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二次キャラ聖杯戦争OZ Re:visited

341◆A1Sj87dFpOM:2022/11/26(土) 20:31:48 ID:???0
いちごは目の前で起こった出来事が全く理解できなかった。戸惑いながらも再びフランドールの顔には先ほどの笑みは既になく、外見相応の純粋無垢な笑顔がそこにはあった。
「驚いた?これが私の能力『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』、この能力は元々持っていたんだけど最近になって能力を鍛え直して実戦で使いやすいように調整したんだ。」
そう、フランドールは最近の石油噴出異変の解決の前に、摩多羅隠岐奈の協力の元、自らの能力を鍛え直し、弱点である流水をカバーするために吸収してしまった水や石油を魔力消費の代替として消費、排出することでダメージを避けると同時に遠距離の敵に能力を行使することが可能となり、弱い敵なら一撃で倒せ、一定以上の実力者相手でもダメージを与えることが出来るようになっていたのだ。
これが流水が弱点の吸血鬼であるフランドールがある程度水に耐えることが出来るカラクリの正体であった。

「さて、もうこれで用件も済んだし、あなたの望み通り、キスをしてあなたを元の姿に戻してあげる。」
『えっ!?ちょ、ちょっと今ここでそれをしたら……』
いちごの制止も虚しく、フランドールは猫化いちごと唇をあわせキスをし……いちごの姿は元の人間の姿に戻る。そう、泉の真上の空中で。
「あ」
「あ゛」
気付いた時には時すでに遅しであった。いちごはバランスを崩して空中から落下し、そして。
バッシャアアアアァァァン!!
服を着たまま泉に豪快にダイブしてしまう。そして水の中から顔を出したいちごの目は完全に涙目であった。
「も〜〜〜〜イヤァァァァァァ!!!何で私がこんな目にィィィィィ!!?」

少し時間が経過した後、泉には一糸纏わぬ全裸の桃宮いちごの姿がそこにはあった。
因みに服や下着等は先ほど泉に豪快にダイブしたことでずぶ濡れになってしまっており、乾かすために全て干している最中であった。
「うう……恥ずかしい……」
「ごめんごめん、悪かったって。どうせここには他に人はまず来ないし、乾くまで私と一緒に遊びましょうよ。」
基本野外で肌を晒すことに慣れていないいちごは顔を赤らめるが、やがてどうせ他に人は来ないだろうし、ここには同性のフランドールしかいないと開き直ると、サーヴァントであるフランドールとの親睦を深めるため、彼女と水遊びをすることにする。

「きゃはは、それそれ〜!」
「も〜う、冷たいってば〜!」
いちごとフランドールは暫し時を忘れ、お互い水をかけあいながら水と戯れ続けていた。
やがて暫くすると、フランドールは突如として手を止め、いちごに予想外の言葉をかける。
「……ねえ、抱っこして。」
「……え?」
最初、彼女は自分をからかうために言ったと思ったのだが、彼女の寂しそうな顔から冗談で言っているのではないというのを悟り、ゆっくりと彼女の傍まで近づき、抱き上げる。
(……あったかい……)
フランを抱き上げたいちごは彼女の温もりを直に感じていた。お互い全裸で素肌で直に触れ合っていることで温もりを直に感じ取れているような気がするのだ。

(私も……将来、青山君と結婚して……子供を産んでお母さんになったらこうして自分の子供を抱いたりする時が来るのかなあ……)
将来の青山雅也との結婚、そして青山との子供を出産して母親になり、自らが産んだ子供を抱く未来の自分の姿を想像していると不意にフランの口から予想外の言葉が飛び出してきた。
「……いちごのおねえちゃん……」
「……え?」
最初、彼女はまた自分をからかうために言ったのだと思った。だが今までのからかうような口調ではなく、どこか寂しそうな、か細い口調であることにいちごは気づいていた。
いちごはフランから聞かされていた彼女の今までの出来事や境遇を思い出していた。

342◆A1Sj87dFpOM:2022/11/26(土) 20:32:34 ID:???0
彼女……フランドール・スカーレットは幻想郷でまず最初に行動を起こし、紅霧異変という騒動を起こした紅魔館の主、レミリア・スカーレットの妹で、彼女自身もその騒動の前後辺りのタイミングで博麗の巫女である博麗霊夢と戦い、早い段階から存在を認知されていたのであるが、その後も幻想郷で数々の異変が発生したにも関わらず、彼女はそれらの異変にほとんど関与することはなかった。
では紅魔館が異変に関わらなかったのかと言えばそんなことはなかったのだが、基本的に異変解決のために行動を起こしていたのはメイド長である十六夜咲夜がほとんどで、たまにレミリアが行動を起こすことがあったり、基本的に図書館にいることが多いパチュリーでさえ、何かしらの形で外出し異変に関わることもあったというのにフランドールは彼女たちと違い、表舞台に出てくることは最近までほとんどなかった。

何故か、それは彼女は基本的に地下に幽閉されており、咲夜やレミリアと異なり積極的に自ら行動を起こすことが出来ず、いつも異変解決に向かう彼女たちを紅魔館で見送る役目しか出来なかったのだ。それ故にほとんど交友関係が広がることもなく、彼女と深い関りがあるのは同じ紅魔館のメンバーしかいなかった。それはこれから先もずっと続き、いずれは過去の存在として誰からも忘れ去られ、埋もれていく存在になっていくのだと思われていた。

だが最近になってそんな彼女の境遇に、ある一つの大きな変化が訪れた。
幻想郷を創った賢者の一人、摩多羅隠岐奈が彼女の元を訪れたのである。
最初はまさか賢者が自分の所を訪れるとは思っていなかったらしく、とても驚いたらしいのだが石油噴出騒動の主犯である饕餮尤魔を倒すため、全てを破壊する力を持つ彼女の力が必要だと力説されたため、久しぶりに自身も行動を起こすことを決め、そのために隠岐奈と特訓をしてブランクの解消と自らの力を高めることに成功し、立ちはだかる様々な敵を倒した後、異変の主犯である饕餮尤魔と対峙、饕餮の強大な力に傷つきながらも死闘の末に饕餮を破壊、異変を解決することに成功したというのである。

その後は摩多羅隠岐奈の主催した「剛欲な挑戦」に挑戦し、隠岐奈に認めてもらいたい一心で数々の強敵たちと戦い、傷つきながらもボロボロの身体で最後に待ち構えていた隠岐奈と対決、必死の思いで戦い、最終的に彼女を下し、彼女に認められたという。そしてその際に彼女に挑戦成功の証として贈られた「すばらしい!君は破壊神として崇められるだろう」と書かれた彼女の直筆のサイン入り色紙は今でも紅魔館の地下の彼女の自室に大切に飾られているという。

(フラン……)
いちごは自身が抱いているフランドールを見ながら彼女が戦った饕餮尤魔、摩多羅隠岐奈のことを彼女の話の中から思い出していた。
饕餮尤魔、彼女は幻想郷に存在する畜生界の三大組織の勁牙組、鬼傑組と肩を並べる剛欲同盟の長で表向きは畜生界最弱を装っているが実際は畜生界でも最強の力を持つ存在で「何でも吸収する程度の能力」という強力な能力を持ち、博麗の巫女である博麗霊夢ですら彼女の討伐を諦め、異変解決を投げ出した程の存在であるということをいちごはフランから聞いていた。
そして摩多羅隠岐奈は八雲紫と肩を並べる幻想郷を創った賢者の一人で後戸の神・障碍の神・能楽の神・宿神・星神・地母神・能楽の神・星の神・養蚕の神・障碍の神・被差別民の神・幻想郷の賢者と数多くの肩書を持つ正真正銘の神様で尊大で自身家な性格とそれに裏打ちされた強大な力と強力な能力を持ち、最強でこそないものの彼女に勝てる存在は幻想郷では数えるほどしかいないともいちごはフランから聞かされていた。

343◆A1Sj87dFpOM:2022/11/26(土) 20:33:26 ID:???0
いちごは当然両者に会ったことも彼女らの戦いぶりを見たわけでもないので詳しくは分からないものの、フランの話を聞くだけでももし仮に自分が……いや、ミュウミュウの5人の力を合わせて饕餮や隠岐奈に戦いを挑んでもまず勝てないであろうということは何となく感じていた。
そんな強大な存在に立ち向かっていったのだ。自分の手の中にあるこの幼い少女が。怖かっただろう、辛かっただろう。でも「異変を解決したかった」「賢者に認めてもらいたかった」その一心で饕餮や隠岐奈に戦いを挑んだのだ。

それまで誰からも相手にもされず、孤独だった彼女にとって饕餮尤魔や摩多羅隠岐奈は自らの存在意義や幻想郷での居場所を証明してくれる存在であったのであろう。
そんな彼女たちからも相手にされなくなってしまったらまた誰からも忘れ去られていった孤独な日々に逆戻りしてしまうのかもしれない。
先ほどの呟きもそんな気持ちが思わず声に出てしまい、自身の事を単なる戦力やマスターとしてではなく、そんな自分を無視せず常に相手をしてくれる存在として見ているのではないかと感じたのだ。

そう考えるとやっぱり元の世界に帰らずこの聖杯戦争に参加して良かったと思う。
彼女は表面上は気取ってはいたがもし仮に自身が元の世界に帰ってしまっていたら彼女はまた誰からも相手にされない孤独な存在に逆戻りしていたかもしれない。
そんな不安な気持ちでいっぱいだったかもしれないのだ。
いちごはフランを強くギュッと抱きしめる。
元の世界で侵攻を再開しているだろうキッシュ達エイリアンやそれと戦っているであろう仲間の4人に対する申し訳なさや不安は確かにある。
だけど人々を守る東京ミュウミュウとして、そして何より自身が抱いている少女のマスターとして、それら全てを投げ出して元の世界に帰る気持ちにはなれなかった。
いちごは改めて決意を固める。ミュウミュウに選ばれたものとして、そして目の前の少女のマスターとして、人々を救い、聖杯戦争を共に戦い抜こうと。

その決意の気持ちが、いちごの口から自然と溢れていた。
「……もう一人にしないからね、フラン。」


【サーヴァント】

【CLASS】
アーチャー

【真名】
フランドール・スカーレット

【出典】
東方projectシリーズ

【性別】
女性

【ステータス】

筋力A 耐久B 敏捷 A 魔力B+ 幸運 C 宝具A+

【属性】
混沌・善

【クラス別能力】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

単独行動:A
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクAならば、マスターを失っても一週間現界可能。

344◆A1Sj87dFpOM:2022/11/26(土) 20:34:05 ID:???0
【保有スキル】
グレイズ:EX
「弾幕ごっこ」「少女達の遊び」と呼ばれるフランドールを始めとした幻想郷の人間・妖怪・神々の少女たちが戦いの中で身に着けた能力。このスキルによってフランドールの通常攻撃に「グレイズ属性」と呼ばれる属性が付与され、通常攻撃している間は敵の通常攻撃に一切被弾することがなくなり、完全無敵の状態となる。またフランドールはそれ以外にも任意で蝙蝠に変身することが出来、その状態においてもフラン自身に「グレイズ属性」が付与され、通常攻撃に対して完全無敵となる。ただし蝙蝠に変身している間は魔力消費が激しくなるため、長時間変身を維持することは出来ない。また通常攻撃が途切れると「グレイズ属性」が消滅して無敵状態が解除されてしまう他、宝具に対しては「グレイズ属性」が付与されていても無敵が適応されず通常通りに喰らってしまう。

幻想の吸血鬼:A
幻想郷という隔離された世界に存在する吸血鬼。
スキルランク同等の怪力・飛行・吸血・変化のスキルを兼ね備える複合スキルだが代償として太陽・流水に対して極端に弱くなってしまっており太陽光や流水を一定以上照射、吸収してしまうとダメージを負ってしまう。ただし流水に関しては後述のスキルを使うことである程度カバーすることが可能。また上記のグレイズと飛行・変化能力を併用することで魔力消費量が激しくなる代わりに飛行・変化中に自身に「グレイズ属性」を付与することが可能なほか、「グレイズ属性」を付与しないことで魔力消費量を抑えて飛行・変化能力を行使することも可能。

ありとあらゆるものを破壊する程度の能力:A
幻想郷における実力者の少女達が兼ね備える能力の中でフランドールが有している能力。後述の宝具の発動に必要不可欠な能力であり魔力の代わりに吸収した流水・石油・流血等を魔力の代替として消費することで後述の宝具の発動を可能としている。また代替を用いずに直接魔力を消費することで宝具を発動することも出来る。
またこの能力を応用することで鍵のかかったドアに触れることで鍵だけを破壊してドアを開閉するといった芸当も可能。


【宝具】
『きゅっとしてドカーン』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1〜99 最大補足:1人
前述の「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」を行使することで使用可能となる宝具。万物には『目』と呼ばれる「その物の一番弱い箇所」と称される急所が存在し、それをロックオンして手で握り潰すことで『目』を直接攻撃する。相手をロックオンできなくても蓄積した流水を消費することが可能なため、流水の蓄積によるダメージを避けるために流水を消費する目的で空撃ちすることも可能。

『禁符・スカーレットニヒリティ』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1〜99 最大補足:1人
幻想郷の賢者である摩多羅隠岐奈との特訓で新たに獲得した必殺の宝具。一定以上の流水・石油・流血かもしくは自身の魔力を一定以上消費することで使用可能となる宝具で破壊エネルギーを凝縮した紅く輝くリンゴ型の爆弾を生成し、それを敵に直接ぶつけて爆破することで敵を爆砕する。元々フランドールはこの宝具を有していなかったものの、隠岐奈との特訓で「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」を成長させたことで「剛欲異聞」において新たにこの技を新規に獲得している。

【weapon】
「レーヴァテイン」
フランドール・スカーレットが愛用する北欧神話に登場する伝説の武器の名を冠した武器で、見た目は時計の長針と短針が一体化して巨大化し、尚且つ歪んだような形状をした奇妙な見た目の剣。元ネタ通りに炎を纏わせることで炎の大剣として相手を焼き切る近接武器として扱えるほか、武器の持ち方を変えることで弓として扱うことも出来、この状態では魔力で作り出した矢を発射して遠距離の敵を攻撃する遠距離武器として扱うことも出来る遠近両用の万能武器。
この戦法は「剛欲異聞」においてフランドールが前述の「スカーレットニヒリティ」と共に摩多羅隠岐奈との特訓で編み出した戦い方であり、彼女が当聖杯戦争において「アーチャー」のクラスで現界した最大の理由である。

345◆A1Sj87dFpOM:2022/11/26(土) 20:34:46 ID:???0

【人物背景】
「東方project」の舞台である幻想郷の勢力の一つである「紅魔館」の主、レミリア・スカーレットの妹で幻想郷に二人しかいない吸血鬼の内の一人で作中での発言から年齢は少なくとも495歳以上だと思われる。
初登場は「東方project」の事実上の第一作にあたる「東方紅魔郷」のEXステージで本ゲームの裏ボスを務めており、本編の紅霧異変の一件で異変解決にあたった博麗霊夢に興味を持ち、紅魔館の外に出ようとした所、勢力の一員で紅魔館の図書館の管理人を務めているパチュリー・ノーレッジによって館の周囲に雨を降らせるという方法で阻止され、その一件の調査で館を訪れた博麗霊夢と対面、霊夢に勝負を挑むものの死闘の末に敗北する。
二次創作においては「姉のレミリアを始めとした紅魔館の他のメンバーによって強制的に地下に幽閉されており、そんな自らの置かれた境遇に悩み苦しみ、外への自由を求め続ける」みたいなキャラ付けをされることが多いが、公式漫画である「東方智霊奇伝」に登場した際に「自分は閉じ込められてなんていなかった」「苦手な日光も当たらず無償で衣食住を提供してくれる居心地のいい快適な生活に不満なんてない」「そもそも自らの能力で何でも破壊できるのだから自身を閉じ込めるなんてそもそも無理」と上記の二次創作におけるキャラ付けを否定するような発言をしている。だがその一方で後述の「東方剛欲異聞」においては幻想郷の賢者である摩多羅隠岐奈は「危険な能力故に閉じ込められていたから鬱憤が溜まっていたんだろう。」と考察しているため実際の真相は不明。
初期の頃から登場していたキャラであり知名度や人気が非常に高いキャラでありながらも上記のスタンスの関係もあってほとんど活動せず長らく出番がない状態であったのだが「東方剛欲異聞」において幻想郷の各地で石油が流出する異変が発生しその犯人とされる饕餮尤魔を倒すため、彼女の「ありとあらゆるものを吸収する能力」に対抗すべく、幻想郷の賢者である摩多羅隠岐奈が秘密裏に彼女に接触し饕餮討伐を依頼、これを承諾する。そして隠岐奈の能力の支援を得て各地を転々とし、異変解決のため幻想郷に住まう人妖たちと戦いを繰り広げるがその最中偶然にも博麗霊夢と再会する。そして彼女と会話していく中で彼女が饕餮討伐を諦めたこと、異変解決を投げ出したことに失望する。その際、「以前自分の所にやってきたお前は全てを破壊する目をしていた」「その頃を思い出せ、敵は殲滅せよ」と自身の霊夢に対する感情をぶつけ、彼女と戦闘を繰り広げそれに勝利している。
そして石油の海の最奥にて異変の主犯格である饕餮尤魔と遂に対峙、彼女と戦いを繰り広げる。戦闘においては当初は優勢に戦いを進めるものの、血の池地獄から注ぎ込まれる力を吸収されたことで饕餮がパワーアップしてしまい、形勢を逆転される。それでも何とか饕餮を追い詰めるものの追い詰められた饕餮は奥の手である「お腹を空かせたグリードモンスター」を発動、それに対抗するため隠岐奈と共に編み出した新技である「スカーレットニヒリティ」を発動させ、死闘の末に饕餮を破壊、異変を解決することに成功する。
その後饕餮は血の池地獄の管理人となり、隠岐奈から近況報告と異変解決達成の知らせを受け取り、お互い挨拶を交わした後隠岐奈と別れる。
その後隠岐奈が用意した「剛欲な挑戦」に挑み幾多の強敵と戦いを繰り広げた後最後に現れた摩多羅隠岐奈と戦い、死闘の末に勝利している。

「剛欲異聞」にて描かれた石油噴出異変の真の黒幕は摩多羅隠岐奈であり、石油を自身の管理下に置くため饕餮を共通の敵に仕立て上げ、異変が解決した後堂々と石油を自身の管理下に置くことが今回の異変において彼女が仕組んだシナリオであったことがEDにおいて語られている。

346◆A1Sj87dFpOM:2022/11/26(土) 20:35:43 ID:???0

【サーヴァントとしての願い】
強いていうなら日光に晒されても大丈夫な身体にしてもらい、太陽光の下でも自由に出歩くことが出来るようになりたい。後幻想郷中の皆にもっと相手にしてもらえるようになりたい。

【方針】
また孤独に戻るのは嫌なのでマスターと一緒に戦いたい。一人はもう嫌なのでマスターと別れたくない。

【把握媒体】
「東方紅魔郷」「東方文花帖」「東方智霊奇伝」「東方剛欲異聞」などをご参照ください。「東方智霊奇伝」は全国の書店にて絶賛発売中で「東方剛欲異聞」はNintendo Switchにて絶賛配信中です。ただ「剛欲異聞」は難易度が非常に高いためキャラ把握をしたいだけならYoutubeなどの動画サイトで把握した方がいいかもしれません。またフランドール単体で知りたいなら動画サイト等でキャラ解説動画があるのでそちらで把握してもいいかもしれません。



【マスター】
桃宮いちご

【出典】
東京ミュウミュウ にゅ〜

【性別】
女性

【能力・技能】
『ミュウイチゴ』
イリオモテヤマネコのDNAを打ち込まれたことによって備わった能力。「ミュウミュウ・イチゴ・メタモルフォーゼ!」の掛け声と共に「東京ミュウミュウ」の一人である魔法少女「ミュウイチゴ」に変身することが出来る。この姿になると身体能力と肉体強度が飛躍的に上昇する他、後述する武器である「ストロベルベル」を装備することが出来る。

『猫変化』
イリオモテヤマネコのDNAとの適合率が上昇し過ぎたことによって強制的に身についてしまった能力。ある一定の条件を満たすと肉体が猫の姿に強制的に変化してしまう。この姿になってしまうと前述のミュウイチゴへの変身が不可能になってしまう他、人間時の思考を維持できるものの人間の言葉を話すことが出来なくなり猫の鳴き声を出すことしか出来なくなってしまう。
また自らの意思で人間の姿に戻ることは出来ず、この状態を解除するには他の生物とキスをすることでしか解除する方法はない。
作中での描写から「興奮状態となり心拍数が一定以上の数値に達すること」がこの能力の発動条件だと思われるが「何故戦闘時における興奮状態でこの能力が発動しないのか」「何故変身が解除された際に変身前に着ていた服がそのままの状態で維持されているのか」「猫に変身した際に着ていた服が猫化に巻き込まれるなら何故羽織っていたパーカーが猫化に巻き込まれなかったのか」「猫に変身していた際に河で溺れたりシャワーを浴びたりしていたのに人間に戻った際に何故服がずぶ濡れになっていなかったのか」等色々と不可解な部分も多い謎の多い能力。

【weapon】
「ストロベルベル」
「ミュウイチゴ」に変身することによって装備することが出来る武器で見た目は中心にイチゴ型の装飾が付いて装飾の下にベルがぶら下がっており、持ち手がピンク色のふさふさのファー仕様となっているリング状の武器。
エネルギーを込めることによってベルが付いた装飾の部分からピンク色のハート型のエネルギー弾「リボーン ストロベリー チェック」を放つことが出来る。
また出力を抑えることでエネルギー弾を連射することも可能なほか、ブーメランのように直接敵に投げつけて攻撃することも可能。

347◆A1Sj87dFpOM:2022/11/26(土) 20:36:23 ID:???0

【人物背景】
元々は同級生で剣道部のエースである青山雅也に恋心を抱く普通の女子高校生であったのだがある時学校に潜入していた藍沢みんとから受け取ったチケットを手に青山をデートに誘い、デートのために訪れたレッド・データ・アニマル展で彼女の適合率の高さに目を付けていた白金稜によって「μプロジェクト」の対象に選ばれ、イリオモテヤマネコのDNAを打ち込まれ地球を侵略しようとしているエイリアンに対抗する戦士である「東京ミュウミュウ」の内の一人「ミュウイチゴ」に変身する力を得た少女。
初戦闘で「ミュウイチゴ」に変身し、エイリアンが送り込んだ生物兵器である「キメラアニマ」を倒した後、「μプロジェクト」の中心人物である白金稜と赤坂圭一郎に自らが戦わなくてはならない敵とミュウミュウとしての使命を二人に告げられ、普段は高校に通ったり白金達のアジトである「カフェミュウミュウ」でアルバイトをしたりしつつ、既に仲間になっていた「ミュウミント」こと藍沢みんとと自分自身を除く他の3人の仲間を捜索しつつ、エイリアンやキメラアニマと戦う「東京ミュウミュウ」として活動していくことになる。
基本的には少々ドジっ子で天然ボケの慌てん坊だが、根は真面目でカフェ内では物凄い働き者で、戦いとなると一気にリーダーっぷりを発揮する一面もある。
終盤、青山に対する思いから興奮しすぎたことととイリオモテヤマネコのDNAとの適合率が上昇し過ぎた結果、猫に変身してしまい元に戻るために奔走、河で溺れて青山に自宅に連れ込まれそこで正体がバレそうになったり、青山宅から脱出した後猫の姿のままで街中をさ迷い歩くが、時を同じくしてキッシュ達エイリアンが東京タワーで大規模な作戦を展開し、それを食い止めるためミュウミュウの他の仲間4人が必死になって戦っている姿をニュースで偶然知ってしまう。
それを見たことで仲間の元に駆け付けることを決意、何とか元の人間の姿に戻ることに成功し、直後ミュウイチゴに変身して仲間の元に駆け付け、戦いの末にキッシュ達エイリアンの作戦を阻止することに成功する。
だがその日は青山と「Tierra」のライブを一緒に見に行くことを約束していた日であり、遅刻が確定したことを理解しつつも青山に自身の想いを伝えるため、雨が降りしきる中必死になって会場に向かい、たどり着いた会場で雨の中自身を待っていた青山に告白され、自身も青山に自らの想いを伝え、晴れて二人は恋人として結ばれる。

【マスターとしての願い】
出来ればキッシュ達エイリアンを聖杯の力で撃退したいとは思うが、そのために他の人を殺すのは論外だし、エイリアン達は自分たちの力で何とかするつもりなので、聖杯を求めるよりも困っている人を助ける方向で活動したいと思う。もし聖杯が手に入っても自身ではなく、サーヴァントの願いの方を叶えてあげたい。

【方針】
東京ミュウミュウとして誰かを苦しめたり不幸にしたりするような願いを持つマスターや、聖杯を手に入れるためには手段を選ばず誰かを殺すことも厭わないマスターとサーヴァントがいたら戦って止めて聖杯戦争の未来にご奉仕する。でも人を殺すようなことはしたくない。

【ロール】
カフェのアルバイトをしつつ月海原学園に通っている高校生

【令呪の形・位置】
右手の甲の位置。右太ももの内側の股の付け根にあるアザと同じ形をしている。

【把握媒体】
漫画「東京ミュウミュウ」及びアニメ「東京ミュウミュウ」「東京ミュウミュウ にゅ〜」などをご参照ください。漫画は新装版が現在10巻出ています。アニメは旧版、新版共にdアニメストアその他配信サイトで全編配信中で、新版は2023年4月に第二期が放送されます。キャラ設定や造形等は2022年の新版「にゅ〜」の方に寄せているので把握する場合は「にゅ〜」の方を把握した方がいいかもしれません。

348◆A1Sj87dFpOM:2022/11/26(土) 20:43:53 ID:???0
以上で投下終了です。
タイトルは書いてませんが、候補作のタイトルは「魔法少女 ミュウスカーレット」です。
もう締め切りが迫って来ているので候補作の投稿はこれで最後にします。
またこの作品及び主従を暫定組と入れ替えるかどうかは企画主様の裁量にお任せします。
また当聖杯戦争におきましては『正式な』(←ここ重要)参加者が全て決まり次第、自分は可能な限り本編の制作、投稿をしていきたいと思います。
それまで当企画を楽しみにしつつ正式に参加者が全て決まるまで待ちたいと思います。
何か不都合があればご指摘よろしくお願いいたします。

349 ◆Mti19lYchg:2022/11/28(月) 00:28:57 ID:U2aoRq/Y0
◆A1Sj87dFpOM様 数々の魅力あるチームとSSのご投稿、ありがとうございます。
>>魔法少女 ミュウスカーレット
いちごとフラン。どこか姉妹のようでそうとも言えない互いによりあう関係性がいいですね。
特にいちごが参加する理由としてフランの孤独を放っておけなかったというのがいいです。
ご投稿、ありがとうございました。

追伸。現在ほぼ決定した参加者を発表します。

No.01 遠坂凛 セイバー ライカ
No.02 巴あや セイバー ジークフリート
No.03 レオナルド・ビスタリオ・ハーヴェイ セイバー アルトリア・ペンドラゴン
No.04 衛藤可奈美 セイバー クトリ・ノタ・セニオリス
No.05 二階堂ルイ アーチャー アラン・シルヴァスタ
No.06 ジョセフ・ジョースター アーチャー エンタープライズ
No.07 ヴィヴィ アーチャー エックス
No.08 桃宮いちご アーチャー フランドール・スカーレット
No.09 オネスト ランサー スイムスイム
No.10 ルビー・ローズ ランサー フェクト・エフィリス
No.11 邪神ちゃん ランサー アンティリーネ・ヘラン・フーシェ
No.12 吉野順平 ライダー 五代雄介
No.13 尾形百之助 ライダー ゾルタン・アッカネン
No.14 香風智乃 ライダー 剣崎一真
No.15 七海千秋 ライダー 爵銀龍 メル・ゼナ
No.16 新条アカネ キャスター μ(ミュウ)
No.17 間桐桜 キャスター 黄川人
No.18 桂木桂馬 キャスター 雪華綺晶
No.19 千翼 アサシン 金木研
No.20 ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ アサシン エミヤ〔アサシン〕
No.21 錦木千束 アサシン 夏木花
No.22 狛枝凪斗 アサシン 憂城
No.23 ザキラ バーサーカー バラモスゾンビ
No.24 エドワード・エルリック バーサーカー 空条承太郎
No.25 上条当麻 バーサーカー ハンク・ヘンリエット
No.26 衛宮士郎 アルターエゴ 沖田総司〔オルタ〕
No.27 小蝶辺明日子(■■■■) アルターエゴ ウォルター・C・ドルネーズ
No.28 コラソン/ドンキホーテ・ロシナンテ アルターエゴ 相川始
No.29 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン ブレイド ホムラ/ヒカリ

【傭兵システム】 アーチャー エミヤ
【傭兵システム】 ランサー クー・フーリン
【傭兵システム】 アサシン 燕青

少し多いようでしたら、ここから3チームほど減らします。

350名無しさん:2022/11/28(月) 15:27:29 ID:53h95URQ0
自分で書き切れもしないのにむやみやたらと参加者を増やす悪癖やめなよ。

351無名:2022/11/28(月) 20:07:36 ID:gOiDn1Ds0
批判を書かれてますが大丈夫ですか?
あまり気にしない方がいいですよ。参加者をどれだけ登場されるかは管理者さんが決めることですからね。

もしも批判が続くなら弁護士さん相談するのも一つの手かもしれないです。

よけいお世話ならすいません。

352◆A1Sj87dFpOM:2022/11/28(月) 20:33:57 ID:???0
>>350
ならあなたも書き手として参加したらどうですか?これはリレー小説です。
一人だけで創り上げる訳ではなく、皆で参加して書き上げて創り上げる、それがリレー小説なんですから、
人手は多ければ多いほどいいと思います。現時点では参加者は確定ではなくあくまで暫定なのでまだ書きませんが、
締め切り日が過ぎて参加者が確定したら候補作を提出した以上、責任をもって本編も書きたいと思っています。
後◆Mti19lYchg様、↑の方の意見を擁護する訳ではありませんが、
参加主従を減らすことを検討されているようですが、
他の聖杯ロワの企画である「Fate/Over The Horizon」は参加主従は合計23組、
「Fate/Aeon」は参加主従は24組なのでそれらの企画も参考に検討されてもいいかと思います。
最終的に決めるのは企画主様なので企画主様の裁量にお任せしますが、未把握作品の把握の手間や
書き手が離れていくことによる企画の停滞、それによる企画の過疎化はファンとしては悲しいことですし、
なんとしても避けたいと思うので企画の継続のためにもある程度検討はされてもいいかと思いますし、
あなた様が決めたことであれば自分も従います。来月初めの締め切り終了日の後日までお待ちしています。

353無名:2022/11/28(月) 20:42:19 ID:gOiDn1Ds0
>>352

354無名:2022/11/28(月) 20:46:23 ID:gOiDn1Ds0
>>352
あの、あなたのことを言ったわけではないのですが……勘違いさせちゃいました……すいません。あなたは自分の考えを持っているので批判とは思ってはいなかったのですが……違う人のことだったんですが……不愉快させたならすいません。

355 ◆Mti19lYchg:2022/11/28(月) 23:34:34 ID:U2aoRq/Y0
>>350
やはり多すぎると自分でも思っていたので減らしました。いかが最終決定になります。

No.01 遠坂凛 セイバー ライカ
No.02 巴あや セイバー ジークフリート
No.03 レオナルド・ビスタリオ・ハーヴェイ セイバー アルトリア・ペンドラゴン
No.04 衛藤可奈美 セイバー クトリ・ノタ・セニオリス
No.05 二階堂ルイ アーチャー アラン・シルヴァスタ
No.06 ジョセフ・ジョースター アーチャー エンタープライズ
No.07 ヴィヴィ アーチャー エックス
No.08 桃宮いちご アーチャー フランドール・スカーレット
No.09 オネスト ランサー スイムスイム
No.10 ルビー・ローズ ランサー フェクト・エフィリス
No.11 邪神ちゃん ランサー アンティリーネ・ヘラン・フーシェ
No.12 吉野順平 ライダー 五代雄介
No.13 香風智乃 ライダー 剣崎一真
No.14 七海千秋 ライダー 爵銀龍 メル・ゼナ
No.15 ウィキッド/水口茉莉絵 ライダー ドンキホーテ・ドフラミンゴ
No.16 新条アカネ キャスター μ(ミュウ)
No.17 間桐桜 キャスター 黄川人
No.18 千翼 アサシン 金木研
No.19 ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ アサシン エミヤ〔アサシン〕
No.20 狛枝凪斗 アサシン 憂城
No.21 ザキラ バーサーカー バラモスゾンビ
No.22 エドワード・エルリック バーサーカー 空条承太郎
No.23 上条当麻 バーサーカー ハンク・ヘンリエット
No.24 衛宮士郎 アルターエゴ 沖田総司〔オルタ〕
No.25 コラソン/ドンキホーテ・ロシナンテ アルターエゴ 相川始
No.26 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン ブレイド ホムラ/ヒカリ

【傭兵システム】 アーチャー エミヤ
【傭兵システム】 ランサー クー・フーリン
【傭兵システム】 アサシン 燕青

356◆A1Sj87dFpOM:2022/11/29(火) 18:47:36 ID:???0
◆Mti19lYchg様、↑の面子が最終決定とのことですが、オープニングはいつ投稿されるのでしょうか?
旧企画を見返してみた所、参戦面子が正式に決定された後に「聖杯戦争、開幕」のタイトルで
オープニングにあたる作品が投稿されていましたが、やはり正式な締め切り最終日である明日の11月30日が過ぎた後、
12月以降に投稿される予定なのでしょうか?当然ですが自分はオープニング投稿後に本編を投稿したいので、
どうする予定なのか聞かせてくれるだけでもありがたいです。お返事お待ちしております。

357 ◆Mti19lYchg:2022/11/29(火) 20:13:24 ID:.UcjwXNI0
>>356
一つNPCを取り上げたSSを書いた後、12月中にOPを投下します。

358◆A1Sj87dFpOM:2022/11/30(水) 18:55:51 ID:???0
◆Mti19lYchg様、本日は11月30日、締め切り最終日となりました。
明日以降から本編制作を本格的に開始したいと思い、参考までに旧作の本編を見てみた所、二つほど気になる点がございましたので、
出来れば早めに回答して下さればありがたいです。ではいきます。

①参加主従達は本編開始直後から他の主従が誰なのか全員把握している設定なのか?
まず気になった点としては参加主従達が本編開始直後から既に同盟を結んでいたり、他の主従の事を把握していて
いきなり戦闘が始まったりするような展開が旧作には開始直後から見られた点でした。
そこで質問なのですがこの聖杯ロワにおいては参加主従は他の主従の顔、容姿、位置情報や与えられたロール等を
全て把握している設定なのでしょうか?

②参加しているキャラの出展作品から雑魚敵や上級NPCといった形でキャラを出すのはありなのか?
これも旧作本編の中にあった展開なのですが、参加キャラの出展作品から雑魚敵や上級NPCという形で
参加主従とは別のキャラが登場するという展開がありました(例えば雑魚敵としてドラクエからスノードラゴンやごくらくちょうが出てきたり、
上級NPCとしてまどマギから鹿目まどかや暁美ほむらが出てきたり)
これを自分の採用候補作に当てはめるなら例えば雑魚敵枠として「RWBY」からベオウルフやアーサ、「ディスカバリー」からバッファルホーンやガブルネーク、
「オーバーロード」からデスナイトやナザリックオールドガーダー、「モンハン」からランポスやフロギィなどを雑魚敵ポジションで出したり
上級NPCとして上記の作品からネームド敵(具体的に誰を出すかはまだ決めていませんが)を出したりするとかそういった展開はありなのでしょうか?

返答次第では今後の制作本編の内容が大幅に変わって来るので出来れば早めに返答をいただけるとありがたいです。
回答お願い申し上げます。

359 ◆Mti19lYchg:2022/12/01(木) 01:08:22 ID:8IiaznF.0
>>358

①基本的にはマスターはお互いを知らない設定です。
ただし、キャスターなど一部のマスター組は多少マスターやサーヴァントを知っています。
他にも自作のヴィヴィはほとんどの組にマスターだと知れ渡っています。
初話でマスター達が同盟を組んでいるという設定はありです。

②雑魚敵に関してですが、今回は聖杯もしくはそれに値する願望器のある世界のみで限定して登場させてください。
上級NPCですが、こちらも同じくそのキャラ自身が願望器を宿していたか、願望器を造ったなど深いかかわりを持つキャラでしたら登場させてもOKです。

360 ◆TUV54iMsXU:2022/12/01(木) 06:34:15 ID:tXV03CFM0
>>358
①の事前にマスターのことを把握していたり、同盟を組んでいたりするという設定についてですが。
恐らく、このロワの猶予期間が一ヶ月弱とかなり長く、加えて活動拠点(月海原学園やアカデミー)やロールが同じになる組み合わせも多いため、という点によるものかと思いますね。
故に「同じ場所に長期間居て、知らないのは無理があるのでは」という暗黙の了解が生じ、結果として「開始前から関係が構築されている」という飛躍した展開に繋がっていったかと思います。

361◆A1Sj87dFpOM:2022/12/01(木) 19:05:39 ID:???0
>>359
分かりました。自分としては最初から同盟を組んでいるよりも
参加者同士の出会いの経緯を書いた方が面白いと思うのでその方向で書いてみたいと思います。
それと上級NPCのことについてですが、旧作本編に登場したまどかやほむらやジークのように
「登場できなかったあのキャラやこのキャラを上級NPCとして勝手に登場させようぜ」みたいな感じで、
上級NPC扱いでキャラを登場させることが頻繁に繰り返されるようだと何でもありになってしまいますし、
キリが無くなると思うのでいっそのこと「NPC情報」にあらかじめ記載されている上級NPC以外のキャラは
上級NPCとして無断で登場させることは一切禁止位の制約を思い切って設けるのはどうでしょうか?
後、もう二つほど◆Mti19lYchg様に確認したいことと要望したいことがあるのでいいでしょうか?
一つ目は確認したいことですが、当聖杯戦争には「霊基研究所」という施設があって、そこでは「霊基再臨」が出来るという設定ですが、
旧作本編の中で五代の制約の中に『凄まじき戦士(アルティメットフォーム)は霊基再臨後まで変身できません』というのがあったり、
坂田銀時の制約の中に『亡虚の龍脈刀は一段階の霊基再臨されない限り、使用できません』というのがあって、それを見て思ったのですが、
例えば自分の採用サーヴァントで例えますと『フェクト・エフィリスを霊基再臨でカオス・エフィリスに強化する』とか
『メル・ゼナを霊基再臨で特殊個体メル・ゼナ(分かりやすく言うとリオレウス希少種とか激昂したラージャンとか怨嗟響めくマガイマガドとか傀異克服クシャルダオラ見たいな感じの強化個体です)に強化する』
といったようなそういった展開は『あり』なのでしょうか?自分は過去にfgoをプレイしていた時期がありましたので霊基再臨がどういったものなのか大体知っているつもりですが、
上記のように霊基再臨を利用して、サーヴァントを物語途中で強化するみたいなことは『あり』なのでしょうか?
それとも霊基再臨は上記のようにサーヴァントへの制約みたいな扱いにした方がいいのでしょうか?
また、霊基再臨での強化がありな場合、どのような条件で霊基再臨が可能なのかそういった設定や指定は何かあるでしょうか?
後もう一つは要望ですが、支援掲示板の方で本スレや予約スレが出来たようなので、出来れば予約や作品投稿はそちらでしたいと思っている次第なので
どうにか支援掲示板に書き込みが出来るよう、キャップやトリップを発行していただけないでしょうか?
先ほど念押しのために支援掲示板に要望を送りましたが、出来れば確認をよろしくお願いします。

362 ◆Mti19lYchg:2022/12/02(金) 23:28:22 ID:lItaiD4Y0
>>361
NPCに関してですが、同じくキリが無くなりそうなのでアポクリファのジークを入れて、それで勝手な登場は禁止という事にします。
霊基再臨ですが、サーヴァントが本来の力を発揮できるという設定にしようと思ってました。
設定や条件は考えてなくて、CCCにでた神話礼装を使えるようになる、ラスボス戦で強化できる仕様として考えてまして。
ですので、途中の霊基再臨に関しては衣装が変わって能力値はそのままということで。
ですが、これだとあまり意味なさそうなのでいっそ削除してしまいましょうか。ややこしくなりそうですし。
後、支援掲示板についてですが要望が届いていませんでした。
一応制限はすべて解除したはずですから、もう一度スレッドに書き込んでみてくれませんか?
度々ご迷惑をかけて申し訳ありません。

363◆A1Sj87dFpOM:2022/12/03(土) 10:05:25 ID:???0
>>362
ありがとうございます。支援掲示板のことですが試しに先ほど書き込みをしてみた所、
「ERROR!! 正引きと逆引きの結果が矛盾しています」というエラーメッセージが出て書き込みが出来ませんでした。
以前本スレに書き込みをしようとして同じエラーメッセージが出たことがあったのですが、
その時は管理人に要望を送ってキャップとトリップを発行してもらってそれを用いて書き込みをした所、
エラーメッセージが出ることなく無事に書き込みをすることが出来ました。
これから書き手として参加する以上、支援掲示板の本スレや予約スレを利用したいと思っている次第なので、
先ほど「掲示板管理者に連絡」を利用してキャップとトリップの発行要望を送ったので、
確認をお願いできないでしょうか?何度も何度もすいません……

364 ◆Mti19lYchg:2022/12/03(土) 12:33:55 ID:4UQ1UzsQ0
>>362
先ほどハンドル名の追加を行い、メールで送信しました。
内容のハンドル名とパスワードを使って試してみてください。

365◆A1Sj87dFpOM:2022/12/03(土) 15:51:46 ID:???0
>>364
無事書き込み出来ました!testスレに書き込みしたのでそちらで確認してください。
どうもありがとうございます。

366 ◆Mti19lYchg:2022/12/05(月) 02:41:51 ID:YHvrBbEw0
NPCの話が時間かかりそうなので先にOPを投下します。

367聖杯戦争 開幕 ◆Mti19lYchg:2022/12/05(月) 02:42:45 ID:YHvrBbEw0
 あなたは唐突に中空に浮かんでいた。
 そこは、まるで小惑星帯のように星々が動き、またぶつかり合っている宇宙空間のようだ。
 周囲を見渡すと、銀髪の青年が目の前に立っていることに気づいた。
「やあ。この地に最後まで残ったマスター」
 青年は柔らかい物腰で語り掛ける。
「改めて自己紹介しておこう。僕はこの聖杯戦争を司る裁定者、ルーラーのサーヴァント『アルヴィース』だ。
 聖杯戦争の本選開始まで、後1時間も無い。そこで君に質問を一つしよう」
 アルヴィースは指を一本立てた。
「『この聖杯戦争は聖杯のあるべき場所『楽園』に辿り着く者が既に確定している。そして、それは君ではない』」
 その言葉をアルヴィースが口にした瞬間、あなたの頭の中を何かが通り抜けた。彼の言ったことは真実であると思うようになった。
「そう知ったとしても、君は戦えるかい? 奇跡に手を伸ばせるのかい?」
 聖杯を手に入れるのは自分ではない。そう悟ったあなたの返答は――

368聖杯戦争 開幕 ◆Mti19lYchg:2022/12/05(月) 02:43:02 ID:YHvrBbEw0
『そうだとしても、確定した未来の後は白紙でしょ? 勝者の横からぶん殴って聖杯を手に入れられる可能性がある以上、未来が決まっていても、まだ現在を変える余地があるなら私は決してあきらめないわ』
『だったらそいつが聖杯にたどり着く道を探り、横から令呪をかっさらって私が願いを叶える』
『辿り着く者が決まっていたとしても、その後聖杯を手に入れるとは限りません。あなたが測定した未来でも現在を変える権利は今を生きる僕たちにあり、そして聖杯を手に入れるのは僕です』
『だったら私は……その未来を超えて聖杯戦争を止める!』
『私は! そんなこと信じない! 私は聖杯を手に入れて過去をやり直す!』
『波紋の催眠術みてーなこと使って言われても信じられねーな。それに俺は黒幕をぶちのめすのが目的なんだ。聖杯は悪人の手に渡らなければそれでいい』
『だとしても、私は『歌で人を幸せにするため』動き続け、だからこそ人が互いを傷つけあうこの聖杯戦争を止めたいです』
『私が辿り着かなくても、マスター皆が幸せになれる。そんな願いを叶えてくれるマスターを探してご奉仕します!』
『私はきっといるだろう誰も傷つけずに聖杯を手に入れて願いを叶えたいマスター達を探してみんなでその場所へ行きます。そうすれば本当にたどり着ける人間が誰だか分からなくなっちゃいますから」
『私自身が辿り着かなくても、そのマスターを傀儡にすれば結果は変わらないですねぇ』
『…………うるせー! 勝手に未来なんて決めてんじゃね―!! 私は絶対ゆりねをブッ殺すんじゃオラ―!!』
『俺は聖杯にたどり着く結果より、そこまでの過程で何を信じたくて、何を願いたいかを知りたい。だから手に入らないとしても戦う』
『私は聖杯も奇跡も何もわかりません。ですけど聖杯戦争を止める気持ち、ライダーさんを信じる気持ちだけは持ちたいです』
『あらかじめ決まってる出来レースだったらそんな問いかけ意味あるの? ただのチートじゃない。私はそんなことを信じずに聖杯へとたどり着いてみせるわ』
『私が辿り着かなくても、マスター皆が幸せになれる。そんな願いを叶えてくれるマスターを探してご奉仕します!』
『……だったら全てぶっ潰してやる』
『私は……聖杯を手に入れる。そのためならそのたどり着く人が聖杯に向かう途中でその人を殺してでも聖杯にたどり着く』
『もし聖杯が手に入らなくても、私が先輩を殺しさえしなければそれでいいんです』
『それでも俺は最後まであきらめずに戦い、生きるよ』
『オレはどうなってもいい。ただレオが辿り着くために戦うだけだ』
『洗脳など私にとっては無意味だ。聖杯を手に入れるのは私以外にいない』
『その辿りつく者ってのは『主催者』か『黒幕』の事じゃねえのか? もしくは辿り着いたヤツをそいつらが利用するとか。どっちにしても聖杯に繋がる道を見つけ裏から操ってる黒幕野郎をブチのめしてみせるぜ』
『それなら俺はそのただ一人だけが生き残る未来をぶち壊す!』
『俺は俺が聖杯にたどり着けなくても、戦いを止めるため、人を救うため戦うだけだ』
『……オレはあの時引けなかった引き金のために戦う。無駄死にだとしても奇跡に手を伸ばす』
『それでも例えばマスターみんなでそこに行きさえすれば、誰が本当にたどり着く人間かなんてわからなくなっちゃうでしょ? 私はそのために戦うわ』

「君の『覚悟』は受け取った。その意志が強く保たれん事を」
 あなたとアルヴィースの距離が離れてゆき、小惑星帯のような景色は暗闇に塗りつぶされていった。

369聖杯戦争 開幕 ◆Mti19lYchg:2022/12/05(月) 02:43:25 ID:YHvrBbEw0

 ◇ ◇ ◇

 教会内で言峰綺礼とDIOがそれぞれ手を後ろに、前に組んで空中投影パネルの前に立つ。
 カウントタイマーが00:00:00:00になった瞬間、パネルにマスターの名前とサーヴァントが並んで表示された。

No.01 遠坂凛 セイバー
No.02 巴あや セイバー
No.03 レオナルド・ビスタリオ・ハーヴェイ セイバー
No.04 衛藤可奈美 セイバー
No.05 二階堂ルイ アーチャー
No.06 ジョセフ・ジョースター アーチャー
No.07 ヴィヴィ アーチャー
No.08 桃宮いちご アーチャー
No.09 オネスト ランサー
No.10 ルビー・ローズ ランサー
No.11 邪神ちゃん ランサー
No.12 吉野順平 ライダー
No.13 香風智乃 ライダー
No.14 七海千秋 ライダー
No.15 ウィキッド/水口茉莉絵 ライダー
No.16 新条アカネ キャスター
No.17 間桐桜 キャスター
No.18 千翼 アサシン
No.19 ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ アサシン
No.20 狛枝凪斗 アサシン
No.21 ザキラ バーサーカー
No.22 エドワード・エルリック バーサーカー
No.23 上条当麻 バーサーカー
No.24 衛宮士郎 アルターエゴ
No.25 コラソン/ドンキホーテ・ロシナンテ アルターエゴ
No.26 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン ブレイド
No.XX ミザリィ アヴェンジャー、フォーリナー

【傭兵システム】 アーチャー エミヤ
【傭兵システム】 ランサー クー・フーリン
【傭兵システム】 アサシン 燕青


「ミザリィを除いた全マスターの端末に回線を接続」
 綺礼が口を開く。
「只今を以って聖杯戦争の本戦開始を宣言する。これより各自元の世界に戻るための扉は消え去り、聖杯を手に入れ帰還できるのはただ一人となった。
 その事実を認識し、皆存分に殺し合い給え。そして汝自身を以って最強を証明せよ。
 されば『天の聖杯』は勝者の元にもたらされん」

370聖杯戦争 開幕 ◆Mti19lYchg:2022/12/05(月) 02:43:43 ID:YHvrBbEw0
 ◇ ◇ ◇

 ビッグアイ屋上。
 真下で正月のパレードが行進している中、ガラクシアはそれを怒りの念を込めて睨みつけた。
「憎み、恨み、叫び、吠え、全ての者に何物とも知れぬ怒りを抱いてきた同志たちよ」
 ガラクシアは高らかに宣言する。
「時は満ちた。今こそ、我らガラクシアの底無き憎悪を存分に叩きつける時だ!」
 ガラクシアの胴体から機械の部品が作り出され、一つの何かが構築されようとしている。
 出来上がっていく形は、巨大な爆弾だ。
 完成した瞬間、ガラクシアはためらいなく起爆。轟音が鳴り響き、爆風が夜空を赤く染めた。

 ◇ ◇ ◇

 物質転換炉、特別捜査官ルームにてオペレーターが叫んだ。
「『ビッグアイ』屋上で大規模な爆発が確認されました!」
「録画をズームして爆発の対象を確認」
 動揺するオペレーターに対し、冷静にアルヴィースは指示を下す。
「これは……女性です! 女性が爆弾に体を変換しているようです!」
「顔認証システムで全ての監視カメラから同一人物をチェック」
 意図が分からないままオペレーターは指示に従い検索を始めた。
「確認できました。対象一致者はB-1地区『Eアイランド』内、D-2地区『ラストアンコール』屋上。D-5地区タウンゼン街、C-6地区ティア―ブリッジ1のケーブル上です。
 その全てが、10名以上の武装した人間を連れています」
「起動兵を随伴した防衛隊を出動。武装した人間共々テロリストグループ「ガラクシア」として処理。抵抗するなら射殺も許可」
「了解しました」
 驚きを隠せないルーム内のメンバーはアルヴィースに尋ねた。
「捜査官……あれは我々にとって未知の起動兵なのでしょうか……。自我を持つ起動兵は我々も所持していますが」
「あれは憤怒と憎悪の結晶だ。これが未知というならこれから先僕たちはさらに未知なる異変を目撃することになる」
 そう言ってアルヴィースはモニターに目を向けた。
「これで全ては始まった。これからは君たちマスターが未来を、世界を創るんだ。
 叶うならば、停滞と閉塞の未来ではないことを」
 アルヴィースは誰にも聞こえぬ小声で呟く。かつて自身が見届けた『二つ』の『世界創造』を思い起こして。


――――聖杯戦争、開幕――――

371 ◆Mti19lYchg:2022/12/05(月) 02:44:10 ID:YHvrBbEw0
以上、投下終了です。これより予約を受け付けます。

372 ◆Mti19lYchg:2022/12/05(月) 02:58:25 ID:YHvrBbEw0
OPを一部修正しました。

『そうだとしても、確定した未来の後は白紙でしょ? 勝者の横からぶん殴って聖杯を手に入れられる可能性がある以上、未来が決まっていても、まだ現在を変える余地があるなら私は決してあきらめないわ』
『だったらそいつが聖杯にたどり着く道を探り、横から令呪をかっさらって私が願いを叶える』
『辿り着く者が決まっていたとしても、その後聖杯を手に入れるとは限りません。あなたが測定した未来でも現在を変える権利は今を生きる僕たちにあり、そして聖杯を手に入れるのは僕です』
『だったら私は……その未来を超えて聖杯戦争を止める!』
『私は! そんなこと信じない! 私は聖杯を手に入れて過去をやり直す!』
『波紋の催眠術みてーなこと使って言われても信じられねーな。それに俺は黒幕をぶちのめすのが目的なんだ。聖杯は悪人の手に渡らなければそれでいい』
『だとしても、私は『歌で人を幸せにするため』動き続け、だからこそ人が互いを傷つけあうこの聖杯戦争を止めたいです』
『私が辿り着かなくても、マスター皆が幸せになれる。そんな願いを叶えてくれるマスターを探してご奉仕します!』
『私はきっといるだろう誰も傷つけずに聖杯を手に入れて願いを叶えたいマスター達を探してみんなでその場所へ行きます。そうすれば本当にたどり着ける人間が誰だか分からなくなっちゃいますから」
『私自身が辿り着かなくても、そのマスターを傀儡にすれば結果は変わらないですねぇ』
『…………うるせー! 勝手に未来なんて決めてんじゃね―!! 私は絶対ゆりねをブッ殺すんじゃオラ―!!』
『俺は聖杯にたどり着く結果より、そこまでの過程で何を信じたくて、何を願いたいかを知りたい。だから手に入らないとしても戦う』
『私は聖杯も奇跡も何もわかりません。ですけど聖杯戦争を止める気持ち、ライダーさんを信じる気持ちだけは持ちたいです』
『あらかじめ決まってる出来レースだったらそんな問いかけ意味あるの? ただのチートじゃない。私はそんなことを信じずに聖杯へとたどり着いてみせるわ』
『私が辿り着かなくても、マスター皆が幸せになれる。そんな願いを叶えてくれるマスターを探してご奉仕します!』
『……だったら全てぶっ潰してやる』
『私は……聖杯を手に入れる。そのためならそのたどり着く人が聖杯に向かう途中でその人を殺してでも聖杯にたどり着く』
『もし聖杯が手に入らなくても、私が先輩を殺しさえしなければそれでいいんです』
『それでも俺は最後まであきらめずに戦い、生きるよ』
『オレはどうなってもいい。ただレオが辿り着くために戦うだけだ』
『誰が聖杯にたどり着いても、僕が希望に溢れた聖杯戦争にしてみせるよ』
『洗脳など私にとっては無意味だ。聖杯を手に入れるのは私以外にいない』
『その辿りつく者ってのは『主催者』か『黒幕』の事じゃねえのか? もしくは辿り着いたヤツをそいつらが利用するとか。どっちにしても聖杯に繋がる道を見つけ裏から操ってる黒幕野郎をブチのめしてみせるぜ』
『それなら俺はそのただ一人だけが生き残る未来をぶち壊す!』
『俺は俺が聖杯にたどり着けなくても、戦いを止めるため、人を救うため戦うだけだ』
『……オレはあの時引けなかった引き金のために戦う。無駄死にだとしても奇跡に手を伸ばす』
『それでも例えばマスターみんなでそこに行きさえすれば、誰が本当にたどり着く人間かなんてわからなくなっちゃうでしょ? 私はそのために戦うわ』

373 ◆Mti19lYchg:2022/12/18(日) 14:19:14 ID:j.69CfIw0
私事ですが、現在個人的な事情によりNPC達の話を完成できるめどが立っていません。
そこでOPを投下したこともあり、予約を解禁します。
ぐだぐだで申し訳ありません。

374名無しさん:2023/03/19(日) 17:24:13 ID:asMvV4pU0
これだけ、音沙汰ないことを見れば……まぁ、エターだよな。

この先の展開に対する理想もあっただろう。「忙しいから」なんて張らなくていい見栄を張るだろう。
でも、書き上げる前に「飽きてしまう」か「やる気が湧かない」で潰れてしまうのが現実ってもんだよな。

「飽きる」も、「やる気がない」も、人としては当たり前のこと。
所詮は一人一人の趣味。やらないことや出来ないことは、何も悪いことじゃない。何の責任もなければ、義務もないからね。
周りだって同じ気持ち。その結果、協力してくれなくなるのも、離れて行くのも、盛り上がらないのも、当たり前ことなのよ。

この企画は元より「失敗」に終わっていることだけどさ、現実を受け入れられなかったことが「失敗の原因」なんじゃないかな、って思う。

375 ◆Mti19lYchg:2023/11/20(月) 23:55:22 ID:pDl76sXU0
投下します。

376生者と死者 ◆Mti19lYchg:2023/11/20(月) 23:56:18 ID:pDl76sXU0
 D-2地区にある「ラストアンコール」市営図書館、コンサートホール・劇場・会議室・展示室などを擁する複合施設。文化交流にもうってつけの場所だ。
 そこで現在飛び交っているのは弾丸である。
「射殺許可が出ている。応戦せよ!」
 防衛隊と、ガラクシアグループが撃ち合う中、突然鋼製のロープがガラクシアグループを襲い、纏わり、縛り付けた。
 防衛隊がロープが出た方を見ると、そこには錬金術顧問の姿があった。
「ビル周囲の人間はあんたらが相手してくれ。オレは屋上のテロリストを無力化してくる」
 エドワード・エルリックは両手を合わせ、地面にあてた。
 すると見る見るうちに地面から柱が生え、石板が組み合わさってゆく。
 あっという間に屋上まで届く階段ができ、防衛隊の面々はぽかんを口を開けた。
「後よろしく!」
 エドと、その後ろには学生服の屈強な男が階段を上っていく。
 それを見た防衛隊の面子は銃声で事態が終わっていないことを思い出し、戦闘に入った。

377生者と死者 ◆Mti19lYchg:2023/11/20(月) 23:56:39 ID:pDl76sXU0
「やっと現れたな、テロリスト達を陰で操っていたサーヴァント!」
 階段を上り終わったエドは、そこにいた少女――否、違った。マスターに与えられたサーヴァントのステータスを読み取る透視力でエドは少女はサーヴァントだと認識できた。
「貴様の名は知っていた。エドワード・エルリック」
 少女が口を開く。思ったより幼い声だった。
「私達ガラクシアの者達は心臓の魔術回路を励起状態にし、手を重ねる合図で暴走させ、爆発する。
 その仕組みを魔術を知らずによくぞ見抜いたものだ。おかげで自爆し損ねた同士が大勢いる」
「錬成陣を二つに分けて、合わせることで術を発動させるタイプの錬金術師を知っていたからな。
 マスターを狙うために人を巻き込んで無理やり自爆テロなんて起こさせてんじゃねえ!」
「無理やり? 貴様は勘違いしている。我々は自分の意志で自己を証明しているのだ」
「何の証明だ!」
「我々が人類史の繁栄の裏で切り捨てられた者達である証明だ」
 そう語るガラクシアの瞳には深い憎悪の念が込められていた。
「例えばだ。一つの王国の民50万人がほぼ皆殺しにされたとする。
 その恨みの業火は消すことが出来るだろうか?
 消せたとしたら、それでどのような恩恵が得られるのだ?
 得られたものは、果たして労力をかけただけの価値があるのか?
 恩恵から得た未来はいかなるものか?」
 それを聞きエドには閃くものがあった。国土錬成陣により不老不死に限りなく近づいた父親と『お父様』の存在を。
「お前は……その王国の民50万人の魂から作られたってのか?」
「魂ではなく血だがな。だが彼らの意志は私に受け継がれている。ガラクシアとは王国の名であり、民たちの怨念により作られた自我ある明日無き兵器。つまりは私の事。
 明日を考えられるのは未来を得た者たちだ。だが私達『亡霊(デッドフェイス)』には過去の恨み、憎しみ、怒りしかない!
 もし、貴様が先へ進むことしか考えないのなら、我々はそのために切り捨ててきた者たちだ!」
 それを聞いたエドの脳裏に浮かぶのは、救えなかった一人の少女。思わずエドは手を握り締めた。

378生者と死者 ◆Mti19lYchg:2023/11/20(月) 23:57:04 ID:pDl76sXU0
「……ふざけんなって怒鳴りたい一方、成程ってどこか納得できる自分がいる。オレにも過去への怒りってのがあるからな。殺しはしなくても一発以上ぶん殴りたいやつがいるが、それを我慢した奴がいるから俺も我慢した男がいる。
 オレがあいつを倒し、先に進む今でも忘れられない、忘れちゃいけない事がある」
 エドは左手で右腕を強くつかんだ。
「だからオレは先に進む。だけどその過程で得た痛みから逃げることはしねぇ! そしていつか進んだ先には……救えなかった人たちに報える道があるって信じている!」
 強い意志を込めた瞳でガラクシアを見つめるエド。それを聞いたガラクシアは、承太郎に視線を向けた。
「エドワード・エルリックのサーヴァント。貴様はどうだ? 英霊となった今は敗者に何か感じることはあるか?」
 承太郎は帽子を深くかぶり直した。
「俺から言えることはただ一つ。『恨み』は人間が受け継ぐものでも『カス』の部類という事だけだぜ」
「そうか……ならば貴様から死ね!」
 そう言ったガラクシアの手が円筒状に変換されていく。組み上げられたものは大砲。
 ガラクシアは承太郎に砲口を向けて弾丸を発射。
「『オラァ!』」
 対して承太郎は身動きせず、承太郎の側に現れ立つ者――スタンド・スタープラチナを出現させ、弾丸を拳で弾き飛ばした。
 はじかれた弾丸は、承太郎達の遥か後方で爆発し、閃光が二人の影を作る。
 その影に沿うように二人はガラクシアに向かい突進した。
 ガラクシアは砲弾を連射。それをことごとく承太郎は弾く。
 続いてガラクシアは腕を長い刀に変え、横凪ぎに振るいマスター、サーヴァント共々真っ二つにしようとする。
 スタープラチナは白刃取りで受け止め、気合を入れてへし折った。
「食らい尽くせ、わが同志達よ!」
『イタダキマース!』
 その一瞬をつき、ガラクシアから人形サイズのガラクシアがボコボコと分裂して生まれ、エドたちに襲い掛かる。
 ある者は砲、ある者は刀、ガラクシアと同じ武装を体に合わせたミニチュアサイズで携えて。
「ミニチュアでも殺傷力は本物じゃねえか!」
 エドは地面に横周りしてかわし、承太郎は片っ端から人形ガラクシアを叩きのめす。
 ガラクシアは両者が対応している間に間合いを取りバックステップ。
 エドはガラクシアの着地に合わせて両掌を打ち鳴らし、屋上に両手を付けた。
 そこから屋上の一部が鋼製のロープに変じ、ガラクシアを縛り上げる。
「捕まえた。これから色々と吐いてもらうぜ」
 エドが勝ち誇った笑みを浮かべた。
「馬鹿め、捕まえられたのは、貴様らの方だ!」
 嘲笑と共にガラクシアは自分の身体を爆弾へと変化させ――

379生者と死者 ◆Mti19lYchg:2023/11/20(月) 23:57:22 ID:pDl76sXU0
「『スタープラチナ・ザ・ワールド』!」

 ――時は『静止』した。

 全てが停止した世界の中で、承太郎はガラクシアに近づき、爆弾が臨界状態に達している事を見て取った。
「やれやれ、これじゃあぶっ飛ばすしかねえな」
 承太郎はスタープラチナの地を這うアッパーカットで。
「オラァ!」
 ガラクシアの身体を、ロープを引きちぎる力を上空に浮かせた。
 半壊したガラクシアは十数メートルは飛んだところで停止し。
「『時は動き出す』」
 吹き飛んだガラクシアは空中で爆発した。
「何だ⁉」
 突然の空中の爆発に驚くエド。
「今お前が何かやったのか⁉」
「ああ、俺が時を止めた。爆発まで時間がなかったんでな」
「そっか、ありがとな」

「あいつが言っていたデッドフェイスって何なんだ? 下で捕まっている人たちがそうなのか?」
「俺も詳しくは知らねーが、端的に言えば『動く死者』。体は死んでも精神は活動し、生きながら死に囚われた呪いのようなもの、らしいぜ」
 最後の決戦で『お父様』が生み出したあの人達みたいなものか。そうエドは得心した。
「だからあいつらが自爆しようと、ガラクシアがそれを操って自分も自爆しようと、俺たちの聖杯戦争には何の関係もねーし、死んでいてもそれを認めないならいっそ突き付けてやるのが慈悲ってもんだ」
 エドは頭を振った。
「オレはそう知っても、あの人達を人間じゃないと思いたくない。もちろんガラクシアもだ。
 ガラクシアがオレの知っているホムンクルスとほぼ似たような存在ならなおさらだ。
 サーヴァントもデッドフェイスもこの世界を生きる人たちだ。殺しは嫌だ」
 エドの言葉に対し、承太郎は深くため息をついた。
「……やれやれだぜ。おめーは『人間』って奴の定義が広すぎだな」
「すまねえな、こんなマスターで。それでも黒幕にたどり着く気持ちは本物だ」
 エドは承太郎に背を向け、階段を下り始めた。
「構いはしない。俺の苦労が増えるだけだ」
 承太郎もそれに続いた。

380生者と死者 ◆Mti19lYchg:2023/11/20(月) 23:57:51 ID:pDl76sXU0
「報告です。ここでのテロリストは全て鎮圧しました。ですがB-1地区『Eアイランド』内、D-5地区タウンゼン街、C-6地区ティア―ブリッジ1にまだ残っています。
 Eアイランドは特別捜査官が向かうとのことで、錬金術顧問には残り二つのどちらかに向かって鎮圧の助力を願うとの特別捜査官からの連絡がありました」
 階段から降り切ったエドは舌打ちした。
「ったく、ガラクシアはどんだけ現れるんだ? キノコかあいつら」
 エドは顎に手を当て考える。
「よし、タウンゼン街に向かう。そこからティア―ブリッジといこう」
 そう結論を出した時、大気量の排気音が鳴り響いた。
「てめーも結構損な性格してるな」
 その正体はサイドカーを付けたバイク。それに乗った承太郎だった。
「うるせー。ここまで関わったからには最後まで面倒見てやる」
 言い終わったエドは、サイドカーに乗り一気にふかしたエンジンで急加速して発進した。
 向かう先はD-5地区。相手は同じガラクシア――


【ガラクシア@白銀のカルと蒼空の女王  消滅】


【D-2 シカルゴ街「ラストアンコール」/聖歴111年1月1日 未明】

【エドワード・エルリック@鋼の錬金術師】
[状態]健康
[令呪]残り3画
[装備]赤マント
[道具]なし
[所持金]500万QP
[思考・状況]
基本行動方針:黒幕を探り当て、ぶちのめす。
1.早く黒幕にたどり着くため、戦争の早期収束へ向かう。
2.『ジョセフとの打ち合わせ』は現在登場しているガラクシアを倒してからだ。
[備考]
『ジョセフ・ジョースター』と面識があり、打ち合わせが入っております。

【バーサーカー(空条承太郎)@ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース】
[状態]魔力消費(小)
[装備]スタンド「スタープラチナ」
[道具]サイドカー付きバイク
[所持金]500万QP
[思考・状況]
基本行動方針:黒幕を探り当て、ぶちのめす。
1.早く黒幕にたどり着くため、戦争の早期収束へ向かう。
2.やれやれ、若いジジイか……
3.DIOの野郎がいるなら、何度でもブチのめしてやる。
[備考]

381 ◆Mti19lYchg:2023/11/20(月) 23:58:14 ID:pDl76sXU0
以上、投下終了です。


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