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( ^ω^)ブーン系オレンジデー祭り2024 本スレ
153
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 22:42:07 ID:ZPauPgZc0
>>146
乙乙可愛かった!
お菓子の桜味以外経験した事無いけどハンドクリームはどんな香りがするんだろう
154
:
名無しさん
:2024/04/25(木) 23:21:45 ID:p8FEjxmI0
>>98
乙
ミセリが魅力的な主人公で好き
155
:
◆Li8T0MJ.FA
:2024/04/26(金) 23:49:46 ID:Rokf0h860
皆さんお疲れ様です
中間過ぎたので今のところのまとめになります(敬称略)
◆aw0I91K7dE
【作品名】神マチアプでアポしたらホントに神が来ちゃったようです
【作品URL】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1713530141/
【コメント】
ねえ、しってる?最近めっちゃ話題の神マチアプ。なんかすごいんだって。神に出会えるらしいよ。え、わたし?わたしはぜんぜん、マチアプとかやったことなくて。友達がすごい詳しいから話はよく聞くんだけど、わたしみたいな可愛くない子にはちょっとむずかしいかな、なんて。えっ、やだ、うそでしょ?なんでこんなとこで爆発するの、やだ、やめて、しにたくない
◆eGnLqfyqwY
【作品名】ξ ゚⊿゚)ξ 隣の席の内藤くん のようです (^ω^ )
【作品URL】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1705730112/34-57
【コメント】チョコレートが大好きなので書きました!
◆HYmb1.Al4Y
【作品名】ξ゚⊿゚)ξは愛を語られ語るようです
【作品URL】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1713590866/
【コメント】恋愛ジャンルは苦手、というより嫌いなジャンルでしたが頑張って挑戦してみました。
◆XDgq1n/mJY
【作品名】四月馬鹿たちのようです
【作品URL】
>>66
〜
>>76
(
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1705730112/66-76)
【コメント】春の恋祭楽しみです
◆mzr18G4QOc
【作品名】(´・_ゝ・`)ヒミツのようです
【作品URL】
>>81-97
(
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1705730112/66-76)
【コメント】不倫などの迷惑な恋愛や、心臓に口付けするほどの恋愛を書いて楽しかったです
156
:
◆Li8T0MJ.FA
:2024/04/26(金) 23:50:40 ID:Rokf0h860
◆JeuQiOyU3U
【作品名】んじゃめき様の言う通りのようです
【作品URL】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1713765725/-100
【コメント】んじゃめき様の言う通りです
◆eGnLqfyqwY
【作品名】('、`*川あたしの親友のようです从'ー'从
【作品URL】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1713850725/
【コメント】面倒臭い女、いいと思います
◆gSMF7Mrmu.
【作品名】101回目の朝のようです
【作品URL】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1713773981/-100
【コメント】同性同士の恋愛の為、閲覧にはご注意ください。
恋愛物を書くのは苦手でしたが頑張りました。
◆8gwSzhoaP.
【作品名】二人は囀り歌うようです
【作品URL】
>>107
〜
>>132
(
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1705730112/107-132)
【コメント】双子のセリフはリズムを取りながら読んでいただければ楽しめる……かも
◆NGYeHpCrH2
【作品名】( ・∀・)「毎日好きと言うようです」
【作品URL】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1713943554/
【コメント】ラブコメです。初投稿です。楽しんでください。
157
:
◆Li8T0MJ.FA
:2024/04/27(土) 00:05:38 ID:eOQE3FBo0
◆O7/3vokCH2
【作品名】指輪は婚姻を依り代にするようです
【作品URL】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1713543089/
【コメント】時間のある時に読んでいただければ幸いです
トリップ無し
【作品名】香気芬芬良い気分のようです
【作品URL】
>>139
〜146(
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1705730112/139-146)
【コメント】桜の匂いは好きです
◆lNG3w0QzVU
【作品名】川 ゚ -゚)おもしれー女になりてーようです
【作品URL】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1713971756/l30
【コメント】('A`)書いててやたら楽しかったです('A`)
◆5iBw4nf/rQ
【作品名】ファイナルのようです
【作品URL】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1714014292/l30
【コメント】ドクオ、部活やめるってよ
◆eGnLqfyqwY
【作品名】('A`)恋不知のようです
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1713965822/l30
【作品URL】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1713965822/l30
【コメント】誰かを好きになるって本当に素晴らしいことですね
>>135
申し訳ありません、30日は火曜日ですね
29日(月)いっぱいが投下期間で30日(火)に日付が変わったタイミングで投下期間の終了になります
紛らわしい間違いをしてしまいましたので重ねてお詫び申し上げます
158
:
名無しさん
:2024/04/27(土) 00:19:55 ID:ySSVV.pU0
まとめ乙ですわ
159
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:14:34 ID:9AGNVBw.0
投下します
160
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:16:11 ID:9AGNVBw.0
(,,゚Д゚)帰って来たようです
(,,゚Д゚)「ここら辺、か? 」
(,,゚Д゚)「折角の春休み、趣味に走るのも悪くはないってな」
(,,゚Д゚)「ネットの情報によれば、ここら辺りに神社があるはずなんだが……」
(,,゚Д゚)「うーん…」
(;,゚Д゚)「昔ここら辺に住んでいたとは言っても、記憶がなぁ……」
(,,-Д-)「まさか元地元がオカルトスポットになるとはわからないものだなぁ……」
(,,゚Д゚)「おっ! あれかな!? 」
(,,゚Д゚)「おお…寂れているから余計に雰囲気があるじゃあねぇか」
(,,゚Д゚)「ここが噂の神社……」
(,,-Д-)「誰も居ないはずなのに声が聞こえてくるだの、入って来た鳥居を振り返ると、違う景色が見えるとか、誰かに捕まれたって噂もあったっけか」
(,,^Д^)「はっはっは! いかにも眉唾な話だがそれがいい! 」
(,,^Д^)「オカルトってのはこうでなくっちゃな! 」
(,,゚Д゚)「さてさて、まずは鳥居でも調べてみるとするか」
161
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:17:19 ID:9AGNVBw.0
(,,゚Д゚)「いやあ汚れちゃってるなあ誰も手入れとかしてくれてないのか? 」
「まあねえ。こんな辺鄙な場所に来る人なんて少ないからさぁ」
(,,゚Д゚)「んでこの鳥居の何処から見れば別の景色ってのが見れるんだ? 」
(,,゚Д゚)「うーーーーーーーーーーーん」
(゚Д゚,,)
(,,゚Д゚)
(,,-Д-)「ワカラン……」
(,,゚Д゚)「だが、しかし! そう簡単に諦める俺じゃあない!! 」
162
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:18:05 ID:9AGNVBw.0
「あっはっは! 相変わらず元気だねえ」
「でもだぁめ。それじゃあ見ることは出来ないよ」
(,,゚Д゚)「何か条件でもあるのか…? 」
(,,゚Д゚)「時間、場所、向き、もしくは人数…とか? 」
「どれだろうねぇ? 」
(,,゚Д゚)「人数だったら、詰むな」
(,,-Д-)「まあ出来ない物を可能性に考慮してても仕方ない」
(,,゚Д゚)「他のを考えよう」
「うんうん。色々と考えるのはいい事だよ」
「そういうのは子供の頃から変わってないねぇ」
(,,゚Д゚)
(゚Д゚,,)
(,,゚Д゚)
163
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:18:59 ID:9AGNVBw.0
(,,-Д-)「ううむ……」
「おっもう諦めちゃうかい? 」
(,,゚Д゚)「わかんねーなー」
「私が見えれば見れるんだけどねぇ」
(,,゚Д゚)「えっ、そうなの? 」
「えっ」
(,,゚Д゚)「えっ? 」
「えっ? 」
(,,゚Д゚)「いや、何後ろ見てんのさ」
「えっ、見えてる? 」
(,,゚Д゚)「あたり前じゃん」
(;*゚-゚)「うっそ…」
(,,゚Д゚)「マジ」
(;*゚-゚)「マジ? 」
(,,゚Д゚)「マジマジ」
(;*゚д゚)「えーーーーーーーーーーー!!!? 」
(;,゚Д゚)「うるせえ! 」
(;*゚-゚)「あっごめん」
(;*゚-゚)「ホントに見えてるんだ……」
(,,゚Д゚)「そりゃそこに居るんだしあたり前だろ」
(;*゚-゚)
(;*゚-゚)「じゃあ何で無視してたのさ」
(,,゚Д゚)「知らん人にいきなり馴れ馴れしく話しかけてこられたら警戒するだろ普通」
164
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:19:38 ID:9AGNVBw.0
(*゚ー゚)「知らない人、か」
(,,゚Д゚)「んあ? 」
(*゚ー゚)「ん〜ん。何でもないわよ〜」
(,,゚Д゚)「そっかぁ? まあいいや」
(,,゚Д゚)「んであんたが見えれば見えるってどういう事だよ? 」
(*゚ー゚)「あたしが見えるって事は、ここと縁があるって事なのさ」
(*゚ー゚)「君、昔ここら辺に住んでた事があるかい? 」
(,,゚Д゚)「ん。まあ子どもの頃は住んでたな」
(*^ー^)「そうだろうな」
(,,゚Д゚)「それとこれと何の関係が? 」
(*゚ー゚)「まあまあそう慌てないで」
(*゚ー゚)「もう一つ聞きたいんだけれどぉ」
(*゚ー゚)「子供の頃って友達はいたのぉ〜? 」
(;,゚Д゚)(口調が安定しない奴だなぁ)
(,,゚Д゚)「そりゃあいたが…? 」
(*゚ー゚)「友達の事全員覚えてる? 」
(,,゚Д゚)「そりゃあ覚えてるし、まだ連絡とってるぞ」
(*゚-゚)「そっか」
(* - )「……そっか」
(;,゚Д゚)「……? 」
(*゚ー゚)「それで何でまたこんなとこまで来たんだい? 」
(,,゚ー゚)「ふふふよくぞ聞いた! 」
(,,゚Д゚)「俺はオカルト関係を調べるのが趣味でな」
(,,゚Д゚)「ここら辺りに面白そうな情報があったから確かめに来たんだ!! 」
165
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:20:02 ID:9AGNVBw.0
(*゚ー゚)「それがさっき呟いてた事なのね? 」
(,,゚Д゚)「そういうこった! 」
(,,゚Д゚)「それであんたが何か知ってるんだろ? 」
(*゚ー゚)「あんただなんて他人行儀な」
(;,゚Д゚)「いや、あんたの名前知らんし…」
(*゚-゚)
(*゚-゚)「しぃ」
(*゚ー゚)「私の、名前は……しぃ。だよ」
(,,^Д^)「しぃかよろしく! 」
(,,゚Д゚)「俺はギコだ! よろしくな!! 」
(*゚-゚)
(*゚-゚)「……よろしく」
(*゚ー゚)「それでギコくんはここの話はどんなことを聞いているんだ? 」
(,,゚Д゚)「誰も居ないはずなのに声が聞こえてくるだの、入って来た鳥居を振り返ると、違う景色が見えるとか、誰かに捕まれたって所だな」
(*゚ー゚)「なるほどなるほど」
(*^ー^)「その内二つはもう解決しちゃったねぇ〜」
(;,゚Д゚)「ええ? 」
(*^ー^)「声と捕まれたっていう話の原因は」
(;,゚Д゚)「原因は……? 」
(*^д^)「何とこの俺様が犯人なのでしたぁぁ!! 」
(;,゚Д゚)「ナ、ナンダッテー! 」
166
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:20:41 ID:9AGNVBw.0
(,,゚Д゚)「ってんなわけあるかい」
(*゚3゚)「信じてないわね〜? 」
(,,゚Д゚)「あたり前だろ」
(,,゚Д゚)「何で普通の人間がそんな噂になるんだよ」
(*^ー^)「ふっふっふ……」
(*゚-゚)「まあ色々あったのです」
(;,゚Д゚)「何だよ色々って」
(*゚-゚)「まあここで話しても信じられないだろうし」
(*゚ー゚)「君の知ってるもう一つの噂を体験させてあげましょう」
(,,゚Д゚)「鳥居の〜って奴か? 」
(*^ー^)「そうそうそれだぜ! 」
(,,゚Д゚)「しぃが見えれば見れるって言ってたけど、どういう事なんだ? 」
(*゚ー゚)「それはね〜ぇ」
(*゚ー゚)⊃「はい! 」
(,,゚Д゚)「……? 何だ急に手を出して」
(*゚ー゚)「私の手を握って下さい」
(,,゚Д゚)「手を? 」
(*゚ー゚)「そうすればわかるんだよ」
(,,゚Д゚)「ふ〜ん?」
(*゚ー゚)⊃⊂(゚Д゚,,)
(゚Д゚,,)「これでいいのか? 」
(*゚ー゚)「うん! オーケー! 」
(*^ー^)「ではこちらをご覧ください」
(,,゚Д゚)「えっ? 」
167
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:22:24 ID:9AGNVBw.0
(;,゚Д゚)
(;,゚Д゚)「…………鳥居に囲まれてる場所だけ古びた風景が見える」
(*゚ー゚)「なあ!? 凄いだろう!!? 」
(,,*゚Д゚)「すっげっすっげ!! 」
(,,*゚Д゚)「あん中どうなってんだ!? 」
(*^ー^)「行ってみたいのかしら? 」
(,,^Д^)「おう!! 」
(*゚ー゚)「じゃあ私の手を握ったまま一緒に通ってみましょう! 」
(*゚ー゚)「手を離しては行けませんよ? 見えなくなってしまいますからね」
(,,^Д^)「おう!! 」
(;,゚Д゚)「うおおお……すげえ……」
(;,゚Д゚)「俺が入ってきた場所と違って古臭い風景に変わりやがった」
168
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:24:04 ID:9AGNVBw.0
(*゚-゚)「ここはさっきとは次元が違う場所なのさ」
(,,゚Д゚)「これは……凄いなぁ……! 」
(*゚ー゚)「気に入ったかしら? 」
(,,^Д^)「おう! 色々調べてきたが、実際に体験するのは初めてだからな!! 」
(*゚ー゚)「気に入ってくれたのなら何より」
(,,゚Д゚)σ「あそこから入って来たって事はあそこに行けば戻れるのか? 」
(*゚-゚)「まあ、そう、だね」
(*^ー^)「でも、折角来たんだからすぐに帰らないでブラブラしてみましょう? 」
(,,^Д^)「おっ! いいねえ行こう行こう!! 」
(*^ー^)「じゃあこっち! 」
(*゚ー゚)「へぇ〜じゃあギコくんはここ以外にもいろんな所に行ってるんだぁ」
(,,゚Д゚)「ああ。気になるなら今度連れて行ってやるよ」
(*゚-゚)「うん。まあ。機会があったらな」
(,,゚Д゚)「そういやしぃはここら辺りに詳しいんだろ? 」
(,,^Д^)「なんか面白い話はあるのか? 」
169
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:25:36 ID:9AGNVBw.0
(*゚ー゚)「えっ…」
(*゚ー゚)「そうだなぁ〜」
(*゚ー゚)「ギコくんが調べた噂の中でも知られてない話があるんだけど、そんな話はどう? 」
(,,^Д^)「おっ! いいなそれ! 聞かせてくれよ! 」
(*^ー^)「わかったわ! 」
(*゚ー゚)「じゃあちょっと長くなるからそこの家に入ろっか」
(;,゚Д゚)「おいおい良いのかよそんな勝手な事して」
(*^ー^)「大丈夫大丈夫」
(*゚-゚)「誰も使っておりませんので」
(*^ー^)「さて、じゃあそこに座ってくれ」
(*^ー^)「お茶と何か摘まめる物を持ってくるからさ」
(;,゚Д゚)「お……お構いなく」
(;,゚Д゚)(何の疑問もなくここまで来ちまったが、勝手に人様の家に上がりこんで良いのか? )
(;,゚Д゚)(それにこれって泥棒なんじゃないか? )
(;,゚Д゚)「な、なぁしぃ」
「どうかした〜? 」
(;,゚Д゚)「勝手にそんな事して大丈夫なのか? 」
「そんな事って〜? 」
(;,゚Д゚)「俺たち不法侵入で泥棒じゃないか? 」
「………大丈夫」
「ギコくんは気にしないでいいよ」
「僕はここでそんな事で罪に問われた事なんてないよ」
170
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:26:02 ID:9AGNVBw.0
(;,゚Д゚)「そ、そうなのか? 」
「うん。だから気にせず飲み食いしてね」
(;,゚Д゚)「お、おう」
(;,゚Д゚)(突拍子もない話だが、そういやここってやっぱ異世界って事になるのか……? )
(;,゚Д゚)(オカルトネタだと、こういう場所で飲み食いするとその世界の住人になってしまい元の世界に戻れなくなるって話だが……)
(;,-Д)(まさか、な)
「待たせたな」
(;,゚Д゚)「お、おう」
(*゚ー゚)「遠慮せずに食べてくれたまえ」
(;,゚Д゚)「お、おう」
(*^ー^)「この果物とかは絶品なんだ! 一度食べれば病みつきになるわよ!! 」
(;,゚Д゚)「へ、へぇ〜そいつは楽しみだなあ〜」
(;,゚Д゚)「そ、それで、しぃの知ってる話ってのは何なんだ? 」
(*゚ー゚)「ん。じゃあ話すとしようか」
(*゚-゚)「誰からも忘れられた少女の話だ」
(*゚-゚)「今から十数年度前、君が住んでいた場所に一人の少女がいた」
(*゚-゚)「名前は……まあ別にいいでしょ」
(*゚-゚)「その少女には友達がいた。家族がいた。そして……好きな人がいたの」
(*゚-゚)「だけど、彼らは誰も少女の事を覚えていない」
(*゚ー゚)「何故かって? 」
(*^ー^)「それをこれから話していくのよ」
(*^〜^)
171
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:26:34 ID:9AGNVBw.0
(,,゚Д゚)(しぃは何の躊躇いもなく食べ物を口にしている)
(;,゚Д゚)(俺は……やめておこう)
(*゚-゚)「さて、と…この世界には、ずれというものが存在しているの」
(*゚-゚)「それがいつ、どこに存在するのかは誰にもわからない」
(*゚ー゚)「よしんばその場所にいたとしても大体は知覚する事なんて出来ないからな! 」
(*゚-゚)「でも、偶に波長があってしまいそのずれを感知してしまう人がいるんだ」
(*゚ー゚)「そして迷い込んでしまう」
(*^ー^)「それが所謂神隠しって奴ね」
(*゚ー゚)「でもそれは帰って来ることが出来た人の話だ」
(*゚-゚)「その世界に取り込まれてしまった人は元の世界から存在が消えちゃうのさ」
(;,゚Д゚)「存在が消えるってのは……? 」
(*^ー^)「そのまんまの意味だよ」
(*゚-゚)「誰の記憶からもなくなってしまうの」
(*゚ー゚)「記憶どころかいたっていう事実がなくなるんだぜ」
(*- -)「さらには元居た世界に干渉する事すら出来なくなっちゃってさ」
(;,゚Д゚)「干渉……? 」
(*゚ー゚)「うん。目の前で大騒ぎしても触ろうとしても何をしようとも物に触ろうとしても……」
(*^ー^)「すり抜けちゃうのよ」
(;,゚Д゚)
(*゚ー゚)「でも世の中には例外ってのがあってね」
(*^ー^)「波長があう人なら多少は干渉できるの」
(*゚-゚)「だからギコくんが聞いた噂話ってのは実際にあった事なんだ」
(*゚ー゚)「まあ鳥居の下りは触れられてる時に偶々そっちに目を向けたら見えたんだろうねぇ〜」
(*゚-゚)「じゃあ干渉出来る人を探しに行けばいいじゃねぇかってなるだろ? 」
172
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:27:04 ID:9AGNVBw.0
(;,゚Д゚)「だなぁ」
(*- -)「それがそう簡単な話じゃなくてな」
(*゚-゚)「ずれた世界に迷い込んだ場所から遠くに行けないんだ」
(*゚ー゚)「なんて言えばいいのかな? 見えない壁に阻まれちゃうって感じなのよ」
(* - )「だから私は……」
(*゚ー゚)「さて、ここでギコくんは一つ心配な事が出来たと思うの」
(;,゚Д゚)「おっ? おう…? 」
(*^ー^)「そのずれた世界に囚われてしまう条件は何だってなぁ」
(;,゚Д゚)「おう。そうだな」
(*゚-゚)「僕もよくわからなかったんだ」
(*゚ー゚)「でも、時間制限って訳じゃあないっぽいよ」
(*゚-゚)「だってそうだったら神隠しにあった人たちの帰って来た時間が大きく差が出来るわけないよね」
(*^ー^)「それにしてもギコくん? 」
(;,゚Д゚)「な……何だ? 」
(*^ー^)「さっきから一口も食べてないじゃないか」
(*^ー^)「言ったでしょ? 遠慮しなくていいって」
(;,゚Д゚)「あ、あ、ああ」
(;,゚ー゚)「そ、そうだな」
(*^ー^)「うんうん。毒なんて入ってないから安心していいよ! 本当に美味しいんだぜ!? 」
(;,゚ー゚)「そ、そいつは楽しみだ」
(;,゚Д゚)
(;,゚Д゚)「! 」
173
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:27:33 ID:9AGNVBw.0
(;,゚ー゚)「そ、そうだ、しぃ! 」
(*^ー^)「どうしたの? 」
(;,゚ー゚)「俺としたことが忘れてたことがある」
(*^ー^)「何を忘れたの? 」
(;,゚ー゚)「いや〜食べ物を食べる時は手を洗わないと汚いだろ? 」
(;,゚Д゚)「ちょっと洗ってくるぜ!! 」
(*゚ー゚)「そっか、それもそうだね」
(*^ー^)「部屋を出て右手の突き当りにお手洗いがあるからそこでどうぞ」
(;,゚ー゚)「悪いすぐ戻る」
(;,゚ー゚)「しぃの話に夢中になり過ぎちまって肝心な事を忘れちまうとはな」
(;, ゚)
.
174
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:28:06 ID:9AGNVBw.0
(;,゚Д゚)(ヤバいヤバいヤバい!! )
(;,゚Д゚)(あいつこの世界の住人だ!! )
(;,゚Д゚)(執拗に食べ物を進めてくるってのは、そういう事だろ!!? )
(;,゚Д゚)(に、にげ、逃げるんだ!! )
(;,゚Д゚)(た…多分さっき入ってきた場所から戻れるはず! )
(;, Д )(あいつにばれる前に、早く!!!!!! )
「どうして……」
(;,゚Д゚)「うわっ! 」
(;,-Д-)ドサッ
(;, Д)「いてて……」
(;,゚Д)(何かに足を捕まれた……? )
「どうして……」
(;,゚Д゚)「ひっ…… 」
(* - )「どうして……」
(* -゚)「逃げたの……? 」
(((;,゚Д゚)))(あ…あいつ……あんなに遠くにいるのに何で声がはっきり聞こえるんだ……? )
(;,゚Д゚)(そ……それに俺の足には何もないのに捕まれてる感覚があるんだ……? )
175
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:28:57 ID:9AGNVBw.0
(* -゚)「長くこの世界にいるとなこういう事も出来んだよ」
(* -゚)「……で、何で俺から逃げたんだよ? 」
(;,゚Д゚)
(*゚-゚)「……答えてはくれないのね〜? 」
(*゚ー゚)「じゃあ先に私の目的を終わらせよっか」
(*^ー^)「全く遠慮なんてしなくていいって言ったでしょ? 」
(;, Д )(やばいやばいやばい! あいつの手に持ってるの……)
(*^ー^)「美味しいよ? 」
(;, Д )(食わせる気だ! 俺に!!! )
(;, Д゚)「う……おおお!! 」
(*゚ー゚)「おいおい足掴まれてるのに無理に這いずろうとすんなよ」
(*^ー^)「ケガしちゃうよ? 」
(;, Д゚)「うああああ……! 」
(*^ー^)
(* -゚)「動くな」
(;, Д )
(;,゚Д゚)(か……体が……動かない……!? )
(*^ー^)「えへへへ〜動けないでしょ〜? 」
(*^ー^)「はいクルリン」
(;,゚Д゚)(体が仰向けに……!? )
(*^ー^)「ほら、口開けろ? なっ? 」
(;,゚-゚)
176
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:29:42 ID:9AGNVBw.0
(*^ー^)「何をそんなに怯えてるのかしら〜? 」
(*^ー^)「ただあたしは美味い物をごちそうしたいだけなんだが」
(*゚ー゚)「だから食わず嫌いしてないで食って見ろって」
(*^ー^)ねっ? 食べて?
(*^ー^)「お願いだから、な? 」
(;, -゚)
(*^ー^)「ねっ? 」
(;, - )
(*゚-゚)「口を開けろ」
(;, - )「! 」
(;, д )
(;, Д )
(*^ー^)「はい。召し上がれ」
(;, Д )「ムゴッ」
(*^ー^)「よく噛んで」
(;, 〜 )
(*^ー^)「はい。飲み込んで」
(;, - )「ゴクン」
177
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:30:16 ID:9AGNVBw.0
(;, Д )(くっちまった……! 食っちまった!!!! )
(;, Д )(こいつの言葉に逆らえなくなって……体が勝手に……! )
(*^ー^)「そろそろかな〜? 」
(;, Д゚)「な、に、があああああああああ!!? 」
(;, Д )(か、体が熱い!? )
(*^ー^)「うんうん良かった良かった」
(*゚ー゚)「これで君も僕と一緒」
(*゚ー^)「この世界に囚われた」
(;, Д )「はぁ……はぁ……」
(*^ー^)「じゃあ君が落ち着くまで少しだけ昔話をしようか」
178
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:30:42 ID:9AGNVBw.0
(*゚ー゚)「今から十数年ほど前、一人の少女がおりました」
(*゚ー゚)「少女には優しい両親と素敵な友人達に囲まれ幸せに暮らしてました」
(*゚ー゚)「そんなある日の事、少女は友人と共に神社に遊びに行きました」
(*゚ー゚)「子供らしく駆けっこしたり、かくれんぼしたりと遊んでいるとある事に気が付きます」
(;*゚д゚)「何と鳥居の中がいつもと違った景色になっているではありませんか!! 」
(*゚ー゚)「興味を惹かれた少女はついそちらへと足を運んでしまいます」
(*゚ー゚)「その鳥居をくぐると見たこともない場所へと辿り着きました」
(*゚ー゚)「好奇心を抑えられない少女はどんどん先へと進んで行きます」
(*゚ー゚)「まっすぐ行ったり曲がってみたり、後先考えずにどんどんと……」
(*゚ー゚)「ふと少女は立ち止まり振り返ります」
(*゚ー゚)「すると……」
(;*゚д゚)「何と帰り道がわからなくなってしまっているではないですか!! 」
(;*゚д゚)「不安に駆られた少女は走り出します」
(*゚-゚)「ですが、いくら走っても帰り道がわかりません」
(*゚-゚)「疲れ果てた少女はその場にへたり込みます」
(*゚ー゚)「すると目の前に何と美味しそうな果物が実っているのに気が付きます」
(*゚ー゚)「疲れお腹も減らした少女はその果物に齧り付きました」
(*^ー^)「まあなんて美味しい果物! 」
(*゚ー゚)「少女はたちまち上機嫌に」
(*゚ー゚)「気分を良くした少女は再び歩き出します」
(*^ー^)「すると自分が通って来た鳥居が見つかったではありませんか!! 」
(*^ー^)「少女は喜び駆け出します」
(*^ー^)「鳥居をくぐり元の場所に戻れた少女は家へと帰ろうとします」
(*;゚ー゚)「ですが……! 」
(*;゚ー゚)「見えない壁に阻まれ進むことが出来ません……」
179
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:31:40 ID:9AGNVBw.0
(*;゚ー゚)「壁を必死に叩き声をあげますが、誰も来てくれません」
(*゚-゚)「仕方なく神社に戻った少女は人を見かけます」
(*゚ー゚)「その人は少女が幼いながらも恋心を抱いていた少年でした」
(*゚ー゚)「喜びのあまり彼に抱きつこうとしますが……」
(*゚-゚)「少女の体は彼の体をすり抜けました」
(*゚-゚)「何が起こったか理解できない少女は何度も何度も同じことを繰り返します」
(*゚ー゚)「しかし何度やっても結果は同じ」
(*゚ー゚)「体に触ろうとしても、いくら声を張り上げても気が付いてくれる事はありませんでした」
(*゚ー゚)「そうして少年は帰ってしまいました」
(;*゚д゚)「少女は不安のあまり泣き出してしまいましたが誰も少女を気にかけてくれる人は居ません」
(;*゚д゚)「それどころかいないものとして扱われている気がしました」
(*゚ー゚)「それでもすぐに両親が来てくれると信じ待ち続けます」
(*゚-゚)「その時の少女は気が付いていませんでしたが、もう彼女は空腹を感じていませんでした」
(*^ー^)「そしてある日の事、待ちに待った少女の両親が現れました」
(*゚-゚)「ですが、やはりと言いますか、少女の両親にも彼女の事は見えていないようでした」
(*゚-゚)「そして少女の両親は神社に願い事をしました」
(* - )「その願いの内容は……」
(*^ー^)「自分たちには子供がいないから子宝に恵まれますように、と」
(*゚ー゚)「少女は絶望します」
(*゚ー゚)「自分は二人の子供だと」
(*^ー^)「手を変え品を変え両親にアピールしますが、目を向けてすらしてくれません」
(*゚ー゚)「そう、全く気が付いてはくれませんでした」
(* ー )「そうして少女は……」
180
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:32:08 ID:9AGNVBw.0
(;,゚Д゚)
(*゚ー゚)「おっと、どうやら体がこの世界になじんだようだな」
(*^ー^)「おめでとう」
(*゚ー゚)「さて君はあたしを思い出してくれたのかい? 」
(;,゚Д゚)「お前なんて……知らない……! 」
(* - )「……そっか」
(*゚ー゚)「まあそれならそれでいいわよ」
(*^ー^)「君が私を忘れても私があなたを覚えているから」
(;,゚Д゚)「お前は……」
(*゚ー゚)「でも、ここに来れたのがお前で良かったよ」
(*゚ー゚)「色々試して調べたんだけど、僕の事を感じる程度の事は出来る人はいたけど」
(*゚ー゚)「あたしを完全に認識出来る人なんて居なかったのよ」
(*^ー^)「それが子供の頃好きだった人だっていうんだから、運命を感じちゃうよね」
181
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:32:58 ID:9AGNVBw.0
(*゚ー゚)「子供の頃は気が付いてくれなかったけど」
(*^ー^)「大人になったことで何かが変わったのかもしれないね」
(*^ー^)「だから私に気が付いてくれた」
(*^ー^)「ギコくんオカルト好きなんでしょ? 」
(*^ー^)「だったらここにいれば好きな事をずっと楽しめるよ」
(*゚ー゚)「一人でいたらきっと狂ってしまうけれど」
(* - )「ううん」
(*^ー^)「一人でいたら狂ってしまったけれど」
(*^ー^)「二人ならば乗り越えられる! 」
(*^ー^)「これから私達は幸せになるのだから」
(*゚ー゚)「そうだ! ここに……」
(*゚ー゚)「いや! 私の所に帰って来たギコくんに伝えたいことがあるの」
182
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:33:31 ID:9AGNVBw.0
(*^ー^)「おかえりなさい! ギコくん! 」
.
183
:
◆NFemm8pDso
:2024/04/27(土) 20:36:15 ID:9AGNVBw.0
おしまい
【作品名】(,,゚Д゚)帰って来たようです
【作品URL】
>>160
〜
>>182
【コメント】知らない人について行ったらダメでしょ!
184
:
名無しさん
:2024/04/27(土) 20:58:13 ID:oVheSVEU0
オツ
185
:
◆48WTRPZhs.
:2024/04/27(土) 22:31:52 ID:ySSVV.pU0
【作品名】
('A`)吊るされたガーベラのようです
【作品URL】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1714049726/
【コメント】
禁忌を犯した庭師は、因果の縄目に吊るされ
ジャンル:ミステリ テーマ:恋愛
186
:
名無しさん
:2024/04/28(日) 00:11:30 ID:Ba/TXaoY0
>>183
乙乙
無邪気に喜んでる場合じゃなかったな…
187
:
◆5kTYonIGQ6
:2024/04/28(日) 01:33:59 ID:910PjDv60
投下します
188
:
◆5kTYonIGQ6
:2024/04/28(日) 01:35:37 ID:910PjDv60
川 ゚ -゚) ふう〜……今日も今日とて深夜残業突入か
川 ゚ -゚) あ〜〜〜〜……ちょっと休憩しようかな
川 ゚ -゚)□ スマスマ
川 ゚ -゚) ……あ、そういえば久しくブーン系読んでないな。ちょっと見てみようかな
川 ゚ -゚)□ スマスマ
川 ゚ -゚) ……む?
川 ゚ -゚) オレンジデー祭りだと? 祭りやるのか。開催はいつだ?
川 ゚ -゚) なに? もう始まってる!? 締め切りは4月30日になるまで!? テーマは恋!?
川 ゚ -゚) 今日は何日だカレンダーくん!
カレンダーくん <本日は4月28日です
川 ゚ -゚) ……まだ間に合うッッッ!!!
189
:
◆5kTYonIGQ6
:2024/04/28(日) 01:36:26 ID:910PjDv60
間に合わせの恋のようです
190
:
◆5kTYonIGQ6
:2024/04/28(日) 01:38:02 ID:910PjDv60
川 ゚ -゚) というわけだドクオ。恋しよう。
('A`) 仕事は……?
川 ゚ -゚) ブーン系は何事においても優先されるだろうが
('A`) (まあ俺もブーン系民としてそうあってくれる人がいるのは嬉しいけど実の利害関係者がそうだと戸惑うこと山のごとしだな)
('A`) お前の仕事が終わらないと俺のが進まないんだけど
川 ゚ -゚) いつも総合スレに「なんでもいいからはよ書け」って書き込んでるだろ
('A`) なぜそれを
川 ゚ -゚) お前の要望を満たしてやるんだ。早く恋するぞ
('A`) 最優先とか言っておきながら今の今まで祭りのこと知らなかったくせに
191
:
◆5kTYonIGQ6
:2024/04/28(日) 01:39:38 ID:910PjDv60
('A`) あのなあクー。恋ってのはするもんじゃない。落ちるもんなんだ
川 ゚ -゚) なんだそれは。出典を示せ
('A`) 学者肌かお前は。バカのくせに
川 ゚ -゚) あっ、バカって言ったほうがバカなんだぞ。やーいやーい
('A`) (バカっぽい……)
('A`) インスタかなんかで見たんだよ
川 ゚ -゚) 何をインスタなんかやってんだ。ドクオみたいなやつはXでつぶやいている方がお似合いだろう
('A`) スレッズはやってるけど
川 ゚ -゚) なんでお前は変な方向の最先端に行ってるんだ。志茂田景樹か
('A`) なんでそのたとえで出てくるのが志茂田景樹なんだ……
192
:
◆5kTYonIGQ6
:2024/04/28(日) 01:40:59 ID:910PjDv60
川 ゚ -゚) とにかくそんなことはどうでもいい。恋だ。恋するぞ
('A`) 別に恋してなくたって恋の物語は書けるだろ
川 ゚ -゚) 書けないッッ!! 私には書けないッッッ!!!
('A`) 力強い
川 ゚ -゚) それに私はぴちぴちに新鮮な恋の物語を提供したいんだ。漁港の食堂の刺身定食のようなな
('A`) なんか急に生臭いって
川 ゚ -゚) なんでだ。漁港の定食屋の刺身定食は新鮮だぞ
('A`) 刺身定食は新鮮でも漁港が生臭いから……
川 ゚ -゚) 大丈夫だ。ここの定食屋は生臭さの届かないところに作られているからな
('A`) イメージの話だから
川 ゚ -゚) じゃあ防臭のために厚い壁を設けよう。そしてフロアも変えて二階にあることにするぞ。仕入れる魚は当然ここで獲れた魚だけで、鮮度も抜群……
('A`) いやもう漁港の定食屋のディティールはいいって! 何してんだ!
川 ゚ -゚) あーあ。ここから定食屋の大将と私の恋物語が始まったかもしれないのに
うにお願いします
('A`) できてない……全然できてないよ……
193
:
◆5kTYonIGQ6
:2024/04/28(日) 01:42:16 ID:910PjDv60
川 ゚ -゚) そうこうしているうちに大穴を掘ってみました
('A`) ええっご都合主義的急展開
川 ゚ -゚) 恋は落ちるもんだっていうのがドクオの意見だろう? さあともに落ちようじゃないか
('A`) (ここオフィスビルだったよな???)
川 ゚ -゚) ちなみに当然この穴の名前は「恋」だぞ
('A`) いやまあそうなんだろうけど
('A`) これ、底見えないけどどうなってんの?
川 ゚ -゚) 恋は底なし、ってな
('A`) ……いや、うん。聞いたことありそうでなかったわその言葉
194
:
◆5kTYonIGQ6
:2024/04/28(日) 01:43:21 ID:910PjDv60
川 ゚ -゚) いくぞドクオ!!ガシッ
('A`) え、ちょ、おおおおい
ピョーン
(;A;) うおおおおおおおお
川 ; -;) うおおおおおおお
('A`) いやお前も怖いんかい!!
川 ; -;) こ、こわくないいいいいいいい
('A`) (えっ、なんか強がっててかわいい……)
トゥクン……
ドクオの胸に去来するかすかな胸の高鳴り……
ここから始まるひと穴のラブロマンス……
このGWを淡く彩るのはこのふたり
G(ごっつ好きやねん)W(ワイ、アンタのことが)、開幕……!!!
The End
195
:
◆5kTYonIGQ6
:2024/04/28(日) 01:43:51 ID:910PjDv60
川 ゚ -゚) これで行こうと思うんだけどどう思う?
('A`) えっ!? 想像だったの?? どこから!?
川 ゚ -゚) な〜にを言っとるんだ君は
('A`) ……ほんとに何を言ってるんだろう俺……変なこと口走っちゃった
川 ゚ -゚) しかし早く恋しないと間に合わないぞほんとに。どうしよう
('A`) ……
196
:
◆5kTYonIGQ6
:2024/04/28(日) 01:44:52 ID:910PjDv60
('A`) いや、慌てる必要はないよ
川 ゚ -゚) む、どういうことだ
('A`) いいきっかけだから言うよ。俺、ずっと前からお前に恋してる。お前のこと好きだ
川 ゚ -゚) キモい。死ね
('A`) !!!!???
川 ゚ -゚) 嘘だよ。私もだ
('A`) !!!!???
川 ゚ -゚) 今の嘘は嘘だ。近寄らないでくれ
('A`) !!!!???
川 ゚ -゚) なんちゃってな。照れ隠しだ
('A`) !!!!???
その後このドクオの恋がどうなったのかは定かではない……。ただ、クーは祭りの締め切りまでに一本用意することができたというのはどうやら本当だそうですよ。
おわり
197
:
◆5kTYonIGQ6
:2024/04/28(日) 01:48:43 ID:910PjDv60
【作品名】間に合わせの恋のようです
【作品URL】
>>188-196
【コメント】久しぶりに開くと祭りをやっていたので急遽書きました。タイトルだけはけっこうエモい気がしています
198
:
名無しさん
:2024/04/28(日) 02:04:52 ID:8Dn/DCsM0
乙どす
199
:
◆21584KTLe6
:2024/04/28(日) 04:07:55 ID:8p0et7F20
【作品名】
(,,゚Д゚)大体、友愛、冷戦地のようです(゚ー゚*)
【作品URL】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1714231452/
【コメント】
とりあえず最後にチューさせときゃええやろって思って書きました。楽しかったぜ!
200
:
名無しさん
:2024/04/28(日) 08:35:58 ID:Ba/TXaoY0
>>197
乙乙
強がってるクー可愛かった
201
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:39:05 ID:tFg2MOv20
投下します。ゲリラ参加です。
202
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:39:39 ID:tFg2MOv20
【他作品のネタバレ、同性愛、その他諸々を含みます。ほぼノリと勢いと自治ネタです。】
203
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:40:17 ID:tFg2MOv20
ω^)
ㅤ(((ㅤ^ω^)
ㅤㅤ( ^ω^)
_人人人人人人_
> ( ^ω^) <
 ̄^Y^Y^YY^Y ̄
204
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:40:45 ID:tFg2MOv20
ㅤㅤ( ^ω^)「好きなCP発表AAが」
,,,( 'A`)
ㅤㅤ( ^ω^)「好きなCPを発表します」
ㅤ( 'A`)
205
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:41:18 ID:tFg2MOv20
ㅤㅤ( ^ω^)「ブンツン」
ㅤ( 'A`)「ド定番。最低な王様のようですから入って色々ハマりました。素直なブーンも好きだし互いにツンデレして進まないのも好きです。ふたりはなかよしはいいぞ」
206
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:41:50 ID:tFg2MOv20
ㅤㅤ( ^ω^)「ドククー」
ㅤ川 'A`)「ド定番その2。全人類エスパークーを見てくれ。卑屈根暗もいいし純粋な片思いでもいいしクーが変態でもいい。オレンジデー作品だと雪女の作品がとても好きです」
207
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:42:30 ID:tFg2MOv20
ㅤㅤ( ^ω^)「ギコしぃ」
ㅤ(∩'A`)「ザッツライト少女漫画〜。ヤンキーとJKも良し、イチャイチャだけのバカップルも良し、幼なじみも良し。何でも行けるね!最近だと兄妹が多い印象ある」
208
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:43:12 ID:tFg2MOv20
ㅤㅤ( ^ω^)「レモナ→モナーの一方通行」
ㅤ( 'A`)「……レモモナ?モナレモ?あな本と学園都市はいいぞ」
209
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:43:44 ID:tFg2MOv20
ㅤㅤ( ^ω^)「正式名称が分からないCPも」
ㅤㅤ( ^ω^)「好き好き大好き」
ㅤㅤ( ^ω^)
210
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:44:19 ID:tFg2MOv20
ㅤㅤ( ^ω^)「好きなCP発表AAが」
ㅤ( 'A`)
ㅤㅤ( ^ω^)「好きなCPを発表します」
ㅤ( 'A`)
211
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:44:41 ID:tFg2MOv20
ㅤㅤ( ^ω^)「ビロワカ」
ㅤ( 'A`)「すろぉたあど的なビロワカも好きだしガチンコ的なビロワカも好きです。この二人は逆カプでも嬉しい。ぽぽちゃん巻き込まれててもGOOD」
212
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:45:10 ID:tFg2MOv20
ㅤㅤ( ^ω^)「オトアニ」
ㅤ(;'A`)「逆カプ戦争怖い怖い。個人的にはガチンコ出身なのでオトアニが好きです。アニオトも可愛いけど振り回される攻めが好きで……」
213
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:45:37 ID:tFg2MOv20
ㅤㅤ( ^ω^)「シラニダ」
ㅤ(*'A`)「スクォーク77のこの二人が好き。兄貴×舎弟の恋愛未満の関係が好きな人にオススメ。勿論ガチンコの二人も好きです。シラナイワ!!」
214
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:46:19 ID:tFg2MOv20
ㅤㅤ( ^ω^)「渉ボルジョアの親友関係」
ㅤ( 'A`)「百鬼夜行の二人見てくれ。早急に」
215
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:46:56 ID:tFg2MOv20
ㅤㅤ( ^ω^)「友達以上恋人未満の関係も」
ㅤㅤ( ^ω^)「好き好き大好き」
ㅤㅤ( ^ω^)
216
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:47:25 ID:tFg2MOv20
ㅤㅤ( ^ω^)「好きなCP発表AAが」
ㅤ( 'A`)
ㅤㅤ( ^ω^)「好きなCPを発表します」
ㅤ( 'A`)
217
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:48:10 ID:tFg2MOv20
ㅤㅤ( ^ω^)「デレツン」
ㅤ( 'A`)「シスコンデレちゃんを沢山ください。ブンツンに似たようなものを感じるけれどデレちゃんの方が腹黒気味だと嬉しい」
218
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:48:47 ID:tFg2MOv20
ㅤㅤ( ^ω^)「ぺ二貞」
ㅤ( 川A川「地味子ハミングとても好きです。ヘリカル巻き込んでもいいし巻き込まなくてもいい。平和に過ごして欲しい」
219
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:49:17 ID:tFg2MOv20
ㅤㅤ( ^ω^)「トソミセ」
ㅤ(0'A`)「振り回される攻めが好きです。鈍感ミセリちゃんと真面目なトソンが欲しい。百合はほのぼの片思い系が一番好き」
220
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:49:57 ID:tFg2MOv20
ㅤㅤ( ^ω^)「モラ→ドク→貞の三角関係」
ㅤ( 'A`)
221
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:50:25 ID:tFg2MOv20
ㅤㅤ( ^ω^)「それってバミューダかな?」
ㅤㅤ( ^ω^)「バミューダトライアングルだね」
ㅤㅤ( ^ω^)「ラブコメ大好き」
ㅤ( 'A`)
222
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:50:51 ID:tFg2MOv20
ㅤㅤ( ^ω^)「好きなCPが」
ㅤㅤ( ^ω^)「また出てきたその時は」
ㅤㅤ( ^ω^)「発表したい」
ㅤ( 'A`)
ㅤㅤ( ^ω^)「発表したい」
ㅤ( 'A`)
223
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:51:28 ID:tFg2MOv20
ㅤㅤ( ^ω^)
ㅤ( 'A`)
^ω^))))
A`))))
ノシ
【終】
224
:
◆YVBiBsuKzQ
:2024/04/28(日) 20:52:31 ID:tFg2MOv20
【作品名】
( ^ω^)好きなCP発表AAが好きなCPを発表するようです。
【作品URL】
>>202-223
【コメント】
好きなCPを発表するのは恋愛に入りますか???
因みに一番好きなCPはニダのーです対戦よろしくお願いします。
225
:
名無しさん
:2024/04/28(日) 20:56:20 ID:e8gMH5Wg0
おつ
お前に血の味の酒を飲ませてやる(逆カプ論争)
好きな惣菜発表ドラゴンネタ好き
226
:
名無しさん
:2024/04/28(日) 22:10:17 ID:LCaTllYY0
【作品名】
きみとの逢瀬は夢中なようです
【作品URL】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1714307733/-100
【コメント】
ドライブに行きたいですね
227
:
◆roNfE3pWAc
:2024/04/28(日) 22:12:18 ID:zg73JZPc0
【作品名】( ^ν^)僕らの友情はオフラインのようです
【作品URL】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1714307907/
【コメント】恋愛アレルギーだから書き終えてすぐに救急車呼びました グエー
228
:
名無しさん
:2024/04/28(日) 22:34:04 ID:mtryr0T60
ニダのーとはニッチな…
どこで読めるんだろう
229
:
名無しさん
:2024/04/28(日) 22:36:05 ID:57acoQcE0
>>228
変な森のようですを読みなさい
230
:
◆CxXUFEmXFw
:2024/04/29(月) 02:16:51 ID:bWZD/crY0
【作品名】
雪女・アンド・ザ・シティのようです
【作品URL】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1713625970/l50
【コメント】
な、何とか期間中に完結できて一安心です!
これも皆様の感想や応援レスのおかげです!
本当にありがとうございました!!
231
:
◆vRG32NVnyg
:2024/04/29(月) 03:13:48 ID:gG/A0mEA0
【作品名】(-_-)片思いと恋のキューピッド達のようです
【作品URL】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1713633764/
【コメント】なんとか間に合いました。想像の100000倍長くなってしまった
232
:
◆Li8T0MJ.FA
:2024/04/29(月) 08:14:42 ID:oOBcTy1E0
皆さんお疲れ様です
本日が投下期間最終日となります(日付が変わるまで)
それ以降の投下も可能ですが持ち点の半分カットとなります
投票の持ち点に関しては日付が変わってから全体のまとめを出すのでその後の案内となります
233
:
名無しさん
:2024/04/29(月) 12:25:17 ID:fYphpxf20
投下します
234
:
◆p8n3pUfLyw
:2024/04/29(月) 12:26:17 ID:fYphpxf20
日本語の意味を日本語で説明するって、なんて難しいのだろう。
ミセ*゚ー゚)リ「これは、ゆがませるではなく、ひずませる」
歪ませる、と書かれた例文を指さして私が言うと、デレちゃんは眉をひそめる。
_, _
ζ(゚ー゚*ζ「ひずませるって、なんですか」
歪ませるってなんだろう。音を歪ませる、歪んだ音、それは澄んだ音ではなくで耳障りで心をざわつかせるような気がする。でもこれはきっと答えじゃなくて感想で、来月日本語検定を受けるデレちゃんに返す答えとしては相応しくないと思う。
ミセ*゚ー゚)リ「デレちゃん、その眉毛、それが『眉をひそめる』だよ」
苦し紛れに話を逸らした回答すらデレちゃんはしっかりメモをとる。日本語ネイティブの私よりずっと綺麗な平仮名を書く。
ζ(゚ー゚*ζ「ひそめる、って、どう書くの」
ミセ*゚ー゚)リ「えー、書けない」
正直に言う。人生で眉をひそめたことは何度もあるけど書いたことは一度もない。読んだことはあるかな、どうだろう、それくらいレアな文字。
.
235
:
◆p8n3pUfLyw
:2024/04/29(月) 12:26:49 ID:fYphpxf20
ミセ*゚ー゚)リ「書けなくても生きていけるくらいレアだから、たぶん覚えなくて大丈夫」
ζ(゚ー゚*ζ「ほんとですか」
ミセ*゚ー゚)リ「ほんとほんと」
ζ(゚ー゚*ζ「じゃあ、ひずませる、はなんですか」
ひそめるの文字を書けなかったせいで残念ながら話題が元にもどってしまった。
ミセ*゚ー゚)リ「えーとね」
ζ(゚ー゚*ζ「はい」
デレちゃんは真剣な顔でこちらを見つめ、一言も聞き洩らさないようにとメモをとる準備をしている。
ミセ*゚ー゚)リ「ギターとかの音をギュイーンってすること」
ボールペンがさらさらと走りぎゅいーんと文字にしたところで止まる。ねばねばしたインクだまりが残り、デレちゃんは顔を上げる。
.
236
:
◆p8n3pUfLyw
:2024/04/29(月) 12:27:29 ID:fYphpxf20
ζ(゚ー゚*ζ「ぎゅいーん?」
ミセ*゚ー゚)リ「そう、ギュイーン、キュンキュンキュン、って」
はったりに必要なのは真剣な表情と自信である。私は立ち上がり、エアギターの真似事とともに口からキュンキュンと音を発する。デレちゃんのメモにはきゅんきゅんきゅん、と文字が綴られる。真剣に書かれたふざけた擬音の字面に笑いをこらえていると、後頭部に衝撃が走る。
( ^ν^)「こいつが先生してて本当に大丈夫かデレ」
振り返ると、スリッパを片手にニヤついている新さんがいた。もう片方の手にはおにぎりを持っていて、それは潰れていないから、先ほどの衝撃の発生源はほぼ間違いなくスリッパである。
ミセ*゚ー゚)リ「嘘でしょ、スリッパで乙女を殴るんですか」
スリッパで殴られたと思うと一層痛みが増す気がする。大げさに頭を抱えて騒ぐ私に対して顔色一つ変えずに新さんは口を開く。
( ^ν^)「殴ったのは乙女じゃない、嘘つきだよ」
ζ(゚ー゚*ζ「嘘って、どれがですか」
私よりすこし早く、デレちゃんが反論する。のかと思ったが、まだしっかりペンを握っているのでまだ日本語の勉強の続きらしい。
.
237
:
◆p8n3pUfLyw
:2024/04/29(月) 12:28:04 ID:fYphpxf20
( ^ν^)「そもそも、エアギターの持ち方逆なんだよ、おまえ」
ミセ*゚ー゚)リ「逆?」
こうだろ、と言って新さんは左手を肩の前に、そして右手を腰のあたりに置き、何かをつま弾くように指を動かして見せた。
ζ(゚ー゚*ζ「わたしも逆だとおもってました」
ミセ*゚ー゚)リ「嘘でしょデレちゃん。気づいてたなら教えてよ」
言ったら恥ずかしがるかなと思って、とニヤつくデレちゃん。こいつ敢えて言わずに楽しんでいたんだろうな。デレちゃんはそういうところがある。
ミセ*゚ー゚)リ「そういうの、確信犯って言うんだよ」
ζ(゚ー゚*ζ「かくしんはん?」
復唱しながら平仮名でかくしんはん、と綴られていく。
ζ(゚ー゚*ζ「どう書くの?」
ミセ*゚ー゚)リ「えーっとね」
書き方を説明しようと思うと、頭が真っ白になる。確認の確に、信じるに、犯人の犯だよな。一つひとつ思い出しながらペンを借りて文字にしていく。
.
238
:
◆p8n3pUfLyw
:2024/04/29(月) 12:28:56 ID:fYphpxf20
( ^ν^)「へえ、書けんじゃん美芹先生」
馬鹿にしたように鼻で笑う新さんのことは無視して、デレちゃんにペンとメモを返す。
ζ(゚ー゚*ζ「美芹さんはなんでも教えてくれる」
先ほどとは打って変わって、この言葉は明らかに反論の意が伝わる言葉の強さだった。私は驚いてデレちゃんを見るが、彼女は新さんをまっすぐ見つめていて、こちらの視線には気づかない。
( ^ν^)「でもこいつちょっと馬鹿だよ。確信犯も誤用だし」
それは否定できない。そもそも先生と呼ばれるほど教えてない。私たちはただの同僚で、デレちゃんはベトナム人だから私より日本語はできないけど、でもめちゃくちゃ頭がいい、私よりずっと。異国で仕事して実家に仕送りして、コロナのせいで何年も家族と会えずにいても、こうやって前向きに勉強して仕事もこなして、そして美容も怠らず美しい。一人暮らしで家事もちゃんとしてる。そんなとびきりすごいデレちゃんに教えられるほど賢くないのは自分が一番よく分かってる。
でもデレちゃんはいま私のために怒っている。もう三年一緒にいるからさすがに分かる。
ζ(゚ー゚*ζ「美芹さんは馬鹿じゃないです」
新さんはデレちゃんが怒っているのに気付いているのだろうか。普段と変わらぬ不敵な笑みでデレちゃんを見つめる。
( ^ν^)「ほんとうに?」
問われ、デレちゃんの視線が初めて揺らいだ。言葉を失い、私の顔を見て、そして目を閉じる。それからもう一度目を開き、眉根を下げて、デレちゃんは笑った。さっきみたいな、悪い顔で。
ζ(゚ー゚*ζ「馬鹿じゃなく、はないかもしれないです」
ミセ*゚ー゚)リ「なんでだよ!」
思っていたより大きな声で突っ込んでしまった。カフェテラスにいた何人かがこちらを振り返る。すみません、と頭をさげると迷惑そうな顔をされる。私が一人ペコペコしている様を見ながら、デレちゃんと新さんはなにやらこそこそと囁きあい、笑いあっていた。
なんだか楽しそうじゃん。置いてけぼりにされた私は、イヤホンを付けて動画を見始める。
.
239
:
◆p8n3pUfLyw
:2024/04/29(月) 12:29:39 ID:fYphpxf20
結局デレちゃんは新さんに学習のメモを見せ、色々と教えてもらっていたんだと思う。気づいたころには彼はいなくなっていて、デレちゃんはノートを清書していた。
ミセ*゚ー゚)リ「あれ、新さんは?」
デレちゃんに聞くと、彼は帰ったのだという。どうやら休憩じゃなくて、仕事上がりだったらしい。そこまで説明したところで、デレちゃんは何だか言いづらそうに尻つぼみになった。
ミセ*゚ー゚)リ「どうしたの」
続きを促すと、デレちゃんは顔を赤らめながら絞り出すように言った。
ζ(゚ー゚*ζ「わたしに会うために、ここに来たって言ってました」
そういってデレちゃんは俯く。こんな純粋な女子に適当な事言って、あいつは本当に悪い男だ。
ミセ*゚ー゚)リ「あのさ、あいついつもああだから、あんま信じない方がいいよ」
ζ(゚ー゚*ζ「そんな人じゃないですよ」
デレちゃんの反論はいつだってまっすぐだ。自分の中のありったけの単語から、一番正解に近いものを選んで話してくれるから、偽りなく素直でシンプルな言葉になる。
.
240
:
◆p8n3pUfLyw
:2024/04/29(月) 12:30:16 ID:fYphpxf20
ミセ*゚ー゚)リ「ほんとうに?」
ζ(゚ー゚*ζ「わかんないですけど、新さんと話してると、こころが普通じゃなくなるというか、へんになります」
自分に起きた異変を伝えようと、知っている言葉を駆使して一生懸命に話すから、生々しいほど気持ちがわかる。まるで自分も恋したかと錯覚するくらいに。
ミセ*゚ー゚)リ「それがひずみだよ、デレちゃん」
ζ(゚ー゚*ζ
一瞬の間があった。何の話かと目をぱちくりさせたあとに、デレちゃんはさっき書いていたメモを開いて指さした。
ζ(゚ー゚*ζ「さっきの、ひずませる?」
うん、と頷きながら、私はスマホで歪みの意味を調べ、画面を見せる。
ミセ*゚ー゚)リ「物体に、だからモノに、チカラを加えて、形を変えること」
っ ⊂
手で大きく丸を作り、それを歪ませて見せても、デレちゃんはまだピンときてないようだった。
ミセ*゚ー゚)リ「新さんとしゃべって、こころが変になった、ゆがんだ、ひずんだ、ってこと」
うーん、とデレちゃんはわかったのかわからないのか曖昧な頷き方をした。わからなくっていいと思ったから、これ以上教えるのはやめることにした。
それが恋だよ、とか。デレちゃんと新さんの仲睦まじい様子で私が得た歪みとか。そういう余計なことは教えてあげない、だってわたし、先生じゃないし。
【終】
241
:
◆p8n3pUfLyw
:2024/04/29(月) 12:32:21 ID:fYphpxf20
【作品名】歪んでないようです
【作品URL】
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1705730112/234
【コメント】読めないし書けないし知らない
242
:
名無しさん
:2024/04/29(月) 13:32:15 ID:Ua/SYVOg0
乙乙
舞台に合わせた最後の一行が凄く良き良きで好き
その場で内心でもそう返せる人って頭の回転早いなぁって思う
243
:
名無しさん
:2024/04/29(月) 13:49:11 ID:Y5aVccgo0
おつです
244
:
◆1ATFRjyzW6
:2024/04/29(月) 14:16:19 ID:fBlyu4Ng0
投下します
245
:
◆1ATFRjyzW6
:2024/04/29(月) 14:16:39 ID:fBlyu4Ng0
(*^ω^)つ□「あの……これ、もらってください!」
ξ゚⊿゚)ξ「はい?」
( ///ω///)「お、おねがいします!」
(/ω/// )三3「そ、それでは!」
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょ、何よこれ!?」
□⊂
_,
ξ゚⊿゚)ξ「……手紙?」
ξ゚⊿゚)ξ『栗きんとんのようなあなたへ――』
ξ#`⊿´)ξ「誰が栗きんとんよ!」
⊂彡
◇ ベチン
246
:
◆1ATFRjyzW6
:2024/04/29(月) 14:17:05 ID:fBlyu4Ng0
ξ゚⊿゚)ξいきなりラブレターのようです(^ω^ )
.
247
:
◆1ATFRjyzW6
:2024/04/29(月) 14:17:30 ID:fBlyu4Ng0
─────────────────
栗きんとんのようなあなたへ
ひとめ見たときから恋におちました。
なびく髪は黄色いクチナシの実の色。
あなたは甘い栗のよう。
内藤ホライゾンより
─────────────────
248
:
◆1ATFRjyzW6
:2024/04/29(月) 14:18:12 ID:fBlyu4Ng0
――某カフェにて
ξ`⊿´)ξっ□「『あなたは甘い栗のよう』ですって! 信じられない!」
川゚ -゚)「やけに栗にこだわった詩だな。それはなんだ?」
ξ#゚⊿゚)ξ「ついさっき押し付けられた紙切れよ!」
川゚ -゚)「どれどれ……ツンに恋文とはめずらしいな」
ξ`⊿´)ξ「恋文なんて失礼しちゃうわこんなの!」
川゚ -゚)「紙切れにしては、いい紙を使ってると思うが」
川゚ -゚)「それに、封筒も和紙とはなかなかシャレてるな」
_,
ξ゚⊿゚)ξっ□「じゃあこれは、何だって言うのよ?」
川*゚ -゚)「そうだな……ラブレター?」
ξ゚⊿゚)ξ「ラブレター!?」
川゚ -゚)「まあまあ、イガグリみたいな顔するなよ」
ξ#゚⊿゚)ξ「なによクー、あんたねぇ……」
ξ゚ぺ)ξ「今日のモンブランおごりなさいよ!」
川゚ -゚)「すまんすまん」
249
:
◆1ATFRjyzW6
:2024/04/29(月) 14:18:36 ID:fBlyu4Ng0
川゚ -゚)「そうだ、相手の名前はなんて書いてあるんだ?」
ξ゚⊿゚)ξ「『内藤ホライゾンより』だってさ」
川゚ -゚)「ほう、ツンの知り合いか?」
ξ`⊿´)ξ「まったく知らないヤツよ!」
_,
川゚ -゚)「うーむ……困ったな……」
ξ゚⊿゚)ξ「どういうこと?」
川*゚ -゚)「もし知り合いなら、私が恋の手助けをしてやろうと思ったんだが……」
ξ#゚⊿゚)ξ「人のこと栗きんとんって言うヤツ、こっちから願い下げなんですけど!」
川*゚ -゚)「これも何かの縁じゃないか」
_,
ξ゚⊿゚)ξ「なんか見てるとムショーに腹立つのよね」
□⊂
ξ゚ぺ)ξ 「むむむ……」
□⊂
ξ`⊿´)ξ「決めた! 私、走ってくる!」
ξ#`⊿´)ξ「そんで内藤とかいうヤツ見つけたら、しばいてやるわ!」
川;゚ -゚)「えっ」
250
:
◆1ATFRjyzW6
:2024/04/29(月) 14:19:06 ID:fBlyu4Ng0
******
―― 一方そのころ
( ^ω^)「おお! いい眺めだお!」
('A`)「なあ内藤、急に海なんか来て何するんだ?」
( ^ω^)「それはもちろん、2作目を作るためだお!」
('A`)「2作目?」
(*^ω^)「次は海の詩をあの子にあげるんだお!」
( \\\ω\\\)「僕、夏になったら、あの子と浜辺でおいかけっこするのが夢で――」
(゚A゚)「……」
( ^ω^)「ちょっとドクオ、聞いてるお?」
(;゚A゚)「内藤! 後ろ!!」
251
:
◆1ATFRjyzW6
:2024/04/29(月) 14:19:36 ID:fBlyu4Ng0
┣゛ ┣゛ ┣゛ ┣゛
三ξ# ⊿ )ξ「あんたが内藤!? 待ちなさーい!」
三( ゚ω゚)「 ギ ャ ―――― ! 」
三ξ# ⊿ )ξ「私が栗きんとんって何よー!」
三(;^ω^)「まだ春なのに栗はいけなかったお!?」
三ξ#`⊿´)ξ「そういうことじゃなーい!!」
252
:
◆1ATFRjyzW6
:2024/04/29(月) 14:19:58 ID:fBlyu4Ng0
三ξ#`⊿´)ξ 三(;゚ω゚)
三ξ#`⊿´)ξ「待てー!」
三(;゚ω゚)「ごめんなさいおー!」
(;'A`)「ゆ、夢が早めに叶ってよかったな、内藤……」
〜おしまい〜
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