかし、仲間がやられたとなれば……やはりバルログも黙ってはいないかっ!? キャミィを掴まえようとしますっ!」


キャミィ「……お前もっ!」ヒョイッ

バルログ「……くっ!」スカッ


実況「おぉ〜っと、しかしキャミィはそんなバルログの動きに合わせてヒラリとバックステップっ! おぉ〜っと、ここは危機一髪と言った所かっ!?」

186名無しさん:2015/11/30(月) 23:21:56 ID:Svv3K0Uc
キャミィ「……帰ってろっ!」クルッ

バルログ「くっ……! こいつ……素早いっ……!」


実況「距離を取ったと思いきや、すかさずターンして突っ込んでいくっ!」


キャミィ「……はああぁぁっ!」ドスッ

バルログ「……ぐっ!」

キャミィ「アクセルスピンナックルっ……!」ズガアアァァッ

バルログ「……くあああぁぁ!」バターン


ワー! ワーワー!

実況「そして、バルログへと肘打ちっ! 裏拳っ! 連続で叩きこんでいくっ! こいつはアクセルスピンナックルだぁ! アクセルスピンナックルっ! キャミィのアクセルスピンナックルがバルログへと炸裂したぁ!」

187名無しさん:2015/11/30(月) 23:26:40 ID:Svv3K0Uc
バルログ「く、くそっ……!」ゴロゴロ


ワー! ワーワー!

実況「バルログはダーウンっ! バルログはダーウンっ! そして、そのまま大きく転がってリング外へと落ちていきましたぁっ! これによってっ……! 招かれざる客のバイソンっ……! そしてバルログっ……! シャドルーがリングの上から排除されたぁ!」


キャミィ(これで……シャドルーとは、もうお別れ……)


ワー! ワーワー!

実況「今まで、幾度となくシャドルーの勧誘はありましたっ! しかし、キャミィは無言を貫き通してきましたぁっ!」


キャミィ(ここから先は……自分一人で……私一人の、足で……)


ワー! ワーワー!

実況「しかししかししかぁ〜しっ! 今日は違うっ! 今日は違うっ! キャミィはバイソンの顔面へと強烈なエルボーバットォ! そして、キャノンスパイクっ! おまけにアクセルスピンナックルときた物だ、この野郎ォっ!」

188名無しさん:2015/11/30(月) 23:33:13 ID:Svv3K0Uc
実況「決別決別決別決別ゥ! こいつは完全決別と言っても、過言ではなぁ〜いっ!」


ワー! ワーワー!

キャミィ(盛り上げていかなきゃ……私、一人の力で盛り上げていかなきゃ……だけど……)


実況「拒否ィ! 拒〜否ィ! 拒ォォォ否っ! 拒否拒否拒否拒否拒否ィィっ! キャミィはシャドルーへの勧誘を……完全に拒否していったぁ!」


ワー! ワーワー!

キャミィ(私が、頑張らなきゃ……メインの話はない……くっ、言えるのか……私に言えるのかっ……!?)


バルログ(さぁ、キャミィさん……後は、貴方のマイクだけですよっ……!)

バイソン(ま〜た、な〜んか一人で考えこんでんじゃねぇの、オイ……? こりゃ、前日のアドバイス……思い出して貰わないといけませんな、おいおい……)ムクッ

189名無しさん:2015/11/30(月) 23:40:56 ID:Svv3K0Uc
バイソン「うおおおぉぉっ……! 人が下手に出てりゃあ、調子に乗りやがってっ……! この糞アマがあぁぁっ……!」

キャミィ「……んっ?」チラッ


実況「おぉ〜っと、おっとおっとっ!? ここでバイソンが場外で物凄い形相をしながら吠えていますっ! 吠えていますっ! だがしかしっ……あれこそが奴の本性だっ!」


バイソン「ベガ様が、どれだけお前の事を評価してるか知らねぇけどよぉ……? そもそも、俺様はハナからお前みたいな奴の事は、気に食わなかったんだよ、この糞アマがぁっ……!」

バルログ「バ、バイソンっ……! 計画は失敗ですっ……! 落ち着きなさいっ……!」ガシッ

バイソン「おめぇはよぉ……!? いつもいつも、だんまり決め込みやがってっ……! この糞がっ……! えぇっ……!? お前、何考えてるかわかんねぇんだよ、糞がっ!」

キャミィ「……」

190名無しさん:2015/11/30(月) 23:46:11 ID:Svv3K0Uc
バイソン「勧誘はこれが初めてじゃねぇよなぁ、おいっ……! 何度も何度も、俺様達が足を運んでやったよなぁ、オイっ……!」

キャミィ「……」

バイソン「おめぇはその度に、だんまり決め込んでよぉっ……! そういう所が気に食わなかったんだよ、糞ったれがぁ、オイっ!」

キャミィ「……」

バイソン「おめぇ、ず〜っと、ず〜っとっ……! そのベルト取ってから……何考えてたんだ、ええっ!? そういう所が、わかんねぇんだよっ……! 気に喰わねぇんだよ、糞がぁ!」

キャミィ(ベルトを取ってから……私が、思っていた事……)

バイソン「てめぇ、いつもいつも……何考えてるんだよっ……! 糞があぁぁっ! お前だけは、わけわかんねぇ奴なんだよ、オイっ……!」

キャミィ(そうだ……ベルトを取ってから……私が思っていた事を言えばいい……それを言えばいいんだ……それを言えば、きっと伝わる……そう言われてた……)

191名無しさん:2015/11/30(月) 23:51:30 ID:Svv3K0Uc
バルログ(キャミィさんっ……! バイソンの言う通りですっ……! 昨日のアドバイス通りにっ……!)ガシッ

バイソン「離せぇっ! 離しやがれ、バルログっ! 俺はぶん殴るっ……! あの機械人間をぶん殴るっ……! も〜う、我慢ならねぇっ……!」モガモガ


キャミィ(バイソンさん……バルログさん……お別れした直後だってのに……まだ、私に……)


実況「おぉ〜っと、おっとおっとおっとっ! バイソンは止まらない止まらないっ! 喚き散らしているっ! それをなんとか、バルログが抑えていると言った所かっ……!? このままでは、リング上の女子選手……あ〜っと、これ以上は想像したくないっ!」


さくら(……キャミィさんっ!)

かりん(……キャミィっ!)


キャミィ(バイソンさんもいる……バルログさんもいる……それに、さくらさんもかりんさんも……大丈夫、大丈夫……言える、言えるっ……!)

ザワ……ザワ……

キャミィ(全部は上手く言えないかもしれないけど……ちょっとぐらいの間違いだったら、きっと皆が助けてくれるはず……だから……)スッ

オー? オーオー?

キャミィ(言おう……自分の気持ちを……これまで溜め込んきた物を……)


実況「おぉ〜っと、ここで……キャミィがリングに落ちているマイクを……拾い上げましたっ! あのマイクは、バイソンは持ち込んだきた物ですねぇ、確か。どうやら、リング上に吹っ飛んでいたようですっ!」

192名無しさん:2015/11/30(月) 23:53:33 ID:Svv3K0Uc
今日はここまで

193名無しさん:2015/12/01(火) 00:03:46 ID:Fk8ViQ5k


バイソン、ナイスフォロー
ただ、ヤムチャみたいに事前に話すこと決めていれば良かったんじゃないかな

194名無しさん:2015/12/01(火) 00:41:39 ID:q1Khngh.
おつおつー

言うこと決めてたらこの先やっていくことが難しくなるだろうから、自分の言葉で話すことが重要なんだと思う
自発的な発言でキャミィが一回りも二回りも大きくなれると信じてる!

195名無しさん:2015/12/01(火) 01:39:28 ID:???
おつおつ

アドリブで喋れるほどマイク得意じゃないって自覚してるわけだし、何喋るか決めてたと思うよ。
けど、観客を前にしてプレッシャーで迷いが出たようにみえるね。
本当にこれで大丈夫なのかなって。
それを見て取ったバイソンさんが大丈夫だよってフォローしたと。

なんにせよキャミーがんばれ!

196名無しさん:2015/12/01(火) 02:03:54 ID:XnrXfXYc
乙!
ああーっ、続き気になる気になる!!

197名無しさん:2015/12/01(火) 05:38:11 ID:CnjGaHG2
乙っした
ヤムチャ「プーアル!出番が無くて空気みたいだぞ!」
プーアル「…え?何か言いましたか?ヤムチャ様」

198名無しさん:2015/12/01(火) 06:55:26 ID:???
バイソンさん、かっこいいぜ。見た目はブ男でも中身はイイ男だ。

199名無しさん:2015/12/01(火) 07:20:10 ID:???
シャドルー解散したらヤムチャとニューエイジアウトローズ路線でタッグに参戦して欲しいなーバイソンさん

200名無しさん:2015/12/01(火) 09:46:03 ID:???
遅ればせながら乙です

201名無しさん:2015/12/01(火) 12:27:32 ID:???
乙!
相変わらず漢だなバイソンさん

202名無しさん:2015/12/01(火) 20:20:05 ID:N.CGso7w
乙です!キャミィ頑張れ!

203名無しさん:2015/12/01(火) 22:00:20 ID:zLGpDA2o
キャミィ「……黙ってろっ!」


オー! オーオー!

実況「おぉ〜とっ! そしてここでキャミィが、場外で吠え倒しているバイソンに……一括っ! 一括っ! キャミィが叫んだっ! キャミィが叫んだぁ!」


バイソン「……あぁっ!? なんだぁ?」

バルログ「あの小娘っ……!」


実況「おぉ〜っと、どうしたどうしたっ……! クールなキャミィ……いつも終わってしまえば、まるで猫のように飄々とリングから去ってうキャミィが……今日は、どうしたどうしたっ! マイクを手を取り……そして叫びますっ!」

ザワ……ザワ……

実況「予想外の行動っ! これには、バイソンも驚いていますっ……! バルログもっ……! そして勿論、私もっ!」

204名無しさん:2015/12/01(火) 22:11:07 ID:zLGpDA2o
キャミィ「私がベルトを取ってから……」


ザワ……ザワ……

実況「さぁ、ここはキャミィはトーンを落として……そして、場外にいるバイソンとバルログに向かって言っていくっ!」


キャミィ「多くの事が起きた……試合が終われば必ず、お前達が現れ……」

バイソン「……」

キャミィ「リングで喚き散らし……そして、帰っていった……」

バルログ「……」

205名無しさん:2015/12/01(火) 22:19:40 ID:zLGpDA2o
キャミィ「……不快だったぞ」ギロリ


オー、オーオー

実況「おぉ〜っとっ! ここで、キャミィがシャドルーを睨みつけますっ! 鋭く睨みつけますっ! 確かにキャミィはシャドルーにしつこくしつこく勧誘されていましたっ! やはり、その心中には思う事があったようだっ!」


バイソン「ケッ、何言ってやがる……クソが……」

バルログ「……もう、あの小娘はダメですね。とんだ見込み違いだったようです」


キャミィ「さくら……かりん……お前達もだっ……!」ギロリッ

さくら「……えっ?」

かりん「……えっ?」


ザワ……ザワ……

実況「おっと、そして……キャミィはさくら……そして、かりんっ……! そちらの方を振り向いていくっ!」

206名無しさん:2015/12/01(火) 22:31:40 ID:zLGpDA2o
キャミィ「私がベルトを取ってから……お前達は私を目の敵かのように……執拗に、執拗に……狙い続けたな……?」

かりん「……」

キャミィ「特にさくら……お前には一番、狙われてたような気がするよ……」ジリジリ

さくら「……」


実況「おっと、ここでキャミィは落ち着いたトーン話しつつも……ゆっくりと、さくらに近づいて行ってっ……!?」


キャミィ「……不快だったぞ?」ニコッ

さくら「……」


ザワ……ザワ……

実況「おぉ〜っと、キャミィはさくらの目前僅か30cmまで近づいていって……そ〜して、ニッコリ微笑みますっ! しかし、言葉が言葉なだけに……これは、なんとも不気味だっ!」

207名無しさん:2015/12/01(火) 22:38:41 ID:zLGpDA2o
キャミィ「全てが不快だった……自分の身にこんな事が、起こるだなんて……想像もしてなかったよ……」

さくら「……」

キャミィ「……この数週間、私は頭がおかしくなりそうだった」クルッ


ザワ……ザワ……

実況「さぁ、キャミィは淡々と続けながら……おっと、そしてここでさくらの目の前から、クルッと反転して再び距離を取ります……キャミィは淡々と続けるっ!」


キャミィ「……だが、私は耐え続けたっ!」


ザワ……ザワ……

実況「おぉ〜っとっ! しかし、ここでキャミィが声を荒げたっ!」

208名無しさん:2015/12/01(火) 22:40:57 ID:???
いいぞー頑張れ!

209名無しさん:2015/12/01(火) 22:46:30 ID:zLGpDA2o
キャミィ「これこそが王者の宿命……ベルトの重圧だと思い……私は耐えたっ……!」

ザワ……ザワ……

キャミィ「お前達の挑戦を跳ね除け……私はベルトを守った……守り続けたっ……! 何故だか、わかるかっ……!?」


ザワ……ザワ……

実況「確かに、決起になって自分に向かってくる他の選手達っ……! そして、そこにシャドルーの勧誘も加わりますっ! キャミィのこの王者防衛ロードっ……! 振り返ってみれば、茨の道でしたっ!」


キャミィ「一番っ……くっ、一番っ……!」

さくら「……」

キャミィ「一番ベルトの似合う人間に、なろうと思ったからだっ……!」

210名無しさん:2015/12/01(火) 22:54:22 ID:zLGpDA2o
キャミィ「ベルトの使い方が、わかっていないのはお前達だ……」


オー、オーオー

実況「さぁ、キャミィは高まった感情を抑えるように……続けていきますっ……!」


キャミィ「覇権を手にする為に使う物……?」

バイソン「……」

キャミィ「違う……それは、違う……」フルフル


オー、オーオー

実況「さぁ、キャミィは場外にいるバイソンとバルログを見つめながら……首を振っていくっ!」

211名無しさん:2015/12/01(火) 23:06:09 ID:zLGpDA2o
キャミィ「復帰選手の試合を盛り上げる為の道具……? お前が……?」ギロリ

さくら「……」

キャミィ「違う……それは、違うぞ……ベルトはそんなに安い物ではないぞ……?」フルフル


オー、オーオー

実況「さぁ、キャミィは続けてさくらの方も振り向き……そして、またも首を横に振っていくっ!」


キャミィ「相応しい選手と相応しい選手が戦う……その隣に……」ジリジリ

さくら「……」


実況「さぁ、キャミィはここでゆっくりとさくらに近づいていくっ……!」


キャミィ「……ベルトは在るべきだ。お前じゃない」ギロリ

さくら「……」


オー! オーオー!

実況「そしてここでキャミィが鋭くさくらを睨みつけるっ! 睨みつけていくっ!」

212名無しさん:2015/12/01(火) 23:14:45 ID:zLGpDA2o
キャミィ「後、何人倒せば……私がチャンピオンとして認められるか……それは、わからない……だけど……」

さくら「……」

キャミィ「もう一度、私が春麗を倒せば……今度こそは認めざるを得ないだろう……?」ニコッ


ワー! ワーワー!

実況「おぉ〜っと、確かにキャミィが防衛ロードが始まった時辺りに……春麗の離脱がありましたっ……! キャミィはこれまで、幾度となく防衛を重ねてきたのですが……その防衛ロードに離脱の春麗は含まれてはいなかったっ!」


キャミィ「もう、誰にも軽視される事はなくなる……不快な日々は終わるんだっ……!」

さくら「……」


ワー! ワーワー!

実況「その辺りが、王者キャミィの軽視に繋がってたと言えばいいのでしょうかねぇ!? しかし、離脱している選手とは戦う術はないっ! この辺り……きっと、キャミィにもジレンマのような物があったんでしょうねぇ、きっとっ!」

ワー! ワーワー!

実況「いやぁ、私キャミィの胸の内が初めてここで聞けたような気がしますっ! キャミィはこれまでずっとずっと……思っていたのでしょうねぇっ!」

213名無しさん:2015/12/01(火) 23:19:34 ID:???
イイゾー!! キャミィー!!

214名無しさん:2015/12/01(火) 23:21:38 ID:zLGpDA2o
キャミィ「……さっきの挑戦表明は、受けてやる。これもきっと、私が一番ベルトの似合う人間になる為の条件の一つなんだろうからな」

さくら「……」


オー! オーオー!

実況「おぉ〜っと、そしてここで……キャミィがさくらの挑戦表明を……受けたぁ!」


キャミィ「だが、春麗の復帰試合……一番相応しい形で、務める事が出来るのは……」

さくら「……」

キャミィ「お前じゃないっ……! 私だっ……!」


ワー! ワーワー! イイゾー! キャミィー! ワー! ワーワー!

実況「さ〜ぁ! しかしキャミィは……目の間のさくら戦ではなく……も〜う、これは春麗の復帰戦へと標的を定めてると言っても過言ではないでしょうっ! そして、そこにベルト賭ける事も……望んでいるでしょうっ!」

215名無しさん:2015/12/01(火) 23:26:21 ID:zLGpDA2o
今日はここまで ちょっと余談

今回、結構キャミィ劇的に変わってるかもしれないけど
これは全部、間の心情カットしてます。言っていい事、悪い事……迷いながら言ってます
そこ書いちゃったら、テンポ悪くなるし、蛇足感も出るんじゃないかと思いましてね

うまーい具合に行間読んで下さい。言葉遊びは本当に難しい

216名無しさん:2015/12/01(火) 23:29:56 ID:???
なんか別のパートで入れたやつも読みたいかな

217名無しさん:2015/12/01(火) 23:34:20 ID:???
乙!今日のマイク面白かった
バイソンの一喝からの流れだから、劇的に変わったとしても自分は違和感無かったです
新しくキャミィのファンも増えるだろうし女子部が盛り上がるといいな

218名無しさん:2015/12/01(火) 23:36:01 ID:???
期待してるよー

219名無しさん:2015/12/01(火) 23:36:18 ID:OL.3JLKM


いいじゃない、キャミィ
メイン張れるかは微妙だけど、是非頑張って欲しい

220名無しさん:2015/12/01(火) 23:36:40 ID:???
乙です
キャミィ頑張れ

221名無しさん:2015/12/02(水) 00:20:15 ID:???
番外編で心情を書いてもいいし、飲み会で泣きそうになって吐露するのもいいね
何にせよ、今キャミィは輝いているッ!

222名無しさん:2015/12/02(水) 00:54:16 ID:???
乙乙ー

キャミイの変わり様は、カットされた一週間の間に色々あったんだなー、なんて脳内補完しながら見てたからそんなに違和感は無かったよ

223名無しさん:2015/12/02(水) 04:58:06 ID:IItqsGa.
乙っした
復帰戦がどうなるか
病み上がりの春麗に負けたら春麗の格は上がるがキャミィの格は落ちるが、キャミィが勝っても現状維持
復帰戦は勝たせて盛り上げるのも定石だけど、長期的に見るなら現状維持か
難しい

224名無しさん:2015/12/02(水) 07:21:01 ID:???
女子部はガチガチのヒールが居ないから誰かヒールターンした方が盛り上がりそうね

225名無しさん:2015/12/02(水) 09:21:39 ID:???

泣きそうだ。
個人的に最高のマイクアピール!

226名無しさん:2015/12/02(水) 10:39:14 ID:5BfYdxHU
乙!
満点のマイクパフォーマンスだった

227名無しさん:2015/12/02(水) 12:25:44 ID:H2XbJKnM
乙!ナイスマイク!

これはもうヤムチャもマイクが苦手とか言ってらんねぇぞー!

228名無しさん:2015/12/02(水) 18:29:49 ID:???
おつ!

ベルトなんて欲しくなかったなんて泣いてたもんなぁ…
それをマイクアピールって形て発露出来て、ある意味吹っ切れたかもね
それにしてもキャミーというキャラらしい良いマイクにもなってて、おっさん思わず泣きそうだぜ

>>224
アジャコングみたいな誰が見てもヒールってキャラほしいけど、みんな美形だからなぁ

229名無しさん:2015/12/02(水) 18:48:30 ID:???

途中までは、三行り半を叩き付ける台詞っぽくてヒヤヒヤでした

230名無しさん:2015/12/02(水) 22:00:35 ID:3CgU.9Vk
キャミィ(終わった……やりきった……今まで、ずっと溜め込んできた物を……全部、吐き出した……)


キャミィ! キャミィ! キャミィ! キャミィ!

実況「さぁ、場内からはキャミィコールと、そして鳴り止まない手拍子っ……! 旧・女帝春麗の復帰が近づいている今……それぞれ思うべき事はあったっ……! ありましたっ……!」


キャミィ(皆、認めてくれたかな……? もう、さくらさん達にも……シャドルーにも祭り上げられる必要はない……この声援は……そう思っても、いいんだよね……?)


キャミィ! キャミィ! キャミィ! キャミィ!

実況「だがしかし、それはキャミィにも当然っ……! 当然ありましたっ……! 新・女帝のしてのプライドォ! 意地ィ! 誇りィ! これ程までに絶好の機会はないっ……! 王者としてっ……! 王者としてっ……! この一戦だけは、誰にも譲れないっ!」


キャミィ(くっ……まだ、泣くなっ……! まだ退場があるっ……! まだ泣くのは早いっ……!)

231名無しさん:2015/12/02(水) 22:12:12 ID:3CgU.9Vk
キャミィ「……マイクだ」サッ

ダン「……おう」


ワー! ワーワー!

実況「さぁ、そして……キャミィは手にしたマイクを、レフェリーに預け……」


キャミィ(後は任せて、帰ろう……これ以上、ここにいたら……多分、ダメだ……)

さくら「……」


実況「そのまま、ロープを潜り……おぉ〜っと、花道を引き下がっていくっ! おっと、おっと……キャミィは退場していくようですかねっ!?」

232名無しさん:2015/12/02(水) 22:20:13 ID:3CgU.9Vk
キャミィー! ガンバレー!

キャミィ「……」

キャミィー! オウエンシテルゾー!

キャミィ「……」

キャミィー! フッキセンハ、オマエガイケー!

キャミィ「……」


実況「さぁ、キャミィの胸の内が聞けた事によって……おっと、それにシャドルー勧誘拒否もあったぁっ! 場内からは、キャミィに声援っ……! 大声援が飛び交っていますっ!」

キャミィ! キャミィ! キャミィ! キャミィ!

実況「だがっ……! キャミィは何も応えないっ……! いつもの飄々としたキャミィの姿が……そこにはあったぁ! さぁ、今キャミィが……退場していったぁ!」

233名無しさん:2015/12/02(水) 22:26:15 ID:3CgU.9Vk
バイソン「ケッ……なんだよ、どいつもこいつも騒ぎやがって……つまんねぇな……」

バルログ「しかし、勧誘は拒否されてしまいましたねぇ……どうしたものか……残ってる小娘の中に、戦力になりそうな者はいますかねぇ……?」

バイソン「……リングに残ってる奴らは小粒揃いで、話になんねぇだろ? ここは撤退だ、ちくしょう」

バルログ「……そうですね。帰りますか」


実況「さぁ、キャミィの退場によって……場内の熱狂が、少々収まってきたという所でしょうかねぇ? あ〜っと、そんな中……今、バルログとバイソンが引き下がっていきますねぇ!? キャミィに拒絶された両者っ……! その背中が小さく見えるっ!」

234名無しさん:2015/12/02(水) 22:37:00 ID:3CgU.9Vk
ーーー


ローズ「……キャミィちゃん、お疲れ様」

キャミィ「……お疲れ様です」

ローズ「……頑張ったね?」ニコッ

キャミィ「う、ううっ……はい……」

ローズ「うん、うん……キャミィちゃんは、一番辛かったもんね……? 一番辛い役割りしてたもんね、うんっ……!」ギュッ

キャミィ「ううっ……はいっ……!」ポロッ

ローズ「頑張ったっ……! うん、うんっ……! よく頑張ったっ……! よく頑張ったよっ……!」ポンポン

キャミィ「……はいっ!」

235名無しさん:2015/12/02(水) 22:43:57 ID:xKhm.Mf.
もらい泣きしそう

236名無しさん:2015/12/02(水) 22:45:06 ID:???
キャミィ大変でしたね

237名無しさん:2015/12/02(水) 22:45:42 ID:???
女子部大変ですね

238名無しさん:2015/12/02(水) 22:49:53 ID:3CgU.9Vk
ーーー


サガット「いやぁ、何と言うか……風格がついてきたんじゃないか……なぁ……?」

ヤムチャ「一歩どころじゃ、ないです。二三歩、先に行かれた……そんな気がします……」

ケン「……お前も、見習え」

サガット「今までは、無理にチャンピオンを演じていたが……これで、立派なチャンピオンになったんじゃないか……? 復帰戦で、新旧チャンピオン対決……ここの結果……さくらちゃんは、どうするんだろうな……?」

リュウ「……先に行かれちまったな、ちくしょう」

ヤムチャ「……リュウさん」

リュウ「でも、あの子はずっと耐え続けてやってたからな……続けていく事で、ファンの心を掴んだんだろう……」

239名無しさん:2015/12/02(水) 22:52:39 ID:???
事故的な結果でベルトまわってきたけど結果オーライでしたね

240名無しさん:2015/12/02(水) 22:54:01 ID:???
これなら女子部メインでも大丈夫だな
盛り上がるよ

241名無しさん:2015/12/02(水) 23:02:53 ID:3CgU.9Vk
ーーー


実況「さぁ、場内には静寂が訪れましたかね……? お〜っと、ここでさくらが……何か言うのか……!?」


さくら「ちょっと……うん、ちょっと彼女……キャミィ選手の事……」


ザワ……ザワ……

実況「さぁ、そしてさくらがここで言葉を発しますっ!」


さくら「誤解してたような部分もあります……自分、ちょっと単細胞な所もあるんで……ごめんなさいっ……!」

ザワ……ザワ……

さくら「でも、今日の彼女の言動……行動……それを見て、自分は思いますっ……!」

242名無しさん:2015/12/02(水) 23:17:16 ID:3CgU.9Vk
さくら「……相手にとって不足なしっ!」

オー? オーオー?

さくら「自分だって……! 自分だって負けないぐらい、ベルトへの想いっ……! そして、憧れの春麗選手っ……! その復帰試合の相手を努めたいという想いはありますっ……!」

オー、オーオー

さくら「キャミィ選手……彼女が、受けてくれた事に感謝っ……! 自分にだって、目標はありますっ……! ここは、譲れないっ……!」

オー、オーオー

さくら「キャミィ選手っ……! いやっ……! チャンピオンっ……!」

オー! オーオー!

さくら「一つ、その胸を借りさせて頂きますよっ……! 勝った方が、春麗選手の復帰試合の対戦相手……それでいきましょうっ……!」

オー! オーオー!

243名無しさん:2015/12/02(水) 23:19:38 ID:???
場は盛り上がったがローズとかりんは納得してるのかね

244名無しさん:2015/12/02(水) 23:23:11 ID:???
ローズのシャドルー入りしかみえん

245名無しさん:2015/12/02(水) 23:25:05 ID:3CgU.9Vk
実況「さぁ、どうやら春麗の復帰試合の対戦相手を賭けての……さくら対キャミィの試合が、近日中に行われる事になりそうでしょうかねぇ……!?」


さくら「自分だって、負けないっすよっ! 絶対絶対絶対、負けないっ……!」


ガンバレ、ガンバレー

実況「さぁ、さくらはリングの四方に向けて、アピールしていきますっ! さくらはキャミィの胸を借りる……と、言いましたっ!」

ワー、ワーワー

実況「春麗戦へ向けての前哨戦っ……! さくらにとっては、ここが最後のチャンスっ……! アピールポイントっ! そして、キャミィにとってはこれも受けざるを得ない王者の宿命っ……!」

ワー、ワーワー

実況「どちらが勝つのか……勝者は二人はいないっ……! 勝ち残るのは、一人だけっ! さぁ、ここからの流れが私も非常に気になってきましたっ! さぁ、そんな所ですが、残念ながらそろそろお時間となってしまいましたっ!」

ワー、ワーワー

実況「さくらのアピールが続いてる中……第三試合の中継を終了させて頂きますよ! 実況は私と……そして、解説は……この場にはもういませんが、キャミィ選手でしたありがとうございますっ! さぁ、CMの後は第四試合っ!」

246名無しさん:2015/12/02(水) 23:26:52 ID:3CgU.9Vk
今日はここまで

247名無しさん:2015/12/02(水) 23:28:05 ID:???
キャミィ泣くなよ
まだまだこれからなんだぞ大変なのは
ハードル上げたんだから良い試合出来なかったら見放されることにもなる

248名無しさん:2015/12/02(水) 23:28:37 ID:???
乙です。

さくら頑張れ

249名無しさん:2015/12/02(水) 23:33:56 ID:xKhm.Mf.


そういえば第三試合だった、お客さん少なめの時だから勿体無い
数日後のキャミィーさくらで、メイン張れるかが決まるかな

250名無しさん:2015/12/02(水) 23:34:38 ID:???
盛り上がってるなー

251名無しさん:2015/12/02(水) 23:51:55 ID:???
乙!

キャミィ泣くな!
代わりに俺が泣いてるから!

252名無しさん:2015/12/03(木) 00:31:33 ID:X9PvCyvs
乙!

253名無しさん:2015/12/03(木) 01:07:47 ID:???
がんば〜れ
がんば〜れ
キャミィちゃん!
ついててもしょうがないけど俺が付いている〜
https://youtu.be/gQ9JOvH-2FI

254名無しさん:2015/12/03(木) 01:13:45 ID:???
おつおつ

春麗復帰戦はメインだっけ?
ならキャミーvsさくらは第五試合でやらせてあげて欲しい
ベガ様お願いします!

255名無しさん:2015/12/03(木) 03:32:25 ID:???
乙乙
この回は録画で見直す人が多そうだ

256名無しさん:2015/12/03(木) 05:02:46 ID:nQLd.oRs
乙っした
TVだと試合はダイジェストでマイクだけ放送とかありそうだな…
プロレス人気出て来たって言うけどまだまだ
相撲とは言わないが、サッカーくらいの枠は欲しいところ…

257名無しさん:2015/12/03(木) 08:55:47 ID:???
この世界だとwweばりにケーブルテレビでばんばん放送してると信じたい
まぁ現状ECWくらいかもしれんが

258名無しさん:2015/12/03(木) 15:47:10 ID:???
乙です
熱い展開ありがとう!

ところで、シャドルーがキャミー勧誘し強する理由って「強いチャンピオンだから」って感じなんだっけ?

どうせなら「女子部に進出してやる! 全部門(?)支配だぁ!」ってノリの方がしっくり来るような気がするが、どうなんたろう?

259名無しさん:2015/12/03(木) 19:03:15 ID:???
女子部にシャドルー要因はこの先できるのかな?
ベガ親衛隊の残りのメンバーユニユリディカープリの3人だけだが…

260名無しさん:2015/12/03(木) 21:40:05 ID:???
>>258
確か「強いチャンピオン」じゃなくて「女子部のベルトを持ってるから(=女子部最強だし、勧誘に成功すれば簡単に女子部を制圧できる)」だったと思う
要はベルトさえあれば誰でも良かったという状態だから、もしベルトがあったら散々貶してるさくらでも勧誘のターゲットになってた感じ

261名無しさん:2015/12/03(木) 21:48:19 ID:QY/l9NmM
>>260
ってとはチュンリーがシャドウレディ...は無理か。

2621:2015/12/03(木) 22:00:55 ID:G2E7.Rvk
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

263名無しさん:2015/12/03(木) 22:28:57 ID:???
乙です。休んでください

264名無しさん:2015/12/04(金) 22:02:32 ID:lNUkqqk6
ーーー


さくら「いやぁ、よしよし……お疲れ様ですっ……!」

かりん「お疲れ様ですわ」

ローズ「さくらちゃんも、かりんちゃんも、お疲れ様。これならきっと春麗も喜んでくれると思うわ」

かりん「あら……? バルログさんと、バイソンさんは……?」キョロキョロ

ローズ「あぁ、あの二人なら戻っちゃったみたい……打ち合わせ、まだ残ってるらしいわよ?」

かりん「……キャミィ?」

キャミィ「……はい」

かりん「あっ……ううん……今はいいですわ。後で……また後にします……」

265名無しさん:2015/12/04(金) 22:09:05 ID:lNUkqqk6
さくら「よしよし、パーっと盛り上がっていきたい所っすが……ちょ〜っと、席外してもいいっすかね……?」

ローズ「ん……? 何処に行くの……?」

さくら「……ベガさんに報告してきます」

ローズ「そうね、うん」

さくら「今日は、やりきりましたよ……これなら文句の付け所もないはずっすよ。これなら、しばらく女子部はいい位置で出来る事、間違いないっす……!」

かりん「復帰までの一週間……ここも踏ん張りどころですわね……」

さくら「一週間で終わらせてたまるもんかっ……! 二週間、三週間と……続けてやりますよっ……! 早速、報告行ってきますっ……!」

ローズ「……あらあら、気合入っちゃって」クスクス

266名無しさん:2015/12/04(金) 22:20:54 ID:lNUkqqk6
ーーー


バイソン「う〜す。只今戻りましたよ〜ん」

バルログ「……お疲れ様です」

ケン「……なんだお前ら? 戻ってきたのか?」

バイソン「……な〜んだよ、その言い方」

ケン「だって、もう第四試合始まってんぞ……? お前ら、こっち戻ってきてもすぐ試合だろうが……」

バイソン「……まぁ、野暮な事はしたくなかったんでね」

ケン「……野暮な事?」

ヤムチャ「あ〜っ、バルログさん……戻ってくるの待ってたんですよ……!? あの、もう一回確認しておきたいんですけど、いいですかね……? これを最終確認って形で」

バルログ「……はいはい、わかりました。もう、試合始まってますからね。手短に終わらせましょう」

バイソン「まぁ、いいじゃねぇか……こうやって、最終確認が出来るんだからよ……?」

267名無しさん:2015/12/04(金) 22:28:45 ID:lNUkqqk6
サガット「……リュウ、お前はいいのか?」

リュウ「そうだな、確認しておくか……今日は、ヤムチャと組んで試合……その後、お前の試合の解説……」

サガット「……よろしく頼む」

リュウ「はいはい……あ〜っ、ったく……おぉ〜い、バルログにヤムチャ……俺も混ぜろ混ぜろ……仲間に入れてくれ……」

ヤムチャ「あ〜、はいはいっ……! リュウさんリュウさんも……ここ入って下さい……どうぞどうぞ……」

バイソン「……じゃあ、バイソンちゃんも加わるとしましょうか」

バルログ「そろそろ時間もありませんからね……では……」

サガット「……ケン、お前もよろしく頼むぞ」

ケン「……あいよ」

268名無しさん:2015/12/04(金) 22:35:34 ID:lNUkqqk6
ーーー


コンコン

ベガ「……さくらか? 入れ」

さくら「……失礼します」

ベガ「なんだなんだ……? どうした……? そんな怖い面をして……」

さくら「……」

ベガ「……結果を出したんだ。もっと、笑え」

さくら「……って事は」

ベガ「春麗の復帰試合……メイン確定させよう……今回のPVはそれでいこう……」

さくら「……よっしゃっ!」ググッ

269名無しさん:2015/12/04(金) 22:36:50 ID:???
よかったねー水着とかやらなくてすみそう

270名無しさん:2015/12/04(金) 22:37:23 ID:???
まあ、水着じゃなくてもキャミィとかかわらんが

271名無しさん:2015/12/04(金) 22:46:02 ID:lNUkqqk6
ベガ「それとだ……引き続き、シャドルーの勧誘だが……確認しておくぞ……? 本当にもう、必要ないんだな……?」

さくら「……大丈夫っす。十分、協力していただきました。キャミィさんは、シャドルー抜きでも盛り上げる事の出来るチャンピオンっす。次の自分との前哨戦で、それを証明してみせますよ」

ベガ「いや、女子部全体として……という事だ……キャミィの勧誘に失敗したシャドルーは……次は、誰を勧誘する……? ここのターゲットに、女子部を含めないでいいのか……? 大丈夫か……?」

さくら「……」

ベガ「かりんだって、ローズだっていいんだぞ……? 春麗ってのも、面白い……お前達が、必要ないのなら……こっちはこっちで、別の人間を考える……」

さくら「……」

ベガ「……どうする?」

さくら「……ちょっと、頼み事いいっすか?」

ベガ「……構わんよ。聞こう」

272名無しさん:2015/12/04(金) 22:53:43 ID:lNUkqqk6
ーーー


ソドム「Catch!」ガシッ

ガイル「……ぐっ!」


実況「さぁっ! ソドムがガイルを掴まえたっ!」

元「いやぁ……それよりそれより……」


ソドム「……And!」ググッ

ガイル「う、うおおっ……!」


実況「そして、そのまま大きく飛び上がりながらっ……!?」

元「いやぁ、だからだから……さぁ……?」


ソドム「Yeahhhhhhh! BUTSU-METSU buster!」

ガイル「……うぐあああぁぁっ!」ズドーンッ


実況「ガイルの身体をマットへと叩きつけていくっ! 仏滅バスターっ! 仏滅バスターっ! ソドムがガイルの身体を強烈にマットへと叩きつけていったぁ!」

273名無しさん:2015/12/04(金) 23:01:03 ID:lNUkqqk6
実況「なんとも、恐ろしい響きがしますっ……! 仏滅バスターっ!」

元「……なんで、仏滅なの? ねぇねぇ、なんでなんで?」

実況「元さん、これはねぇ……どうやらソドム曰く、相手に忌み嫌われる言葉を浴びせる事によって……相手の心……つまり、精神ですね! そちらにもダメージを与えていく……という、ソドムなりの考えだそうです」

元「……な〜んだ、その理論!?」

実況「だから、ソドムの技には……縁起の悪い言葉が含まれているわけですね……? ほらほら『大凶』だとか……? 『地獄』だとか……?」

元「余計な言葉ばかり覚えるんだねぇ〜? なぁ〜んで、そんな言葉から覚えちゃうんだよ? ちゃんとした言葉を覚えましょう!」

実況「しかし、おはようございますラリアットだとか……ありがとうございますタックル……そうなってしまうと、それはそれで……ねぇ……?」

元「……彼には放送コードに引っかからない程度の言葉で済ませてもらいたいね」

実況「あ〜、それは……勿論、私もそう思いますっ!」

274名無しさん:2015/12/04(金) 23:13:47 ID:lNUkqqk6
ロレント「ヒャーハッハッハッハっ!」ググッ

ナッシュ「……ぐ、ぐがが」


ブー、ブーブー

実況「あ〜っと、あっと……見て下さいっ! 元さん、元さんっ……! 場外を見て下さいっ!」

元「あ〜、場外でちょこちょこやってると思ってたら……ま〜た、あの棒っきれ取り出したよ?」

実況「あれもロレント曰く、棒っきれではなく……ロッドだそうですよ!?元さん、棒っきれではありませんっ!」

元「……知らないよ! 凶器には変わりないでしょ!」

実況「まぁ、そうですが……ロレントは場外でナッシュの背後から……首筋にロッドを押し付けながら、圧迫させて締め付けていくっ! 勿論、反則攻撃ですっ!」

275名無しさん:2015/12/04(金) 23:19:19 ID:lNUkqqk6
ダン「おいっ……! この野郎っ……! ロレントっ……!」


実況「おっと、レフェリーが場外のロレントに気づいたかっ!」

元「よ〜し、止めに行けっ!」


ソドム「……chance!」ガバッ

ガイル「ううっ……んあぁっ……!」

ソドム「HAHAHA! I 'll kill you!」ググッ

ガイル「ガッ、グッ……ゴ、ゴホっ……!」


ブー! ブーブー!

実況「おぉ〜っと、ソドムはダウンしているガイルに馬乗りになり……そして、上から両手で首を絞めていくっ! こちらも首絞め攻撃っ! こちらも首絞め攻撃っ! 勿論、反則ですっ!」

元「あ〜、もうっ……! リングの上でも下でも……本当に……」

276名無しさん:2015/12/04(金) 23:24:55 ID:lNUkqqk6
ダン「あ〜っ! お前まで……何やってんだ、コラっ……!」

ソドム「HAHAHA! HAHAHA!」ググッ

ガイル「ガッ……レフェリー……止めろっ……!」

ダン「おいっ……! ソドムっ……! やめろ……やめろってのっ……!」ユサユサ


ブー! ブーブー!

実況「おぉ〜っと、ここでレフェリーが気づいたかっ……!? ソドムに駆け寄り、なんとか引き剥がそうとしていくっ!」

元「……ありゃ、何首絞めなんだ?」

実況「しかし、ソドムは止めないっ……! ガイルの首を絞め続けていくっ! おぉ〜っと、ここでソドムのラフファイトっ!」

元「……あのラフファイトは、何首絞めなんだ? 技に大凶とか、仏滅とかつけてるんでしょ?」

実況「……う〜ん、何首絞めなんでしょうねぇ? 『不幸首絞め』とか、そういった感じなんでしょうかねぇ?」

元「やかましいわっ!」

277名無しさん:2015/12/04(金) 23:33:03 ID:lNUkqqk6
今日はここまで

278名無しさん:2015/12/04(金) 23:34:42 ID:sOb5KoXQ
元さんノリノリじゃねーかwww

279名無しさん:2015/12/04(金) 23:37:32 ID:KJcZo2aE


女子部のメイン確定、おめでとう!
シャドルーの次の勧誘はロレントソドム組が自然だけど、果たして…?

280名無しさん:2015/12/04(金) 23:38:32 ID:???
シャドルー楽しみだ

281名無しさん:2015/12/05(土) 00:00:17 ID:l8awNp7Y
乙!
ロレント・ソドム組張り切ってるねえ

282名無しさん:2015/12/05(土) 00:13:49 ID:???
元さんw自分で振っといてwww

283名無しさん:2015/12/05(土) 01:33:18 ID:???
おつおつ

復帰戦はメイン確定か
やったね!

284名無しさん:2015/12/05(土) 03:56:21 ID:xP6fXVh2
乙っした
このペースだとザンギの復帰も遠く無いな
その時のストプロはどうなってるか
ザンギを第1、第2で使えるくらいだとよいのだが

285名無しさん:2015/12/05(土) 12:01:38 ID:???
まさかのさくらヒールターンとか見たいな

286名無しさん:2015/12/05(土) 16:17:20 ID:???
日焼けでもするのかw

287名無しさん:2015/12/05(土) 16:22:10 ID:???
いまさらだけどザンギエフって喋ることも出来ないぐらいやばいのかな
喋れるなら団体に何かアドバイスとかしてほしい

288名無しさん:2015/12/05(土) 18:23:55 ID:???


>>287
まだザンギエフ意識戻った描写ないからな

289名無しさん:2015/12/05(土) 19:30:28 ID:???
そうか。まだ気絶中なのか
仙豆も食べさせるのきついだろう

290名無しさん:2015/12/05(土) 19:37:15 ID:???
まだ意識戻ってないとかだと一年間で復帰どころか命がヤバイだろ
病院で安静にしてるだけだろ

291名無しさん:2015/12/05(土) 20:06:29 ID:???
>>289
ゴハンがリクームに首の骨を折られた状態でも仙豆をのみ込めた(のみ込ませた)し
OVAでの未来世界では、ゴハンが気絶したトランクスに仙豆をのみ込ませてるから大丈夫だと思う

まぁザンギエフ周辺で尺を取るのはと作者は思ってるのかもしれないね
あくまで今はザンギエフなしでも頑張っていこうとするストプロが話のメイン部分だし

その辺はある程度一段落(と言えるかは分からんが)したベガ対サガット戦か春麗復帰戦後位に書かれるんじゃないかな?

292名無しさん:2015/12/05(土) 20:26:31 ID:???
もしかしたらザンギエフもそこらへんわかってて
今はあいつらに任せてみるかって感じかもな

293名無しさん:2015/12/05(土) 22:32:00 ID:???
あれ更新ないの?

294名無しさん:2015/12/05(土) 22:32:59 ID:???
管理人からのお知らせで1時間遅れるそうです

295名無しさん:2015/12/05(土) 23:00:07 ID:S1QnJi9w
ーーー


ヤムチャ「いやぁ、相変わらずロレントさんとソドムさん……大暴れですねぇ……バイソンさんに通じる物がありますね……あの二人……」

リュウ「……そうだな。あの二人もきてるな」

プーアル「あの二人はヒールですけど……やっぱり、試合の度に盛り上がってますからね……」

ヤムチャ「でも……負けてられねぇぞ、ちくしょうっ……! 試合形式は二対二で同じだけど……俺達の方が一ついい位置で、やらせてもらってるんだ……だったら、それ相応の試合を見せていかなきゃなっ……!」

プーアル「その通りですよ、ヤムチャ様っ!」

リュウ「……はは、トチるんじゃねぇぞ」

296名無しさん:2015/12/05(土) 23:04:42 ID:S1QnJi9w
プーアル「あっ、ソドムさんがナッシュさんから、3カウント取りましたよっ!」

ヤムチャ「よ〜しっ……! それじゃあ、次は俺達の……」

リュウ「……慌てんな慌てんな。落ち着け落ち着け」

ヤムチャ「……ん?」

リュウ「……ほら、制裁が始まるよ。制裁が。ま〜た、制裁が始まるんだよ。まだだよ」

ヤムチャ「あっ、そっかそっか……ロレントさん達は、勝ってボコボコにするまでがワンセットですもんね……」

リュウ「……これが、また長いんだよ」

297名無しさん:2015/12/05(土) 23:12:47 ID:???
今日は休みでもよかったぞ

298名無しさん:2015/12/05(土) 23:18:15 ID:S1QnJi9w
ーーー


ロレント「口は一流……腕、三流……」

ソドム「HAHAHA!」グリグリ

ガイル「……ぐっ、ちくしょう」


ブー! ブーブー!

実況「さぁ、王者組……またしてもベルトの防衛に成功しました……がっ! 始まりましたぁ! 恐怖の時間っ!」

元「……僕は、いい試合だったと思うよ!? ダメなの? ねぇ、これでもダメなの!?」

実況「ソドムはガイルを踏みつけていますっ! そして、マイクを手にしたロレントがリングに入ってきたぁ!」

299名無しさん:2015/12/05(土) 23:29:11 ID:S1QnJi9w
ロレント「お前達は大きな口を叩く……だが、肝心の試合内容は……この通り、薄っぺらい……中身はスッカスカだ……」

ソドム「HAHAHA! SUKA–SUKA! SUKA–SUKA!」

ロレント「まるでお前自身を象徴したかのような……試合だったと思わないか……?」

ガイル「……あぁっ?」


実況「さぁ、ロレントはガイルの目の前で大き手を広げ……」


ロレント「奇抜なのは、そのイカれたヘアースタイルだけで……」チョンチョン

ガイル「……この野郎っ!」

ロレント「肝心のお前自身は……スッカラカンの空っぽだ……」


実況「おぉ〜っと、ここでロレントは自身の頭を指差しながらっ……ガイルの自慢のヘアースタイルを貶していくっ!」

元「う〜んっ……これは……ダメだよっ……!それは、ダメだよっ……!」

300名無しさん:2015/12/05(土) 23:37:26 ID:S1QnJi9w
ロレント、イイズギダゾー!

ロレント「……何かの化学実験にでも巻き込まれたのかな?」

ロレント、チョットヒドイゾー!

ロレント「その、ヘアースタイルを整える時間があるのなら……腕立て伏せの10回や20回でも出来るだろう……!? 何故、貴様は鍛錬を怠るっ……!?」

ロレント、モウ、ヤメテヤレー!

ロレント「そういう所だっ……! お前の、そういう所がこの結果に繋がっているんだっ……! わかるか……? この今日の不甲斐ない試合……これは、お前のそういった部分が招いた結果なのだっ……!」


クスクス……クスクス……

実況「なんという屈辱っ……! なんという屈辱っ……! これは……くぅ〜っ! 悔しいですねぇ、元さんっ!」

元「ちょっとわかる部分もあるだけにね……? 尚更、悔しいよね、うん……」

301名無しさん:2015/12/05(土) 23:40:43 ID:???
これザンギエフやベガと戦ったら面白そう

302名無しさん:2015/12/05(土) 23:45:26 ID:S1QnJi9w
ガイル「てめぇっ……この野郎っ……! もう、許さねぇっ……!」ガバッ


ワー! ワーワー!

実況「おぉ〜っと、これにはこれにはガイルも我慢の限界かっ!? ソドムの足を跳ね除け……そして、立ち上がるっ!」

元「……まぁ、こうなるわ」

実況「キレてますかっ……? 元さん、キレてますか、コレ!? ガイルはキレましたかっ!?」

元「キレてますよ」


ガイル「……てめぇっ!」ググッ


ワー! ワーワー!

実況「ロレントに取っ組みかかっていくガイルっ! この王者組の傍若無人な態度にもう、我慢の限界だぁ! ガイルはキレてますっ! 完全にキレていますっ!」

303名無しさん:2015/12/05(土) 23:59:39 ID:S1QnJi9w
ロレント「ソドムっ……! こいつを殺れっ……!」

ソドム「……Yes!」ガバッ

ガイル「……うおっ!」


ザワ……ザワ……

実況「おぉ〜っと、しかしそんなガイルを……背後から、ソドムが掴んでいくっ! 腰回りを掴んでいくっ!」

元「……あぁっ」


ソドム「SWEAT HERO GULLY!(訳:このイカれ頭が!)」ズドーンッ

ガイル「……ぐわあああぁぁ!」


実況「そして、ガイルの身体を後方に反り投げ……ジャーマンスープレックス叩きつけていくっ……! ガイルの抵抗っ……! だがっ……! 返り討ちっ……!」

元「自慢のヘアースタイルを侮辱されて……それで、このジャーマンスープレックスはガイル君の得意技だよ……悔しいねぇ……」

304名無しさん:2015/12/06(日) 00:06:44 ID:sgsN2qHU
ガイル「うっ……うああっ……」

ソドム「HAHAHA! SEI–SAI!SEI–SAI!」

ブー! ブーブー!

ロレント「これで、コイツにも規律は叩き込まれただろう……諸君、安心しろ……これから、ストリートプロレスに……イカれたヘアースタイルの男が現れる事はない……」

ブー! ブーブー!

ロレント「生まれ変わった、ガイル二等兵の姿を……その目で確かめてくれ……」


実況「さぁ、やはり制裁を受けてしまう形になってしまったガイルっ……! そして、次のガイルの試合……ヘアースタイルがどうなっているのか……ロレントの言う通り、ガイルはトレードマークのヘアースタイルを変更してしまうのかっ!?」

元「ほ〜んと、何でもかんでも難癖つけてくるよねぇ……?」

305名無しさん:2015/12/06(日) 00:12:45 ID:sgsN2qHU
ロレント「さぁ、そして次に我々が規律を叩き込むべき人間は……」


ザワ……ザワ……

実況「おぉ〜っと、ロレントは続けますっ……! 次にロレントが難癖をつける相手は……!?」

元「難癖なのか、挑戦者の指名なのかわからないよね。これじゃあ」


ロレント「ユンっ……そして、ヤンっ……! あの二人だな……」


キャー! キャー! オー! オー!

実況「次のロレントのターゲットはっ……!? おぉ〜っと、ユンとヤンかっ!? ユンとヤンかっ!? ユンとヤンが、ターゲットにされてしまったかっ!?」

元「ユン君とヤン君は……そういや、まだ制裁受けてないねぇ?」

実況「場内から、女性の悲鳴が飛び交いますっ! これはこれは……ユンとヤンっ……! また、どエライ奴に狙われてしまったぁっ!?」

元「いやぁ、でもある意味……ベルト取るチャンスでもあるよ……?」

306名無しさん:2015/12/06(日) 00:42:06 ID:sgsN2qHU
ーーー


ベガ「ユンに……ヤン……う〜ん……」

さくら「……どうしたんですか?」

ベガ「……コイツらにベルト移動させて大丈夫か?」

さくら「……女性客は喜びそうっすね。男性客はどうかわかりませんが」

ベガ「そうだよなぁ……う〜ん……何で、アイツら男性人気が上がらんのだろうなぁ……」

さくら「ユンさんとヤンさんが、いい場面見せる度……黄色い声援が巻き起こって、男性客のヘイトが上がるんじゃないっすか……?」

ベガ「負のスパイラルだな……ケンやナッシュは、女性客の指示を掴みつつ……男性客の指示も、掴んでいるというのに……どうしてこの二人は……う〜ん……極端すぎるんだよ……」

307名無しさん:2015/12/06(日) 00:46:47 ID:sgsN2qHU
今日はここまで
今日は色々中途半端でごめんなさい

308名無しさん:2015/12/06(日) 00:49:31 ID:???
いや、さすがにこれはちょっと一言言いたい

>>1よ、無理するな

309名無しさん:2015/12/06(日) 00:56:53 ID:???
乙!
色々カメラが切り替わって面白かった!
楽しみに待てるからホントむりしないでくりー

310名無しさん:2015/12/06(日) 00:59:56 ID:???
ユンヤンが男性の支持を得るなら丸坊主にして無精髭でも生やせば良いと思うね

311名無しさん:2015/12/06(日) 01:05:03 ID:???
その辺が一人立ち出来ない最大の要因臭いね

312名無しさん:2015/12/06(日) 01:33:30 ID:???
乙です。>>308が言う通り、あまり無理はしないでマイペースで頑張って続けてほしい

ユンヤンコンビはジャニーズみたいな感じなんじゃないか?
ジャニーズと言ってもTOKIOみたいな良い意味で泥臭い感じじゃなくて、嵐みたいな正に「アイドル」な感じ

313名無しさん:2015/12/06(日) 01:47:33 ID:???
>>312
わざわざ言わなくてもTOKIOはジャニーズでも特異な部類だと思うぞ。

314名無しさん:2015/12/06(日) 02:11:45 ID:???
>>303でソドムが要ってるのは「末広がり」か

315名無しさん:2015/12/06(日) 02:56:34 ID:6TaMhoZw
乙!
ガイルさんどうなっちゃう?
>>314
それだww

316名無しさん:2015/12/06(日) 06:45:56 ID:zhW250Eg
乙っした
ガイル難しいな
言われて刈るのも屈辱、そのまま続けるなら今以上を見せなきゃいけない
新技披露するくらいしなきゃ恥かくだけだろうな

317名無しさん:2015/12/06(日) 07:14:39 ID:3P0rEC6M
やっぱりガイルはコーナーから飛び込んでくる奴をサマソで迎撃、てのが定番ムーヴなんだろうか

318名無しさん:2015/12/06(日) 07:14:57 ID:???
言われて刈るのは屈辱だけど、その分なりふり構わず全てを捨てて這い上がる気概ってのが見えるから刈った方がいいかもしれない
でもそうなると「誰?」ってなりそうだからなぁ

それにしても、リングの上では好き放題やってるけど、ロレントさん胃痛が半端じゃなさそう
お互い分かっているとはいえ、毎回こんだけ罵倒するのは根が小心なロレントさんには応えるだろう
ヒールになる前は身体が、今は精神が悲鳴をあげてる感じで苦労してるなーと思う

319名無しさん:2015/12/06(日) 08:16:27 ID:???

>>271のさくらの頼み事の内容って読者には伏せる形なのかな
それとも>>306が続きで、さくらがユンヤンへのベルト移動を進言したって事?

320名無しさん:2015/12/06(日) 10:14:04 ID:???
シャドルー女子部ができるとミックスタッグとか出来て幅でそうだしいいと思うんだがなー

321名無しさん:2015/12/06(日) 13:24:35 ID:???
ミックスタッグはポイズンさんの件でどの団体も扱うのを嫌がってると思う

322名無しさん:2015/12/06(日) 16:18:28 ID:???
それ以前に5人しか居ない女子部で立ち位置固定が出たら回せなくなる

323名無しさん:2015/12/06(日) 22:01:52 ID:sgsN2qHU
ベガ「……どうするかなぁ」

さくら「……ベルトは移動させたいんすか? ロレントさん達から」

ベガ「……移動させたい」

さくら「それは、ユンさんとヤンさんじゃなきゃダメなんすか……?」

ベガ「……ロレント達が出る前は、タッグ組ではナンバー2だったんだぞ? まぁ、女性人気だけで持っていたがな」

さくら「……」

ベガ「そろそろ、限界だろ。アイツらも……私の耳に届くぐらい、溜め込んでいる……」

324名無しさん:2015/12/06(日) 22:06:03 ID:sgsN2qHU
ーーー


ユン「……ちっくしょうっ!」ガンッ

ヤン「おいおい、どうしたどうした……!?」

ユン「どうしたもこうしたも、ねぇだろうがっ……!? ロレントさん達が、マイクで俺達の事、煽ってるんだぜ……?」

ヤン「……次の挑戦者は、俺達だろうな」

ユン「だったら、ここで……俺達が乱入して……アピールしていくべきじゃないのかよっ……!?」

ヤン「今日はそういう指示出てないだろうが……あぁ言ってるんだから、試合は確定だよ。ロレントさん達にベルトが渡ってから、挑戦してないのは俺達だけなんだから……」

ユン「わかってねぇな、お前はっ……! あ〜っ……!」イライラ

ヤン「だから、なんだよっ……! どうしたっ……!?」

325名無しさん:2015/12/06(日) 22:11:07 ID:sgsN2qHU
ユン「……女子部の試合見てたのかよっ!?」

ヤン「……見てたよ」

ユン「数週間前から、シャドルーが盛り立てて……喋らないキャミィも喋ったっ……! あれだけプッシュされりゃ、そりゃああもなるわっ!」

ヤン「……」

ユン「俺達、この一週間何したっ!? まともなカード組まれたかっ!? ベテラン組と試合しただけじゃねぇかっ!?」

ヤン「そうだけど……」

ユン「こんな状態で試合して……どっちが盛り上がるんだよっ!? 女子部にすら食われるんじゃねぇのかっ!?」

ヤン「……じゃあ、どうするんだよ?」

ユン「だから、言ってるだろ……今、ここで俺達が乱入するんだよっ!」

326名無しさん:2015/12/06(日) 22:21:24 ID:sgsN2qHU
ユン「……俺が、スケートボードに乗って登場するっ!」

ヤン「……じゃあ、俺はインラインスケートか?」

ユン「そうっ……! それで、颯爽と入場していくんだよっ……!」

ヤン「だったら入場テーマも変更しなきゃな……『よ〜うこそ〜、ここへ〜、遊ぼ〜うよパラダイ〜ス』なんてな……?」

ユン「……茶化すんじゃねぇっ! 俺は大真面目だっ!」

ヤン「だって、それじゃあ昔のアイドルじゃねぇかよっ!?」

ユン「俺達はアイドル路線で売ってるからいいんだよっ!」

ヤン「……アイドル路線ねぇ」

327名無しさん:2015/12/06(日) 22:24:09 ID:???
パラダイス銀河でワロタ

328名無しさん:2015/12/06(日) 22:26:04 ID:???
なんで人気が今一つなのかわかる気がした…

329名無しさん:2015/12/06(日) 22:26:13 ID:sgsN2qHU
ユン「それで、俺がスケートボードでロレントさんを……どっかぁ〜んっ!」

ヤン「……スケートボードで殴るのか!?」

ユン「殴るんだよっ……! それで、倒れたロレントさんに向かって俺がマイクで一言……『このユン・ヤンコンビを舐めるんじゃねぇっ!』」

ヤン「それじゃあ、まるでヒールじゃないかよ……アイドル路線は何処に行ったんだ……それに、俺はどうしたらいいんだ?」

ユン「……あぁっ!?」

ヤン「お前はスケートボードだからいいよ。だけど、俺はインラインスケートだ。どうすんだ……? 俺は、靴で殴るのか?」

ユン「……知るかっ! そんなもんは、自分で考えてなんとかしやがれっ!」

ヤン「なんとかって……お前が言い出した事だろうがっ……!」

330名無しさん:2015/12/06(日) 22:27:17 ID:???
何か試合する前に「制裁」されかねない展開だなw

331名無しさん:2015/12/06(日) 22:33:24 ID:sgsN2qHU
ユン「とにかくっ……! それくらいしていくべきなんだよっ……!」

ヤン「お前は、思いついた事ポンカラポンカラ言ってるだけじゃねぇか! お前はちょっとせっかちすぎるんだよっ! そういう所を直せっ!」

ユン「お前が呑気すぎるだけなんだよっ! お前こそ、そういう所を直せっ!」

ヤン「……あぁっ!?」

ユン「納得出来ないカードばかり組まされ……出世していくのは、キャミィにヤムチャにロレントさんっ……! 上に気に入られてる奴らばかりだっ!」

ヤン「……仕方ねぇだろ、そういう物なんだから」

ユン「言っておくが、女性人気だけなら俺はケンさんとだって張り合えるんだぞっ!? そんな俺達を差し置いて……絶対、押すべき人間を間違ってるだろがっ!」

ヤン「だからって、指示も出てないのに……今、ここで乱入するのかよ……? いいから、落ち着けよ……お前は、もう少し先の事を予測してから行動しろ……」

ユン「先の事を予測した結果は、このまま埋もれていく未来がもう見えてるんだよっ……! これは俺の直感がそう言ってるんだっ! 間違いねぇっ!」

332名無しさん:2015/12/06(日) 22:33:50 ID:???
>>328
奇遇だな。俺もだ。

333名無しさん:2015/12/06(日) 22:37:55 ID:???
なんというか、妥当だなぁ

334名無しさん:2015/12/06(日) 22:38:58 ID:sgsN2qHU
ーーー


ベガ(女子部はやりきった……うん、間違いなくやりきった……これをメインに持って来ないと……)ジーッ

さくら「んっ……?」

ベガ(さくらは……まぁ、納得しないなぁ……他の女子メンバーも……)

さくら「……ど、どうしたんすか?」

ベガ(かと言って、女子部をメインに持ってくるとなると……う〜ん、満場一致の賛成には、間違いなくならんよなぁ……)

さくら「……ベガさん?」

ベガ(ガイルの報告では……確実にユンとヤンは不満を溜めているらしい……発散させんとマズいよなぁ……しかし、奴らをプッシュした所で、喜ぶのは女性客だけだといったもんだ……)

335名無しさん:2015/12/06(日) 22:44:45 ID:???
アイドル路線ってのをいいわけにして
完全に自分の殻を破れてないのを自覚してないのが痛すぎる。
あちゃーーーって感じだわw

336名無しさん:2015/12/06(日) 22:46:24 ID:sgsN2qHU
ベガ(女性……女性……女性……んっ……?)

さくら「……んっ?」

ベガ「女性だ……」

さくら「……はぁっ?」

ベガ「そうかっ……! その手があったかっ……!」ガタッ

さくら「ちょっと、ちょっとっ……! ベガさん、どうしたんですかっ……!?」

ベガ「……おい、さくらっ!」

さくら「……は、はいっ!」

337名無しさん:2015/12/06(日) 22:46:29 ID:gooxKaG.
人気的にはファイナルファイト組より高いはずなのに なんだこの応援したくない感

338名無しさん:2015/12/06(日) 22:47:55 ID:NsHrEXg6
お、ミックスドの流れか?

339名無しさん:2015/12/06(日) 22:50:30 ID:sgsN2qHU
ーーー


実況「さぁ、フラつきながらナッシュとガイルが退場していきますっ……! ロレント・ソドム組っ! またしても防衛しましたっ! この王者政権は何処まで続くのでしょうかっ!?」

元「でも、なんだかんだ言ってねぇ……貫禄もついてきたよね……? ロレント君と、ソドム君も……」

実況「さぁ、そしてっ……! ロレントがマイクで次のターゲットに予告したのは……ユンとヤンですっ!」

元「うん。ユン君とヤン君……頑張ってほしいねぇ」

実況「ロレントの口から、ユンとヤンの名前が出された時……聞きましたか? 元さん、あの場内の悲痛な叫びをっ!」

元「……まぁ、ユン君とヤン君は女性ファンが多いからね」

実況「……全くっ! けしからん二人組ですよっ!」

元「……あっ、君そっちの肩持つんだ?」

実況「あ〜、いえいえっ……! そんな事はありませんっ……! そんな事は……ありませんよぉ〜!」

340名無しさん:2015/12/06(日) 22:57:21 ID:sgsN2qHU
実況「ロレント達の標的にされた、ユンとヤンっ……! これから、どうなってしまうのかっ……!?」

元「まぁね、何とか返り討ちにしてやりましょう、返り討ちにっ!」

実況「悲痛な女性の声は聞きたくないっ! やはり、女性は笑っていた方が素敵だっ!」

元「その通りです」

実況「是非とも、ユン・ヤンコンビがロレント達の餌食にならない事を願いましょうっ! さぁ、そんな所ですが……そろそろお時間となってしまいましたっ!」

元「はい」

実況「それでは、これで第四試合の中継を終了させて頂きますっ! 実況は私と……」

元「解説の元です。ありがとうございました」

実況「さぁ、CMの後は第五試合ですっ! 第五試合っ……! いよいよ、空手軍団の出陣ですっ!」

341名無しさん:2015/12/06(日) 23:02:28 ID:sgsN2qHU
ーーー


ガイル「……お疲れさ〜ん」

ロレント「お疲れ様です」

ソドム「お疲れ様でした」

ナッシュ「……お疲れ〜、シャワー行ってくるよ」

ロレント「あっ……あの、ナッシュさん……すいませんでしたっ……!」

ナッシュ「……気にしてな〜いよ」スタスタ

ロレント「あ、あぁっ……行っちゃいましたか……」

ソドム「気にする必要はない。君は与えられた事をやりきっただけだ……そして、彼も……」

ロレント「い、いやぁ……でも……」

ガイル「……ったく、どいつもこいつも」

342名無しさん:2015/12/06(日) 23:08:31 ID:sgsN2qHU
ロレント「あ、あのっ……! ガイルさんも、すいませんでしたっ……!」ペコッ

ガイル「あぁっ、なんで謝るんだよ……?」

ロレント「いや、だから……髪の事ですよ、髪の事……」

ガイル「……俺が弄れって言ったんだけどね?」

ロレント「いやぁ、でも……思ってたより変な感じになってしまって……」

ガイル「元々変な髪だからいいんだよ……今日の一件は、あくまで反応を見る為……反応を……」

ロレント「……反応?」

ガイル「そうそう……お前ら、やっぱりダークヒーロー路線の方がいいと思うわ……」

ロレント「ダ、ダークヒーロー……?」

343名無しさん:2015/12/06(日) 23:19:33 ID:sgsN2qHU
ガイル「お前らがヒールで出世していった所で……シャドルーだってヒールだ。ヒールは二つもいらねぇだろ」

ロレント「……は、はぁ」

ガイル「空手軍団は、ヒーローだ……シャドルーは、ヒール……それで、お前らは……ダークヒーローなワケだよ。これならキャラも被らねぇ」

ロレント「……ダークヒーロー」

ガイル「皆が思ってる事の代弁者になれ……例えば、俺の場合は……この髪だ……わかってて、こっちは奇抜な髪にしてるんだからよぉ?」

ロレント「……は、はい」

ガイル「ホークの場合は、筋肉バカ……脳ミソは空っぽとでも、言っておけ……アイツは、抜けてる所があるからな……」

ロレント「……それ、リングで言うんですか?」

ガイル「……皆、知ってる事だよ。知らねぇのは当人だけだ」

344名無しさん:2015/12/06(日) 23:21:24 ID:???
ガイルさんかっけーわ

345名無しさん:2015/12/06(日) 23:23:07 ID:???
ガイルもナッシュもベテランなんだな
しっかり考えてる

346名無しさん:2015/12/06(日) 23:24:29 ID:???
ロレントのオンオフの差の激しさになんか笑ってしまう

347名無しさん:2015/12/06(日) 23:28:53 ID:???
ロレントの胃は穴だらけだろw

348名無しさん:2015/12/06(日) 23:31:31 ID:???
人気出ないのひがむのはなあ

349名無しさん:2015/12/06(日) 23:31:43 ID:sgsN2qHU
ガイル「それで、ユンとヤンの場合は……まぁ、アイドル気取りのバカって所だな……」

ロレント「……マジっすか?」

ガイル「うちの相方の悪い部分を全部吸収しちまってるよ、アイツらは……リングの上でガツンと言えば、アイツらも目が醒めるだろ……?」

ロレント「……はぁ」

ガイル「お前は、ヒールとして試合後に相手をボッコボコに叩きのめすが……言ってる事は正論、ベビーにするんだよ……なっ……?」

ロレント「俺に、出来ますかねぇ……」

ソドム「ロレント君、君は私と同じで気が弱い所がある……それなら、いっそこういうキャラだと決めてした方がいいと思うよ、私も……」

ロレント「……ソドムさん、そんな気弱じゃないでしょう?」

ソドム「ハハハ、気弱だからこそ、わけのわからない仮面を被り……そしてわけのわからないキャラをしてるんだよ!」

ロレント「……はぁ」

350名無しさん:2015/12/06(日) 23:32:50 ID:???
あの二人イケメンではあるんだよ
http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/84/0001036484/82/img163bbe61zikezj.jpeg

351名無しさん:2015/12/06(日) 23:35:43 ID:???
これは荒れそうだな
ヤンはともかくユンがシュートしてしまったらどうしよう

352名無しさん:2015/12/06(日) 23:44:50 ID:sgsN2qHU
ガイル「プッシュされたのは、ちょっとした気まぐれだったけどよぉ? お前は上手くこなしてこなして、ここまで来ただろ……?」

ロレント「……はい」

ガイル「このチャンスを逃すな……絶対に逃すな……ソドムさんって、いい相方も見つかったんだろが……勿論、お前の進んで来た道も……ここから、先も……同じ茨の道だよ……?」

ロレント「……はい」

ガイル「今日、髪の毛弄らせたのは実験だよ……お前がダークヒーロー路線いけるか……反応伺ってみたんだよ……」

ロレント「……どうでしたか?」

ガイル「いやぁ、俺はいけると思うぞ? 結構、反応よかったもん。いけるいける、続けていこうぜ?」

ロレント「まぁ、折角ファイトスタイル変えて成功したんだから……何処までいけるか試してみたい部分はあります……」

ガイル「俺の髪の毛、弄った奴は成功するってジンクスがあるんだよ!」

ロレント「……そんなのあるんですか?」

ガイル「昔、ケンにも弄られたよ。このパイナップル野郎ってなっ! そしたら、アイツ出世しやがった! お前も同じように出世させてやるよ! まぁ、任せとけっての!」

ロレント「……ありがとうございます」ペコッ

353名無しさん:2015/12/06(日) 23:46:43 ID:???
ヤムチャ「てめえ納豆食わせるぞ!」

354名無しさん:2015/12/06(日) 23:58:13 ID:sgsN2qHU
ーーー


さくら「……本気っすかっ!?」

ベガ「いいじゃないか……私はお前の条件を全面的に飲んだんだぞ……?」

さくら「でも、それは……そっちの問題じゃないんですかね……?」

ベガ「私も、ザンギエフもガイルも硬派な男性像を、ユンとヤンに求めすぎていた……のかもしれん……」

さくら「……やめましょう、やめましょう。思いつきはやめましょう」

ベガ「現状、女性に受けているのだったら……もう、そういう扱いにしてしまえばいい……女性に受けるアイドルレスラー……そういうのがいてもいいだろう」

さくら「それを……自分がプロデュースするんすか……?」

ベガ「……女性目線だ。お前は女だろう?」

さくら「ベガさん……? ユンさんとヤンさんの扱い……面倒くさくなってませんか……?」

355名無しさん:2015/12/06(日) 23:59:03 ID:sgsN2qHU
今日はここまで

356名無しさん:2015/12/07(月) 00:01:11 ID:???
ユンの顔だけのバカ感がすごい
まかり間違ってスケボーで乗り込んでも上手くマイクできなさそうな未来しか見えん
逆にダークヒーローなソレントにコテンパンにされる顔は良いけど間抜け役のジョバー路線の方がいいんじゃ

357名無しさん:2015/12/07(月) 00:01:12 ID:???
斜め上の路線か?w

358名無しさん:2015/12/07(月) 00:02:52 ID:gLIeaSXk


そっちだったか〜アイドル路線か〜
ダークヒーローもなるほどね〜

359名無しさん:2015/12/07(月) 00:14:29 ID:???
アイドルww
まあイケメンだけどさ…

360名無しさん:2015/12/07(月) 00:19:03 ID:???
乙です

ヤンはともかく、ユンは順調(に行っては困るが)にDJコースに入りつつあるな
DJの凄さはプロレス外での話だったから、その気になればプライドを捨ててやり直しできるけど
ユンの場合は女性客限定とはいえプロレス内での凄さだから、そうそうプライドを捨てて一からなんて出来なさそう

>>356
>コテンパンにされる顔は良いけど間抜け役のジョバー
まんま原作のヤムチャの役どころだな

361名無しさん:2015/12/07(月) 03:05:13 ID:sLglmuaA
アイドル路線のレスラーって例えるとアイシールド21の桜庭(初期)みたいに女性ファンをキャーキャー言わせるだけのお飾りって事...?

だとしたら存在意義が今一わからなくなってきた...経営が火の車の今、下手にユンヤンコンビに活躍させてファンの数が減ったらヤバイんじゃ...

362名無しさん:2015/12/07(月) 03:17:34 ID:qsxYlKRE
乙!
ベガ様が何を思いついたやら楽しみ

363名無しさん:2015/12/07(月) 03:47:36 ID:kSV6cdAA
アイドル路線!
かつてその路線で走った結果、大化けしたタッグがいたなぁ…

ttps://www.youtube.com/watch?v=sEYt8n0bn-k
ttps://www.youtube.com/watch?v=O2PPDyhGQDI

ハゲてる奴ら

364名無しさん:2015/12/07(月) 05:21:01 ID:Yu5spoU6
乙っした
まさかの女装…?
女性ファン以外にもファンが付きそうではあるが…
てか女性ファンってそんなにいるのか?

365名無しさん:2015/12/07(月) 05:23:12 ID:???
ユンとヤンは一度解散でもさせて直接戦わせた方が面白そう

366名無しさん:2015/12/07(月) 05:25:14 ID:???

ベガ様、さらっと爆弾処理をさくらちゃんに押し付けてるな
彼女の胃が心配です

367名無しさん:2015/12/07(月) 08:59:23 ID:???
限定的だろうがなんだろうが人気あるのは事実ならそらユンヤンが腐るのも無理はない
あんまりテキトーに対応してっと出ていかれちまうぞ、ベガ様

368名無しさん:2015/12/07(月) 11:04:38 ID:???
乙です
???「私にいい考えがある」

369名無しさん:2015/12/07(月) 14:50:56 ID:???
その司令官は人事なら上手くいくからOK

370名無しさん:2015/12/07(月) 16:23:29 ID:???
>>260
そうでした!
ベルトだった!!

371名無しさん:2015/12/07(月) 16:24:48 ID:???
界王神さま「私にもいい考えがあります」

372名無しさん:2015/12/07(月) 17:51:25 ID:???
プロレスの人気もグッズの販売の金額なのかな?
ベガ様、腐女子は金持ってるから狙い目だぞw

373名無しさん:2015/12/07(月) 18:30:40 ID:???
腐女子とショタコンの歴史と影響度合いはかなりあるからなぁ……
公式で葬式やったとか剃刀がスタッフに届いたとか洒落にならん

374名無しさん:2015/12/07(月) 18:46:37 ID:???
いつの時代もそうだが恨みをかうというのは怖いものです
とくに逆恨みは

375名無しさん:2015/12/07(月) 19:55:06 ID:???
>>361
一番いいのは例に出してるアイシールドの桜庭のように、身の程を知って全てを捨ててプロレスに打ち込む事かな
坊主にして髭を生やした状態でも「やっぱり桜庭」という横断幕掲げて応援してた女子もいたし
真にユンヤンコンビが好きな女子ならば受け入れた上で応援してくれるだろう

もしそこで離れてしまったとしたら、ユンヤンはそこまでの存在だったという事だな

376名無しさん:2015/12/07(月) 20:18:11 ID:???
本当のファンはずっと応援してくれるからな

3771:2015/12/07(月) 22:03:53 ID:MkD4vLsg
今日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

378名無しさん:2015/12/07(月) 22:43:25 ID:???
乙です。
ゆっくり休んでください

379名無しさん:2015/12/07(月) 22:44:30 ID:???
1乙 無理は禁物で

しかし自分みたいにプロレス初心者でも分かりやすいし、玄人な観客の声にもなるほど〜って思わせてもらってる。

ファンはずっと応援してくれる。。。ホントそう思う。
ヤムチャにもそんなファンがつくといいなぁ

380名無しさん:2015/12/07(月) 22:45:10 ID:pn9qE9yc
>>363
俺も思った、色んな意味でアウトな某御兄弟!

381名無しさん:2015/12/07(月) 23:23:05 ID:???
把握&乙です

382名無しさん:2015/12/07(月) 23:29:18 ID:???
>>379
実際にリアルでもヤムチャに根強いファンがいるからこそ、ここまでネタにされてきてるからな

383名無しさん:2015/12/08(火) 09:20:28 ID:???
>>1の投稿は毎回楽しんでいるけど、休みの報告があるときには何故かホッとする

ゆっくり休んでほしいからな

384名無しさん:2015/12/08(火) 11:08:01 ID:???
もっと休んでいいよ
年末で忙しいだろうし

385名無しさん:2015/12/08(火) 22:01:02 ID:rM.nlWp2
ベガ「面倒臭いわけじゃない。女性客に人気な二人だからこそ……女性目線でのプロデュース能力が必要になってくる……と、言う訳だ。それが、お前だ」

さくら「いやいやいやいや……あのですねぇ……」

ベガ「キャミィを正統派王者路線に持っていく事が出来たお前なんだ……ユンとヤンぐらい……こうちょいちょいちょいっとな……?」

さくら「い、いや……それとこれとは……」アセアセ

ベガ「うむ……よくよく考えたらな、我が団体所属のレスラーはどいつもこいつも男臭い……空手軍団然り、シャドルー然り……ガイル達も、ロレント達も、ホーク達も、皆そうだ」

さくら「いやいや……だからって……」

ベガ「ユンとヤンに関しては……女子部をここまで盛り上げたお前の手腕に賭けてみるとしよう。一つ……よろしく頼むぞ」

さくら「女子部がようやく一段落ついたと思ったら……なぁ〜んすか、それっ!」

ベガ「た〜の〜む〜よ、さ〜くら〜……お前しかいないんだ、お前しか……」

さくら「……だああっ! も〜うっ!」

386名無しさん:2015/12/08(火) 22:07:44 ID:rM.nlWp2
ーーー


ダン「さぁ、試合はいよいよ第五試合……空手軍団VSシャドルー軍団……因縁のスペシャルタッグマッチでございますっ!」

ワー、 ワーワー

ダン「その正義の拳で奴らを倒せっ……! 空手軍団っ……!」

ワー、 ワーワー

ダン「リュウ選手っ! ヤムチャ選手の入場ですっ!」

ワー、 ワーワー


リュウ「よしっ……! いくぞ、ヤムチャっ……! 今日は燃えろよっ!」

ヤムチャ「勿論、燃えまくってますよっ……! 今日は、仲間のいい刺激受けてますからねっ……! 俺だってやってやりますよ、試合で見せてやりますっ!」


ワー、 ワーワー

387名無しさん:2015/12/08(火) 22:15:34 ID:rM.nlWp2
実況「さぁ、本日の第五試合……空手軍団VSシャドルーっ! 二対二のスペシャルタッグマッチですっ!」

リュウ「いくぜっ……!」

実況「さぁ、先陣を切って歩くのはリュウっ! 今日も気合いに満ち溢れていますっ!」

ヤムチャ(キャミィさんに、二三歩先に行かれた気はするが……)

実況「さぁ、そして……その後方から……ヤムチャっ! ヤムチャが続くっ!」

ヤムチャ(だったら、この試合で追いつくまでだっ……!)

実況「本日の空手軍団は……リュウと、ヤムチャっ! リュウとヤムチャの二人ですっ!」

ヤムチャ(トリッキーな相手……格上の相手……それと、戦うチャンスを俺は貰えたんだ……)

実況「この二人が……シャドルーに向かうっ! さぁ、両者が今ゆっくりと花道を歩み進んでおりますっ!」

ヤムチャ「だったら……気合い入れて、いかねぇとなっ! よ〜し、いくぜっ!」

実況「おぉ〜っと、ヤムチャも気合いに満ち溢れているっ! 吠えたぁ!」

388名無しさん:2015/12/08(火) 22:17:45 ID:???
ベガ「た〜の〜む〜よ、さ〜くら〜……お前しかいないんだ、お前しか……」

ワロタww

389名無しさん:2015/12/08(火) 22:23:46 ID:rM.nlWp2
リュウ「よしっ……!」シュタッ

ヤムチャ「……よっと」シュタッ


実況「さぁ、今リュウとヤムチャの両者が……エプロンサイドに昇ったぁ!」


リュウ「……ちょっと、待ってろ。身体温めておきな」ススッ

ヤムチャ「……了解っす」グイグイ


実況「さぁ、そして……リュウはそのまま、コーナー付近の方へとエプロンサイドを移動していきますっ! ヤムチャはエプロン中央で、トップロープを使っての……屈伸運動っ!」

390名無しさん:2015/12/08(火) 22:29:32 ID:rM.nlWp2
リュウ「……よっとっ」ガシッ


実況「さぁ、そしてリュウはコーナーに昇っていき……」


リュウ「……一番凄い試合を見せてやるぜっ!」ググッ


ワー! ワーワー!

実況「コーナーポストの上で右腕を突き上げるっ! 勝利を約束するかのような、築き上げた拳っ! 頼もしい姿でありますっ!」


リュウ「……よっと」シュタッ


ワー! ワーワー!

実況「そして、コーナーポスト上から……リングへと降り立ちますっ! ドーラゴンリングインっ! 先ずはリュウが入場したっ!」

391名無しさん:2015/12/08(火) 22:36:21 ID:rM.nlWp2
リュウ「……ヤムチャ、もういいぞ。入ってきなっ!」クイクイ

ヤムチャ「待ってましたよ……せぇ〜のっとっ……!」ググッ


実況「さぁ、そしてここでリング内からリュウがヤムチャを呼び寄せるとっ……!」


ヤムチャ「……よっとっ!」クルッ


ワー! ワーワー!

実況「呼び寄せられたヤムチャは、トップロープを掴み、そのままクルッと前方宙返りをして……リングイーンっ! さぁさぁ、ヤムチャもド派手に決めてきますっ!」


リュウ「今日は、この二人だっ……!」ググッ

ヤムチャ「やってやりますよっ!」ググッ


ワー! ワーワー!

実況「さぁ、そして両者が……リング中央で両腕を大きく挙げるっ! 息の合った入場を見せていきますっ! 場内からは大声援だっ!」

392名無しさん:2015/12/08(火) 22:44:29 ID:rM.nlWp2
ダン「続きましては……プロレス界から世界征服を狙う……シャドルー軍団っ……!」

ダン「バルログ選手っ! バイソン選手の入場ですっ!」


バイソン「……ったく、キャミィに殴られて今日の俺様は機嫌が悪いんだよ」

バルログ「同感です、が……女相手に手を出すわけにもいきませんからね……」

バイソン「……とりあえず、あの二人ボッコボッコにして、鬱憤晴らしでもするか。行こうぜ」

バルログ「……そうですね」


ブー、ブーブー

実況「さぁ、続いてはシャドルー軍団っ……! バルログとバイソンの入場だっ! 両者が今、ブーイングの中花道を進んでいくっ!」

393名無しさん:2015/12/08(火) 22:52:37 ID:rM.nlWp2
バルログ「……ヒャオッ」

バイソン「……よっこいしょっと」


実況「さぁ、そして今……シャドルーの両者が、リングインしましたっ! これで、役者が出揃いましたっ! それでは、解説の元さん……引き続き、よろしくお願いしますっ!」

元「はい、よろしくお願いします」

実況「今回のスペシャルタッグマッチ……対戦カードは、リュウ・ヤムチャ組VSバルログ・バイソン組ですが……あっ、おっとっとっと……?」


バルログ「……レフェリー、マイクを貸してください」

ダン「あぁっ……? 何に使うんだ……?」

バルログ「……いいから、貸しなさいっ!」バシッ

ダン「……何だよ、ったく」


実況「おぉ〜っと、ここでバルログが……レフェリーから、マイクを受け取りました。マイクを受け取りましたっ! こいつは、何か言うのでしょうか?」

元「……まぁ、言うんだろうねぇ、うん」

394名無しさん:2015/12/08(火) 23:00:52 ID:rM.nlWp2
バルログ「皆様……ようこそストリートプロレスに……! 御来場、誠に感謝しますっ……!」スーッ


ブー! ブーブー!

実況「おぉ〜っと、そしてここでバルログは……優雅に優雅に、リングの四方に頭を下げていくっ! 貴族が行うかのような、優雅な礼を見せていくっ!」

元「なんて言うか……一々、行動が格好つけだよねぇ……?」

実況「まぁ、そこはナルシストのバルログですからっ!」


バルログ「さぁさぁ、皆様皆様……ここまで、退屈な時間をお過ごしだったでしょう……醜い試合をお見せしました……誠に誠に、申し訳ございません……私が代表させて、謝罪させていただくので……どうぞ、お許しください……」ペコッ


ブー! ブーブー!

実況「さぁ、バルログは続けますっ!」

395名無しさん:2015/12/08(火) 23:08:24 ID:rM.nlWp2
バルログ「しかし、ここからが本番です……このストリートプロレス……いや……」

バイソン「……ストリートプロレスじゃねぇよ、バルログちゃん」

バルログ「……シャドループロレスですね!」

バイソン「そうっ! シャドループロレスっ!」


ブー! ブーブー!

実況「おぉ〜っと、なんだなんだなんだっ!? シャドループロレスっ……! シャドループロレスだとっ!?」

元「あらあらあらあら……」


バルログ「我々シャドルー、総動員で盛り上げていきますので……何卒、よろしくお願い致します……」ペコッ

396名無しさん:2015/12/08(火) 23:12:26 ID:rM.nlWp2
バルログ「しかし、このシャドループロレス……マナーを守れない醜き輩が……非常〜に、多い……」


実況「さぁ、バルログは続けていきますっ!」

元「マナーの守れない輩って……自分達が、一番そうでしょう……」

実況「……確かにっ!」


バルログ「シャドルーが活躍しているのに……声援ではなく、ブーイングを飛ばす輩がいるんですよ……困ったものですねぇ……」

ブー、ブーブー

バルログ「おぉ〜っと、おぉ〜っと……それそれそれっ……! 一人出てきましたよ、醜き輩が……!」ビシッ

ブー! ブーブー!

バルログ「おっと……二人……三人……四人……!? なんだなんだ、何人いるんだ……これですよ、これこれ……マナーの守れない醜き輩が、数えきれない程いるようですねぇ……」

397名無しさん:2015/12/08(火) 23:19:37 ID:rM.nlWp2
実況「さぁ、バルログの観戦マナー講座……とでも、言えばいいのでしょうかねぇ!? 今、リング上で行われていますが……」

元「大丈夫です。お客さん達の反応は、正当な反応です。間違っていません」


バルログ「この後に控えているメインイベントで……貴方達のような輩に、吠えられてしまうと……非常に困るんですよ……」

ブー! ブーブー!

バルログ「メインイベントを務めるのは……我々、シャドルーの総帥、ベガ様っ……!」

ブー! ブーブー!

バルログ「そして、ナンバーツーのサガットっ……!」

ブー! ブーブー!

バルログ「こ〜んな、醜い輩に吠えられていては困るんですよ……シャドルーの一大イベントだと言うのに……何処から紛れ込んだのですか、この輩達は……」

398名無しさん:2015/12/08(火) 23:23:57 ID:rM.nlWp2
バルログ「そこで、醜き輩の貴方達に……私……そして、バイソン……」

バイソン「……よろしくっ!」

バルログ「この二人で、貴方達に観戦マナーを叩き込む……前座戦を今から、行ってあげましょう」


ヤムチャ「……前座戦?」

リュウ「……」


実況「おぉ〜っと、前座戦……前座戦ですって……元さんっ!?」

元「だから、この試合は……メインのベガ君達の試合を盛り上げる為の……そういう事だよね……?」

実況「ま、まぁバルログの口ぶりからするに……そうでしょうっ!」

399名無しさん:2015/12/08(火) 23:37:12 ID:rM.nlWp2
バルログ「一度、練習してみましょうか……我々、シャドルーの選手が活躍した時には……大きく、手拍子をして下さいっ! ハイ拍手っ!」

バイソン「オラオラオラオラ、大きく手を叩けっ!」パンパンッ


実況「さぁ、バルログが場内に指示をするっ! そして、その隣でバイソンが大きく大きく手を打ち鳴らすっ! そして……場内の反応はっ……!?」


ブー! ブーブー!

バルログ「はぁ……わかってない、バカ共だ……」

バイソン「何やってんだよ、オラァっ! シャドルーが喋ってる時には、拍手しろや、ボケェ!」パンパンッ


ブー! ブーブー!

実況「しかし、場内からは……大ブーイングっ! 大ブーイングっ! 拍手ではなく……大ブーイングが、巻き起こるっ!」

元「……当然の反応だね」

400名無しさん:2015/12/08(火) 23:43:14 ID:rM.nlWp2
バルログ「その反応は、違いますよ……その反応は……いいですか……? ブーイングを飛ばすのは……」ビシッ

リュウ「……」


実況「おぉ〜っと、そしてここでバルログは、リュウを指をさし……」


バルログ「……この醜き者が、活躍した時にするのです」

リュウ「……」

バルログ「……彼になら、どれだけ罵声を浴びせても構いません」

リュウ「……」スッ

バルログ「さぁ、皆さん……どうぞ……? 罵声を浴びせてやって下さい……」


実況「おっと、ここで……ゆっくりと、リュウがバルログに近づいて行って……」

401名無しさん:2015/12/08(火) 23:48:05 ID:rM.nlWp2
リュウ「……」バシッ

バルログ「……んっ?」


オー! オーオー!

実況「おぉ〜っと、そしてここで……リュウがバルログから、マイクを奪い取ったっ!」


リュウ「前座戦……前座戦、か……うん……」

バルログ「……前座戦でしょ?」


実況「さぁ、そしてリュウは……ここでバルログを見つめながら……」


リュウ「……舐めてんじゃねぇぞ、この野郎っ!」ガスッ

バルログ「……プゲァっ!」バターンッ


ワー! ワーワー!

実況「おぉ〜っと、おぉ〜っとっ! マイクを投げ捨て……そして殴ったぁっ! エルボーバーットっ!」

402名無しさん:2015/12/08(火) 23:52:11 ID:rM.nlWp2
ワー! ワーワー! イイゾー! リュウー! ワー! ワーワー!

バルログ「……くあぁっ」

リュウ「……くそっ、ふざけやがって」


ヤムチャ「……お前も、黙って聞いてりゃ、いい気になりやがってっ!」ダダッ

バイソン「……んあっ!?」


ワー! ワーワー!

実況「おぉ〜っとっ! そして、ここでヤムチャもバイソンに突っ込んだぁ!」

元「……おぉっ!」


ヤムチャ「うるああぁっ……!」ズガアァッ

バイソン「……うげええぇぇっ!」バターンッ


ワー! ワーワー! ヤムチャモ、イイゾー! ワー! ワーワー!

実況「そして、フロントのハイキックを……バイソンの顔面へと打ち込んでいったぁ!」

403名無しさん:2015/12/08(火) 23:52:34 ID:vZhvAWGw
まさかのマイクバトル!
ヤムチャ大ピンチっ!

404名無しさん:2015/12/08(火) 23:54:13 ID:rM.nlWp2
今日はここまで

405名無しさん:2015/12/08(火) 23:59:16 ID:???
乙です

406名無しさん:2015/12/08(火) 23:59:20 ID:NDQjJLKo


ヤムチャ、頑張れ!楽しみだ
ベガとさくらは仲良いなw

407名無しさん:2015/12/08(火) 23:59:53 ID:vZhvAWGw
乙っした
醜い醜いって…バイソンさん泣いていいぞ
このリングで唯一醜いのはB…あ、ターンパンチはやめてください
ちょwファイナルとか死んでしまいまs…

408名無しさん:2015/12/09(水) 00:03:26 ID:???
乙プゲァっ!

409名無しさん:2015/12/09(水) 00:06:33 ID:.sAtUgd.
頑張れヤムチャー

410名無しさん:2015/12/09(水) 00:21:56 ID:Lweb68gQ
おつおつー

ベガさんとさくらのほのぼの具合好きだなぁww
つーか、ベビーのリュウたちが試合始まってないのに攻撃し始めていいのかな??

411名無しさん:2015/12/09(水) 00:41:29 ID:iAqtCrMU
乙!
バルログさんのマイクパフォーマンスもなかなかですな

412名無しさん:2015/12/09(水) 01:14:05 ID:???
おつおつ

>>410
挑発された面もあるけど、お客さんをバカにした態度をとった奴を〆るのもベビーの役割だから大丈夫でしょ

413名無しさん:2015/12/09(水) 02:10:12 ID:???
乙乙

414名無しさん:2015/12/09(水) 07:37:59 ID:QeRqGA0Y
今回のベガさんのセリフ、若本ボイスで再生されてしまった

415名無しさん:2015/12/09(水) 10:41:42 ID:???
こんだけ盛り上がってると、ヤムチャもマイクくらいできなきゃ置いてけぼりだな

416名無しさん:2015/12/09(水) 11:46:05 ID:BJ97vXqg
マイクができないならむしろ飯伏位までマイク出来ないキャラで行くのはどうだヤムチャw

417名無しさん:2015/12/09(水) 12:26:13 ID:???
ベガ様がダメ親父と化したwww

418名無しさん:2015/12/09(水) 17:28:47 ID:???
最後一人だけ残されて、ダンさんが置いていった紙を読むのかw
「みなさん、こんにちは。砂漠から上京してきたナイスガイ、ヤムチャです。
僕は、とても優しくて親切な、年下の兄弟子たちに毎日修行をつけてもらっています。
そんな僕と友達になってくれる人をツィッターで募集しています。
あ、この前、本田さんの裸を載せたら会社の人に怒られたので、今はアカウント凍結でした。
それでは最後に、みなさんと一緒に狼牙風々拳でシメたいと思います。
1、2、3、狼牙風々拳! ありがとうございました!」(漢字には全部フリガナ)

419名無しさん:2015/12/09(水) 22:01:19 ID:.4hz98ZM
ワー! ワーワー!

実況「さぁ、リュウだけじゃなくっ……! これには、ヤムチャも怒り心頭っ!」

元「まぁ、そうだよね、うん。今日の二人の神経を逆撫でしていっちゃ……こうなるよ」


ダン「あぁ、くそっ……なんだよ、こいつら……もういいっ……! ゴングを鳴らせ、ゴングをよぉ! 試合おっ始めるぞっ!」


カーンッ!

実況「おぉ〜っと、そしてこのタイミングでゴングが鳴らされたっ!」

元「おぉっ! いきなり始まっちゃった」

実況「リュウ・ヤムチャの空手軍団組対……バルログ・バイソンのシャドルー組……ここで、試合開始ですっ! 空手軍団の奇襲のような形から始まったぁっ!」

420名無しさん:2015/12/09(水) 22:09:01 ID:.4hz98ZM
バイソン「うぐぐ……うがが……いいのかよ……ヒーローが……不意打ちなんてしてもいいのかよ……」

ヤムチャ「……うるせぇっ!」

リュウ「……放っておけ、ヤムチャっ! それより、こっち手伝えっ!」

ヤムチャ「……うっすっ!」クルッ


ワー! ワーワー!

実況「さぁ、試合が始まってしまいましたが……これ、リング上にはまだ両軍入り乱れておりますっ! まぁ、奇襲のような形で始まってしまいましたからね……しかし、空手軍団側からのこういった行為……少々、珍しいですかね?」

元「……いやぁ、でもこれはある意味、仕方ない行為だと思う」

実況「ほ〜う……と、言いますと……?」

元「いやぁ、やっぱりバルログ君も言ってたからね……これは、メインイベントに向けての前座戦ってね……?」

421名無しさん:2015/12/09(水) 22:15:32 ID:.4hz98ZM
リュウ「……起こせ、ヤムチャっ!」ググッ

ヤムチャ「了解っ……! 起きやがれっ……バルログっ……!」ググッ

バルログ「う、ううっ……ここにも、いたか……醜き輩が……」ヨロッ


実況「さぁ、ここでリュウとヤムチャが……揃って、バルログの身体を引き起こしていくっ! あ〜、元さん、続けてどうぞ」

元「そりゃねぇ……バルログ君と、バイソン君にとっては……前座戦かもしれないよ。この後の王者戦は、ベガ君とサガット君なんだからね。これ以上にない、シャドルー頂上決戦だ……」


リュウ「ロープに……振るぞっ……! そらっ……!」ブンッ

ヤムチャ「うおおぉぉっ……! いっけえぇっ……!」ブンッ

バルログ「くっ……!」


実況「さぁ、そして両者が同時に……バルログの身体をロープに振っていったぁ!」

元「ただ……そういう、前座戦……? みたいな扱いにされると、まぁ空手軍団としては、面白くはないよね……?」

実況「確かに……何が、哀しくてベガの前座を勤めないといけないんだっ! と、いう話になってきますっ!」

422名無しさん:2015/12/09(水) 22:25:05 ID:.4hz98ZM
ヤムチャ「……俺は、こっちっ!」ダダッ


オー! オーオー!

リュウ「俺は、こっちだっ……!」ダダッ


オー! オーオー!

実況「さぁ、ヤムチャがバルログに狙いを定めて……ロープへと走るっ! おぉ〜っと、そして……? ワンテンポ遅れて、リュウの側面のロープへと走っていくっ!」

元「……特に、リュウ君は納得していなかったからね。今回のベガ君対サガット君のカード」


バルログ「……くっ!」ダダッ

ヤムチャ「いっくぜぇっ……! ど頭から、見せてやるっ……!」ダダッ


実況「さぁ、バルログの身体がロープで返ってきたぁ! 先ずは、ヤムチャがそこに突っ込むっ!」

元「そこをねぇ……ああ言った形で挑発されちゃうと……リュウ君だとしてもねぇ……」

423名無しさん:2015/12/09(水) 22:33:08 ID:.4hz98ZM
ヤムチャ「そらっ……! いっくぜぇっ……!」ドスッ

バルログ「……ぐっ!」

ヤムチャ「うおおおぉぉっ……! このまま……上げてっ……!」ググッ


オー、オーオー

実況「さぁ、ヤムチャがバルログの腹部へと肩口から突っ込み……そして、両太腿を捉え、リング中央で持ち上げていったぁ!」

元「……あら?」


ヤムチャ「このまま……後方にっ……! リュウさん、いきますよっ……!」ググッ

リュウ「ナイスパスっ……! そらっ、受け取ったぜっ……!」ピョンッ

バルログ「……くっ!」


オー! オーオー!

実況「ヤムチャはそのままフラップ・ジャックの体勢でバルログの身体を後方に落としていくっ! そして、そこにリュウが合流っ! ジャンプして、バルログの頭部を掴んでいくっ! こちらは、ダイヤモンド・カッターの体勢っ!」

元「お〜っとっとっとっと」

424名無しさん:2015/12/09(水) 22:37:54 ID:.4hz98ZM
リュウ「いくぞっ……! ヤムチャァっ……!」

ヤムチャ「うるあぁぁっ……! 落ちやがれっ……!」


ズドーンッ

バルログ「……くああああぁぁっ!」


ワー! ワーワー!

実況「そして、二人掛かりでバルログの身体をリング中央へと叩きつけていったぁ!」

元「お〜、お〜、お〜……いきなり、飛ばしてるねぇ」

実況「いきなりの合体攻撃っ! い〜きなりの合体攻撃ィ! リュウとヤムチャの3Dがバルログに炸裂したぁ!」

元「お〜っとっとっと……ぼ、僕の話は聞いてたかな……?」

実況「勿論、聞いていましたよ、元さんっ! 本日の空手軍団……自分達はベガのかませ犬なんかではないっ……! このストリートプロレスの主役は誰かっ……!? それを思い知らせる為への意気込みで、この一戦に望んでいるといった所でしょうかっ!?」

元「……あっ、聞いててくれたのね」

425名無しさん:2015/12/09(水) 22:42:17 ID:.4hz98ZM
バルログ「ううっ……く、くそっ……!」ゴロゴロ


実況「さぁ、自慢の顔面からマットへと打ち付けられてしまったバルログっ……! ここは、大きく転がって一度、場外へとエスケープっ!」

元「いや〜、初っ端から大きいの貰っちゃったねぇ、うん」


ヤムチャ(いきなり激しい展開が出来るのも……バルログさんが、煽ってくれたおかげ……うん、やっぱりマイク出来なきゃダメだな……うんっ……!)ムクッ

リュウ「よし……出足好調っ……!」ムクッ

ヤムチャ(ここからは……俺も、頑張っていこうっ……! 人が言った事に乗っかるだけだっ……!)


実況「さぁ、そして……ここでリュウとヤムチャが揃って、起き上がるっ!」

426名無しさん:2015/12/09(水) 22:52:38 ID:.4hz98ZM
リュウ「バルログは……え〜っと、何て言ったかな……? 確か、シャドルーの選手がやられた時には……?」


ワー! ワーワー!

実況「さぁ、そして……おっと、ここでリュウが大きく手を広げて、客席に反応を伺っているっ!」


ヤムチャ「確か、拍手で盛り上げていきましょうって、言ってましたよねぇっ! じゃあ拍手しましょうっ!」パチパチ


ワー! ワーワー!

実況「おぉ〜っと、そしてその隣でヤムチャが……大きく大きく手を打ち鳴らすっ! 場内へと拍手を要求するっ!」


リュウ「そうだっ! こういう時こそ……盛り上がっていくんだっ!」パチパチ

ヤムチャ「そ〜れ、それそれっ……! 盛り上がっていきましょうっ!」パチパチ


ワー! ワーワー! パチパチ

実況「さぁ、リュウとヤムチャが揃って大きく大きく手を打ち鳴らしていくっ! 改めて……本日の主役は誰なのかを……場外に問いかけていくっ!」

元「うん、そうだよ。やっぱりシャドルーの好きにやらせてるだけじゃ、面白くないよ」

427名無しさん:2015/12/09(水) 23:00:10 ID:.4hz98ZM
ワー! ワーワー! ワー! ワーワー!

バイソン「ちくしょう……なんだよ、こりゃ……面白くねぇな……」ムクッ


実況「さぁ、しかしここでバイソンが、立ち上がってくるっ!」


リュウ「……とりあえず、バイソンと遊んでおいてくれ」ポンッ

ヤムチャ「……了解っ!」

リュウ「俺は、暫くバルログの相手をしておくよ……さぁ、いこうか……」


実況「さぁ、ここでリュウはポンとヤムチャの肩を叩き……そして、自身は……おぉ〜っと、場外のバルログですね。バルログの追撃へと向かいますっ! 今、ロープを潜り場外へと降りたっ!」

元「とりあえず、リング上の事はヤムチャ君に任せると言った所かな?」

428名無しさん:2015/12/09(水) 23:04:49 ID:.4hz98ZM
イケー! ヤムチャー!

ヤムチャ「よ〜しっ……!」ズガズガ


実況「さぁ、両軍入り乱れていたリング上がここで落ち着いたか? 先ずは、ヤムチャ対バイソンっ! ヤムチャ対バイソンっ! ヤムチャは自信たっぷりにバイソンにへと近づいていくっ!」


ヤムチャ「……そらっ!」スパーンッ

バイソン「……うおっ」ヨロッ


オー! オーオー!

実況「そして、胸元への……逆水平チョーップっ! 強烈な一撃をバイソンへと打ち込んでいくっ!」

元「流れは、完全にこっちかな?」

429名無しさん:2015/12/09(水) 23:07:09 ID:.4hz98ZM
ヤムチャ「もう一丁っ……! そらっ……!」スパーンッ

バイソン「……く、くおっ!」ヨロッ


オー! オーオー!

実況「おぉ〜っと、よろけたバイソンの胸元へと……もう一撃ィ! 強烈な逆水平チョップっ!」


ヤムチャ「もう一撃だっ……! そらっ……!」スパーンッ

バイソン「ぐおっ……! んっ……?」ドスッ


実況「さぁ、ヤムチャがチョップの連打連打で……バイソンの身体をコーナー付近へと追いやっていくっ! そして、ここバイソンの身体がコーナーまで追いやられたっ!」

430名無しさん:2015/12/09(水) 23:14:18 ID:.4hz98ZM
ヤムチャ「……それっ、次は」ガシッ

バイソン「……んあっ?」


実況「さぁ、そしてヤムチャはそのままバイソンの腕を掴んで……!?」


ヤムチャ「向こうだっ……! 行ってこいっ……!」ブンッ

バイソン「う、うおおっ……!」ダダッ


実況「そのままバイソンの身体を対角線コーナーの方へと振っていったぁ!」


バイソン「……ぐあっ!」ドスッ

ヤムチャ「よ〜しっ! いくぜっ!」ググッ


イイゾー! ヤムチャ、イケー!

実況「さぁ、バイソンの身体がコーナーマットへと突き刺さるっ! そして、ヤムチャはそんなバイソンに狙いを定め……ググッと右腕を挙げたぁ!」

元「ここは串刺し攻撃かな?」

431名無しさん:2015/12/09(水) 23:18:47 ID:.4hz98ZM
ヤムチャ「……うるああぁっ!」ダダッ


ワー、ワーワー

実況「さぁ、ヤムチャが対角線コーナー目掛けて……一直線に向かっていったぁ!」


ヤムチャ「フライング・フォア・アーム……いくぜっ……!」フワッ


オー、オーオー

実況「さぁ、そしてヤムチャが跳ぶっ! 高い跳躍をみせつつ、バイソンに向かってっ……!」


バイソン「……甘ぇんだよ、バカ」スッ

ヤムチャ「喰らえぇっ……! って、アレ……?」ガスッ


実況「あ〜っと、しかしここはバイソンがよく見ている。飛び込んでくるヤムチャの動きに合わせて……クルリと身体を翻し、その軌道上から身体を逸らしていくっ!」

元「あらら、見てたか」

実況「ヤムチャの右肘は……おぉ〜っと、バイソンではなく、コーナーマットへと突き刺さったっ!」

432名無しさん:2015/12/09(水) 23:24:09 ID:.4hz98ZM
ヤムチャ「……ちくしょう、避けられたか」

バイソン「……よっとっ」ガシッ

ヤムチャ「……んっ?」


実況「さぁ、そしてここでバイソンは……ヤムチャの背後から、後頭部を両腕で掴んで……!?」


バイソン「せぇ〜のっ……!」ググッ

ヤムチャ「お、おおっ……!」

バイソン「……ドーンっ!」ズドーンッ

ヤムチャ「……ぐ、ぐわあああぁぁ!」


実況「おぉ〜っと、そのままヤムチャの顔面を……目の前にあるコーナーマットへと打ち付けていくっ! ヤムチャの顔面がコーナーマットへめり込んだぁ!」

元「……あぁ、ちょっとイケイケすぎたかなぁ?」

433名無しさん:2015/12/09(水) 23:27:17 ID:.4hz98ZM
今日はここまで

434名無しさん:2015/12/09(水) 23:36:11 ID:bAaxitPw


いきなりの合体攻撃!
序盤から飛ばしてるな

435名無しさん:2015/12/09(水) 23:45:01 ID:???
乙!
まあそうなるわな

436名無しさん:2015/12/09(水) 23:55:01 ID:???
いきなりハイスパートだけどヤムチャ大丈夫かなぁ ハラハラ

437名無しさん:2015/12/10(木) 00:42:58 ID:lGQeUQoE
乙!
実況の人、有能

438名無しさん:2015/12/10(木) 00:52:52 ID:???
おつです
なるほど、試合前のマイク次第では初っ端から大技にいけたりするのか
面白いね

439名無しさん:2015/12/10(木) 05:03:10 ID:wRNGvV3I
乙っした
試合は入場から始まってるって言うからな
TVではカットされがちだけど…
入場前のインタビュー〜退場後のインタビューまでちゃんと放送すれば変な引き延ばしとか要らないのになぁ

440名無しさん:2015/12/10(木) 12:48:28 ID:???
入場だけでも飯が食えるレスラーなんてのもいるのにな
カットはもったいないわな

まぁアメプロ感覚だけど

441名無しさん:2015/12/10(木) 20:51:19 ID:???
プロレスって、マイクアピール以外の時でも対戦相手と話す/悪口叩くの?
観客には聴こえないと思うのだけど、小型マイクでも付けてるのかな

442名無しさん:2015/12/10(木) 21:57:15 ID:???
そりゃ必要なときは声をはるのさ

443名無しさん:2015/12/10(木) 22:01:04 ID:uBSkiwmg
ヤムチャ「う、ううっ……痛ぇ……」フラッ

バイソン「……おっとっ! 休めると思うなよっ!?」ガシッ


実況「これには、ヤムチャも大きくフラつくっ! おっと、しかしバイソンは逃さないっ! 再びヤムチャの後頭部を掴むっ……!」


バイソン「二発目っ……! せぇ〜のっ……!」グイッ

ヤムチャ「お、おおっ……!」


実況「その後頭部を、大きく大きく後方へと振っていってっ……!」


バイソン「……ドーンっ!」ズドーンッ

ヤムチャ「……ぐわあああぁぁっ!」


実況「再び、ヤムチャの顔面をコーナーマットへと打ち付けていったぁ!」

元「おぉ〜っとっと」

444名無しさん:2015/12/10(木) 22:09:24 ID:uBSkiwmg
ヤムチャ「く、くそっ……ここにいるのは……マズいかも……」フラッ


実況「さぁ、ヤムチャはおぉ〜っと、顔面を抑えつつ……身体を反転して、リング中央へとフラフラと歩みを進めていくっ!」

元「あの位置で捕まえたかったんだろうけど、攻撃を避けられて逆に捕まっちゃったからねぇ……当てが外れたかな?」


バイソン「おっと、待てよ……何処行くんだ……? ヘイっ……!」ガシッ

ヤムチャ「……うおっ」


実況「がっ……! バイソンは逃さないっ! コーナー付近から、移動しようとするヤムチャの……その名の通り、後ろ髪を掴んでいくっ!」


バイソン「なんだなんだ……? 今度はそっちに叩きつけられてぇってか……? オーケー、オーケー……それじゃあ、お望み通りにっ……!」ググッ

ヤムチャ「おっ……おおっ……!」


実況「そして、バイソンもクルっと身体を反転させつつ……後頭部を押し込みつつ、今度はヤムチャの身体をリング中央付近へと運んでいくっ!」

445名無しさん:2015/12/10(木) 22:18:26 ID:uBSkiwmg
バイソン「イケメンの顔面はぶっ潰れろっ……! これが、バイソン流の整形手術だっ! うるぁ……!」ズドーンッ

ヤムチャ「……ぐわあああぁぁ!」


実況「そして力任せに、ヤムチャの身体をマットへと叩きつけていくっ!」

元「……おぉ〜っとっとっと。バイソン君も飛ばしているねぇ」

実況「顔面からマットへと叩きつけられたヤムチャっ! おぉ〜っと、うつ伏せに倒れ込みますっ!」


ヤムチャ「くっ、くそっ……ちくしょうっ……!」ゴロゴロ

バイソン「ん〜っと……ん〜っと……え〜っと……え〜っと……」キョロキョロ


実況「ヤムチャは顔面を抑えて苦しみ、悶えていますっ! そして、バイソンは……首をキョロキョロと動かし、辺りの様子を確認しておりますっ!」

元「う〜ん、油断大敵と言うか……バイソン君は、やっぱりこういうラフファイトの連続で流れを作っていくからねぇ……ちょっとヤムチャ君、飛ばしすぎたかもしれない……かな……?」

446名無しさん:2015/12/10(木) 22:25:45 ID:uBSkiwmg
バイソン「おいおい、どうしたどうしたゴミ共……シャドルーが活躍したんだぞ……? こういう時は、どうするんだった……? あぁ……?」パンパン


ブー、ブーブー

実況「おぉ〜っと、そしてここでバイソンは辺りを見回しながら、その両手を叩いていくっ!」

元「……う〜ん、やっぱり余裕は出てきてるねぇ」


バイソン「そうじゃねぇだろが、ゴミっ……! お前ら、もう言われた事忘れたのかっ……!? 拍手するんだよ、拍手をよぉ……! ボケ共がっ!」パンパン


ブー、ブーブー

実況「ここはバイソン……場内へと拍手を要求しているのでしょうかっ? 自ら率先して手拍子を打っていきますっ! だがしかし、場内からは手拍子ではなく、ブーイングが飛んでくるっ!」

元「……この辺は、バイソン君の思うようにはいかないね」

447名無しさん:2015/12/10(木) 22:33:22 ID:uBSkiwmg
ヤムチャー! シッカリシロー!

バイソン「ケッ、なんだよなんだよ……どうしようもねぇバカばっかりじゃねぇか……くだらねぇ……もういいよ……」


実況「さぁ、なかなか場内をシャドルー色に染めていくという事は難しいかっ!?」

元「染められても困りますけどね」

実況「バイソンも切り替えていくっ! ここは、手拍子を打つのを止めて……そして、うつ伏せにダウンしているヤムチャへと近づいていくっ!」


ヤムチャー! タテー!

バイソン「とりあえず、また後で試してみるか……今は、攻めよう……よっと……」ガシッ


実況「そして、ダウンしているヤムチャの左足を……右手で脇に抱え込むように掴んでいきますっ!」

448名無しさん:2015/12/10(木) 22:38:34 ID:uBSkiwmg
ヤムチャ「ちくしょうっ……! ちょっと、いいようにやられはしたがっ……!」コロンッ

バイソン「……んっ?」


実況「さぁ、そしてバイソンはそのままヤムチャの身体をうつ伏せから……仰向けへと反転させて……」

元「……いや、これはヤムチャ君が自分から回転してるよ」

実況「……おっとっ!?」


ヤムチャ「攻め続けさせはしねぇよっ……! 掴んでるんじゃねぇっ……! 離せっ……! オラっ……!」ガスッ

バイソン「……うぐぁっ!」ヨロッ


オー、オーオー

実況「おぉ〜っと、そしてここでヤムチャがっ……!」

元「……上手いっ!」

実況「空いている右足で……バイソンの顔面へと、蹴りを打ち込みますっ! ダウンしながらも、バイソンの顔面へと押し出す蹴りをヒットさせていったぁ!」

449名無しさん:2015/12/10(木) 22:47:37 ID:uBSkiwmg
バイソン「く、くそっ……! こいつ……!」ガクッ


実況「これにはバイソンも、掴んでいた足を離し……そして、片膝から崩れてしまうっ!」

元「ちょっと、さっきバイソン君のペースなんじゃないかって言っちゃったけど……」

実況「……ヤムチャも負けてませんねぇ! 元さんっ!」

元「そうそう、そういう事、そういう事っ!」


ヤムチャ「よしっ……! ここからだっ……! そらっ……!」シュタッ


オー! オーオー!

実況「おぉ〜っとっ! 更に更に更にっ……! ここはヤムチャっ……! ハンドスプリングで素早く立ち上がるっ! 立ち上がってくるっ!」

元「おうおうおうおう、乗ってるじゃない、乗ってるじゃない」

450名無しさん:2015/12/10(木) 22:55:05 ID:uBSkiwmg
ヤムチャ「今度はこっちの番だっ……! そらっ……!」ガスッ

バイソン「……うぐっ!」


オー、オーオー

実況「そしてヤムチャは片膝をついているバイソンの顔面に……エルボーバーットっ! 打ち込んでいくっ!」


バイソン「うぐぐ……あ〜、くそっ……痛ぇな、コラっ……」ムクッ

ヤムチャ「もう一丁っ……! いくぜっ……! そらっ……!」ガスッ

バイソン「……ぐおっ!」フラッ


オー、オーオー

実況「ここは、バイソンも堪えて立ち上がってくるっ……! だがしかし、ヤムチャは攻めていくっ! 起き上がってくるバイソンに対して、もう一撃ィ! 打ち込んでいったぁ!」

451名無しさん:2015/12/10(木) 23:06:42 ID:uBSkiwmg
リュウ「……はぁっ!」ガスッ

バルログ「くっ……ヒャオっ……!」ガスッ


実況「本日の試合は、両軍試合開始から飛ばしていますっ! 飛ばしておりすっ!」

元「場外でリュウ君とバルログ君もまだやり合ってるねぇ。う〜ん、今日は皆飛ばしてるねぇ」


ヤムチャ「この一撃でっ……! うおおぉぉっ……!」ググッ


ワー、 ワーワー

実況「おぉ〜っと、そしてここでっ……!? ヤムチャが握った拳を力強く、天に挙げたぁ!」


ヤムチャ「ダウンさせるっ……! うおおおぉぉっ……! 寝てろっ……!」ズガアァ

バイソン「……うぐああぁぁっ!」バターンッ


ワー! ワーワー!

実況「そしてその腕をバイソンの顔面にっ……! 今度は振り抜いていくっ! ヤムチャのエルボーバーットっ! おぉ〜っとっ! バイソンをダウンさせていったぁ!」

452名無しさん:2015/12/10(木) 23:11:06 ID:uBSkiwmg
リュウ「そらっ……! バルログっ……!」ガシッ

バルログ「……くっ!」

リュウ「お前は、鉄柵に……行ってろっ……! はぁっ……!」ブンッ

バルログ「……く、くああっ!」ガッシャーンッ


バイソン「く、くそっ……!」

ヤムチャ「見たか、オラっ……! 俺だって、負けてねぇんだっ!」ググッ


ワー! ワーワー!

実況「さぁ、バイソンをダウンさせたヤムチャは力強い握り拳を作っていくっ! そしてっ……! そこに声援が飛んでくるっ! おぉ〜っと、そしてリュウも……場外でバルログを鉄柵へと振り投げていきましたっ!」

元「おぉ〜っと、場外でもか……」

実況「まぁ、反撃されてしまう場面はありましたが……序盤の攻防を制したのは、ヤムチャ……と言ってもいいでしょうかねぇ? 元さんっ!」

元「まだまだ油断大敵だよ。この流れを切らない事……だね」

453名無しさん:2015/12/10(木) 23:13:27 ID:uBSkiwmg
今日はここまで

454名無しさん:2015/12/10(木) 23:38:04 ID:AddVxj3s


おお、エルボーでダウンとれたか
バリエーションが増えて良い感じだね

455名無しさん:2015/12/11(金) 00:24:49 ID:HvgqqjLM
乙!
ここからよ、ここから!

456名無しさん:2015/12/11(金) 00:25:44 ID:wfutbEG2
乙っした
ベガ様とサガットさん早く見たい
メインのカードが良すぎるのも問題か
キャミィ覚醒あるなら女子部をセミでもよかったかもな

457名無しさん:2015/12/11(金) 01:35:13 ID:3MXEh.9A
ああ面白い!楽屋裏を知っているのに試合が面白過ぎる!
プロレスの醍醐味だなぁ。
三沢社長が亡くなってショックでプロレス見るの離れてたけど
やっぱりプロレスは好きだなー。

458名無しさん:2015/12/11(金) 03:07:30 ID:???
乙です

459名無しさん:2015/12/11(金) 12:25:35 ID:???
ところで今試合権ってどうなってんだ?

460名無しさん:2015/12/11(金) 22:02:33 ID:j7CMP/sE
ヤムチャ「そらっ……! 続けていくぜっ! よっとっ……!」ドスッ

バイソン「……ぐっ!」


イイゾー! ヤムチャー!

実況「さぁっ! では、その流れを切らない為にも……どんどん攻めていきたいっ! ヤムチャはダウンしたバイソンへと近づいて……そのままエルボードロップっ! 硬い硬い肘を落としていきますっ!」

元「まぁ、この様子を見てると……僕が言わずもがな、ヤムチャ君はわかってるみたいだろうけどね」


ヤムチャ「よぉ〜し、今日は調子がいいぜ……さぁ、バイソン……お前も起きろ……」ググッ

バイソン「……チィっ!」


実況「肘を落としつつ、マットへと倒れ込んでいったヤムチャは……おっと、そのままバイソンの頭部を持ちつつ、起き上がっていくっ! ここは一度、引き起こしていくっ!」

461名無しさん:2015/12/11(金) 22:09:39 ID:j7CMP/sE
リュウ「……なかなか上手くやってるみたいじゃないか。いいぞ、ヤムチャ」ピョンッ

ヤムチャ「リュウさんっ……! そっち、振りますよっ……! お願いしますっ!」

リュウ「……んっ?」


実況「さぁ、場外で争っていたリュウとバルログも落ち着いていたか? リュウはエプロンサイドに乗り……おぉ〜っと、そんなリュウに……何やら、ヤムチャが声を掛けましたかね?」

元「……おっ、そうだね」


ヤムチャ「よ〜し、それじゃあバイソンっ……! ロープに……行ってこいやっ……!」ブンッ

バイソン「……う、うおっ」


実況「さぁ、ヤムチャはバイソンの腕を掴み……そして、その身体をロープ方向へと振っていったぁ!」

462名無しさん:2015/12/11(金) 22:16:33 ID:j7CMP/sE
実況「さぁ、バイソンの身体が大きくロープへ振られたぁ! おぉ〜っとっ!?」


リュウ「あ〜、ったく……忙しいっ……! そらっ……!」スパーンッ

バイソン「く、くあっ……!」クラッ


実況「振られたロープの先……エプロンサイド中央には、リュウが待っていたぁ! リュウはトップロープを掴み身体を固定しながら、突っ込んできたバイソンに向かって、カウンターのハイキックを当てていくゥ!」

元「……おぉ〜っと、顔面直撃だぁ!」

実況「強烈な蹴りがカウンター気味にバイソンの顔面へと炸裂したぁ! これにはバイソンの身体もグラついて大きく後方に……」


ヤムチャ「……おっとっ! まだダウンはさせないぜっ!」ガシッ

バイソン「……んあっ?」


オー、オーオー

実況「いやっ……! そこにすかさずヤムチャが突っ込んでくるっ! 大きくグラついているバイソンの腰回りを背後から掴み……そして、脇下へと頭を潜り込ませたっ!」

463名無しさん:2015/12/11(金) 22:22:15 ID:j7CMP/sE
ヤムチャ「うおおぉぉっ……! このまま持ち上げてっ……!」ググッ

バイソン「お、おおっ……」


実況「そして、そのままバイソンの身体を抱え上げていき……!」


ヤムチャ「うるあぁっ……! バックドロップだあぁっ……!」ズドーンッ

バイソン「……ぐげええぇぇっ!」


オー! イイゾー! ヤムチャー!

実況「そのまま後方へと反り返り、バイソンの身体をマットへと叩きつけていくっ!」

元「おぉ、リュウ君の強烈な蹴りでフラついた所に……間髪入れずに仕掛けていったねぇ」

実況「ここはヤムチャのバーックドロップっ! バイソンに強烈な一撃を叩き込んでいったぁ!」

464名無しさん:2015/12/11(金) 22:31:32 ID:j7CMP/sE
ヤムチャ「へへ……リュウさん、協力感謝します……」ムクッ

ダン「……何時までもエプロン中央にいるんじゃねぇ! 戻れっ!」ビシッ

リュウ「わかってます……戻りますよ……」スッ


実況「さぁ、ヤムチャは……上体を起こしていくっ! ここは連携攻撃気味に、バックドロップを仕掛けていきましたっ!」

元「うんうん、いい感じだねぇ」


ヤムチャ「レフェリー……何処見てるんですか……? ほらほら、こっちですよ……?」ササッ

ダン「……んあっ?」

ヤムチャ「ほらほら、フォールっすよ……フォール……カウント取って下さい」

ダン「お、おうっ……! わかったぜ……!」


実況「おっと、そしてここで……? ヤムチャはバイソンの身体に覆い被さり……フォールの体勢に入りましたっ!」

元「おっ、フォールにいったか……どうだ!?」

465名無しさん:2015/12/11(金) 22:36:46 ID:j7CMP/sE
実況「さぁ、今レフェリーが駆け寄ってきますっ……! どうだっ!? 電光石火の勝利となるかっ!?」


ダン「ワンっ……!」

ワー、ワーワー

ダン「ツーっ……!」

ワー、ワーワー

ダン「……スリ」

バイソン「くっ……! 舐めんなっ……!」ガバッ

ヤムチャ「……おっと、いいの決まったと思ったのに、ダメだったか」

ダン「カウントはツーだっ! カウントツーっ! まだ決まっちゃいねぇぞっ!」


実況「しかし、ここはカウントツーでバイソンの肩が上がりますっ!」

元「まぁ、そう上手くはいかないよね」

466名無しさん:2015/12/11(金) 22:44:21 ID:j7CMP/sE
ヤムチャ「まぁ、いいや……よし、いくか……」ムクッ


実況「さぁ、電光石火の勝利とはなりませんでしたが……依然、ペースは変わらず空手軍団と言った所でしょうか? ヤムチャは立ち上がってくるっ!」

元「まぁ、あの様子を見てると、ここで決まらないのはある程度想定内だったのかもしれないね」


バイソン「……くそっ、調子乗ってんじゃねぇぞ」ムクッ


実況「そして、ワンテンポ遅れて……バイソンも立ち上がってきますっ! こちらは少々、リズム掴むのに苦戦していると言った所か!?」

元「ヤムチャ君、バイソン君相手に上手く立ち回ってるんじゃない?」


ヤムチャ(ここで苦戦してるようじゃ、バルログさんを相手にする事は出来ないからな……バイソンさん相手だろうが……優位に試合を進めていかなきゃいけねぇっ……!)

467名無しさん:2015/12/11(金) 22:51:58 ID:j7CMP/sE
ヤムチャ「そぉ〜らっ! まだまだいくぜっ……! せいやあぁっ!」バッチーンッ

バイソン「……うおっ!」ヨロッ


オー、オーオー

実況「そして、ヤムチャは……起き上がりのバイソンに合わせて……逆水平チョーップっ! その胸元へと打ち込んでいくっ!」


ヤムチャ「もう一丁っ……! そらっ……! だああぁっ!」バッチーンッ

バイソン「……ぐっ!」ヨロッ


オー、オーオー

実況「続けて……もう一撃ィ! バイソンの身体を押し込むように……ヤムチャのチョップの連打連打ァ! バイソンの身体を再び、コーナー付近まで押し込んでいきますっ!」

468名無しさん:2015/12/11(金) 22:57:06 ID:j7CMP/sE
ヤムチャ「よし、完全に俺達のペースっすよ………後は任せますっ!」パシッ

リュウ「……よしっ! いい立ち上がりだったぞっ!」パシッ


オー? オーオー?

実況「さぁ、バイソンの身体を自軍コーナー付近まで押し込んでいったヤムチャは……おっと、ここで……? エプロンサイドにいるリュウの手を叩きましたっ!」

元「おっ……? ここで交代してくるのか?」

実況「おぉ〜っと、おぉ〜っと……ここは、一度選手を交代してきますっ! 試合権がヤムチャからリュウへと移りましたっ!」


リュウ「ヤムチャっ……! わかってるな……!?」ググッ

ヤムチャ「勿論、わかってますよっ……! せぇ〜の……っと!」ググッ

バイソン「……おおっ!」


実況「タッチを受けたリュウは……おっと、エプロンサイドからコーナーポストへと昇っていくっ! そして、ヤムチャはバイソンの股下に手を差し伸べ……おっと、抱え上げていったっ!」

469名無しさん:2015/12/11(金) 22:59:18 ID:IzZdtfbo
おお、新合体技か? ワクワク

470名無しさん:2015/12/11(金) 23:07:50 ID:j7CMP/sE
ヤムチャ「ボディスラムだっ! よいしょっ!」ドスッ

バイソン「……ぐっ!」


実況「さぁ、ヤムチャはバイソンの身体を抱え上げ、そのまま叩きつけていったぁ! ここはボディスラムっ!」


リュウ「よしっ……! 下がってろっ……!」

ヤムチャ「……了解っすっ!」スッ


実況「そしてヤムチャは、ロープを潜りエプロンへと引き下がっていくっ! さぁっ! そして、コーナーポスト上から……リュウがそんなバイソンに狙いを定めて……」


リュウ「次は、俺だぁっ! いくぞ、バイソンっ……!」ピョンッ

バイソン「……くっ!」


オー、オーオー

実況「飛び込んでいったぁ!」

471名無しさん:2015/12/11(金) 23:20:55 ID:j7CMP/sE
リュウ「ダイビングエルボードロップだっ! はああぁぁっ!」ズドーンッ

バイソン「……ぐわあああぁぁ!」


ワー! ワーワー!

実況「トップロープ上から飛び込み、バイソンの身体に肘を落としていきますっ! ダイビングエルボードロップっ! ダーイビングエルボードロップっ!」

元「おうおうおう、いいねぇいいねぇ」

実況「ここは、空手軍団……タッグワークを駆使していきますっ!」

元「うん、さっきもしてたよね? これは、いい流れで……リュウ君が出てきたじゃない?」


リュウ「よぉ〜しっ……! 誰が主役かを……思い知らせてやろうじゃないかっ……!」ムクッ


オー! イイゾー! リュウー!

実況「さぁ、そして力強い握り拳を作り、そして雄叫びをあげながらリュウが立ち上がるっ! 乗っていますっ! 今日のリュウも乗っていますっ!」

元「今日はこのままガンガンいきたいねぇ」

472名無しさん:2015/12/11(金) 23:28:43 ID:j7CMP/sE
リュウ「よしっ……! バイソン、起きろっ……!」ググッ

バイソン「ううっ……」


実況「さぁさぁ、試合権が移ったリュウが出てきたっ……! リュウは、バイソンに近づいて、そして引き起こしていくっ!」


リュウ「……そらっ!」ガシッ

バイソン「……くっ!」


実況「そして、バイソンに組みかかっていくっ! バイソンの頭部を脇に抱えこんで締め上げていくっ! ここは、ヘッドロックの体勢に捉えたっ!」

元「おっ、掴まえてきたね」

473名無しさん:2015/12/11(金) 23:33:04 ID:j7CMP/sE
リュウ「……そらそらっ!」ギリギリ

バイソン「……くっ!」


実況「さぁ、リュウがヘッドロックでバイソンの頭部を絞り上げていくっ! そのままリング中央付近へと歩みを進めていくっ!」


リュウ(あんまり激しくやりすぎるとバイソンが本当に動けなくなっちまうからな……)ググッ

バイソン「……んあっ?」


実況「さぁ、そしてここでリュウが体勢を低くして……」


リュウ(ここは、基本に忠実にいくか……よっとっ……!)

バイソン「……うおおぉっ」ビターンッ


実況「バイソンの身体を自身の腰に乗せつつ……そのまま回転させつつマットへとマットへと叩きつけていくっ!」

元「おっとぉ、ここはグラウンドへ移行したね」

474名無しさん:2015/12/11(金) 23:34:31 ID:j7CMP/sE
今日はここまで

>>459
乱戦から始まる時の試合権って最初にリング上で一対一でやり合った人達が自然に持ってるってパターンが多いかな?
不思議なもんで6人や8人の大乱戦から始まったとしても、試合開始直後にはどいつもこいつも場外戦おっ始めて、リング上でやり合う一対一の奴らが出てくるんだよね
この辺はプロレスの七不思議だね。多分、七つじゃ足りないと思うけど

475名無しさん:2015/12/11(金) 23:44:21 ID:IzZdtfbo


ヤムチャ、バイソンとはガッツリ打ち合わせ出来てないはず
それでもここまで順調で素晴らしい、バルログ相手も楽しみだ

476名無しさん:2015/12/11(金) 23:50:44 ID:wfutbEG2
乙っした
単純な力比べだと誰が一番なんだろうな
パンチ力はバイソンさんのターンパンチかな?
あ、ヤムチャは殿堂入りなんでプーアルさんもふってて

477名無しさん:2015/12/12(土) 00:34:01 ID:???
>>474
なるほど、ありがとう
そして乙!!

478名無しさん:2015/12/12(土) 00:50:09 ID:AApOzVsY
乙!
ヤムチャとリュウの連携がこんなにうまくいくようになるなんて、最初の頃からしたら信じられないぐらいだ
ヤムチャの努力の賜物だね

479名無しさん:2015/12/12(土) 02:44:46 ID:???
乙!
今は調子がいいがバルログの反撃がこわE

480名無しさん:2015/12/12(土) 07:15:21 ID:WxhIpHjw
調子に乗ってバルログさんを怪我させないよう祈ってます

481名無しさん:2015/12/12(土) 19:52:09 ID:???
でぇじょうぶだ、怪我させてもまだ取り置きの仙豆がある

482名無しさん:2015/12/12(土) 20:24:51 ID:???
※476
男性では「力任せで投げる」サガットさんか巨体のホークさんかな
女性では… パワー系の女子選手って、居た?

483名無しさん:2015/12/12(土) 22:00:51 ID:1yusyqvc
リュウ「さぁ、じっくりいこうぜ……なぁ、バイソンっ……?」ギリギリ

バイソン「……チィ」


実況「バイソンの身体をマットに転がしつつも……掴んだその手は離さないっ! さぁ、ここはグラウンド・ヘッドロックっ!」


バイソン「くっ、いつまでも……締め付けてるんじゃねぇよ、ボケ……」モガモガ

リュウ「……まぁまぁ、暴れんなよ。少し、大人しくしておきな」ググッ


実況「さぁ、バイソンもなんとか身体を捻らせ捩らせ、脱出を試みようとしておりますが……」

元「……上手くリュウ君がコントロールしているんじゃない?」

実況「上からしっかりと体重をかけつつ、リュウが押さえ込んでいるっ!」

484名無しさん:2015/12/12(土) 22:08:10 ID:1yusyqvc
バイソン「く、くそっ……! こ、この野郎っ……!」ググッ


実況「さぁ、ここからどうするバイソン。おぉ〜っと、ここでバイソンが右手をぐぐっと伸ばし……そして、リュウの頭部に手をかけようと……」


バイソン「……うざってぇんだよ、ゴラっ! 離せっ!」ガリッ

リュウ「……痛っ!」


実況「あ〜、いやっ……! 違うっ……! ここはバイソン、頭部を締め付けられながらも……右腕をリュウの顔面付近へと伸ばし……そして、爪を立てて引っ掻いていくっ! 顔面を掻きむしっていくっ!」

元「……あ〜らら、手癖が悪いねぇ」


バイソン「……オラ、聞こえねぇのかゴラっ! 離せって言ってんだよっ!」ガリッ

リュウ「……痛っ!」


実況「しつこくバイソンは、再びリュウの顔面付近へと手を伸ばし……おぉ〜っとっ! また、爪を立てて掻きむしっていったぁ!」

485名無しさん:2015/12/12(土) 22:13:35 ID:1yusyqvc
バイソン「……へへへ、どうだどうだ。こういうテクニックもあるんだよ、馬鹿野郎め。お利口なレスリングにゃないテクニックだな、へへへ」

リュウ「……くそっ、この野郎っ!」ガシッ

バイソン「……んあっ?」


実況「こいつはたまらなぁ〜いっ! おっと、ここでリュウは……バイソンの頭部をクラッチしている右腕を外して……そして、その右腕でバイソンの右腕を掴んでいくっ!」

元「……引っ掛かれちゃうからね、うん」


リュウ「……やらせないぞ、この野郎っ!」ビタッ

バイソン「……チィっ!」


実況「左脇にバイソンの頭部を抱え込みながら……バイソンの右腕を掴み、そしてバイソンの頭部の上っ! マットへと強く強く押し付けていくっ!」

元「……なんとか、右腕は塞がったねぇ。ちょっとロックは甘くなっちゃったかもしれないけどね」

486名無しさん:2015/12/12(土) 22:22:59 ID:1yusyqvc
バイソン「それなら、こっちだっ……! この野郎っ……!」ガシッ

リュウ「うっ……い、いてててっ……!」


実況「さぁ、なんとか悪い右腕は……おぉ〜っとっとっとっ!」

元「あっ……! 今度はそっちかっ……!」


バイソン「右腕がダメなら……こっちを使うまでなんだよ、バーカっ!」ググッ

リュウ「い、いってぇなぁ……この野郎っ……!」

バイソン「オラオラ、いい加減にしねぇと……後頭部がツルッパゲになっちまうぜぇ……?」


実況「バイソンは、リュウの左脇の下から……自身の左腕を通し……そしてリュウの後頭部を掴むっ!」

元「……今度は、そっちかぁ」

実況「髪ですっ! 髪の毛を掴んでいますっ! リュウの後ろ髪を掴み……そして、そのまま引っ張っていくっ! 右腕だけではなく、左腕も手癖が悪いっ!」

487名無しさん:2015/12/12(土) 22:37:07 ID:1yusyqvc
ヤムチャ「レフェリーさんっ……! 髪掴んでるんじゃないんすか、ソレ……?」

ダン「んっ……? あぁっ……! おめぇ……バイソンっ……!」


バイソン「色気づいて髪なんか伸ばしてるから、こうなるんだよっ……! 男ってのは、坊主が基本だっ……! このバイソン様が世界基準なんだよ、この野郎っ……! うらうら、わかったならてめぇも坊主にしやがれっ……!」グイグイ

リュウ「いてててっ……いてっ……いてっ……!」


実況「バイソンがリュウの後頭部の髪っ……! 掴んでグイグイと後方へと引っ張っているっ!」

元「ある意味見事ではあるね。必要最低限の動きでグラウンドから脱出しようとしているんだからね」

実況「おっと、エプロンのヤムチャも気づいたかっ!? エプロンサイドからレフェリーに抗議をしているぞ!?」

元「ただ、今の所全部反則なんだけどね!?」

488名無しさん:2015/12/12(土) 22:46:20 ID:1yusyqvc
リュウ「この野郎っ……! いい加減にしやがれっ……!」ガシッ

バイソン「……んあっ?」


実況「おぉ〜っと、しかしここはリュウが対応していくかっ!? リュウはバイソンの頭部を抱え込んでいた左腕を解いて……そしてバイソンの左腕っ! 二の腕付近を掴んでいくっ!」

元「……よぉしよし」


リュウ「……好き放題やりやがって、この野郎っ!」ビタッ

バイソン「……チィ!」


実況「さぁ、そしてその左腕も……! マットに力強く力強く押し付けていくっ!」

元「悪い腕はこれで塞がったね」

実況「さぁ、リュウがバイソンの右腕と左腕を上からマットへと押し付けているっ! 力強く押し付け、バイソンをマットに貼り付けにするっ!」

489名無しさん:2015/12/12(土) 22:53:27 ID:1yusyqvc
リュウ「……よし、ここから」ググッ

バイソン「ああっ……くそっ……! 押さえ込んでんじゃねぇよっ……!」


実況「さぁさぁ、ここから……? おっと、リュウはバイソンを押さえ込みつつ、片膝を立てて……」


リュウ「……そらっ!」シュタッ

バイソン「……あ〜ててててっ! 体重掛けてくるんじゃねぇよっ!」


オー、オーオー

実況「おぉ〜っと、バイソンの両腕を押さえ込みつつ……その場で足を揃えて、腕を支点に飛び上がるっ!」

490名無しさん:2015/12/12(土) 23:01:38 ID:1yusyqvc
リュウ「そぉ〜らっ! 落とすぜっ! だあぁっ!」ガスッ

バイソン「……うがっ!」


実況「振り子のように振られたリュウの膝が戻ってきたぁ! そして、バイソンの肩口辺りに膝を打ち込んでいくっ!」

元「上手く相手を押さえ込みつつ、膝を入れていったねぇ」


バイソン「ぐあっ……いってぇな、ちくしょうっ……!」

リュウ「今だっ……! それっ……!」シュルッ

バイソン「……んあっ!?」


実況「おぉ〜っと、そしてっ……!? 膝を打ち込んでいったリュウは軽く跳ねるようにして体勢の整え、そしてバイソンの左腕を自身の両脚の間に挟み込んでいくっ!」

491名無しさん:2015/12/12(土) 23:04:18 ID:1yusyqvc
リュウ「取ったぞっ……! いくぜっ……! うおおおぉぉっ!」ググッ

バイソン「あっ……ガッ……ガァッ……! うがああぁぁっ……!」


オー! オーオー!

実況「さぁ、バイソンの左腕を取ったっ! 極めていったっ! ここは腕ひしぎ逆十字固めにいったぁ!」

元「おっ!? いいんじゃないっ!?」


リュウ「手こずらせやがってっ……! だがっ……! うおおおぉぉっ……!」ググッ

バイソン「あっ……ガッ……グガっ……! ガッ……! ガッ……!」バタバタ

ダン「おいっ……! バイソン、どうするっ……!? ギブアップかっ!? ギブアップすんのかっ!?」


ワー! ワーワー!

実況「おぉ〜っと、おぉ〜っと、おぉ〜っとっ! バイソンが足を大きく大きくバタつかせて暴れているっ! 暴れているぅ! これ、決まり具合はどうなんでしょうか、元さんっ!?」

元「おぉ、これ……かなりいいの決まってるんじゃないのっ!?」

492名無しさん:2015/12/12(土) 23:12:29 ID:1yusyqvc
リュウ「……終わらせてやるぜっ!」ググッ

ダン「だから、バイソン……どうすんだっ……!? ギブアップかっ!? ギブアップするのかっ!?」

バイソン「グガッ……! ガッ……! うぎゃあああぁぁっ!」バタバタ


オー! イイゾー!

実況「さぁ、バイソンの暴れようが尋常ではないっ! しかし、そんな事御構い無しっ! 容赦なくリュウが腕を締め上げていくっ! さぁ、どうだっ!?」

元「……あぁっ!」


バルログ「……チィっ! リュウっ!」シュタッ

ヤムチャ「……あっ!」


実況「おぉ〜っとっ! しかしここでっ……! バルログが戻ってきましたっ! バルログが戻ってきましたっ! バルログは素早い動きで、自軍コーナーのポスト上へと昇っていくっ!」

元「あ〜、くそっ……! いい感じだったのに……嫌なタイミングで戻ってきたねぇ……」

493名無しさん:2015/12/12(土) 23:24:03 ID:1yusyqvc
バルログ「バイソン……今、助けますっ……!」


実況「さぁ、コーナーポスト上へと昇りきったバルログっ……! いくのかっ……!? そこからいくのかっ……!?」

元「いくんじゃないかなぁ?」


バルログ「……ヒョオオオオォォッ!」シュタッ


実況「おぉ〜っとっ! いったぁ! バルログが……コーナーポスト上から、リュウ目掛けて飛んでいったぁ!」


バルログ「……ヒャオっ!」ズドーンッ

リュウ「……グガッ」


実況「そして、腕ひしぎ逆十字を仕掛けているリュウの上半身に……飛び込んでいくっ! リュウの首筋に膝裏を落としていったぁ!」

元「ちょっとちょっとぉ……カットが強引すぎるんじゃないかなぁ……?」

実況「ここはバルログのダイビング・レッグ・ドロップっ! ダーイビング・レッグ・ドロップっ! 一歩、目測を誤ればバイソンに命中してしまうかもしれないこの状況っ……! だがバルログっ! ここは的確にリュウに決めていきますっ!」

494名無しさん:2015/12/12(土) 23:28:35 ID:1yusyqvc
リュウ「ぐっ……ぐっ……くそっ……!」


ブー! ブーブー!

実況「これは予想外の一撃だったか……? おぉ〜っと、リュウは首筋を抑えて苦しんでいますっ!」

元「……まさか、あんな大技で来るとは思わないだろうからねぇ」


バイソン「ああっ……くそ……お前、今まで何処にいたんだよ……遅ぇよ……」

バルログ「……失礼っ」ムクッ

ダン「おいっ……! バルログっ……! おめぇっ……!」


実況「さぁ、バルログはリング上で立ち上がるっ! さぁ、そんなバルログにレフェリーが近寄って……」

元「……試合権持ってない人が、あ〜んな大技出すのはいけないよ」


バルログ「……貴方との話は後ですっ! 退いてなさいっ!」ドンッ

ダン「……痛っ! 何しやがるっ!」


実況「あ〜っと、あ〜っとっ! しかし、バルログは……そんなレフェリーを突き飛ばしますっ! 突き飛ばしましたよ、元さんっ!?」

495名無しさん:2015/12/12(土) 23:34:17 ID:1yusyqvc
ヤムチャ「……この野郎っ!」ダダッ

バルログ「……来いっ!」


ヤムチャー! イケー!

元「まぁ、ヤムチャ君が突っ込んでるからねぇ」

実況「おぉ〜っと、ここで……ヤムチャがリングインして……バルログ目掛けて一直線に突っ込んでいくっ!」

元「ちょっと乱暴すぎるカットだったからねぇ。まぁヤムチャ君もカチンときたのかな?」


ヤムチャ「この野郎っ……! 好き放題暴れてるんじゃねぇよっ……!」ダダッ

バルログ「最初に暴れたのは貴方達です……そして、今も……また……」


実況「おぉ〜っと、試合が落ち着いてきたかと思いましたがっ……! また、こいつは荒れ模様の予感かっ!? ヤムチャもリングに雪崩れ込んでくるっ!」

496名無しさん:2015/12/12(土) 23:35:28 ID:1yusyqvc
今日はここまで

>>476 >>482
デカい奴程、パワーがあるって設定にはなってる
サガット・ホークの他には、ブランカ・本田・ソドム辺りかな?

女子部では、春麗・さくらの二人かな?
でも、パワーファイターって程ではない

497名無しさん:2015/12/12(土) 23:42:12 ID:FOYz/6tI


バルログらしい派手なカットだね(やりすぎ)
このままヤムチャーバルログ戦突入か、一旦仕切り直すか…
楽しみ

498名無しさん:2015/12/13(日) 00:28:50 ID:???
乙です

流れ的にはこのままヤムチャーバルログ戦に突入した方が違和感ないのかな?
バイソンは言わずもがな、リュウも首に大きな一撃食らってるから回復させたいだろうし

そうなりゃヤムチャが試合前に言っていた「あえて自分に任せる事でお互いが拮抗した試合」にする事も出来るしね

499名無しさん:2015/12/13(日) 06:00:35 ID:MtY5I6ws
乙!
バルログさんの派手なカットはえるよなあ

500名無しさん:2015/12/13(日) 08:35:39 ID:Ax4L1tss
乙っした
デカさ=パワー なのね
バルログも意外とデカいから、あんなのが飛び回るとか危なすぎる

501名無しさん:2015/12/13(日) 18:57:49 ID:???
ザンギエフがぶっちぎり、あとは体でかいのが続く感じかな?

502名無しさん:2015/12/13(日) 20:01:12 ID:???
一番はフリーを入れればヒューゴーだろ

503名無しさん:2015/12/13(日) 20:48:15 ID:???
乙でしてた。
バルログさんやバイソンさんの拍手の要求にブーイングしかありませんだしたが、
シャドルーのファンでも、悪役を応援/拍手するのはマナー違反なの?

504名無しさん:2015/12/13(日) 21:36:38 ID:???
>>503
場の空気とかお約束ってもんがあってだのう……

5051:2015/12/13(日) 22:13:05 ID:ewCxTF4s
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

>>503
シャドルー席では盛り上がってます。きっと

>>500–502
ハンターハンターみたいな腕相撲ランキング作ったら、そのうち影響出るかもしれないけど、まぁ作るなら

ヒューゴー>ザンギエフ>ホーク>サガット>ブランカ>ソドム>ガイル>本田>リュウ=ケン>バイソン>ディージェイ>フェイロン>ロレント>ナッシュ>ユン=ヤン>ベガ>豪鬼>バルログ>ダルシム

ぐらいになるのかな? リング上では、ここに格が加わってまた変わってくるけど。ベガ・豪鬼は年齢の影響も多少、あります

さくら>春麗>かりん>ローズ>キャミィ

女子部はこんな感じになりました

506名無しさん:2015/12/13(日) 23:37:38 ID:???
ごゆっくりー

そうかローズさんもやっぱり年齢の…あっ、あっやめてくd

507名無しさん:2015/12/13(日) 23:49:02 ID:???
>>505これ見るとザンギvsベガって結構ベガさん頑張ってたのね

508名無しさん:2015/12/14(月) 00:09:25 ID:AuPEOBp.
バイソンは単純な腕力ならサガットより上なイメージがあるなぁ。身長がサガットの2m超に及ばないまでも198cmのスーパーヘビー級だし、単発打撃の威力じゃストツーキャラでもトップクラスだし

509名無しさん:2015/12/14(月) 00:14:07 ID:???
ヤムチャは設定上どの辺?

510名無しさん:2015/12/14(月) 00:46:10 ID:.SspR6vg
>>1
ゆっくり休んでくだされ

>>503
ヒールにはブーイングが最大の賛辞といった流れもあるのよ。
逆に一番つらいのは無反応なこと。

511名無しさん:2015/12/14(月) 02:34:14 ID:???
>>509
その質問は象と蟻を比べてるようなもんだ

512名無しさん:2015/12/14(月) 08:34:22 ID:???
プロレスに必要なのはパワーだけじゃないからな

リックフレアーなんかレジェンドだがそんなパワーなかろうし

513名無しさん:2015/12/14(月) 09:10:45 ID:???
>>511
公称どんなもんかなと
でもベガと豪鬼が低いからこれは素の力か

514名無しさん:2015/12/14(月) 20:42:07 ID:???
>>513
実際のパワーは>>511の言う通り聞くだけ無駄な気がするな
ストプロ+一部外部団体のメンバー内で格補正も受けた状態だと、バイソンさんと互角かちょい下くらいに収まると思う
その代わりスピードはヤムチャが上で、総合力はバイソンさんと互角かヤムチャが少し上(大体辛勝だが、反則技とか状況次第で勝ったり負けたり)かなと思う

515名無しさん:2015/12/14(月) 22:00:18 ID:EwofpUVQ
ヤムチャ「うるせぇっ……! いくぜぇっ……!」ダダッ

バルログ「甘いっ……! ヒャオっ……!」シュタッ

ヤムチャ「うおっ……!」


実況「さぁ、ヤムチャがバルログ目掛けて一直線っ! おぉ〜っとっ!?」

元「……あらっ!?」

実況「ここはバルログ、よく見ているっ……! 正面から突っ込んできたヤムチャに対して……その場で高く飛び上がり、そしてその肩に飛び乗ったっ!」


バルログ「いきますよっ……! ヒョオオオオっ……!」ググッ

ヤムチャ(俺は、バルログさんの動きに……合わせつつ……!)

バルログ(フックを外せば失敗しても、ヤムチャ君が私を叩きつけた形にはなりますし、受け身も取りやすいでしょう……万が一もあります……ここは投げっぱなしですっ……!)サッ


実況「ヤムチャの肩に飛び乗ったバルログはその頭部を両足で挟み込み……そしてそのまま、後方に回転していくっ!」

516名無しさん:2015/12/14(月) 22:07:57 ID:EwofpUVQ
ヤムチャ(ここで前方に回転しながら飛び込んでいくっ……!)シュタッ

バルログ「……ヒャオっ!」

ヤムチャ「う、うおおおぉぉっ……!」


実況「ここはバルログがよく見ているっ! カウンターで決めていくっ! フランケンシュタイナーだっ! ヤムチャの身体がそのまま前方へと一回転っ!」

元「おぉ〜っと、投げっぱなしだ」


ヤムチャ「……うげっ!」ズドーンッ


実況「ヤムチャの身体がそのまま一回転して……マットへと叩きつけられますっ!」

元「よく見てるねぇ……カウンターで仕掛けてきたよ……」

実況「ここは、カウンターでの投げっぱなしフランケンシュタイナーっ! 投げっぱなしフランケンシュタイナーっ!」

517名無しさん:2015/12/14(月) 22:12:35 ID:EwofpUVQ
ダン(おっ、フランケンシュタイナーか……ま〜た、派手に受けやがったなぁ、アイツ……)

ヤムチャ(うおっ、自ら飛び込んだと言えども……これだけの勢いでマットに飛び込んでいくと、やっぱり痛ぇっ……! だが、どうだっ……!? 身体を張って受けたぞっ……!)

ダン(でも、下手に躊躇してふんわりいったり……無茶して首から落ちたりしなくてよかったよ……よしよし、ヤムチャ……その感じだっ……!)


実況「突っ込んでいった勢いをそのまま利用されてしまったかっ!? ヤムチャは勢いそのままマットへと強く打ち付けられたっ!」

元「う〜ん……ちょっとリングに入っていくタイミングがワンテンポ遅かったかな……?」


バルログ「よしよし……どうやら、上手くいったみたいですね……バイソンっ! 貴方も休んでいる暇はありませんよっ!」ムクッ

バイソン「お、おうっ……!」


実況「さぁ、そしてバルログが立ち上がるっ! 立ち上がっていくっ!」

518名無しさん:2015/12/14(月) 22:18:46 ID:EwofpUVQ
バルログ「とりあえず、私がリュウを抑えますっ……! 貴方はそこのゴミを掃除しておいて下さいっ!」

バイソン「……オーケー。掃除なら任せておけ」ムクッ


実況「さぁ、そして……おぉ〜っと、続いてバイソンも立ち上がってくるっ!おぉ〜っと、ここはシャドルーが優勢へとなってきたかっ!?」

元「ちょ〜っと、バルログ君のド派手な カットインから流れが変わっちゃったかもしれないねぇ」


バルログ「先程は、よくもやってくれましたね……ヒャオっ!」ガスッ

リュウ「……ぐっ!」

バイソン「オラオラ、ゴミが……出しゃ張るから、そういう目に合うんだよっ……だあぁっ!」ガスッ

ヤムチャ「……うげっ!」


実況「バルログはリュウに近づいていき……バイソンはヤムチャへと近づいていくますっ! そして、ストンピングっ! それぞれ、踏みつけていくっ!」

519名無しさん:2015/12/14(月) 22:32:21 ID:EwofpUVQ
カラテグンダンー! シッカリシロー!

バルログ「ヒャオっ……! ヒャオっ……!」ガスガス

リュウ「ぐっ……ぐっ……」


実況「さぁ、バルログは二発三発と連続してリュウの身体を踏みつけていくっ! ストンピングの連打連打っ!」


バイソン「オラオラっ……! てめぇはリングより場外の方がお似合いなんだよっ……! 邪魔だから、消えてろっ……!」ググッ

ヤムチャ「う、うおっ……!」


実況「そして、バイソンはヤムチャの身体を足で押し出し……おぉ〜っと、サードロープ下から、ヤムチャの身体を場外へ押し出そうとしていますっ!」

元「あ〜っと、ちょっとこれはマズいんじゃないかな?」

520名無しさん:2015/12/14(月) 22:38:44 ID:EwofpUVQ
バイソン「オラオラ、邪魔だっ! 消えてろっ……!」ググッ

ヤムチャ「く、くそっ……!」ガシッ

バイソン「……掴んでんじゃねぇっ! ボケがっ!」ググッ


実況「ヤムチャの身体がエプロンサイドまで押し出されたっ! ヤムチャもサードロープを掴み、場外へ転落するまいとしているが……おぉ〜っと、なかなk辛い体勢だっ!」


バルログ「バイソンは順調ですね……よし、それなら……リュウ、貴方は起きなさいっ!」ググッ

リュウ「……くっ」


実況「さぁ、バルログは……おぉ〜っと、リング中央でリュウの頭部を掴み……そして引き起こしていくっ!」

521名無しさん:2015/12/14(月) 22:45:29 ID:EwofpUVQ
バルログ「そらっ……! 次はコーナーですよっ……! ヒャオっ……!」ブンッ

リュウ「……くっ」ダダッ


実況「そしてリュウの身体を……コーナー目掛けて振っていったぁ!」


リュウ「……ぐっ!」ドスッ

バルログ「さぁさぁ、リュウ……いきますよ……」ササッ

ダン「あ〜っ! なんだよなんだよ……どいつもこいつも好き放題暴れやがって……」


実況「そして、バルログはリュウに狙いを定めたまま……対角線コーナーの方へと移動していきますっ! 狙っているのかっ!? バルログは狙っているのかっ!?」

元「狙ってますねぇ」

522名無しさん:2015/12/14(月) 22:54:53 ID:EwofpUVQ
バイソン「いい加減、落ちやがれっ……! ゴルァっ!」ググッ

ヤムチャ「う、うおっ……! くそっ……! うげっ……!」ボトッ

バルログ「いきますよっ……! ヒョオオオオっ……!」ダダッ


実況「さぁ、そしてバルログがコーナーにいるリュウ目掛けて……一直線に突っ込んでいったぁ!」

元「……あっ、ヤムチャ君も場外に落ちたっ!」


バルログ「私の美しい技をご賞味あれ……ヒャオっ……!」シュタッ


実況「リュウ目掛けて突っ込んでいったバルログは……おぉ〜っと、先ずはコーナー付近のセカンドロープへと飛び乗っていくっ!」

元「おぉっ!?」

523名無しさん:2015/12/14(月) 23:04:47 ID:EwofpUVQ
バルログ「そしてっ……!」ドスッ

リュウ「……うぐっ!」

バルログ「……ヒャオっ!」クルッ


オー、オーオー

実況「おぉ〜っと、バルログはセカンドロープに飛び乗り……その反動を利用して更に飛ぶっ! そしてリュウの胸板に蹴りを打ち込みつつ……クルっと後方に一回転っ!」

元「サルトモルタルですね」

実況「そしてそのまま着地ィ! リュウを踏み台にして空中回転を見せたバルログが、再びリュウの目の前へと降りてきたぁ!」


バルログ「まだまだっ……! ヒャオっ……!」ドスッ

リュウ「……ぐがっ!」


実況「間髪入れずにドロップキーックっ! 連続でリュウに打ち込んでいくっ!」

元「……得意のロープワークを駆使した攻撃だっ!」

524名無しさん:2015/12/14(月) 23:12:27 ID:EwofpUVQ
バルログ「フフフ、どうです……? 美しいでしょう……」ムクッ


実況「ここは、バルログっ……! 得意のルチャ殺法を見せてくるっ! サルトモルタルっ! ドロップキックでリュウの身体をコーナーマットへと打ち付けていくっ!」

元「まぁ、バルログ君らしい攻撃だね」


ダン「おいおいおいおいっ……! バルログっ……! 勝手な事してるんじゃねぇぞっ!」ズガズガ

バルログ「……むっ?」


実況「おぉ〜っと、しかしここでそんなバルログに……おっと、レフェリーが近づいていきますっ!」

元「ちょっと、乱戦気味でごちゃごちゃしちゃったけど……バルログ君は今、試合権持ってないからね」

525名無しさん:2015/12/14(月) 23:17:17 ID:EwofpUVQ
ダン「お前は試合権持ってねぇだろがっ……! あぁっ……!? 何やってんだ、下がれっ!」

バルログ「ちょっとちょっと……わかりましたよ……話ぐらいは聞いてあげます……ここじゃ、邪魔になりますから……ちょっと移動しましょう……こっちこっち……」ササッ


実況「確かに……リングで大暴れのバルログではありますが……これ、タッチは受けていませんっ! 試合権はありませんっ! さぁ、レフェリーがかなり強い口調でバルログに詰め寄っているっ!」

元「あ〜っ……こりゃ、バルログ君がレフェリーの注意引きつけてるよ……?」

実況「……ぬっ?」

元「ほら……バイソン君が……」


バイソン「よぉ〜し……次は、俺が突っ込む番だな……覚悟しな、リュウ……」ササッ


実況「おぉ〜っとっ! 先程までヤムチャの相手をしていたバイソンは……対角線コーナーの方へと移動していくっ! リュウに狙いを定めているっ!」

526名無しさん:2015/12/14(月) 23:25:54 ID:EwofpUVQ
バイソン「リュウは……流石に、二対一でいかねぇと困るからな……よ〜しっ! それじゃあ、いくぜっ! うおおおぉぉっ!」ダダッ


実況「さぁっ! そして今度はバイソンがっ……! 対角線コーナーから、一直線にリュウ目掛けて突っ込んでいったぁ!」

元「あ〜、こっちの二人もコンビネーションはいいんだよねぇ」


バイソン「串刺しだああぁぁっ! くたばりやがれっ! リュウっ……! うおおおぉぉっ……!」ダダッ

リュウ「くっ……お前にはやられんっ……! だぁっ!」グイッ

バイソン「んっ……? うげっ……!」ズガッ


オー、オーオー

実況「おぉ〜っと、しかしここはっ……!? リュウが大きく足を振り上げ、突っ込んできたバイソンの動きに上手く合わせたっ!」

元「おっ……!? 迎撃したかっ!?」

実況「上手くカウンターを合わせていったぁ! バイソンはリュウの足に顔面からぶつかりますっ! ここはリュウっ……! 上手く返したっ!」

527名無しさん:2015/12/14(月) 23:31:17 ID:EwofpUVQ
バイソン「くっ……くそっ……! まだ動けたのかよ……こいつ……」フラフラ

リュウ「まだ動けるんだよっ……! いくぜっ……!」ダダッ


実況「大きく大きくフラつくバイソンっ……! さぁ、そしてそこに間髪入れずにリュウが突っ込んでいったっ!」

元「いいんじゃないっ!?」


リュウ「……それっ!」ガシッ

バイソン「……ぐっ」


実況「リュウは突っ込んだ勢いのまま、バイソンの頭部をヘッドロックの体勢に捉えるっ! 脇に抱え込んでいくっ!」


リュウ「マットに打ち付けるぞっ……! はああぁぁぁっ!」ズドーンッ

バイソン「ぐ、ぐわあああぁぁっ……!」


オー、オーオー

実況「そして、その勢いのまま大きく前方に飛び込んで、バイソンの顔面をマットへと叩きつけていったぁ!」

元「よ〜し、ブルドッギング・ヘッドロックだっ!」

528名無しさん:2015/12/14(月) 23:36:49 ID:EwofpUVQ
リュウ「……先ずは、バイソンっ!」ムクッ

バルログ「くっ……! バイソンっ……! 何しくじってるんですかっ……!?」


実況「ここは、連続攻撃仕掛けてきたシャドルーでしたが……リュウっ! 返していきますっ! さぁ、すかさずリュウは立ち上がるっ!」


バルログ「このっ……! 今度は私がっ……!」

リュウ「……試合権がない奴は引っ込んでろっ! はあぁっ!」ズガァッ

バルログ「く、くああぁっ……!」バターンッ


ワー、ワーワー

実況「さぁ、バルログも慌ててリュウに向かっていきますがっ……! ここはリュウ、落ち着いているっ! バルログの顔面へとエルボーバーットっ! なぎ倒していったぁ!」

元「うんうん、よく見てるよ。落ち着いているね」

529名無しさん:2015/12/14(月) 23:41:58 ID:EwofpUVQ
バルログ「く、くそっ……リュウめっ……! んっ……?」ズルッ


ワー! ワーワー!

実況「さぁ、バルログはダウンっ! おっ……!? そしてここで……? ダウンしたバルログの身体がリング外へと移動していくっ!」

元「おっ!」


ヤムチャ「こっちだよ……こっちこっち……試合権のない奴の居場所は、こっちだよっ……!」グイグイ

バルログ「くっ……! こいつ……!」ズルズル


イイゾー! ヤムチャー!

実況「異変の正体はヤムチャだぁっ! おぉ〜っと、ヤムチャが場外をグルッと周り、バルログ付近に移動していたようだっ! そして、ダウンしたバルログの腕を場外から掴んでいきますっ!」

元「いいよいいよっ!」

実況「そして、場外からバルログの身体を引っ張り、引きずり出していますっ!」

530名無しさん:2015/12/14(月) 23:44:02 ID:EwofpUVQ
今日はここまで

531名無しさん:2015/12/14(月) 23:51:53 ID:RNU83bQ6


現状試合権ないのに、ヤムチャーバルログが気になって仕方ないw
場外戦では済まさないだろうから、本番はもう少し先かな

532名無しさん:2015/12/15(火) 00:17:17 ID:Iw.Nu/1A
乙!
シャドルー軍団のチームワークは素晴らしいな

533名無しさん:2015/12/15(火) 05:22:14 ID:JvPTMtBc
乙っした
やっぱバルログが派手に動くと華があるな
極端に打撃系に片寄った団体だけに特に
ザンギの人気超えるのは派手な投げが必要だよなぁ…ホークか…

534名無しさん:2015/12/15(火) 13:03:11 ID:???
天空×字拳とかどうだ、投げ技はほんとオリジナルは難しい

535名無しさん:2015/12/15(火) 22:01:00 ID:VWt39Bl6
ヤムチャ「……うらっ!」ズルッ

バルログ「くっ……くそっ……!」ボトッ


イイゾー! イイゾー!

実況「さぁ、そしてバルログの身体が……場外へと落ちたぁ! ヤムチャが引きずり出したぁ!」

元「これでリングも、ちょっとは落ち着いて来たんじゃない!?」


ヤムチャ「リュウさんっ……! 遅れましたっ……! そっちは、任せますよっ……!」

リュウ「よ〜しっ……! お前はそっちで、そいつを抑えておいてくれっ……! ここで決めてやるっ!」


実況「シャドルー得意の乱戦気味の展開へと持ち込もうとしていたが……ここは、空手軍団っ……! 落ち着いて対処していったかっ!?」

元「うん。こっちの二人も上手く協力しあってるよね」

536名無しさん:2015/12/15(火) 22:06:40 ID:VWt39Bl6
リュウ「それじゃあ……いくぜっ……!」ズシッ

バイソン「あぁ、ちくしょう……顔面から打ち付けやがって、この野郎……」


実況「さぁ、リュウはうつ伏せに倒れているバイソンの頭部側へと回り込んでいき……そのまま馬乗りになっていくっ!」


リュウ「そらっ……!」ガシッ

バイソン「……くっ」


実況「バイソンの上半身部分で右足っ! 片膝を突き立てて、馬乗りになっていき、そして両腕でバイソンの左腕を掴んでいくっ!」

元「……おっ?」


リュウ「さぁ、いくぜっ……! もう一度……腕を決めてやるっ……!」ググッ

バイソン「うっ……うおっ……! ぐがああぁぁっ!」


オー、オーオー

実況「さぁ、そのままその捉えた腕を持ち上げていくっ! 股下を通して……そしてバイソンの左腕の関節部分を突き立てた右膝へと強く強く……MAXパワーで押し当てていくっ!」

元「おぉっ! 昇龍結界だ」

537名無しさん:2015/12/15(火) 22:12:52 ID:VWt39Bl6
リュウ「……うおおおぉぉっ!」ギリギリ

バイソン「ガッ……! ガガッ……! グガっ、この野郎っ……!」バタバタ


リュウー! リュウー!

実況「さぁ、バイソンがうつ伏せ状態のまま……大きく大きく足をバタつかせて悶えているっ! 苦しんでいるっ! これは……決まっているんでしょうかね、元さんっ!?」

元「結構決まってるんじゃない? それに……さっき、リュウ君は腕に仕掛けてたからね? これも、同じ部分を狙ってるから苦しいでしょう」

実況「どうやら腕に狙いを定めたかっ……!? リュウっ……! さぁ、強く強く絞り上げていくっ!」


バイソン「ガガガっ……! うがががっ……! ロ、ロープ……ロ、ロープっ……!」

リュウ「無駄だっ……! これで終わりだっ……! うおおおぉぉっ……!」ギリギリ

バイソン「う、うがああぁぁっ……!」


リュウー!リュウー!

実況「さぁ、バイソンもなんとかロープブレイクを狙おうとしているようだが……おぉ〜っとっ! ここは身体が動かないっ! リュウがしっかりとバイソンの上に馬乗りになっておりますっ!」

元「バイソンを右手をねぇ……リュウ君、左足で踏みつけて固定してるのよ。結構、上半身は固定されてると思うよ?」

538名無しさん:2015/12/15(火) 22:18:47 ID:VWt39Bl6
実況「さぁ、バイソン苦しいっ……! こうなってくるとここはバルログの救助を待ちたい所ですが……」


ヤムチャ「さっきの仕返しだっ……! そらっ……!」ガスッ

バルログ「……くあっ!」


実況「そうは問屋がおろさないっ……! バルログは場外で捕まっているゥ! おぉ〜っと、今エプロンに叩きつけられたぁ!」

元「うん、上手くヤムチャ君が止めててくれています」


バルログ「くっ……くそっ……! バイソンっ……!」

ヤムチャ「他人の心配してるんじゃねぇっ……! 今は自分の心配しなっ! お前の相手は俺だっ……!」


実況「さぁ、こうなってくるともう邪魔者はいないィ! リング上でリュウががっつりバイソンの腕を絞り上げていくっ! どうだっ!? ここで決まってしまうのかっ!?」

539名無しさん:2015/12/15(火) 22:36:13 ID:VWt39Bl6
リュウ「……うおおおぉぉっ!」ギリギリ

ダン「バイソンどうするっ!? ギブアップかっ!? ギブアップするのかっ!?」

バイソン「ぐっ……ガガッっ……! うおおっ……! ノーだっ……! ノー、ノーっ……!」


リュウー! リュウー!

実況「さぁ、レフェリーが今バイソンに確認を取るっ! だがしかし、バイソンは首を横に振るっ! 首を横に振っていくっ!」

元「でもキツい状況だよ、これはっ!」


リュウ「我慢していてもいい事はないぞっ……! うおおおぉぉっ……!」ギリギリ

バイソン「ぐ、ぐぎゃあああぁぁっ……!」


リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !

実況「リュウは容赦無しに締め上げていくっ! バイソンを腕を締め上げていくっ!」

元「いけいけぇ!」

実況「そして場内からはここで仕留めてしまえと言わんばかりのリュウコールが巻き起こるっ!」

540名無しさん:2015/12/15(火) 22:42:20 ID:VWt39Bl6
リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !

ヤムチャ「よしよしっ……! いい感じじゃねぇかっ……! リングはリュウさんに任せて……俺はここで……そらっ、もう一発だっ……!」

バルログ「くっ、雑魚の癖にっ……! いい加減にしなさいっ……!」ガリッ

ヤムチャ「い、痛ぇっ……! この野郎っ……顔面引っ掻くのは……」

バルログ「……フンっ!」ガシッ

ヤムチャ「反則じゃ……ねぇのかよ……」

バルログ「五月蝿いっ……! 貴方は、鉄柵にでも行ってなさいっ……! ヒャオっ……!」ブンッ

ヤムチャ「う、うおっ……! ちくしょうっ……! しくじったっ……!」ダダッ


実況「さぁ、バイソンとっては絶望的なこの状況っ! ここで決まるのかっ!? ここで決まってしまうのかっ!?」

元「あ〜っ! いやっ……! 場外のバルログ君が、ヤムチャ君を振り切ったっ!」

実況「……おぉっとっ!」

541名無しさん:2015/12/15(火) 22:48:10 ID:VWt39Bl6
ヤムチャ「……ぐ、ぐげええぇっ!」ガッシャーンッ


実況「おぉ〜っとっ! 場外のバルログの足止めを行っていたヤムチャですが……ここはバルログ、なんとか振り切ったかっ!? ヤムチャは鉄柵へと振られましたっ!」

元「う〜んっ!」


バルログ「バイソンっ……! 今、助けますよっ……! ヒャオっ……!」シュルッ


実況「そしてヤムチャ振り切ったバルログは、素早くサードロープ下を潜り、リングインっ……! カットに走りますっ!」

元「今度はトップロープに昇らず……急いで来たねぇ。まぁ、そんな時間もないか?」


バルログ「くっ、リュウっ……! その手を離しなさいっ!」ドスッ

リュウ「……ぐっ!」


実況「そして、バイソンを締め上げているリュウに向かっていき……スレッジハンマーっ! 背中に打ち込んでいきますっ! リュウの身体が前方に崩れたぁ!」

元「あ〜っ……まぁまぁ、でもでも結構ダメージは与えれたんじゃないかなぁ?」

542名無しさん:2015/12/15(火) 22:53:46 ID:VWt39Bl6
アー、アーアー

実況「ここで決まらなかった事に対する場内からの落胆のような事も届いておりますが……」

元「現状、優勢なのはこちらです。めげずにいきましょう」

実況「そうですっ! その通りですっ! 優勢なのは空手軍団っ!」


ダン「カットが終わったなら下がれっ……! もう好き勝手に暴れさせはしねぇぞっ!」

バルログ「わかってますよっ……! 下がればいいんでしょ、下がれば……」スッ


実況「なんとか、バイソンを救出したバルログは……おっと、ここは素早く自軍コーナーの方へと引き下がっていきますっ!」

元「う〜ん、まぁそうなるでしょうね」

543名無しさん:2015/12/15(火) 23:00:11 ID:VWt39Bl6
バルログ「バイソン、こっちですっ……! こっちこっちっ……! 一度交代しましょうっ!」バンバン


実況「さぁ、自軍コーナーエプロンサイドに引き下がったバルログは……おぉ〜っと、コーナーポストをバンバンと叩き大きな音を立て、そしてそこから腕を大きく伸ばしますっ! ここは、交代を要求しているっ!」

元「今の所、バイソン君が出突っ張りの状況だからねぇ……腕の負担も大きいだろうし……シャドルー陣営からしたら、ここらで交代しておきたいね」


バルログ「何をしているんです、バイソンっ……! こっちですよ、こっちこっちっ!」バンバン

バイソン「ううっ……わ、わかった……一回変わってくれ、ちくしょう……」ムクッ


実況「コーナーにいるバルログもこの状況……かなり、慌てているかっ!? 大声でバイソンを呼ぶっ! さぁ、そしてその声に引き寄せられるかのように……バイソンが立ち上がったぁ!」

元「これは、交代だね」

544名無しさん:2015/12/15(火) 23:06:39 ID:VWt39Bl6
バイソン「……ううっ」フラッ


実況「フラついた足取りでバルログのいる自軍コーナーへと戻っていくバイソンっ! 一歩っ……! また一歩とここは歩みを進めていくっ!」

元「……結構ダメージ受けてるねぇ」


リュウ「……逃がしはしないっ!」ムクッ


オー! オーオー!

実況「おぉ〜っと、おっとっ!? しかし、ここでリュウが……立ち上がるっ! 立ち上がってくるっ!」

元「……おっ!?」


リュウ「交代されると厄介だからな……もう暫くリングにいてもらうぞ、バイソンっ……!」ガシッ

バイソン「……んあっ?」

バルログ「くっ……!何モタモタしてるんですよ、バイソンっ……!」


実況「そしてコーナーに引き下がろうとしているバイソンに素早く向かっていき……そして、背後からバイソンの胴回りを掴んだっ!」

545名無しさん:2015/12/15(火) 23:11:40 ID:VWt39Bl6
リュウ「いくぜっ……! うおおおぉぉっ……!」ググッ

バイソン「くっ……! ちくしょうっ……!」


実況「そしてバイソンの身体を抱え上げていくリュウっ……!」


リュウ「リングに戻ってろっ……! だああぁぁっ……!」ズドーンッ

バイソン「……ぐわあああぁぁ!」


オー、イイゾー、リュウー

実況「そして、そのまま身体を捻りつつ……バイソンの身体を後方へと投げ飛ばしていったぁ!」

元「裏投げですね」

実況「バルログのいるコーナーまで、後三歩と言った所でしょうかっ!? しかし、そんなバイソンの身体を……リング中央付近へと再び戻していく裏投げだぁ!」

546名無しさん:2015/12/15(火) 23:17:12 ID:VWt39Bl6
バルログ「く、くそっ……!」


実況「これにはバルログも渋い顔っ! 自軍コーナーエプロンサイドで渋い顔をしながら、リング上を見つめていますっ!」

元「うん、交代のチャンスを潰されちゃったら、ああもなるね」

実況「これは、どうなんでしょう……? 空手軍団は、もうバイソン一人にターゲットを絞っていると考えてもいいんでしょうかね?」

元「う〜ん、ここからバイソン君とバルログ君……どっちからの方が取りやすいかって言ったら……まぁ、バイソン君になるだろうからね」

実況「はいっ!」

元「やっぱり、相手を妨害していく……ってのも、立派な戦略だからね。いい感じのリズムでいけてるんじゃないかな?」

実況「なる程っ! ありがとうございますっ!」

547名無しさん:2015/12/15(火) 23:20:05 ID:VWt39Bl6
今日はここまで

548名無しさん:2015/12/15(火) 23:36:02 ID:z/lmpjAg


今のところ、ヤムチャーバルログは格どおり
リング上では顔面ひっかきのリベンジを期待

549名無しさん:2015/12/16(水) 00:30:20 ID:o5yDM6..
乙っした
やっぱバイソンさんとリュウでは格が違うか
バルログなんとかしろー

550名無しさん:2015/12/16(水) 03:35:06 ID:auRXWc96
乙!
元さんがの解説は分かりやすいね

551名無しさん:2015/12/16(水) 22:02:18 ID:uHS15x7M
リュウ「……ふう」グイッ


実況「さぁ、バイソンを再びリング中央付近へと叩きつけていったリュウは、上体を起こし、そして額の汗を拭い去りますっ!」

元「この流れのまま攻めていきたいねぇ、うん」


ヤムチャ「ちくしょう、バルログを逃がしちまったか……とりあえず、コーナーに戻ろう……」ササッ

リュウ「ヤムチャは……戻って来てるか……そういう事なら……」ムクッ

バイソン「くっ、くそったれめ……ちくしょう……」

リュウ「おっと、寝ている場合じゃないぞっ! さぁ、バイソン起きろっ……!」ググッ

バイソン「……くっ!」


実況「そしてリュウは立ち上がり……バイソンの身体を再び引き起こしていくっ!」

552名無しさん:2015/12/16(水) 22:11:40 ID:uHS15x7M
リュウ「また、移動してもらうぞっ……! それっ……!」ガシッ

バイソン「……くっ!」


実況「そしてリュウはバイソンの腕を掴み……」


リュウ「こっちだっ……! はああぁぁっ……!」ブンッ

バイソン「う、うおっとっ……!」ダダッ


実況「そしてそのまま自軍コーナーの方へと、バイソンの身体を大きく振っていったぁ!」

元「あ〜っと、バイソン君またバルログ君から遠ざかっちゃったね」


バイソン「……ぐっ!」ドスッ


実況「さぁ、バイソンの身体が背中からコーナーマットへと突き刺さるっ! この場面リュウは落ち着いて……バイソンの身体をバルログから遠ざけていくっ!」

元「短いように見えるけど……長いんだよ、あの距離は」

553名無しさん:2015/12/16(水) 22:16:30 ID:uHS15x7M
リュウ「さぁ、バルログからまた遠くなったぞ……バイソン……」

バイソン「かぁ〜っ……ちくしょうっ……!」

リュウ「そして、いくぜっ……! はああぁぁっ……!」ダダッ


オー、オーオー

実況「そしてリュウはそのままバイソンに狙いを定め……一直線に突っ込んでいったぁ!」


リュウ「……突き刺すっ!」クルッ

バイソン「くぅ、ちくしょう……ちと辛いな……」

リュウ「……はぁっ!」ドスッ

バイソン「……ぐがっ!」


実況「勢いよく突っ込んでいったリュウは……バイソンの目の前でクルリと旋回しながら……バック・スピン・エルボーっ! 打ち込んでいきますっ!」

554名無しさん:2015/12/16(水) 22:25:03 ID:uHS15x7M
リュウ「……ヤムチャっ!」

ヤムチャ「はいっ……!」シュタッ


実況「バルログから距離を取り……出来る限り、自軍陣営付近での展開に持ち込んでいく……と、言った所でしょうか?」

元「そういう事でしょうね。何かあった時………やっぱり、仲間の距離が近い方がいいからね」

実況「さぁさぁ、今ヤムチャも戻ってきましたっ! エプロンサイドにピョンと飛び乗りますっ!」


リュウ「スタミナ温存……と、いこうか……次はお前だ。ヤムチャっ!」パシッ

ヤムチャ「……了解っすっ!」パシッ


実況「そしておっとここで……? エプロンサイドに戻ってきたヤムチャに……おっと、リュウがタッチですっ! タッチしていきますっ!」

元「おっと、ここは交代してきたね」

555名無しさん:2015/12/16(水) 22:29:38 ID:uHS15x7M
ヤムチャ「よ〜し、いくぜっ……!」ササッ


実況「さぁ、今ロープを潜りヤムチャがリングインしてきますっ! ここは元さん……リュウはスタミナ温存と考えてもよろしいでしょうかね?」

元「まぁ、そうだろうね。この状況なら……ヤムチャ君が出てきても大丈夫でしょう」

実況「この辺りは空手軍団……タッチワークも駆使していこうと言う作戦でしょうか……?」

元「そうでしょうね。相手の交代を妨害して……自分達は交代交代で、負担を分散させていく……タッグ戦の基本でもあるよ」


リュウ「戻る前に……ちょ〜っと、手伝ってやるよ……ほらヤムチャ、早く来いっ……!」

ヤムチャ「……了解っすっ!」


実況「さぁ、ここで試合権は再びリュウからヤムチャへと移ったぁ! そして、リュウとヤムチャが……コーナーにもたれかかっているバイソンの正面へと並んで立ちますっ!」

556名無しさん:2015/12/16(水) 22:45:32 ID:uHS15x7M
リュウ「いくぞっ……! せぇ〜のっ……!」

ヤムチャ「……そらっ!」


バッチーンッ


バイソン「……ぐがっ!」


オー、オーオー

実況「そして……二人掛かりでの強烈な逆水平チョーップっ! バイソンの胸板に強烈に叩き込んでいくっ!」

元「今日は連携も上手く取れてるんじゃないの? うん」

557名無しさん:2015/12/16(水) 22:55:16 ID:uHS15x7M
ダン「タッチしたのなら、下がれっ……! リュウっ……!」

リュウ「わかってます。下がりますよ……」スッ


実況「そして、ここでリュウが引き下がっていくっ! さぁ、試合は再びヤムチャ対バイソンっ! ヤムチャ対バイソンですっ!」

元「とは言っても、ダメージ受けてるバイソン君と……まだまだ、元気なヤムチャ君だ……」


ヤムチャ(ここで、リュウさんが引き下がる……格下の俺が出る……でも、しっかり盛り上げていかないとな……)

バイソン「くあっ……くそっ……今度はこいつか……」

ヤムチャ「よ〜しっ! 次は俺の出番だっ……! まだまだいくぜっ!」


オー! イケー! ヤムチャー!

実況「確かにヤムチャは元気だぁ! まだまだ元気だぁ! しかも乗っているっ! ここで力強く叫んでいくゥ!」

元「まぁ、流れがきてる時はこんな感じになるよね」

558名無しさん:2015/12/16(水) 23:00:49 ID:uHS15x7M
ヤムチャ「よ〜しっ……! それじゃあ、いくぜっ……! うるぁっ……!」バシッ

バイソン「……ぐあっ!」


実況「さぁ、そしてトップロープを両腕で掴んで身体を固定しながら……バイソンの胸元に強烈なキーックっ! 蹴り打ち込んでいきますっ!」


ヤムチャ「まだまだっ……! だあぁっ……!」バシッ

バイソン「……うげっ!」

ヤムチャ「ここは押す場面っ……! もっとっ……! もっとだっ……!」バシッ

バイソン「……ぐがっ!」


実況「おぉ〜っと、おっとヤムチャは続けて打ち込んでいくっ! 連続で二発っ……! 三発っ……! おぉ〜っと、まだいくっ! 自軍コーナーへと追い込んだバイソンに対して……ここは蹴りの嵐・嵐・嵐ィ!」

元「いいねぇいいねぇ。流れがきてる時には、とことん行きましょう」

559名無しさん:2015/12/16(水) 23:04:58 ID:uHS15x7M
オー、オーオー

リュウ「いいぞいいぞ……もっと、テンポ上げていけ……ほらほら……」パンパン

ヤムチャ「了解っ……! うるぁっ……! うるぁっ……!」バシバシ

バイソン「ぐっ……! ぐっ……!」


イイゾー! イイゾー!

実況「さぁ、ヤムチャの蹴りの嵐・嵐・嵐っ! コーナーで逃げ場のないバイソンに対して打ち込んでいくっ! 打ち込んでいくゥ! エプロンサイドにいるリュウも、そんなヤムチャを盛り立てていくかのように、手を打ち鳴らすっ!」

元「いいよいいよ〜」

実況「さぁ、そしてそれに応えるかのようにヤムチャがテンポアップして打ち込んでいくっ! バイソンを滅多打ちだぁ!」


ヤムチャ「うらぁっ……! 止めの……一撃だっ……!」ズバーンッ

バイソン「……ぐがあぁっ!」


実況「さぁ、そして止めの一撃を言わんばかりに……強〜い蹴りをバイソンの胸元へと打ち込んいったぁ!」

元「こりゃ、そろそろバイソン君もガス欠なんじゃないかな?」

560名無しさん:2015/12/16(水) 23:12:24 ID:uHS15x7M
バイソン「ううっ……ちくしょう……この野郎……」ギロリ

ヤムチャ「どうしたどうした、バイソンっ……! 元気がねぇぞっ……!? ほら、来いよっ!」クイクイ


オー! オーオー!

実況「おぉ〜っと、そしてここでヤムチャが……バイソンの目の前で手をクイクイ動かし、誘っていますっ! バイソンを煽るかのように誘っていきますっ! やはり乗っているのかっ!?」

元「ちょ〜っと、乗りすぎじゃない? それとも、ケン君に似てきたのかな……?」


バイソン「この野郎っ……! 吠え面かかせてやるっ……! くたばれっ……!」ブンッ


実況「これにはバイソンも頭に血がのぼったかっ!? おぉ〜っと、体勢を起こしヤムチャに殴りかかっていくっ! 左腕を振り抜いていくっ!」

561名無しさん:2015/12/16(水) 23:20:35 ID:uHS15x7M
ヤムチャ「……へへっ」ググッ

バイソン「……んあっ!?」スカッ


実況「しかし、ヤムチャはそんな拳を体勢を低くして……避けていくっ! バイソンの拳は空を切るっ!」

元「んっ……? これは攻撃を誘ったのかな……?」


ヤムチャ「痛めてる左腕で攻撃するだなんて……」

バイソン「ちくしょう……避けられたかっ……!」

ヤムチャ「マヌケだなっ……! せいやああぁっ!」ズバッ

バイソン「う、うぎゃあああぁぁっ……!」


実況「おぉ〜っと、そして立ち上がる勢いも利用しつつ……攻撃にきたバイソンのその左腕を……蹴り上げていったぁ!」

元「誘ったんだね!?」

562名無しさん:2015/12/16(水) 23:27:40 ID:uHS15x7M
バイソン「こいつ……こいつ……! 舐めやがってっ……!」ヨロヨロ


イイゾー! ヤムチャー!

実況「バイソンの左腕はリュウの執拗な関節技によって痛めつけられていますっ! そ〜んな右腕を……ヤムチャは慈悲なく蹴り上げていったぁ!」

元「狙ってたんでしょうねぇ!」

実況「これは効いたかっ!? バイソンはけられた左腕を抑えて……大きく大きく苦しんでいるぞっ!」


ヤムチャ「……今だっ! それっ!」ググッ

バイソン「く、くそっ……くそっ……!」


実況「そしてヤムチャはその隙を逃さないっ……! すかさずバイソンの懐へと潜り込んでいくっ!」

元「お〜お〜お〜、いいねいいねぇ」

563名無しさん:2015/12/16(水) 23:31:37 ID:uHS15x7M
ヤムチャ「うおおぉぉっ……! 持ち上げてっ……!」ググッ

バイソン「……くっ!」


実況「ヤムチャはバイソンの股下に手を差し伸ばし、そしてそのまま抱え上げていくっ!」


ヤムチャ「ウルフ・スラム……もといっ……!」グイッ


オー、オーオー

実況「そしてそのまま身体を捻りつつバイソンの身体を後方に……」


ヤムチャ「パワー・スラムだっ……! くらええぇっ……!」ズドーンッ

バイソン「……ぐわあああぁぁ!」


実況「叩きつけていったぁ! 攻撃を誘い……避け……カウンターっ……! そして大きく大きく投げていったぁ!」

元「おぉ〜っと、いいパワースラムだ」

564名無しさん:2015/12/16(水) 23:35:25 ID:uHS15x7M
今日はここまで

565名無しさん:2015/12/16(水) 23:42:44 ID:CKg/NnsY


ウルフスラムに格上げするためにはもう一工夫だね
さ、バイソンは仕留めてしまおう

566名無しさん:2015/12/17(木) 00:18:40 ID:.3AFAWqI
乙!
元さんの解説分かりやすい

567名無しさん:2015/12/17(木) 02:42:49 ID:???
昇龍結界!
まさか殿の技がここで拝めるとは

568名無しさん:2015/12/17(木) 05:01:36 ID:QEvoQ/Es
乙っした
そーいやケンは何してんだろ
メインに向けて軍団として何かやらないといかんから準備してるのかな?

569名無しさん:2015/12/17(木) 14:25:17 ID:???
遅ればせながら乙!
ケンはメインの打ち合わせと準備に走り回ってると予想

570名無しさん:2015/12/17(木) 22:00:40 ID:u45f0WMU
ヤムチャ「よしっ……!」ムクッ


実況「バイソンをパワー・スラムで叩きつけていったヤムチャは……ここはフォールにいかず、素早く立ち上がるっ!」

元「おっと」


ヤムチャ「次はこっちだっ……! 急ぐぜっ……!」ダダッ


実況「そして、自軍コーナーの方へと急いで移動していくっ!」

元「交代かな……? 違うよね?」


ヤムチャ「いくぜっ……!」スッ

リュウ「よしっ……! 俺もいくぜっ……!」スッ


実況「ヤムチャはロープを潜ってエプロンサイドへ……そして、それと入れ違いになるように、リュウがロープを潜りリングインしてきたぁ!」

571名無しさん:2015/12/17(木) 22:05:06 ID:u45f0WMU
リュウ「いくぜっ……! バルログっ……! はああぁぁっ……!」ダダッ

バルログ「くっ……! 来たかっ……!」


オー、オーオー

実況「そのままリュウは一直線っ! バルログに向かって一直線に突っ込んでいくっ!」

元「おっ、分断作戦だね」


リュウ「……はあぁっ!」ガスッ

バルログ「……ぐあっ」


実況「そして、そのまま大きく足を上げて蹴り上げていくっ! ここはフトントのハイキックをバルログに打ち込んでいくっ! さぁ、バルログの身体が場外へと落ちたぁ!」ボトッ

元「おうおう、いいじゃない、いいじゃない」

572名無しさん:2015/12/17(木) 22:14:35 ID:u45f0WMU
ヤムチャ「よしっ、邪魔者はいないっ……! これでゆっくり狙いをつけられるぜっ……!」ガシッ


実況「そしてヤムチャはエプロンサイドからロープに足をかけコーナーポストへと昇っていくっ! 昇っていくゥ!」

元「ミサイル断空脚かな……? ここはリュウ君がバルログ君にちょっかい出されるのを、先に封じにいったというワケだ……」

実況「この辺りは阿吽の呼吸と言った所でしょうかっ!? さぁ、ヤムチャはコーナーポスト上へと昇りきったぁ!」


ヤムチャ「後は、ぶち当てるだけだっ……! さぁ、起きろっ……! バイソンっ……!」

リュウ「さぁ、バルログ……もう少し付き合ってもらうぞ……」ググッ


実況「コーナーポスト上からバイソンを狙うヤムチャっ! そしてリュウは場外に落ちていったバルログをロープ潜り更に追いかけていくっ!」

元「よ〜し、よしよし……いいじゃない、いいじゃない……」

573名無しさん:2015/12/17(木) 22:23:45 ID:u45f0WMU
バイソン「う、ううっ……ちくしょうっ……」ムクッ

ヤムチャ「……よし」


実況「さぁ、そして今バイソンがゆっくりと起き上がるっ! コーナーポスト上から獲物を狙う瞳で見つめるヤムチャっ!」

元「……よぉしっ!」


ヤムチャ「起き上がりに合わせて……!」

バイソン「野郎っ……! くっ、あんな所にもう昇ってやがるっ! 猿か、ちくしょうっ……! 」

ヤムチャ「よぉ〜しっ……! 今だっ……! いっくぜぇっ! うおおぉぉっ……!」シュタッ


オー、オーオー

実況「さぁ、バイソンの起き上がりに合わせて……ヤムチャがコーナーポスト上から飛んだあぁっ!」

元「いけぇっ!」

574名無しさん:2015/12/17(木) 22:29:28 ID:u45f0WMU
ヤムチャ「ミサイル断空脚だっ……! せいやああぁっ!」ズガアァッ

バイソン「う、うげああぁぁっ……!」バターンッ


ワー! ワーワー!

実況「そのまま突き出す蹴りをバイソン目掛けて打ち込んでいくっ! ここはミサイル断空脚っ! ミサイル断空脚だあぁっ!」

元「よぉ〜しっ!」

実況「こいつを喰らい……バイソンは大きく大きくダーウンっ! 再びマットに倒れ込んだぁ!」


ヤムチャ「終わりだっ……! よし、フォールするっ……! さぁ、レフェリーカウントをお願いしますっ!」ガバッ

ダン「オーケー! 任せておきなっ……!」


実況「そして、ヤムチャはバイソンの身体に覆い被さるっ! 覆い被さっていくっ! フォールの体勢っ!」

元「おおっ!」


バルログ「くっ……くっ……! バイソンっ……!」モガモガ

リュウ「……おっと、リングには入れさせないぞ」ガシッ


実況「バルログはリュウに捕らえられているっ! 場外でがっしりリュウがその身体を掴み、リングインを妨害しているっ! さぁ、どうだっ!? ここで決まってしまうかっ!?」

575名無しさん:2015/12/17(木) 22:33:24 ID:u45f0WMU
ダン「ワンっ……!」

ワー! ワーワー!

ダン「ツーっ……!」

ワー! ワーワー!

ダン「……スリ」

バイソン「糞ったれがっ……! 舐めんなっ……!」ガバッ

ヤムチャ「……くっ!」

ダン「カウントはツーだっ! カウントツーっ! まだ決まっちゃいねぇぞっ!」


アー、アーアー

実況「おぉ〜っとっ! しかしここはバイソンの肩が上がるっ! バイソンの肩が上がりますっ! カウントは2.9っ! 2.9でバイソンの肩が上がりましたっ!」

元「あ〜っと、返してきたかぁ……」

実況「粘りを見せるバイソンっ! 粘りを見せるバイソンっ! ここはバイソンも気力を振り絞って、何とか返してきましたっ!」

576名無しさん:2015/12/17(木) 22:40:31 ID:u45f0WMU
イケー! ヤムチャー! キメロー!

ヤムチャ「決まりは……しなかったがっ……!」ムクッ


元「でもねっ……! 場内のムードはまだまだこっちにあるよっ! ここは押していこうっ!」

実況「ヤムチャもその事は身体で理解しているのかっ!? ここは気落ちせず、すぐさま立ち上がっていくっ!」


バルログ「くっ……くっ……バイソンっ……!」モガモガ

リュウ「ヤムチャっ……! こいつは俺が抑えておくっ……! だから、決めろっ……!」ガシッ

ヤムチャ「勿論っすっ……! よし、狙うぜっ……!」ググッ


ワー、ワーワー

実況「そしてヤムチャは……おっとここで、体勢を低くして……構えるっ!」

元「おっ……? ウルフ・バスターかな?」

577名無しさん:2015/12/17(木) 22:49:49 ID:u45f0WMU
ヤムチャ「早く起きやがれっ……! ほらほら、モタモタしてんじゃねぇよっ……!」

バイソン「くっ……くうぅっ……!」ムクッ


ワー! ワーワー!

実況「さぁ、ここで空手軍団が揃って勝負をかけてきたかっ!? バイソンの目の前で狙いを定めるヤムチャっ! そしてそれに誘われるかのように、バイソンが立ち上がってくるっ!」


バイソン「くっ、くっ……こんな野郎にっ……!」

ヤムチャ「いっくぜええぇっ……! これで終わりだっ……! うおおぉぉっ……!」ググッ


ワー! ワーワー!

実況「いったぁ! そしていったぁ! バイソンの起き上がりに合わせて……ヤムチャが零距離から突っ込んでいったぁ!」

元「よぉ〜しっ!」

578名無しさん:2015/12/17(木) 22:55:34 ID:u45f0WMU
ヤムチャ「……うるあぁっ!」ガシッ

バイソン「……ぐっ!」


ワー! ワーワー!

実況「さぁっ! ヤムチャはバイソンに突っ込んでいき、そのままその両太腿をガッツリ捉えたぁ!」


ヤムチャ「このままっ……持ち上げるっ……!」ググッ

バイソン「くっ、このっ……! このっ……!」


ワー! ワーワー!

実況「ヤムチャはそのままバイソンの身体をハイアングル気味へと高く高く持ち上げていき……!」


バイソン「ふんがああぁっ……! 舐めてんじゃねぇよっ……!」ガスッ

ヤムチャ「あぐっ……!」


実況「あっ、いやっ……! おぉ〜と、おぉ〜っとっ!?」

元「……あっ!」

実況「ここはバイソン、返していくっ……! 身体半分持ち上げられた所で……右の拳を大きく振り、ヤムチャの側頭部に打ち込んでいくっ! 側頭部に打ち込んでいったぁ!」

579名無しさん:2015/12/17(木) 23:02:04 ID:u45f0WMU
ヤムチャ「……い、いてぇっ! ちくしょう」ヨロッ

バイソン「へへへ……失敗って、ワケだ……」ストンッ


実況「おぉ〜っと、これはヤムチャも予想外だったかっ!? 手を離してしまうっ! そしてバイソンは身体半分は抱えられたが……上手くマットに着地ィ!」

元「あ〜っ、バイソン君も……粘るねぇ……」


バイソン「調子に乗りやがってこの野郎っ……! 覚悟は出来てんだろうなぁ? ボケがっ!」

ヤムチャ「く、くそっ……」

バイソン「てめぇにゃ、キツ〜い一撃を打ち込んでやらなきゃ勘弁ならねぇ……うおおぉぉっ! いくぜぇっ!」ダダッ


実況「側頭部を抑えてフラつくヤムチャっ! そんなヤムチャを尻目に……おぉ〜っと、バイソンは背後のロープ目掛けて走り込んでいったぁ!」

580名無しさん:2015/12/17(木) 23:07:02 ID:u45f0WMU
バイソン「うるあぁっ……! その顔面をぶっ潰してやるっ……!」ダダッ


実況「さぁ、ロープを反動をつけて……バイソンがヤムチャの元へ向かってきたぁ!」

元「……こりゃマズいっ!」


ヤムチャー! ヤムチャー!

ヤムチャ「く、くそっ……」

バイソン「くたばりやがれええぇっ……! バイソン式……アックスボンバーだああっ……!」ブンッ


実況「バイソンが大きく右腕を振りかぶり……そしてヤムチャの顔面目掛けてっ……!」


ヤムチャ「……やられてたまるかよっ!」ググッ

バイソン「うるああぁぁっ……! あっ……!? ああっ……!?」スカッ


実況「振りかざして……いやっ……! おぉ〜っと、おっとおっとっ!」

元「おっ!?」

実況「ここはヤムチャもよく見ているっ……! 体勢を低くして、バイソンの腕を避けていったぁ!」

581名無しさん:2015/12/17(木) 23:11:40 ID:u45f0WMU
ヤムチャ「頭部を取りつつ……足をフックっ……! それっ……!」シュルッ

バイソン「……くっ!」


オー! オーオー!

実況「ヤムチャはバイソンの頭部を両腕で巻き込みつつ……左脚を自身の左腕で背後からフックしつつ捉えていったぁ!」

元「……上手いっ!」

実況「ここはカウンターで仕掛けていったぁ! コブラツイストっ!」


ヤムチャ「どうやら……スリーカウントじゃなくて……ギブアップがお望みらしいなっ……!」

バイソン「ち、ちくしょうっ……!」モガモガ


ワー! ワーワー!

実況「この場面はヤムチャも慌てず騒がず……冷静に対処していきましたぁ!」

元「うんうんっ! よく見てたよく見てたっ!」

582名無しさん:2015/12/17(木) 23:17:37 ID:u45f0WMU
バルログ「くそっ……! 今、カットしますよっ……! バイソンっ……!」ササッ


実況「あ〜っと、しかしここはバルログがリュウを振り切ったかっ!? リング外からサードロープ下を潜り、すかさずリングインしてきますっ!」

元「くっ……! いやっ……!」


リュウ「……逃がすかっ!」ササッ


実況「しかし、即座にリュウもリングインしてくるっ! サードロープ下を潜りリングインっ! バルログを追うっ! バルログを追っていくっ!」

元「捕まえようっ!」


バルログ「くっ……! バイソンっ……!」

リュウ「逃がすかっ……! そらっ……!」シュルッ

バルログ「……くっ!」


実況「バイソンに駆け寄るバルログっ……! いやっ! ここはリュウが捕まえたかっ!? 捕まえたかっ!?」

元「よしっ……!」

実況「ここはリュウが捕まえたっ! バルログの後方から首筋に右腕を回し……脇に抱え込むように、頭部を掴んでいくっ!」

583名無しさん:2015/12/17(木) 23:21:23 ID:u45f0WMU
リュウ「そらっ……! これでもう動けないぞっ……!」ガシッ

バルログ「……く、くそっ!」


オー! イイゾー! リュウー!

実況「そして、バルログの左腕っ! 脇の下から左腕を通し……バルログの背中付近で両手を掴み合わせて固めていくっ!」

元「よぉ〜しっ! ドラゴンスリーパーの体勢に捉えたっ!」


リュウ「邪魔はさせないっ……! うおおぉぉっ……!」ググッ

バルログ「うっ……ううっ……」ガクッ


実況「さぁ、そして目一杯の力でバルログを締め上げていくリュウっ……! おぉ〜っと、バルログの身体が崩れるっ! ガックリと崩れていくっ!」

元「よ〜しよし、いいよいいよ〜!」

実況「さぁ、今バルログの身体が……ガックリと崩れ落ち……尻から落ちたぁ!」

584名無しさん:2015/12/17(木) 23:24:36 ID:u45f0WMU
バイソン「ち、ちくしょうっ……! 何やってんだ、バルログっ……!」

リュウ「ヤムチャっ……! こっちは抑えてるっ! 後はそいつを……黙らせてやりなっ……!」

ヤムチャ「了解っすっ……! それじゃあ……締め付けてやるぜっ……! うおおぉぉっ……!」ググッ

バイソン「ぐ、ぐあっ……! ぐああああぁぁっ……!」


ワー! ワーワー!

実況「さぁ、バルログはリュウに捕らえられたっ……! そしてここでヤムチャも大きく大きく背筋を伸ばしていくっ! バイソンの身体を締め付けていくっ!」

元「いよぉ〜しっ!」


ヤムチャ「どうだどうだっ……! おらおらっ……! ギブアップしちまいなっ……!」ググッ

ダン「バイソンっ……! どうするっ……!? ギブアップかっ……!? ギブアップするのかっ……!?」

バイソン「ガ、ガガっ……! ぐぎゃあああぁぁっ……!」


ワー! ワーワー!

実況「強く締め付けられ、バイソン悶え苦しむっ! 悶え苦しむっ! さぁ、レフェリーがバイソンに確認を取っているっ! どうだっ!?」

元「いいよ〜いいよ〜、リング二人がガッチリ決めているよ〜っ!」

585名無しさん:2015/12/17(木) 23:27:40 ID:u45f0WMU
リュウ「……うおおぉぉっ!」ググッ

バルログ「……く、くあぁっ」

ヤムチャ「……うるあああぁぁっ!」ググッ

ダン「バイソンどうすんだ、おいっ!? ギブアップかっ!? ギブアップするのかっ!?」

バイソン「ぐわあああぁぁ……! くああぁぁっ……! くああぁっ……!」


ワー! ワーワー!

実況「さぁ、リング上で空手軍団の二人が一方的にシャドルーの二人を締め付けているっ! ヤムチャはバイソンをコブラツイストでっ! そして、リュウはバルログにドラゴンスリーパーホールドだっ!」

元「いいよいいよ〜。今日は連携もしっかり取れてるっ! さぁ、後は決めるだけだっ!」

実況「レフェリーも必死にバイソンに確認をとるっ! さぁ、どうだっ!? ギブアップかっ!? バイソン……ギブアップするのかっ……!?」

586名無しさん:2015/12/17(木) 23:30:31 ID:u45f0WMU
ワー! ワーワー!

ベガ「……何だコレは。まるで一方的な試合ではないか」スッ

ヤムチャー! リュウー!

ベガ「バルログとバイソンも、もう少しやってくれると思っていたのに……フンっ……」

ワー! ワーワー!

ベガ「前座戦がこれでは困る……仕方がないな……」

ベガダー! ベガガキタゾー!

ベガ「チャンピオンの、この私自らが参加してやるとするか……フハハハ……フハハハハっ……!」ダダッ

587名無しさん:2015/12/17(木) 23:33:25 ID:u45f0WMU
ヤムチャ「……うおおぉぉっ!」ググッ

リュウ「……はああぁぁっ!」ググッ


実況「さぁっ、今日の試合は一方的な展開となってきたかっ!? ヤムチャとリュウがリング上でシャドルーを締め付けていくっ!」

元「まぁ、何だかんだでねぇ……? この二つのチームじゃ、格が……あっ……!」

実況「おっと、どうなされました、元さん……あ〜っ!」


ベガ「フハハハハっ……! フハハハハっ……! 前座戦を王者自らが盛り上げてやるのだ……光栄に思うがいい……フハハハハっ!」ダダッ


実況「ベガですっ! ベガですっ! ベガですっ! 花道の奥から……ベガがやってきておりますっ! そしてリングに目掛けて猛ダッシュっ! ベガが来ましたっ! ここでベガが現れましたよっ!?」

元「……何しに来たっ!?」

588名無しさん:2015/12/17(木) 23:33:38 ID:7KlA5JL6
なんと!

589名無しさん:2015/12/17(木) 23:36:31 ID:u45f0WMU
ベガ「ハーッハッハッハッハっ!」ズザーッ


ザワ……ザワ……

実況「ベガの乱入っ……! ベガの乱入ですっ……! ここでチャンピオンベルトを持ったベガが、花道の奥から現れ……おぉ〜っと、今リングに滑り込みましたっ!」

元「おいおいおいおいっ……! 何する気だっ……!?」


ベガ「フハハハハ……バイソン……今、助けてやるぞ……?」ニヤニヤ


実況「空手軍団の二人は、花道に背を向けておりベガの乱入にまだ気づいてはいないかっ!?」

元「あ〜、後レフェリーもっ……!」

実況「さぁ、そして……ベガが今、ゆっくりと……ゆっくりと空手軍団の正面へと周り込んでいくっ!」

590名無しさん:2015/12/17(木) 23:39:39 ID:u45f0WMU
ヤムチャ「……うおおぉぉっ!」ググッ

ベガ「……その辺りにしておいてもらおうか?」ググッ

ヤムチャ「えっ……?」


実況「さぁ、ここでベガっ……! 先ずはヤムチャの正面へと回り込んだっ! さぁ、ヤムチャがベガ存在に気づいたかっ!?」

元「お〜いおいおい……ベルト振りかぶってるよっ!?」


ベガ「ハーッハッハっ……! 死ねええぇぇいっ!」ズガアァッ

ヤムチャ「……うぐあああぁぁっ!」バターンッ


ブー! ブーブー!

実況「そして、手に持ったベルトで……おぉ〜っとっ! ヤムチャの顔面に一撃ィ! ベルトの硬い硬い金属部分で……顔面を殴っていったぁ!」

元「なっ……! なぁ〜っ……!」

実況「ヤムチャは大きく大きく大きくダーウンっ! 顔面に打ち込まれたっ! 顔面に打ち込まれてしまったぁ!」

591名無しさん:2015/12/17(木) 23:42:47 ID:u45f0WMU
ダン「……べ、ベガっ!?」

リュウ「な、何っ……!?」


実況「先ずはヤムチャがベガの餌食となってしまったかっ!? おっとここで……リュウとレフェリーが……ベガの存在にようやく気づいたかっ!?」

元「ちょ〜っと、ちょっとちょっと……何とかしないとっ……!」


ベガ「リュウ……これがお前の、欲しがっている……」ググッ

リュウ「こ、こいつ……!」

ベガ「ベルトだああぁぁっ……! ハーッハッハっ! お前も死ねええぇぇっ……!」ズガアァッ

リュウ「……ぐがああぁぁっ!」バターンッ


ブー! ブーブー!

実況「ベガは止まらないっ! 止まらないっ……! おぉ〜っと、ここで再びベルトを振りかぶり……そして今度はリュウに一撃ィ! 顔面に打ち込んでいったぁ!」

元「おいおいおいおいっ……!」

592名無しさん:2015/12/17(木) 23:44:15 ID:u45f0WMU
今日はここまで

593名無しさん:2015/12/17(木) 23:48:41 ID:7KlA5JL6


ベルトをそんな扱いして良いんかー
ベガさんのヒールっぷり、流石だな

594名無しさん:2015/12/18(金) 00:22:53 ID:NBlbaziY
乙!
あまりにもの予想外すぎて素でびっくりした

595名無しさん:2015/12/18(金) 00:31:49 ID:AT4nqA5M
おつおつー

一方的な試合で終わるかと思いきや、まさかのベガ様登場か
ベガーサガットのメイン戦でどうなるかと思ったが、こうしてみると観客を楽しませるよううまいこと考えられてるな

596名無しさん:2015/12/18(金) 05:06:05 ID:xfv687FQ
乙っした
ヤムチャもついにベルトをもらったか
顔面にだけど

597名無しさん:2015/12/18(金) 12:29:38 ID:???


ベガ様のズザーが腹這いスライディングで脳内再生されてしまった…

598名無しさん:2015/12/18(金) 15:28:08 ID:Zj5LnBqo
どういう形であれベルトに絡めるのは一流の証よ
頑張れヤムチャ

599名無しさん:2015/12/18(金) 19:10:23 ID:???
ヤムチャが王者になるのは3年後かなw

600名無しさん:2015/12/18(金) 21:28:34 ID:???

バルログさんに技をかけられたのは一回だけか
それでも成功したから、選手としての信用は上がったかな

後、バイソンさん、またヤムチャに負けちゃったよ
もう完璧にヤムチャのかませ犬役かな

601名無しさん:2015/12/18(金) 22:02:31 ID:oNQK2PuE
ベガ「ハーッハッハっ……! 王者の登場だっ……! 王者自らが登場だっ……! 讃えるがいい……私を讃えるがいいっ……!」ググッ


ブー! ブーブー!

実況「おぉ〜っとっ! ベガはリング中央でベルトを持った右腕を掲げ、場内に見せてつけていくっ! 見せつけていくっ!」

元「おいおいおいおい……なんだなんだ、こんなタイミングで……」


バイソン「……ベガ様っ!」ムクッ

バルログ「……助かりましたっ!」ムクッ

ベガ「情けないぞ……バルログ、バイソン……ここは私に任せて……お前達は、一度体勢を整えろ……」

602名無しさん:2015/12/18(金) 22:09:26 ID:oNQK2PuE
リュウー! シッカリシロー!

リュウ「く、くそっ……! ベガの野郎っ……!」ムクッ


実況「完全にシャドルーの二人をリング上で制していた空手軍団でしたがっ……! そこに三人目のシャドルーが現れましたっ! しかも、その相手はベガですっ……!」

元「ちょっとちょっとっ……! おいおいおいっ……!」

実況「リュウは額を抑えながら起き上がろうとしていますがっ……!」


ベガ「……間抜けがぁ。どうやら、まだ殴られ足りないらしいなぁ?」ググッ

リュウ「……ち、ちくしょうっ!」


実況「おっとっ! ベガはベルトを構えるっ! そして再びリュウに狙いを定めているっ!」

元「おいおいおい……ベルトはあんな風に使う物じゃ……」

603名無しさん:2015/12/18(金) 22:18:12 ID:oNQK2PuE
ベガ「リュウっ……! これが王者ならではの攻撃だあぁっ……! ハーッハッハっ!」ズガアァッ

リュウ「……うぐあああぁぁっ!」バターンッ


ブー! ブーブー!

実況「そして起き上がりのリュウの額目掛けて……おぉ〜っとっ! もう一発っ……! ベルトを振りかざしていったぁ! 叩きつけていきますっ!」

元「ちょっとちょっと……やりたい放題すぎるよ、おいおいおいっ……!」


バルログ「今はベガ様に任せて……私達は一度体勢を整えましょう……バイソン、こっちです……」

バイソン「そうだな……交代してくれっ……!」


実況「さぁ、リング上でベガが大暴れっ! 大暴れでございますっ! おっと、そして……? バイソンとバルログはそんなベガを尻目に……自軍コーナーの方へと移動していきますっ!」

元「ちょっとちょっとちょっとっ……! レフェリーもなんとかしようよっ……!」

604名無しさん:2015/12/18(金) 22:21:42 ID:oNQK2PuE
ダン「てめぇっ……! 何やってやがるっ……! オイ、ベガっ……!」ズガズガ

ベガ「……おぉ〜っと」


実況「いやっ……! 大丈夫です、元さんっ! 今、ここでレフェリーがベガに詰め寄り……激しく警告しているんでしょうかねぇ!?」

元「と、とりあえず……追い出そうっ……! ベガ君を追い出そうっ……!」


バルログ「さぁ、バイソン……私に交代を……」パシッ

バイソン「わぁ〜ってるよ……よし、任せるぜ……」パシッ


実況「おぉ〜っと、そしてベガが暴れたその隙に……ここでバルログがエプロンサイドに引き下がり……そして、バイソンがタッチっ! ここで、シャドルー陣営交代していきますっ!」

元「そんな事、どうでもいいでしょうっ!?」

実況「いや、しかし元さんっ……!?」

元「だぁ〜って、そもそもレフェリー見てないでしょ……!?」

605名無しさん:2015/12/18(金) 22:31:09 ID:oNQK2PuE
ダン「下がれっ……! 下がええぇっ……!」ズガズガ

ベガ「やかましい奴だ。まぁいい……とりあえず、空手軍団の二人は蹴散らした……従ってやるとするか……」

ダン「いいから、下がれええぇっ……!」ズガズガ

ベガ「……わかってるさ。ホラ、これでいいんだろ?」スッ


実況「レフェリーが激しくベガに詰め寄り、ロープ際まで追い込んでいきますっ! そして、ベガがここで……サードロープ下を潜り、場外へと降りましたっ!」

元「よ〜しよしよしっ……!」


バルログ「さぁ、ようやく私に出番が回ってきましたよ……それでは、いきましょうか……」ガシッ


実況「しかし、ピンチの状態は以前続いていると言った所かっ!? さぁ、自軍コーナーエプロンサイドでバイソンからタッチを受けたバルログは……そのまま、コーナーポストへと昇っていきますっ! 昇っていっておりますっ!」

元「……ちょ〜っと、乱入でぐちゃぐちゃになっちゃねぇ」

606名無しさん:2015/12/18(金) 22:41:07 ID:oNQK2PuE
ダン「よしっ……! ベガは、下がった……次は……あぁっ……!?」キョロキョロ

バルログ「フフ……それでは……」

ダン「馬鹿野郎っ……! 試合権のねぇ奴が、何であんな所に昇ってんだっ……! ちくしょう、止めねぇとっ……!」ズガズガ


実況「さぁ、コーナーポスト上でポーズを取り決めていくバルログっ! ここは、ヤムチャに狙いを定めているのかっ……!? それとも、リュウかっ……!?」

元「レフェリーがバルログ君の方に駆け寄っていってるねぇ……」


ベガ「……おいっ! お前達、これを預かっておけっ!」ガシッ


元「……んっ!?」

実況「あ〜っと、そして今っ……! ベガがですね、我々本部席の元にやってきて……そして、チャンピオンベルトを我々の実況テーブルの上に乱暴に起きましたっ!」

元「と、とりあえずこれは……僕達が預かっておきましょうか……」

607名無しさん:2015/12/18(金) 22:52:18 ID:oNQK2PuE
ベガ「フハハハ……フハハハ……! 下がれ……? なぁ〜にを言っているんだ、馬鹿め……まだだ……まだ足りんよ……」


実況「元さんっ……! そして、ベガがまたリングの方へと向かっていますよっ!?」

元「……おぉ〜いっ!」


ベガ「……次は場外戦といこうか? なぁ、リュウ?」ガシッ

リュウ「……くっ!」

ベガ「そぉ〜ら、そらそらっ……! こっちに来いっ……! こっちに来るんだ、リュウっ……!」ズルズル


実況「ベガはサードロープ下からリュウの身体を掴み、引きずり出していますっ! リュウの身体を場外へと引きずり出していますっ!」

元「なんだなんだ、まだやるのかっ!? ちょっと……ちょっとレフェリーっ……!」

608名無しさん:2015/12/18(金) 23:02:38 ID:oNQK2PuE
ダン「バルログっ……! お前は試合権持ってねぇだろっ……!? そんな所昇っっちゃ……」

バイソン「ヘイヘイ、落ち着けレフェリー……バルログちゃんとは、さっき交代したんだよっ!」

ダン「んあっ……!? どういう事だっ……!?」

バイソン「これは、てめぇが見てなかった不手際だ……俺達はちゃ〜んと、タッチして交代したぜ……? その責任を俺達に押し付けるんじゃねぇよ……」


実況「ダメです、元さんっ! レフェリーは今、コーナーポストへと昇っているバルログの対応追われていますっ! ベガには気づいていませんっ!」

元「レフェリーが、後二人いるよっ……!」


ベガ「さぁ、場外戦だっ……! 来いっ……! リュウっ……!」ズルッ

リュウ「……くっ!」ボトッ


実況「ベガはリュウの身体を場外へと引きずり落としたぁ!」

609名無しさん:2015/12/18(金) 23:08:29 ID:oNQK2PuE
リュウー! ヤムチャー! レフェリー! ブー! ブーブー!

実況「完全にシャドルー得意の乱戦試合かっ!? 乱戦モード突入かっ!? 場内もパニック気味だっ! 勿論、私もっ!」

元「ど〜しようかねぇ……!?」


バイソン「バルログちゃん、止めんじゃねぇよ、馬鹿野郎っ……! 仕事内容間違えるな、仕事内容っ……! このボケがっ……!」

ダン「だったら、おめぇが下がれこの野郎っ……! タッチしたんだったら、おめぇは今試合権持ってねぇんだろっ……!? あぁっ……!?」


ヤムチャ「ち、ちくしょうっ……! 顔面に喰らっちまったっ……!」ムクッ

バルログ「……フフフ」


ワー! ワーワー!

実況「一体何処から実況すればいいか……この私も……」

元「リング上でヤムチャ君が立ち上がってきた……けどっ……!」

実況「あぁ〜っ! ダメだ、ヤムチャっ! 今はマズいっ! バルログに狙われているぞっ!」

610名無しさん:2015/12/18(金) 23:14:41 ID:oNQK2PuE
バルログ「ヒャオオオォォっ……!」ズガアァッ

ヤムチャ「ぐ、ぐわあああぁぁっ……!」バターンッ


ワー! ワーワー!

実況「立ち上がったヤムチャに対してっ……! バルログはコーナーポスト上から仕掛けたっ……! ミサイルキックだっ! ミサイルキーックっ! ヤムチャの背中に打ち込んでいくっ!」

元「これは……狙われてたねぇ……!」

実況「こ〜いつを喰らい、ヤムチャは再びダーウンっ! うつ伏せにダーウンっ……!」


バイソン「……さっきの仕返しだっ! 俺は、忘れてねぇぞこの野郎っ!」ダダッ

ダン「おいっ、バイソンっ……! 何処に行くっ……! 下がれって言ってんだろがっ……!」


ワー! ワーワー!

実況「ここでバイソンも突っ込んでいくっ……! レフェリーの制止を振り払いっ……! ダウンしたヤムチャに即座に突っ込んでいくっ!」

元「だから、バイソン君もいったら……もう、ダメだってっ……! 収まらないって、コレっ……!」

611名無しさん:2015/12/18(金) 23:20:07 ID:oNQK2PuE
バイソン「そぉ〜れ、背中に……よぉ〜っこいしょ〜っとっ!」ズドーンッ

ヤムチャ「ガっ……ガガガっ……!」


実況「勢いをつけながらバイソンはヤムチャの身体に向かって飛び込んでいき……おぉ〜っと、エルボードロップっ! 肘を落としていくっ! 背中へと突き刺していくっ!」

元「ちょっと、ちょっとっ……!」


リュウ「……ぐがっ!」ガッシャーンッ

ベガ「ハーッハッハっ……! 鉄柵に叩きつけられ、いいざまだ……だが、まだ終わらんっ……!」ダダッ

ダン「鉄柵の音……? って、おいっ……! ベガ、あの野郎っ……! 引き下がったんじゃねぇのかよっ……!?」


ワー! ワーワー!

実況「場外では、リュウがベガに身体を振られ……おぉ〜っとっ! 鉄柵へと叩きつけられましたっ!」

元「ちょっと、ちょっとちょっと……リングも場外も……おいっ……!」

実況「そして、ベガはリュウに突っ込んでいくっ! 鉄柵に振られたリュウ目掛けて一直線っ!」

612名無しさん:2015/12/18(金) 23:25:30 ID:oNQK2PuE
ベガ「そぉ〜ら、顔面だぁっ……! 死ねええぇぇっ……!」ガスッ

リュウ「……ぐっ!」


リュウー! リュウー!

実況「勢いよくリュウへと突っ込んでいったベガは……そのまま、足を大きく振り上げ、フロントハイキックっ! リュウの顔面へと打ち込んでいくっ!」

元「あ〜っ! もうっ……! あっちもこっちも好き放題にっ……!」


ダン「く、くそっ……! ベガの野郎っ……それにバイソンっ……! くそっ……! どうするどうする……!?」キョロキョロ

バルログ「フフフ……どうやら、パニックでレフェリーも対応出来ないようですね……それなら、今がチャンスです……」ムクッ


実況「リング上では、バルログとバイソンがヤムチャをっ……! そして場外ではベガがリュウをっ……! もうシャドルーがやりたい放題だっ!」

元「あ〜っ! ちくしょうっ……!」

実況「おぉ〜っと、リング上のバルログは……起き上がり、そしてロープを潜りエプロンサイドへと移動しますっ! リング内のヤムチャを狙うのかっ!? それともターゲットを変えて、場外のリュウを狙いに行くのかっ!?」

613名無しさん:2015/12/18(金) 23:30:01 ID:oNQK2PuE
バルログ「さぁ、いきますよ……ヤムチャ……」

バイソン「おぉ〜っと、狙ってるみてぇだな……それじゃあ、俺は邪魔にならねぇように……」ムクッ


ヤムチャー! リュウー! レフェリー! ブーブー!

実況「エプロンサイドへと移動したバルログは……そのままトップロープを両手で掴んで、おっとリング内の方を見ますっ……! これは、狙いはリング内のヤムチャっ……! でしょうっ!」

元「そうだろうねぇ」

実況「となってくると……シャドルーの作戦はリュウをベガが抑え、そしてヤムチャをバルログとバイソンの二人掛かりで攻めていくといった事でしょうかねぇ!?」

元「あのねぇ……!? 君、ナチュラルにそういう事言ってるけど、ベガ君は試合に参加してないよっ!? わかってるのっ!?」

実況「しかし、元さんっ……!? ベガは現に参加しておりますっ!」


ベガ「さぁさぁ、リュウっ……! まだまだだぞっ……! そぉ〜ら、次は鉄柱だっ……!」ズガアァッ

リュウ「……ぐわああっ!」


元「……そ〜れは」

実況「場外のベガはリュウの後頭部を掴み……そして鉄柱へとリュウの顔面を打ち付けていきますっ! 参加しておりますっ! ベガは完全に試合に参加しておりますっ!」

614名無しさん:2015/12/18(金) 23:33:00 ID:oNQK2PuE
今日はここまで

615名無しさん:2015/12/18(金) 23:34:41 ID:???
これはシャドルーの反則負けの展開か?

616名無しさん:2015/12/18(金) 23:44:17 ID:???
乙です
さすがにここまでやっておいて反則負けじゃないってなったら、どうやったら反則負けになるんだって話だね
そういや、ケンがここまで姿を見せてないけど、この辺で救援に来るかもしれない?

617名無しさん:2015/12/19(土) 00:18:08 ID:5R6BasYA
乙っした
いいこと考えた!
レフェリー眠らせれば反則負けにはならないぞ!

618名無しさん:2015/12/19(土) 00:33:45 ID:1UEgtreI
乙!
こんなに盛り上げてしまったら次の日がもっと大変になっちゃうよww

619名無しさん:2015/12/19(土) 08:23:40 ID:???
ヤムチャーキヲカイホウシロー

620名無しさん:2015/12/19(土) 20:40:10 ID:???
がんばれシャドルーお前らが悪役ナンバー1だ

621名無しさん:2015/12/19(土) 20:44:51 ID:???
>>617バイソンさん何書き込んでるんスか

622名無しさん:2015/12/19(土) 22:01:20 ID:bGnUJrmk
バルログ「……ヒャオっ!」シュタッ


実況「あ〜っと! エプロンサイドのバルログは……そこから、トップロープへと飛び乗っていくっ……!」

元「ちょっと、ちょっとぉ……マズいよマズいよ……」


バルログ「ロープの反動を利用して……ヒョオオォォォっ……!」シュタッ


実況「トップロープに飛び乗り……更にそこからロープの反動を利用して……おぉ〜っと、リング内へと飛び込んでいくっ!」

元「おぉ〜いっ!」


バルログ「喰らいなさいっ……! ヒャオっ……!」ズドーンッ

ヤムチャ「……ぐわあああぁぁ!」


ヤムチャー! ヤムチャー!

実況「そのままバルログはうつ伏せにダウンしているヤムチャへと、尻餅をつくように飛び込んでいくっ! 首筋に膝裏を落としていくっ! エプロンサイドからの、ダイビング・レッグ・ドローップっ!」

元「ちょっと、ちょっと……レフェリーも……レフェリーもさぁ……?」

623名無しさん:2015/12/19(土) 22:09:43 ID:bGnUJrmk
バルログ「フッ……虫はそのまま潰れてばいいんですよ……」

ヤムチャ「ぐ、ぐぐっ……ちくしょう……」

バイソン「おっと、こんなもんじゃ終わらねぇぜ……? ワンモアだっ……!」ガシッ

バルログ「……あら?」


レフェリー! レフェリー!

実況「おっとっ……!? そして、リング内へと飛び込んでいったバルログの後方へとバイソンが移動していき……そして、バルログの腰回りを掴むっ!」

元「あぁっ……! 何だぁ……!?」


バイソン「そぉ〜らっ……! 持ち上げるぜっ……! ふんぬぬぬっ……!」ググッ

バルログ「……少し乱暴じゃありませんかねぇ、バイソン?」


実況「バイソンは後方から左腕でバルログの腰に手を回し、そして右腕は右太腿の下に差し込み……おぉ〜っとっ! 背後からバルログの身体を抱え上げていくっ!」

624名無しさん:2015/12/19(土) 22:15:39 ID:bGnUJrmk
ダン「だぁ〜っ、ちくしょうっ……! とりあえず、試合権のない奴を止めねぇとっ……! オイ、バイソンっ……!」ズガズガ

バイソン「……うるぁっ! 旋回して、勢いもつけてやるよっ!」ブンッ


実況「バイソンは、持ち上げたまま回転していくっ! バルログの身体を大きく旋回させて……遠心力をつけていくっ!」


ダン「この野郎っ……! バイソンっ……! んっ……? うげっ……!」バターンッ

バルログ「んっ……? 今、足に何か当たりましたね……?」


実況「バルログを持ち上げ……大きく大きく振り回すバイソンっ……! あっ……!」

元「あらっ……!? レフェリーにぶつかったっ……!?」

実況「おぉ〜っと、おっとおっとっ……! バイソンに駆け寄ったレフェリーに……バルログの足が命中しましたかねっ!? レフェリーが倒れますっ!」

元「も〜うっ……! 気をつけなさいよっ……!」

625名無しさん:2015/12/19(土) 22:24:02 ID:bGnUJrmk
バイソン「そぉ〜らっ……! もう一回だあぁっ……! よぉ〜っこいしょ〜っとっ……!」ポイッ

バルログ「……ヒャオオオォォっ!」ズドーンッ

ヤムチャ「……ぐ、ぐがああぁぁっ!」


ヤムチャー! ヤムチャー!

実況「バルログの身体を抱え上げ……旋回させて勢いをつけ……そして、バイソンはヤムチャの上へと放り投げていったぁ!」

元「んあ〜っ……合体攻撃っ……!」

実況「再び、バルログの身体がうつ伏せにダウンしているヤムチャの首筋に尻餅をつくように落ちるっ! ここは、合体でのレッグ・ドロップっ! ヤムチャに落としていくっ!」


バイソン「へへへ、上手く決まったぜぇ……なぁ、バルログちゃん……?」

バルログ「ええ、さぁ……フォールです……それっと……」ガバッ


実況「バルログはうつ伏せのヤムチャの身体を仰向けに転がし……そして、ここで覆い被さりますっ! フォールに入りましたっ!」

626名無しさん:2015/12/19(土) 22:28:39 ID:bGnUJrmk
バイソン「ガハハハっ……! シャドルーの完全に勝利だなっ……! 俺も手伝ってやるよっ……!」ドガッ


実況「バイソンもヤムチャの上に覆い被さっているバルログの身体を跨ぎ……そして、その背中に尻から乗っていくっ! 上から押さえつけるっ!」

元「二人掛かりで、フォールか」

実況「バイソンはもう、勝利を確信したかのように両腕を突き上げているっ!」


バルログ「レフェリーっ……! 何をしてるんですっ……! フォールして……んっ……?」

バイソン「おいコラ、何やってんだ、このクソボケっ……! 仕事をしろ、仕事……ありゃ……?」

ダン「……う、ううっ」


実況「しかし、ここはレフェリーが戦闘不能っ! 戦闘不能っ……! レフェリーはリング上で倒れ込んでいますっ! ここは、カウントは取れませんっ!」

元「これは、助かりましたね」

実況「なんとか、九死に一生を得たヤムチャっ……! と、言った所でしょうかっ!? カウントは取られませんっ……!」

627名無しさん:2015/12/19(土) 22:36:59 ID:bGnUJrmk
バルログ「なるほど……先程、私の足に当たったのはレフェリーでしたか……ちょっと、バイソン……乱暴に振り回しすぎだったんじゃないですか……?」

バイソン「あの野郎……何してやがる、ちくしょう……」ズガズガ


実況「さぁ、ここでバイソンは……バルログの背中から移動して……おぉ〜っと、レフェリーの元へと近づいていきますっ……!」


バイソン「おいコラ、クソレフェリー……な〜に、やってんだよ……起きろ……ホラ、起きろ……」コツン

ダン「……う、ううっ」


実況「そして、バイソンはダウンしているレフェリーを……おぉ〜っと、足で小突くように、蹴飛ばしていくっ! こ〜いつは、いけませんっ……!」

元「そうだよ、自業自得なんだから」

実況「……この隙に空手軍団はなんとか、打開策を考えていきたいですねぇ!?」

元「そうだね。九死に一生は得たけど……悪い状況はまだ、変わってないもんねぇ……?」

628名無しさん:2015/12/19(土) 22:48:10 ID:bGnUJrmk
ベガ「ハーッハッハっ……! 死ねえぇっ……! 死ねえぇいっ……! リュウっ……!」ググッ

リュウ「……くそっ、舐めるなっ!」ガシッ

ベガ「……ぬっ?」

リュウ「……はああぁぁっ!」ドスッ

ベガ「……ぐっ!」ヨロッ


オー! イイゾー! リュウー!

実況「場外では以前リュウはベガに捕まって……あっ、いやおっとっ……!?」

元「おっ……? どうしたっ……!?」

629名無しさん:2015/12/19(土) 22:54:25 ID:bGnUJrmk
リュウ「大将自ら出てくるとは……面白いじゃないか……だったら、ここでやってやるよっ……! はぁっ……! だぁっ……!」ガスガス

ベガ「ぐっ……ぐっ……」


イケー! リュウー!

実況「場外のリュウ……あれ、ちょっと優勢じゃないですかねぇ!? ベガの頭部を両腕で掴み……そして、腹部に膝蹴りの連打連打っ!」

元「おっ、本当だっ!」

実況「おぉ〜っと、おっとおっと……リュウはこの混乱の中……体勢を立て直してきているかっ……!?」


リュウ「この野郎っ……! 喰らえっ……! はあぁっ……!」ガスッ

ベガ「……ぐっ!」


イイゾー! リュウー!

実況「一度、掴んだ腕を解き……そして、その腕でベガの顔面へとエルボーバーットっ! 場外で打ち込んでいくっ!」

元「よしよしっ……! リュウ君は……立て直してきたんじゃないかなっ……!?」

630名無しさん:2015/12/19(土) 23:03:44 ID:bGnUJrmk
リュウ「……はぁっ!」ガスッ

ベガ「……ぐっ」

リュウ「……だあぁっ!」ガスッ

ベガ「……ぐおっ」

リュウ「……せやあぁっ!」ガスッ

ベガ「くそぉ……生意気な奴め……」


イイゾイイゾ、リュウー!

実況「場外でリュウはベガにエルボーバット、エルボーバット、エルボーバットっ……! おぉ〜っとっ! ベガ相手に一歩も引いていないっ!」

元「よ〜し、ここからだ……ここから体制を立て直そう」

実況「シャドルーの好き放題にはさせないっ……! さぁ、リュウっ……! 先ずは場外でベガから仕留めてくれっ!」

元「……君も簡単に言うねぇ」

実況「これは、我々全員の願いですよ、元さんっ!」

631名無しさん:2015/12/19(土) 23:13:01 ID:bGnUJrmk
バイソン「あっ、あの野郎っ……! ベガ様に何してやがるんだ、ちくしょうっ……!」

バルログ「……バイソン、こっちはいいです。貴方はベガ様を助けに行きなさいっ!」

バイソン「わ〜ってるよ、こんちくしょう……あの野郎……リュウっ……! 調子に乗ってるんじゃねぇぞ、ボケがっ……!」ズガズガ


実況「さぁ、ここでリュウがベガを仕留めきる事が出来れば……おそらく、この混乱は静まり、再び空手軍団へと……」

元「あ〜、くそっ……! バイソン君がいったぞっ……!?」


リュウ「……はあぁっ!」ガスッ

ベガ「ぐっ……! ヤムチャ相手に二人掛かりかぁ……? 違うだろ、おいっ……! いつまで、遊んでいる……バイソンっ……!」ヨロッ

バイソン「リュウっ……! この野郎っ……! 調子に乗ってんじゃねぇぞっ……!」ググッ


実況「バイソンはロープを潜り、エプロンサイドへと移動したぁっ! そしてそこから、リュウを見ているっ! リュウを見ているっ!」

元「くっそぉ……乱戦が止まらないねぇ……こうなってくると、レフェリーが今倒れてるのもマズいんじゃないの……?」

632名無しさん:2015/12/19(土) 23:19:20 ID:bGnUJrmk
バイソン「いい加減にしやがれっ……! リュウっ……! うおおぉぉっ……!」ピョンッ

リュウ「……んっ?」


実況「さぁ、バイソンは両腕で大きく振りかぶって……そしてエプロンサイドから、狙いを定めリュウに向かって飛び込んでいくっ!」

元「あ〜、くそっ……!」


バイソン「……うるああぁっ!」ドスッ

リュウ「……ぐっ!」


実況「そして、その振りかざした両腕を……リュウ磨けて振りかざしていくっ! エプロンサイドからのダブル・スレッジハンマーをリュウへと打ち込んでいくっ!」

元「ちょっといい流れがきたらすぐこれだっ……!」


ベガ「……遅いっ! バイソンっ!」

バイソン「す、すんませんっ……! でも、来ましたっ!」

ベガ「ここからは、二人掛かりでリュウを攻めるぞっ!」

633名無しさん:2015/12/19(土) 23:24:30 ID:bGnUJrmk
バイソン「おらぁっ……!」ガスッ

リュウ「……くっ」

ベガ「……フンっ!」ガスッ

リュウ「……くそっ」


ブー! ブーブー!

実況「場外でリュウが捕まったぁ! 再び捕まってしまったぁ! 今度はバイソンも加わり……二対一ですっ!」

元「う〜ん……それぞれ、孤立化させられてるねぇ……マズい……うん、マズいマズい……」


バルログ「さて、レフェリーが目を覚ますまでの間……」ムクッ

ヤムチャ「う、ううっ……」

バルログ「私は貴方をもう少し、痛めつけるとしますか……さぁ、起きなさい……」ググッ


実況「そして、リング上のバルログも……ここは立ち上がり、ヤムチャの身体を引き起こしていくっ! 引き起こしていきますっ!」

元「レフェリーがダウンしてるから今はフォールにいけない状況ではあるけど……ちょっと、ここでいかれるのは……色々とマズいよねぇ……?」

実況「混乱が止まりませんっ! 混乱が止まりませんっ! リングの中も外も……シャドルーが大暴れでございますっ! この状況は止まらないかっ……!?」

634名無しさん:2015/12/19(土) 23:27:14 ID:bGnUJrmk
今日はここまで

>>615-616
個人的な好みなんだけど、ノーコンテスト(無効試合)とか反則負けってあんまり好きじゃないんだよ
有耶無耶になって消化不良のまま終わるよりかは、どんな形であれ決着つけて終わるのが見たいから

だから、この団体に関しては反則査定ってのはユルユルにしております

635名無しさん:2015/12/19(土) 23:33:01 ID:QZQ6EbV2


反則負けにするぞと脅して帰らせるまでは辛抱だね
ヤムチャにとってはここからが本番
だな
バルログに対してどこまでやれるか、期待

636名無しさん:2015/12/19(土) 23:41:18 ID:???

合体技とか、仲間/部下のピンチに駆けつける先輩/リーダーとか
シャドルーの方が主人公/ヒーローっぽいと感じるのは間違ってる?

637名無しさん:2015/12/19(土) 23:58:58 ID:???
この試合のダメージでサガットにベルト移動するかもって思えてきたなー面白い

638名無しさん:2015/12/20(日) 03:37:41 ID:mewFZjJs
乙!
ケンはメインの解説だったっけ
3対2になってしまった上に、しかも増えたのが格上のベガ様
空手軍団危うし!

639名無しさん:2015/12/20(日) 07:14:16 ID:CaedM8X2
乙っした
>>636
意外とホワイトなフリーザカンパニーってのがあるし
ぱっと見悪役の方が行き届いてるかもな

640名無しさん:2015/12/20(日) 12:15:11 ID:???
ヤムチャがベルトを巻くのはまだまだ先になりそう

641名無しさん:2015/12/20(日) 13:10:55 ID:???
ここからリュウが覚醒するのか、ヤムチャがバルログに善戦するのか、はたまたベガ退場までやられっぱなしか。楽しみにしてます!

642名無しさん:2015/12/20(日) 20:17:57 ID:???
まあ、フリーザ軍ホワイトネタはちょっと無理もあるけどね

643名無しさん:2015/12/20(日) 20:51:24 ID:???
星ごと消されてんのにホワイト企業扱いされたらサイヤ人は報われんわな

644名無しさん:2015/12/20(日) 20:56:28 ID:???
ベガ様、次も試合なのにこんなに暴れて大丈夫なのだろうか。

645名無しさん:2015/12/20(日) 21:18:29 ID:???
フリーザ軍で思い出したが、あの宇宙にもプロレスってあるんだよな
劇場版の敵のクウラの部下に元レスラーがいるし、リクームもそうなんだっけ?
意外とベジータとかプロレスに詳しかったりしてな

6461:2015/12/20(日) 21:57:27 ID:E0ESVvig
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

647名無しさん:2015/12/20(日) 23:11:01 ID:???
乙です。年末でいそがしいだろうしゆっくりしてね

648名無しさん:2015/12/21(月) 14:20:53 ID:???
乙です

>643
しかも、自分の部下ごと星消滅させてましたw

宇宙プロレスは知らなかった
案外、名誉ある職だったりして
選ばれた上級戦士しかなれない、みたいな

649名無しさん:2015/12/21(月) 22:00:42 ID:GcS.3P1Q
バルログ「それっ……!」ググッ

ヤムチャ「……くっ!」


実況「バルログはヤムチャを左腕を両腕で取りつつ持ち上げて、回転しつつその下を潜り抜けていくっ!」

元「腕を捻ってきたね。ハンマーロックだよ」


バルログ「さぁ、腕を捻りましたよ……」ギリギリ

ヤムチャ「い、いででで……」

バルログ「……しかし、まだまだですっ! ヒャオっ!」ドスッ

ヤムチャ「……どわっ!」


実況「そして、腕を捻りつつ……おぉ〜っと、正面からショルダータックルっ! 腕を取りヤムチャの動きを止めて、そして正面から肩を打ち込んでいきますっ!」

元「リングはちょっと落ち着いてきたのかな……? う〜ん、でも場外がねぇ……」

650名無しさん:2015/12/21(月) 22:11:41 ID:GcS.3P1Q
バイソン「ヒャッハーっ……!」ドガッ

リュウ「……ぐっ」

ベガ「ハーッハッハッハっ!」ガスッ

リュウ「くそっ……!」


リュウー! ガンバレー!

実況「バイソンが場外のリュウに向かって事で、リング上は少し落ち着いた気もしますが……その分、場外が荒れるっ! 荒れに荒れるっ! あ〜っ、ベガとバイソンが二人掛かりでリュウに仕掛けていますっ! 二対一ですっ!」

元「そもそも、おかしいんだよっ! 二対一って状況がさぁ!?」


ベガ「……バイソン、少し任せるぞ」サッ

バイソン「あ、あれ……? ベガ様……一緒にやらないんすか……?」

ベガ「……椅子を調達してくる」


実況「あっと、しかし……ここでベガがリュウにクルリと背を向け……? おぉ〜っと、これはこれは……ここらでベガは退散するのでしょうかね!?」

元「う〜ん、まぁその方がいいんじゃない? あまりやりすぎると、反則負けになっちゃうからね。ここらで退散する方がいいよ」

651名無しさん:2015/12/21(月) 22:26:06 ID:GcS.3P1Q
バルログ「ヒャオっ……! ヒャオっ……!」ドスドス

ヤムチャ「ぐっ……ぐっ……!」ヨロヨロ


ヤムチャー! ガンバレー!

実況「リング上ではバルログのショルダータックルっ! ショルダータックルゥ! 至近距離からヤムチャの身体に肩を何度も何度もぶつけていきますっ!」

元「なんとか……なんとか……」


バルログ「さぁさぁ、お次はそっちですよ……ほらほらほら……」ググッ

ヤムチャ「ち、ちくしょうっ……!」


実況「ここでバルログは、左腕でヤムチャの左腕を捻って捉えつつ……右腕は離し、ヤムチャの胸板を押すようにしながら、その身体を押しやっていくっ! ロープ付近まで移動させていくっ!」


バルログ「さぁ、あちらのロープに走りなさいっ……! ヒャオっ……!」ブンッ

ヤムチャ「う、うおおっ……!」ダダッ


実況「そしてヤムチャの身体を一度ロープに押し付け、その反動を利用して……逆方向のロープへと振っていったぁ!」

652名無しさん:2015/12/21(月) 22:35:51 ID:GcS.3P1Q
ヤムチャ「く、くそぉぉっ……!」ダダッ

バルログ「……フフ、さぁ来なさいっ!」スッ


実況「さぁ、ヤムチャの身体がロープに振られて返ってきたぁ! そして、バルログはそんなヤムチャに狙いを定めつつ、リング中央付近へと移動していくっ!」

元「あ〜、カウンター……狙ってるねぇ……」


ヤムチャ「また来る……また来るぞ……何か摩訶不思議な技が……」ダダッ

バルログ「失敗は許されませんよっ……! ヒャオっ……!」ググッ

ヤムチャ「う、うおおぉぉっ……!」


実況「そして、バルログは身体を屈めて……左腕を左脇下に、右腕を右脇下にっ……! 両腕をクロスさせつつ、ヤムチャの胸回りを捉えるっ!」

653名無しさん:2015/12/21(月) 22:42:40 ID:GcS.3P1Q
バルログ「……ヒョオオォォォっ!」グルンッ

ヤムチャ「う、うおおぉぉっ……!」


実況「ロープに振られて返ってきたヤムチャの勢いを殺さずそのまま利用して……おぉ〜っと、バルログはヤムチャの身体を持ち上げていくっ! ヤムチャの身体が一回転っ! 高速回転しながら持ち上げられるっ!」

元「おぉ〜っとっ!」


バルログ「そして……膝にっ……!」スッ

ヤムチャ「う、うおっ……おおっ……」

バルログ「よく出来ましたよ、ヤムチャ君っ……! ヒャオオオォォっ……!」ズドーンッ

ヤムチャ「……ぐわあああぁぁ!」


実況「バルログは右膝を立てて、マットへと座り込むっ! そして、その膝にっ……! 回転させて持ち上げていったヤムチャの身体を……腰から落としていったぁ!」

元「ケブラドーラ・コン・ヒーロだ。バルログ君得意のルチャ殺法だね」

実況「ケブラドーラ・コン・ヒーロっ! ケブラドーラ・コン・ヒーロォ! ヤムチャの腰を回転させながら破壊していったぁ!」

654名無しさん:2015/12/21(月) 22:47:46 ID:GcS.3P1Q
ヤムチャ「ぐわあああぁぁっ……! くそっ……くそっ……!」モガモガ


ヤムチャー! ガンバレー!

実況「さぁ、ヤムチャの身体がバルログの膝の上から滑り落ちたぁ! おぉ〜っと、苦しんでいますっ! ヤムチャは背中抑えて悶え苦しんでおりますっ!」

元「走り込んだ勢いとか、回転の勢いとか……色々混ざってるからね、コレ……」

ブー! ブーブー! ブー! ブーブー!

実況「おぉ〜っと、なんだなんだ、このブーイングはっ!? どうしたどうしたっ!」

元「あ〜っ……! 場外だっ!」


ベガ「椅子の調達完了だっ……さぁ、いこうか……フハハハ……」ズガズガ


実況「おぉ〜っと、おっとおっとっ! ベガが椅子を手にしていますっ! 場外ベガが……椅子を手にしていますっ!」

元「……退散する気なんて、さらさらなかったんだねぇ」

実況「椅子を手にしたベガは……リュウに向かっていくっ! リュウに向かっていきますっ!」

655名無しさん:2015/12/21(月) 22:52:48 ID:GcS.3P1Q
バイソン「オラオラ、リュウっ……! くたばれやっ……! ヒャッハーっ……!」ズガァ

リュウ「……ぐっ」

ベガ「バイソン退けぇっ……! 次は私だっ……! ハーッハッハッハっ!」バッチーンッ

リュウ「ぐわあああぁぁっ……!」


ブー! ブーブー!

実況「そして打ち込んだぁ! リュウ目掛けて……ベガはパイプ椅子を打ち込んでいったぁ!」

元「ちょっと、も〜うっ……! レフェリーっ……! あぁ、ダメだ倒れてるや……」

実況「ベガの暴走は止まらないっ! 止まる事を知りませんっ! 乱入の次は……凶器攻撃っ! 止まりませんっ! ベガは止まりませんっ!」

656名無しさん:2015/12/21(月) 23:00:06 ID:GcS.3P1Q
バルログ「場外は……いい感じですね……フフ……」

ヤムチャ「う、ううっ……腰が……腰が……」モガモガ

バルログ「おっと、悶えてる暇などありませんよ……貴方にはまだ苦しんでもらいます……ヒャオっ……!」シュルッ

ヤムチャ「ぐっ……!」


実況「さぁ、場外ではリュウがピンチですっ! 大ピンチですっ!」

元「……あっと、リング上でも」

実況「おぉ〜っと、リング上では……バルログはダウンしているヤムチャの上体付近へと移動して……そして、ヤムチャの頭部を素早く両足で挟み込みながら……グラウンドへと移行するっ!」


バルログ「さぁさぁ……苦しみなさい……ほらほら……」グイグイ

ヤムチャ「ぐっ……うぐぐっ……」


実況「両足で強く挟み込み……そして圧迫していくっ! ここはヘッドシザーズっ! グラウンドでのヘッドシザーズですっ!」

657名無しさん:2015/12/21(月) 23:08:03 ID:GcS.3P1Q
ベガ「次は何処がいい……? 背中か……? ハーッハッハッハっ……!」バッチーンッ

リュウ「……ぐっ!」ガクッ

ベガ「ハーッハッハッハっ……! 良い様だな、リュウっ……! よし、バイソンっ……! 今だ、蹴り倒せっ……!」

バイソン「了解ィ……!」


実況「リング上ではヤムチャが捉えられ締め付けられているっ……! 場外のリュウもここは助けに行きたいが……あ〜っと、ダメだっ! ベガの容赦ない凶器攻撃に崩れてしまうっ!」

元「あ〜っ……! くそっ……!」


ベガ「……死ねィ!」ドゴォ

バイソン「オラオラっ……! シャドルーを舐めてるんじゃねぇよっ……!」ドゴォ

リュウ「ぐっ……ぐっ……」


実況「ガックリ崩れ込んだリュウにも容赦はしないっ! ここで、ベガとバイソンが……二人掛かりでストンピングっ! リュウの身体を容赦なく踏みつけていきますっ!」

元「完全にリュウ君も捕まっちゃってるよ……おいおいおいっ……!」

658名無しさん:2015/12/21(月) 23:15:32 ID:GcS.3P1Q
バルログ「それそれっ……!」グイグイ

ヤムチャ「くっ……くっ……!」


実況「リング上では、ヤムチャの頭部が圧迫されているっ! 呼吸が出来ないっ! 非常に、辛い辛い展開ですっ! ヤムチャもなんとか、�燧いているが……あぁ〜っと、その動きが徐々に小さくなってくるっ……!」

元「う〜んっ……!」


バルログ「レフェリーが倒れているので、ギブアップすら出来ませんよ……さぁさぁ、苦しいですか……ヤムチャ君……?」

ヤムチャ「……」

バルログ「あら、落ちましたかね……?」

ヤムチャ「……」

バルログ「フフフ、どうやら落ちたみたいですね……それでは、楽にして差し上げましょう……ヒョオオォォォ……!」ググッ


実況「おぉ〜っと、そしてここでっ……!? バルログは両足でヤムチャの頭部を挟み込んだまま……倒立のような体勢で……ヤムチャの身体を、下半身の力で持ち上げていきますっ!」

元「ああぁっ……! なぁ〜んか、狙ってるよ〜?」

659名無しさん:2015/12/21(月) 23:22:30 ID:GcS.3P1Q
バルログ「ヒャオっ……! 吹き飛びなさいっ……!」クルンッ

ヤムチャ「……かっ」ブンッ


実況「そしてバルログは、その場で身体を横方向へと回転させて……! ヤムチャの身体をホイップさせて、吹き飛ばしていったぁ!」

元「あ〜っ……! コークスクリュー・ヘッドシザーズだっ……!」


ヤムチャ「……あああ」フラッ


実況「ヤムチャの身体が大きく吹き飛ばされ……おっと、ロープ方向まで吹き飛んでいったぁ!」

元「おいおいっ……! 意識ないんじゃないのっ……!?」


ヤムチャ「……あっ」ガクッ

バルログ「フフフ、狙いはバッチリ……完璧ですっ……!」ムクッ


実況「ヤムチャの身体はそのままガックリと崩れ落ち……おぉ〜っとっ! セカンドロープに引っかかったっ! うつ伏せにガックリと崩れた状態で……セカンドロープから、その上半身だけがエプロンサイドへと露出しているっ!」

元「おいおいおいおいっ……! バルログ君相手に……その体勢はマズイよっ……!」

実況「バルログは狙ってロープ方向へとヤムチャを投げていったぁ! こいつはマズイっ……! さぁ、バルログが立ち上がるっ!」

660名無しさん:2015/12/21(月) 23:31:35 ID:GcS.3P1Q
バルログ「いつまで寝てるんですっ……! 早く、起きなさいっ……!」ドスッ

ダン「……ぐっ!」


実況「バルログはヤムチャとは逆側のロープ方向へと移動して……あっと、ここでレフェリーにストンピングっ! レフェリーを踏みつけましたっ!」

元「こうなってくると、レフェリーには倒れていてもらってた方が好都合なんだけど……」


ダン「うっ……ううっ……」ググッ


実況「あ〜、バルログに踏みつけられ事によってレフェリーの意識も戻ったっ!? 今、ゆっくりと立ち上がろうとしていますっ!」

元「……あ〜っ、起きちゃった」


バルログ「レフェリーも起きた事ですし……これで準備完了ですね……さぁ、いきますよ……」


ヤムチャー! シッカリシロー!

実況「さぁ、そしてバルログが今ロープ方向へと移動したぁっ! そこから逆側のロープへと倒れ込んでいるヤムチャへと狙いを定めるっ!」

元「お〜い、おいおいおいおいっ……!」

661名無しさん:2015/12/21(月) 23:40:03 ID:GcS.3P1Q
バルログ「いきますっ……! ヒョオオォォォっ……!」ダダッ


実況「そしてバルログが、今ヤムチャ目掛けて突っ込んでいったぁ! 後方から一直線に猛ダッシュっ!」

元「リュウ君は捕まってるし……ヤムチャ君は意識あるのかないのか、わかんないし……レフェリーは最悪のタイミングで起きちゃったし……あ〜っ! も〜うっ!」


ヤムチャー! ヤムチャー!

バルログ「……ヒャオっ!」


実況「勢いよく突っ込んだバルログはっ……! ロープに倒れ込んでいるヤムチャの隣っ……! トップロープとセカンドロープを掴みっ……!」

元「あ〜っ……!」


バルログ「……ヒョオオォォォ!」ブンッ


実況「ロープの間を潜り抜けるように……自身の身体を大きく大きくスイングさせていくっ! そして、スイングされたバルログの身体が戻ってきたぁ!」

662名無しさん:2015/12/21(月) 23:46:30 ID:/ogLvJno
ヤムチャー、シッカリシロー!

663名無しさん:2015/12/21(月) 23:49:12 ID:GcS.3P1Q
バルログ「……ヒャアアオオッ!」ズガアァッ

ヤムチャ「あっ……あああっ……!」バターンッ


ヤムチャー! ヤムチャー!

実況「そして、エプロンサイドへと露出されているヤムチャの上半身っ……! いや、顔面へとバルログが両脚で蹴りを打ち込んでいったぁ!」

元「……ああ〜っ!」

実況「619ですっ! 6・1・9! シックス・ワン・ナーインっ! ヤムチャの顔面へと打ち込んでいったぁ! 顔面に打ち込まれて……ヤムチャは大きく大きく吹っ飛んだぁ〜っ!」

元「おいお〜い……あぁ、マズイよ……マズイよマズイよ……」


バルログ「……完璧に決まりましたね。美しい」シュタッ


実況「さぁ、バルログはそのままエプロンサイドへと着地っ! エプロンサイドへと着地しますっ!」

元「あ〜っ……あ〜っ……ちくしょうっ……!」

664名無しさん:2015/12/21(月) 23:53:55 ID:GcS.3P1Q
バルログ「さぁ〜、終わりにしましょうかっ……! 美しく仕留めますよっ……!」ササッ


実況「バルログはそのままエプロンサイドを移動して……コーナー付近へと移動しますっ! 移動していきますっ!」

元「あ〜っ、おいおいおいおいっ……!」


バルログ「ヒャオっ……!」シュタッ


実況「そして、リングに背を向ける形で……おぉ〜っと、コーナーポストへと飛び乗ったっ! コーナーポスト最上段にバルログが飛び乗ったぁ!」

元「あ〜っ……! 来るよ来るよっ……!」


バルログ「さぁ、レフェリーが起き上がると同時に……貴方に仕掛け、終わりにしてやるとしましょうか……」

ダン「……う、ううっ」ググッ


実況「さぁ、バルログはコーナーポスト最上段で……後方を伺っているっ……! ヤムチャの様子を伺っているっ!」

元「あ〜、くそっ……レフェリーも、もうちょっと倒れておけばいいのに……」

665名無しさん:2015/12/22(火) 00:00:19 ID:/8m3xlq.
バルログ「……早く立ちなさい、レフェリーっ!」

ダン「う、ううっ……」ググッ

ヤムチャ「あれは……ムーンサルトプレス……あいつの一番の攻撃だ……」


ベガ「ハーッハッハッハっ! 死ねぃ、リュウっ……!」ガスッ

バイソン「オラオラオラオラっ……! くたばれっ……! くたばれ、リュウっ……!」ガスッ

リュウ「ぐっ……ぐっ……」


実況「リュウは場外で捕まっているっ! ベガとバイソンっ……! 二人に完全に捕らえられているっ!」

元「あ〜、くそっ……! リュウ君はいけないよっ……!」


バルログ「……ちょっと、遅いんじゃないですか? 貴方がいないと、試合の決着がつかないでしょうっ! 早く立ち上がりなさいっ!」

ダン「ううっ、試合だ……試合……俺が試合を裁かねぇとっ……!」ムクッ

バルログ「いよぉ〜しっ……! ようやく、起きましたね……それでは止めですっ! いきますっ……!」シュタッ

666名無しさん:2015/12/22(火) 00:03:19 ID:/8m3xlq.
実況「そしてバルログがっ……! 今飛んだぁっ! リング内のヤムチャ目掛けて……コーナーポスト上から、飛んでいったぁ!」


バルログ「……ヒョオオォォォ!」ググッ

ヤムチャ「来た……必殺技の……ムーンサルトプレスが……来た……」


実況「バルログがトップロープ上から後方宙返りをして……大きく大きく美しい弧を描きつつ……ヤムチャ目掛けて振ってきたぁ!」


バルログ「これで終わりですっ……! ヒョオオォォォっ……!」ググッ

ヤムチャ「……だが、俺はそれの返し方を知っているっ!」グイッ

バルログ「……んっ!?」


オー! オーオー!

実況「おぉ〜っとっ! おっとしかしっ……! ここでっ……! ヤムチャがバルログの動きに合わせて……おっとっ! ダウンしたまま、両膝を突き立てていったぞっ!?」

元「おぉっ!?」

667名無しさん:2015/12/22(火) 00:06:37 ID:/8m3xlq.
ヤムチャ「身体の上じゃなくてっ……! 膝の上に落ちてろっ……!」

バルログ「ゴッ……! ドッ……! グガアアァァっ……!」ズドーンッ

ヤムチャ「……うげっ、俺も痛ぇっ!」


オー! イイゾー! ヤムチャー!

実況「バルログのムーンサルトプレスっ! ヤムチャの上に落ちてきますが、ヤムチャは膝を突き立て待ち構えていましたぁ! バルログが落ちたのは身体ではなく、硬い硬い膝の上だぁ!」

元「よぉ〜しっ! よく動いたよ、ヤムチャ君っ!」

実況「剣山ですっ! ここは剣山ですっ! バルログの腹部に……ヤムチャの硬い硬い膝が剣山のように突き刺さっていきますっ! めり込んでいきますっ! ヤムチャが返したぁっ!」


バルログ「ガッ……ゴッ……うっ……うっ……ウゴゴっ……!」ヨロヨロ

ヤムチャ「こっちも、足は痛いけど……そっちよりかは、随分マシみたいだなっ……!」ムクッ


ワー! ワーワー!

実況「バルログの身体が大きく大きくバウンドォっ! おぉ〜っと、そしてバルログは腹部を抑えながら立ち上がりましたっ! 強烈に突き刺さったかっ!? フラついていますっ! これは苦しそうですっ!」

元「ちょ〜っと、トップロープ上でモタモタしてたんじゃないかなぁ!?」

実況「そして、続け様にヤムチャも立ち上がってくるっ! こちらも足を抑えておりますがっ……!」

元「まぁ、剣山ってのは自爆技でもあるからね」

実況「ここは攻めたいっ……! バルログはフラついているっ! 大きく大きく大きくフラついているっ!」

668名無しさん:2015/12/22(火) 00:09:18 ID:/8m3xlq.
ヤムチャ「痛みはまだあるけど……いくぜええぇっ……! うおおおぉぉっ……!」ダダッ


ワー! ワーワー!

元「ヤムチャ君もそこは重々承知みたいだねっ!」

実況「さぁ、ヤムチャが突っ込んだっ! 痛みを堪え……残された力を振り絞り……バルログ目掛けて突っ込んだぁ!」


ヤムチャ「うおおおっ……!」ガシッ

バルログ「ガッ……くおっ……」

ヤムチャ「スパインバスターだっ……! ぶっ倒れろっ……!」ズドーンッ

バルログ「……うぐああぁっ!」


実況「バルログに突っ込んでいき、そして両太腿を抱えて持ち上げなぎ倒していきますっ! ここは強烈なスパインバスターを仕掛けていったぁ!」

元「いよぉ〜しっ!」


ヤムチャ「レフェリーっ……! 今がチャンスだっ……! フォールっ……! フォールしてますよっ!」ガバッ

ダン「お、おおっ……! フォールかっ! よし、わかったっ!」


ワー! ワーワー!

実況「おぉ〜っと、そして……バルログの身体をなぎ倒していったヤムチャは……そのまま覆い被さり、フォールの体勢っ……! フォールの体勢ですっ!」

元「おぉっ!? どうだっ!?」

実況「レフェリーは今、生きておりますっ! 生きておりますっ! さぁ、ここでヤムチャのフォールっ……! レフェリーが駆け寄ってきたっ! どうだどうだどうだっ!?」

669名無しさん:2015/12/22(火) 00:11:00 ID:/8m3xlq.
今日はここまで

670名無しさん:2015/12/22(火) 00:21:43 ID:QZJc7kmE


ヤムチャ、技をくらうのも、反撃もしっかり出来てる
打ち合わせどおりだろうけど、今のところかなり良い感じだね

671名無しさん:2015/12/22(火) 00:51:45 ID:vnpID1FQ
おつおつー

リングはなんとかヤムチャが立て直してきたな
超ヤムチャもちょっと期待したが、使うことなさそうだな
ま、あとは場外をどう収束させていくかってところか

672名無しさん:2015/12/22(火) 05:20:53 ID:o1C5pNpE
乙っした
下手したら膝壊れるわな
素直に食らっとけば美しく散れたものを
無理しないでいいんだぞ?

673名無しさん:2015/12/22(火) 09:44:56 ID:mH9jGimo
乙!
想像したらバルログさんが大変だった

674名無しさん:2015/12/22(火) 12:31:23 ID:???

バルログの連続攻撃がアツかった!

675名無しさん:2015/12/22(火) 21:08:26 ID:???
ヤムチャが、バルログの技を受けれるまでに成長したってことかな

676名無しさん:2015/12/22(火) 22:01:19 ID:/8m3xlq.
ダン「ワンっ……!」

ワー! ワーワー!

ダン「ツーっ……!」

ワー! ワーワー!

ダン「……スリ」

バルログ「……ぐっ!」ガバッ

ヤムチャ「……くそっ!」

ダン「カウントはツーだっ! カウントツーっ! まだ決まっちゃいねぇぞっ!」


アー、アーアー

実況「あ〜っとっ! しかし、ここはカウントツーっ! 2カウントでバルログの肩が上がりますっ! ここは、バルログっ……! 返してきましたっ……!」

元「あ〜っ……! くそっ……!」

実況「シャドルー猛攻の中……なんとか光明への道を切り開いたヤムチャですがっ……! 惜しくもここはカウントツーっ……! カウントツーですっ!」

元「いやぁ〜、でも……これキッカケに流れ変えていこうよっ!」

677名無しさん:2015/12/22(火) 22:10:49 ID:/8m3xlq.
ヤムチャ「チィ……ツーカウントかっ……! だが、俺がここで頑張らねぇとっ……!」ムクッ


実況「そこはヤムチャも理解しているかっ!? 暗雲に包み込まれた中に照らされた一筋の光の道ィ! 進むならこの道しかないっ! さぁ、ヤムチャは切り替えて素早く立ち上がるっ!」

元「そうそうっ! 落ち込んでる暇なんて、今はないんだからっ! それでいいっ!」


バイソン「オラオラっ……! くたばれや、リュウっ……!」ガスッ

ベガ「ハーッハッハッハっ! 死ねえぇぃ、リュウっ……!」ガスッ

リュウ「ぐっ……ぐっ……!」

ダン「あぁっ……あの野郎共、場外でまだ暴れてやがったのかっ……!? くそっ、俺が止めにいかねぇとっ……!」

ヤムチャ「レフェリーっ……! 場外はいいっ……! あんたはこっちを見ていてくれっ!」

ダン「……ああっ!?」クルッ

678名無しさん:2015/12/22(火) 22:15:59 ID:/8m3xlq.
ヤムチャ「俺が……俺がここで決まればっ……!」ググッ

バルログ「う、ううっ……」ムクッ


オー! イケー! ヤムチャー!

実況「おぉ〜っとっ……! ここでヤムチャが体勢を低くして……構えるっ……! バルログの起き上がりに合わせて……体勢を低くして構えたっ!」

元「よぉ〜しよしっ! 攻めろ攻めろっ……!」


ヤムチャ「空手軍団の勝利で終わりなんだよぉっ……! あんたはしっかり、スリーカウントこっちでとってくれっ……!」ダダッ

ダン「お、おうっ……!」

ヤムチャ「うおおおぉぉっ……! いっくぜぇっ! ウルフ・バスターだっ……!」ガシッ

バルログ「……くあっ!」


ワー! ワーワー!

実況「ヤムチャは零距離からバルログに突っ込みっ……! そしてバルログの両太腿を捉えたっ! そして抱え上げていくっ!」

元「いっけぇっ! 決めろぉっ!」

679名無しさん:2015/12/22(火) 22:24:02 ID:/8m3xlq.
ヤムチャ「……うおおおぉぉっ!」ググッ

バルログ「この醜き者がっ……! ふざけた真似をっ……!」ガシッ


ワー! ワーワー!

実況「さぁっ! ヤムチャはバルログの身体をそのまま、ハイアングル気味へと抱え上げていくっ!」


バルログ「いい気になるなっ……! このカスがっ……! ヒャオっ……!」シュタッ

ヤムチャ「な、何っ……!?」スポッ


実況「あ〜っ! おぉ〜っと、しかしここはっ……!? バルログはタイミングを合わせてヤムチャの肩に腕を乗せ……おぉ〜っと、ヤムチャの身体をそのまま下に押し込み、持ち上げられながらもヤムチャの頭上までそのまま飛んだぁ!」

元「あ〜っ! 抜け出したっ!」


バルログ「……ヒャオっ!」ガシッ

ヤムチャ「く、くそっ……!」


実況「ヤムチャの後方へと脳天から真っ逆さまに落ちるバルログっ! しかし、バルログはヤムチャの腰回りを背後から掴み、身体を固定するっ!」

680名無しさん:2015/12/22(火) 22:32:28 ID:/8m3xlq.
バルログ「……ヒョオオォォォっ!」クルンッ

ヤムチャ「う、うおおぉっ……おおっ……!」グルンッ


実況「バルログは勢いを殺さず、そのままヤムチャの股下へと潜り込むように前方回転っ……! ヤムチャの身体もバルログと共に回転して、転がされるっ!」

元「あ〜っ……! くそっ……! まだ、動けたかこの野郎っ……!」


ヤムチャ「く、くそっ……! してやられたっ……!」モガモガ

バルログ「さぁ、レフェリーっ……! カウントを取りなさいっ……!」

ダン「バ、バカ野郎っ……! フォールするって言ったのに……フォールされてんじゃねぇよっ……!」

バルログ「……レフェリーっ! 早くしなさいっ!」ギロリ

ダン「く、くそっ……! 仕方ねぇ……これも仕事だっ……!」


実況「ここはバルログっ……! ローリング・クラッチ・ホールドっ! クイックでヤムチャの身体を丸め込んでいくっ! バルログが返しましたっ!」

元「ちょ〜っとっ! ちょ〜っとっ!」

実況「フォールの体勢っ! さぁ、そしてレフェリーがカウントを取りますっ! どうだっ……!? どうだぁっ!?」

681名無しさん:2015/12/22(火) 22:39:08 ID:/8m3xlq.
ダン「ワンっ……!」

ヤムチャー! カエセー!

ダン「ツーっ……!」

ヤムチャー! ガンバレー!

ダン「……スリ」

ヤムチャ「だああぁぁっ……! ちくしょうっ……!」ガバッ

バルログ「……くっ!」

ダン「カウントはツーだっ! カウントツーっ! まだ決まっちゃいねぇぞっ!」


ワー! ワーワー!

実況「おぉ〜っとっ! 危ない危ないっ! ここはカウントツーでヤムチャの肩が上がりますっ! 一瞬の隙をつかれましたが……ヤムチャは返しましたっ!」

元「あ〜、もうっ……! ヒヤヒヤさせるんじゃないよっ……!」

実況「正に一瞬の油断が死に直結すると言っても過言ではないでしょうっ……! しかしっ! ヤムチャは返しましたっ! 返しましたっ!」

682名無しさん:2015/12/22(火) 22:46:06 ID:/8m3xlq.
バルログ「チィっ……! 粘りますねぇ……クズの分際でっ……!」ムクッ

ヤムチャ「負けねぇぞ、バルログっ……! うおおっ……!」ムクッ


ヤムチャー! イケー!

実況「さぁ、バルログが立ち上がるっ……! しかし、ヤムチャも立ち上がってくるっ!」

元「さぁ、いけいけいけ」


ヤムチャ「うおおっ……! 先に仕掛けさせてもらうぜっ……! 喰らいな、バルログっ……!」ブンッ


イケー! イケー!

実況「先に仕掛けたのはヤムチャっ……! ここは大きく腕を振りっ……! 右腕でのショートレンジラリアットを仕掛けていくっ!」


バルログ「……甘いっ!」ググッ

ヤムチャ「……くっ!」スカッ


実況「あ〜っと、しかしここはバルログが体勢を低くして前進っ! タイミングを合わせて避けていくっ! 避けていくっ! あ〜っとぉ! ヤムチャの腕は空を切ったぁ!」

元「……あ〜っ!」

683名無しさん:2015/12/22(火) 22:51:16 ID:/8m3xlq.
バルログ「そんな単調な攻撃が、私に通用するワケないでしょうがっ……! ヒャオっ……!」ガスッ

ヤムチャ「……ぐあっ!」ヨロッ


実況「ヤムチャの攻撃を避けたバルログは……そのまま後方から、足を伸ばしてトラースキック気味の蹴りっ! ヤムチャの後頭部を蹴りつけていくっ!」

元「……あ〜っ!」


ヤムチャ「くそっ……! 舐めんなっ……!」ガスッ

バルログ「……ぐっ!」ヨロッ


オー! オーオー!

実況「しかし、ここはヤムチャも負けてはいないっ! すかさず、バックハンドエルボーを打ち込んでいくっ! 体勢を整えつつ、バルログの胸元へと打ち込んでいったぁ!」

元「よぉ〜し、よしよしっ!」

684名無しさん:2015/12/22(火) 23:02:01 ID:/8m3xlq.
ダン「おいおいおい……どうするどうするっ……!? やっぱり、これ場外止めに行った方がいいんじゃねぇのかっ……!?」キョロキョロ

ヤムチャ「今度は当ててやるぜっ……! 喰らいなっ……!」ブンッ


実況「そして、間髪入れずにヤムチャが仕掛けるっ……! 今度は左腕を大きく振りかぶりっ……! 左でのショートレンジラリアットっ! 振りかざしていくっ!」


バルログ「……だから、単調なんですって」ググッ

ヤムチャ「だああぁぁっ……! くそっ……!」スカッ


実況「だがしかし、これもバルログは避けていくっ……! 体勢を低くして、避けていくっ……! またもヤムチャも腕は空を切るっ!」

元「あ〜っ! くそっ!」


ヤムチャ「くそっ……! くそっ……! なんで当たらねえんだ、こいつ……!」イライラ

バルログ「フフフ……そんな物ですか、ヤムチャ君……? ほら、もっと打ってきてもいいんですよ……?」クイクイ


実況「さぁ、攻撃を透かしヤムチャを背後へと回ったバルログは……おぉ〜っと、指をクイクイと動かし挑発していますっ! 少し余裕が出てきたかっ!? 対するヤムチャは少々苛立っているような感じがしますっ!」

元「落ち着けっ……! 焦るなっ……!」

685名無しさん:2015/12/22(火) 23:08:22 ID:/8m3xlq.
ヤムチャ「ちくしょうっ……! だったら、今度はっ……!」クルッ


実況「さぁ、ヤムチャはここで振り返ってバルログの方を向くっ! 少々落ち着いていきたい所かっ!?」

元「うん、そうだね」


ヤムチャ「蹴りだ、オラっ……! その脳天にぶち当ててやるぜっ……! はああぁっ……!」シュッ


実況「今度は蹴りでいった蹴りでいったぁ! バルログの頭部を狙うハイキックっ!」

元「あ〜っ!」


バルログ「フフフ……フフフ……当たらない攻撃を、連発連発……美しいですねぇ……」ググッ

ヤムチャ「……くっそぉっ!」スカッ


実況「だがしかし、これもバルログっ……! 避けていくっ……! 身体を沈み込ませ、そのまま前進っ……! ヤムチャの背後へと回っていくっ!」

元「だから、もうちょっと相手の動きを見た方がいいんじゃないかなぁ?」

686名無しさん:2015/12/22(火) 23:16:24 ID:/8m3xlq.
ダン「くそっ……もうリングはいいから、場外のアイツらを……」

バルログ「ヒャオっ……!」シュルッ

ヤムチャ「……んあっ!?」


実況「おぉ〜っと、ここでバルログはヤムチャの背後に回り込みつつ、股下に手を差しのばし、そしてそのままヤムチャを右脚を抱えるっ!」

元「あ〜っ!」


バルログ「そ〜ら、そらそら……倒れなさい……」ググッ

ヤムチャ「……う、うおっ」ゴロンッ


実況「ヤムチャの足を抱えて……そのまま自らも後方に倒れ込んでヤムチャの身体を転がしていくっ! 後方に転がして倒し込んでいくっ!」

元「おいおいっ……! しっかりしろっ……!」


バルログ「そぉ〜ら、再びフォールですよっ! さぁ、レフェリーっ……! カウントをお願いしますっ……!」

ダン「あのバカっ……! またフォールされやがったっ……! く、くそっ……これも仕事だ、ちくしょうっ……!」


実況「ここはバルログっ……! スクールボーイっ! スクールボーイでヤムチャの身体を丸め込んでいったぁ! ここで再び、バルログのクイック技っ!」

元「あ〜っ、たっ……! も〜うっ……!」

実況「さぁ、今レフェリーがカウントを取るっ……! どうだどうだどうだっ……!?」

687名無しさん:2015/12/22(火) 23:24:14 ID:/8m3xlq.
ダン「ワンっ……!」

ヤムチャー! ナニヤッテルンダー!

ダン「ツーっ……!」

ヤムチャー! シッカリシロー!

ダン「……スリ」

ヤムチャ「……ちくしょうっ!」ガバッ

バルログ「……あら」

ダン「カウントはツーだっ! カウントツー! まだ決まっちゃいねぇぞっ!」


ワー! ワーワー!

実況「危ない危ないっ! 危ない危ないィ! ここはカウントツーでヤムチャの肩が上がりますっ! なんとかここも……ヤムチャの肩が上がりますたっ! ツーカウントですっ! ツーカウントっ!」

元「返せたのはいいけど……う〜んっ……! ちょ〜っと、バルログ君にスピードでついていけてないねぇ。ヤムチャ君の攻撃も悪いワケじゃないんだけど……」

実況「再び、ジワリジワリと流れがシャドルーサイドに向かっていると言った所かっ!? ヤムチャはバルログに翻弄されている……と言ったような印象が見受けられますっ!」

688名無しさん:2015/12/22(火) 23:28:42 ID:/8m3xlq.
バルログ「カウントはツーですか……まぁ、いいでしょう……」ムクッ


ヤムチャー! シッカリシロー!

実況「さぁ、この場面……先に立ち上がったのは、バルログっ……! バルログですっ……! 表情からも、少しばかりの余裕が感じられるか!?」


バルログ「さぁさぁ、起きなさい……起き上がりなさい、ヤムチャ君……」クイクイ

ヤムチャ「ち、ちくしょうっ……!」ムクッ


実況「さぁ、バルログを指をクイクイと動かし、ヤムチャに立ち上がれと言わんばかりに挑発しているっ! この辺り、かなり余裕が出てきたと見てもいいでしょうっ! そしてヤムチャもここで立ち上がってくるっ!」


バルログ「フフフ……バーカっ……!」ドンッ

ヤムチャ「うげっ……痛っ……!」


実況「さぁ、バルログは起き上がったヤムチャの胸を……両腕で強く押したっ……! 突き飛ばすっ!」

689名無しさん:2015/12/22(火) 23:33:00 ID:/8m3xlq.
バルログ「ほらほら、おバカさんっ……! 追って来なさいよっ……! ほらほらほらほらっ……!」ダダッ

ヤムチャ「くそっ……! 待て、この野郎っ……!」


実況「そして、バルログはヤムチャを背を向け……そのまま、ロープ方向へと走っていくっ! 走り込んでいくっ! ここは逃すまいと、ヤムチャも慌てて後を追うっ……!」

元「なっ……! なっ……!? 見え見えの挑発じゃないかっ!? 乗ってんじゃないよっ……!」


ヤムチャ「待ちやがれっ……! バルログっ……!」ダダッ

バルログ「単細胞の相手は……楽でいいですねぇ……フフフ、ヒャオっ……!」シュタッ

ヤムチャ「……んあっ!?」ピタッ


実況「ロープ付近まで逃げていったバルログは……おっとっ! ヤムチャに背を向けながら、そのままセカンドロープに飛び乗るっ! 飛び乗っていくっ!」

元「だから、これが狙いだったんだよっ!」

690名無しさん:2015/12/22(火) 23:46:20 ID:/8m3xlq.
バルログ「マヌケめっ……! さぁ、再びフォールにいきますよっ……! ヒャオオオォォっ……!」シュタッ


実況「ここはバルログっ! セカンドロープの反動を利用していったぁ! セカンドロープに飛び乗り、そしてその反動を利用してジャーンプっ! 身体を捻りつつ追ってきた後方のヤムチャへと仕掛けていくっ!」

元「……だああっ!」

実況「ロープの反動を利用した、フライング・ボディプラスっ! フライング・ボディプラスっ! バルログのルチャ殺法っ!」


バルログ「……潰れないっ! ヒャオっ!」

ヤムチャ「……うおおおっ! ふんがああぁっ!」ガシッ

バルログ「んっ……? んっ……!? あ、あらっ……!?」


オー!オーオー!

実況「さぁ、バルログの身体がヤムチャに覆い被さるように……いやっ……! おっとおっとおっとっ……!?」

元「おっ……!?」

691名無しさん:2015/12/22(火) 23:50:38 ID:/8m3xlq.
ヤムチャ「へへへ……ようやく、捕まえれたぞ……もう逃がさねぇぞ……」ガシッ

バルログ「くっ……! くそっ……!」モガモガ


オー! イイゾー! ヤムチャー!

実況「ここはヤムチャっ……! 空中から飛び込んできたバルログの身体を、そのまま捉えたっ! キャッチ、キャッチ、キャッチっ!」

元「おぉっ……!? 狙ってたのかなぁ!?」

実況「強引に胴回りに手を回し、バルログの身体を捉えたっ! 空中で捉えたっ……! ヤムチャがここでバルログを捕まえましたっ……!」

元「よぉ〜し、よしよしっ……! ここはパワー勝ちじゃないのっ!?」


ヤムチャ「素早い野郎だが……ようやく捕まえれたぜ……さぁ、いくぜっ……!」ガシッ

バルログ「く、くそっ……!」モガモガ

ヤムチャ「今度は、逃さねぇっ……! ド派手にマットに叩きつけてやるっ……!」ブンッ

バルログ「……う、うおおっ!」


実況「さぁっ! バルログの身体を捉えたヤムチャは……そのままそのまま大きく大きく、身体を旋回させながらっ……!」


ヤムチャ「ウルフ・スラムっ……! 元い、パワー・スラムだっ……! 喰らいええぇっ……!」ズドーンッ

バルログ「……ぐわあああぁぁ!」


ワー! ワーワー!

実況「そのまま、バルログの身体をスイングさせつつ、後方へと叩きつけていくっ! スロイダーっ……! ここはスロイダーっ! ヤムチャがバルログの身体をマットへと大きく叩きつけていったぁ!」

元「ちょっと、翻弄されてるような展開が多かったからね……よしよしよしっ……! これはいいよっ!」

692名無しさん:2015/12/22(火) 23:52:28 ID:/8m3xlq.
今日はここまで

693名無しさん:2015/12/22(火) 23:57:59 ID:tFhkFj2U


今日はフォール合戦!盛り上がってるね
さ、バルログを叩きつけたということは…4の字くるか?

694名無しさん:2015/12/23(水) 00:00:12 ID:???
乙!

695名無しさん:2015/12/23(水) 01:24:26 ID:bfIFj/02
乙!
これは良い攻防

696名無しさん:2015/12/23(水) 01:52:20 ID:???

充分メインでいけるレベルな試合ですね
次のサガットさんとベガ様が大変そう

697名無しさん:2015/12/23(水) 05:23:22 ID:???
四の字を覚えて一週間もたってんだから、何か違う新技も見せてくれそうだな

698名無しさん:2015/12/23(水) 08:08:05 ID:RSZ.iKEc
乙っした
リュウを食う試合
課題を順調にこなしてるなぁ
こっからはリュウの見せ場作る難題が…

699名無しさん:2015/12/23(水) 18:23:56 ID:???
確かに〜
あんまり長時間二対一でやられつづけてダウンしないのも不自然だし、ここからどう展開させるのか楽しみだ

700名無しさん:2015/12/23(水) 22:03:00 ID:tikT.vlk
バルログ「う、ううっ……くそっ……馬鹿力めっ……!」

ヤムチャ「よしっ……! 手間取ったが、ようやくいけたぜっ……! そしてっ……!」ゴロゴロ


イイゾー! ヤムチャー!

実況「さぁっ! バルログの身体をリング中央付近へと大きく大きく叩きつけたヤムチャは……おっと、そのまま転がりながらコーナー付近へと移動していくっ!」

元「おっとぉ、ここは距離を取るのか……!?」


ヤムチャ「さぁ、立て……立つんだっ……! 俺っ……!」ガシッ


実況「さぁ、コーナー付近まで転がって移動したヤムチャは……そのまま、寝そべりながら、セカンドロープに手を掛け……」

元「ここはいく場面だと思うよ!?」


ヤムチャ「おおおっ……! くっ……! いくぜ……決めてやる……ここで決めてやるっ……!」ググッ


実況「セカンドロープを掴みながら身体を起こし……おっと、今度はトップロープを掴んで、更に身体を起こしていくっ! ロープを支えにしながら、ヤムチャがここは気力を振り絞り、立ち上がってくるっ!」

元「あ〜、なんだかんだで、結構ダメージも受けてるだろうからねぇ……でも、休んでる場合ではないっ……!」

701名無しさん:2015/12/23(水) 22:09:35 ID:tikT.vlk
ヤムチャ「はぁっ……はぁっ……バルログは……?」チラッ

バルログ「う、ううっ……」ググッ


実況「さぁ、ヤムチャは前屈みの体勢でロープに身体を預けながら……少し、呼吸を整えてると言った所かっ!? おっと、ここで横目でバルログの姿を確認したかっ!?」

元「う〜ん……スタミナ消費が激しいのかな……? いきたい場面なんだけどねぇ……」


ヤムチャ「やっぱり、案の定って言うか……すぐに起き上がってくるな……だがっ……!」ズドンッ


オーッ!


実況「おぉ〜っと、しかしバルログの姿を確認したヤムチャは……少し、身体を起こし、トップロープを掴んだまま……音を立てて大きくマットを踏みつけるっ!」

元「そうだそうだっ! 攻めよう攻めようっ!」


ヤムチャ「起き上がりに合わせて……ぶち込んでやるぜ……さぁ、起きろ……バルログっ……!」ズドンッ

バルログ「う、ううっ……」ググッ


オーッ!


実況「大きくマットが揺れるっ! 揺れていく揺れていくっ! さぁ、ヤムチャはバルログに狙いを定めつつ……マットを踏み鳴らしていくっ!」

元「よ〜し、よしよしっ……! 狙え狙えっ……!」

702名無しさん:2015/12/23(水) 22:14:13 ID:tikT.vlk
ヤムチャ「……うおおおぉぉっ!」ズドンッ


オーッ!


ベガ「……んっ?」チラッ

バイソン「何の騒ぎだ……? あっ……!」チラッ


ヤムチャ「ここで……決めるぜっ……!」ズドンッ


オーッ!


バイソン「あっ……! あの野郎っ……! 狙ってやがるなっ……!?」

ベガ「チィっ……! バイソン……リュウは私に任せて、お前はアイツを止めろっ……!」

バイソン「わっかりました、ベガ様ァ!」ササッ

703名無しさん:2015/12/23(水) 22:20:50 ID:tikT.vlk
ヤムチャ「終わりにしてやるっ……! とっとと起きろっ……! バルログっ……!」ズドンッ


オーッ!


実況「ヤムチャがマットを踏み鳴らすっ! それに合わせて場内から声援が飛び交うっ! 地響きのような声援っ! 会場全体が一丸となったミュージックっ! まさにオーケストラっ! 」

元「よ〜しよしよしよしっ!」


ヤムチャ「早くしろっ……!」ズドンッ

バルログ「う、ううっ……くっ……」ムクッ


オーッ!

実況「そして今、バルログがゆっくりと立ち上がってくるっ! さぁ、ヤムチャっ! ここでブチかませっ! 準備は整ったぞっ! Tune up the band!」

元「あっ……! ああぁ〜っ……!?」


バイソン「馬鹿野郎っ……! やらせるとでも思ってるのかっ……!? うるあぁぁっ……!」ササッ


実況「あ〜っと、あっとあっとっ……! ここでバイソンが来たっ! バイソンが来たぁっ! 素早くサードロープ下を潜り……リング内へと雪崩れ込んできますっ! ここでバイソンが来たぞっ!」

元「あ〜っ……! くそっ……!」

704名無しさん:2015/12/23(水) 22:26:56 ID:tikT.vlk
ヤムチャ「く、くそっ……! 最悪のタイミングで……! どうするっ……!?」キョロキョロ


実況「これには、ヤムチャの動きが止まるっ……! ヤムチャの動きが止まるっ!」

元「くそっ……! こういう場面で数の利が生きてくるワケなんですよっ……!」


バイソン「てめぇをぶっ飛ばして……力づくで止めてやるよっ……! うおおおぉぉっ!」ムクッ


実況「バイソンは起き上がり、そしてヤムチャに目掛けて、一直線……あっ、いやっ……! おっとおっとっとっ!?」

元「……おおっ!?」


ダン「試合権のねぇ奴は参加するなっていつもいつも言ってんだろがっ……! おめぇは、いつになったら学習するんだよ、この野郎がああぁっ……!」ドスッ

バイソン「ぐっ……! な、なんだてめぇっ……!?」


オー! イイゾー! レフェリー!

実況「起き上がったバイソンに対して……ここはレフェリーが突っ込んだぁっ! 身体を屈めて、バイソンの腹部に突っ込みしがみつくっ! 強引に動きを止めていくっ!」

元「ようやく、レフェリーらしい事してくれたんじゃない? 彼っ……!」

実況「シャドルーな傍若無人な行為に……レフェリーもついにキレたかっ!? もう警告などではないっ! ここからは、直接身体を張ってでのレフェリングだっ!」

705名無しさん:2015/12/23(水) 22:32:23 ID:tikT.vlk
ヤムチャー! イケイケー!

ヤムチャ「よっしゃっ……! なんか、知らんが大ラッキーっ……! 後は、狙うだけだっ……!」

バルログ「くっ……くううっ……!」ムクッ


バイソン「くそっ……! くそっ……! なんで、てめぇが止めるんだよっ……! オラオラ、離せやこのクソカスっ……!」ドゴドゴ

ダン「痛っ……! 痛っ……! てめぇっ……! あまりやりすぎると、ノーコンテストにするぞっ……! いいのかっ……!?」

バイソン「やれるもんならやってみろよっ……! とにかく、離せやオラオラっ……!」ドゴドゴ

ダン「ぐっ……ぐっ……!」


実況「さぁ、バイソンはレフェリーに抑えられているっ! おっとおっと、バイソンが暴れる暴れるっ! レフェリーの背中に、おぉ〜っと打ち込んでいますっ!」

元「完全に暴行になってるけどねっ……! とにかく、ヤムチャ君っ……! 今がチャンスだっ……!」

706名無しさん:2015/12/23(水) 22:41:31 ID:tikT.vlk
ヤムチャ「よしっ……! 打ち込んでやるっ……! いっくぜええぇぇっ……!」ズドンッ


イケー! ヤムチャー!

実況「さぁ、ヤムチャは大きくマットを踏みならし、そしてサイドステップをしながら突っ込んでいったぁ!」

元「んんっ……!?」


ヤムチャ「退いてろ、レフェリーっ……! 巻き添え喰うぞっ……!」ササッ

ダン「えっ……!? えっ……!?」

ヤムチャ「いいから退けぇっ……! 屈めぇっ……! なんでもいいから離れろっ……!」

ダン「……お前は大馬鹿野郎だっ! くそっ!」ググッ


実況「しかし、ヤムチャが突っ込んだのはバルログっ……! ではなく、バイソンっ……! ヤムチャはバイソンの方へとサイドステップをしながら突っ込んでいったぁ!」

元「……そっちいくのかっ!?」

707名無しさん:2015/12/23(水) 22:51:08 ID:tikT.vlk
ヤムチャ「……狙いはその顎だっ! うるあぁぁっ!」スパーンッ

バイソン「……うげえあああぁっ!」バターンッ


ワー! ワーワー!

実況「大きく大きく踏み込みつつのトラースキックっ! 甘いリズムに乗せてバイソンの顎に的確にヒットさせていったぁ! ここでバイソンが大きく大きくダーウンっ! しかし、これは……元さんっ……!?」

元「まぁ、レフェリーを助けたって事じゃないかなぁ……?」


ダン「なんでわざわざ俺を助けに……これも俺の仕事だよっ……!」

ヤムチャ「なんで……? 人を助けるのに理由なんていらないでしょっ! な〜んか、ボカスカやられてんの見えたから、身体が動いただけですよっ! それだけですっ!」

ダン「……お前はよぉっ!」

ヤムチャ「さぁ、もう一撃だっ……! バイソンの次は……バルログっ……!」

708名無しさん:2015/12/23(水) 22:56:33 ID:tikT.vlk
バルログ「フフフ、バイソンに行くとは……その判断ミス……私は逃しませんよっ……! ヒョオオっ……!」ダダッ

ヤムチャ「さぁ、次はバルログに……って、えっ……!?」クルッ


実況「さぁ、ヤムチャはダウンしたバイソンにクルリと背を向け、今度はバルログを狙うっ……! だがしかし、そこにバルログはもう突っ込んでいるっ!」

元「……だああぁっ!」


バルログ「それっ……! ヤムチャ君っ……! 支えてもらいますよっ……!」クルンッ

ヤムチャ「う、うおっ……!」

バルログ「ヒャオっ!」ガシッ


実況「突っ込んでいったバルログはヤムチャの目の前でゆったりとした前方宙返りを見せつつ……その肩口に足を引っ掛け昇っていくっ! ヤムチャの肩に飛び乗っていったぁ!」

元「だああっ……! くそっ……! バルログ君も一瞬の隙を逃してはくれないねぇっ……!」


バルログ「……ヒャオっ!」クルンッ

ヤムチャ「う、うおっ……!」


実況「そしてバルログは身体をクルッと回してヤムチャの後方に回るっ! 回っていくっ! ヤムチャの上に肩車の形でバルログが乗っているっ!」

709名無しさん:2015/12/23(水) 23:03:18 ID:tikT.vlk
バルログ「それでは、いきますっ……! ヒャオっ……! ヒャオっ……!」ガスガス

ヤムチャ「ガッ……ガッ……!」


ヤムチャー! ヤムチャー!

実況「そしてそこから腕をLの字に折りながら、エルボーバット! エルボーバットォ! おぉ〜っと、ヤムチャの側頭部へとバルログがまさに暴風雨のようにエルボーバットを打ち込んでいくっ!」

元「あ〜っ……! くそっ……!」


バルログ「さぁさぁ、眠りなさい眠りなさいっ……! ヒャオっ……! ヒャオっ……!」ガスガス

ヤムチャ「あっ……ううっ……」


ヤムチャー! ガンバレー!

実況「バルログの頭上からのエルボーの連打連打に……ヤムチャの身体も徐々に沈み込んでいきますっ! 沈み込んでいきますっ!」

元「くっそぉ……」

実況「これ、やっぱり元さんっ……!? ヤムチャはバイソンにいかずに、バルログに仕掛けた方が良かったんじゃないですかねぇっ!?」

元「いやぁ〜、でもそうすると、リング上にバイソン君が生きてる事になるでしょ……? それは、結果論だよ……」

710名無しさん:2015/12/23(水) 23:10:28 ID:tikT.vlk
ベガ「バイソンは犠牲になったが、バルログが盛り返してくれたな……フフ……」

リュウ「ううっ……」

ベガ「さぁ、リュウ……お前も起きろ……いつまでも寝ているんじゃない……お前は場外で私に付き合っていてもらうぞ……?」ググッ

リュウ「う、ううっ……」

ベガ「さぁて、次は鉄柵かな……? 鉄柱かな……? それとも……パイプ椅子かな……?」ニヤニヤ

リュウ「くそっ……! 舐めるな……バイソンがいなくなった一対一の状況なら……はあぁっ……!」ガスッ

ベガ「……ぐおっ!」ヨロッ

リュウ「はぁっ……はぁっ……ベガっ……!」ガシッ

ベガ「……ぬっ?」

711名無しさん:2015/12/23(水) 23:16:24 ID:tikT.vlk
ヤムチャ「う、ううっ……」

バルログ「さぁ、弱ってきましたねぇ……それではっ……! 止めにして差し上げましょうっ……!」スルッ


実況「そしてここでバルログは……おぉ〜っと、前屈みの体勢になってきたヤムチャの肩の上から腰の上へとポジションを移動するっ!」

元「あ〜っ……! これはっ……!」

実況「ヤムチャの背後から脇を通し、自身の足を内太腿にロックしてバランスを保っていくっ!」


バルログ「これで……終わりですっ……! ヒャオオォッ……!」ガシッ

ヤムチャ「……ぐっ!」


実況「そこからヤムチャの両腕を捉えて……後方に引き伸ばしていくっ! 引き伸ばしていくゥ! さぁ、ヤムチャの肩口を極めていったぁ!」

元「パロ・スペシャルだっ!」


バルログ「ギブアップをしなさいっ……! 華やかに散りなさいっ……! ヒョオオオォォッ……!」ググッ

ヤムチャ「……ぐわあああぁぁ!」


実況「脱出不能のサブミッションっ! パロ・スペシャルっ! もがけばもがく程、深みにはまってしまうパロ・スペシャルっ! ヤムチャが蜘蛛の巣に捕らえられてしまったぁ!」

元「しかも、この技はここから叩きける技にも移行出来るからねぇ……パロ・スペシャル・ジ・エンドっ……!」

実況「苦しい展開ですっ! 苦しい苦しい苦しい展開ですっ!」

712名無しさん:2015/12/23(水) 23:20:54 ID:tikT.vlk
リュウ「お前とここで……決着をつけたい所だがっ……! はぁぁっ……!」ブンッ

ベガ「……う、うおっ」ガッシャーンッ

リュウ「ヤムチャを助けないとっ……! ヤムチャっ……! よく粘ったっ……! 今、いくっ……!」ササッ


バルログ「さぁさぁ、言うんです……ギブアップと言うんですっ……! ほらほらほらっ……!」ググッ

ダン「ヤ、ヤムチャっ……! ど、どうする……!? ど、どうするっ……!?」

ヤムチャ「ノーだっ! ノーノーっ……! ノーに決まってんだろがっ……!」フルフル


実況「さぁ、レフェリーがヤムチャに今確認を取っていますっ……! ヤムチャは首を横に振っているがっ……! 苦しそうですっ……! その表情は苦しそうですっ……!」

元「あっ……! おぉ〜っ……! やったやったっ! リュウ君が来たよっ!」

実況「おぉ〜っとっ!?」

713名無しさん:2015/12/23(水) 23:22:29 ID:tikT.vlk
今日はここまで

714名無しさん:2015/12/23(水) 23:30:46 ID:fI8HiNLs


パロ・スペシャルも出たからそろ  そろ交代かな?
もうちょっとヤムチャに頑張って欲しいところだけど…格の差もあるし…

715名無しさん:2015/12/23(水) 23:36:09 ID:???

リュウはフルボッコのイメージがあったけど意外と元気なのな

716名無しさん:2015/12/24(木) 00:21:00 ID:vbyBEDB2
乙!
おまえが正義の空手軍団だ、ヤムチャ!

717名無しさん:2015/12/24(木) 05:00:03 ID:rZ0U2PGM
乙っした
ヤムチャ >= バイソン になって来た
バイソンさんの格がヤバい
次辺りのシングルでヤムチャに勝たないと逆転しちゃう><

718名無しさん:2015/12/24(木) 06:33:03 ID:???
>>717
バイソンさんの場合反則攻撃って言うアドバンテージがあるし、別に格自体は逆転しても問題ないんじゃないの?
普段は「ヤムチャ>バイソンさん」でも、反則攻撃が混じると「バイソンさん>ヤムチャ」になるで十分よ

「反則攻撃強くね?」ってなるかもしれないけど、過去にバイソンさんが格上のケンリュウとまともに戦えるようにする手段に反則攻撃を挙げてるし
くにおくんの「木刀持ったら強いごだい」的な存在で十分存在感を示せると思うよ

719名無しさん:2015/12/24(木) 07:11:30 ID:???
ヤムチャが押してるように見えるけど実質的に2対1だったし、トラースキック決まったのもレフェリーに身動き封じられてたからだし。
バイソン様がぽっと出に負けるわけねーし。

720名無しさん:2015/12/24(木) 09:27:09 ID:wVJjLp/I
>>719
シャドルー軍団ファン乙

721名無しさん:2015/12/24(木) 11:36:10 ID:???
遅ればせながら乙
ベガ様の体力は大丈夫だろうか

722名無しさん:2015/12/24(木) 22:00:16 ID:0V6WQtH2
ワー! ワーワー!

リュウ「ヤムチャっ……! 今助けるぜっ……! だああぁっ……!」ダダッ


実況「さぁさぁ、リュウが来たリュウが来たぁ! ようやくベガを振り切る事が出来たかっ!? リング上がったリュウは、ヤムチャを捉えているバルログへと突っ込んでいくっ!」

元「よしよしっ! 走れ走れっ!」


リュウ「うおおぉぉっ……! だああぁっ……!」ドスッ

バルログ「……ぐっ」ズルッ

ヤムチャ「お、おおっ……!? おっ……助かった……」ヨロッ


ワー! ワーワー!

実況「さぁ、リュウはヤムチャの腰上に乗っているバルログの脇腹に……スレッジハンマーっ! 両腕で叩き込むっ! よぉ〜し、バルログの身体がヤムチャの身体からずり落ちたぁ!」

元「よぉ〜しっ!」

723名無しさん:2015/12/24(木) 22:07:34 ID:0V6WQtH2
リュウ「ヤムチャっ……! 少し離れていてくれっ……!」

ヤムチャ「うっ、ううっ……了解っす……」フラフラ

リュウ「よしっ……いくぜ、バルログっ……!」ガシッ


ワー! ワーワー!

実況「さぁ、そしてリュウはバルログに正面から近づいていって……そして組かかっていくっ!」


リュウ「いくぜっ……! はああぁぁっ……!」ブンッ

バルログ「……くっ!」

リュウ「なぎ倒れろっ……! だああぁぁっ……!」ズドーンッ

バルログ「……くあああぁっ!」


イイゾー! リュウー!

実況「リュウは大きく足を振り上げ……そしてその足でバルログの足を刈り取りながら、リングになぎ倒していくっ! 強く強く打ち付けていくっ!」

元「大外刈りだっ!」

724名無しさん:2015/12/24(木) 22:15:24 ID:0V6WQtH2
ヤムチャ「どうやら……俺の出番は、もう終わりみたいだな……よし、次の行動に備えよう……」ヨロヨロ

リュウ「よし、これで暫くはバルログの動きは止まるだろう……次は……」ムクッ


ワー! ワーワー!

実況「リュウの救出ですっ! リュウの救出っ……! この、ピンチの場面でリュウが助けにやってきましたっ!」

元「いやぁ、よかったよかった」

実況「さぁ、リュウは立ち上がり……おっと、そして今度はダウンしているバイソンの方へと近づいていくっ!」


リュウ「お前は場外に落ちてろっ……! うおおおぉぉっ……!」ググッ

バイソン「うっ……ああっ……うっ……くおっ……!」ボトッ


実況「バイソンに近づいていったリュウは……おっと、そのままトップロープを掴みながら、ダウンしているバイソンの身体を……場外へ蹴り出していくっ! 蹴り出していくっ!」

元「よぉ〜しよしよしっ……! とにかく、邪魔者は片付けていこうっ!」

実況「そしてバイソンの身体が……場外へと落ちたぁ! 邪魔者がここでリング上から消えたぁ!」

725名無しさん:2015/12/24(木) 22:23:57 ID:0V6WQtH2
ベガ「チィ、少し目を離すと……すぐこうなる……やらせんぞっ……! うおおおぉっ……!」ササッ

ダン「おい、てめぇっ……! 普通に参加してるんじゃねぇぞ、コラァっ!」


リュウー!ベガモキタゾー!

実況「あぁ〜っとっ! しかしここで……ベガが来ましたベガが来ましたっ……! サードロープ下を素早く潜り抜け……ベガがリングに雪崩れ込んできますっ! 雪崩れ込んできますっ!」

元「あ〜っ、もうっ……! 一人処分したら、またすぐに次の一人が補充されるんだからっ……!」


リュウ「やっぱり来たな、ベガっ……! お前があっさり帰るワケないとこっちも思ってたよ……さぁ、いくぜっ……!」ササッ


実況「あ〜っと、しかしここはリュウもある程度は想定内……と言った所かっ!? 落ち着いてベガの方を振り向き……そして乱入してきたベガに向かっていくっ!」

元「おっ……!? ここ場面で落ち着いているのはいいよっ!」

726名無しさん:2015/12/24(木) 22:28:31 ID:0V6WQtH2
ベガ「全く……お前達には、お仕置きしてやらないと……んっ……?」ムクッ

リュウ「……そらっ!」ガシッ

ベガ「……くっ!」


イイゾー! リュウー!

実況「さぁ、ベガが立ち上がるっ……! だがしかし、それを待っていたかのように、リュウが近づいて即座に組かかっていくっ!」

元「よぉ〜しっ!」


リュウ「……こっちだっ! そらそらっ!」ジリジリ

ベガ「くっ……! くっ……!」


実況「リュウはベガの頭部を両腕で掴みながら……おっと、そのままジリジリと後退っ……! ベガの身体を前方に引きずりつつ、体勢を崩して……!」

727名無しさん:2015/12/24(木) 22:39:51 ID:0V6WQtH2
リュウ「……そらっ!」ゴロンッ

ベガ「おっ……おおっ……!」


実況「リュウはそのまま身体を丸めて、後方へと倒れ込むように転がるっ……! そして、その勢いのままベガの身体を持ち上げていき……!」

元「よぉ〜しっ!」


リュウ「巴投げだっ……! はああぁぁっ……!」ブンッ

ベガ「う、うおおぉぉっ……! くっ……!」ズドーンッ


イイゾー! リュウー!

実況「ベガの腹に押し付けた自身の両脚を伸ばして、後方へと跳ね上げいくっ! 巴投げの要領で、ベガの身体を後方へと弾き飛ばしていったぁ!」

元「いよぉ〜しっ! モンキーフリップだねっ!」

実況「ここは、モンキーフリップっ! モンキーフリップっ! 再びリングに乱入してきたベガを即座に投げていきますっ!」

728名無しさん:2015/12/24(木) 22:46:07 ID:0V6WQtH2
リュウ「どうせ大したダメージは受けてないだろっ……! だったらっ……!」ムクッ

ベガ「う、ううっ……くっ、不意を突かれたか……」ググッ


実況「さぁ、ここでリュウは即座に起き上がっていくっ! あっと、だがしかしベガも早いっ……! すぐ様、立ち上がって体勢を整えようとしていますっ!」

元「まぁ〜、そんなに大きいダメージ与える技でもないからね……うん、でも早いね」


リュウ「……いくぜっ! はああぁぁっ!」ダダッ

ベガ「……クソがっ!」ムクッ


オー! オーオー!

実況「おぉ〜っと、起き上がったリュウはそのまま前方のロープ目掛けて一直線に向かっていくっ! しかし、ワンテンポ遅れて……ここで、ベガも立ち上がってくるっ!」

元「いやっ……! これはねぇ……起き上がりに合わせて、狙ってるんじゃないのっ……!?」

実況「おぉ〜っとっ!」

729名無しさん:2015/12/24(木) 22:55:54 ID:0V6WQtH2
ベガ「お前達の好きにはさせんぞっ……!」クルッ

リュウ「いくぜ、ベガっ……! うおおおぉぉっ……!」ダダッ

ベガ「……何ィ!?」


イケー! リュウー!

実況「振り返ってリュウの姿を確認するベガっ! おぉ〜っと、だがしかしそこにリュウがもう突っ込んでいるっ! ロープの反動を利用して返ってきたリュウがもう突っ込ん来ているっ! そしてリュウはググッと拳を握ったぁ!」

元「よぉ〜しっ! いってやれぇっ!」


リュウ「昇龍拳だっ……! はあああぁぁっ……!」ズガアァッ

ベガ「あぐっ……ぐおおおぉぉっ……!」バターンッ


ワー! ワーワー!

実況「そしていったぁ! リュウがここでいったぁ! ベガの顎を打ち砕くっ! 握った右の拳で打ち砕いていくっ! 」

元「いよぉ〜しっ! 昇龍拳っ……! 決まったぁ!」

実況「昇龍拳っ! 昇龍拳ですっ! 昇龍拳っ! ベガの起き上がりに合わせて……リュウが完全に打ち込んでいったぁ! ベガはダウンっ! ダウンっ! ダーウンッ!」

730名無しさん:2015/12/24(木) 23:01:09 ID:0V6WQtH2
リュウ「こんなもんじゃ借りを返せたとは言えないが……渾身の一撃は、入れてやったぜっ……! さぁ、どうだっ……!?」

ベガ「ああっ……! ううっ……! く、くそっ……!」ゴロゴロ


ワー! ワーワー!

実況「おぉ〜っとダウンしたベガは……そのままゴロゴロと転がって、場外へとエスケープっ! エスケープしていくゥ!」

元「いい一撃が入ったからねぇっ!? これで、もう大人しくしてるんじゃないのっ!?」

実況「再びリングに上がってきたベガでしたがっ……! ここはリュウの昇龍拳の餌食へとなったぁ! さぁ、ベガは再びベガは場外へと逆戻りっ! 逆戻りィ!」


リュウ「さぁ、よしっ……! 次は……」チラッ

ヤムチャ「へ、へへ……リュウさん、こっちですよ……こっちこっち……」

リュウ「……ああっ!」ササッ


実況「リング上からシャドルーが一掃されたぁ! 残るはバルログだけだっ……! そしてリュウは自軍コーナー、コーナーマットに座り込んでもたれかかっているヤムチャの姿を確認して……」

元「おっ、ヤムチャ君も戻ってたかっ!?」

実況「そして、ヤムチャの方へと近づいていくっ! 近づいていくっ! ここでリュウが自軍コーナーサイドへと戻っていきますっ!」

731名無しさん:2015/12/24(木) 23:06:01 ID:0V6WQtH2
リュウ「……さぁ」ググッ


実況「さぁ、自軍コーナーへと戻ったリュウは……ここでロープを潜り一度エプロンサイドへと出ますっ!」

元「よぉしっ!」


リュウ「今日は長い時間よくやってくれた……と、言いたい所だが……」

ヤムチャ「……んっ?」

リュウ「まっ……そういう事は、また後でだな……ホレ、タッチしろタッチタッチ……」ニヤニヤ


実況「さぁ、そしてエプロンサイドからリュウがヤムチャに向かって手を差し伸ばすっ!」


ヤムチャ「……うっすっ!」パシッ

リュウ「よしっ……! それじゃあ、後はゆっくり休んでろ……ここからは俺がいくぜっ……!」パシッ


実況「さぁ、そしてここでタッチですっ! 交代ですっ! 試合権がここで移りましたぁ! ここで試合権がヤムチャからリュウへと移りますっ!」

元「よぉ〜しよしよしっ!」

732名無しさん:2015/12/24(木) 23:12:13 ID:0V6WQtH2
イケー! リュウー!

リュウ「ああっ……! いくぜっ……!」ガシッ


リュウー! リュウー!

実況「さぁ、そのままエプロンサイドからコーナーポストへと昇っていくリュウっ!」

元「色々、混乱する展開だったけど……いやぁ、頑張って立て直したよっ!」

実況「ええっ! 先程のリング上でのリュウがシャドルーをなぎ倒していく姿っ! 見ているこちらも痛快でしたよっ!」

元「それだけじゃないっ……! ヤムチャ君もよく粘ったっ! リング上でよく頑張ったっ!」

実況「そうですっ! ヤムチャも粘りましたっ! 混乱の中……耐えに耐え、粘りに粘り……ここまで、試合を持ってくる事が出来ましたっ!」

元「この状況の中……今日は二人共、凄くよくやってると僕は思うよっ!」

実況「やはり、空手軍団は……シャドルーの咬ませ犬ではないという事を、試合で証明すると言った所でしょうかねっ!? さぁ、そして今リュウがコーナーポスト上へと昇りきったぁ! 試合は立て直してきたっ! 立て直してきたっ! 再び空手軍団へと風が吹いてきているっ!」

733名無しさん:2015/12/24(木) 23:14:23 ID:0V6WQtH2
今日はここまで

734名無しさん:2015/12/24(木) 23:14:36 ID:???
メリークリスマス

735名無しさん:2015/12/25(金) 00:01:19 ID:OYd6hPCk
乙!
ベガ様メインはどうするんだろ

736名無しさん:2015/12/25(金) 00:20:15 ID:g4eTGRyI


たしかに、よく動いたな、ヤムチャ
まだもう一仕事ありそうだけど
ともあれ、リュウのターンだ!

737名無しさん:2015/12/25(金) 01:03:53 ID:aF6Z1K6.
おつおつー

クリスマスにも更新してくれる>>1はサンタさんですか?

738名無しさん:2015/12/25(金) 02:34:24 ID:???
神様です

739名無しさん:2015/12/25(金) 05:38:14 ID:4D6n1PPQ
乙っした
ベガ様は昇竜食らって大丈夫なのか?
サガットさんを勝たせるのかなぁ

740名無しさん:2015/12/25(金) 14:04:27 ID:???
ん?>>1はミスターサタンだって!?

741名無しさん:2015/12/25(金) 22:00:28 ID:wEPtrPOU
リュウ「さぁさぁ、狙うぜっ……! ほらほらほらっ……!」パンパン

ヤムチャ「俺は邪魔にならないように、引っ込んでおくか……」ササッ


リュウー! リュウー!

実況「さぁ、コーナーポスト上に昇りきり……大きく大きく手を叩くリュウっ……! ヤムチャもエプロンサイドへと引き下がるっ!」


バルログ「う、ううっ……くっ……」ググッ

リュウ「もっとだっ……! さぁ、もっと乗っていこうっ……! ほらほらっ……!」パンパン


リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !

実況「リュウはバルログに狙いを定めながら、コーナーポスト上で場内を煽っていく、煽っていくゥ! さぁ、そしてここで今っ! バルログが動いたかっ!?」

元「よぉ〜しっ! 狙え狙えっ!」

742名無しさん:2015/12/25(金) 22:10:23 ID:wEPtrPOU
バルログ「……くそっ!」ムクッ

リュウ「いっくぜえぇっ……! うおおぉぉっ……!」シュタッ


リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !

実況「そしてバルログが起き上がってくるっ!」

元「いっけぇっ!」

実況「それと同時に……リュウが飛んだァ! コーナーポスト上から、バルログに狙いを定め……飛び込んでいったァ!」


リュウ「ミサイル竜巻旋風脚だああぁぁっ……! だああぁぁっ……!」ズガアァッ

バルログ「だっ……! ぐ、ぐわあああぁぁ……!」バターンッ


リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !

実況「そしてっ……! ミサイル竜巻旋風脚っ! トップロープ上から飛び込みつつ、バルログに打ち込んでいく! 打ち込んでいくっ! おぉ〜っと、バルログの身体が大きく吹っ飛んでいったぁ!」

元「さぁ、この流れのまま押し切っていこうっ!」

743名無しさん:2015/12/25(金) 22:16:56 ID:wEPtrPOU
リュウ「……よしっ!」シュタッ


リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !

実況「さぁ、リュウはそのまま着地っ! リング上へと降り立ちますっ!」

元「押せ押せ、いけいけぇ!」


リュウ「さぁさぁ、声援もきてる事だし……スパートかけていくぜっ……! 寝てる暇はないぞ、バルログっ……!」ググッ

バルログ「ああっ……うっ……ううっ……」


オー! オーオー!

実況「おぉ〜っと、リュウはそのままバルログに近づいて……そして、バルログの身体を引き起こしていきますっ! バルログに休む暇を与えませんっ!」

元「ここでモタモタしてたらね、せっかくの流れが変わっちゃうかもしれないからねっ! そうです、押しましょう押しましょうっ!」

744名無しさん:2015/12/25(金) 22:26:39 ID:wEPtrPOU
リュウ「……はああぁぁっ!」ガシッ

バルログ「……くっ!」


リ・ュ・ウ ! リ・ュ・ウ !

実況「そしてリュウは引き起こしたバルログの頭部を……脇に抱えるっ! 脇下へと抱え込んでいくっ!」


リュウ「いくぜっ……! うおおぉぉっ……!」ググッ

バルログ「う、うおおぉっ……!」


イケー! イケー!

実況「そしてバルログの身体を真っ逆さまへと抱え上げていくっ! 抱え上げていくっ!」

元「ブレーンバスターだっ!」

実況「見事な人間トーテムポール完成ィ! さぁ、リュウの頭上にバルログの身体が真っ逆さまにそびえ立つ!」

745名無しさん:2015/12/25(金) 22:38:03 ID:wEPtrPOU
リュウ「落とすぜっ……! だああぁぁっ!」ズドーン

バルログ「……ぐがあああぁぁっ!」


イイゾー! イイゾー!

実況「自ら後方へと倒れ込みながら、バルログの身体を背面からリングへと叩きつけていったぁ! ここはブレーンバスターっ! リュウのブレーンバスターっ!」

元「いよぉ〜しっ!」


リュウ「まだまだっ……! こんなもので終わると思うなよっ……?」ガシッ

バルログ「う、うっ……くそっ……」


実況「おっとぉ……? バルログを後方へと叩きつけたリュウだが……? まだ、腕は離していないか……?」

元「あっ、本当だ。ロックしたままだね」

実況「リング上に両者が倒れ込んでいる状況ですが……おっと、リュウは依然バルログの頭部を捉えたままですっ! さぁ、どうするっ!?」

746名無しさん:2015/12/25(金) 22:47:53 ID:wEPtrPOU
リュウ「……うおおぉっ!」ググッ


オー! オーオー!

実況「おっと、リュウはバルログの首筋を捉えたまま……腰を高く上げていくっ! 足を天高く突き上げていくゥ!」

元「おっとぉ、ロコモーション式かっ!?」


リュウ「……それっ!」グルッ

バルログ「……うあっ」グルッ


オー! オーオー!

実況「そしてリュウは突き立てた腰を横に捻り、その反動で自身の身体とバルログの身体を纏めて回転っ! 仰向けだった両者が、うつ伏せに変わったっ!」

元「おぉっ!」


リュウ「さぁ、起きるんだ……バルログっ……!」ムクッ

バルログ「あ、ああっ……ううっ……」


リュウー! リュウー!

実況「そしてバルログの頭部を捉えたまま……リュウは立ち上がっていくっ! 立ち上がっていくっ!」

元「いいよいいよっ! そうやって間を空けずに、バンバンいこうっ!」

747名無しさん:2015/12/25(金) 22:54:40 ID:wEPtrPOU
リュウ「さぁ、いこうか……バルログっ……!」

バルログ「く、くそっ……醜き者がっ……!」


リュウー! リュウー!

実況「さぁ、リュウが再びバルログの身体をブレーンバスターの体勢で引き起こしたっ!」

元「よぉ〜し、もう一発っ!」


リュウ「……少し、黙っていてもらおうか。それっ!」ドスッ

バルログ「……ぐっ!」ヨロッ


実況「おっと、ここで……リュウはバルログの頭部を脇に抱え込んだまま……その腹部に一撃ィ! 膝を打ち込んでいきますっ!」

元「まぁ、暴れて抵抗されちゃ困るからね」


リュウ「ここで……距離を取るっ……! そらっ……!」ドンッ

バルログ「……く、くおっ」ヨロッ


実況「あっ、おっとっ……!? リュウは捉えていたバルログの頭部から腕を離し……そしてバルログの胸を押すっ! 両腕で強く押し飛ばしていくっ!」

元「あらっ……? ロック外しちゃったよ。投げないのか?」

748名無しさん:2015/12/25(金) 23:00:17 ID:wEPtrPOU
リュウ「……さぁ、いくぜっ! バルログっ!」ググッ


ワー! ワーワー!

実況「あ〜っと、見て下さい元さんっ!? リュウのあの構えっ……! あの構えはっ……!」

元「おぉ〜っと、連続投げるより……更にキツいのが待ってたよっ!」

実況「リュウはその場で身体を横に大きく捻りながら構えるっ……! そしてそしてそしてっ……!?」


リュウ「真空竜巻旋風脚だああぁぁっ……!」ズガガガガ

バルログ「が、ががっ……! ぐっ……ががっ……!」


ワー! ワーワー!

実況「その場でリュウが大回転っ! 大回転しながら、バルログに連続で蹴りを打ち込んでいくゥ!」

元「真空竜巻旋風脚だっ!」

実況「リュウがいったいったいったっ! 真空竜巻旋風脚っ! ここでいったぁっ! 真空竜巻旋風脚ですっ!」

749名無しさん:2015/12/25(金) 23:08:47 ID:wEPtrPOU
ヤムチャ「よしよし、これで……んっ……?」チラッ

ベガ「ああっ……ううっ……痛いのを喰らってしまったな……」ムクッ

ヤムチャ「ど、どうするっ……!? 起きたぞ……俺が食い止めにいくか……!?」

ベガ「チィ……全く……」フラフラ

ヤムチャ「あ、あれ……? 何処行くんだ……?」


ワー! ワーワー!

実況「さぁ、リュウの真空竜巻旋風脚で……バルログを滅多打ちっ! 滅多打ちだぁ!」

元「あ〜っ……! でも、場外でベガ君がまた立ち上がったよっ!? これ、また来るんじゃないのっ!?」

実況「あ〜っとっ! ここで再びベガが起き上がりましたかっ!? ここはヤムチャに……んっ……?」

元「あらっ……? リングに入らないねぇ……?」

実況「おっとおっとおっと……? 場外でベガが起き上がりましたが……ベガはリング上に上がらず、そのまま大きく回って……移動していますっ!」

元「まぁまぁ、このタイミングで乱入しないのは……ありがたい事だけどねぇ……?」

750名無しさん:2015/12/25(金) 23:15:12 ID:wEPtrPOU
リュウ「……フィニッシュっ!」ズガアァッ

バルログ「……うぐああぁぁっ!」バターンッ


ワー! ワーワー!

実況「さぁ、リング上ではリュウが最後の一撃をバルログへと打ち込み、大きく大きくダウンさせました……がっ……!」

元「まぁ、ベガ君の動向でしょうねぇ」


ヤムチャ「リュウさん、リュウさんっ……! ベガが起きてますっ……! と、とりあえず気をつけて下さいっ……!」ビシッ

リュウ「……ベガか」チラッ


実況「さぁ、エプロンサイドのヤムチャもベガを指して、リュウに警戒するように伝えるっ! そして、リュウもベガの存在に気づくっ!」

元「まぁ、警戒は必要だね。ここまで散々やられてるんだから」

751名無しさん:2015/12/25(金) 23:19:39 ID:wEPtrPOU
ベガ「……はぁ」ウロウロ

リュウ「……ベガ」

ダン「もう、入れさせねぇぞ……レフェリー舐めるのも大概にしやがれっ……!」


実況「さぁ、場外をうろつくベガっ……! しかし、リング上のリュウは警戒していますっ! レフェリーを目を光らせていますっ!」

元「……油断は禁物だよ?」

実況「う〜ん……しかし、ベガはリング上には目もくれず、淡々と場外をウロつきますっ……!」

元「あっ、わかったっ……! バイソン君の所行くんじゃない……? ほら、バイソン君、場外で伸びてるじゃん……?」

実況「あ〜、なる程なる程……そういう事ですねっ!」

752名無しさん:2015/12/25(金) 23:24:58 ID:wEPtrPOU
バイソン「う、ううっ……」

ベガ「……フン」ウロウロ


実況「あ〜っと、いやっ……! 違います違いますっ! ベガは……場外でダウンしているバイソンには目もくれず……その隣を素通りっ! 素通りですっ!」

元「仲間なんだからさぁ……? そこは助けてもいいんじゃ……あぁ、やっぱり試合権ないからダメだね」

実況「ベガはいったい何を考えているんでしょうかっ……!? さぁ、今ベガは我々放送席の前を通過して……」


ベガ「……これは、私の物だ。返してもらおうか」グイッ


実況「あ〜っとっ! そして今ベガがっ……! 放送席に保管していた……チャンピオンベルトを……チャンピオンベルトを強奪しましたっ! 強奪しましたよっ!?」

元「ま、まぁ……落ち着きなさい……アレは一応、彼の物です……一応、チャンピオンだからね……?」

実況「しかし、元さんっ……!? ベガが乱入した時を、もう忘れてしまったんですかっ!?」

元「う〜んっ……! まぁまぁまぁ……そうだけど……」

753名無しさん:2015/12/25(金) 23:31:18 ID:wEPtrPOU
ベガ「さぁ……充分に前座戦は盛り上がっただろ……もう、帰るか……」ウロウロ


実況「ベガがまたあのベルトを使って、リュウを……あらっ……?」

元「んっ……?」

実況「いやっ……ベルトを手にしたベガですが……相変わらず、リングには目をくれず……そのまま場外グルっと回っておりますっ!」


ベガ「これ以上続けると、次の試合に影響が出る……そいつはよくない……もういいもういい……私自らが助太刀してやったというのに、この体たらくとは……もうそこまでだ……」ウロウロ


実況「元さん……こいつはいったい……?」

元「……帰るんじゃないかなぁ?」

実況「帰るんですかっ!? しかし、このシャドルーが追い詰められているこの状況でですか……!?」

元「だから……サジを投げたんだよ。サジをね……」

754名無しさん:2015/12/25(金) 23:34:08 ID:wEPtrPOU
今日はここまで

755名無しさん:2015/12/25(金) 23:52:26 ID:OYd6hPCk
乙!
ベガ様…、これはどうなんだ

756名無しさん:2015/12/25(金) 23:58:47 ID:8Xbxb8Vg


お、これはクライマックスかな?
リュウ、キメチマエー

757名無しさん:2015/12/26(土) 01:02:17 ID:???
おつおつ

みんながベガ様に気を取られてる隙にバルログさんが回復してそうな予感
まだ一波乱あるのか、このまますんなり決まるのか気になってしょうがないぜ

758名無しさん:2015/12/26(土) 01:17:23 ID:???
トランキーロ 焦んなよ

759名無しさん:2015/12/26(土) 04:10:38 ID:c/eT7/iM
乙っした
まあすぐ試合だしこんなもんか
メイン盛下げてまでここで頑張る意味も無いしな
メイン捨てて4vs3始めたら洒落にならんくらい盛り上がるかもだが

760名無しさん:2015/12/26(土) 07:50:48 ID:???
次の一歩てのもあるからねえ
シャドルー分裂への布石か
このままじゃサガット頭打ちだし
悪の世代交代もしないとな

761名無しさん:2015/12/26(土) 22:01:03 ID:cbDNXyRE
リュウ「あいつ……」

ダン「んっ、なんだ……? あの野郎、帰るのか……? だったら、それでいいけど……」


実況「まぁ、ベガが帰るなら……ねっ……!? これで一安心と言った所でしょうかねぇ……!?」

元「あ〜っと……でも、そうは言ってられない状況かも……」

実況「……んっ!?」


バルログ「ううっ……うっ……くそっ……!」ムクッ


実況「あ〜っと、あっとあっとっ! ここでバルログが……バルログが起き上がってきてますかねぇ……!?」

元「ベガ君に気を取られてる場合じゃないかもしれないねぇ……!? バルログ君にも注意しないと……!」

実況「リュウは場外のベガの動きを目で追っていると言った所でしょうかねぇ!? バルログは見ていませんっ……! バルログの事は見ていませんっ……!」

762名無しさん:2015/12/26(土) 22:08:42 ID:cbDNXyRE
バルログ「くそっ……くそっ……舐めやがって……」フラフラ


リュウー! リュウー!

実況「そしてバルログがフラフラと歩みを進め……リュウに近づいていくっ! 近づいていくゥ!」

元「あ〜っ、あ〜っ! もうベガ君の事はいいよっ……!」


バルログ「……ヒャオっ!」ガシッ

リュウ「んっ……? ああっ……!?」


実況「バルログはリュウの背後から近づいていって……そしてリュウの後頭部を掴んだっ!」

元「あ〜っ! ちょっと、油断しちゃったかな〜!?」


バルログ「このゴミがっ……! 喰らいなさいっ……! ヒャオっ……!」ズドーンッ

リュウ「しまったっ……! ぐ、ぐわああぁっ……!」


実況「バルログはそのまま前方へと飛び込みつつ……掴んだリュウの頭部をマットへと叩きつけていくっ! フェイスクラッシャーだっ! ここはフェイスクラッシャーっ!」

元「だぁ〜っ!」

763名無しさん:2015/12/26(土) 22:17:22 ID:cbDNXyRE
リュウ「う、ううっ……油断した……」

バルログ「バカめっ……! 甘く見ているからこうなるんですよ……ヒャオっ……!」ムクッ


実況「そしてバルログは立ち上がるっ……! リュウに背を向けた状態で……すぐ様立ち上がっていくっ!」

元「お〜いおいっ……! 油断大敵だよっ……!?」


バルログ「ヒョオオォっ……!」クルンッ


実況「バルログはダウンしたリュウに対して……おぉ〜っと、その場で後方宙返りをしつつ……!」

元「だぁ〜っ!」


バルログ「ヒャオっ……!」ズドーンッ

リュウ「……うぐあっ!」


実況「のしかかっていくっ! その場飛びでの……ムーンサルト・プレスだっ! リュウの背中にバルログが落ちてきたぁ!」

元「あ〜たたたたっ!」

764名無しさん:2015/12/26(土) 22:25:29 ID:cbDNXyRE
バルログ「これで……これで……決着をつけますっ……! よっとっ……!」ガシッ

リュウ「……う、うおっと」ゴロン


実況「さぁ、リュウの背の上に覆い被さるように乗ったバルログは……おっと、ここでそのままリュウの身体を転がし、うつ伏せの状態から仰向けへとしていきますっ!」

元「お〜いおいおいおいっ……!」


バルログ「さぁ、レフェリーっ……! フォールですよっ! 早くしなさいっ……!」

ダン「あ、ああっ……! お、おうっ……!」


実況「フォールに入ったっ! フォールに入ったぁ! リュウがベガに気を取られてる隙に……おぉ〜っと、バルログが素早くリュウをダウンまで持っていったぁ! そしてここでフォールっ! さぁ、どうなるっ!?」

元「いやぁ、まぁまぁ……大丈夫だとは、思うけど……!」

765名無しさん:2015/12/26(土) 22:33:58 ID:cbDNXyRE
ヤムチャ「俺がまだ残ってるのを忘れてるんじゃねぇぞっ……! うおおぉぉっ……!」ダダッ


実況「ここは、エプロンサイドにいたヤムチャが即座にいきますっ! おぉ〜っと、これはいい反応ですっ!」

元「そうそう、ヤムチャ君も生きてるからねっ!」


リュウー! ヤムチャー!

ダン「ワンっ……!」

バルログ「来てますね……勿論わかってますよっ……!」ムクッ

ダン「あ、あれっ……!?」


実況「ヤムチャはカットに走るっ……! あ〜、いやいやっ……! ここはバルログ……リュウの身体に覆い被さっていましたが……フォールを自ら取り止め……立ち上がりますっ! 立ち上がっていきますっ!」

元「ありゃりゃっ!? 冷静だねぇ!」

766名無しさん:2015/12/26(土) 22:39:05 ID:cbDNXyRE
ヤムチャ「あ、あれっ……!? カットしに来たのに……お前、やめるのか……!?」ピタッ

バルログ「どうせ続けていても、貴方の邪魔されるだけでしょ……?」ブンッ

ヤムチャ「ああ、それは……うん、そうだね……んっ……?」

バルログ「だから……貴方を始末してから、やり直させて頂きますよっ……! ヒャオっ……!」ズガァ

ヤムチャ「うげっ……! いってぇっ……!」バターン


実況「バルログは立ち上がり……そしてカットの為に突っ込んで来たヤムチャに対して、右腕を振りかざしていくっ! 振りかざしていくっ!」

元「あちゃ〜っ! これは、誘われたのかな……?」

実況「バルログは落ち着いているっ! 冷静をフォールを取り止め……そして突っ込んで来たヤムチャを迎撃っ! ここでラリアットを打ち込んでいったぁ! ヤムチャはダーウンっ!」


ヤムチャ「あっ……うっ……痛ぇ……ちくしょう……」ゴロゴロ


実況「さぁ、ヤムチャはそのまま転がりながら……場外へとエスケープっ! 場外へとエスケープっ! ここでヤムチャが失われてしまいましたっ!」

元「いやぁ、バルログ君も粘るねぇ……!」

767名無しさん:2015/12/26(土) 22:46:41 ID:cbDNXyRE
ベガ「あ〜、あ〜っ……疲れた疲れた……帰るか帰るか……」


実況「さぁ、絶体絶命、瀕死の状態から……シャドルーも盛り返してきましたかねぇ!? しかし、ベガはそんなリング上には目もくれず……あ〜っと、今花道を引き下がってますねぇ……?」

元「今、ベガ君の事は……いいでしょ……?」

実況「しかし、元さんっ……! ベガはサジを投げたと言いますが、この状況なら……」

元「だから、いいってのっ! あの人は元々この試合にはいない人なんだからっ……!」


ベガ「フンっ……! お疲れさん……」スッ


実況「サジを投げるには少し早かったのではないかっ……!? あ〜っと、ベガの姿が今っ……! ここで花道の奥へと消えていったぁ!」

元「だから、リングの中の実況をしろってのっ! リングの中のっ!」

実況「あ〜、はいっ……! では、戻りましょうかっ!」

768名無しさん:2015/12/26(土) 22:48:59 ID:UPuWFD/U
邪悪な精神こそが全ての力の源なのだ

769名無しさん:2015/12/26(土) 22:52:57 ID:cbDNXyRE
バルログ「形成逆転とまでは、いってませんでしょう……どうせ、貴方もそこまで深いダメージは受けてないでしょ……? ねぇ、リュウ……?」

リュウ「あ〜、痛てて……ちくしょう、油断したな……」ググッ

バルログ「だが……ヤムチャを消す事には成功しました……後は貴方に、より深いダメージを与えるだけです……」


実況「さぁ、リング上ではバルログがリュウの様子を伺い……立ち上がるのを待っている……と、言った所でしょうかねぇ!?」

元「なぁ〜んか、狙ってる感じがするねぇ……!?」


リュウー! リュウー!

リュウ「だがっ……! まだまだだっ……!」ムクッ

バルログ「ヒョオオっ……! いきますっ!」ダダッ


実況「ここでリュウが立ち上がってくるっ……! だがしかしっ……! バルログはその起き上がるに合わせて、突っ込んでいったぁ!」

元「くあ〜っ! な〜に、狙ってるんだっ!?」

770名無しさん:2015/12/26(土) 23:01:04 ID:cbDNXyRE
バルログ「ヒャオっ……!」シュルッ

リュウ「んっ……!?」


実況「リュウに突っ込んだバルログは……おっと、身体を捻りつつ飛び込み、腹這いの状態でリュウの腰回りを両脚で挟み込むっ! バルログはリュウに手押し車をされているかのような状態っ!」

元「おっと、これは……!」


バルログ「さぁさぁっ……! ここから、昇っていきますよっ……! ヒャオっ……!」バンッ


実況「バルログの上半身が重量によって落下するっ! だがしかし、バルログは両手でマットを強く叩き、バウンドっ! 落下した上半身に勢いをつけていくっ!」

元「おぉ〜っとっ!」


バルログ「……ヒョオオォォォっ!」ググッ


実況「そして背筋も使い、身体を大きく大きくエビ反り状に反らし上体を上げていくっ! ここでバルログの上体がグングンと持ち上がっていくっ!」

元「こいつは……狙ってるねぇっ……!?」

771名無しさん:2015/12/26(土) 23:08:23 ID:cbDNXyRE
バルログ「……ヒャオっ!」ガシッ

リュウ「……くっ!」


実況「バルログはリュウの頭部付近まで上体を持ち上げ……そして、後手でリュウの首筋を掴むっ!」

元「また、顔面狙いだっ……!」


バルログ「さぁ、叩きつけて差し上げましょうっ……! ヒャオっ……!」ブンッ


実況「ここでバルログは腰回り挟み込んでいた両脚のロックを外し、前方に漕ぐようにしながら勢いをつけていくっ!」

元「くあっ!」


バルログ「ヒョオオォォォっ……! んっ……?」

リュウ「……捉えたっ!」 ガシッ


実況「そのままリュウの身体を大きく大きく前方に……おぉ〜っとっ!? おっとおっと!?」

元「おっ……!? 堪えたかっ……!?」

772名無しさん:2015/12/26(土) 23:14:44 ID:cbDNXyRE
バルログ「くっ……くっ……! 何っ……! こいつ……!」

リュウ「惜しかったな……バルログっ……!」


オー! オーオー!

実況「おぉ〜っとっ! ここはリュウが堪えました、堪えましたっ! バルログの胴回りに手を回し……そして、踏ん張ってマットへ叩きつけられるのを、堪えていますっ!」

元「おぉ〜っ! いいよいいよっ! パワー勝ちだっ!」


バルログ「くっ……こ、このっ……!」

リュウ「そらっ……! いくぜっ……! はああぁぁっ……!」ズドーンッ

バルログ「……ぐ、ぐわあああぁぁっ!」


オー! オーオー!

実況「リュウはそのまま、前方ではなくっ……! 後方へと倒れ込むっ! バルログの身体を……自身の後方へと落としていくっ!」

元「おぉ〜、よしよしよしっ……! いいよ、いいよっ!」

実況「ここはリュウが返したっ! リュウが返したっ! バックドロップの形で……バルログの身体をマットへと叩きつけていったぁ!」

773名無しさん:2015/12/26(土) 23:23:34 ID:cbDNXyRE
ワーワー! イイゾー! リュウー!

リュウ「……よしっ!」ムクッ


実況「さぁさぁ、ここでリュウが立ち上がるっ! 立ち上がってくるっ!」

元「流れは相変わらずきてるねぇ! いいよいいよっ!」


バルログ「く、くそっ……! しくじりましたか……」ムクッ


実況「あ〜っと、しかしこの場面……バルログも粘るっ……! 必死に粘っていますっ! 即座に体勢を立て直し、今立ち上がろうとしていますっ!」

元「あ〜っと、そこまでダメージはなかったのかな……? いや〜、でも……」


リュウ「いくぜぇっ……! バルログっ……!」ダダッ

バルログ「くっ……! 何っ……!? もう来たかっ……!?」


オー! オーオー!

実況「しかしここでリュウがいくっ! リュウがいくっ! バルログに目掛けて一直線っ! 一直線に向かっていくっ!」

元「そうそうっ! 体勢立て直させるなっ!」

774名無しさん:2015/12/26(土) 23:28:19 ID:cbDNXyRE
リュウ「うおおぉぉっ……!」ガシッ

バルログ「……くっ!」

リュウ「……そらっ!」シュタッ


実況「リュウはマットに片膝をついているバルログのその片膝の上へと飛び乗るっ……! さぁ、そしてそいつを踏み台にしつつ飛び込みながらっ……!」

元「おおっ!」


リュウ「側頭部に……喰らええぇっ……!」ズガアアァッ

バルログ「……う、うぐああぁぁっ!」バターンッ


ワー! ワーワー!

実況「バルログの側頭部へと膝蹴りを叩き込んでいったぁ! ここで決めたぁ! リュウがここで決めたぁ!」

元「よぉ〜しっ! シャイニング・ウィザードっ!」

実況「リュウがここで決めたっ! ここで決めたぁ! シャイニング・ウィザードですっ! 閃光魔術っ! バルログの側頭部に強烈な一撃を打ち込んでいったぁ! バルログはダウンっ! ダウンダウンダーウンっ!」

775名無しさん:2015/12/26(土) 23:38:06 ID:cbDNXyRE
ワー! ワーワー!

リュウ「……さて」ムクッ


実況「ここで、リュウは立ち上がり……少し、場外の様子を確認っ!」

元「あ〜、そうだね」


バルログ「く、くっ……やべぇな……くあ〜、ちくしょう……」


実況「リュウの視線の先には、バイソンと言った所でしょうかっ!? バイソンの様子を伺っていますっ!」

元「バイソン君も、そろそろ復活はするよね。でも……」


ヤムチャ「良からぬ事、考えてるんじゃねぇだろな……? 邪魔はさせねぇぞ……! うるあぁっ!」ガシッ

バイソン「……くあっ! なんだ、てめぇっ!?」


実況「ここは先程、場外に落とされたヤムチャが……リング外をグルっと周り、バイソンの元へとやってきていましたっ! そして、バイソンの身体にしがみつき、動きを止めますっ!」

元「そうそうっ! 抑えておこう、抑えておこうっ! 邪魔者は抑えておこうっ!」

776名無しさん:2015/12/26(土) 23:45:42 ID:cbDNXyRE
バイソン「てめぇっ……! てめぇっ……! このクソが、離せよっ……! 苛めるぞ、この野郎っ……!」ガスガス

ヤムチャ「痛っ……! 痛っ……! リュウさん、もう決めちまって下さいっ……! そんなに持たないかもしれませんっ……!」


実況「抵抗していくバイソンっ……! だが、ヤムチャは離しませんっ! バイソンにガッシリと掴みかかっているっ!」

元「ここにきて、ようやくタッグ戦らしくなってきたよね!? 二対二の!」


リュウ「よし、わかった……決めてやるぜ……さぁ、バルログ……起きろっ……!」ググッ

バルログ「……う、ううっ」


実況「さぁ、ヤムチャがバイソンを封じている事を確認したリュウは……ここでバルログに近づいて、その身体を引き起こしていくっ!」

元「ここで決めないと、次に決めるチャンスいつになるかわからないよっ!?」

777名無しさん:2015/12/26(土) 23:51:56 ID:cbDNXyRE
リュウ「……そらっ!」ググッ

バルログ「……くっ!」


イケー! リュウー!

実況「さぁ、リュウは引き起こしたバルログの身体を前屈みの状態にして……そして、その頭部を股下へと押し込んでいったぁ! パワーボムかっ! フィニッシュホールドはパワーボムかっ!?」

元「いよぉ〜しっ!」


リュウ「うおおおぉぉっ……!」ググッ

バルログ「く、くおっ……!」


オー! オーオー!

実況「バルログの胴回りに両腕を回し、そして今リュウがバルログの身体を頭上まで抱え上げていったぁ! これで決まりかっ!? こいつで決まりかっ!?」

元「油断しちゃダメっ! バルログ君はここから返す技も持ってるんだからっ!」

778名無しさん:2015/12/26(土) 23:57:49 ID:cbDNXyRE
リュウ「終わりだああぁっ……!」ズドーンッ

バルログ「……く、くああっ」


ワー! ワーワー!

実況「いやっ……! 大丈夫だっ! リュウがバルログの身体を叩きつけたっ! マットに大きく大きく叩きつけたぁ!」

元「いよぉ〜しっ!」


リュウ「さぁ、レフェリーっ……! カウントをっ……!」

ダン「オーケー、任せておきなっ……!」


ワー! ワーワー!

実況「そしてそのままフォールの体勢っ! フォールの体勢ですっ! さぁ、今レフェリーが駆け寄ってきましたっ!」


バイソン「てめぇっ……! てめぇ、コラっ……! 離せよ、クソがっ……!」ガスガス

ヤムチャ「痛っ……痛ぇな、このっ……! けど、離さねぇよっ……!」


実況「バイソンの様子は……大丈夫そうだっ! ヤムチャがしっかりとリングインさせないように捉えているっ! そしてレフェリーによってカウントが取られますっ!」

779名無しさん:2015/12/27(日) 00:01:40 ID:hZXEUqRQ
ダン「ワンっ……!」

ワー! ワーワー!

ダン「ツーっ……!」

ワー! ワーワー!

ダン「……スリイイィィっ!」

ワー! ワーワー!

ダン「スリーカウントだっ! スリーカウントっ! ゴングを鳴らせ、ゴングをよぉっ!」


カンカンカーン


ワー! ワーワー! リュウー! ワーワー!

実況「決まったぁ! ここで決まったぁ! スリーカウントっ! スリーカウントですっ! リュウのパワーボムで、バルログをマットへと沈めましたっ! スリーカウントっ! スリーカウントですっ!」

780名無しさん:2015/12/27(日) 00:02:42 ID:hZXEUqRQ
今日はここまで

781名無しさん:2015/12/27(日) 00:08:23 ID:cp4zklyE


ヤムチャがよく頑張ったお陰で、リュウはわりと楽だったかな
ベガの乱入があったにも関わらず、よくやったね
さ、マイクもある、解説もある…ヤムチャにとってはここからが…w

782名無しさん:2015/12/27(日) 00:37:18 ID:MNFFWJO2
乙です!

ヤムチャのマイクパフォーマンスはこれからだ!

にしてもベガ様も大事な体なのに大丈夫かな...。

783名無しさん:2015/12/27(日) 00:51:33 ID:yWBzrLjY
乙!
ヤムチャの見せ場もあったし良い試合だった

784名無しさん:2015/12/27(日) 01:48:33 ID:???
乙!

>>バルログ「く、くっ……やべぇな……くあ〜、ちくしょう……」


これ、バイソンじゃないかな?

785名無しさん:2015/12/27(日) 02:35:01 ID:tUx0RBMM
おつおつー

ヤムチャも

786名無しさん:2015/12/27(日) 02:38:56 ID:tUx0RBMM
>>785 ミス

ヤムチャもバルログさん相手にがんばったな!
この後のベガ様の動向は気になるところだが、ひとまず勝ててよかったな

787名無しさん:2015/12/27(日) 02:49:00 ID:???

ベガ様を退けたから(しかも1対2で)、リュウの方がベガ様より強い事になるの?

788名無しさん:2015/12/27(日) 06:59:01 ID:/FIv9JHg
乙っした
バルログも口調変わるのは超バルログみたいなもんか
パワーアップってより追い詰められたって感じだが

789名無しさん:2015/12/27(日) 09:11:16 ID:???
>>788
たぶんあれはバイソンの台詞だと思う

790名無しさん:2015/12/27(日) 09:22:36 ID:???
おつです

受けるの難しそうなバルログさんの技を受けまくってたヤムチャを見てユンとヤンは血の気引いてそうだな
接待プロレスなんてもう言えないだろ

791名無しさん:2015/12/27(日) 09:33:18 ID:???
驚くのは成長の早さだよな
まだ作中時間で3ヶ月もたってないのに難しい技を受けれるレベルにまで上げてきた
後はマイクさえできれば一人前だ

792名無しさん:2015/12/27(日) 10:13:21 ID:???
>>791
あれ?そういえば入団してから何日たったんだ?

793名無しさん:2015/12/27(日) 10:23:29 ID:???
>>790
んー、青くなるには「まだ半分」じゃないかな?
ヤムチャ側から頭から落とすような危険な技はまだ仕掛けてないわけだし

794名無しさん:2015/12/27(日) 15:04:09 ID:???
>>793
そうは言ってもヤムチャは打撃メインだし、頭から落とすような技を覚える必要はない気がするけどね
そりゃ覚えて使えるに越した事はないけどさ

795名無しさん:2015/12/27(日) 16:14:03 ID:???
頭から落とすと言うとジャーマンスープレックスだっけ?
プロレスの基本技とも言われてる奴は全部覚えておいた方が良いかもね

796名無しさん:2015/12/27(日) 16:27:47 ID:???
年末までに全部片付きそうだな

797名無しさん:2015/12/27(日) 21:56:04 ID:hZXEUqRQ
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

798名無しさん:2015/12/27(日) 22:01:54 ID:???
把握です

799名無しさん:2015/12/27(日) 22:14:26 ID:???
OKです
年末で忙しいのにありがとうな

800名無しさん:2015/12/28(月) 22:01:22 ID:N7xMg3zQ
リュウ「よしっ……! 俺達の勝ちだっ……!」ググッ


ワー! ワーワー!

実況「荒れに荒れた試合でしたが、終わってしまえばなんのそのっ! 勝利したのは空手軍団っ……! 空手軍団ですっ……!」

元「いやぁ〜、よかったよかったっ!」

実況「さぁ、リュウはフォールを解き、そして……ガッツポーズっ! 力強い握り拳を見せてくれておりますっ!」


ヤムチャ「よし、終わった……」

バイソン「……今日は、いい所無しだからな。こんなもんじゃ俺は終われねぇ」

ヤムチャ「……んっ?」

バイソン「とりあえず……一発殴っておくぞ……? なっ……? オラァっ……!」ドゴォ

ヤムチャ「ぐ、ぐえええぇぇっ……!」

801名無しさん:2015/12/28(月) 22:07:48 ID:N7xMg3zQ
リュウ「前座戦……? ふざけてんじゃねぇっ……! これが本戦だっ……!」ググッ


ワー! ワーワー!

実況「さぁ、リュウのアピールは続く続くゥ! 場内に向けてアピール続けているっ!」


バイソン「……チィ、調子に乗りやがって」ササッ


実況「あ〜っと、しかしここで……バイソンが場外からリングインしてきたぞっ! リュウっ……! 気をつけろっ!」

元「いやいや、まぁまぁもう試合は終わったんだから……」

実況「まぁ、そうではございますが……やはり、そこはバイソンっ! ここからまた一波乱起きても不思議ではないっ!」

元「う〜ん、まぁそうなんだけどね……」

802名無しさん:2015/12/28(月) 22:17:16 ID:N7xMg3zQ
リュウ「おっと、バイソンまだやるのか……?」クルッ

ダン「おいおい……おいおいバイソン、てめぇ……」

バイソン「……うるせぇ。バルログちゃんの解放に来ただけだよ、ボケが」


実況「ここでリュウもリングに上がって来たバイソンの方を振り向く……がっ……! お〜っと、ここはバイソン、そんなリュウには目もくれず、倒れているバルログに駆け寄っていきますっ!」

元「あ〜、ほらほら。大丈夫じゃない。ちょ〜っと、君は心配しすぎだよ」


バイソン「ヘイ、ヘイヘイ……バルログちゃん……聞こえるか……? 大丈夫か……!?」

バルログ「う、ううっ……申し訳ありませんでした……」

バイソン「なぁ〜に、言ってんだゴラっ……! 気にすんなっ……!」

803名無しさん:2015/12/28(月) 22:22:17 ID:N7xMg3zQ
ヤムチャ「あ〜たたた……ちくしょう、最後の最後で殴られちまったなぁ……」ササッ

リュウ「おっ、ヤムチャ……」


実況「さぁ、ここでヤムチャも合流っ! ヤムチャも合流っ……! ヤムチャが場外から、今リング上にやってきましたっ!」


バイソン「終わりだ終わりだ……フン……おぉ〜い、バルログちゃん立てるか……?」

バルログ「ううっ……肩を貸して頂けますか……?」

バイソン「オーケー、オーケー……じゃあ、とりあえず場外に出ろ……退場まで肩貸してやるよ……」

バルログ「は、はいっ……」ゴロゴロ

バイソン「チィっ……! リュウ……ヤムチャ……この借りは忘れねぇぞ……覚えてろ……」ギロリ


実況「おっと、そしてバルログの意識も回復したか!? しかし、ダメージは多そうだっ! バルログは這いずるようにしながら……そして、転がって……リングから去っていきますっ!」

元「バルログ君とバイソン君も健闘はしたんじゃない……? でも、ちょっと及ばなかったね」

実況「バイソンは鋭い目つきでリング上のリュウとヤムチャを睨みつけているゥ!」

804名無しさん:2015/12/28(月) 22:31:49 ID:N7xMg3zQ
ヤムチャ「……なんだよ、まだやるのかこの野郎っ!」ギロリ

バイソン「……うるせぇ、もうやらねぇよ。バーカ」ササッ


実況「しかし、バルログがあの状態っ! いくら無鉄砲なバイソンでもこれ以上は続行不可能でしょうっ! バイソンは恨めしそうな目で両者を睨みつつも……ここで、場外へと去っていきますっ!」


バイソン「ヘイ、ヘイっ……! 今日の所は撤退だ……ほれっ……! ほれ、肩っ……!」

バルログ「ううっ……は、はい……お願いします……」ガシッ


実況「そして、場外でバイソンはバルログに肩を貸して……おぉ〜っと、退場していきますっ! 今……シャドルーの両者が退場していきますっ!」

元「まぁ、大人しく帰ってくれて……これでいいんじゃない?」

実況「悪は去っていくっ! 悪は去っていくっ……! 本日の試合っ……! 勝利したのは空手軍団ですっ! 空手軍団っ……!」

805名無しさん:2015/12/28(月) 22:43:38 ID:N7xMg3zQ
リュウ「……レフェリー、マイクを」

ダン「おう。ほれ……」ヒョイ


オー? オーオー?

実況「おぉ〜っと、そしてここで……リュウがマイクを受け取りました受け取りましたっ! レフェリーから、マイクを受け取りましたっ!」

元「……おおっ?」


リュウ「バルログっ……! バイソンっ……!」

バルログ「……んっ?」チラッ

バイソン「あぁっ……? なぁ〜んだぁ〜?」チラッ


オー! オーオー!

実況「そして、ここでリュウは退場していくバルログとバイソンに向けて……叫んだぁ!」

806名無しさん:2015/12/28(月) 22:53:20 ID:N7xMg3zQ
リュウ「試合前には、随分と意気込んでいたようだが……」

バルログ「……くっ!」

バイソン「……チィ、言わせておけ」

リュウ「……これが、結果だっ!」


ワー! ワーワー!

実況「そうですっ! その通りですっ! これが結果ですっ! こいつが結果ですっ! 本日の試合……勝者は空手軍団ですっ! こいつは揺るぐ事のない結果でございますっ!」


リュウ「……ベガにも伝えておきなっ!」

バルログ「……」

バイソン「うるせぇ、うるせぇ……もう帰ろうぜ……帰ろう帰ろう……」


オー! オーオー!

実況「さぁ、リュウは続けるっ……! 続けていくっ……!」

807名無しさん:2015/12/28(月) 23:01:40 ID:N7xMg3zQ
リュウ「もうこの場にはいないみたいだが……今日の試合……なぁ……? 途中参加で、随分と楽しんでいったみたいじゃないか……だが、この結果だっ……!」

オー! オーオー!

リュウ「言っておけっ……! お前一人が加わろうが、大した問題じゃないってなっ……!」


ワー! ワーワー!

実況「確かにっ……! 今日の試合にはベガがの乱入もありましたっ! 乱入もありましたっ!」

元「うん。殆ど、二対三……みたいな状況になってたからねぇ?」

実況「だがしかしっ……! それでも空手軍団は、退けましたっ! シャドルーを退けましたっ!」

元「ああいう状況を退けたって事はね……うん、ちゃ〜んと念押ししておかないといけないよね」

808名無しさん:2015/12/28(月) 23:07:02 ID:N7xMg3zQ
リュウ「お前らの大将、ベガ様は……その程度の男なんだよっ!」


ワー! ワーワー!

実況「さぁ、リュウは続ける続けるっ! おぉ〜っと、そしてここでベガの事をっ……!」

元「おぉ〜、『その程度の男』扱いかぁ〜」


リュウ「身の置き場……考えた方がいいんじゃないか……? なぁ、バルログ……バイソン……シャドルー……大丈夫なのかな……?」


ワー! ワーワー!

バルログ「……」

バイソン「言わせておけ……関係ねぇよ……シャドルーは無敵だ……」


実況「さぁ、リュウは続けていますが……バルログ、バイソンっ……! 一切耳を傾ける素振りを見せませんっ! あ〜っと、ここでシャドルーの二人が……花道の奥へと消えていったぁ!」

元「二人は聞いてないみたいだけど……でもね……うん。この大将込みでの二対三の状況で敗北したという事実は……シャドルーに重くのしかかってくるんじゃないかなぁ?」

809名無しさん:2015/12/28(月) 23:17:48 ID:N7xMg3zQ
リュウ(メインも控えてる事だし……こんな物にしておくかな……)

ヤムチャ(うん。試合中は頑張ったとか、やってやったって自覚はあるけど……マイクアピールになると俺、なぁ〜んにもしてねぇや……ただ突っ立ってるだけだわ……)


実況「さぁさぁ、リュウはバルログとバイソンが消え去っていった花道の奥を見つめていますっ……! そしてヤムチャもっ!」

元「まぁまぁ、聞く耳持たず……って言った所だったかな? うん」


リュウ「……レフェリー、それじゃあマイクを返すよ。勝ち名乗りを上げてくれ」ヒョイ

ダン「オーケー。お疲れさんっ……!」


実況「そして、ここでリュウは……レフェリーへとマイクを返していきますっ!」

元「まぁまぁ、色々とあったけどね……うんっ! いい結果になってよかったよっ!」

実況「そしてここでレフェリーによって、勝ち名乗りが上げられますっ! さぁ、繰り返しましょうっ! 本日の試合っ……! 勝利したのは空手軍団っ……! 空手軍団ですっ……!」

810名無しさん:2015/12/28(月) 23:21:50 ID:N7xMg3zQ
ワー! ワーワー!

実況「さぁ、場内に今、リュウのテーマが響きますっ!」


リュウ「……よし、退場するか」

ヤムチャ「……うっす」


実況「さぁ、そして……リュウとヤムチャが揃って退場していきますっ! 退場していきますっ! 第五試合……リュウ・ヤムチャ組対バルログ・バイソン組は荒れに荒れた試合となりましたが……勝利したのは空手軍団っ! 空手軍団っ!」

元「うん、いい結果だ」

実況「では、この試合を……再び、元さんと振り返っていきましょうかっ!?」

元「振り返るって言ったってねぇ……何処から振り返っていいのか……まぁ今日はね、ベガ君の乱入があって……非常に不利な状態から、この結果に持っていった。それが全てじゃないかなぁ?」

実況「まぁまぁ、リュウがリング上でマイクで言った発言……そのままではないですか!?」

元「まぁ、そうだけどね。あっ、でもね……? 僕、一つ気になるのは……」

実況「あっ、はい。どうぞどうぞ……」

元「やっぱり、乱入してきたベガ君の事だよね……だって、ベガ君……この試合の次に……試合控えてるんでしょ……?」

811名無しさん:2015/12/28(月) 23:22:46 ID:N7xMg3zQ
今日はここまで

812名無しさん:2015/12/29(火) 00:05:09 ID:5i2lMFHs


ヤムチャ、マイクなしw
一旦退場してから解説にいくのか
そういえば、元さんはどうするんだろう?

813名無しさん:2015/12/29(火) 03:35:15 ID:???
遅ればせながら乙
ベガ様マジでアカンかもしれん之

814名無しさん:2015/12/29(火) 05:18:41 ID:hNfJYD2Q
乙っした
リュウのテーマが流れますっ!
で、なぜかケンのテーマが流れた…

815名無しさん:2015/12/29(火) 06:19:32 ID:N2ocL.vk
乙!
そうだよ!ベガ様どうするの?

816名無しさん:2015/12/29(火) 11:54:49 ID:???

バイソンさんとバルログさんの友情パワーで次は勝てるさ

817名無しさん:2015/12/29(火) 22:01:33 ID:McC7FTyI
実況「あ〜、それは……はいっ! 確かにベガは試合を控えておりますねぇ!?」

元「しかも、ベルト戦でしょ?」

実況「はい、その通りっ! ベルト戦でございますっ! 対戦相手は、サガットっ!」

元「……大丈夫なのかなぁ?」

実況「まぁ、その辺りも含めて……王者の余裕っ! と、でも言えばいいのでしょうかねぇ……?」

元「う〜ん……僕の考え、言ってみてもいいかな……?」

実況「あ〜、はいはい。元さん、どうぞどうぞ」

元「僕はね、今の試合……えっと、このリュウ君達とバルログ君達の試合の事ね? 分はリュウ君達にあるとは、思ってたんだよ」

実況「はいはい」

元「6・4かな……? う〜ん……それとも、7・3ぐらいかな……? まぁまぁ、とにかくそれくらいリュウ君達に分があると、睨んでたワケだよ」

実況「……つまり、その差を埋める為にベガが乱入してきたと!?」

元「あ〜、いや……まだまだ……話には、まだ続きがあります」

実況「あ〜、はいはい。どうぞどうぞ」

818名無しさん:2015/12/29(火) 22:07:25 ID:McC7FTyI
元「実際、そういう分が悪い状態で試合望む事って言うのは、あります。でも、そういう時ってね……悪いなりにも、作戦ってのは用意してるもんなんだよ、普通はね……?」

実況「……はいはい」

元「奇策だったり……タッグの試合だったら、まぁ……連携攻撃なんかで攻めてみたりね……?」

実況「まぁ、そうなりますよね。相手の裏をかく……そういった事も、立派な戦略でございますっ!」

元「だから、多分……バルログ君とバイソン君も……そういった戦略……用意してきてたと思うんだよ」

実況「え〜っと……ありましたかね……?」

元「……そこなんだよっ!」

実況「……おっと」

819名無しさん:2015/12/29(火) 22:14:22 ID:McC7FTyI
元「この試合……まぁ、途中からぐっちゃぐちゃになっちゃったけど、一番最初の方覚えてる……? ど〜んな感じで試合が進んでいったか覚えてる……?」

実況「え〜っと、それはですね……」

元「僕の印象では、リュウ君とヤムチャ君……空手軍団が主導権を握って、シャドルーサイドからすれば、流れが一切掴めないような……試合だったとは、思うんだよ。これは、ベガ君が乱入してくる前までの話ね?」

実況「確かにっ……! 試合直後から、ベガの乱入までは……空手軍団が主導権を握り続けていたような印象でしたねぇ」

元「なんとか、バルログ君とバイソン君も、用意してきた策を出したい……だけど、流れが掴めない……それどころか、相手に連携攻撃とかされちゃって、もっともっと流れが悪くなっていっちゃう……」

実況「ほうほうほうほうっ!」

元「だから……見るに見かねて……ベガ君は乱入してきたんじゃないかな……? とは、思うんだよ……」

実況「ほ〜うっ!」

元「だからねぇ……王者の余裕で乱入してきと言うよりかは……焦り……そういった感情で乱入してきたんじゃないかと、睨んでるよ?」

実況「ほうほうっ!」

820名無しさん:2015/12/29(火) 22:21:38 ID:McC7FTyI
元「だって、王者戦控えてるのに……一つ前の試合で、ドンパチドンパチやらないでしょう? 連戦になっちゃうんだよ……?」

実況「でも、結果的には……ベガは乱入もしてきましたし……連戦と言う形には、なりますよねぇ?」

元「うん、そうだね」

実況「元さん、そうなってくると……この試合で大暴れして、スタミナを消費したベガ……確か、リュウの昇龍拳も喰らいましたよね……?」

元「……そうですね」

実況「そして、万全の体制で王者戦を控えているサガット……サガットは、乱入してきませんでしたからね。次は、この二人の試合が始まるというワケなのですが……」

元「そうなりますね」

実況「そうなってくると……ですよ……? これ、サガットにも勝算が生まれてくるのではないでしょうかねぇ……? シャドルーナンバー2がナンバー1の首を掻っ切る……そう言った可能性も出てくるのではないでしょうかっ!?」

821名無しさん:2015/12/29(火) 22:30:07 ID:McC7FTyI
元「う〜ん……どうなんだろうねぇ……? 途中でベガ君、帰っちゃったじゃん……? あれはね……これ以上続けると、次のサガット君との試合にまで影響が出る……と、考えたから帰ったんだと僕は睨んでるんだよ」

実況「ほうほうほうほう……」

元「こう……ふと、我に帰ったんじゃないかな……?」

実況「う〜んっ……! なる程……」

元「勿論ね、余力は残してるとは思うよ。王者戦するだけの体力はね……? でも、ですよ……でもっ……!」

実況「はいっ……!」

元「これね、サガット君がベガ君を倒して……王者になる可能性……出てきたんじゃないかなぁ……?」

実況「まぁ、そうなりますよねぇっ……!? これ、サガットの勝利……目が出てきたんじゃないでしょうかっ!? ベルトの移動……あり得ますっ!」

元「ただ、ベルトが移動した所で……結局の所はシャドルーの手の中にあるのが、残念な所なんだけどね……」

822名無しさん:2015/12/29(火) 22:35:19 ID:McC7FTyI
実況「いやっ……! お待ち下さい、元さんっ……!」

元「んっ……? どうしたの……?」

実況「これ、サガットがベルトを手にするとなると……これ、王者交代の他にも、もう一つ……シャドルーの構図が入れ替わってしまう事にもなりますっ!」

元「サガット君がナンバー1で……ベガ君がナンバー2になっちゃうかもね……」

実況「そうなってくると……今、シャドルーはこれベガの独裁主義によって、このストリートプロレスを荒す悪の軍団となっておりますが……」

元「はいはい」

実況「ベガによる独裁主義が終了する事になるのではないでしょうかっ!? サガットによる……民主主義の……シャドルー軍団が誕生する可能性だってあり得るのではないでしょうかっ!?」

元「えっ……!? サガット君は民主主義なの……? 違うでしょ」

823名無しさん:2015/12/29(火) 22:42:46 ID:McC7FTyI
実況「そうなってくると、どうだっ……!? 大衆の意見を聞く事によって、悪事をせず……大衆の為に行動する、Newシャドルーが誕生するのではないでしょうかっ!?」

元「ないね……ないない……それはない……そういう人なら、そもそもシャドルーに入らないもん」

実況「元さんっ! 私が言ってるのは可能性の一つでありますよっ!」

元「……すんごぉ〜い、小さい可能性だとは思うけどね」

実況「元さん、最初から諦める事はよくありませんっ! 希望というものはいつだってっ……! いつの日も、持っておくべきですよっ!」

元「いきなり、民主主義にはならないよ……でも、そうだね……サガット君がナンバー1になる事によって……今より、ちょ〜っとマシなシャドルーになる可能性……ってのは、あるよね」

実況「……でしょっ!? そうでしょう!?」

824名無しさん:2015/12/29(火) 22:50:02 ID:cxgqocvk
実況「そうなってくると、次の試合ですよ……これ、面白味も出てきたのではないでしょうか?」

元「そうかもね。ベルト戦と、シャドルーの頂上決戦みたいな所もあるからね」

実況「そして何より、ベガは疲労しているっ! 連戦へとなってしまいますっ! こいつは自らの首を絞めてしまったかっ!?」

元「ベルトはどっちに転んでもシャドルーという状況ではあるけど……まぁまぁ、そういう所もあるからね……うん、どういう結果になるか……うん、期待出来るかもね」

実況「さぁ、盛り上がってきた所ではございますが……ここで一旦CMっ! CMでございますっ!」

元「はぁい」

実況「さぁ、CMの後はメインイベントォ! ベガ対サガットっ! ベガ対サガットの王者戦っ! そして、ゲスト解説も来るぞっ! 今回のゲスト解説は豪華だぞぉ!」

元「引き続き、僕も解説していきます」

825名無しさん:2015/12/29(火) 22:59:02 ID:McC7FTyI
ーーー


プーアル「リュウさん、ヤムチャ様っ! お疲れ様でしたっ!」

ヤムチャ「お〜、プーアル……お疲れお疲れ……どうだった……? 俺、バルログさんに上手くやられてたかな……?」

プーアル「……今はそれどころじゃ、ありませんよ、ヤムチャ様っ!」

ヤムチャ「そ、それどころっ……!? な、なんだよソレっ……! 大事な事だろがっ! 練習したんだぞっ! 沢山沢山、練習したんだぞっ……!」

プーアル「解説ですよ、解説っ……! その話は、また後にしましょうっ……!」

ヤムチャ「んっ……? ああっ……? か、解説……?」

プーアル「ほら、次の試合……ヤムチャ様も解説なんですから……ゆっくりしてる暇はないですよっ!?」

ヤムチャ「あ、ああっ……そっかそっか……そうだったそうだった……」

826名無しさん:2015/12/29(火) 23:06:34 ID:McC7FTyI
リュウ「……プーアル君、ケンは?」

プーアル「もう、先に行ってますっ! 後は、二人が合流するだけです」

リュウ「わかった、ありがとう……それじゃあ、ヤムチャ急ごう……急がないと試合が始まっちまう……」

ヤムチャ「は、はいっ……! わ、わかりましたっ……! で、でも俺……何にも言えないと思いますよ……!? 大丈夫ですかね……?」

リュウ「大丈夫、大丈夫っ……! 突っ立ってるだけでいいからっ……! お前には最初から期待してないって……! それは、最初に言っただろ……!」

ヤムチャ「期待してないって……はぁ〜い……」

リュウ「お前は、試合だけしっかりしてたらいいんだよっ……! とにかく急げホラっ……! ついて来いっ……!」ドタバタ

ヤムチャ「は、はいっ……! じゃあ、行きましょうかっ……!え〜っと……プーアル……また後でなっ!」」ドタバタ


プーアル「はぁ〜いっ! リュウさん、ヤムチャ様っ! 頑張ってきて下さいねっ!」

827名無しさん:2015/12/29(火) 23:10:05 ID:McC7FTyI
今日はここまで
今年の更新はここまでです
来年4日からまた始めます

828名無しさん:2015/12/29(火) 23:16:48 ID:pw50l4dg


元さんも解説で残ると席からあふれるんじゃ…?
また来年もお願いします!良いお年を!

829名無しさん:2015/12/29(火) 23:19:54 ID:???
今年も乙でした!

リュウの言葉はヤムチャにとってちょっと悪い感じもするが、「マイクより試合をしっかりしてればいい」ってのは確かにそうだよね
マイクはリュウやケン、場合によっちゃシャドルーの方々がフォロー出来るけど、試合の方はそうはいかないし

まぁ今回はちゃんとバルログさんにルチャ技使わせてのやられ役をやれてたし、この調子ならウルフハリケーンの一節みたいに
「滅法強いがウブい空手軍団三番弟子」で売りに出せる気はする
そうすりゃクールキャラのキャミィみたいにマイク下手もごまかせる……と思う

830名無しさん:2015/12/29(火) 23:24:59 ID:RslvXhj6
まさかの1.4に合わせてくるなんて(笑)
何はともあれ作者様良いお年をm(__)m

831名無しさん:2015/12/29(火) 23:33:05 ID:???
ああ、どうやら次スレまで行きそうですね
主さん乙でした

832名無しさん:2015/12/30(水) 00:26:45 ID:luRq.zD6
年内更新乙でした
来年の再開を楽しみにしてます

833名無しさん:2015/12/30(水) 02:40:45 ID:5Dfd/sY6
乙!
メインどうなるんだろう
そして、空手軍団の解説も楽しみだ

いつも楽しませてもらってます
ありがとうございます

834名無しさん:2015/12/30(水) 02:44:31 ID:???
投下乙でした!
残り少ない年ですがよいお年を!

835名無しさん:2015/12/30(水) 06:45:50 ID:WZTGJxFY
乙っした
ヤムチャなら…それでもヤムチャならヤラかしてくれるはず!
思わずサガットさんを応援しちゃったり

836名無しさん:2015/12/30(水) 09:28:34 ID:Br6ZdJEg
おつおつー

今年も楽しいSSありがとう!
来年も楽しみにしてるよ!!
よいお年を!

837名無しさん:2016/01/04(月) 21:34:02 ID:x9PQe3bI
あけおめやでー

838名無しさん:2016/01/04(月) 22:03:08 ID:rGqeZYwo
ーーー


実況「さぁ、いよいよメインイベントですっ! メインイベントォ!」

元「はいっ!」

実況「っと、その前に本日のメインイベントの……ゲスト解説をご紹介しましょうかっ! 本日のメインイベントは、なぁ〜んとなんと、元さんの他にもゲスト解説の方が起こしになってくれましたっ! ゲスト解説は、こちらの方だぁ!」

ケン「はい、どうも。ケンだっ! よろしくなっ!」


キャー、ケーン

実況「そうですっ! 本日のゲスト解説は、空手軍団からケンさんが起こしになってくれましたぁ!」

元「いやぁ〜、ケン君、よろしくね」

実況「いやぁ〜、早速ですよ。早速……場内から、黄色い声援がこの本部席に飛んできておりますっ! この声援……少しばかり私にも分けて頂きたい物ですよっ!」

ケン「ありがたい話って言えば、ありがたい話ですけどね。でもやっぱり、こういうのは、試合の中で浴びるってのが……一番ですかね……?」

839名無しさん:2016/01/04(月) 22:10:04 ID:rGqeZYwo
実況「まぁ、そう言った物はね……今回は解説の方で、是非ともお見せになって下さいっ!」

元「そうそうそうそう。なぁ〜んか、カックいい言い回しをね……一つ頼むよ……」

ケン「そんな事、言われましてもねぇ……こんな事言うのも失礼かもしれませんが、俺は今回の解説……実の所、あまり乗り気じゃないんですよ……」

実況「……あらっ!?」

元「これまた……どうして……?」

ケン「どうしてって……そんなの、ねぇ……? ベガと……サガットでしょ……?」

実況「まぁまぁまぁまぁ……確かにメインイベントは、ベガとサガットの王者戦ではありますが……」

ケン「どっちが勝っても、なんと言うか……この大一番でやるような試合なんですかねぇ……?」

実況「しかし、この一戦はシャドルーのねっ……!? 頂上決戦という事になるのではないでしょうかっ!?」

840名無しさん:2016/01/04(月) 22:20:01 ID:rGqeZYwo
ケン「頂上決戦ですか……頂上決戦なら、それなりの試合を見せてくれるんでしょうかね……?」

実況「見せてくれるでしょうっ!」

ケン「今日、ここに来たのはね……殆ど偵察みたいなもんですよ。大口叩いたシャドルーの二人が、メインでどんな試合を見せるのか……そいつを見物に来た。ただそれだけです」

実況「な〜る程……偵察でございますかっ!」

元「まぁ、そうなるよね……相手の戦い方をじっくり見たら……何か次に戦う時の為の、糸口のようなものも見つかるかもしれないしね……?」

ケン「そういう事です、そういう事……まぁ、じっくりと拝見させてもらいますよ。そのシャドルー頂上決戦ってヤツをね……空手軍団揃って……」

実況「……おっとぉ?」

841名無しさん:2016/01/04(月) 22:26:52 ID:rGqeZYwo
リュウ「よ〜し、ヤムチャ……ほら、あそこだ……」

ヤムチャ「急げ急げ……よしよし……」


オー、オーオー

ケン「お〜、来た来た……ほれ、こっちだ……こっちこっち」

実況「おぉ〜っと、おっとおっとっ!? 今、観客席の中を掻き分け……そして我々本部席の元にやってきたのはっ……!?」

元「おぉっ!?」

リュウ「……どうも」

ヤムチャ「……うっすっ!」

実況「なぁ〜んと、我々本部席の元にやってきたのは……先程試合を終えたばかりの、リュウっ……! そしてヤムチャでありますっ……!」

元「お〜、お〜、続々と増えてきたねぇ……大丈夫、コレ……? テーブル足りる……?」

842名無しさん:2016/01/04(月) 22:35:28 ID:rGqeZYwo
実況「え〜っと、ケンさん……これは……?」

ケン「まぁ、見ての通りですかね……? 今日は、シャドルーがメインの大一番をするんでしょ……? だったら、それがどの程度の物か……空手軍団総動員で、見させて頂きますよ」

実況「おぉ〜っと、おっとおっとっ……! なぁ〜んと、なんとケンさんの他にも……更にゲスト解説が追加されたぁ! こいつはこいつは……本部席が非常に豪華になってきましたっ!」

リュウ「……え〜、お疲れ様です」

ヤムチャ「え〜っと……これ……? これかな……? このマイクをつければいいのかな……? おぉ、リュウさんもう勝手につけちゃってるよ……」

元「……じっとしてなさい。僕がつけてあげるから。ねっ?」ササッ

ヤムチャ「あっ……お願いします……」

843名無しさん:2016/01/04(月) 22:45:30 ID:rGqeZYwo
実況「え〜、それでは折角ですのでね……? リュウさんにもお話を伺っていくとしましょうか。先ずは、リュウさん……先程の試合、お疲れ様でございますっ!」

リュウ「はい、お疲れ様です」

実況「リュウさんも、これはケンさんと同じように、シャドルーの偵察……そういった事でよろしいでしょうかねぇ……?」

リュウ「そうですね、はい。ベルト賭けた大一番……そういう試合は、この目で見ておきたいですからね。映像ではなく、生でね……」

実況「そう言った意味で、この解説に足を運んだと! 試合を終えたばかりで、こういった解説席に足を運んで頂くという事は、我々としてはありがたい事なのですが……大丈夫でしょうか? 試合疲れ……みたいな物はね、大丈夫でしょうか……!?」

リュウ「試合を終えたばかりではありますが……まぁ、さっきの試合はね……ヤムチャが頑張ってくれたので大丈夫ですよ」

844名無しさん:2016/01/04(月) 22:56:46 ID:rGqeZYwo
実況「ヤムチャさんも、マイクの装着が完了しましたかねぇ? ヤムチャさんも、お疲れ様ですっ!」

ヤムチャ「えっ……!? は、はいっ……! お、お疲れ様ですっ……!」

実況「先程の試合……私もこちらで拝見させて頂きましたが、いやぁ〜、非常にガッツ溢れるファイトを見せて頂きましたよっ!」

ヤムチャ「あ〜、え〜っ……それは……ありがとうございます……」

実況「ヤムチャさんも、試合疲れ……そういった物は大丈夫ですかねっ!?」

ヤムチャ「え〜、それは……」

ケン「こいつはね、結構スタミナあるんですよ……ゾンビ的な所がありますね。だから大丈夫です」

実況「なる程っ!」

ケン「ただ、ちょ〜っと不器用な所があるんでね……喋りの方は、あまり期待出来ないかもしれませんね。まぁ、そこ含めて経験ですよ……とりあえず、座れや。いつまで突っ立ってんだ、おいヤムチャ……」

元「ここ、ここ……ここ座りなさい……」ポンポン

ヤムチャ「あっ、はいっ……!」

845名無しさん:2016/01/04(月) 23:08:56 ID:rGqeZYwo
元「いやぁ、リュウ君とヤムチャ君が来て、なんだか賑やかになってきたねぇ。これテーブル二つじゃ足りないんじゃないかなぁ?」

実況「しかし、こうして空手軍団が全員集合で解説席に座るという事になりますと……これは、豪華ですよ元さんっ! なんだか、私も空手軍団の一員になったような気がしますっ!」

元「君は違うよ」

リュウ「メインイベントを務めるのは、俺達ではなくシャドルー……では、ありますが……」

実況「あっ、はいっ……! リュウさんっ……!」

リュウ「どれだけの物を見せれるのか……それを空手軍団全員で、ここから拝見させてもらうとしますよ」

元「こういうのってアレじゃない……? ベガ君と、サガット君も……ちょ〜っと、プレッシャーになるんじゃないかなぁ……?」

実況「否が応でも、本部席にこの空手軍団が揃っている光景は、リング上のベガとサガットの瞳に映るでしょうからねっ! しかし、そんなプレッシャーに負けているようでは……王者戦は務まらないでしょうっ!」

リュウ「そろそろ、始まるんじゃないですかね……? さぁさぁ、俺達もしっかりと解説してやりますよ……今日は、辛口にいってやりますよ」

846名無しさん:2016/01/04(月) 23:17:55 ID:rGqeZYwo
ダン「ベルトを賭けたこの一戦……王者が初防衛に成功するのかっ……!? それとも、新たな王者が誕生するのかっ……!?」

ワー、ワーワー

ダン「さぁ、いよいよメインイベントっ……! 皆様、その目に焼き付けて下さいっ! 60分一本勝負でございますっ!」

ワー、ワーワー

ダン「先ずは挑戦者っ……! 不撓の帝王っ……! サガット選手の入場ですっ!」


実況「さぁ、いよいよメインイベントっ! メインイベントだぁ! それでは引き続き、元さんっ……! そして、空手軍団の皆様もよろしくお願いしますっ!」

リュウ「はい」


サガット「さぁ、メインイベントだ」


実況「先ずは、サガットっ……! 挑戦者のサガットが姿を現したっ! この一戦に勝てば、ベルトを手にする事ができ……そして、シャドルーナンバー1の称号もついてくるっ! さぁ、サガット……この一戦……どう見せるっ!?」

847名無しさん:2016/01/04(月) 23:25:01 ID:rGqeZYwo
実況「さぁ、今ゆっくりとサガットがリングへと向かっているっ……!」


サガット「……」


実況「さぁ、寡黙にリングへと真っ直ぐ向かうサガットっ……! 思えば、この一週間……王者戦へと向けて、サガットは様々な相手と戦い、この一戦に向けて準備をしてきましたっ!」

元「結構、シングルマッチ多かったんじゃない……?」

実況「シングルマッチでは、この一週間負けなしでございますっ……! ナッシュ・ガイル・ホークと続き……その度に圧倒的な力の差を見せつけてきましたっ!」

元「問題は、このベガ君相手にそのシングルマッチの強さが発揮出来るかどうかだね……?」


サガット「……よし」ググッ


実況「さぁ、新たな王者が誕生する事になるのかっ……!? さぁ、サガットがリングインっ……! 今、リングインしますっ! さぁ、先ずはサガットがリングに現れたっ!」

848名無しさん:2016/01/04(月) 23:32:10 ID:rGqeZYwo
ダン「続きましては……闇をまとう魔人……王者、ベガ選手の入場ですっ……!」

ベガ「さぁ、メインイベントだ……相手はサガットだ……」


実況「さぁ、続いて……王者、ベガの名がコールされますっ! そしてベガが花道の奥から姿を現したっ! 闇から魔人が姿を現したぁっ!」


ベガ「どうした、どうした……? メインイベントなんだ。もっと盛り上がったらどうなんだ……? 王者の試合なんだぞ……? ホラ、このベルトが目に入らんのか……?」ググッ


ブー、ブーブー

実況「おぉ〜っと、ベガはベルトを掲げ、場内へと見せつけていきますっ! しかしっ……! 返ってくるのは、声援ではなく……ブーイングだっ!」

元「まぁ、ここまでファンに支持されてない王者ってのは……珍しいね……」

リュウ「本当は、俺達がなんとかしないといけないんですけどね……」

元「う〜ん……まぁ、そうだね」

849名無しさん:2016/01/04(月) 23:34:02 ID:rGqeZYwo
今日はここまで

850名無しさん:2016/01/04(月) 23:40:08 ID:???
乙です
あけおめ

851名無しさん:2016/01/04(月) 23:42:50 ID:???
あけおめー
今年も楽しみにしてます!

852名無しさん:2016/01/04(月) 23:46:00 ID:v.8pX0J.
乙&あけおめです

元さんの冷静なツッコミ「君は違う」w
ヤムチャ、特等席(元さんの隣)みたいだし、勉強になりそう

853名無しさん:2016/01/04(月) 23:48:09 ID:???
あけおめ乙!
シャドルーといえどメインで反則の応酬って訳にも行かないだろうし、どんな試合か楽しみだ

854名無しさん:2016/01/05(火) 00:21:08 ID:5UhDMLd.
乙!あけおめ
さあどうなる

855名無しさん:2016/01/05(火) 02:23:04 ID:???
あけおめっすー

856名無しさん:2016/01/05(火) 05:00:04 ID:hwaZbTHM
乙っした
「君は違うよ」w
新年早々から飛ばし過ぎな二人ですなw
最近元さんがいちいち可愛い

857名無しさん:2016/01/05(火) 19:09:56 ID:???
遅ればせながら乙!
メインガッツリやるのはもしかして始めてかな之

859名無しさん:2016/01/05(火) 22:03:44 ID:MK0AfdyI
ベガ「ほらほら、ゴミクズ共……王者を讃えろ……讃えるのだ……」


ブー、ブーブー

実況「さぁ、今ベガがベルトを見せつけるようにしながら……入場しておりますっ! ゆっくりと入場しておりますっ!」

リュウ「……」

実況「だがしかしっ……! その嫌味ったらしい態度に、返ってくるのは声援ではなくブーイングっ! ブーイングでありますっ! やはり、この辺りが……支持されていない王者と言う事なのかっ!?」

元「まぁ、シャドルーの大将なんかがベルトを持ってちゃいけませんよ。ねっ、リュウ君……?」

リュウ「……そうですね」

実況「こいつが……ベガにとっての初防衛戦でありますっ! 相手はサガットっ……! さぁ、ベガはゆっくりと歩みを進め……そして、今リングイーンっ!」

860名無しさん:2016/01/05(火) 22:10:31 ID:MK0AfdyI
ベガ「まぁ、一つ胸を貸してやるとするか……なぁ、サガット……?」

サガット「……」

ベガ「ん……? なんだなんだ、緊張してるのか……? リラックスしろ、サガット……リラックス〜」ニヤニヤ


実況「さぁ、リング上に両者が出揃いましたっ! サガットは変わらず寡黙な表情でベガを見ていますっ! おっと、そして……ベガは……? 笑っているのかっ……!?」

元「う〜んと……表情からは余裕が見えるねぇ……?」

実況「笑っておりますっ……! ベガは笑っておりますっ! ベガは余裕の表情だっ!」


ダン「ベルト持ったままじゃ、試合出来ねぇだろ……? ほれ、預かっておくよ。寄越せ……」

ベガ「……フン、さっさとしろ」ササッ


実況「さぁ、そしてここで一度、チャンピオンベルトの返還が行われますっ!」

861名無しさん:2016/01/05(火) 22:14:48 ID:MK0AfdyI
実況「さぁ、いよいよですっ……! いよいよメインイベントっ……! サガット対ベガの王者戦でありますっ! いよいよこれから、開戦ですっ! それでは元さんっ……! 元さんは、この試合どう予想されるでしょうかっ!?」

元「う〜ん、そうだねぇ……折角だからさぁ……? 僕じゃなくて、リュウ君に聞いてみようよ」

実況「おぉ〜っとっ……!」

元「リュウ君は、この試合……どう予想するかな……?」

リュウ「……そうですね」

実況「そうですねっ! 本日はゲスト解説が非常に豪華でありますっ! こんな機会はまたとないのですから、リュウさんに伺っていくとしましょうかっ!? では、改めましてリュウさん……! この試合……どう予想しますかっ……!?」

リュウ「え〜、そうですね……先ず、サガット……」

実況「はいっ!」

862名無しさん:2016/01/05(火) 22:22:41 ID:MK0AfdyI
リュウ「サガットとベガを比べると、サガットがベガより上回っている点……というのは、やっぱり見ての通りパワーですね」

実況「そうですねぇ! サガットは非常に大柄でありますっ……!」

リュウ「ここ最近のシングルマッチを見てるとやはり、力比べから押し込んで……そのまま、どんどん自分のペースに持ち込んでいく……そういった展開が多かったですからね。そういう事が、サガットの性分だとは思っています」

実況「……なる程っ!」

リュウ「ですから……ベルトを取りたいのなら、自分の得意なパワーに勝負に持ち込んでいく……そういった事が重要視されるのではないでしょうか……? アイツのパワーには、自分もよく苦戦していますしね……」

実況「なる程っ! パワー勝負に持ち込む事が、サガットにとってのポイントだとっ!」

元「そうだね、うん。僕も同意見かな?」


ヤムチャ(お〜、お〜……リュウさん凄ぇなぁ……やっぱり解説も出来るんだなぁ……)

ケン(……別に難しい事、なぁ〜んにも言ってねぇけどね)

863名無しさん:2016/01/05(火) 22:31:23 ID:MK0AfdyI
実況「では、対するベガっ……! ベガからすれば、どのように挑んでいくべきでしょうか……!?」

元「リュウ君、どうぞ」

リュウ「確かに、先程サガットにはパワーがあると言いました。しかし、それ以上のパワーファイター……具体例を出すと、ザンギエフ選手ですね」

実況「はいはいはいっ!」

リュウ「ベガは、パワーファイターというタイプではありませんが……それでも、サガット以上のパワーファイター……ザンギエフ選手から、奪取しています」

実況「確かに、そうですねぇ……このチャンピオンベルトっ……! ベガが手にしたのは、あの赤きサイクロン、ザンギエフからでしたっ!」

リュウ「敢えて、サガットが上回っている点から説明させて頂きましたが……それでも……ベガに分があるんじゃないかと、睨んでいます。そうですね……相手の裏をかく戦い方が得意と言うか……少なくても、何らかの策は持っているだろうと思います」

実況「なる程っ……! 確かに、そういうファイトスタイルがベガの性分と言いますか……こう、気がつけばいつの間にかベガのペースになっている……なんて事も、多々見られますからねぇ……!?」

リュウ「そうですね、はい」

864名無しさん:2016/01/05(火) 22:37:06 ID:MK0AfdyI
元「う〜ん……僕はね……?」

実況「おぉ〜っと、元さんどうなされました……?」

元「……案外、五分五分の勝負じゃないかって睨んでるんだよ」

実況「おぉ〜っと、ここは……リュウさんと元さんの読みが違いますっ!」

元「と言うのも、僕は一種のハンデ戦……みたいな物と睨んでいるからね」

リュウ「……ハンデ戦ですか?」

元「これは、さっきチラッと話したんだけど……ホラ……ベガ君は、さっき君達の試合の時に乱入してきたじゃない……?」

リュウ「そうですね。いい流れで試合を進めていたのに、少し水を差された部分もありましたね……」

元「まぁまぁまぁ、それでも勝てたんだから、オッケーだよ」

865名無しさん:2016/01/05(火) 22:46:35 ID:MK0AfdyI
元「あの騒動の一件で……僕はベガ君は今、スタミナが少し減った状態だと思うからね。ある意味、これは連戦だよ。そんなに急に回復はしない。そして、連戦は辛い」

リュウ「……なる程」

元「この辺りが僕が考える、ハンデ戦って理由だよ。万全の状態で挑めるサガット君と……連戦になるベガ君だ……」

実況「その予想結果が……五分五分と言うワケですねっ!?」

元「まぁ、そうだね。僕は、リュウ君の予想程、ベガ君に絶対性はないと思う。サガット君の予想に関しては同感……だからサガット君が自分のペースで……自分の得意な分野でガンガンガンガン攻めていけば……」

実況「はいっ!」

元「これは、王者交代もあり得る試合になると思います」

実況「な〜る程っ! 元さんは、そう言った読みのようですっ!」

866名無しさん:2016/01/05(火) 22:54:13 ID:MK0AfdyI
ダン「よ〜し、そろそろ始めるぞ……!? 準備はいいなっ……!?」

ベガ「いつでもどうぞ……」

サガット「……」


実況「おっと、リング上ではベルト返却が終わり……そして、タイトルマッチ宣言が行われたようですっ! そろそろかっ……!? そろそろ始まるかっ……!?」

元「まぁまぁ、この王者戦がどういう風になるか……ここでじっくりと見守ろうよ、リュウ君……」

リュウ「そうですね」


ダン「よぉ〜しっ! それじゃあ……ゴングを鳴らせっ! ゴングをよぉっ!」


カーンッ


実況「さぁ、そして今戦いの鐘の音が響き渡ったぁ! こいつがメインイベントっ! ベルト防衛戦っ! そしてシャドルー頂上決戦っ! 開幕ですっ! 今、開幕ですっ! サガット対ベガっ! 今、スタートですっ!」

867名無しさん:2016/01/05(火) 23:03:02 ID:MK0AfdyI
実況「引き続き、実況・解説はこの私とそして元さんっ! さらに、空手軍団の皆様でお送りしていきますっ!」

元「はいっ!」

リュウ「お願いします」

ケン「よろしくっ!」

ヤムチャ「はいっ!」


ベガ「……フフ」スーッ

サガット「……」スーッ


実況「さぁ、ゴングと同時に両者が動きだすっ! しかし、ここは……? 先ずは相手の出方を伺う……と言った所か!? 互いに、少々距離を取り……そしてリング上をグルっと円を描くように移動しながら……先ずは様子を見ているっ!」

元「おっと、意外と慎重な立ち上がりなんだね?」

リュウ「そうですねぇ……」

868名無しさん:2016/01/05(火) 23:07:11 ID:MK0AfdyI
ベガ「……フフ」スーッ

サガット「……」スーッ


実況「予想と裏腹に、静かな立ち上がり……と言った所かっ!? 両者が様子を伺うっ……! 静かに相手の様子を伺うっ……! さぁ、まだ両者は距離を取ったままだっ!」

元「まぁ、最初の一手ってのは慎重になるもんだからね」

リュウ「そうですね」

ケン「これは……でも、サガットからしたら、もうとっとと攻めちまった方がいいんじゃないですかね……?」

実況「おぉ〜っと、ケンさんっ!?」

ケン「いや、だって……ベガがスタミナ減ってるんだったら……これは、開幕からじっくりやるよりかは……一気に仕掛けた方がいいんじゃないですか……? 俺ならそうしますよ……?」

実況「え〜、どうなんでしょう……? 元さん……?」

元「まぁ、そういう考え方もあるよね……うん……」

869名無しさん:2016/01/05(火) 23:12:44 ID:MK0AfdyI
ベガ「……フフ」スーッ

サガット「……」スーッ


実況「さぁ、両者はまだ様子を伺っているっ!」

ケン「サガットの奴……大将のベガに牙をむく事に……抵抗があるんじゃないですか……?」

実況「お〜っとっとっと……ケンさんの辛いコメントが続きますっ!」

元「まぁ、サガット君からしたら、やり辛い部分はあるかもしれないね」

ケン「情けねぇ試合……これでいいのかね……?」

リュウ「ケン……まだ、始まったばかりだ……」

ケン「おっと、失礼」

実況「サガットからすれば、ベガ相手と戦うのはやり辛い部分もあるのかもしれませんが……だがこれは王者戦っ! 遠慮など無用だっ! しかし、両者はまだ様子を伺い続けているっ!」


ヤムチャ(俺だけ何も言ってねぇなぁ……う〜ん、でも……無理しない……無理はしないぞっ……!)

870名無しさん:2016/01/05(火) 23:17:30 ID:MK0AfdyI
ベガ「なんだなんだぁ……? 遠慮をしてるのか、サガット……そういう事なら……」ピタッ

サガット「……ぬっ?」

ベガ「ほれ……私から、誘ってやろう……? ほれ……ほれ……」スーッ


オー、オーオー

実況「おぉ〜っと、ここでベガが……足を止め……」

元「……おっ?」

実況「そして、ベガは中腰となり……おっとぉ、サガットに向かって右手を差し伸ばしますっ!」

リュウ「……ベガから誘いましたね」

実況「互いに様子見の膠着状態が続いておりましたが……それを打ち破ったのは、ベガっ……! ベガですっ……! ここは先ず、ベガが仕掛けていくっ!」

871名無しさん:2016/01/05(火) 23:22:56 ID:MK0AfdyI
ベガ「ほら、ほら……誘いに乗ってこいよ……? こいよ、サガット……」クイクイ

サガット「……」


実況「さぁ、サガットに向かって右腕を伸ばし、そして指先をクイクイと動かし誘っていくベガっ!」

元「さぁ、サガット君はどうする?」


サガット「……よし」スーッ


実況「おぉ〜っと、ここでサガットも動いたっ! ベガと同じように中腰の体勢になり、そしてベガの右腕に……自身の左腕を伸ばしていくっ! ここはサガットが誘いに乗った形だっ!」

リュウ「力比べですかね……? これならサガットの方が、少しばかり優位にいけるんじゃないですかね……?」

実況「さぁ、ここでようやく試合が動き始めたかっ!? 先ずは互いの力比べからと言った所かっ!? さぁ、ベガの右手とサガットの左手が今、触れ合うっ!」

872名無しさん:2016/01/05(火) 23:27:29 ID:MK0AfdyI
ベガ「……そぉらっ!」ブンッ

サガット「……おっと」ググッ


実況「おぉ〜っと、ここは先にベガが仕掛けたかっ!? 自身の右腕にサガットの注意を引きつけつつ……左腕を伸ばし、サガットの首筋を掴もうとするっ!」

元「おっ」

実況「しかしサガット、首を後方に逸らして、それを避けていくっ! ベガの左腕は空を切るっ……! 首を捉えさせないっ!」


ベガ「おいおい……どうしたどうした……随分と逃げ腰じゃないか……? ほら、来いよ……?」クイクイ

サガット「……」スーッ


実況「さぁ、変わらず右手の指先をクイクイと動かしながらサガットを誘っているベガっ! さぁ、そしてサガットもその手に自身の腕を伸ばすっ! 静かな攻防だっ! 静かな攻防が始まっているっ!」

元「こういう試合もするんだね。あの二人って……」

ケン「……俺達の時は一切しませんけどね」

873名無しさん:2016/01/05(火) 23:31:59 ID:MK0AfdyI
実況「これは、いわゆるシャドルー同士……フェアな試合をしようと言った所なのでしょうか……?」

元「う〜ん、そうかもしれないねぇ……」

実況「さぁ、そして再びベガとサガットの指先が触れ合ったっ!」


ベガ「……今度は逃さんっ! ほれっ!」ガシッ

サガット「……おっとっ!」ガシッ


実況「おぉ〜っとっ! ここでベガが再びサガットの首筋に左腕を回すっ! そして今度は捉えるっ! サガットの首筋を掴んだっ!」

元「お〜っと」

実況「しかし、サガットも同じようにベガの首筋に腕を回し、組みかかっていくっ! ロックアップっ! リング中央で両者が組み合ったっ! ここは力比べかっ!? それともレスリング・スタイルへと移行するのかっ!?」

874名無しさん:2016/01/05(火) 23:32:57 ID:MK0AfdyI
今日はここまで

875名無しさん:2016/01/05(火) 23:41:56 ID:CbFLORuQ


じっくり書かれるか、それとも終盤まで飛ぶか…
あと、ヤムチャは話すことが出来るのか?w

876名無しさん:2016/01/06(水) 00:19:04 ID:yBPWbZAM
乙!
確かにどちらもヒールだと反則っぽい技は使いにくいか

877名無しさん:2016/01/06(水) 22:01:59 ID:DsL6POGk
ベガ「先ずは力比べといこうか……フンっ……!」ググッ

サガット「……おおおぉぉっ!」ググッ


実況「おぉ〜っと、どうやらここは力比べのようだっ! リング中央でガッツリと組み合った両者が互いに力を込めあっていくっ!」

元「ほ〜う、サガット君相手に……力比べを挑むってワケか……」


サガット「……おおおぉっ!」ググッ

ベガ「……おっと」ジリッ

サガット「……ごおおぉぉっ!」ググッ

ベガ「くっ……やはり、パワーはあるようだな……」ジリジリ


実況「そうですねぇ! サガット相手に力比べを挑んだベガですが……」

元「うん」

実況「やはり、パワーではサガットの方が勝っているのかっ!? おっと、ここはベガが一歩押し込まれ後退っ……! おぉ〜っと、そしてまた一歩……また一歩と押し込まれていくっ!」

878名無しさん:2016/01/06(水) 22:10:12 ID:DsL6POGk
サガット「おおおぉぉっ!」ググッ

ベガ「う、うおっと……やるではないか……」ジリジリ


実況「さぁ、目一杯力を込めてベガの身体を押し込んでいくサガットっ……! おぉ〜っと、ベガの身体がどんどんとロープ際へと押し込まれていくぞっ!? どうですかね、リュウさん?」

リュウ「この辺りは、サガットの得意分野ですからね」


サガット「おおおぉぉっ……!」ググッ

ベガ「くっ……おぉ〜っと、もういいもういい……わかったわかった……ロープブレイクだ……ホレ、離せ……」スーッ


実況「ベガの身体がどんどんと押し込まれ……おぉ〜っと、そしてここでベガの身体がロープまで押し込まれたぁ!」

リュウ「まぁ、こういう結果にはなると思います」

実況「しかし、ロープにその背が触れた事によって……ここはロープブレイクとなりますっ! おっと、ここでベガは両手をスッとあげ……ロープブレイクっ! ロープブレイクをアピールしていきますっ!」

879名無しさん:2016/01/06(水) 22:15:54 ID:DsL6POGk
ベガ「いつまで掴んでいる……ホレ、ロープブレイクだ……ルールは守れ……おい、レフェリーっ……!」

ダン「お、おうっ……! わかったっ……! 一旦、仕切り直しだなっ!」


実況「さぁ、ベガはロープブレイクをアピールしているっ! さぁ、今レフェリーやって来て……両者の間に割って入りますっ!」


ダン「おい、サガットっ……! 離せっ……! 仕切り直しだっ……! 一旦、仕切り直しっ……!」

サガット「……わかった」サッ

ベガ「……そうそう、それでいい」


実況「さぁ、ここでサガットがベガを首筋を掴んでいた両腕を離しますっ! ここはロープブレイクっ! ロープブレイクだっ!」

元「まぁまぁ、こういう力比べを続けていたら、サガット君にも勝算はあるんじゃない? ここは一旦、仕切り直しだけどね」

880名無しさん:2016/01/06(水) 22:24:28 ID:DsL6POGk
サガット「……」ジーッ

ダン「何、ボーっと突っ立ってんだっ! 仕切り直しって言ってんだろがっ!? リング中央に戻れっ!」


実況「さぁ、サガットはベガの様子を伺いながら……あぁ〜っと、しかしレフェリーはリング中央に戻るようサガットに警告しているっ!」

元「まぁ、ここは仕切り直しだ」


サガット「……わかったよ」ジリッ


ブー、ブーブー

実況「さぁ、ここはレフェリーの指示に従い、視線はベガから外さずに一歩後退するサガット……おぉ〜っと、どうしたっ!?」

元「……あらっ?」


ブー、ブーブー

サガット「……んっ?」キョロキョロ

ダン「……なぁ〜んだぁ?」キョロキョロ

881名無しさん:2016/01/06(水) 22:35:00 ID:DsL6POGk
ブー、ブーブー

実況「ここで、場内からブーイングっ! ブーイングでございますっ!」

元「え〜っ、これブーイングするタイミングかね……?」キョロキョロ

ケン「そりゃ、ブーイングするのも当然でしょう」

実況「おぉ〜っと、ケンさん、どういう事でしょうか!?」

ケン「普段のサガットだったら、あ〜んなロープブレイクの指示にあっさり従いましたかね……? 従わないでしょ……? そんな指示無視して……ベガの胸元に、一撃ぶち込んでるでしょ?」

実況「う〜ん……まぁ、そうなるんですかねぇ……?」

元「……まぁ、否定は出来ないね」

ケン「それなのになんだ……? あっさりと従いやがって……普段はルール無用でやってる癖に……ベガ相手だったら、ルールを守ってお利口に戦いますよ……ってか……?」

実況「う〜ん……しかし、これは王者戦なのですから、やはりフェア精神を持って……」

ケン「フェア精神……? ふざけんなっ! シャドルーの何処にフェア精神があるってんだよっ! 身内だからって、手ェ抜いてんじゃねぇよ、バカがっ!」

882名無しさん:2016/01/06(水) 22:42:33 ID:DsL6POGk
リュウ「……まぁまぁ、ケン」

実況「おぉ〜っと、少々ケンさんがご立腹っ……! ご立腹でありますっ!」

元「まぁまぁまぁ……そうだよね。普段、ケン君達はああいう状態からバチーンとやられてるからね……?」


ブー、ブーブー

サガット「何故、俺にブーイングを飛ばすんだ……コイツらは……」キョロキョロ


実況「しかし、この場内の反応……これはサガットも予想外と言ったと所かっ!? おぉ〜っと、辺りを見回し……戸惑っていると言った感じですかねぇ?」

ケン「だから、そもそもおめぇはそんな事気にするようじゃ奴じゃねぇだろが、ホレ、いけっ! ベガ相手だろうが、ガツンといけや、オラっ!」

元「まぁまぁまぁ、ケン君落ち着いて……」

ヤムチャ(お、おおっ……ケンさん喋るなぁ……で、でも俺は無茶しない……無茶しないぞっ……!)

883名無しさん:2016/01/06(水) 22:49:27 ID:DsL6POGk
サガット「チィ、やり辛いなぁ……」キョロキョロ

ベガ「何故、ブーイングが起きたか……わかるか……? サガット……?」スッ


実況「この辺り、本日の場内の反応が特殊でありますっ! ルールに従ったクリーンなファイトをしたはずなのに……場内からはブーイングが飛び交うっ!」

元「だからまぁ……ケン君も言ってるけど、普段の行いが行いだから、こうなるんだろうね……」

実況「さぁさぁ、ここで……ロープにもたれかかっていたベガも身体を起こし、体勢を立て直したっ! そして、一歩サガットへと近づくっ!」


ベガ「教えてやろう、サガットっ……! それはっ……!」ググッ

サガット「……んっ?」

ベガ「お前にルールなどに縛られている大馬鹿だからだぁ……! ふぬあぁっ……!」ズガァッ

サガット「……おぐっ!」ヨロッ


実況「おぉ〜っと、おっとおっとっ!? ここでベガが大きく右腕を振りかざし……!」

リュウ「……おっ」

実況「そして、サガットの額へとナックルパートっ! ナックルパートっ! 不意打ち気味の一撃ィ! サガットの額に拳を打ち込んでいったぁ!」

884名無しさん:2016/01/06(水) 22:53:48 ID:DsL6POGk
オー! オーオー!

サガット「……くおっ」フラッ

ダン「ちょ、ちょっと待ておいっ……! 拳は反則だろうがっ……! 拳はっ……!」

ベガ「勿論、知っている……だが、私には関係ない……さぁ、まだまだいくぞっ……!」ググッ


実況「大きくフラつくサガットっ! 慌ててレフェリーも警告するっ!」

元「おぉ〜っと、拳は反則だよっ!」

実況「だが、ベガは気にする素振りなど一切なしっ……! おっと、そして再び右腕大きく振りかぶったぁ!」


ベガ「そぉ〜らっ……! 容赦はせんぞっ……! ふぬあぁっ……!」ズガァッ

サガット「……ぐおっ」ヨロッ


オー! オーオー!

実況「そしてもう一撃ィ! サガットの額へとナックルパートォ! ベガは拳を打ち込んでいくっ!」

ケン「ほらほら、それでいいんだよ。仲間だろうが、関係なしにいつもみたいに暴れろや。そっちの方が盛り上がってるじゃねぇかよっ!」

元「そうだけどさぁ〜? でも反則じゃん……?」

885名無しさん:2016/01/06(水) 23:03:02 ID:DsL6POGk
ベガ「ハーッハッハッハっ! 間抜けがぁ……私は遠慮はしない……遠慮はしないぞサガットっ……!」ググッ

ダン「だから、拳は反則だってのっ……! 聞いてんのか、おいっ……!」


実況「さぁ、連続で打ち込んでいくベガっ! おぉ〜っと、そして今度はその突き上げた拳を場内に見せつけるようにしながら……」


ベガ「……寝てろぉっ! この大馬鹿者がぁ!」ズガアァッ

サガット「ぐ、ぐわあああぁぁ……!」バターン


オー! オーオー!

実況「止めの一撃と言わんばかりに、サガットの額目掛けて拳を振り抜いていったぁ! そして、サガットはダウンっ! 大きくダーウンっ!」

ケン「サガットの野郎……格好つけてるからこうなるんだよ……」

実況「シャドルー同士の試合……サガットはフェアなファイトをしようとしていたのかもしれませんが……しかし、ベガは容赦しないっ! 相手がサガットだろうが容赦なしにラフ・ファイトを仕掛けていきますっ!」

元「う〜ん……ベガ君らしいって言っちゃ、ベガ君らしいかな……?」

886名無しさん:2016/01/06(水) 23:11:26 ID:DsL6POGk
ベガ「そらっ……! 続けていくぞっ……!」シュタッ


実況「ベガが間髪入れずに……おっと、ダウンしているサガットに狙いを定めて……そしてその場で大きくジャンプして飛び込んでいくっ!」

元「……おっ?」


ベガ「……フンッ!」ズガアァァッ

サガット「……ご、ごふっ!」


オー! オーオー!

実況「両腕を組みながら、ダウンしているサガットの腹部へと飛び乗っていくっ! ここはフットスタンプっ! 間髪入れずにフットスタンプっ! 両足で踏みつけていきますっ!」

ケン「へへ、いいぞいいぞ……争え争え……仲間同士で潰し合えばいいんだよ……」

元「う〜ん、まぁベガ君は容赦ないねぇ。サガット君も……遠慮している場合ではないかもしれないね……」

887名無しさん:2016/01/06(水) 23:19:29 ID:DsL6POGk
ベガ「裏で頭を悩ませるより、リングの方が楽しい……ハーッハッハッハっ……!」

サガット「く、くおおっ……おおっ……」モガモガ


実況「さぁ、ベガはサガットの腹部からおりますっ! そしてリング上をうろついていくっ! 一方、サガットは……おぉ〜っと、腹部を抑えて苦しんでいるかっ!?」


ベガ「ハーッハッハッハっ……! ハーッハッハッハっ……! サガットが回復するまで、少し待ってやるか……私は優しいからな……ハーッハッハッハっ!」ウロウロ

サガット「う、ううっ……」モガモガ


実況「この辺り……ベガへの服従心とでも言えばいいのか……? そいつが仇になってしまったか、サガットっ!?」

元「そうだね、うん。これは王者戦なんだから……そういった物は、無用になってくるよね」

実況「さぁ、サガットはまだ苦しんでいるっ! さぁ、ベガはそんなサガットには目もくれず……満足気な表情をして、リング上をうろついているっ!」

888名無しさん:2016/01/06(水) 23:24:50 ID:DsL6POGk
ベガ「さて、どうするか……んっ……?」ウロウロ


実況「さぁ、ここはベガはじっくりと間を取っていくと言った所でしょうか?」

元「う〜ん、そうなのかな……?」


ベガ「1……2……3……おぉ〜っと、どうしたどうした……なんだなんだ……? ゴミが三人紛れ込んでいるぞ……?」


実況「あっ、いや……ここでベガがロープ越しに、リング上から我々放送席の方を見ていますよっ!?」

元「あっと、こっちに気づいたのかな……?」


ベガ「なぁ〜んだ、なんだ……? どうしたどうした……? 空手軍団……王者戦を見に来たのか……? ハーッハッハッハっ! そうだな……お前達は参加出来ないからなぁ……」


実況「おぉ〜っと、おっとおっとっ……! そして、ベガがロープ越しに……こちらの本部席に向かって、何やら叫んでいますっ!」

リュウ「……チィ」ガタッ

実況「おっとぉ! リュウさん、落ち着いて下さいっ!」

889名無しさん:2016/01/06(水) 23:30:50 ID:DsL6POGk
オー! オーオー!

ベガ「介入はなしだぞ、大馬鹿者がっ……! これは王者戦だぁ……! お前はそこで大人しく座って見てろぉ!」ビシッ


実況「ここでベガがロープ越しに我々本部席……いや、空手軍団ですねっ! 空手軍団を指差して、何やら挑発しているっ! おぉ〜っと、そして私隣のリュウさんも立ち上がったぞっ!」

元「まぁまぁまぁ……リュウ君、リュウ君……落ち着きましょう……ほら、座ろう座ろう……」

リュウ「……チィ」スッ


ベガ「そうだっ……! その通りだっ……! お前達はそこで大人しく座って、自分の仕事をしていればいい……王者戦に参加出来ないのなら……解説だけでも頑張ればいいっ……! ハーッハッハッハっ!」


実況「おぉ〜っと、ベガは本部席の空手軍団も……挑発していくゥ! ちょ〜っと、私何が起きるかわからないので……恐ろしいですっ!」

元「ほらほら、彼怯えてるからさぁ……? リュウ君も、あんな安い挑発に乗っちゃダメだよ」

リュウ「いや、大丈夫です。随分と……ベガの奴は、余裕なんですね……」

890名無しさん:2016/01/06(水) 23:33:04 ID:DsL6POGk
今日はここまで

891名無しさん:2016/01/06(水) 23:54:47 ID:ppvtqquc
乙 

ヒール同士の独特な雰囲気を感じるなあ
歓声もワーワーじゃなくてオーオーになってる
そして、一言も発しないヤムチャw

892名無しさん:2016/01/06(水) 23:58:40 ID:???


>「裏で頭を悩ませるより、リングの方が楽しい
ベガさん本音出ちゃったwww

893名無しさん:2016/01/07(木) 00:05:26 ID:Fcuug7AM
おつおつー

やっぱりベガ様に逆らえないのかなぁ
まさか超サガットとかになんないよな?ww
あとヤムチャ、空気のまま終わるんじゃねーぞー!

894名無しさん:2016/01/07(木) 00:29:44 ID:ZXa.7Ddo
乙!
サガットさんはやりにくいだろうね

895名無しさん:2016/01/07(木) 05:22:18 ID:eaiP2pQk
乙っした
サガットさんの額にナックル…
スト2の立ち方で構えてると思ってたが…レスリングの前傾姿勢だったか
ベガ様のフットスタンプは脳内再生余裕でした

896名無しさん:2016/01/07(木) 14:15:58 ID:???
乙っす
サッガトさんがやりにくいとだが、考えてほしい
自分の上司にボディースラムをかける機会は生涯に幾度ある事だろうか

897名無しさん:2016/01/07(木) 15:07:56 ID:???
微妙な空気がうまく描写されてて面白い

そういえば原作ではサガットとベガは完全に味方って訳じゃなかったね

898名無しさん:2016/01/07(木) 22:00:05 ID:G4TNFWsU
ベガ(折角、呼んだんだ……放送席の空手軍団も弄っておかないとな……まぁ、これくらいにしておくか……)

サガット「……く、くっ!」ムクッ

ベガ「お〜、よしよし……起きたか起きたか……いいタイミングだな……」クルッ


実況「まぁ、確かに……! 少々、ベガからは余裕が見られるようになってきたと言った所でしょうかねぇ!? やはり、この辺りが……ナンバーワンとナンバーツーの差だと言った所かっ!?」

元「う〜ん、そうかもしれないねぇ……」

実況「しかしサガットも、ただただやられているだけではないっ! ここは、立ち上がってくるっ! おっと、ベガは身体を反転させてそんなサガットの方を振り向いていくっ!」


ベガ「そぉ〜ら……いくぞ、サガットっ……!」ググッ

サガット「……くっ!」

ベガ「……フンっ!」ガシッ


実況「さぁ、ベガは体勢を低くしてサガットに突っ込んでいくっ! そして、胴回りを掴んだぁ!」

899名無しさん:2016/01/07(木) 22:11:03 ID:G4TNFWsU
ベガ「そぉ〜ら……背後は頂きだっ……!」クルッ

サガット「……くっ!」


実況「そのまま流れるように、身体を反転させつつ……サガットの背後に回っていくっ! ここはベガがバックを取っていくっ!」

元「おっとっとっ!」


ベガ「簡単に背後を取られてはいかんな……よぉ〜し、このまま……」ググッ


実況「背後からサガットの腰回りを掴み……おっと、そしてそのままベガが力を込めて……このまま投げるのかっ!?」

元「ジャーマンか……バックドロップ辺り狙ってるね……?」


サガット「……フンっ!」ググッ

ベガ「……おぉ?」


実況「しかし、ここはサガットも堪えていくっ! 大きく大きく踏ん張って……ここは堪えていくっ! 投げさせないっ!」

元「うんうんうん、まぁそれでいいんじゃない?」

900名無しさん:2016/01/07(木) 22:20:53 ID:G4TNFWsU
ベガ「くっ……くっ……そう踏ん張られては……持ち上がらんなぁ……困った、困った……」モガモガ

サガット「……よし」


実況「ここはサガットが耐えていくっ! ベガに背後を掴まれながらも……しっかりと重心を落とし、そして踏ん張り、堪えていくっ!」

リュウ「サガットみたいなゴツい奴に、ああやって耐えられると……投げるのには苦労しそうですね……」

元「そうだね、上手く耐えてるよ」

実況「ここはサガット……自身のその巨体を利用して、落ち着いて対処していく……と、言った所か……!?」


ベガ「……なぁ〜んちゃって」シュル

サガット「……ぬっ?」


実況「おっとぉ! しかしここでベガは腰回りを掴んでいた腕を……少し下ろし……サガットの両太腿辺りを掴んでいくっ!」

901名無しさん:2016/01/07(木) 22:34:19 ID:G4TNFWsU
ベガ「後ろがダメなら……前に倒せばいい……ただ、それだけの話だ……そぉ〜れ……!」ググッ

サガット「う、うおおぉっ……! くっ……!」ビターン


実況「そして、自身の体勢を一度低くして……伸びる勢いを利用しながら……おぉ〜っと、サガットの両足をすくい上げていくっ!」

元「おぉ〜っと、ここは切り返してきた。固執しないのはいい事だ」

実況「サガットの両足をすくい上げ……おぉ〜っと、前のめりへと倒していくっ! ここはテイクダウンっ! ベガがここでテイクダウンを取ったぁ!」


ベガ「また、ダウンしたなぁ……? 今度は間髪入れずに仕掛けるぞ……それっ……!」ググッ


実況「さぁ、サガットを前のめりに倒したベガは……おぉ〜っと、そのままその背中へと覆い被さっていくっ! ここは、グラウンドに持ち込んでいくっ!」

元「いや〜、上手くやってるねぇ……うん……」

902名無しさん:2016/01/07(木) 22:41:31 ID:G4TNFWsU
ベガ「先ずは、足を……ロックをするんだったよなぁ……?」シュル


実況「ベガはサガットの左脚を……自身の両足で挟み込みつつ、サガットに覆い被さり……!」

元「……んんっ!?」


ベガ「そして、このまま……お前の顔面を抱え込み……締め付ければ完成だっ……! フンっ……!」ガシッ

サガット「こ、これはっ……!」


オー、オーオー

実況「サガットに覆い被さりながら足をロックした状態で……更に、サガットの顔面を両腕で抱え込んで……フェイスロックを仕掛けていくベガっ! おっとおっと、この技はっ……!?」

元「おぉ〜っと、STFだよ。サガット君の得意技じゃないか、これは」

実況「なんとなんと、ここでベガがSTFですっ! STFを仕掛けましたぁ! ステップオーバー・トーホールド・ウィズ・フェイスロックっ! 掟破りのSTFだぁ!」

903名無しさん:2016/01/07(木) 22:50:59 ID:G4TNFWsU
ベガ「誰が使うが知らんが……顔、足……それに腰もか……同時にダメージを与える事の出来るいい技だなぁ……ハーッハッハッハっ!」ギリギリ

ダン「どうするサガット、おいっ……! ギブアップかっ……!? ギブアップするのかっ……!?」

サガット「くっ……! 舐めるなっ……!」


オー、オーオー

実況「掟破りのSTFっ! 掟破りのSTFっ! ここはサガットっ……! 自身の技に苦しめられているっ!」

元「いや〜、ベガ君はとことん相手を挑発って言うかね……? 神経を逆撫でしていくんだね。それは……相手がサガット君だろうが、容赦無しだね」

実況「確かに、サガットにとっては屈辱的ですっ! こいつは屈辱的な行為っ! さぁ、どうだっ……!? ここで決まってしまうのかっ!?」

リュウ「……いや、大丈夫でしょう。これでは、絶対に決まりませんよ」

実況「おぉ〜っと、リュウさんっ……!」

リュウ「屈辱的な行為ではあるとは、思いますが……これは、技の本質が見えてませんね」

実況「え〜、少し解説してもらってもよろしいでしょうか……?」

904名無しさん:2016/01/07(木) 22:59:15 ID:G4TNFWsU
リュウ「この技は、サガットの長身から繰り出される技だからこそ……効果があるんですよ。足を極めながら、同時を顔を極め……出来る事なら、相手の上体を反らし、腰にも負担を与えていく……」

実況「そうですね! STFとはそういった技でございますっ!」

リュウ「サガットに比べると……ですが、ベガは小さいですよね? おまけに、今技をかけられている、サガットは長身です。ほら、フェイスロックの部分……よく見て下さいよ……?」


ベガ「くっ……くっ……! ちょっと、体勢が厳しいな……」グイッ

サガット「くっ、ロープまで行く」ズルズル


リュウ「辛うじて、フェイスロックの形にこそはなっていますが……あれは、殆ど力が入ってませんね」

実況「あ〜っと……確かに……少々、無茶な体勢で仕掛けていますねぇ、これは……」

元「うん、サガット君は大柄だからね。ちょっと無茶な体勢だね」

リュウ「あれじゃあ、顔へのダメージは期待出来ません……当然、上体を反らし腰へのダメージを期待する事も出来ません……それどころか、抑え込む事すら難しいんではないでしょうか……?」

905名無しさん:2016/01/07(木) 23:06:38 ID:G4TNFWsU
ダン「おいっ……! サガットっ……!」

サガット「黙ってろっ……! ロープまで行けばいいんだろっ……! 今、行くっ……!」ズルズル

ベガ「お〜、お〜お〜……やるなぁ……」

ダン「お、おう……こりゃ、大丈夫そうだな……」


実況「あ〜っと、確かにっ……! STFを仕掛けられているにも関わらず……サガットは、おぉ〜っと力一杯這いずりながらロープへと向かっていくっ! ロープブレイクを狙うっ! ベガの身体ごと……自身の身体を運んでいくっ!」

リュウ「ダメージを与えたいのであれば……ここは、別の技を仕掛けた方が良かったと思いますね。挑発……神経を逆撫でするって意味では、効果もあるのかもしれませんけどね?」

元「いや〜、今日解説、楽だわ。うん」


サガット「……そらっ! これでロープブレイクだっ! 文句はないだろっ!」ガシッ

ダン「よし、オッケーっ! ロープブレイクだっ! ロープブレイクっ! ほら、ベガ止めろっ!」


実況「ここでサガットの腕がロープを掴んだぁ! ロープブレイクですっ! ロープブレイクっ! 確かに、ベガのSTFはあっさりとロープブレイクされてしまいましたぁ! そして、元さんっ! ダメですよっ!? 貴方もしっかりと解説をして下さいっ!」

元「……ありゃりゃ、聞こえてたのね」

906名無しさん:2016/01/07(木) 23:10:21 ID:f2vkQqHE
元さんw
シャドルー同士でテンション低めだなw

907名無しさん:2016/01/07(木) 23:12:00 ID:G4TNFWsU
ベガ「まぁ、こうなるか……そうだな、うん……こうなるか……」ムクッ


実況「さぁ、ここでベガはレフェリーに従い、技を解きますっ! そして、立ち上がっていくっ!」

ケン「だから、あっさり解いてんじゃねぇよ。いつもはどうなんだって話だよ」

リュウ「でも、あの技を続けた所で……どうにもならないとは思うぞ……?」

ケン「う〜ん……あ〜、まぁそうか……」


サガット「……くっ!」ムクッ


実況「さぁ、我々本部席の方も盛り上がってまいりましたっ! そして……確かにサガットにもダメージはあまりないかっ……!? ここはサガットもすぐ様、ロープを掴みつつ立ち上がってくるっ!」

元「まぁ、そうだね。ダメージはなさそうだね」

ヤムチャ(俺だけ何も喋ってねぇぞっ……! だけど、無茶はしねぇぞっ……! 無茶はっ……!)

908名無しさん:2016/01/07(木) 23:13:42 ID:i88DxLd.
ヤムチャ、ガマンダー

909名無しさん:2016/01/07(木) 23:20:26 ID:G4TNFWsU
ベガ「私の強さに、手も足も出んか……ハハハ、そうだよなぁ……そうだよなぁ、サガットっ……フンっ……!」ズガァッ

サガット「……ぐっ!」ヨロッ

ダン「だから、拳はダメだってのっ……! 聞いてんのか、おめぇはっ……!」


実況「しかし、立ち上がったサガットに対して……おぉ〜と、即座にベガが仕掛けていくっ! 再びナックルパートォ! 拳を打ち込んでいくっ! 側頭部辺りに入ったかっ!?」


ベガ「拳は、ダメなのか……? んっ……? 拳で殴るのは、反則なのか……?」

ダン「あぁっ! 反則だっ!」

ベガ「そうか、反則か……しかしっ……! 関係ないっ……! フンっ……!」ズガァッ

サガット「……ぐっ!」


実況「レフェリー警告などお構い無しにベガが拳を打ち込んでいくっ! ここでもう一撃ィ! サガットの側頭部へと振り抜いていったぁ! おっと、これにはサガットもバランスを崩して、ロープへと持たれかかっていくっ!」

910名無しさん:2016/01/07(木) 23:25:39 ID:G4TNFWsU
ベガ「さぁ、サガット……いくぞ……?」ガシッ

サガット「……くっ」


実況「そして、ここでベガはロープに寄りかかっているサガットを腕を掴み……」


ベガ「そぉ〜れ、行ってこいっ……! フンっ……!」ブンッ

サガット「……くっ!」ダダッ


実況「一度サガットの身体をロープ押し付け……そしてその反動を利用して……ここは逆方向へのロープへと振っていったぁ!」

元「まぁ、ベガ君のペースにはなってるねぇ」


ベガ「フフフ……さぁ、これで終わりにしてやろう……!」スッ


実況「おぉ〜っと、そしてここでベガが素早く首を掻っ切るポーズっ! こいつは何か狙っているかっ!? 狙っているのかっ!?」

元「狙っているんじゃないかなぁ?」

911名無しさん:2016/01/07(木) 23:31:14 ID:G4TNFWsU
ベガ「……いくぞっ!」ググッ

サガット「……くっ」ダダッ


実況「さぁ、サガットの身体がロープの反動で返ってきたぁ! そして、ベガの自身の背後のロープの反動をつけて、サガットに向かっていったぁ!」


ベガ「さぁ、終わりにしてやろうっ……! こいつは、お前だけではなく……色んな連中も使う技だ……私も一つ使わせてもらうかね……?」ググッ

サガット「……ぬっ!?」


実況「ベガとサガットの身体が互いに向かっていくっ! 正面衝突寸前っ! そして、ベガがここで右の拳をググッと握り込むっ!」

リュウ「……んっ?」


ベガ「いくぞっ……! そぉ〜らっ……! タイガーアッパーカットだああぁっ!」ズガアアァッ

サガット「……ぐわあああぁぁ!」バターン


実況「そして、ここでベガが……あ〜っ! あ〜っ!」

ケン「……あの野郎っ!」

912名無しさん:2016/01/07(木) 23:35:56 ID:G4TNFWsU
ブー! ブーブー!

ベガ「ハーッハッハッハっ! なんだなんだぁ……私にも使えるじゃないか……うむ、素晴らしい……」


実況「ベガは繰り出した技は……なんとっ……! なぁ〜んとっ!?」

ケン「昇龍拳じゃねぇかっ! あの野郎っ……! 舐めやがってっ……!」

元「まぁまぁ、ケン君落ち着きなよ……案外さ……? タイガーアッパーカットかもしれないよ……? ほら、さっきサガット君のSTFも使ってたじゃん……?」

ケン「あの野郎っ……! くそっ……! 舐めやがってっ……!」

実況「ベガが繰り出したのは昇龍拳なのでしょうか……? それとも、タイガーアッパーカットなのでしょうかっ……!? とにかく、ここでもベガは他人を技を使っていきますっ! そしてサガットはダウンっ! ダーウンっ!」

リュウ「……くそっ」

913名無しさん:2016/01/07(木) 23:40:27 ID:G4TNFWsU
ブー! ブーブー!

実況「とにかく、ただ一つ言える事っ……! それは場内の反応はよろしくないっ! 非常によろしくないっ! ブーイングが飛び交っていますっ!」


ベガ「……さぁ、フォールだ。レフェリーをカウントを」ガシッ

ダン「お、おうっ……!」


実況「そして、ここでベガはダウンしているサガットの身体を片足で踏みつけ……おぉ〜っと、挑発するかのようのフォールだっ!」

ケン「……あの野郎、舐めてやがるな。ここにいる全員を」

実況「さぁ、そしてレフェリーがやってきたぁ! カウントを取りますっ! さぁ、どうだっ!?」

リュウ「見てくれだけ真似しても、本質を極めない限り……それは、技とは言えません……あれじゃあ、決まらないでしょう……」

914名無しさん:2016/01/07(木) 23:45:15 ID:G4TNFWsU
ダン「ワンっ……!」

ブー! ブーブー!

ダン「ツーっ……!」

ブー! ブーブー!

ダン「スリーっ……! って……えっ……?」

ベガ「ハーッハッハッハっ! 私の勝ちだ!」


エー? エーエー?

実況「ちょっと待てちょっと待てちょっと待てっ!? サガットは動かないぞ、動かないぞっ!?」

元「えっ……!?」

ケン「はぁ……!? どういう事だっ……!?」

実況「レフェリーは今、三つマット叩いたように見えましたが……!? え〜、これはスリーカウントなのでしょうか!? サガットは起きる素振りを一切見せませんっ!」

915名無しさん:2016/01/07(木) 23:46:47 ID:f2vkQqHE
え?

916名無しさん:2016/01/07(木) 23:47:15 ID:G4TNFWsU
今日はここまで

917名無しさん:2016/01/07(木) 23:54:28 ID:f2vkQqHE


あれ?5分程度しかたってないよね?
ここから何か起こるのかな…?

918名無しさん:2016/01/08(金) 00:16:32 ID:avWNIjkk
乙!
ダンさんも素でびっくりしてないか?

919名無しさん:2016/01/08(金) 00:17:30 ID:???

ここからは場外乱闘的な感じでリュウと一騎打ちみたいになるのかな?
消耗しながらもサガットを瞬殺したベガを同じく消耗したリュウが倒す事でリュウの格爆上げさせるとか?

920名無しさん:2016/01/08(金) 01:35:38 ID:???
本当のSTF はスリーパー方式だけど危険だからフェイスロックになってるけど蝶野が本気でのここ一番で出したクロス式スリーパーは本当にしびれた。
そこからまたくるっと回って天井吊りのSTFになるってのがもうね最高

921名無しさん:2016/01/08(金) 05:34:51 ID:LOJ6JwQA
乙っした
ヤムチャ…それは間違いでは無いが…赤点では無いってだけだぞ
喋らなきゃ…失敗したら減点だが、成功したら加点だぞ
やらかしてくれw

922名無しさん:2016/01/08(金) 10:28:30 ID:???
乙です

ヤムチャwww

さてさて、ここからどうなる
リュウと乱闘か

923名無しさん:2016/01/08(金) 12:30:37 ID:???

こう来るとは思わなかった
期待

925名無しさん:2016/01/08(金) 14:55:05 ID:???

どうなるんだ之www

926名無しさん:2016/01/08(金) 16:24:42 ID:???
荒らし削除お願いします

927名無しさん:2016/01/08(金) 18:52:02 ID:???
ハラハラする…!

928名無しさん:2016/01/08(金) 19:35:05 ID:???
乙です
今の所、前試合と比べると地味ですね

929名無しさん:2016/01/08(金) 22:00:59 ID:BlZJjEhk
ダン「と、とにかくスリーカウントだ……決まっちまったもんは仕方ねぇ……ゴングを鳴らせ、ゴングをよぉ!」


カンカンカーン


エー? エーエー?

実況「あ〜っとっ! ここでゴングが打ち鳴らされますっ! ゴングが打ち鳴らされますっ! やはり、これで決まってしまったようだっ! 今、戦いの終わりを告げる鐘の音が場内へと響き渡りましたっ!」

リュウ「……ふざけるなっ!」ガタッ

実況「サガット対ベガの試合……結果はなんと、僅か……あっ!? リュウさんっ!? リュウさんっ!?」

ケン「お、おいっ……! リュウっ……!」

実況「あ〜っと、あっとあっとっ! え〜、おっとぉ、今我々本部席のリュウさんが立ち上がり……あ〜っと、リングに向かっておりますっ! リュウさんが……リングへと向かいましたぁ!」

元「いや〜、こういう結果になったらねぇ……? まぁ、そうかそうか……」

930名無しさん:2016/01/08(金) 22:08:37 ID:BlZJjEhk
ベガ「ハッハッハ、私の勝ちだ。これで防衛記録が1となったワケだ。この記録をどんどんと伸ばしていくとするか……」


ブー、ブーブー

実況「あ〜っと、ベガは……リング上で両腕を大きく突き上げ……勝ち誇っていますっ! 勝ち誇っていますっ! しかし、場内からはその……なんと言うか、ブーイングだぁ!」

元「う〜ん……まぁねぇ……う〜ん……」


ベガ「さて……サガットよ……」チラッ

サガット「……」


実況「さぁ、そしてここでベガはダウンしているサガットを横目で見るっ!」

元「サガット君にも、もうちょっと……」


ベガ「おい、起きろ……起きろ、起きろ……もう起き上がっていいぞ、サガットよ……」クイクイ

サガット「……はっ!」ムクッ


エー? エーエー?

実況「そしてベガはダウンしているサガットに向かって……んあぁっ……!?」

931名無しさん:2016/01/08(金) 22:17:28 ID:BlZJjEhk
ダン「お、おいっ……! お前、無事なのか……!? お、おいっ! 無事なのかっ……!?」

サガット「……フン」


エー? エーエー?

ケン「あぁっ……!? どうなってやがるっ……!?」

元「あれっ……? 普通に起き上がっちゃったよ……!?」

実況「スリーカウントを受けたサガットでは、ありますが……その、なんと言うか、なんと言うか……あっさりと立ち上がりましたっ! ピンピンしておりますっ……! これだったら……ねぇ……!?」

元「そうだよ。まだ試合、続けれたんじゃないのっ……!?」

ケン「……八百長かっ! ちくしょう、ふざけやがってっ!」ガタッ

実況「……八百長っ!?」

932名無しさん:2016/01/08(金) 22:22:26 ID:BlZJjEhk
ケン「とことん舐めてやがるな、あの野郎は……くそっ、もう許せねぇ……おいっ! ヤムチャっ……! 俺達もいくぞっ……!」

ヤムチャ「あっ……! はいっ……!」

実況「ケンさんも立ち上がりましたっ! そして、ヤムチャさんも立ち上がりましたっ……! あ〜っと、そして今二人に向かって行きますっ!」

元「え〜っとね……? う〜ん……これはなんと言うか、おかしな展開だよね……? これは……うん、ケン君達にも行ってもらった方がいいんじゃない……?」


ベガ「……おい、レフェリー。マイクを寄越せ」

ダン「お、おいっ……! ベガっ……! お前、これ……どうなってやがる……」

ベガ「……話が聞こえんのか、馬鹿がぁ! いいからマイクを寄越せっ!」ガシッ


実況「あ〜っと、ここで……リング上のベガが、レフェリーからマイクを奪いましたっ! 何か言うのでしょうかねぇ……!?」

元「う〜ん、何か言うんだろうねぇ……」

933名無しさん:2016/01/08(金) 22:29:32 ID:BlZJjEhk
ベガ「これで、防衛成功と言ったワケだ……どうだ……? チャンピオンらしい……いい試合だっただろう……?」


フザケンナー! フザケンナ、ベガー!

実況「さぁ、マイクを握ったベガは……ここで語り始めますっ! どういう事だっ!? こいつは一体、どういう事だっ!? 説明してもらうぞ、ベガっ……!?」

元「そうだよそうだよ。これは説明して貰わないといけないねぇ……」


ベガ「まぁ、お前もそれなりに健闘はしたようだが……なっ……? サガット……」

サガット「……はっ!」スッ


実況「おっと、そしてここで……サガットのベガの前で片膝をつくっ! 片膝をついていくっ!」

元「だからね……? なんと言うか……その……元気だよね……?」

実況「そうですっ! その通りですっ! サガットはピンピンしておりますっ! ピンピンしておりますっ!」

934名無しさん:2016/01/08(金) 22:35:28 ID:BlZJjEhk
ベガ「私の敵ではなかったようだな……? ハッキリ言おう、ヌルい……ヌルすぎるぞ……サガット……」

サガット「……精進いたしますっ!」


フザケルナー! フザケルナ、サガットー!

実況「さぁ、ベガはサガットに向かって、語りますが……! なんと言うか、コレ……? サガットはまだ戦えたのではないでしょうかねぇ……!?」

元「いや〜、そうだよそうだよ。戦えたよ……うん、戦えるよ……だって、まだピンピンしてるもん……」

実況「場内からは……ベガだけではなく、サガットに対しても罵声飛び交いますっ!」

元「まぁね……こんな試合をしていたら……そりゃ、そうなるよ……」


ベガ「まぁ、何はともあれ……これで、私の防衛記録が一つ、増えたと言うワケだ……この調子で、どんどんと増やしていくとするか……」

サガット「……健闘を祈りますっ!」

ベガ「これなら……あのザンギエフの記録を抜く日も……そう遠くはないな……フハハハっ……!」

935名無しさん:2016/01/08(金) 22:45:41 ID:BlZJjEhk
ブー! ブーブー!

実況「確かに、この一戦の勝利によって、ベガの防衛記録は一つ増えましたが……」

元「なる程ね……そういう事か、狙いは防衛記録だったってワケか……」

実況「おっと、元さんっ……!? どういった事ですかねぇ……!?」

元「う〜ん、なんと言うかね……まぁ、結論から言うと、サガット君はベガ君の犬だったよ……」

実況「……犬ですとっ!?」


リュウ「おいおいおいっ……! ふざけた事をしてるんじゃないぞ……おいっ……! おいっ……!」シュタッ

ベガ「……んっ?」チラッ


オー! リュウー! イイゾー!

実況「おっと、ここでリュウがリングに辿り着きましたっ! 今、エプロンサイドに飛び乗り……そして、そこからベガに何やら言っておりますっ!」

元「ここは……うん……リュウ君になんとかしてもらいたいよねぇ……」

936名無しさん:2016/01/08(金) 22:56:07 ID:BlZJjEhk
リュウ「ふざけるなベガっ……! こんな試合は、認めないぞっ……! 再試合だっ……! 再試合しろっ……!」

ベガ「お前がいくら吠えようとも結果は変わらんよ……おい、サガット……」

サガット「……はっ!」スッ


実況「さぁ、エプロンサイドから、何やら抗議……でしょうか……!? リング上のベガに向かって強く言い放つリュウっ……! 今にもリングに乗り込んでいきそうですっ!」

元「……あっ、サガット君が」

実況「おっと、しかし片膝ついていたサガットが……!? ここで立ち上がり……エプロンサイドにいるリュウへと向かっていきますっ!」


サガット「……邪魔だ。消えてろ、リュウ」ギロリ

リュウ「お前は、満足なのか……? あぁ……? こんな試合で……お前は、満足なのか……!? あぁっ……!?」ギロリ

サガット「……黙ってろ」


実況「さぁ、サガットはエプロンサイドのリュウへと近づいて行って……そして、ロープ越しにリュウへと凄んでいるっ! 凄んでいるゥ! リュウがリング上に上がって来るのを阻止しているっ! まるで用心棒だっ!」

937名無しさん:2016/01/08(金) 23:01:44 ID:BlZJjEhk
ベガ「少し水を差されてしまったな……まぁ、いい……話を続けようか……」

リュウ「おいっ……! ベガっ……! お前もだっ……! お前も、こんな試合で満足なのかっ……!?」

サガット「……お前は黙ってろっ!」


リュウー! リュウー!

実況「さぁ、エプロンサイドにやってきたリュウの事は、用心棒のサガットへと任せ……そしてベガは話を続けるっ! 再び、語り出すっ!」


ベガ「ここで、次の王者戦の知らせだ……少々、場内やかましいようだが……おいっ……! ゴミ共、耳の穴をかっぽじってよく聞け……再び、私が挑戦者を指名させてもらう……」


実況「おぉ〜っと、そしてここで……ベガが次の王者戦の予告ですっ! 次の王者戦……というか、この試合は本当にこれで終わりなのでしょうかっ!? 本当の本当に……これで終わりでよろしいのでしょうかっ……!?」

元「……サガット君はね、わざと負けたんだよ」

実況「……なんですとっ!?」

938名無しさん:2016/01/08(金) 23:09:37 ID:BlZJjEhk
ベガ「刻は一週間後……次の挑戦者には一週間の準備期間を与えるっ……! フフ、私は優しいからな……そして、次の挑戦者は……」

ブー、ブーブー

ベガ「……バルログだぁ」ニヤリ


ブー! ブーブー!

実況「ここでベガの口から次の挑戦者の名が発表されたぁ! バルログだっ……! バルログだっ……! 次の挑戦者はバルログっ……! 再び、シャドルー内からの指名ですがっ……!」

元「まぁ、そうだよね。防衛記録狙いならそういう風になるよね。だって、同じシャドルーのバルログ君なら……今回と同じように、ワザと負けてくれんだもん」

実況「元さん、お待ち下さいっ……! とりあえず、一つずつ整理しましょうっ! 先ず、今回の試合……サガットはいとも容易く、ベガに敗北してしまいましたが……」

元「これは、サガット君がおそらくワザと負けたんでしょうね」

実況「この試合……サガットはワザと負けたと……何の為にっ……!?」

元「ベガ君の防衛記録を伸ばす事に協力する為だね。現時点での最多防衛記録の保持者は……ザンギエフ君……その記録を塗り替える事に、サガット君は身体を張って、協力したってワケだ。まぁ、身体張ったかどうかはわかんないけどね……」

939名無しさん:2016/01/08(金) 23:17:14 ID:BlZJjEhk
実況「なんと言う事だ、なんと言う事だっ……! 我々はシャドルーのナンバーワン決戦が行われるのではないかと予想しておりましたがっ……!」

元「蓋を開ければ、サガット君はベガ君の忠実な犬だった……ってワケだね。なぁ〜にが、不撓の帝王だよ……笑わせてくれるね……」

実況「な〜んとなんとなんとっ! サガットは犬だったぁ! ベガの犬だったぁ! こいつは許されないっ……! 許されてはいけないっ……!」

元「そして、次のバルログ君……これも、サガット君と同じ、シャドルーだよね……?」

実況「……と言う事は!?」

元「まぁ、十中八九は……今回と同じような試合になるんじゃないかなぁ……? ベガ君が防衛記録を伸ばしたいのなら……そりゃ、シャドルー軍団から挑戦者を指名するのが、一番いいに決まってるもん。だって、皆ベガ君の犬だもん」

実況「これはいけませんっ! これはいけませんっ! 神聖な王者戦で……そのような行為が許されていいワケがありませんっ……!」


ケン「おいっ……! ベガっ……! 好き放題やってんじゃねぇぞっ……!」シュタッ

ヤムチャ「こういうのは……よくないですよっ……! ちゃんと戦いましょうよっ……!」シュタッ


ケーン! ヤムチャー!

実況「これは……暴挙と言っても過言ではないのではないかっ……!?」

元「はい、暴挙です」

実況「あ〜っと、ここでケンも来ましたっ……! そして、ヤムチャも来ましたっ……! 今、ケンとヤムチャの二人がエプロンサイドに飛び乗りますっ! やはり、二人もリュウと同じように納得していないようだっ!」

940名無しさん:2016/01/08(金) 23:24:20 ID:BlZJjEhk
ベガ「おぉ〜っと、おっとおっと……三人か……少しマズいな……」キョロキョロ


ワー! ワーワー!

実況「さぁ、空手軍団の三人がリングを取り囲むっ! 取り囲んでいくっ!」

元「うん……ここはなんとかしてもらいたいかな……?」


リュウ「いい加減に……そこを退けっ……!」

サガット「くっ、三人か……ゾロゾロと集まって来たな……」キョロキョロ

ケン「とりあえず、ヤムチャっ……! アイツをぶん殴るぞっ……! いくぞ、オラっ……!」ググッ

ヤムチャ「……了解っす!」ググッ


ワー! ワーワー!

実況「リュウはサガットに足止めされているが……おぉ〜っと、ここでケンとヤムチャの二人が、リングに雪崩れ込んでいったぞぉ!」

元「こんな事は許されていいはずがありませんっ! ここは戦いましょうよっ!」

941名無しさん:2016/01/08(金) 23:28:48 ID:BlZJjEhk
今日はここまで

942名無しさん:2016/01/08(金) 23:40:47 ID:???
真のメインは空手軍団対シャドルーの乱闘か!
乙!

943名無しさん:2016/01/08(金) 23:49:09 ID:OgEBee1k


解説から参加のケンはともかく、皆大忙しだなあ
ここからが本当のメインイベントになるのか…目が離せないね

944名無しさん:2016/01/09(土) 00:12:04 ID:8ULgTc9c
乙!
このままでは終われんよね

945名無しさん:2016/01/09(土) 00:41:20 ID:???
乙乙
大乱闘はっじまるよー(白目

946名無しさん:2016/01/09(土) 00:51:59 ID:cq43KvGc
乙!

めったにない分、こういったヒール同士での無気力試合って逆に感動するわ。
特に、ゴングがなったと同時に負け側が寝てからの踏みつけ式で3秒決着とかだと、イきそうになる!

947名無しさん:2016/01/09(土) 02:52:46 ID:???
まぁでもシャドルー同士の対決は新鮮やね
毎回対戦相手が空手VSシャドルーばかりで一切新鮮味がなかったからさ他団体が出てくるわけでもないし客は毎回同じ対戦相手の試合で結果だけが違う試合見てるだけだもんなぁ

948名無しさん:2016/01/09(土) 07:49:08 ID:dNdLY2O.
暗黒時代の新日本の魔界倶楽部(悪役)対決、安田忠夫対柴田勝頼がこれより酷かったんだよなぁ。
(試合開始の瞬間、安田が寝てフォールを取らせた。)
無気力試合はやり方間違うとガチで客離れが進むから、ここから空手軍とシャドルーがうまくやらないと団体解散待った無し!!

949名無しさん:2016/01/09(土) 09:24:51 ID:KTn6/STU
乙っした
そう来たか
ケンとサガットさんは無傷、リュウとベガ様はまだまだ元気
イマカラヤレー

950名無しさん:2016/01/09(土) 22:02:01 ID:tDaBdp7M
ヤッチマエー! ケーン! ヤムチャー!

サガット「好き放題にはさせんぞっ……! お前達っ……!」ササッ

ケン「……好き放題やってるのは、どっちだコラっ!」

ヤムチャ「ちゃんと戦わなきゃ……ちゃんと試合しなきゃダメですよっ……!」


実況「ケンとヤムチャが突っ込んでいくっ! あっと、しかしっ……! ここで用心棒のサガットがそんなケンとヤムチャへと向かうっ!」

元「ほらほら、元気じゃない? サガット君も、絶対一汗かいた方がいいよ。いけいけ、やっちまえやっちまえっ!」


サガット「……ここは通さんぞっ!」ガシッ

ケン「うるせぇっ! このクソ野郎がっ……! オラァっ……! ヤムチャ、おめぇも暴れろっ……!」ガスッ

ヤムチャ「了解っすっ……! はいやぁっ……!」ガスッ


実況「ケンとヤムチャを抑えにかかるサガットっ……! あっと、しかしケンとヤムチャはやはりこのような結果に納得はしていないっ! さぁ〜、サガットに仕掛けていくっ!」

元「こ〜んな事じゃ終われないからね! 今日は暴れてよしだっ!」

951名無しさん:2016/01/09(土) 22:09:48 ID:tDaBdp7M
ベガ「ここは、サガットに任せて……私はもう引き下がった方がよさそうだな……」

リュウ「待てよ、ベガっ……! お前……これで終われると思うなよっ……!? うおおぉぉっ……!」ダダッ

ベガ「……ぬっ!?」


オー! リュウモヤッチマエー!

実況「おぉ〜っと、そしてサガットがケンとヤムチャに向かって行った事で……足止めされていたリュウもフリーになったぁ!」

元「よぉ〜しっ! いけぇっ!」


ベガ「……チィ!」

リュウ「ふざけた事しているんじゃないぞっ……! はああぁぁっ……!」ガスッ

ベガ「……ぐおっ!」ヨロッ


オー! オーオー!

実況「そしてリュウはベガへと突っ込んでいき……おぉ〜っと、ここで仕掛けていったぁ!」

元「いけいけぇ! やれやれぇ!」

952名無しさん:2016/01/09(土) 22:18:22 ID:tDaBdp7M
ケン「舐めてんじゃねぇぞっ……! 試合をやり直せっ……! うるあぁっ!」

サガット「ぐっ……! これが結果だっ……! 戯言抜かすと張っ倒すぞ、ごおおぉっ……!」

ヤムチャ「いでっ……! ダメですよっ……! 試合はちゃんとしないと……ちゃんと……せいやぁ……!」


リュウ「この野郎っ……! これが……これが……チャンピオンの試合かっ……!? あぁっ……!? はあぁっ……!」

ベガ「うぐっ……! フン、これがチャンピオンの試合だ……文句を言うんじゃない……だああっ……!」

ダン「おいおい……止めろよ……止めろよ、おめぇらっ……! と、とにかく暴れるんじゃねぇよ、コラっ……!」アタフタ


ワー! ワーワー! ヤレヤレー!

実況「そして、リング上では大乱闘が始まってしまったぁ! おっとおっとおっとぉ!」

元「やれやれやれぇ! 今日は暴れてね、皆でいい汗をかこう。やっちゃえやっちゃえ」

953名無しさん:2016/01/09(土) 22:24:33 ID:tDaBdp7M
ワー! ワーワー!

ダン「おめぇらっ……! 一斉に暴れると、俺もどこから止めていいかわかんねぇだろがっ……! やめろっ……! やめろってのっ……!」アタフタ


実況「王者戦は納得のいかない結果に終わりました。しかし、その代償として……この結果ですっ! 大乱闘っ! 大乱闘が始まってしまいましたっ!」

元「いけいけ、やれやれっ!」

実況「元さんも乗っていますが……あの〜、いいんでしょうか……!? この様な結果で……!?」

元「なぁ〜に言ってんだよ? 納得出来ない結果で終わったんだったら……納得の出来る形で終わらせる事をしなきゃいけないでしょ……? 場内だって、ほら……僕と同じ反応だよ」

実況「う〜ん……まぁ、確かに……そうですが……」

元「シャドルーが暴挙に出たんだったら、それを止めるのは誰……? 空手軍団しかいないでしょ……? あ〜んな形で終わらせてはいけません。なんとしてでも、納得出来る形で終わらせないと」

954名無しさん:2016/01/09(土) 22:32:59 ID:tDaBdp7M
ワー! ワーワー!

ダン「あ〜、ちくしょうっ……! と、とりあえず……落ち着けってのっ……! おいっ……!」ガシッ

リュウ「……おいっ! 止めるなっ!」

ベガ「おぉ〜っと、ナーイスタイミングだ……レフェリー……それでは今うちに……」ササッ

リュウ「ベガっ……! 待てっ……!」

ダン「落ち着けっ……! 落ち着け、リュウっ……! 俺が纏めるから……! 俺が纏めてやるから……!」ガシッ


実況「しかし、この大乱闘からの納得の出来る結末と言うのも……あ〜、おっとっ!」

元「あ〜、こらこらっ……! レフェリー、邪魔しちゃいけないよ……なぁ〜にやってんだよっ!」

実況「レフェリーはリュウの身体にしがみついて、リュウを止めますっ! おっと、その隙にベガが場外へと……あ〜っと、あっとあっとっ……! 逃げた逃げたぁ!」

955名無しさん:2016/01/09(土) 22:39:23 ID:tDaBdp7M
ベガ「全く……頭の良からぬ輩に絡まるとウザったいな……さて……」


実況「さぁ、場外に逃げたベガは……我々本部席の目の前辺りにいますねぇ……!? ベガは逃げましたっ! おっと、そして……ベガは我々本部席の元へとやってくるっ!」

元「おいおい……レフェリーっ……! ちょ〜っと、空気呼んだ方がいいんじゃないかなぁ……?」


ベガ「さぁ、防衛に成功したという事は……これは再び、私の物だと言う事だ……返してもらうぞ……?」ググッ


実況「あ〜っと、そしてベガは……今、本部席に保管しております、ベルトォ! チャンピオンベルトを強奪していきますっ!」

元「細かい事、言うようだけどね……強奪ってのは、違うよ、だってベガ君は一応防衛したじゃない?」


ベガ「……さぁ、帰るか」


実況「元さんっ……! 落ち着いている場合じゃないですよっ……! ここままではベガが逃げますっ……! ベルトを取って逃亡しますっ! なんとかしないとっ! なんとかしないと、このままではベガの思う壺でございますっ!」

元「あ〜、ごめんごめんごめん……で、でも君もさぁ……? ほら、ちょっと乗ってきてるじゃない……? やっぱり、ほら……? 納得出来る形で終わらせて欲しいんでしょ……?」

実況「レフェリー何をしているっ!? 相手を間違えるなっ! 抑えるのはリュウのかっ……!? 本当にリュウなのかっ……!? おぉ〜いっ!?」

956名無しさん:2016/01/09(土) 22:45:07 ID:tDaBdp7M
ブー! ブーブー!

リュウ「離せっ……! 離せよっ……!」

ダン「どうどうどう……落ち着け……落ち着けってのっ……!」ガシッ

リュウ「チィ……ケンっ……! ベガが逃げたぞっ……! 頼む、お前が追ってくれっ……!」

ケン「くっ、あの野郎……ベルトもちゃっかり回収してやがる……くそっ、逃がすか……ヤムチャっ……! このデカ物は、ちっと任せるぞっ……!」チラッ

ヤムチャ「了解っすっ……! よぉ〜し、いくぜっ……! はいやああぁっ……!」

サガット「ぐっ……! よし、ベガ様は上手く退却出来たようだな……そして、俺の相手はお前一人になったと言うワケか……」

ケン「……リュウ、任せろっ! 俺が奴を追うっ!」ダダッ


実況「このままベガを逃がしてはいけないっ……! こんな暴挙を許していいワケがないっ……! おぉ〜っとっ! ここでケンっ……! ケン、ケン、ケンっ……!」

元「おっと、ケン君が行くかっ!?」

実況「ここでケンがリング上から場外に向かいますっ! よし、ケン行けぇっ……! ベガを逃がすなっ……!」

957名無しさん:2016/01/09(土) 22:50:22 ID:tDaBdp7M
ケーン! ベガヲニガスナー!

ベガ「おっとぉ……? ケンか……捕まると危ないな……ここは早めに退散するとするか……」ダダッ


実況「あ〜っと、しかし場外のベガは……ここで逃げるように、足を早め……おぉ〜っと、そして花道方へと向かっていくっ!」

元「ケン君……ケン君、追え追えっ……!」


ケン「逃がさねぇぞっ……! 待てベガっ……!」ダダッ

ベガ「お〜、怖い怖い……こりゃ、早く逃げるか……とっとと退散した方がよさげだ……」ダダッ


実況「さぁ、場外からベガを追うケンっ……! 捕まえろっ……! 逃亡するベガを捕まえろっ……!」

元「早くしないと……ちょっとちょっと……逃げられちゃうよっ……!?」

958名無しさん:2016/01/09(土) 22:58:49 ID:tDaBdp7M
ヤムチャ「……ぐえええぇぇっ!」バターンッ

サガット「……フンっ!」

リュウ「おいっ……! ヤムチャっ……! 大丈夫かっ……!?」

ケン「……んっ?」チラッ


実況「あ〜っと、ここでしかしケンの足が止まるっ! リング上を見るっ!」

元「あ〜っとっとっと……ヤムチャ君が……やられちゃったかな……?」

実況「リング上ではいつの間にやら、ヤムチャがダウンしているっ! どうした、サガットにやられたかっ!?」


ケン「お、おいっ……! ヤムチャっ……! あ〜、くそっ……アイツ一人にサガットを任せたのは……失敗だったかっ!?」

ベガ「さぁさぁ……退散退散……とっとと退散だ……」ササッ


実況「ケンは心配そうにリング上のヤムチャを見つめるっ! しかし、その間にベガは逃げていくっ! 逃げていくぞ、おいっ!」

元「今はヤムチャ君の事より……ベガ君、追いかけて行った方がいいんじゃないかなぁ……?」

959名無しさん:2016/01/09(土) 23:04:46 ID:tDaBdp7M
ヤムチャ「う、ううっ……」

サガット「これで、騒動も収まったな……よし、それじゃあ、俺も退散だ……」

リュウ「おいっ……! サガットっ……! お前っ……!」モガモガ

ダン「落ち着け……落ち着け、リュウっ……! 試合はもう終わったんだっ……!」

サガット「そうだ。試合は終わったんだ……じゃあな、リュウ……」ササッ


実況「あ〜っと、そしてここでリング上のサガットも……おっと、これはこれは……退却していくのかっ……!? ロープを跨ぎ、場外へとおりますっ!」

元「おいおいおいおいっ……! ベガ君にも、サガット君にも、逃げられちゃうよ……レフェリー、ちょっとさ……?」


サガット「……ベガ様、終わりましたね」

ベガ「お〜、お前も脱出が出来たか……あれだな……試合より、試合後の騒動の方が手間取ったんじゃないか……?」


ブー! ブーブー!

実況「あ〜っと、そして今花道でベガとサガットが合流っ……! お〜っと、これはこれは……」

元「あ〜っと……逃げられちゃったかねぇ……?」

960名無しさん:2016/01/09(土) 23:05:53 ID:jGEu5cB.
ブーブー! 負け犬サガットは大人しくサガットれー!

961名無しさん:2016/01/09(土) 23:11:26 ID:tDaBdp7M
ベガ「ハーッハッハっ! ざまあみろ、空手軍団っ!」クルッ


実況「おっと、ここでベガが振り返ってリング上を振り向くっ!」

元「うあ〜っ!」


ベガ「ベルトは……私の物だぁ! ここからの記録は誰にも止められはせんぞっ!」ググッ


ブー! ブーブー!

実況「そしてここで……ベルトを掲げるっ! ベルトを掲げていくっ! 見せつけていくかのように……ベルトを掲げていくゥ!」

元「何を自慢気に……ロクでもない試合をしちゃってさぁ……?」

実況「どうやら、場内も……元さんと同じ思いのようですっ! ブーイングですっ! 容赦のないブーイングが……場内からベガに浴びせられますっ!」


ベガ「さて、帰るか……なぁ、サガット……」

サガット「……はい」


ブー! ブーブー!

実況「しかし、ベガっ……! そしてサガットは、そんなブーイングを気にする素振りを見せず……あ〜っと、ここで消えていくっ! 花道の奥へと消えていったぁ!」

962名無しさん:2016/01/09(土) 23:19:31 ID:tDaBdp7M
ブー! ブーブー!

リュウ「おいおい、どうするんだよ……これでいいのかよ……? あんたが止めたせいなんじゃないのか……? どうすんだよ、この反応……」

ダン「わかってるよ。俺が纏めるから……俺が……ちょっと待ってろ……」ササッ


実況「え〜、シャドルーが暴挙に出て……空手軍団もリングに乗り込んでいったのですが……しかし、シャドルーは去っていきましたっ! リング上から去っていきましたっ!」

元「これは、何だ……? んっ……? これで、終わりか……?」

実況「え〜、今レフェリーが……おっと、マイクを手にしましたねぇ……? う〜ん……この場内の反応……どう収めるのでしょうか……?」


オマエモ、リュウトメテンジャネェヨ、レフェリー!

ダン「試合に関係ない奴が、入ってきたら止めるしかねぇだろが……おい、ヤムチャ……おめぇもいつまで寝てるんだよ……? 起きろ……」

ヤムチャ「う、ううっ……」ムクッ


実況「マイクを手にしたレフェリーっ……! さぁ、どうするっ……!? ここからどうするっ……!?」

元「とりあえず、今のサガット君とベガ君の試合……ノーコンテストにするってのが、落とし所かもしれないよね?」

実況「確かにっ……! あの様な試合をされていては困りますっ……! ここは無効試合というのもありでしょうっ!」

963名無しさん:2016/01/09(土) 23:25:35 ID:tDaBdp7M
ブー! ブーブー!

ダン「え〜、皆さんお静かに……お静かに下さいっ……!」


実況「さぁ、ここでレフェリーが口を開いたっ! さぁ、ここからどうなるっ!?」

元「聞こうか」


ダン「ただいまのメインイベント……サガット選手対ベガ選手のタイトルマッチ……」

リュウ「……」

ダン「勝者はベガ選手となりますっ! ベガ選手っ……! 王座防衛に成功ですっ……!」


エー? エーエー?

実況「おぉ〜っと、なんとなんとぉ!? 試合は成立かっ!? 無効試合ではなく……試合は成立かっ!?」

元「え〜!? それでいいのっ……!?」


ダン「そして、本日の興行は以上となりますっ! 御来場、誠にありがとうございましたっ!」

964名無しさん:2016/01/09(土) 23:27:58 ID:tDaBdp7M
今日はここまで

965名無しさん:2016/01/09(土) 23:30:16 ID:???
次スレかな

966名無しさん:2016/01/09(土) 23:40:09 ID:LaWqZvLo


ダンさん、止めたからには何かないといけないよね
お客さんが納得できるような何かが…
…次のベルト戦の相手変更しか思い付かないが、果たして

967名無しさん:2016/01/10(日) 00:14:56 ID:???

しかしDBメンバーのようにこの日の興行が初めての観戦だったらぶちぎれそうになるな
まぁそういう人は少数なんだろうけど、とにかくこの後どうしめるか期待

968名無しさん:2016/01/10(日) 01:19:10 ID:???
ダンさんは即興で合わせにきたのかも知れないが、ちょっと失敗したんじゃないか?

969名無しさん:2016/01/10(日) 01:34:30 ID:???
こういう展開はWWEでよく見るけどあんますきじゃないんだよなー
特にこの団体特別な大会の存在を示唆してないからこういうgdgdをやる貯め回なのかいい試合が観れるのか事前にわかんないし会場行ったファンは不満だよね

970名無しさん:2016/01/10(日) 05:50:45 ID:YgFxeBig
乙!
ダンさん、それはちょっとないわー
>>960
ちょっとホッコリした

971名無しさん:2016/01/10(日) 06:42:34 ID:y9SymRjg
WWEはこういう展開やるけど、放送終了後ダークマッチみたいな形でお客さんのフラストレーションはちゃんと解消させてから帰らせるからね

日本でのRaw収録見に行ってたが素晴らしくクオリティ高かったよ

972名無しさん:2016/01/10(日) 08:43:06 ID:???
無気力試合の王座防衛戦が逆に
女子メインの布石としておかれてるのかな
あんまり頭回らんから合ってないだろうけど

973名無しさん:2016/01/10(日) 09:28:09 ID:SQzVny4w
乙っした
空手軍団頂上戦に変更でお客様大満足!
とか

974名無しさん:2016/01/10(日) 13:59:09 ID:???
乙乙

9751:2016/01/10(日) 22:01:13 ID:HeG1l1Zg
本日の更新はお休みです
申し訳ありませぬ

976名無しさん:2016/01/11(月) 06:09:08 ID:???
1 乙 ゆっくり休んで下さいな
めっちゃええタイミングでCM挟むなぁ

977名無しさん:2016/01/11(月) 19:44:07 ID:???
乙でした
もしかして、此の試合はサガットさんとベガ様以外は予想外の緊急アドリブ?

978名無しさん:2016/01/11(月) 20:09:30 ID:???
いや、読み直したら伏線みたいなのがあった
ベガが空手軍団に解説以外にもなんかやるようなことを言っている

もしこれで今回の興行が終りなら、リアルだったらスポーツ新聞やネットとかでどんなことを言われるんだろうか?

9791:2016/01/11(月) 22:03:39 ID:feuHOJ0s
次スレのお知らせです

ヤムチャ「プーアル! プロレス団体を盛り上げていくぞ!!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17040/1452517316/

980名無しさん:2016/01/11(月) 22:50:44 ID:???
あー次スレいくのか

981名無しさん:2016/01/11(月) 22:51:26 ID:???
うめこんぶ

982名無しさん:2016/01/11(月) 22:52:15 ID:???
うめ

983名無しさん:2016/01/11(月) 22:52:46 ID:???
うめ

984名無しさん:2016/01/11(月) 22:53:58 ID:???
うめ

985名無しさん:2016/01/11(月) 22:54:35 ID:???
うめ

986名無しさん:2016/01/11(月) 22:55:11 ID:???
うめこんぶ

987名無しさん:2016/01/11(月) 22:55:43 ID:???
うめこんぶ

988名無しさん:2016/01/11(月) 22:56:22 ID:???
うめこんぶ

989名無しさん:2016/01/11(月) 22:57:07 ID:???
うめこんぶ

990名無しさん:2016/01/11(月) 22:58:28 ID:???
うめこんぶ

991名無しさん:2016/01/11(月) 22:59:01 ID:???
うめこんぶうめこんぶ

992名無しさん:2016/01/11(月) 22:59:42 ID:???
うめこんぶ

993名無しさん:2016/01/11(月) 23:00:14 ID:???
うめこんぶ

994名無しさん:2016/01/11(月) 23:00:46 ID:???
うめ

995名無しさん:2016/01/11(月) 23:01:25 ID:???
うめ

996名無しさん:2016/01/11(月) 23:01:59 ID:???
うめ

997名無しさん:2016/01/11(月) 23:02:29 ID:???
うめ

998名無しさん:2016/01/11(月) 23:02:59 ID:???
うめ

999名無しさん:2016/01/11(月) 23:04:23 ID:???
うめ

1000名無しさん:2016/01/11(月) 23:04:55 ID:???
次スレへどうぞ




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